綺麗だなぁ…綺麗だなぁ…えへへへへへ (キリツ峰山)
しおりを挟む

思いつきな番外編(基本単発)
思いつきな番外編1 もしも飛ばされた世界がこのすば世界ではなく…Fate/staynightだったら?


だる武具テキスト
・真の月光の大剣
召かんしたきょう力しゃの一人、月光さんがもっている不しぎな月光の大けん。
なんでか光波がばくはつする。



〘修正プログラム、最終レベル〙





「━━━━━ぉぉぉ…?」

 

空を見上げていたら、いつの間にか寝ていたらしい

動きたくないなぁなんて思って目を開ければ、視界が真っ白

しばらくしたら目が慣れて、入ってくるのは綺麗な青空…じゃない。夜空。

 

「……おー。」

 

綺麗な星々だぁ…まるで水面で輝く太陽みたいに…キラキラ、キラキラしてる…

スっと手を伸ばしてみても、絶対に届かない。でも…なんだか、取れそうな気がするんだよなぁ…

だってほら…こんなに身体がふわふわしてるんだから、きっと空に飛んで…あの星も掴めるはずなんだ

 

ィンッ …ガキィンッ

 

「んんん……なんだ、さっきから……」

 

私が久々に和めてるのに…なんなんだろう、この音…とても甲高くて…あんまり聞きたくない音だ

……起きたくないんだけどなぁ……………いや、起きる必要ないか…敵だったら死ぬだけだし…なら最後の瞬間までこの星々を見たい…それにこの…石?に背中を預ける姿勢も楽だし…

…あぁ…綺麗だなぁ

 

 

ドォンッ!

 

「……うわぁ…」

 

私がいる場所の向こうに着地したのは…なんだ、あれ…黒いミニ巨人みたいなやつだ、巨人ほどでかくはないが…うわぁ……羽騎士よりもでかくて…これは、ヤバいやつ

それに対峙してるのは…女騎士だ、綺麗だなぁ…でも私の髪の方がふわふわさらさらしてる、あの髪は…さらさらするするしてそうだ。武器は…見えない、見えないが当たってる。闇朧かな。巨人は石みたいな武器を持ってる、欲しいなぁ………でもどうせグレートアクスとかに変わっちゃんぅんだろうな…

 

「ハァァ!!」

《xbig》《ドオオンッ!!/xbig》

「……ふわぁ…」

 

…なんか、すっごい。アイツらの戦いは異次元だ。…うわっ、空に飛んで…叩きつけられてる、いいなぁ…あぁやって空にジャンプ出来たらいいのに

 

「───ここが貴様の死地だ。バーサーカー!!」

オオオォォォッ!!

 

おぉっ、熱い展開だ

女騎士がバーサーカーって呼ばれた奴の範囲攻撃に入って刺突して…いや、受け止めてるのか。惜しいな………っん?

 

「あれは…戦技か…!」

 

見たことない戦技だ!透明な武器が徐々に現れて…おぉっ、何かを打ち出してバーサーカーとやらの左上半身を吹っ飛ばしてる…

これでバーサーカーとやらも…いや、アイツ…第二形態があるみたいだ。すごいな…その場で再生、私欲しい。…いややっぱ要らない、延々とその場で殺されて…

 

「……眩しい…なんだ、一体…」

 

…そうだ、星空、変な考察してる暇ないな、星空を…

 

「……?????????」

 

あ、ダメなやつだなこr──────

 

 

 

 

 

「ふぅん…見直したわ、リン。やるじゃない、あなたのアーチャー。いいわ、戻りなさいバーサーカー。つまらないことは初めに済まそうと思ったけど、少し予定が変わったわ」

「何よ、逃げる気?」

「ええ、気が変わったの。セイバーは要らないけど、あなたのアーチャーには興味が湧いたわ。だからもう暫く」

 

「あぁっづい!!なんださっきの!!?どうして私だけこんな目に遭うんだ!?!?」

 

やっとこさ瓦礫を退かせた、もう常に蒸されて蒸されて鎧は熱されていくし大変な目に「バーサーカー」

 

っげう!?

 

━━━っっっっった、い……なんだ、今の、何が起きた、吹っ飛ばされて…

 

グルルルルルルル…

 

……………星空を眺めて現実tい゛っ

 

 

 

 

……?????なんで同じば所にがっぁ

 

 

 

 

……あの力はぁ゛っ

 

 

 

 

……いらないってぃあ゛っ

 

 

 

 

……そろそろムカつう゛っ

 

 

 

 

……あ、それはいたい゛ぃ゛ぃ゛っ

 

 

 

……おーとびらをそう゛ぃ゛っ

 

 

 

……『かたくとざす』っ!!

 

 

バゴンッ!!

 

「ぐぅぅぅううっ……!」

 

いっぱつはたえた…!ふきとばされるけど…そのぶんきょりをとれる!

 

「へぇ…変なのがいるとは思ってたけど、貴方もバーサーカーと同じなんだ」

「ぜんぜんにてない!あんなにやばんじゃないし!」

「…まあ、いいわ。バーサーカーと似てるなら殺すのも面倒くさそうだし、そんなに強くないしね。いつでも殺せるんだもの、ここでつまんない蹂躙をする必要も無いわね。」

 

おっ…みのがしてもらえるのか?みぎうでがへんなほうこうにまがってるからたすかる…!

 

「…じゃあ、また遊びましょ、お兄ちゃん。バイバイ」

 

ほっ…よかった、よかった。なんはさったし、あとはおもうぞんぶんきれいなとこを……ん?

 

「シロウッ!?シロウ!しっかり!シロウッ!」

 

あれは…おんなきしのつれのおとこのこか?ちをはいてるのか?…あのおんなきしはバーサーカーとてきたいしてたし、てきのてきはみかたりろんでいこう、うん。

 

「…えっと、だいじょうぶか?」

「ッ!近寄るな!」

 

めちゃめちゃけいかいされてる…かんがえてみればそうか、ムラサキがよってきてもけいかいするよな。

 

「まて、べつにたたかうきがあるわけじゃ…かいふく!かいふくさせれるぞ!しんこーがちょっとだけある!」

 

こういうときはりょうてたいまつ、わたしをうらぎったムラサキがやってた

 

「はっ?…変な真似をしたら、即座に斬るぞ」

「これいじょうしにたくないからへんなことしないぞ」

 

ひとまずさっさとちかづいて、タリスマンをとりだす。ゆびわもつけかえて…よし、あとはうろおぼえのきせきをよみあげる。

さっ、『ちゅうかいふく』っと。となえおわるとパーッとひかりがでてきて…

 

「どうだ?」

「傷口が塞がっている…それは再生の魔術なのか?」

「きせきだ!」

「…詳しいことは後に。一先ずシロウを安全な場所に…!リン!リンは無事ですか!」

「私は無事よ!それよりシロウは━━━」

 

向こうで難しい話してる…いいやっ、どうせわかんないし。おそらみよ

 

「……えへへへぇ、きれいだなぁ…」




実は最初期はこれで行く予定でした。が、キャラを作ると「あっこの子の気狂わせて緩い世界でアメとムチさせたいなぁ」と思ったのです。後悔はしてません。
ちなみにモチベーションを保つためこういう作品を時たま作ります
…え?本編?ハハ、少々お待ちください…
というのも実は私の考察を深めていくにつれて間違ってるのでは、と思う場面が多々ありまして、今はその考察を考え直しているのです。なのでもう少し!お待ちください…

ちなみに私の灰ちゃんは死ぬ度に精神年齢が幼くなります、見にくいのはそれらしさを出すための雰囲気作りなのでご了承ください…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

本編
きれいなそら


だるだる不死人さんフィルター武具テキスト
・『騎士の鎧シリーズ』
最初に着てた防具
硬めだけどあんまり効果なかった
結構重たい
視界が悪くて好きじゃない
あと重たい


「━━━━━ぉぉぉ…?」

 

空を見上げていたら、いつの間にか寝ていたらしい

動きたくないなぁなんて思って目を開ければ、視界が真っ白

しばらくしたら目が慣れて、入ってくるのは綺麗な青空

 

「…お〜…」

 

生まれて初めて見た、青空

ふわふわとどこからかやってきた白い雲が太陽を遮り、飽きたとでも言わんばかりにまたどこかへと跳んで行く

太陽はサンサンとこちらを照り付け続けるけれど、不快な暑さはない

ひらひらと、どこからか白い蝶々が飛んできた

花を探していたのだろうか?何を思ったか私の兜の先端に止まってしまった

スリットの隙間から、蝶々と目が合った気がする

 

「……私は甘くないぞ〜」

 

私が言えば、蝶々は飛び去って行った

私が甘くないと気付いたからかだろうか?

ふと辺りを嗅げば、焦げ臭い臭いや灰の臭い、血の臭いではなく花や植物の匂いがした

目一杯息を吸えば抜けていた身体の力がさらに抜ける

息を吐き出すと、これまた更に身体の力は抜ける

 

「…まるで底の空いた瓶だぁ」

 

はふぅ、と息を着けば兜の中には自分の血の臭いではなく和らい匂いがした

 

「……きれいなそらだなぁ…」

 

あぁ、私。このままでいい…

 

「いや、なんだこいつ…」

「んん…?」

 

頭上で声がした

ゆっくりこちらに目を向ければ、なんとも禍々しい装備をして大剣を担いだ騎士がいた

 

「…おぉ〜、貴公。珍しい装備と大剣だなぁ。ところで、空を見給え。あそこの雲、なにに見える?私はどうしてもあれが結晶トカゲに見えるのだよ」

「お、おう…いや、それよりも何故逃げない。」

「動きたくないからに決まっているだろう…?こうして横になってみろ…」

「…こうか?」

 

なんだ、中々ノリがいいな、この騎士

 

「そう…そのまま目を閉じて、息を目一杯吸う」

「…すぅぅぅ…」

 

騎士は頭を押えながら息を吸った

 

「そしたら、溜め込んだものを吐き出すのだ」

「はぁぁぁ…」

 

そうしてどこか重い息が吐き出された

それが吐き出されたのなら、今はきっと軽いはずだ

 

「…どうだね?」

「……楽になった、気はするな。動きたくなくなるほどではないが…リラックスというのも大事だな。俺はもう行こう。それと、この森には危険なモンスターがいる。日没前に帰ることを勧めるぞ。…ではな」

「…おぉ〜、働き熱心だなぁ。また会おうではないか〜」

 

そうして働き熱心な騎士は馬に跨り、どこかへ行ってしまった

…そうかぁ、ここも、モンスターがいるのか…

 

「まぁ、いいかぁ…もう少し、こうしていよう…」

 

私の身体に止まった色彩豊かな鳥を驚かせないようにしながら、私はまた空を見た

あぁ、綺麗だなぁ…

 

「…えへへへへへ……」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

にちぼつ

だるだる不死人さんフィルター武具テキスト
・ショートソード
ちょっと軽めの直剣
あんまり使う必要はなかったけど、軽めだから好き
でも鴉人の大短刀の方がもっと好き


「んっ…ん〜…」

 

擽ったさに目が覚めた

重い瞼を開けらば、風に乗ってパサパサと忙しなく私の髪が動いているのが見える

風が止めばひらりと私の顔に落ちてくる

ふわふわとした髪が私の鼻を撫でると途端にくすぐったくなる

なるほど、犯人はここにいたようだ

 

「まぁ、切らないのだがな〜…」

 

何せ私の小さな自慢なのだ。

兜に守られていたおがけでずっとふわふわのまま…あれ?そういえば兜はなんで外したんだったか…

 

「ん…あった」

 

少し視線を横にすれば…あぁ、転がっていった騎士の兜が見える

重くても私が目覚めた時から一緒にいるから、ちょっと愛着がある

重い身体をゆっくり起こして兜を拾い上げて小さく謝罪しながら装着

うん、首が辛い

 

「…にちぼつか…」

 

私の目の前で綺麗な陽が沈んでいく

優しい色を放ちながら、ゆっくり、ゆっくり

 

「…たいようばんざい !」

 

太陽の戦士たちの太陽賛美

私も一時期太陽戦士として協力をしていた

まぁでも、ほとんど役に立ってなかったかもしれないが…

まぁでも、だからこのポーズには思い入れがある

陽を眺めていたらちょっとやる気がでてきた

 

「っよし、行こう」

 

まずはこの森から出よう。こっちは崖だから後ろに

 

グルルルルル

 

「……やるきなくなってきた」

 

 

 

 

ガキンッ!

っひ…

 

突如現れた大きな牙を持つ獣

私はそれに対し手も足も出ない

大きな牙は盾を掻い潜り私にダメージを与えてくるため、パリィレベルの難度で的確に防がなくてはならない

そのくせ足が異様に速く、体感で犬以上の速さだ

ほら、こんなに速く飛んで

 

っぎぁっ…!

 

手甲を貫いて盾を持っていた腕に牙を突き立てられた

獣はそのまま私を引きずり倒し、突き立てた牙をこれでもかと動かし回す

 

いだっァァァァッ!?!?

 

いたい、とてもいたい

銀騎士や犬でさえそれほど苦しまず急所を狙って殺してくれたのに対し、こっちは完全に此方を甚振っている

ぶちぶちと嫌な音がする左手を諦め右手の大短刀を突き立てようとしてもヤツは素早くそれを避けていってしまう

 

い゛っあ゛ぁ゛っ…!!

 

寧ろ牙が暴れて痛む始末、私の筋力じゃヤツにていこうもできない

むりだ、つんだ

 

「あ゛、ぁ゛…」

 

そっとめをとじた

 


 

神域

 


 

「……ここ、は…」

 

死んだと思えば全く知らないばしょにいた

ここはどこかとあたりを見まわすと…おぉ!

 

「かがり火だ!」

 

ひくいしかいでそれに近よれば、普だんより大きくかんじるかがり火があった

 

「安心した…」

 

と、それにさっさと火をともす

 

BONFIRE LIT

 

…ふぅ

 

「てんそうはどこがあるかだな…」

 

と、見てみれば、あの森と…アクセル?なる町へ行けるらしい

 

「しん天地!ロスリックのこうへきもこんなかんじだったな!」

 

さっそくここへ行こう!

かがり火に手をかざして行きたいばしょ…アクセルをねんじれば、わたしのしかいにきりのような物がさえぎり…



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

アクセルのまち

だる武具テキスト
・寵愛の指輪
HP、そうび可のう重りょう、スタミナがあがる万のうゆびわ
なぜか外すのをためらっちゃう


アクセルの大通り

 


 

「おぉ…」

 

きりがはれると、見えたのは大とおりと大りょうのキレイなたて物、だが…

 

「人がいないな…」

 

なぜか人っ子ひとり見当たらない。

何度か叫んで見てはいるものの、それにこたえる人もいないようだ

まち並みのように、キレイさっぱりと人が消えたようにもようだ

 

「うぅむ…一回でてみるか…?」

 

それしかない気もする

でも例の獣に会いたくないし…

いや、正門辺りで確認するだけでいいか…

人がいればいいな。

 


 

アクセル正門

 


 

「……ん?」

 

ちょうどまちの正門が見えるところまでついたころだ

ふと目を上げると空に浮かぶみずうみが見えた

みずうみは重力にひかれて、じ面へらっ下していく

 

「おぉぉ」

 

ドドォォン

 

みずうみは地面におちたトマトのようにはれつして、周りに水をまきちらす

正門が壊れているのがここからでも見える

水のいきおいは門をこわすだけでは止まらず、家をはかいしまくっていた。

ただここまではけっこうきょ離があった。私のところまで来たころにはスネまであるいきおいが強めの波になっていた

 

「おっと」

 

足をとられてしまった、ステンと転ぶとよろいの中に水がはいってくる

水あびなんて、ここ数百年はできなかった。服がぬれるけん悪かんも忘れるくらいに気持ちがいい

あつい日差しにやかれたよろいが冷えていくのを感じる

…そうだ!

 

「そうびをかえればいいんだ!」

 

思い立ったがなんとやら、すぐに下着もろともよろいを防具にへんかんしてめいいっぱい水をあびる

全身が冷えていってとっても気持ちがいい

あるていどしたら水はきえていった、それにあわせて私も…よろいはきたくなかったから古めかしい平服を着ることにした。

髪から水がしたたっているけど気にしない

 

「それにしても…なんだったんだろう?」

 

そういえば、なんであんな水がきたんだろう?

水にしてはキレイだったし、どこかからやってきたとは考えにくい。

サカナも居なかったし、くさくもなかった。じゃあどこからやってきたんだろう?

 

「んー…うーん…」

 

………わからない!おわり!

目の前の大さん事を見ているとどうでもよくなってきた

こわされた石づくりと思わしき正門、ながされた家を見ていると、自然の力を思い知らされる。

人間がし行さくごし作った家やまち並みは自然にとって目にかけるほどのものでもない…とでも言うように、キレイにはかいされた

一しゅの芸じゅつとも言えるかもしれない。ちょっと切ない気持ちが入り交じりつう、自然へちょっとい怖のねんを抱いた。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

文化のちがい

だる武具テキスト
・騎士の盾
おもくて、あんまりつよくない
でもちょっと好き



 

アクセルのギルド

 


 

「むぅ……」

 

よくわからないままそうびをきた人の波にのってやってきたたてもの、そこでカウンターの女とわたしは困りはてていた。

というのも…

 

「ホントにわからないのか?」

『■■■…■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■』

 

……ダメなようだ。

はて、どうしたものか。

まわりの人たちももの珍しそうにみてくるだけだし、どうしようもない気がする。

 

『Aaaaーっ!』

 

うん?なんだ?

さけび声がきこえた方向をみると、こちらに青いかみの女がはしってきていた。

…あの光る手はまずい気がする。ダークハンドとはちがう、どこかお寒がする感じだ。

仕方ない、まわりの人に当たらないようまずはローリングでよこへにげて攻げきをよける

 

『■■っ!■■■■■!■■■■■■■■!』

 

あい変わらずなんと言ってるかわからん。

空ぶった手を引きもどした青かみがこちらになにかをまくしたててきている。

 

「まて、おち着いてくれ。わたしは別にてき対しようというわけじゃない。」

 

こんなところでたたかいたくない、さっさとロングソードとたてをなげ捨ててからぼうぐを全てぬいでりょう手をあげる。

すると青かみはキョトン、とした顔をすると

 

「?あなた、なんでラテン語なんて喋ってるのよ。」

「おぉ!はなしがつうじる人だ!」

 

すごいぞ!てき対状たいからふっきできたのははじめてだ!

とにかくしげきしないように…

 

「ラテンご?わからないが…とにかく、わたしはたたかいたくないんだ。」

「まぁでも関係ないわ!アンデッドが存在感も抑えずに私の前に現れるなんて上等じゃない!」

「だから…やめてくれ。たたかいたくない。それにたしかに不死人だが人にわるさは…………わるさは………………………………あんまりしてない。」

 

うん、してない。してないはずだ。うん。

 

『■■■■■!■■■■■■■■■!』

『■ ■■■!?■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■』

 

すると青かみのうしろから若い男が表れて青かみを止めはじめた

そうしてしばらく口ろんした末に青かみが泣いて逃げていったが…どうしよう。つうやくをしてほしかったのに…

 

『■■■…■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■』

「……あー、ごめん…言ばがわからないんだ…」

『……■■■』

 

ふと、あし元にメッセージがあるのに気がついた

 

【この先、なんてこったがあるぞ】

「…なんてこった……」

 

あぁ、べつの世界のわたしもこうなってるのか…

はて、どうしたも

 

「ねぇ、君。」

「おぉ、またわたしと言ばをかわせるひとが…!」

「うん、そのことなんだけれど。ちょっと来てくれない?」

 

と、その…白いかみの女の子はわたしの手をとって有無をいわせずれん行していく

ギルドの外へでて、すこしとおりをとおって、うらろじへ

そうしてクルリと振りかえって、わたしに向きなおった

 

「さてと…まず何から聞こうかな」

 

…ながい話になりそうだ



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人ならざるもの

古竜とは、決して朽ちぬのだ


女神エリスは目の前の()()を見つめていた。

路地裏へ呼び出した人の皮を被ったそれは、控えめに言って危険極まりない。

戦闘能力という面では怖くない。

レベル5から10くらいの冒険者くらいの力しかないだろう。冒険者であれば余裕で勝てるはずだ。

しかし…問題はその中身だ。

女神エリスでも理解できない、まるで闇のような先の見通せない可能性の塊、そして滅びないドッペルゲンガー。

この中身が爆発すれば、それはとてつもない脅威となってしまう。…いいや、とてつもないなんてものじゃない。それこそ今の自分には予測すらできない脅威だ。

枷も勿論ついているようだが、最早それは錆付き壊れ、意味を為していない。

であれば、これをどうにかして止めなければならない。そのためには…

 

 

 

 

 


 

アクセルの街

 


 

「いやぁたすかったぞクリス!おかげで言葉がつうじた!」

「別にいいよ、困っている人がいるんだから助けてあげないとね?」

 

とつ如あらわれたこの盗ぞくクリス、彼女によってわたしは助けられた!

というのも、彼女がわたしのあたまにふれると、手が光り、とたんにこの世界の言葉がわかるようになったのだ!

それとこの世界についてのこともおしえてもらえたし、わたしには必ようらしい冒けん者とうろくもクリスが手伝ってくれてスムーズに行えた。

わたしは「何かでかえす」といったが「お願いを聞いてくれるだけでいいよ」とかえしてくれた。せい人だな!

 

「さて、と。登録を済ませたわけだけど…君、この後はどうするの?」

 

ん?んーーー…

 

「…予定はないな。てき当にクエストとやらにでも行ってみようと思ってたが…」

「そうなの?でもいきなりはまずいんじゃない?そうだ!宿の目処はたってるの?」

「ん?あぁ…わたしはねないからな…」

「まあまあ、身体が休まる場所はあるだけ得だよ?」

「むぅ、それもそうか…でもお金が無いぞ?」

「だったら私と、私の仲間の子が泊まっている宿に一緒に泊まろうよ!私たちとパーティーを組むってことで!」

「いいのか?なら…うん。そうしよう」

 

うん、クリスはせい人だな。見ずしらずのわたしにここまでしてくれるなんて…!

 

「じゃあ早速宿に行こっか!仲間の子との顔合わせも兼ねてね!」

「そうだな。クエストに行くのはそのあとにしよう」

 

 

 

 

 

どうにか少し無理矢理ながら彼女を自分の目が届く範囲に留めることが出来た。

後は無理なクエストを受けさせず、そして中身に暖かい(記憶)を注ぎ、冷めきったそれを温めてあげれば爆発は避けられるはずだ。

 

「……どうか、貴方に寄る辺がありますように」

「?クリス、なにかいったか?」

「んー?何も言ってないよ?」




時間が足りないし考察も未完成っていう…誰か助けて…助けて…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

おみせと、ダークネス

だる武具テキスト
・銀騎士シリーズ
おもたいけど、性のうがけっこういい。
これだけは、おもたいけれど苦にならない。どこかなつかしい銀鎧のなかは、ちょっと安心する


アクセルの商店街

 


 

「クリス、あの武器すごいかたちだぞ」

「あーもう!立ち止まっちゃダメだよ!ほら通行の邪魔になってる!」

 

とはいっても、色々なものに目がいってしまうから止まってしまう

右を見ればみたことのないしょくぶつや食べもの、どうぶつ。

左を見れば不思ぎなのみもの?や武器、よろい。

わたしはそうびはしないが、あつめるのはだいすきなんだ。

 

「…かっちゃだめか?」

「ダーメ。私だってそれなりに裕福だけど、無駄遣いはしたくないもの」

「むぅ……」

 

……ほしいなぁ…

 

 

 

 

 

この子と一緒に居てわかったことは幾つかある。

まず精神。外見よりもより幼く、本能的な性格をしている。

外見はそれこそ…14歳くらい?だけれど、欲しいものがあれば欲しいと言うし、それを買えないかしつこく聞いてくる。

可愛げがあるのはいいけど、それとこれとは別。さすがに私もあんな大量に買えない。

同時に好奇心もあるみたいだった。見たことがないポーションやモンスターの素材があればどんな効果があるのか私に聞いてきたりする。まあ説明を理解している様子はなかったけど…

そう、理力。理力はそれほど高くない…というか、考えているのか不思議なくらいだった。私の説明が難しすぎるのかもしれないけれど、それでもやっぱり子供っぽさがある。

 

「クリス、あの武器はなんだ?」

「うん?あれは…確か変形武器っていう名前だったかな。あの変形武器は普段は普通の剣なんだけれど、ハンマーみたいな鞘に収めて固定すると長柄のハンマーになるんだよ。最近王都にきた人が王都の鍛冶屋に伝えて、そこから広まったらしいよ?」

「……」

「えーっと、あれは形が変わる武器なんだ。今持ってるロングソードから、おっきな槌になるの。」

「…なるほど。あれはちょくけんから…何になるんだろう?」

 

……今度からここを通らないようにしよう。

 

「…クリス、ここの人々はみんな普つうの人なのか?」

「そうだよ。普通の人達。」

「あのあたまにケモノの耳が生えている人は?」

「あれは獣人っていう種族だね。亜人族って区別されるけれどあれも人に入るよ。」

「アジン…っていうのはどういういみなんだ?」

 

次々と飛んでくる質問の多くはこういうものばっかりだった。

他にも「この世界に不死は無いのか」とか、「神々はどんなのがいるんだ」とか「他にどんな種族がいるんだ」とか、「モンスターってなんだ」とか…思いついたことをとにかく聞いてくる、コミュニケーションをとればとるほど好奇心旺盛な子供だという印象が強くなっていった。

…そういえば。

 

「ねぇ、お腹は空いてない?屋台で買うけど」

「ん〜?おなか、おなかかぁ…すかないなぁ…」

「空かない?」

「この体になってからかんじたことはないなぁ」

「ふぅん…眠くなったりは?」

「それもしないな…」

「じゃあ…寒くなったり、暑くなったりとかは?」

「…かがり火に寄るとあったかくなるな。それとさむさはきょくたんなものじゃないとかんじないなぁ…殴られたところがこおって焦ったなぁ…」

 

…これはどう解釈すべきかな。代謝が止まってる?いや、それにしても…

…まあ、夜になれば私が調べることになるし、今は置いておこう。

 

「そろそろ着くよ!」

「む…もうか。亜人についてもっと知りたかったんだけれどな…」

「アハハ、また話してあげるよ。さ、まずは私のパーティーメンバーと顔合わせをしよう」

 

 


 

アクセルの宿屋

 


 

「ダクネスー!戻ったよ!」

「ダークネス?」

 

なんだそのぶっそうな名前は…

クリスのうしろから部やをのぞくと「お、クリス。戻ったのか」という声。

 

「ん?その娘は誰だ?」

「そうだった、この子は今日から一緒にパーティーを組む───」

 

 

「───アシュ()って言うんだ!」

 

 

「(すごいきん肉とふくだ!!)」




この先、カエルがいるぞ。
そして、炎の導きがあらんことを


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

白霊、ジャイアントトード

・白いサインろう石
ちょくちょく使う、大切なろう石。
ほかの世界の人を助けるためにつかう。
…でも、私はよわいからいつもホストが守ってくれてたなぁ…


アクセルのギルド

 


「むむぅ…」

 

ギルドにつくなり、私はまたもここでうなっていた。

…なんだか、メッセージがふえてるんだ。

『この先、カエルがあるぞ そして、デブ!』

『いい奴!』

『お前もそうなるだろう…つまり、俺はやったんだ!』

 

「…ん〜」

「どうした?アシュ。」

 

はねるかんきをするげんえいをみていると、ダクネスから声がかかった。そうそう、この人の名前はダークネスではなくダクネスだったようだ、笑ってゆるしてもらえてよかった…

 

「メッセージをみてた。」

「メッセージ?」

「足元にいっぱいある。」

「…なんの事だ?」

「あー!えーっと、ダクネス、これはあの子のスキルみたいなもので…」

 

メッセージを見てると…なんだ、みんなカエルとかデブとかいってる。

それになんだかよゆーそうだ。だれも心が折れてない。

……もしかしたら

 

「…クリス、カエルにかんれんするクエストってあるのか?」

「え?それならこれから受けるクエストだけど…」

「私ひとりで行ってみても」

「ダメ。」

「…どうしても?」

「ダメ。」

 

…なんか、圧がすごい。初見のときはじめてみた王たちの化しんみたいだ。

 

「むう………お、じゃあなかまはダメか?」

「え?うぅん…まあそれならいいけど…」

「そうか!じゃあまっててくれ!」

「ちょ、ちょっと!…行っちゃった。」

 

 

 

 

 

危ない危ない。

あの目は絶対にやらかす目だった、一瞬行かせても大丈夫かなって思ったけど。

ぜっっったいに行かせてたらこの世界が危なかったよ…

…あの子が言うメッセージ、あれは私も一応見ることは出来る、朧気だけど。多分他の神様、たとえば…可能性に纏わる神様ならもっと見れるのかもしれないけど。

でもあの子は気付いていないんだ、ここの人達は心が折れてないだけで、死んでないとは限らないって。メッセージの余裕そうな雰囲気に乗せられて、できるかもと信じて、それで何度か死んでしまったら…

 

「クリス、大丈夫かー?」

「ッハ、だ、大丈夫だよダクネス!」

 

ちょっと深く考えすぎていたらしい、ダクネスに心配かけちゃった…

…そういえば仲間って一体どんな

 

「クリスー!連れてきたぞー!」

『『(佇む霊体二名)』』

「んぶっふ」

 

めっちゃ白い人!?いや、あれは…

いやそうじゃなくて目立つ目立つ!!

 

「っき、君達!まずこっちへ行こうか!?」

「え?クリス、クエストは」

「いーからこっち!」

 

と、1度ギルドの外へ三人を連れ出す、これはいけない。

 

「はぁ…まず二人にお願いなんだけど、その白く光るの止められる?」

『可能ですな』

『同じく、可能です』

「あ、できるんだね。やって?」

 

私がそう言うと途端に二人の姿が普通の人になる。

片方は…なんだろう、少し反った片刃の剣をもつ女の子と、もう一人は大きな半透明の膜みたいなので覆われた剣を持つ女性だ。…腰には刺剣も見える。

 

「…で、アシュ。」

「な、なんだ?」

「こういう、この世界では特異なものを呼ぶ時は、言う!」

「え、でも言っ」

「これからして、いいね?」

「…はい…」

「ん、じゃあ戻ろう。クエストを受けてくるから大人しく待ってること、いいね」

「はい…」

 


 

アクセル平野

 


「…ダメだ。なんだかうまくふれない…」

 

へーやについた私たちはさっそくカエルをたおしに…いけず、私はこうして………えーっと…か、からすひと?からすじん?…からすびとの大短刀をふっていた。

なんだかおかしいのだ、うまくふれないというか…手になじまないといつか…()()()()()()()()()()()()()みたいだ。

 

「仕方ない…ロングソードにしよう……あ、じゅんびはいいぞ。」

『…では、お先に』

『私も行きますね』

 

と、きょう力しゃの2人が先がけていった。

…私も負けてられないな!

 

「私もいく!」

 

まずは…2人があっちのカエル2匹にいったから私はべつの奴…あのこりつしてる奴をたおそう!

 

「…あ、でもバックスタブのほうがいいか…」

 

正面からたたかうのこわいし…あっちは…おぉ、居合でカエルのはらが開いてる、こわ…月光の光はなんてかんつうしてるし…

 

「そっと、ゆっくり…」

 

カエルにバレないようにゆっくりゆっくりアイツのうしろにまわって…近づいて…

 

「よっとととと…!」

 

かけ上がって…!

 

「そいっ!」

ザクッ!

 

のう天にロングソードをぶっさす!

…どうだ?

 

「…よし、たおした!」

 

さあ、次の

 

「わぶ」

 

……そういえば、おもいからかぶとはずしてたな…ハハ

 

「た゛れ゛か゛た゛す゛け゛て゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」

 

 

 

あのあとにがわらいのダクネスたちにたすけられた、よかった…

 

 




遠い記憶、ある怪物

そいつは、手が頭に乗った大きな赤ん坊みたいなやつだった。
遅い動きで油断して攻撃したら頭のてがひらいて、わたしを……




(※霊体は元のキャラを使っているお二人の反応次第で消えたり口調が変わります。……使ってよかったんですかね…{今更})


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。