魔法少女リリカルなのは転生物語 (空色)
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プロローグ

神様転生系って原作介入するかしないかって話が普通、なのか?


 ―-転生します。神様が間違えて私を殺してしまったようで。

リリカルなのは の世界とは言われたものの、原作全く知らないんです。だから原作介入するかしないかとか、そういうレベルの話ではない……。

 

 

 いい忘れていました。私、森本(もりもと) 空名(そらな) っていいます。

 

 

 原作全く知らないと言っても、神様からとりあえず魔導師や騎士、リンカーコアくらいの用語の知識は教えてもらいました。

 

 ですけどそれ以外は全然……。

 

 

 今から転生するようですけど、神様恨んでいいですか?

 

 

 ただ、神様にそんなこと言えないので。

 

 私のリリカルなのはの世界での生活は、幕を開ける。




初めまして、空色です。
神様転生物語を書くのは始めてだったりします。
駄文かと思いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
次回からはきちんと会話文が登場するはす……。


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慣れない世界へ
ここはどこ?私は空名。


 

 とにかく、私は転生した。

 

 

 原作の流れは存じません。けれど魔法の用語は習いました。

それって、魔法に関係を持たざるを得ませんよね。

 

 

 習ったはいいけれど、私に魔法が使える――リンカーコアが存在するのかすらわからないっていう、ね……。

 

 

 そして、ここはどこ? 私は空名。森本空名。――それは確実にそう。

 

 

 

 

 「本気で、ここどこ!?」

 

 

 

 

 標識が見える。道路も見慣れた、コンクリートのもので、『リリカルなのは』の世界は元々私が居た日本と変わらないのかな? とすら思ってしまう。

 

 

 

 ただしっかし、二次創作みたいに転生するならさ、原作知ってての上の話じゃないの? これじゃあただの精神年齢の少し高い普通の女の子だよ。わざわざ転生って?

 

 

 

 そういえば私は神様に殺されたんだっけか。それじゃーこんなよくわからない転生になっても仕方ないよ。

 

 

 

 「海鳴ー? ホントに日本、Japan みたいな地名なんだ。この世界に魔法が有るなんて信じられないよ……」

 

 

 

 って私のバカ!! なんてことぼさいてんの。黄色い救急車よばれちゃうって。

 

 

 

 「あーでも、実際には黄色い救急車なんてないんだったかな」

 

 

 

 にしても魔法か。もし、私にリンカーコアがあったとしたら。

どうやって魔法と関わろう? 今まで生きてた日本には魔法なんてなかったから、半分バカみたいとか思っても少し興味がある。

 

 

 

 「さて、ここ海鳴はどこにあるのかな」

 

 

 

 「――あの……。魔法、知ってるんですか?」

 

 

 

 「へっ!?」

 

 

 

 「ここは地球の海鳴市です」

 

 

 

 「あ……あ、そうなんだ? ありがと」

 

 

 

 

 私より2つくらい下かなっていう、二つ結びの、可愛らしい女の子がそこにはいた。

 

 

 

 

 

 




空名、海鳴に到着――というか転送?


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出会い、はじめて

空名が出会ったのは二つ結びの少女。
彼女は魔法を知っているのか、と聞いてきたが……?

森本空名、転生前は11歳。
転生した自分は――?


 

 

 それも、ただの二つ結びではない。金髪だった。外国人みたいだった。

長い金髪をツインテールにしたかわいらしい女の子。

 

 

 

 彼女はここを地球と呼んだ。

 

 

 

 つまりここは……、“日本っぽい外国”なのだろう。多分。

 

 

 

 あれ、そういえばこの子魔法がどうとかって言ってたよね?

ウソ、それ大問題だよ!? 私妄想激しく思われちゃうよ!?

 

 

 

 

 「わたし魔法しってますから、『変だ』なんて思わないので安心してください」

 

 

 

 

 その少女はそう言った。

 

 

 

 

 

 「あ、あははぁ……、そうなんだ? うん、それはありがと。それから地名も教えてくれてありがとね。それじゃ」

 

 

 

 

 

 本当は、この子が知ってる“魔法”が私のそれと一致しているのか知りたかったけど、もしも違ったらを考えると切り出せなかった。

 

 

 

 

 なんでこんな思いしなきゃいけないのか。神様を恨みます。

 

 

 

 

 

 

 「あ、待って……!」

 

 

 

 「フェイトちゃんー!」

 

 

 

 

 あ、あの子フェイトっていうんんだ。とか、少し場違いな感想を抱く。

 

 

 

 「な、なのは!」

 

 

 

 

 あの子のこと、『フェイトちゃん』って呼んだ女の子はなのはというらしい。

 

 

 

 

 「よかった、まだここにいて」

 

 

 

 なのは と呼ばれていたこちらもツインテール、ただし外見は日本っぽい女の子はなぜかそんなことを言った。

 

 

 

 

 

 「まだここにいて、ってそれってどういう……」

 

 

 

 「伺いたいお話があるんです。『いきなり知らない人にそんなこと言われても』って思われちゃうとは思うんですが」

 

 

 

 「わ、私に?」

 

 

 「はい」

 

 

 

 

 これもしかして原作介入コースなのかな?じゃないとさ、いきなりよくわからない人間に聞く話なんてない、よね?

 

 

 

 

 「あ、あの……。立ち話もあれですから一端――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういうことがあって現在私がいるのはフェイトさん(自己紹介は既にし終わり、そう呼ぶことにした)の家。

 

 

 

 家についてからも、また人がいてまた自己紹介。

次はフェイトさんのお兄さんのクロノさんにお母さんのリンディさんだそうだ。

 

 

 

 どうやら私が海鳴に転送(ホントは転生)されたときに魔力反応があがったみたいでそれの調査だったようだ。

 

 

 

 

 私はそれから向こうから“魔法”について説明され、自分の知識と一致してホッとしていた。

 

 

 

 

 「それで」

 

 

 

 リンディさんがそう切り出した。

 

 

 

 「あなたには魔導師の適正はありそうだから、それがどういったものか検査してみましょう」

 

 

 

 

 と。





Q.これもしかして原作介入コースなのかな?
A.その通り。


まだ時間としては一期~二期の間ですが、

お兄さんのクロノとお母さんの――
リンディです。

という風にフェイトが紹介したってことで。


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