インフィニット・ストラトス メアリー・スー大戦 (プルプルスライム)
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第1話 戦いの始まり
20XX年、宇宙空間での活動を想定し開発されたマルチフォーム・スーツ IS『インフィニット・ストラトス』が開発されてから数十年後……世界は戦火の炎に包まれていた。
転生者と呼ばれる存在達の出現と彼等が擁する平均13から40mのISとは全く異なる兵器『MS モビルスーツ』による攻撃により世界対転生者の戦争が起こった。
開戦直後は転生者のMSの圧倒的戦闘能力により、多数のISとIS操縦者が撃破され、アメリカ大陸を占領し事実上の転生者達の『国』として機能し始めた、元々住んでいたアメリカ国民は対した抵抗をせずに転生者達を歓迎し、彼等を自分達のリーダーとして崇め初めたのだ。
短時間の内にそして何故か自由を愛するアメリカ国民がだ…この不可解な現象にとある一人の研究者がある仮説を立てた。
『転生者は人間を洗脳する力を持ってるのでは?』
転生者自体リーダーの素質やカリスマを持つ人間は誰も居なく、寧ろ嫌悪感を覚えるような者達が多かった…それらの事もあり転生者が人間を洗脳していると言うふざけた説は否定出来なくなっていた。
それから数年後…ISを造った天災 『篠ノ束』が全世界に向けて、勿論転生者が占領したアメリカにもその配信は届いた。
その内容は転生者は関わった人間を自然と自分達の都合の良い人間に作り変えられ、そしてそれは作り替えられた人間が他者と接触しても作り替えられると言う余りにもおぞましい物だった。
そして更に転生者の目的も語られた、曰くこの世界は『創作物であり設定が無茶苦茶なこのインフィニット・ストラトスの世界を、神から貰った特典を持つ自分達転生者が綺麗にし、そしてこの世界のヒロイン達を自分達の物にする』と言う物だった。
この発表は全世界を震撼させた、自分がいる世界が創作物と言われたのだ無理もない……だがそれ以上に転生者に対する身勝手に対する激しい怒りがあった。
この発表から、転生者否『
アメリカに対しての数千発のミサイルと数発の核ミサイルによる飽和攻撃。
メアリー・スーに対し非常に危険ながらハニートラップを仕掛け、MS『デュエルガンダム』『ジンクス』『105ダガー』『グレイズ』の奪取に成功し、篠ノ束ら研究者達により解析され全てのMSにISの技術を使い飛べる様にした後直ちに量産され世界に配備された。
こうして本格的な反抗作戦が開始されたのだが、メアリー・スー達が乗る『ストライクフリーダム』『フリーダムガンダム』『OOガンダム』『ガンダムエクシア』らの高性能量産MSに対し苦戦を強いられる事になった。
人類側の正式量産機デュエルガンダムや105ダガー2機では継戦能力の低さや武器の威力の低さにより、機体性能に頼っているとは言え高性能機にのるメアリー・スー相手に歯が立たない状況だった。
だがエイハブリアクターやGNドライブの生産に難航し少数だけ生産された安定した性能のジンクスや実弾やビーム兵器に対する圧倒的な防御力を誇るグレイズにより、多数の撃破が確認されている。
未だに人類側の有利と言える状況では無いが、ある日突如として『世界各地からメアリー・スーや人類が使うMSとは違う未知のMSが有り余る程に発掘』された。
OOやストライクフリーダム等主人公機を量産機扱いした理由はメアリー・スー達が好んでこの機体達を大量に使っていて、人類側が量産機だと勘違いしているからです。
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第2話 メアリー・スー達の会話
そして束さん達の力で宇宙戦仕様のMSも大気圏内でも仕様できます。
「戦局ニュースです、アメリカ・レジスタンスがアメリカ本土に対しソロモン・エクスプレス、ホワイトデビル含む多数のMS部隊による攻撃が開始されました!」
映像が空母から発艦するクラスターミサイルやミサイルを満載にしたMS ソロモン・エクスプレスやホワイトデビルが複数映し出される。
更にカメラは上空を向ける、其処には可変型MS『アッシマー』『ゼータプラス』『リゼルC』らとそれらの上に乗る或いは随伴する『ジェガンJ型』『ジム改』『ネモ』。
そしてそれらの背後からは『ディープストライクカー』
『ハミングバード』の編隊と直掩機で尚且つ無人機の『ゼファーガンダム』が映る。
「世界各地で発掘された未知のMSにより、我々人類はようやく…ようやく!邪悪な侵略兵器メアリー・スーと互角に渡り合えるようになりました!」
ニュースキャスターはそう感極まった様にうっすらと涙を浮かべながら、マイクを側にいるこの機動部隊の司令官に向ける。
「随分と感極まった様子で…いや確かにお気持ちは分かりますとも、私も友人や妻をメアリー・スー共により失いました……いえこの場にいる兵士達は皆奴等により大事な人を失っています」
司令官は一旦区切り続けた
「この場は私達にとって弔い合戦と」
「ふざけるな!!」
そんなニュースを見ながらメアリー・スーの一人、『ガンダムバルバトス』を操る『秋山竜次』が怒鳴りながら行った。
「何が弔い合戦だ!糞が!掘り出された訳の分からないダサいヤラレメカや古くさいガンダムを沢山手に入れただけでイキりやがって!」
「そう怒鳴るならとっとと戦闘に行ってくださいよ、沢山市民が死んでるんですよ」
怒鳴る秋山の背後から声を掛けたのは『ガンダム・キマリスヴィダール』の操縦者『比井優也』は呆れながらそう言った。
「アイツら見境ないんですよ、市民がいようがいまいが関係なしでミサイルやらビームを撃つんですよ」
「は!俺達がモブ共を洗脳してるってか?そんな特典なんか貰ってねぇんだよ!!あの糞兎取っ捕まえたら…へへ」
秋山はそう言いながら下衆な笑みを浮かべる、何を考えているのかは比井も控えめだが下品な表情を見せる。
「あぁそう言えば私達の国でも奴等と同じ様なMSが発掘されました……操縦系統が全く別物で扱えるモブは皆無ですがね」
「乗ってるのモブだろ?数会わせで俺達転生者の引き立て役が何の役に立つんだよ」
「そうも言ってられないのですよ、今回の侵略で沿岸部が制圧されました…迎撃にあたった仲間の転生者とモブ達は全員死んだらしいです。」
「あ?なんだよ……そりゃあ、流石に一人位いるだろ?」
秋山はその言葉に流石に動揺した、無理もない…沿岸部を制圧されれば本格的に自分達の国に対しての制圧が行われる、当然戦力は充分にMSも転生者もモブも手練れや高性能な機体を配備した筈なのだ。
「兎に角、奴等の進行作戦が始まります」
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