仮面ライダージオルガ・補完計画 (にくキャベツ)
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レジェンドライダーの記憶
仮面ライダースマホ 第1話 ナロウチックな奴らダイジェスト


この本によれば、
この作品は我が火星の王『オルガ・イツカ』が受け継いだ歴史のページの一つ、仮面ライダースマホ。
その物語の、ダイジェストである。
…少しだけ、のぞいてみましょう。
仮面ライダースマホ、望月冬夜の物語を。


火星で発見されたパンドラボックスが引き起こした、

スカイウォールの惨劇から10年。

我が国は、『なろう都』、『カクヨム都』、『ハーメルン都』の三つに分かれ、混沌を極めていた!!!

『このまま 書き続けてる』

『今夜も真っ直ぐ 一つのテンプレたどって』

『果てしないだけど読者だけは』

『どこかで待ってる笑顔絶やさずに』

『There You will』

 

『Be The One, Be The One』

『All right!』

『その手で地球を掴んでいたいから』

『Be The Light, Be The Light』

『All right!』

『強くなったよ 決して負けない』

『何かを助け救って抱きしめ』

『画面に触れて 届くよ 伝われ』

『Be The One, Be The Light』

『メッセージ送るよ 響くよ』

 


 

「…はぁ、何だよあのエロ骨…」

フリーのジャーナリスト、田蔵多亜納(たぐれたあにゃ)

彼女はなろう都副首相、『荒川藍図(あるかわあいず)』に取材をしていた…のだが…

 

「まったく、骨なんて比喩されるくらいだから骨みたいな心してると思ったのに…」

 

トボトボと歩く多亜納だったが…

人と当たる。

 

「あ、ごめ…!?」

 

だがそこに居たのは人ではなく、

怪人、スマッシュだった。

 

「う、嘘だろ!?」

 

多亜納を襲うスマッシュだが…

 

「ちょっとストップ!」

 

腕を掴まれ、後ろへ投げ飛ばされる。

そして、掴んだ青と赤の戦士が持っている銃剣が、

怪人を斬り、追い詰めていく。

スマッシュを圧倒する赤と青の戦士。

そして、銃剣に本を刺す。

 

《レディー、ゴー!》

 

《ボルテック!ブレイク!!》

 

「はぁーっ!!!」

 

刀身の部分が巨大化した銃剣に切り裂かれるスマッシュ。

そして倒れたスマッシュに本を向け、

成分を吸収すると、スマッシュは元の人間に戻った。

 

「…仮面、ライダー」

 

 


 

仮面ライダー・スマホ

 

「…うぅ」

 

夢を見ていた。

自分が、容器の中で。

何か、改造されているような様子だった。

そして…研究員の中で一際目立つ怪人。

…ガイコツ男。

そこまで見て…目が、覚めた。

 

「…はっ!…夢か…あ、顔に落書きされてる…」

 

この夢は、しょっちゅう見ている。

僕の、唯一の過去の記憶。

…一体、なんなんだろう。

あっ、小説の浄化が済んだみたい…

最っ高だ!!

 


 

僕は今、僕のトレードマークとも言えるスマホを変形させたバイクで、仕事場の研究所へ向かっている。

 


 

俺は今、警察から逃げている。

な、なんでこんなことに…?

 


 

「サトゥー…うちの研究員を殺した男だ」

 

「…」

 

サトゥー、か…

メール?

 

『脱獄のニュースを見たか?サトゥーにスマッシュ反応アリ』

 

…えっ?それは本当…?

じゃあ、今すぐ向かわないと…

 


 

「だ、誰だお前!!」

 

「殺人犯の君を捕まえに来たんだよ」

 

「俺は誰も殺してない!」

 

「脱獄犯が何言っても説得力ないよ」

 

「別に逃げたくて逃げたわけじゃないんだ!」

 


 

ナロウノベルの力でサトゥーを倒した冬夜。

 

「その強さ…もしかしてお前もガスマスクの連中に…?」

 

「ガスマスク?その話、詳しく…」

 


 

「な、なんだよこの化け物…!?」

 

二人が話していると現れた、新しいスマッシュ。

 

「そ、そいつはスマッシュ、人間が凶暴化した怪人だ…」

 


 

スマッシュと戦うサトゥーだったが、

生身では勝てず倒されてしまう。

 

「くっ、なんて強さだ…」

 

「生身でスマッシュに立ち向かうなんて根性あるじゃないか」

 

そしてそこに現れる冬夜。

 

「…さあ、なろう小説を始めようか」

 

取り出したベルトを腰に装着する。

 

《スライム!》

 

《バクレツマホウ!》

 

《ベストマッチ!!》

 

「変身!!」

 

《捕食の祝福!!》

 

《スライム・バクレツ!》

 

《イェーイ!!》

 

「…まるで、将棋だね」

 

ポーズを決める仮面ライダースマホ。

スライムの力で足を伸縮させ、

一気に敵に距離を詰める。

敵に連続攻撃を食らわせ、

敵の拳の上に乗り、

そしてジャンプ、相手を翻弄する。

 

「よっと!」

 

《ブリュンヒルデ!》

 

先ほども使っていた銃剣を呼び出し、

スマッシュを斬りつける。

連続攻撃でスマッシュを追い詰め…

 

《セイチョーチート!》

 

「ビルドアップ!」

 

バクレツノベルを取り、

代わりにセイチョーノベルをセットする。

すると赤い半身が、白い半身へ変化した。

白い半身から呼び出す様々な魔法で、

スマッシュを攻撃し…

 

「これでフィニッシュだ」

 

スライムバクレツに戻り、

ハンドルを回す。

 

《スマートフィニッシュ!!》

 

スライムの力で相手を封じ込め、

そこに爆発するキックを叩き込むスマホ。

それを受けたスマッシュは爆散、ノベルに成分を封じ込められて元の人間に戻った。

 

 

 

 




いかがでしたか?
彼はこのあと、様々な事件に巻き込まれ、
なろう都、カクヨム都、ハーメルン都、その全てを巻き込む壮大な物語が描かれるのですが…
それはまた、別の機会に、と


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仮面ライダージオルガ補完計画本編
ジオルガ補完計画・優月と冬夜


「お邪魔しまーす」

 

 ここが私立幻想高等学校かな? 

 ここに僕と同じ仮面ライダーがいるって聞いたんだけど。

 取り敢えず、職員室へ行こう。

 

「あの、失礼します」

 

「客人かい? 珍しいね」

 

「ここに、仮面ライダーがいるって聞いたんですけど……」

 

「仮面ライダー……? あぁ、優月先生か」

 

 うん、ここでビンゴらしい。

 すぐに会わせてもらおう。

 


 

「なんだ、なんだよ? 私に興味あんのか〜?」

 

「はい、優月先生。……仮面ライダーウヅキ」

 

「……あー、お前ただの客人じゃないクチか?」

 

 ライダーとしての私に頼ってきたってことは……

 

「なんか困ったことでもあったのか?」

 

「えっと……それが」

 


 

「え? ガーディアンってヤツが?」

 

「はい、兵隊のロボットなんですけど……」

 

 僕は全てを話した。

 財団Bという組織が暗躍していること。

 その組織が使っているガーディアンが多すぎて、僕一人では対処できないこと。

 

「幸い、僕の住んでいる街にしか現れていません」

 

「それで? 手伝ってほしいのか?」

 

「はい。……財団Bの前線拠点の一つを見つけたので」

 

「よーし任せろ! ダチを守るのはわたしの仕事だ!」

 


 

 ──とある研究所

 

「ここが、財団Bとやらのアジトなんだな?」

 

「正しくはその一つだけど……まあいいよ」

 

《3.2.1!》

 

「変身!!」

 

《スライム! バクレツマホウ!》

 

《ベストマッチ!》

 

「変身!!」

 

 同時に変身するウヅキとスマホ。

 ウヅキは素手で周りのガーディアンを蹴散らし、

 スマホは銃剣ブリュンヒルデを使い敵を切り裂いていく。

 

「埒が開かないな……!」

 

《パラソル・オン》

 

《ギロチン・オン》

 

 パラソルとギロチンの攻撃的な装備二つでガーディアンと戦い、ギロチンのついたキックで敵を斬りながらパラソルから放たれるビームとパラソルによる打撃で敵を倒す。

 

「負けてられないな」

 

《キンニク!》

 

《マオウ!》

 

《ベストマッチ!》

 

「ビルドアップ」

 

《魔術のマッチョマン!》

 

《マオウキンニク!》

 

《イェーイ!!》

 

 ビルドアップしたスマホ。

 魔法で遠くの敵を倒しながら、近くのガーディアンを素手で叩き潰していく。ガーディアンの足を掴み、そのままガーディアンの集団に投げ飛ばし一瞬で壊滅させる。

 

「ウヅキさん! 来ますよ!」

 

「わ、分かってるって!」

 

 合体するガーディアン。

 巨大な形態となり二人に襲いかかる……

 

《アタックライド、ブラスト!!》

 

 が、そこに光線が命中し、ガーディアンが崩れる。

 

「!? ……一体何者……?」

 

「何者か? と聞かれれば答えますねぇ……」

 

「俺の名前は田所浩二。又の名を」

 

《ミームライドォ……インム!!》

 

「仮面ライダー、インム」

 

 突然現れる、バーコードの意匠のある茶色のライダー。腰のホルスターからバインダーを取り出し、剣に変形させる。

 

「仮面ライダー? 力を貸して……?」

 

「いや、お前たちと戦いたくなりましたねぇ!」

 

 仮面ライダーインムは、ウヅキを斬りつけ、そのままの勢いでスマホを蹴りつける。が、すぐさま立て直したスマホに殴り飛ばされる。

 

「痛いですね、これは痛い……だがこれなら?」

 

《ミームライドォ……マリサ!》

 

 身体が仮面ライダーマリサの姿に変化するインム。

 

「嘘だろ? 原型がないぞ!?」

 

「別のライダーに変身できるのか!?」

 

「驚くのはまだ早いですね……これは早い」

 

《フォームライド……ブレイジングスター!》

 

 マリサに変身したインムがブレイジングフォームに変身する。ブレイジングフォームは10秒間のみ圧倒的な加速を可能にする。

 

「うわぁ!? な、なんて速さだよ!?」

 

 驚愕の声を出すウヅキ。

 ブレイジングフォームのスピードに圧倒される。

 

「くっ、だったら!」

 

 地面を殴りつけ地震を起こすスマホ。それによりインムは移動を停止する。

 

「やりますねぇ……ならこれならどっすか?」

 

《ミームライドォ……ウヅキ!》

 

「わ、私と同じ姿に?」

 

 続いてウヅキに変身したインム、ナイフモジュールをオンにし足のガトリングから大量のナイフを発射する。

 

「や、やられっ……」

 

 ナイフが突き刺さったウヅキは爆散、変身は解除された。

 

「くっ……だったら!」

 

《防御力! 盾!》

 

《ベストマッチ!》

 

《極振りのシールダー!》

 

《ディフェンドシールド! イェーイ!》

 

 また新たな形態へ変身するスマホ。この形態は最高級の防御力が自慢である。

 

「これならダメージは受けない……!」

 

 そして体を機械化し高火力の攻撃を叩き込むことができる。だがしかし……

 

「それが相手ならこれですね……これこれ」

 

《ミームライドォ……スマホ!》

 

「な!? 僕にまで変身できるのか!?」

 

 スマホにまでも変身したインム。

 

《ファイナルアタックライド》

 

《イイイインム!》

 

 巨大なBB素材が現れ、一直線にスマホとインムの間に並ぶ。そのBB素材の間を通り、インムはキックを叩き込む。

 

「わ、わぁぁぁぁっ!!!」

 

 こうしてスマホは倒され、インムは勝利した。

 

「……(完全勝利ポーズ)」

 

 が、そこへまた一人のライダーが現れる。

 

「仮面ライダーを確認。武力介入を開始する」

 

《プリーズ》

 

《ガンダム・エクシア》

 

 

tobe continued

 

 




次回、仮面ライダージオルガ補完計画

エクシア VS インム


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