極・ラウラ (嘘つき魔神)
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第0話:一夏、死す!?

 帰ってきました。はい、相変わらずの駄文ですが、お楽しみください。


「はぁ‥‥‥」

 

 周りを見れば女子、女子、女子。そんな状況になったことはあるだろうか?え、ない?そうですか。とにかく、そんな状況になったら、ストレスマッハだろう。そのストレスマッハになるだろう状況に放り込まれた哀れな子羊ナンバー1、彼の名は織斑一夏。現在、彼は、白髪が生え、よくため息を吐くようになった。しかし、彼はこのドキッ!女子だらけの学園生活でこうなったのではない。哀れな子羊ナンバー2、神神神示(かみがみしんじ)。この男の影響が強い。

 

 簡単に言うなら神神は、一夏アンチ系俺TUEEEEオリジナル主人公である。駈るIS(インフィニット・ストラトス)の名前は、神の中の神(ゴッド・オブ・ゴッド)。第4世代なんか目じゃない、もはや第10世代ぐらいじゃね?と思うほどのチート性能、AIの補正による死角、逃げ場なしのビット攻撃、接近戦もなんなくこなす。謎の元コマンドームエタイXもビックリである。おまけに神神は一夏並みの主夫力を持って‥‥‥いない!おまけに性格もお世辞でもいいというのをためらう悪さ。しかし、彼は現在、IS学園の頂点に君臨している。

 

 その理由は、洗脳とかいうこれまた神の贈り物。ぶっちゃけて言えば、使えば誰でも自分にメロメロにさせる(例外あり)。一夏?神神が一夏相手に使うと?ここまで言えば勘のいい人たちには分かるだろう。一夏の転落人生はすぐに訪れた。

 

 クラス代表決定戦で見せしめと言わんばかりに神神になぶられ、クラス代表になってからの初戦でも押され、乱入してきたIS、ゴーレムに善戦したが、止めは神神に持っていかれ、シャルロットには何故か避けられ(一夏に身の覚え無し)、クラス対抗戦でも善戦したが、やっぱり神神には勝てなかったよ‥‥‥銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)?そこでも散々に言われましたよ?止めは白式(びゃくしき)まで奪われるという‥‥‥一夏が何をしたんだ‥‥‥

 

 早い話、唯一の仲間と錯覚していた相手にぼろくそ言われ、幼なじみからもぼろくそ言われ、知らない人たちからもぼろくそ言われ、専用機も持っていかれる‥‥‥某ダンサーを目指す少女が見たら、「もうやめて!一夏のライフはもうゼロよ!」と叫ぶだろう。まぁ、神神ご一行に相手のライフ計算する気ないと思う。あるのは圧倒的パウワウによる蹂躙じゃないですかね?さて、いきなりだが、一夏の思考を読んでみよう。

 

(もう嫌だ‥‥‥死ねば助かるのかな‥‥‥?)

 

 まずい思考である。自殺したいとか高校生が考えることでは‥‥‥あるのか?

 

 そうこうしている内に一夏は屋上についてしまった。

 

(飛び降りたら痛いかな‥‥‥ちゃんと死ねるかな‥‥‥)

 

 これ以上はいけない(戒め)。だが、こんな状況で助けてくれるヒーローなんていません、死ぬしかないじゃない!

 

 一夏は身を乗り出した。風が髪を撫でる。今の一夏には、心地よい感覚である。そのまま柵に足を掛け、乗り越える。そして、一夏はゆっくりと重心を前に傾けるのであった‥‥‥




 一夏、死んじゃうのでしょうか。


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極・ラウラの設定集

 いつもの。


 ・織斑一夏(おりむらいちか):原作主人公兼いつもの被害者。アンチ系オリ主にメンタルをやられ、自殺を決意する。専用機も取り上げられ、ヒロインも皆寝とられる‥‥‥一夏が何をしたんだ‥‥‥白髪にもなった。

 

 ・神神神示(かみがみしんじ):一夏アンチ系オリジナル主人公。神様転生産で156円(大嘘)。ヒロインハーレム王国を築き、一夏をずたぼろにすることだけを楽しみにしてトラックに突っ込む。専用機は、神の中の神(ゴッド・オブ・ゴッド)。

 

 ・神の中の神(ゴッド・オブ・ゴッド):神神の専用機。第10世代といえる性能を誇り、近接戦闘は、神の剣(ゴッド・ソード)で行う。遠距離武器として、神の鏡(ゴッド・ミラー)というビット兵器がある。高度なAIを積んでおり、神の鏡を自動操縦、その精度は逃げ場も死角もない。また、神の鏡は、攻撃された際のエネルギーを蓄積、レーザーとして放つ、神の復讐(ゴッド・カウンター)を持つ。単一仕様能力(ワンオフ・アビリティ)として、神の全力(ゴッド・ベスト)を持つ。機体のリミッターを解放し、あり得ない性能を引き出す。使ったことはない。

 

 ・神神の洗脳:神からもらったチート、使った相手を自分に服従させる(例外あり)。

 

 ・???:本作のヒロ‥‥‥イン?感情がないと誤解されるが、普通にある。誰か仕込みの近接戦闘を得意とする。黒い死神の異名を持つ。赤い刀を持ち、眼帯を着けている。しゃべり方は、堅い。

 

 ・???:黒い装甲に、日本刀と、赤い刀を持つIS。日本製。日本刀の方で斬ると、相手のシールドエネルギーを吸収し、自分のISを再生する。単一仕様能力に、人斬りの性(リッパーモード)がある。ISのリミッターを外し、本来の機体性能を越える性能を発揮する。ただし、本来の機体性能は、このISを負担なく扱うためのものであり、その性能を越えるということは、操縦者に負担を掛けるということになる。神の中の神?あんなチートにそんなものはない。

 

 ・原作:依然変わりなく進行中、現在、臨海学校。原作さんは今後死にます。哀れ。

 

 ・???:ある男によって造られた人造人間。アンドロイドではない。男をマスターと呼び、マスターの敵は自分の敵であると考えている。専用機は、ない‥‥‥今のところ。

 

 ・???:上の娘の専用機。あるISをベースに改造されている。元の娘の身体能力と、元のISの性能が高いため、下手したら神神より強い。何で神神なのかって?察しがいい人は分かる。

 




 サーレー主人公の小説書きたい‥‥‥


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第2話:この人‥‥‥誰?

 感想、評価、お気に入り登録ありがとうございます!‥‥‥神の中の神とかツッコミ入れられるかと思った‥‥‥


「うーん‥‥‥」

 

 朝起きたら知らない天井だった。転生もののテンプレと聞くこのフレーズ、しかし現実に起きたら大変なことである。だって間違いなく誘拐されているもの。だが、一夏にとっては、見たことがある場所である。

 

「保健室‥‥‥?」

 

 保健室である、だが、一夏にはここまで連れてきてくれる人はいない。洗脳怖い。

 

「起きたか‥‥‥」

 

 いきなり隣から声が聞こえる、一夏は知らない声だ。隣を見ると、銀髪、眼帯を着けた赤目の少女が椅子に座っていた。

 

「グラウンドに倒れていたから何事かと思ったぞ、保険医は特に問題ないと言っていたが。しかし、お前を担いでここまで連れてくる間、お前を親の仇みたいに見ているやつがいたが、何をしたんだ?」

 

「‥‥‥何も、してない‥‥‥はず」

 

「そうか、ならどうしようもない」

 

 そう言い、少女は肩をすくめる。今、さらっと担いできたと言ったが、一夏は聞かなかったことにした。

 

「‥‥‥えーと」

 

「ラウラ。ラウラ・ボーデヴィッヒ」

 

「ラウラさんか、ありがとう‥‥‥」

 

 どういたしましてとラウラは軽く返す。しかし、原作的におかしいのだ、本来、ラウラはシャルロットと同タイミングで来るはずなのである、だが、もう臨海学校すら終わったタイミングでようやく来た。察しがいい人は分かったかもしれない。さて、一夏は、死ぬ気で飛び降りたのだが、ラウラに別に悪感情は持たなかった。もしかしたら、誰かに助けてほしかったのかもしれない、それは一夏のみぞしる、だが。

 

「‥‥‥ここのオリ主は、もうここまで影響をもたらしたか‥‥‥(小声)」

 

「ラウラさん?」

 

「ラウラでいい、織斑一夏」

 

「‥‥‥分かった、ラウラ」

 

「あぁ、一夏、よろしく」

 

 ラウラは、てっきり「どうせ俺なんか‥‥‥」みたいなやさぐれ方をしているのではと思っていたので、少し拍子抜けした。そもそも原作時点で世界最強(ブリュンヒルデ)の弟だったのだ、妬みひがみでいじめられていてもおかしくなかったし、よくもまぁやさぐれたりグレたりしなかったものだ。

 

「そういえば、ラウラは、どうしてここに?」

 

「依頼だ、ドイツが世界初男性操縦者のデータが欲しいとな」

 

 ラウラがそう返すと、一夏は俯いてしまう。何故なら、ドイツのお目当てだろう白式は、神神の手にあるのだ。

 

(この分だと、白式、ヒロイン奪取、周りも一夏の敵にした、辺りか‥‥‥)

 

 俯く一夏を横目に、ラウラは考えていく。察した人が多いだろうが、ラウラの中身は憑依系転生者である。駈るISは、黒式(こくしき)。神とやらからある任務を受けここにいる。神神も一応任務を受けてこの世界に来た。

 

「そうだ、一夏。1組はどこだ?私はそこに編入されるのだが」

 

 それを聞いた一夏は、頭を抱え、憑依ラウラは、いつものパターンかと察した。

 

 

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「くくくくく‥‥‥‥神神神示ぃ‥‥‥君は、邪魔なのだぁ‥‥‥」

 

 所変わってどこかの研究室。そこには、変な姿勢でキーボードを叩く白衣の変人がいた。

 

「転生しぃ‥‥‥優秀な頭脳を手に入れぇ‥‥‥そして、生まれた私の娘ぇ‥‥‥ハッピーバースデイだぁ!我が愛しき娘よぉ!」

 

 何この人怖い。呟いていたと思ったら椅子から立ち上がり、叫び始める。彼の目の前にある液体で満たされたカプセルには、幼zy‥‥‥ゲフンゲフン、少女が入っていた。彼の机の上にある資料には、こう書かれていた。

 

 『対転生者用幼女型兵器:オメガ』と‥‥‥




 オメガ、この名前のキャラが無性に書きたかったのです。憑依ラウラの黒式、実は元ネタがあります。『シベリアの白い悪魔』、分かる人には分かるはず。神神と憑依ラウラの任務とは一体‥‥‥


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