華ある世界を取り戻すために (オト姫)
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プロローグ
第0話 変わった世界


本日よりリニューアルして華の世界を取り戻すためにを投稿していきたいと思います。
投稿ペースに関しましては未定です。自分のペースでやっていきますのでよろしくお願いします!!
それではどうぞ!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あははははははは」

 

笑い声が聞こえる

 

 

「…………なっなんで……………」

 

 

「まだ言ってるの貴方?」

 

 

「なんで………がふっ………立て直そうとしている日本にこんな事をするの」

 

 

「なんでかって?***からよ」

 

 

「!!!」

 

 

「あははははははははは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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数十年後

 

 

 

ある中学校

 

「………………」

 

ある少女がその学校の図書館で本を読んでいた

 

「ハァハァハァ」タッタッタッ

 

そしてある少女は図書館に走る

 

ガラガラッ!

 

「花丸ちゃん!!」ハァハァ

 

花丸「ルビィちゃん!!!」

 

この二人は国木田 花丸と黒澤 ルビィ。二人は幼稚園の時代からの親友である。

 

ルビィ「花丸ちゃんクラスはどう?」

 

花丸「………まぁまぁズラ」

 

ルビィ「何かあったら相談してね?ルビィとお姉ちゃんがいつでも相談にのるから」

 

花丸「うん!ありがとうルビィちゃん」

 

ルビィ「……………」

 

花丸「そういえば、ルビィちゃん何で今日遅かったの?いつもなら先にルビィちゃんが来ているのに」

 

 

ルビィ「…………」

 

花丸「ルビィちゃん?」

 

ルビィ「……あっごめん花丸ちゃんちょっと用事があってね」

 

花丸「………そうズラか」

 

ルビィ「………花丸ちゃんはルビィが絶対に守るから」

 

花丸「…………ルビィちゃん」

 

マルは幼稚園頃から狙われやすい感じだから昔からずっとルビィちゃんが守ってくれている。マルがいじめられそうになった時や攻撃されそうな時は必ず来てくれて、助けてくれる、ルビィちゃんに迷惑をかけてばかりだ

 

 

ガラガラッ!

 

「失礼します…」

 

花丸「ダイヤさん!」

 

ルビィ「お姉ちゃん!!」

 

ダイヤ「花丸さんにルビィちょうど良かったですわ」

 

この人は黒澤 ダイヤ ルビィちゃんのお姉ちゃんズラ

 

ルビィ「ちょうど良かった?」

 

ダイヤ「この学校に入ってきたという事は知っていると思いますが松浦組の話をしようと思って」

 

 

花丸「松浦組!?……………って何ズラ?」

 

ダイヤ「知りませんの!?」

 

花丸「えへへ、ごめんなさい。聞いた事なかったので」

 

ルビィ「……………」

 

ダイヤ「そういう事であるならば仕方ありませんわね、松浦組と言うのは総長松浦 果南さんが率いる集団いわゆる不良グループですわ」

 

 

花丸「不良グループ…………」

 

ダイヤ「私の方から果南さんには二人には手を出さないように言っていますが他のメンバーはそう行きません。だから十分に注意していてください」

 

 

花丸「分かりました……………ルビィちゃん?」

 

ダイヤ「そういえば、ルビィ私が松浦組の名を出した時から変ですわね?何があったんですか!?」

 

 

ルビィ「…………私誘われたの松浦組に」

 

花丸「え?」

 

ダイヤ「は?……………今何と」

 

ルビィ「ルビィ、誘われたの松浦組に入らないかって」

 

花丸、ダイヤ「!!!」

 

ルビィ「……………」

 

花丸「それでルビィちゃんはどうしたの!?」

 

ルビィ「当然断ったよ、いい心地しないし不良なんて嫌だから」

 

ダイヤ「!!言ったそばから…………とにかく花丸さんルビィ。気をつけてください。私は果南さんの所に行ってきます」

 

少しダイヤは怒っている

 

花丸「ダイヤさん!?」

 

ルビィ「大丈夫だよ、果南さんとお姉ちゃんは友達だから………」

 

ダイヤ「今は友達と呼べるかわからない関係ですけどね…………」

 

そして部屋を出ようとする

 

ダイヤ「花丸さん、ルビィ。何かあったら私に言ってくださいね」

 

花丸「はい!ありがとうございます」

 

ルビィ「ありがとうお姉ちゃん」

 

ガラガラッ!

 

花丸「ダイヤさん」

 

ルビィ「……………お姉ちゃん」

 

 

 

この後一年間は花丸とルビィに松浦組は近づくとこもなくルビィが勧誘される事もなかったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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一年後

 

図書室

 

ルビィ「♪〜♪〜♪」

 

ルビィは図書室で本を読んでいた

 

タッタッタタッ

 

花丸「♪〜♪〜♪〜♪」

 

ガラガラッ!

 

花丸「ルビィちゃん〜きたズラよ〜」

 

ルビィ「花丸ちゃん!!」

 

花丸「今年もクラス違ったね」

 

ルビィ「そうだね…………けど!来年こそは同じクラスになれるよ」

 

花丸「そうだね」笑顔で言う

 

ルビィ「あ、それとルビィ生徒会長に立候補しようと思うんだ!」

 

花丸「生徒会長に!?」

 

ルビィ「うん!お姉ちゃんがやった事を守っていかなきゃ!」

 

花丸「…………そうだね」

 

ルビィ「よかったら花丸ちゃんも一緒にやろうよ!!書記とかもあるし」

 

花丸「…………マルは遠慮しておくズラ」

 

ルビィ「…………そっか分かった。花丸ちゃんの分まで頑張るね!」

 

こうしてルビィちゃんは生徒会の仕事を手伝うようになった

 

数日後

 

花丸「……………」

 

ルビィちゃんは生徒会になると行った日から図書室に来なくなった。前まで毎日来ていたのに

 

 

花丸「ルビィちゃん……………」

 

さらに数日後

 

花丸「……………」

 

静かだ、あの日からマル以外誰も来ていない、基本マルとルビィちゃん以外は図書室に来る人は居なかった

 

 

花丸「寂しいよ、ルビィちゃん」

 

思わずそう呟く

 

 

「ルビィちゃんに会いたい?」

 

 

花丸「!!!」急に声がした後ろを振り返る

 

バチバチ!!!

 

花丸「…………あ…………る……………ちゃ………」

 

ドサッ

 

花丸はどこかに連れていかれたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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花丸が連れていかれた後

 

???

 

花丸「……………」

 

 

「………………」

 

 

花丸「…………んっ」

 

 

「!!」

 

 

花丸「あっ………あれここはどこズラ」

 

 

「気が付いた?」

 

 

花丸「あ、貴方は?」

 

 

「私は高海 千歌3年生だよ」

 

 

花丸「高海先輩」

 

 

千歌「大丈夫?スタンガンで首を痺れさせてみたいだけど」

 

 

花丸「そういえばマルは!図書室にいたら誰かが!」

 

 

千歌「…………ごめんね、花丸ちゃんそんな事をしてしまって」

 

 

花丸「貴方はまさか!!」

 

 

千歌「…………そう花丸ちゃんが思っている通り、私は松浦組の現副総長だよ」

 

 

花丸「!!!松浦組……………」

 

 

千歌「…………本当にごめんね。果南ちゃんから君達二人には絶対に関わらないようにって言われているに」

 

 

 

花丸「…………」

 

 

千歌「でも、心配しないで私は何もしない。無事に帰ってもらうから」

 

 

花丸「……………」

 

 

千歌「…………お願い信じて」

 

 

花丸「分かりました」

 

 

千歌「ありがとう、今は隣の部屋で不良達がたむろってるからもう少し待ってね。家まで送るから」

 

 

花丸「はい…………」

 

 

千歌「……………」

 

 

花丸「……………」

 

 

ガラガラッ!

 

 

不良「ハァハァハァ、ち、千歌さん」ブルブル

 

千歌「ど、どうしたの!?」

 

不良「来て下さい早く!!」

 

千歌「………分かった、花丸ちゃん少し待っててね」

 

 

花丸「…………」

 

 

不良「……………」

 

 

千歌「……………」

 

千歌は隣の部屋を覗く

 

千歌「…………え?何これ」

 

千歌が見たのは!?

 

 

花丸「…………高海さん何かあったんですか」

 

 

千歌「……………何が起きたの、これは一体」

 

 

花丸「…………」

 

花丸も気になり隣の部屋を覗く

 

花丸「っっ!な、何が起きているズラ!!!!!!!」

 

不良と思われる人が15人以上倒れていた

 

花丸「ど、どう言う事」

 

 

千歌「だ、誰がやったの!?」

 

不良「く、黒澤 ルビィです」ブルブル

 

 

花丸「え?」

 

 

千歌「黒澤 ルビィ!?…………相手は何人なの!」

 

不良「一人です」

 

千歌「!?……………嘘」

 

 

花丸「!!!ルビィちゃん」

 

不良が倒れている中ルビィも倒れていた

 

ルビィ「」

 

花丸「ルビィちゃん!!ルビィちゃん!!しっかりして!!」

 

 

千歌「ほ、本当にルビィちゃんが一人でやったの…………」

 

不良「は、はい」

 

 

花丸「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

千歌「花丸ちゃん!!!しっかりして」

 

この場で何が起きたかは分からない。けれど1つだけ分かるのは黒澤 ルビィは一人で20人近くの人を倒したという事だ

 

千歌「こ、こんなことになるなんて……」

 

不良「どうします」

 

慌てて言う

 

千歌「…………ひとまず手当てしないと」

 

 

こうして倒れている人を手当てすることになるのだが

 

黒沢ルビィが目覚めることはなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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松浦組襲撃から2年後

 

 

「……………」

 

ある少女が精神統一している

 

「……………」

 

「終わりじゃ」

 

「…………ふぅ」

 

「それにしても随分リラックスしながらできるようになったねぇ」

 

「うん、それはおばぁちゃんの教えがいいからだよ」

 

「……………2年前、急に強くなりたいって言ってきたときはどうしたのかと思ったけれど心配はいらなかったねぇ」

 

 

「ありがとうおばぁちゃん」

 

「今日はここまでよ、早く着替えてご飯食べて行ってきなさい」

 

「ズラ!」

 

自分の部屋に戻る

 

「ふぅ、今日から高校生だね」

 

窓を開ける

 

「…………いい天気だね」

 

そして机の上の写真を見る

 

 

「ルビィちゃん!!見ててね!マル頑張るから!!」

 

そこには自分とルビィが移っていた

 

これは少女達の華ある世界を取り戻すための戦い

 

「『華ある世界を取り戻すために』」

 

第1章 「新たな道しるべ」開幕

 




ということで改めて華の世界を取り戻すために再スタートしたいと思います。出来るだけ早く次話の投稿を頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします!!




次回 1話 浦の星女学院入学


































*最後にお詫びしたいことがあります。
一ヶ月ほど前にダイ果てに感想をくださった方がいるんですがその方の感想に返信しようとして返信したんですが当時僕はサッカーの方に感想をして下さったと思っていて感想に返信しました、気付いた後返信を消そうとして消したところ元の感想も消えてしまうと言うことが起きてしまいました気付きたのは最近で感想をくださった方には本当に申し訳ないことをしてしまったと思ってます。本当に申し訳ございませんでした。今後こんなことないようにしたいと思います。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


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第1章 新たな道しるべ (浦の星女学院編)
第1話浦の星女学院入学


*プロローグも少し内容を変更したので見ていない方はそちらから先にご覧ください


本日から少しずつ投稿していきます。
前の作品みたいに連日投稿などはできないと思いますがよろしくお願いします
それではどうぞ


 

 

 

 

 

 

 

 

花丸家

 

花丸「♪〜♪〜」

 

自分の部屋で浦の星女学院の服に着替える

 

花丸「………うん、こんな感じズラね!」

 

着替えて鏡で自分を見る

 

花丸「…………」

 

ガチャ

 

「……似合ってるねぇ花丸」

 

花丸「おばぁちゃん!!」

 

花丸祖母「その服似合っているわ」

 

花丸「ありがとう!!」

 

花丸祖母「その服を見てると思い出すわねぇ若かりし頃の事を」

 

花丸「おばぁちゃんがマルの年齢の頃ってこんな世の中じゃないんだよね」

 

花丸祖母「ええ、世界大戦が終わってから生まれてからねぇ平和だったわ………『悪魔』が現れるまでは」

 

花丸「………悪魔」

 

マルはおばぁちゃんが時々話してくれる『悪魔』の事がすごく気になっていた

悪魔が世界をおかしくしたって言っているけど何が起きたんだろう

 

 

花丸「ねぇ、おばぁちゃんずっと聞きたかったんだけど『悪魔』って」

 

花丸祖母「…………花丸、そろそろ行く時間よ」

 

花丸「………あ!」

 

時計を見る

 

花丸「バスの時間ズラ!」

 

花丸祖母「…………いってらっしゃい」

 

花丸「い、行ってきます!!」

 

ガラガラッ!

 

花丸祖母「その話は出来ないわ。してしまったら花丸も………」

 

 

 

ブゥーーーン

 

花丸「…………」

 

結局おばぁちゃんは教えてくれなかった

なぜ教えてくれないのか私には分からない。でも何か知っているのは間違いない

 

 

花丸「…………でも今は悩んでいても仕方ないズラ」

 

バスに揺られ学校に向かう

 

 

ブゥーーーン

 

「次は〜浦の星女学院前〜浦の星女学院前です〜」

 

花丸「!」ピッ!

 

ピンロン〜次止まりますバスが停車するまでしばらくお待ちください

 

花丸「………」

 

ブゥーーーン プシュ〜

 

花丸「ありがとうございました!」

 

運転手にお礼を言ってバスを降りる

 

花丸「き、きた」

 

そう言って目の前にある学校を見る

 

花丸「ついに来た!…………浦の星女学院に」

 

校門の前に行く

 

花丸「行こう」

 

そう言って学校に入っていく

 

ワイワイ ガヤガヤ

 

花丸「…………」

 

下駄箱に向かう

 

「でさー」

 

「まじそれな!」

 

花丸「…………」

 

今日入学と思えない格好をしている人がいる

 

花丸「(この学校もやっぱり)」

 

当然内浦唯一の学校にも不良は増え続けていた

 

花丸「…………(こんな世界)」

 

 

「離せよ!」

 

「ああっ!誰に口を聞いてんだコラ?」

 

「邪魔しないでくれ!」

 

「威勢がいいな、殴ってやらねぇと分からないみたいだな」

 

「!!!」

 

ガシッ!

 

「!!!」

 

 

花丸「危ないよ」

 

花丸は殴ろうとした腕を掴む

 

 

「な、なんだお前は」

 

 

花丸「………くだらない事はやめて」

 

 

「くだらないだと!?」

 

「…………」

 

 

花丸「暴力なんてして何になるの?」

 

 

「………はぁ〜んお前ムカつくな」

 

 

花丸「………むかつくようなことです?」

 

 

「俺に逆らった事を後悔させてやる」

 

 

花丸「…………」ギュッ!

 

 

「!!!」

 

花丸は掴んだ腕を強く握る

 

「くっ!」

 

「!!!」

 

 

花丸「…………やめるならこれでお終いにするけど?どうするの」

 

「ああ、舐めやがって!!!」

 

無理やり腕を戻そうとする

 

 

花丸「…………仕方ないね」

 

グギッ!

 

 

「ギャァァァァ!!!!」

 

花丸は掴んだ腕から肩を掴んで肩を外したのっだった

 

 

花丸「これ以上向かってくるなら片方にも同じ事しますよ」

 

 

「ぐ!クソがっ!」

 

 

花丸「……………」

 

不良は花丸の手を離す

 

 

「お、覚えてやがれ!!」

 

去っていく

 

 

花丸「………………」

 

 

「た、助けてくれてありがとうね!!」

 

 

花丸「困っている人が居たら助けるのは当然です」

 

「それにしても貴方強いね!びっくりしたよ」

 

 

花丸「………そんな事ないです」

 

 

「いやいや!貴方は強いよ!何か習ってるの?」

 

 

花丸「………習ってはないです」

 

 

「…………そっか、あ、自己紹介がまだだったね。私は2年 氷山 舞よろしくね」ニコッ

 

 

花丸「氷山先輩よろしくお願いします」

 

「舞でいいよ!それで君の名前は?」

 

花丸「マ………………私は国木田 花丸と言います」

 

舞「………そっか、よろしく花丸!」

 

花丸「はい!舞さん!」笑顔で言う

 

舞「ねぇ、放課後空いてる?」

 

花丸「一応空いてます」

 

舞「じゃあ、この学校の案内をしてあげるよ」

 

花丸「!!いいの」

 

舞「うん、助けてもらったお礼と花丸と色々話してみたいと思ったからさ」

 

花丸「やったズラ〜!」

舞「ズラ?」

 

花丸「あっ…………言っちゃった」

 

舞「可愛いとこあるじゃん花丸」

 

花丸「!?!?」プシュー

 

顔を真っ赤にする

 

舞「花丸!?」

 

花丸「だ、大丈夫。可愛いって言われてびっくりしただけですから」

 

舞「ふふふ、そっか」

 

キーンコーンカーンコーン

 

舞「あ、もうそんな時間か。とりあえず、お互い教室に行こっか」

 

花丸「!!そうですね」

 

舞「それじゃあまた後でね花丸」

 

花丸「はい!」

 

二人は別れて互いの教室に向かう

 

 

 

 

1年教室

 

花丸「…………」

 

 

「あ、あの子」

 

「確か朝に絡まれている人を助けた人だよね」

 

「でも絡んでいた人は確かオレンジ組の……………」

 

「!!本当それじゃああの子は」

 

「間違いなく狙われるね」

 

「近づかない様にしないとね」

 

「そうだね、巻き込まれるかもしれないし」

 

 

花丸「…………」

 

???「…………」

 

ガラガラ

 

先生「お前ら!席につけ!!………5人ほどいないな」

 

「…………」

 

先生「…………オレンジ組か、仕方ない今居るメンバーでホームルームを始める」

 

 

花丸「!!いいんですかそれで」

 

先生「…………いいんだ、それに我々ではオレンジ組に太刀打ちできないから、本当にすまない」

 

花丸「………そうですか」ウツムキ

 

先生「それに国木田。お前はオレンジ組に手を出してしまった、今後狙われるかもしれない。充分に気をつけてくれ」

 

花丸「はい………」

 

先生「本日の流れを説明する、よく聞いてくれよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

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先生「以上だ、入学式まで教室で自由に過ごしていてくれ」

 

ガラガラ

 

花丸「…………」

 

ワイワイガヤガヤ

 

今朝の件があったからか誰も花丸には近付こうとはしなかった

 

一人を除いて

 

花丸「………ハァ…………ルビィちゃん」

 

???「国木田さん」

 

花丸「………」

 

???「く……に……き……だ……さん!!」

 

花丸「うわぁ!!」ガタッ!

 

???「やっと気づいてくれた」ニコニコ

 

笑顔で花丸に近づく

 

花丸「貴方は?」

 

???「そっかそっちは私の名前分からないよね。私は晴海 美咲!よろしくね花丸ちゃん」

 

笑顔で手を出す

 

花丸「…………うん!よろしくズラ」

 

手を握り返す

 

美咲「えへへ、よかった花丸ちゃんが優しい人で」

 

花丸「そう?」

 

美咲「うん、それに花丸ちゃんって強いんだね、今朝見てたよ」

 

花丸「うんうん、私なんてまだまだだよ」

 

美咲「そっか………」

 

花丸「…………何で晴海さんは私と話してくれるの?」

 

美咲「…………」

 

花丸「…………他の人はマルに近づかない、それに朝の件を見ていたらなおさら」

 

美咲「花丸ちゃんはあの人を救うために行動した」

 

花丸「!!!」

 

美咲「何も悪い事でないし、逆に言ったらとってもいい事だよ。それなのにみんな距離を取る?そんなのおかしいよ!!一緒にいたら危ないとか関係ない!!」

 

花丸「晴海さん……………」

 

美咲「それに美咲!私の事は美咲って呼んで!!」

 

花丸「…………み、美咲ちゃん」

 

美咲「それでよし!」

 

花丸「…………美咲ちゃんは変な人だね」

 

美咲「ええ!?」少し困惑の顔をする

 

花丸「そんな事をこんな場所で堂々と言えるなんて凄いズラよ」クスクス

 

美咲「………ふふ、そっか変かぁ」

 

花丸「美咲ちゃん、ひとつだけお願い聞いてほしいズラ」

 

美咲「何?」

 

花丸「これから私と一緒にいてくれるならもしかしたらオレンジ組の人と色々あ

れない、その時は自分の身を第一に考えてほしい」

 

 

美咲「…………分かったよ」

 

花丸「改めてよろしくね美咲ちゃん」手を出す

 

美咲「よろしくね花丸ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

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ガラガラ

 

先生「お前ら準備ができた体育館に行くぞ」

 

道中

 

花丸、美咲「………」

 

先生「…………そうだ国木田」

 

花丸「はい!なんですか?」

 

先生「放課後用事が全部済んだら生徒会室に来ほしいって生徒会長から」

 

花丸「!!はい分かりました」

 

美咲「生徒会があるんですか!?」

 

先生「ああ、一応生徒会は昔からあるぞ今は2人しか居ないが」

 

美咲「生徒会なんかオレンジ組に真っ先に狙われるじゃ!」

 

先生「ああ、その通りだ一時期は抗争のような事が起きていた時期もあったが今の3年生が入ってきてからはパタリとなくなった」

 

 

美咲「パタリと!?」

 

先生「ああ、不自然な程にだがそれと同時に生徒会は表舞台に出る事は無くなった」

 

花丸「…………それってもしかして生徒会とオレンジ組は裏で通じてるって事ですか」

 

先生「真相は分からないがそうかもしれないな」

 

美咲「……………」

 

先生「まぁ、この話はまたいずれするとしてとりあえず入学式だ!」

 

花丸、美咲「はい!!」

 

 

 

 

 

 

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花丸「…………」

 

美咲「………ねぇ、花丸ちゃん」

 

花丸「どうしたズラ?」

 

美咲「……………短すぎでしょ!!入学式」

 

花丸「あははは、それは思ったズラ」

 

美咲「こんな入学式ある!?」

 

花丸「…………おそらくオレンジ組が関わっているからだと思う」

 

美咲「でも入学式だよ!!」

 

花丸「…………そうだね」

 

美咲「………ごめんお手洗い行ってくるね」

 

花丸「うん」ニコッ

 

美咲がお手洗いに向かう

 

花丸「…………」

 

 

「あっいたいた、国木田花丸ちゃん」

 

 

花丸「………」

 

何者かが花丸の近くに近づいていたのだ

 

「…………今朝の件驚いたよまさかオレンジ組に楯突く子がいるなんてね」

 

 

花丸「…………」

 

 

「……………だんまりねまぁいいわ、ひとつ交渉というか話があるの」

 

 

花丸「なんですか?」

 

 

「普通ならオレンジ組に楯突いた人は全員死ぬほどいたぶらないといけないんだけど貴方の強さに興味を持ってね。それで貴方をオレンジ「絶対に入りませんよ」!!」

 

 

 

花丸「マルが入ると思ってるんですか?人をいじめるようなグループに」

 

 

「もう一度言うぞ、オレンジ組に入る気はないか?」

 

 

花丸「…………何回誘っても無駄ですよ、マルは絶対に入らないから」

 

 

「あ、そうか……………けどな、はい分かりましたって帰れる程甘くねんだよ!!」

 

花丸に殴りかかる

 

 

花丸「…………」

 

パシン!!

 

 

「!!!」

 

 

花丸「…………」ググググ

 

花丸は殴ってきた手を力強く握る

 

花丸「やめるズラ……」

 

 

「くっ!!」焦る

 

 

花丸「…………」ググググ

 

 

「なかなか、強いみたいだな」パッ!

 

 

花丸「…………」

 

手を離す

 

 

「今日は諦めてあげるわ」

 

どこかに去っていく

 

 

花丸「…………くだらないズラ」

 

美咲「花丸ちゃん!お待たせ!」

 

花丸「…………」

 

美咲「花丸ちゃん?」

 

花丸「………あっごめんね、ぼーっとしてた。行こっか美咲ちゃん!」誤魔化す

 

美咲「…………うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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放課後

 

先生「今日は以上だ帰るときはくれぐれも気をつけてくれよ」

 

美咲「これからどうするの花丸ちゃん?」

 

花丸「うーん、生徒会室に行かないといけないけど用事全て済ましてからでもいいって言われたからなぁ」

 

美咲「…………何か行くところがあるの?」

 

花丸「実はね舞さんが学校案内してくれるって言ってるんだ」

 

美咲「!!!」

 

花丸「とりあえず、舞さんのところに行こうと思うんだけどどうする?」

 

美咲「ついていくよ、花丸ちゃんに」

 

花丸「そっか、なら行こう」

 

 

 

 

 

 

 

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下駄箱

 

花丸「うーん、とりあえず下駄箱に来てみたんだけど」

 

美咲「待ち合わせ場所は決めてなかったの?」

 

花丸「特に決めている訳ではなかったなぁ」

 

美咲「じゃあ探し回るしかないね」

 

花丸「そうだね」

 

舞「♪〜♪〜♪」

 

花丸「あっ!舞さん!!」

 

舞「!!花丸」

 

花丸「ここに居たんだね!!」

 

舞「うん、よくよく思ったら集まる場所言ってなかったからここならくるかなって思ってさ。そういえばその子は?」

 

 

花丸「ああ!この子は同じクラスの友達の晴海美咲ちゃんズラ」

 

美咲「こんにちは!!」

 

舞「花丸の友達は私の友達!よろしくね!」

 

美咲「はい!舞先輩よろしくお願いします!!」

 

舞「うん!よろしくね。それじゃ今から始めてもいい?」

 

花丸「舞さん、実はマル生徒会長に呼ばれてるんですよ」

 

舞「!!!本当、ならそれは先にそっちを行った方がいいよ。案内なら別の日でもいいし」

 

花丸「………いいんですか」

 

舞「うん!後日に花丸と美咲まとめて案内するよ!」

 

花丸「ありがとう!!」

 

美咲「それじゃあ花丸ちゃん今日は先に帰るね!」

 

花丸「うん!」

 

舞「生徒会室の場所分かる?」

 

花丸「2階の奥だよね?」

 

舞「そうそう。じゃあ今日は先に帰るね、花丸」

 

花丸「うん!今日はありがとう!!」

 

舞「こっちらこそ!助けてくれてありがとうね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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生徒会室

 

 

 

「………」作業をしている

 

「今日一年生をここに読んだのは本当なのか?」

 

「はい、呼びました。用事を済ましてからと言ったのでいつ来るかは分かりませんが」手を止めて言う

 

 

「…………お前が一年生を呼ぶとはな。妹に関連している人なのか?」

 

「まぁ、そうですね。私がもう一人の妹のように思っている人ですわ」

 

「…………もう一人の妹ねぇ」

 

「2年ぶりですね花丸さん」

 

黒色の髪が揺れていた

 

 

 

果たして生徒会で待つのは誰なのか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は以上です!!
戦うシーンがこれからどんどん大変になりそうなので頑張って描写かけるように頑張ります。

後書きでは初登場の登場人物の紹介簡単にしていきたいと思ってますのでよろしくお願いします!!





国木田花丸(今作主人公)
浦の星女学院に通う1年生、おばあちゃんに鍛えてもらい強くなった。その辺の不良では相手にならないほどの実力を持っている。

氷山舞
浦の星女学院に通う2年生、花丸に助けてもらってから仲良くなる。何かを隠している…………」

晴海美咲
浦の星女学院に通う1年生、花丸と行動を共にする。*ちなみにハーメルンの過去の作品すべてで美咲という名前を使ってます。



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第2話 2年ぶりの再会

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
お久しぶりです。
ようやく2話の投稿になりますw
これからはちょくちょく投稿していきますのでよろしくお願いします。それではどうぞ!!



 

 

 

 

 

 

校門

 

美咲「…………」

 

舞「心配か?」

 

美咲「………はい」

 

舞「でも、大丈夫だよっ!花丸なら」ニコッ

 

美咲「そうですよね」

 

舞「うん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

タッ タッ タッ

 

花丸「…………」

 

花丸は生徒会室に向かっていた

 

花丸「………ここズラね」

 

生徒会室の前に立つ

 

花丸「行こう」

 

コンコン

 

「はい」

 

花丸「…1年の国木田です。生徒会長に呼ばれてきました」

 

「来たか、話は聞いている入ってくれ」

 

花丸「はい!」

 

ガチャ!!

 

花丸「………失礼します」

 

「待っていたよ、君が国木田 花丸だな」

 

花丸「はい………貴方が私を呼んだんですか?」

 

「いや、私ではない…………そうだ自己紹介をしておこう。私は大西玲、生徒副会長だよろしく」

 

 

花丸「大西先輩よろしくお願いします」

 

玲「ああよろしく。すまないな君を呼んだ生徒会長は今は不在なんだ、もうすぐ帰ってくると思う」

 

花丸「そうなんですね」

 

玲「ああ……そういえば生徒会長って誰か分かるか?」

 

花丸「………分からないです」

 

玲「…………そうか、生徒会長は」

 

ガチャ!!

 

「ただ今戻りましたわ!」

 

花丸「!!貴方は」

 

花丸は驚いた、予想はしていたが驚いたのだ

 

玲「書類……あったか?」

 

「はい、ありましたわ!………少し歩き回ってしまったので時間をかけてしまいましたが」

 

 

花丸「…………」

 

「さてと」花丸の方を向く

 

「2年ぶりですね、元気でしたか?花丸さん」ニコッ

 

花丸「はい……お久しぶりですダイヤさん」

 

玲「………再会か」

 

ダイヤ「ええ………2年の間全く連絡もなかったので、心配していたんですよ?」

 

花丸「ごめんなさい」

 

玲「ダイヤが話していた妹の親友ってこの子なんだな」

 

ダイヤ「はい、そうですわ、花丸さんはルビィの親友です」

 

花丸「ありがとうございます」

 

ダイヤ「…………まさかこの学校に入ってきてくれるとは予想外だったですけれど」

 

花丸「…………」

 

ダイヤ「ひとまず難しい話は置いておいて、浦の星女学院入学おめでとうございます。そしてようこそ!」頭を下げる

 

 

花丸「!!ありがとうございますダイヤさん」花丸も頭を下げる

 

 

ダイヤ「………この学校は色々あって大変だと思いますが何かあったら私達に言ってくださいね?必ず力になりますから」

 

花丸「ありがとうございます!!」

 

玲「必ず力になる、だからなんでも相談してくれ」

 

花丸「大西先輩………」

 

ダイヤ「そして、この学校を普通の学校にしてみせます」

 

花丸「ダイヤさん………」

 

玲「そういえば学校の施設は知っているか?」

 

花丸「いえ、まだ分かりません」首を振る

 

ダイヤ「私が案内しましょうか?」

 

花丸「いえ、先輩が案内してくれるって言っているので」

 

ダイヤ「そうですか、分かりました」

 

玲「ダイヤ、今日はどうする?一応やる事は軽くやっておいたが」

 

ダイヤ「……………今日はもう終わりにしましょうか。花丸さんも居ますしそれに最近遅くまで仕事をしてましたから、たまには早く終わるものいいと思うんです」

 

玲「そうか分かった。ダイヤが言うならばそれに従おうそれに、積もる話もあるだろうしな」

 

ダイヤ「そうですね」

 

花丸「…………」

 

ダイヤ「玲さん、この部屋の戸締り等は私がやります。だから先に帰っていてください」

 

玲「そうか、じゃあお言葉に甘えさせてもらおう」

 

鞄を持つ

 

玲「………国木田、またな」

 

花丸「はい!ありがとうございました!」

 

ガチャ

 

花丸「………」

 

ダイヤ「花丸さん少し待ってくださいね、片付けと戸締りしますので」

 

花丸「はい………あっ!窓くらいしめますよ」

 

ダイヤ「ふふ、ありがとうございます」

 

数分後

 

ダイヤ「さぁ、終わりましたわ」

 

花丸「お疲れ様です」

 

ダイヤ「ありがとうございます。行きましょうか」

 

ガチャ

 

カチカチガチャン!

 

ダイヤ、花丸「…………」

 

ダイヤ「花丸さん、この学校の事どう思いましたか?」

 

花丸「………」

 

ダイヤ「思ったことでもいいので、お願いします」

 

花丸「…………居心地が良くないと思いました」

 

ダイヤ「居心地ですか、確かにいいものではないですね」

 

花丸「それと」

 

歩くのを止めて言う

 

花丸「オレンジ組について教えて欲しいです」

 

ダイヤ「オレンジ組ですか…」

 

花丸「お願いします、知っておきたいんです」

 

ダイヤ「……分かりました、お話しますわ。ですが話すのは後日でもいいですか?私もオレンジ組の事は知っていますが玲さんも色々知っていますから」

 

花丸「はい、分かりました」

 

ダイヤ「ありがとう」

 

ブロロロ

 

ダイヤ「バス来ましたわね、乗りましょうか」

 

花丸「ズラッ!………あっ///」

 

ダイヤ「ふふ、久しぶり聞きましたわ」ニコッ

 

花丸「///」

 

バスに乗る

 

ダイヤ「……それにしても花丸さんと会うのも2年前あの病院以来でしたね」

 

花丸「はい、あの日から色々あって……」

 

ダイヤ「………そうですわね」

 

花丸「………ダイヤさん。ごめんなさい」

 

ダイヤ「!!」

 

花丸「ダイヤさん何度か家に来たことあったでしょ?その度におばあちゃんに頼んで」

 

ダイヤ「謝る事はないですのよ花丸さん。仕方ないですわ、あの時貴方は酷く傷ついたんですから」

 

花丸「…………」

 

ダイヤ「心配でした。けれど少し安心していた部分もありましたわ」

 

花丸「安心?」

 

ダイヤ「はい、病院にいる時の花丸さんの覚悟と不安の目をしていた。それを見て花丸さんは大丈夫だろうと思った、けれど心配になって家に何度か訪れてしまうこともありましたわ」

 

花丸「ダイヤさん」

 

ダイヤ「とはいえ貴方には辛い思いをさせてしまいましたわね」

 

花丸「そ、そんな!マルは!」

 

ダイヤ「……もう花丸さんは一人じゃないですよ」花丸を抱きしめる

 

花丸「ダイヤさん」ポロポロ

 

ダイヤ「…………」

 

花丸「2年間ルビィちゃんもダイヤさんも居なくて寂しかったズラ!!」ポロポロ

 

ダイヤ「ごめんなさい、けどこれからは守りますよずっと」ポロポロ

 

少しの間泣き続ける

 

 

花丸「ねぇ、ダイヤさん」

 

ダイヤ「はい、なんですか?」

 

花丸「今日マルの家に来ませんか?」

 

ダイヤ「花丸さんの家は大丈夫なんですか?」

 

花丸「はい!大丈夫ズラ!」

 

ダイヤ「し……花丸さんのおばあさんもいるでしょう?」

 

花丸「大丈夫ですよ!」

 

ダイヤ「………分かりました。お邪魔させていただきます」

 

花丸「誰かが家に来るのは久しぶりだなぁ」

 

ダイヤ「昔はよくルビィが花丸さんの家に遊びに行っていましたよね」

 

花丸「はい!ルビィちゃんは毎週のペースで来ていたズラ」

 

ダイヤ「そうですか………ですが私は初めてですわね」

 

花丸「はい、そうですね」

 

ダイヤ「花丸さん、花丸さんの家で話せる事を全て話します。花丸さんの知らない事も全て」

 

花丸「はい………」

 

次は〇〇〜〇〇です

 

花丸「ここズラ」

 

ダイヤ「そうですか、降りましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスを降りる

 

 

花丸「ふう〜ついたズラ〜」

 

ダイヤ「花丸さんの家って周りが自然囲まれていていいですわね」

 

花丸「分かってくれるズラ!?風が気持ちいいズラ〜」

 

ダイヤ「ふふふ、そうですね」

 

花丸「そういえば2年前来ていた時ってどうやって来たんですか?」

 

ダイヤ「花丸さんの家はルビィしか知らないので正確な場所は分かりませんでしたが山の方にあると聞いていたので、バスの運転手さんに聞くとここを教えてくれました。それでなんとか見つけることが出来ました」

 

花丸「そうだったんですね」

 

ダイヤ「はい」

 

数分歩く

 

花丸「ついたズラ!」

 

ダイヤ「ほとんど変わっていませんわね」

 

花丸「うん、まぁマルの家はお寺みたいなもんだから変わる事はないよ」

 

ガラガラ

 

花丸「おばあちゃん!!帰ったよ!!」

 

ダイヤ「………」

 

花丸祖母「おお、帰って来たね」

 

花丸「ただいまズラ!」

 

花丸祖母「お帰り花丸、それにダイヤちゃんもいらっしゃい」

 

ダイヤ「は、はい!お邪魔します」

 

花丸祖母「そんなに緊張しないくてもいいよ…………花丸、貴方の部屋に案内してあげて」

 

花丸「分かったズラ! ダイヤさんマルの部屋に行くよ」

 

ダイヤ「分かりました」

 

花丸祖母「ご飯できたら言うわね」

 

花丸「ありがとう!」

 

 

花丸の部屋

 

花丸「………」

 

ダイヤ「私の話のまえに1ついいですか?」

 

花丸「はい」

 

ダイヤ「花丸さんは2年間の間でおばあさんに稽古をつけてもらってますよね?」

 

 

花丸「!?」

 

ダイヤ「………今朝の件そして体育館での件聞きました。オレンジ組の誘いを断った、さらにはいじめを止めた事も聞いていますわ」

 

花丸「はい」

 

ダイヤ「2年間、修行したんですね」

 

花丸「…………マル思ったんです、ルビィちゃんがああなってしまった時にマルがもっと強ければあんな事にはなっていない、マルが強ければルビィちゃんを守る事もできるんじゃないかって………だから強くなる事を決意しておばあちゃんに色々教えてもらいました」

 

ダイヤ「………やはりそうでしたか。強くなりましたね花丸さん」

 

花丸「いえ、まだまだですもっと強くなって誰でも守れる人になりたいと思っています」

 

ダイヤ「そうですか………ですが頑張り過ぎないでください。貴方は一人じゃない私も居ますからね」ニコッ

 

花丸「ありがとうございます」

 

ダイヤ「………それでは私の話をしましょうか」

 

花丸「…………」

 

ダイヤ「おそらく聞きたい事はいっぱいあると思います」

 

花丸「………マルが知りたいのは松浦先輩とルビィちゃんの事です」

 

ダイヤ「………成る程。分かりましたわ、先にルビィの話からしますわ」

 

 

 

 

2年前 病院

 

ルビィ「」

 

ダイヤ「ルビィ…………」

 

ルビィ「」

 

全身に点滴がされていて注射跡も多くあって行きているのがギリギリの状態でした

 

ダイヤ「ルビィ………なんでこんな事に」ポロポロ

 

医者「…………ダイヤちゃん」

 

ダイヤ「!!!」

 

医者「びっくりさせてごめんね、実はルビィちゃんの事なんだけど」

 

ダイヤ「!!そんな」

 

医者「ごめんね、この病院ではルビィを目覚めさせる事はおそらくできない」

 

 

その言葉を聞いて私は絶望しました、2度とルビィは目覚めないかもしれない事に

 

ダイヤ「うう、ルビィ…………」

 

医者「おそらく東京の方ならここよりはいいと思うけど不良が………」

 

ダイヤ「…………」

 

私は無理だと思った、東京はここより危ない状況にあるためルビィ一人に東京に行かせるのは危ない、最悪の場合殺されてしまうかもしれないそう思いました

 

医者「…………本当にごめんね。ダイヤちゃん」

 

ダイヤ「…………」

 

私は諦めかけました、この病院は静岡で一番いい病院。沼津の病院は潰れてなくなっていてここが一番だったから。

 

医者「……………」

 

ですが奇跡が起きました

 

コンコン

 

「入っていいかしら?」

 

ダイヤ「!!」

 

医者「…………すまないが今は「入っていいですわ」!!ダイヤちゃん」

 

ダイヤ「どうぞ、入ってきてください」

 

ガチャ

 

「………久しぶりね、ダイヤ」

 

 

ダイヤ「***さん!!」

 

どうしようもない状況の中彼女は現れた

 

「………ルビィ、ダイヤこれはどういう状況なの」

 

ダイヤ「実は…………」

 

「………成る程ね、かなり深刻ね。」

 

ダイヤ「この病院ではこれ以上出来ないみたいで」

 

医者「本当に申し訳ない」頭を下げる

 

「………仕方ないわ今の時代人も道具も何もかも足りていないんだし。ダイヤ、ルビィは私が預かってもいいかしら?」

 

 

ダイヤ「!!!」

 

この時私は驚いた、彼女が医者なのは知っていたけどまさか治せるのかと

 

「…………時間は掛かるかもしれないけど絶対に目を覚まさせてみせるわ」

 

ダイヤ「ほ、本当ですか!?」

 

「ええ、私に任せなさい」

 

医者「でもどうやって」

 

「私は東京に住んでいる。そっちの病院で治すわ」

 

ダイヤ「!!東京」

 

「…………やっぱりそういう反応になるわね。けど心配しないで絶対にルビィには指一本として触れさせない、そして完全復活させるわ」

 

ダイヤ「で、でも………」

 

「信じてほしい。分かったわもし失敗したら私の命で償う、だから信じてほしい」頭を下げる

 

 

ダイヤ「……………分かりました。信じましょう」

 

 

 

 

 

現在

 

ダイヤ「こうして私は彼女にルビィを託しました」

 

花丸「……………」

 

ダイヤ「彼女とは小さい頃からの知り合いで昔は良く3人で色々遊んだりしました。あの時彼女がいなければルビィは今頃死んでいるかもしれない」

 

花丸「今ルビィちゃんの容体は!?」

 

ダイヤ「…………まだ目覚めてはいないですわ、けれど顔色も良くなっていましたし状態としては良くなっていると聞いています」

 

花丸「そうですか、よかった」

 

ダイヤ「以上がルビィについてです………」

 

花丸「………少し安心しました」

 

ダイヤ「…そうですか、では続けて果南さんの話してもいいですか?」

 

花丸「はい!お願いします」

 

ダイヤ「まず結論から話します。果南さんは

 

 

 

 

 

 

もう沼津にも内浦にも静岡にもどこにもいません、どこかに行ってしまいました」

 

花丸「!!」

 

ダイヤ「果南さんは責任を全て自分向けたのです」

 

 

 

2年前

ルビィと不良が病院に運ばれてから2週間後の事です

 

不良達「すいませんでした!!」

 

ダイヤに土下座をする

 

ダイヤ「………」

 

果南「………」

 

不良「ど、どうしてもルビィを仲間に入れたくて」

 

ダイヤ「………その割には花丸さんも巻き込みましたよね?それに貴方達は目覚めているのにあの子は目覚めていないどう言う事ですか?」

 

 

不良「そ、それは!?」

 

ダイヤ「…………何をされてもいいという覚悟は当然出来ているんですわよね?」

 

不良「ひ、ひぃぃぃぃぃ!」

 

果南「待って!」

 

ダイヤ「………なんですか?果南さん?」

 

果南「罰なら私が受けるだからあの子達には何もしないでっ!」

 

ダイヤ「…………やさしいですわね果南さん」

 

不良「そ、総長!?何を」

 

ダイヤ「………どんな罰にするのですか?」

 

果南「…………私が内浦から沼津から静岡から出て行く。そして松浦組は完全に解散とする。これでどう?」

 

ダイヤ「果南さん、貴方何を言っているか分かっていますか?」

 

果南「分かってるよ、これが私の覚悟だから」

 

ダイヤ「本当にそれでいいんですね?」

 

果南「…………うん」

 

不良「そ、総長!!」

 

果南「…………今この瞬間松浦組は解散だよっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

現在

 

 

花丸「ダイヤさんはそれから松浦先輩と会ってないって事ですか!?」

 

ダイヤ「はい、見送ろうとも考えましたが。結局辞めました」

 

花丸「………なんで松浦先輩を行かせたんですか!!他の県はここより遥かに危ないんですよ!!」

 

ダイヤ「…………」

 

花丸「ダイヤさん!!」

 

ダイヤ「………止められませんでした。果南さんの覚悟を見た後だったので」

 

花丸「…………ダイヤさん」

 

ダイヤ「ですがいつか必ず会えると信じています」

 

花丸「………ダイヤさん」

 

ガチャ

 

花丸祖母「花丸、ダイヤちゃんご飯できたわよ」

 

ダイヤ「………行きましょう花丸さん」

 

花丸「うん………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブゥーーーン

 

 

 

ダイヤ「…………」

 

ご飯をいただいた後花丸さんに泊まっていかないかと言われたが流石に悪いので帰ることにした、今花丸さんのおばあさんに送ってもらう所です。何から何までありがとうございます

 

花丸祖母「本当に泊まらなくてよかったのかい?」

 

ダイヤ「はい………送っていただいてありがとうございます」

 

花丸祖母「いいのいいの、気のしないで。それにしても久しぶりだねぇ」

 

ダイヤ「お久しぶりですね」

 

花丸祖母「そうねぇ、前あったのは家に来てくれた時だよねぇ」

 

ダイヤ「はい、あの時はすぐ帰りましたけど」

 

花丸祖母「…………強くなったねぇダイヤちゃん」

 

ダイヤ「…………分かるんですか?」

 

花丸祖母「ええ、なんとなく雰囲気でね」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

花丸祖母「それにまさか花丸がダイヤちゃんを連れてくるとはねぇ驚きだったよ」

 

ダイヤ「そうですか…………花丸さんを鍛えてあげたんですね」

 

花丸祖母「ええ!あの子が強くなりたいって言った時はすごく驚いたけどあの子の覚悟は本物だったわ。だから今の花丸は強くわ」

 

ダイヤ「そうですか」

 

花丸祖母「けれどあの子は抜けているところもあるから助けてあげてねダイヤちゃん」

 

ダイヤ「はい、任せて下さい師匠!」

 

花丸祖母「懐かしねぇ、その呼ばれ方」

 

ダイヤ「今は誰も言わないんですか!?」

 

花丸祖母「そうねぇ誰も言ってくれないわ」

 

ダイヤ「そうですか………」

 

花丸祖母「これから花丸をよろしくねダイヤちゃん!」

 

ダイヤ「はい!任せて下さい!!」

 

 

車はダイヤの家に向かって走って行く

 




今回はこれで以上です。
これより人物紹介をしますが過去編に出ていたキャラは現在で登場するまで紹介は無しでいきます。







黒澤ダイヤ
アニメの時と変わらず浦の星女学院の生徒会長で3年生である。
黒澤ルビィの実の姉である。
最後に描かれているがダイヤは花丸の祖母の弟子である。


大西玲
この小説のオリキャラ。浦の星女学院の3年生であり副生徒会長でダイヤの補佐をしている。実力に関しては未知数



これで以上です。


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第3話 オレンジ組と浦の星過去

3話です!!
更新が遅くなって申し訳ございません。
2日おきに4話、5話と出していく予定なのでよろしくお願いします!!
5話以降に関しましては小説の進み具合によると思います、また連絡するのでよろしくお願いします。それではご覧ください!!




 

 

 

 

 

 

 

 

PM:4:30

 

 

花丸家

 

 

花丸「………ふぁぁぁ」

 

目覚める

 

ガラガラ

 

花丸祖母「おはよう花丸」

 

花丸「おはようおばぁちゃん」

 

目をこすりながら言う

 

花丸祖母「さぁ、今日もやるよ」

 

花丸「うん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

花丸祖母「…………」

 

花丸「…………」

 

ピピピピピピ!

 

花丸祖母「ふぅ」

 

花丸「………ねぇおばあちゃん」

 

一息ついて言う

 

花丸祖母「なんだい?」

 

花丸「おばあちゃんは何のために強くなったの?」

 

花丸祖母「………私はねぇ!空手の師範の家に産まれたのよ」

 

花丸「産まれてすぐにこう言う環境だったと言うことズラね」

 

花丸祖母「………花丸は何で強くなりたいと思ったんだい?」

 

花丸「…………守られていたから。今度は私が守るためかな?」

 

花丸祖母「………そうかい」

 

花丸「………ルビィちゃん」

 

だれにも聞こえないような小さい声で呟く

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

その後朝の稽古や朝ごはんを済ませる

 

花丸「…………」

 

鞄を持つ

 

花丸「行ってきまーす!」

 

ガラガラ

 

花丸「!!」

 

舞「お、出てきたな花丸」

 

美咲「おはよう花丸ちゃん!」

 

花丸「舞さん!美咲ちゃん!マルの家何で知ってるの!?」

 

舞「たまたま、国木田ってG〇〇gleマップで調べたらこの家が出てきたからもしかしてと思ってきてみたんだ」

 

美咲「まさか合っていたからびっくりしたよ〜」

 

舞「とはいえ、朝からすまない花丸」

 

花丸「いや、いや!謝る事ないですよ!むしろ嬉しい!いつも一人で登校だから」

 

舞「そっかぁ」

 

花丸「でも、びっくりズラよ!」

 

アハハハハ

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バス中

 

舞「花丸」

 

花丸「ズラ?」

 

舞「呼ばれた理由は何だったんだ?」

 

花丸「実は生徒会長とは知り合いで色々話をしたんズラ」

 

美咲「………知ってる人だったという事だね」

 

花丸「うん!理由は多分話すためだと思う」

 

舞「………そうか」

 

美咲「生徒会長とはどこで知り合ったの?」

 

花丸「生徒会長………ダイヤさんはマルの親友のルビィちゃんのお姉ちゃんズラ、それで自然と」

 

舞「成る程妹繋がりだったわけなんだな」

 

花丸「はい……」

 

美咲「じゃあ花丸ちゃんの親友のルビィちゃんはどこにいるの?」

 

花丸「…………」

 

舞「…………成る程な、美咲これ以上は」

 

美咲「……!!ごめんね花丸ちゃん」

 

花丸「いや、謝る事ないよ」

 

舞「これだけ言っておく、話したくなったらいつでも話してほしい、私達なら必ず力になれるから」

 

美咲「うん!そうだよ花丸ちゃん!!」

 

花丸「舞さん、美咲ちゃん………ありがとう!」

 

舞「ああ」

 

美咲「花丸ちゃん今日は呼ばれてるの?」

 

花丸「いや、今日は呼ばれていないズラ」

 

美咲「そっかぁ〜じゃあさ!今日案内してもらおうよ!学校を!」

 

花丸「それいいね!」

 

舞「…………」

 

美咲「舞先輩今日は案内出来ますか?」

 

舞「…………」

 

何故か舞は下を向いて黙っている

 

花丸「舞さん?」

 

舞「………!!すまない、今日は用事があるんだ」

 

花丸「そうですか。」

 

舞「必ず案内はするから、楽しみにしといて」

 

花丸、美咲「はい!」

 

次は〜浦の星女学院前です

 

花丸「着いたズラ!」

 

舞「今日も学校頑張ろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休み

 

花丸「お昼ご飯ズラー!!!」

 

美咲「花丸ちゃん〜」

 

花丸「何?美咲ちゃん」

 

美咲「今日一緒に帰ろ〜」

 

花丸「うん!いいよ!!」

 

ピロン〜♪〜♪

 

花丸「あ、マルだ」

 

黒澤 ダイヤからメッセージがあります

 

花丸「!!ダイヤさん!」

 

美咲「生徒会長!?」

 

花丸「うん」

 

LINEを開く

 

花丸「マルダイヤさんとLINE交換してなかったのに」

 

ダイヤ: 突然すいません、昨日帰るときに花丸さんのおばあさんからLINEを聞いたので、急にすいません、用件ですが花丸さんが聞きたいと言っていたオレンジ組について話そうと思うのですか、今日生徒会室来られますか

?無理そうなら後日でも構いません

 

 

花丸「………」

 

美咲「行ってきて花丸ちゃん」

 

花丸「!!美咲ちゃん」

 

美咲「今日、舞先輩も用事だし明日こそは案内してもらいたいし3人で帰りたいしだから今日行ってきて!」

 

花丸「美咲ちゃん………分かった!行ってくるよ」

 

美咲「うん!」

 

花丸: 今日の放課後行きます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーンコーン

 

花丸「終わったズラ〜〜!!」

 

背伸びをしながら言う

 

美咲「6時間目って眠たくなるよね」

 

花丸「うん!そうズラ!その通りズラ!」

 

美咲「今から行くの?」

 

花丸「うん、早く行った方がダイヤさん達も仕事があるだろうし」

 

美咲「そっかぁ確かにそうだね!」

 

花丸「明日は一緒に帰ろうね!」

 

美咲「うん!」

 

花丸「バイバイ美咲ちゃん」

 

少し駆け足で教室を出る

 

美咲「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室

 

ガチャッ!

 

ダイヤ「あら、花丸さん。来るの早いですわね!」

 

花丸「はい!早くきた方がいいかなぁと思ったので」

 

ダイヤ「お気遣いありがとうございますわ」

 

花丸「あれ?もう一人の先輩は?」

 

ダイヤ「玲さんならもうすぐ来ると思いますわ」

 

花丸「そうですか……」

 

ダイヤ「そういえば学校案内は良かったんですか?」

 

花丸「それが用事があるから後日にして欲しいって………」

 

ダイヤ「そうだったんですね」

 

花丸「はい」

 

ダイヤ「…………」

 

ガチャ!!

 

玲「遅れてすまない」

 

ダイヤ「大丈夫ですよ、玲さん」

 

玲「!!国木田も居たのか」

 

花丸「こんにちは副生会長」

 

玲「あーそんな堅苦しい言い方じゃなくていいぞ」

 

花丸「……じゃあ玲さん?」

 

玲「まぁそんな感じだな」

 

ダイヤ「玲さん………今日花丸さんにこの学校の話をしようと思います」

 

玲「………そうか、分かった。国木田。決していい話ではない辛い話もあると思うがきくか?」

 

花丸「聞きます!」

 

玲「………よし分かった」

 

ダイヤ「………さてと、花丸さんそこのテーブルのソファーに座ってください」

 

花丸「分かりました」

 

座る

 

ダイヤ「コーヒーだけ入れるので少しお待ちください」

 

玲「………」

 

ダイヤ「はい玲さん、花丸さん」

 

二人にコーヒーを渡す

 

玲「ありがとう、ダイヤ」

 

花丸「ありがとうございます」

 

ダイヤ「さて、話しますか」

 

玲「国木田、お前はオレンジ組の事が知りたいそう言ったな?」

 

花丸「はい………」

 

玲「オレンジ組の前にこの学校の話からしようと思う、そうした方がお前も納得しやすいと思う」

 

花丸「分かりました……」

 

ダイヤ「………浦の星が古くからある伝統校である事はしっていますわよね?」

 

花丸「はい、その話はおばぁちゃんから聞いてます」

 

ダイヤ「そうですね、私の祖母も行っていたと聞きました…………そしてここからが本題です」

 

花丸「………」

 

ダイヤ「浦の星は古くからの伝統校ということもあり、闇に侵されるのは遅かった」

 

玲「まぁこの話は私達が生徒会に入って知ったことだがな」

 

ダイヤ「そして浦の星は10年前までは普通の学校だったんですのよ?」

 

花丸「!!そんなに普通の学校を維持し続けたんですか!?」

 

ダイヤ「はい、おそらく全国で見ても一番最後まで耐えた学校だと思います」

 

玲「ああ、それは間違いないだろう」

 

ダイヤ「…………実は10年前まではまではもう一つ普通の学校が存在していたんです」

 

 

花丸「!!!」

 

玲「…………その名は小原高校。浦の星より賢くお金を持った人達が集まる高校だ」

 

花丸「小原高校?」

 

ダイヤ「はい……10年前まで小原という権力を持った人達が居たんです、その人達が作ったのが小原高校です」

 

花丸「そんな人達が居たんですね………」

 

玲「………そして10年前、いや正確には12年前になるんだが沼津の高校によって小原高校は壊されてしまった」

 

花丸「!?」

 

玲「日本中の高校、中学が闇に侵される中で唯一生き残っていた小原高校と浦の星高校だったんだがそれを気に食わなく思ったんだろうな奴らは小原高校を徹底的に潰した。そして無くなってしまったんだ」

 

花丸「学校が無くなった!?」

 

ダイヤ「聞いた話なので全てが本当かはわかりませんが学校はぐしゃぐしゃその上生徒達も沼津の高校に人に襲撃されたそうです」

 

花丸「………」

 

玲「そして浦の星のみが残った」

 

ダイヤ「………その時から浦の星は怯えて生活するようになったそうです、いつ沼津から手が届いてもおかしくないと」

 

花丸「な、なんでそんな事が」

 

ダイヤ「………私は「悪魔」が関係していると思っています」

 

花丸「「悪魔」っ!!!」

 

ダイヤ「一度話を戻しますが小原高校が破壊されて2年後、沼津の魔の手がここ浦の星にも来ました」

 

花丸「………」

 

玲「そして小原高校があっけなく破壊されていたのを見ていたから、すぐに今までの制度を捨てて不良でも入れるようになってしまったみたいだ」

 

花丸「………そんなことがあったんですね」

 

ダイヤ「はい………」

 

花丸「………「悪魔」」

 

玲「国木田も「悪魔」の事は知っているんだな」

 

花丸「はい、おばぁちゃんから少しだけ聞いてましたから」

 

ダイヤ「………私達も名前は知っていますが詳しくは分かってません」

 

花丸「そうですか…………」

 

玲「少し調べてはいるが何にも分からない、検索が出来なくなっているようだ」

 

花丸「…………」

 

玲「そして、浦の星もが闇に侵されてから5年後。全国で高校生が日本を地域を県を支配するようになった」

 

花丸「な、なんでそんな事が!!」

 

ダイヤ「これも分かっていません、今は謎が多い世の中ですから」

 

花丸「…………」

 

玲「………私はこの話を知って決意した、この世界を変えようと」

 

花丸「!!!」

 

ダイヤ「こうして、今まで2年間玲さんと情報を得たり探ったりしてきました。」

 

花丸「ダイヤさんと玲さんは戦っていたんですね、2人で」

 

玲「そうなるな」

 

花丸「…………」

 

ダイヤ「これがこの学校過去の話です。そしてここからは」

 

コーヒーを飲む

 

ダイヤ「オレンジ組についての話です」

 

花丸「!!」

 

玲「正直私達もオレンジ組の事はまだ完全に分かりきってない。だから分かってる事だけを言うぞ」

 

花丸「はい!」

 

ダイヤ「………オレンジ組はこの学校で2つ目のグループです」

 

花丸「2つ目なんですか…」

 

玲「ああ、そしてオレンジ組が出来たのは去年だ」

 

花丸「………」

 

玲「私達が1年生頃はオレンジ組の前の組アキュア組ってのが居たんだがそれはとんでもなかった、あいつらは本当に酷かったからな」

 

花丸「生徒会は大丈夫だったんですか?」

 

玲「1年の頃は誰にも知られないようにしていたからな大丈夫だった」

 

ダイヤ「ですが、とても酷いもので我慢するのがとても辛かったです………」

 

拳に力が入っている

 

花丸「ダイヤさん………」

 

玲「だが私達が2年生になって少しするとアキュア組は解散されていた」

 

ダイヤ「あれは驚きましたわね、急に解散されていましたから」

 

花丸「………」

 

玲「ああ、知らない間に起きていたからな」

 

花丸「それで、次の組が?」

 

ダイヤ「はい、1年生。今の2年生の誰かがオレンジ組を作った。」

 

花丸「!!!」

 

ダイヤ「何故かは分かりませんがオレンジ組に変わってからアキュア組の時ほど酷い事は起きなかったのですわ」

 

花丸「そうだったんですね………」

 

玲「犯罪、いじめ、かつあげなどがほとんど無くなった」

 

ダイヤ「ええ、当時は驚きました。何が起きたんだと」

 

花丸「総長は誰なんですか!?」

 

玲「………実は分かっていない、硬くガードさているみたいだ」

 

ダイヤ「…………ですが1つ心当たりがあります」

 

花丸「心当たり?」

 

ダイヤ「今の組のやり方。果南さんに似ている気がします」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

「……」 カツン カツン カツン

 

「……」

 

コンコン

 

入っていいよ

 

「わかった」

 

ガチャ キィーー バタン

 

「……」

 

「ねぇ、またあいつが自由勝手にやっているけどいいの!?」

 

「今は………泳がせるしかないよ」

 

「………分かりました……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






3話は以上です!!
今回は話だけでしたが次回から戦うシーンも増えるのでお楽しみに!!



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第4話美しき庭

オト姫です。
学校案内のシーンは丸々なしの方向にしました話がグダグダになりそうだったので。
それではどうぞ


浦の星屋上

 

 

 

舞「校舎の説明はこんなところかな」

 

美咲「舞先輩ありがとうございます!!」

 

舞「お安い御用だよ」

 

花丸「…………」

 

花丸が生徒会で話を聞いた翌日舞の案内で3人は浦の星内を回っていた

 

舞「花丸?」

 

花丸「…………!!」

 

美咲「大丈夫花丸ちゃん?」

 

花丸「だ、大丈夫ズラ」

 

舞「……昨日色々聞いて混乱してるんだよな…………」

 

花丸「……」

 

昨日花丸は浦の星の過去、アキュア組、オレンジ組の話を聞き悩んでいたのだった

 

 

舞「無理もない…………」

 

美咲「花丸ちゃん…」

 

舞「よし!二人ともついてきてくれ!!」

 

美咲「あれ?案内は終わりなんですよね?」

 

舞「ああ、だが見せたいものがある」

 

美咲「見せたいもの?」

 

舞「うん、だから来てくれ」

 

美咲「行こう花丸ちゃん」

 

花丸「うん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室

 

 

玲「今日はやけに静かだな」

 

ダイヤ「そうですね」

 

玲「そういえば、花丸今日、2年の人に学校案内してもらうって言ってたな

 

ダイヤ「…………なにか嫌な予感がしますね」

 

玲「すこし探してくるか?」

 

ダイヤ「でもやることが!?」

 

玲「私に任せろ」

 

ダイヤ「いいんですか?」

 

玲「ああ、それとやばいなら電話で呼んでくれすぐに行く」

 

ダイヤ「ありがとうございます」

 

ガチャ

 

玲「なにもなければいいが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞「こっちだ」

 

美咲「あれ?さっきそっちは行き止まりって言ってませんでした?」

 

舞「まぁ来てくれ」

 

花丸「……」

 

美咲「どこに連れて行ってくれるんだろう」

 

舞「……ここだな」

 

廊下の端の扉の前まで行く

 

美咲「行き止まりですよね?」

 

舞「……開けるぞ」

 

美咲「!!」

 

花丸「……」

 

ガチャ

 

 

花丸、美咲「!!!!」

 

 

扉を開けると辺り一面に花が広がっていた

 

 

舞「ここが私のお気に入りの場所だよ!」

 

花丸「き、きれいズラ」

 

美咲「す、凄い!!」

 

舞「ここはほとんどの生徒が知らない場所なんだよ、私の秘密の場所かな」

 

 

花丸「誰が手入れしてるズラ?」

 

舞「山田先生と私がしてるよ、ここだけはこのまま守らないとね」

 

美咲「……」

 

花丸「……」

 

舞「いい顔になったね花丸」

 

花丸「え?」

 

舞「花丸を元気づけようとここに来たけどよかった」

 

笑顔で言う

 

花丸「舞さん…」

 

舞「さてと少しここでゆっくりしてから行こうか」

 

花丸、美咲「はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「佳奈さん!!」

 

佳奈「なんだ?」

 

「あの場所に氷山舞、さらに1年の二人が現れたそうです」

 

佳奈「ああ、庭か…1年は誰だ?」

 

「一人は分かりませんが、一人はあの国木田花丸だそうです!!!」

 

佳奈「!!なんだと…よおし今すぐに3人を囲め、私が行く」

 

「!!」

 

佳奈「めんどいのには消えてもらわないとな」

 

「総長には連絡しますか?」

 

佳奈「いいやしなくていい、総長と私は考えが違うからね」

 

「…………分かりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秘密の庭

 

3人がここに来て10分が経とうとしていた

 

 

舞「花丸、美咲そろそろ行こうか」

 

花丸、美咲「はい!」

 

舞「ふふ」

 

花丸「こんないい所を教えてくれてありがとう!!」

 

舞「どういたしまして、3人の秘密だよ」

 

美咲「はい!もちろんです」

 

 

「秘密じゃないけどな」

 

 

舞、花丸、美咲「!!!」

 

 

「マヌケがお前らはすでに囲まれてんだよ」

 

 

舞「!!くっ」

 

美咲「逃げ道を塞がれた」

 

花丸「またオレンジ組か」

 

 

「ここからは行かせないよ」

 

3人を見下すように見てくる

 

舞「…………くっ花の方から逃げられない事もないけどそうしたら花が……」

 

 

「こんな花見て何になるんだよ!!」

 

なんとそう言って花を一本折る

 

 

舞、花丸、美咲「!!!」

 

 

「こんなに脆いもの見て何が楽しいの?」

 

そう言うとオレンジ組が一斉に笑い出す

 

 

舞「…………やめろ」

 

美咲「舞先輩!!」

 

舞「これ以上花を傷つけるなぁぁ!!!」

 

舞はオレンジ組の不良に近づいていく

 

花丸「舞さん!!やめて!!!」

 

 

「弱いくせにでしゃばるなよ!!!」

 

 

舞「!!」

 

舞は腹を殴られる

 

美咲「舞先輩ぃぃぃ!!!!!」

 

花丸「…………」

 

 

「弱いなぁ向かってくるからこうなるんだ……よ!!!」

 

さらに蹴り飛ばす

 

舞「かはっ!」

 

ドサッ

 

 

「鍛えてからかかって来いよ笑」

 

 

そう言って花を触る

 

 

舞「…………う……は、花に触れる……なよ」

 

 

「なんて~?笑」

 

 

舞「……汚い手で触れるなって……言ってんだよ」

 

ふらふらと立ち上がる

 

 

「笑笑立つの?立つのー?笑じゃもっともっと痛めつけないとなぁぁ!!!」

 

 

舞「…………」

 

顔に不良のパンチが迫る

 

 

ガシッ

 

 

「!!!」

 

 

美咲「!!!花丸ちゃん」

 

花丸「いい加減にするズラ」

 

舞「………………」

 

 

「て、てめぇ!」

 

花丸「…………許さないよ」

 

 

「はっこっちは人数がいるんだそれでもそんな顔ができるかな?」

 

そういうと花丸は10人に囲まれる

 

「ニヤニヤ」

 

「弱そうだな」

 

 

花丸「覚悟はいいんだね」

 

 

美咲「花丸ちゃん無茶だ!!!」

 

花丸「舞さんをお願い!!!」

 

美咲「!!」

 

そういうと美咲は舞さんを抱える

 

花丸「…………」

 

 

「お前をボコボコにしてやる」

 

花丸「……」

 

シュン!!!

 

 

不良一同「!!!」

 

 

花丸「おっそ」

 

バキッ

 

 

「か…は…」

 

ドサッ

 

「な、なにが起きてんだ!?」

 

「あ、あいつ囲んだはずなのにいないぞ!!!」

 

 

花丸「囲んだ?違うねマルに倒されるために近づいたんだよ」

 

 

「!!!ぐぁぁぁ」

 

 

美咲「一人で十人相手に余裕なの!?」

 

 

花丸は移動しながら一人一人に確実に腹パンを決めている

 

 

「う、うわぁぁぁぁ」

 

一人が逃げようとする

 

 

花丸「人は呼ばせないよ」

 

追いついて首に手刀と喰らわせる

 

 

「…………」

 

ドサッ

 

 

花丸「…………」

 

 

「た、頼む。や、やめてくれ!!」

 

 

花丸「は?」

 

 

「もう襲わない、だからやめてくれぇぇぇぇ」

 

 

花丸「散々花と舞さんにやっといて許してもらえると思ってるの?」

 

 

「それはほ、本当にすまなかった、だ、だから頼む」

 

 

花丸「…………」

 

 

「…………」

 

 

フラフラと不良は動く

 

 

「…………な訳ないだろ!!そこ一年と氷山の野郎だけでも殺してやる」

 

 

美咲に向かっていく

 

 

美咲「!?」

 

花丸「…………やれやれ」

 

 

シュン

 

 

「!!!」

 

 

花丸「クズは最後までクズズラね」

 

 

ドゴッ!!!

 

 

「か、か、か」

 

 

花丸「寝てて」

 

窓に投げ飛ばす

 

 

「あ、あ…………」

 

 

パリンンンンンンン!!!

 

 

窓ガラスが砕け散る

 

 

花丸「マルの周りや個々を傷つける奴は許さないよ」

 

美咲「す、すごい花丸ちゃん一人で10人を」

 

花丸「……!!舞さん!!!」

 

舞に寄りかかる

 

 

美咲「大丈夫唇を切っただけだよ」

 

花丸「…………そっか」

 

すこしほっとする

 

 

タッタッタッタッタッタッ

 

 

美咲「!!!」

 

 

花丸「だ、誰か来る!!!」

 

ダイヤ「な、何の音ですの!!」

 

美咲「生徒会長!!」

 

花丸「ダイヤさん!!!」

 

ダイヤ「こ、これは!?いったい何があったんですの」

 

美咲「庭にいたらオレンジ組に襲われて!!」

 

ダイヤ「…………まさか花丸さん一人で!?」

 

美咲「全員花丸ちゃんが倒しました」

 

ダイヤ「…………(そこまで強くなったんですね花丸さん)」

 

花丸「…………」

 

ダイヤ「とにかくここは危ない生徒会室に行きましょう」

 

美咲「はい!」

 

花丸「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花丸たちが離れて5分後

 

佳奈「こんなところにいるのか」

 

「は、はい誰とも連絡取れないですが」

 

佳奈「囲んでるんだろ、10人だからなさすがに、負けることはないだろ」

 

ガチャ

 

佳奈「…………は?」

 

「!!こ、これは!?」

 

佳奈「ま、まさか国木田花丸の奴10人相手に勝ったのか!?」

 

倒れてる不良「か、佳奈さん」

 

佳奈「…………何があった!!」

 

倒れてる不良「つ、強い強すぎますよ国木田」

 

佳奈「…………」

 

「全滅…………」

 

佳奈「どうやら、本気であいつをつぶさないといけないらしいな」

 

 

「!?」

 

 

佳奈「動ける奴は動けないやつを運べ、あそこに戻る、それと集められる人数あつめろ国木田花丸を潰すぞ」

 

 

「!!(ほ、本気の目をしている)」

 

佳奈「国木田花丸、私を怒らせた事を後悔させてやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室

 

玲「大丈夫か!?」

 

ダイヤ「なんとかかすり傷程度で済んでます」

 

舞「」

 

美咲「舞先輩」

 

ダイヤ「…………氷山舞さんですか」

 

花丸「知ってるんですか?」

 

ダイヤ「すこし、いろいろありましてね」

 

美咲「いろいろ?」

 

玲「いずれ話そう」

 

立ち上がる

 

玲「私は氷を取ってくる」

 

ガチャ

 

花丸「…………舞さん」

 

ダイヤ「…………それにしても10人相手に無傷とは花丸さんも本当に強くなりましたね」

 

 

花丸「まだまだです」

 

 

ダイヤ「…………」

 

花丸「舞さんの事を守れなかった…………」

 

手を強く握る

 

美咲「花丸ちゃん」

 

舞「…………ん」

 

花丸、美咲、舞「!!!」

 

舞「こ、ここは?」

 

花丸、美咲「舞さん(先輩)!!」

 

ダイヤ「目が覚めたみたいですね」

 

舞「!!せ、生徒会長!?それに花丸と美咲…………」

 

 

花丸「よかったぁ」

 

舞「……そっか私花のことで怒って向かっていったらやられたのか」

 

 

美咲「心配したんですよ!!」

 

少し泣きそうになっている

 

 

舞「心配かけたな」

 

ガチャ

 

玲「……!!起きたみたいだな」

 

ダイヤ「大丈夫ですか?」

 

舞「はい、大丈夫です」

 

玲「これ氷だ、使ってくれ」

 

舞「ありがとうございます」

 

ダイヤ「すこし打撲してるだけみたいですが安静にしてくださいね」

 

舞「ありがとうございます会長」

 

玲「まさかオレンジ組がそんなことを仕掛けてくるとはな」

 

ダイヤ「そうですね」

 

花丸「許さない」

 

拳を握りしめる

 

美咲「花丸ちゃん」

 

ダイヤ「これは一刻も早くオレンジ組のトップを見つけるしかありませんわね」

 

 

玲「場所はあらかた目途はついただがまだ特定は出来てない」

 

ダイヤ「そうですか」

 

花丸「…………」

 

玲「そう焦るな国木田。もうすぐだ」

 

花丸「分かってます」

 

舞「…………」

 

美咲「帰りにクレープでも食べて帰ろ…ね?」

 

花丸「…………」

 

ダイヤ「花丸さんと美咲さん先に帰ってもらってもいいですか?」

 

 

花丸「ダイヤさん?」

 

 

ダイヤ「舞さんに聞きたいことがあるので」

 

花丸「……聞きたいことだけならマルたちも「先に行ってて」!?」

 

舞「お願い」

 

花丸「分かりました」

 

美咲「先変えります」

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

舞「これでいいんでしょ生徒会長」

 

ダイヤ「ありがとうございます氷山さん」

 

舞「舞でいいよ私もそっちの方が嬉しいし」

 

玲「じゃあ、舞我々は君に言いたいことがある」

 

舞「?」

 

ダイヤ、玲「ごめんなさい(すまない)」

 

舞「!!」

 

ダイヤ「私達は貴方のことを無視していましたわ」

 

舞「…………」

 

玲「我々はたまに学校で見回りを行ってるその時に君を何度も見かけた、それもオレンジ組にやられているときに」

 

舞「せいと…………ダイヤさんと玲さんは裏で活動しているから表立って行動できないんですよね?なら仕方ないですよ」

 

 

 

ダイヤ「舞さん…………」

 

玲「私たちを恨まないのか?」

 

舞「私がやられてるのは私の力不足だしそれに。二人の助けたい気持ちだけで十分です」

 

 

ダイヤ「…………ありがとう」

 

舞「あ、一つお願いがあるんですけどいいですか?」

 

玲「なんだ」

 

舞「花丸をお願いします」

 

頭を下げる

 

ダイヤ「任せてください!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「あんなに心優しい人がいるとは」

 

玲「ああ、そうだな」

 

ダイヤ「みんな舞さんみたいなら楽なんですけどね」

 

玲「…………ただ一つ気になることがある」

 

ダイヤ「玲さん?」

 

玲「嫌な感じがしたんだ彼女から」

 

ダイヤ「嫌な感じ?」

 

玲「多分気のせいだとは思うんだがな」

 

ダイヤ「そうですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回華の世界「最悪の罠」








4話は以上です!!
次回もお楽しみに


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第5話 最悪の罠




5話です。少しづつ戦いが増えいるので描写を頑張って書いていきます。
次回ぐらいまで2日に1話投稿続けるのでよろしくお願いします。
それではどうぞ!!



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院1年教室

 

 

花丸「…………」

 

美咲「花丸ちゃん…………」

 

花丸「…………」

 

美咲「花丸ちゃん!!!」

 

花丸「!!!み、美咲ちゃん」

 

我に返ったかように驚く

 

美咲「考え事ばかりよくないよ?」

 

花丸「うん…………」

 

美咲「オレンジ組のこと?」

 

花丸「…………」

 

花丸は考え込む

 

美咲「あれから1週間たって何もないから大丈夫じゃないかな?」

 

花丸「そうだといいけどね」

 

美咲「…………」

 

花丸「もし来てもマルが守るずら」

 

美咲「花丸ちゃん…………」

 

花丸「それにしても舞さん遅いずら」

 

美咲「そうだね…………」

 

プルプルプル

 

花丸「?誰かな」

 

美咲「舞さんとか?」

 

花丸「!!ダイヤさんだ」

 

ピッ!!

 

ダイヤ『花丸さん!!』

 

花丸『ダイヤさん!?どうしたんですか?』

 

ダイヤ『オレンジ組の組長と居場所が分かったかもしれません!!』

 

 

花丸『!!!ほ、本当ですか!?』

 

ダイヤ『はい、生徒会室寄れますか?舞さんと美咲さんも来てもらって』

 

花丸『分かりました行きます』

 

ピッ

 

美咲「生徒会室?」

 

 

花丸「うん、行こう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………全くなんであいつは言うこと聞いてくれないの!!」

 

「僕たちとは考え方が違いますからね」

 

「………止めてほしい本当に」

 

「それはそうと・・・ちゃん生徒会の玲さんが僕たちを突きとられたかもしれません」

 

 

「…………ついにか……オレンジ組も潮時かな」

 

「…………」

 

「今からダイヤさんのところに行ってもいいんだけど今行ったら時間稼ぎに思われるかもしれない」

 

 

「収まるのを待つしかないですね」

 

「それに今離れる訳には行けない、あれだけは守らないと」

 

そう言って少女はある場所を見つめる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室

 

 

ガチャ

 

 

花丸「ダイヤさん!!」

 

ダイヤ「花丸さん、美咲さん!!」

 

美咲「お邪魔します」

 

ダイヤ「舞さんは?」

 

花丸「待っていたんですけど来なくて」

 

ダイヤ「…………そうですか」

 

花丸「ダイヤさん本当に分かったんですか!?」

 

ダイヤ「はい、もう少ししたら玲さんが帰ってきますので帰ってきたら話します」

 

花丸「分かりました」

 

美咲「…………」

 

パリン!!!

 

花丸、美咲、ダイヤ「!!!」

 

パリン!!!

 

美咲「な、なに!?」

 

花丸「まさかこれは!!」

 

ダイア「オレンジ組ですわね!!暴れているようです」

 

プルプルプル

 

花丸「!!」

 

美咲「生徒会長の携帯が」

 

ダイヤ「…………玲さんですわね」

 

ピッ

 

玲『ダイヤ!!まずいことになった!!数か所でオレンジ組が暴れているこのままでは学校の被害もやばい!!だが私ひとりじゃ手が足りない来てくれないか!!」

 

 

 

ダイヤ『…………分かりました行きま『マルが行くズラ』!!』

 

 

玲『!!その声は国木田!?』

 

ダイヤ『花丸さん!?これは生徒会の』

 

花丸『ダイヤさんは生徒会の仕事と美咲ちゃんのことをお願いします!!」

 

 

ダイヤ『!!』

 

玲『分かった国木田一階までこれるか?』

 

花丸『いえ、音が聞こえたところに行きます」

 

玲『確かに手分けしたほうが良さそうだな…分かった国木田は上から頼む』

 

花丸『了解です!!』

 

ピッ

 

花丸「ダイヤさん、美咲ちゃん行ってきます」

 

美咲「気を付けて!!」

 

ダイヤ「何かあったらすぐ連絡ください!!!」

 

花丸「はい!!」

 

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある教室

 

 

不良「久々だな暴れるのも」

 

不良2「そうだな!!」

 

不良3「全部壊せ壊せ!!!」

 

 

ザッ!!

 

花丸「それ以上はやめろズラ」

 

不良「おっ来たな国木田花丸」

 

不良3「いたぶってやんよ」

 

花丸「いたぶられるのはそっちの方ずら」

 

不良2「オラ!!!!」

 

花丸に殴りかかる

 

ガシッ

 

花丸「…………」

 

不良2「!!」

 

完全に掴まれる

 

花丸「その手は届かないよ」

 

不良2「くっ」

 

花丸「はぁぁ!!!」

 

バキッ

 

不良2「!!ぐあ」

 

顔にパンチが入る

 

花丸「パンチはこうやるんずら」

 

不良3「おい、二人で行くぞ」

 

不良「了解」

 

花丸「…………」

 

不良1、3「でりゃ!!!」

 

スカッ

 

花丸「二人がかりでも同じっ!!!」

 

両手を相手のほほにヒットさせる

 

不良1、3「!!!」

 

花丸「しばらく寝ててね」

 

ガシャン

 

花丸「あっちの方にもか…………」

 

タッタッタッ

 

花丸は走っていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…………」

 

不良「」

 

玲「何故急にこんなに暴れ始めたんだ」

 

玲は疑問に思っていた何故返り討ちにされるであろうことをし始めたのか

 

 

玲「…………ひとまず抑えこんでから考えようか」

 

玲もまた次の場所に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ

 

 

花丸「…………」

 

不良「つ、強い」

 

花丸「…………これで3か所目」

 

不良「国木田これほどの力を持っていながら何故暴れない!!」

 

花丸「私の力は守るためのものズラ!!!」

 

不良「…………そうか」

 

花丸「…………悪いけど行くよ」

 

タッタッタッ

 

不良「…………」

 

 

 

 

 

 

タッタッタッ

 

 

 

花丸「音は収まったね」

 

一旦立ち止まる

 

プルプルプル

 

花丸「誰だろ?」

 

 

花丸「舞さん!!」

 

ピッ

 

花丸『舞さん!!今どこに『よお国木田花丸』…………なんで舞さんの携帯に?』

 

 

???『氷山舞は私が預かった』

 

花丸『!!!』

 

???『国木田花丸ひとりで屋上に来い』

 

花丸『場所教えてくれるんだね』

 

???『ああ、お前を呼ばなければ意味がないからな』

 

花丸『今から色んな所しらみつぶす手間が省けたよ』

 

???『…………』

 

花丸『お前をぶっ飛ばして舞さん助けるから覚悟しろよ』

 

???『はっ出来ればだがな?』

 

花丸『卑怯な真似する野郎には負けねない』

 

???『卑怯?違うな?』

 

花丸『直接来ないで周りから攻める事が卑怯以外の何だというんです?』

 

 

???『仲間をやられたやり返しだよ』

 

花丸『…………行くから舞さんには手を出すな」

 

???『さぁどうかな?』

 

ピッ

 

花丸「…………」

 

タッタッタッ

 

玲「国木田大変だ!!!」

 

花丸「玲さん!!!」

 

玲「奴らの目的が分かった、今回の行動は時間稼ぎらしい」

 

花丸「…………成る程そういうことだったんですね」

 

玲「国木田!?」

 

花丸「舞さんが捕まってしまいました」

 

玲「!?な、なんだと」

 

花丸「舞さんを今から助けに行ってきます」

 

玲「分かった、一旦生徒会室戻ってから私も行こう」

 

花丸「いえ、マルが一人で行ってきます」

 

玲「!!それはだめだ!!」

 

花丸「相手がマルだけ来いって行ってきたんです。だから一人で行きます」

 

 

玲「…………大丈夫なのか?」

 

花丸「大丈夫です、だから玲さんは生徒会室で待っていてください」

 

 

玲「国木田本当に」

 

タッタッタッ

 

花丸「美咲ちゃんのことお願いしますね!!」

 

玲「…………国木田」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋上

 

 

 

佳奈「…………」

 

 

舞「なんでこんなことを」

 

 

佳奈「国木田花丸にはウチの部下がやられたからな、なら私も仲間であるお前を狙うのは当然だろ?」

 

 

舞「ふざけるな!!!向こうから襲ってきたんだぞ」

 

 

佳奈「関係ないね」

 

 

舞「…くっ」

 

 

佳奈「あいつには痛い目に合わせてやらなければな」

 

 

舞「………花丸」

 

ガチャ!!!

 

 

佳奈「来たか」

 

 

舞「花丸!!!」

 

 

花丸「…………舞さんを離してください」

 

 

佳奈「おい!!お前らこいつを捕まえとけ」

 

 

不良1,2,3「はい」

 

 

花丸「離すズラ」

 

 

不良1,2,3「!!!」

 

 

花丸が迫る

 

 

佳奈「お前の相手は私だ」

 

 

花丸「!!!」

 

 

佳奈が花丸に殴りかかる

 

ガシッ

 

 

花丸「…………」

 

ググググググ

 

 

佳奈「…………強いな」

 

 

花丸「…」

 

 

舞「花丸!!!」

 

 

花丸「舞さん…………待ってて」

 

 

佳奈「勝てる前提がむかつくな」

 

 

花丸「…………」

 

掴み合いになる

 

 

佳奈「……だがそう意気込めるのも納得の強さを持ってるな。これは楽しめそうだ」

 

 

花丸「楽しむ前に終わっちゃいますよ?」

 

 

佳奈「ほざけ」

 

足で蹴ろうとする

 

 

花丸「!!」

 

 

ドン!!!

 

不良1「あ、あいつ佳奈さんと戦いになってる」

 

不良2「…………す、凄い」

 

不良3「で、でも佳奈さんには勝てないだろ!!

 

 

花丸「……なにか習ってました?」

 

 

佳奈「知り合いに少し教えてもらったんだよ」

 

 

花丸「知り合い?」

 

 

佳奈「お前が気にすることじゃねえよ」

 

 

花丸「ふーん」

 

 

佳奈「お前も何かを習ってるみたいだがそれじゃあ渡辺家にはおろか私にも勝てねえよ」

 

 

花丸「…………そっか」

 

 

佳奈「…………そろそろ終わりにしようか」

 

 

花丸「…………」

 

 

佳奈「はぁぁぁぁぁぁぁ」

 

花丸の顔を狙う

 

 

花丸「!!!」

 

ガッツ!!

 

不良1,2,3「!?」

 

 

舞「花丸!!!」

 

 

花丸「…………」

 

 

佳奈「ヒット」

 

 

花丸「…こんなもんか」

 

 

佳奈「!?」

 

 

花丸は顔に攻撃が入ったにも関わらず微動だにしない

 

舞「花丸」

 

 

佳奈「私の渾身のパンチが」

 

 

花丸「……ここからはマルのターンズラ」

 

 

佳奈「くっ」

 

 

花丸「!!」

 

顔を殴る

 

 

佳奈「ぐ、くそ。なんて力だ」

 

 

花丸「……へえ止めるんだそれを」

 

 

不良「か、佳奈さんが押されている!?」

 

 

佳奈「……」

 

 

花丸「でも」

 

 

受け止められた手引っ張る

 

花丸「頭が開いてるよ」

 

そういうと頭突きをする

 

 

佳奈「かはっ」

 

 

花丸「……人質を取ったこと覚悟してください」

 

花丸は腹を殴る

 

 

佳奈「ぐう」

 

 

花丸「……正面からくればいいのに人質をとって…………覚悟はいいですね?」

 

 

佳奈「うるさいうるさいうるさい!!!!」

 

 

佳奈は叫ぶ

 

 

花丸「……貴方がやってることは最低なことですよ。だから絶対に許さない」

 

目から伝わってくるのは怒りそれと……悲しみ

 

 

佳奈「お前も私の仲間を倒しただろ!!

 

花丸「……それは襲ってきたからであってマルから攻撃をはじめたわけじゃない」

 

佳奈「なんでなんでなんでどいつもこいつも邪魔をするんだ」

 

ダァン!!! 地面に拳をたたきつける

 

佳奈「総長にも認められず、何もすることのできない私の気持ちが分かるか!?」

 

 

花丸「…………」

 

 

佳奈「…………」

 

 

花丸「貴方の気持ちなんて知らないです。何があったか知らないけど人にぶつけるのは違う!!」

 

 

 

佳奈「うるさいうるさいうるさい!!!!私はお前を倒し総長を倒し浦の星女学院を変えて見せる!!」

 

 

花丸を蹴りかかる

 

 

ガシッ

 

花丸「…………」

 

 

佳奈「…………くっ」

 

 

花丸「……歯食いしばってください」

 

 

佳奈「!!」

 

ドカッ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞「花丸、助けに来てくれてありがとな」

 

花丸「いえいえ、無事でよかったです」

 

 

不良「か、佳奈さん!?」

 

 

不良達が駆け寄る

 

佳奈「…………」

 

舞「……色々抱えてるんだな」

 

花丸「みんな抱えてるのは同じです……」

 

舞「花丸……」

 

花丸「…………佳奈さん、でしたよね?」

 

不良「なんだお前!?」

 

佳奈「よせ」

 

不良「か、佳奈さん!?」

 

佳奈「…………なんだ国木田?」

 

花丸「私が総長をオレンジ組を倒します」

 

 

佳奈「!?」

 

 

不良「な、なんだと!?」

 

 

舞「お、おい!?花丸」

 

 

不良2「あ、あいつ正気か!?」

 

不良3「か、勝てるわけ」

 

 

花丸「……正直言って貴方のことは許しません何故なら卑怯な手を使った上にマルの大事な人を巻き込んだ、けどあなたの気持ちもわかる気がしました」

 

 

佳奈「……」

 

 

花丸「だから、私に任せてください」

 

舞「…………」

 

 

佳奈「……総長は強いぞ」

 

 

花丸「……」

 

 

佳奈「顔も名前も知らない。だが副総長にも私は勝てない、だから総長はかなりの強さだ」

 

 

 

花丸「分かってます」

 

 

花丸は屋上から出る

 

 

舞「……」

 

 

佳奈「氷山、これまですまなかった」

 

 

舞「……」

 

 

佳奈「本当にすまない」

 

 

頭を下げる

 

 

舞「もう大丈夫ですよ、でも他にも同じような目にあっていた人はいるその人にも謝ってくださいね」

 

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

佳奈「……これから変わっていけるのかな」

 

不良「か、佳奈さんは間違ってないですよ!!!」

 

不良2「そ、そうだ!!みんなのことを思ってやってる!!」

 

佳奈「みんな」

 

不良3「佳奈さんがこうしてなければ今頃ここは!!」

 

佳奈「……ありがとう」

 

不良1,2,3「!!!」

 

佳奈「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室

 

 

美咲「はなまるちゃんが出て行って30分大丈夫かな」

 

玲「国木田なら大丈夫だ」

 

ダイヤ「玲さんの言う通りですわ、花丸さんは舞さんを連れて帰ってきます!!」

 

美咲「花丸ちゃん、舞さん」

 

 

ガチャ

 

 

花丸「戻りました」

 

舞「……」

 

 

美咲「花丸ちゃん、舞さん!!」

 

 

美咲は二人に抱き着く

 

美咲「はなまるぢゃん、まいざん無事でよかったよぉぉ!!!」

 

 

涙を流している

 

舞「心配かけてごめんな美咲」

 

美咲「無事でよかったです!!」

 

玲「無事でよかったよ」

 

ダイヤ「怪我はないですか?」

 

舞「はい、大丈夫です」

 

玲「相手はオレンジ組の№3だろ?なんともないのか花丸?」

 

花丸「今まで相手してきたオレンジ組の中では一番でしたが全然大丈夫ですよ」

 

ダイヤ「(花丸さんは一体どれだけ強くなったのですか……底が見えないですわ)」

 

 

花丸「玲さん、ダイヤさん今回の戦いでオレンジ組の総長に早く会わないといけないと思いました」

 

玲「……ふむ」

 

花丸「今のリーダはオレンジ組のみんなのことを見ていない。だから一発入れて目を覚まさせないと」

 

 

ダイヤ「成る程、では今からお話しします。居場所と作戦について」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回作戦とは?





今回は以上です!!
次回投稿は日曜日になります
それではお楽しみに!!!


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