落ちこぼれうちはの鬼狩り戦線 (酉野笹実)
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始まり

深い闇の中、気配がひとつ消えていく。

 

「はぁ、はあっ…」

 

 

なんで、なんでっ

 

近所のおっさん 達は道端で死にまくってるし、ガキンチョ供も、小煩いオバさんたちも、逃げ遅れたのか死んでる。

 

屍を横目にひたすら、家路へといそぐ。

 

皆も、うちは一族。

 

俺も、家族もうちは一族。

 

 

俺はうちはナユタ。

 

医療忍者だ。

 

うちは一族なのに?と疑問だろうが、俺は戦闘があまり好きじゃない。生きるか死ぬかの時は仕方ないが、人を殺すのが苦手だった。

 

それが敵であろうが、動物だろうが苦手だった。

 

だからサポートメインの医療忍者の道を選んだ。普段は木の葉病院で勤めて、有事の際は任務に同行する。弱けりゃ先に狙われるから、あり程度鍛えたが、せいぜい中忍レベル。

 

元は平和になれ腐った日本人、転生したのがピザ屋で働くフリーターにNARUTOの世界は辛いものだった。求められる強さ、忍と言うつきまとう死の恐怖。うちは一族に生まれた重責。

 

チートなんて天才しかなれない。いくら凡人が努力したってチートにはなれない。

 

才能も無い、意気地もない、覚悟もない平凡な俺はただ、自分の才能の無さに絶望していた。

 

 

神様?そんなもん一介の人間が会えるわけがないだろ。

 

この世界に、別世界から転生するだけで十分チートだよ。

 

俺が出来ることはただ、死なないための努力しかなかった。

 

医療忍者になれば、怪我しても自分で治せるかもしれない。

体力、持久力、それと足が速ければ生存率が上がるかもしれない。

幻術や多少の忍術でも覚えていれば敵を欺く事が出来るかもしれない。

 

だから、俺は綱手様に医療忍術の教えを請い、四代目火影には飛雷神の術や、瞬身の術の教えを請いた。

 

全ては自分のために、自分が死なないための力が欲しかった。

 

 

だけど、今、俺は後悔している。

 

 

「あ、ああ…っ!」

 

 

家に着くと、既に息絶えた妹と両親の亡骸がそこに転がっていた。

 

傍らには血で濡れ、鈍く光る苦無。燃え盛る炎に浮かぶ黒いかげ。赤々と浮かぶ写輪眼。間違いない、あれはうちはイタチ。俺の同期で、天才と名高いあのうちはイタチだった。

 

優しい人達だった。俺が医療忍者になると決心した時も心から応援してくれた。

 

弱虫、うちはの落ちこぼれと馬鹿にされる俺を慰めてくれた妹はまだ、まだ、たったの7歳だ。

 

なんで、死ななきゃいけないんだ?

 

なんで、優しいアイツがこんな酷い事をするんだ?

 

『……なあ、ナユタ。家族が好きか?』

 

 

「なんで、なんでなんだよっ!イタチぃい!!」

 

 

 

炎の中で見た幼馴染の顔はどこか悲しげで、 苦しげで…だけど揺らがぬ

決意があった。

 

 

 

その日、うちは一族は〝ただひとり〟を残して滅亡した。

 

 

 

 

 

 




主人公

うちはナユタ(13)


写輪眼をまだ開眼してない。
弱味噌、常に自分の生存率を気にしてる。
自分はチートじゃないと思っているが、周りから見れば違う意味でチート。
鬼怖い。


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鬼滅の世界

俺は 、気がついたら妹の亡骸を抱えたまま見知らぬ山の中にいた。

 

あたりは雨の後なのか湿った土の香りと、冷んやりした空気に意識が鮮明になる。

 

嗚呼、なんで俺はここにいるのだろうか。

 

悪夢なら良かったのに、腕の中で温かみがほんのり残る妹の亡骸が現実だと告げていた。

 

「あの、時 。火柱が、落ちてきて?」

 

何で俺は生きているんだ?

 

振り返って思い出す。

 

燃え盛る家の中、イタチと俺は対峙していた。

 

俺は原作通りにイタチがうちは一族を滅ぼした事に、自分の家族や俺の家族、俺を殺そうとしたことにショックを受けていた。

 

彼はそれほど優しい人間だったから、いや、優しすぎる人間だったから、その選択に至ったのかもしれない。

 

落ちこぼれと言われ、写輪眼の開眼もできず医療忍者の道を選んだ俺をイタチは決して馬鹿にしなかった。忍術の手ほどきもしてくれたし、彼から教わった忍術も多い。

 

友達だと、思っていた。

どこか、俺は楽観視していたのかもしれない。原作の時期もあまり知らなかったし、何かあったら俺は家族を逃してやれると

 

でも、違ってた。俺の目測や認識が甘かった。あの、暗部のクソジジィがそんか甘っちょろい事を考えるはずがない。

 

 

決行されたのは俺が木の葉病院に宿直の日だった。よりにもよって、何であの日だったのか…、何で俺はもっと原作をしっかり読み込まなかったのだろう。その後悔ばかりする。

 

 

なんで、俺は家族を守る努力をもっとしてこなかったのだろう。

 

なんで、俺は知ってたのに防げなかったのだろう、

 

 

なんで、なんで、なんでっ!

 

 

だから、俺はイタチに何故だと問いただした。

 

あの優しいイタチが何も思わないわけないのに、家族を失い、守れなかった自分の責までぶつけるように、アイツを詰った。

 

その報いなのか、燃え盛る我が家の大黒柱が音を立てて崩れてきて…そこで俺は意識を失った。

 

気がついたら、見知らぬ山の中で妹の亡骸を抱えて座り込んでいた。

 

 

「っ…ユズっ」

 

 

痛かっただろう、怖かっただろうに。

 

ごめんなぁ、兄ちゃん早く帰ってやれなくてっ…

 

まるで眠っているようだ。何度も心音を確認するように抱きすくめるが、体温も冷たくなりはじめている。

 

兄ちゃん知ってるんだぞ?イタチを家に連れ帰るたびにモジモジして、お気に入りの髪留めつけて、おしゃれして…っ

 

ダメだ、感傷に浸るな。涙を流すなっ。俺にそんな資格なんてない。

 

 

早く、現状を確認しろ。ここはどこだ?イタチの術で飛ばされたのか?

 

木の葉に戻らなきゃ。父さん母さんが家にいる。ここにいたら葬いすらできないではないか。

 

「…っ誰だ!」

 

 

見知らぬ気配に後退すると、そこには知らない男が立っていた。

はだけた着物とギラつく口、黒く染まった目が異形の者だと告げていた。

 

 

「美味そうな匂いがすると思ったら、希血の餓鬼が二匹たぁついてるぜ。一匹死んでるがまぁいい。死にたてでも構わないよなぁ?」

 

 

ニヤニヤしてと、酷い口臭を撒き散らすそれに、俺は恐怖よりも怒りがこみ上げる。

 

神はここに来てまた奪うのか。

 

平凡な人生を、転生した世界の家族の命も

 

喪失した悲しみさえ抱くのが罪だというのか?

 

妹を弔う遑さえくれない世界に純然たる憎悪と怒りに目が熱くなった。

 

 

 

 

男は腹を空かせていた。人間を食べていたら鬼殺隊がきて命からがら逃げ出したら、人も寄り付かない山の中にいた。

 

麓の村はないかと探していたら、類い稀な血の匂いに惹かれて二人の子供の姿に、ゴクリと喉をならす。

 

柔らかそうな肉の匂いと血の匂い。

 

間違いない、あの二匹とも希血だ。

 

ここに来て、とんだご馳走にありつけるなんてついてる。

 

にまりと近づけば、男の子供が男の気配に気がついて後退した。

 

チッと男は小さな舌打ちをした。もうひとりの希血の女の子供は死んでいるようだ。生暖かい生き血を啜りながら殺すのが好きだが、多少冷めても希血は希血だ。

 

まずは、男の子供を捉えようと男が爪を伸ばそうとしたとき、何か這い上がる恐怖を感じとった。

 

良く見れば、男の子供の目が煌々と赫くなっているのに気がつく。それだけではない。

 

「…っな、なんだ。その眼。」

 

黒い文様が浮かび上がっいるのである。三つ巴の紋様。

 

なんなんだこいつ、こいつも鬼なのか?

 

「失せろ。」

 

その瞬間、男の頸が宙に舞った。

 

 

いつ斬られた?

 

痛みすら感じなかった。

 

だ、大丈夫。再生できる。

 

男は日輪刀で斬られたわけではないと分かりニンマリと笑うが、その瞬間大きな杭のような物に貫かれ、地面に縫いつけられる。

 

 

「…てめぇっふざっ」

 

足で頭を踏みつけられる、頭骨が砕かれ、脳味噌までぐしゃりと潰された。その激痛に再生が追いつかず男は汚い悲鳴をあげた。

 

とてもじゃないが、13歳そこらの子供のなすことじゃない。

 

 

「……。」

 

 

男は鬼から興味を失ったのか。汚いものを触ったと言わんばかりに、地面に足をこする。

 

 

「っ今度は鬼滅かよっふざけんなぁああっ!!どんだけ、生存確率悪くさせりゃ気がすむんだクソやろぉぉ!!」

 

 

何故か天に向かって叫ぶ子供の声を最後に男の意識はなくなった。

 

鬼滅ってなんだ?生存確率ってなんだ?と言う疑問は解消されないまま。朝日を浴びた男は灰になって消えたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前半のシリアスどこいった。


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勘違いはこうしてされていく

うちはナユタ13歳。前世はフリーター今は元医療忍者、現在無職の迷子。

 

現在、俺は

 

「那由多!!水なれ!」

 

「うおぉお!!俺は水だぁああ!」

 

滝業していた。

 

 

可笑しいよね?可笑しいよね?これ。

 

なんでこうなったのか、半年前に遡る。

 

鬼滅の世界だとわかったのは、あの鬼だ。希血だなんだって言ってたし、朝日で身体が燃え滓みたいに消えたから間違いないだろう

 

ここが鬼滅の世界だ知って、妹のユズを木の葉に返すのは難しいだろうなと痛感した。

 

俺と妹は漏れなく希血らしい。うちは一族の血か?やっぱり血継現界の血って特殊だからか?

 

俺は妹を火葬することにした。妹の亡骸を土葬した所で匂いを嗅ぎつけた鬼が妹の墓をほじくり返すかもしれないからだ。

 

知らない世界でひとりぼっちで葬られる妹が哀れだった。だから、俺は妹の眼を自分の眼に移植した。今、妹の瞼の下には俺の眼が入っている。

 

おい、ドン引きすんなよ?俺だってこの時かなり精神的に不安定だったからな。

 

この時の俺は見知らぬ世界で妹を葬るのが辛くて仕方なかった。せめて自分の代わりに、開眼したての写輪眼があの世で妹を守れるように。そう願いをこめて、自分と妹の眼を交換したのである。そこ、サイコ野郎って言うなよ?泣くぞ?

 

それから妹の髪を切って、持ってた紙に包んだ。これはもし、木の葉の里に帰れたら両親の墓に一緒に埋葬してやりたかったからだ。

 

俺は火葬の準備をした。木や乾いた落ち葉や木の枝を拾って妹の亡骸の周りを囲い込む。人間の身体はそんなにすぐ燃えないから、燃やす燃料が必要になる。

 

せっせと火葬の準備をしていたら。いきなり声をかけられた。

 

「坊主。そこで何をしている?」

 

気配がなかったのにもびっくりしたが、その声は間違いなくあのエロ仙人のあの人だったからだ。やっぱりここはNARUTOの世界なのかっとブワッて涙が溢れて、振り返ると

 

 

天狗がいた。

 

 

はい、わかりますよね?

 

鱗滝さんです。ハイ、あの鱗滝さんです。

 

 

神よ死ね!間違いなく鬼滅時空じゃねえか!ふざけんな!

 

でもね、いきなり山の木立ちの間からあの天狗面の爺さんが気配なく立ってたらびびりません?俺はチビリそうになったがな!

 

え?お化け?お化けなの?

思わず持っていた苦無で妹を守るように立てば、鱗滝さんが手を出して敵意はないと示した所で、俺は漸く鱗滝左近次と言う人間だとわかり肩の力を抜く。

 

 

「…っこんな、山奥で何をしている?」

 

「…妹を、」

 

う、前世の悪い癖出てるぅ!なんでこんな時に声詰まる!前世の俺は年上、とくに鱗滝さんぐらいの爺さんと話すのが苦手だった。小さい頃それはもう厳しい爺さんがいて、悪さをすればこれでもかと叱られる。そのトラウマのせいで、一旦緊張すると、声が詰まる癖がでてしまい、顔を俯かせる。

 

「……殺されたのか?」

 

心臓をひと突きだった。これなら、妹は苦しまなくてすんだだろう。

 

「…何故埋めてやらんのだ?」

 

「鬼が、っ妹を希血だと。きっと埋めても掘り返される。」

 

「……だから、火葬を?」

 

「……はぃ。」

 

「よく、…良く、その鬼から妹を抱えたまま逃げたものだ。」

 

気がついたら朝日登ってたからな。逃げたと言うか、あの鬼の自滅っぽいけど。

 

「わしは鱗滝左近次と言う者だが、お主の名は?」

 

「うちはナユタ…です。」

 

 

これが、鱗滝さんと俺の出会いだった。

 

 

 

……………

 

 

鱗滝左近次は狭霧山を回り、罠の設定の不備がないか見廻りをしていたとき、ふと人間の血の香りにもしやと足を向けると13歳ぐらいの少年が、7歳ぐらいの小さな女童の周りを木で囲い、枯葉をひきつめていた。

 

女童は心の臓を突かれたのか既に死んでいるのがみてとれる。

 

少年と女童はよく似ていることから恐らく兄妹なのだろう。匂いは不思議な感じだが、間違いなくひとの子だ。ぼろぼろの衣服、血に染まった羽織に酷く憔悴した横顔が哀れだった。

 

「…坊主、そこで何をしている?」

 

「⁈」

 

ふところから苦無を取り出してこちらを伺う。感情の匂いは怯えと警戒。少し薬の匂いもする。薬の知識があるのやもしれない。

 

スキもない良い構えだ。目もいい。絶えず鱗滝の動作を観察している。これは中々、素質がある。

 

苦無を持っていると言うことは今は少ない忍びの里の子だろうか?今の音柱の宇髄天元もたしか忍びだったはずだ。身体的にもうすこし鍛えて、呼吸法を教えてやれば良い鬼殺の剣士になるであろう。

 

鱗滝は敵意がないと手をだして制せば、少年の肩の力が少し抜けたようだ。

 

 

 

 

「…何故埋めてやらんのだ?」

 

そう問えば、少年は声をつまらせた。

 

「鬼が、っ妹を希血だと。きっと埋めても掘り返される。」

 

 

希血、なるほどと鱗滝は納得した。この少年の家族は鬼に襲われたのであろう。妹を抱えて鬼から逃げたが、妹の傷は深く死に至ったようだ。

 

重傷の、しかも希血の妹を抱えて良くぞここまで逃げたものだ。

 

「……だから、火葬を?」

 

「……はぃ。」

 

「よく、…良く、その鬼から妹を抱えたまま逃げたものだ。」

鱗滝は思わず鼻の奥がツンとする。死した妹の亡骸を鬼から守るために燃やすと言う少年の覚悟に胸が熱くなる。

 

育てよう、いつか妹を殺した鬼を倒せるよう。もう、大切な人間を失わないように。

 

 

 

「わしは鱗滝左近次と言う者だが、お主の名は?」

 

「うちはナユタ…です。」

 

うちはナユタ?漢字は内葉か、いや裡葉か?

 

ナユタは那由多。極めて大きな数と言う仏教用語だったはずだ。

 

良い名だ。いつか必ず彼は上弦の鬼を倒せる剣士になる。

 

 

鱗滝左近次はその核心を持って少年に、うちはナユタに手を差し出した。




うちはナユタ(13)

勝手に名前の漢字を当てられる。以後、書面だと裡葉那由多になる。
エロ仙人とは直接面識ないが、アニメで知ってる。
爺さん系にトラウマあり。前世はプチコミュ障だった。
無自覚シスコン。

目の交換をしたのはうちは一族の愛からだと思われる。

体術はあまり得意ではないが、頑張る。

火が得意なうちはなのに、水の呼吸を覚える事になった。


うちはユズ(享年7さい)

主人公の妹。イタチが初恋の物静かな女の子。心臓をひと突きで殺される。



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弟弟子 竈門炭治郎

「竈門炭治郎です!よろしくお願いしますっ!」

 

「……ウン、ヨロシクネ。」

 

「あの、なんか遠くないですか?顔も良く見えませんし…。」

 

 

死亡フラグの竈門炭治郎君が禰豆子ちゃんを連れて入門しました。

 

これ、フラグ?フラグだよね!?まさかの原作時間軸らしい。NARUTO時空は主人公のナルト君とは会えないまま鬼滅時空にきたわけですが、主人公と主要キャラってなんか苦手なんだよね。

 

Qなんで、苦手なん?

 

 

A 死亡フラグ満載だからに決まってんだろ!!

 

正直、イタチの件でもう原作主要キャラクターとかトラウマあるわけ。またあの時みたいに後悔するに決まってるし、鱗滝さんはそんなに死亡フラグなさそうだからギリ大丈夫だけど、炭治郎はダメだ。歩くフラグだ。

 

 

ハッまてよ?

 

確か、炭治郎が入門した時13歳。もうじき14歳

 

 

俺は現在15歳。今年で16になる。

 

もしかして、俺。今年藤襲山行くフラグじゃね?

 

 

現在、俺は水の型を全て習得したところである。

 

俺は、水の呼吸法があっていた。鱗滝さんからも太鼓判をもらった。

 

ん、なんかねチャクラの性質と水の呼吸法全然関係なかったんだよね。正直。チャクラは細胞から練り出された身体エネルギーと、精神エネルギーが練り合わさり、経絡系と呼ばれるチャクラの通り道があり、そこから全身にまわり、忍術ができる。一方、呼吸法は肺を強くし、独特の呼吸法で血管に酸素を送り、血液を沸騰させ、肉体を強化する。全く別物だ。ガス管と水道管ぐらい違う。

 

分かりやすく言うと、チャクラは乾燥機、呼吸法は洗濯機。

 

違う家電を体内で使い分けしてる感じだろうか?

 

説明が難しいが、似てるようで全く違う。チャクラは遺伝子レベルから性質が分かれるが、呼吸法は本人の動きや性格、性質から分かれるかんじだ。

ただし、呼吸法を使っている時はチャクラがほぼほぼ使えない。写輪眼はギリいけるが、他の術は発動しない。

 

チャクラと呼吸を両方でやるとしたら、全集中・常中を覚えなきゃいけない。

俺は現在、その修行の真っただ中だった。

 

うちは一族なのに火遁が苦手で、豪火球の術とかできなかった落ちこぼれの俺だが、この鬼滅世界では十分戦力になれるらしい。

 

だからって俺の死亡フラグ恐怖症は治るわけじゃないけどな!

 

俺は竈門炭治郎を避けに避けまくった。え?なんで?余計な関わりをもったら原作崩壊するかもしれないじゃんか。きちんと顔を合わせるのは食事の時だけだ。

 

本当は食事の時も避けたかったが、流石に鱗滝さんが許してくれなかったからな…。

 

「…那由多さん!あ、いた!美味しい茱萸の実がありましたよ!食べませんか?」

 

トコトコと駆けてくる炭治郎少年はすこぶる鼻が効くから、何処に隠れようが見つけてくる。主人公怖い。

 

犬なの犬なの?最近、炭治郎少年の背後に豆柴のスタンドが見える。弟弟子怖い。絆されないからな!絶対絆されてやんないからな!

 

まあ、茱萸ならもらってやらんでもない。甘味は貴重だからな!

 

しかし、流石主人公。中忍の俺でもキツイあの罠トラップと山登り、山下りを必死に繰り返してる。ぶっちゃけ俺の事などかまってられんぐらいぼろぼろに疲れてんだろうに。気遣うなよ、原作に全くでてこないこんな異物。

 

 

その日の夜、炭治郎少年がうつらうつら日記を書いているころ、俺は鱗滝さんと向き合っていた。

 

「……那由多。お前を鬼殺隊最終選別に推薦した。」

 

「っ!?」

 

ワッツ!?ちょ、まてよ!!いきなりぶっ込み良くないからね!

 

まだ、大岩の試練受けてませんけど。

 

「鬼殺隊最終選別、ですか?」

 

「左様、お前、先日大岩を斬ったな。」

 

「っ!」

 

 

隙の糸が見えたから試しに切ったのがバレていた!!でも、俺まだ真菰ちゃんや、錆兎くんに会ってないよ!出てこないかなって毎日全集中の呼吸やりながら修行しスタンバッてんのに、一向に出てこないからね!

 

 

「…儂は、子供を死なせるのは見たくはない。今まで送り出した弟子たちはほとんど帰ってこなかった。だが、もう一度、もう一度信じたかった。だからお前と会った時から、今まで厳しい修行を課してきた。」

 

 

そう言うと、鱗滝さんは俺の頭を撫でた。おもわず思考が停止する。

 

 

「自力で全集中・常中まで至ったお前を信じる。那由多、怯えるな。お前は強い。」

 

 

ーーーお前は儂の誇りだ。

 

そう言われた瞬間、視界が涙で滲んだ。

 

そんな事、今まで言われたことなかった。

 

里の忍だって、親だって…

 

みんな俺に何一つ期待なんかしなかった。

 

 

『ナユタ、お前は医療忍者としても忍としても中途半端だ。医療忍術はそこそこ上手い、幻術もそこそこ上手い。脚はまあ四代目が鍛えた甲斐あって速い。が、それだけだ。』

 

いつかの綱手様の声が、言葉がなぜ今になって思い出すのだろうか。

 

俺、は頑張ったんだよ、医療忍術だって、うちはの忍術だって。努力したよ?でも、足りなくて、誰もかれも俺より先にいく。置いてかれる、足手まといだと馬鹿にされる。

 

認められたかった。

 

忍としての才能があるって信じたかった。あの時、あの言葉を貰ったときから、俺は自分の劣等感ばかりみて、周りなんか見えてなかった。

 

 

『中途半端なお前が、何かを極めようとした時。その時、初めてお前の忍者としての人生が始まる。』

 

そうだね、綱手様。俺、今諦めてない。必死だ。

 

中途半端になってない。

 

鱗滝さんの言葉は俺の胸にストンと落ちた。

 

ああ、鱗滝さんはなんでこんなにも、欲しかった言葉を言ってくれるのだろうか。

 

 

差し出されたのは鱗滝さんと同じ羽織り、下り眉の寂しそうな顔に頬に団扇の紋様が書かれた狐面だった。

 

その日、妹が死んで以来、鱗滝さんの前で子供のように泣いた。

 

うんと、うんと泣いた。

 

 

………

 

涙の匂いがする。

 

炭治郎は、障子を開けて居間を見ると兄弟子の那由多が泣いていた。

 

裡葉那由多という人は不思議な匂いの人だった。

 

鱗滝は豪快な滝みたいで、兄弟子の冨岡義勇は涼やかな流水。

 

那由多はまるで静かに降る雨のようなそんな人だった。

 

やや、下り眉に穏やかな黒目。優しい顔をしていて少し父さんに雰囲気が似てる。美丈夫なのだが顔を隠したがり、炭治郎とも目線が合わない。

 

戸惑い、困惑と言う感情の匂いがいつもしているが、良い人だ。

 

いつも寂しげで悲しみの匂いがする兄弟子は、とても人間が苦手らしい。俺にも全然慣れなくて、挨拶しようにも直ぐに消えてしまう。

 

『炭治郎、那由多はな元忍でな、人一倍警戒心が強い。』

 

『え、に、忍者!?』

 

『周りの環境もあったのだろうな。だが、あやつはなお前達を決して嫌ってはおらぬ。その証拠にお前が寝てる間に治療や禰豆子の見守りをしておるのだ。』

 

 

その言葉に炭治郎ははっとする。確かに起きたら頭を巻いていた包帯とか清潔なものに変わっていたことがあった。鱗滝がやってくれたのかと思ったら、あの兄弟子がやってくれていたらしい。

 

『那由多はな、不器用な子だ。常に何かに怯え常に自分に厳しい。いつも何かに追い込まれるように修行をしていたが、お前たちが来てから良い方向に成長をしている。』

 

『良い方向、ですか?』

 

『誰かを守り、労わる気持ち、心の成長だ。今まで空っぽだった那由多の心をお前達が変えたのだ。』

 

『俺たち、兄妹が?』

 

『那由多はなお前たちと同じく家族を鬼に襲われている。』

 

『!?』

 

『那由多は深傷の妹を背負って、鬼から逃げたが…妹は助からなかった。』

 

 

炭治郎は思わず胸元の布を強く握る。兄弟子の悲しみが痛いほど良くわかる。同じだ。那由多も大切な家族を守れなかったのだと炭治郎の眼に涙が滲み出る。

 

『お前が妹を人に戻したいとここで頑張っている姿を見て、あやつの気持ちに何か変化があったのだろう。儂はそれを良い傾向だと思っておる。』

 

 

 

…お前も強くなれ。この先、どんな事があっても妹を守れるように。

 

 

鱗滝の言葉に炭治郎は力強く頷いた。

 

それからと言うもの、炭治郎は那由多に話しかけるようになった。距離はまだ遠いけど、無視はされてないのは匂いでわかる。最近は少し会話もできるようになった。

 

いつか、あの人見知りの兄弟子と、もうひとりの無口な厳しい兄弟子に負けない剣士になる。そう、心に決めて炭治郎は障子を閉じた。

 

 

 

 

 




うちはナユタ(15)

最大の死亡フラグの炭治郎少年に怯えている。え?コミュ力高くない?
馴れ合うつもりはなかったが、炭治郎くん時々包帯変えないまま寝てるし、傷薬塗ってないし!!医療忍者だったくせで炭治郎君が寝落ちしたらせっせと治療していた。ツンデレ。

真菰や錆兎に会いたかったが会えなかった。
最終選別と言う死亡フラグが立ち、戦慄している。
鱗滝さんに見事にフォーリンラブした。(師弟愛的な意味で)
鱗滝大好きな弟子たちの気持ちが凄くわかる。


鱗滝左近次

炭治郎も義勇もナユタも、死んだ弟子たちみんな可愛い弟子だと思っている。
弟子が巣立つのは寂しいが、いつでも狭霧山で待ってるよ!

忍者の子を育てたのは初めてだから、どんな剣士になるのか楽しみ

今度こそ無事に帰って来てほしい。


冨岡義勇

鱗滝先生が大好き弟子の一人。(師弟愛的な意味で)
ナユタの事は手紙で知っている。この先会えるかわからないが、本人は会ってみたいとは思っている。


竈門炭治郎(13)

修行がんばるぞ!
人見知りの兄弟子と無事に会話できるようになった。コミュ力EX
だが、自分が怯えられてるとは知らない。怯えられてるのはナユタが人見知りだからだと思っている。


錆兎&真菰

話しかけたかったが、タイミング逃してた。
あの子、強いわ。自分たちのアドバイスは要らないね!と見守っていた。
出てこいよ。

原作通り亡くなってる設定。救済したかったが、お話の都合上出来んかった。


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最終選別から早よ帰りたい。

「……これより鬼殺隊最終選別を開始致します。ご武運を」

 

白い髪に藤の着物の美女、たしか産屋敷あまねだよね?奥方様じゃね?原作だとそこら辺分かんないけど。次回から娘達なのかな?

 

ああ始まったのかと俺は遠い空を見た。

 

 

鬼殺隊最終選別

 

育手に推薦された弟子たちがここで鬼殺隊に入るために篩にかけられる。

7日間、山頂と麓にある狂い咲きの藤の牢獄でのサバイバルレース。そこには柱達が捕らえた鬼達が閉じ込められており、山の中で生き延びなければならない。

 

藤襲山に着いた時には20人以上の青少年がいた。ふと、見ればそこには見覚えがある勾玉の首飾りの青年もいる。

 

(あれ、上弦の陸になる善逸の兄弟子の、なんつったけ?獪岳じゃね?)

 

まさかの同期!?

 

 

こんにちは、うちはナユタです。現在、藤襲山に来ています。鱗滝さんとおそろいの羽織りに、狐面を被って参戦。藤の毒を塗った忍具、日輪刀もバッチリですよ!

 

「………っ(帰りテェええ!!)」

 

 

最初は別に鬼殺隊入りたい訳じゃなかったんだよ!正直、日輪刀だけ欲しかっただけ、な・の・に・だ。鱗滝マジックと言うか、……やる気スイッチ押された感が凄い。

 

後に引けなくなるってこういう事だよね。どうしようマジで…。

 

 

ここは、チャクラは温存だな。7日間のサバイバル事態体力がキツイのに、チャクラを使うとさらに疲労が増す。この日輪刀もなるべく大事にしないと7日間は難しいだろう。

 

呼吸法と剣技だけでは少々不安だな。狂い咲きする藤の花を失敬する。

 

 

1日目は取り敢えず地形の把握努める。東側の斜面を目指し、ひた走る。

 

 

「っヒャッハァー!!久々の飯ィっグボっ!」

 

「…っ鬼って馬鹿ばかりなのか?」

 

ここにきてもう3匹も頸を斬っている。

 

飢餓状態のせいか気配がダダ漏れである。そして毎回某世紀末漫画の雑魚みたいに大声をあげて、馬鹿みたいに正面から襲ってくる。

 

中忍試験なんて、頭脳戦やら騙し合いみたいなサバイバル戦を経験してるせいか、鬼の単純行動に内心呆れるが油断はできない。

 

 

途中、獪岳くんと遭遇した。

 

遭遇した時は殺された参加者の衣服から財布を取りあげていた。「…死んだ人間からお金を取るってどうなの?」的なことを一応、注意したら「死んだ野郎の代わりに、使ってやらなきゃ金が腐るだろ!」と逆ギレされた。まあある意味正論だが、ただでさえ気が病むサバイバル戦でタフだね。俺は祟られそうで嫌だけど。うーむ、原作通り獪岳くん俺様でとても気が合いそうにありません。ハイ。

 

2日目、3日目は変化の術で鳥や獣になって上空や斜面から藤襲山の地形を見渡し、マップを作る。セーフティゾーンの確保や洞窟とかとにかく鬼が身を隠してそうな場所を洗い出す。疲れるから日中に三時間でやめる。

 

この時点で10匹以上は斬ったと思う。幸い血鬼術を使う鬼はいなかったが、流石に不意打ちしてくる奴も現れた始めた。途中、喰われただろう受験生達を弔いながら、山菜やら果物を探す。そんな感じで意外と淡々としたサバイバル生活をしていた。NARUTOの中忍試験の経験は無駄じゃなかったんだなとつくづく思う。

 

4日目には山全体のマッピングが終わっていた。それから7日目まで鬼殺して休んでの繰り返しだった。疲れた。めっちゃ疲れた。

 

取り敢えず、無事に試験突破しました。因みに生き残ったのは三人だけだった。マジか、ドンだけ死んだんだよこの選別

 

そういや鱗滝門下絶対殺すモンスターな鬼がいたな。手鬼だっけ?

 

 

 炭治郎が遭遇する前に殺したかったんだが、神の差配か全く会わなかった。

 

やっぱり原作通り炭治郎がかち合う運命なのだろうか?

 

  日輪刀の材料である玉鋼を選び、俺にも専属の鎹烏がやってきた。

 

 俺の鎹烏は夜叉丸と言うオスの烏で、性格も陽気で喋り方が何故か関西弁と言うキャラが濃い烏だった。

 

 正直、俺はこの鎹烏に関してどうしようか悩んでいる。鎹烏と言うのは鬼殺隊員の頼れる伝達役でもあるが、監視役でもあるわけで…。忍術を使う所をこれから先に見られてしまうと思われる。なので前もって血鬼術じゃないよと念押ししたが、どうも不安だ。写輪眼を使うのを見られたくないし、鱗滝さんの狐面を四六時中つける事にした。

 

鱗滝さんのとこに帰ると、鱗滝さんと炭治郎が暖かく迎えてくれた。鱗滝さんは弟子が帰ってきたことが余程嬉しかったのか、ボロボロになって泣いて喜んでくれた。本当にいい人だよなぁ。弟子達が鱗滝さんが大好きなの分かるからツライ。

 

やっぱり手鬼殺しておけば良かった。今からもっかい藤襲山いこうかな。

 

禰豆子ちゃんは相変わらず寝てるらしい。良く寝てるね本当。炭治郎は鱗滝さんと水の呼吸の型を習い始めた頃らしい。この前、壱の型が出来たと嬉しそうに報告してくれた。

 

 炭治郎と鱗滝さんが山に行く間、俺は薬草を煎じながら禰豆子ちゃんのお守りをする事になった。本格的な型の稽古に入れば鱗滝さんは炭治郎につきっきりになるから、こればかりは仕方ない。

 

そんな頃ヤツはやってきた。

 

 

「俺は鋼鐵塚と言う者だ。裡葉那由多の刀を打って持参した。」

 

「あ、ハイ。」

 

まさかの担当が鋼鐵塚さん?!折ったり紛失したら包丁持ってくるあの鋼鐵塚さん!?兄弟弟子揃って同担の刀鍛冶なの?

 

原作通り我が道を行く人で、ツラツラと日輪刀の説明をして玄関先で風呂敷を開けている。

 

あー、これ2年後にまたやるパターンですね?

 

「……と言うわけだ!わかったか!」

 

「あ、取り敢えず玄関先だと難ですから、中に入ってもらえます?」

 

こう言うマイペースな人間はタイミングをみて話を折るに限る。

 

ちなみに、炭治郎はこの時、街にお使いに出かけていなかった。

 

「へえ、お前ずいぶんと優しい面してるじゃねえか。女が好きそうな儚い系?本当にそんなんで鬼が切れるのか?」

 

「…顔は関係ないだろう。」

 

 すいませんね!ヒョロくて!火男仮面に言われたかねぇ!!鱗滝さんがフォローしてくれなきゃ怒鳴ってただろう。

 

鋼鐵塚さんは表情が曇る顔がコンプレックス師弟を何のその、ズズいと見事な黒拵の打刀を差し出した。

 

「日輪刀は別名色変わりの刀と言ってなぁ、持ち主によって色が変わるのさぁ。水の一門なら青だろうよ。鮮やかな水色か?露草色か、はたまた浅黄色か、もしかしたら褐色か?さあさあ、抜いてみなぁ!」

 

 

 原作通り手をウネウネする鋼鐵塚さんに、頬を引きつらせながら刀を抜くと見事に鍛えあげられた刀身が目に飛び込んできた。

 

コレが俺の日輪刀かとひとりごちしていると、柄から這い上がるように、刀身の色が変わっていく。

 

 それは見事な青紫色だった。

 

 矢車菊のような美しい青紫色の刀身に、水の波紋のような紋様が浮かび上がったのである。それには鱗滝さんと鋼鐵塚さんも驚いたようで、まじまじと刀身を見つめている。

 

「色だけじゃなく、紋様まで浮かぶとは珍しい。」

 

「…こりゃあ期待以上だぜ!なあ、鱗滝」

 

「ああ。」

 

その時だった。夜叉丸が部屋に飛び込んできたのは。

 

『那由多ハン、那由多ハン!任務ヤで!』

 

「え?早くない?」

 

『西ノ街ヤ!西ノ街ニ鬼ガオルで!ヨナヨナ子供ガ消エテンネンて!ホラボサットシトラント、サッサと用意セナ!』

 

お前、その怪しい関西弁どこで習ってきてんだ?

 

「那由多、コレを持っていけ。」

 

「これ、」

 

「試験で羽織りがぼろぼろだったからな。」

 

 

藍色に、うちわの家紋。裾に流水紋が施された羽織りだった。裏地の生地は鱗滝さんの羽織りと同じだ。か、カッコ良い!

 

鱗滝さんの手縫いとか、絶対大事にするしかないじゃないか!

 

「任務がきたなら剣士は即時に向かわねばならん、気をつけて行ってこい。」

 

 

その言葉に背を押されるように、俺は鬼殺隊士としての最初の任務に旅立った。

 

 

 

 

 

 




・うちはナユタ

 任務に行くことになった。鎹烏がいまいち信用できない。
鱗滝さんから羽織を貰ってウキウキしている。
中忍試験を必死に思い出してた。実は選別では精神的にかなり疲弊していた。
手鬼と遭遇しなかった。
狐面を常備する事になった。

・鱗滝左近次

 弟子が帰ってきた!嬉しい!
自分と同じ、優しい顔立ちの主人公の気持ちがわかる。

・竈門炭治郎

お使い行ってる間に兄弟子が任務に行ってしまった。しょんもり


・手鬼

狐の子はいねーかーと探し回っていた。実はナユタの後方に追いかける形でいたが、お互い気づかず。命拾いした。次回は炭治郎に殺される。


・鋼鐵塚蛍
 
  ナユタの日輪刀を見れて満足。この後、里でめっちゃ自慢する。

・夜叉丸 オス

関西弁の鎹烏。陽気な性格。相棒が根が暗いが気にしない!懐がかなり広い。


・獪岳

 まさかの同期 ナユタと全く気が合いそうにない。作者は別に獪岳アンチではない。




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