斬魄刀を持って鬼退治!! (みるくてぃー)
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1話

鬼滅の刃最高過ぎる…
そして、BLEACHの斬魄刀入れたら
面白いのではと思い書きました!
楽しんで貰えれば嬉しいです!


??「…………」

なんだここ…何にもない真っ白な空間

神様「おお…気がついたか…」

そう自分に話しかけて来たのは

長髪で白髪の御老人……髭長くね?

神様「ほっほっほ♪神様と言ったら

長く白い髭じゃろ?」

……知らんよ…

神様「何じゃつれないのぉー」

??「…………」パクパク

……ん…あれ、可笑しいな、声がでない

神様「そりゃそうじゃお主もう

死んどるからのー」

…死んでるのかー…!!え?!死んでる?

何で!!!

 

神様「お主病気で20になる手前で亡くなって

しもうたんじゃよ」

 

……そうか…俺は…死んでしまったのか

神様「女子なのに俺とは

なかなか変わった娘よのー」

…………は?

神様「いや、女子は

一人称が「私」ではないのかの?」

…………おいこの糞ジジイ

神様「なっ!!

口まで悪いとは!!

お主はそれでも女子か?!」

…………うるせー!俺は男だっ!!

神様「いや、お主よ何を言う

身長が153cmで目も大きく愛敬がある子を

男子だと?」

…………いや!まじで男だから!

見てきて!俺の過去を見てきて!!

神様「分かった!分かった!

全く…どれどれ

えーと、

名前は…………で…」

 

……全く…しかし死んだのかー…

お母さん…お父さん…

お母さん「どうしたの?そんなに泣いてー

また、女の子みたいっていじめられたの?

大丈夫よおいで?」

お父さん「はっはっは!

…………母さんちょっとそいつら締めてくるわ」

お母さん「もう!貴方ったら!」

 

……ごめんなさい…ごめんなさい…

 

神様「すまぬ!!!!」

…ぬわああああ!!

てめー!この△○✕□!!

神様「なんじゃなんじゃ!

落ち着け!!」

……ハーーハーハー…ふー

それで俺が男だって分かった?

神様「ああ!本当にすまぬなー…」

……いいよもう…言われ慣れてるから

 

お母さん「○○ちゃーーん♪♡♡

次はこの服着てみてー!♡♡」

…ゾクッ

神様「どうしたかの?」

……いや、何でもないです…

それで死んだ俺がなぜここに?

神様「ああ…忘れておったわ」

…忘れんなよこのバカジジイめ…

神様「…ちょくちょく口悪くなるの

やめて?儂泣いちゃうよ?」

…分かった分かった!謝るから

それで俺は地獄?それとも天国?

神様「いや、お主には転生をしてもらうぞ」

…転生?それって何ですか?

輪廻転生とは、違うのですか?

 

神様「うむ…輪廻転生は同じ世の中だが

お主には別の世界へ行ってもらう」

……別の世界??

神様「お主は漫画を読むかの?」

 

……漫画かー…BLEACHを読んでたくらいだな…

神様「ぶりー?」

……ブリーチっすね…

神様「なるほどのー…それは刀を使うかの?」

……ええまぁ使いますね…

中には槍なども居ますけど…基本は刀です

神様「それなら丁度良い

お主には「鬼滅の刃」と言う漫画の世界に

転生してもらう

そこでは、鬼と呼ばれる存在が人々を喰い

その鬼から人々を護る人間達の話じゃ」

……読んだことないけど興味は出てきましたが

鬼が出たら俺は一溜りもないのでは?

 

神様「案ずるな…

お主には特典をやろう…

お主はその、えーと、何て漫画じゃったっけ?」

……ブリーチっす…

神様「おお!すまん!すまん!

横文字は難しくてのー!笑

ん゛ん!

そのブリーチの力を何個か授けよう…」

 

……まじか…

んー……んー…

よし!決まりました!!!

 

神様「おっ何じゃ?」

 

……これって3ついいですか?

神様「構わぬよ」

なら

…朽木白哉の千本桜

…日番谷冬獅郎の氷輪丸

…そして、鬼道

これでお願いします!

 

神様「なるほど…なるほど…

あいわかった…

容姿はどうするのかの?

女子に間違われて苦労してきたのだろう?

男の様に逞しい身体に変えるかの?」

 

………そうですね~……

お母さん「○○ちゃんは可愛いし優しくて

お母さん大好きよ♡」

お父さん「そうだな!優しい事は弱さではない!

人の痛みも分かるいい子だ!父さんも大好きだぞ」

両親「桜歌」

 

……ふふ♪♪…

容姿はこのままで…

神様「分かった…

お主が10歳の時に記憶が戻るようにしておこう」

…ありがとう神様!

神様「うむ!それではな!

2回目の人生楽しんでくれ!」

 

……はい!!

お世話になりましたー!!!(❁´∇`❁)ニコッ

そうして意識が遠のいて行った……

 

神様「最後の笑顔可愛い過ぎるじゃろ…

本当に女子でないのが信じられん…」

桜歌の可愛いさにやれた犠牲がまた増えた!!

 

桜歌の可愛いさに、

前世の男の同級生は、照れ隠しで

つい強い言葉を言ってしまってるだけだと言うことを

桜歌は知る由もないだろう…頑張れ!

ーーーーto be continuedーー

 

 

 





呼吸法はまだ、未定です┏○ペコッ
読んで下さりありがとうございます!


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斬魄刀を持って鬼退治!!2話

沢山の方が読んでくれて嬉しいです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

鬼滅の刃好きな同士よ!ありがとう!
これからも頑張りますっ(`・ω・´)ふんすっ!


チュン…チュン…

んん…眩しい…

??「桜歌……桜歌…」

誰か…呼んでる…?

ググッ…あれ…身体が動かない…

??・??「おう……桜歌…

わ…ちの…よ…のだ…も…で…」

 

何か言ってる……なんだ、

遠くの方に何かいる…

??「桜歌……」

鎧武者に

??「桜歌よ……」

氷の龍?

 

母「桜歌!!!」

桜歌「……はっ!!」バッ!!

キョロキョロ…

桜歌(さっきのは夢?

もしかしたら…)

母「桜歌もう身体の調子は良いの?

3日も熱が引かなくて心配したのよ?」

桜歌「うん♪大丈夫だよお母さん」

母「そうなら良かったわ♪

お母さんお粥作って来るわね!」

桜歌「うん!!」

そっか…思い出した…

転生したんだっけ…

 

桜歌「んーー!!!ァィテテ…ふー」

あっ俺の名前は

鈴燈桜歌(りんどうおうか)です!

どうやら無事、前世の事も思い出せました!

起きて鏡を覗いてみる

桜歌「髪の色ピンクや……」

何でピンク…そして

桜歌「この着物も…」

桜の柄って!!

これ!女の子用だよね!!

何でこれ着てるの?!

母「だって桜歌女の子みたいだし♪」

だし♪♪じゃねーーー!!

俺は男だよ?

母「ん?」ニコッ

あっ何でもないですー

ぐっぉぉまた、

男なのに女の子扱いされてしまうー!

前世より少しでも、

男らしくしないと!!

 

??「ごめんくださいー!!」

母「はーーーい!!

あら、善子さん?どうなさったの?」

善子「聞いた?竈門さんの事」

母「聞きました聞きました……

何でも熊とか獣に襲われたんですって?

恐ろしいわねー」

善子「そうなのよ〜!

それでね?炭治郎君と禰豆子ちゃんの

遺体だけがどこ探しても無いらしいのよねー」

母「まぁそうなんですの??

竈門さん家の炭は良かったから

残念だわー…」

善子「そうねー…

あっ、後ね!」

 

……長くなりそうだな…

神様「その世界では鬼が人を喰らう…」

唐突に神様が言っていた事を思い出した

桜歌「鬼…」

……カタッ…

ん?家の刀が今動いたような?

気のせいかな?

鬼って言われてもなー

桃太郎の鬼しか知らないし

人を食べるってどうしてだろう……

 

善子「じゃまた」

母「ええ♪また」

あっ話終わったかな

 

母「お待たせー!お粥食べて今日はもう

早く寝ないとダメよ?」

桜歌「はーい!いただきます!」

パクッモグモグ…

桜歌「美味しい!」ニコッ

母「相変わらず女の子みたいね♪」

桜歌「それ褒めてるの?」

母「ええ♪褒めてるわよー♡♡

それじゃあお母さん洗濯物やってくるわね♪」

桜歌「はーーい!」

母「この調子で元気になって、お店も手伝ってね?」

桜歌「分かったー!」

俺の家は地元でも珍しい

花屋をやっている…正直春夏は蜂が凄い来るので

店番の時は嫌だー!!

 

父「おうーー!帰ったぞー!!」

母「あらお帰りー!今日は早かったのね?」

父「まぁな……竈門さん家の事があってから

夜遅くまでやるのは辞めにしたんだよ」

父は剣道の先生をしている

割と強いらしい…

 

父「桜歌は?」

母「起きてご飯食べてるわよ♪」

父「そうか…」

 

父「桜歌入るぞ?」

桜歌「んー?いいよー!」

スー…

父「体調は大丈夫なのか?」

桜歌「大丈夫だよー!!」

父「そうか…良かったよ

最近熊や獣が起き出している

桜歌も気をつけろよ?」

桜歌「はーーい!!

ねーねーお父さん…

鬼っていると、思う?」

父「鬼?

はは!御伽話じゃないんだし

鬼なんか居ないよ!

もし居たら俺がやっつけてやるさ!」

桜歌「おおー!お父さんかっこいいー!」

そうだよ、ここには来ないはず

平和に暮らして、平和に死のう……

桜歌「ふーご馳走様ー!!」

母「あら桜歌どこ行くの?」

桜歌「ちょっと外の空気吸ってくるー!!」

母「あまり遠くに行ってはダメよ?」

桜歌「うんー!!」

 

ガララ……

桜歌「んーー!!気持ちいいー!!」

田舎の空気は美味しいってよく聞いたけど

落ち着くなー!!

おばさん「おや、桜歌ちゃん

今日も別嬪さんねー♪」

桜歌「もーー!おばさん!

俺は男だよー?」

おばさん「え?ああ綺麗な顔だから

間違えちまったよ~」

桜歌「もぅ」プクー

 

おばさん「ニクガヤワラカクテウマソウダ…」ジュル

桜歌「おばさん?何か言っ…た?」

おばさんは唐突と姿を消していた…

桜歌「…………?」

キョロキョロ…

桜歌「あれ?おばさん何処だ?」ブルル!

桜歌「はっ、早く家に戻ろ!」

タッタッタッ…

おばさん→三ッ目鬼「くくく…もう我慢できぬ

久しぶりの稀血じゃ…くくく」

 

はぁはぁはぁ…

ガララ!

桜歌「ただいま!!!」

母・父「!!」

父「どうした桜歌そんなに慌てて」

母「あぁびっくりした

お母さん心臓が飛び出る所だったわよ?」

桜歌「おば!おば!」

父「おば?」

桜歌「おばさんが突然消えたんだ!!」

父「??何を言ってるんだ桜歌」

桜歌「本当にきえたんだって!

話してたら急に!!!」

父「おばさんおばさんって

桜歌そのおばさんって誰だ?」

桜歌「え?誰って…

……誰だ?」

父「ハハハハハ!!

狐か狸に化かされたか?」

母「もう桜歌ったら!ふふふ」

桜歌「ええー…そうなのかな?」

桜歌(でも、確かに話してたもん。)

母「しかもそんなに着物を乱して

女の子なんだからキチンとしなさい??」

桜歌「俺は男だから!!」

母「???」クビカシゲ

桜歌「いや!何言ってるの?見たいな顔しないで!」

母「ふふ♪冗談よ♪さっご飯にしましょう♪♪」

桜歌「もぅ!」プクー

父「ハハハハハ!桜歌は本当に可愛いなー!」

桜歌「きゃー!お父さん急に抱っこは

やめてーー!!」

鈴燈家「あははははは♪♪」

カサカサ……カサカサ

三ッ目鬼「くくく…くくく…

稀血……稀血……

稀血さえ食べれば私もあのお方に

褒めて頂ける……血を分けて頂ける…

だから……お前は…」

 

鈴燈家「あははははは♪」

桜歌「お母さんの料理美味しいよー!」

 

三ッ目鬼「お前は…」

 

桜歌「モグモグ♪♪」

……カタカタ!……

三ッ目鬼「私にー!!!」

 

桜歌「モグモグ♪」

…………カタカタ!

ガシャン!!

鈴燈家「!!!!」

母「え?」

父「刀が落ちたな?」

桜歌「…………」

 

桜歌「お母さん俺が直し…

三ッ目鬼「お前は私に喰われろー!!」に!

うわぁぁぁ!!!」

ドゴーーーーー!!!

母「きゃあああ!!?」

父「なに?!!」

桜歌「ぐあああ!!」ミシミシ!!

桜歌(な、なんだ!早くて見えなかった!

なんだコイツ!)

三ッ目鬼「くくく!稀血だー!

小娘ー!!くくく」

桜歌「ぐっ…うぐ!」ミシミシ

桜歌(力が強くて抜け出せない!!)

母「あぁー!桜歌!!」

父「くっ!桜歌を離せ!化け物め!」

父は刀を取り鞘を抜き化け物に斬りかかる!

……が!

ガキィィン!!!

父「なんだと!!」

まるで金属にでも当たったかのような

高い音が鳴り響くだけで鬼にはかすり傷1つ

付いていたかった!!

父(硬い!こっちの手が痺れそうだ!)

桜歌「ぐああ!!!」ゴフッ

母「あぁ」パタ…

父「母さん!!くっ桜歌を離せと言っている!!」

三ッ目鬼「ああん?飯が喋るな

お前の子は稀血だからなー…

ゆっくり味わないとなー!♪くくく」

父「飯だと!それにさっきから

稀血稀血となんの事だ!!」

 

三ッ目鬼「だーーかーーらーー!

飯が喋るなと言ってるだろーが!!」

ブンっと鬼は軽く振りかぶっただけなのだが

人にとっては

父「ぐおおおーー!!!」ぶしゅっ

まるで鋭い刃物に斬られたようである

桜歌「どお゛ざん゛!」

ジタバタ!ジタバタ!

桜歌(この!離せ!)

三ッ目鬼「慌てるな慌てるな……

お前は私の体の一部になるのだ…くくく」

桜歌(くそ!!何かないのか!何か!)

父「桜歌…」

三ッ目鬼「くくくくくく!!!」

桜歌(くそ!くそ!くそ!)

桜歌(死ぬ!俺が!折角転生した記憶も戻ったのに

……)

三ッ目鬼「くくく小娘……諦めたのか?

人間らしく醜く騰かないのか?」

桜歌「…………」

父「ゴフッ!桜歌…」ズルズル

ガシッ!

三ッ目鬼「ああ?」

父「桜歌を離しやがれ…」

三ッ目鬼「……邪魔だ…」

桜歌(やばいやばいやばいやばい!

このままじゃどうしよう!どうしよう!

何かないのか!何か!)

三ッ目鬼「稀血から喰おうと思ったが…」

桜歌(何か!何か!何か!)

父「ゴフッ……ハァハァ

桜歌はな……誰にでも優しくて

愛嬌も良くてな…家の手伝いもしてくれるし

俺には勿体無いくらいの子なんだよ…」

桜歌(お父さん!)

三ッ目鬼「うるさい奴から喰ってしまおう…」

父「てめーみたいな化け物の飯にされて

たまるかよ……」

桜歌(……力があったら俺に

何か力が……力?そうか!刀がないなら!)

三ッ目鬼「こいつを喰ってから

ゆっくり稀血を頂こう…」

桜歌(動け俺の腕!)

スッ!

三ッ目鬼「ああ?何のつもりだ?小娘」

桜歌「お、俺は小娘じゃねー!男だーー!

破道の三十一!赤火砲!!!」

カッッッ!!ドゴーーーーーン!!!

 

三ッ目鬼「ぐおおおーー!!!」

ドサッ!

桜歌「……ぐあ!…ハァハァやったぞ!

出たぞ!!ハァハァ」

桜歌(完全詠唱じゃないから威力は弱いけど)

父「お、桜歌…」

桜歌「お父さん!!!!」

父「今のお前に何があったのは

わからねーが……とりあえず助かって良かった…」

桜歌「うん!うん!早く逃げよ!」

父「ダメだ……桜歌だけ逃げろ」

桜歌「なんで!嫌だよ!」

父「俺はもう足に感覚がない…」

桜歌「そんな!なら俺がおぶって!」

父「バカ!子供が大人を運べる訳ないだろ!

早く逃げろ!」

三ッ目鬼「おのれ!おのれー!おのれおのれーーー!

よくも!小娘ーー!よくもーー!」

桜歌「再生してきてる!」

父「早くしろ!!

桜歌……お前なら大丈夫だ!

誰にでも優しく強いお前ならきっと

俺達が居なくても生きていける!」

桜歌「お父さん…」グスッ

父「泣くな桜歌……

友達を作れ仲間を作れ

1人でも寂しくないように

大丈夫だ…大丈夫だぞ桜歌……

お前は俺達の息子だ…

希望を持ちながら生きるんだ

そしたら、きっといい事がある

辛くてもそれを糧にしろ

経験にしろ、そして誰にも負けないくらいに

立派に強い大人になってから

俺達の墓参りに来い……いいな?」

桜歌「……う゛ん!」

父「刀を持って走れ桜歌…

振り返るな走れ走り続けろ」

三ッ目鬼「おのれ!飯の分際でーーーー!!」

父「行けーー!!桜歌!!」

桜歌「うう……」ダッ

三ッ目鬼「逃がすかーーー!!」

ガシッ!!

父「行かせるわけねーだろーが!」

三ッ目鬼「またしても人間め!」

父「早く行け!!」

 

桜歌「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」

タッタッタッ!タッタッタッ!

三ッ目鬼「くそ!この離せ!!

はな!…!!!」

父「………」

三ッ目鬼「こ、こいつ…死んでる……

死んでも尚私を行かせまいと

くくく…人間とは何と脆い事か…くくく」

 

桜歌sideーー

ハァハァ!ハァハァ!

肺が痛い息がしずらい

刀が重い……

お父さん…お母さんごめんなさいごめんなさい……

桜歌「あっ!!」

ズザっ…

桜歌「ぐ、いててて…はぁはぁはぁ」

ここまで来たらもう大丈夫だよな……

桜歌「お父さん…お母さん…」

三ッ目鬼「ここに居たか……稀血ー」

桜歌「!!!!!」

三ッ目鬼「あまり私を困らせるなよー…

私はただ飯を喰いたいだけなのさー」

桜歌「お、お母さんとお父さんはどうした……」

桜歌(やめろやめろ…言うな)

三ッ目鬼「ああ?そんなの……」

桜歌(やめろ…)

三ッ目鬼「喰ったに決まってるだろ??」

桜歌「!!!!」

ギリッ!

桜歌「お前ーーー!!」

ダッガキィィン!!

桜歌「……くっ!!」

桜歌(硬い!)

三ッ目鬼「無駄なんだよ…無駄無駄……」

桜歌(悔しい…仇を取りたい……)

三ッ目鬼「さて、大人しく私に喰われろ…」

スッ……

桜歌(俺に力をくれ!)

 

………………

桜歌「…………」

桜歌(なんだここ…)

辺り一面には桜の木々が生い茂っていた…

カコーン…

??「やっと来たか…」

声がする方を見ると

鎧武者が正座をしていた…

桜歌「誰??」

??「力が欲しいか?」

桜歌「力?」

??「鬼を斬る力が欲しいか?」

桜歌「!!!欲しい!」

??「……なら私の名前を呼べ…」

桜歌「名前?」

??「そうだ…お前ならもう分かるはずだ…」

桜歌「!!君は!!」

??「行くぞ桜歌!鬼を退治するぞ!」

 

…………

三ッ目鬼「今度こそ終わりだ諦めろ小娘ーー!!」

ヒラ…ヒラ…

三ッ目鬼「ああ?何だこれ…桜?

何でこの時期に桜なんて…」

桜歌「お前には絶対許さない……」

桜歌「お前は!俺が斬る!!」

 

三ッ目鬼「お前が私を斬る?ははははは!!!

やってみろ!小娘ーーー!!!」

桜歌「何度も言わせるな!!

俺は男だーーーー!!!!!」

 

桜歌は刀を抜き

刀身を立て手首を少し内側に捻り唱える

桜歌(力を貸してくれ!!!)

 

桜歌「…散れ!千本桜!!!」

 

ーーーto be continuedーーー




読んで下さりありがとうございます!
感想・コメントなどお待ちしております!
それでは次回もお楽しみに( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )


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斬魄刀を持って鬼退治!!3話

お気に入りが増えて嬉しいです!!
皆様ありがとうございます(*' ')*, ,)✨ペコリ
非ログインの方も感想を書けるよう設定したので
宜しければお願いします┏○ペコッ


桜歌「…散れ!!千本桜!!」

桜歌がそう唱えると

刀身は先から桜が舞うように消え始める

三ッ目鬼「ああ?

……くくく…はははは!!

おいおい!最近の飯は芸までできるのか?

刀身が無く鞘だけでどうやって私の首を斬るんだ?」

 

確かに常識的に考えれば、刃が無ければ

斬れないだろう…しかし!

桜歌「ふふ!お前は今!1つ間違いをした!」

三ッ目鬼「はぁ?間違いだと?」

桜歌「そうだ!!刀身がないと言ったな!」

三ッ目鬼「実際に無いだろうが!!」

桜歌「自分の周りをよく見てみろ!!」

三ッ目鬼「ああ?……桜?」

三ッ目鬼の周りには無数の桜の花びらが舞っていた

三ッ目鬼「これがどうした?」

桜歌「俺の刀はな…名前があるんだよ…

千本桜……文字通り、千本の桜だ…

その花びら一枚一枚が刃となり!

(けい )を切り刻む!!行け!千本桜!!!」

桜歌がそう叫ぶと

今まで舞っていた桜が一斉に三ッ目鬼に

襲いかかる!!!

三ッ目鬼「ハン!こんな花びらこどきで

この私を倒せるか!!!」

三ッ目鬼が花びらを掴もうとした瞬間

……ザクっ!ぶしゅ!

三ッ目鬼「ぎゃああああ!!」

三ッ目鬼の指が斬れ落ちた

三ッ目鬼(なんだ!今何をされた!)

三ッ目鬼は混乱した……今まで飯だと

自分の食事程度しか思っていなかった人間に対し

「恐怖」を覚えたのだから……

 

桜歌「お前だけは……お前だけは!

絶対許さない!!!」

ズァー!!!!

三ッ目鬼「グッ!!!」

三ッ目鬼は堪らず後ずさりした…

三ッ目鬼(な、こ、この私が恐怖しているだと!)

桜歌「やれ!千本桜ーーー!!!」

ズァ…ヒュン!ヒュン!

ズシュ!ザシュッ!!

ズシュズシュズシュ!!

 

三ッ目鬼「ぐああああああああぁぁ!!!」

桜歌(よし!!勝てる!このまま行けば勝てるぞ!)

 

三ッ目鬼「おのれ!おのれおのれおのれおのれ!

たかが人間風情がーーー!!

鬼である私をなめるなよぉぉーー!!」ビリビリ!!

 

桜歌「グッ!!」(なんて気迫なんだ!!)

 

三ッ目鬼「血気術……」

三ッ目鬼の額に横線が現れる

桜歌(な、なんだ…)

 

三ッ目鬼「鬼刻牢獄!!!」

カッ!!

三ッ目鬼の額に目が生えるこれが

この鬼が三ッ目鬼と呼ばれる理由である

 

桜歌「………」

桜歌(何だ……何も起こらないのか…)

桜歌「アイツが油断している!!

!行け!せぼ!「ドゴッ!」…アガァ…ァァ」

いつの間にか三ッ目鬼は桜歌の間合いに入り

腹を殴っていた……

 

桜歌「……ゴブっ……!

な、何が……」

桜歌(いつの間に俺の間合いに

全然見えなかった?!)

 

三ッ目鬼「おいおい…どうした!

私の首を斬るんじゃなかったのか〜?」

桜歌「!!舐めるな!! 千本桜!!」

ズァー!!

ヒュン!!ヒュン!!

桜歌(よし!捉えた!!)

三ッ目鬼「……」ニヤッ

スっ…

桜歌「!!なっ!」

三ッ目鬼は簡単に避けた…

桜歌(嘘だろ…

さっきまでと動きが全然違う何をしたんだ)

三ッ目鬼「くくく…くくく

考えているな?私が今何をしたのだと…」

 

桜歌「!!!うるさい!行け!!」

ズァー!!!!

三ッ目鬼「小賢しい!!」

シュ!!

桜歌「なっ!消え!「ドゴっ!」がぁぁ!!」ゴギッ

桜歌「うぐぁ!うぐぐ……ゴハッ…」ボタボタ

 

三ッ目鬼「ああ…いい音がしたなぁ〜♡

今のは肋骨が折れたか?

脆い脆い……やはり飯はそうでないとなー?」

桜歌「ぐっぐぐ…ゴブっ……」

三ッ目鬼「おいおい…血は捨てちゃダメだ…

お前は稀血なんだからなー

お前を喰えばあの方に血を分けて頂ける…」

 

桜歌(くそ……くそ……

俺にもっと力があれば…もっと!もっと…)

三ッ目鬼「おおそうだ…

また、あの不思議な術を使われる前に

両手を潰してしまおうか…」

 

桜歌(ちくしょう…ちくしょう…

もっと剣を習っておけば良かった…)

 

ドドドド!「フハハハハハ!!!」ドドドド!

 

三ッ目鬼「そしたら今度こそ…

ゆっくりと喰ってやろう

散々私を手こずらせたお礼になー♪」

桜歌「お母さん……お父さん……」

 

ドドドドド!「フハハハハハハ!!」ドドドドドド

 

桜歌(な、なんだ…さっきから聞こえてくる

この音は……)

 

ドドドドドド「猪突猛進!!!猪突猛進ー!!」

 

三ッ目鬼「ああ?」

??「猪突!!猛進!!」

ズバッ!!ズバッ!!

…………ブシューーーー!!

三ッ目鬼「にぎゃあああああ!!

 

ドサッ

桜歌「ぐえっ!」

桜歌「いっ、一体何が…え!!!」

桜歌は信じられない物を見た…

偶然にしろ助けられた事は変わりないので

相手の顔を見ようとした……すると…

 

桜歌「な、なんで!」

??「ふしゅーふしゅー!」

桜歌「なんで猪ー!!」

??「ああ?なんだてめーは…」

桜歌(喋った……)

桜歌「よ、妖怪さんですか?:カタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ

 

……桜歌は怪談系が大の苦手である

前世もホラー番組を見たら夜1人でトイレに

行けないくらいである……

 

??「誰が妖怪だ!!女!!」

桜歌「ひぃーーー!!」:(´◦ω◦`):

伊之助「いいか!俺は嘴平伊之助だ!」

桜歌「妖怪さんなのに、普通の名前だ…」

伊之助「だから俺は妖怪じゃねーって!!」ムキー!

桜歌「にゃああああ!!近くに来ないでー!」

伊之助「何だとこのや!はっ!

おっと!!」

桜歌「え!!」

桜歌(い、イナバウワーして避けた…

なんて身体の柔らかさなんだ……)

 

伊之助「んしょ!っと!

へへ…いきなりとは随分威勢のいい獲物だなー!」

 

三ッ目鬼「貴様…許さぬ……

私の食事を邪魔する奴は誰であろうと

許さぬぞーー!!」

 

ヒュン!!

桜歌「また、消えた!!

伊之助!気をつけろ!奴は恐ろしく速いぞ!」

 

伊之助「ああ!俺に指図すんな!ってか

お前は誰だ!!」

桜歌「桜歌だ!」

伊之助「ああ!ぽんきち?

変な名前だな!」フハハ!

 

桜歌「それ誰ですかー?!」

伊之助「お前じゃねーのかよ!

ん?そこか!おらぁぁーー!!」

ブン!!

 

三ッ目鬼「チッ!!勘のいい奴め」

伊之助「…………おい…ぴろきち」

桜歌「…………」

伊之助「おい!ぴろきち!!」

桜歌「もしかして俺か?!」

伊之助「お前以外に誰が居るんだよ!」

桜歌(あっこいつさてはアホだな?)

桜歌「もういいよ……で何?」

伊之助「お前あの鬼が恐ろしく速いと

言ってたな?」

 

桜歌「え?うんだって気づいたら目の前にいるし」

伊之助「それで奴が

速く動いている理由にはならねー

その逆だ……」

桜歌「……逆?」

伊之助「アイツの額の目…

あれが開いてる時、見てる奴の動きを遅くしている

そうなんだろ?」

 

三ッ目鬼「ほう…私の術を1目見ただけで

見破るとは、唯の獣では無いと言う事だな…」

桜歌「ならやつの目を潰せば!」

伊之助「ああ…俺達の動きを遅くできねー…」

 

桜歌「よし!戻れ!千本桜!」

サーーーーー…

桜が集まってまた、元の刀に戻る

伊之助「……なんじゃそれーー!!」

桜歌「え!」

伊之助「お前の刀すげーーーな!

桜が刀になるなんてよ!」キラキラ!!

 

桜歌「あ、ありがとう!って

伊之助俺に考えがある!」

伊之助「ああ?」

桜歌「一緒にやろう!伊之助!

2人でアイツを倒すんだ!」

伊之助「…………」

桜歌「伊之助?」

伊之助「…………」ポワポワ

桜歌「伊之助!!」

伊之助「な、何だ!!早く言いやがれ!」

 

桜歌「悔しいがまだ、俺の力では

鬼の首を斬る事ができない!

俺が足止めをするから、その隙に

伊之助が奴の首を斬ってくれ!」

伊之助「…………」

桜歌「アイツは俺の両親の仇なんだ…頼む伊之助」

 

伊之助「……俺が斬っていいんだな?」

桜歌「!!伊之助!

だがアイツの目は厄介だ!

そこで作戦がある!」

 

 

ーーーーーーーー戦闘BGMーー

ALLside

三ッ目鬼「くそ!くそ!

早く早く稀血を喰わなければ」

三ッ目鬼(そうしないと私があのお方に…)

伊之助「フハハハハハハ!

オラァ!!」ブン!

 

三ッ目鬼「くっ!!!しつこい奴め!」

ヒュン!!

伊之助「オラァ!」

ガキィン!!

三ッ目鬼「なっ!!」

伊之助「芸がないんだよ!芸がー!!

猪突猛進!猪突猛進ーー!!」

 

【 我流 獣の呼吸…壱ノ牙 穿ち抜き!!】

 

ザグッ!

三ッ目鬼「うがーーー!!

ぐーーー!調子に乗るなーー!」

ヒュン!ヒュン!!

 

伊之助「なっ!」

ドゴっ!!

伊之助「うぐっ!!」

バキッ!

伊之助「やろう…また、早くなりやがった!!」

 

伊之助(……)

桜歌「いいか!伊之助!作戦は

単純だ…俺が目くらましをするから

伊之助は」

伊之助「俺は斬るだけでいい!」

伊之助「ん!見つけたぞそこだー!」

 

三ッ目鬼「ちぃ!厄介な獣め!」

三ッ目鬼(そういえば稀血は何をしているんだ…)

 

 

桜歌「はぁはぁ…」ズキズキ

桜歌「ぐっ……痛くない……痛くないぞ…」ズキズキ

桜歌「すーーーはーー…」

桜歌「赤火砲じゃダメだ…それに

完全詠唱じゃないと…ハァハァ」

 

桜歌 (これが最後のチャンスだ…外したら

もう隙は作れない……伊之助上手くやってくれ)

 

ガキィ!ガキィン!!

伊之助「オラァ!!!」

三ッ目鬼「ぐっ!!」

三ッ目鬼(こいつ…今の私では

コイツに勝てん…)

三ッ目鬼「やはり稀血を喰わねば!」

バッ!

伊之助「……は?」

伊之助「あのやろう!逃げやがった!!

ってしまった!桜歌!」

ダダダダ!

 

桜歌「スーハー…よし!

君臨者よ!三ッ目鬼「見つけたぞ!稀血ー!」

なっ!」

ガキィンー!

桜歌「ぐぐぐ!負けるかー!

散れ!千本桜!!!」

サーーーーー…

桜歌「行け!!」

ザーー!シュン!シュン!

三ッ目鬼「それはもう見飽きたわーー!!」

伊之助「させるかーー!!」

三ッ目鬼「何?!」

 

桜歌「伊之助!!」

伊之助「悪ぃ!作戦失敗だ!」

桜歌「いいや!ナイスだ伊之助!」

 

桜歌「君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ

蒼火の壁に双蓮を刻む 大火の淵を遠天にて待つ」

 

桜歌の手のひらに青白い光が集まる

伊之助「……なんだ?」

三ッ目鬼「!!今更その程度でー!」

ダッ!

 

桜歌「これで目でも潰れろ!!

【 破道の七十三 双蓮蒼火墜!】

桜歌は手の平を前に突き出し解き放つ!

ズァーーー!!!

三ッ目鬼「なに!!!…ギャアアア!」

桜歌「今だ伊之助!」

 

【 獣の呼吸…参ノ牙 喰い裂き!!】

交差させた二刀を、外側に向けて左右に振り抜く!

 

ザシュッ!!!

三ッ目鬼「ぐびばっ……」

ズッ…ズズ…ゴドっ

鬼の首が斬り落とされた…

 

桜歌「やった…勝った!勝ったぞ!伊之助!

……あ、あれ?」バタ…

桜歌(力が…足に力が入らない…意識も遠くなってきた……)

伊之助「おい……おい!

こんな所で寝るなんて頭のおかしな奴だな

おっ!あっちの方から強い気配がビリビリ来てるぜ!」

ダッ!

伊之助「フハハハハハハ!」

伊之助は走り去って言った…

 

桜歌(ありがとう……伊之助……俺は……)

そして、桜歌も力を使い果たし…気を失った…

 

しばらくして…

??「スンスン…こっちだ…

ここから鬼の匂いがした所だ」

??「無事で居てくれればいいが…」

 

ガザガサ……ガザガサ……

??「あっ居た!!女の子が1人だけか…

酷い怪我だ!禰豆子運んでくれ!」

禰豆子「……」フンフン!!

??「よし!すぐ鱗滝さんの所に連れていこう!」

 

タッタッタッ…

 

ーーーto be continuedーーー

 

 




戦闘って難しいなー(;A;)
BGMの名前が分からなかったのですみません(;A;)

読んで下さりありがとうございます!
感想・コメントなどお待ちしております!┏○ペコッ


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斬魄刀を持って鬼退治!!4話

いやー!柱動きましたねー!
声も予想してた人達でびっくりです笑笑

今回は日常回です!
それではどうぞ!


ーー桜歌side

桜歌「んん……はっ!」

ズキン!!

桜歌「あぐっ」

痛い…

??「それはまだ、桜歌には

霊力も経験も浅すぎると言っておるだろう!」

??「……だが現に弱いではないか……

オレの名前すら聞いてないのに

気絶などしおって」

 

なんだ……

何か話し合い?いや、言い合いをしている

確か……

桜歌「千本桜?」

千本桜・??「!!!」

 

千本桜「おお!桜歌!気がついたか!

もう身体は大丈夫なのか?!

痛む所はないか?」オロオロ

 

桜歌「だ、大丈夫だよ!

ありがとう千本桜…」

千本桜「そうか!それか!」

仮面で表情は分からないけど

声を聞く限り喜んでいるようだ…

……でも、

桜歌「ごめんね千本桜…

俺が弱いから上手く君の力を引き出せ無かった」

千本桜「…………」

桜歌「俺は君を持つ資格なんて…」

千本桜「!!この!」

千本桜「戯け者め!!」チョップ!!

バシッ!

桜歌「いた!!え?!千本桜?」

 

千本桜「最初から剣の達人など居るものか!

最初から完璧な技などあるものか!

どんな達人も努力をし、技を磨く!

それにまだ、

1度しか戦闘をしてないではないか!

1度しか始解をしてないではないか!

それなのに、私の力を引き出せてないだと?!

私を持つ資格がないだと!笑わせてくれる!

逆に引き出せたとしよう!

【卍解】を使っていたとしよう!

桜歌!!お主の身体は力に耐え切れず

あの場で木っ端微塵になっておったわーー!!」

桜歌「……千本桜…」

千本桜「…はぁはぁ…」

??「…千本桜よ…

お前が感情的になるのも分かる

だが…桜歌もお前のことを思っての事

我らはいい主に出会えて良かったではないか…」

千本桜「…すまない…」

桜歌「あっうん!俺の方こそごめんね!

もっと千本桜の気持ちを考えて話せば良かったよ」

千本桜「修行をするぞ!桜歌!」

 

桜歌「え!修行?」

千本桜「うむ!このままでは、

先程の鬼よりもっと強い鬼も出てくるはず

それにはまず、桜歌には体力がない

疲れてくれば、剣の速さも落ちる!」

 

桜歌「なるほど!…よし!俺頑張るよ!!

一緒に頑張ろ!」フンス!

千本桜「その意気や良し!では早速!」

 

その時桜歌の身体が光始めた

桜歌「えええーー!ナニコレ!

もう修行始まってるのー?!」

 

千本桜「…桜歌自身が目覚めようとしているんだ

桜歌…意識を集中させればまた、私達の所に

来れるはずだ…いつでも私達はお前の力になる

お前は1人ではない…その事を忘れるな…

いつでも私達の名を呼べ」

 

桜歌「千本桜…ありがとう!

俺、目覚めても修行頑張るね!」

 

ピカーーー!

桜歌は消えていった…

千本桜「……」

千本桜(お前より…強くなりそうだな…白哉)

 

??「…あれ?結局オレ名前言ってなくね?」

千本桜「…あっ」

 

ーー現実ー

桜歌「んん…」パチ

??「…………」ジーー

桜歌が目を覚ますと

黒髪で先が少し赤く目のくりくりした

女の子が覗き込んでいた…

 

桜歌「!!わっ!…あうっ?!いつつ!」

??「!!!」ムー!フンフン!

桜歌(な、何だ?女の子?

なんで竹なんか咥えてるんだ?)

桜歌「痛ってー…」

??「…フンフン!」ナデナデ

桜歌「あっ、ありがとう…優しいね

俺の名前は鈴燈桜歌…君は?」

??「???」クビカシゲ

桜歌「???」クビカシゲ

桜歌(あ、あれ?あっそうか

竹咥えてるから話せないよね)

桜歌「ねぇどうして竹を咥えてるの?

オエってならない?」

 

??「…??」ジーー

桜歌「……」

??「……」ジーー

桜歌「………ニャー」

??「!!!フンフン!」ฅ(>ω<ฅ)

桜歌「!!?ニャー!」ฅ•ω•ฅ

 

スー…トン

??「禰豆子…その子の調子はどう…だ」チラッ

桜歌・禰豆子「………」(^ฅ・ω・ฅ^)

桜歌「あっ」

禰豆子「……」

??「………」

 

 

??「アハハ!そうでしたか!

俺の妹がすみません」

桜歌「あっいえ!こちらこそ見苦しい物を見せて

申し訳ないです」

??「そんな滅相もない!

あっ俺は竈門炭治郎です!

こっちが妹の禰豆子です!」

桜歌「ご丁寧にどうも♪

俺は鈴燈桜歌です!」

炭治郎「俺?失礼ながら

桜歌さんは女の子なのでは?」

 

桜歌「男です!」

炭治郎・禰豆子「!!!!」

炭治郎「え!す、すみません!俺てっきり

女の子だと思ってたので!」

桜歌「大丈夫ですよ…慣れてますし 」ハハハ

炭治郎「そうですか…あっそう言えば

桜歌さんの近くに落ちてたんで

持ってきたのですが…この刀…桜歌さんのですか?」

 

桜歌「あっ」

父「いいか…桜歌…強くなれ」

桜歌「………」ポロポロ

桜歌(お父さん…お母さん)ギュ

禰豆子「!!!」

トテテテ

禰豆子「ムー」ナデナデ

桜歌「ありがとう…禰豆子ちゃん

この刀は両親の形見なので」ニコッ

 

炭治郎「…申し訳ありませんでした…」

桜歌「炭治郎さん?」

炭治郎「俺達がもう少し早く着いていれば

ご両親を死なせるとこも無かった!

本当に本当にすみませんでした!」

禰豆子「……」ペコッ

桜歌「頭を下げる必要も

謝る必要もありませんよ…」

炭治郎「桜歌さん…」

 

桜歌「確かに悔しいです

俺にもっと力があれば良かったと

もっと早く(千本桜)の声を聞いていれば

良かったと、悔いても悔いても

終わりはない…死ぬ間際父は俺に

強くなってから墓参りに来いと言ってました

だから俺は強くなる!

どんな鬼にも負けないくらい!

俺と同じ目に合っている人の為にも

俺は強くなって、父と母の墓参りに行く

それが今の俺の目標ですから

だから謝らないで下さい」ニコッ

 

その時の桜歌の微笑みは

とても男性とは思えないほど

慈悲深く華麗に見えたらしい…

 

炭治郎「桜歌さん…本当に男ですか?」ジトー

禰豆子「フンフン!フンフン!」ブンブン!

桜歌「!なんでやねん!男って言ってるよね?!」

 

桜歌「…俺も1つ良いですか?」

炭治郎「??はい…」

桜歌「禰豆子ちゃんって鬼…ですよね?」

炭治郎・禰豆子「!!」

炭治郎「ど、どうしてそう思いますか?」

桜歌「俺は昔から暗闇でも

眼がよく視えます…

それに今は昼間なのに、この部屋の戸は

閉められ光が入って来ないようにしている」

炭治郎「そ、それだけで禰豆子を鬼というのは」

桜歌「極めつけは、禰豆子ちゃんの歯ですね

牙でしょうか、俺が闘っていた鬼にも

同じ牙が生えてました」

 

炭治郎「…分かりました…全て話します」

ーーーかくかくしかじかーー

ーーまるまるうまうまーー

 

桜歌「炭治郎…

よく頑張ったねー!!!」←タメ口おkが出た

桜歌「禰豆子もよく耐えたよー!

うわぁぁぁん!!!」

炭治郎「あ、ありがとう!

大丈夫だから泣き止んで?」オロオロ

禰豆子「………」オロオロ

桜歌「うわぁーん!」

 

ガララ!バン!!

炭治郎「あっ!鱗滝さん!」

鱗滝「炭治郎…」

すたすたすた

炭治郎「助かった…鱗滝さん助けて下さい!

この子全然泣き止まなくて!」

べしっ!

炭治郎「あて!」

鱗滝「女子を泣かせるとは何事だー!!」

 

炭治郎「ええええーー!

いやいやいや!俺は何もしてないですよ!

それに桜歌は男らしいです!!」

鱗滝「お前はあれが男に見えるのか?!」

炭治郎「本人が言ってましたよ?!」

 

鱗滝「……!」チラッ

桜歌「ひっく、ひっく」

鱗滝「……」チラッ

炭治郎「……」純粋な眼差し

鱗滝「……」チラッ

禰豆子「???」足パタパタ

 

鱗滝「……よし…飯にしよう」←現実放棄!!

 

 

ーーー

一同「頂きます!」

桜歌「モグモグ…おおー!

炭治郎お米炊くの上手いね!」

炭治郎「家は炭屋だったからな!

火の扱いは上手いんだ!」ドヤサ!

炭治郎「それに、桜歌も料理上手いぞ!

このサバの味噌煮は最高だな!」

桜歌「本当ー?♡良かったぁ

鱗滝さんどうですか?」ニコッ

鱗滝「……悪くない」モグモグ

桜歌「良かったです!」

クイックイッ!

桜歌「ん?」

禰豆子「ムーーー!」

※暇ーー!

桜歌「もう少し待っててねー」ナデナデ

炭治郎「禰豆子も慣れたみたいだな

安心安心♪」

鱗滝「………」

桜歌「……はいっ鱗滝さん♪」おかわりどーぞ♡

鱗滝「!!!」

炭治郎「おお!なんで分かったんだ?」

桜歌「え?んー?何となくかな?」

 

鱗滝「……モグモグ」

鱗滝(娘にしたい)

 

禰豆子「ムー!ムー!」

桜歌「もう少しで食べ終わるからねー」ナデナデ

炭治郎「そうだぞー禰豆子はいい子だから

待てるよなー?」ナデナデ

禰豆子「ムフーーー!!」ニコニコ

一同「ご馳走様でした!」

桜歌「ふー食べた食べたー!!」

炭治郎「俺もお腹いっぱいだー!」

桜歌「あっそうだ!

炭治郎雑巾とかないか?手ぬぐいでもいいよー」

炭治郎「手ぬぐいならあるぞ?」

 

桜歌「ちょっと貸して?」

炭治郎「おう!」

 

桜歌「ありがとうー」

カチャ…スー

炭治郎「?いきなり刀出してどうしたんだ?」

桜歌「いや、こいつもさ

今日は色んな事があったからな…

磨いて血で汚れてるし

綺麗にしてあげないとね♪」

炭治郎「なるほどな♪…んんふぁー」

桜歌「先に寝てていいぞ?」

炭治郎「すまん…禰豆子寝るぞって

もう寝てる」

禰豆子「……スースー」Zzz

 

桜歌「あはは♪俺もこれ終わったら

寝るから大丈夫だよ!」

炭治郎「そうか?じゃあ先に寝るね

おやすみー」

桜歌「おやすみー!」

 

スー…トン!

桜歌「…………ふー」

桜歌「明日から修行を頑張ろう!

どんな鬼にも負けないように!

でも、修行って何したら?んー」

鱗滝「それなら…」

びっっくーーー!

桜歌「ひゃあ!!う、鱗滝さん?!」

鱗滝「修行なら明日炭治郎と一緒に

鍛えてやる……ではな」

 

桜歌「あ、ありがとうございます!」

鱗滝「ああ……それと夜は冷える

これを腹の上にかけて寝ろ…」

 

桜歌「は、はい!ありがとうございま…す?」

桜色の掛布団ー♪

桜歌「あの……これって」

鱗滝「…………」

スー…トン…

桜歌「……これって女の子用では?

まぁいいか…寝よう……」Zzz

 

ーーー

コケコッコーー!

 

ゆさゆさ……ゆさゆさ……

「……きろ!……お!」

桜歌「んん……誰?」

炭治郎「起きろ桜歌!!」

桜歌「炭治郎?」

炭治郎「鱗滝さんが呼んでるぞ?

俺と一緒に修行するって!」

桜歌「…………めんどい」

炭治郎「え?」

桜歌「……寝る……」

炭治郎「ちょっ!おい!起きろ!

桜歌!桜歌ーーーーー!!!」

 

ーーto be continuedーーー





桜歌「よっと!
炭治郎今日のご飯美味しかったぞ!」
炭治郎「ありがとう!
桜歌のサバの味噌煮も美味しかった!」
桜歌「良かった♪良かった♪」

桜歌「ここで大正こそこそ噂話!
炭治郎は寝ても寝癖がつかないらしい!」
桜歌「羨ましいなー!俺なんて横ハネが凄くてさー!」
炭治郎「あはは!!小さい頃から
寝癖付かなかったからね!」

桜歌「次回!斬魄刀を持って鬼退治!」
桜歌「もう1つの斬魄刀の名は……
お楽しみに〜♪♪」
炭治郎「?斬魄刀って何だ?」
桜歌「秘密ー♡♡」

つづく!!


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斬魄刀を持って鬼退治!!5話

鬼滅の刃のDVD買おうか迷っております(๑-﹏-๑)
炭治郎はまだ、最終試験後くらいです!
遅くなってすみません┏○ペコッ



ーー鱗滝・炭治郎・桜歌sideー

桜歌「…………ぐー」

バシッ!

桜歌「きゃう!」

桜歌「もーー!炭治郎!痛いよー!」

炭治郎「桜歌がいつまでも寝ぼけてるからだぞ!

ちゃんと集中するんだ!」

 

桜歌「ちぇー」

鱗滝「桜歌……」

桜歌「はい?」

鱗滝「髪が乱れているぞ…」

くしくし

桜歌「あ、ありがとうございます♪」ニャーン

鱗滝「それに…服もちゃんと中にしまいなさい」

桜歌「はーい!」

鱗滝「それから…」

炭治郎(……あれ?俺の時は…)

 

鱗滝「早く滝に入れ」ゲシッ

炭治郎「うわーーー!!」

鱗滝「この岩を斬れ」

炭治郎「この岩を?!」

 

炭治郎「この差は一体…」

桜歌「炭治郎?どうしたの?」

炭治郎「何でもない!何でもない!」ズーン

桜歌「んん?」

 

鱗滝「そろそこ始めるぞ…」

桜歌・炭治郎「あっはい!!」

桜歌(修業かーした事もないし、どんなのだろ)

鱗滝「よし、なら山を10週走ってこい」

炭治郎「はい!!」

タッタッタッ!

桜歌「はい!……はい?」

桜歌(山って言った?)

鱗滝「ん?桜歌よ…どうした?」

桜歌「どうした?…じゃないですよ?!

山?!山ってこの山全部の事ですか!」

鱗滝「そうだ」

桜歌「なんで!死ぬよ?!俺死ぬから!」

鱗滝「?」

桜歌「何言ってんだみたいな反応しないで!」

鱗滝「行ってこい」

桜歌「……本当に?」

鱗滝「強くなれないぞ」

桜歌「!!!」

 

鱗滝「強くなりたいのだろう?

ならただひたすらに修業あるのみ」

桜歌「会話聞いてましたね?」

鱗滝「…………行ってこい」

すたすたすた

桜歌「えぇ?!本当に行くの?!」チラッ

山←ズァァ

桜歌「本当に?」ガックシ

千本桜「行くのだ桜歌!!」コラー!

桜歌「ひゃう!」

千本桜「行かねばならぬぞーー!!」

??「落ち着くのだ!千本桜よ!

あっ!ちょっ!本当止めて!乱暴しないで!」

 

桜歌「…………」

桜歌「よし行くか!」

 

1周目

タッタッタッ

桜歌「まだまだ、余裕ー♪」

2週目

タッタッタッ

桜歌「ふっふっふっ」

3週目

タッタッ…タッタッ

桜歌「ぜーーふーぜーーふー」

4週目

タッタッタッ!…トテトテ

桜歌「…………」

炭治郎「あれ?!桜歌!大丈夫か?!」ペシペシ

桜歌「…うん」

 

5週目

桜歌「チーーーーン」( ̄−ω− ̄)

 

炭治郎「桜歌ーーーー?!」

 

ーーーバシャー!

桜歌「冷たいっ!!」

炭治郎「良かった!気がついて」

桜歌「え?!あれ!ここは?」

炭治郎「森で倒れてたんだぞ?」

桜歌「あっそうだったんだ…

ありがとう炭治郎…クチュン!」

 

炭治郎「このままじゃ風邪引くな

桜歌、服脱いでくれ!」

桜歌「…………」ススス

 

炭治郎「どうした?早く脱がないと

風邪引いちゃうぞ?」

桜歌「ぬ、脱ぐの?」

炭治郎「脱がないと着替えられないぞ?」

桜歌「いやらしい意味とかない?」

炭治郎「………」

桜歌「ねぇ?!」ハラハラ

炭治郎「あはは!ないゾ?」

桜歌「もーー!早く答えてよー!」プクー

桜歌「クチュン!」

 

炭治郎「ほらほら!早く脱いで脱いで!

ほれ着替えね?」

桜歌「はーい…」

桜歌「んしょ…んしょ…」

シュル…シュル…

 

炭治郎「…………」

炭治郎(あれ?なんだろこの胸の

ザワザワ感は)

桜歌「んしょ!んん!脱ぎずらいー!」ハニャー!!

 

炭治郎(なんか桜歌を見てると

見ちゃいけないのに見たい衝動に駆られる)

桜歌「ぷはー!炭治郎ー!どれ着ればいいの?」

炭治郎(そもそも桜歌は男なんだし

大丈夫!大丈夫だぞ!炭治郎!頑張れ!)

桜歌「?おーーい!炭治郎ー!」

炭治郎「大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫」ブツブツ

桜歌「炭治郎ー!!!」

 

炭治郎「おお!な、なんだ!桜歌!」

桜歌「もー!着替えどこ?」

炭治郎「あ、ああ!これだよ!

あっ、それとこれも」

桜歌「?なにこれ……桜のピアス?」

炭治郎「鱗滝さんが街に買いに行ったらしい

何でも娘に合いそうだな…って

言ってたなー」

桜歌「娘ねー…それって俺の事?!」

炭治郎「それはないだろー笑笑

だって桜歌男だしー」

桜歌「だ、だよねー!

でもまー…せっかく貰ったし

付けてみようかな!♪♪」

 

桜歌「んっしょ!どうかな?似合う?」

ナレーション「全国の人よ…想像して欲しい

少しボーイッシュな人が

ピアス付けてると何で

あんなに色っぽく見えるのか…

それを間近で見ている炭治郎は」

 

炭治郎「!!!」

桜歌「ねーねー!どうかなー♪♪」

炭治郎「綺麗だ……」

桜歌「おおーーい!聞いてるー!

炭治郎ーー!!!ねぇってばー!」

その時の炭治郎は語る

あれはもう男には見えないと…

 

ーーーーーしばらくして…

鱗滝「次は剣の修業に移る」

炭治郎「はい!」カチャ

桜歌「ねー!ねー!鱗滝さん!

このピアスありがとうねー!!

似合う?似合うかなー!」

鱗滝「早く準備しろ」

桜歌「えーー!

はーーい!」カチャ

桜歌(少しは反応してもいいじゃんかー!)

鱗滝(儂の目に狂いは無かった)←大満足!

 

炭治郎「桜歌の日輪刀は

俺と同じ黒刀なんだな!」

鱗滝「桜歌お前は呼吸が使えるのか?」

 

桜歌「呼吸?」

炭治郎「俺は水の呼吸を使えるぞ?」

桜歌「水の呼吸?」

鱗滝「水のように時には緩やかに

時には激しくする呼吸だ」

桜歌「なるほどー……

んー俺は呼吸は使えないけど

斬魄刀は特殊な刀なんだよー!」

炭治郎「?

何が特殊何だ?見たところ

普通の刀に見えるけど」

 

桜歌「ちっちっちー♪♪

なら見ててねー!!」

 

炭治郎「見てるって何を」

 

桜歌は鞘から刀を抜き

刀身を立て手首を少し内側に捻り唱える

 

桜歌「散れ…千本桜」

サァァァァー

炭治郎・鱗滝「!!!なっ!」

炭治郎「ええーー!か、刀が!

刀身が桜が舞い散るように消えた!

どうなってるんだ?!」

桜歌「えへへ!どうよ!

凄いでしょー?」どやさー!

 

炭治郎「凄いぞ!桜歌!」キラキラ

鱗滝「儂も長く生きてきたが

そんな刀見たことない…」

 

桜歌「えへへ!びっくりしたでしょー!」

炭治郎「確かにびっくりしたけど

それで攻撃できるのか?」

 

桜歌「勿論だよー!ほれ!」

桜歌が刀を右に動かすと

桜の束が右に

刀を左に動かすと

桜の束も左に動く

 

桜歌「ね?」ニコ

炭治郎「す、すごいな…」

桜歌「俺の刃は今や千本あるからね!

花びらに触ったら切れちゃうから気をつけてね!」

 

炭治郎「千本?!わ、分かった!」コクリ

鱗滝「よし…なら2人とも

各々の刀を持って山を走れ」

 

炭治郎「はい!!」

桜歌「……やだ!」プイッ!

炭治郎「お、おい!桜歌何言って」

桜歌「だって〜…また、走るの?」

炭治郎「さっきと違って今度は

刀を持って走る訓練をするんだ

本当に最初は刀が邪魔で、走りにくいぞ?」

 

桜歌「えーー!嫌だなー!」

鱗滝「訓練を頑張ったら

3人に甘い菓子を褒美に買ってきてやる」

桜歌「!!お菓子!」ハワー!

炭治郎「鱗滝さん?!」(桜歌に甘々だ)

 

桜歌「本当に甘いお菓子買ってくれるの?」

鱗滝「ああ」

桜歌「おおー!!よしっ!俺頑張るー!!」

桜歌はピョンピョン跳ね回って喜んだ

 

桜歌「あっ3人分じゃなくて

4人分にして?」

 

炭治郎「桜歌!!それは失礼だぞ!!

甘い菓子がどれだけ高価なのか知ってるのか!」

桜歌「え!えー!違うよー!

だって、3人って、

俺と炭治郎と禰豆子の分でしょー?

それだと鱗滝さんの分無いじゃん!

美味しい物は皆で食べよ?」ニコッ

 

鱗滝「!!!」

鱗滝(なんて良い娘に育ってくれたのだ…)

すっかり親の気分である鱗滝であった

だが!忘れてはいけない

桜歌は『男』である!

 

炭治郎「あっ、そうだったのか

ごめん…怒鳴ってしまって」

桜歌「大丈夫!大丈夫!

さっ訓練開始だーー!!

今度は俺が先に行くからね!

戻れ!千本桜!」

サァァァ…元の刀に戻る

チャキン!そして鞘にしまう

 

桜歌「よーーーし!出発ー!」

タッタッタッ!!

炭治郎「あっ待ってくれー!!」

 

 

ーーーー山奥ーー

カン!カッ!!カン!

桜歌「もーー!ほんっとうに

仕掛けが多い!」

ビュン!ドゴッ

丸太が脇に直撃した

桜歌「うがっ!いてて…はっ!

くっ!」ゴロン!

ザクッ

桜歌「た、竹槍が降ってきた…」

桜歌「それに炭治郎もはぐれちゃったし

ここどこだよ?

もしかして…遭難?」ブルッ

桜歌(は、早く出ないと!)

タッタッタッ!

 

??「やっと見つけたぞ…稀血…」

ブン!

桜歌「!!!」

ガキィン!!

桜歌「なっ、お前は!」

??「ほう…」

桜歌「何で生きてるんだ?!三ッ目鬼!!」

??「お前に復讐する為さ!」

そこには

伊之助に斬られたはずの鬼がいた

 

??「私が完全に消滅する前に

あの方が来て下さって

血を大量に分けてくださったのだ…」

鬼舞辻「お前…稀血を喰い損ねたらしいな」

三ッ目鬼「ああっ!…お許しください

次こそは…次こそは必ず…」

鬼舞辻「……必ずか?」

三ッ目鬼「必ず……必ずや……

憎いあの小娘が憎い……

憎い憎い憎い憎い憎い!!」

 

鬼舞辻「ほう……心地よい、良い怨念だ

良いだろうお前にもう一度

チャンスを与える…もしまた、

喰えなかったら、私がお前を殺す」

 

ザクッ!ドバババ!

三ッ目鬼「ああ!ありがとうございます!

ありがとうございます!!」

 

桜歌「そんな……」

三ッ目鬼「あぁ…愛しきお方だ…

冷酷残忍な所もまた、愛らしい

あの目あの声あの仕草

私の心に来るものがある……」ウットリ

 

桜歌「何だコイツ」ドン引き

三ッ目鬼「これが人間の言う恋なのか

なぁ?小娘よ」

桜歌「し、知らない!てか、俺は男だ!

それに、それは恋じゃない!

支配されているだけだ!

恋とはお互いに愛すること!

一方的な愛などあるものか?!」

 

三ッ目鬼「チッ!やはり貴様とは

馬が合わぬ!ここで喰ってくれるわぁ!」

グァー!!

三ッ目鬼「血気術…」

すぅ……

桜歌「させるかーー!!」

ダッ!

桜歌「散れ!千本桜ー!!」

サァァァー!

三ッ目鬼「なっ!は、早い!」

 

ザグッグザッ!!

三ッ目鬼「みぎゃあーー!!」

 

三ッ目鬼の血気術が発動する前に

桜歌の千本桜が肉を斬った!

 

三ッ目鬼「貴様ー!!」ボタボタ

だが、傷が浅くすぐに再生する

桜歌「くそ!やはり威力が弱いか!」

 

三ッ目鬼「もう……飽きた……」

ヒュン!ドゴッ!

桜歌「ぐぁっ!」

桜歌(ま、前より速い……それに)

三ッ目鬼「オラ!」

ドゴッ!

桜歌「ゴアァ!」ブバッ

桜歌(威力が段違いだ!)

桜歌「ぐっこのーー!

赤火砲!!」

 

カッッ!ドカン!!

桜歌「へへ!間近で受けて無傷で済まないだろ!」

煙がはけ三ッ目鬼が姿を現す

そこには…

桜歌「まじ?」

三ッ目鬼「ふふふふはははは!

弱い弱い弱いなー!」

無傷の三ッ目鬼が居た

 

三ッ目鬼「終わりにしてやる……」

ヒュンヒュン!ドゴッドガッバギっ!

桜歌「ぐぉっ!あがっ!」

三ッ目鬼「うらぁーー!!」

ドッッッゴッ!!ボギッ!

桜歌「!!!がはっ!」

桜歌「グギギ……また、肋を狙いやがったな!」

 

三ッ目鬼「ああ…ああ…

お前を喰えば私は愛される

私を必要としてくれる……

もう私は1人は嫌だ…誰かに傍に居て欲しい」ブツブツ

 

桜歌「!!隙あり!!」

ブン!!

スカッ!

桜歌「なっ!」

バキッ!ビュン!!

ズガガガ……

桜歌は吹っ飛ばされ

ドガッ!!

桜歌「あがっ!!」

木に打ち付けられた…

 

桜歌(つ、強くなってる

確実に……俺は誰かの助けがないと

家族の仇も打てないのか)

桜歌「ちく…しょう…」ポロポロ

 

三ッ目鬼「どぉしたー!

もう抵抗はお終いかー?

弱い弱い……所詮は人間などその程度よ」

ズン…ズン…

 

桜歌「くそっ…」ズギンッ!!

桜歌「いぎっ!」

桜歌(やばい……また、腕の骨が)

三ッ目鬼「きひひひ……稀血ー!」

ドゴッバギ!!

桜歌「うぐっ!ぐぁ!」

 

三ッ目鬼の激しい攻撃が

桜歌を襲う…

バキッ!ドガッ!

桜歌「ぐっ……あが…」ガクッ

三ッ目鬼「ああん……チッまた、

気絶しやがった!

まぁいいこれで食べやすくなった…

きひひひ」

 

ーーーー

千本桜「桜歌……桜歌!

起きるのだ!」

桜歌「もうダメだよ…全身が痛くて痛くて

動けないよ……」

??「情けない…それでもオレの持ち主か?」

千本桜「おい!そんな言い方!」

??「お前は黙ってろ……

おい桜歌……鬼は何も

斬るだけじゃなくていい…」

桜歌「…………」

??「オレを使え…」

 

桜歌「ダメだよ……もう力が…

刀を持ってなれない」

??「馬鹿野郎!!お前の父親は

死んでまであの鬼の

着物を掴んだままだったんだぞ!」

 

桜歌「……お父さん…」

??「お前は悔しくないのか?

家族を喰い殺した奴が目の前にいるんだぞ」

桜歌「悔しいよ!本当に……でも

アイツ動きが速くて

俺の力じゃあんなに速く千本桜を

動かせない…」

 

??「だからオレの力を使え……

オレの力なら奴がどんなに速くても

関係ねぇ…全てを凍らせて終いだ」

 

桜歌「凍られる?」

??「ああ……俺は氷結系最強だからな…

行くぞ桜歌!!」

 

ーー…現実

三ッ目鬼「死ねーーー!!」

桜歌「!!!」カッ!

バッ!!

桜歌「戻れ千本桜!」

サァァァ…

三ッ目鬼「チッ!あのまま寝ていれば

痛い思いをせずに済んだものを……」

 

桜歌「はぁはぁ…お前は……

お前だけは!俺が倒す!」コォォ

 

桜歌は霊圧を溜め込む

三ッ目鬼「きひひひ…今更今更……

お前が何をしようと私には勝てない」

 

桜歌「それはどうかな?

お前がどんなに速くても関係ない!」

 

桜歌(本当に頼んだぞ…)

桜歌「スーーハーー」

桜歌「《霜天に坐せ!》」

パキパキ…パキパキ!!

桜歌の刀が鞘から徐々に氷に覆われる

桜歌「《氷輪丸!!》」

そして、桜歌の刀は氷の龍となった!

 

三ッ目鬼「なっ!!」

 

桜歌「三ッ目鬼!!

さぁお前の罪を数えろ……」

 

ーーーto be continuedーー




大変遅くなりました…m(*_ _)m
時間が空いてる時に書いてるので
文脈が無かったらすみません(இ௰இ`。)

最後は仮面ライダーダブルのセリフを
使わせていいだきました!

感想などお待ちしております(^ω^)ニコニコ


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斬魄刀を持って鬼退治!!6話

大変遅くなって申し訳ございません!
たくさんのお気に入りありがとうございます!

今回で、三ッ目鬼との決着です!

映画……楽しみですね!«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク


桜歌「霜天に坐せ氷輪丸!」

桜歌が刀の名を叫ぶ…すると…

ヒォォ!パキパキ…パキパキ!!ギャオォ!!!

桜歌の刀がたちまち氷の龍に姿を変えた

 

三ッ目鬼「な!何だそれは!

何なんだそれはぁぁ!!!」

桜歌「俺のもう1つの力さ…

お前を……氷漬けにしてる!!」

三ッ目鬼「はん!どんな力を持っていようが

私には届かぬわーー!」

桜歌「さぁて…それはどうかな?」

ヒュン!

三ッ目鬼「消えた!」

桜歌「こっちだ…」

三ッ目鬼「なっ!」

ザグ!ブシュッ!ピキピキ!

三ッ目鬼「ぬぐあー!!」

三ッ目鬼「ふん!こんな傷すぐに治る!」

三ッ目鬼「覚悟しろーーー!!」

桜歌「ばーか♪お前腕見てみろよ」

三ッ目鬼「ああ?腕だと?

……なっ!」

パキパキ…ピキピキ…

桜歌が斬った所が氷に覆われる

三ッ目鬼「凍ってる!!!」

桜歌「俺の刀は今、氷結系最強…

腕から段々と氷に覆われやがて全身が凍る

お前はもう終わりだ…」

三ッ目鬼「私が終わりだと〜!

舐めるな…舐めるなよ!小娘ー!」

ぐぐぐ……ブチブチ……

三ッ目鬼は反対の手で凍らされた

腕を掴んでそのまま…

桜歌「おいおい…まじかよっ」

三ッ目鬼「うぐぐぐ!がぁ!」

ぶぢっ!ボタボタボタ……

そのまま引きちぎった…

三ッ目鬼「はぁはぁ…」

三ッ目鬼「ぐぎぎ!」グググ!

三ッ目鬼「だぁーー!」

ズルンっと腕が生えてきた

 

桜歌「………っ!うわぁ無茶するなー…

痛くないの?」

桜歌(何処ぞの大魔王かよっ)

三ッ目鬼「うるさい!!

この程度の痛みなど!家族を失った

悲しみに比べたら屁でもない!」

桜歌「家族?失った?…何のことだ!」

 

三ッ目鬼「私は……私はもう!!

1人は嫌だーーー!!!」

ズァーーッ! ビリビリ!

三ッ目鬼「…………」フシューフシュー

桜歌「ぬおっ!

全く…何か言ったと思ったら

今度は切れるし…訳からん!」

氷輪丸「何かやばい…桜歌…気をつけろ!」

三ッ目鬼「お前ヲ殺ス…」

ドン!

桜歌「!!!」

桜歌「やべっ!」

ガキィン!!ギチギチッ!

 

桜歌「こ、こいつ!身体が大きくなってる!」

三ッ目鬼は倍の大きさになっていた…

三ッ目鬼「シネシネシネシネシネ!」

ググググ!…ギチギチ……

桜歌 「ぐぐ!このー!!凍れ!」

ザグッ!ズァァーー!ピキィィン!!

三ッ目鬼「……………」カチコチ

桜歌「はぁはぁ……こわー…

急に大きくなるんだもんなー…

でも、これで一安心!朝がくるまで待つかな…」

 

……ピシッ

桜歌「!!!!」

……ピシッ!ピシッピシッ!

桜歌「じょっ…冗談でしょ?

ちょっと!氷輪丸!どゆこと!

氷結系最強なんでしょ!」

氷輪丸「ああ、確かに俺は氷結系最強…

だが、桜歌……ただ単にお前の力不足だ」

桜歌「ストレートに言いやがって!」

ピシッピシッピシッ!!……バギィン!!

三ッ目鬼「……………」

桜歌「くっやっぱ出てくるよねっ!」カチャ!

 

三ッ目鬼「くくくく!くくくくく!!!

はーーーー!はははは!」

ビリビリ!ビリビリ!

桜歌「っっ!!」キーーン!

三ッ目鬼「……はぁ」

桜歌「うるさぁ…いきなりなんだ…笑いだして」

三ッ目鬼「お前……よく見たら私の娘に

そっくりだなー…」

桜歌「はぁ!娘?!」

 

三ッ目鬼「ああ……ああ…おいで……おいで…

私の可愛い娘……お母さんだよ…おいで」

桜歌「な、何を言ってるんだ!!

俺はお前の娘でもないし、何より男だ!」

三ッ目鬼「おいで…おいで…

おいで…おいで…おいで…」

何かに取り憑かれたかのように

おいで…と連呼し出さす

 

桜歌「くっ!この!巫山戯やがって!」

タタタタタ!!ダンッ!

桜歌は勢いよく飛んだ

そこから一気に刀を振り下ろす

 

桜歌「くたばれーー!!

氷輪丸!!!」

ズァァーー!グオォォ!

ピキィィン!パキパキ!!!ピシィィン!

 

辺り一面氷に包まれた

桜歌「はっはっ、はっ

こ、これでどうだ!!」クラッ

ガシャンっと桜歌は刀を落とした

桜歌「はぁはぁ手に力が入らない…」

桜歌(もし、また、出てきたら

今度こそ殺らるな…)

桜歌「それにしても……娘とは?

鬼にも家族があるのか?」

氷輪丸「いや、神からはそんな事聞かされてないな…」

桜歌「そっか……」

ガサガサ!ガサガサ!

桜歌「今度はなんだ!」

ガサガサ…ガサガサ!

桜歌「くっ!熊だけは勘弁して欲しい…」

ガサガサ!ガサガサ!

 

炭治郎「桜歌!!!どこだ!桜歌!」

草を掻き分け、炭治郎が出てきた

 

桜歌「!炭治郎!!」

炭治郎「桜歌!急に鬼の匂いがして

追っていく内に桜歌と血の匂いもしたから

心配したぞ!」

桜歌「ご、ごめんね」

炭治郎「怪我は大丈夫か!鬼はどうなった!」

桜歌「鬼なら氷漬けにしたよ」

ほらっと指差す方を見ると

炭治郎「なっ!」

氷の山が出来ていた、その中に

鬼が閉じ込められている

 

桜歌「たぶんもう出てこれないと思うから

朝になったら、氷輪丸を解除して

お天道様に焼いてもらおう…」

 

炭治郎「氷輪丸?」

桜歌「俺のもう1つの、刀の名前さ♪」

炭治郎「本当に桜歌の刀は不思議だな

桜になったり、氷が出てきたりで」

桜歌「そうかな?えへへ♪

…クラっ」

炭治郎「おっっと!桜歌!」

桜歌「鬼をやっつけられたのと

炭治郎の顔見たらホッとして

力が抜けたみたいだ…笑笑

炭治郎「そうか、頑張ったな桜歌…」

桜歌「うん……アイツ俺の両親の仇だったんだ」

桜歌はこれまでの事を話した

炭治郎「仇討てて良かったな…」

桜歌「そうだね…」

 

 

ーーーー三ッ目鬼sideー

 

寒い…暗い…寒い…

そう言えば、私が家族を失ったのも

こんな寒い日だった…

 

 

きゃっきゃっ!きゃっ!きゃっ!

子供達の元気な声が村に響いていた

 

三ッ目鬼→妃矩「おーい♪茜ー!」

茜「あっ!お母さんー!」

タッタッタッ!

ダキッ!

妃矩「もうすぐ夕飯の時間だから帰りましょ?」

茜「うん!!」

妃矩「ほら、お友達にバイバイしてね?」

茜「バイバーーーイ!」

 

「バイバーーイ!」「またねー!」

「俺も帰ろ!」「あたしもー!」

 

妃矩「今日は茜の好きな切り干し大根よ♪♪」

茜「本当!やったぁ♪!!

お母さん!早く帰ろ!私いっぱい食べるー!」

妃矩「そんなに急がなくても

食べ物は逃げないわよ〜♪」

 

ガララ!

茜「ただいまー!!!」

妃矩「はい♪おかえりなさい♪

手洗ってらっしゃい?

お父さんももうすぐ帰ってくるだろうからね♪」

茜「はーーーい!!」

 

妃矩「さて…いっぱい作りますか♪」ムンッ

 

茜「お母さーーんお腹空いたよー」

妃矩「お父さん今日遅いわねー

いつもはもう帰ってくるのに」

 

妃矩が心配していると

何やら玄関先で、話し声が聞こえてきた…

茜「?誰かいるのかな?」

 

妃矩「お母さんが見てくるから

茜はここに居てね?」

茜「うん……」

 

ガララ!

「ねー♪そろそろ私と夫婦になりましょうよー♡」

「あのな…俺には妻と子供が居ると

何度言ったら分かるんだ!」

 

「あんな、奥さんよりも

私の方が何倍も綺麗でしょー?♡

胸も大きいし……

貴方のしたい事何でもできるわよ?♡♡

なーーーんてねー♡♡」

 

夫「…………」

妃矩(貴方…)

ぎゅっと…妃矩は胸の前で手を組んで

祈る……どうか…どうか…

 

夫「……ふん……くだらん!

俺は乳の大きさに興味はない!

俺は妻の…妃矩の優しさや、愛嬌

何より文無しの頃から支えてくれた愛情に

俺は惹かれたのだ!

お前の様な簡単に股を開く様な女の所に

行くなら死んだ方がマシだ!

二度と俺の!、いや!

俺たち家族の前に現れるな!」

 

女「な、何よ!折角この私が

相手になるって言ってるのに!っふん!」

スタスタと女は行ってしまった…

 

夫「はぁ」

思わず溜め息がこぼれる

妃矩「貴方……」

 

夫「っ!」

夫「妃矩…」

妃矩「私は幸せですよ…とても」

夫「聞いていたのか」

妃矩「ええ…玄関先であれだけ騒げば

誰でも聞こえますよ」

夫「むぅ…」

妃矩「それに……茜がお腹を空かせて

待っていますよ♪

きっと怒るでしょうね♪」

夫「それは勘弁して欲しいな笑笑」

妃矩「それは貴方の態度次第ですね♪」

ニコっと妃矩は悪戯っぽく笑った

 

夫「そうだな…帰るとしようか…

俺も腹がへった」

妃矩「ええ♪たくさんありますので

いっぱいおかわりして下さい♪」

 

「ギリッ」

幸せな家庭に不穏な影が迫っていた…

 

 

ある日の事

茜「ゴホゴホ」

夫「おいおい大丈夫か?」

茜「頭いたーい…」

妃矩「お薬買ってきますから

貴方、茜の看病お願いします」

 

夫「ああ、任せておけ」

茜「お母さーん…ゴホゴホッ」

 

妃矩「大丈夫よ…すぐ戻るからね」

なでなでと茜の頭を優しく撫でる

 

茜「うん…」

妃矩「いい子ね♪行ってくるわね」

 

そう言い薬を買いに出かけた

 

「…………ニヤッ」

 

 

妃矩「はぁはぁ…遅くなっちゃった!」

妃矩(もう!どうしてあんなに人がいるのよ!)

 

丁度風邪が流行っており

薬屋には多くの人が群がっていたのであった

 

ブチッ

妃矩「あっ!」

鼻緒が切れてしまった…

妃矩「…………」

妃矩(今日はついてないわね…)

妃矩は履き物を脱ぎ捨て

裸足で自宅へを急いだ…

 

しばらくして、ようやく家が見えてきた

だが、

妃矩「???」

何やら玄関に人集りができている

 

妃矩「……」ゾクッ

妃矩は走り人を掻き分け

なんとか玄関までたどり着く

目の辺りにしたのは…

妃矩「そ、んな」

 

茜「…………」

夫「…………」

 

娘の無残な切り傷と

庇おとして背中を滅多刺しにされてる

夫の姿があった……

 

妃矩「いっ… 」

妃矩「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

妃矩「貴方っ!茜っ!」

 

そんな、そんな!

妃矩「誰がこんな事を!!

お前達か!」

キッと恐ろしい眼差しで

周りの野次馬達を見る

 

「ちっ、ちげーよ!」 「うわこりゃーひでー」

「おい!○○さん達が大変だ!

早く医者と政府呼んでこい!」

 

妃矩「茜っ…茜っ…」

ぎゅっと冷たくなった娘の身体を抱きしめる

妃矩「ごめんね…ごめんね…」

妃矩「辛かったよね…痛かったよね…」

 

妃矩「貴方……」

痛みに耐えながら守っていたのか

顔が悲痛の表情をしていた…

 

妃矩「…………」

その時、妃矩の頭には

何故か玄関先で夫と言い争いを

していた、女の顔を思い出した…

 

「クスクス…良いざまね」(ボソッ

妃矩「!!」

妃矩「お前!!」

 

女「この度は残念でしたわねー奥様」

妃矩「…………」

女「ちょっと聞いてる?

全くそれだから、アンタはあの人の妻に

相応しくないのよ笑笑」

妃矩「お…まえが」

女「なに?」

妃矩「お前が娘と主人を…やったのか?」

女「はぁ?私が?やってないわよー笑笑」ニヤッ

 

妃矩「!!嘘をつくなぁぁ!」

「ざわざわ…」「おいおい、あの人可笑しくなったのか?」

 

女「ほらー皆に可笑しい人だと思われるわよ?笑笑

 

妃矩「うるさい!こっちに来い!」

妃矩は女の髪の毛を掴み引きづる

女「きゃあ!ちょっと!

痛っ!痛い!」

妃矩「………」

妃矩の心はもう、この女の子を

始末する事しか頭になく、

周りの人間が見ているにも関わらず

森の奥へと、

女を連れて行った…

 

 

ドサッ

女「きゃっ!」

女「ちょっと!こんな事して

タダで済むとは、……ヒッ」

 

妃矩「…………」

妃矩の目付きは、人に向けてはいけない

殺意のこもった眼差しをしていた

 

女「な、なによ!あの人が悪いのよ!

私なんかより、アンタを選ぶから!」

 

妃矩「…………」グッ

女「死んだ方がマシとか言ってたから

お望み通り殺してやったわよ!」

 

妃矩「………………」ググッ

 

女「アンタの娘なんか、

お母さーんお母さーんって

泣いてうるさなかったから、

喉を切ってしゃれべれ!っふぎゃっ」

 

ドゴッと音が鳴るほど、

女の頬を力強く殴る

 

女「何すん……へ…?」

妃矩「お前!」

 

スーと妃矩の額に線が入り

そこから目が開いてくる

2本の角、鋭い牙も生えてくる

 

妃矩→三ッ目鬼「お前ーーーーー!!」

ビリビリと空気が震える

 

女「あ…あ…あっ」

あまりの怖さに女は失禁した……

 

三ッ目鬼「返せ…」

ズンッ!ズンッ!と女に近づく

女「いやっ!来ないで!」

 

三ッ目鬼「娘と…夫を返せーーーー!!!」

 

ヒュン!!!

女「たす」

ザジュッと真っ二つに女の身体を引き裂いた

 

三ッ目鬼「ぁあぁああぁー!!」

哀しみ、悲痛、悔しさが合わさり

言葉にできない感情が心を支配する

 

三ッ目鬼「そうだ……まだ、生きてるのかも

探せば生きてるの…娘も夫も……

探さなきゃ…探さなきゃ…」

 

??「おや…どうしたんだい?」

三ッ目鬼「……誰だ…!!」

目の前の男には勝てない……そう直感した

??「ほう、私の怖さが分かるのか

少しは賢い鬼のようだな…」

三ッ目鬼「……」

??「私の所に来い……家族に合わせてやろう」

三ッ目鬼「!本当に?」

 

??「ああ、本当だ、ただし私には

絶対に逆らうな…逆らったら殺す」

 

三ッ目鬼「はい…」

 

それからは、三ッ目鬼は

もうこの世には居ない娘と夫を探した

見かけた幼き少女を見ては娘と錯覚し

娘ではない事が分かると、喰らう

その家族をも喰らう

 

三ッ目鬼(居ないのは分かってる……でも、

探さなきゃ…人を食べる…私は…)

三ッ目鬼「誰か……助けて……」

一筋の涙が頬に流れ落ちた…

 

ーーー

炭治郎「!!!」スンスン

桜歌「どしたの?」

炭治郎「あの鬼から、強い哀しみと悔しさの

匂いがする…」

桜歌「??」チラッ

桜歌「泣いてる?」

桜歌は眼が良いので氷の中で

涙を流す鬼を見た

桜歌「何で泣いてるの…」

氷輪丸「桜歌…夜明けだ…」

太陽が顔を出し始めた……

 

桜歌「分かった…

炭治郎もしもの時は頼むね」

炭治郎「ああ任せろ」

 

桜歌「氷輪丸…戻れ」

パキッパキッと氷が剥がれ落ちる

三ッ目鬼「………」

太陽に照らされて

鬼の身体が崩れ始める

 

三ッ目鬼「茜……茜……」ブツブツ

桜歌「茜?」

桜歌(やっぱり家族がいたのか

俺の事、娘と勘違いもしたし

茜は娘の名前かな……)

 

その時三ッ目鬼の腕が動く

炭治郎・桜歌「!!!」

カチャっと刀を構える…

 

炭治郎「???」

桜歌「どうしたんだろ…」

 

三ッ目鬼「茜……茜……茜…」

それは、母親が両手を開け子供が

胸に飛び込んでくる事を待っているようにも見えた

 

桜歌「………」

桜歌は三ッ目鬼に近づく

炭治郎「桜歌!!何やってるんだ!

危ないぞ!まだ鬼は動いているんだ!」

 

桜歌「大丈夫だと思う」

ぎゅっと三ッ目鬼に抱きついた

三ッ目鬼「!!!」

ぎゅっと三ッ目鬼も優しく抱き返した

そして、一言

桜歌「お母さん」っと言った…

 

ーーー妃矩sideーー

暗い…暗い…寂しい…憎い…憎い…

 

食べなくちゃ…食べなくちゃ…

探さなきゃ…偽物は全部食べなくちゃ!

突然何かに抱きしめられた…

「お母さん!」

パリンッと音を立てて

真っ暗な空間が割れた

 

妃矩「え…」

茜「お母さん!」

妃矩「あ…かね?……

茜!茜なのね!ああ…ああ…茜…」

ぎゅっと強く抱きしめる

茜「お母さん!くすぐったいよー!

お腹空いたー!ご飯作ってー!

あっ!あっちでお父さんが待ってるよ!」

 

茜が指さす方を見ると

妃矩「貴方…」

夫「……」ニコニコ

笑顔でこちらに手を振る夫の姿があった

茜「お母さん…帰ろ?

またお母さんの料理食べたい!」

茜は元気よく夫の元へと走って行った

 

妃矩「やっと…やっと会えたね…」

茜「お母さーーーん!早く早くー!」

 

妃矩「ええ!今行くわーーー!」

妃矩(ああ…きっと悪い夢でも見ていたのだろう)

ぎゅーーーーーっと2人を強く抱きしめる

茜「あはは!お母さん苦しいよー!」

夫「…………」ニコニコ

 

妃矩「ふふふ♪」

妃矩(待っててね…すぐご飯の支度しますね♪)

妃矩「茜!貴方!」

ーーー桜歌・炭治郎sideーー

三ッ目鬼「た、た…だ…いま…」

そう言い三ッ目鬼は散っていった…

 

桜歌「………ふぅ」

クラッと身体が寄ろける

炭治郎「っと大丈夫か?」

 

桜歌「ありがとう〜もうヘトヘトだよー」

炭治郎「よく頑張ったな…さぁ帰ろう」

桜歌「うんー!お腹空いたー!」

炭治郎「そうだな!俺も腹いっぱい食べるぞー!」

 

その後帰宅した桜歌に待っていたのは

禰豆子「ムーーー!ムーーー!」ポカポカ

桜歌「いた!痛いちょっ禰豆子!」

鱗滝「全く…心配させおって」

 

禰豆子と鱗滝にめちゃくちゃ怒られた

 

桜歌「ごめんっばーーー!」

禰豆子「ムーーーー!!」

 

ーーーーーTo Be Continuedー

 




読んでくださりありがとうございます♪

本当に遅くなってすみません( ˊᵕˋ ;) 

次回もお楽しみにー( ´ ▽ ` )/


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斬魄刀を持って鬼退治!!7話

玄弥…むっくん…珠代さん…
鬼舞辻無惨…テメーは許さねー!




とある山奥に刀と刀がぶつかり合う音が響く

キィン!ガキィ!

桜歌「フッ!」

炭治郎「何の!」

ガキィ!!

ギチギチ……

 

桜歌「ぬぐぐぐ!」

炭治郎「おおおお!!」

 

鱗滝「…………」

 

桜歌「ゥオリャア!」

ブン!と炭治郎を突き飛ばし

炭治郎「うわっ」

桜歌「散れ!千本桜!」

始解を発動

桜歌「イケー!」

 

無数の桜の刃が炭治郎に襲いかかる

 

炭治郎「!!!」

【水の呼吸…参ノ型…流流舞】

水が流れるような動きで

桜の刃を避け、反撃に出る

 

炭治郎「スゥゥ」

【水の呼吸…壱ノ型…水面切り】

腕を交差した状態から

勢いよく水平に振るうことで繰り出し

強い威力が出せる

 

桜歌「なっ!」

桜歌(避けられない!

俺にできるか分からないけど

やるしかない!)

 

桜歌「縛道の八十一!」

腕を前に突き出し

桜歌「断空!!!」

 

炭治郎「おおおおお!!」

ゴンっ!!と何かにぶつかった

炭治郎「え!」

しかし桜歌の前には何も無い

炭治郎「何も無いのに、

まるで壁の様なものがあるかのように、

動きを止められた!

桜歌!何をしたん…だ?」

 

桜歌「きゅううー」

目を回して倒れていた…

霊力切れである……

炭治郎「桜歌?!大丈夫か!」

 

桜歌「はにゃあー」

鱗滝「今日の訓練はここまで!

桜歌を運んでやれ」

炭治郎「は、はい!

よいっしょっと」

炭治郎(あっ桜歌いい匂い…)

鱗滝(本当は儂が運びたかった…)

 

ーーー

桜歌「……ん」

千本桜「起きたか」

桜歌「あれ……千本桜?って事は」

千本桜「うむ……我らの世界だ」

桜歌「やっぱりかー…なんで俺ここにいるの?」

 

桜歌のこの言葉で

千本桜はお説教モードに入る

 

千本桜「正座だ……」プルプル

桜歌「え!なんで?」

千本桜「正座だぁーー!!」

桜歌「は、はい!」チョコン!

 

千本桜「何故、私が怒っているか分かるか…」

桜歌「えーと…この前、千本桜の

ウグイス餡のお饅頭食べた事?」

 

千本桜「なぬっ!!あれは楽しみに取っておいたのに

…他には?」

 

桜歌「……怒らない?」

千本桜「……怒らない」

桜歌「本当?」

千本桜「本当だ…」

桜歌「……こ、この前…千本桜が大切にしてた

鉢植え割っちゃった☆」てへっ

 

千本桜「なぁ!確かに1個足りないなーって

思ってたらお前の仕業か!」

桜歌「怒らないって言ったのにー!

それにあれは、氷輪丸のせいだもん!」

千本桜「なに?」

桜歌「あの時氷輪丸が…」

 

氷輪丸「よし!桜歌!今から

俺が攻撃するから避けてそのまま

オレに反撃してみろ!」

桜歌「よぉぉぉし!来い!!」

 

氷輪丸「行くぞ!!」

ゴァァァと氷輪丸はブレスを放つ

桜歌「ぬー!範囲が大きい!」

バッと横に飛んだが、

桜歌「ひゃう!!あ、足が…」

桜歌の左足が氷に覆われた

 

氷輪丸「まだまだ遅い!もっと

足を動かせ!もっと速く1歩を踏み出せ!」

桜歌「うん!!」

氷輪丸「行くぞ!!」

桜歌(速く速く速く速く…)スーフー

氷輪丸がまたブレスを放つ!

桜歌「速く!」

 

ブレスが当たる直前桜歌は消えた

そして…

氷輪丸「!!!」

氷輪丸の上に居た

桜歌「貰ったー!!!」

氷輪丸「甘いわー!!」

氷輪丸は尻尾を高く上げ振り下ろす

桜歌「うわっ!!」

ドゴッと音を立てて

そのまま桜歌を叩き落とす

桜歌「いっちちち

はぁ手加減してよー…」

氷輪丸「ガハハハハ!しかし

よく避けれたな…」

 

桜歌「何かね!こう!速く動けって思ったら

身体がね!羽のように軽くなってそれでね!

ビュンビュンってなったの!」

桜歌は感覚派でもある…

氷輪丸「……そうか!」←分かってない

氷輪丸(それにしても、瞬歩をやってみせるとはな

この調子なら、いづれ卍解も…)

桜歌「よーし!もう1回!…ふん!

あれ?も、もう1回!…ふん!…できない…」

 

氷輪丸「ん?桜歌!何踏んでるんだ?」

桜歌「え?」

そっと足を退かしてみると

桜歌「何だこれ…鉢植え?」

氷輪丸「や、やべー…それは

アイツが大切にしてる物だ…」

桜歌「……バレなきゃ犯罪じゃないって

ことわざ知ってる?」

 

桜歌「って事何だよー」

千本桜「そうか…そうか…氷輪丸は後でピーな…」

桜歌「俺には何もないの!良かったー…」

千本桜「桜歌はまだ、説教だー!!」

桜歌「わぁぁーー!やだー!」

 

 

ーーー

ここはとある屋敷

 

カァー!カァー!

??「おや、来たようだね…」

??「例の不思議な刀を使う少女の情報ですか?」

??「そうだね…今は鱗滝さんの所にいるらしい」

??「うむ!!その少女に是非とも会ってみたい!」

??「不思議な刀とはな…地味に派手じゃねーか」

??「くだらないくだらない…不思議とは

何を思って不思議なのか、俺は信用しない」

??(女の子なのね…可愛いといいわね♡♡)

??「………」ポへ〜(あっ…あの雲見たことある…)

??「……ふん…」

??「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…」

??「………」

 

??「……ふむ…ならここに呼んでみるかい?」

??「お言葉ですが御館様

鬼殺隊でもない者が屋敷の敷居を跨ぐなど

あってはなりません…」

??「うむ!!俺も同じ意見だ!

鬼の刺客かも知れないからな!!」

??「もし刺客なら俺が派手に首を

切ってやろう、もう派手派手にな」

??「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…

おお…可哀想に…名も知らぬ少女よ…」

 

??(え?ええ?皆反対なの?

私は女の子が増えるなら歓迎なのに…)オロオロ

??「あらあら…それなら

私の屋敷でしばらく様子を見るのは

どうでしょう?」

??「そうだね…頼めるかい…しのぶ」

しのぶ「お任せを」

 

ーーー

桜歌「ん…」パチ…

桜歌「ん。んーーー!…はぁ」

炭治郎「おっ…目が覚めたか」

桜歌「はにゃ…炭治郎…」

炭治郎「大丈夫か?無理はするなよ」

桜歌「大丈夫大丈夫…ありがとうー」

禰豆子「むー?むー?」なでなで

桜歌「禰豆子もありがと♪」

禰豆子「むんむん♪♪♪」

 

バサバサ!!

桜歌「え?!か、鴉が入って来たよ!

追い出さないと!」

鴉「カァー!カァー!

竈門炭治郎ー!竈門炭治郎ー!」

 

炭治郎・桜歌「か、鴉が喋った?!!」

禰豆子「むぅーー!!」

 

鴉「竈門炭治郎ー!北西の街へ迎え

そこでは少女が消えている!

そこに潜む鬼を見つけ出し討て!

それが最初の仕事だ!…カァー!

それと!鈴燈桜歌!」

桜歌「え?!お、俺?」

 

鴉「お前は柱の1人……

「蟲柱」胡蝶しのぶの元にいけ!」

桜歌「いや行けと言われても

場所知らないし…」

鴉「後で使いがくるから

ついて行け!!」

バサバサ!

そういい鴉は飛んで行った。

 

炭治郎・桜歌「………」

鱗滝「……」

 

炭治郎「俺の初仕事…」

桜歌「…蟲柱…胡蝶しのぶ…さん」

 

炭治郎「…とりあえずご飯食べて

明日に備えて寝るか…」

桜歌「そうだね…」

 

炭治郎「よし!寝るか!!」

桜歌「なんかやる気だね…炭治郎」

炭治郎「まぁな!…俺みたいに

鬼に苦しめられてる人達がいるんだ

クヨクヨなんてしていられない…」

 

桜歌「そっか…炭治郎…無理だけはしないでね?」

炭治郎「ああ 桜歌もその

蟲柱さんと上手くやれよ?」

 

桜歌「ううー…怖い人だったら嫌だなー」

桜歌(蟲かー…きっと)

蟲柱「言うこと聞かない奴は

脳みそ吸い取るぞー!!」

桜歌「ひぃぃーー!助けてー!」ガタガタ…

 

桜歌「こ、こんな人に違いない…」ガタガタ

 

炭治郎「だっ大丈夫だぞ!桜歌!

鬼殺隊は隊士同士での喧嘩はご法度だから

大丈夫なはずさ!」

桜歌「そうかな…?」

炭治郎「うん!さっ!もう眠ろう…お休み…」

桜歌「うん…お休み…炭治郎」

桜歌(炭治郎はああ言ってくれたけど

クヨクヨなんてしてられないか…

俺も強くならないと!よし!寝よ!)

 

 

 

 

しのぶ「ふふ…桜歌ちゃんですか…

お待ちしてますね♪♪」ニッコリ

 

ーーーTo Be Continuedーー

 

 




遅くなってすみませんでした(つ﹏<。)
次回はしのぶ様とご対面です!
お楽しみにー♪♪



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斬魄刀を持って鬼退治!!8話

大変遅くなりました!_| ̄|○

皆様、コロナに気をつけましょう!( *˙ω˙*)و グッ!


ーー翌朝ーー

チュンチュン…チュンチュン…

鳥の囁きと朝日の眩しさが

部屋を照らす

ああ…朝がきてしまった…

朝なんて来なければいいのに

もうずっと夜でいいのに

 

炭治郎「朝だぞ…桜歌起きろ」

炭治郎…分かってる…分かってるから

桜歌「もう一度夢の中にーー!!!」

炭治郎「ダメだー!今日は

柱に会いに行くって言われてただろー!」

 

桜歌「嫌だー!!絶対怖いもん!

食べられちゃうもんーー!!」

炭治郎「大丈夫だって!」

桜歌「怖いものは怖いんだー!」

 

禰豆子「むー!む!む!むー!!」

桜歌「ごめん!

何言ってるか分からない!」

禰豆子「ムーー!」ガーン!

 

??「あのー」

炭治郎「桜歌!

禰豆子を悲しませるんじゃない!」

桜歌「うるせー!このシスコン野郎ー!」

禰豆子「ムーーー!」てしてし!

桜歌「いた!ちょっ!痛い痛い!」

 

??「あのー?すみませーーん」

炭治郎「あっ!…禰豆子!

暴力はダメだぞ!」コラッ!

禰豆子「むー…」ショボン

桜歌「こら!炭治郎!

あまり厳しくしないの!!

禰豆子が可哀想でしょ!!もう!

怒りんぼお兄ちゃんだねー禰豆子ー」ナデナデ

禰豆子「ムーー♪♪」

炭治郎「あれ!お母さん?!」

桜歌「誰がお母さんだ!」

 

ワーワー!!ギャーギャー!!

ガラッと鱗滝が戸を開け

鱗滝「静かにせんか!」

ドゴッと2人にゲンコツをした

 

炭治郎・桜歌「あいた!!」

 

鱗滝「桜歌!」

桜歌「はい!」ビシッ

鱗滝「…隠が来ている 」

桜歌「誰?」

??「あっ私です」

スっと桜歌の背後に立つ隠

桜歌「ひにゃああ!

え!誰?!わ!敵!味方?!」

ーー桜歌パニック中ーー

 

??「違いますよ!私は隠です!

蟲柱様の命により

お迎えにあがりました」

桜歌「そうですか、お引き取り下さい」ぺこりん

隠「さあ参りま…え!なんで!」

桜歌「わざわざ食べられに

行く奴なんかいるもんか!」プンスカ!

隠「は?食べられる?

……すみません…どういう事でしょうか…」

 

炭治郎「なんか、蟲柱様の〔蟲〕の部分に何か

よく分からない妄想をしているらしいのです…

すみません、俺にもよく分からなくて」

隠「はぁ…んん!桜歌様…」

桜歌「やだ!」

隠「蟲柱様の御屋敷には

お菓子があります」

桜歌「……ふ、ふーん

べ、別にお菓子くらいここにもあるし!」

隠「更には、外国から取り寄せた

ケーキなる物が」

桜歌「さあ!行こう!!」キラキラ☆

 

炭治郎「それでいいのか…桜歌…」

隠(チョロい)

桜歌「ケーキ♪ケーキ♪」

 

ーーーーーー桜歌sideーーーー

よし!準備OK!

桜歌「行こ!!」

隠「はいっ」

 

鱗滝「桜歌」

桜歌「鱗滝さん…今までお世話になりました」

鱗滝「桜歌よ…経験だ

経験をしてこそ人は成長する

お前は鬼とも戦った

その経験が次に繋がるだろう」

 

桜歌「…鱗滝さん、俺頑張るよ!

そして、強くなって、両親の墓参りに行く

その時は、鱗滝さんと炭治郎と禰豆子も

来てよ」

鱗滝「…ああ」

 

桜歌「じゃあ行ってきます!

鱗滝さん身体に気をつけてね!

お手紙も出すからね!

またねー!!」

鱗滝「……」

桜歌は何度も振り返り手を振った

鱗滝もその場で何度も手を振った

2人とも手を振りあった

お互いが見えなくなるまで…

 

 

隠「蟲柱様、胡蝶しのぶ様は

女性の方でございます、

同性である桜歌様と、きっと

仲良くなれますよ」

 

桜歌「え!待って!

俺男だけども!」

隠「へ?…」

ジロジロと隠は桜歌を見る

 

隠「桜歌様はご冗談がお上手ですね♪♪」

桜歌「いやいや!なんでやねん!

男だよ!どう見ても男!」

 

隠「顔立ちも良く

髪の毛はピンクのショートで

目はくりくりで、ほっぺも柔らかくて

桜色の髪留めをしてる人を男性とは

思えませんね…

おっと、

もう太陽があんな所に

桜歌様失礼します!」

 

桜歌「え!なに!きゃっ」

隠は桜歌をお姫様抱っこをした

 

隠「少し急ぎます!」

桜歌「待って!まだ!

心の準備がー!」

 

ビュンビュンと駆け抜ける

桜歌「いーーーーやーーーー!!!」

隠「お静かに舌噛みますよ!」

 

 

ーーーしのぶsideーーー

 

皆様初めて…胡蝶しのぶです

今日は不思議な力を使うという

少女が来る日です

 

しのぶ「カナヲ良かったわね

お友達になれるといいわね」

カナヲ「……」

しのぶ「…はあ」

 

この子にも良い刺激に、なってくれればいいけど

しのぶ「良いですかカナヲ…

挨拶は人との交流の中で

基本中の基本です

くれぐれも粗相のないように」

カナヲ「……はい」

 

大丈夫かしら…

 

アオイ「しのぶ様ご心配なく

私が傍におりますので」

しのぶ「頼みましたよ」ニコッ

 

㌧㌧! ㌧㌧!

 

おや来たみたいです…

しのぶ「さて2人とも行きますよ」

アオイ・カナヲ「はい」

 

ーーーー桜歌sideーーー

着いてしまった…

死ぬかと思った…この人速すぎる

桜歌「……」キッ

隠「……」ニコニコ

桜歌(睨んでるのに微笑みで返された?!)

 

「こんにちは♪♪♪」

 

桜歌「ヒッ?!……ひゃあああ!!!」

桜歌(耳!耳に息がー!くすぐったい!)

桜歌「だ、誰!」

しのぶ「こんにちは♪桜歌ちゃん♪」

桜歌「こ、こんにちは…」

桜歌(綺麗な人…)

 

しのぶ「初めまして…蟲柱、胡蝶 しのぶです♪

そして、後ろの2人が」

しのぶの後ろから2人の女性が来た

 

アオイ「初めまして!神崎アオイです!」

桜歌「は、初めまして…」

桜歌(元気な子だ)

カナヲ「…………」ジーッ

桜歌「…………?」

桜歌「え、えと、初めまして…」

カナヲ「……」

スっとカナヲはコインを取り出す

 

桜歌「え?コイン?」

 

そして、ピンっ!と上に弾き飛ばす

クルクルと回転しながら落ちてゆき

パンっ!と手で抑えた

結果は〈表〉

 

カナヲ「……栗花落カナヲ」

桜歌「へ?」

カナヲ「名前…」

桜歌「あっ!名前ね!よろしくね!

俺は鈴燈桜歌です!

皆様よろしくお願いします!」

 

しのぶ「長旅お疲れ様です

おや?見たところ荷物が少ないようですが…」

アオイ「確かに…桜歌さん

衣類の替えや、お化粧品など、どうされました?」

桜歌「え…服ならこれを洗濯して回せば

事足りますし、お化粧なんてしませんし」

 

アオイ「な!ダメですよ!

女の子なのですから!身嗜みをキチンと

整えて下さい!」

グア!と桜歌の肩を勢いよく掴む

桜歌「何!何!何!」

アオイ「こんな綺麗な髪なのに勿体ない!」

桜歌「待って待って!

俺は男だよー!!!」

 

アオイ「え」

しのぶ「え?」

カナヲ「……!」

隠「え?」

桜歌「いや!隠さんには

言ったよね?!」

 

しのぶ「そうなのですか?」

隠「はい、まぁ道中聞きましたが

どう見ても女性にしか見えず…」

じ〜と桜歌を見つめる4人

 

桜歌「な、何で見るんだよぉ…

恥ずかしいよー…//」

しのぶ達「きゅん!♡♡」

アオイ「か、かわいい…本当に男なの?」

しのぶ「癒されますね〜♪」

隠「ホワホワ」

カナヲ「………」なでなで

 

桜歌「ちょっ!カナヲちゃん?!」

カナヲ「……はっ!」

桜歌「あっ!嫌な訳じゃないからね!」

カナヲ「……ん」ニコ

しのぶ「さて!そろそろ家に入りましょう

アオイ部屋まで案内お願いします」

 

アオイ「畏まりました

桜歌さん。こちらです」

桜歌「あっ!はい!お邪魔します!」

 

ーーーーしのぶsideーーー

ふー…桜歌さんの笑顔可愛いかった

日々のストレスも癒されます

 

??「今のが例の娘か」

しのぶ「!!!」

??「どうした」

しのぶ「どうしたじゃありませんよ…

いきなり背後に立たないで下さい」

??「何故だ?」

しのぶ「何故って…っはぁもういいです!

そのうち皆さんにも、顔出しますので

その時にまたお会いしましょう…冨岡さん」

義勇「ああ」

しのぶ「では…」

しのぶ(相変わらず無愛想と言うか

何を考えてるのか分からない人)

しのぶ「…ハァ…桜歌ちゃん

後で頭撫でてもいいかしら」

 

ーーーーALLsideーーー

しのぶ「さて!では早速ですが

桜歌ちゃん、アナタの力を

私達に見せてもらっていいですか?」

桜歌「力ですか?」

しのぶ「はい、今回桜歌ちゃんを

ここに呼んだものその力が

果たして人の味方なのか、敵なのか…

見定めさせて頂きます…」

 

桜歌「……俺は別に敵になるなんて…」

しのぶ「分かっています、

しかし、アナタの鬼殺隊に

入隊するのを、拒否している人がいるのは

事実です…心苦しいかもしれませんが

アナタを見定めさせて頂きます…」

 

桜歌「……」ションボリ

カナヲ「……」なでなで

桜歌「…ありがとう、カナヲちゃん」

桜歌「見せると言っても何を見せたら」

 

千本桜(なら、始解を見せてやれば良い

私ならば、周り被害が及ぶ事も無かろう)

桜歌(分かった、ありがとう千本桜)

千本桜(礼には及ばぬさ)

 

桜歌「行きます!」

スーッと小さく息を吸い集中する

 

しのぶ(恐ろしい程の集中力…)

 

刀を立て手首を軽く内側に捻り、唱える

桜歌「散れ…千本桜」

 

サァーと桜が舞い散るかのように

刀身が上から消える

 

しのぶ・アオイ・カナヲ「!!!」

3人とも口を開けたまま

ただ見ている事しか出来なかった

 

しのぶ「綺麗…」

アオイ「はい…」

カナヲ「……」目キラキラ✩

 

桜歌「まだまだー!!♪♪」

桜歌「っほい!」

桜歌が刀身のない鞘を左に動かすと

宙を舞っていた桜も左に右に上に下にと

動かしたほうに飛んでいく

 

しのぶ「凄いですね…これほどとは」

アオイ「本当に綺麗な桃色ですね…」

カナヲ「……」

スっとカナヲが桜を触ろうと手を伸ばす

 

桜歌「カナヲちゃん!危ない!触らないで!」

カナヲ「!!!」

桜歌「俺の千本桜は桜だけど

それは刀身を桜に変えただけ

桜の花びら一枚一枚が刃なんだ

もし迂闊に触ったら切れちゃうから気をつけて」

 

しのぶ「この無数の花びら一枚一枚が…」

カナヲ「…ごめん」

桜歌「ん!大丈夫大丈夫」ニコニコ

 

しのぶ「!!」

桜歌「しのぶ様?さん?どうしました?」

しのぶ「しのぶで良いですよ?」

桜歌「…しのぶさんで

それで何で驚いてたのですか?」

しのぶ「あ、ああ、いえ、何でもないですよ」ニコッ

桜歌「そうですか…

よし、戻れ千本桜」

サーと元の刀身に戻る

 

アオイ「先程もその千本桜と

仰っていましたが、何か意味があるのですか?」

桜歌「うん!この刀の名前なんだ」

アオイ「刀に名前…ですか…」

アオイは少し眉を寄せて考えこんでしまった

 

桜歌「そ、そんなに難しく考えないで

俺と刀は心で繋がってるって

思ってくれればいいよ!」

アオイ「…わかりました。

では、私は晩御飯の準備をしてきます」

 

とスタスタと台所に向かっていった

 

桜歌「何か怒らせちゃったかな…」

しのぶ「大丈夫ですよ♪あの子は少し

気難しいだけです♪

それよりお腹空きましたね♪

私達も中に入りましょう♪」

 

桜歌「そうですね♪俺もお腹ぺこぺこです♪

カナヲちゃんも行こ!」

カナヲ「…うん」

しのぶ「あっその前に桜歌ちゃん」

桜歌「あの、だから俺は男のでちゃんはちょっと…」

しのぶ「そんな事より」

桜歌(そんな事?!)

と桜歌が思ってる時、頭に何か乗っかる

桜歌「え?」

しのぶ「思った通り髪の毛サラサラですねー♪」

しのぶが桜歌の髪を撫でていた

 

桜歌「あ、あ、あのその!

恥ずかしい……です…」

顔が真っ赤である

 

しのぶ・カナヲ「!!!!」

しのぶ(か、可愛い!さっきの

あの人へのイライラが無くなっていく!)

カナヲ(可愛い可愛い可愛い)

 

カナヲ「私も」

なでなでなでと凄い速さで撫でる

 

桜歌「ちょっ!カナヲちゃん!

やめ、やめ、」

アオイ「3人ともお食事の…って!

何やってるんですか!!!」

桜歌「良かった!アオイさん助けっ」

アオイ「私も撫でたいです!」

桜歌「ええ!待ってご飯食べよ!

お腹空いたよー!」

 

アオイ「いいえ!ご飯の前に

撫でないと、死んでいます!」

アオイの目は血走った鬼の目をしていた

桜歌「そんな訳あるかーい!

え!ホント待って!……」

 

桜歌「にゃーーーーーーーー!!!」

 

桜歌達が晩御飯に有りつけたのは

1時間後である

 

桜歌「全く!全くもうだよ!全く!

髪の毛ぐちゃぐちゃだよー」

 

しのぶ「ふふ♪ごめんなさい

あまりにも可愛いかったから♪ついね♪

今日はもう寝ましょうか♪

明日また、今後の予定など

決めましょう♪♪」

桜歌「はーい…お休みなさい」

しのぶ「お休みなさい」

 

ーーーーしのぶsideーーー

ふー…最初はどうなるかと

思いましたが、良い子で助かった

 

カナヲがコイン無しで会話した事に

びっくりもしましたけど

しのぶ「あの刀」

 

昼間に桜歌ちゃんが見せてくれた

刀の力とでも言うべきか

何にせよ…

しのぶ「本当にこちら側の味方で良かった」

それに

桜歌ちゃん可愛い過ぎて辛い

髪の毛サラサラで同じ女性としては

羨ましい限りです…

 

しのぶ「さて…私も、そろそろ寝ましょう」

普段は【鬼】の存在を気にして

日常を楽しめなかったけど、

しのぶ「ふふ♪明日は何をしましょうか♪♪」

٭❀to be continued❀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本当にお待たせしました!

この作品はキャラブレ激しいので
ご了承ください(*' ')*, ,)✨ペコリ

読んで下さりありがとうございます!
感想・ご意見などお待ちしております!(*^^*)


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