現代に転生した最強少女は元の世界に転移するようです (ゆれあ)
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0章 プロローグ
プロローグ


「はぁ……はぁ。」

 

もう追いついたの?!

 

私は今、ある国に追われている。アルカナ国という国だ。この国は他と比べて《科学》という最近発見された機械という鉄の塊でものを作るのを自動化させるというものらしい。だが、この国は他の国から批判が殺到しているらしい。何故かと言うと……。

 

「待て!」

 

「相手に……待てと言われて待つ人が……いるか!」

 

このアルカナは優秀なものを私みたいに追い掛けて捕まえてる。

 

どうやらアルカナは私の魔法の技術に目を付けたらしい。

 

「あぁ!あなた達はいつまで追いかけるの!」

 

もういい!また転移魔法で逃げてやる!あ!間違えた。間違えて転生────。

 

そうしてこの日1人の最強少女がこの世から居なくなりそして別の世界で新たな生が生まれた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年の曰本。5月から令和になり来年に東京オリンピックがあると騒いでいる現日本。埼玉県熊谷市。そこにこの物語の主人公がいた。

「行ってきまーす。」

 

皆さんこんにちは!遊良 祐沙【あそら ゆうさ】です!

……はぁ。やっぱりダメだ。いつもの喋り方にしよう。

私はこことは違う世界で国に追われていた。それで私はいつものように《転移魔法》で逃げようとした時間違えて転生魔法を使ってしまったのだ。はぁ。どうしてこうなった。自分を恨みたい。でもこの世界は前世の世界より平和だからいいと思う。この世界は地球と言うらしく前の世界の《ロミラ》のアルカナという国より科学が進んでいる。だが魔法が地球には無かった。理由は魔力はあるがマナと言われる魔力を体内で循環出来ないからだ。正直、宝の持ち腐れだと思う。でも食べ物はロミラと違って味付け等も使っていたらか美味しかった。ロミラには味付けなんてなかったからなー。

 

閑話休題

 

この世界に来て変わった事がある。一個一個は小さな些細なことだが一つ大きく変わった事がある。それは……。

 

 

 

性別が男になった事だ。

 

最初は驚いたが今では全くでは無いが馴染んだ。私は高校という学園の様なものに入っている。ここで関係ないけど私の紹介をする。

 

私は前世ではミラという名前だったがいまは遊良祐沙という名前だ。一人称は表では《俺》だが心の中では《私》。容姿は普通だが運動や勉強は前世の魔法やスキルと呼ばれる極1部の人しか持てないものを受け継がれたからできる。だけど目立ちたくないからわざと成績を平均くらいにしている。

 

今はこの位にしておくか。学校に行こう。

 

 

 

春休み明け。最も生徒が嫌がる時期であり、楽しみに思える時期である。

 

私は今日から高校二年生になった。ロミラでは15歳から成人なのだがどうやら地球では20歳から成人らしい。でも最近は成人を18歳に引き下げるとかも言われている。総理もようやるよ。

 

えーと。クラスは……、あった。

 

 

 

 

私は今、2年になって浮かれてるのか分からないが煩い教室の中にいる。でも実際私も結構楽しみだった。私は前世ではこんな風に他愛も無い話をあまりして来なかったから今は楽しい。

 

そんなことを思っているといつも見慣れている

美人×2人と元不良がいた。

 

「おい。祐沙。新学期なんだから俺ら以外にも友達作れよ。」

 

「そうよ。私たち以外にも作りなさいよ。作らないと後々大変よ。」

 

違うんです。あなた達がいるから出来ないんです。最初に話してきたのは古河 優太郎【こが ゆうたろう】その後、話し掛けてきたのは美香咲妃奈【みかさき みな】何故この人達のせいで友達が出来ないのかというと前者から美男美女だからだ。しかも文武両道ときた。その結果女子には嫉妬され男子には嫌がらせをされるがされる前に学年委員であるこの2人に止められた。それで最後の元不良は……。

 

「いや、違くね?そろそろ祐沙を察してあげて?」

 

という感じに察しがよく丸くなっていた。でも、怒らせたらヤバい。もはや人間じゃ無い反応速度を武器にして喧嘩を買っていたらしい。今はやんないけど。で、こいつの名前は五十嵐 弥石【いがらし やいし】。

 

「弥石。無理だよ。此奴らは察しが鈍い。」

 

と小声で弥石にいう。

 

「それもそうか。」

 

「お前ら何話してんだよ。こっちは空気になってるぞ。」

 

「そうよ。私たちにも話さs」キンコーンカーンコーン

 

そうやって話しているとチャイムが鳴った。

 

「お前ら座れー。」

 

この先生は小泉 純一郎【こいずみ じゅんいちろう】先生。一言、優しい。テストが終わった後、自腹でクラス全員にアイスや食べ物を買ってくれる。だが、間違ったことはちゃんと怒れる先生。かなり好かれている。

 

「これからHR始めr」

 

その時に先生の声と被せるようにして魔法陣が現れた。

 

(え?!なんで魔法陣が現れた?!しかも転移魔法だし。かなりの使い手。やばい飲み込まれる。)

そうしてこの平和な世界から一クラスの人達がこの世界とは程遠い世界に転移させられた。この魔法陣が彼女の人生を変える事になる。



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設定

本作の全体的な設定

・スキルは限られたものしか持っていない。魔法は必ず使える。

↓400年後

スキルは英雄しか持てないもの。魔法が弱体化したせいで使えない人も沢山いる。

 

・ステータス表は自分で見られる。

↓400年後

ステータス表はギルドや王城等で確認しないと見れない。

 

・経験値は半殺しでも入る。

 

・レベルは1000以上から飛躍的に上がる。

 

ギルドの設定

・ギルドのランクは下から

G→F→E→D→C→B→A→S→SS→SSS

になっている。

 

・ギルドランクは飛び級も有り得る。実力があるほど最初から高ランクになる。

※Sランク以上からスタートは無い。

 

通貨の設定

・安い順に

準銅貨→銅貨→準銀貨→銀貨→準金貨→金貨→白金貨

になっている。日本円基準にすると

準銅貨=10円 銅貨=100円 準銀貨=1000円 銀貨=10000円

準金貨=100000円 金貨=1000000円 白金貨=10000000円

硬貨は準金貨以上はあまり使いません。

 

ステータス

・ステータスはそのままの意味です。あと攻撃力等は全て英語でランク分けされてます。ランク分けはギルドのランク分けと同じです。

 

・レベル1のHPとMPの平均は前者は600、後者は400

 

ミラ・ファンヤード(遊良祐沙)

 

性別 女

種族 人?

 

ジョブ 賢者

 

Lv 742

 

HP 582400/582400

 

MP 計測不能

 

攻撃力 S

 

魔攻撃 計測不能

 

防御力 SS

 

魔防御 SSS

 

素早さ S

 

運 B

 

スキル

鑑定Lv- 偽装Lv- 知識加速Lv14 コピー&ペーストLv-

超治癒再生Lv- 魔力回復Lv- 言語理解Lv-

アイテムボックスLv Max

 

通り名的なやつ。

《隻眼の女賢者》←1番有名 《隻眼の殲滅者》 《可憐な化け物》 《魔人》《武神》《剣神》《ゴリラ》←通り名?(笑)

ギルドカード

ランク SSS

年齢 17

身長 153

金 計測不能

 

説明

本作の主人公。地球に転生して遊良祐沙として生活していた。高校二年生の時にクラス転移してしまう。結局後で話すのが面倒くさかったのか前世の事を話した。

チートをフル活用してロミラでほのぼのする。

 

ヤイシ イガラシ

 

性別男

 

種族 人

 

ジョブ 格闘士

 

Lv 36

 

HP 32400/32400

 

MP 9000

 

攻撃力 D

 

魔攻撃 E

 

防御力 D

 

魔防御 D

 

素早さ C

 

運 C

 

スキル

言語理解Lv-

 

通り名的なやつ

《勇者》

 

設定

本作のまとも枠。意外なことに遊良祐沙とは幼馴染で昔から祐沙を知っている。小、中学時代不良だったが高校に入って祐沙も誰?って聞くくらい変わった。

 

ユウタロウ コガ

 

性別 男

 

種族 人

 

ジョブ 勇者

 

Lv 1

 

HP 1600/1600

 

MP 900/900

 

攻撃力 E

 

魔攻撃 E

 

防御力 E

 

魔防御 F

 

素早さ G

 

運 G

 

スキル

言語理解Lv- 経験値増加Lv-

 

設定

本作の勇者&勘違い枠。正義感から強いのに戦わないから嫌い。もしくは敵意を出している。祐沙がミラと気づく時はもう少しストーリーが進んだところ。

 

ヒナ ミカサキ

 

性別 女

 

種族 人

 

ジョブ 魔導士

 

Lv 1

 

HP 1400/1400

 

MP 1000/1000

 

攻撃力 G

 

魔攻撃 E

 

防御力 F

 

魔防御 E

 

素早さ F

 

運 B

 

スキル

言語理解Lv-

 

設定

本作の勘違い&ネタ枠。優太郎と一緒でミラを嫌っている。美女だが作者側がネタキャラにした。正直、ミラの方が可愛い。



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1章 クラス転移
1話 クラス転移そして再開


主人公は最初からチートです。


「うーん。」

 

痛い。石のタイルの上に寝かせるとかなんですか。ん?石のタイル?てかここ何処?そういえば、魔法陣に飲み込まれて……そうだ!皆は大丈夫みたい。ん?なんか皆デカくない?あれ?私身長176あったハズだけど。

 

「どうなってるんだ?」

 

あれ?声が高いし聞いた事ある声。もしかして!

 

そうやって、こんなに小さくなかった手で顔をペチペチしたりして今の自分の状況を確かめた。

 

やっぱり。これは……

 

「戻ってる……!」

 

やった!やっと私のまいぼでぃが戻ってきた!服装は制服だけど。早く着替えたい。そうだ!私のアイテムボックスに装備入ってるかな?そう言って誰にも見られないようにアイテムボックスの中身を確認した。

 

良かった。お金と高かった装備入ってる。地球ではね目立つからあまり魔法やスキルを使わなかったから確認出来なかったから嬉しかった。でも今は兵士らしき人と生徒がいるから無理か。まぁ周辺でも見るか。

 

周りには起き上がった人もいたがすぐ隣に弥石がいた。

 

「弥石……!」

 

「う、うーん……。」

 

「どうしよう。どうやって説明しよう。」

 

「ん?ん?!」

 

「あ、えっと、お、おはようございます。」

 

「あ、ハイ。おはようございます。」

 

暫く沈黙が続いた。だがこの沈黙に耐えられなかったのか弥石は、

 

「あの、貴女は誰でしょうか?自分たちと同じ制服来ているのですが見たことないので。」

 

という質問された。どうしよう。

 

「…………」

 

「どうしたんですか?」

 

もうどうにもなれ!

 

「…………沙」

 

「ん?」

 

「……良……沙」

 

「?」

 

「遊良祐沙!」

 

「は?」

 

「お前。何言っているんだよ。巫山戯てると殴るぞ。」

 

彼の目が急に冷めた。

 

「巫山戯てない。正真正銘、遊良祐沙。」

 

「証拠はあるのかよ。」

 

「弥石は昔不r「やめろー!」」

 

彼にとって不良時代は黒歴史なのだ。

 

「弥石は中学時代クラスの〇〇さんで「やめてくれ!」」

 

「信じるから許してくれ。」

 

「わかったならいいよ。」

 

「取り敢えず祐沙お前は何でそうなった。」

 

「知らない。でも、分かることはこの姿は私の前世の姿。」

 

「祐沙。それはどういう事だ。」

 

「分からない。でもそんな感じがする。あと口調が変わったのもこの姿だからだと思う。」

 

「そうか。しょうがない。分かったら俺に教えてくれ。」

 

「うん。」

 

丸くなり過ぎだろ。色々と。

 

そんな感じで話していると段々人が起きてきた。いちはやく動いたのは小泉先生だった。見回りをしていると最後に私たちのところに来た。

 

「おい。五十嵐。大丈夫か?あと遊良知らないか?」

 

そう言っていた小泉先生が私と目が合った。

 

「この子は?まさかお前……。」

 

「違いますから。コイツが遊良ですよ。」

 

「は?何言っているんだよ。待て、生徒の事は先生が信じなくてどうする。遊良ホントか?」

 

「はい。正真正銘の遊良祐沙です。」

 

「そうか。深追いはしないでおくが何かあったら言えよ。」

 

「分かりました。有難う御座います。」

 

説明がメンドーだから有難い。

 

「ようこそカリウナ王国へ。勇者様。私は第一王子のユーラン・コーラストと申します。」

 

「私は王女のカーナスト・リーベルと申します。」

 

ん?どっかで見た事あるな。カリウナってまさか。元の世界に戻ってる?

 

「勇者様。我らについて来てください。これから行く場所は国王がいます。そこで状況説明します。」

 

「分かりました。ついて行きます。」

 

おーい!何勝手に話進めてるんですか!優太郎!正義感があるのはいいですけどあり過ぎても……。

 

 

 

私たちは今通路を歩いている。国王に会うためだ。その道中が長いので大半の人は話していた。だがその話している内容が……

「あの子誰だろう?」

「可愛くない?」

「なんでうちの学校の男子の制服着てるんだろう?」

 

が殆どである。そりゃいつも居なかった人が紛れ込んでたらこんな反応になるけどね……。

 

どうでもいいけど優太郎と妃奈がずっとねこっち見てるんだよね。多分男の時の私を探してるんだと思う。

 

「着きました。国王様。勇者様を召喚出来ました。」

 

「うむ。分かった。入れ。」

 

「よくぞこられました。勇者様。どうか私たちを救っていただけないでしょうか?」

 

「理由を聞いてもよろしいでしょうか?」

 

「実は魔王が最近また暴れだしたのです。それと同時にこの世界で最も魔法に関して強いと言われているミラが居なくなった。」

 

「それはいつくらいの事ですか?」

 

「だいたい、400年前くらいだ。」

 

ん?よんひゃくねん?でも、私以外でも魔王が強くない限り倒せるだろ。

 

「国王様。そのミラさん以外にも居たんじゃないんですか?魔法が最もということは剣などを鍛えてる人も。」

 

「無理だった。」

 

「何故?」

 

「ミラが居ないからという理由で動いてくれなかった。そんな彼らも行方不明になった。」

 

ん?!ちょっと!何やってるの?!あれか?!引き篭ってるとか?!

 

「無責任だがどうか我等を救っていただけないでしょうか?」

 

「勿論ですよ!」

 

おい!何勝手に言ってるんだよ。

 

「私も参加します。」

 

「優太郎がやるなら」

「俺が主人公だ!」

「妃奈さんがやるなら。」

「あなた達がやるなら。」

 

何馬鹿なこと言ってるの?!今は正義感で何とかなってるかもしれないけど……。

 

「先生は許さない。国王様。自分は納得いきません。なんで生徒がこんなことをしないといけないんですか?ましてや戦争に。あと帰れる手段はあるのですか!」

 

流石先生。そこの所理解してるね!どっかの誰かさんとは大違い。

 

「そこだが。帰れる手段は今のところない。」

 

その言葉を聞いた瞬間この空間にいる人はザワザワし始めた。帰らせろとか言っている人もいたし泣いてる人もいた。

「済まない。だが生活は保証しよう。あと参加しない人がいるならここで挙手をしてくれ。」

 

私はめんどくさいからパスで。

 

なので私は手を挙げた。その瞬間周りが静かになった。

 

まず最初に口を開けたのは国王だった。

 

「ミラ!何故こんなところにいる!そしてなぜ参加しない!」

 

「自分に利益がないからですよ国王様。しかも生憎私は戦争には参加したくない主義なのでね。」

 

その瞬間周りがまたザワザワし始めた。今度は弥石まで手を挙げた。

 

「俺も参加しません。」

 

今度は弥石も手を挙げた。その次は優太郎が何故だよ。と強く言った。

「お前ら馬鹿か?このまま戦争に参加するということはいずれこういう事をするんだぞ!」

 

そう言って私に何故か持っていた刃渡り数センチのナイフで寸止めでとめた。

 

お前もようやるよ。やっぱりお前は察しが良くて助かる。

 

「俺達にはまだいきなり過ぎて状況が飲み込めてません。時間を下さいませんか?」

 

「分かった。1日だけ与えよう。」

 

そう言って弥石の説得により1日だけ引き伸ばしになった。

 

 

 

 

 

次の日。やっぱり結果は変わらなかった。抜けたのは私と弥石だった。先生は心配だからと言って参加した。多分クラスの中でちゃんと考えた人もいると思うがそれは多分少人数だと思う。大半は〇〇がやるならだろう。人間は皆そんなものだ。人間は周りに合わせたがる生き物だ。周りがそうやって思わなくても少なくとも私そう思う。

 

私は先生と弥石には私が遊良祐沙だどバレないようにしてくれ、という感じに口止めをしといた。

 

そしてこの世界に来て3週間はたった。この3週間に先生と弥石のところに何度も優太郎と妃奈が私を探しに来たらしい。

 

そして私の方はビックリするほど何も無かった。もうちょっと国の人が来るかなとか思ってたが来たのは弥石だけだった。

 

そういえば最近訓練が始まったらしい。その様子を見に行こうと弥石に言ったら暇だからって言う理由で行く事になった。

 

 

 

 

ということでやってきて参りました!訓練所!……はぁ。やっぱりダメだ。今私たちは端っこで様子を見ている。訓練所に来て会話で聞こえた事なんだけど。火魔法でファイヤーボールを30m飛ばせたら人間離れで50m飛ばせたら国宝級らしい。いや。魔法弱体化し過ぎない?私はファイヤーボール最低でも10km飛ぶよ。10km飛ぶ私は何級だし。

 

そんな事を思っていると何故か私に色々な視線で見ている事に気付いた。

 

(いや何で優太郎と妃奈はそんな目で見るし。何なの。私に恨みでもあるの?!)

 

「大丈夫か?なんか焦った感じの顔だったぞ。優太郎と妃奈の視線は異常だけどリラックスしろ。」

 

「分かった。すぅ……。ごめんね。落ち着いた。私も焦り過ぎた。」

 

「これくらいで焦ってたら本当に前世……というより昔は最強の魔法使いなのか?」

 

「本当だよ!しかも仮にも小学校からの付き合いだよ!流石の私でもキツイ。」

 

結局私はこの会話通り私は元々この世界に住んでいたミラだと言うことを弥石に話した。そしたらね、

「どうして嘘ついた?」って聞かれたからめんどくさかったからって言ったら3時間正座させられた。痛かったよ〜。

 

「そうなのか。まぁだよな。しかも俺の事あいつら不良の時の俺と今の俺は別人だって思ってるんだぜ。」

 

「まじか。」

 

そんな他愛もない話をしているとクラスの……誰だっけ。

 

「おい。お前。ミラとかいう最強の魔法使い(笑)なんだろ!俺と模擬戦で勝負しろ!それで魔王退治にも参加出来ないくらいの雑魚って周りに広めてやるよ。」

 

そんな嫌味混じりの事を言っているモブAでいいや。でそのモブAが模擬戦をしろとか勝手にほざいてる。ちょっとだけカマかけるか。

 

「初対面の人にそんな態度はないんじゃないんですか?でも悪口しか言えないキミは主人公気取りでいるのかな?」

 

「は?お前。舐めてんのか?年上には従っておけ!そしてそこの弥石とかいう雑魚と行動してろ!」

 

は?

 

「貴方。私のことはどう行ってもいいけど弥石君は関係ないでしょ。いいですよ。模擬戦。でも試合になんないと思いますけどね!!」

 

と、そんな感じで言い合いをしながら私とモブAは闘技場に登った。

 

「では、今からアリヤ サングウジョウ対ミラ・ファンヤードの試合を始めます。」

 

あぁ。そうだ。こいつの名前は三宮上 有家だった。まぁどうでもいいけど。じゃあ今から試合という名のリンチをしますか。

 

「デュエルスタート!」

 

その声にいち早く反応して先に動いたのは有家だった。

 

「お前が本当に魔法が強いとなら接近戦は行けるはず!」

 

ふーん。そこは頭回るんだ。読みはいいけどね。でもね。貴方には魔法なんていらないけどね!

 

「身体強化・2倍。これで勝率も上がる。」

 

「来なよ。私はハンデとしてここから動かないから。」

 

「舐めやがって!!」

 

次の瞬間有家のパンチが顔目掛けて来た。私はそれを最低限で避けた。次に有家は人間の急所目掛けてパンチやキック等も入れて攻めてきた。

 

「どうしたんですか?さっきの威勢はどこに行ったんですか?」

 

「クソが!」

 

「つまらないので決めていいですか?準備運動にもなりませんでしたよ?」

 

そして私は有家目掛けて威圧をかけて動けない様にして【勢いよくかかと落としを放った。】

 

辺りは砂埃が舞っている。そしてそのかかと落としにより舞った砂埃が晴れた。

 

「あ!危ない。危ない。でもね。君が悪いんだよ?しかもね。今のかかと落としの起動を逸らさなかったら君の顔とかが見るに堪えない姿になる所だったんだから。あとね。有家くんだけじゃなくて他の人にも一応忠告しとくよ。」

 

 

 

 

 

「今私にやったみたいにこの世界の人に突っかかってみな。殺されるよ?君たちが住んでいた地球とは違うんだよ。」

 

そうやって私はニッコリとドス黒い瘴気を出して言い放った。それはまるで【化け物】のようにも見え【可憐な少女】にも見えたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




モブA事三宮上のステータスをここに貼っときます。

アリヤ サングウジョウ

性別 男

種族 人

ジョブ 格闘士

Lv 1

HP 900/900

MP 600/600

攻撃力 F

魔攻撃 G

防御力 F

魔防御 E

素早さ G

運 F

スキル
言語理解Lv-

設定
ゴミ、クズ、ダメ人間。




まぁまぁ勇者御一行の中では強い方です。


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2話 久しぶりの外出

前回は戦闘シーンが分かりにくかったのですみません。やっぱり国語の能力皆無だな。

国語の成績が3だった人。


はぁ。少し調子乗り過ぎた。反省反省。あのまま訓練所を出たのが間違いだった。クラスの人達に会いにくくなっちゃった。

 

私は有家やクラスのヤツらを脅したあと弥石を置いてギルドに向かっていた。

 

「まぁいいや。帰ったらどうにかなってるでしょ。さーて久し振りの外出にはこんな気持ちは杞憂だし今日は楽しもう。でも城の人が追い掛けて来て捕まるのは嫌だからローブのフードは被っとこう。これで顔は見えないでしょ。」

 

確か昔の記憶が確かであればギルドはここら辺……あった。

 

そこには昔と何ら変わらないギルドの姿があった。

 

(やっぱりギルドとか地球にはない建物とかを見ると戻ってきた!ていう感じになるね!)

 

入ろう。そして早めにギルマス(ギルドマスター)に会っておこう。

 

そして私はギルドに入った。

 

 

 

 

 

 

冒険者は基本的に荒くれ者が多い。そのせいか私は低身長なので注目を浴びでいる。しかもローブを身につけて顔が見えないので注目を集めている。

 

(うわ。行きずら!なんでこんな空気になるの?!私こういう空気苦手だし!……ん?どうしたんだろう。何か皆急いでる感じがする。どうしたんだろう。うーん。取り敢えずあそこの一家心中冒険者(?)ぽい人に聞いてみよう。)

 

「あの〜。」

 

「ん?どうしたんだい?」

 

と、優しく応えてくれた。

 

「いきなり聞くのも失礼だと思いますけど皆さん急いでますけど何かあったんですか?」

 

「そんなのも知らねぇのかよ!王城から半端ない瘴気が一瞬だけ出たんだよ!」

 

「おい。この子が冒険者とは限らないだろ。依頼を出しに来ただけかもしれないし。」

 

「ごめんなさいね。このバカが変なことして。」

 

「大丈夫ですよ。一応冒険者なんで。ただ暫く冒険者を休業してたんですよ。あとこれでも一応17です。

『この子』て言われる歳じゃないですよ!」

 

「!そうか。済まなかった。ここであったのは縁だし名前を聞いてもいいか?俺はトム・バンヤード。冒険者ランクがSランクだ。俺の妻がこのメリー・バンヤード。彼女も俺と同じSランクだ。でこいつがジーナス・バンヤード。ランクがDランク。ここまで教えたから名前を聞いていいか?」

 

「いいですけどファミリーネームは言えませんけどいいですか?」

 

「いいぞ。」

 

「私はミラ。さっき言った通り冒険者です。宜しくお願いします。」

 

「宜しくね。」

 

「もう我慢できない!父さんこいつが冒険者だって信じられないよ!そしてお前。本当に冒険者か?しかも休業していたって言うことは何年かやってたんだろ!証拠を見せろよ。」

 

「おい!ジーナス!お前!今日という今日は許さん。お前はプライベートに「大丈夫ですよ。トムさん。落ち着いてください。」……分かった。」

 

「証拠なら見せます。ギルドカードを見せるのでそれで我慢してください。」

 

そう言って私はギルドカードをバンヤード家の皆さんに見せた。

 

「「は?」」

「え?」

 

まぁ、そうなるよな。そりゃあSSSランクのギルドカード見せられたらな。

 

「あ、貴女。SSSランクだったのね。」

 

「でも待てよ。俺はSSSランクなのは最強の格闘士のリーヤさんと最強の剣士のタイラーさんと最強の魔法使いの……、て、お前まさか……!」

 

「待った!言わないで!今身バレするとヤバいの。」

 

「……分かりました。」

 

「あ。敬語じゃなくてもいいよ!あ、でもちょっと手伝って欲しいんだけど。ギルマスに会いたいんだけど。」

 

「……まぁSランクの俺なら合わしてくれると思うけど……。今はやめておいた方がいいぞ。」

 

「何で?」

 

「今、王城から出た瘴気で忙しいってのに今貴族が押し掛けてきたんだ。」

 

「何の為に?」

 

「多分賠償金目当てだろう。確か貴族が来た時に暴力とかなんとかって言ってたからどうせ暴力を振るわれたとか言ってるんだろ。あんな奴に1周まわって殴る馬鹿はいない。ほら来た。」

 

そうやってトムさんに聞かされて指を指された方向を見ると

 

「あいつだ!あのローブを纏った子供だ!」

 

そう言って私に貴族は指を私に指した。

 

「は?」

 

「被害者に何だその口は!死刑だ!私に刃向かうからこうなる。」

 

「キーマス。お前がそこまでクズだとは思わなかったぞ。見ず知らずの人ましては一般人の子供だというのに……。」

 

「大丈夫です。やっぱり貴族は何年経っても変わらないな。私が変わって欲しいって思ってるところだけ変わらないな。

 

「何、ブツブツ言ってるんだよ!殺すぞ!」

 

そう言って私に向かってキーマスかな?キーマスは私に向かって魔法詠唱を始めた。

 

そしてキーマスが詠唱し始めたのをいち早く気づいたのはギルドマスターだった。

 

「やめろ!」

 

「もう遅い!ウィンドカッター。」

 

?!馬鹿か?!ここでそんなの打ったら!避けたら他の人に当たるし。魔法で相打ちにしたらギルドが爆破するし。というかバンヤードさん達が危ない!てかやばい!

 

ドカーン!

 

「あの貴族本当に打ちやがったよ!

「あそこに子供がいなかった?!」

「誰か回復魔法持ってないか!ポーションでもいい!」

 

「あぁ……。また、守れなかった。」

 

「は、はは!俺に歯向かうからこうなるんだよ。」

 

「てめぇ!」

 

「おい。ギルドマスター。キーマス様に何をする。」

 

「よい。子供一人守れなかったやつの戯言よ。」

 

「勝手に殺すなし。そうやってすぐ油断するから魔法が弱いんですよ。ね?」ニゴッ

 

そう言って私は爆風で取れたフードなど気にせずに

 

 

 

 

 

 

 

どす黒く顔は優しく囁きかける様な笑顔で瘴気を貴族に抑え目に出した。(100分の1も出してない。)

 

 

 

 

そうすると貴族の男とその兵士?は倒れた。貴族のズボンは生温かく湿っていたそうだ。

 

当然急に倒れた貴族達を見て周りの人は唖然としていた。ミラだと知っていたバンヤードさん達も唖然と顔をぽかーんとしていた。

 

「え?どうしたの?!あぁ、そういう訳か。ここは……逃げるか。」

 

私は急いで紙に「この事は別の誰かがやった、って報告しといてください。」と書いた。

 

急いでいたので日本語で書いていたことを気付かずに。

 

 

 

 

 

 

 

「やばい。やばい。この事が城の方に伝わったら……、ま、まぁ口止めしてるから大丈夫かな?」

 

そろそろ戻るかな。ちゃんと反省してるかな?この世界大体、冒険者はゴロツキだからな。……いや大体のラノベはゴロツキだらけだったわ。じゃあこれが普通?

 

閑話休題

 

これで全然反省してなかったら魔王を脅して連れてこようかな?うん。そうしよう。

 

「そこのお前此処が何処かわかってるのか?」

 

「うん。城でしょ?あと私ミラだし。」

 

「!ミラ様でしたか!すみません。無礼を働いて。」

 

「大丈夫。あと私は今は只のギルドランクSSSの奴だから。」

 

「ミラ様……。そもそもですね?ギルドランクがSSSランクの時点で只ではないですよ。」

 

「そうだった。ま、まぁそれは置いておいて入ってもいいか?」

 

「大丈夫です。」

 

そういうことが少し帰りに起きながら私は城に帰ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり部屋は最高だー!」

 

やっぱりね、城のベットはねふかふかでいいよね!こういうベットに上がるとテンション上がる!夜ご飯まで寝てよ。

 

少女休憩中

 

「うーん!」ノビー

 

「ふぁー、よく寝た。ん。あ!」

 

やべ。寝すぎた。うぅ。ご飯が私の至福だと言うの

に。今行ってもご飯ないだろうしな〜。どうしよう。暇。そうだ!小泉先生のところ行こう。

 

少女移動中

 

トントン

 

「いいぞ。」

 

小泉先生のそんな声が部屋の中から聞こえた。

 

「失礼します。」

 

「遊良じゃないか。どうした。」

 

!意外だな。昼に出て行ったことを怒らないんだな。でも一応謝っとくか。

 

「すみません。今日、昼に勝手に出て行って。」

 

「あぁ、その事か。いや、大丈夫だ。あれは三宮上に非があった事だ。で、要件はそれだけか。」

 

「暇だから来ました。」

 

「ん?!ちょっと待て。お前さっきの雰囲気を一気にぶっ壊したな!」

 

「まぁ、本命はこっちですからね。」

 

「ま、まぁいい。じゃあトランプでもしようか。ここは無難にババ抜きでもしよう。」

 

「いいですよ。というか何で持ってるんですか。」

 

「作者が渡ゲフンゲフン偶、ポッケに入ってたんだよ。」

 

「作者って何ですか?」

 

「気にするな。まだ知らなくていい。」

 

「そ、そうですか。じゃあ始めましょう。」

 

(馬鹿め!私が知識加速のスキルを使ってはいけないとは言っていない!)

 

結果

 

「うー!負けたー!」

 

「いや、普通に強いぞ。俺だって初めてだこんなに手応えがある人と戦うのは。」

 

「そうなんですか。まぁ、そうしておきます。今回は有難う御座いました。失礼しました。」

 

おかしいなぁ。知識加速のスキルで相手の顔で状態が分かるはずなのになぁ。あれか。先生のポーカーフェイスがやばい程読みにくいのか!うん。そうしておこう!

 

私が現実逃避をしてるとクラスの奴等(弥石以外)が待ち伏せしてたかのように私の部屋近くの廊下にいた。皆の顔色が暗い気がする。やり過ぎたかな。嫌でもあれはしょうがない。私は悪くないし、悪かったとしても反省はしない!

 

「どうしたんですか?」

 

そうやって私はクラス全員(弥石を除く)に問い掛けた。その問い掛けを聞いた瞬間更に顔が暗くなった気がした。きっとみんなは誰か謝れよっていう思いでいっぱいだろうね。

 

「す、すみませんでした。ミラさん。俺が勝手にあんな事言って、こんな事になるとは思っていませんでした。自分たちの事なのにすみませんでした。」

 

「すみませんでした。」

 

意外だな。有家が最初に言い出すのは。

 

「いや。別にいいけどね……。私もね。ちょっと怒りすぎたからごめんなさいね。」

 

そんなこと1ミリも思ってねぇーよ!ばーか、ばーか!

はぁ。最近性格が変わってきてる気がしてならない。

 

「これでおあいこということでいい?」

 

「はい。」

 

「じゃあ君たちはもう寝なさい。明日に響きますよ。」

 

「「「分かりました。」」」

 

そうやってクラスの人は解散してそれぞれの部屋に戻った。でもやっぱり優太郎と妃奈の目線が気になる。どうにかならないかなぁ〜。最強の魔法使いと謳われた私でも共に青春と学生生活をしてきてきたので悲しい。

 

「弥石。居るなら出てくれば良かったじゃん。」

 

「うるせぇ。俺は怒っているだよ。俺だけあのどよんだ空間に残した事に!」

 

「あ、いや、ご、ごめんね。」

 

「今日の日の出まで正座。」

 

イヤーーー!

 

昨日そんな悲鳴が城中に響いたそうです。

 

 

 

 

 

 

 




うぅぅぅ。足がァァァ。酷いよ!弥石!

「うるせぇあと喋る時は「」を使えよ!」

別にいいじゃん!作者兼物語の主人公なんだからさ。

「……正座の時間をプラスされたいのか?」

「ごめんなさーーい!」(/Д`;


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