幻想郷の世界へと誘われて【不定期投稿】 ( kuro)
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始まり

処女作です。勢いでかいてみました。
読んでみてどう思ったか等教えて欲しいです!
それでは!


今は現代。

僕は毎日をぐーたらとして、他人との距離も掴めずにただ毎日を呆然と生きているだけだった。

高校生になったらせめて1人は友達を作ろうと思っていたのだが、

結局作れないまま高校2年の夏になろうとしていた…。

 

〜夏休み〜

リア充には楽しいプランでいっぱいなのだろうが、僕には何の予定もない。

両親は海外に出張しており、僕自身誰かと会うことも無いので1ヶ月は引きこもる、こんな悲しい日々の始まりなのだろう。

そんなある日、たまたま見かけたネットの記事が目に止まった。

「なんだこれ…? 神隠し…?」

そこには最近突然行方が分からなくなる人が続出しており、神隠しなのではないか、というなんとも胡散臭い内容の記事があった。

元々オカルトチックなのは興味が無いのだが、その記事に書かれていることには妙にリアル感があり、見入ってしまった。

「下らないな…神隠しがある訳ないだろう、所詮作り話さ。」

結局僕はこの記事のことを作り話として片付けた。

そりゃそうだ、こんなもの実際に体験したことがないのだから分かるわけがない。

そう自己完結し、僕はベットに倒れ込む。それにしてもなんか変な話だったなーと先程読んだ記事のことを考える、神隠しだなんて、実際にあるのならぜひ起こって見て欲しいものである。なんてったって今の自分は自他共に認める【生きる屍】なのだから…

 

場所は変わって幻想郷。

この場所の管理者である八雲紫はとある事に頭を悩ませていた。しかし、その事情についてはとある人間を見つけたことによって、その事も無事解決しそうである。

「あー良かったですわ。まぁ、この方なら別にこっちに連れてきても大丈夫でしょう。別に現世に未練があるわけではなさそうですしね。」

こうして彼は八雲紫に狙われてしまうのだった…。

 

〜現世〜

夜ってのは素晴らしいと思う。昼ってのは太陽が出てしまってるからどうにも目眩がする。しかし夜はそういうのが一切ない…!夜、最高…!!なんてことを思いながらコンビニでジュースなどを買いに向かう。

今日は徹夜で映画鑑賞だ、止める人などいない、だって家には俺しかいないからな。さびしくはないぞ。僕は毎日を謳歌しているはずだからだ…!

と、家からコンビニに向かっている時、僕はよそ見していて、誰かとぶつかってしまう。

「す、すいません…大丈夫ですか?」

「大丈夫ですわ。貴方気をつけないとダメですわよ?」

目の前に居たのは可愛らしい淑女だった。僕は思わず見とれてしまう

しかし瞬間、僕の直感がこの淑女に対して危険だと、伝えてくる…

何だこの胸騒ぎは?等と考えていたら少女が僕に、

「貴方…夜に出歩くなんてね、まあ、ここなら誰も見てないし、」

その瞬間…

僕の足元が消えた。

「っは?」

こんな素っ頓狂な声を上げたのを最後に僕は現世にさよならを告げることとなった…

 

男が消えた後、紫は呟く…

「これで、こちら側に誘い込みましたわ。後は彼の運次第。頑張って下さいね?」




とまぁ、1話目はこれで終わりと…
結構グダグダに進ませて行きます。
ざつな作りなんですけども、是非次の話に進んで欲しいですm(_ _)m
それでは次回お楽しみください!


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博麗神社編
名前


2話です。基本は1000文前後で止めます。早く読み切りたいもんね。

それではどうぞ!


「…ぐふっ!!」

体を打ち付けてしまった…尋常じゃないほどに痛いぞ…どうなってんだ…僕は必死に何が起こったかを考えた。

「可愛い女の子とぶつかって、そしたら足元が消えた…って謎すぎるだろ」

いやマジで、なんでこんなことになってしまったんだろう…。

しかしまぁ、ここはどこだ?辺りを見渡す。状況確認は必要な事だからな、怠るなんてのはありえないのだ。

あたりは森だった。木が沢山生い茂っていて、都会っ子の僕からしたら凄い光景だった。

「すげぇな…。こんなに木が生えているなんて、東京では考えられないぞ………ってこの階段はなんなんだ?」

目に止まったのはやけに整備された階段だった。この上には何があるんだろうか。特に目的も決まっていない僕はこの階段を登ることにした。

「どうなってんだ…っはぁっはぁ…階段上がるのがこんなにも苦痛だなんて…」

運動をしてない僕からしたらこのちょっとした運動で息が上がってしまう。参ったもんだ全く…!

なんとか頂上に上り詰めた僕が見たものは、

神社だった、綺麗にされているが何故かシンとしている神社。

誰かいないのかなと思って

「おーい!誰かいないのかー?」

と言ってみるが、返事はないようだ。

仕方ないし折角来たんだから賽銭だけでも入れていくかな…なんて思いながら賽銭箱にお金を入れる。

そしたら…

 

ーーーチャリン

「……ッ!」

賽銭箱にお賽銭が入った!!いつぶりだろう…でも珍しいこともあるものだ!折角だから入れてくれた人を見てみようかな、と紅白の巫女

博麗霊夢が奥から現れる。

男は見ない顔だった。しかしそんなことよりも…!

「幾ら?!幾ら入れたのよ!!」

お賽銭の額の方が大事なのである。

私は賽銭箱の中を覗く。すると…

「え、500円?! こんなに入れくれたの?!」

霊夢からしたらこんなめでたいことはない。なぜなら妖怪神社と呼ばれ、人里からの参拝客がいないせいで神社の賽銭箱などなんの役目もしていなかったのに、突然500円も入っているからだ。500円なんて入ったのは何年ぶりなのか、という程に賽銭箱に入っていた経験がなかったからである。

「気にするなよ、どうせ500円だしな。」

僕はそういう、実際500円なんてたかがしてれるし、何よりここに来た時点で現実との金が一緒とも分からなかったから、別になんとも思っていなかった。

「ねぇ、貴方名前は?私の名前は博麗霊夢よ、この神社の巫女をやっているわ。」

「へぇ、霊夢って言うのか…いい名前だな。僕の名前は…ってあれ?」

僕の…名前?名前…名前…なんでだろうか、思い出せない、

どうしてなんだ?目の前の少女を見つめる。少女が「どうしたの?」

と尋ねてくる。なので僕は彼女にこういう

「僕は…誰だ?」




2話…お終い。書いてて思ったのが自分の文才の無さ。
次回は主人公の名前が決まります
お楽しみにね


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名付け親

はい、3話です。
ノリで書いててこういうの書くの楽しいなぁって思えるですよねぇ…
伏線とかは貼っていきたいと思います…(今回はるとはいってない)
感想とかそういうの励みになるんでして欲しいです|´-`)チラッ
それでは!


「………はぁ?」

何を言ってるんだ目の前の男はと、霊夢はマジマジと男を見た。

「どういうこと?記憶が無いの?」

「どうなんだろうな、僕自身よく分からない。なんでか名前だけが思い出せないんだよ。」

……本当におかしな話だ、まさか他にも忘れていることとかないよな?

しかしまぁ、この少女の格好はなんだろう?と思って。

「ねぇ、なんで君はそんな格好をしているんだい?もしかしてコスプレでもしてるのかい?」

「君じゃなくて霊夢よ。それに私は正真正銘の巫女、これは正装なのよ。」

「そうなんだ、じゃあここはどこなんだい?僕は気づいたらここにいてね、ここの事とか教えてくれないか?」

「それぐらいならいいわよ、ここは幻想郷。ざっくりというなら人と妖怪が共存している世界。」

なんてこった、ここは異世界だったのか……。僕はどうやら異世界転生とやらをしてしまったらしい。しかしまぁ、こういうのって主人公はチート級な能力とか、そういうのを持ってるもんだろ…?なんで力が湧いてきたりしないんだ?

「ねぇ。」

そんなことを考えていると霊夢が話しかけてきた。

「どうしたんだ?」

「貴方の名前よ。呼びかける時すっごく呼びずらいから早く思い出してよ。」

「そう言ってもなぁ…思い出せんのは思い出せんぞ?」

いやマジで、思い出そうとしても出てこない。まるで何かが記憶を閉ざしてるかのような感じだ。

「ごめんよ、名前が本当に思い出せないんだ。」

「それ本気で言ってるの?」

「マジと書いて本気だよ。」

ふーむ、それでも名前が出てこないのは参った。まぁ、出てこないのは仕方ないのかもしれないな。と自己完結して…

「それなら、霊夢さんが俺の名前を決めてくれよ。」

「……いいの?」

「どうせ出てこないしな。好きな呼び方で呼んでもらって構わないぜ。」

自分でもよく言ったものだ、あったばかりの他人に自分の名前を決めてもらうなんてな、……本当にどうかしてるよなぁ。

それから暫く無言が続いた。その時間霊夢という少女は一生懸命に僕の名前を考えてくれているようだった。そんなに大事なことなのかな?っとじっと見つめながらそう考えてると…。

「……よしっ!決めたわよ!あなたのなまえ。」

「決まったんだ、それはよかった…、それで僕の名前はなんて言うのにしたんだ?」

「あなたの名前は……」

この次の瞬間、僕は生まれてきて十数年の中で最も度肝を抜かれるほどの衝撃を受けることとなる…。

はくれい そうま

「博麗 創真よ!!」

 

 




主人公の名前は博麗創真くん!!
霊夢ちゃんまさかの自分の苗字をぶち込んじまったよ!!
これは一体どういう事なのか…。
みたいな感じです。
良ければまぁ、
次回もみてね


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弟子入り

4話目!!
宜しければ感想、評価して下さると励みになります!


「いやいやいや!ちょっとまて!」

僕は慌てて霊夢のことを指摘する。

「なんだって苗字が君とおなじなんだ?!さすがにおかしいって思わなかったのか?!」

「?何言ってんのよ。名前はちゃんとつけたじゃない?何が不満なの?あぁ、それとあんたはこれから此処で暮らす事になるから。」

この子は何考えてるんだ?暮らす…?名前のことといい、おかしなことばかりだが…え、もしかして俺がおかしいのか…??

「まぁ、いいか。深く考えたら負けだよな…、ありがとう霊夢、いい名前だと思うよ。それと一緒に暮らすってたって服はどうするんだ?」

「服は神社にある神官用の服でも着てもらうわ。それでも別にいいでしょ?」

「霊夢が構わないのならいいよ。」

僕は考えることを諦め、霊夢に従うことにした。

「ところであんた、ここで生きていく為のルールを説明してなかったわね、ちょっと長くなる話だし、中に入りましょ…。」

僕は言われた通りに神社の中に入って、この幻想郷のルールとやらを聞くのだった……。

 

 

 

「つまり、その弾幕ごっこってのがこの世界での物事の決め方ってことでOK?」

「まぁ、だいたいはそんな考え方で大丈夫よ。」

どうやらこの世界では弾幕ごっこという、スポーツで物事を決めていくらしい。それで僕にもその弾幕を打てるように指導もしてくれるらしい、優しいなぁ……この子。

「それじゃ外でやるわよ。早く出てきなさい。」

僕は言われた通り表へとでた。摩訶不思議なことが良く起こるこの世界で、僕はその弾幕とやらが打てるのだろうか、とても不安で、その反面楽しみにしている自分がいた。

「それじゃ、弾幕が何なのかをせつめいするわね。人間の使う弾幕ってのは自分の霊力を練ってそれを放つの。これから私がやってみせるからね。」

といって霊夢の手から綺麗な赤い球が浮かび上がる。ふわふわしていてどこか暖かいような感覚がした。

「あ、ちなみにこれ、ふれたらかなり痛いわよ?」

「どういう原理だよ…。」

「まぁ、そういうものなのよ。それじゃああんたもやってみなさい。」

…全くあんなものを見ただけで出来たら苦労しないつーの!!

僕は手に力を込める。そして徐々に手をあけていって……

「まぁ、そんな簡単にできるものじゃないからね。」

「だろうね、そもそも僕はその霊力とやらの使い方も理解していないもんね、うつうたない以前の問題じゃないか。」

僕はそもそもついさっきまでただの人間だったのだ。霊力なんて言われても意味が分からない。

「仕方ないから私が霊力の使い方を教えてあげるわ。感謝しなさいよね。」

「それはありがたい、なんてたってこういうのは教えてもらうのが最もな近道だしな。よろしく頼むよ霊夢。」

「師匠を付けなさい。」

「っえ。冗談だろ?」

「ええ、さすがに冗談よ。」

 

そんなこんなで僕は霊夢の弟子入りを果たした。




弟子入りです。それにしてもどうして創真くんは断ることをしないんですかね…。
次回は修行パートです。
それでは!次回もみてね!


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弾幕の撃ち方

5話目です!
見てくれてる人がいるってのはテンション上がりますねぇ!
宜しければ感想とか評価等してくれたら嬉しいです!!
それじゃあお楽しみください!!


霊夢の特訓はただただ鬼畜としか言えないものであった…。

しかしまぁ、きついのは初めだけと思っていたのだが、暫く動いていない僕の体ではその訓練になれる事はなかった。

朝から夕方まで続く訓練をこなし、霊夢と一緒に晩御飯をたべていた。

さて、霊夢の元に弟子入りをして1週間がたったある日のとこ、霊夢が

「ねぇ。創真?そろそろ貴方でも霊力を扱えるようになったんじゃない?」

と僕に尋ねてきた。

「そうだね、僕もはじめの頃に比べたらコツを掴めてきたと思っているよ。」

「そう、なら明日から弾幕の撃ち方を教えていくわよ。前よりかはまともになっててよ?」

「ハハっ期待しててくれよな。」

「なら明日は早朝から弾幕の撃ち方を教えるからね。いつもよりも早く起きてきてね、」

「わかった、それじゃあ今日は早く寝ることにしておくよ。おやすみ、霊夢。」

「ええ、おやすみなさい。それじゃあまた明日ね。」

そうして僕は寝室へと向かった…。

 

ー翌日ー

早朝に起きた僕は霊夢と一緒に境内にいた。

「それじゃあ、早速だけど弾幕の撃ち方を教えるわよ。」

「あぁ、それじゃあよろしく頼むよ。」

「えぇ、じゃあ順を追ってせつめいするわ、まずは手に力を込めてそこに霊力を集中させるのよ。やってみて。」

僕は言われたとおりに手に霊力を込めてみる。そしたらなにか小さな赤い球体が浮かんできた。

「これが…弾幕?」

「ええ、それが弾幕よ。それにしてもスジがいいわねぇ、こんなに早く作れるなんて…創真あんた、才能あるわよ。」

「それは嬉しい限りさ。それじゃあ次は霊夢みたいに空に飛んでみたいんだけど…僕にできるかな?」

……そう、僕は空を自由に飛んでみたい。どうして空を飛べるのか知っているのかと言うと、以前霊夢が空を飛んで人里という所に行っていたのをみて、僕も飛んでみたいなぁと思ったことがあったのだ。

「いいわよ、ついでだからそっちの方も教えておくわ。」

「ありがとう。それじゃ早速頼むよ。」

「えぇ…空を飛ぶってのは……。」

霊夢って優しいなぁ…って思っちゃうぐらい、直ぐに教えてくれた。

そして訓練開始5時間が経過した頃…。

「おぉ!なんか浮いてるぞ?!霊夢!!」

「えぇ。浮いているようね。それじゃあ、早速移動してみましょうか。」

言われた通りに移動してみる、飛んでいると言うよりは浮いているだけなので水平移動しか出来ないのだが、その内上方向にも浮かべるようになるはずだろう…。

「…まぁ、初めはこんなもんよね。初めて1日目でそこまでやれたら十分よ」

「あぁ、そんなもんなんだな、というかなんでか今日はいつもよりも疲れた気がする…」

「そりゃ霊力を使ってまわったんだしね、初めの方は下手に霊力を使うとやけに疲れが溜まりやすいのよ。」

「へぇ…そうなんだ。ま、弾幕の精度とか、あげたりしないとダメだよなー」

「そうね、なんなら実戦を積んだ方がいいと思うわ。今日はもう疲れただろうし、明日私と弾幕ごっこをやってみましょうか。」

「了解したよ。優しく頼むぜ?」

…どうやら僕は霊夢と弾幕ごっこすることとなってしまった。

手加減するっていっても僕自身今日初めて弾幕をうてるようになったので戦いにすらならないよなぁ…と霊夢との食事をしている時に気がつくのだった…。




5話目終了デーす。
次回…霊夢と決闘(1回目)
果たして勝つことができるのか…?たのしみですね!!
それじゃあまた!


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初戦闘

はい!6話目です!この小説初めて初の戦闘シーンってことでちょっと長めになっちゃいました!まぁ、1000文字程度変わらないか笑
今回も楽しんでくれたら嬉しい限りです!
ぜひ、評価やお気に入り、感想とかしてってください!!
それじゃどうぞ!


「あぁ、そう言えば、創真あんたに、これをあげるわ。」

晩御飯を食べ終えた後に霊夢から1枚の札を渡された。

「…?霊夢、これはなんだい?」

「それは弾幕ごっこルールの切り札であるスペルカードよ。弾幕ごっこではこのスペルカードをいつ使うかが重要になるわ。このカードは空でまだなんの力も持っていないの。」

「つまりはそのカードに僕だけの切り札を作ればいいってこと?」

「それでだいたいあってるわ、使い方なんだけど、このカードを持ってみて。」

僕は霊夢から渡された空のスペルカードを持ってみる、そしたら頭の中になにか文字のようなものが浮かび上がってきた…。

「なんか、頭に文字が浮かんできたんだけど…。これでいいのか?」

「えぇ。それなら成功よ、良かったわね。ならその切り札をどう使うのか、明日楽しみにしてるから。」

「まぁ、善戦できるように頑張るよ。」

「是非頑張ってちょうだい。まぁ、善戦も出来ずに私が勝っちゃうけどねー。」

「まぁ、僕もそんな気がするよ、それよりももう夜もおそいし、明日に備えて僕は寝るね?おやすみ」

「分かったわ、おやすみなさい。」

そうして僕は寝室へと向かった…。さて、僕のスペルカードだが、困ったことにどう使えばいいのか全く理解できないのだ。

その効果は使用者を守る自動防御型のスペルカードなのだ。

これじゃあとてもじゃないが霊夢には勝てないだろう。なので僕はせめて1分は戦い抜いてやると決め、この使いにくいスペルカードの打ちどころを考えるのだった…

 

創真は寝たのかしら…?私博麗霊夢は明日の弾幕ごっこで創真に負けることはないのだろうが、果たして1週間そこらで身につけた程度の創真と弾幕ごっこをしても、かえって創真を傷つけるのではないかと思ってしまう。

……って、なんで私があいつのことをこんなにかんがえないと行けないのよ!まぁ、博麗の巫女として、明日は1分と持たないパーフェクトゲームにしてやるわ…。

そう意気込み霊夢は眠るのだった…。

そして朝が来る。

 

さて、今日は霊夢との弾幕ごっこだ……果たして1分持てるんだろうか…、いやこんな意気込みではだめだ!やると言ったらやるんだ!と自身にいいかせて僕は霊夢の元へと向かった。

「待たせたね、覚悟をしてきたよ。」

「へぇ、どんな覚悟をしてきたの?」

「それはな、霊夢、お前に絶対勝つっていう覚悟だよ!!」

「それは面白い冗談ね、弟子が師匠を越えられるわけがないでしょうが!」

こうして霊夢との弾幕ごっこが開始された…!

 

さて、ここで問題が生じる。それは僕の打てる弾幕には限りがあることだ。それはそうだ。昨日の今日で覚えた弾幕術、これを何発も打てるわけがない。ので僕はとにかく無駄な攻撃をさけ、一瞬の隙ができるその時を待つ戦法でいくことにした。

「とりあえずこれでもくらってなさい!」

霊夢から飛ばされる無数の弾幕。以前聞いた話では弾幕ごっことは美を競う遊びであるとも聞いている、ならばきっと隙間だってあるはず僕は少ない動きで飛んでくる弾幕を避けた。

「っとと、案外避けれるもんだな…。」

「へぇ、その程度でそんなこと言ってたらこれは避けられないわよ?」

再び霊夢から弾幕が飛ばされる。今度はさっきと同じような真っ直ぐの弾幕だけではなく、左右に動く弾幕も一緒に飛ばされていた。

……あれは確か一方向にしか曲がらないはずだから…、それに合わせて避ける事ができたら…よし!ここで弾幕を放つ…!

僕は手に霊力を集中させる。現れる赤い球、これを霊夢に打ち込む…!

「これで!」

しかしまぁ、こんな攻撃で被弾させられるはずもなく…。

「はぁ?こんなもんなの?これには当たらないわよさすがに。」

サッと避けられてしまう。

「さすがにダメかぁ…。」

「当たり前。それじゃ勝たせてもらうからね!あ、ちなみに負けたら罰ゲームだから!!」

「えぇ?それは聞いてないぞ?!」

「今言ったもの、それじゃくらいなさい!『霊符 夢想封印』!!」

霊夢の周りからカラフルな弾幕が現れ、それが僕に襲い掛かる…!

おいおいこれを避けるってのは無理だな、そう判断した僕は相殺できないと知って、それでも希望に縋る気持ちで自身のスペルカードを発動させる。

 

「くっそ!だが、霊夢の動きが止まった!今がチャンスだ!くらえ!

『重符 重力光弾』!」

僕の手の周りから黒い球体が生成される。そして照準を霊夢に合わせて、僕は自身のこの攻撃を霊夢へと放つ…。

放った瞬間、僕の体にとてつもない重圧がかかる…。

「ーーー。この技、重い…?!」

しかし、目線は変わらない、狙うのは頭上の霊夢なのだ、あたれ…!

これが当たれば多少はダメージになるはずd…

「…ぐふぅ!」

突然体に大きな衝撃が走る。なんだと考えていたが、そう言えば霊夢のスペルカードを一切相殺してないじゃないか…。

体制もズレ、僕の放った攻撃は大きく空を斬るのだった…

そして僕は残る4つの大弾幕をモロに食らう羽目になった。

 

夢想封印を撃った直後、創真がスペルカードを発動した。その球体は即座に収縮して私に一直線の光線となって降り掛かってきたのだ。

そのあまりに早い速度に私は反応することが出来ず、被弾してしまうのかと思ったのだが、私の夢想封印が彼に直撃して、その軌道が大きくズレ私に命中することはなかった…。

「…なんなのよ今のスペルカードは?」

創真が気絶した後ぽつりとそうこぼす、なんと言ってもあの威力だ、恐らく魔理沙のマスタースパークと同等程の力があった。

…まって、創真がそんな威力を出せるはずがない…。なら何かを代償として発動させる、代償スペルなのでは?

とにかく今は創真を介抱しないといけないわね。

と、霊夢は考えを放棄して、創真の元へと向かうのであった。




はい、2000文字でした!(オーバー)
やっぱり読み応えとかってあるんですかね?
そういうの感想とかで教えて欲しいです!

そんでオリジナル要素を出しました。それは、代償スペルです。
これは使用者にもダメージが入る代わりに、強力な攻撃を使える、というものになっています。

それじゃ!次回も見て欲しいです!


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白黒の魔法使い

7話目です!
今回は少しごっちゃになりました…。
でも、ぜひ楽しんでくれたら幸いです!
ではどうぞ!


霊夢との弾幕ごっこを終えて、僕が意識を取り戻したのは、それから2日後になった。

「んー……、こ、ここは?」

「!やっと意識を取り戻した!大丈夫なの?!創真!」

僕の横で霊夢がそう言った。体を起こそうとしてみたら、霊夢にガッと肩を掴まれ、寝かしつけられた。

「ダメよ、まだ動いちゃ。あんたは私の夢想封印を全て受けてしまったの。だからあと1週間は安静にしておきなさい。」

夢想封印ってのは、相当な威力を持ったスペルカードらしい。僕みたいな生身の人間がくらったら、暫くの間動けなくなってしまうようだ。

「分かったよ。でもずっとこの状態じゃあ、暇で仕方ないよ。」

「それでもよ。まぁ、あんたが動けるようになるまではしっかりと看病してあげるから安心しなさい。」

そうして僕は霊夢に看病してもらうことになり、霊夢は手すら動かない僕のために何かと手伝ってくれた。

「はい、創真あーん」

「あ、あーん、美味しいよありがとう。」

こうやって霊夢にご飯を食べさせて貰っているのにももう慣れた。でもまぁ、年下の女の子に食べさせて貰うってのは中々に子恥ずかしいもんだなと僕は思った…。

 

それから、1週間が経ち、僕の体も動かせるようになってきた。長い休養も終えたので、早速僕は空を飛ぶことの練習を開始した。

霊夢を驚かせたかったので、ぼくは霊夢には内緒で神社からでて、森のところで練習をしていた。

「…っと、結構浮かんでいるんじゃないか?」

僕は以前よりも早く空中で移動することが出来ていた。そうして練習を続けていたら…。

 

ーーガサッ

突然後ろの茂みから音が聞こえた、誰だと振り返るとそこには…。

緑の小人のような奴がいた。そいつは「……ギィ、ガ…ァ……」

などといううめき声をあげて、どこからか現れた2匹と共に僕に襲いかかってきた。

「こいつらが霊夢の言っていた妖怪か?!」

僕はとっさに弾幕を撃つため、霊力を練るがこれでは1匹当てる分か間に合わない…!!

僕は襲い掛かる3匹を間一髪でよけ、カウンターの弾幕を撃ち込んだ。

「ガァ……!」

僕の弾幕をくらった2匹がそんな悲鳴をあげて、吹っ飛ぶ。そしてそれを見た1匹も慌てて逃げていくのだった…。

「ったく、一体なんだっていうんだ?あんな妖怪がうじゃうじゃいやがるってのか?ならここは危ないな。神社に帰ろう。」

そうして僕は神社に帰っていくのだった…。

 

 

「創真!あんたどこいってたのよ!!」

神社に帰った僕に対して霊夢はそう叫んだ。

「ちょっと運動に行っていたんだよ。なんてことなかったよ?」

「それでもよ!あんたはまだまだ弱っちんだから私の元から離れないで!だからこの神社から勝手にでていかいで!」

霊夢は相当お怒りのようだ…。しかし、それも当然、自分の子供が勝手に出ていったら怒る親みたいなもんなんだろうな…と僕は思った。

「まぁまぁいいじゃないか霊夢、そいつがさっき言ってた創真ってやつなんだぜ?」

霊夢の後ろからそんな声がした。声のする方へ目をやると、そこには白と黒をベースとした服をきて、大きな帽子を被る、金髪の女の子が座っていた。

「えぇ、そうよ、このバカが創真。創真あっちにいるのが…」

「おおっと、霊夢、私の説明はいいんだぜ、私が自分でするんだから!」

そう言って少女は僕のところへやってきて…。

「創真って、言ったか?私の名前は霧雨魔理沙、こう見えても魔法使いと異変解決者なんだぜ!」

「僕は博麗創真、霊夢の弟子をやっている。よろしく。」

等と挨拶を交わす。そういえば異変解決者ってなんだ?

「なぁ、異変解決者ってなんの事なんだ?」

僕がそう言うと魔理沙は「まじかよ…」と声を漏らした。

「霊夢、それぐらいこいつにも教えておけよな、」

「知らないわよ、それに最近は異変も起きてないんだからべつにいいと思ったのよ。」

「まぁ、いいかそれじゃあ教えるぜ?この幻想郷では実は結構な頻度で異変ってのがおこりやがるんだよ、そこでそれを解決するのが私達異変解決者ってやつだ。」

……つまるところ正義の味方ってことなのか。と僕は1人でそんなことを考えた。だって想像つかないし、仕方ないよな……と思う。

「まぁ別に分からなくても大丈夫よ、どうせ異変なんて私がチャチャッと片付けるから。」

「おいおい霊夢?私がいるってことも忘れるんじゃないぜ?」

等と言い合う2人、元気があっていい事だ…。などと考えていたら魔理沙が、

「創真、お前多少は弾幕を扱えるんだろ?なら私と弾幕ごっこしようぜ!」

「あぁ、べつにかまわないy……」「ダメよ」

「っえ?」

突然霊夢にダメと言われて振り返る、どういうこと?霊夢は普段こんなに強く否定をしないので、なにごとかと思ったら…

「創真はダメよ、こいつはまだ戦えるほど強くないわ。だから弾幕ごっこをするのはダメ。」

「でもこの前は戦ったじゃないか、それでもいけないのかい?」

「あのねぇ……あの後あんたは1週間も寝込んだのよ?また布団で過ごしたいの?それにあんたのスペルは使用するだけで体に大きな負担がかかるんだからこんな所でつかうのはダメよ。」

「そうなのか…、分かったよ。ごめんな魔理沙、そういう訳で弾幕ごっこはできないよ。」

「ふむ…、分かったぜ。じゃあ2人とも、私は家でまた研究の続きをするから、そろそろ帰るんだぜ。」

「あぁ、それじゃまた。」

「おう!それじゃぁな!」

魔理沙は箒にまたがってそのまま空を飛んでいった…。まじもんの魔法使いやないか…。そう飛ぶ魔理沙を見ながら僕はそう思うのだった…。

その後、霊夢に今日の出来事を話すと…無言でビンタされた後かなり怒られてしまうのであった…。




これで7話は終了です。
魔理沙の登場回ができました!
少しずつ文字数が増えていっている…
読み応えとかはわからないけども、そういうのも感想とか書いて欲しいです……(催促)
それじゃ次回も楽しみにしてください!


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紅霧異変編
覆うもの


8話目です!
今回は短めになっています。
それでも楽しんでいってね!
それじゃ!


僕はその日、霊夢が人里にでてお祓いをしに出かけていってたので、1人で鍛錬をこなしていた。

僕の鍛錬というのは、腕立て、腹筋、スクワットを500回ずつやった後霊力を高めるために座禅をくみ、精神を統一させるという内容の物だ。初めは死ぬ程辛いのだが、だいたい5日ぐらいで慣れてきて、今ではそれを4時間でこなすことができるようになっていた。

「…だいたいこんなもんでいいか、ついでに浮遊の高度をあげてみよう。」

最近は、この鍛錬の他にも空を自由に飛び回るために自己流だが、少しずつ訓練をしていた。その成果もあってか、前は浮かぶのが限界だったが、最近は上昇や降下、旋回等と様々な動きを空中でできるようになった。

「ここを……、こうしてと…そこから…、一気にあがる!!」

こうして僕は今日もまた少しずつ空中浮遊の精度を高めるのであった…。

「それにしても…、幻想郷ってのは平和な場所なんだなぁ…。」

等と言っているが、僕はきっと、神社にこもってばかりだから妖怪とかそういうのに会うことが少ないのでこんなことを言えるのだろうな…と思った。それでもここは平和だ。なんなら、今異変でも起きたら、どうなるんだろうなーと考えていたら…、

その瞬間空を紅い霧が覆った。

 

霊夢は用事があり、人里に来ていた。その用事とは人里の人間が突如いなくなるから、調査してほしいとの事だった。

霊夢はこの用事を早々に終わらせて、創真にと団子屋で団子を買っていた。そんな霊夢の元へと金髪の少女がやってきた。

「よお!霊夢、奇遇だなこんな所で。」

「あぁ、魔理沙、確かに奇遇ねどうしたの?」

「どうしたも何も最近は異変とかもないだろ?だからこうやって人里でなんかしようかなー、なんておもってきたみたんだぜ。そしたら団子屋にいるお前を見つけたってことさ。」

「そういうことなの、まぁ、確かに最近は異変も起こっていないからかなり平和よねぇ…」

「霊夢が平和ボケしてないか心配だぜ?だってお前修行とか絶対やらないもんな。」

「当たり前よ。私は修行なんてしなくても妖怪には負けないから。」

魔理沙は疑問に思った…、ん?人間に霊夢よりも強い奴がいるのか?と、

「なぁ霊夢、人間にはお前より強いやつはいるのかぜ?」

「今のところはいないけどね、そのうちできるかも…っあ!あんたではないから」

「一言余計だぜ…、それにしても一体誰なんだ?そんなお前を認めさせる程の実力者ってなかなかにいないからな……、1度手合わせしてみたいぜ。」

「そうねぇ、ま、その内戦うことになるんじゃない?それじゃあ私はこれで神社に帰るわ、創真が待ってるし。」

「おう、創真によろしくな。」

そうして霊夢は魔理沙と別れて神社へと向かった。

「にしても本っ当に平和ねぇ……。」

霊夢自身ここまで異変が起こらないということは滅多にない事なので、いつかでかいのが一発来るんじゃないかなとそう思っていたその矢先……。

空を紅い霧が覆う……。




8話目終了です!!
6話目当たりが2000文字とかかな?戦闘シーンとか長くなるんですけどもね、こういうのは、短くなりがちなんです()
それじゃあ感想とか評価、お気に入り登録とかしてくれたら嬉しいです!!
それじゃあ次回も見てね!じゃ!


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異変の元へ

9話目です!
今回もお楽しみください!
それでは!


「おい!創真か?霊夢はまだ戻っていないのか?」

霊夢の帰りを待っていたら、箒に乗った魔理沙が神社に帰って来た。

「あぁ、まだ人里の方にいるんだと思う。それよりも魔理沙この空は一体なんなんだ?」

「これが異変だ。それも今回はちと規模がでかいやつだ。」

これが異変なのか…しかしこの空一帯が紅く染める程の力を持ったやつがこれを起こしたってことは…

「こんなものを解決するのか?」

僕は魔理沙に問う。すると魔理沙は

「あぁ、こんな異変だろうとな私と霊夢にかかれば朝飯前なんだぜ!」

と自信たっぷりに言う。

それでもこんな異変を起こすなんて…異変を起こしたやつは何が目的なんだ…?それにしては太陽の光がないせいで少し暗い。ん?太陽がきえている?僕はふと疑問に思ったので魔理沙に聞く

「なぁ、妖怪ってのは太陽の下では力を出せないんだよな?」

「あぁ、そうだぜ。でもなんでそんなこと聞くんだ?」

「いや、この霧で太陽の光が遮られてるから、これはまずいんじゃないかと思ってな。ほら、人里って所に人がいるんだろ?ならあそこを狙う妖怪が出てくるんじゃないかなって…」

霊夢から聞いた話では、妖怪は人を喰らうという。ならば太陽が出ない今、人里がおそわれる危険性だってある。

「それもそうだな、早いうちにこの異変を解決するとするぜ。あと創真、 私は行くがお前は霊夢が戻ってくるまで大人しくしていろよ。」

「分かった、魔理沙も気をつけろよ。」

「なぁにこんな異変ぐらいちゃちゃっと解決してやるから安心してろよな!」

そう言って魔理沙は再び箒に乗って飛んでいった。

さて、霊夢が来るまでぼくは何が出来る?とにかく霊夢の武器とかを取り出して来ないと…!そうして僕は以前霊夢が教えてくれた異変解決用の装備を武器庫から取り出しに行くのだった…。

 

「創真!ちゃんといる?!」

魔理沙が出て行って少ししたぐらいに霊夢も戻ってきた…。

「霊夢!こっちにいるからちょっときてくれ!」

「あんたなんで武器庫にいるの?」

「霊夢の道具を取り出そうかと思って…」

「私のは私の部屋にあるわよ?まぁ、異変が起きたもんだから少し解決に行ってくるんだけど…魔理沙は来なかったの?」

「魔理沙なら先に行っちまったんだ…それで霊夢この霧だと妖怪達は活発になるんじゃないのか?」

「そうね、太陽がないんじゃ活発になっていると思うわ。だから人里に被害がでてしまう前に異変の元凶を叩いてくる」

「待ってくれ!」

僕は霊夢を引き止めた。霊夢は「なに?」みたいな感じで僕を見ている。

「僕も連れて行ってくれ!」

「あんた馬鹿なの?流石に今そんな時間はないの、あんたはここでお留守番よ。あんたにはこの神社を守ってもらうの、頼むわよ?」

「ゔ…わ、わかった…。この神社を妖怪の手から守ってみせるよ、だから霊夢も無事に帰ってきてくれよな。」

「当たり前よ、妖怪ごときに遅れをとる博麗の巫女じゃないわ。任せておきなさい。」

そして霊夢も飛び立って行った…。

それにしても僕はまたお留守番か、自分自身弱いのも重々承知している。なので行けないことも分かっていたのだが…

「即答ってのがまた辛いよなぁ…」

なとと呟く。もうちょっと考えてくれてもいいのに…

「なら、貴方も行ってみたらいいのではなくて?」

ハッと振り向く。そんな、侵入者がいるなんて!しかも境内の方だって…?!そして振り向いた先には紫の道士服の様なものを着ていて独特の帽子をかぶっている金髪の淑女がいた…。何だこの子…何処かで…?

「お久しぶりですね、今は……創真でしたっけ?」

「なんでその名前を…まぁいいか、僕が博麗創真です。あなたは?」

「私は八雲紫。この幻想郷の管理者ですわ。」

幻想郷の管理者?でもまぁ今はそんなことよりも

「どうして僕の後ろに現れたんですか?それがあなたの能力?」

「畏まらなくていいのに…、まぁそんなとこですからお気になさらず」

「それよりも…です。創真、貴方は早く霊夢達を追いなさい。今回の異変は貴方が決め手になることでしょうから…」

「僕は霊夢や魔理沙よりも弱いんですよ?なのになんで僕が決め手になるんですか?」

「それは秘密です。さぁ、早く行きなさい。この神社は私が守って差し上げますから。」

そう言って紫さんは神社の方に座った。あれで神社を守れるのか?

まぁでもこれで、霊夢達の元へ行ける…。

「ありがとう紫さん!それじゃあ行ってくる!」

そう言って僕は勢いを付けて大きく飛びムササビの感覚で手を大きく拡げて、空を滑空するように滑っていく。これが今の状態でこの神社から早く降りる方法だから、そして地面に着いたらそのまま霧の濃くなる方へと駆けていくのだった…。

 

1人になった神社で私は笑った。

「まさかここまで成長しているなんて…、これなら何も心配はいらないようですわね…」

そして私はスキマから紅茶をだして、それを嗜むのだった。

 




これで9話目終わりです!
結構話のペースとか早い気がするんですけど、そういうのってどうなんですかね?
良かったら感想で教えて欲しいです!
それじゃあ次回もお楽しみに!


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暗闇の少女

祝!10話目です!(そこまでめでたくない)
そんな10話記念に出てくるのは、あの人です!
それでは楽しんでいってね!


神社から飛び出して数分後…僕はかなりの数の妖怪達と戦っていた。

「数が少し多いな…、この量だと弾幕を撃つのが追いつかないぞ…!」

妖怪たちの攻撃を避けて弾幕を頭に撃ち込んでいたのだが、数が多すぎる…。このままじゃペースが崩れて一気にやられてしまう…と判断し、僕は大きく空に飛びスペルカードを発動する!

はんげき もうらじゅうりん

「数には数だな!スペルカード発動!『範撃 網羅蹂躙』!!」

僕の身体全体から、大量の弾幕が発生し、それらが一気に低級妖怪たちに降り注いだ…妖怪たちはこれをまともに受け、撃ち終えた後、そこにいた妖怪は全て息絶えていた。

「ふぅ、何とか勝つことが出来たな…、う"っ!やっぱり反動がきついな…」

僕の身体に大きな衝撃が走る…、このスペルも霊夢の言う代償スペルカードなので、自身の実力以上の破壊力を出した後に僕に襲うのはその威力に見あっただけ身体にダメージが入ってくるのだ。

このスペルの代償は撃ち終えた後、一気に脱力感と頭痛に襲われる。

しかし使用している間は代償は起こらないので、重力光弾よりかは使い易いのだと思う…。

脱力感が酷いので、僕は歩いて霧の濃い方へと向かう。

すると…歩いてる途中に一人の少女が倒れているのを見つけた。

「君!大丈夫か?!」

僕はその少女の方へと向かう。なんでこんな所にこんな女の子がいるんだ?そう思ってその子が人里の子なのか聞こうとしたら…その少女がムクリと立ち上がって僕にこう尋ねた。

「大丈夫なのだー、それよりもお前って…」

「食べられる人類かー??」

そう言って彼女の周りが暗闇に覆われた…。

 

頭が追いつかない。どういうことだ?なんであの子の周りは暗闇に覆われたんだ?等と考えて、1つの疑問が出てくる。

ーー彼女は、人間なのか?

そう思った僕は彼女に尋ねる。

「君は誰なんだ?人間……なのか?」

「冥土の土産にきいておくのだー。私はルーミア、これでも大妖怪なのだー。」

「だ、大妖怪?なんでこんな所に大妖怪がいるんだよ?」

「それは太陽が隠れたから、人間を食べようと人里に行こうとしていたからなのだー。でも紅白の巫女にやられて、地面に叩き落とされたのだー」

つまりこのルーミアは先程霊夢に退治されたってことか…。それなら少しぐらい弱体化しているかもしれないな…。だが、弱体化していたところで今の僕の状態では返り討ちにあうだろう…。ならば別の解決策を考えなければ…、

「そうだ、お前腹が減ってるんだよな?」

「そうなのだーだからおまえを食べちゃうのだー」

「待て待て、僕を食うよりももっと美味しいものを食わせてやるからさ、ちょっと考え直せよ。な?」

「お前よりも美味しいものかー?ならそっちを食べるのだー!早く出すのだー!」

するとルーミアの周りにあった暗闇がたちまち消えていった。

「仕方ないなぁ…、ちょっとまってな?」

そうして僕は懐からおむすびを取り出す。そしてそれをルーミアに渡す。

「おむすびなのかー?これが美味しいものなのかー?」

「あぁ、そうだ、これは僕が作ったものなんだが結構自信作なんだよ。」

「ならこれを食べるのだー!」

そしてルーミアは僕のおむすびを食べる。するとルーミアは

「これ、美味しいのだー!ありがとうなのだー!」

かなり喜んで僕のおむすびを食べてくれた。そして食べ終わったらルーミアはこう言った。

「お腹1杯なのだー。ありがとうなのだー。えーっと名前はなんなのだー?」

「僕の名前は博麗創真だ。よろしくな、ルーミア。」

「博麗?!ならお前はさっきの巫女の仲間なのかー?でもお前はおむすびをくれたいい奴なのにー…。」

「それは気にしなくてもいいんじゃないか?それよりもその巫女って何処の方角に行ったか分かるか?」

「それならあっちに行ったのだー。」

ルーミアは霊夢の行った方角に指を指す。

「なるほどあっちか。ありがとうルーミア。それじゃ僕はもう行くね?」

「分かったのだー!おむすびありがとうなのだー!創真!」

「気にするなよ。困った時はお互い様だよ、それじゃあまたね!」

脱力感は抜けていなかったがそれでも僕は再び空を飛び、ルーミアの指した方へと向かうのだった…。




10話目終わりです!
ルーミアの喋り方とかよくわかんね!!
楽しんでくれたなら幸いです!

誤字脱字や、感想などあったら書いてってください!
それじゃあ次回もお楽しみに!


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氷の妖精

なかなか戦闘シーンの表現が上手くないなぁ…と読み直して、書き直して思ってしまう…、
それでも楽しんでくれたらいいなと思います!
それじゃ!


ーー数時間前。

「くらえ!『魔符 スターダストレヴァリエ』!」

ーピチューン!

「それじゃあ私は先に急ぐんだぜ!!」

 

ーー数分後。

「どきなさい、『霊符 夢想封印』!!」

ーピチューン!

 

「ねぇチルノちゃん、もうやめとこうよー。」

「大丈夫だよ大ちゃん、アタイはサイキョーなんだから!次にきたやつには絶対勝てるから!」

「さっきもそう言って負けてたじゃん。次は怪我しちゃうよ?」

2匹の妖精は揉めていた。片方は、次に来た人間に勝負を挑もうとする水色の羽の妖精で、もう片方は緑で大人しそうな見た目をした優しそうな妖精。この2匹が争っている時に運悪くその場に出くわしてしまう哀れな人間が1人…。

 

「あ!大ちゃん!人間がきたよ!!おい!おまえ!」

「っえ?僕?」

突然話しかけられたもんだから少し驚く。それに彼女達の様子を見てみたら…、羽根が生えてるようだ、つまりは妖精か…。

「あ、すいません!チルノちゃんまずいよいきなりそんな引き止めちゃ…っあ、すいません気にしなくてもいいですから…。」

「大ちゃん大丈夫だって!ほらそこのお前!私はサイキョーの妖精のチルノだ!お前の名前はなんだ?」

目に優しい色だなと眺めていたら、水色の…チルノ……だったかに名前を聞かれた。

「僕は博麗創真だよ。よろしくね、チルノ。それと……」

「大妖精です。創真さん。」

「あっ、そうそう大妖精ちゃん……、長いから大ちゃんでいいや。」

「そうそう大ちゃんでいい…って人間!!アタイと弾幕ごっこをやれ!」

話がズレたかと思われたが、残念ながら話題を戻されてしまった。

「できればやりたくないんだけど…、やらないとダメか?」

なんとか戦いを避けて行きたいので僕はチルノにやりたくない意志を伝えた、がしかしチルノは…。

「うるさい!お前はアタイと弾幕ごっこをやるんだ!ここを通りたいなら早く弾幕ごっこをするんだな!」

「大ちゃん、そこを魔理沙や霊夢がとおったのか?」

「そうですね、魔理沙さん達はこの先に居ると思います。」

「そうか、ならば…チルノとの弾幕ごっこを受けよう。」

「そう来なくっちゃ!それじゃあ早速いくぞ!くらえ!」

チルノから無数の氷型の弾幕が放たれる。小さい分数が多いため、落ち着いて躱していく。そして、少しずつ近ずき…弾幕を撃ち込む!

が僕の弾幕は氷の壁によってチルノに被弾することは無かった。

「何?!」

「このサイキョーのシールドを超えないとアタイにダメージを与えることはできないぞ!!」

「くそ!どうすれば……とにかく撃ち込む!!」

霊力を集中させ、一気に放出する。それでも氷の壁は破壊できなかったが……。

「…!そういう事か。ならば…こいつで!」

僕は霊弾の外側に霊力を纏わせて、2重の霊弾を生成した。そしてこれをあの氷に放つ…。

「はっはっは!何度やっても同じだぞ!そんなことで壊れる筈がn…。」

ーパリン と氷の壁がみるみる砕けていった。

「なっ、どうして?!」

動揺して、弾幕を撃ってこないチルノに僕は2発弾幕を撃ち込む。

するとそれに気づいたチルノも忙殺しようと弾幕を撃つが間に合わず2発被弾させることに成功した。

「くそっ!やるな…!ならばアタイの必殺技をくらわせてやる!

『氷符 アイシクルフォール』!!」

先程の弾幕よりも早くて、より精度の上がった弾幕が僕に襲い掛かる。

「こんな隠し玉持っていたのか…、でもまぁ、それでもやっぱり隙間がありすぎる。これじゃあ避けてと言ってるもんだ……!」

僕は身体を捻り、傾けて上手く回避していく。そして被弾しそうなものはこちらから弾幕を放ち相殺して、被弾を防ぐ。

そしてその内に…、チルノのスペルブレイクが起こった。

「そんな!これを耐えきるなんて!!」

「今度はこっちの番だぞ!」

僕はチルノの上に大きく飛び越えて、腕を広げて霊力を溜め込む。

そしてその腕を大きく振りかぶってチルノの方へと向けて、チルノへと放つ!

「くらいな!霊力ダブルバスター!!」

放たれた弾幕は螺旋状となり大きな1つになり、チルノにぶつかる。

ーピチューン!

そしてチルノの身体が消えた…。

「って、どうなってるんだ?!大ちゃん!」

「これは創真さんの勝ち…ですね、おめでとうございます。チルノちゃんは暫くは復活しないので、このまま先に向かってください。…あ、チルノちゃんはちゃんと生きているので安心してください。それじゃあお気を付けてください。私はチルノちゃんが復活するまで待って家に帰るので…」

「死んではいないのか…良かったぁそれじゃあ先に向かわせてもらうよ。それじゃあね大ちゃん。」

「あ、創真さん!」

大ちゃんに呼び止められた。どうしたんだろう?

「?どうしたんだ?」

「向こう側に湖があるんですけど、そこに突然館が現れたと思った途端に霧が発生したんです。」

「つまりはあっちに行けばいいのか、ありがとう助かった。」

「それじゃあもう僕はいくね。じゃあまた!」

そうして僕は湖へと向かう…。霊夢達はもう辿り着いているのだろうか…。

 

ー同時刻。魔理沙視点

魔理沙は湖の館に侵入し、地下図書館にいる魔女と対峙した後に元凶を探すため、館を探索していた。

そして、図書館から地下へ続く階段を見つけた。

「なんだ?こんな所があったのか?」

そうして魔理沙は地下へと向かうのだった。

 




これでこの回は終了です。
次回…ようやく紅霧異変中編です。

それじゃあ次回も読んでください!


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門の前の真剣勝負

書きたかった回。結構長めになってました。
良かったら最後まで読んでみてください!
それでは!


「ここが大妖精の言っていた湖か…思ったよりも広いんだな。」

僕は大妖精に教えて貰った方角へとむかい、森を抜けて湖に着いた。

湖の周りはより一層霧が濃くなっているため、恐らくこの近くに元凶がいるのだろう。そう思い僕は湖の周りを散策することにした。

そして……ある程度散策していると、明らかに雰囲気の違う館を見つけた。

「明らかにここだけ雰囲気も違うし、何よりも湖とミスマッチだよな…多分ここにこの異変の首謀者がいるんだろうな。ならば侵入しますか…」

そう言って空を飛び柵を飛び越えようとしたら、謎の空間に弾き飛ばされた。

「ーーっ?!どうなってるんだ…。」

柵を越えたと思ったが、何故か時空が歪んだのかのように吹き飛ばされた…。

(これは…正面から侵入した方がいいよな。)

そうして僕は正面の門を探す。するとそれはすぐにみつかった…が、そこには門番らしき人物が立っていた。…が、その門番はかなりボロボロになっており、更にそいつは立ちながら眠っていた…。

「おいおい…なんだあの門番…寝ているのか?だが、あれなら……。」

(横を通り過ぎて行けないかな…?)

そう考えて僕はゆっくりと門へと近付いていく。そして横を通り過ぎようとした時…

僕のとなりにいた門番から尋常じゃない殺気を感じる。

僕は大きく後ろへ立ち退く。

ーーこの殺気はなんだ?さっきまで眠っていた筈だったのに…!

 

「残念でしたね。ここは紅魔館。部外者の貴方を屋敷に侵入させる訳には行きません。今なら侵入しようとしたことは見逃してあげるから、さっさと帰りなさい。」

「帰ることは出来ないんでな、僕は中に入らせてもらう。どうか通らせてくれないか?」

と僕はその門番に頼んでみる。だが門番は

「流石にそういう訳にはいかないので…まぁ帰らないのなら門番として、貴方と戦わないといけないですね。」

そうして門番は構えをとる。あれは中国拳法か?そんなもの使われたら純粋に勝てないだろ…。ここは少しでも勝算のある弾幕ごっこに誘導しなければ…!

「なあ、門番さんよ。戦うとしても弾幕ごっこをするんだよな?」

「なんだ知ってたんですか…。ならば仕方ない、それではいきますよ!!」

すると門番は弾幕を放ち…そのまま門番自身が突っ込んできた…!

(結局接近戦は使ってくるのかよ!)

そのまま門番は正拳突きを僕の眉間に打ち込んできたが、それを何とか横に飛んで躱して弾幕を撃ち込むが、門番はその弾幕を蹴り飛ばした。

「弾幕を蹴る?!なんだあんた!」

「喋っている間があるならば少しでも私から逃げることをしてみては?」

そうして再び両者は互いに向き合い、そして門番が突っ込む。

(次は正拳突きをフェイントに掛けてそのまま回し蹴りをくらわしますかね…)

瞬時につぎの手を考えた門番はそのまま創真に正拳突きを放つ…。

「またその技か?」

そう言って同じように避けようとした瞬間、門番は突き出した腕を戻し、そのまま勢いを付けて僕の脇腹へと蹴りを入れようとする…

咄嗟にフェイントと把握した僕はその蹴りを受け止める…が、その蹴りの勢いは止まることなく、僕の体を大きく吹き飛ばした。

そのまま僕の体は地面に叩きつけられて、そのまま勢いが殺せず地面を転がり回る。

「グッアガァアアア!イッッだァァ…!」

ーーくそ!どうしてこんなに蹴りの威力が高いんだ…。

「あ、言ってませんでしたが、私は人間ではなく、妖怪ですよ?」

「な、なるほどなぁ。そりゃあ僕の身体能力では、あんたの攻撃は受け止められない訳だ…。」

「えぇ、まぁそういうことなのでそろそろ本気…だしますよ?」

そう言って門番はスペルカードを発動させる。

「さようなら、侵入者さん?『彩符 彩雨』!」

そのスペルを発動した門番の周りから雨の様な弾幕が撃ち込まれる。

(これは、避けられるといえば避けることができる…が、それで避けてもあの門番がまた接近してくるだろうな。それならば…、この方法で迎撃してやる…!)

そしてスペルを避け続けると、案の定門番は僕に目掛けて突っ込んでくる…。チャンスは一瞬、一度きりのこのタイミングだ…!

そして門番は大きく腕を突き出す。

そして僕はその腕をかいくぐり、門番の腹部に全力の弾幕を撃ち込む。

「グフッ!……やりますね…」

モロに受けたのか、門番は後ろへ飛びのけた。そしてまた構えを取り直し、僕を見据える。

そして僕はこの門番に有効なスペルを考える。

(ダブルバスターはダメだ、あの門番なら恐らく難なく突破してくる…、ならば網羅蹂躙ならどうだ……?いや、あの技を使って倒せなかったら、僕はもう反撃の手段がなくなってしまう…。それなら、やはり次に突っ込んできた時にあのスペルを合わせて倒す!!)

門番は無数の弾幕を放つ。それは法則性があり、美しさがある、そんな弾幕だった。だが、綺麗なだけでなく、密度もそこそこあるのだ。

さらにその弾幕を避けようと回避をとろうとしたら…、なんと腕からビームを撃ち出てきた…!

「なんだよその技ァ!………ッグァ!」

そのビームに気を取られ、僕は飛んでくる密度の弾幕を避けきれず、被弾してしまう。そして残る弾幕を避けきれないと判断し、

「流石に不味い!これは撃ち落とす…!」

避けきれない弾幕に弾幕を合わせて忙殺する……。

何とか一撃の被弾で済まし…僕は構え直し、門番に向かって飛翔する。

「空を飛べないと思ってます?私だって飛べますからね?」

「あんた程の実力者なら飛べるだろうさ…。だがな?空中ではその中国拳法は使えないだろう?」

「えぇ、ですので別の戦闘方法で戦います。もう、全力で叩き潰しますよ。」

そうして門番は僕に向かって来た。なので僕は2発の弾幕を撃つ…

その弾幕は大きく軌道を逸らして門番を躱すように逸れた。

「どこを狙っているんですか…まぁ、この一撃を受けなさい。」

そして拳を突き出す…。僕はその拳を霊力を纏った手で掴み、体を大きく回転させて、バランスを崩させる。そしてそのまま地面に投げつける。しかしまぁ門番は綺麗に着地する、そして再び僕の方へと正拳突きをしてくる…。

ーー瞬間、空気が振動して空気砲のようなものが僕に飛んでくる…。

この不思議な現象につい見とれて僕は空気砲を受ける…

(……離れていてもダメージが大きいんだな…。)

そして僕を見据える門番を眺めている瞬間、僕の身体は長時間の飛翔に耐えられず、ゆっくりと地面へとおちていってしまう…。

ーー僕は考える。

(このまま地上戦に戻ってしまったら、敗北は不可避…!ならばこの落下にすべてを賭ける!!)

僕は勢いに乗ってスペルカードを発動させる……。

 

門番は僕を定めて対空攻撃の構えをとる。

(彼がいきなり速度を付けてきた…?恐らくはもう空を飛べないのだろうからの賭けなのだろうけど…。)

「甘い!!」

門番は能力をフルで解放させる…。これが彼女にできる最高で最強の状態にする…。

 

僕の考えをこの門番は察したのだろう…。こいつはこの戦い最大の力を持って僕を迎撃する筈だ…。だが今更逃げることは出来ない!このスペルで必ずあの門番を打ち負かす…!

「喰らえ…!『重符 重力光弾』!!」

僕の手に黒い霊弾が発生する…。そしてその霊弾を放った瞬間…、

僕の身体は一気に重圧に襲われ地面に堕ちる。だが、既に弾幕は放った後だ…、後は命中した門番がそこに立っているか…だ。

 

「何を撃って…?!」

突如撃ち込まれた黒の霊弾は私の手元で変化し、迎撃しようとする私の横腹に綺麗に直撃した。

「っが、ァああ……!この…威力は、つ、強すぎる…」

そして門番は地に伏した。これで館の中に入ることができる…。

だが、僕は既に満身創痍だった…。

フラフラとした足取りで、僕は門を潜り館の中に侵入するのだった…。




気がつけば3000字ってね。
読んでくれた方ありがとうございます。
やっぱりこういうの書くの苦手なんだなっておもいました。
変な表現とかあるんですけどもまぁ、そこは目をつむってください笑
それでは次回も読んでください!それじゃあ!


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自機組の活動

自機組と同時進行している形なので、彼女達の動きをまとめました。
サイドストーリーなので、主人公の動きはないんですけど…
こんな感じで霊夢たちは戦ってるよ!っていう感じです!
それじゃ!


ーー同時刻、霊夢は紅魔館の従者である十六夜咲夜に勝利し、この異変の首謀者の元へと向かっていた。

そして霊夢はその首謀者が居るであろう扉を開く…。

「あんたが今回の異変の首謀者ね?」

「いかにも、ようこそ紅魔館へ。私はこの館の主である

レミリア・スカーレットだ。」

ナイトキャップを被り、ピンクの衣装を羽織ったその人物は、その幼き見た目とは別な異様な存在感を放ち、玉座に座るその者の名は

レミリア。だが霊夢はそんなもの興味がないかのようにこう言い放つ

「へぇ、じゃあレミリア。この霧、厄介なのよ。早く消してくれない?」

「断る。この霧は私達吸血鬼には大切なものでな、これがないと自由に動けないのよ。だからこれを消すなんてことはできない。」

「そう、なら実力行使で止めてもらうから…!」

「それもいいな、さぁこい…こんなにも月は紅いのだから。」

レミリアは翼を大きくひろげ、霊夢はお祓い棒を構え両者は互いを見据える…。

そして2人は弾幕を展開する…。

片方は野望の為に…

 

 

もう片方は解決の為に…。

 

 

数刻前…魔理沙は図書館の地下にある部屋を見つけた。

「ここはなんだぜ?」

そこには重い鉄の扉があり、鎖で閉じられていた。

「ここまでするってことは何か大切なもんがあるってことか…?」

魔理沙は魔法でその鎖を破壊し、扉を開ける…重い扉は ギギギ…と

音を立てて開いた。そしてその部屋の中へと目を向けると……

そこには小さな少女がいた。金髪で背中には宝石のような羽根が付いている、可愛らしい少女。

「貴方…だれ?」

「私か?…私は霧雨魔理沙だ。お前の名前は?」

「私はフラン。フランドール・スカーレットよ宜しく魔理沙。」

「フランっていうのか、なんでフランはこんなとこにいるんだ?」

「私?お姉様にここに閉じ込めているからこんな所にいるんだ。」

「姉に閉じ込められてんのか…一体何時からだ?」

「もう、495年間は閉じ込められてる。」

「それは…きついな。よし!ならちょっと遊びに付き合ってやるよ!」

「本当?!じゃあ魔理沙、簡 単 に 潰 れ な い で ね?」

フランはその瞬間、能力を解放させる…。そして魔理沙もマジックアイテムを取りだしフランの出方を見る。

そしてフランは魔理沙に弾幕を放つ。それを魔理沙は箒で飛んで躱し

弾幕を撃ち返す。フランはこれを自身の弾幕でかき消してこう言う。

「アハハハハハ!!魔理沙、貴方最高よ!!ならこれならどう?」

フランは高らかにスペルカードを発動させる。

「禁弾『カタディオプトリック』!」

フランから多数の弾幕が放たれ、魔理沙はそれを躱すが、その弾幕は壁に反射し、魔理沙へと向かっていく…。

「…っとと、危ないぜ…。」

魔理沙はそれを何とか躱していく、だが狭い部屋の中で反射する弾幕はその密度を狭めて回避を難しくさせていく…。

「そろそろ当たるんじゃない?」

フランはそう挑発するが、魔理沙は冷静にミニ八卦炉を取り出して、

「まだくらわないぜ、とりあえずまぁ、これで何とか…!

『恋符 マスタースパーク』!!」

大きな閃光でフランの弾幕をかき消す。そしてそのまま…魔理沙の放ったマスタースパークがフランを包んだ…

「何よその、技は…?!」

ーピチューン!

フランはそのままピチュり魔理沙は、

「やっぱ、弾幕はパワーだぜ!」

そう言った魔理沙は吹き飛んだフランの復活を待つのだった…。

 

 

 




サイドストーリー~完~
霊夢はレミリアに勝つことが出来るのか…?!
みたいな感じ。
どうなるかは未定…レミリア最強説あるよ???
次回も楽しんでくださいね。


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対峙する従者

今回はメイドとの遭遇回です。
プラスで魔理沙sideの絡みもあります!

それでは楽しんでってください!


「はぁ…はぁ…。」

壁にもたれかかりながら、僕は館の中を歩く。その足取りも神社を出た時よりも弱々しい足取りになっていた。

(この状態では…恐らく次戦闘になったら場合、きっと戦闘にすらならないだろうな…。)

等と考えながら、歩いていると…エントランスに到着した。

「止まりなさい。貴方…何者ですか?」

「…!しまった…。」

…最悪の場面に遭遇してしまった。僕の目の前に銀髪のメイド服を着た女の人が立ちふさがった。

「君は…この館の…」

「この館のメイド長を務めています、十六夜咲夜です。貴方、なぜここに入り込んだのかしら?」

「僕は博麗創真だ…。僕はこの異変を解決に来たんだけど…どうやらここまでが限界らしい…ここの人達は強い。今の僕なんかじゃ全然さ。」

メイドは少し驚いたように問う。

「貴方、美鈴を倒して入ってきたんですか…?!そんな…貴方にそんな力があるようには見えないのに…。貴方は本当に何者なんですか?」

「なに、ちょっと頑張れば人だって妖怪を越えられるのさ、ただその代償は計り知れないものになるんだけどね。」

僕は眼前の少女…十六夜咲夜に戦闘の気はないことを伝える。

恐らく彼女も能力者だ。そんな人にこの状態の僕が勝てる見込みもない…。

「まぁ、貴方の状態を見れば分かります。その力を乱用したのでしょう?」

「まぁ、そんなとこさ。そう言えばここに紅白の巫女が来たと思うんだけど…、知ってるかい?」

するとメイドは悔しそうに言う。

「あぁ、あれは貴方の…。あの巫女とは戦いましたよ。負けましたけどね。」

「そうだったんだ…ならもうすぐ異変も解決するのか…?」

「それはないでしょう。私の主はとても強い御方ですので、きっと異変は続きますよ。」

「そんなに強いんだ…。まぁ、僕の出る幕なんてない筈だから後は霊夢に任せ……。」

ーその時、安心したのかはたまた限界が訪れたのか、僕はその場に倒れ込む。

(なんで?!この人は敵の前で急に倒れた?!)

咲夜は困惑していた…。侵入者を感知したのでわざわざ先回りしてきたというのに、その人は少し話すとそのままその場で倒れてしまったのだから、困惑するのも無理はない。

(とりあえずこの人はどうしようかしら…。博麗創真…か、もしかしたらこの人は交渉材料になり得る…?ならば)

メイドは時を止め、創真を客室へと運ぶのだった。

 

ーー同刻、魔理沙視点。

私は復活したフランと話をしていた。

「なあ、なんでフランはお前を閉じ込めた姉に文句を言わないんだ?」

「言いたいと思うんだけど…お姉様は私の部屋に来ようとしないから…言いたくても言えないの。」

フランは少し寂しそうに告げる。フランの羽根もそれに合わせて、少し垂れ下がっていった。それを見た魔理沙はフランにこう助言する。

「なら、今なら会えるだろ?扉だって破壊した。今、お前の姉は異変を起こしているんだ。だから私もここに来たんだ。」

「そうなの?でも…お姉様は私なんかとは話したがらないわ。だって会おうともしないんだから…」

「あーもう!始める前からうじうじするな!結果は起こってみないと分からないんだぜ!」

「で、でも…。」

フランの決めきらない態度に業を切らした魔理沙は、

「まぁ、別にいいぜ。このまま変化を望まないのならそうやってこの部屋に居ればいい。でもなフラン、チャンスがあるならそれに向かっていくのが大事ってことを忘れるなよ?それじゃ私は行くぜ。」

じゃあな、と魔理沙は告げて地下室を後にする。目的は1つ、この異変を起こしたフランの姉を倒し、この霧を消させるために…。

「チャンスなんて…分からないよ……」

1人になった地下室でフランは1人呟くのだった…




はい!短めになってしまう!短時間で読めるからおkかな?

とまぁ、なにかを思いついた咲夜さん…創真君をどうするんでしょうね?
それでは気になる内容は次回!
ではではー


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逃亡

どうも!
今回、ようやく創真くんは霊夢たちに追いつきます!
それでは、今回も楽しんでください!


「ーーー!ここは?」

意識が覚醒する。ここは……、僕は何故かベットに横になっていた。

「あ、目覚めましたか?」

僕の傍で声がする。そちらに目線を持っていくと…銀髪のメイド…

えぇっと…名前…。

「私は十六夜咲夜ですよ。おはようございます。」

「あぁ、咲夜さんか…それよりもなんで僕はここで眠ってるんだ?」

「?あなたは私の目の前で倒れたんですよ?」

「倒れた…?ま、まぁとにかく早く霊夢の元へ向かわないと…」

身体を起こす…が、瞬間僕は再びベッドに横になる。

「……?あれ?」

一瞬何があったか分からなくなるが、もう一度僕はベッドから起き上がる。

しかしまた気付けばベッドに横になっている…。

(どういうことだ…気がつけばベッドに横になっている…?)

「無駄ですよ」

僕が試行錯誤していると咲夜さんが僕にそう言った。

「何が無駄なんだ?」

僕がそう言うと咲夜さんは何食わぬ顔で

「貴方は博麗の巫女にとっての人質になるんですから、ここから出させる訳にはいきません。」

「人質だって…?霊夢は僕なんかじゃ人質としては見ないよ。」

「それはどうでしょう…?少なくとも貴方に自身の苗字をつけるということはなにかあると思うのですがね…、まぁ、貴方は保険ですよ。

保険。」

僕が人質になったらか…霊夢はどういう反応をするんだ?

きっとなにも感じずに僕ごと吹き飛ばすのかな…。

「でも、人質と言ってもここから抜け出せば人質では無くなるよね?」

身体に回復した全霊力を解放する。

咲夜は「キャッ」と小さな悲鳴をあげて後ろに吹き飛んだ。

その間に僕はドアに突っ込む。そしてそのドアを開いた…その時、

僕の足が切り裂かれる。

「何…?!」

突如足を切られ僕は前のめりに倒れる。それにドアの近くにいたはずなのに気がつけば窓側に移動していた疑問に思う。

.....

どうやってノーモションで僕の足を切り裂いたのかの方が疑問だった…。

「すいませんね?この部屋から出ようとしたので…少し足を使えなくしました…貴方は人質なんですからここで大人しくしててください。」

「とは言っても僕はここから出ていくよ。止めると言うなら…。」

「言うなら?言っておきますけど私は貴方には絶対に負けない能力を持っているので戦うことを選択するのはやめておいたほうがいいですよ?」

咲夜は笑顔で忠告する。だが創真にはそれだけで戦いにならないことを悟った…。

(今自身の力で何が出来るのかを考えろ…、ドアは咲夜さん側にある…ならば…)

チラリと後ろを確認する。そこには窓があり、そこからなら脱出も可能そうだった。

それを確認した創真は咲夜にこう宣言する。

「戦う?それはダメさ。僕と咲夜さんとじゃ話にならない。何よりもさっきのナイフがそれをものがったてる。だから僕は…」

スゥ…と空に浮ぶ。その次の瞬間…

「逃げることだけに専念する。」

窓ガラスを破りそのまま外へ飛び出した。

体にはガラスの破片が突き刺さるが、関係ない。それにここは2階だったのか、自分の体は宙に浮いていた。なのでそのまま空を飛び屋敷の上側へと飛び上がる。

 

その時、紅魔館から3つの影が飛び出る。

1つは小さな羽根が生えた女の子。

もう1つは箒に跨り、霊夢が到着するよりも先に神社を出た魔法使いの女の子。

そしてもう片方は…、何度も顔を見た少女…。僕の師匠であり、この幻想郷において最強と言われた子…!

僕はその少女の方へ向かって行く。

「やっと追いついた…霊…」

僕は霊夢の名を呼ぼうとした…が、

「行かせませんよ。」

瞬間、僕の前に十六夜咲夜が立ちふさがった…。

 




立ち塞がるメイド長…!
ラスボスからは逃げられないって(笑)
次回創真くんVS咲夜さんです

お楽しみに!


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打開策

咲夜さんVS創真くん!

戦闘になるのか…()
満身創痍の創真くんがどう立ち回るのか見ものですね……(白目)

それでは楽しんでください!


「どいてくれないか?」

「えぇ。貴方なら私でも倒せますので。それに屋敷に侵入した時点で、貴方は私のターゲットですから。」

メイドは淡々と僕に言う。交渉は無理…と判断した僕は十六夜咲夜と弾幕ごっこをやるしかないと覚悟する。

「なら…勝負だ…咲夜さん。」

「そうですね…。まぁ、かかってきてください。」

咲夜さんは余裕の表情で僕に言う。挙句には指で手招きをされている程だ。しかしそれも仕方ない、なんせ彼女と僕だと、彼女に分があるからだ。

 

それでも…僕は彼女を負かし、先に進む……!

「行くよ…咲夜さん…!」

僕は弾幕を咲夜さんに撃つ、それを咲夜さんは躱し…

ナイフを構えた瞬間ー

 

僕の目の前に大量のナイフが飛ばされる。

「ーーえ…。」

僕の身体にナイフが刺さる。

「……っ、うわぁぁぁぁぁぁああああ!!」

集中が切れ、僕は地面に堕ちる。

 

(このままでは、不味い…!何とか飛ばないと…)

僕は空を飛ぼうとする…、しかし既に僕は空を飛べる程の力はない…

幾ら集中しようが、再び僕が浮くことは決してない。

そして…地面に衝突する。

 

ーーードサッ。

鈍い音が響く。

僕は身体を打ち付け…背中に衝撃が走るーーー。

 

「大丈夫ですか?」

咲夜さんが空から降りてくる。僕はその姿を睨みながら、

「大丈夫……だ!」

そう言って僕は立ち上がる、目の前の咲夜さんに弾幕を撃とうとする

ーーが、既に霊力を使い果たした僕の弾幕は不発だった…。

「もう、ネタ切れのようですね…」

咲夜さんは残念そうにそう言って

「それではーーそろそろ連れて行きますね?」

僕に近づいてくる…1歩1歩僕に近づく咲夜さんにぼくは

「いいのか?そんなに近づいて」

なんてかまをかける。今はこうやって時間を稼がないといけない…。

「そんなことはいいですから…切り札はもうないのでしよ?」

そう咲夜さんは言う。ーー確かに僕はもう空を飛べないだけか、霊力すらなくなってしまった…

だが、まだスペルカードは見せていない…!

僕はスペルカードを取り出す…。咲夜さんの足が止まる。

「それを…使うのですか?それを使えばただでは済まないのではないですか?」

「……確かにな、でもやっぱタダでやられるってのは嫌なんだ。」

そうしてスペルカードを取り出す…。

「『重符 重力光弾』!」

黒い球体を発生させる…。そうしてそれを咲夜さんに撃つ。

 

私は飛んでくる球体をみて、即座に時間を止める。

静止した時の中で私はその球体を眺め、考察する…。

(これが人間の放つ技なの…?!見た目からして膨大な破壊力を秘めている…、これなら美鈴が敗北したというのはこれを受けたからなんでしょうね…)

そう言って私は彼の後ろ側に回り込み時間を動き出す…。

 

時間が動き出した後、黒い球体は私にかすることすらなくそのまま飛んでいった…

そして彼は驚いたように呟く。

「ど、どこへ…?!」

困惑する彼に、私は後ろからこう囁く。

「これが貴方の切り札なのですか?」

 

僕は撃ち終えた先を見る。ーそこにあのメイドはいなかった。

すると後ろから咲也さんに呟かれ、僕はギョッとする。

「な、どうやって…?!」

「さあ?まぁ、もう貴方に切り札はないようですし…それに…」

「もう、聞く必要もないでしょう?」

 

メイドがどうやって避けたのかは分からないが、別に僕は彼女に撃ったのではない…

僕は向かってくるメイドに自分の策が気づかれないことを祈るのだった…。




創真くんの放ったスペルの行く先とは…?

まぁ、わかった人はコメントしてください。(しなくてもいいです)

それでは次回も楽しんでください!


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合流

霊夢視点の話になります!
時系列的には【逃亡】のちょっと前辺りかな?
ここで霊夢と魔理沙が合流します!

それでは楽しんでください!


霊夢とレミリアが戦いを初めて、既に数十分が経過した…。

互いの高レベルな弾幕は未だお互い1度も被弾してないが、人間よりも高い能力を兼ね備えた吸血鬼であるレミリアの方が段々と優勢に見えてきた。

「どうした…?博麗の巫女、お前の実力はこの程度か…?」

疲れを見せる霊夢にレミリアはそう言う。

「ふん……!黙りなさい…まだまだ…これからよ!!」

霊夢は余裕を見せるレミリアに焦りを感じていた。

(このまま耐久戦に持ち込まれてしまったら、いずれ限界がくる…

こいつは早く手を打たないと…!)

 

焦りを見せる霊夢とは裏腹にレミリアは霊夢に対してかなり余裕な

状態であった…。

(やはり人間…、疲れがくればやはりこちらに勝機がくる…

…ックク。 これが人間と吸血鬼の差だ…!)

「残念だったわね博麗の巫女…。だが倒れるのはまだ早いぞ?

そろそろこれを喰らっておけ…。

『神槍 スピア・ザ・グングニル』!!」

 

レミリアの手から槍が出現する…。それは赤く輝き、レミリア自身の力を象徴している様な強力な魔力が佇んでいた…。

 

「何よそれ…」

「これは私が認めた相手にのみ使用する武具…グングニルだ。

博麗の巫女よ、貴様は強い。だから私は最大の敬意を持ってこの槍で葬ってやる……!」

レミリアは槍に力を込める。狙いを霊夢に定め、グングニルを投げ込もうと腕を上げる…。

「確かにそれは当たればやばいわね…。でも私にそんな技は当たらないわよ?」

平静を保つが、霊夢は内心で舌打ちする。

(あの技は危ない…!とんでもない妖力を感じる……

流石にあれを封殺しうるスペルカードを私は持っていない。)

 

「さあ、博麗の巫女よ。我が神槍を受けるがいい…!」

レミリアは霊夢にグングニルを放つ。その尋常じゃない量の妖力が

槍に一点集中され、霊夢に襲いかかる。

その圧倒的な光景に霊夢は反応が少し遅れてしまった…。

「っく!しまった……。」

霊夢にグングニルがかする…。残ったグングニルの余波でレミリアの部屋が崩れ去る…。

そしてこれがこの弾幕ごっこ初の被弾となった…。

 

レミリアはニヤリと微笑みながら

「さて、そろそろこの戦いを終わらせようか?」

「…そうね、勝つのは私だけどね…!」

(それでもこいつを私一人でどうにかするのは難しい…。一体どうすれば…?)

両者が睨み合い、

 

レミリアは再び妖力をためる。そして

「さあ、トドメだ。手向けとして受け取れ…

『紅符 スカーレットシュート』!」

撃ち込まれる紅い妖弾…凄まじい勢いで撃ち込まれる数多の弾幕を私は必死に躱し続ける。

だが、体力が足りずに数発の弾幕に被弾仕掛けてしまう。

「ま、不味い…!」

 

ーーその時。

「『恋符 マスタースパーク』!!」

霊夢の前に襲いかかる弾幕を膨大な魔力の塊がかき消す…

霊夢はその攻撃の主を見てその人物に言う。

「魔理沙!何してたのよ!」

「悪い悪い。道に迷っちまったんだぜ。それで霊夢?お前かなり危ない状態じゃないか…」

「こいつの格は違うわ、魔理沙。今回は二人でかかるわよ。」

「うっしゃ任せな!ーとその前に…おい!吸血鬼!お前が今回の異変の元凶だな?私は霧雨魔理沙だ!お前に言いたいことがある!!」

魔理沙はレミリアにそう問う。

「如何にも。我が名はレミリア・スカーレットだ、それで魔理沙か…私に何の用だ…」

そう言うレミリアに魔理沙は

「お前…なんで自分の妹を地下に閉じ込めているんだ?」

その理由を聞く。だがレミリアは眉も動かさずに答えるーー。

「そんなことは貴様に関係の無い話だ。どこからその話を聞いたのかは分からないがーー「フランに会ったんだ。」ーー何?」

レミリアは魔理沙に視線を飛ばす。

「つまりはフランに遭遇しただけでなく、フランに勝利したと?」

「ま、そんなとこだ…それで何で地下に閉じこめる…それぐらいの理由ぐらい教えろよ。」

「そんなことは簡単だ。フランはーー自らの狂気をコントロール出来ない。だからこそその狂気がこちらにむく前にあいつを遠ざけたーーー

それだけの話だ。」

そう話すレミリアに魔理沙は怒りを覚える。

「それだけだと?それだけの理由でお前は自分の妹を閉じ込めるのか!!」

「あぁ、そうだ。本来ならこんなことはしたくなかったんだがな…

そこは妹に対するせめての情だ。」

「許せねぇぜ…お前には口で言っても分からないらしいな…」

「分からないならどうするつもりだ?」

「私が弾幕ごっこで分からせてやる!!」

「ほぉ…ならば全力でかかってこい…」

レミリアは再び戦闘態勢に入る。

同時に魔理沙も手にマジックアイテムを装備し、レミリアを見据える

すると霊夢が魔理沙にー

「あいつは一人で勝てる相手じゃない。だから今回は私と魔理沙の二人であいつを叩くわよ。」

「分かったぜ。ーーー行くぞ相棒!!」

「話は終わりか…?二人がかりだろうが私に勝てることはないぞ!!」

レミリアは空に飛び破壊された部屋から出る。

霊夢達もそれに続き部屋から出る。

 

そして月を背にレミリアはニヤリと笑いながら二人にこう宣言する。

「ーーーさぁ、始めようか…今夜はこんなにも月が紅いのだから…」

 

 

ーー最終決戦が今始まる。




ここのレミリアさん……つよすぎ!!
てことでまぁ、6面ボスは化け物級のぶっ壊れ性能です。

次回も楽しんでください!


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終着

はい!今回は霊夢と魔理沙の全力回です。

レミリアに勝つことは出来るのか、期待が膨らむ最終決戦!

それでは楽しんで!!


「二人がかりでもやはり強い…!」

「流石は吸血鬼ってとこか…」

戦闘が始まり霊夢と魔理沙は息のあった連携でレミリアと戦うが

それを遥かに凌ぐようにレミリアは二人の上をいく実力を見せていた。

 

「クククッ先程の威勢はどうした…?早くかかってこい…」

レミリアは二人を挑発する。普段の二人ならその挑発に乗って、全力をだすのだが、今の二人は既に全力で戦っていてそれでも隙が生まれない状態だった。

 

「魔理沙…」

霊夢は魔理沙を呼ぶ。魔理沙は霊夢の呼びかけに気づき、霊夢の元へと行く。

「次に、あいつが弾幕を張った時…私達のスペルカードを合わせるわよ。」

「なるほどなぁ、よし来た任せときな!最高火力を見せてやるぜ!!」

二人が話し終えたのを確認して、レミリアは二人に話しかける。

「作戦は決まったか…?それでは行くぞ…」

そしてレミリアは自身のスペルカードを発動させる。

「『天罰 スカーオブダビデ』!!」

「な……スペルカード?!」

驚く二人に容赦なくレーザー型の弾幕が放たれる。

霊夢たちはこれを躱すが、その間を縫うように青の妖弾が飛んでくる。

「厄介だぜ…このスペルカードは!」

「くっ!避けることで手一杯か…!」

迫り来る幾つもの弾幕に二人は防戦一方であった…。

(…このままではいずれ…ここで攻撃に移らなければ…!)

そして霊夢はレミリアのスペルカードの攻撃に穴があることに気づく。

(所々隙間が空いている…?ここの隙間に私達の全力を打ち込めば…!)

霊夢は魔理沙の方を見る。そしたら魔理沙はうん、と頷く。

どうやら魔理沙も気がついたらしい。

あとはチャンスを待つだけと…二人は躱し続ける。

 

しかしその機転は訪れること無く、間も無くレミリアのスペルブレイクが起こった。

 

「あら?避けきったのか、少しばかり手を抜きすぎたかな…?」

「どうやらそう見たいね…でもいいの?あなたのスペルカードを私達は見切ったってのに。」

「別に構わないさ、次は私の全「ウワァァァァァァ!!」…なんだ?」

レミリアが次の言葉をだそうとしたら、遠くから悲鳴が聞こえた。

その声を聞いて、魔理沙はハッとし、霊夢はブルブルと震えて…

「なんで…創真がここにいるのよ…!」

「あーぁ、来るなって行っといたのになぁ…」

 

「貴様らの知り合いか、ならば咲夜が相手をしているといった所か…

ま、安心しろ、直ぐに貴様らもあの世へ送ってやる…」

「黙りなさい。さっさとあんたを退治して、創真を助けないと…」

「たしかにな、こんな茶番はもう終わりだぜ!」

「言いたいだけ言え…だがこれで終わりだ!!

『神術 吸血……?!」

レミリアが再度スペルカードを発動させようと宣言する…が、その瞬間。

レミリアに襲いかかる黒い球体があった。

それに気付いたレミリアはその球体を撃ち落とそうとする…

しかし、レミリアがその球体に触れた途端、球体は爆発を起こす。

その爆発にレミリアは「……な?!」と少しだが怯む。

 

それを勝機と見た霊夢と魔理沙が

「!今よ魔理沙! 『霊符 夢想封印』!」

「わかったぜ霊夢! 『魔符 スターダストレヴァリエ』!」

同時にスペルカードを、発動させる。

 

「な…!まだこんな力があるだと…?!」

レミリアは躱そうとするが、霊夢と魔理沙の全力のスペルカードを躱すことができずに、やがてそのスペルカードに被弾し、

「くっ…私の……野望がァァァ!!」

ーピチューン!

と、断末魔と共にレミリアの身体が弾ける。

レミリアの身体が点数やスコアとなりバラける。

それと同時に、館から出ていた霧も消え去る。

空が青色に戻った…。

 

 

 

 




はい!これにて紅霧異変……[完]!!

最後はあっさりと決まる&創真君のお手柄!!

【打開策】で打ち込んだ重力光弾はここでレミリアに被弾させるでしたー

とまぁ、次回からは新章突入です!

それでは、良かったら感想やお気に入り登録お願いします!!

それじゃ次回も!!


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帰宅……?

レミリアを撃破した、一行は一先ず創真の所へ向かう…

紅霧異変解決!!

それではどうぞ!


「そん…な…」

私、十六夜咲夜は今、過去一番で驚いている。その理由は私の目の前で眠る男のことである。

名前を博麗創真と名乗るこの人は私に放ったスペルカードでお嬢様を攻撃した。

(この男…どれだけ射程距離が長いの…あれだけ離れていたお嬢様に攻撃を与えるなんて…それに威力だって落ちていないようだった。)

そんなことを考えていると、私の前に巫女と見知らぬ魔女が降り立った。

「そいつを返しなさい。」

「この人を離すことは出来ません。」

「どうして?」

「怪我人ですので…しばらくこちらで預かります。それにこの人が、起きないと帰れませんよ?この人まぁまぁ重いので。」

「なるほどね、分かったわそれじゃ暫くここに居ようかしら。いい?魔理沙。」

「別に構わないぜ。それじゃお邪魔になろうかな、」

「分かりましたそれではこの人を運ぶの手伝ってもらっていいですか?」

そうして3人は創真を客室へと運び、彼の怪我の応急処置を行った。

「それではこちらの部屋で……ごゆっくりと」

そうして咲夜は部屋を後にした。残された霊夢と魔理沙はベッドで眠る創真を見て…思う。

「傷だらけ…どうやってここまで辿り着いたの…?」

「分からんぜ…私達の後ろを着いてきたんだと思うが…

確か人食い妖怪と氷の妖精がいたと思うんだが…」

「それに低級妖怪の群れがね。ま、全部倒したからここにいるのでしょうけど…」

「1番の謎は…どうして創真が私達の言ったことを無視してここに来たのかってことだ…。理由次第では許さないぜ」

「そうよね…助けられたとはいえ、言いつけを守らなかったんだものね…どういうことなのかしら、創真が私のいいつけを破ったのはこれが初めてよ…」

二人はどうやってここに来たのかよりも、どうして神社をほったらかして異変解決に来たのか、ということの方が疑問であった。

ウームと二人が考えていると…

空間が歪み、そこから紫の服を纏った金髪の女性が現れる。

「霊夢…?どうして異変を解決したのに帰ってこないの……ってあぁ、看病していたのね。」

「紫?!もしかしてあんたが創真を…?」

「えぇ、やはり実戦経験は早いうちに積んだ方がいいですもの。

だから今回の異変は機会でしたわ。」

「あんたねぇ…」

等と話していると、ベッドから呻き声が聞こえる。

「霊夢!そろそろ目覚めるんじゃないか?」

「えぇ、そのようね…創真!大丈夫?創真!」

「うぅぅん…、ってあれ?霊夢と魔理沙…?それに貴方は…」

「ごきげんよう。全て解決しましたわ。ありがとうございますね、創真さん…」

「異変は解決したんだ…お疲れ様霊夢、魔理沙。」

「 お疲れ様じゃないでしょ!無茶しないでよ!このバカ!」

労う創真を叱る霊夢。

「たしかにな…危険なことはしない事だぜ?創真。」

呆れながら注意をする魔理沙。

「ま、生きてるんだから大丈夫さ。そろそろ帰ろうよ、勝手に行動したことはごめん。」

「そうね、帰りましょう。魔理沙、あんたはどうするの?神社に来る?」

「いいや、今日は疲れたぜ…家で寝る。」

「分かったわ、それじゃあね」

そして3人は館を出るためにドアを開ける。するとそこには咲夜が立っていた。

「どいてくれない?帰れないんだけど。」

「帰りたいなら1人で帰りなさい。私達はそこの創真くんをまだ返すわけには行かない。」

「僕?」

「えぇ。貴方…早く破壊した部屋の修繕費を出しなさい。」

あっ…と声が漏れる。

「持っていないって言ったらどうするの…?」

「ここでその分働いてもらいます。」

 

…創真は帰れなくなった。




居残り創真くん……

お読み頂きありがとうございます!
この流れから分かる通り、次の話からオリジナル展開へと続きます。

とりあえず…第一部、紅霧異変編完結です!!

良かったらお気に入り登録、感想などお願いします!

それでは次回も!!


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紅魔館労働編
1ヶ月


はい!どうも!新章突入!!

新章の名前はズバリ!

「紅魔労働編」 です!!

オリジナル展開をぶち込めてなかなかに楽しくなってきたァ!

それでは今回も楽しんでください(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)


「…ここで働く?」

僕は突然そんなことを言い出す咲夜さんにそう聞き返した。

だって意味わからないもん、金がないなら働けって…あ、

「えぇ、貴方が破壊した以上貴方が修理費をだすのが常識だと思うですよね。それに…」貴方のことを詳しく知っておきたい… ボソッ、

「まぁ、僕が支払うってのは当然の事だよね。わかったよ、じゃあ僕は此処で働くことになるけど…それでいい?霊夢。」

「働くのは良いわよ。でもいつまでなのよ。」

霊夢に許可を貰うと、霊夢は咲夜にそう尋ねた。

「いつまでとは?」

「創真が働く期間よ!何日働くの?」

「それはまぁ…1ヶ月程…」

「そんなに?!ここのガラスいったい幾らすんのよ!」

「霊夢…たった1ヶ月じゃないか…そんなに気にしなくても大丈夫だよ。」

「そうだぜ霊夢。なんならここに遊びに来たらいいじゃないか。だろ?」

「たしかにそう「ここに来た場合はもう1ヶ月追加です」……はぁ?!」

「だって貴方達とお喋りしている間にできる仕事だってありますから」

「仕方ないよ霊夢。1ヶ月だけなんだし、その間もしっかりと修行しておくから…」

「むぅ……分かったわよ…それじゃぁ、1ヶ月後ね…」

霊夢は納得し、帰ることを決めた。そしてメイドの方を見て

「勝手にこいつに手を出したら……分かってるわね?」

そうメイドに釘を打ち、霊夢は帰って行った…

「じゃあ、私も帰ることにするぜ…それじゃあまた1ヶ月後な、創真。」

「あぁ、それじゃあな、魔理沙。」

 

二人はそのまま帰って行った… それを見送った創真は隣にいた咲夜に喋りかけられる。

「創…真……さんでしたっけ?」

「そうだよ咲夜さん。これから僕は何をしたらいいんだ?」

「そうですね…まずはお嬢様の所へ挨拶をしてもらいます。」

「あぁ、わかった。」

そう言うと咲夜さんはムッとして

「貴方はこれから私の部下になるんですから…これからは敬語を使って下さい。それにここでは1番の下っ端ということも忘れないで下さいね?」

「あぁ、わかっ…分かりました。」

そうか、今から1ヶ月はこの人達が僕の先輩?になるんだから敬語はつかわないとな…

「では、お嬢様の所へ行きたいのですが…さすがにその格好で行くのは無礼ですので、これを来てください。着替え終わったら部屋の外へ」

そう言って咲夜さんは部屋の外へと出ていった。

咲夜さんが部屋から出ていったので、僕は渡された服に着替える。

その服は神官服とは違って、キチッとしていて着ぐるしい感じがした。

「何処かでこんな服着ていた気がするなぁ…」

そんな感情を覚えながら、僕は部屋のドアに手をかける。

「あら、なかなかに似合ってますわよ?」

「ありがとうございます、咲夜さん。」

「それじゃあお嬢様の所へ行きましょう。」

 

そうして僕は咲夜さんに連れられて、【お嬢様】の所へと向かうのだった…。




また……1ヶ月後に……!

はい!霊夢と別れ、紅魔館で働く創真くん。
次回、レミリア様が……

それでは次回も楽しんでください!


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主との面会

創真くんの遭遇回。
今回はレミリア。

それでは今回も楽しんでください!


咲夜さんに連れられ、僕らはレミリア様と呼ばれるこの館の主がいる部屋の前へと来ていた…

「ここがこの館の主、レミリア・スカーレット様の部屋です。吸血鬼の機嫌を損ねないよう、くれぐれも粗相の無いようにして下さい…。」

「分かりました…。」

気が滅入りそうだ…、これからこの館の主という人の所へいくのだが…僕が最も気が滅入っているのは、そのお嬢様に僕のスペルカードが命中し、その結果異変が解決したという事実。

それなら僕は間接的とはいえ、レミリアという吸血鬼に喧嘩を売ってしまったことになってしまう…。

「?どうしたのですか?はやく入って下さい。」

咲夜さんに急かされ、僕はその扉の先にいるこの館の主に向かって

「し、失礼します!」

と言い扉を開く…。

重々しい扉の先には目眩がするほど赤で統一された家具があった。

そして一際目立つ赤の絨毯を目で追うと…その先の玉座に、

この館の主、レミリア・スカーレットが座っていた…

「よく来たな…入れ。」

「は、はい」

「咲夜、こいつが博麗創真か?」

「えぇ、その通りですお嬢様。」

「お前がねぇ……」

ジッと僕を見つめるレミリア。そして僕を眺めた後に、咲夜さんの方を向いて、ニヤリとニヤついた。

満足したのか、レミリアは僕に喋りかける。

「まぁ、いい。暫くはここで働くのだろう?精々頑張ってくれよ?」

「分かりました…」

なんというか、こんな小さな子でも吸血鬼で僕よりも何百歳も年上なんだよなぁ…と思うと妖怪の存在って凄いなぁって思う。

「それじゃあ咲夜、こいつの世話役はお前にまかせる。」

「はい!ありがとうございます、お嬢様。」

「レミリア…様?僕はこれから何をすればいいんですか?」

「あぁ…そうだな…まぁ、そこら辺は咲夜に聞け。それとお前これを付けろ。」

そう言って首輪のようなものを投げ渡される。

それを受け取り、これは何かと思い、レミリアにこれは何かと聞こうとしたが…

「何も聞かずに付けろ。はやく」

と、急かされてしまいそのままその首輪をはめ込む。

するとその首輪は淡い光を発し僕の首にハマった。

「……外れないんですけど。」

「ま、それでお前は逃げられない。それには魔法がかけてあってな、

ここから私か咲夜の許可なく出ていったら強制的にこの館に連れ戻される代物だ。」

「つまりは拘束道具ですか?」

「そういうことだ。」

僕はこの館から逃げることは出来なくなった。

まぁ、1ヶ月後には外してくれるだろ…そう思い首に付けた首輪を撫でる。

「それじゃあ今日はもう遅い…時間感覚は狂っているだろう?朝まで寝ておけ。咲夜、創真を寝室へ連れて行け。」

「かしこまりました。こちらです創真君…」

そうして僕は寝室へと連れて行ってもらった…。

「それではここが貴方の部屋になりますので。」

「ありがとうございます、それじゃあおやすみ?でいいんですかね?」

「はい、朝になったら起こしに来ます。6時には起床ですので、それでは……」

失礼しますと言って咲夜さんは部屋の外へと出ていった…。

それにしてもここで1ヶ月か…とにかく問題を起こさないよう努力しよう…。

最悪の場合のことも考えなくては……

そう思いながら僕はそのまま意識を手放した。




創真くんの言う最悪の場合とは……
色々と考えることもあるですね創真くん。

それでは次回も楽しんでください!

お気に入り登録や感想まってます!

それでは!


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紅魔館の朝食

どうも2日ぶりです。
仕事が忙しくて投稿できませんでした…。
これからもこういうことは起きるんですけど、よろしくです。
それでは今回もどうぞ!


「朝ですよ。起きていますか?創真くん。」

朝になった。そういえば僕は紅魔館で寝ていたんだっけ…

僕は瞼を擦りながら身体を起こす。いつもと同じ時間な筈なのにいつも以上に身体は重かった。

「あぁ…おはよう咲夜さん。」

「はい、おはようございます。それでは外で待っているので、着替えて来てください。」

「はい…分かりました」

咲夜さんが部屋から出ていったので、僕は着替えを開始する。

「ふわぁ……ねっむ…」

なんてことを呟きながら着替えを終わらせ、部屋から出る。

「それではこれから、紅魔館の業務内容を説明しますね?ついてきてください。」

咲夜さんに連れられ、僕はキッチンに来た。

「広いですね…」

「まぁ、かなりの量作るので…それなりには広いです。」

「そうなんですね、それで今から朝ごはんを作るんですか?」

「そうです。ここの住人全員の料理を作ります。貴方…料理はできるんですか?」

「これでも一応霊夢の所で料理を教えて貰ってたんですよ。」

「へぇ…それじゃあ野菜を切るのを手伝ってもらってもらうかしら…

それじゃ創真くん、そこの野菜を切ってもらえる?」

「分かりました!」

そうして咲夜さんに言われた通りに野菜を切っていく。咲夜さんは切った野菜の調理をして、気が付いたら料理は大方完成していた。

 

「完成しましたわ。」

「あ、これで終わりなんですか?」

「創真くんが手伝ってくれて、直ぐに料理が完成しましたわ。ありがとうね。」

「そう言われると、なんか照れますね。」

そんなやり取りをしながら、できた料理を部屋に運ぶ。

運び終えた頃には、既に7時を過ぎた位になっていた。

「お嬢様は基本夜に活動をされますので、とりあえずここにいる者だけで頂きましょう。」

そうして運び終えた料理をそこにいた人達と食べる。

「咲夜さん?そこの人が新人の人なんですか…?」

「えぇ、そうよ美鈴。この人が今日からここで働く博麗創真くんよ。

仲良くしなさいよ?」

そんな会話を聞いたのでそちらを見ると、そこには昨日僕が戦った

門番の女性がいた。

「あ…どうもよろしく…博麗創真です。」

「あ、よろしくお願いします。私はこの館の門番をやってる紅美鈴です。」

「そういえばケガは大丈夫なんですか?」

「やった本人がそれ言いますか…?ケガに関しては私は妖怪なので

直ぐに治りましたよ。」

「…え?妖怪なんですか?」

「そうですけど?昨日戦った時に気づいたと思ったんですけどね…」

「気付かなかったですねぇー…人外のパワーとスピードをしてるなぁって思ったぐらいです」

「人外なのは貴方のスペルカードもですけどね?あれは一体なんなんですかねぇ?」

「それは僕にも……ご馳走様でした。」

なんて話をしてたら、僕はご飯を食べ終えた。咲夜さんの方を見たら…既に食べ終えていた様で、メモに目を通していた…恐らく今日のスケジュールを確認しているんだろう。

そんな咲夜さんに、僕は声をかける。

「咲夜さん、食べ終わりました。美味しかったです。」

「あぁ、お粗末さまでした。それじゃあ今朝のスケジュールを説明したいので暫く待っていて下さい。」

「あ、咲夜さん!ご馳走様でしたー!今日も門番行ってきまーす!」

そう言って美鈴も食べ終えたらしく、そのまま館の外へと向かった。

その際、彼女が耳元で

「暇になったら門の方へと来てください。私も暇ですので…」

と囁いて、館の外へと出ていった…。

 

「全く…美鈴ったら…、」

そんなとこを呟く咲夜さんを見て

「門番って暇なんですかね?」

「行かないでくださいよ?少なくとも今は」

と、釘を刺される。

「行きませんよ…まだ」

「……はぁ…」

なんてため息を咲夜さんにつかれながら、僕らは食べ終えた食器を一緒に片付けるのだった……。




創真くんは料理が出来た…。

はい、今回はこれで終了です。
美鈴の所へ行くことは多くなりそうです。

それでは次回も


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清掃業務

はい!投稿します!

特に言うことはないです!強いて言うなら…

お気に入りと感想お願いします(笑)

それでは!


「それではこれが今日のスケジュールです。」

朝食を片付け、僕は咲夜さんから紙きれを渡される。

「……なるほど、これをこなせばいいんですね?」

「はい、それでは私も自分の業務がありますので、よろしくお願いします。」

そう言って咲夜さんは消えた。… 本当にどんなトリックなんだろ……

そんなとこを思いながら紙きれに書いてある内容を見る。

 

「ふむ…。まずは1階の清掃か…。」

とっとと終わらせよう…と紙きれに書いてある地図に書いてある倉庫から清掃道具を取りに向かった。

 

 

「ここに清掃道具が入ってるのか…」

咲夜さんから別れて、そのまま倉庫に来た僕は清掃道具を取り出す。

そして言われた範囲の掃除を開始する…。

 

無心で清掃作業をこなしていると、僕の前に1人の女性が立っていた。

「…?どうかしました?」

その人に喋りかけると、その人は神妙な顔で

「どちら様ですか?」

「あ、僕は暫くここで働くことになった博麗創真だよ。君は?」

「私は小悪魔といいます。この先にある大図書館に住むパチュリー様という方に仕えています。まぁ、気楽にこあって呼んでください。」

「…へぇ、この先には図書館があるんだ…。」

何故か図書館の響きを聞いたら、楽しみだと思っていた。

「読書に興味があるんですか?なら暇な時に遊びに来てくださいね。」

「あぁ、わかったよ。ありがとうね。」

そしてこあは図書館へと向かっていった。

(……さて、それじゃ残りの部分も掃除してしまうか。)

そうして僕は残りの範囲の清掃も開始する。

 

 

「咲夜さん、掃除完了しました。」

清掃が終わったので咲夜さんの所へ報告する。すると咲夜さんは

「あら、なかなかに早いわね。範囲はそれなりにあったと思うんだけど…。」と 驚いたように僕に告げた。

「いやいや、そんなに広いって訳では無かったので廊下は全部清掃しときましたよ。」

「全部?!…………ほんとだ廊下は全てのフロアが清掃完了していたわ。それも中々綺麗にね。」

(ほんとにどうやって見たんだろ)

「それで僕はこれから何をしたらいいですか?」

「まぁ、特にすることもないし…昼ご飯の準備までは自由にしてていいですよ。」

「分かりました。それじゃ失礼します。」

咲夜さんから自由を貰ったので、僕は暫く暇になった。

なので僕はそのまま玄関を出る。

そうして門の前に立つ女性に声を掛ける。

「元気ですか?」

「あ、来てくれたんですか?丁度良かったですよー!」

美鈴に話しかけると彼女は嬉しそうにそういった。

「?何かあったの…?」

「何も無かったから助かったんですよー!いやーよかったなー」

「ま、門番って普通そんなもんだよね…それよりもさ」

「?どうしたんですか?」

「僕に稽古を付けてくれないか?ちょっと鍛えたくて…。」

「あぁ、なるほど別にいいですよ。丁度私もトレーニングをしようと思ってたんですよ!」

「それじゃ、よろしく頼む!」

そして僕は美鈴の使う拳法を交ぜた弾幕勝負の方法を教えてもらうこととなった。

 

……僕に第二の師匠が出来た。

 




はーい、創真くんの師匠は増えますよ。何処までも…

ということで今回はこんな感じで終わりです、


それでは次回もお楽しみに!


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図書館の主

まあ、話すことはあんまりないですね、

それでは!


「そろそろ昼食の準備をしますので、戻ってきて貰っていいですか?」

美鈴と霊力の扱いの精密さを上げる鍛錬をしていたら、咲夜さんが僕を呼びにきた。

「……何してるんですか?宙に浮いて…瞑想?」

「あ、咲夜さん。今から昼食を作るんですか?今行きます。」

「それよりもそれは何をしていたの?」

「それは私から説明しますね。今やっていたのは宙に浮きながら霊力を高める鍛錬で、これをやると空で戦いながら弾幕を撃つ時のスピードが早くなるんですよ。」

そう言う美鈴に咲夜は少し意地悪そうな目付きで

「そう…それよりも美鈴?貴方がしっかりと門番しているなんて珍しいこともあるのね。創真くんの影響?」

「えぇ……まぁ、この子の前で職務放棄する訳にはいかな……って何言わせるんです?違いますから。」

「そんなことよりも早く準備始めましょうよ…」

そんな言い合いをする二人に創真が会話をきりだす。

「…えぇそうね。それじゃ中に戻りましょうか。美鈴、準備が出来たらまた呼びに来ますから、創真くんが居なくてもしっかりと門番をしていなさいよ。」

「わかってますよー…それじゃ咲夜さん、創真くんまた後で。」

「あぁ、それじゃまた。」

「それじゃあ行きますよ創真くん。」

 

そして二人は再びキッチンにやって来る。

「それじゃ次はこれを切ってて下さい。」

咲夜さんに渡された食材を黙々と切っていく。切っている途中、僕は先程掃除をしている時に出会ったこあという子のことを思い出した。

「あの咲夜さん、ここには図書館があるって聞いたんですけど…どうなんですか?」

「……どこでそれを?」

ー私は教えてませんよーと言いたげな目付きで咲夜さんは僕にそう尋ねる。

「いや、さっき掃除していたらこあって子に出会ったんですよ。それでその子に図書館のことを聞きました。」

「あぁ、なるほど…こあに出会ったんですね。まぁ、図書館は有りますよ。読書に興味があるんですか?」

「読書に興味がある…と言うよりはどんな所なのかな…っていう気持ちがありますね。」

「なるほど……では午後はそちらの手伝いに行ってきてくれますか?

掃除はもう創真くんがすべて終わらせてくれたので。」

「分かりました。それじゃ昼食を片付けた後に行ってきますね。」

 

昼食を食べ終えた後。僕は地下図書館の近くへ来ていた。そして……

「ここが地下図書館…。入ってみるか…」

扉を開けて中に入る。するとそこは異空間の様な所だった……。

「ひろいな…ここに…あ、居た。おーいこあー!」

僕はこあを見つけたので彼女に声を掛ける。すると彼女は

「あ、創真くん!いい所に!ちょっと手伝って貰えますか?」

「?別にいいけどどうしたの?」

「本の整理なんですけど数が多くて…この本をそこの棚に閉まっておいてくれませんか?」

「いいよ。」

渡された本を僕は棚にしまっていく。

(おおいな…こんなのをしまっているのか……)

 

全ての本をしまい、僕はこあに再び声を掛ける。

「終わったよー。」

「あ、ありがとうございます!それじゃここの管理人のパチュリー様に挨拶して貰っていいですか?」

そして僕はこあに連れられ、パチュリーと言う人の所へ向かう。

 

「パチュリー様ー!この人がさっき話した創真くんでーす!」

「あら、貴方が博麗創真?私はパチュリーノーレッジ。ここの図書館の管理人。どうしてここに来たのかしら?」

「僕は博麗創真です。午後はここの手伝いをしてと咲夜さんに頼まれて来たんです。」

すると紫の服を羽織ったパチュリーは フフっと微笑みながら、

「気持ちは嬉しいんだけど…ここは別にこあ一人で回せるのよねぇ…

あ、なら暇つぶし程度に本を読んでいたら?」

「なるほど…分かりました。じゃあ読書させていただきますね。」

「どうぞお好きに…あと私には敬語は使わないで。そこにいるこあにもね」

「え?何故です?」

「別に貴方は部下って訳でも無いから敬語を使われると距離を感じるのよ…とりあえず敬語はやめてね?」

「なるほど……分かった。それじゃあ本を選んでくるね。」

そうして敬語を外してパチュリーと話すことにする。

 

(さて……僕の目的の本はどこにあるかな……?)

僕はとある本を探しに、本棚へと向かうのだった…。




はい!25話目終了です。

それでは次回も

楽しんでください


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素質

最近よんでくれてる人が多くて嬉しみです。ありがとね

それでは今回も楽しんで


図書館にいた僕はある本を探していた。

「どの本にしようかな……お、この本とか良くないか?」

僕は適当に1冊の本を手に取る。そしてその本を読む為に椅子のある方へと向かった。

するとそこに、パチュリーさんがやって来てこう言った。

「その本は辞めておきなさい。どうして貴方が魔術の本を探しているのかは知らないけど、その本は読んだ人を破滅させる呪いの本よ。」

「え?そうだったんだ…危なかった……ところでどの本なら呪いは付与されていないんだい?」

「それならこの本とかになるは…って貴方に適正がないとどの本を読んでも同じよ。」

なんと僕に魔術の素質がなかったらどの本を読んでも呪いが発現していたらしい…、ふと僕はその呪いの効果が気になってどんなことが起きるのかを聞いてみることにした。

「ねぇパチュリー、この本に付いてる呪いってのはなんなの?」

「それに付いてるのは…読めば30年間ずっと寝たままになるわ。」

それを聞いた僕はそっと…本を元あるところへ戻した。

「それは…危ないな。助けてくれてありがとうねパチュリー。」

「気にしなくていいわよ。貴方は咲夜の……」

「?咲夜さんがどうかしたの?」

「いいえ、なんでもないわ。」

パチュリーは慌てて会話を変える。そんなパチュリーに疑問を持ったが、別にいいかと思ったので僕は魔術についてのことを、聞くことにした。

「ねぇパチュリー?魔法ってのは誰でも打てるのか?」

「まさか、打つことが出来るのは魔法の才能がある選ばれた人間だけよ。」

「僕じゃ扱えないのか…?」

「いいえ、それは分からないわよ?今から才能があるかどうか見てあげる。」

「ありがとう!それなら早速頼むよ!」

こうして僕はパチュリーに連れられて、始めの席に向かった。

そしてパチュリーは戸棚の中から1枚の紙を取り出して僕に差し出した。

「ここに貴方の血液を付けて。そうしたらこの紙に魔力量が文字に現れるから。」

「分かった、ナイフを貸してくれるか?」

そうして僕は言われるまま、手渡されたナイフで指先を切る。そしてそこから出た血液を紙に付けた。

すると……紙が淡く光り、僕では読めない文字が表れた…。

「これは…なんて書いてるんだ?」

「少し貸して頂戴。貴方にも見えるようにしてあげる。」

パチュリーに紙を渡すと、パチュリーはその紙をみて固まった。

「はい、それじゃこれが貴方の数値……ってこれは……」

パチュリーはその紙をみて驚いているようで、僕はそれがどんなものなのか気になった。

「?パチュリー?教えてくれよ…どうなったんだ?」

「貴方の魔力量はDランクよ…ほぼ最低数値。」

「それじゃ魔法は…」

「使えないわよ。ま、何か1つか2つなら使えるかもね。少なくとも魔法だけで戦闘をするってのは無理ね。諦めなさい」

「そんな……でも1つは覚えられるんだろ?ならそれを覚えてみるよ。なにか覚えられそうな魔導書はない?」

「1つでも使いたいのね。分かったわ…それなら私が直々に教えてあげる。どんな魔術が使いたい?」

「瞬間移動とパワーアップ」

「前者は無理。後者は自身の強化魔術ってことね。それならなんとか可能よ。」

どうやら瞬間移動は使えないらしい…これで僕の策が1つ消えた。

だがパワーアップが使えようになれば多少はやりやすくなる。

とにかく今はこの魔術を完全に覚えてやる……!

 

そうして僕はパチュリーの指導の元、強化魔術の習得を行うのだった……。




強化魔法……ロマン

創真くんは魔法が使えるようになるのか?

それでは次回も


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魔法

この話は単純に主人公の強化回です。

それではどうぞ


「いい?最初は貴方が魔力を使うという感覚を覚えないといけないのよ。だからそこからやるわよ。」

「分かった、よろしく頼む。」

「まず初めに背中から私の魔力を注入するの…そして貴方の魔術回路をこじ開けるわ。上を脱いで。」

僕は言われたとおり上着を脱いでパチュリーに背中を向ける。

そうしてパチュリーは創真の背中に手を置いて魔力を注ぎ始めた。

その感覚は人間の創真にはなれない感覚で、背中に異物感を感じてそこから痛みを感じた。

「…っぐ、」

「動かないで…もう終わるから………終わったわ」

「いっったたた…こんなに痛いのか……、」

「でもこれは今回だけよ。次回からは既に開いている回路から魔術式を組んで魔法を発動させるの。」

「へぇ、ありがとう。これで魔法を使えるんだね。」

創真は服を着直しながらパチュリーに礼をいう。

パチュリーは気にすることも無く、

「気にしなくていいわ、それじゃこれから貴方に強化の魔術式を教えるわよ。扱えるかどうかはあなた自身だなら頑張りなさい。」

「あぁ、よろしく頼む。」

「それじゃ1番簡単なのをおしえるわね、強化の魔法ってのは他の魔法と違って術式が大きく異なるの。だからこれを覚えても他の魔法に応用するって言うのはかなり難しい。例えるなら水と火のような正反対の性質になっているわ。」

「つまりこれを応用した魔法は使えないんだな…。」

「えぇ、だから教えるわよ?まずはこの魔法陣を見なさい……」

 

そうして僕は数時間程パチュリーの講義を受けていた。

その出てくる魔法式を見ていて、頭が痛くなったりしたが僕はそれらを頭に叩き込んだ。

 

そして……

「よしっ!それじゃこれを暗唱すれば貴方は強化の魔法が使えるわよ。」

「ようやく出来たか…それじゃ早速魔法を使って見ようかな。」

「いきなりできるとは思えないけどね…ま、やってみなさい。」

「あぁ、やってみる。」

そして心の中で魔法式を組んでいく。僕の教わったのは単純な方の強化だったので、直ぐに組み終えて魔法を展開させる…。

「『パワー・ライズ』!!」

体の周りからボォっと力がみなぎってきた。

「これが……魔法?凄いな……」

「……?!そ、そうね…それで合っているわ。」

「どうしたんだそんなに驚いた顔して?みんなこんなもんでできるんだろ?なんでも1番簡単な魔法なんだから…。」

「それもそうね…確かに当然だったわ。それでも貴方…4時間程度で魔法を使えるようになったんだから少しは自分に自信を持ちなさいよ?」

「あぁ、それはもうばっちしだ。ありがとな、教えてくれて。」

 

こうして僕は魔法を使えるようになった。

だがこの魔法…どこで使うのかは未定ってのがまた…

「創真くーん?そろそろ戻ってきてくれますかー?」

「あ、咲夜さん。はーい!分かりましたー!」

咲夜さんに呼ばれたのでそちらへ向かう。そして僕はパチュリーの方に振り向いて

「今日は本当にありがとう!それじゃまた来るからー!!」

「えぇ…またいらっしゃい。」

そうして僕は図書館を後にするのだった…。

 




魔法を覚えた創真くんはこれを使った戦い方を駆使して戦えるのか…

良かったら次回も楽しんでください


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会話

夜の話し……

初日の夜の話です。

これからほぼダイジェスト感覚になっていきます。

それでは


咲夜さん達と晩御飯を食べ終えた後、僕は自室にて日課としているトレーニングをしていた。

流石に仕事服でするのもどうかと思ったのでいつも着ている道着に着替えて修行をしていた…

(98…99……100…!よし!これで腕立てはもういいや…次は…)

トントンとドアをノックする音が聞こえた。

誰だろう?と思いドアの方へと向かうと

「すいません、創真くん?起きていますか?」

「はい、起きていますよ咲夜さん。どうかしましたか?」

ドアを開けたらそこには咲夜さんが居た。

何かあったんだろうか…等と考えていたら咲夜さんが

「急に来てすいません…ちょっとお話がしたくて…今って大丈夫ですか?」

「別に大丈夫ですよ。それで話しって…?」

「そんなに真剣に聞くようなものではないですよ。只ちょっと今日1日を過ごしてどうだったかを聞きたかったんです。」

…あぁ、なんだそういうことか……ならば僕は今日どんなことを図書館でしていたかを教えてやろうと思った。

「そうですね…初日だからというのもあって仕事も少なめで何よりも魔法が使えるようになったのが一番凄いと思ったことですかね」

「ま、魔法?創真くん魔法を使えるようになったんですか?!」

咲夜さんが顔を近づける。ーーフワリと鼻に着くいい匂いに僕は少し頬ける。だがそれ以上にこの咲夜さんが凄く可愛いのだ。

僕にこんな美少女に迫られた経験はない。

記憶がないってこともあるが、幻想郷にきてから共に過ごした女の子も霊夢だけだったし、それに何故か僕だけは何があっても神社から出して貰えなかったので、この幻想郷の女の子は先の霧の異変が起きるまでは霊夢と魔理沙しか知らなかったのだ。

それに霊夢と一緒に暮らしていた時もこんなに近くまで顔を近づけるなんてことはなかった…。

なので僕みたいな男にはこんなに積極的なことをされてしまうとどうすればいいのか迷ってしまう。

(とにかく、咲夜さんを離れさそう…じゃないと僕の理性が不味い。)

「あのー咲夜さん?ちょっと…距離が近いです。」

僕がそう言うと咲夜さんは「ご、ごめんなさい……」と僕から離れた。

「それにしても……」

咲夜さんは僕の方をみて、何か考え事でもしているようだった…

「どうしましたか?」

「いや…貴方とはどこかで……以前会ったような気がして…気のせいでしょうけど。」

「まぁ、そうでしょうね…僕自身も咲夜さんみたいな美人と出会ったら絶対に覚えていますし。」

そう応えると咲夜さんは顔を赤らめて嬉しそうに

「あ、ありがとうございます…」

といった。

「あ、それでは僕はもう寝ることにしますね。」

「そうですね、それではおやすみなさい。明日も6時に起こしに来ますから…」

「いや、自分でおきれるので大丈夫ですよ?」

そう言うと咲夜さんは顔をグッと近ずけて

「起こしに来ますから。」

 

「は……はい。」

僕はそう答えることしか出来ないのだった。

 

そうして咲夜さんが去ったので僕は睡眠に入るのではなく、そのまま次の空中浮遊の修練に戻るのだった…。

 




これで今回も終わりましたね

咲夜さんがそれっぽいことを話していましたが、それほど深い意味は
ないです(おそらく)

創真くん、咲夜さんルートとか考えてますよ

それでは次回も楽しんで


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行動の動機

はい、今回は前回の咲夜さんがなぜ来たのか?という疑問を書いておこうと思ったのでそうしました。

楽しんでみて!


「失礼します。お嬢様…」

「よく来たな、咲夜。そこにかけていいわよ。」

「?かしこまりました。お嬢様…」

私がお嬢様の食事を作り、お渡しした時にいつもと違う声掛けをされた。

 

「それでお嬢様?なぜ私はかけることを許されたのでしょうか?」

私がそう聞くと、お嬢様は少し微笑みながら答える。

「それは咲夜、お前が1番知っているはずよ。……そう、あの男のこと」

「……!それで話とは…」

お嬢様から彼の話題になるなんて…一体どうして…?

 

「そう身構えるな、別にあいつを殺そうってことではないわ。

ただ貴方に聞いてみたいのよ。あいつはどんなやつなのかをね。」

…なんだそんなことか。私は少し安心して彼とのことを話す。

「はい、彼の仕事はとても早く、それだけなくとても丁寧に掃除されています… 正直彼はずっとここで働いて欲しいですね。」

私がそう言うと、お嬢様は少し考えて、

「そうか…咲夜がそんなに褒めるなら本当なのだろうな……だが、あいつがここにいる理由が何故なのか分かっているな?」

「はい……彼がここに居るのは窓ガラスの修理費の為です…」

「そう残念にするな…。 それに私もあいつのことを知りたいのよ…

どうして人間があれだけの破壊力を持ったスペルカードを行使することができるのか…」

「確かに…彼のことはまだよく分からないことが多いですから…」

「そう…だから私はあいつにあのリングを付けたのよ…。あれを付けているあいだは絶対にこの屋敷から出ることは出来ないからね…」

「?そうなのですか?」

それは私もうれしい…、創真くんがここから出られないとなったらずっといられると思ったら、どこか心が踊るような感じがした…

 

するとお嬢様は釘を刺すように言う。

「しかしだ。あいつは博麗の巫女のお気に入り…あいつをここに閉じ込めたとなれば、必ずこの館に侵入してくる…」

「しかし、あの巫女ならばお嬢様の足元にも及ばないのではないでしょうか?」

「いや、次に戦う時は恐らく巫女の後ろにあの男が立っている。」

その言葉を聞いて、私の思考が止まった。

ど、どうして創真くんが…あの巫女の味方に……?

 

「まぁ、当然だな。我々と巫女とでは優先順位は巫女の方が高いだろう」

そしてお嬢様は目を少し光らせて言う…。

「しかしだ!我々の誰かが博麗の巫女よりも大切な存在になれば…あの男はずっとこの館にいることになるだろうな…」

そしてお嬢様は私の方へと目を向けて…

「さて咲夜、お前がなぜ私にあの男をここに置いてくれと頼んだのかという理由はあえて聞かないでおこう……。1ヶ月しか猶予はないぞ…

手に入れたいのならば行動しなさい?私は見守ってあげる…」

 

「お、お嬢様の能力を見た限りではどうなのですか?」

私は聞いてみる…可能性が0ならばそれは無意味なことになってしまうからだ…するとお嬢様はニヤリと笑って、

「無数の運命の中で幾つかお前とあいつが付き合っているものがあった……とりあえず行ってきなさい…私は社内恋愛も許せる方だから。」

「は、はい!行ってきます…!」

そして私はお皿を回収して彼の所へ向かう…

彼は今何をしているのかな?

そんな疑問を抱えて、私は創真くんの居るであろう彼の部屋へと向かうのだった……。




咲夜さんが来たのは、創真くんを返させないためです!

果たして咲夜さんルートが有り得るのか…!頑張れ咲夜ちゃん!!


それでは次回も楽しんでね!


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始まりのトス

咲夜さん襲来イベから1週間がすぎた時のお話。

それではどうぞ。




僕が紅魔館で働きだして、1週間が経過した…。

この一週間の間に僕がしていたことと言えば…紅魔館の清掃業務と

美鈴との修行。それにパチュリー監督の元で魔法を教わっていたぐらいだ。

ただこの3つだけをしていたのだが…それだけでも僕自身強くなったかと聞かれたら、その実感は皆無に等しい。精々使える魔法が3つに増えたぐらいだ…。

本来なら1つでも限界と言われた僕がここまで魔法を覚えられたこと自体奇跡だとパチュリーからも言われた。

 

「おはようございます…咲夜さん。」

「えぇ…おはよう、創真くん。」

そしていつもどうり早朝の6時にやってくる咲夜さんに挨拶をして、朝の間に業務を終わらせ、そして美鈴やパチュリーの所で訓練を行う。

これが今の僕のサイクルだ。

しかしそれを苦だと感じることはない…。

何故なら僕自身、前回の異変では霊夢たちに追いつくことすらできずに彼女たちに結果的に迷惑をかけたからだ。

 

そんな今、僕は美鈴の所へ来ていた…。

「やあ、美鈴。今日もよろしく頼むよ。」

「あ、いいですよー」

と、こんな感じで美鈴とも敬語を崩した感じで話すことになっていた… その理由は単純なことで、美鈴に

「なんか敬語で話されるとむず痒いんですよねぇ……敬語…外してくれません?」

と、本人から言われたからだ。

それからは僕は敬語を外して話している…しかし何故か美鈴の方は僕に対して敬語を外して話そうとはしなかった…本人曰く癖らしい。

 

「そうだ!創真くん、折角だから今日は実戦形式で修行をしませんか?そろそろその戦い方を試す必要があるでしょう?私で良ければ相手になりますよ。」

「おぉ!その提案は正直助かる…僕自身、この戦法を考えたのはいいんだが相手がいなかったんだ…。じゃあ今からやろうか……!」

…そう、僕は美鈴とパチュリーから教わった技と魔法…そして僕自身の霊力、これら全てを併せた僕だけの戦闘方法を編み出したのだ。

 

理屈は簡単で、魔法で自身の能力を底上げし、そこに自分の霊力を美鈴との訓練で覚えた、【操気術】という技で纏い接近戦に持ち込み…

相手が距離を離したら僕のスペルカードで追い討ちをかけるというものだ…。

実際、これで本当に戦えるのか不思議なところだが…それでも紅魔館に来る前よりかは多少は強くなっているはず…という自信があった。

 

美鈴は少し後悔していた。その理由は先程自分で言ったことである。

(勢いで言いましたけど…大丈夫かなぁ……)

そう、美鈴はここ数日の創真の急速な成長に疑問を覚えたのだ。

だからこそ今回、こんなことを申し出たのだが…正直な話。美鈴自身も多少は本気で戦わなければ創真には勝てないだろうと考えていた。

(ここ数日の創真くんのノビは目を見張るものがありますし…

これは以前戦った時よりも…本気で戦わなければこちらも……)

そんなことを考える美鈴だが

「美鈴ー?そろそろ始めようよー!」

と、創真の呼び掛けでハッと我に戻る。

(そうだ…ボーッとしてたら負ける……!ここは真剣に戦わなければ……!!)

「はーい!それじゃ始めましょうか」

「おう!それじゃ戦闘開始の合図だが……」

そう言って創真はポケットからコインを取り出す。そしてそれを手に持って…

「これを飛ばすから地面に着いたら戦闘開始だ!いいか?」

「あ、分かりましたー。負けませんからね!」

「あぁ、僕もそのつもりさ…!」

そして創真はコインを上に飛ばす…重力に従い、上に放たれたコインは徐々に下へと向きをかえ、そのまま地面へと落ちる。

 

 

そしてーーーー

 

ーーカチャン。

 

両者の戦闘を告げる音が鳴り響いた……。




次回!創真くんVS美鈴!

どっちが勝つのか楽しみですね。

そして創真くんが使う戦術が美鈴に通用するのか…?

て感じで今回は終わりです。

良かったらキャラクター案書いてってください…!
(書いてくれたらほぼ採用する予定です…(。ᵕᴗᵕ。))
てな感じで次回も楽しんでください!!

それじゃね!


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門の前の真剣勝負 2

前回それっぽく終わって今回に続きます。

ま、知っての通りの文才なので…そこは期待しないでください。


それじゃあどうぞ!!!


ーーコインが地面に落ちる。

 

瞬間…創真と美鈴がほぼ同時に動きだす。

創真が霊力を解放し、それを纏う。美鈴は呼吸を整え

美鈴と創真が互いに突っ込み、そして両者がぶつかり合うその時……

創真が魔法を発動させる…

「【パワー・ライズ】!!」

創真のスピードが急激に上がり、その勢いに任せ右手に霊力を込めて美鈴に放つ…。

「……ッ!」

美鈴はそのスピードに戸惑いながらもなんなく霊弾を弾き飛ばす。

そしてそのまま創真に距離を詰めて正拳突きをくらわせる。

 

「……はぁ!!」

「危ねぇ!」

美鈴の放つ正拳突きを創真は首を傾け、間一髪で躱して美鈴に右の大振りのパンチでダメージを与えようとする…

だがそれをただうける美鈴では無い、苦し紛れに打った右のパンチを腕で絡めてそのまま創真を投げ飛ばした。

 

「…ウッ?!」

10メートル以上空を飛ばされて、創真は必死に留まる。

(やはり美鈴…強いな、これは…地上では勝てん…次喰らったら多分やられる…!…ならば……!!)

創真は詠唱と共に空へ飛ぶ。少しでも勝算の空中戦に持ちこむ…。

その策に気づいた美鈴も空中へ浮遊した。

 

「創真くーん?空中戦なら勝てるなんて思わないでくださいよー?」

「なんだ気付いてたのか、ならば話は早い……!」

そして創真が加速する……

(美鈴にさっきと同じ方法で攻めるのは愚直!なら……ここ仕掛ける……!)

創真は美鈴加速した直後にスペルカードを取り出す…

「美鈴!これを受けてみな!【重符 重力光弾】!!」

黒い光を帯びた球体を美鈴に目掛けて撃ち出す。それに合わせてスペルの代償として創真は地面に降下する。

「またそれですか?!」

美鈴は創真のスペルカードは受け流すことが出来ないことを知っているので、創真の重力光弾を躱す。 ただ威力が高いだけで、本質は真っ直ぐ飛んでくるだけなので、躱すのはいとも容易いのだ。

美鈴はしっかりと重力光弾を躱し、再び創真の方へと視線を向けるが…。

(……?!何処へ…?)

そこに落ちていった創真の姿はなく、美鈴は困惑する。

 

「【範激 網羅蹂躙】!!」

 

そんな美鈴の上空から弾幕が降り注ぐ…!

 

(……なんで上に!?)

急な攻撃に対応が遅れるが、美鈴は飛んでくる弾幕を撃ち落としていく。

だがそれよりも何故、創真が自分の上にいるのかが分からなかった。

 

「どうしてそこに……?!」

「これが僕の第二の魔法さ、その名も【イリュージョン】。どうだ?分からなかっただろう?」

「くっ!でもまだ負けていませんよ!」

「いーや僕の勝ちだ、なんて言っても……このスペルは空のマウントがあれば最強の性能を誇るからな!!行くぞ美鈴!

【重術 グラビティスペース】!!」

そのスペルを発動した瞬間。

 

美鈴に重力が掛かる。

(何……?!この重みは…!?耐えきれ……ない)

そのまま美鈴は地面に叩きつけられ、その空間に点数となってバラけるのだった…

 

美鈴の元へと降りて創真は呟く…

「ま、こいつは魔法で代償ダメージを減らそうとして作られたスペルカードだよ……最も今の美鈴には聞こえていないだろうけどね…」

そして創真は美鈴が復活するのを待つのだった…。




新たな戦術…上空から押しつぶす

なんて戦いなんだ…主人公の戦い方ではない!!


てな感じで今回は終了です!

良かったら次回も楽しんでね!!


そいじゃぁまた次回も!


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ーーSide Story 1

はい、サイドストーリー…

それは霊夢たち視点を指す!(今のところは)

番外編なんかも今の章が終わったら出そうかなって思ってます。

それでは!


「あーー創真ぁーー」

「おーっす霊夢ー?魔理沙様が来てやった…って何してるんだ?」

「んーー?見ればわかるでしょ寝てるのよ。」

「おいおい、そんなにだらけてていいのか?」

「何よ。別にいいわよ、あーーー創真ーーー…」

 

ここ一週間、創真が紅魔館に行ってしまってから、博麗神社の巫女、博麗霊夢は創真がやってくる以前よりも怠惰な生活をしており、まともにご飯も食べていないようだった…

 

「おい霊夢、里の方でお前がどうしてるか、って心配してたんだぜ?」

「知らないわよそんなの…私からしたら創真の方が心配なのよ。」

「?なんでだぜ?」

「殺されてないか心配なのよ…それに私の弟子よ?そんなことがあったら私の面目丸つぶれじゃない。」

「あーーそっちかよ」

 

なんて会話をしていると空が歪み、隙間が生まれる。

そこから……八雲紫が姿を表す。

 

「やっほー!霊夢!ゆっかりんが遊びに来てあげたわよー!」

「帰れ、消えろ、くたばれ。」

「えー!ひっどーい!折角貴方の弟子の状態を教えてあげようと思ったのに……」

そう紫が言うと霊夢は

「何してるのよ紫、早く来なさい。中で話しましょ?」

と手のひらを返したように紫を歓迎した。

魔理沙は「なんだそりゃ……」と呆れていた…。

 

「それで?あんたは何を知っているのかしら紫?」

「そうねぇ…だいたい全てのことを把握しているわ。彼がどうして異変の解決へと走ったのかも……ね」

それを聞いた魔理沙はすかさず

「それを知ってるってことは紫…お前があいつに異変解決を焚き付けたってことだ…違うか?」

すると紫は少し驚いたように

「魔理沙…あなたって以外と頭が回るのね…」

しかしそれ以上に霊夢が激昂した。

「紫あんた……余計なことを……!」

「あら?余計?貴方たちだけではあの吸血鬼に勝てたのかしら?言ったでしょう?私は全てを把握していると。」

 

それを聞いた2人は何も言い返せなかった。それもそのはずで、魔理沙はともかく霊夢は全く鍛錬をしていなかったからだ。

そんな2人をみて、紫はさらに畳み掛ける。

 

「霊夢、貴方は幻想郷最強と謳われていたせいで天狗になっていたのよ。でも実際は違った…今回でよく分かったでしょう? 彼が帰ってくるまではまだ時間はある…それまででもいい。 せめて貴方は博麗の

最終奥義を完全に習得しなさい。それを使う事ができるなら、貴方は本当に最強となる…。次に魔理沙。貴方はただの人間…人間の攻撃力には限界がある…それは分かるでしょう?霊夢が博麗の最終奥義を習得してしまえばあなたと霊夢の差は計り知れないものになる…だから貴方が今の立ち位置にいたいならば人間を超える魔法を使いなさい。そうすれば今までよりも強い妖怪が現れても対処することができる」

「……分かったわよ。」

「あぁ、分かったぜ……」

バツが悪そうに返事する霊夢と魔理沙、それを聞いた紫はさらにこんなことを告げる。

「ちなみに……創真の事だけど…彼、相当力を付けているわよ。

貴方たち本当に平和ボケしてると追い抜かれるわよ?特に霊夢。」

「……それはまずいわね…魔理沙、今日はもう帰りなさい。たった今予定が出来たから」

「あぁ……言われなくても帰るぜ…私もたった今用事ができた…」

 

そうして2人は鍛錬を開始した。

次にくる異変の為に…創真に追い抜かれない為に…。




はい、なんとこの小説の霊夢。無想転生が使えないという…

これを習得しうるのか…? これからの活躍に期待です。


それと…最近見てくれてる人が多くなっててすごく嬉しいなって思います!

いつも見てくれている方、本当にありがとうございます!

お気に入り件数30にいったら、見てくれてる人のリクエスト募集中とかしてみたいと思ってます!

それとキャラクター名の案なんですけど…

是非やってください!!(懇願)

ほんとに採用するんで!お願いします!!


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お嬢様の元へと

この話は前々回の続きとなります。

遂にここから紅魔館労働編も中盤…この話を基盤にどんどんと展開を進めたいとおもっています!

より一層楽しんでくれたら幸いです!

それでは楽しんで、どうぞ!!


「いったたた……、全く…いつあんな魔法を使ったんですか?」

復活した美鈴は創真にそう尋ねた。

「いやなに、それは秘密だよ…こいつは仕組みが分かっちゃうと次から通用しなくなっちゃうから。」

…この魔法はただの目の錯覚を利用したトリックなだけだ。

つまりタネがある。それを知られてしまえば、この魔法を使う理由が無くなっていくのだ。

だからこそこの魔法のことは秘密にしておく。

「ま、今日はこれぐらいでいいでしょう…それで創真くん。手応えはありましたか?」

そう聞く美鈴に僕はすこし考えて…

「うーむ…どうだろ…やっぱ最後のスペルカードで魔力の大半を持っていかれるから…あんまり多用する戦術は起用しないかな…」

「まぁ、それでもその戦い方は初見の人には有効ですしねー…

どんな戦い方で戦うのか、その判断力が重要な鍵になりますね。」

「そうだよね…ここでの働く期間の間に完全に把握したいよね…」

 

そんな感じでゆっくりと話していると…後ろから咲夜さんが来た。

「創真くん、そろそろ昼食の準備を始めるので来てくれますか?」

「あ、了解です…それじゃあ美鈴、また!」

「あ、はーい、それではー」

そして咲夜さんに着いていき、食事を作り出すのだった…。

 

創真くんと移動している中、私は少し先程眺めていた創真くんと美鈴の弾幕ごっこのことを考えていた。

(さっきの美鈴…どうしてずっと下をみていたの?)

…そう、気になる内容は先程の戦いで、なぜ創真くんが上に飛翔しているのに美鈴は下を眺めていたいたのか。

確かに下から彼のスペルカードが放たれていた。でも次の瞬間には創真くんは美鈴の上にいて、もうひとつのスペルカードを発動させていたのだ。

 

そして2人は昼食を作るのだった……。

 

 

「創真くん、これでみんなの料理は完成しました。それじゃあ私は買い出しに行ってくるので、少しお嬢様のお世話をしてもらってもいいですか?」

「あ、あぁ…分かりました。頑張ってみます…」

彼は少し緊張してるようだ。なので緊張を解すために私は微笑みながら言う。

「大丈夫ですよ…お嬢様は屋敷の住人には優しい御方ですから…。別に気にすることはないですよ。」

「そ、そうなんだ…少し……安心した…」

「それでは行ってきますね、お嬢様のこと、お願いしますよ。」

「分かりました、それじゃあ行ってらっしゃい。」

 

……咲夜さんが居なくなってから、僕はレミリアさんの居る部屋へ向かった。

「相変わらず豪華な扉だなぁ…」

等と言いながら「失礼します」といい、中へと入る。

 

そこには初めてであった時のように、その小さな身体からでも威厳ざ溢れている……

と考えさせられる程の吸血鬼…レミリア・スカーレットが初めにであった時のように玉座に座っていた……




はい、今回はこれで終わりですね。

ようやく出てきたおぜうさま!

しかし…ここのレミリアはカリスマ溢れる振る舞いをされている…!

て感じで、これからの話の展開に注目ですね!!

(告知です!この章が終わったらAnother Storyを作りたいと思うんですが、それでもし、やって欲しい案などがあったらコメント欄に書いてください。もしくは、TwitterのDMで送ってくれても大丈夫です
多くの案を頂けることを願います…。長文失礼しました)


それでは!次回も楽しんで!!


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誘い

はい、どーもです。

今回も見てくれてありがとう。

それじゃあ…どうぞ


「よく来たわね、まぁ楽にしていいわよ」

部屋に入って固まる僕にそう言ってくれるレミリアさん。

「しかしですね…」

「口答えはしなくていいわよ、楽にして?」

「わ、分かりました…失礼しますね…」

そしてレミリアさんの前に置いてあった椅子に腰をかける。

その椅子はやけにふわふわしていた。

(いい材質使ってるなぁ…)

 

「ねぇ、落ち着いたかしら?」

座ってから数十秒後、僕にそう問いかけるレミリアさん。

「あ、はい。かなり……落ち着きました。」

僕はそう答えて次に彼女がなにを聞くのかと耳を傾けた。

「そう、それじゃあ…貴方に聞いておきたいことがあるわ…これは命令ではなく単なる誘い。深くは考えずにあなたの答えを聞かせて…」

「わ、分かりました…」

「それじゃあ聞かせてもらうわね……貴方…」

次に彼女が発する言葉に僕は思わず目を見張ることとなる。

 

 

「吸血鬼になりたいと思わない?」

 

「……え?」

理解が追いつかない。どうしてもそんなことを聞くんだ?吸血鬼ってなれるのか?でもどうやって…… しかしなってしまうならば何が失われる…?

 

等と頭の中が疑問で1杯になる…。

どんどんと頭の中を巡る考えが僕の正常な判断力を削いでいった…

 

 

 

彼に吸血鬼の話をしたのはいいけど……それから固まっているわね…

それではつまらない。はやくこの子の答えを聞きたいのだから……

「ねぇ…答えは決まった?」

「答えはノーです。すいませんがこの誘いは断らせて頂きます。」

「あら……どうしてかしら…?ちなみに博麗霊夢に関連付けずに答えなさい。」

…べつに彼が断るのは知っていた。なぜなら彼は博麗の巫女の所の人間。自ら妖になるわけが無い…。だからこそ博麗の巫女に関係する話をせずに理由を述べて欲しかった。

 

そして……私の観た運命に沿って進んでいるのならば…ここでこの子は……

 

「僕は……僕の生き方をしようって…決めてるんです。」

「……!そうか……それは残念だ…だが、これは悪い話ではないのよ?貴方のことはこの館の全員が大切だって思っている。だからこそ吸血鬼になって人間とは比べ物にならない時を皆で過ごしましょう?」

 

 

なんかプロポーズを受けている気分だ…。

でも僕は妖怪になるつもりはないし、この命が尽きる時も人間のままで死にたい。

なので僕は……

「それでも嫌です。僕は人間としてこの先も生きて行きたいと思っていますから…」

そう言うとレミリアさんは少し残念そうにして…

「そうかならばこの話はやめよう。それでだ…もうひとつあなたに頼みたいことがあってね…聞いてくれるかしら?」

「できる限りのことはやります。」

「そう…それじゃあ貴方にして欲しいことは……」

レミリアは1拍おいて、僕に喋り始めるのだった…。




はい、吸血鬼のになるかという誘いを受けます。

理由は……分かりますよね??

ま、これも後に分かることですので悪しからず。


まぁ、それでは次回もお楽しみに


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頼み

はい、前回のレミリアの頼みとは…

この話で明らかになります!

それではどうぞ!!


「私の……妹…フランの専属で子守りを、して欲しいのよ。」

「フラン……?レミリアさんには妹がいるんですか?」

初耳だった…この屋敷にいる人たちからはそんな子の話は一度もされたことがなかったからだ。

でもその子がいるのはどこなんだ?僕はこの屋敷をある程度は見てきた。だからこそそこにそんな少女がいたならば気が付かない筈がないのだが……

「ちなみに…そのフランって子はどこに居るのですか?」

「フランがいる場所は……この屋敷の地下…図書館の地下に居るわ…」

「え…?どうしてそんな所に?」

それではまるで除け者にされているようなものでは無いか…

等と僕が考えていたら、それを見透かしたかのようにレミリアさんは僕につたえる。

「私は……いえ、私たちはあの子を地下に閉じ込めているわ。」

「え……?」

「あの子は産まれて直ぐに自らの力で親を殺したの…そしてその力は未だ制御出来ないでいる…。だから私達はあの子自体から離れることにしたのよ。もう私達ではあの子の心を開くことはできないから……でもあなたは違う。他の従者の反応を見ても、あなたはフランの力を上手く抑え込めるような気がする…だからやってくれないかしら?」

かなり褒められた…でもどんなことをすればいいんだ……?

「ちなみに…僕は一体なにをすればいいんですか?」

「あら?それは簡単よ…あなたはただ、フランと一緒に行動してくれればいいの…あなたに頼むことはあの子の子守りをすることよ。」

「なるほど…分かりました。でもその前に…一日だけ猶予を貰ってもいいいですか?」

「?どうして?」

そう疑問に思ったのか、僕にそう尋ねるレミリアさん。

だから僕はその理由を応える。

「まぁ、心の準備をやっておきたいんです」

「そう……まぁ、それは別にやってきなさい。明日からフランの子守りをやって頂戴。」

「はい、かしこまりました。」

 

「まぁ、話はこれくらいね…それじゃあ下がって大丈夫よ。」

そう言われたので僕は部屋を後にすることにした。

「分かりました。それでは失礼しました…」

そうして僕は部屋を後にする…

 

 

「はあ…」

彼が居なくなった部屋でわたしはため息をこぼす…皮肉な話だ…。

私たちではフランの心を開くことができないからと言って…

彼に頼んでしまった…。

咲夜はきっと私を恨むだろうな…等と考えながら…私はこれからの未来を視る。

「頼むわよ……博麗創真……」

 

その独り言はレミリア以外の人に聞こえることはなく、その部屋で小さく反響するのだった……




はい、レミリアの頼みはフランのことでした。

ようやく出てきたフランちゃん。

それでは次回も…


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記念の品

はい、なんやかんやでアクセス数の伸びが安定してきたKUROです

皆さんいつも見てくださりありがとうございます!

今週中に一日のアクセス数が100を超えたら…2話投稿とかしようかなーみたいなことを考えてます…

良かったら布教してください

それでは


僕はその日の夜、テラスにて明日のことを考えていた…

その理由は1つでフランという子の面倒を…僕は見るとができるのだろうか…そんなことを考えながら1人テラスで外の景色を眺めていた…。

 

そこに1人の人影が…… 僕の後ろに現れた。

「あら…創真くん?珍しい…どうしてここに?」

そこに現れたのは僕の上司である咲夜さんだった…

「実はですね……明日から妹さんのお世話係にお嬢様から任命されまして……」

「……え?そうなんですか?」

どうやらこのことはまだレミリアさんから伝えられていなかったようだった…

「えぇ、そうなんですよね…でも、僕にできるのか心配で…どうしたらいいんですかね…?」

 

 

私は困惑していた…いきなり彼に伝えられたことはあまりに唐突で、衝撃的な事だった。

(どうして創真くんが…妹様のお世話係に…?妹様の狂気はまだ納まっていないはず……お嬢様は一体なにを考えていらっしゃるのかしら…)

少し考え込む。すると創真くんが私のかおを伺っている…。

「えっと……どうかしましたか?」

「……え?いえいえ!別になんでもないですよ?」

「あ、そうですか…なんか……すごい思い立ってる感じだったので…」

「まぁ、それは気にしないでください…。それで…あなたの心配ですが…それは気にしないでください。お嬢様の推薦で選ばれたのでしょう?ならばそこは胸を張ってもいいと思いますよ?」

そう彼に言う。彼は少し安心したように…

「そ、そうですか…まぁ……分かりました…」

と呟いた。

 

「あ、そうだ。創真くん、ちょっと私に着いてきて貰ってもいいですか?」

「?分かりました。」

 

..

そうだ…彼にアレを渡しておこう…。

そう思って彼を自分の部屋に呼ぶことにした…

 

「それじゃあ適当に座っておいてください。」

「えっ…とそれじゃあ失礼します。」

適当な椅子に腰掛ける彼に私はある物を渡すべく、引き出しからそれを探す。

そして…

「あ、あった。」

「?何があったんですか?」

「いや、創真くんが妹様のお世話係に任命された記念として…この時計をプレゼントしようかと思って…これを受け取って貰えますか?」

そう言って私は1つの懐中時計を彼に渡す。

「ありがとうございます…大事にしますね」

「それは肌身離さずに持ち歩いてくれませんか?」

「え…?分かりました……」

そうして彼は時計を胸のポケットに閉まった。

「それじゃあ明日は朝からお嬢様の所へ向かうので今日はもう眠りましょうか」

「了解ですそれじゃあ失礼します。あ、時計ありがとうございました!大事に使わせて頂きます。それじゃあおやすみなさい」

彼が部屋から出ていった後、私は1人になった部屋で机の引き出しからもうひとつの懐中時計を取り出した。

 

「えぇ、出来ればその時計が使われないことを願います……」

1人私はただそう呟くのであった……。




はい、咲夜さんに渡された時計の能力とは……?

咲夜さんから何か貰うだけでも妬ましい……パルっちゃいますよほんとに

てなことで次回……遂に…フランちゃんが……?!

てことで次回もお楽しみに!

バイバイ!!


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悪魔の妹

遂に来た!フランちゃんが遂に来た!!

はい、それではどうぞ(ネタ切れ)

まぁ、ネタ募集中なんでよろしくです…(諦め)


「いい?創真。ここがフランの部屋よ…咲夜」

「はい、かしこまりました。創真くん、こちらへ」

朝、僕はレミリアさんと咲夜さんに連れられて大図書館の地下…

フランという子の部屋の前までやって来ていた。

 

「それでは…ご武運を……創真くん…」

「え、今なんて」

「死ぬなよ、創真。」

……咲夜さんに言われて聞き間違えたと思ったのに…レミリアさんに再度言われた。

死ぬの……?俺は…

 

そんなことを想像しながらも俺は扉を開ける。

その扉は重く、なんとも開きにくかったが、それをこじ開けて中に入る。ここまで来たらもうガムシャラにやってやるだけだ!

そう決心を心の中で済ませる。

 

そして中に入り、扉が閉められた。

「……は?」

あ、閉めるんだ…….え……、どうして…?

 

等と考えている暇はない、とにかく一刻も早く、フランという子と接触を図らなくては…

 

そう思い立ち、僕は行動を開始する。

薄暗い部屋で目の前はなにも見えない。

 

だがそんな暗闇の中から……

「あなた……だぁれ?」

中から声がした…つまりこの子が…!

「……!僕は創真だよ、博麗創真……君がフランドールかい?」

「へぇ……創真…かぁ、なんでここにいるの?」

「それはだね……きみのお世話係をレミリアさんに頼まれたんだ。」

「……!!お姉様?それなら必要ないわ。今すぐに帰って!」

……レミリアさんの名前をだした途端態度が急変したな…

そうか、この子はレミリアさんに閉じ込められたんだっけか、

それはキレるわ……普通そうだよな。

とにかくこの子を落ち着かせないと……

「なぁ、フランちゃん、僕はレミリアさんに頼まれたとはいえ、本当に君と出会ってみたいと思っていたんだ……だから姿を見せてくれないか?」

「……?見えていないの?私が……?」

「あぁ…暗すぎてね…僕ではなにも見えないよ。」

「なら、灯りを付けてあげる。そしたら、私と遊んでくれる?」

「それくらいなら大丈夫だよ…。」

「本当?!じゃあ直ぐに付けるね!」

 

そしてあかりが着いた…。そして真っ先に僕の目に映りこんだのは…

 

切り裂かれた人形、肉片がこびり付いた壁など…残酷で表現しがたい光景が映りこんだ…。

(……?!なんだこの部屋??一体なにをしたら…)

「ねぇ、早く遊んでよ」

不意に話しかけられ、僕はそちらの方をむく……そこにはレミリアさんと瓜二つで宝石の様な翼が生えた可愛らしい金髪の少女がそこにいた。

「わかった、なにをして遊ぶんだ?」

「そうねぇ、私と弾幕勝負……?をしましょう!負けたら……貴方は私の動かない人形になってもらう!」

「わかった……人形に…はっ?」

おいまてつまりそれって遠回しに俺の事…!

「それじゃあ…簡単に死なないでね!!」

 

……負けたら死ぬって事じゃないかっ!

 

僕は瞬時に戦闘態勢にはいり、フランドールに対峙するのだった……




はい!それでは始まりました…!
フランちゃんVS創真くんのガチバトル(なお文章力)

てなことで今回はこれで終わり!

それじゃまた!!次回もお楽しみに!


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狂気

はい、前回の戦いの続きです!


楽しんでください!!


さすがにまずい……勝てる気がしない…!

僕はただ交わし続ける。フランちゃんはその強化した爪で僕の首筋を掻っ切ろうと手を突き出してくるのだ……

それを何とか躱して僕は霊力を練るそして、

「はな……れろ!」

フランに一撃を入れる。

しかしフランはそれに怯むことなく、僕に蹴りを入れた。

「……ゴふゥ!」

部屋の壁に叩きつけられる。

なんて威力……これはまずいぞ……

今の一撃は僕自身結構本気の攻撃だったのだ。それをあの子はなにも感じなかったかのように僕に攻撃を続けてきた……。

即ち…

「本気で行っても勝てる確率は限りなく少ないってことか……」

 

 

(なんなの?!今の一撃……!)

フランは困惑していた……それはあの人間…名前を博麗創真と、言ったか…そいつに撃たれた弾幕が自身の想像以上の攻撃力を誇っていたからである。

(少なくともあれをあと何発も食らうのは良くないわ……)

そう考えたその時……フランの狂気が、フランに囁く……。

《どうだ?あいつを殺したいだろう?あいつをぐちゃぐちゃに……しテやりタイだロ?》

「……?!あ、ァ、ガァアアアァァア!!」

 

……?!なんだこの感覚……!

肌がヒリヒリしてきた……?!こんな感じはまさか…

恐る恐るフランの方をみる。そこにはレミリアさんの言っていた狂気に苛まれ、僕に殺意をむき出しにたつ、本物の悪魔のようなフランの姿があった…。

 

「クソ!【ライズアップ】!」

とにかく耐久性を上げろ!一撃でも受けたら死ぬ!だから……少しでも防御をあげるんだ……!

「ナンのてイこう?ムダだっテワカッテイルデショウ?」

「それでも足掻くんだよ。できる限りでね……」

 

ふーんと言ったあとフランは僕に突っ込んでくる…

それは人間の僕には到底追いつける速度ではなく、命の危機を瞬時に感じた僕はその場でスペルカードを発動させる……!

「……!【重術 グラビティスペース】!」

周りの重力が上書きされる。

これは範囲内の生物の重力を底上げさせるスペルだ、なぜこれを打ったのか……僕にはわからなかったが…とにかくこれが得策だと…そう本能的な行動だった…。

 

 

「ナッ?!」

ドサッと倒れるフラン…なんとか間に合ったようだ。

「さて…僕的にはこれでチェックメイトだと思うんだが…ちがうか?」

「ふざッケルなぁ…!!」

立ち上がるフラン…強すぎじゃないか…?

 

そして、その刹那僕の身体から血飛沫が飛び出る。

「はっ……?」

今度は僕が倒れる。一瞬だった…僕はフランに何をされたのかも理解出来なかったのだ。

そしてフランが近ずいてくる……

そして…

「サヨウナラ、おねェサマの従者さん?」

 

僕の頭に彼女の拳が振り下ろされるのだった……。




フランちゃんの狂気に創真くんは為す術なく倒れてしまう……

創真くんは何とか立ち上がることができるのだろうか??

次回もお楽しみに!


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決着

ついに決着。

それでは


拳が振り下ろされる…

僕はその狙いを頭だけにしていると分かっていたからか、即座に首を曲げて、その攻撃を躱す。

 

「……?!」

「狙いが単調過ぎたな、せいァ!」

驚くフランにそう告げ、僕は渾身の一撃を打ち込む。

「……っつ!」

フランは大きく後ろに吹っ飛ぶ

そしてその隙は僕にとって勝敗を分ける瞬間でもある、僕は即座に次の魔法を展開させる。

 

「……?!あいつはどこに…!」

フランは吹っ飛んだ後即座に創真の僕の方へと視線をやるが、そこに創真の姿はなかった……

「……そうか、次ハかくれんぼノツモリか…」

そういいフランはスペルカードを展開させる

【禁忌 レーヴァテイン】

低く、冷徹な声でその深淵の炎に包まれた武器を具現化させる。

それはレミリアの使うグングニルとは対照的で光のなき黒を彷彿とさせる様であった……。

「さあ、デてキナさィ?」

フランの無差別な攻撃が始まる……

 

 

……おいおいおい、あれはやばいだろ!

フランの使うあの武器…殺意の塊じゃないか!!

あんなもん振り回されて溜まったもんじゃねぇ…かするだけでも肉片になってしまう…!

瞬時にそれを感じ取った僕はフランに気づかれないようにスペルカードを発動させる……が、その刹那ーー

 

フランと目が合った。

「ミツケタよ……」

「…………!」

焦ってはだめだ…あいつに通用するのは最高で最も高密度の弾幕のみ……そしてそれを僕は持っているから……僕は霊力を貯める…そのスピードはここに来る時よりも、およそ3倍ほど早くなっていた……

 

 

その時…僕は酷く冷静だった…。

まるで死を乗り越えたかのように、確実にフランに技が当たることを確信している様な感じがした……。

(不思議な感覚だ……僕がこの子に勝てる確率は限りなく少ないってのに……僕は何故か落ち着いていられてる…?)

その感覚の正体は分からないが……それでも、いまの僕ならフランにだって、通用する力を発揮させられる……という謎の確信すら持っていた……

 

だからこそ僕は…真正面から戦うことにした……!

「こい!フラン!!お前の技……僕が打ち破るっ!!」

「……?!やッてミロォォッ……!!」

フランが持っているレーヴァテインに力を込めている…。

 

考えろ……それから考えられるフランの次の手段は……!

(吸血鬼の腕力を利用したあの武器の投擲…!そしてそのスピードに追いつく技は今の僕には……ない!!)

持っていたスペルカードを今持つ全ての霊力とともに解放させる…

 

現れる黒い球体…それは今まで撃っていた全ての技よりも黒くより激しい稲妻を発生させ、その力を象徴させていた……

 

「コレで……シネェエエエエエ!!!」

フランがレーヴァテインを投げる動作に動く…1度手から離れればそれはもう創真の敗北を意味する。

だからこそ創真は……!

「【 重符 重力光弾】!!」

投げるよりも早くその技をフランに放つ。

 

吸血鬼でもまともに受ければ怯むような攻撃だ。それの全力バージョンをノーモーションで放たれれば、フランもさすがに回避をとるのだ……

 

狂気に苛まれていなければ…

 

まともな判断力が欠けている今のフランに、回避という選択肢はなかった。その球体ごと目の前の人間を貫くことを考えていたのだ。

 

そしてレーヴァテインは放たれる。

 

しかし、それは重力光弾に直撃し、そのままそれをかきけした……。

 

「……っな?!」

そんな声を上げて迫ってくる弾幕を真正面から受けてしまう…。

「キャアアアーーッ?!!」

 

ーーピチューン!

 

そんな悲鳴と共にフランは点数と共に飛び散るのだった……。




はい!決着!!

創真くん、なにかに目覚めました!!

まぁ、次にこれに目覚めるのはいつですかね?


それでは!次回も!!


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安心

はい!フラグ回だぁ!!!


はい、そんな感じです。

それでは


「ふぅ……こっわ」

 

フランを倒した僕は彼女が回復するまでの間にこの部屋の状態を確認することにした。

 

辺りを見渡す……。やはりここにある人形やら装飾品やらはフランに破壊されたのか、無残な残骸となっていた。

 

それから少したち……後ろで物音がした。

恐らくフランが復活したのであろう、と僕はそちらへ視線をやる。

 

そして笑顔で「おはよう、フランさん」と彼女に呼びかける。

するとフランは少し不機嫌そうに「黙って!」と僕に言ってから

そっぽを向いてしまった。

 

「そんなに怒らないでよ、仲良くしよ?ね?」

「嫌だよーだあなたは嫌い!早く出てって!」

「そんなに拒絶する……?それになんか扉閉められたから出れないよ」

「……は?私あなたと一緒に過ごさないといけないの?!まじでいや!

何とかして出てってよ!!」

「そんなにきらうー?でもまぁ出られるようになるまでは我慢しとこうよ」

「じゃあ……話しかけないで」

「わかっ……え?」

「ここにいるのはいいけど、私には話しかけないで!わかった?あなたは従者なんでしょ?なら私の命令には従いなさい!」

「わ、わかった……それじゃあ……うん……」

 

なんかすごく傷ついたので部屋の隅っこでうずくまっとこ……

「それじゃ……僕…向こうで座っとくから……なんかあったら…話しかけて……」

そうして部屋の隅へ行き、そこに座り込む。

 

(やばい……これ無理なやつじゃね?)

既にフランからは嫌われ、部屋からは恐らく出られない。

つまるところ今の僕の状況は 詰み に近い。

 

(まぁ、そのうち話しかけてくれるでしょ……)

なんて期待をしながら僕は部屋の壁を眺めるのだった……。

 

 

(もう!なんなのあの男!!)

フランは先程自身の所に来たあの男……ただ壁を眺めている男を見ていた。

しかし創真はそんなフランの視線に気がつくことはなく、ひたすらにフランの部屋の壁を眺めているだけ……

(あいつ……どこ見てるの…)

まぁ、別にいいか、そのうち飽きるだろう……と思ってフランは動き疲れたのか…そのままその場に寝転び、睡眠を開始するのだった。

 

(……暇だ)

僕は壁を眺めやりただそう思うのだった……。

 

なんせやることがない、全然眠たくもなければ…何か行動できるわけでもない。

なんかしたいなぁ……なんて思ってたらフランの方から寝息が聞こえる。

 

(……?)

どうなってるんだ…?とチラリとフランの方を見る。

するとそこには、スゥスゥと寝息をたてて眠る少女の姿があった。

 

「ここで寝るのはまずいでしょ……なんでベッドがあるのにそっちで寝ないんだか…」

なんてことを考えながら彼女の方へと向かう。

 

そして彼女を抱えあげて、ベッドに運ぶ。

 

(この子……軽い)

抱えあげてからそんなことを考えながら、フランをベッドに寝かしつける。

 

「仲良くなれたらいいな…」

そう小さく呟きながら僕は定位置に戻ろうとしたら……

 

「お姉……様…私も……仲間に……」

フランが何か言っている。恐らくレミリアさんのことだろう。

 

フランが苦しそうに手を上に伸ばしている。

僕はそっとその手に触れる…。

するとフランは安心したのか、笑顔になって、僕の手をギュッと握り眠るのだった…。

 

そんな中、僕は1つのことに気づく。

(あ、戻れねぇ)

そうして僕はフランの寝顔を眺めるのだった……。

 




はい、優しい世界

そんな感じで今回も読んでくれてありがとうございます!



(特にいうこともないので)また次回!それじゃあ


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提案

はい、平和な回は続きます。

だいたい10時前後に投稿するのはバイトだと思ってください。


それでは


……う…ん?

私は目を擦りながらベッドから起き上がる。

 

…?私、なんでベッドで寝てるんだっけ……?

寝ぼけながら辺りを見渡す。

すると何故か、私のベッドにもたれ掛かって眠る男がいた。

 

「ちょっ…ちょっと?!」

思わずそんな声を上げてしまった。

 

「……?どうし…あ」

「なんでここにいるのよ!あなたは」

「え?フランが寝たからベッドに運んだ、それだけ」

「はこ……!はぁ?!」

 

どうやら私はこの男に持ち運ばれたらしい。

それに気が付かない私もかなり深い眠りに入ってたのか……と考えてると、

 

「ていうか、なんであなたは私のことをフランって呼び捨てにしてるの?」

「だめか?」

「いや、ダメってわけじゃないけど……てかなんなのよあの最後の技」

「?どれの事だ?」

 

……いきなり変なことを聞いてくるな…

僕はいきなりそんなことを聞かれるもんで思わず聞き返してしまった。

「あれよ、私に撃ったあの黒いやつ!あれはなんなの?!」

 

…?あ、スペルカードのことか…

「あれは僕のスペルカードの1つだよ。最も破壊力、攻撃力に長けているんだ。」

「へぇ、つまりはあれがあなたの切り札ってとこね?それにしてもムカつくわね、人間のクセにあんな強い技を使えるなんて…」

 

僕は少し苦笑いする…フランは怪訝そうに僕のことをみる

 

「いや、実はこのスペルカードは使用したら僕自身にもダメージがくるんだ。実際今僕自身めちゃくちゃ身体が痛い。」

するとフランは少し微笑して、

「じゃあ今あなたともういちど戦えばあなたは私に対抗出来ないってこと?」

「多分ね…なんならやる?」

「まさか!弱ってるあなたを一方的にいたぶっても楽しくないし!もうちょっと待ってあげる!」

「それは…助かる……」

なんて物騒な会話を楽しみながら僕らは時間を共にした……

 

それから……

 

「なあフラン、」

「?なぁに?」

僕はフランにここに来るまでの話を聞きたいと言われたのでここに来るまでの簡単な経緯をフランに話していた……

そして話が一段落ついたので僕はフランにある提案をすべく、彼女に話す話題をかえた。

 

「この部屋なんだが……少し女の子の部屋にしては余りに物騒じゃないか?」

「うーん……まぁ、そうだよねぇ…」

「だからさ?この部屋を……リフォームつか、部屋の模様替えをしないか?僕のセンスがフランの趣向に合うかは分からないけど……どう?」

「それはいい考えだと思うわ!それじゃあさっそく始めましょう?創真!」

 

……ということで、なんやかんやで名前を呼んでもらえることになった。

(部屋の模様替えに必要なのってなんだ……?)

やると決めてから僕はそう思った。

 

「とりあえず、この部屋にあるこのフェルトとかで色々と作って行こうと思うんだが……針とか持ってきてくれる?」

「分かった持ってくる!それじゃあさっそく作り始めよ!」

 

そうして僕らの大掛かりな模様替えが始まるのだった。

 




はい、創真くんの起点により部屋の装飾を変えることになりました!

てな感じで今回は終わりです

また次回も!楽しみに!!しててください!(懇願)


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二人の心配

はい、これは記念の品の直後の出来事です。

それでは!


「お嬢様…そろそろ…様子を見に行くべきでは……?」

創真くんが妹様の部屋に入って半日が経過した…。

私は気が気ではなく、早く創真くん安否を確認したかった。

 

「ふむ……そうね、そろそろ1度様子を見に行きましょう」

お嬢様もその気になったらしく直ぐに妹様の元へ向かうことになった。

 

「お嬢様……創真くんは……」

「心配しすぎよ咲夜。あいつがそう簡単に殺られるわけがないでしょう?」

「しかし……」

とにかく彼が心配だった。

お嬢様も平静を装ってはいるが、足取りが少し早くなっていることから恐らくは彼のことを心配しているのだろう……。

私はお嬢様の後に続きながら、先日のことを思い出していた。

 

 

〜前日〜

 

「なぜ創真くんに妹様の世話係などをさせるのですか?!」

「仕方ないでしょ、私たちはフランに嫌われてて、妖精メイドたちはそもそも地下には行かない。だからあいつが1番適任だと思ったのよ。」

「そ、それでもっ!創真くんは人間です…。もし妹様に襲われたら……」

「咲夜、あいつがただの人間でないことはお前も知っているはずだろう?奴は単騎で森を踏破し美鈴を破り、お前のとの戦いを装って私を攻撃するなんて芸当をする奴だぞ?それに最近のあいつは面白い技をここで沢山覚えていじゃない…それに……」

「それに……?」

お嬢様は私の方を向いてハッキリと告げた。

「あいつは吸血鬼になりかけているの」

「……え?」

その言葉に私はそう返すことしか出来なかった……。

様々な思考が私の頭を過ぎる。

(どうして……)(創真くんが吸血鬼に……?)(だから地下に配置したの……?)

「じゃ、じゃあお嬢様は……」

「そう、私はあいつがまた美鈴の所へ行って太陽の光を浴びるのを防ぐためと言うのもある。でもやっぱりこれはおまけ、一番の理由は彼がフランの心を開いてくれると思ったからなの」

「創真くんが……ですか?」

「そう、あいつには人と親しくなる不思議な力がある…。だからそれを使えばフランの狂気も多少は和らいでくれると思ったの。」

「そう……なんですか……」

 

……驚きが隠せない。創真くんが吸血鬼になるなんて、そんな急なお嬢様の言葉に私はなにも考えられなくなった……

それだけ私には急でびっくりする内容だった。

 

「さて、そろそろ着くな。」

「はい、お嬢様」

 

さて、運命のとき……ここの中に彼がいる……私の大切な部下であり、大切な話し相手の博麗創真が……

 

 

遂にフランの部屋の前まで来た。

中から聞こえるのは……なにもない?!

 

お嬢様はそれに気が付いていないのか、そのまま私の方をみて

「さて、開けるぞ?準備はいいか?咲夜」

そう私に聞いた。だから私も

「はい、出来ています……」

と返した。

 

「よしっ…なら入るわよ……」

「はい……」

2人は小声でそう言い合って、扉

を開ける……。

 

そして目に映ったのは、

2人で仲良く談笑しながら部屋の模様や人形などを作る二人の姿だった……

 




心配のしすぎなんですよね、あと咲夜さん結構怒るなぁ……


そんな感じです。そろそろこの章もラストスパートにかかっています。
それにしても長すぎる。

書きたいことを書いてたらこの章だけで10話くらい使ってた……

てな感じですかね(笑)
それでは次回もお楽しみに!


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姉妹喧嘩

はい、出来ましたー

こんな感じですね。

よかったら読んでね!!それじゃ


「あ、レミリアさん、それに咲夜さんも…どうかしましたか?」

レミリアたちが入って来ていち早く気が付いた創真は2人に声をかけた。

 

……だがその2人の登場に怒りをおぼえる少女がいた

 

 

「えっ……?お嬢様…それに咲夜も……どうしてきたの?!」

フランが叫んだ

「フラン……」

そうレミリアは小さく零す。

「ねぇ、フラン…聞いて」

「黙って!お姉様のことはなにも聞きたくない!また私を1人仲間外れにして楽しいことをするの?!いつもいつも私だけひとりぼっち!なにもさせて貰えない!いい加減にしてよ!」

フランはそんなことをレミリアにまくし立てる。

だが、フランのことを地下に閉じ込め続けてきたレミリアにはフランに言い返せるはずも無く、ただフランの言葉を聞いていた。

 

やがて、フランは

「お姉様達なんて嫌い!!ずっと私をここに閉じ込めてたらいいじゃない!!」

と、心無い言葉をレミリアと咲夜に突きつけた。

2人はただ下を向いて、申し訳なさそうに俯く。

 

 

「それは違うだろ?フラン。」

創真はフランにそう言う。

「……?何が違うの?私はなにも違ってることなんてない!」

「いや…違うな。フラン、フランは本当は仲間に入れて欲しかったんだ。」

「…………!違うもん!そんなんじゃ……ないもん…」

フランの勢いが少し収まる。

 

「レミリアさん、先の異変ですが、吸血鬼が住みやすいようにするという理由以外に本当は別な理由があったんじゃないですか?」

と、レミリアに聞く。

するとレミリアは「その通りよ。」と言った。

 

「フラン…今回、私が異変を起こしたのには理由があるの。私は……

貴方が外に出ても好きなだけ遊べるために今回の異変を起こしたのよ。」

 

「……え?」

フランは少し困惑しながらそうレミリアにかえした。

するとレミリアはそのままフランに今回の、今までの自身の心境を

告げていく……

「今回の異変は私たちが外で活動するために起こしたの。そう、フラン。あなたと一緒に色んな所を時間を気にせずに回りたかったから…

そして……あなたを閉じ込めていたのは本当に申し訳ないと思っているわ……、

こればかりは謝っても許されることではない…だって私はあなたが怖かったからこんな地下に閉じ込めたのだもの…でも私の本心はあなたと一緒にいたい。これからもずっと……フランは私と居たくない?」

レミリアは優しくフランにそう尋ねる。

するとフランも

「私だって……本当は…お姉様達と一緒に居たかった……でも館の皆は私から遠ざかって行ったの!!だから許せないの!」

「フラン……」

 

そうフランは誰よりも館のみんなと、自身の姉であるレミリアと共に過ごしたかったのだ……しかしフランは地下に幽閉され、そこで何百年もの時を過ごした……

だからこそいきなり現れてそういう姉に納得が行かなかったのだ。

 

「……なら、これからいっぱい色んな場所に行きましょう?」

そうレミリアはフランに言う。

「……どこに?」

「どこだって構わないわ。貴方が行きたいと思ったところ全て回りましょう…私と一緒に……」

 

フラン少し戸惑った。

自分を地下に閉じ込めて悠々と暮らす姉が、自分の為に行動してくれていたとは知らなかったからだ。しかしならなぜ最初からそう言ってくれなかった等と思うところもあったが、何よりも姉であるレミリアが自分のことを気にかけてくれていたことに多少の喜びを感じていた……

そんなこともあって、怒りと喜びが入り交じった感情は、フランの返事を止めることとなったのだ。

 

「いいじゃないか、フラン。」

「……?創真?」

「フランはレミリアさんが自分のことはどうでもいいって思ってるって言ってだろ?だからこそフランはレミリアさんに怒っていた。

でも本当はそんなことなくて、レミリアさんはフランのことを大事に思ってくれていた。ならフランはそれに甘えたらいいんじゃないか?」

「それも……そうなのかな……」

 

……言ってて思う。結構痛い発言をしてるなと、でもフランのことを思うレミリアさんの言葉に嘘は無いだろう…だってあんなに真剣な顔は見たことがない…だからこそフランもレミリアさんのことを許してやればいいと思った……何より、姉妹なのだから仲良くして欲しいとそう

思ったのだ……。

 

「お姉様…」

「フラン……?」

「これからは私の事構ってくれる?」

「勿論よ、何時でも遊んであげる」

「お姉様!」

フランがレミリアに抱き着く、レミリアは少し驚いて、そっとフランを抱き締めた。

 

…これが……姉妹愛か…なんてことを二人を見てたら考えてしまうな…

そう言えば咲夜さんが喋ってないな…どうしたんだあの人……?

 

 

 

ちらりと咲夜さんの方を向くと……

(姉妹丼……最高です……)

とても幸せそうな顔をしながらガッツポーズをする、

鼻血で湖を造った咲夜さんが床に倒れていた……

 




はい、ひっさしぶりの2000字ギリギリの文章でした。

長いなぁ…とオチはまぁ……ね?ここの咲夜さんもあっちだったと言うことが判明しましたが……。

それではね、次回もお楽しみに!!


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三日

はい、あの姉妹喧嘩からかなりの時間が流れました。


そんな状況でのお話です。


あの後、フランとレミリアさんは仲直りしてくれた。

フランは何時でも屋敷の中を動けるようになったし、それにレミリアさんと一緒に居る時はずっと笑顔になっているのだ。

 

咲夜さんはあれ以来、毎日夜の間、僕の部屋に入り浸るようになった。

 

……なにもやましいことはやってない。

 

美鈴とはあれ以来でも毎日訓練を行った。

だが、何故か外に出ると体がヒリヒリと痛むことが増えてきた。

日焼けでもしたのかな……?

 

大図書館には行くことは減った…。

パチュリーにもう覚えられる魔法はないと言われ、ここに来るよりも他の子達に会いに行きなさいと言われたからだ…。

……嫌われたのだろうか?

 

そしてレミリアさんは……あれ以来よく僕を観察するというか、よく僕を眺めるようになった。それは好意とかではなく、何かを確認するような眼差しだ。

ふと気になり1度その事で尋ねたのだが、「?なんの事かしら?」

とたぶらかされたので、もうその事に触れることはやめた。

 

 

……さて、あれからの話はここまでにして、

 

僕はこの紅魔館で新しいことを沢山経験した。

魔法や、新しい力など、数多くの能力も新しく手に入れることだってできた。これらは全て咲夜さんやレミリアさんたちのおかげであることも理解している。

他にも沢山面白いこともあった。この1ヶ月で僕は様々な面で強くなったのだろう。

「さて……」

 

僕が博麗神社に戻れるまで……あと三日だ。

 

きっとここでやることは全部やったのだろう、

以前渡された時計は何故か針が動かないのだが、咲夜さんに持っておけと言われたのでそれはずっと持っているのだが、何せ首輪の方がとても気になる……

ずっと首を締め続けるのでまともに呼吸しずらいのだ。

 

だがこれを外すことはレミリアさんにしか出来ないので、これはもう諦めている。

きっと外してくれるだろ。きっとな

 

なんてことを思っていたら、僕の部屋の扉が開いた。

 

「あ、咲夜さん。」

「こんばんは、創真くん…何かしてた?」

「いえ、特にはしてないですよ。」

「そう、それじゃ入るわね」

と既に入った状態でそういう咲夜さん、でもまぁそんなことにも慣れてきた自分がいる…

 

「ところで……」

「創真くんは……神社に戻るんですか?」

咲夜さんがそう話を切り出した。

 

「そうですね、もうそろそろそんな時期ですね、」

僕はそう答える。

すると咲夜さんは

「良かったらずっとここで働きませんか?館の皆も創真くんのことを気に入っていますし…もし……帰るなんて言ったら…貴方はどんな目に会うか分からないのですよ?」

「今日は脅迫紛いなこと言いますね……それでもここで働くのは1ヶ月と霊夢とも言っていますし、仕方ないですよ。それとも……まだガラスの値段に足りてませんでしたか?」

「……いえ、大丈夫…。でも……考え直してくれることを願ってますよ…それじゃあそろそろ明日も早いから部屋に戻りますね、」

「は、はい……分かりました…おやすみなさい咲夜さん」

「えぇ、おやすみなさい。創真くん。」

そうニッコリと微笑んで、咲夜さんは部屋を後にした。

 

……考え直すと行ってもなぁ……既に選択は決まっている

 

僕は一人になった部屋でそう呟くのだった…。




急展開すぎるわ!って思いますか?僕も思ってます。

まぁ、やることはやったのでね……あとは…帰るだけ!!

ようやく霊夢が出てくる……かもしれない!!

それでは次回もお楽しみに


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告げる

はい、そろそろまじでラストスパート


それでは


先日、咲夜さんの様子が少しいつもと違ったのだが、次の日にはいつもの咲夜さんに戻っていたので特に気にしないことにした。

 

そして、いつもどうり朝は美鈴のところで修行を行うので、美鈴の所へいこうとしたのだが…

 

「あ、レミリアさん?どうかしましたか?」

「どこへ行くのかしら?創真。」

 

そこに何故かレミリアさんが行く手を塞いだ。

 

「?通してくださいよ、これから美鈴と……」

「創真、わたしに少し付き合わないかしら?」

「えぇ……?」

「いいでしょ?いつも美鈴の所にばかりいってるのだから最後くらい私たちに付き合いなさい。」

「はぁ……わ、分かりました…。」

 

そして僕はレミリアさんに連れられて、レミリアさんの部屋に入るのだった。

 

「相変わらず凄いですね…この敷き詰められた赤の空間…」

「でしょう?もっと褒めていいのよ?」

「目に悪いと思いますよ……」

「人間には悪いかもねぇ」

 

 

等とレミリアさんと雑談する。

すると部屋に1人の少女が入ってきた。

 

「お姉様ー!遊ぼー……って創真がいるー!!」

「やあ、フラン昨日ぶりだね」

「この時間にいるなんて珍しいね!どうしたの??」

「いや、レミリアさんに呼び止められてね…今に至るってとこ」

「まぁ、いいや!それよりもお姉様何するー?」

「そうねぇ……それじゃあ3人でできる遊びでもしましょうか……」

 

 

そんなこんなで時間は過ぎていく。

僕が気が付いたとにきは夕暮れ時になっていた。

 

「もうこんな時間か……」

「楽しかったね!創真!お姉様!!」

「そうね、フラン」

「楽しかったなー」

 

すると部屋に咲夜さんが入ってきて、

「そろそろ夕食の準備が出来ましたので部屋に移動しておいて頂けますか?」

「あ、わかったー!咲夜!」

フランはそう言って直ぐに部屋を後にした。

 

「あ!フラン……まだまだ元気なのね…それじゃ咲夜、今夜のディナーは何かしら?」

「今夜はステーキですよ、お嬢様」

「それはいいわね…それじゃあ先にいくわ」

そうしてレミリアさんもゆっくりとした足取りで部屋を後にして行った。

 

「あ、それじゃ運ぶの手伝いますね」

残された僕は咲夜さんの手伝いをするために、一緒に台所へと向かうのだった…。

 

 

「はぁー!美味しかったね!!」

夕食も食べ終わり、皆が個々の空間へと戻っていた時、フランが僕にそう言った。

「そうだねー咲夜さんの料理美味しかったねー」

なんて僕も返す。

 

なんだかんだでこの館の住人とはかなり仲が良くなっていて、先日咲夜さんが言ったことが本当に起きるのかもしれない。

そしてフランはこう言う…

「これからもずっと一緒に居ようね!創真!」

「……、」

「…?創真?」

「フラン……僕は……」

言うか躊躇う…だが、何も言わないでここを去ることはしたくない…

 

だから僕はフランに告げた…

「もうすぐで僕はこの館から出て行くんだ。」

 

 




ついに言ったぞ創真くん。

これは……一波乱ありますよ

て感じでね次回も……お楽しみに!


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会話

はい、昨日は出せませんでした…すいません……

実はバイトが長引きましてね…書けませんでした()

まぁ、今日はギリギリセーフで許して下さい!

それでは!!


「……え?今…なんて……?」

フランが少し慌てながら僕に尋ねる。

 

だが、相対的に僕は落ち着いていてもう一度フランに同じことを言った

「だからな?フラン…僕はもうすぐこの館から出て行くんだ。」

「どうして?!」

フランが僕に聞く。

僕は言うか躊躇ったが、

「そういう約束だったんだよ…」とだけフランに言った。

 

するとフランは……

「嫌だよ…嫌だ……絶対に嫌!!」

「嫌って……理解してくれよフラン…。」

「出来ないよ!!……どうしても出て行くって言うなら……」

 

「いま……ここで……」

フランがジリっと僕の方へと歩を進める。

それに合わせて、僕もフランを向きながら後ろへと足を引いた。

 

そしてしばらく僕はフランをフランは僕を眺めあい、そして……

 

バッ!……とフランが僕に飛びかかる。

僕はそれを受け流し、そのままバックステップで距離をとる

 

そしてフランに言う。

「フラン、また落ち着いたらゆっくり話そう。それじゃあ」

僕はクルりと身体を翻して、自室ではなく、そのまま紅魔館にあるテラスへと向かった。

 

 

テラスに着いて、 僕は夜風に当たっていた…。

(……紅魔館での1ヶ月は、色んなことがあったけど…それでも僕は……)

 

「?創真くん?何してるんですか珍しい。」

後ろから美鈴の声がした。

僕は後ろを振り向いて美鈴に挨拶する。

 

「横、いいですか?」

「大丈夫だよ」

「それじゃあ失礼します…」

 

隣に美鈴が座った。

そこから少し無言が続いて……美鈴が口を開く。

「あの……確か明日か明後日にはもう…博麗神社に戻るんですよね…?」

「まぁ、そうだね…その事でさっきフランに凄い言われてさ、それでも僕は神社に戻らないと行けないし……」

どうすればいいのかな……と美鈴に今の心情を伝えると、美鈴は思わぬ事を口にした。

 

「それなら…ここの誰かと付き合えばいいんじゃないですか?」

「付き合う……?カップルになるってこと……?」

「そうですねぇ…創真くんの好きな人と付き合っちゃえばいいんですよ。そうすれば博麗の巫女に対する未練も無くなるでしょう?」

「ま、まぁそれもごもっともだけどな……」

 

実際問題、僕は誰かを好きになったことは1度もない。

……と言っても、記憶が消えた以前にはしていたのかもしれないが…

 

「僕は恋愛について詳しくないんだよ…」

「まぁ、そんな感じしますけども……」

等、恋愛話のような何かを語り合っていたら、気付けば刻限は12の針を刺そうとしていた。

 

「あ、それじゃあそろそろ私は門番に戻りますね。」

「おう、了解ー。頑張ってな」

「どうせ夜には何も来ませんけどもね」

 

そう言って美鈴はテラスから1階へと飛び降りる。

そしてそのまま地面に着地し、門の方へと戻って行った……。

 

「さて…そろそろ僕も……」

そう言って立ち上がろうとした一瞬だった。

 

「あれ……?なんだか…身体が…」

暑い……?いや、違う…何かもっと違う……不思議な感覚……

身体の何かが変化していくような…

 

そしてそれはいつしか痛みに変わり、僕はその場に倒れ込む。

(……何だこの痛みは?!立っていられない程とは……)

テラスでのたうち回り、それでも痛みはひくことはなく、むしろ悪化した……

そしてその痛みに僕は限界を迎え、そのまま気絶してしまった。

 




はい!遂に創真くんの身体に変化が……?

てな感じで次回に続きます。

どんな展開になるのか……?!

てことでまあ次回も!お楽しみに!!


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地下の会話

はい!ごめんなさい!(投稿おくれ)

まぁちょっと長めなので……これで許して…それでは!


「……はっ!」

…なぜか僕はテラスではなく、それでも…自分の部屋とも違う…

別の部屋で目が覚めた。

 

辺りを見渡す…するとジャリ…と鎖の音がした。

それに手も何か重たい。

なんだ?と手の方を見ると、僕の手首らへんに、これはまた僕の手のサイズに合わせたかのようにピッタリとフィットした手錠が付いていて、それもその手錠についた鎖はそのままベッドの上の方の壁に繋がれていた。

 

(……どうなっているんだ……?!僕が気絶してる間に何が起こったんだ…?)

等と考える。

 

するとその考えを遮るように、僕の耳にある吸血鬼の声がきこえる。

 

「あら?ようやく目覚めたようね?……創真。」

「…レミリアさん?どうして僕はこんな状態に?」

「それに答える義理はないわ。貴方……今どんな状況かわかる……?」

「そうですよ、やばいんですよ。なんとかしてくださいよォー」

希望うすだが、頼むだけ頼んでみる。

すると意外な返答が帰ってきた。

 

「別に構わいわよ?」

「え?本当ですか?!」

「ただ…………」

 

レミリアさんは少し意地悪な顔でほくそ笑み、僕に言う。

「その鎖を外したところで、貴方は既に人の身では無くなりかけているけどね。」

「……?どうゆうことですか…?」

 

意味が分からなかった。僕が人間じゃない?なら僕は一体なんだって言うんだ……?

 

「簡潔に言うとね……?貴方を私たちの眷属にしてやろうと思ったの…

だから……貴方の首輪をパスにして、貴方の身体に私の妖力を少しずつ分け与えていたのよ。」

「そ、そんな……一体いつから…」

「あら?気が付かなかったかしら?貴方……フランとの弾幕ごっこの時……変な感覚に襲われなかった?」

 

…そう言えばやけに身体が軽くなって……絶対の勝利を確信した瞬間はある……そう、全てが透き通ったあの、未知の領域を僕はフランとの戦いの最中に体験している。

 

「あるには……あります。」

「でしょ?それは私たち吸血鬼の魔力を流し込んだことによるあなたの体の変化よ。……ほかにも…あなたは普段の生活の中でも色々と変化している筈……違うかしら?」

 

……事実だ。フランとレミリアさんの喧嘩以来、僕は何かと力加減が

雑というか、今までの自分とは違うように感じた……。

しかしそれら全てがこの首輪の効果だったとは……

 

「それに……あなたにはここに残って欲しいのよ…理由は分かるかしら?」

 

「……わからんですね、なぜ僕にこだわるのかが……」

 

「……そう、なら教えてあげる…あなたは私が受け止められないほどのスペルを持っている…。それはいずれ私たちの脅威になるでしょう…。ならばそれを従わせておけばそれは脅威にはならない。だからこそそれを付けさせた。」

 

…それというのはこの首輪のことだろう。

ならば、これを取ってしまえばいいのでは……?

そう考え首輪に手をかける、ーーが、首輪には何故か触れることができなかった。

 

「ーーっ?!」

 

「それは外せないわよ?あなたにはね…さぁ、答えを聞かさなさい。

返答次第では今ここであなたには消えて貰うから……!」

 

「そういう訳にも…行きませんよ……!」

 

手に思いっきり力を込める、すると…バキッと音を立てて、鎖を引きちぎることが出来た。

 

「……?!そんな……!」

 

「さて……レミリアさん…」

 

狼狽するレミリアさんに僕はこう言う。

 

「そこをどいて貰います……!」




はい、次回……激突。

ちなみにまだ書いてないので投稿日時は未定です。

気長にお待ちください。



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進行のための戦い

戦いの時……

これを制したものがそのことを決められる弾幕勝負。

て感じですかね、そろそろ2章も終わる。(気がする)

この章の終了と次章の内容を決められたのでこれから頑張ります

それではどうぞ


「へぇ……退くと思ってるの?」

 

レミリアさんからとてつもない威圧感が放たれる。

 

「それに……私が命令すれば…あなたは抵抗出来ずにそれに服従する…

それがどういうことかわかる?」

 

そしてレミリアさんは僕の方に手を差し出して……

 

「あなたは既に……私の……私たちのものなのよ…!」

 

弾幕を打ち込んできた……!

 

「……っ!」

 

突然すぎる攻撃に少し反応が遅れたが、何とかその弾幕を躱す…

 

「レミリアさん……」

 

正直…戦いたくはない。勝てる勝てないじゃなくて、これまで一緒に過ごしてきた人達だからだ。皆には傷ついて欲しくないし、傷つけたくもない。

 

しかし……

 

「戦いないといけないってことですよね…?」

 

レミリアさんに構えをとる。

 

美鈴との特訓で編み出した構えであり、この1ヶ月の集大成ともいえるその戦闘方法は、本来ならこの館の住民にふるうことはしないと決めていた…が、今回は相手が相手だ……、手は抜いていられない、全力を

全霊をもって対峙しなければ僕に突破口はない。

 

「あら?その気になったようね?それじゃあ……」

 

レミリアさんはそういった時ーーー

 

それとほぼ同時に僕の身体が宙に飛んだ。

 

 

壁に激突する。

 

冷たいコンクリートに叩きつけられた身体はまともに受身をとることも出来ずにそのまま地べたにスズリ…と滑り落ちた。

 

「ぐ……あぁ……な、なに……を…?」

 

流石に訳が分からなくて困惑した。

 

その答えを誰かに尋ねる。この場にいるのはレミリアさんだけだと言うのに。

 

「あら、簡単な話よ?あなたを妖力で吹き飛ばしただけ。」

 

レミリアさんがそう答えを教えてくれる。

 

……妖力だけでこれほどの力が…既にこちらは満身創痍……

 

(さて……どうする…?もうこっちの手段はほぼない……わんちゃんにかけてもいいが、失敗したらそれこそ本当のおしまいだ……この策だけは最後までとっておこう……。)

 

「パワーライズ!」

 

とにかく魔法で強度を底上げする。これをした所で、レミリアさんには通用しないのは分かっているが……それでもこれを使っておく。

 

そしてーー

 

「うぉおおおお!!!これを……喰らえええぇ!!」

 

霊力を両手にため、大きく上昇……そしてレミリアさんの頭上から

この技を発動させるーーー

 

「『範激 網羅蹂躙』」

 

無数の霊弾がレミリアに向かって放たれる。

 

この技をコントロールするのはほぼ不可能なのだか、狭い部屋の中ならば、この技を使用すれば……殆どの攻撃が対象に命中する。

 

だからこそこの技を使ったのだが……

 

「はぁ……はぁ…す、スペルブレイク……」

 

スペルの効果が切れる、それと同時に自身の身体に脱力感がかかる。

 

そして地面に着地する。

 

「コレで……っ?!」

 

砂煙の中、その中心には…恐らく全ての霊弾を受けたはずのレミリアさんが立っていた。

 

「ど……どうして…?!」

 

「あの程度の技で私を仕留められるわけないじゃない。それじゃあ次は……」

 

あの程度ってーーてかヤバい…レミリアさんが……!

 

「私の番ね……『神槍 スピア・ザ・グングニル』!」

 

レミリアさんの手から紅き槍が精製される。

その槍は紅い妖力を纏っており…その魔力の余波で周りの空気が

紅く染まって行っていた……。

 

「さぁ…これを受けきれるかしらね?……今のあなたに…!」

 

レミリアさんの体がブレる…瞬間的に移動したのだろう……

ついさっきならそれすら気づくことなく吹き飛ばされたのだろう…

 

 

 

だが……今の僕は…

 

突き出されたその槍を大きく飛躍して回避する。

 

「……?!」

 

「その技も……その動きも……既に見切りましたよ…。」

 

槍を避けられると思っていなかったのか、レミリアさんの動きが多少とまる。

 

そこに僕は弾幕を打ち込むために、霊力を溜めようとするが……

 

「……何…?霊力がうまく……たまらない…?」

 

「…?何してるの……?」

 

その隙をついて、レミリアさんはそのまま後ろに後退し、僕から距離をとった…。

 

(……何故だ…?僕から霊力を回すことが出来ない……?)

流石に困惑する…。先程まではちゃんと霊力は使えていたのだ…それなのに……何で……、

 

「……!あなた…」

 

なにかに気が付いたのか、レミリアさんがそんな声を上げる。

 

「遂に…」

 

「なんのことなんですか?」

 

「背中を見てみなさい。」

 

「え?」

 

そうして視線を背中の方へとやると…そこには

 

レミリアさんの翼に酷似した黒い翼が背中から突き出ていた……

 




はい、遂に人外に近づいた創真くん

この子はどんどん人間から離れていくのでしょうかね…

それでは次回も。(次回更新は今週中にしたいですね)

お楽しみに!


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変異

はい!何とかかけた……!


なかなかに忙しくて時間がとれないけども…頑張りますよー

それでは


「……っな?!」

 

なんだこれは……そう気を取られたその時だった。

 

「我が眷属よ。そこに伏せよ。」

 

レミリアさんが冷たく僕に命令する。

 

その命令に僕は抗うことが出来ず、そのまま地面に膝を付け、服従の姿になる。

 

「…ど、どうして……逆らえ…ない……!」

 

「フフっ当然じゃない。あなたは既に私の配下になったのよ?文字通りのね、その証拠があなたの羽よ。」

 

そうして僕から生えた2本の羽を指さすレミリアさん…そしてそれから

グングニルを持ち直して僕に歩み寄ってくる。

 

僕はそれに気が付き即刻退避しようとするが……

 

「……?!身体が……!」

動かないのだ。まるで何か釘にでも打ち付けられたかのようにピクリともその場から身体を動かすことが出来なかった……。

 

「当然私の許可なしではあなたは次の行動をすることもできないわ…

それじゃあ遠慮なくやらせて貰うから……!」

 

そして手に持ったグングニルを僕の右肩に突き刺し、僕の身体を持ち上げる。

 

「……ッッ?!アァアガァアァァァァァァ!!!」

 

そんな悲鳴を上げてしまう。そして次にレミリアは僕の右肩からグングニルを抜き、そのまま僕の腹を切るように振るった。

 

噴水のような勢いで僕の腹から血が流れる。

 

「ーーーーーーッ…?!」

 

もやは声にすらならない悲鳴をあげた。

 

そしてレミリアさんに首を掴まれ、そのまま地面に投げ捨てられる。

 

ーードサり、と音を立てて僕は地面に倒れ込んだ。

 

既に本能で、分かってしまったのだ。

 

ーーーー勝てないのだと。

 

既に彼女のモノとなってしまった僕では彼女の命令には逆らうことはできない。

僕はこのまま彼女になすがまま蹂躙された後に彼女の言葉で行動する人形に成るだろう…ならば……もう勝てないのなら……

 

「……な…ぜ……なんです……レ…ミリ…ア……さん…」

 

「?何が?」

 

「なぜ……僕にフランを……彼女の世話を……頼んだんですか……?」

 

その言葉を聞いて、レミリアさんはすこし笑って…

 

「そんなの決まっているでしょう?あなたのその言葉巧みな話術ならフランの狂気を消してくれると思ったからよ。」

 

まぁでも……と付け加えてレミリアさんはこう言った。

 

「これから感情を失うあなたには関係の無いことよね。」

 

……くる…今度こそ感情もろとも全部消される……!

消されてたまるか……僕はこの1ヶ月間のことを…彼女たちと過ごした楽しい時間を忘れたくなんか……ない…!!

 

身体全体に魔力を巡らせる。霊力が使えないのならば魔力を使う……!

体に熱が戻ってくる。そして……!

 

「はぁああ!!!」

 

身体の重りが外れたかのように僕はその場からはね飛び、レミリアさんから距離を離した。

 

「……?!へぇ…まだそんな力が……ならばもう一度……」

 

レミリアさんがもう一度僕に命令を下そうとした時だった……

 

「もうおやめ下さい。お嬢様。」

 

僕らの間に突如、咲夜さんが現れたのだった…




はい、もうそろそろ創真くんにも人間らしさが出てきましたね
人間からは離れましたけど。

まぁだいたいあと3話くらいですかね

この章長いなって思いました。

まぁ最後までお付き合い下さい

それではまた次回も


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可能性

はい、何とか今日中に間に合わせられました。

それでは楽しんでくれたら嬉しいです。

それではどうぞ、


「何故だ咲夜…?お前だって創真には残って欲しいと言っていたじゃないか?それをどうしてとめるんだ……?」

 

レミリアさんが咲夜さんにそう尋ねた。

 

すると咲夜さんはレミリアさんにこう答える。

 

「確かに残って欲しいです…博麗霊夢の元になど戻らず、ずっとここにいて欲しい…。でも……」

 

「でも?」

 

「それでも創真くんを私のわがままでここに残らせることは…出来ません……!」

 

「だろうな。だが私は…いや、私たち姉妹はあいつに残って欲しい。だからこそ眷属に…妖怪にしたのよ…」

 

レミリアさんは咲夜さんにこう言い切った。

 

咲夜さんは僕の方に振り返る。

 

そして…

「そ、そんな……創真くん…?どうして……」

咲夜さんの身体が震え、絞るように…

 

「どうして……羽が…生えてるんですか……!」

 

僕は下を向いた。答えられないからだ……それにこの羽だって僕は

認めてはいない…

 

「それはその首輪から私の魔力を流したから身体が内側から変化したのよ。……そう、私の眷属にね。」

 

僕の代わりにレミリアさんがそう答えた。

 

「そ、そんな…」

 

ガクリと膝をつく咲夜さん。何か大切なものが抜けたかのように

その場で膝をついていた。

 

「咲夜、そこをどきなさい。創真はこの屋敷にいさせるわ。

……たとえ創真の心が壊れたとしても…一生ね。

それからその後に…」

 

レミリアさんは僕に手を向けて……

 

「咲夜、貴方も吸血鬼になって貰うから」

 

蝙蝠状の弾幕を大量に飛ばしてきた…。

 

「咲夜さん!避けてください!」

 

僕は蝙蝠の弾幕を誘導するように離れる。

どうやら蝙蝠状の弾幕はホーミング性だったらしく僕の方へと

迫ってきた。

 

「…これは……スペルカードで……」

 

そして1枚のスペルカードを取り出して発動させようとするが…

 

「創真。スペルカードの使用を禁止するわ。」

 

その言葉によってスペルカードは発動されず、僕はその弾幕にすべて

被弾した。

 

「……ちょっ………ウグッ……フゥ……。」

 

意識がとびかける。一瞬でも気を抜けば僕の意識は消し飛ぶであろう。

それでも……まだ…ダメだから…今倒れたら……僕だけじゃなく、咲夜さんも吸血鬼になってしまう…

 

「まだ……だ……まだ……倒れる訳には…!」

 

なんでもいい…!レミリアさんに通用する力を…!

 

手をレミリアさんに向けて、魔力で弾幕を発動させる…。

 

元々霊力を使って出していたので威力とかは落ちるだろうが…それでも攻撃をしなければ負ける!

 

「創真くん。」

 

突然背後にいる咲夜さんに声をかけられる。

 

「どうしたんですか?」と聞くと咲夜さんは

 

「創真くんのその姿…何とか元に戻せるかもしれない…。そうすれば…」

 

「…!本当ですか?……でもどうやって…?」

 

「それは……私の全ての能力を使うことです。」

 

「?咲夜さんの能力って?」

 

「私の能力は言わないつもりだったのですが……いいでしょう。

この際だから教えてあげます。わたしの能力は…

……時間を……時を操る程度の能力です。」




遂に咲夜さんが創真くんに自身の能力を明かしましたね。

てかなんで明かさなかったのでしょうか……

まぁ、そんなことは置いといてですね。

《注意》 《注意》 《注意》




恐らくこれ以降の話からは原作基準ガン無視になってきます。

それでもいいという方のみ、次の話をお読みください。

それでは次回もお楽しみに!


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零距離で

久しぶりです……お待たせしました!

バイトと部活とチュー二ズムに時間を割かれて全く書けませんでした!

次の話は出来上がってるので、明日投稿します!


前回の内容が分からない……?なら前の話を見てください!お願いします!(懇願)

今回でついに……?

それではどうぞ!


「時間を操る……?それでどうするんですか?」

 

「はい…その力を使って……あなたの首輪の効力を元に戻します。

そうすればきっと……」

 

「そんなことが……できるんですか?」

 

咲夜さんは「はい」と小さく頷いた。

 

「時を操るってことは………いえ、今はいいです…」

 

気になることは沢山あったが…それでも今はレミリアさんがいつまで待ってくれるか分からないので、僕はそこで会話を中断する。

 

「いや……それじゃあお願いします…」

 

 

「はい。」

 

私は小さく頷き彼に向けて能力を発動させる。

 

彼の体の時間を弄る…。

 

私の能力というのは、自分以外の時を止めるというもの……

 

そして…それを応用したものが、特定の人の時間を弄るというものになる…

 

これにはおおきなリスクが伴う。

 

まず、これを使ってしまったら最後、私はほぼ全ての能力を失う。

 

そして、それでも彼の妖怪化が止まるという確証はない…それに…

確率こそ低いが、時間を弄った対象がその反動でこの時間と言う概念から抹消される可能性だってあった……

 

それでもお嬢様がしたことは許されないし、創真くんには自分と同じ

人間でいて欲しかったから……私はこの力を創真くんに使うことにした

 

(能力は発動した…!後は……創真くんの身体が持つかどうか…!)

 

私は最後の力を使いながら、創真くんが人間に戻るのを願うのだった。

 

 

……不思議な…感覚だった。

 

まず、僕の背中にある翼が収縮していき、やがて身体の中に戻って行った……

 

そして次に埋まっていた異物が取り除かれていくような……そんな感覚。

 

そして失われた妖怪の力の代わりに、支配感からの解放を感じ取った。

 

「これで……完了です…」

 

弱々しい声でそう言う咲夜さんに僕は一言感謝を告げて

 

「咲夜さん、下がっていてください。今の咲夜さんがレミリアさんの弾幕を受けたら危険すぎる…。だから部屋から出ていてください。」

 

そしてレミリアさんの方に向き直って……

 

「待たせましたね…さて……今度こそ……行きます…!」

 

「分かったわ…来なさい…」

 

ありったけの弾幕をレミリアさんへと打つ。

 

それらを全てレミリアさんはレーヴァテインの一振ですべて撃ち落とした。

 

「その程度?もっと本気を出したらどう?……まぁ、出したらまたさっきの繰り返しなんだけど……ね!!」

 

「くっ……!」

 

レミリアさんが突進してくる。

 

僕の身体からは妖怪の力…妖力は消えたようだが、どうやら身体的に

向上した所はまだ妖怪のままだったらしい…

 

その突進に合わせ、僕はスペルカードを発動させて応戦する…!

 

「『重術 スペースグラビティ』!!」

 

僕の周りに数倍の重圧がかかりだす。

 

「……なっ?!こんな…スペルを……!」

 

レミリアさんにも効果があったのか、勢いが少し落ちた。

 

「とりあえずこれを…当ててやる……!」

 

腕を左右に広げ、霊力を両手にためる…そしてそれを同時に突き出し…

 

「『霊撃 ダブルバスター』!!」

 

螺旋状の弾幕が零距離でレミリアさんに炸裂する…

 

そのダメージで吹っ飛んだレミリアさんはそのまま僕のスペルの範囲外へと出ていった。

 

「この…威力……!あなたまだ妖怪の力が…?!」

 

「それは分かりません!僕だってなんでこんなにパワーがあるのか……

自分自身理解してませんから!」

 

「面白いわね…!なら……本気で遊んであげる!」

 

レミリアさんから殺意が漏れ始める。

 

(これは……ちょっと…いや、かなりやばいな…)

 

「まずはコレ…『紅符 レッドマジック』」

 

大量の紅弾幕やレーザー弾幕が僕に向かって放たれる。

 

それらは綺麗や美しいなどの感想はなく、ただ僕に命中させるためだけの暴力的な破壊力を、持ったスペルだった。

 

無論、そんな本気のスペルをかわしきれると過信するほど僕も馬鹿ではない。身体で何発も受ける。身体に言葉では表せないほどの痛みが襲う……が、それでも僕はそれらを受けながらも少しずつレミリアさんの方へと迫っていく。

 

打ち込むのは自身の最高であり最強の一撃。

 

それを躱されることも、耐えられることも、僕には許されない。

 

だからこそもう一度零距離であのスペルカードを命中させる。

 

そのために前進する……どれだけ身体に攻撃されようとも…どれほどの威力を持ってしても…僕を本気で殺そうとしない限りは再生能力でなんとでもなる…!

 

致命傷以外なら気にせず進め……!!

 

(なんなの……?!何故止まらないの……?)

 

私は困惑していた。既に立てる筈がないのに…もうとっくに勝負は着いている筈だったのに…目の前の従者……博麗創真は止まらなかった。

 

何発もの弾幕をその身に浴びてそれでなお倒れたり、仰け反ったりはしないのだ……

 

「あー!もう!!なら本気で殺してあげるわよ!!」

 

さすがこれ以上近付かれてはまずい……!即座にレーヴァテインを展開させて構える。

 

そして創真の心臓を貫くため、創真に向かっていく……

 

「これを喰らいなさい!!死んだ後に蘇らせてあげるわ!」

 

「受けきって見せる……!!」

 

僕は覚悟を決める。チャンスは一度しかない…!

 

僕はスペルカードを取り出し、即発動させた。

 

迫るレミリアと構える創真。レミリアは創真に激情のあまり、やられることはないと考えていた……しかし、レミリアは忘れていた…かつて自身が異変を起こした際に博麗の巫女や白黒の魔法使いに破れるきっかけをつくったのが

 

博麗創真のスペルカードであることを……

 

ーーードスり。

 

「……ガハ……」

 

レーヴァテインが創真の心臓を貫いた。

 

「創真…直ぐに楽にしてあげるわ」

 

レミリアは手に力を込める。そしてそのままレーヴァテインを引き抜こうとするが……

 

「ーーー?!抜けない……?」

 

創真はレーヴァテインを掴んでレミリアの動きを封じる。

 

もちろん、レーヴァテインを掴んだ創真には多大なダメージが入っていて、掴んだ時点でかれの手の皮は焼けきれている…

その痛みに耐えながらも、創真はレミリアから離れんとした…。

 

「ようやく……やっとここまで近づけた……!」

 

「なっーー!創真?!お前……何を!」

 

「これで終わりです!!『重符 重力光弾』!!」

 

放たれた黒き霊力の塊はそのままレミリアに直撃する……

 

零距離で創真の重力光弾を受けたレミリアは咄嗟にレーヴァテインを離して、後方に距離をとったが間に合わず、そのスペルに飲まれるようにして消えた。

 

「勝った……?のか…?」

 

僕は倒れそうになる体を何とか抑えながら咲夜さんが出たであろう、開かれた鉄のドアからその地下室おぼつかない足取りで後にするのだった。

 

 




ほんとにクライマックス&欝ルート一直線ですね…(白目)

まぁ、きっとそのうちいい事あるでしょーってことでね

久しぶりのくせに短いじゃねぇかとかやめてください頑張りました。

てことでまた次回も早めに出しますので…

お楽しみに!


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想い

はい、連日投稿。

やりましたよ!

まあ、お待たせしました!

それでは言うこともないのでどうぞ


彼が部屋から出てきた。それはきっと……

 

……お嬢様が負けたのだ。それが意味することは…創真くんがここから出ていくということ。

 

それでも私は創真くんとは離れたくなかった。同じ人間だったから?

それとも初めて出会った異性だったから…?

 

理由は分からないのだが、創真くんと離れる…創真くんと会えなくなってしまう……という事実が、私の胸を締め付けた。

 

「咲夜さん。」

 

彼が私に話しかける。

 

「どうかしましたか?創真くん。」

 

私は彼にそう聞いてみる。すると彼は口を開いて

 

「身体の方は大丈夫ですか?」

 

「…………!」

 

どうして……彼は自身のことを考えないのだろう…彼の左手はお嬢様のレーヴァテインで既に表面の皮膚はなく、お腹も同様に大穴を開けられていたのだ。どう考えてもわたしの心配をしている場合じゃないのに……どうして……?

 

「私は大丈夫です…創真くんこそ大丈夫なんですか?その傷……」

 

そう私が聞くと、彼はなんとも思ってないかのように

 

「僕は大丈夫ですよ」

 

と答えた。

 

「嘘を……つかないでください……」

 

「…?どうしたんですか?」

 

「どうして嘘をつくんですか?!」

 

「……?!咲夜さん?落ち着いてください…」

 

「落ち着くって……創真くんはそんな傷を負っているのに……どうして私の心配ができるんですか!……おかしいですよ…」

 

小さく呟く……すると創真くんがそれに…私の問に答えるようにこういったのだ。

 

「実は……痛みはあるんですが、倒れるとかそういうのは無いんですよね…多分……妖怪の治癒能力が残ったからでしょうけど…」

 

「……え?」

 

……今、なんて言ったの?そう聞き返そうとすると……それを予測していたかのように彼は続ける。

 

「きっと、無理やり人間に戻したせいで感覚が……妖怪のままなんだと思います。それに……今の僕は人間に戻った、とはいえ妖怪の時に近づいている感じがするんですよね。」

 

多分……と付け足して

 

「近いうちに、僕にはまた翼が生えて来ると思います。それに今度は血を欲す吸血欲求も……近いうちには…間違いなく」

 

「それなら……もう一度私の能力で……」

 

「ダメですよ。それじゃあ」

 

「そんなことしてたら咲夜さんの身体が持ちません。だからいいんですよ。ただ僕が妖怪になってしまった時、僕は自分をコントロールできるか…正直分からないです。……だから……」

 

「だから?……どうするんですか……?」

 

嫌な予感がする……これ以上は言わないで欲しい。聞きたくもない…!

それでも創真くんは私に淡々と、何よりも笑顔でこう告げた。

 

「僕は暴走が始まる前にどこかで死のうと思います。

……僕が誰かを傷つける前に……」

 

その言葉に私は言葉を失った。

 

彼は自分が誰かを傷つけるならば自身の命を捨てると言ったのだ。

 

そんなことは……させない…誰かに殺されるのなら……死ぬまで私の手で……

 

「なら……私がずっとあなたを支え続けます!!これから先ずっと!!

だから……」行かないで……とは言えなかった。

 

そして彼は私の方に向いて、微笑みながらこう言ったのだ……

 

「それでも……もう僕に居場所は無いですよ…既にレミリアさんを1度退けた……ならば復活したレミリアさんは今度は真っ先に僕の精神、肉体の2つを破壊するでしょうね……だからその前に僕はその力の及ばない所へ行くか、この首輪を破壊もしくは無効化できる所を目指さないと……」

 

そうして創真くんは後ろに踵を返して歩き始めた。

 

それを…歩き離れていく彼を…私は止めることが出来なかったのだった……




はい!離れていく創真くん、完全に告った咲夜さん…それでも2人の思いはお互いに届くことはないでしょう……

てな感じです。

次回からは……紅魔館から出る為に動き出す創真。
それを食い止める為に立ちはだかる館の住人たち……
果たして…創真はレミリアに遭遇することなく、館を出ることができるのか?

ていう予告。

それでは次回も、お楽しみに!


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帰還 1

お待たせしました。

1週間ぶり…待たせたなぁ!!

はい、テスト週間です。

かなり更新頻度下がります。

それでは


「はぁ…はぁ……」

 

僕は壁に持たれながら、地下の廊下を移動していた。

 

先程までは歩けていたが、どうやら人に戻ったのか、それとも治癒能力の範囲を超えてしまったか……どちらにせよ僕の傷は治ってはいない。

 

そうして僕は階段に着いた。

 

……あとはここを登れば……

 

そして僕は階段を登る。上に上にとゆっくりと……

 

傷は塞がらない。 なのでその傷から血がダラダラと流れてくる…。

それも気にせずに僕は1歩ずつ登って行った…

 

それから数刻が経ち……

 

創真が地下の階段を上がりきり辺りを見渡すと、そこには見慣れた景色があった。

そう。僕が魔法を扱える様になるために毎日のように訪れた地下図書館だ。

 

(ここに繋がっていたのか……ということは…)

 

僕は図書館いるであろう人物たちを探す。

 

そしてその人たちは思ったよりも早く発見することが出来た。

 

「こん……ばんわ、なのかな?とりあえずこんばんは、パチュリー、小悪魔。」

 

「あぁ、結局人と妖怪の中間の存在になったの…」

出会い頭そんなことをパチュリーが、僕に向けて言った。

 

「まぁ、そんなとこかな……それで……」

僕の言いたいことが伝わったのか、パチュリーは頷く。

 

「えぇ、勿論レミィからあなたの足止めもしくは確保を頼まれているわ。レミィを負かすことはないからきっと来ないと思っていたのに…

まぁ、レミィを追い詰めたからここにいるということでしょう?

ならば話は早いわ……」

パチュリーが手に持っていた魔導書を開く……

「私自身…あなたという話し相手がいなくなるのも困るのよ……だからレミィの案には賛成している。まぁ、そんなとこね……

それじゃあ行くわよ?」

 

ーーコア。

 

そうパチュリーが彼女の名を呼んだ次の瞬間には、小悪魔が僕に向けて弾幕をうち、パチュリーもそれに合わせるように魔法を放った。

それらの攻撃は非常に息があっており、躱せるほどの隙間が全くないような技だった……。

 

ならば……

 

手に霊力を集め、それを自身に展開させ擬似シールドのようなものを作る。そしてそのまま二人に突進する……!

 

「そんな攻撃が当たると思っているの?」

 

パチュリーがそう言うと2人は迎撃するための魔法を唱える。

が、それを見た僕はそのままスペルカードを発動させ、2人の動きを…せめて片方の動きを止める……!

 

「弾幕に隙ができた…!こいつをあびるといい!!

『重術 スペースグラビティ』!!」

 

僕の周りの重力が数倍に上げられる。急に変化した重力に2人の動きが止まった。

それらを確認した僕は即座に2人に弾幕をうちこんだ。

 

しかし……打ち込むと同時に僕の身体にも弾幕を打たれたのか、僕だけが本棚に吹っ飛び、そのまま身体を打ち付けた。

 

「ぐふっ……」

 

どサリとその場に倒れる。意識が遠のいていく……これ以上戦うことは恐らく危険なのだろう。ならば……

 

本棚の本を手に取った。【禁書】と書かれた開くだけで呪いが降り注ぐという人には扱うことのできない魔導書…。

 

2人はその僕の突然の動きに固まる。

 

そしてそのままその本を開き……その魔法を唱えるのだ。

 

『空間転移』

 

そして僕の身体は図書館から消えた。

 

 




創真はいつの間に禁書を読めるようになった……?

半分妖怪になったからですね。

はい、短くて申し訳ないが……とりあえず終了です。

それでは次回もお楽しみに


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帰還 2

はい、どうもーお久しぶりですー

なんやかんやで色んな方に見てもらってて嬉しいです。はい。

まぁ、今回はちょっと長めかな?とりあえずどうぞーー


「………………はぁ…そういうこと……」

 

目前で消失した彼の目的を悟る。……なるほど、あの男…初めからここに着いたらこれをする予定だったのか……

 

「……パチュリー様?なぜ創真くんは転移魔法の魔導書の位置を把握していたんですか?」

 

「それは簡単なこと…そう彼は最初からあの本の位置は把握していたのよ」

そう初めからだ。彼がここに来て真っ先に手に取った本こそがあの魔導書だった。

 

それからここに来なくなるまでの数週間…彼に魔法を教えている時も彼はあの魔導書の位置の把握だけはやっていたのだか…

 

「位置を変えておくべきだったかしら?」

 

「それは……それでも彼ならあの本を見つけ出してそうですけどね…」

 

……それもそうか、と納得し私は自分の席に戻り、読書を開始するのだった……。

 

すこしして地下の部屋から1人のメイド長が出てきたのだが……パチュリーはそれらを見て見ぬふりをするのだった……。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

紅魔館の自室に着地する。

 

「さて……」

 

転移魔法は成功…しかしまぁ、これで完全に人という訳ではないと分かった…。

 

身体から魔力が抜けたようだ……使える魔法はせいぜいあと1つといった所か……

 

僕は魔導書を投げ捨てる…もうこの魔導書に頼ることはないだろう。

 

それにこうしている間にもレミリアさんたちはやってくるかもしれないと思ったので、そのまま僕は扉を開き、自室を後にした。

 

(もう戻ってくることもない……だろう。)

 

そうして僕は玄関へと歩き出すのだった……

 

……偶然にも、僕が玄関に着くまでには誰とも出会うことのなかった。

これは幸運だった…そしてそのまま玄関のドアを開こうとして……そして驚愕した。

 

「なぜ…………?」

 

ドアが開かない…

 

「戸締まりは大事なことでしょう?創真。」

 

振り向いたその先に居たのはレミリアさんとフランの2人だった……。

 

「創真?どこに行くの?」

 

「フラン、創真は貴方から…私たちから離れようとしているの……」

 

「お姉様……。どうして……?」

 

「それは分からないわ……でも……」

 

レミリアさんはニヤリとほくそ笑み……フランに告げた。

 

「貴方が止めたら……きっと創真も考え直してくれると思うわ……」

 

……!それはまずい……!

 

小さく舌打ちする……レミリアさんめ……どこまで策士なんだ…

当のフランもその気になったらしく、僕の方に目線を向けてきた……

……やれることはしないとな……。

 

「そうなの…創真……?なら私全力であなたをとめるわ!例えそれで…」

 

……あなたの身体が壊れても!

 

その言葉と同時に彼女は僕の身体に重い一撃を見舞いした……。

 

それに全く反応出来ずに僕は吹き飛ばされた。そして壁に体を打ち付ける。

 

痛みと反動で動けない僕にフランは尚も追撃を開始する。

その一撃一撃が僕の身体に大きなダメージを与え、確実に僕の意識は遠のいて行く……

 

「ほらほら!抵抗しないとほんとに死んじゃうよ!!」

 

フランは嬉しそうに僕の身体に攻撃を加え続ける……。

 

僕の身体はまるでボロ雑巾のようにボロボロになって行った。

 

「まぁ、それは幻覚であって僕ではないんだけどね。」

 

「「……?!」」

 

二人はハッと僕の方を見る。するとフランが攻撃していた僕の身体が薄れて消えた。

 

「どういうことよ……創真!!」

レミリアさんが僕の方を睨んでくる。

 

「簡単なことですよ。たまたま僕の魔法が2人に効いただけ……」

それじゃあ、と僕はドアに手をかける。

 

「どうしてよ!!どうしてここから出ていくのよ!創真ァ!!」

フランが叫んだ。悲痛な叫びだった……心だって痛いし、罪悪感は半端ない……それでも僕はフランに笑顔であやすように告げた。

 

「……フラン、理由は簡単さ…僕には帰る家があったからさ……」

 

そうしてドアを開く、すると既に朝になっていたのか、外からは日光の光が出ていた。

この状況では二人は僕を追いかけることは出来ない。なので僕はそのまま外へと踏み出した。

 

「……博麗創真。」

 

レミリアさんが僕の名前を呼んだ。少しだが、僕は動きをとめる。

 

「……これは命令だ……いつか完全な妖怪となるお前への…………

もし貴様が妖怪となり、その身体が我が眷族の血に置き変わったのならその時は…………」

 

ーーそうして彼女は息を吸って……

 

「戻ってこい……そして私たちに尽せ。それまでは外で悠々と暮らすがいい……」

 

「……」

 

もはや何もいうまい……僕は無言を貫いて、その館の外へと足を踏み出した。

 

「待っていましたよ?創真くん。」

 

さあ……最後の壁だ。彼女を超えなければここをでることなんて不可能なのだ。

 

「あぁ……待たせてしまってすまないな、美鈴。」

 

「ここから出たい…そうですね?……まぁ、それがあなたのしたかったことなのなら私はそれを止めません。……が」ーー咲夜さん。

 

「……え?」

 

「創真くん…私は貴方をこの屋敷から出ていって欲しくはありません。

……ですので…全力で貴方の前に立ちはだかります。」

 

 

 

 




はい、残すところは門番だけと……

門番から戦うつもりはないのか……?

メイド長と半妖の人間……彼らの会話に言葉は要らない…求められるのは美しき弾幕のみであるーーー

次回紅魔館労働編最終回ーー

お楽しみに


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帰路 3

待たせたなぁ……はい、間違えて消しました……内容は完全に同じです……

創真の行方は一体?!

ついに完結!最後の最後までお楽しみください!
それではどうぞ。


「辞めてくださいよ……咲夜さん。」

 

……そうだ辞めてくれ。誰も、誰とも戦いたくはないんだよ…

 

「辞めません。貴方こそここから出て行かないで下さい。」

 

「それでも期間は過ぎたでしょう?!ならなぜ止めるんですか!」

 

つい怒鳴ってしまう…血が足りていないせいか……それとも勝手すぎることに怒っているのか……感情的になっている自分がいた。

 

「期間が過ぎたらどうでもいいんですか……?」

 

……ッ……痛いところをついてくる……

 

「それは……しかし…僕には帰る家が会ったんですよ家族を待たせている…だから僕はここを出ていかなければならないんですよ……」

それに……もう時間がない。

 

「なら仕方ないです。貴方をここに留めるためにはこれしかないようですね。……美鈴!!」

 

「は、はい?」

 

咲夜さんはいきなり美鈴の名を呼びこういう。

 

「二人でなんとしても創真くんを止めます!彼をこの門を潜らせないで!!」

 

「あ……なるほど…分かりました!」

 

なんということだ……美鈴もやる気だ…僕はこの絶望的状況をどうすればいいんだ?

咲夜さんの能力は一瞬で僕の体を切り裂く……距離をとっても一瞬でその距離を詰めるのだ…こんなの勝ち目がないじゃないか…!

 

「クソっ!」

 

飛翔するか……?いやダメだ……飛べば全方位から斬撃が飛ばされる!

しかし……

「飛ばなければ美鈴に押し負ける……!!」

 

一気に飛翔する…瞬間上から大量のナイフが降ってきた。

 

「……?!」

 

咄嗟に弾幕を放つが間に合わずそのまま身体中にナイフを浴び、バランスを失う。

 

力なく地面に落ちた僕を美鈴は起こし、その刹那紅魔館の城壁に叩きつけられた。

……恐らく投げられたのだろう。まるで弾丸のように吹き飛ばされた僕の体は受け身など取れるはずもなく、さらに足が本来曲がるはずのない方向にねじ曲がっていた。

 

「グッ……イッツゥ……!!」思わず声を漏らす。

痛みが感じなくなっているのだが…それでも痛い…激痛だ。

 

何とか手で城壁にもたれ掛かりながら起き上がる。

その時手に暖かい感触を感じた。手の方を見てみると……血がベッタリと付いていたのだった……。

 

「……どうしてこんなに……」膝から崩れ落ちた……

 

出血が酷すぎるのだ……もう目眩やらなんやらでまともに立つことすらままならない……

 

誰かに掴まれる。誰だ……?と虚ろな目でそちらを見た時……手を僕の右目に近ずけ……その次の瞬間…右目の視界が完全に黒くなった。

 

「……?!ああああああ!!??」

のたうち回る……目が……目が…右目が見えない……ない……?

 

「創真くん。」

 

咲夜さんの言葉にビクリと身体が震える。辞めてくれよ。もう……こんなことは望んではいない…!

 

「創真くん。次は左です。」

 

近付いてきた…逃げようとしても身体が言うことを聞かない…。

死ぬことはないだろうが死んだ方がいいと思うような残酷な目に合わされるのか?

それはダメだ……もう一度…もう一度だけでいいから僕は……

 

「僕は……霊夢の元へ……帰るんだ……!」

 

辺りを黒い妖気で包み込む。

 

「……?!」

咲夜さんも異変に気づいたのか後ろに下がった。

美鈴も僕の方へ拳を向けている。

 

これはチャンスだ。折れた足で踏み込む……痛みなど気にしてられるか……!!瞬間的にスピードをMAXにして門へと突っ込む。

 

前方には美鈴と咲夜さんの二人。だが門までは距離があった……いくら彼女の斬撃でもこの距離は届かない。

 

そう過信し突っ込んだ。もうやけくそなんだ…そうして門を潜ったその時ーーー

 

「少なくとも……神社には飛ばしませんよ」

 

ーーーは?

 

腹部に抉るような蹴りを入れられた。一瞬で身体が痙攣し、呼吸困難になる。

美鈴の全力の蹴りだ…だが、これが機転となり…僕の身体はそのまま大きく上昇して、まるで砲丸投げの鉄球のように綺麗な弧を描いて落下した。

 

僕が最後に見たのはーー傾斜の激しい森林であった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーー

 

次の日、文々。新聞の記事こんなものが書かれた。

 

【妖怪の山に大きな窪みが?! これは新たな異変の前兆か?!】

 

それに添付された写真をみて、その真理を確かめようとそこに異変解決者の博麗霊夢と霧雨魔理沙が赴いたのだが、そこにはそのくぼみ以外、何もなかったという。

 

ただ…約束した時間になっても……霊夢の家族が神社に訪れることもなかった……

 

「……どこにいるのよ……創真……」

 

博麗霊夢は待ち続ける。約束した彼のことを、少ない期間だが……共に暮らした家族のことを。

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館労働編ーーーー[完]




続く。帰路とか言いながら帰れない。出会えないのです。

というわけでどうでしたでしょうか?こんな明らかに続くような終わり方をしましたが……続きます。

しかしね…暫くは次の話に繋げれる用にある短編小説を何個か投稿します。

これに関してはどうしようか迷っていて……ここにだすか、別な所を作るべきなのかという所で迷っております。

まぁ、こっちに出てたら流す感覚で読んでください。

別で作ったのならこっちから多分宣伝してますので良かったらお読みください。

それでは次回は早めに出したいですね!!

ここまでのご愛読ありがとうございました!これからもこの作品をよろしくお願いします!!


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永夜異変編
それから


はい、お久しぶりです。
この話は4章ではなく、3章の後日談+4章になっています。

それでも宜しければどうぞ!


博麗創真が紅魔館から脱出し、行方不明になった事は人里で話題になることはなかった。

その理由は単純なことで、人里の人間は誰も創真のことを知らなかったからである。

 

その理由も直ぐにわかる事で、博麗霊夢も、紅魔館の面々も、彼を自分の敷地内に閉じ込めようとして、彼を人里に連れていかなかったからである。

 

そのせいで彼女たちは人里で彼を探しても見つけることは出来ず、結局彼はあの1夜の騒動で命をおとしたのだということで話は終着した。

 

それから、紅魔館では悪魔の妹とメイド長の2人が酷く落ち込み、メイド長に至っては精神を病んでしまったという。

しかし、それでも彼女は自身の仕事をこなし続けている。

最も、自傷行為の繰り返しのせいで刃物を扱うことは禁止されているのだが。

 

紅魔館で博麗創真の名を呼ぶことはそれ以来禁止されたのだった。

 

「創真くん……あなたは……どこにいるの……?」

……今日も一人。紅魔館のメイド長は虚ろな目で呟いた。

 

次に博麗神社の巫女はどうだろうか。

彼女は自身と約束した彼が帰ってくるのを誰よりも心待ちにしていた。

そして、彼の見本となるべく、初代博麗の巫女が使ったと言われる奥義

を習得したのだ。

しかし、彼は帰ってこなかった。

 

例の新聞が来たのは次の日だった。

それから何日も何日も山をくまなく探索し、彼を探したが彼は見つからず、人里に降りて聞き込みをするも結果はすべて失敗だった。

 

それからまもなくして、八雲紫から博麗創真は死んだと伝えられ、彼女の精神はボロボロにまで追い込まれてしまい、彼女は自身の防衛のために、幼児退行のような状態になった。

 

食事は通らず、まともに喋ることもしない上に、霊力すらまともに扱えなくなってしまった。

かつての最強の巫女は瞬く間に無力な存在に成ってしまった。

 

それをきっかけに、そのことを知った数多くの低級妖怪たちが無縁塚の忘れ去られた存在と融合し、人里を襲うという最悪の事件も起こったが、人里の守護者と八雲と山の河童が作り上げた対妖怪用パワードスーツの登場と、それを使いこなした退魔師の活躍によって、被害は最小限に抑えることができた。

 

その事件のあとに退魔師は代替わりし、歴史喰いの白沢によってそのパワードスーツの存在はなかったことになった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

紅魔館から抜け出してしばらくたった時。

 

僕は山で目を覚まし、身体を見渡すと傷が血で固まって止血の様になっていたので、そのまま当たりを散策していたのだが日差しで身体が焼けていた。

その光景を目の当たりにした僕は改めて自身が人ではなくなったのだと実感した。

そうして山の奥へ奥へと潜っていき、なにもない洞穴についたところでぼくの意識は安堵からか、突然崩れ去るように落ちた。

 

それから……僕が目覚めたのは一室だった。自身の身体を見ると、前身に包帯が巻き付けられていて、どうやら誰かが手当てをしてくれていたらしい。

ともかく、今自分がどういう状況なのか確認するために身体をおこし、部屋からでる。

 

「あやや、目が覚めました?」

 

「え……?あ、君は…?」

僕が目を覚まして初めに見たその子は背中から羽が生えた可愛らしい少女だった。

 

「私は射命丸文。あなたが洞穴で倒れてるのをみて、ここまで運んできたんですよ。ところであなたは?」

 

そう尋ねられ、僕は博麗の名前を言うか迷ったが

「僕は創真だ。助けてくれてありがとう。」

ここでは言わないことにした。ここで霊夢と関係があることが知られたら、霊夢やレミリアさんに……特にレミリアさんに自身が生きていることが知られてしまうと思ったからである。

 

「いえいえ、気にしなくても大丈夫ですよ。それよりも創真さんはなぜあんなところでたおれていたのですか?」

 

「それは……」

どう言えばいいのか……と口ごもっていると、それに気づいたのか

「言いたくないことなら大丈夫ですよ。とにかくはやく人里の方へ行かないと夜になってしまいますしね。」

 

と言ってくれたので、そのまま僕は射命丸に人里に連れていってもらった。

 

「はい、それじゃあこのまま自分の家に帰ってくださいね。それでは。」

 

そう言って彼女は空を飛んで山へと戻って行った。

 

「帰る場所か……もう……帰れる場所はないんだよな…どこかで一夜を過ごすか。」

 

そうして僕は再び人里を後にすべく、歩き出すのだった。




ということでお読み頂きありがとうございます。

今回でたくさんの新要素が入ってきました。
これらの設定を考えたりしていたら時間がかかってしまったんですよね。


それでは次回から本当に4章です。
良ければ次回もご覧下さい!それでは!


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搬送

お久しぶりです。


「どこだここ……」

 

あれから里をでた僕は、竹で覆われた竹林にて遭難していた。

もときた道を戻ろうとしても既に戻ることは叶わず、ひたすらに歩き回っていたら既に当たりは真っ暗だった。

 

「なにも見えない…どうする?…………っ?!!」

 

多少焦りを感じ始めた頃、頭を打ち付けるような痛みに襲われた。

 

「な……なんで…?!羽がァ……!」

 

背中を見ると、そこには羽が背中から生えていた。

それと同時に目や身体にも稲妻のような衝撃が走り、その場でたつことも出来ず倒れてしまった。

 

(意識を保つことが……できな…い……)

ドサッと僕はその場で力尽きてしまった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…………………………!」

 

意識が覚醒する。立ち上がり背中を確認するが、痛みはまだするが羽は既になくなっていた。

 

「僕は………あ、そうかここで力つきて…」

 

まだそんなことを考えられるだけの体力は残っていたので、そのまま探索を開始した。

太陽に当たるのはダメなので、影の中を進んでいった。

 

「……何かあるぞ?」

 

何時間か進んだところで、僕はとある建物に辿り着いた。

その建物を見ていたら、突然その中から人影が飛び出してきて……

 

「止まりなさい、どうしてただの人間がこんな場所にたどりついたのか説明しなさい。」

 

「…………ァッ……人……」

 

その人物を確認し、安堵感を感じたのか、僕の体は限界を迎え、その場で意識を失った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ちょ?!なんで倒れるのよ!」

私は侵入者であろう人物に警告するために赴いたのに、まさかで会った瞬間に倒れるとは予想していなかった。

 

「大丈夫なの?ねぇ!」

私はその人物の安否を確認するため、彼の元へ駆け寄った。

先程の攻撃で既に意識は切れてるだろうから、そのまま彼の近くまで来て、心拍等を確かめる。

 

「……この人、なんでこれで生きてるの……」

服をよく見れば至る所に血痕が付着しているし、心拍だって不安定だったからだ。それに骨も数箇所折れている。

 

「とにかく、永遠亭に運んでおかないと…………ちょっとてゐー!手をかしてー!」

そうして私たちは彼を永遠亭へと運び込むのだった。

 

「うどんげ。」

 

……あれから、何時間か経過したとき、私は永遠亭の表向きの主であり、ここのトップである、八意永琳様に呼ばれた。

 

「はい?どうしかしましたか?師匠。」

 

「あなたが連れてきたあの男のことなのだけどね……」

 

「えっ……?意識が戻ったんですか?」

 

「一応はね……でも、出血が多すぎるし、身体の方もボロボロで今はまともに動くことも出来ないのよ。だからしばらくはここで治療を受けさせることにするから、世話とかは連れてきたあなたがやりなさい。」

 

「は……はい。分かりました。」

 

まぁ、それはそれで好都合か…彼のことも気になってはいたし……

そうと決まれば……

 

「師匠!私、彼の所へ行ってきます!」

 

「えぇ……行ってらっしゃい…」

 

そうして私は彼の元へと向かうのだった……




これからもこんなペースで続いていきます。


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新しい出会い

今回もお楽しみください


ぼぉ……とした感じで部屋を見渡す。

 

先程僕にここにいるように言った八意永琳という女性はどこかに行ってしまったまま帰ってこないし、僕はどうしたらいいんだ?

 

なんてことを考えていたら、突然部屋の扉が開いた。

 

「起きてる?!」

 

入ってきたのは倒れる前に見たうさ耳の生えた少女だった。

 

「起きてるけど……それよりあなたは?」

 

「あぁ、私?私はこの永遠亭で助手をやっている鈴仙・優曇華院・イナバよ……まぁ…気軽に鈴仙とでも読んでくれる?」

 

鈴仙さん……か、まぁ悪い人では無いのだろうし、そこまで警戒する必要もないか…と思ったので、僕も名乗ることにした。

 

「そうなんだ。僕は創真。とある理由であの竹林に迷い込んでいたんだ。助けてくれてありがとう。」

 

理由については伏せたが…別に気にはしないだろう。と言うことで必要最低限のことだけを話した。

 

自分が外の世界から来たことや、外の世界の記憶は殆どおぼえていなかったこと、それからの出来事等を曖昧にぼかして説明した。

 

鈴仙はそんな話でも真剣に聞いてくれていた。

 

(真っ直ぐないい人だなぁ……)

 

と、話しながらそう思っていた。

 

「……と、まぁ僕の言うことはこれくらいかな?聞いてくれてありがとうね。」

 

「いやいや、気にしなくていいのよ。創真君こそ話してくれてありがとうね!まぁ、今日ももう遅いから、そろそろ部屋に戻るけど…何かあったら呼んでね。」

 

「分かったよ。それじゃあ」

 

「えぇ、おやすみ。」

 

そうして鈴仙さんは自室へと戻って行った。

僕は一人になった部屋の中で、(死にたいと思っていたはずなんだが………僕の頭の中はぐちゃぐちゃだな……生きたい自分と死にたい自分が半々だ。僕は…………

何がしたいんだろう。)

そう、小さく呟いた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

翌日、朝に鈴仙さんが部屋にやって来て早速こんなことを言い出した。

 

「貴方って弾幕とかは扱えるの?」

 

それを聞いた僕はつい

「どうして?」

と聞き返して閉まった。

 

弾幕は扱える……と聞かれても半妖怪の僕がどうやって妖力を扱うか等は知らなかったので上手く答えられなかった。

 

それに…

 

「まだ体が万全じゃないから打つことは難しい……と思う。」

 

とだけ返した。

 

「そう……なら、また体が治ったら見せてもらうからね!」

 

と言ってその会話は終わって、また2人で喋って時間を潰した。

 

病院食は人参がいっぱい入っていた。

……美味しかったが。

 

そうしてこんな生活を繰り返して、数週間が経過した。




次回もお楽しみください


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日常

まず初めにお久しぶりです!

完全に私情で放置していました。

放置してるあいだも読んでくれる方がいて観劇です。

それではどうぞ!


「ねぇ。」

 

「?どうしたんだ?てゐ?」

 

僕は今、病室で地上のうさぎである因幡てゐと話をしていた。

 

彼女と出会ったのはここに入院してからすぐのことであり、その出会い方というのも、僕と鈴仙さんが廊下を歩いている時に床下が抜け落ちて、その時上を見上げた時にニヤニヤと笑みを浮かべた彼女がいた。ということだ。

 

それからなんやかんやで意気投合して今に至る。

 

「あんたって人間じゃないんでしょ?ならなんでそんな怪我すぐに治せないの?」

 

「僕は人間なはずなんだけどな……まぁ、この首輪がある限りは妖怪でもあるんだけど…」

 

僕は首に付いた首輪に触れる。

 

初めてレミリアさんに出会った時に付けられたこの首輪……これを付けている以上は僕の体にはレミリアさんの力が流れ込んでおり、たまに僕の体からは翼が出るようになった。

 

だが、そんな僕の体だが、ここの主治医である永琳さんの作った薬を飲むことで、その妖怪化を最低限に抑えることが出来ていた。

その事に関してはどうお礼をすればいいか……本当に感謝している。

 

「その首輪が取れたらあんたは人間になるってこと?」

 

「どうなんだろう……これが取れた瞬間何か体に変化が起きるのか……それとも何も無いのか……付けた本人にしか分からないんだろうけど

戻るわけにも行かないし……とりあえずは現状維持かな。」

 

「へぇ……あっ、それじゃそろそろ行くから。寂しさで死なないでよ!」

 

「しなないよ。.それじゃまたね」

 

そうしててゐは部屋を後にした。

 

僕はここを一人で出歩く許可を貰えていない(まだ1人で歩くまで回復していない)ので、また一人で鈴仙さんが来るのを待つことにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お待たせ……ご飯作ってきたわよ……ってめを瞑って何してるの?」

 

「え?……訓練?」

 

「一体なんのよ……」

 

「妖力を上手く扱うための?まあそんな感じの訓練。」

 

「ふーん……まぁ、ご飯作ってきたわよ……ほら、食べさせて上げるから…早く頭を出しなさい。」

 

「毎度ごめんね…ありがとう…」

 

今の僕は手が使えない(紅魔館でのダメージと吸血鬼化による体の変化に対応できていない状態)ので、暫くは薬を投与してもらって体を慣らす必要があると永琳先生に言われたので、それに従っている。

 

永琳さんいわく、「急激な変化に体が付いてきていないだけよ。直に体が順応してまともに動けるようになるから、それまでは我慢してここのベッドで過ごすことね……それに私の薬がないと、突然吸血鬼化して、また激痛が発生するわよ。」

とのこと。

 

…どの道どうしようもないのでここにいることしようとここにきたその日のうちにそうすると決めていた。

 

まぁ……それから月日はあっという間に過ぎていった。

 

気がつけば、夏の蒸し暑いような感じはすっかりなくなった頃のこと…

 




お読み頂きありがとうございます!

これからついに4章の本格的なスタートです。

次回の投稿もなるべく早くできるよう、頑張っていきますので
また良ければ見ていってください!


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試し打ち

お待たせしました!

なかなか時間が取れずにいます!

申し訳ないです!


「ねえ、創真?」

 

「どうしたんだい?鈴仙。」

 

既にここに来てかなりの時間がたち、身体はここにくる以前までには回復していた。

 

それに、身体のリハビリなども大方完了していて…今は体を動かしたいと思うほどだ。

 

「いや、この前に言ってた…あなたの弾幕の実力が知りたくて……もう身体の方も結構良くなってきたでしょ?……だから……」

 

「僕と手合わせがしたい。っていう訳か…。まぁいいけど」

 

「本当?ならご飯を食べたら直ぐに竹林の方で手合わせをするわよ。」

 

「早いな……まぁ、いいか。」

 

そういう事なので僕らはご飯を食べ終え、そのまま永遠亭の外。迷いの竹林にやってきた。

 

「創真ー?準備はいいー??」

 

「大丈夫だよー!それじゃあかかってきてー!」

 

そうして弾幕ごっこが始まる。

 

僕は直ぐに飛翔して、鈴仙との距離をつめる。

 

すると鈴仙も弾幕を放った。

 

僕は直ぐに迎撃の為に弾幕を打とうと手に霊力を貯め、鈴仙の弾幕に打ち込んだのだが……

 

「……?!弾幕が消え……っ!!」

 

突如として弾幕が姿を消し、驚いている隙に消えたはずの弾幕に被弾した。

 

(なんだ……?!今の弾幕は……!)

 

直ぐに鈴仙から距離を離す。近付きすぎたらあの弾幕の餌食になりかねない。

 

しかし彼女の弾幕はその間も止むことはない。

 

何度も何度も姿を消しては僕に襲いかかる。

 

僕は何度も被弾しかけながらも、少しずつ適応してそれを躱した。

 

(そんな……かなり反応がいいわね…なら……!)

 

「スペルカード発動!『狂符 幻視調律 』」

 

突然発動された彼女のスペルカードの弾幕は躱す隙が一切なく、咄嗟にスペルカードで相殺しようと試みる。

 

「スペル……『重符 重力』……?!」

 

そこまで言って彼女の弾幕がまた消えた。

 

(どうなっているんだ……!消える弾幕って……!意味がわからないぞ…!)

 

消える弾幕を予測でかわしながら考える。

 

どうにかして彼女との距離をつめて、確実に弾幕を被弾させるために…ギリギリで彼女の弾幕をグレイズする。

 

そして……

 

(……よし!スペルブレイク……!!)

 

それと同時に全力で力を最大に上げ、彼女に突っ込む。

 

今までの自分とは全く違う感覚がして、前までの最高速度よりも遥かに早いスピードで彼女の目前まで飛びきった。

 

そして。

 

「お返しのスペルカードだ!『重壊 極風嵐』!!」

 

咄嗟に発動したそのスペルカードは、僕の周りを渦巻くように風の弾幕が嵐のように展開され、鈴仙を飲み込んだ。

 

そしてそれは何かを収縮して、爆発するようにして、スペルブレイクした。

 

「……きゅう。」

 

鈴仙は、僕のスペルカードを受けた影響で、そのまま地面で伸びていた。

 

「しまった!やりすぎた…」

 

そう言って彼女を抱え、急いで永遠亭へと戻るのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「なかなかにいいものを見たわ。」

 

「そうですね、姫様。」

 

「あの子ならここの戦力には充分じゃないと思わない?永琳。」

 

「はい。先程の【吸血鬼の羽】が生えたとき、彼の身体能力は爆発的に飛躍しました。それも優曇華でも確認が遅れるほどに…。」

 

「なら……彼も……」

 

「えぇ……今に彼は私たちの陣営に着くでしょう。」

 

2人の支配者は嗤う。

 

「彼の心を支配する人心掌握の薬。あとは鈴仙次第……。」

 

「すいませーん!永琳さーん!!鈴仙の手当をお願いします!!」

 

「分かったわ、こっちに連れてきて。」

 

そうして永琳は立ち去って行った。

 

1人残った私はフフっと笑う。

 

「月を隠して……私を追う月の民は居なくなる……。彼も加わればそれは確実となる……。」

 

幻想郷の平穏は崩れさろうとしていた。




お読みいただきありがとうございます!

次もなるべく早く頑張るのでお待ち下さい!

もう片方の方もおいおい投稿していきますのでそちらもよければご覧下さい!


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目的

思ったよりも早く出来上がった……。

そんな訳でどうぞ!


その日の夜、僕は永琳さんに呼ばれて彼女の部屋に訪れていた。

 

「……どうしたんですか?急に呼び出して。」

 

「あら、薬の追加の為よ。……そこに座って。」

 

「は、はい。」

 

言われたとうりに椅子に座る。

 

…何だか機嫌が悪いように見えるな……僕何かしたっけ?

 

そんなことを思っている間にも、永琳さんは注射器の準備をしていた。

 

「いつもみたいな飲み薬ではないんですか?」

 

「そうね……飲み薬だと効果が少し薄いから。」

 

「そうなんですか……」

 

等と話して沈黙する。

 

……恐らく今日の弾幕勝負の時にまた開いた翼を開かなくするには飲み薬では足りないのだなと自己完結して、僕は永琳さんの作業をボーっと眺めていた。

 

「ねえ、創真……?」

 

「なんですか?」

 

「この屋敷にはもう1人住人がいるの……知ってる?」

 

「あぁ、確か鈴仙が言ってた【お姫様】がいるんですよね。……なんでも月から来たとかなんとかって。」

 

「……そうね。その通りよ。その方こそ、この永遠亭の真の主よ。」

 

「へぇ……そう言えば会ったことないですね……なんでだろう…結構ここに来て長いんですけどね…」

 

そう。僕がこの永遠亭に運ばれてなんやかんやで数週間から数ヶ月は経過している。

 

その間で、自分が永遠亭に来てからの幻想郷のことは一切しらない。

 

「……まぁ、あの方は滅多に部屋から出てこないから…」

 

「あ、そうなんですか。」

 

「そうなの…でも最近になって私達は危惧してる事があってね。」

 

「危惧してること?」

 

なんのことだろうか、そう思いそう聞き返す。

 

「そう、それは月からの使者が姫様を迎えに来るんじゃないかということ。」

 

「お姫様を?どうして月に?」

 

「元々は月に帰ってるはずだったのだけれど…その使者を私が追い払っちゃったから……」

 

「……え?!永琳さんが……?」

 

「何を驚いているのよ。これでも鈴仙よりは数倍強いのよ?」

 

「そ、そうだったんですね……」

 

かなり以外……というかあまり考えてなかった……まさか永琳さんが……月の人を追い払う位強いなんて……

 

「……話を戻すわよ。それで私達は戦力を増やすことにしたの。

まずこの竹林に住む地上の玉兎達。……まぁ、主にてゐね…それと……月から地上に堕ちてきた鈴仙。」

 

「鈴仙も……月の兎なんですか?」

 

「そうね。まぁ、何となく分かるでしょ?あの子と戦ったあなたなら。」

 

「まぁ……そうですね。」

 

確かに……鈴仙はてゐとは全く違う能力だった。あの消える弾幕……あれを扱えるのは鈴仙だけだ。

 

「そして2ヶ月前。ここに一人の半妖怪が結界を超えて現れた。」

 

「……!!……僕の事ですか?」

 

すると永琳さんは黙って頷く。

 

「初めてだったわ。あんなにボロボロになりながらもヒトとして活動するあなたに、だから助けた。」

 

「なるほど……それで僕は戦力になりそうな強さを持っていましたか?」

 

そう言うと永琳さんはフフっと笑い、僕にこう言う。

 

「持っていましたか?って、今日の弾幕勝負でハッキリとしているじゃない。薬を調整したとはいえ、あなたは私の薬の効果を打ち破って能力を発動させたのよ?そんなあなたが戦力にならない訳がないわ!」

 

「それは嬉しいですね……。でも、戦力と言っても何をするんです?」

 

「簡単よ。月を隠すの。」

 

「……は?」

 

直後、僕の腕にブスリと注射器が突き刺さる。

 

「……ッ?!」

 

「何、異変に加担する性格ではないのは分かってるから、私の言うことを聞くように、素直になる薬を打ち込んだのよ。」

 

「な、何で……?!」

 

「まぁ、安心して。異変時だけだから。それにあなたは命令された事は逆らえないけど、それ以外は別に今まで通りよ。」

 

最も……と永琳さんは付け足して

 

「あの子の狂気に、心が耐えられたらーーの話だけどね。」

 

パチンッと指を鳴らす永琳さん、すると突然襖を突破って外から鈴仙が中に勢いよく入ってくる。

 

「創真!!私の目を見なさい!」

 

ガッシリと顔を掴まれ、そのまま彼女の紅い目を直視する。

 

そしてーーー僕の中で何かが弾ける感じがした。




はい、ここからついに異変へと始まっていきます。

次回もお楽しみに!


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前兆

こんな時間に投稿するやつ。

昼から読んでくれる人はおるかな


「あ……あ…。」

 

「創真?調子はどう?」

 

声が聞こえる…。僕はそちらの方にゆっくりと顔を向ける。

 

「……。声が出せないようね。鈴仙。以前と変わらず、創真の面倒を見るように。」

 

「はい。……創真くん、こっちに…」

 

目の前で兎の女の子……鈴仙という子が創真と……僕のことを言って手を差し出していた。

 

僕はその出された手に掴まり、彼女の後を着いていく。

 

「それでは……師匠。」

 

「えぇ。月を隠すのは次の満月。それまでに創真の戦闘能力を限界まで引き上げておいて。」

 

「……はい。分かりました。」

 

そうして僕は鈴仙に支えられながら、その部屋を後にする。

 

「………ごめんね…。」

その子が何か謝っている。……何に謝っているのか、今の僕にはわからなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ねぇ、永琳?」

 

「どうされましたか?姫様。」

 

「例の彼…。どうなの?」

 

「恐らくは、次の満月までには完成しているでしょう。それまでに出来なければ…異変解決者達の人質として使います。」

 

等とサラりと永琳は輝夜に説明する。

 

輝夜は「そう。」と言ってそのまま部屋を出る。

 

「どこへ?」

 

「え?……感情を狂わされた彼を見に行くのよ。」

 

そうして輝夜は創真と鈴仙のいる、鈴仙の部屋へと歩き出すのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー博麗神社ー

 

今日も何も無い平和な時が流れていた。

 

そう、彼のいない前の博麗神社で。

 

楽園の素敵な巫女……博麗の巫女の博麗霊夢は紅魔館の一件以降の出来事は全て忘れていた。

 

以前のような抜け殻状態になっている間に、異変を起こされた際対処する物がいないからだ。

 

彼女の記憶は、人里で寺子屋を経営している上白沢慧音によって忘れさてられている。

 

そしてそれ以降は彼女の友人も、創真のことは話していない。

 

なので彼女はいつもどうり生活できている…が、もし彼女が彼のことを思い出してしまえば……次どうなるかはわからない。

 

ザッザッ……と境内へと登ってくる音がする。

 

そしてそこに現れたのは、一人の青年だった。歳は恐らく20代で、その服の中には多くの怪我を負っている。

 

彼は霊夢に一礼して、そのまま神社の中に入っていった。

 

「……ふぅ。」

 

彼はため息を零す。

 

すると何処からか空間に隙間がでてきて、そこから八雲紫がヌッとでてきた。

 

「どうかしましたの?」

 

「いや……何と言うか、無口だな…と」

 

「あぁ、霊夢?あの子ならそういう子よ?自分からは絶対に関わりを作ろうとしない、それが博麗霊夢という巫女よ。それにあなただって他者との関わりは最低限に抑えているじゃない。」

 

「さぁな。」

 

「まぁ、この世界でもあれを使いこなしたのは凄いと思うわ。霊夢が元に戻るまでの間は、退魔師ではなく、異変解決者として行動してもらう。……でも不用意に妖怪を殺したりはしないでね。」

 

「わかってるよ……全く、面倒なことになったな。」

 

ボリボリと髪を掻きながら、面倒くさそうに彼はそういった。

 

「さて、そろそろ飯の時間だ。お前も食っていくか?」

 

「あら、ならそうしましょうかね……。」

 

わかった。とだけ言って彼は料理を作るために部屋を後にした。

 

これが、今の博麗神社の様子である。




次回もはやめに


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姫との遭遇

2日連続!!!

遅い時間だけど見て欲しい


鈴仙の部屋で、僕は1人座っていた。

 

鈴仙はどうやら何かをやりに行ったらしく、部屋から出ないようにとだけ言われていた。

 

(…………。)

 

ぼーーっとしている。何か大切な事が抜け落ちているような…僕の中から大切な物が抜けてしまっているような感覚に陥る…。

 

「…………?」

 

その時、がらりと音をたてて部屋の襖が開いた。誰が来たのだろう?とそちらの方に目線をやると、そこには色鮮やかな和服を着込んだ少女が居た。

 

「元気?」

 

と、彼女は僕に喋りかけている。

 

「元気……。」

 

僕はその言葉にそう返した。

 

すると彼女は少し考えて、なにか思ったのか僕にこう言った。

 

「そっか…。まだ言葉を喋れる程には回復してないんだ。それは残念だけど……まぁいいわ。また会いましょう?その時はゆっくりとお喋りがしたいわ。」

 

そう言って、その少女は部屋を後にしようとして、

 

「あっ……忘れてた。腕を出していいものあげるわ。」

 

(……?)

 

腕を差し出す。すると彼女は袖から注射器と薬を取り出してきて注射を打つ準備をする。

 

「はい。それじゃあ行くわよー」

 

チクリとした痛みを感じたが、注射器から液体はしっかりと僕の血管に入ったようだが、僕の体には特に変化はなかった。

 

「まぁ即効性じゃないしね。……それじゃあね♪」

 

そうしてその少女は部屋を後にしていった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「創真くん?」

 

「……?何?」

 

あれから2日後、僕は会話を出来るほどには回復していた。

 

「創真くんがここに来てから…何年過ぎたとおもう?」

 

「……分からないな。3年くらいかい?」

 

「違うわ。あなたはここで生まれたのよ?そしてここを出て、再びここに戻ってきたの。」

 

……???そうだったっけ。最近鈴仙はこんな話しかしてこない。

 

「そうだったね…。僕はここの住人で、ここに居るみんなと家族だ。」

 

そして、記憶の無い僕はその話を本当だと思っている。だからこそ、僕は一切否定とかはしない。

 

「そうよ…。てゐや師匠……それに姫様も。」

 

「そう……だね。」

 

こんな話を永遠として、僕の1日は終わる。

 

ちなみに、僕が居る場所は地上ではない。……永遠亭の地下だ。

 

昨日からここに移された。何やら僕は病気らしいのだ。だからこの地下で療養している……と伝えられた。

 

「そう言えば……」

 

僕はふと、何かを思い出した。

 

「?どうしたの……?」

 

「僕に会いに来た人がいたんだ。美しい服を何重にも着ていた人。」

 

「……?あぁ…。その方はここの姫様。蓬莱山輝夜様よ。その方が創真くんの所へ?」

 

「姫様だったのか……その人がね?何かしていた……気がする。」

 

「気がする……?まぁ、思い出せないならいいんじゃない?」

 

そうかなぁ……と思ったが、実際思い出せないので仕方ない。と考えて僕はこの話をストップした。

 

こんな感じで僕と鈴仙の一日は終わる。

 

そうして幾日が経過した……。




見てくれた方ありがとうございます!

この伸ばし方ばかりだけどかなり気に入ってるので暫くは治しません。

もう片方のも今週出すので良ければ読んで下さい。<(_ _)>

それでは次回は異変前の博麗陣営のお話です

それでは!


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月の綺麗な夜 1

サイドストーリーはちょっとかけてないですね。(封魔目録の方が)

なので次に進みます。


ある日の夜ー。

 

僕は鈴仙と一緒に迷いの竹林を散歩しにやって来ていた。

 

月がとても綺麗で…その景色を二人で見ながらゆっくりと歩いている。

 

「ねぇ創真?」

 

「何?」

 

「この月……とても綺麗じゃない?」

 

「そうだね……とても綺麗だ…綺麗。」

 

「そうだ…。創真?最近あなたの能力を把握できてないけど…どう?力はある程度扱えるようになった?」

 

「ぼちぼち……って所かな。でももうかなり扱い方は身に付いてきたと思う。」

 

「そう……なら良かった。」

 

僕は戦闘面で期待されているらしく、永琳さんからはこの能力を使えるようになっておけと言われていた。そのため、鈴仙には毎日のように戦闘訓練に付き合ってもらっていた。

 

それのおかげもあってか、今はかなり自身の霊力を扱えるようになっていた。

 

「あ、帰ったらあって欲しい人がいるの。」

 

「……?僕の知ってる人?」

 

「多分……あったことあると思う。」

 

多分……?そんなことを思いながら僕らは永遠亭へと帰るのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「姫様、戻りました。」

 

永遠亭に戻ったら直ぐに姫様、という人の所へ行くことになった。

 

姫様、ということはかなり偉い方なのだろう…少し緊張した。

 

「あら、戻ってきたの?おかえりうどんげ。それと……創真。」

 

こちらをチラリと見て、僕の名前をいう、姫という方…かなり身長的には低く鈴仙の方が少し高いなとおもった。

 

「姫様、それでお話というのは……?」

 

「あぁ…その事なんだけど…悪いけどうどんげ、この話は創真と2人きりで話してもいいかしら?」

 

「?別にいいですけど……」

 

すると姫はニコリと笑って

 

「ありがとう。じゃあ話が終わったらうどんげの部屋にまで連れていくからそれまでは永琳の手伝いでもしておいて。」

 

「あ、はい。分かりました……。それじゃあ行ってきます。」

 

部屋を後にする鈴仙。

 

そして2人だけになった個室で僕はなにを話すのかと緊張して固まっていた。

 

「……ゴホン!……それじゃあ早速お話しをしましょうか。」

 

「そ、そ、そうですね……それでななんのはなしをするんですか?」

 

緊張しているのか上手く呂律が回らない。

 

そんな様子をみて、彼女は微笑んでいた。

 

「そんな緊張しなくても大丈夫よ。それと私の名前は蓬莱山輝夜。

呼び名は…そうね、輝夜でいいわ。」

 

「あ……はい。わかりました…輝夜……様?」

 

「……まぁいいか、敬語は別にそのうち外しなさいよ。」

 

そうして僕と姫の話が始まった…。




終わり方が強引なので次の話は直ぐに作ろうと思います。

早く戦闘シーンも書きたいです。なので異変をさっさと発生させましょう!(サイコ感覚)

良ければもう一方の小説も読んでください……(宣伝)

それでは次回もお楽しみに


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月の綺麗な夜2

お待たせしました!


「初めに……貴方の記憶は貴方の本来の記憶ではないわ。」

 

「え?」

 

「それにあなたは…自身の能力についても良く分かっていない。

それどころか私たちの誰も貴方の能力を解明することはできていない……あの永琳もね。」

 

「貴方の霊力が安定しているのはある薬を私が投与したからよ。

それにあなたは…………人間。ではないものね」

 

そう言って姫様は僕の……正確には僕の背中から生えている翼を指さした。

 

「……これは…。」

 

「生まれつき。なんてことはないものね……。貴方の記憶は本来の物ではない上にとてもチグハグでいて…辻褄が合わないのだもの。」

 

「……たしかに…そうかも知れないです……。でも……ならこの記憶はなんなんですか?僕は……僕の中にある記憶はここに……この永遠亭で過ごした記憶しかないんです。それでも姫様は僕のこの記憶は偽物と言うのですか?」

 

そう言うと彼女は言いずらそうな表情をして……

 

「まぁ…いいか。このまま私達……永琳のコマとして潰してしまうのはうどんげにとっても可哀想だし」

 

「……?なんの事です?」

 

「いや別に……。でもあなたは本当に知りたい?あなたの本当の記憶のことを。」

 

「まぁ……知りたいです。」

 

そう言うと彼女は「分かった」と言って僕の方へと目線を向けて…

 

「それじゃあ……話すわよ。」

 

そうして僕は彼女から僕のことに関する全てのことを聞いた。

 

「……これがあなたの本来の記憶。……と言っても、これは貴方から聞いた限りでの貴方の記憶だけどね。」

 

「そう……なんですね。」

 

そうか……僕は何かから逃げてきた果てにここに辿り着いたということなのか……。

 

僕は聞いた限りの記憶を掘り返す。しかし……姫様から聞いた話以外のことを思い出そうとしても、僕の頭の中にはノイズのようなモヤがかかって、それ以上を思い出すことは出来なかった。

 

「たしかに……それが…その記憶が本当に僕の記憶だってことを思い出しました。でもどうして……永琳さんは……鈴仙は僕に…能力を行使したんですかね?」

 

「さあ?でも記憶が戻ったって言うなら……永琳にでも聞いてきたらどう?」

 

「はい。……そうします。」

 

それから僕は部屋を後にして永琳さんの元へと向かった。

 

「永琳さん。」

 

「どうかしたの……?なんて…そんな考えは不要ね。だって貴方がここに来たってことは…記憶を取り戻したのでしょう?」

 

無言で肯定する。そして聞かなければならない。

 

「教えてください……。どうしてあの日……僕のことを鈴仙の能力を僕に使わせたのですか?」

 

「その答えなら簡単。私達と一緒に戦って欲しかったから。でもそれには以前のあなたの性格からして協力は不可能そうだった。だから……」

 

だから……と一呼吸おいて、永琳さんは続ける。

 

「今、もう一度尋ねるわ。……創真。私達に協力して。私達の目的は月の隠蔽。月からの使者から身を隠すために必要なことなのよ。……協力…してくれるわよね?」

 

「……はい。分かりました。」

 

(ま、断わってたら薬でまた睡眠状態に陥れるだけだったのだけどね。)

 

記憶がない……それにこの人達には恩義もある。それに僕は……

 

……そうして僕は永遠亭サイドにつくことになった。




ここで遂に創真が永遠亭サイド(敵ポジ)につきました。

自機組との遭遇で彼は記憶を取り戻せるのか?

次回に続く


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~sidestory~

はい。どうも前々から話していたサイドストーリーの投稿です


創真……!創真…!!!創真!!!

 

博麗霊夢は彼の名をずっと叫び続けた。

 

止まらない、喉が枯れても彼を待ち、喉が痛み、声が出せなくなろうとも、彼を呼び続けた。

 

だが、その創真は既に永遠亭に保護されていて、その叫びは彼に届くはずもなかった。

 

そんな環境が長く続いて、ある日…本当に妖怪が無縁塚に集まり始めた。

 

そいつらは何かの封印を破壊し、そこから爆発的な妖力が溢れていた。

 

しかし、霊夢は動かない、ショックのせいで、動けないのだ。

 

それにこの妖怪はスペルカードルールで戦おうとはせず、なんと普通に襲いかかってきたのだ。

 

それで彼に依頼が入った。

 

彼とは、退魔師の事である。

 

退魔師の彼は、霊夢達のスペルカードルールに従わない、もしくは従えないような妖怪の処分を請け負っていて、そうして退魔師にその大妖怪を倒せ、と任された。

 

「最悪だ……。」

 

彼はそう零す。当たり前だ。彼は人間なのだ…。確かに能力こそ備わっているが、それは実戦では役にたった試しがない。

 

なので、彼はほとんど自身の力量だけで、数多の魑魅魍魎を切り伏せてきた。

 

逆に言えばそれ以外は不可能。

 

そんな不可能の依頼を吹っかけられたせいで退魔師の彼は、死ぬだろうとだけ思い、その敵へと単身で向かった。

 

彼の装備は、退魔用の刀、博麗式や自作で作った札。そして生命力、霊力を糧にすることで人外の如しパワーを手にすることが出来る、

輝石だけだった。

 

結果として、彼は妖怪達を全て殺しきった。

 

大妖怪以外は全て一撃。

 

そして肝心の大妖怪も、封魔ブレスレットの扱い方を理解した彼がその溢れる霊力…生命力を鎧のように纏うことで、現れた最強の戦士によって、圧倒するかのように大妖怪おも消し去ったのだ。

 

そして……それから早いうちに、霊夢の中にある創真の記憶を上白沢慧音によって消すことにした。

 

それによって彼女はほんの少しだけ昔のような巫女に戻ることが出来た。

 

それからは何かと霊夢のことを気にかけてか、その退魔師が博麗神社にやって来て、霊夢の代わりに何かと家事などをするようになった。

 

その霊夢も、八雲のマヨヒガで、よく鍛錬をしているので、ちょうどよかったのだ。

 

そんなことを繰り返すこと、1ケ月くらいが過ぎた頃。

 

「平和すぎる。」

 

男は不満げにそうこぼした。

 

「そう……?私はこんな日々もいいと思うけど」

 

少女はそう返す。かなり言語能力も戻ってきているようだ。

 

「俺に平和なんて言葉はなかったんだよ。……毎日刀を振っていたからな。」

 

「それは……可哀想に」

 

「全部、八雲のせいってことだな。」

 

「あいつはいい事しないから」

 

違いねえ、と言った所で、2人は笑った。

 

満月まであと2日…




サンキュウリーディング!

どうもありがとうございました!

この話していた……見覚えあるという方いるかもしれません。

はい。そうです、幻想の退魔録の一部なんですよね笑

まぁ元々この小説のサブ的なお話だったので組み込んでいます。

まぁよかったら幻想の退魔録……読んでみてください。

それでは次回から異変スタートです


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異変の始まり

お待たせしました!


「それじゃあうどんげ。あとは頼んだわよ。」

 

「はい。師匠。」

 

「それと…創真……あなたはうどんげと組んで戦いなさい。」

 

「あ……分かりました。」

 

「それじゃあ…ここは任せたわよ。」

 

そして永琳さんは出ていった。

 

残された僕らは…特にこれといった作戦も考えていなかったので

其れを考えることから始まった。

 

「もう夜は始まったのかな?」

 

「さあ……でも本当によかったの?」

 

「何が?」

 

「いや……私達の味方になってくれたことよ。」

 

「あぁ、そのこと。別に……結局僕は記憶戻んなかったし……それに

……」

 

「それに?」

 

「いや。何でもない…とりあえず戦い方の確認をしておこう。」

 

「何よー…まぁいいけど…それじゃあここは……」

 

そうして僕らはそんな話をして時間を潰していた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

博麗神社の境内にて月を見ておれは疑問を感じていた。

 

「……?」

 

どうかしたの?と霊夢が問う。

 

「いや……なんか…夜が長くないか?」

 

「そう?……あんまり変わんなくない?」

 

……霊夢はあんまり分からないようだ。だがおかしい…

夜にしては長いすぎる気がする……というか長すぎる……!こんなに

夜が長いはずがない…!

 

そう考えてると突然神社の中に八雲紫が隙間の中からでてきた。

彼女がここに来るのはいつもの事なのだが、その表情はいつもとは

違う感じを出していた。

 

「何かあったのか?」

 

「あなたなら気付いているでしょ?この異様な夜のこと。」

 

その言葉に俺は気づく。……やはりこの月はいつもと違う……!

 

「何かしっているのか?!」

 

「そうね。何が起きたのかは分からないけど……この月は…この夜はあけないかもしれないわよ。」

 

……!それは……

 

「それはまずいんじゃないか?それはつまり……」

 

「そうね……。それにあの月をみて?多少かけてるでしょ?」

 

え?と思い月をまじまじと見る。

たしかにそうだ……月を見ていると、多少端の方が欠けている

ように見えた。

 

「……たしかに…あれは普通の人では気付かないな……。

だがあれはなんなんだ?」

 

「さあ?……多分あの月は何者かが月を隠した偽物の月ね。」

 

偽物の月……?それってつまり……

 

「異変か。」

 

「正解。」

 

異変か……いつぞや以来だな……。

 

「てことは……霊夢!準備してくれ!」

 

「んーーー?何ーー?」

 

「この夜は異変だ!!急いでこの夜を終わらせるぞ!」

 

すると霊夢は面倒くさそうな顔をしながら準備を始めた。

 

「もう……面倒くさいなぁ…早く終わらすわよ。」

 

「あぁ、紫。霊夢を敵の元へ連れて行ってやってくれ。」

 

「わかったわ。行くわよ!」

 

「分かったわよ……。ちゃんと待ってなさいよ!」

 

「あーはいはい早く行ってこい。」

 

そして二人は飛んで行った。……さて

 

「俺も行くか」

 

普段なら女の弾幕ごっこなら彼女らに任せるのだが……

俺は退魔師として、里の人々を守らないといけない。

 

「攻めてくることはないだろうが……とりあえずは行っておくか…」

 

そして俺は神社を後にした。




本格的に始動しましたね!

次回は未定です!

それでは次回もお楽しみに


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出陣

お待たせしましたね!

投稿空くのは許してください!


「……?どういう事だ?」

 

俺は人里がある場所へとたどり着いた……だが、そこに人里の姿は無かった。

 

疑問に思い周囲を見て回る……。そして何かにぶつかった。

 

「…?何だ……?これは家か?」

 

ぶつかった所に触れると、里の住人が暮らしている木造建築のそれだと言うことが分かった。

 

「どうして姿が見えないんだ……?」

 

俺は能力を使って里人の気配を感じ取ると同時に、何故人里に入れないのかを考えることにした。

 

「何者かが結界を張った……と考えるのが妥当か…。」

 

そして暫く能力を使用していると、里の外にいる何者かの存在を感知したので、俺はそちらの方へと向かうことにした。

 

「!どうしたんだこんな夜遅くに…」

 

するとその先には里の守護者である上白沢慧音が宙に浮いてこちらを見下ろしていた。

 

「なんで人里に入れなくなってるんだ?」

 

と彼女に尋ねると、

 

「何者かが月を取り替えたせいで里の人間に影響がでるのを防ぐためだ。この異変が終われば直ぐにこの結界も解除する。」

 

「そうかわかった。……なら俺もこの異変解決に乗り出してくる。」

 

「……!わかった。くれぐれも意味の無い殺傷は控えるんだぞ。」

 

「お前ら揃いも揃って心配しすぎだろ……わかってるよ!」

 

「よし!なら敵の大まかな場所を伝えておこう。今回の異変の首謀者は恐らく迷いの竹林の奥に潜んでいる!」

 

「?迷いの竹林か……わかった少し行ってくる。」

 

そして俺はそこを後にし、慧音の言う迷いの竹林へと足を運ぶのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「咲夜。」

 

その日、月はいつもより綺麗だった。

 

しかし、その月が沈むことがなかったのだ。

 

お嬢様はその事に気付き、私を連れて紅魔館から出陣した。

 

「今回のこの月の異変……早急に片をつけるわよ…。

頭が狂いそうだから。」

 

「はい。分かりましたわ。」

 

するとお嬢様は心配そうにコチラを見て

「多分今回のこの異変……あなたにとっては辛い思いをさせるかもしれない……。そうなった時は………」

 

「大丈夫ですお嬢様。私はもう平気ですから。」

 

数ヶ月前の彼のことはもう覚えてない。正確には彼への執着が無くなったのだ。

彼はもうどこか遠くへと行ってしまった。

 

そう考えて彼のことは忘れることにした。

 

それが私が私であるための方法だったから。

 

彼に渡した私達の能力は人であった彼にとってはとても受け入れ難い物となったであろう。

 

それに私の持った海中時計は彼に渡した時計と同じ能力なのだ。

 

彼がそれに気付けば、彼は私の時間に入り込むことができる。

 

しかし、それは彼があの時計のことを覚えているかどうかなのだが……

 

そんなことを考えていると、やがて竹林の方へと辿り着く。

 

「とまるんだぜ。」

 

「あら?」

 

目の前には金髪の魔女……霧雨魔理沙が私たちの進路を塞いでいた。

 

「この異変…お前らの仕業なのか?」

 

「そんな訳ないでしょう?……それなら私が動くはずない…それくらい分かるでしょう?」

 

 

 

「そうか…それはすまなかった。」

 

「別に……それよりもこの竹林の奥への行き方はわからないの?」

 

「分かってたらとっくに試してるんだけど…」

 

「なるほど。ではお嬢様。この竹林を焼き払いながら奥を目指すのはいかがですか?」

 

「咲夜……なかなかにやばいこと言い出すな……」

 

魔理沙が私を少し引いた目で見てくる。

 

「ま、方法がないなら仕方ないわよ。それにこんな時こそあなたのそのバカ火力が役に立つんじゃなくて?」

 

「ムッ…わかったそこまで言うならやってやるぜ。」

 

「まぁ…私も合わせてあげようかしらね?」

 

そういうと二人は互いにスペルカードを発動させた。

 

「いくぜ!『恋符 マスタースパーク』!」

「『紅符 スカーレットシュート』!」

 

そして放たれた2つのレーザーは竹林の竹を焼き、次々と消し去って……

 

「まぁ、これで敵の場所が見えたな。」

「見えたわね。」

 

そこには竹林の奥にあると言われた屋敷が姿を現したのだった。

 

 




ありがとうございます!

次ら辺からは戦闘開始されると思います。

ちなみに白玉楼組は今回の異変では出てきません。

博麗組 紅魔組 魔理沙それと単独行動している退魔師の4組で永遠亭の陣営と対峙します。

それでは次回もお楽しみに!


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戦闘開始

お待たせしてしまい申し訳ないです…!


「うどんげ。それと創真」

 

突然永琳さんの声が聞こえる。声の方へ目をやると、 永琳さんがそこに立っていた。

 

「遂に来たわ。準備してくれる?」

「了解しました!師匠。」

 

そのまま鈴仙が部屋を後にして廊下へと出ていった。……おそらく罠を仕掛けに行ったのだろう。

僕も動き出そうとした時、永琳さんがこちらに来て

 

「これを飲んで。これは戦闘が始まってから。」

 

とだけ言って僕に2粒の錠剤を渡してきた。

 

「これなんです?」

 

と、僕が問うと彼女はこう答えた

 

「1つ目は自身の姿を変化させる薬。もうひとつは能力を使っても半妖になることを抑えるための薬。どちらも効果は短いから気を付けて。

なるべく短期決戦が好ましいわ。」

 

「なるほど…了解です。」

 

そう言って直ぐに1つめの薬を口に含んだ。

 

「……とくに変化はないようですが……これでいいんですか?」

 

「えぇ。今のあなた、多分全く見たことない人の顔してるわ。

これなら大丈夫ね。」

 

「そうですか……ちなみに時間はいつまで効くんですかね?」

 

「そうねぇ……長くて10分くらいね。それまでに全員しばいてきて。

……期待してるわ」

 

「そこはまぁ、任せてください。」

 

それだけ言って僕は部屋を後にして……その侵入者と対峙することとなる……。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「さーて邪魔するぜ?」

「さっさと事をすませさせて貰うわよ。」

「敵はだいたい奥にいますわ。叩きに行きましょう。」

 

そう言って永遠亭に入り込んだ3人の人妖達はそのままの勢いで突き進んでいた。

 

対策として配置されていた毛玉も全て潰され、正しく星のごとく勢いで彼女達は進んで行った。

 

だが………

 

「おかしいな。」

「なにが?」

「あまりにも広すぎる。それになんどか見た光景だ。」

「確かに……でもこういう建物って基本似たような造りじゃないの?」

 

早々に術にかかったのか、その場で足を止める。

 

それを好機とみて、あちらこちらから毛玉やウサギなどが彼女らに攻撃を始める。

 

しかし、それらは全て撃ち落とされていく。

 

「ふぅむ。どうしたものかね…」

 

等と言っていると、突然奥から人影が見える。

 

「おっと?あれは……」

「まぁ……多分ここの住人でしょうね…」

「ならば敵と。」

 

そこに姿を見せたのは月の賢者である永琳で、彼女はそこにいた3人にこう告げた。

 

「今すぐここを去りなさい。そうすれば術も解いてあげるわ。」

 

すると1人の吸血鬼は

 

「冗談をいうな。この月のせいでこちらも参っているんだ。ここから去る時は貴様がこの月を元どうりにした時だ。」

 

と答えた。

 

永琳はやれやれといった顔をして

 

「なら仕方ないわね……うどんげ!」

「…はい!」

 

どこからか現れたうさ耳のついた赤い眼を直視する3人。

 

「何だ……?!視界が……!」

「……厄介な真似を…!」

 

そして3人は2組に別れ、別々の空間へと飛ばされる。

 

そして……

 

 

「やれやれ……厄介なことになったぜ。」

 

「君が侵入者か。」

 

僕は落ちてきたその人をみて、確認の意を込めてそう聞いた。

すると彼女はマジマジとこちらの顔を見てきて……

 

「お前……どこかで……?」

 

「僕のことを知っているのか………?だとしても人違いだろう?僕は君を知らない。」

 

「…そうだな。分からない物は考えてもしかたないぜ。

……まあ、敵になるなら容赦しないけどな。」

 

そう言って直ぐにマジックアイテムを取り出す。おそらく戦闘準備は整ったのだろう。

僕も渡された薬を飲み、いつでも戦えるようにする……。

 

そして……

 

「さぁ……この月は僕らに勝たないと永遠に終わらない……!」

「そうか……ならさっさと負けさせてやるよ!…覚悟しな!!」




次回、魔理沙vs創真!

お楽しみに


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記憶の復元

早くに完成しました!
どぞ


その言葉を最後に僕らは喋らなくなった。

 

目の前の敵だと認識した彼女を僕は全力で倒すことだけを考え、弾幕を放つ。

彼女も星型の弾幕をこちらに飛ばし、互いの戦いは接戦といった所だろう。

 

しかし……これ以上続けたら不味い。長引きすぎたらこちらの体力が底を尽きてしまうだろう……。

そう考え、僕は直ぐにスペルカードの使用を決め、彼女の弾幕から距離を離す。

 

「おい創真!なんでお前はここにいるんだ!」

「……!何故僕の名前を……?!」

 

彼女は何か知っているのか……?

そう聞きたい……だが、その前に彼女を戦闘不能にしてからだ。

 

そして弾幕から距離を離した僕はそのままスペルカードを発動させる。

 

「『重符 重力光弾 』」

黒い光を帯びた弾幕が弾丸のように直線を描き、彼女へと打ち込まれた。

 

しかし

 

「その技の特徴は分かってるぜ。」

そう言って宙を旋回し重力光弾を交わした彼女はそのままの状態からスペルカードを使用させる。

 

「『魔符 マスタースパーク』!」

そう叫んで自身の後ろにマスタースパークを発動させた少女はその勢いに乗ってこちらに体当たりで突っ込んでくる。

 

「どうすれば……?!」

「これを食らって…神社に戻れぇ!!」

「……?!」

そのセリフを聞いた瞬間、僕の身体がぐらついた。

神社に反応したのか……?いや……これは……スペルカードの反動か……!

 

「喰らええ!」

「……フグゥ…?!」

 

箒の柄の部分が僕のみぞおちに突き刺さり、呼吸が止まる。

 

「……ハア……ハァ…………ゲホッ」

「動くな。次は直接当てる。」

 

「……動かないさ。」

「それでいい。……それよりも聞きたいことがあるぜ。」

「……なんだい?こっちの戦力に関することなら教えないよ。」

「そんな事はどうでもいいんだよ。それよりもなんで紅魔館から神社に戻らなかったんだ。」

「……?紅魔館ってどこなんだ?」

「おいおい冗談だろ?」

「冗談じゃないさ……僕の記憶はここに来る前のことはない。」

「そうか……なら……」

 

そう言って懐から球体の何かを取り出した彼女はそれを僕に持たせた。

「これは?」

「まぁ持ってな。」

そう言って彼女は指をパチンと鳴らした。

するとその球体が一瞬光を放ち、僕の体に電流が流れた。

 

そしてそこから記憶が流れ込む……。

 

僕はそれから少女の方へと目線を向けて

「魔理……沙」

彼女の名前を呼ぶ。

そうだ。僕はみんなのことを知っている……。

 

「やっと思い出したのか?」

「あぁ……僕は……僕は…」

 

「そうだ……ただの半妖の……博麗創真だ……。」

 

翼が展開される。

片翼の翼はもう既に制御はできず、薬の効力を無視しているのだと悟った。

 

「なっ……それは……?!」

「紅魔館で……レミリアさんに貰った力だよ。まぁ……制御もなにも出来ないのだけどね……」

 

妖力が溢れ出す。

そのせいか辺りを包んでいた結界も破壊された。

 

「魔理沙……僕を止めてくれ……君にしか託せない。」

「……分かったぜ。」

 

そうして再び合間見えた時だった……

「その必要はない。」

1人の男が崩れた空間から中へと空から降ってきた。

「……?!なんでお前が……?」

「魔理沙。ここは俺に任せてお前は元凶を倒してこい……。

こいつは俺が無力化しておいてやる。」

それを聞いて魔理沙は

「……任せた。」

とだけ遺し空間から出ていった。

 

そして2人だけになった時、男がこちらに話しかけてくる。

「お前、なんでそんな姿になったんだ?」

「……吸血鬼の子の妖力を注入されたから……」

「そうか。……なら」

 

そう言いながら彼は刀を抜き、そのまま刃をこちらに見せて……

「斬って無力化……しかないな。」

 

そう言ってこちらに攻撃を仕掛けてくるのだった……。




遂に出会った2人の男達。

この2人がぶつかり、一体何がおこるのか?

次回もお楽しみに


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変身。

2日連続です。



僕は振り下ろされた刀を無意識のうちに回避した。

「…………?!」

「何故躱すんだ?」

 

驚いた顔で彼はこちらに問いかける。

「分からない。何故なのか分からない。」

僕も何故か判らず、困惑して返した。

 

ふむ……と考えた様子でこちらを見る男をみて、少し思ったことがあり、僕はその男に話しかける。

 

「ねぇ…。聞きたいことがあるんだけどいい?」

「何だ?」

「君は何者何だ?」

そう言うと彼は驚いた顔をして

「何だ、何も知らないのか?俺は少し前に比べればちょっとは有名になったと思ったんだがな……。」

とだけ言って…。

「俺は数年前から退魔師をやっている……名前は久國だ。……八雲久國。」

 

そのことを聞いた僕は少し納得した後に驚愕した。

「へぇ……って、八雲?!八雲って……あの紫さんの?」

「あぁ……俺には苗字は無かったんだがな……つい先日にこの姓を直々に本人から貰った。」

「そうなのか……苗字を貰うくらいに凄いことを成したって事なんだね」

「そうらしいな……ま、お話もこれくらいでいいか……。」

 

そう言って久國はまた刀を持ち直し再びこちらへと剣先を向けた。

「お前、さっきなんか薬でも服用したか?」

「ん?あぁ、確かに飲んだけど?」

そう言うと久國はなるほどな、と言って僕に説明を始める。

「服用した薬には…多分だが戦闘を続行することを強要する効果でもあるんだろう……。あくまで憶測たがな……それとも」

チラッとこちらをみて考え、彼はこう言った。

 

「妖怪としての本能か……だな。吸血鬼にされたのならその力が行使できるはずだ……おそらく人間にやられるのを無意識のうちでかわそうとしたんだろう。」

「つまり……どういうことだ?」

「そうだな、まぁ戦闘は逃れられないということだ。」

 

そして彼はまた刀で僕を斬りつける。

その剣筋は恐ろしく正確で一線もズレのない綺麗な線を描いていた。

 

しかし僕の頭で突然信号が走りその瞬間に身体が動き、僕はその一撃を躱した。

彼は眉を顰める。

 

「やっぱ、こんなんじゃ無理だよな。」

彼はそう零す。

 

僕はかける言葉がなくて……どう言えばいいか分からないがとにかく喋る……。

「ごめん。多分剣の攻撃は全部躱す。」

……そんでもって……

「君を叩き潰す。」

 

「……え?」

「叩き潰すって言ったんだ。半妖には使わないでおこうと思っていたが……こうも技を躱されてちゃこれしかない。」

そうして袖を捲り、腕輪の様な物を見せる。

 

「何だ……それ?」

「これか……?これは…おれが八雲の姓を受けた要員であろ力さ…。」

 

「変身。」

 

そう言って彼は腕輪に向けて自身の霊力を流し込んだ。

すると腕輪が輝きを放ち、その光は一瞬にして辺りを炎で包み、それから彼の体を包み込んだ。

 

そして……

 

青と赤の装甲に包まれた戦士が炎の中から現れる。

 

「待たせたな、次は反撃してもいいんだぜ?」

そんな軽口を叩いて、彼は僕に襲いかかるのだった……!

 




久國は変身します、はい。

次回、創真と久國の戦闘が始まります。(ほんと)


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記憶

お待たせしました。



「ちなみにこの姿は手加減は出来ん!お前の全力で自身を守れ!!」

どこから声を出してるのかは分からないけど彼は動きながらそう言った。

そして彼はそのまま拳を突き出す。

 

「あぶっな……?!」

僕はその拳をギリギリ頭を傾けて躱し、そこから宙へ逃げる。

 

しかし彼はそんな隙を見逃さなく、彼はそのまま僕の足を掴み床に叩きつけた。

「が……っあ……!?」

「俺は空が飛べないんだ。だから飛ぶことは許さん……。」

体にくる衝撃をまともに受けた僕はそこから動けなかった。

 

「つ……強い……!」

「強くなければ守れないからな。」

僕は危機を感じ、自身の能力を解放させる。

 

久々に現れた翼はより一層禍々しさを醸し出していた。

 

「半妖の力を使えるのか……?なるほど興味深い。」

少し考える素振りをして

「まぁ、今それを使われるのは厄介だ。……本能からか?」

「分からない……!でも…このままだと不味いって……そう感じたんだ…!!」

 

僕は弾幕を作り出しそれを辺りにばらまいた。

それらは久國の周りを漂い、彼の動きを制限させるーーー

 

が、ーーーーー

 

「こんなもの……」

彼が腕輪に力を込めて、腕を振り炎を発生させた。

すると僕の出した弾幕は彼の腕から出た炎によって掻き消された。

 

「なっーーー」

「弱すぎる。」

その光景に驚いた時には彼は僕の目の前に現れていて、そのまま拳を

振るった。

 

ドスッーーーっと鈍い音がなった。

その後直ぐに僕の体は後ろへとぶっ飛ばされた。

 

「ーーーー?!」

結界の壁に叩きつけられ、言葉にならない悲鳴が出た。

 

「ゲホッ……ゴホ…ハァ……ハァ……ハァ……」

呼吸が整わない。不味い、彼が歩み寄ってくる……。

 

「そろそろ終わりか?」

「まだ……だよ……!!」

 

僕は妖力を収縮させる。この人に通用するかは分からないけど……これしか対抗できる手段が僕にはない……!!

 

「……?!一体何を……!」

「『重壊 極風嵐』!!」

 

大量の弾幕と重力弾が辺りを破壊しながら嵐のように彼を襲った。

彼はすぐにその2つの弾幕に対応できず、重力の負荷と弾幕の攻撃で

翻弄させた。

しかし、彼の鎧はそれをものとしてない様子で攻撃を受けた。

 

「重いな。重力負荷が厄介だ。」

体に弾幕を浴びながら彼はゆっくりと歩いてくる。

 

そしてーー

「『炎符 炎上拳』」

彼が発動させたスペルカードは一瞬にして僕の体を炎で貫いた。

 

一撃、そして何故か体の前に僕の翼は落ちていた。

 

「何が………」

「これで完了だ。」

 

何を言っているんだ……?そう考えようとしても、僕のからだは

全く動かない、力を一気に奪われた感覚がした。

 

今まであった物が無くなって、ぽっかりと穴の空いた気分がした。

 

「大丈夫だ。」

「……?」

僕は彼の方へと頭をあげる。……なんの事だ……

「お前はそこで眠ってろ……起きた時にはお前は博麗神社に居る。」

「そ……そう……か…」

思い出した……博麗神社…僕が初めて訪れた……名前をくれた人の場所……。

しかし直後に僕の目の前が真っ暗になる。

 

後のことは全部……どうにでもなるだろう……

悔やむことがあるとするなら……

 

「れい……せ……ん……」

 

彼女達の役に立てなかったことだろうか……僕はそのまま意識を失うのだった……。




次回からは久國たち視点になります。

主人公はここで一時撤退です。


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落し穴

お待たせしました


意識を失った少年を尻目に俺はその結界を後にする。

……あとの事は当事者である霊夢の問題だ。

半妖の気を焼き尽くしたが、結局後のことは分からないだろう。

 

「さてと……他の敵はどこにいるのか」

 

屋敷の中を探索する。

変わり映えのない廊下を延々と歩き続けていく。

 

「おっと……変身は解いてもいいか」

変身は解除する。

霊力の鎧が剥がれ落ち元の姿に戻った。

 

「あれぇ?変身解いちゃうの?」

後ろから聞き覚えのない声が聞こえる。

 

「……誰だ」

「反応薄いな……ま、いいか。私は因幡てゐ。ここの玉兎よ」

「そうか……。」

 

彼女の頭には2つの耳がでているのを見ると彼女の言っていることは

その通りなのだと分かった。

 

「玉兎か…ならここのボスの所まで案内してくれるか?」

「どうして?」

「さっさとこの異変を終わらせてほしいからな。

こんな鬱陶しい月はさっさと元に戻してほしいんだよ」

「へぇ…ま、それは知らないけどね。」

「なら……戦って居場所を聞き出すだけだ。」

 

そう言って腕輪に霊力を流し込む……

俺がこの幻想郷で力を持つ少女達と唯一戦うことができる人間の切り札だ。

 

「覚悟しろよ?」

「……!まっ、待った!」

 

俺が何をしようとしているのかを察したのか、玉兎は俺を止める。

 

「待って欲しいなら……俺の言ったことをしろ。」

「………うーん…仕方ないわね……」

「……なんだ…やけに物分りがいいな。」

「まぁ、あんな化け物じみた姿になられたら私じゃ太刀打ちできないからね。」

「なんだ、よく分かってるじゃないか。」

 

これなら足りない霊力を無駄使いしなくてもいい。

あまり下手に戦うことはできないからな……

彼女に案内させることで俺はかなり楽に進むことができるだろう。

 

そうして彼女に案内をさせ……

 

ガコンと何かが作動する。不吉な予感が脳裏をよぎった。

 

「……?!……貴様ッ……!」

「悪いわね。やっぱりここを裏切るのはムリ。」

 

すると足元の地面が消失した。

俺は為す術もなく下へと落とされた。

 

「くっ……やってくれたな…お前」

「あはは、ごめんね!後はまぁ生きていたらまた会えるかもね!」

「おい!それじゃあ俺は生き埋めってことか?!」

 

ふざけるんじゃない……!

俺は空を飛べないんだぞ……それなのにこんな深い穴にたたき落とすなんて……

 

「それじゃあねぇ〜」

そんなことを言って玉兎はその場を後にしてしまった。

 

「くそ……してやられた。」

 

自力で上がるか……救助が来るのを待つか……

少なくとも今の状態だと……

 

「待機するか。動きすぎると倒れそうだ。」

 

ちょっと休憩。1ターン休みってことにしておくか。




次回未定です。

ごめんね


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従者の戦い 1

お待たせ


時間は創真と久國の戦いが始まる前に戻る……

 

「貴女、ここの住人ってことで間違いないわよね?」

お嬢様は目の前にいる兎にそう聞いた。

 

「そうよ。……私は月の玉兎。名前を鈴仙……鈴仙・優曇華院・イナバ。」

彼女は静かにそう答えた。

 

お嬢様ははァ…とため息を零して

「生憎とね、私は貴女に用はないの。……用があるとするなら貴女の主よ。あの女を出しなさい。」

鈴仙という玉兎を睨みながらそう告げた。

 

すると彼女は呆れたようにこちらをみて

「ま、そんな要求を聞く方がおかしいと思うんだけど?

……当然貴女のその要求は却下するわ。」

と吐き捨てた。

 

「分かった。ならーーー」

お嬢様は翼を広げて戦闘状態に入る……。

「お前を倒して散策を再開するまで!!」

即座に玉兎に対して弾幕を展開させていくのだったーーー!

 

戦闘が始まり、お嬢様の攻撃は玉兎に当たることは無く、彼女はその弾幕をかわし続けていた。

 

「……ちょこまかと………!」

「ふふっ…そんな攻撃は私には通用しないわよ!」

「……なら…!『神槍 スピア・ザ・グングニル』!!」

 

お嬢様は痺れをきらして自身のスペルカードを発動させる。

現れた槍はお嬢様の妖力に反応してバチバチと紅い稲妻を帯びていた。

 

「これを受けて立っていられるか?」

「当たればやばそうね。当たれば。」

「2回も言うんじゃないわよ!……行くわよ…!!」

 

そしてお嬢様が腕に力を込め、槍を投擲しようとした時に…

「その力はこんな道中で使う物ではなくてよ。」

なんて言葉が空間に響いた。

 

「……なんだと?」

お嬢様はその声に反応して攻撃をストップする。

「聞こえなかったかしら?その力はここでは使うものじゃないと……

そう言ったのよ。」

何も無い空間から隙間妖怪が姿を現す。

「ならばこいつはどうする。」

「優秀なメイドにでも任せなさい。」

 

唐突に私に話を振られる。

「お嬢様……私は従うまでですわ。」

「咲夜…ならお前にこいつの相手は任せる。」

「判りましたわ。ここはお任せを」

 

するとお嬢様は槍を消し、声のする方へと歩み寄った。

「敵の目星は着いているんだろうな?……八雲紫。」

「えぇ。もう寸前よ。」

「なっ……デタラメでしょ?!」

「残念ね、月の兎さん?生憎と結界のエキスパートがこちらには

居るから。」

「……なら貴方達全員ここで叩く!」

 

すると紫は愉快そうに笑って

「それは出来ないわ…だって貴女の相手はそこの優秀な」

「私のメイドだからな」

「……ま、そういう事ね」

そうして彼女等は隙間を用意する。

 

「それじゃあ咲夜、後は任せた。」

「はい、お任せください。」

 

お嬢様が隙間に入り、気配が無くなったのを確認して私は改めて玉兎に

話しかける。

 

「ま、そういう事で貴女と戦うことになった紅魔館のメイド長をしている十六夜咲夜よ。」

「私も改めて自己紹介をするわ。……私は月の玉兎。鈴仙・優曇華院・イナバよ!私は私の師のために貴女の進行を止めてあげる。」

「私もよ。……私もお嬢様の為に貴女を倒す。覚悟の準備はいいかしら?」

「へぇ…結構な自信なこと、なら私もここから全力で戦う必要がありそうね。」

「当然。出し惜しみなんてしてたら一瞬で片がつくわ。」

 

そうして私はナイフを取り出すのだったーー。




次回は鈴仙VS咲夜です。


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従者の戦い 2

お待たせ


「どこからナイフなんて取り出したの?」

驚いた顔をして鈴仙は私に尋ねてくる。

 

「さぁね、私…手品師なのよ。」

なんて適当なことを言っておく。

 

「へぇ…そうなのね」

なんだか感心されてるし……まぁ、事実だし大丈夫か。

 

「そんなことより、貴女は準備しないの?私は武器を持った。

……貴女の武器は?」

「私はとっくに武装してるわよ?」

 

そう言って人差し指をこちらに向けて彼女は笑った。

「……?武装って……」

「避けないでくれるなら楽で助かるわね。」

 

すると鈴仙の指先がピンクの光を帯びた。

危険を感じた私はすぐに時間を停止させ、目を疑った。

 

……なんと私の目の先に弾幕が飛ばされていたからだ。

「なんてスピード……これは厄介ね」

なるかは判らないが、牽制の意味を込めてナイフを1本投げ込んでから

時間停止を解除した。

 

「……?!」

突如飛ばされたナイフに少し反応が遅れるが、それでも私のナイフは難なく彼女の

弾幕によって撃ち落とされた。

 

「……何かと思ったけど…本当に手品みたいな攻撃をしてくるのね。」

「まぁね……これからが本番よ……!」

 

ナイフを構える。次は外さない。

 

「隙を見せて大丈夫なの?」

鈴仙から弾幕が飛ばされてくる。

その弾幕はスピードこそ無かったが、次は密度が濃く、回避する隙間が

見つからない。

 

「…厄介ね……」

彼女の方を睨むように目線をそちらに移す。

すると彼女と目が合った。

 

「その眼は……!」

すると密度のある弾幕にバラつきが見えた。

 

「…………?」

よく分からないけど、あの眼がこの弾幕にかなり影響を与える感じ

らしい。

 

ならここで勝負にでるのもいいかもしれない。

「それなら…『幻符 殺人ドール』!!」

 

「それが貴女のスペルカード?…その弾幕なら……!」

彼女も回避の準備に入る。完全に避けきるつもりなのだろう。

 

しかし、その直後瞬時に時間を止め二層目のナイフの投擲を開始する。

 

二層目のソレは彼女が対処しようとする弾幕の更に何倍もの数のナイフだ。

そう簡単にはかわしきれないし、回避させないまでの自信はある。

そして全てのナイフの投擲をが完了し、私は再び時間を動き始める。

 

「なっーー」

時間停止が解除された無数のナイフは一斉に鈴仙へと向かった。

彼女はそれを受けるつもりなのかそこから動こうとせず、向かってくるナイフに被弾した。

 

「これで終わり。……なんとも呆気ないわね。」

厄介な能力だろうと、使われる前に倒してしまえば何の問題にもならないわ…

と思いながら結界の出口を探そうと動き出すと、

 

「どこに行くのかしら?まだ決着はついていないのに。」

 

「……?!」

 

突然全く別の方向から飛ばされた弾幕に被弾する。

何故……?!

 

「あら、貴女の攻撃は私には当たっていないわよ。」

「……どういうこと…」

 

確かに彼女の服なんかを見てもキズらしきものは見当たらなかった。

「ま、わからなくても大丈夫よ。どうせここで負けるんだからね。」

「……くっ、減らず口を!」

 

ナイフをとり戦闘体制に戻る……

どうやら一筋縄ではいかない相手らしいわね……!!

そう再び再認識したのであった……。




次回に続きます


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従者の戦い 3

おまたせ(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)


不味いわね……。

目前の敵……名前を十六夜咲夜と言ったていたか……、一体どこから

あれだけのナイフを取り出しているのか見えないし何より数が冗談にならない程に多すぎる……。

 

「貴女一体どんな能力を持っているの?」

「聞いてどうするのよ…まぁ教えてあげないけどね。」

 

指先に妖力を溜める。

勝つ……と誓ったのだからここで負ける訳にはいかない。

早くこいつを倒して師匠もしくは創真くんのどちらかに加勢しなければ……

 

「考え事?まぁどんどん行くわよ!」

ナイフを構えた咲夜が攻撃を開始してくる。

投擲ではなくそのまま斬り掛かるつもりなのか、そのまま襲ってきた。

 

「そんなに真っ直ぐ突っ込んできたらいい的じゃないの!」

弾幕を大量にばらまく。

しかし、一瞬一瞬で彼女は位置を移動していた。

……瞬間移動の一種なのか……?などと考えてしまう。

 

「…………ここで…!」

ナイフが近距離で放たれる。

 

それを弾幕で落とし、狂気の眼を発動させる。

「……なっーー」

 

この眼にかかった存在は私の位置をまともに把握出来なくなる。

彼女が攻撃をしても私に当たらなかったのはこれが一番の理由だろう。

 

「危なかったーー……!」

即座に場所を離れる。

あんまりこれを使い過ぎると能力に抵抗が出来る可能性もあるので

あまり多く使うことはしないのだが、この人間は使わなければ勝てないだろう。

力量でいうなら創真くんよりも何倍も強い。

 

「…!そこか!!」

移動の途中で、眼の効力が切れたのか振り向いてナイフを投擲してくる。

 

「なっ、なんで……?!」

撃ち落としてからそう零す。すると咲夜は楽しそうに笑って

「そう何度も同じ手にかかると思ってるの?生憎とそうは行かないわよ!!」

とこちらに言ってきた。

 

「くっーーなら……!」

私もスペルカードを使うしかない…!

「『波符 赤眼催眠』!」

 

2種類の弾幕と能力で敵を惑わし被弾させるスペルカードで

所見でこれを回避しきるのは至難の業だ。

という確信を私はしていた。

 

ーーのだが……

 

「当たっていない…?!そんな……」

「生憎と、能力なら私達は互角らしいわね。」

「くっ、良くもまぁそんなことを…!!」

 

とは言っても彼女は弾幕の間をかわしているし、タイミングをずらす為の眼の効果にも適応して行っていた。

 

不味い……このままじゃ負ける…!

 

 

……なんとかかわしきった…けどこれ以上能力を使われてしまうと

完全にやられる。

 

ナイフで指先に傷を付けて、幻覚に掛からないようにしていたが…

そろそろ血の出しすぎによる貧血状態になりそうだった。

 

「これ以上は喰らえない…!」

 

これ以上時間を掛けられないことを悟った私は確実に終わらせる為に

時間を止めた。

 

この時間停止で確実に終わらせる。

そう言ってスペルカードを取り出し、発動させるのだった……。




次回に続く。


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従者の戦い 4

お待たせ


時間は止まった。

今度は近接で確実に攻撃をヒットさせる。

その為に私はそのまま距離を詰めた。

 

「確実にこれで終わらせてお嬢様の元へ向かう。」

 

そうして彼女の目の前まで到達して、私はそこで近接用スペルカード

を取り出し…発動させようと宣言を開始した時だった。

偶然…本当に偶然なのだが、彼女の胸の内側が光ったように見えた。

 

「……何なの、これは……」

妙な胸騒ぎがした。

これを確認してもいいのか……と、自身に問いかけるように

心の中で反芻した。

しかし、私はその光ったものを……不安要素の確認をやってしまったのだ。

 

「………………な、…んで……?」

力が抜けた。

どうしてこれがここにある。

これは……彼に渡した筈なのだ。

それなのに……何故…………?

 

「くっーー時間切れ……」

 

これで決着を付けるはずだったのに私はそのチャンスを潰してしまったことに嘆く。

しかし先ずは何故コレを持っているのかを尋ねなければならない。

 

「……!そこまで距離を……!?」

時間が動き出し、唐突に距離を詰められたことに気が付いた鈴仙は

即座に身構える。

 

「ねぇ。」

そんな彼女に私は怒気を孕んだ声で問いかける。

「なんで……なんで貴女が……その時計を持っているの?!」

 

「時計……?!なんでその事を……!」

「答えて。どうして……どうして彼が持っているはずの時計を貴女が

持っているの!!」

 

怒りで声が震える。

こんなことを聞いた所で帰ってくる答えはわかっている。

それでも尋ねないと気が済まなかった。

彼がここにいることを……彼がまだ生きているということを

ここで確認してしまいたかった。

 

「彼……か、貴女も創真のことを知っているのね」

「…………!!やっぱり創真君はここに…?」

「えぇ、死にかけの状態でここまで辿り着いたわ。……でもそれが

どうかしたの?」

「彼は今どこにいるの」

「創真は今、こことは違う場所で侵入者の迎撃に向かっているわ。」

 

どういうこと?彼が異変の首謀者達に加担しているってことなの?

訳が分からず頭が混乱している私に鈴仙は補足するように

「言っておくけど、洗脳とかにはかかっていないからね。…今は」

「それこそ有り得ない。彼は絶対に悪に堕ちることの無い正しい人物よ。そう簡単に……」

 

そう簡単に……博麗霊夢の敵になるような愚行は侵さない。

それなのに

 

「でも結果として最後には自身から協力すると言ってくれたわ。

……だからこそ今回の異変にも少なからず協力してもらってる。」

「そうだとしても…彼の実力では異変解決者達には……」

 

代償スペルを使うことで彼はようやくこの世界の実力者達と対等に

戦闘が出来るようになるのだ。

そんな代償スペルを何発も使えない状態な彼が侵入者の迎撃なんて

吸血鬼の力を行使しない限りは出来ないのだ……!

 

「なら、教えてあげる。彼は半妖なのよ。吸血鬼の翼に酷似したのを

展開することで妖力を桁違いにまで上昇させるわ。」

 

……どうやら私達のやってしまったことは、彼のことを深刻なまでに

追い詰めてしまったらしい……。




咲夜さんは薬で抑制してることを知りません。
誤解が解けたらいいね!

次回に続く


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従者の戦い 5

お待たせ

モチベが無かったよごめんね


「そんな……」

 

あの時、美鈴が逃がした際。

人間では確実に死んでしまう程の威力だったのだ。

それに後日に発行された天狗の新聞でもそのクレーターから

恐らく命は無いと思っていた……。

 

でも、彼は生きていた。

ここで生きていたのだ。

 

「そうよ……」

なら……私にもやる事があるじゃない。

 

「私は……」

彼に言わなければいけないことが沢山ある。

話したい事も沢山ある。

しかし……その為には……

 

「鈴仙……貴女が邪魔よ……!!」

仕込んでいたナイフを取り出し、それを鈴仙に向けて放った。

ナイフは真っ直ぐ直線状に飛び、鈴仙はそれを打ち落とそうと弾幕を

はる。

 

「…………。」

「…残念。」

「ここでは私の世界よ。」

「誰も、この世界に干渉することは出来ない。」

 

何度でも何度でも私は時を止めてやる。

そして無数のナイフを彼女の周りに投げ込んだ。もはや回避は不可能。もはや手段は選ばない。勝つ確率を確実なものにする。

 

「これで終わりよ。」

時間を動かす。

止まっていたナイフは動き出し、彼女の身体に突き刺さっていった。

 

「これで良かった…のかしら…」

思考は止まっていた。

 

「お嬢様の元へ行かないと……」

ゆらゆらと歩き始める。

一刻も早くこの異変を終結させて、私はここにいる彼に会いたい……

そんな事を思っていると……

 

「…タダで負けれるものですか……!!!」

倒したはずの鈴仙が突如起き上がる。

 

「……?!!」

不味い……!時間を停止させて……

 

「させない……!!」

「……なっ、しまーー」

 

彼女の眼を直視する。

すると直ぐに身体の方に異変が起こった。

 

グワングワンと頭の中が混乱して、そのまま立つことができなくなり

そしてそこで力尽きるように倒れこんでしまう。

 

「……ここは?」

 

気が付けば何もない空間に私は居た。

真っ暗な場所で、そこが何処なのかは分からなかった。

 

「どうしてこんな場所に」

辺りを歩いて回る。

探索することで、ここが何なのかを知りたかった。

 

「…………!貴女は…」

見慣れない場所で、私は見つけた。

 

彼を。

 

「創真くん!」

彼の名前を呼ぶ。

 

しかし彼は反応しなかった。

 

「創真くん!!」

気が付けば走っていた。

彼の元へ…彼の所へ一緒にいたい。

願うのなら……彼の……隣へ…

 

「……!?」

進めなくなった。

……正確には、どれだけ走っても、彼との距離は縮まらなくなった。

 

「ごめんね。」

すると彼は振り向いて、悲しそうな顔でそう言った。

 

「え…………」

 

何が起こったのかは分からなかったが、彼の背中には翼があった。

 

「僕は咲夜さんとは違うから…一緒には居られない。」

「そ…そんな……」

「咲夜さんもお元気で。」

 

それだけ言って彼は消えていった。

 

また何も無い空間に一人残された私は悲しみに暮れながら瞼をゆっくりと閉じた……

 

 

「なんとか…なった……」

 

目の前で倒れているメイドを見て、私は安堵の息をつく。

彼女の能力は多分時間に関する能力で間違いないだろう。

 

そのためのこの時計なのかもしれないし……

 

そして私は持っていた海中時計を彼女のポケットに戻した。

 

「さて……と」

私も限界…みたいね。

 

「ま、あとはみんなに任せましょ…」

 

出血量があまりにおおすぎて、これ以上は手に負えないと思った私はその場で意識を手放すことにしたのだった。




これにてメイド戦~完~

そろそろ本丸の戦いが始まっていきます。

それでは次回もお楽しみに


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解決者

おまたせ


廊下を走って移動してると見知った顔を発見した。

 

「……!霊夢!来てたのか!!」

「?魔理沙、あんたも来てたのね。」

「まぁ、霊夢がいるなら安心だな…今回の異変は解決したも同然だ。」

 

ほんとうに良かった。

今回の異変には霊夢が来ないことも予想していたから来ているだけでも

解決スピード……そもそも解決できるかどうかも変わってくる。

 

「そう言えば霊夢は1人で来たのか?」

「いいえ……さっきまで紫と行動していたわ。」

「……どっか行ったのか…」

 

霊夢は小さく頷き

「そういう事、まぁ早いことこんな異変終わらせましょうよ。」

「……あぁ!そうだな」

 

その為にも……

 

「さっさとさっきのやつの所まで行かないとな」

 

そう言って私達は移動を再開した。

 

そうして歩き続けていると、雰囲気の変わった部屋を発見する。

 

「ここは……」

「調べるわよ。魔理沙」

 

先行して霊夢が中に入っていく。

続けて私もその後をおった。

 

「やっぱり他とは違うわね。」

 

中に入ったら、そこがさっきまでの空間と……ましてや結界の中でも

ない空間にたどり着いたのだと直ぐに分かるような雰囲気だった。

 

「……遂にここまで来たのね。」

 

奥の部屋から聞いた覚えのある声が聞こえた。

 

「お前は……!」

「自己紹介がまだだったわね?……私は八意永琳。月の人間よ。」

「月の住人ならなんで地上にいるのかしらね?……説明してくれると

助かるんだけど」

 

即刻霊夢が噛みついた。

しかし八意永琳はそれを気にする素振りも見せずに

 

「さて……貴方たちがここに来たということは…私の放った者たちは

敗れたということでよろしいのよね?」

 

「そうなるんじゃないの?……私はそんなのと会ったりはしなかったけど。」

「そう……まぁいいわ。来たのが貴方たち2人だけなら私だけでも

十分に対処出来る。」

 

その言葉に私は

「……随分と舐められたものだぜ。私と霊夢の強さを知らないようだな……なら教えてやるよ…!!私たちの力をな!!」

と、返す。

 

負けるなんてことはありえない。

それは霊夢も承知だ。

 

「そうね……私の時間を奪ったこと、それを後悔させてあげる!!」

 

霊夢が戦闘態勢に入った。

だから私もミニ八卦炉を構えた。

 

「さて……ここだと狭いわね。」

そう言って永琳が指を鳴らした。

すると辺りの景色がガラリと変化してーーー

 

あっという間に別世界の空間のような雰囲気的の場所に変わった。

 

すると足場が突如きえ、私は急いで箒に跨った。

 

「さて…それでは始めましょうか。」

 

そう言った直後ーー

彼女の周りから色とりどりの弾幕が円を描きながら発射された。

 

「結構なもんだぜ……!」

「……でも、その程度で私を倒せると思わないでよ!!」

 

霊夢も反撃に移った。

なら私も……霊夢に続いて…!!

 

そして魔力を八卦炉に注ぎ込んだ時にーーー

 

「…貴女はこっち。」

「誰だ?!……っ??!」

 

私は突然後ろから声をかけられ、それに反応すると同時に

強力な引力が後ろから発生した。

 

その突然のことに反応出来ず、わたしはその引力の方へと引きずりだされるのだった。




また見てね


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本当の主

おまたせ


「魔理沙っ……?!」

霊夢がこっちを向いた時にはもう遅く、私は永琳の創り出した空間から追い出されてしまっていた。

 

「くっ……そ…何なんだぜ一体…。」

先程の部屋に戻されてへんな格好で着地した私は痛む部分を擦りながらそう呟いた。

 

……それにしてもここのボスは創真とここの従者とさっきの八意永琳って奴だけだと思っていたのに……

 

まだ伏兵でもいたのか?

という考えにも至ったのだが、その考えは違うのだと直ぐに思い直す

こととなった。

 

それはその私を引っ張ったであろう人物が部屋の中へと入ってきたからである。

 

「…お前は」

「私はここの主……蓬莱山輝夜…月の姫よ。ようこそ侵入者さん?歓迎してあげる

弾幕ごっこという貴方たちの歓迎方法でね。」

「主…?ここの主はさっきの八意永琳じゃないのか……?」

「そうね。あの子はここの……永遠亭の管理者とも言える存在よ。

でも彼女の主は私なの。」

「つまるところお前がこの異変を引き起こしたってことなのか?」

「うーん……そうなるのかしらね…?でも月を隠したのは永琳よ。

でもーーー…」

 

「貴方たちのお友達を私たちの味方に仕立てあげたことには私も関与している。」

「なっーーー」

 

何を言ってるんだこいつは?

お友達ってのは創真ということで……

あいつを味方に仕立てあげたってことは……

 

「まさか…あいつはお前たちに洗脳されて……?!」

「正確には1度記憶を消したのよ。でもその後直ぐに記憶は戻した。

……貴方たちとの記憶以外をね。」

 

「そうしたら直ぐに協力してくれるって言ってくれたの。

……彼、人が良すぎたようね。だからこそ私たち…悪の味方にも

堕ちてくれた。」

「だとしても、だ。あいつはもう私たちのことを思い出しているし、

お前たちの味方として振る舞いはしないだろうぜ。」

「どうかしらね。人っていうのは移り変わりが激しいから分からないわ。」

 

へんな言い方をするやつだな。と私はすこし疑問に思った。

「なんだ?なんか気にかかる言い方をする奴だな?」

「えぇ、私は月の住人だったの。それでいて私自身の能力のせいもあってかここの空間の時は何千年も昔から止まっていたの。」

 

何…千年だって?こいつらは何を言ってるんだ……?

 

「あ、何言ってるんだって顔してるわね。でも分からないのも無理はないわよ?貴方たち人間と違って私は永遠の時を過ごすのだから。」

「難しいことを言い出すんだな。お前は歳を取らないってことなのか?」

「そうね。歳も取らないし命だって落とさないわ。」

 

なるほど。紫みたいな長寿な妖怪って訳ではなくて

こいつは完全な不老不死的な存在ってことなのか。

 

「だとしたら今回の異変、何のために起こしたのかが気になるよな?」

「やっぱり?」

「当たり前だぜ。」

「フフ……教えない」

 

ここにまで来てこいつはそんなことをいいやがる。

なら仕方ない……

 

「なら、やっぱり聞き出すしかないよな?」

「やるの?私と」

 

ボルテージを上げる。

「最初っからそのつもりだったろうが!……いくぜ!!!」

 

私達は空へと移動し……それは弾幕勝負が始まる合図ともいえるのだった。




UA6000超えてて嬉しかったです。
これからもよろしくね。

それでは次回もお楽しみに


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VS月の賢者 1

おまたせ

そう言えば一日の最高UAが100件を超えてました
ありがとうみんな!


「魔理沙……」

 

突如として魔理沙が空間から引きずり出されたことに私は少なからず

驚きを隠せなかった。

 

「あら……姫さまの仕業かしら?」

「姫さま…?なんの話しよ。」

 

目の前のやつは訳の分からないことを呟いて、そのまま納得する素振りを見せていた。

 

「……まぁいいわ。一人も二人もどっちにしろ私に勝てる見込みはないも同然。数が減ったのならその可能性は0に等しくなったわよ。」

「減らず口を!あんた如きこの私が一瞬でカタをつけてやるわよ!」

「ふふふっ威勢のいい事。」

 

すると目の前の敵は弓を構える。

それが武器なのだろう。

 

「遠距離型ってことかしら?……それなら……!」

近距離の肉弾戦に持ち込んでしまえばいい話……!!!

 

全力で飛行し、相手との距離を詰める。

そのスピードは今までだした全力の中でも一二を争う程のスピードと

なった筈だ。

そしてそのままお祓い棒で彼女に攻撃を加える…!

 

「……なっーー!?」

彼女からは放たれた弓矢は、私の真後ろから飛んできた。

私は直ぐに方向を変えてそれを躱し、彼女の分析を再度開始する。

 

(どういうこと…?あいつから飛ばされた攻撃はどこから飛んでくるのか分からないってことなの……?!)

こんな敵は初めてだ…どうすれば……

 

「ぼーっとしてたら痛い目にあうわよ?」

すると永琳はまた弓を引き、攻撃の準備に入っていた。

 

そして弓矢をこちらに放つ。

 

「……?弓矢が……」

しかし、その弓矢等なく私はまた疑問を感じた。

 

「これは弾幕よ?深く考える必要なんてないわ。」

すると今度は私の上空から何本もの弓矢が私に目掛けて降り注いできた。

 

「なる…ほどね!!なら今度は私の番よ!」

私はそれを躱しながら攻撃に移る。

次は惑わされない。

私はお札を取り出してその弾幕を永琳に発射した。

 

永琳はこれを横に移動して躱し、そのまま弓を引く。

そうするとまた弾幕がどこからともなく数もランダムに

打ち込まれてくる。

 

「なんて厄介なの…?!」

「厄介なんて……酷い言い草ね。私はまだ本気なんてこれっぽっちも

だしてないと言うのに…」

 

煽るかの如くそんな小言を言ってくる。

頭にくるやつ……!!

 

「ぇぇいもう!ならこれでも喰らいなさい!!」

さっさと終わらせよう…と言う気持ちも湧き上がっていた私は

その場でスペルカードの使用を宣言する。

 

「『霊符 夢想封印』」

 

自機を中心に発生した色鮮やかな弾幕は意志を持つかのように

永琳へと襲いかかっていった。

 

「これは……『天丸 壺中の天地』!」

私の攻撃を見て即座に永琳もスペルカードの発動を宣言した。

そして私の夢想封印と私自身を覆うように小さな魔法陣が展開され、

そこから弾幕が幾つも発射された。

夢想封印は威力を落された上、私が回避に徹したせいで掻き消えており

私の攻撃は見事に封殺されてしまった。

 

「…やるわね……」

悔しいがこいつは確かに強いかもしれない。

 

「そうかしら?」

なんて余裕を見せられるくらいには差がある。

これは魔理沙と分断されたのは本当に不味かったのかもしれない。

 

なんてことを考えながらも、私は次の策に移るのだった……




次回もお楽しみに


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VS月の賢者 2

間に合わなかった。
ごめんね


(夢想封印は通用しない……!でもこれ以上のスペルカードは少ない……それなら…)

 

私は直ぐに弾幕を打ち込む。

様々な曲線を描きながら弾幕は永琳へと打ち込まれた。

永琳はその弾幕を躱しながら私に向けて弾幕を打ち込まれてきた。

 

両者その弾幕を躱し、お互いに弾幕を打ち続けていく……

その双方の弾幕と弾幕が相殺しあって綺麗な模様の様に爆発していた。

 

「……っく、このままじゃ…!」

先に焦りを見せたのは霊夢の方であった。

その理由はお札等の武装の消費だった。

 

(このままじゃ先に私の武器を底を尽きてしまう……それなら……)

一撃必殺の最終奥義で一気に終わらせる…!

 

弾幕を躱し続けて、私は封魔針に霊力を込めて撃ち込む。

全力の力で放たれたそれは先程までの弾幕とは何倍も早いスピードで永琳に目掛けて

飛ばされて行った。

 

「…………?!」

永琳はその突然の不意打ちに反応が遅れるも、体制を崩しながらも回避して見せた。

 

(今がチャンス…………!!)

その隙を霊夢は勝機と見て無想転生の発動を開始しようとする……

 

「無想……」

「ちょっと待ちなさい。」

「「……?!」」

 

無想転生を発動させようとした時だった…………結界の中に突然隙間が開く。

そこから現れるのは勿論……

 

「ここからは私も加勢しますわ。」

「紫?!」

「隙間妖怪……」

 

霊夢は驚いた様子でいて永琳は厄介そうな顔をしていた。

 

永琳に関しては自身の結界の穴をどうやって潜りぬけてきたのか、それが少し気になる程度で

結局何人増えようが変わらないような雰囲気を出していた。

 

「どうやってこの結界を入っていたのか分からないのだけど?どうやってきたのかしら?」

「あら?簡単な話ですわよ。この子の境界を少し弄って場所の特定をしたの。あっという間だったわよ?」

「へぇ……そんな抜け道が…だとしてもそのイレギュラーは貴女だけ。たかだか妖怪が

増えただけで私をどうにかできるものじゃないわ……そのことを貴女はすぐに思い知らされることになる。」

 

そうして永琳はより多くのより密度の濃い弾幕網を敷いた。

弾幕美の結集ともいえるその弾幕は見た者全てを魅了するであろう。それだけのモノであった。

 

「霊夢。」

「えぇ、躱しきってやるわよ。」

 

霊夢と紫はそれを躱しながら、二人掛りで弾幕を展開して行った。

 

そして……

 

「霊夢、あれをやるわよ。……私に合わせなさい。」

「……!わかったわ。」

 

距離を離しながら永琳を挟むように飛行する。

相手を補足し、確実にその攻撃の中心に入るように技の発動位置を微調整する必要があった。

飛ばされる弾幕の間を縫うように移動し、ついに二人が永琳を挟み込む位置に到着するーー。

 

「『夢境二重大結界』」

「『境符 四重結界』」

 

2人の結界使いによる合同技が永琳に向けて放たれた……!




続く!!!


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VS月の賢者 3

おまたせしました。

やる気の問題です。


展開された結界の中に閉じ込められた永琳だったが、それに関しては

焦る様子などは全く見られず、それどころか未だに余裕の表情を

そこに見せていたのだ。

 

結界には霊夢と紫の二人かがりでの妖力と霊力がかかっている。

更に付け加えるのなら結界の出来に関しても幻想郷随一と言える程の

実力者達による攻撃なのだ。

多少なりともダメージがある……それどころか決定打になるであろうも

二人は思っていた。

しかし状況は違っており、永琳は多少動き辛そうにしているだけで

今にも反撃の為に弓を引こうともしていた。

 

結界を張った二人は永琳を押さえ付ける為に霊力を流し続けるが

それでも永琳はその重量をはねとばすかのように弓に手をかけた。

 

そうして…………

 

「霊夢!一旦離れて!」

 

完全に結界が破られる。

弦を引いた永琳はまた弾幕を発生させた。

 

今度は確実に二人を完全に満身創痍にする為に相当の数の弾幕が一斉に

発生した。

 

「また……!」

「もう終わらせてもらうわよ。」

 

反撃はさせまいと、その場で直ぐに追い討ちをかけるべく

スペルカードの発動を決める永琳。

 

(姫があの魔女の子と戦闘をしているのでしょうけど……

それならさっさとこの侵入者達を一掃して姫の加勢に行かなくては……その為にも……!!)

 

「遊びは終わりよ?侵入者さん。」

 

弓を手放す。

彼女にとって弓は自身の力をセーブするためのものであり、それを

手放した……という事は彼女が多少なりとも本気を出した、ということを形で表したことになる。

 

「……?!まだ本気じゃないってこと…?」

「そうらしいわね。……くるわよ、霊夢。」

「えぇ……!!」

 

霊夢たちも迎撃の覚悟をきめる。

 

そう……これからが本番だ。

 

霊夢にも、永琳にも…互いに譲れない理由がある。

 

だからこそ……負けられないこそ少女達は武器を構えるのだった。

 

「ラストワード『天網蜘網捕蝶の法』」

 

瞬間、空間全てに霊夢と紫を逃がさせないかのような配置で

レーザー型の弾幕が発生した。

 

「なっ……?!」

 

「さあ、躱して見せなさい。……動けば動くだけ、貴女の移動選択肢は

消えていくわよ。」

 

レーザー型の弾幕は更に増え続けている。

霊夢も紫も上手く躱しているのだが、それでも躱す範囲はどんどん

縮まっていく……

 

「……やば………ッッ!」

 

霊夢の奮闘も虚しく、遂に弾幕に被弾してしまう……。

鋭い痛みが霊夢を襲うが、それでも霊夢は打開策を練り続けていた…

 

そして…紫が隙を盗み、隙間を展開させた。

 

「貴女の出番よ。この弾幕を発動者ごと消し飛ばしなさい。」

「私に指図するとはな…まぁいいだろう。」

 

「焼き払え……『新槍 スピア・ザ・グングニル』!!」

 

隙間から出てきたその吸血鬼は、その場でスペルカードを発動させて

そこに自身の妖力で造り上げた槍をその場に現界させた。

 

「フンッ……!」

 

レミリアはグングニルを振り回し、レーザー弾幕を斬り裂くのであった。

 

隙間の中から現れ弾幕を打ち消しているレミリアを横目に、霊夢も自身の能力で状況を打開できる策を思いついた。

 

「これなら……」

 

陰陽玉を飛ばして、自分自身に結界を展開させて、

霊夢は永琳のレーザー型の弾幕を空間ごと遮断して切り抜けた。

 

「博麗の巫女である貴様が何をしている……さっさとケリをつけて

しまうぞ」

「悪かったわね。でも……私に命令とは気に食わないわよ。」

 

なんて言葉を交わして、2人の人妖が目の前の標的に狙いを定めた。

 

「さて……これで決着が着くでしょうけど…何か質問はある?」

「そんな情は捨ててしまえ、以前のお前には無かったものだ。」

 

レミリアは質問をする霊夢にそう言って、すぐに永琳に目掛けて槍を構えた。

 

「……そうね。ま、終わった後に聞きましょう。」

 

そしてお祓い棒をもち、霊夢は全力のスペルカードを発動させた。

 

「ラストワード『無想天生』」

 

霊夢の周りから幾つもの陰陽玉が列を作って発生した。

 

「……いけ……」

霊夢が指示を飛ばす。

 

瞬間、列を作っていた陰陽玉が一気に永琳に向けて発射された。

 

「…………なっ」

 

永琳は一軍めの陰陽玉を躱し、次に飛ばされてきた陰陽玉に構える。

 

しかし、霊夢の攻撃にだけ気を集中させすぎた永琳の隙をレミリアが

逃すはずも無かった

 

「どこを見ているのかしら?」

「なっ……」

「貴様に躱せることができて私に躱すことができないと思った?」

 

そう言ってグングニルを至近距離で放った。

 

その攻撃を流すことができずにそれに喰らう永琳。

そしてそこから体制が崩れた彼女に追い討ちをかけるように

霊夢の無想天生が襲うのだった。

 

「くっ……ここまで…」

 

ーーピチューン

 

そうして、永琳の身体が弾けるのだった。




ありがとうございます。

次回がエピローグです。


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エピローグ 永夜 1

おまたせ

短篇小説かいてるから良かったら見てみてね


それから、意識が回復した時には全てが終わっていた。

 

異変解決組が完全に永遠亭の主、八意永琳を倒したことによって、

朝を取り戻したということが目が覚めた時に久國という退魔師に

教えられたことでその事を知った。

 

正直、解決されてしまうのも仕方ないと思った。

永遠亭の有力者も決して多い部類とは言えない。

聞いた話によると咲夜さんやレミリアさんも来ていたらしいので

かなり戦力面で不利だったのだろう。

 

そして、そんな僕は今……

 

 

〜数時間前、永遠亭〜

 

「やっっと終わったーー!」

 

永琳を倒したことを確認した私はそれを見て安堵した。

 

それとほぼ同時に永琳の創っていた空間が崩れるのをしっかりと確認した。

 

ようやくこの長い異変が終了すると思っていたからだ。

 

「霊夢。あと1時間で夜が開けるわよ。」

「はぁ?!嘘でしょ?!」

「本当よ。だから……」

 

そこまで言って紫の言葉を遮るようにある人物が部屋に入ってきた。

 

「霊夢ー!ちゃんと勝ったようだな!」

「あっ!魔理沙…!」

「よっ!……って、なんでレミリアがここにいるんだ?」

どこに行ってたのよ、と文句を言おうとしたらそんな疑問をふっかけれられて、私もそのことを疑問に感じた。

 

「そうよ、なんであんたがここに居るのよ。」

「それはだな…」

 

レミリアは後ろにいる紫の方をチラリと見てから

「……そこにいるやつに呼び出されて待機させられていた。

……それだけの話よ。」

 

紫のやつ……いざって時の対応策を考えていたのか……

 

「…どうりで途中で姿を晦ました訳よ……まったく…」

「まぁ良いじゃないか、結局勝てたんだからさ」

「そうよ!魔理沙…あんた一体何処に行ってたのよ!!」

 

そうだ、途中で姿を晦ましたのは紫だけでは無い。

当たり前のように話してるこの魔法使いも戦闘開始以前の段階で

空間から消えていっていたことを霊夢は思い出し、それについて

の不満を漏らす。

 

魔理沙は少し悪そうな顔をしてから

「えー…っとな、ちょっとここの裏ボス的なやつと一戦戦ってきてた。」

「裏ボス?」

「そうだぜ。多分そろそろ……」

 

そこまで言った後、隣の魔理沙が出てきた部屋からガタンと物音がした。

 

「ほら、来たきた。」

「?どんなやつなのよ」

 

開いていた襖からその中の様子を確かめる。

すると中に着物を羽織った黒髪の少女がいるのを確認できた。

 

「……まさかここまで人が力を付けているなんてね。」

「あんたは……?」

「私はここの主…蓬莱山輝夜。あなたは?」

「私は博麗霊夢。今回の異変を解決する為にここに来た。」

「つまりもう……永琳は敗れたわけね。」

 

フフっと笑って輝夜は部屋を見渡した。

 

「あーそうだ。」

 

そう言って輝夜はゴソゴソと何かを取り出して

「これって貴方のものでしょ?なんで彼が持っていたの?」

 

博麗の御札を霊夢に見せるのだった。




次回エピローグ2


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エピローグ 永夜2

待たせたな。




「……?なんでそれを?」

 

霊夢はというもののその御札を見ても対して反応を示しはせず、

少し奇妙な顔をして、そのままそれをスルーした。

 

「まぁまぁまぁ!それは私があいつに渡しておいたものなんだぜ」

 

そう言って魔理沙が輝夜の手から札をスっと横から奪取した。

 

それから小声で

「霊夢にこの話は厳禁なんだ。今は言わないでほしい。」

とだけ釘をさして、すぐにその札をしまった。

 

「ま、そういうことで今回の異変は完全に終了したわね。」

 

お疲れ様ーとばかりに霊夢は空を飛んで神社へ帰ろうとする。

 

それと同時にレミリアの方をみたら、既に彼女の姿も見えなくなっていた。

 

恐らく、自身の従者を迎えに行ったのだろう。

 

「さて……」

そう紫がことばを発した時、そこに今回の異変の首謀者である

八意永琳がそこに復活した。

 

「月をすり替えた貴女の目的はなんだったのかしら?」

「私の…いえ、私達の目的は一つ。月からの追っ手から身を隠すことだけよ。

そのために月からこの地上を観測出来ないようにする必要があった。

 

「その為に今回の異変を起こしたってことか……」

「その通りよ。」

「なんだ、そんな事だったの?」

 

霊夢が話に割って入る。

そのまま霊夢は続けてこう言った。

「この幻想郷は忘れ去られたモノが訪れる最後の楽園よ?

ここにある月はそこにいる賢者が作り出した夜の為のモノであって

本物の月……まぁ貴女の故郷の月とは別のモノって訳よ。」

「……じゃあ、私達のしたことは全部……」

「無駄だった……てことね。ご苦労さま。」

 

バッサリと斬り捨てる。

霊夢はそれだけ言うと今度こそ神社の方へと飛んでいくのだった。

 

「……ま、気を落とすなよ。それよりもさ……」

「……?」

「異変が終わった後なんだ、宴会のひとつやふたつ、開くべきだぜ!」

 

異変が終わって全て元どうりならやるべき宴会!

ということでこのことを永琳に提案してみる。

 

「……どうされます?姫様。」

「面白そうだし、やろうかしら。」

 

「決まりだな、それじゃあ詳しいことはまた知らせにくるから。

とりあえず今日の所は家にかえって夜まで寝るぜ。」

 

そう言って私も箒に跨り、空へと飛んでいくのだった。

 

 

 

「雰囲気が変わったな。」

 

落とし穴から顔をだす。

どうやらここでの異変とやらは終了したらしい。

 

身体を穴からだして、グッと身体を伸ばす。

そして俺は後ろで倒れている男の回収に向かうのだった。

 

「ここにいたのか……。…?」

 

そこに着くと、どうやら先客が居たらしい。

 

「その翼、お前がそいつを変えた超本人か?」

「……如何にも、貴様はただの人間……。何故そんな奴がここにいる」

「それは関係ないだろ?それよりも、だ。何故人間を眷属に変えた。

お前らからしたらそいつはただのエサに過ぎないだろ。」

 

その女はクククと笑いを零して

「そうだな、私からしたらエサとしか考えなかった。だがまぁ……」

 

「私の従者や家族が…彼のことを迎え入れたい、と提案してきたから…」

「逃げないように唾を掛けたってか?……ふざけた真似をするやつだ。」

 

「……好きなだけ言え。どうせ貴様はここで私によってこの世のものでは無くなるのだから。」

「舐めるなよ……蝙蝠……!!」

 

霊力を腕に集中させる。

 

…………変身…!!!

 

あまり長時間は居られないが、俺はいつもの姿を身にまとった。

 

あくまでも人間。変身しなければやはり妖怪達に分があるということを

俺は理解していた。

 

「さぁ、来るならこい。」

 

テンプレみたいな安い挑発を掛けてみる。

が、その蝙蝠はすこし考えた後

 

「悪いがこちらにも待たせている者がいるからな、今宵は見逃してやろう。」

と、言葉を返してきた。

 

「そうか、なら俺も危害を加えることはしない。ここから早く立ち去れ、蝙蝠。」

「私にはレミリアという名がある……!それにその甲冑と声……覚えたからな。」

 

そう言ってレミリアは持っていた男を離し、その場を立ち去るのだった。

 

「さて…」

 

俺はレミリアが置いていった男……創真を担ぎ、この屋敷を後にする。

 

「とりあえずはこの傷を治るまでは家に置いておくか。

それと……」

薬品を幾つか頂戴しよう。持ってて損はないだろ。

 

 

……それから1週間後に、少女たちは博麗神社にて宴会を開催したらしい。




永夜抄[完]。

久國とレミリアは敵対。
創真は久國の家へ……

次回から新章突入!



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人里漂流編
目覚めた場所


5章開幕。

まあ、次の異変の繋ぎ的な章です。


「ここは……」

 

目が覚めるとそこは見知らぬ場所だった。

 

周りを見ると、日本の昔の家みたいな造りをしていて、僕は必死に記憶を遡らせる…。

 

そうだ。僕はあの時久國という男にやられて……あれから異変はどうなった……?

 

「異変なら終わった。霊夢達が解決させたよ。」

 

「あ……そう…」

 

突然扉が開いたかと思ったら、そこから僕を気絶させた張本人…久國が

顔を出しながらその答えを僕に伝えた。

僕は少し驚きながら返事をする。

 

「何してたの……?」

 

「薪割りだが?もう時期冬になるからな。その為に色々とやっとかないといけない。」

 

「へぇ…それでここは?」

 

「見て分からないか?この家は俺の家。お前は暫くここで過ごしてもらう。」

 

「ここでって……かってに決めるなよ…!」

 

さすがに勝手がすぎる……と反論をするが、彼は聞く耳を持たずに

 

「どうせ行く宛てなんてないだろ?吸血鬼の元に戻るのか、博麗神社におめおめと顔をだす。なんてことはしないだろ、お前。」

 

ぐっ……たしかにその通りだった…。

僕はここの……幻想郷について何も知らなすぎたのだ。

そのせいで人里が何処なのかも知らなかった。

 

「確かにそうだけども……」

 

「まぁ、時期を見て博麗神社に帰ってもらうがな。それまではここで

この幻想郷について知っておけ。」

 

それに……と続けて

 

「ここでならお前を縛る物は少ない。少なくとも霊夢みたいに神社の中から出さない……なんてことはしないさ。」

 

と、付け加えた。

 

「まぁ……それなら…」

 

「よし、それなら早速俺のお手伝いだ。薪割りを手伝え。」

 

 

 

ということで僕は今、久國に言われた通りに彼が持ってきた薪を

彼の指導の元で割っている。

 

「なあ、これをやって何するんだ?」

 

僕はあまり薪を使うなんてことはしなかったので、これの用途を彼に尋ねる。

彼は少し呆気に取られたような顔をして、

 

「何って…そりゃお前、これで暖をとるんだよ。」

 

「暖……?火を使うのか?」

 

「そうだ。なんなら水も井戸だぞ。」

 

昔の人ってこんなに苦労してるのか……

僕はその昔の人の生活を体験…もといこれからそれをやるのか…と

なんとも言えない気持ちになった。

 

「まぁでも…慣れれば簡単だ。だから……」

 

「だから……?」

 

「さっさと慣れろ。分かったか。」

 

「分かったよ。」

 

そんな言葉を交わしながら僕は薪割りを続けた。

普段から身体を動かしているおかげか、薪割りはそこまで苦に感じることは無かった。

 

 

 

「あぁ、そうだ。」

 

日も傾き、夕食をとっていた僕に久國は突然

 

「明日にでも人里に行くぞ。仕事を紹介してやる。」

 

と、言ってきた。

 

「……へ?」

 

突然すぎることにそんな答えを返すと、彼は

 

「あのなぁ……ずっと家に居られても邪魔なの。それなら少しくらいは俺の経済に貢献しろ。……食費もタダじゃないしな。」

 

「あー…分かった。」

 

突然すぎるが、人里か……永遠亭に行く時はすぐに竹林の方に行ってしまったからな……

 

改めてそこに行けると考えたら、僕も楽しみだと思った。




次回、人里に行くの巻


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仕事の紹介

お待たせ。

(ロストワードやってました)


翌日、僕らは昼前に人里に向かった。

 

「さて…とりあえずは飯だ。奢ってやるよ、着いてきな。」

 

「分かった。」

 

そう言って僕らは一件の居酒屋に入った。

 

「よお、店主さんよ。……昼からやってるのか。」

 

「お、退魔師の兄ちゃん。いらっしゃい!……それと…そっちの兄ちゃんは?」

 

「こいつは外来人の創真だ。」

 

「よろしくお願いします」

 

「おう、よろしくな。…それと兄ちゃん達、注文はどうする?」

 

「いつもので頼む」

 

席につき、僕らは料理を待つのだった……

 

 

昼食を食べ終え、僕は久國に案内してもらってある場所に辿り着いた。

 

「慧音。今大丈夫か?」

 

「あぁ…久國か、珍しいな。どうしたんだ?」

 

「いや……今日はこいつの職を探しにきた。」

 

「ほぉ…私はここの講師をしている上白沢慧音だ。君は?」

 

「僕は少し前に幻想郷に来た創真といいます。よろしくお願いします。」

 

「それでは君のような外来人に紹介できそうな仕事は……」

 

軽く挨拶を済まし、僕は慧音さんに幾つかの仕事を紹介される。

 

その中から僕は3つほど選び、慧音さんに

 

「すいません。これとこれが気になるのですが……」

 

それは昼間の警備と貸本屋の店番…それと香霖堂と言われる古道具屋

での手伝いだった。

 

「ふむふむ……しかしこれらの仕事に就くのなら結構労力が必要になるが大丈夫か?……特に警備と香霖堂での仕事は特に。」

 

「……はい。大丈夫だと思います。」

 

恐らく、僕の体つきが里の人よりも細いと思ったからそう言ってくれたのだろうが、まぁそこまで心配される必要もないだろう。

 

「あぁ、慧音。そいつ他の外来人とは違う。だいたいの力仕事はこなせるだろうから心配するだけ無駄だと思うぞ。」

 

付け加えるように久國がそう慧音さんに言った。

 

それを聞いた慧音さんは

 

「そうか、私の杞憂であったか。分かった…。それなら仕事の紹介の方はこちらから声をかけておくよ。」

 

「すいません…わざわざありがとうございます。」

 

「君が気にすることじゃないさ。それじゃあまた後日……3日後にまた

来てくれるか?」

 

「わかりました!」

 

それだけ言って、僕と久國はその建物を後にした。

 

「ねぇ、久國。」

 

「なんだ」

 

僕は気になったことがあったので彼に尋ねる。

 

「あの……慧音さんって何者なんだい?」

 

彼女から僅かだが妖力らしき物を感じ取っていたからだ。

 

「……半分だけ人間だよ。」

 

「……!それって……」

 

彼女も僕と同じで半妖って事なのか……?!

 

「僕と同じってこと…?」

 

「は?何言ってるんだよ……」

 

「え?だって彼女も僕と同じ半妖ってことじゃないの?」

 

はぁ……と彼はため息をつく、それから続け様にこういうのだった。

 

「お前は半妖じゃ無くなってる。今のお前から妖力は一切でていないぞ。」

 

 




次回に続く


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仕事の紹介

お待たせ


それから3日後、僕は再び慧音さんの所へ訪れていた。

 

「慧音さん。こんにちは」

 

慧音さんもこちらに気が付いたのかニコリと微笑を浮かべながら

こちらに挨拶を返してくれた。

それからすぐに前と同じ部屋に通されて僕の仕事の話になった。

 

「それじゃあ、早速本題に入らせてもらうがいいな?」

 

「はい。お願いします」

 

「わかった。まぁ結果なんだが……昼の警備と貸本屋の店番については

連絡が取れていてどちらともOKがとれている。香霖堂についてはすまないがここから離れた場所にあったから連絡が届いていない。

だから選ぶならこのふたつで頼むよ」

 

まぁ、それならこの2つから選ぶだけか…

すこし考えてから僕は慧音さんに

 

「それじゃあ僕はこの昼の警備を受けたいと思います。」

 

とだけ伝えた。

 

慧音さんも

 

「わかった。それじゃあ今から伝えにいこう」

 

と言ってくれたので、そのままその警備の場所へと向かった。

 

 

 

 

人里の端にある出入口には大きな門が東西南北に四つ存在している。

この門から人間は里に出入りしており、僕も先程ここに来る時は

場所は違うがこの門を利用している。

 

門の近くまで来た時だった。門の見張りをしていた人物がこちらに

気がついたのか、早足でこちらに寄ってきた。

 

「…!慧音さん。どうかされましたか?」

 

珍しい人だな…と言う表情でこちらをみている見張りに慧音さんは

すぐに

 

「あぁ、今日は以前言っていた門番の仕事をしたいと言っていた人の

案内に来たんだ。」

 

と伝える。

 

見張りはこちらをチラリとみてすぐに視線を慧音さんに切り替え

 

「この人ですか?」

 

と確認をとる。

 

慧音さんが頷く素振りを見せたら、男は

 

「わかりました。君、名前は?」

 

と聞いてきたのですぐに僕は

 

「はい、僕は創真と言います、よろしくお願いします。」

 

そうお決まりの挨拶を言っておいた。

 

「分かった、よろしくね。それじゃあ手続きとかしたいから来てくれる?あと慧音さんも」

 

そう返された僕と慧音さんはそのまま案内された部屋に通された。

 

「よし…それじゃあこの紙に名前と印鑑を書いておいてね。」

 

そう言って渡された紙に、僕は名前を記入しようとするが……ここで

一つ疑問が浮かんだ。

 

ここの人に僕が書く言葉がわかるのかどうかだ。

この幻想郷での文字というのを僕は知らなかったことにこんな所で気が

つくとは……

 

僕はチラリと慧音さんの方を見て、

 

「すいません…ちょっと文字が合ってるか分からないので書いてもらってもいいですか…」

 

と小声で言った。

 

慧音さんは少し驚きながらも僕の名前を書いてくれた。

 

やはり僕の名前は僕の考えていた文字とは違っていたので良かった…と

安堵の息をついた。

 

それからの手続きはすぐに終わり、僕はどこの部署を担当するのかと

何時からその仕事をしたらいいのかを聞いて、その日は解散することになった。

 

「それじゃあこれからよろしくね。」

 

「はい、こちらこそお願いします。」

 

それだけ言って僕らはその門を後にするのだった。

 

 

 

帰り際に、慧音さんが「少しいいか」と改まった感じで話しかけてくる。

 

「どうかされました?」

 

「いや、文字の読み書きができないのは少々不便だろうとな。

君が良かったらなんだが…明日から私の元で文字の読み書きを習うといい。……どうだろうか?」

 

その問いに僕は二つ返事で了承するのだった。




続く


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仕事

おまたせ。
ネタがねぇ!(笑)


数日後、朝早くに里に来た僕は東門へと足を運んでいた。

 

「おはようございます。今日からお世話になる創真です。

これからよろしくお願いします。」

 

「あぁ、君が新人の子か。よろしくお願いね。それじゃあ着替えは用意してあるからこれを着てきてくれ」

 

そこにいた門番に挨拶をすまして、僕はその人物から渡された鎧に着替えを済ました。

 

「さぁ、それじゃあ見張りをしていこうか。……あ、俺は陸斗だ。よろしくね」

 

「僕は創真です。よろしくお願いしますね。……ちなみにここでは何をするんです?」

 

そう言うと彼は呆れたようにこちらを見て

 

「……だから、ここで見張りをするんだよ?」

 

「それだけ…ですか?」

 

「それだけ、ちなみに敬語はいらないよ。」

 

……これはかなり暇なのでは…?そう考えているとそれを悟ったのか

陸斗は

 

「ちなみにここにはたまに妖怪が降りてくるから…死なないように気をつけようね。」

 

「えぇ…?まぁある程度対抗手段はあるからそれは大丈夫だと思う。」

 

「対抗手段……?それって創真も弾幕を使えるのか?!」

 

「創真も……?陸斗も使えるのか?」

 

「そうだよ。……まぁ俺のは他人の真似事なんだけどな。」

 

そんなことを話しながら門番をしていたら、あっという間に日は傾いていた。

 

「そろそろ夜番と交代の時間だな。後はよろしくお願いします」

 

『分かった、後は任せてくれ。何かあったら警笛を鳴らすからその時は頼んだ。』

 

「分かりました。それでは失礼します。」

 

「お疲れ様です。僕はこっちの方なので失礼します。」

 

陸斗と夜警の人物がそんな会話を交わしてるのを後目に僕はそのまま

門を出て久國の家へと向かった。

 

久國の家に戻る途中で、僕はある人物と出会った。

 

「慧音さん?どうしてここに?」

 

「いや、久國の事が気になってな。それに君も。仕事帰りか?」

 

「そうですね。今は帰りですよ」

 

すると慧音さんは何か思いついたらしくてこちらの方を見ながら

 

「そうだ、良かったら今から前に言ってた読み書きを教えてやろうか?」

 

その提案に僕は

 

「喜んで教えて頂きたいです。お願いしてもいいですか?」

 

と答えた。

 

「よし、それならやってしまおうか。近いし久國の家でやろうか。」

 

「はい。……?久國が居るんじゃ?」

 

「いや、今日はあいつ退魔師の仕事で朝までいないから大丈夫だ。」

 

「あー、なるほど。それじゃあ行きましょうか。」

 

そう言って僕らは久國の家へ行って勉学を教わることとなった。

 

「あ、そうだ慧音さん、ご飯ってもう食べました?良ければ作りますよ」

 

「え?あぁそうだな…良ければご馳走してもらってもいいか?」

 

そうして僕らの夜が始まった。

 

……ちなみに翌日、知恵熱が出た。




続く


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お見通し

すまねぇ…!
待たせちまった……!!


あれから1ヶ月……

 

門番の仕事にも慣れてきた頃の話だ。

僕はいつものように久國の家に帰っている途中で何か強大な力を感じた。

 

「……?何かあるのか……?」

 

そちらの方を見てみるが、特にこれといった変化もなく、ただ可笑しい点があるとするのならば…

 

その強大な力を纏うかのように、一人の少女がそこに立っている…という事だろうか。

 

その少女は黒のワンピースの上にマントを羽織っており、その出で立ちだけで不思議な雰囲気を醸し出していた。

 

そして僕はその力に引き寄せられるかのように、その人の近くまでやってしてしまっていた。

 

「あの」

 

そう声をかける。

……しかし、彼女は僕に気がついていないのか返事は帰ってこなかった。

 

「…………あの」

 

念の為もう一度声をかけておく。すると僕の体から何かが溢れた感覚がした。

 

「な……?!え…?これは……!?」

 

それを見ると、背中からは吸血鬼の翼が展開されていた。

何故……?!今までこんなことはなかったというのに…

何故急に今になってこんな現象が起きているんだ……?!

 

そう思って、直ぐに結論というか…憶測ができた。

 

この目の前のこの人の影響では無いのだろうか?

 

そう思い、僕は彼女の方へと視線を向ける。

 

するとその時だった…

 

「ねぇ、そこの貴方。」

 

その少女がいつの間にかこちらに目線を向けて話しかけてきていた。

少し驚いきながらも僕は会話をすることにする…

 

「どうかしましたか?」

 

「いや、そこの貴方が先に話しかけてきたのではありませんか。

それで?どうかいたしましたか?」

 

そういえばそうだった…と思いながら

「いや、こんな所で一体何をしているのかなーーと」

 

「なに、簡単ですよ。私はここで待っていたのです。」

 

「…?待っていた?一体何を待っていたんです?」

 

「……それを貴方に伝える必要はあるのですか?」

 

……確かにそうだ。

僕は彼女にそう言われて冷静になる。

 

「すいません、確かにその必要はないですよね」

 

「えぇ…あ、でも…その翼の原因なら知っていますよ」

 

「……え?どういうことですか?」

 

「その翼はもう貴方の体の一部のようになっているのですよ。

……貴方の妖力は過去に朽ちていますが、その翼だけは貴方の体に

くっついていたのです。」

 

……何だって…?

じゃあこうして翼が飛び出てきた理由っていうのは…

 

「それは貴方がソレの収納方法を知らないからです。

……それと私が近くにいるからかも知れません。」

 

「収納方法ですか……?それってどうすれば……」

 

「?あなたも感じているでしょう?自身の霊力が減っていっていることが」

 

言われてみれば確かに僕の中から何かが抜けていっている感じはしていた。

霊力が無くなれば自然に消えるということなのだろうか。

それなら放置していても別に問題はないのか…?

 

「放置していればいいと思いました?それは大きな間違いよ。」

 

「…え?」

 

「霊力が無くなればここの付近にいる知性の低い妖怪たちに襲われてしまうもの。……だからそれをしまう方法を見つけなさい」

 

「…そんな事言われても……無意識のせいだからよく分からないです」

 

「そう、まぁいいは。今日は直ぐに帰った方がいいわよ。

家に帰る頃には翼は消えているでしょうから」

 

「分かりました。貴方、お名前は?」

 

名前を知っていればまた出会う機会があるかもしれない。

そう思って僕は彼女にそう尋ねた。

 

「私の名前?そうねぇ……貴方達人間に合わせていうのならこんな名前かしら?…私の名前は陽月彗曜。……ちょっとした神様よ。」

 

……え?

最後、なんて言ったんだろう…

次の瞬間、陽月彗曜は姿をくらましていた。

 

小さく呟いたその言葉を、僕は聞き取ることは出来なかった。




ここでようやく募集したオリキャラをぶち込むという。

彼女はこの後もちょくちょくでてきます。

コメントしてくれた人、見てくれてるー??見てたらコメントまってまーす!

ということで次回はそろそろ進展させていきます。
それでは不定期またばいばい


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