ある日 2年Fクラスの教室に一人の女性が訪ねた。
美波「あれ、小暮先輩?」
小暮「どうも」
瑞希「どうしたんですか?」
小暮「ええ、皆さんに高城君の事を報告するために来たんです。」
雄二「あいつ また何か企んでるのか?」
秀吉「まだ姫路の事諦めておらんのかの?」
ムッツリーニ「しつこい・・・」
美波「瑞希はもうアキと付き合ってるのよ」
翔子「瑞希・・・西村先生に相談した方が・・・」
小暮「いえ、その心配はありません。高城君は停学になり更に転校させられる事になったんです。」
明久「停学と転校!?」
瑞希「この時期にですか!?」
美波「やっぱり瑞希へのストーカー行為が原因ですか?」
小暮「ええ・・・あの試召戦争が終わった後、彼は学園長に呼び出されたんです。」
~試召戦争後 学園長室~
ガチャッ
高城「学園長・・・お呼びですか?」
高城は若干放心状態だ・・・学年首席の自分が学年最下位の明久に負けただけでなく明久と瑞希が結ばれたのがショックだったみたいだ。
学園長「高城・・・あんたは今日限りクラス代表を辞めてもらい二週間の停学処分を与える。それと大学推薦も白紙にしておいた。」
高城「ま・・・待ってください!なぜ私が代表を辞めさせられ更に停学なのです!?」
学園長「わからないのかい!?あんたが姫路にしてきた事だ!!」
高城「・・・ッ!」
学園長「あんたが姫路にいきなりキスしようとした時、あの場に私がいたこと忘れたのかい?」
高城「あれは・・・」
学園長「あんたがこの試召戦争を仕組んだのも姫路を留学させるためなんだろ?姫路の留学は姫路自身が決めることだ。赤の他人のアンタが決める事じゃないよ!」
高城「私と姫路瑞希嬢は・・・」
学園長「あんたが姫路にしてきた事は完全なストーカー行為だ。女を口説くんなら もっとまともな方法で口説くんだね。他人をまきこむんじゃないよ!」
高城「そんな・・・」
西村「それと高城・・・お前に電話だ。」
鉄人は高城に電話を渡し高城は電話を受け取る。
高城「もしもし・・・」
高城父『このバカ息子ぉぉぉ!!』
高城「と・・・父さん!?」
高城父「学園長から全て聞いたぞ!お前は一人の女を口説くために多くの人をまきこんだそうだな!?」
高城「い・・・いや、違うんだ!」
高城父『しかもお前は人の気持ちを傷付けるような暴言ばかり吐いていたようだな!お前は男子校の定時制に通わせる!そして一年生からやり直せ!』
ガチャン!
高城「ど・・・どうしてこんな事に・・・」
ガクンッ
高城は膝を着き落ち込む。
~現在 2年Fクラス 教室~
瑞希「そんな事が・・・」
雄二「ま、当然だな・・・あいつは姫路を口説くために好き勝手にやりすぎた。定時制は4年まであるから卒業する頃は22歳か・・・」
ムッツリーニ「自業自得・・・」
秀吉「明久の事 逆恨みしなければいいがのう・・・」
美波「瑞希は気にしなくていいわよ。悪いのは全部高城先輩なんだから」
瑞希「はい・・・私には明久君がいますから!」
明久「姫路さん・・・」
終わり
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