幻想黒龍伝 (霧島 蓮)
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第一話 幻想に舞い降りた少年

ん…ここはどこだ…

少年は目玉がたくさんある所で目を覚ました

??)あら、目が覚めたのね

そこから一人の女性が現れた

誰だ…

少年が警戒していると女性はこう答えた

??)あら、警戒しないでほしいわね

警戒しないわけがないだろう

??)あらあら、まぁ、いいわ今日はあなたにお願いがあってここへ呼んだの

願い…?

そういうと女性は真剣な顔つきになり)

私が貴方に頼みたいこと…それは私達の世界を救ってほしいの…

世界?なんの世界だ…

そこの世界の名は『幻想郷』という世界よ

その世界は美しい場所なのだけど今は侵略されてしまっているの…

幻想郷』?私じゃなくてもいいだろう…

そう少年が答えると)

私が外の世界を探しても対抗出来るのが貴方しかいなかったのよ…これは貴方にしか頼めないの…

そう女性の声が弱くなると)

はぁ…分かったよ…やってやる…

そう少年が諦め気味に言ったら)

そう…ありがとうね…どうか…仲間を救ってほしいの…

分かったよ…所で名前を聞いてもいいか?

私の名は『八雲紫』(やくもゆかり)よ貴方は?

私か…私の名は『霧島蓮』(きりしまれん)だ…

よろしくね…蓮…

ああ…

じゃあ…私は行くぞ

あ、待って

?)少年が立ち止まって振り返る)

 

貴方にはこれを渡しておくわ必要になったら使って頂戴

そういって白いカードを手渡す)

ん…なんだろ…これ…まぁ、ありがと

そういってカードを受け取る)

どういたしましてじゃあ、行くわよ

ああ…それは分かったがどうやっT…

あーーーーーーー?!

(少年が落下していって消えた)

ふふふ…気をつけてね…

(そういって女性も消えた)

あーー!背中痛ぁ?!

(背中から地面に衝突)

いてて…何すんだよ…

(そういって頭を振りながら身体を起こすと)

グルルルルル…

後ろから魔物の声が)

あ…これは振り返っちゃいけないやつだけど気になる…

そういって振り返ると魔物が大きな口を開けて吠えた)

うおお?!

(魔物がかぶりつく寸前に蓮の拳がクリーンヒットして魔物を吹き飛ばした)

あ…危ねえ…

しっかし…ここが幻想郷か…

(周りを見回して)

ここで何が起きてるんだ…?

その時突如大きな翼が羽ばたいた音が聞こえる)

ん…?何だ…あっちからだな…行ってみるかな

森を抜けるとそこには大きな湖が)

うわぁ〜…きれいなとこだなー

向こうを見ると翼の生えた少女が数人の男に追いかけられている)

え…?羽…生えてる…

芝生を走る音)

男A)ふふふ…追い詰めたぞ…手間をかけさせやがって…

男B)さぁ、観念しろ!

男C)もう逃げられないぞ!

少女)くっ…ここまでですか…

続く)




ここまで読んで頂きありがとうございました
このあと蓮は誰と出会うのか…また頑張って書くので楽しみに待っててください!


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第二話 翼の生えた少女

蓮)あの人…襲われてる?!助けなきゃ!

男A)ふふふ…気持ちいいこと沢山してあげるからね〜…

??)いや…来ないで…誰か…助けて…

男が少女に触れようと瞬間一人の少年が飛び出てきた)

オラァァァァァァァ!!

背後から男Aを刀で真っ二つに切り落として残りの二人を蹴り飛ばして間を取りそのまま男たちの前に立ち塞がる)

間に合った!大丈夫ですか!

??)は…はい…あ…ありがとうございます

男B)てめぇ!何しやがる!

蓮)るせぇ!てめぇらの思い通りにさせっか!

そのまま少女の方に振り向いて)

もう大丈夫ですから…私に任せてください

??)はい…(ジワッ涙が滲んでくる)

男B)やっちまえ!

二人が殴りかかってきたが拳を腕で受け止めてそのまま二人とも刀で切り落とした)

ふぅ…あの人が言ってたのはこの事か…

??)あの人?

自己紹介してませんでしたね私の名は『霧島蓮』蓮と呼んでください

文)あ、これは丁寧にどうもありがとうございます

私は『射命丸 文』と申します。文と呼んでくださいね

後タメ口で大丈夫ですよ

蓮)うん、分かったよ文

文)ところで蓮さんはどうしてここに?

蓮)うん…紫に幻想郷を救ってほしいと頼まれて

文)じゃあ…この人が紫さんの言ってた人ですか

蓮)ん?紫が何か言ってたの?

文)はい、『最後の希望』を連れてくると

蓮)最後の希望ねぇ…というかあそこで何か光ってるけど…

文)へ?

蓮が指を指す方向にはキラキラ光る玉が浮いていた)

文)あ…あれは…

文が駆け寄ってその玉に触れると玉が文の中に入っていった)

蓮)何があったんだろう…

文)…おかえりなさい…私の能力…

蓮)能力ってあんな感じなの?

文)元々は私達は自分達の能力を持っていたんですが能力狩りにやられて能力を奪われたんです…それで私が偵察に出たら敵に見つかってしまって追いかけられていたんです…

蓮)許せねぇ…文…私が何とかしてやるから…幻想郷を護るよ…

文)ありがとうございます…じゃあ…私達の拠点に案内しますね

蓮)ああ、頼む……ん?

文)どうしました?

ドクッ)

蓮)あ…が…背中に…痛みが…

文)だ…大丈夫ですか?!しっかりしてください!

蓮)あ…がァァァァ!

バサッ)

背中から大きな龍の翼が生えた)

蓮)いてて……何があった…

文)( ゚д゚)ポカーン…( ゚д゚)ハッ! 蓮さんから羽が生えた?!

蓮)へ?

背中を見ると大きな羽がバサバサと動いている)

蓮)ほ…ほんとだぁぁぁ?!

文)何があったんですか…

蓮)いや、私が聞きたいけど…これで飛べるようになったのかな…?

文)みたいですね…じゃ…じゃあ話がそれましたが行きましょうか…こっちです、付いてきてください(バサッビュン)

文が飛んでいった)

あ〜待ってよー

後から蓮も不慣れながら飛んでいった)

続く)



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第三話 博麗の巫女

文)それで…聞きますけど蓮さんの能力って何ですか?

蓮)うーん…悪いけど使ってことないんだよね…

文)使ってないのですか?それは驚きましたね…

あ、そろそろ着きますよ

着陸して)

そこには巨大なシェルターが)

文)ここですね…

蓮)こんなにデカイとバレたりしないの?

文)意外とバレてませんよ

蓮)ええ…驚きだな…

(ガコッギィィィィ)

文)さ、入りましょうか

蓮)ああ…

シェルターの中を歩いている)

蓮)ここにはどんな人がいるんだ?

文)いろんな人がいますよ

蓮)ホホゥ…どこに人がいるんだ?

文)ここには確実にいますよ

「医療室」

コンコン)

文)永琳さん、入りますよー

ガチャッ)

永琳)あら、おかえりなさい…

文)ただいま帰りました

永琳)ええ、ところでそこのなんか…翼?の生えてる男の子は誰?

文)この方は私が襲われてた時に助けてくださった方です

蓮)私は霧島蓮と申します、蓮とお呼びください

永琳)あら、ご丁寧にありがと、私は八意永琳』よ

永琳とでも呼んで頂戴

蓮)分かったよ永琳

??)うう…グスッ

永琳)魔理沙、泣くのはやめなさい、

魔理沙)分かってるけど…どうしてもなんだよ…

文)永琳さん、霊夢さんはまだ良くならないのですか?

永琳)ええ…受けたダメージが大きい上にとても重症だから…

蓮)私が…なんとかしてみる

魔理沙)お前…何か魔法とか使えるのか?

蓮)分からない…

永琳)貴方何かいい薬持ってるの?

蓮)持ってない…けど…やるしかない…

魔理沙)大丈夫なのか?

蓮)任せろぃ

魔理沙の頭を優しく撫でてポンポンと叩きながら)

魔理沙)////

蓮)さて…行くぞ…

身体中の力を腕に集めて手に集中させて霊夢に向かって放出したら光が辺りを包んで霊夢の傷が癒やされていく)

魔理沙)おおー…すげぇ…こんな魔法見たことない…

永琳)これが…

霊夢の傷が消えて全快する)

蓮)ふぅ…こんなもんか…

魔理沙)お前すげぇな!

ギュッ魔理沙が抱きつく)

蓮)おっと、どした?

魔理沙)ありがとう…ホントにありがとう…

蓮)ふふふ…喜んでもらえて何よりだよ

永琳)治ったのはいいけど…医者のメンツ丸潰れよ…

文)まあまぁ治っただけいいじゃないですか

ムクッと霊夢が起き上がる)

魔理沙)霊夢!

霊夢)……?あれ…ここは?

永琳)ここはシェルターの中よ

霊夢)シェルター…?ということは…私はあいつにやられたってこと…?

魔理沙)ま…まぁ…そうなるな…

霊夢)あー!思い出した!あんのやろー!もう一回行ってボコボコにしてやる!

飛び出そうとする霊夢を皆が抑える)

魔理沙)おちつけ!また行ってもやられて終わるだけだぜ!

永琳)そうよ、止まりなさい…

蓮)なんだろー…この蚊帳の外の感じ…

霊夢)分かったわよ……ん?ところで文、この子誰?まさかあんたの彼氏?

霊夢がそういうと顔を赤くして否定して)

文)か…かかかか彼氏?!ちちち違いますよ!

霊夢)あらあら動揺しちゃって ま、冗談は置いといて貴方の名前は?

蓮)私の名は霧島蓮と申します

霊夢)私は博麗の巫女の博麗霊夢よよろしくね

蓮)はい、こちらこそ

??)騒がしいけど何があっt…霊夢?!貴方大丈夫なの?!

霊夢)大丈夫に決まってるじゃない私がやられるわけないじゃない(ふふんと胸を張る)

文)こてんぱんにされて魔理沙さんを泣かせておいて蓮さんに助けられておいて何言ってるんですかねぇ…(ボソッ)

霊夢)あーやー?聞こえてるのよぉ?

文)ひぃ?!

霊夢)ま、心配させたわねレミリア

レミリア)まぁ…貴方が無事ならいいわ…ところでどこに行こうとしてたの?

霊夢)博麗神社よ、あいつを倒さなくちゃ

レミリア)なら…私達も連れて行って頂戴…私達も紅魔館を取り返したいのよ

霊夢)仕方ないわね蓮と文もついてきて頂戴

蓮)了解した

文)分かりました



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第4話龍の力

??)お姉様?どこに行くの?

レミリア)まずは博麗神社に行ってから紅魔館を取り戻しに行くわよ

??)私も行く!

レミリア)大丈夫なの…?フラン

フラン)ええ、私もお家を取り戻しに行くわ!

??)なら、私達もお供します、ね?美鈴?

美鈴)ええ、お嬢様達だけを行かせるなんて危険です!

レミリア)ふふふ…ありがとうね

??)私も忘れてもらっちゃ困るわよ

レミリア)パチェ、大丈夫なの?

パチュリー)ええ、私だって紅魔館を取り戻したいもの

レミリア)分かったわ

蓮)んじゃ…行くか

レミリア)ええ、行きましょうか

霊夢)じゃ、蓮、号令頼んだわよ?

蓮)え…?私が…?

霊夢)当たり前じゃない、あんたが紫から頼まれたんでしょ?

蓮)…まぁ…そうだけど恥ずかしいけど…やるか…

そう言って息を吸うと)

蓮)『これより!幻想郷救出作戦を始める!目標は博麗神社と紅魔館の奪還!これを達成するために全力を尽くす!行くぞ!』

そう叫ぶと一面に響き渡った。霊夢達が圧倒されるほど大きく、威厳のある声だった)

蓮)ふぅ…

霊夢)行きましょう!

そういって各々空を飛び神社へと向かった

〜博麗神社〜

霊夢)さてと…ついたわ…

蓮)作戦はどんな感じで?

霊夢)そりゃあ各々全力でそいつを倒すしかないわよ、だけど…

気をつけなさいよ…あそこには私の能力を持ったバケモノがいるから…

一同)了解!

神社への階段を登ってみるとそこには霊夢の用な姿をしているが殺気を物凄く放っているバケモノがいた)

蓮)こいつは様子とか見ないと…

霊夢)そうね…けど…行くしかないわ

蓮)だな…!

そういって階段をのぼりきり対立したらバケモノがこちらに気づき殺気を放ってきた)

蓮)うおっ…こいつは凄いな…さてと…行くぞ!

蓮が殴りかかるが結界に弾かれ吹き飛ばされる)

蓮)?!一体何だってんだ?!

霊夢)そりゃあ…結界張られてるから無闇に攻撃してもそうなるだけよ…

蓮)じゃあどうするんだ?

霊夢)そりゃぁ…ねぇ…こうするしかないわよ

霊夢が大幣を持って殴りかかるが結界に弾かれる)

蓮)同じことしてるじゃん…

霊夢)そりゃあ…力技で壊すしかないわよ

レミリア)それなら私達が!フラン!行くわよ!

フラン)うん!お姉様!

二人が殴り続けようやく結界にヒビが入った)

蓮)おお!

しかしその瞬間危険を察知したのか二人を弾き飛ばし上から攻撃を仕掛けてきた)

蓮)うおっ…

蓮と同様に回避をする しかし、逃げた先にも攻撃をされて食らった)

蓮)いってぇ…

霊夢)やっぱりこいつ…強い…

レミリア)一撃高すぎでしょ…

止めを刺そうと更に攻撃を始める)

蓮)うわっとと…

全員にシールドを張り防ぐ)

蓮)どうする…このままだとジリ貧だぞ…

その時、身体から力が満ち溢れてくる)

蓮)?!な…なんだ…身体から力が満ち溢れてくる…?!

よし…これなら!

蓮が飛んで敵に急接近してこう唱えた)

……スペルカード発動焔符『ブレイズアッパー』

蓮の右手に焔が宿り敵の結界を破壊した)

敵)?!

もう一撃!スペルカード発動 龍符『ドラゴンブレイズ』

口から大きな焔を吐き出して敵を焼き尽くした)

蓮)はぁ…はぁ…こ…これでいけたか…?

倒した時に霊夢に能力が戻っていく)

霊夢)おお…!能力が戻ってきた!

蓮が着陸して)

蓮)どうだった…?倒した?

霊夢)ええ、大丈夫よこうやってちゃんと能力が帰ってきたもの

それにしてもあんた凄かったわよ?

蓮)そ…そうかな…?

フラン)うんうん!とってもかっこよかったよ!

蓮)そ…そっか…ありがとね

続く)



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第五話 紅き館

紅魔館に向かう一同)

蓮)さっきのが…スペルカード…

霊夢)ええ、貴方も能力に目覚めたみたいだけど…どんな能力かしら…でも…私の化け物の結界を壊すほどだもの…かなり威力が高いわね…

文)あんな能力の使い方知りませんでしたよ…滅多に見ない能力なんですかね…?

レミリア)私達も見たことないわね…おっと、そんなことを話してたら着いたわね…私たちの家に…

着地して紅魔館を見上げる)

蓮)……一つ言っていいか?

レミリア)何かしら?

蓮)めちゃくちゃデカくね?

レミリア)ふふん、そうでしょ?こんなカリスマが住んでるんだから当然よ!

胸を張って羽を動かして自慢しながら)

フラン)カリスマだったらお家…取られてないんじゃ…

ボソッ)

レミリア)そそそそんなことないわよ?!

フラン)お姉さま動揺してるけどどうしたの〜?

(ニヤニヤ)

レミリア)うう…うー★うー★

フラン)あはははお姉さまのカリスマブレイクだ〜

蓮)あ…あまりいじるのも…

フラン)大丈夫だよ〜お兄ちゃんいつも皆これくらいいじってるから〜

蓮)そ…そうなの…?

フラン)うん、そうなんだよ〜

霊夢)あんたたち…そんなのんびり話してる場合かしら…

文)そうですよ…仮にも敵地に向かってるんですから…

蓮)…だな…気を引き締めないと

レミリア)ここには…いたわ…まずはあいつかしら…

そこには門番をしている化け物が)

蓮)…私が行こう…

一瞬で化け物の懐に潜り込み刀で真っ二つにした)

レミリア)貴方…ホントに凄いわね…

蓮)それはどうも さ、中に入るんだろ?

レミリア)ええ、そうね行きましょう

ギィィィィィ)

扉が開く)

扉が開くと言うことは…来るわよ

蓮)なにg…

そういった瞬間目の前にナイフが現れた)

蓮)うおっ?!

寸前で回避)

蓮)あっぶね!

レミリア)やっぱり来たわね…ここからは全員で立ち向かっても時を止められては意味ないから別れて行くわよ

咲夜と霊夢はこいつの相手をして

咲夜)分かりました

霊夢)分かったわ

私、フラン、蓮は私の部屋に行くわよ、そこにも…化け物がいるはず…

フラン)もちろん!

蓮)了解

その他のメンバーは図書館に向かって頂戴

了解!)

全員が抜けようとすると化け物がナイフを投げるが咲夜と霊夢の攻撃で弾かれてメンバーは奥へ進む)

霊夢)さてと…行くけど足を引っ張らないでよ?咲夜

咲夜)貴方こそ

そういって攻撃を仕掛け始める)

化け物は時を止めてナイフを投げつける)

咲夜)効かないわよ?貴方は元は私の能力だもの

そういってナイフを弾く)

霊夢が陰陽玉を打ち出し気を引き咲夜がダメージを与えていく)

化け物も負けじと攻撃するが霊夢達が押していく)

霊夢)とどめよ!霊符「夢想封印」!

化け物が消滅する)

霊夢)ふう…これで大丈夫ね…

咲夜)あとは皆を待ちましょうか

続く)



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第六話 悪魔の妹

ドンッ)

蓮)ガハッ…ちぃ…

レミリア)やっぱり強い…

フラン)やっぱり私達の能力使われると厳しいね…

蓮が立ち上がるとレミリアの能力の化け物がグングニルを投げつけてくる)

蓮)くっ…

刀で防いで上に弾く)

蓮)やっぱり…威力…高すぎんだろ…もう少し決定打が無いと…

(二人の能力の化け物に攻撃を与え一進一退の攻防が続いているがお互いにダメージが蓄積しているが決定打を与えることが出来ないでいる)

レミリア)こういう時に能力使えれば…

考えて意識が離れた瞬間レミリアにグングニルが飛んでくる)

蓮)危ない!

蓮がそう叫んだときにはもう目の前にグングニルが)

レミリア)くっ…

目を閉じたコンマ数秒後…レミリアは突き飛ばされていた、目を開けると蓮がレミリアを突き飛ばしていた

レミリア)?!

その瞬間蓮の片方の肩を貫いて両肩にグングニルが深く突き刺さる)

蓮)ガアアアッ!

そのまま倒れ込み両肩から血が吹き出す)

レミリア)だ…大丈夫?!

そういって蓮に駆け寄る)

蓮)ああ…私は平気だ…レミリアは?

レミリア)私は大丈夫…貴方が私を突き飛ばしてくれたから…

蓮)そっか…なら…よかった……

レミリア)喋らないで!今そのグングニル抜くから!

そういってゆっくりとグングニルを抜いていくと蓮が苦痛の表情を浮かべ耐えている)

レミリアがグングニルを抜き取るとゆっくりと立ち上がる)

蓮)はぁ…はぁ…

レミリア)もう無理よ…貴方に死なれたら…それこそもう誰も立ち向かえないわ…

蓮)大丈夫だ…フランもこっちに来てくれ…

フラン)う…うん…

蓮)二人とも…私の後ろに…下がって…

二人が蓮の後ろに下がる)

蓮)「やるしかねぇ…何があっても…この二人を護る!」

二人の能力の化け物が同時に蓮に攻撃を放つ)

蓮が目を閉じた瞬間

蓮の身体が光って姿が変わって攻撃を防いだ)

レミリア)……??…?!れ…蓮?!

蓮)え…?!こ…この姿は…?!

目を開いて自分を見ると龍に変身していた)

レミリア)な…なんで?!

蓮)分からない…二人を護りたいと思ったらこうなった…

レミリア)………//////

フラン)あ…ありがと…////

蓮)ああ…今なら…力が漲ってくる

そういって化け物に突撃をして攻撃を仕掛ける

化け物も突撃して近接を仕掛けるが蓮に殴り飛ばされる)

レミリア)す…凄い…

フラン)私達が苦労してたのを…いとも簡単に…

蓮)スペルカード発動!龍符『ドラゴンデストロイ』!

あらゆる方向から防ぎきれない量の弾幕が一気に飛び出してきて

化け物にダメージを与え翼で地面に打ちつけて上から重力魔法で

潰して倒した)

蓮)や…やっと…たお…せ…(龍化が解けて地面にぶつかる寸前でレミリアに抱えられた)

レミリア)大丈夫…?

蓮)な…なんとかね…

フラン)おかげで私達の能力を取り戻せたよ…ありがと…

蓮)どういたしまして…どうして泣きかけてるんだい?

レミリア)そ…それは…あ…貴方のことが心配だったから…///

蓮)ありがとな…ナデナデ

レミリア)うう…////

フラン)むー…ねぇ?お兄ちゃん?肩の傷は大丈夫なの?

蓮)あ…言われてみれば確かに…痛くないな

レミリア)え…?てことは…治ったってこと?

蓮)みたいだな…

立ち上がる)

蓮)おっと

ふらつくがレミリアとフランに肩を支えられた)

蓮)ありがとな…

レミリア)いいのよこれくらい さ、ロビーに戻りましょ?

蓮)だな

フラン)はーい♪

続く)



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第七話 狂乱

蓮)た…ただいま〜…

霊夢)蓮!無事だったのね!…あら…?なんでレミリアとフランに肩を担がれてるの?

レミリア)それはね…私の代わりにグングニルを肩に受けちゃってね…

フラン)あのね!あのね!お兄さん凄いかっこよかったんだよ!

レミリア)そうね…私達を護りたいって思ったら龍に変身したのよ…貴方イケメンかしら…?

蓮)あはは…私はイケメンじゃないよ…

霊夢)あら…貴方ホントに凄いのね…

咲夜)でもこれでみんな帰って来たわねよかったよかった…

そう言った瞬間紅魔館が停電した)

咲夜)な…何事?!

??)クックックックッ…

電気が点くと数十人の男が)

霊夢)何よ!あんたたち!

??)ふふふ…お前たちから能力を奪ったやつらだと言えばわかるかな?

霊夢)っつ…!

??)ふふふ…能力を取り戻された時は焦ったが今…ここでもう一度奪えばい…ドサッ)

見ると蓮が男を斬っていた)

蓮)…か……たちか……霊夢達をこんな目に合わせた奴らは…!

……ゃ…………なきゃ…………………こいつらだけは…絶対に殺さなきゃ!

そういった瞬間蓮から闇が溢れ出して辺りを包み込む)

??)?!な…なんだこれ…

蓮が身体に力を込めると彼の『体の皮膚にヒビが入った』

霊夢)な…なんで…蓮の身体にヒビが…?

すぅぅ…ガァァァァァァァァァァ!!!!!!!!)

蓮が思い切り叫ぶと彼の体の『一枚目の皮膚が砕けた』)

その後光が辺りを包み込み、光が消えると別人に変わっていた

以前は髪の毛や服が蒼いフランの姿をしていたが

今は髪の毛が紅、蒼、黒の3色の髪をしており姿は聖の姿をしていた)

霊夢)れ…蓮…?

蓮は答えずにもう一度咆哮をあげるとどこからともなく大鎌が飛んできた)

蓮はそれを片手で掴み構える)

??)構うな!後はあいつ一人だ!あいつさえ片付ければほかは敵じゃねぇ!

数十人の男が襲いかかるがそれをひらりと躱して剣には焔大鎌には雷を纏わせてキリモミ回転しながら次々相手を切り落としていく)

??)な…なんだよ…こいつ…ホントにバケモノじゃねぇか…

そう言葉を零している間にも烈火の様に荒れ狂い閃光の様に素早く動き相手を切り落としていく

すると突然飛び上がり)

蓮)スペルカード発動…闇符…『深淵の闇夜』

そう呟くと紅魔館を包んでいた闇が男達を包み込んで一気に圧縮して潰した)

蓮)ふぅ…この程度か…

そういっているものの肩から血が垂れている)

レミリア)蓮…貴方…肩から血が…

蓮)ん?これくらい平気だよ…

そういって出ていこうとしたらレミリアや霊夢が腕を掴んで引き止める

蓮)離してくれ…

そういって歩き出す)

レミリア)だめよ…治療しなきゃ…

そういって引っ張りあいをしていると…ブチブチ…ミチッ)

レミリア)……へ?

ブチッブシャァ!

蓮の肩から先が取れて蓮が地面に倒れ込む)

レミリア)ひっ…

蓮)ぐ…はぁ…はぁ…

レミリア)霊夢!永琳呼んできて!咲夜!部屋を空けて!フラン!運ぶわよ!

霊夢)わかったわ!

咲夜)かしこまりました!

フラン)うん!

霊夢)永琳呼んできたわよ!

永琳)何があったのかしら?

レミリア)蓮が大変なことになっちゃったの…

永琳)とりあえずはやってみるわ…

そうして処置は夜まで続いて終わって休憩してる時に永琳が血液検査をしている)

永琳)特に怪しい所は観られないわね…ん…?あら…?

血液の反応を見て)

永琳)こんなこと…ありえるのね…

窓の外を見ながら)

これは…驚きねぇ…

続く)



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第八話 混声の跡

夜…紅魔館にて)

蓮の部屋)

ギィィィィ…

そうすると誰かが入ってきて)

??)蓮…いい?

(蓮は静に眠っており)

??)大丈夫そうね…

すると月明かりでレミリアの顔が見えて)

レミリア)蓮は…私のせいで…こんなことになってしまった…なら…責任を取らないと…

蓮に近づいていき)

レミリア)蓮…私が…してあげる…

そのころ蓮の意識はというととても深いところにあった)

目を覚まして)

蓮)んん…ここは…どこだ…とても…暗いな…

??)さぁ、目覚めたかい?

蓮)だれだ…!

??)まぁ、おちつきたまえよ、私は君の味方であり、君を傷つける気持ちなどサラサラないよ

??の体は魔理沙にそっくりだが髪の毛などが黒かったり顔に何かの筋が浮かんでいた)

??)やぁ、君とははじめましてかな、軽く自己紹介をしようじゃないか

蓮)ああ…頼む…

すると??は軽く腰を曲げて)

はじめまして、私の名は桐島漣(きりしまれん)

はっきりいうと君の裏人格でもあり、もう一人の君でもある

蓮)もう一人の…私…それにしては…なぜ姿が違うんだ?

漣)それはな…逆に同じだったら分かりにくいだろ?

蓮)まぁ…そりゃそうか…ところで…漣はなぜいまわたしのところにいるんだ?

漣)そりゃあ君はあの戦闘で重症を負っているのは分かるよね?

蓮)ああ…そうだな…

漣)そのときにだね、君の昔の記憶や力が戻り始めてるのさ…

蓮)私の…昔の力?昔の記憶?私にそんなものがあるのか?

漣)あるから今、私が君にお知らせにきてるんだよ?

蓮)そっか…ところで…君はこのあとどうするんだい?

漣)私も今は君と精神を繋げているけども私も一人のやつとして行動するつもりだよ?

蓮)そうなのか…

漣)つまり言うところでね私達は相棒の関係なんだよ?

蓮)なんで相棒?

漣)だってさ?私は君から産まれたわけだし私は君の記憶も共有できるしなんなら君と同じ能力も持ってるのさこれを相棒と呼ばずになんとよぶんだい?

蓮)そ…そうなのかな?じ…じゃあ…相棒って呼ぶよ

漣)嬉しい限りだね♪

蓮)それで…他に用はあるかい?

漣)じゃあ、これを最後にしようかな

漣が指を弾くと蓮の記憶が一気にブワッと戻っていき力も戻り始めて

漣)それじゃあ…頑張るんだよ?相棒♪

そういうと漣は消えていき)

蓮)ああ…わかったぜ…相棒

翌朝)

永琳)さてと…調子はどうかしら…?

蓮)ん…んんっ…んう…ふぁぁぁ〜…よく寝た…ん?永琳?何してるんだ?

永琳)貴方…大丈夫なの?と…とりあえず皆を呼んでくるわね

蓮)おーう

永琳)みんなー!蓮が起きたわよー!

霊夢、レミリア、咲夜、フラン)ほ…ほんと?!

全員が部屋に駆け込むと蓮はのんびりあくびとかをしていた)

蓮)ん〜?皆おはよ〜

霊夢)あんた…皆心配してくれてたのに…

蓮)ん?心配してくれたのは感謝してるよ?

レミリア)その…蓮…ごめんなさい…腕が…

蓮)ん?いいのいいのこれくらい気にするなよ〜それになんとか出来そうだしね

レミリア)これを…なんとか?

蓮)咲夜、レミリア、腕を用意してくれないか?

咲夜)ええ…わかったわ…

(両腕用意されて)

蓮)ふぅ…おりゃっ!

蓮の肩から闇が飛び出してきて腕とくっついて闇が体とくっついて元通りにしていき)

レミリアたちは口がふさがらないようだ)

数分時間を置くと完全にくっついて元に戻って)

蓮)ほらね?(にししと笑って)

皆)( ゚д゚)ポカーン

さてと、ご飯食べに行こ〜っと(部屋から出ていって)

レミリア)まっ…待ってよー!(全員があとをおいかけて)

続く)



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第九話 つかの間の平和

フラン)あははは♪待て待て〜

 

蓮)やだよ〜頑張って捕まえてみな〜

 

(二人は蓮が回復し、朝食を取り終わったあとに鬼ごっこをしている様子)

 

レミリア)はぁ…あの子達は元気でいいわねぇ

 

永琳)まぁまぁ、元気がなくてドヨンとしてるよりはいいし、何よりあなたも心配してたでしょ?(クスクス)

 

レミリア)ななな?!そそそそんなことないわよ!

 

永琳)とはいいつつも顔が赤いわよー?♪

 

レミリア)ぐぬぬぬ…

 

(レミリアと永琳はその二人の様子を見ながらお茶を飲んでいて)

 

永琳)さてと…レミリア、皆をよんできてくれるかしら?

 

レミリア)いいけど…どうかしたの?

 

永琳)ちょっと皆に伝えなきゃいけない衝撃の事実が分かってね

 

レミリア)??わ…分かったわ

 

(そう言って戸惑いながら全員をレミリアの部屋に連れていき)

 

霊夢)それで永琳?話って何かしら?

 

永琳)それはね…結構重要なことかもしれないのよ

 

魔理沙)重要なこと?一体何だ?

 

永琳)驚かないで聞いてちょうだいね…実は…霊夢と蓮のことなんだけど…

 

(全員がざわついて話し合ってて)

 

咲夜)その二人がどうしたのよ、まさか…病気とかじゃないわよね?

 

永琳)いえ、病気だなんてことはないわ、むしろ二人はとっても健康体そのものだもの…

 

パチュリー)じゃあ…一体何かしら

 

永琳)実はね…霊夢と…蓮の血が繋がっていたのよ…

 

(永琳はそう重々しく口を開いて)

 

蓮、霊夢)?!?!

 

(また全員ざわついて話し合ってて)

 

永琳)実は…分かったのは蓮の治療をしているときにふと血液検査をしてみたのよ、霊夢の手当もしていたからそのときにね、

そしたら…DNAとかの列が酷似していたのよ…

 

霊夢)そ…そんなことが…つまり…蓮とは兄妹ってこと…?

 

永琳)ええ…そうなるわね…因みに…蓮が兄で霊夢が妹なの…

 

蓮)そんなことが…世の中に起こり得るのか…?

 

紫)あらあら、皆凄い戸惑った表情をしてるわねぇ

 

一同)紫!

 

(紫が隙間から出てくると蓮の方を向いて

 

紫)ねぇ、蓮、貴方の一族はね…影から幻想郷を護る一族なの…そして滅多に表に出てくることはない…しかし…霊夢、貴方の先代の日記があるはずよ、それを取ってきて頂戴…

 

霊夢)わ…分かったわ…(そう言って取りに行き)

 

蓮)紫…俺と霊夢が兄妹ってどういうことだ…?

 

紫)待ってなさい、今、霊夢が来るから

 

霊夢)取った来たわよ

 

(全員がその日記に注目するとこう書いてある)

 

『○月☓日…今日は重要なことを決め、そして身籠った日…それは…私の先代から聞かされていた話で…幻想郷には裏で幻想郷を護ってる一族がいると聞かされていたが…今日はその一族と話し合うことになった日だ…そして…話し合った結果…我々は手を結ぶ事で合意した…そして…表と裏…幻想郷を護る一族同士で最も強い者同士で夜の営みを行い…子供に力を託し次の世代も護っていくことで合意した…これからも…わたしは幻想郷を守る為に力を振り絞らなければいけない…』

 

霊夢)まさか…その一族ってのが…

 

紫)そう…博麗の巫女と霧島一族の契…そして…それから…幻想郷は更に繁栄していったのよ…

 

霊夢)じゃあ…今まで皆笑顔で過ごせていたのは…

 

紫)そう…霧島一族が更に活発に幻想郷を守ってくれたこと…それが理由よ…

 

蓮)てことは…俺も未来はそうなると?

 

紫)いいえ、そうじゃないわ、貴方の先代は自ら伝統を引き継ぐ事を決意した、貴方にも選ぶ権利があるのよ、自分がどうしたいか、ゆっくり考えるといいわ

 

蓮)分かった、少し考えてみるよ

 

レミリア)あ…それと…私からも伝えなきゃいけないことが…

 

続く)



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第十話 平和への道

レミリア)それで…私からも言うことがあるんだけどね…

 

(レミリアのその声で静まり返る一行)

 

レミリア)………ごめんなさい!

 

永琳)……へ?

 

咲夜)お嬢様?一体何があって謝っておられるのですか?

 

レミリア)蓮に謝らなくちゃいけないの…

 

蓮)お…俺?俺何かしたっけ…

 

レミリア)……実は…貴方がグングニルをかばってくれたでしょ…?それで貴方が更に大怪我しちゃって…

 

蓮)それくらいなんともないぞ?そんなことで謝ることの程でもないしな

 

レミリア)そうじゃなくて…貴方が大怪我しちゃって夜寝てるときに貴方の部屋に入って…

 

蓮)ふむ…それで?

 

レミリア)貴方の傷を治したい一心で…

 

永琳)ま…まさか…

 

レミリア)そう…貴方の首に噛み付いて吸血鬼にしちゃったの…

 

一同)?!

 

(そう、レミリアの口から衝撃的発言が飛び出し一同がざわついており)

 

蓮)てことは…俺は…

 

レミリア)……ええ…龍と吸血鬼のハーフになってしまったの…

 

あ…でも…吸ったのはほんの少しだから…吸血鬼のデメリットは無いわ…量が多かったら危なかったかもしれないけと…メリットのほうがたくさんあるから…でも…ヒッグ…ごめんなさい…

 

(そう言って泣きじゃくり地面にしゃがみこむレミリア)

 

永琳)れ…蓮…

 

蓮)……………

 

(無言のままレミリアに近づいていき)

 

レミリア)!!

 

(レミリアはなにかされるのかと怖くて震えていながら)

 

蓮)……ギュ…

 

(蓮は怒ることなど一切せずにレミリアを優しくも固く抱きしめて)

 

レミリア)……れ…蓮…

 

蓮)レミリア…ありがとうな…俺の傷を直してくれようとして…

レミリアも俺を直したい一心だったんだろ?

 

レミリア)う…うん…

 

蓮)それなら怒ることなんて一切ないよ…レミリアのそれがなかったら俺は死んでたかもしれないしな…むしろ感謝を云うよ…

レミリア…本当にありがとうな…

 

レミリア)……!!!……うう〜…

 

(蓮に感謝を言われて更に泣き続けてる間、蓮は優しくレミリアの頭を撫でて落ち着くまで肩を貸していて)

 

(数分後)

 

レミリア)……ふ…ふぅ…もう大丈夫よ…ありがとうね… 

 

蓮)おう♪いいってことよ♪

 

(そう笑って言いながらレミリアから離れて)

 

レミリア)ふぅ…じゃ…蓮はこれからどうするのかしら?

 

蓮)そうだなぁ…あとはどこが残ってるの?

 

永琳)そうね…残ってるのは天界くらいかしら…他は自衛出来ていると聞くわ

 

蓮)天界かぁ…高いこと苦手なんだよね…

 

霊夢)い…いまさらなのね…

 

蓮)特に高い建物とか苦手なんだよね…

 

魔理沙)あそこには高い建物はないから大丈夫だぜ?

 

蓮)そうなの?それならよかった…じゃあ、次はそこに行くか〜

 

(続く)



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第十一話 晴れ渡る天界

レミリア)それにしても…誰が天界に行くのかしら?

 

蓮)おれはいくぜ?

 

??)それじゃあ俺もお供しようかな

 

霊夢)誰!出てきなさい!

 

??)さーてとっ…やっと出てこれるな

 

(蓮の身体が光って蓮の裏人格が飛び出してきて、その姿は服や髪の色が黒い魔理沙の姿であり)

 

霊夢)?!あんた…どうやって蓮の中から出てきたのよ

 

??)改めて自己紹介するかな、俺は桐島漣(きりしまれん)

 

蓮の裏人格だよ

 

永琳)蓮に裏人格なんてあったの…?

 

蓮)いや?どちらかというと咲夜が捕まってキレた時に自分の中にもう一人の自分を見つけてさ、それが漣なんだよね

 

咲夜)そんなことが…

 

漣)とまぁ、そんなことだけどよろしくなー♪

 

霊夢)あんたも蓮に似てそこは能天気なのね…

 

漣)まぁまぁ、俺も行くからいいだろ?

 

霊夢)仕方ないわね…

 

漣)よっしゃ♪早速行こうぜ?(翼を生やして)

 

蓮)しかたねぇなぁ…じゃあ、霊夢と咲夜来てくれる?

 

霊夢)ええ、わかったわ

 

咲夜)私もなの?でも…お嬢様がいるから…

 

レミリア)大丈夫よ♪行ってらっしゃい♪

 

魔理沙)わ…私も行くのぜ!

 

蓮)ん、わかった、じゃ行くか

 

永琳)わたしは永遠亭に戻って警戒に当たるわね

 

レミリア)あ、それなら私も手伝って街なか警戒するわね

 

咲夜)お嬢様は太陽大丈夫なのですか?

 

パチュリー)問題ないわ、私が魔法かけるもの

 

レミリア)あら、パチェが珍しいわねぇ

 

パチュリー)私だってそれくらいするわよ…

 

蓮)あはは♪それじゃ行ってくるな

 

翼を生やして凄い速度で天界に向かい)

 

??)くっ…厄介ね…

 

蓮)とーう!!そりゃっ!(凄い勢いで着地して)

 

霊夢)あんた…飛ばし過ぎよ…疲れちゃうじゃ無い…

 

??)霊夢さん?

 

霊夢)あら?衣玖、久しぶりね

 

衣玖)ええ、お久しぶりです、ところで、そちらの方々は?

 

蓮)私は霧島蓮です、蓮とお呼びください

 

衣玖)きりしま?まさか…貴方が…

 

蓮)ん?どしたの?

 

魔理沙)ふ…二人とも早すぎなのぜ…

 

衣玖)あら?魔理沙さんも?

 

咲夜)貴方達私が人間なのを忘れてないかしら…

 

衣玖)あら…みなさんお揃いで…

 

魔理沙)ひさしぶりなのぜ…

 

咲夜)ええ…お久しぶり…

 

衣玖)あらあら 

 

蓮)ここにも能力を奪われた人いる?

 

衣玖)それなら、あちらに総領娘様が

 

蓮)よっし、いくか

 

衣玖)私が案内いたしますよ

 

蓮)いいの?じゃあお願いしようかな

 

衣玖に連れられていき)

 

衣玖)あれですね

 

(指を指すとすごい量の攻撃を受けているか無傷な器が)

 

霊夢)なんであれ無傷なのかしら

 

??)んぁぁぁー♪気持ちいいー!

 

誰かが隣でみ悶えており)

 

蓮がΣ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!としながら見ていて)

 

蓮)あれってまさか…

 

衣玖)そう…超がつくドMですよ…

 

更に蓮が苦虫をかみ潰した顔になり)

 

霊夢)とりあえず…攻撃してみましょう…

 

(試しに霊夢が攻撃を当てると更にブルっと震えて)

 

霊夢)天子…あんた一体何してるのよ…

 

天子)あら♪霊夢じゃないの♪見ての通り攻撃させてるのよ♪

 

霊夢)それでもなんであんたも悶えてるのよ…

 

天子)知らないわ?それでもとっても気持ちいいんだもの♪

 

霊夢もΣ(゚д゚lll)とした顔になりながら攻撃していて)

 

蓮)頑張ってるねぇ

 

衣玖)そうですねぇ

 

(蓮と衣玖は到着して攻撃に加わった魔理沙と咲夜を見ながら)

 

衣玖)あ、お茶でもどうぞ♪

 

蓮)あ、これはどうもどうも♪

 

(2人で撃退する様子を見ながらお茶を飲みながら現状の話をしていると霊夢が気づいて)

 

霊夢)(╬◣д◢)ゴルァ!!あんたもやりなさい!

 

蓮)へいへい

 

(渋々攻撃に加わってなんとか倒し)

 

天子)とっても気持ちよかったわ♪

 

霊夢)あんたは頑丈すぎなのよ…

 

魔理沙)ホントだぜ…

 

咲夜)疲れたわ…

 

蓮)それじゃあ帰るねー

 

漣)またなー

 

蓮)あ、衣玖ー(耳元で話し込んで)

 

衣玖)分かりました、やってみますね

 

蓮)じゃあねー♪

 

(全員が下に飛んでいき)

 

続く)



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第十二話 幻想郷の危機

蓮)さてさてさーてー…幻想郷の住人は救えたかな…?

 

レミリア)アリスを救ってきたわよー!

 

アリス)皆ありがとうね…

 

蓮)流石にこれだけで終わるわけじゃないよなぁ…

 

???)そのとおりさ…

 

一同)?!

 

蓮)誰だ…

 

一同が振り返ると一人の男が立っており)

 

グレン)俺の名は『グレン.オリヴィア』、ここを俺の手元に落とそうとした者だ…

 

蓮)お前が…この事件のはんにん…!

 

グレン)また幻想郷にモンスターを大量に送り込んでおいたよ、

 

蓮)な…貴様…!

 

グレン)さぁ…君が最後かな…?

 

蓮)……ここは俺たちに任せて霊夢達はモンスターを対処してくれ…

 

霊夢)それじゃあ…あんたは…

 

蓮)俺のことはいいからはやく!

 

霊夢)……っ…!……わかったわ…(全員を促して飛んでいき)

 

グレン)さぁ…始めようか…

 

蓮)ああ…

 

(お互いに獲物を構えて)

 

(一瞬の刹那に鍔迫り合いが起こり音と衝撃波があたりに凄い勢いで広がっていき)

 

グレン)へぇ…流石だね…あいつらを倒すだけはある…

 

蓮)そりゃどーも…!(力を込めて蹴り飛ばし離れて)

 

漣)俺のこと忘れてねーよな?

 

(漣も大剣で斬りかかり)

 

グレン)おっと…君もいい太刀筋だね…

 

(後ろに飛んで呼吸を整えて)

 

グレン)君たち魔法のことも忘れてないかね?

 

(魔法陣が出てきていきなり雷や複合魔法が飛んできて対応できずに)

 

蓮、漣)くっ…(背中に魔法を受け)

 

蓮)相手が魔法ということは…!物理が効く!

 

(蓮が刀で詰め寄り刀を横に振るが上に避けられて)

 

グレン)おっと、危ない危ない

 

漣)そこ!

 

(上から拳を振り下ろして肩にクリーンヒットして)

 

グレン)いたっ…

 

蓮)今度は俺の番だ!

 

(鎖に魔法を組み合わせて鞭のように使ってダメージを与え)

 

グレン)くそ…厄介だな…これならどうだ!

 

(グレンが重力魔法で地に叩きつけて)

 

蓮)ぐはっ!ぐふ……

 

(攻撃を受けてもフラフラと立ち上がり)

 

グレン)これで終わりだ!(当たったら確実に助からない程強い魔法が二人に向けて発射されて)

 

蓮)あぶな!(二人がギリギリ避けて)

 

文)蓮さん!モンスターの処理が終わりました!(全員が戻ってきて)

 

蓮)?!危ない!(そのビームが文と魔理沙に当たる角度で飛んできていて)

 

文)え…?(当たる寸前)

 

魔理沙)うっ…!(二人とも目を閉じて)

 

バチィ!)(魔法の当たる音がして)

 

文、魔理沙)………?(目をゆっくり開けて)

 

(すると目の前が黒く覆われており)

 

(それは蓮と漣の服で二人が壁となっており、ズルリと崩れ落ちて)

 

文)?!れ…蓮さん…?!

 

魔理沙)しっかりしろよ!(二人がゆさゆさ揺すってもガクガク揺れるだけで目を覚まさず)

 

文)お願い…(泣き始めて)

 

魔理沙)目を覚ましてくれよ…(二人ががっくり肩を落として大泣きし始めて)

 

蓮の心臓の音が弱まっていき)

 

グレン)ふはははは!!!!!やっと倒したぞ!これで幻想郷は俺のものだ!これからまた征服してやる!(蓮たちを倒した魔法を放ちまた当たりそうになり)

 

(二人は泣いていて気づいておらず)

 

バチィ!(また蓮達がすぐに立ち上がって盾になって)

 

グレン)な…!まだくたばっていなかったか!(準備して)

 

衣玖)蓮さん!持ってきました!使ってください!

 

(天界からとてつもなく大きな黒い塊を投げて)

 

蓮)あれは…まさか…!紫!俺たちをあの黒い塊まで飛ばしてくれ!

 

紫)わかったわ!文も手伝って頂戴!

 

文)もちろんです!

 

(紫が隙間を開いてエネルギーを足に集中させて、文が足に風を纏わせて打ち上げて)

 

グレン)させるか!(魔法を放つが魔力防壁で防がれて)

 

アリス)そんなことは!

 

パチュリー)私達が

 

魔理沙)させないのぜ!

 

グレン)貴様らー!(ワナワナ震えており)

 

蓮達が黒い塊に手を触れた瞬間世界が暗転した)

 

続く)



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第十三話 終焉

蓮は不思議な空間にいて数分後に目を覚まし)

 

蓮)あれ…ここは…

 

??)目が覚めたね?

 

蓮)だれ…?

 

(誰かわからない人達が集団で蓮を囲んでいるがとても暖かくて優しい目をしており)

 

??)私達は君の敵ではないよ、むしろ味方だと言えるよ♪

 

蓮)それなら…俺はどうしてここに…

 

??)それは…君に激励をするためにね

 

(すると周りの人が微笑んで)

(蓮…蓮…蓮さん…蓮にいちゃん…蓮…)

(と呼びかけながら手を触れて)

 

(おかえりなさい…頑張って…!)

 

蓮)……!!

 

(フフッと笑って)

 

蓮)そうだったな…俺は…一人じゃない!

 

(その頃幻想郷では蓮達が黒い塊の中にいて塊が脈を打っており)

 

グレン)なんだ?あの塊は…入ってから何もないではないか…

 

(ドクン…ドクン…ドクン!!)

 

(塊にヒビが入りバリンと割れると蓮の姿が変わり、真の姿、もとい神の姿へと戻った姿はエリスのような姿をしているが翼の色や髪の色が全く違って闇の力が溢れており、漣も姿が変わり、髪や服の違う神綺をしていて)

 

蓮)さぁ…始めようか…

 

漣)最初で最後の…

 

漣、蓮)本気の神の闘いを!

 

蓮)我が名は魔神王…あらゆる神の頂点に立つ存在…

 

漣)我が名は破壊神…あらゆるものを破壊して平和をもたらす者…

 

蓮)さぁ…我が神器よ…主のもとへと戻って参れ…

 

(そう言うと神器の大鎌が飛んできてそれをノールックで掴んでグレンに向けて)

 

蓮)さぁ…尋常に…参る!

 

(一度ガツンとぶつけ) 

 

グレン)くっ…!この威力…変わりすぎだろ!

 

(グレンであっても払いのけるのがやっとであり)

 

蓮)逃がすわけねぇだろ…!(時を止めてグレンにタイムラグ攻撃を仕掛けて)

 

グレン)これでも…ぐあっ!(タイムラグを食らって吹き飛ばされて)

 

蓮)これで終わるとでも…?

 

(瞬間移動で目の前に飛んできて腹に蹴りを入れて)

 

グレン)がっ!

 

漣)さて…これでしまいか… 

 

(グレンを鎖で縛り上げて)

 

蓮)我らの怒りを受け取るがいい…

 

蓮)スペルカード発動!天符!

 

漣)スペルカード発動!地符!

 

蓮、漣)天地滅裁!

(雷や地割れが起き雷が直撃、そしてマグマが出て容赦なく攻撃し、満身創痍の状態にして)

 

グレン)ぐぁぁぁぁ!!!嘘だ…嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!!! この俺が負けるなどありえん…あってはならんことなのだ!

 

蓮)もう遅い…覚醒した我々は誰にも止められん…グレン…貴様にもな…… さぁ…これでとどめだ!

 

蓮)スペルカード発動!絶符!

 

漣)スペルカード発動!滅符!

 

蓮、漣)終焉へのカウントダウン!

 

(それは天変地異など優しく見えるほどの強さの攻撃でありすべての属性を持った究極の消滅魔法でグレンを消滅させて)

 

蓮)ふぅ…(発動させて膝から崩れ落ちて)

 

文)蓮さん!(急いで駆け寄って抱き上げて)

心配したんですからね…もう…ホントに…あなたのせいでどれだけドキドキしたと思ってるんですか…(泣き笑いで頬ずりして)

 

蓮)ははは…くすぐったいよ…(頬ずりする文を優しく撫でて)

 

漣)まーりーさっ♪(魔理沙に近寄って)

 

魔理沙)なんだぜ?

 

漣)このあと…一緒にでかけるとか…どうかな?

 

(そう言いながら微笑んで)

 

魔理沙)フフッ…もちろんだぜ♪(笑って抱きしめて)

 

文)蓮さん♪私達もいきましょ?

 

蓮)もちろんだよ♪(蓮が文を、漣が魔理沙をお姫様だっこして飛んでいき)

 

(これにて幻想郷に平和が訪れましたとさ…めでたしめでたし)




はい、どうもみなさん初めまして、ツイッターにいる霧島でございます、今回はいつかユーチューブで動画を作るときに使おうと思っているネタを使って作ってみました、この、幻想黒龍伝の黒と龍と言う所以は、龍はご存知の通り蓮の種族が龍が含まれているために、そして黒は、闇の力を表しており、途中で主人公が闇の力に目覚める場面、あそこを意識して作ってみました、次回からは別作で蓮達の日常というタイトルでゆっくり茶番小説を書いていきたいと思います、投稿頻度は気まぐれなのをお許しください、それでは、この物語を読んで頂いてありがとうございました!


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