絆の巨人蒼き空を行く (なぞのエボルト)
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episode1 Reincarnation-転生
グラブルとウルトラマン合うんじゃない?と思い見切り発車で書いてしまいました。不慣れなところやダメな所があれば直して行くので暖かく見守ってくれればなと思います。
そこは白いどこまでも白い空間だった。
俺、姫矢憐はそこで目を覚ました。確か最後に記憶しているのは道路に飛び出た子供を助けたところまでだ。
もしかして俺は死んだのか?
すると、後ろから女性の声が聞こえてきた。
「その通り、あなたは道路に飛び出た子供を庇い死んでしまいました」
俺はその声の元に視線をやった。すると、そこには白の神々しい服を着た10代後半の女性が立っていた。
「あんたは誰だ?」
俺の問いに女性は
「私は女神です。あなたの子供を助けようとする勇敢な行動に感動してここに呼びました。」
女神という事に一瞬驚いた俺だがすぐに冷静になると女神に向かい
「で、俺に何の用だ?」
と質問をした。
「あなたには2つの選択肢を用意しました。1つはこのまま元の世界に輪廻転生するか、2つ目は異世界に転生するかです。異世界に行く場合は私から特典を用意いたします。また転生する世界はあなたが決めていいですよ。」
女神からの返答を聞いた俺の決断は早かった。
生前の何の変哲も無い日常、ただ起きて、仕事に行き、帰って寝ていただけの日常、されども、その中で見つけたあのゲーム、そして自分もああなりたいと思い、子供を助けた事に繋がった、絆の巨人、俺が出す答えは一つだった。
「なら、俺を異世界に転生させてくれ。」
「わかりました。では、転生したい世界と特典の選択をお願いします。」
「グラブルーファンタジーの世界で特典はウルトラマンネクサスの力にしてくれ」
「わかりました。」
「わかった。因みに原作は重視した方がいいのか?」
「物語を大幅に変化させない限りは基本大丈夫です。ですが、あまりにも変化させすぎるとこちらから力を強制的に抑えさせていただきますのでご注意下さい。」
「そうか、ならそろそろお願いしてもいいか?」
「はい。それでは、異世界でのあなたの活躍を楽しみに見守っております。」
女神がそう言うと俺の視界が徐々に暗くなっていく。
これから始まる空に浮かぶ島々での物語に胸を膨らませながら俺の視界は真っ暗になった。
視界が明るくなると、そこは木々が生い茂る森の中だった。
懐にはエボルトラスターとブラストショットがあった。
そして、空を見上げれば巨大なエルステ帝国の軍艦が空を飛んでいた。
しばらく、軍艦を見ていると軍艦から爆発が起き、中から青く光った何かが落ちてきた。
それを見た俺は物語が始まったと胸の中で思い、青く光っている何かの場所まで歩き出した。
to be continued
最後の方雑になりました。
次回は設定集をお届けします。
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episode 外伝 Collection of settings-設定集
・姫矢 憐
名前は姫矢准の姫矢と千樹憐の憐からとっています。
外見と声は孤門一輝
ある日、道路に飛び出した子供を庇って車に轢かれてしまった。会社員。生前やっていたグランブルーファンタジーの世界に憧れ、転生した。特典では生前好きだったウルトラマンネクサスの力を特典に貰っている。
性格は基本的に個人的に旅をしていくが異変が起きたときはすぐさま助けに入る。
原作知識はゲームとアニメ全話から
特典
エボルトラスター
ネクサスの変身アイテム。鞘に収まった短剣のような形状をしており、本体を鞘から抜くことで変身する。鞘に収めた状態ではビースト振動波を捉えてビーストを探知する機能も持つ。
ブラストショット
デュナミストが使用する小型銃。強力な真空衝撃波動弾を発射し、小型の魔獣であれば一撃で仕留められる威力を持つ。
ストーンフリューゲル
デュナミストがブラストショットで召喚する石柩。普段は謎の遺跡内で石碑のように安置されており、夢の中でこれに触れた人間がデュナミストとなる。召喚されると白い飛行体に変化し、デュナミストは中に入る事で疲れや傷を癒やす事が出来る。
ウルトラマンネクサス
身長…変幻自在
体重…変幻自在
絆の巨人。
本作では桐生准と一体化する事により力と肉体を得る。
女神から身長は戦う敵に合わせて変わるとの事
第1形態アンファンス
ネクサスの基本形態。基本カラーは銀色。カラータイマーは持たないが、Y字型のエネルギーコアがあり、それがカラータイマーの役目を果たす。
必殺はクロスレイ・シュトローム
第2形態ジュネッス
基本カラーは赤色。胸にはカラータイマーに相当するコアゲージがある。自分の身を削り、アンファンスよりもより力に優れた形態。メタフィールドを生成することが出来る。
また、メタフィールド内ではネクサスの力を存分に発揮して戦うことが出来る。ただし、生成できるのは3分間のみであり、これ以上を過ぎれば疲労で4日から1週間寝込んでしまうので本作で使う場面は少ない。
必殺はオーバーレイ・シュトローム
第3形態ジュネッスブルー
基本カラーは青色。基本的な能力はジュネスと同じだが俊敏性を活かした戦闘が可能になる。また、右腕のアームドネクサスがアローアームネクサスに変化しており、そこから放つ、アローレイ・シュトロームや光の剣を形成して敵を切り裂くシュトロームソードなどの必殺を持つ。また、ジュネッスと同じくメタフィールドを生成する事ができる。
究極形態ノア
ネクサスの最終形態(ウルティメイトファイナルスタイル)でありネクサス本来の姿。他の形態の技を使用できなくなるが強力な技と力を持つ。ただ姫矢はまだノアに至っていない。
設定集どうでしたでしょうか。これおかしいんじゃないかとかあったら感想欄やメッセージで教えてください。
次回
「やめろ!こんなことはもう沢山だ!」
「あの光は...」
「女の子だ」
「おとなしくその少女をこちらに引き渡すんだ」
次回episode 2 Encounter 遭遇
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episode 2 Encounter 遭遇
感想、アドバイス募集中です。
それでは2話どうぞ。
電気のない、窓から差す太陽の光だけが照らす薄暗い廊下。
ここはエルステ帝国の軍艦の中、そこに2人の胸に青い宝石を持ち水色の髪を持つ少女と身軽な鎧を着て片手にレイピアを持った女が何かから逃げていた。前からはガシャガシャと銀の鎧を着た3人の兵士が迫っていた。
彼女たちを目視した兵士達は皆腰に下げていたバスターソードを抜刀し彼女たちの前に立ちふさがる。
それに剣を持っている女が走る速度を上げ、兵士達に立ち向かっていく。
そして、右から左に一閃、左から右に一閃、右から左に一閃。
その巧みな剣捌きに無駄な動きは無く、一瞬のうちに3人の兵士を倒してしまった。
そして、後ろを振り向き少し後ろを走っていた少女に声を掛け手を伸ばす
「ルリア!」
少女の名はルリア。
「カタリナ!」
剣を持った女の名はカタリナ。
ルミアはカタリナに声を掛けると自身も手を伸ばしカタリナの手を掴む。
そうして、走り出した2人が行き着いたのは広い開けた場所だった。
「こまりますね~カタリナ中~尉」
突然掛けられた言葉に2人は声の聞こえた方へ視線を向ける。
そこには紫色の宝石が入ったガラス筒を持った50代くらいの鎧服を着た男が立っていた。
「ようやく研究成果が試せるというのに」
男はそう言うと手に持っていた宝石が入った。ガラス筒をルミアに向ける。
すると、宝石と彼女の胸にある青い宝石が共鳴し、ルリアが苦しみだした。
「ルリア、やめろ!こんなこともう沢山だ!」
カタリナが男を睨む。
「そうはいきませんよ中尉。意向に背けばどうなるか貴方ならよく知ってるはずですね~」
男はにやつきながらカタリナに言う。
「く...!」
その言葉に歯を食いしばりながら苦い顔をするカタリナ。
すると、突然ルリアが目を見開くと紫の宝石の輝きが一層明るくなりガラス筒を割り飛び出るとその輝きが周囲を包み大爆発を起こした。
軍艦の床が崩れ、爆風で外に放り出されてしまったルミアはそのまま地上へ落ちていった。
胸の青き宝石を光らせて。
その時、とても巨大な何かが目を覚ました。
ここはある村
「軍艦?」
その少年グランはふと目に入った空に浮かぶ軍艦に疑問を抱く。
「なんでこんなとこ飛んでんだ~?」
それは隣にいる赤い竜の様な生き物ビィも同じようだ。
しばらく眺めていると軍艦から爆発が起きるそれに驚くグランとビィ
「おいおい、事故か?」
すると、軍艦の中から青く光る物体が落ちてきた。
「何か光りが森の方に落ちていった」
「ひー付いた部品かなんかかな?」
「確かめよう!」
そう言ってグランは後ろの壁に掛けてあったバスターソードが入った鞘を持ち出し、一直線に森に走って行った。
ここは森の中グランとビィは先程落ちた物体を探していた。
「すっげー光ってたけど何なんだろうなあれ」
先ほどもらったリンゴをかじりながら言うビィに対しグランは辺りに気を張りながら探すグラン
すると、軍艦の破片と思わしき物を発見した。
「やっぱり、ビィの言う通り火の付いた残骸かもしれない、このままじゃ森が火事になるかも」
そう言い、どんどん奥へ進むグランとビィ
すると、森の奥で青に光る何かを発見した
「あの光は...」
「たしかここ入っちゃだめな場所なきが」
「行こう」
ビィの言葉を遮る様にグランは進むそれにビィも付いていく。
「女の子だ」
光っている物体が少女ということに気付いたグランが慌てて駆け寄る。
「君しっかりして!」
「う.う.ん?」
少女が起き上がると辺りを見回す。
「....ん?..わっ!」
グランに気付いたのか彼女は驚いて後ずさってしまった。
「脅かしてごめん。けがとかない?大丈夫?」
「気を失ってた様だけどよ~」
「あ、はい。頭が少しボーっとしますけど大丈夫です。」
「嬢ちゃん見ねえ顔だけどどっから来たんだ?」
「あ、あの、私...」
グランが少女の胸に付いている青い宝石を見る。
「まさかとは思うけど船から落ちてきたのは君?」
「まさか俺みたいに羽があるわけじゃねーのによう」
「ねえ、君、僕はグランこの星に住んでいるんだ。困っていることがあるなら力になるよ」
「はい、ありがとうございます。グランさん」
「あーグランで良いよ」
グランが照れくさそうに言う。
「それでこっちが」
「空飛ぶトカゲさん?」
「なあ!?おいらはトカゲじゃねー」
「ひゃ!ごめんなさい」
「こいつはビィ」
「おう、よろしくな!嬢ちゃん」
「それで君の名前は?」
「名前?.....ルリア....ルリアです!」
「ルリア、何があったの?覚えていることでいいから話してみて」
「えっと私は最初ずっと暗い部屋にいて、でもカタリナがもう出ようって言ってくれてそれから一緒に走ったんです、カタリナと...あ、あの!カタリナは!カタリナを知りませんか!?」
「え?カタリナ?」
「誰だいそれ?」
ビィとグランはカタリナという名前に首を横に振ってしまう。
「ルリア、カタリナってどんな人?」
「えっと、きれいで強くて私の傍にいてくれる」
「そうなんだ」
その言葉を聞きグランは強く頷く。
「うん!分かった!じゃあ、カタリナさんを探そう!」
立ち上がり、手をルリアに伸ばす
ルリアはその手を掴み、立ち上がる。
「と言っても、この森にも魔物が出るし一旦村に戻って...」
「おい!見つけたぞー!」
その言葉にグラン達は視線を向ける。そこには5人の鎧を着た兵士がこちらを見ている。
「だめ!早く逃げないと!」
「君あいつらに追われているの?」
「うん...」
「大丈夫だよ。ルリア僕たちに任せて」
グランはルリアの前に立ちはだかる。
「なんだ、貴様おとなしくその少女をこちらに引き渡すんだ!」
その言葉にグランは腰に下げていた鞘からバスターソードを抜刀する。
「いやだ、ルリアは渡さない!」
「チッ、ガキが後悔するなよ!」
兵士の1人がグランに駆け寄ろうとしたその時、突如帝国兵が吹っ飛んだ。
次回
「今のはいったい...」
「貴様ら!」
「グァァァ!」
「グラン!」
「ここまでなのか...」
「あきらめるな!」
「ヘア!」
episode 3 Nexus 絆
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