~鬼滅の刃~転生鬼断譚 (天龍寺 )
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序章「龍産飛翔」
第1話「転生」






序章

 

龍産飛翔

 

第1話

 

転生

 

あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!。

 

俺は、目が覚めたら赤子になっていた!。

 

な、何を言っているかわからないと思うが、

俺もどうなってるかさっぱりわからない。

 

と言うわけで赤子です、どうもありがとうございました。

 

また来週。

 

イヤイヤマテマテオチツクンダオレ

シンコキュウヲスルンダ

 

すーはぁーすーはぁー・・・

 

落ち着いた。

あー、これは俗に言う転生かとか憑依か?。

俺自身、神様に会った記憶はないんだが・・・。

 

ん?、そう言えば昨日何しとったっけ?。

 

っていうか俺、誰?。

 

ヤバイ、記憶があやふやなんやけど・・・。

 

年号が令和になって、そんぐらいまでの『知識』はあるんやけども、自分がどんな人生を送っとったか、すっぽり抜け落ちてる感じがする。

 

うーむ、俺は誰だー?。

 

(数分後、全くに思い出せないので、自分が誰なのかを、赤子は考えるのを止めた。)

 

ふむ、思い出せんからしゃーない。

自分のことはわからんが、歴史とかは検索かけるみたいに思い出せるし、後々思い出すだろ。

 

思い出せたらええなー(白目)。

 

そんなことよりもこの状況、見える範囲は結構深そうな森。

 

俺は捨てられたのだろうか?。

捨て子だとでも言うのだろうか。

 

森の中で捨てるとか殺人やん。

俺の親は糞野郎か?。

それとも、やむ終え無しか。

まあ、おくるみは結構いい生地やし、周りもちゃんと整えとるし、更には俺が綺麗な桜の木の下に置かれてるから後者かな?。

 

だったらえーなぁー。

 

うむ、それにしても赤子ボデー、動けん。

だいたい生後2~3ヶ月といったとこか?。

ヤバイ、首もすわってねぇ。

こんままじゃ獣に食われるが先か、餓死するんが先か、危機的状況。

周りは、まじで森で道もないし、人なんて来るんか?。

とりあえず何かせんと、てか俺、何でちらほら関西弁?で考えごとしとんやろ。

出身は関西やったんかな?

うーんやっぱ思い出せん。

 

まぁええは。

とりあえず赤子でも声は出るのか?。

 

 

誰かたすけて!。

 

「おぎゃーー!!」

 

あー、アカン、声も出ん!

当たり前か、声帯発達してないし。

誰かに見つけてもらえるように、がんばって泣くしかないな~。

危ない獣が出んことを祈りつつな。

 

~約30分後~

 

ヤバイ、しんどい、喉痛い、眠い。

このままじゃ寝る。

赤子やから体力ないし仕方ないんやけど。

でもこんなとこに人くるんか?。

周り完全に森やぞ。

俺の近くは草が低くなってるから、この桜の木さえ見つけてもらったら、すぐ発見してくれると思うんやけど・・・。

 

ガサガサ

 

ん?、なんか音したぞ?。

人か!?、人がきたのか!?。

 

ヌゥ(熊)

 

ぎやぁー!!

「おぎゃーー!!!!!」

 

熊だー!!!。

ヤバイ、しかも大声で泣いたもた!。

 

バレル

 

熊「グルゥ?(ん?なんの音や?)グルゥ!(おぉ!ハゲ猿の赤子!)グルゥアー!!!(めしーー!)」

 

あっばれた、オワタ/(^o^)\。

人生オワタ\(^o^)/。

あぁ、短かったなぁ俺の人生・・・。

目が覚めてから一時間もたってないのに。

てか何か正確な時間がわかるぞ?。

まあ、もう死ぬし意味ないけど。

怖いし目つぶっとこ・・・・。

 

 

ターン

 

熊「ギョァアー!!!」

 

うお!?、なにごと!?。

銃声?、熊撃たれた?。

でもまだ生きて。

 

ターン

 

熊「ぐぁぁ(飯くい、た、かっ、た・・・)」

 

死んだ、熊死んだわ、よかった・・・。

撃たれて死んだってことは猟師がいるのか?。

 

チャンス!。

 

たすけて!、たーすーけーてー!!。

「おぎゃーー!!おぎゃーーーー!!」

 

ガサガサ

 

ガタイのいい老人「うん?、なぜこんな山奥で赤子の声がするのだ?」

 

人だ!!。

助かっ・・・た、ぐぅ(眠り)。

 

老人「!赤子だ、何故こんなところに・・・。これはもう少し熊を撃つのが遅れていたら食われていたな。運がいい子だ、まぁ捨て子であるようだが・・・。見つけてしまっては見捨てて帰るのは心ぐるしい、しかたない。赤子など育てたことはないが、連れて帰るか。熊は・・・血抜きだけしてまた取りにこよう。」

 

今日のこそこそばなし!!

 

この赤子を襲った熊は、麓の村で3人の人間を食って、鬼熊と呼ばれて恐れられていたんだ!!。

怖いね!。

 

次回第2話

 

生きるために!

 

猟師に助けられた赤子は、見知らぬ地で育てられる。

赤子は生き残れることができるか。

 

第1話

 

転生

 

終わり

 

 




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第2話「生きるために」

第2話

 

生きるために

 

~六年後~

 

やあ、俺の名前は天龍寺 旅龍!

 

なんか龍2つもついとって、呼びにくいし、変な名前なんやけど、じいさんはリュウってよんでる。

 

この名前は、俺がくるまれてたおくるみに書いとったみたいで、爺さんがみつけてくれた。

 

あの桜の下で転生?してから俺は、拾ってくれた猟師の爺さんに育てられて、今に至ってます。

爺さんは、この山で暮らす猟師なんやけど・・・。

まだ名前を教えてくれない。

聞いたとしても。

 

爺「ワシは名前を捨てた、もう名乗ることもないだろう。呼び方は爺でよい。」

 

とかなんか言ってごまかされる。

多分この感じ、過去に親しい人が死んで山奥で静かに暮らしてる、英雄だった人って感じがする。

俺の感がそう告げてる。

 

そんな爺さんやけども、姿は身長190cmぐらい。

この時代なら大柄なほうで、なかなかマッチョ。

ただ全身傷だらけ。

左片目が傷で失明してて、さらに左腕と左足もない。

普段は眼帯と義手と義足をつけて暮らしてる。

こんなんで生活できんのかって思うぐらいボロボロな体やのに巨大熊を片手で運ぶし。

身の回りのことも全部一人できる超高性能爺さん。

分かりやすいキャラで言ったら日本版オールドスネーク。

 

どーゆーことなの!?

腕も足もないのよ!?

てか何と戦ったらこんなことになるのん?!

戦争でもしたんかな・・・。

 

まぁでもすげーいい人で、赤子の俺をちゃんと四苦八苦しながらでも育ててくれた命の恩人だしな。

 

今は俺も少し大きくなって動けるから、色々手伝いしてる。

 

俺の容姿は、黒髪黒目。

完全に日本人の特徴もってて。

顔はシュッとしてて、女と見間違いそうになるけど、まだ六歳やし、そんなこともあるよな。

俺の息子はちゃんとついてる。

うん、将来イケメンになれたら嬉しいです(意味深)。

 

それと、爺さんから色々話きいたんやけども。

今は明治33年。

森で目が覚めた時は27年かな?多分。

 

そう、明治。

 

俺が生きて?た時代から百年前。

俺は時代を逆行していることがわかった。

でも、何でこの時代に来たのかは、未だに不明。

一応、俺が知ってとる歴史との差違はあんまし無さそうやし。

まだ変なモンスターとか、魔法とかは見たことないから、今のところ、多分、ただの平行世界(俺が存在してるから)が有力かな?。

まぁ何が起こってもいいように、爺さんにお願いして体は鍛えてます。

 

俺、六歳やけど。

 

爺さんに内緒で、一人で鍛練しとったら見つかってもてな。

まあ、この機会にと思って爺さんに鍛練を手伝って貰えるようにお願いしたんやけど。

その時はすげぇ嫌な顔されて、頭を抱えてたけど。

拝み倒したら許してくれた。

感謝感謝。

 

今日も爺さん監修の元、筋トレと、爺さんと一緒に走り込み(といっても家の周りだけ、爺さんが許してくれない。昔ナイショで一人鍛練してちょっと遠くにいったときは、爺さんが血相抱えて捕まえに来た。あんときはびびった。そんな治安わるいん?。3㎞ぐらい行かんと誰とも会わんけど 。それから二人。)とかしたんやけど。

爺さんが凄い。

片足なくて、手作り感マックスの義足はいてんのに、息も切らさずは走ってる。

まぁ、たしかに俺はまだ小さいし、歩幅的にも勝てないのは当たり前やけど。

それでも速い。

あんた本当70歳か?。

どっかでサバ読んでねぇか?。

 

爺さんに何か走るときのコツがあるんか聞いたんやけども。

なんか特種な呼吸法があるんだと。

なんかこう、コォォってすって心拍数整えたり増やしたり的な。

 

良くわからん。

 

でも、何かどっかで見たか、聞いた記憶があるんだよなぁ。

走り続けても疲れないい。

ざというときは力が出る呼吸方・・・。

喉まで出かかってるんやけど。

わからん、わからん、わからん、わからんことづくしじゃ。

 

そう、教え方のことやけど。

六年間一緒に爺さんと暮らしとってわかったんが。

 

爺さん教えるの下手すぎ。

 

大体が擬音だから、とんでもねぇ。

何年か前に薪がうまく割れなくて、聞いたら。

 

爺「ん?こうグゥって降りかぶってストーンってすればほら割れた。」

 

なんのこっちゃい。

まぁ見てたらだんだん分かってきて、なんか記憶にもおぼろげやけども、やったことあるような気がしてきたから、出来るようになったけど。

まぁ基本、見て覚えるしかないですな。

 

他にも銃の撃ち方(爺さんはボルトアクションの猟銃を片手で撃つ、どうゆうことだってばよ)とか、山での歩き方含めたサバイバル技術や体術など、爺さんは教えるの下手でも一生懸命教えてくれる。

中には水中で息を長時間止めたり、岩をひたすら殴ったり、崖から蹴落とされたり、死にそうな思いするときもあるけど。

なんとか鍛練をこなしとりまーす。

 

でも剣術は何故か教えてくれない。

家の神棚にデカイ大太刀(モンハン太刀)と小太刀が置いてあるから気になって聞いてみたんやけども。

 

俺「あの刀本物?」

 

爺「ああ」

 

俺「爺さんが昔使ってたやつ?」

 

爺「・・・・ああ・・」

 

俺「へぁーすげーぁなぁ、あんなデカイ太刀どうやって使うん?」

 

爺「・・・すまん説明できん」

 

俺「えぇぇ」

 

ってな感じでごまかされた。

剣術教えてってきいても。

まだ早い。

とか、もっと大きくなったらな。

とか言われる。

 

ちゅらい。

 

俺だって多分日本男子。

かっこよく日本刀、しかも大太刀使いたいんやけどなぁ。

まぁ、どっちにしろ筋力ないと持ち上げることすら不可能やし?。

鍛練しますとも。

明日は朝日が拝めるかな?。

 

今日の明治こそこそばなし!

 

無断で走り込みに出たリュウくんは、麓の村で休憩がてら団子食べてる時に、無表情顔面灼熱全力疾走で突撃してくる爺さんを見て、人生をあきらめたそうです!

 

次回第3話

 

龍の孵化

 

身は小さいながらも鍛えられる龍。

龍はその秘めた力を発揮できるか。

 

第2話

 

生きるために

 

終わり

 

 




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第3話「龍の孵化」

第3話

 

龍の孵化

 

~それから4年~

 

やあ、人里離れた山奥で、傷だらけの爺さんと猟師しながら暮らす

天龍寺 旅龍こと、リュウ十歳だよ!

 

今日も午前中、地獄の鍛練してから、一人で山に狩りに来てるよ。

 

去年ぐらいから爺さんが一人でも狩りができるって認めてくれてね、それからずっと1人で狩りさ。

 

やったね。

 

その時に藤の花の香りがするお守りももらったんだぁ~。

 

嬉しいね。

 

ん?藤の花?・・・・・

 

なんか引っかかったけど、だめだ思い出せない。

 

まぁいいや。

 

野生動物は基本ビビりだから気配を消しながら山を進むよ。

 

おや、木の上に大きな鳥が止まってるね。

あれはヤマドリだね、鶏肉を上品にしたような味でさっぱりしてておいしいよ。

じゃあ、しっかり狙って撃つよ。

 

ターン

ボタッ

 

一発で仕留めれたね。

 

やったね。

 

鍛練と呼吸方法のお陰で最近は外さなくなったよ。

これもお爺さんのお陰だね。

手を会わせてからさっと血抜きだけして次の獲物を探すよ。

 

おや、あの木陰に気配がするね。

うん、山ウサギみたいだね。

 

かわいらしいね。

 

でも山ではいい獲物。

悲しいけどこれって弱肉強食なんだよね。

ちゃんと食べて力にするから許してね。

 

じゃあよく狙って撃つよ。

 

ターン

パタ

 

ちゃんと一発で仕留めれたね。

頭にきっちり当たったから、苦しまずに逝けたはず。

 

ごめんね。

 

ウサギも手を会わせてから血抜きをさっとして仕舞うよ。

 

おや?ウサギがいた近くの木になにやら痕跡があるよ?。

ふむ、これは鹿が角を研いだあとだね。

しかも最近ついた痕跡みたいだ。

足元をよくみたら鹿の足跡もあるよ。

これをたどれば鹿がいるかもしれないね。

たどってみることにするよ。

 

うん、いたね。

そこそこ大きな雄鹿だね。

この距離なら気づかれないだろうし、またよく狙って撃つよ。

 

ターン

バタ

 

うん今回もちゃんと一発で仕留められたね。

 

やったね。

 

鹿は腐りやすいから、川までもっていって血抜きをするよ。

そこそこ大きいけど、ちゃんと鍛えたから運べるよ。

そうそう、身長も伸びたんだぁー。

今は150cmぐらいあるよ。

この年齢じゃあ大きいほうかな?。

他の子は山降りた時ぐらいにしか見かけないし、関わりもあんまり無いからわかんないなぁー。

 

あ、鹿はちゃんと血抜き出来たよ。

 

まだ日が高いから、次の獲物を取りたいとこだけど、鹿を置き去りにして戻ってくる時間はあんまりないかなぁ?。

だからこれで家に帰るよ。

 

あれ?帰り際に、また木に痕跡を見つけたよ。

これは熊みたいだね。

熊も基本臆病な動物だから、鈴とか音が鳴るものをもってると、びびってあまり近づいてこないよ。

でも、人を食べたことがある熊は、そんなの関係無しに襲ってくるから気を付けてね。

 

赤子の時に襲ってきた熊がそうだね。

普通あんだけ叫んでいたら、ビビって近づいて来ないはずなんだけどね。

あの熊は結構有名な熊だったみたいで、お爺さんは

近所の村の人から感謝されたみたいだよ。

 

うん、痕跡の熊もなかなか大きな熊みたいだね。

取りに行こうか悩むとこだね。

おっと、奥から気配がしてきたね。

そろそろ見える頃合いだね。

 

見えた、大きい熊、もしかしたら赤子の時の熊より大きいかも。

まぁ、もう怯えることもないね。

何せ見える範囲全部射程圏内だから。

熊とかの大型動物は頭の骨が硬いから、長距離だったら今の銃じゃあ抜けないよ。

だから正面から目玉を狙って撃つよ。

大丈夫1㎞あるんだ、正面でも見つからないよ。

じゃあよく狙って撃つね。

 

ターン

バタァ

 

うんかなり距離があったけどちゃんと当たったね。

スコープもないのに凄いよね。

 

シモヘイヘかな?。

 

でもあれ取りに行くの大変だね。

とりあえず手だけあわせて一旦帰ってから、お爺さんと取りに戻ろうと思うよ。

 

~帰宅~

 

リュウ「爺さんただいまぁー」

 

爺「おお、リュウもどったか、ふむ鳥とウサギと鹿か」

 

リュウ「あ、爺さんごめん。帰りに熊も狩ったんやけど鹿担いどったから置いてきたんよぉ。一緒に取りにいってくれへんかな?でかくってさぁ。多分俺一人じゃまだ重くて無理だとおもう。」

 

爺「・・・そうか、わかった。じゃあ準備するから獲物を解体小屋までもっていっててくれんか。」

 

リュウ「了解であります!」

 

~山~

 

リュウ「えーっとこの木から撃ったから・・・おった。爺さんあそこ」

 

爺「ん?どこだ?よく見えんが」

 

リュウ「え?嘘、見えるやろー。あそこやってあそこ、1㎞えーっと9町ぐらい先の周りより少し大きな栗の木の際の右側に」

 

爺「き、9町・・たしかに少し大きい木はみえるが、足元なぞ周りの木がじゃまでみえんぞ」

 

リュウ「嘘だぁ、あぁ、爺さん歳で目が霞んでんのかな?今度メガネ買ってやろうか」

 

爺「何を生意気な、ワシはまだ目は衰えておらん。前から思っておったが、お主の目は少々特別なようだ。まあ、その方向へいってみるか」

 

リュウ「まぁ、人より目がいはいのは知っとったけど。へえ行きましょ行きましょ」

 

~一キロ先~

 

爺「ふむ、死んでおるな。目から入って頭の中で跳弾、即死だな。よくもまぁあんなところから当てたもんだ」

 

リュウ「ああ、俺もそうおもう。多分世界記録だとおもう。でも呼吸をつかって、良く見て直感的に当たると思って撃ったら当たったな」

 

爺「・・・そうか・・・まあとりあえず運ぼう、家からかなり離れたからな。夕暮れが近い、急ぐぞ」

 

リュウ「了解爺さん!」

 

爺「あと、帰ったら少々話がある」

 

リュウ「ん?そうなん?了解了解。おおっやっぱり重いなこの熊」

 

今日の明治こそこそばなし!

 

この時代の猟銃は、ボルトアクションの田村銃と言って、軍が使ってた銃を払い下げして散弾方式に改造したやつを猟銃として使ってたらしいよ!

でも、この爺さんの銃は、ライフル弾で命中精度を上げる改造もしてあるから、一点集中の精度がたかいよ!

 

次回第4話

 

モノノフの余生

 

戦いに明け暮れた老人は今なにを思うのか

 

第3話

 

終わり

 

 




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第4話「モノノフの余生」

第4話

 

モノノフの余生

 

~爺さん~

 

25年前

ワシはある戦で重症を負って死にかけた。

仲間もワシも自身も、身も心も諦めるほどの重症。

だが、何故かワシは生き残った。

 

片目と片手と片足を失いながら。

 

数ヶ月寝たきりだったが、体は治った。

だが、いかんせん目と手足がないのがツラかった。

寝たきり衰えた手足は、鍛練で動くようになり、無くなった足には義足をはめたが、体の重心が変わって、片目が見えないことで、距離感も変わってしまい、思うように体が動かなかった。

 

このズレを直すのにまた時間がかかる、当時49歳だったワシは決断した。

 

ワシは長年世話になった仲間に別れを告げた。

仲間は戦いが無理でも指導者として残ってくれとワシを引き留めようとしたが、ワシ自身も説明が得意ではないことを承知していたし、ワシの武技が特殊過ぎたため、後継できないことは分かっていた。

そしてワシは一人で人里離れた山にはいった。

これから先ワシは一人で生き、一人で死ぬ、そう思って日々過ごしてきた。

 

それから15年後

64歳になったワシはしぶとく生きていた。

元々体が強かったためか、はたまた神の思し召しか山での暮らしは悪くなかった。

そんなある日、いつものように猟銃一丁携えて山へ狩りに出た。

その日は山は静かだった。

まるで獣が逃げたような、注意深く山を見ると木に熊の痕跡があった。

大きい、この痕跡の他にも足跡を見つけたことで、大体の大きさがわかった。

この熊は、近年山の麓の村で、人を食った熊と当たりを着け、これ以上の被害を押さえるため、そして食いぶちのために後を着けた。

熊はいた、大きな山桜の麓、こちらに背を向けて。

ワシは一発撃った。

熊は悲鳴をあげて振り向いた。

そこへもう一発、頭を撃ち抜いた。

これで食われた物も報われよう。

そうおもって近づくと。

 

「おぎゃーー!!」

 

赤子の声が聞こえた。

何故こんな山奥に何故?

 

山桜の下に向かうと良質なおくるみにくるまれた赤子がいた。

赤子はワシの顔を見ると安心したのかすぐに眠ってしまった。

 

赤子が拾い上げたあと、周りを良く観察した。

ここに赤子が置かれていたということは、ここまで誰かが来たはずだ。

しかも、赤子の状態から見て、つい今し方捨てられたはずだ。

物は動けば痕跡が残る。

足跡や、けもの道など。

だが不思議なことに、そのような痕跡は熊がやってきたであろう、けもの道以外無かった。

 

これも何かの縁かと、この子を育てることにした。

ワシ自身、赤子を育てたことはない。

だが見捨てる訳には絶対にいかなかった。

仲間との約束だったから。

 

ワシは必死で赤子を育てた。

赤子のおくるみには名前が刻めれていた。

名は天龍寺旅龍。

あまり見たことのない不思議な名前だった。

旅龍(以下リュウ)が赤子だったころ、助かったのは、赤子としては、とてもおとなしく、従順だったことだ。

たまに降りる麓の村での婦人に話を聞くと、普通の赤子はもっと大変なようで、この子は少し、いや、かなり異常なほどおとなしかったらしい。

まぁ、ワシは楽だからよいのだが。

たしかに、こちらの会話を理解しているふしがあり、この子の瞳にはどこか知性を持った瞳をしている。

 

まだ生まれ手間もない赤子だと言うのに。

 

それから月日がたつのが早い。

おくるみにくるまれた赤子が両足でたち、歩き、手を使い、片言ながら言葉を話すようになった。

不思議だったことは、それらをワシが教えることなく、旅龍一人で全てを成し遂げたことだ。

言葉もそうだ。

ワシが使ったこのない言葉を何故か使う。

どこで覚えたのか聞くのだが、リュウは首をかしげるばかりで、本人もわからないようだ。

 

本人も解らんものを考えてもしかたない。

何もせず勝手に覚えるならワシは楽だしな。

リュウが歩けるようになってからと言うもの。

目を放した隙にあちこちいってしまい、肝を冷やした。

中でもワシが猟に行っている隙に山の麓の村まで一人で行かれた時には全速力で追いかけた。

 

もし日がくれ、夜になりでもしたら・・・

 

一人歩きする子供など、奴らのいい獲物だろう。

リュウを連れ帰り、しかりつけて話を聞くと、ワシを気づかって力をつけて手伝いたいと言い出した。

ワシは悩んだ。

もし力をつければ、あれと関わるようになるかもしれん。

ワシの人生のほとんどは血にまみれた戦いの人生だった。

この子にそんなの人生は歩んでほしくない、そう思ったが、この子は土下座までして頼んできた。

ワシはどうせ山で生活すのだから、基本的なことぐらいは教えてもかまわんか、と無理やり納得し、了承した。

それから基本的な鍛練、山での歩き方、獣のや山菜の見分け方等、付きっきりで教えた。

ワシの教えは、やはり難解なようで、リュウは何度も首をかしげながらも真似し、驚くべき理解力をもって吸収していった。

 

ワシは嬉しかった。

何度か他の者にも教えをこわれたことがあったが、全ての者が挫折し、離れていった。

この子は違う、もしかして・・・そう思った。

 

だが、まだ剣術だけは教えなかった。

この時代、刀を持つのはとある者たちと警官隊と軍ぐらい。

生活するだけならせいぜい解体用の小刀と猟銃ぐらいでことたりる。

そして、ワシの剣術を覚えるには、そもそも鍛練が足りない。

剣術を覚えるのはそれからで良いだろう。

 

そう思った。

 

 

また月日がたった。

リュウを拾ってから10年。

 

リュウは、あれからワシの厳しい鍛練をつづけ、9にしては、たくましくなった。

もう剣術以外には教えることはない、そう思い、山での狩りを許可した。

一人での狩りを通じ学べることがあるだろう。

 

そして大物狩って帰ったとき・・・。

 

1年がたち、朝から一人で狩りに出ていたリュウが

帰って来た。

10になったリュウは、ヤマドリに山ウサギ、そして鹿、をとってきたようだ。

それだけとれれば、もう立派な狩人だ。

だがリュウはさらにこう告げた。

 

リュウ「あ、爺さんごめん、帰りに熊も狩ったんやけど鹿担いでたからまだ置いてきたんよ。一緒に取りにいってくんない?大きくってさぁ、多分俺一人じゃまだ無理だと思う」

 

ついにこの日がきた。

 

直ぐに二人で山に入り、狩った時の状況を聞いた。

 

この子は10町(約1㎞90m)も離れた場所の気配を感じとり、9町(約1㎞)はなれた場所から、木と木の間わずか5分(1.5㎝)の隙間から見える熊の目玉を真っ正面から撃ち抜いていた。

この状況からして熊は止まっていたわけではないだろう。

恐るべき視力と集中力、そして、それを成す洗練された技。

これはもう、射撃に関しては全盛期のワシを越えている。

まだ、かろうじて体力だけは勝っているが、それも成長とともにすぐに追い抜くだろう。

 

ワシは決断した。

 

「あと、帰ったら少々話がある」

 

~家~

 

爺さん「リュウ、お前にワシの剣術を教える」

 

リュウ「!!本当か!爺さん!」

 

爺さん「ああ、今のお前ならワシの剣術を覚え、扱えるだろう」

 

リュウ「やった!ありがとう爺さん!」

 

爺さん「だが、ワシの剣術は特殊だ、それ専用の厳しい鍛練もしなければならない、万が一、命も・・・そしてワシは、わかっておろうが、教えるのが苦手だ、それでも覚えるか?」

 

リュウ「はい!爺さん、いえ師匠、つがもない弟子でありますが、精一杯覚えさせていただきます!」

 

爺さん「よせ、いつも通りの言葉でよい、だが厳しさは変わらんからな」

 

 

今日の明治こそこそばなし!!

 

爺さんは、リュウを育てだしてから、毎日日記をつけてるのだけども。

その内容は1割生活の内容。

残り9割は、リュウがいかに素晴らしいかをつづったポエム的な何かにかわりはててるらしいよ!!

黒歴史になるね!

 

次回第5話

 

今生世界の理

 

幸せだった時間は終わりを告げ、今本当の歴史が幕を上げる

 

第4話

 

モノノフの余生

 

終わり

 

 




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第5話「今生世界の理」

第5話

 

今生世界の理

 

~明治40年~

 

やあ、天龍寺旅龍こと、リュウだよ!

 

待望の剣術を習いはじめて早三年。

 

一年目はものごっつ重たい鉄の棒を持ったまま、命の危険があるSASUKE。

だんだんコースターが豪華(地獄)になりながらも、何とかこなしてた。

 

二年めは爺さん、師匠の剣術の型(名前壱の型とか番号ばかりで正式名しをおしえてくれない)を、重さが倍になった鉄の棒で反復練習。

もちろんSASUKE~地獄編~も続けてる。

 

そんで、最近になってやっと実戦的な試合をくりかえしとります。

相手は師匠、まあ、師匠しかおらんし、そらそうだよな。

 

師匠は片目、片腕(手首から肘までの中間からかない)、片足(太ももから下がない)が無いって言うハンデがあっても、まさに鬼神。

 

うそでしょ!?

 

義手とか義足はまだこんな時代やから、機械的なアシストもないし、左足の義足も、遠心力で動かすんやけども、平気で義足で蹴ってくる。

通りでやたらごつい義足しとったのね。

 

ともかく。

 

あんた強すぎるやろ!

あんたもう70やろ!?

 

こんなことある!?

 

洗練された体幹と技、歯が潰された鉄の大太刀を、まるでハエタタキ振ってるみたいビュンビュン振り回す様は恐怖でしかねぇ。

 

まぁ、最近俺も出来るようになってきたんやけど。

まだ師匠に一度も勝てたことがない。

 

そんな師匠でも、普段は歳のためか猟にもあまり出とらんし(俺が取ってくる)、腰を下ろす時間が増えてきた。

それでも鍛練に付き合ってくれて凄いありがたい、でも無理すんな。

師匠は俺のただ一人の家族やから。

昔のことはしゃべってくれんし、今でさえ名前すら教えてくれんけど。

体の傷をみたら、過去に壮絶なことしてきたことはわかるから。

ゆっくりしてほしい、でも運動はしてね、体に悪いぞー!

そんな今日この頃、今も爺さん相手に試合でっせー今日こそ勝っつ!

 

~数日後~

 

勝った。

 

全力を出して、何十回もの打ち合いのあと、俺が少し態勢を崩した一瞬をついた師匠の渾身の一撃。

それを放つ瞬間を感じとり、紙一重でかわしながらの一振り。

それが師匠の脇腹をとらえた。

寸止めしたが剣圧でぶっ飛ぶ師匠。

あわててかけよったら、俺の目にうつった師匠は、超満面の笑みでした。

 

その日の夕飯は久々の師匠が狩ってきた獲物をつかった爺さん特製味噌寄せ鍋。

これがまたうまいんだ。

どこから持ってきたか、いまの時代じゃ入手困難な食材なんかもはいってるし。

疲れた体にしみるぜぇ。

 

食べ終わったあと、師匠から話があった。

 

師匠「リュウ、お前は良く頑張ってくれた。ワシはもうこの技達を伝えることなく、この山で朽ちるものだと思っていた。あの時までは・・・。お前を拾うあの時まで・・・。リュウはワシの期待通り、いやそれ以上に答えてくれた。ワシからお前に伝えることはもうない、いや無いこともないが、それはまたこんどでよいだろう。ともかく、これで剣の修行は終わりだ、これからはその技を自身で磨き、出来れば次の世代へ伝えてくれ。そしてこの大太刀をお前にやる。これはワシが生きた証明。だがもう使うことはないだろう。それでもお前には必ず必要になるはずだ。頼んだぞ。」

 

リュウ「師匠、いや爺さん、ありがとう。必ず、次の世代に受け継ぎます。いまの爺さん見たいに・・・。なんか、今生の別れみたいになってるんですけど、どう思います?爺さん。」

 

爺さん「くくくったしかにな!、まあ今宵は祝いだ!一杯のもう!リュウものめ!」

 

リュウ「爺さん!俺のまだ未成年すよ!?まぁいいか、たしかここに梅酒をつけてたはず。俺はこれでいただきやすね!」

 

爺さん「はっは!梅酒か、まぁいい、じゃあ乾杯だ!」

 

リュウ「乾杯!」

 

 

翌日。

爺さんの様態が急変した。

昨日の二日酔いかと思ったが、脂汗と熱が酷い。

 

急いで麓の町まで、爺さんを担いで医療院に駆け込んだが、爺さんは・・・

 

癌だと診断された。

 

しかも末期。

俺は泣いた、盛大に泣いた。

これから二人で静かに暮らそう。

そう思ってた矢先だった。

爺さんは、そんな俺の頭を撫でながら

 

爺さん「はっは!そう泣くなリュウ。ワシはもう十分生きた。諦めていた技の継承もできた。人生最後にお前に出会ってよかったと思っとる。幸せもんだ。だから、もう少しの間頼む」

 

リュウ「はい!」

 

爺さんは入院をこばみ、山で余生をすごすことにした。

 

でも不幸は縦続けに起こるもんみたいでさぁ。

 

爺さんが倒れて数日後。

狩った獲物を麓の村まで売りに出た帰りだった。

この頃の近状を聞いたり、買い出ししたりしていたら、いつもより時間がかかり。

気がつけば暮れ時になってしまった。

俺は爺さんが待つ家に急いだ。

やけど道中、異変に気づいた。

周りの音がしない。

 

そして

 

爺さんの気配がしない、別の気配がする。

 

俺の心がざわついた。

荷物を放り出し全力で走った。

 

家につくと扉はやぶられ、血のにおいがする。

 

俺は家に跳びはいった。

 

リュウ「じいさん!!」

 

そこには血まみれで、小太刀を握り閉めて倒れた老人がいた。

 

リュウ「じいさん!!」

 

まだ爺さんに温もりがある!いきてる!

 

でも、その体には異変があった。

 

傷がみるみるうちに、勝手塞がっていく。

 

そして、おもむろに目が開き、俺に飛び付いてきた。

 

リュウ「爺さん!爺さん!俺だ!わからんのか!リュウだ!あんたの家族だ!」

 

呼び掛けるも爺さんは正気を失ったままだ。

でもすげぇ力だ、弱ってたんじゃないのかよ!?

 

リュウ「爺さん!思い出してくれ!俺だよ!あの山の桜の下で、熊から俺を助けてくれたのはあんただろ!!それから赤子の俺を四苦八苦しながら育ててくれたのはあんただろ!!山で生きるすべも!剣術も!教えるのへたくそ過ぎて意味わからんかったけど、一生懸命教えてくれたのはあんただろ!!いい加減目ぇ覚ませ!クソジジー!!!」

 

!!爺さんの力が抜けた!

 

爺さん「リュウ・・・糞、じじい、はひどく、ないか?」

 

俺「爺さん!!正気に」

 

爺さん「ぐ!あああああ!!!」

 

俺「爺さん!!!」

 

爺さん「ぐ、リュウ、すまん、不覚を、とった。ワシは、お前を食おう、と、している。は、は、これが、鬼になると、言うことか・・・・ぐぁ!!」

 

俺「爺さん!?鬼?鬼ってまさか!」

 

爺さん「リュウ、おれは、この、誘惑から、のがれれそうに、ない。すまんが、あの太刀を、持て」

 

俺「太刀!?爺さんがくれた大太刀か!?、ある、ここにあるぞ!」

 

爺さん「そう、か、リュウ、お前に、たのみが、ある」

 

リュウ「頼み!?それどころじゃ」

 

爺さん「たの、む、あまり、持た、ない、ぐっ!奥の、棚の、底、に、俺の、遺書ぐっ!がある」

 

リュウ「遺書!?そんなもんはいらん!絶対にたすけ」

 

爺さん「き、け」

 

リュウ「!?」

 

爺さん「そこ、におれ、のことが、すべ、て、かいてあ、るぐっ!それ、の、しじ、に」

 

リュウ「・・・」

 

爺さん「それ、と、さいご、におれ、の、くびを、その、太刀でぐぁぁぁ!!」

 

リュウ「!?嘘だろ!!俺にそれをしろってか!!俺のただ一人の家族に!!」

 

爺さん「ぐぐぐ、たのむ、じき、おれ、は、オニに、なる。ぐっ!ひと、くいの、オニに、だ。おれは、オニに、わな、なりたく、ない、だから」

 

じいちゃんは欲望をねじ伏せて正座した

 

リュウ「じいちゃん!!じいちゃん!じいちゃん!!!」

 

俺はじいちゃんの隣に立ち、震える手で大太刀を振り上げた

 

爺さん「すま、ん、それで、いい、おまえ、におし、えた、こきゅう、ほう、てん、の、こきゅう、で、ぜろ、のかた、かい、じょう、ぶつ、どう、をそれ、でお、れ、の、くび、をぐぁあああああ!!!!!っさあ!!」

 

 

 

リュウ「零の型!?善だろうが、悪だろうが仏のもとに送るっていう型か!くそーーー!!!じいちゃん!!いやお父さん!!あなたに拾ってもらって!よかった!!本当によかった!!!、だがさらばだ!!」

 

全集中!天の呼吸!零ノ型!!皆成仏道!!!

 

斬!!!!

 

リュウ「お父さんーーん!!!!」

 

爺さんの首が転がる。

 

爺さん「すまなったリュウ、ワシを鬼にしたのは鬼舞辻無惨、史上最低な原初の鬼、ワシら鬼殺隊の宿敵、リュウ、やつを許すな。そしてなんとしてでも奴を斬れ!!」

 

リュウ「とうさん!!とうさ、とうさん」

 

父さんは消えていった。

骨も残らずに。

だけど、人のまままで逝った。

俺を残して。

 

俺はその後、すぐに爺さんの遺書を棚から引っ張り出した。

 

遺書にはいろいろなことがかいてあった。

 

爺さんの名前は、無上 喜十郎 鬼断。

 

幼少は孤児として暮らし。

育ての親、義兄弟全てが鬼に食われ。

鬼殺隊員にただ一人だけ助けられた。

それから鬼を殺すことだけを考えて、生き抜き、鍛え、ついには鬼殺隊最高峰の柱までなった。

そして、鬼千人切りをなして、その功績により、名前を、ただの喜十郎(きじゅうろう)から

 

姓をこれ以上無いもの

 

無上(むじょう)

 

名を鬼を切る者

 

鬼断(きたつ)

 

と当時の鬼殺隊当主が命名し、歴代最強の柱として君臨していた。

 

だが、ある街で。

十二鬼月、上弦の鬼2名、下弦の3名ならびに上鬼30、下鬼50の鬼軍団と、鬼断含めた六人の柱と一般隊員10名のみで対峙。

そして一般隊士9名、柱三名が戦死。

その時に鬼断本人も左目、左腕、左足を失う瀕死の重症を負った。

だが、上弦2名は後一歩のところで首を切るところまで行ったが、夜明けが近いこともあり逃走した。

だが鬼軍団ほぼすべての鬼を滅し、人質にとられていた一般住民全てを守り通した様は

 

まさに英雄であった。

 

余談だが。

当時生き残った柱の残り二人は全盛期の

 

元水柱

鱗滝左近次

元鳴柱

桑島慈悟郎

 

平隊員の中で、一人だけ生き残った隊員は、入隊直後の

 

原作、元炎柱

楝獄槇寿郎

 

であった。

 

その後、怪我から隊を辞め、今住んでいた山へやっきて、今にいたる。

 

もしかしたら、あれだけ勘が鋭かった義父はこの山になにか感じ取ったのかもしれない。

 

あと、教えてくれたのは、技の名前の正式名、流派名。

そして、鬼殺隊の宿敵、鬼舞辻無惨のことも。

 

最後にこうかいてあった。

 

「リュウ、すまない、これは俺の我が儘だ。だ が、俺たちの悲願、鬼舞辻無惨を殺してくれ。」

 

 

リュウ「つかれず、力が出る呼吸。藤の花のお守り。人が鬼に。そして鬼舞辻無惨。じいちゃんが死ぬ間際、やっと思い出した。ここは昔、いや未来になるのかな?ジャンプで連載されてたコミック『鬼滅の刃』その物語がはしまる六年前。俺はここにきたのか・・・糞、もっと早く知ってれば・・・いや、知っててもどないしようもないな。何せ原作前、情報は無いに等しい。でも鍛えててよかった。ホントにありがとう、じいちゃん。まぁ、まずは爺さんの墓作りと身元の整理、それとあれだ。鬼殺隊最終選別試験、まずそこからだ。」

 

 

今日の明治こそこそばなし!!

 

無惨「めちゃ糞強い鬼殺隊のジーさんが弱ってたみたいだから鬼にしてみたんだけど、根性で鬼化防いだ挙げ句死んだ、どういうことだってばよ!」

 

次回真章

 

~鬼滅の刃~転生鬼断譚

 

第一章

 

鬼滅の系譜

 

第1話

 

奇跡の最終選別試験

 

明かされた世界、リュウはどう選択し、どのような未来へ行き着くのか。

 

序章

 

龍産飛翔

 

第5話

 

今生世界の理

 

終わり

 

 




お読みいただき、さらにはお気に入り登録、ありがとうございます
こんな素人の駄文をお気に入りにしてくださるなんて
涙がちょちょぎれるほど嬉しいです。

今回、ようやく序章が終わりました。

ここまで、鬼滅を匂わせる程度でしたが、これから原作キャラ、その救済に移ることになります。

ですので私の力不足により原作キャラの崩壊があるかもしれません。
さらに主人公による突拍子もない言動や汚いな物言いが増えてきます。

それらが苦手な方はご注意下さい。

何とぞ、これからもよろしくお願いします。


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序章時点、百科風キャラクター説明

序章時点、キャラクター説明

 

主人公

天龍寺 旅龍(てんりゅうじ りょりゅう)

 

~概要~

 

愛称:リュウ

性別:男

階級:無し

誕生日:4月5日

(不明、爺さんがリュウを拾った日を誕生日としている)

年齢:0~6~10~13歳

身長:172㎝(13歳時点)

体重:65㎏(13歳時点)

出身地:兵庫県西部の山

趣味:もの作り全般的

好きなもの:夢に出てくる嫁さん(無意識)

 

本作主人公

歴代最強と言われた無上鬼断が山桜の麓に赤子の状態で置かれてていて所を拾われた

ある意味記憶喪失な少年

 

何故か令和の時代からこの時代に転生した

この世界がどんな世界なのか分からなかったため不安に思い、育ての親である鬼断に弟子入りし技を納めた

 

鬼断死亡後、この世界の真実を知り、本物の鬼を断つことを決意し、最終選別試験へと向かう

 

~人物~

 

元気が良く、正義感が強い。

拾われた鬼断が力を営んでいたことから

銃の扱いや、サバイバル技術を習得し

全五感を研ぎ澄ますことによって半径一キロほどの生物をや動ける物体を探知することができる

動かない電気や動力がつながっての無い物体は

他の者が動かさない限り探知機することはできない

幼少の頃から拾われた鬼断のことを気遣う優しさ

猟師として獲物を狩るときには必ずてを合わせ感謝の念を持つ

重要決断が必要な物事は絶対にやりとげると言う強い心を持つが

本当にどうしようも無くなった時にはすっぱり諦めることもある

不幸話や重い空気を嫌い、普段はおちゃらけた態度を取る

考えるのはあまり苦手なようで

深く考えず行動する節があり

度々鬼断に叱られることがあった

 

容姿は、13歳時点で黒目黒髪、短髪、大太刀を扱うために肩幅は広く、肉体は無断なく絞り上げられている

顔はシュッとしていて、イケメン

背中の背筋に西洋龍のようなアザがある

 

習得にかんしては経験から、見た物事を頭で整理し、理論を構築する技を覚え、人に教えたりするのが得意であり

見て真似て吸収して応用する一連の動作を素早く行える半天才、半努力型にあたる

 

~家族~

肉親不明

兄弟不明

育ての親:無上鬼断

 

~能力~

 

全五感

 

天の呼吸を全五感に染み渡るように使うことで、全五感が一時的に大幅に上昇する

最大索敵時はあまり動けない代わりに半径一キロ

先の動者をとらえることができる

戦闘時は200~50mに抑え奇襲などに対応している

 

身体能力

 

幼少の頃から体を鍛えてきたこともあり、高い次元でまとまっている

特に大太刀を扱うために、その重量に降り回されない筋力と、瞬発力がたかく、大太刀をまるでハエタタキを扱うが如く使うことができる

 

全集中 天の呼吸

 

原初の呼吸と言われる日の呼吸のさらに過去、神々が闊歩する混沌の時代より伝わる神話級の呼吸方

その力は森羅万象全ての力を管理し扱うことができるというでたらめな力をもつ

その代わり、習得が極めて難しく

原作では日の呼吸至る前に細分化されて

この呼吸の継承者はそもそも存在しないはずだった

 

零の型 皆成仏道

 

その名前の通り、断つことにより、切られた者は苦しみから解放され、仏の元へ向かうと言われている

この型には若干の水属性があり、切られるさい水しぶきのようなきらめきがおこり、痛みはなく、安らかに逝けることから

にたような技がある水の型と関連性がある可能性がある

 

~装備~

 

10歳狩りの時

防具

頭:頭巾

胴:頑丈な皮の服

腕:鉄の手甲

腰:頑丈な皮の袴

足:鉄の地下足袋

武器

1:改造田村銃

2:解体用小刀

道具

10歳用山鞄

腰ポーチ

サバイバル用品

応急キット

弾薬

簡易解体用道具

藤の花のお守り

など

 

13歳旅立ち時

防具

頭:頑丈な皮の頭巾

胴:鎖帷子と頑丈な皮の服

腕:猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石で作られた手甲

腰:頑丈な皮の袴

足:猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石で作られた地下足袋

武器

1:天覇刃狩(爺さんの大太刀)

2:鬼裁義景(爺さんの小太刀)

3:魔改造短身田村銃

道具

大きな山鞄

大きな腰ポーチ

サバイバル用品

応急キット

弾薬

簡易解体用道具

着替え

携帯食料

水筒

小型大工道具セット

 

育ての親

無上 喜十郎 鬼断(むじょう きじゅうろう おにたつ)

 

~概要~

 

愛称:爺さん

性別:男

階級:元天柱

誕生日:10月5日

年齢:64~70~74~77歳

身長:195㎝

体重:82㎏

出身地:関東のどこか

趣味:猟

好きなもの:リュウ

 

元鬼殺隊天柱であり、歴代最強と言われた本物の英雄

 

幼少は孤児であり、両親も覚えていない

当時名前は喜十郎と名乗っていて

孤児院のような場所で育てられたが、ある日、買い出しで孤児院を離れていた時に孤児院を鬼に襲われ、直後帰って来た喜十郎が鬼を撲殺するも、彼だけ生き残ってしまい、愕然としていた時に鬼殺隊員と出会い、保護され、そのまま鬼殺隊に入った

その後鬼を断ことだけを考え

生き抜き、鍛え

ついには鬼殺隊最高峰の柱までなり

そして鬼千人切りをなしてとげてその功績により

名前をただの喜十郎から、姓をこれ以上無いもの

無上(むじょう)

名を鬼を切る者

鬼断(きたつ)

と改名し、歴代最強の柱として君臨した

だが、ある街で

十二鬼月、上弦の鬼2名、下弦の3名ならびに上鬼50、下鬼70、総勢125鬼軍団と鬼断含めた六人の柱と一般隊員たった10名のみで対峙

そして一般隊員9名、柱三名が戦死、その時に鬼断本人も左目、左腕、左足を失う瀕死の重症を負った

だが上弦2名は首を切る直前まで行ったが日が昇り始めただ逃走したが、他鬼軍団のほぼすべての鬼を滅し

人質にとらられと同義だった一般住民全てを守り通したまさに本物英雄であった

 

余談だが

当時生き残った柱の残り二人は全盛期の

 

元水柱

鱗滝左近次

元鳴柱

桑島慈悟郎

 

平隊員の中で一人だけ生き残った隊員は

入隊直後の

 

元炎柱

楝獄槇寿郎

 

であった

 

その後

怪我から隊を辞め

いま住んでいる山へやっきて

余生を過ごしていたが

リュウを拾い、育てた

 

後半から鬼断は癌に犯されており、本当はいつ死んでもおかしくないほど悪化していたが

リュウを一人前の剣士にするために無理をしたため

修行後倒れた

 

後にリュウが外出中、寝込んでいると、何処から聞き付けたか、鬼舞辻無惨外出現れ、最後の力を振り絞り、首を小太刀で切り落とすも倒せず

無惨に少量の血わけ与えられてしまう

 

本来少量なら即効で記憶が消え、下鬼化されてしまうはずが

根性で鬼化を止め、死ぬ直前には無惨の呪いまでといてしまう、だが、強烈な食欲は長期間止めることは出来ないと悟った鬼断は、リュウに首を切るよう懇願し、切られ、この世を去る

 

実はリュウを拾う前からに発病していて、リュウと出会わなければ、早々に亡くなっていて

さらに原作本来なら、幼少の孤児院襲撃事件の時

「鬼に殺されていた」

 

~人物~

 

温和で温厚な性格で、少々堅苦しいこともあるが、自身を犠牲にしてでも力無き者を守ると言う信念を持っていてる

 

普段は緩やかで温かい空気をかもし出し、周りの人々を安心させることが出来る

だが、戦闘時はその圧倒的な筋力と、超高速で動き回る大太刀の威圧感、鬼への憎悪を振り撒き、仲間から

「鬼よりも鬼神」

と恐れられるほどの存在感を持った化け物へと変貌する

 

リュウには時には厳しくするが基本甘々であり、顔には出さないがデレデレである

 

なのでリュウは鬼断の本来の戦闘をみたことはない

 

外見は分かりやすくいうと日本人版オールドスネークであり、ハンサム顔

全身に歴戦の傷痕があり、左目、左腕、左足を戦いで無くしているために、眼帯、義手、義足を身に付けている

 

~家族~

 

肉親:不明

孤児院:夫婦、弟妹10名(全員死亡)

義理の息子:天龍寺 旅龍

 

~能力~

 

天生の勘

 

とにかく勘にとんでもなく優れ、勘で動けばすべてのそのようになる、ある意味歴史あ改変能力をもっている

 

あらゆることにを勘で解決出来てしまうために、理論的なことがてんでダメで、特に人に物事を教えることがとんでもなく下手である

 

身体能力

上記の通りあらゆることを勘で解決しているので、その勘の行動を完璧にこなすため

厳しい修行により肉体を搾りこんでいる

さらに呼吸も完璧に使いこなしているために、常時痣を発現しているのと同等の身体能力をもつ

 

なので生涯痣を発現させることはなかった

 

全集中 天の呼吸

 

上記、天龍寺旅龍の項目と同じ

 

~装備~

 

防具

頭:狩り人の帽子

胴:狩り人の服

腕:猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石で作られた手甲

腰:頑丈な皮の袴

足:猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石で作られた地下足袋

武器

1:天覇刃狩(あまのはばがり)

2:鬼裁義景(きさいよしかげ)

3:改造田村銃

道具

大きな山鞄

大きな腰ポーチ

サバイバル用品

応急キット

弾薬

簡易解体用道具

着替え

携帯食料

水筒

など

 

~余談~

 

鬼舞辻無惨は過去に苦渋をなめさせられた鬼断弱体化と居場所の噂を聞きつけ、序章最終話時に出現

本人はもともと配下にしたら上弦の壱みたく、活躍すると思って多量の血を与え、こきつかうつもりでいたが

首を切られて逆上、こんなやつ雑魚鬼と化して、惨めに仲間だった鬼殺隊に殺されて死ねばいい

と思い、少量の血を与えてすぐにその場を去った

 

そしたらもっとヤバイ奴が覚醒した

 

 



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第1章「鬼滅の系譜」
第1話「奇跡の選別試験」


第一章

 

鬼滅の系譜

 

第1話

 

奇跡の最終選別試験

 

~藤の花が咲く季節~

 

俺は、じいちゃんの遺書の元、藤襲山にきとりまーす。

 

どうもリュウです、ごきげんよう。

 

けっこう人多いな~。

原作で、炭治郎の入隊選別の時も、けっこういたもんなぁ。

主要メンバー以外死んでまうけど。

今回はどうなんだろか?

誰か知ってるキャラいないかなぁ~。

 

おっと、誰か来たな、始まるみたいや。

 

 

お?あぁ、あの子供達はまだ産まれてないやろうから、別の人か・・・、凛としたお婆様やな。

 

爺さんの遺書に書いてあった産屋敷家の先々代の奥方かな?

原作では出てこなかったこと思ったら、8年後には亡くなってるかもやけど。

この時代は、まだ生きてたんやなぁ。

 

ルールは原作といっしょ。

七日間生き抜く。

果たしてこの中で何人生き残るだろうか・・・

 

ん?あの狐の面は!?

 

錆兎!?

ってことは・・・。

 

あそこに居るのは富岡義勇!?

そうか!原作から逆算すると今になるのか!?

 

ん?ってことは、俺、藤岡義勇と同い年!?

どひゃぁまじかぁー。

 

ってはじまるー!

 

いかなきゃ!いかなきゃ!

 

 

どうもー、場面かわりましてー、試験場ー。

 

ここは薄暗い森の中・・・。

捕らえられて、連れてこられた鬼が、なかなかが闊歩しとりますが、雑魚ですなぁ。

俺の気配察知センサーにかかった鬼は、片っ端から殺ってるけど、うん、雑魚です。

まぁ歴代最強の男に鍛えられたからなぁ、しゃーない。

俺ツェー(慢心)。

 

あと鬼、初めて殺したけど、あんまし不快感はねーな。

これもあれだな、多分じいちゃんのおかげだな。

 

ふむ、雑魚はどうでもえんやけど、一つ問題が。

 

錆兎くんどないしよ。

俺、めっちゃ助けたい。

でも、助けてもたら原作ブレイクまっしぐらー。

 

困った。

んー、でも生きててほしい。

せっかく鬼滅の刃世界に転生したんじゃお?

フラグ全部へし折ってハッピーエンドしたいじゃん。

・・・うん、決めた。

 

助ける!

えーっと強めの気配・・・あった・・・やべぇ!?もう戦ってる!!

いかなきゃ!いかなきゃ!

 

 

~錆兎~

 

周りの鬼は雑魚だった。

どいつもこいつも首を一撃。

俺は舞い上がっていたんだろうな。

あの鬼も、ただデカイだけの同じ雑魚だと思っていた。

 

手が絡み付いた巨大な鬼の回りに試験者が3人。

1人は同門で親友の義勇。

あと二人は分からないが、回避するのに必死だ。

俺が3人の間に割って入り、鬼の腕を数本切り飛ばす。

だが、すぐに再生し、さらに手数がふえる。

鬼の体格が大きいから距離も遠い。

間合いに入らない。

思ったよりもこの鬼

 

強い!

 

手鬼「クスクス、今回も面を付けた奴らが来たァ、今年は二人かぁ?いいね、あいつの弟子は残らず食ってやるからなァ」

 

こいつは!!

生き残りから聞いた、兄弟子たちが挑み食われた手鬼か!!

俺が敵をとってやる!!

 

錆兎「義勇!こいつは!!俺がやる!お前は二人を連れて逃げろ!」

 

義勇「なっ!俺だって!」

 

錆兎「すまん!義勇!こいつは!!今のお前が相手とれる鬼じゃない!!いいから任せろ!俺は鱗滝先生門下最強の男だぞ!」

 

義勇「くっ!わかった!だが死ぬな!」

 

錆兎「まかせろ!」

 

といったものの、手の再生が早すぎて、なかなか間合いに入れない!

 

手鬼「どぉしたぁ?腕ばかり切っても次が生えてくるぞ?」

 

錆兎「つっ!んなことはわかってる!黙って首切られろ!水の呼吸!弐ノ型!水車!」

 

腕を切れ!間合いにはいれ!はいれ!はいった!

 

錆兎「俺のかちだ!全集中!水の呼吸!壱の型!水面切り!」

 

俺は全力をもってこの鬼の首を切ろうとした。

 

だが。

 

パキン

 

きれなかった。

 

 

リュウ「シリアスブレイクどんどこどーーん!!!」

 

 

~リュウ~

 

やべぇ!マジやべぇ!

こんなことある!?

ダッシュで来たけど、もう錆兎くん間合いに手鬼が入ってまう!

 

こうなったら!

 

リュウ「全集中!天の呼吸!肆ノ型!天羽々矢!!」

 

お応えしよう!肆の型天羽々矢とは!

簡単にいうと持ってる爺さんの大太刀、日輪刀、天覇刃狩(あまのばがり)をぶん投げるという技?うん技。

何せ猟で鍛えた集中力と筋力で、刀身が回転しないようにまっすぐ、さらに凄い命中率をほこるし!

爺さんこれで巨木砕いてたし!!

である!

 

とどけこの思い(大太刀)!!!

 

リュウ「シリアスブレイクどんどこどーーー!!!」

 

 

 

手鬼「ギャー!!うでが!?太刀!?どこから!?」

 

錆兎「俺の日輪刀がオレっ!! はっ!危ない!ヤバかった!今の太刀がなかったら俺は!」

 

リュウ「大丈夫か!?怪我はないか!?」

 

錆兎「くっ、お前か、さっき太刀を投げてやつの腕を切ってくれたのは」

 

リュウ「そうやけども悠長におしゃべりしとる暇はねー見てぇだぜ」

 

錆兎「そのようだ、だが肝心の俺の刀が折れた」

 

リュウ「そみたいやな、ふむ・・・それならこの小太刀を使うか?その折れた日輪刀よりましやと思うけど」

 

錆兎「いいのか?」

 

リュウ「遠慮なく使え、その方がそいつも喜ぶ」

 

手鬼「きーさーまーらぁ!!ゆるさん!!絶対に食ってやるからなぁ!!!」

 

リュウ「来やがったぜ!刀身が短くなったけど大丈夫か!?」

 

錆兎「くっ!まあなんとか!それよりもどうする?奴の首は大石を切った俺の技が通じない!」

 

リュウ「んなもんきまっとるがな!技ときあいでブッタギルんだよー!!!」

 

錆兎「ははっ!たしかにお前、ええっと」

 

リュウ「リュウだ!天龍寺旅龍!呼びにくいからリュウでいい!!」

錆兎「わかったリュウ!お前は男だな!俺は錆兎だ!たしかにリュウのその大太刀なら行けるかもしれない!腕はまかせろ!」

 

リュウ「了解!!いくぜオラァー!天龍寺旅龍!押してまいる!!」

 

手鬼「なめるなぁ!!!俺の首は硬い!弾き返したあとぶん殴ってくってやらぁ!!」

 

リュウ「うっせぇ!はーげ!お前のちんたらしたパンチなんぞ俺の師匠の万倍おせーんじゃワレ!!!その手は何のためあるんじゃ!!!怖がりな子供の兄弟の手を探すお手手かなーーー!!(核心的な煽り)」

 

手鬼「ナニヲ!?はっ!?」ピタ!

 

錆兎「!?攻撃が止まった!?全集中!水の呼吸!弐ノ型!水車!!よし!腕をは切った!チャンスだ!!いけーー!!」

 

リュウ「おっしゃー!!首おいおてけー!!全集中!天の呼吸!壱の型!天叢雲!!」

 

お応えしよう!壱の型、天叢雲とは!

背中に担いだ納刀状態から全筋力と瞬発力、太刀重量、と遠心力による移動エネルギー全てを使い!

太刀を半回転させながら振り抜きブッタギル!

要するに力業である!!

 

ビュン

 

納刀状態から 大太刀を全力で振り抜く。

手心は加えない。

例え、この鬼が小さき頃に大好きだった兄を、彼が鬼になってしまったことで、食い殺してしまった過去があったとしても。

例えこのたくさん手が、今は亡き兄の手を求めていたとしても。

過去は戻らない。

そして、その数多くの人を殺めた汚れた手も、また戻ることはない。

 

手鬼「お、にい、さん」

 

リュウ「あわれやな、でもお前は人を食いすぎた、例えそれが本当の意思じゃなくってもな」

 

錆兎「はぁ、はぁ、勝ったのか?リュウ・・・ありがとう。そしてすまなかった。俺は慢心してたみたいだ。危ないところだった。あの投てきがなければ俺は・・・」

 

リュウ「いやいや、良いってことよ。俺たちは仲間になるために、ここに来たんやから・・・。錆兎やって他の試験者助けても廻ってたんやろ?お互いさまだぜ、まぁ、それでも恩を感じたんなら、また俺が危なくなったときに助けてくれや」

 

錆兎「そうかわかった、必ずだ、約束する」

 

義勇「無事か!?」

 

錆兎「義勇!?戻ってきたのか!」

 

義勇「あぁ、よかった、しぶとく生きていた」

 

錆兎「おいおい、しぶとくってGみたいいうなよ」

 

モブ達「「「「「錆兎さん!!無事ですか!」」」」」

 

錆兎「おおう、何だお前らよってたかって」

 

モブ男A「よかった!生きてた!義勇さんが俺たちを助けてくれた錆兎さんが危ないって伝えてきて、助けたくって!」

 

モブ子B「俺たち一人や二人で敵わなくても大勢なら何とかなると思って集まったんです!」

 

錆兎「そうか、ありがとうお前達、たしかにこの日輪刀が折れて死にかけたが、ここにいる天龍寺旅龍が助けてくれてな、あの手鬼は倒せた、心配かけたな」

 

義勇「錆兎の、日輪刀が・・・旅龍とやら、礼をいう」

 

錆兎「こいつはおれの同門の富岡義勇、口下手だから、たまに癪にさわるかもしれんが、本人には全く自覚はない、出来たら許したやってくれ」

 

リュウ「ははっ!まぁ世界は広いんだ、そんな奴もおるわな!俺は天龍寺旅龍!呼びにくいだろうからリュウでいいぜ!」

 

義勇「ああ」

 

リュウ「くくっ、おもろいやつやな、さあ!まだ選別試験はおわって無いぜ!ここまで来たんや!全員で生き残るぞ!」

 

全員「おおっ!!」

 

 

 

 

この年の選抜試験で奇跡的に全ての試験者が生還し、鬼殺隊に入ることになった 。

 

鬼殺隊の千年以上に昇る歴史のなかで、これだけの大人数が全員生還したことはなく、歴史上初の快挙であった。

 

だが、試験者のほとんどは口をそろえてこういった。

 

狐の仮面の試験者が助けてくれなかったら、俺たちは死んでいた。

 

 

だが一人だけ別のことをいう者がいた。

 

あの大太刀の試験者の助けがなかったら、おれはあの鬼に食われていただろう。

 

 

歴史は変わり行く、あるイレギュラーが入ることによって。

 

今日の明治こそこそばなし!!

 

原作では、錆兎がほとんどの鬼狩っちゃったけど、今回はリュウが人知れず狩りまくったから文字通り

藤襲山にいた鬼は全滅しちゃったよ!

お陰で柱たちがイライラしながら鬼集めにいそしんだらしいよ!

後が怖いね!!

 

次回第2話

 

つかの間の晴天

 

始まりの一歩は大きく、広い、だが道はつづく、さんさんと照る大きな太陽の元で。

 

 

第1話

 

奇跡の選別試験

 

終わり

 

 




どうぞ、これからもよろしくお願いいたします


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第2話「つかの間の晴天」

第2話

 

つかの間の晴天

 

やあ!

七日間が終わって、皆で広場に帰って来た

天龍寺旅龍ことリュウくん(13)だよ!

 

あのあとー。

はぐれた他の試験者たちも集まってきてー。

俺の索敵能力を駆使してー。

錆兎と義勇とその他大勢でー。

鬼をかりまくってたらー。

俺の索敵範囲にー。

鬼がこれっぽっちもかからなくなってー。

あちこちー。

探したんやけどー。

いなくてー。

 

4日目にして鬼、駆逐しちゃった(てへぺろ)

 

うそでしょ!?

 

そんで、残り3日暇やから、周りにある木材とか草とかで、皆で夜営場所をつくってん。

せっかく皆集まったし、バラバラで行動するよりええかなーって思ってよ。

 

そこを拠点にしながら、錆兎含めた腕にそこそこ自信がある者達で、拠点周辺を警戒する警備班とか。

 

俺含む、山に慣れてる者達で、索敵及び食料の確保をしてくる食料班とか。

 

義勇含めたあまり腕に自信がないが、料理、夜営地の管理などが得意な者達で夜営管理班とかを作って班わけして、集団行動するようにしたんや。

皆話ちゃんと聞いてくれて助かったぜ。

こんだけおったら、誰かは反発すると思たんやけどな。

錆兎が皆助けてたお陰かね?

 

あと、間た時間に鬼居ないから、皆で総当たり模擬戦とか、集団での連携訓練とかしながらすごしたよ。

 

そうそう、総当り戦で、義勇アンド錆兎と模擬戦したんやけど・・・

義勇の野郎、原作で

 

「俺は柱の資格はない」

 

とか

 

「俺は最終選別を突破してない」

 

とかいっとったけど

 

おめぇ!十分つえーじゃねぇか!!!

 

そこらの雑魚鬼に油断しなけりゃ余裕で勝てるわ!

 

他の自信なさそげな試験者の三倍はつえーぞ!!

 

彗星だぞ!彗星!

 

原作で重症負ったのも、たまたま強い鬼と出会ったんやろなぁ。

 

あと同期の錆兎が強すぎて、自信なくしてたんかもしれんがな。

 

あいつ、見てた感じ過保護やし。

 

それと模擬戦した感じ、錆兎は勇猛果敢。

なんでも思い付いた動きを、一瞬で使いこなしてしまう。

さらには、指摘した欠点を、瞬時に直す飲み込みの速さ。

 

まあ天才ですな!

そら義勇自信なくすわ・・・。

 

対して義勇は慎重冷静。

相手の動きを冷静に分析しながら、少しずつ確実に相手に詰め寄る。

指摘したとこは毎日動きを確認して直していくみたいやな。

 

うん、完全な努力型ですわ。

でも元のスペックがたけぇから、別の試験者より動きがいいし、数年後柱になるのも頷ける、大器晩成型だわ。

 

総当たりやから、他の試験者とも戦ったんやけども。

全国にいる育手が送り出したことはある、一定基準の強さはあったわ。

 

でも、鬼にたいしての経験不足と、イレギュラーの対応が苦手な者が多くてやな、同時に二体以上の鬼による奇襲とかで命の危機に貧したものが多かったみたいや。

 

あ、忘れては行けない田村くんもいたよ!

他モブ達に紛れていて気づくの遅れたけど・・・。

 

 

俺自信も他の試験者と戦ってみて、いろんな呼吸とか、思いもしないような反撃が飛んできたりとか、めっちゃ凄い良い経験と勉強になったわ。

俺、うちの爺さんとしか模擬戦したことなかったからなぁ。

俺が他の試験者と比べて、どれぐらいの実力があるかも分かった。

 

数人での連携訓練では、皆やったことなかったみたいやから、みんなで相談しながらタイプ相性を考慮して、やってみたんや。

原作にも何とか隊みたいな隊もおるみたいやから、そこでいかせたらええなぁ。

 

そんなこんなで

藤襲山の!一週間!ドキドキキャンプー!ポロリ(命)もあるかもよ!!

が皆無事に終わって、皆でぞろぞろ広場に来ましたで~。

 

そんで冒頭、ん?冒頭?まぁいいや。、

 

そんでおまちかねー!!玉鋼えらびー!

 

え?階級の説明?なまえも名乗ってない奥方さんに食って掛かるやつはいないのかって?

 

階級の説明は面倒だから原作みてね!

 

あと、奥方名乗ってなくても雰囲気で鬼殺隊上層部の人ってわかるやろ!

そんな人に食って掛かるやつなんていねーよ!

常識的に考えて!

質問ぐらいはするやつおったけど。

 

どっかの風柱の弟じゃあるめーし。

 

そんなことより鋼、鋼。

 

全員、なんか選びにいくのためらっとるし。

俺が始めに行くわ。

 

うーむどれにしょっかなー。

うん?

この感じ・・・この鋼か。

なんか他のと違うような・・・。

これにするか?

なんか神々しいんだよな・・・。

てか俺大太刀にしてほしいんやけど鋼足るんか?

 

まぁいいや。

 

 

それから皆順番に選んでいって。

 

お供ガラスがきたね!!

 

ん?カラス?

俺のカラスだけ首に鏡ついてとるし、他のカラスよりでけーしどっかで見たことあるような姿なんやけどなー。

 

・・・いや、まさか・・・、足は三本ないし・・・ないよな?

 

まぁええわ、つっこまんとこ。

 

そんで、もろもろの説明終わりました。

 

 

終わったあと、他の新隊員になった皆と御武運と御多幸、必ず生きのこって、また集うことを願って

 

一本締め

 

音頭は錆兎がしてから、解散となりました!

 

皆、本当にがんばれよ!

 

生きてまた会おう!

 

 

帰り際に、先々代奥方さんに声をかけられました。

 

先々代奥方「貴方様が天龍寺旅龍様ですね?」

 

ううん、さすがにため口はまずいわな、とりあえず座って頭さげよ。

 

リュウ「はっ!、このような下賎な者にお声かけて頂き、恐悦至極でございます。つきましては鬼殺隊棟梁家産屋敷先々代奥方様とお見受けいたしますが・・・」

 

先々代奥方「はい、その通りでございさます。名は産屋敷よしの、と申します。ですが、このたび初対面のはずですが、どかこかでお聞きに?」

 

リュウ「はい、父の遺品の中に、お名前がありましたので、特長からそうなのではと」

 

よしの「・・・そうですか鬼断様が・・・、わかりました。本題なのですが、貴方の育ての親である、無上様のことを聞きたいと、お館様がおよびです。鬼殺隊本部までご足労ねがえますか?」

 

ああ、なるほど、爺ちゃん、元柱だしな。

爺さんの最後、ちゃんと報告しないとな。

 

リュウ「承知致しました、すぐに向かいます」

 

よしの「ありがとうございます。では」

 

パンパン!

 

しゅた!

 

よしの「御屋敷まではこの者が案内します」

 

おお!?薄々気配はしてたけど本当に急に現れるんやな、鬼殺隊忍者軍団、ぱねぇ隠

 

奥方「おや?あまり驚かないのですね」

 

リュウ「はい、薄々気配がしておりましたので」

 

奥方「ふふ、そうですか。この隠も、まだまだ修行が必要なようですね。この者があなた様を案内いたします、ではよろしくお願いしますね」

 

リュウ、隠「「承知致しました」」

 

どうやらこの隠れが案内してくれるみたいだ。

 

リュウ「隠れの~えっとなんて呼べば?」

 

隠「申し訳ござらん、任務上なを名乗ることを禁じられおりまする。お呼びのさいは隠で結構でござる」

 

 

リュウ「そうか、了解です。隠れの旦那、じゃあよろしくたのんます!」

 

宿那「承知!」

 

奥方「では、お先に失礼さてせていただきます」

 

リュウ「はっ!」

 

あー全然砕けて話せる雰囲気じゃなかったなー。

産屋敷一族か・・・。

無惨の実家であり、代々呪われた子しか産まれて来ず、鬼殺隊の棟梁になる運命を持った一族か・・・。

すごんごい重たい肩書きだよなぁ。

なんとか呪いをどうにかしてやりたいやけど。

呪術関係とか薬関係は爺さんもしらなかったし・・・。

まぁ、追々かんがえるかなぁ。

 

おお!目隠しされた!!これで産屋敷邸に行くんやな!

俺、目つむってても、索敵能力でどっちの方向いくか分かっちゃうんやけど、ええんやろか?。

多分あの魔方陣的な結界とかで守られてるやろうから普通に発見できたりはせんのんやろうけどなぁ。

 

さて、どうなることやら。

 

 

今日の明治こそこそばなし!!

 

義勇は普段は冷静に見えるけど、妹弟子の真狐ちゃんの前ではホワホワしてるらしいよ!

可愛いもんね!

 

 

次回第3話

 

鬼滅の源流

 

過去の別れと出会い、そして願い、この世界に生きる、それを覚悟に。

 

第2話

 

つかの間の晴天

 

終わり

 




今回も読んで頂きありがとうございました


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第3話「鬼滅の源流」

第3話

 

鬼滅の源流

 

やーってまいりましたー!!

鬼殺隊総本部!!

そしてその棟梁の自宅!

産屋敷邸に!!

 

どうも天龍寺旅龍ことリュウくんだよ!

 

あのあと隠の旦那達

忍者軍団にたらい回しにされながら

立派な日本庭園に下ろされました

 

最初の突然現れた隠さん

特別な人だったみたいやな、他の隠、結構普通のひとが多かったわ、なにもんなんやろうか

 

疲れた

1日ぐらい目隠しされてたからなぁ

でもまぁ爺さんのことで報告の義務があるし

元同僚だった鱗滝さんや善逸のじいちゃんとかにも話しときたいなぁと思ってる今日この頃

 

御機嫌ようわたしです

 

とにかく到着したんやけども

まぁーデカいなぁー

そんで完全な社寺建築の匠意を感じる建造物群

 

あっちの門の龍の蟇股なんか目玉がちゃんと八方にらみになってる

すげぇな

 

おん?誰かい・・・

 

少女「お、おやかたさまの、おなり、です」

 

このこ何処かで・・・はっ!?

 

ザザ

 

ザザザザザザザザザー

 

 

男「ザザッは俺の彼女やから・・・」

 

ザザ

 

女「ザザッちゃん!これみてみてー!!」

 

ザザザ

 

男「あの現場が終わったら、ザザがやっと貰える、だから、ザザちゃん、結婚しよう」

 

ザザザザ

 

女「ザザちゃん怒っとるんやで」

 

男「えー知らんかった、俺怒っとるやー、メッチャニコニコやけど」

 

女「そうやで知らんかったやろー」

 

ザザザザザザザザザザザザ

 

リュウ「はっ!!、あれ?いない」

 

何だったんだ?

いや、覚えてる、まだ自分のことはあやふやでわからんが

あのこは確かに

 

!?この気配もどこか、!膝ま付かなきゃ

 

産屋敷「君が天龍寺旅龍くんだね、話はきいている、良く鬼殺隊に入ってくれた、心から感謝する」

 

やべっまにあわ!?

 

リュウ「にい、ちゃん?」

 

ん?にいちゃん?何で俺は兄ちゃんなんて言葉が、でもどこか懐かしい感じがする

 

産屋敷「ふふっ、初対面で行きなり兄と言われたのは始めてだね」

 

じまっだー、ごぶれいばだらいだー

 

リュウ「も、申し訳ございません、ご無礼を申し訳上げました」

 

産屋敷「ふふふっ、えい、 でも、私が兄でいいのかい?」

 

リュウ「えっあ、はい、私よりお館様のほうが少し年上のようでありますし、えーっと私の親はこの世でただひとり、であるならば、お館様は、形は違えどもともに宿敵と戦う仲間であり、家族、ですので、私の兄になっていただけませんか?」

(ぐるぐる目)

 

やべぇ俺何ていってるのかわかんない(ぐるぐる目)

この人が鬼殺隊97代目当主

 

産屋敷耀哉

 

さっきの子といいお館様のといい、何故かおれの心が揺さぶられすぎる

そしてこの声、これが伝説の1/f揺らぎの声か

頑張って失礼のないように言葉遣いを直そうとおもってるやけども

素の自分が、勝手に出て来てしまうような

すさまじすぎる

 

お館様「はっはは!、落ち着きなさいw、くくっ、いえ、私もだね・・・ふぅ、私は鬼殺隊に入る者たはちは皆、私の子供たちだと思って接している、それは鬼殺隊の長い歴史の中で、鬼を倒してくれる隊士を育て、守り通さなければならないから、でも君は私達も戦っていると言ってくれる、こんな、刀もまとまに振れない、私でも」

 

リュウ「申し訳ございません、取り乱してしまいました、そして、恐れながら、例え刀を振る力がなくとも、お館様には知恵がございます、それこそ千年以上の鬼との戦いの知恵が、それは、一隊士がもち得ない強力な力です、私達隊士は刀で目の前の鬼を切るだけ、ですが、お館様のは私達隊士を能力にあわせ、正確に配置し、万の鬼を切っているのです、そして一番命に危険があるのはお館様です、鬼殺隊はモノノフの集まり、まとめる者がいなければ、ほころび、鬼に力で劣る我らの負けは必須でしょう、ですから、我らがお館様を必ず守り通します、そして怨敵鬼舞辻無惨も必ずや、お館様の手によって切られるのです」

 

お館様「・・・そうだね、時々思っていたんだ、私だけ安全な場所で、隊士を死地に向かわせる、無力さを、でも私も助けられているんだ・・・ありがとう、少し肩がかるくなったよ」

 

リュウ「いえありがたきお言葉、遅ればせながら、この度、鬼殺隊に入隊致しました、元天柱、故、無上喜十郎鬼断が義子であり弟子、天龍寺旅龍であります、数々のご無礼申し訳ございません」

 

お館様「なんだか、謝らせてばかりだね、許す、改めて、鬼殺隊当主、産屋敷耀哉だ、こちらこそ、よく鬼殺隊に入ってくれた、本題なんだけど、鬼殺隊から離れ、暮らしていた無上殿の様子と最後、良ければ教えてくれないかい?」

 

リュウ「はっ!」

 

あーとんだ失態を犯してしまったぜ

でもやっぱこの兄ちゃんスゲーは俺とあんま変わらん年で鬼殺隊の運命全てを背負ってる

そんなん普通出来ひんやん

そんで言葉の全てが本心で語ってる

 

兄きぃ一生ついていきやすぜぇ!

 

それから、座敷に上がらせてもらって

俺が拾われてじいちゃんに育てられたこと

生きるすべを教えてもらったこと

技を教わったこと

修行の終了直後病に犯されたこと

さらに無惨に鬼にされかけるも

根性でねじふせ

伝説の鬼殺隊士にふさわしい最後を遂げたこと

 

そして遺書のこと

 

じいちゃんのことは全てお館様に話した

 

そして

 

リュウ「お館様、これを」

 

お館様「これは?」

 

リュウ「義父より、当代当主様への遺言書です」

 

お館様「わかった、拝見するね」

 

この遺言書は俺宛の遺言書の他に数枚あった物で

俺が読んだ遺言書に他の遺言書は開けず

当人に渡してほしいと書いてあった

その中の一枚が当主宛だった

 

お館様「つっ!?」

 

お館様がお涙を!?

 

リュウ「お館様!? 」

 

お館様「いえ、心配をかけてしまったね、大丈夫だよ、少々心にくる言葉が沢山書いてあってね・・・うん、必ず成し遂げてみせる」

 

大丈夫ならよかったんやけども

じいちゃん、なにか書いたんだ

 

お館様「天龍寺旅龍、いや、リュウ、改めてありがとう、この遺言書というより手紙には君のこと、それと、私の父親であり先代当主の私への思いが書いてあった、お陰でいろいろ思い出せたよ

 

リュウ「お館様、ありがたきお言葉」

 

お館様「ふふっ、リュウ、私のことは耀哉、耀哉兄とよんでいいよ、あと無理して硬い言葉も使わなくていい、私たちは鬼滅の家に生まれ兄弟、そうでしょう?」

 

リュウ「えっそれ本気でいってますか?」(思考のフリーズ)

 

お館様「ふふふっ私が嘘をいってるようにみえるかい?まぁ、私と私の家族だけがいる、時にかきるけどね、さすがに、他の者に聞かれたら、可愛い弟が吊し上げられてしまうからね」

 

リュウ「えっあっはい、えっ?あっじゃあ、耀にぃ、これからふつつかものの弟をよろしくな!!ってほんとうに大丈夫なのこれ!?」

 

耀にぃ「耀にぃ、耀にぃ、耀にぃ」

 

リュウ「いーやぁー!耀にぃがばぐったぁー!」

 

耀にぃ「えっあぁすまない、呼び慣れてないものだから、ちょっと心にくるものが、それと、まだ隊服と専用の日輪刀はこれから届くのだろう?、他にいく宛がないなら少しの間泊まって行きなさい、ここはもうリュウのいえだからね」

 

リュウ「かたじけのぉございます」

 

耀にぃ「ぶはっ!こら、リュウ!ふふふ!はっははは!」

 

 

リュウ「ふっはははは!!」

 

 

リュウは新たな家族と兄をてにいれた!!

 

今日の明治こそこそ話!!

 

鬼殺隊当主である、産屋敷耀哉様は

弟妹達がみな早死にしてしまって嫁が居ても凄く寂しく思いをしてたみたい

でも新しい弟がやって来て、とても嬉しくってブラコン化しちゃったんだとさ

そうなってもいいと思ったのはじいちゃんの手紙のせいみたい

一体なにが書いてあったんだろうね!!

 

次回第4話

 

子龍と巫女の夢

 

彼と彼女は思い出す、あの遠い記憶を

 

第3話

 

鬼滅の源流

 

終わり

 

 




今回ちょっと人によって受けるか受けないか
心配です
宜しくお願いします


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第4話「子龍と巫女の夢」

第4話

 

子龍と巫女の夢

 

~私~

 

私は夢を見る

 

夢の中の建物はとても高くて

周りも知らないものばかりで

とてもとても怖かった

 

でも、隣には何時も同じ人が居て

その人と色々な所に箱に乗って移動していた

 

顔は分からないけど

夢に出てくるのは同じ人だと確信は持っていた

 

貴方はだれ?

 

目が覚めて何度問いかけただろう

 

ある朝、目が覚めて私は泣いた

 

理解したから

 

彼とは夢の中でしか会えないと

 

私の今生きている

この世界では会えないのだと

 

静かに泣いた

 

7歳の誕生日の日だった

 

 

~俺~

 

俺は夢を見た

 

酷くなつかし夢だ

 

軽トラが田舎の農村

世界遺産の城がたっている大きな街

超高層ビルが立ち並ぶ賑やかな都会

 

そんな中を自家用車で二人であちこち行った

 

夢だから道中は全カット

 

いつも俺運転で隣には大事な人が乗っている

 

出張の時意外毎日みる愛しの顔

 

君は

 

目が覚めて呟いた

 

そして目には涙が流れた

 

少し思い出せた

 

でも俺が今生きている

この世界ではもう会えない

 

寝ている爺さんの隣で

 

静かに泣いた

 

6歳の誕生日の日だった

 

 

 

~???~

 

?は沢山の夢をみている

 

その中の一つは

幼少のころにいじめられていた二人の男女が高校の頃出会い

紆余曲折ありながらも結ばれ

幸せな日々を送っていた夫婦が

突如その世界から去る夢

 

まだ別の夢では

不幸中な少年が鬼になり

その少年が不幸な鬼を増やす

不幸な鬼は人々を不幸にし

不幸にあった人々は

その身を殺してまでも

鬼を切る

 

?は数ある夢のなかで

二つの夢を不憫に思った

 

だから二つの夢を少し繋げることにした

幸い、夫婦は鬼の夢を観測していた

漫画として

夫婦に願いをのせて鬼の世界に送り出した

そしてまた二つの特別な本も送り出した

それは?の持ち物だった

 

願わくばこの夢達に幸訪れんことを

 

?は夢を見続ける

 

数多くの異世界や平行世界の夢を

 

巨大な翼の生えた神々しい龍のは

 

今日も夢を見続ける

 

 

 

「義父さん!義母さん!さっき草むらでこんな本拾ったよー!!」

 

「本?こらっ!勝手に拾ったらだめよ!持ってた人がさがしにくるかもしれないでしょ!もとあった場所に返してきなさい!」

 

「えー、でもこの本を捨てるなんてとんでもないって勘が伝えてくるんだけど」

 

「お前の勘がか?ふーむそれならお前が持ってたほうがいいかもしれんな」

 

「え?あなたほんとにいってるの?」

 

「ねぇいいでしょ?義母さん!」

 

「過去、この子の勘に山ほど助けられて来たんだ、そんな喜十郎がまた勘で言っているんだ、だから許してやってあげないか?」

 

「はぁ、しかたないわねぇ、でも持ち主がさがしに来たりしたらちゃんと返すのよ?」

 

「!ありがとう!義父さん!義母さん!えーっとなんて書いてあるのかなぁー」

 

「そういえばまだ字は習ってなかったな、ええっと『天の呼吸指南書』かな?なにか武術の指南書みたいだ、難しい言葉ばかりだから、ちゃんと字を習ってから読むんだよ?」

 

「うん!」

 

「喜十郎にぃちゃーん!、遊ぼー!」

 

「にぃちゃんにぃちゃん!まりけろーよー!」

 

「あら、みんなが呼んでるわよ、本はちゃんと預かっておくから、遊んでらっしゃい!」

 

「わかった!本お願いね!いってきまーす!」

 

「みんな怪我に気を付けるんだよ」

 

「「「はーい!!」」」

 

 

 

 

「お父さん、先ほど神棚へお供えに行ったらこんな書物がおかれていたのですが」

 

「んん?ワシがさっき行った時には無かったが、誰かが置いたのか?」

 

「どうなんでしょう、ですが父さんが入ってから僕が入るまで誰も神社に入って無かったように思うのですが」

 

「ううん、不思議じゃな、なになに、『地の神楽』か、どうやら神楽の指南書のようじゃな」

 

「どうしてそんな書物が置いてあったかは分かりませんが、これも御祭神、高御産巣日神(たかみむすびのかみ)の思し召しかもしれませんね」

 

「そうじゃな、ならばいついかなる時に必要になるかわからんな、大切に保管しておこう」

 

「そうですね、わかりました」

 

 

 

 

今日の明治こそこそばなし!!

 

喜十郎くんはあのあと頑張って字を覚えて独学で呼吸法をおぼえたんだ!

でもそのあと家族は鬼にやられちゃったけど

呼吸をつかって鬼を倒して生きのこれたんだ

強いね喜十郎!

 

次回第5話

 

再開

 

彼と彼女の途絶えた時間が動き出す

 

第4話

 

子龍と巫女の夢

 

終わり

 

 




宜しくお願いします


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第5話「再開」

第5話

 

再開

 

~産屋敷邸~

 

耀にぃ「はぁ、ひさびさにこんなに笑ったよ」

 

リュウ「ふぅ、俺もですわ耀にぃ、いつも爺さん、あ、普段は義父のことは爺さんって呼んでるんですが、いつも爺さんと二人っきりだったから、こんなことあんまりなかったっすね。そういえば、お体が弱いときいてたんですが、今も?」

 

耀にぃ「ああ、そうなんだ、代々産屋敷一族は体が弱くてね、もう、病というより呪いのたぐいだよ、でも最近は自分がまだ若いことと、いい医者が住み込みでいてくれてね、大分調子がいいんだ」

 

なるほろ、道理で結構な時間喋っててもまだ余裕そうなんやな

 

耀にぃ「そうだ、しばらくここで住むんだ、先にここに住む家族と医者を紹介しておこう、3人とも入ってきてくれ」

 

3人?、あっ!?、あの子はさっきの子

そして多分あの

 

耀にぃ「まずは、3人に、あの無上鬼断殿の義子であり弟子、そしてこのたび最終選別で奇跡の全員生還を成し遂げ、鬼殺隊に入隊した、天龍寺 旅龍」

 

リュウ「テンリュウジ リョリュウ、デス、ヨロシクオネガイシマス」

 

昔、夢に見て思い出したあの人

 

耀にぃ「こちらは最終選別で会ったとおもうけど、私の祖母である、よしの」

 

よしの「ふふ、聞いておりましたが耀哉の弟になったみたいですね、あらためまして、祖母のよしのでございます、しばらくの間よろしくお願いいたします」

 

リュウ「ハイ、ヨロシクオネガイシマス」

 

俺が今この鬼滅の世界に来るまえに出合って

毎日いっしょに過ごした

 

耀にぃ「次は私の嫁である、あまね」

 

あまね「初めまして、お館様の家内であります、あまねと申します、見ての通り子を授かっておりまして、あまりお相手することがで出来ませんが、何とぞよろしくお願いいたします」

 

リュウ「ハイ、ヨロシクオネガイシマス」

 

姿は

あの人とちがう

年齢もちがうし、見た目もちがう

でも雰囲気と感じる波長、間違いない

でもあの子も覚えていんるだろうか

もう、もどれないあの頃のことを

 

耀にぃ「最後に各種連絡と、私達の治療や嫁の診察を行ってくれている、天月 零華(あまつき れいか)、ってどうしたんだい?零華、リュウ、お互い見つめあって、鳩が豆鉄砲に撃たれたような顔になってるよ?」

 

リュウ「す、すいません、あ、貴女は、もしかして・・・」

 

零華「・・・夢の人・・・ですか?」

 

!?

 

リュウ「夢!そう夢だ!俺もあの遠い記憶の夢で君、レイちゃんに会っていたんだ!」

 

零華「!?リュウちゃん!・・・また・・・会えた・・・」

 

泣きながら飛び付いて来たり彼女は俺の腕のなかでわんわん泣いた

もちろん俺も

もう、会えないと思っていたから

 

耀にぃ「急にどうゆうことだい?二人は初対面のはず、リュウ、説明してくれるかい?」

 

しばらくしたあと

俺はその声で我にかえった、レイちゃんは泣きつかれたか眠ってしまった

 

リュウ「耀にぃ・・・いや、お館様、大分込み入った事情があります、少しお時間をいただけませんか?、二人だけで、確認したいことがあるのです、ですが、必ずご説明いたします、どうか」

 

俺はそう言って頭をさげた

 

お館様はしばし目を瞑り、そして答えた

 

お館様「リュウ、わかった、少々ではなく、大分込み合った事情と行ったね、何があったのか検討もつかないけど、ちゃんと説明してくれるならかまわない、そろそろ夕飯の時間だ、それが終わったあと二人で話し合い、まとまったらまたいらっしゃい、いつでも話をきくから」

 

本当に・・・この人は・・・

 

リュウ「お館様!ありがとうございます!」

 

 

それからすぐに零華の目が覚めて

後で話があることを伝えて

二人で頷きあい

 

そのあと夕飯をいただいた

 

うめぇ

色々あって心身疲れた体に染み入るぜぇ

 

どうも産屋敷家でも一般家庭と同じく

家族皆で食事を取るようや

 

といっても、耀にぃとお婆様、奥方様と居候である零華と俺だけやけどな

 

料理や屋敷の管理をしとる中居さんたちは別みたいや

 

夕飯のが終わって

客室に案内された

 

荷物を置き、整理しとったら

襖の向こうから声がかけられた

 

零華「リュウちゃん、はいってもいい?」

 

リュウ「えーでー、荷物の整理しとっただけやし」

 

零華「じゃあおじゃまするで」

 

そう言って零華が襖を開けて入ってきた

 

そんで飛び付いて来た

 

零華「リュウちゃん!リュウちゃん!リュウちゃんやんね!?あぁリュウちゃんの臭いだぁークンカクンカはぁー会えたぁー夢でしか会えんかったのに、歳も姿もちゃうのにリュウちゃんやぁー」

 

リュウ「おおう!?落ち着け!落ち着け!リュウちゃんやから!お前が知ってるリュウちゃんやから!」

 

零華「リュウちゃん噛んでもいい?」

 

リュウ「いやや!痛いやん!」

 

零華「返事は聞いてない」

 

リュウ「痛タタタタタタ!!?」

 

懐かしいこのやりとり

でも零華は、どこまで覚えてるのやろうか

 

おれはまだ

あの世界の歴史と、この世界の物語

あの世界で愛していた人の記憶ぐらいしか思い出せない

俺があの世界でどう生き、どのようにしてこの世界へきたのか、まだ全然思い出せない

 

零華はどうなんだろうか

 

リュウ「いたたたた、歯形ついた・・・なぁレイちゃん」

 

零華「なぁに?リュウちゃん」

 

リュウ「俺たちはどこまで覚えてる?」

 

 

今日の明治こそこそばなし!!

 

零華が目が覚めた後のリュウと零華の会話は作者とその嫁の日常そのままらしいよ!

爆発すればいいのにね!

作者「俺もそう思う」

 

次回第6話

 

未来のために

 

愛する者を再びてにいれた二人は

未来に思う

 

第5話

 

再開

 

終わり

 

 




ヒロイン正式登場です、ヒロインの過去はまた機会がありましたら上げさせていただきます


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第6話「未来のために」

第6話

 

未来のために

 

~産屋敷邸、夜~

 

リュウ「俺たちはどこまで覚えてる?」

 

零華「・・・リュウちゃんは?」

 

リュウ「俺はあの世界の歴史、この世界の物語、そんでレイちゃんを愛していた、いや今も愛してるけど、の記憶だけある、でも俺があの世界で何をしとって、どないしてこの世界に来たんかさっぱりわからん、要するに俺自身のことがさっぱりわからん」

 

零華「うん、私もおんなじ感じ、でも多分、リュウちゃんほどあの世界を覚えてない、なんか夢をみてる感じでしか思い出せへんから、そもそもリュウちゃんのことやってさっき会った時に強く思い出せただけで、それまでは夢でしか会ったことがなかったから、どこか別の世界のことを客観的に見てたような感じやったもん、でも今は思い出せた、私はあの世界からこの世界にやって来たんやなって」

 

リュウ「なるほどなぁ、じゃあこの世界、鬼滅の刃のことは?」

 

零華「うーん、それも曖昧、でもアニメとコミックどっちも見た記憶はある、でも内容があやふや、これもさっき思い出せたことで、これまでは全く分からんかったなぁ、でも無意識的に予防線は張っとったみたい、今産屋敷邸に住んどるし」

 

リュウ「そっかぁ、俺は鬼滅の刃の内容は大方思い出せてる、って言ってもネット検索かけるみたいにワードを思い浮かべたら概要が分かるみたいなかんじやけど、今はまだ原作の1話開始6年前、ワードを思い浮かべてもわからんことが多いな」

 

零華「それでこれからどうするん?私はリュウちゃんに任せる」

 

リュウ「俺は・・・せっかくこの世界に来たんやから、これから鬼に不幸にされた鬼も、鬼に不幸にされる人も、助けたい、原作ブレイクがなんぼのもんじゃい!炭治郎も胡蝶姉妹も助けたらぁー!」

 

零華「わかった、でも、あんまり原作を壊し過ぎると無惨様につながる手がかりもなくなってまうで?」

 

リュウ「そうなんだよなぁ、その事含めて、お館様に相談したいんやけど、せっかく原作知識という強みがあるんやし、それをお館様がどう思うかはわからんけど、利点と欠点をちゃんと伝えたら理解してくれるとおもう」

 

零華「うん、リュウちゃんがそう思うなら、それに従う」

 

リュウ「ありがとう、ごめんねレイちゃん、あとこれまで合ったことも話しとくか、零華のことも教えてくれへん?」

 

零華「そうやね、私もこの世界で色んな能力を支えるようになったから、その辺もすり合わせとかなあかんやろね、今後のために」

 

それから二人は夜遅くまで話し合った

 

卑猥なことは一切ない

お互いまだ体は子供やし

 

リュウは森で爺さんに拾われてから選別試験までのこと

 

零華は、小さい時からあつかえる特殊な能力と

幼少のころに鬼に襲われ

助けてくれた鬼殺隊士に憧れこの道へ進んだこと

両親が医療術に長けていて

それを受け継ぎ医者として産屋敷邸へ招かれたこと

 

語らうことは沢山あった

 

そして夜が開けた!

 

 

どうも寝不足の天龍寺旅龍ことリュウです

 

ごきげんよう

 

あれから二人して徹夜で話し合い

零華は夜明頃に倒れるように眠りました

 

俺も眠い

 

寝てもいいよね?

 

まだ朝日が山の向こうに微かに見えるだけ

 

朝食までまだ時間があるだろ

 

俺、藤襲山からあんまり休んでないの

 

僕つかれたよパト○ッシュ

 

ぐぅ

 

 

 

お早うございます、朝食の時間です

眠たい目を零華と二人で擦りながら

食卓に着きました

 

耀にぃはまだ来てないみたい、あ、来た

 

耀にぃ「おはよう、リュウ、昨日はよく眠れ・・・なかったみたいだね、遅くまで二人で話し合っていたみたいだけど、隊士は体が資本、無理するんじゃないよ?、まぁ私も人のことはあまりいえないけど」

 

あまね「本当です、昨日のことで興奮してるのかもしれませんが、ソワソワソワソワと、挙げ句の果てに眠れないからと書物を読み出す始末、お体に触ります」

 

よしの「あら、耀哉、また夜更かししたのですか?仕方ない子ですねぇ」

 

うふぇーあの耀にぃがしかられてらぁ

珍しいもんを見た、心のメモ帳にめもしとこ

 

リュウ「耀にぃも叱られるんですねぇ、ご心配をお掛けしました、ですがおかげで少し整理ができました、後でお時間頂いてもいいですか?」

 

耀にぃ「まぁ私も人の子、叱られることは多々あるよ、零華、今日の予定は?」

 

零華「はい、食事の後は午前の診察と運動があり、そのあとであれば昼食までは時間が取れます、午後から夕食まで公務をしていただきます、来客の予定はありません」

 

耀にぃ「わかったよ、ありがとう、と言う訳だから診察と運動のあとでもいいかい?」

 

リュウ「はい、結構です、お手数をおかけします

 

耀にぃ「とんでもない、弟のためだ、話はちゃんときくよ、じゃあ冷める前に食べよう、いただきます」

 

全員「「「いただきます」」」

 

昼食が終わったあと耀にぃの診察が終るまで暇なので広い庭で自主鍛練

 

柔軟の後に走り込み以外の筋トレと

各種型の確認、呼吸の鍛練

 

一つ一つこなしていく

 

そういえばじいちゃんの遺書に

体力を使わず出来る呼吸の鍛練方法が書いてあったな

 

擬音ばっかやったけど

 

この呼吸方で起こる効能は

戦闘用の瞬間的なパワーや瞬発力を生み出すことやなく

主に持久力のや自己治癒力アップ、病気や呪い等の侵食の低下のみを突き詰めた呼吸で

一番の強みがさっき言った体力を使わないことと

習得の手軽さ

 

そう

習得の手軽さである

 

じいちゃん

なんでもっと早く教えてくれなかったの

 

呼吸の習得のために底なし沼に頭から落とされたことは!?

水が入った巨大な桶に詰められて蓋まで閉められて蹴破って出るまで出れマテンしたことは!?

 

まぁ死にかけたけどそれで習得の出来ちゃったからいいけど

 

そんでこの方法を思い付いたんも

じいちゃんと手合わせし出した時

癌に犯されててしんどかったじいさんが

少しでも楽に体を動かしたくって

そんな呼吸できんかなーってやってみたら出来たみたい

だから俺が修行してるときはまだ出来てなかったってことやしな

 

それはさておき

 

そんな鍛練してたら

耀にぃが零華といっしょに庭に出てきた

動きやすい格好で

 

軽く挨拶した後にラジオ体操し出した

 

なにこのかわいらしい生き物

 

ついでだからじいちゃん直伝(遺書)

の持久の呼吸教えちゃう

 

元気になーれ

 

簡単だし疲れないから耀にぃもすぐに覚えたよ!

 

やったね!

 

そのあと体を清めてから

 

耀にぃがまつ応接間までやって来ました

 

リュウ「お館様、天龍寺旅龍ならびに天月零華、入ります」

 

お館様「よく来たね、入ってらっしゃい」

 

リュウ「おじゃまします」

 

うう、緊張する、でも伝えなきゃな

 

リュウ「昨日は御容赦頂きありがとうございます、つきましては、整理が着きましたので報告させていただきます」

 

お館様「そんなにかしこまらなくていいんだけど、まあ、聞こう、話してくれるかい?」

 

 

 

今日の明治こそこそばなし!!

 

作者は早く日輪刀の話を書きたいそうだけど

お館様に伝えたいことが多過ぎてたどり着けないそうだよ!

あくしろよな!

 

 

次回第7話

 

未来への道筋

 

彼らが進む道は茨の道

 

第6話

 

未来のために

 

終わり

 

 




ありがとうございました


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第7話「未来への道筋」

第7話

 

未来への道筋

 

リュウ「まず私と零華はこの世界で初対面なのは間違いないです、生まれてから今に至るまで一度も会ったことはありません、ですが会っていました、この体が生まれるまえに」

 

お館様「・・・」

 

リュウ「要するに私たちには生前の記憶が断片的ながら存在します」

 

お館様「・・・」

 

リュウ「ただその記憶は過去の記憶ではありません、この鬼がいる世界ではなく、何処かで分岐した鬼のいない並行分岐世界、その未来、今から約百年後の世界の記憶です」

 

お館様「!?未来の!?」

 

リュウ「はい、未来のです、今の明治の時代から、後数年後に大正という年号に代わりに、次に昭和、平成、最後に令和と年号が変わります、私たちの記憶は平成から令和にかけての歴史的案件とそれまでの記録、そして記憶が途切れるまで一緒にいた嫁の記憶があります、嫁はここにいる零華がそうです、私たちは何らかの要因で赤子として生を受けました、まだどうしてそうなったかはわかりません、そして自分の生きた歴史もすっぽりと抜け落ちています」

 

お館様「・・・リュウ、すまない、少し待ってくれ・・・」

 

あぁ、駆け足で話すぎたかな?、でもこんな話信じてくれるんやろうか、普通頭がおかしいやつとしか思われんやろうが、他に言い方あったやろうけど、オレ脳筋やからなぁ

 

お館様「リュウ、まず、リュウと零華は生前の記憶がある、その記憶は未来の記憶で、二人は夫婦だった、そういうことだね?」

 

リュウ「はい、信じられないことですが、確かに」

 

お館様「うん、では年号以外でなにか証明出来るものはあるかい?」

 

リュウ「ええっと今は明治40年だから『ウィキ参照』とかですかね」

 

お館様「ええっと、かなり具体的にでて来たね、生前は歴史学者か何かかい?」

 

リュウ「いえ、多分違うと思います、すいません、自分のことは本当に何をしてたのか分からないんです、でもこう言う歴史的な記録なんかは頭で調べるように思うと、詳しい本を見つけたみたいにでて来るんです、思わないとでてきません、あとこの記憶の歴史とこの世界の歴史が合致しているかはわかりません、さっき言ったように、どうやら平行分岐世界、何処かで枝分かれし、歴女が変わった世界のようですから」

 

お館様「そうかい、わかった、さっき言ったことは今後起こるか調べてみるよ、でもこれが本当なら、未来を変える爆弾にもなってしまうね」

 

リュウ「そうです、そして一番危険なことを伝えます、お館様、覚悟してください、オレ達にはこの記憶を操る力がないのです、でもお館様ならあります、言ってもよろしいですか?」

 

お館様「・・・わかった覚悟を決めよう、頼む」

 

リュウ「私、天龍寺旅龍は、この世界、鬼のいる世界を書籍越しに、創作物として呼んだ記憶がございます、それも、これから起こる未来の」

 

お館様「!!!??」

 

リュウ「私達がこの記憶を持っているだけでは、より良い未来には繋がらないだろうと判断しました・・・耀にい、信じれないやろうけど、今でも悩んでる、この記憶を伝えんでも、無惨は倒せる、やけど多くの人が死んでまうんです、でも、その死んでいった者達がおったから無惨を倒せるんです、その人達を助けまくったら、無惨が生き残ってもっとひどい未来になるかもしれんのです、でも俺はきっと助けてまう、だから耀にぃに相談したかったんです」

 

耀にぃ「・・・リュウ、大丈夫、信じる、にぃちゃんに任せなさい、必ず、必ずいいようにしてみせる、だから話してくれないかい?、その悲しい物語を」

 

リュウ「耀にぃ、ごめん、いろいろ辛いことを言うと思う」

 

それから俺は鬼を殺す悲しい物語を耀にぃに語った

俺達は鬼殺隊、鬼のを殺し千年、たくさんの屍の上で生きている

今さら全部助けたいなんて都合がよすぎるし、不可能だ

でも俺や零華が考えるよりよっぽど耀にぃが考えるほうがいい未来を紡げるだろう

でもあの物語のなかで耀にぃも病に倒れてると言うことを伝えるのもつらかった

でも耀にぃは静かに聞いてくれた

 

耀にぃ「本当に・・・本当に壮絶な物語だ、改めて、私達が屍の上で戦っていたかが分かるよ」

 

話が終わった後、そう言って耀にぃは涙を流した、もちろん俺も、零華も

 

耀にぃ「リュウ、零華、現時点で歴史が変わっている所はあるかい?」

 

でもやっぱり、この人はすごい、目元の涙を脱ぐって、未来をより良く変えようと走る、カッコいいぜ

 

リュウ「はい、偶然最終選別で主人公、炭治郎の鍛練の手伝いを霊体になってまで行ってくれた錆兎と鉢合わせしましたので助けてしまいました、私の歴史改編はそれぐらいです」

 

零華「私は記憶がはっきりしましたのが先ほどなので、無自覚だったのですが、お館様のご助命などです」

 

耀にぃ「そうか、零華、本当にありがとう、本来なら私はここまで動けてなかったんだね、あとリュウ、君はこのまま思うように動いていい、もちろん指令はだすけど、鬼断殿から教わったその技は枷がないほうがいいだろうと思う、もちろん零華もだ、隠している力があるんだろう?その力、リュウに役立ててやってくれ、私のことはいい」

 

零華「!?は、はい、リュウちゃんの力にはなります、ですがお館様の側からは離れません、貴方は私の患者です、治るまで、ここから動きません、それに条件のこともありますしね」

 

耀にぃ「そうかい、わかった、零華も引き続き頼む、でも、どうしてもというときは、頼んだよ、あと零華はリュウの嫁なのだったら、妹も同じ、今後は家族だけならあまり畏まらなくていいよ」

 

零華「はい、ありがとうございます」

 

それから耀にぃからの質問と確認を少々答えたあと

そろそろお昼時になり、解散しようとした時

 

耀にぃ「リュウ、零華、この話は大分大きな爆弾を抱えているのはわかっているとおもう、だから私達以外の者達には話さないように、たのむ」

 

リュウ、零華「はっ」

 

その様に言葉を交わし、お開きとなった

 

 

腹減った、緊張した

あれでよかったんか、わからん

あとはなるようになれやな

耀にぃも大きな改編は未来を大きく変えてしまう可能性があるってゆうてたし、うまくやるしかないな

 

・・・頭が沸騰しそうや

午後は体うごかそ

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

零華は鬼殺隊家族医療班と言う組織の代表をしているよ!鬼の被害にあった人達や鬼殺隊士本人じゃなく、その家族を保護したり治したりしてる組織なんだ!後々活躍するかもしれないね!

 

次回第8話

 

新たな刃

 

道はつづく、新たな刃とともに、あの時(原作)へ

 

第7話

 

未来への道筋

 

終わり

 

 




お読み頂きありがとうございました



面白い?大丈夫?すげぇ不安
句読点とかガン無視やから、読みにくいと思うんやけども
ごめんなさい、無学で
でも書くのはやめない


感想や誤字等の報告もまってます


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第8話「始まりの門出」

第8話

 

始まりの門出

 

やあ!考えるのを耀にぃに投げた

天龍寺旅龍ことリュウだよ!

 

耀にぃに相談してから数日がたったよ!

 

あれからすることもないし、鍛練、鍛練、鍛練

たまに耀にぃの相談事や零華のお願いなんかきいたりしながら過ごしたよ!

 

今日は隊服が届く見たいで

わくわくしとる次第であります

 

零華「あ、リュウちゃん!隊服届いたみたいやで!どうする?一回着てみる?」

 

おお!先に隊服が届いたか!

 

背中に滅の字が書かれた黒い学ラン

 

雑魚鬼なキズがつかないとかゆう謎の物質で出来た隊服ゲットだぜ

 

リュウ「いや、また今度にするわ」

 

零華「そう?ならここにおいておくねー」

 

ふむ、学ランか

ポケットとか少ないし

もっとタクティカルな感じにしたいよなぁ

 

リュウ「レイちゃん、この隊服なんやけど、改造とかしてもええんやろか」

 

零華「うーん、あんまり変えすぎても目立つし、本体はポケットちょっと増やすぐらいしかできんかなぁ?、あとは羽織の内側にちょっと増やすか、ベルトにいろいろぶら下げるかやね」

 

うーんなるほど変えすぎてもまずいかぁ

今後一人で行動することが増えるやろうし

救急キットとか持ち運ぶのにカバンをいちいち背負うのも邪魔だから何とかしたかったんやけど

 

零華「ん?改造したいん?何ならできるとこはやっとこか?あれやろ?昔の・・・サバゲーやったっけ?の時みたいにベルトも改造しとくけど?」

 

リュウ「え、ええの?」

 

零華「うんええよ、リュウちゃんのたのみやったら全然するでー!」

 

リュウ「やったぁ!ありがと!」

 

やったぜ!これでも行動が楽になる、大太刀を持つ関係上、背中はなんにもないほうがええんよ

抜くときは大変やけど

 

零華「そうそう、リュウの日輪刀やけど、作ってる人がご高齢で、ここまでこれないみたいやから、調整とかもあるやろうし、刀鍛冶の里まで来て欲しいそうやで」

 

リュウ「そうなん?了解、えーっといついけばええんかな?」

 

零華「連絡係の人は3日後に迎えに来るとかいっとったで、まぁそれまでには隊服直しとくわ」

 

あぁ、なるへそ

刀鍛冶の里も隠されてたなぁ

1人ではいけんわな

そういえば刀鍛冶の里には

訓練用オーパーツ二足歩行ロボットがあったな

今の時代なら管理してる人も生きてるやろうし

今後のために修理マニュアル作るようにいっとこ

 

 

~3日後~

 

ついに旅立ちの日が来ちゃいました

 

これから日輪刀をとりに刀鍛冶の里に行って

それからすぐに任務へ行くことになったからね

仕方ないね

 

い゛ぎだぐな゛い゛よ゛ぉぉぉぉ

耀にぃと零華とずむのぉぉぉ

 

そんなことも言ってられません

 

これって鬼退治なのよね

 

昨日の夜は産屋敷一家が送別会してくれました

 

泣きました

 

ご飯美味しかったです

 

寝る前は零華と二人で

いかんとってー、いきたくないー

って小一時間騒ぎましたが許してください

 

そんなこんなで今日ですよ

 

みんな見送りにきてくれました

 

リュウ「短い間でしたが、本当にありがとうございました」

 

耀にぃ「リュウ、昨日も言ったけど、ここはもう君の家も同然だから、だから必ず生きてここに帰ってきてくれ、私たちはそれだけをねがっている、どうか、武運を」

 

リュウ「はっ!必ず!」

 

零華「リュウちゃん、お館様は必ず守り通します、だから安心して旅をしてください、でも大きな怪我したら承知しないからね!」

 

リュウ「うん!気を付ける!それでは皆様!ご多幸を!!」

 

本当に好い人たちだった

鬼殺隊は鬼を殺す隊

もちろん物騒なことばかりだ

でもその上層部たる産屋敷の人達は暖かいヒトだった

俺達はそんな人達を守りもらなきゃいけん

 

あんな結末にはぜったいにさせない

 

零華、外は任せろ、内は任せた

お館様、重たいことを伝えてごめん

でも必ず、いい未来に繋ぎましょう

 

 

それから数日間、隠れの人にたらい回しにされながらとある山中にきました

 

そう鬼殺隊の刀を作りし里

 

刀鍛冶の里に

 

そして今一軒のお宅の前に来ております

 

リュウ「気殺隊新隊士!天龍寺旅龍です!刀を預かりにきました!」

 

???「あぁよくきたな、あがってくれ」

 

リュウ「はい!お邪魔します!」

 

さぁどんなひとなんやろうか

あんまり変なひとじゃなかったらええんやけど

 

扉を開けてすぐ、独特の熱気が俺の体を包んだ

 

あっつ!玄関入ってすぐ鍛冶場なのか

火はついてるけど刀は打ってないな

奥の座敷に人がいる

そして案の定ひょっとこのお面

しってたけど

 

???「すまないねぇ、わざわざここまで、見ての通りもう歳でな、刀を打つ時以外はあまり動かないようにしている、わしの名は鉄井戸と言う、お主の育ての親、鬼断殿の刀を打ったのもわしじゃな」

 

!?まじか!鉄井戸ってたしか無一郎くんの最初の刀打った人だよな

そうか、じいちゃんの刀も、

そういえば、名前は書いてなかったけどじいちゃんの遺書の中に刀鍛冶宛のやつがあったな

渡しとかんと

 

リュウ「初めまして、天龍寺旅龍といいます、呼びにくいので他の人からはリュウと呼んでもらってます、まずは義父から貴方に言付けがあります、これです、どうぞお読みください」

 

鉄井戸「そうかい鬼断殿が、どれどれ」

 

受けって読んでくれた、それからいきなり震えだして後ろ向いた

 

しばらくして震えが止まってこっち向いた

 

鉄井戸「リュウくん、この手紙を持ってきてくれてありがとう、鬼断殿の思い、確かに受け取った、今から刀の用意をする、それを一度降ってみてくれ、それからおかしなところがあったら何でもいい、伝えてくれ」

 

そう言ってまだ刃の入ってない大太刀を一振り渡してくれた

俺はそれを持って何回か素振りしてみる

うん、少し重心が高いけどおおむねええかんじ

それを伝えながら刀を渡す

 

それと鍔もじいちゃんの刀から外して新しい刀につけてもらうように頼んだ

刀身は白鞘のこしらえにしてもらって

じいちゃんの碑が建ってる産屋敷邸のお社に置かしてもらってます

今はじいちゃんの小太刀だけ腰に差してるかんじやね

 

鉄井戸「リュウくん、すまんが刀が出来上がるまでもうしばらくかかる、それまで宿でゆっくりしていってくれ」

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

リュウが旅立ったあとお館様は1人で号泣してたそうだよ、でも実は泣き声が大きかったからか皆に聞かれてたみたい!

恥ずかしいね!

 

次回第9話

 

新たな刃

 

龍の爪は生え変わり、その爪は大地をえぐる

 

第8話

 

始まりの門出

 

終わり

 

 




嘘みたいだろ?まだ日輪刀無いんだぜ?

お読み頂きありがとうございました


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第9話「新たな刃」

第9話

 

新たな刃

 

どぅもぉリュウです

 

鉄井戸さんのお宅から出てきて

宿に来とります

 

そういやぁこの里には温泉があったやんなぁ

あとでいってみっか

 

その前に宿散策やなー!

いい作りしてるぜ

材料もなかなか

受付?も格天井(ごうてんじょう)になってたし

客室もちゃんと床の間があったりしていいよ!

 

まぁこの時代やから当たり前かもしれんが

 

おおっ!休憩スペースに来てみたら僧侶ちっくな若者がおりますぜ!

あのひとは原作岩柱のすぎ、げふん

悲鳴嶼行冥さんやないですか!

 

若っ

確か去年気殺隊にはいってたはずだから

行冥さんの不幸イベントは回避出来なかったなぁ残念

 

俺は初対面やし

無理に話しかけても変に勘ぐられるかも知れんから

声かけずに温泉いこぉ

めっちゃガン見されとる気するけど

気のせい気のせいうん

 

 

かぽーん

 

とおもったら気のせいじゃなかったぜ

 

温泉についてきちゃったよこの人

 

リュウ「えっとあのー」

 

行冥「私は悲鳴嶼行冥という、そなたはあの無上殿の義子であるか?」

 

リュウ「え、ええ、はじめまして天龍寺旅龍といいます、皆からはリュウと呼んでもらってます、やっぱり噂になってます?」

 

行冥「ああぁぁ(泣)、南無阿弥陀仏、やはりそうか、隊士仲間からはあまり聞かないが、我が師らが噂していた、歴代最強と言われた無上殿の弟子がこの度の選別で全員生還という偉業をなしたと」

 

うひゃーまじでか、そうなっちゃうかぁ

あれは錆兎がいたし、皆いいやつばっかやったからなぁ

その要因のほうが多いやろ

 

そのあと色々話をした

俺はじいさんの話とか選別試験の話

行冥さんは師匠である岩柱の鍛練とか色々

それと行冥さん

もう継ぐ子らしい

えっ?

去年鬼殺隊にきたんだよな

 

嘘でしょ

 

そんな温泉での話でしたー

 

さぁ、温泉もはいったし

今日は飯食って寝よ

 

~翌日~

 

よくねたんじゃー

ごきげんよう、私です

 

今日もすることないし

午前はとりあえず鍛練するかぁ

午後はあのオーパーツみに行こっかなぁ

 

 

鍛練終わって昼飯を先にたべてから

汗流しに温泉入った帰り道

 

なんかおる

 

六本腕のヒトガタの物体が

 

おぉ、こいつがかの有名な

 

縁壱零式(よりいちぜろしき)

 

か、結構きれいだなぁ

顔もまだ壊れてないし

 

でも動きそうにないな、どうしたんだろうか?

 

とか思ってたら奥からひょっとこさんが現れた

 

話きいてみたら動作確認しようとして部品がどっかに落ちたらしくって探してるらしい

 

俺も手伝う

 

結局夕方までかかっちまったぜ

やけどちゃんと見つけました

 

そのあと部品くっつけて動かしてもらいましたー

 

すげぇ、やべぇ動きしてるぜ

 

今日はもう遅いし鍛練はできんけど

明日からは今日のお礼で使わせてくれるらしい

やったぜ

 

 

それから2日ほど

起きる

朝飯

自主トレ

昼飯

風呂

人形打ち込み

晩飯

風呂

寝る

 

してました、いい鍛練になったわぁ

 

んでここにきて5日目の朝

鉄井戸さんの刀ができたてと連絡があったので

 

鉄井戸邸にきました

 

リュウ「リュウです!お邪魔します!」

 

鉄井戸「おお!あがってくれ!」

 

おっ?今日は火はついてないんやなぁ

奥で待ってくれてる

 

行かなきゃ

 

リュウ「おはようございます、刀が出来たらと聞いて飛んできました」

 

鉄井戸「おう、まってたぞ、これがお前の日輪刀だ、抜いてみてくれ」

 

緊張するぜ、全長六尺(約180㎝)ぐらい

ちょっとしたギミックが入ってそうな鞘に黒色の柄

それとじいちゃんの刀についてた『天』と刻まれた銀色の鍔がついてる

 

おれはゆっくり鞘から抜いていく

半分ちょっと出たところで鞘が裂けて

刀身が現れる

 

刃渡り4尺3寸(約130㎝)刀身の幅は2寸5分(約7.5㎝)で刃が変化しにくいように1尺(約30㎝)ほど背がはいっている

 

そして色がかわる

 

刃の部分が白

峰の部分が青

背の部分が赤

峰の真ん中に黄色の線がはいり

背の部分になぜか銀色の西洋龍が現れた

 

・・・

 

俺と鉄井戸さんの目が合う

そしてお互い目をこすってもっかい見る

 

・・・

 

鉄井戸「とんでもねぇハイカラな刀になったもんだなぁ(白目)」

 

リュウ「いやぁなかなかかっこいいいのでは?(ぐるぐる目)」

 

どういうことなの!?

 

ガンダムカラーなの!?

 

さすがに目を疑ったよ!

 

鉄井戸さんもこれは予想してなかったみたい

 

じいさんの刀も純白の刃に銀の峰っていうツートンやったのになぁ

 

ちょっとまして再起動した鉄井戸さんと

見たことも聞いたこともない色について少々話したあと

刀の説明を受けました

 

じいさんの大太刀より肉厚で幅もちょっと広いのに少し軽くい

それでも見た目の通りの超重武器で多分俺しか扱えない

 

てかあの選んだ玉鋼だけでよく足りたなと鉄井戸さんに聞いたら

玉鋼を加工する前に神棚に置いていたら

次の日の朝なぜか増えてたらしい

それも全く同じ材質で

不思議に思ったらしいけど深く考えずに

大太刀を打つ予定だったからちょうどいいとおもってスルーしたらしい

 

それでいいのかおい

 

まぁおかげで良い?大太刀が出来たからなんもいわんけど

 

鉄井戸「色はともかく心を削りながら打った刀だ、折るなとは言わんが、できるだけ長く使ってやってくれ」

 

リュウ「はい!ありがとうございました!」

 

鉄井戸「色についてはわしの方で調べてみるが、多分前列がないじゃろう、すまんな」

 

リュウ「いえ、まあ天の呼吸って他の呼吸とどこか違うみたいですし、仕方ないと思うことにします、また何かあったらよるようにします」

 

鉄井戸「おお、いつでもこい、手入れぐらいはしてやるからな!じゃあな、達者でな」

 

リュウ「鉄井戸さんも、あんまり心臓に負担をかけないでくださいな、では」

 

鉄井戸「!?」

 

そんなこんなで刀鍛冶の里の話はこれでおしまい

 

あのあと一泊してから

隠れさんたちにどこかの町までおくってもらった

 

また寄った時はからくり武者かしてもらおう

 

鎹烏「カー!リュウ仕事だ、カー!北北西の山中に鬼の目撃情報があった、カー!すぐに迎え、カー!(CV高校ロードバイクレースマンガのグラサン先輩)」

 

おおう、本当にしゃべった

てかこの烏、スゲー声渋い

しゃべったことよりそっちにびっくりしたわ

 

リュウ「了解!鎹烏さん、そういえば名前はあるんですか?」

 

鎹烏「カー!私の名前は、矢田 宿那(やた すくな)という、カー!宜しく頼む、カー!」

 

リュウ「しゃあスクナだな、ん?スクナ?スクナ、スクナ、スクナひ」

 

宿那「!?カー!カー!リュウ!急げ!カー!鬼は待ってくれない、カー!」

 

リュウ「えっあぁ、そうだなん?ヤタ?」

 

宿那「カー!カー!カー!」

 

リュウ「おおう、ごめんごめん、いくからつつくな」

 

さあ、初めての仕事、頑張りますか

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

鉄井戸さん、じいちゃんの手紙と俺の最後のヒト差しで体にとても気を使うようになったよ!

そしたら原作より長生きしちゃったんだ!

すごいね!

 

次回第10話

 

鬼退治は準備から

 

さすがに行きなり突っ込むほど能筋じゃねぇよ

 

第9話

 

新たな刃

 

終わり

 

 




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第10話「鬼退治は準備から」

第10話

 

鬼退治は準備から

 

鎹烏に誘われ~とある山近くの村に来ておりまーす

 

どうもリュウです

 

今回が初任務になるなぁ

さて、どんな鬼が待ち構えていることやら

 

まずは聞き込みやなぁ

相手が変な能力持ってたらめんどいし

とりあえず誰かいないかね

 

おっ、いた、畑仕事してるおっさん

 

第一村人発見

 

リュウ「こんにちわー、すいませーん少しお話を伺ってもいいですかー!」

 

村人「おお!?元気な子だなぁ、なんだね?」

 

リュウ「ええっと、最近、近くの山で人が消えたとか聞いたんですが、詳しく知ってますか?」

 

村人「山?ああ、そういやぁ村の寄合で言ってたなぁ、自分の所の山で山菜が取れないからって勝手にあの山にとりにいったやつが帰ってこないとか、それを探しにいった連中もな、あの山昔から神隠しに会うとか言って誰も入らないようにしてたんだがなぁ、バカな連中だよまったく」

 

リュウ「昔からなんですか?あと帰ってきた人はいたんですか?」

 

村人「そうそう、だからあの山は神の聖域だから入ったらだめなんだよ、まぁ入った連中は村の中でもつまはじき者の悪がきどもだったから、言っちゃぁ悪いがせいぜいしたがな、生き残り?そういやぁ甚平のボウズが逃げ帰ってきたとか言ってたなぁ」

 

リュウ「その人は今何処に?」

 

村人「ん?東へ行った所の医療院にいると思うがな、あまり危ないことには首を突っ込まない方がいいぞボウズ、山にも近づくなよ!あぶねぇから!」

 

リュウ「わかりました、ありがとうございます!気を付けます!話を聞いたお詫びに団子どうぞ」

 

村人「おお?いいのか?ありがとうよ、じゃあなボウズ、気を付けてな」

 

リュウ「村人さんも気をつけて!特に夜は!」

 

ふむ、団子買ってきてよかった

喜んでもらえたぜ

東の医療院か、とりあえずいってみるかなぁ

 

 

~とある村の医療院~

 

おー、まさに村の医療院って感じの建物やな

 

リュウ「すいませーん」

 

受付の女性「はい、どうされましたか?」

 

リュウ「向こうの山で遭難された方の捜索に行っていた人がここにおられるときいたのですが」

 

受付の女性「あぁ、はい、ここで入院しておりますが、お見舞いですか?」

 

リュウ「はい、面会出来ますか?」

 

受付の女性「はい、一応出きるのですが、少々情緒不安定でして、気を付けてください、部屋はあちらです」

 

リュウ「ありがとうございます」

 

おお、よかったまだ退院してなかったんやな

多分TPSDみたいになってんやろなぁ

 

リュウ「すいません、お邪魔します」

 

部屋の中はベッドが1つとチェストが二つある

個屋だな、暴れることもあるやろうし

 

若者「!?だれだ!、な、なんだ子供か、子供が1人でどうした、誰なんだお前は」

 

リュウ「私の名前はリュウといいます、あの山で失踪した人を探しにいったと聞いたんですが」

 

若者「!!警察の回し者か!?俺は全部答えたぞ!?でも全然信じてくれなかった癖にまたきやがったのか!」

 

リュウ「いえ、警察ではありません、まあ、個人的に調査を行う探偵に近いかもしれませんが、出来ればあの山でなにがあったか教えてくれませんか?」

 

若者「探偵?誰かの依頼か?ちっ!お前もどうせ信じないんだろ・・・わかった、話す、だが作り話だと笑いやがったらただじゃおかねぇからな!」

 

それから頭を抱えながら話してくれた

 

内容は

 

金欲しさにあの山に入った悪がき連中のリーダーが帰ってこなくて

とりまきのこの人含めて三人ほどで

あの山へ探しに入ったんだと

 

そしたら山の中腹ぐらいで仲間の1人が転けて

どうしたのかと近づいたら

蠢く枝が足に絡み付いてて

近くにあった木に引きずられていったんだと

 

そしたらその木に巨大な口が行きなりついて

引きずられた仲間が食われたんだと

 

残った仲間とすぐに逃げたらしいんやけど

もう1人もまた枝に捕まって

また別の木に引きずられて食われたんだと

 

のこったこの人は必死で逃げて

もう少しで捕まりそうだったらしいんやけども

崖があったらしく転げ落ちたんだと

 

その時に大怪我したらしんやけど

何とか生き延びたんだと

 

ちなみに山は人の手がまったくはいってなくって

巨木が多すぎて昼間でも夜と同じぐらい暗かったんだと

 

ううん、多分異能系、木と同化する能力を持った鬼の仕業やろうな

しかも、昔からおって、多くの人を食っとるなこれは

 

それにしても同化能力か、厄介やな

1人で殺れるのか、ちょっと不安

 

リュウ「ありがとうございました、よく話してくれました、信じますよ、心当たりがあります、お仲間の仇は必ずとります、ですがまぁ、悪いことはもうしないようにしてくださいね、もっと悪いやつに喰われますから、これ、話してくれたお礼の団子の詰め合わせです、うまいんすよ食べてください」

 

若者「信じてくれるのか?、すまねぇ、もう悪いことはしねぇ、けど、悪いことしたけど、皆俺の友達だったんだ、仇を打ってくれ!団子ありがとう、また食べるよ」

 

まぁ、因果応募って言葉があるけどよ

殺しはやりすぎだよなぁ

鬼だから仕方ないかもしれんが

 

それから医療院をでて

受付の人に教えもらったこの村の村長宅にむかった

 

村長さんにはなしを通して

過去の失踪者について聞いた

 

失踪者が増えたのは百年ぐらい前で

もともと山の頂上にお社があり

その管理者が失踪したのが始まりのらしい

失踪者数は約30人ほど

 

ふむ、多いな

 

あまり噂にならなかったのは

村の皆さんが

山の管理がずさんだったから山の神様が怒って祟りを起こした

と思っていたかららしい

村長さんは今もそう思ってるそうやけど

 

これ、鬼の仕業やから

祟りちゃうから

 

まぁ、わざわざ言わんでも変わらんからええんやけど

 

じゃぁまぁ、情報集めもこれくらいにして

現場にいくかぁー

 

~山の麓~

 

山の麓はさっきの若者が言っとった事件があったからか

人は誰もおらんな

 

山の周囲は少し開けとって

明るいうちに鬼が出てきたらここで焼き死ぬやろうなぁ

 

山の入り口らしきところに

社の古びた鳥居が木々に隠れて見えるな

その側にはデカデカと

危険って書いとる看板があるわ

山を囲むように縄が張られてんな

 

さてどうするか

 

日はまだたけーし

とりあえず山の入り口で俺センサー発動するか

 

よし、広範囲センサー発動!

 

うん、小鳥や虫以外の動物はあんまりおらんな

多分ほとんど食っちまってるんやろうなぁ

 

鬼らしき反応は・・・うっすらとやけどあるな

動いてない、木に同化して獲物を待ち伏せしてんな

里に降りてきてへんからそもそもあまり動ける鬼じゃないんかもしれん

 

気配を消して登るかぁ

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

リュウの大太刀は普段とっても目立つよ!

でもなぜか周りの人たちはあんまり気にしないんだ!

ふしぎだね!

 

次回第11話

 

激闘?鬼退治!

 

人食い鬼に降るのは神々の鉄槌か、仏の救済か

 

第10話

 

鬼退治は準備から

 

終わり

 

 




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第11話「激闘?鬼退治!」

第11話

 

激闘?鬼退治!

 

~山の中腹~

 

やぁ!鬼退治に来てるリュウだよ!

今日は鬼が凄む山に来てるんだ!

 

山らしい山は久々やな

藤襲山は山というより高低差が少ない森やったから

 

そろそろ若者たちが襲われたとこかな?

若者達の足跡が結構残っとるから、分かりやすいよ

 

センサーの反応は・・・あった、あの木やな

うん、一見だだの欅(けやき)やな

上から下まで大きい欅

反応は根元にあるな

 

と言うことは木に変身してるというより

木に潜り込んでるかんじかね

やけどその木を操れるとか言ってたな

 

さてどうする

見た目がホントにだだの欅やからどっち向いてるかもわからんし、首の位置もわからん

 

近づいたら気づかれるやろしなぁ

 

しかたない、遠距離攻撃といえばあれやな

 

 

リュウ「天の呼吸、肆の型の弐、天羽々矢『日輪』!」

 

説明しよう!

 

天の呼吸、肆の型の弐、天羽々矢『日輪』とは!

 

前回紹介した天羽々矢の刀身回転バージョンで

大質量の大太刀がブーメランのように飛んでいくことにより切断能力を上昇させ

ぶったぎる技である!

なお、飛距離は天羽々矢

威力は天羽々矢『日輪』

と使い分けている

 

俺の新しい大太刀がとんでもないスピードで飛んでいく

 

狙いは反応の上、多分首があるであろう位置

 

問題はこの大きさの欅を切断出きるかどうか

まぁ、多分大丈夫だろう

じいちゃんとの修行時代にこの技で大岩切らされたし

 

ズバ!!

 

ズドーーーン!!!

 

おおう、大迫力

 

刀拾ってー

 

さてどうなった?

 

一応欅は斬り倒せたがね

 

おお?欅からなんかわいて出てきた

 

木鬼「きぃさまぁ!!ぬぁにものぉどぁあ!!」

 

大男の上半身に樹皮を張り付けたような体

 

たこ足のような根っこの下半身

 

なんかキモい

 

いやぁ一撃では決まらんかったか

 

リュウ「お前に名乗るような名前はねぇ!だだの鬼斬りだわさ、おとなしく首を差し出せ、そしたらこれからの罪くらいは消えるだろ」

 

木鬼「はぁ?なにいってんだてめぇ、餌の癖に、あぁ?あのお方がいってた鬼殺隊とかいうやつ?でけー刀もっただだのガキじゃねーか!あの木が切れたのもまg!?」

 

ペラペラしゃべってる間に

一気に近づいて横凪ぎの一刀

 

やけど惜しかったな、後ろに下がられてかわされた

 

やけど!

 

木鬼「!?あああぁ!?腕が!?当たってないのに腕が!ちぃ!」

 

腕が切れたな、大太刀を超高速で降ってる関係で柔らかい物なら風圧で刀先から5寸(約15㎝)ほどは切れる

 

木鬼は触手を大量生産しながら近くの木に下がっていく

 

潜られると厄介やな、やけど触手がうざい

 

とりあえず近づかなな!

 

リュウ「天の呼吸!弐の型!韴霊剣舞!!!」

 

説明しよう!

 

天の呼吸、弐の型、韴霊剣舞(ふつみたまけんぶ)

とは!

刀身を高速で円を描くように降り回し

刃の結界を生み出す技である!

なお結界に触れると死ぬ

移動の急な起動変更はやりにくくなる

 

リュウ「らっしゃ!おらぁ!!」

 

眼前に迫る触手を凪ぎ払いながら鬼に近づくが

ちぃ!これは間に合わんな

 

木鬼「くはぁ!まにあったぜ!これで俺は近くの木なら何処にでも移れる、おとなしく食われろ!!」

 

急に前から鬼の気配が消えて

後ろの木に気配が移る

 

逃がしたな、しかし位置はわかる

 

振り向き様に横凪ぎ

 

ズバ!!

 

ズドーーーン

 

そこそこの杉の木をなぎ倒す

が、もう鬼は別のとこにうつってやがるな

 

木鬼「木ばっかり斬り倒してもいみないぜ!俺は『生えてる木』なら移れるからなぁ!!」

 

ん?生えてる木?もしかして・・・

やけどちょっと自然破壊してまうなぁ

しゃあないか、すまん山の神

 

『ここら一帯はげ山にする』

 

一度刀を鞘にもどし構えなおす

 

リュウ「はっ!それはどぉかなぁ!!全集中!!天の呼吸!!参の型!!十握の雷鳴!!」

 

説明しよう!天の呼吸、参の型、十握の雷鳴(とつかのらいめい)とは!

いわゆる連続高速抜刀術である!

分かりやすくいえば雷の呼吸、壱の型と同じく刀を鞘にもどし、高速移動、敵の目前で抜刀し叩き斬るのだが

移動スピードは雷の呼吸より遅い代わりに、

一撃の威力は大きい

敵のが単独の場合

最初の一撃を入れたり

連撃で他方向から打ち込むのだか

多数の敵に一撃づつ与える、全体攻撃も可能である

ただし、消耗が激しすぎて戦闘中一回しか使えない

 

ぐはっ!!やっぱりこの業は消耗がやべぇ

 

やけど!

 

ドドドドドドーーーン!

 

周りの木、全部斬り倒してやったぜ!

 

木鬼「ぬぅあ!!?周りの木が!!ああぁ!?たいようが!?」

 

リュウ「そや、まだ日は空にある、もうすぐ日没やがな、やけどお前を倒すには十分やろなぁ、その木の中じゃあ、焼けん見たいやけど」

 

木鬼「ひぃぃ!わ、わ、わ、悪かった!俺はこの山を守りたかっただけだ!毎日毎日山の手入れをしてたって言うのに!やつらは勝手に山に入ってくる!喰われてもしかたないだろう!?俺の山を荒らすんだ!喰われて当然だ!村の連中も災害が起こるたびに、俺のせいだ!全部全部全部全部!!俺は悪くねぇ!全部やつらがわるいんだ!だから命だけは助けてくれ!」

 

リュウ「・・・お前は鬼になる前の記憶があるのか?」

 

木鬼「ああ?当たり前だよなぁ!自分から鬼になったんだからよ!俺の山に入ったやつは全員死ねばいいんだ!社のお供えも俺のもんだ!俺がこの山の神だからな!この山は俺の山なんだから!だがお前はもういい!降りてくれ!命だけは!!」

 

リュウ「そうか、邪魔したな」

 

くる(後ろを向く)

 

木鬼「!?だが!お前も山に入ったんだから死んでいけ!!」

 

リュウ「全集中!天の呼吸!壱の型!天叢雲!」

 

やっぱりな、そうだろうとおもった

ここまで小物だとあわれだわ

百年ぐらい前、この山を管理していた男の成れの果て

おおかたフラストレーションがたまってるときに無惨がきたんだろ

 

村人が憎いか?ならこの山の神にしてやろう

この血に耐えられたならな

 

とでもいったんやろなぁ

目に浮かぶわ

 

ドーーーン

 

木鬼「げはぁ!!く、首がぁ!?」

 

鬼かしゃべってる最中、センサーで鬼が隠れてる木の中を探ってた

そしたらちゃんと人型に探知できたから

首に一撃

 

疲れた

 

リュウ「お前の裁きは閻魔様がするやろ、そんで地獄へ落ちな、二度と現世に出てくんなよ」

 

鬼はそのまま灰になり消えていった

 

はぁ、他に鬼の気配はないな

 

お?鬼のあとからなんかでてきたな?

 

あぁ、俺、ちょっと気が滅入ってるな

気合いいれなきゃ

せーのっ!

 

ごまだれー!

 

リュウは被害達の遺品をてにいれた!!

 

ふむ、あの鬼が食えなかったものをその辺に捨てるよりってもってたんかね

あの村の村長にでも渡しとくか

 

それにしても面倒な相手だった、今後こなんばっか出てくるんやろなぁ

最初の一撃で首に入ってたら楽に勝ってたやろうけど

呼吸の常中を体得してなかったらヤバかったかもな

とくに十握の雷鳴、体力使いすぎる、もっと鍛えなきゃな

 

さぁ、帰るか

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

木鬼の血気術は生えてる木と同化して、その木を自在に操ることができるよ!

さらに40m以内の所に別の木があるとそこに転移して獲物を追い掛けれるんだ!

でも転移するときは2秒ぐらいのためが必要で、それが隙になるよ!

今回は周囲木を斬り倒したことで鬼の血気術を実質的無効化したんだ

力業だね!

 

次回第12話

 

人を思いし善鬼

 

善鬼と超人で出逢いし時

歴史は壊れるどこまでも

 

第11話

 

激闘?鬼退治!

 

終わり

 

 




ちゃんと戦闘描写できてるだろうか?

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第12話「人を思う善鬼」

第12話

 

人を思う善鬼

 

初任務から数ヶ月たちました

どうもぉーリュウでぇす

 

あのあとあちこち任務で駆け回ってました

単独任務がほとんどやったけど

大きな怪我もなく

雑魚鬼をちぎっては投げちぎっては投げ

たまに血気術使う鬼とも戦ったけど

まぁ大丈夫やったわ

 

あと十二鬼月とは会わず

まぁそうそう会えるもんでもないやろうしな

 

あぁ、そうそう、鬼との戦闘中

軽い切り傷とかはおってたんやけど

鬼のやろう俺の血を見た瞬間しかめっ面して

 

鬼「!?くせぇ!近寄るな!」

 

失礼な、お前らの血の方がくせぇわボケぇ

 

どうやら鬼にとって俺の血は

稀血の反対、忌血(いみち)だったようで

 

急に逃げ出すもんやから倒すのにちょっと苦労したぜ

 

それでも稀血の人ほど匂い?が薄いみたいで

普段は全然鬼に感知されないんやけど

血出した瞬間に広がるらしい

それも稀血ほど効果はないみたいやけど

 

てか稀血の逆ってあるんやなぁ

知らんかったぜ

 

 

で、今少々賑やかな町に来とります

 

何でも人を襲わない鬼がいるとかなんとか

まぁ十中八九あの人たちやろうけど

 

耀にぃからは

そんな噂が有りしだい

俺に向かわせるとか言ってたからその関係かな?

耀にぃからの言付けもあるしな

 

やけど無惨配下の鬼でも見つけられん人たちを見つけられるのか?

 

ちなみにここは浅草ではありません

まだ向こうに住んでないんかな?

 

とりあえず広範囲センサー発動!

 

うーんちょっと分かりにくいなぁ

町は人が多いから紛れこんでまうんだよなぁ

 

あと愈史郎の血気術もあるしなぁ

 

ここは慌てても仕方なかろう

原作よろしくうどんでも喰うか

ちょうどあっこに屋台あるs!?

 

鬼の反応!?それもデカイ!

 

これは十二鬼月か?それとも・・・やつか?

 

どちらにせよ1人じゃ厳しい相手だろうが

行くしかないなぁ

 

場所は・・・

あの裏路地か、!?反応が消えた?

どうゆうことだってばよ

やけど薄い鬼の気配はすんぞ?

 

!誰か二人いんな

奥に男性が倒れてる、隣には女性が心配してる

やけど男性の方から!

 

リュウ「離れて!!!」

 

俺は女性を押し退かし

次の瞬間男性が俺に襲いかかってきた!

 

つっ!どっかで見たことある展開やぞ畜生!

 

男性「あがーーー!!にぐーー!!」

 

俺は瞬間的に男性を押さえつける

 

リュウ「そこの女性!この人はいつ倒れましたか!?その時にだれか居ましたか!?」

 

俺は鬼になった男性を押さえつけながらそう聞いた

 

女性「ええ!?さっき男の人とすれ違ったとき、急にたおれて、男の人は心配してくれて、医者を呼びに向こうへ、旦那は!旦那は大丈夫なんですか!?どうなってるんですか!」

 

リュウ「今この人がなってるのは俺らの業界では狂鬼病と言われてます!(今命名)理性が減り欲望のままに暴れるようになります!多分さっきすれ違ったという男性はその病を振りまいている主です!そいつの血を体内に取り込むとこうなります!貴女は大丈夫ですか!?」

 

女性「ええぇ!?そうなんですか!?私は大丈夫です!でもどうすれば・・・」

 

リュウ「俺の羽織の内ポケットに『眠』と書いてある小さい箱があります!その中の薬をこの人に与えてください!それで一旦は落ち着くはずです!俺は押さえつけてますからお願いします!」

 

俺はそう指示を出して深く深呼吸をして態勢を変えて足だけで男性の間接をきめる

片手で頭を押さえつけ

もう片手で顎を押さえる

 

各種薬は零華が用意来てくれたぜ

助かった!

 

リュウ「今です!」

 

女性「はい!」

 

男性「あがーーー!!」

 

女性はすぐに男性へ薬をのませ

しばらくすると沈静化した

 

はぁ焦った

眠ったな

零華特性対鬼用眠り薬

効いたぜ

 

???「そこのお方」

 

!?誰だっ!この気配は鬼!しかも二人!?

 

鬼の女性「私は珠世と申します、医者をしております、こちらの者は愈史郎ともうしまして、私の助手をしております、よろしければ私の医院にこられませんか?」

 

この人たちは!よかった、やっぱり居たんだな

 

リュウ「奥さん、この人たちは信用できます、私の業界では名だたる名医です、お世話になりましょう」

 

女性「そうなのですか?わかりました、旦那をお願いします」

 

リュウ「万が一のために旦那さんは拘束させてもらいます、危険ですし私が運びましょう」

 

珠世「そうですか、ではお願いします、こちらです」

 

はぁ、ホントに助かった、この人なら男性を助けられる、まだ時間はかかるやろうけど

 

てかめっさ愈史郎くんにらんでくるんですけどー!

 

とらんから!おめーの珠世さんとらんから!!

俺には可愛い嫁(無届け)がいるから!!

 

後でちゃんとはなさななぁ

 

 

~とある路地~

 

一見塀に囲まれた行き止まりの路地

これが愈史郎の血気術

凄いな、まじでわからん

 

おっと入る前に

 

リュウ「すまん愈史郎殿、少しまってくれないか?」

 

愈史郎「なんだ!珠世さんを待たせるな!早くしろ!」

 

リュウ「痕跡は出来るだけ消しながらきたんすけど、追っ手があるかもしれんので、索敵します、広範囲レーダー発動!」

 

愈史郎「はぁ?」

 

ウーン、いないっぽい

多分無惨の野郎、珠世先生さがしてたんやろなぁ

鬼作って騒ぎ起こしてあわよくばそこをとか考えてたんかもしれん

 

リュウ「愈史郎殿大丈夫そうです、行きましょう」

 

愈史郎「ちぃ、さっさと行くぞ!」

 

珠世「・・・愈史郎、お客様にそんな言い方しては行けません」

 

愈史郎「はい!すいません!」

 

 

そんなこんなで珠世先生の医院に来ました

 

男性を地下室へ寝かし、応接室に向かう

 

途中廊下で愈史郎さんと二人っきり

そんで突然話しかけられた

 

愈史郎「どこぞの馬の骨かはしらないが、珠世様に指一本、毛一本触れてみろ!承知しないからな!そもそも珠世さんが、お前をどうしてもと言うからつれてきたが!普段は絶対にいれないからな!」

 

リュウ「そうかりかりしなさんな、俺にはあなた方二人に危害を加えるつもりは一切ない、例えお二人が鬼だとしても」

 

愈史郎「!?やっぱり気づいていたのか!」

 

リュウ「まぁな、やけどさっき言った通り、危害を加えるつもりはないし、愈史郎殿が大好きで大好きでたまらない、珠世先生に手を出すつもりもない、見てて恥ずかしいから早く結婚しろ、俺には可愛い嫁がいるしな」

 

愈史郎「な!!(ぷるぷる)」

 

リュウ「応援してるから頑張ってくだせぇ」

 

愈史郎「う、うるさい!余計なお世話だ!珠世様がお待ちだ!早く行くぞ!」

 

とまぁ、とりあえず応援しときました

 

そして珠世さんと面会

 

軽く挨拶したあと質問されたよ

 

Q:なぜ鬼殺隊士なのに鬼を助けたのか

 

A:珠世さんたちが近くにいたから

鬼は無惨ウイルスに感染した狂鬼病患者で

鬼自体には怨みはないから

感染直後で取り押さえることができたから

 

Q:珠世さん達のことをどこで聞いたのか

 

A:企業秘密

 

Q:無惨のことをどう思うか

 

A:パンデミック病原体、即刻消毒すべき

 

まぁこんな感じでした

いちいち愈史郎突っかかってきたけど無視ですわぁ

 

リュウ「今は悪鬼は殺すべき敵です、ですが彼らも被害なんです、助けられるなら助けたい、珠世さん、これを」

 

珠世「このお手紙は?」

 

リュウ「鬼殺隊現当主、産屋敷耀哉からの言付けです、お受け取りください」

 

珠世「!?鬼殺隊の!?」

 

耀にぃからの手紙は渡した

さて、どうなることやら

 

珠世「・・・はぁ、わかりました、リュウさん、少しお待ち下さい、返事を書きます、それを当主様へお渡しください」

 

リュウ「わかりました、必ずお渡しします」

 

それから無惨のことや鬼殺隊の現状とかを話したあと医院を後にしました

 

帰り際に

 

リュウ「二人ともお幸せに!!」

 

つっていいながら去っていったら

 

珠世さんは微笑んで

 

愈史郎は顔真っ赤で

 

愈史郎「うるさい!早く行くけ!」

 

っていってたわ、早くこいとか行けとかそんなに慌てんでもなぁ?

 

まぁ、耀にぃのおねがい、一つコンプリート

 

まだ先はながいなぁ

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

鬼にされた男性の奥さんはそのまま珠世さんの医院で働かせてもらうようになったよ!

旦那さん愛されてるね!

 

次回第2章

 

天佑龍助『炎』

 

第1話

 

気炎万丈

 

消えかけの炎にガソリンを撒きに

 

第1章

 

鬼滅の系譜

 

第12話

 

人を思う善鬼

 

終わり

 




お読みいただきありがとうございました


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第1章キャラクター説明

第1章キャラクター説明

 

1話~2話

 

錆兎

 

~変更点~

 

原作と変わらず幼少、修行時代をすごし

最終選別に進む

原作なら手鬼に刀を折られ死亡するが

リュウの介入により協力し討伐をはたす

 

同期の富岡義勇にたいしては

今自分より技量が低くても、必ず大成し

自分を越えると思っている

 

最終選別後、リュウ達と再開を約束し

義勇と共に入隊、各地を回る

 

 

富岡義勇

 

~変更点~

原作と変わらず幼少、修行時代をすごし

最終選別へ進む

原作では選別中に負傷し、錆兎に助けられ、そのまま選別を終えるのだが

リュウが負傷する原因の鬼を事前に切っていたので

無傷で手鬼と遭遇、押されながらも他二名と共に善戦し、錆兎に助けられ、援軍を呼びに出る

 

リュウ曰く、地道に努力し大成する

大器晩成型の天才であり

本人が否定していても十分強い

 

最終選別後、リュウ達と再開を約束し

錆兎共に入隊、各地を回る

 

 

産屋敷よしの

 

~概要~

 

愛称:よしのさん

性別:女

階級:先々代当主奥方

年齢:御高齢

身長:160㎝

体重:秘密

趣味:活け花

好きなもの:昔友達がくれた毬

 

今作オリジナルキャラクター

鬼殺隊先々代当主の奥方で

現当主産屋敷耀哉の祖母

 

産屋敷一族が人手不足なため今も公務に勤しむ

ベテランキャリアウーマン

 

リュウの兄ちゃん事件の後

耀哉にその話を聞き

羨ましくなってリュウと零華にばあちゃんと呼ばせようと画策している

 

 

~人物~

 

野外では近寄りがたい凛とした女性だが

内面は慈悲深く、優しい

耀哉の母が早く亡くなったために育ての親でもあり

耀哉の性格はこの人の教育によるものである

 

容姿

 

外見はやせ型で小柄

高齢だが髪は黒く長い

目は少し狐目

 

20歳は若く見られる美貌のもちぬし

 

年齢は教えてくれない

 

~余談~

 

作中には出て来ないが友達からもらった毬を大事に持っている

その毬は友人の祖母の友人の毬だったらしく

その友達は行方不明になったらしい

 

 

 

高齢な隠

 

オリジナルキャラクター

最終選別後に産屋敷邸へリュウを案内した最初の隠れ

隠密能力が非常に高く

ござる語をつかう謎の老隠

一体何者なのだろうか

 

 

 

他最終選別試験者達

 

原作では錆兎に助けられたあとそのまま入隊し

殆んどの者がなくなるが

今回は残った時間を鍛練に当てたため

経験とチームワークが鍛えられ

いい結果をこの先のこすことになる

 

 

 

3話~8話

 

産屋敷耀哉

 

~変更点~

 

現在15歳

歴代最強と言われた鬼断の訃報を受けて

詳しく話を聞くためリュウを呼んだ

突然、リュウに兄ちゃん?と言う言葉を投げ掛けられ

ときめいてしまい

鬼断の手紙のこともありリュウを弟にしてしまう

 

鬼断の手紙やリュウの言葉により

隊士のことを守らなければならない子供たち

ではなく

悪鬼と共に戦う兄弟

と思いをあらため、後に影響を及ぼす

 

先代当主が呼んだ医者である零華の手腕により

原作よりも呪いの進行を押さえられている

 

もとの身体能力と呪いによる体力低下を防ぐために

毎日ラヂヲ体操をしている

リュウ曰く、ピョコピョコ動いてかわいらしいらしい

 

リュウ達の爆弾発言投下後は

その話を真摯に受け止め

年密に今後の作戦を建てている

 

 

産屋敷あまね

 

~変更点~

 

現在19歳

特に変更点はないが現在五つ子を妊娠中

近日出産予定であり

お腹がとんでもないことになっている

 

産屋敷専属の医者である零華が付きっきりで世話をしているため

母子ともに健康である

 

リュウの兄ちゃん?事件の後

耀哉にその話を聞き

羨ましくなってリュウと零華に姉ちゃんと呼ばせようと画策している

 

 

天月零華(アマツキレイカ)

 

~概要~

 

性別:女

階級:医師

誕生日:2月11日

年齢:14歳

身長:155㎝

体重:ナイショ~

趣味:裁縫

好きなもの:リュウちゃん

 

今作オリジナルヒロインだがあまりでて手来ない

ヒロインと言うよりダブル主人公的な位置だが

リュウ主点で進むため小出しになっている

 

医療に長けた巫女の家系に生まれ

両親(母親)の影響で医療術に長ける

 

10歳の時に先代産屋敷家当主に屋敷に呼ばれ

巫女の家系、しかも医療に長けていたことから

息子専属の医者(自分は余命僅かな為)として屋敷に居てほしいと頼まれる

断る理由は無かったので受けるも条件を5つ出し

承認されたことで

産屋敷家に住み込むことになった

 

条件の一つに

鬼殺隊関係者専門の医療施設を作ること

が含まれていたため

その責任者でもある

 

リュウに会う前は

夢でしか前世のことを見たり感じたりすることが出来ず

ずっと夢で一緒にいる男性に会いたいと思っていた

 

リュウに会ってからは

少しだけ前世の記憶が戻り

前世知識と医療術を駆使し

産屋敷家の解呪に全力を注いでいる

 

実はとんでもない能力を持っているが今は隠している

 

~人物~

 

幼少は弱気で口数の少ない子供だったが

ある事件をきっかけで心に芯をもつようになった

 

産屋敷家に住みだしてから

耀哉の医師兼秘書として

凛とした態度をとっている

 

が実は寂しんぼうの甘えん坊で

リュウに会ってからはそれに磨きがかかり

リュウとのやり取りはまさに爆発すればいい感じに仕上がっている

 

容姿

 

黒髪ポニテ

平均的な身長

幼い顔立ち

 

まぁ美少女ですわ

 

~家族~

 

祖父、祖母

父、母

一人っ子である

 

~能力~

 

医療術

 

薬学、外科学、さらに呪学にも優れている

 

???

 

隠している、とある能力

まだナイショ~

 

 

 

8話~9話

 

鉄井戸

 

~変更点~

 

原作で霞柱の最初の刀を打った刀鍛冶

 

若い時に鬼断の日輪刀を打ち

リュウの日輪刀も打つことになった

 

鬼断の手紙とリュウの釘指しにより

体を大事にすることに決めて

あらゆる健康法をためしだし

数年間後には健康じいちゃんとして名をはせることになる

 

リュウの日輪刀がキテレツな色に変わったことで

色々取り乱したが

リュウに自ら心血を注いだ日輪刀を送り出した

 

 

悲鳴嶼行冥

 

~変更点~

 

 

現在19歳

 

原作通り18歳で鬼殺隊に保護され

数ヶ月で隊士になり

隊士になってから数日で現岩柱の継子になった

 

現在変更は少ないが

日輪刀(鉄球鎖斧ではない)の手入れのために刀鍛冶の里に来ていた時に

師らが話していた鬼断の弟子を見つけ

温泉まで後を着けて話をかけた

 

実はリュウとの温泉での会話で

現岩柱の修行方に疑問をもっていて

「師に巨大な丸太三本担いで耐えろと無茶を言う、だが師はさらに足元を火炙りにして耐えている、できる気がしない」

と言っていたが

作者が間違えて全消去してしまったことにより

この話は闇に葬られた

南無阿弥陀仏

 

 

小鉄の父

 

当作オリジナルキャラクター

からくり武者縁壱の部品をリュウと一緒に探した男性

原作のからくり武者縁壱の管理人である小鉄少年の父親で

現からくり武者縁壱の管理人でもある

 

技術は書籍に残さず、腕は受け継ぐものとおもっていて

原作では修理方などを伝える前に亡くなってしまう

リュウと出会ったことにより

書籍に残す大事さを悟り

修理方法を後世に伝えた

 

 

鎹烏、矢田 宿那(やた すくな)

 

リュウお着きの鎹烏

他の烏より少しおおきく

足の間隔が少し広い

首に青銅鏡の首飾りをしている

 

声はやたらと渋い

 

やた?やた、やた、ヤタガラ、カー!!カー!!

 

すくな?すくな、すくな、スクナビ、カー!!カー!!

 

 

 

10話~11話

 

村人

 

オリジナルキャラクター

普通の農作業をしているおっさん

 

 

医院の受付嬢

 

オリジナルキャラクター

そこそこ美人

村のアイドル

 

 

甚平

 

オリジナルキャラクター

鬼が潜む山に向かった悪ガキ大将の取り巻きの一人

行方不明になった大将を探しに山へむかったあと鬼に襲わる

命からがら逃げのびたが

崖から落ちた関係で心身とまに傷を負い

村の医院に入院している

山鬼事件解決後更正し

医院の受付嬢といい感じになり

まわりの村人にタコ殴り(祝福)された

 

 

木鬼

 

~概要~

 

オリジナルキャラクター

過去に山とその頂上に立つお社を管理していた一族の男性が

子供は事故死し女房に逃げられ

自暴自棄になっていた時

無惨が出現

血を与えられ鬼化した

 

百年間山に来た人たちを食いながら暮らしていて

村の人達からは山の神の神隠しとして恐れられていた

 

~人物~

 

もとから短角的で無配慮、平気でDVや暴行を繰り返す人物で

村人達にも避けられていたが

子供は自分が投げた石が原因で崖から転落死し

妻はDVに耐えかねて逃げたことから

ぶちギレて

どこからか噂を聞き付けてやって来た無惨に懇願し鬼になったまさに外道

 

外見

 

男の体に樹皮を張り付けたような上半身に

根っこのような蛸足のような下半身

をしている

 

~能力~

 

生えている樹木に潜り込み

その樹木を操ることができ

潜り込んだ後近く樹木に

転移することもできる

 

本体の戦闘の威力は高くなく

触手のような腕を量産し襲いかかってくるぐらいで

移動は苦手で亀並みのスピード

 

 

やまを降りようとしたこともあったが

人と出合う前に日が昇ることが分かり

山にこもっていた

 

体内には消化出来なかった被害者の遺品が溜め込まれていた

 

 

 

12話

 

鬼化した男性

 

オリジナルキャラクター

哀れな無惨ウイルス感染者

 

無惨は

適当に鬼化させて騒ぎを起こし

その騒ぎにつられてきた珠世達をこらしめようと考えていたが

鬼化させることには成功したものの

珠世達の襲撃の準備が整う前に

鬼が捕まり、呪いのを解かれてしまったので

珠世達を見失い襲撃に失敗した

ムキー!

 

保護されたあと珠世の尽力により沈静化する

 

 

鬼化した男性の嫁

 

オリジナルキャラクター

無惨のご無体により旦那を鬼にされたが

珠世達に保護されたことで恩を感じ

そのまま珠世の元ではたらくことになった

 

 

 

珠世

 

~変更点~

 

原作開始より前に産屋敷と繋がった

 

鬼殺隊を警戒しているため

まだやり取りだけにとどめている

 

 

愈史郎

 

原作とそう変わらん

 

 

 

 

 

天龍寺旅龍

 

~概要~

 

階級:12話時点、庚

 

最終選別で実戦を経験し初めて鬼を切った

精神的抵抗なくひょうひょうとした態度で切っているように見えるが

実はそうではなく、無意識的に抵抗なく切れたと思い込むことで精神的ダメージを軽減している

なので知らず知らずのうちにどす黒い物が腹にたまっていっている

 

鬼に対しては、

原作知識とじいさん鬼化が相まって

無惨ウイルスに感染した哀れな精神病患者と思っていて

怨みをもって殺している訳ではない

 

無惨に対しては

組織運用が得意じゃないバイオのウ○スカー

無惨ウイルスを振り撒く病原体と思っていて

汚物は消毒しないと・・・と思っている

 

 

 

~能力~

 

天の呼吸

 

壱の型 天叢雲(あまのむらくも)

 

大太刀を肩に担いだ状態から

全筋力と瞬発力、太刀重量、と遠心力による移動エネルギー全てを使い

太刀を半回転させながら振り抜きブッタギル力業

大火力だが全ての力が上手く噛み合わないと技は発動せず

斬撃に失敗すると大きな隙を生む

こな型には若干の火属性があり

切り口が若干焦げ、鬼の修復速度が下がる

 

 

弐の型 韴霊剣舞(ふつみたまけんぶ)

 

刀身を高速で円を描くように降り回し

刃の結界を生み出す技

なお結界に触れると死ぬ

威力はそれほどでもないが腕が見えないぐらい振り回しているため

間合い全てが斬撃範囲

長時間使用すると体力を消耗しやすく、動きも直線的になる

この型には若干の音属性があり

近づき過ぎると難聴を起こす

 

 

参の型 十握の雷鳴

 

刀を鞘にもどし、高速移動、敵の目前で抜刀し叩き斬るの高速抜刀術

移動スピードは雷の呼吸より遅い代わりに、

一撃の威力は大きい

敵のが単独の場合

開幕の一刀を与えた

連撃で他方向から与えるのだか

多数の敵に一撃づつ与える全体攻撃も可能である

ただし、連劇は消耗が激しすぎて戦闘中一回しか使えない

一撃だけならそうでもない

この型には雷属性があり

斬られた相手は若干痺れる

 

 

肆の型 天羽々矢(あまのはばや)

 

全身の筋力と遠心力、集中力を駆使し

大太刀を回転しないようまっすぐに投擲する

遠距離攻撃

射程距離は50mほど

変な軌道をえがかず真っ直ぐ跳ぶため当てやすい

風を纏っているため

同然獲物を投擲するのでその間は無防備になり

それを補うために小太刀を装備している

この型には風属性があり

刃に触れずとも衝撃で傷がつく

 

 

肆の型の弐 天羽々矢『日輪』(あまのはばやにちりん)

 

肆の型の派生で

全身の筋力と遠心力、集中力を駆使し

大太刀をブーメランのように回転させながら投擲する

遠距離攻撃

射程距離は30mほど

空気抵抗が大きいために軌道がそれやすいが

威力は絶大

肆の型同様投擲後にサブ武器を持ってないと無防備になる

肆の型同様風属性があり

刃に触れずとも衝撃で傷がつく

 

 

~装備~

 

防具

頭:猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石で作られた鉢金

胴:鬼殺隊の隊服(改)とじいさんの羽織(改)

腕:猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石で作られた手甲

腰:鬼殺隊の隊服(改)

足:猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石で作られた地下足袋

武器

1:草薙ノ大太刀(リュウ専用日輪刀)

2:鬼裁義景(爺さんの小太刀)

3:魔改造短身田村銃

道具

 

大きな腰ポーチ(改)

サバイバル用品

応急キット

各種薬品

弾薬

簡易解体用道具

着替え

携帯食料

水筒

小型大工道具セット

 

余談

 

リュウの不思議

 

背中の西洋龍のあざ

 

常人を逸脱した身体能力

 

鬼が嫌う血液

 

並外れた視力

 

 

 

 

???

 

リュウと零華が鬼殺の刃の世界に来た原因をつくった『??』

 

世界の理から外れた存在であり

原初の???でもある

 

普段は?の???におり

自らの??を??に送り

そこから??を管理したり

自らの???に??を作り管理したりしている

 

???は日本神話における????の??????の元となった?でもある

 

 



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第2章「天佑龍助『炎』」
第1話「気炎万丈」


お待たせいたしました、新章開幕です


第1話

 

気炎万丈

 

珠世さんと会ってから数日がたったでー

今は珠世さん関連の報告でー

産屋敷邸に来とりますー

 

数ヶ月ぶりですー久々ですー

 

レイちゅわぁん!!耀にぃちゅわぁん!

あいたかったぁん!!

 

とりま耀にぃに珠世さんのことを報告してから

 

一家総出で熱烈に歓迎されました

 

そうそう、久々に帰ってきたら

 

増えてました

 

赤ちゃんが

 

五人も

 

はえぇ跡継ぎ生まれたんやぁ!!

言えよ!生まれたらすぐに伝えてくれよ!!

家族だろ!

 

え?伝えたら即日飛んで来るだろって?

 

当たり前だよなぁ!

 

鬼なんかほっといてそっちのほうが・・・

痛い!痛い!ごめんってレイちゃん!!冗談だって!

耀にぃもおこらっとって!冗談やから!

 

え?冗談ですまされんって?

鬼を切るのが鬼殺隊の使命?

其を口だけでとはいえほっぽりだすとは何事かと?

 

・・・ごめんなさい

 

まぁそんなこともがありました

 

赤ちゃん可愛いです

 

たまに全員一斉にハイライトの消えた目で

さらに無表情でこっちみてきて

心臓止まりそうになるけど可愛いです

 

赤ちゃんと戯れていたら

 

耀にぃに呼ばれました

 

なんじゃらほい?

 

リュウ「天龍寺 旅龍入ります」

 

耀にぃ「すまないね、呼び出して」

 

リュウ「いえ、ご心配なく、いやぁお子さん可愛いですね」

 

耀にぃ「そうだろう可愛いだろうまだ生まれたてだけど色々な服も用意しているんだあぁ一人は男児だけど産屋敷では13になるまで女の子扱いしないといけないから全部女の子用なんだでも男の子用の服もあっていいよね?別に他の者に見せなければ家族だけなら見せてくれてもいいよね?可愛いからいいよね?いや他の子たちもかわいいよみんなあまねに似てめがくりくりしてていいよね?」

 

リュウ「そうですよね!いやぁさすが美形二人から生まれただけありますわぁ!顔のつくりからなにからお二人にそっくり!いやぁかわいらしい!目も知性的な光がありますしおすし!か、く、じ、つ、に!いい跡継ぎになること間違いなしですわぁ!今度乳母車造ってきますわぁ!木工細工得意なんすよおれ!5連の乳母車!つくってきます!耀にぃが押しやすいように軽くて丈夫な霧雲杉と最近出てきだしたゴムを使った車輪を使ってつくりますわぁ!ああ車輪は業者にたのまなきゃ」

 

耀にぃ「ほんとうかい!?ありがとう!たのしみにしてるよ!いやぁ本当に可愛いよね!そうだ!こんど零華に離乳食を」

 

あまね(扉の外)「ごほん!」

 

耀にぃ、リュウ「!?」

 

耀にぃ「そそそ、そうだ、本題に入ろうか」

 

リュウ「そそそ、そうですね、どんなご用でしょうか」

 

アブねぇ耀にぃの子供談義で丸一日潰すところだったぜ

で本当になんの用やろうか?

 

耀にぃ「現炎柱の楝獄槇寿郎は知っているね?」

 

リュウ「はい、まだ会ったことはありませんが記憶にある炎柱楝獄杏寿郎の父親で、じいちゃんが怪我をして引退するきっかけになった戦いに参加来ていた人ですよね?」

 

耀にぃ「うん、その通り、実はリュウの話を逆算していたら、そろそろ槇寿郎が挫折した時期になったんだ、前回の柱合会議のときはまだ元気そうだったから、これから起こる可能性が高い、そして槇寿郎の心を折ったのはおそらく、任務で間に合わなかったか、守りきれなかったか、そしてその任務が終わったあと妻が病死していたこと、槇寿郎の妻の病は零華が見てくれているから、恐らく亡くなることはだろうけど、その原因の任務は予想外つかない、そして槇寿郎の心を折るほどの鬼は、恐らく十二鬼月、だけど槇寿郎のまわりを他の柱で固める訳にはいかないし、だからといって放置し、貴重な日の呼吸の書物や何より槇寿郎のやる気を無くさせる訳にはいかない、そこでリュウにお願いがある」

 

リュウ「炎柱のお着きとして炎に油を撒いてこい、ということですね?」

 

耀にぃ「そうだね、まだ他の柱達に未来の話をするわけにもいかない、そしてとても危険な任務になると思う、でも頼めるかい?」

 

リュウ「はっ!お館様!かしこまりました、必ずハッピーエンドにいたしましょう!」

 

耀にぃ「はっぴーえんど?異国の言葉かい?」

 

リュウ「英国の言葉かで幸福な終わりをといういみですね」

 

耀にぃ「そうか、必ずハッピーエンドにしよう!そうそう、明日炎柱を天柱の弟子であり新進気鋭な新隊士の紹介という名目でここに呼ぶことになっている、そこで顔合わせをたのむ」

 

リュウ「かしこまりました」

 

耀にぃ「それじゃ固い話もこれくらいにして可愛い子供たちの話を・・・」

 

あまね「おほん!お館様、書類をお持ちしました、今日中に目を通していただきたく」

 

耀にぃ「あぁ、子供の話したいのに、はぁ、仕方ない、リュウ、今日はゆっくり休んで行ってくれ、また夕飯時に」

 

リュウ「はい、仕事頑張ってください、失礼します」

 

ふむ、そうか、そういう時系列になるんやなぁ

でもさすがに俺だけで

十二鬼月の首を切れるとは思えん

何せあいつら武力だけでいえば柱と互角かそれ以上強いやろうし

そんでおれ自身、まだ柱ほどの実力は無い、この機会にしこたま鍛練せなな

最悪首は切れなくても

撃退まで出来るようにならな話にならんし

 

現役当時の元炎柱か、どれ程の腕前なんやろうか、楽しみやな

 

さぁ、晩まで時間があるし鍛練するかぁ

 

零華「リュウちゃん!おったおった、耀哉兄さんから聴いたで、炎柱の護衛につくって」

 

リュウ「うん、レイちゃんとも聞いてたんや、そうそう、そんで明日顔合わせ、いつ接敵するか分からんけど、少しでもきたえとかなな」

 

零華「そうやね、リュウちゃん、これ」

 

リュウ「なにこれ?お守り?」

 

零華「うんそう、あの力で作ったお守り、多分どの鬼の最大火力でも一回は防げると思う、大きい怪我はせんでや、それ以外はどんな傷でも治しちゃるから」

 

リュウ「ありがとう、まぁ出来るだけ発動せんように鍛えるわ、多分2日や3日で遭遇することはないやろしなぁ」

 

零華「それフラグになるから言わん方がええとおもうんやけど」

 

リュウ「この戦いが終わったらレイちゃんにキスするんだ!」

 

零華「こら!バカ!やめなさい!いろんな意味で!」

 

リュウ「ほな鍛練するわぁ、また晩飯時にな、研究、頑張ってくれ」

 

零華「うん、リュウちゃんも頑張ってね」

 

俺の嫁可愛いよね、え?聞いてないって?

うるさい独り言やから気にすんな

 

さぁ鍛練や

雑魚鬼とはそこそこ戦ってきたけど

まだ呼吸の常中が安定せん

これが安定しとかんと余計な力が入って疲れたり

逆に力を入れなあかんときに力が出なくて上手くできんことがあるからな

 

基礎の基礎、瓢箪割から初めて

呼吸の常中を続けながら筋トレ

素振りに各型の確認とやることは多い

でも一人じゃ限界があるんだよなぁ

 

明日は現炎柱と会うから

できたら息子の原作炎柱の杏寿郎くんと鍛練出来たら得るものもおおいじゃろうて

 

それまではイメージトレーニング

今はまでで一番面倒だった鬼を思い浮かべて、そいつが目の前にいると脳内3D投影しながら戦う

ちなみに一番面倒だった鬼とは

初めての依頼で倒した木鬼だったりする

今思えばあれ大分強い方だったぞ

何せ転移能力があるから木がある限りは逃げられるし

木から木に移る時間は2秒ほどかかるからそれまでに斬らんと逃げられる

苦肉の作としてあのときは周りの木を全てなぎ倒して倒したけど

転移範囲ギリギリまで逃げられてたらそれこそ鬼ごっこの始まりやったな

鬼、俺やけど

 

てなわけで最近は生えてる木無限木鬼VS俺のシャドウチャンバラ?をしてます

 

少しでも強くなれたらいいなぁ

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

あまねさん、耀兄さんの前では気丈に振る舞ってるけど

あまねさんがひとりで子供を相手してるときを

またまた障子のすき間が開いてて

みてしまったんです

 

「かわいいでちゅねー(ハート)おっぱいいるでちゅかー?どんどん飲んでくだちゃいねー」

 

って赤ちゃん言葉でニヤニヤしながらおっぱい与えてるあまねさんの姿が!

そしたら急にこっち向こうとして

すぐに障子を閉めました

 

私は血の気がゾーっとひきましたよ

 

そのあとすぐにその場からたはち去りました

しばらく夢にみそうです

 

by零華

 

次回第2話

 

燎原の炎

 

炎は広がる全てを焼きながら

 

第1話

 

気炎万丈

 

終わり

 

 




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第2話「燎原の炎」

第2話

 

燎原の炎

 

~翌日~

 

おはようございます

リュウです

ごきげんよう

 

さぁ、炎柱と面会する時がきましたよー!

案の定現炎柱に、じいちゃんから手紙がありまーす

 

じいちゃんの引退戦で一人だけ生き残った一般隊士やから

思い入れがあったんかな?

 

てなわけで場所を中庭に移しまして

 

耀にぃ改め、お館様と炎柱様をお待ち中です

 

いやぁ!いい天気だなぁー(緊張白目)

 

ん?後ろから気配が

 

楝獄父「おお!君が無上殿の弟子の旅龍くんか!話は聞いているぞ!」

 

おお!声でけぇ!そうか、現役時代はホントに息子さんと瓜二つな感じだったんやなぁ

 

リュウ「はっ!前回の選別試験を通り、入隊いたしました、天龍寺旅龍と申します!呼びにくいでしょうからリュウで結構です岩柱様!」

 

零華「お館様が御成です」

 

お館様「よく来てくれた槇寿郎、この前の柱合会議以来だね」

 

楝獄父「お館様におかれましてもご壮健でなによりです!益々のご多幸を切にお祈り申し上げます!」

 

この後俺と現炎柱の正式な顔合わせをして

この頃の状況等の報告等を行い

しばらく現炎柱の元で鍛えてもらうような流れになりました

手紙は後でいいかな?

 

お館様「すまないが、旅龍は天柱、鬼断の継子だから、炎柱の継子には出来ないけど、鬼断が亡くなってしまったから一人での修行に苦労しているそうなんだ、できたら鍛えてやってくれないか?」

 

えっ?そうなん?俺継子やったんや

知らんかった、でも他の継子になるわけにいかんもんな

 

楝獄父「はっ!では息子達と共に修行させましょう、お任せください」

 

お館様「うん、頼んだよ、それと、旅龍は既に呼吸の常中を体得していて、下弦に近い鬼も単独でほぼ負傷なく倒せるほどの腕前だから、任務にも一緒に連れていってくれないか?旅龍に一番必要なのは実践経験みたいだから」

 

楝獄父「なんと!この歳でそこまで!天柱の継子でなければ、私の継子にしたいところでした、分かりました、任務にも連れていきましょう」

 

そんな感じでこの話し合いは終わりました

 

もう今日この後、楝獄父について炎屋敷に向かいますー

 

~炎屋敷~

 

ほぇー大きい屋敷やなぁ、さすが炎柱の拠点

ここに息子さんたちもすんでるんやろなぁ

 

楝獄父「ここが各柱ごとに与えられて住む屋敷の一つ、炎屋敷だ、厳しい修行になると思うが、ついてこい!」

 

リュウ「はい!」

 

お邪魔しまぁーす

 

とりあえず応接間に通されて

お茶を出されました

そしたら楝獄父が息子さんふたりを連れてはいってきた

 

 

楝獄父「とりあえずここに住む家族を紹介しておこう、まず長男、杏寿郎」

 

杏寿郎「君があの無上殿の継子か!これから一緒に修行すると聴いた!よろしくたのむ!」

 

リュウ「ああ、そうみたいやね、継子だったって聞いたのはさっきなんやけど、俺は天龍寺旅龍!呼びにくいからリュウでいいよ!これからよろしくな!」

 

楝獄父「うむ、そして次男の千寿郎」

 

千寿郎「よろしくおねがいします!」

 

楝獄父「千寿郎はまだ五歳だから、鍛練には参加させていない、だが家のことを手伝ってくれるしっかり者だから、家のことは千寿郎に聴くようにたのむ」

 

リュウ「よろしくな!千寿郎くん!」

 

千寿郎くんちっちぇー

五歳かぁー、俺が五歳の時はまだじいちゃんに内緒で鍛練してた時期だよなぁ

でも千寿郎君から溢れるしっかり者のオーラ

剣の歳が無くても大物になるよ、うん

 

楝獄父「あとは私の妻である瑠火だが、少々病弱でな、今は鬼殺隊親族用の医療施設で世話になっている、また会いに行くこともあるだろうから、一応伝えておく」

 

リュウ「分かりました、これからよろしくおねがいします!」

 

まず初日に俺の実力を図るためにお互いに木刀をもって炎柱直々に打ち込み

そんで俺のみ呼吸自由

 

うん、やべぇ、当たり前やけど当たる気がしねー

 

始まってすぐ俺が参の型で間合いを詰めて一降り

 

やけどまるで炎を斬ったかのように空振りして

そしたら視界外から急に木刀が降ってきて

かながら体をひねり回避するも連撃に見舞われた

 

すぐに弐の型で裁くもそれよりも早い剣撃が入ってきて

俺の腹に入った

 

やべぇわほんと

じいちゃんと試合してるつもりでやってたけど

そう簡単に勝たせてもらえそうにないわ

 

楝獄父「うむ!この歳にしてはなかなか技が練られているな、だがどの技もまだまだ荒いようだ、どれも隙きがある、体力もそこそこ有るみたいだが、まだ延び代があるようにおもえるな、今後の課題だな、だが呼吸の常中に関したはなかなか練られている、体をどう動かせば思うような動きになるか、もうわかっているのだろう?その調子で鍛練を続けるようにな、よし!今回の模擬戦を元に鍛練方を考える、明日から厳しい修行になるだろうがついてくるように!」

 

それから任務の合間に修行の日々が始まりました

 

任務が無い日には基礎体力向上や柔軟

そして杏寿郎との模擬戦

 

リュウ「ろっしょーーい!!」

 

杏寿郎「ふん!まだまだー!」

 

杏寿郎君は去年最終選別を通っとって

俺より1つ年下やけど1つ上の先輩なんよねー

 

でも、技量はいい感じに拮抗してるみたい

さすがは次期炎柱!強いぜ!

 

杏寿郎「うむ!さすがは天柱の継子!なかなか思うように当てさせてくれんな!」

 

リュウ「こちらこそ!さすがは炎柱の息子!まるで炎を薙いでいるようだぜ?」

 

今のところ3勝2敗3引き分け

まぁ、まだ修行初めて数日やし、そんなもんやろ

お互いの悪い所や良いところを直したり発展させたりしながら切磋琢磨しとります

 

千寿郎「杏寿郎にいちゃん!リュウにいちゃん!風呂の準備が出来たよ!入ってきてー!」

 

ここ数日で楝獄兄弟ととても仲良くなれたよ!

もう友達さー!

弟の千寿郎くスゲーいい子よ!

俺をお兄ちゃんってよんでくれるし!

 

そんな修行の日々を過ごしていたある日

 

楝獄父「リュウ、先ほど任務がはいった、彼岸花で有名な村で夜、大勢の神隠しに会った者達がいるらしい、今回はその調査に向かう、杏寿郎は別任務が入っているから、リュウ、お前にもきてもらう、いいな?」

 

彼岸花?そういえば上弦の参が青い彼岸花を探す任務についとったな

まさかやけど、この任務で出てくるんか?

 

リュウ「分かりました、なにか他に情報はあるんですか?」

 

楝獄父「いや、神隠しに合ったのもつい先日らしい、どんな者が出てくるかわからん、慎重に調査しよう」

 

情報は無しか、最悪大勢の鬼に囲まれた上で上弦出現もあり得るなぁ

うむ、気を引き締めてことにあたらんとな

 

楝獄父「任務に赴く前に我が妻に会っておこう、ついでだ、お前も紹介する」

 

リュウ「了解です、いやー美人さんって聞いてますからたのしみですわぁ」

 

楝獄父「やらんぞ(ギロリ)」

 

リュウ「もらいませんよ、俺も可愛い嫁がいますからね!」

 

楝獄父「なんだ、その年で嫁がいたのか?つれ回して悪いことをしたな、大丈夫か?」

 

リュウ「まぁ、多分大丈夫?ですよ?(白目)帰ったらもみくちゃにされるだけですし?ええ、大丈夫ですよ?(ぐるぐる目)それに嫁といってもまだお互い成人してませんし、籍はまだいれてないんです、まぁ婚約者ってことですね」

 

楝獄父「そうか、それならお互い死ねないな、今回の任務、きっちりはたして家へ帰るとしよう」

 

 

 

~ある町の外れの民家の前~

 

ん?ここが医療院?完全に民家なんですけど、藤の紋すら入ってないし

 

ホントにここが鬼殺隊親族専門の医療院?

 

こんこん

 

楝獄父「すまぬ!楝獄だ!面会にきた!」

 

ガラガラ

 

少女「楝獄様ですね?そちらの方は?」

 

楝獄父「ああ、今家で修行を行っている天龍寺旅龍と言う者だ、ついでだから顔を合わせにきた、いいか?」

 

幼女「はい、大丈夫です、どうぞこちらへ」

 

はえー幼子でてきたよ

しっかり者さんやなぁ

千寿郎と相性良さそう

そんでここが医療院であってるみたやな

多分鬼に対しての偽装なんやろうけど

家の中は完全な医療院やねこれ

 

こんこん

 

幼女「瑠火様、旦那様とお客様がお見栄になりました」

 

瑠火「入ってください」

 

幼女「どうぞ、お入りください、他の方もおられますので、お静かにお願いします」

 

楝獄父「いつもすまないな、てるこ、後で飴をやろう、じゃあ入ろう」

 

ん?犯罪の匂いが?

 

病室はベッドが6つあって

カーテンで仕切られてました

前世の病院まんまやな

 

瑠火「槇寿郎さん、よく来てくれましたね、そちらの方は?」

 

楝獄父「久しいな、体の調子はどうだ?ああ、この者は今、家で修行を行っている天龍寺旅龍と言う者だ、あの無上殿の弟子で天の呼吸の継子でもある、なかなか筋がいい」

 

リュウ「楝獄様にお世話になっております、天龍寺旅龍です、みんなはリュウと呼んでます、今日は次の任務に楝獄様と向かうため、その前にと立ち寄りました」

 

瑠火さん、美人です、ありがとうございました

てか鬼滅の刃の女性キャラみんな美人だよなぁ

まぁ漫画だからそうもなるやろうけど

リアルになっても凄い迫力やぞ

そのうち実写化してたんじゃなかろうか

 

瑠火「そうですか、貴方があのリュウ君ですね、天月先生から話は聞いております、夫は豪快にみえて、たまに小心者なところがありますから、よろしくおねがいしますね、体調は天月先生のおかげでとても良いです、近々退院も出来るそうですから、無事帰ってきてください」

 

そういや耀にぃが零華がみてくれてるって言ってたもんな

話ぐらいはしてるか

どんな話をしたのか気になるけど長居は出来んしな

 

楝獄父「ごほん!ま、まぁ体が良ければいい、この施設が出来た当初、そのトップが10歳の小娘だと聞いた時は不安だったが、腕は確かなような、リュウ、知り合いだったのか?」

 

あ、この人と都合の悪いこと聞き流したな

まぁいいけど

 

リュウ「知り合いも何もさっき話した俺の嫁ですよ、凄いでしょう?」

 

楝獄父「そ、そうだったのか、さっきの話は忘れてくれ」

 

リュウ「いや無理です、嫁に伝えときます」

 

瑠火「ふふふww私もちゃんと聞いてましたからねwww」

 

楝獄父「そ、そんなー」

 

リュウ「ぶふっwwww」

 

楝獄父「リュウ、後で覚えておけ」

 

リュウ「ごめんなさい」

 

とそんな感じで楽しい面会を過ごしました

 

医院を出る前も玄関まで瑠火さんがきてくれました

 

瑠火「私にはこれくらいしか出来ませんが、切り火を」

 

カチカチ

 

瑠火「どうかご無事で武運長久をねがっております」

 

楝獄父「すまんな、必ず戻る」

 

リュウ「安心してください、もしへこたれていたら、油ぶっかけてでも燃え上がらせますから、行ってきます!」

 

楝獄父「リュウ!www」

 

さあ、任務の始まりだ

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

槇寿郎さんは実はお化けとか嫌いらしいですよ!

なんでも刀で切れないかららしいです!

鬼は怖くないのにね!

 

次回第3話

 

隣は火事でも先ず準備

 

何気に初めての共同任務の相方はなんと炎柱

瑠炎の切り火で送り出された二人はどんな鬼に出会うのか

 

第2話

 

燎原の炎

 

おわり

 

 




お読み頂きありがとうございました


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第3話「隣は火事でも先ず準備」

第3話

 

隣は火事でも先ず準備

 

えー最近人が神隠しに合うと言われる

彼岸花が有名な町にやって来ました

 

どうもリュウです

ごきげんよう

 

さっそく町に入った時に

何か違和感があったんだよなぁ

町の中心に近づくほど

違和感は強くなる

それを楝獄のとーちゃんに伝えたら

 

楝獄父「うむ、確かに鬼のような気配はあるが、とりあえずその違和感がある方向へ行ってみるか、まだ朝方だから、鬼はいないだろうが、手がかりがあるかもしれん」

 

って楝獄のとーちゃんもいっとったし

とりま町の中心へ

 

町の中心は広場のようになっとって

人通りもそこそこ

はて、こんなとこに鬼はいるんやろうか?

 

よし!広範囲レーダー発動!

 

んん?鬼の気配はないぞ?

いや、全く無いこともないんやけど

 

なんかこう、うすーく広場から広がってるかんじ?

ほとんど町を覆ってるなこれは

 

リュウ「楝獄様、かくかくしかじかまるまるうまうま、なんですがどう思われますか?」

 

楝獄父「うーむ、どうやら鬼が血気術を使った名残のようだな、だが肝心の鬼はいなさそうだ、仕方ない、2手に分かれて聞き込みをするか、ここで血気術を使うとしても夜だろう、夕暮れ前に町外れの藤の紋屋敷で合流しよう」

 

リュウ「了解です!」

 

と言うことで、一旦2手に分かれて情報を集めることにした

 

どっちにしろ強力な鬼はまだ居ないっぽい

基本無惨の血が多いほどセンサーにかかりやすいしな

 

やっぱ町中は人が多いから分かりにくいんかな?

夜だと鬼が活発化するから多少分かりやすくなると思うけど

まだ朝方やし、どっかで影を潜めとるんやろうけど

 

楝獄のとーちゃんは広場周辺から調べるみたいやから

俺は町の外から調べるか

 

と言うことで先に集合場所である

町外れの藤の紋屋敷にきましたよー!

 

後でくるにしてもアポだけはとっとかんとな

 

リュウ「すいません!鬼殺隊の者です!」

 

住人「はーい!少々お待ちをー!」

 

住人の方は若い夫婦二人と子供二人の四人家族で

昔、祖父の時代から鬼殺隊を支援しているそうです

 

リュウ「旦那さん、最近この町で失踪者が出たと聞いてきたんですが、何か詳しい話はありませんか?」

 

旦那「ええ、鬼殺隊に連絡したのは私共ですから、事件があったあと直ぐに町の人達に声をかけておきました」

 

旦那さんの情報は以下の通り

 

1:失踪者が出始めたのは先々週の初め

 

2:失踪したのは深夜、状況的に皆が寝静まった頃

 

3:失踪していない人達は皆寝ていた

 

4:外出していたり起きていた人が失踪

 

5:失踪者が出た深夜の外の状況を誰も知らない

 

6:失踪者は町の中心に近いほど多い

 

でした

 

うーん、深夜に起きていた人達

それも家の中にいた人達も失踪しているのか

 

リュウ「旦那さん、その失踪者の家族とかに会うことはできますか?」

 

旦那「そうだな、中心近くの茶屋の旦那が消えたって聞いたから、そこの奥さんは詳しいかもしれない、店はしまっているが、話してくれるだろうと思う」

 

リュウ「ありがとうございました、また夕方寄らせていただきます」

 

旦那「お気をつけて」

 

まぁ、そこへいってみるか

そのときの状況が詳しくきけるかもしれんし

 

 

~中心近くの茶屋~

 

外用の椅子がしまわれてる

暖簾もあがってない

やっぱりやってないんやな

 

リュウ「すいません!誰かいらっしゃいますか?」

 

奥さん「はい、なにようでしょうか、店はご覧の通りしまっておりますが」

 

奥さんはひどくやつれた姿で出て来てくれた

辛いだろうに、ごめんなさい

 

リュウ「ごめんなさい、辛いでしょうが、失踪事件について調べている者です、とある方から、貴女の旦那様が失踪されたと聞いてやって参りました、出来たらお話を聞かせて下さいませんか?」

 

奥さん「・・・ここでは何ですし、奥へどうぞ・・・」

 

リュウ「ありがとうございます」

 

奥へ通された俺は、茶と茶菓子を出されて

先に茶菓子をいただきました

 

リュウ「おお、この茶菓子美味しいですね、ここでお作りで?」

 

奥さん「ええ、そうです、いつも旦那が夜遅くまで仕込みをしておりました」

 

リュウ「そうですか・・・詳しく教えて下さいませんか?」

 

奥さん「はい」

 

~奥さん~

 

あの日の夜もいつも通り店をしまい

夕飯を食べてから

旦那と私は仕込みをするために台所で準備しておりました

 

この日はいつもより色々な茶菓子が多く出たので

遅くまで仕込みがかかりました

 

遅くなって来た時に旦那が

 

旦那「キヨミさん、あとは私がやっておくよ、子供と一緒に寝てやってくれないか?」

 

そう言われました

 

お言葉に甘えて

その日は私と子供だけ早く寝ることにしました

 

次の日の朝

 

旦那はいなくなっていました

朝早くに買い出しに出たのかな?

とも思ったのですが

 

昨晩の仕込みが途中で

履き物もそのまま

玄関も飽きっぱなしだったので

あわてて町の中を探して回りました

 

ですが

 

 

奥さん「旦那はみつかりませんでした・・・どうして?・・・仕事を誇りに持っていて、途中で何処かへ行く人では無いんです、必ず何かがあったんです」

 

リュウ「すいません、辛い思いをさせていたしままいました、旦那が居なくなる直前、なにか変わったことはありませんでしたか?なんでもいいです、旦那様の様子とか、周りの環境とか」

 

奥さん「・・・旦那はいつもと変わりませんでした、そうですね・・・あの日・・私が寝付く前、とてもじめじめしていた記憶があります、昼間はカラッとしていたので特にあのじめじめ感は記憶にあります、でも他のことは・・・すいません」

 

リュウ「いえ、ありがとうございました、参考になりました、心を強く持ってください、必ずこの事件を解決してみせます、できたら茶屋をまた再開してください、とても美味しかったです」

 

普段真面目なひとが

仕事を放り出してまで外へ出た

家族にもなにも告げずに

 

そして失踪直前の湿度の上昇

血鬼術か?

 

帰り間際に奥さんに他の失踪者について話を聞いたんやけど

奥さんも気になって常連さんとかに話を聞いたみたいで

その日の晩はやっぱり急に湿度が上がっていたらしい

 

それとあと数人の被害者の親族を教えてもらって

茶屋を後にした

 

失踪者は無事だろうか?

いや、多分絶望的かもしれん

早く解決させんとな

 

それからあと数件話を聞きました

 

当日酒を飲みに出た老人が帰ってこない

 

一緒に寝ていたけど厠に行ったっきり帰ってこない

 

夜遅くまで仕事をしていたひとが次の日の朝全てを放り出して消えた

 

等々

どれも夜、しっかりと起きていた人達が失踪している

 

男女、年齢問わず

 

湿度が深夜だけ上がっていると言うことは雨が降った?

 

でも次の日に路面は濡れてなかったそうやから

 

霧か?

 

そろそろ夕方、藤の屋敷に戻ろう

 

それにしても『あれ』頼んで買ってもらっててよかったぜ、多分必要になるからな

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

楝獄瑠火さんは槇寿郎さんをからかうのが好きらしいよ!

そして今回もなにやら企んでいるようす

楽しみだね!

 

次回第4話

 

鬼炎の争い

 

そして夜がくる

 

第3話

 

隣は火事でも先ず準備

 

おわり

 

 




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第4話「鬼炎の争い」

第4話

 

鬼炎の争い

 

まいど、リュウです

 

藤の紋屋敷に戻って参りました

 

既に楝獄のとーちゃんは帰ってきてたみたいです

 

楝獄父「おお!リュウ、戻ってきたか、首尾はどうだった?」

 

リュウ「はい、かくかくしかじかまるまるうまうまでした、恐らく霧のような血気術を使用し、起きていた人を何らかの方法で外へ連れ出した可能性があります」

 

楝獄父「そうか、リュウもその結論に至ったか、誰も見ていないから、霧かどうかわからんが、家にいた人々も外へ出て、町の中心に向かったようだ、町の中にあった痕跡からそう判断した、だがここ二日ほど失踪者は出ていないようだ、住人が気をつけていたにしても、少々気になるな」

 

リュウ「もしかして人をさらい、ストック、えーっと溜め込んでいるかも知れませんね、で、収容場所がいっぱいになったから、今は控えているとか」

 

楝獄父「うむ、そうかもれんな、どちらにしろ私達が今日丸1日動き回ったことで鬼も気付いているかもしれん、今晩なにか動くかもしれんな」

 

リュウ「はい、今夜は徹夜ですね、そうそう、こんなこともあろうかと、こんなものを用意しときました」

 

てってれてーてーてー!

 

最新の英国式ガスマスクー!!

 

楝獄父「!?こっこれは!?」

 

リュウ「これはですねぇ、ガスマスクといって、有害な空気を正常な空気に変換してくれるマスクでして、お館様にお願いしてわざわざ本場の英国から取り寄せました最新式でございます」

 

楝獄父「これを口に巻くのか?」

 

リュウ「そうです、全集中の呼吸はしにくくなりますが、空気毒系の血鬼術には有効だろうと思い用意しました」

 

楝獄父「そ、そうか、準備の良いことだ」

 

うん、原作のことで思ってたんやけど

放出系の血鬼術って要するに

鬼の血液を形を変えて放出することで

回りに影響を及ぼす感じやろ?

 

なら空気毒とかは体内に入らなければ

問題無くない?

 

とおもっとってん

そら傷口から感染することが多いかもしれんが

無いよりはいいやろ

 

楝獄父「よし、腹ごしらえして直ぐに出よう、場所は町の中心、鬼が出るとしたら、やはりそこだろう」

 

リュウ「了解です!」

 

~町の中心~

 

と言うことで~飯食ってから

町の中心にやって来ました

現在夜9時頃

まだ動きはないですな

 

ちなみにまだガスマスクは着けてません

着けてたら完全に怪しい人やし~って

 

楝獄のとーちゃんもうつけてる!?

 

リュウ「れ、楝獄様、まだまだ着けるの速いです、周りにひとが居ますし、怪しまれますよ?」

 

楝獄父「ん?そうか?だが、戦いの前になれておきたい、すまんな」

 

えー!さよですかぁー

まぁ俺も初めて着けてみた時結構しんどかったからな

任務に来る前にはもう慣らしてきたけ・・・

 

!?

 

リュウ「楝獄様、4時の方向、距離500、強い鬼の反応です、速いですね、乗り物に乗っているかも知れません」

 

楝獄父「!?そうか!よく分かったな、リュウお前もマスクを着けろ、近づくとどうなるかわからん、少し様子を見よう」

 

話している内に奥から馬車が現れた

御者がいない?

何かもやがかかってるな

あれが霧か?

 

道を歩いていた男性「ああぁ、いいきもちだぁーあれ?ここは何処だ?まぁいいやぁーまってくれー俺ものせてー」

 

!?

 

リュウ「楝獄様!」

 

楝獄「ああ!行くぞリュウ!」

 

俺と楝獄のとーちゃんはすぐに飛び出し

俺は男性を押さえに

楝獄のとーちゃんは馬車へ向かった

 

リュウ「大丈夫ですか!?」

 

男性「いかなきゃ!いかなきゃ!」

 

ダメや!正気じゃない!こんな時は!

 

てってれてーてーてー!

 

眠り薬(ガーゼ)!!

 

男性「いかなきゃ、いかな、きゃ・・」

 

よし!寝た!

すぐに家の影に男性を隠してと

 

この反応、大分強い鬼だ

もしかしたら十二鬼月かも

 

俺たち二人じゃ手に終えないかもしれん

 

リュウ「宿那!援軍をよんでくれ!十二鬼月かもしれない!」

 

宿那「カー!了解!カー!御武運を!」

 

よし!楝獄のとーちゃんの援護にいかんと!

 

 

~楝獄父~

 

俺は急いで馬車へ向かった、

リュウは正気を失った男性を解放しにむかったが

あれでいい、被害は少なくしなくては

 

直ぐに馬車へ取り付き扉をあけた

 

中はおかしかった

馬車の広さじゃない、まるで洋館だ

 

巨大な玄関が俺を出迎えた

そして霧が充満している

 

???「ようこそ屋敷へ、おや?あなた、霧にかかってないですねぇ、残念、霧にかかってないお客様は退場願います」

 

そういって飛びかかってきた

見た目は壮年の男性

銀髪で

目は細く、目玉は見えない

燕尾服姿の紳士といったところか

だがこいつ

 

鬼だ

 

直ぐに避けたことで鬼の爪が床をえぐる

 

楝獄父「貴様がこの霧の元凶か!?霧にかかったものたちは何処だ!?」

 

執事鬼「おや?さっきのを避けますか、なかなかやりますね、お客様方ですか?お客様は奥のパーティー会場におられますよ、貴方も直ぐに楽しいひとときを過ごせます」

 

そういってまた斬りかかってきた

 

だが俺は炎柱、この程度の雑魚鬼にはやられん

 

すれ違い様に首へ一刀

 

鬼は後ろで倒れた

 

執事鬼「なるほど、そうですか、貴方があのお方がおっしゃっていた鬼殺隊とか言う者ですね?、 なるほどなるほど、どうぞ楽しんで行って下さい!いーひゃっひゃっひゃ!!」

 

そう言いながら『溶けて床に吸い込まれた』

 

あやつ鬼本体ではないな

 

リュウ「楝獄様!」

 

楝獄父「リュウか!この通り、中は奇っ怪なことになっておってな、先ほど執事のような鬼が現れたが本体ではないようだ、霧も収まらん」

 

リュウ「そうですか、少しお待ちを、探ってみます」

 

リュウの感覚はとんでもない

俺でさえわからない鬼の気配を感じ取れる

単独や少人数での潜入に適しているだろう

 

リュウ「わかりました、この屋敷は血気術で広げられた馬車の中です、そしてこの中に鬼が3体いるようです、その鬼たちは上の階に別々の部屋に居て、下の階にも鬼のようなものは居るのですが、どうやら上の階の鬼の分身みたいです、いくら倒しても復活するでしょうな、それと失踪者の方々も奥の部屋に一塊で居るようです、ですが皆正気ではなさそうですね、どうします?」

 

よくもまぁそこまで詳しくわかるものだ

そういえば無上殿もよく遠くの物事を当てられていたな

 

楝獄父「失踪者はどれ程いる」

 

リュウ「30名ほどです、多いですね」

 

楝獄父「そうか、鬼の規模が思ったより大きい、出来れば援軍を呼びたいが」

 

俺は後ろの扉に手を書けた、だが鍵がかかっているな

 

楝獄父「どうやら閉じ込められたようだな」

 

リュウ「援軍ならここに入って来る前に鎹烏にたのみました、近くの隊士が直ぐにつくことをいのりましょう」

 

楝獄父「そうかすまないな、ならば仕方ない、リュウ、失踪者達を援軍が来るまで頼めるか?俺は上の階の鬼どもを斬りにいく」

 

リュウ「了解です、ですが反応的にかなり強いと思います、もしかしたら十二鬼月の可能性もあります、気をつけて」

 

楝獄父「誰に物をいっている、俺は炎柱、押して参る!」

 

 

~リュウ~

 

押して参るって、めっちゃかっこつけたな

格好いいけど

さて、失踪者は奥の広間に集まってるみたいや

さっきの男性の様子から、なかなかヤバいことになってそう

覚悟していくか

 

 

大広間の扉の前に来ておりまーす

 

扉の奥からは

 

少々言葉にしたくないような言葉が飛び交っております

いたい、きもちいい、もっと、あんあん

 

・・・帰りたい、かえっていい?

 

スゲー開けたくないんやけど

開けるかぁ、鬼の分身体の反応もあるし

 

ゆっくりそーっと

 

そしてリュウはみてしまった

 

 

濃い霧に包まれた広い部屋に

 

男女年齢様々なもの達が

 

全裸で

 

マネキンのように整列し

 

傷だらけで

 

何故か血が出ず

 

そして頭に肉でできた何かで繋がれ

 

ただただ快楽を口にしている

 

異様な光景が飛び込んできました

 

 

俺、SANチエックです

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

原作の楝獄とーちゃんはこの任務を1人で来ていたんだ(という設定)

最初に入った部屋が大広間で

全失踪者を守りながら戦っていたんだけど

一人一人殺されていったみたい

この空間から出る頃には楝獄とーちゃん1人だけだったそうな

悲しいね

 

次回第5話

 

鬼炎も辞せず

 

降りかかる狂気、欲望の鬼、SAN値は減れども前に進め、SANは投げ捨てるものだ

 

第4話

 

鬼炎の争い

 

おわり

 

 




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第5話「鬼炎も辞せず」

第5話

 

鬼炎も辞せず

 

~下階~

 

どうも、リュウです

 

眼前に広がるのは夢かな?

だれもこんなエログロ望んでないんですけど

 

部屋は霧で充満してるし

 

被害者達、触手に噛みつかれてるし

全裸やし、傷だらけというか、色々とれてるし

ははは・・・

 

???「あれー?あたらしーかち」

 

ブチン

 

後ろに出現した鬼の分体の首を速攻で切り

消滅する

 

リュウ「・・・」

 

???「あーら、ひどいで」

 

ブチン

 

前に出現した鬼の分体の首を速攻で切る

 

リュウ「・・・」

 

???、???「なによもー、しゃべ」

 

ぶちち

 

左右に出現した鬼の首を速攻で切る

 

リュウ「・・・」

 

???「なによ!せっかくやさしくちょうきょうしようとおもったのに!ゆるさな」

 

リュウ「十握の雷鳴、一閃」

 

ブチン

 

遠くに出現した鬼の首を切る

 

めんどくさい

 

感覚的にこの被害者たちに出切ることはない

 

触手を切れば灰人

 

薬で眠らせてしまっても体は元に戻らないだろう

 

無くなっている体の部分には転移的血鬼術の痕跡がある

 

この能力を持った鬼を倒せば体は元に戻るだろう

 

だが、すでに鬼に食われたところは戻らないかもしれない

 

体が戻ったとしても

頭についた触手を操る鬼も倒さなければ

正気に戻らないだろう

 

そして、さっきから現れる

メイド服を着た鬼の分体は霧と触手を操る鬼

 

触手から霧が吹き出るのが見える

 

これで被害者達を洗脳しているのだろう

 

メイド鬼×10「「「「おこりまーしたわー!あなたはー!そっこくかいたいでーす!」」」」

 

リュウ「十握の雷鳴」

 

ブチン×10

 

楝獄のとーちゃん

 

いくら雑魚でも、どれ程長く持つかわかりません

周りには被害者達がならんでいる

これ以上傷つける訳にはいかない

 

頼みましたよ

 

 

 

~上階~

 

楝獄父は上の階へと続く階段を登っていた

 

楝獄父(この階段はどこまで続く?、まさか空間がかわった?)

 

玄関から二階に上がる階段があり

二階の扉を抜けると

今度はどこまでも続く階段が姿を表した

まるで上がってくるなといっているかのように

 

だが、しばらく進むと扉は見えてきた

 

楝獄父(やっと階段が終わった、この奥に鬼がいるな、よし、押し入ろう!)

 

バン!

 

執事鬼「おやおや、こちらへ来てしまいましたか、下の階に会場は有るのですが、仕方ない、私が接待して差し上げましょう」

 

そこはオシャレなバーのような風貌の部屋で

薄暗く奥にはバーカウンターと

色々な液体が入ったビン等がところ狭しとならんでいた

 

そしてそのカウンターの裏にあの鬼がいた

鬼は変わらず執事の服を着ていて

シェイカーを降っていた

 

楝獄父「御託はいい、お前がこの血鬼術の元凶か?」

 

執事鬼「さあ、どうでしょうね、どうです?いっぱい」

 

鬼はそう言うと

シェイカーから真っ赤な液体をグラスに注ぎ

それをカウンターの前へ差し出してきた

 

楝獄父「ふざけているのか?まぁいい、切ればそれでわかるだろう!炎の呼吸、壱の型、不知火!」

 

鬼に迫り、刃が鬼に当たる直前

グラスがつららのように変形し

まるで生き物のように楝獄父にむかう

 

が、何とか回避し、少し距離をとる

 

鬼の後ろにあるガラスビンに異様な圧力を感じたからだ

 

執事鬼「あら、残念お口に合いませんでしたか?、まだまだたくさんありますから、召し上がってあってください!」

 

鬼はそう言うと机いっぱいにグラスを並べ

後ろの棚から液体のビンを取り出し

すべてグラスに注いだ

 

楝獄父「!?貴様っ!」

 

 

そのグラスには

 

目玉、耳、鼻、指やさらには○○○まで一つづつ赤い液体に浮かんでいた

 

楝獄父、SANチェックです

 

 

執事鬼「ひゃは!どうです、美味しそうでしょう、取れたての食材でご用意しました、どうぞお召し上がりください」

 

出されたグラスは直ぐに変形し

 

各々入っていた物体が巨大化し

周りに肉を着けて、まるで生き物のように

楝獄父を襲い出した

 

楝獄父「貴様!許さん!」(この異様な物、思ったより速い、そしてこれは元々被害者達の・・出来れば傷着けたくない、まずあのゲスを始末せねば!)

 

執事鬼「おやおや、切らないのですか?ひゃは!、残念、これらはまだまだ家畜と繋がったまま、攻撃を与えれば下の階で愉快なことになるはずだったのですが、ですが時間の無駄ですね、貴方も液体になってください、ひゃはは!ひゃははは!」

 

そしてグラスだった物達が同時に飛びかかる

 

楝獄父「炎の呼吸、壱の型、不知火!」

 

だが、楝獄父は不知火で抜け出し

無防備な鬼に迫るが飛んで避けられる

 

執事鬼「さっきと同じ技ですねぇ!、覚えちゃいま」

 

楝獄父「炎の呼吸、伍の型、炎虎!」

 

そして、鬼の首は取れた

 

 

~下階~

 

どれ程鬼を切っただろうか

 

50を越えてから覚えていない

 

だんだん腕が上がらなくなってきた

 

そらそうだ、大太刀振り回してんやもん

 

先ほど無くなっていた被害者達の体の一部が戻った

 

やけどやっぱり戻らなかった人もいた

 

これが『鬼』のすることか

 

『人』が『鬼』にされてすることか!

 

ふつふつとどす黒い物が込み上げてくる

 

だがまだ鬼は現れる

 

メイド鬼「あれー?つかれてきたのー?あんまりー、うごかなくなってきたねー、はやくごはんになっ」

 

ブチン

 

マスクのせいで呼吸がつらい

 

幻覚が押さえられるからいいが

こればかりはな

 

この鬼の本体が殺られれば

触手は消えるだろう

 

だが、同時に麻酔のような幻覚も消えることになる

体の一部を失った人は苦しむだろう

 

手当てをしてやりたい

 

やけど、鬼はまだ湧く

 

メイド鬼「あれー?あのじじぃしんでやんのー、まあ、うざかったからいいけどねーほらーちょっとちからをわけたからーこんなこともーできるよー」

 

急に周りの被害者達が動き出す

 

だが、意識は無さそうだ

 

ここへきて鬼強化か、つらいぜ

 

被害者達を避けながら

 

鬼を切る

 

正確に、無駄がなく、首だけを

 

恐らく無駄だろう、ここに出てくる鬼は幻のようなもんだ

 

やけど、切った鬼は消える

 

やけどホンマに体力が

 

!?

 

メイド鬼「ほーら!へんなふくめん?とれちゃったよー!かいらくにおちちようねー!」

 

マスクがっ!

ヤバい、意識が・・・

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

リュウは被害者を避けながら鬼を切っていたんだけど

原作の柱稽古の太刀筋矯正を実践的に行ってる感じで

だんだん太刀筋がよくなっているんだ!

ぶちギレながらね!

 

次回第6話

 

神龍の怒と水の救援

 

意識を失ったリュウは夢を見る

あの頃の夢を

 

第5話

 

鬼炎も辞せず

 

おわり

 

 




お読みいただきありがとうございました


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