ハイスクールD×D〜FGO廃課金者を舐めるな!! (鳩は平和)
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ゲーティアに人理焼却されたらいいのに。理由、爆死したから

神器名が思いつかないや


今起きた事を話そう。

 

1俺は魔法のカードを買い、コンビニを出る。

 

2交差点で、信号待ちをしているとトラックがこっちに近づいてくる。

 

3これが俺の運命なのか、足がつり動くことができなく、トラックに轢かれた。

 

4知らない部屋にいて、目の前に人間離れした美女がいる。どうやら女神さまらしい。

 

5俺は女神に土下座をする。女神は大慌てである。←現状はここである。

 

「女神さま、お願いします。一回でもいいのです。せめて…せめて、時間を戻して、福袋ガチャを引かせてください!!」

 

「無理ですよ!!それは神の間では禁止ですので!!」

 

「大丈夫です、バレなければ犯罪じゃありません。ここで神として凄いところを見せてください!!」

 

「ダメなものはダメです!!」

 

「じゃあ、転生はしなくていいので、天国で俺のスマホを使えるようにしてください」

 

俺が取り出したのは画面が割れているスマホだった。電源ボタンを押してもウンともスンとも言わない。

 

「天国だと、人間の道具は持ち出すことは出来ません」

 

そ、そんな、もやし生活までしてガチャに費やしたのに……まだだ。

 

「天国だってケータイはあるはずだ!」

 

「天国は何もありません、ただ寝て過ごして、転生の順番を待っています……あなたが転生の番は今から百年間はありませんね」

 

「そ、そんな…女神さま、俺は自分のカルデアを女の子でいっぱいにしたいんだ!」

 

「コメントしづらい事をよく平然と言えますね!!……それならFGOの世界「断る!!」……どうしてですか?」

 

「あんな、季節ごとに滅びの道にまっしぐらな所に行けるか!!」

 

人類悪然り、異聞帯然り、イベントも下手をしたら世界が滅ぶかもしれない……あれはゲームだから許されるんだ!!

 

「それでしたら、ハイスクールD×Dの世界はどうですか?」

 

「なんだそれは?」

 

「天使や悪魔や堕天使…………そして英雄の生まれかわりがいるんですよ」

 

「それとガチャとの関係はなんだよ?」

 

「その世界では、神器(セイクリッド・ギア)と呼ばれるています。特定の人間の身に宿る、規格外の力あるのです。その中にはモンスターを作り出す……ティアマトみたいな感じですね、他にも神をも殺すものもあります」

 

だからそれとガチャがどういう関係があるんだよ、モンスターがつくりたいんじゃない……ガチャがしたいんだ。

 

神器(セイクリッド・ギア)は想いが形になるのです」

 

その言葉を聞き、衝撃が走る

 

「つまり……俺のガチャ愛が神器(セイクリッド・ギア)となって、ガチャが出来る」

 

「そういう事です!!どうですか?そこにしますか?」

 

「そこにします!!」

 

「では良い旅を………前の方みたいにすぐに戻って来ないでください」

 

ちょっと待て!それはどういう事だ!!

 

その言葉を聞く前にFateのような召喚陣が出現して、口も粒子となり聞けなかった。

 

ー○●○ー

 

「 えーと、彼の容姿は……彼のアプリのFGOの主人公………完成しました………あれ?ちょっと待って!!loadingストップ!!」

 

女神の前のモニターには彼のアプリのホーム画面だった。彼のアプリの主人公の性別………女性。

 

しかし、既に世界に刻み込まれ、何も出来ずにいた。

 

「絶対、怒られる………まぁ、ここに来ることはないから大丈夫ですね、アハハハハハ!」

 

女神の乾いた笑い声が響き渡る。

 

ー○●○ー

 

「あああああああああああああああああ!!」

 

見上げるほどに高い木が鬱蒼と生え繁る森の中、俺は茶色の瞳にオレンジ色のクセのあるセミショートヘアで、アホ毛が生えている。本人から見て左側の髪を一房、シュシュで結んでいる。 そして6歳になり、現在逃走中である。人の手がまったく入っていないらしく、気軽に歩けるような場所ではなかった。

 

後ろを振り返るとそこにいたのは、上半身は男の人間、型には山羊の頭に獅子の頭、下半身は獅子の体、尻尾には蛇がついている。

 

「まてぇぇぇぇ!!」

 

「なぜ、こんな!!ゲホッ!ゲホッ!!」

 

俺は全力で森の中を走りながら叫んでいる。性別も髪型も変わってしまったし、あの駄女神!!マジで、地獄に落ちろ!!化け物は爪を振るうと、大木を簡単に斬り裂いた

 

「死ぬうううううううううううう!!」

 

あの爪で死ぬ!!森の中、俺はどこに向かって走っているかわからないし、身体能力的に俺と化け物では違い過ぎる。

 

どことなく、キメラに似ているな、バーサーカークラスだしスキルの咆哮で攻撃力アップとクリティカル威力アップでスプリンガン並みのウザさでウチのエースが何度死んだことか……思い出しただけでも泣けてくる。

 

 

嫌だ!!死ぬ前にガチャも引けずに死ぬなんて嫌だ!!せめて死ぬなら福袋ガチャを引かせてほしい。いったい何のために転生したんだ、ガチャを引くためだろう。

 

化け物が一歩一歩近づいてくる。ここで死んだらもやし生活までして貢ぎ物(課金)したのが無駄になる。

 

ガチャだ!!ガチャをやらしてくれ!!

 

俺の願いが叶ったのか、幻覚が見える。星形八面体の形状をした虹のようにカラフルな色合いの石。三つである。

 

FGOのガチャで使う、聖晶石。なんか今日は星5が当たる気がする。

 

自然では決して出来るはずがない、その石は宙に浮いている。

一歩踏み出せば届く距離だった、俺はすぐに石を掴み取る。

 

水晶のなめらかであり、その名の通りにとても硬かった。石を掴み取ると、砂のように崩れていき、これまでガチャをして爆死した時に泣いたの思い出すかのように、サークルが突然現れる。

 

突然現れた化け物はサークルにより吹っ飛ばされた、そんなことはどうでもいい、来い来い来い来い!!

 

サークルが三つに分かれる………英霊は確定だ……フォーリナー、葛飾北斎、アビゲイルちゃん。セイバーなら誰でもいい。

 

虹色の輝きを放つ、それは今まで見たものよりどれよりも美しかった。俺はそれを見て涙を流した。1%の壁をぶち破った。ざまぁみろ!!運営め!!俺は勝ったんだ!!

 

来い来い来い来い来い!!首狩りおじさん、ファラオ、英雄王、征服王、騎士王。キャスターなら、アナスタシア、スカディ三蔵ちゃん!!

 

「サーヴァント、ここに参った。余に血を捧げるマスターは貴様か」

 

どこかで聞いた台詞とともに現れたのは

 

…………えぇぇぇえ!!

 

「どうしてぇぇぇ!!」

 

「貴様が余の家臣で良いのか?」

 

召喚陣サークルから現れたのは、クラスはバーサーカー、ヴラド三世であった。

 

「クソォォ!!こんな時にすり抜けがあるなんて聞いてないぞ!!」

 

召喚陣サークルの衝撃はそこまで強くないのか……化け物は唸り声を出しながら、こっちに近づいてくる。

 

「ヴラド三世!!とりあえず、あいつをなんとかして!!」

 

ヴラド三世は槍を構え、化け物の方に向かい合う。

 

「よかろう、家臣の事を聞くのもまた余の役割である!……極刑王(カズィクル・ベイ)

 

ヴラド三世の腕から杭が出現し、伸び、化け物の心臓を貫く。

 

「グッギャ!!」

 

化け物は成すすべもなく、体を杭に貫かれる。

 

「これで良いか?マスターよ」

 

ヴラド三世はいとも容易く、化け物を倒した。そして俺とヴラド三世は家に帰る……駄女神曰く、俺の両親は病気で亡くなったと言っていた。

 

通帳を見ると………一生を遊んで暮らせるほどの額のお金が入っていた。

 

俺はこの家でヴラド三世と暮らすのか………どうなるんだろう。俺はテレビを観て、この町がどこなのか調べる。

 

『今日の夜……駒王町は雨となっています。外に出ている方は傘を持ちましょう』

 

懐にはスマホがあり、画面を開くと、ダウンロードしているアプリとFGOのアプリも入っている。

 

FGOの霊基一覧を見てみると、ヴラド三世しかなかった……前が滲んで見えないや。

ガチャ画面を開くと、聖晶石の数は1個だけである。早速お出迎えするために課金をするが……おかしいな、ショップ画面に聖晶石購入がないのは気のせいだろうか……あの、駄女神が!!

 

無課金でやれと!!この低確率ガチャを!!……ホーム画面に戻り、性別変更をしようとするが出来ない。これから聖晶石をどう集めろと

 

ピロリン♪

 

「誰からかメール……駄女神からだ」

 

《説明を忘れてすみません!!その聖晶石の集め方は誰か困っている人を助けたり、先ほどのような化け物を倒せば聖晶石が貰えますので、返信はしなくても大丈夫ですよ》

 

あの一個だけの聖晶石は化け物を倒した時に、出てきた奴なのか………とりあえずガチャをするためにもなんとかしなければ!

 

藤丸立香、行きます!!

 

ー○●○ー

 

それから数週間が経ち、ヴラド三世と向き合ってる。外に出れば困っている人の手伝いをして、聖晶石を集めていく。

 

そうして現在の数は130個

 

「マスターよ、同胞を増やすのは余は構わん。しかしだな、マスターはこうも言った筈だ300集めるまではガチャを引かないと」

 

「でも俺………今日はいける気がするの……クラス別ピックアップだから、サーヴァントが来てくれる」

 

俺の言葉を聞き、呆れるヴラド三世。

 

「貴様は以前も同じ言葉を良い……出てきたのはなんだ?」

 

出てきたのは激辛麻婆豆腐×8と丸腰シンジくんと桜の特製弁当……桜の特製弁当美味しかったです。

 

「このガチャおかしいよ、なんで一体もサーヴァントが出ないのよ」

 

「貴様は運が悪いからな……余もあまり良いほうではないがな」

 

俺たちの幸運値はEなのか……

 

「課金も出来ないなんて、こんなの間違ってる」

 

結局300貯めるまではガチャは禁止らしい。

 

ー○●○ー

 

俺は庭にあるベンチに座り、月を見ている。ガチャがしたい、ジャックちゃんとナーサリーを当てて、可愛がりたい。刑部姫とインフェルノとゲームしたい。

 

………でもできない、それは課金が出来ないからである。なんだよ、10連引いて全部礼装なんで、しかも麻婆豆腐!!辛くて、あんまり食べられたもんじゃない。麻婆豆腐は一つの大きな鍋に入れて、纏める。やったね!!これでご飯に困らないや

 

 

 

カサッカサ

 

 

草陰から物音が聞こえ、そこを覗くと………真紅の青年が倒れていた。お腹から、血を流していた。

 

「えっ、なんで私の家に………とりあえず、中に入れないと」

 

お、重い!!、服とかは汚れるけどこの際は仕方ない、ヴラド三世は多分寝ていると思うし、起こすのは悪い。

 

俺は青年をズルズルと引っ張って、自分のベッドまで青年を寝かせる。服を脱がせて血を拭き取り、包帯を巻く。これで大丈夫だと思う。

 

「ファ〜、私も寝よう」

 

俺もベッドの近くで寝る。

 

ー○●○ー

 

「ん?ここは……確か、私ははぐれ悪魔の討伐に」

 

青年は辺りを見て、自分の体を見る

 

「包帯………一体誰が?」

 

「スースー」

 

どこからか寝息を立てて、青年は下をみると、オレンジの髪をした少女が寝ていた。

 

「君が………私の傷を……」

 

青年は少女の髪を撫でようとすると

 

「うぅ、お父さん、お母さん………ごめんなさい」

 

(もしかして、彼女は親に虐待を………それなら私の家に……)

 

少女はポツリと呟き、顔を歪める。

 

「そこまで、してもらおうか」

 

何もないところから現れたのはヴラド三世であった。手には鍋を持っていた

 

「我がマスターが貴様を治療したのは見逃そう、貴様の部下も我が領土に踏み込もうとしている、即刻この土地から出て行ってもらおう」

 

「傷を治してもらい、ありがとうと伝えてくれ」

 

「……わかった、そのことは伝えておこう、これを持っていくが良い」

 

ヴラド三世の手に持つ、鍋を青年に渡した。その中に入っていたのは溶岩のように真っ赤やものであった。

 

「こ、これは………ま、麻婆豆腐?」

 

「さよう、貴様らで食すがいい」

 

そして青年は鍋を手にして、そのまま部下たちのところまで立ち去った。

 

ヴラド三世は少女を持ち上げる

 

「ごめんなさい………十万課金したことは謝るから、仕送りと口座を止めるのはやめて………麻婆豆腐の波が………」

 

少女が夢はどうやら青年が思っていることは逆であった。

 

「………ハァ〜、マスターよ。夢の中でもガチャを引くではない」

 

ヴラド三世は少女をベッドに寝かせて、監視を続けるのであった。

 

ー○●○ー

 

それから小学六年生になり、俺とヴラドはリビングを片付け、スマホを中央に置く。ガチャ画面を開き、10連ボタンを押す

 

「長かった、ガチャ禁止を重ねて重ねて……ついに300……いや600溜め込めた……これだけあれば……誰か来てくれるはずだ」

 

サークルから出てきたのは………激辛麻婆豆腐×70個、丸腰シンジ君×20個、桜の特製弁当×10個

 

聖晶石……半分を使い、爆死である……まだだ、まだいける

 

「ま、まだだ。こんなの、ダメージにも入っていない」

 

そして再び出てきたのは、アトゴウラに月霊髄液ヴォールメン・ハイドラグラムまだマシである。星5の概念礼装が当たるだけでもよしとしよう。

 

そして最期の一回……三本のサークルが現れる。そして光の環の色が金色になる

 

「きたああああ!!!」

 

そしてそこから現れたのは白い肌と長い髪の麗しき女武者だった。

 

「アーチャー・インフェルノ。戦働きのため、参りました。仮の名にございます。ええ、真名ではありません。どうか、無礼をお許しください」

 

俺はそれを見て、自然と涙を流した。それを見た女武者は慌てた。

 

「ど、どうかしたのですか?マスター、私何か失礼を……」

 

「最後にして、ようやく2体目のサーヴァント……嬉しくて……つい」

 

すると俺の視界が真っ暗になり、何か柔らかいもの包み込まれる。これはまさか!………俺の全て遠き理想郷(アヴァロン)はここにあったんだ。

 

「マスター、そこまで喜んでもらいわたしは嬉しいです」

 

「インフェルノ、それじゃあ早速ゲームをしよう!」

 

「はい!」

 

「マスターよ、それよりご飯を食べろ。今日は学校だろう」

 

時計をみると、八時であった。学校が始まるまであと三十分である。

 

桜の特製弁当を食べて、学校まで走る。友達からずっと顔がにやけており、気持ち悪いと言われショックであった。




神器(セイクリッド・ギア)名、機械仕掛けの神の所業(マネジメント・オルタナティブ)

〇能力解説

 主人公の命に危機が迫ったのと、FGOのガチャがしたいという思いにより出現した神器(セイクリッド・ギア)

人の依頼の成功や化け物の討伐することにより、聖晶石を手に入れることが出来る。主人公の持つケータイが触媒になるが……本来なら無いはずの神器(セイクリッド・ギア)であり、英霊が出る確率は本来のガチャの確率より圧倒的に少ない。それに加え……10連ガチャや福袋の救済もない。課金も出来ない

出る概念礼装。

泰山の麻婆豆腐や若返りの薬や丸腰シンジくん、桜の特製弁当。運が良ければ星5の概念礼装起源弾や月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)当たるかも


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聖晶石を盗む奴と壊そうとする奴に慈悲などない。

中学一年生になり、俺はこれほど殺意を抱いたことがありません。それは……とあるおっさんが俺に話しかけて来たことです。

 

とある公園でお掃除の手伝いをして、聖晶石を持ち、にやけている。

 

「よぉ、お前が持っている石は神器(セイクリッド・ギア)か?……え?違う、これは聖晶石?まあ、いいそれをちょっと調べさせて……ごめん、ごめん。だからその槍を下ろしてくれ」

 

「これで、回復させたり、魔力や色々なものに変えられるか

……それ一個くれよ。危な!!あと少しで俺の首と体がおさらばしていたは……そんなにあるんだったら、一個ぐらいくれてもいいのによ」

 

そして俺は聖晶石から少し目を離していたのが過ちだった。聖晶石が一個足りない…………殺す。あのおっさんを殺す。

 

聖晶石は俺の一部であり、どこにあるかは手に取るようにわかる。

 

そこからリアル鬼ごっこが始まり、鬼は俺たち、にげているのは あのおっさんである。知識欲で動くとは恥を知れ!!欲で動くといいことなど一つもないわ。

 

全令呪を使い、ヴラド三世とインフェルノと一緒におっさんを追いかける、

 

 

あれから一時間が経ちすると聖晶石の反応が消える。突然に消えたような物を感じ、俺は嫌な予感を並べく考えないようにする。

 

するとおっさんが申し訳なさそうにこっちに近づいてくる。

 

「すまん! 聖晶石壊しちまった!」

 

その瞬間俺の中でおっさんは串刺しで死ぬことが決定した。これは絶対である。

 

「悪いとは思っている!神器がどんなか調べたくなるんだよ!まさか、砂のように崩れると思ってもいなかったし!!だから、後ろにいる奴の槍と弓を下げさせてくれ!」

 

それを集めるのにどれだけ苦労したと思っている。毎日毎日麻婆豆腐が出てくる俺の気持ちがわかるか?

 

「そんな顔をするな!せっかくの顔が台無しだ!!それに何か話してくれよ!」

 

顔や話より聖晶石だ!!

 

「わかったわかったから、聖晶石は元に戻せねえがその代わりいい物を渡すからよ」

 

おっさんが渡して来たのは、金色に輝く鎖と赤い宝石が組み込まれているネックレスだった。

 

「俺が作った人工神器堕天龍の首飾り(ダウン・フォール・ドラゴン・ネックレス)だ」

 

こんなのいらん、それよりお前の命をよこせ!せめての情けだ、ヴラド三世の杭で心臓は一突きだ。

 

「待て待て、俺の話を聞け!ファーブニルを知っているか?」

 

すまないさんや眼鏡キラーン!の人が倒したドラゴンだろう。そんなの知っているわ。

 

「ファーブニルが残した財宝を運に変えてあるんだよ、これがあったら、宝くじに当たるほどの豪運を手に入れる」

 

金などはいらんが………もしかしたら、星5のサーヴァントが

当たるかも知れない……しょうがない、これで許してやろう。

 

ー○●○ー

 

それから次の日の朝、近所のおばさんやおじさんのゴミ掃除を手伝い、学校に行く。

 

 

それから放課後になり、とある部室に戻り目安箱を振ってみると………

 

カサカサ

 

「うーん、今日はあんまり仕事はなさそうだな」

 

部活名……相談部。困りごとや相談なんでも請け負う。そして依頼となるため、聖晶石を確保するための部である。そして目安箱から取り出すと、二枚の紙が出てくる。

 

「何々……女子剣道部の部長から……最近誰かに更衣室の窓から誰からか見られている気がします。外を見ても誰もいません、助けてください」

 

「うーん、これは羨ま………じゃなくて酷いなぁ。もう一枚はイッセーからだ。珍しい」

 

紙を開き見てみると俺は呆れた。

 

「彼女が欲しい………そんなの自分で見つけろ!!」

 

一誠のはゴミ箱に捨てて、女子剣道部の部長と話すことにした。

 

「先輩………ここが現場ですか?」

 

「そうよ、ここから誰かに覗かれているの」

 

特にそんな気配も感じず………とりあえず調べてみよう。

 

「ん?これは……覗き穴?」

 

部室は木造の為に少し隙間ができている。ここから誰かが覗いていると思う。窓から見ても下まで見えない。

 

「先輩、多分ここから覗いているんだと思います。犯人は……とりあえず、私は見張っておきますので、先輩は安心してください」

 

 

それから三十分待つと、三人の人影が現る。メガネ、ハゲ、変態が現る。スマホを開き、部長に連絡すると、五分後に来る。

 

「おい、今回もいけるな」

 

三人の男が小さい穴を必死になって覗いている………引くわ。

 

部長が仲間たちを連れて、三人たちの後ろつく。

 

「あなたたち覚悟はできているかしら?」

 

男たちの叫び声が校内に響き渡る。

 

「ありがとう、立香さん。これで安心して部活動に励めるわ」

 

部長からオーラが現れ、聖晶石が俺の手元へと落ちてくる。どうやらこれは普通の人には見えないらしい。おっさんはどうやら人間ではないらしい。

 

「いえいえ、お手伝いできて良かったです」

 

ルンルン気分で俺は下校するのであった。

 

ー○●○ー

 

桜も咲き、俺も高校一年生になった。俺は心を無にしている。前世の記憶を頼りにしてガチャカルトを試す。トイレで回そうとするが、もし、オジマンディアスや王様系サーブァントには不敬とヴラド三世に言われ諦めた。俺は無心/無欲教を始める。

 

福袋ガチャが始まっても、使えないことに血涙を流すが……善行に善行を重ねて、ガチャ禁を始めて……ついに無課金で1200個を集めた。おっさんにもらったネックレスをつける。これで出なかったら、リサイクルショップに直行だ。

 

ヴラド三世とインフェルノに見守るなか、リビングに置くとサークルが回転を始める。

 

……無欲無欲無欲無欲無欲無欲無欲無欲無欲ジャックちゃんを愛でたい無欲無欲無欲無欲無欲。

 

最初の10連は麻婆豆腐×8にまるごしシンジくん×2こんなので俺の心が折れると思うなよ、世界よ!!

 

そこからは麻婆豆腐の店を簡単に開けるほどの麻婆豆腐が出てくる。それに黒鍵に若返りの薬が一つずつにライオンのぬいぐるみ。

 

この携帯、愉悦神父に渡したらすぐに飛びついてくるかな。麻婆豆腐好きだし。

 

そして最後の10連

 

麻婆豆腐×7、起源弾×1

 

するとサークルが三つに分かれる。ヤバくないか!!

 

「ヴラド三世!!インフェルノ!!来た!!ついに来た!!」

 

確定演出は出てこないが、まだだ、ここからだ!!

 

「三流サーヴァント、アンデルセンだ。本棚のすみにでも放り込んでおいてくれ」

 

現れたのは小柄な美少年だが、非常に口が悪く、声や話し方も外見に似つかわしくなく、その瞳には絶望の影がある。

 

「どうした?この外れサーヴァントを当てて泣いているのか?」

 

「やっと、やっと3体目のサーヴァント当てた…」

 

「このマスター……変態か?」

 

「キャスター殿、後ろの山を見てください」

 

インフェルノの言葉通りに後ろ振り返るアンデルセン……そこにあったのは激辛麻婆豆腐の山だった。

 

「………なんというか、このマスターは相当運が悪いな」

 

とりあえず、このネックレスは売ろう………貴金属扱いなので十五万で売れた。

 

今日はゲームの発売日なので、電気屋に向かい、イカを塗るゲームソフトを買いにいく。

 

「あった、あった」

 

すると誰かの手と重なった。顔を見上げるとそこにいたのは

 

「お、すまん「鉄拳制裁!!」ノワァ!、危ない!」

 

チッ、外したか。そこにいたのは俺の大事な大事な聖晶石を壊したおっさんだった。

 

「出会って早々に俺の大事なイケメン顔をどうしてくれるんだよ!?」

 

「黙れ……社会のゴミ、私の宝物を壊した罪は深い」

 

「だからそれはすまんって言っているだろう………ところで俺が渡した首飾りは?」

 

「あれ?………貴金属って言う割には大した額にはならなかったな」

 

「お前、売ったな。せっかく作った神器(セイクリッド・ギア)を……」

 

「何が……宝くじに当たるほどの運を持つか!結局、麻婆豆腐ばっかりだよ!!」

 

丸腰シンジくんにだって限界はあるんだよ!!

 

「意味が分からん、ところでお前なんて言うんだよ……」

 

「フランシスコ・ザビ「それは違う」……最後まで言わせて欲しかった」

 

岸波白野の渾身のギャグが……不発した。

 

「藤丸立香………別によろしくはしなくてもいいから、私の石を壊した罪は重いから」

 

「そうかよ、なら勝手に言わせてもらうぜ。堕天使総督のアザゼル」

 

「うわぁ、その年で厨二病………痛いわ、誰か、この人に絆創膏、人一人巻けるくらい」

 

「マジでやめろ!!人が見てる!!」

 

いや、その人前で堕天使総督(仮)を言ってる方がどうかと思うぞ、みんなも人前でそんな事を言わないように、これはお兄さんとのお約束だぞ。

 

「それで良いの?堕天使総督(仮)がゲームをして」

 

「良いんだよ、部下に仕事を任せるのが上司の役目なんだよ」

 

うわー最低な上司だ。部下の皆さん、ここにサボっている社会の底辺の上司がいますよ。

 

「とりあえず、お前の家でこれをやらせてくれ」

 

おっさんが持っていたのはイカのゲームだった。まあ、俺も買う予定があるから問題ないけどな。

 

ー○●○ー

 

まあ、俺の全勝だな、おっさんもやり方とかはわかったらしいが甘い!このゲームがやり方一つで勝てるゲームだと思うなよ。

 

「クソ!!もう一回だ!!」

 

「何度でも立ち上がってくるが良い!!!」

 

そして再度ゲームを始める。するとおっさんが口を開く。

 

「ところで神器(セイクリッド・ギア)のことについてどこまで知っているんだ?」

 

「いきなりだね、まあ、偉人のほとんどがそれを持っていることや中には神を殺せるほどの力があるくらいしか」

 

俺はおっさんの近くにボムを置いて逃げる。

 

「うわっ!卑怯な事をするな!!大体はそれであっているぜ。ならこれは知っているか?」

 

うん?他にもあるんのか?

 

「禁じられし忌々しい外法……禁手(バランスブレイカー)だよ」

 

つまりこのスマホも進化するのか?………ハッ!!まさか、福袋ガチャが出来るかもしれない。

 

「それは一体どうやってするんだ!?」

 

ドカーン

 

俺が不意に画面から目を離した隙に爆弾で俺のキャラクターが死に、おっさんが勝った。俺に向けてドヤ顔をする。

 

「クソ………汚い!」

 

すると、おっさんはそのまま立ち上がる

 

「方法は様々だが、大体の共通点は思いだな。今日は勝てた事だし、そろそろ帰らせてもらうぜ」

 

お前はそのまま部下に怒られておけ、バァーカ!!

 

そしておっさんはそのまま出て行った。そして俺はスマホをテーブルに置く。

 

「思い………どうか、私に福袋ガチャを引かせてください!!お願いします!!……全ての聖晶石を捧げるので」

 

数は三百個しかないけど、無課金にしては頑張った方でしょう。

 

思いが伝わったのか、スマホが光り出し。画面を開くと俺は驚いた。

 

「福袋ガチャと聖晶石購入ボタンがある」

 

聖晶石15個のボタンしかないけど、これで福袋ガチャは引ける。

 

すぐに俺は課金をする……しかし、どっちを引くべきか……福袋のタイプは三騎士か四騎士ガチャのタイプだ。

 

「ここはFateの顔である、アルトリアがいる三騎士ガチャだ」

 

ブリュンヒルデとかも好きだし、カルナやアルジュナとか当たったらこの世界に怖いものは無しだ。

 

そして出てきたのは麻婆豆腐ばっかりだったけど、こんなのは想定済みだ!!最後はサーヴァント確定だから怖くないもんね。

 

そして三つのサークルが出てきて、金のカードが出てきた。書かれていたのは剣士(セイバー)だった。

 

もう型月の両儀式でも構わない!!

 

そして出てきたのは………顔を頭巾で隠し、見えない剣を持っているり

 

「僕はセイバー。君を守り、世界を守る―――サーヴァントだ」

 

たしかに俺はアルトリアがいいとは言ったけど、プロトアーサーなんだよ。いや、別に好きだからいいよ。強いしかっこいいから……聖杯も捧げたからいいけどさ。

 

ストーリーガチャでは出ないし……とりあえず、景気付けに10連ガチャを…………あれ?おかしいな、どうして三百個あった聖晶石が一個もないんだ?

 

「そういえば、福袋ガチャを引きたいから、全ての聖晶石を捧げると言ったような言わなかったような」

 

そして俺は一晩中泣いていた………その時、プロトアーサーが慰めてくれた。

 

やっぱり、あんたは紳士(ジェントルマン)だよ。これからはちゃんとと物事を考えながら口に出そう。

 

俺はそう決意したのであった。



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ぐだ男みたいなハーレムを目指したい(現実逃避)

朝起きるとテーブルには和食のご飯が置かれている。流石は元人妻だと思うほど美味しかった。

 

ヴラド三世はなんか用事があると言って外に出た。一体なんなんだろうか?

 

「今日も学校か…………休みたい」

 

「何を言っている、学生の本分は勉強だろう」

 

いつのまにかアンデルセンが来ていた。なんかアンデルセンが和食を食べているのはシュールだな。

 

「アンデルセン、本音を言ってみて」

 

「とりあえず、創作意欲が湧く出来事にあってこい」

 

「そんなことを言っていると、殺生院キアラに石を全部使ってしまいそうだ」

 

しかし、アンデルセンが鼻で笑う。まるでお前には当てられないと

 

「フッ……貴様が当てられるわけがない。それより早く逝ってこい、そして俺に今日の出来事を言うのだな」

 

おんなじことを言ったな。しかも俺が一番気にしていることを………ああ、なんで聖晶石が全部消えるんだよ。いや、ヴラド三世にアーサー王……それこそギルガメッシュ並みの力を持つ英霊じゃないと死なない筈だ。

 

「もういい、アンデルセンなんて腱鞘炎になってしまえば良いんだ!!」

 

そんなしょうもないことを言いながら、俺は登校をする。

 

ー○●○ー

 

学校が終わり、俺は一人だけの部活を始める。今日はバスケ部の助っ人だ。

 

「藤丸さん!」

 

一人のバスケ部員からボールを受け取る。

 

「……左手は添えるだけ」

 

パァン

 

綺麗にゴールポストの中にはいり、2点を獲得だ。

 

「ナイスシュート!!」

 

 

 

そして部活が終わり、バスケ部の部室。

 

「藤丸さん、バスケの経験あったの?」

 

「いやー、残念ながら私は体育ぐらいでしかやったことがなくて。今日も同じクラスの人に頼まれたので、手助けになれて幸いです」

 

するとまた別の人に話が変わる。

 

「藤丸さんって、相談とかに乗りやすいし、困った時も手助けしてくれるから来週の生徒会長選挙に出るなら絶対に投票するよ」

 

「いやいや、無理ですよ」

 

確か出馬しているのは志取蒼那先輩だ。人には厳しく自分にも厳しい人だ。その人が出るとわかった瞬間誰も出馬しなくなった。

 

「蒼那先輩凄い人だけど、なんか相談しにくいよね。ていうか天才だから人の気持ちとかわかりにくそう」

 

「わかる、それなら立香さんの方がいいよね」

 

たしかにあの人にこういうことはあんまり出来ないよな、わかるわその気持ち。

 

まあ、生徒会長選挙とか俺には関係ないから別にいいよね。そんなことを言っていた俺は後で後悔するのであった。

 

ー○●○ー

 

それから次の日の朝。俺はのんびりと日向ぼっこをしながら登校していると玄関に人だかりができていた。どうやら生徒会長選挙らしい。

 

「あれ?でも、出る人がいないからやる意味なくない?」

 

「ああ、誰か出るらしいぜ」

 

なんてチャレンジャーな人なんだ。俺に相談だけなら乗れるから来てくれ。そして俺に聖晶石を落としてくれ。

 

それとどうしてみんな俺を見るんだ?………なんか嫌な予感がする。

 

人混みの中、俺は前に出ることが出来て紙を見てみる。そこにはこう書かれていた。

 

生徒会長選挙出馬、1年A組 藤丸立香

 

「な、なんでぇぇぇぇ!!!」

 

俺はつい叫んでしまった。

 

 

それからすぐに職員室に向かった。

 

「せ、先生!!これはどういうことですか!?」

 

生徒会長選挙担当の先生に抗議をする。俺はこんなに出馬をするとは言っていない!!

 

「あー、それか、流石に一人だけはダメだと思い、生徒達に誰が頼りになると書かれるアンケートを取ってみると9割近くがお前の名前が書かれていたんだ」

 

そういえば、そんなアンケートを書いたな。

 

「なら、辞退をします」

 

「すまんが推薦による辞退は却下させてもらうから、まあ、きみは成績も優秀だから頑張りたまえ」

 

あー、そうなると俺のイメージ的にも最低限はやらないと相談部に誰も来なくなる。そうなるとガチャが出来ない。

 

トボトボと俺は教室まで歩いていく。なんで、俺がこんなことに………もう、蒼那先輩とか勝てるわけがないよ。

 

ガラガラ

 

「おっ!未来の生徒会長が来たぞ!!」

 

「頑張ってくれ!!俺たちクラスのみんなはお前に入れるからな」

 

とてもやる気がないとは言えるわけではなく、俺の口がひきつる。

 

「……任せて、24時間365日どんな相談でも受けるよ!!」

 

するとまた大歓声が上がる。

 

もうこうなったらヤケだ、落選しても誰も怒らないでね。そしてみんな聖晶石落としやがれ!!

 

ー○●○ー

 

周りに人が一人がいない中、藤丸立香の家を囲む十五人の人影が現れる。

 

「モラクス様、準備の方が整いました」

 

「そうか、なら今すぐに女を捉えろ。ほかの奴らは皆殺しだ。クックック、奴を眷属に出来れば、我らはあの男を超えることが出来る」

 

「ハッ!!しかし、よろしかったのでしょうか?もしこれが……ルシファー様に知られては」

 

「だからこそだ。女を洗脳して自ら入ったことにすればあのルシファーは我々に優遇する筈だ。もし使えないのであればお前らで愉しむがいい。体も良いからな」

 

「では作戦通りに………」

 

「────慮外者が」

 

モラクスと言われた男と十五人の目の前に現れたのは漆黒の貴族服を着ている少女だった。違うところは髪が長くなり金髪になっていた。

 

「貴様が女だな……無駄な抵抗はせずに……」

 

「────誰の許しを得て其処に立っておる────?」

 

少女は話を聞かずにモラクスに言い放つ。

 

「もういい……奴は使えん。殺せ、殺してから悪魔に転生させる」

 

悪魔達15人は一斉に魔法を少女に放った。そして全員が息を整え、少女の遺体を持ち運ぼうとする。

 

煙が立ち上がり、何も見えなくなる。

 

「貴様らが立っている地は何処だと思っている?」

 

空気が重くなり、全員が戦闘態勢に入る。少女は手を挙げ、口を開く。

 

「────此処も────其処も────其処も────彼処も────全て────凡て────総て────」

 

そして少女は手を振り下げると同時に地面から杭が飛び出す。

 

「────我が領土であるぞ」

 

そして悪魔15人とその王は杭により命を落とした。

 

「やはり、この体で使う方が力が増すか……これが夢幻召喚(インストール)の力だが、体の支配は余であり記憶も立香にない」

 

手を払うと杭を雲散し、少女……藤丸立香は悪魔達の死体を何処か山の中へと捨てた。

 

ー○●○ー

 

なんか外に出るような夢を見た気がする。そして下に降りる

 

「おや、マスター目が覚めたかい?」

 

洋服に着替えているアーサー王が優雅に紅茶を飲んでいる。

 

「うん?顔色が悪いけど何かあったのかい?」

 

「それが、ちょっと頭が痛いぐらいかな」

 

すると何か考え始めるアーサー王。そして朝ごはんを食べ終えて学校に向かう。

 

ー○●○ー

 

いく途中におばあちゃんが困っていたために俺は荷物を運ぶのを手伝った。

 

「ありがとうねぇ、お嬢ちゃん。飴をあげるね」

 

俺は飴と聖晶石を受け取り、俺は急いで学校に向かう。このままだと遅刻をしてしまう。

 

「見つけた☆サーゼクスちゃんのお気に入り」

 

俺の目の前に突然魔法少女が現れた。なんだ、どこかで撮影会しているのか?とりあえず、放っておこう、変な人と関わるといいことはないから

 

俺は横を通り過ぎる、おいサーゼクスちゃんのお気に入りさん。魔法少女さんが探しているぞ。

 

スマホの画面に映っている時計を見てみる。ヤバイ、このままだと遅刻をしてしまう。

 

ガシッ!!

 

誰かに肩を掴まれ、後ろを振り向くと魔法少女がいつのまにかいた。

 

「待ってよ、どうして逃げるのよ!!」

 

「私はサーゼクスさんという人の知り合いではないから、それに私はこれから学校、わかる?遅刻すると皆勤賞が無くなるの」

 

俺は魔法少女の手を振り払うと、魔法少女が顔を下に向ける。俺はあんたみたいに暇じゃないんだよ。うん?なんか寒くないか?

 

「うーん、ちょっとこのステッキで気を失わせてもらうから、大丈夫起きたらパワーアップしているから」

 

すると魔法少女が俺にステッキを振り下ろす。あれを食らったらヤバイ気がする。

 

「ひえっ!」

 

俺は間一髪避けることが出来る。するとステッキから地面が凍り、そのまま木まで凍り木が粉々になる。

 

それを見て俺は顔を青くする………これじゃあ、魔法少女じゃなくて撲殺少女じゃないか!!

 

「あーん、どうして避けるの☆」

 

「ふざけんな、あんなの食らったら普通に死ぬわ!!魔法少女なら魔法少女らしく世界でも救っていろ!!」

 

つい素で言い放ってしまったわ、すると今度は巨大な氷が出てくる。俺はそれを見て全力で逃げる。

 

「う、うわぁぁぁぁぁ!!」

 

リアル鬼ごっこがまた始まる!!あんなのに捕まったらなにをされるかわかったもんじゃない。遅刻より命が大事だ。

 

「そうだ、令呪を使って………危な!!」

 

間一髪氷の塊を避けることが出来る、一撃でも食らったら即死。

 

「れ、令呪をもって………ゲホッ、ゲホッ!!命ずる。今一番ヒマなサーヴァントここに来て俺を守って!!」

 

「呼んだか、マスター?」

 

そして出てきたのは……アンデルセンだった。なんでこんな時に最弱サーヴァンド!!死ぬ!!これは死んだ。

 

「アン……キャスター!!なんでもいいから俺を守って!!」

 

「馬鹿め!!最弱である俺になにが出来る。それと俺はもうダメだ、運べ」

 

俺はアンデルセンを掴み、逃げる。

 

「なに、上から目線で言っているんだ!!このままお前をあの撲殺少女の所に投げるぞ!!ヒッ!!」

 

今度は尖った氷の塊が飛んできた、どうやら撲殺少女は気に入らなかったらしい、なら撲殺天使はどうだ!!お前にぴったりだな。

 

するとアンデルセンが撲殺天使を見て笑う

 

「○○○才でその格好はなんだ!?痛々しい手遅れ感満載だ!!いいぞ、この俺がお前を使った創作を書いてやる」

 

ブチっ

 

何か切れる音が聞こえると、撲殺天使からゴゴゴと何か怖いオーラが見える。

 

「もう怒った☆」

 

「お前は馬鹿なの死ぬの?いいぞ、俺がお前をあそこに投げてやる!!」

 

「マスターがサーヴァントを守るのだろう?」

 

逆だ逆!!もう本当にこの英霊はダメだな。

 

そしてついに壁際まで追い詰められる。ヤバイ、これは死んだ。

 

「フフフ、とりあえずそこの少年はこのステッキで……サーゼクスちゃんのお気に入りはとりあえず悪魔にするぞ☆」

 

「もう、こうなったら!!」

 

三つしかない、聖晶石を取り出す。こうなったらヤケだ!!

 

砂のように崩れて、召喚の魔法陣が飛び出て金の三つに光出す

 

来た!!これはサーヴァント確定だ!!お願い!!とりあえずこの状況をどうにか出来る奴を!!

 

「サーヴァント、アーチャー。参上しました。我が知識が少しは役立てばいいのですが……。ともあれよろしくお願いします。あなたのため、力を尽くしましょう」

 

来た!!アキレウス、アスクレピオス 、ヘラクレスの師匠だ!!本来なら神霊だが、霊格を落とし英霊になった人だ。大当たりも大当たりだ!!

 

相手もケイローンを警戒している!!

 

「えーと、アーチャー。とりあえず、ここから抜け出せる?」

 

「ええ、わかりました。少し失礼します」

 

俺をお姫様抱っこをして、家の屋根を軽々と飛んでいく。

 

ー○●○ー

 

そして俺は校門前までたどり着くことが出来、スマホを見てみると既に昼手前である。

 

これは遅刻も遅刻だ。理由はどうしようか……魔法少女と名乗る人に撲殺されかけ、氷で殺されるので町内を一周近く走っていました。

 

「……絶対に信じてもらえない、どうしたらいいんだ」

 

俺は教室までいく。そして、教室のみんなが俺を見てくる。

 

「お前………すごいじゃん!!」

 

ひとりのクラスメイトが言うと全員が拍手をする。え?何かしたか、俺は?

 

「俺の友達から聞いたぜ、お前がおばあちゃんの大荷物を手伝ったりしてよ」

 

 

どうやら、朝のおばあちゃんの大荷物を運んだところを見たらしい。

 

どうしよう、ここで違うよと言うと、なにが起きたのかを説明できる自信がない。

 

「午後からの演説会、頑張れよな」

 

「え………演説会?」

 

そういえばそんなのあったよ!!どうしよう、なにも考えていないよ!!

 

朝からのんびりと考えようとしていたのに、これもそれもあの魔法少女(仮)のせいだ!!

 

ー○●○ー

 

午後になり、俺は体育館のステージの裏に立つ。結局何にも思いつかなかった。

 

「ではつぎは1年A組の藤丸立香さん、お願いします」

 

もうこうなったら、あの人の演説を言うしかない。そして俺はステージにある机に立ち礼をする。

 

 

「世界は平凡ですか?」

 

「未来は退屈ですか?」

 

「現実は適当ですか?」

 

「安心しろ。それでも、生きることは劇的だ!」

 

バンッ!

 

こんなこともあろうかと扇子を持っていた、そして扇子を上手に開く。

 

「24時間365日、私は誰からの相談でも受け付ける!!一人より二人の方が解決するから!」

 

パチパチ!!!

 

とりあえず一言言えるのは勢いって大事だよね。

 

ー○●○ー

 

それから一週間が経ち、下駄箱付近に貼られている紙を見る。

 

"生徒会長就任、支取蒼那"

 

まあ、そりゃそうだよな。一年の俺が生徒会長になるとかありえないだろう。

 

そしてまだ紙の下には書かれている

 

生徒副会長就任、真羅 椿姫並びに藤丸立香。

 

いや、なんでそうなるんだよ!!とりあえず、俺は自分の運の悪さを呪った。



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ジャックちゃんを愛でたい(でもいない)

「起きてください、マスター」

 

早朝4時半、誰かに体を揺らされて寝ぼけた目をこすりながら起きるとそこにいたのはケイローンだった。

 

「うーん、こんな朝に何かあったの?」

 

するとケイローンはただ微笑んでいた。それを見て嫌な予感がする。

 

ー○●○ー

 

「マスター、残り10周です」

 

「ひ、ヒイィィ!!」

 

まだ誰も外に出ていないなか、俺はランニングをしている。それもただのランニングではなく、ヘラクレスやアキレウスやアスクレピオスが行なっていたランニング法

 

「し、死ぬぅ!!」

 

「安心してください、人はそう簡単に死にません。例え怪我しても医術には心得がありますので」

 

これはイアソンが嫌がるのもわかるぞ!!

 

「さあ、次は私から一本取るまでのパンクラチオンです」

 

「そ、そんなぁぁぁぁ!!」

 

ー○●○ー

 

あんなのに絶対に勝てるわけがない!!そして今も空中に投げ飛ばされた。

 

「イタタ……あの人は手加減を知らないんだから」

 

「大丈夫かい、立香」

 

不意に誰かに差し出された、見上げてみると紅い髪の青年だった。チッ!イケメンだな

 

「えーと、どちら様?」

 

俺に親戚はいない……こんな人がいたら絶対に覚えているはずだから。

 

すると青年が驚いていた、そこまで慌てる事なんだ?

 

「私は……そう、君のお父さんの友達なんだ」

 

「父は私が物心に着く前に既に亡くなっているけど」

 

アルバムを探したら、載っているかな、とりあえず帰って探してみよう。

 

「うわっ、もうこんな時間!!それじゃ」

 

土埃を払い、走って家に帰るのであった。

 

ー○●○ー

 

立香が走って帰るのをただ見ている紅い髪の青年……サーゼクス・ルシファー。四大魔王であり最強の魔王と謳われている。

 

「あなたは一体何を考えているのですか?」

 

サーゼクス・ルシファーの後ろから現れたの銀髪のメイドだった。グレイフィア・ルキフグス。

 

サーゼクスの妻であり、冥界では最強の女性である。銀髪の殲滅女王と言う異名を持つ。

 

「もしあなたに怪我があれば……ここ最近、72柱の当主が駒王町で行方不明が多発しています。先日もモラクス家当主と全眷属が行方不明に」

 

「そして調べてみたら立香が関係していると、グレイフィアは立香を見てどう思った」

 

「特に力はなく、人より少し魔力が多いわね」

 

「そう、だけどこの前セラフォルーに追いかけられたけど、逃げ切ったらしい」

 

「!!!……一体どうやって」

 

グレイフィアは驚いていた、立香を追いかけていた魔法少女はセラフォルー・レヴィアタンであり、サーゼクスと同じ魔王である。

 

「さあ、それは私もわからないが一つあるとしたら神器(セイクリッド・ギア)の可能性が高いね」

 

「では、私はリアス様に立香を見張るように言っておきます」

 

「それで頼むよ」

 

そして二人は冥界に帰るのであった。

 

ー○●○ー

 

学校が終わり、俺は生徒会長室に向かった。

 

コンコン

 

「失礼します、今日から生徒副会長になりました。1年A組藤丸立香です。よろしくお願いします」

 

とても質素な部屋であり書類など本などがあった。八人の美少女がいた。うわーい!!俺のハーレムがここに出来た!!

 

そして大きな机に座っているのはスレンダーな体型で、日本人離れした美貌を持つ黒髪のメガネ少女だった。

 

めっちゃ厳しそうだな、ミスとかあるとどうなるんだろうか?ていうか、ほんとなんで俺が副会長なんだよ。

 

「そうですか、私は支取蒼那です。噂はかねがね聞いております」

 

そして俺はほかの人たちと自己紹介をする。そして仕事が始まる。

 

ー○●○ー

 

「あの、藤丸立香さんはいますか?」

 

するとひとりの生徒が現れた

 

「はい、私です」

 

「あの、依頼を頼みたいのですけど今いいですか?」

 

「とりあえず、ここに座ってください」

 

スンマセン、ちょっと部屋を使わせてもらいます。

 

「えーと、何かありましたか?」

 

「実は藤丸さん、実は好きな人に告白したいですが、どうすればいいでしょうか?」

 

あかん、これ、俺が一生関わることがない案件だ。

 

「でも断られるかと思うとあまり前に出ることが出来ず」

 

「お待ちください、駒王学園内での恋愛は禁止をされているはずです」

 

すると会長が相談相手に注意すると、生徒の人が落ち込む。

 

「会長、異議ありです。たしかに学園内での恋愛は校則に禁止をされていますが、学校の外でなら問題がないはずです」

 

そして俺は生徒の方に顔を向ける。

 

「田中くん、とりあえずまずは攻めるべきです。恋で奥手になると本当ーーーに良いことないから、やらないで後悔するならやって後悔するべきです」

 

俺なんて、一生童貞だし、彼女のかの字もなかったが、お前にはまだチャンスがある。

 

「やって後悔………そうですよね、俺そうするよ!!」

 

すると彼の頭から聖晶石が飛び出てそのままスマホの中に入っていった。

 

「そうです、手始めに壁ドンをして男の優位を見せる。そこで告白する。本当に高校卒業して大学に行ったら彼女ができるなんてまやかし。ええ、そうです都市伝説なんですよ!!」

 

「藤丸さん、なんかあったの」

 

はっ!つい前世の時のトラウマが出てきた。いけないいけない。

 

「その、親戚がそんなことを言っていたのです」

 

「その、ありがとうございます。早速」

 

そしてそのまま、生徒会室から出て行った。そして時計を見てみると既に6時半だった。

 

「それでは、私は帰らせてもらいます。おつかれ様です」

 

ー○●○ー

 

廊下の外を見てみると既に日が沈んでいる。そういえばアンデルセンがあの魔法少女を使った本を本当に書いた。無論悲劇で終わる。

 

俺はもう知らない。撲殺されても知らないからな。そして俺は階段を降りるために曲がる

 

「うわっ!!」

 

すると誰かとぶつかった。前を見てみるといたのは人間離れをした美貌を持つ紅い髪の人だった

 

「あら、ごめんなさいね」

 

「いいえ、私が前を見ていなかったのが悪いのです。すみません、それでは失礼します」

 

俺はすぐに立ち上がり、校門前まで行くとそこにいたのはアーサー王だった。

 

「やあ、マスター、遅かったね」

 

「えーと、どうしているの?」

 

「また、マスターが襲われると大変だからね。今日からぼくとアーチャーとバーサーカーで警護をしようと思ってね」

 

たしかにそっちの方がありがたい、また撲殺天使に襲われるかもしれない。

 

「キャスターは?」

 

「キャスターは『俺が戦えると思っているのか、むしろマスターが襲われたら襲われたで少し見たい気がする』といっていたよ」

 

「おちつけ、落ち着くんだ。せっかくの英霊をマナプリズムにしたいと思ってはダメだ」

 

アーサー王は苦笑いをしていた。マジであのニートを更生させないと、でもギルガメッシュ王に口げんかで勝つんだ。俺が勝てるはずがない。

 

「とりあえず家に帰ろう」

 

今日の聖晶石とれた数は2個だけだった。

 

ー○●○ー

 

今日も早朝にケイローンとの修行である。太陽ってこんなにも近いんだ。

 

「大丈夫ですか、リツカ?」

 

ケイローン が手を差し伸ばしてくる、しかしわかるぞ、この手を掴めばまた投げ出されることがな。

 

自分の体に鞭を打ち、立ち上がる。

 

「こんなにもすごい人たちと特訓しているのに、ケイローン から一本も取れないなんて、俺って才能ないのかな」

 

「ええ、ありませんね」

 

ケイローン が俺の心臓に言葉の矢を放つ。流石だ、流石は射手座の原型だ。簡単に俺の心臓貫いたぞ。

 

「そうだよね、俺なんて本当にどうしよもない人だよね。だから聖晶石を使っても英霊が来ないんだよね」

 

あの後禁手(バランスブレイカー)を使っても福袋ガチャと聖晶石購入が出来ないんだよね。

 

俺は地面にのの字を書いているのを見てケイローンはため息を出す。

 

「リツカ、あなたはたしかに才能がありませんが、アキレウスたちと似たものを持っています」

 

「それは何?」

 

ケイローンは自分の胸を叩く。

 

「それは諦めないことです、どれだけ強くてもどれだけ絶望の危機にいてもあなたは決して諦めない。それを普通の人間で持つ人は中々いませんよ」

 

諦めない……だって諦めたら死ぬんだよ。そんなの嫌だよ、せめて最後まで必死に生きる方がいい。

 

するとケイローンが俺の頭を撫でる。

 

「それがリツカです、今日の稽古はここまでです。もうすぐ学校が始まります」

 

ー○●○ー

 

それから数ヶ月が経ち、冬になるのであった。冬は新規ゲームの発売がたくさんある。欲しかったゲームが買えて俺はご満悦である。

 

生徒会に書記で新しい人が入ったんだよね、匙元士郎である。へんな人だったんだ。

 

いきなり俺の役割は兵士(ポーン)でお前は何なんだと言われてさ。

 

いきなりチェスのことを言われてもわからないんだよね、もしかして生徒会でチェスが流行っているのか?俺も少しは勉強しておかないと。

 

すると会長が俺になんて言ったと思う?俺のことを一般人なんて言ったんだ。そりゃ、他のメンバーや会長たちに比べると平凡だよ。

 

でもさ、それを本人の前で言って欲しくないんだよ。泣くぞ!!俺が泣いたらめんどくさいぞ。

 

匙もさ、なんか申し訳なさそうな顔をするなよ。なんかこっちまで気まずいだろう。

 

そんなだから今日は引くぞ!!悲しいから引くぞ!!幸い今日は謎のヒロインXオルタピックアップのガチャの日だからな。今回行けるぞ

 

帰る途中にホールのショートケーキを書い、俺は家に帰るのであった。なんかもみじ饅頭も食べたくなったから買っておく。

 

そして俺たちはクリスマスパーティーをしながら、テーブルにスマホをおく。

 

そしてほとんどが麻婆豆腐である、みんな今日から麻婆豆腐だ!!アンデルセン、お前の賄いは朝から夜まで麻婆豆腐だ。

 

アンデルセンの抗議の声を聞きながら俺は聖晶石を溶かしていく。

 

すると三本線のサークルが飛び出てくる。やった!!これは英霊だ。数ヶ月ぶりの英霊が出てきた。

 

カードは槍兵(ランサー)だった。光っていいんだよ!!むしろ光れ!!

 

「よう。サーヴァント・ランサー、召喚に応じ参上した。ま、気楽にやろうやマスター!」

 

青タイツに紅い槍を手にする男だった。わーい!!ランサーだ。Fateでは同じみの「ランサーは死んだ!!」「このひとでなし」だ!!

 

兄貴体質だから話しやすし、宝具の魔力消費も少ない。運はあんまりよくないけど。

 

「さてあと一回は出来るガチャを引こう!!」

 

そしてスマホの10連ボタンを押すと魔法陣が出てくると同時に手にしていたもみじ饅頭を魔法陣に落としてしまった。

 

すると虹回転が始まる。え?ちょっと待って、そんな簡単に出てくるの?

 

そして出てきたのはメガネをかけた……アルトリア顔に手にはビームサーベルみたいなものをもっている女性だった。

 

そして口には俺が落としたもみじ饅頭を加えていた。なんだこれは?英霊がもみじ饅頭で召喚に応じるとか前代未聞だよ。

 

「ヒロインX・オルタ……クラスはバーサー……セイバー、です。たぶん。このお部屋、ちょっと寒くないですか。役立たずのエアコンをズババと斬っても……よいですか」

 

出来ればやめてほしい、壊れた時にどう答えろと?

 

「でも……しっかりとステータスにはバーサーカーって書いてるよ」

 

「セイバーです」

 

「でも「セイバーです」……うん、わかったセイバーだね」

 

もうなんでもいいや、星五サーヴァントと当たればいいや。

 

「マスターさん、その手にある饅頭を貰っていいですか?いいですよね?」

 

「どうぞ」

 

そしてもきゅもきゅともみじ饅頭食べていく、えっちゃん。もうえっちゃんならクラスはなんでもいいや。

 

クー・フーリンとえっちゃんを含めたクリスマスパーティーを再開するのであった。

 

ー○●○ー

 

お正月が過ぎ、福袋ガチャが引けなくて、いじけて寝正月になりました。よく外に出る夢とかを見るけど、何事もなく過ごせています。ほとんど忘れていたけど、あの女神が悪魔や天使や堕天使がいると言ったけどそんな人にはあっていないのでそれはそれで良しとしよう。

 

「はあ〜、どうして俺がこんなことに………」

 

「マスターさん、早くこっちに来てください。餡子がこんなにあるのにあの値段、お買い得です」

 

えっちゃんが来てからお菓子の消費量が格段と増えた、流石の財産にだって限界はある。そこで巴と業務用スーパーで買い物をすることになったが、えっちゃんが私も連れて行ってと言われたので連れていくことにしました。

 

「大人しくするようの飴玉など……」

 

「マスター、今日は寒いのでお鍋はどうでしょうか?」

 

いいな、帰りに魚屋によって魚を買おうかな、

 

カートを見てみると大量に積まれている餡子だった。俺はえっちゃんをみると、えっちゃんが視線を逸らす。おい、こらこっち向けや。

 

そして俺はいらない分の餡子を元の場所に戻すとえっちゃんの悲痛な叫びが業務用スーパーに響き渡った。

 

ー○●○ー

 

駒王学園の生徒会長室で……ソーナー・シトリーと紅い髪の女子生徒が飲んでいる。彼女の名はリアス・グレモリー。グレモリー家次期当主であり、紅髪の滅殺姫(ルイン・プリンセス)という異名を持っている。

 

支取蒼那とは仮の名前で本当の名前はソーナー・シトリー。シトリー家次期当主である。

 

どちらも魔王の妹であり幼馴染みでもある。

 

「それで急に来るなんて珍しいですね、リアス」

 

「そう?今日ここに来たのは生徒副会長の藤丸立香の情報よ」

 

するとソーナー・シトリーは女王(クイーン)の真羅 椿姫に視線を送ると、数枚ある書類をリアスに渡した。

 

「藤丸立香、16歳。両親は彼女が物心つくまえに他界。成績は中の上であり、一年生の91%から支持を得ている………他には特にこれといった情報はないわね」

 

「今は親戚の方と住んでいると、近くの契約者の人が言っていましたね」

 

「あの、会長。一つ質問して良いですか?」

 

ソーナー・シトリーに質問したのは新しく眷属になった匙元士郎だった。匙は藤丸立香と同じクラスであり、どうしてそこまで気にしているのかが気になっていた。

 

「匙、あなたが言いたいことはわかります。ここ最近、上級貴族である当主やその眷属が行方不明になっているのは知っていますか?」

 

「はい、知っています」

 

「もしかすれば、その犯人が藤丸立香の可能性があるのです」

 

すると眷属たちは驚いていた、彼女がはぐれ悪魔ならわかる。しかし、彼女は人間である。一般の人間が悪魔をそれ立て続けに殺すなどは不可能だ。

 

「そういえば………リアス、私はおかしなものを見たのです」

 

「それは何?」

 

「たまに立香に相談する生徒がここに来るのですが、その時に相談した相手から聖なるオーラを出す石が出てきたの」

 

「人から………石?」

 

リアスはよくわからない顔をしていた、人から石が出るなんて、そしてなぜ出た本人はそれを疑問に思わなかったのか。

 

「その時の立香……笑っていたのですよ」

 

「もしかして、それが行方不明に何か関係があるかもしれないわね、今度わたしから声をかけてみるわ」

 

「気をつけてね」

 

そしてリアスはそのまま生徒会長室から出て行ったのであった。



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麻婆豆腐死すべし!!慈悲はない!!

今日も雪の中でパンクラチオンの特訓です!!雪が冷たいや、ていうかなんでクー・フーリンとケイローンは寒くないの!?

 

え?英霊だから、寒さを遮断できる?なにそれ羨ましい!!でもえっちゃんはコタツから一歩も出ないよ、そういえばえっちゃんはコタツから一歩も出たくないって言っていたな。

 

そして今日は雪ということもあり、特訓は早く終わりました。

 

ー○●○ー

 

今日から会長達は修学旅行の為に、3泊4日の京都の旅に向かった。そして俺は書類仕事を書いていく。

 

「匙くん、ここが誤字になっているよ、それとこことここは脱字だよ。先輩たちがいなくても私達で出来る限りやろうね」

 

「うす………ところで、副会長」

 

すると匙が俺に何かを聞いてくる。どこかわからないところでもあるのか?

 

「何?」

 

「副会長って、夜は何をしているんすか?」

 

いきなりだな、まあ、夜は巴とアンデルセンとゲームをして徹夜するとケイローンに怒られる毎日かな。

 

「夜は……寝ているかな?高校生は十時までだからな」

 

「それじゃ、何か変なものに出くわしたりしなかったっすか?」

 

へんなものか………去年の撲殺少女以降特になかったな。でもそれを言っても信じてくれそうにないな。

 

「特になかったかな」

 

その後書類仕事が終わり、俺たちは家に帰るのであった。そして校門ではクー・フーリンが迎えに来てくれていたのだった。

 

「よ、マスター迎えに来たぜ!」

 

「ありがとう、ランサー」

 

そして帰る途中に商店街に寄った、

 

「牛丼、コロッケ、カツ丼」

 

でも、それはこの前食べたしな。なので魚屋による。

 

「煮物、塩焼き……キンメダイ!!」

 

一切れ400円………予算オーバーだ。金目鯛を諦めたその時、ふとクー・フーリンの方を見るととても怖い顔をしていた。

 

「ランサー、何かあったの?」

 

「………いや、マスターは気にしなくていいぜ」

 

クー・フーリン……ケルト神話……知恵の鮭……鮭!!

 

「決めた、今日は鮭のホイル焼き」

 

「なんだ?うめぇのか、それは」

 

「美味しいし、お手軽だ」

 

俺は鮭を7切れ買い、家に帰るのであった。

 

ー○●○ー

 

深夜二時、藤丸家のリビングで、アーサー王、ヴラド三世、巴御前、アンデルセン、ケイローン、謎のヒロインXオルタがテーブルを囲んでいると部屋の扉が開かれクー・フーリンが己の武器であるゲイボルクを手にしながら入ってきた。。

 

「おかえりなさい、クー・フーリン」

 

「ああ、帰ったぜ、今回の奴らもマスターを狙っていやがったぜ」

 

「光の御子よ、場所はいつもの場所だな?」

 

ヴラド三世がクー・フーリンに聞く。するとクー・フーリンは首を縦に振る。

 

「ああ、ちゃんといつもの山の奥に捨ててきたぜ。それと出来ればその言い方は辞めて欲しいんだけどな」

 

「それではいつも通りにマスターの今後を話し合いましょう」

 

クー・フーリンも近くの椅子に座る。

 

「それで、マスターは今何をしてるんだ?」

 

「マスターは、仲間を増やそうとしていましたが20回引いて全て麻婆豆腐でして、精神的にダメージが深く今は寝ています」

 

クー・フーリンの質問にケイローンが答え、クー・フーリンはなんとも言えない顔をしていた。

 

「そりゃ、お気の毒だな、マスターも」

 

「それでは話を戻します、いいですね。皆さん」

 

ケイローンの言葉に全員が首を縦に振る。

 

「もうすぐ、立香も二年生になり、新しい生徒の中には、マスターを奴隷……彼らが言うには眷属らしいですが……にしようと目論むものが混じっています。正体は幻想種である悪魔です。強さは魔神柱よりは下ですね」

 

「……たしかにこのままですと、悪鬼の棟梁である魔王が出てくるかもしれませんね」

 

「ええ、そこでこれを……」

 

巴御前のつぶやきにケイローンは傾き、ケイローンはスマホを取り出した。

 

「これはマスターのスマホですか?」

 

謎のヒロインXオルタがスマホを触る。

 

「ええ、マスターがいじけてそのままテーブルに置きっぱなしにしてました。幸い、まだ一回だけ引けます」

 

「本当ですね、では私が早速引きましょう」

 

謎のヒロインXオルタが10連ボタンを押そうとするが、すぐに巴御前がそれを取り上げる。

 

「お待ちください、勝手に引けば流石にマスターに怒られるのでは」

 

「問題ありません、マスターには既に許可を取っています。問題は誰が引くのかです」

 

「俺は遠慮しておくぜ、幸運値はEだからな」

 

「なら俺と串刺し公もやめておいた方が良さそうだな」

 

「そのようだな」

 

クー・フーリン、ヴラド三世、アンデルセンが辞退する。

 

「私もあまり運は良くない方ですね、一応Cなのですが」

 

「私はCですが、引きたいです」

 

ケイローンも辞退するが謎のヒロインXオルタは引きたがっていた。

 

「僕は幸運値Bだね、巴はどうかな?」

 

「私はAです」

 

するとオーと歓声が上がる。そしてケイローンは巴御前に微笑む。

 

「巴さん、引いてもらっても構いませんか、今回は何やらイベントがあるようです」

 

「し、しかし……わかりました。引いてマスターを元気にしてみせます」

 

巴御前がボタンを押し出てきたのは麻婆豆腐8個だった。それを見て顔を青くするクー・フーリンとアンデルセン。そして巴御前も顔を青くする。

 

「義仲様、どうか私にお力を……」

 

巴御前の祈りが届いたのか、サークルが三つに分かれ、出てきたのランサーの槍だった。

 

無精髭の飄々とした男。手には剣の柄を伸ばしたような槍を持っていた。

 

「いよ! オジサンはランサー、真名をヘクトール」

 

ケイローンとヴラド三世はその名前を聞くと驚いていた。

 

「まさか、アキレウスの知り合いを引くとは」

 

「あー、どちらさんで?」

 

「私はあなたと同じサーヴァント、ケイローン。クラスはアーチャーです」

 

「あー、もしかしてアキレウスの師匠であり、森の大賢者の、まあ、終わったことを気にしても無駄だから、これからよろしくたのむ」

 

互いに握手をし、クー・フーリンの近くに座り、話をしていた。するとまた光り出し、虹色に輝き、三つのサークルが出来る。

 

出てきたカードはアーチャーだった

 

「女神イシュタル、召喚に応じ参上したわ。美の女神にして金星を司るもの」

 

扇情的な服装と、身の丈の倍もある弓を掲げた女性だった。クー・フーリンはそれをみて笑っていた。

 

「あの嬢ちゃんが………擬似サーヴァントになるとか、あの弓兵が知ったら卒倒するぜ」

 

イシュタルは辺りを見回す。

 

「私が住む家としてはまあまあ及第点ね、それで私のマスターはどこにいるのかしら?」

 

「マスターは今は寝ています、あなたがいればマスターの安全は大丈夫そうですね」

 

「そう、まあ、良いわ。あなた達のマスターがどんな風に生きるのか女神として見定めてあげるわ」

 

こうしてサーヴァントたちの会議が終わるのであった。

 

ー○●○ー

 

翌朝、俺は機嫌が良かった。20回引いて出てきたのが全て麻婆豆腐だったけど、巴御前が俺が当てられなかったイシュタルとヘクトールを引いてくれた。

 

ありがとう、巴御前。本当にありがとう。俺の仇をとってくれてありがとう。

 

そして今日も今日でケイローンのパンクラチオンをくらい空を飛ぶのであった。

 

今日は休みのために、家でアンデルセンと巴御前とゲームをしている

 

ピンポーン

 

チャイムが鳴ったので玄関の扉を開けるとそこにいたのは神父服を着た三人の男たちだった。

 

「あなたのその力は聖書の神に使うべきです。さあ、我々と一緒に来るのです」

 

「あ、そういうのは良いです」

 

バタン

 

そして、リビングに戻り巴御前とアンデルセンとゲームを再開する。

 

「マスター、誰だったのですか?」

 

「へんな押し売りの人、なんか聖書を買えって言われた」

 

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

 

「ああ!!うるさいわね!!この私の睡眠を邪魔するなんて良い度胸をしているわね!!」

 

イシュタルが赤い服を着ていた、その顔はとても怒っていたが、遠坂凛を彷彿とさせた。

 

ドカーン!!

 

すごい地響きがなりチャイムの音が聞こえなくなったあとイシュタルが手の埃を払いながら戻ってきた。

 

「イシュタル、今の人達は?」

 

「適当に相手して、今は路地裏のところで寝てもらっているわ」

 

俺たちは深く考えるのをやめてゲームを再開する。そういえば友達がオススメしていたFate/staynight[HF]を見たかったな。

 

そんなことを考えていると巴とアンデルセンの二人から攻撃をくらい負けたのであった。

 

ー○●○ー

 

春になり新しく一年生が入学してきた。一年生の顔は期待と不安が浮かんでいた。

 

あっ!あの、白い髪の子!ちっちゃくて可愛い!!なんか、白猫を彷彿させるよ。じっと見つめているとこっちに気づいたのか視線が合う。

 

なんとなくで手を振ってみると、なぜか視線を逸らされた。ええ、もしかして俺、嫌われた?

 

そして入学式が無事に終わった。

 

ー○●○ー

 

五月になり、新しい一年生達は不安なのか良く相談や悩みごとで来る。そのおかげで、聖晶石がたくさん出てくる。

 

今日は特に生徒会の仕事はないらしく、早く帰れる。

 

「好きです、付き合ってください!!」

 

校門前で盛大に告白をしている、その女性を見てみると黒い髪にスレンダーな美女であった。

 

べ、別に羨ましくないんだから!!

 

俺は横を通り過ぎ、そのまま家に帰る。

 

夜になり、なぜかイシュタルが魔術を教えてくれるが才能なしと言われた。そうだよ、魔術師でもない俺がそんなの出来るわけがないよ。

 

そして俺はそのまま眠りにつくのであった。

 

ー○●○ー

 

今日も今日で部活をしていると……扉が開かれ、入ってきたのは昨日告白された兵藤一誠ではないか!?

 

「立香、相談にのってくれないか?」

 

「いいよ、迷っている人に道しるべを示すのが私の仕事だから」

 

そして一誠はソファに座る。

 

「実は……彼女ができて今度の日曜日にデートをする事になったんだ」

 

あのさ、一誠もそうだけど、どうして恋愛相談ばかり来るのかな?本当に、俺なんて付き合ったことすらないのに……まあ、男とは付き合いたくないけどな。

 

前世では………ええ、いませんでしたよ。それが何か?大学行ったら彼女出来るかなと思い、必死だったけど『なんか、必死すぎて引くわ』と好きな子に言われて、一ヶ月は引きこもったな。

 

「………一つ言えることはその服はやめること、あとその子の好きな物は知っている?」

 

だって一誠が制服の下に着ているシャツの柄って男のアレだからな。女子生徒からの嫌悪感がすごいぞ。

 

一誠は首を横に振る………ええ、好きな物を知らずにデートに行くのはちょっとどうかと思う。

 

「………もしかして、雑誌に載っているオススメデートスポットに行くつもり?」

 

「一応、そのつもりだけど……なんかまずい?」

 

「……まずくはないと思うけど、それってありきたりすぎて彼女はつまらないと思うよ」

 

「なるほど、だけど俺は今まで女の子と付き合ったことがないからな……どうすればいいんだよ」

 

「彼女の電話番号かメールアドレスは持っているの?」

 

一誠は首を縦に振る……

 

「それなら、その子に好きな物とか趣味を聞いてそこからデートに行く所を考えてみたら?」

 

すると一誠の体から聖晶石が出てきて、スマホの中に入る。毎度ありがとうございます。

 

「立香、ありがとう!!とりあえず帰ってやってみるぜ」

 

そのあと一誠はそのままどこかにいった。すると何もないところから出てきたのはヘクトールだった。

 

「おつかれさん、いやー、オジサンとしては初々しいのを見てみるとなんか来るね」

 

「ランサーもお疲れ様、それじゃ帰ろう」

 

「了解っと」

 

俺も部室の鍵を閉めてそのまま家に帰るのであった。

 

ー○●○ー

 

それから二週間が経ち、何故かおっさんがきた。別に変なことはないと言うとそのままゲームもせずにどこかに行った。そしてあの一誠が三年生の先輩と一緒に登校していた。

 

ランサー!!あの男のケツにゲイボルクを!!

 

一誠はあのオカルト研究部に入ったらしい、あの有名人の集まりであるオカルト研究部に!!

 

そして俺は夜に眠るのであった。

 

ー○●○ー

 

深夜の夜、オカルト研究部達ははぐれ悪魔の討伐の準備をする。

 

「部長、一誠さんに言うべきでは」

 

「そうね、イッセー、あなたにはこの町のとある家には絶対に近づいちゃダメよ」

 

オカルト研究部の副部長である姫島朱乃が部長であるリアス・グレモリーに進言する。

 

一誠はどういう意味なのか、分からず首を傾ける。すると木場が口を開く。

 

「ここ最近、純血悪魔が減っているのは大戦だけが原因ではないんだよ」

 

「他の理由?」

 

「ええ、上級貴族の当主や次期当主の悪魔が行方不明になっているのよ、そのせいで今冥界では大慌てよ」

 

「犯人と思わしき人物は特定しているけど、証拠がなく魔王の皆様方も困っているんだよ」

 

「犯人と思わしい人物はこの学校の生徒なのよ」

 

それを聞いた一誠は大慌てである、そんな危険な人物を野放しにしていていいのだろうかと一誠は思っていた。

 

「生徒副会長であり相談部長、藤丸立香」

 

その言葉に一誠は驚いた。

 

「いやいや、流石にそれはないでしょう!!」

 

「僕もそう思って尾行したけど、彼女と一緒にいた男性が僕の方を見てこう口を動かしたんだ」

 

"もし、それ以上近づけばおまえのその心臓貰い受ける"

 

「僕はすぐに撤退したさ、多分あの男性と戦っても僕は手も足も出ずに殺されるよ」

 

リアスは暗い表情になりながら説明を続ける。

 

「そう思って、使い魔で監視をしてもすぐに気づかれて消されたわ。一誠、あの家には絶対に近づいちゃダメよ!!」

 

「……えっと、わかりました部長」

 

その後リアスたちは依頼されたはぐれ悪魔の討伐のために廃屋に向かった。深夜であり、その不気味が増してくる。

 

「ついたわ、みんないくわよ」

 

そしてリアスたちは一歩前に足を踏み出す…が。

 

「ギャァァァァァァ!!」

 

廃屋から叫び声が聞こえ、オカルト研究部の部員は警戒をする。

 

そして部員たちは中に入ると室内の様子に驚いていた。廃屋の部屋はほとんどがボロボロであり、天井は崩れ堕ちかけ、壁には無数の穴が空いていた。

 

そしてその中央にいたのは巨大な化け物が死にかけており、その前に立っているのは扇情的な服装と、身の丈の倍もある弓を掲げた女性だった。

 

「……どこか、立香に似ているような」

 

一誠は思ったことを口に出してしまい、女性はその言葉に反応して後ろを振り返った。

 

「あら、誰かと思えばこの町を不法占拠している悪魔じゃないの」

 

その言葉にイラッとしたのかリアスから紅いオーラが出てくる。

 

「その言葉を取り消してもらえないかしら………藤丸立香」

 

その言葉にピクッと反応する女性。

 

「どうやら、図星のようね。答えなさい、貴方は何者」

 

「それを答えると思うかしら?……大変ね、貴方みたいな子供が慣れない町の管理、それにより行方不明になる人間。まあ、記憶操作の魔術で常識改変しているから、町の人間たちは不思議とは思わないわね」

 

その言葉を聞き、リアスは苦虫を噛み潰したような顔になる。

 

「おい、立香。その言葉を取り消せよ!!」

 

一誠がリアスの前に出て、藤丸立香に抗議をする。

 

「あら?貴方は……それが原因で死んだのに怒らないなんて……それにこの私に対してその言葉使いはなによ。死んでも文句が言えないわよ」

 

藤丸立香から、膨大な力が溢れ出す。部員たちは警戒する。が、藤丸立香はスマホを取り出し時間を見て残念そうな顔をする

 

「………もう、時間なのね。とりあえず貴方たちは見逃してあげるわ、光栄に思いなさい」

 

藤丸立香は弓に乗り、廃屋の崩れた天井から空に飛んでいった。

 

「どうやら、一度話し合う必要があるわね」

 

そしてオカルト研究部の部員たちも廃屋を後にした。



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愉悦部のみなさん酷くないですか!?

次の日の朝………最近、頭痛が酷い。薬飲んでもダメなら、お医者に行こう。

 

俺は制服に着替えて下のリビングに行く。

 

「マスター、顔が真っ青だぜ、今日は休んだ方がいいんじゃないか?」

 

クー・フーリンが俺を心配してくれる……だけど、今日も依頼の仕事があるし……生徒会の仕事もあるし。

 

「大丈夫大丈夫………流石に頭痛だけで休むわけにいかないし」

 

ご飯を少しだけ食べて、薬を飲む。そしてリビングの扉に向かおうとするが、なぜか床がすごい勢いで近づいてくるように見えそのまま意識を失う。

 

そしてリビングの扉に向かうと床がものすごく近く、そのまま意識を失う。

 

ー○●○ー

 

バタン!!

 

廊下から何か倒れる男が聞こえクー・フーリンが廊下を見ると藤丸立香が倒れていた。

 

「お、おい!!マスター、やっぱり休むべきだったじゃねーか!!」

 

クー・フーリンが立香の額に手をかざす。

 

「やっぱり、熱もあるじゃねえか」

 

「どうかしましたか?クー・フーリン殿………マスター!!しっかりしてください」

 

巴御前は大慌てである。

 

「すぐに寝室に連れて行くぞ!!」

 

急いで立香を寝室に運び寝かしつけた後、急遽、英霊会議が開始される。イシュタル・ケイローンは立香の状態を見に行く。

 

 

十分ほど経ち、イシュタル、ケイローンがリビングに戻ってくる。

 

「なんとか……一命を取り留めました」

 

「それでマスターのアレは一体なんだったんだ?」

 

するとケイローンが申し訳なさそうな顔をする。

 

「マスターが倒れた原因は我々です……マスターの体を行使しすぎました」

 

アンデルセンはどういうことかわかったのか、口を開く。

 

「なるほどな、マスターは人間だ。それも只の一般人だ、例え宝具を使わなくても、超人的な力に体が追いついていないんだな。俺のように最弱サーヴァントなら問題ないだろうがな」

 

イシュタルがアンデルセンの言葉に頷ける。

 

「ええ、あなたの言う通りよ。簡単に言えばオーバーヒートね。2、3日したら目が覚めるわ」

 

「それならおじさん、この前討伐した悪魔からこんなものを頂いたんだけど」

 

ヘクトールが取り出したのは透明な液体が入ってガラス瓶だった。

 

「悪魔さん、曰くフェニックスの涙らしい」

 

「フェニックスは……血肉を食べれば不死になるという伝説がありましたね。涙ともなれば霊薬にも匹敵する」

ヘクトールはフェニックスの涙をケイローンに渡した。

 

「これをマスターに飲ませてみせます。何か異常があれば困りますのでこれを薄めて少しずつ飲ませてみせます。これでも薬術には心得がありますので」

 

ケイローンは再び立香の部屋は向かった。

 

「さて、これからのことを話すわ。みんなはこれを見なさい」

 

イシュタルさんが置いたのは一枚の紙だった。

 

「いや、流石にこれは……」

 

「安心しなさい、ここに向かうのは私とケイローンとそしてあなたよ」

 

イシュタルが指を指した方向にいたのはどら焼きを食べていた謎のヒロインXオルタだった。

 

「それなら、アンデルセンはどうなんだ?」

 

「この俺の姿を見て言っているのか?クー・フーリン」

 

アンデルセンの姿は良くて中学生であるためにそれは不可能であった。

 

「そうね、ヘクトールとアーサーは外から悪魔が来ないのかを確認してちょうだい」

 

「了解、おじさんもしっかりと働かせてもらうぜ」

 

「私は出来れば、家から出たくはないのですが「私からマスターに和菓子の量を増やすように言っておくわ」……やらせていただきます」

 

謎のヒロインXオルタの心変わりに苦笑いをするサーヴァントたち。

 

「そう、それならあとは準備をするだけね。ヴラド三世とアンデルセンはこの家の防衛よ」

 

「よかろう、余の領土を侵す蛮族は余が全て処断しよう」

 

そして各自準備をするのであった。

 

ー○●○ー

 

オカルト研究部の部員たちが堕天使レイナーレからアーシア・アルジェントを取り戻した翌日。

 

しかし、リアス・グレモリーはまだ安堵していなかった。藤丸立香が病欠で学校を休んだためである。

 

「流石に家に行くのは無理よね……とりあえず今日の部活は早めに終わるわ。みんなお疲れ様」

 

兵藤一誠、アーシア・アルジェントは家に帰る途中立香の家の前に立ち止まった。

 

「……とりあえずお見舞いに行くか」 「はい、イッセーさん」

 

立香の家は駒王町でも屈指の広さを持つ屋敷であり、住人は立香一人だけであった。

 

「はい、イッセーさん」

 

ピンポーン

 

「はーい、どちら様?」

 

中から扉を開けて出てきたのは黒髪をツインテールにした赤い服の女性だった。

 

「あら、あなたは………なるほどね」

 

「はわわ、綺麗な人です」

 

アーシア・アルジェントが顔を真っ赤にしながら言う。しかし彼女は特に何も言わず、兵藤一誠の方に顔を向ける

 

「俺、藤丸立香と同じ学校の兵藤一誠と言います、立香……藤丸立香のお見舞いに来ました」

 

「そう、それなら帰ってちょうだい。今のあの子にあなたたちを会わすわけにはいかないの」

 

バタン

 

扉を閉める、何が起きたのか理解できない一誠だった

 

「いやいや、どうして会わせてもらえないんすか?」

 

ドアを叩くとまた扉が開かれ、女性は不機嫌な顔を見せた。

 

「うるさいわね、あの子はまだ寝ているの。それに今の貴方たちには会う資格はないわよ。おわかり?それじゃあ今度こそ、ご機嫌よう」

 

バタン!!

 

そして二度と扉が開くことはなく……一誠とアーシアは仕方なく帰路につくのであった。

 

ー○●○ー

 

俺が目を開けると、廊下にいたはずが……何故か自室で寝ていた。

 

「あれ?………どうして、ここに?」

 

ガチャ

 

扉が開かれ、ケイローンが入ってきた。手にはクスリなどを持って来ていた。

 

「目が覚めたようですね、マスター」

 

「ケイローン、私は」

 

「あなたは無理して学校に行こうとしていましたね。そのせいか倒れたのですよ」

 

そういえば、あの時は食欲もなかったし、……頭痛や熱がひどかったと思う。

 

何気なくスマホの画面を開くと……聖晶石は600になっていた。

 

「マスター……提案があります」

 

ケイローンの顔が真剣になる。

 

禁手(バランスブレイカー)を発動する時が来ました」

 

つまりまた福袋ガチャを引けと……でも……それなら600使ってガチャを引くべきだと思う………やめておこう、麻婆豆腐600個出てくる気がしてきた。

 

600個消費し……出てきたのはクラス別の福袋だった。三騎士や四騎士の方がまだ選びやすい。

 

悩んでいると他のサーヴァントたちまでやってきた。

 

「バーサーカーは……正直に言うなら扱いきれる自信はない。ヴラドみたいな紳士ならまだしも……」

項羽や金時ならまだ話せるとは思うけど……頼光ママや土方さんあたりが来るとやばめだよね。ヘラクレスやバサスロは紳士だけど

 

「それなら、ライダーはどうでしょうか?私の弟子であるアキレウスなら安心だと思いますが」

 

たしかに神性のスキルを持たないものなら無敵の強さを持つアキレウス、宝具も沢山持っている。だけどな、オジマンディアスやイスカンダルが出てくると色々と疲れそう。

 

「セイバーとアーチャーは……イシュタルとえっちゃんが反対しそうだしやめておこう」

 

「あら、わかっているじゃないの」

 

「セイバーは反対です、セイバーは私一人で十分です」

 

「残っているのは、ランサー、キャスター、アサシン、ライダー、そしてエクストラクラス」

 

決めた!!ここはアサシンで行こう!!

 

「アサシンに決めた!!」

 

「理由は………なんとなくわかりました」

 

ケイローンがため息を出す。そんなことを気にせずに……俺は課金して福袋ガチャを回す。

 

「お願いします、ジャックか刑部姫来てください!!」

 

俺は両手で魔法陣に拝みながら見守っているといきなり虹回転のサークルが出てくる。

 

ジャックちゃん……お願いきて!!

 

魔法陣が消えるとゴーンゴーンと鐘の音が聞こえる……上を見上げるのが怖い……冷や汗がすごい出てきている。

 

だって……あのお方でしょう。暗殺者絶対殺すマンの人でしょう

 

「怯えるな契約者よ。山の翁、召喚に応じ姿を晒した。我に名はない。呼びやすい名で呼ぶがよい」

 

違う違う違う違う違う違う!!俺が欲しかったのは……癒しであって強さじゃない。すると山の翁は俺の影の中に入っていった。

 

「終わった………私の夢はここで」

 

そこから出てきたのは麻婆豆腐だった、人の夢と書いて儚い。

 

「マスター!!見てください、最後にまた虹が出てきていますよ!!」

 

俺はバッと上を見上げる………来い来い来い!!ジャックちゃん来い!!

 

「ふぅ……本当はここにお邪魔する予定なんてなかったんですけど、諸事情ありまして。私はカーマ、愛の神です。でも、私に恋愛相談とかはしないほうがいいと思いますよ?」

 

「い、癒しがきた!!!」

 

俺は思わずカーマを抱きしめた!!だって、ロリの桜だよ。もう嬉しいという言葉しかないよ。

 

「ちょっ、ちょっと!!気安く私に触れないでくださる」

 

カーマが引き離そうとするが俺は引き剝がされない。このすべすべお肌を堪能するんだ。

 

ー○●○ー

 

学校のクラスに着くとみんなが心配してくれた。すこしすると先生が入ってくる。

 

「みんな、今日から新しい生徒が二人入ってきた」

 

俺は入ってきた二人に思わず咳き込んだ。

 

「遠坂凛です皆さん、まだわからないところもありますけどよろしくお願いします」

 

「間桐桜です、皆さんよろしくお願いします」

 

「それじゃあ、席は……藤丸の両隣が空いているな」

 

二人が両隣に座る。

 

「藤丸、この二人はまだわからないところもあるからしっかり教えるんだぞ」

 

「は、はい」

 

そして授業が始まるが……殆ど集中出来なかった。

 

昼休みになり、俺たちは部室に移動する。

 

「ど、どうして二人がいるの!?」

 

「もちろん、マスターが襲われないように私たちがしっかり守るためよ」

 

「私はただ面白そうだったからね」

 

それならそれで前もって言って欲しいよ。

 

ガチャ

 

扉が開かれ入ってきたのはケイローンとえっちゃんだった。なんで二人ともいるんだよ!!

 

「ケイローンは体育教師兼ここの顧問であの子は一年生よ。ちなみにクー・フーリンは用務員として働いているわ」

 

「もう……好きにして」

 

どうせ、俺に止めることは出来ないし……むしろこっちの方が安心出来ると思う。

 

放課後になり、俺は休んだ分の依頼を一気に片付ける……とりあえず聖晶石は10個集められた。

 

コンコン

 

「はい」

 

入ってきたのは紅い髪の女性と……生徒会長である支取会長だった。

 

「立香、私は喉が渇いたわ」

 

カーマが突然言った。

 

「それじゃ、お金を渡すからジュースとか」

 

俺が財布を取り出そうとするとカーマが手を掴む。

 

「あなたは馬鹿ですか?まだここに来たばかりだからどこに何があるのかわからないのよ」

 

俺はそのままカーマに手を引っ張られ、部室を後にする。

 

ー○●○ー

 

カーマと立香が出ていった後、部室に残りソファに座るイシュタル、ケイローン、謎のヒロインXオルタ

 

「それで何かようかしら?悪魔のお二人」

 

イシュタルはそう口にすると驚く二人。

 

「一つ言っておくわ、あの子に夜のことを聞いても無駄よ。何も知らないから」

 

「それはどういうことかしら?」

 

「だって、悪魔を殺しているのは私たちだから」

 

その言葉を聞き驚く二人……

 

「あなた達は何者………何故そういうことをするの」

 

「我々は立香のサーヴァント……使い魔です」

 

その言葉に返したのはケイローンだった。

 

「何故そういうことをするのかは簡単です、我々のマスターを眷属にしようとしているからです」

 

「それだけで、殺す必要はないと思うわ」

 

「ええ、我々もすぐに諦めるなら追い返すだけにとどめます、ただあなた達はプライドが高いのでしょうか、無理矢理眷属にしようとしていましたので」

 

その言葉を聞き驚く二人。

 

「それじゃ、私たちも消すのかしら?」

 

「いえ、特にマスターに敵対はしていないので、こちらも攻撃をしませんが………これ以上マスターに危険を及ぼすのであれば、我々はあなた方悪魔に敵対することをお忘れずに、私は常に矢であなた方を狙っています」

 

ケイローンの警告を聞く二人であった。

 

「わたしからお兄さまにそう言っておくわ、行きましょう、ソーナ」

 

「はい、それでは失礼します」

 

二人はそのまま去ったのであった。

 

それから数分が経ち、10本もあるペットボトルを持つ立香が戻ってきた。

 

「あれ?会長たちは?」

 

「二人は用事があるといい、帰りました」

 

「そうなんだ、それじゃあ私たちも帰ろう」

 

立香達も家に帰るのであった。

 

ー○●○ー

 

あれから数日が経ち、一誠達は合宿に行ったと会長から聞いた。オカルト研究部の合宿ってなんだ?

 

しかも10泊もするらしい……どうせ、別荘に行ってオカルト映画とか見るんだろうな。

 

「ねえ、ケイローン」

 

「どうかしましたか?」

 

俺はケイローンと顔合わせをする

 

「わたし達も「ダメです」……まだ何も言ってないよ」

 

「あなたのことです、どこか遠くの所に合宿をとでもいうのでしょう」

 

流石はケイローン!!俺がいいたいことわかっているな。

 

「それなら、今以上の特訓が始まりますね」

 

俺は自分が言った言葉を後悔しながら、依頼の仕事をするのであった。




ヤバイ!!このままだとガリレイとコカビエルがアズライールされちゃう!!逃げて二人共!!


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これは世界を救う戦うである(そんなことない!!)

最初に言っておきます、めっちゃ飛びますが気にしないで貰えるとありがたいです。


あれから数日後の朝、登校中にふと目を向けると一誠が美少女達に囲まれながら歩いているのが見える。う、羨ましい……俺に魔術が使えれば奴に呪いを付与していたのに。

 

 

そんな怨念を込めながらイシュタル達と登校をする日々が続いた。

 

それから更に数日が経ち……アーサーと晩御飯の買い物に出かける。何にするかは決めていないので街中を歩く。

 

「えー、迷える子羊にお恵みを~」

 

「どうか、天の父に代わって哀れな私たちにお慈悲をぉぉぉぉ!」

 

白いローブを着た女性二人が物乞いをしていた。何やら相当困っているようだ。これは聖晶石……コホン、人助けのためです。

 

「あの、大丈夫ですか?どうしたのですか?」

 

白いローブをめくり、栗毛の女性がこっちに顔を向ける……あれ?

 

「実は路銀が底を………立香ちゃん!?」

 

「もしかして、イリナさん?」

 

あらあらまあまあ、ボーイッシュな少女が色々立派になっちゃって。

 

「とりあえず、近くのファミレスによる?」

 

するとイリナが申し訳なさそうにしていた。

 

「でも……私達、お金がないの」

 

「いいよ、それくらい私が出すよ、イリナさんのお友達さんもどうですか?」

 

「すまない、恩にきる」

 

白いフードをめくると……短めの青髪に緑色のメッシュを入れている。目つきの鋭い白人(イタリア系?)美少女

 

俺たちは近くのファミレスに入る。

 

「うまい! 日本の食事はうまいぞ!」

 

「うんうん! これよ! これが故郷の味なのよ!」

 

ガツガツとファミレスで注文したメニューを腹に収めていく美少女とイリナ。  いやー、見事な食べっぷりだね。

 

俺とアーサーはそれを見て苦笑いをしながらコーヒーを飲む。みんなには悪いけど、今晩はお惣菜屋さんのご飯で我慢してもらおう。

 

何気なく窓の外に目をやると……一誠達がいた。

 

「ゴホッガハッ」

 

突然知り合いが目の前にいて俺はむせてしまった。

 

ー○●○ー

 

俺たちは幼馴染であり教徒であるイリナとゼノヴィアに聖剣を破壊する許可を頼むために、匙と小猫ちゃんと探しているが全く見つからなかった。

 

「お、おい、イッセーあそこにいるのって立香副会長じゃないか?」

 

匙が指した方向を見てみると、ファミレスに立香と……イリナとゼノヴィアもそこにいた。物凄く注文している。

 

流石の光景に立香も苦笑いをしていた。

 

すると不意に視線が合うと立香がむせてしまった。俺たちはそのままファミレスの中に入る。

 

ー○●○ー

 

何故か空気が重い……美少女とイリナは一誠達が入ってくるとすごい睨んでいるし……ていうか、イリナって一誠のことが好きじゃなかった?

 

「……とりあえず、何か頼む?」

 

ピンポーン

 

白い髪の毛少女がすぐにボタンを押した。

 

「すみません、このデラックスパフェをください」

 

「は、はい〜」

 

店員のひとは大慌てで厨房の方に行った……そして、また静かになる。

 

「あの〜、私たちはお邪魔だから帰った方が良いよね、お金はここに置いておくから」

 

とりあえず、2万あったら行けるだろう。

 

「いや、私達もそろそろ出る」

 

美少女とイリナも立ち上がる……所でお金は大丈夫なのだろうか?

 

「待ってくれ、俺たちは用があってきたんだ」

 

これは………まずいことをしてしまったかな?

 

美少女とイリナも再びソファに座った。

 

「あの、とりあえずここにお金は置いておくので……イリナさん、これ少ないけど、お金。困った時に使って」

 

封筒に諭吉さん二人を入れてある。

 

「あ、ありがとうね。あなたに主の導きがあらんことを」

 

イリナが十字を切ると、三人が苦しんだ。どういうことだ?

 

俺とアーサーはそのまま出て行き、近くのお惣菜屋さんでご飯を買うのであった。

 

ー○●○ー

 

俺たちはイリナとゼノヴィアから聖剣の一本を破壊する許可をもらったものの、そのことが部長にバレ、更には堕天使の幹部であるコカビエルが襲撃してきた。

 

場所は駒王学園であり、コカビエル達はそこにいると言い残した。

 

俺たちはコカビエルの放ったケルベロスに苦戦している。ゼノヴィアも参戦するが決定打にはならなかった。

 

ゴーンゴーン

 

チャイムの……いや、俺たちの学校のチャイムはここまで古くはない……ただ言えるのは恐ろしい、その音が聞こえた瞬間にはまるで心臓を鷲掴みにされたような感覚が走った。

 

ケルベロスは突然の何かに怯えていた。俺たちはケルベロスの方を見るといたのは……立香だった……いや、立香が恐ろしいほど何かを出すんだろうか。

 

「冥府を守る番犬が……己が宿命を忘れ犬に成り果てるとは……故にその首を出せい」

 

立香の周りが蒼炎と黒い霧を纏ったに包まれ、そこに立っていたのは……大きな角の付いた髑髏の仮面と胸部に髑髏をあしらった装飾のある甲冑を身に纏った立香だった。

 

「―――聴くがよい。我が鐘の音は汝の名を指し示した。告死の羽、その首を断つ―――」

 

それは処刑の音色。死を告げる死神の足音だと思えた。

 

気がつけば二匹のケルベロスの首は全て落とされた。

 

しかし、立香はケルベロスの死体に見向きもせず、まっすぐ歩いていた。

 

「貴様は一体誰だ!!」

 

ハルパー・ガリレイが言うが立香はただ見ているだけだった。

 

「愚かだ、貴様等は実に愚かだ」

 

「なに、この私が愚かだと!?」

 

「戦場でしか優越感を得ようとしない者も、己が夢のために下をいたぶり自らの優越感を得ようと行動を起こすのも浅はか極まりない。殺戮で快感を得ようとするもの……愚かだ、実に愚かだ、故にーーー首をだせい」

 

すると立香の上から巨大な光の槍がおち、爆煙で見えなくなる。

 

「立香!!」

 

煙が一刀両断されるように晴れて……そこには立香の他にもう一人だれかが立っていた。

 

「アサシン、マスターに怪我をさせたらダメだよ」

 

「あの程度の攻撃なら我が信仰の剣で一振りだ」

 

白銀の鎧を着込み顔もフードで隠れている。手には何か見えないものを持っていた。ただわかるのはイリナやゼノヴィアが持っている剣と似た何かを感じる。

 

「誰だ、貴様は!!」

 

コカビエルがフードの男に言う。

 

「僕の名前はセイバー、君たちはマスターに危険を及ばすかもしれないので邪魔させてもらうよ」

 

「やらせないぞ! 私はこの計画を成功させ、サーゼクスやミカエルを…」

 

「それをさせると思うかい……それとこれも取らせてもらったよ」

 

フードの男が手にしていたのは光り輝く球体だった。あれはなんだ?

 

「それは、私が長年かけて作った聖なる因子……まあ、良いそれは奴らかとった絞りかすのようなものだ。くれてやる」

 

するとフードの男はそれを木場に渡す。何か言うと木場は涙を流していた。

 

「ハルパー・ガリレイ。僕はあなたを許さない!!」

 

すると木場の持っていた球の光が強くなる。各所から光がポツポツと浮いてきて、カタチを成していく。  それはハッキリとしたものに形成されていき──人のカタチとなった。

 

「……ずっと……ずっと、思っていたんだ。僕が、僕だけが生きていていいのかって……。僕よりも夢を持った子がいた。僕よりも生きたかった子がいた。僕だけが平和な暮らしを過ごしていていいのかって……」

 

魂の少年少女たちが口をパクパクとリズミカルに同調させていた。歌を歌っているのか?

 

「……聖歌」  

 

アーシアがそうつぶやいた。

 

彼らの魂が青白い輝きを放ちだした。その光が木場を中心に眩しくなっていく。

『僕らは、一人ではダメだった──』

 

『私たちは聖剣を扱える因子が足りなかった。けど──』

 

『皆が集まれば、きっとだいじょうぶ──』

 

 彼らの声が俺にも聞こえるぞ。本来、聖歌を聴けば悪魔の俺たちは苦しむと聞いたことがある。

 

現在この校庭が様々な力が入り乱れている特殊な力場のせいだろうか、俺は聖歌の苦しみを感じない。むしろ、温かさを感じる。

 

俺の目からもいつの間にか、自然に涙が流れていた。 立香達もただ見ているだけだった。

 

『聖剣を受け入れるんだ──』

 

『怖くなんてない──』

 

『たとえ、神がいなくても──』

 

『神が見ていなくても──』

 

『僕たちの心はいつだって──』

 

「──ひとつだ」  

 

彼らの魂が天にのぼり、ひとつの大きな光となって木場のもとへ降りてくる。やさしく神々しい光が木場を包み込んだ。

 

「──禁手(バランスブレイカー)双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)

 

聖なるオーラと魔力を感じた。

 

 

そこからは木場がフリード相手に攻める、フリードが持っているエクスカリバーの剣を全てを捉えていた。

 

「そうだ。そのままにしておけよ」  

 

横殴りにゼノヴィアが介入してくる

 

「ペトロ、バシレイオス、ディオニュシウス、そして聖母マリアよ。我が声に耳を傾けてくれ」

 

そこにあったのは一本の聖なるオーラを放つ剣。

 

「この刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する。──デュランダル!」

 

エクスカリバーに並ぶほど有名な伝説の聖剣だ。

 

「さて、戦争に取り残された。堕天使コカビエル、僕たちも決着をつけよう」

 

フードの男が持っていたのは剣だった……ゼノヴィアが持つ以上の聖なるオーラを放ち、地面から光の粒子が出てくる。

 

十三拘束解放(シール・サーティーン)───円卓議決開始(デシジョン・スタート)!」

 

己よりも強大な者との戦い(ベディヴィエール)

 

一対一の戦い(パロミデス)

 

精霊との戦いでない(ランスロット)

 

邪悪との戦い(モードレッド)

 

私欲なき戦い(ギャラハッド)

 

どこからか女性の声が聞こえると徐々に聖なるオーラが高くなる。

 

「これは世界を救う戦いである!!」

 

コカビエルもさっき以上に大きな槍を形成する。フードの男は両手に剣を持ち上げる

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!!」

 

剣の斬撃は光の本流となりコカビエルの巨大な槍ごと包み込む。

 

バギィィィン。  

 

儚い金属音が鳴り響く。木場が──聖剣エクスカリバーを砕く音だ。

 

「──見ていてくれたかい? 僕らの力は、エクスカリバーを超えたよ」  

 

聖剣を砕いた勢いで、木場はフリードを斬り払った。

 

ー○●○ー

 

光が収まり、俺は気づいた……エクスカリバーってイリナやゼノヴィアが持っていた聖剣じゃないか!!なんでフードの男が!!

 

ハルパーはただ笑っていた

 

「そうか……わかったぞ!!お前たちの正体がな……お前たちは死んだはずの英雄である……アーサー・ペンドラゴンだな」

 

「……あなたが聖剣の担い手の……」

 

木場が驚いていた、俺も驚いている。このフードを被った人がアーサー・ペンドラゴン。

 

「なるほど、そして貴様が持っている剣、本来なら混ざらない聖と魔の力……そうか、聖書の神は……!!」

 

ハルパー黙り、そのまま首が飛んで行った。その後ろにいたのは……立香だった。

 

「我の仕事は終わった……我は帰らせてもらう」

 

「待ちなさい、あなた達にまだ話があるのよ!!」

 

部長が言うと、二人は立ち止まって、立香はこっちに顔を向けた

 

「どうした、我に何を聞きたい。少女が信仰する神は既に亡くなっていることか」

 

その言葉を聞きら膝を地面につけるアーシアとゼノヴィア。

 

「そんな……既に主は……」

 

「なら、我々は一体なにを祈っていたんだ」

 

その言葉を残して二人はそのままどこかに去っていった。

 

俺たちはただ信じられない現実に受け入れていた。

 

ー○●○ー

 

お惣菜屋さんから記憶がなく気がつけば家の寝室にいた。あれ?いつのまにか帰ってきたんだ。

 

最近こういうことが多くなる。とりあえず、気をつけよう。幸い今日は土曜日。カーマとイシュタルはデパートまで買い物に行った、

 

 

ピンポーン

 

「はーい、新聞ならいりませんよ」

 

扉を開けるとそこにいたのは……おっさんだったので俺は静かに扉を閉めるのであった。

 

「おいおい、なんで閉めるんだよ!!」

 

「私に中二病のおっさんはいないんです!!」

 

力負けをしてそのままご飯を一緒に食べることになる。

 

「とりあえず、これをしようぜ」

 

手にしていたのはレースゲームだった。

 

「それにしても、急に来るなんて珍しいですね」

 

現在の順位は俺が一位で独走状態だ。おっさんが赤甲羅で攻撃してもバナナを身代わりにする。

 

「最近、色々立て込んでいてな。ほら、俺ってお前の保護者だから」

 

「私の保護者はあそこで手編みをしている人です」

 

「もうそろそろなんだけどな」

 

なにが?そんなことを思っていると

 

ピンポーン

 

チャイムがなり、一旦停止ボタンを押して扉を開ける。そこにいたのは一誠だった。

 

「グ、グレモリー眷属の悪魔をしている者でーす」

 

ー○●○ー

 

驚いた、まさか変態の一誠が中二病になるなんて。そんな三人でゲームを再開するのであった。

 

初めは一誠にも負けていたおっさんが急に一誠に勝ち始めた。まあ、俺には勝てなかったけどな。

 

「おー、気合入りまくりだねぇ。じゃあ、もうひとレースするか、なあ、悪魔くん──いや、赤龍帝」

 

なんかへんなことを言い始めたぞ、このおっさん。一誠に負けたくないからって中二病はダメだぞ。

 

「……あんた、誰だ?」

 

え?知り合いじゃないの?てっきり知り合いだと思っていたのに。

 

おっさんがは口の端を少しだけ吊り上げ、画面を見たまま漏らす。

 

「──アザゼル。堕天使どもの頭をやってる。よろしくな、赤龍帝の兵藤一誠」

 

『WIN!』

 

すまない、お前たちが厨二病の話している間に俺が勝ってしまった。すまない。



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なんでこうなったんだろうか

日間ランキングに乗りました!!嬉しい反面すごいプレッシャーが私に襲いかかります。


授業参観日になったが特に変わりはない。クラスのみんなは親が来るのを楽しみにしたり、そうでもなかったり色々だ。ちなみに親の視線を独占していたのはヴラド三世と巴御前だったりする。

 

巴御前がこっちに手を振り、俺も手を振る。

 

「立香さん、知り合いですか」

 

「フフ、最高の知り合い(仲間)だよ」

 

クラスメイトの人に笑いながらそう言い切った。

 

ー○●○ー

 

昼休みになり、俺たちは部室でご飯を食べている。何故か英語の授業で粘土を使ったことに疑問を持ったけど気にせずに作った。

 

「でも、びっくりしたよ、まさか二人が来るなんて」

 

「家臣である貴様を見守るのもまた王の勤めだ」

 

ガチャ

 

扉が開かれ、入ってきたのは………おっさんだった……なんでここにいるんだな!!不法侵入か?……いやでも………もしかしたららおっさんの娘が………いるわけないか。

 

「それで何しにきたの?不法侵入?」

 

「最初に出会ってその言葉はないよな、立香」

 

「だっておっさんに娘がいるはずないし……なんかごめん」

 

「俺だって、モテたわ!!それこそ200人もな」

 

それは凄いけどな

 

「たしかにおっさんはモテそうな顔をしているけど……なんか、結婚するとなると相手の人は別れそう。相手の人は知りたい事を知ったらポイッと」

 

おっさんは俺の言葉に落ち込む「なんで、そんな的確に言うんだよ」なんて呟きながら。

 

「それで何しに来たの?」

 

「そうだった、お前を天使、悪魔、堕天使の会談に人間代表として出てもらう」

 

は?………何を言っているんだ、このおっさん?天使、堕天使、悪魔?……なるほど中二病の集まりか、納得した。天使、悪魔、堕天使なんているはずない。

 

「その顔はまだ俺の事を堕天使って信じてないな」

 

「ソンナコトナイヨ」

 

するとおっさんの背中から六対十二枚ある漆黒の翼が飛び出た。

 

「…………マジで?」

 

おっさんは傾いた。…………頭が痛くなってきた。ほんとうにいたんだ。

 

「ていうか、無理無理!!私が人間代表とか無理だよ!!」

 

全力で俺は否定する……理由?成績も普通、容姿も普通。魔術も使えない体術もダメダメ……あれ?なんか悲しくなってくる。

 

「あら、いいじゃないの?……やりなさいよ」

 

イシュタルがそう言う。

 

「私たちも賛成です」

 

巴御前の言葉に傾く、ケイローン、ヴラド三世、カーマ、謎のヒロインXオルタ。

 

「マスター、貴方は卑屈すぎます。我々は貴方の呼び出しに応じました、ですので自信を持ってください。マスター」

 

「でも……「あら?私の言う事が聞けないのかしら、マスター」………やらせてもらいます」

 

イシュタルの威圧におされ、俺は渋々と了承する。

 

「安心してちょうだい、貴方はただ首を傾けておけばいいのよ、あとは私たちに任せてちょうだい」

 

それで……いいんだ。それならなんとかなりそうだ。するとおっさんが立ち上がる。

 

「それじゃあ、俺たち堕天使陣営はお前たち人間代表に同盟を申し込むぜ」

 

「いいの……そんな事を勝手に決めて?」

 

「いいんだよ、既にこの事については部下たちに話しているからな、それに俺は神器(セイクリッド・ギア)を研究する事が出来ればいいんだよ」

 

神器(セイクリッド・ギア)人間だけが持つ異能の能力、その上にあるのが神滅具(ロンギヌス)だ、どれもが最強無敵であり神を殺す程の力があるらしい。……なんだろう、おっさんとこの話をしているとおっさんに壊された聖晶石の事を思い出す。

 

おっさんはそのまま部屋から出て行った。会談は今日の深夜に駒王学園の職員室で行うらしい。

 

「そうだ、おっさん!」

 

「うん、なんだよ?」

 

「出来たらなんだけどね、その天使や悪魔の今の状況がわかる物が欲しいんだけど」

 

するとケータイを取り出し、ポチポチと押すと、俺のケータイが震える。件名には悪魔と天使の状況について書いてあった

 

「ほらよ、これでいいか?」

 

「うん、ありがとう」

 

「それじゃあ、また深夜な」

 

おっさんは今度こそ、部屋から出て行った。時間を見ると昼休みも終わりそうなので、俺たちも教室に戻った。

 

ー○●○ー

 

夕方になり、俺はケータイに送られていたものをプリントアウトして確認する。

 

「4大魔王と神陣営である聖書の神は死に……そして上級悪魔である72柱の大半は断絶され、純血の悪魔は途絶えかけている」

 

……もし、これをロマンが見たら発狂しそうだな。

 

「現4大魔王は実力のある悪魔が襲名する……もし、旧魔王の人たちがいるなら、この会談は絶対に反対しそうだな。テロとか起こしそう」

 

次の紙を見てみると、悪魔の世界ではレーティングゲーム、人間でいうチェスが流行っており、今や階級などにも影響があるほどらしい。

 

「戦うのは人間やその他種族を悪魔に転生した悪魔……でも、悪魔ってプライドが高いから無理矢理転生悪魔にしそう」

 

 

そこから色々な仮説を組み立てながら紙をめくっていく、

 

「うわっ、早く行かないと」

 

多分一番力がないのって人間たちだよね、それこそ他の代表の人たちより先に向かわないと。

 

全英霊を引き連れて、俺たちは深夜の駒王学園に向かったのであった。

 

ー○●○ー

 

深夜の駒王学園にある職員会議室に着いた。周りをみるとまだ誰もいなかった。

 

パネルが置いてあり、人間代表と書かれていたのでそこに座る。隣のパネルは堕天使代表と書いていた。知っている人がいると気が楽になるよね。

 

ガラッ

 

扉が開かれ入ってきたのは金髪のさわやかイケメンだった。背中には黄金の翼が生えていた。その後ろには純白の翼が生えている女性がいた。

 

「貴方が人間代表のリツカ・フジマルですね、私は天使代表、ミカエルと言います」

 

「はい、よろしくおねがいします」

 

うわーある意味、天使長と握手した一般人は俺だけだと思う。

 

すると次に現れたのはおっさんだった。

 

「よっ!立香、早く来るとは感心だな」

 

そりゃ、色々と緊張するから、早く場になれておかないと。おっさんの後ろには銀髪の青年がいた

 

次に現れたのは紅い髪をした青年と魔法少女のコスプレをした撲殺少女だった。あーなるほど、納得したあの撲殺少女が魔王ということに納得した。

 

「ねえ、キャスター?」

 

俺はアンデルセンの近くまで寄って、耳打ちをする。

 

「なんだ、マスター?」

 

「世界を救う魔法少女が本当は魔王で世界を征服する話ってありだと思う?」

 

「ふむ……少女が人のためにしていたことが世界を終わらせる行為であり、それを知った少女が嘆くなら……ありだな」

 

やっぱり!!そうだよな、アンデルセンならそう思ってくれると信じていたよ。

 

青年と女性の人がこっちにくる。

 

「私は悪魔代表、四大魔王のサーゼクス・ルシファー。こっちにいるのは同じ四大魔王の一人のセラフォルー・レヴィアタンだよ」

 

「よろしくだぞ、リツカ」

 

「はい、私は人間代表のリツカ・フジマルです。若輩者ですがよろしくお願いします」

 

そして二人は向かい合わせに座るのであった。ただ空気が重かった。

 

「あの………会談は始まらないのでしょうか?」

 

俺が口を開くとミカエルさんが口を開く。

 

「もう少し、今回の問題に関係ある方が来てから始めます」

 

はあーそうですか……誰が来るんだろうか?そもそも問題とは一体なんなんだ?

 

俺はおっさんから貰った紙を見てみると………ここ、駒王町にて神を見張る者(グリゴリ)の幹部であるコカビエルがテロ活動をした………原因はあんたの部下かい!?

 

コカビエルが教会が保有していた7本のエクスカリバーの内半数を奪い、部下である神父に複合させ、その力を利用し、両陣営の宣戦布告にしたらしい。

 

そういえば、一誠や匙かそんなことを言っていたよな。エクスカリバーを破壊したいとか

 

ガチャ

 

扉が開かれ入ってきたのは………会長や一誠たちだった………ええぇぇぇぇ!!!会長たち、悪魔だったの!!あれ?あのメッシュのある女性は……悪魔だったんだ。

 

一誠や匙もこっちを見て驚いていた。俺も驚いている。会長たちも向かい合わせに座る………気まずい、これからどう生徒会室で顔合わせをすればいいんだろうか

 

もう色々とどうすればいいのかわからない。

 

それを確認したサーゼクスさんが言う。

 

「全員がそろったところで、会談の前提条件をひとつ。ここにいる者たちは、最重要禁則事項である『神の不在』を認知している」

 

聖書の神の不在……どんな神かは知らないけど、きっとすごい神さまなんだろうな。会長たちもここにいるということは知っているんだろうな。

 

「では、それを認知しているとして、話を進める」  

 

こうして、サーゼクスさんのその一言で四大勢力の会談が始まった

 

会談は順調に進んでいた。

 

「というように我々天使は──」  

 

ミカエルさんがしゃべり、

 

「そうだな、そのほうが良いのかもしれない。このままでは確実に三勢力とも滅びの道を──」  

 

サーゼクスさんも発言されている。

 

「ま、俺らは特にこだわる必要もないけどな」

 

たまにしゃべるおっさんの一言でこの場が凍り付くこともあったが、堕天使の総督はわざとその空気を作って楽しんでいるように思えた。俺はただ傾くだけである、たまに質問や意見を聞かれるが、全てケイローンが答えてくれた。

 

ありがとう、本当にありがとう。正直に言うと話が全くわからない。たまにチラッと一誠の方をみると、一誠は女性のおっぱいをジッと見ていた。

 

「さて、事件の詳細を教えてもらおうかな、リアス」

 

「はい、ルシファーさま」  

 

サーゼクスさんに促され、紅い髪の女性と会長、黒髪ポニーテールの女性が立ち上がる。

 

「──以上が、私、リアス・グレモリーと、その眷属悪魔が関与した事件の報告です」

 

うーん、とりあえず言いたいことはアーサー王と山の翁何しているの!?俺が寝ている間に何してるんだよ!!……アーサー王!!あなたの場合、宝具を放てば真名がバレることを知っているでしょう!!

 

神を見張る者(グリゴリ)としてはどっちにしろコカビエルは地獄の最下層(コキュートス)で永久凍土の刑を執行するからな。その辺りの説明はこの間転送した資料にすべて書いてあっただろう? それが全部だ」

 

ミカエルさんが嘆息しながら言う。 おっさん……俺が貰った資料には書いてなかったけど。

 

「説明としては最低の部類ですが──あなた個人が我々と大きな事を起こしたくないという話は知っています。それに関しては本当なのでしょう?」

 

「ああ、俺は戦争に興味なんてない。コカビエルも俺のことをこきおろしていたと、そちらの報告でもあったじゃないか」

 

 そう、おっさんの言うように、どうやらその時にコカビエルはあのとき自分たちのボスのことをかなり悪く言っていたらしい。おっさん、部下に嫌われているのか?

 

「ほら、早く和平条約を結ぼうぜ!!どうせ、お前らもそのつもりなんなんだろう?!」

 

「ええ、私も悪魔側とグリゴリに和平を持ちかける予定でした。このままこれ以上三すくみの関係を続けていても、いまの世界の害となる。天使の長である私が言うのも何ですが──戦争の大本である神と魔王は消滅したので」

 

これって人間側いるか?別に関係なくないか?

 

「それと、ここにいる人間代表の言葉も聞きたいしな。立香は神をどう思っているんだ?」

 

神のことをどう思っているか………俺はケイローンやカーマ、イシュタルを見る。

 

「その天使長の前で言うのは失礼だと思うのですが、そのー神は私の中にいます」

 

その言葉を聞き反応するミカエルさん。

 

「つまり、あなたが神ということですか?」

 

「いえ、違います。神や仏は尊びこそすれ頼るものではないと思います。人の可能性は人のもの、全ての人に宿る可能性、それこそが神と呼ぶべきものだと思います」

 

三陣営の人たちは黙って俺の話を聞く。

 

「たしかにあなた達堕天使や天使、悪魔の皆さんより寿命も少ないし神器(セイクリッド・ギア)が無ければ戦う事も出来ない私たちだけど人は常に進化を続けるもの……その未来はより常に不出来だと言えます」

 

俺は一呼吸する。

 

「神がいない世界は衰退する?残念ながらそれはあり得ません、だって私たちは今もこうして元気に生きているじゃないですか……神がいなくても世界は常に回ります」

 

先ほどよりも緊張感が若干弱まった感じだ。

 

「……こんな感じでしょうか?」

 

すると三陣営の皆さんは大きく息を吐いた。どうやら無事に会談は終わったらしい。俺も息を大きく吐いた、すると給仕の方が俺にお茶を渡す。

 

ガタガタとお茶の器を震える……疲れた!!もう二度とこんな事をしたくない、ていうかさせないで。

 

ケイローンたちは俺は今の光景を見て苦笑いをしていた。するとイシュタルが俺の方に手を置く。

 

「おつかれさま、マスター。後は私に任してちょうだい」

 

イシュタルはサーゼクスさんに顔を向ける。

 

「あなたたちからまだマスターに対する謝罪を聞いていないわ」

 

「「「!!!!」」」

 

悪魔陣営の皆さんが驚くほど。俺も驚く。謝罪?なんのことなんだ?

 

「……あなたは?」

 

「私はこの子のサーヴァント……いえ、こう言わせてもらうわ。女神イシュタル、美の女神にして金星を司るもの。豊穣、戦い、破壊をも司る神だわ」

 

何さらっと真名を晒しているんだ!!

 

「メソポタミア神話でも上位の女神……そういうこと」

 

「ええ、本来ならあなたたちを全滅させる事も考えたわ、私の物を奪おうとしたんですから」

 

なんか嬉しいのか?………俺ってイシュタルの所有物だったんだ。知らなかった

 

「その事については、完全にこっちの不手際。謝罪はまた後日」

 

「ええ、それで構わないわ。でも次からは気をつけてちょうだい、うっかり宝具を使いそうだわ」

 

マジでそれはやめろ!!宝具はダメ絶対に!!俺は頭を抱える。ああ、本当に、どうしてこうなったんだろうか!!



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呪いの朱槍をご所望かい?(そんなものは誰も望んでない)

会議もひと段落がつき、俺は一息をつける。──体の機能が一瞬停止する感覚におそわれ、俺は意識を失った。

 

ー○●○ー

 

4陣営はそれぞれの動きを見せる……天使長であるミカエルは窓から外を見ており、魔王サーゼクス、セラフォルーは真剣な表情をしており、アザゼルは赤龍帝兵藤一誠を見つめる。

 

「おっ、赤龍帝の復活だ」

 

「どういう事っすか?」

 

人類代表であり、英霊を使い魔にしている藤丸立香は下を向いている。

 

「マスター………いえ、ランサー大丈夫ですか?」

 

巴御前が立香に声をかけた瞬間、立香の服装が青い全身タイツに変化する。その手には一振りの朱槍が握り絞められている

 

手には朱槍を持っている

 

「うへぇー、この感覚に服装……俺が英霊になる前の感じだな」

 

ケイローンは立香(ランサー)を見ながら推論を説明をする。

 

「どうやら、マスターが持っている神器(セイクリッド・ギア)にはまだ別の機能……予測ですが、我々がマスターの肉体に受肉することで、聖杯戦争の時では使えない宝具も使えるんじゃないですか?」

 

立香(ランサー)は目を閉じると……驚いていた。

 

「マジだ!!不眠の加護に、ルーン魔術、それに俺が今までしてきたことが宝具になってやがる」

 

「そうですか………やはり高名な英霊であるほどマスターの神器(セイクリッド・ギア)は強力になりますね」

 

その言葉を聞き、苦笑いをする藤丸立香。

 

「世界で最も有名な弓兵が何を言っているんだか……さて、俺は」

 

立香(ランサー)はアザゼルと一誠の方に向かった。

 

「おーい、堕天使総督と赤龍帝」

 

二人は立香に呼ばれ、顔を向けると二人は驚いた。

 

「その恰好はどうしたんだよ、立香」

 

「それはいいんだよ、それと今の俺はランサーと呼んでくれ。この状況は何か教えて欲しいんだけど」

 

「テロだよ」

 

ランサーの質問に答えるアザゼル。その言葉を聞き驚く一誠。

 

「テロォォォォォォォォォォッッ!? 今後の世界情勢がうんたらっていう大事な会談中ですよ!?」

 

「外、見てみろ?」

 

アザゼルがあごで窓のほうを示す。一誠とランサーは会議室のガラス窓に近づく。

 

「攻撃を受けているのさ。いつの時代も勢力と勢力が和平を結ぼうとすると、それをどこぞの集まりが嫌がって邪魔しようとするもんだ」  

 

アザゼルが外を指さす。指さしたほうへ二人は顔を向けてみると、校庭、空中に至るまで人影らしきものがあった。よーく見てみると、黒いローブを着込んだ魔術師みたいな連中がこちらへ魔力弾のような攻撃を放っている。

 

「まあ、いわゆる魔法使いってやつだな。魔力だけなら中級悪魔程度の力を持っているぜ」

 

「ふーん、それでこの時間が止まってる奴らが何人かいるけど、こいつらはなんなんだ」

 

その言葉に反応したのはアンデルセンだった。

 

「おそらく、新校舎に何かあるのだろう。だからあそこにいる魔法使いは攻撃しないんだろう」

 

「新校舎………ギャスパーがいる!!」

 

「……なるほどな、停止世界の邪眼(フォービトゥン・バロール・ビュー)を無理矢理発動させたんだな」

 

その言葉を聞きため息を出すアンデルセン。

 

「何故そこに一人でいさせた?」

 

アンデルセンの質問に答えたのはリアス・グレモリーだった

 

「……ギャスパーはまだ使いこなせていないのよ、だから大事な会談で……」

 

「お前は信じなかったんだ」

 

その言葉を聞きカチンとするリアス。

 

「違う!!」

 

「いいや、違わない、もし違うというなら近くに置いておくべきだ。この会談は悪魔や天使、堕天使の全員が望んだ会談じゃないからな」

 

その言葉を聞きリアスは悔しそうな顔をする。

 

「それでどうするんだ、このまま放っておくのか?」

 

アンデルセンの言葉にリアスから紅いオーラが流れ出る。

 

「……いいわ、この屈辱を……あの魔法使いたちに……借りを返してあげるわ!!」

 

ランサーは近くにあった石を手にする。

 

「なら、開戦だな」

 

ランサーは空を飛んでいる魔法使いに向けて石を投げる。魔法使いは魔力障壁を展開するが、石はそれを貫き魔法使いの一人は地に落ちた。

 

「おっ、俺の投げて倒した逸話……投げ抉る空幻魔杖(デル・フリス)も使える……これなら楽勝だ」

 

準備体操を始めるランサー。

 

「それじゃあ、アーチャー後は頼んだ、俺はちょっくら行ってくるわ」

 

その言葉を聞き呆れるケイローン。

 

「いいですが、あまりマスターに負担をかけないように……それと……」

 

「わかってる、それじゃあ、行ってくるぜ」

 

ランサーはそのままグランドに降り立った。それを見て呆れるケイローン。

 

「全く、そういうところはライダーと似ていますね。イシュタル、アーサー王はランサーの援護を私とアーチャーインフェルノは屋上に向かい数を減らしましょう。バーサーカー、ランサーはここの防衛をよろしく頼みます」

 

「ええ、カモがたくさん来てくれて嬉しいわ」

 

「ランサー、一人では心配なので私もいきます」

 

アーサー王、イシュタルもグランドに向かった。

 

「では、我々も」

 

「はい……それでは失礼します」

 

ケイローン、巴御前は屋上に向かった。

 

ー○●○ー

 

グランドにて駆け抜ける戦車をランサーとその御者のロイグが灰色の馬と黒色の馬を巧みに操作する。

 

「おらおら、轢き殺されたく無ければどきな!!」

 

魔法使いは魔力弾をランサーに当てようとするが、魔力弾は全て逸れる。そして戦車にある岩や石を魔法使いに当てる。

 

「ロイグ、このまま突っ走れ!!」

 

「お前はいつも人使いが荒いな、走れ、マッハ、セングレン!!」

 

さらに加速する戦車。ランサーの宝具の一つである轢き抉る鏖殺戦馬(ロイグ・マハ・セングリウ)である。

 

魔法使いたちは戸惑っていた、魔力弾を使っても逸れ、近づいて止めようとしても轢き殺される。何もしなくても石で殺される。

 

「な、なんなんだ、あれは!?」

 

「お、おい、誰でもいい神器(セイクリッド・ギア)でも使って奴らを止めろ!」

 

「しかし、流石に空を飛ぶのはダメだよな。鮭跳びの極意で敵のど真ん中に飛んだら、集中砲火を食らうのは必須だよな」

 

「なんだ、流石の光の御子でも無理か?」

 

ロイグがランサーを挑発すると。

 

「うっせぇ!いまの俺はマスターの体を借りてるんだよ、もし傷をつけたらアーチャーやバーサーカーに怒られるぜ」

 

と、そこに天の箱舟(マアンナ)を駆り戦車に降り立つイシュタル。そしていつのまにか荷台にアーサー王がのっている。

 

「ちょっと失礼するわよ」

 

「僕も失礼するよ」

 

「お、おい、あんまり乗るな。狭いだろう!!」

 

「いいじゃないの、むしろ光栄に思いなさいよ」

 

「マスターを守るためだ」

 

その言葉を聞きげんなりするランサー。

 

「お前のその言葉を聞くと、あの女王メイヴ(バカ女)を思い出すぜ」

 

「それより、あの空に飛んでいるのをなんとかすればいいのね?」

 

イシュタルがランサーに聞く。

 

「ああ、どうやって倒そうか悩んでいたんだ」

 

「それなら、私に任せなさい。これでも対魔力Aはあるわよ」

 

イシュタルはマアンナを起動し、空を飛ぶ。

 

「さぁ、食らいなさい!!」

 

イシュタルは横に手を払うと、光弾が雨のように降り注ぐ。魔法使いは魔力弾を当てるが傷一つつかない。

 

「私もマスターの中に入ったらアレを呼び出したのに」

 

「クソッ!!」

 

魔法使いがイシュタルの後ろから現れた

 

シュン

 

矢が魔法使いの心臓を貫く。

 

「流石は、射手座の原型ね。私も負けられないわ。この女神の肌を傷つけようとしたお前たちを一掃してあげるわ」

 

イシュタルは色とりどりの宝石を魔法使いたちに放り投げる、

 

ドカーン!!

 

宝石は互いの力に反応し、大爆発を引き起こした。

 

「当然の結果よ。神、舐めないでよね」

 

ー○●○ー

 

ランサーは魔法使いをある程度一掃し、グランドを走り回る。

 

「おい、嬢ちゃんと小僧、そこにいると巻き込みを食うぞ

 

ロイグが少年と少女の前で戦車を止める。

 

「荷台に乗りな、お前らあの女神の攻撃を食うぞ」

 

「あ、ああ、すまない、乗せてもらう」

 

「ありがとうございます」

 

少女と少年が戦車にある荷台に乗るのを確認し、戦車は校舎に戻る。

 

「お、おい、わたし達は戦えるぞ、何故戻る!?」

 

少女がランサーに言う

 

「そんなもん決まっているだろう、邪魔だからだよ。あの女の邪魔をしてみろ、呆気なく死ぬぞ。アレでも戦の神だ。それもタチの悪い神だ、気に食わないと言うだけで霊峰を蹂躙したんだ」

 

その言葉を聞き、俯く二人。

 

「いいか?これは勝つ戦いじゃない。生き残る戦いだ。お前たちが仲間を人質に取られたのも分かる、だけどな勇気と無謀は紙一重なんだよ、それは分かっておきな」

 

「おいおい、それをお前が言うかよ」

 

ロイグはランサーの言葉を聞き笑い出す。

 

「うるせぇ、だけどマスターの体のおかげか賢くなった気がするぜ」

 

「それをお前の師匠が見たらなんていうか……その時は絶対に俺たちを呼ぶなよ。絶対にこき使われる」

 

そして校舎にたどり着いた瞬間……紋章の施されている魔法陣が現れる。

 

「うん、なんだあれは?」

 

「あれは………思い出した、ヴァチカンの書物で見たことがあるぞ。──あれは旧魔王レヴィアタンの魔方陣だ」

 

少女が声を出した瞬間一つの影が見え、現れたのは一人の女性。胸元が大きく開いていて、深いスリットも入ったドレスに身を包んでいる。

 

それがイシュタルの目の前に現れる。

 

「あの女、死ぬ気か?」

 

ランサーがそう言う。

 

ー○●○ー

 

イシュタルがある程度魔法使いを倒した時、目の前に一人の女性が現れた。

 

「あら、ついに旧魔王が現れたの」

 

「ご機嫌よう、人類代表の使い魔さん」

 

どちらも不敵に笑い出す、そしてひとりの青年……魔王サーゼクスがイシュタルの隣に立つ。

 

「……カテレア、なぜだ?」

 

「サーゼクス、今日この会談のまさに逆の考えに至っただけです。神と先代魔王がいないのならば、この世界を変革すべきだと、私たちはそう結論付けました」

 

「神の不在、三大勢力の和平、それをすべて知った上でのクーデターというわけね、あなたたち悪魔って本当に問題だけしか起こさないね」

 

イシュタルは二人を呆れている表情で見つめる。

 

「オーフィスの野郎はそこまで未来を見ているのか? そうとは思えないんだがな」

 

 次に現れたのはアザゼルであった。アザゼルの問いかけにカテレアは息を吐くだけだ。

 

「彼は力の象徴としての、力が集結するための役を担うだけです。彼の力を借り、一度世界を滅ぼし、もう一度構築します。──新世界を私たちが取り仕切るのです」

 

その言葉を聞き肩が震えるイシュタル。カテレアはそれを見て笑っていた。

 

「あなたたちに仕えているマスターがこちらにつくなら、それなりの優遇を約束しますよ」

 

「……ぷっ」

 

イシュタルは笑う。

 

「アッハッハッハ!!も、もう、我慢出来ない!!無理、私を笑い殺すのかしら!!」

 

イシュタルはお腹を抑えながら笑う、それを見て驚く3人。

 

「な、何がおかしいのですか!?」

 

「だ、だって、世界の創造?つまりは世界の改変で良いわよね?」

 

イシュタルの質問にカテレアは首を傾ける。

 

「ええ、その通りです」

 

「それがおかしいのよ、ダメ!!こんなことを考える人?……いえ、悪魔だったわね、そんなことをしても無駄なのに」

 

イシュタルの言ったことを理解出来ないカテレア。

 

「どう言うことかしら?」

 

深呼吸をするイシュタル

 

「今の世界は正しいの、もしこの世界を壊そうとしたら、アラヤとガイアがそれを許さないわ、すぐに修正されるだけだわ、たとえ出来たとしてもそれは不要なものとして切り取られるわ」

 

「どう言うことかな、それは?」

 

次に聞いたのはサーゼクスだった。

 

「つまり行き止まりの世界なのよ。すぐに消えてしまうのよ、跡形もなく。それを信じて今こうして頑張っているテロ集団たちが哀れでしかないの」

 

「………やはり、大淫婦にはこのことは理解できないようですね」

 

その言葉を聞き、イシュタルから膨大な魔力が溢れ出る。

 

「……ええ、良いわ、貴方たちを何人か見逃してあげようかと思っていたけど、もう関係ないわ。ここでこの土地ごとまとめて消してあげるわ!!」

 

ー○●○ー

 

「おいおい、やべえぞ。あれは……」

 

ロイグとランサーはイシュタルから流れ出る魔力を感じ、慌てる

 

「何がやばいんだ?」

 

少女がランサーに聞く。

 

「あの女神……宝具を放つぜ」

 

「宝具とはなんだ?」

 

再び、それを聞く少女。

 

「時間がないから、ざっくり言うぞ、俺たち英霊の切り札。それは武器だったり、逸話が昇華したものがたくさんだ。他にもランクがあったり、いろいろあるがめんどくさいから省くぞ、あの女の宝具は霊峰を消しとばすほどの威力がある、この学校ごと……下手したら町ごと消える」

 

その言葉を聞き驚く二人。

 

「どうするのですか!?このままだと、ぼくたちもまとめてか……」

 

「ああ、消えるな。跡形もなく」

 

《ランサー、聞こえますか……私です》

 

《ああ、聞こえているぜ、どうするんだ。怒ったあいつを鎮めるのは苦労するぞ》

 

《あなたの体はマスター……つまり、貴方のポケットにある神器(セイクリッド・ギア)に令呪があるはずです、それを3画使ってください》

 

その言葉を聞き、考え始めるランサー。

 

《……本当にこのマスターは1日経てば1画戻るとか規格外すぎるだろう》

 

ランサーは神器(セイクリッド・ギア)であるスマホを掲げる、画面には令呪があった

 

「全令呪をもって命ずる、イシュタルよ。怒りを鎮めこっちに戻ってこい」

 

するとスマホの画面についていた赤い紋章が全て消え、イシュタルが戦車の荷台に降り立つ。

 

無理やり戻されて不機嫌であるイシュタル。

 

「ちょっと、宝具を使おうとしたのに、どうして邪魔をするのよ」

 

「お前は……マスターの体ごと消すつもりか?」

 

その言葉を聞きしゅんとなるイシュタル。

 

「うっかりしていたわ、反省しているわ。でもあの悪魔が!!」

 

ランサーは戦車から降り立ち、イシュタルに顔を向ける。

 

「安心しな、俺が百倍にして返してやるぜ」

 

ランサーの手には朱色の槍を手にし、カテレアに突きつける。

 

「最後の手向けとして、この槍、とくと味わいな」



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いいわ、金星まで連れて行ってあげる!(遠慮させてもらいます)

カテレアはランサーを見て鼻で笑う

 

「あちらにいる、大淫婦じゃないのですね」

 

「あの女神様とお前だと、役不足なんだよ」

 

その言葉を聞き抽象な笑みを浮かべるカテレア。

 

「空も飛べないあなたに何が出来るのですか」

 

カテレアはランサーに向けて魔力弾を撃つが、ランサーは簡単に避ける。

 

(不味いな、早く決着をつけないとマスターの体から強制的に剥がされる)

 

ランサーの懐にあるスマホにはタイマーが設定されており、タイムリミットが刻々と迫っている

 

(それに宝具を使うと、またマスターが倒れるかもしれないしな)

 

鮭飛びの極意を使い、空を駆け上がるがカテレアは赤槍を避けていく。

 

「しゃーない、マスターには後で土下座するか」

 

ランサーは地面に槍を構えると……槍から赤いオーラが流れ出す。

 

「その心臓貰い受ける!」

 

カテレアは槍から流れ出る魔力を恐れ魔力障壁を展開する。

 

突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)!!」

 

ランサーが渾身の力で投擲した槍は目にも止まらぬ速さでカテレアの魔力障壁にぶつかる。

 

「な、これは!………お前は、ケルト神話の大英雄、光の御子!!そんな英雄がなぜこんな小娘に!?」

 

「そんなもん知るか、呼び出されたからにはしっかりと仕事をする。それにな、お前らより立香のほうが良い女だよ」

 

ゲイボルクに貫かれた魔力障壁が大爆発を起こした。ゲイボルクはそのままランサーの手に戻った、と同時にランサーは立香の体から離れ、脱力した立香の身体をランサーは背負う。

 

「マスター、とりあえず、すまん」

 

ー○●○ー

 

目覚めるとそこはウチのベットだった。

 

「あれ、会談は………イッタ!!」

 

全身が痛い……筋肉痛?どうして、ケイローンの修行を受けていないのに?

 

疑問に考えを巡らせていると扉が開かれケイローンが入ってきた。

 

「マスター、目が覚めましたか?」

 

「ケイローン 、会談はどうなったの?」

 

「テロ集団が襲いかかりましたが、無事に休戦協定は結ばれました」

 

そうなんだ、それはそれとして。

 

「ケイローン 、どうして俺の体がこんなに痛いの?」

 

「それは簡単です、クー・フーリンがあなたの体に入り、テロ集団を倒していきました」

 

「そっか、それは納得…………するわけないでしょう!!!なんで……いや、どうやって体に!?」

 

疑問が疑問を生む……クー・フーリンがなぜ?ていうか、いつから俺の体に??

 

スマホを取り出しFGOの主人公画面を開くと………あったわ、夢幻召喚(インストール)限定召喚(インクルード)って書いてあるわ。

 

「………もう良いや。どうせ、夏休みだから当分の間は休めるし」

 

ガチャ

 

悩むのも面倒になっていると巴が部屋に入ってきた。手には土鍋を持っていた。

 

「マスター、朝ごはんをお持ちしました」

 

土鍋が置かれ、開けるとほかほかのお粥に衣状のタマゴが乗せられている。

 

「それでは巴は家事がありますので、失礼します」

 

巴が部屋から出るのを見送りながら俺はスプーンでお粥を掬い、

 

「いただきます」

 

お粥を口の中に入れる。

 

「コハッ!」

 

「ま、マスター」

 

俺はそのまま倒れる、突然倒れた俺にケイローンは大慌てである。

 

「な、なんで、この前まで食べた時は巴のご飯は美味しかったのに……」

 

それが、脳を鈍器で殴られた味がする。

 

「遅かったか……」

 

次に現れたのはヴラドだった。

 

「ど、どういうこと……」

 

「今までマスターが食べてきたものは余が作ったものだ」

 

ヴラドにそんな力があったなんて………とりあえず、ガチャを回して紅閻魔ちゃんを当てなければ、いや、タマモキャットかエミヤママを当てなければ

 

俺はそう決意をしたのであった。

 

「ら、ランサー、来て」

 

「呼んだか、マスター」

 

兄貴が来てくれたのを確認して、俺はスマホを掲げ令呪を使用する。

 

「れ、令呪をもって命ずる、ランサーよ、巴御前に食べたことを言わずにこのおかゆを食して」

 

兄貴はもう一つのスプーンを手にして、お粥をすくう。

 

「ま、マスター!何をしやがる!」

 

「ふ、フフ、俺の体をここまで痛めつけた罰だ」

 

「ち、チクショウォォォ!!ムグッ!!」

 

ランサーはお粥を食して死んだ。

 

ー○●○ー

 

それから三日が経ち、なんとか体の痛みは消えた。テロ集団のおかげなのか聖晶石は700個増えている。だけど、まだだ、まだ増やさないといけないんだ。

 

今日も巴とアンデルセンとゲームをする。

 

「よっ!人類代表さん」

 

シュッ!!

 

不法侵入した、おっさんの顔スレスレに黒鍵のヤイバが飛んでいく。

 

「チッ、外したか」

 

「あ、危ねぇだろう!!」

 

今思えば、こんな苦労するのは全てこのおっさんが悪いのだ。聖晶石も壊したしな。

 

「何しに来たの、出来れば今すぐに帰ってほしい、ていうか帰れ」

 

黒鍵はそのまま光の粒子となって消えた。

 

「うんだよ、とりあえず立香は夏休み何をするんだ?」

 

「夏休み………ゲームをしたり、夏コミに行ったり昼寝したり、新作のゲームをしたり……」

 

それまでに黒ひげを当てたいな、絶対黒ひげがいたら楽しいだろうな。

 

「それが女子高生のすることかよ」

 

うっさい、黙れ!!200人の女性に騙された天使。

 

「それで女子高生らしくない、私に何か用?」

 

「そう拗ねるなよ、そんなお前に海外旅行に連れて行ってやる」

 

「あ、遠慮します」

 

俺はおっさんの申し出を断る、だって夏休みだよ、新作のゲーム。溜め込んでいたから消費しないと。

 

「そんなのが楽しみなのかよ、もっと夏休みを楽しめよ!」

 

それが俺の夏休みの楽しみ方なんだ、あんまり自分の考えを押し付けるのは良くないぞ。

 

「最高の夏休みだよ」

 

「うわ、すごい笑顔だな、とりあえず行くぞ!!、既に予約をしているんだからよ」

 

ええ、行きたくない、なんか嫌な予感するし………引くか……福袋ガチャを

 

ゲームを片付けて、机の上にスマホを置く。おっさんは不思議そうな顔をする。

 

「何するんだよ?」

 

「召喚……英霊を召喚するの……英雄は死後、時間軸から外れた場所『座』という場所に招かれるの、過去、現在、未来ありとあらゆる英雄たち……英霊がそこに集結するの」

 

「地獄とは違うのか?」

 

「うーん、違うかな。さっきも言ったけど時間軸から外れているから、普通死んだ人は輪廻を巡るけど、英霊は死んだ後はずっとそこにいるから」

 

まあ、この世界にどんなものなのかはわからないからなんとも言えないけどな。

 

「このスマホっていうか、神器(セイクリッド・ギア)はそこから英霊を最盛期の状態で呼び出すことが出来るの………呼び出しに応じてくれるかはわからないけどね」

 

福袋ガチャボタンを押すと、有償石に変えられる。するとまたのぞいてくる。

 

「この三騎士とか四騎士はなんだよ?」

 

「英霊をサーヴァントとする器であって、基本的に逸話や能力で分けられる際のクラスで、三騎士は剣士(セイバー)……バランスが取れたクラスでこの7つで最優と言われているの、次に弓兵(アーチャー)、長距離攻撃が得意で単独行動というスキルを習得もってるの」

 

おっさんはそれをメモしていく。

 

「単独行動ってなんだ?」

 

質問が多いな、でもこの際知ってもらった方がいいだろう。

 

「単独行動はマスター……この場合は私かな。マスターからの魔力がなくてもある程度は離れて行動がすることが出来るの」

 

「ふむふむ、なるほど、それじゃあつぎ言っていいぞ」

 

「……まあ、いいか、次は槍兵(ランサー)、機動力が特に優れた英霊がここに入るかな、白兵戦だと右に並ぶものはいないかな」

 

「なるほどな、クー・フーリンは槍を使うなら世界の3人に入るからな」

 

真名言ったんだ、ランサー。

 

「それと一つ言うなら、呼べない英霊もいるかな」

 

その言葉を聞き、不思議そうな顔をする。

 

「なんだよ、それは?」

 

「一つは神霊、いわゆる神様とかは呼び出すことは出来ない。まあ、神様は人間に仕えたいとかは思わないから。次は英霊より下の存在、幻霊。活躍に乏しい存在はここに当てはまるかな」

 

「だけど、神霊をお前は呼び出しているじゃないか」

 

「イシュタルのあれは………説明するのは難しいかな、あれでも力の一端だから、それに本来のイシュタルは残忍だから」

 

本当のイシュタルと過ごせる自信はないかな。

 

「それじゃ次は四騎士。まずは騎兵(ライダー)、名前の通り、乗り物に乗っている伝説があったら該当されるかな。それとほかのクラスより宝具を持っている」

 

「宝具ってなんだよ?」

 

そこも話すのか……

 

「宝具は英霊にとって最後の切り札であって、アーサー王やクー・フーリンのような武器を持っていたり、逸話や伝承が昇華されたり千差万別なんだよね」

 

「なるほどな、続き言っていいぞ」

 

「……次は魔術師(キャスター)、魔術師としてみるなら最強格はここに入るかな。肉弾戦は得意じゃないけど防衛戦とか陰謀を得意としたり、強力なマジックアイテムとか作ることが出来るの」

 

「それだったら、ソロモン王とかマーリンはここに入りそうだな」

 

「その二人はこれでは呼び出せないかな。ソロモン王はまた別の場所で、マーリンは夢魔とのハーフの血によって永遠に近い生を生きなければならないから」

 

「なるほどな」

 

「それにキャスターは魔術師だけじゃなく、発明家や文豪、音楽家の人もここに入るね」

 

早く俺もアンデルセン以外のキャスターを呼び出したい、もうバーサーカーは満員です………もう、バーサーカーは来ないだろう。

 

「次は暗殺者(アサシン)、名前の通り暗殺を得意として、固有スキルは気配遮断という、気配を消すのが得意かな」

 

そして最後は……この家である意味最強のクラス。

 

「最後は狂戦士(バーサーカー)、基本能力はトップクラスだけど、固有スキルである狂化で理性は蒸発しているから、扱いにくいのが欠点かな」

 

これで基本クラスは全て教えた、おっさんはなにかを考え始める。

 

「それで、どれを引くんだよ?」

 

「今回は四騎士クラスから。特定の三騎士を呼ぶと大変なことが起きるために今回は諦めた」

 

その言葉と同時に魔法陣サークルがいきなり三つ出てきた。そして金のバーサーカーの絵柄が出てきた

 

まだ大丈夫、ヘラクレスとかバサスロの可能性もあるし……金時でもいいよ。

 

エルバサはやばい、なぜかって?扱いきれる自信はない

 

「こんにちは、愛らしい魔術師さん。サーヴァント、セイバー……あら? あれ? 私、セイバーではなくて……まああの…… 源頼光と申します。大将として、いまだ至らない身ではありますが、どうかよろしくお願いしますね?」

 

出てきたのは頼光だった………ヤバイヤバイ!!俺はすぐにおっさんと頼光を引き離す。

 

「おっさん、絶対にこの人の前で堕天使とか言ったらダメ」

 

「な、なんでだよ」

 

「さっきも言ったけどあの人はバーサーカーとして呼び出された神秘殺し、つまり異形の者はすぐに殺す。令呪でも限界があるの、それに」

 

すると頼光はこっちに近づく。

 

「マスター、どうかしたのですか?」

 

「な、なんでもないよ、私たちこれから旅行に行くからその話をしようと思ってね、ね?」

 

「お、おう、そうだぜ!!俺が保護者としてな」

 

その言葉を聞きパァっと明るくなる頼光。

 

「そうなのですか、子供は風の子と言いますからいいことです。無論私もお伴します………ですが、どこか虫の気配を感じますが……」

 

「き、気のせいだよ、それより頼光も準備が必要だよね」

 

「はい、それでは失礼します」

 

頼光はそのままリビングから出て行ったのを確認して一息つく。この家があとちょっとで真っ赤に染まるところだった。

 

魔法陣サークルには既に8個の麻婆豆腐が落ちていた……まあ、好きなキャラだったから構わないけどね。

 

「最後くらい、可愛い子が来て欲しい……」

 

「いや、可愛さより強さだろう」

 

黙れ、おっさん!俺はな、この家を可愛い英霊とかで満たしたいんだよ!!

 

そして金のサークルが出てくる。こい!!エレママ!!ブーディカママ!!

 

我が家に食を!!玉藻キャット!!

 

「おおう、よくぞ余を引き寄せた!征服王イスカンダル、貴様の道を切り開こう!」

 

俺は筋骨隆々の大男が出てきたのを確認して、両手を地面につけ涙を流す。

 

「なんだよ、立香。全く当たらないやつを当ててどうしたのに泣いてんだよ」

 

おっさんがそういう。

 

「この人を引くなら、先に諸葛孔明を当てたかった」

 

Fate屈指のコンビを組む見たかった。そんな落ち込んでいる俺を肩に担ぐイスカンダル。

 

「どうした、マスター。辛気臭い顔をしおって、早く余にこの町を案内せい」

 

いや、嬉しいよ。宝具も全部強いし……だけど、ロードと話すところも見たい。

 

「それじゃあ、お前たちには異世界のような場所に連れて行ってやるぜ」

 

ー○●○ー

 

「た、たしかに異世界だけど………どうして冥界なの!?」

 

俺たちは冥界行きの列車に乗る……この列車はリアス先輩の列車らしい……こんな大きな列車を待っているとか金持ちやべぇ!

 

頼光さんに関しては土下座で、悪魔の皆さんを殺さないように説得をする……渋々承諾してくれた……出来れば俺は令呪でサーヴァントたちを拘束するようなことはしたくない。

 

「ねえ、飲み物ないわよ」

 

「こっちは和菓子がありません」

 

カーマにジュースを渡して、えっちゃんには赤福を渡した。今回は若手悪魔の集合があるらしいのと、堕天使と悪魔の正式に協定を結ぶらしい

 

そのついでに堕天使、悪魔、人類の協力締結を結ぶことになる。

 

「しゃんとしなさい、今のあなたは人類代表なんだから」

 

イシュタルに髪を結んでもらい、宝石のかんざしを添えられる……こんなものを一体どこから?

 

 

ドレスも用意されている……今日はそのままお食事するらしい……おっさん曰く、高級ホテルの部屋を用意しているらしい。

 

部屋は俺と巴と頼光、カーマとイシュタル、ヘクトールと兄貴、ケイローンとヴラド、アンデルセンとイスカンダルとアーサー。山の翁は俺の影にいるらしい。

 

すでに入国検査は終わっている……あの、おっさんどうやら駒王学園の先生になったらしい………あのおっさんに教師なんて出来るのか?

 

そして俺は冥界まで行く間眠るのであった。



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さあ、情欲の矢を放ちましょう(絶対にダメ!!)

ごめん、なんとなくなんや。イシュタルとあの人って同一って言われているからなんとなくでやったんや、だから怒らないで!!


「マスター、着きましたよ」

 

体をゆさゆさと揺らされて、目を覚ます。

 

「まもなくルシファー魔王領城下町」

 

俺たちは荷物を再度確認してもらい、駅に降り立つ。駅に降りるとそこにいたのはコウモリの羽が生えた人たちでいっぱいだった。

 

空を見てみるとそこは紫雲だった。

 

「イシュタル、……大丈夫?」

 

そこに立っていたのは金髪の髪に真っ黒なドレスを着ているイシュタル?だった。

 

「何がかしら?」

 

「ちょっと待って…………もしかして、エレシュキガル?」

 

その言葉を聞き驚くエレシュキガルに俺は、鞄の中に入れている手鏡をエレシュキガルに向ける

 

「どうして、わかったの?変装は………はわぁ!うっかり、解けているのだわ!」

 

いや、それより、どうして?それにイシュタルはどこに行った?

 

「そういえば……エレシュキガルとイシュタルって同一存在だから……もしかしてイシュタルを召喚した時にエレシュキガルも巻き込んで召喚してしまったとか?」

 

「そうなのだわ、この私が来たからには大船に乗るのだわ」

 

胸を張るエレシュキガル。何、このスマホ超凄い!!

 

「一体、いつから変わっていたの?」

 

それが問題だ。

 

「そうね、この電車に乗るまでは(イシュタル)だったのだわ」

 

まあ、いいや、とりあえず早く俺たちもホテルにチェックインしよう。

 

俺たちは指定されたホテルに向かうのであった。

 

ー○●○ー

 

 

俺と巴は機嫌の悪い頼光の背中を押しながら、予約した部屋に向かう。

 

「マスター、押さないでください。あの虫を潰せません」

 

「大丈夫だよ、私は気にしていないから!」

 

何故頼光が怒っているのか……理由は簡単、ひとりの悪魔とぶつかり、俺に向けて舌打ちした……それだけであるが……怖い!!

 

「巴、扉を開けて!!」

 

「は、はい!!頼光殿、こちらです」

 

俺たちは中に入り、すぐに鍵を閉める………なんとかなった。

 

一息をついて部屋を見てみると豪華な装飾品が施されている部屋だった。部屋も広かった。

 

「………この調子だと、晩御飯はルームサービスかな」

 

レストランに行こうにも、頼光が暴れるかもしれないし……だから、俺は嫌だったんだ。

 

そんなことを考えていると電話が震えて……出てみる。

 

「よお、大丈夫か?」

 

出てきたのはおっさんだった。俺はその声を聞きさらに不機嫌になる。俺はトイレに引き込もる

 

「何が大丈夫なものか、こっちは大変だったんだからな」

 

「まあまあ、落ち着けって、晩御飯はどうするんだ?」

 

「一応ルームサービスの予定かな、この調子だとゆっくり食えるわけでもないし」

 

値段はやっぱり、高級ホテルに見合ったお値段だった……ここって日本円使えるよね?

 

「そうかよ、なら夜迎えに行くから、俺が用意した服を着ておけよ」

 

「えぇぇ、あれを着るの」

 

だけどあれでも堕天使総督なんだよな………まあ、ただ飯だし行こうか。

 

ー○●○ー

 

夜になり、おっさんに連れられて行った先はとある酒場だった。俺はジト目でアザゼルを見る。服装はアザゼルが用意した真っ黒な服である。

 

ヴラド三世たちはルームサービスで済ませるとのことなので、来たのはイスカンダルと頼光、ケイローン、エレシュキガルの四人である。えっちゃんは和菓子でいいと言われたので紅葉饅頭を渡した。

 

「ねえ、私は未成年なんだけど」

 

「いいんだよ、そんなのだと大人になれんぞ、それにここはちゃんとした料理も出るからな」

 

俺たちは中に入ると、外見とはまた違った雰囲気だった……ジッと俺を見てくる悪魔の皆さん、大丈夫だよね。

 

「ヨッ、大将とりあえず生と焼き鳥、おでん、チャーハンでいいか、立香は飲み物なににする?」

 

「とりあえず、コーラで、あと若鳥の唐揚げに出汁巻にイカゲソの唐揚げ、みんなはどうする?」

 

「余は生ビールでいい」

 

「私はハーブティーで構いません」

 

「私は紅茶で構わないのだわ」

 

「私は鬼殺しで」

 

やっぱり、頼光はそれなんだ。

 

「あいよ」

 

ここって意外と種類が豊富なんだ………でも多分ここに来ることはもうないと思う。

 

「ところであの女神様はどこに行ったんだよ」

 

「ここにいるよ」

 

アザゼルはそれを聞いて、目を点にする………やっぱりそうなるよね、俺もそうなった。

 

「………とりあえず、それはまた今度聞くぜ」

 

まず出されたのは出汁巻だった。ふっくらと焼いてあり、出汁のいい匂いがする。

 

俺はエレシュキガルと頼光と分ける………ケイローンとイスカンダルはどんどん頼んでいく。

 

「うーん、美味しいな」

 

そして俺たちはドリンクやご飯を食べながら、ゲームの話をしたりいろいろとする。

 

「そういえば、兵藤一誠たちは修行を始めたぜ」

 

「そうなんだ、そういえば若手悪魔の会合がどうとか言っていたね」

 

流石に聞けるわけでもないので……全部を知っているわけじゃない。

 

「そうだぜ、名家と言われている次期当主たちが一斉に集まるんだよ」

 

それは凄いな、まあ、俺には関係ないと思うというか早く帰りたい。

 

「修行とは……ここは修行ができる場所があるのですね」

 

ケイローンがおっさんに聞く

 

「あるぜ、よかったらお前たちもそこに行くか?そこはドラゴンや魔獣がめっちゃいるぜ」

 

おい、おっさん!!そんなものをケイローンに教えるなよ。ケイローンも考えこむな!

 

「ええ、そうですね。これからのことも考えればマスターにはさらに強くなってもらわないといけませんので」

 

「なら、善は急げだ!!早速行くぜ!!」

 

会計が終わって俺たちはそのまま修行ができるという森に向かう電車に乗る。

 

ー○●○ー

 

森森森、一面が森である。空を見ると巨大な蛇が空を飛んでいる。

 

「ではマスター、今日から1ヶ月ここでサバイバル修行をします」

 

「いやいや、いきなり言われても無理だよ!!」

 

背中にはサバイバルに必要な道具とかを入れたリュックを背負わされた。

 

「我々とここでみっちりと修行してもらいます、安心してください、1ヶ月経てばマスターは強くなっています」

 

「安心する要素はないと思う、頼光だって早く帰りたいよね?」

 

そうだ、俺には頼光がいる彼女なら絶対に反対なはずだ。

 

「マスター……私はマスターが虫に襲われていることや狙われていることを知りました、だからこそ私は心を鬼にします」

 

つまり、頼光はこの訓練に賛成なんだ。

 

「ご安心を全てこの母に任してください、あなたを息子(金時)レベル、ゆくゆくは綱に並ぶまで技術を身につけてもらいます」

 

ちょっと待って、金時レベルですらいける自信はないのに、綱って武器の扱いなら目の前にいるこの人より上の人だよね。

 

頼光の剣術だって意味不明な領域に達しているのに……出来るわけがないじゃないか!!

 

「ホレ、シャンとせい!!とっとと行くぞ!!」

 

俺はイスカンダルに持ち上げられ、森のど真ん中まで連れて行かれた。

 

「ではマスター。森を抜ければこの修業は終わります、頑張ってください」

 

ケイローンたちはそのまま霊体化して、俺を置いていった。

 

「ねえ、嘘だよね。近くにいるの知っているから」

 

シーン

 

誰も返事がない……とりあえず一つ言わせてくれ、全ての原因はあの二百人の女性に騙されたおっさんだ。

 

「帰ったら絶対に首を落としてやる」

 

俺はおっさんの恨み言を言いながら進んでいく………うぅぅ、どうしてこんなことに。

 

邪魔な草とかは全てサバイバルナイフで切り払って前に進む。

 

ー○●○ー

 

俺は悩んでいる……木の陰からチラッと見えるのは大きな獅子の体をもつ魔獣が寝そべっている姿だった……ウガルと似ている。うぅ、第七特異点を思い出してしまうよ。

 

「うん、無理だね。わたしにはここは早すぎた」

 

俺は踵を返し、戻ろうとするとそこにはウガルもどきがいた。よだれを垂らしている。

 

「い、イヤァァァァァ!!」

 

俺は全力で逃げる、後ろを見るとたくさんのウガルもどきが追いかけてきた。

 

火の玉が飛んでくる……どうやって倒せと?俺はスマホを取り出して何か方法がないかを調べる………限定召喚(インクルード)のボタンを押す

 

俺の片腕が装甲を纏い、手には剣を伸ばしたような槍を持っている。

 

不毀の極剣(ドゥリンダナ・スパーダ)

 

「ウガァァァァァ!!」

 

後ろ振り向くとそこには俺を食おうとしているウガルもどきがいた。

 

俺の体が勝手動き、ウガルもどきをいなした。ウガルもどきは地面に倒れて腹を刺すとそのまま動かなくなった。

 

 

 

 

気がつけば俺はウガルもどきの軍団を倒していた……俺は腰が抜けてそのまま地面に座る

 

「ケホッ、ゴホッ!!」

 

俺は死体と匂いにやられて食べたものを戻してしまった。

 

「早く、ここから抜けないと。死体の匂いで他の魔獣たちが来るかもしれないし」

 

ー○●○ー

 

池があったから俺はそこでテントを建てその上に枯葉とかをかぶせる。

 

「えっと、次は水の確保だけど、何が入っているかわからないから殺菌」

 

鍋と簡易コンロを取り出して、俺は池の水を汲んで火で殺菌をする。食欲ないけどもしかしたらケイローンたちが明日の早朝に稽古をするかもしれないからしっかりと食べておかないと。

 

カップ麺を取り出して、殺菌した熱湯を麺に注ぐ。残りは水として残しておく。

 

 

3分が経って俺はラーメンを食べて、そのまま毛布に体を包んで寝るのであった。

 

ー○●○ー

 

「マスター、起きてください。朝ですよ」

 

目を開けると頼光がいた……いつからいたんだろうか?

 

俺は頼光と外に出て、刀を渡された。

 

「では、マスター、虫を簡単に倒す方法は最後まで気を抜かず、容赦なく仕留めればいいだけです」

 

成る程…………全く理解が出来ないな。そんなこんなで剣の稽古をする。

 

「う、腕がァァァァ」

 

3時間ぶっ続けで稽古をして、手の皮が剥がれていた。すると頼光が俺の手に優しく包帯を巻く。

 

「マスター、お疲れ様です。この調子でどんどん頑張っていきましょう」

 

ー○●○ー

 

 

もうそれから二週間が経った………うぅぅ、ケイローンの特訓にクー・フーリンの特訓……エレシュキガルとクー・フーリンが教えてくれる魔術……魔術は諦めたので

 

俺は森の中を進んで森を抜けると……そこには英霊のみんなが立っていた。

 

「お疲れさまです、マスター」

 

「つ、疲れたぁぁぁぁ!!」

 

ほんとうに疲れた……頼光が優しく接してくれなかったら心が折れていたよ。

 

ー○●○ー

 

俺はシャワーを浴びてベッドにダイブする……フカフカのベッドだ……目が潤んで前が見えない。

 

あのおっさん曰く……リアスさんが所有する列車じゃないと帰れないと言われた、誰かあの男に天罰を……ケイローン曰く八月の修行は当分ないらしい……つまり、休み放題だ

 

「よぉ、立香。修行はどうだった?」

 

俺はおっさんを椅子に座らせて赤い布で縛り付ける。俺はおっさんを窓際まで寄せる。

 

巴御前は窓を開ける。おっさんは顔を真っ青にする。

 

「お、おいなんだよこの布は。全く力が出ないんだけどよ」

 

俺は黙っては少しずつ窓の外に押していく、一気にはダメだ。おっさんに恐怖を……俺がどれほどお前を恨んでいたかその体に教えてやる。

 

「た、助けてくれぇぇ!!悪かった、とりあえず少しずつはやめろ」

 

「堕天使だから、もう一回堕ちよう」

 

ー○●○ー

 

俺は少し落ち着いて、おっさんと話し合う。

 

「それで何か用?」

 

「ああ、今日は若手悪魔の会合があるからな。それを見に行こうぜ」

 

どうしよっかな、でも会長たちがどんなことを話すのか楽しみだな。

 

俺は机を片付けて、ケータイを地面におく。森の魔獣を狩り続けたから聖晶石が溜まった。

 

それに今日はアストルフォが遂に遂にセイバークラスで呼び出されたんだ。まさかあのマンガの冗談と思ったのに。いくぞ、運営よ、ガチャの貯蔵は準備はいいか。

 

150個全て使う、魔法陣がでてきた………はじめの10蓮は麻婆豆腐だった。こんなもので俺が落ち込むと思うな、この5倍はもってこいや。

 

20………30……40………あ、ラストが三本のサークルに分かれて出てきたのは魔術師のカードだった。

 

光ってくれ!!ナーサリー・ライムとお茶会をしたいんだ!!

 

「キャスター、アスクレピオスだ。診察を始めよう。……なに?どこも悪くない?だったら早く患者をつれてこい。患者の前にいない医者ほど無意味なものはないぞ」

 

目深に被ったフードと袖が長い黒コートに嘴状のマスクで顔を隠す若干禍々しい姿をしている……嬉しい嬉しいけど今じゃない、出来ればもうちょっとタイミングを待って欲しい。

 

「つ、次だ、まだ負けたわけじゃないからな」

 

麻婆豆腐が二回連続に来て、虹回転が来た。来い、来い!!俺に運を分けてくれ!!

 

「わっはっは!わーはっはっは!来たよ来たよついに来たとも!クラス、セイバー!アストルフォ!」

 

 

うさ耳をつけた……男の娘が出てきた

 

「本当の本当にセイバー?実はライダーでしたとかない?」

 

「ホントホント、ホントに最優のセイバーだってば!何だったら出るとこ出てもいいから!コホン。ともかくよろしくね、親愛なるマスター!」

 

「誰かこれを夢じゃないことを証明して」

 

「わかった」

 

バチン

 

アスクレピオスに思いっきり頰を叩かれた。

 

「い、痛いよ、アスクレピオス 。何も本気で殴ることないじゃない」

 

「お前が頰を殴れとおかしなことを言ったんだ、それに本気では殴っていない、本気で殴れば首が折れるぞ」

 

た、たしかに彼はお母さん(エミヤ)より筋力が高い筈だ。

 

「お、おいまだ回っているぞ、それに金色に光っているぞ」

 

アハハハハ、なんだこれは?俺は人でなしに幻術をかけられたのか?今信じられないことが起きているぞ。

 

出てきたのは弓を持っているカードだった。

 

「あん?おめーが俺のマスターか?腑抜けたツラしてんなぁ。まあいいや、アシュヴァッターマンだ。戦いに行くぞ、ついてこい」

 

俺はそれを聞いてベッドに倒れる

 

「ごめん、信じられないことが起きているからあと1時間は寝かせて」

 

麻婆豆腐が散乱している部屋で俺はそのまま寝るのであった。




いいかい?セイバーアストルフォはいなかったんだ、あの人でなしが幻術で作った幻なんだ。

だって私のところには来なかったんだ………麻婆豆腐ばっかりだったんだ。嘘だと言ってくれぇぇぇ!!これが運営のやり方なのか?お金があるやつにしかセイバーアストルフォは貰えないのか!!


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さあ再び集え。共に最果てを夢見た猛者達よ!(おかえりください)

フフフ、感想に呼符でアストルフォを当てた皆さん。何か勘違いしていますね、それらはセイバーでありません。ライダーです、ライダーならわたしも持っています。宝具だってピポグリフですし


第五ロストベルトで第二の王を当ててやる!!


どれくらいの時間がが経ったのか、目がさめるとそこはどこかの会場だった。

 

「あれ、わたしはホテルに」

 

隣を見るとそこには額に宝石が埋め込まれている褐色肌の人がいた

 

「ア、ア、ア、ア!!」

 

俺は見て震える……そして俺は両手を合わせて拝む……ありがとう女神さま、体を女性にしたことを許そう。1時間だけ。

 

「おお、マスター起きたな。二時間近く寝ていたからな、俺が運んでやったぜ」

 

「あ、ありがとう、アーチャー」

 

ああ、こんなことが起きるなんて夢みたいだ。もう、みんなで海とか行ってみたい。

 

周りをみると、すごい剣幕で睨みつけている頼光さん。頼むから血の海にしないでね。

 

「うわぁ、すごいねマスター。月には行ったことはあるけど地面の下には行ったことがないからね」

 

「そうなんだ、頼むから問題を起こさないでね。セイバー」

 

「ひどい、僕がそんなことをすると思う?」

 

うんごめん、だけどすると思っているから、えっちゃんには山のように積んだ和菓子を渡したからおとなしい筈だ。

 

「マスターさん、お菓子はありませんか?」

 

なんかおかしなことを言っているので、無視します。しかし、改めてみるとすごく人が多いな。それに技術もすごいな、流石は悪魔と言ったところだな。

 

周りを見渡しながら感心していると名家である悪魔の次期当主の皆さんが出てくる。会長たちの人気っぷりがすごい!!アイドルみたいだ……今考えると赤セイバーとエリザベートが出てこなくて良かった…いつかはきて欲しいけど、絶対に俺の耳が潰れる。

 

そこから各悪魔の目標を聞いていくイベントが始まった……魔王を目指す人とか色々でリアスさんはゲームで優勝することらしい。そして会長が前に出る。

 

「冥界にレーティングゲームの学校を建てることです」

 

学校か………会長が建てるなら、すごい学校になりそうだな。などと考えていると向こう側にいる一人のご老人が口を開く。

 

「既にレーディングゲームの学校は有ると思うのだが」

 

会長が淡々と言い返す

 

「それは上級貴族や一部の特権階級が持つ学校です、私が作りたいのは全ての悪魔が通える学校です」

 

なるほど……ここの学校の教育環境を見るなら日本の明治後半だろうな。国民のみんなが通う学校か、会長はすごいことをするな。

 

『ハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!』

 

向こう側にいるご老人の皆さんが笑い始めた……今のところ、笑う場所なんてあったのだろうか?

 

「それは無理だ!」

 

「これは傑作だ!」

 

「なるほど! 夢見る乙女というわけですな!」

 

「若いというのはいい! しかし、シトリー家の次期当主ともあろう者がそのような夢を語るとは。ここがデビュー前の顔合わせの場で良かったというものだ」

 

何故、会長は馬鹿にされなければいけないのかそう思うと、自然に口が開く。

 

ー○●○ー

 

私は馬鹿にされて顔を下に向ける、変わりつつある現代の悪魔社会でも階級による差別はある。

 

「笑う必要はあるのですか?」

 

聞き覚えのある声が聞こえて、私は顔をあげそちらに顔を向ける。生徒会で唯一の人間である藤丸立香さん。副生徒会長であり、常に下の事を気にする人である。

 

彼女は神器(セイクリッド・ギア)の力で古今東西ありとあらゆる英雄を呼び出し使役することが出来るという。

 

「口を慎め、下等なる人間よ。我々の計らいがなければここにいる事自体許されぬものが、我々にケチをつけようというのか」

 

しかし、立香さんは臆せず口を開く。

 

「ええ、私は神器(セイクリッド・ギア)……彼らがいなければ何も力がない人間です……ですが、一つ言わせてください、たとえ悪魔だろうが人であろうが夢を貶すことやそれを笑う権利は誰にもありません」

 

「ふ、フン、それがどうした、無理だから無理と言って何が悪い!!」

 

立夏さんはここにいる全員に顔を向ける

 

「皆さん、考えてください!昔の人は空を飛べましか?エンジンも何もないただの木の船で世界を航海することができましたか?鉄の塊で月に行くことは出来ましたか?」

 

それは当時は不可能とされていたこと……けど人はそれらを全て実現した、貶されて邪魔されても決して諦めない。

 

「無理でした、その中には夢の途中で倒れた人たちもいた。それでも人は決して諦めなかった、何故か?それは出来ると信じているから、諦めなければ必ず道が出来るからです。人に出来るのです、悪魔の皆さんが出来ないはずがないですよね」

 

立香さんが私に顔を向ける。

 

「会長、いつもの厳しい顔はどこに言ったのですか?人には厳しく自分に厳しい会長は馬鹿にされただけで諦めるのですか?拳を握ってください!顔を上げてください!命運は尽きません!なぜなら、会長の運命はいま始まるのですから!」

 

その言葉を聞いて、私は後ろを向く。匙そしてみんなが真剣な顔つきになる。私はそれをみて決心する。

 

「立香さん、ありがとうございます。私は諦めません!」

 

パチパチ……

 

小さな拍手が聞こえる……貴族の人以外が立香さんの演説に共感したのだ。

 

パチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!

 

拍手が喝采となると、元老院の皆さんが慌て始める

 

「し、静まれ!!人間ごときの言葉に悪魔が感動するではない!!いいか、こいつは弱小の種族だ!!」

 

その言葉を言った瞬間……元老院の上に巨大な影が見える。

 

ドカァァァァァァァン

 

煙が上がり、その次に雷の矢が煙の中に飛んでいく。煙が晴れるとそこにあったのは巨大な円盤だった。そして元老院の一人の顔ギリギリの壁に矢が突き刺さる。

 

円盤は炎を撒き散らしながら、一人の男の元に戻りそのまま光の粒子になって消えた、そこにいたのは額に宝石があり、褐色肌に赤い髪をしている人だった。

 

「さっきから黙って聞いていれば、なんで何もしてない奴が偉そうに否定してんだよ、ムカつくな」

 

「ええ、彼の言うとおりです。虫ごとき、マスターを馬鹿にする資格はありません、少なくともあなた方老いた虫よりマスターの方が強いです」

 

その言葉を聞き元老院の皆さんがキレ始めた

 

「弱小種族が!!」

 

「サーゼクスさま今すぐこやつらを捕らえてください!」

 

リアスの兄であるサーゼクスさまが手をあげ、静かにする。

 

「私も折角の会合が血の海になるのはゴメンだね、それに皆さん。後ろを見てください」

 

元老院の皆さんは後ろを見ると後ろに居たお姉さまが言ったわ

 

「それじゃあ、リアスちゃんとソーナちゃん、そして人の代表である、立香ちゃんの三つ巴のレーディングゲームをするぞ☆」

 

お姉さまが爆弾発言を言い放った。三つ巴のレーディングゲームだなんて私は聞いたことがない。

 

「サーゼクスさま、勝手な物言い申し訳ございません、その三つ巴に私たちも入れさせてもらえないでしょうか?」

 

リアスの従兄弟であるサイラオーグもサーゼクスさまに参戦許可を求めた。つまり……若手悪魔最大のレーディングゲームが始まる。

 

「リアス、サイラオーグ、わたしは負けません」

 

「それはこっちのセリフよ」

 

ー○●○ー

 

ううん?なんで、そうなるのかな魔王さま!!ああ、ムカついたからつい言ってしまったけど、失敗した。頭を抱える。

 

「マスターよ、胸を張るがいい」

 

「ら、ライダー」

 

「余の演説ほどではないが、中々良い言葉だったぞ。少なくともあそこにいる少女は迷いを吹っ切っているぞ」

 

 

チラッと見ると、いつもの厳しい顔になっている会長とその後ろにいる皆さんだった。

 

「対戦の日取りは、人間界の時間で八月二十日。それまで各自好きに時間を割り振ってくれてかまわない。詳細は改めて後日送信する」

 

魔王さまの言葉を聞いて俺たちはホテルの中に戻るのであった。

 

ー○●○ー

 

どうしたものか、これから……出来れば逃げまくりたいけど、逃げたら絶対にあのおじいちゃんたちに嫌味とかまた言われるよな。テレビをみて気を紛らそう。

 

『拳を握ってください!顔を上げてください!命運は尽きません!なぜなら、会長の運命はいま始まるのですから!』

 

なぜか俺の顔がドアップで映っている、嫌ぁぁぁぁ、恥ずかしい!!

 

俺は思わず両手で顔を隠す、殺せ殺せよ、一思いに殺してくれよ。

 

『いやぁ、すごい反響がありますね』

 

アナウンサー悪魔さんがそう言う、

 

『ええ、まさかこういう事を言われるとは前代未聞ですね。これをみてください』

 

そこには人気ランキングアンケートと書かれていた。魔王さまの名前やガブリエルやミカエルさんの名前が書かれていた。そして一番下に藤丸立香と書かれていた。

 

ノォォォォォォ、なんで俺の名前が載っているんだよ、悪魔の皆さん人間を見下しているんじゃないか?

 

『その人たちに聞いてみましたら、『あの言葉が活力になった』、『あの笑顔可愛い』など下級悪魔が多数ですね』

 

『ええ、これは悪魔の世界も変わると言うことですね。では藤丸立香さんがいるとされているホテルにいるアナウンサーに聞いてみましょう、ハナノ・アナ!」

 

画面が変わり、俺は驚いた。俺は慌てて窓から見てみると沢山のカメラ台などかあった。

 

『はい、私は藤丸立香さんがいるホテルにいます、すでに多くの一般悪魔の皆さんが一目見ようと集まっています、今日は出ることはないのでしょうか、あっ、あそこをみてください!!』

 

カメラの画面が変わりそこにいたのは黒のうさ耳にピンクパーカーを着ている……アストルフォだった。手には食材を持っている。どうやら、アストルフォは大丈夫か、大丈夫と言ってくれ!!

 

俺はハラハラしながらその画面を見る

 

『あ、あのちょっと良いですか?』

 

『うん?どうしたのって、うわっ!カメラが一杯だ!!イェーイ、マスター見ている?ピースピース!!』

 

理性蒸発は健在っていうわけか…ほら、見ろ。アナウンサーの皆さん困っているじゃないか

 

『あの、あなたと藤丸立香さんはどういう関係でしょうか?』

 

『僕とマスター?僕はマスターの剣だ、マスターのために戦うサーヴァントだよ』

 

『そ、そうなのですか……ところですみませんお名前を聞いて良いでしょうか?』

 

頼む、セイバーって言ってくれ!!

 

『遠からん者は音にも聞け!近くば寄って目にも見よ!我が名はシャルル』

 

「令呪をもって命ずる、今すぐ戻ってこい!!この理性蒸発バカ(アストルフォ)!!」

 

ケータイで令呪を使うと画面にいたアストルフォが消えた。

 

『え?き、消えた?一体何が起きたのでしょうか、引き続き私は待機しております、また何かあれば連絡します』

 

画面が変わり、俺はテレビを消す。

 

「うわっ、びっくりした、マスター、使うなら使うって言ってよ」

 

プンプンと怒るアストルフォ。

 

「ご、ごめん……なんで私が謝っているの!!」

 

俺は近づいて、アストルフォの頰を引っ張る

 

「いひゃい、いひゃい、マフュター」

 

クソっ、柔らかいほっぺだな、アストルフォは

 

「いい?あなたを含めて頼光達はまだ真名がバレていないの、つまり相手は手を出しにくいの」

 

この前のテロリスト集団もここに住んでいるかもしれないんだ、落ち落ち休めないよ、全く。

 

しかしどうしたものか……レーディングゲームとかしたことがないし、ルールはこの前おっさんに見せてもらったから覚えているけど、まさかやるとは思わなかった。

 

負けるわけにいかない、これからも交流するわけだからナメられたらおわりだ

 

俺はアストルフォの頰を離して、ケイローンの所に向かった。

 

「ケイローン !!」

 

「どうかしましたか、マスター?」

 

俺は真剣な表情でケイローン に言う

 

「私に修行をつけて……」

 

「ふむ……既に修行はつけていますが」

 

「違うの、マスターとしての修行を」

 

すると考えるケイローン、そうだよねいきなり変なこと言うと戸惑うよね。

 

「わかりました、教えましょう。明日から始めましょう」

 

俺たちは明日に備えてアストルフォが買って来た食材を食べるのであった

 

ー○●○ー

 

朝になり、俺たちは荒野に立っている。ほかの皆さんもいる。

 

「それではマスターには改めて、この神器(セイクリッド・ギア)について説明します」

 

「オオォォォ」

 

パチパチと俺は拍手をする。

 

「まず、マスターも知っている英霊召喚の他にも概念礼装を一時的に使えます」

 

でも、俺の概念礼装……ほとんど麻婆豆腐なんだよな……そうだ、相手に麻婆豆腐をスパーキングをすればいいのか!!

 

「続いて、我々の英霊を憑依すると限定召喚(インクルード)夢幻召喚(インストール)ですね。インストールはわたし達本来のクラスでは使えない宝具を使えます。ですがその間のマスターの記憶はありませんね」

 

そうなんだ……でもそのあとってひどい筋肉痛なんだよね。クー・フーリンなんてクラス適正が沢山あるから宝具も沢山あるんだろうな。

 

「では、今回は初めてと言うこともあるので、まずは夢幻召喚(インストール)してみましょう」

 

あの、初めてでそれなんですか?

 

「100%でなければ、筋肉痛も少なく意識もはっきりしているので、例え怪我をしてもアスクレピオスがいますので」

 

「安心しろ、例え筋肉繊維がちぎれても僕が治してやる」

 

既に薬を作っているアスクレピオス 。

 

「まず、相手は……」

 

ケイローンが周りを見る、頼むアンデルセンにしてくれ。やつに麻婆豆腐の雨をくれてやる!!

 

「クー・フーリンとの一対一といきましょう、使う英霊はアストルフォで大丈夫ですね」

 

どこが大丈夫なのか俺に教えてくれ!!

 

「マスター、みっちり教えてやるからな」

 

「頑張ろうね、マスター」

 

あ……俺、死んだわ。

 

「安心しろ、例え死んでも僕が作った蘇生薬(試作品)を使うから」

 

さりげなく心を読まないでくれ、アスクレピオス。ていうかラベルに試作品って書いてあるんだけど、マウス実験はした?大丈夫なんかニュルッと生えてこないよね!?




偶然ツイッターで、第五ロストベルトの王様の中に入っていたのがクレイトスだった。二次創作を見て……凡人類史オワタと思った私です。


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華麗に可憐に!舞って散りゆく月下美人!(アストルフォきゅん可愛い!!)

俺はクー・フーリンと向き合う。自分から頼んだことなんだ、しっかりやらないと。

 

「アストルフォ、行くよ!」

 

「OK、マスター!!」

 

俺はスマホを取り出すと、アストルフォがカードになった。俺はそれを受け取り、ケータイは夢幻召喚(インストール)の魔法陣が映し出された、俺はカードをかざしてみると体が光り出した。

 

光が収まると、黒いうさ耳に黒いタキシードにスカートだった。

 

「マスター、体は大丈夫ですか?」

 

「うーん、なんて言えばいいのかな。僕の体という車に運転席に座って、その後ろにアストルフォが座ったみたいな感じ」

 

「75%で一人称が変わりますが、意識ははっきりしていますね」

 

うん、そうなんだよね。なんか外れたような気がするけど大丈夫、大丈夫。とりあえずがんばるぞ。

 

「安心しな、マスター。宝具をつかわねぇから」

 

「多分そんな方ことをすると僕死んじゃうから!!」

 

そこからランサーに戦いのことについて教わった。

 

「マスター良いか?一連の流れはしっかり考えとけよ!どう殺すか、どう動くかはオマエの頭に思い描け!」

 

クー・フーリンは俺との打ち合いながら言う。クー・フーリンの槍を全部ギリギリで避ける。やっぱり、早いよ。

 

「こまけぇ事はぶっ殺してから考えろ!そら、腹が空いてるぞ」

 

クー・フーリンは俺の剣を弾き、俺のお腹を思いっきり蹴り飛ばした。

 

「カハっ!カハっ!」

 

お腹が痛い……呼吸するたびに痛い。もしこれが普通の状態なら俺のお腹にお穴が空いていたかも。

 

「どうした、早く立ちな!」

 

クー・フーリンの叱責を受けて、俺は剣を杖代わりにして立ち上がり、クー・フーリンに剣を向ける。

 

「いいぜ!その目は、どんどんやるぞ!」

 

そこから死にものぐるいで特訓を始めるのであった。

 

ー○●○ー

 

「いっつ!!」

 

アスクレピオスが擦り傷とか打撲痕に湿布とか包帯を巻いていく。

 

「ほら、それで次の特訓は問題ない!!……だが、つまらない怪我しかしないな」

 

「そんなことを言われても………痛いよぉ」

 

それから三十分の休憩が終わり、次はヘクトールに夢幻召喚(インストール)した。

 

「では、次はアシュヴァッターマンとの対峙です」

 

「ヒェェェ!!」

 

俺の叫び声が荒野に響き渡ったのであった。

 

ー○●○ー

 

2日ぶりのお風呂だ……しかもホテル最上階にある温泉だ。支配人の人が貸切にしてくれたらしい。

 

「ふぇぇぇ、天国だ……ここ冥界だけど」

 

クー・フーリンたちは男湯の方に入り、頼光とエレシュキガルと巴と俺は女子風呂に入る。流石人間の技術より発達しているな、色々な温泉があるよ、それに摩天楼みたいだ。

 

それに………

 

「マスター、どうかしたのですか?」

 

ああ、リアルで巴たちの神々しい姿が見られるとはこの景色は忘れないようにしておこう。

 

「ううん、よくあの修行に生き残れたと思って……何度死にかけたことか」

 

アシュヴァッターマンにクー・フーリン……ケイローンの修行は骨が折れるかと思ったよ。

 

ポカポカ気分で俺たちは上がると扉の前に、お仕事の人がいた。

 

「リツカさま、魔王さまからお手紙が届いています」

 

俺は受け取り、それを見て驚いた。魔王主催のパーティーが開かれる。

 

「いや、パーティーって。そんなの私が出るわけにはいかないだろう」

 

「いえ、ここは出るべきだ。マスター」

 

イスカンダルたちもお風呂に上がり、手紙を読み上げる。

 

「それに、お主はシトリー家に用があるのだろう。直接会った方が何かと便利だ」

 

確かにレーディングゲームについて話したいことはあるし、それは直接のほうが……でも……

 

ー○●○ー

 

結局、パーティーに出席することになり、そのついでに3回だけ、ガチャをして……水着ガチャサーヴァントとサーヴァントを引き当てた、星3と星4と星5だ、ふつうに嬉しい!!それに念願のサーヴァントを当てたんだ、その夜はテンションが高かったよ。

 

オレンジのドレスを着ることになり、ジュースを飲むけど視線がすごい、そうだよね、あんなことを言ったんだよ。

 

「会長……どこにいるんだろう」

 

「私がどうかしたのですか?立香」

 

後ろを振り返ると会長と匙くんたちがいた!!やっと見つけた。真っ暗なドレスを着ていて、大人の雰囲気がある

 

「会長、似合っています」

 

「ふふ、ありがとう。立香」

 

いつもの会長だった

 

「あの、会長。少しお話があるのですが」

 

「それは、ここじゃないとダメですか?」

 

うーん、出来ればこれはあんまり人気がないところだといいな。

 

「ええ、そうですね」

 

「……わかったわ、だけど女王(クイーン)の椿と兵士(ポーン)の匙はお供にいさせてもらうわ」

 

その言葉を聞き匙くんは驚いていた。

 

「私はそれで構いません」

 

俺たちは人気のない、森にある庭園に向かおうとすると俺はそのまま意識をなくす。

 

ー○●○ー

 

庭園に座りどかっと座る、立香を焚く見て不思議そうに見る椿と匙。

 

「あなたは誰ですか?」

 

オレンジのドレスが変わり……赤いマントを羽織り下には鎧を着ている。

 

「ふむ、余か?余の名はイスカンダル……かつて最果ての海を見るために進軍した王だ」

 

それを聞き慌ててる

 

「イスカンダルって……征服王で有名な!!」

 

「匙、落ち着きなさい、かの征服王が私に何かようですか?」

 

「それは酒を飲みながら、話せるだろう、お主も座るがいい」

 

イスカンダルはポケットからスマホを取り出し、ボタンを押すと樽が出てくる。

 

「フン!!」

 

バキッ!!

 

樽の蓋をかち割り、そこに入っていたのは真っ赤な液体……ワインである。それをコップですくいそれを飲み

 

「何、今回は次に行われるレーディングゲームということに対して提案を持ち出しただけよ」

 

コップをすくい、それをソーナに渡すのであった。ソーナはそれを受け取り飲む。

 

「……提案とは一体……次に行われるレーディングゲームはあなたたち人間、私たちを含めた4組の悪魔によるゲームです」

 

「その通り、互いの王としての戦……大いに結構だ。余とてダレイオス三世との戦いは楽しかったものよ……提案とはお主、余の部下にならぬか?」

 

イスカンダルの最期の言葉を聞き驚く三人。

 

「部下とは、そんな前代未聞のことが……」

 

「会長どうするんすか?」

 

椿と匙の言葉を無視し、ソーナは考える。

 

「………お断りします、征服王。私は私の力で夢を取ります」

 

「その道が茨の道だとしてもか、余の部下になればこの征服王イスカンダル、力を貸すのもやぶさかではない」

 

その言葉を聞き傾く、ソーナ。それを聞き肩を震わすイスカンダル。

 

「ワッハッハ!!そうか、たとえ青二才とてすでに王としての心を持っているか、ヘファイスティオンと合わせると面白そうだのお!」

 

再びお酒をすくい飲む。

 

「……提案とはそれだけでしょうか?終わりなら、私は戻らせてもらいます」

 

ソーナは立ち上がろうとすると。

 

「まあ、待て待て、これは余の話だ。マスターの方を伝えに来た……同盟を結ばないかと」

 

「同盟ですか?………どういうことですか?」

 

「なに、簡単だ。余たちは最期の二組になるまで互いに攻め込まないというところだ、余たちは黒髪の小童をそなたたちは紅髪のほうを集中して狙えるだろう」

 

「ええ、そうですね」

 

「それに、もし、余たちがそなたのところを攻め込み、そこに小童と紅髪まで攻め込まれたら流石に無理だろう」

 

ソーナはそれを聞き深く考える……椿と匙はそれを心配そうにに見る。

 

「……ええ、わかったわ。その提案に乗ります」

 

それを聞いてニカッとするイスカンダル。

 

「ふむ、なら祝宴と行こうではないか、酒は大いにある。坊主何をしている、お主たちも飲め!!」

 

二人はソーナの隣に座る……するとソーナとイスカンダルたちを囲む連中が現れる。その数は100である

 

「なんだ、あれは……はぐれ魔法使い!!」

 

「見つけたぞ、こいつが藤丸立香だ!……大人しくこちらにくるんだな」

 

三人は慌てるが……イスカンダルは慌てていなかった。

 

「征服王、何をしているのですか?」

 

「うん?こらこら、小娘そう狼狽えるではない、宴の客を遇するも度量でも王の器を取れるものだぞ」

 

「あれが客にみえるんすか?」

 

それを聞きながらもイスカンダルはお酒をすくい、はぐれ魔法使いたちに向ける。

 

「なあ、皆の衆。いい加減剣呑な殺気を放ちまくるのはやめてくれんかあ、見ての通り他のものが落ち着かないものでな。困る」

 

それを聞き、驚くソーナ。

 

「あなたは……あそこにいる人たちもここに呼ぶのですか?」

 

「うん、当然だ。王の言葉は万民に向けて発するもの。わざわざ傾聴に来たものならば、敵も味方もありはせん……ほれ、さあ、遠慮はいらぬ。共に語ろうという者はこの盃を取れ、この酒は貴様らの血と共にある」

 

「ふふふ、バカだな」

 

魔力の塊がイスカンダルの手にあたり、酒の入ったコップは吹き飛んだ、しかしイスカンダルの手には傷一つついていなかった。

 

それを見ながらも、笑い始めるはぐれ魔法使いたち。

 

「余の言葉……聞き違えたとは言わさんぞ」

 

するとどこからともなく、砂塵が舞い上がる。

 

「どうして、砂塵が………」

 

「この酒は貴様らの血と言ったはず……そうか、あえて地面にぶちまけたいというならば………是非も無い」

 

風が強くなり、徐々に砂塵の風が強くなる。

 

「小娘たち、これが最期の宴の問いだ。王とは孤高なる否や!」

 

「それは……わかりません。ただ姉さまたちを見ると孤高に見える時もありました」

 

「駄目だな、まったくもってわかっておらぬ!!そんな貴様たちに真の王たるを見せ付けなければなるぬ」

 

イスカンダルより、光が漏れ出し、目も開けられないほどであり、ソーナたちは目を開けると驚いていた。

 

そこは砂漠であった、どこまでも続く地平線。輝く太陽。

 

「世界が砂漠に……これは一体」

 

「一つの世界!!……これは魔法?でも、イスカンダルには魔法は……」

 

ソーナの問いにイスカンダルは傾く。

 

「もちろん違う、余一人で出来ることでは無いさ、これはかつて我が軍勢が駆け抜けた大地……余と苦楽を共にした勇者たちが等しく心に焼き付けた景色だ……この世界、この景観を形に出来るのはこれが我ら全員の心象だ」

 

イスカンダルの後ろから現れたのは騎兵隊であり、その数は見渡す限りである。

 

「なんて数なんだよ、どれも……強い奴らだよ」

 

「見渡す限りの軍勢だなんて……聞いたことがありません」

 

椿と匙が驚き口を開く。イスカンダルは大きく腕を開く

 

「見よ、我が無双の軍勢を!肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の勇者たち。時空を越えて我が召喚に応じる永遠の朋友たち。彼らとの絆こそ我が至宝!我が王道!イスカンダルたる余が誇る最強宝具――王の軍勢……アイオニオン・ヘタイロイなり!!」

 

イスカンダルの言葉を聞き、騎兵隊たちは槍を掲げる。

 

「ウォォォォォォォォ!!!」

 

鳴り止まない、歓声に匙は萎縮しており、巨大な一頭の真っ黒な馬がイスカンダルに近づく。

 

「久しいな、ブケファラス」

 

イスカンダルにスリスリする黒馬。イスカンダルは華麗に黒馬に乗り、軍勢に顔を向ける。

「王とはッ――誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉!」

 

「然り! 然り! 然り!」

 

臣下たち全員が唱和する!!

 

「すべての勇者の羨望を束ね、その道標として立つ者こそが、王。故に――!王は孤高にあらず。その偉志は、すべての臣民の志の総算たるが故に!」

 

「然り! 然り! 然り!」

 

その言葉を聞き、イスカンダルははぐれ魔法使いたちに顔を向ける。

 

「さて、始めるかはぐれ魔法使いたちよ!!」

 

数が数であり、たとえ中級クラスの力を持っていたとしても魔力を持っていたとしてもいずれ魔力は尽きる。

 

「見ての通り我らが具象化した場所は平野……あいにくだが数に勝るこちらに地の利はあるぞ」

 

「ヒィッ!」

 

慌て始めるはぐれ魔法使いたち、たとえ転移の魔法が使えるとしてもすでにこの風景が世界である。見知らぬ場所まで転移することは不可能である。イスカンダルは剣を抜き口を開く

 

「蹂躙せよ、AAAALaLaLaLaLaie!!」

 

征服王イスカンダルの蹂躙が始まるのであった。



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技巧戦闘──戦輪、起動!(仮面○イダー?)

皆さん、あけましておめでとうございます…….ガチャはどうでしたか?私?察してください


気がつけば、ホテルのベットにいた。

 

「……っ!頭がガンガンする」

 

さてはイスカンダルめ、樽のお酒を調子にのって飲みやがったな。

 

「マスター、二日酔いにはアサリの濃汁です」

 

頼光からアサリの濃汁を飲む……本当に濃いや。でも美味いな。

 

「ありがとう、ところで新しくきた三人は?」

 

「はい、それぞれの部屋にいます」

 

それはよかった、二人に関しては王様だから……それもトップサーヴァントだ。

 

「よし!!頑張るぞ!!」

 

「この頼光、あなたの為に鬼になりましょう」

 

人の底力をみんなに見せてやる!!

 

ー○●○ー

No side

 

舞台は荒野……それぞれが陣を整える中先に動いたのバアル家次期当主であるサイラオーグであった、サイラオーグは単身にて人類代表である藤丸立香の陣を攻め込む。

 

突如、雷が如き矢がサイラオーグに降り注ぐ!!サイラオーグは間一髪避けることが出来た。

 

「よく避けました、さすがは若手一位は伊達ではありませんね」

 

煙が晴れそこにいたのは、茶髪ではなく艶やかな髪になっている紫の服を着る藤丸立香であった。

 

「ああ、俺としてはまず戦わねばいけない敵だからな」

 

「そうですか、ですがすみません……あなたが眷属を連れるのであれば私も少しだけ本気を出していましたが、今のあなたでは力不足」

 

「なるほど、今のあんただと俺は取るに足らない相手か……」

 

「あなた程度の虫は何匹も油断なく容赦なく潰してきましたので、ですがマスター(ワタクシ)を馬鹿にしたみなさんには驚いてもらいましょう、マスター(ワタクシ)にとって修羅神仏魔性どれも虫です」

 

立香は刀を抜くと……紫の雷光が刀から放出された。

 

「では、行きます!!」

 

ー○●○ー

 

イッセーside

 

ドォォォン!!

 

突然雷が落ちた音が聞こえて、俺は振り返ると紫の雷が落ちていた……あっちって立香とサイラオーグさんがいたところだよな……一体何がおきてんだよ。

 

『相棒……しっかりしろ、今は目の前に集中しろ』

 

ドライグに言われて俺は頰を叩いて集中する、小猫ちゃんのお姉さんとヴァーリーの仲間が襲撃してきたおかげなのか…1日一回だけ……しかも2分だけ禁手(バランスブレイカー)は出来るんだ。

 

ドォォォン!!ドォォォン!!バァァァン!!

 

だんだん白熱としてきたのか地響きまで伝わってくる……そういえばアザゼル先生が立香も修行してたって言ってたよな。

 

「部長、多分ですがサイラオーグ眷属と立香さんのチームが当たっていると思います」

 

「そうらなら私たちは早急にソーナの所を攻めるわ、そのあとに疲弊した二つの眷属に奇襲遠かけるわ」

 

「その必要はありません」

 

突然目の前に現れたのは会長たちだった。

 

「さて、おじさんもマスターの時間を稼がないといけないね」

 

光の粒子が形成されていたのは無精髭の飄々としたおっさんだった……あの人って立香の後ろに立っていた人だよな……つまりあの人も英雄。

 

「そう、私たちははめられたというわけね」

 

「そうですね、すみませんがあなたたちには私たちの夢の為に勝たせてもらうわ」

 

「イッセー、ここからガチで行くぜ!!」

 

匙も神器(セイクリッド・ギア)を出した。アザゼル先生に言われた……出しどころをしっかりしないとな。

 

「部長、僕たちはあの男の方を相手します、見たところ長槍を武器としていますので」

 

「なら、私も行こう」

 

ゼノヴィアは愛剣であるデュランダルを構えた

 

「やれやれ——だけど、オジサンはねぇ…… 守るのだけは、嫌になるほど得意なんだよなぁ! 」

 

長槍を器用にふりまわすおっさん。

 

ドォォォォォォン!!

 

『サイラオーグ、(キング)リタイア』

 

司会者の声が聞こえた……マジで若手悪魔No. 1を倒したのかよ!!

 

「ありゃりゃ、これはマスターがこっちに来るのも時間の問題だな」

 

おっさんがゼノヴィアと木場の攻撃を槍で全部受け流している。

 

「ほいっさ!」

 

「くっ、あれも聖剣に属するやつなのか」

 

ゼノヴィアが避けながらいう、すると俺にもベロみたいなやつが飛んできた。

 

「イッセー、他の人たちを心配するほど余裕があるのかよ!!」

 

匙だった、その顔はいつにもなく真剣であった。なら俺も本気でやらないといけないな!!

 

ー○●○ー

 

立香side

 

バアル家次期当主を頼光さんで倒すことが出来た……やっぱり、一位というだけあり油断してくれたのは助かるよね!!

 

「……やっぱり、トップクラスだときつい!!」

 

『マスター、まだまだ戦いは終わっていませんよ』

 

スマホの中にいるケイローン に注意された……確かに……次はどの英霊で行く、出来れば新しい英霊を使いたい。

 

『であるならば(ローマ)の番である!!』

 

スマホからまた別の声が聞こえた……それもいいけどさ、やっぱりアストルフォ《セイバー》の方もいいよね。

 

ドォォォォォォン!!

 

音が聞こえて、そっちに顔を向けると大量の水しぶきと真っ黒塊の衝突だった。

 

「やっぱり、悪魔だと人との魔力量が桁違いだよ」

 

そういえば、リアス先輩のところに教会関係の人がいたよな……水着だけど一応聖女だから、問題ないよね

 

夢幻召喚(インストール) 裁定者(ルーラー)

 

大きい帽子に水着を着る。そして俺は走るのであった。

 

『ほら、もっと早く走るのよ!!グズグズしない!!』

 

「は、はぃぃぃぃ!!」

 

さらにスピードを上げるのであった

 

ー○●○ー

 

立香side

 

たどり着いたときには一誠と匙がボロボロであった、すると二人が同時に倒れた。

 

『グレモリー眷属、兵士(ポーン)並びにシトリー眷属兵士(ポーン)リタイア』

 

おお、相打ちっていうわけか。

 

「マスター、お疲れさん。どうだった?」

 

ヘクトールがゼノヴィアと木場の攻撃をひょいひょいと避けてこっちに来た。二人を見るとボロボロであるがヘクトールは傷一つついていなかった。

 

「バーサーカーのおかげでなんとかなったよ」

 

「まあ、それはそうだな。それじゃあおじさんは帰らせてもらうよ」

 

「まだ勝負は終わってないぞ!!」

 

ゼノヴィアがそう言うと困ったような顔をするヘクトール。

 

「俺としてはまだいいけどよ、目の前の敵に集中していると周りがよくみえないぞ、例えば……そこの金髪の少年の後ろとか」

 

「え?……僕ですか」

 

ヘクトールがそう言った瞬間、男の子?……でも服装は女子高生の服……そうか、アストルフォタイプか。

 

男の娘の後ろから現れたのは……ヴラド3世が現れ男の娘の首に手刀を入れて気絶させると粒子になって消えた。

 

『グレモリー眷属僧侶(ビショップ)リタイア』

 

「ギャスパー!!」

 

「……ギャーくん」

 

ヴラド3世も作戦通りに動いてくれた……ヴラド3世はそのままスマホの中に帰った。

 

「藤丸立香……あなたはソーナと組んで私とサイラオーグを一網打尽にするのが作戦だったのね」

 

「ええ、あなたとサイラオーグもしくは会長と手を組み、残りの陣営を、倒すと予想はしていました、それならこっちも組んだらいいのではと思い……だけど、若手悪魔No.1は傲慢……あなたはそのプライドがその結果をなくした……それは助かりました」

 

俺は拳を構えると白髪の少女も拳を構える……なるほど相手も肉弾戦か……だけど。

 

「私の今宿し英霊は悪竜タラスクを鎮めた、一世紀の聖女……真名マルタ!!」

 

「聖女さま………」

 

アーシアが驚いていた、そりゃそうだ……聖女が水着を着ているだから。

 

「ギャーくんの仇」

 

白髪の少女が俺の懐に潜り込み、腹に鋭く拳を打ち込んできた。俺はバックステップで後ろに下がる。

 

「ハァァァ!!」

 

今度は俺が白髪の少女の懐まで潜り込み白髪の少女のお腹に鋭く拳を打ち込む。

 

「カハッ!!」

 

「小猫!!」

 

小猫ちゃんはそのまま岩の壁まで吹き飛ばされた。

 

「部長………ごめんなさい」

 

小猫ちゃんはそのまま光の粒子となって消えた。

 

『グレモリー眷属戦車(ルーク)リタイア』

 

「小猫さんの仇を取らせてもらうよ!!」

 

今度は木場が剣を抜いた……またスマホを取り出す。

 

夢幻召喚(インストール)剣士(セイバー)

 

黒いうさ耳を生やしたアストルフォ《セイバー》になった。

 

「遠からん者は音にも聞け!近くば寄って目にも見よ!我が名はシャルルマーニュが十二勇士アストルフォ!」

 

やっぱりアーサーで行けばよかったかな。巧みに避ける、アーサー王とクー・フーリンそして山の翁との剣の稽古と比べれば!!

 

魔剣創造(ソード・バース)!!」

 

すると地面から剣が飛び出てきた,

 

「うわっとっと!!」

 

「今だ!!」

 

よろける瞬間ゼノヴィアがこっちに光の斬撃を……あれってビーム出せるのかよ!!あ、これはやばい!!

 

ドォォォォォォン!!

 

ー○●○ー

 

No side

 

立香に光の斬撃を当てたゼノヴィアと木場は警戒する。煙が立ち上がり見えなくなる。

 

すべては我が愛に通ずる(モレス・ネチェサーリエ)

 

声が聞こえ煙がどこかに消えると、そこにあったのは血塗られた赤き城壁だった。

 

赤き城壁が消えるとそこに立っていたのは朱色の樹槍ないし棍棒を地面に刺した立香だった。

 

「デュランダル……かつてシャルルマーニュが十二勇士の一人ローランが担い手であった壊れずの刃……その力を発揮する其方もまた凄い」

 

棍棒を軽々持ち、器用に回す立香。

 

「ローマとは世界であり、すなわち世界とはローマに他ならない。この槍こそ世界(ローマ)を作り出した槍」

 

再び地面に刺し……口を開く

 

「すべて、すべて、我が槍にこそ通ずすべては我が槍に通ずる(マグナ・ウォルイッセ・マグヌム)!」

 

槍が大樹へと変貌し、圧倒的な質量の奔流がシトリー眷属、グレモリー眷属たちに襲いかかる。

 

『グレモリー眷属リタイア、並びシトリー眷属リタイア』

 

こうして、若手悪魔のレーティングゲームはイレギュラーとして人間が勝ったのであった。

 

ー○●○ー

 

立香side

 

電車の中でウキウキとする、俺、やっとだよ、やっと帰れるよ!!

 

「マスター、私も活躍したかったのだわ」

 

エレシュキガルがプクーっと頰を膨らませる……ごめんよ、流石に冥界の女主人を使ったらゲームとして成り立たないから。

 

「でも、エレシュキガルと夏休みで過ごせて楽しかったよ」

 

「そう、それならいいのよ。夏休みを過ごすのだわ」

 

そうだ、冥界で遊べなかった分を残りの夏休みで返上するんだ。

 

「マスター、遊ぶのはいいですが学生の本業である勉学をしっかり終わらせてください」

 

それを聞いて冷や汗を流す俺……そういえば冥界に夏休みの宿題を持って行くの忘れた!!

 

「あら、マスターはまだ終わらせていなかったのですか?」

 

カーマが何かを企んでいる顔をしていた。

 

「私とイシュタルはすでに終わらせていますよ」

 

う、裏切り者!!………でも、それならさ見せてくれてもいいよね、なんたって俺はマスターだからさ。

 

「ええ、わかっていますよ、マスターのためにも私とイシュタルは見せません、勉強は自分でやるからこそ意味があるのです、それに現生徒副会長が宿題を忘れるとかあり得ませんよね?」

 

それを聞いて俺の顔を真っ青になる。あの宿題を残り5日で終わらせろと……そんなのむりだ!!

 

「マスター、頑張ってください。母もあなたのためにここは鬼になります」

 

この列車の中に俺の味方は誰もいなかった。王様たちはお酒を飲んでいるし、そうだ、俺にはアーサーがいるじゃないか!!

 

「アーサー王……困った人を助けてくれるよね?」

 

それを聞いて苦笑いをするアーサー王。

 

「ごめんね、これは君が乗り越える試練だから」

 

「そんな!!アストルフォも頼りにならないのに!!」

 

「さりげなく僕を馬鹿にした!!」

 

だってアストルフォだもん、是非もないよね?

 

ー○●○ー

 

家にたどり着くと俺は唖然とした……一軒家が高さ6階の超豪華な豪邸に変わっていた。

 

「あれ?ここって私の住所だよね」

 

表札も藤丸って書いてあるし……スマホのマップを見てもそうだ……するとポストに手紙が入っており、それを見るイシュタル……いつのまに!!

 

「これ、魔王から謝罪の品よ」

 

今更だけど、悪魔の技術って凄いな!!




乳上とかモードレッドとかも出したい!!でも……やっぱりギルガメッシュとかも出したいけど原作が崩壊しそう!!

次回、アーシアに結婚を求めるディオドラ。そしてとある事件が起こり怒る戦士とファラオ!!逃げてディアドラ。

次回、ディオドラ・アスタロト死す!!

次は一体どんな英霊を出そうかな、6巻はどんな英霊が合うのかな。それでは!!


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