ラブ・ハンター (生死郎)
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湊友希那編
01 (エロなし)


初投稿です。楽しんでいただければ幸いです。


 桜庭悠二はカフェでコーヒーを注文すると席につき、スマートフォンを取り出して操作を始める。

 パスワードを入力してロックを解除。するとメイン画面に入れた覚えがないアプリを見つけた。

《ラブ・ハンター》

 何だ、これは?悠二は訝しむ。彼にはこのアプリをインストールした記憶がなかった。このスマホ、先程落としてしまい、交番に相談したところ落とし物として届けられていたのだ。自分の手もとから離れて一時間も経過していなかったはずだが……

 いかにも怪しいアプリ。しかし、悠二の内にある好奇心が警戒心に勝った。彼はそれをタップしてアプリを起動させた。

『これから初期設定を始めます。設定はゲーム開始後でも変更できます。最初に名前を登録してください』

 そんな文言が表示され、初期設定入力のためのテキストページにカーソルが点滅している。

 悠二は暫く考える。プレイヤー名に実名を使うのは不味いと思い、《ディック》と登録する。咄嗟に思いついたのは好きな作家の名前だった。

 プレイヤー名を入力して決定をタップすると画面が切り替わる。

『あなたの好みを登録します。これから出てくる画像に点数を付けてください。

 

 目安は次の通りです。

SSR(スペシャルスーパーレア) 91点以上:超大好き

UR(ウルトラレア) 81~90点:大好き

SR(スーパーレア)71~80点:好き

R(レア)61~70点:まあまあ好き

N(ノーマル)51~60点:どちらかといえば好き

C(コモン) 41~50点:どちらでもない

NR(ノーレア)1~40点:嫌い

 

 以上となります』

 それから画像が表示された。これといった特徴のない平凡な容姿の、二〇代前半の女性だ。

好きでも嫌いでもない。平凡な容姿で個性も感じられず食指も動かない。

悠二は50点にした。そうすると次の画像が現れる。多様な容姿のタイプ、年齢層の女性たちが表現される。このようにして悠二の好みのタイプを判断して登録を行っているのだろう。

そうして悠二がランク付けを終えたことで終了画面に辿り着いた。

『モンスター表示のレア度を決めてください。デフォルトはレア(61点)以上です』

悠二はデフォルト設定のまま進めようと思った。

『初期設定は終了しました。それではゲームをお楽しみください』

 画面が切り替わって、地図が現れた。よく見れば悠二の現在地のようだった。街へ出て何かを探さないといけないのか?

インフォメーションに従い、プレイヤー情報を確認する。

 

レベル:0

名前:ディック

年齢:27歳

経験:0匹

籠:5つ

愛の矢:6本(ビギナー特典に神の愛が一本あります)

所持モンスター:0匹

 

 悠二が胡乱げに画面を見ていると突然スマホが振動した。バイブが発動したのだ。

『モンスターを発見しました』

「っ!?」

 いきなりか! 悠二が驚くのも無理はないだろう。何せ、彼はまだカフェの席から立ち上がってさえいないのだから。

 画面の地図が実画像へと切り替わる。モンスターは表示されていない。ただ悠二の前にある机が映るだけだ。しかし矢印が左方を示している。世界的に有名なゲームアプリのようなシステムなのかと悠二は思いつつ、悠二は矢印に従ってスマホを動かす。

 すると悠二の横にいた女性の姿が映った。机に置かれたノートへ熱心に書き込んでいる。集中しているようで悠二が自分にスマホを向けたことに気づいていない。彼女の輪郭が輝き、頭上には下三角のマークがついている。その三角の上にはSSRと表示されていた。スペシャルスーパーレアということか。

 まさか最初からSSRが出てくるとは……悠二は自分の強運に驚いた。しかし、モンスターとは彼女のことなのか……?

『モンスターを捕獲するために愛の矢を放ってください。命中すると捕獲できます』

『ディックさんはビギナー特典として神の愛(ラブ・キッス)を一度だけ使用することができます。使用しますか?』

 神の愛(ラブ・キッス)は捕獲率が通常の矢よりも格段に高くなるという。

 悠二はこのゲームは女性をモンスターと見立てて愛の矢で捕獲する趣向なのだろう。そしてこの特典の神の愛は他の愛の矢と異なる豪奢なデザインの矢だった。

 はいといいえの二択が現れた。悠二は少し考えてはいと選択した。愛の矢で捕えるというこのゲームシステムではモンスターが逃げる可能性があるのではないか。もしそうならばSSRは捕まえる確実性をより高めたいと思ったのだ。

 それにしても捕まえたらどうなるのだろうか。無音で画像を保存してくれるのだろうか?

 悠二はインフォメーションに従い、愛の矢のアイコンを隣席の女性へ向けて指を滑らせる。

 するとCGの愛の矢が女性に命中して彼女がピンクに輝きハートが舞い散るエフェクトが出現した。そして画面に『捕獲が成功しました』の表示が現れた。さらに画面には『SSR捕獲ボーナスで籠が一つ贈られました』と表示された。

『左下のモンスターアイコンをタップするとメニューが出ます』

 メッセージが出たので、悠二はとりあえずタップしてみる。メニュー画面が出たので、色々操作していると情報が出てきた。

 

レア度:SSR 96点

氏名:湊友希那

年齢:17歳

 

 

経験:0匹、0回

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

 

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:無関心 (27)

身長:155cm

体重:44Kg

3サイズ:B83/W57/H83

バストカップ:C

 

 作り込みの緻密さ悠二は感心する。ステータスの内容もエロさを感じる。さらに操作すると詳細な情報も開示され、住所や在籍する高校の名前も出ている。また彼女の人となりなどパーソナル情報を開示された。彼女は友人たちとRoseliaというバンドを組んでおり、友希那はそこのボーカルと作詞作曲担当だ。彼女が音楽の道を志したのは父親の影響があること、猫が大好き等々かなり細かな情報が公開されていた。これは虚構なのか真実なのか、わからなくなる。さらに説明画面が現れる。

『性的な満足を与えることで好感度が上がります。好感度が上がることでプレイヤーの支配力、命令への強制力が強まります。逆に好感度が下がるとプレイヤーの支配力と命令への強制力が低下します』

 悠二はメニューをタップしてみると、命令のところでメッセージが出る。

 

通話

メッセージ

召喚

 

 この三つの選択肢が出てくる。悠二は横にいる友希那を見る。相変わらず悠二のことは意識の外だ。

 ―――まあ、なんでもいいか。悠二は召喚を選択する。アプリの指示に従って彼女を召喚した。

 すると机に置かれた友希那のスマホが振動する。木製の机の上に置かれたスマホのバイブによる音は、流石に友希那の意識も思考の海から引き揚げられた。

 友希那はスマホを操作してメッセージを見る。

「ふああ……」

 友希那は吐息を漏らし、微かに肩を震わせた。すると、隣にいた悠二に気づいたようで悠二のほうへ振り向いた。友希那の頬に朱が差した。向けられている視線は絡み付くようにねちっこい。

 正面から友希那を見たのは初めてだがSSRと格付けされるに相応しい類稀なる美人だ。磁器人形(ビスクドール)のような顔立ち。銀灰色の長髪の優美な美女だ。悠二は彼女が年下だと知っていても魂魄を掴まれたような気分になった。

 まずは自分から話を振ったほうが良いと判断した悠二は友希那に話しかける。

「召喚……連絡は届いたかな?」

「は、はい……。メッセージを見たら、URLにアクセスしないといけないと思って、そうしたら……」

「そうしたら?」

「あなたがここにいるとわかりました。……ごめんなさい。今まで気づけなくて」

「いや、気にすることはないよ」

 悠二は今の友希那の言葉でメッセージには強制力があることを知った。ただメッセージを見ただけでURLにアクセスしないといけないとは思わないだろう。

 もしや風俗嬢を呼ぶためのアプリかとも疑ったが、この一連の出来事からその疑いを捨てつつあった。それは友希那のクールさの中に清潔感と上品さが尚更風俗嬢や売春をしている者とは思えなかったのだ。

「あの、私は湊友希那といいます。あなたの名前は……?」

 実名を明かすのはまだ不味いか、悠二はそう考えてプレイヤー名を名乗る。

「ディックという。今は何をやっていたんだ?」

「作詞です。私はRoselia(ロゼリア)というバンドでボーカルと作詞を担当しているんです。気分転換にカフェで構想をしていました」

「バンドをやっているのか。それは凄い」

 彼女の美声ならばさぞや良い歌を歌うのだろうと悠二は思った。

「今から時間を作れないかな?」

「今日は二〇時までに帰れば大丈夫です」

 友希那の返事を聞いて悠二は彼女をホテルまで連れることにした。




キャラクター紹介

湊友希那
第一のヒロイン。『BanG Dream!』に登場するキャラクター。

桜庭悠二
主人公。塩顔の爽やかイケメン。


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02 (友希那)

 悠二はスマホで調べて見つけたラブホテルに友希那を連れていく道中、話をふって会話を続けるが友希那は緊張していてあまり会話が弾まない。それでも彼女を少しでも気分を紛らわせるためにも悠二は会話を続ける。どうやら猫が大好きなようで、彼女も猫の話になると会話が長続きした。

 コンビニを横切ろうとして友希那は唐突に立ち止まり、悠二の着るジャケットの裾を摘まむ。摘まむ力は弱々しく手は震えている。

「……あ、あの、こ、コン、コンドームはありますか?」

 友希那は聞こえるか聞こえないかというくらいの小さな声で言った。うつむいているので顔は見えない。

「え? ああ……」

 悠二はふと考える。家にあるのは数ヶ月前まで付き合っていた彼女と交合するときに使っていたものの余りだ。なんとなく、その余りものを友希那に使うのは躊躇われた。

「待ってて、買って来る」

 悠二がコンビニに入ると友希那もついてきた。外で待っていてもいいと彼は言ったが友希那はそれに応じず悠二についてきた。中年男性のコンビニ店員は何も言わず淡々とコンドームを袋に入れて、悠二も臆したり恥じ入ったりする様子もなく会計を済ませる。この辺り、悠二の生来のふてぶてしさが現れている。

 目的のラブホテルに到着する。

「さあ、入ろうか」

「は、はい」

 悠二は友希那を連れてラブホテルへ入る。部屋は悠二が選んだ。友希那の希望を聞いたが、特にこれといった要望はなかったので彼が選んだのだ。

「あ、あの……、シャワーを使わせてください」

 彼女は蚊の鳴くような小さな声で言った。雪白の肌は、緊張と昂奮により紅潮している。

「いいよ。浴室は……あそこみたいだ」

 友希那はバッグを下ろすとそそくさと浴室へと消えた。

 暫くすればシャワーの音が聞こえてくる。悠二は覗いてみたいなと少し考えたが、あの緊張してかちかちな友希那ではますます委縮して怯えられるかもしれない。そう考えた悠二は自重した。

そこでふと悠二は気づく。コンドームならラブホテルでも購入できることを失念していた。

 友希那がバスローブを着て浴室から出てきた。ローブの上からでも彼女のスタイルの良さが分かる。胸も巨乳というほど大きくはないが、自己主張がはっきりしており、ふっくらとしている。悠二の掌で包めるサイズだ。

「―――ああ、綺麗だ」

 思わず零れた悠二の本音に、友希那は赤面する。

「そ、そんなことは、ないです」

「はは、ご謙遜を。じゃあ、僕も入ってくるよ」

「はい。わかりました」

 これで出てきたら部屋にいなかったら傷つくな、と思いながら悠二は浴室に向かい身体を清める。浴室から出ると友希那はちゃんと部屋にいた。バスローブを着たままベッドに腰掛けて座っていた。

 悠二が近づくと友希那は少し怯えたような表情で見上げてきた。大人びてクールな印象を与える友希那のその態度は彼のなかで嗜虐心が刺激された。

「あ、あの、私は初めてなんです……優しく、お願いします……」

 しかし、悪戯心を抑えて悠二は友希那の頭をそっと優しく撫でる。

「わかった。優しくするよ」

 悠二は友希那を強く抱き締めて、友希那をベッドにそっと倒す。友希那の顔を見ると、驚いてたが、怯えはなかった。それを見て取った悠二が行為を続ける。悠二は友希那の銀灰色の髪を優しく撫でる。

 友希那は悠二を見つめた後、ゆっくりと目を閉じる。形のよい艶やかな唇に悠二自身の唇を重ねる。友希那の唇の柔らかさを堪能した後、悠二は自分の舌を友希那の上下の歯の間にねじ込むように押し当てる。友希那は身体を強張らせるがそれも僅かな間であった。悠二の舌を受け入れると舌と舌が触れる。友希那は驚いたように目を開く。舌と舌が絡められる。友希那はゆっくりと目を閉じると、自分からもゆっくりとだがぎこちなく動かす。男と女の舌が優しく絡み合う。

 悠二は友希那のバスローブに手をかけると一気に脱がす。形の良い二つの双丘が悠二の目の前に現れる。肌は白磁のように白い。乳首の色も綺麗な薄桃色だ。悠二もバスローブを脱ぐともう一度友希那を抱き締める。互いの身体が直接触れ合い、肌の温もりを感じる。

 友希那は優しくキスをする。キスしながら右手は友希那の頭を撫で、左手で友希那の顎や首筋や胸元、そして乳房を優しく愛撫する。友希那の形の良く美しい乳房はとても柔らかい。滑らかで悠二の手に吸いついてくるようだ。彼が乳房を揉むと、掌で乳首をさすり刺激を与える。友希那の呼吸が徐々に激しくなる。次に指先で優しく弄ぶ。友希那の乳首は硬く大きくなってくる。友希那の乳首がピンっと勃ってきた。



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03 (友希那)

 友希那は欲情に燃え、より積極的に悠二の舌に自分の舌を絡めてくる。悠二は友希那の上半身をくまなく愛撫しつつ、右手を友希那の股間へ伸ばす。柔らかな陰毛を撫でつける。悠二は友希那の割れ目を押し広げるように開けると、クリトリスに触る。

「ああぁっ!」

 友希那が驚いたような声を上げる。その声を聴きながら悠二は友希那のクリトリスを指で弄び、愛撫し続ける。友希那の割れ目の中はすでにしっとりと濡れている。

「どう、気持ちいい?」

「はい、気持ちいいです……こんな気持ち、はじめて……」

 せっかくの初体験なのだから痛くないようにしっかりと濡らしてあげようと思い、悠二は友希那の股間に顔を潜り込ませ、クリトリスに息を吹きかけ、ねっとりろ舌で嘗めて丁寧に愛撫し続ける。友希那の割れ目の中はすでにしとどに濡れている。

「あぁぁんっ」

 友希那が甘い息を漏らす。友希那の割れ目の中はさっきよりもずっと濡れている。悠二はクリトリスをねっとり嘗め甘噛みして、小陰唇を嘗め回す。快感に酔った友希那は腰を左右に動かしている。友希那から淫靡な香りがしてくる。その香りは甘く、悠二を酔わせ昂らせる。

 友希那の膣口に舌を軽く挿し入れると激しく舌を動かして、友希那の腰の動きが大きくなる。膣内からも愛液があふれ出る。悠二は一心に友希那の膣をほぐすように舌で嘗め続けて、愛液を啜る。友希那の息が激しくなり喘ぎ声も高くなる。友希那は腰を一度大きく上げて止めると、唐突に脱力した。

 悠二はさらに膣の入り口を嘗めながらクリトリスを優しく愛撫する。ふたたび、友希那の腰が動き始める。友希那の割れ目の中はすでに愛液にまみれている。しとどに濡れてよい塩梅だろうと判断する。彼は既に高々と屹立している小悠二に素早くコンドームを装着する。そして、友希那にキスをすると、友希那もちゃんと悠二にキスを返してくる。キスをしながらも悠二は友希那の陰部を激しく愛撫し続ける。友希那の喘ぐ声がさらに高まっていく。

「あぁぁぁぁあん」

 悠二は友希那の膣口に肉棒をあてがう。友希那は恥じらいながらも彼の肉棒を陶然とした眼差しで見ている。

「欲しい?」

「欲しい、です……」

 かすかな声で友希那は答える。その答えに充足感を得た悠二は、ゆっくりと腰に力を入れる。友希那の膣内に彼の肉棒がゆっくりと挿し込まれていく。

友希那の悠二の背に回した両手に力が入る。悠二はそのまま肉棒を友希那の膣内の一番奥まで挿し入れる。桜庭悠二と湊友希那は一つになった。

「大丈夫かい?」

「……はい……入った時は、痛かったですけど……今は、大丈夫です……」

 友希那は、小さな声で健気にそう答える。そのか細い声が悠二をさらに昂奮させる。悠二はゆっくりと腰を前後に動かす。友希那はしっかりと眼を閉じている。彼女の膣内はもうしっかりと濡れており、悠二の肉棒が友希那の膣内で滑らかに動く。友希那は最初、痛みを堪えているかのようだったが。そのうち異なる感覚を覚えたようだ。顔を赤らめ、潤んだ瞳は星のようにけぶっている。悠二はふたたびしっかりとキスをする。友希那はぎこちなく自分の舌で悠二の舌を絡めてくる。

 悠二の腰の動きが速くなると、友希那の喘ぎ声は激しくなる。彼女は自分の両脚を悠二の両脚に絡めると、背中に回した両手で強く悠二を抱き締める。悠二は一気に腰を大きく動かし、肉棒を友希那の膣の最奥に打ちつける。

「あぁぁぁぁぁんっ……」

 友希那の全身が痙攣する。その反応に悠二は男としての達成感に満たされる。そのまま悠二は絶頂に達した。肉棒から大量の精液が放出される。類稀なる美女を抱き、その美女を悩乱させイカせて射精する。清々しい最高の気分だ。そしてそのまま数分は友希那に覆い被さりながら放心していた。友希那も気が抜けた表情をしている。茫洋とした目で天井を眺めている。

 悠二は肉棒を抜き取ると友希那に腕枕をして優しく髪を撫でる。友希那も悠二に甘えるように身を寄せてきた。




意見・感想を戴ければ幸いです。


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04 (エロなし)

 友希那は名残惜しむこともなく悠二と別れた。

「明日も会える?」

「明日は放課後Roseliaの練習があるわ。その後でなら大丈夫よ」

 友希那が練習の終わる時間を手帳で確認して悠二に教える。その時間ならば悠二も就業後に友希那と合流することはできる。

 悠二は友希那と次に会うアポを取って、彼女を駅まで送った。悠二は帰宅途中にファーストフード店に入り食事をしながら、アプリを確認してみると情報が更新されていた。疑問だらけだった悠二は情報に餓えていたのだ。

 

ディック(桜庭悠二)

レベル:5

経験:1匹

愛の矢:5/5

所持モンスター:1匹

 

湊友希那

レベル:5

経験:1匹、1回

交際経験:1人

キス経験:有り

性交経験:有り

 

「レベル5……俺と友希那のレベルが同じく5と上がっている。これはセックスした回数か?」

 友希那とは今日は五回射精するほど深く交じり合っていた。悠二の推測通りならばセックスで一回射精するごとに自分と女性はレベルが一つ上がるのだろう。

「しかし経験が一匹……? これは交際した女性の人数とは違うのかな」

 悠二が付き合った女性も初体験の女性も、友希那が初めてではない。しかし、このステータスはモンスターとして捕獲された女性との経験のみカウントされるのだろう。

 他に変わったところはないか探してみると、好感度の項目が明滅している。タップしてみると、関係性を変更できるようだ。単語が並んで出てきた。

 

嫌悪、無関心、普通、好意的、積極的、ラブラブ、メロメロ、完全服従

 

 この中では嫌悪、無関心、普通しか選べない。悠二は普通を選んだ。これで明日はもっと親しくできるのだろうか。悠二はハンバーガーを食べながら、アプリについて考える。わからないことは山ほどある。色々と実験して調べてみるしかない。食事を終えたら友希那以外のモンスターを探してみようと悠二は決めた。

 街を散策してわかったことがいくつかある。モンスターはおよそ5メートル近づかないと矢は使用できない。

 そしてわかったことはレアリティもスーパーレア以上は稀少なようである。暫く街を散策したがレアを見かけることはそう難しくはなかった。しかしレア以上はお目にかかっていなかった。SSRは兎も角、URやSRも見つけられない。SSRが偶然にも隣にいたのはまさに強運であっただろう。

「幸先の良いスタートだったな」

 物は試しにレアでも捕獲しようかと考えたが、妥協的な行動をするくらいなら明日たっぷりと友希那とセックスしたほうが満たされるだろうと思い、捕獲はやめた。

 そもそも捕まえるために必要な愛の矢は残り五本。これが増えることがあり得るのかもわからないのだ。

 また最後に、このアプリはスマホのエネルギーを消費しないようだ。アプリを起動しつつ街を歩いていてもエネルギーが減ったようにみられなかった。そしてアプリそのものを調べてもアプリ内部には課金システムが備わっていなかった。矢を購入することはできない。広告も表示されていないし、インターネットでこのアプリについて検索して一切引っ掛からない。出てくるのは関係のないものばかりだった。

「妙なアプリだな……」



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05 (エロなし)

 翌日、就業後の悠二は友希那と約束の場所で合流した。彼女は一人だった。あのアプリは何かわからない力で女性を捕まえることができるのか、悠二は確信した。

「今日は九時までに帰りたいんです」

「わかった。それまでにはちゃんと帰すよ」

 悠二は友希那を自分の車で自宅へ連れて帰宅した。シャワーも浴びずに二人は絡み合う。友希那はまだ強張ったままなので悠二が主導する形だ。

 悠二の愛撫に友希那は悩乱する。犬のごとく友希那の股間に顔を突っ込み、陰部を嘗める。穴の中を舌で縁取り弄る。クリトリスを吸って舌で弾く。手は乳房を揉み、乳首を軽く摘まんだり擦ったりする。

 昨日よりは緊張していないので濡れるのは早い。悠二は手早く勃起した肉棒にコンドームを装着して、友希那の中へ入れていった。

「痛くない?」

「……昨日も何度かやったし、大丈夫です」

 確かに昨日は五回戦までやっていた。回数を重ねるごとに声を上げて快楽の海に溺れる友希那を見ることで、悠二の彼女をより気持ちよくさせて一緒に果てたいという欲望が加速度的に肥大化したのである。

 先日よりも悠二はゆっくりとしかしねっとりと友希那に快感を与え続ける。そして悠二自身も彼女との交合に得も言われぬ快感に酔いしれた。口づけを交わすが、友希那の反応が薄いのは彼女の性情ゆえなのか、あるいはレベルがまだ低いからなのか。

 まだまだ存分に愉しみたかったけれど、時間の猶予がないのであきらめるしかない。悠二と友希那は順番にシャワーを浴びる。一緒に浴びるにはまだ時間がかかりそうだ。

「明日の予定は?」

「たいてい土曜日はずっとバンドの練習をしているわ。五時くらいからなら来れます」

「それで、何時までいられるの?」

「ぎりぎり九時までなら」

 悠二は明日の予定を決めて、友希那を家に帰した後に数値を比較してみた。

 

 桜庭悠二 レベル7

 

 湊友希那 レベル9 好感度44(普通)

 

 獲得経験値は悠二と友希那で差が出ている。そして好感度の伸び方も昨日までより高いようだ。伸び方は回数によって一律同じかと思ったが、どうやら違うらしい。好感度は依然として普通のままだ。はやく好感度も上げておきたいものだ。

 このアプリには謎が多い。わからないことも多い。一つずつ調べていこう。悠二はそう思った。このアプリには得体の知れない力がある、開発元も分からない。何のために作られたものだったのか。悠二には分からない。しかし、このアプリによって美しい女性と交合することができた。このアプリを使って女という快楽の泉を存分に飲んでやろうではないか。

 悠二はこのアプリを探求することに情熱を燃やし始めていた。

「ますはレベルと好感度を上げよう」

 レベルを上げれば色々と機能が使えるようになるだろう。好感度が上がればより濃厚で親密な関係を構築できるような気がした。



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06 (友希那)

 悠二と友希那が出会ってから一週間が経過した。出会ってからというもの友希那と幾度となく交わった。時間が合えば仕事終わりに友希那を自宅に招いてセックスをした。友希那のバンドの練習もあって毎日とはいかないが時間が許す限りセックスをした。

 そしてセックスは実験的な要素も含まれた。それは友希那をよりイカすためのセックスにしようというものだ。彼女をよりずっと快美に酔わせればより一層好感度が上がるのではないか、悠二はそう推測した。そして推測通り好感度の上がり方は初日と二日目のとき以上に上昇していた。

 本日は日曜日。いつもは朝からあるらしい友希那のRoseliaの練習があるらしいが、本日はメンバーの事情でお休みとなったらしい。友希那の両親も遅くまで帰らないそうなので、悠二は朝から夕方までやる予定だ。そのための備えも万端だ。コンドーム、食べ物や飲み物、バスタオルなども用意してある。

現在のステータスは

 

湊友希那

レベル:9

好感度:普通(44)

 

 今日中に好感度を50台となる。友希那が無関心だったのが30を超えてから普通に変更できるようになった。40台では変更ができなかった。ならば50台ならばさらに好感度を変更できるかもしれない。

 もうこの時点で悠二はアプリの力を信じている。アプリで開示されていた友希那の情報はすべて本当のことだった。学生証を見せてもらって確認したのだ。売春をしているわけでも、風俗嬢でもなかった。

 ラブ・ハンター。このアプリは本当に女性を捕獲することができるのだ。

 九時三〇分。湊友希那が来訪した。

「おはようございます」

「いらっしゃい」

 幾度となく会って身体を重ねているが友希那とはあまり打ち解けたような様子がない。彼女がもとから明るく賑やかしい性格だとか、愛想がいいというわけではないというのもある。これが彼女の普通なのだ。好感度が好意的になればどうなるか、悠二は楽しみだった。

 悠二としては性交前にはいちゃつくこともしたいのだが、彼女にはその気がなく家主の許しを得てシャワーを浴びた。

「今日はいつもとちょっと趣向を変えてみようと思う」

「? どういうこと? せ、セックス、はしないの?」

 まだ言うには気恥ずかしいようで顔を羞恥で赤らめながら悠二に訊ねる。

「まあ、やってみせるよ」

 悠二が行うのは彼が友希那のGスポットを責めて彼女がそれに耐える、というものだ。

 友希那をより深く感じさせ、快美に酔わせて、イカせようとしているのだ。

 戸惑いながらも友希那はそれに応じる。悠二が友希那の陰部に手を伸ばす。的確な場所をつく。

 最初は優しく弄び、友希那が反応してきたらそれに合わせて刺激を強くしていく。弱すぎると女性は反応しないから、強さは適度に加減する。加減は何度もやって覚えるしかないので友希那の反応を見ながら適時調整する。指先に周りと違う感触があるのが分かった。彼女の様子を見ながらこする力加減や速さを変えていたら、少しずつ友希那が反応してきた。

「あ、あ、あぁっ」

「友希那、どんな塩梅だ?」

「んっ、不思議な感じ。アソコの奥がムズムズするわ」

 友希那の感じる場所がわかったので指の動かし方、こすり方、力加減を変えて友希那の反応を見る。彼女が感じているかどうかもとから分かっているため、様子は察しやすい。

 指が疲れてきたので右手を抜いて左手を入れて刺激する。そうして休まずに続けていると友希那が唐突に言った。

「な、なにか、出そう」

「おお」

 悠二は思わず笑みを浮かべる。悪戯が成功して喜ぶ悪童のような笑みだ。

「あぁあ、なにか出そうなの」

「出しちゃだめだ。我慢してくれ」

「だ、だめよ。出そうなの。変だわ、出していいでしょ」

「ダメだね。我慢するんだ」

 悠二が指の力をさらに強くする。

「出ちゃうわ」

「我慢我慢」

「無理よ」

「勝手にいったらもっと悪戯するぞ。君のために浣腸も用意した」

「いやぁ」

「嫌なら頑張る。あと五分は我慢してもらいたいね」

「あっ、あっ、あっ、あぁ……」

 友希那の身体がぶるぶるっと震えたと思ったら、股間から液体が間欠泉のようにピュッと飛んだ。そして友希那の身体から力が抜けた。喘ぎ疲れた友希那はぐったりしているので、悠二は手を拭い清めたあとに友希那の身体を拭いてあげた。



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07 (友希那)

 小休止という名目で友希那を休ませている間に、悠二はアプリを確認する。友希那の好感度は52になっていた。

「すごく上がっている……」

 それだけにかなり感じてくれていたのだろう。その上昇ぶりには達成感を感じる。悠二はすぐに友希那の好感度を好意的にした。こうしてみると調教や開発の楽しみをわかった気がする。極上の美女を自分の好みに作り変える、そのような気分に悠二はなった。

 そして悠二のレベルは10になった。そしてメッセージがスマホに表示された。

『レベル10になったことで《モンスター強化》が可能です。』

 強化? 悠二は胡乱げな目で画面を読みこむ。女性のプロフィール画面には設定項目が増えた。《母乳》の項目をONにすることで女性は妊娠せずとも母乳を出せるらしい。また年齢など場合によってはこの項目は使えないとのこと。

 さらに《妊娠》の項目も増えた。第二性徴期を迎え閉経に至っていない女性であれば、生理中を除き、《妊娠》をONにすることができる。つまりOFFにしている限り妊娠はしないので、中に出し放題ということになる。《母乳》も《妊娠》も設定が反映されるのは対象者が睡眠をとった後になるので今日は友希那に効果を反映させることはなきない。

「なんという効果だ……」

 悠二は唸る。《妊娠》の設定は生命の誕生さえ左右する、そのような効果があるとは驚かされる。

 悠二は友希那に《モンスター強化》を行った。彼女は《母乳》も《妊娠》も問題なく機能する。これで彼女の母乳を味わうことも、中出しもやり放題だと思えば昂揚感を禁じ得ない。

 休憩の終わりを告げるように、悠二は友希那を抱き締めた。友希那が唐突なことに戸惑ううちに悠二は彼女の頭に腕を回し、顔をこちらへ向けて唇を奪う。最初こそキスはぎこちなく、身体が固まることもあったが今では積極的に応じてむしろ楽しそうですらある。

 悠二は片手で友希那の頭にそえつつ、もう片方の手は背中へ回して身体を支えている。互いに舌をねっとりと絡ませる。お互い勝手知ったるものだから、じゃれ合うように舌を絡ませ楽しむ。友希那も好感度を好意的にしたことによるものか、今まで以上に楽しんでおり悠二の舌を受け入れるのも嬉しそうだ。

 悠二は友希那の顔を覗き込むようにして目線を合わせる。そして口を開く。

「飲め」

「はぁぁ、はい……」

 れろぉっ、と舌をたらしながら友希那は口を開けて、悠二が垂らす唾液を迎える。味わうように悠二の唾液を口の中で味わってから呑み込む。

 

 再び、たっぷり舌を絡め、唾液を交換し、愛撫を続けていると友希那の体から欲情によって火照る。雪のような肌も赤らめている。

「脱がすよ」

 声をかけて悠二は丁寧に服を脱がせていく。

 友希那は既にGスポット弄りとキスで酔っているかのように茫洋としている。自分で脱ぐのは時間がかかりそうなので悠二は脱がせてしまう。そもそも悠二は女性を脱がせるのも好きなのだから苦労にも思わない。

そして友希那は下着姿になった。悠二は初めて友希那の下着姿を見た。今まではバスローブを着ていたり、タオルを巻いていたりした状態からのセックスばかりだった。そのためか、悠二は妙な感動を感じていた。




バンドリのキャラなのに音楽関係ない話ばかりで申し訳ない。ちょっとくらいは出てきますから……

友希那以外にも濡れ場を読んでみたい女性キャラクターがいれば教えていただければ今後の参考になります。


意見・感想をいただければ励みになります。


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08 (友希那)

 悠二は思わず笑みがこぼれた。友希那の下着姿はとても良かったのだ。裸形も昂奮するが、下着姿の美女というはまた異なる趣がある。下着姿だと友希那のスタイルの良さがよく分かる。

 友希那が身に着けているのはおしゃれな下着だった。色は白で上下お揃い。模様も派手過ぎではないが繊細で華やかだ。下着は詳しくなどないが、安物ではないのだろうと思う。ビキニラインの角度も絶妙に色っぽい。股肉のむっちり加減が一目でよくわかる。脚も細すぎず太すぎない肉づきだ。

「来て」

 友希那が微笑み、手を伸ばして悠二を求めてきた。セックスでこういう反応をするのは新鮮である。胸を優しく揉み、パンツの上から丁寧に秘所を愛撫する。

 ブラを手早く外し、乳首を吸う。友希那の胸からは花のような甘い匂いがする。乳房の匂いを存分に嗅いで乳首を味わってから腹、腰、太ももへと下がっていく。太ももの表側にキス。内側にもキス。そして痕が残らない程度の甘噛み。

 パンツギリギリの所にキスすると友希那は体をよじって逃げようとする。勿論だが悠二は逃がすつもりなどなく、パンツに顔を埋めた。布越しの美肉の柔らかさを感じながら、友希那の秘所の臭いを嗅ぎ堪能する。シャワーを浴びた後でも先程までの愛撫によって既に愛液と汗、そして潮吹きで放出した尿の臭いがない交ぜになっている。

 友希那は太ももを閉じて嫌がる。それがまた快美であった。柔らかい太ももで顔を挟まれて幸せな気持ちになる。恥じらいが情事のスパイスになり、友希那もまたいつもより感じてる。

 悠二は友希那のパンツを脱がし、そのまま顔を埋めてクンニする。これまでよりも臭いがきつい。だがこの臭いは嫌いではない。友希那のことをより深く知れた気がして嬉しくなる。空気とともに友希那の臭いを深く吸って肺腑に満たす。まるで酒気のように脳へ深く染みわたる。

「やぁん」

「友希那が感じてくれて嬉しい、もっと気持ち良くなろうね」

 悠二はふたたび指を膣へと入れる。肉棒よりも指のほうが中の塩梅がよく分かる。指はズブズブとほとんど抵抗なく入っていく。中は熱くて濡れている。

「ま、また!? ああっ、ダメだわ、指、ダメェーッ!」

 友希那がうるさいので悠二はキスをして口を塞ぎ、左手で乳首をやさしく弄る。

 彼女が一番よく感じるところを悠二は既に熟知している。そこを触ると友希那の息がつまり、足を延ばしながらギュッと閉じようとする。本気の抵抗ではない。まるで拒絶の言葉を言うことでより自分を昂らせているようだ。

 やさしく丁寧に、且つしつこく何度も擦ることで友希那の腰が浮いてくる。快感に酔い悩乱する淫らな顔は普段の清潔感溢れるクールな彼女を知るだけにギャップが良い刺激になる。

「あっ、んっ、もっと、もっと!」

 悠二は愛しい女の要望に応えようと頑張る。熱烈なキスをしつつ、執拗に指で責める。

「んっ、んっ、んふぅ、んふぅ」

 友希那は口を塞がれてても鼻から悩ましい声を出す。しきりに体をくねらせる。まるで白い蛇のようだ。そしてついには体を軽く震わせてから動かなくなった。絶頂へと達したのだ。

 午前中でもう何度目になっただろうか。友希那はまた悠二の指と口によって絶頂へ誘われたのである。

「……欲しい」

「何が?」

「……」

「言わなきゃ分からないよ?」

「……あなたの、おチンチンが欲しい」

 悠二は内心ガッツポーズを取る。初めて、友希那に自分の肉棒を求めさせる言葉を言わせたのだ。




バンドリのキャラで友希那は一番好きなのでねっとり、じっくりと書きたい。まだまだ続きますよ!


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09 (友希那)

エロい気持ちになっていただければ幸いです。


 悠二の肉棒を求める友希那の顔は淫らに蕩けている。酔ったようにうっとりとして、頬にさす薄紅、やや半開きにしてしずかにあえいでいる唇は、濡れて、真っ赤で、そしてなんという肌の色であろう、象牙色といえば象牙色、さくら色と言えばさくら色、それがぬめぬめとひかって、何かが匂い立っているようだ。

 友希那が幾度もイッたように、悠二も昂奮が昂り肉棒も先程から勇壮と屹立している。

 悠二は焦らずゴムを付けて、友希那の中へ入っていった。そして、肉棒が最奥に届くとき友希那が声を上げる。

「あぁぁんっ」

 悩ましげで、色っぽく、深く感じている声だ。総身を震わせ快美恍惚に至る彼女に、悠二は友希那にキスをする。友希那は悠二の背中に手を回してキスに応じてくれる。キスに満足したら、首筋から胸へとキスしながら下がっていく。友希那は悠二のその唇の感触を感じるたびに反応する。

「はぁ、はぁ、はぁ、あっ、あっ、ああん……」

 友希那の息が荒くなり、反応が良くなっている。キスで舌を絡めると自分からも絡め、ゆっくりと悠二の背中に手を回して、ギュッと抱き着いてくる。

「気持ち、いい……」

 友希那は悠二の耳元で囁く。甘く濡れた愛しい女の声に悠二は脳が奥まで痺れるような感覚を覚える。

 悠二は友希那の首筋を嘗めた。

「あんっ」

「友希那の汗、美味しいよ」

「いやぁん」

 悠二は友希那の手を頭の方へ上げて腋を舐めた。

「ダメよっ」

 友希那は手を下げて防ごうとするけど、悠二は意地でも離れない。少ししょっぱい友希那の腋が彼にとっては美味しい。只管に嘗めまくる。同時に友希那を一気呵成に突きまくり抵抗を弱める。右の腋が唾液まみれになり、友希那の味がしなくなったので悠二は左側の腋も嘗め始める。

「あ、ああ、ぁぁああああぁー」

 友希那の声がさらに大きくなる。そこ声音は色に狂い酔っているようでもある。こんなに反応されたら腋フェチになってしまいそうだと悠二は思う。

 悠二は首筋から耳へ嘗めていく。

「耳はダメよ。ほんとに、ダメなのよっ」

 悠二は友希那の反応に満足する。彼女の性的な刺激に対する反応が実に良い。彼女と悠二の身体の相性は大変良かった。

 悠二は耳をしゃぶり、舌で耳の縁をなぞり凹凸を嘗める。まるで清めるように。いっそ偏執的ですらある。しかも耳を弄びながらも腰のピストン運動はやめていない。むしろ、友希那の耳を弄ぶ快感によって悠二は昂り、ピストンはさらに猛烈となる。

「イヤァーッ、んっ、んっ、んんんんー」

 友希那は息を止め、体をこわばらせている。必死に耳の刺激に耐えているのだった。

「んふーー! んふーー!ふーーー!」

 友希那の鼻息が荒い。歯を食いしばって、鼻で息をしている。今口を開けば自分でも信じられないような、はしたない言葉を発してしまいそうになると、友希那は予感していたのだ。

 悠二のほうも射精が近い。なるべく、時間かけて行為を行い友希那と一緒に気持ちよくなりたかった。射精は我慢して突いていたが、いい加減、そろそろ限界である。堪えるのも快感だが、そろそろ射精する快感を味わいたい。

「イクぞ、出すよ」

 友希那がコクコクと何度もうなずく。声を出す余裕もない。悠二は最後のラストスパートのつもりでガンガン突き上げる。そして……

「あぅ………んっあぁ……! ふぁ、あああ、あはぁっ……くうぅあぁぁ……~~~っ!」

 友希那は今日で最高の絶頂へ達した。

 悠二にとっても友希那をたくさんに悩乱させ痴態を晒させた達成感がある。太ももの付け根にだるさが残っているものの、先程の射精は清々しく最高に気持ちよいものであった。




アンケート結果を反映して二人が行う次のプレイが決まります。


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10 (友希那)

フェラ:21
69:19
泡姫ごっこ:61

アンケートは泡姫ごっこに決まりました。なんとも圧倒的なことだった!


 友希那が絶頂の余韻に浸っている間に悠二はスマホの確認をする。勿論、友希那の情報を確認するためだ。彼女の好感度はなんと75までに向上していた。さっそく悠二は好感度を積極的に変更する。そして友希那のレベルも上がっていたことを確認する。

 

『湊友希那がレベル10に達したので最適化が適用されました。

湊友希那がレベル10に達したので愛の矢が一本配布されました』

 

 レベル10到達と初めての矢を入手したに歓喜する。知りたかった情報のひとつが分かった。レベルが上がれば愛の矢が手に入るのだ。これで手持ちの愛の矢は六本になった。次はレベル20でもふたたび入手できるのだろうか。

 交合液にまみれた友希那がふらふらと身を起こした。悠二は時計を確認する。一二時一〇分。そろそろ昼食にするかと思い、その前に彼女にシャワーを浴びることをすすめる。すると……

「え? 一緒に?」

「そうよ。たくさん感じさせてくれたから、今度は私があなたにしてあげる。……経験はないけれど、大丈夫よ」

 随分と自信ありげだが本人は男を悦ばせる方法を知らないだろうになぜそこまで自信満々なのか悠二には分からない。

これは友希那の物怖じしない性格と、初めてのことや出来ないことでも堂々とやってのけたりするところから由来する。……堂々としていも、上手く行くかは別問題だ。

 兎も角、この彼女の唐突なこの申し出は積極的を設定したおかげかもしれない。

「君と一緒にシャワーか、いいね。せっかくだからお風呂に入ろう。湯をはるまでの間、俺を楽しませてくれよ」

「ええ、任せて」

 そういうことになった。

 浴室で悠二の右腕に友希那が跨いでいる。悠二の右手を両手で取り、手首と肘の間に秘部を密着させ、カクカクと腰を揺らして艶めかしく悶絶している。

「はんぅううう…………」

 手指の代わりに媚肉で肌を撫で擦るマッサージ。友希那は自分の髪と同じ色の銀灰色の陰毛にボディソープをつけて悠二の身体を撫で擦る。悠二には陰毛に擦られる感触とともに肉唇の感触も伝わってくる。それは友希那も同じことで、押し付け摩擦させている秘部に悠二の肌からの刺激が伝わる。むしろ自ら腰を振り喘いでいるのだから、その刺激を欲し味わっているようにさえ見える。

「これは、なかなか……」

 擦れているところからニチョニチョとボディソープがこねくり混ぜられるねちっこい音が聞こえるが、果たして音が鳴る要因はボディソープだけなのだろうか。

「んううんっ、んふううん、んっ、んふ……」

 先程までは彼の右脚を抱き締めるように持ち上げ、膝裏辺りをふくらはぎの辺りまで乳を滑らせながら(残念ながら友希那の乳房では悠二の脚を挟めなかった)足裏や踵を舐め啄んでいた。

「んはあああ……はああああんっ、んへぁぁ……んっ……」

 友希那は左の二の腕を谷間で挟みながら身体を蠢かして乳の感触を味わわせつつ、悠二の胸板や乳頭を舐めたり吸ったりしている。情欲が高ぶり、友希那は顔も身体も火照りきっていた。悠二の下半身の方が見た友希那は淫らに蕩けきった顔をする。逸物が自分を貫き蹂躙する様を想像すれば、友希那の身体は情欲に喘ぎ、陰部や子宮がジクジクと疼き、膣口はドロリと涎を垂らした。

 今度は自身の身体にボディソープを塗りたくった友希那は悠二の広い背中に擦りつけて洗い始める。悠二の汗と体臭を嗅いで友希那は脳髄が蕩ける思いであり、まるで垢を嘗め取り啄むように口を動かす。

「背中でかゆいところはあるかしら?」

「んー。大丈夫」

 友希那に背中を流してもらいながら、悠二は気分の高揚を押させる。鼻歌を歌いたい気分だ。

 ツツ、と背筋をなぞった友希那の指先がくすぐったく、笑いを噛み殺す。彼女は悠二の臭いを嗅いで陶然と溜め息を漏らす。

「あ、ちょっと……大胆だな」

 悠二の股間に友希那の手が後ろから延びる。ボディーソープを絡めた指先はニュルニュルと滑りよく、肉幹を刺激する。

「ここも、ちゃんと清潔にしないと」

 友希那の指の一本一本が軟体動物であるかのように蠕動し、肉幹を優しく愛撫する。

「ぅあっ……」

 流石に散々出し尽くした肉幹は半勃起程度で済んだものの、皮の内部に指を突っ込まれ、剥き出しの幹から玉袋、尿道口に至るまで隅々。丹念かつ懇切丁寧に擦られ、洗われてしまった。

 だいたい、人に身体を掻いてもらうのは、ただでさえ気持ちのいいものだ。それが、湯気に蒸された肉体を、若い女の優しい爪と指で撫でるように隈なく清めてもらうのだから、その快適さたるや名状し難いものがる。

「いいものだったな。また今度頼むよ」

 友希那のフェラはまだまだ稚拙だが、こちらは及第点を与えていいと思った。

「ありがとう。さ、身体が冷めないうちに湯船に入りましょう」

 視線の先に、ちょうど湯船を跨いだ友希那の、雪花石膏の彫刻のような、美尻が揺れ躍る。チラと覗く陰毛に覆われた割れ目にまで目を凝らしたりなどして、つい先程まで、そこに肉幹を挿入して、乱れさせたと感慨に耽る。まざまざと友希那の艶姿を思い出せそうだ。




不器用ながら頑張る友希那を描いてみました。うまく書けていればよいのですが……


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11 (友希那)

無事に避難所から帰還できました。今回は内容薄めで申し訳ありません。


「……ふたり一緒だと、少々狭く感じるわね」

「手狭でも、こうして身体を寄せ合うならこの狭い湯船のほうがいいよ」

 悠二と友希那は密着してバスタブに使っていた。

 小柄な友希那の身体を包むようにして悠二は風呂に浸かる。彼の逸物は友希那の尻にあたっているが彼女は気にせずにいる。いや、その感触によって下腹部に熱を感じるが今は悠二に身を預けて湯に浸かることを楽しんでいる。

「ぺろぺろ」

「んっ……」

 悠二も寄りかかる友希那のうなじに顔を当てて臭いを嗅ぎつつ、たまに嘗めてこのひと時を楽しんでいた。

「温泉水滑らかにして凝脂を洗う、か」

 もっと美女を集めて風呂に入ればより快美なることだろう。若く美しい女のあぶらのコッテリはいった風呂というのはえもいわれぬ肌ざわりとなるのだ。

 友希那の吐息がかかる。甘酸っぱい匂いが悠二の鼻孔を包む。はにかむ友希那の唇に、たまらずキスをする。

「んっ。ふぁ……ちゅっ……のぼせてしま、んッ、ふ、ぅ……っちゅ」

 口づけはその後も数分間。延々と続いた―――。

 風呂から上がり、お互いの身体を拭いてから、悠二がスマホを確認すれば友希那の好感度はさらに上がっていた。悠二は微笑む。今日中にいよいよラブラブへ更新できるだろう。

 その後、二人は昼食を作り、食事を終えて一八時になるまで只管交わり快楽に溺れた。友希那を帰すときにはついに好感度は83となった。悠二は友希那の設定をラブラブへ変更した。

 友希那は最後にはかなり疲れているようだった。それでもその表情は多幸感に満ちていた。

「ああ……悠二さんのが……勿体無い」

 自分の膣から溢れた悠二の精液を指で掬い取り、指をしゃぶるように精液を嘗め取った。「はぁぁぁ……美味しい……」

 うっとりと、恍惚とした表情で指を嘗め精液を食べる友希那は凄艶であり、悠二は胴震いを禁じ得ない。精液など美味くはないはずだが、それすらも美味しいと感じて、息も荒く貪るほどに友希那は悠二に作り変えられていたのだ。

 暫くは自分の恥部から精液を貪ることに専念していた友希那だが、それを終えたあとの帰り支度で、初めてのことがおきた。

「明日は放課後にもRoseliaの練習があるからあんまり長くは会えないわ」

 友希那が自主的にスケジュールについて言うのは初めてだった。いつも通りバンドに対して真摯な態度ではあるが、今日の彼女はなんだか残念そうであった。まるで悠二と会う時間が少ないことを惜しむように……

 もう少しだ、悠二は思う。友希那の好感度を上限まで引き上げることができれば彼女はどうなるだろうか? メロメロや完全服従に設定したときが愉しみだ。そして彼女の好感度を上限まで上げるのは、悠二の予想では今週には完了できるはずだ。

「わかった。それじゃあ、うちに寄らずに外でしようか。ついでに晩御飯も一緒に食べようか」

「ええ、そうしましょう」

 外、つまりラブホテルでセックスをしようと約束した。友希那は花が咲くように笑みを浮かべる。

「また明日ね」

 悠二の目を見ながら友希那はそう言って、チュッとキスをしたのだった。




次回ついに好感度100到達&母乳プレイになる(はず)!

さて、そろそろ新しいメンバーを追加しなければ……


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12 (友希那)

湊友希那編も残すところあと二話!


 その日、桜庭悠二の予定は午前在宅勤務で午後からは半休となっていた。午後にはRoseliaのライブを見ると湊友希那と約束したからだ。悠二にチケットを渡そうとする友希那にそれを断り悠二自身がチケットを購入した。

 友希那とは最近は頻繁に連絡を取り合っていた。会えないときでも友希那はメッセージを悠二に送り、二人は毎日やり取りしていた。

 練習は一二時からだという。友希那はそれよりもずっと早くに悠二の自宅に訪れた。

「おはようございます」

「いらっしゃい」

 時間は八時〇〇分。悠二の就業一時間前だ。

「今日はライブだがら、私に勇気をちょうだい」

「いいよ。喜んで」

 友希那は花開くように微笑んだ。心底嬉しそうだ。彼女を《モンスター強化》した翌日からはずっとゴムをつけない中出しで行っている。そして彼女の好感度も本日で100になる見込みだ。当然、悠二も俄然やる気が出る。

 悠二がベッドに仰向けになると友希那が上に乗ってキスをしてきた。自分から舌を入れて絡め快楽を耽る。好感度を積極的にして以降、友希那はキスの虜となっており回数を重ねるごとにそのキスや性技はよりうまくなっていた。それから友希那は悠二の乳首にキスをして、ペロペロと舌で彼の肌を嘗めながら降りていき、そして肉幹を咥えた。その一連の手際もどんどん洗練されている。悠二を愉しませたい、気持ちよくさせたいという熱意と愛情が伝わってくる。

「あむぅん、んふ……ぢゅるるっ、んふぅ……」

 ビートを刻むように頭を揺らし始める。拙劣だったフェラも悠二を満足させるだけの快感をもたらすようになったのは彼の教育の賜物だ。

「はむぅっ、ぢゅっ、ぢゅっ、れへぇっ……んぅっ、はああ……」

 悠二の肉棒を友希那が舌を使って湿らせ愛撫する。それも艶かしい吐息や声を聞かせて恭しくその行為に及んでいる。

 口で二度ほど奉仕してもらい、友希那の口の中に射精する。甘露なものを味わっているかのようにうっとりとした顔をしており、捧げるように熱い視線を上目遣いに向ける。口中を清めてもらえば直ちに悠二は友希那を抱き締める。そしてベッドへ押し倒し今度は友希那の上に覆いかぶさる。ズブズブと肉棒を挿入する。友希那が優しく包み込んでくれる。

「う、あ。はあぁぁぁ……んぅぅ……あぁぁ……」

 悠二がキスをすると友希那のほうからも舌を絡める。両手で顔を挟み、濃厚なキスを交わしながら腰を振る。すると友希那も応じて自分から腰を動かしてくる。悠二の快感が跳ねあがる。

 友希那をレベル10にしたことで得た最適化によって悠二の肉幹にピッタリとフィットする胎内になっている。生でハメることによって、ゴムの邪魔もないので、それはもう絶妙な快感。悠二はより深く快楽に耽ることができる。

 悠二は友希那には今後、先端部を吸い上げるように締まる蛸壷、抽送行為で絶大な快感を与える巾着、どちらもやってのける俵締めなど、トレーニングで身に付けられる締める系の淫技を身に付けさせようと計画していた。彼女の物事に熱心に取り組む姿勢は悠二を気持ち良くさせたいと思いで学んでくれるだろう。

「あぁ、イイ……、気持ちイイ……」

 友希那がうわ言のようにつぶやいた。

「友希那、好きだ」

 悠二は反射的に言ってしまった。

「好きよ。私も、好きぃ~大好き!」

 愛情を隠そうともせず悠二に愛を伝える友希那。まるで猫に関しての反応を思わせる率直さだ。悠二の身体を愛おしそうに抱き締める。

 悠二の肉棒捌きもより怒濤の攻めになる。友希那は体が火照りすぎて頭までボーッとしており、いつからか口で熱っぽい呼吸を繰り返していた。

「ふぁ! あふっ! ふぅっ、うんんっ……! ふぁぅ! あ、ぁ……あはあうぅぅぅぅぅぅ~~~……!」

 友希那はもはや声を抑えようだとか、聞かれるのが恥ずかしいなどとは考えない。快楽の炎に思考回路は焼かれ真っ白になっている。

 子宮を満たすほどの射精をしたあと、友希那の好感度は99、100を超えてMAXになった。好感度100以上の時はこういう表示になるのだろうと悠二は予想した。上限は100以上だけど表示を省略しているだけなのかは分からない。

 

『ミッション達成!

湊友希那の好感度をレベル100オーバーになりました。

ディックはガチャを回すことができます』

 

 ガチャ? 悠二は胡乱げにスマホを見る。詳細を知りたいが今は友希那とともに快楽を貪り合いたい。ガチャについては後回しにして、悠二は友希那の好感度を完全服従に設定を更新した。




湊友希那のフェラ教育回は要望があればやるかも?


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13 (友希那)

湊友希那編ついに完結!


 悠二は友希那から肉幹を抜き出すと彼女の身体は電流が奔ったかのように、びくんと動いた。あまりの快楽に友希那は涎を垂らし、白目を剥いて絶頂に到っていた。

 友希那をうつ伏せにして色々な箇所へとキスをする。うなじ、肩、背中、脇腹、お尻、太腿の裏側、膝裏と感じそうなところへキスをして所有者としての刻印を刻む。

「ひぅっ……あっ、はぁっ……」

 友希那の白い肌にキスマークが出来ていく。一応、事前に見せてもらったライブ衣装では隠れる位置を意識している。キスマークを刻み終えたのち、ペロペロと嘗める。一連の行為をしている間、そのたびに友希那が反応する。その反応が悠二には楽しい。声を上げながら体をくねらせるのが猛烈に色っぽい。

「ほら、おっぱいをちょうだい」

 銀灰色の髪から頬へ悠二の指先が滑り、友希那はゾクゾクと背筋を粟立て、うっとりと表情を蕩かす彼女は乳房を捧げるように胸を突き出す。

「ああっ、はあっ、ん……」

 悠二が薄紅色の乳輪を覆うように吸い付くと、友希那は身体を震わせながら甘い啜り泣きを聞かせ、吸い付かれている乳房を自分の手で揉み解す。そうすることで母乳が迸り、乳管が刺激されて快感を得ていた。

 悠二は牛乳が好きではない。乳製品も特別好きではない。しかし、友希那の母乳は極めて甘美だ。今まで口にした乳製品など遥か及ばない尊き恵みだ。友希那が作り出したものと思えば、その愛おしさは尚更だ。

 悠二は就業までの間、友希那の母乳を飲み続けた。友希那は慈愛に満ちた眼差しで悠二を見ながら彼を受け入れていた。結局、在宅勤務の間に二人は痴態を繰り広げていた。

 

 

 夕方、悠二は事前に友希那から教えられたライブハウス「CiRCLE」へ赴いた。車では交通の便が良くないので電車を使った。

 ライブは盛況だった。観客たちも白熱していたし参加していたバンドも実に頑張っていた。ガールズバンドが全盛期と訊いていたが、五つのバンドが参加していどれのバンドも大人気だった。

 悠二は勿論Roseliaを一番に応援していたが、流石に自分よりも年下の少年少女と同じテンションで声援を送ることは恥ずかしくてできなかった。Roseliaの演奏中は何度か友希那と視線がぶつかった気がする。きっとそれは気のせいではないはずだ。

 それにしても、悠二は思う。ここ暫く散策してもSR以上のモンスターに遭遇(エンカウント)できたことはなかったが、ここで多数と遭遇するとは予想外の出来事だった。

 特に悠二の関心を持ったのは五人。

 Roseliaの今井リサ、白金燐子。

 Afterglowの美竹蘭、宇田川巴。

 Pastel*Palettesの白鷺千聖。

 Poppin'Partyの市ヶ谷有咲。

 ハロー、ハッピーワールド!の松原花音。

 どれだけ時間をかけても彼女らは是非とも自分のもとに集めたい。悠二は蒐集者の目で彼女らを品定めしていた。

 ライブ後、友希那と約束していた場所で落ち合う。何人かが友希那に気づき、次いで一緒にいる悠二を見る。悠二は背が高く身体も鍛えられていてしっかりしている。そして顔立ちも二重まぶたで目元が涼しい美男なので二人を見た人たちは、絵になる二人だなと思った。

「とてもいいライブだったよ。ライブってやつを生で見たのは初めてだったが、すごく良かった」

「ありがとう。でも、まだ私達はもっと上を目指すわ。今回のでは納得はできない」

 友希那の決然とした眼差しで言う様を、悠二は好ましく思う。

「ああ、君ならもっとやれるさ。また、誘ってくれ」

「! ええ、勿論よ」

 悠二の言葉に友希那は感激で赤面する。だが心底嬉しそうに微笑む。

「ライブ中、何度も悠二さんと目が合ったのはわかる?」

「ああ、わかるよ。俺も気づいてた」

「そう、ありがとう。そのときあなたに見守ってもらえている。私のことを見てくれていると思ったらとても心強かった。あなたが見守ってくれれば、私は必ずたどり着かなければならない、目指す場所へ行ける……そんな風に思ったわ」

 思い出すような遠くを見るような様子の友希那は、多幸感に満ちた表情をしている。

「悠二さん、また私の歌を聴いてくださいね。次はもっとあなたの心に届くように頑張るから。その演奏を届けられる日を、楽しみにしているわ」

「わかった。俺も楽しみにしているよ」

 悠二が鷹揚に頷くと、友希那は安堵したように微笑む。そしてRoseliaのボーカルの顔から一転、乙女の顔となる。内股になりもじもじし始めた。

「今日のライブ、とても頑張ったの。だから、ご褒美が欲しいです。……両親、今日は帰らないんです」

 悠二は友希那のおねだりに男心を刺激された。

「わかった。今日はたっぷりとご褒美をあげよう」

「はい、楽しみにしています」




終わるまで随分時間かけてしまいましたがこれで湊友希那編はひとまず終了です。友希那はこのまま登場しますのでご安心ください。湊友希那編の続編を書きたいと思います。悠二と友希那にやって欲しいことがありましたら、活動報告やメッセージボックスに投稿していただければ参考にしたいと思います。

次回は白金燐子編を開始します。楽しんでいただけるよう頑張ります。
それでは引き続き本作『ラブ・ハンター』にお付き合いいただければ幸いです。


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白金燐子編
01 (エロなし)


白金燐子編開始です


 ライブハウス「CiRCLE」に来た悠二はアプリを起動させる。モンスターを狩るためである。このアプリを入手して以来、友希那の育成に時間を多く使いモンスターを狩る時間が少なく、また高レアに出会える機会もなかったのだ。

 今度、 渋谷、青山、六本木など人がより多く若い女性が集まる地域へ散策に行くか、そう思う悠二である。

 表示を71点以上にして探す。そうすると反応が数件表示される。

「!」

 一〇件には満たないがここまで密集しているのも初めてだ。マークを確認すれば大半は出演者控え室にいるようだ。関係者以外立ち入り禁止なので、唯一観客側にあるマークを調べるが、

 

『このモンスターは既に他プレイヤーによって捕獲されています。』

 

 という表示が現れて女性を捕獲できず矢も使えなかった。

 既に他のプレイヤーの手に落ちていると思えば残念に思うようなSRだった。

 やがてライブが開始して、高レアの正体全て把握できた。いずれも素晴らしい美人だ。だが一度に捕獲は無理だろう、友希那を一発成功できたのはあくまでも神の愛があったからこそ、通常の愛の矢ではどれほどの成功率なのか悠二にはわからない。なのでまずは標的を一人に絞ろう。幸い、他のモンスターたちは以前に友希那から聞いたバンドのメンバーだ。友希那に頼んで彼女らの所在や連絡を知ることも渡りをつけてもらうこともできるはずだ。

 そう考えた悠二は記憶を振り返って次なる獲物を選別する。そして決めた。第二の獲物は白金燐子にすると───

 

 ライブが終了した後、ラウンジには私服に着替えた参加したバンドのメンバーたちがいた。友希那やそれに他バンドのメンバーたちも数人はラウンジにいなかったため全員集合ではなかった。

 燐子がロゼリアのベース担当と会話しているのを見つけた悠二は、ラブ・ハンターのアプリを立ち上げる。あまり露骨過ぎないようにスマホを燐子に向ける。人が多く悠二も目立たずに狙いを定められた。

 矢を放つ。

 命中!

 しかし……

『捕獲に失敗しました』

 なんたる。悠二は内心舌打ちする。

『同じ対象を狙う際はクールタイムに3分必要です』

 なんたる。悠二は苦虫を噛み潰したような顔になる。

 燐子を再び狙えるまでの間に、物は試しに他のモンスターの捕獲を試みてみるかと考えたが、当初狙っていたモンスターたちはあいにくとラウンジにはいなかったので諦めてクールタイムが終わるのを待った。

 続いて二射目。

 命中。

『捕獲に成功しました』

 よし!

 悠二は小さくガッツポーズをした。

 

レア度:UR 点数:84

氏名:白金燐子

年齢:17歳

 

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

 

対象:異性

嗜好:マゾ属性

好感度:無関心(28)

身長:157cm

体重:58kg

3サイズ:B99/W58/H90

バストカップ:J

 

「すごい……」

 悠二は感嘆した。Jカップ! 彼が付き合ったことのある女性たちで大きくてもEカップだった。Jカップの爆乳などグラビアアイドルやAV女優で見たことがあるだけで、実物を見たことはなかった。

 これは当たりだな、と悠二は確信する。友希那に続いてこれほどの美女を手に入れることができるのはとても嬉しい。悠二はアプリを操作する。友希那のときは召喚を選んだが今度は通話を選択する。

 ツーコールで燐子が応じる。

「……も、もしもし」

「白金燐子さんですか?」

「……は、はい……」

 微かな、小さな声だ。先程から彼女の様子を見ていても思ったが、人見知りする娘らしい。

「私はディックです」

「ディック、さん」

 悠二が名乗ったプレイヤー名を燐子は復唱する。

「俺が君を捕獲したわけだが……意味はわかるかな?」

「…………はい」

「そうか。今日から俺が君の飼い主になった」

「は、はい…! よ、よろしく……お願い、します……」

 緊張して声が硬くなっている。

 本当ならば今からでも燐子をお持ち帰りしたいところだが、このあと友希那を労ってあげなければならない。

「明日、会えるかな?」

「……放課後、生徒会の仕事が終わったら……大丈夫です」

「そうか、それはよかった」

 そして悠二は燐子と約束を取り付けた。通話を切ったあと悠二は友希那を探しにラウンジに出た。




女性を狩ったその流れでヒロインと会ってイチャイチャする。そういうふてぶてしいところがハーレム主人公には必要なんじゃないかなって思います。


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02 (エロなし)

 悠二と友希那は性の爛れた一晩過ごした翌朝、精液と愛液にまみれた悠二と友希那は一緒に風呂に入って互いの身体を洗い合う。友希那の設定を完全服従にした後に彼女を観察してわかったのは、完全服従になったとしても悠二への愛情は消えないということだ。自我を消失した傀儡になるわけでもない。これならばメロメロと比べてどう違うのか、悠二には分からなかった。

 好感度が100を超過した際に提示された選択肢。完全服従とメロメロ。これだけはプレイヤーに選択を委ねられたのだ。この違いを友希那や燐子を使って調べてみるか悠二は検討していた。

 友希那とは彼女を自宅近くまで見送りそこで別れた。あまり自宅まで近づくと近所に住むリサに悠二との関係を知られるのではないか、友希那はそれを危惧して悠二の自宅まで送るという申し出を、嬉しいと思いながらも遠慮したのだ。

 悠二は友希那とともに家を出たためいつもより早めに出社した。自席についたときは七時三〇分だった。就業開始を待たずすぐに仕事を初めた。そのため定時よりも前に速く仕事を上がることができた。今日は友希那に自宅へ来ないように言い含めてある。残念そうではあったが素直に従った辺り、完全服従の支配力が利いているのかもしれない。後ろめたさや寂しそうな友希那にほだされて、悠二は友希那と分かれる前に公園の人目につかない一画で濃厚なキスを交わしていた。

 

 待ち合わせ場所のファミレスに座っている間、悠二は『ラブ・ハンター』を起動させる。燐子のページを開くと確認する。《モンスター強化》をしようと思ったのだ。しかし……

 

『《モンスター強化》はレベル10以上あるいは好感度51以上でなければ対象にできません』

 

 燐子はどちらにも該当しない。残念なことだと悠二は諦めてスマホを仕舞う。

 待ち合わせ時間の五分前、通路に制服姿の少女が立っていた。白金燐子だ。

「こんばんは。こうして対面するのは初めてだね」

「……はい」

「座って話そう。何か注文する?」

「……あ、い、……いいえ。……大丈夫です」

「そうか」

 緊張しているようで燐子の声は硬い。対面して座る燐子を悠二は観察する。燐子は黒曜石のような瞳を逸らす。彼女は人と眼を合わせるのは苦手なのだ。

 みるからにやさしく優婉な姿態をしていた。今にも折れてしまいそうな細い首、しとやかな瓜実顔、細い眉、白い顔、豊かに盛り上がっていつも大きく起伏しているような胸、さらさらと靡く艶やかな黒く長い髪、きめの細かい肌、小枝のような細い指。

 湊友希那とは別系統の美女だ。恐らく彼女は化粧をしていない。メイクをしたらもっと化けそうだと悠二は素材の持つポテンシャルの高さに驚く。 

 前もって調べた通り極度の人見知りであり他人とコミュニケーションをとるのが苦手らしいから、こういう態度なのも仕方ない。

「わかった。それじゃあ、俺の家に行こうか」

「はい……」

 店を出て悠二から少し離れて燐子が後をついてくる。歩きながら話をしてみた。しかし、それももっぱら悠二が話題を提供して燐子が相槌を打つかたまに少しだけ話すくらいだ。奇しくも初めて友希那を連れて歩いたときのようだった。

 Roseliaの話をすると慣れてきたのか少しずつ態度が変わってきた。普通の女子高生のようだ。友希那たちのことを話す燐子の表情は明るい。友の良いところを嬉しそうに、懸命に言葉を探しながら話す彼女に悠二は好感を持った。



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03 (燐子)

 燐子を居間に案内する。彼女を正面から見ると自然と胸に視線が誘われた。制服の上から胸の大きさが分かる。Jカップの存在感は驚嘆に値する。今すぐにでも揉みしだきたい欲求を悠二は我慢する。

「あの……」

悠二が目を奪われていると燐子が遠慮がちに声をかけてきた。ついつい胸に見惚れてしまっていたことに気づいた。

「ああ、ごめんね」

「いえ……」

燐子には家に外泊の許可を取らせ、また友人に口裏合わせのアリバイ工作をさせた。

 彼女を招き入れたあと居間に案内した悠二はスマホで燐子のステータスを確認する。

 おや、と悠二が気付いたのは燐子の好感度が上昇していたことだ。無関心(28)から普通(32)になっている。悠二は燐子を見る。初めて男の部屋に入ったことで緊張して小動物のようにオドオドしている。

 おそらくは先程までの会話から燐子は悠二にある程度は心を許してくれたのだろう。

「燐子、立ってくれ」

「は、はい」

 カウチに座っていた燐子は立ち上がる。悠二は燐子と向き合ってハグをした。女の子はみんな柔らかいけれど燐子は特別柔らかく感じた。ふわふわと柔らかく、温かい。そして甘い匂いがする。黒絹のような髪を掻き分け、乙女の皮膚に悠二は鼻を擦りつけながら体臭を肺腑いっぱいに吸い込む。

「ひゃぅっ!?」

 悠二は燐子の首筋に軽く甘噛みをした。悠二は小悠二が熱く硬くなるのを自覚する。燐子に当たっているが問答無用だ。

 それから燐子とキスをした。

 燐子の唇は想像以上に柔らかかった。燐子は生まれて初めてのキスだった。彼女は唇を閉じていたが、悠二が舌をいれようとすると驚きながらも、燐子はそれを受け入れた。

 この娘、良いな。悠二は燐子と身体の相性が良いと直感した。

「脱がせるよ」

「はい……」

 制服を脱がしてハンガーにかける。ブラをしていても胸が大きく突きだしている。

 スカートを脱がすとストッキングに包まれた脚が露わになる。次にストッキングを脱がすと雪のように白い生肌が見えてついに燐子はパンツ一枚になる。悠二は息を飲む。適度な肉付きだから柔らかそうで滑らかさがある。

 悠二は衝動に任せて股間に顔を押し当てた。

「ふぇっ」

 燐子は驚いた声を出す。頬が太ももに当たり心地が良い。きめ細かな肌の感触に満足した。

 パンツ越しに股間に顔を押しつけ、思い切り息を吸い込むと燐子の匂いが鼻の奥に広がった。甘い香りと女の体臭が混ざった男の獣心を昂らせる匂いだ。身体を清めてもいないので生々しい匂いがするが、それを悠二は存分に堪能する。

 手を回して安産型の大きいお尻を揉むと柔らかな感触と弾力が伝わってくる。後ろから交わるときが楽しみだった。

「んはあああ……」

 プリプリと尻を躍らせて艶のある声を聞かせる。

 悠二は飽きるまで匂いを嗅ぎ、頬を太股に押し当てて感触を楽しんだ。

 されるがままの燐子は悠二の突然の行為に戸惑い、男性との過度な接触により顔をトマトのように真っ赤になりながら呆然としていた。 

 ひと心地ついたあと下着姿の燐子を見た。下着姿はグラビアアイドルにだって負けてはいない。腹も出ておらずパンツの縁からムニッと肉がわずかに出ているくらいだ。脚も太くなく、ムチムチしてて柔らかそうである。

「下着も脱いでくれる」

「……は、はい……」

 女性がブラを取る風情をじっくりと見たいので燐子には自分で取ってもらった。

 おっぱいがこぼれ出た。胸は圧倒的なボリュームを持つ大きさだ。それで少し垂れているのはここまでの大きさだからだろう。垂れてこといるが形が良く、まるで古代の工匠が手掛けた女神像のような美しい乳房。薄桜色の乳首と乳輪が目に焼き付く。ウルトラレアも納得の胸だ。

「触ってもいいかい?」

「へっ!? うぅん……いいですよ……」

 悠二は両手で下から持ち上げるように触ってみる。重い。しかし同時に凄く柔らかい。自分の手が、指が沈みこむような感覚。今まで触ったどのおっぱいよりも柔らかい。ボリュームがあるから揉みがいがある。

「あぅっ、うううんっ……」

「最高だ」

「やん、あっ、んんっ、変な声、出ちゃう……あんっ」

 悠二は燐子にパンツを脱ぐことを命じた。性器は年相応な感じだ。陰毛はもとから濃いわけでも剛毛というわけでもない。だからなのか手入れをされてはいなかった。

 悠二は燐子をお姫様抱っこで抱えたままベッドへ運んだ。




次回は前戯回!
燐子はちがうけれど下の毛が剛毛の女性もいいと思います。


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04 (燐子)

セクシーな衣装が多い燐子はムッツリスケベだと思う


 悠二は燐子をベッドへ寝かせると、彼女が抵抗する間もなく両手で顔を挟みキスをする。悠二は半ば強引に燐子の唇を奪い、舌を差し込んで口内を嘗めまわして愛撫する。

燐子は抵抗したが、悠二はそれに構わず彼女の歯茎や下あごに舌を這わせる。すると次第に彼女の身体から抵抗の意志が徐々に消えていき、仕舞いにはすっかりと身体を弛緩させ、悠二から与えられる快楽に身体を震わせるだけになっていた。最初は胸の横で構えていた燐子の手はだんだん下がっていき、今は身体の横でだらんと垂れ下がっている。

「ああっ……桜庭さん……」

 悠二が口を離せば、燐子はとろんとした目で、甘えるような声を上げる。

 彼女が抵抗しないと見ると悠二は顔から手を放して全身を愛撫することに移行する。燐子の肩から首筋、そして鎖骨を無心で撫でまわす。さながら上質な絹織物を撫でているような感覚を覚えるきめ細やかな肌だ。彼女の脇腹から腰にかけてをゆるゆると撫でまわす。燐子はびくびくと身体を小刻みに震わせながら、真っ赤な顔でか細く呟いた。

「は……恥ずかしいんです……」

「そりゃ、恥ずかしいことをしている訳だしな」

 悠二は意地悪く笑って燐子の耳たぶを食み。下乳を揉み上げる。優しく撫でさするように揉んだり、時には力を込めたり、張りのあるそれをギュッと揉み込んでいく。

「あ……い、いやぁ……」

「触られるのは嫌?」

 薄桜色の乳輪を悠二は指でなぞり、乳首を擦る。

「ち、ちが……うふぅ、うふん……」

 燐子は声を堪えようとするが、荒い吐息を吐きながら身体をくねらせる。まるで白い蛇だ。

「かわいい……」

 悠二は人差し指で燐子の両乳首をピンと弾いた。

「あっ!」

 声を上げた燐子の腰がびくんと跳ねる。

 そして自分の声の大きさに気付いた彼女は、恥ずかしさのあまり両手で自分の顔を隠してしまった。

 燐子は顔を隠したまま答えない。先程の自分の発した声の大きさが、相当に恥ずかしかったのだろう。悠二はまだ男を知らない柔らかな乳房に顔を薄め乳首を口に含み口中で嘗め転がす。

「あ、ああっ!」

 燐子は今日一番大きな嬌声を発し、悠二の頭を押さえ込んだ。やめて欲しいのか続けて欲しいのか、よくわからない行動であった。よくわからないので悠二が好きなように解釈することにした。

 悠二が取った行動は硬く尖って来た乳首を舌で嘗め、唇で柔らかく挟み、前歯で強い刺激を与えた。

「や、やぁ! な、嘗めないで下さ……いやぁ……んうぅ!」

 悠二の両手が十の蛇のように、彼女の身体中を這いまわる。すべすべの背中、くびれた腰、そして引き締まったお腹、柔らかな尻へ……

 悠二はたまらず、舌を彼女の咥内へと差し入れた。身体を大きくびくつかせながら、燐子は悠二の舌の感覚に夢中になっているようだ。

「はぁ……んぅ……あ、はあっ……ああ……」

 びくびくと身体を震わせる燐子。悠二が舌を絡めれば絡めるほど、その震えは大きくなっていく。どうやら彼女の舌は性感帯でもあるらしい。

「こっちも気持ちよくなろう」

「ふぇ……あっ、あっ! やめ、やめて下さい桜庭さん! や、やらぁぁぁ!」

 燐子の割れ目の中に指を差し入れて、陰核を手のひらで擦るように激しく震わせ続けると燐子は大きく痙攣してくったりとしてしまう。

すっかりイッてしまったらしい。さんざん身体を撫でまわし弄りまわして愛撫し続けたことで燐子は官能の炎に炙られ悩乱する。



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05 (燐子)

過去最長の話となります


 異様な熱気と匂いが部屋に充満していた。燐子は全裸でぐったりしている。全身から精気を抜かれたかのようなくたびれた様子だ。

 パンツしか履いてない悠二は冷蔵庫からミネラルウォーターが入ったペットボトルを取り出して飲み始める。

 燐子は幾度となく悠二によってイカされ、自慰とも異なる快美なる刺激に悩乱し、常の彼女では信じられないほどの大きな嬌声を挙げていた。

快楽による強すぎる刺激は、彼女の目からは涙、鼻からは鼻水、口からは涎が垂れていた。

 悠二は燐子の黒い陰毛を弄びながら、スマホを操作する。悠二の指の動きに反応して燐子の身体は震えていた。

 燐子の好感度が普通(50)になっていた。一時間以上愛撫することでだいぶ好感度を上げられた。レベルも4となっていた。セックスせずにこれだけレベルがあがるとは、燐子はもしかしたらかなり感じやすくイキやすい身体なのかもしれない。悠二はレベルを上げるのは感じやすい、イキやすい女性をイカせまくることがレベル上げにおいては肝要なのだろうと推量していた。

 燐子をたくさんイカせて悩乱させる。性の快楽に耽溺してセックスが大好きになってもらおう。彼女の友人である友希那もすっかり淫蕩に耽り、生の中出しに悦び、フェラを行い、腰を振っている。

 スマホを机に置いて燐子に覆いかぶさる。悠二は燐子の前髪を指先で軽く整えてから唇を重ねる。口づけを続けながら悠二は燐子の背中やお腹を撫で擦り、彼女の身体を撫でつつ割れ目に辿りつき、指先で触れた。びくりと燐子の身体が反応するが、気にせず悠二は行為を続ける。彼女は可愛い喘ぎ声を上げながら、ひたすら悠二の腕の中で悶えている。それが悠二の獣心を昂揚させる。

 燐子の割れ目から漏れ出る粘性のある水音が高まり、悠二の心も高ぶっていく。彼は燐子から身体を一旦離し、肉棒を彼女の陰部に擦り付けた。それぞれの分泌物が混じり合い、交合液がぬちゃぬちゃと淫卑な音を立てている。

 燐子が少しだけ身を起こし、惚けた目で悠二に微笑んでくる。

 悠二は肉幹を燐子の秘所にあてがい、ゆっくりと腰を前に突き出した。彼女は穏やかな表情を浮かべながら瞳を閉じ、一切の抵抗を見せない。

「あ……ああ……うう……」

 だがしかし、燐子の隠しきれない苦悶の声が聞えて来る。彼女の肉孔はみっちりと肉厚で狭く、そして温かかった。

 はじめて男を受け入れた燐子の肉壁は悠二を押し出そうとして、これ以上の侵入を拒もうとする。

(キツイな……)

 友希那の性器よりも狭く悠二の肉幹が入るのを拒んでいる。

 亀頭を含めた先端部分だけを彼女の中に差し入れると、そこで動きを止める。

「さ、桜庭さん……どうしてやめるのですか……?」

 か細い声で燐子が問う。悠二は燐子の頭を撫でると深く口づけした。燐子も喜ぶように応じてくれる。もっと彼女を濡れさせて入れやすくしなければならない。

 悠二との接触に好意的になっているのは良い傾向だ。そう思いつつ悠二は燐子の口中を舌で貪り、左手は彼女の胸を揉み、右手でクリトリスを弄ぶ。

「んぅ……っ!」

 悠二の指先がクリトリスに触れた瞬間、燐子の身体が大きく震えた。燐子の甘い息を間近で嗅いで堪能しつつ、悠二は性感帯を優しく撫で続ける。

 先端を差し込んだままの悠二の肉幹に愛液が伝わっていくのがわかる。膣口に悠二の先端を差し込まれ、クリトリスをいじられ、乳首を弄ばれながら上の口を蹂躙され燐子の姿。

「気持ちいいか?お前の股から滴るいやらしい体液で、俺の腹はもうベタベタになっちゃったぞ」

「い、いや……違います……違うんです桜庭さん……」

「何も違わない。気持ちよくなっていいんだ」

「あ……あああ……だめ、だめだめだめ……うぁぁ……んんんんっ!!」

「初めてだからな、ゆっくりと入れていこう」

 悠二の肉幹が万力のようにぎゅっと締め付けられる。悠二はその収縮を感じた瞬間に腰を思いっきり前に突き出した。

 ずるりと肉幹が燐子の肉孔に入り込み、しっかりと呑み込まれてしまう。

「あっ……ぐぅうううっ……!」

 腰が蕩けそうな感触に包まれる。

「くぅ……がっ……んんっ……はぁ、はぁぁっ!」

「大丈夫かい?」

「大丈夫……です……だから、もっと……んんっ、お、奥まで……入れて……はぁ……うぅうっ……!」

 未知の感覚と痛みに火照った燐子の表情が歪む。

「ありがとうな、燐子」

 痛みを堪えながらも悠二を受け入れようとする燐子を彼は労う。

「桜庭さん……」

 悠二が燐子の頬を撫でると、彼女は心底幸せそうな表情を浮かべ、悠二の手に自らの手を添えた。

「あと……ごめんな、燐子。痛みになれたら動くぞ」

 下半身を結合させたまま言うと、燐子は微笑んだ。

「はい、お願いします。私で気持ちよくなってください」

 ああ、なんと素晴らしいことを言ってくれるのだろう。悠二は胸が熱くなり、燐子にキスをして頭を撫でる。燐子はそれを心地良さそうに受け入れる。そうして悠二を気遣ってくれた燐子をいたわるように、ゆっくりと腰を振る。

 悠二は女が快楽に悶える様を見るのが好きだけれど、出来ることならば一緒にイキたいのである。

「ふぁ、はぁっ、っぐぅ、はぁ、あ、あっ、うぅん、はぁっ……あはぁっ……!」

 悠二の先端が燐子の最深部に達する。肉幹の先で子宮口を突き込まれて燐子は苦しいだろうが、悠二は気持ちいい。いずれは膣口をいじめるだけで絶頂に達するように開発するつもりだが、それは今しばらく時間が掛かりそうである。

「あぁ……深い……深いぃ!」

「ごめん、少し辛抱してくれ」

「ん……んんっ……はぁっ……ああ……」

 十分に濡れているので挿入するに支障はない。少しは慣れてきたのか、燐子の身体の強張りも少しずつなくなってきた。挿入を繰り返していると、徐々に燐子の具合が変化していることに気付く。

 あれだけ固く強張り、男を拒絶していた肉壁はすっかりと男に媚び、きゅっきゅっと精を搾り取るように締め付けてくる。

「桜庭さん……桜庭さん……桜庭さん……」

 慣れてきたのだろうか。甘い声で悠二の名を呼びながら身悶える燐子の美しいくびれをがっしりと掴み、悠二は正常位のままで激しく腰を動かす。

 腰の律動と共に燐子の爆乳がぶるんぶるんと激しく揺れ、それを見ただけで悠二の射精感はあっという間に高まってしまう。

「だいぶ良くなってきたみたいじゃないか……!」

「ふぁあ、はぁ、うぅんっ、はぁっ、私の膣内で……強く擦れて熱い、はぁ、はぁ、桜庭さんのが、びくびくって、んはぁんっ!」

 身体をいいように弄ばれつつ燐子は恥じらいながら両手で顔を隠す。悠二は片手で彼女の両手首を束ね、その頭の上で押さえつけた。燐子の情欲に乱れ、いや、と言いつつも口元は涎を垂らしながら笑っていた。黒曜石のような瞳も悠二を見ていた。いつもは視線を合わせるのが苦手な彼女が、だ。

 それが愉しくて仕方ない。目の前で腰のピストン運動と共に揺れる乳房を押さえつけ、凝り固まった乳首を舐めまわし吸い上げる。燐子が嬌声を上げ、悠二にしがみついてきた。

「出すぞ……!」

「は、はいっ……!」

 腰を燐子のクリトリスに擦り付けるように深く挿入し、肉幹は子宮の最深部まで到達させる。途端、ぶるぶると燐子の総身が震え、キュッといきなり締め上げてきた肉孔に耐え切れず、悠二は溜めに溜めていた精液を思いっきり燐子の最奥部で吐き出した。

 どくどくと間欠泉のごとく出てくる精液が燐子のなかを満たす。

 燐子の顔には幸せな微笑みのなかに悦びの色があり、初めての情事に酔いしれている。苦痛の気配は消えており喘ぎ声も艶っぽく、心地よさげに悠二の耳に響いている。

「はぁあああっ、凄い……熱いのいっぱいっ……!ふわぁ……あぁ、はぁっ、はぁっ……」

 悠二の肉幹はどくどくと注がれる度に仰け反って、膣壁は肉幹を締め付け離さない。燐子は甘美に酔いしれるように睫毛を震わせる。

「桜庭さん……」

 虚空にふらふらと力無く突き出された燐子の手を悠二が握り締めると、彼女はほっとしたように瞳を閉じた。




燐子がエロいと思えたならば幸いです。


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06 (燐子)

今日は燐子の誕生日!もうひとつ投稿します!


土曜日の朝八時。悠二は燐子を胸に抱いたまま寝ていた。

燐子の顔を覗きこむ。あどけない表情で寝る燐子は可憐だった。

悠二はスマホを持ち出して燐子のステータスを確認する。燐子の好感度はすでに92となりラブラブに設定していた。昨日の十九時から今日の深夜三時までセックスを続けて燐子をイカせ続けた成果だ。友希那でもラブラブまで上げるのに一週間近くかかっていたことを考えれば、燐子との相性だけでなく悠二の性技にも磨きがかかっているのかもしれない。

 現在悠二たちのレベルは悠二が23、友希那が18、燐子が12といった塩梅だ。燐子から愛の矢は回収してあるし、彼女が疲労困憊で眠る前に《モンスター強化》も施していた。

悠二は燐子を置いてシャワーを浴びるために浴室へ向かう。彼は度重なる交合により体液まみれとなっていた。それは燐子も同じことで彼女も全身が体液まみれである。

シャワーを浴び終えて、部屋に戻ると居間には燐子がカウチに座っていた。

「おはようございます」

「おはよう、よく眠れたみたいだね。シャワーを浴びておいで」

「はい……ありがとうございます」

 燐子がシャワーを浴びている間に、悠二はベッドの片付けと、簡単な朝食を用意した。

シャワーから出て来た燐子は悠二のシャツ一枚目を着ていた。ズボンは穿いてないし、下着も上下つけてはいない。

燐子は今日帰して翌日日曜日には友希那を招いてセックスをする予定だ。彼女はバンドの自主練習のあとにこちらに直行する予定だ。そのときに燐子のことを話すつもりだ。

メロメロやラブラブの設定では自分以外の女がいることに難色を示すかもしれないが、完全服従ならばそれを了承するのではないかと考えていた。

燐子のほうから悠二に抱きついてキスしてくる。内気な彼女にしては珍しい態度だ。

「悠二さん、好き、大好き」

 そう言いながら悠二の着ているシャツをたくし上げ、身体へキスして唾液を塗りつけてくる。さながら、それはマーキングのように見えた。

「今日から暫くお別れだなんて、悲しいです。だから、夜の続きをもっと……」

「燐子はエロイことに興味津々なスケベな娘だったんだな」

「っ……! そ、それは……」

「いいよ、俺は嫌ってないから。むしろ、燐子みたいなエッチな娘は大好きだよ」

 悠二がそう言うと燐子は笑顔になり輝いて見えた。

「それじゃあ、君が帰るまで楽しもうか」

「はい!」

 燐子は自分から悠二の肉幹を咥えた。右手で竿を優しくしごき、左手で陰嚢を優しく撫でる。技術は拙いが、それでも悠二をなんとかして気持ちよくさせたいという誠意が伝わる。

 友希那には燐子のフェラ指導をさせようと悠二は考えつつ、燐子を自分の上に乗せて騎乗位にさせる。燐子は服を着たままなのだが、勃起した乳首が生地を押し上げているのが丸見えの状態だった。パンツをはいていないため恥部からも涎を垂らしている。

 燐子が大きく開いている股の中央に肉幹が擦り付けられる。肉幹の裏側が膨らんでいるクリトリスをズリズリと刺激して快感をまき散らし、燐子は伸ばした足先までビクビクとさせながら脳髄を蕩かしていく。肉幹が挿入されて燐子は快美に頭の中を爛れさせ、快感に溺れる心地よさを強烈に印象付けていく。

「んあああああッ!」

 甘美な電撃が駆け巡り、燐子の頭に火花が散った。白く燃える意識が高く舞い上がりそうになるものの、膣の奥を突き上げる衝撃がそれを容易くは許さない。

 燐子の着ているシャツははだけて乳房が丸出しになるが、お構いなく腰を振り始める。

「あぁッ、イク、イクイクッ、はううッ! ッッッ……」

 燐子は悠二と手を繋ぎながら自分から腰を動かしてかなり積極的だ。嬌声を上げつつも「好き、好き、大好き」と悠二への愛を叫んでいる。

 目の前が真っ白になるくらいの快感が燐子の身体を奔り抜けたとき、はだけたシャツから丸出しになっていた揺れる扇情的な爆乳から、乳白色の液体を噴き上がらせた。燐子が母乳を迸らせたのだった。



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07 (燐子)

燐子にお漏らし(母乳)属性が付与されました


 どうやら燐子は性的快感が極まると自然と母乳が溢れてしまうらしい。後に確認して悠二が知ったことだが射乳願望が嗜好の欄に追加された辺り、よっぽどの快感だったのだろう。

 燐子の膣から肉幹を抜くと、彼女はそのまま肉幹を咥えてしまう。お掃除フェラをしようというのだ。

 悠二は下半身を襲う快感に思わず声を上げてしまう。燐子の頭を撫でる。愛玩動物を愛でるような撫で方でも燐子は多幸感に酔い、眼を潤ませながらフェラを続ける。実に嬉しそう行っている。

「れろぉ……あん、いやらしい匂いがする……ちゅ、ちゅるる……れろ……」

「おおぅ、これは……なかなか。いいぞ!」

 すでに肉幹は硬さを取り戻しており、燐子はお掃除のためでなく射精させるためにフェラを行っている。

「悠二さんお願いします。私の口の中に出してください」

 平身低頭、燐子はそう悠二におねだりしてきた。

「いいのか、美味くはないと思うぞ」

「大丈夫です、……悠二さんのだから」

「本当か」

「はい」

 そこまで言うならばやってもらおうと悠二は決心した。友希那も既に行っていることだ。それも彼女自身がせがんでやるほどの虜になっている。燐子もまたそのようになるやもしれない。

 まだまだ慣れなくて下手だけれど頑張って射精させようと一生懸命なのが良くわかる。燐子が悠二の太ももに手をかける。

「もうすぐ、出そうだ」

「うぶぅ……」

 燐子が咥えたままうなずいた。そして動きが激しくなる。

 頭の動きが早くなり、それに合わせて竿をしごく手コキも早くなる。口の中では猛烈に舌が動いている。

「出るよ」

「ふわぃ」

 燐子の頭を掴んで肉幹から精を射出する。

「うぶぅぅ……んふううううう……!」

 燐子は一瞬驚いた顔をしたけど、それでも肉幹を離さず咥え続けて口の中で精液を受け止める。

 射精が終わったら最後の一滴まで絞り出そとしてひょっとこのように鼻のしたを伸ばした下品な顔で精液を啜っていた。

「んふー、んふー」

 燐子自身も昂奮して鼻息が荒い。口から肉幹が外れて、口の端から白濁液が一筋垂れた。

 悠二は余韻に浸りながら口を膨らませている燐子を見る。

「出していいんだよ」

 すると燐子は悲しそうに首を振って拒絶した。

「大丈夫か?それならゆっくりと少しずつ飲みなさい」

 燐子は頷き、そして目をつぶって飲みにくそうにしながらも、ゆっくりと飲み込んだ。

 悠二は燐子を抱き締めて労った。

「心配してくれありがとうございます……でも、不思議と美味しかったんですよ」

 燐子とはその後、彼女が帰宅する一八時まで延々とセックスを続けた。その頃には好感度はMAXになり、設定はラブラブと迷ったが完全服従にした。これは友希那も囲うためを考えてのことだ。

 帰る前には二人とも汗と体液で再び汚れてしまったのでシャワーを浴びることにした。互いの身体を丁寧に洗い合った。燐子の身体にソープをつけて洗ってもらいもした。母乳が出ない絶妙な力加減でおっぱいを擦られるのは至福の瞬間であった。




あともう暫く続きます。


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08 (燐子、友希那)

 燐子はお泊りをした次の週の土曜日。午後一五時頃、桜庭悠二の家を訪れた。

「いらっしゃい」

「はい……お久しぶりです」

 常のように気弱そうな態度の燐子だが、彼女は明らかに悠二と会えて嬉しそうだ。久しぶりと言っても、彼女と悠二は会えないまでもずっと連絡を取っていた。SNSでの彼女は顔文字も多用して実に多弁である。彼女の新たな一面を知れて悠二は嬉しかった。

 燐子を居間に案内すると彼女は不意に立ち止まり、瞠目する。意外な人物に出会ったからだ。

「ゆ、友希那、さん……?」

「いらっしゃい、燐子」

 いつものような調子で挨拶をするのは湊友希那。まるで自分もこの家の一員であるかのような態度である。

 悠二の家で友希那と会うのは驚きだがさらに驚かされたのは友希那の格好だ。猫耳カチューシャ、赤い首輪、黒の手袋、黒のニーソックス、そして猫の尻尾型の玩具を肛門に挿入していた。腹や乳房どころか陰部も露わになっている姿。それなのに振舞いはいつも通りの湊友希那が自分に接することに燐子は困惑する。

「ど、どうしてここに……?」

「それは俺から説明しよう」

 悠二は燐子に説明した。自分が手に入れたモンスターは二人いたこと。そしてその一人が湊友希那であったのだと明かした。

「私はどうなるのですか……?」

 燐子の声が急に沈んだ。

「どうにもならないよ。お前も俺の大事な恋人の一人だよ」

「こ、恋人……!?」

 感極まった様子の燐子。

「あなたも私と同じ悠二さんの恋人に選ばれるだなんて良かったわね」

 祝福するかのように友希那が言う。

「友希那もそうだけどさ、たくさんいる恋人の中の一人になるんだけどいいの?」

「なを言っているの? 悠二さんなら、多くの女を侍らせるなんて当然の権利だわ。その中の一人に入れてもらえるだなんて、とても名誉なことだわ」

「そ、そうです……感激です!」

 (ほぼ全裸の)友希那は毅然とした態度で、燐子にしては珍しく大きく力強い声で友希那にそう言った。

「そうか……」

 二人の態度に完全服従の支配力を実感させられる。恋愛感情を持ちながら悠二を何か偉大なものであるかのように思っているようだ。思うに完全服従では悠二を害したり悩ませたりしないように思考が働くのではないだろうか。

「それにしても友希那さん、その、格好は……?」

「今日は悠二さんの飼い猫になっていたのよ。朝からずっと可愛がってもらっていたわ」

 にゃーんにゃーんと、甘えた声と猫の真似で隣の悠二にじゃれついている。まるで仲間には秘密(にできていると友希那は思っている)で猫を公園で愛でているときのようにデレデレだった。悠二も微笑んで友希那の頭を撫でる。

「そ、それに……こ、このトイレマットは雰囲気造りの道具ですか?」

「これは取替えた新品だけど、ちゃんと使っているわよ。猫なんだもの」

 燐子は絶句した。友希那の痴態を想像したからだ。だが同時に楽しそうだなと思ってしまった自分の心情にも驚いていた。

「まあ、兎に角。燐子はこれからも俺の恋人ってことでよろしく」

「で、でも……」

「気にする必要はないわよ。燐子。あなたも、悠二さんの恋人になるのだから。幸せになる権利はありますとも」

「そ、そんな! わ、私なんて……!」

「けれど、悠二さんはそれを望んでいると思うわよ?」

「えぇ!?」

「もちろん、そのつもり。よろしく」

 その後なんとか燐子を宥めすかして、恋人に同意させた。

「それで……」

「ああん」

 友希那の生尻を擦り、

「ひゃんっ」

燐子のスカートをたくし上げてパンツの中に手を突っ込んで触る。

「三人で一緒に気持ちよくなろうか」

 

 

 燐子は顔を少しだけ傾け、口端からとろりと唾液を垂らした。ローションの代用だ。母乳が溢れない力加減でパイズリをする。そのまま躊躇いなく肉幹の先端を唇で包み込み、ぬぽんと口腔内へと飲み込んでしまう。舌を使って美味しそうに肉幹を嘗めて味わう。

「ちゅぷ、れろぁ……。んむぅ……」

 悠二の顔に跨る友希那が胸を反らして痙攣し、その姿に興奮しているのか肉幹が強く脈動した。透明な液体が噴き出して、それを燐子は啜り嘗め取る。

 ああ……おかしくなっちゃう……。燐子が啜り取った液体の粘りけが口腔内にこびりつき、甘い刺激に意識が遠退いていくような心地に陥る。燐子は知らずに母乳を漏らしていた。

「んぅんっ、んっ……じゅろ……」

 燐子が頭を振れば肉幹が口内を擦り、脳髄が蕩けさせていく。

「んふぅぅ……、ふぅ……」

「ひゃっ、ああっ、あああんっ! っっお、おかしく、なっちゃう……」

 友希那がふたたび背筋を反らしてビクビクと跳ね上がった。友希那が肛門に差し込んだ尻尾が顔に当たり邪魔だったので悠二はそれを引き抜いた。

「あぁぁぁんっ!」

 玩具を抜かれた刺激で友希那がイッて潮を盛大に噴かせる。

「んふうううっ!?」

 友希那の潮が燐子の顔へふりかかる。唐突な事に燐子は驚くものの、口に咥えた肉幹を離すことはなかった。噴きかけた当人である友希那の思考回路は崩壊し始めていた。快楽を求める波となり快感の余韻に乗って広がり、頭の中を白く濁していく。友希那は焦点が合わない茫洋とした瞳で口からは舌を垂らしていた。



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09 (燐子、友希那)

白金燐子編最終話です


「悠二さぁん……いれていいですか? 悠二さんのオチンチンを入れて欲しくてオマンコがグチュグチュなんですぅぅ……」

「いいよ。楽しませてくれ」

 燐子は恥ずかしいと恥じらう気持ちはあるものの、卑猥な言葉がスラスラと出てしまうのは悠二とひとつになりたいからだ。

「ありがとうございますぅ」

 お礼をいいつつ、肉幹に燐子がパンツを脱いで跨る。

「んあっ……」

 燐子が腰を落としていく。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 肉幹が膣口をこじ開け、ヌルリと燐子の中へ侵入していく。秘所を拡張して襞がまくられていき肉幹は入っていくだけで快感の炎が身を焦がし、同時に幸福感も与えた。

「んあああっ! あっ、あうう、はあぁっ……」

 肉幹が最奥へ到達して、腰が密着すれば途端に燐子を快感が電流のように駆け抜、頭の中を白く灼いた。

「はああっ、ああああっ、ああああんっ……!」

 ズッポリと埋まっている肉幹が脈打ち跳ねるたび、肉壁を押し上げる。それだけのことで快美な刺激が広がり、もっと強い快感を求めて腰が動き始める。

「あっ、あはっ! ……気持ちいい、腰、止まらない……ああんっ!」

 一人の青年の上で二人の美女が乱れていた。倒れそうになるほどで、お互いの身体をお互いの指を絡めて支えているような状態で無心になって性の快楽を貪っている。只管に腰だけが蠢いていた。友希那は悠二の顔の上でビクンビクンと魚のように跳ねる。爆乳を揺らして燐子は悠二の腰の上でくねらせるように、それぞれの腰を躍らせている。

「あああああっ……あぅ……きますっ……んあああああっ!!」

 波打つ艶やかな黒髪を翻して、宙を仰ぐ燐子の美顔には恍惚が窺える。双眸からは涙を流し、口元はしまりのない笑みを浮かべて涎を垂らし、赤い舌の先も外へ出ている。だらしない表情でありながら、美少女のその痴態はとてもエロティックだった。

 雪花石膏の彫刻のような身体は桜色に染まり、グラマラスな肢体はガクガクと震えあがっている。しかし腰だけは痙攣的な動きとは異なる動きを行おうとしている。自身が包み込む肉幹を満足させてあげたいという燐子の意志が現れているようだった。

「はああっ、ああああっ、ああああんっ……!」

 絶頂に到達しつつあった燐子の目の前で友希那も同じく咽喉を反らして悩乱している。膣口に吸い付かれる刺激がクリトリスを吸うそれに変わる。瞬間、全身に快感が走り抜けていた。四肢が震える。腰が跳ねる。全身が艶かしく踊っている。

 電流のように全身を駆け抜けた快感が骨の髄まで染み込んで来るようだった。脳天を突き抜けた衝撃に意識が曖昧になる。

 友希那と燐子が淫蕩に耽るように、悠二もこの贅沢な境遇を多いに楽しんでいる。二人の美少女が自分の上で淫蕩に耽り、獣心を昂らせる痴態と声を上げているからだ。

 友希那の綺麗な色の肉厚な陰唇は割れ開けば淡いピンクの花が咲く。それはヌルヌルと卑猥な輝きを纏い、愛液を溢れさせ、それを舐め取ったりクリトリスを刺激したりすれば友希那が甘い声を上げながら蕩けていくのだ。

 燐子は肉幹を肉襞で優しく包み込み、腰を動かして擦ってくれる。本人の性情と反し、性器が擦れ合って淫靡な音を立てるほど濡らすのが堪らない。締め付けて来る濡れそぼった肉壁が肉幹を擦るたびに腰が蕩けそうになる。絶頂で収縮しながらとなると殊更だ。

「燐子、出すぞ」

「ああん、出して出してくださいぃっ、悠二さんの精液っ、私の中にください、ああんッ!」

 燐子は子種を搾るように上下に揺れる。安産型の尻を自ら落として、肉幹を根元まで受け入れながら腰を振り続ける。悠二は友希那の股下から燐子の腰に手を移して、衝動のままに下から突き上げる。

「あんうううッ! あッあッあッんぅッ、ああんッ!」

 爆乳を揺らしながら、子宮を突き上げた衝撃に燐子は一気に登り詰めて燐子は快楽の沼に沈んでいく。ガクガク震える燐子の身体は肉幹に穿たれて上下にも身体を揺らされ続け、やがて跳ね上がった。

「んああああ! はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……ッ!」

 子宮を打つ灼熱に快感が弾け飛び、頭の中に火花が散る。燐子はそのまま快楽の炎に総身を焼かれる。今後も悠二によってこのような快楽を授かれると思えば自分はなんと幸福なのだろうか、燐子はそう思いつつ悦楽の彼方へ意識を飛ばしていった。




燐子編ではもっとアプリの性能についても踏み込んで書きたかったのですが、ちょっと足りなかったですね。次のヒロインのときにもアプリについて掘り下げる予定です。
燐子がエロイと思っていただければ嬉しいです。友希那も燐子もこれ以降でも出てくる予定です。


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堀北鈴音編
01 (エロなし)


新章開始します!
初のバンドリ以外のヒロインですよ!


 今日は友希那も燐子もRoseliaの練習で悠二のもとへは来れない。

 こういうとき、同じバンドに所属しているのは厄介だった。彼女たちにはRoseliaも大切にして欲しいと言った手前難色は示せないが、残念だという思いは拭い去れない。

以前のライブで目をつけた少女たちを悠二は思い出す。彼女たちに関する情報や連絡先は全て友希那と燐子から得ている。彼女たちを捕獲しにいこうかと思案するが、今回は嗜好を変えてみようと思う。

 悠二が赴いた場所は渋谷。モンスター表示は71点以上にしてある。

 日曜日の渋谷は流石に人が多いだけに、モンスターマークが散見されている。これならば何とか三人目を捕獲できるかな? 悠二が期待していると、画面に見たことのないアイコンがあることを知った。

 モンスターのアイコンではないそれのあるところへ悠二は歩く。そこはヒカリエの近く。アイコンに近づくとそこには男がいた。年齢は悠二と同じか少し上くらいに見えた。男もスマホを見て何かを気づいたような表情で悠二を見る。

 悠二もこの男の正体に見当をつけた。

「こんにちは。あなたがやっているアプリは」

 悠二は自分が持つスマホを掲げる。

「モンスターを捕まえるのはボール?それとも矢かな?」

 我が意を得たとばかりに男は笑う。

「矢を使っている。同じプレイヤーみたいだね」

 男は『ラブ・ハンター』の画面を悠二に見せる。

「俺はギブスンだ。よろしく」

「ディックです。こちらこそよろしく」

「ディック?……へえ。あなたとは仲良くできそうだ。他のプレイヤーに会ったのは初めてですか?」

「はい。他のプレイヤーが捕獲したモンスターを見かけたことはあったので自分以外のプレイヤーがいたのは知ってましたけど、こうして会うのは初めてです」

「そうですか、このゲームはどうやらプレイヤー人口はそう多くはないみたいだからこうして会うことなくプレイしている人も多いかもしれないですね」

 悠二はプレイヤーを示すアイコンも渋谷に来て初めてだった。プレイヤー人口は一体どれだけいるのだろうか?

「だからプレイヤーたちは自主的に集まって情報交換とかができる場所を作っているんですよ。例えばここ渋谷。あと近くだと新宿。ちょっと遠いが横浜にもある」

「そうだったんですか……それは知らなかった。このアプリを使って一ヶ月くらいかな? ずっとモンスターの調教ばかりでした」

 友希那たちに夢中になり、情報収集を怠っていた自覚があるので悠二は他のプレイヤーたちの行動力に感心する。

「俺たちみたいな社会人だと定職を持ちながらの育成は大変ですから仕方ないですよ」

 この前も残業で大変でした、と苦笑するギブスン。悠二も心当たりが多過ぎる。最近は友希那たちに会いたいがために定時に上がるため頑張っている。

「そうだ、ディックさん。モンスターを見せあいっこしましょうよ」

「いいですね、やりましょう」

 悠二はアプリの画面を見ると今まで使用出来なかったメニュー画面のなかのサブメニューのひとつ閲覧が使用可能であることを知った。

「そうそう。こうやってスマホを近づけて、閲覧をタップ。そして、見せても良いモンスターにチェックを付けて決定をタップするだけ」

「なるほど」

「ディックさんは何匹持ってるの?」

「二匹」

「じゃあ、俺も二匹見せるよ。それでいいですか?」

「わかった、それでいい」

 そう言って彼はスマホを操作してから悠二の方へ向けてきた。悠二は言われた通りの手順を行う。

 互いに画面を見せあう。画像はモンスター一人につき顔のアップと全身がそれぞれ映ったものがある。

「SSRとURだけが手持ちのビギナーって凄いな。とくにSSRのほうは俺でもレア度は高そうだ」

「引きは強かったと思います。……俺でも? ギブスンさんのところでは違う? もしかしたらプレイヤーによってレア度は違うんですか?」

「そうなんですよ。同じモンスターでも持ち主によってレア度が変わるんだ。例えばロリが好きなプレイヤーで30点代でも熟女好きのプレイヤーならば80点台になるかもしれない」

「ああ、最初に何枚も画像を見せられて採点していたのはレア度を設定するためだったのか」

 悠二は得心が言って頷く。

「それにしてもギブスンさんのモンスターも美人さんですね」

 悠二はギブスンの一人目の画像を見て言った。

 

レア度:UR 点数:83

氏名:姫宮千歌音

長い黒髪と碧空色の瞳を持つ美しい少女だった。

 

レア度:SR 点数:78

氏名:来栖川姫子

紫水晶色(アメジスト)の瞳に紅茶色の髪を持ち後頭部に大きな赤いリボンを結んでいる素朴そうな少女。

 

 友希那や燐子には全く不満はないが、それでも素直に美人と評価できる女性たちだった。

「あの、二人とも対象:異性(限定)というのは?」

「ああ、これは俺限定で異性が好きってこと。あとは興味なし。こいつら元はレズだったんだ」

「え? それはどういうことですか?」

「つまりね、元々は女が好きで男には興味ないか嫌いなモンスターたちだった。それを俺が捕まえて調教したんだ。そのお陰で、今では女にも興味を持たないで俺だけに感じるようにしたんだ」

「へえ、それはそれは……」

「あ、戸惑ってますね?まあ、仕方ないか。」

「…………」

 悠二はなんと言えばよいか、わからなかった。

「レズを調教して屈服させるのが好きなもんだから、俺の手持ちはほぼ元レズなんですよ」

「それはまた、大層なテクニックを持ってますね」

 悠二はなんとか、当たり障りの無さそうな返答を探す。

「いやいや、俺よりもディックさんのほうが凄いじゃないですか。一ヶ月くらいで好感度レベルMAXを二人って結構凄いですよ?」

「そうなんですか?」

「そうそう。ディックさんならもう気づいてるかもですが、好感度はただセックスするだけではダメ。モンスターを感じさせてイカせないといけない。だけどそれがわかってないプレイヤーや、下手くそなプレイヤーはレベルや好感度の上がりかたが遅いし停滞しがちなんです」

「……好感度が停滞することはなかったです」

 ギブスンは感心するように頷く。

「やっぱり思わぬ大人物に出会えたようだ……。ディックさん。俺と取引しませんか?」




章ヒロインは登場していないが初のプレイヤー登場回でした。


ギブスン
ラブ・ハンターのプレイヤー。レズやバイを調教して自分を愛させることを好む。

ギブスンの所有モンスター
・来栖川姫子(神無月の巫女)
・姫宮千歌音(神無月の巫女)


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02 (エロなし)

 悠二とギブスンは場所を移してカフェの席についている。そのカフェこそがプレイヤーが集まる集会所となっている場所だった。ただ悠二が来たときにはプレイヤーは悠二とギブスンしかいなかった。

 取引の話をする前に訊いておきたかったことを悠二はギブスンに話した。

「そういえば、メロメロと完全服従の違い、わかりますか?」

「俺も詳しいことはわからないけれど、主であるプレイヤーへの干渉は大きく変わると思う」

 ギブスンは服の上から脇腹を擦る。

「俺は以前メロメロに設定したモンスターに刺されたことがあるんだ」

「え?」

「元々独占欲の強い娘だったんだよ。俺が何人も囲っているからね。色々抱えていたんだろう。で、キレて刺された。」

「……」

「幸い、刑事の娘や飼育してる女医がいたから、キレちゃったモンスターを捕らえつつ、俺も一命を取りとめたわけだ」

「それは……」

「他にもハーレムに嫌悪していた娘が、完全服従に設定したら容認した。だからメロメロと同じくらい愛していも、それでいて主の不利益になることや害することはできなくなるし、そのように思考するのが完全服従のメリットだ。ディックさんがハーレムを作るなら完全服従のほうがいいよ」

「勉強になります」

 悠二がお礼を言っていると店員が注文した品を届けにきた。悠二はコーヒーをブラックで、ギブスンは砂糖とミルクを入れた。

「まあ、雑談はこのくらいにしてさっき話した取引に話しませんか?」

「そうですね、お願いします」

 ギブスンが本題を切り出す。

「実はかなりの上玉を見つけたんだ。だけどレア度が高すぎて俺だと捕まえるのはかなり難しそうなんだ。そこでディックさんに捕まえて欲しいんですよ。それで俺のと交換して欲しい」

 モンスターの交換機能があることはアプリを調べていたときに既に知っている。

「俺がギブスンさん目当てのモンスターを捕まえる?」

「そうそう。それにディックさんはまだ籠に余裕があるでしょう。あと取引材料のモンスターはこれを用意してある」

 そう言ってギブスンは写真を見せた。

「おおぉう……」

 悠二は思わず声を出した。かなりの美人だった。

 清廉さを感じる端正な顔立ちと気の強そうな瞳、黒絹のような長く綺麗な黒髪、ウエストはくびれていてお尻の形も良い引き締まった健康的な身体。ブレザー制服の上からでも胸にちゃんとふくらみがあるのがわかる。それに脚もスラッとしている。

 ギブスンは情報も悠二に見せた。

 

レア度:R 点数:62

氏名:堀北鈴音

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ傾向あり/アナルに興味あり

好感度:無関心(26)

身長:156cm

体重:48kg

3サイズ:B79/W54/H79

バストカップ:D

 

 彼の趣味から外れているからか、レア度は低い。それなのにこの点数なのは彼女の美貌によるものなのか。

「これは交換用に捕まえたものだ。捕まえて以来会ってすらいない。データの通り処女だし気も強いみたいだからディックさんとしてはかなり鍛え甲斐があるモンスターだと思いますよ」

「確かに魅力的だ……いいのか?」

「いいですよ。今後ともディックさんとは良い付き合いをしたいですから」

「それでですね、捕まえて欲しいのはこれです」

 そう言ってギブスンはもうひとつのスマホを取り出して画像を見せる。アングルからして隠し撮りらしくきちんと撮影したものではないけど顔は十分わかる。

「できることならば好感度は31~50の間にして交換して欲しいんです。それ以下だと教育に手間がかかってしまう。だけど61以上となると流石に妬けてしまいますから……。だからこその役得ってのとは違いますが、ディックさんが捕まえたときに彼女とヤッても構いませんよ」

「いいんですか?」

「俺は処女かどうかは気にしませんから。そうだ、なんならオマケに愛の矢も一本渡しますよ」

「そんなことができるんですか?」

「一対一だと価値が合わない取引だとよくありますね。矢をつけるみたいなプラスアルファをするってやつ。場合によっては現金を付けることもある。レズだレベルも好感度も上げるのは難しいから交換用に捕まえる人も少ないんだ」

「そういうものか」

「そうそう。しかし!ディックさんのならばレベルも好感度も上げるのはかなり期待できそうだなと思ってお願いするんです。あ、これがターゲットの情報です」

 名前は藍原芽衣。長い黒髪の美しい少女だった。

 芽衣の所属する高校がどこに在籍しているか記されたていた。他にも住所や日常の行動パターンなどプライバシーが事細かに書いてあった。

「ディックさんも堀北には興味津々みたいだし、この提案引き受けてくれないかな?」

 悠二は黙考する。友希那たちとの時間を犠牲にすることになるが捕まえてもいいと思う様になっていた。好感度次第では彼女と交わるのも興味はある。それに何より、鈴音は是非とも自分が囲うハーレムに入れておきたいと思う美女だった。

「わかりました。やってみましょう」

「助かります。是非ともよろしくお願いします!」




堀北鈴音
第三のヒロイン。『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物。

ギブスン
悠二とお友達になったプレイヤー。レズを調教して屈服することが好み。捕まえて調教ができた女性はトロフィーのごとく愛でて自慢する。

名前が登場したキャラクター
藍原芽衣(citrus)

既に二話経過しているのに章ヒロインが不在の異常事態。しかしここら辺でアプリの性能についても掘り下げをしたかったので必要な回でした。例えば完全服従とメロメロって違いが分かりにくいですからね……


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03 (友希那)

今日は一話だけです。申し訳ございません。


 ギブスンとの取引は問題なく行われた。悠二は芽衣を捕獲できる機会を見計らい、そして実行して無事捕獲した。

 彼女は実に端正な容姿をした美人であったが、レア度はレア。捕獲は今まででも一番容易だった。恐らくはレズであることが悠二の評価を下げさせたのではないだろうか。

 渋谷のプレイヤーたちが集まるというカフェで悠二はギブスンと待ち合わせた。

 挨拶と軽い雑談を済ませて、悠二はスマホをギブスンに見せた。

「おお、ありがとうございます! それで、芽衣はどうしでした?」

 ギブスンは悠二が芽衣と交合したことをすぐに見抜いた。レベルが0ではなかったからだろう。

「良かったよ。彼女の好感度も無関心だったから上げる必要もあったからね」

「そうですか。楽しみだなぁ~。ささ、交換しましょう!」

 悠二は交換作業を行い、堀北鈴音が弥生と交換されたので情報を確認する。

 

レア度:UR 点数:85

氏名:堀北鈴音

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:2回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ傾向あり/アナルに興味あり

好感度:無関心 (26)

身長:156cm

体重:48kg

3サイズ:B79/W54/H79

バストカップ:D

 

 被捕獲経験が二回になったのは交換を介したことによるものだった。

「こっちだと芽衣は九四点のSSRですけど、堀北は?」

「85点のURです」

 二人目のUR。さてどんな女性なのか……。鈴音と会うことが楽しみだったが、その前にギブスンに訊きたかったことを思い出す。

「ああ、そうだった。ギブスンさん、ガチャってなんでしょうか?」

 悠二が『ラブ・ハンター』の画面が映るスマホを振ってみせた。

「それはレベル10以上で好感度が100のモンスターがイッたとき稀に出てくる特典ですよ。多くて三回少なくとも一回は回せる。アイテムもスーパーレア、レア、コモンの三段階のレア度があります。ディックさん、ガチャの権利が貰えたんですか?」

「ええ、二回分だけ」

 友希那と燐子の二人分だ。

「じゃあ、試しに回してみましょうよ」

 ギブスンの勧めで悠二はガチャを回してみた。

 一回目。

《高級コンドーム》レア度はコモン。

「あー、これはひとつにつき一回だけ中出ししても避妊できるってやつですね。ハズレくじです」

「残念だ」

 二回目。

《夜這い御免状》レア度はスーパーレア。

「おお、珍しい」

 ギブスンが口笛を吹く。悠二が説明文を読むと、これを持って相手の家に入ってもプレイヤーや捕獲済みのモンスター以外には阻まれることなく夜這いができる。そして、この御免状を持って帰れば外泊を咎められることはない、らしい。

「例えばこれを持ってれば女子高の学生寮に堂々と出入りしても咎められないことはないんですよ。寮に住んでいるプレイヤーがこれを持っていたら無断外泊をしてもペナルティを喰らわなかった、なんて話も聞いたことがありますよ。ちょうどいいアイテムを貰いましたね」

「なぜですか?」

「ああ、学校名では気づきませんでしたか。彼女は寮住まいなんですが高度育成高等学校は規則に厳しいことで有名なんです」

「なるほど……」

 

 

 ギブスンと分かれてから悠二は湊友希那と合流した。残念なことに燐子とは今日は会えなかった。

 気を取り直して友希那をたっぷりと可愛がろうと思う。ここ最近は友希那と燐子を同時に可愛がることが多くて二人きりでたっぷりと楽しむことはほとんどなかった。

 その前に鈴音の件を友希那に説明したが、彼女は快く鈴音を受け容れていた。どこか安心した様子なのが悠二には不思議だった。

 家についた途端、友希那は悠二に抱きついた。

「今日は私があなたを独り占めね」

「ああ、そうだ」

 悠二が友希那に口づけすると情熱的に、舌をねっとり絡ませてきた。胸を揉みお尻を撫でると友希那は嬉しそうに体をくねらせる。

 キスしながら学生服のスカートの中に手を入れる。

「いやぁん。待って、シャワー浴びさせて」

「駄目だ。今日はこのままで友希那を味わって楽しむ日とする」

「んぁあんっ」

 友希那のどきっとするほど真っ白な肌の太ももを撫でながら胸を揉むと、友希那は悠二の舌に吸いついてくる。手を股間へ伸ばすと向か入れるように脚が少し開いた。パンツの上からクリトリスを刺激して友希那を悶えさせる。悠二はしゃがんで友希那のスカートの中へ頭を突っ込んだ。

「ああぁん、駄目だわ!」

 股間にかぶりつき臭いを堪能する。そのまま愛液を啜り取る。本当ならばこのまま着衣セックスに移りたいが、友希那を潮噴きさせたら替えの学生服がない友希那は困ってしまうと考えて脱がせることにする。

 下着は青い。ゴージャスで高級そうだ。パンツが少しハイレグ気味で後ろは狭くサイドはほとんど紐になっている。最近、友希那の下着選びには悠二が見て楽しめるものという条件が加わっていた。

 友希那が悠二から与えられた刺激でフラフラになっているところでパンツを脱がす。友希那が脚を抜くために片脚ずづ持ち上げて股間がよじれ、スリムな胴の肉が歪んで皺になる。真っ白な肌がひかりつつ浮かびあがり、くねくねとうごめいる様子が実にエロい。さらに友希那のアンダーヘアは手入れ済みで、V字型に綺麗にカットされている。

 友希那を連れてベッドへ移動した悠二は仰向けに寝そべる。

「顔を跨いでくれ」

「恥ずかしい……でもわかったわ」

 友希那は躊躇いならがも悠二の顔を跨いで立った。白い二本の太ももから奥に秘所が見える。

「腰を落としてくれ」

「ああ、わかったわ」

 うっとりと溜め息をつきながら、友希那はゆっくりと腰を下ろしてくる。悠二はクンニしやすいように身体の位置を合わせる。友希那は悠二の脚のほうを向いた和式便所で用を足す格好だ。

 悠二は友希那の美しいお尻を掴んでクンニを始めた。

「ああああぁぁっ、あぁー、あんっ、んぅ、んふぅー、ふーっ、ふーっ」

 そのまま続けると舌の動きを合わせて友希那は顔に股間を擦り付け腰を動かし始める。

 悠二は舌で嘗め、穴の中へ舌を突っ込んで友希那を責めた。やがて友希那は耐えきれなくなって悠二の身体に倒れ込んできた。

 鼻息荒く、悠二のズボンから肉幹を取り出して口に咥え込んでしまった。

「んふぅ、んふぅ、んぅ、んふぅ、んふぅ……」

 友希那は濃厚なフェラをする。肉幹に舌が絡みついている。まるで砂漠を旅した旅人がオアシスの水を求めるように友希那は悠二の肉幹に餓えていた。友希那のフェラのテクニックは格段に上達している。今では燐子に教えるくらいだ。鈴音の教育も友希那に協力させよう。

 悠二はズボンを脱ぎ捨て下半身を裸にする。

「四つん這いになって、このまま挿れるから」

「はい……」

 形のよい尻を悠二の肉幹の位置に合わせた。

 悠二は肉幹を挿入した。

「はぁぁぁんっ、これが欲しかったの! あんっ、あぁんっ」

 友希那の中は充分に濡れており、肉幹を優しく包み込んで迎え入れてくれる。バックでやると肉幹の擦れ方が正常位とは異なる気持ちよさを感じる。

「あぁ、深い、深いいぃー」

 シーツを握り締める友希那は堪らないとばかりに声を出す。白く美しいのどが反り返る。追い打ちをかけるように悠二は腰をピッタリ尻に付けて腰の動きに回転を加える。亀頭の先端が子宮口の周りをグルグル刺激することになる。

「いひぃぃぃっ!? ああああぁーー……!!」

友希那が背中を丸めて逃げようとするのが腰を掴んで引きつけて逃がさない。悠二も充分に快感を得ているが友希那は悠二以上に感じている。最初と比べたら友希那はかなり感じやすくなっている。

「あひっ!? あっあっあっあっあっ、あっ…………」

友希那の声が途切れて、身体も脱力して弛緩する。顔からベッドへ突っ伏している。悠二は結合したまま彼女の上に覆いかぶさる。寝バックの体勢だ。友希那はまるで全速力で走ったあとのように息をきらせて全身から汗をかいている。身体を時折ピクッピクッと震わせている。

 肩甲骨に浮き出る汗を嘗め、汗にまみれた友希那の腋の臭いを嗅ぐ。悠二は射精もせず友希那をイカせた。彼の昂った情動は未だに鎮静できない。むしろ友希那の臭いと汗は彼の中のエンジンをより活性化させたと言っていい。

「あっ、ひっ、ひっ、ひっ……」

 寝バックの体勢によって友希那の脚は閉じているので肉幹への圧迫感が増しており、さらに尻の感触がよく感じられる体勢だ。友希那の尻肉により一突きで子宮の最奥まで到達できない。しかしながら、その分だけ、二人は長い時間交合することに興じれる。悠二は思う存分に後ろから突き続けた。




燐子とのセックスはまたの機会に……

鈴音の在籍する学校の設定ですが、原作のままだと校外へ出すのがかなり困難(ギブスンはどうやって捕まえた?)ということになりますので、原作ほど閉鎖的なシステムではないことにしています。


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04 (鈴音)

 悠二は鈴音と初対面するその日は午後を半休にしていた。鈴音には連絡をしており待ち合わせ場所や時間を指定してある。場所は商業施設ケヤキモール。そこは鈴音の学校から近い位置にあった。

 鈴音は少し離れていてもすぐにわかった。彼女のほうも悠二に気づいたらしく鈴音は迷いのない足取りで悠二のもとへ向かってくる。悠二が新しい主人であることを知っているようだった。

「堀北鈴音です」

「ディック。いや、桜庭悠二です」

 鈴音の態度は不機嫌そうであった。彼女の情報ではクラスでも孤立しているそうなので、このような頑なさはクラスでも変わらないのだろうか。

「まずはどこかへ夕食を食べに行く?」

「結構よ。さっさと済ませましょう」

 鈴音は無愛想に断る。セックスすること自体は拒絶していないのはちゃんと支配力が及んでいるからだろう。

「わかった。それでは案内しよう」

「はい」

 悠二は鈴音を車に乗せて帰宅した。

「上がってくれ」

「お邪魔します」

 鈴音を部屋に入れると言った。

「早く終わらせましょう。うちの寮は門限が厳しいのよ」

「たぶんこれを持っていれば大丈夫だと思うよ」

 悠二は『ラブ・ハンター』のアイテム欄から《夜這い御免状》を選択した。すると堀北鈴音のページに持ち物欄が表示され、そこに《夜這い御免状》が追加された。

「? なんのこと?」

「いやいや、これで君の門限破りは咎められないはずだ」

「そんなまさか……」

「まあ、信じてくれ」

 胡乱げに悠二を見る鈴音をなだめすかしながら寝室へ案内する。

「先に言っておくとキスは嫌よ」

 早々に悠二はキスを拒絶された。しかし、彼も焦らない。そのうちに好感度が上がれば自分からキスをねだるようになるだろうと経験則から考えた。

 悠二は鈴音の勝ち気な態度を好ましく思っていた。今までのモンスターにはなかった反応が新鮮であったからだ。

 口へのキスが駄目ならばと悠二は鈴音を後ろから抱き締めて、うなじと髪の臭いを吸う。香水や化粧の混ざっていない女の体臭とシャンプーの香りがする。首筋をキスしながら優しく胸を揉む。

「そんなことしても無駄よ。私、胸は感じないの」

「男に触られたことがあるの?」

 鈴音は顔を赤らめる。

「ち、違うわよ! ……じ、自分で、その、するときに……」

「ああ、オナニーしてるんだ」

「!? そ、そうよ! 悪い!?」

 やけっぱちになって鈴音は強い語気で言う。

「悪くないよ。えっちな女の子は大好きさ」

 後ろから鈴音を愛撫しながら丁寧に服を脱がせていく。そして鈴音はパンツ一枚になった。白い下着だ。花の模様と、ところどころで透けてみえるような生地も使われていておしゃれな意匠だ。ブラを外しても意地なのか胸を隠そうとしない。

 印象の通り気が強い女性なのだ。その顔は羞恥に頬を赤らめ、身体も緊張で強張っている。

 可憐な乙女のその姿は悠二の獣心を昂らせた。

 悠二は鈴音の肢体にキスを浴びせてある程度満足したら、鈴音の手を取ってベッドへ連れて行こうとしたら彼女が言った。

「待って、シャワーを使わせて」

「いいよ。バスタオルを用意しよう」

 悠二からバスタオルを受け取った鈴音は黙って浴室へ消えた。

 浴室から出てきた鈴音の手を取ってベッドへ寝かせ、悠二も傍に横になる。乳首をを優しく舌で転がしながら、もう片方の乳房をゆっくりと揉んでその柔らかさを堪能する。

「あんっ」

 腰を跳ね上がらせて反応する鈴音。

 鈴音の胸は巨乳といほどではないが存在感がはっきりあるくらい大きく揉み心地も良い。

「んんっ、んふっ、ふーっ」

 長く時間をかけて胸を愛撫し続ける。刺激を与えるたびに鈴音の口から嬌声が上がる。

 ある程度満足すると右手を胸から離してそろそろと股間へ伸ばしてクリトリスや割れ目を優しく丁寧に刺激する。

「んぁっ、んぉっ、ああっ、ひいぁっ」

 胸だけでも感じていたのに陰部も刺激されたことで五分もすれば鈴音は身体をもじもじさせ始めた。

「んあぁぁ……やぁぁぁ……」

 息も荒くなり、白い双丘は呼吸に合わせて上下している。冷たかった肌が徐々に温かくなり、白い肌も赤くなる。色鮮やかなピンク色の秘所はしとどに濡れて愛液も溢れてきた。かなり濡れやすい体質のようだ。

「んあぁぁ……やぁぁぁ……」

 鈴音の秘所をゆっくり、丁寧に指で弄り回して愛撫する。益々、秘所から愛液が溢れ出る。シーツは鈴音の愛液によって大きな染みが出来ている。

「……んあぁぁぁ……あっ、やぁあっ! はっ、あ、あぁっ……」

「嫌そうだったのに随分とびしょびしょだね」

「んふぅ……あぁ……もぅ……だめぇ……」

「……限界か?」

 悠二が訊くと鈴音は何度も頷いた。それを受けてラストスパートをかけた。そして、鈴音は愛液を盛大に飛び散らせた。悠二の顔や服にも鈴音の愛液がべっとりと付着した。

「ふぅっ……ひぃっ……はぁ……」

 絶頂に到った鈴音の目には大粒の涙が溢れていた。余程気持ちよかったのか口端から涎が垂れていた。



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05 (鈴音)

 息を切らせていた鈴音を少し休ませながら、悠二は鈴音の愛液に汚れた服を脱ぐ。顔についた愛液を少し嘗めた。

 小休止は終わりだと悠二は判断した。

「さて、そろそろ入れようか」

「え、ええ……」

 悠二はコンドームを取り付ける。

「ま、待って。今日はまだ危ない日なの……」

「ああ、知っているよ。ちゃんとコンドームはつけるよ」

 鈴音の状態についてはアプリで自分が所有しているモンスターの詳細な情報を記録しているのでわかっていた。

「それでも外に出して」

 声色に強い拒絶の意志があった。剣呑な眼差しと険のある言葉なのは好感度が低いことが原因だろうか。《モンスター強化》が使えない今の段階では外へ出したほうが確かに安全である。

「わかった。外で出そう」

 悠二は素直に応じた。好感度を上がるまで我慢すればいい。《モンスター強化》を行えば避妊も万全だ。悠二はゆっくり肉幹を挿入する。

「んはぁぁっ!?」

 挿入したとき、鈴音は苦悶の声を上げた。

「うっ、ひぃぎいぃぃぃっ! うぅっ……」

「大丈夫。このまま動かないから」

 鈴音の頭を優しく撫でながら悠二が言うと、コクリと鈴音が頷く。

「お、お願い……」

 暫くの間、悠二は鈴音の頭を撫でている。体勢の位置的に自分の顔に近い鈴音の髪の臭いを嗅ぎつつ耳を嘗めた。鈴音はされるがままになっている。

「そろそろ、ゆっくり動かしていいか」

「え、ええ……」

 こくり、と鈴音が頷き、悠二はゆっくりと腰を動かし始めた。

「ひぐぅぅぅっ! やっ、あっ! ふぁぁ!!」

「凄く気持ちいいよ」

「あひんっ、ひぁぁぁぁっ!」

 悠二の腰の動きに合わせて、鈴音から快楽の声が上げて悠二にしがみつく。

「あぁぁんっ! やぁっ、んぁっ、あっ、ああんっ!」

 悠二の肉幹は鈴音の膣内をかき回して押しつけ、最奥へ突き上げる。抱えた腰を両手で揺らす。

 外に出す約束を悠二は忘れていたが、鈴音もそのことに気づいていなかった。

 コンドーム越しではあるが、迸った熱い精を受け止めて、鈴音の膣はとくとくと脈動した。

「あ、あ、あぁっ、……ふぁあっ……」

 全身をぶるりと大きく震わせ、白い喉を仰け反らせる鈴音。彼女の震えは繋がってる悠二にも伝わってきた。

 目からは涙がぽろぽろと落ち、半開きの唇からは涎が垂れているだけでなく、鼻から鼻水が垂れていた。

「さて、またやろうか」

「え? う、うそ……」

「君みたいな素敵な女性とセックスしているのに一度だけで満足するわけないでしょう。続けるよ。君にもセックスが気持ち良くて楽しいことだと教えたい」

「待ってよ、少し休ませて」

「大丈夫大丈夫」

 悠二は身体が落ち着かせるつもりはない、続けて責めるつもりだ。コンドームをつけ直す。戸惑う鈴音に悠二はそのまま肉幹を挿入した。ヌプヌプとのめり込む。

「んふぅー……、あぁん、本当に、もう……?」

「もしキスしてくれたらこのまま動かないよ?」

「ほ、本当に?」

 鈴音はチュッと口づけした。すぐに口を離してしまった。

「そんな子供みたいなキスじゃだめだよ。こういうのをキスというんだ」

 悠二が強引に唇を押しつけキスをする。鈴音も最初は抵抗しようとしたが、すぐに受け入れた。悠二の舌を受け入れて、彼女自身もぎこちなく舌を動かす。再び悠二の背中に腕を回している。

「んっ、んぶぅ、んくぅ……ぷはぁっ、はぁはぁ」

 唾液をいくども交換して、口を離せば銀の糸のように唾液が伸びて、途切れた。

 鈴音はだらしない表情で悠二を見上げる。その目は情欲に潤んでいる。



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06 (鈴音)

 悠二は再び肉幹をズンズンと突き込む。

「あひゃぁ!? ああぁん」

 鈴音が色っぽい声を上げる。のけ反りながら悠二にしがみついてきた。悠二はものともせずに肉幹を突き上げる。鈴音が与えてくれる快楽を味わいつつも、鈴音の反応を観察している。彼女がより官能を刺激される弱点とも言えるポイントを探すために色々と試させてもらう。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あぁーーん!」

 後背位。バックから肉幹を子宮の最奥へ突きこむように動くのが好みのようだ。より快感に酔いしれるように、あんあんと声が高くなる。

 悠二も腰を振るたびに鈴音の柔らかい尻肉とぶつかる感触を堪能できるのは心地よい。

「おぉぅっ、あうぅ、あっはぁっ!」

さっきまで処女であったのに、今では快感に酔い、野獣のような声を上げる雌獣っぷりは良い傾向だ。育て甲斐がある。

「あぁぁぁんっ」

 鈴音の身体がピンと伸びた。悠二は鈴音の背中を押えて、肉幹の先を膣の最奥へ当て続けて射精する。

「あう、はへぇぇっ……」

 鈴音は脱力して身体は伸びている。時々身体をピクンと震わせている。鈴音は意識があるけれど瞳の焦点があっておらず動かない。白く形の良い双丘が息遣いに合わせて上下している。

「ぃひっ……」

 悠二が肉幹を引き抜くと、ひときわ大きく震えて鈴音が声を漏らした。その声音は快楽に酔っているようで色っぽかった。

 悠二が鈴音の住む学生寮の近くまで送ったときは二〇時近かった。後の彼女からの報告では門限破りを咎められることはなかったらしい。守衛の前を通ったり管理人と鉢合せたりしてもただ挨拶されただけであったという。

「《夜這い御免状》はモンスターに持たせた使い方があるんだな」

 寮暮らしの鈴音に当分は持たせておこうと思った。アプリを確認すると好感度は36になっていた。悠二は設定を普通に変更した。

 

 

 鈴音と出会って三日目となる。今日の段階で好感度は51となっており好意的に変更してある。

「今日は早いね、そんなに俺に会いたかった?」

「ば、馬鹿言わないで、さっさと済ませましょう!」

 剣呑な表情で言う鈴音だが、顔には恥じらいがあり照れ隠しであることがバレバレであった。実際、鈴音は以前と異なり性にも積極的になっていた。

 キスして抱き合いながらのセックスを五回行った。鈴音はもうキスへの抵抗はなく拒むことはない。自分から積極的に舌を絡ませてくる。そして感じていることも隠そうとしないでキスをせがんでくるようになった。

 鈴音とのプレイは日増しに濃厚になっている。処女を一から育てるのも慣れてきたので楽しみですらある。五回目を終えた後に鈴音にフェラを頼んだ。

「いいわよ。もう時間がないし一回だけね」

 鈴音は悠二の肉幹を咥えた。気持ちのこもった優しいフェラだ。

「んれろ……れるっ……んじゅる……」

 初めてやらせたことなので拙劣ではあるが、彼女の誠意が伝わってくる。

「んっ……んっ……んふぅ……」

「そろそろ出すよ」

「んじゅ……いいわ、出して……」

 鈴音の頭がカクカク動く。悠二は遠慮なく射精すると、その瞬間口を外され手で受け止められた。タイミングが悪く精液は鈴音の顔に少しかかった。

「ああっ……あつい……」

 ついにレベルが10になったため《モンスター強化》を行う。明日明後日は友希那と燐子と交合する予定なので、鈴音と再び楽しむのは二日後となるがそのときは生でできるのが楽しみだった。



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07 (鈴音)

 今日は土曜日。鈴音が二日ぶりに悠二の家に来訪する。今週は鈴音の教育に時間を割いていたため、友希那と燐子にあまり構ってやれなかったのでそのお詫びも兼ねて二日間たっぷりサービスをしていた。

 《夜這い御免状》の効果があれば朝帰りもできるだろうが、真面目な鈴音は勉強に大きく影響を及ぼさないように平日には行わなかった。

 鈴音から聞いた話と『ラブ・ハンター』による情報によれば、彼女が通う高校は生徒をA〜Dクラスに分け、Sシステムという制度によって競争させる特殊な体制を敷いており、実際には希望する進路が用意されるのはAクラスであり、Sシステムをはじめ制度を理解しない状態で生徒が入学している状態にある。鈴音が所属しているのはDクラスで、彼女はもうひとつの理由からAクラスを目指しているのだ。

 だが今日と明日は休日であるため悠二の家に泊まることになっていた。何気にお泊りをするモンスターは鈴音が初めてである。

 鈴音は九時三〇分頃に来た。予定よりも早い到着だ。これは悠二が少し早く来れないかと連絡していたからだ。二日ぶりなので少し早めに来れないかとメッセージを送っていたのだ。そのせいなのか何か少しうれしそうだった。初日に連れて来られたときの負のオーラを漂わせていた顔とはえらい違いだ。悠二とのセックスを心待ちにしていたのかもしれない。

「お願いを聞いてくれて嬉しいよ」

「早く済ませましょう」

 手には外泊用の準備を入れたバッグを持っていた。

「早くやりたかったんだね」

「……ッ!」

 鈴音の顔はかあっと赤面した。嘘がつけない彼女は素直にその真意を出せないので取り繕う言葉も咄嗟には出なかった。

 一回戦を行う前にフェラを頼んだ。鈴音も学習してきている。彼女の好感度をもっと上げた後には友希那か燐子にフェラのレクチャーを受けさせよう。

「んぐううっっ……んっ……んくっ……」

 心境の変化があった鈴音は初めて口内で射精を受け止めてくれたが、飲むことはなく悠二に気遣うように彼から隠すように精液を吐き出していた。口を清めた鈴音と今度こそ交わり始める。

「鈴音もすっかりエッチが好きになったね」

「……誰のせいよ」

「ははは、お兄さんも知らない一面だろうね」

「に、兄さんには言わないでッ!」

 血相変えて鈴音は悠二にすがりつく。データにある通り、彼女はやはりブラコンなのだろう。DクラスからAクラスに上がろうとする理由のひとつに兄を認めさせることがあるのだから。

 鈴音に悪戯心が刺激されたので最初はクンニを行い、鈴音を悩乱させる。その後、ゴム無しのセックスへ移行する。既に《モンスター強化》によって避妊は行っている。

 鈴音はパンツを脱いで這い蹲り、尻を差し出しだ。そしてぬちゃりと淫らな粘音を響かせて、鈴音は自らの手で性器をさらけ出した。クナクナと腰を躍らせて、悠二の獣欲を刺激させる。悠二は肉幹を挿入する。

「後ろから犯してほしいのかな?」

「……見ればわかるでしょ」

 鈴音は獣の交尾のように悩乱できるバッグがお気に入りだ。雌獣のように狂うことを彼女は好む。

「あひいいいっ! ひぎぃっ! んくうううう!」

 初めて感じる肉幹の感覚に、想像を絶する刺激に鈴音は背筋をしならせ、カッと瞠目した。肉壁を摩擦してゴムを介さない直接感じる熱に、収縮した瞳孔を揺らしていた。知らず雌犬のように口を開いて舌を垂らしている。

 悠二の方は低く唸っている。根元まで埋まった肉幹は無数の襞に絡み付かれ、腰が蕩けそうな快感に浸透していく。

「ああ、やっぱり、生のほうがずっと気持ちいいな……」

 悠二は感嘆する。

 友希那も燐子も、アプリの最適化機能によって中は悠二の肉幹にピッタリとフィットする。さらに悠二の教育と彼女たちの努力の賜物で先端部を吸い上げるように締まる蛸壷、抽送行為で絶大な快感を与える巾着、どちらもやってのける俵締めなど、鍛錬を積むことで体得できる締める系の淫技を会得している。

 だが鈴音の持つそれは先天的で技術では再現ができない名器。ミミズ千匹という無数の襞が肉幹にねっとりと纏わりつき、ウネウネと這いずる。ゴムの邪魔もないので、それはもう絶妙な快感。快美恍惚の逸品である。

「あひゃぁあっ、ああんっ、ふひぃっ、はふっ!」

 腰のピストン運動がより速くなり、張り出したエラでミミズ襞を引っ掻き回した。中が快楽の汁を分泌し、蠢く襞をより密着させる。激しく膣を抉ることで鈴音の官能はより一層に強まったことで息遣いが荒くなる。

「んひぃいっ!これいいっ、これ、しゅきぃ、ひひぃんっ!」

「何が好きなのかな?」

「あひっ、これっ、ちんぽ……おちんぽです……いひぃぃぃっ!」

 鈴音は淫語を発しながら、嬌声を上げ続ける。彼女のような美少女にはしたない言動をされれば昂奮を禁じ得ない。

「はひぃっ!? やぁっ、そこっ、あぁんっ……!」

 鈴音は派手な嬌声を上げ、背中をビクンと大きく仰け反らせた。

 悠二は柔らかな尻肉から手を離し、鈴音の勃起している乳首へ手を伸ばす。すっかり硬くなっている乳頭を指で摘んで転がすように捻る。

「んぁああっ! それすごっ、ああぁっ! 乳首がっ! あひっ、あひぃんっ! あひぃぃぃっ!」

 敏感になっている乳首を責めながら、激しく膣の奥へ突き上げる。乳首からは母乳が放出される。悠二の愛撫と母乳が出る刺激でより鈴音が狂ったように乱れていく。

 鈴音の精神はもはや決壊寸前だ。ベッドをギシギシと軋ませ、ガクガクと頭を振って長い髪を躍らせる。膣穴の締まりも強まってきて、悠二の射精感が高まってきた。

「んひぃっ! ひぃっ、ひぃいいっ、あああああっ……もぅ……イクっ……んあああああっ!!」

 鈴音が悠二より先に絶頂を迎えそうだ。

「あひぃぃぃぃぃぃんっ!」

 予想通り鈴音の身体は快楽の許容量を突破して、絶頂へと突き抜けていった。

「ああんッ! んひぃっ! ひあああ! あああぁぁああぁぁぁッ──────!」



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08 (鈴音)

「あぁ……イっちゃったぁ……」

「休んでいる暇はないぞ。俺はまだイッてないからね」

「……え?」

 脱力しそうな鈴音を無視して、鈴音の身体を仰向けに変えて持ち上げた。肉幹を鈴音の中に入れたままだ。

「ひ、ひゃひっ、ぁああっ! だめっ、動かないでぇっ!」

「俺がまだなんだよ」

「ひゃぁぁぁんっ! や、やめっ、んふぅー……」

 鈴音の目を瞑り、やや上を向いている。肉幹の感触を膣全体で味わっている、そんな感じの様子だ。

「今度は鈴音が上になってみてくれ」

「ひゃぁぁぁんっ! やめっ、やあぁっ、これ以上激しくしないでぇぇっ!」

 グッと腰を突き上げれば、鈴音はもはや恥も外聞もなく淫らに叫び、髪を振り乱してよがり狂う。

 それから鈴音は最初ゆっくりと腰を上下させていた。ギリギリまで抜いて、それから一番根元まで挿しこむ。肉幹の先が子宮口に届いており。それが少しずつスピードを上げている。

 悠二の胸に手をついて腰を動かす。どんどん激しくなり、二人の体がぶつかり、パンッパンッと音を立てる。

「んはぁっ、硬いぃっ……、やだっ、あぁ、またイクっ! ひぁっ、あんっ!」

 そのうち感じすぎた鈴音は身体を支えられなくなって覆い被さってきた。それでも腰の動きは止められず、悠二の胸に爪を立てて情欲を堪えるようだ。

「あん、あぁぁぁん、それ、ふかいぃっ。あんっ、激しいっ、奥ぅ、奥、凄い」

「鈴音、そろそろ射精()すぞ……!」

「はぁんっ、あっあぅっ! だしてぇっ! はやくだしてぇぇぇっ!」

「ん……おぉ……っ!」

 悠二は鈴音のお尻をガッツリつかんで腰を力強く突き上げ、鈴音の最奥へ精を放った。

「ひぁああぁぁああっ!」

 子宮口に食い込む亀頭の先端からねばついた精液を勢いよく注ぎ込まれ、鈴音が部屋中に嬌声を轟かせた。

 数秒そのままの状態が続いてから、鈴音はゆっくり悠二に倒れてきた。そして悠二に全体重をかけて、ハァハァと息をする。鈴音が重くて息が苦しい。悠二はそれを我慢しながら頭を優しく撫でてあげた。

「あひっ、ひぁっ、あぁっ、すごいぃっ、これすごいぃぃっ!」

鈴音の膣は悠二の肉幹を締め付けて固定し、吐き出される精液を飲み込んでいく。

「うふぅっ、はぁっ……はっ……はっ……」

 精液を吐き出した射精が終わり、鈴音が長かったアクメから解放され、糸の切れた人形のように全身をぐたりと弛緩させた。しかし、鈴音の口からこぼれる甘いうめき声は止まらず、痙攣も小さく繰り返している。彼女が覚醒するにはまだ時間がかかるようだった。

 五分ほどして鈴音が目を覚ます。

「ごめんなさい。まさか気絶しちゃうだなんて」

「気にしないでくれ、よっぽど気持ち良かったんだね」

「……ええ、そうよ」

 恥ずかしそうに鈴音は認めた。

「そろそろ昼食にしましょう。食材は買ってあるわ」

 鈴音は独身男の食生活を見かねて、手料理を振る舞ってくれるようになっていた。彼女の料理は美味く悠二の胃袋も掴まれていた。



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09 (鈴音)

本章だと好感度による変化はわかりやすく見えるように書いたのでわかりやすければ幸いです。


 翌日曜日、今の鈴音の好感度は82でラブラブに設定されている。今日中に好感度をMAXにできるはずである。

 鈴音が悠二にフェラをしたいと申し出てきた。

「いつでも出して。飲んであげる。いえ、飲ませて欲しい」

 悠二は鈴音の申し出に喜んでお願いした。

 鈴音は嬉しそうに悠二の肉幹にキスの雨を降らせる。

「んれろ……れるっ……んじゅる……」

 悠二は鈴音の頭を撫でながら、鈴音の与えてくれる快感に没頭する。優美で上品な美貌を持つ鈴音が、跪いて悠二の下半身に奉仕してくれる。その事実に悠二は興奮で身が焦がれる。

「はむうっ……むふうん……」

 鈴音は射精した後もちゅうちゅうと肉幹を吸いつく。ひょっとこのように鼻の下を伸ばしたはしたない表情で精液を啜り取った。

「ああん……やっぱり、濃いわね。プルプルしてる」

 鈴音はうっとりした表情で精液を味わって飲み込んだ。そんな愛らしい姿に悠二は鈴音の頭を撫でる。撫でられた鈴音は心地よさそうに目を細めて、されるがままになっていた。

「鈴音に今日はお願いがあるんだ」

「何かしら?」

 悠二は鈴音に今日は彼女のアナルを開発したいと彼女にお願いした。

「そ、そんな……」

「怖いかもしれないけれど間違いなく気持ちよくなるよ」

 《ラブ・ハンター》によって鈴音がアナルに興味を持っていることはわかっていた。そして今の好感度ならば彼女が強く拒絶はできないことは予測ができた。

「こ、怖いわ……悠二さんのおちんちんが入るだなんて壊れてしまうかも……」

 鈴音の顔は強張っているが口元は知らず知らずのうちに微笑み、双眸は好奇心と好色に輝いている。彼女は順調に変態への道を転げ落ちているようだ。道を進むだけならば自分でやめるという選択肢もあるが、落ちることに抵抗したくとも意志が介在することはできない。堀北鈴音にはこのまま変態になってもらいたい。

 朝一番のフェラが終わった後はお互い着替えてから、鈴音が朝食を作りはじめる。

「何か手伝うことはある?」

「ないわ。だから悠二さんはくつろいでてちょうだい」

「わかったよ。いつも悪いね」

「好きでやっていることよ。謝られることではないわ」

 鈴音は悠二をキッチンに立たせようとしないし、洗いものも手伝うことを良しとしない。悠二は彼女の好意に甘えていた。友希那や燐子も何かと世話を焼こうとするが、家事全般を担おうとするのは鈴音が初めてだった。

 鈴音はいつものクールな表情で手際よく調理をしている。そんな彼女のアナルを開発して好き放題しようとしている、そう考えると悠二の心は躍る。

 鈴音が料理を居間のテーブルに並べる。悠二は鈴音の手料理を堪能した。鈴音も悠二の向かい側で食事をする。食べ方は上品であり育ちの良さがわかる。

「ごちそうさまでした」

「お粗末さま。お口に合ったかしら?」

「勿論だよ」

「あらそう、よかったわ」

「毎日食べたいくらい美味しかった」

 料理のできない独身男としては鈴音の作る料理はありがたかった。食パンをコーヒーで流し込む、適当に焼いた肉にたれをかけて食べるという雑な食生活だった。

「なら毎日作ってあげてもいいけれど」

「え?」

「……冗談よ。毎日なんて大変だもの」

「……そうか」




鈴音は現状のヒロインズの中でもかなり高い家事スキル持ちなのは強みですね。


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10 (鈴音)

今回はちょっと長いです。


 悠二は浴室においた椅子に腰かけ、足の間に鈴音を座らせたっぷりと母乳を搾っていた。ぶしゅっと桃色の乳首から噴出した濃厚な母乳は、桶の中へと溜まっている。今や充分な量が溜まっている。これをアナル開発に使うローションに代用しようと悠二は考えている。

「ん……っ、あ……ふぁ……っ」

「よし……。まぁ、これぐらいあれば十分だろう」

 悠二は愛する鈴音を優しく抱きしめることで搾乳の疲れを癒している。もっとも鈴音は搾乳には疲れよりも快感の方が強かった。友希那や燐子もそうだが、母乳を出す時は甘い快感を得るのだ。しかも鈴音の場合、乳首やクリトリスを噛まれることでその痛みによって大層な性的快感を得るのだ。搾乳の際の指の力は彼女の官能を刺激するのに充分である。

 悠二はいたわるような手つきで鈴音の乳頭をそっと指先で撫でた。搾乳されたばかりの鈴音はぴくりと身を竦ませて、思わずというように喘ぎ声を漏らした。

「んぅ……っ」

 鈴音の乳首からはねっとりした母乳が分泌されており、悠二の手をねっとりと濁している。悠二はそれをぺろりと嘗め取ると、悪戯っぽく笑ってみせる。

「鈴音の味……美味しいな」

「あぁ……もう、変態……どうか言わないで」

 顔を真っ赤にして恥じらう鈴音に、悠二は囁くように言う。

「さあ、肛門をほぐしたいから這いつくばって」

「わかったわ……」

 鈴音は四つん這いになり、尻を大きく突き出している。昂奮して息が荒くなっている。

 両手は真っ白な尻肉をぐっと割り開き、その窄まりと淫裂を露わにしている。鈴音のアナルは鳶色に色付きながらキュッと締まっていた。

「鈴音、お前の尻……可愛いな」

 悠二はじっくりねっとりと鈴音の排泄穴を見る。

「……! ひゃぁっ」

「ここを、いつも使っているのに色は濃くないんだね」

「い、いやぁ……言わないで……」

 毎日のように食べ、毎日のように排泄することを考えれば色素が沈殿せざるを得ないのだが、鈴音に言った通りその色は薄く綺麗な印象を持った。

 悠二は左手でむっちりとした尻肉を揉みしだく。

「ん……んんっ……」

 尻肉を揉まれた鈴音は切なげに声を漏らす。

そして顔をその窄まりに近づける。生々しい臭いを嗅ぎ取る。

「だけど、やっぱり臭うな」

 悠二は嗜虐的な笑みを浮かべる。

「あぁ……あぁあぁ……」

 鈴音はいやいやをするように首を振る。しかし、彼女は本心から嫌がるようではなく、むしろ悠二の肛門観察を聞いて昂奮しているようだった。彼女の秘所から愛液が垂れ流し始め、息がさらに荒くなる。

「ここは排泄に使う穴だし、臭いのは当然だ」

「ううぅぅ……」

 悠二は鈴音の柳腰を撫でながら言う。

「さて、ほぐさせてもらうよ」

「……やんっ」

 鈴音の鳶色の肛門に、鈴音の母乳ローションを垂らす。それからゆっくりと可愛らしく収縮する肛門の皺を押し伸ばしていった。

「はぁ……んん……んぁ……」

 鈴音の女としての魅力に満ち溢れる尻を揉みしだくたび、彼女から甘い嬌声が聞こえる。

 これからアナルを開発されることに興奮しているからか、鈴音の秘所からはますます愛液が溢れている。

「濡れ濡れだな」

 悠二は陰部から漏れた愛液を指ですくい取り、それをのまま肛門へ押し付けた。母乳と愛液が混ざって肛門に塗り込まれていく。そして指に母乳をたっぷり濡らして、ぬちゃっと肛門へ指を挿し込む。

「ぁ……んんっ、……ぬちゃって……うぅっ」

 母乳と愛液を潤滑剤として利用したからなのか大した抵抗もなく容易く第二関節まで悠二の指一本が飲み込まれた。

 入口の肛門括約筋はきゅっと閉じて締め付けてくるが、指の形を確かめる程度の生ぬるい締め付けだ。

「ひぃぅっ……ん、あぁ……はぁ……ぁ、はぁ……」

 片手で尻肉を揉みながら、肛門の内側を、指でグニグニと広げるように押し揉む。指の伝わる内側に弾力のある感触。

「ひぐぅぅぅぅっ!?」

 悠二が一度指を抜き取り、すぐさま今度は指を二本入れると鈴音が大きな声を上げた。

「あっ、やんっ……あぅ……っ」

 腹の奥で悠二の指が動いていることを認識しているのだろう。鈴音が柳腰をくねらせ、悶えはじめた。

「気持ちいいいか?」

「そんな……あひぃんっ!」

 悠二が二本の指を別々に動かした刺激に鈴音が悶絶する。

「それでどんな感じだ」

「ど、どんな感じって……、お尻のなかに生温かいものが入ってる異物感が凄いわ……」

 体外に排出する穴に逆にものを挿入されてるのだから当然な感想である。

「そうか。それじゃ異物感がなくなるよう開発しないとな」

 尻穴に入れた指を動かす。少し力では鈴音の肉圧によって動かないので、ある程度力を込めながら動かす。

「んぉっ、ふぅん! う、うごかさ……んぃ、あっ! お、お尻なか……んんっ!」

 腸壁に指を押し付けて、刺激を与える。

「鈴音、肛門に力を入れてくれ」

「え、ええ……」

 息を荒くしながら応じて、言われたように肛門へ力を入れる鈴音。うーんうーんと唸りながら尻穴を閉じたり、内部の腸壁を動かしたりしてヒクヒクとさせる。

「ひぐっ、んひぃっ、んほぉっ、んぐぅっ!」

「はは、凄いな。汁が垂れまくってるぞ」

 アナルに連動して秘所から大量の愛液が漏れている。

「あひぃんっ! んほぉ……ああぁぁ……」

「面白いくらいに締まる」

 鈴音の肛門を何度も何度も浅い抜き差しを繰り返し、指と肛肉をなじませるようにする。

「ひいいっ!? ああん、あっあっ、ああぁぁ……」

 ヌルヌルした熱い指で、ぬめりをなじませるように粘膜を抉りながら、前へ後ろへとピストンする。感じてきたのか、鈴音はプリプリとお尻を振っていた。

「ひっ、ひっ……はひいぃっ!」

「アナルを浅くほじられるだけで気持ちよくなってくるだなんて、鈴音、君は期待通りのどスケベだな!」

「そ、それは悠二さんの指だから……、ああんっ、んはぁっ、いひぃんっ!?」

「そうか。嬉しいこと言ってくれるね。……ご褒美をあげよう」

「え……? はひいいぃっ!?」

 悠二は片手でアナルを執拗にほじりながら、もう片方の手を鈴音の股間の付け根へ伸ばして、割れ目とクリトリスを同時に弄りだした。

「いひっ、はひぃっ、い、いやぁっ! ど、同時だなんて……っ! ひいぃっ、ひいいいっ!?」

「気持ちいいでしょう」

 細やかな指の動きでいやらしく肉溝と陰核、肛門の中を刺激する。

「あぁ、そんな……そんなあぁっ! ああん、いやぁん……」

「どんどん気持ちよくなろう」

 指の腹で腸の粘膜を抉り続ける。そしてクリトリスを執拗に指の腹でこねくり回す。

「はひいぃぃっ! ああぁ、ひぎぃっ! あっ、あっ、ひいぃんっ!」

「どんどん気持ちよくなってきただろ? この中ぐちょぐちょだもんな」

 秘所に指を入れるだけで愛液が溢れて出る。

「ひいぃっ! はひいいいぃっ!」

「喘いでばかりでいないで、何か言ってほしんだけどな」

「ひはあぁっ、わ……わたひいぃっ!? あんっ、うぅっ、ぅあああぁっ!」

 鈴音の悲鳴とも嬌声ともつかない声で悠二の嗜虐心がくすぐられる。

 アナルを刺激する悠二の二指は、ハサミのような動きで粘膜を抉りこませる。そんな動きで責め立てられてる鈴音はたまらない様子だ。

「らめ、もうらめえぇっ! もうっ、だめ……我慢できないぃっ! ひいいぃ! ひいいいいっ!」

 鈴音は恥も外聞もない声を上げ、髪を振り乱して訴える。

「だからイっていいよ。我慢なんてしなくていいんだよ」

「ああぁ、イッちゃう! わたひ、イッちゃうぅぅ! はひいぃっ! ああああああぁっ!」

 そして、とうとう鈴音は絶頂に達した。

「ひゃひいいぃんっ!!」

 黄色い液体を噴きながら嬌声を上げる。

「あれ、おしっこ漏らしたのか?」

「ああん、だ、だってぇ……。だってぇ……っ!」

「だってじゃない。高校生にもなってお漏らしするなんて恥ずかしい」

 マゾ属性を持つ鈴音の官能を刺激させるため、言葉責めとともにお仕置きとして思いっきり鈴音の尻を叩いた。

「いひぃぃぃぃぃぃっ!?」

 すると鈴音の身体がぶるりと震えて排尿の勢いが増した。

「んほぁ……んはぁ……んおぉ……お、おひっこ、止まらなひぃ……」

「よっぽど我慢していたんだね」

「あぁ……あうぅ……ひぃ……んぐぉ……」

 鈴音は失禁しながら恍惚とした表情を浮かべている。




鈴音の参戦でヒロインたちの変態レベルがインフレし始めている気がする……。友希那も燐子も頑張らなければ!


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11 (鈴音)

 鈴音は失禁しながら恍惚とした表情を浮かべている。その有様は色に狂う雌獣だった。

「んぁぁ……あひぃ……ふへぇ……」

「酷い顔をしているな」

 絶頂に到った鈴音の顔は下品なものだった。涙も鼻水も涎も垂れ流しながら白目を剥いている。悠二はそんな鈴音を愛おしげにその前髪を軽く撫でつける。

「いれて……ゆ、ゆうじさん……いれてぇ……」

「なにを?」

「おちんぽぉ……おまんこに挿入れてぇ……」

 鈴音は悠二の前に尻を突き出しながら懇願している。ふりふりと尻を振る。

「だめ」

 まるで小遣いをねだる子供を窘めるみたいに言う。

「そ、そんなぁ……」

 落胆の色を隠せない鈴音。慰めるように悠二は鈴音の尻を撫でる。

「そのかわり今日はアナルの開発をすると言っただろう。アナルで気持ちよくなれるよ」

「ほ、本当に?」

「そうだよ」

「あ、アナル……」

「友希那にも使ったこれを入れてあげよう」

「え? ひいいぃぃっ!?」

 振り返った鈴音は瞠目して悲鳴を上げた。以前、湊友希那のアナル開発に使った性玩具のひとつ。注入器のようなそれは、中身の液を鈴音のお尻の中に強引に注入し始める。

「や、いやぁ……っ! 入ってくる……入ってきちゃうぅ!」

「これで中を綺麗に洗いつつ、肛門を傷つけないためだから我慢してくれ」

「あぁああ! そんな……、んひぃっっ!?」

 混乱する鈴音のお尻の中へ冷たい液を注ぎ込む。

「んひぃっ! おおぅ……んおぉ……ひうぅ……」

「よしよし、全部入ったね」

「ぜ、全部……?」

「そして、これからが本番だ」

 鈴音のお尻の穴から性玩具の注入口を抜き出す。そして、中身が零れる前に悠二は自身の肉幹を突き入れる。

「んひゃいいぃぃぃっ!?」

「ははっ、奥までヌルヌルだな!」

 アナルの窄まりは肉幹により広がり、にゅるにゅると腹の奥へと沈みこむ。

「凄く締まるな……」

「んぐぉ……あぐぅ……んあぁ……」

 鈴音は夢見心地のような表情で喘いでいる。悠二は気分よく感嘆のあまり吐息を零す。

「鈴音、君のアナルはいい塩梅だ」

「ふひぃ……ひぎゅっ!」

「痛い?」

「い、痛くはないけれど……お、お腹がおかしくてぇ……」

「まあ、あれだけ入れたからね。痛くないならもうちょっと頑張れるよね?」

「へ? ゆうじさん……?」

 悠二は一気に根元まで肉幹を挿入した。

「んほぉぉぉぉぉっ!?」

 獣のように鈴音が絶叫した。悠二は密着した股間を鈴音のお尻にグリグリと擦りつける。そして肉幹を鈴音のなかでぐるぐると回す。

「あはっ、ひいいぃっ!?」

 嬌声とも悲鳴とも判別し難い鈴音の声を聴きつつ、悠二は肉幹を動かした。

「きゃあああっ! あ、アナルで……んひぃぃぃっ!」

 悠二の股間と鈴音のお尻がぶつかって、汗ばんだ肉のぶつかる音が浴室に響く。

「ああんっ! ひぃぃっ! あっあああぁっ!」

 狂ったように頭を振り乱す鈴音の顔が鏡に映り、悠二の目にも確認できた。顔面から出せる汁を出しつつ、笑う鈴音は性の快楽に理性を蒸発させている。

「ひぃぃっ! で、出ちゃうっ! こんなに激しくされたら……お尻から出ちゃうぅぅっ!」

「何が出るんだい?」

「ひぃぃっ! あひぃぃぃっ!?」

 鈴音はアナルを窄める。排泄物が漏れないように頑張って抗っている。悠二は肉幹を締め付けられ、体内をぬちょぬちょと抉る。

「んひぃっ!? やめれぇっ! それしないでぇっ! 出ちゃう出ちゃう出ちゃうっ!」

「何が出るんだい? 答えないならコレを抜くよ?」

「い、いやっ! おちんぽ抜かれたら出ちゃうのぉ!」

「答えないなら抜くよ」

「ひっ、抜いちゃいやぁぁぁぁっ! うんちとかいろいろ、でちゃうのぉっ!」

 鈴音の下品な告白に獣欲を昂らせた悠二の腰振りはより力強く、早くなる。鈴音は内部の繊細な箇所をより一層激しく刺激される。

「もうそろそろ出したいな」

「あああっ! は、激しいっ! 激しいぃっ! 激しひぃぃんっ! あああっ! ぅあああっ!―――ひいいっ!?」

 射精する前に、悠二はクリトリスへ手を伸ばした。

「ああっ! そんな、き、気持ちいいっ! んあああぁぁんっ!」

 悠二は踏ん張る。射精するために一思いに腰を鈴音へ打ち込んだ。

「あひゃぁぁぁぁぁっ!!」

 悠二はクリトリスを揉み扱きながら射精した。鈴音のお尻の奥深くに、精液が注入されていく。

「あはっ……ふひぃっ……あはあぁぁぁっ……」

 狂おしいまでに深いアクメの余韻に鈴音は浸っており、お尻を突きだした、はしたない体勢のままその象牙細工のような肢体をビクン、ビクンと身体を震わせながら、うっとりと微笑み情欲の海に溺れていた。

「あひええぇ……」

 鈴音の頭を優しく撫でたあと、肉幹をアナルから抜くとその穴から精液が零れ出る。鈴音の初めてのアナルセックスは上手くいったようだ。この成功体験と快楽が癖になれば鈴音はアナルセックスのために喜んで尻を差し出すこととなるだろう。



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12 (鈴音) ★

 悠二は脱衣所に置いてあるスマホを持ち出して、『ラブ・ハンター』を起動させる。想定通り、鈴音の好感度はレベル100となってる。悠二は完全服従に設定を変更した。

 設定の変更を終えると、鈴音のお腹が鳴った。腹痛を感じたのだ。

「……きゃっ!? あ、ああ、いや……っ!」

 鈴音はすぐに起き上がり、浴室を出ようとするのを悠二は彼女の腕を掴んでそれを阻む。

「どこ行くんだい?」

 答えの分かっている質問を悠二はした。

「あ……あ、あのっ……トイレ、に……っ! も、漏れちゃうの……っ!」

 鈴音は切実な表情で、その場でせわしなく交互に足を踏みしめる。

「うんこ?」

「違うわっ! 我慢できない! 漏れちゃう……っ!」

「ここでしていいよ」

「へ?」

 悠二は鈴音の柳腰を撫でながら言う。

「鈴音が出しているところを見たいな~」

「……変態」

 鈴音は涙目で悠二を見てそう言うと、悠二の方に尻を見せるように屈み込んだ。すると尻にから液体を流出させはじめた。排泄する快感、悠二に見られているという羞恥が鈴音の官能を刺激されていた。

「んふごふおおおおおおおおおっ!! ふごっ! 出ひゃぁあああああっ!!」

 気が遠くなるほどの排泄の悦びに、鈴音は叫ぶ。

「おおっ、結構入っていたんだな」

 生々しい臭いを発しながら排泄する美女を見物するという得難い経験を悠二はした。

「……あまり虐めないで……」

 鈴音は涙を浮かべて、悠二の胸に寄りかかる。

「ごめんごめん。それでアナルセックスは気持ちよかった?」

「あっ……」

 悠二は鈴音をぎゅっと抱きしめ、耳元で囁く。

「言わないと今日はこれで終わりにしちゃうぞ?」

「いや……っ。終わりにしないで……っ!」

「なら教えてくれよ」

「……気持ちよかったわ。だからもっと……気持ちよくして?」

「わかったよ」

 日曜日は夕方まで鈴音のアナルを調教し続けた。悠二の前で排泄することに羞恥心を抱いていた鈴音だったが、アナルセックスに耽溺した彼女は羞恥心を捨てたようで、悠二の前で排泄することに躊躇いがなくなった。

 浴室の床で仰向けになっている肉欲の雌獣を悠二は見下ろす。精液と尿と排泄物を垂らしながら恍惚の表情を浮かべている。

「んふぅ……ふひぃ……んほおぉ……」

「こんなでも、美人は可愛いな」

 超短期間でこんな淫乱な色狂いになるとは悠二も慮外のことであった。鈴音だけではなく友希那や燐子もそうだが、清廉な処女たちが自分の手によって性に狂いまたそれを愉しむような淫乱さを持ち始めるのは、彼にとっても何とも言い難い愉悦を覚え始めていた。

「淫乱な鈴音も大好きだよ」

 大好き、と言われて鈴音は眼をとろんとさせてしまりのない笑顔を浮かべている。

「今日はまだここ使ってなかったよな」

「……んぁ……?」

 悠二は指で鈴音の女陰をなぞる。

「んへぇっ!?」

「今日の締めはここでしようか」

 意識が朦朧としている鈴音の両脚を持ち上げ広げると、悠二は肉幹を陰部へ挿入した。

「んぎゅんほおおぉぉぉぉぉっ!?」

 獣のような嬌声を上げる鈴音。

「ゆ、悠二さん……?」

 肉幹を膣の最奥部まで深々と挿入されたことにより、鈴音の意識が覚醒する。ようやく、普段の凛然とした鈴音の表情を取り戻せた。

「アナルセックス、楽しかったよ。感じている鈴音はエロくて可愛くて最高だった」

 悠二は鈴音と繋がったまま、彼女を褒めちぎる。彼女の顔を両手で包み額を当てて擦りつける。

「そ、そう。よかったわ……」

 褒められて満足そうな鈴音。自分が悠二を昂奮させて悦ばせることができた、その事実を彼女は喜んでいた。好感度をMaxまで上げたことで、元来の性質もあって鈴音は悠二に奉仕することが大好きになっていた。これらかも快楽に溺れ、悠二のためにどんどん墜ちてくれることだろう。

「これからも頑張るから、私は悠二さんの性奴隷として、ぁぁ……いつでも、どこでも、性欲の捌け口に使ってもらいたいと思ってます……」

「……」

 モンスターを手に入れたと思っていたら性奴隷を手に入れていたようだ。

 鈴音は悠二の思っていた以上に堕ちていたようだった。




堀北鈴音編はあと一話で終了となります。
この章ではヒロインの好感度による態度の変化をわかりやすいように書いてみましたが、うまく伝わってくれると幸いです。
……好感度の変化よりも変態に進化する過程のほうがインパクトは大きいかもしれませんね。
あとは幕間を挟んで次の章に進めたいと思います。


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13 (鈴音)

堀北鈴音編最終話!


 翌週の金曜日にも鈴音は“夜這い”しに入った悠二の家に泊まった。夜這い御免状の効果で無断外泊であろうと咎められることはない。寮暮らしの鈴音にとってはありがたいアイテムだった。

 悠二よりも早く起きた鈴音は、隣で寝ている悠二の朝勃ちしている肉幹をしゃぶり精液を啜り、悠二と鈴音の体液にまみれて汚れた身体を洗い流すためにシャワーを浴びていた。

「ああ……」

 鈴音は自分の首筋を触る。鏡に映るその箇所はキスマークがある。よく見れば鈴音の身体のいたるところにキスマークがある。全て悠二がつけたものである。これは彼が自分を己の所有物であると示すために刻印を刻んだようで、そう思えば鈴音は幸福感に浸る。

「いたっ……」

 背中には悠二がセックスに夢中になり思わず爪を立ててしまいつけられた軽い引っ搔き傷があった。傷に湯が染みるがその痛みすらも悠二が自分とのセックスに夢中になってくれた証左である傷は愛おしく、痛みは幸福感となって心が満たされていく。

「悠二さんの他の女性たちも、きっと幸せなのでしょうね」

 鈴音は悠二には自分以外にも女がいることを彼本人から教えられている。

 最初は戸惑ったものの、桜庭悠二のような人物なら自分以外にも女を何人も抱え込むことはおかしくはないと納得してしまった。「みんな仲良く」と言い含められてしまえば自分以外にも女がいることへの怒りなども霧散する。

「私以外の女がどうなろうと、どうでもいいわ」

 そう。どうでもいいのだ。悠二は自分とのセックスに夢中になる、彼は堀北鈴音を見てくれる。それこそが肝要なのだ。その事実が彼女に幸福感をもたらす。

 悠二が相手ならば先日のような、人間的尊厳を損なう変態的なプレイも喜んで行える。

 鈴音は視線を落とす。

 膣から精液が零れていた。

「ああ……勿体無い……」

 鈴音は白磁のような肌に伝って落ちる精液を掬い取り、嘗め取った。

 不思議なもので決して美味ではないはすのそれによって、口中には甘露のような甘さを感じ、脳が芯から痺れる思いだ。

「ふふ、きっと今の私がやっていることを知られたら勘当されるでしょうね」

 堀北鈴音は厳格な家庭で育ってきた。両親も兄も厳しく接してきた。そのことに不満はない。両親は教育のためならば金も時間も惜しまなかったし、兄も鈴音が憧れるにたる人物である。今の性に溺れた在り様には両親も兄も失望することだろう。

「ふふ、それもどうでもいいわね……悠二さんがいれば、どうでもいい」

 桜庭悠二と出会ってまだ一ヶ月とも経っていないけれど、彼は鈴音の中で誰よりも大きな存在へ昇華されていた。

 兄に認められるより、兄に褒められるより、悠二のもとにいることで幸福感が満ちていく。彼に抱かれると、無上の幸せを感じれる。

 かつてあった兄への執着はもはや鈴音にはない、家族愛こそあるもののそれだけだ。兄にはさほど感心こそないが、両親への感謝の念は増すばかりだ。なにさ、自分を生んでくれたからこそ、悠二と出会えたのだ。悠二を魅了させる肉体を持って生んでくれたことには感謝してもしきれない恩を感じていた。

「悠二さんが起きる前に朝食の準備をしないと」

 今日は土曜日。明日も休日なので丸一日、悠二と性に溺れる時間を送れる。勉強のための一式も持ち込んでいるため、勉強だって帰らずに悠二の家で行える。

「ふふ……今日もアナルを弄ってもらえるかしら?」



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幕間の物語:燐子と鈴音
01


3P描写がとても難しい……


 堀北鈴音は今日も放課後は悠二の家へ向かっていた。最近では勉強するための一式も持ち込んで向かうことも多く、翌日、悠二に学校まで送ってもらうことができる日はそのまま泊まることも増えていた。

 そして今日は本来であれば悠二に呼ばれていない日。しかし鈴音は身のうちに生じた情欲の炎に焦がれ、愛しい男に焦がれ、たまらずここに来たのだ。

インターフォンを押して来訪を知らせると、悠二は驚いたようだったけれど入ることを許してくれた。

しかし、開錠され扉が開けられたとき、今度は鈴音が驚く番であった。

「ふふふっ。ようこそ……」

それは想像もしていなかった出来事で鈴音は瞠目する。

ドアを開けたのは、バニーガール姿で黒髪ロングの美女だった。

「さあ……あの人が待ってますよ……」

案内をするバニーガールの美女の後を鈴音はついていく。戸惑ったものの、バニーガールは話に聞く悠二の女なのだろう。悠二が手元に置きたがるのも当然だな、と鈴音も納得せざる得ない美貌だ。

「安心して……大丈夫……ですよ。男の人は悠二さんだけ……ですから……」

 バニーガールの美女が嫣然と微笑み、首に巻いている黒い首輪を指先でなぞった。それは彼女なりの服従の証なのだろうか?バニーガールの美女は服従していることを象徴するそれ器物に触れ、瞳に昏い光が宿り、白磁のような頬を赤らめる。

 鈴音は服従することを幸福に思うことを、昏い悦びを求める思いを強く共感した。

「やあ、いらっしゃい」

「こんにちは。……ごめんなさい、今日は私、呼ばれていないのに来てしまって」

「いや、いいよ。俺には君を阻む扉を持ってはいないよ。気にしないでくれ」

 悠二の許しを得ると鈴音は安堵する。悠二は自分の傍らにいる燐子を鈴音に紹介する。

「白金燐子、です……よろしく、お願いします」

「堀北鈴音です」

 燐子は相変わらず人見知りで鈴音と目を合わすことはできていない。

「あの、白金さん。その格好は?」

「こ、これは、悠二さんが見てみたいと以前仰っていたので……作ってみたんです」

「作った?そのバニーガールをあなたが?」

「燐子は手先が器用でね。彼女が参加しているバンドの衣装も自作しているそうだ」

 悠二が燐子の代わりに鈴音に説明する、鈴音は感心したように頷く。こうして手作りで衣装を作って悠二の歓心を得る方法もあるかと思ったのだ。

「今日は二人同時に俺の相手をしてくれないか?」

「はい……がんばります」

「さ、3Pというものね。わかったわ」

 二人の了承を得て、悠二は鈴音の制服を脱がしにかかる。

「あ、自分で脱ぐわ」

「いいから、いいから」

 悠二が鈴音の言葉を無視して脱がしていく。

「ああん」

 そして悠二の服は燐子と鈴音によって脱がされた。

 全裸になった悠二は二人を見る。魅惑のバニーガール姿の燐子。下着姿の鈴音。下着は白を基調とした薄いピンクの繊細な模様が入った大人びた上品そうなものだ。鈴音には大変良く似合っている。

 自分を好色の目で見る悠二に満足する燐子と鈴音は嫣然と笑っていた。



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02

 悠二は二人の美女を眺めた。バニーガール姿と下着姿でいずれも蠱惑的だ。

 二人の身長はほとんど同じくらいだがスタイルは異なる。燐子は肉感的な肢体で胸も豊満だ。鈴音は健康的で引き締まった肢体。

 鈴音は燐子の乳房を見て微かに悔しそうに顔を歪めた。負けた、と思ったのかもしれない。鈴音も胸はそれなりにある。たしかDカップだと言っていた気がする。彼女は悠二が燐子の大きな胸を好んでいると思い、燐子が自分よりも悠二を愉しませることができると思って劣等感を抱いたようだ。

「それじゃあフェラしてもらおうか」

 悠二の発言を受けて鈴音が先に咥えた。つい最近まで処女だったこともあり不慣れな感じではあるが、がんばって悠二を感じさせようとしている様が大変健気で可愛らしい。

「次は燐子だ」

 燐子は実に手慣れたように悠二の感じるポイントを刺激している。自然な感じで肉幹を掴み裏筋から先端までを嘗め上げる。嘗めながらも肉幹の臭いを嗅ごうとしているのか鼻がぴくぴくしている。

「んれろ……れるっ……んじゅる……」

「おおぅ……」

 悠二は思わず声を上げる。

 数週間前まで処女だったとは思えないテクニックだ。悠二が仕込んだ教育を彼女がしっかり守っているのを実感する。

 唇は隙間なく肉幹を咥えて、締め付けも良い塩梅でヌルヌルとこすっている。舌の動きはねっとりとしていて、肉幹に絡みついている。

「はむうっ……むふうん……」

 濃厚なフェラをしている燐子のフェラ顔が美しい。いやらしく、時折鼻のしたを伸ばしたひょっとこ顔になるのも愛嬌があって良い。

 可愛らしいと思った悠二は燐子の黒髪を犬の毛並みを梳かすように撫でる。撫でられた燐子は幸福感に満ちて目をうっとりと細める。

「今度は二人で一緒にしてくれ」

 悠二ならずも男なら誰でも夢見るプレイだ。友希那と燐子は何度か堪能したが、燐子と鈴音では初めてのプレイ。これはフェラをしてもらう女性の組み合わせによって楽しみ方が増えるのが素晴らしい。

 燐子と鈴音が悠二の股座で顔を寄せ合い、一本の肉幹に舌を這わせていた。顔を淫蕩させてねちねちと味わい舐める姿は、淫猥で悠二の心を躍らせる。

「れへ、ん、ぁっ、んふう……れろぉぉ、んぢゅ……」

「んじゅっ……じゅるぅ……」

 花弁のごとき二枚の舌に絡まれている悠二の逸物は勇壮に屹立しており、その逞しさにうっとりする美少女二人がねっとりと嘗め、肉幹を味わっている。

 燐子が先端を咥えると、次に鈴音が咥える。そうすると燐子は肉袋を嘗め上げ、玉を嘗めてはむはむと咥える。悠二の陰毛に顔を埋めた燐子はその臭いを嗅いで恍惚となる。

 情欲を充分に刺激された悠二はダブルフェラで射精せず、いずれかの中に出したくなる。

 鈴音をベッドに寝かせて、ゆっくり挿入していく。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 愛撫もまだほとんどしていないのにすでに濡れている。白いショーツには愛液で濡れて大きなしみができている。

 悠二は既に鈴音の感じるポイントは熟知している。肉幹で的確に攻める。下から突き上げて子宮の上部側の肉壁を擦る。

「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

「鈴音はこういうのが好きだよね」

「す、好きぃ! 大好き!そこ、弱いのぉぉっ、んひぃっ!」

「素直でよろしい」

 燐子に見られているのが良い刺激になるのだろう、いつになく反応が大きい。

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……!」

 鈴音は悠二の肉幹にピッタリとフィットする胎内になっている。それに加えて生来持っている名器、悠二の教育によって身につけた性技によって、彼女は願い通りに悠二に極上の快楽を提供していた。



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03

「燐子も混ざりなさい」

 悠二に命じられた燐子は鈴音の胸に手を伸ばしてきた。

「ああっ、だ、ダメよ」

「ごめんなさい……でも、悠二さんの命令に逆らいたくないんです……あむっ……」

 そう言うと燐子は鈴音の乳首を咥えた。

「んああっ……ふわあんっ……!!」

 悠二も反対側の乳首を咥える。

「ひぅっ!ああっ、ああぁぁんっ」

 鈴音が感じていっそうに激しく悶える。悠二もその動きに合わせて肉幹で鈴音の胎内を突く。

 体勢は悠二には優しくないが、お構いなく腰振りを激しくして鈴音を追いこむ。

「あっ、あっ、ダメっ、い、い、いっ、ちゃ……んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

「フフ……もっと気持ちよくなっていいんですよ」

 燐子が鈴音の陰核へ手を伸ばす。

「あああああっ……もぅ……きますっ……んあああああっ!!」

 鈴音は法悦にわななき、果てた。悠二も鈴音の中に射精した。

 脱力した鈴音から肉幹を抜いた悠二はそれを鈴音の口元へ運びお掃除フェラをさせる。

 フェラをされながら、隣の燐子を見る。彼女の柳腰を撫でる。

「その格好だと入れにくいね」

 何が、とは言わない。

 そして燐子にも通じたようである。

「それは私も考えました……だから」

 仰向けに寝ている鈴音に覆い被さるように燐子は四つん這いになって、悠二に尻を向けて差し出すように掲げる。

燐子は四つん這いになったことで、彼女の美巨乳がぶるんと重力に従って垂れて揺れる。既に燐子の乳首は固く凝りしこっており鈴音のおっぱいとぶつかり、擦れるたびに、甘美な性感を得ているようだった。母乳が沁み出して、バニーガールの衣装を濡らしている。

「甘い匂いがするな……やっぱり。お前の母乳は、香りがいいからな」

「いや……っ、言わないで……」

 恥ずかしそうに燐子は首をふる。ずいっと尻を悠二に差し出す。

「触って確認してみてください」

 悠二は燐子のすすめに従い、彼女の股間へ手を伸ばす。するとツルツルとした触り心地の中に、何やら硬い感触がある。

「これは……ジッパーかな?」

「はい……んっ……これで、すぐに用が足せますし……、悠二さんにも便利にお使い頂けるかと……」

 燐子が衣装を作った時に付けたのだと言う。うまく誤魔化されていてパッと見ではわからない。

 ジッパーはお尻のほうまで開き、秘部だけでなく肛門まで露わになる。

「おお……」

 色素沈殿がほとんどない、ぷにぷにの薄桃色な窄まりである。

「んっ……あっ……」

 窄まりを開発したくなるが、思い直して今日は秘部へ挿入することとする。既に濡れているが、さらにほぐすために秘部をまさぐる。

 ヒクヒクする窄まりが気になった悠二は、綺麗なそこをペロペロと嘗め始める。

「ひゃっ、あっ、ああっ、あああんっ!」

 主たる男に手で秘所をまさぐられつつ、窄まりを嘗められた燐子は悩乱する。性的快感がより昂り、母乳がますます沁み出している。バニーガール衣装はすでに燐子の汗と母乳で生々しい臭いを漂いはじめている。

 燐子へ肉幹を挿入しようと膣口に先端を押し当てる。そこは全く色素の沈着がなく綺麗な濃いピンク色の襞がたっぷりの愛液でまみれている。悠二が触れた途端、さらに愛液が溢れる。

 何の抵抗もなくスルスルと奥にまで進む。

「はぁっ……はいって、きた……」

「わっ、あぁ……」

 敏感な部分を刺激された燐子は小さく仰け反って呻き、それをボーッとした態度で見上げていた鈴音が感嘆する。

 燐子の中の襞の一枚一枚が別々の意志を持って動いているかのように、様々な刺激を与えてくる。

「ああ、気持ちいいな」

 悠二はうっとりと溜め息をつく。燐子も鈴音ほどではないが襞の数が多いようなのだ。それがモンスター強化によってより悠二に合うようになっているので、その名器はより絶品なものとなっている。

「いつ出しても良いですからね……?」

 健気ないい娘だ、そう思い悠二は燐子の尻を撫でる。

 鞭のように腰をしならせて性交に耽る。

「あああああっ……もぅ……きますっ……んあああああっ!!」

 悠二が射精すると同時に燐子も絶頂に到る。甘美な電撃に神経を侵され、小さな痙攣を起こしていた。その間にも燐子の中では襞がウネウネとまるで触手の様に悠二の肉幹に絡んできて、彼は快感が鎮まることがない。

 結局そのまま燐子とはセックスを続行して三回も射精した。次第に意識がはっきりしてきた鈴音は、ああ……そんな……、と呟きながらも眼前で交わる悠二と燐子を見て、私にもして!ちょうだい!とせがんでいた。

 

 性交のあとは三人でシャワーを浴びた。悠二は燐子と鈴音には身体を使って自身の身体を洗ってもらった。ちょうど友希那にやってもらったようにだ。

 風呂上がり、悠二は裸の美女に挟まれてくつろいでいた。悠二が頭を撫でれば幸せそうにして彼の胸に頭を預けている。そんな時、鈴音が燐子に訊ねていた。

「白金さん、フェラに何かコツはありますか?」

「そうですね……色々なやり方があると思います。例えばお掃除フェラならいつもより優しくするように。……早く勃ってもらいたい時、長く楽しんで欲しい時とか。……よければ今度お教えしましょうか?」

「ええ、よろしくお願いします」

 鈴音は燐子のテクニックに興味を持ったようである。燐子にはライバル意識を持ちつつも、学ぶためなら素直に教えを乞う鈴音には、悠二のものになる前にはあった頑なさがなくなっていた。

 真面目な鈴音がセックスを勉強と同じくらいに真面目に学んだらより性技に磨きがかかり凄絶を帯びることだろう。そう思うと悠二は先が楽しみだった。

(鈴音の教育もひと段落がついた。そろそろ、また狩りたいな)

 そんなことを思い、また明日から新たな美女を求めて狩りを再開しようと悠二は考えていた。



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川神舞編
01 (エロなし)


遅れて申し訳ございません。新章開始です!


 土曜日、桜庭悠二は目ぼしいモンスターを探すため都内を散策に出ていた。

 前日の金曜日、午後から在宅勤務をしていた悠二は友希那たちと交わり、燐子をレベル20にアップさせた。友希那はレベル24、鈴音はレベル18となっている。モンスターたちはレベル10以降レベルアップしても矢は貰えなかった。悠二のレベルは29。30になればどう何を得られるのか、悠二は楽しみだった。

 設定は71以上。SR狙いだ。

 悠二が巡る場所は新宿、池袋、渋谷といった一〇代から二〇代の女性が多く集まりそうな場所だ。

 反応はそれなりにあり、確認はするもののこれはと思うモンスターでなかったので捕獲はしなかった。

 マークが少しずつ発見できる。レア度はスーパーレアばかり。ウルトラレアは見つからない。スーパーレアでも構わないが出来ればより心が躍るモンスターがいい。

 二時間近く歩き回り、獲物が見つけられない。引き上げて前々からハーレムに組み込むことを願っていた宇田川巴、今井リサなど友希那や燐子のバンドメンバーや知り合いを捕獲しようかと思案し始めていたときだ。

 ついにウルトラレアを見つけた。学生服を着ている。ブロンドの長髪はサイドテールにしてあり揺らしている。大きな尻だがスカートから覗く脚はすらっとしている。後ろから見る限り、ウルトラレアに相応しい美人であろう期待感が高まる。

 なんとか顔が見たいと思い、彼女の横を通り過ぎてから世界的に有名なモンスター蒐集ゲームアプリをやっているようなふりをして、彼女の顔を確認する。

 おっ、と思わず声が出そうなところギリギリ我慢できた。グラビアアイドルになれそうな逸材である。くっきりと見栄えのする華麗な顔立ち。両目の下の泣きぼくろ。そしてはち切れんばかりの爆乳が印象的である。

 巨乳美女はすでに燐子を持っているが眼前の彼女はもしかしたら燐子に負けず劣らず大きいおっぱいを持っているようだ。

 これは是が非でも手に入れねばならない、悠二はそう決意した。例え手持ちの矢が尽きても手に入れねば後悔するだろう。

 一回目は失敗する。だがまだ慌てるときではない。クールタイムが終わるまで彼女についていく。

 彼女は信号待ちのために立ち止まる。そこをすかさずに愛の矢を放つ。

 

『捕獲しました』

 

 よし! 悠二は内心ガッツポーズを作る。さっそく情報の確認をする。

 

レア度:UR 点数:88

氏名:川神舞

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:露出に興味あり

好感度:普通(47)

身長:168cm

体重:60kg

3サイズ:B95/W62/H93

バストカップ:G

 

 三人目のウルトラレアだ。さっそく召喚しようと思ったがふと思いとどまる。それは彼女の来歴のデータを読んだからだ。

「なんだこれ……?」

 思わず声に出てしまった。舞はホセア学院高等部二年。『ファントム』と呼ばれる幽霊や妖怪たちに対抗できる特殊な力を持つ能力者であるのだと書いていた。父親に習った中華拳法に『五行の氣』を纏わせた近接戦闘が得意らしい。

「なんだか漫画の設定を読んでいるような気分だ」

 困惑して黒髪を掻きながら悠二は呟く。『ラブ・ハンター』で得た情報を読んでいるだけで、それがどういう意味であるかを悠二が解っているわけではない。

幽霊や妖怪がいるだなんて夢想だにしていなかった。

超能力者だか魔法使いだが、奇妙な人物を捕獲するということも想定外だ。

「しかし、ラブ・ハンターみたいなとんでもないものもこの世にはあるしな……」

 困惑しつつ、悠二は舞の情報を読み続ける。

 関東にあるホセア学院には脳機能エラー対策室というファントム対策のグループがあり、舞はそこに所属しているのだ。

「……えぇ」

 悠二は大いに困惑していた。

「このアプリの情報は今のところ間違いはなかったし……やっぱりこれも本当なんだろうな」

 あの華麗な容姿の美女が胡乱な仕事をしているとは意外過ぎた。

さて、どうしたものか。悠二は途方に暮れていた。




川神舞
第四のヒロイン。『無彩限のファントムワールド』のヒロインの一人。

舞や彼女に関連する設定は原作から変更されています。色々な設定がちゃんぽんするクロスですからご容赦ください。


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02 (エロなし)

「え? 秘密結社みたいな組織に所属しているゴーストバスターを捕まえた? それはまた珍しい娘を捕まえましたね」

「あっさりと信じるんですか」

 困った挙句、悠二はギブスンへ連絡して相談してみた。電話の向こうでギブスンが驚いたような声挙げて、すぐに笑いながらそう言った。

「どうやらこの世には不思議なものがあるようですよ。うちのメンバーには女吸血鬼がいますよ」

「……それ大丈夫なんですか?」

 悠二の脳裡にはジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュの『カーミラ』や小野不由美の『屍鬼』が浮かぶ。

「血は必要なようですが、一度に吸血する量は致死量じゃないし大丈夫ですよ」

「血を吸われたら吸血鬼になるなんてことは……」

「ありませんね。食事の吸血と仲間を増やすための吸血は違うそうです」

「そうなんだ……」

 悠二は『ラブ・ハンター』という尋常ならざる力を使っているものの、それでも吸血鬼という存在に現実感を持てない。

「その吸血鬼もファントムの一種なのでしょうか?」

「どうなんでしょうね……彼女がファントムと称したことはありませんでしたし、ディックさんが捕まえた娘みたいな専門家でないと判断できないんじゃありませんか?私みたいな素人じゃ、わかりませんね」

「それもそうですね」

「そうなんです。まあ、ディックさん。そんなわけだからゴーストバスターだろうが魔法使いだろうが、気にせず調教すればいいと思いますよ」

 ギブスンとの会話はそれで終わる。椿事に戸惑ったものの、やることはいつも通りで構わないのだと悠二は腹を括った。

 腹を括った悠二は舞を召喚して、さっそく調教を開始しようと考えた。しかし、そこでふと思いとどまる。

 ラブ・ハンターの支配力がどのくらいなものであるか、悠二は確かめてみたくなった。現在の舞の好感度でどのくらい支配力が及ぶのであろうか。現在、悠二が所有する友希那、燐子、鈴音は悠二が命令すればよろこんで色々なことをするだろう。だからこそ、舞を相手に命令の強制力を試してみたくなったのだ。

 何か命令をしようかと悠二は考える。他愛のないものではなく、普通ならば聞き入れることができないような命令だ。

 

 ◇◆◇

 

「……なんで、こんなことに……」

 舞は羞恥に顔を赤らめ、俯いている。そこは秋葉原にあるメイド喫茶。そのイベント会場である。そこの余興の一環であるリンボーダンス大会に、これから舞は参加するのである。

 ただし、彼女はその学生服の下には下着をつけていない。ノーパンノーブラでリンボーダンスをこれから行うのだ。

「こんにちは。私はディックです」

 彼女のスマホにかかってきたその声によって、舞の世界は一遍した。彼女は魂を見えない手で掴まれたような気分になる。

 そのディックと名乗る男の指示で、リンボーダンスをノーパンノーブラで行うことを命じられたのだ。電話越しに命令を訊いたことで、舞は本人の意志に反して身体はこの店に向かっていたのだ。下着は駅のゴミ箱に捨ててしまっていた。

「……こんな、こと……いや」

 俯き、呟く舞。息が荒くなる。そんな舞の様子には気づかず、司会役のメイドが進行する。

「それでは次の方はエントリーナンバー四番の川神舞さんです!」

 舞が類まれな美女ということで盛り上がる。このイベントでは舞以外は盛り上げ役として参加してお店側のメイド二人が参加しているが、美貌ならば舞に及ぶものではなかった。

 舞を見守る観客の中にはディックこと桜庭悠二もいる。しかし、舞は自分の主である悠二の顔を知らない。

 楽しみだな、悠二は好奇心と嗜虐心で内心ほくそ笑んでいた。




※イベントの参加者について変更しました。


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03 (舞)

「それではますはバーの高さは一二〇センチからさせていただきます!」

 司会役のメイドがそう宣言する。参加者は六人。男が三人。女が三人。

 次々と参加者が挑戦する。一二〇センチの高さはみんな楽々とこなしていくが、小太りの中年男性が真っ先にリタイアした。

「それでは次の方はエントリーナンバー四番の川神舞さんです!」

 いよいよ舞の出番。メイドたちが演奏する。

「……っん、ふ……」

 膝上二〇cmぐらいの短い丈のスカートで、さらに今はノーパンなので特に気になるようだ。恥じらいつつも、上半身を優雅に後ろへ大きくそらす。金髪のポニーテールがリズミカルに揺れている。

「ふ……、んん……っ」

水平に渡されたバーを触れないようにしながらくぐりぬけた。

 残念、まだまだそらした体勢が浅いのでスカートの中は見えなかった。

 舞は中国拳法を学んでいることもあった体幹はしっかりしている。この高さではまだ余裕がある。舞も安堵していた。

 舞にはこのイベントで優勝しなさいと命じてあるので、リタイアしてはいけないと彼女は思っている。だから舞もリンボーダンスには真剣に取り組んでいる。

「次はバーの高さが一〇〇センチになります!」

 続いても舞はまだ余裕があるようだ。上半身を後ろへ大きくそらす。

「んくっ……んん……」

 舞はさりげなく、右手でスカートを抑えようとしている。悠二は内心舌打ちをする。どうせならば彼女にはスカートを抑えないように言い含めればよかった。

「おお! お見事です!」

 やり遂げた舞を拍手する司会役のメイド。観客も一緒に拍手する。

「うう……」

 舞は賞賛されていても彼女はノーパンであることを気にしていて賞賛に応じる余裕などない。観客からの視線が自分の股間に集中しているように感じて舞は、そこが熱くなり、ジクジクとむず痒くなってきて、腿をモジモジとすり合わせてしまう。

(な、なに……これは……?)

 ノーパンなことがバレる焦りか? 舞は自分の感情が分からなかった。

 次は九〇cm。これも舞はくぐり抜けたが、スカートを抑える余裕がなくなった。

 上半身を深くそらせるほどに舞の両脚は徐々に左右に開かれていった。だが、柔軟な股関節を持つ彼女には苦痛はないが……

「ああ……っ!」

 舞の顔はますます赤くなる。黒紫の瞳はうるむ。丈の短いスカートが激しく翻る。

 薄い筋肉の張り詰めた美脚を外へ大きく開き、尖ったかのようなロケットおっぱいもノーブラなために後ろに流れている。金髪のポニーテールがリズミカルに揺れている。

 観客のなかで舞がノーブラであることに気づく者は何人いるか。

(見られちゃう……。いや……、いや……)

 ノーパンであることが観客にバレるのではないかと不安と焦り、観客の視線によって舞は内心に沸き立つものを感じた。

 バーの高さはいよいよ厳しいものがあったが、幸いにも舞の爆乳もノーブラなため身体を大きくそらしたおかげで後ろに流れたおかげでバーをすり抜けた。

 舞は観客に応援されながらくぐり抜けた。彼女は安心したように息を吐くがまだイベントは終わらない。彼女以外にも残った参加者はいる。大学生くらいの男性が一人、そして盛り上げ役のメイドが一人。

 イベントは続き、バーの高さは85cm、80 cmと低くなっていく。

「うう……。ふっ……。んん……!」

 リンボーダンスの困難さだけでなく羞恥からも舞の息が荒くなっていく。短い丈のスカートを履く絶世の美女がリンボーダンスを行う。しかもそのスカートが翻りなかが見えるかもしれない、そのようなシチュエーションに観客は昂奮した。同性のメイドたちは我がことのようにドキドキしながら見守っている。

「くぅ……っ!」

 履いているミニスカートの裾がさらに広がっていき、張り詰めた内太腿の白くて美しい肌が見える。左腿の付け根近くに、ほくろがひとつだけ、ぽつんと見える。

(素晴らしい……!)

 悠二は情欲を滾らせた。舞にリンボーダンスをさせている場所が自宅ならば今すぐにでも、友希那たちに肉幹をしゃぶらせて発散消費したいくらいだ。

(ああ……だめ……見えちゃう……!)

 そしてついに、悠二の狙い通りのことが現実になる。翻ったスカートの奥。彼女の金髪と同じ輝きを放つ、陰毛がちらっと悠二の目には映ったのだった。




ラブ・ハンターで悠二以外のプレイヤーを主人公にした、何かスピンオフ作ってみたいな……と思い検討中です。


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04 (舞)

アンケートありがとうございます。時間はかかるかと思いますがスピンオフを頑張って書いてみたいと思います。


 悠二は舞を捕獲して良かったと心底思った。まさか金色の陰毛を見ることができるとは思わなかった。物珍しさもあるが、舞のような類まれなる美女のものだと思えば、より一層に貴重と思えた。

 歓喜する主をよそに、舞の試練はまだ続く。

「うぅ……、いやぁ……」

 舞は呻くように言いながらリンボーダンスを続ける。正面から眺めている悠二にちらっと見えるのだ。観客にも気づいた人が何人かいた。見間違いかと思う者もいれば、昂奮したように目を輝かせる者、連れの人間と囁き合う者もいた。そして彼らの囁きや視線は舞の羞恥心を刺激した。

(見えちゃってるんだ……私の……)

 そう自覚してしまえば、周囲の視線が自分のミニスカートの奥、股間に集中して自分を愚かと嘲笑っているように感じた。

 ラスト七五cm。残る参加者は舞一人だけ。これをくぐり抜けることができたならば彼女の優勝だ。

 舞が深呼吸して昂りを鎮めようとしていたところ、司会役であるメイドが舞にこっそり声をかけてきた。

「あの、川神さん。スカートは大丈夫ですか? 良ければショートパンツをお貸ししますよ?」

「……っ!」

 舞は息を呑む。バレている、舞はそう思った。メイドは実際には気づいてはいなかった。スカートの丈が短いのでパンチラをしてしまうのではないかという気遣い……今更な感もあるが……だったのだ。メイドの立ち位置では既に舞のスカートがめくれてなかが見えていると気づけなかったし、舞ほど五感が鋭敏でもないので観客の囁きの内容も把握していなかったのだ。

「だ……大丈夫、です……すみません……」

 気丈な彼女にしては珍しい弱々しい態度だ。それでも幾度かやり取りをしてショートパンツをはくことを固辞した。悠二の命令を違えることを舞は嫌がったのだ。

 舞は最後のリンボーダンスに挑戦するとき、唐突にフラッシュが起きた。

「え?」

 観客の一人がスマホで撮影をしたのだ。

「……まさか」

 彼女は必死だったので気づいていないだけで、自分の股間が撮影されたかもしれない。そう想像しただけで身体が熱くなる。自分の恥部を見られ、撮影され、嘲弄されている……。もし本当にそのようなことをされているならば……

(ふああっ……)

 舞の胸は痛いほど高鳴った。腰ももじもじと捩っている。

(そうなんだ。私、見られて悦んでいるんだ……)

 先程から自分が昂っている理由。それが露出した昂奮と見られていることへの悦びだと理解した。

 一度自覚してしまえば下腹部に熱がこもる、濡れ初めてしまった。

 そのような状態でリンボーダンスをするのだ。舞の昂奮は際限なく高まる。

「んくっ……んん……」

 黒紫の瞳はうるむ。微かに汗ばんだ額は照明からの光を照り返し、健康的な肌の輝きを放っていた。

 観客たちの声も聞こえてくる。「もしかしたらあの娘……?」「エッロ……」「ビッチだ……」などと声が舞の耳に聞こえてくる。

(ああ……嫌だ……)

 撮影のためのフラッシュに身が竦む。

(恥ずかしい……でも、気持ちいい……。って! 私ったら、何を考えて!?)

 自分でも信じられない考えに動揺して体勢が崩れる。

「ああっ!」

 舞と、メイドや観客たちの悲鳴がハモる。あわや舞が倒れる。誰もがそう思ったそのとき……

「頑張れ!」

 一際大きな声の激励が舞の耳に飛び込んできた。

「!」

 舞の身体が体勢を整えて持ち直した。彼女自身が信じられないくらいの底力だ。

 そしてついに舞は七五cmのバーをくぐり抜けたのだった。舞は悠二の命令を見事にやり遂げたのだった。




最近、Pになった新米ですが白石紬は素晴らしいアイドルですよね!


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05 (友希那、燐子、鈴音)

「優勝おめでとう。楽しめたみたいで嬉しいよ」

「何がおめでとうよっ! ……って、あなたもあの店にいたのっ!?」

 悠二は室内の誰とも会話をしていない。言葉を向けているのは電話の相手である川神舞だ。傍らに立っている湊友希那が悠二のスマートフォンを彼の右耳にあてがっている。彼女はうっとりとした顔で悠二の首筋を嘗めて、胸板を撫でている。

「勿論だよ。君の姿をちゃんと見ていたかったんだ」

 それは事実であるが、理由としては他に舞にちゃんと支配力が及んでいるのか確認するためでもあった。彼女が体勢を崩しかけたときに悠二が声援を送ればまるで見えない糸で操られる傀儡のようにバランスを取り戻したのだ。

「変態……っ!」

「否定はしない」

 悠二は苦笑しながらそう言う。悠二の右手は友希那の腰に手を回して尻を撫でている。学生服のスカートの中へ捩じ込んでいる。

 友希那は気持ち良さから声が漏れそうになるが、悠二の電話を邪魔してはいけないと思い懸命に堪えている。尻を撫で回すと友希那が尻を躍らせて息を荒げている。

 左手は自分の正面で跪いている白金燐子と堀北鈴音の頭を犬のように撫でていた。

(ああん……悠二さぁぁんっ……)

 燐子は瞳を情欲に蕩かして彼の逸物に頬擦りする。

(ふああぁぁ……悠二さんのおちんちん……)

 鈴音も燐子に倣い、スリスリと頬擦りする。そして二人は左右に分かれる。燐子は陰嚢から鈴口までねろねろと舐めずり回していく。

 鈴音は悠二の背後に跪き、彼の尻に両手を当てて、双丘の間に口を埋めていた。鈴音が伸ばしている舌は部の溝にスローな舐め上げた後、菊門の皺を一本一本舐め伸ばすように舌先を蠢かす。

「舞だってみんなに見られて恥ずかしいけれど、楽しかっただろう?」

「……! そ、そんなわけないでしょう」

 息を呑むような僅かな間をあけ、舞は否定する。

「というか、気安く呼び捨てにしないで!」

「いいじゃないか、君はもう俺のものなんだから」

「……っ!」

 電話口では恐らくは顔をしかめているのであろう。しかし、舞は悠二の言葉を否定しない。

 否定できなかったのだ。

「また電話するよ」

 そう言って悠二は通話を切った。スマホを机に置いた友希那を引き寄せて濃厚なキスをする。

「ん……んちゅ……んんっ……」

 互いの唇を貪っている。

「んはぁ……んむっ……ちゅっ……」

 悠二の舌を愛おしそうに友希那は自分の舌で絡めてくる。

「あむっ、ちゅ……ちゅる……」

 悠二は愛液で湿っているショーツのクロッチが触れ、そこを撫で回すと友希那がプリプリと尻を躍らせる。

「やん、あっ、んんっ、変な声、出ちゃう……あぁんっ」

 友希那にキスをしながら燐子にフェラしてもらい、鈴音にアナルを嘗めてもらう。実に贅沢な遊興だ。

 友希那の顔が赤くなり息が苦しそうになったところで口を離した。彼女の瞳は星の海のようにけぶっている。

「ふふ……また女の子を捕まえたのね」

「そうだよ。嫌だった?」

「いいえ、嫌がる理由がないわ。捕まった娘もあなたに選ばれて幸せだと思うわ」

「ふぇうふぇす」

「んふう」

 悠二の命令がないため奉仕をやめていないが、燐子と鈴音も奉仕しながら友希那の意見に同意した。

 胸板に舌を這わせる友希那の髪を撫でた。もう一方の手では彼女の乳房を揉みほぐす。喘ぎながら友希那は悠二に問う。

「それにしても、悠二さんの女のエッチなところを他の人たちに見せてしまってよかったのかしら? 写真も撮らせたんでしょう」

「ああ、それか。実は仕掛があるんだよ」

 悠二は友希那に説明する。ガチャで手に入れたアイテム暗幕(ブラックアウトカーテン)を使っていたと話す。

暗幕(ブラックアウトカーテン)は対象に取ったモンスターへの周囲の者の記憶から、名前、外見的な特徴などの情報を曖昧にするというものだ。さらにカメラなどの機器類にも残らないのだ。

 つまり、暗幕を使うことで舞がノーパンであったことも、実名と制服で醜態をさらしたことも記録にも記憶にも残らないのだ。

「俺のように、女の子たちのすべてを独り占めしたがる独占欲の強いプレイヤーが、みんなに痴態を晒させるプレイができるアイテムなわけだ」

 他にもモンスターの情報を隠蔽することでプレイヤーとの関係がバレてしまうことも防ぐことにも役立てるだろう。

「それじゃあ、せっかく恥ずかしい思いをさせたのに無駄じゃないかしら?」

 友希那は悠二の胸板を撫でながら疑問を返す。悠二は柔道の腕前が黒帯なだけに鍛えられていた。

「無駄じゃないさ。舞は未だに自分の破廉恥な姿を多くの人間に見られたと思っている。写真も撮られたとね。そしてその誤解を解くつもりはない」

 自分の恥ずかしい姿を不特定多数の者に知られている、その思いこみで舞は自分自身を追い詰め情欲を昂らせるのだ。

「それって、面白いじゃないか?」

「ふふ……、悪い人」

 友希那は、彼女の友人たちが知ったら驚くような蠱惑的な笑みを浮かべた。その眼差しには妖しい光が帯びる。

「友希那、飲め」

「あぁぁ……はぃ、ありがとうございます……」

 燐子は肉幹から離れて肉袋に狙いを定め嘗め始める。鈴音は依然として菊門に舌を突き刺す。友希那は膝立ちになって肉幹を飲み込んでいく。

「んふううううう……」

 友希那は悠二のペニスを迎え入れると、咥えて一生懸命に頭を揺らし奉仕を始める。

「んふっ、ん、ん、んっ、んふう……ん、ん、んふっ、んふうううっ」

 喉を突く圧迫感に脳髄を蕩かし、頭が真っ白になるほどの快感に酔い痴れながら深いストロークを素早く繰り返す。勇壮と屹立する肉幹にしゃぶりついて苦悶を浮かべながらもその顔は快楽に蕩けた表情だった。銀灰色の長髪が揺れて乱れている様は肉幹を咥えることに夢中になっている証左であった。

 燐子は啄むように玉へキスを浴びせて、次は玉を舐め上げ、ときには吸い付いて転がす。陰嚢の皺を伸ばすように舐めずったりもして、濃厚な奉仕を玉袋に施していく。鈴音の舌は躊躇なく菊座を愛撫する。彼女らはほんの一ヶ月前までは処女であったのに悠二の英才教育によってプロの風俗嬢にも負けず劣らず優れた性技を身につけつつあった。

「んぐうううん! んっ、んっ、ん……んくっ……」

 友希那の口内に悠二が射精する。彼女は喉奥に吐き出される主人の体液によって快楽が電流のように彼女の身体を駆け抜けて思考回路は麻痺し、意識を白く霞ませる。全身を巡る甘い電撃に彼女の身体が歓喜して震えていた。




これがあればどんな恥ずかしいことでも舞にさせられる!という頭の悪い発想から生まれたアイテムです。ちなみにひとつにつき一回しか使えない消耗品ですが、悠二はまだ持っています。


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06 (舞、友希那)

遅くなり申し訳ございません。今回はちょっと長めです。


 路地裏で川神舞はファントムと交戦していた。

 形のよい豊かな胸を荒い息で揺らす彼女は、ホセア学院の制服姿だがそのミニスカートの丈は標準よりもずっと短くなっているまま、左半身の拳法の構えを取っている。

 前方を睨みつける、少し紫がかった輝く瞳は怒気を露わにしていた。胸とお尻以外はスリムに締まった見事な身体を翻し、リボンで結んだブロンドのポニーテールは激しい戦いでは乱れている。

舞が対峙しているモノは巨大な鎧武者の姿をしている。通常の腕の他に六本の腕を背中から生やしている。それぞれの手が持つ巨大な太刀を持っていた。

「あれがファントム……。実はホログラムなんじゃないのか……?」

 舞と異形の戦いを悠二は双眼鏡を使って遠くから観察していた。目的は舞に指示していたパンチラ戦闘を行わせるためだ。先程から恥ずかしがりながら舞は戦っていた。

 巨大武者の三連撃の太刀筋をかわし、まわし蹴りを放った。ミニスカートからまっすぐ伸びる、すらっとした健康的な脚が武者の胴を打って、乾いた音をたてる。翻るスカートの奥から薄ピンクのショーツが見える。可憐な飾りとレースがある。

 武者は怯んだ様子はない。太い腕が横薙ぎに舞の胴を断とうとする。

 舞はさっと素早く蹴り脚を引くと、身を屈めた。頭上すれすれのところで白刃をかわす。

 悠二が見ているところで絵空事のように戦いが起きているにも関わらず、それを脇に置いてパンチラを見ることを目的にしているのは、なんとも不思議な状況だ。

 舞のパンチラには彼女とともに戦っている少年や少女たちも気づいているようで、先程から舞のほうを気にしていた。

「お姉さま!?」

「き、気にしないで!」

「……舞はお姉さまと呼ばれているのか」

 彼らの視線には、舞も当然気づいているだろう。彼女は恥ずかしそうにしている。

 彼女の攻撃に凄味が感じられるのは、自分の今の境遇への怒りも入っていそうである。

「ああ、もう! 最悪!」

 ローキックで鎧武者のバランスを崩し、太刀筋を乱し舞は攻撃をかわす。

 舞は右手を胸のあたりまで上げて、その甲の部分を見つめる。悠二には見えていないが星型のマークをした黒い五芒星のタトゥーが施されていた。

「五行万象を発生し、緊にして琴なる金の氣は木を禁ず。肺の金氣で拳を満たさん」

 舞の発した言葉が、口から甲へと白銀の光を放射する。舞は袖なしセーターを膨らます両胸の上に手を置いた。

 深呼吸しながら、ゆっくり右回りに手を動かす。肺を刺激しているつもりらしいが、高く張り出したおっぱいをマッサージしているようにしか見えない。服の上からでも、弾力に富んだ胸の、ふるふると揺れるさまが、はっきりと分かる。

円を描くように撫ぜながら、ゆっくりと深呼吸を始める。次第に舞の頬が紅潮していく。黒紫の瞳が潤んでいる。口から吐く息も熱を帯びたように、どこか色っぽい。

「ははっ、素晴らしいな!」

 双眼鏡で目撃した悠二は思わず声を出す。

 舞は最後に大きく息を吐き切ると、右手で拳を握る。先刻まで黒かった手の甲の五芒星が、白銀の光を放っていた。

「勤にして禽なる金氣は満つ。いざや! 破邪顕正の戦いに臨もう!」

 舞は五芒星の白く光る拳を固め、ブラウスの袖をまくった。彼女は駆け出し、武者の攻撃を掻い潜り、ファントムの懐へ飛び込んだ。

「噫呀―っ!」

白銀に煌めく気合一閃(クリティカル)。巨大な鎧武者の脇腹へ両掌をズドンと打ち込んだ。舞の双掌打は致命的一撃(クリティカルヒット)だった。ファントムの形が崩れ消滅した。

 

 ◇◆◇

 

「パンチラしながらの戦闘、良かったよ。可愛いパンツだった」

「……変態」

 悠二が電話で舞のパンチラでの戦闘を賞賛したが、それには舞の冷たい声音が返された。

 悠二は私室のデスクに対して横を向いてオフィスチェアに浅く座っている。彼の足の間には友希那が跪いていた。

 赤いバイザーと同じく赤のカラーリングの革製の手枷を付けている友希那が陰嚢の下方から玉を一つ舐め上げ、そのまま肉幹の裏側にべっとりと舌をはりつけながらねっとり嘗め上げる。そして下の方へ嘗める。もう一方の玉を掬い、同じように舌を這わせる。

その姿を見降ろしながら、悠二は舞と電話で会話していた。ちなみにもう一方の手では拘束する前に脱がさせた友希那のパンツを弄び、ときには臭いを嗅いでいた。

「はぁ、はぁ、んッ、ちぷっ、ちゅむぅ、ちゅる……んはぁっ、ふぅん、へぇ……はぁぁ、ぢゅるんっ……」

 存分に肉幹や肉袋を嘗めて濡らした友希那は、顔を傾げて肉幹の側面や表側を湿らせていく。後ろ手に枷をはめられているので屹立した肉幹がフラフラと逃げ、それを犬のように鼻を鳴らしながら口や舌や頬に感じる感触を頼りに追いかけ回す。そんなものだから彼女の顔は自分の唾液まみれになっていた。

 発情した牝犬みたいだな、悠二は友希那の様子を見てそう思った。

 その後、舞と会話を終えて通話を切った途端。友希那は堪えていた声を出した。「あぁん……。悠二さんのオチンポ、とっても大きくなってる気がする……あああっ……」

 友希那はヌラヌラと濡れ光る肉幹に頬擦りしてうっとりと溜め息を漏らし、羽丘女子学園の制服のスカートの中からどろりと雌汁を、滴らせて床に広げて水溜まりを作る。

「見ないで俺の昂奮している塩梅がわかるのかい?」

「勿論わかるわ……。はぁはぁ……。悠二さんとは出会ってからたくさん抱いてもらったんだもの……」

 悠二が所有する女性たちの中でも抱いた数ならば友希那が一番だ。彼女に精液を注いだ回数はもう数えきれない。

「おねだりしてくれ」

「はああんっ、はいぃぃ……」

 友希那はクネクネと尻を振りながら返事をする。

「ぁぁぁ、悠二さぁぁん……オチンポくださいぃぃ……私のお口で気持ちよくなってください……!」

 音楽業界にも注目されるほどの歌姫が、人々を魅了する美声で媚びる様に悠二は快感にゾクゾクする。

 友希那は肉幹にたどりつき、先端を呑み込んでいく。

「んふううう、んんッ、ッ、ッ、んッ……んぅんッ……」

 限界のところで頭を止めると数秒ビクビクと身体を震え上がらせ淫蜜を垂らし、やがてゆっくりと首を上下させながら舌を絡める。

 友希那の艶かしく荒い鼻息が室内に広がる。彼女の口内粘膜にゆるゆると肉幹をさすられる中、悠二は『ラブ・ハンター』を起動させる。

「やっぱり、舞の好感度が上がっている。モンスターの嗜好を満たして快感を与えればエッチしなくても好感度が上がるのか」

 前回のリンボーダンスと今回のパンチラさせる戦闘で好感度を積極的に変更できるようになった。

 友希那の頭に片手を起きながらもう一方の片手でスマホを操作する。

「これなら、友希那たちとは違ってもう一人、同時進行で調教できるかもしれないな」

 鈍くなった友希那の頭の動きは、悠二の手に促されてディープスロートを行う。少しスピードが上がり、髪が揺れ始める。

「じゅぶぉっ、じゅるる、んふ……じゅぶん、ぢゅるぢゅるっ、じゅぷっ、じゅぷっじゅぷっ、んふぉぉ……」

 そんな音を立てて肉幹にしゃぶりついている友希那を股座に控えさせたまま、悠二は舞のマテリアルを確認する。

 友希那が咥える肉幹が暴れ回る。しかし彼女はうっとりとした顔で愛げにオーラルセックスを続けている。

 

 ◇◆◇

 

「んん……ふぅぅっ……んふぅ……っ」

 ディックとの通話を終えた後、舞は自慰行為に耽っていた。目を瞑り、自慰行為に集中する。

「ん……んぅっ……んぁ……」

 帰宅しても性欲が溜まる一方だった。

「はぁん……うぁ……ひぃぁ……」

 想像する情景はリンボーダンスイベント。自分がノーパンであると大勢にバレたとときのことだ。人々の視線や囁き、嘲笑……舞本人の妄想も大いにあるが、その記憶をよみがえらせることで快感を得ていた。

(まさか……あんなことで感じるだなんて……)

 当時の状況を少しでも再現しようとして、部屋着から制服に着替えてわざわざノーパンノーブラになって自慰行為をしていた。

 自慰するときに思い出す記憶は他にある。今日の戦闘中のパンチラだ。自分で意図的にパンチラをした背徳感、実際に見られてしまった事実。動揺する後輩たちの表情、視線。どれもが舞の情欲の炎をより燃え盛らせる。

(私は変態じゃない……変態じゃない……)

 心中で言い訳がいくつも浮かび上がってくる。まだ自分は一線を越えていない。舞はそう自分に言い聞かせていた。

 快楽に酔い痴れた笑顔を浮かべた自分の表情を、舞は気付いていなかった。




もっとパンチラしながらの戦いを書けたら良かったのですが、戦闘の描写のほうが多くなってしまった気がします。


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07 (舞)

更新が遅れて申し訳ありません。


 川神舞はディック───桜庭悠二の指示によって数日、戦闘でパンチラするように強要されていた。

 それによって得られる昂奮がレベルと好感度を向上させることに役立てるとディック……悠二が分かってからはそのパンチラ状態を常態化させたのだった。

 しかし、パンチラでレベル上げというのもなかなか進まないのだ。やはり交合やフェラなどでないと伸びは悪い。

 そんなある日、舞が単独でファントムを討滅する仕事が来た。そこで悠二は再び実験的な試みをしようと考えたのだ。

「よくもぬけぬけと姿を見せたわね……!」

舞はディック───桜庭悠二を自分の家に招き入れ、彼の顔を見るなり、呻くように言った。

 悠二を招き入れたのは舞としては本意ではなかった。しかし、彼女は悠二から逃れられなかった。彼がピッキングのプロだった、というわけではない。悠二は堂々と舞の部屋へ訪れてインターホンを鳴らし、舞に解錠させている。

 ただ問題なのは彼女が快く受け入れていないということだ。受け入れる理由がないし、来て欲しくないとさえ思っていた。しかし、それでも彼女は悠二を受け入れてしまう。なぜその選択をするのかは川神舞にも理由がわからない。

「私は君の飼い主だ。会うことを躊躇う理由はないだろう?」

「……!」

 苦虫を嚙み潰したような顔をする舞。その頑なな態度は以前の堀北鈴音を思い出させた。

 これが好感度を上げれば態度が豹変するのだと思うと興味深い。さて、舞ははたしてどのような振舞いを見せるのだろうか。

「今日は言いつけ通り、ちゃんと私服姿なんだね」

 私服姿でも悠二が言い含めた通り、丈の短いミニスカートだ。

「そうよ! これで満足なんでしょう!」

 実に結構、と悠二は頷く。

「君が仕事する近くまでついていくよ」

「そう。勝手にすれば」

 それと、と悠二は言葉を続ける。

「出かける前にパンツを脱いで」

「えっ」

「ノーパンノーブラでお出かけしよう」

「……」

 舞は固まった。

「露出は初めて?」

「あ、当たり前でしょう!バカ!」

「そうか初体験か。今日は私服で戦うんだ」

「な、な……」

 何を馬鹿なことを、と舞は言いたかったが咄嗟には言葉が出てこなかった。

 今回の仕事は舞単独で現場も彼女の学院からも離れているので、彼女がノーパンで戦ったとしても、素性がバレる可能性は少なくなるだろう。

「……わかったわよ」

 忌々しそうに舞は了承した。

「大丈夫。俺もいるから」

「それが不安なんだけど?」

「……仕事先までは一人にはしないから。ああ、だけど階段とか風には注意してくれ」

「…………」

「俺が脱がそうか」

「い・や! 自分で脱ぐわ」

 舞はしばらくためらった後、悠二に見せないようにブラジャーを外し、スカートの中が見えないように、ゆっくりとパンツを脱いだ。そのブラジャーとパンツはすぐにバッグの中へしまってしまった。

「残念、見たかったな」

「いやらしい」

 冷たい視線をくれて、舞はさっさと歩き出す。悠二は微苦笑を浮かべてその後ろをついていった。ブロンドのポニーテールが彼女の心情を表すかのように、翻っていた。

 威勢がよかったのは最初だけで舞の気勢はすぐに鎮まった。

舞は歩き方がぎこちない。手でスカートの裾を押さえようとする。

「見えないから大丈夫だ。もっと普通にしないと逆に怪しまれるぞ」

「わかってる、でも」

 車の通る道は避けてできるだけ細い路地を通る。今日は土曜日の朝なのでそれほど人通りは多くない。

「ちょっとコンビニへよろうか」

「え?」

 悠二は彼の提案にしぶしぶ従う舞を連れてコンビニへ入る。

 二人で昼食と飲み物を購入するが、舞は商品を取るのに前かがみになれない。

 さて、どうするかと悠二が見物していたら、舞は体を起こしたまま膝を曲げて手に取っていた。

 少し不自然な動きではあるが怪しまれるほどのものではない。しかし店員を不審がらせるのは彼女の素振りではなかった。

「店員のお姉さん、舞の胸見てたよ?」

 舞の服はその胸元を押し上げている乳首の隆起が丸見えだ。

「やぁぁ……恥ずかしい……」

 悠二の指摘を受けて途端に舞は顔の赤らみを色濃くさせた。本人は気付いているのだろうか、腰をクネクネと捩らせている。

「恥ずかしいのに濡らしちゃったのかい?」

「ぬ、濡らしてなんかないわ!」

「そうか。じゃあ、そこの公園で確認させてよ」

「え?」

 悠二たちがいるところからすぐ近くに小さな公園がある。そこの公衆トイレで舞にスカートを捲らせて、陰部を確認しようと言ったのだ。

「そ、それは……」

「嫌だ? ならば正直に答えてくれ」

「ぬ、濡れて、ます。私は濡らしちゃいました……」

「舞はなんで濡らしちゃったんだろうね?」

「……店員に、私がノーパン、ノーブラだとバレてると思ったら……昂奮しちゃいました」

「正直に言ってくれてありがとう」

 悠二はそう言って恥辱の告白をした舞を労って彼女の頭を撫でた。びくん、と身体をはねた舞だが、結局されるがままになっていた。

「それで、バレたと思ったときはどんな気分だった?」

「なんだか……体がフワフワする。それに、おへその下が熱くなってきたわ」

どこか夢見心地なように舞は悠二の質問に答える。悠二の読み通り舞はマゾ気質があった。仕込み甲斐がありそうだ。悠二はそう思った。




何かと忙しくなってしまい更新頻度が落ちてしまいますが、頑張って続けていきたいと思います。感想返しが出来ていませんが、皆さんの感想もちゃんと読ませていただいております。


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08 (舞)

今回の戦闘は前編と後編に分かれています


 今回のファントムは大きな地市松人形のような姿をしていた。

舞の敵意に反応して首が伸びて、カマキリのような腕が胴から生えた様子はグロテスクな昆虫のようだった。

ファントムは蟷螂のごとき鎌を舞に振り下ろす。

舞は豊かな胸を大きく揺らしながら、身軽なフットワークで回避している。

(シッ)(シッ)(シッ)!」

 短い呼気とともに、鋭いジャブの三連打を放つ。ジャブでファントムの鎌を形作る甲皮に亀裂を入り、そのまま舞はバックステップして、少し間合いを取って長く伸びる首のほうへ迫ると、

「ハッ!」

右のハイキックをバシッと叩き込んだ。その拍子に、白いスカートがぱっとめくれ上がる。その下は何も履いておらず金の秘毛が露わになる。

ファントムの関節部分は柔らかいようで、舞の猛攻に悶絶する。

しかし、悠二の関心は怪物よりも舞にあった。悠二と同じ心境の者はほかにもいたようで、助けられた少年たちは驚いた面持ちで舞を見ていた。

少年たちの視線に舞は気付いているのだろう。羞恥で白い肌が赤くなっている。

「おい、あの姉ちゃんってさ……」

「うわ、えっろ」

「マジかよ……」

 口々に勝手なことを言っていた。その言葉全て舞にも届いており、彼女の羞恥心を大層刺激してるようだ。

 それは油断だったのだろうか、あるいは快美なる感覚に注意力が散漫になったのせいなのなのか、ファントムが蠢いているのに舞は反応が少し遅れた。

 痛めた鎌は動かせないのか胴から触手を生やした。腕は蛇ぐらいの太さがあるその触手が舞に迫る。

「なんか、やな感じ」

 舞はそう呟いている間に、二本の触手が彼女の構えた両腕を捕らえようとする。舞は不快そうに顔をしかめ、素早く触手を叩き落とす。

 しかし、その隙に残り二本の触手が、舞の引き締まった左足首に巻きついた。そして、そのまま上に引っ張り上げようとする。

「ふんっ、甘いわよ!」

 舞は触手の力に逆らわず、むしろそれを利用して、優美な脚線美の左脚を頭上まっすぐに伸ばすと、

「ハッ!」

 軸足である右足で地面を蹴って、三、四〇センチほど飛び上がる。

 そして急降下しながら、ファントムの額に左の踵を槌のように落とした。

 ファントムは耳ざわりな音を立てる。どうやら悲鳴のようだ。その額に亀裂が入った。

「流石だな、たいした強さだ」

 遠くから見守る悠二は感嘆の声を上げる。

 ミニスカートをつけた舞が蹴りを放ったとき、ミニの奥が見えたのだ。悠二の位置では桃尻がしっかり確認できた。悠二より舞の近くにいた少年たちは、あまりにスピーディーなアクションであったためミニの奥が見えなかった。

「ほら、どうしたの。かかって来なさい。これじゃ、準備運動にもならないわねぇ」

 舞がウインクしながらファントムを挑発してくる。

 ファントムの胴が蠕動したと思えば一〇本ほどの触手がまっすぐに伸びていく。スピードも先程よりも速い。

 舞は巧みで華麗なフットワークと、上半身を優雅にスウェーさせることで、迫る触手をかわしてしまう。ブラジャーがなくともロケットのように尖ったような豊かな胸と、薄い筋肉の張り詰め、優美な脚線美を描く美脚を誇る彼女は、踊り子のように美しく跳ねまわっている。

 ポニーテールがリズミカルに揺れ、ミニスカートの裾はめくれがある。美しい雪白の尻が、黄金の陰毛が露わになり、悠二にはよく見えた。

 舞の口元には笑みがある。余裕の笑みとも、自分に向けられた視線への快感ともとれる笑みである。心なしか頬が赤く、汗ばんだ額は、日の光を弾き、健康的な肌の輝きを放っていた。




ラブ・ハンターに登場するエロアイテムやプレイヤーのレベルアップで得られるもので、こういうのがあったらなと思うものがあれば意見募集しています。


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09 (舞)

「無駄無駄無駄無駄っ! そんな動きじゃ、私に触れることもできないわよ」

 舞は快活に笑う。そのほんのり赤い。それは激しい運動と戦闘の高揚によるものか、あるいは他人に自分の恥部を見られているという意識によるものか。

「随分とのりのりだな、舞」

 遠方から舞を観察している悠二は苦笑する。

 彼女は今、自分がノーパンでキックをしていることに何も思わないのだろうか? 気づいていてしているのならば、調教は順調に進んでいると思った。スカートが捲れることに抵抗が少なくなり、他人の視線が刺激として求めるようになっているのだろうと、悠二は推量した。

 

 悠二の予想通り、舞は戦いに没頭して自分がノーパンノーブラで戦闘していることを忘れていた。しかし、優勢となり、余裕が生まれたことで緊張が緩み彼女への好奇の視線に気づいた。

(ああ……。熱い……)

 少年たちや、悠二の視線を感じるような気がして、下腹部が熱くなる。内腿にも何か滴る感じがする。

(私、見られて、感じ、ちゃった……?)

 自分の思わぬ心境に戸惑う舞。彼女が思った通り、秘所からは淫液が分泌されていた。

 舞のその僅かな動揺が隙となった。

 ファントムの口から、大量の水が放出された。水は一直線に舞へ向かう。舞は素早く両腕をクロスさせて防ぐ体勢になる。しかし、水は防御の構えの合間をぬって、水がTシャツの首元のあたりを派手に濡らした。

「ちっ!」

 舞は舌打ちしながら、後ろに大きく飛び退る。そして、思わずというように防御した腕を解くと、自分の胸の辺りに目を落とした。

「な、なによ、これ!」

 Tシャツの濡れた部分が半透明になっていた。その下の素肌が露わになっていく。半透明化するTシャツの範囲は、首元、胸元からさらに下方へ広がる。深い胸の谷間が見え隠れし、豊かに隆起した乳房の頂点には薄っすらと桃色の……

「きゃあっ!」

 悲鳴をあげた舞は胸を両手で隠した。

「いいね、やはり恥じらいも忘れてはいけない」

 悠二は物見遊山な気分で、恥じらう舞の姿を見物している。彼女に守られている少年たちも何やら声援を上げてよろこんでいた。

「あいつらも、案外根性あるな」

 守られてるだけだと思っていた少年たちのずぶとさに、悠二は苦笑した。

 舞は羞恥に震えるが、同時に見られている快感を得ていた。

(んああああっ……)

 舞の中で何かが弾け、快美恍惚な電流が走り抜けた。腰がピクピクと跳ね、足がプルプルと震え、肌がゾクゾクと戦慄いていた。

 しかし、舞もファントム退治の専門家。いつまでも恍惚とはしていられない。キッと紫水晶(アメジスト)の鋭い視線をファントムに向ける。

「火克金の理により……五行万象を発生し、緋にして燈なる火の氣は金を禁ず。心の火氣で拳を満たさん!」

 力ある言葉を唱え、両胸の深い谷間に両掌を置く。小さく右回転させている。豊満な胸が左右に動く。ノーブラなためその動きはより分かりやすく見える。少年たちは眦を下げて見ている。

 悠二は自分以外の男が舞を性的な眼で見ているというのは面白くはないが、これも舞を愉しませるための一環だと思い、我慢した。

 舞は、数秒間、深呼吸した後、両の拳を握り締める。甲の星型タトゥーが真っ赤に輝き、拳全体を包んでいた。

「陽にして()なる火の氣は(けん)に満つ! いざや! 一騎当千の戦に挑もうぞ!」

 長いポニーテールをなびかせ、舞は地を滑るようにファントムに飛び込む。左拳をこめかみに叩き込んだ。ガシャン! と音がして、頭部を砕け散った。



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10 (舞)

 ファントムを退治したあと悠二と舞は彼女の家に辿り着き、ドアを閉めると舞の身体から力が抜けて悠二にもたれかかってきた。息が荒い。過度な運動が原因だったわけではないだろう。

 悠二は舞のスカートをまくり上げた。アンダーヘアーは綺麗に手入れされている。濃いめで、長めの陰毛は剛毛だった。金髪の陰毛というものを初めて見れて悠二の昂奮が昂る。

 舞の陰毛は昂奮によって濡れている。陰部からも淫液が滴る。悠二は舞の秘所へ手を伸ばす。

「ひぅっ!」

 舞が官能に濡れた声を上げる。舞の秘部は十分濡れていたけれど、狭くて締りが良いのだろう、愛液が垂れていなかった。もしかしたら垂れないように舞は下腹部に力を込め、秘部を締めて歩いていたのかもしれない。

「さっきの戦いで随分と昂奮したんだね。濡れてるよ?」

「そ、そんな……こと」

「ないって? でも君はノーパンノーブラなのに笑っていたじゃないか。私や少年たちの視線にも気づいていたのにさ」

「そ、それは」

「気持ちよかったのだろう?」

「……」

「さてと……」

 舞の背筋が突然、ゾクゾクとした。甘美な刺激が彼女を襲う。

「ひあっ、やっ……」

 くたっと舞は前のめりに倒れる。悠二へ尻を突き出すように倒れ込む。悠二がスカートを捲る。舞は身の危険を感じ足掻こうとするが、全身に甘い気だるさで上手くいかない。

 ヌラヌラと光を弾く陰部が姿を現した。剥き出しになった秘部はサーモンピンクの綺麗な花弁のようだった。

「へぇ……」

 そこはなぶって欲しそうにヒクヒクしている膣孔は、悠二にしてみれば友希那たちで毎日見ているので感動がなくてもおかしくはないのだろうが、ハーレムに加えたいと切望する舞のものと思えば、感動を覚える。

 一方で舞は正体も知らない悠二に大事なところを無遠慮に観察されているのだが、イヤイヤと首を振るものの、身体は火照り力が入らなかった。

「んああっ……」

 陰部に悠二の指が及んだ瞬間、ビクビクと舞の腰が跳ねる。微かな痺れがじわじわと股間の奥へ溶け込んでいき、熱を孕む。

「ひぁっ、やめてぇ、ぁぁッ、あッ」

 全身の力が抜けていく中で、悠二から逃れようと腰を動かすものの、それも意志に反して身体が動かない。声は嫌悪を示したいのに甘く官能に濡れてしまう。

「へえ、舞はこういう声であげるのか」

 悠二はいたずらを仕掛けようと企む悪童のような笑みを浮かべて、舞の脚の付け根へ顔を埋めた。肉厚で柔らかな大陰唇と縦に延びる陰裂に舌を押しつけ、擦り上げるように嘗める。舞は腰をクナクナと揺らし、ビクビクと震えながら身を捩る。魅力的な美女が見せるその姿と声が堪らない。

「んんっ、あッ、ああぁぁっ、ひゃんッ」

 舞の陰部に悠二の舌がニュルリと這い、舞は全身に甘美な電撃が走るのを感じた。頭が真っ白になりクラクラして、ボーッとする。自分が悠二に提供される快楽に酔って溺れている事実を否定したい思いが薄れていく。

「ああっ、いやいやっ、いやあああッ!」

 敏感な肉豆を舌でクリクリと刺激されると舞の中で快感が爆発し、腰が跳ねる。アクメによって頭の中が白く爆ぜ、快感が身体中を駆け巡り、理性が蕩けていく。

「やぁ……やめ、んぁッ、あんッ……んッ、んんぅッ」

 舞の長い脚を押さえ付け、股を開かせ、無理矢理晒した肉唇を貪る悠二。舞は縛られているわけでもないの抵抗はしない。快感を浴びせられ、くびれた腰を艶かしく捻りながら悶絶し、甘い声を上げていた。

 甘美な刺激に耐えきれず、茫洋とした舞を悠二は見下ろす。潮を吹き、辺りを濡らしている。

 舞をお姫様だっこでベッドへ運んだ悠二は、手や顔にかかった舞の体液を清めてから、『ラブ・ハンター』を確認する。ノーパンノーブラでの戦闘と先程の淫技がよほど効果的だったのだろう。好感度が64になっている。悠二は設定を積極的に変更した。

 悠二はそのまま、友希那に電話する。すぐに彼女は出た。

「友希那、今日はRoseliaの練習はなかったよね。ひとつ頼まれて欲しいんだ」

 悠二の頼みに友希那は二つ返事で請け負った。

 彼は舞の教育方針に新たな項目を加えた。彼女を好感度レベル100になるまで処女のまま調教しよう。処女のまま淫らになるよう教育して、自分から処女を捧げるようにしてやろうと悠二は企んだ。



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11 (舞)

これが私のクリスマスプレゼントです!エッチな舞を受け取ってください!


「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

 川神舞は桜庭悠二の淫技で悩乱する。

舞は湊友希那が持ってきた手錠で後ろ手に拘束されている。SMプレイなどで使われる類のもので手首を締める部分には白いファーが付いており、拘束痕が残らないようになっていた。さらに舞は目隠しをされており、彼女の美しい紫水晶(アメジスト)のような瞳も閉ざされている。

「ああっ、ひぃっ、いやっ、いやあああッ!」

 悠二が舞の敏感な淫核を弄り刺激すると途端に快感が爆発し、彼女の腰が跳ねる。快感によって理性が薄れていく。

「いっ、ひっ、ひぃっ、あっ、あっ、あはっ!あああんっ、んっ、んんぅっ」

 舞の岩塩のように白く長い脚を押さえ付け、股を開かせ、無理矢理晒した肉唇を貪る悠二。後ろ手に縛られた舞は快楽に溺れること以外なすすべもなく、くびれた腰を艶かしく捻りながら悶絶し、いつの間にか甘い声で上げている。

 世の男たちからすれば、舞ほどの美女の秘所を貪ってよがり声を上げさせることができる特権だけでも垂涎の的であろう。そして、そのような遊びに興じている悠二の背後には湊友希那がいて、彼の臀部に口を埋めている。

 艶めかしい息遣いで友希那はその優美な顔をひょっとこのように唇をすぼめて悠二の菊門へ寄せ、可愛らしい舌をつけてぬるぬると嘗める。頬を赤らめながら優しく目を閉じてそれを行う顔は、うっとりと陶然としている。

「っふふ……かたぁい……」

 友希那は片手に感じる肉幹の逞しさにあだっぽい声を漏らしつつ、しっかりと絡み付かせた白く細い指でいやらしく肉幹をさすり続ける。そうしながら次は舌を尖らせ、不浄の穴に突き立てていく。

 拘束されて仰向きに寝そべり、M字に脚を開かされ、無理矢理与えられる快感に全身をビクビクさせながら喘ぐことしかできない舞。彼女の股関節を押さえつけて、金糸のような陰毛に鼻を埋めて秘所の臭いを堪能しながら陰部を貪る悠二。先程まで淫液で濡れていた秘所の生々しい体臭がさらに悠二を昂らせる。

 舞を悩乱させる悠二にアナル舐めと手淫とで快感と愉悦を提供する友希那。

 淫楽に爛れた光景であった。

「このくらいにしておくか」

 ようやく悠二は顔を離した。快感に身悶えていた舞は、何度も襲ってきたアクメにぐったりとしていて、余韻にピクピクと肢体を震わせていた。秘所にパックリと咲いた花弁は淫らで、膣孔が何かを求めているようにパクパクと蠢いている。

「あぁぁ……」

 舞が濡れた吐息を漏らす。その息とともに漏れた声はなにか残念そうに嘆いているようにも聞こえた。

 快感に痺れた頭では悠二の言葉が耳に入っても思考が鈍くなっていた。今はただ、総身が蕩けていくような心地に身を委ねていたかった。快楽に溺れていたかった。満たされていたものを失い飢餓感に苛まれた。それでもわずかばかりの叛骨心で抗議する。

「や、やめてぇ……んぁ……」

舞の抗議ははむ、と耳を甘噛みされたことで吐息に変わる。火照った身体は、いつの間にか近づいていた友希那の手によって愛撫され、頭がボーッとし始めていた。

「私には決められないわ。彼次第なのよ。ああ、羨ましい、これから犯してもらえるあなたが」

 友希那は薄く笑い、舞の首筋に舌を這わせる。くびれた腰や肉感的な腿に妖しく指を這わせ、悠二が彼女で存分に愉しめるように良い塩梅で食べやすい(・・・・・)ようにイキやすくしようと、舞を祭壇に捧げる生贄に仕立て上げていく。

「んんっ、あはあぁぁ……ディ、ディックさん……? あ、あの……許して、ください……」

 誰に乞い願うべきか察して舞は悠二へそう願った。その間にも友希那の責めはやめることはなく、舞の身体は卑猥な指使いによってゾクゾクと快感でざわめいている。

「そんないやらしく腰をくねらせているのに、やめてって生殺しだな」

「あぁぁっ……こ、これは違うのよ、違うんだってばぁ……」

 今にも泣きそうな声で否定するが、細い腰は蠱惑的に躍っている。へたり込んだ姿で、下腹部から生じる熱と疼きに苛まれている姿はなんとも艶めかしい。

「本当に……私まだ、その……ないのよ……したことが、ないの。……だから許してっ、許してください……」

「うーん、考えてあげてもいいかな」

「ほ、本当に!?」

 目隠ししていた舞は気付かなかった。悠二が教師に悪戯を企む学生のような笑みを浮かべ、友希那も彼女の友人たちが見れば驚くような、あだっぽい笑みを浮かべて舞を見ていたことを。




原作では見せない友希那の態度。彼女も舞に負けず劣らずエロく書けていたら嬉しいです。

今年中に舞編が終わらないかもしれません。すみません……


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12 (友希那、燐子、鈴音、舞)

遅れましたが、みなさん明けましておめでとうございます。


 夜である。広い公園である。

「湊さん、この辺りはどうでしょうか」

「監視カメラに入ってしまうかもしれないわね」

 桜庭悠二の前を、湊友希那、白金燐子、堀北鈴音が歩いていた。悠二の横を、川神舞が歩いていた。

「そう緊張しないでくれ」

「む、無茶言うんじゃないわよ」

 友希那、燐子、鈴音、舞はまるで部活の合宿にでも行くような大きめのバッグを持っている。四人を引き連れて、悠二は人目を避けながら公園の暗がりに入り込んだ。

「じゃあ、みんな始めてくれ」

 悠二の掛け声で、少女たちは服を脱ぎ始めた。

 唯一脱いでいない舞が困惑する。

「あ、あの、いったい、何を……」

「とりあえず、あなたも脱いで」

 友希那はおっぱい丸出しのまま下はまだスカートを履いている半裸の状態で舞に言う。隣で既にショーツ以外は抜いでいる鈴音が自分のバッグの中から、用意してきた道具を取り出した。

「さあ、早く服を脱いでこれをつけなさい」

「こ、これは?」

 既に全裸になっている燐子が言う。

「そ、それは……わんこプレイに、使う道具、です……」

「わ、わん、こ……」

 舞は赤面して絶句した。舞の様子に構わず、燐子は悠二にそれを渡した。

「ゆ、……ディックさん。これをお願いします」

 恥じらいつつも、期待に瞳を輝かせている燐子に悠二も鷹揚に頷く。舞は悠二が渡されたものを見て息を飲む。

 球体が連なった形状のアナルビーズだった。一方の先にはふさふさとした尻尾がついていた。コスプレ用の性玩具だ。

 イヌミミカチューシャを喜んで付けた燐子は、悠二にお尻を差し出して、それの挿入をお願いした。

「じゃあ、入れるよ」

「は、はい、お願いします」

 待ち受ける燐子の白い尻を撫で回しつつ、彼女の尻穴に挿入させた。悠二は昂奮で微笑みながら燐子の肛門に尻尾をねじ入れ、連なる球体をひとつずつ直腸へ押し込んでいく。

「あうっ、あっ、あっ、んっ、ん、んっ……くぅ……ぅあぁぁ……!」

 開発済みの敏感なアナルと、最愛の男に挿入してもらえているという多幸感とで、燐子は夢見心地な顔で腰をくねらせる。挿入が終わるとすぐに、地面に手をついて四つん這いになった。

「わんわん!」

 犬の鳴き真似をして悠二を地べたから見上げる。

「イイ子だ」

 悠二は愛犬を愛でるように燐子の頭を撫でる。すると燐子はとても幸せそうに美しい顔を蕩かせる。

「さあ、燐子がお手本を見せたようにするのよ」

 イヌミミカチューシャを付けた友希那と鈴音が舞に詰め寄る。

「い、いやよ!」

「いいから、自分で脱ぐか私たちに脱がされるか、どちらかにしなさい」

 鈴音がさらに言うと、舞は泣きそうな顔をしつつ、渋々脱いだ。

 悠二は舞の全裸を始めて見たが息を飲む美しさだった。肌は最高級の白磁のようで、悠二の恋人たちの中では一番の色白だろう。その白い肢体は昂奮で所々、赤くなっている。

 耳は真っ赤で、頬もピンク色になっている。豊満な胸を隠そうとするのを悠二が命じて隠さず見せるようにさせた。やや大きめの乳輪と乳首は桜色だった。ふっくらとした恥丘に茂った金色の陰毛がとても綺麗だ。

「うう……」

「さあ、ディックさんに入れてもらいましょう」

 友希那が妖艶に微笑みかけた。




新年最初の投稿ということでヒロインたち全員集合の回です。


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13 (友希那、燐子、鈴音、舞)

前回までのあらすじ:川神舞は処女を守れたがアナルは守れなかった


 友希那は悠二へ生尻を差し出した。

「お願いします。ここに挿入してください」

 はにかみつつ肛門への挿入をねだる友希那。尻肉を開き近づけてくる。その顔は幸せような微笑みでほころんでいる。悠二に愛撫されることへの悦びに輝いていた。

 悠二は、燐子のものとは形の違う、反り返るような尻尾つきアナルビーズを、友希那の尻穴に挿入させていく。

「ゆっくりと入れるよ」

 悠二は友希那の尻を撫で挿入する。肌つや良くきめ細かい、上質な絹のようだ。心なしか、友希那の肌は出会ったころ以上に美しくなっている気がする。

 美しさが増した湊友希那は月光のように神秘的だ。

(もとより、宝石のように輝いていた少女だったが……さらに輝きを増している。レベルアップの恩恵か?)

「ん……はぁ……気持ちいい……」

 Roseliaの歌姫はいま、快楽に悩乱して嬌声をわななかせた。

「湊さん、だめよ。もう犬なのだから」

「そうだったわね。……わん」

「わん、わん! わお~ん」

 鈴音にも尻尾つきアナルビーズを入れると、ついに舞の番が回って来た。

「川神さん、あなたの番よ」

「ほ、本当にやるの? あなたたち、正気!?」

 血相を変えた舞に、友希那は不思議そうな顔をする。友希那は燐子や鈴音とも視線を戸惑うように交わす。「この人は何を言っているのだろう?」と、そんな様子だ。友希那たちの反応にむしろ舞が驚いた。

「な、何よそれ、あんたたちは何でそんな嬉しそうにこんなことやれるのよ!?」

「ディックさんが喜ぶのよ。私達も嬉しいに決まっているわ。彼のためになることはなんだってしたい、そう思わない?」

 友希那の言葉に燐子や鈴音も同意するように頷く。

「私も川神さんのように反抗的になってしまったことがあったわ。でもね、ディックさんに可愛がってもらっているうちに、受け入れるようになってどんどん彼のことを愛するようになって幸せになったの」

 鈴音がうっとりと微笑み。悠二に背後からしなだれかかり、彼の首筋を嘗め、キスをする。

「ディックさんと身体を重ねるたびに……生まれ変わるような感覚がするんです。彼のために相応しい自分に作り替わっているような」

 幸せそうに言う燐子は四つん這いになって悠二の肉袋を嘗め、友希那も同じく四つん這いになって肉幹にしゃぶりつく。友希那は先端を熱烈に責め、肉幹を嘗め擦り、亀頭を啄む。

「……」

 舞はまるで少女たちの痴態を茫洋と眺めていた。悠二に尻を見せるように言われても、抵抗することもなく従った。夢遊病者のような緩慢な動きだった。

 少女たちの熱心な奉仕を受けながら、悠二は舞に後ろをむかせて彼女の尻を観察する。

 舞の日本人とは異なるプリンと上がり、弾力が魅力的な尻だ。スベスベとした白蝋のような美肌に、鍛えられた筋肉質で弾力を感じる尻にはたまらない魅力を感じさせる。

「ひゃうっ」

「ああ、綺麗だ。やっぱり触り心地もたまらない」

 舞の尻をじっくりと撫で、軽く揉み、悠二は感嘆する。

「だけど、同じ体勢で四人はつまらないな……そうだ。舞、こうしてくれ」

 舞を地べたに裸のまま仰向けに寝かせて、両手両脚を折り曲げて、悠二に無防備な姿を見せつけた。

 むせるような異常な精気が全身から醸し出されている舞が、まるで腹を撫でてもらいたがる愛玩犬のような格好になる。

 悠二の指示で舞はふとももを大きく開き腰を持ち上げ、肛門を開く。色素がとても薄い桃色の肛門が悠二の目の前に現れる。ふさふさとした尻尾つきアナルビーズを舞の肛門に収めていった。

「んぎぃっ……あぁ……ふぐぅ……」

 ついに尻尾を装着した舞は息を荒げて、びくびくと身体を震わせている。処女を守ることが出来ても、まさか先にアナルを奪われることになるとは彼女も想像だにしていなかった。

「さあ、舞」

 それだけで、舞は悠二が何を求めているか悟った。

「わん……わん」

 イヌミミを装着し尻尾を生やした四人が犬の鳴き声をあげ、悠二の足下にすり寄ってきた。




ラブ・ハンターの力によって虜になったヒロインとそうではないヒロインたちの温度差は書いていて楽しかったです。狂気的に見える場面ですね。


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14 (友希那、燐子、鈴音、舞)

ついに歴代ヒロインで最長の話数になりました。


「くぅ~ん!」

「わんっ、わんわんっ、わんっ!」

「わんわんっ!」

「う~~」

 裸の美少女たちが四つん這いになって、悠二の足下に集まる。いまだ恥ずかしさで動きが固い舞を除いた三人の雌犬が拳を軽く握った前脚で、悠二の膝辺りをはたく。遊んでほしいとじゃれついているようだ。

「よ~し、よしよし」

 悠二は屈みこんで、愛犬のユキナ、リンコ、スズネ、マイの四匹の頭を撫で、裸形の肩や背中を撫で回す。

「くふっ、くふぅっ、くぅん~……!」

 雌犬たちは身体をゾクゾクとした快感に震わせる。尻尾が根元から震える。骨の髄まで悠二たちに魅了された彼女たち──舞は完全とは言い難いが魅力を感じている──は彼に触れられるだけで性的に感じるようになっている。

 悠二が舞の前に置いたのは首輪だった。それを見た舞の頬がさらに紅潮した。

「な、なにこれ……?」

「首輪だよ」

「そんなこと知っているわよ!」

 舞は思わず突っ込むが、再び首輪を見ると恥ずかしさに表情を歪める。彼女の背筋が粟立つ。恐怖によるものでも外気温によるものでもない、身体の内から湧き出る快感によるものだった。身体は火照り、胸が激しく脈を打つ。自分でもわかるほどに鼻息が荒くなり、下腹部が熱くなる。秘所からは淫液をしとどに垂れ流す。

「んふ、川神さんはまだもらっていなかったのね」

 艶やかに微笑む鈴音。その口で悠二の亀頭を加え、じっくりと首を振る。吐息を漏らし喉奥から微かに喘ぐ。快楽に耽溺した昏い光を瞳に宿らせ、幸福に緩んだ表情が、堀北鈴音が自分の境遇───悠二に媚びへつらい奉仕することに悦びを見出している───に対する気持ちを物語っている。

 そして舞は自分以外は首輪をはめていることに気づいた。

「さあ、ワンちゃん。咥えて来い」

「く、くわえっ──」

 悠二から下される命令。舞は嫌なはずなのに、腰を微かに揺らしその表情も知らずに微笑んでいた。悠二からの命令に自分は快感を得ている。それを理解してしまった。

 肉体的にも精神的にも心地よい。悠二の意識が自分に向けられ、声をかけられると思うと嬉しくてたまらず、応えたい、応えなければならないという使命感が込み上げた。

 そう思えば、舞は自然と首輪を咥えて悠二の前にまで這っていた。

鼻を鳴らし唇の隙間から湿った吐息が漏れる。高く突き出された尻がビクビクと震える。背筋に快美が電流のように流れ、頭の奥が痺れる。

「ふふ……可愛い……」

 友希那の声が聞こえて、舞は顔を上げた。股座に控えていた鈴音と燐子が悠二の脇に移り、肉幹を嘗めて湿らせている。亀頭を啄んだり、舌先で弾いたりと、娼婦やAV女優も顔負けな卓越した口淫で、悠二への献身をしている。

 舞は淫蕩によって表情が蕩けながら、声の主である友希那を見ると悠二の首にしがみつき、外耳を舌で嘗めてなぞっている。

 空けられた悠二の真正面。舞は恥ずかしさに顔を上げられず、首輪を咥えてそのまま悠二のもとへ這っていく。耳の先まで赤くなり、頭がクラクラする。

「んふうううっ……」

 悠二に近づくほどに身体に快美が電流のように奔り、爆ぜるような刺激に苛まれる。下腹部の奥が一気に熱くなり、耳から心臓が飛び出るのではないかと思うくらい鼓動が強くなる。

「ふぅぅ、ふぅぅ……っ」

 舞は気づかずに腰をクネクネとしならせていた。今の状況は不本意であるはずなのに、表情はにやけ、多幸感と快感が胸いっぱいに込み上げていた。その紫水晶(アメジスト)のような瞳が愛欲に燃え盛っていた。

「いいコだ。ご褒美をあげる」

 悠二が舞から首輪を受け取ると、舞は顎を差し出し、彼に首輪をはめてもらったのだった。




ワンコプレイでやりたいネタが多過ぎる!あと少しで舞編を締めて新ヒロインを登場させる予定です。次のヒロインも私が好きなヒロインです!


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15 (友希那、燐子、鈴音、舞)

お待たせしてしまい、申し訳ございません。


 悠二に首輪を与えられた舞は、知らず知らずのうちに、犬の真似をすることも、感じることへも、躊躇いが無くなり、快感を受け入れるようになっていた。

 悠二や彼に媚び侍る女たちの前で犬のように振舞い、媚を売る自分を頭のどこかで客観視して、昂奮はさらに高まった。

「わうっ、わっ、わんっ、はうっ、くふぅっ! きゅぅんっ!」

 悠二は舞の頭を、愛犬を愛でるように頭を撫で、顎を撫で、背中を撫で───下方に垂れ下がっている乳房を撫でる。ふとももを震わせ尻肉を波打たせ、尻尾が内側の運動を伝えて揺れ動く。

「はっ、はっ、はっ……わうんっ」

 舞は恍惚とした顔で、上半身を起き上がらせた。脚を大きく開いて、手は指を折り曲げた猫手。胸のあたりに添えて、いわゆるチンチンのポーズをする。淫液で濡れた金色の陰毛が丸見えになる。

「よ~し、よしよし、よーし」

 悠二はその頭を撫で、頬を撫で、手を胸へと下ろしていき乳首を摘まむ。

「きゃうんっ! ひゃうっ、ひゃっ、わんっ、んんっ!」

 舞は強く顔を歪め、開いた脚の中央、金の茂みの奥の割れ目が大きくひくつかせた。彼女は熱にうなされたように目を潤ませ、チンチンポーズのまま腰を前に出して性器をいじって欲しいと目と身体で訴えている。

 悠二は舞の願望通りに触る。

「ひゃぅ! きゃはっ! は! ふぅー」

 悠二が触れると、熱いぬめり指を濡らす。舞は犬の声を出す余裕もなくして歓喜にわなないた。抜き出した指はたっぷりと愛液の糸を引いた。

 悠二の手には燐子のパンティがあり、股間を覆う箇所が見えるように広げている。そこには透明の液で粘つき、染みができている。悠二は鼻を近づけて匂いを嗅げば、濃い雌の匂いに混じり、微かにアンモニア臭がする。その臭いを肺腑に満たそうとするように吸い込みつつ、愛しい愛玩犬たちを愛でている。

「くん、くぅ~ん……」

 燐子が構って欲しいと甘えた声を出している。チンチンポーズをして舌を大きく突き出し、蕩けた顔をしながら尻を振り、尻尾を大きく揺らして見せた。一緒に豊かな乳を悠二は手で包みこみ思う存分に揉みしだく。力任せではなく燐子が痛がらない力加減で揉み、乳首をこねる。彼も慣れたもので、燐子が母乳を出さない加減を把握しているので、彼女の乳首が僅かに母乳を滲ませる程度ですませている。

 ひとしきりおっぱいを弄ぶことを満足したら、腹を撫でてそのまま手を下へ下ろして黒い茂みを掻き分けて割れ目に触れる。よく濡れており、秘所は指を吸い込むようにひくついて、軽く指を抜き差しするだけで燐子はその雪白の裸身をぶるりと震わせて絶頂した。

 同じようにチンチンポーズをしている友希那と鈴音を見て、悠二は友希那にとあるお願いをする。

 友希那は羞恥しつつも四つん這いに戻り、地面に四肢をつけた姿勢から片脚を持ち上げてゆく。樹木の根元に、秘所を向けて薄闇の中でもわかるくらいに、全身を赤くなるほどに激しい羞恥に苛まれながら。じょろろろ……と、犬のように放尿したのだ。

 友希那はぷるぷる震えながら、秘所からぽたぽたと垂れるだけになるまで出し続けた。

 舞は友希那の様子を呆然と見る。

「どうだい、皆に見られながらも裸であんなことをするだなんて……羨ましいだろう?」

「ち、ちが……」

「こら、犬は話さない」

 舞の乳首を軽く指打する。彼女の昂奮によって乳首はピンっと立っていたため弾きやすかった。

「う……わふ……うう……」

 うめき声をあげつつ、舞は悠二を睨むが彼女の様子では迫力を欠いていた。

「さあ、君たちもやってくれ」

「ぅ、わうっ」

 悠二が舞の尻を叩きながら、友希那たち以外にも呼びかける。燐子、鈴音、舞も悠二の前で長い脚を持ち上げて、友希那のように犬の真似をしていきんで放尿をはじめた。



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16 (舞、燐子)

 愛犬プレイは公園から悠二の自宅まで帰って来てからも続いた。舞も抵抗することなくついて来た。

 舞は、白い首に首輪を巻いているだけで一糸纏わぬ姿で座っている。最初こそ大人しく座っていたのだが、今は脚をM字に開き、指で自慰を行い、クナクナと腰をくねらせていた。抗えない情欲に苛まれて、そうして悶絶しているのだ。

 白い肌はすっかり上気していた。乳頭は恥ずかしく頭をもたげる。秘所はベットリと濡れている。潤んだ瞳には悠二と交わる女たちが映り込んでいた。

「んふうっ……はああっ……」

 悠二の両脇に座る友希那と鈴音は、裸の胸板を湿らせていた。腋や首筋にも舌をそろそろと這わせる。時折、彼女らは交互に悠二へキスを強請り、舌を縺れさせる。

「イクッ、あんッ、イクうッ!」

 燐子のスマホに一通のメッセージが送られてきた。差出人は彼女の友人でRoseliaのメンバーである宇田川あこだ。

 着信音は聞こえているはずの燐子は一瞥すらせず、グネグネと腰を動かし続ける。与えられて燐子は快楽にむせび泣く。

「自分の連絡を無視して腰振っているだなんて、友達がこんな変態だなんて知ったらあこちゃんは悲しむだろうな」

「あんッ……悠二さんとッ、セ、セックスッ……の、ほう、が、た、大切ッ、ですからぁっ」

 カウチに座る悠二の上で燐子が果てた。全裸に首輪を巻いた燐子は悠二に跨り、卓越した腰振りを披露している。蠱惑的に、リズミカルに波打っていた腰が動きを乱し、桜色に染まった白い肌は快美恍惚でゾクゾクと震えている。イヌミミカチューシャや尻尾はつけておらず、彼女の首に首輪があるだけだった。

「はぁぁっ、悠二さんのおちんちん、気持ち良すぎますぅ……」

 悠二の肉幹から得られる快楽に酔い痴れる燐子は、子宮口と亀頭の先を擦り付けるように腰を波打たせる。揺れ動く腰のリズムに合わせ、豊満な胸がぷるんぷるんと大きく弾んでいた。

 快楽に耽り腰を振って恍惚としている燐子の腰を掴んだ悠二は、引き寄せるようにしながら自身の腰を突き上げた。

「ああッッッ────!!」

 彼の膝を掴み対面座位で繋がっている燐子は、発作を起こしたように胸を反らし、顎で宙を差した。悠二の肉幹の一突きによる快美恍惚の奔流に飲まれ、全身を走る痙攣に呼吸さえままならない様子。

 しかし悠二は構わなかった。燐子の腰を揺らし、自身の腰をピストンさせる。固く尖った乳首を天井に向けたままガクガクと痙攣を走らせ続ける燐子の痴態を眺め見る。その燐子は豊乳の先端から乳白色の液体を噴き上がらせたのだった。

「母乳を飛ばすほど気持ちいのか、相変わらず可愛いな」

「あひぃぃぃッ! ぅううッ、イクッ! イクッ、イクウウウッ!ッ────!」

 燐子は絶頂の余韻に浸る間もなく絶頂を重ねて、電気ショックを受けたように肢体を引き攣らせ、奇怪な振付の踊りを繰り返す。長い黒髪を振り乱す彼女の顔はだらしなく緩んでいた。舌を垂らし、口角から涎も垂れている。

「そんなに気持ちいい?」

 波打ちながらもグイグイと肉幹を締め上げる膣肉に、悠二は笑みをこぼしていた。

「イイッ、いいですぅ、ひぎぃッ! オマンコ……気持ちいいッ、あッ、あはッ! ッッッ!」

 悠二は燐子の腰を自分の方へ、グンッ、と押し付ける。

 燐子は悠二の上で大きなバウンドを繰り返している。豊かな乳房がぷるんぷるんと揺れ、母乳を奔らせ、髪の端がサラサラとざわめく。男性器の全貌を押し込まれているそこで、熱い白濁液の奔流が浴びせられていた。彼女は宙を仰ぎ見たまま恍惚としている。口の端から垂れる涎を拭おうともせず、突き落とされた法悦の中でただ溺れていた。

 悠二は一息つくと燐子から肉幹を抜く。ぐったりした燐子をそのままカウチに寝かせる。すると、燐子の股間に友希那は顔を突っ込み悠二の精液を啜り飲む。鈴音はごく自然に悠二の肉幹にしゃぶりつく。悠二の精液と燐子の愛液が混じった肉幹でもまったく気にしていなかった。

(もう……もう無理……耐えられない……)

 少女たちと交わる悠二を見て悶絶する舞は、ふと疑問を抱く。

(耐える……?)

 どうしてこんなに耐えているのだろうか。我慢しているのだろうか。彼を拒んでいるのか。最初こそ恋人でもない見ず知らずの悠二の言いなりになって、不快でしかないフェラや愛撫を行っていたし、自分の身体も悠二の思うままに弄ばれていた。露出プレイも行った。しかし、その時からそれらの行為には得も言われぬ快感があった。そんな自分に忌々しさを感じて自己嫌悪していた。

 それでも今はどうだろうか。時間を忘れるほど悠二の肉幹に夢中になり、彼に露出プレイを命じられたり、奉仕したりするだけで幸福で仕方がなかった。悠二にどう遊んでもらえるかばかり考えて、毎日彼から声がかかることを心待ちにしていた。

 自分の中にある何かが壊れていく感覚から、目をそらし続けてもいた。

 何故自分は悠二を受け入れなかったののだと後悔して項垂れる舞。ふと目をやれば、悠二と燐子がつながる部分から滴り落ちた交合液が床に落ちていることに気づいた。

(ふあああああ……)

 見つければ舞は頬を緩めて、頬を上気させる。

(ディックさん……悠二さぁぁんっ……)

 今夜初めて教えて貰えた男の名前を胸中で呼び、床を四つん這いで這うと床に付着している交合液を嘗め取っていた。大事なものをかき集めるように、舌腹をベッタリと張り付けて必死に体内へ取り込んでいく。

「美味しい、美味しい……ああっ、悠二さぁぁん……」

 それは、彼女を苦しめる切なさから解放してくれる味だった。

 ヘコヘコと腰を揺らし、頬を上気させ、昏い悦びの光を宿した瞳を蕩かし、口から熱い吐息を聞かせている。

 自分の肉幹にフェラをする鈴音の頭を愛犬を愛でるように撫でながら悠二は舞に問いかける。

「欲しい?」

「欲しい……欲しいです……」

 舞は悠二に声をかけられて頬を綻ばせる。身体も期待が隠せず、情欲の炎に焼かれながら悠二にすがりついた。



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17 (友希那、燐子、鈴音、舞)

予想以上に長くなっている……!


 ついに言わせた。悠二は内心ガッツポーズする。先程までのペットプレイで既に舞の好感度がラブラブになっていた。より彼女を昂奮させて自分からも求めさせたいという狙いは成功した。

 ようやくだ、というはやる気持ちを悠二は抑える。

 ベッドのほうへエスコートされた舞は緊張で動きが強張っている。常の活力に漲る彼女も初体験を間近に控えて随分と大人しい。

 鈴音は肉幹を咥えて端麗な顔立ちを昂奮で赤らめながら形の良い唇をすぼめて肉幹をじっくりとさすっている。

 そんな雌獣のごとき鈴音の頭を、まるで愛玩犬を愛でるように撫でながら悠二は言う。

「それじゃあ、やろうか」

「は……はい……」

 燐子と友希那の隣に身を横たえた舞を、間近で見ればますます舞の美しさを理解する。

 雪のように綺麗な肌で、中国拳法で鍛えられた腹筋が薄っすら割れている。腕も筋肉が付いている。脚は特別太いわけではないが締まっていてたくましさがある大理石の柱のようだ。

 舞の陰毛は恥丘に申し訳程度に三角形に生えている。せっかく見るのも稀な金の陰毛だ、その茂みは濃いほうが悠二には望ましい。

 悠二がじっくり眺めていると、舞は恥ずかしいのかしきりと身体をモジモジさせる。悠二は舞にキスして、優しく愛撫して溶かしていく。じっくり、ゆっくりと優しく愛撫を続けていると、舞の緊張が解けて感度は高まりトロトロになっていく。

 舞の身体はほんのりとピンクになっている。

「気持ちいい?」

「あぁ……気持ちいい、こんなの、初めて」

 悠二が舞の 紫水晶(アメジスト)の瞳を見ながら訊くと、舞は恥ずかしそうに視線を外しながら答える。女性を感じさせて悩乱させることが好きな悠二は舞の様子からもっと快美恍惚に酔わせたいと思った。

「それはよかった。いっぱい感じてくれ」

「はい……」

 悠二はスラリと伸びる長い舞の脚を上げると、悠二は舞の股間に潜り込んで陰唇を指で広げた。サーモンピンクの秘所からは淫液が吐き出している。

 かぶりつくようにクンニすると愛液がさらに滴ってきて彼の口に入る。この濡れやすさに彼女の性器にも期待できる。

 指で弄んでみたくなるが最初は肉幹を挿入したいと思っている。悠二の愛撫に舞は膝がガクガクしてくるまで感じさせた。

 そのまま悠二は口を舞いのお尻へ移動する。尻の柔らかな頂点にキスした。

「ひゃうっ」

 舞の身体が跳ねる。続けてもう一つの白い丘にもキスをする。キスを浴びせながら中心へ近づけていく。そして双丘を押し開き、アナルを確認する。

 桜色の美しいアナルだった。悠二が舌を伸ばしてアナルを嘗める。

「はうっ……な、なにこの感覚……?」

 悠二は舞の太ももを掴んで逃げれないようにして、顔をお尻にぐっと当てて下を伸ばす。

「ひゃぁん」

 舌が触れて舞が反射的に逃げようとするが、悠二は捕まえて離さない。舌先で執拗にアナルを刺激する。

 舞が身体をくねらせて悶絶する。アナルを嘗められているという羞恥と未経験の感覚への戸惑いによってだ。悠二は舌でアナルを責めつつクリも優しく撫でる。しばらく続けると舞はビクビクと動くだけで抵抗をしなくなる。生まれて初めて二か所同時攻めを受けたら、かなり効くだろう。

 悠二は姿勢を変えて69の体勢になった。舞は悠二の顔をまたぎフェラを始めた。舞は以前からフェラをさせて悠二がより気持ちよくさせるためのツボややり方をしつけてあるので、舞のフェラのテクニックは信頼している。それに興奮しているのか感情がこもっている。うふぅ、うふぅと鼻から大きく息を吐き出している。悠二が舌を駆使してクリを丹念に責めたことで、舞はフェラしながらしきりと体をモジモジさせる。

「もう、そろそろ……」

「もう少し我慢して」

 舞は悶絶しておねだりしはじめた。ファントムを退治するために鍛えているのだから我慢強いかと思っていたので意外ではあった。しかし、彼女が厳しい訓練をしていたとしても苦痛に強くても快感には脆いのかもしれないと、悠二は考え直した。

 数分と持たずに舞が根を上げた。

「お願い……オチンポぉ、オチンポぉぉ……」

 快楽に酔い痴れる燐子の姿が思い出して、舞の頭は淫らな期待で一杯になっている。

「もっともっと感じて、頭がおかしくなりそうになるまで気持ち良くしてから入れてあげよう」

 悠二はそう言ってベッドに舞と二人並んで寝る形になる。舞にキスしながら片手で豊満な胸をいじり、片手でクリを弄る。舞が悠二の頭を抱えて舌を吸う。悠二も乳首を摘まむ。

「お願いです。入れてぇ……」

「もう、我慢できないの?」

「そうよ! 欲しいの!」

 舞は今にも泣きそうな顔になっていた。そろそろ良い塩梅だな、悠二はそう判断した。悠二は舞の秘所へ肉幹を押し当てた。



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18 (舞)

今回で川神舞編最終回!


 舞はクナクナと腰を踊らせ、悠二の獣欲を誘うよう。悠二は肉幹を舞の秘所へ押し当てる。

「ぃぎっ!あ゛ああああぁぁあああぁぁぁっ!」

 舞の秘所へ捩じ込まれた肉幹が処女の証を突き破り、ズプズプと埋没していく。想像を遥かに越える激痛に舞は目を見開いて口をパクパクさせているのだが、侵入していく異物感に言葉にできないほどの幸せを感じていた。

 悠二も唸るような声を上げる。きつい。舞の中はとてもきつく、肉幹を入れるのに苦労をした。また亀頭を入れただけなのだが、亀頭全体が締めつけられている。悠二は肉壁を掻き分けるように肉幹を進めていく。

 ここまで締めつけが強いマンコは初めてだった。新鮮な感覚であった。武術で鍛えられただけある。入れようとしただけで射精したくなる。しかし、悠二も幾度となくセックスをしているのだ。射精を耐えて交合を長く楽しんだ。

「ううううぅ……」

「お、おおぉ、凄い凄い、よく締まる」

 舞は肉幹の異物感に、悠二はマンコの締めつけに、二人とも快感に痺れて呻く。舞が縋るように悠二の身体に強く抱き締める。無我夢中なのだろう、爪を悠二の背中に立てている。

 恐らくは意識してはいないのだろう。悠二の動きに合わせて舞のマンコが締まる。グンと突けばギュッと締まって、肉幹を逃がさないようにしてくる。その締め付けられながら肉幹を抜くとカリが引っかかって、体が震えるほど気持ち良い。

 悠二はへその下に力を入れる。初めてのセックスで舞がイクよりも前に射精をしたくないという気持ちになった。舞の感じる場所を探して角度を変えて何度も突く。しかし、舞の感度はとても良くてどこがより一層感じるポイントなのか判然としなかった。

 絶頂が近づくと肉幹を膣全体で万力のように締めつけてきた。それでも悠二は腰のピストン運動は止めなかった。

「ひぅっ、イクっ」

 舞が一声叫んで大きく絶頂する。瞠目して身体が白い弓のように反りしならせる。悠二の背に舞はすがりつくように爪を立てた。それでも悠二は止めなかった。舞の身体がピクピクと痙攣している。その身体の痙攣が悠二の肉幹へ伝わり、快感に変わる。

 そこに至り、悠二は限界まで達して舞の膣内へ射精した。

 舞の身体が糸の切れた人形のようにドスンとベッドに崩れ落ちる。息が荒く豊かな胸は呼吸に合わせて上下していた。

 しばらくして舞はうっすらと眼を開いた。

「気分はどうだい?」

 悠二が声をかけると寝ぼけたようにうっすらと眼を開いた。

「うん……。大丈夫よ」

「とても可愛かったよ。最後にイク時とか、舞の中がギューッと締まって、気持ち良かった」

「……!」

 舞が顔を背けて恥ずかしがる。

「これで舞はもう俺の恋人だ。他のメンバーとも仲良くしてくれ」

「……私は普通の女の子と違って可愛くないわよ。男みたいに手が早いし」

「すっごく綺麗な顔しているじゃないか。それに俺が良ければ関係無いさ。これから、舞がイイ女だってのを教えてあげよう」

 悠二は舞の秘所と繋がったままの腰を動かした。

「えっ、硬い?」

 舞はそのときはじめて自分の中に挿入されたままの悠二の小悠二が勃起したままなことに気づいたようだった。

「な、なんで……?」

「舞はイイ女だし、あそこの塩梅もいいからずっと大きくなったままなんだ。まだまだ昂りが鎮まらないんだ。このまま二回戦をしようか。いや、する」

 しばらく意識が飛んでいたとはいえ、舞の身体の火照りも鎮まっていない。彼女はすぐに感じ始めた。同時に肉幹をギュウギュウと締めつけてくる。

「おお、あそこが千切れそうなくらい締めつけてくるね。そんなにこれが気に入ったのかい」

「ち、違う。違うのよ。身体が、勝手に」

「そうかそうか。舞はエッチな女の子なんだ」

「違う、違うのよ!」

「大丈夫、エッチな女の子も好きだよ」

「違うのよぉ、ほんとに違うの」

 舞が泣きそうになっていた。

「こんなに感じて、俺から精液搾り取ろうとしているのに、そんなこと言う?」

 悠二が腰で深く抉る。

「あんっ、違うの」

 悠二は腹に力を入れて射精を堪え、舞の耳をしゃぶる。淵や溝を舌先でなぞるように嘗める。耳の穴まで舌が到達すると穴をほじくり返してやる。

「だ、ダメッ、耳ダメ」

 舞が雪白の身体を震わせる。ダメと言われたら悠二は余計にやりたくなる悪戯心を搔き立てられた。肉幹で舞の膣内の奥をゴンゴン突きながらさらに耳をしゃぶる。

「うっ、うっ、うっ、ううっ、ううぅ」

 舞の体が細かくピクピク、ピクピク震えている。性の快楽が身体に染み渡っているようだ。舞が感じているように、悠二も充分に感じていた。舞の中が気持ち良すぎた。既に内部で放たれていた精液でローションのようなヌルヌル感を得られていた。しかし、締め付けは先刻と同じかそれ以上だ。

「す、凄いな。気持ちいい。これは、初めてかも、しれないな……」

「あ、あぁ、あっ、あっ、いやぁ、あっ、あっ、んっ、んっ……」

 舞はもう返事をする余裕はない。悠二は一回出しているから我慢できてはいるが、そうでないならば精液を我慢できず放っていただろう。舞の肩を押えてガンガン突く。舞なら遠慮しなくてもいいだろう。

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……!」

 舞の身体が反り、秘所が締めつける。それが数拍続けてから舞は大きく息を吐き出した。悠二は舞を抱き締めながら彼女の頭を優しく撫でてイッた舞が落ち着くのを待つ。落ち着かせるために少しだけ待ってから、また動き始めた。

「あっ、待って、続けては――」

「大丈夫大丈夫。まだ余裕があるから」

「そうじゃなくて私が」

「大丈夫だ」

 そう言いながら悠二はグンと突く。

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……!」

 舞はすぐに喋れなくなった。雌獣のごとく唸るだけの舞の身体に抱きつき悠二は腰を振る。ギリギリまで来たら動きを止めて休む。少し落ち着けばまた動く。それを幾度と繰り返す。

 悠二の中で燃え滾る情欲の炎はますます燃え盛る。射精したいという欲求が高まる。欲望に身を任せて猛烈に腰を動かしてスパートをかけた。

「あああああっ……もぅ……イクッ……んあああああっ!!」

 舞の一番奥を突く。肉幹を奥まで突っ込み、先端で子宮口を突き上げながら精液を発射する。舞は子宮で射精を感じ取ったのか、悠二の小悠二をギュッと抱きしめた。秘所もキュウッと締まる。そして悠二は最後の一滴まで精を出し切って体の力を抜いた。悠二の体重が舞にかかるけれど、舞は苦しむ様子もなくむしろ悠二を受け入れるように抱き締めた。

「こんなに気持ちいい気分、初めて……」

 舞はまるで美酒に酔っているかのように、ボォッとした顔で言った。そんな悠二や舞の様子を友希那たちは羨ましそうに眺めていた。燐子は二人をオカズに自慰をしている。自分で弄る乳首からは母乳が滴っている。

 舞は悠二が彼女の中から引き抜いた肉幹をお掃除フェラをした。肉幹は男女の混合液で汚れているが舞は嫌がるそぶりも見せずに、逆に嬉しそうに肉幹を清めていく。舞はこれを境に少し打ち解けていった。




舞が正式にハーレム入りしたところで川神舞編を締めさせてもらいます。彼女は今後も登場してもらいますので、舞とのエッチは今後も書きたいと思います。こういうプレイを見たい、というご意見があれば募集します。
まさか川神舞編がここまで長くなるとは正直予想外でした。悪戦苦闘しつつ書きましたが楽しんでいただけたでしょうか?


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キャンペーン編
01 (友希那、燐子、鈴音、舞)


新章開始です!


 土曜日。早朝。

 空が白み始める。悠二の寝室では、そのような時刻から、女たちが甘くすすり泣くような声が聞こえていた。

「んはぁぁ……ああん、んぢゅう……」

 雄々しく聳える肉幹に唇を擦りつける舞は、愛しい人と口付けを交わすようにうっとりと目を閉じていた。桜色に染まる雪のように白い肌は何もまとっておらず、深い谷間には悠二の右腿が挟まれている。

「はあぁぁ、悠二さん……はあん……ふはあぁぁ……」

 肉柱を燐子は無心になって嘗め、舌をのろのろと這わせている。火照った身体は一糸纏っておらず、綺麗な形の豊乳は悠二の左腿を挟み込んでいる。

「はあ……はあ……あむぅ、んむぅん、あぁぁっ、んぢゅる、ぢゅる……」

 舞と燐子の間にいる鈴音は、先端の窪みにキスを浴びせながらガマン汁を啜ったり、鈴口や裏筋を舌先で丁寧になぞったりしている。彼女もやはり全裸で、ガマン汁を飲むたびにその裸体は快感と甘美な刺激にゾクゾクと震わせている。

 悠二の上半身に残されている掛け布団の中から、一つの桃尻とスラリと伸びた脚が出ている。それは布団の中で悠二の胸板を舐めている友希那のもの。彼女は悠二の身体を隈無く舐め回しているらしく、布団にできた山が縦横無尽に蠢いていた。

「挟んでくれ」

 恋人たちの濡れた声と彼女たちに与えられる快感で起床を迎えた悠二がそう言うと、燐子と最近、恋人たちによってハーレム奉仕の仕方を教育された舞、二人は豊乳を寄せて肉幹を挟み、口に溜めた唾液を肉幹へ垂らして潤滑剤として互いの息を合わせて上下に揺らす。

 亀頭に口で求愛していた鈴音は顔を離し、二人が唾液を滴らせたところへ自分の舌を差し向けた。

「おはようございますぅ……悠二さんっ……」

 上半身では舌による奉仕が加わる。

 寝室に響く水音が激しさを増し、女たちの甘くすすり泣く声は熱を帯びていく。

 エラや裏筋を中心に三枚の舌がチュルチュルと淫音を立てて這い回っている亀頭は、頻繁に孔からガマン汁がジワァッと吐き出している。

 三人はダラダラと垂れてくるそれを嘗めとりながら唾液を塗り広げ、微かにある牡液の味にうっとりしながらさらなる体液を求めて刺激を続ける。

 四つの乳房が丁寧にさすっている肉幹がさらに膨張した。

「ひぁああんッ」

 そして、屹立の先から白い液体が噴射する。

 三人は舌を伸ばしたまま顔で悠二の精を浴び、その温かさと臭気に快感を得て頭を痺れさせる。同時に、悠二の女であるという幸せを悦楽とともに魂へ刻み込まれていた。

 悠二のレベルが三〇に到達したときに得られたパッシブ・スキル。中毒性(Addictive)付与。悠二の体液を女性が摂取すれば夢中になり、渇望するという中毒性を付与するというものだ。元より悠二に魅了されている彼女たちは彼にますます依存していくことになった。

 悠二たちが仲良く朝からシャワーを浴びて身を綺麗にして、リビングに戻ったときタイミングよく彼のスマホのアラームが鳴る。

 確認してみればラブ・ハンターのメッセージだった。

 

『レベル一〇〇到達記念キャンペーン。四八時間限定。

『運営からお知らせします。レベル一〇〇に到達したプレイヤーが誕生しました。

 これを記念して四八時間限定でキャンペーンを行います。

 捕獲率二倍、経験値上昇二倍、好感度上昇二倍、好感度初期値+一〇、愛の矢三本配布、籠を三個追加。

 期間は本日一二:〇〇スタート。

また記念ガチャを特別に実装します。

 今後も本アプリをお楽しみください』

 

「これは驚いた」

まるで驚いて無さそうに見えるほど呑気に悠二は呟いた。

彼の首筋を嘗めていた友希那は悠二の視線の先を追ってスマホの画面を見る。

得心がいったように頷く。

「また悠二さんのもとに女の子が集まるのね」

「嫌?」

「そんなことはないわ。……本当よ?」

胡乱げな視線を向けていたからだろう。友希那が念を押すように言った。

「燐子や堀北さんを迎えたと聞いたときは安心したわ。悔しいけれど私ひとりでは悠二さんのお相手をするのは難しいもの。体力的にも時間的にもね」

 鈴音も友希那に賛同する。

「悠二さんほどの人ならば女性を何人も侍らせても不思議ではないわ。むしろ当然と言えることよ」

「そういうものか」

「そういうものよ。むしろ、喜んで従う娘のほうが多いと思うわ」

いや、それは絶対にない。悠二は心中で思う。けれど、発言こそしないものの舞や燐子も友希那たちに同意している。

彼女たちの盲目的なまでの悠二への心酔っぷり。悠二が彼女たちを完全支配したことで、彼女は恋人というよりも悠二の敬虔な信者や忠勤なる奴隷になっているようだった。

「そうかなぁ」

「そうよ。……それに悠二さんみたいに男性は色々と溜まり過ぎるのでしょう」

友希那は恥じらいつつも、悠二の小悠二へ視線を落とす。

 悠二はレベルアップによる恩恵によって悠二自身の身体能力が上がっている気がする。精力のほうでもラブ・ハンターを始めるよりも前から大分向上している。

 湊友希那、白金燐子、堀北鈴音、川神舞。四人をほぼ毎日相手にして、彼女たち悩乱させ満足させているのだ。絶倫と言ってもいいくらいだ。

「そ、その……こ、恋人一人だけ作るとしても、それでは足りないくらいに、だ、出さないと……つ、辛いのでしょう? それは……」

「ま、まぁ、そうだね」

「だったら、その……たくさんの女の人、使っていいと思うわよ? 悠二さんなら」

 悠二は絶句する。使う、ときたか。男の性欲を発散消費させるためのはけ口に女を使えなどと、女子高生が、いや尋常な女性が使う言葉とは思えない。『ラブ・ハンター』の強力な支配力を改めて実感する。




今回は今までにはない章。複数の新ヒロインが登場するというものです。筆の遅い私がなるべく早くヒロインを多く出す打開策でもあります。


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02 (エロなし)

ちょっと長めです。
※前回の話で悠二が得た籠の数を誤って書いてしまいました。現在は修正してあります。


「悠二さんがこれからもレベルアップをしていけば、体力も精力も増していくことになると思います。……私たちだけではお相手は務まりません。だから、私も女性を増やしたほうがいいと思います」

「それもそうよね。昨日もそうだったけれど、私たちがそれぞれ買い物したり、部屋の掃除をしたり、料理を作ったりと色々やっている間、悠二さんにご奉仕する女の人がいなくなるのは問題よね」

 燐子も舞も深刻そうに相談している。

 恋人たちの勧めもあって悠二のキャンペーンを利用したハーレム拡張計画が始まった。今は八時。準備のためにみんなで動き始めた。鈴音と燐子が朝食の準備をする。舞は洗濯と掃除を始める。悠二と友希那は近くのコンビニへ買い物に行く。簡単に食べられる食べ物、ペットボトル飲料、栄養ドリンク、コンドームを調達した。『モンスター強化』ができるまでは、中出しは不用意にはできないからだ。

 ただ三箱は買い過ぎたかもしれないなと悠二は思った。レジを担当した男性店員が凄い顔で悠二と友希那を見比べていた。

 食事を終えたあとは計画通りに動き出した。悠二はまず鈴音と舞を連れて家を出た。彼女らは悠二が捕獲した女性を悠二の家へ連れていくためだ。その間に悠二はさらに女性を探し続け、夕方に帰宅して捕まえた女性を調教する。朝になれば再び探し始めるのだ。

 友希那と燐子には前々から、悠二が気に入っていると伝えてあった女友達たちをなるべく多く集めてもらえるように頼んである。そのため、二人は悠二の家で連絡を友人たちと取り合っている。悠二に友を献上することを彼女たちは何の呵責も罪悪感もない。寧ろ、悠二に気に入られ、ハーレムに加えたいと望まれる彼女たちは幸福とさえ思っていた。

 悠二はさてどこへ行こうかと考えて新宿へ向かうことにした。休日ならば人も多いだろうと予想してのことだ。新宿を中心に他にも若い女性向けのショップ、美容室、撮影スタジオ、モデル事務所などの周辺を探索してみる。

 しかし悠二が思った以上に成果は得られなかった。SR以下は切り捨てで探索したこともあってスマホに反応がないのは仕方ないことなのかもしれない。反応があったと思えば移動していて瞬く間に探索圏外へと出てしまった。恐らく車か電車に乗っていたのだろう。

 一五時になった。悠二は嘆息する。渋谷や青山にでも場所を変えようかと検討し始め、鈴音や舞とも相談した。そんな時だ。

 その時新宿通りにSSRの反応があった。ターゲットのマークはそのまま紀伊国屋書店本店に入っていく。

「見つけたぞ」

「え?」

「やった! さっそくいくわよ」

 鈴音と舞を連れて悠二は紀伊国屋書店へ向かう。ターゲットは文学、新書、選書など扱う二階にいる。悠二もこの本店の常連なので、自分の勝手知ったる場所にSSRのような逸材がいたとは意外に思った。ラブ・ハンターを得てからもこここに通っているのだ。今までは間が悪かったのだろう。

「悠二さん、念のために探査対象のレベルを下げてみてはどうかしら?」

「どうしてだ? 鈴音」

「もしも、対象者に連れがいたら持ち帰るのが難しくなるわ」

「なるほど……」

「あー、それはあるかもね。だったらその連れごとお持ち帰りしたら?」

 舞の提案に鈴音は首を横に振って却下する。

「その連れが悠二さんの好みに合う娘でなければ矢と籠の無駄遣いだわ。一応、リリースはできるみたいだけれど……」

「籠は戻っても矢は消費されてしまう。矢は大切だから無駄にはできないか」

 ううむ、と形のよい唇に指を当てて考える舞。

 悠二は鈴音の勧めに従い、レベルを下げて探索をしてみるが、SSR以外の反応は周囲にはなかった。

「どうやら一人みたいだ……。行ってくるよ」

 鈴音と舞を離れたところに置いて悠二が獲物へ向かう。

 そこにはSSRにふさわしい美女がいた。歳は十代頃だろうか。悠二は矢の準備をする。

 そして彼女のほうへ本を物色しているかのように近づき、矢を放った。

『捕獲に失敗しました』

 悠二は内心舌打ちする。捕獲率二倍であっても失敗するのか。SSRを捕獲する成功率はそれほどまでに難しいものなのか。

しばらく彼女の周りで本を物色することを装いつつ、クールタイムが終了するのを待ちつつ、彼女の同行を監視する。

 クールタイムが終了して悠二は早速、矢を放つ。

『捕獲に失敗しました』

 焦燥にかられつつ、悠二はさらにクールタイムが終わるのを待つ。その間に彼女は本を手に会計へ向かう。悠二はレジには向かわず、彼女が会計を済ませるのを待つ。

友希那を捕獲したのは神の愛だったが、彼女を一回で捕獲したあの矢がどれだけ優れていたのかよくわかる。

 会計を済ませた頃にはクールタイムは終了していた。悠二は近づき矢を放った。

『捕獲しました』

『SSR捕獲ボーナスで籠が一つ贈られます』

 悠二は心中でガッツポーズをする。籠も一つ贈られてきた。同じSSRの湊友希那と同じくSSRの捕獲では籠を増やせるのは嬉しいボーナスだ。

「待ってくれ」

 悠二は彼女を呼び止めた。すると彼女は足を止めて振り返った。彼を見て魅入られたように見つめている。

「あ……あなたは……」

 華麗な顔立ちをした美女だ。純潔さがういういしくあらわれている。

「桜庭悠二という、ついてきてくれ」

 彼女をつれて悠二は鈴音たちと合流する。すると、鈴音が意外そうな声を上げる。

「あら、一之瀬さんじゃない」

「ほ、堀北さん? ど、どうして……?」

「鈴音、君の知り合いか?」

「同じ学校の生徒よ」

 鈴音の説明を受けて、悠二は彼女───一之瀬の情報を確認する。

 

レア度:SSR 点数:92

氏名:一之瀬 帆波

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ属性

好感度:好意的(57)

身長:159cm

体重:52kg

3サイズ:B95/W61/H91

バストカップ:F

 

 レア度が友希那の九六点には及ばないものの、二人目のSSRだ。これは期待できそうだ。

「改めて名乗ろう。俺の名前は桜庭悠二。今日から君のご主人様になる」

 悠二の言葉を受けて、帆波は名状し難い双眸の輝きを放ちながら、ぶるりと身体を震わせた。

 

 




一之瀬帆波
第五のヒロイン。『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物。

リクエストも多かった帆波の登場です!好きなキャラなのでついに出せて良かった~。そしてついに出てきた二人目のSSR!帆波にしてもらいたいプレイやシチュがありましたら、メッセージボックスなどで意見をいただければ参考にさせていただきます。(必ず採用できるわけではありません)

※好感度を訂正しました。


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03 (エロなし)

 悠二は帆波を鈴音に任せて彼女を自宅へ連れて帰らせた。このまま悠二が残って狩りを続けるためだ。

「悠二さん、さっき一ノ瀬さんに渡していたのは何?」

「お泊まり回数券だよ」

 

お泊まり回数券

渡した相手と一晩、一緒に寝ることができる。対象を含め、周囲の人間はそれを必ず受け入れ、異議を唱えることも決してない。全部で三〇枚つづり。

 

 悠二が友希那と連絡を取り、彼女の友人たちと会うのは明日の午後ということになった。集められた人数も前々から目をつけていた女の子たち全員とはいかず、二人だけだった。

「まあ、唐突の呼び出しだったし、二人だけでも良しとするか」

 無理をいって集めさせることはないように、悠二は友希那や燐子に言い含めていたので、偶然予定が空いていたその二人だけをアポを取れたのだ。

「それでそうするの? まだ新宿を探してみる?」

「いや、場所を変えよう」

 悠二と舞は電車に乗って移動する。先程までに調べていた芸能事務所周辺を探索しようと考えているのだ。

「もう大きな事務所は探したじゃない。まだ心当たりあるの?」

「今度は小規模なところを探してみようと思ってね」

 既に一之瀬帆波を手に入れたので悠二には余裕がある。あまり夜遅くまで探しては帆波を調教する時間が無くなるので、あと一、二時間くらいで引き上げるつもりで向かっていた。

 悠二と舞が下車したのは聖蹟桜ヶ丘駅。悠二がラブ・ハンターでの探索を始める。設定はUR以上。

 舞がスマホで彼が探している事務所までの経路を検索して道案内をしていた。道すがら、反応を見逃さないように注意しつつ悠二は舞についていく。彼女の律動的な足取りで短いスカートが翻る。露出癖を取り繕うことがなくなった舞は、今はノーパンだ。翻る短いスカートからは尻が見えるかもしれないと思うと悠二はつい舞の尻に注目してしまった。

「あった。……って、ここ、なの?」

 舞の胡乱げにな視線の先にあるのは街角の三階建て家屋に入っている事務所だった。一階にペットショップ、クリーニング店、靴屋、書店が軒を連ねている。

 事務所の名前は283プロ。

「本当に小さい事務所なのね」

「本当だな。しかし……ここに反応がある」

 悠二は思わず唸る。ラブ・ハンターの画面には反応がある。場所は283プロだ。

「今日はアイテムをたくさん使うわね」

「ここが使いどころだろう」

 悠二は今までにガチャで得ていたアイテムを惜しげもなく使った。彼はスマホから『顔パス回数券』を選択して使用する。するとスマホから赤い光線が発射されて悠二の手元に空色の券が出現する。さながら、彼の掌中で3Dプリンターによって作り出されているようだった。

 顔パス回数券はどんな場所でもこの券を渡せば入る事が出来るアイテムだ。

「レアリティは高いけれど、ここで使わなければいつ使うというのだ」

悠二は舞を表に残して、券を持ったまま283プロへ向かった。

 呼鈴を鳴らせば従業員の女性が出てきた。結構な美人だったが反応は彼女からではない。

「いらっしゃいませ。どちら様でしょうか?」

「こんにちは。こちらをどうぞ」

 悠二は自己紹介もせずに顔パス回数券を従業員に渡す。彼女は不思議そうにしながらも思わず回数券を受けとる。裏表を確認している。

「すみません、中に入ってもいいですか?ここのアイドルたちに会いたいのですが……」

「分かりました。こちらです」

 従業員に案内されたのは、まるで一般的な住宅の居間のようなところだった。

「現在、この事務所にいるアイドルは数人しかいません。みんな別のユニットなんですが、今日はそれぞれ別件の用事で来ているんです」

 従業員の説明を受けて悠二はアイドルたちと引き合わされた。

 なるほど、やっぱりアイドルは凄い、悠二は忌憚なくそう思った。友希那たちも類稀なる美女たちを侍らせている彼ですらそう思った。

 そして、そこにいた三人のアイドルの中で一際、悠二を魅了するアイドルがいた。

「やあ、私に何かようかな?」

 胴震いを禁じ得ない美しさだった。彼女だけが極彩色に輝いてみえた。

 闇をとかして染めあげたような漆黒の長い髪は高い位置にポニーテールにしており、最高級の白磁のような白い肌。背もかなり高く、豊かな胸、細いくびれ、大きな尻。脚もすらっと長い。

まさに絶世の美女。玲瓏月輪のごとく、彼女の前では風も水も花も、光と香気を失うことだろう。

「こんにちは。えっと……」

「彼女は 白瀬咲耶(しらせ さくや)さん。 L'Antica(アンティーカ)というユニットのアイドルですよ」

「そうですか、初めまして。桜庭悠二です」

「初めまして、ご紹介いただきました白瀬咲耶です。……それで、今日は何か御用でしょうか?」

「ああいえ、私のことはお気になさらず。ここ、座っていいかな?」

「いいよ、とは言っても、別に私に断わりを入れる必要はないけどね」

 そう言って愛想よく咲耶は笑う。悠二は礼を言って座る。他のアイドルたちにも気にしないように言っておく。顔パス回数券の効力は甚大で、悠二がふてぶてしく振る舞っているのに、彼女たちはそこにいるのが自然であるかのように受け入れている。

 残り愛の矢は七本。明日には友希那たちに集めさせた少女たちを捕まえるためにも、矢を使いきるということは避けたい。

 何度か挑戦してそれで失敗するならば、今回は彼女を諦めてまた矢を集めてから挑戦しようと悠二は腹を括る。残念ながら咲耶の連絡先を聞き出すことは難しいだろうが283プロに所属していることは知ることができた、それでよしとしよう、と悠二は自分に言い聞かせた。

 咲耶は雑誌を読み、他のアイドルたちもそれぞれ別なことをしている。従業員も奥に引っ込んでしまった。悠二はスマホを取り出し、アプリを用意した。隠し撮りとは疑われないように極力配慮しつつ、咲耶へスマホを向ける。チャンスは少ない。緊張しつつ狙いを定める。

 そして愛の矢を放った。

『捕獲しました』

 成功音と一緒にメッセージが出た。

「マジか!」

 悠二の素っ頓狂な声によって成功音がかき消された。

「……す、すみません」

 アイドルたちに胡乱げに見られて悠二は謝罪した。まさかの一発成功。キャンペーンの効果があったとしても一度で捕獲できるのは嬉しいものだ。先刻、一之瀬帆波を捕獲したときに苦戦したことを思えば、尚更嬉しさを感じる。

そして彼はスマホを操作して咲耶のデータを確認する。眼前の彼女の様子に変化はなかった。

 

レア度:SSR 点数:94点

氏名: 白瀬咲耶(しらせ さくや)

年齢:18歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:0人

性交経験:0人

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:好意的(50)

身長:175cm

体重:60kg

3サイズ:B91/W58/H87

バストカップ:F

 

 SSR! まさか一日でSSRを二人も捕獲できるとは思いもしなかった。望外な幸運に悠二は昂奮で手が少し震える。その震える指で咲耶にメッセージを送る。

「ふわああ……」

 自分のスマホを見た咲耶が色っぽい息を吐く。彼女のその涼しい眼差しは昏い光を宿して、悠二を見つめていた。

残る矢は六本。

 咲耶ほどの美女を捕まえるのに矢の消費を一本だけで済ませるなどとは、幸運の金貨を使い果たしたのではないかとさえ悠二は思った。

 




白瀬咲耶
第6のヒロイン。ゲーム『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の登場人物。

使用したアイテム
お泊まり回数券
渡した相手と一晩、一緒に寝ることができる。対象を含め、周囲の人間はそれを必ず受け入れ、異議を唱えることも決してない。全部で三〇枚入り。

顔パス回数券
どんな場所でもこの券を渡せば入る事が出来る券。全部で三〇枚入り。


咲耶は一之瀬と同じく、出したいと思っていたヒロインなのでようやく出せて嬉しいです。次回こそエッチな回になるはず!
キャンペーン編で登場するヒロインは既に決まってはいますが、まだ今後も増やしていきたいと思いますのでキャンペーン編後のヒロインについて皆さんの意見を伺いたいと思います。(勝手ながら、募集期限は3月10日21時とさせていただきます。)


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04 (燐子、舞)

意外とアサギの人気が低い……


 咲耶には打ち合わせ終了後、悠二の自宅の最寄り駅まで来たら連絡するようにメッセージを送った。咲耶が明日は予定がないというので、ついでにお泊まり券も渡した。

 彼女に明日の予定がないのは渡りに船であった。一気に好感度をMAXまでに高めてしまおうと悠二は考えた。

 悠二がレベル40に到達した際に得た新機能により、捕獲したモンスターの詳細データを確認できる。帆波も咲耶も生理の問題は無さそうだ。二人とも今日、生中出しをしても問題はない。

悠二の自宅には燐子と帆波が悠二の帰りを待っていた。友希那も鈴音も今日は帰宅している。

 一之瀬帆波は鈴音と同じ学校に通う同級生で、Dクラスの鈴音とは違うクラスのBクラスに所属しており、学級委員長を務めているという。

 面識がある鈴音にもいてもらったほうがいいかと悠二は考えたが、鈴音は特に仲がいいわけではない、ただ面識があるだけだと無関心な様子だったので無理に引き留めるつもりはなかった。

 咲耶からの連絡が来るまでの間に帆波をレベル上げするつもりだった。だが、その前に今日自分の我儘に付き合ってくれた恋人たちにご褒美を上げたいと悠二は思ったのだった。

「ふぁっ、あっ、ああっ、いいんっ……」

 悠二は燐子の後ろから肉幹を突き込んで攻め立てていた。ハーレム加入初日の帆波を放置して、燐子にご褒美を与えていた。

「急な要求だったのにお友達を集めてくれてありがとう。友希那にはあとであげるが、ご褒美をたっぷりとあげるよ」

「あっ、あっ、あぁんっ、ひぃ、ひぐっ……! あ、ありがとう……ございます!ありがとうございます!」

 悠二に褒められて感極まり涙を流しながら、愛する男に施される快感に酔い痴れ喘いでいる。

「ふふ、お友達を見ず知らずの男の生贄にしようだなんて、悪い()だ」

「悠二さんに魂を売りましたから……。あなたの前ではただの女……あなたの恋人です……。それはきっと湊さんも同じ気持ちです」

「そうなってから、前より綺麗になったような気がするよ?」

 後ろを向き、悠二を見た燐子の目はぼうと蕩けていて、唇は瑞々しく湿り、スベスベの頬は赤く染まっていた。唇を捧げると、舌を絡めていく。舌は淫靡な水音を立て、こね回した唾液は燐子の喉を通っていく。

「みんなのプロポーションなら、きっと美味しく召し上がっていただけます……」

「それは楽しみだ。まあ、身体の相性が悪くても俺に合うまでハメればいいから」

 そのために《モンスター強化》がある。彼女たち性器は悠二が快美に感じるように変化する。燐子だって《モンスター強化》によって悠二の肉幹にピッタリとフィットする胎内となり桜庭悠二専用の肉壺へと昇華したのである。

 燐子の性器から強烈な快感を受ける悠二以上に燐子はもっと簡単に上り詰める。

「あっ、あっ、も、もうっ、ダメっ、イクぅぅっっ……!」

 燐子はあっという間に身を快美恍惚の炎に灼かれ、雌の悦びを骨身まで焼き尽くされる。それでも止まらない突き上げで起こる電撃が、ドロドロに蕩けていく脳髄に直撃した。

「俺も出すぞ!」

 燐子が絶頂に達したその瞬間の締め付けは強烈だった。悠二も一緒に果てる。燐子の艶やかな黒髪を鼻で掻き分け、彼女のうなじの臭いを肺腑いっぱいに吸い込み、ほんのりと汗ばむ白磁の肌を嘗める。

「ひゃうぅっ!」

 絶頂の最中に襲う快感に燐子の身体がぶるりと震えて、肉幹を締める圧も強くなる。

「あーん、いいなぁ白金さん。やっぱり幸せそう……」

 舞の欲情に潤んだ羨望の眼差しを燐子へ向けている。その隣では帆波が、顔を真っ赤にして見ている。見学するよう命じてあったのだが、かなり刺激が強すぎたようだ。

 先ほどまで手を付いていたベッドに上半身を預けてピクピクしている燐子の股間へ、舞は顔を近づける。這いつくばるその様子は牝犬だ。燐子の股間には悠二が出したばかりの精液が溢れている。

「……じゅるっ!! じゅるるっ!!」

「そんな……」

 帆波が絶句している。舞はまさに犬が水を飲むような音を立てて燐子の股間から精液を啜り嘗めていた。

「帆波」

「にゃっ!な、なに……?」

「セックスを生で見た感想はどうだい?」

「え、えっと……すごいなって、思います」

 話に訊く才女とは思えない、朴訥とした感想だが初心な少女ではそんなものかもしれない。今でこそ淫らに快感を貪る雌獣と化した燐子たちだって最初はこのようなものだ。

 今の白金燐子と川神舞はもう悠二を悦ばせる身体に開発されていて、何度味わっても美味いし飽きることはない。新入りの帆波もその身体はきっと快楽の泉だろうという確信がある。抱いていればそのうち悠二用の肉穴に成り果てるだろう。

「舞。立って」

「……じゅじゅっ! ……んくっ……は~い!!」

 ベッドからその外に突き出されている燐子の尻に顔を埋めて精液を嘗め取っていた舞に、悠二は声をかけて立たせる。

 そうして彼女の服を手慣れた手つきで脱がしていく。彼女はブラもショーツもつけていないので他の恋人たちよりも全裸にする時間は早い。

「おお、だんだんと濃くなってきたな!」

「はい、言いつけ通りお手入れはやめました」

 にこやかに笑う舞の陰毛は手入れをやめたことで以前よりも濃く深く茂っていた。金毛の茂みに悠二は満足気だ。腋毛も剃らせていなかったので、彼女の腋は金毛で茂っている。

 悠二は気持ちよさそうに、彼女の上下の金毛を弄ぶ。その様子を見て舞は毛を生えるままにしてよかったと心底喜んだ。

 そして舞は先ほどの燐子と同じようにその隣に手を付かせてバックの体勢で挿入するために、そのぷりっと突き上がった美尻を悠二に差し出す。日本人離れした欧州人らしい肉づきの尻だ。

「ああ、ちゃんと尻毛も生やしているね。偉い偉い」

「ああ、ありがとうございます……」

 舞の秘毛は濃く、金毛は尻にまで生えていたのだ。雪白の肌に金色の輝きは淫靡な美しさはあった。そして、その尻へ悠二は肉幹を入れる。

「んあああああぁぁああぁぁぁ!」

「大丈夫? 痛くないか?」

「んんっ……だいじょうぶぅ、きもちいいのぉ……」

 グッと突き刺さる肉幹。その受け入れている最中にさえ強烈な刺激が押し寄せ、その圧倒的な快感で彼の恋人になれた幸福を再認識する。

 完全に弛緩したゆるゆるの顔で法悦の淵に沈んでいく舞の顔を帆波がまじまじと見ていた。




次回は舞のご褒美タイム!帆波のセックスはもう少し待っていただきたいと思います。


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05 (舞)

皆さんアンケートのご協力ありがとうございました。次章のヒロインはグレイフィアにさせていただきます。乞うご期待!


 舞のしなやかな腰をがっしりと掴んだ悠二が、金の秘毛を掻き分けて秘部に肉幹を深く突き入れる。

「ひあああああッ!」

 宙を振り仰ぎ雌の咆哮を上げる舞は、一直線に子宮を押し上げられるかのような衝撃が甘美な刺激となり身体中を巡っているのを感じた。背筋を弓なりに反り返らせて全身をガクガクと痙攣させ、頭の中に火花を散らしている。徐々に表情が崩れてきて、大きく開いていた紫水晶(アメジスト)の瞳が蕩け、口から舌が飛び出て、端から唾液が垂れている。

「あひッ、ふうんッ、さいっこううう、ああッ、はああんッ」

 舞の乳房が悠二の手の力加減でムニムニと形を変えられ、ツンッと勃った乳首は指で擦り回された。

 腰が打ち付けられ、ジュプンジュプンと淫靡な音が悠二の寝室に広がっている。

「んはあっ、ああん……あッ、はああッ……」

 乱暴に揺れるブロンドの髪から蕩けた舞の顔が見え隠れしている。目尻の垂れた虚ろな瞳で、半開きの口から舌先を出し、淫蕩に崩れた顔だった。

「へはぁ、気持ちいい、んんぅッ、あああッ! あッ、ぁぁッ、これ好きぃぃ……んひぃッ……」

 肉襞をえぐり子宮を突き上げ内臓が揺さぶられるような甘美な刺激。それを浴びる舞の脳髄を痺れ、目の前に白い閃光を散らし続けながら、彼女の膣は肉幹をキリキリ締め上げる。

「あッあッくうんッ! ああッ、イク、またっ、イクうううん! あッ! んッ! はぁぁんッ、気持ちいい、あひゃっ、ああっ、あん、んううッ」

 弾みが付いた抽送に舞の嬌声もますます高まる。絶頂を重ねる彼女の身体はうねり乱れる肉壷を収縮させている。

 悠二は舞の腋に顔を突っ込み、鼻を金毛に埋めて腋の臭いを嗅ぐ。腋という場所が場所であり、毛も茂っているため臭いは濃厚であった。悠二は肉幹を突き込みながら、腋の臭いを嗅ぎつつ、嘗めるという器用なことをしていた。

「舞の腋、臭うな」

「ああ、言わないでぇ……」

「貶してないよ、いい臭いだと思う。……舞は他の()より臭いが濃いよね」

「ああ……悠二さぁぁん、んぁぁ……」

 肉幹からの快感だけでなく、腋から得られる新たな快感に、舞の意識がふわふわと舞い上がり、頭の中が白く濁っていく。

「はんぅううう…………」

彼からさらに快楽を与えて貰えた望外の幸運に感激して、股の間から止めどなく淫液が溢れ出ている。

「んううんっ、んふううん、んっ、んふ……」

 舞との性交は先程の燐子のとき以上に激しかった。互いに蛇のように絡み合っていた。舞のベッドについていた手は離れ、ベッドに倒れ込む。後背から悠二に肉幹で何度も突かれ、腋を嗅がれつつ嘗められる。悠二の左手は舞の腰に回っていたが右手は彼女の乳房を弄んでいる。

「う、うわぁ……す、すごい……」

 壮絶な性交を見て帆波は絶句する。舞は舌や涎だけではない、幸福感のあまり涙を流していた。蕩けた笑顔とともに。




今後の展開のために再びアンケートのご協力お願いします。一番に選ばれたヒロインのメイン回を作りたいと思います。(回答期限は3月12日21時まで)


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06 (帆波)

今日は二本連続投稿!


 燐子と舞の横顔は帆波のほうからしっかり見えていた。性交によって消耗して横になっている二人の美女の裸体に視線が釘付けになっていた。

「帆波」

「はっ!? あ、は、はいっ!?」

「っっっ!! こ、これが……!!」

「うん。男のチンコ」

「……!! ち……お、おちんちん、です、か……?」

 悠二の小悠二に帆波は恐る恐る手を伸ばす。感嘆の声を上げて触る。彼女が手を離したら悠二が切り出す。

「さて、次は帆波の番だよ。と、その前に水分補給だ」

 悠二はそう言って伏して倒れる燐子を仰向けにして、髪から頬へ指先を滑らせる。燐子はゾクゾクと背筋を粟立て、うっとりと表情を蕩かす彼女は膝立ちになると、乳房を両手で寄せながら捧げるように胸を突き出す。

「ああっ、はあっ、ん……」

 悠二が乳輪を覆うように吸い付くと、燐子は身体を震わせながら甘い啜り泣きを聞かせ、彼に吸いつかれている乳房を自分の手で揉み解す。そうすることで母乳の出る勢いが増して、乳管が刺激され、より強く快感を得ていた。

 『モンスター強化』で母乳の設定項目をONにしたモンスターは母乳を分泌することができるのである。

「もしかて白金さん、妊娠しているの?」

「いや、燐子は妊娠などしていない。……俺の恋人たちはね、みんな燐子みたいに妊娠しなくても母乳を出せる体質になるんだ」

「そんなことがあり得るの……?」

「あるよ。例えば……」

「ああ、白金さんだけズルい! 私の母乳(モノ)も飲んで!」

 悠二はすがりつく舞の乳房に吸いつく。乳輪を覆うようにして口で刺激させれば、彼女もまた母乳を出す。

「んひっ!? あぁ、はぁっ……」

 刺激に驚いた舞もすぐに母乳を吸われる快感に身を委ねた。

「ほら、舞もちゃんと出るぞ」

「…………」

「信じられないだろうが、帆波も出るようになるよ」

「……! そ、そうなんですか!?」

「まあ、それはそれとして始めようよ」

「で、でも……さ、さっき出しました、よね?」

「うん。出したね。二回」

「な、なのに……か、硬い……です、ね。」

「そうなんだ。俺、一〇回くらいは出しても全然元気。むしろ満足出来なくて」

「じゅっっ……!?」

 悠二はレベルアップの恩恵で肉体的に頑健になっていた。中でも精力は極めて高くなり、もともと強かったそれはもはや絶倫と言ってよかった。

「だから、帆波にも手伝って欲しい」

「その……悠二さんが……」

「俺?」

「私なんかで気持ちよくなれるのかなって……」

 悠二は帆波をギュッと抱き締める。豊かな胸の弾力が心地よい。

「大丈夫大丈夫。なにより、俺は帆波が欲しいんだ。帆波でなければダメなんだ」

 そしてそのままキスをする。帆波はぎこちなく、また舌を入れられてびっくりして固まってしまったので、悠二の一方的なキスになった。

 それから服を一枚一枚脱がせていった。

「自分で脱ぎます」

「いいからいいから」

 恥ずかしそうもじもじする帆波を脱がしながら、どのような下着を着けているか楽しみにしながら悠二は作業を続ける。

 そして帆波は下着姿になった。下着は空色だった。デザインはレースのついた可憐なものだった。最近友希那たちが悠二を楽しませるためにつけていることが多いセクシーで扇情的なものとは異なっている。

「可愛い。とても良く似合っているよ」

「あ、ありがとうございます」

 照れたように帆波は笑う。まだ固さはあるが少し柔らかくなった。

「体をよく見せてくれ。手は後ろで組んで」

 帆波はあまり躊躇うことなく手を後ろに回した。

 悠二は感嘆のために息を呑んだ。

「ブラを取ろうか」

「はい」

 帆波は手で隠しながらブラを取った。両手を胸の前で組んで隠している。

「隠さないで」

 帆波は少し恥ずかしがりながら、両手を後ろへ回した。乳房は少し垂れたお椀型。それが色っぽくて好ましい。それに大きめの乳輪はやや膨らんでいてみずみずしかった。

「自慰はやったことある?」

「はい」

「目の前でやってみせてくれ」

「わかりました」

 美しい処女の自慰を見物できるとは言ってみるものだなと悠二は思う。

 帆波はベッドの端に座って両足を広げた。悠二はその前に座った。

 帆波は目を瞑りパンツの上から溝に沿って撫でている。左手は軽く胸を揉んでいる。ショーツが溝に食い込み筋になる。指は溝から肉豆へ移り、円を描く。

「あ……」

 吐息のような喘ぎ声が漏れた。そこで帆波はパンツを脱いだ。悠二の目の前に処女の性器が現れた。秘裂からは雫が光っている。

 帆波は指に愛液を付けるとクリの上からこすり始めた

「あっ……、あっ……」

 声がどんどん色っぽくなっていく。指の動きが早くなっていく。悠二は目が離せない。勇壮と屹立する肉幹を燐子と舞が奉仕している。

 肉棒を咥えた燐子が陶然とした面持ちで味わうように頭を揺らしている。頬張りきれていない部分や肉袋は、舞が惚れ惚れとした顔で舌腹を擦りつけている。燐子も舞も全裸のまま、浅く掛けている悠二の股座に跪いていた。

 悠二は帆波のオナニーショーを、自分の逸物に奉仕する燐子と舞の頭をまるで愛犬を愛でるように撫でながら見物していた。彼女らの奉仕によって肉幹は活力を昂らせている。

帆波がだんだん猫背になっていき、指は肉豆を責め続ける。

「んっ、んんっ」

 帆波が軽くうめいて体から力が抜けた。指も止まっている。軽く絶頂したようだ。

 頃合いだな、と判断した悠二は燐子と舞の頭を軽くぽんぽんと手で合図して股座から離す。

悠二自身で帆波を愛撫するためだ。

 彼は帆波をキスしながら胸を優しく揉み、太ももを撫でる。帆波の乳房は凄く弾力があり、無心になって胸を弄びたくなる。肌もつやつやて触り心地も良いも凄い。

 帆波が感じてくるまで愛撫を続ける。焦らず継続して愛撫する。悠二のテクニックは多くの恋人たちとの経験もあってさらに磨かれつつある。

 帆波の体から力が抜けてきたところで悠二は秘所へ手を伸ばした。すでに愛液が溢れてきている。悠二は愛液を指にとり、それで肉豆を優しく撫でる。やさしく円を描くように、縦横の動きも加えて変化を付ける。さらに、軽くタッピング、グリグリと押したりしたりと異なる刺激を与え続ける。

 キスをしながら硬くなりピンっと立っている乳首をつまんで弄ぶ。口がゆるんだ隙をついて舌を侵入させる。舌を絡ませると今度は控えめながら応じてくれる。

 さらに続けているとだんだん脚が開いて腰が動き始めた。体は性の快感に餓えているのだ。肉体的な感度が非常に良い。

 好感度四七で現状ならばMAXまで向上させればより淫らに乱れてくれるのではないかと期待させられる。

 帆波の体から力が抜けて弛緩しているので、悠二は太ももを掴めば抵抗もなく開く。股関へ顔を入れて秘所をペロッと嘗めた。

「あぁーん」

 帆波が体をのけぞらせて、悠二の顔を太ももで挟んできた。

 構わず悠二は愛液の匂いや味を堪能しつつ、穴へ舌を突っ込む。すると液が次々溢れてくる。量が多い。濡れやすいみたいだ。

 悠二は丁寧にクンニを続ける。処女膜を傷つけそうで躊躇われたため、指は使わず舌だけで丹念に執拗に愛撫を続ける。すると帆波はたびたび、感電したかのようにビクッと身体がはねる。

 流石に悠二も顎が疲れたので小休止を挟む。帆波は息を切らしながらぐったりしている。

「どうぞ」

 悠二がスマホを取ろうすると燐子がスマホを渡してきた。お礼を言いながら帆波の好感度を確認する。好感度は六四になっていたので関係を好意的に変更する。キャンペーン期間中だからなのか、好感度の上昇が早い気がした。出来れば今日中に好感度をMaxまでに上げたい。

「イク時の帆波の顔はとても可愛かったよ」

「や、やめてください。恥ずかしい……」

 帆波は顔を背けて恥ずかしがる。

「それに感じやすいのもいいね。男は女の子が感じてくれると嬉しくなるんだ」

 悠二は帆波の頭を優しく撫でる。

「どうだい、確かに気持ち良かっただろう?」

「……はい」

 帆波は小さく頷いた。




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07 (帆波)

シャニマスだけでなくミリシタのアイドルもハーレムに入れたいなぁ、と考えてます。


「これから、いっぱい気持ち良くしてあげるからね」

 悠二が帆波の二の腕を撫でると、色っぽい喘ぎとともにピクッと体を震わせた。美しい顔を悠二の胸に押し当てた。

 帆波が落ち着いた様子なので悠二は再開する。彼女をこのまま好感度MAXにしてから処女を奪おうと考えていた。その過程でレベルも『モンスター強化』ができるだけのレベルになるはずなので、そうすれば思う存分に生中出しが可能だ。

 悠二は帆波と舌を絡める濃厚なキスをしながら彼女の豊かな胸を揉む。さっきよりは帆波の反応が良い。下手ながらも舌を絡め返していた。

 乳房の感触が素晴らしく、柔らかさと弾力が同居していてボリュームもあった。これは飽きることなく揉んでられる。

 悠二は乳房を揉みながら空いた手で帆波の体を愛撫する。帆波の肌を優しく撫で、時には軽く掻いたりしている。そうして遊びながらも首筋から乳房へとキスしてペロペロ嘗めながら下りていく。そして、乳首を口に含んだ。

「あはぁ……」

 帆波は堪らずに色っぽい媚声を上げる。その声はもう少女というよりもオンナの声だ。悠二は優しく舌で乳首を転がす。乳首は硬くなり、舌先で弾けばツンと跳ねる。

「あぁ……あぁぁ……んっ」

「気持ち良ければ、気持ちいいって言っていいんだよ」

「気持ちいい……」

「もっと、気持ち良くしてあげるね」

 悠二は片方の乳首を指で摘まんで優しくクリクリと弄ぶ。

「あぁ、気持ちいい……」

 帆波は生まれて初めて乳首を責められてうっとりしている。悠二は反対側の乳首を舌で転がす。

「あぁん、はぁあん」

 乳首を舌で転がしながら、もう片方を指で摘まみ、空いた手は帆波の股間へ伸ばす。意外と濃かった陰毛を掻き分け、溝に沿って優しく指でなぞる。

「んひっ!あぁ、いい……」

 一之瀬帆波は本当に感度が良かった。このまま順調に調教すれば、彼女は処女喪失を快感に酔いしれながら楽しめるだろう。

 悠二は肉豆を優しい指使いでイタズラする

「あぁん、いい、それ、いい、気持ちいい、すごい……」

「もっといっぱい感じて」

「あっ、あっ、ひっ、あぁっ、いい、すごい。すごい。何か、上がってくる」

 もうすぐイキそうだと悠二は判断する。悠二は指の動きを速めて、ほんの少し力を強くした。

「すごい、来る、来る、なにか来る、上がって来る」

「ほら、イク時は『イク』って言いなさい」

「あぁ、来る、来る、すごい、来る」

 帆波の背中が丸まっていく。

「あっあっあっ、イク、イク、イク、イクイクイク、イクっ……」

 帆波の体がピーンと伸びて、白く長い脚が悠二の手をギュッと挟んだ。数秒、それが続いた後、帆波の体からふっと力が抜けた。

 はぁはぁはぁと息が荒い。まるで全力で走り抜けた後のようだ。

 一之瀬帆波のこの感じやすさとイキやすさは才能だと悠二は思う。処女でここまで感じるとは驚きだった。ここまで感じる女性もそういないだろう。

 悠二は帆波の両方の乳首を指で弄びながら、鼠径部から太ももへキスしていく。そして内ももから脚の付け根へと移動していく。

「あっ、あっ、あんっ、あっ」

 帆波のあえぎ声を聞きながら悠二は彼女の性器へ口をつけた。

「あぁー、んんぅ、んふぅ、んぅー」

 帆波の声が大きくなる。悠二は興奮して彼女の溝に沿って舌を動かしたり、穴へ舌をねじ込んだりした。

「あんぅーーー……」

 帆波の声がさらに大きく色っぽくなって、悠二の頭を両脚で挟んでくる。太ももの感触を頬で感じながら舌で帆波を悩乱させた。帆波の腰が浮いて、絶え間なくあえいでいる。

 悠二のその執拗さに帆波はますます悩乱して喘ぎ、激しく身悶える。帆波が一気に絶頂寸前まで感じさせてからは、寸止めで焦らし責めていたのだ。乳首をキュッと強めにつまんで遊ぶことでさらに帆波を淫楽で責め立てる。

「んんんんぅー……ダメェ、それダメェ、来るぅ、なんか来るからぁー」

 ダメと言われて止める悠二ではない。さらに続けた。

「あぁ来るっ、ダメっ、来る、来る来る来る、凄いの来るぅ……」

 嬌声をあげる帆波の太ももがプルプル震えている。膣もヒクヒクと震えている。悠二はさらに追い詰めて肉豆を吸いながら、両方の乳首を同時に責められて大変なことになっている。ただでさえ感じやすい体質の帆波の体はくねる、くねる。ロデオの暴れ馬のようだった。

「ひゃうっ、ああぁ、ああっ!」

「イキたいか。イキたかったら、イキたいと言うんだよ」

「ひぃっ、ひぃっ」

「男に責められると気持ちイイだろう」

「うぅ~」

 悠二の絶妙な絶頂コントロールが続き、帆波は絶頂寸前のギリギリに晒される。帆波の膣肉が震えてイキたい、イキたいと訴えてくる。帆波は涙ぐんですすり泣く。

「イキたいか」

「イキたいです。イカせてください」

 帆波は今にも泣きだしそうだ。

「よく素直に言えたね。いい娘だ。もうイッていいからね。大きくイッてくれ」

 悠二が仕上げにかかる。

「イクっ、イキますっ、あ、あふぅ、あぁーー……」

 帆波が最後の声をあげて大きく絶頂した。帆波の腰がどすんとベッドへ落ちた。悠二の顔を挟んでいた脚の力も抜けた。

 帆波の好感度が八四になっていたので関係を"ラブラブ"に変更した。これでさらに楽しめそうだと、悠二は微笑む。



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08 (帆波)

アンケートありがとうございました。友希那メインを頑張ります!


「よし、それでは今度は、帆波が俺を気持ち良くする番だよ。これを咥えてみて」

 帆波は悠二の肉幹を目の前にして固まってしまった。

 彼女にはどうすればよいか、本当にやり方が分からないのだ。いや、おぼろげながら何をやるべきか、察してはいるが戸惑っているのだ。

「……それじゃあ、これの先をペロペロと嘗めてみて」

 帆波が恐る恐るという感じで舌を伸ばして、先端をペロペロと嘗める。

「いいよ。気持ちイイ。そのまま続けて」

 帆波は褒められて嬉しそうに嘗め続ける。気持ち良いし、美少女にされることで興奮するけれど、悠二は優れた性技を持つ恋人たちから毎日のように奉仕を受けているのだ、射精するほどではない。

「反対向きで俺の顔をまたいで。それでまた咥えてくれるかな」

「うん、わかった」

 帆波は花やぐように微笑む。悠二とのこの時間をとても楽しんでいるようだった。悠二の顔をまたいで肉幹を咥えた。

 悠二は帆波のお尻をつかんで双丘を割り開き、菊門を見る。

「ちょ、ちょっと……!?」

「ああ、綺麗な色をしているね。帆波、君の肛門は薄桃色をしているよ」

「そ、そんなこと知りたくなった!」

「シャワー浴びてないのに臭いもしないな」

「嗅がないで!……ひゃぅっ!」

帆波の抗議は悠二が肛門に口づけしたために中断された。

彼女の言葉を黙殺して、悠二は帆波のお尻は揉む。形がよくボリュームがあって柔らかくて揉み心地が良い。肌もスベスベで綺麗なので、まるで触り心地も良い。この美しい少女の身体を尻と言わず乳房も何もかも独占できることに悠二はとても幸せを感じる。

 吸い込まれるように半身を悠二の身体のうえに倒した帆波は、間近で肉幹を見つめる。明らかにソレから漂ってくる鼻をつく臭いが頭を侵し、不思議な高揚感に見舞われた。

 やがて瑞々しい唇を割って舌を伸ばすと、腹の方にひっくり返っているソレの裏側へ滑らせていく。男の体液が舌に絡まり、味蕾に刺激して、生臭い味を帆波に知らしめる。

(あぁ……不思議な味……)

 帆波の頭の中がボーッとしてくる。奇妙な浮遊感だ。汚れた逸物を嘗めているのに、その行為によって自分が心地いい感覚に陥っていた。

(やあ……あああ……美味しい、美味しい……)

 帆波の舌は肉幹にこびりつく白濁液を拭き取るように動いた。ツンと来る臭いには頭がクラクラするものの心地よく、味も不思議と好ましく病み付きになる。

 悠二の体液に中毒性が含まれているので、彼の体液に触れた帆波は既に中毒性が現れていたのである。人間が水を求めるように、帆波は悠二の体液を求めるようになり、そして体液は至極甘美な味として認識するのだ。

 気付けば肉幹の先から根元まで精液を嘗め取っていた。

 より正確に言えば悠二の精液だけではない、二人の女の愛液と唾液が混じった肉幹だ。それでも帆波はお構いなしに、肉幹を夢中になって嘗める。

(ここにも……こんなところにまで……)

 帆波の舌は丁寧に汚れを掬っていった。根元や陰嚢、陰毛の隙間や足の付け根まで隈無く回り、その勢いはとどまることを知らない。

「初めてなのに、凄いね……」

 悠二が微笑みながら言う。

「やん……恥ずかしい……」

 悠二の顔に跨がったまま帆波はフリフリと尻を揺らした。蠱惑的なその仕草は誘っているよう見える。

「ああ……美味しい……悠二さんのオチンチン美味しいの……」

 帆波は肉幹を嘗めながら蕩けた声で囁く。一本の剛直を執拗に、舌で嘗めて濡らす。快感で頭が痺れ、子宮の疼きを感じながらも時折来る強い快楽の波に飲まれて軽く意識が遠退く。口内に収めれば咽喉に迫ってくる圧迫感に脳髄が蕩ける。頭を振れば口内粘膜を擦られ蹂躙されて快感が湧き起こる。それは身体中を染み渡り、心地いい浮遊感となる

「ああん、大きくなってきたぁ……んちゅ、ぢゅる、はああ……」

 帆波が丸出しにしている尻を揺らしながら肉幹にしゃぶりつき、時には陰嚢を舐め、時には舌を這わせる。無心になって口と舌を股間回りに押し付けて、甘い声を上げている。

(可愛いな、帆波……。やっぱり彼女を手に入れて本当によかった)

 その気持ちから悠二は張り切ってクンニを行い、肛門も口づけして、嘗める。

「あぁぁ……ふぅぅ」

 帆波はすぐに感じてフェラが止まってしまった。体を悠二に預けてきているので乳房が彼の身体に押し付けられている。その乳房が潰れる感触が素晴らしかった。燐子や舞を相手にも感じるがここまで大きい乳房だと同じ人間の身体とは思えないほどの感触だった。女体はいつまでも悠二を飽きさせない。

 そして帆波の顔が肉幹の至近あるので鼻息が当たるのが、微妙にくすぐったくて悠二の機嫌を良くする。

「さあ、君もフェラを続けて」

「は、はいぃ……」

 悠二に言われて、帆波は慌ててフェラを再開する。

「んっ、んふぅん」

「そうそう、そんな感じで」

「んぅんっ……んぅっ、んふうぅぅ……」

 拙いながらも悠二を愉しませようと頑張る帆波の健気さに悠二は満足する。

「出すよ。先端を咥えて受け止めて」

 そう言って悠二は射精する。精液が帆波の口の中へ噴き出していく。驚いた帆波の体が一瞬ピクッとしたけど口を離さず受け止めている。

 美女の口の中へ精を出すというのは心地よい。まるで自分の物にした気にさせる。男の身勝手な独占欲を満たす行為だ。

 全部出し終わったところで帆波は肉幹を離して悠二の身体から降りる。帆波は頬を膨らませて、どうして良いか分からずにいる。不思議なことに帆波は苦しそうでもなく、頬を赤らめ表情が蕩けている。まるでほろ酔いのようだ。

「全部飲むんだよ。一度に全部はむせるから、少しずつ飲み込んで」

 帆波が難しそうな顔をしている。口をモゴモゴさせながら、喉が何度も動いた。ちゃんと飲もうとしているのだ。全部飲み終わったところで、彼女はんんっ、ごほっと痰が絡んだときみたいな咳をした。

「偉い偉い良く飲んだね。その味こそが俺の味だからよく覚えるんだよ」

 帆波が涙目で見てきたので悠二は帆波の頭を撫でた。その後、再び帆波にクンニをすれば瞬く間に昇りつめていく。

「ほら、イク時はイクって言って」

「イっ、クっ、イクっ、イキますっ、うっ、ううっ……」

 それだけ言って帆波は絶頂した。イキやすさに近くで見ていた燐子や舞が少し驚いている。ハーレムのメンバーたちで一番感じやすく、イキやすいだろう。

 帆波が息を乱してる間に悠二はアプリを確認した。好感度は93に上がっている。関係を"メロメロ"に変更した。




次回、いよいよ本番です。


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09 (帆波)

 キスやクンニなどを続け、ついに帆波の好感度はMaxになっていた。悠二は“完全服従”を選択する。これによって悠二の好感度Maxの処女と交合したいという願望が成就できる。

 咲耶からの連絡が来る前にここまで持って行けて安堵した。一度休憩として水分補給をして戻って来た帆波は多少疲れたような足取りをしつつも、燐子によって誘導されてベッドへ上げさせられた。

 枕元に燐子が腰かけ、両脚の膝を立ててその脚の間に帆波を仰向けに寝かせる。帆波が燐子の股間を枕にしている形だ。当然ながら、帆波が見上げれば燐子の豊満な胸が見える。その胸に遮られるため帆波と燐子は互いの顔は見えない。しかし、見えなくともこの姿勢は恥ずかしいものがあった。燐子も帆波も照れている。

「燐子」

「はい」

 阿吽の呼吸で悠二に名前を呼ばれただけで燐子は何をすべきかわかった。彼女は躊躇いなく帆波の両脚を掴んで持ち上げた。手を膝の裏に差し込んで、自分の方に引き寄せた。帆波は自分の秘所を悠二に見せつける体勢になる。

「は、恥ずかしい……」

「お待たせ致しました。悠二さん」

「ありがとう、燐子」

 珍しく誇らしげな微笑を浮かべて、悠二の名前を呼ぶ燐子。さらに悠二にお礼を言われて満足気だ。自己の役割を全うできたと感動していたのだ。

 悠二が優しい手つきで帆波の頬を撫でる。するとうっとりとした蕩けた眼差しを悠二へ向ける。

「それじゃあ、入れるよ」

「うん、来て」

「帆波を俺のモノにするからね」

「私を、悠二さんのモノにしてください」

 帆波は俺の目を見ながら言った。未知の経験への恐れもあるがそれ以上に処女を悠二に捧げられるという悦びの昏い光に輝いている。

 悠二は肉幹を帆波の股間へ向ける。

「お、お願い……来てっ」

「ああ」

 悠二はゆっくりと腰を進めて肉幹を秘所へ押し込む。亀頭が熱い粘膜に包まれる。

「あんっ」

 帆波が小さな声を出して、同時に顔をしかめた。

「大丈夫?」

「大丈夫だから、最後までして」

「分かった。行くよ」

 悠二は腰をグッと進めるけれど前へ進めない。

「んんっ」

 帆波がつらそうな声を出す。帆波の腰をつかんでさらに力を込めた。すると急に抵抗が消えて肉幹が奥へ入っていった。そのまま進むと亀頭が一番奥に当たった。

「ひぃっ……! ……ぁっ……!!」

 帆波は下腹部に棍棒を突き込まれたような重い衝撃が来る。

 全身を暴れさせて逃れようとする帆波だが、燐子が足ごと全身を抑え、悠二が腰を掴んでいるので、動けない。

「んひっ」

 帆波本人とは裏腹に、待ち望んでいたかのように咥え込む肉穴は、まるで抵抗しない。

「ひぅうう!? ぁっ……! くっ……い、痛い……! くっ……ぁあっ……うううっ」

 さすが処女なだけあり性器は肉幹を受け入れるのに慣れていない。輪ゴムを巻かれたように締めつけはキツイ部分が、何箇所もある。動いていなくても、その締めつけで帆波がどんどん高まっていくのが伝わってくる。

「全部入ったよ。大丈夫?」

「大丈夫……です……」

 帆波の中はとても熱い。友希那と同じくらい熱い。狭さは舞と燐子と同じくらいだ。鈴音のような名器というわけではないが十分気持ち良い。また何度が性交を続ければこの中も悠二にとって理想的な名器へと変化する。

「ゆっくりと、慣れるまで待とう」

「……だ、駄目……」

「なに?」

「だ、だって……処女を捧げるのって……人生で一回だけでしょ……?」

「そうだな」

「だから……痛くてもいいから……長く味わってたい……」

 苦痛で顔を歪めながらも、その目には確かな覚悟が見えた。

「帆波……」

「大丈夫ですよ。悠二さん」

「え?」

 様子を窺おうと帆波に声をかけた悠二に、燐子が言葉をかける。そちらを見ると、嫣然と微笑みを浮かべた燐子が言う。

「帆波さんは、すぐに気持ちよくなります。気にせず動いても大丈夫ですよ」

「まさか……」

「間違いないと思うよ。私もそうだったもん」

 横から舞に言葉をかけられたのでそちらを見ると、舞がこちらを見ていた。

手にはコップとお茶のペットボトルを持って立っている。全裸で髪も括っていない。彼女も休憩中だった。

「なんというか、そうね、処女膜を破られた瞬間が分かったの。で、その瞬間、電気が走るのよ。その電気のせいで、最初は痛いんだけど、なんかわけわかんないとこまでズドーンって落ちちゃって、あとははぉわ~んっと、なるのよ!」

「ええ……」

「私のときもそうでした。……今思えば、きっと、悠二さんに出会うまで処女を守ってきたご褒美なんだと思います」

 それは絶対にない。

「そうかしら、だったら嬉しいわね!」

「そういうわけです。悠二さん。気にせず好きにして良いのですよ?」

 半信半疑な悠二は肉幹を動かさないように気を付けながら帆波を愛撫する。口から始まって、首筋とキスして嘗めていく。左の乳首、右の乳首へ嘗めて、また口へキスする。

 次第に帆波が身体をモジモジし始めた。

「ふぁっ、あぁっ、あううぅうぅうぅ!!」

 片方の乳首を舌で転がし、反対側を指でクリクリと刺激する。

「んふぅ、あぁ、お願い、動いて。体がせつないよ」

 待ちきれなくなったのか帆波の腰が動き出した。痛いのより体がせつないほうが強いのだろう。

「ほら、悠二さんが欲しくて仕方なくなった」

 燐子が笑う。悠二が動き始めればすぐに、大きく反応する帆波。それがまるで悠二のことを待っていたように感じられて、腰が早くなる。

「あんっ、ぅあんっ、あんん……んああっ!」

 動き始めれば蜜壷が反応して、肉幹を締めつける。

「あぁ、凄い、こすれるぅ……。痛いけど、気持ちイイぃ……」

(これはいいものだな……)

 さっきまで処女だった女が自分から腰を動かして感じて、男を求めている。この況に悠二は血が沸騰するような興奮を覚える。

「んあああああああ!!」

「ぐぅっ……!!」

 悠二は大きく揺れる帆波の胸が目についた。その頂点に咲く淡い色の突起が、自分の腰の律動に合わせて揺らしていることに、無性に愛しくなる。

「ああっ!! んああっ……ああっっ!!」

 その乳房に食いつき、嘗めしゃぶる。同時に上がる帆波の一際大きな声を上げる。何にも代え難い食感を楽しみつつ、右手で帆波の左胸を揉むと、柔らかくも、弾力のある感覚で手が吸い付く。

「ああっ、あんっ、んはっ、はぁっ……! ふああっっ!!」

 吸いつく口の動きと腰の動きが微妙にかみ合わなかった瞬間に、歯が滑り、意図せず乳首を刺激してしまった。それが限界で止めていた帆波を絶頂に押し上げてしまったのか、また大きな声を上げ、一層強く中がうねる。

「んっ……!!」

「あづいいいっ!! ああああ!!!」

 帆波の中がきゅうきゅうと締めつけかたも変わってきた。

「イクっ、イクっ、もうイク」

「待ってくれ、もう少しで俺も出すから」

「早くぅっ、待てないっ! イクっ、イクっ、イクっ、イクっ」

「出すよ、中に出すよ」

「出して、早くっ、無理、いやぁ、イッ……、クぅーー……」

 帆波の腕に力が入りきつく俺を抱きしめる。膣がキュゥーンと肉幹を締めつけてきた。

 悠二は帆波の奥へ精液を叩きつける。満足感と感動が極まった。悠二と帆波はしばらくの間抱き合ったまま、二人ともハァハァと息を乱していた。



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10 (帆波、燐子、舞)

今回は結構長いお話です。帆波+燐子+舞との悠二の4Pです。


「燐子。顔をこっちに」

「っ!! はい!」

 悠二が簡単に命令すると、帆波の頭を膝枕しつつ、その体にのしかかる様にして体を前に倒して、燐子がその顔をこちらに近づける。彼は右手で重力に従い下に伸びた燐子の胸を掬い上げるようにして揉む。燐子のその期待に満ちた表情を見て悠二は唇を重ねる。燐子は至極嬉しそうに悠二の舌を受けいれる。

「ふぁぁん……んむぅ……」

 燐子の満足そうな溜め息を聞きながら、俺も満足して更に腰を動かし続ける。美女の膣を堪能しながら別の美女の唇を奪う愉悦に、興奮しながら悠二は更なる刺激を求める。

「あぁん……悠二さん……」

「あっ、あっ、あっ、いぃっ、ひいぃっ……」

 燐子の切なそうに悠二を求める声と、その体の下から聞こえる帆波の喘ぎ声を聞きながら、ベッドの隣で羨ましそうにこちらを見つめる舞に声をかける。

「舞。背中にくっついてくれるか」

「えっ!? わ、わかった!!」

 燐子とのキスを楽しむ悠二の背中に舞が寄りかかるように貼りつく。

「こ、こんな感じでいいの?」

「あぁ、いいよ。舞の柔らかい体が、気持ち良いな」

 背中に感じる、舞の温もりが気持ち良い。大きな柔らかいふくらみと、その中央の硬い2つの突起は俺の興奮を高める。さらに、首筋に感じる舞の吐息がこそばゆい。

「凄いわね、悠二さんにはこうやって見えているんだ」

 舞は悠二の肩越しに彼の視点で見える光景を見ていた。

 その光景に昂揚したのか舞の息が徐々に荒くなり、悠二の肩や耳や首筋を嘗めだし始めた。悠二は更に興奮しながら、燐子と口付けを交わし、帆波の膣を抉り続ける。

「あぁっ、んああっ、ふああっ……」

「あむん……んふふ……」

「ん……ふふ、悠二さんは、女の子に抱き着かれるのが好きなのね」

「女の子に抱き着かれるのが好きじゃない男子はいないよ」

 悠二はそう言いつつ腰を大きく振り、手で触れている燐子の乳首を強くつねる。 

「ふあああああっ!!」

「あんっっ……!」

「ほらほら、燐子、集中しろ」

「はぁん……すみません、悠二さん……」

「ふふっ……! 一之瀬さん、とばっちりだったわね。でも、すごく、気持ち良さそうだったけど」 

 舞がからかうように言う通り、帆波には今の動きが良い刺激になったらしい。燐子とのキスを再度楽しみ始めて間もなく、帆波が大きな声を上げて果てる。

「ああっ! あああああああっっ……!! ……はぁん……」

「むぅっ……!!」

 その際に強烈に締め上げられ、白濁液を帆波の中にぶちまける。察した燐子が体を離して、帆波の様子を窺う。

「あら、帆波さん、気を失ってしまって……」

「えぇ……ほんと?」

「無理もないですね。初めてで、あれだけ激しくされては」

「それも、そうかもね」

「燐子。帆波の上に乗って、こっちにお尻向けて」

「あぁ……はい、わかりましたぁ……」

「あぁん……次は白金さんなんだ……いいなぁ……」

 下敷きになった帆波は、まだ悠二が中で肉幹を遊ばせているからか、時折ビクッと痙攣するものの、もちろん反論の声も上げず、反応すらしない。蕩けた笑顔で頷いた燐子は、股に乗せていた帆波の頭を丁寧にベッドに置いて、その体の上で四つん這いになる。

「悠二さん……どうぞ」

 燐子は、素早く悠二に向けて尻を向けて掲げる。肘と膝で体を支えて、帆波に負担がかからないようにしている。悠二は自身に捧げられた供物を弄ぶかのように、尻を揉みながら言う。 

「燐子。しっかり体を支えなきゃ、帆波に体重がかかっちゃうからね?」

「はい……頑張ります」

「よし!」

「あああああっ! ……はいってくるぅ……」

 悠二は即座に膝立ちになって、それまで帆波の中で緩々と動かし続けていた逸物を、先ほどの精液や更に分泌された愛液が垂れてきている穴に移動させる。じっくりと味わいながらも止まることなく奥を目指して突き進んでいくと、即座に襞が一枚一枚動きながら、悠二を刺激してくる。

「くうぅ……」

「んはああぁぁ……はああああん……」

「あぁ~……二人とも気持ちよさそうね……」

 燐子の中に肉幹をしっかりと奥まで入れてから、悠二は腰を振り始める。燐子の中は、ニュルニュルと様々な方向から悠二を刺激して楽しませてくれる。

「ああっ、ああっ、や、やっぱりっ、気持ちいいっっ!」

「ふあっ、はあっ、はああっ、はあぁんっ……!」

 悠二は獣になった気分で燐子を犯す。燐子のお尻を鷲掴みにする。モチモチとした、手に吸い付くような触感がたまらない。悠二の腰にぶつかるたびに形が変わるのもエロスを感じる。その度にパンパンと響く音も心地良い。

「ああっ、あんっ、あんんっ……」

 長い黒髪が翻り、綺麗な背中を眺めるのも良い。腰の括れがたまらない。背骨に沿って形作られた溝に、汗が溜まるのもエロい。

「ひゃぅっ、あはっ、んんっ…」

 快感に悶える度に背骨や肩甲骨、他の筋肉が動くさまを見るのも心地良い。

「ふうううっ、ぅああああっ、んんんんっっ……!」

 慣れない後背位に興奮して観察を続けていると、燐子が小さくイってしまった。

「あああああっっ!! も、もうっ……っイグううううう!!!」

 悠二は、燐子の痴態に魅入られて少し散漫になっていた腰の動きに集中し直す。

 舞もしっかり発情しているのか、悠二の体で自慰をするように自分の体を擦りつけながら、甘えたように言う。悠二は振り向いて、その唇に吸い付いて舌を絡ませてから、すぐに離れて言う。

「舞はこっち」

 悠二は舞の体を背中から剥がして自分の隣に引っ張って来る。そのまま右手で舞の体を抱き締めて、キスをする。舞はウットリした顔で両手を悠二の首に回して抱き締める。

「あむぅ……ふゎぁ……んん……」

 悠二は柔らかい舞の体を今度は右半身に感じながら、腰を動かし始める。

「はぁむぅ……んんちゅ……んむぅ……」

「あぁ……ふあぁぁ……」

 舞の上の口と、燐子の下の口を同時に味わう。美女を同時に楽しむ愉悦だった。

 燐子は力尽きてしたものの、意識は手放していなかった。帆波の頭を抱えるようにして突っ伏したまま、小さく呻き声を上げている。悠二の恋人としてのプライドでお尻だけは高く掲げて落とさないようにしている。悠二は燐子のお尻を左手で揉みながら、右手で舞のお尻を揉んでみる。右手の舞は、弾力があって俺の指を跳ね返してくる。左手の燐子は、弾力よりもその柔らかさとプルプル感がすごい。悠二は二人のお尻の感触を大いに楽しんだ。

「はぁぁぁ……悠二さんのゆびぃ……えっちぃ……」

「あぁっ……はあぁっ……んああぁっ……」

 顔を離して言う舞だが、どう見ても嫌がっている顔ではない。淫楽に酔い痴れ、この淫靡な饗宴を心から楽しんでいる。

「あはあぁぁん……もっとぉ……悠二さん、もっと私の体で楽しんでぇ……」

「はあっ、んあっ、んああっ、ああっ……!」

 自らも楽しみつつ、神への供物のように献身的に俺の快楽を優先する舞。その手は俺の胸と背中をくまなく愛撫し、撫で下ろす。

 胸も悠二に押し当て、自分の興奮を示す乳首を押しつぶす。首の届く範囲にはキスをして、悠二がそちらを向くとすぐに口付けを寄越す。

 再度大きくなってきた燐子の声が、耳元で聞こえているからか、意識を取り戻したようで帆波が身動みじろぎし出す。

「んあっ、あぁっ、あぁあっ、あぁんっ……」

「ふあぁぁん……んあぁぁぁ……」

「……っ!! ひゃっ!!」

 状況が飲み込めないのか、帆波は驚いた声を上げる。悠二は状況を教えてあげるべく、燐子から抜いてその下の帆波に差し入れる。帆波の秘所は、全く乾くことなくさっきの精液と愛液で潤っていた。

「……っひゃ!! んひゃああ!?」

「あぁん……帆波さんにまた入れたのぉ……?」

 まだ状況が読めなくて、驚いた声を上げる帆波。高い位置にあった燐子のお尻から、寝転んでいる帆波のお尻に入れるために悠二がしゃがんだせいで、体が離れてしまって寂しそうな声を出す舞。高い位置をキープしている燐子のお尻を、下ろすように上から押さえる。位置を調整して、燐子と帆波の穴が上下に並ぶように揃える。

「ふぇ? なになに? これ……って、白金さん!?」

 そして、また腰の動きを再開させる悠二。帆波は、自分の体の上に燐子が乗っていることに、ようやく気付いたようだ。

「あぁっ!? ひゃんっ……! こ、これ……」

 帆波の惚けた可愛い声を聞きながら、悠二は舞の体を強く抱き締める。すると完全にお尻をベッドに着けた悠二と、先ほどのまま膝立ちの舞の体勢の違いから、ちょうどいい位置に舞の胸があるのに気付いて、その乳首に吸い付く。分泌される母乳を飲み栄養補給をする。

「あっ、これっ、あっ……はいっ、てるぅっ……!」

「はあぁあん……おっぱいぃ……すわれてるぅ……」

 顔面全体に柔らかい舞の胸を感じ、コリコリの食感を味わう。さっきまで悠二の体に擦り付けて刺激していたそこは、ビンビンに立っている。

 敏感なところを嘗められた舞が体をくねらせるが、中国拳法で鍛えられた細くともしっかりした腰を、悠二は右手で強く抱き締めて、逃がさない。

「はぁんっ……くうぅっ……」

 悠二は、乳首と舌で弾いて遊んだり、柔らかさを楽しむために顔を胸全体に擦り付けたり、舞の大きな胸を乳首ごと全部口に入れてみようと頬張ったり、乳房の間や下部分などに溜まった汗を嘗め取ったり、と思いつくままに舞の巨乳を楽しむ。

「んぁっ……はぁんん……」

 もちろん、悠二は右手も遊ばせてはいない。舞の体を拘束しつつも、お尻を左右交互に揉んだり、腰から背中にかけてを撫でてみたり、しなやかな太ももを撫でたり、その間の舞の肉穴をサラッと撫でてみたり、こちらも思う存分に舞の体を楽しむ。

「はんっ……んぁぁぁ……」

 それでも悠二の腰はずっと動き続けていて、帆波は絶頂に向かっているようだった。

「はあんっ、やんっ、んやああっ……!」

 帆波の、いくつものポイントで締め付けてくる膣は、すぐにまた新たな愛液を分泌して、潤いが増してきた。

「んあっ、ふあっ、あああんっ……!」

 そうして動き続けていたが、少し経つと奥の壁が見つかる。その奥壁を小突くように突きこむ。

「ああっ、んああっ、ふぁあああんっっ……!!」

 声を大きくして喘ぎだした帆波の反応に満足した悠二は、さらに何度か奥を苛めて、肉幹を抜いてしまう。

「ふぁ……ぁ……」

 物悲しい声を出す帆波に心を痛めながらも、そのすぐ上にある燐子に入れる。さすがにこれは見ないとできないので、舞の胸から顔を離す。

「んあぁぁぁぁ……」

「わ……」

 やはり薄っすらと意識が有ったようで、朦朧とした声を上げる燐子。雌獣のとしての顔を見せた燐子に小さく驚く帆波。肉幹を燐子へ挿入できたのを確認すると、悠二はすぐに顔を舞の胸の谷間に埋める。

「あぁん……悠二さん……」

「はあぁぁぁ……んんんんっ……」

「はぁ……今度は、白金さんが……」

 それぞれの反応を感じながら、悠二は息を大きく吸い込んで舞の体臭を胸に取り込み活力に変えて、燐子を犯すために腰を動かし始める。

「はあああああ……んんああっ……」

 色っぽい燐子の吐息。悠二も全身で女体を感じながら、幸せをさらに求める。

「んああっ、はああっ、はあっ……!」

 中途半端に止められていたからか、燐子はすぐにピクピク蠢いて締め付ける。そのまま数〇秒ほど動いて、すぐにまた帆波に入れなおす。

「ひゃあっ……またきたぁっ……!」

 帆波もまた、中途半端に止められていたからか、ギュウギュウ締め付ける。まるで、肉幹を逃がさないとでも言うかのよう。それでも、また数〇秒ほどで燐子に入れ戻す。

「はあっ……!!」

 燐子はもう、挿入の刺激だけで軽い絶頂まで味わっているようだ。悠二も、ニュルニュルと蠢く燐子の襞に絡め取られてしまいそうだ。だが、やはり悠二はまた抜いて帆波に入れる。数度繰り返したことで、目で確認しなくても往復できるようになった。

「んあぁぁぁっ……ふああんんんっ……」

 帆波もピクピクとしだしている。その締め付けもまた、悠二を逃がしたくないと言っている様で、ついついその誘惑に甘えてしまいたくなる。しかし、燐子に出そうと思った悠二はまた帆波から抜いて燐子に入れる。

「はあっ……! あぁ……ああああああ!!!」

 燐子が絶頂していた。顔を上げて全身に力を込めて、大きく吼える。悠二はそのまま射精する。

「ああああぁぁぁぁ……」

 燐子は今度こそ意識を失ったのか、クタッと力を抜いてしまう。全身を帆波に預けたような形だ。そのまますぐに帆波に入れて、腰を振り出す。

「んはあぁぁっっ……」

「ぅあぁん……悠二さんったらぁ……ぁん……」

 即座に大きく反応する帆波と、なにやら言いたいことがありそうな舞。悠二は嘗めていた乳首を離さずに聞く。

「んあ? ……どうかした?」

「はんっ……! ……だって、一之瀬さん……白金さんがイッて、驚いてたのに……んくっ……すぐに、だなんてぇ……」

「ダメか?」

「はあっ……ダメじゃないけどぉ……きっと、ぁんっ……ビックリしただろうなぁって」

「……大丈夫だって」

「はぁんっ……」

 舞の乳首を、優しく宥めるように転がしながら、帆波の締め付けを楽しむ。そうしていると、帆波もまた上ってきたらしい。

「はあああっ、ああっ、な、なにかくるぅっ……!」

「はんっ……だいじょぶだよぉ……一之瀬さん……はぅっ!」

 燐子の体の下でもがく帆波に、舞が喘ぎながら声をかける。

「んはっ……そのまま受け入れたら、スッゴクきもちいぃよぉ……」

 女としてのアドバイスをしていた。舞のアドバイスがなくても悠二は帆波を逃がすつもりはない。そもそも、全身を燐子の体に押さえつけられて、逃げられるわけもない。身動きして、快感を逃がそうとすることも出来ないのだろう。

「はあああっ、んんんんっ、もうっ……はああああああ!!!」

 帆波はすぐに絶頂に至る。何十もの輪ゴムに締められているような、でもそれよりも柔らかく包み込むような刺激に、悠二もまた射精する。

「ああああああっっ!!! あつううううううっ!!!」

 帆波は目の前にあったからか、燐子の体に抱きついて全身に力を込めている。悠二も、舞の体を一際強く抱き寄せる。多幸感に満たされつつ、虚脱感ものしかかってきた。

「はあっ……二人とも、イッてるぅぅぅ……」

 悠二は知らず知らずのうちにまた腰を振り出していた。

「あああああっ!! もっ……! だめええええっ!!」

「ぁん……すごい……」

 燐子の頭をギュッと胸に抱き、大声で喚く帆波。快感が止まないのか、もう膣の中はギュウギュウと締め付け続けているし、イヤイヤと首を振る動きは激しくなる一方だ。

「ああっ!! ふわあああああっっ!! ま、また、来るっ!!」

 再度絶頂に向かいだした帆波。悩乱する帆波は悠二を再び昂らせる。

「あっ! あっ! あっ! はっっっ……あああああっ!!!」

「ぐぅっ……!!」

 悠二は帆波の中に、欲望を解き放っていた。

 




4P書くのとても大変でした。誰が何をやっているのかわからなくなる……
ここで帆波の調教は一区切りです。


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11 (咲耶)

お待たせしました咲耶編です。

それと、キャンペーンによる好感度+10を忘れてステータスを書いてしまいました。申し訳ございません。


「咲耶からの連絡だ。最寄り駅に着いたらしいから迎えに行ってくるよ」

「お疲れ様です。悠二さん」

先程まで情事に耽っていた燐子が濡れタオルを持ってきた。

悠二はそれを受け取ると顔を拭き、体の汗を拭き取っていく。当たり前のように燐子は悠二の精液と三人の女の愛液で汚れた肉幹を口で掃除し始める。自分以外の愛液も付着しているが、燐子は気にした様子はない。

燐子が肉幹をしゃぶる間、舞が悠二の着替えを用意する。濃厚なセックスの洗礼に帆波は疲労困憊で悩乱して絶頂した末に人事不省となっている。

帆波は白目を剥き、舌をだらしなく口から垂らし、がに股なままだった。

「咲耶を連れて来るまでの間に彼女を介抱してやってくれ」

「わかりました」

燐子は名残惜しげに肉幹から口を離して最後に先端へキスをした。そして舞が用意してきた着替えを二人で甲斐甲斐しく悠二に着せて、彼を送り出した。

最寄り駅まで来れば、咲耶は少し離れていてもすぐに分かった。

まるで雑誌の撮影をしているモデルのようなお洒落なファッションで颯爽としている咲耶。彼女がアイドルになる前はモデルをしていたことをラブ・ハンターで知っていた。

 格好いいと言える服装だが、彼女の均整の取れた肢体、そして胸がたゆんたゆんと揺れているのが遠目でも分かる。そのため格好よさと色気が両立している。

 咲耶も悠二の存在に気づいたようで、自分の主人のところへまっすぐやってきた。

「来てくれて、ありがとう」

「気にしないでくれ。あまり、女の子一人を夜道で歩かせたくないからね」

 きれいな顔。黒絹のような長髪。すらりとした長身で長い脚と高い位置にある腰。服の下で存在をアピールする大きな胸。実に魅力的な華麗な少女だ。

「俺の家へ行こう」

「はい」

 咲耶は体が当たらない程度のスペースを開けて悠二に付いてくる。雑談をしながら夜道を歩く。時間は二十時頃。

「もう一度確認すると、俺は咲耶、君のご主人様になった」

「そうだね、あなたは私のご主人様だ」

「……実はこういうこと、捕まえた当初に訊いたことはなかったんだが、自分に主ができるというのに抵抗はないのかい?」

「そうだね。本当ならば否定的になったり、反抗的になったりするほうが自然なのだろうけど……」

 咲耶も自分の中で言葉を探している。

「意外とそういうものかと受け容れているよ。あなたも悪くは思えないしね」

 そういえばと、悠二は思い出す。咲耶の好感度は最初から好意的(50)だった。キャンペーンの効果で好感度が+10されたおかげで、好意的になり受けいれやすくなっているのだろう。

 そうこうするうちに、帰宅する。

「さあ、どうぞ」

「お邪魔します」

 悠二は咲耶を居間へ案内する。燐子と舞は既に服を着ている。先にいる彼女たちに咲耶は驚いた表情をする。

「ああ、彼女らも俺の恋人なんだ。紹介しよう白金燐子と川神舞。他にも三人いるから、その娘たちもあとで紹介するよ」

「よろしく……お願いします」

「よろしくね」

「ああ、今後とも仲良くやろう」

「安心してくれ。咲耶に彼女たちとセックスすることはないよ」

「せ、セックス……」

 直接的な物言いに咲耶は動揺して恥じらうように呟く。悠然としているようでいて、やはり彼女もこれから行うことに対して緊張がるようだ。

「俺は別にレズプレイは興味ないからね」

「そ、そうなんだ。流石にいきなりやれと言われたらどうしようかと思ったよ」

「二人は別の事をしているから咲耶は安心して。さあ、行こうか」

「う……うん」

 悠二は咲耶の腰に腕を回して、寝室へ案内する。

「じゃあ脱がすよ」

「じ、自分でやるよ」

 悠二が咲耶の服に手をかける。咲耶が思わず悠二の手を掴むが動きがどうもぎこちない。

「いいからいいから」

「あ、ああ……恥ずかしいな、これは……」

 悠二は有無も言わさず手早く脱がせて下着姿にさせた。

「体をよく見せてくれ」

 咲耶は脚を揃えて立ち、後ろで手を組んだ。彼女は予想通りの凄い魅力的な体だった。

 ややスリムというくらいの胴体の肉付きだ。さらに大きな胸があり、魅惑的な谷間ができている。Fカップなだけあって、玉椀を伏せたように豊満な乳房だ。

 そしてギュッとしぼったみたいに細いウエスト。股間と太ももは結構ムッチリしている。

 悠二は咲耶の後ろへ回ってお尻を見ると、その大きなお尻が情欲を燃え上がらせる。パンツの端がお尻に食い込んでハミケツ気味なのがより巨尻の存在感があって良い。

「男心を良く分かっているね」

「そういうものなのかな? 狙ったわけでもないし、私は男心なんてわからないよ」

「そうなの?」

「そうだよ」

 咲耶は困ったように微笑む。少しだけぎこちなさは消えていた。

 咲耶の下着は上下お揃いの黒。黒い刺繍がふんだんに施されていて高そうに見えた。

 股間のVラインの両側は少しマン肉に食い込んでいて、彼女の肉感的なムッチリ感を増している。

 パンツの底と太ももでわずかに三角の隙間ができている。悠二は思わず「見事だ」と内心唸る。これは絶対あったほうが良いと悠二は思う。脚が綺麗でなければ作り出すことはできない。

 象牙の柱のような脚はムッチリした太ももの上半分に対して、そこから下は細くなっている。アキレス腱のところもキュッと締まっていて全体的にスラリとしている。日本人女性としては脚が長い。一七〇を越える長身の彼女は脚が長く腰の位置も高かった。

「さて、全部脱がすぞ」

「流石にそれは自分でやる」

「ご主人様の楽しみを奪うもんじゃないよ」

 咲耶の印象からしては意外に狼狽する彼女を宥めすかして、悠二は手を動かす。悠二は両手を咲耶の背へ回してブラのホックをはずす。ブラが外され大きな乳房が、たゆんと出てきた。

 咲耶の胸はやはり大きい。ブラジャーを取るとその存在感は圧倒的だ。流石はFカップ。燐子のJカップ、舞のGカップに及ばないものの、帆波と同カップだ。帆波よりもスリムな身体だからか胸が帆波よりも大きく見える。帆波はお尻の大きさでは咲耶を越える。同じカップサイズでも、女体の魅力は千差万別だ。

 咲耶の乳房はほんのわずかだけ垂れたロケット型。乳房が前へ突き出ている。乳首がちょっと大きめで色は薄い茶色で美しい。乳首もみずみずしくて良い。それがまたエロさを醸し出している。

 続いて悠二は咲耶のパンツを降ろす。

「まさか、この歳で誰かにパンツを降ろされるだなんて……」

「ああ、綺麗な陰毛だね。濃いけど剛毛ってほどのでもない」

「恥ずかしいこと言わないでくれ」

 咲耶の陰毛はしっかりと刈り込まれ、残っている部分は僅かだけだ。ちゃんと手入れがされていた。

「手を後ろに組んで」

「……はい」

 咲耶は従順に従って手を後ろで組んで隠さないようにしている。裸を見られて興奮しているのか微妙に体が揺れている。内股になってもじもじとしている。

「両手を上に上げてくれ。万歳の格好だ」

 咲耶が腕に引っ張られて乳房が上に伸びて形が変わる。等身大の女神像の如き美貌の咲耶が行えば芸術的作品のようだ。腋が全開でじっくり観察できるし舐めやすいのは、悠二がこのポーズを好む理由だ。

 悠二は腋をチェックする。外見、臭い、味、感度を調べる。黒ずみや剃り残しは全くない。スリムな分、腋の肉は少なくてくぼんでいる。次は臭い。舞ほどではないけど雌の臭いがする。最後は味と感度。腋のくぼみをペロリと嘗め上げた。

「あんっ」

 反射的に咲耶が手を下ろそうとするけど途中で止まった。悠二が腕を優しく掴み、ゆっくりと上げさせた。

「手は上げたままにしなさい」

「……っ!」

 絶句する咲耶の顔は赤くなって羞恥に耐えている。実にそそられる表情だ。

 悠二はペロペロと嘗めて味を確かめる。かすかな汗の味がする。咲耶はくすぐったさと必死に戦っている。感度は良好そうだ。反対側も確認した。反対側も感度は良い。

 悠二は性器をチェックしてみる。

「ほら、足を開いて……」

「こ、こう……?」

「そう……、もっと」

 自分の頭が入るだけ咲耶に脚を開けさせて近づいた。毛は綺麗に処理されていて大陰唇には生えていない。マン肉は必要十分のふっくら加減、パンツの上から想像した通りだった。

 小陰唇は発達している。全体的に薄くて長い。グニャグニャによじれてないのでグロ感はない。色は他の人に比べても黒ずんでない。

 悠二は鼻を近づけて犬のようにスンスンと嗅いだ。腋の下より雌の臭いが濃い。華麗な少女だが臭いは大人の女の臭いだ。悠二が支配下に置き愛でている少女たちで一番臭いが大人っぽい。

 悪くない。むしろ、良い。

「もう濡れてるね。見られて感じた?」

「……はい」

 悠二は膣口からクリまで、ペロペロと嘗め上げた。

「あんっ」

 咲耶が可愛い声を出して体が跳ねた。咲耶の味は好ましい。膣口を嘗めていれば愛液がじわじわにじみ出てくる。量も問題無い。もう愛撫が必要ないほど濡れているのだから、むしろ処女にしては多いくらいだ。

 SSRに相応しい美女だった。友希那や帆波もそうだが、やはり、SSRは見た目の美しさだけでなく、感度や臭い、その他すべてが悠二の心を満たし、征服したいと欲望を高まらせる。

「さあ、横になってくれ」

 咲耶の処女を奪うため、所有物となったアイドルをベッドへ誘った。

 




いつも以上にヒロインの見た目の描写を増やしてみました。咲耶にしてもらいたいプレイやシチュエーションがあれば随時募集しております。


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12 (咲耶)

今回も少し長めです。


 悠二は咲耶の頭を優しく撫でてキスをする。咲耶は驚いたようにびくっと震えるが拒絶しなかった。優しく慈しむようなキスだ。咲耶の反応が悪いがこれはキスが未経験故に慣れていないからだ。悠二は優しく唇を触れるだけのキスを何度も繰り返す。咲耶も少しずつキスを返すようになる。

 咲耶の全身への愛撫も悠二は壊れやすい貴重品に触れる様に、優しく丁寧に触れる。頬、顎、首筋、乳房、乳輪、乳首。順番に指先で優しく撫でる様に触っていく。咲耶の呼吸が少し早くなる。乳輪は外縁からなぞり乳首へ向けて渦巻きを描くようにして乳首に近づく。咲耶の乳首はすでに固くなっている。咲耶が気持ちよさそうなうっとりとした表情を浮かべているので、乳首を重点的に優しく転がすように責める。

「……はぁんっ」

 今までの態度とは異なる艶やかな甘い声が咲耶から漏れる。悠二は全身への愛撫を続ける。指先で、触れるか触れないかのギリギリの距離を保ち、お腹、わき腹、腰、腿に触れる。

「…あぁんっ……こんな、感覚、はじめてぇっ……とても、気持ちいい……」

 咲耶が上目使いで悠二のことを見る。咲耶は悠二の肩に手を回し抱きついて来る。

 悠二は右手を咲耶の股間に伸ばす。柔らかな陰毛が手に触れる。悠二は咲耶の割れ目を押し広げるように開けると、親指と人差し指と中指を使ってクリトリスに優しく触る。

「ああぁっ」

 咲耶が驚いたような声を上げる。悠二は咲耶のクリトリスを三本の指でじっくりと愛撫し続ける。咲耶の割れ目の中はすでにしっとりと濡れている。

「気持ちいいか?」

「とても、気持ちいいよ……でも、初めてだから、優しくして欲しい」

「わかっている。痛くしないように、もっともっとしっかりと濡らしてあげよう」

 そう言うと悠二は咲耶の股間に自分の顔を押し付ける。そして、自分の舌で咲耶の割れ目を押し広げると、クリトリスに熱い息を吹きかけ、そして、ねっとりと嘗め始める。

「あぁぁぁっ」

 咲耶が甘い息を漏らす。彼女の割れ目の中はさっきよりも濡れている。悠二はクリトリスをねっとりと嘗めた後に軽く甘噛みし、その後は小陰唇を舐めまわす。

「んっはぁぁぁんっ!」

 股間から全身に奔る快感によって、咲耶は腰を左右に動かしている。咲耶の股間からは淫靡な香りがしてくる。その香りがさらに悠二を興奮させる。

 咲耶の膣口を舌で愛撫することで、咲耶の腰の動きが大きくなる。膣内からも愛液があふれ出てくる。悠二は溢れ出る愛液を啜り飲む。

 悠二の見立て通り、白瀬咲耶は自分が所有する女性たちの中でも愛液の量は随一のようだ。

 咲耶の膣をほぐすように悠二は舌で嘗め続けながらも、愛液を飲んでいた。それでも飲み切れず、股間から滴り落ちる。

 咲耶の息が激しくなっている。悠二はさらに膣の入り口を嘗めながら、クリトリスを手で優しく愛撫する。咲耶の割れ目の中はもう愛液にまみれている。これだけ濡らせばいいだろうと悠二は判断した。

 ラブ・ハンターによって咲耶は生中出ししても大丈夫な時期だとわかっていたので、このままコンドームを使わずに挿入するつもりだ。優しく咲耶にキスをする。咲耶もしっかりと悠二にキスを返してくる。キスをしながらも悠二の両手は咲耶の女性器全体を激しく愛撫し続ける。咲耶の呼吸が早くなっていく。

「あぁぁぁぁあん」

 咲耶はたまらず甘い吐息を上げる。悠二は咲耶の膣口に肉幹をあてがう。

「私の……処女……貰ってください……」

 気丈に笑う咲耶は手をカタカタと震わせて、これから襲うであろう感覚に耐えようとしている。その姿はいじらしく、そしてとても愛おしかった。

「……わかった。お前の処女、貰い受ける」

「……うん」

「それじゃ挿入れるぞ」

 悠二はゆっくりと腰に力を入れる。咲耶の膣内に肉幹がゆっくりと挿し込まれていく。咲耶の悠二の背中に回した両手に力が入る。悠二は肉幹を咲耶の膣内の一番奥まで挿し入れようと腰を動かす。

「ひぅうう!? ぁっ……! くっ……い、痛い……! くっ……ぁあっ……うううっ」

 痛みに耐えて咲耶が悲鳴にも似た呻き声をあげるたび、緊張した膣肉が反発して肉幹を締め上げ押し戻す。予想以上の反発に悠二の肉幹にも痛みが走る。

「咲耶」

「ひぐぅ……あがっ……。な、なに……?」

「大丈夫かい? 初めてだし一気にやろうか?」

「……だ、駄目……」

「はい?」

「だ、だって……処女を捧げるのって……人生で一回だけじゃないか……」

「そうだな」

「だから……痛くてもいいから……長く味わってたい……」

 苦痛で顔を歪めながらも、その目には確かな覚悟が見えた。愛おしくなって悠二は咲耶の頭を撫でる。

「わかったよ。けど無理はしちゃだめだからな」

「うん……」

 悠二は咲耶の望み通り、ゆっくりと腰を奥へと沈めていく。

「ひぎぃ……っ! い、いだぃ……、いだぁぁぁいっ!」

 痛みを少しでも和らげようと、咲耶は悠二にしがみ付いてきた。彼女の桜貝のような爪が悠二の背中に突き立てられ、引っ掻かれる。

 悠二の肉幹にも、強い膣肉の反発により、痛みが走る。しかし、それでも悠二には咲耶の様子のことのほうが気にかかる。

「ぎひぃ……ひぃ……ひっ、ひぃい……っ!」

 咲耶は歯を食いしばりながら、必死に痛みに耐える。咲耶の目の端に零れる涙を悠二は嘗め取る。

 ───またまだ半分も入ってないのに。

 これほどまでに痛がる女性を見るのは悠二には初めてだ。今までの彼女、ラブ・ハンターで支配している湊友希那、白金燐子、堀北鈴音、川神舞、一之瀬帆波もここまでは痛がってはいなかった。

「や、やめるか……?」

「だ、だめ……。やめないで……。私のこと気にしなくていいから……ね?」

「……わかった。続けるぞ」

「うん……。ぐぅっ……がぁっ……!」

 膣の痛みから守るべく、愛液がどんどん溢れているが、咲耶は苦悶の表情のままだ。

「いだっ……んぎひぃ……ぁああ……」

 咲耶の悲鳴を聞きながら、ゆっくりと肉幹を侵入させていく。数分ほどかけて、肉幹はようやく処女膜に辿り着いた。

「咲耶、処女膜に当たってるのがわかるか?」

 悠二の問いかけに、涙と鼻水を垂らしながら咲耶が頷く。

「いくぞ」

 咲耶の頭を撫で、鼻の頭に軽くキスをして悠二は腰を奥へ沈め始める。そして悠二の肉幹が処女膜を突き破った。

 身体が裂けるような感覚に咲耶が襲われる。

「ひぎゃああぁぁああぁぁっ!」

 あまりの激痛に、咲耶が大きく悲鳴を上げた。

 薄い膜を突き抜ける感覚のあと、肉幹の先がにゅるりと咲耶の中へと沈んで、熱くねっとりとした柔らかな感触が、肉幹を包んでくれる。しかしながら、咲耶の性器は締めつけが強く半勃ちの状態では入れるのが難しいほどだ。これは巾着と呼ばれる名器だった。

「はぁ、はぁ……! 奥まで入ったぞ」

「ひ……ひぃ……はぁ……! ぅん……入ってる……。桜庭さんの……奥まで届いて……んぐぅっ!」

 処女を卒業した咲耶が眉間に皺を寄せながら肩で息を弾ませる。

「よく頑張ったな、咲耶」

 繋がったまま、咲耶にキスをする。

「んっ……ちゅぅ、ぢゅちゅぅ……ふ、ぅんっ! んっ、ちゅぱぁ……は、ぁ」

 しばらくそのままお互いの唇を貪った。咲耶もまるですがりつくように無心になってキスする。その後、痛みも引いてきたのか、徐々に咲耶の呼吸も落ち着いたものになっていく。

「あ……ありがとう、桜庭さん。もう……痛みも引いてきたから……今は、大丈夫」

「わかった。動かすぞ」

 悠二は、咲耶の呼吸に合わせる様にゆっくりと優しく腰を前後に動かしていく。

「大丈夫? 痛く無いかい?」

「……大丈夫……気持ちいい……」

 腰の動かし方を、前後のピストン運動から、大きな円弧を描くような回転運動に変える。咲耶の体がビクッと反応する。咲耶の膣の中の特に敏感なところに、悠二の肉幹が当たったようだ。悠二は反応のあった辺りを集中的に攻めていく。咲耶の反応がだんだん大きくなってくる。

「……んぐっ……はぁぁんっ……んんっ……んんんっ」

 咲耶は目を閉じ快楽に身を委ねている。取り繕うこともしていない。喘ぎ声が生々しくなる。悠二は腰の動きを少し早くする。悠二の肩に手を回した咲耶の両手に力が入る。咲耶の全身が震える。両脚はピンと伸びている。

「あぁぁあああぁぁんんっ」

 大きく口を開け、雄叫びのような大きな声を咲耶が上げる。とても深くイッたようだ。咲耶の力はガクッっと抜ける。悠二は咲耶の頭を優しく撫でる。咲耶はうっとりと蕩けた目、甘えるような表情で自分の主である男を見る。

 悠二はおもむろに腰を激しく動かす。咲耶は、えっ!?と驚いた表情で悠二を見る。悠二は優しく微笑む。

 そして、激しく攻めた咲耶の膣内を再び激しく攻める。咲耶の腰が小刻みに振れる。咲耶の豊かなおっぱいもゆっさゆっさと揺れる。咲耶の息がまた激しくなる。

「……あぁぁあああぁんっ!」

 咲耶は先程よりも容易く絶頂に達する。咲耶の腹筋が小刻みに震える。背中は少し反っている。腰は悠二の腰に密着させるに擦り付ける。

咲耶の反応はとても可愛らしい。華麗で颯爽とした美女なのに性交への反応は可憐な乙女だ。咲耶のこのようなギャップを知ることができるのは、世界では桜庭悠二だけだろうと思えば彼の自尊心は大いに満たされる。咲耶のこの姿を知る男は世界でも自分一人で充分だ。

悠二がキスをすると、咲耶は積極的に舌を絡めてくる。拙劣な動きだがそれはこれから学べばいい。むしろ、自分からやってくれたことのほうが嬉しいし、大切なことだ。

 悠二は咲耶の反応を堪能する。そして、咲耶が何度目かの絶頂へ到達したとき、悠二も絶頂に達する。腰をさらに大きく動かすと、咲耶の膣内の最奥部に肉幹の先端を強く押し付ける。咲耶はギュっと悠二にしがみついてくる。悠二も咲耶を強く抱きしめる。咲耶は、動物のような大きなよがり声をあげた。

 




お読みいただきありがとうございます。
出来れば評価もお願いいたします。

咲耶の次はバンドリのヒロインたちを予定してます!(目指せRoseliaコンプリート)



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13 (咲耶)

宇田川あこのエミュって難しいですね……。Roseliaコンプリートの道でもかなりの難関です。


 息を切らせてベッドに寝転がる咲耶を傍らにおいて、悠二はラブ・ハンターを起動させる好感度がかなり上昇している。50から72へ上昇だ。好感度を積極的に変更した。レベルも10を越したので『モンスター強化』を行う。

ラブ・ハンターを使っている間は川神舞がお掃除フェラをしている。

舞のフェラは並々ならぬ性技だった。本番をやるよりも前からフェラを教育していたおかげだ。

処女だった咲耶の血や愛液が悠二の精液と混じっているものの、舞は気にせずフェラを行い飲み込む。

バキュームのように肉幹の中の残り汁を吸い上げた後は、亀頭全体を舐め回し、先端をくすぐってくる。

 亀頭裏と筋の合流部分、カリの溝も舌で刺激してくる。竿もタマもねっとり嘗めまわしてくる。桜庭悠二に気持ちよくなってもらいたい、その一心による真心こもったフェラだ。

 悠二も舞のフェラは本当に気持ちよかった。しかも燐子が悠二の乳首を嘗めながら、その素晴らしい演奏をする美しい手を、悠二の身体に這わせて時折軽く掻いてより快感を与えてくれている。

「帆波はどうしてる?」

 胸板を嘗めている燐子に訊ねると、嘗めることを中断して答える。

「別室で寝ています。……初めてで疲れたんでしょうね。あ、私と川神さんでカレーを作りましたから、あとで食べましょう」

「そうか。色々とありがとう」

「いいえ……、恋人として当然のことをしているだけですから」

咲耶が少しでも回復するまでの時間を悠二に手持ち無沙汰にさせたくない、それまでの間を楽しんでもらいたいと舞がフェラをしていたが、一度口から肉幹を離す。

「出しちゃう?」

「ああ、そうしよう。受けてくれ」

「任せて」

 肉幹は疲れ知らずでビンビンに勃起している。舞はラストスパートで肉幹を口に深く咥え込み、悠二は口内射精する。舞はすかさず口で受け止めてこぼさない。そして肉幹をチュウチュウ吸ってくれたのは猛烈に気持ち良い。

「あむぅ……ぅふうぅぅ……」

 そして、舞はそのまま肉幹をレロレロと嘗めまわしてくれる。

舞の金髪の頭をまるで愛玩犬を愛でるように撫でていた悠二は、咲耶がある程度回復したと判断すると舞や燐子の奉仕をやめさせた。

「もういいよ、ありがとう」

咲耶の顔を覗き込む。涙も止まり、落ち着いているように見えた。アイドルとしては王子様的な人気を持ち、女性人気がある“格好いい女性”である咲耶が手弱女(たおやめ)として振る舞うのはギャップ萌えもあって大変心地よい。

「また続けよう。今日中に、君は完全に俺のものになってもらう」

「わかった。……あなたの期待に応えよう」

「じゃあ、口でしてくれ」

「え?」

 咲耶は最初理解できなかった。キョトンとした顔だったが、すぐに理解したようだ。

「わかった、やってみるよ」

口を開いて悠二の亀頭をゆっくりパクンと咥えた。

 悠二がベッドから降りて床に立つと、咲耶がその前に正座して肉幹を咥えた。

 ───ああ、実にいい。

 処女を失い少しやつれた感じの咲耶が健気に頑張ってフェラする姿は男心を猛烈に刺激された。

 これほどの美女にフェラをさせるなど男冥利に尽きる。咲耶は亀頭を咥えたまま、戸惑いながら舌を動かしている。

 フェラは初めてなので動きはとてもぎこちない。悠二が燐子と舞へ視線を投げれば燐子と舞は首肯して、咲耶をフォローする。

「白瀬さん。オチンチンに歯を当てないようにしてください」

「舌を伸ばしてペロペロしてみて」

「亀頭……先端にキスしてあげてください。悠二さんに喜んでもらえますよ」

「先のほうを咥えて、舌でチロチロしてみて」

「オチンチンの裏側を下から嘗め上げてください」

「それと、横から咥えて顔を左右に動かすのよ」

「タマタマもペロペロ嘗めてください。……オチンチンは優しく握って上下に動かすんです」

 先達の言葉に咲耶は言われるまま素直に従っている。どんどん良くなっていく。

 もちろんそのテクは燐子たちには及ばないけど、咲耶ほどの美女にされているだけで興奮は何倍にもなっている。

 咲耶は時折、悠二の目を見てくる。目が合うとドキッとして、体がゾクゾクする。美女を思い通りにする征服感があった。

「すっごく気持ち良いよ。もっと続けて」

 悠二の期待に応えようと頑張るように、咲耶は両目でじっと肉幹を見つめてフェラをする。

 たどたどしい、慣れない様子のフェラは実に新鮮だ。口いっぱいに広げ肉幹を頬張る様子は興奮が高まる。

 華麗な美顔で見られると、乱暴に動かして口の中へ精液をぶちまけたくなる衝動が生じる。だが、その欲求を悠二は精神力で封じる。挿入してすぐに射精できるようにギリギリまでフェラしてもらう。

 そういえば、と悠二は思い出す。クンニはしたがまだ肛門へはまだ何もしていなかった。

 悠二は咲耶の後ろへ回って、背中にキスをした。

「ひゃっ」

 長い黒絹のような長い髪を掻き分け、美しい最高級の白磁のような肌をペロペロと嘗める。それがくすぐったいのかもじもじと動き出す。悠二のキスは咲耶の背中を段々と下がっていく。腰、尻肉へと。咲耶の尻肉は肉付きもよく、むっちりと脂の乗った――女としての魅力に満ち溢れていた。

 咲耶の姿勢を前傾させて片脚を持ち上げる。肛門が丸出しになる。豊かな尻肉にキスする。

「ど、どこをキスしているんだい!?」

 咲耶の問いを無視して悠二はキスを続けて、尻へキスマークを残す。所有者としての刻印を刻んだような気分になる。

 さらに尻肉をペロペロと嘗める。

「んっ……お尻を嘗められるのは、意外と気持ちいいんだね……」

 そして悠二は咲耶の尻肉を分けて覗き込めば薄桃色の窄まりが見えた。

「へえ、綺麗だね」

「!そこは……」

 人間の肛門はくすんでいるのが普通だ。毎日のように食べ、毎日のように排泄するので色素が沈殿せざるを得ないのである。それなのにこのように綺麗なのは一種の才能ではないか。

 咲耶の薄桃色の肛門へ鼻を近づける。その臭いを嗅いだ。シャワーを浴びていないので咲耶の臭いがはっきりとわかった。

「ふふ……やっぱり臭うね」

「っ! い、言わないでくれ、そんな、恥ずかしい……」

「色は綺麗な薄桃色だけど、やっぱり出すものはちゃんと出しているから臭うのは仕方ないね」

「~~~~!!」

 顔を真っ赤にしてむくれた咲耶が、無言でペチペチと悠二を叩く。可愛らしい不満の行動に思わず悠二はにやける。

「臭いのは人間だから当然だよ。……まあ、うちの恋人たちでは一、二を争うくらいには臭うけどね」

「……、あなたは意地悪だ」

「ごめん、ごめん。お詫びにもっと気持ちよくしてあげるから」

 そう言って悠二は咲耶の薄桃色の肛門へ舌を入れた。

「はうっ」

その瞬間、咲耶は思わず変な声が出てしまった。そこからは悠二の怒涛のラッシュが始まった。悠二の舌が咲耶の肛門を嘗めまわす。時には中心部、時には肛門に沿って、周辺部も漏れなく嘗める。しかも、これ見よがしに臭いを嗅ぐことも忘れない。

「あぁぁあ! ひぐぅっ」

 咲耶にしてみればファーストキスと処女を奪われ、フェラされたと思ったら次はアナル嘗めだったのは異次元の感覚だ。くすぐったくて体から力が抜けて気持ち良かった。

 その快感はどうして良いか分からない快感だった。悠二はさらに肛門に舌をねじ込んだときは、さらに声上げた。

「おほぉっ!」

 普段の咲耶ならば出さないような声だ。

 咲耶の肛門を苛めて満足したあと、再び咲耶の前に悠二は立つ。

「咲耶、またフェラをしてくれ」

「わかった」

また咲耶は正座してフェラをしようとするが、肛門が敏感になっててピリピリするので、少し腰を浮かせて肉幹を咥えた。

さっきの燐子と舞の指導でフェラは上手くなっている。上手くはなってるがまだ二回目なので恋人たちほど熟達してはいない。視覚的には最高なのだが気持ち良さでは物足りない。

「燐子、ちょっとやってもらっていいかな」

「勿論、いいですよ。……白瀬さん、よく見てて……くださいね」

燐子も悠二の前で正座して咲耶の代わりに肉幹を咥えた。

「おぅ……」

やっぱり全然違うなと悠二は感心する。プロ級の技とは彼女のようなテクニックのことを言うのかもしれない。

燐子は唇の締め加減、力の入れ具合がちょうど良い。肉幹の中ほどから先端まで悠二が気持ち良く感じるようにこする。それに舌の動きが複雑で悠二がより気持ち良さを感じるようにしている。

「こんな感じで、やってみてください」

「わかった」

燐子と咲耶が交代する。───やっぱり物足りない。

「えっと……、まず口は単に開いてるだけではダメなんです。もっと唇を締めて、唇でオチンチンを磨くイメージでやってみてください」

「はい」

少し良くなったな、悠二は変化を感じ取った。

「いいですよ、その調子です。……あと、口の開き方は一定ではダメです。悠二さんのオチンチンをよく見てください。先が一番細くて、この傘みたいなところ……カリ首というのですが、ここが一番太くて、それから竿の部分になっていますね」

「はい」

「だから先のときは口を小さくしてください。つまり……、オチンチンの形に添って口の開き方を変えてくださいね」

「はい」

咲耶が真面目な顔をして、言われた通りにやろうとする。おかげで大分良くなった。

最初は口を開けて生温かいだったが、ちゃんと口の開き方を調節すると肉幹の先まで刺激されて気持ち良かった。

「お口でするのは慣れたらもっと上手にできるんですよ、いっぱい練習して悠二さんを気持ち良くできるようになりましょうね」

「はい」

「そうだ、白金さん。今度は二人で一緒にやってみたら?」

ダブルフェラを提案した舞へ気が利く娘だと悠二は感謝する。肉幹の両側に分かれて咲耶と燐子の二人は口を付けた。燐子がするのを咲耶が見て真似をする。

咲耶のたどたどしさと燐子の熟練の技、もどかしさと気持ち良さが交じり合って体がゾワゾワしていた。

「咲耶、口の中に出すからね。こぼさずに全部飲むんだよ」

「もっと舌を使わないとダメよ。それじゃあ射精させられない」

 舞が自分で舌の動きを見せながら言う。

「それに手を遊ばせてたらダメですよ。悠二さんのお体を撫でたり、オチンチンをしごいたりした。そう。タマタマを手の平で転がすのも喜んでもらえますよ」

 そのままでは射精まで至らないとみた舞が悠二の乳首を咥えてきた。おかげで彼の射精感が高まってきた。

「オチンチンが膨らんで来たら射精が近いサインだから、がんばって、もう少し」

 咲耶がさらに一生懸命頭を動かす。その美貌が歪ませた、下品なひょっとこ顔でのフェラだ。

「出るよ」

「んんぅー」

 咲耶が咥えたまま返事をする。

「もうすぐ精液が飛び出てくるから気を付けて。舌で受け止めて。喉に入るとむせるから」

「んん……」

 咲耶が苦しげな顔で悠二の顔を見上げた。その顔に彼はやられてしまった。

「出るっ」

そう言うと同時に射精が始まった。精液が咲耶の口の中へ噴き出していく。

「んうぅーー」

 咲耶はびっくりするけど、口を離さず精液を受け止める。

「んん……」

「こぼしちゃダメよ。こぼさないように口を外して」

 咲耶が口をすぼめるので、亀頭がすれてピリピリする。

「お上手でしたよ、白瀬さん。それでは、ゆっくり少しずつ飲み込んで。飲みにくいから、少しずつ、です」

 咲耶が困った顔をしながら、少しずつ飲み込んでいく。喉が何度も動く。ちゃんと飲み込んでいる。しかし、受け止められず、鼻から精液を吹き出してしまった。

「ふぐぅっ!?」

「あ~あ。いや、でも可愛らしいよ」

悠二は自分の精液が咲耶の体の中を汚していくと思うとゾクゾクしてしまう。

「はぁー……」

 全部飲んだ咲耶が大きく息を吐いた。まるで甘美な極上の食べ物を口にしたような、感激したような様子だった。



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14 (咲耶、燐子、舞)

 咲耶が口を漱ぎに洗面所へ舞に案内されている間に、ベッドに腰掛けた悠二はラブ・ハンターをチェックした。白瀬咲耶の好感度は96となっていたので“メロメロ”に変更する。

「……ふふっ、好感度が凄く上がってる。肛門嘗められたから……とっても昂奮したんですね」

 ベッドにの上にいる燐子は悠二の首に腕を絡めたまま、悠二が見ているスマホから咲耶が向かった洗面所へ視線を移す。その美貌に浮かぶ妖しげな嘲笑はゾクリとするほど艶かしい。悠二やその恋人たち以外で、彼女のことを知る人間ならば、意外と驚いたことだろう。

 悠二は空いたグラスを取り、後ろから頭を包んでいる燐子の胸をペチペチと叩いた。燐子は自身の豊乳を搾り、母乳をグラスに注いでいく。

 悠二は並々注がれた燐子の母乳を口に運ぶ。それを飲み干した頃に咲耶が返って来た。彼はグラスをテーブルに戻した。

「今度は自分で入れてみよう」

「わかった。やってみるよ」

 燐子と舞が部屋を出ていく。

 咲耶は悠二に説明を受けながら彼の腰をまたぎ、後ろ手で肉幹を掴む。優しく触る彼女の手は緊張から少し震えている。咲耶は自分の性器の位置に肉幹を合わせた。

 肉幹の先にクチュとした濡れた粘膜を感じる。そして、咲耶はとてもゆっくり腰を下ろしていった。

「はああああぁーー……」

 渇いた身体で水を飲んだような、染み入るような声を咲耶は上げた。そして悠二は声を飲み込んでいた。

 咲耶の中は先程と同じく熱かった。しかし、肉幹を迎え入れることになれた膣は先程までとは異なる感触だ。いや、膣の様子が分かりやすくなったのだろう。

 咲耶の膣は柔らかく中を少し狭くし構造を複雑にしたような感じだ。

 出し入れするたびに肉幹に絡みついてきて、なおかつヌルリヌルリと引っかかる。実に素晴らしい名器であった。『モンスター強化』も設定したばかりでは急激な変化などしない。つまりこれは眠っていた彼女の長所が目覚めたのだ。

 咲耶は悠二の言いつけ通り、まだゆっくりとしか動いてない。自分が長時間楽しみつつ、咲耶も性の快感を堪能して彼女にセックスは気持ちよいものと覚え込ませるため、悠二はお互いにすぐにイカないように調整してる。

「咲耶の中はとても気持ちいいよ。こんなに気持ちいい人はなかなかいない。さあ、今度は動いてみよう」

「わ、わかった。だけど、初めてだから上手くできるかわからないよ?」

「大丈夫、ちゃんと教えてあげるから」

「うん。頼りにしているよ」

 咲耶は悠二の教えに従って腰を動かしはじめた。腰の動きは上下、前後だけではなく回転も加えさせた。回転力が加わることで肉幹は取り巻く内部の無数の襞によって刺激する。肉幹がねじれる感覚は実に心地よかった。

 下から見上げる咲耶も綺麗だ。彼女はやや上を向いているので喉が伸びている。ほっそりして美味しそうで嘗めまわしたくなる。大きな胸がぽよんぽよんと揺れるのは獣欲を刺激されて良い光景だ。

 くびれた腰からお尻へのラインも綺麗だ。そんなことを悠二が考えていると、感じすぎて体を支えられなくなった咲耶が倒れ込んできた。

 咲耶の豊かな胸が二人の間でボヨンボヨンと弾んで歪む。

「はぁ、はぁん、あん、すごい、イイ」

「まだ二回目なのに凄く乱れているな。咲耶はエッチが好きなんだ」

「は、恥ずかしいけど、どうやらそうみたいだ。こんなに心地よいものとは思わなかった……」

「処女がハメられて二回目なのにもうこんな風になるとは思わなかったよ。もっともっと楽しんでいいんだよ?」

「ありがとう……こんな、はしたない私を受け入れてくれて……」

 咲耶が悠二にのし掛かり、彼の耳をしゃぶりながら色っぽい声で囁いてくる。

「また、キスをしようか」

「うん」

 可愛く頷くと咲耶は悠二の顔を両手で挟んでキスする。先刻のような優しい慈しむようなキスではない。んふぅ、んふぅと鼻から色っぽい声を出しながら悠二の口の中を舌でかき回す。そんな乱暴なキスだ。

悠二の唾液を求めるように貪る。それは咲耶が既に悠二の体液への中毒になり癒えることない渇きを持ってしまったからだ。

 咲耶の中がキュンキュン締まってきた。膣も悠二の体液を求めて反応をしていた。咲耶は身体全身を使って自らの主を求めていた。

 咲耶の名器に絞められた悠二は下から咲耶を突き上げはじめた。

「イイ、イイよ。あぁ、あん、もっと、もっと、突いて!」

 悠二はキスしながら猛烈に下から突き上げる。

「あんっ、あんっ、あん、イ、イイ、イク、イキます。イクぅ、イクっ……」

 咲耶の中がさらにキュンっと締まった。悠二は咲耶に合わせて盛大に射精した。先程までに三人の女性に何度も射精したとは思えない、濃厚で潤沢な量の精液だった。レベルアップによる精力絶倫であったにしても悠二のそれは尋常ならざるものがあった。

 咲耶の中へ精液をぶちまけて、子宮に自分の味を覚え込ませてやる、と悠二は一心に注ぎ込む。

そして肉幹は抜かず、続けて三回戦へ突入する。今日は帆波、咲耶と素晴らしい女性との初体験を続けて士気が高揚していた。

 悠二は身体を前に倒して咲耶の上に覆い被さり正常位になった。肉幹は咲耶を穿ったままだ。

「はあぁぁ……ゆうじさぁん、すごぉい……」

 咲耶は、もう終わりと勘違いして、悠二の頭を胸に抱いて感嘆のため息を吐く。しかし、それは心得違いだった。悠二は一呼吸だけして、また動き出す。

「あぁ、そんな、続けてなんて……」

 悠二は咲耶の弱点を探そうと突き方をいろいろ変えて試してみた。しかし、その必要はなかった。咲耶は何をしても感じる。良すぎるくらい感度が良い。感度の良さは帆波と同じくらいかもしれない。これならば瞬く間に好感度をあげられる。

「ひゃっ、うそっ、ま、まだっ……?」

 悠二は肉幹にまとわりつく襞に与えられる快感に胴震いしながらも、性交を続ける。

「あっ、あっ、こ、こんなっ、ずっ、ずっとっ、うごいてるっ……!!」

悩乱する咲耶の頭を抱いて口付けると同時に、中がより強く締まった。

「はあっ、ああっ、あんんっ!? あむぅぅ……」

 喘ぎ悶え悩乱する咲耶の中が、さらに熱烈に悠二を歓迎する。

「うっ、ふむうううっっ……!」

 咲耶が再び絶頂へ至る。悠二も肉幹を絞められイッた。だが彼女よりも性交にずっと慣れている悠二は、そのまま腰を振り続ける。

「ひぃんっ……だし、ながら、なんてぇ……!」

腰をピストンさせながら咲耶の顔を覗いてみれば、涎を垂らしながら喘いでいる顔が見えた。その緩みきった顔には理性の欠片も見えない。

 初めての感覚に戸惑い、困惑しているかのような表情だ。まだ一時間も前は処女だった少女なのだ、人生初の濃厚な性の快感には心がまったく無防備だった。

「あっ、あっ、あぁあっ!」

 悠二は見ているとたまらなくなって、再び咲耶の唇を奪う。

 舌を吸って、悠二の口内に引き込む。舌の表面を歯と舌で削り取る様に刺激して、逆に悠二の唾液を送り込む。

「んふぅぅっっ……」

 膣内では相変わらず、名器によって刺激され、悠二はまたも絶頂を迎える。

 たまらず口を離すが、腰は一瞬止まっただけですぐに再起動する。

「んああああぁっっ! またぁ、イッてるのにぃ……」

 少し呼吸を整えるために上体を起こして観察していると、咲耶は両足で悠二の腰を強く挟み込みつつ、両手は大きく広げてシーツを掴み、そこを起点に体をよじり、逃げようとしているように見えた。

「やあああぁぁぁ……こんあっ、こんなのっ、たまらにゃいっ……!!」

 余計なことをしている両手を掴み、手前に引っ張り、逃げられないようにした。疲れ知らずに悠二の腰は振られ、咲耶に快楽を与え続ける。

「ああっっ! ふああっっ!! んああああっっ!!」

 逃げ場を無くした美女は、首を振って何かから逃れようともがく。

「ふああああああっっっ!!!!」

「いい乱れぶりだ。この調子でどんどんエッチが好きなようになろうね」

 咲耶がまた大きく仰け反り叫ぶ。初めて会ったときの格好いい女性、という雰囲気の理知的な顔はもはや面影も無く、いまや汗と涙と涎でドロドロになった顔だ。そんな顔もまた美しい。自分の恋人たちを悩乱させ痴態を見るたびにそう思う。

「もっと感じてくれ。そして好感度をレベル100にする。そうすれば、君は完全に俺のものになるね」

「んああああっ!! はあっ! はあっ! はああぁっっ!!」

「俺のためだけに輝くアイドルになるんだ。いいね?」

咲耶の顔を覗き込んで、問いかけた。

「はんん……はああぁぁ……」

 咲耶は焦点の合わない目で、だがちゃんと答えた。

「いいね?」

「ふぁいぃぃ……なり、ますぅ……」

「そうか。いい娘だ」

 悠二はそう言って優しく頭を撫でた。今日のうちにこの白瀬咲耶というアイドルを自分の恋人へと心身作り変えてやろう、そう考えていた。

 




キャンペーン一日目終了。

いよいよガルパヒロインたちの登場です!


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15 (咲耶、帆波、燐子、舞)

すいません。筆が乗ったのでガルパヒロインの登場はもうちょっと先になります。


 目が覚めると悠二の股間に二人の頭が埋まっていた。

「はむっ……むうっ……」

「れる、れろ、れろぉ……」

 恋人たちの愛撫によって目覚めるという生活パターンが、最近は確立されるようになった。

 今日は寝起きにフェラで起こされた。フェラを行うのは川神舞と白瀬咲耶だ。

「……ああ、凄いな、川神さん」

「じゅっ、じゅるっ、ずじゅっ……」

 舞の首の動きは、いきなり激しくなる。寝起きで朝立ちしている肉幹は臨戦態勢へ移行する。

 悠二の身体も肉幹も度重なる性交の後に軽く拭っただけなので決して綺麗ではない。悠二や絡み合った女の汗、精液や愛液、混じり合って身体に付着している。

「くう……舞、出すよっ!」

「ずっ、じゅっ、じゅぅっ……」

「速くなった! なまめかしい……」

 悠二の声に応じて動きを早めた舞。それを見て、感嘆の声を上げる咲耶。舞の奉仕によって与えられる快楽を堪能する悠二。

「うっ……くうぅう!」

 舞の顔を思い切り掴んで、自分の股間に押し付ける。舞の口の中に精液を射出する。

「んぐぅ……ぁんぐ……」

「……あぁ……」

 そのまま最後まで出し切ってやっと落ち着いた悠二は、舞の頭を掴んでいた手を離して彼女の頭を、幼子を褒めるように撫でる。

 口に精液を含んだままの舞は、こぼさないように口を閉じたまま肉幹を抜いて、喋れないからか、悠二のほうを向いてにっこりと笑う。そして味わうようにゆっくりと飲んでいく。その間に白金燐子と白瀬咲耶がお掃除フェラをする。

「ふわぁぁ、すごく美味しいぃぃ……れろぉ、んっ、んはああ……」

「んぅんっ……んぅっ、んふうぅぅ……」

 白瀬咲耶も悠二の思惑通りに好感度は一〇〇にして完全服従にした。咲耶は心底、悠二を愛しており彼の虜となっていた。事実、逸物をねろりねろりと嘗めている咲耶の熱い視線を感じており、視線を合わせてみれば……

「あああッ、ッッッ、んッ、んぁぁッ……」

 舌を出したまま幸せそうな微笑を浮かべて全身をビクビクッと踊らせる。視線が合うだけでも相当嬉しいらしく、主である桜庭悠二のことが好きで好きで堪らない状態になるということは明白だった。

「あんっ、んふう、ううんっ……」

 細かな痙攣を起こしていた咲耶が我慢できないと言わんばかりに陰茎を咥え込み、鼻息を甘く鳴らして頭を揺らす。彼女がこれほどまでに自分の身体を求めているのは悠二への愛情と飲んだり触れたりしてきた悠二の唾液や精液や汗──体液によって中毒状態になり、悠二への餓えを持ったからだ。

悠二が隣を見れば、帆波はまだ寝ている。悠二のほうを向いて、全裸のまま寝ていた。

優美な顔立ちだ。SSRも納得の美貌である。

 昨日はこの娘の処女をもらったと思えば、再び下腹部に熱が高まってきた。悠二は黙々と帆波を仰向けにする。

「んぅー……」

帆波はまだ起きない。悠二はその乾いた唇にキスをする。豊かな胸を優しく揉み、太ももを撫でる。

「ん……、ん……」

与えられる刺激に反応を示す帆波。もうすぐ目を覚ましそうだなと、悠二は見切り、その瞬間が見たいのでキスを止めて愛撫し続ける。

 ゆっくりまぶたが開いた。

「んっ……、んんっ? えっ?」

 悠二が見ていることに気が付いた。

「おはよう、帆波。よく眠れた?」

「あ、ぁぁぁ……!……悠二、さん……」

帆波は悠二の顔を見て瞠目し、次にうっとりとしたように蕩然と自分の主にして恋人の名前を呟く。

 帆波はだんだん状況を思い出してきようだった。そして自分が裸ということに遅まきながら気が付いた。

「いやぁん」

「帆波は寝顔も可愛かったよ」

「い、いやっ、見ないで~」

 帆波は羞恥のために悠二に背を向けてしまった。

 悠二は帆波を自分のほうへ向かせ──抵抗はなかった──彼女の顔に手を添えこちらを向かせキスをした。

「んっ……、んんっ……、んふぅー……」

 彼が舌で唇をなぞると彼女の唇の力が抜けた。悠二舌を入れると遠慮がちに絡めてくる。

 続けていると悠二の口中には唾液が溜まってきたので舌を伝わらせて帆波の口の中へ流し込んだ。

 帆波はそれをみ込んだ。口を離すと銀の糸が二人の間にかかった。

「大好き」

気恥ずかしさをで照れ笑いしつつも、幸せそうな顔で帆波が言った。悠二は体に電撃が走ったかのような衝撃を受ける。

 悠二は愛しい女の荒々しく唇を奪い、豊かな胸を揉む。『モンスター強化』によって母乳が出るようになったのでその力強い揉み方で母乳が漏れ始めた。それでもお構い無しに彼は帆波と足を絡ませ、膣の入り口を指でクチュクチュと弄る。

「んんーん、んふぅー、ん、ん、んうんーー」

 帆波が何か言おうとするけど、口をふさがれているのでしゃべれない。続けていると濡れてきたので、悠二は攻撃目標をクリトリスへ変更する。

「んんぅー、んんんぅー、んんぅー」

 帆波の声がさらに大きくなる。恋人たちが様子を見に来たけど、乱入しないで見学している。というよりも、悠二と帆波が睦み合うのをおかずにオナニーしていた。

 帆波の股間が充分に濡れていることを確認すると、悠二は肉幹を挿入した。ズニュニュ、ズヌヌと肉幹が入っていき、一番奥へ到達した。

「大丈夫? 痛い?」

「少しだけ……でも大丈夫」

「そうかい、しばらくこのままにしてるね」

 そして肉幹をはめたままキスをする。無性に帆波へ自分の唾を飲ませたくてしょうがなくなる。唾液を溜めては帆波の口の中へ送り込む。

「そろそろ動くね」

「はい」

 悠二は帆波の体を抱いて、首筋から耳に掛けてベロンベロン嘗めまわしながら腰を動かした。

「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

「帆波の汗、美味しいね」

 いやいやと首を振り、悠二の腕の中でもがくが彼は離さない。

「逃げちゃだめだよ」

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……!」

 帆波の中へ出したい。悠二は本能の赴くままに射精が始まった。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

帆波は背筋を弓なりに反らせて全身をガクガクと痙攣させ、頭の中に火花を散らしている。快感に表情が蕩け、大きく開いていた目が蕩け、口から舌を出している。心底悠二との性交に幸福感を感じているようだった。

悠二も朝一のセックスってなんて気持ちいいんだろうと、得も言われぬ快感を得た。いつものセックスとは異なる味わいだ。

 悠二は下腹部が性感帯になった感覚だった。ピリピリと気持ち良く痺れている。悠二は最後の一滴まで帆波の中へ吐き出させてもらった。

 

◇◆◇

 

 悠二は半勃起状態の全裸のまま、他の女性たちも同じく全裸でリビングへ出ると、燐子たちは口を漱いでからシャワーを浴びる準備をする。

「シャワーは白金さんが一之瀬さんと白瀬さんにも教えてあげて」

「わかりました」

 朝のシャワーには一人か二人の付き添いが常であった。悠二が希望すれば誰でもいいのだが、そうでなければ恋人たちが話し合いの上で持ち回りだ。

 舞は一人残って昨晩のカレーを温め始めた。しかも裸エプロンだ。

「ありがとう。こっちおいで」

「はぃ……」

 舞の肩を掴んで、悠二はキスをする。唾液を絡めて舌を擦り付け合う。舞もウットリと目を閉じてそれに応える。

「ふぁあぁ……」

「じゃ、朝ご飯よろしく」

「ふあいぃぃ……」

 潤んだ瞳を半開きにした、舞の頬を撫でて言う。

 悠二が熱めのシャワーで寝汗を流していると、三人の美女が奉仕して身体を清めてくれる。三人とも豊満で完全に女として花開いている。燐子が唯一バストサイズ九〇台でJカップ。咲耶と帆波はバストサイズ八〇台後半でFカップ。

「んしょ……んっしょ……」

「ふぅ、ふぅ……んぅん……」

「はぁ、はぁ……んふぅん……」

 燐子の指導のもと、咲耶と帆波が燐子に倣ってボディソープを身体に塗りたくり、悠二の身体に擦りつけている。身体の使い方も燐子が丁寧に教えており、帆波たちもそれを従順に真似ている。それでも燐子の泡姫のようなテクニックには及ばない。穏やかで大人しい気性の燐子がシャンプーを泡立てた陰毛で悠二の身体を擦っているときの腰つかいなどは、淫らで大胆な様子に二人は驚いていた。燐子も自分の陰毛で擦り、腰の動きに合わせて乳房が揺れる様子に、悠二が喜んでいるということを知っているので彼女も率先して行っている。

 三人が代わる代わる、悠二の肉幹を手で時間をかけて丁寧に洗う。そうされてることで肉幹が再び活力を取り戻す。

 シャワーで洗い流されると、悠二は燐子を抱きかかえて湯船に入る。

「えっえっ……ひゃっ!!」

 驚く燐子を抱いて腰を下ろし、そのまま燐子と対面座位の形で繋がる。燐子の中に入ると、肉幹に溜まる熱が放熱しているような気分になる。

「俺は燐子と遊んでいるから、二人はそのまま身体を洗いなさい」

「わかりました!」

「わかった」

 帆波と咲耶は自分の体を手早く洗っていく。美女の入浴シーンはセクシーだが体を洗うシーンも艶かしい。彼女らの場合、その大きな胸が形を変えていくのも圧巻だった。特に、膝や腕に押し潰されているところは見物である。

「ふうっぅ……はむぅぅ……」

 ぼんやりと帆波たちのを見ていたが、胸に抱いた燐子がグリグリと腰を動かしてきた。自分の存在をアピールするかのように、悠二の首元や胸元に吸い付く燐子。押しつけられた爆乳が心地よい。ピンと立つ乳首も気持ち良かった。燐子の背中を撫で、髪をまとめ上げた頭を軽くあやすようにポンポンと叩いて落ち着かせる。

「まぁまぁ。のんびり、な?」

「あぅぅ……もぉ、うぅぅ……」

 早くも逆上せたのか、限界が近いみたいだ。しかし、悠二もう暫くは、キュウキュウと吸い付いてくる燐子の膣を楽しみつつ、お風呂をのんびり楽しみたかった。

「はむっ……むはぁ……」

 燐子の顔を上げさせ、その形の良い唇を奪う。小さく開いた唇をチロチロとくすぐる様に舌を差し入れ、燐子の舌が迎えるように出てきたら、すぐに引いて逃げる。今度は悠二が唇を閉じて、追撃を許さない。燐子の舌が悠二を追いかけて、唇を割り開いてこようとするのでくすぐったい。それを楽しんでから唇を開いて、燐子を迎え入れる。舌を絡めて、歯で噛んで、と遊んでいると帆波と咲耶が体を洗い終わって浴槽に入ってきた。三人では流石に湯舟から湯がどんどん出てしまった。

「……っふぁ! 咲耶、燐子を支えてくれ」

「わかった。……お疲れ様、白金さん」

 お風呂のせいか快感のせいか、燐子がグッタリしている。悠二もそろそろ一回くらいは出して、風呂を上がろうと思う。燐子の体を背中から咲耶が優しく抱きとめる。胸が、ちょうどいい枕になっていそうだ。

「あっ、あっ、ふぁっ、んあっ……」

 浴槽の中で、波を立てて腰を振る。燐子の中は、変わらずキュウキュウと吸い付くように締め付けてくる。

「ああ、やっぱり燐子の中は気持ちいいな。この吸い付くように締め付けてくるのは逸品だ。Roseliaのみんなともやる時が楽しみだよ。友希那も柔らかいのにグイグイ締め付けてくるし、イッてる時のうねりは絶品だから、今後が楽しみだよ」

「ありがとう……ございます……」

 肉幹を銜え込む燐子。吸い付くように締め付けて快楽を与えてくる献身は愛おしい。マーキング済み、登録済みである自分専用の女だ、と悠二は興奮する。その興奮のままに欲望を叩きつける。

「うっ……でるっ……!」

「ふあっ……んああああああっ!!」

 ビクビクと痙攣する燐子。ひと段落するとグッタリした燐子の体を抱えて、座り込む。

「はぁぁ~……気持ち良さそうだなぁ~……白金さん」

 帆波がホゥッと息を吐く。頬に手を当てている様子は色気に溢れている。しかも豊かな乳房がプカプカ湯船に浮いている光景は絶景だ。



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16 (咲耶、帆波、燐子、舞)

今日は二本連続投稿!


 悠二が燐子を連れて風呂から上がれば、燐子に頼まれて悠二たちよりも先に風呂から上がり、身体を拭き終わっていた帆波と咲耶が悠二を待ち構えていた。

 新しいバスタオルで悠二の身体を拭いていく。リビングに戻って、帆波にドライヤーを当てられながら、少し休憩する。

 スマホを手に取り、ラブ・ハンターを起動させれば悠二のレベルが50を越えた連絡があった。経験値二倍の効果が大きかったみたいだ。

 

『レベル50に達したので籠が一つ追加されました』

『レベル50に達したのでメニュー"創造"が追加されました』

 

 また愛の矢だと思っていたので悠二は意外に思った。そして新機能の創造だ。どんな機能だとさっそくタップしてみると説明が出てきた。

 

『所持モンスターがアイテムを作成する機能です。この機能の対象に取ったモンスターではガチャは回せなくなります。』

 

 創造とはモンスターが射精された回数に応じてポイントを加算されていき、貯めたポイントを消費することでポイントに応じてアイテムを手に入れるというものだ。入手可能なアイテム一覧表を読んでみると、ガチャでも高レアなアイテムが確かに入っている。高レアアイテムだとポイントもかなり多く必要だ。九〇後半~一〇〇ポイントが必要だった。つまり一〇〇回射精して一つ手に入れることができる。ラブ・ハンターのレベルアップで精力絶倫になれなければ実現できそうにない。

だが、この創造が使えれば籠や愛の矢も入手可能だ。そう、籠や矢も実はガチャに入っているのだ。気づいたのは昨夜、十連ガチャをまだ回していなかったことを燐子に指摘されてから気づき回してみれば籠が出て来て初めて知ったのだ。

 キャンペーン開始時のボーナスで籠は六個。そして一之瀬帆波、白瀬咲耶を捕まえたことで四個。また、咲耶を捕まえた帰りの途中で見つけた交換用モンスターでまた一個埋まった。残り三個だった籠がガチャで一個、レベルアップで一個、残り五個となった。

悠二は思わず上機嫌になった。

「悠二さん、ご飯出来てるわよ」

舞が悠二へ呼び掛けに来る。

「ありがとう舞。ほら、見たまえ、籠がさらに増えたぞ」

「あら、おめでとう。これで今日来る三人以外にももっと女の子をものにできるわね!」

 舞は素直に喜ぶ。かつて反抗的だった彼女も今では悠二の利となることを正しいことだと考え、また悠二の恋人になれることこそ女性の喜びであると信じきっている。それは川神舞に限ったことではなかった、新入りの一之瀬帆波も白瀬咲耶も、悠二が恋人と称している愛の奴隷たちは価値観や思想の基底には共通したものがある。それは桜庭悠二のためになるのかどうか、というものだ。

 だからこそ悠二がさらなる女性を求めるならば舞たちには、彼のために女性を集めて捧げることは正しいことだし、そのための協力は惜しまなかった。

「それで今日は湊さんたちが集めた娘たちを捕まえて教育するだけにするわけ?」

「いや、知り合いのプレイヤーと交換するつもりだ。まあ、友希那との待ち合わせ場所の近くで交換するからそんなに移動はしないよ」

 移動と時間を最小限にするために、近い場所で交換と捕獲をしようとしていた。

「ここは八時過ぎには出る。じゃあ、朝ごはん食べるか」

「はい!」

 この会話の間に悠二の髪は乾かし終わり、帆波は今自分の髪を乾かしている。それも、そろそろ終わりそうだ。

 舞もシャワーを浴びて悠二たちの食事が始まる。

 今日の朝は、悠二を舞と燐子の二人に挟まれ、彼女らを両手で触りながら食事をする。帆波は初めてだがこのような形式で食べることが最近では多い。恋人へ抱きついて、セクハラしながら食べさせてもらうのだ。悠二としては女体を味わいつつ、美味しい食事も味わう。恋人たちには悠二と睦つみ合いつつ奉仕することができる。誰もが得をしていた。

椅子に悠二が浅く腰を下ろすと、テーブルに潜り込んだ二人の新参者が彼のズボンを脱がせて大股開きの足の間で四つん這いの身を寄せ合い、衰え知らずの肉幹を嘗める。

「れろぉ……あん……ちゅ、ちゅるる……れろ……」

「れぅれぅ、んぁ……んぅっ、ぢゅる………」

 帆波は舌先でカリを弾き回ると、唇で挟んで亀頭の表面を唇の裏で擦る。

 咲耶は根元から嘗め上げたり音を立ててキスしたりしている。

「白金さんも湊さんと一緒に集まるなら……じゃあ悠二さんのお部屋、お掃除させてください……」

「あ、やってくれるの?」

「はい……やっぱりきになっちゃいますから。特にシーツ」

「あ……そう言えば咲耶と帆波の血で汚れたな……」

「ふわぁぁ……ふぁないぃぃてぇ……はあ、はあ……」

「ほへんなふぁいぃぃ……はあ、はあ……」

 悠二が視線を下ろすと、咲耶は裏筋を舐めながら眉をハの字に曲げて恥ずかしげだ。帆波も恥ずかしそうな表情で茎胴に舌腹を押し付けている。

「気にしなくても、どうせ四人の潮でビショビショになったんだし」

 それを聞いて燐子と舞も帆波たちと同じように顔を赤くした。

「初体験をしたその日に潮を吹くようになるなんて、咲耶も帆波もエッチな子なんだね」

「あ……エッチな子は、嫌い、ですか?」

「ううん。大好きだよ」

「ふわあああ、よかったぁ……」

 帆波は感謝の想いを伝えるようにカリ首の辺りに頬擦りし、ヌメっと汚れる頬を拭くこともせず亀頭に舌を絡ませていく。

 咲耶は帆波と顔を並べて亀頭の半分を責め立てながら、肉茎に指を巻き付けてゆったりとしごいている。

「それにエッチなのは帆波だけじゃないからね」

「んはあああっ……」

 悠二が片足を咲耶の秘部に押し当てると、彼女は顎を浮かせて全身をざわつかせた。

「咲耶もこんなに下着をグショグショにしてるし……」

「ああ、そんな変態みたいに……悠二さん、あなたは意地悪な人だ……」

 咲耶は尻を振る代わりに腰をクイクイと縦に揺らし、悠二の足に秘部を擦り付けながら恥じらう。

 カリに舌を擦り付けていた帆波が肉幹の先に桃色の唇を被せ込んでいった。

「むふぅぅ……あにゅぅ……」

 帆波の口から肉幹が弾み出ると、咲耶は肉幹を深く咥え込んでスローに頭を揺らしながら舌を絡めてしゃぶり始める。

「ひああッ……」

 悠二が帆波の秘部にもう一方の足を押し当てると、彼女も淫蕩した面持ちで小さな痙攣を起こす。

「帆波はそんなにエッチじゃないよね?」

 帆波は秘部を擦り付けるように腰をくねらせて、カァァと頬を真っ赤に染める。

「わ、たしは……」

「ああ、もうこんなぐしょぐしょに濡れてたんだね。いやらしい」

「ううぅ……」

「ほら、しゃぶって」

「んぅぅ……ん、んふ、ぢゅぶ、ぢゅぶ、ぢゅるるる……」

 フェラの許可を求めるように帆波が肉棒にしゃぶりつき、咲耶は玉をねっとりと舌で掬う。二人とも艶かしく腰を揺らし、悠二の足に秘部を擦り付け、その刺激によって身体をビクビクと弾ませている。

 悠二は舞の胸を揉みながら彼女が差し出す食事を食べる。

「舞は帆波と咲耶に教育するために残ってくれ。新しい恋人たちも紹介したいしな」

「わかったわ、新しい娘たちもどんな娘か楽しみだわ」

 舞は愛液を流し続けており、もう股間がネチョネチョになってしまっている。先ほどシャワーを浴びたばかりだというのに、また身体を清めた方がいいくらいだ。

 そんな彼女の目の前で二つの頭が入れ替わる。帆波がパンパンに張っている玉を転がして、咲耶は屹立した小悠二を口内粘膜で擦る。

「あとでみんなと並べてナカに出してやるからな」

「はああ、素敵……ッッ、んっ、んッ、ぁぁッ、お、お願いします……」

 聞いただけで舞は甘い電撃に撃たれ、全身をピクピクと戦慄かせていた。

「悠二さん、そのときは私にもお願いします……」

 燐子が腰をモゾモゾさせながら口を開いた。

 悠二の手を頭に乗せられた咲耶が瞳を妖しく光らせて、艶かしい吐息を荒々しく鼻から抜き、大きく頭を揺らしていく。

 その下で帆波がグッとせり上がる玉を肉袋越しにねろねろと嘗め回している。

「燐子はとっても好きなんだね」

「はい、大好きです。とても気持ちいいんです……ああ、いえ、気持ちいいなんて言葉では言い表せない……すっごく熱いのがいっぱいビューッビューッて入ってきて、頭が真っ白になって……ぁッ、ぁぁぁッ、意識、飛んでしまう、ぉッ、んっ、んんぁッ」

 語りながら燐子は中に射精されたときのことを思い出して、それが甘美な刺激となり全身を駆け巡らせ、腰をピクピクと震わせる。

「んうううんッ! んっ、んっ、んっ……」

 蕩けた呻きを上げた咲耶が頭を止めて喉を鳴らしている。テーブルの下で彼女の足腰が小刻みに戦慄いている。 逸物を咥えた帆波は、尿管の残液を搾り上げて頭を痺れさせていった。




桜庭悠二(プレイヤー)の特権(本編に登場したものに限る)
レベル10:モンスター強化
所持モンスターの体質を変化させることができる。

レベル20:未公開

レベル30:中毒性付与
悠二の体液を女性が摂取すれば夢中になり、渇望するという中毒性を付与する。

レベル40:マテリアル
所持モンスターの生理・排卵予定日が表示される。
各モンスターのステータスにグラフが表示されて、色分けされる。それは生理周期を表していて赤が生理、黄が危険日、青が安全日で今は安全日。また検索機能もあり、条件指定で生理周期の項目がある。『生理中』、『危険日』、『安全日』、『以外』がそれぞれオンオフで切り替えられるようになっている。

レベル50:創造
所持モンスターがアイテムを作成できる。


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17 (エロなし)

 桜庭悠二の待ち合わせの相手はギブスンだった。お互いにキャンペーン期間のため忙しいので、まだ九時になる前に集まった。

 ギブスンは女性と一緒に来た。まだ高校生くらいに見える。長い髪を茶髪に染めたギャル系の美少女だった。

「紹介するよ。彼女は俺の所持モンスターである藍原柚子だ」

 少女──藍原を紹介されて、悠二も挨拶する。お互いの挨拶が終わるとギブスンが切り出す。

「彼女は交換用の娘ではないんだ。別件で連れ出していたんだ。それで交換してくれるというモンスターは?」

「ああ、そうだね」

 悠二がラブ・ハンターを起動させて、交換用に捕獲していたモンスターのデータを表示させる。

 

レア度:UR 点数:82点

氏名:六合塚弥生(くにづか やよい)

年齢:24歳

レベル:0

交際経験:4人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:レズビアン

嗜好:ノーマル

好感度:無関心(13)

身長:170cm

体重:52kg

3サイズ:B86/W63/H88

バストカップ:C

 

 六合塚弥生(くにづか やよい)は長い黒髪ストレートのポニーテールが特徴的な美人だ。彼女は警視庁の刑事だった。趣味で学生時代からアマチュアロックバンド「アマルガム」のギタリストとして音楽活動に勤んでいる。

 捕獲したときにまず目を引いたのは好感度が低すぎたことだった。キャンペーン期間でなければ、好感度は今までのなかでも最低の嫌悪になっていたところだ。

 弥生のデータを見たギブスンがほほうと唸る。

「これは、なかなか」

「ね、ギブスンさんが好きだと思ってね。レズとか百合が好きなんですよね」

 ギブスンはレズやバイセクシャルを調教して嗜好を歪めてしまうことを好む、特異な趣味があった。

 ──百合は穢して壊してこそ、価値があるし、魅力的なんですよ。

 前にギブスンに言われて内心引いた台詞がこれだ。彼の所持するモンスターには元はレズカップルだったものの、今ではお互いが好きだったことを黒歴史と考えているモンスターもいるらしい。

「本当にこの娘にノータッチでいいんですか?」

「いいよ。愛の矢も君が回収して構わない」

 悠二も弥生は魅力的だと思ったが、彼女を教育するのに時間使うよりも帆波たちや友希那が用意したモンスターを相手にするほうを優先したのだ。そして昨日、ギブスンに交換を持ちかけたのだった。

「流石はディックさん。いい娘を捕まえてくれるな。僕だったら、この娘はレアリティが高くて捕獲するのが大変だったろう」

 ギブスンがそう言って悠二をわざとらしく拝んで見せた。彼の見立てでは弥生はSSRになると思っているようだ。

「さっそく交換といきたい所なんだが――」

「今僕には交換に出せるようなモンスターが居ないんだ。ディックさん、借りは必ず返すから先にトレードしてくれませんか。その担保として矢を五本と高レアのアイテムを出します。後に彼女との交換に見合ったモンスターを渡す」

「分かった。信じるよ」

「ありがとう」

 そういうことになった。悠二は弥生を交換の結果、矢を五本と高レアアイテムを交換で得た。

 

 桃色るるぶ

 旅情報の雑誌。持ち主の好みの異性に出会える場所と時間を、数多く掲載している。使用回数:3回。

 

「へえ、籠と同じランクの最高ランクのアイテムだ。……ところで、レベル五〇の創造という特権はご存知ですか?」

「え? ああ、勿論。ディックさんはレベル五〇に到達したんですか? おめでとうございます」

「ありがとうございます。それで、あれは使えば籠をたくさん確保できるというのは破格な特権じゃありません?」

 悠二がそう言うとギブスンが苦笑する。

「確かに創造を多用すれば籠や愛の矢もたくさん確保できますが、それだけの精力がどれだけプレイヤーにあるかということですよ。それに籠も増やしてモンスターを多く保持するのも難しいですからね。訊いた話では、長期間モンスターに干渉しないでいるとレベルと好感度が下がるらしいですよ。そしてプレイヤー自身のレベルも上がりにくくなる」

「本当ですか!」

 悠二は思わず声が上がってしまった。

「ゲームでもそうですが、そういう設定面の検証が好きな人がいるんですね。……だから籠に入れっぱなしで管理できないと結局プレイヤーの負担にしかならないんです」

「なるほどね……、私は籠がたくさん得られるのはいい事だと思ってましたよ」

「それはディックさんが精力絶倫だからですよ! 何人いま持っているんでしたっけ」

 湊友希那、白金燐子、堀北鈴音、川神舞、一之瀬帆波、白瀬咲耶。そしてつい先程までいた六合塚弥生。

「七いや、六人ですね」

「初期設定の最大五人でも維持するのが難しいプレイヤーもいるんです。レベルアップで精力が強くなっても、個人の限界もありますからね」

「──」

 これからさらに三人増やして、以降もモンスターを捕獲していこうと思っていたのは黙っておこうと思った。

「モンスターの調教がうまく、たくさん飼いならせるディックさんは、女殺し(ドンファン)に向いてますよ」

「そんなもんかなぁ。まあ、女の子たちに囲まれてちやほやされる生活は悪くないと思ってますよ。──弥生はこの近くのショッピングモールのフードコートに待たせてある。今日は非番だから、今日中は君の予定に合わせられると思う」

「ありがとうございます。──もう残り時間が少ないから、僕は行かせてもらいますね。ありがとう、ディックさん。絶対に損はさせないから。また会いましょう」

 ギブスンは早口でそれだけ言うと、モンスターを伴って去っていった。早速弥生に連絡をするつもりなのだろう。

 

 ◇◆◇

 

 桜庭悠二は湊友希那との約束通り、彼女に指定されたファーストフード店へ脚を運んでいた。ここに悠二のハーレムの一員になる女性を集めるという手筈だった。そのために友希那と燐子が今は相手をしている。──相手をしていると言ってもみんなでハンバーガーを食べているだけだが。そもそも口が上手いわけでもコミュニケーションが得意なわけでもない二人だ。そこは悠二も知っているので彼女らには多くは求めない。ただ時間稼ぎをして持っているのだ。

「ありがたい……本当に助かるな」

 悠二は燐子からのメッセージを受け取った後、注文をしてセットメニューを注文すると店内を歩く。燐子からの連絡にあった場所へ向かえば燐子や友希那を確認する。意外と問題なくコミュニケーション取れているな、などと失礼な感想を悠二は抱いた。

標的の三人が背を向けた位置にある席に悠二は座る。ここでならばスマホを彼女らに向けても気づかれ難いだろう。これから悠二は彼女らを捕まえるのだ。時間かけて捕まえるのだから、周囲に不審がられたくはない。

 位置的に友希那と燐子は悠二に気づいている。何かと話しかけて注意を自分たちに引き付けようとしている。

 悠二はスマホを取りだし、ゲームを始めるふりをしながらアプリを用意した。そして三人のうち一人へ矢を放った。

 

『捕獲しました』

 

 画面にメッセージが出た。

 成功音はサイレントにしているため周りには気付かれていない。

 さすが捕獲率二倍だけあり、一発で捕獲することができた。SSRの帆波のときは大苦戦をしたこともあって一発で決まると気持ちいい。同じSSRでも咲耶が一発だったことはひたすら運が良かったのだろう。

 次に矢を使用するためのクールタイムに入る。悠二は急いで情報を確認する。

 

レア度:UR 点数:88点

氏名:今井リサ

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ、奉仕体質

好感度:好意的(58)

身長:158cm

体重:49kg

3サイズ:B87/W56/H87

バストカップ:F

 

 Roseliaのメンバーだ!悠二は内心でガッツポーズをする。彼女はガールズバンドの娘たちの中でも特に欲しいと思っていた、美形のギャルだ。胸も結構大きい。カップサイズで言えば一之瀬帆波、白瀬咲耶に並ぶ。巨乳ギャルを思うままにできると思えば今から胸が高鳴る。しかもキャンペーン期間の効果によるものか、好感度は元から高いのも嬉しい。

 URをこうもたやすく手に入るのは嬉しい。親友を自分への生け贄として差し出してくれた友希那に感謝したい。

 情報を確認したあと「メッセージ」を選択。しばらくしたらリサのもとへ向かうとメッセージを送る。すると、悠二のメッセージを読んだリサはびくっと震えたと思うとそわそわし始めていた。悠二の支配力がリサを侵しはじめたのだ。

 クールタイムが終了して再びアプリを捕獲用にする。そして再び狙いを定めて、矢を放つ。

 

『捕獲しました』

 

 画面にメッセージが出た。

 またもや一発で成功だ。やはりSSRでもなければ捕獲の成功率はかなり高くなっている。クールタイムを利用してモンスターの確認をする。

 

レア度:SR 点数:78点

氏名:宇田川巴

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:好意的(50)

身長:168cm

体重:56kg

3サイズ:B80/W59/H85

バストカップ:B

 

 巴も悠二が前々から目をつけていた美女だ。彼女はAfterglowのドラム担当で、ロゼリアのドラム担当宇田川あこの姉だ。巴は咲耶とは異なるタイプの格好いい女性である。そんな巴が自分の前ではなよやかな女性として振るまうのは想像すれば、それを早く実現化させたくなる。

 巴にもリサと同じメッセージを送れば、やはり彼女もどことなくそわそわし始めた。

 あと一人だ。キャンペーン期間を十全に使うためにもあと一人を捕獲したい。

 クールタイムが終了したので矢を放った。

 

『捕獲しました』

 

 画面にメッセージが出た。

 またもや一発で成功だ。咲耶は幸運にも一発成功ではあったが帆波に苦戦させられたSSR以外ならば、キャンペーン期間はこうもたやすく捕まえられるのかと、悠二は思った。情報をすぐに確認する。

 

レア度:SR 点数:72点

氏名:白鷺千聖

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ペット(犬)願望

好感度:無関心(28)

身長:152cm

体重:46kg

3サイズ:B79/W60/H85

バストカップ:B

 

 Pastel*Palettesのベース担当だ。さほど芸能人には詳しくない悠二でも知っている元子役の女優だった。芸能人の恋人はこれで二人目になる。

(それにしても……)

 好感度が低い。キャンペーン期間で好感度は向上するのに28で無関心とは。通常で捕まえていたら嫌悪こそされなくとも、ギリギリ無関心なところまで好感度が低いことになる。

 好感度が無関心から調教が始まるのは堀北鈴音以来だった。つまり、最初は嫌悪感を出しながらも好感度を上げて最終的には自分への愛の言葉を語らせるように変えていく過程を楽しめるということだ。

 鈴音も今となっては当時の自分の態度をネタにお仕置きを求めて淫楽に耽るくらいの変貌を遂げていた。

 

『モンスター累計獲得十匹ボーナスで愛の矢が一つ贈られ、籠が一つ追加されました』

 

「なんと、これは驚いた」

 ギブスンに渡した弥生も含めて千聖で調度モンスターを十匹捕まえた報酬を思わぬ形でた。手持ち五個だった籠を三個埋まり、そして一個追加されたことで残りの籠は三個となった。

「俺はもっと女の子たちを増やして楽しみますよ。ギブスンさん」

 そう独り言を言って、席を立ち友希那たち恋人と捕獲した獲物たちのいる席へ向かう。




今井リサ
第7のヒロイン。『BanG Dream!』に登場するキャラクター。
Roseliaのベース担当。

宇田川巴
第8のヒロイン。『BanG Dream!』に登場するキャラクター。
Afterglowのドラム担当。

白鷺千聖
第9のヒロイン。『BanG Dream!』に登場するキャラクター。
Pastel*Palettesのベース担当。

ギブスンの所有モンスター
六合塚弥生
ヒロインにならなかった人。『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場するキャラクター。
需要次第では一時的な交換で主人公とエッチするという展開はあるかもしれない。

藍原柚子
『citrus』に登場するキャラクター。調教済み。

久しぶりのガルパヒロイン登場!キャラクターの嗜好などには募集したアイデアも反映させていただきました。

リサ、巴、千聖のプレイ内容でリクエストは募集中です!いつもアイデアが枯渇する作者ですまない……


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18 (リサ、友希那)

今井リサ編前編開始!

エイプリルフール企画とかは特にありません。ネタ不足ですまない…


 桜庭悠二は新たに捕獲した三人の美少女たちの前に座った。湊友希那が席を詰めて空けてくれたスペースに座る。

「こんにちは。俺の名前は桜庭悠二。俺の連絡は来ているよね?」

「は、はい……」

 三人──今井リサ、宇田川巴、白鷺千聖はお互いの顔を見合わせる。そしてリサと巴は少し照れたように、千聖は何か不服そうな表情で悠二を見た。

「じゃあ、俺が君たちのご主人様だということもわかるね」

「は、はい……」

「わかります」

「仕方ないことですから」

 リサや巴は照れたように肯定し、千聖は不満を隠そうとせずに言う。好感度が普通だと主を持つことには抵抗感を覚えるようだ。

「千聖は俺が主なのは嫌なのかな?」

「誰だって自分に主を持つことが嬉しいわけないでしょう。奴隷じゃないのだから」

「そりゃあそうだ」

 千聖は気の強さを隠そうともしない。彼女の辛辣な物言いに悠二は微苦笑する。悠二が千聖たちにしたことは彼女らを奴隷にしたこと以上に酷いだろう。例え古代の奴隷であっても頭の自由までは奪われていなかったはずだ。

「そうとは限らないわよ、白鷺さん。悠二さんとともに生きることができる……その幸福を知ってしまえばもう、ご主人様がいない人生など考えられないわ」

「私もそうです。……悠二さんに“選ばれた”という幸福は何事にも……変えられません」

 友希那は悠然と力強く言い切る。燐子も常にはない自信を感じさせられた。

「ゆ、友希那? 燐子?」

 胡乱げなリサ、唖然とする千聖と巴。

 先程から机の下で悠二の片足を刺激するものがあった。友希那はハイヒールを脱ぎ、両脚を使って悠二の脚をこすこすと優しく擦り上げている。悠二が友希那へ視線を向けても、両目には普段の通りの美しい瞳だが、頬や口元は蕩け緩み、ときおり舌なめずりまで見せている。

「本気で、言っているんですか……?」

「本気よ。大丈夫。あなたも、今にわかるから」

 普段のクールな友希那とは違う優美な微笑に、気圧された千聖は絶句している間に、悠二は三人の体調を確認する。三人とも、このまま中出しして大丈夫そうだ。

「良かったわね。三人とも。初めてはコンドームなしだなんて羨ましいわ」

「中出しのほうが気持ちいいし……温かいですからね」

 二人の大胆な発言に三人は再び絶句する。三人の反応など意に介さず、悠二はいたずらを思いつく。

「あ、ナフキン落としてしまった」

 白々しくそう言った悠二は、その長身を無理にテーブルの下に潜る。思わず腰を浮かせる巴たちに、悠二はそのままでいるように言い含める。

 実際に紙ナプキンを拾いたいわけではなかった。悠二が目ざとく確認する。巴はパンツ、リサと千聖がスカートだ。悠二の視線を感じた巴とリサは恥ずかしがりながらも、脚を開いて見せてくれた。

 巴はパンツだがリサはスカートなので白いショーツが見えた。一方で千聖が脚をぴったりと閉じているのは好感度の差によるものだろう。捕獲したモンスターたちの反応の違い見るのも楽しいものだ。

 巴の脚をそっと撫でてみれば

「ひゃっ、あぁ……」

 常の勝ち気で気丈そうな彼女とは違う、色っぽい吐息を漏らしていた。存外感度が良さそうだと、巴を貪るときのことが楽しみになる。

 ──そして、こっちは。

 友希那と燐子のほうを向ければ、二人は何も言わずとも股を開きショーツを悠二に見せていた。

 友希那はクロッチレスな黒いワイドオープン。燐子は紫で花模様のシースルーのフルバックショーツだ。

 悠二に捕獲され教育を受け続けた彼女たちにとって、自身が身に纏う下着ですら悠二を愉しませる大切なアイテムなのだ。悠二はそんな健気な二人の脚を撫でたあと、着席する。

「さて、ここで一旦二手に分かれようか」

 

 ◇◆◇

 

 悠二が友希那とリサを連れてきた建物はカルカッタのようなインド風の建物。ラブホテルだった。リサの身体を思う存分味わい、調教するには、絶好の場所と言えた。

 燐子には巴と千聖を悠二の家に連れて貰った。舞、咲耶、帆波はそれぞれの事情で帰宅してしまったので、奇しくもガールズバンドの女性たちのみを相手にすることになる。

「リサ、どの部屋が良い?」

「えっと……そ、そうだなぁ、う~ん……」

 無人受付の横の、パネルの前。悠二はそこでリサに意見を聞いてみた。

 悠二と美女二人の間の距離はない。悠二は馴れ馴れしく友希那の腰を抱き、臀部にかけてのラインを優しく撫でている。友希那はそれを当然なこととして受け入れている。むしろ撫でられて嬉しそうだし、官能を刺激されていた。反対の左手はリサのチェック柄のスカートの中へ捩じ込んでいった。しかしリサは嫌がるどころか、顔を赤らめて少し嬉しげだ。

「リサ、まだなの?」

「う、うぅ~ん……」

 悠二に身体をベタベタと触られながら、友希那は悩むリサに訊ねる。リサは処女だから、選んだ部屋がすなわち処女喪失の場所となる。彼女のからすれば初めての体験をする場所なのだから迷うのも無理はなかった。

「えっと……じゃあ、こ、この部屋で……」

 ようやくリサが、パネルの一つを指差す。恥じらう乙女の顔は美しい。

 リサが選んだのは天蓋つきのベッドがあるメルヘンな雰囲気の部屋である。

「さぁ、行くよ」

「う、うん」

「ええ」

悠二はエレベーターの中で友希那とリサの尻を揉み、そのまま部屋へと向かったのだった。部屋に入って気づいたのは、壁には手足を縛って立たせられるようになっていたことを三人は知った。ご丁寧にも拘束の革ベルトも用意されてあった。

 それを見た悠二はリサにシャワーも浴びさせずに、いきなり服を脱がせて壁へ拘束した。

 そして下着姿の友希那を抱き締めながらベッドに腰掛け、自由を奪われた全裸のリサを眺めていた。

 今井リサの胸はやはりでかい。ブラジャーを取るとその存在感は圧倒的だ。綺麗な薄茶色の乳首がちょっと大きめだが、それがまたエロさを醸し出している。ウエストはきゅっとくびれ、お尻は大きい。陰毛は手入れをされているが、逆三角形の自然な感じに残されている。

「ぅ、うう……恥ずかしい……」

 赤面するリサを眺めてこの娘を捕獲出来て本当によかったと、悠二は自分への生け贄に捧げた友希那に感謝した。

「友希那、あれ持ってきて」

「はい」

 悠二は前もっていくつかのアダルトグッズを通販で買っておいたのだ。それを友希那のバッグに入れさせておいたのだ。友希那はそれらを取り出し、ベッドの上に並べていった。

「ゆ、友希那? そ、それは本当に必要なの……!? な、なんか、私が思っていた展開と違うんだけどっ!?」

「落ち着きなさい。リサだって気持ちいい方が良いでしょう? 怖がらなくても大丈夫だよ」

 不安を露わにするリサに、親友はニッコリと優しく微笑む。

「さて、じゃあまずはこいつから行こうか。あとで感想教えてね」

 悠二はそう言って、アダルトグッズの中から一つを持ち上げる。ローターからだ。数は三つあるし専用のテープも持ってきているので、クリトリスと両乳首にでも貼り付ける。

「っ! わ、私は悠二さんのお、……あ、あれで十分だよっ! そ、それを近づけないで!?」

「リサ、あれじゃわからないわ。それに、あなたは悠二さんに身を委ねていればいいの」

「まぁ入れるにしても前戯は必要だからさ。いっぱい気持ちよくなっていっぱい濡らしてね」

「う、うぅ……! お、おかしい……こんなはず……」

リサの乳房をもんでみた。

「んっ、はぁっ、んん……!」

「おぉ……いいな、これは……」

 揉みながら、悠二は思わず感嘆の声が出てしまう。鷲掴みにすれば柔らかく、指が深く沈み込んでいた。燐子のJカップの乳房のように、鷲掴みにしても手から肉がはみ出して全く掴みきれないというほどの大きさではないが、それでも乳房は柔らかく感動を覚えた。

 ひとしきりリサの乳房を揉んで満足すると、悠二は淫玩具を取り付ける作業を再開した。

「ローター、着けるね」

「ふぇっ…………?」

 乳房を揉まれた快感でトロンとしているリサは、気の抜けた声で返事をした。

 悠二はリサの左右の乳房の先端にローターを貼り付ける。試しにスイッチを入れてみると、バイブ音とともに乳房がプルプルと震えだした。

「んっ、うっ、んぅ……!」

 継続して与えられる快感に、リサは吐息を漏らして身をよじる。 

 リサの様子を確認して悠二はそのまましゃがみ込み、彼女の股間に視線を向ける。

「そ、そこは、ほんと、ダメだと思う……!」

「そうか。じゃあ、ぜひともやらないとね」

 リサの怯えたような声を軽く流し、露になっている秘所を観察する。

 悠二はクリトリスの位置をしっかりと確認し、陰毛の上からそこにローターを貼り付けた。

「んっ!? んんん、んあぁぁ! んくぅぅっ!」

 スイッチを入れた瞬間、磔にされたまま身体をくねらせるリサ。見るものをゾクゾクさせる素晴らしい乱れ方だ。リサはクリトリスを弄られるのは弱いらしい。

「ひゃぁっ、んん、ふぁあっ!」

 必死に快感を耐えるリサの艶めかしい姿を眺めつつ、悠二はベッドに腰かける。全裸のリサが悩乱する様子に悠二は下腹部が熱くなるが、友希那が悠二の足元に跪いて悠二の肉幹を取り出してフェラを始める。

「んっ……、んふ……」

悠二が友希那の髪を撫でてやると彼女は嬉しそうに目を細めて口をすぼめ、肉幹に吸い付きながら亀頭を舐め回す。股間が甘い快感に包まれる。

すぐに射精させるものではない。悠二が長く楽しめるようなねっとりとしたフェラだ。悠二がリサをおかずにフェラを楽しみたいことを、友希那は言われずとも気づいていたのである。

「ああ……そんな、友希那が、あんなにエッチなことを……」

 快感に悩乱しながらも、フェラをする友希那を見てリサは驚いたように呟く。リサの位置だと、友希那は背を向けている。彼女はワイドオープンを履いているのだがら、ショーツで隠されていない白く美しい桃尻がはっきりと見えていた。その秘所から愛液が零れて股が濡れて光る様子も見えていた。

「ひあッ! あぁぁぁぁッ……」

 意外と余裕があるな、と判断した悠二がリモコンでローターの出力を上げた。

 そして悠二は数々の道具を用いてリサをいたぶった。ローター、電動マッサージ器、洗濯バサミ、低周波電流パッド、乳首吸引ポンプ。休憩時間など与えず、ひたすら一方的に責め続ける。

そうして一時間ほど経過したとき、ようやく悠二は責めを中断し、リサの拘束を解いた。

「リサ、お疲れ様。ほら、ベッドに横になって」

「はぁ……ん…………あぁ……」

 俺の呼びかけにも答えず、熱の込もった呼吸を繰り返すリサ。

 一時間近くはさすがに長く責めすぎたのか、ちょっと意識も薄れかけているようだ。

 しかしながら、責め続けた甲斐はあった。近寄っただけでフェロモンのような匂いがプンと漂ってくるし、体温もとても高い。秘所はパンツも何もないのでベトベトに濡れて大洪水だ。

 悠二はそんなリサをベッドに仰向けに寝かせた。秘所の辺りからはモワッと漂ってくる、濃密なメスの匂い。長時間責めただけあって、リサの秘所は湯気が立ちそうなくらい出来上がっていた。

 好感度は68となったので“積極的”に変更した。レベルも驚いたことに10となったので『モンスター強化』を行う。いよいよリサの処女を奪う時だ。

「リサ、入れるよ」

「んぅ…………はぁ……ぁ……」

「……聞こえてないか」

「そうみたいね。よっぽど気持ち良くて夢見心地なようね」

 一応声をかけてみたものの、やはりリサは虚ろな目で吐息を漏らすだけだった。

 悠二は勇壮に屹立した肉幹を、リサの膣口に押し当てる。

「…………っ!?」

「んはぁっ……!?」

 少し腰を進めただけで、すんなりと潜り込んでいく肉幹。

 悠二はまるで吸い込まれるようなその感覚に驚き、リサもまた、自分の中に何かが侵入してきたのを感じて顔を仰け反らせた。そのまま二人の身体は、ピッタリとくっつく。

 途中、なにかを破るような感覚が、微かにあった。処女を奪われた痛みも快感で麻痺した身体とぼんやりとした意識ではあまり伝わらないようだ。

リサの穴の感触はとても気持ちよく、膣内の具合が自分と相性が良く悠二も機嫌を良くした。リサの秘所の最大の特徴は、纏わりついてくるような肉ヒダの感触だった。これは堀北鈴音や白瀬咲耶たちの名器『ミミズ千匹』に似ていた。肉幹に吸い付いてきて抽送をしなくても気持ちいい。

「ん…………あぁ……」

 悠二が他の女性と身体の相性を比較しているとも知らず、リサは未だに脱力して意識もぼんやりしている。まるで睡眠状態の女性を抱いているみたいだった。

 悠二は一応、動くよ、と声をかけてから、腰をしならせて抽送を開始した。

「んっ、あ、んん、っ、んぁっ……!」

 俺の腰使いに合わせ、悩ましい吐息を漏らすリサ。その声色に苦痛のようなものは感じられないし、しっかり快感を得ているようだ。

 大きな腰の動きでピストンをしてやると、たわわな乳房がそれに合わせてプルンプルンと弾んでいた。このまま快楽を追求し、リサの子宮に思うまま精液を注ぎ込んでも問題ない。

 親友が犯されている様子を、友希那は自慰に耽りながら見ている。頭の中では犯されているリサを自分に置換して自慰をしているのだ。

「……そういえば、友希那はリサと棒姉妹になるんだな」

 抽送を続けつつ、間近にいる友希那の乳房を揉みながら、そんな事を囁いてみる。友希那とリサという幼馴染は、今や両方ともが桜庭悠二の女だった。同じ肉幹を挿入されたわけだから、もう立派な『棒姉妹』だ。

「そうね。ふふ……リサも悠二さんに恋人として選ばれて幸せでしょうね。そうでしょう?……リサ?」

「あっ、はぁ、んっ……! あぁっ、あぅ、んん……!」

 リサは聞こえていないのか、ただ喘ぎ声を上げ続けるだけだった。悠二から与えられる快楽に酔い痴れているだけで理性が弱っていた。

 今の状態では聞いても無駄だと見切りをつけて、悠二も快楽に集中して、リサの中に射精する事だけに専念する。絶頂へ到達するため腰の動きを速めていく。リサの膣の具合も良いし、すぐにでも精液を放出できそうだ。

「んはぁっ、ん、あ、あぁ、んあぁっ!」

 悠二の抽送が激しくなるのに合わせて、リサの嬌声もトーンが上がっていく。膣が絶頂の予感にピクッ、ピクッと弱く痙攣し、さらに愛液が結合部に溢れる。リサの意識は薄れているものの、その身体は否応無しに限界へ向かっているらしい。

「リサっ、くっ……!」

「んんっ! あ、んん、っ、はぁっ! んあぁっ!」

 目の前で弾んでいた豊かな乳房を両手で鷲掴みにし、全力で腰を何度も打ち付ける。友希那も悠二がリサの乳房を弄びやすいようにリサの身体を支える。

 このエロすぎる肉体も、今井リサという存在も、もう自分のものだ。そう考えると自然と獣心が高まり腰の動きが力強く、さらに絶頂が近づいてきた。リサはそんな悠二の抽送を受け止め、ただ本能のまま嬌声を漏らし続ける。

「出すよ……っ!」

「あぁ、んあっ、あ、あ、んっ、あぁっ!」

 悠二の言葉にも耳を貸さず只管淫楽に耽るリサ。悠二もそのまま本能のまま腰を振るい続け、やがて限界へと到達する。精液が勢いよくせり上がってくる感覚。そして、膣の肉ヒダを掻き分けて最奥まで肉棒を突き込む。

「っ!!」

「んっ、んあああぁぁぁぁッ!!」

 リサはカッと瞠目する。視界が一瞬、真っ白になるほどの快楽。肉棒が脈動し、一回跳ねるごとに大量の精液を吐き出していく。

 同時に絶頂したリサは全身を波打つように痙攣させ、ただその放出を子宮で受け止め続ける。悠二は堪らない放出感と達成感の余韻に浸る。悠二はリサへ情欲の全てを残らず膣内へと注ぎ込んでいった。

「…………ふぅ」

 やがて長い放出がようやく落ち着き、悠二は満足感とともに、大きなため息を吐いた。目の前には、肉棒を挿入されたままぐったりとしているリサ。象牙細工のような裸身は絶頂の余韻に、まだ時おり身体が痙攣している。

 悠二はそんなリサから身体を離し、ゆっくりと隣に寝転がった。すると友希那がすかさず肉幹にしゃぶりつき、お掃除フェラを始める。

「んむっ……!」

 寝転がりながら、悠二は這いつくばってフェラをする友希那のマンコを眺めている。

「んぅ、んっ……」

じゅぽっ、じゅぽっと音を立てて友希那はフェラをする。悠二の視線を感じて身体が熱くなり、フェラにも気合いが入る。

「おぉっ、いいぞ……!」

友希那の口がすぼまり、肉幹に強く吸い付いてくる。

 恋人の奉仕を堪能しながら、悠二は『ラブ・ハンター』を起動させた。このままリサの教育を勧めよう。

 




モンスターたちの点数やレアリティは容姿の好み以外にも身体の相性も関わってきます。リサや咲耶などの性器も名器なのもレアリティが高い理由になります。


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19 (リサ、友希那)

千聖の誕生日に雌犬堕ちを書けなかったのは残念です。


 悠二は今井リサへ中出しを一発決めた後も、性的な責めを継続した。リサはその間、何度も意識が飛びかけたが、悠二はオモチャを使ってそれを無理やり覚醒。その繰り返しだ。悠二も何度か射精したが、リサにはそれ以上に回数で絶頂を味わわせた。そうして今はぐったりとして眠っている。

 リサの下の口にはワイヤレスのバイブレーターを咥え込んでいる。それは胎内をほじくる蠕動刺激に腰をくねり回しているのだが、ぐったりしてるリサは時折肢体をくねらせるだけで眠っている。

 リサが眠っている間、悠二の欲望の捌け口を友希那が務めていた。今はアナルを使って悠二に奉仕しようとしていた。

 友希那は悠二の肉幹の上に顔を持ってくると口をもごもごさせ唾液を溜める。そしてそれをタラリと肉幹に垂らす。友希那は唾液を溜めては垂らす。それを繰り返す。愛しい彼女の雌の顔を見て悠二はますます肉幹に力が入ることを自覚した。やがて悠二の肉幹が友希那の垂らした唾液でべとべとになった所で、友希那は悠二に対して後ろを向く腰を低くしてがに股で尻タブを自分で広げ、尻の穴を晒す。青薔薇の歌姫とは思えない淫らで無様な姿だった。

「桜色の肛門、綺麗だね。ここを何度も使っても色が濃くならないのは凄いな」

「あんっ……ありがとうございます」

 悠二に触られ、褒められたことで肛門をヒクヒクさせながら友希那は心底嬉しそうに微笑む。皺の中央にある穴へて肉幹の先端に触れ、

「ひぐうっ!!」

 ぬのっ!と音を立てて先端が尻穴に埋まった。

「んぐぅうううう!!」

 肉厚で芯のある太い感触に友希那は苦しみと共に甘美な刺激を味わっている。ずるんと肉幹が友希那の直腸内に入ってゆく。丹念に開発されたアナルだが排泄の為の器官故に異物への抵抗でうねるが、それが悠二には身悶える様な快感だった。

「ああ、やっぱり友希那はマンコだけでなく、アナルも気持ちいい」

「んあ!んおおお!!!お尻!!びりびりするぅ!!おしりぃ!!!んなぁ!!」

 今までもずっと教育さ(可愛がら)れているアナルは悠二に快感を与えて奉仕している。友希那本人もスクワットの要領で腿に手を置いて身体をゆする。

「ああ、いいな。気持ちいい!」

 悠二はがに股で肛門を広げる友希那の後ろ姿に昂奮してさらに腰の動きは速くする。

「んふぅ!んふぅぅっ!!んは!んは!!」

 美しい銀灰色の髪を振り乱しながら、友希那も悶える。その動きに合わせてずちゅ!ずちゅ!ずちゅ!と音が響き、腸壁に肉幹の先が擦れて射精感がのし上がってくる。

「友希那……出すよ!!」

「悠二さぁん!!出してくだしゃい!!!んぐあぁぁあっ!!!」

 悠二の腰が浮かび上がった。一気に精を友希那の中に解き放つ。

「おほぅぅぅぅううううっ!!!」

 友希那が恥も外聞もなく、雌獣のような声を上げる。濃い白濁液が先端からどびゅどびゅと友希那の腸内に迸る。

「あきゅうう!!おなかぁ!!あちゅいぃ……」

 直腸に受けた精液の熱さと勢いに友希那は叫びながら前のめりに倒れた。尻を突き上げ、顔は伏せた格好だった。

 友希那の白く美しいお尻を撫でながら、隣のリサを見る。露わになっている乳房を揉む。先程までの執拗なまでの責めせいでリサの白磁のような身体はキスマークがいっぱいついているけれど、それがまた堪らなくセクシーだった。少し強めに揉んでみたが、リサは僅かに色っぽい吐息を漏らすだけ。全く目覚める様子がない。そろそろ帰宅したほうが良いのだから起きてもらいたい。

「…………」

 しばらく考えて悠二はベッドの隅に無造作に置かれたままのコントローラーを手に取る。

「んひゃぁっ!?」

「おっ、起きた」

 コントローラーで出力を最大に入れた瞬間、それまでの熟睡が嘘だったみたいに飛び起きるリサ。悶えつつ、ちょっと怯えたような目でこちらを見ている。

 面白い反応だと思い、興味深げに見ていたが悠二はニッコリと笑みを返した。

「お目覚めのようで何よりだ、リサ」

「う~、これまでの人生で、一番酷い目覚め方をしたんだけど!」

 リサは身体をガードしつつ、大きな声でこちらに抗議してくる。

 悠二の起こし方が相当お気に召さなかったようだ。それでいて悠二に『自分ではずそうとしないように』と言いつけられているバイブを秘所に咥えさせたままだ。

 コントローラーを手放し、友希那と繋がった不細工なケンタウルスのような体勢のまま、リサの傍まで行って囁いた。

「……俺と一緒の布団で目覚めるの、そんなに嫌だった?」

「っ! い、いや、その……そういうわけじゃ、ないんだけど……さ」

 途端にしおらしくなり、顔を赤くして口ごもるリサ。悠二ほそんなリサの頭を優しく撫でてやった。

「また一緒に寝ようね」

「……………………うん」

 リサはもはやこちらの言葉にただ黙って頷き、そのまま悠二の手を受け入れる。恥じらいつつも、とても幸せそうな顔だった。

 悠二はリサの下腹部へ手を伸ばしてバイブを引っこ抜いた。

「んひゃっ!?」

 唐突にバイブを抜かれたリサはビクンと身体をはねた。その声に友希那が目覚めた。

「ああ、リサ。ようやく目覚めたのね」

「ゆ、友希那!?……い、一体何を」

「ああ、悠二さんにアナルをハメて貰っているのよ」

「あな……!?」

 リサは顔を赤くして絶句する。処女を失ったばかりの彼女はまだ性への免疫がないようだ。

「そうだ。リサ、ちょうどいい」

「あひん!」

 悠二が友希那のアナルから肉幹を引き抜く。腸液に汚れ、先端から残り汁を出す肉幹を見ながら、悠二が上半身を起こす。友希那の尻穴はきゅうっと元に戻ろうとするが閉まり切れず少し開いてしまっている。その中から泡立った白濁液が「こぷこぷ」と溢れて流れ出ていた。

 友希那は緩んだ表情のまま乱れた呼吸に小さな喘ぎを紛らせピクピクと戦慄いている。その友希那と結合していた悠二の肉幹が全貌を見せる。

 ピクンピクンと脈動する肉幹は友希那の腸液や母乳に濡れ、本気汁や精液の白い体液を絡ませながら妖しく煌めいてリサには見えた。

 吸い込まれるように肉幹へ近づくリサは、不気味に輝く肉幹を眼前に捉えた。それから漂ってくる鼻をつく臭いが頭を侵し、不思議な高揚感に見舞われた。

 やがて瑞々しい唇を割って舌を伸ばすと、肉幹の裏側へ滑らせていく。男女が吐いた体液が舌に絡まり、味蕾に侵入して、生臭い味をリサに知覚させる。

(あああああ……不思議な味……)

 リサの頭の中はボーッとして、意識が蕩けてしまっていた。何もされず、むしろ汚れた性器を嘗めているのに、その行為によって自分の方が心地いい感覚に陥っていた。

(はあ……あああ……美味しい、美味しい……)

 リサの舌は白い穢れを拭き取るように動いた。ツンと来る異臭に頭はクラクラして、その味が病み付きになる。

 気付けば肉幹の先から根元まで、友希那の腸液や本気汁も含めて悠二の子種を舐め取っていた。

(ここにも……こんなところにまで……)

 リサの舌は丁寧に汚れを掬っていった。根元の脇や玉袋、陰毛の隙間や足の付け根まで隈無く回り、その勢いはとどまることを知らない。

「凄い食いつきだな……」

 悠二が思わずこぼした。

「いやぁ……恥ずかしい……」

 リサはプリプリと尻を揺らした。その姿はとても蠱惑的で、誘っているようにさえに見える。

「だけど、ああ……美味しい……悠二さんのオチンチン美味しいの……」

リサは肉幹を舐めながら色に濡れ、そして蕩けた声で囁く。

「んぁぁっ、わかる……私もおしゃぶりしたい……」

 気を取り戻した友希那が怠そうに半身を起こす。

「その前に、リサにそれを分けてあげなさい」

 悠二が指すそれ、とは友希那の肛門から垂れている精液だ。悠二に指示されるままに友希那はリサへ尻を差し出す。

 親友の尻に口をつける抵抗感よりも、悠二の精を啜ることができるという誘惑に、リサは負けた。

「ん……はぁ、ぁぁぁっ!」

「むちゅ……じゅるっ!! じゅるるっ!!」

友希那がひり出した精液をリサがお尻に顔を突っ込んで啜り飲む。

 友希那は排泄と肛門を嘗められる快美さに震え、悠二の体液による中毒性が有効になっているリサは精液の甘美さに夢中で尻に顔を埋めた。

 

 

 ベッドの縁の際で足を投げ出している悠二の股間では、ベッドから降りて足の間に身を寄せる二人の美少女の頭が蠢いている。

「ああん、大きくなってきたぁ……んちゅ、ぢゅる、はああ……」

 リサが丸出しにしている尻を揺らしながら脈動する肉幹に舌を這わせ、隣の友希那も腰をくねらせながら玉袋を嘗める。

「ちゅる、れふ、はあん……はあ、ちる、んちゅ……」

 二人の美少女の舌が一本の剛直を挟み込み、ヌメヌメに濡らしながら擦り回る。

 悠二がスマホを眺めていようとも、気にしないで、と言い含めれば覗き込む気は失せて悠二を悦ばせることばかりに思考が巡る。そして嘗めてみればたちどころに脳髄が痺れ、子宮の疼きを感じながらも甘美さは電撃のように全身を走り軽く意識が遠退く。

 口内に導けば喉に迫ってくる圧迫感に思考が蕩け、頭を振れば口内粘膜を蹂躙されて快感が湧き起こる。それは身体中を蝕み、やがて心地いい多幸感となり魂は快楽の沼に沈んでゆく。

 二人の美少女が代わる代わる陰茎にしゃぶりつき、時には玉袋を舐め、時には舌を這わせる。とにかく堪らない、と口と舌を股間回りに押し付けて、甘い声を上げている。

悠二はラブ・ハンターでリサの好感度が向上していることを確認する。好感度は72になっていた。

 悠二が股座を窺うと、肉幹にリサがベッタリと舌を張り付かせながら、クネクネと尻を振っている。

「俺のこれは気に入った?」

「はいぃ……とっても!私、女の子として生まれてよかったって心からそう思いました」

リサが肉幹へ頬を密着させ、スリスリと撫でる。友希那も頬を寄せて擦りつける。

 美少女のキメ細かな頬に挟まれ揉まれる男性器。感触もさることながら、その光景にも悠二は興奮を隠しきれず剛直を脈打たせた。

「ぁぁっ……」

 その脈動を頬で感じる二人の美少女は、ハートが見えそうなほどの蕩けた吐息を吐いて頬擦りを続ける。

「じゃあリサ、また口で気持ちよくしてくれ……」

「はい、悠二さん……んふううう……」

 リサはその形の良い口を限界まで肉幹を呑み込み、唇をキュッと締め、口内粘膜を張り付かせて上下に揺れる。緩くウェーブのかかった茶髪が乱れ、桜色に染まった肩を、背を荒々しく叩いた。

 根元側の3分の2には友希那の舌がヌルヌルヌと這い回り、逸物を余すことなく快感で包み込む。舌が玉へ向かえばネットリと舐め上げ、射精を促す刺激を加える。

 美少女二人による献身的な性奉仕に、瞬く間に膨張は爆ぜた。

「んぐうううううッ!」

 喉を打つ灼熱はあっという間に身体を灼き、押し寄せる刺激臭に脳髄は蕩け、リサの意識は真っ白に染まった。口の中は精に溢れ、味わい尽くしたいと喉がかってにゴクゴクと動いてしまう。喉や胃から広がる快楽の炎が骨の髄まで焼き尽くようで、その心地は咥えてしごく比ではなく、悦楽が全身を吹き荒れた。

「ふあああ……」

 足の先から頭の先まで微かな痙攣を起こしながら何かを嚥下しているリサを見て、友希那は羨望の溜め息を漏らしていた。とろん、と蕩けた瞳でリサの口で達している肉幹を見つめ、背筋をゾクゾクさせる。

「……ふぅ、気持ちよかったよ。リサ、ありがとう。お礼に俺も君を気持ちよくさせよう」




今井リサ編は前後編と言いましたが、前編中編後編の三部作になりました。申し訳ございません!巴や千聖の出番はもうしばらくお待ちください。


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20 (リサ)

今井リサ編後編 これでリサの出番は一旦終わりです。


 戸惑うリサの手を引っ張り、悠二は部屋の隅にある浴室へ連れていく。先程までは一方的に責めるだけだったから、少しは奉仕もさせてみたい。

 まずはこちらの方で気持ちよくしてあげて、気分を高めておこう。友希那はまだ休ませておく。これは一対一で楽しみたかった。

「ほら座って。身体、洗ってあげるよ」

「!! う、うん……!」

 悠二の言葉にハッとした顔になり、すぐにバスチェアに座るリサ。だが、処女を失ったばかりのお尻は敏感になっているのか座る瞬間ビクッとなっていた。その顔は興奮で少し赤くなっているし、目は何かを期待する輝きがあった。

 思い切り虐められてしまったが、それでも悠二と淫らな事をしたいという気持ちに変わりはなかった。

 悠二はシャワーノズルを持ち、そんなリサにお湯を浴びせていく。そして十分に肌を湿らせた後、手のひらにボディソープを取った。タオルを使わず背中から洗う。

「っ!」

 手が肌に触れた瞬間、リサの身体が小さく跳ねる。しかし、動きとしてはそれだけだった。悠二は座ったままのリサに手を這わせた。

「んんっ、ふぅっ……!」

 背中、腕、腋と順番に洗っていく。そしてところどころで軽くその肌を掻いてあげる。すると、リサはくすぐったそうにしつつも、決して抵抗はせず、悠二にその身を委ね続ける。悠二も恋人たちの泡姫プレイで学んだことだが他人に肌を掻かれるということは存外に気持ちがよいのだ。

 悠二の手は、身体の前面へ豊かな乳房へ向かった。

「あ、んっ! んくぅ……っ!」

 悠二のいやらしい手つきに、身体をよじって快感を耐えるリサ。ミルクを絞るように少し強めに揉んであげると、吐息がひときわ切なげな色を帯びる。まだ完全に『モンスター強化』の影響が及んでいないので母乳は出なかった。しかし次の機会にはリサの母乳を飲もう。リサだけではない、巴や千聖も彼女らの母乳を味わうのは直近の楽しみのひとつだ。 悠二はその乳房の乳首も絞る。

「んあぁっ! んっ! んはぁっ!」

 鋭い快感に、リサの身体がビクビクと震えながら丸まる。洗濯バサミで乳首を挟んだりしたわけだが、もしかしたらその影響で、神経が過敏になっているのかもしれない。面白いくらい感じてくれて、悠二としてはとても嬉しかった。

 ──ここまでだな。

 肉幹も再び固くなったので、そろそろ彼女の艶かしい肢体で奉仕をしてもらおう。

「リサ、俺の身体も洗ってくれないか?」

「えっ?」

 唐突な悠二の要求に、リサが呆けたような声を出す。

まだリサの身体は一部分しか綺麗になっていないし、ここで悠二が手を止めるとは思っていなかったのだろう。

もしかしたら、秘所も触ってほしかったのかもしれない。

「ほら、立って。交代だよ」

「う、うん……」

 リサと入れ違いに、悠二はバスチェアに腰を下ろす。ラブホテルの備品なだけあって、ちょうど良い高さだ。

 リサは少し迷ったようだが、やがてボディソープを手に取った。先程自分が悠二にしてもらったように、手で普通に身体を洗うつもりらしい。

「せっかくだし、手は使わないで洗ってほしいな」

「え……?」

 悠二の言葉にキョトンとした顔になるリサ。彼は振り返り、そんなリサの豊かな胸に、露骨な視線を向ける。

「あ……! わ、分かった。その……が、頑張り、ます」

 悠二の視線の意味を悟り、リサが少し顔を赤らめて頷く。リサは手のひらの上のボディソープを自分の胸に塗りたくり、そのまま、悠二の背中に身体を近づけた。

「い、いきます!んっ……!」

「おぉぉ……」

 背中に感じる、柔らかく大きな二つの感触が気持ちよい。感嘆の声が漏れてしまった。

 しかしその柔らかい感触はそれで終わらず、上下にゆっくりと動き出す。

 ぐにゅ、ぐにゅ、ぐにゅ……。

 スポンジにはない心地よさが、悠二の背中を幸せにしていく。

「ど、どうかな……? き、気持ちいい?」

「あぁ、気持ちいい。さすがFカップだ……」

「ほ、ホント!よ……良かった。あはは……」

 悠二の感想に、恥じらいながらも嬉しそうな声を出すリサ。鏡越しにその表情を見ると、とてもだらしないニヤけ顔になっていた。自分の表情を自覚していないのだろうか。

「つ、次は……腕、洗うね」

 リサは悠二の右横に立って身体を近づける。そのまま悠二の右腕は、ゆっくりと乳房の谷間に挟み込まれた。

「んしょ、ん……ふぅ……っ」

 身体を上下に揺すり、悠二の二の腕を気持ちよくするリサ。背中よりも柔らかさがよく分かって、幸福感も大きい。悠二はお返しに、ちょうど手と同じ高さにあるリサの秘所を、指で突いてみた。

「ひゃっ!? 悠二さん、イタズラは無しだよ……!」

「ごめんごめん。……でもまぁ、リサも喜んでくれてるみたいで良かったよ」

「っ! そ、それは、仕方ないでしょ……!」

 リサの顔が真っ赤になる。秘所を触った指先には、汗とは異なる液がある。リサの愛液だ。

 一方的な奉仕ではあるものの、リサの身体はそれなりに気持ちよくなってしまっているらしい。

「と、とにかく、悠二さんはじっとしててよ! 頑張って気持ちよくするから!」

「わかったわかった。だけど、左腕のほうはここで洗って欲しいな」

「へ?」

 悠二はリサの秘所を指差す。

「わ……わかった」

 リサは真っ赤になりながら、秘所へボディソープを塗りつける。悠二も座りかたを変えてリサが跨ぎやすいようにする。

「んっ……んんっ、あはぁッ……」

 左腕を跨ぐリサは悠二の両手で取り、手首と肘の間に秘所を密着させ、カクカクと腰を揺らして艶かしく悶絶する。

 乳房の代わりに陰毛と媚肉で肌を撫で擦るマッサージだ。陰毛で擦れ、肉唇の感触も伝わるだろう。

 それはリサも同じで、押し付け摩擦させている秘所に悠二の肌からの刺激が伝わる。むしろ自ら腰を振り喘いでいるのだから、その刺激を欲し味わっている。

擦れているところからニチョニチョとねちっこい音が聞こえるが、ボディソープだけではない愛液も混じった混合液が出来ていた。

 リサは左の二の腕を谷間で挟みながら身体を蠢かして豊かな乳房の感触を悠二に味わわせつつ、胸板や乳頭を舐めたり吸ったりしている。

 浴室という熱の篭る場所で、情欲を煽る行為に情欲が高ぶり、悠二を求める心に抑制が効かなくなったのだ。

 不思議なことに悠二に奉仕されるように肢体を洗われるよりも、悠二に肢体を使って彼を洗うほうがより興奮と歓喜を得られた。

 悠二の下半身の方を見ると、ガチガチに硬直した肉幹が視界に入ってしまう。するとリサの身体は渇望により、陰部や子宮がジクジクと疼き、膣口はドロリと涎を垂らした。左腕も終えると、今度は正面に立つ。

「あぁ……! 改めて見ると、凄い、それ……」

「……まぁ、生殖器だしね」

 勇壮と屹立する肉幹にうっとりとした声を出すリサ。悠二はそれに返事をしつつも、隠す事なく股間を見せつけた。リサにはこれから、末永く小悠二のお世話してもらう事になる。早く見慣れてもらいたい。

「えっと……ここも、おっぱいで洗うのよね……?」

「もちろん。中に溜まったものが出るまで、しっかり洗ってほしいな」

「やった!……頑張ってみるね」

 リサはそのまま悠二の脚の間にひざまずき、リサは自分の胸を掴んでゆっくりと距離を詰めてくる。やがて悠二の肉幹は、優しく包み込まれた。

「ん……あったかい、ね……」

 小さな声で感想を言うリサ。亀頭だけが谷間から顔を出している。挟まれただけでも気持ちいい。リサの胸は弾力も凄いし、体温を感じるのも心地よかった。

 ……しかし、一番素晴らしいのは、眼下の眺めだ。リサが自分の肉幹を乳房で挟んでいるという蠱惑的な光景。

 自分がちゃんとできているか不安らしく、こちらを上目遣いで窺っているのが、また良い。『奉仕させている』という事実が実感できて、征服欲が満たされてしまう。

「君の唾液を潤滑剤のように使うんだ」

「は、はい……んっ、くちゅくちゅ……」

 リサは言われた通り忠実に口の中で唾液を溜めて、たらぁと肉幹へ垂らした。唾液を舌で伝えさせて、肉幹へ滴らせるリサの様子は実に官能的だった。

「そのまま上下に揺すって、しごいて。できるだけこっちを見ながらだと、嬉しいかな」

「……見られると、嬉しいの? どういう顔したら良いか、ちょっと分からないな……」

 肉幹を挟んだまま、リサが首をひねる。男の欲望は今後のためにも理解できるように教育はきちんとしておきたい。

「そうだな……こちらの機嫌を伺うような感じだと、男としては嬉しいんだよ。ほら、男を立ててくれる女の子ってモテるだろう? それと似てるかな」

「……あー、なんとなく、分かったかも。OK!やってみるね」

 そのままリサはこちらとしっかり視線を合わせ、唾液を潤滑剤に乳房の上下を開始した。

「んっ、んしょ、ん……っ」

 心地よい弾力と圧力、そして、ヌルヌルという滑り。フェラと比べれば刺激としては弱めだが、リサがしっかり上目遣いを向けてくれているおかげで、悠二の中でこみ上げてくるものがある。精神的な興奮で快感が増幅されている。

「良い感じだよ。その調子で頑張って」

「は、はいっ……! んしょ、ん、ふぅっ……」

 悠二の言葉に頷き、可愛らしい吐息を漏らしながらパイズリを続けるリサ。一生懸命やっている健気な様子が良い。

「最高だよ、リサ……」

「んふふっ……もっと頑張るね。んしょっ、んっ、んっ……」

 思わず口から出た褒め言葉に、リサは嬉しそうに頬を染め、悠二へウィンクする。そうして、さらに肉幹への奉仕に力を入れる。

そんな姿を見せられたら、もっと褒めてあげたくなってしまう。悠二はリサの頭を撫でた。まるでお利口な愛犬を褒めているような撫でかただった。

「ん……あはは、ふぅ、ん、んっ……」

 歓喜のあまりだらしなく顔を緩めつつ、奉仕を続けるリサ。ビクンと体を震わせたのは撫でられただけでイッてしまったからだ。それでも愛撫の手を止めないのは、立派だった。悠二はそのまま手を滑らせて耳のあたりを撫でてやると、頬ずりまでしてきた。

 悠二はふと魔が差した。

「リサ」

「ん~、何?」

「君は俺のこと好き?」

「……うん、好きだよ」

 照れながら、それでもはっきりと好きとリサは言った。

「…………。……リサって、俺の事どのくらい好きなの?」

「え? 妊娠して退学しても良いくらい、好きだよ? というか、悠二さんの子供が欲しい! んしょ、んしょ……」

「そ、そう……」

 ふと気になったので尋ねてみると、予想以上に重い答えが即答で返ってきて悠二は内心驚いた。好感度が七〇代のメロメロ設定でこの反応。今井リサは余程愛情深いのか、それとも奉仕体質という嗜好によるものなのか。

「君は妊娠しないように設定あるからゴムなしでも妊娠することはない。……仮に子供を作るにしても子供はちゃんと、将来の事を考えて作らないと」

「うん。私としても、子供はもうちょっと後が良いかな、ん、ふぅっ、んっ……」

 悠二の言葉に奉仕を続けつつ同意するリサ。彼女の中では悠二の子供を産む未来は確定事項のようだ。重いと思えたが、それでも不思議と苦痛にもならずむしろ、「それも悪くないかもな」と思えてしまうのは今井リサがそれだけ魅力的な女性だからだろう。

 ──それにしても、出せそうにはないな。

 長くパイズリを続けてもらっているが射精の予感はほとんどない。日常的に卓抜した性技を体得している恋人たちの奉仕を受けている悠二では、この程度の刺激では物足りない。

 それでも気持ちいいことは間違いない。射精してすっきりしたいと思い、悠二は考えを改めた。

「リサ、ありがとう。もういいよ」

「え……? ま、まだ出てないけど……」

「うん、そうなんだけど、別の方法で出す事にしたんだ。もうちょっと効率的な方法でね」

「……?」

 悠二の言葉に不思議そうに首をひねるリサ。性的な経験もまだまだ浅いから、悠二の意図にすぐには気付けないのは仕方ない。

「じゃあ、壁に手をついて、お尻を突き出して」

「っ!! う、うん……!」

 さすがにリサも全てを察し、歓喜に輝いた面持ちで言った通りの姿勢になる。このヤりたいと言えば即座にヤらせてくれるこの感じ、悪くないなと悠二は思う。悠二はそのままリサの背後に立ち、無防備な秘所に肉幹の先端を押し当てる。そして遠慮なく、肉幹を突き入れた。

「はああああぁーー……」

 喉が渇いたときに水を飲んだような、染み入るようなリサの声だ。身体をくねらせ、肉幹を根本まで受け入れる。なんとも気持ち良さそうな声を上げた。

 昨日処女を失ったばかりだというのに十分に濡れているのもあって、もう痛みはほぼ感じていないのかもしれない。纏わりついてくるような肉ヒダの感触が心地よい。肉幹に吸い付いてきて抽送をしなくても気持ちいい。悠二はリサの尻を撫でつつ、彼女から与えられる快楽に耽る。

「……今は出す事だけ考えて腰を振るから。リサはできるだけ、入れられてるものの感触を覚えてね」

「う、んっ……!」

 悠二の指示に対し、リサは素直に頷く。彼女がちゃんと形を覚えようと意識したためなのだろう、微かに膣の締め付けが強まって良い塩梅だ。欲望のままに抽送を開始した。

「はぁ、はぁん、あん、すごい、イイ」

 リサの中がキュンキュン締まってきた。こんな名器に締められたら男ならばたまらない。

「イイ、イイよ。あぁ、あん、もっと、もっと、突いて!」

「リサ、好きだよ」

「私も!だから捨てないでね」

「捨てるわけない。もうこの体は一生俺のモノだ」

 悠二にそんな考えはない。彼にはどうすれば今井リサを手放すつもりは毛頭なかった。

「捨てないで、絶対捨てないで、捨てちゃイヤよ」

 チラリとこちらを振り返ってくるリサの目は涙で潤んでいた。悠二に捨てられたときの想像をしているのだろうか。

「捨てないよ。でも、俺には君以外にも恋人はいるんだ。友希那とか燐子以外もたくさんいるんだ。さっき一緒にいた巴や千聖も俺の恋人になる」

 悠二の腰がしなるように突きまくる。リサは悠二の激しい動きをスリムな体でしなやかに受け止める。

「それでもいい! いいの! たくさんの一人でも悠二さんの恋人がいいのぉ!」

 感極まってリサが叫ぶ。痛切な響きだ。

「わかった。じゃあ、これで正真正銘、俺の恋人だ。もうずっと別れることはできないぞ」

 一定のペースでズンズン突き続ける。

「なります! 恋人になりますぅ!」

「よく言ってくれた!」

「あぅ、ん、はぁっ! んんっ! あっ、あ、うぅっ!」

 ラストスパートをかけた悠二の腰使いを、ただ従順に受け止め続けるリサ。

「あっ、ダメ、ほんとにイク、あっ、あっ、あっ、あっ、あぁ……」

 リサはギュッと目をつむり、息を詰まらせる。体がのけ反る。そして、秘所は精液を搾り取ろうとキュンキュン締まる。

 悠二はリサのイキ顔を──横顔だが──を見つつさらに何度か深く突き入れて、中へたっぷりの精液をぶちまけた。

 美人はイキ顔まで美しい。リサや友希那に限らず彼が手に入れた美女たちを相手にしていると思うことだ。絶頂のあまり白目を剥いて気絶する顔ですら愛らしく思う。

「くぅっ!!」

「んんぅっ! んああぁぁぁっ!!」

 リサの身体から力が抜ける。悠二はそのままグリグリと腰を押し付け、欲望の全てを残らず吐き捨てたのだった。




思った以上に筆が進んで長くなってしまいました。彼女の変化は今までのヒロインの中でも異質ですね。こういう個々人での違いをちゃんと書けたら良いのですが……
次は他の二人たちです!


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21 (千聖)

二次元的な髪色をそのまま書いて良いのか迷うときがあります。


 ラブホテルから帰ってきた桜庭悠二、湊友希那、今井リサを迎えたのは白金燐子、宇田川巴、白鷺千聖だ。悠二たちが不在の間に家にあるもので三人は食事を終えていると、悠二は燐子から報告された。

 彼女らはリサの変化にすぐに気づいた。悠二への好意を隠しもせず、室内で衆人環視の中でないならば、遠慮なく悠二にピタッとより添い。首筋を嘗めたり胸板に顔を密着させたりしていた。

「まあまあ、これから千聖たちの相手をするんだから、一度離れてくれ」

「ああん……。仕方ないなぁ」

 不承不承、リサは悠二から離れる。彼女が離れると悠二は千聖と巴を寝室に案内する。

 千聖は身体こそ小柄ではあるが、肉付きがちょうど良い。太ってないし、やせ過ぎでもない。ちょうど良い体型だ。ちゃんと腰はくびれているし、胸も揉むのに十分な大きさがある。

「そんなに緊張しないでいい。大丈夫。優しくするから」

「緊張なんかしてないわ。乗り気じゃないだけよ」

 千聖はなかなか気が強そうだ。自分よりも頭二つは上の位置にある悠二の目を見て堂々と言えるその気丈に、悠二は好感を持てた。

 彼女は果たして、どんな感じ方をするのか。悠二はますます楽しみになってきた。焦らし責めをして肉幹をおねだりさせてから挿入しようかと思っていたが、悠二は気が変わった。好感度を上げるために愛撫でイカせまくって、ヘロヘロになったところでとどめを刺そう。

「それでは、まずは巴から」

「あ、あたし!?」

「他に巴という名前の娘はここにはいないだろう」

 悠二はテンパる巴を引き寄せキスをした。

「ん……んぅ……」

 これが友希那なら最初から濃厚なキスをするが、ファーストキスがこれである巴には優しく丁寧に接する。ぎこちなくとも、悠二を受け入れキスに没頭し始めた。

「んんっ、んちゅっ、んはぁっ」

 彼女の顔が赤くなり息が苦しそうになったところで悠二は口を離した。互いの口から銀の糸が伸びて、途中で切れる。巴は顔を真っ赤にして目が潤んでいた。

「それでは、次は千聖」

「きゃっ」

 まだ緊張しているのか体に力が入っている千聖を抱き寄せて抱擁した。

 想像の通りほっそりしているが柔らかい。裸にするのが楽しみだ。あごをクイッと持ち上げてキスをする。巴と同じくこれがファーストキスなのだが、反応は巴とは異なった。抵抗はしないけど積極的に応じようともしない。

「ん……むぅ……」

 それならと悠二は千聖の口の中で舌を縦横無尽に暴れさせた。リサや巴にはしていた遠慮を千聖にはしなかった。

「んっ、んっ」

 と千聖が思わず声を漏らすのが興奮する。人気アイドルの口中を満喫したところで口を離した。千聖の顔も赤らんでいる。二人ともキスで感じてしまうくらい感度が良いようだ。

「それじゃあ、千聖にはフェラしてもらおうか」

「ふぇ……え?」

「ほら、ひざまずいて」

 千聖は鋭い目で一瞬、悠二を見てからひざまずいた。ズボンのベルトを外し、ジッパーを下ろしてズボンを下げた。続いて、やや躊躇いつつもパンツもずり下げた。

肉幹が開放されビヨンと飛び出て天井を向く。千聖は勢いに驚いて一瞬避けたけど、すぐにズボンとパンツを脱がせた。悠二は下半身だけ裸の状態だ。巴も驚いた表情で肉幹を見つめた。

「二人はオチンチンを見たのは初めて?」

「あ、当たり前じゃない!」

「は、初めてです。こ、これが……」

「そうか、そうか。では千聖、頼むよ。巴はこっちに来てさっきの続きだ」

 悠二は巴を引き寄せてまたキスをする。一瞬、千聖の刺々しい視線を悠二は感じたがその後、肉幹にぬめっとした感触がした。千聖のフェラが始まったのだ。しかし、千聖はフェラが未経験なため、ペロペロと肉幹を嘗めるだけだ。

 そのために、ときどきキスを中断して千聖に指導する必要があった。咲耶や帆波へ燐子や舞もやっていたが、巴とのキスに没頭するならば、指導者として同席させたほうがよかったかもしれない。

 ようやく、咥えてしゃぶることに千聖が慣れたなと思ったとき、悠二は奥を突かないように気をつけながら、イラマチオ気味に腰を動かす。精を飲んでもらい中毒性を付与させておこう。満たされない餓えを覚えさせることで教育(可愛がり)やすくするつもりだ。

「出すよ。もっと激しくやってくれ」

 千聖の手の動きが早くなる。さらに舌も動きを増す。悠二は我慢をやめて、射精感が増すに任せる。淫靡な雰囲気に当てられた巴はサポートする気なのか、悠二の耳や首筋をペロペロと嘗めて、胸を撫でてきた。

「出すよ」

 悠二は深くなり過ぎないように気をつけながら腰を前後させる。

「んっ、出る!」

 千聖が頭の動きを止めて、手コキのみに切り換えた。

「出るっ、出るよ。んっ……」

 精液が噴き出し、千聖の口の中へ溜まっていく。千聖の顔がゆがむ。

「んんっ!? ……ぅぷっ……、むもぉぉ……っ!」

「吸って、全部吸い出す」

 千聖が肉幹を吸い、残りの液まで全部吸い取った。悠二が肉幹を千聖から外すと、

「そして全部飲むんだ」

千聖が吐き出す前に釘を刺した。千聖は悠二を睨みながら精液をゆっくりた飲み始めた。粘性があり、味も良いものではない。途中吐きそうになりながらも時間がかかったが、千聖はなんとか全部飲み込んだ。

 その後、ゴホ、ゴホッと咳き込んで少し涙目になっている。悠二は愛玩犬を褒めるように千聖の頭を撫で、労いの言葉をかけた。千聖は咳き込むばかりで話す余裕はなかった。

「精液は飲むのが難しかったか?」

 千聖がうなずく。彼女は潔癖そうなイメージがあったので、口内射精は余程衝撃が大きいだろうなと悠二は考えた。

「コレを味がしなくなるまで嘗め取って、全部飲み込んでくれ」

 千聖が潤んだ目で悠二を睨む。怖い顔をしても悠二には涼しい顔で受け流される。

「そんな怖い顔しないでくれ。千聖も感じただろう」

「感じないわ。あんなことされて感じる女なんているわけないでしょう」

「そうかい? 千聖が本当に感じてないのか確かめてみるか」

「確かめるまでもないわ」

「じゃあ、立ってくれ」

 悠二は千聖を立たせて、スカートの中へ頭を入れて股間の臭いを嗅ぐ。

「雌の臭いがきつくなってるぞ」

「そんなことありません」

「調べようか」

 悠二は千聖にスカートを脱がせる。ストッキングに手をかけて、太ももの途中まで下ろした。そしてパンツをじっと見る。黄色で、大人っぽいデザインの下着だ。

「やっぱり感じているじゃないか。染みが出来てる」

「違う、違うわ。汗に決まってるでしょ」

「ほんとかなぁ」

 悠二はパンツの脇から指を入れた。

「うっ」

千聖が小さな声を出した。悠二の指が膣口付近を触っているからだ。指は千聖の体液によって濡れている。

「やっぱり濡れてる」

「だから、それは汗よ」

「まだ四月だぞ? ……まあ、千聖はヌルヌルした汗をかく。そういうことにしておこうかか」

悠二はクリを中心に指で責めた。

「……っ!?」

「さっきのあれが汗であるならば、千聖は俺からの責めにも耐えられるはずだな」

 千聖は必死に声を押し殺しているけど、かなり感じてるのは誰の目にも明らかだ。握ったこぶしを口に当てている。官能に酔いながらも、そんな自分の状況に屈辱を感じている千聖の表情が悠二には萌える。

 どうすれば千聖に一番屈辱を与えられるか。普通のエッチだとインパクトがない。面白くない。

しばらく考えて悠二は、千聖を下半身だけ裸にしてバックから入れよう、と思いつく。

「千聖、ベッドに手を付いてくれ。立ったままで」

 千聖が言われたとおりの体勢になると、パンティストッキングに手をかけた。

 半脱ぎだったのを下ろして全て脱がせた。次にパンツも下ろした。悠二がパンツの内側を確認するとやはり濡れていた。それが表側にまで染み出しているのだ。

「やっぱり、濡れてる」

 悠二がパンツの匂いを嗅ぎながら言うと、振り返った千聖の表情が一瞬で鬼の形相に変わった。物凄い勢いで悠二からパンツをひったくった。

「何してるの!」

 怒った顔が真っ赤になっている。友希那たちは同じことをされても喜ぶし、むしろ悠二がその臭いが好きか、下着のデザインを気に入ったかと質問されるくらいなので、千聖の反応は新鮮だった。

 ──これは普通の反応だ。

 ──むしろ、ここから友希那たちのようになる過程が楽しみだ。

「濡れてるか確認しただけだ。あと臭いの確認」

「あ、あなたねぇ……。こ、これは……だから汗よ」

「分かった分かった。じゃあ、ベッドに手を付いて、ほら」

 悠二に少し強い語気で言われた千聖はお尻を高く上げて、秘所と肛門をさらけ出した。

「肛門は褐色なんだ。意外と色が濃いね。うちの恋人たちでは一番濃いかも」

「……! そ、そんなことどうでもいいでしょう!?」

 余程ショックだったのか、声を荒げる千聖を悠二は宥める。彼女の心を兎に角揺さぶろうという、悠二の思惑通りの反応だった。

 千聖は脚が長い。しかし肉感的というわけでもないので太ももは太く見えない。後ろから悠二は顔を付けた。んっ、と千聖が息を呑む音が聞こえた。悠二は顔を押し付け、臭いを嗅ぎながら淫核へ舌を伸ばした。気が強い千聖は恥ずかしいことが精神的に効くと悠二は予想した。太ももを掴んでいるので良く分かるが、千聖の脚がかすかに震えてきた。クンニが効いているようだ。

 それでも千聖は声を出さない。強情な娘だと悠二は思う。彼はベッドで仰向けになる。

「次は、俺の顔の上に腰を下ろしてください」

「くっ、そんなこと……」

 千聖は何度も腰を下ろそうとするけど、踏ん切りがつかなくてできない。

「早くしろ。巴も待っているんだ」

 巴はベッドの横に座って、悠二と千聖をガン見している。昂奮して顔を真っ赤にして息が荒くなっている。

「分かってるわよ」

 悠二が千聖の脚に手をかけ引くようにすると、千聖の腰がゆっくりと降りてきた。無垢なそれでいて淫靡さを感じさせるオマンコがどんどん悠二へ近づいてくる。

発達して少し色の濃い小陰唇の間で愛液が光って見える。オマンコが悠二の顔に触れた瞬間、千聖の腰が跳ね上がった。悠二が腰を掴んで引き寄せると、千聖は悠二の顔の上に座った。窒息しないよう気をつけながら舌で千聖を感じさせようとする。

「ひゃうっ! ……ぁああっ」

 舌を突っ込んで縁をなぞるように嘗める。舌を伝って千聖の愛液が口の中へ垂れてくる。それは少し酸味があり、少女でありながら濃厚な女の臭いが鼻の奥に広がる。

「ひあっ……んあああっ……」

 続けてクンニをしていると、千聖の体が動き始めた。悠二の顔に股間をこすりつけるように動く。これ以上は苦しい。俺は千聖の下から抜け出した。

「じゃあ、次は横になってくれ」

 千聖は緩慢な動きで仰向けになった。反抗的なことを言う気力が萎えているようだった。悠二はどんどん責めるつもりだ。まずはクリを責める。愛液を指に取り、ヌメる指で擦る。徐々にその速さは増して擦っていく。

「んっ……、んうっ……」

 千聖はまだ声を我慢している。やはり千聖はかなり強情だ。ここまで頑な態度の女性は初めてだった。しかし、だからこそ悠二はむしろ燃えた。

「あぁっ、そ、そんなっ、いっぱい、さっ、触られたらっ……」

クリをより執拗に責めてイク寸前まで追い込み、そして焦らす。これを繰り返しだ。官能の波に当てられ、二度も続けると千聖の腰がうねりだした。

「ああああっ……ふあぁぁぁぁん……」

 気持ち良さに悶え、それでも、自分から肉幹を求めてこないのは凄い精神力だと悠二は感心する。いい加減、息苦しくなってきたので悠二は千聖の股から抜け出す。

「なかなか、がんばるね」

 千聖が力のない目で悠二を睨む。だが舌を出して、息を荒げている。まるで情欲に燃える雌犬のようだった。

「がんばったご褒美に入れてあげよう」

 千聖は返事をしないで悠二を見ている。この状態で入れたらもう声を抑えられないだろうと判断した。

 悠二は千聖の股を開く。千聖の裸の下半身を正面から見る。陰毛は髪と同じく黄檗色。海苔型の長方形にそれなりの濃さで生えている。モジャモジャではなくて、柔らかくてちぢれの少ない毛に上品な印象を受けた。

 悠二は愛液と悠二本人の唾液で十分に濡れた千聖の膣穴に肉幹をあてがう。そして彼女の上に覆いかぶさるようにゆっくりと体重をかけ、悠二は腰に力を入れる。彼女の膣穴の中に悠二の肉幹がゆっくりと沈み込んでいく。

「んんっ、痛い……」

「千聖、ちょっとだけ我慢するんだ。痛いのは最初だけ。そのうちに気持ち良くなるからね」

 千聖の膣の中は愛液に満たされている。悠二の肉幹の先端は滑らかな動きで彼女の膣の奥深くに到達する。

そして、彼女の反応を見ながら、悠二は肉幹を前後左右にしっかりと動かす。千聖の呼吸がさらに激しくなっていく。

「くひぃー」

 千聖が声を出した。処女を喪失したばかりではまだ刺激が強すぎたようだ。悠二はさらにかき混ぜる様に腰を動かすと、彼女の膣内に明らかに反応が違う場所があるのが分った。悠二はそこを重点的に責める。千聖は俺にギュッと抱きついてくる。

「あぁぁぁぁぁん……はぁぁんっ…………あああっ」

「そうそう。それでいいんだ、千聖。己を取り繕うな、快楽に素直になれ」

「あぁぁっ、はああっ、もっ、もうっ……!」

 興が乗った悠二は腰をしならせて何度も突いた。力任せで乱暴なセックスにならないように、少し手加減して普通のペースでズンズンと奥へ届くように突く。

「ひぃぃぃぃぃー」

 いよいよ千聖は取り繕うことなく感じている。

「ようやく素直になってくれたね。これがセックスだ。どうだい?」

「し、し、し、死ぬぅ……」

 悠二が千聖の白いフラウスのボタンを外して、はだけるとブラが出てきた。パンツとお揃いの色だ。ブラを外せば形の良い二つの双丘が悠二の目の前に現れる。肌は本当に真っ白だ。乳首の色もかなり薄くて綺麗だった。

 Bカップと大きくはないが、小さすぎるとも思わない。その乳房を優しく手で包む。

「あひっ!」

「気持ちイイでしょ」

 乳房を揉み、乳首を軽くひっぱったり、こねたりと弄ぶ。そうこうしているうちに、悠二は射精したいという欲求が高まってくる。

「そろそろ出す」

「中はダメ」

「妊娠の心配はない。これから君を強化するし、何度でも中出ししても平気だから、たっぷり味わってくれ」

「ダメ、ダメ、絶対ダメよ」

「いくぞ」

 ラストスパートで猛烈にガンガン突いた。肉幹の先が子宮口を何度も何度も激しく叩く。

「ダメッ、ダメッ、ひっ、ひっ、ひぃーーー……」

 千聖が悲鳴のような声を上げる。それでも悠二は突くのを止めない。顔を見ると目がうつろになっている。

「あぁぁぁぁんっ、ダメェ。シビれる、シビれちゃうぅぅ……んんんっ」

 千聖の膣穴がギュッとしまる。膣の肉壁も悠二の肉幹を締め上げる。アイドルとして女優として節制して鍛えて作られた身体だからか、腹筋辺りの発達も良いのだろう。悠二の肉幹が圧迫されてそれが気持ちよかった。

「千聖。俺はイクよ。受けとめて」

「あぁぁんっ、はい、来て、来て下さい……あああんんっ!」

 理性が薄れ、思考は本能に素直となって、悠二の射精を受け入れ無心するようになった。

「はああっ、ああああっ、ああああんっ……!」

 そうして、悠二の千聖の中で果ててしまった。悠二が精液を出した後も、千聖の膣の肉壁を悠二の肉幹から精液を搾り取るかのように蠢いていた。千聖の上で彼女を抱きしめながら一息入れていた。

 しかし、またすぐに腰を振り始める。千聖が与えてくれた快感に求めて、すぐに精液が沸騰し肉幹の根元に集まってくる。

「出すよ」

 千聖はぼうっと返事しない。瞳もけぶっていて、聞こえてないようだ。悠二は千聖の体を抱きしめ、最後に思いっきり何度も突いてから、そのまま肉幹で子宮を押し上げる。

 そしてそのまま千聖の一番深いところへ精液をぶっ放した。悠二の精液が千聖の中へ広がっていく。子宮で射精を感じ取ったのか、千聖の中がヒクヒク動く。なかなか優秀なオマンコだ、と悠二は内心笑う。やはり、白鷺千聖は捕まえてよかったとそう思う。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 自分の唯一無二の主の精を注がれて満たされた快感に、千聖がうわ言のように呟く。

悠二は大満足で最後の一滴まで千聖の中に精を絞り出してから肉幹を抜いた。千聖は疲れと性交のあとの虚脱感からぐったりしている。呼吸で胸がかすかに動いているだけだ。悠二は完全に屈服させたような気分と、そこまで成し遂げた達成感と満足感でいっぱいになる。

 千聖の白く美しい顔を見つめ、愛おしげに頭を撫でる。千聖を支配下におけたことは幸運だった。彼女を自分の好みに調教して愛玩し続けることができる、その確定した未来を思えば悠二の口元には思わず笑みが浮かんだ。

 



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22 (巴、友希那)

今日4/15は巴の誕生日!なので頑張って巴のエッチシーンを書きました。文章が荒くてもどうかご容赦ください。


 ぐったりして動かない千聖を燐子とリサが二人でベッドから移動させる。友希那が敷いた布団の上に寝かせる。そのままリサと燐子は寝室を後にする。

「それでは、宇田川さん頑張って。私はここで」

「えっ、湊さん。行っちゃうんですか? ちょっと不安だから見てて欲しかったのに」

 普通は誰かに見られながらする行為ではないと思うけどな、と悠二は思う。

「悠二さん、私はお邪魔かしら?」

「いいや、俺は問題ない。巴次第だな……」

 悠二の回答の結果、友希那はベッドサイドに椅子を置いて、悠二と巴とのセックスを見学することになった。3Pや4Pは最早数えることもできないくらいにやり慣れているが、それでも見学される、こんな変なシチュエーションは初めてだった。

 巴が悠二の横に座ってくるとお辞儀をする。緊張のせいか動きがぎこちない。

「よ、よろ、よろしくお願いします」

「はい、こちらこそ、よろしく」

「それでは、宇田川さん、悠二さんに優しくキスをしながら、バスタオルを脱ぎなさい」

 友希那の性指導が入りながらのセックスとは新鮮味があって悠二としてもモチベーションが上がる。

 巴は友希那に言われたとおりに悠二にキスをしてくる。先程のキスの経験で慣れたのか彼女の情熱的な厚い唇が悠二の唇と重なる。悠二のことを凝視したままなので、とても近い距離で視線がぶつかる。

 そして、悠二が巴を脱がそうとすると、彼女は待ったをかける。

「じ、実は、その今はスポーツブラなんです……。色気も何もないんですよ!」

 巴は羞恥に顔を歪ませて、告白した。運命の人との初体験が待っているならばもっと下着には気を使ったのに、というのが巴の本音だ。しかも、今みたいに悠二に馬鹿笑いされると尚更そう思う。

「まあ、いいからいいから」

 笑いながら悠二は巴の服をぬがして、灰色のスポーツブラにも手をかける。

「これはシャツを脱がせる要領でいいのかな? ほうら、万歳して~」

「うう~」

 巴は半ベソかきながらスポーツブラを悠二に脱がされた。それほど大きくないが形のよい乳房が露わになる。乳首がツンと上の方を向いている。胸の下では、腹筋が引き締まっているのがよく分る。

 そして下のほうも脱がす。太腿も無駄な脂肪があまりついていない。スラッとした脚はアキレス腱のとこがキュッと締まっているので余計に細く見えた。

 自分の恋人たちの中でも屈指の美脚だなと悠二は感嘆した。芸能人と比べても遜色はないと思う。

「宇田川さん。それではもう一度キスをして、悠二さんの上半身をゆっくりと撫でまわしてください」

 巴が、悠二に抱きついてキスをしてくる。彼女のしなやかな両手が、悠二の背中や胸をじっくり撫でまわしてくる。

「キスは、もっと情熱的に。舌をしっかりと悠二さんの口の中に挿し入れて。悠二さんの舌にしっかりと絡みつかせる」

 巴の舌が悠二の口の中に挿し込まれてくる。そして、彼女の舌は、悠二の舌にねっとりと絡みついてくる。そして、なまめかしく悠二の口の中で彼女の舌が動き回る。ものすごく情熱的なキスだった。

「んふぅぅっっ……」

「悠二さんの首筋に舌を這わせる。そして、鎖骨へキスしたあとに嘗める。乳首にしっかりと吸い付いて。そして舌で乳首を転がす」

 巴は、悠二の右の首筋をねっとりと上から下に嘗めまわしてくる。そして、肩の辺りで一度ジュルリと音をたてる様に嘗めると、悠二の乳首に思いっきり吸い付いてくる。 巴は悠二の乳首に吸い付きながら、いたぶるように悠二の乳首の先端を舌で弄ってくる。

(やばい、ものすごく気持ちがいい)

 友希那に命じられるがまま、巴は悠二の上半身や両脚に対し性的な奉仕を施していった。悠二の勃起した肉幹が露わになる。巴は息を呑んでいる。

「はい、宇田川さん、気を抜かない。悠二さんのオチンチンの先を舌先でゆっくりと嘗めまわして」

 巴は、悠二の肉幹の先をチロチロと舌先で嘗める。悠二の肉幹の先から、先走り汁がにじみ出る。その汁をかき回すように彼女の舌が激しく動く。快美さから悠二の膝が震えてくる。

「はい、じゃあ、口を大きく開けて、悠二さんのオチンチンをしっかりと咥える。そして、ゆっくりとしごく」

 巴は、大口を開け、悠二の肉幹にしゃぶりつく。悠二は思わず顔を顰める。彼女の歯が悠二の肉幹に触れる。そして、そのまま動かされるので痛みを覚える。

「あっ、ごめん。巴。少し、痛いんだけど」

「はひっ!?……あ、すみません。ダメだった、ですか?」

「ああ、どうやら歯が当たってしまっていたようね。フェラチオをするときは、上手に唇を使って、オチンチンに歯が触れないようにしなくちゃだめよ。あと、自分の唾液を潤滑油のようにしなさい。一度やってみせましょうか?」

「友希那、お願いできるかな」

 友希那の実技指導の時間になってしまった。友希那は、悠二の肉幹の先にチュッと一度軽いキスをすると、大きく口を開け悠二の肉幹を咥える。

「んぅぅんっ……ジュブぅぅ、んふ、んっ、ぢゅる、ほはぁ……はふうんっ」

 頭を大きく動かし、ジュルジュルと音をたてながら、悠二の肉幹をゆっくりとしごいていく。

 処女を失って二か月も立っていない僅かな期間で、性技は瞬く間に成長していた。友希那のフェラチオは、今ではよどみなく流れるようだ。

 スローに頭を一往復させるたびに長々と亀頭に舌を絡めてから、またじっくりと肉幹を呑み込んでいく。緩急を織り交ぜながら、悠二の感じやすい所を的確に責めてくる。

「はぁぁ。フェラチオをするときは、こんな風にすると悠二さんには喜んでもらえるのよ。宇田川さん、大丈夫?」

「はい。いや、湊さん、すごい上手なんですね。びっくりしましたよ。イメージとは全然と違った」

「私には、悠二さんへの愛情があるから、私は悠二さんが望まれることは、なんでもしてあげたいと思っているだけよ」

 巴は感心したようにうなずいている。そして、友希那の唾液でベトベトになった悠二の肉幹にしゃぶりつく。

 今度は唇で包み込むように咥えたので、巴の歯に悠二の肉幹へ当たっていない。そして、頭を動かし、ジュルジュルと音をたてながら、悠二の肉幹をゆっくりとしごき始める。

 そこで巴の特徴に悠二は気付いた。彼女は口の奥行が長いのだ。驚いたことに悠二の肉幹だけでなく玉も口の中に収めてしまった。

「んふぅ……んふうううん……」

 甘い声をくぐもらせながら艶かしい鼻息を立てて肉幹も陰嚢も呑み込み、ユルユルと頭を揺らす。ジュプジュプと音が立っていた。

「これは得難い才能だな」

「ええ、こればかりは私も真似できない。私としても羨ましいわ」

そして、そのまま五分ぐらいは巴のフェラチオが続いた。

「美味しそうだな。とても処女とは思えないよ」

「んぅんっ、んふうっ、ジュブぅぅ……」

 恥ずかしそうに腰をくねらせるものの、男根を口から出す気配はなく、くっきりした顔立ちを赤らめている。

「さあ、そろそろ、悠二さんの準備ができたようだけど、宇田川さんの方はどう?」

「どうって言われても、私、これが初めてだから、よく分らないんです……」

「ああ、それもそうね。それじゃあ、ちょっと失礼するわ」

 友希那は、巴に近づくと、おもむろに股の間に手を伸ばす。そして自分の右手の人差し指を巴の割れ目の中に挿し込む。

「ひゃっ」

「まだ、十分には濡れてないわ。悠二さん、どうしましょう? 私が嘗めましょうか? それとも悠二さんが嘗めますか?」

「じゃあ、俺が嘗めるよ」

 悠二は、巴の股間に顔を近づけると、両手で彼女の脚を押し広げる。そして、赤く、柔らかな陰毛に包まれた割れ目を指で押し広げる。

 巴のサーモンピンクの肉ヒダが目に飛びこんでくる。悠二は彼女のクリトリスに温かく息を吐きかけると、ゆっくりと嘗める。

「んんんっ……」

 巴が甘い吐息をたてる。無意識なのだろうか、悠二の頭を彼女の両手が優しく押さえてくる。

「宇田川さん、しっかりと集中しなさい。快感をしっかりと覚えるのよ」

 悠二はそのままクリトリスをねぶり続ける。両手で、膣穴の入り口付近と小陰唇のヒダを優しく愛撫する。巴の呼吸が激しくなる。悠二の頭を掴む両手に力が入ってくる。

「そう、宇田川さん。もっと、気持ち良さを感じて。集中して、集中が大事なの。そう、そうよ。ほら、快感が全身に伝わってくる。その感じなの」

「あぁぁぁぁんっ、気持ちいい……。こんなの初めてだ……あぁんっ……んんんっ」

 巴の両脚がピンと伸びる。腰が大きく前後にピクピクと動く。悠二の頭を彼女の両手がギュッと掴む。どうやら絶頂に達したようで、彼女の膣穴からは愛液があふれ出てくる。

「はい。宇田川さん。上出来よ。それでは、悠二さん、挿入してあげてください」

 悠二は巴のスラリと伸びる長い足を開けば、巴は陰唇を広げた。サーモンピンクの楽園にある挿入口はパクパクと蠢いており、淫らな蜜を吐き出している。

「あ、ひゃぁぁーーーッ!」

 肉の隙間に捩じ込まれた悠二の肉幹が処女の証を突き破り、ズプズプと埋没していく。

 巴は想像を遥かに越える激痛に彼女は目を見開いて口をパクパクさせているのだが、痛みや侵入していく異物感には、言葉にできないほどの幸せを感じていた。

「ひゃッ、くうううん! いっ、痛い……」

「宇田川さん、我慢しなさい。白鷺さんを見たでしょう? 痛くても、そのうちに気持ち良くなってきます」

 巴は膣のどの辺りに先端が及んでいるのか、全神経が集中して想像させる。最奥に到達した肉幹が、内臓を持ち上げる如くググと子宮を押し潰す。巴の膣には肉幹が根元までキッチリと押し込まれた。

「キツっ。ここまで性器が狭いのは初めてかもしれない」

「ご、ごめんなさい……」

「いや、いや。これもいい塩梅で好きだよ」

「あぁ、ありがとうございます」

 今までに味わったことのない性器の窮屈さに悠二は感嘆する。肉壁はギチギチと密着しているが、愛液や唾液が混合されベチャベチャに塗りたくられているので抽送にはなんら問題ない。悠二が腰を引けばニュルリと肉幹が姿を現し、腰を突き出すとヌチュンと音を立てて埋没していく。

「ひぐっ、ひぐっ、んはあっ、あううっ……」

 腰の動きに合わせてタプタプと踊る美乳を眺めるのも正常位の楽しみ方だ。揉んで楽しむというのは一興だ。

 巴の膣道は痛みを覚えるのだが、最奥を突き上げられると小さな快感が電流のように身体中に奔ると同時に衝撃が頭を揺らす。思考が散漫になり、快楽に浸ることばかりに夢中になる。

「あひいいいいいいッ!」

 突き上げの間欠が狭くなり、強烈な電撃が背筋を駆け、脳髄を痺れさせた。頭は真っ白になり、抽送に合わせて揺れる感覚と容赦なく刷り込まれる官能しか感じられない。

(もう……何も考えられない……)

 悠二の思うままに快楽を与えられ、身体は反射的に反応する。全身に起こる痙攣、嬌声を発することも、性器が肉幹を締め上げることも、巴の意思に関係なく起こっている。

「あ、あ、イクうっ、イクうううううッ!」

「そうよ、宇田川さん。その快感を逃さないように。しっかりと自分の中で受け止めて。そう、気持ち良さが背中を上っていきます。頭の中が白くなっていきます」

 強い拡張感に苛まれたまま膣穴をガツンと穿たれた瞬間、巴は脊髄にまで響くような衝撃と快感が鋭く突き抜け、目の前がスパークしていた。

 狂ってしまうほどの悦楽に呑まれ、わなわなと震える唇から舌を出しているということにさえ気付いていない。巴は意識を飛ばした先でこの世のものとは思えない法悦にどっぷりと浸り、その幸福感を魂に刻み込んでいる。

「あぁぁぁぁぁん……はぁぁんっ…………あああっ」

 巴の引き締まった腹筋がギュッとしまる。膣の肉壁も悠二の肉幹を締め上げる。川神舞ほどでないにしても巴も同年代の女性たちよりも筋肉の量が全然違う。悠二の肉幹はものすごい力で圧迫される。性器の狭さと筋肉による圧力は、悠二にとってすごく気持ちがいい。

 獣欲を滾らせた悠二が一気に責め立てることで、巴は絶頂へ至る。

「あぁぁんっ、ひゃッ、くうううん! そ、そこっ、イイッ」




巴はカッコいいしかわいいしキレイだし色気もあると属性てんこ盛りで素晴らしいですね!


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23 (千聖、友希那)

次回がキャンペーン編最終回予定!

新作も投稿しました!
https://syosetu.org/novel/221176/


 巴がぐったりしているところ、悠二はラブ・ハンターで二人の好感度を確認する。千聖の好感度が四四になったので好感度を普通に変更した。

そして、千聖のもとへ桜庭悠二が寄って来た。悠二は友希那へお礼を言ってからまだ調教されていない千聖の褐色の菊門へ手を伸ばす。

 彼は指で菊門の皺を伸ばしてから、皺の溝に沿ってネットリ念入りに嘗める。

「ひゃぁっ……な、なに? はうっ……」

 ぐったりしていた千聖は肛門に与えられた刺激に、ぼんやりしていた意識が目覚める。

「嫌よ。やめて」

 先に弱らせておいて良かったと悠二は思った。元気な千聖ならばもっと抵抗しただろう。小柄でぐったりしている千聖では言葉は出ても身じろぎはほとんどなかった。

「大丈夫だよ、すぐに好きになるから」

「ひゃぁん」

 千聖の体が跳ねる。悠二はそれを抱きしめ逃がさない。

「いやぁー、やめてぇー」

「気持ちイイだろう。女の子はこっちの穴でも気持ち良くなれるんだ。これは病み付きになるよ」

 アナルがふやけるほど嘗め回してから

「や、やめ、やめなさい!」

「お楽しみはこれからだよ」

 友希那が悠二に犬の尻尾型アナルビーズを渡してきた。悠二は断りもなく、アナルビーズを菊門に沈めていく。

「ふぐぅっ!? ぁ……、! うっ! ふあああぁぁ……!」

 千聖の肛門は抵抗しつつもアナルビーズを受け入れた。

「んあぁ……! おおっ、け、ケツ穴の奥ぅ! んぉぉ……!」

 千聖の口から漏れる苦悶の喘ぎは、徐々に甘さを含んだ吐息となった。スルリとアナルビーズが呑み込まれ、

「んお……! あぐぅっ!? おっ!? あががががっ!」

 千聖は身体を小刻みにビクつかせ、呻く。尻穴は挿入を拒むよう強烈に締めつけ、腸内の異物をひり出そうとする。

「んおぉぉっ!? おぐぅっ! く、苦しっ! それぇ……、やめてぇっ! あぐぅっ!」

 アナルビーズを腸内でグリグリと撫で上げたことで、千聖はイッテしまった。愛液をブシュッと漏らした。

 悠二は犬の尻尾型アナルビーズから手を放して、千聖の好感度が五二になったので好意的に変更した。

「さて、千聖にはこのまま犬として振る舞ってもらおう」

「犬……」

「友希那、君も散歩に付き合ってくれ」

「ええ」

 友希那は頷くと服を脱ぎ始めた。下着もすべて脱いだ友希那の乳首もクリトリスも、はっきりとわかるほどに勃起していた。悠二は友希那にも千聖にも首輪をつけた。

「四つん這いになって、犬みたいに歩こうか」

「ひいっ!?……そんなの、うぅ……」

 千聖は四つん這いになって脚を開き、ガニ股になる。隣の友希那は悠二に言われずとも、脚をガニ股にした四つん這いになっている。最初に悠二に捕まえられ、最も多く抱かれている彼女は悠二が望むことを容易に推測することができたし、彼に媚び愉しませるテクニックもかなり高いものがあった。

 

 

 悠二は黒幕を使った状態で、首輪をつけた千聖と友希那をリードに繋げて連れて夜道を歩いていた。これならば誰の記憶にも記録にも残らない。

すっかり犬の散歩状態だ。不自然なガニ股歩きで丸い尻をプリプリと揺らす千聖の白い肌に、犬の首輪がよく似合っていた。

「ううっ! み、見ないで、お願いっ、わたし、好きでこんなコトしているわけじゃ……」

 ボソボソとした千聖の呟きは、数少ない通行人には聞こえない。だが、行く先々で通行人が交わすヒソヒソ声は千聖の耳に聞こえてくる。

「あれ、白鷺千聖でしょ? 何やっているの、キモい……」

「うおっ、すっげぇ、女優の変態プレイか? 最高かよ……。隣の娘も超可愛い」

「違う違うのに……」

 千聖は視線が集中していることを感じて、局部に熱を感じた。彼女のワレメからブシュッと愛液を噴いて達している。

「ああっ! 違うっ、違うのに……! 嫌っ、嫌なのにぃっ!! はひっ、ひぃっ!」

「身体は正直なものよ、白鷺さん。本当はこれを望んでいるの」

「そんな……、ウソよ……、ウソ」

 四つん這いのまま、前後に揺れる千聖の身体。必死で堪える快感に翻弄されているのだ。カチャカチャと鳴る金具の音が、彼女に非日常的な格好を意識させる。一歩進むたびにポタポタと股間から垂れる愛液は、お漏らしのあとを思わせた。

「うわぁ! 信じられない! 汁が噴き出てる! ビチョビチョになってるっ」

「変態ってか、酷すぎない? みっともない、というかキモ過ぎ。よくできるな!」

 露出プレイと、通行人からの言葉責め。千聖は切なげに身を震わせた。

「んっふぁ……、あうっ! ふうっ! な、なんでっ、こんな……、あうぅ、んっ!」

 友希那がその場で腰をガクガクと前後させれば、千聖もそれにならって腰をガクガクと前後させる。秘所が濡れている千聖は股間から愛液の飛沫が舞う。濡れた犬が、身を振って水を切っているようだ。

 通行人が気持ち悪そうに顔を顰めた。

「キモ過ぎるわ……! ノリノリでバカみたい!」

「あれが女優の白鷺千聖の姿なのか……、好きだったのに、幻滅したよ」

 今までの芸能人・白鷺千聖のイメージが良かっただけに、ショックも大きい。同時に、掌の返し方も強烈だった。しかし、通行人が浴びせる冷ややかな視線や軽蔑の言葉に、千聖は艶めかしく腰をしならせる。

「はぐぅっ!? ダメェッ! ああっ! ひうっ!? ……、あがっ!? あうううっ!」

 脚をガクガクさせながら、千聖が愛液を噴かせた。声には怯えと絶望があるものの、口元には三日月のような笑みを湛え、下半身では嬉々として疼くワレメから、とめどなく愛液を溢れさせている。

 

 

 以前、舞のペット調教のために来た公園の雑木林に入る。千聖がガニ股のまま膝を曲げ、尻を上下させていた。

 悠二がリードを引っ張って友希那に指示を出す。すると、友希那は地面に四肢をつけた姿勢から片脚を持ち上げてゆく。街灯の根元に、秘所を向けてじょろろろ……と、犬のように放尿した。

 呆然とする千聖の前で友希那はぷるぷる震えながら、秘所からぽたぽたと垂れるだけになるまで出し続けた。

「湊さん……」

「さあ、千聖。君も友希那に倣って小便をするんだ」

「い、いや! そんな……そんな、こと……」

「小便が嫌ならうんちを出してもらうぞ」

 悠二はそう言って千聖の背後に回り込む。見れば千聖の股間全体がグッショリと濡れていた。

「ふふふ……ちゃんと濡れているわね」

包皮から飛び出すほど勃起したクリトリスが、千聖は先程までのことで昂奮していたことを証明している。左右のフリルのような襞も、真っ赤に充血して開き、中心にある膣穴が丸見えだ。

「い、嫌……、もう嫌ぁ! はっ、はぁ……! やめてっ! 嫌ぁ、もう許してぇ……!」

「はうっ!」

 悠二は犬の尻尾型のアナルビーズをチュポンと引き抜く。それは微かに茶色が付着していた。

「さあ、君が選んでいいよ」

 小便をするか大便をするか、恐ろしい二者択一を悠二に尻を叩かれながら千聖は強いられた。千聖はついに犬の真似をしていきんで放尿をはじめた。

「よくできました」

「あ、ありがとう、ございます……」

そうして悠二は千聖の頭を撫でつつ、彼女の菊門の皺を亀頭で擦る。

褐色のそこは緊張と恐怖に固く閉ざされていた。透明な先走り汁を千聖の尻の谷間へ塗りつける。すると、友希那が千聖へ近づいてヒソヒソと何かを耳打ちする。

「ケツ穴にチンポを入れてくださいっ! ウンコ穴でイキまくりたいんですぅっ!」

「それでは遠慮なくいただこう」

 悠二はそう言うと千聖の、濡れた尻穴に、剛直をずぶずぶと突き入れる。

「んおおっ!? は、入ってくるぅぅ……! ウソッ!? お尻ぃ……、また、広がってるっ!?」

 息をつめ、背筋を突っ張らせ、少し苦しげに喘ぐ千聖。一方で悠二は、出し入れを開始した。

「ああ、やっぱりキツイね」

「あひぃっ!? 動いっ、動いてるっ! お尻の中で……、おっ! おおぉっ!」

 皺ひとつなく引き延ばされた菊門が、肉幹を受け入れる。中は熱く、ギュウギュウに狭かった。膣のように襞はなく、ただツルッとしているが、その滑り具合は心地よい。




アイテムを使った上での散歩という記述が抜けていたので修正します


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24 (友希那、リサ、燐子、巴、千聖)

ついにキャンペーン編最終回


新作もはじめました!
https://syosetu.org/novel/221176/


 二人の美女が恥ずかしそうに頬を赤くしながら、壁に手をつき、大胆に腰を突き出してフリフリと尻を揺らしていた。一糸まとわない裸形であり、一人掛けのソファに座る悠二はそのさらけ出した秘所を眺めている。

 彼自身も全裸で股間の隆起を全裸の友希那が濡らしている。

 横で侍っているリサと燐子は、唇と舌で胸板をヌメヌメにしていた。時には乳房を押し付けながら首を伸ばし、差し出された舌を嘗め回した。二人とも全裸で、そうした行為で得る快感に甘い喘ぎながら、腰をゆらゆらと揺らしている。

「君たちもやって」

「はい」

「はぁい!」

「ああんっ……わかり、ました」

 悠二が頼むと、彼にまとわりついていたRoseliaは名残惜しそうに離れ、壁に手を付いた。先の二人と同様に腰が直角に曲がるほど尻を突き出して、恥ずかしそうに頬を赤らめながら、しかし蠱惑的に腰をくねらせる。丸出しになっている秘部は濡れ光っていた。

「悠二さんぁぁっ……」

「ぁぁ……お願いしますう……」

「身も心も悠二さんのものですう……んぅぅ……」

「大好きですぅ……あぁ……」

「私は悠二さんの恋人(モノ)なのぉ……」

「私を悠二さんの恋人(ペット)にしてくださいぃ……」

 悠二の寝室の壁に手を付いた五人の美少女が秘部を晒しながら艶かしく尻を揺らしている光景は圧巻である。自分たちが崇拝するご主人様の視線を感じて、自分の姿に羞恥心を抱きながらも、高揚感から荒くなる吐息のまま服従を望む姿が悠二の心を刺激する。

 悠二は腰を上げ、一人の背後に移った。後ろを窺っている美女たちは誰もがその行動に羨望に瞳を輝かせ、近寄られた一人は瞳と秘部を一層蕩かした。

「みんな、俺の恋人だ。これからもずっと一緒だよ」

 悠二が指でなぞればプニプニした秘唇を開く。ヒクヒクと震える膣孔は淫らな体液を吐き出して、淫臭を撒き散らす。

「ひゃあっ、あんッ、きゃふうううんッ!」

 クパァ、と開いた秘唇の内部に悠二が舌を這わせると、友希那は目を細め、頬は綻び、柳眉を悩ましげに歪め、嬌声を上げる。腰に痺れるような刺激が脳髄まで駆け、じわじわと快楽が身体の内側で再燃させる。

 取り残されている四人は湿った溜め息を吐き、悦んでいる彼女を、あるいは秘部を貪る悠二を、うっとりと見ていた。艶かしい声と嘗め啜る音に身体が火照り、強請るように腰をくねる。

 心行くまで友希那の肉壷を味わった悠二は横に移り、並んでいるリサの尻を撫で回した。

「とても物欲しそうにしてる」

「やんっ、恥ずかしい……はああんッ……」

 悠二はリサの菊門を指でこちょこちょと嬲り、リサが背筋をゾクゾクさせながら恥じらう姿を堪能してから、花弁とその蜜を舐めずって彼女の淫らな味を堪能する。

 そうして悠二はひとりひとり、美女が並べて差し出している肉花と淫液を端から端まで味わっていく。

 個別にたっぷりと時間をかけて貪り尽くした後は、指を加えて一度に三人を喘がせたりして弄んだ。

「ああんッ、そこっ、そこはっ、だめぇぇッ……」

「あッ、あッ、舌がく、クリにぃっ、くうううんッ!」

「悠二さんッ、悠二さんぁぁッ、んあああッ!」

 五人は五人とも為されるがまま。従順に尻を突き出し、瞳を潤ませ、頬を赤らめ、順番が回ってくるのを待ち焦がれる。彼が来ると尻を振り、髪を振り乱し、大事なところを舌や手に責めたてられて嬉しそうに甘い声を上げた。

 悠二は一通り弄り満足した後、

「じゃあ、まずはこれから」

「んあああああ!」

 リサの中に剛直が埋没した。部屋に響いた声は性交の悦楽にまみれている。

「あッ、あッ、あッ、はううううう!」

 ゆっくりと腰をしならせ、スイングさせてしっかりと肉幹を叩き付ける悠二と、肉襞をえぐられて悦ぶ美女。その獣の交尾のごとき様子に欲情する周りのものは、瞳を蕩かして腰をくねらせている。

「さあ、お待たせ」

「ああ! ひいいいいい!」

 悠二が標的を千聖へ変えると、千聖は喜色満面に肉柱を受け入れた。ズブズブと肉の隙間を擦りあげられ、甘美な刺激を身体中に走らせる。そして巴にもまた秘所へ挿入する。

「ああん! あッあッ、あッ──……」

 尻を揺らして一人の青年の生殖器を誘い、突き込まれると全身を戦慄(わなな)かせて歓喜する美女たち。理性や人の尊厳を捨て去り、ひとりひとり串刺しにしている彼に惚れ惚れとした視線を向けて高揚と絶頂を繰り返す。

「これで全員に二回はハメたかな」

 悠二は涼しげに言って五人の美女を眺めた。五人全員が尻を差し出したまま壁に寄りかかる。肉幹に掻き混ぜられた交合液が内腿を伝わり脚まで伝わせ、昏く輝く瞳を悠二に向けている。

「けど悠二さん、まだ出してないわね……?」

「あん、そうですよ……悠二さんも気持ちよくなってぇ?」

「どの子宮に吐き出してもいいんですよ? 私たちみんな、悠二さんの恋人なんですからぁ……」

「うん、わかってるよ。だからみんなの中には出すよ。その前に確認しておきたくてね」

 悠二は大きなソファに掛けた。すると彼女たちは悟り、這うようにしてすり寄っていった。

 横には燐子とリサが控え、胸板を湿らせていく。股座には巴が身を寄せ、自分たちを含めた五人の愛液でぬらぬらと濡れている肉幹に舌を擦りつける。床でひれ伏す友希那と千聖は、投げ出されている足に舌や唇を押しつけた。

「胸」

「は、はい……」

 背後から口づけしていた燐子はその豊かな乳で悠二の顔を挟み込んだ。そうして身体で覚えた、母乳が出ない絶妙な加減で寄せながら揺らす。

 リサは悠二が何も言わないうちにスマホを彼へ渡す。そして悠二はラブ・ハンターを起動させる。今回捕獲したガールズバンドの恋人たちの好感度の向上を確認するためだ。

「一番延びが良かったのはリサだな。八四だ。ラブラブへ変更してある」

「ヤッタ☆ アタシ、もう悠二さんだけの女だがら、これからもなんだって言ってくださいね!」

 リサは頬を赤くしながら胸板の尖りを舌でねろねろと責めたてた。雪白の裸体を妖艶にくねらせ、幸せに思う気持ちを表している。

「次は巴。好感度は七六。──積極的だな」

「巴?」

 宇田川巴。彼女は桃色の唇で肉幹を挟み、目をトロン蕩かせてハーモニカを吹くように擦りあげている。

「アハッ、巴も悠二さんのこと大好きになったんだね」

「俺も巴が大好きだ。カッコいいし可愛いし綺麗だし色っぽい。素敵な女の子だ」

「さすが悠二さん! 巴の良さを良くわかってる」

「これほどの美女に同年代の男たちはアプローチしていなかったなんて……情けない」

 悠二とリサのやり取りを聞いている巴は感涙を流しそうになりながら頭を揺らす。彼女の口腔には肉柱が入っている。口のなかの奥行きがある巴は陰嚢もふくめて収めてしまえる。今は肉幹だけを口内粘膜で擦っている。

「最後に千聖だ。七〇。積極的になってくれたのは嬉しいが、今回捕獲した娘じゃ、咲耶や帆波を含めても一番低い。──これは、まだまだしつけが必要になるな」

 這い蹲って右足の甲にキスの雨を降らせている千聖は、突き出している尻を揺らしながら甘く鼻を鳴らしていた。

「ご、ごめんなさい……ご主人様。もっと、雌犬(わたし)をしつけてください」

「ああ、しつけてあげるよ」

「ありがとうございます……。ダメ犬(わたし)が至らぬせいで。ご主人様のお時間を頂戴してすみません。もっと頑張りますぅ……」

 そう言って千聖は無心になって悠二の右足の指を丹念に嘗めしゃぶっていく。キャンペーンの効果もあって急激に向上した好感度によって、千聖は既に従順な犬としての貌を取り繕うことがなくなっていた。

 左足を丁重に持ち上げている友希那も、端麗な表情をうっとりと蕩かして足裏をねっちり嘗め回している。

 爆乳の隙間から顔を離した悠二は、自分の身体を湿らせているというだけで甘く喘ぐ美女を見下ろして燐子やリサの身体を好きなように撫でていく。燐子は悠二の後頭部を谷間に導き、再び胸の感触を味わわせる。

「まあ、千聖だけじゃなく、みんなもこれからずっとエッチなことをしてあげるよ」

「やったぁ……アタシ、悠二さんのことを考えてるだけでオマンコずぶ濡れにしちゃうほどエッチな子になっちゃったんです……だからいやらしいこと一杯してぇ……エッチなことさせくださいぃ……」

 肉幹にまとわりついていた愛液の滑りは、巴が分泌した甘い唾液に変わっている。肉幹は巴の舌でねちねちと擦られていた。

 左右の足はたっぷりとねぶられ、一本一本を長々としゃぶられた指はふやけていた。それでもそこに口舌を擦り付ける二人は飽きた様子もなくその行為を続けており、幸せそうに目尻を緩め、膣孔から蜜を吐き出している。

 乳房を揉み比べられている燐子とリサはビクビクと身を震わせながら胸板を湿らせ、乳首を吸い、腋にまで舌を這わせる。

「それじゃあ、まずは巴からやろう」

 股座にすがる巴は、顎で指名された瞬間に甘美な刺激に悩乱する。その快感に酔いしれながら、恥ずかしさに顔を赤くしながら躊躇なく腰を跨いだ。

「んああッ、んううう──ッッッ」

 肉の隙間に肉幹をズブズブと受け入れた巴は腰を落としきると、陸に上がった魚のように肢体をビクビクと震わせる。繋がったというだけで歓喜と快感に恍惚を浮かべている。

 間もなく巴は子宮に寵愛をもらうため腰を振る。引き締まった身体の狭い膣を更に締め、肉襞と陰茎が擦れ合う快感に嬌声を上げて身悶えた。

「やあん……感じちゃう……」

 友人を下から貫く肉幹に見惚れている友希那と千聖は、それの根元に白い粘液が絡まっていくのを見ながら玉袋を舐め掬う。眼前で繰り広げられる性交に煽られて、愛液をとめどなく垂れ流している。

「あああ……早く私のオマンコにもくださいぃぃ……」

 床の二人も切なげに眉を歪め、足を舐めて媚びた。悠二との性行為がもたらす快楽に溺れていく声を聞いているだけで腰が痺れ、熱を持ち、子宮が疼き、尻をへこへこと振る。

「悠二さんぁぁ……愛してます……」

「はああ……すてきぃぃ……」

 リサも燐子も、腰を振っている巴の前でベタベタと悠二に甘えていた。肌を湿らせ、あるいは胸の感触を楽しませ、多幸感を強くしていく。

「イクううう! イクううう! あっ、あっ、あぁあ、あんッ!」

 腰の上の巴が身を仰け反らせる。全身に迸る快感に痙攣を起こし、蠕動する胎内は肉幹を挿入したままうねりを上げて肉襞を絡ませる。

「もうやめる?」

「いやだぁ……な、中に欲しいです……悠二さんの精液、子宮にぃぃ……んんんっ、あん! ああっ、あっ、あっ、けどッ、ああん! 悠二さんのオチンチン気持ち良すぎてっ、あああっ、すぐイッちゃうううっ、はあん!」

 絶頂を重ね牝の悦びを刻んでいく巴は、子宮に欲望を吐き出されるために腰を振り乱し、膣肉で陰茎を扱いた。その行為に至上の喜びと快感を覚え、陶然としている。

「あの調子だと、もうすぐ腰が止まらなくなると思います」

「燐子はロストヴァージンしてすぐにそんな感じだったな。懐かしい、すぐにエッチな本性が出たな」

「あうぅ……意地悪、言わない、でくださいぃ……」

 燐子は困ったように顔をして、照れ隠しに唇を重ねていった。コチコチになった乳首を嬲られて息を乱すも、舌に舌を絡めて唾液を啜り飲み、官能に脳髄を痺れさせる。

 肉幹を埋没させて腰を振る巴の声に、順番を待っている誰もが子宮を疼かせた。

 やがて巴が達してぐったりするれば、残る四人でたっぷり快感を与えて主を昂奮させる。その効果が彼の股間に目に見えて現れると、次に指名されたリサが悠二から寵愛を受け取るために彼の腰を跨いだ。




今までの章で最長となりました。攻略するヒロインが五人になればそりゃあ時間がかかるのは当然でした。凄く長かった……。それでも喜んでもらえたならば幸いです。


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幕間の物語:白鷺千聖
01


80話のアンケートで一番人気だった千聖メイン回です。時系列は80話の前です。


 悠二が暗幕を利用して、白鷺千聖と湊友希那を犬として散歩に連れ出した帰り道。千聖により羞恥と屈辱を与えようと考えた悠二は、路上で千聖の尻穴に、肉幹を突き入れた。

 無論、悠二にも暗幕の効果が適用されている。これから繰り広げられる男女の痴態は通行人の記憶やあらゆる記録にも残らない。

 人気の若手女優兼アイドルの尻穴を味わっていると、その感触、体温、肛門のきつさから悠二は昂っている。しかし、尻穴で肉幹を受け入れた千聖は悩乱している。

「ぬ、抜いて……、あぐっ!? お尻の穴っ、変になっちゃうからぁ! 動かないでぇ!」

 慣らされていない尻穴は、突き入れた肉幹をひりだそうと締めつけてくる。入口の締めつけは特に強い。悠二はそこを無理に広げているのだから、彼女が感じる圧迫感も違和感も相当なものであろう。抜き差しするたび、千聖が苦しげに呻くのは無理のないことだった。

「キツイ……、あがっ!? こっ、こんなのぉっ! はふうっ、んぐっ! ぐうううぅっ!」

 千聖の苦悶する姿は、悠二の支配欲を満たしはする。だが彼は、腰を打ちこみながら言う。

「千聖! みんなが見ているよ」

「ひぃっ!? み、みんなが見て……、ひゃあぁんっ!? こ、こんなの、見られて……!」

 すぐに反応して、千聖が愉悦に満ちた声をあげる。キツいだけだった尻穴も、媚びるようにまとわりつきだした。ヒクヒクと震える穴を穿ち、悠二は訊ねる。

「見られながら、お尻を掘られるのは凄く気持ちいいだろう?」

「いいっ! 凄いっ! ケ、ケツ穴、凄いのぉ! あぐぅっ、オマンコにも響くぅっ!!」

 金髪を振り乱して喘ぎ悶える千聖が、主命もなしに自分から叫んだ。

「チンポズブズブッ、気持ちいい! ケツ穴のチンポ、すっごい、気持ちひぃ~っ!!」

 悠二が腰をしならせ肉幹を突き入れるたびに、千聖の膣からはクチュクチュと音が漏れる。尻の刺激に反応して愛液を滴らせているのだ。同じく、腸内にもトロリと体液が溢れ出していた。

 興が乗った悠二は、角度を変えて、膣側を刺激するようにスンスンと突きいた。

「おふぅっ!? ジンジン来ちゃうっ! ああっ! これ、好きぃ! ケツ穴好きぃっ!」

 自分から快楽を求めるように、千聖がカクカクと腰を振り始めた。白い尻をツンと上げ、悠二に押しつけてくる。窮屈な体勢ではあるが、やめる気配を見せないので千聖も性欲を満たすことを優先しているのだろう。

「あふぅんっ! もっとシてぇっ! 私のケツ穴、滅茶苦茶にしてぇぇっ!」

 悠二に柔らかな尻たぶがムニュムニュと擦りつけられる。肉幹の根もとや陰嚢が当たり、うねる直腸の感触と相俟って、腰全体が熱くなっていく。

「おふぅっ! 太いトコ、すっごくいいっ!? あーっ! ウンコしてるみたいっ!」

「何がアイドルだ……! キモイ!」

 遠巻きにしていた通行人の一人が、吐き捨てるように言った。けれど千聖は、耳にするなり腰を振って悦んだ。

「あぁんっ! 私、白鷺千聖はぁ、薄汚い牝犬ですっ! ヘンタイで、ごめんなさいぃっ!」

 自虐して千聖は快感を得ているようだ。愛液の甘酸っぱい臭いは、ますます強くなり、押しつけられる尻もぬめりをまといだす。

「ウンコの穴ズボズボ、気持ちいい~っ! んぉっ! あくうぅっ、んほおおっ!」

 快感に溺れ、夢中になって喘ぐ千聖に、先程と別の通行人が冷たく言い捨てた。

「動物みたいな声……。本当に人間じゃないみたいじゃねえか!」

「おはぉっ! ああっ! 私は、犬ですっ! 牝犬のくせに、アイドルしてましたぁ! おひぃぅ!? め、牝犬千聖のっ、ケツ穴セックスッ! みんな見てぇっ!!」

 どんどん自分を卑下していく千聖。その度に、彼女の全身は火照り、息が荒くなり、腰遣いも切羽詰まった小刻みなものになっていく。

「ぁあぁぁっ! もうっ、わたし……、みんなの前でっ! おおっ!? 気持ちいいのぉ!?」

 乱れた髪の間に見える犬の首輪。白い尻を出入りする肉幹。肉体的な快感と嗜虐心と支配欲が交じり合い、悠二は眩暈するほどに快感と達成感を得た。

「そろそろ出すぞぉ~! ほら、みんなに見られて、ウンチの穴でイきなさい」

「はいっ! ケツ穴でイきますぅっ!! ヘンタイな白鷺千聖はっ、ウンコの穴でイきますぅぅっ!!」

 宣言とともに、千聖は大きく背を反らした。全身をビクンビクンと突っ張らせ、深夜とはいえ衆人環視の前で絶頂へ到達する。

「おおっ! おっふぉぉっ! みっ、見られてイくのっ、気持ちいいぃぃ~っ!!」

 悠二の下半身に生温かい液体が噴きかかった。千聖が潮を噴いたのだ。悠二のズボンや靴が千聖の潮がかかり濡れて汚れる。

「い、イッちゃったぁ……。みんなの……前でっ。んひっ! 私っ、もう……」

 陶然とした顔で呟くとともに、尻穴がギュウっと窄まり、その刺激は悠二にも快美であった。千聖の体内に白濁液が放出される。

「ぐひっ! おおぉ! ん、おぉ、おほぉっ!?」

 直腸に熱い白い奔流を浴びて、千聖はまたもや達した。

「ひっ!? あ、熱いのがぁ、ケツ穴に! 出されているぅっ、ヘンタイのケツ穴オマンコに出されちゃってるぅ! ああんっ、またイきます! イクぅぅっ!!」

 悠二の体液中毒の彼女にとって極上の快楽である。尻の中も、入口も、ギュウギュウと締まり、ご主人様の肉幹から精液を搾り取ろうとする。喘ぎながらサンバのようにカクカクと腰を振っている。

 その様子を、通行人達が怯えた表情で見つめていた。千聖の振舞いは狂人の所業としか思えないだろう。

「あはぁっ。お腹の中ぁ、タプタプ……。うふ……。気持ちいいぃ……」

 悠二の射精が終わっても、千聖はヘコヘコと腰を振り続けた。そして、蕩けた声で呻く。

「みんな、見てぇ……。ヘンタイ牝犬の白鷺千聖はぁ、ケツ穴ぁ、大好きなんですぅ……」

 そう言うようにと悠二が命令したわけではない。自らの意志で言っているのだ。そのことを、本人は気付いているのだろうか。白鷺千聖の調教をより完成に近づいていた。

 千聖は脱力して土下座するような体勢で地に伏せる。

「あ、おぉ、おおぉっ……うぉあぁっ……」

 半開きの唇から、だらしない淫乱な声が漏れ出ている。半開きの唇からは、だらだらと涎がこぼれて、路面には液だまりを作っていた。そんな彼女の背後に悠二がまわると、千聖の肛門を指で突っつく。

「んひっっいいふうぅああああああああぁほぉおおっ!?」

 ぶばっ、とはしたない破裂音が鳴り、千聖の肛門からジェル状の白濁便が噴き出した。肛門をこじ開けながら漏れ出るそれは尻尾さながらに繋がって、路面に積もってゆく。ねっとりとぬめるその精液に肛門を擦られるたびに、おぉ、おぉ、と二人はケダモノじみた淫声をあげた。

「いい声で鳴いてくれるね。愛してるよ千聖」

 恋人の醜態を見物しながら、悠二は千聖を褒めた。

 千聖の尻から漏らしている悠二の精液を、這いつくばる友希那が涎を垂らしながら物欲しそう見つめ、臭いをスンスンと嗅いでいる。顔を近づけすぎて噴き出す精液が顔にかかっている。それでも無心に臭いを嗅ぎ、表情を蕩かして腰を揺らしている。

「はっ、はひゅっ……うぐっ……おぉ、ふうぅあぁ……」

 たっぷりと時間をかけて、千聖は精液を排泄し終えた。

 調教によって感度が増した肛門へ精液を勢いよく注がれ、また逆に勢いよく精液が噴き出すことで延々と擦られたのだ。延々と休みなく肛門で絶頂をし続けていたようなものである。千聖はすっかり脱力しきって息を荒げている。千聖の肛門は伸びきって淫唇さながらに捲れ返り、はしたなくヒクついている。

 悠二は手提げ袋から犬の尻尾型バイブを取り出す。それを千聖の肛門へ深々とねじ込む。千聖が排泄した精液を啜り飲んでいる友希那の肛門へもついでにと同じタイプのバイブをねじ込んだ。そして悠二がスイッチを入れると、モーター音が鳴り響き、激しくうなった。

「おあっ! あっ! あぁうぅうおああっ! ん、んぎっ! うぁああああぁっ!」

「んんんくううぁっ!? あっあ、あうっ……ん、んくっ、ひぃあぁあぅうぁああっ……」

 激しく首を振るバイブレーターにつき動かされて、二人の腰も大きくうねった。千聖と友希那の肛門が刺激されて、快楽が全身を駆け巡っているのだろう。

「さあ、二人とも帰るよ。まだまだ、たっぷりと教育して(可愛がって)あげよう」

 こうして、帰宅した悠二は今宵集めた恋人たちとの性の饗宴を心行くまで楽しんだ。



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グレイフィア・ルキフグス編
01 (帆波、鈴音、千聖)


お待たせしました新章開始です!


新作もはじめました!
https://syosetu.org/novel/221176/


 その日、桜庭悠二は朝食をとりながら朝食を作った堀北鈴音に褒美を与えていた。

 ソファに浅く腰掛ける悠二の左右から一之瀬帆波と白鷺千聖が悠二に食事を差し出すために座っている。

 彼女たちによって差し出された食事は生温かくてドロドロした中につぶつぶした食感がある。それは、帆波と千聖の口の中でしっかりと咀嚼されるのに伴ってたっぷり唾液と混ざり合った白米だった。

 悠二が千聖から口移しで渡された生温かくトロトロとした白米を飲み込むと、喉の動きから察知したのか、口をもごもごさせている帆波が悠二にしな垂れかかり、頬に両手を添えていく。

「んふぅぅっ……」

 そうして悠二と唇を合わせると、舌を差し込み、そして、口の中のものを移していった。それは咀嚼した手羽先の唐揚げ。生温かい粘液と混じった肉片の食感と香ばしい風味が悠二の口にも溢れる。油のせいだろうか、帆波の唇はつるつるしており、それが艶めかしく悠二は率先して帆波の唇を滑らかに啄んでいる。帆波も悠二の唇を貪り、舌を蠢かし、唾液に乗せて口の中の物を移しきり、ようやく顔を離した。

「んふああ……ふふふ、美味しい、悠二さん……?」

「ああ、とても美味しい。ありがとう」

 悠二は帆波や千聖をそう言って褒めて、彼女らの頭を撫でる。撫でられた彼女らは多幸感に溢れて花咲くような笑顔になる。

 悠二の背後にいる川神舞は四つん這いの身を乗り出して巨乳を後頭部に押しあて、彼の腰に股がっている鈴音は肉幹をきっちり埋めたまま腰を振っている。

「んあああッイク、イクううう! ッッッ! あぁぁッ……」

 食事を進める悠二の目の前で鈴音が何度目かの絶頂に至り、全身に微かな痙攣を起こした。彼女の美しい黒絹のような黒髪も振り乱れている。

 しかし腰は彼の陰毛帯に陰核を転がすように回り続け、アクメ収縮している肉襞が陰茎を擦っていた。

「あんっ、あんっ、悠二さんのオチンチン、ああっオマンコにいっぱいぃぃっ、あん、はあああッ、しゅごい気持ちいいッ」

 M字に開脚して、桜庭悠二専用に開発された牝穴が雄々しい肉幹をずっぽり咥え込んでいるところ見せ付けながら、後ろに手を付いて腰を踊らせる鈴音。彼女が分泌させている白い粘液が腰でこね回され、肉幹の根元にぐるりとこびり付いている。

 悠二は左右から差し出される食事をとり、鈴音の胎内を肉幹で味わう。

 両手は鈴音の乳を鷲掴みにして、思う存分揉みくちゃにし、感触を堪能している。コチコチになって頭をもたげている鈴音の乳首をクリクリと摘まみ捻って鈴音を軽いアクメに導き、膣道のうねりを誘発させて楽しんでいた。

 また悠二の指が、気紛れに鈴音の乳頭を摘まむ。

「んひいいいッ! ッ! ッッ……」

 鈴音が顎を突き上げ、胸を反り返らせた。全身がビクビクと跳ねている。それが落ち着くと、彼女の腰は縦に揺れだした。

「あ、ああっ、んぅ、んうう! イク、イクうううん!」

 胸の先端を悠二の指がクリクリと嬲るたびに鈴音の身体に電撃が突き抜け、白い閃光を迸らせる。

「ちょうどいい、喉が渇いていた」

 悠二は鈴音の乳首に吸いつき、母乳を飲み咽喉を潤す。これ以降、食事は帆波と千聖の口移しで飲み物は鈴音の母乳を飲むことになった。

 鈴音を愛撫することは続けていて、彼女の腰が面白いように跳ね上がり、肉の隙間が屹立を締め付ける。

 結合している辺りからズヂュズヂュと淫らな音が響き、時折飛沫が飛散する。覗き見える肉幹には鈴音が吐き出した様々な液体が擦り付けてられ、妖しく濡れ光っている。

「ああッ、ああん……膨らんでるッ、膨らんでるぅ、悠二さんのオチンチン、ピクピクしてぇぇっ、あああああッ! んうううううッ! ッッッ! ッ、あああッ……熱い、熱いのぉぉっ、いっぱい、いっぱい……」

 下の口から与えられた白濁した精に、鈴音は恍惚に緩んだ表情を浮かべ、法悦の淵に沈んでいった。

 

 ◇◆◇

 

 朝食を終えたあと、悠二は街へ出た。今日はギブスンからもらったアイテムを使うつもりだ。

 

桃色るるぶ

旅情報の雑誌。持ち主の好みの異性に出会える場所と時間を、数多く掲載している。

 

 これは使用回数が五回と制限があるので貴重なのだが、さらに恋人を増やすために多く使用することを悠二は躊躇わなかった。

 現在、籠は三つ、愛の矢が五本。出来ればもっと籠と矢を増やしたい。

 そう考えつつ、家を出る前に雑誌で必要な情報を確認して、雑誌に記載されていた場所へ移動するため駅まで向かう。海が近い街なので風が気持ちいい。

 やって来たのは駒王町。ここで自分の好みである異性と出会えるきっかけがあるらしい。

「よく分からないところもあるが、とりあえずは言われた通りに動いてみるか」

 悠二がラブ・ハンターを起動させて、駒王町を散策している。探す対象はモンスター表示を81点以上にした。狙うはUR。

 ラブ・ハンターには対象となるモンスターの表示はなかったが、桃色るるぶに記載されたことが起きた。指定された時間と場所に行けば、桃色るるぶにある通り美人がビラを配っていたのでそれを受け取る。

「これでいいのか……。しかし、なんだ、これは?」

 悠二が胡乱げに見ているのは『あなたの願いを叶えます!』と書かれたチラシだった。桃色るるぶによればこれが悪魔を召喚するための呪符としても機能するのだ。

「次に出会える娘は悪魔なのか……」

 異能を扱う川神舞が既に恋人にいるが、人外は初めてだ。好奇心が刺激された。さっそく帰宅して召喚する準備をする。

 悪魔の召喚となれば恐ろしい代償を支払われそうであるが、桃色るるぶはなんとも、細やかな心配りができるアイテムだった。悪魔の召喚についての説明も書いてもらえているのだ。

 悪魔が仕事として願いを叶える際は、原則として契約した者のみ契約を達成した後で魂を奪う。そして契約者以外の無関係な人間からの魂は奪わないことにしているのだが、近年では魂の代わりに物品を代価として受け取ることも多いのだという。今回も代価は物品ということにする。この物品も桃色るるぶの通りに用意した高価なワインだった。少々値が張るが、必要経費かと割り切れる程度の額だ。

 居間のテーブルをどかし、中央に呪符を置いて、手続き通りにすれば呪符が発光した。逆巻く風と光、召喚の紋様が燦然と輝きを放つ。

 悠二がラブ・ハンターを用意する。光の奥から現れたのはメイド服を着た美女だった。悠二の美貌に瞠目した。探索対象が先程と同じ設定であるラブ・ハンターも反応を示した。

 その美貌は、玲瓏とすみきっているのに春の靄みたいに霞み、太陽のように明るいのに、月光のように神秘的。まるで天から降りて来た女神のようだ。メイド服を着て、ホワイトブリムを頭に着用している。

「えっと、あなたが悪魔なんですか?」

「はい。私の名前はグレイフィア・ルキフグス。サーゼクス・ルシファーの眷属、『女王(クイーン)』を務めています」

 銀色の髪を三つ編みにした、色気漂う美女──グレイフィアは、身に着けたメイド服の上からわかるほどの豊かな胸と大きな尻。腰はきゅっとしまっており大きな尻や胸との対比でより腰回りが細く見えた。左手の薬指には結婚指輪が嵌められており、彼女が人妻であることを証明していた。

「これはご丁寧に……、桜庭悠二と言います。よろしくお願いします」

 うやうやしくお辞儀をして挨拶するグレイフィアに釣られて、悠二も自己紹介をした。

「グレイフィアさんは見た目が人間に似ていますが、悪魔は人間そっくりなんですか?」

「たいていの悪魔は人間の姿に酷似しています。ですが」

 グレイフィアの背から蝙蝠のような翼は広がった。それとともに中空へ浮き上がる。

「!」

 悠二は瞠目して息を飲む。

「私はこのような翼を持っているのは、人間との違いになりますね」

「こいつは驚いた……」

「ご納得していただけましたか?」

「ああ、納得したよ、ありがとう」

 悠二は首肯した。

 そして代価を示して交渉の末に、グレイフィアとの契約が結ばれた。契約の内容は「ラブ・ハンターの標的になること」。スマホゲームと勘違いしたことがグレイフィアにとって今後の人生を狂わせる、転換点(ターニングポイント)となった。

「ありがとう。それじゃあ、ラブ・ハンターを使わせてもらうよ」

「かしこまりました。それでは、私は何をすればよろしいでしょうか?」

「そうだな。まず、そこに立っていてくれ。君に向かって矢を放つ。勿論、このスマホでのことだ。それを受け止めて欲しい」

「? わかりました」

 悠二は矢を放つ準備をする。捕獲するのに果たして矢は足りるのだろうかと不安に思う。反面、グレイフィアに矢を受けることを承諾させたことが成功率の向上につながるかもしれない、と言う希望的観測を持っていた。

 矢を放つ。

『捕獲しました』

 成功音と一緒にメッセージが出た。

 

レア度:SSR 点数:95

氏名:グレイフィア・ルキフグス

年齢:?????

レベル:0

交際経験:1人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:アナルに興味あり

好感度:無関心 (27)

身長:174cm

体重:65Kg

3サイズ:B110/W60/H92

バストカップ:J

 

 スマホで確認した。湊友希那、一之瀬帆波、白瀬咲耶に続いた四人目のSSRだった。こうも短期間にSSRを捕獲できるとは、まるで幸運の金貨を使い果たしていないかと不安に思うほどだ。

グレイフィアは見た目に違わない豊艶な肉体美が数値にも表れている。彼女の肢体を味わうのが楽しみだ。しかし、好感度はとても低い。初対面だから仕方ないとはいえ無関心だった。これもまた、好感度を上げる楽しみが増えたと考えておこう。年齢が表示されないのは人間ではなく悪魔だからだろうか?

「な、なに、が……?」

 自分に何か変化が起きた察したらしい、グレイフィアは焦燥の表情を浮かべる。スマホの画面から顔を上げた悠二と視線がぶつかる。

 ただの人間と思っていた眼前の男が先程とはまったく違うように見えた。それは、未だかつて遭遇したこともない大きな存在と対峙したように感じた。

 グレイフィアは自分という存在が、何かによって塗りつぶされるのを感じた。塗りつぶされて、見えない何かで自分が縛られていく。最上級の悪魔である彼女でも抗えない力が自分を包み込んで行くのがわかる。

 彼女は自分が何か恐ろしいものに囚われた虜囚であることを自覚した。




グレイフィア・ルキフグス
第10のヒロイン。『ハイスクールD×D』に登場するキャラクター。


皆さんからのリクエストも多かったキャラクターだけに、動かすことに緊張しますが私も好きなキャラクターなので頑張って書きます。悠二とグレイフィアにして欲しいことがありましたら、メッセージなどでご意見いただければ参考にさせていただきます。(必ず採用するとは限らないことをご容赦ください)


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02 (グレイフィア)

グレイフィアにしてもらいたいこと応募ありがとうございます。みんなでグレイフィアを調教しましょう!


「えっ? なに? どうして?」

 グレイフィアは思わず礼節の鎧を脱いでしまうほどに混乱している。悠二はそんな彼女を抱き締める。

 シャワーを浴びてないので、体臭と汗の生々しい臭い、香水、髪の匂いが混ざって複雑な香りである。それを悠二は肺腑一杯に吸い込む。

「いやっ、離して」

 最上級の悪魔であるグレイフィアならばその膂力だけで悠二を容易く振り払える。彼が柔道黒帯で身体も鍛えられていてもグレイフィアには敵わない。それでも彼女は悠二を拒むことが出来なかった。それはしてはいけないという強い思いが胸中で生じていた。

「契約はさっきので終了。そして本題はこちらからだ」

「いいえ、もう二度と会いません」

「それが許されるとは本気で思ってはいないだろう?」

「──っ!」

 魔王クラスの実力を持ち、『最強の女王(クイーン)』、『銀髪の殲滅女王(クイーン・オブ・ディバウア)』とも異名を持つグレイフィアは、ただの人間に抗えず言われるがままになっている。彼の言葉で身震いすらしていた。

「二度と帰さないとは言ってないんだ。これから時間をかけて調教してあげる」

「や、やめて……」

 自分よりも圧倒的に弱小な存在であるはずの悠二に言葉を拒絶するだけで、得体の知れない恐れを感じた。気丈な彼女はあまりの事態に、怖じけづいてしまった。グレイフィアを知る者にとって実に驚愕すべき光景だ。

 まるで寒さに凍えるようにぶるりと震えたグレイフィアを、悠二は寝室へ誘導してからキスをしようとする。

「キスは嫌」

 しかし、きっぱりと拒絶されてしまった。まあ、いいと悠二は割り切る。いずれ好感度が上がったら自分からキスをねだるようになるのだ。

 悠二はグレイフィアの銀の髪を鼻でかき分けてうなじへ唇を付けると、びくりと女体が震えた。

「だ、駄目……キスマーク、つけないで……バレちゃうから」

「分かった分かった……」

悠二は内心、興奮した。他の男と婚姻関係にある女を、掠め取ろうとしているのだ。キスの代わりに、うなじを舌で嘗めあげて、情熱的に愛撫する。

「それじゃあ、アレをやってもらおうか」

 悠二が言うアレとは、フェラチオだ。グレイフィアを膝立ちにさせ、その眼前に肉幹を突きつける。彼女の瞳が亀頭を見つめ、目を逸らし、また凝視する。

「じゃあ、よろしく頼むよ」

 恐る恐る伸ばした舌先が亀頭に触れた。フェラチオは旦那相手に経験済みなのだろう。データによれば夫のサーゼクス・ルシファーしか男性経験がないらしい。そのためか、悠二に対しては乙女じみた臆病さで舌を震わせている。

「ん、ぐぐ……」

 ソフトタッチの優しくて丁寧なフェラだ。色っぽい唇で竿をしごき、肉幹を深々と挿入してゆく。竿肌を撫でる呼気の熱さ、竿裏に触れる舌のぬめり。亀頭に吸いつく内頬の柔らかさ。それらを堪能しながら、咥えたまま舌で亀頭の先をペロペロする。激しくは無いがとてもまったりしている。

「ああ、いいね。良い感じだ」

 グレイフィアは前後に首を振り始めた。すぼめた唇でしごく口唇愛撫だ。最初はぎこちなく、だが二度、三度首振りを続けるうち、熱い唾液が竿肌を濡らし始めた。それを潤滑剤にして、ぬらぬらと唇を滑らせる。

「は、ふあ、んあ……はふ、んうっ……」

 その動きが滑らかになるほどに、グレイフィアの瞳も陶然としていく。先程、悠二に嘗められたことで付着した唾液、そしてフェラチオをしたことで口内に取り込まれた悠二の体液によって、グレイフィアは既に悠二の体液中毒になっているのだった。

 ちゅぽっ、ちゅぽっ、ちゅぽっ、と繰り返し頭を振る。時々、顔を上げて大きく息継ぎをする。目の前に肉幹がピクッと脈打つと、優しく労わるように舌先で亀頭をくすぐる。そしてまた亀頭を咥え込み、頭を振る。

 悠二によって与えられた中毒性によって、グレイフィアは唐突に目覚めた飢餓感に戸惑った。戸惑ったものの、その戸惑いもすぐに霧散してフェラチオをすることに集中する。

 悠二の体液を嘗めて飲んでいるだけで、痺れるような鈍い快感が全身に広がる。それによって彼女が戸惑っても思考が持続しなかった。

 貞淑な妻が、夫を悦ばせようとしているかのような、心尽くしの舌使いが心地よい。なんとも優しく丁寧なフェラチオだった。

「は、あ、んんっ、はあ、んむ……んん、んふっ……」

 グレイフィアは溺れるように淫戯に没頭してゆく。いつしか、そのクールな表情が崩れ、うっとりと首振りを続けていた。今の彼女は、悠二の肉幹に奉仕することに、満足感を覚えはじめていた。口内を埋め尽くす肉幹の太さ、熱さ、鼻腔を遡る濃厚な牡臭にすら幸福を感じずにはいられなかった。

「心のこもったフェラチオだ。ご主人にはいつもこんなふうに?」

 夫婦の営みを覗き見られたような心地なのだろう。グレイフィアは黙って瞳を伏せた。

「さあ、そろそろ出すから口で受け止めてくれ」

 悠二は言うなり、白い欲望を思いきり解き放つ。

 びゅっ、びゅく、どぷぷ……大量の白濁液が口腔内にぶちまける。脈動する肉幹を咥え込んだまま、グレイフィアは激しくもがいた。ぶちまけた精液を口腔へ流し込む。

 肉幹が精を注ぎ終えると、グレイフィアは身体が床に崩れ、口から肉幹がずるずると抜け落ちる。

「精液は吐き出しては駄目だよ」

「はっ、はぁっ……ふうぅ……はふ、けひゅっ……」

 グレイフィアが精液臭い呼気を吐き出すたび、彼女の胸が激しく上下していた。悠二の指示に不承不承従うグレイフィアは、力なく呻きながら眉根を歪ませる。

「よく、咀嚼するんだ」

「ん……くちゅ……くちゅ……んうぅ」

 口の中でくちゅくちゅと音を立てながら、グレイフィアが精液を咀嚼する。

 嫌であるはずなのに、グレイフィアは徐々に夢中になって口に含んだ精液を味わい続けた。美味しいとは言えない味のはずなのに、美味しい。何故これほど味わい深く、奥行きのある味なのか。どうして、こんなに夢中になってしまう味なのか。グレイフィアはわからない。

「飲んで」

「っ……ん、……ぐぅ……おぇっ」

 精液を飲み込むが咽てしまい、せき込むと逆流した精液が唇からゴポリと溢れた。とっさにグレイフィアはそれを指で掬い取り、嘗めていた。本人も自覚していない行動だった。

 口を濯ぎたい、そう願うグレイフィアを洗面台へ案内する。寝室に戻っていた悠二は戻って来たグレイフィアへ新たな指示を出す。

「服を脱いで」

 険しい眼差しで悠二を見つめ、グレイフィアは服を脱ぎ始めた。

「ストップ。ちょっと待って」

 エプロンを外し、タイを緩め。ブラウスのボタンも外したままだ。彼女に命じたのはパイズリ。半脱ぎ状態の彼女にパイズリをさせようというのだ。そのため、ブラジャーだけは外させた。刺繍がいっぱい入った黒のブラジャーはとてもおしゃれなデザインに見える。

 悠二はあえてまだおっぱいは見ないようにして、パイズリをグレイフィアにさせようと企んでいた。




次回:パイズリからの本番にしたいと思います。


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03 (グレイフィア)

 グレイフィアはブラを捨てて、豊かな乳房をむき出しにする。雪花石膏の肌の美しく大きな乳房だ。大きめの薄桃色の乳輪の真ん中でボコリと内側に陥没している同じ色の乳首。

 悠二の視線が自分の乳首に向かっているのがわかったのだろう。僅かだが羞恥の色を浮かべている。

 これから、半脱ぎ状態のグレイフィアにパイズリをさせる。白く柔らかな谷間へと、勃起した肉幹を導いて、むにぅと挟み込む。

「はむ、ぬちゅ……」

 左右からおっぱいを押し付け、むにむにと乳圧で肉幹をしごきながら。グレイフィアは形の良い口で亀頭を舐め、先走りを嘗め取って、啜る。

 献身的なパイズリは、まるで肉幹を崇める儀式のように見えて、悠二の支配感は刺激する。美しい女が、自分の肉幹を崇め、献身的に奉仕する。悠二は美女の銀髪を何度も撫でた。滑らかで、生命力に満ちた、新雪のような銀髪を。

 左右から乳房を押し当てつつ、上下にも動いて肉竿を擦り上げる。

「グレイフィアのパイズリ、気持ちいいよ」

「ありがとうございます……」

 一ミクロンも嬉しさがないと分かる言葉を言いながらも、グレイフィアは肉幹をしごく手は緩めない。弾力たっぷりのおっぱいが、ぷるんぷるんと弾みながら、上下に行ったり来たりする。むにゅり、むにゅりと形を変え、ペニスを挟み込む豊満なバスト。その狭間で、悠二は絶頂に達した。

「おぉ……。そろそろ、出すよ」

「っ!……あぁ」

 どぴゅどぴゅっと乳のあいだから白濁液が飛び出して、美しき悪魔の髪の毛を、顔を、汚していく。降り注ぐ熱い液体を、グレイフィアは避けることもせず、受け止めた。

「すっごい匂い……」

 べったりと顔にかかったザーメンを、うっとりとすくい取り、口に運んで、ちゅ、ちゅうっ、と嘗め取っていく。悠二は射精の余韻を楽しみながら、その光景をゆっくりと楽しんだ。

「そんなに夢中になってくれるなんて嬉しいよ」

 悠二がそう言うと、グレイフィアはハッとなって我に返る。

「ち、違います! そんなこと……」

「恍惚とした顔で精液を嘗めてたくせによく言うよ」

「……っ!」

 まるで過去の自分を蹴飛ばしてやりたそうに、グレイフィアは苦々しく顔を歪めた。

「まあ、いいや。じゃあ、脱いでくれ」

 険しい眼差しで悠二を見つめ、グレイフィアは服を脱ぎ始めた。

「ストップ。ちょっと待って」

 グレイフィアは下着姿になったところで止めた。このまま全部脱がすのはもったいないと思い、もう少し眺めたい。

 下着はとても高級なデザインに感じた。刺繍がいっぱい入った黒の高そうなものだ。

 ショーツはビキニラインが少し切れ込んでいて腰の部分の幅が狭くてエロい。神秘的な美貌とスタイルと下着がとてもマッチしている。服の上から見えた通り、腰はくびれている。お腹はぽっこりとはなっていないし、タプタプたるんでもいない。そしてお尻が大きくて腰回りはむっちりしててボリューム感がある。

 太ももはムチムチしてるのに膝から下が細いせいか太く見えない。足首のところがキュッと締まっている。

 二の腕はタプタプしてて柔らかそうで、指は細くて長い。はやくこの指に肉幹を握らせてみたい。

「よし、じゃあ全部脱いで」

 グレイフィアは黙々と脱ぎ捨てる。

 悠二はグレイフィアの裸形をじっと見つめる。

 グレイフィアの裸は圧巻の一言だ。

 素晴らしい身体だった。女性としては背が高めの体つきは、これ以上なく均整が取れている。色香に満ち溢れたプロポーション。

 バストが一〇〇を超えるだけあって、おっぱいも垂れているだろうなと考えていた。だがグレイフィアの胸は想像を超えていた。この大きさなのにわずかにしか垂れていない。このサイズでこの胸は奇跡的な均整が取れていた。

 銀色の陰毛は濃いめ、割れ目はここ最近開発している恋人たちよりも慎ましやかなほどで、お尻はまだ見えないが形といい肉つきといい最高であることは間違いない。どこに触れても柔らかいことは間違いない、極上の人妻ボディ。

 悠二はグレイフィアの後ろに回り、首筋にキスしながら優しく胸をまさぐった。

「そんなことしても無駄です。私は胸では感じません」

「好きにやらせてもらうよ」

 悠二はグレイフィアの背中にチュッ、チュッと軽いキスを繰り返しながら自分も裸になった。彼がベッドへグレイフィアを連れていこうとするが彼女は言った。

「シャワーを使わせてください」

「いいよ。ちょっと待ってくれ。これがバスタオルです」

 グレイフィアはタオルを受け取ると黙ってユニットバスへ消えた。

 シャワーから出てきたグレイフィアの手を取りベッドへ寝かせ、悠二もそのそばで横になる。

 乳首を口に含み優しく舌で転がしながら、反対の胸は左手で揉んでその柔らかさを堪能する。グレイフィアの胸はその形に似合わず柔らかい。しかも大きいのでとても揉み甲斐がある。

 右手は股間へ伸ばしてクリや割れ目を優しく丁寧に刺激する。毎日、回数で言えば三桁に及ぶほどセックスをしている。女性の喜ばし方は心得ていた。とにかく優しく丁寧に。女性がじれったく感じるくらいに攻めている。最初は、これくらいの塩梅でいこう。

 五分も続けているとグレイフィアは体をモジモジさせ始めた。体温も温かくなっている。指を入れて内壁をコリコリこする。グレイフィアの中は火照った肌よりもさらに熱い。そしてすぐに愛液が溢れてくる。かなり濡れやすい体質であるようだ。

 肢体は大きく脈打つ。グレイフィアは苦悶と喜悦の呻きを漏らす。

「んひぎぃっ! んふぐぅ! おぐっ、う……! うぐううぅっ!!」

 グレイフィアは甘やかな喘ぎを無理矢理抑え込んだ。そのせいで、端麗な顔は快楽と苦悶の間を行ったり来たりしながらグチャグチャになる。悠二の指を咥える肉溝が愛液をブチュブチュと吐き出し、ビクンビクンと痙攣している。

 悠二は彼女本人が感じないと言っていた乳房への愛撫を始める。彼はたっぷりと時間をかけてグレイフィアの爆乳を揉みほぐし、乳輪を徹底的になぞる。その手つきは愛情深く、丁寧だった。そして快感に刺激されて、窪んだ乳首は勃起させる。

 最初は抗い、感じまいとしていたグレイフィアも一時間が経過する頃には官能の炎に炙られ、身体を火照らせ、ピンと乳首を尖らせ、顔を蕩けさせて喘いで、指の食い込んだ乳肉を震わせている。

「いい塩梅だな。今、軽くイったな」

「ヒ、ヒッてない……! くっ!? ああ……、イッへなひぃ……ですぅ……、へあぁっ」

 頑なだがグレイフィアは官能に溺れ、呂律が回らなくなっている。

「そうかい? じゃあ、あと一時間くらい続けようか。乳首がこんなに元気でピンとなっているし、もう少しでイケるだろう」

 悠二は加虐的(サディスティック)な笑みを浮かべている。張り詰めて震える乳首の弾力を確かめるように指を擦りつける。

「はぅぅっ! ふっ、くぅぅっ! ま、待っへ! す、少しだけ……! イきました! ……も、もぅ、やめてぇ……!!」

「まあまあ、そう言わずに」

 悠二はグレイフィアの左右の勃起乳首を摘まんで、そのままグイと引っ張りあげる。乳首から生じた強烈な快感にグレイフィアは声を上げる。たちまち絶頂へと到る。乳首で感じることが初めてであるグレイフィアには、その快感は殊更に強烈だった。

「ヘアアアッ!? イ、イッれるぅ! イッてますぅ! ちゅ、ちゅまないでぇ! 引っ張りゃにゃいでぇ!」

 身体中を駆け巡る快感に抗えず、絶頂したことを認めるグレイフィア。敏感な乳首を摘まみ擦られる快感に、グレイフィアの絶頂が止まらない。だらしなく涎を垂らす口で歓喜の声を上げ、膝をガクガクと震わせている.

悠二は乳首を摘まむ指に力を込めた。

「ひぃいいいいいっ! イぐっ! イぐっ! イぎゅウウウウウウッ!!」

 一際激しい絶頂に、グレイフィアが全身を跳ねさせる。グレイフィアがぐったりしている様子を確認すると、悠二はようやく乳首から指を離した。

「そろそろ良さそうだ。入れるよ」

「ちゃんと……ちゃんと、着けてください」

 火照った顔で悔しそうに唇を噛むグレイフィアに、悠二は昂りを禁じ得ない。悦情が煽られる。

「いいよ。なんなら着けてもらえるかい? その方が確実だ」

 悠二がコンドームを差し出すとグレイフィアは黙って受け取り肉幹に装着した。手慣れている。きっと旦那にも着けているのだろう。

「入れるよ」

「今日はまだちょっと危ない日です。絶対に外へ出してください」

 兎に角、悠二はグレイフィアの意向に従った。

「分かった。外で出そう」

 中出しは好感度が上がるまでは我慢しようと思う。

 濡れ光る肉襞をゴム越しで亀頭の先で小突きまわすと、グレイフィアの腰がビクンビクン跳ねる。

「うっ……、んゥウウウウウウッ!!」

悠二はゆっくりと肉幹を挿入した。

 挿入の瞬間、グレイフィアは一瞬だけ声を出した。

「塩梅はどうだい?」

「と、特に、ありません……」

 柔らかい肉壁が肉幹を包む感触を味わいながら、ゆっくりゆっくり動く。この肉幹にまとわりつく感じは今までの恋人たちよりも上だとというのが、悠二の所感である。悪魔とはそういう体なのか、それとも彼女個人の体質なのか。

「んひぃっ!? へぅ……。はヒィィィィィィィィッ!!」

 これが生だったらもっと気持ち良いのだろうと想像する。生で交合するときを楽しみに思う。

「すっごく気持ち良いよ。最高だ。毎日抱いて気持ち良くしてあげたいくらいに」

 悠二は舌先でチロチロとグレイフィアの耳たぶを嘗めながら、耳元で褒め言葉をささやく。女性は褒めて、褒めて、褒めまくるというのが悠二の主義だ。

「は、早く終わって……」

「ダメ。あなたみたいに魅力的な女性とセックスして、すぐ終わるなんてもったいない。もっともっといっぱいセックスがしたい」

 悠二の鍛えた性技を受けて、グレイフィアは口に手を当てて声を我慢しているように見えた。おもむろに、右手でピンと立つ乳首をキュウよ摘まみあげた。乳首から伝わる快感に、グレイフィアは腰をビクンと跳ねる。

「ひぐぅっ!? ひぃっ!? ちゅままなぁぁっ!! んふぅっ! んふううっ!」

「あなたをもっと感じさせたい。色っぽい喘ぎ声を聞きたい。あなたをイカせてみたい」

「いいから、早くイッて」

 悠二は腰を弓のようにしなたせて、動きを速める。右手は乳首への愛撫を容赦なく続ける。グレイフィアの左手は口を押さえ、右手はシーツを握り締めている。

「ううっ」

 グレイフィアの口から小さくうめき声が漏れた。びくんと震えて、体が僅かな間固まって、すぐに緩んだ。軽くイッたのかもしれない。

「イった?」

「……そんなわけ、ないでしょう」

「じゃあ、続けるよ」

「待って、少し休ませて」

「ダメだよ。二人ともイッてないんだから、まだ一回戦の途中だ」

 グレイフィアは悠二の体に抱き付きながら、悠二の肩に口を押しつけて声を我慢している。堪えるために噛みつかれたらどうしようと、悠二はちょっと考えた。今も、痛いとは思わない程度にグレイフィアの爪が悠二の背に突き立っている。

 悠二は奥へ突き上げるように腰を振るい、打ちつける。

「うっ、うっ、うっ、うっ」

 悠二の動きに合わせてグレイフィアからうめき声が漏れる。グレイフィアが抱き付いてきてるのでおっぱいの感触が気持ち良い。肉幹の先はグレイフィアの体内にガンガン当たっているので射精感が込み上がってきている。

「ひぅんっ! んんぁっ! くぅぅっ! ンヒっ!?」

「イキますよ」

「イッて……。早く、終わって!」

 グレイフィアの声に余裕が無く、息も荒い。悠二はグレイフィアの一番奥、子宮の入り口を思い切り突き上げる。グレイフィアはまるで縋るように悠二にしがみついている。

 ズブブッと埋め込まれるこどに、肉壁に柔らかい感触が悠二の下腹部全体に広がった。グレイフィアが昂るにつれ、悠二の昂りも増強する。膣肉が肉幹を咥え込む力が増していく。

 悠二はギリギリまで我慢する。簡単に射精して嘗められる訳にはいかない。グレイフィアのほうも全身に力が入って強張っている。彼女の絶頂は近い悠二は見切った。

「イキます」

「……ええ、来て」

 幾度もピストンして、肉幹を根元まで突っ込んで、一番奥を押し上げ、子宮にぶっかけるイメージで射精する。

「おほォォォォォォォォォッ!」

 グレイフィアは官能に叫ぶ。悠二は外に出しする約束を完全に忘れていた。

 終わった後、悠二もグレイフィアも息が荒い。

「さあ、二回戦目をやろう」

「えっ? ……あんなに出したのに?」

 グレイフィアが驚いた顔をしている。フェラ、パイズリと一回ずつ出してからの射精だ。驚くのも無理はない。

「こんな素敵な人とセックスしてるのに一回じゃ満足できるわけがない。まだまだこっちも元気だ。続けて二回目です」

「待って、待ってください。少し休ませてください」

 グレイフィアは悠二に懇願する。悠二は内心笑いを噛み殺す。グレイフィアは外に出しする約束を守らなかったことに気付いていないのだ。

「ダメだ。昂りを落ち着くのを待つつもりなのだろう? そうはいかない。続けてやるのが気持ちいいのだから。ほら、ゴムもちゃんと付け直しましたよ?」

「い、いや、待って、本当に、お願い」

「キスしてくれるなら、待つよ?」

「分かりました。キスをします」

 非力な人間に脅されて、最上級の悪魔はその脅しに容易く屈指してしまった。グレイフィアには既に悠二は非力な人間には見えていなかった。底知れない、恐ろしい存在に見えていた。

 グレイフィアの言葉を聴きながらも、悠二はそのまま肉幹を挿入した。グレイフィアの秘所にはヌプヌプと埋め込まれていった。グレイフィアは官能に呻いた。

「んふぅー……、あぁん、待つって、言ったではないですか」

「入れたまま待つよ。キスしてくれたら、このまま動かないよ」

「約束ですよ」

 グレイフィアはチュッとキスしてすぐに口を離した。悠二は失笑する。

「そんな子供みたいなキスで許すと思っていたのかい?動くよ~」

「や、やります。ちゃんと、ちゃんとキスしますから」

 肉幹の先を子宮口に当てたまま、グレイフィアは悠二とディープキスをした。麗しき銀髪の悪魔の舌が悠二の口の中へ入ってくる。悠二もそれを受け入れる。最初は遠慮がちだったグレイフィアの舌は、徐々に悠二の舌に応えて良く絡んできた。二人は長々とキスを続ける。グレイフィアは息が荒くなる。舌を絡ませるのも貪欲になっていく。

 どれだけ長くキスをしていたのか、数分は続けていただろう。二人の口が離れると唾液による銀の糸が伸びて、そして切れた。悠二は昂奮していたがグレイフィアも昂奮している。雪白の頬は紅潮して瞳は熱情に潤んでいる。

「キスも終わったし、そろそろ動きますね」

「もう少し休ませてください」

「時間があまりないからもうだダメ。それにグレイフィアの体はチンコを欲しがってますよ。早く欲しいって中がヒクヒクしてる」

「そ、そんなことありません!」

「じゃあ確かめてみようか。動くよ」

 悠二は腰をズンズン突き上げる。強すぎず弱すぎずの力加減である。

「ああぁん、ダメェ」

 グレイフィアが色っぽい声で言った。性交の最中でも礼儀正しかった言葉遣いが乱れた。軽く頭をのけぞらせた後、また悠二にギュッとしがみ付いてきた。悠二はそれをものともせずに一定のテンポで突き上げる。

 悠二はグレイフィアの様子をじっくり観察しながら突いていく。弱点を探すために色々試すつもりなのだ。所感では体を密着させてギュッと抱きしめながら奥を突くとより心地よく感じるのだろうと思った。奥を突くたびに、あんあんと声を上げてむせび泣く。

 時間をかけてグレイフィアの膣を悠二は自身の肉幹になじませていく。

「うっ、んっ、あっ、イヤ、ダメ」

「何が嫌なんですか」

「あん、イキ、あん、たくっ、ない」

 悠二は苦笑する。まったく、この人は男を煽ってるのか。無自覚ならば悪魔的な煽りの上手さだ。

「ほらっ、浮気相手の、若い男の、ちんこで、イクんだ。ほらっ、ほらっ」

 そこからは腰でピストンする。肉幹の先がグレイフィアの体内へガンガン当たる。

 グレイフィアは奥でも感じている。声を我慢するのに必死なようで余裕はない。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あぁーーん」

 グレイフィアの声が色っぽくなってきた。そして、

「ヒィッ!? いぁあああっ! んああ……。ふひっ」

 色っぽい喘ぎは、雌獣の雄叫びのようになった。

 絶頂寸前まで昂る劣情を抑え切れず、グレイフィアは肉幹を咥えたまま腰を揺らす。淫らに腰をくねらせて男の愉悦を煽り、自らも官能の頂へ到達しようとしている。

あとはもう、あとはイカせるだけだ。悠二はギリギリまで射精をこらえて突き続ける。

「あっ、あん、早く、早く、イッて、もう、もう……」

「それじゃあ、イクよ。子宮で受け止めてくれ」

「あぁ……、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! イぐッ! イぐぅうううううっ!!」

 グレイフィアの精神的甲冑はついに破られた。絶頂を受け入れ、喜悦の叫びをあげる。

「あうぅっ……」

 グレイフィアの体がピンと伸びた。悠二はグレイフィアの背中を押さえて、肉感的な美尻を鷲掴みにして、肉幹の先を一番奥に当て続ける。グレイフィアは脱力して時々、ピクンと身体を震わせる。

 グレイフィアは意識があるようだが動こうとしない。恍惚として舌を突き出した顔は官能に溺れている様子だった。

 悠二は自分でゴムを外して、肉幹をティッシュで拭った。

 ラブ・ハンターを確認すると好感度は四一になっている。これで次からは好感度が普通で始められる。次はもっと狂わせてやろうと思った。



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04 (グレイフィア)

前回はミスがありましたので再投稿です。


 グレイフィアと出会って二日目。彼女は昨日言いつけておいたように、やってきて彼女とはラブホテルで性交に耽るつもりだ。そして悠二はシャワーを浴びて、グレイフィアが交代でシャワーを浴びている。

 今の好感度は四一。今日の目標は五〇以上にして、好感度を好意的に変更したい。そしてレベルも『モンスター強化』ができるまでに挙げれば、心置きなく生中出しができるし、グレイフィアの母乳を味わうことができる。

「……シャワー、上がりました」

「お」

 女性の美の体現者が、バスローブを着てリビングへやってきた。しっとりと濡れた、銀色の髪。

 不服そうに眉根を寄せた、美しい顔。端麗な顔立ちに漂っている色気はよりいっそう妖しげに輝いていた。

 Jカップのバストがバスローブを大きく持ち上げ、合わせ目から愛の谷間が覗く。

 官能的な、美と愛の女神のようだ。しかし、彼女は女神ではない、人間でもない。悪魔なのである。

 グレイフィアは、美しい女だ。それが、今日はいっそう、綺麗になったように感じられる。

 悠二は彼女の腰な手を引いて、ベッドへ連れて行く。

 寝室は薄暗い部屋で、ムーディーな雰囲気を演出する間接照明に照らし出されたのは、ハート型の巨大なベッド。

 悪趣味なピンクの布団とシーツが、人工的な光沢を放っている。悠二はにやりと笑うと、グレイフィアの肩に手を置いた。ベッドサイドに、悠二とグレイフィアは並んで腰掛けている。

 悠二はグレイフィアに横から絡みついて、バスローブの合わせ目から手を突っ込み、生乳をわきわきと揉みしだく。

 五本の指が、生地の下で独立した生き物のように蠢いて、乳房の上を這った。

「きゃっ」

「ああ、気持ちいい……弾力があって、柔らかくて、揉み心地抜群だね」

 うなじに顔を埋めると、一心不乱に胸を揉む。あまり乱暴に揉みしだくので、とうとう、はらりとローブが開けてしまった。

 指いっぱいに広がる、柔肉の感触を楽しみながら、ぺろぺろとうなじを舐める。シャワーを浴びたての女の味だ。

「やっ……ああ……」

 うなじを舐められる姿は、まるで吸血鬼に血を吸われる女のよう。そして悠二は、吸血鬼のように貪欲に、女のセックスを求めている。右手が美巨乳から離れ、太もものあいだへ伸びる。

 むっちりとした肉感を楽しむように、太ももを這い上がって、そのまま女性の一番大切なところに触れた。

 こんもりと盛り上がった恥丘へと指を這わせて、淫猥な手つきで執拗に擦りつける。

「ひぁっ、そ、そこは、そこはダメっ!」

「前もしていることじゃないか……そうだ。脚を開いて、綺麗なおまんこを見せてごらん」

「ああ、恥ずかしくて、死んじゃう……」

 顔を両手で覆いながら、グレイフィアはゆっくりと両脚を開いた。

 手マンで刺激されたピンクの入り口は、ひくひくと震えて、物欲しそうに愛液を垂らしていた。

「ほら、もっとよく見せて……」

 顔を隠す手を掴み、ゆっくりと下ろさせると、悠二は彼女の指を女性器の左右に添えさせた。

 そのまま、くぱぁ、と入り口を左右に開かせて、舌で愛撫する。

「んぅぅッ……」

 悠二の舌による愛撫によってグレイフィアの口から艶かしい声が溢れた。

 そして、グレイフィアは悠二に言われた通りに立ち上がると、下品に開いた男の股ぐらのあいだに入った。

 グラマラスな美女が、内股になって、おずおずと腰を下ろしていく。悠二は後ろから 腰を掴んで、その位置を調整していった。愛し合うための穴が、いきり立った肉幹へ、ゆっくりと近付く。

 先走りを垂らす亀頭が、入り口に触れたとき、グレイフィアが躊躇して腰を止めた。が、すぐにまた、ゆっくり腰を下ろしていく。

 ずぷり。

 ずぷ、ずぷり。

 とうとう最後まで嵌まり込むと、ああ、と消えて無くなりそうな声が漏れた。

「グレイフィアの中、熱くて柔らかくて、すごく気持ちいいよ。グレイフィアは、どう?」

「あ、熱くて、硬いのが、わたしの中、いっぱいです……」

「よしよし」

「……ああ、んひゃぁ! あん、そんな!」

 なだらかな腹部に手を回し、がっしりと抱いて固定すると、思い切り腰を跳ね上げる。

 上体が倒れないよう、男の両膝に手を突いて、悩ましく上体をくねらせた。

 メロンのような巨乳が上下に踊り、食欲をそそる裸体が、ダイナミックにくねって、踊る。

「あんっ、やぁ、そんな、激しくしないでぇ……あっ」

 ずぽっずぽっと、音が出るほど激しくピストンする。

「ああっ、こんなの、こんなのぉっ……!」

 入れては戻り、戻っては入る。

 美しく成熟した女の、強烈な肉感を味わいながら、悠二は更に激しく腰を突き立てる。

「くうっ、もうイクっ! グレイフィア、出すぞっ!」

「んんっ! いやぁ、ダメぇっ!」

 言葉とは真逆に、燃えるように熱くなった膣全体がきゅうっと収縮する。

「大丈夫、ゴムはちゃんとつけているから!」

 白濁した精が肉幹の根元から駆け上がり、噴き上がる。

 引き延ばされた一瞬、ひどくゆっくり感じられる瞬間に、悠二は意識を集中させた。

 どくどくどくどくっ

 悠二はなだらかな腹部をさする。

 下腹部を密着させたまま、くたりと力を失った女体を抱き止め、全身に柔らかな重みを感じながら、思う。

「あんっ、あんっ! ダメ、おかしくなっちゃう……!」

「くうっ、いいぞっ、もっと腰を振って見せてくれ、グレイフィア!」

 ハート型をしたベッドの中央で、美貌の悪魔が激しく腰を振っている。

 グレイフィアは騎乗位の体位で男にまたがり、隆々と勃起した男のものをくわえ込んで、突き動かされたように上下運動を繰り返していた。

 大きな乳房をタプタプと揺らし、重たげなヒップが揺れながら持ち上がり、結合部から愛液の泡がじゅぷじゅぷと漏れる。

 肉幹がずるりと抜け出たと思えば、亀頭が見えそうなところで腰が落ち、また、ずぷりと貫く。

 これが不本意な性交であるという意識は、グレイフィアの脳裏から消えてしまった。

 銀色の髪を振り乱し、悩ましく上体をくねらせ、弓なりに反らせては、その魅力的な巨乳をダイナミックに踊らせる。

 両手を伸ばして、圧倒的な膨らみを鷲掴みにすると、力任せに揉みしだく。

「あんっ、おっぱいダメぇ……はぁん……」

「本当に綺麗だ、グレイフィア……最高だよ……」

 グレイフィアの裸体は、名工が造り出した官能的な曲線で形作られているような精緻な芸術作品のようだ。

「くあっ、またイクっ!」

「んはぁっ! んあっ、らめぇっ!」

 渦巻き煮えたぎる奔流が、男の腰から発射される。快楽の絶頂のさなかに、意識が溶け出すよう。

 グレイフィアのその悩ましい肢体が、彼の胸板へしなだれかかってきた。

 柔らかな肌、量感ある胸を重ねられて、行為の余韻を味わう。

 悠二はグレイフィアの顔に両手を添えて、乱暴に唇を奪う。既にグレイフィアはキスを拒まない。むしろ彼女から意欲的に舌を絡め合い、唇を吸いあって、息を荒く弾ませている。

 果実のような巨乳が、胸板の下でむぎゅりと潰れた。

「ちゅ、ぷちゅっ、ちゅく……ふ……ぅん……」

 甘ったるい声を漏らす。

「ほら、ここ、しゃぶって大きくして」

「はい……はむっ」

 横たわる悠二の、半勃ちした肉幹に、グレイフィアが顔を寄せる。

 精液と愛液に塗れて、てらてらと輝く肉根に、白い喉がごくりと鳴った。可憐な口が開き、舌が汚根を舐めていく。

「ああ……いいよ……そう、幹の裏側を舐めて……」

 グレイフィアの口淫は実に快美であった。きっと夫に行ってテクニックが磨かれていたのだろう。

 丁寧に肉竿を舐め清めてゆく様子は、見ているだけで興奮する。

 お掃除フェラを終えると、すっかり硬さと大きさを戻した、男性の象徴を見つめる。

 そのまま吸い寄せられるように顔を寄せて、すりすりと頬ずりをする様は、まるで子猫のように愛らしい。

 散々犯された性器に屈服し、崇拝するように頬を寄せる美女。充実感に浸りながら、悠二は次の命令をする。

「その大きなおっぱいで、挟んでみてよ」

「ああ……はい」

 グレイフィアは言われるがまま、両手で支えるように乳を持つと、深い谷間にペニスを挟み込む。

 美しい球形をしたふたつの胸が、互いにぶつかり合い、むぎゅりと潰れる、その狭間に悠二の分身が埋まっていた。

 膣内ほど熱くはないが、人肌の温かさ。複雑な襞の代わりに、滑らかな肌が肉幹を包み込む。

「そのまま、上下に動かして」

「ん……すごい、桜庭さんの……いえ、悠二さんの、おちんちん……火傷しそうに、あっつい……」

 熱に浮かされた顔で、左右から胸を押さえ、ずりずりと擦り上げる。美しき悪魔によるパイズリ。

 その光景を見るだけで達してしまいそうになるが、グレイフィアは更に、はみ出た亀頭へ口付けをしてた。

 ちゅ、ちゅっとキスをして、尖端を舐める。

 ねっとりした先走りを、溶けた飴でもなめるように吸い取って、ぼんやりと言う。

「にがい……」

 その、うっとりとした、色に満ちた『女』の顔。

 暴力的な快楽が下腹部を襲い、暴発するように射精が始まる。

 ふたつのおっぱいに挟まれたまま、肉幹がびくびくと痙攣し、どぴゅどぴゅと中空に精液を打ち上げる。

「ああっ」

 熱く汚れた白濁が、銀色の髪を、綺麗な顔を、驚きに開かれた唇を、口の中を汚していく。

 溶岩のように降り注ぐ精のシャワーは、乳房の球面に滴り落ちて、白磁の肌をべっとりと白く塗った。

垂れたものが谷間に注ぎ、精水溜まりを作る、熱く激しい、ぶっかけだった。

「はー、はーっ、グレイフィア……」

「悠二、さんの……すごい、臭い……あつい……」

 どちらともなく立ち上がり、ティッシュで精液を拭き取ると、シャワーへ向かう。

 余熱を冷ますように、互いのからだを洗い合ったが、異様な熱が冷めることはなかった。

 薄暗い部屋で、二つの裸体が絡み合っている。

 部屋で行為を始めてから、もう数時間が経っていた。閉め切った部屋には、むせかえるような情交の匂いが満ちている。

「ふっ、はぁはぁ、んっ、むぅっ」

「はぁ、ん、ふ……ぅん、はぁ……」

 互いのからだを石鹸で洗って。互いの肉体を、素手で触れて、撫で回す。

 二人には言葉も必要なく、部屋に戻ったふたりは互いに激しく求め合っていた。女体をベッドに押し倒し、乱暴に唇を奪う。舌を絡め合い、唇を吸いあって、息を荒く弾ませている。

 恋人繋ぎの正常位で、喜びをもたらす割れ目へ、肉幹を挿入する。

「ちゅ、ぷちゅっ、ちゅく……ふ……ぅん……」

 甘ったるい声を漏らして。女はシーツの海で身をくねらせる。

「んぁっ……はぁ、はーっ……うぅん……」

「はっはっ、ふぅ、くうぅ……」

 深々と打ち込んで、ゆっくりと波打つように腰を振る。

 グレイフィアもまた、男のしるしを欲しがって、艶めかしく腰を揺する。薄暗い部屋に、生々しい肉交の音が響いた。




今回も読者のみなさんのご意見を反映させていただきました。ご協力ありがとうございます。カメラによる撮影会は次回か次々回にやる予定です。


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05 (グレイフィア)

アイデアが生まれず、リアルも忙しくなりすっかりご無沙汰になってしまいました。お待たせしてすみませんでした!


 今日の目標は好感度を好意的に変更できるようにしておきたい。その日は四回交合した。後の二回は普通にキスをして抱き合いながらのセックスだった。それはさながら、愛し合う恋人同士のような、一方的な愛撫とは異なるセックスだ。

 グレイフィアはもうキスを拒まない。自分から舌を絡ませてくる。それに感じてるのを隠そうとしない。友希那たちと比べると好感度に対してプレイは濃厚で、積極的だった。

 グレイフィアは悠二に言われるがままに、両手で真っ白な尻たぶをぐっと割り開き、その窄まりと淫裂を露わにした。グレイフィアの尻肉は肉付きもよく、むっちりとして、それでいて垂れる気配のない女としての魅力に満ち溢れる美尻だ。美貌の悪魔のアナルは、色素が薄くキュッと締まっていた。

アナルに興味があるグレイフィアはアナルを指で弄られ、舌で嘗められることに恥じらいつつも快楽に悶えていた。近いうち、こちらも開発しようと悠二は調教計画を更新した。

 プレイへの積極性。これは個人差があるのだろうと悠二はいままでの経験から判断した。慣れてる女性ほどプレイが濃厚になるのかもしれない。処女を自分で一から自分の好みに育てるのも、非処女を自分の好みに調教するのも良い。複数の女性とセックスできるというのはかような多様性を愉しめるのが『ラブ・ハンター』の醍醐味であろう。

 四日目は六三まで上がった。関係を好意的に上げる。そして土日はグレイフィアとは会えなかったが、その間は友希那たちを呼んでグレイフィア以上に磨かれた淫技を堪能した。

 週明けグレイフィアは一九時過ぎにやって来た。約束の時間よりもおよそ一時間近く早い。二日ぶりなので少し早く来れないかと、悠二はメッセージを送っていたのだ。

 グレイフィアはそれに応じたのだ。心なしか、うれしそうだ。初日に帰るときの陰惨な雰囲気を漂わせていた顔とは雲泥の差だ。悠二とのセックスを心待ちにしていたのかもしれない。

「土日は旦那さんと楽しんだのかい?」

「してないわ」

 グレイフィアの声音は冷たく、不愉快な記憶を思い出したような表情になる。

 あまり踏み込まないほうがいいな、と悠二は判断する。

「そっか。まあいいけど」

 悠二はスマホを見せる。ちなみに、グレイフィアが人間世界で活動するために持っているスマホの電話番号やアドレスも、このスマホに入っている。

 グレイフィアは渡されたスマホを手に取り、言われたように操作してアドレス帳を開く。スマホの画面に細い人差し指を下から上へ、ゆっくりと滑らせた。伴って画面も下へスクロールしていくが、名前の左端には決まって卑猥な画像が付いてくる女性たちの連絡先が、否応なしに注目してしまう。

「そんな……女の子たちが……こんな、淫らな……」

「そういう画像を撮るように言い含めたからね。その画像も一人一枚送らせたやつだ。例えば、この娘──川神舞はほら、こんな感じで撮って送ってきた。わかりやすいだろう?」

 悠二は横から名前の一つに指を差し、その名前の左に表示されている、犬芸のチンチンのような格好をした全裸の舞が映る画像に指先を持っていく。

 グレイフィアは恐る恐るその名前をタップした。舞の登録情報が表示され、画面の上半分には拡大された画像が表示される。恥ずかしそうに頬を赤らめた美女が蹲踞するようにしゃがみこみ、パックリと股を開き、金の剛毛が茂る秘所を惜し気もなく開帳してカメラに写していた。舞はセルフタイマー機能を使って自分でこの恥ずかしい写メを撮って悠二に送ったのだ。

「俺の恋人たちで、画像を撮っていないのは君だけだ」

 悠二の言う通り、アドレス帳のグレイフィアのページは画像がなかった。

「脱いで。ここに載せる画像を撮る撮影会をしようじゃないか」

 

 

 フローリングに横たわっているのは一糸纏わぬグレイフィアの裸体。照明が照らす美白肌がほんのり色付き、顔に至っては頬に朱が走っている。彼女の足元の方で青年は服を着たまま椅子に座り、彼女のあられもない姿を見下ろしていた。その手にはスマホが握られ、カメラレンズを彼女へ向けている。

「もっとこっちに突き出して」

「はぃ……ぁぁッ……」

 グレイフィアは命じられるがまま腰を浮かせる。両手を胸に添えて初々しく恥ずかしがりながらも、瞳はスマホのカメラレンズを見つめ返している。

「広げて」

「ふあぁっ……んぅぅ……」

 グレイフィアははしたないと思いながら、大股開きで晒す秘部に形の良い両手の指を添えて、左右に押し開き綻んでいたクレバスを裂く。シャッターが切られる音が流れ、瞬間、肢体が嬉しそうにゾクゾクと震え上がる。

「さあ。次は片手で、もう片方は胸を掬い上げて」

「は、はい……っんふぅぅ……」

 命じられた通り片手で割れ目を広げ、大きめの薄桃色の乳輪の真ん中でボコリと内側に陥没している同じ色の乳首を目立たせるようにもう一方の手でJカップの胸を掬う。シャッターが下りる音が鳴り、肌をゾワゾワとした感覚に足の先まで犯される。

「じゃあ次は、そのまま腰を高く上げろ。足付けていいぞ」

「ぁぁっ……こうですか?」

 後頭部と足の爪先で身体を支え、目一杯腰を上げるグレイフィア。視線と秘部とレンズが一直線に並び、耳の先まで赤くなった。

「恥ずかしい……こんな、姿……あぁぁぁっ……」

 シャッターは切られ、その恥ずかしい姿が画像として一生残る形になった。けれど、昏い快感が全身を駆け巡り、高く突き出している腰が跳ね踊る。

「そういうわりには感じてるみたいだけど」

「ああっ、そ、そんなぁっ、ひあッ……」

 スッと伸びてきた足の先が秘所を弄り、湿った音を響かせる。グレイフィアは恥辱を受けて秘所を濡らしていた。

「ふはあっ、そ、そんな、こと……言われても……。命令されると、ふほっ、ゾクゾクして、あっ、あっ、恥ずかしいのに、気持ちよくて……っんん……」

「命令されるのが好きなんだ。君はマゾなんだね」

 グレイフィアが広げているサーモンピンクの秘所を足の指で撫でながら悠二は微笑む。好感度が上がったことで、悠二の命令に従うことを喜びとする心理作用が強力に働いているようだ。それが法悦としてグレイフィアが受け止めている。

「そ、んな……こと、あうっ……うんんっ、んッ、ああっ……ない、のにぃぃっ……」

「またまた~、もっと自分に素直になりなよ。ここにも欲しい? ほらほら、存分に味わい賜え」

 従順に差し出している秘所を足で嬲られるグレイフィアの顔に微笑みが広がる。知らず知らずのうちに、悠二に与えられている被征服感に陶酔している。

「ひゃふ! クリはぁっ、ひゃうん!」

 淫核を足指の先で蹂躙され、ビクビクと戦慄く細い脚。股を広げ、悠二からの蹂躙を享受する。

「これがいいか?」

「あああッ────!」

 包皮から顔を出そうとする淫核を足先でグニィと踏み埋められた瞬間にグレイフィアは首まで浮かせ、顎で宙を差していた。頭頂と足の爪先で支えられた無防備な身体は大胆に張り詰め弧を描き、駆け巡る快感に跳ね狂っている。

「はぁうっ……こんな、ことって、んんッ、ぁっ……はぁぁッ……」

 グッタリと床に身を預けても、ガニ股になっていることに気付かず官能に打ち震えてピクピクと身を震わせる。下腹部は淫液が溢れ、トロトロと床に広がっていく。

「なぁに一人だけ満足しているんだい?」

 右足を組みプラプラと揺らしている悠二に焦点を合わせると、脚をM字に整え秘所に片手の指を添える。甘美な炎が身体の中で燻ぶっている。

「嘗めて」

「あ、はいっ……すぐにっ……」

 ピタリと止めた右足の先を向けられ、急いで這い蹲る。反射的な行動だった。そんなことしたくない。そう思っているのに、どうして気付かなかったのか、と自責の念に駆られる。感情が綯い交ぜになりつつ、自分の淫液に濡れた足指に顔を寄せる。

「申し訳ございません、気付かなくて……はああ、へふぇ……悠二さんの足が、私の、んちゅ、お汁で、汚れてるのに……はへぇっ、はほぉっ」

 足を挟むように両手を添え足指に絡む淫液を嘗め取るグレイフィアの舌。柔らかなそれはうねうねと蠢いて足先を這いずり回り、悠二はこそばゆく感じる。

「また興奮してるのか?」

「ぢゅずるっ、ちゅぷっ……」

「どうなんだい?」

「ああ、感じてます……ぢゅる、っはああ」

 悠二の言葉に屈して、グレイフィアは本心を暴露した。

 花弁を嬲った付け根の辺りを嘗め回し、肉蕾を弄んだ親指の腹を掬い上げ、しかしそれだけにとどまらない。親指をしゃぶり、指の股に舌を差し込んで踊らせたり人差し指を咥えたり、そうやって指を順番に舌を這わせて小指の方まで湿らせていく。

「楽しそうで俺も嬉しいよ。これはご褒美になったかな?」

「はい、そうです……これは私にとって、ご褒美です……悠二さんの足を嘗めさせていただけて、私は濡らしちゃうほど嬉しいんです……」

 うっとりとしながら、足裏に舌腹を滑らせ唾液を塗りたくる。心から湧く昏い愉悦が肉体に染み渡る。くびれた腰をくねらせて嬉しさを身体でアピールしている。

「ようやく本心を言ってくれて嬉しいよ」

 悠二はグレイフィアに向けていた足を(おもむろ)に引っ込めて、そのまま股を開く。座る椅子も浅く掛け直した。

「──……」

 グレイフィアはその行動の意味を理解した。

「あぁぁ……」

 彼の所作が示す要求を気付き、股間に縋り付いた。必要とされてることに気付き、全力で応えたいと思ったのだ。もはや、彼女には悠二とみだらな行為に耽ることに抵抗感が薄くなっていた。

「どうした?」

「悠二さんにも気持ちよくなって欲しくて……その……いいですか?」

 ズボンの隆起を白い指でなぞりながら、頬を赤らめるグレイフィア。一人だけ全裸になって男を欲しがっている様子は、まるで奴隷とその主の構図だった。奴隷が主を遥かに凌駕する強大極まりない存在であるという異様な光景である。

 悠二が首肯すれば、グレイフィアの頬が緩み、妖しい微笑を浮かべる。十本の白い指はバックルに絡み、甲斐甲斐しくベルトを緩めていく。

 姿を現した悠二の肉幹。自分を幾度も貫いて愉悦を与えてくれた逸物。

「──んはああ……あっ……あっ……」

 衝動のままに白い五指はそっと肉幹に巻き付き、上下に動く。

「ああ、素敵……」

 指で感じるうちに目から力が抜けていく。うっとりと肉幹を眺めている。そうして、肉幹にキスしてから口を開け、先端を中へ入れていった。

 まずは亀頭だけを含み、唇をすぼめながら鈴口まで戻り、また飲み込む。そうして先端を入念にさすり、湿らせる。

 そうして亀頭を少し口の奥まで納めて唇をまたすぼめながら、徐々にストロークを深くしていく。

「んっ、ぢゅぶっ……ぢゅ……んふっ……」

 そしてグレイフィアの唇は茎胴だけを滑らかに往復する。そうしてエラの根元までキュッと締まった唇がさすり、唾液を纏わりつかせる。

 銀髪が揺れ、白い肩を撫でる。頭をゆすりジュブジュブという音に合わせ揺れ続けている。

「ぢゅぅ、ぢゅる、ぶぢゅ……ふはあっ、はあ……はあ……」

 口腔に満ちる圧迫に耐えかね吐き出してみれば、肉幹は逞しくしなり勇壮と屹立する。

 グレイフィアの尻が蠱惑的に揺れる。手が快感を生じさせている。

 根元に両手の指先を添え、捧げ持ち、肉幹に舌を張り付ける。ヌロヌロと滑らせ、嘗め濡らしていく。

「れろ、んぢゅる、ふはあああっ……れふぇ、はふう、んっ」

 頬を綻ばせつつ、舌を忙しなく働かせる。

 半透明の粘液が尿孔から垂れると舌腹で受け止めながら、裏筋までねっちりと嘗め上げていく。

「れへろっ、あんっ……んぢゅる、ちゅる……むぅっ、んぢゅううっ」

 肉幹しごきながら、窪みに添わせた舌先を弾くようにしてしっかりと絡めとる。口内がねばつき、濃い牡汁の生臭さを感じながらも、グレイフィアはそれを躊躇なく嚥下した。

「……んふうう、ぢゅぷっ、ぢゅるっ、ぢゅぶん」

グレイフィアは熱心にしゃぶり続ける。悠二は黙って熱烈な奉仕に身を委ねる。

 グレイフィアのオーラルセックスは悠二には物足りない。物足りなさを補うような淫技もない。しかしながら、無我夢中で自分の肉幹を求めて懸命に奉仕する姿は中々のもの滾らせるものがある。

「ぢゅぶ、ぢゅろ、ぢゅるる、んふは、んっ、んっ、んぢゅっ」

 グレイフィアの額に張り付く前髪を掻き上げて頭を撫でる悠二に、彼女は新たな命令があるのかと上目遣いになる。その顔は頭を撫でられたことに対して喜びの色が溢れている。

 命令に抵抗していた数日前の面影はなかった。

「飲め」

「ん!? んぐうううっ!」

途端、熱い粘性のある液が喉を撃ち、グレイフィアは眉間に皺を寄せた。ドプドプと容赦なく吐き出される精をゴクゴクと喉に通すも追いつかず、口の端の僅かな隙間からじわじわと溢れた。

「んく……ん……はあうっ、あはぁっ……凄い、量……」

 苦悶の表情だったがうっとりと惚ける。しなやかな指先が垂れた白濁液を掬い、舌になすりつける。

「随分と、嬉しそうな顔してるね」

「そ、そんなことありません!」

 言葉では否定しても、今までの彼女を見れば説得力には欠けていた。

「……量も凄いけど、濃くって……驚いただけです。んっく、まだ喉に絡まってる……んっ……」

 喉の引っ掛かりを流し込もうと何度も唾を飲み込み、ようやく違和感が取れたのか、口を半開きした。

 悠二はまたグレイフィアを、まるで愛玩犬の頭を撫でるように撫でて、何か言うことはないかと問う。

「……あぁぁっ、濃い精液をたくさん飲ませてくれて、ありがとうございます……」

 そう言ってグレイフィアは名残惜しむように下唇に指を這わせ、余韻に浸った。顔には多幸感が溢れ、うっとりと蕩けている。これもまた、彼女は意識せずに行っていた。




一気に従順になり過ぎたかな?でもエロいからいいかなって。


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06 (グレイフィア)

 グレイフィア・ルキフグスが悠二に呼びつけられる日の前日、久しぶりに夫サーゼクス・ルシファーと夜をともにした。

 けれど彼女は────

(全然違う……)

 久しぶりに見た夫の逸物を目の当たりにして、ついそんなことを思ってしまった。目の前にすると、彼女の脳裡に焼き付いている悠二の逸物と比較してしまう。

(これが彼の……。悠二さんのはもっと……)

 モヤモヤとした思いを抱えながら、グレイフィアは根元の方に指を伸ばすが途中で止まる。

「どうしたんだい?」

 不思議そうに見るサーゼクス。

「な、なんでもないわ……」

 取り繕うためグレイフィアは微笑んで見せるが、自分の内心に驚いていた。夫の肉幹に触れることに嫌悪感を持っていたのだ。これから、これに触って、嘗めるのか? 口に入れる? それはなんて……

(気持ち悪い……!)

 自分自身が信じられなかった。多くの苦難を乗り越えてようやく結ばれた夫に不快感を持つことになるとは……。

 結局いつからか、頭の中をあの青年に支配されていた。グレイフィアはそれを認めざるえなかった。サーゼクスには言い訳をしてその日は何もせず眠ることになった。隣から聞こえる寝息から感じる煩わしさと嫌悪感も、明日にはあの青年に会えることを自分にいい聞かせて、グレイフィアはなんとか眠れるように努めた。

 

 ◇◆◇

 

 グレイフィアは先程オーラルセックスを名残惜しむように下唇に指を這わせ、余韻に浸る。美しいかんばせには多幸感が溢れ、うっとりと蕩けている。

「まだ早い。せっかく恵んでやったんだ、浅ましく最後まで搾り上げろ」

「あああああ……悠二さん……」

 まだ相手をしてもらえる、と目を輝かせるグレイフィアの姿は確かに浅ましい。悠二の股座に顔を埋め、引く時に唇を窄めるようにしながら頭を揺らす。

「んふぅぅんっ……ぢゅるる、ぢゅる、ぢゅぷっ」

 目を細め、熱心に啜り上げる。頭を揺らしてもっともっととせがむ。

 そして数分の後、明らかな変化が起こり、口を離して肉幹を軽く握り直した。

「んぷはぁ……ああ……さっきイッたところなのに……」

 グレイフィアはうっとりと恍惚の笑みを浮かべて呟く。

「さてグレイフィア……、穴は上にも下にも後ろにもあるんだぞ? どこに入れて欲しい?」

「したぁ……下にください……」

「へえ……下って?」

「もうっ、オマンコですぅ……わかってるくせにぃ……」

 グレイフィアの表情が弛緩し、赤らむ。腰をくねくねと捩っている。

「はは、それはどこにあるんだい?」

「ああ……やっぱり意地悪です……さっきいっぱい眺めてたのにぃ……」

 不満げな言葉は甘えた声色で本当に不満だと思っていないのがわかる。頬を赤らめてまた横になり、細い脚を広げ、片手の指でそこを晒す。

「ここぉ……ここですぅ……」

 V字を作る二本の指で開き見せたサーモンピンクの秘所は、光に照らされてテラテラと光っている。

「み……見えますか? グレイフィアのオマンコはここですよ……」

 視線に顔を赤らめつつ、背筋をゾクゾクとする刺激を感じ、瞳は昂奮と淫欲でしっとりと濡れている。腰がヒクヒクと悶絶し、あたかも誘っているよう。

「もっと腰をくねらせて注意を向けさせてもらわないとわからないな」

「あぁぁっ……恥ずかしいぃぃ……ここです、ここですぅっ……」

 秘部を押し開いたまま、浮かせた腰をねちこく振って悠二の視線を誘うグレイフィア。回すのみならず、ヘコヘコと上下にも揺らして淫らに裸体を踊らせる。

「凄い姿だ。サーゼクスにもそうやって強請るんだろう?」

「いやっ……私をこんなにいやらしくさせたの、悠二さんが初めてに決まってます……」

「そういうことにしておこう。それに、どこにあるのかもよぉくわかった。ほら、四つん這いになりなさい。お望み通りハメてやる」

「んぁぁッ、ありがとうございますぅぅっ……」

 そう言って姿勢を変え、クリンとした尻を持ち上げる。逆らう気も起きない、それどころか従うことで喜悦が強まり、快感となって身に染みていく。

「その格好、俺の女にはピッタリだな」

「はああっ……グレイフィアにはお似合いの格好です……」

 尊厳をかなぐり捨てて悠二のものだと明言することで、灰色の瞳に昏い悦びが灯った。その瞳が背後から迫る悠二を窺い、腰をクイッと突き出す。

「ふはああッ、んう! あぁ、いい、入ったぁっ、硬い……、こすれる……。奥に当たる……」

 受け入れただけで淫蕩し、目を細め噛み締める。後ろから貫かれ、全身がブルブルと悦びに震えている。

「はあんッ、はあうッ、奥っ、おくッ、来てるうううッ」

 肉感的な尻が腰に叩かれ波打つ。銀髪はサラサラと揺れ、毛先に撫でられている頬には上気を広げている。

「嬉しいか?」

「はいっ、あんッ、うう、嬉しいッ、ですぅっ、んんあッ」

 グレイフィアの歓喜は抽送に合わせた腰振りにも表れている。雄々しい逸物で胎内をえぐる悠二に蕩けた視線を向けながら、中へ中へと迎え入れる。

「コレがそんなにいいか?」

「はいぃんッ、気持ちいいれすぅ、ああッ、あンッ、あンッ、とても太くて、しゅごく擦れてるぅッ」

 強烈な刺激に淫液が溢れ、乾いた音に湿った音を混じらせていた。出し入れされる肉幹にもベッタリと絡み付き、照明を淫靡に反射させている。

「それはよかった。けど、一人で楽しみ過ぎてない?」

「ああっ、んんッ、すみません……! ど、どうしたらぁっ、はあああッ」

「今は何もしなくていい。ただよがってろ」

「え? あんんぅッ!」

 悠二はグレイフィアの二の腕を掴み、背筋を仰け反らせ、狭くなった胎内を突き上げる。肉幹をズッポリと嵌め込み、柔襞でしごきたてる。

「ああうッ、ひいいんッ! お腹がっ、お腹がぁぁぁッ!」

 子宮を突き歪める勢いがグレイフィアの身体中に響き、脳髄に直撃し、頭の中をドロドロに爛れさせる。意識がボーッとして覚束ない中、次から次に快感の衝撃が送り込まれる。

「やっ、あんッ、あッ、そんなにはやッ、くしッ、たらぁッ! ダメえええ! イクううう!」

 快感が全身を駆け巡り、弾かれたように喉を反らすグレイフィア。その目は虚空を見つめ、銀髪は弾み、突き出された乳房はタプタプと揺れている。

「おお、締めつけが強くなってきたな。気持ちいいぞ」

「くううん! んあああッ! おかしくなるうううッ!」

 腰をしならせ肉幹を打ちつけるピッチを上げる悠二。

 結合を解かないまま腰を突き出したまま半身をベッドに沈めて余韻に震えるグレイフィアを、射精を済ませていない悠二は休ませるつもりはない。

「よし、次はお前が上になってみようか」

「ぁぁッ……はいぃぃ……」

 グレイフィアは恥ずかしがるが悠二は彼女の身体の向きを変えた。肉幹がねじれる感じがして、不思議な感覚がした。グレイフィアは向きを変えながら、あんっと声を出した。

 グレイフィアは悠二の胸に手をついて腰をゆっくり上下させている。それから少しずつスピードが上がっていく。どんどん激しくなり、二人の体がぶつかり、パンッパンッ音を立てる。

「んあああっ! あっ、あうう、はあぁっ……」

 グレイフィアは快感によって頭の中を白くなる。悠二の肉幹が肉壁を細やかながらに押し上げる。ただそれだけのことで甘美な刺激が身体に染み渡る。もっと強い快感を求めてグレイフィアの腰が動き始める。

「んああッ、あん、あああッ」

 腰を前後に蠢かし、子宮を歪めたまま子宮口をぐりぐりとえぐり回す肉幹をキュンキュンと締め上げる。擦れ合うたびに快感が広がり、骨の髄まで浸食していく。

「あっ、あっ、はあんっ……気持ちいい、腰、止まらない……ああんっ!」

 そのうち官能を感じすぎて体を支えられなくなったグレイフィアはその肉感的な肢体を悠二に覆いかぶさった。それでも腰の動きは止めない。昂る熱情に突き動かされ衝動的に悠二の顔を両手でつかみ猛烈なキスの雨を降らしてくる。

「あむっ、ちゅ……ちゅる……」

 グレイフィアの麗しい唇は悠二の口に狙いを定めていく。

「ちゅふぁ……んっ、んっ……はああ……」

 キスをしながら豊満な胸をこすりつけてくるので、悠二はその感触がとても気持ち良い。グレイフィアの勃起した乳首が悠二の胸板に擦れて官能を刺激する。

「へはああっ、はあ……ん……」

 さらにグレイフィアは唾液まで悠二に垂らしてきた。悠二も口を開けて垂らされた唾液を飲んだ。

「こういうことはサーゼクスにもしているのかい?」

「あぁんっ、こんなことあいつとはやりたくありません! 悠二さんとだからしているんですぅ……。悠二さんだからしたいんですぅっ」

 好感度Maxになる前にここまで堕ちたグレイフィアに悠二は満足気に頷く。

「お前はサーゼクスの妻なのに?」

「それよりも悠二さんの恋人であることが私にとって大切なんです!」

 グレイフィアの動きに合わせて下から突き上げて悠二は手伝うようにグレイフィアの大きなお尻を掴んで腰を叩きつける。

 パンパンという音が大きくなる。ベッドもギシギシいっている。

「あ、あ、イクうっ、イクうううううッ!」

「ほら、いっぱいイッてくれ。ほらっ、ほらっ、ほらっ」

「あひいいいいいいッ!」

 グレイフィアがずり上がって頭の方へ逃げようとするので、悠二もずり上がり彼女を逃がさないように捕らえて、さらにお尻をガッツリつかんで激しく上下させる。肉幹の先がゴリゴリ当たって、悠二の射精感も込み上がってくる。

「ほら出すぞ」

「あうううあああッ! はうううッ! んッ! んあぁぁッ……」

 子宮内に灼熱の白濁液が飛ぶ。胎内にそれが迸るのを感じグレイフィアの顔が恍惚を浮かべている。

「はあぁっ……。気持ちいい……」

 長々とオスの精を注入され、歓喜を顔に浮かべていた。全身が悦びに狂い、ビクビクと戦慄いていた。

「まだ残ってるぞ。わかるだろう?」

「ぁぁッ……はいぃぃ……悠二さんのご褒美、お口で、搾らせていただきますぅぅ……」

 結合が解かれたグレイフィアはのろのろと身を翻し、悠二の腰にしがみ付いた。抜かれたばかりで己の体液を纏わせる肉幹をうっとりと見つめながら咥える。

「次はアナルを捧げてもらおう」

「んふぅぅっ……じゅるっ、じゅるるッ、んぶふっ」

 グレイフィアは嬉しそうに鼻を鳴らして、お掃除フェラを熱心に行う。そうしているうちに膨張を始める逸物に尻を振って喜びを示し、肉幹の汚れを嘗め取っていった。



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07 (グレイフィア)

グレイフィア編の最終回です。


 今日でグレイフィア・ルキフグスの好感度はMAXになる予定だ。そして好感度をMAXにさせるのは、彼女が興味を持っていたアナル責めにしようと考えていた。

 今日はアナルセックスに興じようと、桜庭悠二はグレイフィアに言い伝えてある。そのための準備も前日から施している。それはガチャで手に入れた性玩具であるアナルボールをグレイフィアは体内に納めてあるのだ。

 いつも通り悠二の家に来たグレイフィアを案内する。

「ま、待ってください、悠二さん……」

 腸内で震えるアナルボールの振動によってグレイフィアの下腹部は蕩けるような熱を持つ、膝は頼りなく震えていた。魔王にも匹敵すると言われる悪魔にはあるまじき様子である。

 そんな彼女の手を優しく取り、悠二は寝室のベッドへ案内する。

「それでは、私がひり出すところ、見ていてくださいね」

 グレイフィアは熱っぽい視線を悠二に向けて言うなり、後ろを向き、スカートをまくり上げて深く腰を落とす。

 下着をつけていないのは悠二の指示だが、ここまでの道すがらの経験でグレイフィアは気持ちを昂らせていた。白磁のような尻丘がかすかに桜色に染まっている。

 ふたつの丘を成す尻肉の奥、落ち着きなくヒクヒクと動く肛門を悠二は視認した。

「君の綺麗な肛門が映っているよ」

 肌が透き通るように白いグレイフィアだからこそ、その鳶色の窄まりはよく目立っていた。

「は、恥ずかしい……」

「そうなのか?恥ずかしがっているけど嬉しんだよね?」

「……はい」

 消え入りそうな声でグレイフィアは肯定した。

「随分と素直になったね。いい娘だ。さあ、ボールを出してみよう」

 悠二に勧められて、グレイフィアは深く俯いた。呼吸に合わせて両肩が上下して、肛門も開いたり閉じたりを繰り返す。

 悠二がグレイフィアの腸内に入れたのはガチャで手に入れた性玩具である。バイブのように振動して、少量ずつ催淫効果のある薬液を分泌するのである。しかも、腸内の糞便も吸収して消滅させて清めるらしく、コンドームや洗浄を行わずともアナルセックスを愉しめる優れものである。意外と高レアアイテムらしく、ダブれば今後のプレイヤーとの取引材料になるかもしれない。

 悠二から使い心地を訊かれたグレイフィアは言葉を選ぶような間を置く。羞恥心のせいか、あるいは淫楽の饗宴に昂奮しているのか、うなじが上気して、ほんのりと血の色を透かしていた。

「これは……なかなか、身体に負担がかかります。……身体は火照り、体液も異常に分泌するようになりました」

「辛いの?」

「い、いえ、あの……肉体的な苦痛はありません。それどころか、むしろ……」

「なるほどなるほど」

 悠二は再び目の前にある剥き出しの股間に手を伸ばした。

「あぁっ……!」

 愛液を指先に絡め、秘所をクチュクチュとかきまわしてやる。二本指で銀色の陰毛をくるくると絡め、膣口をくつろげると、垂れ落ちる汁がシーツの上に小さな池を作る。ねっとりと濃厚な牝蜜は、グレイフィアが発情している証明となっている。

 グレイフィアの肛門が、パクパクと蠢く。まるで下の口で快楽に悶絶して喘いでいるようだった。

 悠二はグレイフィアの尻をピシャリと叩く。アアンと甘えた嬌声をグレイフィアは上げる。

「それじゃあ、出してくれ」

 グレイフィアは深く腰を落としていきみ始める。

「ん、く、ああ、うあぁっ……ん、うぅっ……」

 肛門がゆっくりと開き、アナルボールが穴の奥から覗いた。照明に照らされた金属光沢が異様に目立つ。垂れ落ちる愛液も量を増して、足元に染みを広げてゆく。

「排出する感想を聞かせてくれ」

「あ、あ……んんっ……出すのは……とても、辛くてっ……くぅ、んんっ……すごくぅ……しびれてっ……お尻が……お腹が……熱くて……」

 グレイフィアの肛門がめりめりと広がる。肛門が捲れ返り、体内から押し出されたアナルボールが空気に触れて、湯気を立ち上らせる。

「あっ!うあっ!ああ、おぉおおっ……で、出るぅっ!」

 ごと、とフローリングに金属製のボールが落ちた。

「く、うぅ、んんっ!」

 グレイフィアの背筋がピンと伸びて、潮を噴き出してフローリングの床を濡らした。

 グレイフィアの脳内は肛門への刺激で絶頂して理性を衰えさせた。淫楽を貪ることばかりに夢中となる。

 羞恥心に打ちのめされながらも、高ぶった気持ちと情欲は抑えられない。

「ま、また出るっ……!あ、あぁっ……いやっ……あっ!ん、んうぅんっ……お、お尻が広がってっ……快感が、とっても……あぁ、震えて、広がって……くぅ、あっ、はぁ……ああ、んんんっ……!」

 グレイフィアは呻きながら次々と金属球を排出してゆく。

 牝獣のような声をあげ、淫液を垂れ流し、牝の悦びに打ち震えながら、肛門から次々とアナルボールを産み落とす。

「あっ……お尻の穴っ……拡がるっ……あっ、すごくぅっ、拡がって、擦れてぇっ……あ、あぁ、気持ちいぃっ……ぶりゅぶりゅって、ぼぉるが出てるぅっ……うあ、だめ……お尻の穴……て、壊れるぅ……ボールを、産みながらお尻の穴、気持ぢよずぎで壊れるうぅぅっ!」

 こんっ、こぉん、こぉんっ……。

 いくつも続けて金属音が鳴り、その度に汁まみれの金属球が足元に転がった。腸内から粘性の汁が分泌され、床と肛門の間に糸を垂らしている。

 元よりアナルプレイに興味があったとはいえ、グレイフィアは肛門刺激に官能的に反応する癖が身についてしまった。

 アナルボールに拡張されて絶頂し、排出する瞬間の刺激で絶頂し、その穴がまたすぼまることで絶頂した。アナルボールをすこし押し出したところで力を抜くと、出しかけたアナルボールがまた腸内に戻ってゆく──その感触すらグレイフィアには嬉しい。呆けた表情で何度も力んだり脱力したりを繰り返す。たっぷりと三十分近くかけてすべてのアナルボールを排泄し終えると、グレイフィアはぐったりと床に身体を投げ出した。

「はぁ……はぁ、あふぅ……はひゅっ……」

 精魂尽き果てたといった様子で、グレイフィアは荒い呼吸だった。

 肛門の刺激にすっかり蕩けてしまった頭では、アナルボールを出したときの快感を思い出して悦に浸っていた。そのたびに、ぽっかり開いたままのアナルもヒクヒクと蠢いていた。そんな彼女の尻房を、悠二が鷲掴みにして左右に割り開く。

「あっ……?」

 グレイフィアが身体よじり、悠二を見つめてきた。羞恥心だけでなく、この後の期待、歓喜にない交ぜにされた濃密な情念に宿った眼差しで見た。

「よく頑張ったね。コレをあげよう」

「お、お願いします……わ、私の、お尻の穴を可愛がってください」

 はっ、はっ、はっ……と、餓えた犬のようなグレイフィアの息遣いが悠二の寝室に響く。肉幹に視線を感じる。

 夫でもない不義の相手を受け入れることに、グレイフィアは既に抵抗感も罪悪感もない。

 悠二の逸物を体内で受け入れられたときの、無上の快楽をグレイフィアは知っている。悠二の腕で組伏せられたとき、硬い肉幹で抉り込まれたとき、子宮を何度も突っつかれたとき、体内に精をぶちまけられ肉体のすべてを征服されたときの、至高の歓喜を知っている。

 この悦びを知らなかった数日前の自分はなんと無知蒙昧なことか。あろうことか、サーゼクスを自分の運命の相手、生涯かけて愛する者だと誤解するなど、今となっては過去の自分に冷笑を向けたくなるグレイフィアだ。

 我が愛を捧げるに値するのはこの方一人──

「ん、おぉ、ぁ、あぁああぁっ……」

 亀頭を押し当ててやると、グレイフィアの肛門は容易く肉幹のための道を開いた。

 そのまま、じんわりと体重をかける。金属球を産卵したばかりの肛門は拡張したままであり、にゅうちゅにゅうちゅと蠢きながら悠二の肉幹を受け入れてゆく。

「あっ……あぁ、んんっ……おぉ、ほぉっ、おおおぉっ……ぃひっ……うぁ、お、おしりの穴、広がるっ……!」

 グレイフィアが呻いた。沸き起こる激情に突き動かされたかのように腰をにじらせ、クネクネと肢体をよじる。直腸も激しく身悶えして、まるで肉幹を嘗めしゃぶるかのように、ぎゅうぎゅうと蠢いていた。

 悠二がさらに体重をかけて、メリメリとグレイフィアの肛門をこじ開ける。

「うあぁっ……お、お尻ぃっ!?」

 奥深くまで突き込むと、その衝撃は肛門から直腸へ、大腸へ、小腸へ、さらに胃から食道へと駆け上がり、絶叫となって彼女の端麗な唇から迸る。

「あっ、あぁっ……うぁ、おしりにっ、チンポ来てるっ!?ハメられてっ……うぁ、イくっ……ひっ……こ、これは、スゴイですっ!気持ち、良いよぉっ……!なんでこんなに気持ちいいのぉっ!?」

「はは、こっちの処女は俺が貰うことができて嬉しいよ」

 初めてのアナルセックスな咽び泣きながら、グレイフィアはキュウキュウと肛門を締め付けて肉幹を歓迎していた。悠二はむっちりした尻肉を鷲掴みにして、腰を叩きつける。

「んぐぉっ……おほぉおおおおぉっ!?」

 疑似産卵して伸びた肛門が肉幹を嘗めまわす。それでも衰えない括約筋が固く締め付ける。直腸が悠二の肌を撫でるように蠢く。まるでグレイフィアの腸内が、肛門が、悠二を悦ばせるための器官と化したかのようである。──これには無論、仕掛けがある。

「これはっ……ぁ、ひぃぃんっ!?へんです……ぁっ、すごく、痺れて……あおっ、おぅっ……し、刺激が、強すぎ、ますっ……ひっ、おぉっ、おぉおおおぉおっ!」

 グレイフィアが悩乱するのは彼女本人の素質があったに間違いない。しかし、彼女の腸内に入れられた金属球にも秘密があった。振動させ、女を悩乱させるだけではない。腸内の糞便や老廃物を除去して清めるだけではない……本来の効力は腸や肛門部分を性感帯として改造することである。

 カズノコ天井などという言葉があるが、アヌス全周がカズノコと化したアヌスは、その肉粒のひとつひとつが強烈な性的快感をもたらして、グレイフィアを悶絶させた。

 その身体を悠二は背後から抑え込み、さらなるピストン運動を続ける。尻肉を鷲掴みにして暴れる女体を組伏せ、肛門めがけてさらにきつい鞭を当てる。

べちっ、べちっ、べちっ……快楽漬けになったじゃじゃ馬を肉幹でしつける。さらなる快楽へ落としてゆく。

「お、おぉうっ!んひぃっ!いぎっ!お、お尻ぃ……お、おおおぉっ……ち、チンポがっ……奥までっ……んん、ほおぉああぉおおおおっ!?」

 もう何度となく絶頂を続けているのだろう、グレイフィアの肢体が白い波のように激しく波打つ。

 手足は震え、秘所から潮を噴き、喉から嬌声をあげる。膣肉はひっきりなしに痙攣して肉幹を絞り上げている。

 男の目を、耳を、肉幹を同時に刺激してくる。今のグレイフィアそのものが悠二に奉仕するための存在も同然だった。

「あっ、ひぃ……ゆ、ゆうじさんの、ザーメンッ……あ、熱くて、たくさんっ……あぁ、き、気持ちいっ……くぉ、おほぉおおおおおおおおぉっ……!?」

 びゅっ、びゅう、どぷぷっ……迸る白い奔流がグレイフィアの腸内を充たしてゆく。

 その熱さに悦んだ直腸がうねうねと蠢き、悠二が吐いた精を歓迎した。

「あ、あぁ、んん……けちゅあな……こわれ……るぅ」

 すべてを受け止めきったグレイフィアの身体がずるずると崩れ落ちる。

 呂律の回らない舌、力なく開いたままな唇、快楽で緩んだ頬、腕も脚もすっかり弛緩してだらしなく放り出されている。

 延々となぶられ続けた肛門はぽっかりと開いて内部の肉色を覗かせて、ヒクヒクと落ち着きなく蠢いていた。

 悠二はラブ・ハンターを起動させてグレイフィアの情報を呼び出して、好感度がMAXになっているのを確認すると完全服従に設定する。

 次にグレイフィアが目を覚ましたときには、もう立派な恋人の一人として彼に尻を振っていた。




グレイフィア編最終回はノーパンノーブラでのデートになる予定です!
……デートがサーゼクスにバレたら悠二は死ぬのでは?

→グレイフィアのデート回は幕間の物語に変更します。(8/18)


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幕間の物語:白瀬咲耶
01


グレイフィア編が煮詰まっていたので筆休めに投稿します!


それにしても『魔弾の王』シリーズはミラ√やリム√が作られているのに何故、ソフィー√が作られないのか……


 今日はアナルの開発をすると、桜庭悠二は白瀬咲耶には伝えてある。そのためなのか、いつもより咲耶は緊張していた。なので悠二は最初に咲耶を抱き締め、頭を撫で、キスをして愛撫を続けて、咲耶の緊張を和らげようとした。咲耶も徐々に緊張がほぐれて愛撫を受け容れ、情熱的に求めはじめた。

「どうしたんだ、咲耶。すごく、情熱的だな」

 腕のなかにいる咲耶に悠二は問いかける。咲耶はうっとりとした眼差しで、悠二を見上げた。咲耶はもう、悠二に抱かれること以外には何も考えていない。

 下腹部に熱を溜まり、腰をふりふりと動かしている。豊満な乳房を悠二に押しつけ――悠二の歓心を得ようとして抱き付いて来ている。

「ふふ、それは……仕方ことないじゃないか……。そ、その……楽しみ、だったんだ」

 咲耶はアナルプレイで快楽に溺れる悠二の恋人たちを見ている。彼女たちの様子もよく覚えている。

「……」

「とても心地よさそうで、幸せそうで……羨ましかった……っ」

「……咲耶」

「他の可愛いお姫様たちがその楽しみを知っているのに、私だけが知らないだなんて寂しいじゃないか」

 愛しい恋人は泣きそうなほど切ない顔をしていた。すんすんと鼻を鳴らしながら、一生懸命に悠二の身体に抱き付いてきている。

 悠二は彼女が着ている女子高の制服を脱がして、ゆっくりと彼女の身体を抱き直し――そして、くすみのないすべすべな背中を撫でていく。

 悠二は咲耶を抱く力を弱めた。すると、おや、と不思議そうに彼女は絶世の美貌を悠二に向けてくる。そんな彼女の瑞々しい唇に、そっと優しく口を重ねる。

すると咲耶は、途端に悠二の首に両腕を回して――強く強く唇を押付けてくるのだった。

「ん……っ、悠二さん……悠二さん……っ」

 愛しい恋人は、譫言のように悠二の名を囁きながら、舌先で唇をこじ開けようとしてきている。悠二には特に抵抗する理由はない。そっと唇を開けば、たちまちのうちに咲耶の舌がにゅるりと滑り込んできた。

「んっ、ぢゅ……っ、んふ……んうっ」

 キャンペーン期間で捕獲したので日は浅いが、咲耶はすっかり、悠二を悦ばせる舌技を習得している。

 舌同士を口腔内でねろねろと絡みつかせ、そして適度に吸引しながら唾液を啜っていく。

「あ……ぢゅぢゅ……っ、んーっ」

 そして悠二の舌を強く吸い上げて唇の外に引きずり出すと、舌先だけを絡ませてくる。相手の舌の柔らかさを存分に味わうことができた。

 ちゅくちゅくと淫らな水音が響き、そして舌先からはぞくぞくと快感が、背筋を走り抜けていく。

「ん……ぁ、悠二さん……」

「咲耶、四つん這いになって……俺の方に尻を向けてごらん」

「……っ」

「恥ずかしいか? だが、友希那や鈴音はしてくれていたが……」

 そう言うと、咲耶は頬を赤らめつつ指示に従った。四つん這いになったことで、彼女の美巨乳がぶるんと重力に従って垂れる。その姿はまさしく圧巻としか言い様がない。

 既に咲耶の乳首は固く凝りしこっておりお風呂場の床に擦れるたびに、甘美な性感を得ているようだった。乳首からは母乳が沁み出して、床に水たまりのように母乳がたまっている。

「甘い匂いがするな……やっぱり。お前の母乳は、香りがいいからな」

「は、恥ずかしいことを……っ、言わないで……」

 火照りじゅくじゅくに疼いている咲耶の淫裂。雌獣の臭いが漂うそこに視線を浴びせながら囁くと、彼女は恥ずかしそうに顔を伏せてしまう。

 恋人の陰部は、既に開花していた。サーモンピンクの花を露わにして、膣口はぱくぱくと開閉している。ご主人様の肉幹を求めてやまないそこに、ゆっくりと唇を近付けた。

「あ……あっ、だめだよ……あぁ……っ」

 悠二は逃げようとする咲耶のふとももを抱き、がっちりとホールドする。その上で、ふりふりとお尻を振って抵抗する恋人の女陰に口付けた。

 悠二の上の口と彼女自身の下の口の接触に、愛しの恋人はびくんと腰を震わせて背を反らす。

「やっ、あ……悠二っ、さん……っ、噛まないで……やぁんっ!」

 咲耶のぷりぷりとした小陰唇。悠二はそれを甘噛みすると彼女は途端に上体の力を失い、抵抗する気力を喪失していった。

 悠二は更に顔を強く押し付けて、彼女の欲しがりな蜜壺に舌をねじ込んでいく。そうすると、その蜜壺はキューッと締まり、悠二の舌を愛撫しはじめた。

 びらりと広がり、愛液で粘ついている小陰唇を押さえ咲耶の淫裂を間近で観察する。それぞれが独自に意思を持っているのではないか、と疑いたくなるほどの肉のざわめきだ。

 そっと鼻先を押し付けると、むわりと濃密な甘酸っぱい匂いがする。まだ身体を清めていないためかすかだがアンモニア臭がある。

 それに昂奮を覚えつつ、悠二は鼻先を膣孔に押し付けて、優しくちろちろと陰核を嘗めはじめる。

「あっ、あ……あぁっ……やんっ、はぅっ、あぁあぁっ」

 クリトリスを舌先で弄ばれるのが、相当に心地良いのだろう。上体から力が喪われてしまったことにより、咲耶の乳房が潰れ――ぶじゅっと母乳が乳首から噴き出してしまっていた。

「あぁ、やっ……きもち、いぃ……っ、はぁ……っ、やめ……やめて……悠二さん……っ」

 咲耶の喘ぎ声を耳にしていると、悠二の肉幹はすっかりと勇壮に屹立している。

「はうっ、あんっ……やんっ、あぁっ……悠二さんっ、んふぅ……っ」

 すっかりと淫蕩にとろけてしまっている咲耶の双眼。じゅぶりと滲み出し、悠二の鼻にまとわりついてくるのは大量の愛液だ。むせかえりそうになるほど、花粉のような甘く、濃密な臭いを発する体液。それを鼻孔いっぱいに感じながら、悠二は陰核を嘗めることを続行する。

「あぁ……ゆうじ、さ、ん……っ、わ、わた……私は……気持ち良すぎて……イッてしまいそうだよ……っ!」

 すっかり悠二の舌技に酔いしれている咲耶は、その火照った肢体をびくびくと震わせはじめていた。

「あっ、あぁあぁ……あぁあぁああぁあぁ……っ!」

 咲耶の嬌声が喘ぎ漏れ、一瞬ぶるんと震えたあと全身が固まったかと思うと、次の瞬間には再び肢体がびくびくと痙攣し、くったりとしてしまった。陰核への舌愛撫で、軽く絶頂してしまったようだ。

 しかし悠二は、咲耶が法悦に浸っていても尚咲耶のクリトリスを嘗め続けている。

「ん、んふ……っ、あはぁ……っ、うぁ、あぁあぁ……っ」

 咲耶がよがり泣き、腰をくねらせはじめた。あまりにも気持ち良すぎて、悶えている。快楽もあまり度が過ぎれば、身体が許容できずに悶え悩乱してしまうのだ。

 愛しい恋人が声もなく目を瞬かせ、ガクガクと裸体を痙攣させはじめた。

「あ……あは……っ」

 すっかりとだらしない顔で、お風呂場に這いつくばってしまった美人アイドル。

 悠二は咲耶のあられもない姿に興奮しつつ、スマホのラブ・ハンターを操作する。ガチャで手に入れたアイテムを選択すると悠二の眼前でそれが実体化する。バイブのような形をした性玩具だった。

「咲耶、大丈夫か」

「ゆ、悠二さん……ひどい……っ」

 咲耶は総身をびくびくと震わせながら、荒い吐息と共に甘え声を上げている。悠二は抗議を無視して咲耶に近寄る。言うまでもなく、その双臀の狭間にある肛門へ照準を定めていた。

 くびれた腰の下にある、煽情的なふくらみ。しっかりとした筋肉が土台としてあり、ふっくらと柔らかな脂肪が乗った双丘。最高級の白磁のような、瑞々しい美肌。それは、見ているだけで垂涎モノだ。自在に触り堪能できるのは男冥利に尽きた。

 この世に生きとし生きる全ての男たちが、このアイドル白瀬咲耶の美尻にすがりつきたい、むしゃぶりつきたいと願うだろう。

 だが桜庭悠二は、そんな男たちの先へ行く。すなわち、咲耶の――色素の沈殿がほとんどない──薄桃色な窄まりを愛撫するのである。

 この不可侵の楽園を開拓することによって、恋人の全てを我が物とするのだ。

「咲耶……それじゃあ、挿れるからな……コレを」

「……ッ!」

 咲耶は俯いて、何も答えない。どうやら相当に、恥じらっているらしい。

(だが、だからこそいじわるしたくなるんだけどね……)

 悠二はそんなことを思いながら、性玩具の先端をそっと咲耶のお尻へと近付けるのだった。

 キュッとくびれた腰つきから太股にかけての、古代の名工が創造した女神像のような至上の造形美。そして、ふっくらと盛り上がった純白の双臀。

「さぁ、咲耶……力を抜いて」

「わっ……わかったよ、悠二さんっ」

 悠二は咲耶の乳房を搾り滲み出た母乳を性玩具に塗り付ける。それを感覚し、咲耶が掠れた声を上げた。 

 咲耶はどこか期待しているかの眼差しで悠二が持つ性玩具を見ている。ここ暫く、悠二は咲耶がアナルへの抵抗感が薄くなるように愛撫していた。

「少しだけ拡げておくか」

「あぁ……あぁあぁ………悠二さ……ん……っ」

 悠二がそっとシワを押し伸ばすように愛撫していくと、咲耶は甘い吐息を漏らす。ふっと緩ゆるまったアナル。指先をグッと押し込めば――その門のなかへ、つぷりと入り込んでいく。

「あ……あぁ……っ」

 咲耶の恍惚とした表情と甘ったるい喘ぎが上がる。

 しなやかな肢体をびくりと撓しならせ、両肘をついた状態で背を反らす恋人。

 咲耶の可憐な肛門。その締まりが増し、第二関節まで入り込んだ悠二の指を愛おしげに食い締めはじめた。

「あ……んっ、入ってぇ……っ」

 指先をくにっと曲げると、恋人の呼吸が激しくなる。透き通るようなくすみない身体には、先程までの火照りとは異なる赤みが差しはじめた。

 じっとりと脂汗が浮かび、総身が緊張から固くなっていくのが分かる。

「どうしたんだい、怖くなってきたか?」

「い、いえ……その……っ」

 ゆっくりとアナルから指を引き抜き、その臭いを嗅ぐ。

 むわりと独特な香りが漂い、思わずうっとりとしてしまう。

 しかし、咲耶が四つん這いのままこちらを顧みてきたのを見て、悠二は表情を引き締めた。

「こわくなど……ない、よ……」

「そうか、そうだよなぁ……。何しろ友希那たちの姿を見ている訳だし、気持ち良くなれるのが分かっているからな」

「……っ」

 恋人の表情は真っ赤。そして恥じらうように美貌を伏せた。悠二はそんな咲耶にゆっくりと囁き掛ける。

「だけど、いきなりアナル挿入で気持ち良くなれる可能性は少ないだろう。もしできたのなら、真正のドスケベに違いない」

「……そ、そうなのか」

 咲耶の全身がびくりと竦んだ。もしかすると、怖気付いてしまったのかもしれない。だがそれも仕方がないことだろう。人間、いざ覚悟の時を前にすると存外に躊躇してしまうものなのだ。

「だから、あまり無茶はしないようにはするつもりだ。安心しろ……愛する君を、絶対に傷付けはしないから」

「悠二さん……っ」

 咲耶が感激の声を漏らす。

「だけど、まずはなかを綺麗にしておこうか」

「え?」

 咲耶の肛門へ、性玩具が入り込む。咲耶の身体が硬直し、肛門括約筋がキュッと締まった。だがしかし、性玩具はいとも簡単に腸内へと侵入すると、ただちに起動した。

「あ……ぁ、いやぁ……っ! あ、ぁあぁぁあぁ……っ!」

 性玩具が蠢き、腸内にあるものを、たちまちのうちに吸い込まれていくのが分かるのだろう。咲耶が顔を真っ赤にして、ジタバタと抵抗しはじめる。

 だがしかし、性玩具はそれを全く意に介せず腸内清掃に勤しんでいた。この悠二が持つ性玩具はアナルを使う(・・)ために腸内を清掃してくれるものだ。しかも、咲耶から吸い込んだモノはどこへ消えたのかは悠二にもわからない。

 悠二は起動中の性玩具の振動を感覚し、咲耶の腰を押さえながら、そっと尋ねる。

「咲耶……君は、随分――溜め込んでたみたいだな」

「あ……あぁああぁっ!? いっ、いやぁ……言わないでくれ……ッ!!」

「ほらほら、暴れるな」

 羞恥心からもがき暴れはじめた咲耶を押さえつけながら、悠二は性玩具の状態を確認した。

 この性玩具のなかに、麗しい咲耶のモノがあると思うと悠二は背徳感を感じた。

「恥ずかしいな……よりにもよって悠二さんに、知られてしまうだなんて……」

 咲耶は恥辱にまみれた顔で、総身を震わせながら呟いた。

 性玩具による腸内清掃が終わり、抜き取られたことで、少しだけ口を開けて緩んでいるアナル。

 そこに悠二が優しく舌を這わせたことで、咲耶は「ひぅう!?」と可愛らしい悲鳴を上げた。

「なっ、悠二さん……ッ!? 何をなするんだ! やめてくれないかっ! きたないじゃないかっ! あっ、やぁん……っ」

「まったく、何を言っているんだ咲耶は」

 ねっとりと舌先で肛門をねぶりながら、恋人の窄まりのシワの本数を舌先の感覚で数えるように愛撫する。

「……んうぅうぅっ!?」

 薄桃色の清潔なアナル。悠二はにゅるりと舌をそこに潜らせた。若々しく力強い括約筋の力によってきゅぅっと締まり、侵入してきた異物である悠二の舌をひり出そうと懸命になっている。

 その生々しい肉の動きを感じ取ることができて、色々な意味でたまらない感銘を受ける。

「だめだよ……っ、いけないっ! そこは汚い――」

「いや、だから汚いということはなくて……性玩具(コレ)で浄化されていると言っただろうが」

「あぁ……だけど、だけどぉ……はぅ……うぅ……っ」

 肛門裏の粘膜をにゅるにゅると這っている悠二の舌。その感覚は、咲耶へ伝わっていることだろう。愛する男に自分のアナルを丹念になめしゃぶられているという羞恥心。

 咲耶の官能で悩乱していることは、彼女の雰囲気を見れば容易に見て取れた。

「あぁ……いや、ぁ、ふぁ……っ、あっ、あ……あぁあぁ……っ、そこ、ああぁあぁあぁ……おく、奥ぅ……っ!」

 生まれてはじめての、恥辱に満ちたアナル嘗め体験。その異様な快楽にもう息も絶え絶えである。全身を汗でてらてらとぬめらせて、必死に食いしばっている真っ白い歯はカチカチと音を立てていた。黒絹のような髪は頭が揺れるたびに振り乱している。

 追い討ちをかけるように悠二は咲耶の肛門を嘗めながら、彼女のクリトリスを撫ではじめた。

「あ……あぁあぁ……っ、だめ……クリちゃん、だめぇ……っ」

 すっかり開発されてしまっている陰核は、アナルへの違和感を打ち崩すほどの性感をもたらしていた。

「あぁ……それにしても最高の蕩け具合だ……咲耶のアナルは。これだったら俺の股間も受け入れられるだろうな」

「そうか……あなたを受け入れることができるんだね。とても光栄なことだ」

 咲耶は心底嬉しそうな微笑を浮かべた。

 それを見てから悠二は、咲耶の身体をそっと裏返す。咲耶は恥じらってはいるものの抵抗はしてこなかった。そして咲耶は、悠二のなすがままになって、まんぐりがえしに身体を開いている。唾液にぬめる美しい薄桃色の肛門はふやけ、僅かに開いて、内側の粘膜を曝していた。悠二の肉幹を受け入れる準備が、ゆっくりと整いつつあるようだった。

 悠二は指先が伸ばされる。

「あ……あぁ……っ」

 そして、ひくひくとひくついているアナルの縁をツーッと沿うように撫で上げていく。咲耶はそれが心地好いのか、びくびくと腰を震わせた。

 先程までキュッと締めて悠二の侵入を防ごうとしていた肛門は、もはや拒む必要はないとばかりに開いている。

 咲耶もこちらは未だ処女なのだから、あまり緊張する乙女をいじめるべきではないだろう、そう思い、そっと咲耶の太股にキスをした。それからゆっくりと立ち上がり、咲耶の股間に悠二は肉幹を据え置いた。

「あまりもったいぶることもないな。緊張してしまうだろうし」

「あ……うぅ……っ」

「咲耶、挿れるからな……。お前の最後の処女は、俺が貰い受ける」

「……はい」

 咲耶の姿勢はまんぐりがえしのままだ。後背位の方が、アナルセックスをする上では楽なことに違いない。

 だがしかし、悠二は肛門ではじめて男を受け入れる咲耶を、見つめ合いながら交わりたかったのだ。




もっと咲耶以外にも推しのアイドルをハーレムに加えたいけれど他にもハーレムに加えたいヒロインが多すぎる!


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02

エミュが解釈違いならばごめんなさい!


「ん……っ」

「咲耶、大丈夫だから……ゆっくり息を吸って、吐いて……力を抜いて」

「わ、わかった……っ」

 だがしかし、咲耶の身体はますます強張るばかりだ。

 どうしたものかと悠二は少し考えると、咲耶の豊かな乳房を揉みはじめる。悠二は咲耶の乳首が絞られるように抓る。途端、ぶじゅりと濃厚な母乳が迸る。

 母乳は乳首の先端部分から一直線に飛び出すものではない。乳首のありとあらゆる部分から、四方八方に飛び散る。悠二も咲耶も身体中に、咲耶の甘ったるい体液でぐっしょりだった。

 咲耶は搾乳の解放感と快楽に身悶えして声も上げられないらしい。先程までのアナル攻めによって、性感は敏感になってしまっていたのだろう。

「う……あぁんっ、あっ……あぁっ」

 悠二による咲耶の乳搾りは続ける。母乳がぶびゅるるるっと宙を舞う。咲耶は嬌声を漏らし、とろんとした瞳で悠二を見つめていた。

 明らかに彼女は、俺のことを欲している。

「あ……あぁあぁ……っ、悠二さん………っ」

 母乳という擬似ローションにまみれ、ふやけきった薄桃色の窄まり。ヒクヒクと物欲しそうにひくつかせているアナルへ、悠二はゆっくりと肉幹を沈めていく。

「できるだけ力は抜いておきなさい。裂けて切れ痔でもしたら大変だからな」

「わかったよ……」

 覚悟を決め、肉幹を持って狙いを定め直す。そして、体重をかけて一気に愛する恋人の、最後の処女地へと身を進めた。

「あ……あぅ……っ」

 一瞬の抵抗感。だがしかし、悠二の進撃を押しとどめることはできない。ずるんと亀頭がアナルを通過する。竿がにゅるんと呑み込まれ、根元まで埋まってしまう。

「あ、お……っ」

 咲耶は肛門を穿たれて、いままで聞いたこともない、獣のような声を上げながら目を白黒させている。そして彼女の肛門はキツかった。非常にキツかった。

 奥の方はほとんど締めつけがないのだが、根元の締め上げが尋常ではない。

「咲耶、大丈夫か……?」

「あ……ぉ……はぁ……っ、は……っ、はぅ……っ」

 心配になった悠二の呼び掛けに、咲耶はまともな応答を返してくれない。衝撃が大きすぎて、会話どころではないのだろう。

 水揚げされた魚のようにびくんびくんと身を震わせながら、全身から汗をじっとりと滲にじませて、喉奥から声を響かせている。

「咲耶……ありがとう、これで君のアナル処女も……俺のものだ」

「あ……う、う……っ」

 咲耶は声を出さない代わりに、一生懸命頷いていた。きっと、とてつもない異物感に襲われて、辛いに違いない。

「これで咲耶は身も心も、すべて俺のものになったな」

「ん……はっ、うぅ……っ」

 悠二の言葉に、恋人はこくこくと頷いている。

 目尻からは涙が零れているが――それは肛門を貫かれたことの苦しみなのか、あるいは情動の昂りによるものなのか。

 桜庭悠二はとうとう白瀬咲耶のアナルを犯し、口・膣・尻という人間の性交で用いられる孔は総てを征服するに至ったのだった。

「ありがとう、咲耶……。これからゆっくりと肛門こちらを慣らしていけば……ずっと、お前と交わっていられるな」

「……えぅ……っ?」

 その美貌は汗と苦悶でぐちゃぐちゃだ。彼女の瞳に浮かぶ疑問符を見つめながら、悠二は咲耶の頭を撫でながらそっと囁く。

「君と愉しむプレイの内容はさらに増えたことになるからね。今後はこっちも愉しませてもらおう」

 悠二はそう言いながら、優しく咲耶の美巨乳を揉み、乳首を摘まんで母乳を噴きしぶかせる。

「うわぁ、凄い……」

「ん?」

「え?」

 不意に声が発せられて、悠二が振り返れば一之瀬帆波がいた。彼女も今日は呼んでいたが、咲耶の調教に時間をかけすぎて悠二は帆波を迎えることができなかった。

「ああ、何の用意も出来てなくてごめん」

「いいよ~。あたしも勝手に入って来ちゃったし」

 帆波は咲耶が初めてのアナルを悠二に捧げたことを知った。

「ふふ……咲耶さんは初めてだから苦しいかもしれないけれど、慣れればとても気持ちいわよ」

「……っ!」

 こんなにも苦しいのに、本当なのかと咲耶は疑うように帆波を見ている。帆波は嫣然と微笑みを浮かべる。

「悠二さんに肛門がめくりあげられるほどにズコズコ犯してもらって、腸越しに子宮をドンドンって揺さぶってもらえるのは……本当に気持ち良くていいのよ。その時にね、クリトリスをくにくにと弄ってもらったり、摘まんでもらったりすると――それはもう、頭の中身が蕩けてしまいそうなほどの心地良さなんだ」

 アナルセックスに魅了された帆波は、はぅ……と悩ましげなため息を漏らす。

「咲耶さんも、きっと肛門での性行為を気に入ってくれる思うよ。だから、悠二さんにおしりを可愛がってもらえるように、いまはしっかりと躾けてもらおうね!」

「う……うぅ……っ」

 悠二は帆波の言葉を聴きながら、咲耶の乳首の先端だけを人差し指で擦りながら、残りの四本指をバラバラに動かして乳房をマッサージしている。そして乳首をいじめられることによって、咲耶は肛門をきゅんきゅんと戦慄かせていく。その快楽はダイレクトに悠二に伝わり、彼自身も気持ち良くなる。

「だけどさ、咲耶さんはアナルセックスにはすぐに慣れてしまうかもね」

「ふっ、あぅ……っ?」

 息も絶え絶えといった感じの咲耶に、帆波が悪戯っぽく笑った。

「だって、悠二さんにこれでもかというほどに……躾けてもらっているじゃない」

 帆波は岩塩で形作られたような細く白い指で、咲耶のお腹を撫でる。

「いまは違和感の方が強いかもしれないけど。けどね……ここをおちんちんで揺さぶってもらえたら、心地好さを感じるはずよ。トントンと優しく突いてもらって、クリトリスもぐりぐりしてもらって――ゆっくり、アナルおまんこに慣れていこうね」

 愛する恋人である帆波はそう言って、悠二に視線を向けてくる。悠二も帆波に見られながら、アナルセックスを継続する。

 まんぐりがえしという体勢もあって、咲耶の子宮のあたりを小突くのは簡単だった。そして腰を揺らめかせるたびに、彼女は肛門をギチギチに締め上げてきた。

 首を反らして声にならない声を上げている淫ら恋人。その乳房には帆波の両手が置かれ、乳首をまさぐっている。

「あたしも手伝うね!」

 そして悠二も、右手で咲耶の身体を支えながら、左手でその陰核をこねくり回していた。

「あ……おっ、あぅ……うぅっ、あっ、あうぅうぅ……っ」

 肛門や体内からの苦悶。子宮を揺さぶられる疼き。クリトリスを責められる快感。乳首を摘ままれ母乳を噴き出す心地良さ。それらに思考を支配された咲耶は、己の美貌を両手で隠す。呻声とも嬌声ともつかない声をああげて悶えはじめていた。

「安心して、咲耶さん」

 びゅるびゅると母乳を絞り出しながら帆波が囁く。

「お尻に入れてもらうのに慣れた時……苦しいのは消えて、心地好さだけが残るから」

「うあ……っ、はっ、あう、ああ……んふぅ……っ」

 恋人ふたりの淫靡なやりとり。それを間近で見ている悠二はどんどんと興奮を高めていく。

「あっ、あ、あぁ……っ」

 こつん、こつんと腸内を優しく小突く。そのたびに、咲耶は腰を痙攣させた。そして咲耶は快楽に酔い痴れる。うっとりとして潤んだ瞳。蕩けた目尻からは幾筋もの悦楽の涙が零れていた。咲耶の顔は紅潮し、眉はへにょんと垂れている。半開きの清楚な唇。その狭間から漏れる溜息は熱く震えている。

「んぉっ」

 咲耶が奇妙な喘ぎ声を上げた。悠二が強めに腰を突き出した。恋人は、己の出した声が信じられなかったのか――目をまん丸に見開いている。

「んっ、んひゅぅ……っ!?」

 悠二は腰を動かしはじめた。肛門の締まり、そして腸の生暖かさから悠二の身体はどんどん昂っていく。

「おっ、おひり……っ、めくれっ……裏返っちゃ……っ!」

 悠二の肉幹を引き抜くと、アナルの壁が一緒にずるっと引き出される。シワが伸びきったところで、悠二は改めてペニスをずるりと押し込んでいった。

「あ、あっ、あぅ……うぅうぅ……っ」

 腰を打ちつけるたびに咲耶の尻はぶるんぶるんと波打ち、乳首を固く勃起させた豊かな乳房はぷるぷると震える。

 咲耶の秘所からは愛液が沁み出して滴り、咲耶のおへそに溜まって溢れて行った。

「おぉう……咲耶のアナル、キツくて良いな……ッ!」

 咲耶は悠二の言葉に真っ赤になって恥じらっている。その様子を見ていると、腰の動きが更に速まってしまう。そして肛門がめくれ子宮口を裏側から小突かれるたびに、咲耶の美貌はいやらしく、淫らに崩れていった。

「ぉ……あふっ、あう……っ、んぉ……っ」

 美しい顔、端麗な唇、そこから漏れ出てくるアナル攻めの結果としての、唸るような喘ぎ声。興奮した悠二は、射精に向けて全力で肉幹を出し入れしていった。

「なっ、ゆうじさん……ぁ……っ」

 咲耶の声が切羽詰まったものになり、大きくなっていく。咲耶はまんぐりがえしという情けなく恥ずかしい格好で、悠二の肉幹を肛門で締めつけてきゅんきゅんと戦慄いた。

「咲耶、射精(だす)よ……!」

「あっ、あうぅ……うぅうぅうううぅうぅうぅ……っ」

 腸越しに咲耶の子宮をゴリッと付けば、咲耶が喉を反らしてガクガクと痙攣する。膣孔からびゅびゅっと愛液が吹き、さらには黄金色の生温かい液も噴き出してきた。生暖かくアンモニア臭のするそれは、悠二の胸に掛かってお風呂場の床へと落ちていく。恋人のあられもない姿は、悠二を激しく興奮させて精液を込み上げさせた。

「く……ッ、射精()る……ッ!!」

「あ……っ、ん……ふぁ……あああぁぁ、ぅひゃあぁぁ……っ!!」

 腸壁に押し付けられている亀頭がぶくりと膨れ上がり、どぼどぼと大量に射精する。腸内に放出される温かい精液の感覚と熱によって咲耶はガクガクと身を震わせる。

 悠二に小便を引っ掛けてしまったことを詫びることもできず、彼女の身を焦がす法悦の白炎が、その清麗妖艶を極める女体から立ち上っているようだ。

「あぁ……ものすごく射精()たな……」

 ずるん、とペニスを引き抜けば、咲耶の肛門はぽっかりと空いてひくついていた。そして咲耶は身体を弛緩させてガクリと気を失ってしまったように眠ってしまった。

 流石に彼女はもう無理だな――そう思ったところで、帆波がうっとりと声を上げる。

「ああ……素敵、悠二さん……まだ……大きい……」

 帆波は餓えたような眼差しで、うっとりとした目で悠二を見つめている彼女は眠っている咲耶の横で、スカートを履いたままパンツを脱ぎ捨て、スカートを捲り上げて足をM字に開き、濃い陰毛に覆われた秘所を見せつけ、腰を揺らめかせる。

「お願いします……悠二さん、どうか、どうか私にも、おちんちんをください……」

 悠二はごくりと生唾を飲み込んで、帆波にのしかかる。彼女の制服と下着を脱がす。

「ああっ、はあっ、ん……」

 悠二は帆波の豊満な乳房を揉んだり、吸いついたりした。帆波は身体を震わせながら甘い啜り泣きを悠二に聞かせる。

「あむっ、ちゅ……ちゅる……」

 美少女が口を寄せ、舌を差し出し悠二の唇の隙間をこじ開け、絡ませる。

 咲耶の肛門に挿入したままの肉幹だが、性玩具によって浄化された腸内なので問題ないだろうと悠二は思い、帆波の膣口へ挿入する。秘所を穿たれ嬌声を上げる帆波の淫ら貌を間近で見つめながら、悠二は考えた。じきに咲耶も目を覚ますはずだ。その時にもう一回、肛門をほぐしてあげよう、と。いまの咲耶ならば、すぐにアナルセックスに夢中になってくれるに違いないと予想した。




筆が乗って帆波も参戦!彼女の話を書くならもっとSっ気が強くなるかも……?
今回の咲耶みたいに帆波単独のお話は、皆さんからの要望があれば書きたいと思います。(タスクがさらに重なる音)

とりあえず、グレイフィア編を完結させなければ!


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由比ヶ浜母娘編
01 (エロなし)


新章です。アニメ放映中には書きたかったのでなんとか間に合って良かったです。最終回までには書き切れたらいいな……


※ちゅーやとの会話を一部変更しました。


 桜庭悠二は金曜日、休暇を取った彼は婚約者と同居を始めた友人の新居へ遊びに行くために千葉県へ向かった。友人宅を出た後、いつものモンスター探しとは探索範囲を変えてみようという思惑と、渋谷以外のプレイヤーの集会所を探すためだ。

 ラブ・ハンターのマップを見ながら探索していると、悠二が設定した条件に該当するモンスターの反応はない。

 しばらく歩き回り千葉パルコに入ってみれば漸く、プレイヤーの反応を見つけた。相手は悠二よりも年上に見える。三〇代だろうか。恰幅がよく血色もよくつやつやとしている。

「こんにちは」

 悠二はプレイヤーらしき人物へ勇気を持って訊ねてみた。

「あなたが、やっているのはボールですか? それとも矢のほうですか?」

「矢のほうだね」

 悠二が確認するためのやり取りはかつてギブスンと行ったものと似たようなものだった。男は気さくに応じた。

「ここに来るのは初めて?」

「はい、渋谷のほうと新宿は行ったことはあるんですが、ためには遠くへ行こうかとおもいまして」

「そうだったか。私はちゅーや。レベルは八二。よろしくね」

 男……ちゅーやはレベルも一緒に自己紹介した。

「ディックといいます。レベルは六三です」

 グレイフィアを調教している期間にも彼女以外の恋人たちと交わっていたこともあってついにレベルは六〇を越えていた。

 二人は互いに一匹ずつモンスターのデータを見せあった。悠二は少し考えて、SSRは隠しておきたいと思い、堀北鈴音を見せた。ちゅーやが見せたモンスターのレアリティはSSRだった。

「へえ、可愛いな。黒髪ロングのクール系美少女か……。いいね、スタイルも良さそうだ」

「ありがとうございます。仰る通りとてもいい子ですよ。ちゅーやさんのところの娘もいいじゃないですか」

 ちゅーやが見せたモンスターは金髪に染めたロングヘアの切れ長の目のギャル系美女だった。点数は九五点。

「まあね、結構気に入っている娘でね」

 ギャルっぽい様子のモンスターが好みということは、ちゅーやは今井リサも好みかもしれない。見せたらトレードを頼まれるかもしれない、悠二はそう考えた。彼にはリサは伏せておこう。

「それよりもちゅーやさん。援護射撃を使ったことはありますか?」

 掩護射撃とはプレイヤーがレベル六〇になると解禁されるスキルだ。プレイヤーが所持モンスターに矢を持たせて、モンスターがプレイヤーの代行として別のモンスターを捕獲することができるスキルだ。

「何度か使ったけど、やっぱり上玉を捕まえるのは難しい。君はどうだった?」

「まだ使ってないんですよ」

「そうなんだ。俺は何度か挑戦してモンスターの友人を捕まえたよ。今では、友達同士を並べて楽しんでるよ」

「そうなんですか……。ちなみに、ちゅーやさんが掩護射撃で狙って失敗した相手というのは?」

「今見せたモンスターの友達。……親友ってほどの仲でもないみたいだった」

「そうなんですね。ありがとうございます」

 貴重な情報を提供してくれた先達に、悠二は丁寧にお礼を言った。今の自分では彼にお返しできる情報はない。

「俺はそろそろ帰ります。今日はありがとうございました」

「そうか、それは残念だ。せっかく話し相手が来たと思ったのに」

「すみません、また来ますので。掩護射撃について、何かわかりましたらご連絡しますよ」

「うん、楽しみにしているよ」

「今度会ったらお仲間を紹介してください」

「ああ、いいとも。新しい人はいつでも大歓迎だよ。情報交換もトレードもいいよ」

「はい。それじゃあ」

 悠二にとってギブスン以外に出会ったプレイヤーとの交流は終わった。そのまま、悠二は千葉に残りモンスターを探していた。

 終業後の社会人を狙うならばもっと都内へ向かうつもりだが、近くに学校が数校集まっているこの地区ならば、狙い目は下校中の女子高生や小学生や幼稚園児の子どもがいるような母親だろうと、悠二は決めた。

設定は同様70点以上にしてある。マークは少しずつ表示されるている。それはほとんどがRとSR。

SRでも特別、不満があるわけではない。しかし、欲をいえばURを求めたい。

 一時間歩いたとき、JR海浜幕張駅付近でついにURの美人が一人で歩いていたのを発見した。

 童顔の愛らしい顔立ち、ウェーブのかかった茶髪、着崩した制服、黒いブレザーを羽織っており、着ている白いカッターシャツは隆起して胸の大きさを隠しきれていない。

 ──これはゲットするしかない。

 社会人である悠二ではモンスターの捕獲に費やせる時間は少ない。平日は仕事があるのでモンスターの育成も含めれば、業務後にあの娘を捕獲するために千葉へ向かうのは難しい。

 悠二は道の端でスマホをいじりながら、彼女が通り過ぎるのを待ったあと、悠二も彼女のあとをさりげなく歩き出す。

 駅までの間にいくつかある信号で立ち止まるときに捕獲する。彼女の歩くスピードに合わせて、一〇メートルくらいの間を空けて尾行する。

 駅の手前の信号で彼女は赤信号で立ち止まった。悠二は彼女の後ろに立ちスマホを操作した。矢が放たれて彼女を射抜いた。

 

『捕獲しました』

 

レア度:UR 点数:82

氏名:由比ヶ浜結衣

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:通常(40)

身長:151cm

体重:48kg

3サイズ:B86/W59/H84

バストカップ:F

 

 総武高校二年F組。奉仕部という風変わりな部活に所属しているらしい。その他、経歴や家族構成などの情報が悠二のスマホに入ってくる。

 信号が変わって結衣は歩き出している。悠二はアプリで彼女を通話で呼び出した。

 歩道の真ん中で立ち止まった結衣は端に寄る。スマホ越しに悠二の声を聴く。

「ふああ……」

 結衣は吐息を漏らし、微かに肩を震わせた。すると、隣にいた悠二に気づいたようで悠二のほうへ振り向いた。悠二のもとへ近づいてくる。

「こんにちは。俺はディックこと桜庭悠二。君の飼い主になるからよろしく」

「え、えっと……よ、よろしく、おね、お願い、します……」

緊張してお団子のように結い上げている自分の髪を弄る結衣に、悠二は微笑みかける。

「もっと楽にしていいから。頑なならないで」

「は、はい!じゃあ……やっはろー!由比ヶ浜結衣です!」

気を取り直して結衣は自己紹介した。朗らかな笑みは見ていて悠二も気持ちが良い。よい娘を手に入れることができた。悠二は

「ああ、それで君はこれから何をするか、わかるよね?」

悠二が訊くと結衣は羞恥で赤くなる。

「う、うん……。恥ずかしいけれど……初めてだけど、よろしくお願いします……」

「ああ、勿論だ。大切にするよ、結衣」

 人を惑わす悪魔(マーラ)のごとき笑みを浮かべて、悠二はお泊り回数券を結衣へ渡した。今日と合わせて土曜日と日曜日も使って結衣の調教を行うことにした。

 

 ◇◆◇

 

 結衣に自宅へ泊りになることを連絡させた。電話に出た母親が何も理由を聞かずに泊まりを認めたことに不思議そうだったが、悠二が「気にするな」と言われたあとは気にならなくなった。

 悠二は結衣を連れて帰宅する。悠二の自宅は以前の通りのマンションではあるが、最近では状況が異なっている。グレイフィアを恋人にしてからだ。グレイフィアが「ご主人様に相応しい住居にさせて欲しい」と悠二に平身低頭お願いをして、悠二はやや戸惑いながらもそれを認めれば、僅か一日で彼が住むマンションは一棟丸ごとグレイフィアの持ち物になっていた。事情を聴けば悪魔がこの世界で活動するために会社や法人を所有して自分は裏でこっそりと扱う、ということはよくあるのだという。しかも、今回使っている会社もサーゼクス他、グレモリー関係者では存在を知っている彼女くらいらしい。

「お邪魔しま~す……ええっ!? 中が凄く広い!? どういうこと!」

「……まあ、そうなるよね」

 結衣は瞠目して驚いた。外から見た景観と反して広い間取りに驚くのは無理もない。悠二も慣れるのに暫く時間がかかった。

 さらに結衣の注目を集めたのは悠二の帰りを待っていたグレイフィアだった。悠二をご主人様と呼び敬い、メイドとして振る舞うところをポケーとした顔で眺めていた。しかも、グレイフィアは股下〇センチの超ミニ化したミニスカート、突き出された大きな胸が出てしまいそうなほど襟ぐり深い、目のやり場に困るメイド服には絶句していた。

グレイフィアは事前に連絡を貰っていたので結衣の来訪にも戸惑うことなくメイドとして応じていた。

「今日いるのは君だけだったかな?」

 グレイフィアは豊乳で悠二の腕を挟み込み、突き出した尻を振ってスカートをヒラヒラと揺らしながら彼の首筋を湿らせながら報告した。

「今日は巴さんと鈴音さんがいらしてますよ」

「そうか。だが、今日は結衣をメインに愉しむからな」

「私もぉ……ハメてもらいたいです……」

「ダメ」

「あんっ」

 悠二の手がグレイフィアのスカートをめくって尻を撫で回すと、彼女はそこから淡い快感がぞわぞわと身体中に広がり、グレイフィアは腰を震わせた。

「今日は結衣の処女を捧げてもらうからさ。いっぱい可愛がってあげるつもりだから、そっち優先。ごめんね、グレイフィア」

「ああっ……、でも、仕方ないですね。私のオマンコを使いたくなったらいつでもお申し付けください」

「勿論だよ」

 悠二とグレイフィアの会話に聴きながら、結衣は緊張しながらも今日初めて会った男に、自分の初めてを捧げるとい事実に好奇心なのか恐怖心なのか不思議な昂揚で身体が熱くなっていた。




由比ヶ浜結衣
第11のヒロイン。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の登場人物。

新章の題名からも察していただけるかもしれませんが、結衣だけがヒロインではありません。ガハママもヒロインとして悩乱してもらいます!ガハママは原作からして情報が少ないので、オリジナル設定が多くなってしまいますがご容赦ください。


ちゅーや
悠二が出会ったプレイヤー。小太りで三十代の男性。
好みの女性はギャル系。プレイヤー名の由来は中原中也。
所持モンスター(名前だけ登場/設定のみ存在)
・倉敷玲奈(催眠性指導)
・津島理奈(催眠性指導)
・倉敷麗華(催眠性指導)


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02 (結衣、鈴音、巴、グレイフィア)

 由比ヶ浜結衣は黒いブレザーを脱ぐと、白いカッターシャツに隠した豊乳をまるで強調するように──本人にはその自覚はないようだが──右腕を胸で持ち上げ強調するかのように左腕を掴んでモジモジとしている。緊張しているからだろう。尻を振ってスカートをヒラヒラと揺らしている様子は獣欲をそそられる。

 悠二は結衣の髪を無造作に撫で、結衣の形の良い唇に吸い付く。

「!?」

 結衣の体が一瞬こわばる。彼女が緊張していることも慣れていないこともわかっているので、悠二は優しく唇を触れるだけのキスを何度も繰り返す。すると結衣も少しずつだがキスを返すようになる。

 寝室にはグレイフィア以外にも堀北鈴音や宇田川巴も入って来た。悠二と結衣のキスを三人は黙って見ていた。そのまましばらくキスをし続けていたが悠二はキスを止め、結衣をじっと見つめる。さあ、どうやって楽しもうか。悠二は由比ヶ浜結衣の扱いについて考えた。結衣は目に見えて緊張して身体が強張っている。もう少し、淫蕩な空気に当ててみようか、悠二はそう考えた。

「──」

 悠二は結衣の頭を撫でながら、グレイフィアたちのほうを一瞥した。何も言葉を交わしていないにも関わらず、彼女たちは自分の愛する男が何を期待しているのか正確に察した。三人は悠二のほうへ歩みよる。

 グレイフィアは画家がデッサンを望むような形のよい手で悠二のズボンのベルトを外して、手早くズボンを脱がす。下着も脱がすことで勇壮と屹立する小悠二が晒される。初めて見る男性器に結衣は赤面する。

 絶句する結衣を尻目に三人の女たちは悠二に寄り添う。

 女子高生とメイドが一人の青年の股座で顔を寄せ合い、一本の陰茎に舌を這わせている。いずれも美しい女である。淫蕩な表情で嘗める姿は、胴震いを禁じ得ないほど淫猥な様子だ。

 二枚の舌に絡まれている桜庭悠二の逸物はガチガチに反り返っており、その逞しさにうっとりする美女二人がねっとり嘗めて味わい続けている。

「ああん、本当に、素敵……」

 グレイフィアが下腹部を疼かせ肉感的な美尻をフリフリと揺らしながら、悠二の肉幹を嘗め上げるたびに脳髄は快楽に痺れる。

「んふっ。本当に、コレ……大好き。んはああ……」

 鈴音は逞しすぎる小悠二を讃える言葉が見付けられず、自分や巴やグレイフィアが嘗め濡らした逸物にスリスリと頬擦りすることで、自分が悠二にメロメロになっている雌であるとアピールした。気が強く悠二を拒絶していたかつての彼女はもういない。兄に認めてもらいたいという願いも失せて、桜庭悠二の女として尽くし愛することが至上命題となってしまった少女である。

「ふああぁぁ……悠二さんのオチンチン……」

 巴も鈴音に倣って肉幹をスリスリと頬擦りする。姉御肌で女子に好かれるタイプの少女だが、淫蕩な妖気を漂わせる彼女の顔は友人たちですら見たことがなかっただろう。魂まで男に囚われたことで、桜庭悠二の女としてあることを悦びとする新しい宇田川巴が生まれた。

 堀北鈴音と宇田川巴は左右に分かれて、肉幹を鈴口まで隅々まで嘗めまわしている。お互いの荒い鼻息がかかり、口腔の臭いすらわかる距離でもお構いなく無心に肉幹を嘗めて悠二を悦ばせようとしている。

「タマタマもこんなにパンパン……ああ、由比ヶ浜さんに注いだ後のおこぼれで構いませんから、このグレイフィアにも恵んでくさい。お願いしますぅぅ。なんだってしますぅぅ……」

 グレイフィアが顔を潜り込ませ、至福の表情で重たそうな玉を嘗め回した。夫や彼の眷属、グレモリー一族への愛情も既に失せた今の彼女は、桜庭悠二の忠勤なるメイドあり、彼の女である。性処理を任されることは彼女にとって幸せなことである。

 グレイフィアは服を着たままなのだが、エプロンは外してあるので勃起乳首がメイド服の生地を押し上げているのがはっきりわかる。ミニスカートの下にも何も穿いておらず、雌犬のように四つん這いになっているので、淫液をまるで涎を垂らしている淫口が丸出しになっている。

 鈴音もブレザーを脱いだだけの姿だが、彼女は下着を付けている。スカートから染みを広げた水色のショーツが覗いており、同色のブラジャーは硬くなって隆起している乳頭を裏地で虐めた。

「わわわ……す、すごい……」

 男女の痴態を呆然と見ている由比ヶ浜結衣の瞳に先程までと異なる光が灯る。淫らな欲望と羨望の光だ。

「結衣、こっちだ」

 悠二が手招きするとグレイフィアが動き、結衣の手を取って誘導する。異様な雰囲気に呑み込まれた結衣は思考力が麻痺して悠二たちに言われるがまま、されるがままになった。

「あんっ」

 悠二の手が結衣のスカートをめくって彼女の尻を撫で回すと、そこから淡い快感がぞわぞわと広がり、結衣は腰を震るわせた。下腹部が熱くなる。

 今日、桜庭悠二に初めてを捧げることになる、結衣はそう思うと結衣は悠二をじっと見つめて、口を開く。

「桜庭さん、私、初めてだから……リードしてくれる?」

「もちろん、いいよ。結衣の初めてのお相手となれて光栄だ」

 悠二の答えを訊いた瞬間、結衣は肢体をビクビクと躍らせる。理性が霞んでいく中、半身を寝かせる悠二は結衣のスカートの中に手を入れて白いショーツをずり下ろし、自分の顔へ結衣を跨がせた。

 悠二の顔に跨がっている由比ヶ浜結衣は白いショーツを脱がされて秘所を至近距離で悠二に晒している。

「あっ、んっ、はあああッ、ん、んううっ……」

 秘所を嘗め尽くしていく悠二の舌に、結衣は艶かしい声を上げて腰や背筋を戦慄かせている。彼女の表情を見れば悠二の行為に快感を得ていることは疑う余地もない。彼女は自分でも気づかないうちに、悠二の愛撫を助けるように自分でスカートをめくり上げている。

「あああ……すごいぃぃ……」

 舌先が膣孔をこじ開けて中に入り込んできた瞬間、結衣はまた快美恍惚に脳髄を溶かしていた。黒いソックスに包まれた足の先からウェーブのかかった茶髪の毛先まで、小さく痙攣している。

 入り口辺りの甘美な刺激が奥まで伝播することを考えると、それだけで頭の中が白くなってしまいそうだった。そして淫蕩に酔う瞳が無意識に、迎え入れる剛直を捉えにいく。

 二人の美女が這いつくばって小悠二に二枚の舌を絡みつかせて、唾液を塗りつける。二人の美女は至福に満ちた顔を紅潮させて瞳を昏く光らせていた。

 青筋をなぞるように這わせたり尿孔を刺激したりなどの個人プレーもありつつ、示し合わせてエラや裏筋を集中攻撃したり、亀頭を挟んだままディープキスをするように唇や舌を蠢かしてみせて、熱烈に愛撫している。

「んあああッ! んんぅッ!」

 雄々しい肉幹に見惚れていた結衣は不意打ちに似た刺激をクリトリスに受けて背が反り返し宙を振り仰いだ。

「さ、そろそろ処女を捧げてもらおうかな」

「はぁぁぁっ……はいぃ……」

 まだ快感が巡っている身体を悠二の顔から動かした結衣は、半ば倒れ込むように寝転んで仰向けになると、美しい白い足をM字に開いて、捧げる場所を悠二に見せつけた。恥ずかしさを抑え込んで悠二を見つめていた。

 

◇◆◇

 

 悠二は結衣の首筋をねっとりと嘗める。結衣は、目を閉じて、口を少し開き、甘い息を吐く。

「あぁぁぁんっ」

 悠二は結衣の乳首をねっとりと嘗めまわして、クリトリスを焦らすようにしながら優しく愛撫し、耳元で甘く囁く。結衣の女性器全体はしっとりと濡れていた。悠二は五本の指をすべて使って、膣の周辺を揉みほぐすように愛撫する。悠二の舌よりも彼の指は巧みに繊細な動きで結衣の膣口に甘い刺激を与えていた。結衣の膣口から愛液が溢れてくる。結衣の口から、甘い吐息が漏れる。生で入れても大丈夫であることはラブ・ハンターで判明している。

 悠二は結衣の膣口に肉幹をあてがい、ゆっくり円を描くように腰を回す。肉幹の先が秘所をゆっくりと押し開く。結衣が痛がらないように、悠二は結衣の頭を優しく撫でると、先程のように慈しむ様に暖かいキスをする。

「……んっ……」

 結衣の全身への愛撫は芸術品に触れる様に、優しく丁寧だ。頬から顎から首筋へ順番に指先で優しく撫でる。結衣の呼吸が少し早くなる。乳房を渦巻くよう撫でながら外から内に少しずつ中心に近づいていき乳首を指で弄ぶ。結衣の乳首はすでに固くなっている。結衣が気持ちよさそうなうっとりとした表情を浮かべている。乳首から得る刺激を気に入ったのだ。悠二は乳首を重点的に優しく転がすように責める。

「……はぁんっ」

 優しく甘い声が結衣から漏れる。悠二の十指は蛇のように結衣の肌を這う。腹、わき腹、腰、腿に触れる。

「…あぁんっ……気持ちいい……」

 結衣が上目使いで悠二のことを見る。その目は淫蕩に酔っている。

 結衣は悠二の肩に手を回し抱きついて来る。悠二はゆっくりと優しく腰を前後に動かしていく。そうしてゆっくりと肉幹を膣口へ押し込んでいく。

「痛いか?」

「んっ……大丈夫……気持ちいい……」

 大きく円を描くような回転運動で腰を動かす。結衣の体がビクッと反応する。結衣の膣の中の特に敏感なところに、悠二の肉幹が当たったようだ。悠二が攻めによって結衣の反応がだんだん大きくなってくる。

「……んぐっ……はぁぁんっ……んんっ……んんんっ」

 結衣は目を閉じ快楽に身を委ねている。喘ぎ声が大きくなる。悠二の肩に手を回した結衣の両手に力が入る。結衣の全身が震える。両脚はピンと伸びている。

「あぁぁあああぁぁんんっ」

 大きく口を開け、結衣が大きく叫ぶ。深くイッて結衣はガクッっと脱力する。悠二は結衣の頭を優しく撫でる。結衣は甘えるような表情でこちらを見る。

 悠二は優しく微笑むと腰を激しく動かして結衣の膣内の性感帯を激しく攻める。結衣の腰が小刻みに左右に振れる。結衣の息が激しくなる。

「……あぁぁあああぁんっ!」

 結衣の腹筋が小刻みに震える。背中は少し反っている。腰は悠二の腰に密着させるに擦り付けている。結衣の反応が可愛く思えて悠二は結衣の反応を堪能する。悠二がキスをすると、結衣が今度は自分から積極的に舌を絡めてくる。悠二が腰を大きく動かすと、結衣の膣内の最奥部に肉幹の先端を強く押しつける。結衣は思わずギュっと悠二にしがみつく。悠二も応えるように結衣を強く抱きしめる。結衣は、雌獣のような大きなよがり声をあげた。



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03 (結衣、鈴音、巴、グレイフィア、友希那、リサ)

10月にはラブ・ハンター連載1周年、湊友希那の誕生日とかあったのに更新出来ずにすみませんでした。

今回は短めですみません……


 桜庭悠二の寝室には熱気と淫臭に満ちていた。四人の女が一人の男のもとに集まり、媚態で惑わせ、狂わせているのだ。

「ああん……今日の悠二さん激しい……」

 由比ヶ浜結衣へ欲望を吐き出したばかりの剛直へ、堀北鈴音とグレイフィア・ルキフグスは陶然とした表情で舌を張り付かせる。肉幹に結衣の破瓜の血と混じっている男の精を嘗め取れば鈴音やグレイフィアの脳髄は忽ちのうちに悦楽に侵された。

「んぅぅ、ぢゅぶ、ぢゅぅぅッ……」

 グレイフィアは薄く笑い、肉幹の先端に唇を被せ、尿道の残る体液を啜り上げる。

 一方で、獣の格好で犯された結衣の下にいる宇田川巴は、結衣の秘所から零れ落ちる精液を啜り飲む。秘所から全ての精液を飲み干さんばかりに啜った巴は満足すると悠二の股の下へ頭を戻した。

 結衣を後背位で突き上げた悠二は二、三歩後ろへ下がって膝立ちになっている。彼に二人の美女が四つん這いで擦り寄り、男女の混合液に濡れた肉幹を嘗め拭い、仰向けになっている美女は陰嚢を嘗め回す。

 贅沢なお掃除をされている中、悠二はグレイフィアの髪を撫でながら、突き出されている結衣の尻を触る。恍惚の面持ちで寝ている結衣は尻を触られても僅かに身体を動かすだけで反応は鈍い。ふっくらと盛り上がった純白の双臀。尻肉は肉付きもよく、むっちりとした尻肉を指でくいっと持ち上げ菊門を見る。色素の沈殿は思いの外濃い。褐色のぷにぷにした窄まりが見えた。臭いを嗅いで牝獣の臭いを吸い込む。

「ひゃぅっ! ……だ、だめっ」

 結衣は抵抗するも、悠二の舌による愛撫を菊門に受けて悶えて抵抗もままならない。

「ここはもっと気持ちよく感じるようにしてあげるよ。今日からじっくりと楽しもう」

 愛撫をやめた悠二がそう言うと、結衣は戸惑いながらも身震いした。自分が性の饗宴に捧げられた生贄なのだと悟ったのだった。

 こうして悠二による由比ヶ浜結衣の調教は続き、レベル上げとともに好感度もMAXとなった。

 

 ◇◆◇

 

 日曜日の昼間、オフィスチェアに座る桜庭悠二の足の間には一人の女が跪き、彼の逸物に舌を這わせている。女は悠二の恋人の一人、湊友希那だ。友希那には黒革のアイマスクと黒革の手枷を友希那に施している。悠二の後ろに立つ今井リサは悠二の顔左半分に胸を擦り付けたり谷間に沈めたりしている。悠二の肌を愛おし気にリサは撫でている。

「はぁ、はぁ、んッ、ちぷっ、ちゅる……んはぁっ、ふうぅん、れへぇ……はぁぁ、ぢゅるんっ……」

 存分に肉袋や裏側を嘗めて濡らしている友希那は、腰に頬を添えるように顔を傾かせて肉幹を濡らしていく。後ろ手に枷をはめられているので屹立とした小悠二はフラフラと逃げ、それを口や舌や頬に感じる感触を頼りに追いかけ回す。だから彼女の顔は自分の唾液まみれになっていた。

「友希那も相変わらずスケベだな」

 まるで発情している雌犬のような友希那の様子に、悠二はそう感じた。

「あぁん……、悠二さんのオチンチン、とっても大きくなってる気がして……あああっ……嬉しくって……」

 照明の照り返しでヌラヌラと光る肉幹に頬擦りしてうっとりと溜め息を漏らし、ふがふがと鼻息荒く肉幹の臭いを嗅いで堪能している。友希那の象牙の柱のような脚──内腿はしとどに濡れており、学校制服のスカートの中から牝汁を、床に広げた水溜まりとなるほど滴らせる。

 友希那を捕まえてから一週間以上は経過した。彼女は既に悠二の昂奮具合を学習している。

「咥えろ」

「はああんっ、はいぃぃ……」

 友希那はふりふりと尻を振りながら返事をすると、臭いを辿りながら顔で肉幹を探し、先端を呑み込んでいく。

「んふううう、んんッ、ッ、ッ、んッ……んぅんッ……」

 限界のところで頭を止めると数秒ビクビクと身体を震え上がらせ淫液を垂らし、やがてスローに首を上下させながら舌を絡める。

 友希那の艶かしく荒い鼻息が室内に広がる。彼女の口内粘膜にゆるゆると肉幹をさすられる中、悠二はそれを堪能する。

「んぅぅん、じゅぶっ、じゅぶっ、んぅ……ぢゅるる……」

 たっぷりと唾液を絡めて陰茎を味わう美少女の様子に悠二は満足する。

「それで、悠二さん。まだあたしは会ったことないけど由比ヶ浜さんに矢を渡したの?」

「そうだ。まあ、物は試しさ」

 悠二がリサに話したのは、結衣を使って掩護射撃を使ってみようとしているという話した。そう考えたきっかけは結衣のスマホに保存されている画像を見たからだ。見目麗しい美少女や美女たちが映っていた。その中でも目をつけたのが結衣の母親である。

 目をつけた悠二は好感度MAXにして完全支配に設定した結衣に、矢を渡して母親を捕獲するように指示をしたのだ。

「今日チャレンジするって言うから、うまくいけばいいんだけどな」

 悠二はリサの乳房に顔を沈めて言った。

「そっか。うまくいくといいね!」

 そんな時、デスク上のスマホが震えだした。

 悠二は友希那の頭に片手を起きながら左手でスマホを取る。鈍くなった友希那の頭の動きは、悠二の手に促されて深いストロークに戻る。少しスピードが上がり、長い髪が揺れ始める。

「じゅぶぉっ、じゅるる、んふ……じゅぶん、ぢゅるぢゅるっ、じゅぷっ、じゅぷっじゅぷっ、んふぉぉ……」

 そんな音を立てて肉幹にしゃぶりついている友希那を股座に控えさせたまま、連絡を寄越した相手を確認する。

 

『二回で捕獲できたよ!』

 良し!と悠二は一人でガッツポーズをする。すぐにメッセージを返す。

『わかった!情報を送ってくれ』

『わかりました』

 暫くして結衣から《ラブ・ハンター》に情報が届いた。

 

レア度:UR 点数:85

氏名:由比ヶ浜瑠衣

年齢:39歳

レベル:0

交際経験:2人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:無関心 (27)

身長:163cm

体重:45Kg

3サイズ:B86/W59/H86

バストカップ:D

 

「ガハママ若い! 遺伝子強いな~」

 思わず悠二は唸った。後ろから覗き込んだリサも同意する。

「ホントだ! 若い!」

 悠二は今後の指示を結衣に与える。母娘を揃えて愛撫することが楽しみにして、なるべく早めに瑠衣とも会えるようにセッティングをしようとしていた。心が躍る悠二に合わせて、友希那が咥える肉幹が暴れ回る。しかし彼女はアイマスクをつけていても分かるくらいに恍惚とした顔で愛おしげにオーラルセックスを続けていた。




由比ヶ浜瑠衣
第12のヒロイン。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の登場人物。由比ヶ浜結衣の母親。名前、年齢は本作のオリジナル設定です。

由比ヶ浜母娘にやって欲しいことがありましたら募集してます!勿論、結衣だけ、瑠衣だけを相手にしたリクエストでもいいですよ。


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04 (由比ヶ浜母)

話は出来ているんです。ただ頭から出力するのが難しいだけなんです……。
更新が遅れてしまい、申し訳ございません。短いですが投稿します。



 桜庭悠二が由比ヶ浜結衣の知己の人間の中から、雪ノ下雪乃、一色いろはと言った美少女ではなく母親の瑠衣を自身に捧げさせた理由はいくかある。

 まずは単純に瑠衣に惹かれたからというものがある。結衣に自身の肉幹をしゃぶらせながら、彼女のスマホの中身を見て獲物の品定めをしていたときに雪乃やいろはたちと同じく、そそられるものがあったからだ。そうしてもう一つが掩護射撃の実験である。

 掩護射撃の使用感やその時の状況を聞いて、矢を放つモンスターと標的にされたモンスターの関係性──より親密であるかどうか成功率が向上するか否かの決め手になるのではないか、という仮説を立てて結衣に肉親である瑠衣を狙わせた。

 最初は驚いた結衣ではあったが、すぐに了承してくれた。悠二を深く愛し恭順している結衣にとって、自分の親しい間柄の女性が悠二に隷属することはこの上ない幸福であると信じていた。母親がその幸福によくするのは心底嬉しいのだ。

 結衣は瑠衣の捕獲に成功した。渡した三本の矢をすべて使い失敗するかもしれないと思ったが、成功したことは仮説の裏付けになるのではないか……。

「いや、まだ何度か試してから結論を出したいな」

 悠二は結衣が瑠衣を連れてくるのを部屋で待っていた。今日は由比ヶ浜母娘をメインに愉しむため、今の時間帯は他の恋人たちは不在である。

「そうだ。そろそろ、Roseliaをひと揃えに欲しいから友希那たちに協力させるか」

 氷川紗夜、宇田川あこ、彼女らもいずれは手に入れるつもりだったが、掩護射撃の実験にも利用させてもらう。酷薄な笑みを浮かべて、悠二は友希那、リサ、燐子、巴にメッセージで相談した。彼女ら二つ返事で協力に同意した。そこで由比ヶ浜母娘が来るまで恋人たちと意見のすり合わせを行った。

 

 ◇◆◇

 

 由比ヶ浜母娘の訪問を悠二は心から歓迎した。

「やっはろー!」

 結衣はテンションがいつもより高めだ。新参者の自分が掩護射撃の成功というお手柄をもらったこと、悠二の役に立てたことで心が浮き立つ思いだった。

 一方で瑠衣は表情が硬く元気がない今でも、輝かしいオーラを悠二は感じた。結衣が大人として磨かれて、良い歳の取り方をすれば瑠衣のような女性になれるのだろう。これで笑顔になったら、それを見ただけで悠二はそれに魅入られることだろう。全体で上品な大人の色気が溢れている。この女性に肉幹をしゃぶらせると想像すると、悠二の心は躍る。

「はじめまして、桜庭悠二です。私とあなたはどういう関係になっているのか、もうわかっていますか?」

「……はい」

 瑠衣は緊張で硬い声音で返答した。

「ママ~、悠二さんにちゃんと挨拶して?」

「う、うん……」

 瑠衣が悠二を見上げる。

「ゆ、由比ヶ浜瑠衣、です……。悠二さんのオンナにしてください。お願いします」

「ああ……、勿論。これからもよろしく」

 突拍子もない物言いは結衣の発案なのか、結衣を見れば瑠衣の言葉に満足そうにうなずいていた。

「ちゃんと大事にするよ」

 そう言って悠二は瑠衣の顔を両手で挟み濃密なキスしていると、瑠衣の手が悠二の腰に回る。二人の腰が密着して、熱の集まった肉幹がズボン越しに瑠衣の体に押し付けられる。瑠衣は嫌がらず、肉幹に手を伸ばしてきた。

 瑠衣の目を見ると、うるんだ瞳で見上げて見つめ返してくる。

「欲しいのか?」

瑠衣は小さくうなずいた。

「じゃあ、まずは口でしてもらおうかな」

まずは服を着たままの人妻のフェラを楽しませてもらおうと悠二は考えた。瑠衣が自然な手つきで悠二のズボンとパンツを下ろす。慣れなさ、ぎこちなさがないのは処女とは違う点である。処女に自分好みに教育するのもいいが、人妻を相手に自分好みに調教するという楽しみを、悠二はグレイフィアを手に入れて学んだのだった。

取り出した肉幹は屹立しており、わずかに眉を寄せた美貌の人妻が顔を恥じらいつつ接近させる。

 瑠衣が亀頭を口に含めようとしたところで横から結衣が口を挟んできた。

「ママ、ちゃんと匂いも嗅いでね。オチンチンとタマタマで匂いが違うんだけど分かる?」

 初耳だった悠二が戸惑っていると瑠衣は先端から幹、肉袋にそれぞれ鼻を近づけて臭いを嗅いでいる。

「あら、本当ね。ちょっと違うわ」

 瑠衣は感心したようにつぶやいた。

「でしょ! いい匂いだよね」

「そうねぇ、ずっと嗅いでいたくなっちゃうわね」

美女に臭いを嗅がれる少し恥ずかしいけど悠二はさらに興奮した。娘と話し終えると瑠衣は亀頭を口に含んだ。

「あむ…………ん……んむ……れる……」

「おぉう」

 悠二は人妻の口淫に身を任せた。捕獲したばかりなのでもう少し抵抗しつつしゃぶるかと思っていたのだが、一切ためらうことはなかった。

「じゅる、ぴちゃぴちゃ、むふぅ、くちゅ、んふぅ、ふぅ、んふぅ」

 瑠衣はみるみるうちに顔を紅潮させ、悩ましく目を潤ませて、鼻息を鳴らすようになる。カウパー液が瑠衣の口内に触れ、僅かに汗で湿り出した悠二の肌に触れたことで瑠衣はさっそく、悠二の体液に対して中毒になるほどの快感を覚えていた。それによって悠二の肉幹に昂奮し、感じ、昂ってゆく。

「じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、……んんっ! んっ、ふっ、じゅぶっふ!」

 自分で胸を服の上からまさぐり、刺激し始めた。同時に口を激しく使っている。頭を前後に動かして出し入れし、フェラの勢いは激しく、巨乳が服ごしに悠二の身体にぶつかり波打つ。だが──。

──あまり、上手くはないな。

 瑠衣はフェラの経験は浅いと、彼女の口腔粘膜を味わいつつ、そう値踏みしていた。

 年齢を重ねてはいても、夫以外の男を知らず、セックスの回数も多くはなく特にここ最近では空白期間が長くなっている。テクニックが身に着けられないのも仕方ないことだろう。

 瑠衣のフェラのテクニックは悠二の恋人たちの中でも下から数えられる位置付けだ。悠二の恋人では新参である娘の結衣よりもテクニックは拙い。

 仕込み甲斐がありそうだと、巨乳人妻による淫らな奉仕を受けつつ、悠二はそう考えた。

「ん、ん、ん、んっ! んんっ!」

 その間にも、乳首をいじりつつフェラを続けていた瑠衣は、昂り続ける。

「んふぅぅぅっ!」

 強い声を上げ、眉を寄せ、目を閉じて、身体を突っ張らせた。総身をぶるりと震わせる。悠二の肉幹をしゃぶることでイッてしまった。悠二は瑠衣の頭を抑えて、腰を動かし始める。

「出すよ。全部、受け止めてくれ」

 突き上げるような射精したいという衝動に任せて、悠二は男の精を解き放つ。

 びゅっ!びゅっ!びゅっ!

「ん! む、むっ! ぐっ!」

 口内に熱い精液をぶち込まれた瑠衣は、イッた直後のところに強い刺激を受けて、膝立ちの総身をぶるぶると震わせる。女に快楽を与え、中毒にさせる精液は瑠衣にとっては強力な媚薬と言えよう。

 半ば意識が飛んだように目の焦点を失いつつ、喉へ流しこまれる白濁液を、何度も音を立てて飲み込んだ。

「んぐ……ぐぅ……ごく……んふぅぅ……」

 まぶたが落ちて、うっとりした顔つきになり、身震いを繰り返す。精液を飲み込んで快楽が心身に刻み付けられているようである。白濁液を飲んだときのモンスターの反応からして今までよりも快楽に酔わせる力が増しているように悠二は感じた。おそらく、プレイヤーとしてのレベルが上がったことが関係していると、悠二は推量する。

 快感に震えながら、口の中の肉幹を吸い、ペロペロと嘗め回して、肉幹を綺麗にする。

「どうだったかな?」

「はぁ、はぁ……とても……濃くて……」

「お疲れ様。結衣、瑠衣を洗面台まで案内しなさい」

「はーい。ママ、こっちだよ」

 娘に案内されて、瑠衣は夢見心地な様子のまま、結衣に案内されて洗面台へむかった。

 




年内に由比ヶ浜母娘編を終わらせたいな……。Roseliaとか風野灯織とかアサギとか攻略したいキャラはたくさんいるし、一之瀬帆波や白瀬咲耶みたいに親交を深めたい恋人もたくさんいるという悩み!


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05 (由比ヶ浜母)

 結衣に連れられて瑠衣が戻ってきた。今日の目的には瑠衣の調教。既に完全支配している結衣との母娘丼だ。

「服を脱がすよ」

「はい」

 恥ずかしいのか、あるいは夫への罪悪感なのか体が小刻みに震えている。悠二はブラウスのボタンを一つずつ外していく。全部外したところでそのまま脱がすことはなく、フレアスカートに手を伸ばしてファスナーを下ろした。ストンと下に落としてから、片脚ずつ抜いていく。そのときに股間の美肉が微妙によじれるのが何ともいやらしい。

 悠二はいったん少し離れて瑠衣を眺めた。前をはだけたブラウスの隙間からはブラとお腹が見えている。

 ブラウスの裾の下には股間の底の部分がチラチラ見えている。半脱ぎの女性には独特のエロさがある。悠二はすぐにでも肉幹を挿入したいという衝動が沸き起こり、それを我慢するのは大変だった。

 ブラウスを脱がした悠二はもう一度、瑠衣をじっくり眺めた。悠二の視線に瑠衣は恥じらい、雪白の肌が桜色になる。下着姿で恥じらうその姿も素晴らしく魅力的だった。

「ブラを外して」

 悠二が言うと、瑠衣はゆっくりとした動作で後ろへ手を回してホックを外して片腕ずつ肩ヒモを抜いてブラを外した。そのまま腕で胸を隠している。

悠二は瑠衣が手に持つブラを受け取り、それを鼻に当てた。瑠衣がアッという顔をしたけど何も言わなかった。唐突な行動に唖然として動けなかったのだ。悠二は思い切り息を吸い込んでブラの内側にある匂いを嗅いだ。ブラには瑠衣の体臭の残り香ある。男を興奮させる女の匂いだ。胸の奥が熱くなる。

「ママ、隠したらダメだよ。悠二さんに全部見てもらわないと」

 結衣が強めに言うと、瑠衣は手を下ろし後ろで組んだ。瑠衣の胸が悠二の目に飛び込んできた。

「綺麗だ……」

 悠二は思わず言葉が漏れた。

「や、やだわ、恥ずかしい……。こんなおばさんをからかわないで」

瑠衣は恥ずかしいのか顔を背ける。

 胸の形が素晴らしい、悠二は感心した。体つきは結衣に似ている。少々とうが立って娘より体型が異なるが、それでもだらしなく弛むこともなく女性的で色香が漂う肢体なのは、瑠衣の日頃の節制と努力を感じ取れた。

「美しいおっぱいだ」

「え? あ、ありがとう、ございます……」

 伏せた玉椀のような乳房はやや垂れているものの充分に張りがあり瑞々しく、離れ乳でもない。まっすぐ前を向いている。その中心部には五〇〇円玉ほどのやや大きめの乳輪と小さ目の乳首がある。そんなところも娘の結衣に似ている。どちらも色は薄めだ。日本人にしたらかなり薄いほうだ。二人ともスリムな体形で、張りがあって健康的だ。

 悠二は瑠衣の周りを回ってじっくり見させてもらった。尻はプルンとしてて柔らかそうで、パンツから少しハミ尻しているのが悠二のツボを突いてくる。悠二が触ればムニュンとした感触が伝わってきた。

 胸も弾力はほどほどで柔らかい胸だ。今の年齢でこの大きさで、この形で、この柔らかさは素晴らしい。これだけ柔らかいのに全く垂れていないのは賞賛に値する。

 悠二は後ろに回って瑠衣を包み込むように腕を回して胸に手を当てた。ムニュムニュと揉む。

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 親指と残り四本の指で挟むように揉み、下から持ち上げるように揉む。五本の指を開いて掴み上げるように揉むと思うが儘に弄んだ。

弄んでいるうちに乳首が立ってくる。両乳首を指で挟んでクリクリしたり、指で弾いたり押し込んだりして、乳首でもたっぷり遊ばせてもらった。

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……!」

 瑠衣の乳首はコリコリと硬くなり。彼女の息も乱れてきている。気持ちはしっかりたかぶっているようだ。悠二は片方の乳首を口に含んだ。

「はぁん」

 瑠衣が甘い声を出した。悠二は嬉しくなって、全力で乳首を責めた。吸ったり、舌で速く弾いたり、舌先で押し込んだり、乳輪ごと嘗める。もう片方の乳首も同じように瑠衣を感じさせる。

「んっ、んっ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」

 瑠衣の息がどんどん乱れていく。イクほどではないけど、かなり感じている。将来的には胸だけでもイクようになるかもしれないと悠二は期待感を大きくした。

 ──それにしても……

 人妻なのに調教の余地が大きいとは悠二には予想外だった。結衣が瑠衣を捕獲したことで、瑠衣の情報は悠二のもとへ伝わってきたので、彼女が最近では旦那とはセックスレスであること、性交でも旦那には不満を抱えていることも分かっていた。その空白期間が瑠衣を今のような状態にしたのだろうか。

 悠二は瑠衣の手を引いてベッドの横へ移動した。瑠衣は顔を赤くして、ヨロヨロしている。人妻でこの感度とは恐れ入る。それともグレイフィアが特別耐えやすい女だったのか。

「パンツ、脱がすよ」

 瑠衣がぼぉーっとした顔で小さくうなずく。

 悠二はパンツに手をかけ、ゆっくりと下げていった。腋は手入れをしていてもこちらは秘毛の手入れがされておらず、秘所は密林のように茂っていた。ちなみに結衣は陰毛が綺麗に生え揃えられた薄めで縮れが少なく扇形に広がっていた。

「こっちはお手入れしてなかったんだね。これはこれでエロくていいけど」

「は、恥ずかしいわ……。やっぱりちゃんとしてくるんだった」

「大丈夫だよ。ママのことちゃんと褒めてくれているじゃん」

 結衣は母親の痴態を眺めて自慰をしながらそう言った。褒めたのではなくエロいと表現しただけなのだが、悠二は否定しなかった。今は瑠衣の相手をするのが大切だ。瑠衣の股間からパンツが離れる瞬間、糸を引いたのを悠二は見逃さなかった。たったそれだけのことで悠二の興奮はさらに跳ね上がる。

 瑠衣にパンツは全部脱がさないで片脚に残しておかせた。瑠衣は手で股間を隠している。

「隠すな」

「ママ、隠したらダメだよ。全部見てもらわないと」

 結衣の言葉に、ようやく瑠衣の手がゆっくり動いて股間が見えた。しかし、脚を閉じているので性器は良く見えない。

濃く、範囲に生えている陰毛。その茂みに悠二は手を伸ばすと、毛を軽く掴んで、引っ張ってみた。

「あんっ」

 瑠衣はとっさに悠二の腕を掴んだ。それでもお構いなしに悠二は陰毛を引っ張ったり、撫でたりして遊んだ。

 悠二はキスするくらい近くから瑠衣の顔を見つつ、胸を揉み、秘所を触った。合わせ目に指を当てると、中からとぷっと淫液が溢れてきた。

「すっごく濡れてるね」

 瑠衣はまたイヤイヤという感じで顔を振る。

「悠二さんの目を見て。ママの感じる顔を見せてあげて」

 瑠衣のあごを持って悠二のほうを向かせる。瑠衣がまぶたを開き悠二を見る。その瞳はすっかり潤んでいる。悠二は溝に沿って指を動かし、ヌルヌルをクリへと広げていく。

 瑠衣は「んっ、んっ」と小さくうめいて、目を閉じる。

「こっちを見ろ」

 瑠衣が悠二の目を見る。罪悪感や後ろめたさ、はなく緊張も薄れ、もう完全に女の目になっている。悠二はイカないギリギリの刺激で何度も溝を往復する。

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……!」

 瑠衣は快感に顔をゆがめながらも、悠二の目を見続けている。

「本当に綺麗だ。瑠衣の感じてる顔はすごく綺麗だよ」

「んひあッ、あっ、ああっ────」

 悠二がそう言った瞬間に、瑠衣の体がビクンと震えた。言葉だけでイキそうになったようだ。まだイカせず、もう少し後回しにして、ギリギリまで瑠衣をもだえさせたいと考えた悠二は、しゃがんで、瑠衣の太ももに唇をつけた。

大理石のように白くてスベスベの肌に唾液のあとを付けていく。太ももの中ほどから上がっていき、秘所まで行ったら方向を変えてまで鼠蹊部へ進む。それを右脚、左脚と繰り返す。

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……!」

 続けると瑠衣の腰が突き出てくる。秘所を嘗めて欲しいと無言で要求しているようだった。悠二は瑠衣の尻を両手で掴んで、秘所に顔を近づけた。濃い雌の匂いが鼻に広がり、同時に性器が目の前でアップになる。彼女の秘所は、全体的にやや黒ずんでおり、ビラビラは他の恋人たちと比べると明らかに大きかった。結衣の陰毛の手入れをしているので大陰唇には全く生えていなかったが、瑠衣は手入れをしていなかったようで大陰唇にも生えていた。結衣はリより下には一切毛が無い。嘗めやすかったが、瑠衣は唾液で陰毛を濡らし、毛の向こうの肌を悠二はペロリと一嘗めした。

「はうっ!」

 瑠衣の体に力が入ると同時に、舌の上に瑠衣の味が広がった。美人は愛液まで良い。トロリとしてて、美味しい。これが美女の味なのだ。悠二は瑠衣が絶頂に到らないように気を付けながら何度も舌を往復させた。イキそうになったら、すぐに太ももへ移動して絶頂を抑える。瑠衣は最初、虚空を握り締めていたけど、途中から悠二の頭を掴んだ。

 掴むだけだったのが、股間に押さえつけるようになり、頭をもっと早く動かそうと力を入れてきた。悠二はそれに負けず、淡々と嘗め続ける。

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 すると、瑠衣は自分から腰をせりだして、悠二の顔にこすりつけるように動かし始めた。羞恥はどこかへ行って快感に溺れ始めている。

「あああああっ……もぅ……きますっ……んあああああっ!!」

 悠二は立ちあがり、瑠衣の目を見ながら言った。

「イキたいか?」

 瑠衣は悠二の目を見ながら、うなずいた。

「もう少しだけ我慢して。勝手にイッたらダメだからね」

 悠二はもう一度しゃがむとチュッとクリに吸い付いた。

「あううううぅーーー」

 瑠衣の体に力が入る。絶頂へ至るのを我慢していた。悠二は舌先でクリを刺激する。

「ううっ、う、う、う、う、ううぅー……」

 瑠衣は歯を食いしばって耐えている。それでも耐えられなさそうなとき、悠二は舌を止めてクリを指で撫でる。

 クリから恥丘に向けてまるで肉幹のようなコリコリと硬くなった部分がある。そこはクリほどではないけど感じる部分だ。そこを攻めると快感を持続させたまま、絶頂までの限界点の突破を遠ざけることができる。こうして悠二は執拗に愛撫を続けて、ギリギリまで瑠衣を追い込んでいく。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 その間にお尻を揉んだり、太ももを撫でたり悠二も感触を楽しませてもらう。

 そうして本当のギリギリまで追い込んで立ちクンニは終わらせた。これが現界だろうと見切りをつける。悠二がクンニを止めて離れると瑠衣はヘナヘナとしゃがみこんだ。

「もう一回フェラしてくれる」

 瑠衣は泣きそうな目をしながら悠二の前に正座して肉幹を咥えた。先程よりも俄然激しいフェラだ。まるで餓えているように貪る。

「ママ、そんなにがっついたらダメだよ。もっと、優しく丁寧にしないと」

 結衣の指導が入る。結衣は瑠衣の顔のすぐ横に来て、フェラを間近で見ながら声をかける。恋人と母親の痴態に昂奮しており、スカートに手を入れ、片手は乳房を揉み、自慰に耽りながらの指導だ。

「もっと舌を使って唇を閉めて。肉幹の汚れを唇でこそげ落とすイメージ! もう、ママってば下手くそ! 来る前に教えておけばよかった」

「ご、ごめんなさい……。あの人ならあれで満足してくれていたのよ」

「え~、パパはあれくらいでイッちゃってたの?」

 結衣は見損なったと言わんばかりの顔で言う。

「悠二さんはパパと違ってそれくらいじゃ満足してくれないから、ママもしっかり勉強しよう」

「そ、そうね……、頑張るわ」

 まだ好感度の高くない瑠衣は消極的な相槌を打つが、結衣はお構いなく指示を続ける。

「手も動かして。手の平の上でタマタマを転がしたり、優しく揉み揉みしたりして。これから気持ち良くしてくれるオチンチンだよ。感謝の気持ちを持ってやろう」

 瑠衣がやると力が弱すぎて、じれったい気分になってくる。しかし、それが射精感を押さえたまま気持ち良さが続くことになる。三分以上続けたところで瑠衣の動きが鈍ってきた。疲れたのだろう。

「ありがとう、気持ち良かったよ」

 悠二が肉幹を抜くと、瑠衣は床に手を付いて大きく息をした。

 




お菓子作りは瑠衣が結衣に教えるけれど、セックスは結衣が瑠衣に教えるという逆転した構図を書きたかった。


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06 (由比ヶ浜母)

 息をついて瑠衣は身体を休めようとしたかったのだろう。悠二は休ませず、より深い昂奮をさせたいと悠二は考える。すると彼はベッドで仰向けになった。

「顔をまたいで立って」

 顔面騎乗を瑠衣にさせて、彼女の羞恥を刺激させたいと考えた。

「ほら、ママ、早くして」

「う、うん……」

 結衣にせかされて瑠衣が悠二の顔をまたいで立った。悠二は三日月のような笑みを作る。

 瑠衣の白くて長い脚の先に、濡れて光る性器が見える。素晴らしい光景だ。

「じゃあ、腰を下ろしてくれ」

「えっ!」

 瑠衣が驚いている。瑠衣は顔面騎乗をやったことがないみたいだ。

「ママ、腰を下ろしてっ!」

結衣が強い語調で言う。瑠衣がゆっくり腰を下ろしてくる。それにともなって、悠二の眼前に秘所がどんどんズームアップされていく。

 臭いが届く距離まで近づき、もう少しで舌が届くというところで瑠衣が止まった。人の顔に座るのは抵抗があるみたいだ。

「ママっ! 何度も言わせないで。ちゃんと腰を下ろしてアソコをペロペロしてもらってよ。せっかく悠二さんがやってくれると言ってるんだから」

 それで瑠衣は腰を下ろした。悠二の顔に軽く体重がかかる。悠二は舌を伸ばして、入り口付近に触れた。

「きゃっ!」

 瑠衣が可愛い声を出して、腰が跳ね上がった。数秒後、また腰が下りてきて悠二の顔の上に乗った。悠二は舌で触れたけど今度は逃げなかった。肉穴へ舌を突っ込み、掻き回すように愛撫する。

「あっ……、あっ……、舌が、中……、動いてる……」

 愛液が舌を伝い悠二の口の中へ入ってくる。愛液の味わいながら、悠二は体をずらして位置を変えてクリに狙いを定めた。舌で執拗に愛撫する。

「んうううううぅー」

 瑠衣が背中を反らせて感じる。感度の良い身体の人妻だ。

 このような素敵な美女がすぐに味わえるとは掩護射撃機能は最高だ。しかも悠二が捕獲するより確率が高いと思われる。これからも率先して使用していこう。

「んっ、んっ、んんっ、んっ……」

瑠衣は手の甲で口を押さえて声を我慢している。隠しても感じてるのは一目瞭然。むしろ堪えようとしているのが、悠二には尚更の情欲を刺激した。本人は自覚してないかもしれないけど、腰がうねるように動いている。

「また、フェラをしてくれる」

瑠衣は悠二の上に体を倒してきた。そして、体を密着させて肉幹を咥えた。悠二もすぐにクンニを行った。

「んっ、んぅ、んふぅ、んふぅー、んんっ」

 瑠衣の鼻から色っぽい声が漏れてくる。悠二が本気を出してクンニをやり始めると、すぐにフェラが止まってしまった。

「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

「ママ、自分ばっかり感じてたらダメだよ。悠二さんのことも気持ち良くしないと」

「あっ、あっ、で、でも、できない」

「やーるーの!」

 結衣に強く言われて瑠衣が再びフェラを始めた。肉幹にたっぷり唾液がついたところで69の体勢で戯れるのは終わりにした。

──いよいよ挿入だ。

 瑠衣の秘所は十分すぎるほどに濡れそぼっている。悠二は瑠衣を仰向けで寝かせて両脚の間へ移動した。そこで結衣が瑠衣の耳元で言った。

「ママ、ほら、言うことがあるでしょ」

瑠衣が少しためらい、恥ずかしがりながら悠二の目を見て言った。

「悠二さん、ここにチンポを入れてください。ここは悠二さんのチンポを咥え、子種を受け止めるための肉穴です」

「──」

 恋人たちからもあまり言われたことがないくらい、直接的な言葉に虚を突かれた。

「それから」

 潤んだ瞳で瑠衣は続けた。

「私の中でミルクを一杯出して気持ち良くなってください」

 悠二は肉幹の先を入り口へ当てた。悠二はゆっくりと腰を進めていった。亀頭がヌルヌルで温かいものに包まれる。悠二は瑠衣の腰を掴んで、腰を突き出して肉幹が奥へ吸い込まれていった。肉幹はそのまま進んでいき、今度は本当の行き止まりで止まった。

「あひいいいいいッ!」

 悦びに満ちた雌獣めいた咆哮が室内に反響する。突き出されている瑠衣の尻に悠二の腰が密着し、ヒクヒクと息づく膣孔をねじ開いた肉幹は雄々しい全貌を埋没させている。

「はぁぁぁっ、んっ、気持ちいい……」

 好感度もまだ高くないのにこの悦びようは、今まで捕獲した恋人たちとは異なる気がする。

「ママ、悠二さんにお礼を言わないとだよ?」

「ありがとうございます……ありがとうございますうう……ああ、悠二さんのオチンチン……あの人のよりもずっと奥まで……」

 しなやかに身を仰け反らせている瑠衣は、快感を噛み締めるようにゆっくり腰を揺らす。彼女の顔は淫蕩に弛み、半開きの口はやや口角が上がっている。

「本当は、旦那さんともエッチなことはして欲しくないんだけど、まあ隠すためなら仕方ないよね」

 好感度を上げて悠二より深く愛するようにして、彼女自身が旦那であってもほかの男との性交に消極的になるようにしようと、悠二は考える。グレイフィアも今ではサーゼクスに触れられるどころか近寄られることにすら嫌悪感を覚えるほどに、精神が変質している。魔界では恋物語がベストセラーになるくらいの夫婦が、関係は破たんしていた。

悠二は瑠衣の体を抱いて濃厚なキスをした。

すると瑠衣もそれに応えるように舌を絡めてきた。すぐに口中に互いの唾液が交じり合い、いやらしい水音が鳴り響いた。

「……んんっ……んふぅ……」

瑠衣の唇を貪りながら、尻肉を揉みしだく。瑠衣は悠二の背中に手を回して、必死になって悠二の舌を吸う。

「んぁっ、んちゅっ、んふぁっ」

 悠二たちはねっとりと舌を絡めながら、何度も唾液を交換しあった。悠二が唾を流し込むと、むさぼるように飲む。

「んっ……ぷぁ……っ」

 口を離すと瞳を潤ませてる瑠衣の顔があった。

 瑠衣のような美女にこれほど求められて、男として昂奮は禁じ得ない。

 悠二はキスをしたまま、腰から下だけをゆっくり動かした。徐々に瑠衣は悠二の体にしがみつき、舌を痛いほど吸ってくる。悠二はそれに応えながらピストンを続けた。柔らかい膣壁が悠二の肉幹をこすりつける。経験の少ない処女の秘所では得られない気持ち良さだ。

 瑠衣は眉間にしわを寄せて悠二の体にきつくしがみついたままだ。ショートストロークに切り替えて奥をトントンと突く。

「オチンチンミルクを瑠衣の子宮にいっぱい飲ませてください」

 と瑠衣が悠二の耳元でささやいた。

「いくよ。出すよ」

「はい、ミルク、いっぱい、ください」

 瑠衣が悠二の耳元に小さい声で答えた。悠二も瑠衣の体を抱きしめ離れないようにして、奥へ突き込む。肉幹の先がガンガン当たり、瑠衣がうっ、うっ、うっと声を出す。そして射精感を抑えず、ゴールへ向けて突っ走る。

「うっ、うっ、うっ、うっ」

 そして悠二は引き金を引き、白い塊を瑠衣の中へ吹き上げた。白濁液が肉幹の中を通り、瑠衣の一番奥へぶち当たる。瑠衣はさらに手に力を入れて悠二の体を抱きしめ足も絡ませてきた。だいしゅきホールドだ。

 

 悠二は瑠衣の体温を感じながらドクン、ドクンと最後の一滴まで絞り出した。射精後はすっきりして気持ち良かった。悠二は射精後もしばらくは入れたままで瑠衣と抱き合い余韻を味わった。そして暫くして肉幹を抜いた。

 悠二がベッドの上に腰を下ろしていると、結衣が言った。

「ママ、お掃除フェラまでがセックスなんだから、オチンチンをきれいにしないと」

 肉幹にはかき混ぜられて泡だった愛液と精液がこびりついていているそれを、瑠衣は当たり前のように動いて肉幹を咥えた。丁寧に肉幹の汚れを嘗め取ってしまった。

 ベッドから降りた瑠衣は股間が痛いのか歩き方がぎこちない。そんな瑠衣に結衣の指示が飛ぶ。

「うがいしてきてね。精液の味が残ってるのを悠二さんは嫌いだから」

 洗面所から戻ってきた瑠衣に悠二が声をかける。

「さあ、もっとやろう」

 二回目は正常位で抱き合ってじっくり丁寧に性交をした。キスしたり、愛撫したり、愛撫されたりと時間をかけた。そして、そろそろフィニッシュというとき、悠二は言った。

「口に出すから飲むんだ。瑠衣、口を開けて」

言われたとおり、瑠衣が口を大きく開けた。悠二は射精直前に肉幹を抜き、瑠衣の顔のところへ持っていった。瑠衣が頭を上げて肉幹を咥え、吸い上げた。

「お、おおぉ……」

その刺激が止めとなって射精が始まった。精液が噴き出し、瑠衣の口の中へ溜まっていく。

「瑠衣、吸って。そして、舌も使え」

 悠二は難しい注文をした。吸いながら舌を使うのはレベルの高い性技だ。結衣も最初は上手くできなかった。フェラが拙い瑠衣だが、けなげに肉幹を吸い、合間に舌を使う。

 悠二は少し感心しながら瑠衣の口の中へ出し切った。

「こぼしちゃダメだよ。全部飲んで」

「そうだよ~。それが悠二さんの味だから。すぐに好きになるよ」

 瑠衣が目をつむり、やや上を向きながら飲み込んでいく。悠二が後で知ったことなのだが、瑠衣は精液を飲むというのは初めての経験だったらしい。まだまだ慣れてないので時間をかけて何度も喉を動かして、ようやく全部を飲み込んだ。悠二は瑠衣を抱きしめて頭を撫でた。年上の女性をまるであやすそうにしているが、瑠衣は喜んでいるようだった。



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07 (由比ヶ浜母娘)

今回は短めですみません


母娘丼をしよう、悠二が提案すれば結衣は喜んで服を脱ぎ始めた。瞬く間に全裸になってしまった。

瑠衣を結衣と向かい合わせるように座らせる。瑠衣はベッドに乗り、悠二の左腕に捕まるように抱きついてくる。その大きな乳房の間に悠二の腕がすっぽりと埋まってしまった。

「結衣、自分で出来るか?」

「んっ……はぁっ、はぁっ……うんっ……入れたいっ……はぁぁっ、はぁっ」

 結衣は悠二の首筋に抱きつき、腰を動かしながら肉幹を股間にあてがう。

「はっ、はぁっ、はぁっ……んーーっ……んんんんっあぁぁぁあっっっっ!」

 結衣の膣口へとあっさりと埋まっていく悠二の肉幹。その入り口から中まで既にべっとりと愛液で濡れていた。

「はぁぁっ! きもちいいっ! きもちいいよぉ悠二さんっっ!!」

 悠二の肉幹を根本まで咥えた結衣は、すぐに腰を上下に動かし始める。最初はゆっくり、徐々に早く激しくなる。

「おおぅっ……」

 結衣の膣内からもたらされる甘美な刺激に悠二は唸る。アプリの最適化機能によって中は悠二の肉幹にピッタリとフィットする。結衣にとって恋人の先輩である湊友希那たちに比べるなら、淫技はまだまだ拙い。先端部を吸い上げるように締まる蛸壷、抽送行為で絶大な快感を与える巾着、どちらもやってのける俵締めなど、鍛錬を積むことで体得できる締める系の淫技は未熟と言わざる得ない。

 悠二は瑠衣に抱きつかれている左手を動かし瑠衣の秘所に指で触れると、瑠衣の秘所は再び準備万端となっていた。

「あっ、ははぅっっ、……気持ちいいのぉっ……はぁっ、あぅっ……あっ、あっ」

「瑠衣もやる気満々だな。エッチなやつめ」

「そっ……んなっ……ことっ、あぁっあっ! あっ! あっ!」

「あぁぁっ、きもちいいよぉ! 悠二さんっ、腰っ、止まらないっ! あぁっ! あっ! あっ! ひうっ!?」

「ひゃんっ!?」

悠二が瑠衣のクリを摘んだ瞬間、結衣までビクンと身体を痙攣させる。

「はぅ……悠二さっ……あっ、そこっだめっ! あぁぁっっ」

「ゆっ、悠二さんっ、なにっ、なにかきちゃうっ! あぁっっ」

 悠二の肉幹が結衣の中できゅうきゅうと締め付けられる。

 指でクリを刺激し続けている瑠衣は、悠二の腕に抱きついたまま、秘所を悠二の手に擦り付けるように腰を動かしていた。

「あっ! あっ! ……はぁっ、はぁっ……あっあっ、だめっ、なにかきちゃうっ! あぁぁぁぁぁっっ!?」

「ひゃぅっっっ!?」

 大きな乳房を上下に揺らし、ビクンと身体を痙攣させ果ててしまう結衣と瑠衣。

「はぁぁっ、はぁっ……あっ、だっ、あっ、中で動いてぇっ……あっ、あっ」

「はぁっ、はぁっ……いっ……イッちゃいまし……た……あっ!? なっ、またぁっ!? あぁっ、気持ちいいっ、あっ、あっ!」

 悠二が射精を堪えて、肉幹に力を入れるとそれだけで再び喘ぎ声を出し始める結衣。

「瑠衣、吸って」

 悠二が口を開け瑠衣の方を向くと、すぐに吸い付くように口を寄せてくる。

「んっ……んっ、んっっっ!」

「結衣も」

「はぁっ、はぁっ!」

「んっ………んっ、んっ」

「……んっ………んっ」

 瑠衣とキスした悠二は、結衣の頭を支え、その口にキスをして舌をねじ込むと彼は自分と瑠衣の混ざった唾液を結衣へと流し込む。そして悠二は結衣の口内にたっぷり溜まった唾液を舌でかき混ぜる。

「んっんっんっ! んんんっっぅぅ!!」

 結衣はその間も腰はガクガクを動かし続け、もう止められないといった様子だった。

「結衣、出すよっ」

 悠二は両手で結衣の細い腰を抱きしめ、目の前で上下にプルプルと動いている乳房に吸い付きながら腰下から突き上げるように動かす。

「んなぁぁっ!? あっ! あっ! あぁぁぁぁぁっっっ!!」

 悠二が結衣の膣内に白濁液を流し込むと、それと同時に結衣もイッたようだった。瑠衣もベッドの上に四つん這いになりながら達してしまったのか、ポトリポトリと座面に愛液を落としていた。

「はぁっ! はぁっ! あっ、中にっ……はぁぁっ、はぁっ、」

「はっ、はっ、はっ……あのっ……わっ、わたしもっ……もうっ……」

「じゃぁ次、瑠衣と交代してあげて」

「うぅ……はぁぃ……んんっ……あんっ……んっ!」

 結衣がゆっくり溢さないように、力を入れながら腰を上げて、肉幹を引き抜いていく。

「んっ……はぁっ、はぁっ……きもち……よかった……よぉ……はぁ」

 結衣の膣内にたっぷりと精液を流し込み、次は瑠衣の順番だと思い悠二は瑠衣のほうを向く。

「瑠衣……こっちにおいで」

「はっ、はいっ」

 悠二が名前で呼ぶと這い寄るように悠二にすり寄ってくる。

「瑠衣はどんな体位がいい?」

「あっ……その……後ろから……」

「じゃあ、立ってそこのデスクに手をついて。結衣、母親のこんな格好みててどう思う?」

「ママきれい……」

「ゆ、結衣……」

「瑠衣、ほら、お尻向けて」

「はい……」

 顔を赤らめながらデスクに手を付きながら、瑠衣は悠二にお尻を向けた。瑠衣はテーブルに手をついた状態で、お尻を突き出している。乳房は大きいのに、お尻はきゅっとした小ぶりでハリのある感じだった。悠二は肉幹を挿入する前にかがんで尻肉をくいっと上げて菊門を確認する。色素の沈殿は娘に似て濃い。いや、結衣が瑠衣に似たのか。褐色のぷにぷにした窄まりが見えた。臭いを嗅いで牝獣の臭いを吸い込む。年齢のせいか、体質のせいか、結衣よりも瑠衣のほうが臭いが濃い気がした。

「ひゃぅっ! ……だ、だめっ」

「そうか、アナルは初めてだったな。結衣とアナルも開発してあげよう」

悠二は瑠衣の腰を両手で持つと、一気にその膣口から肉幹を挿入いれた。

「はぁぁんっっっ!! あっ、そっ、ああぁーーっ!!」

 すっかり準備完了だった瑠衣の秘所は肉幹を根本まで一気にくわえ込み、悠二の骨盤が瑠衣のお尻の肉にペチンと当たる。瑠衣の膣内は結衣よりもかなりの締付けがあり、そして狭い。

「あぁぁっ、あっ、だめっ、すぐっ、イっちゃぁぁぁぁっ!!」

 瑠衣の足がガクガクと震え、つま先立ちになっている。悠二は瑠衣の乳房に手を伸ばし乳首を愛撫しながら乳房全体をマッサージするように揉み始める。

「あっ、あっ、そこぉっ、だめっ、だめですっ、あぁぁっ! イッちゃうっ! イッちゃうっ!!」

「結衣、こっちに回って瑠衣の乳を吸ってあげなさい」

 そう言うと結衣はゆっくりとベッドから降りて床へ四つん這いに寄る。悠二が瑠衣の両手を持ち、上半身を起き上がらせると、結衣が前から瑠衣の乳首をカプッと咥えチュウチュウと吸い始めた。

「あぁっっ、結衣っ、あっ、だめぇっ、あっ、きちゃぅぅぅっっ!!」

 瑠衣の腟内がギュッと締り、悠二はピストンを一度止める。

「はぁぁっ、はぁっ、あっ、あっ、結衣っ、そこっ、だめっ、あぁっ、あっ、あっ」

「ちゅっ……はぁっ!はぁっ! ママっ、ちゅっ……はぁっ、れろっ」

 結衣が瑠衣の前から抱きつき、むしゃぶりつくように乳首に舌を這わせたり吸ったりする。その度に肉幹を咥えている膣内が連動するように締り、瑠衣の太ももへ愛液がトロリと線を作って流れ落ちていた。

「瑠衣、胸も好きなんだな。旦那さんにいつもしゃぶってもらってるんですか?」

「あっ、あっ、そんなっ、ことっ……もうずっと……あの人とはっ……んっ、あっあっ!」

「瑠衣! 出すよ!!」

「はっ、はいっ、悠二さんっ、出してっ! 出してくださいっ! あぁぁぁっっ!!」

 悠二は瑠衣の乳房をぎゅぅっと握り、肉幹を瑠衣の一番奥にグリグリと押しつけながら白濁液を流し込んだ。

「はぁぁっ……熱いのがっ……はぁっ、はぁっ!」

「はぁ、はぁ、悠二さんっ、次っ、私にっ、ちょうだいっ……はぁぁっ、はぁぁっ」

 瑠衣に抱きついたまま、顔を寄せてくる結衣の背に手を回す。性の快楽に浸っているからか、口の端から溢れた涎も気にならない様子だった。

「あぁっ、あっ、あっ、だめっ、悠二さんっ、またっ、またぁぁっ、奥がっ、あっ、あっ」

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……ああぁっ!」

 結衣は悠二に乳房を押し付けるようにガッチリとホールドしてきており、瑠衣も結衣のベッド端に腰掛けて足をモジモジさせながら喘ぎ声を漏らしている。

「じゃぁ、ぎゅっと抱き合いながらやろう」

「は……はっ、はぁっ、うんっ、ぁぁっ!?」

 悠二は肉幹を瑠衣からズルっと抜き、結衣をベッドに寝かせると上に覆いかぶさり正常位で再び結衣の秘所に肉幹をあてがい、挿入する。

「はぁぁぁぁぁぁ……んんっっ!!」

 それだけで軽くイッてしまった結衣だが、悠二が動かずにその耳や首筋に舌を這わせていると自ら腰を振り始める。

「んっ、あっ、あっ、あっ! 奥がっ、気持ちいいっ! 悠二さんっ!」

「あっ、ゆ、悠二さん、わっ、わたしも……んんっ……」

 瑠衣もベッドへと上がってきたので悠二は上半身を起こし、瑠衣の腰に片腕を回すと唇に吸い付いてくる。悠二は瑠衣の股間に指を伸ばし、クリから膣内をくちゅくちゅと愛撫しながら、ゆっくりとピストンを始める。

「はっ、はっ、あっ、中っ! そんっ、悠二さんっ、んやぁっ、激しっ」

「あっ、あっ、あっ、ゆっ、うじさっ! あっ、だめっ、イッちゃっ……あぁぁっ!!」

 ビクビクと足を突っ張るようにしている結衣の細い腰を悠二は両手で持ち、ピストンのスピードをあげると、結衣の豊かな乳房が前後に揺れ始める。

 髪が乱れて顔につくが、結衣は気にした様子もなく布団をギュッと掴みながら喘ぎ声を出し続けている。瑠衣は悠二の首に手を回し口から首筋、乳首を舌でチロチロと嘗め始める。

「あっ、あっ、あぁっ! あっ! あっ! あっ! だめぇぇぇっ! もうだめぇぇぇぇっっっ!!」

 結衣の膣内がギュッと締るのに合わせ、悠二は再びその膣内にドロっと白濁液を流し込んだ。



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08 (由比ヶ浜母娘) ★

由比ヶ浜母娘編最終回!そして今年最後の更新です。
一部展開はリクエストいただいた内容を参考にしてあります。


 グレイフィアが悠二の住むマンションを改装したことで、悠二と恋人たちが淫楽に耽るための場所を作っていた。悠二が由比ヶ浜母娘を連れてきたトイレもそのひとつだ。ドアを開ければそこにトイレが並んでいる。仕切る壁もなく、使えば隣で用を足す姿が見えてしまう。

 悠二の後ろから由比ヶ浜結衣と由比ヶ浜瑠衣が覗き込む。ちなみに彼女の姿は先程まで悠二が愉しんでいたときに着させたコスプレ姿だ。瑠衣は首には赤い蝶ネクタイ、頭にはウサミミのカチューシャを着けているバニーガール姿。しかもバニーガールでも、通常、股間から乳房まで布地で覆われる部分が露出されて丸出しになっている大変淫靡な姿だった。

 結衣はミニスカートのナース服だ。ただしマイクロミニの、胸元がハートにくりぬかれている卑猥なデザインのもの。

「へえ~。ここが最近新しく作ったトイレなんだぁ」

「まあ、和式なのね……」

 結衣と瑠衣は、その異様な空間を目の当たりにしても、取り立てて騒ぎ出すことはない。結衣はすでに完全支配されているので悠二が気にするなと言えば、彼女の中から疑念は消える。瑠衣も連日の執拗な愛撫によって好感度はメロメロになっている。違和感のあることでも愛する男のことを信じて言及しないでいる。

「結衣、瑠衣、着たまま用を足すんだ」

 悠二の命令に母娘は顔を赤らめる。

「言いつけ通り、朝からトイレは行ってないよね?」

 この数日、家に帰さずにいたので母娘が今朝からトイレを我慢しているのは知っていて、悠二はわざと確認した。恥じらう彼女らを見たかったのだ。

「「はい…」」

「何が出そう?」

「わ、私はう、うんちが……「ん?」じゃなくて……ウンコを出したいです」

「私はションベンを我慢しているので出したいです」

 悠二にあらかじめ言うように言い含めてある言葉遣いを強要した。壁に沿って並ぶ便器は前後の向きが交互に異なる位置となっている。大便の場合は壁と向き合う格好でしゃがみ、小便の場合は逆となる。

 つまり、悠二は恋人たちがトイレを使用する際、排尿する股間や排便する尻を見やすくなるようにしているのだ。

 便器を跨いでしゃがむ結衣と瑠衣の姿を愉快そうに眺めていた。そのことに二人が気付いているのに、むしろ恥じらいつつも喜んでいるのは悠二の支配力のせいである。

 逆バニーガール姿の瑠衣は剥き出しの尻を揺らして便器にしゃがみ、大便を出す準備をする。一方で、結衣は悠二の命令によってパンストもショーツも穿いたまま、小便をするために便器を跨いでしゃがんでいる。

「あ、二人とともまだ出さないで。これ使うの忘れてた」

 悠二が言うこれとは、事務作業に使うような指サック型のアイテム。セックスタッチ。これを付けた指で女体を触れると、一時的にそこは極めて敏感な擬似性感帯になるのだ。

 優れた点は素肌に触れずとも着衣越しでも有効なことだ。悠二は結衣の肛門、瑠衣の股間に触れた。ついでとばかりに二人のクリにも触れた。

「さて、オナニーしながら出すんだ」

 由比ヶ浜母娘は自慰を始める。

「ああ、ひっ、布越しなのにっ! 凄く、気持ちいいっ! ああっ」

 結衣の指使いは激しい。クリの辺りを指でグイグイと擦り、曲げた指先でカリカリと引っ掻く。すっかり感じているので頬が赤い。

 その隣で瑠衣がゆっくり指を動かしていた。次第に秘所がクチュクチュと音をさせ始める。ピンク色の股間がヌルヌルと濡れ光っている。そこに、時折指を浅く差し入れ、内側を擦っていた。

「ふぁ……! あ……。濡れちゃうっ。あぁんっ! キュンキュンしちゃうっ……」

 指を動かすたび、丸い尻がユラユラ揺れる様子は、そそられる光景だ。

 結衣が身体をブルブルと震わせて彼女は達する。

「はひぃっ……。ああ……。気持ちいい! んふぅぅ……! んあ……。んはぁ~……。ショ、ションベンがでそう。あはっ」

 股間の生地にジュワァと愛液の染みを広げ、結衣は軽く息を切らせて余韻に浸る。気の抜けた惚けた表情で結衣は、下半身の力みを抜いて、排尿を始める。

「ふう……。ションベン、出ちゃってるぅ! あはあぁっっ! あふぅぅ……。んはぁ……。ううっ、やっぱり穿いたままだと濡れてベットリ貼りつく感じが気持ち悪いなぁ」

 ショーツとパンスト越しの排尿は失禁と変わりない。若干不快そうに排尿を続ける結衣の横では、瑠衣が身を捩りながら排便しようとしている。

「ぐうううっ! も、もうっ、すぐ。そこまで来ているのぉっ!」

 瑠衣の尻穴は強く窄められていたものの、排便が近いのか便がわずかに顔を覗かせている。瑠衣は激しく指を動かす股間から、まるで漏らしたのように愛液の雫が便器へ滴り落ちていく。急速に立ち込める濃厚な牝の臭いと微かなアンモニア臭。なんとも淫猥な臭いだ。

 瑠衣は甘い嬌声とともに、大きな尻が上下に弾む。そして……。

「んほぉっ!? 出るっ! ウンコ出るっ! んおぅ! 出る出るぅっ!! んふううっ! 凄いっ! ウンコするの、メチャクチャ気持ちいい~っ!」 

 瑠衣の尻穴から茶色の塊がプリプリとひり出された。

 

◇◆◇

 

自分たちの淫らな様子を悠二のオカズにしてもらうために、瑠衣と結衣はシックスナインを横になって、目の前の秘所を舐め回しながら悶絶している。親子で淫楽に耽ること抵抗はない。

悠二が恋人たちの奉仕を受けていると、デスクに置いてある悠二のスマートフォンが鳴った。画面には白瀬咲耶が全裸でM字開脚している画像が写っている。

「あ、電話かかっているけど、どうする?」

「名前はなんて出てる?」

「白瀬さんです」

「とって」

 そう言われると友希那は通話ボタンを押して、悠二の耳にあてがった。

「もしもし?」

悠二は電話の向こうに明るく言いながら、胸板に舌を這わせる友希那の髪を撫でた。もう一方の手では燐子の乳房を掬うようにして揉みほぐす。燐子が喘ぎ声を堪えて胸板を舐める姿を見て愉しむ。

「前にお願いしたアイドルたちのスケジュールがわかったか?」

 友希那に変わってスマホを押さえているリサは、空いている耳の方を重点的に乳房を触れさせている。一之瀬帆波は肉幹を包む豊満な胸をタプタプと揺らし、亀頭に舌を絡めているが、漏れ出る吐息を抑えようと努めていた。

 ムギュッ、と乳房を握り潰され、燐子は眉根を寄せて背筋を波打たせた。生暖かい母乳がビュルルと飛沫を上げていた。

 髪を撫でられているだけの友希那も腰をビクビクと跳ね上げている。甘美な刺激に襲われて恍惚としながら、悠二の胸板にある性感帯に舌腹を擦り付けている。

「そうか、ちゃんとプロデューサーから聞き出せたんだな。よかった、これからも都度教えてくれ。さしあたり、教えて欲しいアイドルは……」

悠二は咲耶を利用してアイドルたちの行動予定を調べさせていた。捕獲する際に行動を把握しておきたいからだ。

 友希那の髪を撫で続けている。奉仕させながらの通話は愉悦を湧かせるのだろう。

「うん、それじゃあ、その娘たちのことがまたわかったら連絡して。それと久しぶりに会いたいから次のオフのときに会おう。ご飯も外で食べよう」

 悠二が電話から耳を離すように首を傾ける。するとリサは終了ボタンを押して、スマホをデスクの上に戻す。

「そろそろロゼリアを一揃えにしたいからさ、君らにも紗夜とあこを捕まえることに協力してもらうよ」

「OK!任せて」

「あこちゃん、たちも……やっと悠二さんの恋人に、なれるんですね」

「当然、私たちはあなたに協力するわ。彼女たちもそれが幸せだと思うから」

リサ、燐子、友希那の答えに悠二は満足する。

「三人とも、胸を寄越せ」

「ああんっ……」

 リサが頭の後ろから巨乳を寄せ、斜め前から燐子のHカップと友希那のCカップが迫り、彼の頭部を柔らかく優しい感触で包まれる。

 身を捩って胸を擦り付けられる中で、悠二はその感触を堪能しながら、ぼんやりとその言葉を反芻していた。

 彼の足の間では帆波が身体と頭を揺らし、豊満な胸と口内粘膜を擦りつけて悠二への奉仕に勤しんでいた。




来年こそはRoseliaを揃えたりバンドリキャラを増やしたいです。(と、言いつつシャニマスや対魔忍を出すプロットを考えています)

ヒロインやストーリーについては絶賛募集中。


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設定のおさらい①
98話までのプレイヤー、モンスターの設定


初登場時点での情報です。


【プレイヤー一覧】

桜庭悠二

プレイヤー名:ディック

主人公。塩顔のイケメン。

レベルが上がるごとに精力が増強している。実はプレイヤーでも一二を争うほど精力が強い。そのため所有するモンスターを増やしやすいアドバンテージがある。

所有モンスターは十代が多いが、好みの女性はクール系が多い。

プレイヤー名の由来はSF作家フィリップ・K・ディック

 

ギブスン

悠二とモンスター交換を行うなど関係は良好な親交のあるプレイヤー。

東京を中心に活動している。実はプレイヤーの中でも強いコネを持っている。

レズやバイの女性を調教して男(ギブスン)を受け入れさせることを好む。レズ&百合クラッシャー。

プレイヤー名の由来はSF作家ウィリアム・ギブスン(ギブスンが悠二に初対面で気が合いそうと言ったのは同じSF作家の名前だったから)

所有モンスター

・六合塚弥生(PSYCHO-PASS サイコパス)

・来栖川姫子(神無月の巫女)

・姫宮千歌音(神無月の巫女)

・藍原芽衣(citrus)

・藍原柚子(citrus)

その他多数

 

ちゅーや

悠二が千葉で出会ったプレイヤー。小太りで三十代の男性。

好みの女性はギャル系。

プレイヤー名の由来は中原中也。

所有モンスター

・倉敷玲奈(催眠性指導)

・津島理奈(催眠性指導)

・倉敷麗華(催眠性指導)

 

 

【悠二の所有モンスター(レアリティ順)】

SSR(96) 湊友希那(BanG Dream!)

SSR(95) グレイフィア・ルキフグス(ハイスクールD×D)

SSR(94) 白瀬咲耶(アイドルマスターシャイニーカラーズ)

SSR(92) 一之瀬 帆波(ようこそ実力至上主義の教室へ)

UR(88) 川神舞(無彩限のファントムワールド)

UR(88) 今井リサ(BanG Dream!)

UR(85) 堀北鈴音(ようこそ実力至上主義の教室へ)

UR(85) 由比ヶ浜瑠衣(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

UR(84) 白金燐子(BanG Dream!)

UR(82) 宇田川巴(BanG Dream!)

UR(82) 由比ヶ浜結衣(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

SR(77) 白鷺千聖(BanG Dream!)

 

【プレイヤースキル一覧】

Lv10:モンスター強化

所持モンスターの体質を変化させることができる。性器がプレイヤーが快感に思うように変化する他、アプリのオンオフで妊娠するかしないかを決定可能になり、設定を変更をすれば妊娠せずとも母乳が出せる等の操作ができる。対象に取ることができるモンスターはレベル10以上に限る。

 

Lv20:トレード・イン

矢一〇本と籠一つを交換することができる。逆に、籠一つと矢一〇本を交換することもできる。

 

Lv30:中毒性付与

プレイヤーの体液をモンスターが摂取すればそれに夢中となり、渇望するという中毒性を付与する。感じやすくなるため好感度を上げやすくなる。

 

Lv40:マテリアル

所持モンスターの生理・排卵予定日が表示される。

各モンスターのステータスにグラフが表示されて、色分けされる。それは生理周期を表していて赤が生理、黄が危険日、青が安全日で今は安全日。また検索機能もあり、条件指定で生理周期の項目がある。『生理中』、『危険日』、『安全日』、『以外』がそれぞれオンオフで切り替えられるようになっている。

 

Lv50:創造

所持モンスターがアイテムを作成できる。作り出されるアイテムは、レアリティによって必要なプレイヤーとモンスターの性交の回数はレアリティの高さに比例して性交の必要回数も増えることになる。作り出される最高レアのアイテムには籠も含まれる。このスキルの対象に取ったモンスターは、効果適応中ガチャは回せなくなる。

 

Lv60:援護射撃

所持モンスターがプレイヤーの代行として別のモンスターを捕獲することができるスキルです。このスキルを使うためには事前にモンスターへ矢を渡さなければなりません。援護射撃をしてくれる所持モンスターが対象となるモンスターと関係が良好だと捕獲率が上昇する。

 

Lv70以上のプレイヤースキルは以後公開



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風野灯織編
01 (灯織)


明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年もエロを思う存分に書きたいと思います。予定よりもまずどうしても書きたかった娘を2021年初&100話のヒロインとさせていただきます。


 六月も終わりに近づいてきた。六月最後の金曜日。桜庭悠二は終業後、今後の予定を考えていた。今日、恋人たちは誰も来ない日だった。彼女らのプライベートは極力尊重しているのだが奇しくも予定があって恋人たちは来れなかった。

 ──熱情を持て余しているな。

 悠二は女を求めていることを自覚した。今朝は早くから川神舞と交合し、裸形の舞に常の通り、鬚剃りをさせる──悠二自身が剃るよりも恋人たちが剃るほうが丁寧なのだ──などの接待プレイを堪能したのにも関わらず、夜には既に満たされない熱情を抱えていた。

 ──モンスターを狩りに行くか。

 悠二は今夜の予定を決めた。ラブ・ハンターを初めてプレイヤーレベルを上げるごとに悠二自身の身体能力も上がるメリットがあったのだが、レベルが上がるごとに精力が高まっていた。それだけならば多くの恋人たちと交わることに便利であるが精力が溜まり持て余して女性を求めてしまうのが悩みである。他のプレイヤーに訊いた話では自分ほどの精力過剰にはなっていないようだ。

 それでも多くの美女を掌中に収め交わることができるならば、その問題も受け入れるつもりだ。

 現在、愛の矢は一三本、籠は五つある。モンスターの調教によるレベルアップで矢は得られた。籠は結衣と瑠衣に使って一時は一つになったが、創造スキルによる籠の作成、ガチャで引いた分に加えて、プレイヤーとの交換によるものだった。先週、出会ったプレイヤーは珍しいタイプで一人のモンスターのみを飼育して、捕獲するつもりがないという者だ。そのためSSRのアイテムと籠を交換したのである。

 

 ◇◆◇

 

 モンスター狩りは六本木か渋谷を散策しようかと考えたが、アイドルを狩ろうと方針を決めた。咲耶から貰った283プロのアイドルたちの顔写真つきリストとスケジュールを確認する。そこから悠二の好みに合って今からでも捕獲が可能な距離にいるアイドルを探す。

 ラブ・ハンターの詳細条件検索で八一点以上を表示させた。マークはそれなりに出現する。出来ればマークのモンスターの実物を確認したいのだが、目指すアイドルの場所までの動線では遭遇しなかったのは残念だ。

 目的地に近づいた。場所は某所商業施設。ここで営業をしているのだ。時間的にはもうそろそろ営業も終わり、出ようとするはずなので待ち伏せする。

 施設内のベンチに腰掛けスマホをいじって、目標が通る時間になるまで待っている。それから待つこと数分、モンスターマークが近づいてきた。数は三つ。この中に目標がいる。

 目標が向かってくる方向を見るとついに見えた。クール系アイドル風野灯織(かざの ひおり)だ。後ろでまとめた黒髪が印象的で洒落ている。小柄で中学生にも見えるが、氷を彫ったような美貌、口元の斜め下にある小さな艶ぼくろ、普段着もオフショルで胸元もチラリと見えているシャツ、すらりと伸びた脚が強調されるパンツ。灯織からは大人の色気をかなり感じる。

 灯織は櫻木真乃・八宮めぐると共に組むアイドルユニット『illumination STARS(イルミネーション・スターズ)』(通称『イルミネ』)の一員である。

 灯織はめぐるや真乃とともに雑談しながら通り過ぎたあと、悠二は立ち上がり、さりげなく歩き出す。エスカレーターに乗ったときおそらくは立ち止まる。そこで捕獲する。

 イルミネ三人娘がエスカレーターに乗ったとき最後尾にいる灯織の後ろに立ちスマホを操作する。捕獲に失敗をして尾行が長引いて不審がられても厄介なので一回での成功を願う。灯織に矢を放ち彼女を射貫く。

 

『捕獲しました』

 

 悠二は急いで情報を確認する。

 

レア度:SSR 点数:93

氏名:風野灯織

年齢:15歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ傾向あり

好感度:普通(40)

身長:154cm

体重:43kg

3サイズ:B75/W55/H78

バストカップ:C

 

「これは、これは……かなりの高得点だ。一発でGetとは嬉しいねぇ」

 魅力的な少女だと思っていたが存外ランクが高い。美人は色々なタイプを集めていたつもりだが、クール系の美人が特に好きなようだ。悠二は女性の趣味を再確認する。

 灯織の個人的な情報も確認する。都内のマンションで暮らしており、家族構成は両親との三人。両親ともに多忙で出張も多く家には両親不在な事ばかりでいつも帰りが遅い。アイドルになる前は本人の美貌と成績優秀なことから学校の男子生徒の高嶺の花的存在だったともラブ・ハンターは教えてくれた。

 ラブ・ハンターで灯織にメッセージを送る。灯織は自分のスマホを覗き込むと驚いた様子だ。エスカレーターから降りたことで偶然、めぐる、真乃と灯織の歩調がズレて距離が開いたことで、悠二の心に悪戯心が芽生えた。

 もしも思惑通りに行かなくても店の場所を尋ねようとしていたと言い訳しようと考えつつ、悠二は灯織の肩を叩く。灯織は振り返る。

「ふああ……」

 灯織が思わずというように声を漏らす。もはや疑うことはないがラブ・ハンターの力が灯織に発揮されている。悠二と対面して緊張しているようだ。

「俺が誰だかわかるね?」

 灯織が頷く。

「君の飼い主になる」

「そうですね。よろしくお願いします」

 飼い主、そう言われて照れたような素振りをする。悠二はめぐるや真乃に気づかれないように、彼女にお泊り回数券を一泊分渡して、一人になったときに連絡するように教えて去る。灯織にはめぐるや真乃と別行動してもらい、合流するつもりだ。

 

 ◇◆◇

 

 三〇分後、灯織から連絡があった。彼女は二人と分かれて駅のトイレから電話をかけているという。悠二は待ち合う場所として喫茶店を指定する。

「場所はわかる?」

「はい、大丈夫です」

「OK、待っているよ」

 三〇分もかからず灯織はやって来た。

「やあ、灯織。待っていたよ。さあ、座ってくれ」

「は、はい。それでは失礼します」

 灯織は悠二の向かいの席に座る。

「こんばんは、俺の名前は桜庭悠二だ」

「……風野灯織です。イルミネーション・スターズというアイドルグループに所属しています。年齢は一五歳です」

「よろしくね。今日は俺の家に泊まりに来て欲しい。ご両親は今日家にいるかい?」

「いいえ、二人とも出張してあと二週間くらいは帰ってきません」

 好都合だ。その二週間までに灯織を仕上げて(・・・・)しまおう。

「そうか。ならば都合がいいな。夕食はまだかな?ここで軽く食事をしてからうちに行こう」

「はい、わかりました……」

 緊張で強張りながらも、灯織は悠二に従った。

 

 ◇◆◇

 

 悠二は灯織を連れて自宅に帰った。彼女が住むマンションは青山にあるが悠二の自宅は下町の月島だ。灯織は土地勘がない場所なので興味深そうに見渡している。

 悠二の住むマンションはグレイフィアによって日々改築されているだけでなく、敷地全域に何かまじないめいたものが施されており、悠二が例え未成年の少女たちを連れていても違和感を覚えることはない、認知の操作がされている。グレイフィアの説明によれば住人の部屋に女性を連れ込んで強姦をしても、住人には認知されないらしい。

「さあ、どうぞ入ってくれ」

「……お邪魔します」

 灯織は行儀よく脱いだ靴を整えた。彼女をまずは居間に案内する。グレイフィアによる魔改造によって空間拡張されてる間取りを見て瞠目する。

 カウチに灯織を座らせ、悠二自身も座る。

「さて……、それでは薄々気づいていると思うが、はっきり言うとこれからセックスをする」

「! ……は、はい。あの、私、そういうこと全然わからないので」

「大丈夫。ちゃんと優しくリードするよ」

「……よろしくお願いします」

 灯織をいくつもある部屋のひとつに案内する。今日そこで灯織を初めてを貰うことになる。

 悠二が灯織の形の良いあごを持ち上げると、彼女は目を瞑った。灯織の唇を寄せた。ぴくっ、と灯織の身体が震えている。処女の初々しい反応は悠二にとって心地が良い。清らかなものを穢すような背徳感でゾクゾクする。悠二はそのまま唇を押し付けた。

「んんっ……」

 吸いつけば灯織の唇の柔らかさと弾力が同時に伝わってくる。

「んっ、ん……んむ……ん……っ」

 悠二が舌を挿入すると、灯織は戸惑いながらも受け入れてくれた。

「んちゅ……んはぁ……んんっ……」

 互いの舌と唾液が絡み合う。徐々にいやらしい水音が鳴り響いた。

「ぷは……っ、はぁはぁ……」

 互いの口を離すと、名残惜しげに、銀の糸が間を引く。唇を離すと灯織が息を整えようとする。

「悪い。息苦しかったか?」

「いいえ、大丈夫です。……ただ初めてのキスだったので……その」

「緊張した?」

「……はい。でも気持ち良かったです」

 多くの恋人たちと交わり鍛えられた悠二のキスのテクニックは、処女の灯織には大層刺激的で心地良かったようだ。さらに悠二の唾液を取り込むことで彼女には中毒症状が起きている。すでに灯織の目はトロンとなっていて、唇の端から涎が垂れている。

 灯織の状態を観察しつつ、これから悠二はキス以上の初めてを奪うために動く。

「脱がしていいか?」

「……はい」

 灯織の了承を得て、衣服を脱がしていく。ズボンを脱がし、上着をまくり上げるように脱がす。そして身にまとうのは下着だけになった。

 下着の色は白で上下お揃い。一見、地味ではあるが、模様がたくさん入っていて手が込んでいる。総じて安物ではないのだろうと女性下着に疎い悠二にもわかる下着である。

 ビキニラインの角度が絶妙でエッチな雰囲気を出していながらも下品にはなっていない。脚を長く見せる効果もあるのだろう。マン肉のむっちり加減も一目で分かる。これはいいな、と悠二は唸る。裸とは別物で、これはこれでありだ。

肌は白磁のように色が白い。悠二の体と比べると肌の白さがよく分かる。肉付きの均整が取れている美麗な肢体である。腰はくびれているし、胸も揉むのに十分な大きさがある。

 灯織は恥ずかしそうに悠二から視線を逸らした。

「触るぞ」

 返事を待たず、悠二は灯織の形の良い乳房に手を伸ばした。

「んぁっ」

「おお、柔らかい」

 下着越しでも伝わる柔らかさ。優しく揉むんで灯織の官能を昂らせる。

「くぅ……んっ……はぁ……はぁ……」

 灯織はBカップで巨乳とは言い難いが、それでも形の良い美乳であり、弾力とハリがある。押し返すような反発もある。柔らかく、もちもちとした揉みごたえのせいで、手のひらから蕩けそうになる。

「桜庭さんに……触られちゃってる……んっ……あぁんっ……!」

 なよやかな肉感によって、悠二の小悠二は屹立している。

「え、えっと……もっと強くても、大丈夫ですよ……?」

「わかった」

 悠二は誘われるまま、灯織の胸を乱暴にならない程度に強く揉んだ。

「んんっ、ふはぁっ、はぁ、んっ、あっ!」

 悠二の愛撫に灯織は敏感に反応する。恥じらいを感じながら、自らの身体を差し出すようにじっとして。

「痛くないか?」

「はい。……はぁんっ!」

 悠二は灯織の嬌声を聞きながら、魅惑の肉塊を揉み続けた。そして下着越しの胸を十分に堪能し、丁寧にブラを外した。

「や、やだ……っ」

 ブラを外し、乳房が現れる。綺麗なお碗型だ。小さいのもあって全然垂れてない。色素が薄く、淡い薄桃色の乳輪と乳首が綺麗だった。悠二は乳房を揉み、乳首を嘗めようとするが灯織に抵抗される。

「あ、あのっ、まだ、シャワー浴びてないから」

「大丈夫、私は全然気にしない。それにすごくいい匂いだよ」

「や、やめてください、恥ずかしい」

 灯織は少し抵抗するけど力は弱い。本気の抵抗じゃない。悠二は灯織を逃がさず掴んだ腕を離さず、腰に手を回して自分のもとへ引き寄せる。灯織の胸からは甘い匂いがする。

「きゃっ!」

 乳の感触が、手のひらに悩ましい感触をもたらす。形の良い乳房が、自在に形を変えて指に吸い付いてくる。

「くぅ……ん……はぁっ……あっ……あんっ!」

「灯織、気持ちいいか?」

「は、はい……。でも、ち、乳首……くすぐったいです……」

 淡い薄桃色の乳首はぷっくりと頂点を彩り、乳房と違わぬ美しさだ。

「我慢してくれ」

 本人はくすぐったいと言ってるが、そこに悠二は指サック型のアイテムであるセックスタッチを付けて触れて乳首と乳輪を性感帯に変える。灯織の反応がより大きくなる。

「は、はい……。はぁ……んっ……んくぅっ!」

 乳輪を外縁からなぞり、内側に辿りつけば乳首を指の腹で摘んだり、捻ったりする。

「ひゃっ、あっ、だ、だめですっ!」

「我慢してくれるんだろ」

「で、でも……っ! んぁっ、はぁうっ、ふぅ、あんっ!」

 灯織は乳首が性感帯になったことで、先ほどより明らかに大きな嬌声を上げている。

 悠二は思い切って乳首を強めに捻ってみた。

「ひゃぁぁぁんっ!」

 すると灯織は舌を突き出しながら、絶頂してしまった。

「あぁ……んぉ……ふぁ……」

「なんだ、乳首だけでイっちゃったのか?」

「……はい」

 悠二の問いに、灯織は涙を浮かべながら答えた。その表情は恥ずかしさを残しつつも、どこか満足げだった。

「少し休むか?」

「……いいんですか?」

「勿論だ」

「あ、ありがとうございます」

 絶頂したばかりで灯織の身体は痙攣を続けていた。悠二は優しく包み込むように灯織を抱きしめた。二〇年にも満たない人生で体験したこともない快美恍惚。官能の炎で炙られた灯織の肢体を、労わるように包む。

「あっ」

「しばらくこのままでいようか」

「……はい」

 灯織は安心したのか、ぐったりと悠二の胸にもたれかかる。灯織の乳房は悠二の胸板によって押し潰されてるが、本人は気にしていないようだ。

「私、男の人に抱きしめられるの初めてで……」

「そうか。どんな感じだ?」

「……温かいです」

 灯織が恥ずかしそうに言う。緊張しているのか言葉はやや硬い。悠二は愛おしくて思わず力強く抱きしめそうになるが、ぐっと堪えた。

 悠二がスマホで確認すると好感度が52になっていた。好感度の設定を好意的に変更する。セックス前のイチャイチャでもこのまま好感度を高めていきたい。

 悠二は灯織の頭を撫でながら、全身の各処に性感帯を作っておく。

「もう大丈夫です……」

 抱きしめてから1分ほど経って、灯織が言ってきた。多少、緊張が和らいだようである。

「わかった」

 悠二はゆっくり灯織を押し倒した。

「や、やっ……」

 胸の匂いを存分に嗅いで、乳首を味わってからお腹、腰、太ももへと下がっていく。太ももの表側にキス。内側にもキス。股の付け根にもキスすると灯織は体をよじって逃げようとする。だが悠二は逃がさない。そして隙を突いて、パンツ越しの股間に顔を埋めた。これは男ならばやってみたいことの一つであろう。

 布越しのマン肉の柔らかさを感じながら、灯織の大切な部分の生の匂いを嗅ぐ。ひとしきり匂いを堪能する。

「脱がすぞ」

「あっ」

 パンツを脱がしたことにより、灯織の綺麗な女性器とお尻の穴があらわになった。陰毛はしっかりと刈り込まれ、残っている部分は僅かだけだ。

「は、恥ずかしい……」

「大丈夫、凄く綺麗だよ」

「……っ!」

 仰向けになった灯織は、大きく足を広げている。灯織は白皙の頬を羞恥に紅潮させる。その羞恥に満ちた表情が、悠二の興奮をたまらなく煽ってくる。

「わ、私の裸……どうですか……?」

「綺麗だぞ」

 僅かに盛り上がった恥丘と、その下を貫く割れ目。そこから愛液が染み出ている。

「あ、あんまり見つめられると……身体が熱く……。さ、桜庭さん……? め、目が少しだけ怖い……」

「仕方ないだろ。目の前に灯織のまんこがあるんだから」

「ま、まんこって言わないでっ!」

「灯織も言ってるじゃないか」

「あっ」

 悠二がそう指摘すると、あまりの恥ずかしさからか、灯織は顔を両手で覆い隠してしまった。身を捩り、伏せてしまう。しかし、顔を枕に隠しているが尻は突き出している。

 それを隙と見た悠二はクリトリス、秘所、肛門をセックスタッチで触れる。

「ごめんね。その代わり気持ち良くしてあげる」

「……ふぇ?」

 悠二は灯織の尻肉を持ち上げる。色素が薄く黒ずんでいない綺麗な肛門を見る。シャワー浴びていないのに臭いは薄かった。肛門を嘗め、舌で刺激する。

「――っきゃぁっ!?」

 灯織は驚いて声を上げて抵抗する。そしてその目には薄らと涙を浮かべていた。

「あぁぁっっだめっ、そこっ……だめっああっんっ、あぅっ!」

 彼女の抵抗も無視して悠二は肛門を責める。肛門は性感帯に変えられているためその快美は一際強烈である。たまらず尻を支えられなくなった灯織の身体を、悠二は彼女を仰向けにしてクンニを行う。クリトリスは過敏と言っていいほどに性感が鋭くなっている。

「ああっ、あっ、あっ、んっふっ、ふっ、んんっっっっ」

 灯織は悩乱して悠二のクンニで何度もイクった。息を切らして、乳房は上下に動いている。肘で支えていたがそれも出来ず、くてっとベッドに倒れ込む。漏らしたように愛液が垂れる。しかし性感帯になった秘所は分泌する愛液も刺激となり、灯織の身体を官能で酔わせている。

 悠二は灯織の好感度を確認すれば63になっていた。好意的から積極的に変更。息を切らせながらぴくぴくしている灯織はぶるりと身体を震わせた。もしかしたら、今、灯織の中で何かが変わったのからもしれない。

 悠二は灯織の横に寄り添う。そして、柔らかくて控えめな胸を揉み、クリトリスをいじり、首筋をペロリペロリと嘗め上げる。

「あっ……、あん……」

 あまり声を出していなかった灯織だが、せつなげに小さな声を出すのが感情がこもってて素晴らしい。処女をいたぶってる感じがとてもする。悠二は日々鍛えているクリトリスを弄る性技で、灯織をどんどん感じさせていく。

「あっ、あっ、あっ、あん……」

 灯織の喘ぎ声の間隔が短くなっていく。短い期間で相当感じやすい体になっているようだった。このまま、また一回イカせてしまおうと悠二は考える。指の限界までクリトリスを責める。

「あんっ、ダメ」

 灯織が悠二の手を押さえたがその抵抗も空しく悠二は弄り続ける。灯織の愛液で手首まで濡れて指がヌルヌルになっても指はクリトリスから離さない。

「ダメ、ほんとに、あんっ、立てなくなる」

「いいからイッていいよ」

「ダメ、ダメ、いや、あん、あっ、あっ、あっ、あっ」

「ほら、イッて」

「んんんぅー、んんんううううぅー、んっ……」

 官能に打ち震える灯織の体に力が入る。悠二は灯織の乳房を握り締め。クリトリスをグリグリと押し込んだ。ほんの数秒して、灯織はんふぅーと息を吐きだし起き上がっている上半身が崩れそうになったところを、悠二は灯織を抱いて支える。

「ちゃんとイケたね。今度は俺のコレを気持ち良くして」

「ふぇ……?」

 トロンとした、昏い光を湛えた眼差しで悠二を見上げる。悠二はズボンに手をかけて、小悠二を外気に晒す。

「え、え……?」

「どうした?」

「お、男の人のって……こんなに大きいの……?」

「灯織がこんな大きくさせたんだぞ」

「わ、私が……っ!?」

「そ、そうなんだ。私とエッチなことをして……桜庭さんが、そんなに大きくしてくれたんだ……」

「そうだ」

「す、すごくいやらしい形してる……」

 悠二が勃起を取り出すと、灯織は切なそうに身じろぎする。秘所からは愛液がどんどん溢れている。どうやら悠二の小悠二を見て興奮しているようだ。

 灯織はぺたんとベッドに座り息を整えると、絶頂の余韻の残る火照った顔で肉幹へ舌を伸ばした。

「はむぅっ、ぢゅっ、ぢゅっ、れへぇっ……んぅっ、はああ……」

 灯織のぎこちない舌の使い方なので悠二が色々と指示を飛ばす。

「んぅんっ……んぅっ、んふうぅぅ……」

 灯織が咥える肉幹が暴れ回る。しかし彼女はうっとりとした顔で愛おしいそうにオーラルセックスをしている。

「灯織、お尻もしてくれる」

 悠二がそう言うと、灯織は嫌がる素振りも無く後ろへ回った。悠二のお尻に手をかけ、顔を押し当てる。

 そして、舌がアナルへ触れた。

「おうっ」

「んはあああ……はああああんっ、んへぁぁ……んっ……」

 灯織が舌を伸ばして舌先でチロチロチロチロと穴を嘗める。実に健気に奉仕続ける。アナル特有の言葉にできない気持ち良さと美しい処女に排泄口を嘗めさせる背徳感で血液が滾るほど興奮する。

 どんどん肉幹が熱くなってきた。今更、ティッシュペーパーに出すつもりはない。出すならば灯織の口の中だ。

 処女に精液を飲ませたいという、倒錯的な欲求が強くなる。肛門嘗めはぎりぎりまで続けてもらう。悠二は我慢せずに快感に身を任せる。そして射精を堪えるのもそろそろ限界が近づいてきた。

 灯織には再びフェラをさせる。

「灯織、もっと早く、手も使って」

「んんんっ! んんっ!」

 灯織が一生懸命頭を振る。手も必死に動かす。

「はぁ、はぁ、んッ、ちぷっ、ちゅる……んはぁっ、うぅん、れへぇ……はぁぁ、ぢゅるんっ……」

「出るよ。口で受け止めて」

 その数秒後、精液が噴き出した。処女への口内射精。

「んぅぅん、じゅぶっ、じゅぶっ、んぅ……ぢゅるる……」

 悠二は大満足で射精を終えた。

「灯織、こぼさないように全部飲んで」

「うぇっ……ん、ふ……ぬぅ、ぅんっ、んふうっ」

 処女が顔をしかめながら精液を飲むのを悠二は眺める。灯織の頭を愛玩犬を愛でるように撫でる。




風野灯織
第13のヒロイン。『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の登場人物。作中の普段着は「283プロのヒナ」の服装をモデルにしています。


新年初、そして記念すべき100回目のヒロインは灯織です。本当はRoseliaとか対魔忍とかを出したかったのですが、灯織とイチャイチャしたいという欲望には勝てなかったよ……


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02 (灯織、帆波)

風野灯織編最終回。章は前後編ですが一話ずつ長めに書かせてもらいました。


 精液を飲み終えた灯織にうがいするように悠二は指示する。裸形の灯織はフラフラとした足取りで部屋を出ていく。口中を清めた灯織が戻ってくる。

 雪白の肢体は桜色に蒸気しており、発情した牝獣のように息が荒かった。唾液、精液を浴びるだけでなく吸収したことで中毒性が強まり発情状態になっていた。酩酊しているような眼つきだ。悠二に誘導されたら灯織はあっさりとベッドの上に乗ってしまう。

 悠二は灯織に重なった。そして目を見て言う。

「これから灯織の初めてをもらうから」

 それで灯織は理解した。

「はい」

 真剣な顔をして答えた。悠二は灯織の足の間へ移動して、太ももを抱える。淫裂を露わにさせると、ぐっしょり濡れ光る肉襞はまるで肉幹を咥え込みたいとばかりにヒクヒク蠢いていた。そして肉幹をそこへ埋め込んでいく。

「あっ……ぐぅうううっ……!」

「くっ……!」

 悠二は腰が蕩けそうな感触に包まれる。潤った灯織の秘所に、ゆっくりと亀頭が埋まる。しかし、それ以上は狭すぎてなかなか入っていきそうにない。

「はぎっ!? んんっ!? えぁああっ! んひっ! ヒィッ! アッ! アヒィイッ!」

 灯織は息を詰まらせ、悠二の腕を強く掴んだ。膣肉を抉り穿つ肉幹の衝撃。それによる痛みと快感。特にアイテムによって性感帯に変えられた膣口は肉幹を押し当てられたことで快感が身体に迸る。痛みと快感、相反する刺激を灯織の身体は処理しきれないまま、甘く潤んだ声を上げながら悶える。

「大丈夫か?」

「大丈夫……です……だから、もっと……んんっ、お、奥まで……お願いします」

 初めて侵入する異物に、灯織の火照った頬が歪む。相当痛みがあるようで、彼女の秘所は悠二の侵入を阻んでいた。

「ぐうぅ……っ。挿入()れて……ください。全部、受け止めますから……はぁ……あぅうっ……!」

 痛みが辛いならば、一瞬で終わらせたほうが本人のためにもいいかもしれないと悠二は判断する。肉幹を奥へ進もうとする。

「……けっこう、強くしないと難しそうだね……」

 悠二が労わるように灯織を撫でながら言う。

「っはぁ……はぁ……本当に、大丈夫ですから……、そのままお願いします……」

 悠二は強くしなる腰の動きで、一気に肉棒の大半を膣内へ。

「ぐふぅっ……んっ……あ、あ、あ……!」

 抵抗を感じながらも、悠二はぐっと腰を押し込んでいく。しっとりと濡れた膣内を、硬い肉幹が突き進む。

「あいいいっ! いっ! イィッ! いぁアアアアアッ!! へぇゃっ、お、奥まれぇ!? ひぃいっ! お、奥まれええっ! と、届いへるううううっ!?」

 肉幹は硬い膣肉をこじ開けながら進み一番奥へ到達した。膣穴に溜め込まれていた大量の愛汁とともに結合部から溢れ出る破瓜の鮮血。痛みのせいなのか灯織の入り口がキュウキュウ締まっている。

「全部入ったよ」

「……は、はい。ありがとう、ございます……」

 灯織が涙の滲んだ目で俺を見る。悠二はたまらずキスをした。

 悠二が処女をもらうのは灯織で十一人目だ。普通の人と比べたら経験が多いと言えよう。その経験を活かして灯織には少しでも初めてを体験は良い思いをしてもらいたかった。

 悠二は丁寧なキスをして痛みでこわばった灯織の体から緊張が抜けるのを待つ。徐々に身体の各処へキスしていく。耳たぶ、首筋、肩、二の腕、胸元、乳房、腋と移る。腋にキスされてくすぐったそうに身をよじるが嫌がる様子はない。腋を嘗めても気持ち良さそうな吐息を漏らす。

 悠二が愛撫している間に、灯織は何度も目を開けて悠二の目を見つめてくる。灯織の中は入り口付近が最初からずっとキュウ、キュウと断続的に肉幹を締めつけてくる。灯織にそのような性技があるとは思えない。そういう体質なのだろう。秘所の動きに肉幹は刺激されて射精感が昂ってきた。

 灯織は昏い光を湛えて茫洋とした双眸で虚空を見つめる。痛いと思いながらも肉幹が性感帯を刺激して快感を得ている彼女は、鼻水も涎もたらしながら悠二を受け入れている。悠二は灯織の頭を撫でながら優しく言う。

「ちょっと動くからね」

 濡れているので抽挿に支障はない。腰を回すように動かす。

「ふぁ、はぁっ、っぐぅ、はぁ、あ、あっ、うぅん、はぁっ……あはぁっ……!」

 柔らかく蕩けた肉壁を擦られる快感に襲われ、灯織が悦楽の色に染まる声を上げる。引き締まった身体をブルルと震わせて、小悠二を強烈に締めつけた。

 小さなピストンにもかかわらず、甘美な感触に肉棒が包み込まれる。入口から奥底まで優しく、まろやかに満遍なく締め付ける初々しい膣壁。

「あぁっ。凄いな灯織は……。締めつけがキツいな」

 濡れそぼる膣肉をカリ首でこすられ、灯織の腰がビクンビクン跳ねた。いったん膣口近くまで後退させた亀頭をすぐにまた膣奥深くまで突き戻せば、灯織は目を白黒させる。

「んふぅ!? んっく、ひっ……あっ……あっ。あぁん、ひぁっ、あっ、ふぁっ、んぁ……っ!」

 悠二は灯織に覆いかぶさり、耳元で言った。

「もっと気持ち良くしてあげるよ」

「は、はいぃぃっ……!? んひ!? か、身体が、熱いぃ! お腹の奥、ムジュムジュしゅるぅっ! ああぁあん!!」

 灯織の汗ばんだ肌が朱に染まり、快感が深まっているのが見て取れる。

「イきそうになっているんだね、嬉しいよ」

 ピストンにさられる膣肉が、悦びに打ち震えながら絡みついてくる。その圧迫を跳ね返し、悠二は腰を振った。膣が性感帯となり、クリトリスも性感が鋭敏化しているがそれも打ちつけられる腰の打撃によって刺激され、快感は上乗せされる。

「ふぁっっ!? イ、イクゥのぉっ!?」

「そうだよ、イッていいんだよ。アクメを覚えなさい」

 射精に向けて膨れ上がった亀頭で膣奥を捩り、穿ち、灯織を絶頂へと導く。全身を小刻みに震わせるアイドルは、今にもオーガズムに理性を押し流されようとしている。

「ア、アクメェッ! しゅましゅぅう! アクメしちゃふぅう! はぁあああっ! わ、わたひぃぃっ!……ひゃぅうううっ!」

 結合部はじゅぷじゅぷと派手な音を立てて、最後に一際深く亀頭を打ち込まれたとき、ブワッと開いた鈴口から灼熱の粘液が迸った。同時に、アイドルらしからぬ獣のような叫びが、涎塗れの灯織の口から飛び出す。

「んぁあああああああっ!!」

 ドビュドビュと怒濤の勢いで噴き出る精液が膣穴を満たしていく。溢れ零れ、淫液と混じり合い、結合部からゴポゴポと漏れる白濁液。それも破瓜の血が混じり微かに赤が混ざる。

 子宮に精液を浴びるたび、灯織の全身を快感の波が駆け上がっていく。絶え間なく肉襞を蠢かし、足の指を突っ張らせたまま、何度も何度も絶頂する。

「ははは、凄いエロい顔してるぞ灯織!」

 射精を続ける肉幹でゴリリと膣肉を抉りながら褒めても、灯織はひたすら無様な叫びをあげて悶えるだけだった。精液と淫液でグショグショになった膣穴から肉幹をゆっくり引き抜くと、処女を散らしたばかりの膣穴からヌポンと肉幹が抜ける。

 ほどなく、激しいオーガズムの波が去り、灯織の顔に理性が少しずつ戻ってきた。

「な、生で……中に……出しちゃった、んですかっ!?」

「大丈夫大丈夫。対策はしているから妊娠することはないよ」

 悠二はアイテム『高級コンドーム』によって中出ししても避妊ができるようにしている。コンドームを実際に使ってもいいが、精液を子宮に浴びせて中毒性をより強めようという考えも含まれていた。

 ぐったりしてる灯織を抱え込み、髪を撫でたり、耳のふちを舌でなぞったりと弄びながらスマホを確認する。好感度は84。レベルも10を超えた13。灯織が何度もイクだけでなく悠二と一緒にイクことでさらにレベルや好感度の上昇が著しい。一〇人以上のモンスターを調教した経験から、悠二は対象の体質にもよるが効率よくレベルや好感度の上げ方を体得しつつある。悠二は好感度をラブラブにする。

「灯織、お願いがあるんだ」

「なんですか?」

 上目遣いに自分を見る灯織の可愛さに、悠二は胸が熱くなる。

 悠二はベッドの上で灯織を四つん這いにさせ、雪白のヒップを自分のほうへ向けさせた。秘所は精液を注がれて白濁液を垂れ流す膣穴の上に、可憐な肉の蕾がかすかにふるえていた。性感帯に変えられている排泄器官は快楽を得る場所となっている。そこを悠二は指で弄び刺激する。

「な……なにを……するんですか? ふぅ……、んひぃっ、あ、あひっ……!」

「こっちの穴を今度は使わせて欲しくてね。まずはほぐしてあげよう」

 悠二は自分の唾液で濡れた指で振るえる尻穴をたっぷりと愛撫する。不浄の穴を弄ばれるうちに、最初は嫌悪い顰めていた灯織の顔も悦楽にほころんでいる。

「ふひぅっ。は、早くぅ……、お願いしますぅ……」

 悠二の指技でヘロヘロになった灯織が、尻を揺らしながら肉幹を求めてきた。

「まあ、待て。その前にやることがある」

「?」

悠二は最近ガチャで手に入れたい大きなサナダムシのようなワーム型玩具を、スマホを操作してアプリの機能で出現させた。彼女の肛門へ、ワームがにゅるんと入り込む。灯織の身体が硬直し、肛門括約筋がキュッと締まった。だがしかし、ワームはたやすく腸内へと侵入すると、ただちに内部のモノを吸収し始めた。

「あ……ぁ、いやぁ……っ! いっ、いやぁ……嫌ァ……ッ!!」

 肛門から得る性的快感に悩乱しながらも、己の腸内に侵入したワームが、自分の中にある排泄物として出される予定のものが、たちまちのうちに吸い込まれていくのが分かった。灯織が顔を真っ赤にして、ジタバタと抵抗しはじめる。だがしかし、ワームはそれを全く意に介せず腸内清掃に勤しんでいた。これを終えれば灯織の腸内は生で肉幹を入れることができるほど綺麗になる。

「あ……あぁああぁぁああぁっ!? みっ、見なぁ……見ない、でぇ……っ!!」

 灯織は愛しい(・・・)悠二に見られることを恥ずかしがって悶える。

「ほらほら、暴れるな」

 灯織の抵抗も空しくワームは腸内清掃をして、内部を浄化し終えて灯織の腸から出ていった。使い捨てアイテムであるワームは使用回数が定められており、使い切ったのでワームは消滅した。

「よーし、挿入()れるよ」

射精したばかりにもかかわらず猛々しく反り返る逸物を、柔らかくほぐされた尻穴に先端を押し当て、一気に根もとまで突き込む。

「はぎぃいいいっ!? エァッ! へっ、へぉおおおおおおっ!!」

 激しい快感の波が尻穴から脳天へ駆けあがり、灯織の愛らしい口からみっともない咆哮が迸った。太く硬い肉幹に貫かれて痙攣した腸壁が、本来の帰納である排泄を果たそうと蠢き始める。肉幹をひりだそうとする強い圧迫は、まるで射精を促しているように肉幹を刺激する。

「あ、あひゃっ、あああっ!」

 灯織は自分から腰をくねらせて悦んでいる。自分から快楽を求める様子に満足する悠二は、強烈な締めつけに射精の欲求を募らせながら尻奥を犯した。そのたびに灯織の口から歓喜の咆哮が飛び出す。

「おっ! おふぅっ! アヒッ! アヒャッ! アアッ! いっ、いいっ! イィィッ!」

 性感帯を長時間刺激されて尻を振り乱す灯織。その動きに合わせて腸壁が蠢き、アヌスが窄み、肉幹を歓待する。悦楽の果てへと意識を飛ばし、灯織が絶頂に達する。一方悠二は、アイドルの咆哮を聞きながら、尻穴の中で昂りを爆発させた。

「えあっ!! んひぃぃっ! おほっっ! お腹の中にぃ、入ってくりゅうぅっ! あちゅいでしゅっ、あちゅいでしゅうっ、えほぉ! イぐ! イぐうううっ! ふひいいいっ!」

 左右の瞳を寄せた絶頂の顔。灯織がそれを悠二に見せることで、尻穴の中でまたも肉幹が白濁液を迸らせた。白濁液を結合部から溢れさせ、形のよいヒップを白濁液で穢していく。

「ああ……。イくろ止まりまひぇぇん……! おふぅっ」

「よしよし、やっぱりアナルを性感帯にするとより気持ち良く感じるみたいだな。灯織、どんどん気持ちよくなっていいよ」

「ふぁ、ふぁぃ……! ふひ! へぅぅ」

 ゆっくりと肉幹を引き抜けば、犯された菊門は閉じる力をなくしたようにポッカリと口を開けたままになった。上の口は小さな呻きを漏らすのみ。瞳は光を失い、目尻からこぼれた涙がツツッと筋を作る。鼻水と涎で汚れた灯織の顔を見て、悠二は満足して水を飲むためにキッチンへ向かった。

 

 ◇◆◇

 

 灯織のアナルを奪ったあともさらに交わり、何度も射精した後抱き合いながらキスをして互いにじゃれつき合った。少しばかり元気を取り戻した灯織も積極的になり悠二の腋を嘗めたり、胸板の突起を湿らせたりするなど悦んでじゃれついていた。

 悠二は灯織と手を取り合って、お互い全裸のまま浴室へ向かう。二人でシャワーを浴びてヌルヌル泡プレイを楽しんだ。灯織は身体を泡だらけにして悠二にこすりつける。灯織は楽しみながらも真剣だ。自分が納得するまで努力を欠かさないストイックな性格がラブ・ハンターによって変質した結果。性奉仕や悠二を愉しませることにも真剣になっていた。

二人が就寝する時間は深夜三時を過ぎていた。悠二は就寝前に灯織を完全服従に設定した。

 ──完全服従させられた時間は最速記録だったかな?

 悠二はモンスターを篭絡させる手練手管が上達したようで満足げに頷く。自分に寄り添う(悠二のスエットを着ている)灯織の双眸に名状し難い光が宿る気がした。

「実は私、占いとかジンクスとか好きなんです」

 ちょっと恥ずかしそうに言う灯織。ラブ・ハンターの情報で既に悠二は知っていた。

「占い、いいよな」

「そうですね。私も結構頼りにしていたりしてます」

 悠二と意見が一致したと思い、灯織の表情が明るくなる。

「今日、いえ、もう昨日ですか。実は占いで恋愛運が良かったんです。本当に当たって良かったです」

「──」

 はにかんだ笑顔で言う灯織に対して、悠二の内心は冷ややかだ。

 どう考えても恋愛運がいいとは思えない。自分のような男に支配されて永遠の隷属を強いられているのだ。灯織が今の関係を恋愛関係と思うならば悠二はそれを否定しない。

「君と出会えたことは本当に良かったと思っている」

 それは本心である。

「私もです! あの、これからもよろしくお願いします」

 悠二と灯織は僅か数時間で一気に親密を通り越した関係となった。

「じゃあ、もう寝ようか。君も疲れただろう」

 精力を存分に吐き出してすっきりした悠二は灯織に提案する。灯織も処女を失った初日から、精力絶倫な主の相手をしたことで疲労困憊だったこともあり素直に従った。

先程まで使っていた寝室は男女の混合液でベトベトに汚れているので別の部屋で抱き合いながら眠りについた。

 

 ◇◆◇

 

「おはようございます、悠二さん。朝ですよ、起きてください」

「んう? 何?」

 ゆっくりと目を開けると灯織がいた。

時計を見ると九時四〇分。灯織としてもオフの日とは言えここまで遅く起きることは珍しかった。

「あっ、朝から元気ですね……」

 灯織が悠二の朝立ちを驚く。数時間前まで大量に出したというのに既に悠二の精力はみなぎっていた。

「慰めさせてください」

「いや、いいから、いいから」

「いいえ、大丈夫です。私で気持ち良くなってください」

 灯織は精液を求めているのか咽喉を鳴らしながら、悠二のスエットとパンツを下ろして肉幹を出してしまう。

「寝起きのオチンチンはこんな臭いなんですね」

 灯織が肉幹に鼻を近づけてスンスン臭いを嗅いでいる。少々恥ずかしくなる。シャワーを浴びて寝たはずだが、寝ている間に臭いがこもっているようだ。

「この臭い、嫌いじゃないですよ」

 うっとりと微笑みながら、そう言って灯織は舌を出してペロペロ嘗めはじめた。

 灯織は最初の頃はもっと大人しくて静かなクール系美少女だったが、もう悠二とのエッチが大好きで仕方ないという様子に変わってきている。

 灯織が立ち上がりいそいそとスエットの下とパンツを脱いだ。そしてゆっくり腰を落としていく。肉幹が入口に当たり、そのまま灯織の中へ飲み込まれていく。

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 まだ十分に濡れてはいないので悠二は引っかかる感じがするが、灯織は慣らすように少し抜いてはまた入れるのを繰り返して、肉幹を収めていく。手慣れたというか、覚えが良い娘である。

 何度か繰り返して肉幹は根元まで入った。灯織は少し苦しそうだが徐々に肉幹を根元まで膣に入れる。

「悠二さん、キス……していただきませんか?」

 灯織が陶然とした眼差しでいつもよりも色気が出てきた顔と声で言う。悠二は上半身を起こして対面座位の形になり灯織とキスをした。

「はむぅっ、ぢゅっ、ぢゅっ、はああ……」

 灯織は悠二の首へ手を回し、腰を軽くゆすりながら、悠二の口の中を舌で動かす。ぎこちないが、快楽を求め、悠二に与えようとしているようだ。

 悠二は灯織のお尻を揉みながら、灯織の好きなようにやらせる。

 そんなことをしていると誰かがやってきた。一之瀬帆波である。

「おはよう! 悠二さん。……え?」

 帆波は悠二と灯織が繋がっているのを見ると、びっくりした顔をするが何も言わずに服を脱ぎだした。大きめの乳輪はやや膨らんでいてみずみずしかった。陰毛は手入れがされているが、逆三角形の自然な感じに残されている。裸になると悠二の後ろに回って、胸を押し当てうなじにキスしてくる。朝から美少女二人に挟まれて悠二は至福のひと時を満喫する。

 射精欲求が高まってきた。

「そろそろ出そうだ。出していいかな?」

「いいよ。悠二さんの好きな時に出して」

 灯織は悠二の舌を吸いながら、膣をキュッ、キュッと締めてくる。モンスター強化によって灯織の膣を始め身体中に変化が起きている。

 悠二は灯織のお尻をつかんで揺らせば、亀頭の先が子宮口でこすれて目の前で火花が飛ぶほど気持ち良い。

 体の前側には灯織の形の良い胸と引き締まった体が当たり、背中には帆波の豊満な胸が当たっている。体全部が女性に包まれる感じの中、悠二は遠慮なく灯織の中へ射精した。

 灯織が腰を上げて肉幹を抜くと、合わせ目から精液がつつつーっと垂れ下がり、そしてポタッと落ちた。

「ああっ、もったいない」

 灯織は性器を押さえて、悠二の体に垂れた精液を嘗め取る。

「んはあああ……はああああんっ、んへぁぁ……んっ……」

 続けてお掃除フェラを始めた。彩らずとも血色のいい唇が大きく開き、桃色の舌が伸びていく。

「ああ……悠二さぁぁ、んぁぁ……」

 鼻先が触れるほど顔を寄せて根元に張り付いた舌は、肉幹に滑らせながら先端まで這い登っていく。

 すると帆波は悠二を押し倒してキスしてきた。悠二は二人にまかせて、体から力を抜いてリラックスした。目をつむり快感に身を任せる。

 灯織のお掃除フェラが終わると帆波も自分から肉幹を入れていく。

「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

 灯織は正常位だったが、帆波とは騎乗位だ。帆波が胸板に両手をあてて顔を紅潮させながら、小刻みに腰を動かしている。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 悠二の目の先では帆波の豊満な胸が揺れている。

 悠二は先程出して余裕があるので帆波の乳房を揉みながら、全て帆波に任せるだけで何もしない。

 帆波の声がやがて変わってきた。動きに合わせて短く、あっ、あっ、あっ、と言ってたのが、あん、あん、あん、とせつなげな言い方に変わってきている。

「んあああッ─────! 奥に、当たってるぅッ、悠二さんの、悠二さんのぉぉッ……」

悠二が白い白熱を放つと腕を横に垂らした帆波が恍惚に蕩けた顔で天井を見上げ、ガクガクと痙攣を起こす。口から舌先を覗かせ、アヘェェと不思議な声を漏らしていた。

 今度は自分の番とばかりに悠二は身体を起こして、正常位の体勢になった。そのまま帆波に覆いかぶさりキスをしながらゆっくり腰を動かした。

 突然悠二の尻に何か触れた。手だ。悠二の背に両手を回している帆波ではない。灯織の手だ。そして尻の谷間が広げられて、柔らかく濡れている物が触れる。灯織の舌だ。

 これはいい。灯織の舌は実に快美であった。率先して腋や胸板を嘗めていたことからも、灯織は嘗めることに抵抗がないのかもしれない。悠二は灯織の舌を邪魔しないように腰をできるだけ動かさずに肉幹の先で帆波の奥をグリグリ押さえる。

 すると、動かないのが不満なのか、帆波は下から腰を突き上げてくる。前には帆波の子宮口、後ろには灯織の舌。前後を挟まれ悠二は気持ち良くて仕方がない。

 悠二は体の力を抜いて、帆波に体重を掛け過ぎないようにしながら帆波を抱いて柔らかい体を楽しむ。

 そしてその首筋をペロペロ嘗めてほのかな汗の味を楽しむ。帆波も悠二の唾液が付着して快感に痺れる。そうこうしている間も灯織の舌と帆波の腰は激しさを増して、悠二を感じさせる。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

「ふぅ、んぅんっ、んふうっ……、ふぁいぃぃ……はあ、はあ……」

 美少女二人が自分を喜ばせようと頑張っている。という状況は悠二にとって幸せで仕方ない。

「そろそろ出るよ」

「ふぁっっ!? は、はぁイッ、イクゥッ!?」

 帆波が淫蕩な声を上げて返事する。灯織は返事をする代わりに、さらに顔を尻に押し当ててきた。息が苦しいんじゃないのと思うほど顔が当たっている。

 悠二は帆波を抱きしめ、肉幹をこれでもかと押し込んだ。精液が膣奥へと当たり、膣内に広がっていく。

「あああああっ……もぅ……きますっ……んあああああっ!!」

 帆波の淫蕩でだらしない表情を見ながら、射精する悠二は帆波がたまらなく愛おしくなり彼女の頭を撫でながら腰をゆったりと動かし続けた。

 しばらくして帆波の秘所からヌポリと肉幹を抜くと、灯織は帆波の秘所から溢れる悠二の体液を啜り、次に抜かれたばかりの肉棒をうっとりと嘗め回した。ぐったりした帆波は灯織に秘所を嘗められても抵抗をせず大きな乳房を上下させながら息を切らせているだけであった。

 しばらく三人で休んでから帆波が灯織について悠二に訊く。

「だぁれ、この可愛い人?」

「ん? ああ、昨日新しく捕まえた()

「風野灯織です。よろしくお願いします」

「あん、もう……どうしようもない人なんだからぁ……」

 言葉と対照的に甘い声で言う帆波は嫉妬せず、むしろ灯織の存在も受け止めた。帆波はツン、と鼻の先を人差し指で軽く突く。それはまるで恋人同士がやるような甘いやり取り。

 完全服従する帆波たち恋人たちは悠二がどれだけ女性を掌中に収めようともむしろ桜庭悠二であれば多数の女性と関係を持つのは当然という認知である。そして悠二に恋人であることを望まれたことはこの上ない幸福と考えている。

 灯織もまた事前に自分以外にも恋人がいるのは教えられているが彼女も受け入れている。誰か一人にとっての唯一の恋人よりも、桜庭悠二の恋人たち(その他大勢)であるほうが幸福だった。

「昨日はフリーだったからさ、探していたらどうしても欲しくなちゃったんだ」

「そこまで私を求めていただけるだなんて、なのに私はまだまだ足りないところばかり……。私は、悠二さんに相応しい女性になりたいです」

 灯織が微笑を浮かべ、悠二の乳頭を人差し指の腹で軽く嬲った。それから乳首同士を擦り合わせるように身を乗り出して唇を重ねていく。

 灯織の唇に押されて後ろに逸れそうになる彼の頭は帆波の谷間が受け止めている。母乳が出ないよう巨乳を弱く寄せて、上げて、揺らして、頭を贅沢に責め立てている。

 その後も灯織と帆波の作る朝食を食べて、桜庭悠二の休日は始まる。




次回は対魔忍、そしてバンドリキャラになる予定です。
対魔忍は最初、誰にしようかみんな魅力的ですから悩み中です。なのでいっそのこと候補から誰を最初にしようか皆さんからアンケート取りたいと思います。選ばれた人によってはストーリーには違いが出てきます。


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水城不知火編
01 (不知火)


新章に登場する対魔忍は水城不知火に決まりました。井河アサギは今後他の対魔忍ともども登場させる予定です。アサギたちはこういうシチュエーションがいいとかリクエストがありましたら、活動報告『ヒロイン募集』か、メッセージボックスに記入をお願いします。


 キャンペーンから一ヶ月以上経過したある日、土曜日夜遅くにギブスンからメッセージが届いた。

ギブスン:連絡が遅れて本当に済まない。

ディック:お久しぶりです。どうしました?

ギブスン:仕事が忙しかったのもあります。だけど正直に言うと新しく入れた女に溺れてた。そのせいでラブ・ハンター関連はおざなりになっていた。

ディック:新しい女? 俺が捕まえた弥生ですか?

ギブスン:そうそう。実に良かったよ。

ディック:気に入って貰えて何よりです。

 好みから外れている悠二でも八二点であったのだから、ギブスンならば九〇点以上は越えていることだろう。

ギブスン:交換用のモンスターを渡したい。いつなら時間が取れる?

ディック:平日なら一八時以降になりますが……六月三〇日はどうですか?

 数分後、ギブスンから返信が来る。

ギブスン:承知した。渋谷のいつもの場所で会おう。

 こうしてギブスンとの会話は終了した。彼のことだから凄いのを用意しているのだろう。友希那の九六点を超える逸材が出てくるかもしれない。

 

 ◇◆◇

 

 久しぶりに出会ったギブスンはとても機嫌がよかった。

「日々幸せそうで何よりですよ」

「ありがとう。毎日が楽しくて仕方がない。生きてるって感じがするよ」

「それは良かった。俺も色々とモンスターを蒐集して愉しんでいるよ」

「君も素晴らしい運をもっているじゃないか。多くの魅力的な女性たちと縁を持っていて、心の底から君がうらやましい。今後ともモンスター交換はしていきたいよ」

「俺もいいモンスターを飼っていたら是非交換して欲しいな」

「弥生は良かった。本当に良かった。あれはセックスするために生まれてきたような女だ。あれがレズで男に興味がなかったとは勿体無い話だ。端正な美貌、スリム、柔らかくて形の良い美乳、名器で感じやすく、美声でよく啼く、性欲が強い。タフでSMへの適性もある」

「ああ、既に弥生も?」

 洗脳、調教が済んだのか、悠二は暗に訊いたがギブスンは悠二の意図を汲んだ。

「勿論。強情な女だったが今となっては俺を心底愛しているし、自分がレズだったことを黒歴史だと思っている。元カノやレズ友を掩護射撃で捕まえて来てくれる健気な娘さ。そうだ、今度一晩貸すよ。是非とも弥生の良さを知って欲しい」

 ギブスンの言葉から彼の熱い思いが伝わってくる。よっぽどイイ女なんだろうと悠二は思う。

「あんまりにも良いので常に手元に置きたいから刑事を辞めさせて付き人をさせているよ」

「付き人?」

「ああ、ディックさんには言ってなかったね。俺はヴァイオリニストなんだ。弥生はそっちの仕事を手伝ってもらいつつ、やりたいときはやらせてすぐにやらせてもらう性処理係も兼任しているのさ」

「ヴァイオリニストだったのか……」

 何となく浮世離れした雰囲気があって、サラリーマンでは無さそうと思っていたが特殊な技芸が必要な分野の人と言われたら妙に納得をする悠二である。

「ギタリストとは違う指や手の動きが必要であるヴァイオリニストの演奏で鍛えらえた指テクは結構自信あるんだ」

 そう言って動かして見せる左手は確かに通常では真似できないと思われる動きをしている。

「それはプレイヤーとして強みですね」

 悠二には自分のプレイヤーとしての強みはよくわからない。せいぜい、レベルアップで強くなる精力くらいか。

「それで交換なんだけど、君にもらった弥生は98点だった。俺も99点以上は見たことがない。これまでの最高得点だ。それに値するとなると普通の女では釣り合わない」

「98点……」

 悠二もそれほどの高得点は知らない。

「待たせてすまなかったが、これなら君も満足すると思う極上品を用意した」

「どうやって用意したんですか。キャンペーンも終わったのに」

「まあ、何かとコネがあってね。それを活用してディックさん好みのモンスターを見つけて捕獲しました。弥生を貰った以上は極上な逸材を用意したかった」

「心遣いに感謝するよ」

「それでは交換しよう。あなたは矢一本で良いから」

 以前、キャンペーンのときは彼からは担保として矢を五本預かっている。

「いやいや、五本出しますよ」

「一本でいい。俺の感謝の気持ちと遅くなった詫びです。それにディックさんには俺のためにキャンペーン中の貴重な時間を浪費してもらってますからね。それに俺は弥生から一本回収している」

「そうしたら今度は俺が借りを作ることになるな……、そうだ。間を取って二本返しましょう。差分の三本は一本が交換が遅くなったお詫びの品、一本はレベル一〇の矢を回収済みな分、そして一本はギブスンさんからの感謝の品としましょう」

「そいつは名案だ。俺もディックさんとは対等の関係でいたいからそれで手打ちにしましょう」

 そうして交換は行われた。

 

レア度:SSR 点数:94

氏名:水城不知火

年齢:41歳

レベル:0

交際経験:3人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:2回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ属性

好感度:積極的(68)

身長:170cm

体重:64kg

3サイズ:B110/W60/H92

バストカップ:J

 

 六人目のSSRである。自分の立て続けにSSRを得るのは幸運の金貨を使い切ってしまったようで怖くなる。点数もかなり高い。友希那より二点低いだけで白瀬咲耶と同点、所有モンスターのなかでも咲耶と並んで二番目に高い。

「対魔忍ですか、名前だけは訊いたことがありますが……」

 教えてくれたのはたしかグレイフィアだったか、魔界からやって来て人間界で悪事を成す魔に対抗する、超常的な異能を操る忍者たちが対魔忍と呼ばれているらしい。彼らの遠い祖先たちは、人間界を訪れた一部の魔族たちと人が交わり、それにより人魔の混血児が生まれ、彼らが最初の対魔忍となったのがルーツであるらしい。話を訊いたことがあるだけで自分が所有することになるとは思ってもみなかった。

「ギブスンさん、対魔忍と面識があるんですか」

「色々と各方面にコネを持っていて……まあ、細かいことはいいじゃないですか」

「ああ、すみません。それと好感度が高めのが気になりまして面識がある相手を捕まえたのかなと思いましてね」

「それは初期好感度向上のアイテムを使ったんですよ。愛のアメジストっていうアイデムです。ディックさんがキャンペーン期間で捕まえた分、弥生の好感度も上がっていたのでその調整です」

「律義者か。ありがとう」

 ギブスンはメッセージで住所とホテルの名前を送ってきた。

「彼女はそのホテルで待たせてある。これから向かってくれ。時間はあるんだろ」

「あるよ」

「レベルを見てもらった通り、彼女には手を出してないよ。存分に愉しんでくれ」

 そうしてギブスンとは分かれた。

 悠二はスマホで経路を調べてホテルへ向かった。都内でも有数の高級ホテルだ。渋谷から電車で移動する。電車の中で不知火の情報を調べる。忍者というイメージから秘匿性が高そうな彼女だが、ラブ・ハンターではプライベートな情報でも教えてくれる。

 不知火は対魔忍でもトップクラスの実力者で、娘の出産を機に一度引退したものの、夫の死を受けて最近、対魔忍の仕事に戻ったのだという。人妻、爆乳、子持ち、未亡人と様々な属性を備えた属性の加重積載な女性だ。

 不知火が得意とする術は水遁の術で、彼女をはそれを用いた幻術を得意とする為「幻影の対魔忍」と呼ばれている、などと対魔忍としての実力についての事細かに書いてあった。その非常に強力な幻術はその場に居合わせた人間を夢の世界へ誘う事も可能であるということまで。読んで悠二は思わず苦笑してしまった。

「まるで山田風太郎の忍法帖シリーズだな」

 悪魔のグレイフィアや超常の力を使う川神舞などを知っているので、今更対魔忍の力については疑うつもりはない。

さらに情報を確認するとギブスンがレベル上げしていないこともあり、夫への愛情はまだ残っているようだ。グレイフィアのように後々は家族への愛情は消してしまおう。

 ホテルに到着して目的の部屋に着いた。ドアをノックするとドアが開いた。悠二を迎えたのは画像で見た不知火本人だ。

「いらっしゃい。入って」

 悠二は言われる通り部屋に入る。かなりいい部屋だ。

「改めて自己紹介するわね。対魔忍、水城不知火よ。幾久しくよろしくお願いします」

「ああ、桜庭悠二です。これからもよろしくお願いします。……君の飼い主がギブスンさんから俺に変わった」

「ええ、勿論。よろしくね」

 悠二は挨拶をしながらも、不知火に見惚れてしまった。

そのたわわな大輪の花のような豊艶な美女だ。毛先が肩にかかる程度で切り揃えられた茶色がかった黒髪。自然で柔らかい眉、アーモンド形の目、筋の通った鼻、ぷっくりとして弾力のありそうな肉感的な唇、四十代には見えない若々しさを保った美貌だ。眼も唇も雨の後の花のように濡れ濡れと光る美女。むせるような異常な精気が全身から醸し出されている。白金燐子やグレイフィア・ルキフグスにも勝るとも劣らない豊かな爆乳は蠱惑的だ。

不知火の着用している服は対魔忍スーツというもので、白に生地以外の生地がシースルーになっている。スリーブレスレオタードと呼ばれるレオタードの一種なのだ。ウサギの耳を思わせる頭部の装飾はチャームポイントといえる。年齢に関わらない可愛らしさを感じる。

悠二の値踏みするようないやらしい視線に撫で回される不知火の身体は喜ぶように震え上がった。

「話は後にしましょ。まずは、ねっ」

 不知火は嫣然と微笑み悠二を抱き締めて情熱的なキスをした。彼女は悠二の口の中で舌を暴れさせ、悠二もそれに応じてねぶるように舌を使う。

 不知火の舌に舌を絡め、口と口の間で、見えるようにうごめき、ちゅくちゅくと肉と体液が触れあい、絡み合って、唾液があふれ、粘りつく音がし始める。

「ふぅぅ……」

「はむっ、むふぅ……」

 キスしながら不知火が悠二に押し付けてくるので乳房の感触がとても心地よい。バストが一〇〇センチを超える爆乳はさすがのボリュームだ。

「口を開けて、舌を出せ」

「はへえええ……」

 従順に従う不知火は淫らな表情で舌を出す。不知火の口と舌に向けて悠二は唾液を注がせる。不知火は悠二から唾液を受け取り飲み込んだ。

「んああッ、はあああッ……」

 不知火は鼻から悩ましげな声を出す。悠二とのキスによる唾液交換、そして注がれた唾液を飲んだことで中毒性が付与され、悠二の体液中毒となり発情して気分が昂っていた。対魔忍の頑健な心身でも抵抗できない餓えを刻み込まれた。不知火は大理石の柱のような足を悠二に絡ませ、彼の気持ちを煽っている。

 不知火はキスしたまま悠二の服を脱がしてくれる。そして不知火は悠二の首筋から胸、腹、太ももへとキスしていく。所有したばかりのモンスターがこうしてすぐに奉仕してくれるのは初めてだ。彼女はパンツに顔を寄せて匂いを嗅ぐ。

「んふっ、男らしい匂い」

 悠二の肉幹は勃起している。彼女は悠二のパンツも下ろして肉幹を露わにする。不知火の肉幹に這う舌は、根元の方から裏筋の先まで、ベッタリと張り付いたままノロノロと登らせていく。そうして塗り付けられる唾液は肉幹をテラテラと光らせ、雄々しさ誇張させている。

「ふはああっ……」

 硬くて熱い肉幹に舌を擦り付ける行為は悠二には心地よいが不知火にとっても頭が蕩けそうなほど気持ちよい。彼女は艶かしい吐息を漏らす。表情も陶然としており、肉幹を嘗められて嬉しそうだ。

「れろぉ……あん、いやらしい匂いがする……ちゅ、ちゅるる……れろ……」

 そして悠二を見上げてニコッとほほえんだ。そうして甘い吐息を漏らした桃色の唇を亀頭に被せていく。

「んふううううう……」

 逸物を口内に入れると、咽喉に迫った圧迫感に不知火は頭がクラクラしていた。肉幹と口内粘膜は肉幹が擦れた刺激にうっとりと目蓋を下ろし、意識がフワフワと漂っているような心地を存分に味わっている。

 悠二は自分の肉幹をあまりにも心地良さそうにしゃぶる美熟女の様子に大層昂奮する。彼女が目蓋を上げると、トロトロに蕩けていた瞳が昏く輝いていた。悠二を上目遣いに向きながらゆっくりと頭を振り、嬉しそうに頬の上気を広げていく。悠二も不知火の頭を犬か猫でも可愛がるように頭を撫でている。

 悠二としても不知火のフェラには満足する。自分の恋人たちの中では処女のときから調教して自分好みに育てた湊友希那に勝るとも劣らないテクを持っている。超絶美人なだけにその魅力はより一層素晴らしい。

 唇の締め具合、舌の使いかた、性技の多彩さ、どれをとっても文句の付けどころが無い。ひょっとこのようなフェラ顔がとてもエロくて美しい。

 不知火は肉幹だけではなく悠二の股間に潜り込むようにしてタマも嘗める。足の付け根や太ももも嘗める。

「んああッ、はあああッ……」

 そして会陰部も通ってアナルにまで達した。しつようにアナルを嘗め、舌でほじくり返しながら肉幹をしごかれると快感で脚がガクガク震えていた。悠二は射精欲求が昂ってきた。

「ねえ、お口に出して。あなたのものを飲ませて」

 彼女はそう言って本気のフェラを始めた。頭を大きく振りながら、肉幹を絶妙な力加減でしごき、タマを優しく揉む。舌は裏筋から亀頭をはい回る。

「んふッ、んふうううッ……」

 本気で欲しそうな顔で見上げられて悠二は我慢できなかった。

「出すよ」

 悠二が言うと同時に精液が噴き出していく。不知火の口内に精液が満たされていく。

「んくううううう!」

 彼女は一瞬だけひるんだけど、すぐに肉幹を吸い始めた。

「むっちゅうぅぅ……!」

 肉幹をストローのように吸い上げられてるような錯覚がするほど精液が吸い出されていく。

「ああ、心地よいな……」

 悠二は快感のあまり溜め息をつく。下腹部には痺れるような快感が残る。不知火は一滴たりとも残さないというふうに、さらに肉幹を吸ってくる。彼女は肉幹の中の残り汁まで吸い尽くすと、肉幹を咥えたまま精液を飲み込んでいく。

「はむぅっ、ぢゅっ、ぢゅっ、れへぇっ……んぅっ、はああ……」

 喉が動き、その動きが肉幹にまで伝わってくる。彼女は精液を飲み尽くすと、そのままお掃除フェラを始めた。悠二が耐えられるギリギリの強さでねっとりしつこく亀頭を嘗め回し、裏筋を刺激し、カリをこする。それが延々と続く。

 満足した彼女が口を離したとき、悠二は体中のエネルギーを吸われたような心地よい脱力感があった。

「すっごく濃かった。とても良かったわよ」

 彼女はそう言ってまたほほえんでから立ち上がった。不知火は酔ったようなトロンとした瞳をしていた。精液を飲み込んだことで中毒はより強くなったのだ。餓えた欲情は鎮まらず昂っている。

 悠二は口をすすぐように指示をすると不知火は素直に従う。しばらくすると蒸しタオルを持って来て体を拭いてくれた。

「すごいわね、まだ硬い。何回でもできそう」

「フェラは好きかい?」

「好きよ。男の人が喜ぶのを見ると嬉しくなるの。男性がクンニをして、女性が感じると嬉しいのと同じだと思う」

 しばらく不知火に身体を拭かせてから、悠二は彼女の手を取る。

「ベッドに行こうか」

「ええ、そうね」

 彼女の手を引かれベッドへ行った。連れてきてベッドルームで不知火にスーツを脱ぐように頼む。不知火は素直に従った。

 胸の白い生地の部分を外せば、乳房が露わになる。悠二は思わず息を飲む。豊満な乳房がよく見える悠二が視線を下に降ろせば、スーツもハイレグ気味で脚の長さを引き立てている。よく見れば彼女のモリマン具合を悠二は発見した。

 不知火は身体をくねらせながらスーツを脱いだ。

「体をよく見せてくれ」

 不知火は脚を揃えて立ち、後ろで手を組んだ。それは悠二の予想通りの凄い体だった。

「もう、恥ずかしいわ。おばさんのこんな格好見ても楽しくないでしょう」

「そんなことはない。とても素晴らしい身体だ。美しいと思う」

「あら、あまり女性をからかうものじゃないわよ?」

 そう言いながらも彼女はもじもじするだけで隠さない。見られて感じてるのかもしれない。

 大きなJカップの胸は彼女の豊満な体に対して圧倒的な存在感を示している。ほんのかすか、わずかだが垂れてるけどお碗型の乳房は美しい形をしている。。五〇〇円玉くらいの大きめの乳輪と乳首は薄いピンク色。バストでは恋人たちの中では一番だけあってボリュームが凄い。

「私に任せてね」

「じゃあ、楽しませてもらうよ」

 悠二の許しを得ると微笑んで不知火は悠二に覆いかぶさりキスしてきた。

 不知火と濃厚なキスで悠二は口の中をねっとりと嘗めまわされる。そして彼女は唾を舌に伝わせて垂らしてきた。悠二は迷いなく口を開けてそれを受け入れて飲み込んだ。

 不知火はキスしている間も胸をこすり付け、足を絡ませてくるので悠二は全身が気持ち良い。

「れろぉ……れろぉ、んっ……ぺろ、ぺろぉ、ちゅるる……れろ……」

彼女は口を離すと今度は真剣な目をして悠二の顔をペロペロ嘗めてくる。まるで犬のようだ。

 不知火の愛撫は顔から耳へ移り、首筋を通って全身へ移っていく。しつこいほど丁寧に繰り返す。

 悠二の肉幹は硬直して透明な汁が垂れて肉幹を濡らしている。上半身から太ももまで嘗めつくした彼女は肉幹に口を付けた。溢れた汁を全て嘗め取り、さらに唾液をまぶしていく。

それから彼女は悠二をまたぎ片膝立てると、肉幹をつかみ自分の入り口に当てた。

「入れるわよ」

「ああ、頼む」

 不知火はゆっくり腰を下ろしていく。

「あん……」

「お、おぉ……」

 彼女の中は熱く、そして名器と呼べる素晴らしいものだった。膣壁には細かな襞が無数にあり、その肉がぴったりと肉幹に張り付き肉幹をこする。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

モンスター強化されて、自分専用にジャストフィットして根元まで入れて包むことになればさらに気持ち良くなることだろう。

「余計なことは考えないで。私だけを見て」

 そう言って不知火は悠二を見つめてくる。真剣な眼差しに応えるように悠二は頭を撫でる。すると機嫌がよくなり三日月のように笑みを浮かべる。

「んああッ、あん、あああッ」

水城不知火という存在を刷り込むように腰を前後に蠢かし、子宮を歪めたまま子宮口をゴリゴリとえぐり回す肉幹をキュウキュウと締め上げる。悠二が気持ち良いのは勿論、不知火も擦れ合うたびに快感が広がり、足先から頭の先まで蔓延していく。

「あっ、あっ、はあんっ……気持ちいい、腰、止まらない……ああんっ!」

 美女にせつなそうな顔をして、そう言われてしまえば悠二も昂奮を禁じ得ない。

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……!」

 彼女は両膝を立てると、悠二の胸の横に手をつき、腰を高速で上下に動かしだした。大きく、豊かな乳房がたゆんたゆん揺れている。

「あん、硬い。硬いよぉ。オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 牝獣めいた悩乱の咆哮を上げる不知火。悠二も興奮して、名器にこすられて、射精をこらえていても、彼女のあえぎ声に射精したくなる。

「我慢しないで……あぁ、あぁ! 好きな時に……出してぇっ! あなたの精液いっぱいちょうだい!」

「もう出る。出すよ」

「出してぇっ。いっぱい出してぇっ。私の中を貴方でいっぱいにして」

 不知火にせつなそうな色っぽい声で、耳元でささやかれて悠二は射精する。

「んあああああっ!! はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

不知火は締め上げて、子種を搾るように上下に揺れる。肉感的な尻を自ら落として、肉幹を根元まで受け入れながら腰を振り続ける。

「あんうううッ! あッあッあッんぅッ、ああんッ!」

 子宮を突き上げた衝撃は不知火を一気に登り詰めさせる。しかしその衝撃は次々に襲い掛かり、その都度不知火は絶頂に触れ、快楽に溺れていく。

「あッ、あッ! あああああッ! イッちゃうッ、オマンコ、オマンコ、あああッ! イッちゃううう!」

 不知火が片膝を立てて肉幹を抜くと、ヌポンと秘所から肉幹が抜ける刺激すら、不知火はプルプルと快感を覚える。合わせ目から精液が垂れて悠二の股間にかかった。

「いっぱい出たわね」

 そう言って彼女は微笑みながらその精液を全て嘗めとり、さらにお掃除フェラをする。

「ちゅる、れふ、はあん……はあ、ちる、んちゅ……」

「ありがとう、不知火。気持ち良かったよ」

「ふふふ、気に入って貰えてよかったわ。私でもこっちもまだまだやれるでしょう」

 彼女は精液を嘗めつくし、肉幹を綺麗にすると悠二は立ち上がり不知火の手を引いた。

「シャワー浴びようか」




水城不知火
第14のヒロイン。『対魔忍シリーズ』の登場人物。

世界観的にはアクション対魔忍の世界の彼女に近い状況だったと御想像ください。そのため悪堕ちなどはしていませんが悪い男たちの支配下に落ちてしまい、自我が崩されるということは事態は悪いままかもしれない。


ギブスンの設定
業界での五条悟、継国縁壱のような人。指テクはヤバい。弥生は唐之杜志恩や滝崎リナ(この世界ではただのミュージシャン希望の人)をギブスンに捧げています。


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02 (不知火)

水城不知火編最終回です。他のヒロインとともに不知火も今後登場します。


 宇田川巴が悠二の部屋にやってきたとき、寝室にはいつものように淫臭が漂っていたのだが、肝心の部屋の主は不在だった。

「んああッ、宇田川さぁぁん……おかえりぃぃ……」

 川神舞と由比ヶ浜結衣が気付いて声をかけると、他の者たちも甘い声で巴を迎えた。

「悠二さんは?」

「んふ……今日はヤってくるから、帰りは遅くなるだって……」

「巴さんのところにも連絡着ていると思うよ?……はむぅ」

 巴はスマホを取り出し悠二と恋人たちの連絡用SNSグループチャットを確認する。結衣の言う通り、悠二からの連絡が入っていた。

「ホント、気に入ったら直ぐ食べちゃうんだからぁ……あん、ぁッ……」

 膝を付いて向かい合っている舞と結衣は、はだけたカッターシャツから美しい乳房を露にして、男根型性具を嘗めあってWフェラの練習をしていた。

 悠二の恋人たちには性技の上手さにも差があるので彼女たちは練習を惜しまない。悠二は恋人を増やしているが一人一人のレベルの上がり方はむらがあり高レベルのモンスターが少ないのは、悠二にとっては解決していきたい問題である。

「オマンコから垂れた精液でニーハイがカピカピになってるから、嘗めさせてもらったら」

「この前、白瀬さんの誕生日会で集まったとき、集まった人は中出ししてもらって吸い取らずにソックスに染み込ませてあるんだよ」

「そうだった! 悠二さんもみんなも優しいなぁ」

 巴に二人は同調する。巴は悠二の気遣いに胸をキュンとさせ、下腹部に熱さを感じながら制服のベストを脱いだ。

「今は誰のが残っているんだ?」

「えっとぉ……堀北さんと一之瀬さん、あとグレイフィアさんのニーハイがまだ残ったわね」

「じゃあ──」

 巴は頬を紅潮させながら悠二の体液で汚れたグレイフィアのニーハイソックスの臭いを嗅ぎ、そして嘗めながら無心になって自慰に耽った。

 

◇◆◇

 

「今日の悠二さんは帰りが遅くなるのね」

「新しい恋人が出来たみたいだね。この間風野さんを捕まえたばかりなのになぁ~」

 学生寮、一之瀬帆波の部屋で堀北鈴音と一之瀬帆波は悠二からの連絡を確認していた。

 苦笑する帆波に、鈴音は平然としたものだ。

「風野さんもそうだけどまずは黙然の問題について考えましょう」

 鈴音は真剣な面持ちだ。堀北鈴音はクールで近寄りがたい雰囲気と率先してクラスメイトとも交流することが少ないこともあって、交友関係はほぼないと言っていい。だが、数少ない彼女と交流がある同級生がB組一之瀬帆波である。

 同級生たちは社交的な帆波が鈴音の心を開いたと思っていた。だが実態は違う。自分たちは桜庭悠二の恋人であるという共同意識から鈴音は帆波とも交流しているのだ。二人は友人、家族とも異なる仲間意識を恋人たちは持っていた。

 悠二の恋人になるということは、悠二の恋人の一人となることを受け入れるということ。それは同時に、他の彼の女の存在を認めるということ。認めているのだから、一之瀬帆波と仲良くしない理由などない。

「そうだね。これも急いで解決しておきたいんだよね」

 帆波も鈴音の言葉に同意するように頷く。

「さっきの風野さんが捕まえた理由もそうだけど、あの子を捕まえたとき悠二さんは夜フリーだったみたいなの」

「だから物足りなくて女の子を物色して風野さんを捕まえたのよね……」

 鈴音も物憂げに嘆息した。帆波も頷く。

「悠二さんには恋人が少なすぎるわ」

 二人は自分の恋人である悠二の漁色っぷりに嫌気がさしているわけではない。悠二の欲望を受け止める女性が現状では少ないと問題視して、放課後に集まって相談していたのだ。

 恋人たちのプライベートを優先して良いと言い含められているので、時間的に誰も悠二に侍る時間がないこともある。先日はそのため悠二は時間と活力を持て余した。風野灯織という悠二の毒牙にかかった犠牲者が新たに生まれたのだが、鈴音や帆波にとって灯織は悠二に恋人に欲しいと望まれた幸福な人という認知である。

「籠を増やしたときに早く召し上がってもらえるように候補を決めておかないと」

「掩護射撃もできるようになったから、私たちでも捕まえることはできるものね。捕まえて、食べてもらえるようにセッティングしましょうか」

 鈴音たちが持っている紙は彼女たちが作成した悠二に捧げようと考えている女性たちのリストである。リストには調べた個人情報や盗撮した画像も添付していた。

 名前が上がっているのは櫛田桔梗、佐倉愛里、長谷部波瑠加などの名前が上がっている。

「候補のことだけど、私は星之宮先生もいいかなと思うんだけれど、堀北さんはどう思う?」

 帆波は自分の担任教師である星之宮知恵を候補として挙げていた。

 

 ◇◆◇

 

 悠二は不知火を連れてシャワールームへ向かった。そこでも彼女のサービスは素晴らしかった。

彼女は自分の身体を泡だらけにした。ヌルヌルの泡にまみれた柔らかい乳房を悠二にこすりつけた。悠二はまさに天国にいるような気持ち良さだ。

石鹸を流したあとも不知火のサービスは終わらない。

「んっ……んんっ、あはぁッ……」

 不知火が悠二の右腕を跨ぐ。悠二の右手を両手で取り、手首と肘の間に秘部を密着させ、カクカクと腰を揺らして艶かしく悶絶している。手指の代わりに媚肉で肌を撫で擦るマッサージである。悠二は左手で不知火の尻や太もも、腰を撫で回す。

 媚肉で悠二を撫で擦るマッサージ。不知火には恥丘の茂みがない。肉唇の感触が悠二には直接伝わる。そして、それは不知火も同じで、押しつけ摩擦させている陰毛のない秘部に悠二の肌からの刺激が伝わる。自ら腰を振り喘いでいるのだから、その刺激を欲し味わっているようにさえ見える。擦れているところからニチョニチョとローションがこねくり混ぜられるねちっこい音が聞こえる。

 不知火は右腋をしばらく嘗めると次に左腕へ移りつるつるの陰阜を擦りつけながら左腋を嘗める。悠二の脚を抱き締めるように持ち上げたら、膝裏辺りを豊乳で挟み、ふくらはぎの辺りまで乳圧を滑らせながら足裏や踵を嘗める。剥き出しで丸出しの陰唇をスネ毛に犯されながら、ぬちゅぬちゅと淫液を塗りつけている。右脚を嘗めれば次は左脚。舌や乳房で膝や腿を刺激し淫液を塗りつけ、肉袋にまで嘗め奉仕を加える。這い蹲り、勇壮と屹立させる逸物を嘗め擦り、エラに舌を絡め、啄み、しゃぶりついて味わうようにじっくりと首を振る。

 不知火が背後に跪き、悠二の尻に両手をあて、その間に口を埋める。彼女が伸ばしている舌は会陰の方から尾てい骨の付近まで、臀部の溝にスローな嘗め上げを繰り返している。

「ふああッ、ふううんッ、はあああッ」

 不知火は菊門を、皺を一本一本嘗め伸ばすように舌先を蠢かす。肛門の表面をベロベロと嘗めて味わう。

 悠二もお返しに乳房とお尻を揉みまくる。泡で滑る乳房は上質なシルクに勝り手触りであり、瑞々しい尻は柔らかいしでいつまで触ってても飽きない。

 肉幹に精力が漲り硬くなってきた。悠二は肉幹を彼女の腰に押し付けながら、膣の中へ指を入れて中の精液を掻き出す。

「んんんっ! あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 クンニのときに自分の精液を味わいたくない悠二はこれを丁寧に行った。

「もう、硬くなってる。すごい……。指も上手……」

 彼女は指だけでも感じている。感度もかなり良い。自分の膣からこぼれ落ちていく精液を勿体無そうに眺め、床に落ちる精液を不知火が嘗め始めたときは、流石に悠二は止めた。

 浴室を出たら彼女に体を拭いてもらい再びベッドへ向かう。そこへ体にタオルを巻いた彼女がミネラルウォーターを持って来た。渇いた喉に冷たい水がとても心地よい。

 悠二は無性にキスたくなり不知火の口を吸う。彼女唇はプルプルで美味しい。

「んんっ、ぁっ、んぅ、あはあぁぁっ、ちゅ、んふうぅ、ちゅ」

 不知火が出した舌をチュパチュパと吸う。美人は舌も美味しい。舌を絡めより楽しく味わう。

 互いに舌を絡めて唾液を交換する。唾液を啜り、自分の唾液を不知火に渡して飲ませる。

「んちゅう……れろっ……ずずっ……れろれろ……んはっ……ちゅううっ」

 片手で豊かな乳房を揉む。柔らかくて適度な弾力があり手に吸い付いてくる。掌に感じる硬くなった乳首を指でいじると、彼女が色っぽい吐息を吐く。

「ああぁぁっ、んっ、ふぁぁっ」

 しっとりした太ももを撫で、滑らせるように内腿へ手を移し柔らかさを堪能して、秘密の場所へ至る。そこは既に濡れはじめていた。

 溢れてきた愛液をすくい淫核に塗る。

「あぁ、そ、そこは弱いの」

 不知火は自分から弱点を悠二に教えてくる。マゾ傾向とラブ・ハンターの情報通りマゾなのだろう。

 悠二は彼女の淫核を責める。焦らすように軽く円を描き、縦横に動かして変化を付け、たまにぐっと押し込んで強い刺激を与える。

「んはああッ、ふあッ、ううんッ、上手、気持ちイイ……」

 女性に手管を褒められるのは嬉しいものだ。悠二は淫核をいじりながらさらに愛撫を続ける。耳をしゃぶり唾でベトベトに濡らし、首筋から肩、二の腕と移る。

「はふああッ、ふううんッ、はあああッ」

 不知火の手を上げさせて腋をむき出しすることで、悠二はそこにも吸いつく。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、腋、好きなのね。私も好き」

 両方の腋を味がしなくなるまで嘗めつくして、乳首へ移動する。

 コリコリの乳首を舌ではじいて、吸い、甘噛みすると堪能し尽くしてから、さらに下がっていく。

「やあんっ、すごいっ、ゾクゾクする、あっ、ああっ、ひあんっ、だ、だめぇぇっ、それ、ぁぁぁッ────」

 へそ嘗め回し鼠径部を舌で沿って太ももへ到達する。太ももの内側から性器ギリギリまでを何度も嘗めてから、秘所へ口をつけた。

「んんッ、ぁッ! はふうううッ、あぁーん」

 不知火の可愛い喘ぎ声を聞きながら、丁寧に嘗めていく。彼女の愛液の味は薄く匂いは少なく量が多い。穴に舌を突っ込み、淫核を刺激すると、さらに淫液が湧き出てくる。

 濡れやすく量が多い女であるようだ。続けていると、彼女の腰が浮き、腰を押しつけるように動く。

「んはあああ……はああああんっ、んへぁぁ……んっ……」

 それでも悠二は淡々と穴を刺激すれば彼女は我慢できなくなってきたのか悠二の顔を太ももで挟んできた。さらに悠二の髪をぐしゃぐしゃとかき乱す。

 もう十分だろうと見切りをつけた悠二は淫核に吸いついた。唇を当てて淫核を吸い上げる。

「あん、あっ、あっ、ああ、そこは、弱いのぉ……」

 悠二は彼女の両乳首を指で挟みくりくりとしながら、淫核を舌で高速で弾く。

「あん、ダメ、それ、イク、すぐ、イッちゃう。イッちゃうの」

 もちろん悠二は止めない。さらに舌先で淫核を押し込んだりして刺激を強くする。彼女の体が震えてきた。太もものピクピクしている。

「イク。イキます。イッていいですか、あん、あっ、あっ、あっ、ダメ、イキます。イクっ、うっ、うっ、ううう……」

 彼女の腰がストンと落ちた。そして腹筋がピクッ、ピクッと震える。はぁっはぁっと息を切らしている。

 マゾ属性のある彼女を休ませるつもりは悠二には無い。顔を不知火の淫液で汚しながら彼は体を起こし、彼女の両脚の間に陣取った。

 ずぬぬ……ずりゅっ……と、亀頭を不知火の穴に入れる。不知火には痛みはなく、広げられる感覚と異物感そして熱が下腹部に生まれた。

「んっ!」

 不知火の身体が一度、強くビクンとなった。

「あうううううッ!」

 悠二の肉幹は、さらに不知火の秘所へズブズブ入り込んだ。一番奥まで肉幹を入れ、さらにググッと肉幹を押し込み、子宮を突き上げる。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 悠二は彼女の腰をつかんでドン、ドン、ドンと奥を突き上げる。絶頂直後の彼女の中はヒクヒクしており、名器だったそこはうねり、指での愛撫の比ではない強さで、膣が肉幹に吸いつき、肉幹を刺激してくる。

 不知火にとってもじゅわわわっと、溶けるような快感が下腹部に広がっている。ぞくぞく、ぶるぶると、身体が痺れ、震え出す。

「はぁぁぁぁっ!」

 不知火は枕をつかみ、思考が吹っ飛びそうな快感から泣きそうな顔をして頭を振っている。抜かれ、挿しこまれる。そのどちらもあり得ないほど気持ち良く快感だった。

「はああっ、あっ、あんっ、あっ、あっ、ああっ!」

 膣をたっぷりとかき回す。ゆったりした往復、浅く速い動き、深く入って子宮口を突き、中程でじっくりとかき回す、等と様々に変化をつけて抜き差しする。不知火はそのどれもが気持ち良いようだが、悠二は特に感じる動きを彼女の反応から感じるやり方をすぐに見つけ、それを多めにやる。

(うそっ……っこんなっ……すごいっ……あ、あの人とする時と、全然ちがうっ……ちがいすぎっ……)

 不知火は恍惚としてのたうちまわり、亡き夫とのセックスと比べてしまった。夫とのセックスよりも気持ちいと感じてしまい、後ろめたさを感じるがそれもすぐに霧散する。

 悠二がペースを上げて、肉幹の先を膣奥にガンガン当てたからだ。肉壁が肉幹に絡みつきこすりあげる。悠二はきつさも増しているように感じた。悠二は彼女の体を曲げ、体重掛けて深く突いた。

「あんっ、ひゃうっ、ひゃんっ、あんっ、あっ、あぁん! はぁん!」

「可愛いあえぎ声だな、不知火は」

「っ……!」

 悠二はさらに彼女に覆いかぶさり耳にしゃぶりついた。

「あっ、耳、ダメ、あっ、あっ、ダメ、ほんとに、イク、イク、イキます」

 不知火の声がもう限界なことを悠二に告げている。悠二は不知火の耳をしゃぶり、胸を鷲掴みで握り、最後のスパートをかけた。

 不知火は途方もなく快感の高みへ追い上げられてく。もう戻れない。まぶたがひくひく。口が引き攣る。息が詰まる。

「あっ、あっ、あっあっあっあっ、イクっ……、イッ…………ふああああっ!」

 彼女を理性の此岸に留めるしがらみが壊れる。表情が崩れ、嬌声をあげる。彼女は最後にかすれた声を出して、背中をのけ反らした。上半身だけで悠二ごと体を持ち上げている。そして彼女の中全体がきゅーーんと締まった。悠二は精液を膣奥へ注ぎこむ。

 彼女の体を抱きしめ、肉幹をこれ以上入らないというほど押し込む。大きく腰を動かしたっぷりと膣を抉り、不知火は快感があまりに強すぎたので、自分を保つことができない。

「ああぁぁっ! まっ、まって! イクッ! イッちゃうからっ! さくっ、さくらばっ、あっ、あっ、ああぁ~~~~っ!」

 シーツを握りしめてこらえる不知火の身体に、手や唇が這い回る。首筋を撫でられて悶え、腕をさすられて愛液を漏らした。不知火はまるで全身が性感帯になったように敏感だ。肩にキスをすれば悲鳴をあげ、乳首を摘まめば顎が跳ね上がって叫んだ。背中が反り、脚が張り詰めてガクガク震え出した。

 肉幹に活力を取り戻す。悠二は腰を鞭のようにしならせて肉幹を強く突き込む。

「あひぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

 不知火は意識が押し潰され身体が溶かされた。びくんびくんと痙攣する不知火を悠二は抱き起し、向かい合う体位を取った。

「凄く気持ちいよ、不知火」

「ひぃぃ、これ、や、あ、あ、あああ!」

 対面座位は豊満な乳房が悠二の胸板で擦られて、乳首の刺激と股間の突き上げが重なって、凄まじい刺激が何度も何度も不知火を襲ってきた。彼女は股間から脳天まで貫かれる感覚に埋め浮くされて、無我夢中に悠二に全力で抱き着いた。

「もっと、もっと、いっぱい感じてくれ」

「は……あっ、イクっ!」

 ゾゾゾッと強い震えが走り、びっしり鳥肌を立てて不知火はイッた。絶頂したというのに、すぐまた秘所からの感覚に昂り、美顔がぐにゃりと歪む。

「またっ! うそっ! いっ……クゥッ……あはあああああっ!!」

 締めつけられる肉幹を悠二は抜き差しで射精意欲が強まる。不知火は絶頂しながら、全身全霊でそれにしがみついた。腰を弾ませ、ぐちゅぐちゅ、穴で扱いた。

「おおっ、いいな不知火っ! 出しちゃうぞ」

「ひゃっ、ひゃいっ!」

 悠二は不知火の尻を鷲掴みにして腰を密着させ、膣奥まで肉幹を突き入れると、そこで連続して子宮口をつつき、その刺激での射精を目指した。

 不知火は恥知らずの獣のように咆哮する。

「おぉお、おぉ、お、お、お、お、おあぁぁぁ!」

 悠二は腰から突き抜けるものを感じた。白い白濁液を噴き出す。

「んひんっ、あ、あつっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 秘所に大量の熱いものが注がれて不知火は理性を溶かされた。頭が完全に真っ白になる。幸せすぎる熱とともに、彼女は精液を搾り取るだけの存在となって、ゴクゴクと精液を飲みほした。

「あったかい……熱い……気持ちいい……」

 不知火の目尻から涙を流れ出し、鼻からは鼻水が垂れ、唇もまた涎に濡れた。自分の身体が大きく痙攣し続けているのはわかっていたが、自身の意志ではそれが止められず、また他のことも頭から消えていた。

「は………あぁっ……!」

 ただ喘ぎ声を発するだけで、悠二の思うままに身体を愛撫され続けた。

 不知火は全身の力が抜けて胸を大きく上下させて荒い息をしている。少しぐったりしている。すこしやつれた感じのする顔も美しい。

 不知火の美しい顔を見たとき悠二はもっともっと犯したいと思った。まだまだやり足りない。水城不知火を完全に自分のモノにしたい。そう考えると、再び肉幹に活力が戻り硬くなっていく。悠二は彼女の太ももを抱えてピストンを開始した。

「あぁ……凄い……、もう……」

 彼女が力の無い声で言った。悠二が彼女の顎の輪郭を指でなぞる。

「不知火、好きだ」

「私も。だから捨てないでね」

「捨てるわけない。もうこの君は一生俺のモノだ」

 悠二はピストンを続けて肉幹を突きまくる。不知火は悠二の激しい動きを肉感的な体でしなやかに受け止める。不知火なら文字通り何回でもできる。悠二は無我夢中で腰を振った。

 その間も耳をしゃぶり、首筋に吸いつき、腋を嘗め、乳首を甘噛みしとやりたいと思いついたことは全部する。時間を忘れて不知火の体に溺れた。四回出したとはいえ、精液でヌルッヌルの名器相手なのでいつまでもこらえられない。また精液が出そうになる。

「出すよ。子宮がいっぱいになるまで飲むんだ」

「出して、私の中をいっぱいにして」

「出るっ」

 だが、しかし、まだやり足らない。悠二は射精直後の半勃ちの肉幹で不知火の中をこする。気持ち良い。たがそれを通り過ぎて刺激が強すぎて辛くなる。しかし、悠二はそれでもかまわず腰を振る。

「待って……。もう、休ませて」

「ダメだ。不知火が完全に俺のモノになって、他の男のことを考えなくなるまでやる」

「あっ、あっ、あぁっ、なる、なります。あなたのモノになります。もうなってます。んああっ……!」

「よし、ならば誓いのキスだ」

 悠二は濃厚に舌を絡めたまま腰から下を動かす。それに合わせて不知火も腰をうねうねと動かす。お互いに抱き合い、延々と続けた。

「んちゅう……れろっ……ずずっ……れろれろ……んはっ……ちゅううっ」

 お互いもう何分続けたか分からなくなった頃、不知火が我慢できなくなって口を離した。

「イクんだ。イクときの顔を見せて」

「あぁっ、んあっ、恥ずかしい。恥ずかしいけど見て!んあぁっ、はあぁっ……!」

 不知火は悠二に顔向けたまま大きく絶頂した。悠二はそれを見ながら下唇を噛んで何とか耐えきった。その後も悠二達は明け方近くまで体力の続く限りセックスした。

 

 ◇◆◇

 

 翌朝、悠二は六時に目覚めた。不知火はいなかったがベッド横のデスクにメモが置いてある。仕事の都合で先に出る、部屋の代金はギブスンが支払い済であるため、鍵をフロントに返せばいいだけだと、丁寧の筆跡で書かれていた。

「……午前休みもらおう」

 悠二は熱いシャワーを浴びる。一度はシャワーを浴びたが自分や不知火の体液塗れになってしまったので、熱い湯で洗い流し清めることは爽快だった。

 ミネラルウォーターを飲み、服を着て、上司や半休の連絡をする。フロントに鍵を返したあと、ホテルのレストランで朝食をとる。

 レストランで朝食をとりながらラブ・ハンターを確認する。いくつか更新されたマークが表示されている。まずは不知火について確認すれば不知火がしっかりと登録されていた。好感度はMAXまで上がっていた。関係を完全服従に変えておく。射精も五回を越え、絶頂も両手の指でも足りないほどに至らせたおかげでレベルも10を超えていたので矢を回収して、モンスター強化を設定した。

 またSNSに連絡が入っていたのでチェットを開く。恋人たちとの共有チャットには毎朝セクシーな画像が恋人たちから送られてくる。その日の下着姿だったり、色欲を煽るようなポーズだったりと色々な画像。ときには自慰をしている動画を送る者もいた。

 そんな画像のなかに友希那からの報告があった。それはRoseliaのメンバーである氷川紗夜と宇田川あこの二人を捕獲したという連絡だった。

 ラブ・ハンターを四月に手に入れて以来、桜庭悠二の望みだったRoseliaメンバーを揃えて手に入れるという願いが成就したのだった。




水城不知火編はこれで終了とします。2021年は一話ごとに多めに書いて話数を短めにしていました。風野灯織編と水城不知火編はお楽しみいただけましたでしょうか?ご意見ご感想がありましたら幸いです。


次回からがRoselia編となります。
Roselia編のあとですが、誰にしようかなぁ~。ストライク・ザ・ブラッド、俺ガイル、対魔忍、ハイスクールD×D、あるいは二条秋や宝多六花など皆さんからご提案していただけたおかげで候補は色々いますけど誰を出すかまだ決めていません。


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Roselia編
01 (友希那、リサ、燐子、紗夜、あこ)


Roselia編スタートです。紗夜、あこが悠二に犯されて友希那、リサ、燐子がそれを手伝うお話です。


 桜庭悠二はラブ・ハンターに氷川紗夜(ひかわさよ)宇田川(うだがわ)あこが登録されていることを確認する。

 

レア度:SR 点数:72

氏名:氷川紗夜

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:無関心(28)

身長:161cm

体重:50kg

3サイズ:B80/W60/H87

バストカップ:B

 

 氷川紗夜はいかにも利口そうで、真面目そうで、凛々しい容貌の美少女だ。そして宇田川あこは、

 

レア度:R 点数:64

氏名:宇田川あこ

年齢:15歳

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:普通(40)

身長:148cm

体重:43kg

3サイズ:B71/W54/H73

バストカップ:A

 

 あこは恋人たちのなかではレアリティが一番低かった。同じ歳の灯織はランクがかなり高いのだが、容姿は灯織のほうが好みであるためこの評価は間違いではないだろう。可愛らしい娘ではあるが、凛として颯爽とした美人の巴とは大違いだ。

 桜庭悠二がホテルの朝食を食べながら紗夜とあこがラブ・ハンターに登録されたのを確認したとき、アップデートの表示が押せるようになっているのが確認できた。アップデートされたら損はないだろうと悠二は迷わずアップデートする。

 

《『ラブ・ハンター』アップデートされました》

 

 一〇秒とかからずアップデートされた。

 

《モンスターを一五匹捕獲されたボーナス特典としてフライアのリンゴ五個を贈与します。》

 

アップデートで得た機能は以下の四つである。

 

蒐集者の目録

 捕獲したモンスターの管理機能。名前や年齢、今までの歴史、身体データ、能力、バイタル、カルマ値、現在位置など様々な情報が網羅されている。モンスター強化を設定することができるようになり、強化する対象もレベル10未満のモンスターでも可能になる。フィルターソート機能が追加されている。

 

蒐集者の達眼

 モンスターを捜索する際の詳細条件指定の充実化。レアリティ以外にも年齢、種族、身体的特徴、性的指向、性癖等々が条件指定できる。

 

代行

 プレイヤーの許しがあればモンスターは限定的にプレイヤースキルやアイテムを使用させることが可能。

 

曲解

 捕獲したモンスターへの認識改変。支配したモンスターに対する認識を事実とは異なるように改変する。認識改変は自動一括操作が可能。予め設定していれば捕獲後に自動で認識が変換される。

 

「凄い、機能が色々追加されたな。モンスターを一五匹捕獲するのが難度高い課題だったのか?」

 難度が高い課題をクリアしたことの報酬だとすれば、これほど豪華なアップデートになっているのだろうか。

「俺みたいにモンスターをたくさん捕まえているプレイヤーは少ないらしいしなぁ」

 悠二はさっそく紗夜とあこにモンスター強化を設定する。そうして、新しくもらえたフライアのリンゴの詳細を確認する。

 

フライアのリンゴ

 レベル七〇のプレイヤースキル。モンスターが神より賜る果実。プレイヤーはモンスターに与えることができる。

 指定したモンスターは解放されない限り、たとえ死んでも蘇る身体を手に入れ、老化さえも起こらない。

 

「……とんでもないなコレは」

 率直な感想が思わず悠二の口から零れた。モンスターに不老長寿を与えるということだ。これは一五人の中から五人を不老長寿にできるわけである。リンゴを与えるのはスマホからモンスターたちの画像をタップして選択できるようになっている。

「どうしよう……」

 恋人たちは皆、愛おしい。桜庭悠二の自身に隷属する女性たちへの愛情は余人にはどう思われるかは兎も角、愛情は間違いなくあった。悠二はリンゴを与える五人を選んだ。荒事に関わることが多い水城不知火、グレイフィア・ルキフグスには迷わず与えた。彼女らがいかに強くても彼女らを心配したくなるのが人情だ。

「あとは……舞かな」

 ファントムへの対応も危険が伴うこともあるだろうと思い、悠二は舞にフライアのリンゴを与えた。あとの二つのリンゴ。食後のコーヒーを飲みながら考えた末に、川神舞のように自分のハーレムに初期からいる湊友希那、白金燐子、堀北鈴音のうち二人に与えようと考えた。最初に手に入れたモンスターで点数も一番高く、レベルもハーレムでは一番高い湊友希那を選び、最後の一個はコイントスで堀北鈴音に決めた。

 

 ◇◆◇

 

 悠二は友希那から連絡を受けたその日、つまり七月一日にRoseliaを自宅に招いた。雨である。紗夜は祭など楽しみな日は雨が降る雨女らしい。今日を楽しみに思っていれば幸いである。

 湊友希那、今井リサ、白金燐子が氷川紗夜、宇田川あこを悠二のもとに連れて来る日である。紗夜やあこには既に燐子や巴を介してお泊まり回数券を渡している。

「お邪魔します」

 夜、湊友希那たちRoseliaがやって来た。制服姿のままだ。友希那、燐子、リサは悠二に会えると思い喜色に満ちているが、それに対して紗夜とあこは小さい声でおじゃましますと言い静かに入ってきた。彼女らの綺麗な顔が緊張で少し固い。

「紗夜、あこ、挨拶して」

「う、うん……」

 友希那の言葉で紗夜たちが挨拶をする。

「氷川紗夜です。悠二さんのオンナにしてください。お願いします」

「漆黒の闇より現れし、混沌を司る魔王! 宇田川あこです。悠二さんのオンナにしてください。お願いします」

「え? ああ、こちらこそ、よろしく」

 誰の仕込みかわからないが、突拍子もない挨拶に面食らいながらも悠二は鷹揚に頷いた。

 まずはいつも通りシャワーを浴びせずにやるつもりだ。

「燐子はあこの相手をしておいてくれ。まずは紗夜からだ」

「わかり……ました」

「よ、よろしく、お願いします」

 まず悠二は紗夜を正面から抱擁した。紗夜は震えている。悠二の小動物を捕らえた肉食動物のような気分になる。

 初めて触る実物は良い匂いがする。女の子はみんなそれぞれ良い匂いがするから抱擁するだけで心が浮き立ち嬉しくなってくる。髪の匂い、耳や首の匂い、香水の香り、洗剤の香りと色々なものが混ざって、とても興奮する匂いになっている。

 胸の感触は良いし、全体の肉付きもちょうど良い。以前に演奏で見かけたときの印象からもっと骨っぽいかもと思ってたが、そんなこと無かった。

 抱擁して匂いを嗅ぎながら、体を優しく愛撫する。紗夜はくすぐったいようだが抗うことも逃げることもない。悠二にされるがままになっている。ますます虐めたくなってくる。悠二が顔を近づけると、紗夜はキスしようと唇を近づけてくる。

 悠二はそれ受けれる。紗夜の口に舌を入れれば紗夜は驚いて一瞬体が固まったが、すぐに唇から力が抜けて、歯もすっと開いた。そこで舌をじゃれ合わせる。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

 最初は舌先同士を軽く触れ合わせる。紗夜はくすぐったそうに悶えるが気持ち良さそうな声を漏らしている。そして、舌全体を絡める濃厚なキスへと進んでいく。紗夜は悠二に振り回されながらもなんとか悠二に追いつこうと舌で応じてくる。

 悠二はいつも思うがなぜ美人とのキスは美味しいのだろうと思う。唾液に特別な成分が含まれてるのではないかと思うほど美味しい。

 そして紗夜も悠二の唾液を取り込むことで中毒性を持ち、彼への餓えが強まってきた。キスの合間に吐く紗夜の吐息は荒くなる。

 悠二が紗夜の顔を両手で挟んでとキスすると、紗夜の手が悠二の腰に回る。

「服を脱がすよ」

「はい」

 恥ずかしいのか、顔を赤らめ、体が小刻みに震えている。悠二は上を脱がして全部脱がしたところでスカートに移動してファスナーを下ろした。ストンと下に落としてから、片脚ずつ抜いていく。

 悠二は下着姿の紗夜をじっくり眺めた。薄い水色の上下お揃いで可愛らしい。オシャレ下着だなと悠二は思った。

 胸は薄めだが悠二に不満はなかったし、ウエストはちゃんとくびれているし、腹はシュッとしている。肉付きはちょうどいい。

「ブラを外して」

 悠二が言うと、紗夜はホックを外して片腕ずつ肩ヒモを抜いてブラを外した。そのまま腕で胸を隠している。悠二はブラを受け取り鼻に当てた。紗夜がアッという声を上げたがそれ以上は何も言わない。

 悠二は思い切り息を吸い込んでブラの匂いを嗅いだ。ブラには紗夜の体臭が染みこんで興奮する。胸の奥が熱くなる。

「手をはずして、おっぱいを見せてくれ」

 悠二が言うと紗夜は手を下ろし後ろで組んだ。

「いいね……」

 思わず言葉が漏れた。紗夜は恥ずかしいのか顔を俯かせる。

 紗夜の胸はややハト胸気味だが、丸い乳房は垂れずまっすぐ前を向いている。その中心部には大きい乳輪と乳首がある。どちらも色は濃かった。紗夜の体型は高校生らしく張りがあって健康的で普通っぽさがある体型だ。

「友希那、リサ、お前たちも脱いでおけ」

「わかったわ」

「はい」

 友希那もリサもためらわず脱ぎ始める。悠二は再び紗夜の手を取る。

 紗夜をベッドに座らせ自分もベッドに上がる。乳房を揉みつつあれば乳首が立ってくる。

 悠二は両乳首を指で挟んでクリクリしたり、指で弾いたり押し込んだりして、乳首でもたっぷり遊ばせる。紗夜の乳首はコリコリだし息が乱れてきている。気持ちはしっかりたかぶっているようだ。悠二は片方の乳首を口に含んだ。

「はぁん」

 紗夜が甘い声を出した。悠二は紗夜の感度の良さが嬉しくなり、全力で乳首を責めた。吸ったり、舌で弾いたり、舌先で突いたり、乳輪ごとなぞるように嘗める。もう片方の乳首も同じように紗夜を感じさせる。

「んっ、んっ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」

 紗夜の息がどんどん乱れていく。イクほどではないけど、かなり感じている。

 悠二が彼女の秘所で指を動かすと、濡れ具合がますます強まっていった。

「ああっ! 悠二さんっ! もっと……! あぁぁ!」

 悠二の中指が動く度、彼女は声を上げて悦んだ。悠二が中指に続いて人差し指も挿入する。この時点で秘所の締まりが強かった。

「凄い! 凄いです! 凄い凄い凄い!」

「何が凄いの?」

「め、目の奥で……チカチカしますっ!」

 紗夜は大興奮で、悠二にしがみついて涎を垂らしている。吐息は熱々で、顔も火照っていた。

「よし、もう一本やってみようか!」

「ぅぁ……!」

「痛いのか? 気持ちいいのか?」

「りょ、両方です……!」

 紗夜は痛がりながら感じていたのだ。しかし、次第に気持ちよさが強まっていった。悠二に執拗に責められると、紗夜は最後には痛みが消えたのだ。

 悠二は肉幹を紗夜に挿入しようとする。

「あ、あのっ、コンドームはつけないのですか?」

「大丈夫。対策はしてあるから」

 悠二は高級コンドームを使ってある。生中出ししても紗夜が妊娠することはない。

「あ゛ああぁぁぁぁぁッ!」

 処女孔に肉幹を突き立てた悠二が腰を埋めきり、肉境を開拓していく。紗夜は深い所を短い間隔で責め立てられる。

「ああッ、ひぃぃッぐ、ああッ!」

「どうだい?」

「だんだん……気持ち良くなってきました……」

 紗夜は最初こそ痛みが強かったが、次第にそれも消えたようだ。処女膜が破れて秘所から血が出ているが、痛みは消えていった。頑張りに頑張った結果、紗夜は悠二の肉幹で喘いだのだ。

 まだまだ男に慣れないキツい肉襞に挟まれ、そこを往復する。腰をしならせるピストン運動によって掻き出される愛液に血が混じり、紗夜の股下に破瓜痕が赤く広がっていく。

「んあ゛あ゛! あああああッ──────!」

 深く突き込まれた肉幹から白濁液が飛び、紗夜は痙攣するように上半身を反らせる。目尻から涙を流しながら、堪えるように歯を食いしばっていた。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 悠二は紗夜に覆い被さるようにして腰をゆっくりとピストンする。紗夜は上体を倒され、より深く肉幹に貫かれた。官能をより刺激され、ガニ股になった脚がびくびく震えた。

 ヌポンと肉幹を紗夜の秘所から抜けば、リサはうっとりと蕩かすと、舌使いに熱を込めて肉幹の掃除にあたった。紗夜の愛液と彼女の破瓜の血、そして悠二の精液の絡んだ肉幹にねっちりと舌を這わせていく。

 息を切らせて寝転がる紗夜の秘所から垂れる血と愛液と精液の混合液は友希那が69の体勢で啜り飲んでいる。紗夜はこそばゆく、また友人に局部を嘗め啜られることの恥ずかしさから抵抗しようとするが、友希那が身体を抑えているので抵抗も空しく終わる。

 

 ◇◆◇

 

 宇田川あこのはだけられたシャツの内側から白いブラジャーが覗いている。ツインドリルにまで、彼女の細かな震えが及んでいる。

「ふふっ、氷川さんたち楽しそうだよね?」

 白金燐子が、妖しく微笑みながら白いシャツに右手を差し込み、ブラカップに覆われたままの乳房を優しく卑猥な手つきで揉む。

「んあっ……」

 胸を揉まれる彼女は火照った身体からさらに力が抜け、床にへたり込んだ姿勢から仰け反りそうになり、後ろに手を付いて身体を支えた。あこの目は心地よさそうに細められていて、目尻がトロンと緩んでいく。

「ああんっ、可愛い声……」

 燐子は薄く笑い、桃色の小さな舌で白い首筋を湿らせる。左手は、スカートに潜り込んでおり、程よく肉の付いたスベスベの腿をいじらしくさすっていた。

「悠二さんに食べてもらえるまで……、濡らして……あげるね」

 燐子はあこの高揚感を煽っていく。未成熟な身体に白魚のような指を這わせて緊張感を甘く蕩かし、なし崩しにしていく。

「んんあっ……」

 燐子に耳を甘噛みされ、あこは湿った声を上げた。首から上を左右から湿らされ、性感帯の近くを弱々しく刺激され、眉をハの字に歪める。微睡んでいく瞳には、自分を男に捧げた友人たちの姿が映っていた。

 悠二はリサに肉幹をしゃぶらせながら彼女の頭を撫でつつ、燐子のほうを向く。

「もう少し紗夜と遊ぶから、あこを可愛がっておいてくれ」

「はい。……わかり、ました」

 燐子は悠二に見られてはにかみながら了承した。まるで恋する少女のような恥じらい方だが、その両手は相変わらず卑猥な手つきのままだ。

 

 ◇◆◇

 

 しばらくして、回復した紗夜は友希那に手を引かれて悠二のもとへ寄越される。

「紗夜の性格らしく、丁寧にお手入れしているんだね」

 悠二が紗夜の恥丘をさわさわと撫でながら言う。撫でて陰毛を指に絡ませ、弄び。

「な、何をしているのです!? やめてください! ……うっ」

 紗夜の抗議を無視して、悠二は弄ぶ陰毛を軽く引っ張る。

「そうだ。これ剃ってしまおう」

「はいっ? そ、剃るって……毛をですか?」

「そうそう、パイパンの恋人は少ないんだ。君はパイパンが似合いそうだと思うんだよね」

「っ……は、恥ずかしいですけど……いいですよ」

 悠二がリサに視線を寄越せば彼女は全裸のまま、すぐにシェービングクリームとT字剃刀を持ってきた。リサにお礼を言って悠二はM字に広げた紗夜の脚の間に座る。恥丘を覆っている陰毛にシェービングクリームを塗り込みゆっくりと剃り出した。

「ふぇっ……ん……はぁ……っ!」

「くすぐったいかもしれいないけど、我慢してね」

「あぁ、はぁ……ん……スースーしますぅ……」

 大部分剃り終わったが柔らかな箇所であるので傷つけないよう丁寧に剃り続ける。

「ちょっと入れるよ……」

「はぁぁん……ん……」

 紗夜の膣口へ悠二は人差し指と中指を入れて恥丘を押し上げる様に指を動かす。 

「んっ……はぁん……」

 膣口へ入れた指がキュッと締め付けれ、紗夜の身体がピクピクしている。

「ほら、動かない。危ないからね」

 小刻みに震える膣内なかを押し上げながら慎重に剃りツルツルにした。女陰の周りに生えた陰毛も残さず剃りツルツルの無毛の恥丘を作り上げた。

「よし、綺麗になった。はい、終わり」

悠二は膣口から指を抜き綺麗になった紗夜の恥丘にキスした。

「君はこれからちゃんとここは無毛にしておきなさい」

「はぁはぁ……はいぃ……わかりました……」

 紗夜が熱情に潤んだ瞳で頷いた。陰毛を剃られてしまう刺激によって膣口をクパァしてくる。

「ちょうどいい塩梅(あんばい)に濡れているね。入れるよ」

 悠二は紗夜の陰毛を剃ってる最中から肉幹に熱がこもっていた。

「はぁはぁ……お願い、します」

 リサが悠二の横から身を乗り出し、肉幹をしゃぶり元気にさせる。肉幹が屹立すれば嬉しそうに微笑んで亀頭にキスをした。リサが身体をどかせてから悠二は紗夜にのしかかる。

「ふぅんっ……いいぃぃぃ……はんっはんっはんっ」

 悠二はすぐに正常位で紗夜の秘所に肉幹を挿入して腰を打ちつけてた。

 挿入しながら結合部を見ると毛が無くなり膣口へ出入りする肉幹がはっきり見え、サーモンピンク色のクリトリスもはっきりと見えている。

 友希那はしずしずと紗夜の背後に回った。悠二と紗夜が繋がっている辺りを弄まさぐって、滴り落ちている愛液を自分の指先に絡めると、いきなり紗夜の尻の谷間へと手を伸ばす。

 そして、次の瞬間――

「ひぃいいぃぃいぃぃぃぃぃいい!?」

 惚けていたはずの紗夜が、大きく身を跳ねさせた。

「お、お、お!? おしりィ!? な、なにか入ってきたぁぁあ!?」

 目を見開いて振り返る紗夜、そんな彼女に友希那は、子供に言い聞かせる母親のように言う。

「静かに。まだ第一関節までしか入ってないわよ」

「だ、第一関節って……。いやぁ……ゆ、指入れないでぇ、そ、そこは入れるところじゃ……ないぃぃぃ」

「入れるところか、そうじゃないかを決めるのは、あなたじゃないの。悠二さんに差し出せと言われたら、あなたはただ大人しく全てを差し出すだけ……簡単でしょ?」

「そ、そんなこと言われてもぉ……、う、うぅ……」

 友希那の容赦のない肛虐に悶える紗夜。紗夜の肌にぷつぷつと鳥肌が立っている。彼女にはアナルは未知の感覚なのだ。友希那が手を動かす度に、紗夜は強張った身体を震わせる。膣肉はうねり、悠二の肉幹をきつく締めつけていた。

 悩ましげに眉根を寄せる紗夜の艶めかしさにサディスティックな愉悦を見出し、悠二は腰を動かし始めた。

「ひぃいいん!? いやぁ! 悠二さぁん、い、今動かれたら……」

 子宮口を突き上げれば、紗夜の身を竦ませ、じんわりと身体から急に滴り出した汗が派手に飛散する。

「どう? 気持ちよくなってきた?」

「な、ならない! なりませんよぉおお! きひぃっ……」

 紗夜は必死の形相で目を見開いた。彼女は何度も身を跳ねさせて、歯を食いしばり、歯茎をむき出しにする。しかし友希那は表情を変えるわけでもなく、ただ彼女の尻を責め続けていた。

 悠二からでは見えないが、友希那の指が紗夜の肛門にほとんど入ってしまっているのように思われた。

「ならないじゃない。なるの。悠二さんに気持ちいいかと問われたら、気持ちいい以外の返事はないの」

「そ、そんなっ、む、むちゃくちゃぁぁああ、ひぃいいい!?」

「無茶なことではないわ。悠二さんが黒を白といえば白いの。気持ちいいと信じれば、気持ちいいの」

「どうかしら紗夜? お腹の中を指で擦り上げられるのは?」

「いやぁ、いやらぁ、へ、へんな感じぃぃぃぃ!」

 紗夜が必死に首を振るが、それも意に介さず、友希那が指を押し入れる。

「ふへぇっ!? ああぁぁ……さ、桜庭さんのおちんちんも入ってるのにぃ……くるしいぃ、お腹裂けちゃう」

「嫌がってる割には、あなたの身体は私の指を奥へ奥へ引き込もうとしているわよ? もう一本入れてみましょうか?」

「いやぁ……壊れるぅ、壊れちゃいますぅぅぅ、これ以上お尻広げないでぇぇぇ……」

 喘ぎ声に痛切な懇願が入って来る。ゾワゾワゾワッと紗夜の肌が粟立つ。紗夜は排泄の時に感じる感覚をずっと味わっていた。指の侵入を拒もうとして下腹に力を籠めるため、膣肉も食いちぎりそうなほどに、悠二の肉幹を喰い締めている。

 ゆっくりと腰を動かしているだけでも、悠二は充分に気持ちいいのだが、ここまでくれば思いっきりイかせてやりたくなってくる。

「友希那、タイミングを合わせろ」

「わかりました」

 友希那は女神のように微笑みながら頷くと、彼女は紗夜の背中に胸を押し当てながら、耳元でこう囁いた。

「紗夜いい声で鳴きなさい。悠二さんもお喜びになるわ」

「ひぃっ!?」

 紗夜が恐怖に顔を引き攣らせたところで、悠二は思いっきり腰を突き上げる。友希那は同時に友希那がずるっと指を引いた。

「んひいいいっぃいいいいいいいいいいい!?」

 子宮口への突き上げと、腸粘膜を擦る指先が、交互に紗夜へと襲い掛かる。

 激しく振り乱される髪。汗、精液、涙、鼻汁、涎、あらゆる液体でぐちゃぐちゃの彼女の顔に、生真面目な美女の面影はなかった。

「や、いやぁああ! お、お尻ぃぃ、ゆ、指動かさないでぇええ! ゾクゾクするぅ、ゾクゾクするのぉぉぉ」

 つい先ほどのまで処女だった紗夜の精神を蹂躙する二穴の波状攻撃。

 悠二に奉仕する目的のため女体を責め悶えさせる淫技を体得するため練習している友希那の巧みな手つきで肛門を弄ばれ、腸粘膜を捏ね上げられ、それから逃れようとすれば、より一層悠二の肉幹が奥深くへと突き刺さる。

「ひぃい! ひぃい! ひぃいいいいぃぃぃぃ!」

 もはや、喘ぎ声ではなく悲鳴。未知の快感に怯えた表情の紗夜の姿を見て、蠱惑的に微笑んだ友希那は、左手で紗夜の乳首を弄ぶ。

「きゃっ!? んひぃいい!」

「ははは! さっきからいい締めつけだぞ、紗夜!」

「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……! はああぁぁぁ……! お、おゆるひくだひゃい、お、おひりは、おひりはぁぁああああ!」

「お尻の方は友希那が勝手にやってることだから俺は知らないな」

 悠二肉幹を膣奥へと押し込むと、友希那もペースを合わせて深々と肛門に入れていた指を引き抜く。

「はひぃいいいいい! あ!? ぴぇあっ、ひぃいいいいん! ひぃぃぃぃ!」

 牝獣めいた咆哮。もはや紗夜の理性は此岸へ渡っていた。

 紗夜の悲鳴を訊きつつ、悠二と友希那は呼吸を合わせて責める。肉幹を挿入すれば指は引き抜かれ、肉幹が引き抜かれれば指を挿入する。律動的な責めにより紗夜の情欲が猛り、次第に彼女の腰も蠢き始めた。

「きちゃうぅ! ひぃい! すごぃのきちゃうううぅぅぅぅ!」

 紗夜の切羽詰まった訴えに、悠二と友希那はラストスパートをかける。様子を伺っていたリサは悠二のスマホを取って紗夜の痴態を動画で撮影する。

「さぁ、最高にみっともない顔を見せてみろ!」

「はっ、はひぃいいいいいいいいいっ! イ、イきゅぅ、イきゅぅうううう!」

 紗夜の孔が激しく収縮する。そして、その激しい締めつけに、悠二は絶頂へと押し上げられた。

 悠二の肉幹が紗夜の奥で爆ぜ、紗夜が瞠目して、涙が零れ落ちる。そしてその瞬間、友希那はくの字に指を曲げたまま、腸を引っ張り出すかのように一気に指を引き抜いた。

「ぎひぃいいいっ!? ひぃっん、ひぃいいいいいい!!」

 悦楽の源泉が子宮にあるのか肛門にあるのか、紗夜には分かっていない。

 悠二は歯を食いしばりながら射精したあともゆっくりと腰を動かし続け、紗夜は声を限りに悲鳴を上げながら、ガクガクと身を震わせる。そして、息も絶え絶えにあんぐりと口を開けて、白目を剥いた。

 カメラを向けられていることなど、彼女は気付いてなかった。

 悠二のもとに倒れこんできた紗夜を胸に抱きながら、リサが撮影してくれた動画を見る。美人のぐちゃぐちゃの悲惨な絶頂イキ顔は悠二を満足させるだけの魅力があった。

「ははは、可愛いなぁ。いい顔でイッたね」

 悠二は紗夜を労いの言葉をかけながら彼女の頭を優しく撫でた。

 ヘロヘロになった紗夜を見下ろしながら友希那が悠二に言う。

「悠二さん紗夜はあれだけ激しくイキったのだから、少し休息をとらせた方がいいわ」

「そうだね。リサ、そこのマットレスに寝かせてあげなさい」

「はーい」

 リサは未だ肉幹に繋がったままの紗夜を肉幹から抜き取り、ベッドの床には漫画喫茶のフラットシートのようにクッションが敷き詰められており、そこに紗夜を寝かせる。用意していた濡れタオルで紗夜の身体を拭う。特に汚れが目立つ股間を清める。秘所にある精液を啜り飲んだ。紗夜は身体を震わせるが抵抗はしない。ちなみにリサの股間は先ほどまで見ていた痴態のおかげで愛液が垂れ流し続けていた。

 友希那が悠二を誘うように微笑む。

「紗夜が抜けた穴は私がちゃんと埋めるわ。ここから先は私が全力でご奉仕させてもらうわ」

「あ、だったらアタシも!アタシも責任取るよ」

「友希那もリサもヤりたいんだろう?」

「あははは~、バレちゃった?」

「友希那はアナルに指突っ込んでまで、紗夜を早々に限界まで追い込んだのもこれが目的か」

「……否定はしないわ」

「いいさ。俺も二人とセックスしたかったし」

 二人は肉を眼前に見せられた犬のような顔になった。

「ただ、紗夜のアナル開発はお願いしていい?」

 友希那にお願いすると迷わず頷いた。

「お望みであれば……。悠二さんにお愉しみいただけるように、極上の状態に仕上げます」

「友希那、アタシも手伝うよ。というか、勉強したいからアタシにも教えて」

「ええ、いいわよ」

 リサ自身のアナルは開発済みだがリサはアナル開発するテクニックはないため、親友から学ぼうという向学心の現れだった。また、リサの面倒見の良い性格から、『紗夜は悠二に蹂躙されることが幸せ』と信じるため友人が淫楽に耽るように尽力しようとしていた。

「頼むよ二人とも。じゃあ、友希那もリサもアナルでイクかい?」

 二人は花咲くような笑顔で頷いて喜んだ。




氷川紗夜
第15のヒロイン。『BanG Dream!』に登場するキャラクター。

宇田川あこ
第16のヒロイン。『BanG Dream!』に登場するキャラクター。

紗夜はパイパンが似合うイメージでしたので、初の剃毛プレイを導入しました。

新設定について
フライアのリンゴ
使用されたモンスターは、FGOのテオス・クリロノミアを授けられた星間都市山脈オリュンポスの人々みたいになります。いつまでも若々しい美女を侍らせハーレムを作れるという理想形のひとつかと思います。

曲解
グレイフィアや瑠衣とか人妻や彼氏持ち相手にNTR孕ませプレイをしても不倫がバレない便利スキル。他にも色々利用の仕方があります。


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02 (あこ、燐子)

紗夜パートより短めですがあこパートになります


 桜庭悠二は宇田川あこへ手を伸ばす。

「ほら、おいで」

 燐子の手から解放されて、あこは近づいていく。

「はう!」

 緊張のあまり躓いた。よろめいて、まるで引き寄せられるように、彼の方へ身体が倒れていく。悠二に受け止められた。

「ぁぁっ……」

 太腿の隙間に手が捩じ込まれ、舐めるように内腿を上がっていく。

「──あこ」

「はううッ!」

 あこは悠二に股間を触られた瞬間、身体中にビリビリした刺激が駆け巡り、身体がふわっと浮かぶような感覚に陥る。先程まで燐子に愛撫されて敏感になっていたことで、より性感が敏感になっていた。

 悠二はあこにキスをする。唇がプルンとしている。唇を合わせながら舌で唇をなぞり、唇の間に舌を差し込む。あこの口がわずかに開いて悠二の舌を受け入れる。舌を深く差し込み口の中を探ると、あこの舌が控えめに迎えた。やさしく、じっくりと、舌を絡ませる。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

背中の下へ手を入れ抱きしめるとプクプクして柔らかい。キスを続けたままあこの横へ寝そべり、片手で全身を愛撫する。

「んんっ、ぁっ、 んぅ、あはあぁぁっ、 ちゅ、んふうぅ、ちゅ」

キスは口から全身へと移っていく。首から、肩、二の腕、胸、乳首へとキスの跡が続く。キスをしながらも片手は太ももを撫でている。

「はぁっ、んあっ」

 両方の乳首を交互にしゃぶっている間に手が股間へ近づける。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 あこから声が出てきて、体をモジモジさせている。

「あぁん」

 悠二の指がパンツの上からあこの股間を撫でる。悠二の中指をクリの辺りを軽く撫でる。

「あっ、あっ、あっ」

 あこは自覚もしないで脚が自然と少しずつ開いていく。

 性器の溝にそって指を動かし、パンツの横から指を入れて、刺激を増やしていく。パンツの中から溢れてくる愛液をクリトリスに塗り、指の腹で撫でる。あこをイカせることなくその手前の気持ちの良い状態をキープする。

 悠二がしばらく指による淫技であこを煩悶させ続けるところを、友希那たちは陶然とした眼差しで見守っている。ようやく指を止めたとき、悠二はあこの服や下着を脱がせる。

 陰部を視れば、入口をピッタリ閉じて、小陰唇のはみ出しは無い。ふっくらしていた。

 かなり蕩けているから上手く貫通できるだろうと、悠二は判断する。あこの体からすっかり力が抜け、目をつむり、微妙に体をくねらせている。

 堀北鈴音、一之瀬帆波、風野灯織と年齢は同じだがまだ子供らしさの残る体型だ。手や足は結構細いが、腰のくびれはほとんどない。へそから下が少しポッコリしてるのが子供っぽさを増している。薄い胸の真ん中に薄い色の乳輪と乳首がポツンとある。抱いた女の中では今までにないタイプの女だ。陰部に目をやれば、陰毛はほとんど生えていない。体毛より少しだけ濃い毛がうっすらと生えているだけだ。

 悠二は右太ももから口を付ける。内側の柔らかいところにキスをして、ペロペロ嘗める。左太ももにも同じことをする。それからだんだん上へ上がっていき、足の付け根は時間をかけて舌で愛撫する。

「あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、あぁ……」

 あこの感じ方がだんだん深くなっていっている。それから鼠径部に沿って上がっていく。腰骨まで到達したら、反対側の足の付け根へ戻って同じことをする。その間も手であこの体を触り、肌を堪能させてもらっている。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

 あこの息が乱れる。愛撫はこんなところで良いだろうと悠二は見切りをつける。股間へ移動してふっくらした性器に口をつけた。悠二の口から舌が伸び、縦筋にベッタリ張り付いてねろりと這う。

「んんんッ!」

 閉じている穴へ舌を入れて、ほぐすと同時にしっかりと濡らす。溢れてくる愛液は舌の上で広げて味わってから飲み下す。

「あんっ、あぁ……」

 あこの華奢な肢体が、ピクンっ、と跳ねる。

「ひっ、ぁっ……んああッ……」

 次々と与えられる刺激にあこは白い喉を反らし、あどけなくも艶のある声を上げる。小さな身体が、特に腰が、自分の意思に関係なく跳ね、その瞬間に気持ちいい刺激が脳天を直撃し、全身に広がっていく。

 穴へ舌を出し入れして、舌を奥まで入れたり、中で回転させたりする。クリトリスも指技のと同様に、円を描き、縦横と動かし、テンポを上げて嘗めて、舌で圧迫する。他にも大陰唇と小陰唇の間の溝も丁寧にほじくり返すし、尿道口も嘗める。時々は性器の周りも嘗める。

「あん、あん、あん、あん……」

「んぁぁッ、悠二さぁぁんっ……」

 暴れっぱなしの肉幹に燐子は喜色満面で、ベッドに寝転がりなら顔の上にある肉幹に指を絡めてさすりながら裏側をねっとり嘗め上げた。自分があこを発情させて彼女の味を堪能して興奮している悠二に快感も与えられるということが、彼のために何かできていると思い、嬉しくて仕方がない。同時に、逞しい肉幹に情欲を掻き立てられており、空いている手を自分の秘部へ忍ばせている。興奮から燐子は母乳が飛び出して乳房を濡らしている。

 リサは悠二の背に被さり、乳房と硬くなった乳首を押しつけ悠二の首筋をペロペロ嘗め、胸板を手で擦っている。友希那は悠二の右足の指を一本ずつしゃぶりついている。

「ふああああっ! 変にっ、なるっ、あっ、きゃん!」

 悠二が口を密着させ、吸いつきながら溝を舌で押し開き、内部を無遠慮に嘗め回すと、あこは一際大きく身体を跳ね上げ、ピクピクと震えた。悠二の口からジュルジュルと音が鳴り響いており、その振動が秘部に及んで、快感となっている。

「そういうときは、イク、って言うんだ」

「イ、ク……? んぁぁっ……」

 悠二の手が太腿から離れ、細い腰を這い上がっていく。

「そう」

 あこの朦朧とする意識の中で悠二の声が染み込んでいく。脇腹から更に上へ擦る彼の手にあこの身体はゾクゾクしており、半開きの口もわなわなと震えている。そしてその手は再び乳首を摘まむ。

「ふぁあっ、イクううううううううッ!」

 瞬間、ビリビリと刺激が電流のように駆け巡り、あこの脳天を直撃し、脳髄を痺れさせた。頭の中も目の前も真っ白になり、意識が蕩けて寝ているのか起きているのかわからなくなる。その感覚は味わったことのない快感だった。

「そうそう。そんな感じ。いい子だ」

 悠二は薄い胸の乳首をクリクリと苛めつつ、膣孔も尿孔も、敏感過ぎるクリトリスも可愛がり、跳ね狂う小さな肢体を股の下から眺め見ている。

「はうう! イク! イク! 桜庭さん! んああっ、くうううううん!」

 あこはベッドに横たわり、荒い息を吐いている。快感の波に飲まれてぐったりとしているが、紅潮した顔には確かに恍惚が浮かんでおり、ときどきアクメの名残でピクピクと身を震わせていた。

 悠二はペットボトルで水を飲み終えたら、横から顔を突き出して肉幹をしゃぶっているリサからソレを取り上げた。

「んぁぁぁっ……」

 しなやかに伸びる細い脚を悠二が広げると、あこは熱っぽい声を小さく漏らした。さんざん嘗め啜られた大事なところが丸見えにされているのだが、顔に朱が差しただけで隠す素振りは見られない。

「ああっ……」

 ズイ、と足の間に身を入れた悠二は膝裏を抱き上げるようにしながら更に身を乗り出す。あこの股は為されるがままに開き、脚はM字に折られている。

 濡れる秘所に先端が押しつけられると、ニチュッ、と音が鳴った。悠二が腰を沈めると、あこの表情は一変した。

「ひぎゃあああああ!」

 先端が捩じ込まれるとともに激痛が走り、あこは目を見開いた。

「いだああ! っ────! いだっ、いだい! あ゛ああ!」

 濡れていてもまだ狭く閉じていた狭い隙間が肉幹によって開かれ、膜を突き破られる。肉幹による異物感、拡張感に、あこは悶絶する。

「だめだよ、あこちゃん。悠二さんが入れづらいでしょ? ちゃんと力を抜かないと。大丈夫、痛いのは最初だけだから……」

 今まさに処女喪失中で激痛のあまり涙まで浮かべている友人に向かって、燐子はまるで歯医者に行きたがらない駄々っ子に言い聞かせるような言葉をかけた。

「かはっ──」

 悠二の肉幹がきっちりと埋没し、あこは内臓が押し上げられるような圧迫感に苛まれた。無理やり肺から空気を押し出され、口からうめき声とも喘ぎ声ともつかない音を出した。背中を浮かせたままの小さな肢体は、硬直したままビクビクと跳ねていた。

「ぁぁ、すごいな……」

 ギチギチと締めつけてくる肉壁に悠二は満足げに目を細めた。ただキツいだけの処女の肉穴なのだが、その持ち主が目の前の少女だという事実に黒い愉悦が何倍にも膨らむ。

「あはっ、全部入ってる……」

 あこと悠二の股間が密着しているのを覗き込み、リサは顔を赤らめた。逞しい逸物をすっかり飲み込んでしまった年下の友人の貪欲さが、友人として恥ずかしいのだ。

 しなだれかかるリサを胸板で受けとめつつ、悠二は満を持して腰を揺すり始めた。

「あ゛っ、あ゛っ、ん゛んうっ……」

 エラがゴリゴリと膣内粘膜を引っ掻き回し、異物感をあこは感じる。悠二が腰を沈めると強すぎる拡張感を感じ、肉幹が入ってることがわかった。

 悠二は腰を振り、膣肉と逸物を擦らせ、膣の具合を堪能している。リサは耳まで赤くするだけで眺めつつ、胸板や首筋をねっとりと湿らせていた。

 悠二はゆったりと往復する肉幹は根元までしっかりとキツい膣を味わって、子宮を歪めながらあこを串刺して、串刺しにされたあこは突き上げられる衝撃が背筋を伝って頭まで登ってくる。視界には火花のように快感が散る。その証拠に身体が熱く、頭も夢見心地になる。

「イッ、イクううう! あああああッ!」

 遂に強烈な電撃のような快感で身体を勢いよく宙に放り出されるような感覚に陥り、弓なりに反り返った背中がそれを表していた。

 悠二は、小さな身体を桜色に染めてガクガクと痙攣しているあこを見下ろし、逸物を息ませた。

 細すぎる腰をガッシリ固定し、本能のままに腰を打ちつける悠二。串刺しにされている少女の身体は為されるがままに揺れ乱れ、メスの悦びを叩き込まれていく。

「気持ちいいっ、あ、んっ、桜庭さんっ、気持ちいいっ、気持ちいいイイイイ!」

 華奢な身体に容赦なく男の性欲を突き込まれ、あこは嬌声を上げていた。ニーハイソックスに包まれた細い足は激しくばたつかせる。

「イクう! あああっ! イクっ、イクううう!」

 あこの爪先がピーンと伸びる。

「イッ、あああっ! イクの止まらない! 止まらないのおおおっ!」

 肉幹が膨張し、更なるを異物感を与えつつあこを穿つ。腰のピストンは速くなっているものの貪欲に少女の肉壷を根元まで堪能し、しっかりと子宮を押し歪めている。

 そして次に根元まで捩じ込んだ瞬間、精液が肉幹の根元まで上がってきた。肉幹の先端から電気が走り、背中を通り、脳を痺れさせる。子宮を押し潰す先端から牡の白濁液が迸った。

「んああっ、あああああっ! ッ────────!」

 膣一杯に埋没した肉幹の猛々しい脈動に合わせ、下腹部の奥を打ち付ける白い灼熱。それが腹の中の方まで流れ込んでくるのがあこにはハッキリとわかった。あこはそれがただ気持ちいいものとしてしかわからない。何を考えているのか自分でもわからない。茫洋として思考は散漫になって何も考えなくなる。目の前で散る火花、トロトロに蕩けていく頭、いつまでも沈んで痛くなる快感、それらを気の済むまで味わっていたかった。

「初体験を愉しんでもらえてよかったよ」

 種汁を出しきった悠二があこの中から分身を引き抜く。

「もう、あこちゃんったら……」

 友人が初体験で乱れる姿を一部始終見ていた燐子はまるで我がことのように恥じらいはにかむ。そしてその口を、友人を女にした肉幹へ寄せていく。

「やだ……こんなに垂らしてる……」

 肉幹にベッタリと這う舌が、悠二とあこの体液と赤い汚れを絡めとりながらペロペロと嘗め登っていく。やがて先端に到達すると唇が被せられていった。

「んぅ……ジュッブ、ジュル……んふっ、ジュルルル、ジュブゥゥ、んぅぅっ……」

 燐子はゆっくりと頭を揺らしながら、とても射精したばかりとは思えない肉幹を愛しげに吸いつき啜り、筒に残る体液を啜り上げ、恍惚を浮かべる。

「垂れてきたぞ」

「んふぅぅぅっ……はああっ……」

 悠二の視線の先を見て、燐子は後始末を止めた。ガニ股で放心しているあこの膣孔から、赤が混じった白濁液がトロトロと溢れている。燐子は、恥ずかしさと嬉しさを半々に紅潮を広げ、あこの股間に顔を埋めていった。

「ジュル、ズズズ……ん、ジュルッ……はああっ……」

 友人の破瓜の味が混じっているとはいえ、濃厚な牡の味に燐子は直ぐに甘美な刺激に酔い痴れ、突き出した尻をピクピクと跳ね上げている。最高級の白磁で作られたようなプリプリの桃尻。ムチムチの太腿の内側ははしたない愛液でベトベトになっていた。

「友希那、リサ、紗夜を起こして簡単な食事をあげなさい。あと少しでまた人が来るからお出迎えしてあげて」

 悠二の指示を受けて二人が退室したあと、雌犬のような燐子の尻を見る。

「お待ちかねだろう?」

 悠二は官能的な弾力のある尻を鷲掴みにすると、

「んあああああぁぁああぁぁぁッ────!」

 燐子の肛門へ一気に肉幹を沈めていった。




次回はリクエストにありました燐子とあこのアナル責めです。さらにハーレムプレイの予定です。


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03 (友希那、リサ、燐子、紗夜、あこ、巴、千聖)

評価バーが赤くなるよういつも頑張って書いてます!


Roselia編最終回です!紗夜たちも友希那やリサや燐子と同じく今後とも登場することになります。


 燐子は嬌声を漏らし、とろんとした瞳で悠二を見つめていた。悠二は自分の肉幹と燐子のアナルに彼女の母乳と愛液を塗りつけローションの代わりにする。

愛液と母乳の白濁な合成ローションにまみれ、ふやけきった薄桃色の菊門。ヒクヒクと物欲しそうにひくつかせている処女孔を確認すると、悠二はゆっくりと肉幹を挿入した。

「お待ちかねだろう?」

 悠二は官能的な弾力のある尻を鷲掴みにすると、

「んあああああぁぁああぁぁぁッ────!」

 燐子の肛門へ一気に肉幹を沈めていった。

「あ……あぁあぁ……っ、悠二さぁん………っ」

 燐子の美貌は汗と苦悶でぐちゃぐちゃだ。

「飼い主に命令されずともちゃんとアナルを使えるようにメンテナンスして来るとは、お利口さんだな。ご褒美をあげよう」

 悠二は燐子に覆い被さるような体勢になり、やさしく燐子の美巨乳を揉み、乳首を摘まんで母乳を噴かせる。

「あひゃっ、ああっ!! あぅ……!」

 彼女は悠二によって射乳欲求があるため母乳を噴かせること性的快感を得るようになっていた。燐子の乳首の先端だけを人差し指で擦りながら、四本指をバラバラに動かして乳房をマッサージする。五指はまるで軟体動物のように蠢き燐子の乳房を弄ぶ。そして乳首をいじめられることによって、燐子は肛門をきゅんきゅんと戦慄かせていく。燐子の快楽は肛門の締めつけとして悠二に伝わる訳で、彼女が気持ち良くなれば悠二本人も気持ち良くなっていた。

 悠二は燐子の乳首をくにくにとまさぐりつつ、左腕を彼女の身体に絡めるように支え、左手でそのクリトリスをこねくり回す。

「あ……おっ、あぅ……うぅっ、あっ、あうぅうぅ……っ」

 肛門や腸からの苦悶、子宮を揺さぶられる疼き、クリトリスを責められる快感、乳首を摘ままれ母乳を噴き出す心地良さと開放感。それらに思考を支配された燐子はシーツを握り、呻声とも嬌声ともつかない雌犬のような声を上げて悶える。

「燐子のアナルはマンコに負けず劣らず気持ちいいな」

 びゅるびゅると母乳を絞り出しながら悠二は燐子の耳に囁く。そのとき鼻に燐子の黒髪がかかる。牝獣の体臭と汗が混じった臭いは悠二の獣欲を刺激する。耳をなぞるように嘗め、軽く甘噛みすれば肛門がさらに締まり、燐子はびくりと震える。

「お尻に挿入されるのにも慣れたようでよかった。もう苦しさは消えて、心地好さだけしか残ってないだろう?」

「うあ……っ、はっ、あう、ああ……んふぅ……っ」

 悠二が腰の振り方を変えてこつん、こつんと子宮の辺りを優しく小突く。そうすれば、燐子は腰を痙攣させた。

「あっ、あ、あぁ……っ」

 燐子の半開きの清楚な唇。その狭間から漏れる溜息は熱く震えている。顔は紅潮し、眉は悩ましげに垂れて、瞳は潤み、蕩けた目尻からは幾筋もの悦楽の涙が零れていた。

「そろそろ、速く動かすぞ」

「は……、はい……。願い、します……」

 悠二は乳房やクリトリスに触れていた手を細い腰へ、燐子の腰を掴んで、鞭のようにしならせて素早く腰を動かしはじめた。

「んっ、んひゅぅ……っ!?」

 燐子の肛門の締まり、そして腸の生暖かさ。それを直に感じ取り、悠二の身体はどんどん昂っていく。

「おっ、おひり……っ、めくれっ……あぁ……っ!」

 悠二の肉幹が引き抜かれれば、アナルの壁が一緒にずるっと引き出される。そして改めて肉幹をずるりと押し込む。

「! あうっ、あ、あっ、あぅ……うぅうぅ……っ」

 腰を打ち付けるたびに燐子の双臀はぶるんぶるんと波打ち、乳首を固く勃起させた豊かな乳房はぷるぷると震える。

「よし、射精()すぞ」

「あ……っ、ん……ふぁ……あああぁぁあぁぁあああぁあぁああぁ……っ!!」

 腸壁に押しつけるように肉幹からどぼどぼと大量に射精する。

「あぁ……ものすごく射精()たな……」

 悠二は満足感に浸りながら、ずるん、と肉幹を引き抜けば、燐子の肛門はぽっかりと空いてひくついていた。

 

 ◇◆◇

 

 まだまだ疲労の色が見える紗夜に、友希那とリサが水を飲ませたり軽く食事させたりするのを、悠二が見守ったあとに用意していた猫の尻尾型アナルプラグを取り出した。

「みんな、これをつけてね。友希那、あこにはこれを」

 友希那は悠二からアナルプラグを受け取る。

「えっと、ローションは……ないなら唾でいいわよね」

「う、うん……ひうっんっ!?」

 友希那が、あこの尻を広げて菊穴に嘗めて唾液をローション代わりに塗り込んでいく。そして猫の尻尾型アナルプラグにも唾液ローションを塗ると、あこの菊門へとあてがった。

「あこ、力抜いててね」

「はっ、はっ、は、はいっ、わ、わかりましたっ」

 友希那があこのお尻にプラグをニュルっと突っ込む。

「はぅぅぅぅ───っ!?」

「はい、お尻に力入れて落とさないでね」

「はっ、はぅ……」

 あこに挿入した友希那は自分でお尻をムニっと広げアナルプラグを挿入した。

「んっ……、はぁぁっ、はぁぁっ……うぅ……。うふふ、可愛い尻尾」

 友希那は猫の尻尾を気分よさげに見ている。にゃーん、と独り言を言っている。

 紗夜の肛門にアナルプラグを挿入したリサは自分の分を持って悠二に近寄る。

「悠二さんっ、アタシの……、お願いできませんか」

 上目遣いで尻尾を渡してくるリサ。悠二はそれを受け取ると、リサの後ろに回り、上半身を曲げさせる。そしてヒクヒクと動いている菊門に尻尾をギュッと押し込む。

「はうぅぅ───っ……はぁっ、はぁっ……は、入りました……か?」

「みんな可愛いぞ、ほら、あこは燐子にこれを入れられるようにアレを処分してあげなさい」

 悠二があこに指さす先には、アナルプレイのまま尻を突き出したままぼうっとしてる燐子。もっと言えば彼女は肛門から垂れる精液。あこはふらふらと起き上がり、燐子の太ももとお尻に垂れる精液を嘗める。

「りんりん……。綺麗にしてあげるね」

 あこは燐子の肛門に口をつける。

「んぅん、ぢゅぶ……ん、んぅっ、んっ……ぢゅぷ……」

 あこは舌を蠢かし、精液を掻き出し、肛門に吸いつき精液を啜り飲む。

「ひゃっ、んぁっ、んむぅぅ……ふぐぅっ……」

 燐子の身体はアクメの余韻にビクビクと震えており、燐子の鈍く光る瞳は何も映しておらず、緩んだ口元から涎が垂れ流れていた。

 

 ◇◆◇

 

 Roseliaのメンバーと悠二がしばらくいちゃいちゃしていたとき、宇田川巴と白鷺千聖がやってきた。巴は妹がついに悠二のモノになったことを心から喜び、千聖も久しぶりに悠二に会えることを楽しみにしていた。

 巴も千聖もすぐに服を脱いで全裸になり、悠二やRoseliaが絡み合うベッドに上がる。Roseliaは全員、猫の尻尾型アナルプラグをつけている。

 彼の脇に控え胸や尻を触られている千聖とリサは、接吻を交えながら首筋や胸板を湿らせている。

「ああんっ、ぢゅるるる、ふぅ……ぢゅぼ、んふぅぅ……」

 雌犬の如く玉に吸いついて優しく転がしているのは巴。

「はあっ、んぁぁっ、れへぇぇ……ん……ふぁへぇんっ」

 陰嚢の皺を嘗め伸ばしているのはあこ。巴とあこの間で背筋を起こし、肉幹を口で捕らえているのは燐子だった。

「んぢゅ、んぶ、ぢゅぶっぢゅぶっ……ぢゅぼっ、んふ、んふうん……ぢゅるる……」

 燐子の頭が上下して、黒絹のような長く美しい髪がユラユラと揺れている。肉幹を口内粘膜が擦るたびに唾液が絡む音が広がった。

 投げ出されている彼の足は踵だけが床に付き、指の方には口や舌が寄せられている。

「あむぅん、ちゅるちゅる、ちゅぷん、んはあ……ぢゅ……」

 紗夜は左足の指を一本一本しゃぶっている。

「れろれろ、はあ……はあ……んへぇ、れる、れろぉぉん……」

 紗夜の横で友希那が右足の指の付け根、足裏を嘗め、唾液を塗り広げている。

 紗夜も友希那も目尻を垂らして恍惚としており、身体を桜色に染めて尻を振っている。彼の一部を嘗められるならば足であっても幸せだ、という彼女らの思いを示してした。

「んぐううう! んくッ! んくッ……んッ……」

 燐子は頭を止め、肉幹から放たれる白濁液を飲み込んでいく。白濁液の甘美な刺激に頭を白く灼かれ、鼻の奥に広がる生臭さに恍惚を浮かべながら顔を紅潮させる。彼女の全身には心地いい刺激が伝わっていた。

「んはぁん……濃いし……ぁぁッ、凄く多い……」

 燐子がチュポンと肉幹を放せば、玉から巴が舌を這い上がらせ、先端を咥え、残りの体液を搾り上げる。

 巴とあこは根元の方を執拗に舌で擦り、屹立する肉幹にメロメロになっている雌の姿を見せつける。

「もう全員飲んだかい?」

 胸板の突起を献身的に嘗めずるリサや千聖の髪を、ペットの毛並みを梳かすように撫でながら、悠二は確認する。恋人たちは全員頷いた。

 尿管清掃を施された肉幹の先に、三人の舌が集い合ってエラや裏筋を嘗め擦っている。

 左足では紗夜が足の甲に押しつけた唇をヌルヌルと滑らせ、右足では友希那が指先から足首の方へペロペロと舌を這わせている。

 悠二の自宅の一室では、桜庭悠二という王に七人の女が嬉々として淫らに侍っているのだった。

「次は下の口から注ごう。ベッドの縁に沿って四つん這いになれ」

「ああんっ……、はぁい」

 彼女らはベッドに上がって四つん這いになり、ベッドに沿って「コ」の字の形を作る。Roseliaの面々は悠二が邪魔だからと言ってアナルプラグを抜かせてある。ベッドの中央に膝立ちで君臨しているたった一人の男に向けて尻を差し出したような形になる。

「悠二さぁぁん……子宮に悠二さんの精液飲ませてくださぃぃ……」

 友希那が先陣をきり、股の下に右手を差し入れサーモンピンクの花園を開きながら悠二の方へ振り返る。友希那の慣れたお強請りに煽られ、残りの六人も彼女を真似て一本の男性器を求めた。

「悠二さぁぁんっ、オチンチン、オマンコにぃぃっ……」

「悠二さぁぁんっ、オマンコに、お恵みくださいぃっ……」

「悠二さんの精液、オマンコに欲しいですぅぅ……」

 七人の美女が悠二を囲み、片手で秘部をクパァと開きながら尻を振って彼との交合を求めている。どこを見ても秘部を露わにした尻を揺らして物欲しそうな顔をしている女がいる、その光景に、悠二は愉悦を感じずにはいられなかった。

「欲しい人は、お尻で挙手っ」

 悠二の命令に、全員が上体を低くしてヒップを強調させる。淡い色をしている七つの花弁とめどなく蜜を垂らして、ベトベトに濡らしている。

「よぉし……じゃあ、まずはお前からだ」

「んあああああッ……」

 右端にいた紗夜が餓えた雌の身体を肉棒で穿たれ、悦びに満ちた咆哮を上げた。

「ほはぁぁっ、悠二さん、ああっ、はひぃぃん! 大きいっ、オチンチン大きすぎぃぃっ、んううっ」

 紗夜のくびれた腰が両手で挟まれ、差し出している尻に腰のスイングが叩き付けられる。その都度肉の隙間をえぐり回す肉幹が紗夜の子宮を攻め、快感をまき散らしていく。

「まだまだキツいな。青い果実のようだ」

「あッ、あッ、もうッ、ああんッ! 悠二さんッ、イク! イクうううううッ!」

 紗夜が顎を浮かせた。彼女のウェーブがかった水色の髪が宙へ放り出され、落ち、止まない突き上げにまた揺れる。

「中出しはあとだ」

「くうううん!」

 紗夜の白い尻に平手を落とした悠二は、紗夜から肉幹を引き抜き、彼女の愛液ローションまみれになっているソレを横にいるリサへ挿入していく。

「あ゛ああぁぁぁぁぁッ!」

 膣孔に肉幹を突き立てた悠二が腰を埋めきり、ヅカヅカと肉境を開拓していく。根元まで飲ませたまま、腰をぐりぐりと押しつける。

 深い所を短い間隔で責め立てられるリサは、至福の快感を得て、立派な啼き声を上げている。

「ああッ、ひぃぃッぐ、ああッ! 悠二さんぁぁッ!」

 子宮孔に鈴口を密着させたまま、何度も歪めるように抽送を繰り返す肉幹。肉幹は潤滑油を塗りたくった肉襞に挟まれて隙間を悠々と往復している。

「ああ……気持ちいな。相変わらずリサの名器は素晴らしい」

「ありがとうございます! ありがとうございます!」

 快楽に酔いながらも、主に褒められて感涙に噎ぶリサ。悠二と交わり、彼に遊ばれることでリサは何度女の子に生まれて良かったと思い、自分を生んだ両親に感謝したかわからない。

 紗夜の柔らかくて濡れている隙間に指を突っ込み弄びながら、もう一方の手でしっかりとリサの腰を掴み打ちつける悠二。

 肉幹のピストンのスピードは上がっていく。掻き出される愛液はリサの股下に垂れていく。

「んあ゛あ゛! あああああッ──────!」

 深く突き立てられた肉幹から灼熱の飛沫が飛び、宙を仰いだリサは身体中に痙攣を走らせた。彼女の目と口は大きく開き、小さな舌が飛び出していた。射精が落ち着いていくとともにリサは白目を剥き、表情もだらしなく崩れ、恍惚が広がった。悠二は余韻を楽しみながら、リサの膣奥にまで肉幹を根元までぐりぐりと押し込む。

「あああ……凄く気持ち良さそうにマジイキしてる……」

 皆がリサを羨んだ。そしてリサに法悦を味わわせた悠二を崇めるように見つめ、捧げるように秘部を開き、尻を振る。

「んぉぉッ! ッッッ!」

 悠二はリサから引き抜いた肉幹を間髪入れずに紗夜の中へ埋没させ、リサとの違いを感じながら腰を打ちつける。

 紗夜の中に精を注げば、今度は三つ並んでいる尻の中から巴のものを鷲掴みにし、肉幹を突き立てる。

 ズポズポと穿てば横にいる千聖にハメ直し、絶頂へ導くたびに巴と千聖の肉孔をハメ比べ、千聖の中へ白いマグマを噴出させた。次は巴を、今度はいくら絶頂しようが穿ち続け、中で放つ。

 あこを突き、隣にある友希那の牝穴を指で嬲りながら登り詰め、子宮を歪めたまま白濁液を流し込む。燐子の膣穴を肉幹で蹂躙し、快感を貪り、子種を放った。

「悠二さんぁぁっ……悠二さんぁぁっ……」

 友希那の頬は、処女雪を夕陽が照らすように紅潮していった。美しい顔を切迫させて尻を振る。彼女が広げ続けている秘部から、白く濁る愛液の固まりが次々と滴り落ちていく。

 恋人たちは法悦にわななき倒れ込む。悠二は唯一崩れずに揺れ続けている友希那の尻へ、右手を振り下ろした。

「ひいん! あぁぁぁッ……」

 甘い声を上げる。そんなエロティックな啼き声を聞かせた友希那は、甘い電撃に撃たれた身体をビクビクと震え上がらせている。

「お前が掃除せずに誰が掃除するんだ?」

「ぁぁぁ……悠二さんぁぁ……」

 甘い吐息にも似た喘ぎは被虐の色に染まりきり、嗜虐嗜好が刺激されて彼の愉悦を心地よく燃え上がらせる。

 四肢を動かして向きを変えた友希那は、一時間も費やさず六人の雌を極楽へ導き未だ傲然と聳える長大な勃起に、舌をベッタリ張り付けた。

 身を横たえ膣からゴポゴポと彼の体液を溢れさせている六人の美少女。彼女らの愛液は当然のこと、種汁をも絡ませた肉幹を、友希那が根元から清めていく。彼女の尻は喜悦を表すようにフリフリと左右に揺れていた。彼女が悠二に尻尾を振らなかったのは、物理的に尻尾が存在しなかったからに他ならない。




燐子とあこのアナル責め、あこの燐子からの精液飲みはリクエストを反映させていただきました。ご協力いただきましてありがとうございます。
Roselia編へのご感想がありましたら教えていただければ幸いです!

今後の展開は考え中です。同じような堕とし方の繰り返し、ただエッチだけするお話のままでいいのか?(ラブ・ハンターについてわかる事実も出てきてはいますが)とも思い、マンネリ化は皆さんにも飽きられてしまいますから展開について悩んでいます。


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胡蝶しのぶ編
01 (エロなし)


評価バーが赤くなるよういつも頑張って書いてます!

リクエストがありました胡蝶しのぶをメインにした胡蝶しのぶ編がスタートします。この章では今まで躊躇していた設定も出してみる実験的な試みも含まれています。


 桜庭悠二がRoselia、宇田川巴、白鷺千聖とハーレムプレイをした翌日、堀北鈴音、一之瀬帆波を家に招いて一晩愛し合った。テンションが上がった悠二との交合は凄絶であった、鈴音と帆波は疲労困憊になり、そのまま眠り込んでしまって、起きても足腰立たなくないそうだった。

 流石にやり過ぎたと反省した悠二は、アイテムから精力剤を取り出して使うことにした。彼は精力剤を自身の肉幹に垂らし、それを二人にしゃぶらせた。お掃除フェラで精力剤を嘗めさせることで、鈴音も帆波も瞬く間に回復した。

 悠二は鈴音、帆波二人の肩を抱き、キスを繰り返しながらのピロートークを楽しんでいた。ただセックスをするだけで終わらない、この辺のケアを怠らないのは、悠二の美点と言えた。

 女性を満足させるのは、あくまで愛されてるという実感。肉体的な刺激はその手段の一つである。本人たちは悠二を喜ばせればそれだけで嬉しいのだが、悠二の心配りでより自分たちが愛され、大切にされていると思いまた愛情を深めていた。

悠二は左右に鈴音と帆波を侍らせて、ベッドの上でタブレット端末を操作していた。恋人たちから美人の情報を「恋人候補情報」として集めさせて、白金燐子にその取りまとめをさせているのだ。

 いずれも美しく掌中に収めたいと思う者たちばかりであり、だからこそ厳選は難航していた。

「やっぱりみんな綺麗だから迷っちゃう?」

「そうだなぁ、お前たちに教えてくれた娘らも、他のみんなが教えてくれた娘らもいいんだよなぁ」

ううむ、と悠二はあごを擦るようにして唸る。

「櫛田さんを推したのは私だけれど可愛いでしょう?」

 鈴音は悠二の胸に手を当てて、上目遣いで見上げながら聞いてくる。

 櫛田桔梗の人柄にはクラスのアイドル以外のものがありそうだとは思いつつも、悠二なら手懐けられるだろうし彼女も悠二の恋人になれることは嬉しいだろうと鈴音は思っていた。

「はんっ! ……んん、でも、可愛いと思うのでしょう?」

「まぁ、鈴音と同じくらいには」

「やぁ……うれしぃ……」

悠二は鈴音の細い腰に手を回して、抱き寄せる。

「ぁんっ……」

「可愛かった。可愛かったけど……」

「ダメだったの?」

「ダメじゃないんだけど……なんと言うか……」

 右手で帆波の腰を抱き寄せ、両手は左右の美少女の胸を揉みながら答える。

「他にもいい娘がいてさ、決定力不足なんだな……」

「あ~、みんな可愛くて誰から手をつけようか迷ってる感じ?」

「そうそう、そういう感じ」

 悠二が帆波の頭を撫でながら彼女の言葉を肯定すると嬉しそうに表情が蕩ける。

 悠二が持つ籠の数は三つ。SSR獲得ボーナス、創造、ガチャなどの機会もあって籠を増やせているがモンスターもどんどん捕まえているので籠は今後とも必要になる。悠二はアイテム欄を眺めてふと気づいた。

「そういえば宝籤(ロトリー)をまだ使ってなかったな。今度使ってみるか」

 そこで悠二は思いついて帆波にデスクに置いてあるスマホを取らせる。ラブ・ハンターを操作するとスマホのライトから赤い光線が照射されてアイテムを出現する。帆波たちは驚かず見ている。ハガキサイズの桃色の紙がベッドの上に現れる。

 

淫夢(マインドハックリラクゼーション)

このアイテムを渡された相手は七日間、プレイヤーを想いながら自慰をさせる。このアイテムは相手に渡した瞬間に消失(ロスト)する。プレイヤーの姿を知らない者に渡しても効力はない。

 

「これはモンスター以外にも使えるアイテムなんだ」

 七日間にかけて、相手にオナニーを強制するだけのアイテムである。レアリティもコモンである。

「……悠二さん。言っておくけど、私たちはそんなアイテムなくても、しろと言われればするよ?」

「まぁ、それは分かってる」

帆波の言葉に悠二は頷く。確かに恋人たちには不要なアイテムだ。悠二が命令すれば、オナニーをすることに躊躇いはない。そもそも……

「君はオナニーの様子を動画で送っていたことあったよね?」

鈴音の乳首ピアスを軽く引っ張りながら悠二が指摘すると、彼女は甘い声をあげる。

「あぁん、だって喜んでくれると思って……」

「確かに嬉しかった。帆波もわざわざ放尿する動画を送ってきたよね」

「ふふふ……また送るね」

じょろじょろじょろと音を立てながら放尿する動画が帆波から送られてきたのは、つい最近のことである。

「まあ、それはそうと、鈴音。これを桔梗に渡してみてくれ。アイテムの実験がてら反応を見てみたい」

オカズにしてオナニーを繰り返していた相手に捕獲されたときに、何か特別な変化点があるか興味があったのである。

「まあ、唾つけておく、みたいなもんだよ」

悠二は適当なことを言っているのだが、鈴音は至って真面目である。

「そうね、せっかく悠二さんの恋人になれそうなのに……もったいないわね。渡しておくわ」

 もったいないとは、これ如何に。悠二は苦笑した。

 

◇◆◇

 

 その日は幸先が良いと思った。ラブ・ハンターのアイテム宝籤(ロトリー)を使った。宝籤(ロトリー)はランダムに一個何かのアイテムに変身する。ガチャアイテムの中では最高レアリティに設定されている籠を手に入れることができた。五個使った宝籤(ロトリー)を使ったが籠をひとつ変えただけであとは悠二にはハズレなアイテムばかりだった。

 

「対魔忍というのはいつもあのぴっちりスーツを着ているんだと思ってた」

「ふふふ、流石にあんな格好で街中は歩けないわ」

 桜庭悠二は終業後、水城不知火と晩御飯を食べていた。不知火は対魔忍としての格好ではなくキャリアウーマンを装っていた。しかしスーツは彼女の妖艶な稜線を形作られ、非常に肉感的だった。

 二人で話し合った結果、悠二の行きつけの店である三軒茶屋の喫茶店に行った。そこの喫茶店はマスター自慢のカレーが美味い。不知火も気に入って貰えた。

 晩飯の後、ベタ惚れの不知火は、当然の如く、ただ悠二を帰宅させなかった。悠二の右腕には、柔らかい弾力。不知火の乳房だ。不知火はぴったりとくっついて悠二の腕を抱き、その胸の大きな膨らみを押し付けてきていた。感触はもちろん気持ちいい。まるで恋人同士の構図である。

 恋人同士での営みは、悠二の家ではなくどこかホテルを使おうと考えていて移動中のことである。ラブ・ハンターが反応した。

「ん?」

「え?」

 そういえばと悠二は思い出した。ラブ・ハンターの探索機能をオフにしていなかったのだ。

 不知火が反応したのはラブ・ハンターについてではなく、周辺で魔族の気配を感じたからである。

「どうしたの?」

「魔族の気配がかなり活動的になっているわ。まるで暴れているみたい」

「こんな街中でか?」

 悠二は顔をしかめる。不知火は今までの恋人との時間を楽しむ女の表情から、対魔忍としての表情に変わる。悠二が先程反応したラブ・ハンターを見れば、UR以上がいる方向は魔族がいるという方向であった。魔族というのは魔界の住人でありグレイフィアのような悪魔も大別して含まれる。もしかしたら、この反応が件の魔族であるかもしれない。

「ごめんなさい、私は行ってくるわね」

 対魔忍としては事態を確認しなければならない。不知火は悠二に別れを告げた。しかし、

「俺も行こう」

「! ダメよ!? 何があるか分からないわ!」

 完全支配されている不知火であっても、悠二の身に関わる危険ならば直訴する。唯々諾々と従わず、必要ならば箴言や忠言をする。これもひとつの忠義の形だろう。

「あちらには俺が探すものがあるかもしれないんだ」

 不知火がさらに言おうとするのを、悠二は被せるように言った。

「危なくなったら逃げるよ。危なくなったら俺は再来(リターン)を使う。君にもアイテムを使う権限を与えるから君の判断で危ないと思ったら再来(リターン)を使って俺を飛ばせ。勿論、君もそれで飛ぶんだ。

 

再来(リターン)

 行ったことのある住所に限るが、指定した住所へプレイヤーやモンスターを転移する。

 

 これはおそらくは捕獲したモンスターの家に向かうときや、帰宅するときに使うアイテムなのだろうが緊急非難のためにも使うことができる。

「……わかった。だけど、私の言う事には従ってもらうわよ」

「了解了解」

 悠二と不知火が向かった先には人通りが少ない路地裏だった。そこには異形の怪物がいた。悠二が見たことのある悪魔やファントムとは異なる禍々しい容貌。

 人体に歪んだ蛸にも似た生き物に酷似した頭部を持つ。溺死体のような膨れ上がった体に、皮膚の色はやはり溺死体のような濁った白色。指はほっそりとしたものが四本生えており、水かきが互いの指との間についている。太ももの辺りまでありそうな六本の長い触手を持つ。

「あれが魔族か! 脳喰い(ブレインイーター)みたいだ」

「いいえ、あれはブレインフレーヤー。それでも様子が私の知るものとは異なる……変異型?」

 ブレインフレーヤーとは次元侵略者のあだ名を持つ魔族である。あだ名の通り時空を操り、異なる世界を可能とする能力を持っていた。

 ブレインフレーヤーは片手に人間を捉えていた。紫に染まった毛先の黒髪を優美に結い上げ蝶の髪飾りをつけている女性だ。変わったことに蝶の羽のような模様の羽織を着ている。小柄な彼女には羽織はやや丈が合っていない。

「誰か捕まっている!?」

「わかっているわ! だけど、あいつがいるということは!」

 対魔忍スーツに着替えた不知火は薙刀──冷酷なるコキュートス──を振るい、自分と悠二に迫るいくつかの影を迎え撃つ。薙刀が縦横無尽に振るい刃の結界が異形たちを斬り裂き、叩き落とす。

 不知火の予想通りブレインフレーヤーが使役する妖魔ブレインドッグだ。その姿はまるで目のない褐色の大蛙だ、牛をも飲み込みかみ砕けそうな大きな口と牙。人間の脳を吸い取るための四本の触手を持つ奇怪な容貌である。表皮から生え伸びる触手を敵の死体に伸ばして脳漿を吸いとるという。

「まだブレインドッグがいるかもしれないから、私から離れないで!」

 不知火は薙刀を振るい水遁の刃を飛ばす蒼月刃をブレインフレーヤーに放つ。怯んだ隙に捕らえられていた女性がブレインフレーヤーの腕を掴み、足払いをして投げ飛ばした。柔道や柔術のような身のこなしは、柔道の腕前が黒帯である悠二をしても瞠目する技の冴えだった。

「うおっ、カッケーなおい」

「あの身にこなし、一般人じゃない?」

 驚愕する悠二や不知火を他所に女は追撃する。

 投げ飛ばされたブレインフレーヤーは路上をボールのように跳ねて転がる。女は腰に差した刀を抜刀する。その刀身は変わっていて、切っ先と柄付近を残して刃の部分を大きく削ぎ落した細剣のような特殊な形状をしていた。

「フゥゥゥッ!」

 ──蜂牙(ほうが)真靡(まなび)き!

 その女は一瞬でブレインフレーヤーとの距離を詰め、一突きにした。その刺突、足運びの迅速さは、対魔忍でも屈指の実力者である不知火をしても速すぎてしっかりと視認することはできなかった。

凄絶な一突きだったがブレインフレーヤーは躓き、転倒したことで辛うじて胸部を一突きされることから免れた。

「■■■■■■■■■■■■■■──ッ!」

 しかし、刀を掠めた腕を抱えてブレインフレーヤーは悶絶する。悠二には聞き取れない奇怪な言葉で罵るように呻いているようだ。羽織を着た女が追い討ちをかけようとした瞬間。女の身体が後ろに倒れる。

「何が!?」

「狙撃よ、伏せてっ!」

 不知火は即座に悠二を押し倒して彼を庇うようにして地に伏せた。羽織の女は狙撃されたことでぴゅーと血を噴き出して倒れた。

「■■■■■■■■■!?」

 ブレインフレーヤーは触手を鞭のようにしならせ、怪我を負った右腕を斬り落として逃げ出した。

 狙撃に警戒しながら、不知火と悠二は羽織の女に近づいた。蝶の精のような女だった。

 玲瓏とすみきっている美貌の女だった。大怪我を負っているにも関わらず、悠二は数拍見入ってしまった。この女性ことが、ラブ・ハンターが反応を示した対象だ。

「不味いわ、かなりの大怪我」

 羽織の女は首と胸から血が溢れていた。不知火が傷口を抑えているがこのままでは出血は止められないだろう。精気を失いつつある瞳が悠二の視線とぶつかる。

 悠二がラブ・ハンターを操作してアイテムを掌に出現させる。鶏卵サイズの赤い玉を白銀の蛇が包むように蛇体を巻いている。

「アスクレピオスの秘薬(ひやく)を使おう。これで怪我は完治する」

 召喚したアイテムが砕け霧散すれば赤く光るオーラが蛇を形作り、羽織の女を包み込み、消える。するとどうだろう、怪我は綺麗に治癒して死の気配が濃かった顔色もよくなり、苦しそうな息も穏やかになった。羽織の女は目を瞑り眠るように気絶した。

 大きな変化に不知火は絶句する。悠二が使用したアイテムは最高レアのアイテム。

 

アスクレピオスの秘薬(ひやく)

 どんな重症や病気でも、一瞬で快癒する。使用限度回数:1回

 

「こんな凄いアイテムを持っているだなんて流石だわ!」

「流石って何だい。それにアスクレピオスの秘薬はこれしか持ってないよ。兎に角、彼女をどうにかしないと……警察呼ぶか?」

 羽織の女の持ち物を確認していた不知火が首を横に振る。

「いいえ、ブレインフレーヤーと一緒にいたから恐らくは彼女はこの世界、この時代の人間ではないわ」

「……え?」

 身元を証明するものが一切なく、この世に唐突に現れた彼女を警察に引き渡すのは不味いと判断した。

「どうしようか?」

「ブレインフレーヤーについても調べたいし、この件は五車学園に連絡するわ。だから、この娘の身柄も私が預かります」

 五車学園とはかつては対魔忍の里と呼ばれていた町にある政府直轄の対魔忍育成機関である。不知火はそこに所属している。

「そうか、わかった。よろしく頼むよ」

「ええ、頼まれました。それに彼女についてもこの一件は私が巻き取りますので、会えるようになったら連絡するわ」

「いいのか?」

 勿論と不知火は嫣然と笑う。

「アナタが息を呑むほど魅了された美人さんだもの。可愛がることができるチャンスは作ってみせるわ」

 不知火にさも当然とばかりに言われた悠二は微苦笑をした。

「お見通しか、参ったな」

「当然よ。それよりどうする? アナタのおかげで怪我は癒えたことだし、運ぶ前に捕獲しておく?」

「そうだな、やっておくか」

 不知火は実に自然な様子で次元を超えた漂流者に対して酷な提案をするなと思いつつも、悠二は矢を放つ準備をして、横たわる羽織の女に矢を放った。

 

『捕獲に失敗しました』

 

 失敗した。悠二は嘆息した。ここ最近はSSRでも一回で捕獲成功していたが今回はそう上手くはいかないようだ。

「クールタイムが面倒くさいな……」

悠二はクールタイムが経過した後、再度チャレンジする。

『捕獲に失敗しました』

「またか……」

 さらにクールタイムが経過してから悠二は矢を放つ。

 

『捕獲に失敗しました』

「ええ……」

 悠二は困ったと頭を抱える。SSRを楽に捕獲してきたせいで運気の反動で失敗が続いているのかと考え始めた。思えば今までのように簡単に高レアが手に入るほうがおかしかったんだ。あと矢は二本。どうしようと悩みながらもさらに矢を放つ。

 

『捕獲しました』

 

「よしっ!」

「やったわね」

 悠二がガッツポーズすると不知火は優しく微笑んで彼を労った。悠二は羽織の女の情報を確認する前に、彼は女神のウィンクを使用する。このアイテムは所有モンスター数に応じて、捕獲したモンスターからのプレイヤーへの対人好感度が上昇するのだ。悠二が所有するモンスターは一六人。

 

レア度:UR 点数:90

氏名:胡蝶しのぶ

年齢:18歳

-

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(69)

身長:151cm

体重:37kg

3サイズ:B90/W59/H84

バストカップ:G

 

 九〇点と高得点。SSRに限りなく近いURである。体重はモデルや女優くらいでなければいないのではないかと思うくらい低体重だ。それなのにバスト九〇のGカップというボリュームは素晴らしいと悠二は思う。

 白蝋に似た顔や、しなしなとか細い身体に、妙に男をいらだたせる肉感的な翳があった。高得点になるのは納得の逸材である。

「この娘は胡蝶しのぶというらしい。ちょうどいい、しのぶの情報を確認してみよう」

 詳しい情報を悠二は読んでみる。

 古の昔より人食い鬼から人を守ってきた鬼狩りの組織である鬼殺隊の隊士の中でも、柱と呼ばれる最上級剣士の一人。「蟲柱」の称号を持つ女剣士。

 幼い頃に鬼に襲われ家族を殺されており、両親の仇討ちのため生き残ったしのぶと姉とともに鍛錬を積み重ねて鬼殺隊に入隊。その後、姉は鬼との戦いで戦死。姉の仇である鬼を、鬼たちの始祖鬼舞辻無惨を追い求めている。

 壮絶な経歴を持つことを知った悠二と不知火は驚き、さらにしのぶがやってきた世界に絶句した。彼女はこの世界の過去からやって来たのである。

「人喰いの鬼……そういう妖魔はいるけれど、鬼舞辻無惨、鬼殺隊どれも訊いたことないわね……」

「不知火でも知らないのか。そこも調べてみてくれないか? 捕獲したはいいけど、過去の人物だったらしのぶの記録もあるかもしれない」

「そうね、わかったわ。任せてちょうだい。それにしても……過去の人間を恋人にしても大丈夫かしら?」

「大丈夫じゃないか? 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でも過去の人間を嫁にしていたぜ?」




胡蝶しのぶ
第17のヒロイン。『鬼滅の刃』のキャラクター。

しのぶというか柱の戦闘力は不知火やアサギのような上位の対魔忍、ゼノヴィアや木場のような強力な悪魔の剣士、曹操(ハイスクールD×D)のような英雄派にも比肩する実力者として書いてます。

時代が異なるので当然ですが、↓の水柱の青年としのぶは面識はありませんが時間線は同じと想像して書いています。
https://syosetu.org/novel/221176/


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02 (しのぶ)

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 胡蝶しのぶの処遇については不知火から悠二へ、その日の深夜に連絡が入った。彼女が言ったように案件は不知火預かりとなりしのぶは芝浜にある対魔忍のセーフハウスで保護されることになったらしい。対魔忍の関係者に見つかることなくしのぶと会える時間を不知火は教えてくれた。

 翌日土曜日に悠二はその足で不知火からしてされた住所へ向かう。彼女が指定した日時は一五時。

 マンション一棟がセーフハウスになっている。悠二は指示された部屋に不知火としのぶがいた。

「いらっしゃい、アナタ!」

 不知火はまるで妻が愛する夫の帰りを迎えるような笑顔で悠二を迎えた。

「お疲れ様。あれからしのぶはどうだい?」

「色々と事情説明はしてあるわ。それと今後の方針についても調整したりてあっという間に一日が終わったわね」

 居間に通された悠二はしのぶと対面する。黒くキラキラと輝く瞳、柔らかく閉じられた愛くるしい唇。どこかあどけなさが残る一方で、不思議に妖艶無比といった感じの奇妙な美貌を持つ。

彼女は蝶のような柄の羽織を脱いでいるだけで、黒い詰め襟の軍服のような格好だった。

悠二と対面したしのぶは何か驚いたような顔をして、彼の顔を見入っていた。

「──」

「あの、どうしました?」

「あっ、いえ、何でもありません……」

しのぶは処女雪(バージン・スノー)をかためたような皮膚の下で、血管は灼熱し沸騰した感情の通路と化していた。彼女は女神のごとく柔和な笑顔で悠二に挨拶をした。悠二と接して照れているようだ。アイテムによる好感度上昇によって最初から彼女からかなり好意的に見られているはずである。

「不知火さんから伺いました。私が死にかけていたところ、助けてくださったのだと。とても貴重な薬を使っていただけたらしいですね。本当にありがとうございました」

 しのぶは丁寧に頭を下げて悠二にお礼を言う。

「いやいや、君が生き延びて本当によかったよ。撃たれたか何かで君がいきなり血まみれになったときはどうしようかと思った」

「あれは恐らくは、私が追っていた鬼の血鬼術……えっと、つまり、特別な力だと思います」

 追っていた鬼の血鬼術を見たことのあるしのぶはほぼ確信を持っていた。掌から強い圧力で射出した血を飛ばす攻撃をする鬼なのだという。成人男性の胴ほどの太さの生木や人体を切断するほどの血刃──高水圧カッターのように──にもなるが、一点に穿てるように飛ばせばライフル銃のように長距離から狙撃することができるのが厄介な点である。

「ブレインフレーヤーとの戦闘の最中に不意討ちを許すなどと不覚でした……」

 しのぶは無念そうに呟く。表情こそ悲嘆の相が出ているが内心はもっと強い怒りがあるのかもしれない。

 悠二はしのぶからの説明を受けた。彼女が鬼との交戦に入る直前、唐突に現れたブレインフレーヤーによって現代に転移されたのだという。既にしのぶから話を訊いている不知火は深刻そうな表情でいる。

「彼女からは転移されてきた鬼は一体だと確認されているわ。二体でも三体でもなく、一体である、と」

「鬼はわたしが飛ばされた近くにはいないようでした。この時代に潜伏して人を喰らう機会を狙っている、いえ、もう既に食べているかもしれない……」

 しのぶは画家がモデルにとのぞむほど形のよい手膝の上で握りしめる。

「すみません。わたしのせいで鬼をこの時代に連れてきてしまいました。鬼がいないこの時代に……!」

 不知火からこの世界には自分が知る鬼がいないことを知ってしのぶは安心したのだ。鬼殺隊は本懐を遂げたのだと、だからこそ鬼のいない世界に鬼が現れてしまったことに胸を痛めていた。

「君のせいじゃないよ。悪いのはブレインフレーヤーだ。そいつに関しても不知火たちが調べてもらっているから」

「そうよ、鬼退治は私も協力するし、ブレインフレーヤーについても調べているから帰還についてもわかるはずよ」

「お二人とも、ありがとうございます」

 鬼殺隊についての記録は今も調査中である。ブレインフレーヤーが残していった腕や細胞は五車学園で解析している。

 しのぶはセーフハウスで待機して、鬼が発見でき次第不知火とともに討滅するために向かうということになっていた。

 

 ◇◆◇

 

「不知火、磁力(マグネティックフォース)も使えるからすぐにここへ戻れるから、しのぶを家に連れて行ってもいいかな?」

「え?」

「いいわよ」

 呆気に取られるしのぶを他所に、悠二と不知火の間に合意が出来上がってしまう。

「あの、いきなりそう言われましても……」

 困惑して微苦笑するしのぶ。拒否、嫌悪よりも照れや困惑のほうが強い印象。

「しのぶちゃん、悠二さんがあなたにとってどういう人かわかるわよね?」

「……はい」

「昨日、俺は君の飼い主になった。それはわかるね?」

「……はい」

 緊張しているらしく声が硬い。

「私はいずれ、もとの時代に帰らなければなりません。ですから……」

「それはわかるよ。でもすぐに帰るわけじゃないからさ。今いる間だけ」

 悠二はそう言ってしのぶの手を取る。彼女は嫌がる様子はない。好感度が積極的(69)になっているため使命感や責任感で抑えてはいるが本音は悠二との交流は嫌っていないようだ。

 悠二は磁力(マグネティックフォース)を利用して悠二はしのぶを連れて自宅へ転移する。磁力(マグネティックフォース)ならばしのぶが行ったことのない悠二の自宅でも、プレイヤーかモンスターが一度行ったことのある場所へ、行ったことのない者でも同行させることができるのだ。

「入って」

「お邪魔します」

 悠二はしのぶを自宅に上げた。今日は一九時頃までは誰も来ない。それまではしのぶを集中的に可愛がることができる。悠二はしのぶを抱き締める。しなしなとか細い身体の肉感と胸の弾力が心地よい。流石はGカップ。

 しのぶもぎこちなくも腕を彼の背へ回して抱擁に応じるなど積極的だ。しのぶの心臓が早くなっているのがわかる。

 悠二はしのぶの顎を持ち上げてキスをする。美少女のキスは美味しい。こっちから一方的にキスするだけなんだけど十分楽しめると悠二は心が浮き立つ。舌を入れればしのぶはびっくりしたように反応する。大正時代にはこういうキスはなかったのだろうか?

 悠二が首筋に吸い付くとしのぶはふるふると身体を震わせ、歯を立てれるとびくんと身体を跳ねさせる。彼女の首筋から口を離せば、そこにあるのは紅いキスマーク。真っ白い肌に浮き上がる征服の印。俺のものだというマーキングだ。

 しのぶの羽織、詰襟の隊服を一枚一枚脱がせ、ズボンを降ろさせる。

「自分で脱ぎます」

「いいからいいから」

「ああ、もう! ……恥ずかしい」

 しのぶはさらしと(ふんどし)姿になった。悠二のイメージにあるような前垂れがある越中褌ではなく、布の角が直角のもっこ褌というらしい。端がずれていて股間に食い込みがあってマン肉が少し見えている。今まで出会った女性にはなかった格好で悠二は驚くと共に、昂奮した。

 脚は細いが鍛えられていることがわかる。それでも硬そうではなく柔らかそうで滑らかさがある。これは期待できると思った悠二は我慢できなくなってしのぶの股間に顔を押し当てた。

「やんっ」

 しのぶが可愛い声を出す。頬が太股に当たり気持ち良い。想像通りのなかなかの感触である。思い切り息を吸い込むとしのぶの匂いが鼻の奥に広がった。彼女の匂いは藤の花のような匂いだ。

 甘い香りと女の匂いが混ざった男を興奮させる匂いだ。悠二には好ましい匂いだ。悠二が手を回して尻を揉むと素敵な感触が伝わってくる。

 胸と違いさほど大きいわけではない尻は適度な柔らかさと弾力があり、悠二にはバックでやったときの気持ち良さが思い浮かぶ。匂いを嗅ぎ、それを堪能する。また同時に頬を太股に押し当てて感触を楽しんだ。

 顔を離して上を見ると、しのぶは微笑みながら子どもの悪戯を見守る母親のような微苦笑で悠二を見ている。

「よく見せて」

 悠二はしのぶに手を下げさせてじっくり眺めた。一周回って全身をくまなく見る。悠二は感動したように溜め息をつく。低体重で心配したが素晴らしいスタイルだった。身長一五一cmに対して体重三七kgではBMI値が一六というかなりの低体重である。だがBMIが低くても、体脂肪率によっては痩せすぎとはならない場合もある。彼女は特別鍛えられているので不健康というわけでもないだろうと悠二は思う。昨日の迅速な剣戟、巨躯の怪物を投げ飛ばす技量を見た悠二には尚更そう思った。

 それに大正時代は現代に比べ栄養価の高い食品が少なく、高カロリー・高タンパクを摂取できる機会は今よりも少なかったはずだ。それこそ洋食などは普及し始めたばかりなはずだ。しのぶとの雑談で洋食が珍しく食べたこともほとんどないとのことだ。

 しのぶのデータを見て分かっていたが彼女は巨乳でもデブ巨乳ではない。(ちなみに悠二の恋人たちにデブ巨乳はいない)肉付きは細いが胸は大きい。お腹も出ていない。

 (ふんどし)の紐が少しだけ食い込んでるのがエロスをかき立てる。そして手脚が長く、筋肉が鍛え絞られていて実際よりも細く見える。太ももはスベスベしてて、尻も大きすぎずプリプリ感がある。胸だけが大きい正真正銘の巨乳である。

 悠二は待望の生乳とご対面しようと思い、しのぶにさらしを取らせる。しのぶは片手で胸を隠している。

「手をどけて」

「恥ずかしい……」

 しのぶは少女みたいに恥ずかしがりながら手を下ろした。大きいが故に胸は少し垂れているけれども、これは仕方が無いことだ。しのぶの巨乳はグレイフィアのような釣鐘型のおっぱいの系統であると悠二は思った。巨乳は見事なまでの張りを持っていて、鎖骨の下から美しい球形に膨らみ、斜め上を向いた乳頭部は薄いピンク色。乳輪がやや膨らんでいて瑞々しい。普通の大きさの乳首とともに新鮮な感じがする。

 悠二は手を伸ばして乳房に触れた。

「あ……」

 しのぶがかすかに声を出した。

 柔らかさに悠二は感嘆する。この柔らかさは凄い。指に力を入れるとどこまでも沈んでいく。この胸ならパイズリがやりやすそうだと悠二は思い、期待で心が躍る。悠二は両手でゆっくりと芯まで揉み解しながら乳首を咥えた。

「んっ」

 乳首を咥えられて感じたしのぶが息を呑む。舌で転がすとすぐに乳首が硬くなっていく。悠二は片方の乳首をピンピンにすると反対側の乳首も咥えた。そして両方の乳首を硬くすると乳房を外側から押さえて内に寄せる。しのぶの胸ならば両乳首同時舐めができる。両乳首がくっつくくらいに近づけて同時に口に含んだ。

「あんっ」

 大きくて柔らかい胸じゃないとできない。悠二の恋人たちでもできる者は少ない。二つ乳首を同時に舌で転がしながら今後どう楽しむか悠二は考えた。彼はしのぶから離れてベッドで仰向けになった。

「俺の顔の上で四つん這いになって」

 しのぶは悠二のやりたいことがわからないが、彼の言葉に従った。ちょうど悠二の顔の上に乳房が来るように四つん這いになった。

 ──凄い迫力だな。

 目の前に巨大な肉塊が迫っている。しのぶは悠二がやりたいことを察して、高さを調整したことでちょうど乳房を咥えやすい高さになった。

 乳房の根元から絞るように揉みながら乳首を咥えて吸う。ちらと見れば鏡があり横から見ても実に見事な光景である。巨乳が垂れるやらしい姿はいつ見ても楽しい。

 悠二は乳首から口を離すとしのぶを前に座らせる。

 しのぶの股間へ片手を差し込み褌越しも撫で、もう片手は豊かで柔らかく、しかし張りのある乳房を弄び始める。

「……期待、したか?」

「そ、そんなこと……」

 乳首に触れないように指先で乳輪をなぞるようにしてやると、しのぶは段々に息を荒くしていく。もじもじと太股が擦り合わされはじめたのをみて、悠二は微笑む。

「どうした? 随分とせわしないじゃないか……」

「それは……悠二さんが……んっ……」

 悠二はしのぶを抱く力を強め、彼女の唇に自分のそれを重ねていた。唇そのものをついばむように吸い上げ、舌でその瑞々しい縁をなぞる。

「だめ……それ、だめです……」

「だめじゃないだろ?」

 僅かに開いたその唇に、悠二は舌を差し入れる。ぽーっと蕩けたような顔をして、しのぶはそれを受け入れた。

 悠二が彼女の舌を吸い上げるとびくびくと身体を震わせ、悠二が唾液を送り込めば懸命にこくこくと飲み干しては腰をわななかせ、舌を絡ませ合えばぎゅっと悠二にしがみついてくる。

「……もう一度聞くよ、しのぶ」

 悠二はしのぶを見つめながら、訊いた。

「……期待、してたんだろ?」

「…………はい」

 しのぶは恥ずかしさからか俯いてしまった。俯けば、彼女の真っ白な首筋は無防備に曝け出されてしまう。

 悠二のキスマークが残るその綺麗な線を舌で嘗めれば、しのぶは悠二の腕をギュッと握り締め、背筋を硬直させてから一気に脱力してしまった。息は荒く、肌は紅潮している。どうやらキスと首嘗めだけで達してしまったようだ。

 悠二は快楽に震えるしのぶに唇を重ね、その温かな咥内粘膜を舌でなぶりつくす。

 そうする一方で彼女の褌を脱がせて、その綺麗な裸体を露わにさせた。悠二は右手をしのぶの股間に伸ばす。柔らかな陰毛が手に触れる。しのぶの割れ目を押し広げるように開けると、親指と人差し指と中指を使ってクリトリスに優しく触る。

「ああぁっ」

 しのぶが驚いたような声を上げる。悠二はしのぶのクリトリスを三本の指でじっくりと愛撫し続ける。しのぶの割れ目の中はすでにしっとりと濡れている。

 悠二はしのぶの腋を見た。彼女の腋にはうっすらと腋毛が生えていた。

「そうか、まだ剃る習慣はなかった時代なのか」

「! ……おかしいですか?」

 日本人女性の腋毛処理は肩を露出させる「夜会服」を着るような上流階級の女性の間で広まっていったという。大正時代に発表された谷崎潤一郎の小説『痴人の愛』にも洋服を着るのには腋毛を剃らなければいけないと言及する台詞があることを悠二は思い出したが、上流階級出身者ではないしのぶが腋毛処理をしていなかったのは当然と言えた。

「そんなことはないよ。ほら、可愛いじゃないか」

 悠二が腋毛を指先で弄べば、恥ずかしそうにいやいやとしのぶは首を振る。それでも嫌がることもなく、しのぶはその豊かな乳房を悠二の眼下に曝し、脱力して彼の胸にもたれかかっている。悠二はしのぶの蜜壺に手を伸ばした。彼女の腰は大きく跳ねる。

 悠二が人差し指で媚肉の切れ目を撫でれば、しのぶは面白いように嬌声を上げ、太股を震わせた。

「ああ、いやぁっ……いやです、見ないで……見ないでぇ……!」

 頭をぶんぶんと振られようが、悠二の行為の妨げにはならない。彼は両手を使って亀裂を広げ、膣孔をぐぱぁと露出させる。何層にも重なった肉ひだを感じながら、悠二は一気にしのぶの濃密な匂いが漏れ出てくるのが分かった。

 悠二が中指を熱い膣孔へ触れると、ぬめりを持った愛液がじゅくりと溢れ出てきたのがわかった。

「あぁ……うう……入って……入ってきちゃ……やぁ……んんっ」

 悠二が中指を膣孔の中でお腹の側に曲げれば、しのぶは熱い溜息を吐き出す。悠二は指にねっとりと吸いついてくる媚肉をくにくにと押し広げながらゆっくりとマッサージすることにした。

「んっ……! あ……あっ、ん……」

 悠二は膣孔に中指を挿し込んで媚肉への刺激を続けながら、親指でクリトリスを優しく撫でてやった。するとしのぶは胸を大きく上下させながら嬌声を上げ、それが恥ずかしかったのか指を噛んでそれを押さえようとしている。

 ──もっと喘がせてやろう。悠二はそう思った。しのぶの陰核に口を寄せ、べろりと嘗め上げたのだった。

「や、やめください悠二さん!」

 これ以上ない程に明瞭な拒否の声を上げ、しのぶが体を起こそうとする。それまでの愛撫で得た快楽を全て吹っ飛ばすような切迫した声だ。彼女は悠二の頭に触れ、自らの陰部からどけようと必死に抵抗している。悠二は構わず続ける。

「だめです! そんな汚いところ、悠二さんが口を付けてよろしいところなどではありませんっ!」

 そういうことかと悠二は得心がいった。悠二は口による愛撫はまるで問題ないと思うのだが、しのぶの感覚としては男性が女陰に口を付けるのはかなりイレギュラーなのである。

 そんな時代的背景を有するしのぶの必死の抵抗は、悠二を深く想っているが故に起きたのだろう。

 しのぶの心遣い、悠二には正直嬉しい。嬉しいが――そんな固定観念は悠二の目指すしのぶ開発計画の障害でしかない。

 悠二は両腕でがっちりと太股を固定して抱え込むと、思いっきり愛する女の陰部にむしゃぶりついた。舌でクリトリスや膣孔の入り口を舐めまわすと、しのぶは激しく頭を振って悠二の頭を押し返そうとする。

「ん……あっ、だめ! ぁ、ふっ……! やめ、てくださ……!」

「言っただろ、しのぶ」

 悠二は舌先でクリトリスをぺろぺろと苛めながら、しのぶに言った。

「何も取り繕わず、無心に俺のことだけを考えろ。俺の事だけを感じるんだ。それに、お前が汚いはずもないだろう? お前が汚い女であれば、それを捕獲した俺の立場が無いだろうが」

「うぅ……だめです……だめぇ……」

 悠二の強い口調と言葉に気勢を殺がれ、しのぶの抵抗が弱まっていく。愛液の匂いは何かの花のような芳香で、味も花の蜜のようだ。今までにない特異な愛液だ。

 しばらく陰部を嘗め続けていたのでそろそろ舌が疲れてくる。しのぶの膣孔はとめどなく愛液をだらだらと垂れ流しており、ベッドは水を零したかのように濡れそぼっている。

 しのぶはすっかり快楽の底に落とし込まれ、相当にまいっているようだった。足を閉めることもできずだらしなく開き切ったまま、しのぶは口から涎を垂らし、その豊満な乳房を上下させている。

「しのぶ、可愛いぞ……」

「ゆうじさ、さん……あぁ、んんっ……!」

 悠二はしのぶにのしかかり、ぐじゅぐじゅ、どろどろになっている蜜壺に肉幹をあてがう。

「あ、あの……中に直接というのは……」

 酔いから少し醒めた様子で困り顔のしのぶに悠二は優しくキスする。しのぶもしっかりと悠二にキスを返してくる。

「大丈夫。ちゃんと妊娠が避けられるようにしてあるから」

 悠二はガチャアイテムである高級コンドームを使用している。生中出ししても避妊が可能である。

「……ん……あっ!」

 悠二はゆっくりと腰に力を入れる。しのぶの膣内に悠二の肉幹がゆっくりと挿し込まれていく。悠二の背中に回したしのぶの両手に力が入る。悠二は、そのまま肉幹をしのぶの膣内の一番奥まで挿し入れる。悠二としのぶは一つになった。

「大丈夫かい?」

「……はい……入った時は、痛かったですけど……今は、大丈夫です……」

 しのぶは、小さな声でけなげにそう答える。しのぶの美貌に嗜虐心を掻き立てられ、しのぶの唇に貪りつく。

 しのぶは悠二の吐息を口先に感じた瞬間に、ぐちょぐちょの唾液で満ちた咥内を開き、彼の舌を迎え入れようとする。

 悠二の肉幹はしのぶの膣内で滑らかに動く。しのぶは最初、痛みを堪えているようだったが、そのうち別の感覚が全身を襲ってきたようで、顔を赤らめている。悠二はまたしのぶにしっかりとキスをする。しのぶ悠二の舌に自分の舌を絡めてくる。

「ん……ぁ、ふぁ……! あ……ぁ……きもち……いい……あぁぁ……きもちいいよぉ……っ!」

 しのぶはすっかりと淫らな声を上げ、両腕で悠二を掻き抱こうとする。悠二はしのぶを抱きしめてから押し潰すように、その華奢な身体をより抱き締める。しかし、愛しの女はその圧迫感が嬉しいらしく、甘い吐息を零す。

「そうか、気持ちいいか!」

「きもちいい……いいっ、あ、あっ、ああ……イきます……あぁ……悠二さんで一杯になって……悠二さん包まれて……私は、私は……ああああっ!」

 ギュッと締めつけられる感覚を悠二は下半身に感じる。しかし微動だにしない肉幹に力技が効かぬと判断したのか、しのぶの媚肉壁はちゅぷちゅぷと勇壮な肉幹にまとわりついて淫らなおしゃぶりを始めていた。

 悠二はしのぶの瞳を見るが快楽によってすっかりと焦点をなくし、虚ろになった彼女の瞳は悠二を見ているようで見ていなかった。

 そんな彼女の妖しげな色気に、悠二は得も言われぬ喜悦を感じ、顔中を嘗める。じんわりと浮かぶしのぶの汗は何か花の芳香ように芳しく、蜜のように甘かった。本来不快感を抱くような蛮行を、しのぶはくすぐったそうにしならがらも嬉しそうに受け入れた。そして腰をわななかせ、悠二の小悠二をもっと奥へ、もっと奥へと誘い込もうとするのである。

 しのぶの鎖骨を悠二が撫でれば、しのぶは淫らで甘い喘ぎ声を零し、その淫裂で悠二の肉幹をぎゅうぎゅうと締めつける。そして、肩を撫でても頬を撫でても頭を撫でても、同じ反応が返って来るのだった。いまやしのぶの身体は高みに昇りつめ、全てを快楽に変更してしまうようになっているらしい。

 悠二はがっしりと腰を両手でつかみ、自らの下半身に思いっきり力を入れてしのぶの股へと腰を叩き付ける。

「ふぁ……! あ、あぁ……」

 部屋の中にはこれ以上ない程に淫卑な性臭と花の匂いが入り混じった、お香のように立ち込めている。その中で悠二は、ひたすらに腰を膣孔の媚肉にのみこすりつけていた。

 膣孔をペニスが通過するだけで快楽を得られるようにしのぶの身体を作り変えるくらいの気持ちで、悠二はしのぶとの交合に臨む。

「ああああっ、ふぁ……ひゃぅ……ひぃっ、うぁぁ、はぁぁ……!」

 しのぶの蜜壺はしっとりと優しく包み込んで、悠二の肉幹をきゅっきゅっと優しくあやすように締めたり嘗めたりしゃぶるように動いている。

「うぁ……ああ! いい……だめ……、あうう、いいの……だめぇ……ひぃっ……!」

 悠二の腕の中にいる大正時代の美女は、男の唾液や自らの汗にまみれ、快楽で蕩けきった顔で獣のように喘ぎながら、その美巨乳を震わせて、腰を振りたくっている。しのぶは牝獣のごとく喘ぎながら、その女陰を悠二の腰に擦りつけてくる。ほんの少し前まで処女だったとは思えない乱れっぷりである。

悠二はしのぶの子宮口にめり込ませ、陰茎全てをしのぶの中へ埋めたのだった。彼は我慢の限界を迎え、しのぶの奥底をぐりぐりと押しつけ、奥底を目指して激しく突き込んでいく。

「そろそろ、出すぞ」

「あ……ああああああっ……!!」

 しのぶの身体が硬直し、膣孔と媚肉壁がぎゅーっと収縮し、頭を呑み込んでいた蜜壺が吞み込んでしまう。悠二はもはや我慢することなく、盛大に子宮内へ白濁液を射ち放った。どくどくと悠二の精液が放出される音が聞こえてくるようである。

「ゆうぅ……んんっ……」

「しのぶ、よく頑張ったな……」

 悠二は初めてのセックスに乱れたしのぶに優しくキスを唇に落とした。ベッドは二人の汗や体液を吸い込んでぐっしょりと濡れそぼっており、このまま寝れば風邪を引いてしまいそうだった。

 悠二はしのぶをお姫様抱っこでベッドから持ち上げた。

「きゃっ」

 勇ましい女剣士とは思えない可愛らしい悲鳴をしのぶは発した。どうやら彼女の不意をつけたようである。悠二はしのぶを抱えて別室に運びこむ。

「ごめん、驚いた?」

「い、いえ少しだけ……。ああいうことをされたのは初めてでしたから」

 しのぶは悲鳴をあげてしまったことを恥じらう俯く。しのぶが主人を務める屋敷に住む少女たちには主人として振舞い、鬼殺隊では多くいる男性隊士たちの上に立っていたしのぶは、先程の悠二のような労わり大切にされる女の子のような扱いは初めての経験であった。未知の経験ゆえに思わず自分でも恥ずかしい声を出してしまったのだった。




しのぶの汗や愛液が花の匂いや蜜のような甘さがあるのは藤の花による影響です。そして、痛みや苦しみに耐える忍耐強さがあるしのぶでも、快楽や快感には弱かったという展開でした。
しのぶの下着事情に悩んだ挙句、ふんどし女子が欲しい!という欲望に忠実になりました。


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03 (しのぶ、桔梗)

今回はエロ少なめです。


 日曜日、悠二はしのぶのもとへ行く前に上野にある集会所に寄ったら見知ったプレイヤーがいた。三〇代半ばの男と高校生の少年だ。

 三〇代半ばの男はちゅーや。彼と最初にあったのば千葉県だったが、彼の仕事先は東京なので東京でも活動することは多いようだ。

上野の集会所には千葉、茨城、栃木、群馬からプレイヤーが集まることが多いらしいと、悠二は訊いたことがある。

 もう一人は高校生の少年。彼はアガサ。バレーボールの強豪校でも名の知れた選手らしく、身長は高く体格もよかった。モンスターは一匹しか捕獲していない異色のプレイヤーである。

「それにしても、アガサ君は変わっているよね。君もまだ若いんだしディックさんみたいに多くのモンスターを捕獲すればいいのに」

 アガサは照れくさそうに笑う。

「うちが気に入っちゃって他のモンスターにはあんまり興味が薄くなっちゃって……」

「だけど、俺に籠の交換条件に出した擬態(トランスフォーム)を出すくらいだし、ちょっとくらい興味あるんじゃない? ほら、擬態(トランスフォーム)一〇個」

 擬態(トランスフォーム)とは指定した対象へモンスターの姿を変えるアイテムだ。レアリティはSR。これを一〇個揃えられたら籠と交換することをアガサと約束していたのだ。

「わ、ありがとうございます! でも、擬態(トランスフォーム)はどっちかというと彼女とプレイの一環で愉しんでみたいというか、彼女本人だからこそ滾るっていうか……」

 アガサがもじもじと言いよどみながら、悠二と交換をする。悠二に呆れと賞賛が混じったような笑みを浮かべて見るちゅーや。

「凄いなぁ、ディックさん。今は何匹いるの?」

「えっと、一七匹です」

「一七匹! それは凄い。精力が強いんだな。レベルはいくつだっけ?」

「レベル六八です」

「六八かぁ、レベルアップに応じてプレイヤーの精力を上がるけどそれもプレイヤーの素質次第だし私なんかじゃ、到底一七匹は飼いきれないよ」

「俺だって無理ですよ……」

 絶句するちゅーやとアガサ。

「やっぱり多いんですかね?」

「多いね。一〇匹を超えるプレイヤーは少ないんじゃないかな」

「そういうものですか、ちなみに二人は何匹飼っているんですか? レベルも教えて欲しいです」

「俺は知っての通り一匹。レベルは五四」

「私はレベル八三。飼っているのは五匹だよ。これ以上は増やせないかなと思ってる」

 籠は初期に五、レベル一〇〇キャンペーンで一つ、レベル五〇ボーナスで一つ増えている。SSRを捕獲できればボーナスで一つ増えている人も多いだろうから八つ以上持ってる人が多いはずだ。しかし、五匹ということは籠を矢に変えて、SSRの捕獲に費やしているのだろうか。

「ちゅーやさん、もしかしたら籠や矢の交換が出来たりします?」

「ははは、言うと思ったよ。まあ、籠も矢もあるよ。SSRの捕獲をしたいから余裕は持たせている」

 悠二の思っていた通りだ。ちゅーやから交換条件としてアイテムを指定された。悠二は持っていたので交換が出来た。籠一つ、矢三つを交換で手に入れた。これで悠二は籠が三つ、矢は四本手に入れた。紗夜、あこ、しのぶのレベルを一〇にすればさらに矢は三本手に入る。

「いやぁ、こうなるとディックさんがどれだけハーレムを増やしていくのか楽しみになってくるよ。おっちゃんにはその精力が羨ましい」

「ご期待に沿える頑張りますので籠とかのサポートお願いしますよ」

 考えておくよと、ちゅーやは言って苦笑する。

「ちゅーやさんがディックさんに交換してもらった催眠スプレーって相手を命令に従わせるものですよね、何か育成に役立てられるんですか?」

「まあ、捕獲前にイチャイチャするためだよ。本番をしなくても相手を気持ちよくさせておくんだ。イカせた後に捕獲すると成功率が高いからね」

「えっ、そうなんですか」

 悠二は初耳である。アガサもそうだったようで驚いたようにしている。

「厳密に調べたわけじゃないけど、そういう気がするんだよね」

 その後、悠二は二人に一五匹捕獲したときのボーナスについて話した。プレイヤーレベルが七〇を越えているちゅーやはやはりフライアのリンゴを持っていた。既に手持ちの中でもお気に入りのモンスターには使用してるらしい。

「レベル七〇になればリンゴの作成限度回数は無制限だから、ディックさんは迷うことなくみんなに配ればいいと思うよ」

 雑談を交えて情報交換して、そろそろしのぶのもとへ訪ねるのにちょうどいい時間になったので、ちゅーやとアガサとは別れる。

 セーフハウスに向かう途中、先ほどのプレイヤー同士での会話を思い出す。イカせた後に捕獲すると成功率が高い。ならば悠二自身を思って自慰を続けてイカせたモンスターの捕獲の成功率は高いのだろうか。

 

 ◇◆◇

 

「……んっ……はぁ、あんっ!」

 寮にある自室で櫛田桔梗は自分を慰めていた。

「あっ、あんっ……! 乳首っ、気持ちいい!」

 桔梗は下着姿で床に座りながら、自らの秘所を指で弄んでは煩悶して身をよじらせている。

「あっ、ああぁあッ! 声でちゃうっ!」

 桔梗がオナニーに耽るようになったのは、つい数日前だ。堀北鈴音に見せられた画像の青年が脳裏に残り腹の奥がどんどん切なくなり衝動が昂り続けて、オナニーをすることで気を晴らそうと思ったのだ。

 学校の寮は防音がしっかりしているので、隣の部屋に聞こえることはない。それをいいことに桔梗はオナニーの際に乱れて声をあげている。想像では名前も知らない男に組伏せられて凌辱されたり、逆に恋人同士のような性交をしたりする妄想をしてオナニーをする。

「ああっ……! どんどん溢れてくる!」

 昨日はあまりにもオナニーをし続けてしまうので、それは不味いと思い桔梗はオナニーを我慢しようとした。それでも思わず秘所や乳房に手をやりそうなるので腕も縛ってみた。

 しかし、そうして気がついてみれば、桔梗はベッドの端に秘所を擦りつけて、浅ましくヘコヘコと腰を振っていた。頭の中はもう、画像の男のことでいっぱいになって腰を振っていたのである。犬のように口から舌を垂らし、さらには涎も垂らす様は発情した牝犬だった。自己を客観視したとき、桔梗は我慢することを辞めた。

「あひゃっ……あっ、はぁん! はぁ、あんっ!」

 桔梗はオナニーをしていると気持ちよくて頭が真っ白になる。快感に集中すると、何もかもどうでもよく思えて気が楽になる。

 無心に自分を慰めているときは、オナニーだと分かっているはずだが画像の男に愛撫されているような錯覚すらあった。秘所はビチャビチャに濡れているが、頭の中の男はそんな桔梗を見て優しく受け入れるのだ。 

「はふんっ……あっ、やぁん! はぁ、ひぅんんっ!」

 指で秘所をかき乱すたびに、いやらしい水音が室内に鳴り響く。床が愛液だらけになってるのだが、それが気にならないほどに桔梗は快感に集中している。

「あはっ、ンンッ! だめ……気持ちいいよ! ああっ……ふあぁぁ、これっ、とまらないよぉ!!」

 秘所をいじる指の動きが激しくなっていく。左手で乳首を捻り、右手で陰部をかき乱す。

「あひいいいいいいいんっ!」

 桔梗は一気に絶頂まで駆け抜けてしまった。気づけば潮を拭いてしまったようで、テーブルも愛液でびちょびちょだった。潮を噴くことももはや慣れたもので、失禁したまま放心してしまうこともあった。イクたびに漏らす癖がついたらどうしようと、桔梗は内心恐れている。

「あぁ……はぁ……!」

 画像の男を相手にしたオナニーはひたすら気持ちが良かった。もしも、本当にあの男とセックスができるならばこれよりも気持ちいいのだろうかと疑問を持った。

 学校で授業を受けるより、放課後に友達と遊ぶより、桔梗にはオナニーが一番青春をしている感じがする。

「初めては痛いって聞くけど……本当のところどうなんだろう」

 被虐趣味のない桔梗は痛いのは好きではない。しかし、オナニー以上に気持ちよくなれるなら我慢できると思う。

「───」

 陶然としていた桔梗の瞳に幾分か、理性の光が戻る。桔梗は絶頂すれば、頭がスゥッと冷静になって、それまでの自分の姿が急に恥ずかしくなってくる。男に貪られることを望むかのような、先程の自分自身に恥ずかしすぎて死にたくなってくる。

「何を考えてるの私は……!」

 羞恥で顔が赤くなりながらも、桔梗は再び画像の青年を脳裏に思い浮かべてしまう。

「ああっ、そんな……うぅ~っ」

 オナニーを抑制しようという理性の脆弱さに桔梗は嫌になる。それでもまた画像の青年をオカズにオナニーをすれば全てに解放された心地よさと妄想の世界に沈みこむ。だから桔梗はまたオナニーに耽ることになった。

「あはっ」

 蕩けた表情で快感に悶えながらオナニーを続けた。

 

 ◇◆◇

 

 しのぶが住んでいるセーフハウスに向かえば不知火に通してもらう。今は

「いらっしゃい、アナタ」

「こんにちは不知火。わざわざ出迎えありがとう」

「いいえ、アナタがやって来るのを楽しみにしているのだから気にしないで」

 語尾にハートマークがついていそうな言い方で不知火は言う。今日は対魔忍スーツであり、トレードマークであるウサ耳のようなリボンがある。年上ながら可愛いなと思い、悠二は不知火の頭を撫でれば彼女の瞳は潤みトロンとした眼差しになる。

「今日もしのぶちゃんと周ったのだけれど、収穫はなかったわ」

「そうか……、しのぶはどこに?」

「寝室にいるはず。実は私たちもついさっき帰ってきたばかりなの」

 不知火にお礼を言って悠二はしのぶに与えられた部屋に向かう。ノックをするが反応はない。鍵もかかっていなかったのでこっそりと開けてみる。

 しのぶは蝶のような模様の羽織を脱いだだけで隊服のままベッドに倒れこむように寝ている。隊服の胸元が大胆に開けている。かなり大きい双丘が黒衣に包まれていた。着替えや髪を解くこともなく、そのまま泥のように眠っているようだった。白くて眩しい乳房にドキドキする。

 悠二はラブ・ハンターでしのぶの好感度を確認する。好感度は八二。ラブラブに設定されている。だからこそ、これは許されるだろうか、と悠二は悪戯心と欲情が刺激された。

 黒衣に包まれていた大きい双丘。悠二は手を伸ばし、乳房の間に指を入れ乳首を刺激したり、全体の揉んでみたりして楽しんだ。

「んっ……!」

 悠二から与えられた刺激にしのぶは眠りながら反応する。悩ましげに柳眉を顰める。

「あっ、ああ……! んふ……!」

 しのぶの反応に悠二の下腹部が熱くなる。悠二はズボンを降ろし、肉幹を露わにする。

 悠二は肉幹をしのぶの乳房に挟み込むと、手で圧迫感を強めながら激しく双乳を揺らした。さらに、ローションを使ってしのぶの乳房で肉幹をしごく。

「うっ、くっ……」

 膨れ上がる快感、悠二は思わず眉を顰め、切なく声を震わせる。眠るしのぶに馬乗りになって行う一方的な行為は征服感を味わう。

 触れて揉むのは黒衣だが肉幹が挟まれているのはしのぶのスベスベとした絹にも勝る白い肌だ。しっとりと吸い付くような肌の感触は素晴らしかった。

 眠っている相手にパイズリをする経験は初めてだった。なんというか、楽しいことは楽しいのだが相手の反応を楽しめないのは残念である。しばらく眠っているしのぶでパイズリをした後……

「んっ!」

 悠二の口から短い呻き声が漏れて、肉幹ビクンッと脈打つ。噴き上がる白濁液。それはしのぶの顔にかかる。綺麗なものを穢したような背徳感があった。

「っ……、え! 悠二さん?」

「あ、おはよう」

「……悠二さん」

「あ、はい」

 精液塗れの顔で女神のごとく微笑むしのぶの笑顔が、いつもとは違う名状ことなる凄味を感じた。

「なんで私は精液をかけられているんですか? しかも悠二さんは私にのしかかって何故そんなことしているのでしょう?」

 いつものしのぶの笑顔は美女神(アフロディーテ)のようだが今は戦女神(ドゥルガー)のようだ。悠二はしのぶの上から降りて平身低頭誤った。

「……ごめんなさい」

 以降、悠二はしのぶから十分近く説教を受けた。

「またこんなことをしたらこうですよ」

 こう、と言いつつ、しのぶは笑顔で握り拳をぶんぶんと振る。ラブラブに設定しているからこそ、この程度に済んでいるのだろう。

 身支度をするということで部屋を追い出された悠二は居間で不知火とともにしのぶの支度を待つことになった。

 

 ◇◆◇

 

「あむっ……んふっ……ちゅぷぅ……はぁ……美味しい……」

 部屋に一人となったしのぶは顔に付着したまだ温かい精液を指で掬い取って口に運び無心になってしゃぶり取っていた。口に含ませ、咀嚼して飲み込んだ。中毒性付与が適用されているしのぶにとって、悠二の精液は甘美な褒美であった。生々しい臭いも官能を刺激する魅力的な香りである。

 精液を嘗めながらしのぶは下腹部に熱を感じていたが、それ以前に先程の出来事を振り返っていた。

──まさか、あそこまでされても気づかなかっただなんて。

柱の称号を戴くほどの大剣士が、悠二に害意悪意がなかったとはいえ就寝中、部屋に侵入されても気づかず、ましてや身体を触られて顔に射精されても気づかなかったとは。

 それほどまでに彼を受け入れていたのかとしのぶは自分が思う以上に、桜庭悠二が心の大部分を占めているのだと驚いた。

「だけど……私は帰らなければ……」

 もとの時代に戻り使命をまっとうしなければならない。鬼舞辻無惨を、十二鬼月を滅ぼすため柱である自分がいつまでもこの世界にいてはならない。

「あの人と一緒にいられるのも、僅かな時間でしかない。……わかっているのに」

 

 ◇◆◇

 

 その日の晩御飯は悠二の提案で月島にある彼の行きつけのお好み焼き店に行った。決してしのぶへの贖いというわけではない。不知火は急用とのことで不参加となった。

しのぶは不知火が用意した私服である。白のミニワンピース、スカートの下はレギンスを履いている。

「はーいおまたせ!」

「ありがとうございます」

店員から注文の品を悠二は受け取る。受け取った品をしのぶは興味深げに見る。

「美味しそう。楽しみです!」

「とても美味いよ。是非とも食べてくれ」

悠二の慣れた手つきで鳴るコテの音でジュウジュウといい匂いが立ちのぼる。しのぶの嗅覚が刺激される。

「悠二さん、ヘラ捌き上手いですね」

「ありがとう。友達に仕込まれたんだ」

「お友達ですか?」

「そうそう。大学時代に関西出身の友達がお好み焼き作るのがとても上手で、その技を叩き込まれたんだ」

「そうなんですか。凄いですね、手際がよくて驚きです」

「ははは、褒めても何もでないよ。まあ、仕切りは任せてくれ」

「はい、それではお言葉に甘えてお願いします」

 そう言ってやり取りをして、悠二は焼き始める。

「今日も不知火と共に鬼の調査をしたんだろう?どうだった?」

 しのぶは嘆息して首を振った。

「今日も空振りでした。疑わしい情報を辿っても魔族やはぐれ悪魔でした」

 交戦となってもしのぶほどの歴戦の剣士は未知の人外であっても見事に対応して、討ち果たして見せた。人への被害を無くせたのだから徒労ではないのあが、それでも追っている鬼ではないことに落胆していた。

「アスタロトという魔族と遭遇した時は流石に焦りましたよ」

 参ったとばかりに微苦笑するしのぶ。獄炎の女王とあだ名を持つ強大極まる魔族で、彼女が操る甚大苛烈な炎は、胡蝶しのぶ、水城不知火をしても僅かな隙でも命取りであった。

「そんな危ない奴がいたのか。二人が無事に帰ってこれてよかった」

「なんとかなりましたが、不知火さんが消し炭のようにされたのに瞬く間に元通りになったのは驚きました。あれは悠二さんが不死を与えたおかげらしいですね」

「え、消し炭!? そんな危ないことがあったのか。まあ、そうだな、確かに不知火には不老不死を与えたよ」

 悠二はフレイヤのリンゴを渡した経緯を説明した。

「不知火さんには失礼かもしれませんが、あの再生力は私の知るどの鬼よりも強いものでした」

 しのぶでは用意できないので実験はしていないが、そもそも細胞や骨までが炭化するほどの火力で焼かれても、鬼舞辻無惨の鬼たちが再生できるのか疑問である。

「やっぱり彼女にリンゴを渡してよかった……。不知火みたいに荒事に関わることが多そうな恋人たちには渡していたのは正しかったようだな」

 悠二は安堵したように息を吐くと、ちょうど一枚目のお好み焼きが出来上がる。取り分けて、しのぶに渡す。

 しのぶは取り分けられたお好み焼きを口に入れ「美味しい!」と声を上げた。

「気に入ってもらえて嬉しいよ」

「辛くなるが、このチャートマサラというインドの調味料をかけても美味しいよ」

 二人でお好み焼きに舌鼓を打ち、笑いあって会話をする様は周囲から見ても恋人同士に見えた。

「お好み焼き……もしかしたら、むこうにも似たようなお料理はあったかもしれませんが私は食べたことはありませんでした」

「そうか。気に入ってくれたら、向こうでも食べてみれくれ。鉄板があればできるからさ」

「そうさせてもらいます。私は元の世界に帰る。別れのときは、間違いなく訪れるのですから、この思い出は大切にします」

「……そうだな、君には帰るべき世界、果たしたい望みがある。それは、仕方ないことだな」

 悠二は見事なコテ捌きでお好み焼きをひっくり返した。悠二は彼女の経歴を読んだ時、しのぶをリリースしなければならないと思っていた。だがその時までは、こうしてしのぶとの時間を過ごしたいと願っていた。

「……この世界に未練がないわけではないんです。私はあなたに会えて幸せだったと思います。ですが、みんなを残してはいけません。姉を殺した鬼を私の手で葬りたい……」

 自分の決意は変わらない。しかし、しのぶは言葉にしたらふいに涙が出そうになった。自分は本当にここを去るのだ。何度も泣きそうになって息をとめた。この時間が大事で、しかし、流れて止められない……。




リクエストにありました「隊服を蜜璃みたいに胸元をあけて睡姦馬乗りパイズリ」のエロシーンを入れました!
そして、好感度上昇で元の時代に帰ることが辛いと思えるほどの心境に変化が現れている、という話でした。

しのぶ編なのにエロシーンは櫛田桔梗ほうが多くなってしまいました。鈴音や帆波が渡したアイテムによって、佐倉愛里、長谷部波瑠加、星宮先生なども桔梗と同じ状態になっています。獲物として唾つけられてますね。


■プレイヤー設定
アガサ
男子高校生。バレーボールの強豪校に在籍して部のエース。
モンスターを一人だけ愛している異色のプレイヤー。
プレイヤー名の由来は「アガサ・クリスティ」
※設定を変更してました


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04 (しのぶ、友希那、リサ、燐子、舞)

ついに評価バーが赤く!ランキング入りもできました。これも皆様のおかげです。今後とも『ラブ・ハンター』をよろしくお願いいたします。

胡蝶しのぶ編最終回です。前回の投票の結果、胡蝶しのぶの剃毛が決定しました。


 しのぶとの食事を終えて、セーフハウスで彼女と交わったものの明日もしのぶは調査をしなければならない。そのため少ししか彼女と愛し合えなかった。それでもしのぶが足腰が立たないくらいに疲れていたが、精力剤で濡らした肉幹をお掃除フェラさせたことですぐにでも回復することだろう。

帰宅途中に悠二はしのぶのステータスを確認した。

 

レベル:9

好感度:メロメロ(92)

 

 レベル9に上がっていた。レベル10になるのも近そうだ。しかし、その前にしのぶの帰還のほうが先になるかもしれない。

 夜、帰宅したあとも、三人の美女は全裸になって悠二に甘えている。

 友希那や燐子が嘗めている彼の足は唾液まみれになっている。リサは飽きる様子もなく、よし、と言われるまで肉袋や肉幹に舌を這わせていた。

 悠二はオフィスチェアに掛け、スマホを右手で持って弄っている。左手にはバーボンが注がれたグラスがある。

「うーん……」

 両足と逸物を女たちが喜色を浮かべて嘗め回している中、悠二は悩んでいた。ギブスンからの連絡についてた。

 自分が欲しい獲物を悠二が代わりに捕獲して、ギブスンが用意したモンスターと交換しようという内容だった。

(今、しのぶとのイチャこくほうが大事だし、みんなから集めた美人情報で捕まえたい獲物を見つけたばかりだしな……)

 彼は足元を眺め、バーボンを飲む。

 リサが濡れ光りに勇壮と屹立している肉幹に頬擦りをして挿入をおねだりしていた。友希那は足裏を嘗め、燐子は音を立てて小指をしゃぶっている。

「んふぅ……あんぅ、あんぅぅ……」

 リサがおねだりをやめ、肉幹の根元を唇で挟んだ。そのままジュルジュルと音を立てて唇を上下に滑らせ、頭をゆらゆらと動かす。それを肉幹の両側面は当然のこと、顔を動かして裏側や表側にも施していく。

 両足は友希那や燐子が塗った唾液にまみれている。彼女らはまた指を一本一本嘗め上げていったり、足の裏に唇や舌を擦り付けたりして、嬉しそうに尻を振っている。

悠二は、デスクにグラスとスマホを置き、空いたその手をリサの頭に乗せた。両足は浮かせていく。

 頭をお行儀のよい犬を褒めるかのように撫でられて嬉しそうに目を細めたリサは、ツヤツヤと光る唇を開いて肉幹に被せていった。友希那と燐子は彼の足を捧げ持ち、嘗めたりしゃぶったりを続けながら乳房にも擦り付ける。

 悠二の視界の下方には、上下に揺れるリサの頭が入り込んでいる。肉幹には生温かな口内粘膜に包まれている感触があり、その下にはさするように往復している感触もある。それらの感触はスローに肉幹を刺激し、じっくりと快感を生み出している。

 片足の裏には、柔らかくスベスベしたものが擦り付けられている。その感触の中にはコリコリした小さな突起がある。パイズリによる乳首が当たっていた。もう一方の足の裏にはペロペロと舌が這い回っている。

「それか紗夜やあこのときみたいに同時進行でモンスターを育ててみるかな……」

 モンスターをさらに集めたいという期待。恋人たちによって捧げられる快感と愉悦に、リサの口内で逸物が跳ねる。

「んぅぅん……んふ、んっ、ん、んふう……」

 リサは甘い声を上げ、腰を捩りながら、鼻息を荒らげて頭を揺らした。頬の紅潮がさらに広がり、瞳は蕩け惚れ惚れとして悠二を見上げている。

 リサの口から鳴るジュブジュブという音をはじめ、女のすすり泣く声や水音といった淫靡な音が絡まり合い、室内に広がる。

 その甘く爛れた空間に、SNSの着信音が響いた。

「ん?」

 悠二はスマホに手を伸ばす。美女たちは悠二の顔色を窺いつつも、各々がやるべきことを続けている。見ればギブスンから交換で提供するというモンスターの画像とデータが送られてきた。

「おおぉー……」

 悠二は思わず声が出てしまった。しかし恋人たちは、悠二がやめろというまで各々の行為をやめない。

多くの美女を侍らせている悠二でも感嘆するかなりの美人だった。

類稀なる美形。柔和な、大人しそうな顔つき。さらさらと靡く艶やかな髪、豊満で肉感的な肢体を持つ美女である。

 それで顔も凄いが体も凄い。妖艶なエロスが漂っている。服は胸元が大胆に開き、ミニスカートで白衣を羽織っている。真正面からではなく少し斜めから撮っているので胸が大きいのが分かる。ウエストはくびれていて、お尻の形も良い。それに脚もスラッとしているのが悠二の好みだ。

 そして、情報も見せてくれた。

 

レア度:R 点数:63

氏名:二条秋

年齢:27歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ傾向あり

好感度:

身長:166cm

体重:64kg

3サイズ:B103/W58/H92

バストカップ:K

 

 ギブスンの趣味から外れている故に点数は低めだが、彼も彼女が“イイ女”であることを認めていた。

ギブスン:これほどの美女で処女なんだ。処女を奪わず手もつけてない。鈴音みたいにノータッチなのは美味しいところだろう。

ギブスン:彼女を調教して処女を貰うというのはそそるんじゃないか?

ディック:こんな凄いの本当に良いのか?

ギブスン:勿論! あなたとはこれからも良い関係を続けたいからね。それにこれは僕の趣味から外れてる。

ギブスン:かなり前からスタート以来今日まで育てたけど、君になら渡しても良いよ

ディック:それはいいな。色々教えて優秀なモンスターにしたいな。SMとかとか露出とかアナルとか

ギブスン:いいね!じゃあ、取引成立だ。それで、捕まえて欲しいのはコレ

 

ギブスンは何枚かの画像写真を展開した。隠し撮りらしくきちんと撮影したものではないが顔は十分わかった。

名前は原村(はらむら)(のどか)。レズ寄りのバイセクシャルらしい。通っている高校以外にも、住所、通学経路と最寄駅、日常の行動パターンが書いてある。鈴音のときにも感じたことだがかなり詳細なまでに情報を集められていた。

 

ギブスン:できることなら好感度は三一から四〇の間にしておいてください。それ以下だと手間がかかりますからね。

ギブスン:代わりに交換の時に矢を一本つけますよ

ディック:まあ、試してみますよ。

ギブスン:助かる。よろしく頼む。期待してますよ。

 

 こうしてギブスンとの連絡は終わった。スマホをデスクに戻す。

「リサ、そこに手を付いてお尻を突き出して」

「は、はい、悠二さんっ……」

 命じられたリサはデスクに手を付き、悠二に向けて尻を差し出す。彼はリサの臀部を開き、肉壷に肉幹を埋没させ、心ゆくまで腰を打ち付けた。

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 

 ◇◆◇

 

 翌日の月曜日。悠二は在宅勤務を行っていた。定時後しのぶのもとへ行くためである。そのため、悠二は友希那たちに泊まり込むように命じて、深夜遅くまで悠二は愛撫して、彼女たちも朝から奉仕させている。彼女たちの影武者用にグレイフィアが用意した使い魔が彼女たちの代わりに学校へ通っている。

 もうそろそろ昼休憩という頃。芳ばしい香りが漂う。キッチンから食欲を誘う音が散り、胃袋を刺激している。

 キッチンで料理しているのはリサだった。サイズの合わない悠二のシャツだけを着てそれにエプロンを纏い、手慣れた様子で調理に取りかかっており、鼻歌まで聞かせている。

 部屋の主は、オフィスチェアに掛けてノートPCで仕事中だった。午前中の会議も終了して業務をこなしている。

 悠二の股座では当たり前のように友希那が跪いている。腿の外側には舞と燐子がいて、身を乗り出して肉幹を胸で挟み合っている。四つの乳房の隙間をから覗く先端付近には三枚の舌が這っていた。

 昨夜からの長く濃密な性の饗宴を終えても悠二は友希那、リサ、燐子を帰さず翌日も侍るように命じた。川神舞には朝早くから来訪するように命じたあったので彼女は忠実にそれを守っていた。

 彼の衣服を乾かして仕舞われていることはもちろん、愛液まみれになったシーツも今は綺麗な状態でベッドに敷かれていた。

「やあん、ぬるぬるぅぅ……」

 嬉しそうに呟く三人は、鈴口から溢れる白く濁ったカウパー氏腺液を仲よく嘗め取っている。亀頭や肉筒は彼女らが分泌する唾液が塗り広げられ、ヌラヌラと輝いていた。

 押し歪められた豊乳は我慢汁を搾り上げるようにゆったりした速度でしっかりと小悠二をさすっている。

 悠二は水筒を手に取り、ほうじ茶を飲む。

(困った。しのぶにどう伝えよう……)

 長い溜め息をつきながら、片手で友希那の頭を撫でる。

(どうしたものか)

 朝早く帰る紗夜を最寄り駅まで送り、交代ようにやってきた舞を迎えて家に帰る前に舞と青姦を楽しんで帰宅してみればスマホに不知火からのメッセージが入っているのに気づいた。その内容に驚き、どうしたものかと悩むものの答えが出ないまま業務が始まった。ちなみに仕事の最中、恋人たちは、股座には燐子、友希那、舞が侍り、背後に生乳を当てて首筋や耳を嘗めるリサがいた。

「舞」

「はい?」

 舞が先端の嘗めずりを中断して、胸を揺らしながら悠二を見上げた。

「午後に半休取ったからモンスターを捕獲に付き合ってくれ」

「はぁいっ、っっ、あはぁぁぁ……嬉しくてイきそうになっちゃいました……」

 舞は頬に朱を差して、艶かしく腰を捩る。

 彼女が羨ましいのか、友希那と燐子の舌が激しく蠢いて亀頭周辺をつつき回した。

「どんな娘なんですか?」

 悠二がスマホを取り出し、ギブスンから送られた和の画像を出したてスマホをサイドテーブルの方に置く。

 悠二は舞の片乳に側頭部を埋めて、舞は空いている方の手で彼の頭を抱き込みながら画像を見る。

「あ、可愛い」

「そうだな、可愛いよね」

 燐子の胸にさすられている肉幹が脈動を起こす。先端から漏れる液を、うっとりした顔で友希那と燐子が舌で拭い、彼女らの頭を痺れさせる。股間から愛液がしとどに漏れ出す。

「あたしと同じ歳くらい?」

「そうだな、高校二年生らしいよ。楚々として雰囲気は嫌いじゃない。だけど、これはあくまでもギブスンさんとの交換用。本命はこれ」

 悠二は秋の画像を見せる。

「凄い綺麗な人!優しそうだし、おっぱいも大きい……」

「ああ、エロくて美人だ。胸はグレイフィアくらいあるかもな」

 逸物が暴れ続け、我慢汁を湧かせる。

 友希那と燐子が恍惚としてそれを嘗めとり、腰を震わせ、ねっとりとした愛液を床に滴らせる。

 手探りに動く悠二の片手は友希那の頭を軽く押さえ、友希那はそれだけで甘美な刺激震えながら大きく唇を開いて男性器を潜らせていく。

「交換が楽しみだよ。まあ、好感度次第なら和を可愛がっていいらしい」

「あぁぁ、それってぇぇ……はああッ」

 乳房に舌が這い、舞は、もっと、もっと、とせがむように彼の頭を抱き込む。

「ああ、んぅぅっ、和って女子も骨抜きにしちゃうのぉ? レズっ気がある娘なのに……」

 乳頭に触れない悠二に、舞は髪を撫で付けながら胸を押し付けて刺激を強請っている。

「骨抜きにしちゃったらギブスンさんに嫉妬されちゃうけど、可愛がってもいいよな?」

「ぁぁ……はい……悠二さんがそう言うなら、アタシは……はうぅッ」

 尖った乳首を舌先で弾かれ、舞は一瞬踵が浮くほど身を跳ね上げた。その次は悠二に乳首を吸われ、母乳を飲まれて、膝を内側に寄せながらビクビクと震え上がる。股間は漏らしたかのように愛液で濡れていた。

 燐子はしっかり乳房を寄せ、肉幹を包みきり、上下に身体を揺らしている。

 友希那は銀灰色の髪を掻き上げて、彼女の唇が亀頭を甘く擦っている様子を見せていた。

 

 ◇◆◇

 

 その日、悠二はしのぶから鬼を倒せたと報告を受けた。鬼はしのぶにしてみれば強大な存在ではなかった。だから戦うよりも、慣れない土地で潜伏している敵を探すほうが大変だったらしい。

「よかったじゃないか。いや、本当によかった。人喰いの鬼がいなくなったのは安心だよ」

 しのぶを優しく抱き寄せると恥じらうような表情をするものの悠二を拒絶せず、悠二に抱き着いてくる。しのぶは自分の頬を悠二の頬に摺り寄せてくる。しのぶの髪が悠二の額に触れ、ちょっとくすぐったいが気持ちがいい。

「ありがとうございます。悠二さんが私を支えていただいたからです。本当にどれだけお礼を言っても足りないぐらいです。本当にありがとうございます」

「いや、しのぶが頑張ったからだよ。俺は何もしていない。未来に飛ばされて色々と大変だったのに、本当によく頑張ったと思う。しのぶはすごいよ」

 悠二は不知火にバックアップを頼んだくらいだし、あとはエッチなことをしていたくらいで感謝されるのもおかしいと思った。女の子にちやほやされるというのは気分よくなるが、正当な理由もなく褒められるというのは好きではない。

「でも、やっぱり悠二さんのおかげです。ありがとうございます」

 しのぶは目を潤ませながら悠二の顔をじっと見つめている。そして、ゆっくりと美しい目を閉じる。悠二はしのぶを抱き寄せると、彼女のきれいな唇に軽くキスをする。しのぶが悠二にしっかりと抱き着いてくる。しのぶの柔らかく大きなおっぱいが悠二の胸に密着する。悠二は自分の舌をしのぶの口の中に挿し入れる。しのぶの舌は絡みつくように悠二の舌を出迎えてくる。悠二はしのぶの舌の感触を存分に堪能する。

悠二はベッドの上にしのぶを優しく押し倒す。しのぶは嬉しそうに微笑んでいる。悠二はしのぶの着ている隊服をゆっくりと脱がす。白襦袢の下には、しのぶの豊かなおっぱいが、さらしで巻かれながらも存在感を誇示している。悠二はしのぶのおっぱいは何度見ても興奮した。ごくりと唾を呑み込む。

「あれ? しのぶ、腋毛を剃った?」

「は、はい……」

 しのぶは恥ずかしそうに俯く。

「不知火さんや他の方にも伺いまして、今の女性はこのようにするのだと。……変ですか?」

「いや、可愛いよ」

「! ありがとうございます」

 悠二はしのぶに腋を上げさせて、そこにキスをする。

「っ、やめてください。恥ずかしいです」

「いいじゃないか。スベスベだよ」

「シャワーを浴びていないので汗が……」

 鬼殺隊で畏敬の対象となる蟲柱がまるで市井の乙女のように恥じらっていた。

「しのぶの汗なら俺は好きだよ」

 くっつき合ったままのしのぶの髪の生え際や、腋の下にはじっとりと汗が滲んでいる。

 通常なら不快な臭いなのかもしれないが、少女の藤の花のような香りは、理性を麻痺させる不思議なフローラルになっていた。

 汗の匂いが心地よいのは悠二だけではなくしのぶも同じだった。臭いではなく匂い。汗のニオイの中にこんなにも人を興奮させるモノがあることを、しのぶは悠二と肌を重ねることでたっぷり教えられていた。

 悠二はしのぶの腰に手を回すと、脚絆のベルトを外していねいに脱がせていく。しのぶも腰を上げて彼が脚絆を脱がせるのに協力してくれる。しのぶは初めて抱いたときと同じように(ふんどし)をはいていた。しのぶは恥ずかしそうに腰をもじもじとゆすっている。凛然とした剣士としてのしのぶも魅力的だが、こうした初々しくて可愛らしいしのぶも魅力的だった。この二面性を知る男は自分一人であるという独占欲が彼の気分を高めている。悠二はしのぶの(ふんどし)に手をかけ一気に脱がせると、しのぶの恥丘に一点の曇りもないのが見えた。彼女は陰毛も全て剃っていた。

「きれいだ」

 思わずそんな言葉が悠二からつい口に出てしまう。しのぶの裸は、この数日間、何度も見た。だが、いつ見ても彼女の美しい裸体は彼の心をときめかせる。悠二はすぐにでもしのぶの下半身にむしゃぶりつきたくなる衝動を何とか抑え込む。襦袢を脱がせ、さらしも外す。しのぶの綺麗な乳房が現れる。その頂点には薄いピンク色の形の良い乳首がある。悠二は衝動のままにしのぶの乳首にむしゃぶりつく。

「あぁんっ……」

 しのぶがかすかな喘ぎ声をあげる。小鳥がさえずるような可愛らしい声だった。悠二は舌先でしのぶの右の乳首を転がしながら、自分の着ている服を脱いでいく。しのぶも両手で悠二が服を脱ぐのを器用に手伝う。そうして、悠二としのぶはベッドの上で二人とも全裸になる。肌と肌が直接触れ合い、しのぶの温かさを直接感じることができる。

「悠二さん、好きです。愛してます」

 しのぶは小さいけれどはっきりした声でそう言ってくれる。悠二も同じ気持ちだよ。

「しのぶ。俺もキミのことを愛してるよ」

「ああ、嬉しいです」

 悠二は、しのぶにもう一度深いキスをする。しのぶは自分から舌を絡めてくる。この数日でしのぶのキスは本当にうまくなった。しのぶはいつもまじめで一生懸命だ。彼女のほうからも別れるまでの時間を惜しんで、少しでも悠二を求めたいとい切望していた。

悠二はしのぶの頭を撫でながら、二人の舌が絡み合う感触をじっくりと味わう。しのぶの呼吸は段々早くなっていく。時折、しのぶが体を捩らせるので、彼女のおっぱいが悠二の胸にこすりつけられるようになる。その柔らか感触が、とても気持ちがいい。そのまま、しのぶの全身を味わい尽くいしたい衝動にかられる、

「私の中に入れてください。早く一つになりたいです」

 そう直截的にしのぶは言ってくる。数日前までの彼女なら決して口にしなかったような言葉である。悠二はしのぶの下半身に手を回し、割れ目の中に指を入れると、既にびっしょりと濡れていた。男を受け入れる準備ができている。悠二はしのぶの両足をゆっくりと押し広げる。しのぶも少しだけ腰を浮かせてくる。肉幹の先でしのぶの良く濡れた膣穴の入り口を焦らすようにかき回す。しのぶの腰が小刻みに揺れ動く。

「あんっ……。悠二さん、早く、早く入れてください……」

 しのぶは切なげにそう懇願してくる。焦らし続けるつもりはない。肉幹をしのぶの膣穴にあてがうとゆっくりと腰を沈める。俺のペニスがしのぶのよく濡れた膣穴に呑み込まれていく。

「ああっ、あぁぁぁぁぁぁん!」

 しのぶは肉幹を挿入しただけで軽くイッてしまったようだ。しのぶは反応がいい。悠二は腰を前後に大きくゆっくりと動かす。しのぶも甘いよがり声をあげながら、悠二の動きに合わせるように腰を動かしてくる。

「ああぁぁん、悠二さんが、私の中に、入ってる……嬉しい……気持ちいい、あぁぁ、あんっ」

 しのぶは甘く切なげな声を上げる。もっと気持ちよくさせてあげたいと悠二は思う。彼は腰の動きをさらに早くする。しのぶの喘ぎ声が大きくなる。悠二は腰をかき混ぜるように動かしながらキスをすると、しのぶは強い力で彼の舌を吸い込んでくる。しのぶは薄目を開け恍惚とした表情をしながら、彼の舌と唾液を吸い続ける。そして、しのぶは突然吸い込むのをやめると大きなよがり声をあげる。

「ああぁぁぁぁぁぁんっ」

 しのぶはかなり深くイッてしまったようだ。全身がガクガクと震えている。悠二の背中に回した両手でしっかりとしがみついてくる。しのぶのそんな姿も、悠二はとても可愛らしいと思う。

「しのぶ……本当に大正時代に戻りたいか?」

「戻らないと……。無惨を……ね、姉さんの……、仇を、討たない……いけません、から……」

 しのぶは愛しい男の体温を感じ、下腹部に刺激を受けながら誘惑に抗ってそう言った。感じる身体を意識から切り離し、心を責任感で満たす。自分は蟲柱だ。鬼殺隊の最上位の剣士。胡蝶しのぶの双肩には自身の命だけではなく多くのものが乗っているのだ。

「しのぶ、君はもう頑張らなくていいんだ……」

「悠二さんっ、そんなことを言わないでください。そんな、……んっ。私は、柱なんですっ」

「君は……」

 悠二は目を伏せる。静謐を湛える彼の眼差しは、しのぶは直感的に何か胸騒ぎがした。

「しのぶ、君は帰れないんだ」

「え……?」

 しのぶの頭が真っ白になる。悠二が何を言っているのか分からなかった。

「何、言って」

「そもそも、しのぶには帰るところなんてないんだ。元の時代にはちゃんと胡蝶しのぶがいるんだ。彼女は仲間と共に鬼と戦い続けていた」

「えっと、どういう、ことですか?」

「不知火が調べたんだ。君を連れてきた魔族。変異型ブレインフレーヤーは時間逆行して君を連れてきたわけではない、大正時代にいる胡蝶しのぶの影、鏡に映った鏡像を掠め取ってこの世界に連れてきたんだ」

「鏡像……偽物……なんですか、私は?」

「偽物じゃあない」

 悠二はまるで怒ったように言い切った。

「君は間違いなく生きている。記憶も精神もDNAも何もかも同じ、胡蝶しのぶに違いはない」

「……」

「不知火が鬼殺隊の記録を見つけたよ。産屋敷という名家のご隠居が保管していた。不知火が当主から閲覧を許されたんだ」

「! それは……産屋敷家が存続しているのですね。良かった……」

 しのぶは心より安堵した。この時代に鬼殺隊があるのか、無惨たちが存命しているのか滅亡しているのか、それすらもわかない状況だった。その中でも産屋敷が存続していたのは嬉しい知らせだった。

「お館様……輝利哉様の子孫でしょうか?」

「いや、その輝利哉さんらしい。一〇〇歳を超える高齢だが矍鑠としていらっしゃるらしい」

「よかった……」

 しのぶは眼頭が熱くなる。代々短命だった産屋敷の当主が長寿とは喜ばしいことである。

「ご隠居が持っていた文献では、鬼舞辻無惨は鬼殺隊によって討滅されている。そして無惨以降、彼のような鬼も出現しておらず鬼殺隊も解散したらしい」

「そうですか……! よかった……本当に!」

 喜ぶしのぶに悠二は労わるように微笑む。たしかに無惨を、鬼を、討滅するのは鬼殺隊の隊士として本懐である。しかし、それだけでは悠二の先程の言葉の真意がしのぶにはわからなかった。

「文献では胡蝶しのぶは無惨たちとの戦いによって戦死している。戦死した年月は君が記憶している年月よりもずっと先だった」

「……戦って死ぬのは本懐です」

「君が既に成し遂げた結果なんだ。君ではない君がその本懐を遂げた。でも、それはもう君とは関係のないことなんだ。だから、ここで足を止めて、休むことができる」

「うそ……」

「そして、不知火たちが変異型ブレインフレーヤーの細胞から調べた結果だ。やつが作り出した人物は“同じ世界”あるいは“同じ時代”に“同一の人が二人”存在すれば消滅する。君が大正時代に戻っても仲間たちには会えないんだ」

しのぶの黒くキラキラと輝く瞳は、茫洋と虚空を見つめていた。

「わ、わたしが偽者、別のわたしが、戦った……。か、帰れない……え、え……、でも、うそ、そんな、あ、あれ……、あん……あ、動かないでください……。あ、あ、あぁっ、わたし、あ、う、あ、あれ、あ、んあ、あ、う、ど、どうすれば、あ……」

 しのぶが受けたショックがどれほどのものか、悠二には想像することもできない。

 しかしながら、突きつけられた事実がしのぶの心を強く揺さぶっているのがわかる。彼女の心が急激に弱まっていくのを感じていた。彼女へ真実を告げ方を悩んだ末に悠二は、このような彼女に揺さぶりをかけて彼女の心を見えざる糸で絡めとるような方法に利用することだった。我ならが酷いやり方だと悠二は思った。しかし、彼にはしのぶを絶望させ自棄にさせたり、世界に孤立してしまったと思わせたりしない方法を知らなかった。多くの女性と関係を持ち、それは何人も侵すことができない不破の絆だとしても、それは冷徹な支配と隷属でしかないのだ。だからこそ、征服以外でしのぶを救う方法を悠二は知らない。

悠二は思いっきり膣奥を突いた。しのぶの身体が感じるところを、彼はすべて把握していた。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 しのぶが深く感じ、甘い嬌声を上げる。悠二がしのぶの耳元で囁く。

「しのぶ、気持ちいいかい?」

「ち、違うッ、違う違う違う、違うのぉっ、わたしは、わたしはっ、頑張って、帰って、み無惨を、姉さんの、仇をッ――――」

(だけど、それって意味がない? わたしが戦わなくても、問題ない? わたしじゃないわたしがもうやり遂げた。もう、すべて終わってしまった過去……?)

「あ、あれ、わたし……どうすれば、いいの、あ、んあッ、あ、ダメ、いや、あんっ! あ、あ、頭がおかひく……んひッ、ああ、あひゃっ!」

 心を縛る鎖が断ち切れていくのを、しのぶは感じていた。自分が元の時代から分かたれた存在で、元の時代にいる自分が蟲柱としての責務を全うして鬼舞辻無惨たちを討滅した。そして、元の時代に存在できない自分は仲間たちと再会することもできない。

 ぼきり、と何かがへし折れた音がしのぶには聞こえた。

「ひぎ―――あはぁ!」

 しのぶは蕩けた笑顔を浮かべた。

 肉幹が容赦なく膣を突く。その快美恍惚によりしのぶの頭が沸騰して白く染まる。喪失感、虚無感に抉られた心に染み渡る至上の快楽だった。

再び悠二がしのぶの耳元で囁く。

「しのぶ、気持ちいいかい?」

「うん、うん、気持ちいいですぅ……気持ちいい……もっと、もっと、欲しいぃ……」

 しのぶは両足を悠二の腿に回し、匂い立つ腕を悠二の首に回し、全身にしがみついてくる。白蝋の裸体は悠二に縋りつくようだった。悠二はさらに何度も腰を小刻みに動かし続ける。しのぶの膣の締めつけは悠二の下半身にも快美な感覚に満たされ気持ちが良い。しのぶのしがみつく力がさらに強くなる。

「あぁぁぁん、ダメェ、ダメですぅ、また、私だけ、イッちゃうぅ……あぁぁぁぁぁんっ!」

 しのぶがひときわ大きなよがり声をあげる。舌を突き出し、瞳が上がりかける。

「ああっ、しのぶ、俺も気持ちがいいよ。俺もイクよ」

「嬉しいっ! 早く、早く来てぇ。一緒に、一緒にイきましょうっ……あぁぁぁんっ」

 そして、悠二としのぶは同時に絶頂に達する。ものすごい快感が悠二を襲う。悠二はしのぶの膣の最奥に大量の精子を注ぎ込んだ。しのぶも、目をぎゅっと瞑り体を震わせながら、全力で悠二にしがみついてきた。悠二もしのぶの快美妖艶の肉体をしっかりと抱きしめ返した。

 

 ◇◆◇

 

 悠二としのぶは繋がったまま暫くじっとしていた。絶頂から徐々に理性がもどってきた。快感の奔流に理性を押し流されたしのぶは、だらしのない表情を浮かべていたが彼女も徐々に正気に戻った。

「ああ、しのぶ、ごめん。俺、気持ち良くてぼうっとなってた。重くなかった?」

「はい。大丈夫です。私も気持ちよくちょっと眠っていました。悠二さんとこうして一つになったままいられて幸せです」

 しのぶは女神のように微笑みながらそう答えた。悠二はしのぶを愛おしく感じ、頭を撫でながらぎゅっと抱きしめた。

「しのぶ」

「は、はい」

「君はどうすればいいのか、とさっきは言っていたね。俺のものになるってくれないか? 俺だけのために生きると」

「はい……、はい……、誓います。わたしは、悠二さんのものになります」

悠二はしのぶを愛おしく思う気持ちが昂り、しのぶの体の中で、悠二の肉幹がむくむくと大きくなっていく。

 しのぶは嬉しそうに笑っている。その笑顔は今までにない、ぞっとするほど妖しい美しさに見えた。

魂が砕け、裂けて生まれた虚無は快楽に満たされ、内に抑圧していた悠二とともにありたいという願いに素直になることができた。胡蝶しのぶが生まれ変わる転換点(ターニングポイント)になった。蝶のように舞い、蜂のように刺す女剣士は、艶麗(えんれい)極まる妖花のごとき女性に変化(へんげ)していった。

今夜、彼女の設定には何も変更を加えていない。しかし好感度が一〇〇に上昇し、しのぶ自身の意思で《完全服従》に変わっていたことを悠二が知るのは、翌朝のことだった。

「ああ、私は幸せです。悠二さん、私、胡蝶しのぶはあなただけのしのぶです。私の身体でたっぷり楽しんでくださいね」

しのぶの、魂の白炎が、その清麗妖艶を極める女体から立ち上っているようだ。

 白い蛇のようにくねる四肢、痙攣する胴、波打つ腰、赤い唇をひらいてあえぐしのぶ。

美女神(アフロディーテ)のようなしのぶの濃厚さ、執拗さ、淫蕩さを、悠二は大いに楽しんだ。しのぶほどの女丈夫の心を得ることができたことは、男としてこの上なく栄誉なことだと思う。彼にはまるで白蛇に巻かれ、炎にあぶられるような夜であった。




胡蝶しのぶ、快楽堕ちそして悠二の恋人に転生!
今回の胡蝶しのぶ編は終了しますが、もしかしたらしのぶの現代での処遇についてとかもうちょい追加するかもしれませんが、次のヒロインのパートで入れる予定です。
今後は原村和、二条秋、他にも登場させたいヒロインもいるので次の話の構成は考え中です。

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05 (しのぶ)

前回でしのぶ編最終回と書きましたが、リクエストいただいた内容がまだ書けていませんでしたので追加します。

リクエスト:ナース服を着てパイズリ・本番ありのおっぱぶプレイ
あと+でアナル開発も書いてみました~


 ブレインフレーヤーが連れてきた鬼を倒したあと胡蝶しのぶは悠二のいる世界で生きることになった。不知火が働いたことでしのぶは現代日本での戸籍を手に入れた。

 その後、しのぶの住居だがそこは悠二が住むマンションとなった。マンションはグレイフィアによって元の住民たちは退去して、悠二や恋人たちが淫蕩に耽ることができる施設、魔界や冥界の勢力からも悠二を守れる城塞となっていた。

 しのぶはマンションの一室を与えられたものの、以降ほぼ毎日悠二の部屋に入り浸ることとなる。

 

 悠二の寝室の扉が開く。

「仰る通り、着替えてみました。似合いますか?」

 胡蝶しのぶは、悪戯っぽくも、ひどくいやらしい笑みを浮かべて。その場で一回転した。

 ──……うお、すごい格好だな。と悠二は感嘆する。

 その姿はナース服である。ただしマイクロミニの、胸元がハートにくりぬかれている卑猥なデザインのもの。白のストッキングを同じ白のガーターベルトで吊っている。ナース服の下で、ノーブラで重たげにぷるんと揺れる乳房と乳首が浮き出てはっきり見えてしまう。

 男の獣欲を煽るような姿と媚びるようなしのぶのアピールする姿に、悠二は思わずごくりと唾を飲む。

「綺麗だよ、しのぶ。とても似合っているよ」

「ありがとうございます」

 しのぶは微笑みを湛えたまま崩さないまま、悠二の前に跪いた。そのまま、ズボンのチャックを口に挟んで、器用に下ろしてしまう。もはや慣れた手付きでズボンを脱がし、膨らみつつある小悠二をぽろんと露出させると、端麗な唇で、グロテスクな肉幹をぱくんと含む。

「おぅっ」

「ん、じゅるっ……ちゅ、ちゅぅっ……んふっ……」

 数日間の悠二によって教育された、巧みで激しいフェラチオ。美しい女が、頬をすぼめて、上目遣いにおしゃぶりをする光景は、それだけで男を興奮するものである。それが、愛する女の貪るように肉幹を嘗め、口で吸うのだから様子なのだから昂奮を禁じ得ない。

 蝶の飾りをつけ、結い上げた艷やかな黒髪に両手を乗せ、肉幹をしゃぶらせるのは、まるで女を性の道具として扱っているようだ。美麗な女の口が、はしたなく動いては、じゅぷじゅぷと卑猥な音を立てる。熱心に奉仕しすぎたのか、口元から垂れた唾液がハートにくりぬかれているナース服の胸元にこぼれ落ちていた。

「ぷはっ……んっ、大きくなってきたぁ…………ああん、んちゅ、ぢゅる、はああ……」

 ぬぽっと肉幹から口を離すと、彼女は期待しきったような目で男を見上げた。

「あー、いいぞしのぶ……すごくいい……」

「はむ、くちゅ、ちゅう……ぷはっ、そうですか? ありがとうございます。じゃあ、おっぱいも使って気持ちよくしてあげますね」

 ナース服をはだけさせ、Gカップの乳房をむき出しにする。立派な果実が作り出す、白く柔らかな谷間へと、勇壮と屹立した肉幹を導いて、むにゅっと挟み込む。

「あはっ、先っぽが、嬉しそうにぷっくり膨れてますね。はむ、ぬちゅ……」

 左右から乳房を押しつけ、むにむにと乳圧で肉幹をしごきながら。端麗な口で亀頭を嘗め、先走りを嘗め取っては、美味しそうに啜る。

 献身的なパイズリする様子を悠二は愛おしく感じ、悠二はしのぶの、黒い髪を何度も撫でた。滑らかで、生命力に満ちた、紫に染まった毛先の黒髪。

「ありがとうございます。もっと頑張りますね!」

「おうっ」

 左右から乳房を押し当てつつ、上下にも動いて肉幹を擦り上げる。まるで膣に入れているような錯覚すらあった。

「しのぶのおっぱい、凄く気持ちいい」

「そうですか? もっと頑張ります」

しのぶは言いながら、肉幹をしごく手は緩めない。弾力たっぷりの乳房が、ぷるんぷるんと弾みながら、上下に行ったり来たりする。むにゅり、むにゅりと形を変え、肉幹を挟み込む豊満なバスト。その狭間で、悠二は絶頂に達した。

「あっ、出ましたっ」

 どぴゅどぴゅっと乳房のあいだから白濁液が飛び出して、麗しき女剣士の髪の毛を、顔を、汚していく。降り注ぐ熱液を、しのぶは避けることもせず、嬉しそうに受け止めた。

「すごい匂い……」

 べったりと顔にかかったザーメンを、うっとりとした恍惚の表情ですくい取り、口に運んで、ちゅ、ちゅっと嘗め取っていく。悠二は射精の余韻を楽しみながら、その光景をゆっくりと楽しんだ。

 そして、しのぶはその場でころんと床に転がり、自分から脚を宙に浮かせる。丈の短いスカートの奥に覗くのは白の下着。それがまた、股間を覆っていると言うよりは、股間に挟まっているような、紐も同然のエロティックなショーツである。

しのぶの痴態を見て悠二は心が躍る。ガチャアイテムである浄化(クリーニング)で彼女に付着した精液を除去し、彼はショーツの両端の紐をほどいて、ショーツを床に落とすのだった。

「いやらしいな。ここが、ひくひくいって、肉幹を欲しがってるぞ」

「はい、そうなんです。悠二さんのおちんちんが欲しいんです。ここに入れてください。ね?」

 M字に開脚して、口を開いた秘所を恥ずかしげもなく見せつける姿に、悠二は遠慮なくむしゃぶりついた。前戯もなしに、いきりたったモノを女の穴に宛てがって、ずぼりとはめ込んでしまう。

 はしたなく内部を潤ませながら、柔らかな襞が広がって、いきなり突き込まれるには大きすぎる肉幹を、身体の奥まで滑り込ませる。

「ああんっ、すごぉいっ! あん、んんっ!」

 しのぶは思いきり大きく、はしたない嬌声を上げて、男の背に手を回し、縋り付いた。悠二が覆いかぶさると、美麗な肢体は押し潰されるようにひっくり返り、男のなすがままになる。

 豊かな乳房は胸板に押し付けられ、上昇する互いの体温を感じながら、ふたりは奥深いところで合体した。肉幹は、もう根本まで突き込まれていて、下腹部がぴったりと重なり合っている。

 獣のように上になって、滑稽な形で、腰を上下に動かしては、気持ちのいい穴を行ったり来たり。

 淫蕩に耽る女の貪欲な穴に肉幹をぬきぬき、切迫しつつも甘く喜ばしい運動に没頭する。

 ベッドに背中をつけ、両脚で宙を蹴りながら、しのぶは歓喜の声を上げ続けた。全身を馴染む肉の悦びを享受していた。

「ああ、んんっ、ふぁっ! もっと、もっと乱暴にしてっ! 私のこと、壊れるまで突いてぇっ!」

「くうっ、すごい締めつけてくるなっ」

 恍惚の中で、彼女は叫ぶ。ただ、オスと繋がり合う喜びと、流れ込んでくる、生々しくも圧倒的な力に翻弄されて、夢中で男のモノを締めつける。きゅうきゅうと、膣襞に肉幹をしごかれ、悠二は搾り取られるように絶頂へ導かれた。

「ああ、いいぞっ、一緒に気持ち良くなろうっ!」

「お願いします、私のはしたない穴に、あなたのモノ、流し込んでっ!」

 美女の恥部へ溜まった白い灼熱を吐き出す。熱く滾った迸りが、膣内に弾け、流出するのを、しのぶは恍惚な気分で受け止めていた。

 自分の腹に、熱くて、どろどろとしたモノが、自分に所有物としての刻印を刻まれたような気分となる。

 悠二は最初の放出を終え、しのぶの顔を覗き込むと、その瞳はどうしようもなく淫らに蕩けてしまっていた。

「悠二さん、ね、キスしましょ? もっと繋がっていたいの」

 燃え上がった情欲に突き動かされ、悠二は求められるままに唇を重ね、舌を絡ませながら、もつれ合って床を転がる。熱く、淫らな夜の始まりだった。

 

 

 ◇◆◇

 

 悠二が取り出してきた道具を見てしのぶは驚いた。

「な、なんですか、これ……? デコボコしてるっていうか、イボイボがついているんですが……」

「これは大人のおもちゃだ。お尻の穴で、気持ち良くなるのための道具だ」

 いくつも連なり、次第に大きさを増すシリコン製の球体それぞれに小さな突起が

規則正しく並んでいた。

「これで君のお尻の穴をいじるから気持ち良くなってもらいたいんだ。まずこれで気持ち良くなってもらいつつ馴染ませて、尻穴の処女ももらいたいんだ」

 しのぶは華やかに微笑んだ。

「まあ、私の処女はお尻の穴の処女も奪っていただけるのですね! 頑張ります!」

「ありがとう。それでは、ベッドに手をついて前屈みになってくれ。尻穴にこれを入れるからね」

「あ……。は、はい……。お願いします……。入れてください」

 恥じらいに頬を染めつつも、悠二の指示通りに動くしのぶ。

「しのぶのお尻の穴、もうヒクついてるよ」

 悠二は尻肉をわけてアナルを視る。色素の薄いピンク色のアナルが綺麗だった。彼は舌でヒクつく可憐な蕾に押し当て、皺の一つ一つを伸ばすようにグリグリと菊門を捏ねてやる。

「はぁん……! へ、変なカンジ……。お腹がムズムズして、気持ち……いい……」

「それでは奥のほうに入れていく。少し苦しいかもしれないが頑張ってくれたまえ」

「はいっ。奥に……、お願いします!」

 最初のシリコン球がズブリと尻穴に潜り込む。そのまま、二個、三個と、次第に大きさを増してイボつきの球体が容赦なく押し込まれていく。

「ふぐっ!? うっ! あっ! あぐぅぅ……! ひぐぅぅっ! おっ、おおぉぉ……、んぐぅぅっ! あ……、あぐぅっ! あっ、うあああぁ~っ!?」

 体内を貫かれる刺激に、しのぶは獣のような声を上げる。そうして突き出された尻の中心へ、悠二がディルドーをグリグリ捻って突き込む。

「ひぐっ!? んおおおぉっ! お腹……、のほおおおおっ!?」

 女神の如き顔とは不釣り合いな獣じみた声で叫び、額に玉の汗を浮かべて悶えるしのぶ。ズッポリ根元まで尻穴に埋め込んだディルドーをいっきに引き抜いていく。

「ひぐっ!? おおほぉぉぉっ!? デコボコがぁ、お腹の中で擦れて……、あひぃっ!? しょこぉっ! んほぉ!」

「グリグリされるのは好き?」

「あっ!? そ、それは……、あ、浅いところグリグリされるとっ、う、ウンチ……しているみたいで……、んぐぅぅ~っ! き、気持ちいい……! んおおぉぉっ!? おぐぅぅっ!」

 異物感があるものの、抜き差しされたことで解放感と快感がしのぶを襲った。さらに悠二はディルドーを突き込み、奥をグリグリ抉った。

「おぐっ!? ま、また深いところぉ……! グリグリ、気持ち、い……、あうっ!」

「それではこちらも気持ち良くしようか」

 悠二は空いた右手を伸ばし、しのぶの無毛の恥丘をなぞりクリトリスを、指先で摘み上げる。

「んあぁぁぁっ!? ソコ、気持ちいい!」

 しのぶの両脚がガクガクと震え、それに合わせて秘所から大量の愛液が溢れ出した。尻穴とクリトリスを同時に責められて、しのぶは悶える。

「んあぁっ! おっ!? おほぉっ! い……、いいですぅっ! お尻の穴ぁっ、気持ちいいっ!?」

「いいぞ、しのぶ。その調子で、お尻だけで感じられるようになろうね」

 悠二は言いながら、クリトリスから指を離した。ここからは尻穴の刺激だけで官能を覚えさせるのだ。

 彼はディルドーを握り直し、直腸の奥から子宮を押し上げるように突き入れる。角度をつけて腸壁を擦り立てる。

「おあっ!? んほぉっ!? しょれっ、またしょれぇっ、おぉっ! んひぃぃっ!? しゅごぃっ! おほぉっ! お尻の穴ゴリゴリしゃれてぇ……、んひっ! お、お尻、気持ちいいのぉっ!!」

しのぶは尻穴から与えられる快楽に、ただただ表情を蕩けさせていた。ディルドーで刻まれる快楽を、自分から求めるように腰を前後に激しく動かす。さながら、快楽に溺れる牝犬である。

 しのぶの全身が痙攣を始めた。ぷっくりと膨らんだ尻穴も、ディルドーに嬲られたままピクピクとヒクつく。

「んひっ!? おっ、んほぉっ! わ、わたし……、これっ、何か来て……、おっ!? おおっ! 来ちゃうぅ! 頭、まっ白で……、んひっ!」

「そのまま快感に身を委ねるんだ」

 悠二の腕の動きも勢いが増した。ディルドーを突き込み、イボイボで腸壁を擦り上げては、先端で直腸の奥まで抉る。

「おほぉっ、んぐっ!? お……、んあああああぁぁぁぁぁぁ~っ!?」

 しのぶの背筋が跳ね上がり、ひときわ大きな呻き声をあげた。どうやら軽く絶頂してしまったらしい。しかし、悠二は容赦なかった。

「あひぃっ!? んおお……! ま、待ってくだしゃいっ! わたしっ、イッたばかり……でぇ……、んひぃぃっ!?」

「まだまだだ! もっと感じてくれ」

「んおぉぉっ!? ま、また来たァッ! ほおぉん!」

「凄いな、尻穴がデコボコに引っかかって捲れ上がっているぞ」

「やああぁっ! そ……、そんなところ、見ないでくださいっ! わたしの尻穴、見ないでぇ! んああああっ!?」

 普段、他人には見られることがない場所。そこを見られる恥ずかしさ。快楽に蕩けた表情を浮かべながらも、しのぶはイヤイヤと頭を振る。

「ガニ股で、お尻の穴を穿たれてイッちゃうのに、今更恥ずかしがらないで。ほら、気持ちいだろう?」

 悠二は羞恥心を煽りながら、しのぶの尻を叩けば、彼女の身体はびくんと震える。

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!! 気持ちいい……! んほっ!? んひぃぃっ!?」

 しのぶはまたも絶頂に全身を震わせた。今度は潮吹きまでした。ガクガクと脚を痙攣させ、ブシュブシュと潮を吹く。

 いったんディルドーを完全に引き抜き、あらためて先端だけを挿入する。それを繰り返すことで、排泄に似た快感を与え続けた。

「ほおぉぉぉっ!? しょご、いぃぃぃ……! しょれ、しゅごいっ! んひっ!?」

 しのぶの表情は、それはもう酷いものだった。瞳はすっかり欲情の熱に潤み、唇もだらしなく開いて涎を垂らしている。快楽に蕩けきった表情である。

「気分はどうだ? 次はどこを責められたい?」

「ふぐぅぅっ! あ……、ああっ!? んほぉぉっ! んひっ!? おほぉぉっ!!」

 思考も覚束ない、蕩けてしまっているのか、しのぶの口から漏れるのは、なんの意味もない喘ぎ声だけ。両脚も震え続け、今にもその場に倒れ込んでしまいそうだった。それでも尻穴はディルドーを放そうとしない。むしろ、最初よりも強烈にガッチリと締めつけて、貪欲に快楽を貪った。

「ほら、またイッてしまえ!」

 悠二はディルドーを直腸の奥へと叩き込んだ。瞬間、しのぶの全身が雷に打たれたようにビクンビクンと跳ねる。

「おおっ!? んぐっ!? んひぃぃ~っ!? あっ、ひ……、おおぉぉ……、んひっ!!」

 強烈な絶頂の波に身体ビクビク震わせ続けたしのぶは、みっともない声を漏らしながら果てた。そのまま、上半身をベッドに投げ出し、ぐったりと倒れ込む。はしたなく、下品で、それでいて幸せそうな蕩けきった表情をしのぶは見せていた。




二条秋や原村和で行うプレイやシチュエーションは募集中です。勿論、しのぶとのシチュエーションも引き続き募集中です。ちなみにしのぶはトレードする予定はありません。

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幕間の物語:リサと紗夜
01


二条秋編に入る前にリクエストしていただきましたリサと紗夜の昏睡SEXを投稿します。




 その日、朝から恋人たちと性交をしてガチャを回せることになったので、桜庭悠二がガチャを回してみれば、悠二が初めて得るアイテムだった。

 

ヒュプノスの水薬

 水のように澄んだ薬。服用者を強制的に眠らせる。

 使用者が解除するか、薬効持続時間が〇にならない限り目覚めることはない。

 薬効持続時間:三時間

 

「どういう風に使おうか。捕獲したいモンスターに飲ませて持ち帰るとか? いや、そうだな……」

 悠二は思いついたことを実行するために、今日来る予定の今井リサと氷川紗夜の来訪を待った。リサと紗夜は学校から直接来たのでそれぞれ羽丘女子学園と花咲川女子学園の制服姿である。

「遅れてごめんなさい。アタシ、今日は掃除当番で遅れちゃった。一緒に行こうと思って紗夜にも待ってもらってたんだ」

「いいよ気にしてないさ。それにしても、掃除当番か……懐かしい響きだ」

 悠二は懐かしさに思わず笑う。リサと紗夜を寝室に通す。彼女たちもこれからすることに反対はしない。生真面目な紗夜でさえこれから悠二と過ごす時間を心待ちにしていた。

 悠二は二人の前でヒュプノスの水薬を実体化させた。小瓶に入った水薬をグラスに入れた。突然実体化したアイテムに驚いているリサと紗夜に、何も説明せずに悠二はグラスを差し出した。

「飲んでくれ」

「はい」

「わかりました」

「いいの!?」

 何の疑問も言わずに了承してグラスに手を伸ばすリサと紗夜に、むしろ悠二が驚く。

「いかにも怪しげな液体なのに、俺に言われたらからって飲むのか?」

「え~、そりゃあ当たり前じゃん。悠二さんに飲んでって言われたらアタシは飲むよ」

「そうですね。今井さんも言った通り、悠二さんに命じられたら何であろうと、飲むのは恋人として当然のことです」

「もし毒だとしても?」

 首肯する二人。何を当然なことを訊くのだろうという態度である。従順すぎる態度だ。悠二は完全服従ならば自分の糞尿でも食べるのかと思った。訊いてみれば、リサも紗夜も頬を赤らめ恥じらうような様子になる。

「そんな……アタシたちでよければ……」

「私たちが悠二さんのを戴けるだなんて……」

 恥じらいつつも、まるで獲物を見せられた雌豹のような光を瞳に感じて悠二は内心舌を巻く。とりあえず、本日の予定にスカトロはない。

 リサと紗夜が薬を飲めばすぐに影響が現れた。悠二は眠った彼女らをベッドへ移す。一人で寝るということがほぼなくなったことから、悠二の家にあるベッドはすべてキングサイズであるため、リサと紗夜そして悠二が乗ってもスペースは問題ない。

 紗夜はうつ伏せで寝ているが、リサは仰向けスゥスゥと寝息を立てて眠っている。

 悠二はその頬にそっと指を添わせ、唇に触れるとプニッとした柔らかさが伝わってくる。悠二はそっとリサへ唇を近づけてキスをした。

「凄い、いい匂い……紗夜とはまた違う、いい匂いだ」

 花のようなリサの匂いがさらに悠二の性欲を掻き立てる。

 悠二はリサの胸の膨らみへと手を伸ばし、手のひら全体で包み込むように制服の上から触れる。

「ぉぉっ……でかいし柔らかい……そしてやっぱりエロい」

 制服の上からでも感じるボリュームと弾力。そして匂いに頭がクラクラとしてくる。そして胸を揉みながらもう一度唇を奪う。口中を蹂躙する。

「んんっ、ぁっ、んぅ、ちゅ、んふうぅ、ちゅ」

 口中を蹂躙されるギャルが吐息を漏らす。

 ある程度満足すれば悠二は今度、紗夜のほうへ近づく。悠二は唇を奪い、そのまま舌を紗夜の口の中へとねじ込ませる。舌の侵入を許した口内は暖かく少し甘い味が伝わってくる。そのまま前歯の裏から奥歯まで遠慮なく味わい、舌を絡めるように舐め続ける。

 紗夜にキスをしながら胸を揉む。形の良い乳房はブラジャーが邪魔で揉みにくかった。

「んちゅう……んはっ……ちゅううっ」

 キスをして口の中を弄られる紗夜から吐息が漏れる。

 悠二はリサの制服のネクタイとブレザーにYシャツのボタン、そして沙夜は制服のボタンをそれぞれ外してブラジャーを露わにする。

 リサのブラジャーはヒョウ柄にブラックレースがあしらわれたブラ。ギャルの勝負下着といった様子でリサにはよく似合っている。

 紗夜のブラジャーは水色の花柄レースのブラ。清楚な雰囲気のブラは紗夜によく似合っている。

「リサも紗夜もセンスあるな。エロくてそそる」

「んっ、あはぁっ……」

「くぅっ、はぁんっ……」

 悠二が二人の恋人の胸を揉めば、眠りながらも官能を感じて悶える。美女の喘ぎ声に悠二は我慢ならなくなる。

 悠二はリサに馬乗りになって背中に手を回しブラのホックを外す。すると大きな双丘がこぼれ落ちる。その大きな胸の先端を執拗に舌と指をで攻めつづける。

「ひぅっ!? んぅ、あぁっ……」

 次に紗夜のブラを外し形の良い乳房を露わにして、五指で胸を弄び舌と指で乳首を攻める。

「あぁっ!? んぅ、はぁんっ……」

 二人とも直接触ったほうが先程以上に敏感に感じて身体が反応していた。

 二人の絹のような手触りの良い身体と敏感な反応に悠二はますます昂る。

 悠二はリサのスカートを捲り上げると、その中へと頭を入れていく。ムワッとした体温を顔に感じながら、足の付け根を目指す。顔に触れる太ももがモチモチとしており、秘所へ近づけばリサの香りが強くなってくる。

 太ももを両手で押し広げるとヒョウ柄にブラックレースがあしらわれたショーツに包まれた恥部が目の前に現れる。悠二はショーツをずらして舌を入れ、陰唇を舌でぺろぺろと刺激する。綺麗に整えられた恥毛が鼻に当たりくすぐったい。

「んくッ、はあッ、んぅんッ!」

 リサのスカートから顔を出すと次は紗夜のスカートにも顔を入れて同じように水色のショーツをずらして舌を入れ、陰唇を舌でぺろぺろと刺激する。丁寧に剃られた無毛な恥丘の肌触りは気持ち良い。

「んんッ、ぁッ! はふうううッ」

 恋人たちが敏感に反応するのを確認すると悠二は、紗夜のスカートから顔を出してショーツをずらして両手で二人の秘所を弄ぶ。悠二の性技によって眠りながらリサたちのはより象牙細工のような肢体を震わせる。

「眠っているのにこれだけ反応するのか、ますます可愛くなってくる」

 悠二は彼女たちを官能で悶えさせることに俄然やる気が出てきた。順番に秘所を吸ったり、玩具で弄んだり、どちらが先に絶頂して潮を噴くか試してみた。

「さあ、どっちが先に噴くのかな。頑張れ頑張れ」

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……!」

 薬効がなくなるか、悠二が目覚めるように命じない限りは眠り続ける。そのため本来なら覚醒してもおかしくないほどの快楽を受けて悶絶しても眠り続ける。二人は舌を犬のようし舌を出し、涎を垂らしながらビクンビクンと反応している。

 そして……

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! へぐぅっ! ん゛へえぇぇっ! っ゛っ゛っ゛!」

 尿と潮が迸り出た! 先に出したのは紗夜だった。温みに満ちた紗夜の尿液が金色の弓線を描いて床に落ちた。

「ほっひぃいいいいいいいいぃいいいいいいいっ!!」

 放尿の強烈な快感と解放感とに眠りながらも紗夜は、まるで喜悦満面であるような涙声を発する。

「あひぃいいいいいいいいぃいいいいいいいっ!? あひぃんっ! あぁ……!」

 熱い淫液と尿のシャワーの飛沫でぷっくりと膨らんだ陰核を洗われ、紗夜はだらしない白目を剥いて蕩け顔になる。

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

 次いでリサが潮を噴いた。

「あ゛へぇえ゛え゛え゛────っっっ!」

 ぶるぶるとリサの身体は震え、さらに反り返るように腰をヘコヘコと揺らしながら、あへぇと奇声をあげながら舌を出して悶絶する。彼女もまた、白目を剥いて喜悦満面であるような涙声を発する。

「ヤバい、二人とも凄くエロいぞ」

 悠二は下腹部に熱が集まり、肉幹が固くなるのを感じた。悠二は二人への愛おしい思いから頭を撫でる。二人を見る悠二の視線は労いと慈愛が込められている。

「さて、それじゃあ紗夜から貰おうか」

 そう言って紗夜が端麗な顔から垂れ流す涙、鼻水、涎を優しく拭っていく。同じようにリサも優しく顔を拭う。拭い終えたら紗夜とリサを脱がして全裸にする。

「さて、それじゃあ紗夜から貰おうか」

 紗夜の股間は既に愛液と尿で濡れている。悠二は紗夜に跨ると、股間に肉幹を差し入れる。紗夜の中に挿入した。

「……ん」

 紗夜の天然ローションによって少し抵抗があったものの、ググっと押し込むと根元まですぐに入った。

 紗夜の膣内は奥が広く、すごく熱を持っており膣肉の感触がよくわかる。まだ日が浅いせいか他の恋人たちほど悠二に肉幹に最適化されていない。それでも彼女の中の塩梅はよかった。

「あぁっ、紗夜の中は温かいな」

 快美な刺激が痺れとなって背筋を走るのを感じ、悠二は徐々に腰の動きをより強くしていく。悠二はそのまま覆いかぶさり、紗夜の頭を両手で抱きかかえて指を紗夜の口に入れる。

 指先で弄べばむにむにとした舌の感触が伝わってくる。紗夜の口の中を指でかき混ぜながら、ゆっくりとピストンする。

「…………んっ…………ぁ」

 静かな部屋に水っぽいねちょねちょとした音が響く。肉幹がぬるぬると紗夜の愛液で徐々に滑りがよくなり、悠二は腰を打ち付けるようにピストンする。

 ピストンするたびに紗夜の柔らかいお尻の感触で一気に射精感を感じ、そのまま一番奥に精液を吐き出した。

「ふぅ……気持ちよかった――じゃぁ次はリサから」

 悠二はちらりと横で寝るリサに視線をやると、紗夜の膣内から肉幹をにゅるっと抜き、そのままリサの隣へ移動する。

 隣で眠っている紗夜の寝顔に悠二は視線を向ける。生真面目な彼女に悠二はいじめたくなる衝動に駆られることがある。そういう性衝動から悠二は友希那やリサへ彼女のアナル開発を命じてあった。

 仰向けで眠っているリサの上に悠二は覆いかぶさり、首筋の匂いをかぐ。

「さっきも思っていたけど、リサは凄くいい匂いするんだよな」

 悠二はそれが不思議であった。美女たちの匂いはいずれも昂奮する。しかし、その中でもリサの匂いは特に悠二を刺激する。

 彼はリサの耳たぶから首に舌を這わせ、ぷるんとした唇を嘗める。

「んっ……」

 少しだけ息を吐いた口に舌をねじ込みリサの口内を隅々まで嘗める。顎を片手で抑え口を開かせてから舌を弄り、歯も丹念に嘗めながら、豊満な乳房に手を伸ばす。

 乳房を露出させる。玉椀を伏せたような大きな乳房、綺麗な薄茶色の乳首と乳輪はちょっと大きめだ。悠二は乳房を揉み、もう片方の乳首を舌で嘗め、口を大きく開けて何処まで口に入るか試してみる。

「んんっ……」

 思いっきり吸いついてみるが、当然のように殆ど入らない。そのまま乳房を吸い上げ、口の中に入ってきた乳首を舌でレロレロと嘗め続けると乳首がツンと立ってきた。

「ぷはっ……じゃぁそろそろ」

 悠二はリサの両足を揃えたまま持ち上げる。そしてまだピンク色の陰唇に顔を埋め舌でまんべんなく嘗めていく。リサの愛液と尿を味わいながら舌先を膣口から中へと押し込み十分に濡らす。

 悠二はリサの両足首を両手でもって高くあげる。少し浮いた腰に枕を差し入れると、陰口に亀頭を押し当てる。そしてグッと肉幹を突き入れる。

 膣奥へ押し込んでいき、肉幹を根元まで挿入した。ミミズ千匹に似ている名器は肉幹に纏わりついてくるような肉ヒダの感触がある。

「おぉ……ああ、やっぱりいいなぁ。気持ちいい。SSRでなくてもURも充分魅力的なんだよな。きっとレアリティの高さには性器の塩梅も関係しているんだろうな……!」

 リサの膣内はとても温かく感じがして、恋人の大半が、悠二の肉幹にピッタリとフィットする胎内になっている。もともと名器だったこともあって、中は肉幹に吸いついてきて抽送をしなくても気持ち良い。同じ恋人である紗夜よりニュルニュルとしている。

 悠二はリサの両足を、リサの顔の方へと折り曲げ、上から肉幹を突き入れるように動かす。

「種付けプレス……はこうやるんだっけ?」

 眠っているリサの顔を見ながらパンパンと腰を何度も打ちつける。ニュルニュルとした感触のリサの膣内が、どんどんキュッキュッと締まってくる。

「……はぁっ、はぁっ、リサ、受け止めてね」

 悠二は片手をリサの顎に伸ばし、口に指を入れて口を開かせる。そして上から涎を垂らし、リサの口の中へポトポトと落とす。

「はぁ……あがっ……ぁ……んっ……」

 口の中に涎を落とすとリサの身体をビクンと震え、そして舌が動き、その涎を嘗め取っていく。悠二の体液中毒であるリサの身体にとって至極快美な美酒である。意識が無くとも身体は求めていた。

「なんと健気なやつ。可愛いな」

 悠二はそのままリサに縋りつくように抱き締め、リサの膣内に白濁液を流し込んだ。射精による満足感と絶頂を味わう。

「んっふっ、ふっ、んんっっっっ」

「はぁ……、いいぞ。またヤリたいな」

 悠二はリサの両腕の下に手を差し込み起こしあげる。肉幹を挿入したまま、後ろに倒れ眠ったままのリサを自分に覆いかぶらせた。

 ちょうど顔の横にリサの顔が来るので、その頭を持ち上げキスをして口内に舌を挿入する。

 胸元にあるリサの大きな乳房の感触がとても心地よい。

「んっ……すぅ……ん……」

 騎乗位のまま眠っているリサの腰を持ち、下からゴリゴリと突き上げる。

「んっ、リサ、気持ちいいよっ、またイキそうだっ」

「んっ……んぅっ」

 抱きかかえたリサの口から漏れ聞こえる吐息が部屋に響く。

「うん――そろそろ出すぞっ」

 下から腰をグリグリと突き上げながら、悠二はリサの膣内に再び精液を流し込んだのだった。

「んあっ! あああああっ!」

 意識が無くても悠二の精液を注がれてリサの身体は歓喜に打ち震えていた。

 悠二が乳輪を覆うように吸いつくと、リサは身体を震わせながら母乳が迸り、乳管が刺激され、眠りながら快感を得ていた。リサの母乳を味わってから紗夜の乳首を咥えて母乳を啜る。最近になって母乳が出るようになった紗夜はまだ慣れていない身体はプルプルと震えている。

 美少女たちの痴態を見ていると悠二の下腹部に再び熱が籠る。

「勃起してしまったから、欲情を発散消費するの手伝ってね」

 悠二は寝息を立てているリサの顔の横に膝立ちする。そして、開口具を取り出してリサの奥歯に噛ませた。

悠二は膝立ちのまま、開いた口の中へ肉幹を突っ込んだ。

「ぐっ……ごっ……」

 生暖かい感触が肉幹に伝わってきて、すぐに舌の感触と喉の一番奥の感触が亀頭に伝わってくる。

 悠二は少しだけ前傾になり、肉幹が喉の奥へと入るように下半身の角度を調整する。

「んぐっ……ごほっ……ごほっ」

 小さく咳き込むリサの首の高さを変えていると、肉幹が根元まで一気に入った。

「あ、リサの喉も気持ちいいな。嬉しい発見」

 そしてリサの乳房を鷲掴みにして、乳首をきゅっと摘んだまま腰をふる。乳首から母乳がビュビュと飛ぶ。

「はぁ~温かくて気持ちいい」

「ぐっ……おっ……おっ……ごふっ……ごっ」

 腰を突き入れるたびに苦しそうな息を吐くリサ。悠二はそのまま腰を振り、精液を喉の奥へ直接流し込んだ。

「ふぅ……」

 肉幹を抜いた途端に「ゲホゲホ」と咳き込むリサ。悠二はゆっくりと開口具を外す。

 隣で寝ている紗夜のおっぱいを揉みながら、口の中をペロペロと嘗める。

「はふ……んっ……」

「あ、これ終わらないやつだ……。まあ、いいか」

 彼女たちをいくら眠りながら犯しても満足がないことを自覚した。

 悠二は紗夜の乳房に手を伸ばし、その肉感を味わう。

「柔らかいなぁ……」

 露わになっている尻を撫で回し、その感触を味わい、そして紗夜の腹付近に馬乗りになると、頭に顔を近づけ匂いを嗅ぐ。

「……すぅ……すぅ……」

 寝息を立てる紗夜の唇に舌を這わせ、ペロペロと口内を味わう。唇を舌で押し広げ、歯の外側を順番に嘗めていく。そして顎を両側から押さえて口を開くと、舌から歯の内側まで丹念に唾液を味わった。

「……んっ……ん……」

 紗夜の口内全体をぺちゃぺちゃと嘗めつつ、片手を秘所に伸ばす。

「――んっ…………すぅ……」

 紗夜は少しだけ身体をピクッとさせ、クリトリスを弄っている指先にじわりと湿り気を感じる。悠二は紗夜の膝を持ち上げると、肉幹を紗夜の膣口へとあてる。

 紗夜の乳房を露出させて、細い腰の下に手を入れ、腰を少しだけ浮かせる。少しだけ亀頭を押し込み、力を抜くという動きを繰り返していると、先端が少しずつ膣内へと埋まっていく。

「んっ……んっ……すぅ……すぅ……」

 再び悠二はぐぐっと紗夜の膣へ肉幹を押し込んでいく。

「ん……んぅ……」

 ズルっという感覚とともに、肉幹が温かい膣肉に包まれる感じがしてすべて肉幹が紗夜の膣に収まった。

「おお……気持ち……いいぞっ」

「んっ……んっ……んん……すぅ……すぅ……」

 寝室は紗夜のお尻に悠二が腰を打ち付ける音が響く。

「んっ、んっ……んっ……んっ……ぁっ……」

 ピストンに合わせて紗夜の乳房がか上下にかすかに揺れ、寝息の中に少しだけ喘ぎ声が混じり出す。

「紗夜、……出すよ……」

 悠二は紗夜の足首を大きく持ち上げると、その寝息を立てている口の中へ舌を入る。そしてその口の中を蹂躙しながら紗夜の子宮口へと白濁液を流し込んだ。

 結局、悠二は二人の恋人が目覚めるまで犯し続け、恋人たちが目覚めたあとも三人とも只管3Pに耽っていた。




ヒロインたちの下着やエロ衣装の設定は毎回悩むので、○○はこれが似合うのでは?などのご意見があればご教示をお願いします。参考にさせていただきます。

ご感想、評価、お気に入り登録していただけますと幸いです。


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二条秋編
01 (舞、原村和)


二条秋編を開始します。

現在、ストーリー構想中のヒロインたちは以下です。
櫛田桔梗、東郷一二三、霞ヶ丘詩羽、姫島朱乃、宝多六花、八女ゆかな、煌坂紗矢華、井河アサギ、山吹紗綾、市谷有咲、本城蘭子、ロスヴァイセ、オフェリア・ファムルソローネ

このほかにももっと増やしたいとは思ってますが、まずは彼女たちから。速く登場させたいけど籠が足りない、矢が足りない、物語のネタがないとないない尽くしで申し訳ございません。


 昼から夕方へと移ろう時間帯。原村和を捕獲するにあたって彼女の行動範囲近くにある某商業施設の一画にある休憩所で、桜庭悠二がスマートフォンに視線を落としている。耳にはワイヤレスイヤホン。放課後になるまでの時間潰しだ。

 映っているのは佐倉愛里や櫛田桔梗たちのオナニーの映像だ。ガチャアイテムの完全スティルスドローンを使って撮影していたのだ。映像データはラブ・ハンターにあるフォルダに記録されていた。ラブ・ハンターの凄いところはモンスターたちの画像や動画をいくらでも保存することができて、スマートフォンやSDカードの容量も必要がないのである。

 完全スティルスドローンは次元潜航タイプのドローンで別次元にいるため見えないだけでなく触ることもできず壁抜けも可能、モンスターの監視・盗撮が目的のドローンなので愛里や桔梗たちの一日時オナニーに耽る姿がすべて入っている。

(原村和、か)

 小柄で童顔。ツインテールで、全身に並々ならぬ弾力が感じられる容貌は“可愛い女豹”といった印象の美少女だ。彼女と交わる想像をして、早くも逸物がビクビクと荒ぶった。

「んふぁっ……悠二さんのオチンチンがぁっ、はぁ、はぁぁっ……」

 彼の股座で舞が嬉しそうな声を上げる。悠二と彼女の淫らな振る舞いも曲解によって知人との雑談しているのと同じくらいに、何のこともない行為だと認知してしまう。

舞は甘い吐息と一緒にまた舌を伸ばし、肉幹の根元の方に押し付けたまま上へ這わせていく。

「エッチなサイトでも見てるのかな……」

 それは自分が性欲処理の玩具として使われているという認識の上での発言なのだが、舞の表情は蕩けたままで嫌がっている様子もなかった。嘗める行為もやめる気配がなく、彼女の顎は、チャックの隙間から聳えている肉幹を前に上下に動き続けている。

 クイクイ、と動く肉幹。舞は彼の腿に両手を置いたまま大好物を顔で追いかけ、まるで餓えた牝犬ように必死でペロペロと嘗めている。

(原村を捕まえるまえに籠と矢の補充ができたのは幸いだった)

 しのぶが完全服従したとき、“マレビトを隷属しました”という表示とともに、その報酬により籠と矢を一つずつ贈られた。

 悠二が思うにマレビトとはしのぶであり、彼女が悠二に隷属してこの世界に残ることを決めたことで条件を達成できたのだろう。

(マレビト、しのぶのような異なる時代あるいは異なる世界から来た女性を捕獲すればまた籠と矢を貰えるのだろうか。……こればかりは運が絡むな)

「胸を使え」

「あん、はぁい……」

 ホセア学院高等部制服指定の黄色セータを脱いで黒いブラウスのボタンを外した舞は、ノーブラなのでそのまま胸を寄せ、その内側に肉幹を潜らせていく。

 桜色に染まった白肌は淫蕩な雰囲気を醸し出す。ぴっとり密着した豊乳の隙間には暗く深い谷間が作られており、その下から、男性器がせり上がってくる。

「んふううう……」

 せり上がっていく先端を、待ち構えていた舞の口が捕らえた。

「んぅんっ、んふ……ん……」

 舞の両手が上下に動く。寄せられた胸がユッサユッサと揺れ、谷間に居座る肉幹をさする。

 頭は動いていなかったが亀頭の全てを捕らえている口内では、蠢く舌がエラや裏筋に絡み付いている。

「ん、んぅっ、んぅぅ……んっ、ん……」

 胸を揺するたびに尖った乳首がブラウスの裏地に擦れ、舞はくぐもった喘ぎ声を漏らしながら身体をビクビクと震わせる。乳首からは僅かに母乳が滲み、亀頭を咥えている顔は上気しており、濡れた瞳は愛しそうに悠二の顔を見つめている。

「んっ、んぅぅんっ……んっ、んっ、んふぅ……んぅっ、んふっ……」

 スマートフォンの画面を眺めている悠二の前に跪いている舞は、上目遣いを向けながら胸を揺らし、口内で舌を絡めている。豊乳の間で肉幹が脈動を起こすたびに薄い牡液がブワァと吐き出され、彼女は嬉しそうに目尻を垂らしながらそれを飲み、体液は頭を痺れさせる。

「飲んで」

 悠二は視線を変えずに一言だけ言った。

 舞は嬉しそうに喉から声を上げ、頭を前傾させ、屹立をさらに飲み込む。

「んふ、んっ、んっ、ん、ん、んふ……んふっ、んふっ……」

 彼女の身体と頭が揺れる。命令を実行するため、射精へ導こうとしているのだった。ググ、と胸を寄せて肉幹を擦り、口に含んだ部分は舌を使いながら口内粘膜で包んで擦る。

 そうしている舞の方も快感を得て、何度も甘い刺激を味わった。ノーパンである舞は愛液をしとどに垂れ流して床に水たまりを広げている。快楽に脳髄を蕩かして、頭がボーとなりながら、一生懸命に胸と口で肉幹に奉仕し続けている。

 十分ほどすれば濃厚な牡液が噴出し、彼女は白い炎に身を灼かれながらそれを嚥下していった。

 

 ◇◆◇

 

 散文的に結果を書けば悠二は恙なく原村和を捕獲することができた。胡蝶しのぶを捕獲したときは三回も捕獲に失敗したものの、和は一度で捕獲ができた。しのぶの隷属で一本、しのぶ、紗夜、あこをそれぞれレベル一〇にしたことで新たに得た矢が三本。そこから和に一本を消費した。

 悠二は原村和のデータをラブ・ハンターで確認する。

 

レア度:R 点数:65

氏名:原村和

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:バイセクシャル

嗜好:ノーマル

好感度:無関心(25)

身長:154cm

体重:53kg

3サイズ:B92/W59/H89

バストカップ:G

 

 好感度は二五と低い。ギブスンの希望は三一から四〇の間。まず悠二が楽しんでからギブスンに渡そうと考えた。

 悠二は和を連れて帰宅した。美少女を寝室に連れ込んだ悠二は和を引き寄せる。

「いけません悠二さん……あっ」

 悠二は和の小さな唇を強引に奪う。凍りついたように硬直し、目を閉じることもせず震える少女。ラブ・ハンターのデータ通り、キスは未体験であった。

 何も知らない少女を、自分の色に染め上げるのだと思えば悠二は黒い愉悦が心に満ち満ちていく。

「和。きみは今日、ここで、俺と寝るんだ」

「……わ、わかりました……」

 悠二は和の小柄な身体を優しく抱きしめる。べろり、と彼女のうなじを嘗めあげる。和に身体を清めさせず、彼女の生々しい匂いを悠二は堪能する。

 しばらくして、懐から手を滑り込ませて、柔らかな膨らみをまさぐった。ブラの上からでも存在感が大きい。

「あ、だめ……だめ、です……女性の胸を、そんな、無遠慮に……」

「男に揉まれるのは初めてかな? じゃあ、もっと念入りにしてあげる」

 上の制服を脱がす。新雪のように白い肩が露わになって。白い背中、か細い腰と、もろ肌が晒されてゆく。ブラのホックを外す。そうして乳房を露わにする。

「うう……恥ずかしいです……」

 胸はさすがに大きかった。見事なボリュームだ。そして乳房は少し垂れてる。悠二の恋人にも巨乳ゆえに垂れている女はいる。この大きさならば仕方無いのだろう。この垂れ具合は偽物ではなく天然物の証拠だ。

 悠二は両手で下から持ち上げるように触る。

 重く、そして柔らかい。この乳の重さ柔らかさこそが巨乳の好きなところだ。ボリュームがあって揉みがいがあるので、柔肉に指を沈み込ませ、むにむにと形を変えさせて、一緒に乳首をこりこりと摘む。悠二の愛撫に、和の身体は敏感に反応した。

「ああっ! な、何ですか……? 電流が走ったみたいな……」

「お、感じてるんだね。ここはどう? それともこっち?」

「んんっ、胸、そんな風に触っちゃ、いやです……ひゃんっ!」

 可愛らしい声に、悠二は興奮して昂らせる。

「和……ベッドへ行こうか」

「はい……」

 悠二は少女の手を取り、ベッドへ仰向けに押し倒す。あまり強く抱きしめては、折れてしまいほどにか細い肢体だ。

 悠二は夢中になって、少女の肌に舌を這わせる。首筋から、丸く隆起した胸の輪郭をなぞり、なだらかな腹部の稜線を這っていく。

「ん……はぁ……」

 舌がなめくじのような跡を残すたび、乙女の口からか細い声が漏れた。穢れを知らぬ肌は、瑞々しい匂いがする。十指を動かし、全身をまさぐった。

 少女の肌が、初めての刺激に思春期の身体が反応してぴくぴくと震えた。

「こっちはどうかな?」

「だめ、駄目です、そこは……嗚呼、本当に、いけないところなんです……」

 細い足の付け根には、乙女の園が秘められている。陰毛はうっすらと生えており、綺麗に手入れをしてあるのが印象的だ。

 性器は特別綺麗というわけではない。だがグロいというほどでもない。肉の閉じ目は、ぴったりと閉じられていた。悠二はまず、肉の裂け目にそって指の腹を擦り付ける。

「きゃああっ!」

 まだ中にも入れてないのに、少女の裸体が魚のように跳ねた。和は相当感じやすい体質らしい。

これは開発する甲斐があるな、と悠二は思う。だが、彼女を本格的に開発するのは悠二ではなくギブスンがやるべきことだろう。悠二は指をゆっくり差し入れる。純潔の肉穴は、きつく指を挟み込んだ。抵抗はきついが、中はかなり熱を持っている。

「なるほどね、これはもうちょっと解さないと」

 指を引き抜くと、そのまま今度は口を持っていく。ふるふると震える花びらを指で開くと、ピンク色の内部をじっと覗き見た。

「やだ、やだ、やだぁ! 見ないでぇっ!」

 和は赤子のように駄々をこね始める。

「駄目」

 子どものおねだりを断るかのように悠二は言うと、舌を差し入れ、粘膜を嘗め上げると、バタバタと身体が跳ねた。徐々にきつかった肉扉が開いてゆき、奥からとろりと愛液が垂れ落ちてくる。

「ん~~~っ!」

 しばらく女肉を解して味わっていると、突然、和が声にならない声を上げ、へたり込んでしまった。悠二は問う。

「ひょっとして、イッちゃった?」

「やぁ…わたし、もう、何がなんだか、わかりません…」

 吐息の荒さ。突然複雑に蠢き、解れた膣内。悠二のクンニで和はイッた。

 ぴくんぴくんと震え、焦点の合わない瞳で天井を見上げる和に、悠二は肉幹を露わにして少女の肢体へとのし掛かる。

「え…?」

 ぼんやりしている和の身体を抱きしめて、悠二は手探りで入口を探り当てる。肉幹を浅く入れた瞬間、びくんと和が跳ねた。

「悠二さん……」

「大丈夫。怖がらなくていいかね」

 腰を前に進めようとすれば、何かが引っかかるような感触。処女膜を散らそうとする瞬間、悠二は征服感に満たされた。ぐっと腰を押し込める。

「あ、あああっ!」

 哀しげな嗚咽が、乙女の口から迸った。一六歳の純潔を奪った肉幹は、そのまま深々と貫く。

 すすり泣く声を聞きながら、悠二はゆっくり腰を動かして、少女の内部を味わった。和の中はきつく、粘膜を擦り合わせるだけで、心地よい。

 悠二は処女喪失直後に激しく動くようなことはせず、和を貫いたまま頭や肩を撫で、耳や首筋を嘗め、頬にキスをして秘所の痛みが和らぐのを待った。

「ほら、これが男のちんこだよ。中でピクピク動いてるのがわかるでしょ?」

「ううっ……わたしの中、いっぱいに、埋められて、熱いです……」

 悠二は少女の身体に覆いかぶさり、抱きしめると、そのまま腰をしならせて打ちつけ始めた。

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 肉幹が痙攣しながら射精を始め、虚ろな瞳の女子高生へ男の精を送り出す。どろどろと白濁液が、無垢な花園を汚すように、どぷどぷと流れ込んでいった。

 和の胸をもんだり、キスをしたり、お尻を撫で回したり。瑞々しく青い身体を満喫する。お尻を撫でながら悠二は和のアナルを確認する。茶褐色で色素が濃くアナルに指が触れて、和はビクンと震える。

「きゃっ」

「ああ、ゴメンゴメン。ここは時間があったら使えるようにしてあげるからね」

「そ、そんな……」

 和は羞恥で赤くなる。

「まあ、それよりも、ね。やることがあるだろう」

「また、するんですね……」

「男というのは、綺麗な子が相手なら、いくらでも抱きたくなる生き物なんだよ。ほら、脚を開いて見せて」

 和がおずおずと開かれた脚のあいだ。秘所は既に湿り気を帯びていた。男を知ったばかりの、乙女の柔穴。悠二はそこを指で刺激し、感じる場所を探ってゆく。劣情に満ちた手つきで愛撫されるうち、少女の肉体が開かれていった。

 指を愛液が濡らし、入り口がひくひくと震える。和は自分の肉体を弄ばれたことで自分は、淫らな味を覚えてしまったのだと錯覚していた。そんなどうしようもなく、堕ちた気分にさせられた。

「いくぞ……」

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 狭い穴だが、二度目の侵入は最初よりスムーズだった。

「っ……! 男の人のが……また……!」

「そう、これが男のちんぽだ。和のおまんこも、解れてきて、すごく具合がいいよ」

「やだ、そんな言い方、しないで……」

 和の両腕を掴み、脚を開かせて、ずぶずぶと肉幹を突っ込む。シーツの上で、為す術もなく男を受け入れる美しい肢体。眉をハの字に寄せて悶える顔が、劣情をそそる。

 悠二は処女を奪ったときと違い、腰を大きく動かして、本格的なピストン運動に入った。

 肉幹を引き抜くたび、柔らかな肉襞をかき分け、ため息をつきたくなるような快感。

 そして少女の通路へ肉幹を押し込み、下腹を突き上げる征服感と快感。出たり入ったりするだけで心地よい。原村和は快楽の泉であった。

「あぁ、和、凄くいい……!」

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 悠二は弓なり腰をしならせ打ち付ける。和は身体を貫く衝撃と甘美な刺激に頭が白くなり、意識が茫洋とする。

「んんおっ! ああっ! あぁぁぁっ! あはぁっ、んっ、んへぇっ、れへへっ……」

 両腕をロックされて、上体だけをくねらせ、和は悠二の凄絶な性技に翻弄される。豊満な乳房がたぷんたぷんと揺れる。

「壊れちゃう、お腹が、んんっ! 壊れてしまいますっ!あ゛ああぁぁああぁぁぁっ!!」

 上体を弓なりに反らせ、びくびくと跳ねる和に、悠二は止めとばかりの突き込み。

「ひょっとしてイキそうか? いいよ、気持ちよくなっていいぞ」

 両腕を離して、上体に覆いかぶさり交尾をする雄犬のような姿勢を取る。そのまま腰だけを小刻みに動かして、ラストパートに入った。

「んはぁっ! あっ、あっ、目が、チカチカして、こんなのっ……!」

「くうっ、また出すよっ!」

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 二度目でも衰えない勢いで精液が和の穴へと注入されていく。熱く煮え滾った飛沫が体内に注がれる感覚に、和は悪寒のような震えを覚える。自分自身が何か別のものに作り変えられる、そんな感なく。悪寒はすぐに忘れてしまい自分が変わっていく感覚は心地よく、すぐに和は受け容れてしまった。

「ああ、ああ……」

 和はぱたんと腕をシーツに投げ出し、下腹部に疼く、熱だけを感じながら虚ろな瞳で天井を見上げる。

「……酷いです、悠二さん……」

「でも、後半はちょっと気持ちよかったんじゃない?」

 お互い全裸になって、シーツにくるまり余韻を確かめながら。悠二は和の髪をなでつけ、優しい言葉をかけていた。

「そ、そんなことっ」

「おかしいことじゃないよ。人間がセックスで気持ちよくなるなんて普通だよ」

 そう言いながら悠二は和の頭を撫でてやる。

「……んんっ、悠二さん、だめ、また……」

 頭を撫でるだけでは足りなくなって、悠二は抱きしめた手を和の腹部に回す。たっぷりザーメンを注ぎ込んだ腹を撫で回していると、再び肉幹が持ち上がって、尻にぶつかった。

「和があんまり綺麗だから、すぐにその気になっちゃうんだよ」

 そうして再び、欲情に燃えて、肉の快楽に耽り始める。深く長い夜、誘惑と肉欲の夜へ、原村和は引きずり込まれていった。

 アプリを確認すると好感度は三三になっている。これで明日、好感度は普通で始められる。ギブスンが希望するのは好感度が三一から四〇の間であること。あと一日二日は楽しめるはずである。

 数日後、ギブスンに連絡してモンスター交換の日程を決めた。




完全スティルスドローンは読者の方からのアイデアによって生まれたアイテムです。ご協力ありがとうございました。

次回から天日学園へ悠二は向かうことになります。胡蝶しのぶ編では少しだけ戦闘がありましたが、今後、戦闘などエロ以外も入ってきますので、ご容赦くださいますようお願いいたします。

ご感想、評価、お気に入り登録していただけますと幸いです。


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02 (灯織、咲耶)

前回はアンケートありがとうございます。今後の創作とモチベーションに役立てたいとおもいます。
人気上位五位まであげます。
1位 グレイフィア 62票
2位 白金燐子 27票
3位 胡蝶しのぶ 25票
4位 湊友希那 18票
4位 今井リサ 18票
5位 堀北鈴音 16票

グレイフィアの圧倒的な人気驚きました。流石はSSR。
鈴音とは僅差で不知火や舞にも票が入りました。帆波たちにも人気が出るように頑張ります。



 ギブスンとはすぐ会うことになり、悠二はいつもの渋谷へ向かった。ギブスンは一足先に到着していた。

「今回も手間をかけさせて申し訳ないね」

「まあ、俺も楽しめたからいいさ」

「では、確認させてもらえるかな」

「ああ」

 悠二はスマホを操作して、原村和のデータが表示された画面をギブスンに見せる。

「彼女の塩梅はどうだった?」

「結構楽しめたよ」

「そうか、それは楽しみだ。お礼に愛の矢をもう一本増やして二本付けるよ」

「いや、いいよ別に」

「気にしないで。僕はこいつから回収すれば良いだけだから」

「そうか、ならばお言葉に甘えるとしよう」

「さあ、交換しよう」

 交換作業をして和の代わりに二条秋が入ってきた。あらためて情報を確認する。

 

レア度:UR 点数:88

氏名:二条秋

年齢:27歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:2回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ傾向あり

好感度:積極的(68)

身長:166cm

体重:64kg

3サイズ:B103/W58/H92

バストカップ:K

 

「こっちは九〇点だけど、そっちはどうだい」

「八七点のウルトラレアだ」

 八七点のURは堀北鈴音より点が高い。

「彼女は天日学園にいるが、何時頃会うつもりです? あそこには僕のモンスターもいるから、ディックさんに顔パス回数券を使って学園に入れさせることができますよ」

「そうだな……。ちょっと試したいこともあるし」

 悠二は少し考えて日付を指定した。ギブスンはそれを了承した。

「あとね、ディックさん。学園に行くときはそっちにいる腕っぷしが立つモンスターを連れてきたほうがいいですよ」

「え? 何故です?」

「天日学園ってのはね、神秘の力を使う者たちが集まる学園なんですが総じて腕力至上主義者というか石器時代の勇者みたいな手合いが多いんです」

ギブスンは微苦笑とともに肩をすくめる。もしかしたら彼も天日学園関係で苦労をしたことがあるのかもしれない。

「学園にいるうちのモンスターは強いし彼女には当日守るように伝えるし、そうそう不味いことにはならないだろうけど、念のためにね」

「わかりました。ご忠告ありがとうございます」

「また相談があるときは連絡するよ。君のほうも何かあったら気軽にメッセージを送って。それじゃあ」

 ギブスンは準備があるからと用事が終わると、そのあと悠二と分かれた。

 

 ◇◆◇

 

 悠二の実験は同調(センス・チューニング)憑依経験(エクスペリエンス)をモンスターに使用することで、自分が捕獲しているモンスターや捕獲していなくてもマークしているモンスターに、感覚が共有されることでイッた回数は感覚共有したモンスターたちの分の経験値が増えるのではないかと考えて、その考えを裏付ける実験を考えていた。

 本日、悠二が所持するほぼすべてのモンスターを揃えられた。だが彼女たちとは交わらず、あてがったマンションの部屋に待機させている。一人につき一室だ。

 そうして朝から晩までハーレム3Pに興じて確かめるつもりである。性交する相手にアイテムを使用して性交する。同時に交わっていないモンスターで経験値を稼ぎレベルアップをはやく進めようと考えていた。それに加えて捕獲していないがアプローチをかけている捕獲前のモンスターたちにも影響を与えることができるのか知りたいというのもある。

 

 実験のために用意したのは風野灯織と白瀬咲耶だ。悠二は二人とベッドの上で川の字になっている。ベッドはキングサイズなので三人で寝ても不自由はない。

 二人ははしたなく脚を絡め、我慢できない様子で腰を揺らしながら胸板に手指を這わせ、甘い声で強請ってくる。

「ねぇ……悠二さん……キスして欲しいぁっ、お願いします……」

「悠二さぁぁんっ……私は、こうしているだけでイッちゃいそうなくらい幸せです……。私はこんなに幸せでいいんでしょうか」

 咲耶と灯織は悠二の首筋を嘗め、頬を嘗め、代わる代わる唇を強請る。悠二が唾液を与えてやれば二人のアイドルは美しい顔をへにゃりと喜悦で歪ませて飲み込み、体を快楽でピクピクと震わせる。

 灯織は自分たちを撮影するために、あえて姿を晒している完全スティルスドローンを見る。

「あの……悠二さん、なんでそんな撮影を……」

「ん? 一つは、お前たちの乱れる姿が綺麗だからだ。ぐちゃぐちゃなお前らの姿はすごくそそられる。それと……お前らのためだ」

「私たちの……ため?」

 灯織が胡乱げに返し、咲耶も不思議そうな顔だ。

「そうだよ。お前らが俺に逆らうとは思ってないけど……」

「さ、逆らったりしません! そんな恐れ多いこと……考えたこともありません」

「灯織の言う通りだよ悠二さん。私達は悠二さんの恋人であり、牝奴隷、セックス奴隷なんだ。ご主人様に反抗するだなんて考えるはずがないよ」

 真剣な表情で自身の人間としての尊厳を蔑ろにして性奴隷であると認める咲耶に、灯織も真剣に頷き肯定している。

「だけどさ、お前たちの人生を一発で終わらせられる映像を俺が握ってると思ったらどうだ? それが流出したらって想像してみろ。男たちはお前のことをいやらしい目で見るようになる。女たちは白い目でお前を見るようになる。イルミネやアンティーカは勿論283プロのアイドルたちはお前たちを軽蔑して絶交するだろう。現実でもネットでも好き勝手に蔭口を叩かれる。風野灯織は、白瀬咲耶は……淫乱なド変態なんだってな」

 悠二の言葉の途中から、灯織と咲耶ははぁっはぁっと息を乱し、腿を擦り合わせ始める。

「お前たちを生かすも殺すもご主人様である俺次第。どうだ? 何もかもを俺に支配される気持ちは?」

「さ、最高……す……素敵すぎますぅ……」

 灯織は完全に蕩け切った顔で、うっとりと微笑んだ。

「素晴らしいじゃないか……本当に、私が持つ何もかもを捧げることができるんだ……」

 咲耶は感動の余り瞳を潤ませ、嫣然と微笑む。

「受け入れてくれて嬉しいよ」

 灯織と咲耶の髪を撫でながら、悠二は彼女たちに語り掛ける。

「灯織、咲耶、俺の前ではド変態であり続けろ。ただし、普段はこれまで通りに振舞うんだ」

「え……?」

「アイドルは続けろ。そして芸能界で昇りつめろ、トップアイドルが俺の恋人──性奴隷だなんて興奮するだろ? いいか、灯織、咲耶。お前たちは俺のモノだ。俺のために役立ち、俺に尽くし、俺を満足させるためだけに生きるんだ。いいな」

 それはとても酷い話である。夢を追っていい。だがしかし、その理由は悠二のエゴと自己満足のために生きろというのである。

 だが、今の灯織や咲耶には、それがうれしくて仕方がない。自分が桜庭悠二に必要とされている、それだけ自分の存在理由を見出し至極幸福に感じる。彼女たちは、すりすりと悠二の胸に頬を擦り付ける。

 その反応は彼女らが特別なのではなく、恋人たち全員に言えることである。彼女らの考え方は以下のようなものだ。

 自分に生きる価値はない。あるとすれば、それは主に仕える者としである。

 自分に自由はない。与えられたものを全うする以外の必要はない。

 自分に意志はない。それは、全て主のものだ。

 悠二がそれぞれの体を抱き込んで、左右で異なる女の胸を服の上から好きに揉む、吐息を荒らげながらいやらしい顔で覗き込んでくる。

「んあっ、んっ、ぁっ……悠二さぁんっ、私のおっぱい、悠二さんのだから、もっともっとおもちゃにしてぇっ……」

「ひあっ、ぁっ、ありがとうございますぅっ、んんっ! くうんっ!」

 二人とも、顔は嬉しそうなのに、眉はキュッと切なげに歪める。美女のそんな表情は優位の獣欲が大変そそられる。彼女らは腰をよじるのではなく、悠二の腿に自分の秘所を擦りつけてくる。悠二を楽しませる方法を自分でエロ動画を見たり、仲間の恋人たちから教えられたりして勉強をしているのである。

 悠二は灯織に指示を出す。彼女に対して憑依経験(エクスペリエンス)を使用する。

「……せっかく悠二さんに選んでいただいたんです、が、頑張ります」

「そう硬くならないでよ。俺は灯織が欲しいからお前を捕獲したんだ。自信を持ってくれ」

 灯織がズボンを脱ぎ捨て、黒いTバックを横にずらして肉幹を秘所へすっかり飲み込む。

「あうううううッ!」

そして灯織は身体をぶるんと震わせ、イッた。ハメただけでイッた。

 昨日の夜から泊っている灯織は、悠二は精力を使い果たすまで凄絶な性交をしたのだが、そのせいで敏感になっているのか肉幹を挿入しただけで容易く絶頂してしまった

「こらこらっ、なにイッてんだっ。ちゃんと俺をイかせないとダメだろうがっ」

「ひゃいいっ、あぐっ、ふあっ、ああっ、しゅ、しゅみましぇんっ、悠二しゃんに気持ちよくなってもらうために、生まれてきまひらぁっ、んっ、あっ、はあんっ! じゃーめんっ、らしてぇっ、めしゅいぬの、おまんこに、悠二しゃんのきちょーなじゃーめんっ、たっぴゅりっ、お恵みくらひゃいぃぃっ」

 悠二が軽く突き上げただけで灯織は絶頂して呂律が回らない口で悠二に媚びる言葉を連発する。一体どこで淫らな言葉を覚えたのか。先輩たちに吹き込まれたのかエロ動画のAV女優から学んだのか、悠二にはわからなかった。

 何度も突き上げることで絶頂して、嬌声をあげてアヘアヘと蕩けている。それでも灯織は腰をグネグネさせて、秘所で肉幹に必死で媚びて、精を恵んで欲しいと物乞いしている。

 自信がない灯織がここまで積極的に変わるとは悠二には感慨深い。

「ふあぁっ、灯織のおまんこ、すごくエッチな音してて……あぁぁっ……我慢できない……ねぇ、ねぇ、悠二さん……私のここも犯してほしい……」

「咲耶はまだだ。パンツ脱いで顔に跨がれ」

「ああっ、っ、っっ、はっ、はいぃ……」

 咲耶は何をされるのかを察した。花が咲くような笑顔になり、歓喜のあまりイッきかけた。

制服姿の咲耶は白いシャツが巨乳を強調されており、ネクタイがより豊かな稜線を強調している。咲耶は黒のフルバック・オープンショーツを脱いで悠二の顔に跨る。

 スカートの中に籠った濃厚な淫臭が、悠二の鼻から流れ込んでくる。制服のスカートの奥に見える秘所は淫汁にまみれてベタベタに濡れ汚れている。その綻びきった陰裂へ、悠二は舌腹をベッタリ張り付けて嘗め擦る。隅々までむしゃぶりつくつもりで悠二は咲耶の秘所を嘗め、吸い付く。

「ひっ、あっ、んんっ、あああっ! そんなに強く吸ったら、いっ、イッちゃう、イクうぅっ!」

「んんあっ! 悠二しゃんおちんぽぉっ、しゅきっ、しゅきれすぅっ、子宮キッス、しゅごくれっ、しゅてきぃぃっ」

「あぁんっ、は、激しいっ! ら、らめぇっ! 飛んじゃうっ! 頭の中どっかイッちゃうっ!」

「あひぃっ、はあっ、はあっ、んっんっんっあっ、イクっ、イクっ、マジアクメっ、キメまちゃいますぅ! あ゛あぁっ!」

 秘所をむしゃぶりながら秘所に肉幹を扱かれる。これはハーレムプレイの醍醐味であると悠二は思う。完全ステルスドローンを使って悠二の上で二人のアイドルがよがっている姿を撮影している。悠二は後に彼女たちの痴態を見て楽しむためだ。

「んぉおおおぉぉっ!? お゛ほおおっ! ほっ、ほぁっ、ぁっ、悠二しゃんの、せーし、しきゅーにぃ、ビュクンビュクン飛んでぅっ……中らひっ、お恵み、いたらひっ、あ、ああ、ありがとう、ございましゅうぅぅ……」

 灯織の胸を揉みながら腰を突き上げながら悠二は彼女の肉壺へ射精する。絶頂に至った灯織が恍惚に蕩けた顔で天井を見上げ、ガクガクと痙攣を起こす。口から舌を垂らしてアヘェェと声とも呻きともつかない音を漏らした。

 そうして悠二は咲耶に憑依経験(エクスペリエンス)を使用する。茫洋と虚空を見つめたままぐったりとしている灯織から肉幹を抜く。咲耶を押し倒して秘所へ肉幹を挿入する。

「ふああっ、ああぁっ……おちんちんきたぁっ、ん……」

 咲耶は歓喜に打ち震える。

「ああ、やっぱりいいなぁ。咲耶のマンコ! でも君だけ感じてないで俺も感じさせてくれ」

 悠二は正常位で咲耶を突きながら、白いシャツの上から乳房を鷲掴み、揉み回す。すると咲耶のしとどに濡れてドロドロになり、キツキツく肉幹を締めつける秘所は、さらにギュウウギュウと締めつけてくる。

「は、はいっ、あっ、あっ、まんこ締めますからぁっ、いっぱい気持ちよくなってくだしゃいぃっ」

 悠二に押し倒される咲耶は下から腰を動かして媚肉で肉幹を扱く。咲耶も含め恋人の大半が、肉幹にピッタリとフィットする胎内になっている。それに友希那、燐子、舞のような初期からいる恋人たちほどではないが淫技を練習している。先端部を吸い上げるように締まる蛸壷、抽送行為で快感を与える巾着、どちらもやってのける俵締めなど、トレーニングで身に付けられる締める淫技を練習して身に付けている。

 ──咲耶には才能があるな。

 咲耶の淫技の才能を開花させたことに満足感を覚える。灯織と咲耶とセックスをすると──彼女ら以外の恋人たちとのセックスも同様だが──悠二は幸せになる。この素晴らしい快楽の泉を存分に飲み干すのは自分一人で充分である。

これ以降も灯織と咲耶に二回ずつ射精する。

「あ゛ああぁぁああぁぁぁっ!!」

 灯織に精を注ぎ五回目の射精となる。

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

「んほおおおおおおっ!」

「ん゛んあああっあぁぁっ!」

「イグっ! イグううううああああぁぁあああぁぁっ!?」

「ひぐううぅぅっ!? またっ、なからひぃぃきらぁぁっ! ゆうじしゃんっ、しゅきぃぃぃっ!」

 灯織から肉幹を抜かずに続けて灯織に二回性を注ぎ計五回となる。ようやく肉幹を灯織から引き抜くと、咲耶に挿入したすぐに肉幹を打ちつける。咲耶から肉幹を抜かず注ぎ続けて彼女には合わせて五回注ぐことになる。二人合わせて一〇回の射精となった

「んあっ! あああああっ!」

「はあううぅっ!? ああっはっ、はへぇぇっ、えへへっ」

 灯織と咲耶の各五回。二人合わせて二〇回。

「あひぁああぁっ! んんっ、あへへっ、えへぇぇっ……」

「んんおっ! ああっ! あぁぁぁっ! あはぁっ、んっ、んへぇっ、れへへっ……」

 灯織に計一五回。咲耶に計一五回。二人合わせて三〇回になる。

「あっぐっっっ!? っっっっっ! ぁっ! ぅっ! ぉっ、ほへぇっ」

「んひィンッ! ひっ、ひぅっ!? あぁっ、はぁっ、あぅぅっ、あふゥゥンンッ!」

 灯織に計二〇回。咲耶に計二〇回。二人合わせて四〇回になる。

 悠二の肉幹の大きさことは並程度ながら、実に緊張度が違うのである。全然持続力が異なるのである。いかに大きくても持続力が低ければ大鈍刀をふるっているようなものだ。しかし悠二の肉幹は、さながら鋭利強靭な小太刀であるようなものである。

 そしてラブ・ハンターでレベルアップするにつれて精強無比な精力の所有者となり。淫技の熟練度も上がることで、まるで魚が水を得たように、女たちは悩乱した。その肉体は真っ白な波濤のようにうねり、悠二を愉しませた。

 やや緊張が弱まった肉幹を咲耶に埋めたまま、腰を押しつけてグリグリと肉幹を埋め込む。

「ひっ!? ィンッ! ふひィィンッ!」

 柔らかく蕩けた膣肉を一擦りされる度に、咲耶が歓喜の声をあげる。腰をゆるくピストン運動をして肉幹を咲耶の膣肉で扱いて、肉幹に活力を取り戻す。

「っっ!? ぁっ、ああっ、あへへっ、おほっ、あへっ、んおっ、ほぉっんっ」

 咲耶の、玲瓏月輪のごとき美貌が蕩けて崩れ、息も絶え絶えにあんぐりと口を開けて、白目を剥いる。

 しかも咲耶の喘ぎ声はそんなに大きくないのに、体と秘所はビクビクと痙攣している。悠二自身、昂奮していたため気づいてなかったが、いつもなら、咲耶を正常位で突き上げる悠二の体を撫でたり嘗め回したりする灯織も、幸せそうなアヘ顔を晒してぐったりとベッドに転がっている。

 灯織の秘所から漏れだした白濁液がそこら中に零れていた。肉幹を埋め込んで栓としている咲耶の秘所も、肉幹を抜けば精液が溢れ出すだろう。

「あとで二人に綺麗にさせないとな」

 悠二はアヘ顔の咲耶の頭を優しく撫でながら言った。シーツに染み込んだ精液は啜らせて、床に広がってる精液は嘗め取らせる。既に悠二の体液中毒になっている二人のアイドルはそれだけでまた多好感と絶頂で悩乱するだろう。

「それはそれとして、俺のレベルとみんなのほうはどうなんだ?」

 悠二は咲耶を抱きかかえ、彼女の秘所を肉幹で貫き扱きながらラブ・ハンターを操作する。

 アプリを見るとメッセージが表示されている。悠二はレベル七〇を越えて七四に到達していた。。

『レベル七〇に達したのでスキル"フライアのリンゴ"が解放されました』

『レベル七〇に達したので愛の矢が一本、籠が一個配布されました』

 悠二はレベルアップした。そしてモンスターたちを確認する。

 実験に使っている捕獲済みモンスター、捕獲前のモンスターを撮影しているドローンの映像は、悠二の眼前に虚空にウィンドウ画面が浮かび、映し出されている。

 みんな、灯織や咲耶とも変わらない乱れてた姿だ。アヘ顔で半失神して転がっている者、失禁しながら気絶している者。様々である。そして何名かがレベルアップしており、レベルが上がっていない恋人も獲得経験値が増えている。悠二の予想は正しかった。灯織と咲耶がイクたびに他の恋人たちもイクことでレベルが上がることがわかった。さらにスキル創造の対象中であるモンスターは創造を完了していた。

 悠二のレベルアップも実験に使った恋人たちと、灯織や咲耶とやるのと同じ回数だけやったのと同じ経験値を悠二は得たということになるのだと、彼は確信した。今回の実験に参加した捕獲したモンスターは一八人。彼女らは灯織と咲耶のイッた回数の合計だけイッたのであれば、悠二が獲得した経験値も十八人分得たことになる。

「これを何度も続ければレベル上げは捗るな。こうしてプレイヤーのレベルを上げていくのか」

 今まで悠二は自分の精力に物を言わせてセックスの回数でレベルを上げていた。アプリを使い始めた時期はわからないが、ちゅーやたちのレベルが高い理由もわかった。精力には自信がないと言っておきながらレベルが高いことを悠二は気になっていた。早い時期にレベル一〇〇到達のプレイヤーが出たのも納得である。

 悠二はフライアのリンゴを悠二の恋人たちすべて設定する。彼女たちは強力な再生能力を身に宿し疑似的な不老不死になった。プレイヤーである悠二が解除しない限り、たとえ死んでも蘇る身体を手に入れ、老化さえも起こらない。

「それと、秋はどうなったかな……おや」

 二条秋のステータスを確認してみれば秋の好感度が一〇〇になっていた。レベルも〇から四に上がっていた。処女にも関わらず、二人のアイドルがそれぞれイッた回数だけイッたのであれば急上昇も納得である。悠二は秋の設定を完全服従にする。

「ちょっと勿体ないことしたかな。それではツバつけている人たちは……」

 捕獲していないモンスターにも恋人たちが恋人候補として見込んだ者たちには、淫夢(マインドハックリラクゼーション)を渡してあった。

 鈴音や帆波たちは高度育成高等学校関係者である軽井沢恵、佐倉愛里、櫛田桔梗、長谷部波瑠加、松下千秋、茶柱佐枝、星之宮知恵。

 グレイフィアが選んだ恋人候補の姫島朱乃、ゼノヴィア。(義妹など他にも候補はまだいるらしい)

 白金燐子や湊友希那が選んだ山吹紗綾、市ヶ谷有咲。

 水城不知火が選んだ井河アサギ、秋山凛子。

 以上の彼女らは、長期間悠二のことを思いながら自慰を行い、彼のことを忘れられなくなっていたところに、憑依経験や同調を使用されたことで未だかつてない快楽の奔流に理性が飲まれてしまっている。悠二を神様か絶対支配者として崇拝する灯織と咲耶の精神と感覚を長時間共有した彼女らは着実に精神を汚染され、侵されることになった。これを何度も繰り返せば彼女らの悠二への好感度を上げて捕獲成功率も上げられるのではないか。その実験は今後も続けて行くつもりた。

 今回の実験で得られた成果は、『プレイヤーとモンスターのレベル上げをより効率よく方法』がわかったことだ。残る課題は『捕獲前のモンスターを調教して捕獲成功率を上げることができるか』、それは今後確かめようと思う。

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! へぐぅっ! ん゛へえぇぇっ! っ゛っ゛っ゛!」

 興奮のあまり、悠二の肉幹は力を取り戻していく。咲耶は秘所で暴れる肉幹に刺激され、背筋を反らせてガクガクして、突き出した大きな乳房をタプンタプンといやらしく踊らせた。

 

 ◇◆◇

 

 ギブスンと連絡を取り合って、悠二が秋と会うための翌週の土曜日。約束の場所に向かった。悠二は腕の立つ護衛として胡蝶しのぶ、グレイフィア・ルキフグスを選んだ。

「用心棒を任せてごめんね」

「気にしないでください。悠二さんの身はしっかり守らせていただきますよ」

「しのぶ様の仰る通りです。ご主人様は全霊をもって守護いたします」

 しのぶはいつもの女神のごとき笑顔で、グレイフィアは忠勤なるメイドとして答えた。

 待ち合わせ場所には二人の女性がいた。ギブスンは約束通り女性を寄越したのである。彼女たちが悠二に気が付いた。

「ディックさんね、伊介たちがご主人様……ギブスンからのお使いよ」

 伊介と名乗る不思議な女性であった。ピンクのロングヘア、大胆に巨乳を露わにしてへそ出しの服装、ミニスカートは絶対領域が眩しい。目のやり場に困るほど大胆に露出をした、大理石できざんだような美女だ。

「はじめまして、名前は犬飼伊介(いぬかい いすけ)。ご主人様、ギブスン様の女。つまり、ギブスン様の性奴隷です。ご主人様の友達のディック様は特別、伊介様と呼ばなくてもいいわよ?」

「はじめまして、ディックです。変わったお名前ですね」

「アハハ、格好いいでしょう」

 もう一人は天日学園の制服を着た美女である。長い金髪を後ろでまとめ、眩しいばかりの華麗な印象を与える、女豹のように蒼く光る女である。

「エスパダ・ラヴ。天日学園の三年生だ。私もご主人様の性奴隷。私もご主人様の牝奴隷だよ。ご主人様がハメたい時にいつでもどこでもお股広げるために生まれてきた幸福な牝だ」

「何言っているですか、この人」

 しのぶが至極まともな反応をする。視線が実に冷ややかである。

「ただの自己紹介だ。さあ、顔パス回数券を受け取ろう」

「……えっと、今日はよろしくお願いします」

 適当な言葉を見つけられず、スルーすることにした悠二は言われた通り、自分としのぶたちの分の回数券を渡した。

「ああ、よろしく。私は強い者が好きなのだが、君たちは中々いいな」

 名状しがたい光を帯びたエスパダの視線に、悠二は寒気を感じ、しのぶやグレイフィアは不快そうに眉を顰める。

「気を付けて、そいつスケベだから鬱陶しかったら刺してもいいわよ」

 伊介の毒舌にエスパダは陶然とした表情を浮かべる。罵られて喜んだようだ。

「違うぞ伊介様。私はスケベなのではなく、ドのつくスケベなのだ」

「え、訂正するとこそこ?」

 悠二のツッコミにエスパダは真面目ぶって頷く。

「四六時中、いかなる時でも、発情期。それがエスパダ・ラヴなのだよ」

「あぁ~、ムカツクぅ~。こんな歩く風紀紊乱と一緒にいないといけないなんてぇ。ご主人様のお願いじゃないと、他に交代してもらいたかったわぁ」

 嘆息する伊介を見て、悠二、しのぶ、グレイフィアは第一印象と異なり伊介のほうがまともそうだな、と思った。




天日学園に入る一歩前で終わりになってしまい、申し訳ございません。

【ギブスンの所有ヒロイン】
犬飼伊介(悪魔のリドル)
レア度:SSR 点数:96
年齢:19歳 身長:160cm 体重:53kg
3サイズ:B94/W60/H88 バストカップ:G
華麗な容姿の暗殺者。ギブスンの武闘派ヒロインの中でもトップクラスの強さ。原作よりパワーアップしている。わがままでマイペースな性格だが、ギブスンハーレムの中では常識担当。
同性の恋人であった寒河江春紀とは破局済み。むしろ交際していたことは黒歴史になっている。

エスパダ・ラヴ(マケン姫っ!)
レア度:SSR 点数:97
年齢:18歳 身長:165cm 体重:64kg
3サイズ:B90/W58/H90 バストカップ:G
達人級の女剣士。専用武器はレイピア。自らを律するために騎士道を学んでいるが、その実態は本編通りのド変態。バイセクシャル・露出狂・好色家の三拍子そろった痴女だったが、ギブソンによってバイセクシャルではなくなった。
彼女が調教した天日学園の女子生徒たちはすべて“再教育”を受けてギブスンのもとにいる。
本作のエスパダは原作のように乙媛による洗脳は受けていない。

【その他のギブスンのヒロイン】
八津紫(対魔忍)
寒河江春紀(悪魔のリドル)
メラルド・オールベルグ(アカメが斬る!零)
誘宵美九(デート・ア・ライブ)
クァンシ(チェンソーマン)
本編で伊介が代役として任せるあてとして言及した戦闘力を持つヒロインたち。原作ではいずれもバイかレズだが本作ではギブスンによる洗脳調教によって彼以外を性的対象にしていない。

【補足】
クァンシが侍らせていた魔人、メラルドが堕とした女性たちも“再教育”されてギブスン・ハーレム入りしている。ラブ・ハンターでは捕獲されていない。


ハイスクールD×Dの悪魔でレズかバイはいたか記憶がないので、もしいたら教えて下さい。

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03 (秋)

キャラデサが好きなキャラクターでもその人となりがよくわからなくて登場させることに躊躇いが出る。そういう事が結構あります。原作からキャラ崩壊しているヒロインもいますが、それでもある程度知ってないと不味いですよね。

ご感想、評価、お気に入り登録していただけますと幸いです。モチベーションの向上につながります。


 首尾よく天日学園に入ることができた桜庭悠二、胡蝶しのぶ、グレイフィア・ルキフグス。

 悠二は普段通りの清潔感あるスマートカジュアルなものだ。彼に従うしのぶはスーツ姿だ。まだスーツに着られている感じがして、いかにも大学生の社会見学、という感じだ。

 グレイフィアはメイド服だが最近の彼女のメイド服は以前とは異なる。チューブトップ仕様の服はデコルテラインや肩を大胆に晒している。二の腕や胸元から下はメイド服としてデザインされている。エプロンスカート丈は短く、股下一〇センチあるかどうかという程度だろうか。スカートからグレイフィアの尻肉が見え隠れしている。白いフリル飾りが付いたガーターリングの白いニーハイソックスを履いていた。

 曲解を使ってグレイフィアの姿にラブ・ハンターとは無関係な者は普通の格好と認知するようにしているのだが、ギブスンの女であるエスパダ・ラヴや犬飼伊介にはそのものの姿を見ていた。

「なんて破廉恥な姿のメイドさんなんだ。ディックさんも素晴らしいご趣味なようだ」

「恐縮です」

「デザインはグレイフィアに任せているんですが、彼女の格好は俺もお気に入りですよ」

 悠二にお気に入りと言われてグレイフィアは感動して、常のクールな表情を維持するのに苦労が必要だった。

「ノーパンでミニスカートならば、私ももっと男たちの視線を集められるな……勉強になる」

 衆目を集めることを好む露出狂は、真面目くさった表情でグレイフィアの下半身を注視する。ギブスンに調教されたことで身体を許す相手はギブスンただ一人であるが、手を出すことはしないまでも自身の欲望を満たすために誘惑するような行為は未だにやっているエスパダ・ラヴだった。

 

 天日学園についてギブスンに警告されていたことだが、本当に入ってすぐに異常事態に巻き込まれた。

 まさか巨岩が砲弾のように撃ち込まれたり、大きな氷塊が槍の形状で撃ち込まれたり、炎球が飛ばされたりするなど、悠二は未だかつてない命の危険を感じることになった。

 グレイフィアやしのぶが悠二を守るために心を砕いてくれたが、一番役立ってくれたのが伊介だった。

「ありがとうございます。伊介さん」

「気にしないでぇ、ディックさんに何かあったら伊介がご主人様に顔向けできないからね」

 伊介はまるで子供の遊びのように手の人差指と中指を絡ませたまま言った。彼女は非常に高い防御力を持つ透明なバリアを展開する事ができるバリア人間なんだという。

「伊介さんは、その、神器(セイクリッド・ギア)を持っているんですか?」

 悠二は彼の中にある知識から、そう訊ねた。

「違うわぁ。伊介はね、ミュステリアのバリバリの実を食べたバリア人間なのよ!」

「ミュステリア?」

「異なる次元から流れ着いてくる遺物のことですね」

 グレイフィアが悠二にフォローする。ミュステリアとは悠二がいる人界、グレイフィアがいる冥界、水城不知火たち対魔忍とも因縁がある魔界などとも異なる世界。根本的に世界線が異なる世界から転移された器物や技術を総称するのである。この世界を渡る転移の作用はランダムかつ軌跡が掴めない無作為転移である。

 伊介が食べた悪魔の実や会得したという戦闘技術“覇気”もミュステリアであるらしい。彼女は先程からバリアで飛んでくる攻撃を防ぎ、売られた喧嘩は覇気で強化された身体と武器で返り討ちにしていた。

「しのぶのようなマレビトに似ているな」

「彼女は時間軸の移動ではありますが、異世界から流れついてきたマレビトは確かにいるわ。ラブ・ハンターのプレイヤーにはマレビトを捕獲している人はいるものよ」

 悠二がギブスンの性奴隷たち(本人たちの主張)と話していて思うが、見た目こそエスパダ・ラヴのほうがマトモそうであるが、話てみれば伊介のほうが話しやすく常識的であった。そう感じるのはしのぶたちも同じようで、何か質問があれば伊介にするようになっていた。

「バリバリの実のバリア人間。……バリアはかなり強力ですね。もしかしたら冥界の魔王、最上級悪魔の攻撃も防がれるかもしれません」

 グレイフィアは注意深く、伊介を見ていた。彼女が、ギブスンが悠二の敵になったらどのように対抗しよかと考えているのかもしれない。

 二条秋は魔導検警機構。通称マケンキの部屋ではなく、美術準備室に待機しているので悠二たちはエスパダに案内された。秋は天日学園の卒業生であり、初代マケンキのメンバーであり現在のマケンキの顧問らしい。だが他にも保健医兼美術教師も兼任している才女である。そのため、彼女が人払いして自由にできる美術準備室を悠二との密会場所に選ばれた。

「それじゃあ、私たちはこれで失礼するよ。ご主人様からのご褒美をもらわないといけないからね!」

 エスパダはウキウキとしながらそう言って、伊介とともに一瞬で姿を消した。恐らくはガチャアイテムでギブスンのもとへ転移させたのであろう。

 

 ◇◆◇

 

 しのぶとグレイフィアは美術室で待っているということで、悠二は一人で美術準備室へ入ると、そこに二条秋が事務机に向かって座っていた。悠二を見れば椅子ががたっと音を立てて立ち上がる。

「ご、ご主人様……。私の、ご主人様」

「なんだって?」

 陶然とした眼差しでそう呟く秋に、悠二は面食らう。ふらふらと何かの引力で引き寄せられるかのように、秋が悠二のもとへ近づく。

「ご主人様、桜庭さん……」

 秋の頬は、処女雪を夕陽が照らすように紅潮していった。

「ほら。桜庭さんを見るだけで私の秘所が涎を垂らしてます。今朝からショーツがグショグショになっているんです……」

 秋は恥ずかしそうにしながら悠二に言った。

「この前から私は桜庭さんに侵されています……。目を開けていても、閉じていても、何をしていても、あなたのからは逃れられない。あなたに組み伏せられ侵される妄想が離れません。その妄想は凄く激しくて……気持ち良くて……頭の芯から痺れてしまう」

 秋は感覚を共有した悠二の恋人たちの肉欲に酔い、膣を肉幹で突かれ、精を注がれる感覚を共有して快楽の奔流に呑み込まれ、理性を侵蝕されていた。

「あなたを思って自慰に耽ることに夢中となって、妄想を現実にして本当にあなたと交わりたいと願ってしまいました。お願いします……桜庭さん、他の男性ではだめなんです。桜庭さんでなければ妄想を止められません。お願いします……! お願いします……!」

 秋は次第に感極まって泣きながら悠二に懇願しだした。

「桜庭さん。ぁ、ぁッ、ぁぅぅ、どうか……悠二さんぁ、ぁぁ……私の、ヴァージンの、お、オマンコに、オチンチン、入れてくださいぃぃ……」

 我慢ならないとばかり秋は悠二にすがりつく。爆乳が悠二の胸板に当たる。秋はまるで餓えた牝獣のように舌を出して息が荒い。

「いきなりセックスをしろって言われてもなぁ。俺がセックスしてあげるとして、君は何をしてくれるのかな?」

 悠二は意地悪、秋の要求に素直に応えない。

「あぁん……、私の全てを捧げますぅ……、いつ、どんな時も、桜庭さんの御心のままに、私の全てを差し出すことを誓いますぅっ! だから入れてくださぁい!」

「入れるだけでいいの?」

 悠二は秋の大きなお尻を撫で回しながら、彼女に囁く。夢にまで見た悠二に撫でられることでさらに官能を刺激される。

「やぁ……突いて、いっぱい突いてください……」

「中出しは?」

「してっ、中出ししてぇっ……悠二さぁぁんっ、秋の処女のオマンコ、いっぱい突いて、中に出してくださいぃぃ……」

 秋は哀願しながら、スカートの中腹を高く摘まみ上げて、黒いショーツを丸出しにする。

普段の彼女を知っていれば驚くほどの痴態である。彼女は不運でエッチな目に遭遇することもあるものの、彼女はエスパダのような性に積極的なわけではない。それが今では自身の身体を使って男を誘うことに必死である。

「欲望に忠実でいいよ。入れてあげよう。その前に奉仕はできるか?」

 悠二は椅子に腰掛けて問う。秋は悠二の目前まできて、スカートを摘み上げている。

「桜庭さんのおちんちんに、牝犬秋の口や舌で労らせていただけばよろしいのですね? 初めてですが……、一生懸命ご奉仕させていただきます」

 ごく自然に秋は自分を犬と表現して人間としての尊厳を捨てていた。悠二が実験的のために風野灯織、白瀬咲耶を使った濃密な3Pによるその淫楽の波濤は、性への免疫が低かった秋にとって凄絶を極める衝撃だった。彼女の精神は水をかけられた砂の城のように崩れてしまっていた。

「そうか。では、やってみな」

「ありがとうございます」

 秋は悠二の足の間で四つん這いになって、白い指をベルトへ伸ばしてくる。その所作は緊張しているようでぎこちないものの、まったく躊躇いがない。

「ああ、素敵な香り。こんな気持ち、はじめて……!」

 露出した肉幹を捧げ持ち、鼻や頬を擦り付けながらそんなことを口にする秋。悠二の体臭を嗅いだだけで身も心も喜悦に蕩ける。表情は淫欲に酔っている。瞳はうっとりと潤み、声が甘く、頬も少し赤い。

「二条、秋、は……桜庭さんの、オンナと、し、て……桜庭さんを、想い、桜庭さんを、慕い、桜庭さんに、許される、限り……その……せ、セックス奴隷として、愛と、忠誠と、服従を、誓います」

「許そう。君の愛と忠誠を受けよう。誓いを示してみたまえ」

 秋は聳えた肉幹の頂きに口を寄せていく、躊躇わず鈴口へ唇を落とした。ちゅっ、と愛らしい音を立てる。長く、長く、唇を押し付けて、そして離す。

 秋は魂の奥底から湧き出る幸福感が身体中を満たす。快感にゾクゾクと震え、頭の中が蕩けていく。悦びによって腰が踊っていた。彼女が悠二に対して尻尾を振らないのは、彼女には物理的に尻尾がなかったからである。

「足りないな。お前を救うモノは、そこだけか」

「申し訳ございません。この牝犬めを救ってくださるおちんぽ様は、こんなにも大きく、逞しく、寛大です」

「足りないな。お前の誓いの想いがこの程度でないことは分かっている。いずれ体の隅々に誓い立てさせてやろう」

「ありがとうございます。お慈悲をいただけたのだと、悦びのあまり達してしまいそうです」

「そうかい? それなら達してみろ。コイツの隅々に誓い立てながら、達するほど悦んでみせなさい」

「あぁぁっ、ありがとうございます」

 秋は目を輝かせて、チュッチュッと音を鳴らして肉幹にキスを落としていく。亀頭の表面から裏筋へと、秋は夢中でキスを浴びせていく。秋のキスはこそばゆいものの、彼女の丁寧で熱心なキスは悠二を昂奮させるのに十分だった。秋の白い指に包まれた肉幹は彼女の奉仕でますます固くさせる。

「んっ、っ、っっ……ぁっ……」

 肉幹に頬を押し当てて、絶頂に達して背筋を震え上がらせてる秋。肉幹へのキスだけでイッてしまう女性は秋が初めてだった。

 秋の変態的な様子に煽られて、悠二は秋のスカートを捲る。秋は肉幹へのキスに夢中だった。パンツを丸出しにされてもきづいていない様子で、肉幹にキスを浴びせ続けていた。

 キスをするだけでイく。実に心地よさそうな嬌声をあげている。理性が衰弱しているかのような表情だ。秋はイク時、頬に肉幹を押し付けて、牝獣めいた声を上げている。

「達する時はイクと言え。悦んでいることをちゃんと報告しろ。牝犬だというならば、それが飼い主への礼儀だ」

「あぁ……! はぁいっ、わかりました」

「それで? 何回イッたんだ?」

「……三回です」

「コレへのキスだけでそんなに喜んだのか」

「はい。嬉しすぎて、気が狂いそうです」

 肉幹を手に持ち、秋はうっとりとした眼差しで見ながら肉幹に頬ずりする。

「そのうち俺に何をされても、俺に何をしても、気が狂うほど悦ぶようにしてやる」

「うふふ……、もう既にそうなっていると思います」

「──」

 悠二は想定以上の秋の凋落ぶりに驚く。彼女とはこれが初対面だがラブ・ハンターで得られた情報ではもっとちゃんとしている人だったと思うのだが……。

(そもそも、あのときセックスは、灯織を堕とした時よりも回数は少なかったんだがな)

 本人の性質にも左右されるが、ラブ・ハンターによる影響の大きさに悠二は驚いた。それと同時に、様々なモンスターたちを使ってその反応を見て見たいという好奇心が芽生える。

「おいおい、それはさすがにないだろう」

「桜庭さんは私のご主人様。ご主人様にさせていただくこと、していただけること、それらがどんなことでも嬉しくないわけありません。例えば……殴られても、指を一本ずつへし折られても、糞尿を飲み食いさせていただいても、嬉しくてたまりません」

 マゾ傾向のある秋だが、これを本心で思うのであれば間違いなく彼女はMである。

「……そこまで言うなら試してやろう。舌を出せ。そして口を上に向けろ」

 言いつけの通り、秋は肉幹に縋ったまま顔を上げて大きく口を開き、小さな舌を伸ばした。

 悠二は覗き込むように顔を近付けて、唾を垂らす。唾は秋の舌にどろりと滴り落ち、喉の方へ滑っていく。秋は軽く腰を捩っていた。身体が微かに震えている。

「それは君の好きにしていいぞ」

 悠二が言うなり秋はすぐに口を閉じる。瞑目してくちゅくちゅと味わうように口中に悠二の唾を転がして、最後に喉を鳴らして飲み込んだ。

 快楽の刺激に痺れ、秋の背筋がゾクリと震え、ヒップが揺れた。

「申し訳ありません。報告もできずにイッてしまいました」

「事後報告でいいよ。それより、俺の唾を飲めたことがそれほど嬉しかったのか?」

「はい……。とても美味しかったです」

「それなら言うべきことは、謝ることではないだろう」

「仰る通りです。ご主人様、唾を与えていただき、ありがとうございます」

 正真正銘の従順すぎる奴隷であった。悠二は彼女に会うこともなく二条秋という人格を破壊して性奴隷としての人格に転生させていたのだった。悠二は秋の変化に昂奮した。

「それでは、その感謝の念を表すために奉仕しなさい」

「ありがとうございます」

 秋の顔が真っ直ぐ股間へ埋まっていく。恥じらいも躊躇いもない様子だ。ヌメヌメした口内粘膜が肉幹の半分まで包み込むと、頭を動かして先端の方へ戻っていく。

「ん……ん……ぢゅろ、ん……んふうぁあ……いかがでしょうか?」

「悪くないな。だが、咥えるだけでなく舌も使え」

「やってみます。んぅ……んふっ、んるっ、ふんぅっ、んろ……、ほーれほーふぁ」

「いいね。続けろ」

「ふぁぃ……んふうううっ……、んる、んぶ、ふれ、ぉぼ……ぶふっ……」

 秋は前のめりなって、ひたすらに首を振った。唇を窄めて、舌を蠢かして、そして腰を震わせている。ショーツは湿り気をさらにます。もしも下着をつけていなければ床に池ができるほど愛液を垂れ流していたことだろう。

 秋の奉仕は初めてには上出来といえるものだった。口の隙間から溢れる唾液が肉幹を伝い落ちて、肉袋の方まで濡れている。それだけ秋は唾液を口中から溢れさせ、頭を揺らすことで掻き回している。そこまで夢中で奉仕されたならば悠二の興奮もますます高まる。

「さあ、出させてみろ」

「んぐうぅっ! んごっ、ごぼっ、ぉぐうっ! ん゛ぐうぅっ!」

 黒絹のような長い髪を撫でたあと頭を掴み、衝動任せに振り立てる。秋は喉の奥で呻きながら、それでも舌を頑張って使っている。

 丸出しのお尻を右に左に振り振り、喘がせながら、口を蹂躙されることに必死で応えようとしている。

「出す。だから飲んでみて」

「んぐうううぅぅううぅぅぅっ!?」

 悠二は秋の頭を押さえつけ、込み上げてくる精をそのまま彼女の口中に放った。嗚咽が出て苦しそうで、秋の背中が丸くなり引き攣っている。

悠二が秋の頭を離してあげれば、すぐに肉幹を口から出して、咳き込んだ。口の端から、涎と精液が混じったものが垂れている。

(うわ、なんだこれ、エロい……)

「けふっ、も、申し訳ございません……」

 何を謝る?と悠二は胡乱げに秋を見る。秋はその場で再び這い蹲ると、床を嘗め始める。彼女が先程咳き込んで口から零したもの、口から肉幹を出したときに滴り落ちた精液を秋は嘗めていたのだ。

「ご主人様……牝犬の秋が、イき、ます……っっ、ぁっ、ふう、ぁっ……」

 秋は床の零れた精液を嘗めて悦んでいた。至福な笑顔で嘗めてイッていた。丸出しのお尻を突き出して、ピクピク痙攣させている。

 悠二の位置からでは、床のほうを向いて動いている秋の後頭部しか見えない。しかし、異次元ドローンを使って見れば、床の白濁液に舌を擦りつけているのがはっきりと分かる。

「続けて」

 悠二は命令して、秋の後ろへ回る。

 大きなヒップを包む紫のパンツは、底の部分が濡れて色濃くなっていた。それだけでなく生地が吸いきれず、パンツの両端から内腿、膝へと、愛液が伝った軌跡がテラテラとしている。

 恋人たちの中でもなかなかの変態の逸材だろう。

 秋のフリフリ揺れるお尻からパンツを指でひっかけてずり下ろせば、淫臭がむらっと立ち込めた。それでも秋は、秘所や肛門を丸出しにされたというのに精液を嘗め取り続けている。尻肉をくいっと肛門を確認すれば着色の少ない綺麗な色をしていた。

 悠二は秋の肛門を嘗め、舌で穴をほじくる。指で秘所を弄り開かせてみる。サーモンピンクの綺麗な花が見える。

 弄られ、刺激を与えられても秋は顔を上げない。顔は赤らめても顔を上げない。

「イきます……んっ、んんっ、ぁぁっ……」

 尻が震えたと悠二が思えば、ヒクヒクしている秘所から淫液がドロリと出てきた。

 秋の淫蕩さに、悠二はついに入れたくなってしょうがなくなる。

「ひぎぃっ」

 悠二が肉幹をぐいっと捩じ込むと、秋がそんな声を上げた。抵抗が強く、なかなか全部入らない。

「ん゛ん゛ん゛ぅぅっ! ん゛────っ!」

 悠二が力強く腰をしならせ、打ちつけて突き入れた。処女膜を突き破る感触が下腹部にあった。

 処女の純潔を奪う感覚は、男の征服感を満たさせる。肉幹で障害を押しのける感覚。未開の地を開拓する感触。キツキツの肉の隙間を肉幹でミチミチとこじ開けていく感じ。

 処女を女にする瞬間。昂奮を昂り腰振りが捗る。

「ひっ、あ゛っ……ううっ、ん゛くっ……」

「どうした。感謝の言葉はないのか?」

「ひぃっ!? ひぐっ、ありがとうございます、ぅ゛んっ、あ゛うっ」

 秋の感情が伝播するように、肉壺がうねり肉幹に甘美な刺激を与える。

 ──よくできた牝犬だな。

「ひぎぃっ」

 悠二は腰のスイングに勢いをつけると、秋は顔を振り上げる。声からして気持ちいいというわけではないだろう。気持ち良さと苦痛が混ぜ合わせられているようだ。

 悠二は秋のMっ気を満足させるため。彼女の髪を掴み、手綱の如く引っ張った。

「おらぁっ、悦べ牝犬めっ。ちゃんとお利口さんにしてやれば、このいやらしい穴に出してやるからな」

「あ゛あぁっ、ありがとうございます、ありがとうございますぅ、っっ、ん゛んあっ!」

 黒髪を引っ張って、片手で腰を掴み、肉幹をズポズポと抜き差しする。肌と肌がぶつかるパンパンと渇いた音が、大きく、早くなっていく。

「ほぉらご褒美だ。悦んでみなさいっ!」

「あがっ! っっっっっ!? う゛ぅっ、あはぁっ、っ、ぁぁっ、っっ……」

 お尻に腰を押し付けて、ドロドロに濡れて愛液に満ちた狭い穴の奥で悠二は射精した。

 秋は体を弾ませ、息を詰まらせている。大きな乳房がぶるんぶるんと揺れている。左右それぞれ乳房の揺れ方が異なる。右の乳房が持ち上がれば、左の乳房が下方に下がる。

 豊艶な処女を手に入れて遊べて悠二は充分に満足した。

「秋、お前が望む通りにしてやったから、俺の肉幹が汚れたぞ? どうする?」

「あ、ぅ……この、牝犬めの、口などでよければ……おちんちんの汚れを嘗め、取らせてください……」

「いいだろう。感謝を込めて、悦びを噛み締めながら掃除しろ」

「ありがとうございます……」

 悠二がまた椅子に掛けると、秋は肩で息をしながらも真っ直ぐに肉幹咥え込む。丁寧にお掃除フェラを始めた。




二条秋
第19のヒロイン。『マケン姫っ!』の登場人物。
登場順で言えば18番目ですが、捕獲された順では秋より前に捕獲されているヒロインがいるので、秋は19番目になります。


新設定『ミュステリア』。伊介がギブスンハーレムでも強い部類になったのはバリバリの実と覇気でハイレベルの攻防一体な力を持ったからです。バリバリの実の防御力と高いレベルの覇気が合わされば厄介ですね。
今後、悠二のハーレムにも『ミュステリア』を取り入れる予定です。キャットバトルを盛り上げたり、ヒロインにイタズラしたりすることにも設定を利用するつもりです!
(※本作はあくまでもヒロインとイチャイチャするのがメインです。そこを方針変更することはありません)


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04 (秋、リサ、グレイフィア)

遅れてすみません、二条秋編最終回です。
ご感想、評価、お気に入り登録していただけますと幸いです。モチベーションの向上につながります。


 秋と天日学園で交わった後、悠二の自宅に秋を連れ込んだ。今は今井リサ、グレイフィア・ルキフグスと一緒に秋は肉幹を愛撫している。

「あんっ、悠二さんっ……おちんちんが暴れてるぅ……んちゅ、ふはぁっ……」

「ぢゅるる、ずずっ、ぢゅぷふぁ……あんぅ……ご主人様、興奮してくださってるんですね……」

「ご主人様、どうか私に、お情けを与えてください……んぶ、ふぅぅっ、ぢゅろろ、ぐぶぉっ……」

 三人の奉仕を悠二は堪能する。先端をリサが首を前後に揺らしながらしゃぶり、秋が幹を丁寧に嘗める。グレイフィアが肉袋を嘗めたり、軽く噛んだりしている。脚を大きく広げていたが三人も脚の間に入れるのが億劫になった悠二は、立ち上がる。

「やあん、おちんちん待ってぇっ……」

 と言いながらリサは悠二の左脚に抱きつく。豊かな胸を脚に押しつけながら、肉幹の裏側を中心に舌を這わせる。リサはいつも通りに肉幹に夢中だ。

 悠二の右脚にはグレイフィアが縋りついて爆乳を彼に押しつけて、横から裏筋やカリを嘗め啄む。

「はむぅっ、ぢゅっ、ぢゅっ、れへぇっ……んぅっ、はああ……」

 秋が悠二の視界から消えたと思えば、彼のお尻から甘美な刺激があった。

「おっ」

 悠二は気持ち良さから声を上げてしまった。悠二の背後で秋が跪き、彼の尻に両手をあて、その間に口を埋めていた。秋は舌を会陰の方から尾てい骨の付近まで、尻の溝を嘗め上げることを繰り返している。秋は菊門を、皺を一本一本嘗め伸ばすように舌先を蠢かす。

「ちゅる、れふ、はあん……はあ、ちる、んちゅ……」

「ああっ、我慢汁が垂れてきた……」

 リサは表情を陶然と蕩かせて、鈴口を嘗める。舌先と尿孔の間に銀糸が伸びる。それが切れる前にグレイフィアも猫のようにペロリと舌なめずりし、それからほじくるように舌先を蠢かす。

「アタシもぉ……」

 リサが亀頭に唇を押し付ける。グレイフィアも横から亀頭に唇を押し付ける。二人でエラや段差を嘗め擦り、啄み、ダブル手コキまで行う。

 これがまた絶妙に気持ちいい。

 菊門を擦るように這っていた感触が、門をこじ開けるように舌が侵入してきた。肉幹はダブル手淫と嘗めて咥えての亀頭フェラの舌淫の同時淫技攻撃。菊門の丁寧な舌淫。

 悠二は感極まって射精する。

「ひゃああんっ!」

「はぁんっ! はあっ、へあぁっ……」

 白濁液を放出すると、リサとグレイフィアは急いで肉幹の先で顔を寄せ合い、放出される白へ舌を差し出す。唇や頬を穢されても舌を垂らし続けて、嬉しそうに昂奮で息を荒らげる。

「濃ゆいよ悠二さん……ネバネバがすごいの……」

「あん……ご主人様の強い香り……頭が蕩けちゃう……」

 などと呟きながらうっとりしつつ、口の中で精液を転がし、咀嚼する。二人は射精を終えた肉幹に唇を擦り付け合って、お掃除フェラを行う。

「羨ましい」

 秋は悠二の腰の横から顔を出して自分と同じ悠二の恋人たちの痴態を眺める。羨望の眼差しを向けながら、少し拗ねたようでもある。

 射精をしたものの、リサやグレイフィアの奉仕もあってまだまだ肉幹が元気で疼きがある。リサかグレイフィアの口に突き入れようかと考えておると、秋と目が合った。

「──」

「……え? きゃっ!?」

 悠二は秋を転がして仰向けにする。秋は抵抗することなくされるがままになる。秋に股を開かせて、濡れそぼったパンツの底を悠二はグイッと寄せる。

「ああ、ご主人様……牝犬の私にご慈悲を与えていただけるんですね……んっ、ん゛んんぅっ!」

 まだ回数が少ないので秘所は解れていないが、強引にねじ込んで、腰を打ち付ける。

 グレイフィアがちらりとこちらへ視線を寄越した。

「ふふふ、リサさん、私たち、オカズにしていただいてるみたい」

「ふえ? やあん、ずるい……アタシもハメてほしいのにぃっ……ふあっ、んっ」

「そうね。私も使っていただきたいの。だから慰めてくれる? ご主人様の精を感じながらだと、きっと夢中で見てくれるわ」

「夢中で……ぐ、グレイフィアさん……悠二さん……んむぅっ、ちゅぷ……」

 全く、よくできた恋人だと悠二は感心する。グレイフィアは悠二を楽しませるために恋人仲間をそそのかしている。

 リサは片手をグレイフィアのスカートの中へ、グレイフィアは片手をリサのスカートの中へ、それぞれ突っ込んだ。途端に踊り出す二人の腰。頬の上気が色を強くしている。

「はむぅん……チュ、プチュ、はあ、ああんぅぅっ、クチュ……」

「はふああッ、ふううんッ、はあああッ……ちゅる、れふ、はあん……はあ、ちる、んちゅ……」

 二人の瑞々しい唇が、舌がお互いの顔に触れ合う。お互いの顔に付着する精液を嘗め取っている。二人の手淫で刺激されて腰をくねり回している。力が抜けて何度も豊乳を押し潰し合うのだが、その都度踏ん張り直し、乳房をぶつけ合って戯れている。肢体をくねらせ合う艶かしい光景だが、二人とも悠二が好まないのを知っているのでレズキスは避けている。

 彼女たちの献身的なオカズの提供には、自然と悠二の腰のスイングにも勢いがついた。秋の腰を掴んで、少し浮かせ、衝動のままに突き上げた。キツキツのまんこはドロドロで、肉幹と擦れてグヂュグヂュと音を漏らす。淫らな湿った水音がするほどに、オカズに興奮を煽られる。

「んっ、んっ……ぁっ、ああっ、ご主人様……私が、イキッ、ますっ、んっ! んくぅ! ん゛ぁああああぁぁっ!? っ! ……っ!」

 秋が舌を突き出して絶頂する。口の端から唾液が垂れている。悠二は彼女にのしかかって、まんこの上から腰プレスをしながら、肉幹を膣奥の奥まで押し込んでグリグリと抉る。

「ねえ、悠二さんぇ……リサのおまんこも使ってぇ? 今日は一度も入れてくれてないじゃん!」

「ご主人様、牝奴隷のグレイフィアにも、おちんぽ様を恵んでいただけないでしょうか……今日は入れていただけておらず、この淫乱な牝犬はおもらしが止まりません……」

「はは、俺もグレイフィアたちに入れたいよ。だから、欲しいなら早く勃たせてくれ」

 悠二がそう言えば、リサもグレイフィアも嬉しそうに目尻を垂らして、秋の秘所で中出しを遂げた肉幹を熱心に嘗めしゃぶり始める。

 下半身の心地よさを堪能しがら、悠二は秋の乳房に吸いつき母乳を飲んで小休止を取ることにした。

 

 ◇◆◇

 

「ベッドに上がれ」

「はい……」

 リサとグレイフィアが果てて寝室の床に敷いたマットに寝転がる。悠二はベッドの上に秋のグラマラスな肢体が横たえられる。背が高く、獣欲を搔き立てるグラマラスなボディライン。赤い花弁の上を、雪のように白い裸体が浮かぶ様は、芸術品のようだった。悠二は、彼女の脚を左右に開かせると、間に腰を下ろし、膨れ上がった肉幹を見せつけた。

「挿れるぞ」

 ピンクの割れ目に肉幹を押し当てると、そのまま上体を倒して体重を乗せる。にゅる、と柔らかな内部に亀頭がはまり込む。悠二は腰に力を込めて体重を乗せる。

 にゅるりと中はぬるぬるで、熱い。うねる膣内は肉幹をしゃぶるように締め付けて、快感に悠二は背筋がぞくりとする。

「おおう……」

 腰から下が蕩けそうな快楽に、喉から吐息が零れる。覆いかぶさる下には、多幸感に酔いしてセックスに溺れる秋の表情がさらに悠二を昂らせる。

 肉幹を根元まで埋め込んでもまだ足りないとばかりに、密着した下腹部をねじ込むように動かす。一番深いところを刺激されて、秋の口から切なげな声が漏れた。

 男と愛を交わす蜜穴は、男を受け入れる準備が出来ていて、結合部からくちゅりと音を立てながら肉幹に絡みついてくる。処女を失ったばかりでまだまだ悠二に合った形にはなっていないが、それでも中の肉は牡から精液を搾り取ろうと淫蕩に蠢いた。

「気持ちいいよ。秋、もっと俺と相性がよくなると思うと心が躍るよ」

 もう彼女は彼のモノだ。この本人の頭ほどある乳房も。安産型の大ぶりなヒップも。およそ日本人離れした、グラマラスなボディは髪の一筋から血液の一滴まで、彼のものなのだった。

 白く艶やかな首筋。鎖骨の窪み。ぷるぷると揺れる乳房。なだらかな腹部。目に付く場所全てに強く、痕を残す口付けをする。

「ん、だめ、首筋は……残っちゃう……」

「いいだろ、秋が俺のモノだっていうマーキングだ」

「ありがとうございます。ありがとうございますぅ……。もっと、あなたの所有物(もの)だという印を刻んでください……!」

「いいよ。それにもっと違う印もあげよう」

 悠二が微笑みながら、肉幹を沈めた腹部を撫でる。

「え……?」

「どろどろの精子をたっぷり注ぎ込んで、服の上からでもわかるくらい、腹が膨らむには、どれくらいかかるだろうね?」

 彼は腰を大きく振り、下腹部に強く叩きつけた。女体の神秘を追求して、冒涜し、征服するようなピストン。

 悠二は燃え盛る情欲に飲まれるままに、女神のように美しい肢体を貪る喜びに浸る。女体と重なり合い、結合して、一つになっている。

「イク、イクぞっ! 中に、中に出してやるっ!」

「はぁっ、ひっ、きてぇぇぇ!」

 ヴァギナの中で、肉幹が動く。快楽に秋は身を捩らせたが、悠二は括れた腰を掴んで押さえつけて、射精した。

 膣内を肉幹がのたうって、女の下腹部へ、どくどくと精液を吐き出す。びゅく、びゅくっと肉幹が震え、精液を吐き出すたび、汗ばんだ白い裸体が波打ち、震えた。

「ああ……熱いの、入ってくる……」

 ラブ・ハンターによって魂を囚われて、悠二の女として自我を染め上げられた秋は中に直接射精されて歓喜する。

 浴室にシャワーの音が響く。悠二は、秋の妖艶な肢体に水滴が伝う様子を見ていた。数回の射精を終えても、まだ悠二の逸物は硬いままだった。下腹部の奥から力が湧いてきて、まだ何度でも出来そうなほどだ。ガラス越しに、美女の濡れた艶姿を見ていると、気持ちが昂る。

 悠二は無言で立ち上がると、バスルームに向かった。シャワーは先程浴びたばかりだが、構うものか。

「秋、シャワー終わった?」

 いきなりの闖入に、髪を拭いていた秋がびくんと震える。

「ゆ、悠二さん……」

「終わったみたいだね。じゃあ、また、しよっか」

「はい……ありがとうございます。また、よろしく、お願いします……」

 シャワーが降り注ぐ中、悠二は後ろから秋の身体を掻き抱く。頑丈なガラス戸に上体を預けさせると、豊満なバストがぐにゅりと歪む。

 向こうから見たら、さぞや絶景なのだろう。今度はカメラを用意してこよう、と悠二は考えた。

「お尻、こっちに向けてよ。ほら、その大きなおっぱいのを持ち上げて」

 ぷるん、と圧倒的な迫力のヒップが向けられる。染み一つない、白くてすべすべでむっちりした、白磁なお尻だ。

「やっぱりこの大きなお尻はいいよな……」

 語彙が拙くなりながらも悠二は秋を褒めながら、両手でヒップラインに手を当て、まろやかな曲面に沿ってさすると、彼女が何かを堪えるように腰を揺する。

「はあぁ、気に入ってもらえて、嬉しいです……」

「そんな風に尻を振られたら、もう突っ込むことしか考えられなくなるじゃないか」

 彼は中腰になると、くびれた腰をがっしり両手で固定した。肉の肉幹を割れ目に沿えると、白桃のような尻めがけて、思い切り腰を振りかぶる。

「んはぁっ!」

 四回目の挿入は、ぬるん、とすんなり入り込む。抵抗もなく、一番深いところまで一気に肉幹がはまり込んだ。

「おお、いいぞ……」

 柔らかいヒップが下腹部にぶつかってとても気持ちよい。腰を弓なりに振って、ぬるぬるの蜜壺を掻き回しながらピストン運動をする。じゅぷ、じゅぷといやらしい水音が盛大に鳴り響き、結合部からは精液と愛液の混合液が溢れ出た。

 まるで動物の交尾のようである。腰を振りながら、ぷるぷるした乳房を両手で掴む。硬くなり勇壮と屹立した肉幹で秘所を貫き、粘膜と粘膜を擦り合わせる。亀頭が膣襞をこするたび、秋はその気持ち良さから変な声が出そうになる。

「んあっ、はぁんっ!」

 立ちバックは、彼女の安産型のヒップを味わうのに適当な体位だ。大きくむっちりしたヒップが悠二の腰にぶつかって気持ちがいい。白く綺麗な背中を嘗め、キスの雨を降らせて、生々しい情交の痕を残してゆく。

「はあっ、はあっ、いいよ、最高だ、秋!」

「んはぁっ! 飛んじゃう、飛んじゃうっ!」

 弓なりに反り返った秋が、絶頂に達してガラスに縋り付こうとする。掴むところがなく、崩れ落ちそうになるのを、悠二は上体を抱いて支えた。そしてそのまま、どくどくと精液を注ぎ込む。

 湯のような熱い濁液を、体内にいっぱいに浴びせかけられ、秋のからだがびくびくと震えた。

「いっぱい運動したあとのお風呂は、いいねえ」

 湯船で悠二は満足しきったようにため息をついた。髪を結い上げた秋を抱きながら、二重の意味で気持ちいい入浴である。向かい合わせで悠二の上に座る秋の乳房に──乳首に悠二は吸いつき、母乳を飲む。

「んあっ、んっ、ぁっ……ゆうじさんっ、私のおっぱい、悠二さんのものだから、もっともっとおもちゃにしてぇっ……」

 悩乱する秋の嬌声を聴きながら、悠二は母乳を味わう。水分補給のつもりだったが小悠二がますます活力を漲らせることになった。

「……悠二さん、その、また大っきくなってます……」

 再び大きくなってしまった小悠二が、秋の股間に当たっていた。

「そうだね……秋は、男を気持ち良くするお仕事が、すごく得意みたいだが……ちょっと、才能があり過ぎるかもな」

 ぴちゃぴちゃと浴槽のお湯が跳ねる音。それはすぐに、男女の嬌声に転じていく。夕食の準備をしている恋人たちとも、悠二は交わるつもりだが、それでもまず眼前の恋人の肢体を味わうことをやめる選択肢は彼になかった。夜は深まるが、蜜のように甘い饗宴は、まだ終わりそうになかった。




これで二条秋編は終わりになります。構成力の未熟さを痛感させられる反省点が多い回でした。
今後の展開はまだ考え中です。ヒロイン別にぼんやりとプロットできていますがこれも皆様からアンケートとしてご相談ください。


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幕間の物語:川神舞(バレンタイン記念)
01 (舞、グレイフィア)


二条秋編の進捗が進まないので、一旦離れてバレンタインに向けて作っていた川神舞メインの幕間を出します。

アンケートご協力ありがとうございました。アルトリアの人気にビックリです。


 部屋に入った時から舞は両手をモジモジとさせていて、悠二を見つめる恋する乙女のようなオーラを放っていた。

 捕獲した当初は悠二にはかなり反抗的であったがそれも過去の話。今では心底悠二を愛しており彼に盲目的なまでにつき従っている。

 舞をリビングへ通すと悠二は、舞の制服の上からお尻を触る。

「――あんっ!?」

「一日ぶり。会いたかった」

「あっ、あのっ、私も、んあっ、会いたかったです」

 舞は制服の黒シャツの上に黄色いセータを着ている。膝よりもずっと上までの超ミニスカートに黒靴下と黒のローファーを履いていた。

 ブロンドのサイドヘア、くっきりと見栄えのする華麗な顔立ちである。悠二は舞を抱きよせ、尻をナデナデと撫で続ける。

「んっ……あのっ、その……」

 上目遣いで舞が何かを言いたそうだったが、ほのかに香る香水と汗の匂いで男根に活力漲ってくる。

 スカート越しに伝わってくる尻の割れ目の感触が、より悠二は昂奮する。舞はノーパンなのでよりはっきりとわかる。このまま舞と寝たくなるが、悠二は我慢をする。

「じゃあ、行こうか。グレイフィアとは秋葉原で合流することになったから」

「そうなの。わかったわ。じゃ、行こうか」

 

 ◇◆◇

 

 今日、舞とグレイフィアで秋葉原に向かったのは、以前舞が参加したメイド喫茶でのリンボーダンス大会に二人を参加させるためだ。

今回の参加者は舞とグレイフィア以外は男性が三人いるだけで女性はいない。最初のバーの高さは一二〇センチから始まる。

「ふっ……うっ、ん……」

「……っん、ふ……」

 膝上二〇cmぐらいの短い丈のスカートで、ノーパンの舞は上半身を優雅に後ろへ大きくそらし、金髪のポニーテールがリズミカルに揺れている。

グレイフィアも股下一〇センチあるかどうかのメイド服を着たグレイフィアも綺麗に後ろへ上半身を反らす。銀髪が揺れてキラキラと輝いている。

 二人ともノーブラなため乳房が振動で自由自在に揺れ、ノーパンであるため超ミニスカートなため股間がちらちらと見えそうになる。舞の黄金の剛毛陰毛などは照明の加減もあって綺麗に光っているように悠二には見える。

悠二は今回、暗幕(ブラックアウトカーテン)は使わない。曲解の実験だ。彼女たちのエロい姿を観客に見せて、エロいと認識させても出禁を受けるようなことがない程度のお色気シーンに思わせるとか、認知の操作を実験していた。

 以前の舞はスカートを抑えて見えないようにしていたが、悠二によって調教されて心身ともに彼の恋人となった今では、グレイフィアとともに見えても構わない、むしろ悠二に見られるのはご褒美だと思っている。悠二以外に見られていることにゾクゾクと背徳感が身体をピリッとした電流のように刺激される。白磁のような頬は紅梅のように染まり、下腹部には熱がこもり愛液は内腿を伝う。

「おお、やっぱりいい勝負しているな」

 悠二は二人の恋人たちの健闘に感嘆する。

 舞の剥き出しの健康的な太もも、ニーハイソックスとガーターベルトで大人の色気が漂うグレイフィアに、観客は盛り上がる。

(ああ……見えちゃう……)

(みんなに……見られて、る……)

 徐々にハードルが低くなり、舞とグレイフィアの股関節が広がり、体勢が低くなる。素晴らしい柔軟性である。そうなるといよいよ、スカートから秘所が見えてくる。

(おお、素晴らしい)

 悠二は感嘆する。黄金の陰毛、白銀の陰毛がちらちらと見える。揺れる豊かな乳房。美女たちの息遣い。どれも昂奮せざる得なかった。

 

 ◇◆◇

 

「二人同時の優勝とは、めでたいな」

「どうせなら私一人で勝ちたかったけど、グレイフィアさんなら仕方ないか」

 悠二の隣を歩く舞がそう言って嘆息する。舞が言う通り彼女とグレイフィアの同時優勝だった。

「舞さんこそ、素晴らしい身体能力です。もしかしたら負けてしまうかと思いました」

 グレイフィアが優美に笑って舞を賞賛する。舞曰く、悠二の恋人になってから身体能力含め色々と良くなっているらしい。肌の調子がよく、化粧ノリが良い。肩こりを最近感じない。さらに術の練度などもさらに洗練されているらしい。

 恋人たちは悠二に相応しい女になろうと自分磨きを以前より徹底してより洗練されることで以前よりも魅力的になっている。初期から悠二に捕獲され調教されていて、レベルも恋人たちの中では高いほうである舞は特にレベルアップの恩恵を受けているようだ。

「さて、それじゃあ二人にご褒美をあげたいところだけど」

「私は冥界での仕事が入ってしまいますね……。ご褒美はまたの機会に」

 グレイフィアが悔しそうに言う。そして彼女は人目も憚らず、悠二に抱きつく。

「申し訳ございません。ご主人様。あの男……サーゼクスに近づかなければなりません。私に勇気をください」

「勇気って、お前の旦那だろう」

 悠二は苦笑しながらグレイフィアの頭を優しく撫でる。彼女の銀髪はとても肌触りが良い。

「夫だなんて悍ましい! 私はあの男の隣には五分ともいたくないのです! 本当ならば私は常にご主人様のお側にいたいのに……」

 冥界では恋物語として人気の題材になるような夫婦だったのも昔の話だ。グレイフィアの心は既にサーゼクスから離れていた。クールな美女だが実は内面には寂しがりなところがある彼女を励ますように、悠二は抱き締める。

「俺もグレイフィアと離れるのは寂しいよ。魔王様の傍に行ってしまうのも悲しい」

「ほ、本当ですか」

 悠二の言葉にまるで少女のような顔でグレイフィアは喜ぶ。

「少し離れてもグレイフィアは俺の大事な恋人だし、ずっと大好きだ。だから辛かったら帰っておいで」

「……はい、ご主人様」

 悠二からの言葉を聞いてうっとりとした表情でグレイフィアは感じ入ってしまった。

 

 ◇◆◇

 

「はぁっ、はぁっ、これがっ……ん……ちゅっ……れろっ……」

 舞は肉幹を両手で包むように持ち、その先から根本をねぶるように舌を這わせ一心不乱に嘗め、口に含み舌で刺激していく。

「ぺろっ……んっ……じゅるっ……んっ、んっ、んっんぅぅ……はっ、はっ」

 男の股間に顔をうずめている制服美少女。その淫蕩さはいつ見てもエロくて素敵だ。股間で前後する舞の頭を撫でると、動きを止め今度はストローを吸うように吸い付いてくる。

「じゅっ、じゅるっ……んんんっ、んっ、んっ……はぁっ、はぁっ……んっ」

 悠二の腰に手を回し、舞はほとんど根元まで咥えこんでいた。

「ぉっ……うふっ……んっ……じゅるっ……んっ、んっ」

「舞、俺の指を嘗めて」

 舞が言うと、肉幹から口を離しこちらへ顔を上げ、小さな口を開ける。エサを待つ雛鳥のようにその小さな口の中へ指を入れた。そして舞の口内を指先でくちゅくちゅと刺激する。

 悠二はしゃぶりつかせている指にはアイテムが付けてあり、舌を性感帯に変えた。

「ありがとう。舞の舌は気持ち良くて好きだよ」

「えへっ……悠二さんが気持ちよさそうでうれしいです……んっ…んっ」

 再び悠二の肉幹を口に咥えて舌で愛撫し始める。すでに肉幹の付け根が舞の口から垂れた唾液で湿り始めている。

「んっ、んんっ、んーっ……んっっ…んんんんっっっ――!!」

「だいじょうぶ?」

「ぷはっ……はぁはぁ、悠二さんの……咥えると……いつも、より……気持ちいいです……はぁっ、はぁっ、なんだろう……んっんっんんっ」

 そんな事を言いながらも肉幹の愛撫を続ける舞。悠二は舞のその金髪の頭を持つとググっと奥まで肉幹を挿入した。

「一度、出すよ」

「――!! んっーーっ!! んんんんっっっ――!!」

 悠二の腰にギュッと手を回したまま根本まで肉幹を咥え、ビクンビクンと震える舞。口の中に精液を流し込まれたあとも、咥えたまま飲み込もとうしている。

「んーーっ……んっ、んぅ……。ごくんっ……はぁっ、はぁっ、はぁっ」

「舞、超気持ちよかったよ」

「はぁっ、はぁっ、わっ、わたしもっ、気持ちよかったっ、ですっ」

「じゃぁ次、自分で入れて?」

「はぁっ、はぁっ、はっ、はっ……いっ、入れたいです……はぁっ、はぁっ」

「舞の恥ずかしい所みせて?」

 悠二の希望に、舞はスカートを持ち上げた。鍛えられて引き締まった美しく白い足と健康的な太もも、そして足の付根。舞のスカートの中身が丸見えである。ノーパンなので黄金の陰毛もしっかりと見える。生来剛毛なのことと手入れがされていないため金の茂み深く茂っている。ふっくらとした恥丘に茂った金色の陰毛がとても綺麗だ。陰毛の先端には愛液のようなものが雫となって光っていた。

「じゃぁそのままおいで」

 足を開いたまま悠二が肉幹を指差すと、舞はゆっくりと足を開いてソファーへ膝立ちをした。そして肉幹をきゅっと握ると自分の膣口へと誘導し、体重をかけ始める。悠二がラブ・ハンターを始めた初期から付き合ってる恋人であるため手際が随分と良い。

「んっ……はぁっ……はぁっ……んんんっっ……ったいっ……はぁっ、でもっ……」

 ゆっくりと舞のワレメをかき分け、肉幹が埋まっていく。

「うっ……うううっっ……あはぁっ……んっ、んひっ、きもち……きもちいいっ、あっあぁぁぁぁっっっ……」

 舞は足を悠二の背中側へ回し、彼の首に両手を巻き付けギュっと抱きついてくる。そうして、肉幹は舞の膣内へずぶずぶと埋まっていった。

「あっ、あっ、ひひっ……気持ちっ、いいっ、あっ、あっ、あっ、んひっ、すごいっですっ……あっ、あっ」

「上も脱いじゃおう」

 悠二が上着を脱ぐと、舞も甘い吐息をこぼしながらホセア学園制服を脱いだ。ノーパンなのでシャツを脱げば、形の良い爆乳が悠二の目の前に現れる。爆乳と桜色でやや大きめの乳輪と乳首は何度見ても獣欲を刺激させる。

「はぁっ、はぁっ、ああっ、んっっ!」

「相変わらず、舞のおっぱいは綺麗だね」

「はぅ……ありがとうございます……はぅぅっっ……」

 そうして悠二の上半身に乳房を押し付けるように舞が抱きついてくる。

「気持ち良すぎてっ、あっ、あっ、あっ、頭がっ、はぁっ、おかしくなっちゃいっ、そうでっ、あっあっ、あっ」

 舞は腰を激しく擦り付け始め、全身で悠二に抱きついてくる。彼は舞のお尻を持ち、舞の口に舌を突っ込んだ。

「んむっーーんっ、あっ、はっ、はっ、んっ、んっ、んっ、んんんんっっっ!!」

 悠二は舞の舌を吸うように絡めて、尻をむにむにと揉むと、舞の身体がビクンと震え肉幹がギュッと締め付けられる。

「んーっ、ぷはっ、はぁっ、はぁっはぁーっ!」

「舞の膣内、ヒクヒクしてるよ」

「はぁっ、はっ、恥ずか……あぁっ、あんっ、あっ、あっ、あっ!」

「舞、イッていいよ」

「んぁっ、あっ、あっ、イッ……イッちゃっ、はぁっ、あぁっ、あぁぁぁぁっっ!」

 ピストンを止め、恥部をグリグリと押し付け舞は絶頂を迎えた。

「はぁーっ、はぁーっ……きもち……きもちいいよ……あぁぁっっ、あはぁぁぁっ、腰とまんないっ」

 再び腰を振り始める舞。肉幹が舞の膣内で痛いぐらいに締め付けられ、擦れ、悠二の射精感も高まっていく。

「ぐ、俺もイキそう」

「――っ! 出してっ、出してちょうだいっ、いっ、あぁーっ、だめっ、だめっ! イッちゃうぅぅっっっー!!」

 対面座位のまま、悠二はイッて舞の膣内にドプッと白濁液を流し込んだのだった。

 舞は対面座位のまま悠二に身体を押し付けるようにして、肩で息をしている。しかし、舞はキスをしてきて悠二の舌をぴちゃぴちゃと嘗める。レベルアップしていることもあってセックスでの体力も今までよりついている。

「気持ちよかった?」

「ちゅっ……はぁっ、気持ちいい……本当にっ……素敵……悠二さん……」

「この後、ご飯でもいく?」

「はぁ、はぁ……えと……その、私もっと繋がっていたい……です……」

 舞が悠二の首筋を嘗めながらそんな可愛いことを言い出す。ツンとたった乳首の感触とマシュマロのような柔らかさの乳房が悠二には気持ちいい。

「じゃあ、外でご飯食べながらエッチしようか」

「えっ、いいんですか……!? やりますやります!」

 舞は花咲くような笑顔で承諾する。

「じゃあ、やろうか」

「あ!? ああっっ……お、奥までっ、あっ、グリグリされちゃっ! あっあっ」

「舞のエッチなところが、俺のこと締め付けて離してくれないんだけど」

「んぁぅ! あっ、あっ、あっ、だめっ、またっ、またいっちゃう! あぁぁぁぁっっ!」

 舞は口の中が性感帯になってるので嬌声を挙げると性感帯が刺激されて気持ちいいのである。

「はぁぁーっ、はぁっ、はぁっ……あっ、あっ」

「舞、舌を動かすだけで気持ちよかったりする?」

「はっ、はぅ、はいっ……きもちっ、きもちいっですっ!」

 そう言いながらまた悠二にギュッと捕まったまま、グリグリ押し付けるように動かしている腰に力が入る。

「はぁっ、これぇっ……お口もっ、どっちもきもちいいっ!!」

「くっ、また出すよ!」

「はぃぃっ、だしてっ、私の中にっ、出してくださいっ、あぅぅぅっっ!!」

 射精した瞬間、ビクンとのけぞり口をパクパクとさせる舞。

「はぅぅ……だめっ……おかしくなっちゃ……あぁっ」

 悠二は舞の尻を持ち上げ、肉幹を抜く。そして溢れないように陰唇を指できゅっと摘んだ。

「ひゃうっ!? あっあっ……」

「力入れておかないと垂れてくるよ」

「ぅぅっ……ト、トイレで拭いてきますっ……はぁ、はぁっ」

 お手洗いに行こうとする舞の腕を悠二は掴み引き止める。

「先にご飯行こ」

「えっ、ま、待ってっ」

 悠二は舞にシャツを着せる。下はスカートを履いたままだからウエスト部分を巻いて太ももが半分ぐらい見えるまで上げる。

「ああっ……みえちゃってるぅ……」

 舞は胸元を見下ろし、微笑んでいる。ハーフの華麗な顔立ちが淫蕩に輝いている。

 シャツの上からでもわかるツンとたった乳首と、太ももの半分以上ぐらいの丈にしたスカートから覗く足は汗でびっしょりだった。

「俺の曲解を使えば誤魔化しがきくから大丈夫さ」

「わっ、わかりましたっ……はっ、はぅ……」

 ノーパンノーブラの発情してる女子高生と外食デートを始める悠二。彼は部屋を出る前に、舞のシャツから手を入れ、乳房と尻を揉みながらキスをする。

「あっ、んっ、んっ……んっ」

 アイテムで舞の尻や乳首、乳輪を性感帯に変える。

「んんっ、んふぅっ……!!」

「あ、あの……でもっ、悠二さん以外に……その……見られたく……」

「さっき見られて昂奮していたのによく言うよ」

「ううっ」

「まあ、嫌なら嫌で誤魔化しはできるから大丈夫。だから誘っているのさ」

 悠二は少しフラフラしている舞の手をとって部屋を出たのだった。

「んあっ……あっ、あの、ちょっと、その、ゆっくり」

「どうしたの?」

「……その……胸がっ……こすれて、んぁっ……あとお尻も、スカートで、なんだかっ……はぁっ、はぁっ」

 舞は悠二の服の袖を掴んでひょこひょこと後ろをついてくる。廊下を通り、エレベーターホールまで歩いてきただけだが、舞は既に息を切らし今にも座り込んでしまいそうな雰囲気だった。

「お股に力入れておかないと垂れてくるよ」

「はぅ……うぅぅ……はぁ、はぁ」

「一応、どんな感じか小声で説明して」

「はぁ、はぁ……そのっ、力を入れてると……んんっ……胸がっ……あんっ」

 力を入れないとお股から垂れてくるし、力を入れると胸や尻の感度が上がってしまっているので敏感になっている。

 

 ◇◆◇

 

 悠二の自宅から出て人通りが多い通りに差し掛かると、舞はなんとか平静を装うとしているが、制服のスカートから覗く足が内股気味になっている。

「はぁっ、はぁっ……んっ……あっ……あっ……う、悠二さん……」

「ん?」

「そのっ……トイレに……その……垂れて……」

 袖を引っ張られ、舞がプルプルとした様子で立ち止まる。紫水晶(アメジスト)のような瞳が潤んでいる。

 羞恥心からだろうか、汗びっしょりになっており、制服のシャツからはピンとたった乳首が透けてみている。ちょうどその時すれ違った高校生が舞の方を凝視しながら通り過ぎ、電信柱にぶつかっていた。

「──」

 いらっとした悠二は曲解を使って舞への認知を少し露出が多めの格好で、発情していることには気づけないように設定した。

「垂れてきた? ちょっと確認するね」

 悠二は舞の手を引き、コンビニの外にあるゴミ箱の隣へと誘導する。そして壁を背に立たせると、目の前に立って舞を見下ろす。舞は真っ赤な顔で俯いたまま俺のシャツを握って離さない。悠二はスカートの中へ手を入れ、舞のワレメに指を入れる。

「ひゃぁっ……こっ、こんなところでっ、んぁっ、見られちゃうわよっ、あぁっ」

「大丈夫だよ、安心して気持ち良くなりなさい」

 舞のワレメからはヌルリとしたものが垂れており、悠二は膣内を指でクチュクチュとかき回すと、手のひらに粘液の塊のようなものがどろりと落ちてきた。

「舞こぼれちゃったよ」

「あっ、あっ、あぁぁぁぁっ――ひぅっ!?」

 悠二は手のひらに溢れた舞と自分のものが混じった粘液を浄化(クリーニング)で清めて除去する。

「あっ……だっ、だめ……よっ、あぅっ、そこっ、そこだめっ……んっ、んっんっんっっっ!!」

 自分の指を咥えて、声を出さないように必死に我慢する舞だが、膣内に入れている指がきゅっと締め付けられイッてしまったことがすぐわかる。

「舞は相変わらず変態だな。こんな街中でイッちゃうようになったんだね」

「うぅ~……はっ、はずかしぃ……んあっ!?」

 悠二は舞の中から指を引き抜くと壁の方へ向ける。

「あっ、なっなにを……!?」

「俺の体に隠れてるから安心できるでしょ」

 悠二は後ろからスカートを捲りあげると、チャックを下ろし舞の大きなお尻の隙間に沿って膣口へ誘導する。見られることに対する対策は既に行っているので悠二も大胆だ。

 そしてヌルヌルとするワレメを肉幹で押し広げ、ヌルっと根本まで差し込んだ。

(さっきもだったが、昂奮していて凄く濡れてるな)

「はぁぁぁぁっっ!? あっ、んんっ、あっ、あっ……はいっ……たぁ……ほんとに」

「ヌルヌルだね」

「ああっ、あっ、んっんんっ、んーっ!!」

 コンビニの入口の隣で壁に向かって肩で息をしているハーフ美女の後ろから抱きついて腰を振っている。

 舞は踏ん張りが効かなくなったのか、壁についた手が段々と下がり尻を突き出した格好になってくる。まるで交尾をしている牝犬のようだ。

 悠二は尻を押し当ててくる舞の後姿をスマホで撮影し、ラブ・ハンターのメッセージ機能を起動した。

「あっ、あっ、はぁっ、だめっ、そこっ、そこっ、んぁぁっっ」

 舞が脱力して座り込んでしまいそうだったので、悠二は舞にバックから肉幹を挿入した状態で片手を腰に回して支える。

 悠二は操作して一之瀬帆波にコンビニ前で舞を犯している後ろ姿を添付した。

 現在の位置情報も送信して帆波に送信する。そしてスマホを仕舞い、両手で舞の細い腰を持ち激しくピストンをする。

「あっんっ、んっ、んっ、あっ、んんっ、イっちゃ……あぁぁぁぁっっ!!」

 舞が絶頂し、膣壁がぎゅっと絞まるのに合わせてバックから白濁液を流し込んだ。

「はーっ、はぁぁーっ……はぁっ、はぁっ、はっ、はっ」

「今度はこぼさないでね」

「んあっ……!?」

 すべて搾り取られるように締め付けてくる舞の膣内から肉幹を抜いて、舞にお掃除フェラをさせてからズボンにしまう。

「うぅっ……ありがとうございます……悠二さん……んっ……んっ」

 少し涙目になって悠二に抱きついてくるので、浄化(クリーニング)使ったあと舞の口内に舌を入れ中を嘗め回す。

「んっ、んっんっんっんっ……んんんーーっ!!」

「またイッちゃった?」

「うぅっ……はいっ………あんっ……気持ちいいのっ……」

 

 ◇◆◇

 

 悠二たちは近所のファーストフード店で食事を終えた。舞は疲れた様子だ。

 彼女は少し身体を動かす度に口の中や尻、乳房に設定した性感帯が擦れ、数分に一回は軽くイッているのだ。

「んっ、これっ、なんか、だんだん癖になってっ……はぁっ、はぁっ」

「そうか。ますます変態になってくれて嬉しいよ」

 店中でそんな事を話しているとスマホが振動してメッセージが届いたことを告げる。帆波からのメッセージだ。彼女が合流したのは一〇分後のことだ。




グレイフィアとのエッチが書けなくてちょっと残念。舞メインなので、すみません……。


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02 (舞、帆波) ★

なんとか14日に投稿できました。
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 悠二や舞とファーストフード店の前で合流した帆波は内股になり膝をモジモジさせながら立っている。今、彼女は悠二の指示でローターを秘所につけているのだ。帆波の息が荒くなってくるのを、舞は胡乱げな顔で見ている。

「あっ、あっ、なにっ、なにっ……!?」

 唐突に舞も内股になり、腹を抑えて甘い声を出し始めた。下腹部に心地よい刺激が伝わってきて、悩乱している。悠二の袖を掴みながら、身体をぶるぶる震えている。

「帆波は感じちゃっているな。気持ちいいか?」

「んっ、んぁっ、はっ、はい……気持ちっ……いいです……んんっ」

 帆波も悠二のシャツの袖を掴むと身体をプルプルと震え始めた。

「舞、しばらく刺激が強いかと思うけどすぐに慣れるよ」

「あっ、あっ、そんなことっ……なれないよぉっ」

「帆波はな、いまローターを入れているんだ。俺がお仕置きのためにな」

「お仕置き……?」

 胡乱げな舞に、帆波がビクッとする。帆波は過去の一件から懲罰願望があったが、まだ過去を明かされるのを恐れている。悠二はあえて舞には教えない。

「帆波と同調(センス・チューニング)を使って、二人の快感を共有させているんだ。じっくり楽しめ」

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

「んんッ、ぁッ! はふうううッ」

 ファーストフード店の入り口で内股になり赤い顔をしている美人が二人。

 帆波も舞も人に見られているとか、そういうことに頭が回らなくなっているようだ。

「舞お願いがあるんだけど」

「はぁっ、はぁっ……なぁに……、ああんっ」

 舞は悠二の指示に従い、帆波の腰に手を回すと、尻側からスカートを捲り上げ、パンツを下ろした。悠二は帆波を後ろから抱きつくと、壁際へ二人を引っ張って移動する。

「あぁっ、ちょっ! こ、こんなっ……ところ、で……はずかっ……あっ、だめっ」

 悠二は帆波の晒された形の良い美しい尻の割れ目に沿って指を入れる。そして秘所まで指を這わせ、指を折り曲げ膣内なかを確認する。

「帆波……べちょべちょじゃないか」

「んなっ、んんっ、そ、そうっ……です。ゆうじさんに、いいつけられてっ、から……昂奮、していま……したっ……あぁっ!」

 悠二は肉幹を取り出すと後ろから帆波の腰を持ち、尻を突き出させ尻の肉の間に亀頭を挟む。

「ほら、あとは自分で入れるんだ」

「んんっ、んーっ、はぁはぁっ、んっ!」

帆波が少し背伸びをして舞の肩に手を置き、腰を突き出すように押し付けてくる。そして亀頭がワレメに当たると、すぐにヌルヌルっと膣内へ飲み込まれた。

「帆波、奥に何かあるぞ」

「んんぅ、やぁっ……んぁぁっ」

「んぁっ、悠二さっ、そのっ、私もっ、あっ、あっ、あっ」

 悠二は後ろから帆波のシャツの下へ手を入れ乳房を揉み上げる。強く揉んだため薄桃色の乳首からビシュッと母乳が飛び出た。

 そして向かい側にいる舞のシャツボタンを一つ外して手を入れ、乳首を愛撫する。

「あっ、あぁっ、いいっ、ああっ……。んんっ、んっ、んっ」

「はぁっ、んんっ、んっ……。んんっ」

 二人は嬌声をあげ、官能にわななき、下腹部を漏らしながらお互い悩乱している。眼前にいる陶然とした相手の表情がより彼女らを昂奮させていた。

 ザワザワと多くの人が行き交う店の目の前で異様な光景が広がっていた。まるでそこだけが異世界になっているかのような光景だ。

「んっ、んぁっ、こんなところでっ、あ、あっ、気持ちいいっ、あっ、なにっ、これぇっ」

「あっ、あっ、んっっ、悠二さんっ、きっ、キスしてっ、くださっ」

 舞が人の目を気にすることで本人の露出癖から来る性的満足を味わう。帆波は悠二のほうを向いて口を寄せてくる。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

 帆波が悠二の口に舌を入れてお互いに愛撫し合って、彼の唾液を吸い出して味わう。

「んんっ、ぁっ、 んぅ、あはあぁぁっ、 ちゅ、んふうぅ、ちゅ」

「あぁっ、ずるい、私もっ……んちゅう……れろっ……ずずっ……れろれろ……んはっ……ちゅううっ」

そして舞が今度は悠二に口付けをし、悠二は二人の美女の唾液を混ぜ始めた。

 ハーレムプレイで昂奮した悠二は、二人の乳房を揉みながらも、帆波の膣内なかできゅうきゅうと締めつけられている。意識していないとすぐに射精でてしまいそうだった。

「んんっ、んっ、んっ、あんっ、気持ちいいっ、あっ、だめっ、イっちゃうっ!」

「あっ、だめですっ、私もっ、またぁぁっ、イっちゃぅぅっっ!」

「ほら、出すから帆波も溢すなよ!」

「ひゃぅぅぅっっっ!!」

「あはぁぁぁっっっ!!」

 悠二が帆波の膣内へ白濁液を流し込むと、帆波と舞が同時に果てた。

「っはぁっ、はぁっ、なにぃっこれぇっ、はぁっ、はぁっ」

「あぅっ、帆波っ、ごめんなさいっ、涎がっ、肩に……はぁっ、はぁっ」

「大丈夫っ、んっ、あんっ、中で動かさないっ、でぇっ」

「こんな……人がいっぱいいるところで……はぁっ、はぁっ……」

「舞、君はこういうの好きだろう?」

「ぅぅ……はいっ…………好き、です……気持ちよかった……うぅっ」

 両手で頬を抑え、悶え出す舞。満たされた笑顔を浮かべる。口の端に垂れた涎が跡になっている。帆波は未だに悠二の腰に尻を押しつけてきており肉幹を咥えたままだ。

「んひっ!? あっ、中で動いてるっ……あはっ……もっと、動いて……ねっ!」

 悠二は帆波の膣内から肉幹を抜くと、舞と同じように尻に性感帯に変える。さらにブラの中に指を差し込んで乳首も性感帯に変えた。

「ひうっ!?」

「じゃあ、帆波はもうスカート脱いじゃおうか。持ち上げるの面倒だし」

「んんっ……!? こ、ここで脱ぐ、だなんて……変態みたい……」

「変態だろ」

「そ、そう、です、わ、私は……変態です」

「その通りだ。そして変態な君が俺は好きなんだ」

「ほ、ほんと!? う、嬉しい……んっぅ……」

 悠二が肉幹を引き抜くと、帆波はゆっくりとスカートを脱ぎ始めた。そしてパンツに親指をかけたところで帆波は動きを止める。

「ぅぅ……あう、だめっ、漏れてきちゃう……勿体無い」

「しっかり力を入れていたら大丈夫だよ」

「んんぁっ、でもっ、力を入れるとっ! んんっ!」

「あっ、あっ、だめっ、帆波っ、あっ、あっ」

 帆波は股から白濁液が漏れないように力を入れるが、今度は奥に入り込んでいるローターの刺激で二人は悶絶する。

 悠二はパンツに挟んであった電源ボックスを手に取った。

 帆波がスルスルとパンツを下ろし、足首から抜こうとしゃがんだところでローターの線がピンと張ってしまう。

「んひぃっ!?」

「あ、ごめん」

「はぁ、はぁっ、帆波っ、あまりっ、んあっっ」

「あっ、ま、舞ごめんっ、でもぉっ!」

「じゃあ行こうか、ちゃんとついてきてね」

「あっ、まっ、悠二さっ、まってくださっ」

「ちょっ、ちょっとっ、んぁっ!?」

 下半身丸出しの帆波と、シャツの下から母乳まみれで胸がスケスケになってしまっている舞がついてくる。

 悠二の手からピンク色の電線が伸び、帆波の股間へと繋がっている。まるで犬用リードみたいだ。そう思った悠二は肩掛け鞄から首輪とリードを取り出す。どちらも黒革の首輪だ。

「首輪……、つけていいんですか!? またお散歩させてもらえるんですね!」

 舞は顔を輝かせて言った。彼女の中ではかつて湊友希那、白金燐子、堀北鈴音とともに深夜の散歩が幸福な思い出になっているようである。

「あ、あの……、悠二さんにつけてもらいたいです」

「私も……」

「はいはい。じゃあ順番にね」

 悠二はまず舞の正面に立つ。彼女は何も言われずとも喉を反らしていた。硬く冷たい革の感触に、舞の胸と秘部はますます熱くなる。乳首が固くなりシャツと擦れる。シュ、とバックルが固定されると、舞は心地よく意識が舞い上がった。帆波も首輪をつけられるとうっとりとしていた。

 悠二は細いリードを二つ持って歩き出す。赤信号で立ち止まると悠二は舞と帆波に抱きつかれる。抱きついてくる帆波の膣内に入っているローターのスイッチを強にする。

「あっ、あっ、もっと、あっ、いいっっ、気持ち、いいっ、んんんっっ」

 悠二は指で帆波のワレメをなぞり、クリトリスを指で転がす様に愛撫していく。

「あっ、あっ、だめっ、ぁっ……あぅっっっっ!」

 悠二に抱きついたまま、ビクビクと体を震えさせる帆波。

「はぁっ、はぁっ、いいよぉっ、しゅきっ、イッちゃうのっ……はぁっ、はぁっ」

「おっぱい揉んでいい?」

「はぁ、はぁっ、いいよ。ううん、揉んで! お願いっ、はぁっ、はぁっ」

 帆波がメスの顔で言った。なんと可愛く愛おしい女だと悠二は感嘆する。

「帆波が自分でおっぱい出して」

 そして帆波が制服をはだけさせて乳房を露わにする。

「は、はいっ……はぁっ、はぁっ」

 悠二は背中に手を回すとブラジャーのホックを外し、乳房を片手で揉みながら、帆波の股の間に腕を入れる。立ったままなので、悠二の手首から先を挟み込む体勢になる。

「んっ、あっ、いいっ、あっ、そこ弱いのっ、だめっ」

「ほら、俺は動かさないから、青信号になるまでこの挟んだ手首に擦り付けてオナニーしてて」

「はぁっ、ありがとうございますっ、ありがとうございますっ……んっ、あっ、あっ、あっ……」

 帆波は挟んだ悠二の親指の関節にクリトリスを擦り付ける様に腰を動かし始める。

「んぁっ、あっ、気持ちいいっ、あっ、あっ、こすれてっ、んぁっ」

 俺は帆波のおっぱいを揉みながらどこへ行こうか考える。しらばく考えて近場の公園に行こうと決める。舞や友希那たちを犬として連れて行ったことのある公園だ。もしかしたら美しい人妻が子どもと一緒にいるかもしれない。もしいたら捕獲するチャンスだ。ふと隣を見ると、舞が悠二の傍らでペタンと座り込んでしまっている。

「こんなところでイッたのか……可愛い奴め」

「はぁっ、はぁっ、ん、んっ、あのっ」

「ん?」

「はぁっ、はぁっ…………っ、はぁっ」

「帆波どうした?」

「………してほしい」

 帆波が俯いたまま悠二のシャツをギュッと握り、不明瞭な言葉は聞き取れなかった。

「なんだって?」

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、キスしてくださいっ、はぁっ、はぁっ、お願いっ、しますっ」

 帆波が真っ赤な顔を近づけてくる。悠二が舌を出すと、パクッと吸いついてきて舌を悠二の口の中に入れてくる。そして舌同士を絡めて扱き、唾液を混ぜては、ちゅるちゅると吸い始める。帆波は感動のあまり涙を流す。

「んっ、んっ、んっ、ぷはっ、あっ、あっ、あっ、イッちゃうぅ、きもちいいっ!」

「帆波、犬みたいになってるぞ」

「は、はいっ……犬ですぅ……、はぁっ、はぁっ、わんっ、入れっ、てっ、欲しいですっ、わんっ!」

「あっ、あのっ、素敵……んぁぁっ、帆波っ、ちょっ、激しっ……あぁっ、もっとっ」

 帆波と感覚共有している舞のスカートから覗く太ももには、ツーッと少し白い液体が垂れた跡がある。

「……信号待ちしながらイッちゃった?」

 悠二は首輪をくいくいっと引っ張りながら舞に訊ねてみると、照れたような顔をして頷いた。

 青信号になったので悠二はリードを持ってスタスタと歩き始める。

「あっ、まっ、まってっ……あっ、あっ、帆波っ、やめっ」

「あぁっ、さっきのでっ、あっ、イッちゃいそ……っ!」

「ほら、遅くなるから今日のところはその辺り一周してこようぜ」

 俺は歩きだそうとしない二人の首輪を引っ張ると、首を引っ張られた二人がフラフラと着いてくる。

 人通りが多くなり、舞や帆波も自分たちを素通りする人々が気になっているようだ。見られていなくても、他人の存在感が気になるようだ。

「あっ……あっ、これ、恥ずかしすぎる……も、もし見られちゃったらと思うと……はあはあっ」

 下半身丸出しで制服の白シャツだけ着ている帆波はぶつぶつと呟いている。

「……上も脱いでしまえ」

「はい、わかりました……」

 帆波はシャツのボダンを外して脱いでしまう。彼女が脱いだシャツは悠二が肩掛け鞄にしまう。爆乳がをむき出しで、首輪をつけて昂奮している帆波。

「あぁっ! ……見られちゃったら、エッチな子だと思われちゃう……あぁ」

 帆波が両手で胸と股間を隠す。それでも表情は笑みを隠しきれていない。

「エッチどころか、充分変態だと思うよ」

「いやぁ……」

「それはそれとして、一人だけそういう格好だから尚更恥ずかしいのだろう」

「えっ……もっ、もしかして私も……っ!?」

「嫌そうに言っても顔は笑っているぞ。舞、スカート脱いで。シャツはボタン外しただけでタイはそのままでいいよ。可愛いから」

「――っ!! はっ……はぃ……」

 舞はスカートのホックに手をかけ、ストンと下へ落とす。上着のボタンを外して乳房を露わにする。シャツを脱ぐと悠二の鞄にしまう。

 手入れのされていない金の陰毛が深く茂っている。剛毛なのでより濃く見える。腋毛や尻にまで及ぶ秘毛は淫靡な雰囲気が漂う。

「……はぁっ、はぁっ、はっ、はっ」

「まっ、舞……だいじょう……ぶ?」

「うっ、うん……。なんだか、ドキドキして……」

 二人がお互いの身体を隠すように身を寄せ合う。首輪を付けた帆波は、黒色の靴下にパンプス。そして股からピンク色の紐が伸びている。

 首輪を付けた舞は、青いタイだけつけた裸の上半身、黒の靴下とパンプスという格好だった。

「ほら行くよ」

「あっ、ひっ、引っ張られちゃってるぅっ……あははっ……私、犬みたい……」

「あぅっ、引っ張られてる……あっ…………こういうの……良いなっ……」

 変態露出JK二匹を引き連れて、悠二は散歩を続ける。

「じゃぁとりあえずコーヒーでも飲みに行こうか」

 悠二は人混みを避けるように、リードをもって歩く。二人も遅れないように彼の袖を掴んでついてくる。

 帆波はローターを入れたままなので彼女や舞は時折、刺激を受けて立ち止まり、足をガクガクさせている。

 悠二は二人のリードをもったままコーヒーチェーン店に入り、飲み物を載せたトレイを受け取り、二人のリードを引っ張って奥にあるソファー席へと向かった。

 店の一番奥。五、六人ぐらい座れるソファー席に座る

 悠二がソファーの真ん中に座ると、二人は裸のまま向かい側の席へと座り、アイスティーを飲み始める。

 悠二側からは、向かいに座る二人の恥部が丸見えになっている。

 二人は見られているのもわかっているようで、目をそらし膝をこすり合わせながらアイスティーをストローで飲んでいる。

「よし、それを飲んだらセックスしようか」

「はい、ここでやりますか?」

「ひぇっ……ここで、あぁっ……!」

「緊張した?さっきあんな道路のど真ん中でやってたよね帆波は」

「うっ……そうですど……あぁっ、恥ずかしいのに、ドキドキしちゃう……」

 とりあえず二人の飲み終わったグラスを端っこに寄せ、舞と帆波を悠二の左右へと座らせる。隣に座った帆波が悠二のズボンを下ろすとパンツに手を入れ、そっと肉幹を引っ張り出す。

「はい、舞そのまま腰下ろして」

「はっ、はい。わかりました……はぁっ、はぁっ……んっ!?」

 舞がお尻を広げ、ゆっくりと腰を落として秘所に亀頭を当て、ぐぐっと咥え込む。プルプルと足を震えさせながら腰を下ろす。

「んっ、んんっっっーーっ!」

「あっ、あぁぁぁっっダメっ!」

 隣では帆波が挿入の感覚を共有され悠二の腕に抱き付き、甘い声を漏らす。

「んひゃぁぅっっーー!?」

「うぁぁっっ、あっ、ひぅっ!?」

 舞が腰を深く沈めて肉幹を呑み込むと二人同時に官能にわななく叫び声をあげる。

「はぁっ、はっ、はっ、んぁっ」

「ちょっ、舞っ……動かない……でっ」

「ほ、帆波、ごめんなさっ、でもっ、あぁっ! 気持ちっ、いいっ」

 舞は尻を押しつけるようにグリグリと動かし、上下にピストンし始める。そして隣では、舞が動く度にビクンビクンと身体を震わせている帆波。

「じゃあ、帆波はさっきのように、俺の手でオナニーしてていいよ。ほら」

「んぁっ、ありっ……ありがっ」

 お礼の言葉を完全に言い切れないまま、帆波は悠二の腕を股に挟み、腰を前後に動かし始める。秘毛が肌に擦れ、淫核が刺激されて帆波が悶え、感覚を共有する舞も同じく彼女の刺激を受け取り、悩乱ぶりに拍車がかかる。

 悠二はコーヒーを飲み干す。舞が飲んでいたグラスを取って、そこから半分溶けた四角い氷を口に含む。

「舞ちょっと腰上げて抜いて」

「あっ、あっ、はっ、はい」

 悠二は氷を手のひらに出すと、指で摘んで舞の膣内へ一気に突っ込んだ。

「うひゃぅっっ!?」

「冷たっっっ!?」

 帆波の叫び声は無視して、再び舞の腰を掴み、肉幹を恥谷に挿入する。

「あっ、あっ、あっ! なにっ、つめたいっ!」

 舞の膣肉に締め付けられた部分は熱を持っているのに、亀頭の先端がとてつもなく冷たい。

「ほら、頑張って動いて溶かしてね」

「うぁぁっ、冷たっ、熱いっ、あぁっ、あっ、あっ、なにこれっ、あんっ、あぁぁっっ!」

「ちょっ……これダメっ、だめっ、はぁっ、はぁっ」

 舞が動くたび、溶けた水と愛液が混ざり合ったものが膣口から肉幹を伝って流れ落ちてくる。

「ひゃうっ! あっ、あーーっ、あーっ! だめぇっ!」

「つめっ、やだっ、すごく……変な感じにっ……」

 舞は氷の冷たさと肉幹の熱さで感覚が敏感になって今まで以上に乱れ始める。そして悠二の手を自らの秘所に擦り付けている帆波。

「んぁぁっ、だめっ、イッちゃうっ! イクっ! あああっっっっーー!?」

 舞の膣内が突然ギュッと締め付けてきて肉幹から絞り出されるように白濁液が吐き出される。

「ああぅっ! 熱っ……はぁぁっ、はぁっ、はぁっ!」

 舞は悠二の膝に両手をついたまま尻をグリグリと押し付けながらプルプルと足を震わせている。

「帆波……?」

 先ほどから動きが止まっている帆波に視線を向けると、悠二の腕に捕まったまま、瞳がぐるんと上を向いて白目を剥き、口の端から涎をこぼしピクピクと痙攣していた。

「はぁっ、はぁ、気持ちいいっ……はぁ……あ、あれ、帆波?」

「舞、そろそろ行こうか。溢さないように抜いてね」

「は、はいっ……んっ、んんっっ、んぁっ!」

 舞が肉幹をズルっと抜き取り、悠二は帆波の頬をぺちぺちと叩き、目を覚まさせるとリードを持って立ち上がった。

「ちょっと飛んでるみたいだ。本当に帆波は変態マゾ女だよね」

「あぁっ、そんな……へ、変態マゾ女なんて言われたら電流が流れるみたいに感じちゃっう……あうぅっ……!」

「はぅ、あ、あの、悠二さん……そのお手洗いに……」

「あ、わっ、わたしも! トイレ」

「トイレか? ……そうだ。じゃあ公園まで行こうか」

「えっ、ちょっ、あの、悠二さんっ!?」

 そして二人のリードを問答無用で引っ張って店を後にした。

 

 ◇◆◇

 

二人の黒い首輪から伸びるリードを持ったままコーヒーショップから出てしばらく歩いたところにある公園へとやってきた。

「トイレはここでしない」

 悠二は容赦なく二人に告げる。

 すっかり日の落ちた公園は、ベンチに腰掛け雑談する学校帰りの男子学生や遊具で遊ぶ小学生たちが目につく。

(子持ちでもいいから、綺麗な人妻がいれば捕獲して持ち帰りたかったんだが、残念!)

「ううっ……」

「本当に……本当にここで……はぁ、はぁっ」

 公園にある茂みやトイレで人目につきにくい野原。舞と帆波は公園の隅で並んでしゃがみ込む。

「ああ、いや、待て。Y字開脚してやってくれ」

「え……?」

「早く」

有無も言わせない口調で悠二に命令された二人はゾクゾクする快感を得ながら、Y字開脚をする。

「ううー、だめっ、出ちゃう……」

「はぁっ、はぁっ……はぅっぅ」

 そしてリードをつけられたまま、二人は互いの手を取り合って公園の隅で排尿を始める。

 チョロチョロと黄金の水柱が二条、木根に引っ掛けるように放出されてゆく。

「はぅぅ……恥ずかしいよぉ……」

「はぁ、はっ、はぁぁぁっっ……ううっ、本当に変態みたい……」

 舞の股からは先ほどの白濁液もポトポトと垂れてしまっている。

 勢いが弱まり、最後は雫のように股間から真下へ垂れる。

「そのままうんちもしてね。ほら!」

 悠二の無茶振りにも舞も帆波も健気に命令を遂行するため、力み始める。

「んっ……ふぅぅぅっ!はあっ!?……うぅぅっ!」

 舞の尻に生えた黄金恥毛の茂み、その先にある綺麗な桜色の肛門がうんちに押されて開いていく。少しづつ出てきたうんちは、先端の部分が肛門をくぐり抜けると、急に勢いを増して流れ出した。湿っぽい音を立てて溢れ出たうんちが重さで千切れて、地面にどちゃっと落ちる。

 悠二は先程の排尿も含めて完全ステルスドローンで彼女らの様子は撮影されている。舞の今の様子もアップで撮影されていた。

「お、おおおっ、おほっ、ふぃっ……ああっ!」

 遅れて帆波も排便を始める。ゆっくりと、茶色の先端が綺麗な桃色の肛門を広げながら出てきたところはドローンで撮影されている。帆波はお腹に軽く力を入れて排泄する。アナルが熱いうんちに擦られながら出し切ってしまう。

 悠二は鞄からティッシュを取り出す。

「うぅ…………お、おわり……ました…」

「はいティッシュ。自分のじゃなくて相手のを拭いてあげて」

「うぇっ!?」

「わっ、私が舞の……を?」

 悠二はティッシュを二人に渡すと、受け取った二人が立ち上がり少し股を広げたまま向かい合う。

「えっ……と、しっ、失礼します」

「い、痛かったらごめん」

 帆波と舞が一言断ってからお互いの股間をティッシュを当て、ゆっくりと動かしはじめる。尿を拭き取り、肛門のほうにも手を伸ばす。

「んんっ、ほ、帆波っ、ちょっ、ああっ」

「あっ、だめ舞そこっ、んんっ」

「あっ……そこっ、ちがっ……んんんっ」

「はぁっ、はぁっ……んあぁっ」

 股間が敏感になっているだけでなく、アイテムで性感帯になった箇所なので、相手にティッシュで拭かれただけで二人は軽くイってしまった。

 悠二がビニール袋を開いて渡すと、二人はティッシュを捨てた。

 

 ◇◆◇

 

「こっ、ここで……?」

 帆波と舞のリードを引っ張ったまま悠二の自宅マンションへと戻ってきた悠二たちは、ロビーで帆波に寝転ぶように言ったので、帆波は素直に従った。このマンションは既に悠二だけの領域。ある意味、彼女たちにとって今日一番心理的な抵抗感がない場所だ。

「舞はどうする?」

「わっ、わたしも…………その悠二さんの手で……シたい……です」

「じゃあちょっと待ってなさい。帆波、仰向けに犬みたいに寝転んで広げろ」

「うぅ……こっ、こうですか……」

 帆波はゴロンと絨寝転がり、足を持ち上げる。そして両足を胸元に引け寄せると両手で陰唇を開く。

 ヒクヒクと呼吸に合わせ動いている花弁を観察しながら、悠二はズボンを脱ぎ亀頭をその入り口に当てる。

「はっ、はっ、はっ、はぁっ、はぁっ」

 まだ何もしていないのに帆波の呼吸が次第に荒くなっていく。

 悠二は帆波に覆いかぶさりながら膣内なかへ肉幹を押し込むように挿入した。

「はぅぅぅっっ……き、きもちいっ……!」

 悠二の肉幹はニュルっと引っかかることなく根本まで咥え込まれた。

「あぅぅっっっ……あっ、はぅっっ!」

 挿入しただけでギューッと肉幹が締め付けられる。帆波は足を悠二の背中に絡め、口をパクパクさせながらギュッと抱きついてくる。

「あんっ、あっ、あっ、帆波っ……ああっ」

 悠二の隣ではぺたんと座り込んだ舞が、帆波が挿入されている感覚を共有され喘ぎ声を出し始めた。舞の方へ片手を伸ばすと、その手を取り自分の股間へと誘導し膣口へと当てこすり付け始める。

「あっ、んあっ、悠二さんの手……んんっ、気持ちいいっ……あっ、あっ」

「はぁっ、はぁっ、いいよっ、きもちいいっ、あっ、あっ、あっ!」

 悠二はほとんど動いていないが、帆波は腰を動かしながら既にイキそうになっている。出会っていきなりバックから挿入し、そのあと下半身丸出しのまま首輪をつけて散歩。そして連続オナニーに公園での放尿排便プレイだ。相当高ぶっているようで、ものすごい力で肉幹が締め付けられる。

 帆波の首筋が少し赤くなっているので、顔をうずめて舌で嘗めながらピストンを続ける。

「ひゃぁっっ!? あっ、ダメッ、イッちゃうっ! あぁぁっ! イッちゃうっっ!!」

「イッちゃっていいよ。ほら」

「――っ!? ひぅんっ!? あぁ……ぁぁ……あぁぁぁぁぁぁっっっ――!!」

「あぁぁぁぁぁっっ!? なにっ、なにこれぇっ!! ひぅっ……っ!!」

 声にならない声をあげ、ビクンビクンと痙攣するほど身体を連続で震わせる帆波。

 肉幹がちぎれるんじゃないかと思うほど締め付けられ、悠二は帆波の膣内に白濁液を流し込んだ。

「はっ…………はっ………はっ………」

「ぁ……ぅ……んっ………はぁっ……はぁっ……」

 帆波は悠二に抱きついたまま、半分ほど舌を出した状態で過呼吸のようになっていた。

 そして隣をふと見ると、舞も犬のように仰向けになりその股間から尿を撒き散らして粗相をしていた。舞も口をパクパクさせながら、視線は焦点が定まっていなかった。

「あー……」

 悠二は帆波の膣内から肉幹をズルっと引き抜く。

「ぁぁっっ!! あっ……いっ……イっちゃ……たぁ……はぁっ、はぁっ」

 悠二はとりあえず帆波を寝かせたまま、舞の首下に手を入れて起こす。

「舞……おーい、大丈夫か?」

「はっ……はっ……ひぅっ……」

「……お漏らしするほど気持ちよかったのか」

「ぅぇっ!? はぅっ……や、やだっ……ごっ、ごめんなさい……」

 顔を真っ赤にして謝る舞と帆波をなんとか引き起こす。

 舞の小便と帆波の愛液でべっちょりと濡れてしまっている絨毯をチラリとみてから、悠二は二人のリードを持って部屋へと戻った。

 

 ◇◆◇

 

「二人が気持ちよくなってくれたらなと思って色々やったけど、どうだった?」

 部屋に入るなりぺたんと座り込んでしまう二人に、悠二は問いかける。

「…………とっても気持ちよかった」

「わっ、私も……その……すごかった……」

 二人の反応に悠二は気をよくする。

「それより帆波、もう19時だぞ。今日は泊まれないのであればもう帰らないと」

「ええっ!? あっ、大変っ」

 悠二が浄化(クリーニング)を清めてから彼女は制服を着て身支度を終えたあと、帆波を磁力(マグネティックフォース)で学生寮の自室へ送ろうする。

「また、悠二さんにもっと私で遊んでくださいね!」

 とびきりに美しい笑顔を浮かべてそう言った帆波は、悠二と濃密なキスをして帰って行った。

 ──私“で”遊んでくださいか。悠二の恋人としての思考が当たり前になっている帆波は、より一層可愛らしく思える。

 帆波を見送り、リビングへと戻る。リビングで悠二を待っていた舞はまだアイテムによる発情効果が失効していなかった。

「俺はスマホ使っているから、しゃぶってていいよ」

「はぁっ、はぁっ……あっ、ありがとうございます……あっ」

 悠二はカウチへ向かおうとしたが、舞に袖を掴まれた。振り返ると舞は潤んだ目で悠二のことを見つめながら、首輪のリードを手で弄っていた。

「ひ、引っ張って……ください」

「しょうがない牝犬だな」

「あんっ……」

 悠二はリードを手に持ち舞を引っ張るようにカウチの前まで連れてくる。そして舞を足の間に座らせるとスマホを取り出した。

 舞は悠二のズボンから肉幹を取り出し、もう我慢できないといった感じで餓えた牝犬のように咥えると舌でレロレロと嘗め始める。

「適当にイクからこぼさないように」

「んっ、んぅっ、んんっ」

 悠二の肉幹を喉の奥まで咥えたままコクコクと頷く舞の頭を彼は撫で、スマホを取り出しラブ・ハンターを操作する。

「んっ、んっ、んんんっ、んふっ、んーーっ、んっ、ふーっ、ふーっ」

 舞は悠二の腰にまわしている手に力を入れ、頭を動かしては止め息継ぎをする。アイテムの効果で口の中が性感帯になっているので色々と昂るのだろう。口の端から溢れる息も段々と荒くなっていく。

「ふーっ……んっ、んっ……んんっっっ!!」

 悠二はそんな舞の頭を手で抑えながら、現在の自分やモンスターのステータスを確認する。

「んっ、んっ、んんんんんっっっっ!! ――はぁっ、はぁっ、あっ、あっ、んっんっ」

 舞は口を離しては肩で息をし、再び咥えるを続けている。いつの間にか悠二の腰に回していた片手を自分の股間に挟みオナニーをしているようだった。

「はぁっっ、はぁっ、あっ、あのっ……」

「何だい?」

 考え事をしていたら舞が肉幹から口を離し、頬ずりしながら見上げていていた。

「の、飲ませて……はぁっ、はぁっ、飲ませてほしいっ……はっ、はっ、んっ、んっ、んっ」

「いいよ。ほら、出すから奥まで咥えて」

「んんーーーーっっ!!」

 悠二は舞の頭を押さえつけ、根本に唇が着くまで押し込むと射精して、舞の喉奥へ白の怒濤を流し込んだ。

「んーーっ、ごほっっ、えほっ、ごほっ、ごほっ……あっ……ごめん……ごめんなさい」

 盛大に咳き込み口からカーペットの上に出したばかりの白濁液がぼとぼとと溢れる。

「綺麗にしておけよ」

「はっ、はい……」

 舞は四つん這いのまま、カーペットに溢れた白濁液に舌を這わせ、ペチャペチャと嘗め取っていく。

「はっ、はっ……れろっ……はっ……おいしいっ……はぁはぁっ」

 完全に牝犬だなと見下ろしながら、再びスキルを確認する。

「あ、舞、はい、水。口の中濯いできなさい」

 カーペットの精液を嘗め終えた舞に、水が入ったペットボトルを渡すと台所へと向かった。

 そして口の中を濯いで戻ってきた舞は再び狂ったように悠二の肉幹を咥え始める。

「んっ、んんんっ、ふーっ……ふーっ……んぁっ! あっ、んっ! んんっーー!」

 そのまま肉幹をレロレロと嘗めては咥えるを繰り返している舞を眺めながらラブ・ハンターを操作している。創造中の籠と愛の矢があとどれくらいで完了するか確認する。

「んっ、んーーっ! んっんぅっ……はぁっ、はぁっ、あぁっ、あっ、あっ!!」

「……舞、出すぞ!」

「んっ!? んーっ……! んっ、んっ……はぁっ、はぁっ……」

 出した白濁液を今度は溢さないように口を閉じ、淫悦に浸った表情で嚥下する舞。美しい紫水晶(アメジスト)の瞳の奥に淫蕩な昏い光が宿っている。

「はぁっ、はぁっ……おいひぃ……」

「今日は泊っていけ。お前に任せている矢がもうすぐ出来上がりそうだ。余裕があれば籠もまかせたい」

「……わ、わかり……ました」

 従順に従う舞はカウチへと登ってきて悠二の首筋に手を回してぎゅっと抱きつく。

「……今日は……ありがと……また私で遊んでくれる?」

 首筋に顔をうずめそんなことをいう舞。

「勿論だよ。舞は俺の恋人だ。お前の一生は俺のモノだから、ずっとお前で遊ぶつもりだ」

「本当に!ありがとう。約束よ!」

「ああ、約束だ」

「既に私は悠二さんの所有物だから、私の体や穴はシたくなった時は好きなように使ってね!」

 嬉しさのあまりはしゃぐ舞を連れて、悠二は一緒にシャワーへと向かった。




舞の特別編はこれで終了です。リクエストいただけた内容を織り込んだ前後編でした。登場ヒロインのこんなシチュエーションが欲しいとかありましたら、メッセージや活動報告などでご教示いただければ参考にさせていただきます。

今後の展開を考えるなかでプレイヤー間でのモンスター交換を利用したヒロインの貸し借りや交換についてご相談させてください。


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番外編 八女ゆかな、本城蘭子
01


本編を書く前の番外編。捕獲後の八女ゆかなと本城蘭子と悠二がイチャイチャするお話。内容はリクエストにあった内容です。登場させるタイミングを迷いいつ書けるかわからにヒロインたちを先出しする苦し紛れなアイデアです。なので時間軸は二条秋編より先になります。


ご感想、評価、お気に入り登録していただけますと幸いです。モチベーションの向上につながります。



 桜庭悠二は恋人二人を侍らせてデートをしていた。恋人たちはともに異なる魅力を持つギャルだった。

 一人は八女ゆかな。雪花石膏(アラバスター)のような美しい肌の白ギャルである。目鼻立ちが整った顔にすっきりした輪郭。二重の目蓋はぱっちり開いて瞳が大きく、長い睫毛がカールしている。緩く巻かれた金髪はサイドでまとめている。

 シャツは胸元をはだけさせ、シャツを突き破らんばかりに実った大きな胸に、流麗な曲線を描く身体のライン。緑色のミニスカートはひざ上からかなり上にまであり美脚を見せつけている。

 もう一人は本城蘭子。褐色肌が魅力的な長身の黒ギャル。茶髪のショートカットで瞳も唇も雨の後の花のように濡れ濡れと光る美女だ。むせるような異常な精気が全身から醸し出されている女。

 胸元を大胆にはだけさせたシャツはへそが見えるように裾を絞り、紫のブラがわずかに見えている。パンツが見えそうなほど短い丈の緑のミニスカート。スラッと伸びる足には黒いソックスを履いた。

 蘭子は目を蕩かせて、濡れ濡れとして瑞々しい唇を悠二の口に擦りつけていた。

「サン、ニィ、イチ……」

 機械音声のカウントダウンの後、安っぽいシャッター音が響いた。

「次あーしぃ……」

 蘭子の反対側に立って悠二の右腕に絡みついているゆかなが、彼の二の腕で押し潰れる巨乳を堪能させるように身をくねらせて甘える。悠二の顔が右に向けられればすぐさま美貌を寄せ、桃色の瑞々しい唇で彼の唇を啄んでいく。

 悠二の左腕に腕を絡めている蘭子は、ゆかなに負けず劣らずの胸を擦り付けるようにしながら自分の番が回ってくるのを待った。

「サン、ニィ、イチ……」

 あの機械音声の後、やはり安っぽいシャッター音が響く。

「ねぇん……次は私……」

 蘭子が豊乳の感触を楽しませながらせがむ。

 プリクラという人々の視線から遮られた空間の中で美しいギャル二人に腕を取られ、交互に唇を合わせる。そんな男の夢のような痴態を撮ろうと言い出したのは彼女達の方だった。

「あん、ダメぇ。次ラストだもん……」

 離れた悠二の唇を追い、ゆかなが口角の辺りに尖らせた唇をあてた。

「ええ? 順番でしょ? ゆかな狡いよ……」

 蘭子も悠二の唇を求め、左の口角に唇の先を届かせる。

「そうだ。三人一緒にしたらいいんじゃない?」

「ああん、それイイ……」

「悠二さん頭イイ……」

 二人の美しいギャルの甘い賛同の後、彼の口角から舌が差し出され唇の隙間をこじ開けようとする。悠二とキスをしたいがプリクラなので顔は写したいということだろう。

 悠二はその催促に応じて口を開け、舌を伸ばした。途端にヌメヌメと二枚の舌が這い寄り絡み付く。

 一人の男に二人の美少女が口を寄せ、舌で戯れる。悠二はゆかなと蘭子の唾液を啜り、美少女たちは悠二の唾液を美味しそうに啜る。悠二の唾液に混じってお互いの唾液も飲んでしまっているがゆかなも蘭子も気にしていない。水が跳ねるような音と男女の吐息が狭いボックス空間で溶け合う。

「サン、ニィ、イチ……」

 パシャッ、とシャッター音が響く。その後、美少女達の甘い吐息の呼吸音が戻ってくる。

「あむっ、ちゅ……ちゅる……」

「ぴちゅ……んぁ……ちゅふ……」

 撮り直しを問う僅かな間、美しいギャルたちがが一人の男の舌を嘗め回す。

 美味な汁を滲ませながら這う二枚の舌に、悠二はマグマのように滾る獣欲を湧かせていった。ただでさえベッタリと甘えられて豊かな胸の感触を教えられており、そこにこの舌を使った贅沢な性技だ。無理なからぬことだった。

 悠二は右手を白磁のような白い脚に這わせスカートの中を触れ、左手を焦げた琥珀のような褐色肌の脚に這わせスカートの中へ触れた。

「んはあああ……」

「あぅっ、うううんっ……」

 嫌がることも拒むこともなく二人のギャルが甘い声を上げ、舌を震わせながら這わせる行為を続ける。

「すげえ濡れてるぞ」

「やん、あっ、んんっ、変な声、出ちゃう……あんっ」

 左手にはベトベトに湿っているショーツのクロッチが触れ、そこを撫で回すと蘭子がフルフルと尻を躍らせて艶のある声を聞かせる。

 右手ではショーツのクロッチをこちょこちょとくすぐり、ゆかなは腰を揺すって息を荒らげている。

 二人の巨乳が悠二の腕を挟み込み、二人の端麗な唇は悠二の口に狙いを定めていく。

「ちゅふぁ……んっ、んっ……はああ……」

「はぅん……ちるっ、れふぅん、ちゅぴ……」

 二人はグイグイと身を乗り出して悠二の唇を求め、積極的に舌を差し出していく。悠二の舌が伸びるや否や我先にと舌を絡める。

「二人とも、ここでやろうか」

「賛成~」

「悠二さぁん大胆っ!」

 恋慕の情が昂るゆかなと蘭子の瞳は雌豹のように輝き、息が乱れてきた。今にも男を襲いそうな様子だが、そんな彼女たちを寧ろ喰らい尽くすほどの獣性を持つのが桜庭悠二である。

ゆかなは悠二にスカートは捲りあげられて、腰を抱えられている。

「お前はいい匂いがするな、ゆかな」

「あんっ……んっ、ダメ、そこはっ」

 ゆかなは首筋を嘗められ、キスされてビクンと震えた。元々はギャルと言っても身持ちは硬かった彼女は、悠二に開発されて淫楽に耽るようになり、悠二の愛撫に過敏なほど反応してしまう。

 シャツをはだけさせ、ブラを外して、瑞々しい乳房をむき出しにする。豊かな乳房を、桃色の乳輪と乳首を露わにして、乳首をたっぷりと口に含んでちゅうちゅうと吸い立てる。ゆかなの肢体が小刻みに震えて、脚から力が抜け、立っていられなくなった。悠二はそれを見越して抱きかかえた腰が、へたり込むことを許さない。悠二に腰を抱かれて、崩れ落ちることも許されず。

 パンツを脱がされ、秘所を暴かれた乙女に出来るのは、男の餌食になることでしたかない。

「可愛いゆかなをたっぷり愛してやろう」

「嬉しいっ! ……んんっ、やぁっ!」

 ぬぷりと生々しく入り込む肉幹。狭い膣道は隆々とした肉幹に押し広げられ、先走りを垂らした亀頭が、膣奥を刺激しては、ぬめりを塗りつけていく。

「んあぁ……ダメ、なのに……もう……」

 情熱的なオスのマーキングに、ゆかなは心身ともに完全降伏してしまう。ヴァギナは愛液で豊かに潤い、結合部からはじゅぷじゅぷと淫らな水音が響き始めた。

 肉と肉とがぶつかり合い、粘膜と粘膜が直に触れ合う。ゆかなは悠二の身体に抱き着いて、はぁはぁと荒く吐息をついていた。

 白ギャルの下腹部は敏感さを増してゆき、隆起した男性器の形が感じ取れるほどだった。その脈打つ血管ひとつひとつまで、はっきり想像出来てしまい、ゆかなはひどく侵された気分になる。

「ゆかな、気持ちいいか?」

「き、きもち、気持ちいいっ……! 気持ちいいよぉっ」

 そう言いながら、口から漏れる声はますます甘くなり、腰は男にしゃぶりついて、悩ましく揺れていた。

 金髪を振り乱し、乳房がたぷんたぷんと揺れて、美しい顔立ちを卑猥に歪めて、ゆかなは声にならない声を漏らす。

 悠二はゆかなの支配者として所有者の刻印を刻むように腰のピストン運動に没頭した。

「あぁんっ、いいなぁ~ゆかなっ」

 蘭子は下腹部に熱を持ち、パンツが濡れてしまいたまらず、悠二の背に抱きつく。脇腹をその美しい指で撫でて、首筋にキスしたり嘗めたりしつつ、耳をしゃぶりついていた。

 悠二を気持ち良くさせて速くゆかなに射精してもらい、自分と交代してもらおうと考えていた。

細腰を荒々しく突き上げて、若く瑞々しい下腹部に、種汁を注ぎ込もうと動いた。膣奥へ熱された肉幹をグリグリとねじ込み、これから起こること、繁殖するぞという意志をメスに押し付ける。

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

「ほら、出すぞ! くうっ」

「あひぁああぁっ! んんっ、あへへっ、えへぇぇっ……」

 尿道から吐き出された精液が、ゆかなの胎内に注ぎ込まれていく。金髪の美しいギャルが、恋人である悠二に縋り付いて膣内射精を受け入れる姿は、ひどく背徳的で、妖しい光景だった。

 嬌声をあげて喘ぐゆかなの、その声音が孕む、あまりにも魅惑的で、あまりにも扇情的な響き。妖艶な美貌が、頬を真っ赤に染めて、だらしなく歪む有様は実に快感だった。目尻は下がり、口の端からは涎を垂らして、快楽に蕩けてしまった顔をゆかなは恋人と友人に晒していた。

「待たせたね、次は蘭子だ」

 そう言って蘭子を悠二は抱き寄せる。

「やったぁ、待ってたわ……ひゃんっ」

 ミニスカートから伸びる、むっちりとした褐色の太ももを撫で擦る。太ももに触れただけなのに、蘭子の反応は過敏だった。悠二の手が、いやらしく肌をまさぐるたびに、びくびくと震えるのが伝わってくる。悠二は蘭子とキスしながら訊ねる。

「……ずっと、欲しかったの?」

「ほ、欲しかったの! お願いします……っ! あん、固いの……悠二さん、ハメてください……へぁぁ、れろぉ……」

 悠二はシャツとブラを外し、乳房を露わにする。豊かな乳房と色黒の乳輪と乳首が露わになる。露わになる乳房を揉んだ。

「蘭子は本当にエロ可愛いなぁ」

「あぁんっ、ありがとう、嬉しいっ!この身体は悠二さんのものだから好きなようにしていいから!」

 褐色で滑らかで、まろびでる巨乳。悠二は蘭子の乳房を揉みながら、ねっとりとうなじを嘗め上げる。蘭子は官能に身を捩らせ、恋人から与えられた快感を味わっている。

 悠二が蘭子と戯れている間、先に果てたゆかなは腰を落として悠二の下半身に縋りつく。目は剥き出しの肉幹に集中している。自分の中で射精したにもかかわらず、未だに勇壮と屹立している肉幹。自分の体液と精液でまみれている肉幹を、ゆかなはうっとりと愛おし気に見つめながら口を開いて亀頭を呑み込んでいく。

「んぅんっ、んっ……じゅろ……」

 口内に溢れた圧迫感にゆかなの目蓋は半分下りた。頭を振れば肉幹が口内を擦り、脳髄が蕩けていく。

(ああ……気持ちいい……)

 ずるる、と肉幹が口内を侵略してくる切迫感が病みつきだった。頭を引くときも口内粘膜を擦り上げてジワァッと快感が広がり、脳髄を灼いていく。

 スローペースのピストンで口を犯される心地に酔い痴れ、そんな快感を与えてくれる肉幹に舌を絡めながら味わっていく。右手の五指は肉袋に絡み付けて卑猥に撫で回す。

 蘭子はくるりと回転すると、プリクラの機体に手を突いて、悠二に差し出すようにぷりんとヒップを突き出した。

「この体位がいいかなぁ……? うちに犬の真似させて嬉しい? ふふ、悠二さんのきっちく~」

「何を言う、君だって楽しいんでるでしょ」

 わかる?と微笑む蘭子。

「ねえ、見える? 悠二さん。うちの、恥ずかしいところ……!」

「よく見えるよ、あ、もう糸引いてる」

 褐色の指がくぱぁ、と開いた発情で濡れる秘所。そのピンクの内側から、とろりと蜜が滴り落ちる。

 悠二が試しに指を挿れてみれば、グチャグチャのトロトロだった。ビックリするほど熱い膣が、きゅっと指を締め付けてくる。

「あうんっ! 悠二さん、うちはもう、準備できてるよ。指なんかじゃなくて……おちんちん、ちょうだい?」

「いいよ」

 悠二は蘭子に覆いかぶさり、立ちバックの体勢で、割れ目に肉幹を押し当てる。

 くちゅ、と音を立てて、膣口に亀頭を押し付ける。

「んんっ……!」

「ああ、いいな」

「ふああっ、ああぁっ……おちんちんきたぁっ、ん……」

 餓えた蘭子はいきなりヒップを突き出して、肉幹をにゅるんと飲み込んでしまった。熱い粘膜に包み込まれ、悠二は快感を味わった。彼も腰を前に突き出すと一突きする。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 肉幹を根元まで咥え込んだまま、全身をくねらせて快感に震える蘭子。まるで、体全体が肉幹を歓迎しているような感じ方だった。きゅんきゅんっ、と膣全体が締め付けてきて、一気に精液を搾り取ろうとする。

「あひぃっ、はあっ、はあっ、んっんっんっあっ、イクっ、イクっ、めしゅいぬらんこ、マジアクメっ、キメまちゃいますぅ! あ゛あぁっ!」

 悠二は吸い込まれそうになるのをこらえ、動きを止めて射精を止める。肉感的な腹に手を回し、美しい肌をすりすり撫でて、蘭子を落ち着かせようとする。

「ふふっ、悠二さんの形、はっきり想像できちゃう。カリが張ってて、奥を引っかいてるの!」

「……」

 蘭子の性器は俗に言う数の子天井というものである。通常はGスポットは少しザラザラしていることが多いが、蘭子のそれはもっとはっきりしていて粒々の感触がはっきりしていて気持ちがよかった。

「ふぅう……ねえ悠二さん、焦らさないで、動いてよ? うちのお尻、思いっきりパンパンして?」

「そうか、なら行くよ!」

「きゃんっ!」

 両手で蘭子の腰をロックすると悠二はパンパン腰を打ち始める。女の下腹部をピストン運動で刺激する。

 腰を引くたび、膣ひだが貪欲に絡み付いてくる感触が、生々しくてたまらない。性器同士、粘膜同士が、一つになろうと喘いでいるようだ。

「んっ、んっ! あんっ、ああんっ! いい、いいのっ、いいよっ、おちんちん、気持ちいいっ!」

「ああ、気持ちいいな蘭子……!」

 あられもない声が部屋中に響いている。普通ならプリクラの外にいる人にも聞こえそうなものだが、アイテムによって音が響かないようにしている。

 思いっきり腰を使って、持ち上がった美尻を打ち続けると、それに合わせて嬌声が迸る。尻肉の鳴る音、美少女の悲鳴めいた嬌声、男の呻き。

 それでもまるでセックスを無理強いするかのようなシチュエーションとして、声を堪えさせてみたくなった。

「これ噛んでみなさい」

「はふっ!? ふぅ、ふぅううん……!」

「あ、それあーしの!?」

 咄嗟に出したパンツを、艶やかな唇に食ませる。それはゆかなのパンツだった。蘭子のパンツは片脚に引っかかったままで、ちょうど機体にゆかなが脱いだパンツが置いてあったのが、悠二の目に止まったからだ。

「もう、帰りどうするの? 涎でベトベトじゃんっ」

「ノーパンで帰れば?」

「……もう、仕方ないなぁ」

 思いの外あっさり折れるゆかな。悠二にとって不利にならないならば恋人たちは彼に逆らうことはないように設定されているからだ。

 美しいギャルの口元に手を回し、パンツを噛ませながら腰を振る姿、まさに悪漢そのものだった。

 蘭子の腰は変わらず、むしろより情熱的に動くようになっていった。

 悠二の腰振りタイミングに合わせ、絶妙なタイミングでくねくねと迎え腰を使い、肉幹をしこり上げて来る。

「ふぅ、ふぅう、んんーー!」

「蘭子っ……!」

 背中を弓なりにしならせて、全身で肉幹を搾りにかかる美しい黒ギャル。膣道が根元から上に向かって締まっていき、精を子袋まで吸い上げようとする。

「ううっ、で、出る……!」

「……んんっ、ふはぁ……!」

 力強く肉幹が脈打つ。溶岩のように熱い白濁が、美しいギャルのお腹に噴き上がり、膣道を駆け上がって、子宮まで打ち上がる。

「はぁはぁ、おまんこ、エロ過ぎだよ……おおう、まだ締まってるっ」

「ぷはっ! 悠二さんのも、ピクピク元気に脈打ってるわ。ん、素敵……! ドーテイ君じゃ絶対味わえない快感よねぇ、熱くて元気いっぱいのが、流れ込んでくるわ……!」

 蘭子の女性器は、ゾクゾクするような蠕動を続けて、肉幹をマッサージし続けていた。悠二の肉幹も、しつこく脈動を続けて、最後の一滴まで精液を出し切ろうと放出を続けてる。

 射精が終わり、ちゅぽんと肉幹を引き抜くと、蘭子はそのまま、くたりとへたり込んでしまった。

 股間から垂れる白濁が、ゲームセンターの床を汚す。そして困ったように微笑んだ。

「あはっ……腰が、抜けちゃったみたい……」

「……」

 妖艶なギャルが、へたり込んで浮かべる、ゾッとするほど色気立つ笑顔。悠二は男として、圧倒的な満足感を覚えた。

 ギャルたちとの性交もプリクラでは撮影されており、ゆかなと蘭子には『ゆーじ様専用』と、悠二には『ダーリン』、『ダイスキ』と落書きが書かれていた。




八女ゆかな、本城蘭子
捕獲予定のヒロイン。『はじめてのギャル』の登場キャラクター。
彼女たちの捕獲するタイミングを作者は悩み中である。いつかは今井リサを交えたギャルとの4Pを書きたい。


アンケートのご協力ありがとうございました。次のヒロインは間桐桜になります。桜の人気にビックリです。でも推薦されるヒロイン候補に桜を望む声は多かったので当然だったかもしれません。
桜と悠二にやって欲しいシチュエーションやプレイがありましたら募集します。


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設定のおさらい②
二条秋編(116話)までの悠二が捕獲済みのキャラクター


捕獲済みのヒロインは誰なのか再確認できるように一覧にまとめました。
・捕獲済みのヒロインは初出時点の情報です。
・レアリティの高い順に並べました。
※初登場時点から年齢等が変更されているキャラクターもいますが、このページのデータを準拠しています。


SSR(96) 湊友希那(BanG Dream!)

レア度:SSR 点数:96

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:無関心 (27)

身長:155cm

体重:44Kg

3サイズ:B83/W57/H83

バストカップ:C

 

 

SSR(95) グレイフィア・ルキフグス(ハイスクールD×D)

レア度:SSR 点数:95

年齢:?????

レベル:0

交際経験:1人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:アナルに興味あり

好感度:無関心 (27)

身長:174cm

体重:65Kg

3サイズ:B110/W60/H92

バストカップ:J

 

 

SSR(94) 水城不知火(対魔忍)

レア度:SSR 点数:94

年齢:41歳

レベル:0

交際経験:3人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:2回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ属性

好感度:積極的(68)

身長:170cm

体重:64kg

3サイズ:B110/W60/H92

バストカップ:J

 

 

SSR(94) 白瀬咲耶(アイドルマスター シャイニーカラーズ)

レア度:SSR 点数:94

年齢:18歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:好意的(50)

身長:175cm

体重:60kg

3サイズ:B91/W58/H87

バストカップ:F

 

 

SSR(93) 風野灯織(アイドルマスター シャイニーカラーズ)

レア度:SSR 点数:93

年齢:15歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ傾向あり

好感度:普通(40)

身長:154cm

体重:43kg

3サイズ:B75/W55/H78

バストカップ:B

 

 

 

SSR(92) 一之瀬 帆波(ようこそ実力至上主義の教室へ)

レア度:SSR 点数:92

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ属性

好感度:好意的(57)

身長:159cm

体重:52kg

3サイズ:B95/W61/H91

バストカップ:F

 

 

 

UR(90) 胡蝶しのぶ(鬼滅の刃)

レア度:UR 点数:90

年齢:18歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(69)

身長:151cm

体重:37kg

3サイズ:B90/W59/H84

バストカップ:G

 

 

UR(88) 川神舞(無彩限のファントム・ワールド)

レア度:UR 点数:88

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:露出に興味あり

好感度:普通(47)

身長:168cm

体重:60kg

3サイズ:B95/W62/H93

バストカップ:G

 

 

UR(88) 今井リサ(BanG Dream!)

レア度:UR 点数:88

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ、奉仕体質

好感度:好意的(58)

身長:158cm

体重:49kg

3サイズ:B87/W56/H87

バストカップ:F

 

 

UR(87) 二条秋(マケン姫っ!)

レア度:UR 点数:87

年齢:27歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:2回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ傾向あり

好感度:積極的(68)

身長:166cm

体重:64kg

3サイズ:B103/W58/H92

バストカップ:K

 

 

UR(85) 堀北鈴音(ようこそ実力至上主義の教室へ)

レア度:UR 点数:85

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:2回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ傾向あり/アナルに興味あり

好感度:無関心(26)

身長:156cm

体重:48kg

3サイズ:B79/W54/H79

バストカップ:D

 

 

UR(85) 由比ヶ浜瑠衣(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

レア度:UR 点数:85

年齢:39歳

レベル:0

交際経験:2人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:無関心 (27)

身長:155cm

体重:48Kg

3サイズ:B92/W60/H91

バストカップ:F

 

 

UR(84) 白金燐子(BanG Dream!)

レア度:UR 点数:84

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ属性

好感度:無関心(28)

身長:157cm

体重:58kg

3サイズ:B99/W58/H90

バストカップ:J

 

 

UR(82) 宇田川巴(BanG Dream!)

レア度:UR 点数:82

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:好意的(50)

身長:168cm

体重:56kg

3サイズ:B80/W59/H85

バストカップ:B

 

 

UR(82) 由比ヶ浜結衣(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

レア度:UR 点数:82

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:通常(40)

身長:155cm

体重:48kg

3サイズ:B91/W60/H83

バストカップ:F

 

 

SR(77) 白鷺千聖(BanG Dream!)

レア度:SR 点数:77

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ペット(犬)願望

好感度:無関心(28)

身長:152cm

体重:46kg

3サイズ:B79/W60/H85

バストカップ:B

 

 

SR(72) 氷川紗夜(BanG Dream!)

レア度:SR 点数:72

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:無関心(28)

身長:161cm

体重:50kg

3サイズ:B80/W60/H87

バストカップ:B

 

 

R(64) 宇田川あこ(BanG Dream!)

レア度:R 点数:64

年齢:15歳

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:普通(40)

身長:148cm

体重:43kg

3サイズ:B71/W54/H73

バストカップ:A




番外編に登場した八女ゆかな、本城蘭子は二条秋編(116話)時点では捕獲されていません。


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幕間の物語:グレイフィア、ヴェネラナ、瑠衣
人妻たちとの宴


間桐桜編執筆中ですが、書き溜めていたリクエストのシチュエーションの実現&今後の布石&リクエストがあった新しいヒロインの投入の幕間の物語です。


 キングサイズのベッドの上で蠢く女たちの肢体。女たちは裸エプロンであり、彼女らの欲情が昂ることで肌は桜色に染まりきっている。その首には黒革の首輪が嵌っていた。

「あぁぁッ! ッッッ! またイッたぁっ、イッちゃいましたぁぁッ……」

 悠二の下半身に跨るのはヴェネラナ・グレモリー。グレイフィア・ルキフグスの義母に当たり、グレモリー家当主・グレモリー卿の妻である。娘のリアス・グレモリーと瓜二つの容貌と、亜麻色の髪が特徴でその若々しい容貌からリアスの姉と間違われることが多い。最近、グレイフィアが掩護射撃によって捕獲した。グレイフィアは最愛の恋人にして唯一の絶対支配者である悠二に尊敬する義母を献上したのである。

 グレイフィアのヴェネラナへの敬意は些か衰えることはない。だが、悠二の意向に比べれば義母からの信頼を裏切ることに躊躇いなどなかった。そして裏切ったとしも悠二の寵愛を受けることこそヴェネラナの幸せだと信じるからこそである。そして、当のヴェネラナの心には既に夫は存在しない。桜庭悠二にこそ深い愛情を抱いている。

 跨るヴェネラナは彼の大腿部に手を付いて、艶かしい稜線を描く象牙の柱のような腰を前後に踊らせながら告白した。軽く後ろに反っているため、下腹部の辺りがピクピクと引き攣っているのがよく分かる。

 彼の肉幹はヴェネラナの胎内に根元までズッポリと埋没している。ヴェネラナのグラインドに合わせ、ぐぢゅりにぢゅりと湿った水音が絶えず聞こえている。

「んんぁッ、はあッ、はあッ、チンポいいっ、気持ちいいっ、悠二さまのオチンポ気持ちいいっ、ですぅッ、んうッ、あぁッ、うぅぅ……」

 Fカップの巨乳を突き出し、腰をいやらしい動きで生殖器を擦り合わせるヴェネラナ。直に触れる硬い肉幹をトロトロに濡れた媚肉でキュンキュンと締め上げつつ、子宮孔で鈴口に熱烈な口付けを夢中で続ける。

「ああんッ、すごいぃッ、あぁっ、ゴリゴリ擦れるのぉッ……あはぁッ、はぁんッ、ああッ、また、イくッ、イクッ! わたくしッ、イキますぅッ! ッッ! ッ! あうぅぅッ、ッ、ぁぁッ」

 勢いついたヴェネラナの腰は、しかしすぐにビクビクと震えてリズムを乱した。巨乳をタプタプと弾ませた。熱い吐息に濡れる赤い唇が半開きになり、赤い舌先が覗かせている。

 長い睫毛が縁取るパッチリと開いた目が目尻を緩ませ、貴石のような瞳は昏い輝きを湛える。快感を与えるために快感に溺れながら腰を揺らす彼女は、その瞳には、他の女の秘部を貪る彼へ愛慕と崇拝に満ちた熱い視線を向けている。少しでも自分を振り向いて欲しいと思い淫技をもって自己主張している。

 ヴェネラナからの愛を一心に受けている悠二が貪っている秘部というのは瑠衣のもの。

 娘の由比ヶ浜結衣と同じ長い茶髪。そして歳よりも若く見える楚々とした美貌。穢れた妄想さえ躊躇われる程の清廉なオーラを漂わせる美女。それが由比ヶ浜瑠衣だ。

 瑠衣は悠二の顔に跨っていた。裸エプロン姿で、しかも黒革の首輪を巻いて。

「ぁぁッ、恥ずかしいぃッ……ですぅッ……」

 しばらく嘗め解されてから、どのくらいそうしているだろうか。彼の顔に座り込むようになっている瑠衣は、恥ずかしさの余り細い腰をくなくなと捩っていた。

「そんなこと言って。旦那にもたっぷり見られたんだろう?」

「んぁっ……で、でもこんなに明るくなかったし、こんな格好でもなかったです……」

「へえ、それは惜しいことをしたな、あの男。まあ瑠衣の機嫌を損ねたら全てが台無しになるからなあ、消して欲しいって言われたら消しちゃうか」

「じゃ、じゃあ──」

「いやいや、俺は消さないよ? 俺の女は皆しっかり見たいから。それとも、瑠衣は俺の恋人を辞めたいのか?」

「ああそんなっ……そんなこと有り得ませんっ……私は悠二さんの恋人がいいです……私の身も心も全部悠二さんのものです……だからお願いします、捨てないでください……どこでも嘗めますから、何でも飲みますからぁ……いつでも何処でも使ってください、何でもさせてください……ああっ、お願いします悠二さんっ……」

「ふふ、人妻にそこまで言われるとは光栄だな。……あいにく今片手が塞がっててな、しっかりと見ることができないんだ」

「あううッ……」

 と唸った瑠衣は、綺麗な顔を真っ赤にして両手を股へ寄せていく。

「み、見てください悠二さん……私の大事な、悠二さんの性処理用オマンコです……」

 開ききった淫靡な花びらを、瑠衣は自らの手でさらに開く。開いた肉の畝の奥にあるビラビラが目一杯開かれ、濡れ濡れと輝くサーモンピンクの花が咲き誇った。

「おぉぅ……よく見えるよ。咥えたそうにパクパクしてるスケベなマンコまで丸見えだ」

 瑠衣が悠二の顔に跨りながら自分から股間を見せ付けるように開いて見せたの初めてだった。耳まで赤くなっている顔が、どれ程の羞恥を感じているかを物語っている。

 しかし背筋には心地良い刺激が突き抜け、脳髄は痺れ、心が蕩けそうなほど濃厚な多幸感に包まれ、長い眉を歪めつつも恍惚としている。

「はううッ、ぁぁッ……私の、このエッチな、悠二さん専用のザーメン便器が……オチンチンを恵んで欲しいってうずうずしてるんです……ああ悠二さん、逞しいオチンチンを私の卑しいオマンコにもズポズポさせてください……」

 悠二に乞えば乞う程、昏い悦びが生まれる。それは、恥ずかしい思いをしてでも得たい渇望を抱えていた。

「おねだりの仕方が上手くなったな。偉い偉い。まあ、どちらにしろ今はヴェネラナの番だから、そのまま慰めて待ってろ」

「ああッ、ぁぁッ、はッ、はいぃぃッ……悠二さんの、言う通りにしますぅぅっ……」

 瑠衣の目の前では、背筋を起こしたヴェネラナが腕をだらりとさせて腰をヘコヘコ振っている。大きく圧し裂けた肉穴に、逸物を飲み込んだままである。ちなみにヴェネラナの陰阜は何もないつるつるの無毛の丘である。ヴェネラナが彼女なりの愛と忠義の証として剃毛したのである。肉体関係を持たなくなって久しい彼女の夫は知らないことである。

 淫蕩なヴェネラナの喜色に塗れた淫らで美しい姿に羨望を向けながら、瑠衣は悠二の目の前で細い指を秘所に遊ばせる。

「んはああぁぁッ……」

「んあああッ!」

 瑠衣の色っぽい吐息はグレイフィアの憚りない嬌声に塗り消された。

 大きくM字に股を開くグレイフィアは、後ろに手を付いて、腰を前へ突き出している。黒革の首輪だけを身に付けた裸の肢体は、今、背筋をしならせていた。

「イクッ! イクッ! ああッ! ッッッ! イクうううッ!」

 瞬間、シコり勃つ乳首を天に捧げるJカップの乳房が、ビクンビクンと跳ねる身体に合わせて淫靡な舞を披露した。

 形のいいヒップは軽く浮き、美脚は快楽の刺激で引き攣っている。しかし、股の中央にある悠二の手はまだ蠢きを止めない。

「ああうッ! ッッ、ああッ! 悠二様の指っ、サーゼクス(あいつ)のオチンチンより気持ちイイッ、んんぅッ」

 淫液があふれ出る肉壷からぐぢゅぐぢゅと水音が漏れている。悠二の手はもうベトベトになっているというのに、淫液がとめどなく溢れ、シーツに広がる染みへ垂れていた。

「あううぁッ、んッ! すごいぃぃっ、奥まで届いてるぅぅッ、ぁッ、ぁッ、んううッ」

 性欲処理として乱費される精液を求めて子宮が下りてくる。夫であるサーゼクス・ルシファー相手では起こらない求愛現象である。

「ぁぁぁッ、気持ち良すぎるぅ、オマンコッ、撫で撫でしないでぇっ……今とっても切ないのにぃ、ッ、んッ、あぁっ!? 気が狂っちゃいますぅぅっ……あぁっ!? 」

 グレイフィアは告白したとおり媚肉は切なさを訴えるように二本の指を必死に締めつけていて、彼が吐き出す精を求めて腰は淫らにくねくねと振っている。

「いやあぁぁッ、焦らさないでぇぇッ……グレイフィアのオマンコッ、グチュグチュしてぇぇッ……悠二様以外の男にもハメられてる浮気マンコにッ、いっぱいいっぱいお仕置きしてくださいぃぃッ……」

「おいおい、サーゼクスが浮気相手なのか? あいつはお前の旦那だろう?」

「ああんっ、それでも本当に愛しているのは悠二様ですっ! あんな男、ちっとも好きじゃないんです。五分も隣にいたくもありません。ぁッ、ぁッ、んううッ。どうか、私の愛だけは疑わないでくさいぃぃっっ……!」

「ははははは! おいヴェネラナ。君の息子が随分な言われようだけど、どう思う?」

「んんッ、ぁッ! はふうううッ、自慢の息子ですが……悠二様に比べれば遥かに劣ります。グレイフィアが悠二様を愛するようになるのは当然かと思います」

「母親にもそんなこと言われてしまうのか」

「母親である前に女です。……悠二様の女ですぅ」

「ひいんッ!」

 胎内に埋まる悠二の二本の指が陰核の裏側をグニッと押し上げ、グレイフィアはビクンッと腰を弾ませた。Mを描くすらりと伸びた脚がビクビクと戦慄き、一〇〇センチ越えのバストがプルンと弾んだ。

「グレイフィアにはもっと働いてもらわないとな。お前がピックアップした女たちを捕獲するんだ。朱乃、セラフォルー、ガブリエル、禍の団(カオス・ブリゲード)の面々。勿論、リアスも含めて捕まえるために働けよ。ヴェネラナたちを使ってもいいからな」

「は、はひぃっ! 分かりました。働きます、あっあぁぁっ……んあっ、悠二様のために彼を献上するために尽力します!」

「いい娘だ。ほらご褒美だ」

 悠二の指が激しく蠢くと、輪郭に沿ってするっと下りる編んだ銀髪を大きく揺らし、髪を乱して、グレイフィアは宙を振り仰いだ。そうして誇示される黒革の首輪はグレイフィアが心から欲した気持ちの在り処を示す証である。

「んあッ! あああッ! 気持ちいいッ、気持ちいいです悠二さまぁッ! (グレイフィア)のオマンコッ、いっぱい躾てぇぇッ!」

「んっく、はあッ、ぁぁぁッ、(瑠衣)のオマンコ、エッチなお汁が止まらないです……ぁぁッ、くうんッ! 悠二さんっ、オチンチンさまぁッ……」

「あッあッんッんう゛うッ! らしてぇッ、らしてぇッ、セックスどれぇーの(ヴェネラナ)ッ、(ヴェネラナ)のオマンコれッ、せーよく処理してくらひゃいぃぃッ、ああッ、あああッ!」

 肉幹がまた膨張し、強烈な圧迫感をヴェネラナに与え、彼女は堪らず前のめりに手を付いた。喘ぎすぎて、達しすぎて、口角の一方から涎を垂らしており、亜麻色の髪が数本口元や顎に張り付いていた。

「中にくらしゃいッ! なかッ! なかにぃッ! オナホの(ヴェネラナ)のしきゅーにッ、濃いじゃーメンッ、らししてくらしゃいぃぃっ!」

 胸板に手を置いて、瑠衣の痴態を眺める彼に蕩けきった瞳を向けながら、腰を激しくグラインドさせるヴェネラナ。自分が垂らした体液塗れの股間同士を接触させ、大きな快感に撃たれながら必死になって精を誘う。

 ヴェネラナの蜜壷が窮屈に感じる程膨張した肉幹には痙攣しながら柔襞が絡み付く。根元をきつく絞められながら肉のうねりに揉まれる刺激はまるで搾り上げられるような快感を生み、キュッと玉が持ち上がった。

「あ゛ああぁぁッ! ッッッ! ああッ! ッ! う゛うッ! あぁぁッ、ッッッ! あああッ────……」

 悠二の腰が軽く浮き、ヴェネラナは弾かれたように背筋を弓なりにしなる。内臓が持ち上げられるような感覚を覚える程深々と突き刺さる肉幹が、子宮孔と密着する尿孔から熱く白いマグマを迸しらせていた。

「はああぁぁッ、ッッ、ッッッ……」

「イッ────くううッッッ! ッッッ! ッ! あはあぁぁッ、ッ、ッ、あふんッ……」

 彼が達する姿を見てすぐ、彼から与えられた施しの法悦を思い出し、瑠衣もグレイフィアも後に続くように達していた。

 思い出すことによるアクメの快感は、一度味わっている法悦なので想像よりも遥かに明瞭ではあるが、体感するよりも遥かに希薄。そして恋人である悠二と一緒に達したという満足感と幸福感は計り知れない。

 繋がっていないのに繋がっているような一体感。同じ恋人を愛する女同士が理解し合えているような連帯感。それが例えようのない幸せを味わわせてくれるのだった。

 桜庭悠二の恋人だということに、それだけで途方もない幸せを感じられる。

 その発狂しそうなほどの多幸感と肉体的な快感で、ヴェネラナが舞っていた。

「あはッ、ッッ、あついッ、あついのッ、どっっっぷりぃぃッ……ッッ、ヴェネラナの、なかで、おまんこでぇッ、まだ、ドクッ、ドクッ、てぇぇッ────ぁぁッ……」

 大きな目をトロンとさせて、赤い唇を半開きにして、赤い舌を垂らすヴェネラナ。法悦に溺れ痙攣を起こしながらも、蜜壷は脈動を鎮めていく逸物を未だ搾るように締め付け、波打ち、媚びる。

 腹に吐き出される白いマグマは思考や雑念を一瞬で燃やし尽くし、狂おしいまでの多幸感で何もかもを甘く蕩かしていく。快美恍惚のオーガズムに染め上げられた身体に、その幸福感はよく効いた。

 ヴェネラナが崩れ落ちるように悠二の腰から下りると、ぬらぬらと光を返す股間回りが露になった。陰毛までベトベトになり、男根の根元には白い滓がぐるりと固まっていて、肉幹にはたっぷりの愛液とデロデロの白濁液がこびり付いている。

「ん゛んッッッ!」

 敏感な蕾を嘗め擦られ、ヒクヒクと震えていた瑠衣の腰が大袈裟に跳ねた。

「要らないのか?」

「ぁぁっ、いえ……欲しいです……瑠衣の生オナホで、射精するまでオナニーして欲しいです……」

 瑠衣は半身を倒し、少し前に出て、顔を埋めていく。目の前でヴェネラナに膣内射精をして、今しがたヴェネラナの中から出てきたばかりの肉幹の先端を、上品な口を開けて咥え込んでいった。

「んぅ……んふぅぅぅッ、ッ、ッッ……」

 唇を締めるのは限界まで迎え入れてから。白濁液を絡めた男女の交合液塗れの赤黒い肉塊を咽喉の奥まで飲み込み、首を引く。そうやって、こびり付いた粘液を柔らかな唇の内側で口の中へ集めていく。

 生臭い臭いが口腔に溢れ返り、瑠衣は細い眉の根をキュッと寄せる。それは臭いへの嫌悪感ではなく臭いへの快感から。そんな中、集めた粘液を唾液と一緒に喉まで運び、ンクッ、と喉を鳴らして胃へ収めていく。

 ゆっくりゆっくり首を振ってそんなお掃除を本格的に始めようとした矢先、残滓が飛んだ。 

「んふうううッッッ! ッ、ッッ……」

 くぐもった喘ぎを漏らす瑠衣へチラリと上目遣いを向けたグレイフィアは、うっとりとしてまた舌を伸ばす。たっぷりと唾液を纏わせた舌の先で、押し固められた白い滓を嘗め溶かし、次はこそげとるように舌の腹で嘗め擦る。

「んふっ、エッチな味……こんなにするまで泣かせるなんて、ホントにステキなオチンチンね……れぁっ……」

 だいたい嘗め取ると肉幹の方まで舌を及ばせ、白濁液の固まりを嘗め拭っていく。お掃除のために四つん這いになった時から離れていってしまった悠二の手を、こっちこっちと誘うように丸いヒップを揺らしながら。

「ああっ、濃い……くらくらしちゃう……ちゅるる……」

 ここに来るまでに旦那と何度か口付けを交わした桃色の唇は、ツンと尖って白濁液の固まりに押しつけられていく。瞬間それは、僅かに開いた唇の隙間に吸い込まれていった。そのすぐ傍にある固まりは、唇の裏側で集め取るように啄む。白い喉を、コクン、と鳴らしたグレイフィアは、彼の足の間へ身を移した。

 彼の臀部の下にはヴェネラナが垂れ流した淫らな体液で染みが広がっている。その上に見られる、二つの玉を内包した肉袋もぬらぬらと淫靡に光を弾いている。グレイフィアはその一つを、袋の下端からねっちりと嘗め掬い、弾ききらずに唇を被せ込んでいく。

 銀髪の殲滅女王という異名を持つ女は、夫にもしないような濃厚なお掃除を陰嚢にまで及ばせている。家族とはいえ、他の女が垂れ流した淫液で汚れる玉を口内に捕え、ねっとりと嘗め転がす。

 陶然として玉嘗めに勤しむグレイフィアの前髪が、肉幹を滑り下りてくる艶かしい鼻息で微かに揺れた。

「んふぅッ、ぢゅぶ、んんぅッ、ふううんッ、ぢゅぼっぢゅぼっ──……」

 細い眉を八の字に曲げて、ギュッと目蓋を閉じ、苦悶に喘ぐ瑠衣。しかし咥えた肉幹は吐き出さず、リズムを乱しながらも夢中で肉幹を吸っている。楚々とした美人顔は、くぽっ、とへこむ頬から耳の先まで朱が広がっている。

 真っ白な丸いヒップはふりふりと揺れている。彼の鎖骨の上辺りで、だ。しかしそれは誘惑している訳ではなく、恥ずかしい刺激から逃げようとするとそうなってしまうのだった。

「あんっ、かわいい……」

 悩乱する瑠衣の様子をヴェネラナが可愛いと表現する。

 瑠衣は膣孔から垂れる白く濁った蜜を塗り伸ばすように滑る悠二の中指の腹で彼女の菊門を弄ばれていた。途端、綻ぶように広がる皺がキュゥーッと窄まり、尻がふりふりと艶めかしく踊るのだった。

「瑠衣はこっちでも感じる変態だったんだな。結衣にも教えてあげたいよ」

「んふッ、ッ、んううんッ」

 悠二は微笑みながら、また淫蜜を掬い上げ、尻穴へ撫で付ける。瑠衣は尻穴を息ませて、くなくなと腰をくねり回す。

 お尻の穴を弄られて喉奥で鳴くこともさることながら、ヒップを振り捩る姿もまたいやらしさがある。その上、咥えた肉幹を離そうとしないのだ。

 それでも、指先がそこで長く遊び始めると流石に危機感を覚えたようだ。

「あはぁッ、ゆ、悠二さん、ぁッ、そこは汚いです、からぁっ」

 顔を真っ赤にしてそのようなこと訴えつつも、逃げ出そうとはしない。不潔でもっとも恥ずかしい穴を玩具にされて、細い腰を捩るだけ。むしろ肉幹に白魚のような指を巻き付けて、リズムを乱しながらもしゅこしゅことさすり、健気に彼の性欲を処理しようとしている。

 一方で悠二は、初めから指を突っ込む気はなかった。下準備もしていなければ、させてもいないからである。お尻の穴をターゲットにされた瑠衣があまりにも意地らしくて淫らに恥じらうのでからかったのである。

 だがそれももう飽きたので瑠衣の汚い穴を弄っていた方の手でヴェネラナの額から後ろへ髪を掻き上げていき、ぐい、と自分の方へ寄せる。

「あんうぅっ……んふううっ……」

 ヴェネラナはうっとりと目を閉じて悠二の要求に応じた。重ねた唇を、数瞬の躊躇いもなく自分の方から擦り付けていた。

 舌を差し込めば舌を求めて蠢かし、舌が伸ばされれば舌を嘗め、吸う。そんなことを交えながら吐息や唾液で濡れる赤い唇を熱烈に擦り合わせている最中、ヴェネラナの柳眉が悩ましげに歪んだ。

「んふぅっ、んあっ、んふううっ、ん゛んっ……」

 舌を縺れ合わせながら、震える甘い吐息を吐くヴェネラナ。突き出すようになっている腰をゾクゾクと戦慄かせている。そのすぐ傍にグレイフィアの頭があった。

「ぢゅるっ、ぢゅるるるっ、んふぅ……ちゅる、ちゅるるっ……」

 グレイフィアはヴェネラナの肉穴を覆うように自分の唇を押しつけ、何とも下品な音を轟かせている。ヴェネラナの中に出された悠二の精液をそうして啜り、ヴェネラナの身体から溢れた悠二の体液を一滴も無駄にしまいとしていた。

 逆流する精液を膣孔からダイレクトに啜る、相手は義理の母にあたる女だ。彼女だけに好意を寄せる夫の精液は迷わずティッシュに吐き捨て、交わる時はわざわざ避妊具を使う様にと突き付けているにも関わらず、一人に絞らないどころか数多の女を自分の恋人とする男の精液は他の女の胎内からでさえ貪り、交わる時は至極当然なこととして生で受け入れ、中出しをして欲しいお願いをする。

 ヴェネラナは義理の娘から秘部から及ぶ快感に身悶えながら最愛の恋人に熱心な接吻を続けている。何十人とも関係を持ち、取っかえ引っ変えを楽しんでいる悠二を軽蔑するどころか崇敬しており、深い愛をディープなキスを通して示している。

 瑠衣はヒクヒクしている菊門やベトベトに濡れそぼった秘所を差し上げながら、今日だけでも片手では収まらない数の女を泣かせよろこばせた肉幹を愛しげに扱いている。肉幹に不釣り合いな白くしなやかな指をしっかりと巻き付けて卑猥なマッサージをしているだけでも獣欲を掻き立てるというのに、先端へ楚々とした美顔を寄せて惚れ惚れと頬擦りまでしている。

「ふわぁっ……あつい……」

 小さな手の輪の中で肉幹が強靭な脈を一つ打ち、尿孔から半透明の粘液を吐き出した。瑠衣は頬擦りを続けながらそれを頬に塗り広げ、頬で肉幹に塗り広げていく。

「ああっ……オチンチンさま、固くなってる……」

 先端の方から肉幹の方へ惜しみなく頬を滑らせつつ、徐々に身体を回していく。そうして彼の足の間に身を収めると、裏側へ大きく頬を滑らせる。

「逞しいぃ……悠二さん、愛しています……このオチンチンも大好きです……私はこのオチンチンに気持ちよくなってもらうために生きている、悠二さんのセックス奴隷です……身体も悠二さん……悠二様のもの……心も悠二様の……魂も悠二様の……人権も自由も何もかも、悠二様のお望みのままに弄んでください……」

 グレイフィアとヴェネラナが使う悠二の呼び方が移った瑠衣が懇願する。それが彼に愛されているという実感に繋がり、それが快感で幸せとなる。

 むくむくと膨張する肉幹に頬を擦りつける彼女は、そうできることが幸せであるかのように楚々とした美顔を蕩かしている。

 

 ◇◆◇

 

 床に跪いたヴェネラナが悠二に見せつけるようにオナニーをする。無毛の恥丘なため皮の覆った淫核がよく見える。

 そのヴェネラナよりもベッドに近いところで瑠衣とグレイフィアも跪いていた。

「あはぁっ……気持ちいい……」

 二人はうっとりと綻ばせながら、自分で掬い寄せているFカップの乳房とJカップの乳房押し付け合いながらたぷたぷと揺らしている。谷間には肉幹が鎮座しており、弾力を伴う絹のような肌の感触に挟まれ擦られている。

 瑠衣とグレイフィアは、交互に顎を引くとすぐそこにある凶悪な形の先端に、先程そうしていたように優美な唇を被せていった。しっかりと亀頭を捕らえると唇をキュッと締め、身体ごと頭を揺らしだす。

「ぢゅぶっ、んぅんっ……ぢゅるる、ぢゅぞっ、んふううっ……」

 長い茶髪が、編まれた銀髪が、緩慢な上下運動に合わせてさらさらと揺れる。

 上品な口は太い肉幹をしっかり咥え、朱が走る頬はポコッとへこみ、唾液をたっぷり蓄えた口内からは、じゅぶっ……じゅぶっ……と卑猥な音が漏れ聞こえる。裏筋に添う舌は蠢き、その敏感な筋を頭の揺れに合わせてさすっている。

 透き通るような肌の乳房は両手でしっかり寄せられ、硬い肉幹に形を歪められながら熱い肌を恭しくさすっていた。薄いピンクの乳首は硬く立っている。

 ベッドの端に腰を下ろし、寝そべるようにして後ろに手を付く彼は、堪能しているような瑠衣とグレイフィアによるのWパイズリフェラと、そのすぐ後ろでヴェネラナのオナニーショウを眺めていた。

 嗜虐嗜好をくすぐられながら膨らんでいく獣欲は、瑠衣とグレイフィアのねっとりしたパイズリフェラとの快感によって勢いを増していく。

 しかしまだ飽き足らず、彼は背を起こしながら勃起した二つの乳首を摘んだ。

「んぐうううんっ!」

「あんっうぅんあっ!」

 途端に波打つ二人の背筋。そして乱れる上下運動。快楽の刺激が脳天を射抜き、彼女らの意識は高く舞った。

 ビクビクビクッと弾み上がる、艶かしいラインを描く腰。程よい肉付きの腿の間で熱い液がプシッとしぶき、わなわなと震える脚の内側をさらさらと流れていく。

「んぶッ、くうんッ! ふはッ、あッあッ──……」

 クニクニと軽く捻られる追撃に、瑠衣とグレイフィアは堪らず喉を反らしていた。快感に脳髄は甘く痺れ、子宮は激しく悶えた。

「あッ、ッッ、あはッ、はああッ、ぁッぁッ……」

「んんっ、ぁっ、 んぅ、あはあぁぁっ、 ッ、あッ、ふぁああッ」

 絶妙な加減で乳首を捻られ、二人は腰をヒクヒクと踊らせる。軽く背筋をしならせたものの、肉幹を離すまいと胸を寄せ続け、何とか亀頭を挟み捕えていた。

 涎塗れになった上品な唇を半開きにし、細い眉の根をキュッと寄せ、細めた目の端をとろりと下げる。双眸の焦点がぼやけて瞳が上へぐるんと回る。美しい顔立ちがそんな無防備なトロ顔で、乳首を嬲る彼を見つめながら愛らしい声で喘いでいるのだ。

 そうして遊ぶ彼を気遣ってなのか、胸は揺らさず、内側の肌を擦り合わせるように動かしている。そこに頭を埋める亀頭は、エラを中心として柔らかい弾力に揉み擦られる快感が走っていた。

 彼は瑠衣とグレイフィアの顔を覗き込むようにしながら、黒革の首輪のリードを繋ぐ金具に指を差し込んで、軽く引っ張り上げた。

「ああぁッ……」

「ああぁッ……」

 女たちはそうして強引に喉を反らされ、無抵抗に上を向く。されるがままであることを知らしめられ、されるがままである絶対服従であることを態度で示している。

 また乳首がじわじわと弄ばれる。二人は亀頭への奉仕を続けながら、従順に喘ぐトロ顔で目を愉しませる。その半開きの、今にも涎を垂らしそうになっている濡れた唇の隙間に、彼の唾が垂れてきた。

「あはああッ……ッ、んッ、く……ッッ、あッ、あはぁッ」

「んはああぁぁッ、はむぅっ、ぢゅっ、ぢゅっ、れへぇっ……んぅっ、はああ……」

 舌に落ちたそれを嚥下し、胃の腑へ落とす。膣孔が淫液をドロリと吐き出し、床に垂れ落とす。

 二人は美しい顔をとろとろに蕩かして、舌を差し出した。そうして次を強請っていた。乳首を弄られ身体をビクビクさせながら、愛らしい喘ぎ声を囀りながら、肉幹の先を胸の谷間でもみくちゃにしながら。

 しかし彼が次に出したのは、唾ではなく声。

「さあ、次はどっちだ?」

「あぁぁっ、私に、グレイフィアにハメてくださいっ……性処理奴隷の私を使ってくださいっ……」

「瑠衣ですっ、次は瑠衣にハメてっ……牝犬瑠衣のオマンコをオチンチンで遊んでくださいぃっ……」

「まあまあ、とりあえず並んで。どっちの方がはしたなく欲しがってるのか見比べてやる」

 悠二が立ち上がりながら言った。

 瑠衣は上半身をベッドに沈め、腰を突き出し、自分の両手で秘所を開く。その横にグレイフィアが同じように上体を寝かせ、腰を突き出し、自分の両手で秘所を開く。

「見て、悠二さまぁっ……瑠衣のオマンコはオチンチンを咥えたくてたまらないんです。馬鹿みたいにお汁が止まらないんです……ああハメてぇ、ハメてくださいぃぃっ……」

「グレイフィアの生オナホに恵んでください……疼いてしまっておかしくなっちゃうのぉ……ああお願いです、お願いします悠二さまぁぁっ……グレイフィアのオナホでオチンポ扱いてぇぇっ……」

 女たちがお尻を並べ、大事なところを押し広げ、子宮に繋がる入り口を露わにする。誘惑するように、あるいは悶えるようにお尻をふりふり振りながら、一本の男根を求め媚びている。

 一人は銀髪の美女。

「ハメてください、オマンコしてぇぇっ……グレイフィアは悠二様の性奴隷なんですぅぅっ……息子の世話をしている時も、夫と話している時も、キスしてる時も、エッチしてる時も、悠二様のオチンポでオマンコを使ってもらうことしか考えてないんですぅぅっ……だからぁ、だからぁっ……性奴隷のグレイフィアのオマンコでオチンポを遊んでくださいぃっ……」

 一人は茶髪の美女。

「ぁッ、ぁぁッ、お願いします……オチンチン様をお恵みください……瑠衣は悠二様の性欲処理に使ってもらうために生まれてきたんです……このオマンコは、悠二様のオナニーに使ってもらうための穴なんですぅぅ……ああっ、お願いです……由比ヶ浜瑠衣の悠二様専用の形をした生オナホにお仕事させてください……」

 自分を貶め、彼を崇め、熱心にはしたなく媚びる二人。恥ずかしい姿で恥ずかしく差し出しながら恥ずかしい言葉を選んで恥ずかしいことを乞うている。見聞きしている側の方が恥ずかしくなる程に。

 しかし、それなのに二人の膣孔はヒクヒクと喘ぎ、愛液をドロドロと吐き垂らしている。恥ずかしいことをしている自覚がありながら、彼の目の前で媚びることができる愉悦に陶酔していた。

 卑猥なお強請り合戦を眺め見て、満足した悠二。仁王立ちになっているその彼の足元で跪いているヴェネラナが、肉幹を唇の輪に潜らせて、舟を漕ぐような生温いスピードで頭を揺らし、彼への快感を絶やさない。

「さあ……どっちにしようかなあ……」

 もったいつける悠二は、結局はどちらにもハメて、どちらの中にも濃厚な精液を同じだけの量を排泄するのである。

 恋人たちも分かっているだろうが、二人の女は目前に迫った彼の性欲処理のための性交を、自分の大事なところ差し出しながら必死になって強請っている。




はい、というわけで人妻たちとの4Pでした。(未亡人だけど)不知火が不在だったのは単純に私の力量不足です。Wパイズリフェラとか難しい……

本編で出せなかった新しいヒロインのステータスです
レア度:SR 点数:75
氏名:ヴェネラナ・グレモリー
年齢:??
レベル:0
交際経験:3人
キス経験:有り
性交経験:有り
被捕獲経験:1回
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:普通 (49)
身長:172cm
体重:61kg
3サイズ:B98/W61/H95
バストカップ:F

『ハイスクールD×D』のキャラでヒロインとしてのリクエストが多かった朱乃やガブリエルなども彼女らの協力で捕まえていきたいと思います。一応、ガブリエルの堕天回避のアイデアもあるので大丈夫なはず。


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間桐桜編
01 (友希那、リサ、結衣、鈴音)


始まりました間桐桜編です。思いの外長くなったので分割します。友希那、リサ、結衣、鈴音とのエッチシーンを入れたせいですね。すみません。


ご感想、評価、お気に入り登録していただけますと幸いです。モチベーションの向上につながります。


 桜庭悠二が目覚めると彼の視界とその壁の間には揺れている女の姿がある。桜色に染まった肌の中で露にされている胸が妖しくたゆたい、綺麗に流れるストレートの銀灰色の髪は激しく跳ね回っている。

「悠二、さん、あッ、おはよう、ござ、います、んッ、ああん、あッ、あはぁッ」

 自室で目を覚ました悠二に、揺れている湊友希那が胸板に両手を当てて紅潮した顔を近づける。朝立ちで勇壮と聳えていた肉幹を肉壷に埋没させ、腰を揺らしながら。

(朝から友希那の淫技を味わえるとは嬉しいな)

 寝心地のいいキングサイズベッドからスプリングが軋む音が聞こえ、寝起きの自分の上で腰を回して濡れた声を響かせる友希那を目前に、悠二は彼女の胸を揉みながら心底そう思った。

 昨日悠二の家に泊まったのは湊友希那、今井リサ、由比ヶ浜結衣、堀北鈴音の四人。風呂椅子に座る悠二を四人の女性が前後左右から囲っていた。恋人たちのソープ嬢に勝るとも劣らない技と裸体を駆使して身体を洗われる入浴タイムは悠二には満足がいくものだった。悠二の肉幹は終始誰かが身体のどこかの部位で擦っていた状態だった。

「んあああッ─────! 奥に、当たってるぅッ、悠二さんの、悠二さんのぉぉッ……」

 悠二が起き抜けの一発を放つと、腕を横に垂らした友希那が恍惚とした顔で天井を見上げ、ブルブルッと総身を震わせる。口から舌先を垂らし、アヘェェと声を漏らした。

「やっはろー! 悠二さん、おはようございます。あ、友希那ちゃん、いいなぁ~」

「おはようございます。悠二さん」

 そこに結衣と、鈴音が訪れる。

「友希那ちゃん……ソレ、頂戴。んぅぅん、じゅぶっ、じゅぶっ、んぅ……ぢゅるる……」

「やあんっ、すごいっ、ゾクゾクする、あっ、ああっ、ひあんっ、だ、だめぇぇっ、それ、ぁぁぁッ────」

 結衣は友希那の秘部から溢れる悠二の体液を啜る。

「はぁ、はぁ、んッ、ちぷっ、ちゅる……んはぁっ、うぅん、れへぇ……はぁぁ、ぢゅるんっ……」

 鈴音は抜かれたばかりの肉幹をうっとりと嘗め回した。悠二は黒絹のような鈴音の髪を優しく撫でている。

 悠二たちがダイニングへ移ると、リサが朝食の準備が終わらせていた。

「ふああ……悠二さぁん、おはようっ」

「おはよう、リサ」

 エプロンを纏っている制服姿のリサが悠二の前までやってくる。

「今日は出張ですよね。頑張ってね!」

 悠二は右手で鈴音の胸を揉み、左手で結衣の胸を揉み、背後で密着している友希那に股間を撫でられながら、数分に及ぶ濃厚な朝のキスをリサと交わした。暫く濃厚なキスをした後、舌を繋ぐ銀糸が切れた。

「あん、ねえ……出張から帰ってくるまで会えないからさ……」

 リサは友希那の手と重ねるように片手をあてがい、悠二の股間をさする。

「ねぇいいでしょう? 悠二さんがご飯を食べてる間、おしゃぶりさせてください……」

「じゃあ私もぉ……」

 結衣は胸を揉んでいる悠二の手に手を重ね、擦り付けるように動かして、首筋に舌を這わせて甘えた。

「朝食は?」

「抜かりはないよ、早弁用のサンドイッチ作ったから。結衣や鈴音の分もあるよ」

「そうか。じゃあ、いいよ」

「やったぁっ」

「ありがとう悠二さん」

 二人の女子高生が喜びを示すと、鈴音が媚びるように腰をくねらせて悠二の顔を覗き込む。

「私も暫く会えないです……悠二さぁん、私にも……おしゃぶりさせてください……」

「駄目。鈴音はさっき飲み干したところだろ」

 悠二が子どものおねだりを断るように言うと、鈴音は悲しそうな──事実、とても悲しいのだが──表情で嘆息を吐いた。

 悠二が椅子に腰かけると、テーブルに潜り込んだ二人の女子高生が彼のズボンをスルンと脱がせて大股開きの彼の足の間で四つん這いの身を寄せ合い、活力に漲っている肉幹に舌を滑らせていく。

 悠二の右に友希那が掛け、悠二の左に鈴音が座った。

「れろぉ……あん、いやらしい匂いがする……ちゅ、ちゅるる……れろ……」

「れぅれぅ、んぁ、友希那ちゃんがハメて起こしたみたいで……んぅっ、ぢゅる……」

「じゃあ悠二さんのあの濃い精液、朝から中に……? ああん、寝起きだからすっごく濃いのをいっぱい注いでもらったんだろうなぁ……んちゅ、ちゅぷ……」

 テーブルの下からそんな会話がある中、悠二たちも食事を始めている。

「んふぅぅ……」

 悠二が友希那から口移しで朝食を受け取る。

 生温かくてドロドロしつつもつぶつぶとした食感のある流動物を悠二は受け取る。友希那の口の中で咀嚼されてたっぷり唾液を含んだ白米だったもの。

 彼がその生温かい白米を飲み込むと、飲み込んだのを察したのか鈴音が前へ身を寄せながら悠二の頬に両手を添える。

「はい。ふぅぅっ……」

鈴音から渡されたのは咀嚼した焼き魚。彼女は唇を貪り、舌を蠢かし、唾液に乗せて口の中の物を移しきり、ようやく顔を離した。

 口移しで食事をしつつ、友希那と鈴音の母乳を飲んだ。乳房を刺激されて得た快感からあげる彼女たちの嬌声を聴きながら、悠二は食事を続ける。

「悠二さぁん、今日は誰かを連れていく予定はありますか?」

 鈴音が蠱惑的な眼差しを悠二に向ける。テーブルの下から覗いている二つの頭と彼女らが発する水が跳ねるような音、そして荒い吐息が鈴音の愛欲を再燃させていた。

「いや、特に考えてないかな……。必要になったら向こうで捕まえようと思っている」

「あん、もう……どうしようもない人なんだからぁ……」

 鈴音はツン、と鼻の先を人差し指で軽く突く。それはまるで恋人同士がやるような甘いやり取りだ。それを聞いても鈴音は嫉妬せず、むしろ捕獲されるかもしれないその女の子の存在も受け止める。

 結衣は舌先で傘を弾き回ると、次は唇で挟んで亀頭の表面を唇の裏で擦る。リサは根元から嘗め上げたり音を立ててキスを浴びせたりしていく。

「じゃあ悠二さんのお部屋、お掃除させてください……」

「え? やってくれんの?」

「はい……特にシーツ」

「あ……そう言えばお前らの汁で汚れたな……。リサは特に噴いていたぞ」

「ほへんなふぁいぃぃ……はあ、はあ……」

 悠二が視線を下ろすと、リサは裏筋を嘗めながら眉をハの字に曲げて反省の色を見せた。昨日は恋人たちの中でもよく潮を噴き、悩乱していたリサが一番シーツを、男を、恋人たちを彼女の体液で汚していた自覚があった。リサは下に移り、茎胴に舌腹を撫でるように押しつけている。

「気にしなくても、どうせ四人の潮でビショビショになったんだし。」

 それを聞いて他の三人もリサと同じように顔を赤くした。

「たくさん潮を吹くようになるなんて、リサはエッチな子なんだね」

「あ……エッチな子は、嫌い、ですか?」

「ううん」

「ふわあああ、よかったぁ……」

 リサは感謝の想いを伝えるようにエラの辺りに頬擦りし、濡れた頬を拭くこともせず亀頭に舌を絡ませていく。

 リサは結衣と顔を並べて亀頭の半分を責め立てながら、肉茎に指を巻き付けてゆったりとしごいている。

「んはあああっ……」

悠二が片足を結衣の秘部に押し当てると、彼女は顎を浮かせて全身をざわつかせた。

リサが肉幹にしゃぶりつき、結衣は上に登り気味の玉をねっとりと舌で掬う。二人とも艶かしく腰を蠢かし、悠二の足に秘部を擦り付け、身体をビクビクと弾ませている。

 悠二は友希那の母乳を飲み、鈴音へ目を向けた。抱き締めた友希那を胸の中で彼女の頭を優しく撫でながら。

「そろそろお前の学校の子たちも捕まえておきたいな。タイミングをいつにしようかな」

「はああっ、もしかして来てくれるんですか?」

 メロメロに蕩けた顔でハート視線を向ける鈴音。鈴音は愛液を流し続けており、もうパンツはネチョネチョになってしまっている。

 そんな彼女の目の前で二つの頭が入れ替わる。リサがパンパンに張っている玉を転がして、結衣は屹立を口内粘膜で擦る。

「桔梗や杏里たち生徒も教師たちも魅力的だし是非とも欲しいところだ」

「はああ、素敵……ッッ、んっ、んッ、ぁぁッ、か、彼女たちも、喜ぶと思います……」

 聞いただけで鈴音は甘い電撃に撃たれ、全身をピクピクと戦慄かせていた。

「捕まえたいけど他にも欲しい子たちがいるんだよな。試してみたいこともあるし」

 悠二が最近使い始めたやり方をもって今までよりも、籠や愛の矢を作るペースが速くなった。そのため、今ならば鈴音や帆波が選んだターゲットたちを集めることは可能である。

 悠二の手を頭に乗せられたリサが瞳を鈍く光らせて、艶かしい吐息を荒々しく吐いて、大きく頭を揺らしていく。その下で結衣がグッとせり上がる玉を肉袋越しにねろねろと嘗め回している。

「とっても気持ちいいこと、彼女たちは知らないだなんて可哀想……ううん、気持ちいいなんて言葉じゃ言い表せない……すっごく熱いのがいっぱいビューッビューッて入ってきて、頭が真っ白になって……ぁッ、ぁぁぁッ、意識、ぶっ飛んじゃうの、ぉッ、んっ、んんぁッ」

 語りながら友希那は甘美な刺激に全身を襲われて、腰をピクピクと震わせる。

「んうううんッ! んっ、んっ、んっ……」

 と蕩けた呻きを上げたリサが頭を止めて喉を鳴らしている。テーブルの下で彼女の足腰が小刻みに戦慄いている。

「そう言えば、堀北さん。悠二さんのために選んだ女の子たちはどうやって選んだの?」

「え? 悠二さんが抱きたそうな娘というだけよ」

 鈴音がこのとき指しているのが外見のみの話。

「もしオマンコの相性がよくなくても、合うまでハメてもらえばいいし、性格なんてどうでもいいじゃない。悠二さんを愛して、忠実でさえあれば天使のように清浄である必要はないの」

 鈴音がうっとりと瞳を濡らす。彼女が見ている先で逸物を咥えた結衣は、尿管の残液を搾り上げて頭を痺れさせていった。

 友希那と鈴音の会話を聞きながら悠二がラブ・ハンターを起動していると、通知が届いていたことを知る。

 

『レア度設定が更新されました。更新された個体は現時点での値を算出し表示するようになります。』

 

「何?」

 悠二は胡乱げに、捕獲したモンスター一覧を確認すると、一部のモンスターのレア度が変更されていた。

 

グレイフィア・ルキフグス レア度:SSR 点数:97

胡蝶しのぶ レア度:SSR 点数:97

川神舞 レア度:SSR 点数:93

一之瀬 帆波 レア度:SSR 点数:93

今井リサ レア度:SSR 点数:92

白金燐子 レア度:SSR 点数:92

堀北鈴音 レア度:UR 点数:88

 

「あら、私は変わっていないのね。それにグレイフィアさんや胡蝶さんに抜けれてしまっているわね」

 悠二の頭をやさしく胸に受け止めながら画面を見る友希那。労わるように男の頭を撫でる姿は、青薔薇の歌姫としての彼女には見られない女としての顔がはっきりとわかる。

「友希那は元々、うちではトップレベルだったから変更は起きなかったのかな。もとからかなり好きだし」

「……そういうことにしとくわ」

「あたしや燐子や舞は一気にSSRだ。帆波もレベルアップしている」

「私もレベルアップしているけど、URのままだわ」

「私もだ! もう、千葉からだとあまり会えないせいで愛してもらえる時間が足りないからかな~」

 鈴音は拗ねたように画面を睨む。

「いやいや、URも結構レアリティは高いからさ。うちだとURは多めだけど、見つけるのはかなり大変なんだよ?」

 悠二が鈴音と結衣の頭を撫でて言い含める。悠二も推測していたが、やはり彼女たちの中でもレア度は恋人としてのヒエラルキーとして認知しているようだ。レア度がSSRまで上がった女たちは大層嬉しそうだが、変更がなかった者、点数は上がったもののレア度が変更なかった者は不満そうだ。

 ──あまり、嬉しくない更新だな。

 悠二はそう思う。またレア度が変更されていままでとは、野良のモンスターを捕獲するときにも影響があると困る。変更されてしまえばレズ、バイのレア度判定が変わってしまう。そうなればおそらく、レズやバイを捕まえにくくなると思われる。

「悠二さんは最近、レズっ娘とかを交換する前にエッチしたりしているからそれも影響あるんじゃないかな」

 リサの言葉にあるかもしれないと悠二は唸る。いままでの更新はありがたいことが多かったが、今回のラブ・ハンターの更新は困ったものだ。この更新は他のプレイヤーにも及んでいるのだろうか。

 

 ◇◆◇

 

「このアイテムを使ってみようと思う」

 悠二が示したのは『異次元の捕獲装置』。

 

異次元の捕獲装置 レア度:SR

あらゆる世界線に干渉してモンスターを捕獲することができる。捕獲できるモンスターのレア度はランダムで決まる。捕獲されたモンスターはマレビトであるため、基本的には帰還することはできない。

 

「これは捕獲が成功しないと言っていたアイテムよね?」

 友希那がスマホの画面を不思議そうに見ている。彼女が言うように今まで四回試して四回失敗したものだった。他にもミュステリアを蒐集する『異次元の鹵獲装置』を何度か試したが二度しか成功することができなかったのだ。

「そうだなぁ。レア度も高いから空振りは辛いんだよね。……だけど、オッズを上げることはできる」

 悠二が併用しようとするアイテムを選択する。『アフロディーテの導き』ならば発動後二四時間は捕獲率を二倍にすることができる。今日、捕獲装置を使用するならば捕獲率が二倍となるので捕獲の成功か失敗かが判明するのが数日後でも効果は有効である。

「まあ、やれるだけやってみるさ。仲間が増えたら仲良くしてくれよ」

 そう言って悠二は十余りの捕獲装置を使用する。これで捕獲が成功する装置がいくつあるのか……。

 悠二も含めて誰にもわからないことだった。

 

 ◇◆◇

 

 友希那たちに見送られながら、悠二は会社都合のため九州へ出張に出た。会社には顔を出さず飛行機で直接向かう。空港から目的地の冬木市へ向かった。

仕事は二泊三日となる。一日目は予定り早くに終わった。定時より早い16:30に退社する。

 そのままホテルに直行するつもりはない。今日は冬木市を歩いてモンスターを捕獲するつもりだ。恋人たちに言ったように今回の出張はラブ・ハンターのための遠征を兼ねるのである。

 都市部の新都を散策したが収穫はなかった。見つけさえすれば『アフロディーテ導き』によって捕獲率が上がっているのだから捕獲は通常よりもうまくいくはずである。

 悠二の私見では捕獲率=レア度による捕獲率+補正値。レベルや嗜好に合うかどうかで補正値が変わる。

 散策後、新都から冬木大橋を渡り、深山町に向かう。そこは穂群原学園もあるので成人で狙える相手がいなかったため学生を狙ってみた。

 狙いは的中した。URのモンスターがちらほら表示されている。

 アイテムも組み合わせて使えば、例え彼氏連れだったり、友達といたり、しても対象だけを連れ出すことは可能だ。

 画面を頼りにしていると高レアのモンスターが、一人で歩道を歩いているので後をつけた。後ろ姿からしてかなり期待が持てる。だが気になるマークのモンスターだ。通常、モンスターのマークは青だ。だが今回のモンスターは黄だ。トピックスが明滅しているのでそれタップする。

 

『マークの色はモンスターの状態を表します。

 青は普通。

 赤は生理中。

 紫は性交に不適合な病気やケガ(性病含む)

 黄はモンスターの心身に関わる危険を抱えている』

 

 黄は悠二にとっては初めてのケースである。危険とは気になることだが捕獲して登録すればどんな危険があるのか調べられるし、そうすればアイテムや恋人たちの協力で対応できるかもしれない。どうにもならなければ、最悪、解放(リリース)することになるだろう。

 ──ますは捕獲してしまおう。

 悠二はターゲットが信号待ちしているところで愛の矢を放った。

 捕獲に成功した。

 悠二はモンスターのデータを確認する。

 

レア度:UR 点数:87

氏名:間桐桜

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:管理願望/マゾ属性

好感度:無関心(29)

身長:156cm

体重:46kg

3サイズ:B85/W56/H87

バストカップ:E

 

 巨乳の女子高生だ。ただ巨乳ではなくスタイルもいい。見れば弓道部に所属しているらしく、見た目はインドア派に見えるが存外活動的なのだろうかと悠二は考える。非処女だが交際経験はないというのは、見た目の印象とは異なる。

 データを確認して危険というものが何なのか察した。

 ──魔術の家系か……面倒臭そうだな。

 悠二が悩んでいると桜が歩き出す。彼女には召喚を発動する。暫くすれば桜が悠二のもとにやってくる。

「あの……」

「間桐桜だね」

「はい」

「俺は桜庭悠二。君の飼い主になった」

「はい……」

 桜が小さく頷いた。緊張しているのか声が固い。雰囲気も暗かった。

正面から見た桜はURに相応しく美人だった。類稀なる美形。幼さを残した、柔和な、大人しそうな顔つき。半月型の大きな眼。桜色の小振りな唇。艶やかな黒髪。豊かな乳房でプロポーションが良い肢体。

 ──勿体無いな。

 悠二がそう思ったのはせっかくの美人であっても、このように暗くては教室では男子からは疎遠に、女子からは敬遠されてしまうのではないだろうか。

「君には悪いモノが憑いているね」

「え?」

「蟲だろう? 君のお爺さんと欠片だ」

「どうして……それを……」

 愕然としたように桜は呟く。

「……何が目的なんですか」

「目的? それは桜、君が欲しいというだけだ」

 初対面でいきなり呼び捨てにして、傲然と聞こえる内容を話す悠二に桜は困惑する。

「私……?」

 支配的な物言いに反感を覚えるよりも、不可解だと示すの表情に桜が置かれた環境は良くないことが、データの通りだと悠二は思った。いかに温和な人柄でも好感度も低い状態で先程の悠二のように言われたらもっと反発するはずだ。

「私を何かに利用しようとしているんですか。でもお爺様が」

「間桐臓硯さんだね。俺は聖杯も君の魔術の素養とかにも興味ないんだ。それに俺は魔術師じゃないからね」

「そんな……どこまで……? じゃあ、どうして」

 知られざることも知っている正体不明の男の登場に混乱する桜に、悠二はさらにたたみかける。

「君を今の状況から救い上げたいと思っている」

「あり得ません! そんな、無理です。お爺さまに、逆らうだなんて」

「ああ、そうだね。その爺様は『邪魔だ』な」

 顔も知らない桜の祖父に、悠二は剣呑な気持ちを込めて呟く。すると、

「あ、うう……あああ!!!」

 桜の体が激しく震えだす。まるでそれは体の中で何かが暴れているようで。それに合わせて動けないはずの桜が悶え苦しみだす。

「え?まさか言葉通りになった?」

 モンスターのレベルや好感度次第だが恋人たちは彼の命令に従う。だが桜に起きた変化はいままでにないことだった。もしかしたら桜の身体にある障りを弾くために暴れ出したのではないか。

 ラブ・ハンターによって間桐臓硯が桜にしたことは知っている。彼女の身体に仕込まれたことも全て。

「うぐああああ!」

 桜が女性らしからぬ苦悶の表情を見せる。相当な苦痛が桜の体を苛んでいるようだ。勿論、悠二に桜を苦しませる意図はない。

 桜は苦悶の表情を浮かべている。だから悠二はつい手を握ってしまった。

「あ、が、ぐう……」

「桜、頑張れ」

「ああ!」

それによって黒い靄も暴れだす。それは桜の体を這い回る。

「きゃああああああ!!!」

 そして黒い靄は払われて桜の体から──親指大の蟲が弾き出された。

「はあああ!!??」

 悠二は驚愕する。こんな現象は今まで見たことなかった。

「え? な……え?」

 黒い靄に包まれながら蟲がのたうち回る。

「っ、こっちにくるな!」

 悠二が叫ぶと蟲が奇妙な音を発して蟲たちが消し飛び、その中でも一匹は奈辺へ去ってしまう。残されたのは悠二と彼にもたれかかる桜だけだった。

 

 ◇◆◇

 

「なるほど、そんなことがあったんですね」

「それであたしたちを呼んでくれたわけ」

 悠二が桜を自分の宿泊するホテルに案内すると、胡蝶しのぶと川神舞を召集(ベーカーニング)で呼び出した。

 ちなみに女子高生を連れ込む社会人という構図は宜しくないので、桜にはタルンカッペを使って周囲からは認知されないようにして連れ込んだ。このアイテムは以前、川神舞と一之瀬帆波と外でセックスをしても誰にも認知されることがなかった実績がある。

「魔術とか魔術師の業界関係者は知り合いにはいないし、何か知っていそうかなと思って呼んだんだ」

「あたしの専門はファントムだから詳しくはないよ? それでも出来る限りのことはするわ」

「ありがとう。頼りにしているよ舞」

 悠二に頼られたという喜びから舞は頬を赤らめる。下腹部に熱を感じ股間からは淫液が垂れる。

「わたしは桜さんを看るためですね。彼女は命に別条はありません。憑いていたものが出て行ったショックで倒れたようです。少し休めばエッチもできますよ」

 しのぶが桜の診断をした後、悠二に蠱惑的な笑みを浮かべて桜と性交することに問題がないと言った。

「そうか、安心した。ありがとうしのぶ。それはそれとして、イメチェンした?」

 悠二がしのぶにそう訊ねたのは、彼女が着る鬼殺隊の服装が変わっていたからだ。元々彼女が着ていた隊服は狙撃で穴が空き、流血で汚れたので厳密には転移してきたそのものではない。だが、隊服に酷似したものをしのぶは着ていた。以前とは異なるのは、胸元は大きくはだけてGカップの双丘が見えることと、脚絆ではなくミニスカートになっている点だ。

「前の服装もよかったけれどその格好も凄く似合っているよ。綺麗だ」

「ありがとうございます!」

 悠二の賞賛にしのぶも心底嬉しそうに微笑む。

 以前、しのぶは似たようなデザインの隊服を渡されたときは、設計者の前で隊服に油をかけて燃やしてしまった過去がある。今でもあの行為に後悔はないが悠二が褒めて望むならばこの姿もしのぶは好きになれた。

「悠二さんに褒めていただきましたし、暫くはこの格好にしますね。それと、こっちは」

 しのぶは視線を自分の下腹部に落とす。スカートを捲れば彼女の下肢が露わになる。

「あれ、パンツか」

 悠二は意外そうに声を上げる。いつもしのぶはふんどしを身に着けているが今日はパンツだった。それもレースで生地は薄く。タイプはブラジリアンカットのものだった。Tバックではないが、後身頃が二分の一カットつまりは半ケツ状態。カットのラインがぷりっと締まった尻肉を円く縁取っているように見えた。

「……エロいな」

「ふふ、喜んでくれると思いました。桜さんの後は是非、私にも御寵愛をくださいね」

「あ、ズルい。あたしにもちょうだい!」

「わかったわかった。こちらこそよろしく頼むよ」




間桐桜
第20のヒロイン。『Fate』の登場人物。

しれっと伏線を入れましたがマレビトとしてリクエストされたキャラクターたちを登場させようと思います。決めているのは松本乱菊、ヒナ(ONE PIECE)、ソフィーヤ=オベルタス、ヴァレンティナ=グリンカ=エステス、オフェリア・ファムルソローネ。当面の目標であと二人くらいマレビトとして出したいと思いますのアンケートさせてください。上位二名を出したいと頑張ります。
選抜基準は私の好みもありますが、エミュがなんとかなりそうな人たちです。


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02 (桜)

長くなったので分割したので一日二連続投稿です。
桜のガードが崩れて乱れていく描写はこれでよかったのかと自信がなくて気になります。あと二話くらいで桜編は終えるつもりですが桜にやって欲しいシチュエーションがあれば教えてください。


ご感想、評価、お気に入り登録していただけますと幸いです。モチベーションの向上につながります。


 しのぶと舞は悠二の隣の部屋をとったのでそちらに移動した。しばらくして桜が目覚めた。

「あれ……?」

「目覚めたか。気分はどうだい?」

 桜が目覚めるとベッドから身を起こす。悠二が尋ねる。

「はい、大丈夫です。ありがとうございます」

「いえいえ、お気になさらず。はい、これミネラルウォーター」

 悠二は桜にペットボトルを手渡す。

「あれから何があったか覚えてる?」

「……身体中が痛くなってそのあとは……」

 途中まで覚えていない桜に悠二が説明する。

「まさか、そんなお爺様が……」

「爺様はたぶん逃げたと思うが、聖杯の欠片は消滅しちゃったみたいだ」

「ええっ!?」

「つまり、今の桜を縛るものは何もないんだ」

 動揺する桜の隙を突いて、悠二が距離を詰める。

「ダ、ダメっ……」

 桜はハッと我にかえり悠二からの口づけから逃れ、ほとんど無意識に顔を背けた。だが、桜を抱く悠二の腕にはぐっと力が入り、きつく抱き締める。

 腹の底から湧き上がるような自分の虚無を埋め草に悠二を求めようとしている。

 不意討ちではない唇が、桜のぽってりとした唇に重ねられる。

(上手なキス……)

 昂っているとはいえ、優しい口づけだった。桜に悠二の熱情が渇いた心に侵していく。

 しなだれかかる背中を支えられ、長い髪を指でそっと梳かれながら、甘い口づけに桜はうっとりした。

 ごろんとベッドの上に転げるときも、桜の身体をそっと支えてくれる。そんなさりげない仕草にもぐっと来た。

 それでもなお、悠二は口づけをほどかなかった。

「……私で、いいんですか?」

 肘を立てて身体を起こした悠二の目を、桜が下からじっと覗きこんだ。

「桜がいいんだ。聖杯とかじゃあなくて桜が欲しいんだ。桜でなければ駄目なんだ」

 自分にそこまで言う悠二に驚くままに、悠二に再び唇を奪われる。

「んんっ……」

 口づけをかわしながら、悠二の右手が桜の乳房に添えられ、下着の上から揉みたてる。桜の股座に入り込んだ、悠二の下半身も口づけの動きに合わせてゆらめいている。硬くなった肉幹の裏筋が、パンツの生地越しに恥裂をゆるく撫であげ、悠二が絶妙にかけてくる体重が桜には思いのほか心地よい。

 悠二はブラに仄かに浮かぶ乳輪の輪郭を指先がそっとなぞり、ゆるく円を描きながら、ぽつんと浮いた乳首のほうへ徐々に近づける。

 ねちゃねちゃと、絡み合わせた舌が間断なく粘った音が部屋に響く。

 口づけはほどかれないまま、悠二の指が桜のEカップの乳房に浅く食い込み、指先が乳首の先を撫でながら、ときにくいっと押し込まれた。

 繊細な指の乳首弄りが桜の性感をぐっと押し上げていく。情動に突き動かされるままに、桜は悠二の唾液を啜る。もっと悠二の唾液が欲しいと飢えた気持ちが芽生える。

 悠二もディープな口づけをやめようとはしなかった。目を開けた桜の虚ろな視線と合う。その大きく潤んだ瞳の奥を覗き込む。

 桜にはこのような情熱的な口づけは初めてだった。性行為の経験はあってもその相手である義兄ともしたことがない口づけだった。

 互いの舌を探り合い、口の端からこぼれる唾液など気にもせず、無心に貪る。桜は眉根を寄せ、悠二の乳房への愛撫に背を反らした。悠二はその様子を見て、桜のブラを外す。

 まろびでた、豊かな乳房がぷるんとたわみ揺れた。昂奮に乳輪はいくぶん収縮し、乳首もすでに硬くシコっている。

「綺麗なおっぱいだね」

 悠二が呟くと、硬く勃った乳首にそっと口づけした。

「あぁぁ……」

 口づけで桜はぞくぞくするほどの愉悦が彼女の身体を襲った。僅かに残った理性の欠片も根こそぎ奪われ、悦びに身悶えた。

 柔らかい乳肉が悠二の手の中でぐにゃりとひしゃげる。ひり出される乳房の先に乳輪を口づけで唾液にまみれた唇が覆おうと、乳首をゆるく吸われた。

「あぁ、もっと……強く吸ってぇ」

 言ってから桜ははっとした。はしたなくも、悠二に懇願してしまっていた。

 吸われた乳首が、口の中で蠢く舌で縦横無尽に転がされると、今までになかった快感に桜は抗うすべを失い、狂おしい刹那的な快楽に身を落とした。

 悠二が乳房をギュッと鷲掴みにされる感触が心地よい。荒っぽいのだが優しいだけでないことに桜は満たされる思いだった。

(凄い、ギュッと鷲掴んで欲しいと思ったときに、やってくれた……)

 乳房の丸い輪郭をなぞりながら、さらに舌が脇腹をずずっと撫でつけていく。うすく浮いた腹筋のラインをたどり、臍に舌先が入り込み、かき回す。くすぐったさもあって、桜はくくっと身体を竦ませた。

白雪のような柔肌に舌を這わせながら、悠二の顔がどんどん下へ降りていく。

「お、桜……こんなにシミがあるね」

「えっ、イ、イヤ……ぁ。そんなとこ見ないでください」

 下着の上からとはいえ、まじまじと秘部を見られて、桜は羞恥を覚えずにはいられなかった。

 しかし、乳房を嬲られている間も、ずっとヴァギナは疼いていた。ヒクヒク蠕動し、淫液が溢れてくる感覚が桜にはあった。

 お尻をわずかに持ち上げてみると、恥裂のかたちそのままにパンツの股間の色が濃くなっていて、腿のほうまで濡れている。

「あ、イヤ。そんなこと……ダメぇ……」

 膣口のあたりにつけれた悠二の口が、パンツ越しに桜の淫液を吸いたててくる。鼻先が淫裂に沿ってゆるく上下し、シュウシュウと音を立てて息を吸い込んだ。

 桜の下腹部に当てた悠二の頬に、恥丘の肉盛りがやんわり圧してくる。悠二は淫臭を楽しみながら、肉溝のかたちをなぞるよに鼻先を動かす。

「ダメぇ……そんなにしたらぁ。汗だってかいてるのに……」

「いい匂いだよ。風呂に入る前の女の子とヤるのは嫌いじゃないんだ」

「……んんっ」

 ぷくっと盛り上がったクリトリスのあたりを、悠二は舌でゆっくりと撫でつける。すると桜は腰全体をぷるぷるとわななかせた。

 秘所の媚襞まで蠕動し、さらに淫液が溢れてくる。

「直接触りたいからパンツを脱がせるよ」

「あぁっ~、そんなこと……」

 悠二がわざと言うことで、桜に羞恥を改めて喚起させる。脱がせて欲しいと思う自分に煩悶した。しかし、悠二がパンツを脱がせにかかると、脱がせやすいようにと桜は自然と腰を浮かせてしまっていた。

 パンツを取り去られると桜の陰毛は海苔型の長方形にそれなりの濃さで生えている。モジャモジャとしているのではなくて、柔らかくてちぢれの少ない毛が上品だった。

 茂っている肉土手に悠二が頬ずりする。毛によって肌を擦られる刺激は嫌いじゃない。

 桜も悠二によって頬ですりすりされる感覚は、これまで味わったことのない不思議なものだった。全身が火照った。

「はぅっ……」

 悠二は頬ずりだけで満足できず、舌の腹を押しつけ、陰毛越しにぷっくり膨れた丸みのあるラインに沿って、恥丘を嘗めまわした。

だらりと滴った愛液が、膣口から会陰を伝い、肛門のほうまでこぼれ落ちていく。

「はぁぁっ……あぁ……」

 悠二は膣口に唇を触れさせ、激しい音を伴って桜の淫液を啜り立てた。舌先をクリトリスに触れると、桜の全身を快感が貫いた。つんつんと舌先で弾くように嘗めるたびに、桜はビクンビクンと身体が痙攣し続けた。

(兄さんとは全然違う……)

 兄の行為など比べるべくもないと、桜が悩乱しながら感じる。

 悠二は肉ビラを甘噛みしながら溢れてくる愛液を啜りこみ、膣口もペロペロ嘗めまわしては桜の反応を感じつつ、またクリトリスを捏ねるようにねぶる。

 桜の官能を的確に刺激する、甘美なクンニだった。

 兄の間桐慎二が相手では、感じたことのない気持ちだった。あるのは、秘所をとりあえず濡らすためのおざなりなクンニとも言えないものだった。愛おしげに秘所を口撫する悠二に、桜は快感とない交ぜになった別の思いを募らせた。

「あぁ……いい……すごくいいです」

 桜は譫言のように呟いていた。

「もうしっかり感じているんだな」

 悠二の言葉がさらに桜の昂奮を煽る。

 悠二は桜の下腹部に指を伸ばす。

「あぁぁっ……」

 急に異物が濡れほそぼる膣道にぬっと侵入してきた感覚に、桜は思わず嬌声をあげた。

「指まで締めつけているよ。熱い……おお、ヒクヒクしてる」

 悠二の指はねっとりした桜の肉壺が歓喜に打ち震えていた。

「優しくして、ください……」

 クリトリスを舌で嬲りながら、悠二は返事をする。

 桜は悠二の前で、まるで処女にでも還ったように思えた。

「そんなこと、ダメです……汚いですから……」

 悠二は舌をアンバー色の肛門にまで及ばしてアナルをねぶる。桜はその妖しい感覚にゾクッとした。制止しようとしたが悠二に振りきられてしまった。

 悠二が指で媚襞をゆっくりとかき乱しながら出し入れして、さらにクリトリスへの刺激を強める。指の動きで秘所はねちゃねちゃと淫猥で湿った音を奏でていても、桜にはもうそれすら性感を高めてくれるスパイスになっていた。ふわっとした浮揚感が、徐々に桜を包んでいく。

「はぁぁ……いい……いいのぉ……」

 桜は譫言のように呟いていた。

 包皮を剥かれた女芯を悠二は舌先で蹂躙して、桜を快感に喘がせる。彼女の肉壺は肉幹ほどの太さはない指すら淫液まみれで喰い締めていた。

「ダメ……もう……はあああ……」

 悠二は桜が本気で嫌がっているわけではないことを悟り、長い指で肉壺の奥をくいくいと擦りたてる。

「イ……クぅ……」

 消え入るような声をあげ、桜は快感に身体をのけ反らせた。腿や尻肉までぶるぶると震わせていた。

 口元を淫液まみれにさせた悠二は、桜の股間からふっと顔を上げて、桜の腿を抱えるように下半身を桜の顔のほうへ投げ出す体勢をとった。悠二はパンツを脱いで肉幹を桜に見せた。

 桜は処女ではないが性技に長けているわけではない。残っているのは兄の手ほどきで強制された記憶ばかりだった。だが、今は例え拙くても、桜自ら望んで悠二に感じて欲しいと願った。

「おお」

 桜の柔らかい手が、肉幹に触れた瞬間、悠二の腰をヒクつかせた。そんな反応すら新鮮で、仄かな悦びに桜は胸まで熱くなった。

 気持ち良くさせて当たり前……兄に見えたそんな傲慢さは微塵もない。

 桜は手を添えながら、おずおずと出した舌で反り返る裏筋を嘗めあげた。肉幹をそっと握りこんで、亀頭に口づけると、尿道口からドクンと透明な液が溢れてきた。

 唾液を含ませた舌先でまぶし、亀頭を咥えて入れてくる。桜の口撫を味わいながら悠二は秘所をねぶり続けた。

 桜の生温かい口の中で肉幹がさらにグンと太さを増した。悠二に誘導されるがままに桜は悠二の顔を跨いだ。桜はもう恥裂をさらにアナルまで露わにしても構わなかった。

 クリトリスを嘗められながら、悠二の逸物を桜は咥える。今日初めて出会った男の肉幹だというのに、咥えることに身も心も昂った。

 桜は悠二を悦ばせたいと思い唾液をたっぷり塗りつけ、ジュボジュボと音を立てながら頭を振り、唇で肉幹をシゴき立てた。

 桜の口の中で肉幹がビクビクしているのを感じた。彼女も唇でわずかな脈拍を感じ取る。

「さあ、そろそろ入れるよ」

 桜のお尻をピタピタと叩き、彼女を上から降ろすと、桜をベッドに仰向けにさせて悠二は桜の腿の間に割って入って悠二は肉幹で肉ビラをかき分け、膣口に当てる。

 桜はどきどきもするが怖さもあった。セカンド・バージン──今の桜がまさにそれだった。

「怖いのでゆっくり入れてください。……お願いします」

 桜はほとんど処女のような気分だった。

「わかった。優しくしよう」

 悠二は重心を移動させる。

「はぅぅ……」

 肉幹が膣口を潜り抜け、亀頭がぬぷっとぬかるみヴァギナにはまりこんだ。悠二が腰を進めると、カリが媚肉をこそげながら、膣道を割り拡げ侵入させる。柔肉がミシミシと軋んでいるようだった。

 桜は下腹部にかすかな痛みが走る。

「桜、もう少し力を抜いて」

 悠二が桜の頭を優しく撫でながら言うと、彼女の中で不安が徐々に消えていく。導いてくれる安心感がじわじわと染み渡る。

「桜庭さんの……私の胎内(なか)に入ってる」

「おおぅ、桜のマンコが絡みついてくるようだ。心地よいな」

 肉幹を歓迎するように肉壺が歓喜にヒクついていた。ギュウギュウと締まる感覚が心地よい。桜も肉幹が持つ熱が媚襞を通して伝わっていた。

 悠二は腰をゆっくりとしたピストン運動で動かした、

「このまま、ずっと……」

 耳たぶを甘噛みしながら、桜に囁いた。

「ずっと一緒だよ」

 悠二が桜の耳元に囁き返した。

 二人はまた唇を重ねた。

 桜が随分と積極的になり、悠二の首に腕を回し、しがみつくように舌を絡め合う。密着した胸の間でたわわな乳房がひしゃげ、かすかに擦れる乳首からも心地よさが伝わってくる。それ以上に、繋がっている一体感が桜に深い快感をもたらしていた。

「……んっ」

 緩やかながら、膣奥をずんと突けば、唇を重ねた桜は呻いた。腰のゆらぎに合わせて媚肉を攪拌して、子宮口をグリグリと刺激する。

「はぁぁ……あぁ……」

 桜の無毛の腋に口づけして、舌で窪みのラインをそっと嘗め撫でる。桜は甘えるような嬌声を上げた。

 悠二は急ぐことなく硬い肉幹をぬめる膣道を行き来させる。桜に甘やかな刺激を与え続ける。

「本当に綺麗だ。大きくて、柔らかい……」

 桜の乳首を吸いたて、片方の手で柔和な乳肉を揉みあげる。そして口に含んだ乳首を舌先で転がし回す。

 シコり勃って敏感になっている乳首から起こる心地よさに、淫壺のもたらす快感が渾然一体となって、再び桜を恍惚へと押しやった。

 最初こそ痛みに似た痺れを桜は下腹部に感じたが、肉幹を受け入れた媚肉が胴に絡まり、締め付けながら、突かれるたび悦びに打ち震えた。

 ぐっと膝頭を持たれ、M字に股を割り開かれると、挿入感覚が変わった。ストロークが大きくなり、膣奥を突く刺激が強まった。

「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

 悠二が腰を前に突き出すと、脳髄まで蕩けるような快感が全身を貫いた。

 太い肉幹に拡げられた膣口の合間から白濁した淫液がこぼれ、幹表面をぬめり光らせ、いやらしく彩った。

 桜は自然と揺動する乳房を自ら鷲掴み、乳首を弄っていた。

「綺麗だよ、桜」

「いい……すごく気持ちいいのぉ……はぁ……はぁ……」

 眉根を寄せ、喘ぎながら桜は身体をのけ反らせた。

「ダ……ダメぇ……そんなに速くしたらぁ」

 悠二はピストン運動を速めた。汗ばんだ肌同士がぴたぴたと弾け合う音に、性器が交わるねっとりして湿った音が重なっていく。

 桜は思考がぐちゃぐちゃに変容していく。頭の中が真っ白に染められていくようだった。

「イク……イク……はああぁぁ……」

 これまでにない痙攣が桜の全身を襲った。顎が弛緩し、唇がぶるぶる震えていた。額を脂汗が伝う。背中にも流れるほどの汗がびっしり浮いていた。

「あぁ……はぁぁ……奥が……奥がいいのぉ」

「締まっている。ギュウギュウと締めつけられているよ」

「あぁ、だってぇ……はぁぁ……あぁぁ……」

 桜はさらに追い上げられ、もはや自ら乳房を揉みたてる余裕もなく、ベッドに指を立て、食い込ませていた。

 ぷるんぷるんと大きな乳房が、振り回すように揺れ動く。

「あぁ……ダ……メ……」

 身体はのけ反り、唇が震え、歯がガタガタするほど身体が小刻みに痙攣していた。ヴァギナはこれ以上なく、キューッと肉幹を締めつけていた。

「あ゛ああぁぁああぁぁぁっ!! はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 悠二の精液が迸る。白濁の奔流を膣奥に放ち続けた。桜は強く悠二にしがみつき、腰をがっちり脚でカニ挟んで胎内に溢れくる精液を受け止めた。

 桜は悠二の頭をかき抱き、腰を引こうとする悠二を押しとどめた。

 全身巡る快美恍惚、気が狂いそうになる多幸感に酔い痴れる桜。中毒性がある。「絶頂漬け」にされてしまいそうだった。

 桜は悠二の肉幹が果てたばかりだというのにまだ硬いことに驚いた。慎二は一度果てればすぐに大人しくなってしまったのに……

 悠二は桜の肉壺の良さに感嘆して愉しんでいた。湊友希那の膣の柔らかさをそのままに中を少し狭くし構造を複雑にしたような感じだ。出し入れするたびに肉幹に絡みついてきて、なおかついろいろ引っかかる。引っかかり吸いつきを強くしたら今井リサに匹敵するかもしれない。ギュウギュウと締めつけが強いのは桜自身の特徴だろう。

 締めつけの良さから射精したばかりでもまだ肉幹が固い。そのまま悠二は腰を弓のようにしならせピストン運動をする。今までよりも激しく情熱的に腰を振る。

「っっ!? ぁっ、ああっ、あへへっ、おほっ、あへっ、んおっ、ほぉっんっ」

 先程までとは違って桜の声が大きくなる。快楽に酔うような声になる。

(ザーメンを口で受け止めたい……口の中に思いきり放出されたい……顔にかけてぇ……)

 桜は快楽を貪る自分が信じられなかった。自分の主様とはいえ、会ったばかりの男に身体を許し、施される快楽を貪るとは。自らを貶め、浅ましい姿を受け入れてしまった。

「口に……」

「なんだい? 聞こえないなぁ」

「口に出してください。卑しい私を穢してください」

 桜の言葉に悠二の心が躍った。

 大きな瞳を潤ませ、しおらしく眉根を寄せた、清楚な桜の口からそんな言葉は想像もしなかった。

 悠二の昂奮で肉幹がさらに硬くなる。桜もヴァギナの内でぐっと膨らんだ肉幹で彼が昂奮していることが充分わかった。

「突いて、突いて……」

 桜は突きまくってほしかった。快楽にむせぶ肉壺をぐちゃぐちゃにされたかった。

 悠二は彼女の意図を汲んで、彼女の脚をM字に押さえつけ、白い淫液にまみれた肉幹を激しく膣奥を穿ち続ける。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 呼吸が荒くなっていき、いつもならば決して口にしないような、はしたない言葉が桜の口から出てくる。

 空気まで取り込んでしまったのか、ジュボジュボと淫液を攪拌するなかに、ぐぼっとくぐもった音も混ざる。

 悠二は射精欲求が再びに昂ってきた。

「いくよ」

「いいぃっ……きてぇ……思いきり出してぇぇーっ!」

 いつしか、桜は叫んでいた。

「いくよ」

 悠二は言うと、さっと肉幹をヴァギナから引き抜くと、桜も顔を少し起こし、肉幹を迎えようと構えた。

 ビュービューッ。

 一弾めは桜の鼻梁に当たり、すぐさま桜は亀頭を咥えこんだ。口の中に、二弾、三弾と肉幹がのたうちながら、精液を放つ。二度目とは思えない滾った牡の奔流を受け止めつづけた。

 生臭い臭気が鼻にぬけていき、苦みのある味が口腔内広がっていった。

(美味しい……)

 桜は慎二の精液では感じたことのない感慨を抱いた。今まで食べた料理や飲み物よりも美味しいと思えた。

 尿道の精液を絞り出すように肉幹をシゴきたて、快感の残滓すべてを喰らい尽くすかのように強く吸いたてる。

「ぢゅるるる、んふう、ずぞっ、ずぞっ、ぢゅるるるるるるるる! んぅんっ、ふうー、ふううっ、んふうううん、ぢゅっぷ、ぢゅっっっっっぷ!」

 勿論、口の中に放出された精液はすでに嚥下してしまっていた。

「じゅぶぉっ、じゅるる、んふ……じゅぶん、ぢゅるぢゅるっ、じゅぷっ、じゅぷっじゅぷっ、んふぉぉ……」

 肉幹にまとわりついた淫液まで、綺麗に嘗めとっていく。

 貪欲に快楽を貪る桜を楽しそうに悠二が見つめる。その視線を無視するかのように、桜は肉幹をねぶり続けた。




アンケートご協力ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。
今のところ、セシリアがぶっちぎりの人気で絶賛独走中。金髪巨乳でCVゆかなはやはり強かった。続いてヴァイオレットと夜一が接戦して二位争いしている感じですね。ただ意外といすずもヴァイオレットや夜一に近づいてきているのでまだまだわからないですね。


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03 (桜)

桜がセックス漬けになる回の続きです。

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 桜が悠二の肉幹にむしゃぶりつき、精を啜りとってからもまたフェラを行い、性交の余韻に浸る彼女に口をすすがせておくうちに悠二はラブ・ハンターを起動させる。好感度を確認すれば好感度が三六に上昇している。桜の好感度を普通に変更する。

 桜にお泊まり回数券を持たせてあるので一晩中一緒でも問題はない。桜は「先輩に電話しないと」と悠二に断ってから彼女はいつも通っている連絡していた。

 悠二と桜はコンビニで買ったおにぎりや糖質〇のチキンバーを食べた。

「少しでも食べなきゃダメだ。これなら大丈夫でしょ」

 桜は悠二から渡された豆腐バーを黙々と食べている。

「これも飲んで」

 次に栄養ドリンクを飲むと、味には慣れないのか彼女は変な顔をしている。それもまた可愛いなと悠二は思った。

 その後もセックスを続けると、桜はさらにセックスに積極的になっていた。桜は悠二に何度もイカされて好感度は五四になる。関係を好意的に変更する。

乳首と股間をそれぞれ愛撫する。間近で見る桜の体を素晴らしいと悠二は感嘆する。きめ細かな白い肌に興奮する。肌質も絹のようにサラサラで触っていて気持ち良い。

 悠二のキスに桜本人も応じて貪るようにキスをする。彼の執拗な愛撫に桜は何度も絶頂に達した。彼女の体が敏感になってそれが治まらないまま延々と責められ続けている。

「あっ、あ、あ、あ、あ、あぁー……」

 そしてまた、まるで魚が水を得たように、桜は悩乱した。その小柄な肉体は真っ白な波濤のようにうねり、悠二を溺れさせた。

 忠誠度が六六に上がったところで関係を積極的に変更してフェラしてもらう。桜は嬉しそうにフェラを続ける。桜のくねる四肢、痙攣する胴、波打つ腰は濃厚で情熱的なものに変わる。

 ついには九二となり関係をラブラブに変更する。悠二は、桜を腰で打撃し、手でひきずりまわし、足で蹂躙した。桜の深窓の窈窕さはどこへやら、まるで獣のように恥知らずに、しかも恍惚としてのたうち回った。

 

 ◇◆◇

 

 興が乗った悠二は舞たちが持ってきたバッグの中から、長さ二〇センチほどはある異様な玩具を取り出した。

「それは……?」

「これはアナル棒だ。桜のお尻に入れたいと思うんだ」

「ええ!?」

 悠二は見るからにグロテスクなものをテーブルに置いた。それは楕円形の珠が連なったもので、一番上にあるものの直径一センチほどだが、根元にいくつにつれ徐々に太くなり、棒の中ほどまで来ると、直径五センチはありそうだった。さらにその下にも三~五センチ程度の潰れた珠が連なっていた。

「そ、そんなものを入れたらお尻が壊れちゃいます」

「大丈夫だよ。壊さないで丁寧にするから。桜にはお尻でも気持ち良くなって欲しいし、俺も桜のお尻で気持ち良くなりたいんだ」

「でも……」

 戸惑い言葉を濁しながらも桜の視線は玩具に向けられている。嫌悪ではなく好奇のほうが視線に含有されていた。

「お願いだ。酷いことをしないと約束する」

「……分かりました」

「ありがとう、桜」

 悠二はアナル棒の上半分に軟膏をたっぷりと塗りつけた。何人もの女性と行った経験から実に手慣れている。女性のほうが初めてでなければ唾液や母乳を潤滑液として使っていた。

「さあ、腰を差し出してくれ」

 ヌラヌラと光り輝くグロテスクなアナル棒を見て、桜は怖じ気づいたが悠二の頼みやアナルへの興味から俯せになった。

「お願いします」

 悠二はそれを見て、アナル棒をひくつく肛門に宛がった。

「あ、ああ……」

 桜は膝をガクガクと震わせている。

「んんんッ!」

 アナル棒はゆっくりと菊蕾を押し開き、ズボズボと呑み込まれていった。肛門括約筋は楕円形の珠のせいで割り広げられることになる。桜は肛門に熱が帯びるのを感じるようになった。

 桜は直腸がジンジンと疼き始めた。肛門の異物感は名状しがたい悦虐に変わってきた。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 桜は刻々と高まる痒みと異様なアナル棒の刺激で思わずお尻をくねくねと捩らせた。そして瞬く間に、悠二の掌に淫液を滴らせた。悠二は指を巧みに動かし、クリ包皮を捲り上げて、クリトリスを刺激した。

 クリトリスもまた快美な電撃に当てられて熱くなった桜は、思わず男の手に割れ目を押しつけた。やがて、アナル棒は沈んでいった。すでに直径は五センチを超えており、成人男性の男根を受け入れるに十分な拡張はなされていた。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

「アナルで感じているようだな」

「うっ……」

 桜はアナル棒に腰を押しつけた。強烈な圧迫感に襲われたので、今度は逃げるように腰を引いた。すると排泄にも似た倒錯的な快感が四肢を痺れさせる。

「ここはどうだい?」

 悠二が指を入れた。アナル棒が挿入されているため狭隘な穴になっている膣穴を抉った。同時にアナル棒でも擦りあげることで、桜は筆舌に尽くしがたい快感に身を捩った。

 そのせいで大きな乳房がぷるんぷるんと揺れた。

「んあぁ、あ、あう──ッ!」

「悦んでくれて嬉しいけど、まだまだ満足はしないでくれよ」

「あぁ、指を折り曲げないで」

 指がくの字に折り曲げられるだけで、味わったことのない刺激が桜を襲い掛かってくるのだ。

「ここがGスポットだ。わかるか?」

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

「クリトリスの裏側あたりにコリコリした場所があるだろう。このGスポットを内側から押し上げて、クリトリスを外側から押し潰すと……さあて、どうなると思う?」

「ああ、やめてください」

 桜は振り返ってそう言うが、彼女は自分の口元が三日月型になっていることに気づいていない。

 そして悠二は言ったとおり敏感な部分を圧迫した。すると、桜はすぐさまその激しい快楽に抗えなくなり、口をパクパクさせて鼻から清楚な少女らしからぬふしだらな声を上げるのだった。

「俺の手でオナニーするほど気に入ってくれたか」

 悠二がそう言う間にも、桜は顎を突き出し、尻肉をぷるぷると震わせ、次の瞬間には全身の筋肉を硬直させた。

「イグっ! イグううううああああぁぁあああぁぁっ!?」

 ひときわ甲高い声をあげて、ついに絶頂に達した。

 ブシャーッ!

 そのとき桜の割れ目からは夥しい淫液が勢いよく噴き出し、あたりにその淫蕩の証をまき散らしていった。

 桜はベッドに腰掛けた悠二の股座に顔を埋めていた。

 悠二の肉幹は並程度の大きさしかない。しかしながら、実に緊張度が違うのである。全然持続力が異なるのである。大きいだけの刀よりも鋭利強靭な小太刀を振るうほうが余程女性たちを魅了させた。

 桜の唾液がまぶされているため、余計に存在感が際立っていた。

「そろそろ立ち上がってくれ」

「はぁい」

 桜は言われた通りにした。好感度がメロメロに設定されている桜は、返答も愛想がよく悠二への愛情が含まれていた。表情も出会った頃の暗いものではなく、今では明るく微笑んでくれている。短い時間でモンスターの心を変化させるラブ・ハンターの力の強大さを思い知らされる。

「ああ、痒い……あうっ」

 むっちりとした美尻が嫌でも左右に揺れてしまう。

「さあ、お尻を下ろしてくれ」

 桜はゆっくりと尻を後ろに突き出した。耐え難い掻痒感が思考を麻痺させていく。

「んん……っ」

 悠二はおもむろに、程よく柔らかくなった尻肉を左右にくつろげた。しっかり手入れをされて無毛の割れ目からは桜色の花唇がこちらに顔を覗かせていた。しかし、悠二の眼は菊蕾を捉えていた。

 塗り込められた淫液が菊皺を妖しく輝かせ、見る者を挑発するかのようだった。

「俺がアナル処女をいただくよ」

「はい、私の初めてを貰ってください」

 桜は悠二に身体を引き寄せた。亀頭が肛門に触れたかと思うと、さんざん嬲られていたためにたいした抵抗感もなく昂った逸物を呑み込んでいった。

「ふああっ、ああぁっ……おちんちんきたぁっ、ん……」

「おおお……すごい締めつけだ」

 悠二は桜の背中に頬を寄せて呟いた。彼女の花粉のような体臭が鼻腔を擽り、欲情を煽った。

「い、痛い……痛いですっ、そ、それ以上は……」

「アナル棒で慣馴らされたのだから、大丈夫だよ」

 悠二は形の良い耳朶に舌を這わせ、執拗に嘗めまわす。

「桜のお尻は具合がいいな。想像以上だ」

 悠二は正直な感想を口にした。まだまだ開発は必要だが、桜には尻穴の素養がある。

 彼女は無意識に肛門括約筋をキュュ、キュュと緩急をつけて締めつけてくる。腸壁は複雑な蠕動運動を繰り返し、肉幹を絶妙に包む。しかし、何よりも感心するのは、桜の反応だった。

「んあぁ……あっぐっっっ!? っっっっっ! ぁっ! ぅっ! ぉっ、ほへぇっ」

 打てば響くとはまさにこのこと。少しの刺激で敏感に反応する肉体は男を愉しませることに長けていた。

 今も背中に珠のような汗を浮かばせて、華奢な肩を震わせ、必死で快楽を堪えている。頬も真っ赤に染まり、明らかに性的に昂奮しているのだ。

「君に悦んでもらえるのは、男冥利に尽きるというものだ」

 悠二が桜の乳房を揉み、尖った乳首を摘まみ弄る。しかし、桜の口から出たのは喘ぎ声混じりの悲鳴だった。

「んあぁ!」

「全身性感帯みたいな娘だ」

「そ、そんなことない……」

「尻の穴でも感じる女が何を言うんだ」

 桜は口を噤んだ。

「アナル棒が入ったのだから、俺のペニスなら余裕だろう」

「あぁ……」

 桜は掠れた声で呻いた。

 ナマの肉幹にはアナル棒の無機質な感覚とは別種の生々しい躍動感があった。

「さあ、俺の膝に座るんだ」

「……」

「すぐに苦痛はなくなるよ」

「……」

 桜には悠二の言葉はまるで魂を縛り彼の色に染め上げる魔力があるかのように、脳に染み入ってくる。

 悠二は乳首を摘まみ、コリコリと捏ねた。その途端、桜に疼痛が襲った。乳首が灼けるように熱い。

 桜は悠二の股間に無意識にお尻をぐりぐりと押しつけていた。乳首の刺激をアナルで忘れようとしているのか、あるいは天性のマゾヒズムゆえのものなのか桜自身でもわからなかった。ただ、そうせずにはいられなかったのだ。

 悠二が指で乳首を弾くと、桜はびくんと背筋を反らした。

「んはぁあっ!」

「桜は虐められれば虐められるほど感じるようだな」

「ち、違います……」

「それなら、これはなんでだろうな?」

 桜が床を見下ろすと、そこには小さな水溜りができていた。膣壺から新たな雫が湧き出て糸を引きながら垂れた。

「んあうんっ!」

「まだまだこれからだ」

 悠二は乳首責めをやめると、左右の膝裏を抱きかかえると、よりいっそう深く肉幹を穴に嵌めるためだった。

 そして腰で突き上げ、桜をバウンドさせるのだった。

「んひぃ……あぁひぃんっ! あ、あああ」

「どうだい? お尻の具合は? ざっくばらんに本音を聴かせてくれないか?」

「……ああ、お尻好きぃ……お尻が感じちゃぅ」

 桜は身を捩って、腸壁を抉る肉幹の強烈な快楽に迎合した。一方、膣穴は餌を待つ雛鳥のように物欲しそうに口を開いたままにしていた。

「お尻壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 桜は喘ぎなら叫ぶと、膣穴からビュッビュッと断続的に淫液を噴き出させた。身体が壊れそうになるほどの快楽が押し寄せてきた。直後、尻肉を震わせ、テーブルから崩れ折れそうになる。

 しかし、それで終わりにはしなかった。

「おや、先にイッてしまったか」

 悠二は桜に構わず身体を動かし続けた。

「あ、あひぃ……あ、あ、もうやめて……休ませてください」

「まだまだイケるだろう? 君は貪欲なんだから」

 実際、桜の肉体はいまだ高い次元で快楽が持続している。

「ま、また……また……イッちゃいます。あ、ああっ」

 快楽に屈した女子高生は連続してアクメに達しそうになった。悠二が腰を激しく打ち込み、肛門の蹂躙が続いていた。腸壁は強烈に摩擦され肉を蕩けさせた。

 桜の口からは、

「イクっ、イクう! 悠二さぁぁんっ! んあぁぁあああっ! イグっ! イグううううああああぁぁあああぁぁっ!?」

 という嬌声があがった。

 桜は圧倒的な快楽の波に呑み込まれ、意識が遠のいていった。

 それでも、肛門括約筋だけは別の生き物のように、悠二の肉幹を絞り上げ、精液を搾り取るのだった。

 夕方から六時間以上セックスを続けてついには好感度がMAXになった。時間は二三時を回った。桜は度重なる絶頂の繰り返しの末に疲労困憊で眠り込んだ。長時間のセックスによって身体も現界だった。眠った桜の頭を優しく撫でた悠二は彼女にもフライアのリンゴを使った。彼女の身体は唾液や混合液で汚れており、シーツもまた二人の体液まみれだった。悠二もまた汚れていたがシャワーを浴びる気に慣れないので浄化(クリーニング)を使って自分と桜、そしてシーツを清めた。

 

 ◇◆◇

 

 部屋がノックされたので悠二は通路でしのぶや舞と会う。しのぶは身を寄せるように近づく。。

「六時間以上もエッチをし続けるだなんて。本当に凄い方」

 蠱惑的な笑みを浮かべて悠二を見つめる。画家がモデルにとのぞむほど形のよい手でズボンの上から悠二の股間を撫でる。

「これだけ精力に溢れているならば鍛えたら強い剣士になれるかもしれませんよ?」

「よしてくれよ」

「まあ、冗談はこのくらいとして……」

 しのぶに耳打ちされたことに悠二は首肯した。三人はホテルの屋上に上がる。

「そろそろ顔を見せたらどうだ? 孫娘を引き取りに来たのか?」

「ホホ、気付いておったか。勘の鋭い奴め」

 物陰から、ぞわりと不定形の影が盛り上がる。一見、なぜか悠二にはそれが、おぞましく密集した虫の大群かと見紛った──が、月明かりはすぐさま錯覚を払い、痩せ枯れた矮躯の老人が静かに歩み出てくる姿を露わにした。

「随分と我が孫娘を気に入ったようだなぁ。あの桜が牝犬のように盛りついておったわ」

「間桐臓硯だな」

「左様。ワシの名を知っておるとは、ますます妙な奴だ」

 老魔術師は皺に埋もれた唇を歪ませて、にたり、と人外の笑みを溢した。

 データだけでしか知らなかった怪人物。どれほど危険な存在か、魔術を知らない悠二でも感得した。魔導の秘術で人ならざる延命を繰り返し、数代を重ねて間桐家を支配し続けてきた極めつけの怪人。素人目でも恐ろしいことがわかる。悠二が知る危険な人間と言えば半グレやヤクザなどだが、危険度においてはそんな無頼漢より数段勝る要注意人物だ。

「用件は何だ。ご老人」

 表面上は悠然と構えて悠二は、老魔術師に質した。しのぶや舞がいてくれなかったら余裕などなかったかもしれない。

「なに。どこの馬の骨ともつかぬ男に入れ込んだ孫娘を案ずる祖父の情じゃよ。どのような男か桜を引き取る前に、ひとつこの目で直々に見届けてやりたくなったのでな」

 好々爺めいたにやけ顔は、髑髏のような干乾びた風貌の中にあって明らかに異質である。

「……引き取る前? 今すぐ引き取るつもりはないと?」

「おぬしと寝たあとでなければ桜は回収できないからな。馬に蹴れて死にたくはないない」

 お泊まり回数券の強制力は人知を超えた怪人にも有効であるようだ。

「どうせなら、桜をこのまま俺のほうに委ねてもらいたいな。あんたの心臓は彼女から抜け出て、聖杯の欠片も消滅した。もう解放してあげてもいいのではないか?」

 キチキチと軋るような、まるで虫の群れが唸り鳴くかのような不気味な音が湧いた。ややあって、悠二にはそれが、この老人の忍び笑いなのだと分かった。

「まさか、そこまで知っておるとはな……、貴様、何者だ? どこまで知っておる?」

「俺は知っていることは大したことありませよ。その身体に心臓を移しているのかも、俺にはわからないくらいですから」

「──」

 悠二が矮躯を指さすと臓硯の表情も変わる。深い皺の奥に落ち窪んだ眼差しが炯、と鋭く射貫く。

「私からもあなたには訊きたいことがあります。あの虫はあなたの差し向けたものですよね」

 しのぶが臓硯に問いかける。悠二が桜とともにいるときに、しのぶや舞のいる部屋に侵入した蚊ほどに微小の虫。虫自体は既に始末しているが、それが尋常ならざる虫であったことをしのぶも舞も看破していたのだ。

「頓挫した計画を話すのは恥ずかしいことだがお前さんらのうちの誰かを傀儡としようと思ったが……ままならぬものよ」

 剽げた口調で言っているが臓硯も内心は穏やかではない。舞やしのぶへの支配は跳ね除けられてしまった。まるで、強大な力に魂が縛られ染め上げられているかのようだ。

「彼女たちは腕利きですからね。それより、そんなちょっかいかけるなら俺を狙えばどうです?」

「お前を ?クカカカカッ……。そこの娘どもよりも論外だわ。ただの意志だけで無傷で桜からワシを祓い、聖杯の欠片も消滅さしめたお前をどうこうできると思うほど、ワシも驕ってはおらぬわ」

 笑う臓硯のしわがれ声が、悠二にはただ耳障りだった。

「お前は、一体何者だ? およそ人とは思えんな」

 川神舞に示威も警告もする気はなかった。舞の身体は光となって接近して老人の矮躯を光速で蹴り飛ばした。空気が爆発して老魔術師の輪郭はまるで泥細工のように溶け崩れて、再び物陰に蟠る正体不明の影に戻ってしまった。

 臓硯が悠二たちを警戒していた理由には舞もいた。虫を使っても舞の身体をすり抜けてしまい干渉もできなかったのだ。

『おお、怖い怖い。そろそろ暇乞いさせてもらおう』

「逃がすか!」

 舞が指からレーザーを発射して宙に浮かぶ影を矢のように貫くが逃げられてしまった。

「ごめんなさい、逃げられてしまったわ」

「いや、退散させただけ大したもんだよ。ありがとう、舞」

 悠二は舞にお礼を言って息を吐いた。

「まったく、あの爺さん、本当に妖怪だな」

 黒髪を掻きまわすように掻いて悠二は毒づいた。

「鬼とは違う嫌な気配がありました。人間とは思えない異質を持ってますね」

「あいつ蹴ったとき当てた手応えがあったのにすぐに逃げられちゃったわ。もしかしたら、さっきのあれは分身か何かで本体は別にあるのかもしれない」

 しのぶと舞がそれぞれの意見を述べる。彼女たちからもあの老魔術師は端倪すべからざる人物であるという見解は共通だった。

「それにしても、舞の新しい能力は凄かったな。ピカピカの実の光人間だっけ?」

「そうよ。身体を光に変える力! まだまだ使いこなせているとは言えないけどね。さっきも接近するときに危うくあのまま遥か遠くへ行きそうだったし」

 ミュステリアの一つピカピカの実と呼ばれる異能の果実。これは悠二が異次元の鹵獲装置で手に入れたものではなく、グレイフィアやヴェネラナがグレモリーの力で見つけ出して入手したものだった。

 光人間になった舞は体を光に変化させて光速での移動や、レーザービームを放つ事ができるようになった。

「こんな凄い力なのに伊介には負け越しているのはどうしてだい?」

 舞はばつが悪そうにして、目線を反らす。悠二が言うのは舞と伊介が十本勝負をして十連敗した件である。

「それは……まだ十全と使いこなせてない、というか能力に頼り過ぎてしまうというか……」

「ああ、伊介のほうが力量も技術も上手(うわて)なのか」

「あ、あと覇気とかいうよくわからない術を使われてしまうのもあるのよ」

 覇気を使われてしまうと光人間の舞であっても実体を捕らえられてしまうので、ダメージを与えられてしまうのだ。

「まあ、それはいいとして、悠二さん。これからどうしますか?」

 しのぶが悠二に今後の方針を訪ねた。

「そうだな……やっぱり、桜を今の状況から脱却させてあげたい。協力してくれ」




臓硯視点だと悠二たちは不思議で警戒したくなる相手だろうなと思って書いてました。虫を使って呪ったり操るのは漫画版HFをオマージュして書きました。ただ恋人たちは支配など術を跳ねのけ(舞は光だからすり抜ける)、悠二はそもそも効きそうにないとあきらめると相性が悪かった。


アンケートへのご協力ありがとうございました。ダントツ一位でセシリア。二位は近さでヴァイオレット。続いて三位が夜一でした。ヴァイオレットと夜一は殆ど僅差だったので夜一も書いてみたいと思います。
セシリア、ヴァイオレット、夜一で読みたいというリクエストがありましたら、是非ともご教示いただけますと幸いです。


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04 (桜、グレイフィア、ヴェネラナ、舞)

間桐桜編最終回です。

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「わ、儂の屋敷が燃えておる!? 可愛い蟲たちが死んでおる!?」

 間桐臓硯は大炎上する間桐邸を前に愕然として立っていた。老魔術師の足下にはぐったりとした彼の表向きの息子である間桐鶴野、その息子で臓硯の表向きの孫である間桐慎二が倒れていた。命には別状がない様子であるため臓硯は放置している。

 何故そのようなことになっているのかと言えば、桜の状況を知って激怒した川神舞が理由である。蟲の群体として移動していた臓硯よりも速く舞は屋敷に到着して壊滅させたのである。

 ピカピカの実の光人間である舞は光速で移動できる。そのために行えたのである。到着した舞はまず、蟲蔵と呼ばれる臓硯が使役する蟲たちの巣窟をレーザービームで焼き払った。レーザーが蟲蔵に着弾したあと大爆発を起こして蟲たちは爆砕、燃焼した。

 蟲や魔術による抵抗も光である舞をすり抜けてしまうので空しいものである。本屋敷を壊滅する前に中にいた人間を外へ放り出してから、舞は壊滅させて遁走した。光速の逃げ足である。

 臓硯にしてみれば、冬木の拠点を壊滅させられ、マキリの聖杯を消滅させられ、桜も奪われると散々な一日である。何故自分がこれほどまでの不運が降りかかったのかと臓硯は嘆きと怒りで眩暈がした。偶然にも冬木に来た悠二が桜に惚れこんで彼女をお持ち帰りするための行為が事の発端であったとは、流石の老獪な怪人物でも見通せない真実だった。

 

 ◇◆◇

 

 独断専行で間桐邸壊滅した舞が返って来た。臓硯と遭遇してしまったホテルには長居したくないと思った悠二の提案で、桜が目覚め次第、ホテルを変更するつもりだ。

 部屋には悠二が新たに呼んでグレイフィア・ルキフグス、ヴェネラナ・グレモリーがいた。

 悠二の部屋にはやってきたグレイフィアとヴェネラナは全裸だった。二人は全裸で悠二に土下座をしていた。

「──」

 悠二は強要していない。だがヴェネラナが召喚されたときに自分で服を脱ぎ捨て土下座をしたのである。グレイフィアは義母に合わせたのだ。

 ヴェネラナとしては悠二に対面するならば、愛と忠義を示すためにはやるべきだろうと思っての行動だ。ヴェネラナを堕として知ったことだが彼女はかなり情熱的な人物なのだ。その情熱が空回りしている感は否めない。

 亜麻色の美女と銀髪の美女が雪花石膏(アラバスター)のように白い肢体を晒して土下座を、とても綺麗の土下座をしていた。

「いや、それはいいからさ……」

 悠二は言い含めて土下座をやめさせる。夫がいるにも関わらず悠二への愛のために剃毛をする大胆さにも、悠二は舌を巻いた。──後に、ヴェネラナが子宮部分に淫紋を入れたことを知ったときは絶句した。

 土下座をやめたグレモリーの女二人を、悠二はグレイフィアとヴェネラナを抱えて、髪を撫でたり、乳房を揉んだり、秘所を弄ったりしている。つまり、いつもの通りいちゃついていた。

「じゃあ、お願いしていた桜の転校先の用意はできたんだ?」

「はい……。グレモリーが所有している駒王学園に転入してもらおうと思います」

 ヴェネラナが頭を撫でられて気持ち良さそうに表情を蕩けさせながら、悠二の頼み事の進捗を報告した。

 駒王学園は駒王町に存在する学園であり、学園のトップはほとんどが悪魔関係者で占められており、それ以外にも一部の学生は異能持ちや特殊な家柄の人間が多い幼小中高大一貫の進学校である。

「駒王学園……、たしかゼノヴィアやお前の娘が通っているところだったな」

「学年は違いますがゼノヴィアには彼女のフォローをお願いしています」

 爆乳を揉まれながらグレイフィアは悠二に説明する。ゼノヴィアとはリアスの眷属悪魔であり、グレイフィアが掩護射撃で捕獲したモンスターだ。時期はヴェネラナとほぼ同じで一日くらいの差しかない。ゼノヴィアは表向きリアスを主と仰ぎつつも、実際は悠二を絶対的な主として愛と忠義を誓っている。

「そうか。それじゃあ、よろしく頼むよ」

「お任せください」

 悠二の無茶ぶりにも、グレイフィアもヴェネラナも嫌な顔せずに応じた。

 

 ◇◆◇

 

 絨毯の上に一糸纏わぬ女の裸体がある。背後で重ねた細い手首に鉛色の手錠をかけられ、白い首に黒革の首輪を巻かれ、首輪から伸びた鉄鎖でテーブルの脚と繋がれていた。

 舞はギブスンの性処理奴隷の犬飼伊介との十本勝負で十連敗したことによる罰ゲームを課せられていた。悠二は許そうかと思ったが、他の恋人たちが十連敗は悠二の顔に泥を塗るとして流石に看過できなかった。しかも、売り言葉に買い言葉、悠二の許可を得ない私闘だったことも恋人たちは重く見ていた。恋人たちの進言もあって罰を考えていた悠二は今日思いついて実行することにしたのである。

 舞ははじめは大人しく座っていたのだが、今は後ろでに手をつき、脚をM字に開き、ヘコヘコと腰をくねらせていた。抗えない愛欲に、そうして悶絶しているのだ。

 白い肌はすっかり上気していた。乳首はシコり勃ち、固くなっている。晒した秘所はベットリと濡れ、ホテルの部屋の照明をテラテラと返している。縋るように潤んだ瞳には一組の男女が映り込んでいた。

「イクッ、あんッ、イクうッ!」

 ソファベッドに座る男の上で女が果てた。蠱惑的に踊っていた腰が動きを乱れて、朱に染まった肌がゾクゾクと震えている。彼女の首にも黒革の首輪が見られた。隷属の証であるそれは、彼女たちには桜庭悠二の恋人の証でもあるのだった。

「ぁぁッ、悠二さんのちんぽぉ、気持ち良すぎますぅ……」

 力が抜けるような声色で言う桜は、子宮口と亀頭の先をゴリゴリと擦り付けるようにグネグネと腰をグラインドさせる。肉の溝から吐き出された淫液がこねられ、粘り気の感じられる水音がニチョニチョと響いている。

「桜が実はこんな変態だなんて学校のみんなが知ったらビックリだろうな。知られらたどうする?」

「どうでもいいですぅっ! あんっ、悠二さんのっ、恋人としてのっ、義務がっ、最っ、優先っ、ですからぁっ」

 出張最終日。退勤後のホテルで、全裸に黒革の首輪を巻いた間桐桜が悠二に跨り、ぎこちないながらも健気な腰振りを披露している。桜は悠二の恋人となってからは本格的に性技を学び初めていた。悠二が不在の昼間は胡蝶しのぶや川神舞からレクチャーを受けていた。AVを三人で鑑賞してAV女優の動きを勉強もしていた。

 滑稽な様子だが三人とも真剣で行っている。三人とも悠二の恋人であることを誇りとし、幸せとし、存在意義としていた。

 だからこそ舞は現状の見ているだけというのは辛い。燃え上がる情欲と奉仕欲に蝕まれる中、自慰行為にさえ及べないもどかしさに身体をくねり回して悶えるしかないのだった。現在、しのぶは諸事情によって今はいないが、もしこの場にいれば悠二に快感をあたえるために愛撫するか、悠二と桜のセックスを見て自慰に耽るだろう。

「舞、発狂しそうだな……」

 全裸であることを忘れたように床の上をのたうち回る彼女の姿を見て悠二は口元を歪めていた。尻を向けて振ってみたり、大股開きで腰をヘコヘコさせてみたり、腰を浮かせて秘部を見せ付けてみたり、想像以上の恥態を次々と披露してくれるので、下手なストリップショーより面白い。

「壊れても困るけど……、フライアのリンゴならば精神的なものも治るのかな」

 性欲処理のために腰を振り恍惚としている桜の腰を掴んだ悠二は、引き寄せるようにしながら自身の腰を突き上げた。

「ああッッッ────!!」

 彼の膝を掴み対面座位で繋がっている桜。彼女は快楽に酔い痴れて弓のように身体と豊かな胸を反らし、顎で宙を差した。悠二の一突きによる快感の奔流に飲まれ、全身を走る痙攣に呼吸さえままならない様子。

 しかし悠二は構わなかった。桜の腰を揺らし、自身の腰をピストンさせる。乳房が上下にたぷんたぷんと揺れる。固く尖った乳首を天井に向けたままガクガクと痙攣を走らせ続ける桜の身体の向こう、舞のはしたない悶絶する姿を眺めながら。

「あひぃぃぃっ! オマンコイクッ! イクッ、イクうううっ! っ────!」

 一方で肉の隙間を抉られている桜は、絶頂の余韻に浸る間もなく絶頂を重ね、電気ショックを受けたように肢体を引き攣らせ、バウンドを繰り返す。長い黒髪を振り乱す彼女の顔はだらしなく緩んでいた。

「気持ちいい?」

 波濤のように身体が波打ちながらもグイグイと肉幹を締め上げる膣肉の必死さに、悠二は微笑んだ。

「イイッ、いいですぅっ、ひぎぃっ! オマンコ全部気持ちいいッ、あッ、あああッ! ッッッ!」

 悠二が動きを止める。彼女の腰を自分の方へ、グリィッ、と押し付ける。

 対して彼女は悠二の上で大きなバウンドを繰り返していた。Eカップの豊かな乳房がぷるんぷるんと揺れ、髪の端がサラサラとざわめくほどのバウンドを。

 男性器の全貌を押し込まれているそこで、白いマグマが浴びせられていた。ギュッと締まる肉壁をもろともしない強い脈動を起こすたびに、勢いに乗った精が子宮口をこじ開けてさらに中へと飛んでいく。

 彼女は宙を仰ぎ見たまま恍惚としている。口の端から垂れる涎を拭おうともせず、施される法悦の中でただ溺れていた。

 悠二は落ち着くと桜を横へのけ、舞の方へ歩み寄った。桜は法悦に蕩けた表情で倒れ込み、息を切らしながら天井を見上げていた。

 犬のような息遣いで吐息を吐く舞は、救われた思いで頬を緩め、膝立ちに居直る。紅潮した頬、下がった目尻、潤んだ瞳、一目見ただけで発情しているのがありありと分かる表情を浮かべている。

 テーブルの脚に繋がった鉄鎖のリードが張り詰めるほど首を伸ばしている舞は、あと少しで届く悠二の肉幹に口をパクパクしたり舌を伸ばして嘗めようとしたりしているが届かない。涎がだらだらと口から垂れて床に落ちている。

「君は伊介に十本も負けてしまったことを反省しているか?」

「し、してますっ!反省してますっ!ごめんなさい」

「しかも勝手に勝負ふっかけて負けちゃうんだもんなぁ」

「後先考えないで、すみませんでしたぁっ」

 舞は泣きそうな、いや、実際に泣きながら謝罪していた。敗北で悠二に恥をかかせたことには慚愧の念に堪えないし、性交をさせてもらえないことも切なかった。

「反省してくれたか?」

「はい……、反省しました!」

「ならば、良し」

 悠二が一歩だけ舞に近づく。彼が近寄ったと見るや舞は肉幹にむしゃぶりついた。待てを言い渡されていた犬が、よし、と言われた瞬間に駆け出しエサを貪る、まさにそのような様子だ。

「んふうっ、んふうっ、ぢゅぶッ、ぢゅるるッ」

 桜が吐き出した淫液と、肉幹が迸らせた白濁液。それらの性交の痕跡を残す悠二の逸物を一心不乱に頬張る舞。自ら喉の奥まで咥え、下品な音を立て、尿管の残滓や肉幹の汚れを啜り飲む。

 そうやって肉棒の半分を唾液塗れにすると、残りの下半分には舌腹を滑らせたり啄んだりして掃除していく。腰を落としたり浮かせたり突き出したりくねらせたりして、仁王立ちになっているだけの悠二の男性器を余すことなく嘗め清める。

 悠二はラブ・ハンターを起動させる。認知操作機能、曲解を使用する。目的は間桐桜を自分のものにするためである。

 

 認知改変モード:オン

 改変前:間桐桜が<<失踪>>

 改変後:間桐桜が<<転居>>

 

 このように操作を続けていき、桜が冬木からいなくなっても警察沙汰になったり、臓硯が追おうと考えたりしないように、操作していく。

「はふぁ……へぁぁ、はああ……」

 熱い吐息が玉袋に吹きかかる。舞のお掃除フェラは当たり前のようにお強請りの奉仕に変わっていた。陰嚢の下端に舌先を伸ばし、玉を一つ一つねっとりと嘗めていく。

 後ろ手に拘束されているので肉棒を押さえることができず、眉間や小鼻や頬にぺちぺちと当たる。しかし、自分の唾液でベタベタになっていく舞の顔には恍惚しか見られなかった。

 く、と悠二は内腿を引き攣らせた。斜め上へ屹立する肉幹の先端を、舞が舌の先でくすぐったのだ。舌を擦りつけるような大きな動きとは対照的な、裏筋を繊細に責め立てる技巧。それに悠二は一際大きな快感を覚えた。

 舞が肉傘をちゅるちゅると啄んでいる。口周りは唾液と我慢汁でてらてらと濡れ光っている。悠二は舞の頭頂に、撫でるように手を置いた。

「尻を向けて、愉しませてくれ」

「ああっ、ッッ……、頑張ります……あたしの身体で愉しんでください」

 ビクビクと軽く戦慄いた舞はうっとりと目を細め、身を翻し、腰を突き出した。白濁が混じる恥液でベタベタの陰唇がパックリと口を開き、物欲しそうに息づく膣孔を丸出しにしている。

「牝犬の舞のオマンコ、悠二さんの性欲処理に使ってください……おチンポが欲しくて欲しくて狂いそうです……この牝犬おマンコの奥をグリグリしながらたっぷり濃い精子を出してください……」

「先輩は口上が違うね。それに、本当に欲しくて仕方がないような、媚びきった声だ」

「あんっ、本当に欲しんです……舞のオマンコは悠二さん専用ですから、悠二さんの前ではブレーキなんて利きませんンンぁっ、あああッ!」

 悠二は鈴口を押し付け、腰を沈める。舞の肉壷は飲み込むように蠢いて、ズブズブと肉幹を受け入れていく。行為を見せ付けられ気が狂いそうなほど飢えていた舞はその挿入だけでオーガズムを迎え、ガクガク戦慄く身体を仰け反らせ、逸物を締める膣肉をうねうねとうねらせていた。

 

 ◇◆◇

 

 桜とお互いを貪り合った後、ラブ・ハンターを確認すれば、異次元の鹵獲装置が一個だけミュステリアを捕獲していたのがわかった。

「これはクラスカードか。……狂戦士(バーサーカー)?」




以上で間桐桜編は終了です。この章はあくまでも桜がハーレムに加入するまでの話なので、今後とも桜の出番はあります。彼女にやってみて欲しいシチュエーションなどがあればご教示ください。内容によっては私の力量によってかあるいは方針によってか書けないものもありますので、ご容赦ください。

次はよう実キャラ一斉捕獲


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幕間の物語:風野灯織
風野灯織 誕生日企画


3月4日は風野灯織の誕生日ということで短編を書きました。出来れば各キャラクターの誕生日企画を書きたいけど、余力がないと難しいです。


 三月四日その日は休日である桜庭悠二は自身の部屋で美女たちを侍らせていた。

「あああん……」

 オフィスチェアに掛けた悠二の身体に八人もの美女が群がってその裸体をすり寄せて甘えていた。

 燐子と帆波は大きな胸を寄せ合って、悠二の頭を挟んでいる。乳房をほどよく揉んだり揺らしたりして悠二に肉の悦楽を味わわせている。彼女らは悠二にそうしていられることが嬉しいと思い喜悦に瞳を蕩かしている。

 オフィスチェアの左右には紗夜と鈴音が跪いていて、裸の胸板を嘗め回していた。柔らかな唇を押し付けて回ったり、彼の乳首を吸ったり、彼女たちは恍惚とした表情で甲斐甲斐しく奉仕している。

 腰の左右にはしのぶと秋が侍っており、豊乳を押し付け合って逸物を挟み込んでいた。四つの乳肉で肉幹をスリスリとしごきつつ、顔を出している亀頭を舌で絡め陶然としている。

 床で這い蹲っている友希那はうっとりと目蓋を閉じ、甘露なものを味わうように右足の甲を嘗めずっている。彼女の横にいる不知火は左足の指先から膝まで丁寧に舌を登らせ、途中で深い谷間で挟んだ脛を四つん這いの身体を揺らして器用に擦る。

「おっぱい蕩けちゃうぅぅ……」

「はああっ……感じちゃう……」

「ガチガチのオチンチン、あッ、あッ、あッ、擦れて、あッ、あんッ、気持ちいい……」

「身体が熱くなる……ああッ、悠二さんの足……指の先までしゃぶりさせてください……」

 悠二を愉しませている彼女たちも甘い声で喘いでいた。悠二に尽くしている実感と彼に触れているところから広がる快感は多幸感に繋がっていた。

 誰もが淫液を吐き出して、内腿をベタベタにしている。立っている燐子や鈴音など、はしたない液が踝まで至っていた。

 彼女たちは彼の起床から七回射精に促している。そして、そろそろ八発目が迸る。

「悠二さん、七時ですよ……はあ、ああッ……」

「イかせてくれ」

 鈴音の知らせを受けて悠二が命じて、秋は股座に移る。まだ口内射精されていない彼女は形のいい爆乳を歪めて肉幹を挟み直し、八発目を恵んでもらうため熱心に擦り上げる。

「あああッ、悠二さんぁぁっ……秋の口マンコに濃ゆーいお精子を飲ませてください……」

 起床してから三時間しか経っていないのに八回の射精でも濃厚な精が大量に吐き出されることを知っている秋は、肉幹をすっぽり包んだ胸を揺らしてハアハアと息を荒らげながら、瞳を蕩かせて悠二を見上げていた。おねだりすると、くちゅくちゅと口中で音を立てながら唾液を溜めて、タラーッと唾液を肉幹に垂らしてから、舌を伸ばして回転させるように蠢かし、亀頭の表面を執拗に責めたてていく。

 我慢汁が吹き出すと舌が刺激を受け、秋はその味に脳髄を蕩かした。恍惚感に酔いながらとして尿孔を吸いたて、余すことなく啜り上げると、舌先で窪みを嬲り奔流を誘う。

 頭や胸や足などからの快美恍惚が煽り立てる獣欲。それを自分に施してくれる逸物を、そうやって巧みに奉仕されている悠二は、しのぶの肉壺を弄びながら射精感を募らせていく。本当はもう爆発しても不思議ではないのだが、レベルアップを重ねてからは余裕ができ、美女たちが熱心に紡ぐ快感を楽しむようになっていた。

 だが今日は予定があり、いつものように美しい体に奉仕されて気ままに性欲を発散消費するという爛れた遊興に耽るわけにはいかなかった。

「やあんっ、暴れてるぅぅ……いーっぱい出してくださいねぇ、悠二さぁぁんっ……」

 谷間で感じる肉幹の兆しに秋は一層頬を上気させ、爆乳という奉仕道具での刺激を与えて胸を寄せる手にも力が籠り、頭をもたげてカチコチになっている乳頭から母乳が垂れているほど。そうして強く挟んだ肉幹をズリズリと擦りつつ、先端に唇を被せて追い込んでいく。

「ああん、悠二さぁん……気持ちよくなってください……」

 周りで侍っている恋人たちも悠二の獣欲を煽った。燐子や帆波は悠二の頭を挟んでいるその大きく実った胸を揺らしながら揉み解し、鈴音は乳首に吸い付いて、紗夜は舌で弾くように乳首を嘗める。紗夜の側にいるしのぶは、自分の淫液にまみれた右手に舌を這わせた。

 友希那は足を捧げ持ち、たっぷりと紡いだ唾液で湿る舌を陶然とした面持ちで足裏に擦り付けた。その横にいる不知火は頬を床に密着させ、足裏を幸せそうに嘗めている。

 美女たちが甘い鼻息を漏らし、悠二への熱烈な性奉仕に夢中になっている。その最中、きめ細かな肌の爆乳で肉幹を扱かれ、口内の熱に包まれている先端部はプリプリの唇でヌプヌプと擦られながら舌を絡められている。それでも悠二にはまだ若干余裕があったのだが、時間が迫っていることもあり、このタイミングで出すと決めた。途端、射精欲が爆発した。蕩けた腰が痙攣し、熱精が尿管を駆ける快感に、彼は満足げに微笑む。

「んぐううっ、ん! んふぅッ、んぅッ、んんぅッ」

 秋の奉仕が止まり、ゴクゴクと喉が動く。身体中に小さな痙攣を走らせ、恍惚に目尻を垂らしていく。そして、

「ああッ、んぅッ! ッッッ、はあんッ……」

 秋の様子を見た七人がうっとりと瞳を濡らし、ビクビクと身体を震わせ身悶えた。

 

 ◇◆◇

 

 待ち合わせや移動もデートの一部。そう考えてデートの待ち合わせに風野灯織は胸を高鳴らせていた。その張り裂けそうな鼓動で目が回りそうになる。オーディションを受ける前よりも、緊張で身体が震えていた。まさにその時。彼の姿を捉え、はわわわ、と動揺した。

「お待たせ」

 悠二と距離を縮めると、灯織はいつもの高揚感に見舞われていた。胸のドキドキと呼応するように腰の奥がキュンキュンと疼き、緊張の熱が火照りへ変化していく。特に下腹部に熱が溜まる感じる。

「私も今、着いた、ところです……」

 灯織の頬は、処女雪を夕陽が照らすように紅潮していった。

 悠二が手を差し出した。

「え?」

「何が、え? なんだ。デートなんだから手を繋ごうよ。それとも腕組む? 俺はどっちでもいいよ。今日は灯織だけの恋人・桜庭悠二だからね。好きにするといい」

「私だけの……ぁぁッ、ッ! ッ……」

 感情が高ぶり、灯織は足腰をビクビクと震わせていた。官能で思考が一瞬ショートし、目の前がチカチカと明滅した。

「大丈夫?」

「ぁっ、ぁぁ……はい……んッ……嬉しすぎてぇ……」

 

 ◇◆◇

 

 今日は風野灯織の誕生日。そのため、悠二と灯織は舞浜の遊園地に遊びに行った。デートだ。

 悠二とともに移動中、灯織は悠二の腕にしがみついていた。そうしているだけで嬉しく、多幸感で狂いそうだった。頭の中がトロトロになって何も考えられず、会話のネタを探そうともしていない。

「俺、舞浜は久しぶりだなあ」

「……私も、久しぶりです。だけど、その大好きな人と一緒に行くのは初めてで、その……───今日はとても嬉しいです」

 悠二は左腕に絡む灯織の腕に、ムギュ、と力が入るのを感じた。切れ長の眼の上目遣いに見つめられ、悠二はドキッとする。

「俺も灯織とのデートを楽しみにしてた」

「はう……」

 灯織は赤面し、俯いた。嬉しさと恥ずかしさが交錯して卒倒しそうになり、その骨抜きになった身体を預けた。

「降りるか」

 ドアの上部にある電光掲示板に次の駅名が流れていく。灯織は今の時点で感無量の思いだったので、ずっとこのままでいたい、とさえ思っていた。

 遊園地に行くと決めてから灯織は試算を考えた。遊園地のアトラクションについて、どこを巡るのか、それに費やす時間について調べて悠二にプレゼンした。じゃあそれでと悠二がそのアイデアに乗っかったのだった。

「楽しみだな」

「私も楽しみです!」

 遊園地を巡る際に、灯織は彼の横に掛けるなり腕に腕を絡め、ググッと寄り添い、クネクネと身を捩りながら甘く駄々をこねた。いつも一歩引いているところがある灯織が積極的なアプローチをされるのは、悠二にもグッとくるものがある。

 それにやはり、プラトニックな時間を過ごすというのは新鮮さがあった。悠二としても、自宅に出入りしている女性たちは大切に思っているので、今この甘い時間を楽しんでいた。

 

 ◇◆◇

 

 窓の向こうに広がる夜の風景とネオンの輝きは実に綺麗だった。温かい明かりが溢れる室内はムードがいい方へ染まっており、美少女のアイドルが堪えきれないという様子で愛しい人の唇を強請っている。

「んぅん……ぁん……っんん……」

 そこは待ち合わせ場所だった駅の近くにある繁華街の中の、あるホテルの一室。そのホテルは事前に抑えておいた悠二たちが遊園地帰りの後、そのホテルにインすることができた。

 ソファの近くに、遊園地のロゴが入った袋が二つ。恋人たちへのお土産だ。ソファに座っているのは悠二。その彼に馬乗りになっている灯織が、抑えられない気持ちを口吻で伝えていた。

 彼の首にしがみつき、熱っぽい鼻息を漏らしながら小さく麗しい唇を夢中で擦りつけ、赤い舌を差し込んで熱心に絡めている。二枚の舌でこねられる唾液が妖しい水音を立て、灯織の唇が離れると、ツーと銀糸が伸びた。

「今日はありがとうございました」

「こちらこそ、楽しかったよ」

「あぁ……」

 灯織は赤くなり、顔を隠すように耳元へ口を寄せる。

「エッチしたい……好きが止まらないんです……」

 消え入りそうな声だった。抱き付く腕にも力が入っており、恥ずかしがっているのがよくわかる。

「朝から我慢してるもんな」

「あん……言っちゃダメです……」

「とか言って、もう我慢できないんだろう?」

 悠二は、何か言いたげに揺れている尻を抱き込んだ。デニムのショートパンツに指を食い込ませると、その内側にある桃尻の感触を微かに捕らえられる。

「やん……んっ……ぁぁ……」

 灯織の官能的な声が悠二の耳元で漏れる。悠二の行為にはまるで無抵抗で、腰をくねらせるだけ。撫で回されると吐息を耳に絡め、鷲掴みにされると甘い声で鼓膜を叩く。

「はあああっ……」

 腰に登った手が裾を掴み、スルスルと脱がしていった。白いそれの下から青と白のボーダー柄のブラジャーが現れる。しなやかな身体の白肌が色付き始めていた。

「ああっ……好き……大好きです……」

 灯織は腕を絡め直すと、また唇を強請りにいく。密着に至ると鼻を鳴らして啄み、瑞々しい唇を妖しく湿らせた。優しく目を瞑っているものの、感じているのか、時折キュウと眉根を寄せている。

「んううう……あんぅぅぅっ、んふうううん……」

 唾液を押し込むように舌が伸びてくると、灯織はうっとりとそれを受け入れて吸いたてる。そうしながら頭を揺らし、悠二の舌をそのプリプリの唇でさする。

 ショートパンツを寛げられると、恥ずかしさを誤魔化すように唾液を啜りに熱を込めつつ、下ろされていくショートパンツから自主的に足を抜いていく。

「ふああッ……」

 悠二の舌が細く白い首へ降りていき、灯織は背筋をゾクゾクと震え上がらせた。アイドルの瑞々しく絹のようになめらかな肌を嘗めずられ、吸い付かれ、くびれた腰をくねらせている。

「自分で外して」

「やぁぁ……恥ずかしい……」

 甘い声で抗議しながら腕を自分の背中へ持っていき、ホックを外す。ショーツは食い込まされ、ほぼ丸出しになったヒップを好きなように触られる。

「もうこんなにして……硬さはどうかな?」

「やあんやあん……ひゃうんッ……」

 胸の膨らみの先に舌が這う。シコり勃つ乳首を弾くように嘗められると、灯織の身体がぶるりと震えた。

「ああっ、んううッ、くふうううんっ……」

 素肌の胸部を横へ渡りもう一方の先端へ吸い付いていく獰猛な口にアイドルは背筋を反らし、悠二の頭を抱き込んで湿った声を上げた。悠二の手で悪戯されて美尻をゆっくりと揺らし、艶かしく身悶えている。

「んんあっ、ダメ、ダメ……くうううん!」

 身体中に快楽による刺激が駆け巡り、灯織は全身をビクビクと弾ませていた。ぼんやりとした意識が戻ってくると、骨の髄がトロトロになっているせいで身体がズーンと重く感じられた。

「次はここだ」

「やああんっ……」

 ジュクジュクに濡れたショーツの底を指先で撫で上げた悠二はソファの上から床の上へ腰を滑り落とす。そうすると尻のあったところに頭がきて、腰の上にあった灯織の恥ずかしいところが目の前にくる。

「もっと開いて」

 灯織は耳の先まで赤くなっていた。けれど言われることには従順で、股を開いて彼の顔に秘所を寄せる。

「やっ、あんッ、ダメ……悠二さんッ……」

 そこは乙女が知られたくない匂いを吸い込んでいて、淫液も染み込んだばかり。そこをたっぷりと嗅がれ、じっくりと味わわれ、灯織は顔を真っ赤にしている。しかしその恥ずかしさに背筋はゾクゾクと震え続け、身体は快楽に灼かれ、頭はボーッとしている。

「ダメと言いつつ、随分と積極的だな」

 悠二はショーツの底を片側に寄せると、花唇へ舌を及ばせていく。舌で嘗めずり、膣孔へ差し込み、貪欲に吸い付き、アイドルの秘所を余すことなく堪能する。

「んあああッ!」

 そして灯織は、執拗なまでに大事なところを嘗め回され身悶えるだけ。ソファの背を掴んで、細い脚を戦慄かせながら腰をヒクヒクと踊らせる。肉芽をビンビン弾かれると小振りな胸を突き出し、絶頂に震えながらうっとりと虚空へ視線を注いだ。

「もっと奥に欲しそうだな」

「ぁぁ……ください……悠二さんの……」

 カチャカチャとベルトを緩める音が聞こえると、灯織の胸はますます鼓動を強くする。羞恥と快感に灼かれた身体にも愛欲が吹き荒れ、腰の奥が疼く。

「ほら、腰を落とせ」

 悠二の頭と灯織の頭が並ぶ。ソファの上に戻ってきた悠二の腰の上で、ショーツの横から露出した灯織の秘唇が物欲しそうに濡れている。

「んんぁッ! あああッ!」

 灯織は腰を落として肉幹を中にズブズブと受け入れながら、全身を震わせて嬌声を張り上げる。その艶やかな唇の隙間から赤い舌が飛び出した。

「悠二さんの……全部、入ったぁぁ……」

 悠二が上着も脱ぎ捨てると灯織は首筋にしがみつき、淫蕩な表情で迫らせた。

 肉壷にはズッポリと逸物が埋没しており、肉壁に熱い抱擁でギチギチともてなされている。

「ああッ、好きぃぃ……悠二さん、ああんッ、悠二さん、好きです……んああッ、大好きぃぃッ……」

 惚れ惚れと悠二を見つめ溢れる気持ちを言葉にする灯織。首元にしがみついて甘い吐息とともに愛の囁きを溢しながら、細い腰を踊らせて繋がっている実感を噛み締めている。

 灯織は悠二の情欲を煽るような卑猥な言葉は言わないものの、けれども胎内はいつものようにギュウギュウと肉幹を締め上げて、淫液を吐き出している。もちろん肉壺の内部構造は悠二を悦ばせるための形を成り果てているのだから、彼も満足のいく快感を生み出している。

──これはこれでアリだな。

 普段は性交の悦びを声にして伝えてくるところが、今日は、好き好き、と照れるようなことを我慢できないかのように伝えてくる。灯織が心底惚れていることを感じられる普通の恋人同士のようなセックスに、悠二はいつもと違った満足感も得ていた。

「イクッ、あッ、イクッ! イクううう!」

 灯織は悠二に抱かれているというだけで法悦を高ぶらせている。

「灯織があまりにも必死だからもう出そうだ」

「あん、そんなことないです……きっと、いつもエッチなことをしてる時間に今日はデートしてから、一杯溜まってるんですよ……」

「それはあるかも。それに、今日中に入れたのは灯織のココが初めてだし」

 悠二が軽く下から突き上げると、灯織は彼の顔を胸元へ抱き込むようにして背筋を反り返らせた。

「ひああッ! ああッ! んはあッ……そ、そんなぁぁ……だって、朝、みんなと楽しんで、きたんじゃ……ぁぅぅッ……」

「そうだよ。みんなには口で我慢させた。だから下のほうで咥えたのは、今日は灯織が最初なんだよ」

「我慢させた、って……ふああっ……悠二さんっ……」

 灯織は小振りな尻を上下に弾ませた。そうして肉の隙間に埋もれる逸物を擦り上げ、肉襞を波打たせる。

「出して、あんッ、出してください……あん、このまま中に、灯織の子宮に、ああッ……熱いの一杯注いで欲しいです……んあッ、はああッ……」

 剛直を根元まで飲み込み、腰を振り立ててもてなす灯織。子宮を突く衝撃や、エラに胎内粘膜を掻き毟られる快感にアンアンと啼きながら、陰嚢がベタベタになるほど淫液を吐き出している。

 引き締まった身体の狭い肉穴をさらに肉幹を絞り上げ、精を導くようにうねり狂う。

「ひいいいッ! あああッ────!」

 灼熱が飛び散ると、子宮へ送り込むかのように胎内が収縮した。貪欲に肉幹の全てを咥え込んだままのアイドルが、白濁液を注がれて法悦に痙攣を起こしていた。

「はぁッ、くぅぅッ……まだ、出てる……嬉しい……こんなに、いっぱい……んんぅっ……」

 灯織は恍惚で綻ぶ顔に微笑を浮かべると、唇を重ねていった。悠二の口に舌を差し込んで唾液を絡め、その一時(ひととき)に酔い痴れた。

 その濃厚なキスは射精が止まるとともに終わり、灯織の唇が離れると銀糸の橋が架かった。

「まだ……出し足りないですよね?」

「どうしてそう思う?」

「だって……いつもみんなに注いでるじゃないですか。まだ出したいハズです……んあぁぁッ……今日は私が皆の分まで受け止めますから」

 灯織は余韻が残る身体を息ませ、腰を上げた。肉の隙間から出てきた肉幹は灯織の淫液やお互いの白い体液にまみれ、ヌラヌラと妖光を放っている。

「んふ……ゆっくりとしていてください……」

 微笑を浮かべた灯織は、悠二の股座で跪く。裏側を見せて往生している肉幹を目の当たりにすると瞳を昏く輝かせ、ご馳走を前にしたかのようにペラリと上唇を嘗めずった。

 性交の臭いを強烈に漂わせている肉幹に灯織の舌が伸びた。根元に張り付き、擦るように先端へ這っていく。絡まったお互いの体液は、灯織の喉へ通された。

「休んでもいいんだぞ?」

 挿入して性欲を処理したあとは、確かに掃除をされながら灯織の頭を撫でる。いつもの恋人たちに囲まれているとき、肉幹の掃除をするのは絡んでいた者たちが行うことで、子宮で受け止めた当人はしばらく失神しているのがよくわることだった。

「休むなんてもったいないです。今日はみんなの分まで愛してもらえるのに……だから私が、みんなの分まで愛しますから……」

 灯織は陶然として答えると、後始末を続行した。唾液に滑る舌をくたびれた肉幹に這わせ、嘗め取った汚れをうっとりと飲み込み、また舌を擦りつける。

「そうか。なら、ヒイヒイ言わせてやらないとな」

「ああんっ……」

 灯織は嬉しそうに甘く漏らすと、先端を飲み込んでユルユルと頭を揺らした。そうして尿道の残液を搾り上げると、目を細めて喉を鳴らす。

「んふあ……はい、お願いします……」

 上目遣いに言い、鈴口にキスを捧げる。媚びる視線を絡めたまま肉幹にキスの雨を降らせていく。

 根元まで到達すると、尻を突き出した四つん這いになった。踊り出させた舌は陰嚢の下端に入り込み、玉を掬うように這う。

「はああ……んはああっ、あんぅぅ……」

 皺を嘗め伸ばすようにネットリと舌を使い、牝犬のようにハフハフと息を乱す。玉に吸いつけば優しく転がし、嬉しそうに鼻を鳴らす。次の射精を待ちきれない胎内は淫らな蜜を垂らし始め、先ほど吐き出された白濁液がボトボトと滴っていた。

「あん……硬くなってきたぁ……」

 根元を挟む指先で確かめると、ベッタリと張りつけた舌で裏側を責め立てる。それから舌を繊細に蠢かし、裏筋や傘に絡めていく。

 そうやって甘い鼻声を聞かせながら美味しそうに逸物を嘗めるアイドルを、悠二は嬉しそうに見ていた。清純そうな美少女は美味しそうに感じるポイントを嘗めずっている。裏筋をつつかれたりエラを弾かれたりすると肉幹を荒ぶらせてしまうのだが、その反応に灯織はメロメロな表情でネチネチと責め立てる。

「ふはああ……すごい……」

 グングン膨張する肉幹に瞳を蕩かす灯織は、迷いなく可憐な唇を先端に被せ、口内粘膜に包み込んだ。性器の一部がアイドルの熱い口腔に覆われ、悠二は思わず長い息を吐いていた。

「んふぅん、んふぅん……んふうう……んふう……」

 ゆっくりと上下する灯織の頭。たっぷりと唾液を絡めて肉幹を擦る口腔。裏側を撫でるように舌が蠢いており、灯織の頬がモゴモゴと震えている。

 細い指は余っている肉幹に巻き付いて、愛しげにさすっていた。肉袋も揉まれ、悠二の急所の全てが蕩けるような快感に包まれている。

 灯織の頭の揺れに勢いがつくと、ジュブジュブと音が響く。唇の隙間を出入りする剛直にはアイドルの甘い唾液がたっぷりと擦りつけられ、濡れ光っている。

「んふあああ……んふ、カチカチぃぃ……」

 性欲を滾らせる肉幹に灯織は顔を赤らめる。そして甘えるように、ベタベタに濡れたそれへ頬を寄せた。

「ねえ……悠二さんは、次はどこに出したいですか? 私の口? それとも……また、ナカ……?」

 スリスリと頬擦りしながら、色っぽい視線を捧げる灯織。媚びるように、誘うように、小振りな尻がゆっくりと揺れている。

「ああ……私がお好きなところで、悠二さんの性欲を処理しますぅぅ……私、エッチなことが大好きだから……」

 灯織は性欲処理に使われることを乞い、勇壮と屹立した肉幹に頬擦りし続ける。自分の愛情を伝えるかのように。




いつかめぐると真乃も灯織と並べて4Pを書きたいです


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ようこそ実力至上主義の教室へ編
01 (愛里、波瑠加、恵、桔梗、ひより、有栖、真澄、千秋、楓花、なずな、茜)  ★


今回はよう実キャラ一斉捕獲回です。よう実は魅力的なキャラも多いので取り上げたいのですが人数が多くて一人一人では作品の進行スピードだと遅くなるので、推薦していただいたキャラクターを一斉に捕獲しようと思いました。


 某所、悠二の恋人達が集まり座り様々な話をしていた。こういった恋人同士の交流は回を重ねるごとに参加者の顔ぶれも増え、先日恋人になったばかりの間桐桜も加わっている。

 この会合では悠二についての情報は最大の関心事項。より深く聞こうと新参者の桜含めて女性全員が発言者であるしのぶに注目した。

 しのぶが話すのは先日の冬木出張のとき、しのぶと舞が悠二を愉しませるとき秘所と肛門に双頭バイブをいれて四つの穴を連結してお互いを刺激し合ったときの話をした。

「悠二さんは女性同士の絡み……えっと、レズビアンプレイでしたか、が嫌いなのは知っていましたが、ああいうのもあまり好まれないみたいですね。お優しい方なので褒めてくださいましたが、やはり通常通りの痴態を晒すほうが好まれるようでした」

 PC越しに、由比ヶ浜瑠衣が賛同の声を上げる。

「前に双頭バイブをつけて私や結衣が絡んでみたときも、やっぱり反応はイマイチだったわ……」

「ママと一緒におっぱいで挟んだり、嘗めたりしほうが嬉しそうだったね」

 結衣もPC越しに母親の意見に賛成する。

 こうして恋人たちは愛する男をより愉しませるために、今までのプレイや痴態を思い返して話し合うのである。

「悠二さんは、引っ越した後も普段から私を優しく触ってくださいます」

 桜の言葉に、恋人たちがうんうんと頷く。

 悠二の触り方は見たかたとしては傲然として、厭らしさも感じる者もいるだろう。だが、彼女達はそれを幸福と感じており、その幸せを噛み締めている状態である。

「凄く私を見てくださっていて、嫌そうでないかとか、痛がっていないかとかを気にしてくださっているのです」

「悠二さん、やっぱり素敵です……」

 しのぶの感想に、恋人たちは艶っぽいため息をつく。

「だから特に……あたしたちの気持ちを掴み切れてなれないと気遣って触ることがなくなってしまうのかと思うんだよね」

 今井リサの指摘に恋人たちは感嘆の声をもらす。それは彼女の観察眼と、そこまで気遣いをしてくれる悠二へのものだ。

 実際には嫌がる女性に無理強いする一方的なプレイを悠二があまり好まないことが大きいのだが、それは彼女達にとっては嬉しく暖かく至福のことであるのだ。

「ご、強引にしていただいてもいいのですけれど……」

 一部それ以上を望む女性もちらほらいるのは事実だが……。

「せっかく触っていただけるなら……悠二さんにもいい気分になっていただきたいです。皆、何かいい考えはありますか?色々ご意見してください」

 恋人達も、悠二に気分良く暮らしてほしいと心から願っている。だからこそ、彼女達は真剣に意見を出し始めた。

 こうした時間を設けると悠二の傍に侍る恋人がいなくなることがあるが、そんな時は彼女たちの仲間が増えるときだと恋人達は知っている。それを嫉妬や反感を持たず受け入れている。そして今日は特別であった。何故ならば悠二の思惑によって一之瀬帆波、堀北鈴音が不参加である。これは新たな恋人を作るためであった。

 

 ◇◆◇

 

 悠二がアイテムを利用して捕獲前から干渉して調教を行っていたモンスターに高度育成高等学校の生徒が多いのは、彼女らが寮住まいで学校が終わりさえすれば個人の時間が長く人知れず調教するには都合が良かったからだ。

 彼女らへの洗脳調教は数週間に渡った。そして今日、その成果は結実する。悠二は半休を取り、モンスターの一斉捕獲を実施する。

モンスターたちの所在を確認して、放課後に大型商業施設へ行ったモンスターを捕獲するために向かう。悠二はフードコートに早速対象を見つけた。ドリンクを持って歩いている。

 悠二はラブ・ハンターを起動させて、その後ろ姿に矢を放った。

 

『捕獲しました』

 

 成功音と一緒にメッセージが出た。

 悠二は画面を確認する。

 

レア度:UR 点数:84

氏名:佐倉愛里

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(69)

身長:153cm

体重:52kg

3サイズ:B96/W60/H90

バストカップ:F

 

 悠二が注目していた一人である愛里を手に入れて、ほくそ笑む。長期にわたる調教の成果、初対面でありながら愛里の好感度はとても高かった。

愛里は髪をまとめ眼鏡をかけているが端正な顔立ちである。目立つことが嫌いな彼女はいつも猫背で俯きがちだが、優れた容姿とプロポーションを隠していた。

(可愛い……)

 悠二はそう思う。多くの美女を恋人として侍らせる悠二でもそう思うほど、愛里の容姿は美しかった。あどけなさを感じる丸い輪郭をしていた。目もクリクリとして大きく、唇はとても柔らかそうで、艶があった。

 ラブ・ハンターで召喚を選択。悠二は二、三歩進んで捕獲したモンスターに近づく。席に向かう愛里が、微かに肩を震わせた。

「愛里」

「っ、は、はい……」

愛里の頬に朱が差した。向けられている視線は絡み付くようにねちっこい。

「俺が誰だかわかる?」

「はい……」

「言ってみなさい」

「ご主人様です……」

 そうか、愛里はご主人様と呼ぶのか、と悠二はおかしく思った。彼が捕獲して調教した恋人たちの中には悠二をそう呼びたがる者がいる。愛里もその類のようだった。

「そうだ。俺が君の主だ」

 悠二が肯定すると俯きながらも、喜んでいるようだった。内気な燐子と話しているような気持ちになる。

 すると……。

「あれ、愛里、どうしたの?」

 愛里に声をかけたのは、同じく悠二が調教を行っていた長谷部波瑠加だ。髪が長く愛里や帆波にも劣らないプロポーションで、目の下のほくろがセクシーな美少女だ。

「あ……」

 波瑠加が悠二に気づいたようで声をあげた。自分が何日も想像して自慰に耽ったり、犯されたりするイメージを抱いていた相手に会ったのだ。惚けている間に悠二は矢を波瑠加へ放つ。

 

『捕獲しました』

 

 成功音と一緒にメッセージが出た。

 悠二は画面を確認する。

 

レア度:UR 点数:82

氏名:長谷部波瑠加

年齢:15歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(67)

身長:157cm

体重:50kg

3サイズ:B88/W60/H84

バストカップ:F

 

「やっぱり大きいな……」

 

 しかし、一方で波瑠加は時が止まったような感覚に陥っていた。

 鼓動が胸を打ち、息が詰まっていた。あっという間に視界がぼやけ、文字通り、悠二以外何も見えなくなっている。

 波瑠加の視線は悠二に注がれている。顔から力が抜けていて、見惚れているのは一目瞭然だった。その様子を見て、悠二は微笑を浮かべている。

 

 今日のために捕獲予定にのあったモンスターをすべて捕獲した。居場所はアイテムで特定できたし、学校内にいても事前に鈴音に顔パス回数券を渡しているので問題なく侵入できた。

「みんな、好感度を高く捕獲できたから従順なのはありがたいな」

 悠二は学生寮にある帆波の部屋に向かって歩いていた。捕獲したモンスターたちにも帆波あるいは鈴音の部屋へ行くように指示をしている。

 悠二が捕獲したモンスターは一一人

 一年生は佐倉愛里、長谷部波瑠加、軽井沢恵、櫛田桔梗、椎名ひより、坂柳有栖、神室真澄、松下千秋。

 二年生は鬼龍院楓花、朝比奈なずな。

 三年生は橘茜。

 彼女らのステータスは先に捕獲した愛里や波瑠加を除いて高点数順に挙げると以下の通りである。

 

レア度:UR 点数:83

氏名:鬼龍院楓花

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(69)

身長:167cm

体重:53kg

3サイズ:B83/W56/H84

バストカップ:D

 

レア度:UR 点数:82

氏名:軽井沢恵

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:1人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:奴隷願望

好感度:積極的(69)

身長:154cm

体重:48kg

3サイズ:B76/W54/H77

バストカップ:C

 

レア度:SR 点数:79

氏名:松下千秋

年齢:15歳

レベル:0

交際経験:1人

キス経験:有り

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(65)

身長:165cm

体重:51kg

3サイズ:B83/W57/H86

バストカップ:C

 

レア度:SR 点数:78

氏名:櫛田桔梗

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(68)

身長:155cm

体重:48kg

3サイズ:B82/W55/H83

バストカップ:D

 

レア度:SR 点数:75

氏名:朝比奈なずな

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:2人

キス経験:有り

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(65)

身長:162cm

体重:60kg

3サイズ:B80/W59/H88

バストカップ:C

 

レア度:SR 点数:73

氏名:神室真澄

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(64)

身長:163cm

体重:53kg

3サイズ:B80/W58/H94

バストカップ:C

 

レア度:SR 点数:74

氏名:椎名ひより

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(69)

身長:156cm

体重:54kg

3サイズ:B78/W55/H86

バストカップ:B

 

レア度:SR 点数:71

氏名:橘茜

年齢:18歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ属性

好感度:積極的(65)

身長:155cm

体重:44kg

3サイズ:B80/W60/H82

バストカップ:C

 

レア度:SR 点数:71

氏名:坂柳有栖

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:サド属性

好感度:積極的(64)

身長:150cm

体重:35kg

3サイズ:B70/W54/H77

バストカップ:A

 

 SSRがいないものの、URが多めに捕まえることが出来たのは僥倖である。帆波や鈴音の部屋には、グレイフィアが転移用の仕掛を施してある。捕獲したモンスターたちは悠二の指示に従い、術を使って悠二の自宅へ転移している。悠二も今からその術を利用して転移するつもりだ。

 

 ◇◆◇

 

 夜、悠二宅の私室。一一人の女子高生が同じことを口にしていた。

「ああっ、私は悠二さんの彼女になりますう……」

「お願いします……私も悠二さんの彼女にしてください……んぁぁ……」

 櫛田桔梗と佐倉愛里が悶えながら、悠二に懇願する。すると皆が一斉に願い始める。坂柳有栖や鬼龍院楓花のような普段、取り澄ました態度の才媛たちまで矜持を捨てて悠二の恋人になりたいと懇願していた。

 美少女たち一〇人は恥ずかしそうに頬を赤くしながら、私室に手を付き、大胆に腰を突き出してフリフリと尻を揺らしていた。パンツを脱ぎブレザー制服でその格好をすればスカートの中が見え隠れして、一人掛けのソファに座る悠二はその晒け出された部分を眺めている。

 彼が着ているものはボクサーブパンツだけで、亀頭は腰ゴムから顔を覗かせていた。その露出している部分も含め、股間の隆起を制服姿の軽井沢恵が湿らせている。

 悠二の横で侍っている一之瀬帆波と堀北鈴音は、唇と舌で胸板を嘗めていた。時には乳房を押しつけながら首を伸ばし、差し出された舌を嘗め回した。二人とも制服を着ており、そうした行為で得る快感に酔い痴れてスカートをヒラヒラと揺らしている。

「お前らもやれ」

「ああんっ……」

 悠二が窓の方を顎でしゃくると、彼にまとわりついていた三人は名残惜しそうに離れ、壁に手を付いた。先の三人と同様に腰が直角に曲がるほど尻を突き出して、恥ずかしそうに頬を赤らめながら蠱惑的に腰をくねらせる。揺れるスカートの裾の下で丸出しになっている秘部がしとどに濡れており、特に悠二の恋人として長く付き合っている帆波と鈴音のそこは一一人と比べて濡れ光っていた。

「悠二さぁぁんっ……」

「ぁぁ……お願いしますう……」

「私は悠二さんの彼女ですぅ……」

「身も心も悠二さんのものですう……んぅぅ……」

「私も彼氏とは別れますっ! だから、彼女にしてくださいっ……」

 長谷部波瑠加が、神室真澄が、橘茜が、松下千秋が、淫らに腰を振り、媚びた言葉遣いで悠二に恋人にして欲しいとお願いをする。

 壁に手を付いた一二人の美少女が秘部を晒しながら艶かしく尻を揺らしている光景は蠱惑的。そうしていることに羞恥心を抱きながらも、高揚感を思わせる吐息を混じらせて服従を望む姿に悠二は喜悦を得る。

 悠二は腰を上げ、朝比奈なずなの背後に移った。花の髪飾りをつけたギャル系美少女の美しい顔は嬉しそうに輝く。後ろを窺っている女子高生らは誰もがその行動に頬の赤らみを色濃くし、近寄られたなずなは、目を輝かせ陶然として下腹部に熱を感じた。

「意外と、というと失礼だがみんな処女だったな。俺がみんなの処女を貰ってオンナにしてもいいんだよね?」

 プニプニした秘唇に触れる。ヒクヒクと震える膣孔は淫らな体液を吐き出して、淫臭をムンムンと撒き散らす。

「ひゃあっ、あんッ、きゃふうううんッ!」

 なずなは嬌声をあげる。大好きな男から施される快感のあまり彼女の目尻には感激の涙が浮かんでいる。

 クパァ、と開いた秘唇の内部に悠二が舌を這わせると、美少女は目を細め、頬を緩め、細く整えた眉を悩ましげに歪める。腰を痺れさせる甘美な刺激が脳髄まで駆け、じわじわと快美恍惚の炎に魂は炙られる。

 取り残されている一二人は息を吐き、悦んでいる彼女を、秘部を貪る悠二を、うっとりと見ていた。艶めいた声と卑猥な嘗めて啜る音に身体を熱くし、子宮を疼かせ、小さく喘ぎながら強請るように腰をくねらせ続けている。

 心行くまでなずなの淫液を味わった悠二は右へ左へと移動して品定めをして、やがて松下千秋の後ろに立つ。ゆるく波打つ長い茶髪の美少女だ。悠二は千秋の形の良い美尻を撫で回した。

「こんなところまで物欲しそうにしてる」

「やんっ、恥ずかしい……はああんッ……」

 アンバー色の菊門を指でくすぐるように嬲り、千秋が背筋をゾクゾクさせながら恥じら

う姿を堪能してから、花弁とその蜜を嘗めずって彼女の淫らな味に舌鼓を打つ。

 また横に移り、今度は神室真澄の尻を撫でる。長い髪をサイドテールにして気の強い美少女も、今は恍惚とした表情で気の強い目も蕩けて媚びた笑顔を浮かべている。双臀を悠二が叩く。

「はんぅううう…………! ああっ! やあんっ、すごいっ、ゾクゾクする、あっ、ああっ、ひあんっ、だ、だめぇぇっ、それ、ぁぁぁッ────」

 ダメと言いつつも嬌声をあげて悦び感涙にむせぶ真澄には、常にある生意気そうな様子は微塵もなかった。しとどに垂れて美脚を伝う淫液を嘗めとり、肉壺を貪り真澄の淫液を味わう。

 そうして悠二は一人ひとり、一三人の美少女女子高生が並べて差し出している肉花と淫蜜を端から端まで味わっていく。

 個別にたっぷりと時間をかけて貪り尽くした後は、指を加えて一度に坂柳有栖、椎名ひより、鬼龍院楓花を喘がせたりして弄んだ。

「ああんッ、そこっ、そこだめぇぇッ……」

「あッ、あッ、舌がクリちゃんにぃっ、くうううんッ!」

「悠二さんっ、悠二さぁぁんっ、んあああッ!」

 有栖は先天的心疾患を持つせいで激しい運動が出来ず、普段から杖をついている。だが、悠二がフライアのリンゴを使ったことで完治していた。

 一三人は一三人とも為されるがまま。従順に尻を突き出し、瞳を濡らし、頬を赤くし、順番が回ってくるのを今か今かと待ち焦がれる。彼が来るとスカートを翻し、髪を振り乱し、大事なところを舌や手に責めたてられて嬉しそうに甘い声を上げた。

 そして──、

「じゃあ、まずは桔梗から」

「んあああああ!」

 櫛田桔梗の中に肉幹が埋没した。ブチブチと膜を突き破られると激痛が桔梗の下腹部に走り、

「かはッ……ぁッ、ぁっ……ぁぅっ……」

 狭い穴をゴリゴリとえぐり開かれる感覚が奥まで及ぶと腹の奥で何かが押し歪められる圧迫感に見舞われ、それが頭の方まで突き抜け、脳髄が滅茶苦茶に灼き焦がされた。

広い部屋に響いた桔梗の声は肉交の悦楽にまみれている。

「あッ、あッ、あッ、はううううう!」

 ゆっくりと腰を弓のようにしならせスイングさせてしっかりと逸物を叩きつける悠二と、処女膜を破られ肉襞をえぐられて悦ぶ桔梗。その交尾の様子に欲情する周りのものは、瞳を蕩かして腰をくねらせている。

「あ、あぁっ、ダメ……! くひゅゥゥゥゥゥゥゥッ!」

「うわっ」

 悠二は思わず声をあげる。桔梗は失禁していたのだ。悠二による度重なる調教によってイクだけで失禁する癖がついていた。悠二の脚に尿をひっかけた桔梗は白目を剥き、鼻水と涙を垂れ流し、舌をだらんと出している。

「さあ、お待たせ。次は愛里だ。君の処女を貰おう」

「ああ! ひいいいいい!」

 悠二が標的を変えると、佐倉愛里は喜色満面に肉幹を受け入れた。

「んにいいいぃぃぃぃぃぃっ!?」

愛里はブチブチと膜を突き破られると激痛を感じながらも、その痛みや異物が押し歪められる圧迫感は多幸感に変換されて愛里を悩乱させる。ズブズブと肉の隙間を擦りあげられ、甘美な刺激を身体中に走らせる。

 そして松下千秋も、また。

「ああん! あッあッあッ──……」

 千秋は肉幹が膣に埋まりきり、千秋は息が詰まるほどの圧迫感に襲われていた。形の良い胸を突き出して背を浮かせ、肢体がビクビクと跳ね回っている。腰を突き出したまま顎を浮かせ、全身の隅々まで駆け巡った快美恍惚にガクガクと痙攣を起こしていた。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 肉幹で何度も穿たれる快感に酔い痴れて声をあげる恵。破瓜の痛みさえも忘れるほどの快感だ。

「やだ……軽井沢さんってば、初めてなのに入れられただけでイッてる……」

「か、軽井沢さんってエッチだね……」

妖しい声色で言う千秋と愛里。しかし言葉に反応する隙もなく、恵は内臓が揺れるような衝撃に声を上げていた。

「いや、君たちもだろう?」

 悠二が呆れながらそう言うと、愛里たちは照れたように笑う。ラストスパートをかけて恵に中出して、さらに処女たちに生中出するために次の桃尻を求める。

「あ、そうだ」

 悠二は悪戯を企む笑みを浮かべる。憑依経験(エクスペリエンス)で悠二と性交している女性が悠二から受ける刺激と全く同じ刺激をこの部屋へいる少女たちに同期させて、強制的に悠二のイメージをさせる。

これによって少女たちは悠二と幾度も性交する感覚を味わい頭の中を爛れさせ、快感に溺れる心地よさを強烈に印象付けられていく。

「んあああああッ!」

 甘美な刺激で椎名ひよりの頭に火花が散った。白く燃える炎に炙られて意識が高く舞い上がりそうになるものの、膣奥を突き上げる衝撃がそれを容易には許さない。

「痛気持ちいい……悠二さんのオチンチンがオマンコの中をぐちゃぐちゃにしてますぅ……! はぁぁんっ」

 悠二に中出しされたひよりが紺ソクを履いた脚をぷるぷると震わせて、背筋を跳ね浮かせた体をビクンビクン踊らせている。

 悠二が女子高生たちを見渡せば、彼女たちは一様に悶絶している。指を噛んでいる有栖が腰をピクピク震わせている。なんとか壁に手をついて身体を支えている真澄が頬を真っ赤してブルブルと震えていた。それぞれに声を押し殺し、様々に脚や腰を震わせている。

 このやり方がモンスターたちに有効なのは二条秋での経験から分かっているし、いままで桔梗たちにも行っていた洗脳じみた調教からも効果的なのは証明されている。

 一人犯しているだけで、憑依経験(エクスペリエンス)を有効にしている他のモンスターたちも同時に犯せて、それぞれの対象での性交の回数も稼げてしまうことができる。肉幹一本で一三人一斉に犯すことができるのである。

 憑依経験(エクスペリエンス)を利用して帆波を使って数週間に渡り洗脳調教を繰り返して、淫夢(マインドハックリラクゼーション)で悠二をイメージしながら自慰を繰り返すことで、我の強そうな楓花や有栖でさえも昼夜問わず悠二のことを考えて身体が疼く衝動に理性を衰弱させ、悠二に抱かれることを望んだのである。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 神室真澄は初めての経験に関わらず、穿たれ何度も突かれて絶頂する。感極まりはしたない言葉を口にしても気にしない。

 朝比奈なずなの頭をまるで愛犬を愛でるように撫でながら、彼女の処女を奪う。腰のピストン運動で破瓜の痛みも忘れてなすなが身体中を弾ませ、恍惚の表情を浮かべている。

「イクうううッ! ッッッ! んッ……んぅぁぁッ……」

 肉の隙間を押し開いている肉幹が脈動し、圧迫されている腹の奥にビュルルルと灼熱が迸った。

 肉幹をなすなから抜き出すと、悠二は銀髪の美少女へ向かう。

「あッ、イク、イクイクッ、はううッ! ッッッ……」

 悠二に後ろから犯された楓花が登り詰め、腰を突き出している脚を爪先までビクビクと震わせた。切れ長のすっきりとした瞳は蕩け、媚びた笑みを浮かべて悠二を見ている。いつもの不敵な鬼龍院楓花を知る者からは意外なあまり瞠目することだろう。

「イッ、イクう! イッちゃううううう!」

 肉幹が深く突き刺さり、強烈な快感が白いスパークを散らしながら頭を突き抜け、楓花の身体中がガクガクと跳ね踊った。

「んあああッ……熱いのっ、腹にっ、入って、くるぅぅぅっ、んんんッ……はあッ、はあッ、ッッッ……」

 腹の奥に打ち付けた灼熱は白く燃え盛って楓花の身体を灼き尽くし、彼女の意識を法悦の彼方へ吹き飛ばしていった。

ぐったりした楓花を抱き締め頭を撫でながら、横でお尻を突き出して倒れているなずなを見た。少し開いた筋の奥の、悠二の肉幹を突っ込まれた膣孔から、ごぷぉっ、と音が聞こえそうな勢いで、鮮血混じりの白濁液の固まりがドロドロと滴っていった。その姿を見れば自分が乙女を穢したのだと実感が湧き、それは背徳的な愉悦になる。

 なずなより先に、既に桔梗、愛里、千秋、恵、ひより、真澄に射精しているにも関わらず、これだけの量、質の精を出す悠二の精力は尋常ならざるものがあった。

「ちゅる、れふ、はあん……はあ、ちる、んちゅ……」

 次は誰と交わろうかと悠二は品定めする傍ら、楓花の口に指を入れ、舌を弄ぶ。すると楓花からも吸いつき指を受け入れていた。陶然ととろけた表情は不敵な才媛ではなく、従順な恋人の顔だった。未だに衰えない肉幹は楓花の奉仕によってより活力が増幅された。

「ああん、大きくなってきたぁ……んちゅ、ぢゅる、はああ……」

 自分の腹に埋まる肉幹が大きくなることを感じて、うっとりとした表情で喜ぶ楓花。

 楓花から肉幹を抜き取る。今度は有栖を串刺しにする。

「あんっ、ああ、あっ、んぅぅんっ……」

 込み上げた快感が突き抜け、有栖は白い喉を反らした。彼女の裸体は桜色に染まっていく。Aクラスで女王の如く君臨する彼女も、悠二から施される快楽に呑み込まれて矜持は溶かされて悩乱して快楽を無心になって貪る。

 処女を散らし悠二の肉幹を全て受け入れられる喜びは彼女の人生で今までで一番のものかもしれない。ズププと入ってくる肉幹をキュウキュウ締めつけるオンナの器官が、身体も悦んでいると橘茜自身に教えている。

「んあああっ! あっ、あうう、はあぁっ……」

 亀頭の先が最奥に触れ、腰が密着する頃にはグンッと押し上げ、抉るように打ちつける。途端に茜は快感で頭の中を白く灼いた。彼女の心には堀北学への恋慕の情は既に消失してしまっていた。

 膣孔に屹立する肉幹を向ける悠二は、波瑠加の乙女の証を突き破っていった。

「んうううううううう!」

 処女孔にねじ込まれた肉幹はブチブチッと乙女の砦を突き破り、蜜壺の最奥まで攻め込んで押し歪め、その内部を侵食するべくゴツンゴツンと矛先を突き立てる。

「あぎぃぃぃ! ひぃぃぃぃぃ! んぐううう! うぐぅううぅうう! 痛いぃぃ……でもこれが、幸せの証なんだね……」

 波瑠加は豊かな胸を突き出して悠二からの快楽を貪るために腰を突き出す。

 未知の快楽によって波瑠加の頭は朦朧とする。肉幹が自分の蜜壺の奥にぶつかるたびに頭の中がぐちゃぐちゃに揺れる。

 悠二はキュッと締まっている波瑠加の腰を両手で挟み、やや前傾になって腰を叩き付けた。中が相当キツいのか、一突きごとに強く力を込めている。

 波瑠加の大理石の柱のような美脚から愛液が垂れている。

「あ、あ、あ、あ、あ、いっ、あううう! あああああぁぁああぁぁぁッ!」

 波瑠加の背中が浮いた。彼女の四肢の隅々まで痙攣が走り、華奢な身体がガクガクと揺れる。

「あ゛ああぁぁああぁぁぁっ!! やぁぁ……もうだめぇぇ……」

 視界がスパークし、世界が明滅する。白い火花が迸り、骨の髄を灼いて、意識を浚っていく。

「はひいいい! あっ、あああああッ! ひぐッ、ひぐぅぅ……はへぁぁッ、ぁぁッ────……」

 気付いた時には胎内に灼熱がビュクビュクと流れ込み、何も考えられない状態の波瑠加は、その脈動をただただ感じていた。




今回捕獲したヒロイン

佐倉愛里、長谷部波瑠加、軽井沢恵、櫛田桔梗、椎名ひより、坂柳有栖、神室真澄、松下千秋、鬼龍院楓花、朝比奈なずな、橘茜

捕獲する際のやり取りは愛里や波瑠加みたいなものなので、恵たちの捕獲シーンは省略しました。波瑠加や楓花に声優がつくなら誰が似合いそうですかね?


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02 (帆波、鈴音、愛里、波瑠加、恵、桔梗、ひより、有栖、真澄、千秋、楓花、なずな、茜)

本日は二話連続投稿、生徒攻略編です。


 波瑠加から肉幹を抜き出すと何人もの処女の血と愛液、精液が入り混じってドロドロの肉幹が出てきた。帆波の目が妖しく光る。

「あんぅ……ぢゅろ……っ、んんっ……ふぅっ、ん……」

 憑依経験によって転がり悶えていた帆波が息も絶え絶えに這ってきて、血と淫汁と精液が絡んだ肉幹を咥えた。まだ震えが止まらないながらも、深いストロークでじっくりしゃぶり、残滓を啜り上げる。

「れろぉ……あん、いやらしい匂いがする……ちゅ、ちゅるる……れろ……」

「もっと奉仕して、もっと興奮させろ。ああ、これを使え」

 帆波は悠二の指示通り、乳首とクリトリスのローター、あと、玉が繋がったような形のアナルバイブをつける。

「あんぅ……ありがとうございます……んぅっ、ぢゅず、ぢゅぶっ、ぢゅろろ、んふぅん……」

 帆波は腿に手を添えると、口一杯に肉幹を頬張って熱心に首を振る。

 性急なようで、そうでもない。しっかり舌を絡めてくるし、首振りには緩急があるし、捻ったり吸ったりもするし。恋人が二〇人も超えたが帆波は屈指のテクニシャンだ。

 美形に整った顔だが、頬をクポッと凹ませて、桃色の唇で肉幹をキュッと絞り上げて、長い髪をサラリサラリと揺らしてヂュポヂュポと肉幹をしゃぶってる。

 手も使わず肉幹をしゃぶるひょっとこ顔で行うノーハンドフェラだ。

 ヌメヌメした口とウネウネと蠢く舌に煽られている逸物に、瞬く間に力が漲っていくのを感じる。

 このままだと搾り取られそうなので悠二は憑依経験を今度は帆波に使う。

 ビクンッと恵の腰が跳ねた。他の果てている美少女たちもビクビクと身体を震わせ、腰を跳ねさせた。

 帆波が受けているアイテムの刺激を共有しているのだ。処女を散らされたばっかりなのに尻ほじくられてる彼女らが受けた仕打ちは、えげつないと仕込んでる本人すらも思っていた。

 だが、悠二はやめさせるつもりは毛頭ない。

「よし、いいだろう。続きは下のほうで、搾り取るところまでやれ」

「ふわぁっ、っ、ありがとうございます……っ、っっ……ご主人さまぁっ……」

 帆波は心から嬉しそうな顔をする。そして悠二の呼び方が「ご主人様」に変わっている。生体オナホになれという命令なのに、それを理解しつつも大喜びだ。帆波はスカートを脱いで、悠二の腰に跨る。

「ぁっ……んんっ、んっ、あっ、イクっ、イクっ、っっ……」

 快感に顔を歪めながら腰を落とし、震える秘所に肉幹を飲み込んでいく。

「はあっ、はあっ……帆波のオナホ、いかがですかぁ? んっ、んっ……」

「相変わらずスケベだな。濡れそぼった淫乱な穴が夢中で抱き付いてくるぞ?」

「あはぁっ、帆波も、帆波のっ、おまんこも、んっ、ご主人様のおちんぽが、大好きだからっ、あっ、んっ、悦んでしまうんです、ぅんっ」

「はは……全く、媚び上手な穴だ。いつものご褒美をやろう」

「ふあっ、あっ、ありがと、ございま、すぅっ、んんっ」

 しっかりとお尻を落として、陰毛に秘部を擦り付けるような淫らな腰振りを続けながら、帆波は制服を脱いで手を後ろに回した。少ししてブラジャーが緩み、掌にも余るメロンサイズの乳房が、ぷるんっと揺れた。帆波はブラジャーを取り、ほとんど垂れていないロケットおっぱいが丸出しになる。

 桜色の乳首がツンと上を向いている、乳輪がふっくらしてる乳房。

 乳輪がぷっくりとしてて、その中心から、見ただけでコチコチだと分かる乳首が頭を持ち上げている。

「ごほーび、ごほーびぃ、はあっ、はあっ、ご主人様、んっ、お願いしますぅっ、ぁっ、んっ」

 帆波はまた手を後ろに回す。右手で左の手首を掴み、左手で右の手首を掴み、トロトロに蕩けた瞳を俺に向けながら乳房を差し出してくる。

 帆波は、絶対服従タイプが異なる、虐められるのが好きなマゾな牝犬だ。

「もうカチンコチンだな」

「ああぅっ! あっ、ああっ、ん゛んっ!」

 乳首を1つ、軽く摘んでやると、秘所がギューギュー締まり、躍動する。

 そのかわり帆波の腰はリズムを乱して、ビクビクと震える。

「まったく、甘やかすとすぐこれだ」

「はあんっ、ごめんなしゃっ、あっ! んんっ! ん゛ううっ!」

 乳首を弾く、摘む、捻る。帆波の秘所が嬉しそうに締まって、ヌチャヌチャの肉襞を肉幹に絡めてくる。そしてうねる。

 帆波の腰はグッと前に出てきたり、後ろに引かれたりして、ビクンビクンと悶えてる。そうやって不規則に腰が動くたびに、肉幹の先が秘所の奥をゴリッゴリッて擦る。

「いっ、あっ! イクっ、あっ、イクっ! ちくひもっ、まんほもっ、っっ、イクうぅん!」

 肉幹に吸いつく秘所が痙攣した。

「奉仕はどうした? 抜くぞ?」

「いやぁっ、はうんっ、ううんっ! ぁっ、ああっ」

 帆波は抜くと言われて悲壮な表情になって、腹部を波打たせるように腰を使って媚肉で肉幹を扱きだす。悠二でも瞠目する卑猥な腰付きだ。

 少し視線を変えれば、腰を震わせ悶えている愛里たちの姿が見える。帆波の乳首の両方を軽く摘んで捻ると、愛里たちは背筋をバネのように浮き沈みさせて喘ぐ。

 愛里も、鈴音も、桔梗も、波瑠加も、恵も、ひよりも、有栖も、真澄も、千秋も、茜も、なずなも、楓花も、喘ぎ、腰を波濤のように震わせる様は、悠二に女体の海を泳いでいる気分にさせた。

 いつもならば興が乗ったので帆波には、痛いくらいの乳首責めや、尻をスパンキングしながらのバックが効くのだが、憑依経験を使用しているので自粛する。痛いのを悦ぶ恋人相手でなければ行うのは本意ではなかった。少なくとも性癖を歪める調教をしたいと思わない限りは……。

 悠二は帆波の乳房を鷲掴みにして荒々しく揉みながら、反対側の乳首に吸いついて、嘗めて舌で弾く。

「はあうっ、んっ、んっ、ふああっ! あっ!」

 帆波の腰が加速してる。ギューギュー肉幹を締めながらキュンキュン収縮してる。秘所を擦り付けてるところがヌルヌルと濡れ、熱くて、ヌチャヌチャグヂュグヂュと淫らな音を立てている。帆波は彼女レベルアップするたびに彼女が漏らす愛液の量が増してきている 

 帆波の蜜壺の形で帆波の腰の振り方だと、他の恋人たちにも気持ちいい刺激として伝わるのだろうか。みんな、ひよりたちの時よりも切羽詰まってる様子が感じられる。そしてその快感に耐えてるみんな顔が堪らなくエロい。

「ご褒美だ。乞え」

「あんぁっ、ごしゅじんひゃまぁぁっ、ほなみのおまんこっ、にっ、のーこーじゃーめんのおめぐみぃ、くらしゃいぃぃっ、ん゛ひぃっ! ひぎゅぅうううぅぅううぅぅぅっ!?」

 帆波の腰を掴んで押さえつけ、下から腰を跳ね浮かせて、肉幹を駆け上がってくる白いマグマをビュクンビュクンと放つ。そのポンプ運動を煽るように帆波の秘所はギュウギュウ締めつけてきて、うねる。淫蕩な肢体は全部注いで、と言わんばかりに搾ってくる。

「ぁぁっ、はぅっ、っ! ぁぁっ、はあっ、ぁっ、っっ!」

 快楽に酔い痴れる声が震えるている。痙攣を起こしている帆波は、せっかくの美形な顔をゆるゆるにして宙を仰いでいる。舌まで垂らした、見事なアヘ顔だ。

 部屋を見渡せば、帆波以外も未だにビクビクと体を震わせている。しかし、そんな女たちは全員が幸せそうに表情を緩めている。楓花や有栖のアヘ顔など想像もできないという高度育成高等学校の生徒は大勢いるだろう。彼女らを独占できることを悠二は喜んだ。

 

 ◇◆◇

 

 小休止を挟んで悠二は十三人の恋人たちを犯す。尻を揺らして悠二を誘い、突き込まれると全身を戦慄かせて歓喜する恋人たち。時間も忘れて、一人ひとり串刺しにしている彼に惚れ惚れとした視線を向けて高揚と絶頂を繰り返す。

「これで全員に三回はハメたかな」

 悠二は涼しげに言って十三人の女子高生を見渡した。十三人全員が尻を差し出したまま窓に寄りかかり、荒い吐息をついている。乳房からは母乳を垂らして乳首や乳輪を濡らし、肉棒に掻き混ぜられた交合汁を脚まで伝わせ、昏く光る瞳を悠二に向けている。

「けどご主人様、まだご満足してないんじゃ……?」

「そうですよ……悠二さんも気持ちよくなってぇ?」

「どの子宮に吐き出してもいいんですよ? 私たちみんな、悠二さんの恋人になるって誓ったんですからぁ……」

「うん、わかってるよ。だからもっとみんなの中には出すけど、その前に、まともに話せる間にお願いを聞いてくれるか聞いておかないとな」

 悠二は大きなソファに掛けた。すると彼女たちは這うようにしてすり寄っていった。

 横には鈴音と恵が控え、胸板を湿らせていく。股座には桔梗、愛里、波瑠加が身を寄せ、自分たちを含めた十三人の愛液で濡れている肉幹に舌を擦りつける。床でひれ伏す有栖と真澄と千秋とひよりは右に、楓花となすなと茜は左に別れ、投げ出されている足に舌や唇を押し付けた。

「胸だ」

「はあい……」

 背後から接吻していた帆波は爆乳で悠二の顔を挟み込んだ。そうして経験で覚えた、母乳が出ない絶妙な加減で寄せながら揺らす。

「それでお願いなんだが、これからも君らがこれはと思った美人を教えて欲しいんだ。俺の恋人にするためにな」

 願いを口にする悠二に鈴音や恵は頬を赤くしながら胸板の尖りを舌でねろねろと責めたてた。制服で隠された引き締まった身体を妖艶にくねらせ、幸せに思う気持ちを表している。

「分かりました。悠二さんのためにたくさん献上します……」

 桔梗がうっとりとした表情で言った。桔梗は桃色の唇で肉幹を挟み、アーモンド形の大きな目をトロンとさせてハーモニカを吹くように擦りあげている。Dクラスのアイドル的存在の顔と陰険な裏の顔の二面性を持ちが、鈴音を心底嫌っていたのだが鈴音本人はそのことも気づかずに悠二へ献上した。

 鈴音は周りとの関係を作ろうとせずクラスメイトとの交流も薄かったため、桔梗の性情を知らなかったが彼女が悠二に抱きたいと思わせるほど魅力的な女性だと判断したからだ。鈴音は桔梗のことを深く知らないので、ここでいう魅力とは外見のみ話。

「ありがとう。ああ、そうだ。茶柱佐枝と星乃宮知恵も捕獲したいから協力してくれないか?」

「勿論です。星乃宮先生の捕獲はお任せください」

「茶柱先生は私にお任せください。……佐倉さんたちよりも、私のほうが手際いいですから!」

「協力してくれて嬉しいよ。でも、捕獲するときは学年とかクラス関係なく協力して欲しいな」

 悠二と帆波と鈴音のやり取りを聞いている愛里は恍惚としながら頭を揺らす。今彼女の口腔には肉幹が入っていて、三分の一ほどを口内粘膜で擦っている。

 愛里の次に咥える予定の波瑠加は、余っている肉幹に舌を這わせていた。愛里の前に咥えていた桔梗は鼻息を荒らげて肉袋を啄んでいる。

 這い蹲って右足の甲にキスの雨を降らせている有栖は、突き出している小振りな尻を揺らしながら甘く鼻を鳴らしていた。左足を丁重に持ち上げている楓花も、玲瓏な美顔をうっとりと蕩かして足裏をねっちり嘗め回している。

 豊乳の隙間から顔を離した悠二は、自分の身体を湿らせているというだけでアンアンと甘く啼く女子高生を見下ろして鈴音や恵の身体を好きなように撫でていく。

「明日にでも、捕獲できないかな……」

 肉幹にまとわりついていた愛液の滑りは、三人の女子高生が吐き出した甘い唾液に変わっている。彼女たちの口腔を二巡した肉幹は、また三枚の舌に挟まれてねちねちと擦られていた。

 左右の足はたっぷりとねぶられ、一本一本を長々としゃぶられた指はふやけていた。それでもそこに口舌を擦り付ける彼女たちは飽きた様子もなくその行為を続けており、幸せそうに表情を蕩かせ、膣から淫液を吐き出している。

「多分、夕方遅くまで学校に残っていると思います……。ご主人様が仕事帰りに学校へ寄っても捕獲できる時間はあると思います」

 帆波は悠二の後頭部を谷間に導き、再び胸の感触を味わわせながら、帆波は私見を披露する。

 乳房を揉み比べられている鈴音と恵はビクビクと身を震わせながら胸板を湿らせ、乳首を吸い、腋にまで舌を這わせる。

「それじゃあ、そうしようかな。明日、顔パス回数券を渡そう。協力してもらうため前報酬として、みんな子宮にご褒美をあげよう。スカート脱いで一人ずつ跨がれ。んー……じゃあ、愛里から」

 股座にいる愛里は、顎で指名された瞬間に心臓が跳ね上がった。選ばれた快感に酔いながらスカートを剥ぐと、恥ずかしさに顔を赤くしながら躊躇なく腰を跨いだ。

「んああッ、んううう──ッッッ」

 肉の隙間に肉幹をズブズブと受け入れた彼女は腰を落としきると、ビクビクと全身を踊り狂わせた。繋がったというだけで恍惚を表情に浮かべている。

 グラビアアイドルとして活動して多くの男性たちの心を奪っていた彼女は子宮にご褒美をもらうため腰を振る。肉感的な身体の狭い膣を更に締め、肉襞と肉幹が擦れ合う快感に嬌声を上げて身悶えた。

「やあん……感じちゃう……」

 同級生を下から貫く肉幹に見惚れている二人は、それの根元に白い粘液が絡まっていくのを見ながら玉袋を嘗めてすくいあげる。愛里以外の女子高生は眼前で繰り広げられる肉交に扇情され、秘所から愛液を垂れ流している。

「あああ……早く私のオマンコにもぉぉ……」

 床に座る恋人たちも切なげに眉を歪め、足を嘗めて媚びた。悠二との性行がもたらす快楽に溺れていく声を聞いているだけで腰が痺れ、子宮が疼き、尻を振り乱している。

「悠二さぁぁん……愛してます……」

「はああ……すてきぃぃ……」

「幸せぇぇ……ああ、悠二さぁぁん……」

 鈴音も帆波も恵も、腰を振っている愛里の前でベタベタと悠二に甘えていた。瞳も胎内も蕩かせて肌を湿らせ、あるいは胸の感触を楽しませ、多幸感を深くしていく。

「イクううう! イクううう! あああああんッ!」

 腰の上の彼女が身を仰け反らせる。巨乳をたぷたぷと揺らし、全身に迸る快感に痙攣を起こし、収縮する胎内は肉棒を挿入したままうねりを上げて肉襞を絡ませる。

「もうギブアップ?」

「いやあ……中、中に欲しいです……悠二さんの精液、子宮にぃぃ……んんんっ、あん! ああっ、あッ、あッ、けどッ、ああん! 悠二さんのオチンチン気持ち良すぎてっ、あああっ、すぐイッちゃうううっ、はあん!」

 絶頂を重ねて牝の悦びを魂に刻んでいく彼女は、子宮に性欲を吐き出されるために腰を振り乱し、膣肉で肉幹を扱きたてた。その行為に喜びと快感を覚え、陶然としている。

「あの調子だと、もうすぐ腰が止まらなくなると思います」

「鈴音もロストヴァージンしたその日に、二回目からはそんな感じだったもんな」

「ああん……意地悪ぅぅ……」

 鈴音は口を尖らせ、照れ隠しに唇を重ねていった。シコり勃つピアスをはめた乳首を嬲られて息を乱すも、差し出された舌に舌を絡めて唾液を啜り飲み、脳髄を痺れさせる。

 肉幹を埋没させて腰を振る愛里の声に、順番を待っている誰もが子宮を疼かせた。しかしやがて快感が生まれ、弱いアクメを得るようになっていた。

 肉幹から白い樹液が噴き出すと揃って登り詰め、オーガズムに打ちひしがれる愛里を蕩けた顔で見つめた。そして、こうして近くにいるだけでも快感を得られるということを体感し、悠二への想いを強くする。

 褒美を享受した愛里がリタイアし、一二人でみっちりと快感を紡いで悠二を興奮させる。その効果が彼の股間に目に見えて現れると、二番目に指名された桔梗が褒美を受け取るために彼の腰を跨いだ。




新キャラ11人追加+2人で13人を同時に相手する展開は難しかった!Roseliaのメンバーとのハーレムプレイで懲りたはずだったのに……。

次回は教師編です。女教師たちを攻略します。


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03 (佐枝)

遅くなり申し訳ございません。茶柱佐枝編です。先生たちはそれぞれ一人ずつ分割してお送りします。
茶柱先生はあのボディラインがはっきりしたスーツ姿が魅力的ですよね。


 桜庭悠二は堀北鈴音の連絡を受けて彼女の学校の近くに来た。待ち合わせていた長谷部波瑠加と会う。悠二と会えたこと嬉しいとばかりに波瑠加はまるで花開くように明るくなる。

「こんにちは! ゆーちゃん」

悠二に抱きつきたいのを堪えているようで、波瑠加の瞳は熱情で潤んでいる。

「ゆーちゃん……まあ、いいけど。それで、茶柱佐枝を捕まえたとか? 物理的に」

「うん……」

 波瑠加はちょっと困り顔で頷いた。悠二は彼女に顔パス回数券を受け取る。これで悠二は彼女の学校に問題なく入ることができる。

 鈴音から茶柱佐枝を拘束して連絡があり、悠二は直接出向いたのだ。ちょうど星乃宮知恵を捕獲する日でもあったので、急ではあるが女教師同時攻略を行うこととなった。

 波瑠加に案内された空き教室は悠二を迎えて教師たちを堕とすための準備はされていた。教室には堀北鈴音、櫛田桔梗、軽井沢恵、長谷部波瑠加、佐倉愛里、松下千秋とDクラスに所属する恋人たちが揃っていた。

「こういうサプライズは嬉しくはないな」

 教室で人目を気にする必要がなくなったため、抱き着いてきた波瑠加の髪を撫でながら、悠二は鈴音にそう言った。

「すみません……掩護射撃に失敗してしまいました」

 鈴音が申し訳ないとばかりに気落ちしてしまっている。予測はしていることではあった。そもそも掩護射撃はよほど対象と親密でないと捕獲は成功しない。入学初期に捕獲され、その後悠二の支配下に移り彼に夢中となったことでDクラスや学校関係者とはほぼ交流を無くしてしまっていた。悠二との関係以外はすべて無価値に思えてしまい無頓着になってしまったためだ。

 それでも星乃宮知恵と同日で攻略する予定とはいえ、佐枝を拘束して監禁するとは悠二にとっても慮外の事態だった。

 佐枝は後ろ手に拘束されてマットに座っていた。声も出ないようにボールギャグを咥えさせられている。佐枝を後ろ手にして手錠を施しているのは、悠二の私物だった。手首を締める部分には桃色のファーが付いており、拘束痕が残らないようにしている。また、佐枝の気の強さが現れている双眸は、独特の光沢を持った柔らかい布で覆われていた。滑らかな手触りのサテン地だ。

 ボールギャグが外されると、

「お、お前たち、自分が何をしているのかわかっているのか!?」

 この状況、そして唐突に現れた男の声。佐枝は直感的に危険性を感じ、佐枝に焦りが生まれる。だが既に彼女にできることなど何もない。

 佐枝の言葉にも誰も反応をすることなく、悠二が佐枝を捕獲する様子を見守っている。

「お、捕獲できた。やっぱり一回で成功するのは楽でいいな」

 悠二がラブ・ハンターでステータス画面を確認する。

 

レア度:SR 点数:76

氏名:茶柱佐枝

年齢:30歳

レベル:0

交際経験:有り

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:積極的(68)

身長:156cm

体重:55kg

3サイズ:B86/W59/H84

バストカップ:F

 

 茶柱佐枝は、鈴音たちDクラスの担任で日本史の教師だ。スーツを着こなし大きな胸の稜線を強調しているすらっとした肢体は魅力的だ。気が強いクールビューティーなのも悠二は魅力として強く感じている。

「あれ……あんまり変わって、ないですよね?」

 愛里が画面を見て、未だに抵抗をしようとする佐枝を不思議そうに言っている。彼女は佐枝が自分たちと同じように、長いこと悠二によって調教を受けていることを知っていた。

「ああ、ほら、目隠ししているからさ」

 桜庭悠二を認知していないため佐枝の好感度は高くても悠二へ抵抗しているのだ。こういう珍しい状況下での捕獲と好感度は興味深い。

「さ、佐倉か!?」

「ひゃっ!?」

 佐倉は佐枝の大きな声に驚き、思わずぴょんと後退する。

悠二は佐枝のスーツのボタンとシャツのボタンを外し、瞬く間にブラに包まれた胸を晒す。

「やめろっ、バカッ! ヘンタイッ!! うぐぐぅ……! こ、これ以上は……本当にダメェ……! み、見るな……!!」

 どれだけ抵抗の言葉を口にしても、身体の自由は取り戻せない。強い調子で喋ることができても、大声にはならない。

「さて、おっぱいを見せてもらおうか」

 悠二はブラのカップを鎖骨の位置にまで引っ張り上げ、プルッと佐枝の乳房を露わにする。柔らかくたわむ巨乳を見せつけるように、両腕を頭上に持ち上げさせる。

「いいなぁ、大きなおっぱいだ。それにこの乳首は、陥没乳首か。俺の恋人たちだとグレイフィアがそうだったな」

「み、見ないでくれ……、見るなぁっ! うう……、ううう……」

 佐枝のコンプレックスになっている胸。それを見られてしまった。そのショックのあまり、佐枝が呻き声を漏らす。どうしようもない屈辱と羞恥が、悠二の視線を浴びる胸の奥から湧き上がり、全身に広がった。

「あぅ……。くっ、ううぅぅっ。見るなぁ……。き、気持ち悪い、気持ち悪いんだよっ」

「胸が大きいだけでなく、白い肌もスベスベで、綺麗だな。茶柱先生」

「お、お前なんかに褒められても、嬉しくもないっ! 死ねっ、くたばっちまえ!」

 負担の気丈な態度をかなぐり捨てて、罵るものの佐枝は自分の声が震えているのを自覚する。彼女がいくら大声をあげても監禁された空き教室は既に音が外部へ漏れないようにされている。

「陥没乳首というのも、案外可愛いものだな」

「な、何度も言うなっ!」

「ははは、とりあえず、その埋もれている乳首を外に出してしまおう」

「出すって……、まっ、まさか!? くうぅっ! やめっ、やめろ……!」

 悠二の指が、佐枝に向かってゆっくりと伸びる。迫りくる魔手から逃れるため、佐枝は必死に身を捩ろうとするが、身体の自由は奪われており抵抗は虚しく終わる。

「わたしに触るな! ……ひぃっ!? こっ、こんな……」

 悠二の手が乳房の頂に触れた。

「ダメッ! ああぁぁ……、うぅ~っ。嫌ぁっ!」

 悠二の指先が佐枝の乳輪の窪みを広げる。埋もれていた乳首の先端が外気に触れ、ゾクリとした刺激が佐枝の全身に広がった。

「ひゃうっ!? ひぃ……」

「おおっ、なかなか可愛い声を出すね。乳首をクパァってして、感じているようだな」

「そ、そんなわけあるか! 驚いただけだっ!」

「そうかい」

 悠二はまったく信じていない口振りだ。

「普段埋もれているぶん、感度はいいみたいだ。そのまま開いたり閉じたりしてみるよ」

 悠二の指が乳輪の中心を開閉するようにクニクニと動く。

「い、嫌っ! こんなこと……、ああぁぁぁっ!? ん……、くぅぅぅっ。ひぁっ!? やめっ、やめろっ! これ以上……、あひっ!?」

 悠二の指の動きに合わせて、佐枝は上擦った声をあげた。

「くふぅっ! あっ!?」

 悠二は指先を動かし続ける。窪みをほじくるようにして乳首を擦ると佐枝は堪らず身体を跳ねてしまう。

「くひぃぃぃっ!? んくっ。ダメッ。やめて、指っ! ふぁ……、くああっ!」

 自分の乳首がこれほど敏感だったことに佐枝は驚きを隠せなかった。乳輪の中心をくすぐれられるほど、埋まっている乳首が硬くなっていくのがわかる。同時に乳房の頂点を発した痺れるような快感が体内を駆け巡り、ことに下腹部の奥底を疼かせた。

「うう……! こっ、こ、こんなこと、いくらやってもムダだぁ! だ、だから、早くその指、離しなさい……よっ!」

 佐枝の言葉を聞き流して、悠二は佐枝の陥没乳首をいじり続ける。ビリビリと乳房が痺れ、女芯がキュンキュンと疼いた。そうこうするうちに、ついに完全に勃起した乳首が乳輪から飛び出す。

「なっ!? なに、これぇっ!? んひゃぁっ! こんなカンジ、わ、わたしぃ……、ふああああぁぁっ! し、しっ、知らないっ!!」

 初めての乳首での快感。佐枝は堪らず身悶え、悠二は愛撫を続けて佐枝は何度も快感にのけ反って絶頂を繰り返すこととなる。

「乳首っ、乳首だけでイクっ! シコシコされてっ、感じてっ、乳首でイッちゃう! ああっ! イクイクっ! 乳首でイクッ、イッちゃう! ひっ!? んひぃぃぃぃ~っ!」

 絶頂の余韻に浸る間も与えず、悠二が乳首を擦った、それに応じて佐枝は悶える。

「ふあぁあぁぁっ!? にゃ、ひゃにを……、おぅっ!? んひぃいぃぃぃっ! もう、やめへぇ! あっ、ああっ、あひぃぃんっ! イッてるっ、イッへるかりゃあああっ!!」

 いくら果ててもお構いなしに、悠二は佐枝の敏感な乳首を扱き続ける。佐枝にとっては絶頂地獄だった。

「もう無理……! 無理らからぁっ! やぁあっ!? またっ、また乳首れイくっ、イくイくっ、イッくううううう~っ!!」

「このまま気絶するまで、乳首でイかせ続けてあげよう」

「しょ、しょんな……、んひゃあぁっ!? あっ、あっ、ひゃぁぁんっ、んあぁぁぁあぁ~!!」

 いつしか佐枝の頭の中は真っ白となり、ただ快感だけに支配されていた。

「も……、もう……、らめぇ……」

 力なく言って、佐枝がガクンと首を傾げる。乳首での連続絶頂で気を失ったのだ。その乳首から悠二は手を離した。しばらくすると、佐枝の乳首は萎み、元の陥没状態に戻った。それと同時に佐枝は意識を取り戻した。

 悠二は佐枝を脱がしてブラとショーツ、パンストだけの姿にしてしまう。

「な、なんてことを……」

 佐枝は自分の声が震えているのを自覚する。さっきから顔も火が出そうなほどに熱い。それでも佐枝は、動揺を見せまいとして唇をグッと噛み、悠二を布越しに睨んでみせた。

「いくら凄んでも、下着姿じゃまったく迫力がないな」

 悠二はどこ吹く風だ。

「顔を真っ赤にして強がる姿は可愛らしいよ。それに女教師のパンスト姿はやっぱりエロイいな」

 佐枝の尻はムッチリとしていて安産型で魅力的だ。撫で回したくなる。

「うるさい……! ジロジロ見るんじゃないっ、気持ち悪い!」

 怒りに任せて言い返すことが悠二の思う壺とわかっていても、佐枝は口を噤んだままではいられなかった。黙ったままでは心がどうにかなりそうだった。

 悠二は黙殺して佐枝のブラを外して、自分たちを見守る鈴音や桔梗に言って佐枝を自分に跨らせる。

「やめろっ、お前たち! こんな男の言いなりになどっ! ああ!?」

「黙りなさい」

 鈴音が冷ややかに言う事で佐枝の言葉を斬り捨て、彼女の乳房を千切るかと思うほど力強く握る。

「悠二さんを悪く言うことは許さない」

 鈴音は悲鳴をあげた佐枝の口に指を突っ込み、舌を引っ張る。

「ふぁっ!? や、やめふぇふれぇっ!」

 舌を弄られて、乳房を揉まれることで白い肌は紅潮する。鈴音は舌を弄りつつも佐枝の乳房を卑猥な手つきで揉む。

「んあっ……」

 胸を揉まれる佐枝は火照った身体からさらに力が抜け、悠二の上でへたり込んだ姿勢から仰け反りそうになり、後ろから千秋が佐枝の身体を支えた。

「ふふっ、意外と可愛い声……」

 桔梗が薄く笑い、桃色の小さな舌で佐枝の白い首筋を湿らせる。左手は程よく肉の付いたスベスベの腿をいじらしくさすっていた。

「んあぁ……あぁぁんっ」

「どうしたんですかぁ、先生? 感じちゃってるの?」

「女相手に感じたの? センセイ」

 桔梗と鈴音の声と表情には嘲弄の成分が含まれている。千秋が嘲笑を浮かべて佐枝の耳元で囁く。

「うわぁ、キモイ」

 千秋の言葉、周囲の少女たちの笑い声は、佐枝の自尊心を強かに傷つけた。

「さあ、その淫乱教師をもっと気持ち良くさせよう。千秋はそのまま支えて、恵と愛里は脚を固定してくれ」

 千秋はへたり込んだ佐枝の身体を背後から支えて、悠二は佐枝のストッキングとショーツを脱がせる。そうして恵と愛里は佐枝の脚を大きく開かせて掴んで固定する。

「俺がクリを弄るから、鈴音と桔梗は左右に分かれておっぱいを揉んだり、乳首を弄ったりしてくれ」

悠二が佐枝の正面に立つと、鈴音は右側、桔梗は左側の位置についた。そうして、佐枝と桔梗が佐枝の乳房をそれぞれ片手で鷲掴み、もう一方の手で乳首を摘まむ。

「んひゃうっ!?く……! ち、乳首は……」

勃起して飛び出した陥没乳首はやはり敏感だ。触られただけで佐枝が声をあげた。

「そしたら俺がクリトリスを刺激しするから、佐枝はリラックスしていろ。さあ、みんな、やれ」

鈴音と桔梗が手を動かしだすなり、佐枝はまた悲鳴をあげた。

「きゃっ!?ふぁぁっ!あっ!うっ、ううぅ~っ!あっ、ああああっ!」

ふたりの美少女が細い指で乳首を撫でまわす。

もっとも、敏感な佐枝には充分に刺激が強いらしい。ムッチリとした腰が左右にモゾモゾ動き、緩みかけのワレメがキュッとすぼまる。そこから陰核を掘り起こし、悠二の指が丹念に撫で転がす。包皮を捲り、顔をのぞかせた肉真珠を指先で刺激する。途端に、佐枝が声もなく身悶えた。

「佐枝、触られて気持ちよかったら、ちゃんと言ってくれ」

「ふぁ……。あ……。き、気持ち……いいっ!いいっ!!」

赤い唇をだらしなく歪めて佐枝は答える。

「うん? どこが気持ちいいんだ?」

 悠二がさらに訊ねると、佐枝は頭を振りながら叫んだ。

「ク……、クリトリスっ! 勃起したクリトリスが、いいっ!!」

 プライドが高く、冷徹な物言いが目立ち、生徒たちにも近寄りがたいオーラを放っていた佐枝が、見知らぬ男と教え子の手で局部を弄りまわされ、卑猥な言葉を口走る。

「んんっ、ぁっ、んぅ、あはあぁぁっ、んふうぅ、はぁっ!」

 佐枝は喘ぎ、大きく開かせられた脚をプルプルと震わせた。そして教え子二人の巨乳への愛撫はやまない。

「乳首がとても硬くなっている。ちゃあんと感じているのね」

「おっぱいのほうは、柔らかくなっているのにね……」

 鈴音が真っ赤に充血した乳首を引っ張り立て、桔梗が白磁のように白い乳房を捏ねまわず。二人の手指が動くたび、佐枝は乳肌に汗を浮かばせて大きく身悶えた。鈴音と桔梗の手がバラバラに動いているせいで、いつ、どんな動きがくるのか、予想しにくいのだろう。

「おっぱいは、どうだ?」

 またもや悠二が問うと、佐枝はすっかり悦楽の波に呑まれて快感を口にする。

「うあ……! ひっ!?お、おっぱい揉まれるの……ゾクゾクする!んひっ!?おっぱあい熱いっ!」

 固定された脚が小刻みに震え、秘裂の肉ビラが妖しく蠢く。赤く染まった膣孔から、愛液がとめどなくトロトロ溢れ出していた。

「ああっ!? も、もうっ! もうイく……、イッちゃいそう!」

「はい、そこでストップ! 鈴音と桔梗は手を止めて離れて」

 悠二の声で、佐枝を囲んでいた二人はピタリと手をとめ、佐枝から離れる。突然、愛撫を止められた佐枝はといえば、悠二の上で身悶えしていた。

「なっ、なんで……? も、もうイクところだったのに、どうしてとめるんだっ!? 」

 また絶頂させられるものだと思い込んでいた佐枝は、今にも突き抜けそうだった昂りを寸止めされて焦らされていた。

「どうかな。イク寸前というのは、オマンコの中に何か入れて欲しい気持ちにならないか?」

「うぅ……」

「何か言えよ」

 悠二がクリトリスを摘まむ。

「んあっ!? そ、それは……、入れて、欲しい……かも……」

 小刻みに身を揺らす佐枝が、絶頂までのわずかな刺激を得ようとしてもがく。その様子を悠二の恋人たちが愉快そうに眺めていた。

「ふふっ。下腹部が切ない感じになってますよね?」

「わかるなぁ。子宮が疼くんだよね」

「茶柱先生のオマンコ、受け入れ準備ができたってことかな?」

 鈴音たちに口々にそう言う。佐枝は絶頂の寸止めで絶頂したいという衝動に苛まれていた。

 佐枝は見知らぬ男とのセックスなど心の底から嫌で、なんとかして逃げだしたいと考えているはずの佐枝だが、陥没乳首が飛び出して快楽に心が蝕まれてしまっていた。嫌だと思っても抵抗は少なくなった。

「たまぁにしたくなるんだよね、こういうの」

「やん……無理矢理な、レイプっぽいプレイですか? 言ってくれたらいつだって……」

「いつもを知っているからリアリティに欠けるよ」

 悠二は苦笑気味に鈴音に言う。

 しかし佐枝からしてみれば、リアリティもマジョリティもない。今紛れもなく、望んでいない現実が起ころうとしているのだから。

「んああっ……」

 佐枝は陰部に圧迫が及んだ瞬間、ビクビクと腰が踊った。微かな痺れがじわじわと腰の奥へ溶け込んでいき、熱を孕んだ。

「これが、佐枝の……」

「ひぁっ、やめろぉ、ぁぁッ、あッ」

 全身の力が抜けていく中で、卑劣な感触から逃れようと腰を蠢かすものの、ままならない。上がる声は嫌悪を示したいという意に反し甘く濡れてしまう。

「へえ、佐枝はこういう声で啼くのか」

 悠二は微笑むと、佐枝の脚の付け根へ顔を埋めた。肉厚で柔らかな大陰唇、そして縦に延びる陰裂に舌を押しつけて嘗める。そうすると佐枝が腰をプルプルと揺らし、ビクビクと震えながら身を捩る。クールな女教師が見せるその姿と声が堪らない。

「んんっ、あッ、ああぁぁっ、ひゃんッ」

「さて、と……」

 佐枝の股間、その中央に走るクレバスを、悠二は両手を使って無遠慮に押し開く。

「へえ……」

 剥き出しになった秘部を見て悠二の感想は実に素っ気ない。サーモンピンクの綺麗な花弁と、官能に刺激されてヒクヒクしている膣孔を前にしても、毎日多くの女性のそれを見ている彼にとって特別な感慨がもたらすものではない。

 しかし、佐枝は違う。どこの誰かもわからない、顔もわからない、異性に大事なところを無遠慮に無理やり観察されている。悪夢なら醒めて欲しいというように首を振るが、一方で身体は火照り、心臓は高鳴り、心は蕩けきったかのように力が入らなかった。

「やぁ……やめ、んぁッ、あんッ……」

 ニュルリとしたものが秘所を這い、佐枝は全身に甘美な電撃が走るのを感じた。頭がクラクラして、意識が曖昧になる。悪夢のような現実を否定したいという意志が霞んでいく。

「ああっ、いやいやっ、いやあああッ!」

 軟体が敏感なクリトリスを刺激すると途端に快感が体内で爆発し、腰が跳ねる。アクメによって拒みたい快感が容赦なく駆け巡り、理性が薄れてこのまま思考を手放し快楽に耽りたいという衝動が佐枝を襲う。

「いっ、あッ、あッ、あはああっ、んッ、んんぅッ」

 女教師の長い脚を押さえ付け、股を開かせ、無理矢理晒した肉唇を貪る悠二。後ろ手に縛られた女教師は為すすべなく快感を浴びせられ、くびれた腰を艶かしく捻りながら悶絶し、いつの間にか拒絶の言葉ではなく快楽に酔った甘い声で啼いている。

 学校の男子生徒たちからすれば、佐枝の秘所を貪ってよがり声を上げさせることができるだけでも羨む者は多いだろう。しかも、そのような遊びに興じている悠二の背後には一学年でも屈指の美少女である長谷部波瑠加が控えており、彼の臀部に口を埋めているのだから、尚更その境遇を羨むことだろう。

「っんはあ……んぅん、れへ……」

 艶かしい息継ぎを聞かせた波瑠加は再び優美な唇を悠二の菊門へ寄せ、舌を這わせて、トイレットペーパーで拭くように舌をペロペロと嘗める。頬を赤らめながらうっとり目を閉じてそれを行う顔は、多幸感に満たされている。

「っああ……かたぁい……」

 波瑠加は片手に感じる肉幹の逞しさにあだっぽい声を漏らしつつ、絡みつかせた細い指でいやらしく肉幹をさすり続ける。そうしながら次は舌を尖らせ、菊門に突き立てていく。

 佐枝はマットに無理矢理座らされM字に脚を開かされ、無理矢理与えられる性的刺激に全身をビクビクさせながら喘ぐことしかできない。

 女教師の股関節を恋人たちに押さえ付けさせて、悠二は捕食者が獲物を食らうが如く陰部を貪る。女教師を無理矢理感じさせている悠二の興奮を、波瑠加はアナル嘗めと手淫で快感と愉悦に変換させている。

 退廃的で、しかし男なら羨ましいとしか言いようのない光景だった。

「このくらいにしておくか」

 ようやく悠二は顔を離した。悠二の顔に付着している佐枝の愛液を、アナルを嘗めた波瑠加以外が顔を近づけて、愛液を嘗め取って清めている。

快感に身悶えていた佐枝は、何度も襲ってきたアクメにぐったりとしていて、時折余韻にピクピクと肢体を震わせた。淫らに咲いた花弁の中で、膣孔が何か求めるようにパクパクと蠢いている。

「あぁぁ……」

 佐枝が濡れた吐息を漏らす。快感に痺れた頭で悠二の言葉の意味を考えようとするが、これで終わったのかそうでないのか、それすらもよくわからなかった。いや、考えたくなかったというべきだろうか。今はただ、身体が蕩けていくような心地に身を委ねていたかった。

 しかしそれは叶わない。

「ああっ────ッ!」

 胎内に及んだ突然の異物感が強烈な快感をもたらし、佐枝は意識を飛ばしそうになった。あまりに強烈で、巨乳を突き出すように背筋を仰け反らせてしまい、そのまま痙攣を起こしている。

「悪くないな」

「はうううんッ、あああッ!」

 膣の奥深くまで突き刺さり下腹部を圧迫するモノが、肉襞を掻き毟りながらグリグリと突き上げる。挿入口はおろか肉壁をもゴリゴリと摩擦されることで得るものは、甘美な快感。今までの性体験とは比べ物にならないこの快感はあまりにも強烈である。

「ひくぅぅッ! いやあああ! そんなっ、奥ッ、突かないでえええッ!」

 強気な言葉遣いも忘れてしまう。強烈過ぎて恐怖さえ抱いた。この快感を受け入れてしまったら戻ってこれなくなってしまうと本能が感じている。

 自分が何をされているのか自覚している。しかし、だからこそ、この快楽に呑まれるわけにはいかなかった。ただでさえ望まぬ絶頂を迎えているので、名前も顔も姿もわからない男に犯されて絶頂するなど、なんとしても避けたかった。

 けれども、やはり叶わない。

「いやいやッ! あああッ! やめてッ、やめてくだっ、あああああッ!」

 茶柱佐枝の思考も抵抗もすべて空しいものだった。佐枝がどう思っていようと、既に彼女は悠二の意のまま。埋没している肉幹を欲するようにキュンキュンと締め上げ、夥しく溢れる愛液が深くまで及ぶピストン運動でかき混ぜられている。

 愛の矢で捕獲された瞬間から、茶柱佐枝は肉体だけでなく魂までも桜庭悠二に縛られて、彼の色に染め上げられている。佐枝の意思に関係なく身体は悠二を求めている。佐枝が拒んだところで身体は悦んでおり、目隠しをして悠二を認知していないため自我だけは失わず、自由意思が保てている。そう、無理矢理犯されているのに感じているという、悠二が望んだ姿にされているのだった。

「もっ、もうっ、ホントにィ────ッあああ! いやあああ! イッちゃう! イッちゃううううう!」

 佐枝の無意味な抵抗は終わった。屈辱的な絶頂に身体は意志に反して歓喜を素直に示し、背筋を仰け反らせて震えていた。電流のように迸る快楽に足の先までピンと張り詰め、目蓋の裏の暗闇でチカチカと明滅する。

「ふふ、いい締まりだ」

 胎内が収縮し、肉襞がウネウネと蠢く。悠二はいきり立った肉幹でその中を容赦なくえぐり回し、張り出した亀頭でゴリゴリと掻き毟る。

「ぁぁッ! あッ! イッ────!!」

 オーガズムを迎えた佐枝の身体に肉幹の先をズンズンと子宮を突き上げて、休みなく快感を叩き込む。

「あひい! あああああッ!」

 快感という刺激に晒され続ける意識は快楽の海に溶けて思考を手放してしまう。与えられるものを享受し、悶絶し、脳髄を蕩かしていた。佐枝の抗う心は白い炎で燃やしつくされ、今は牝獣のように嬌声を発するだけ。

「やあん、いいなぁ……」

 ビクビクと肢体を踊らせる佐枝の姿に、鈴音は悠二へ寄り添いながら羨ましそうに呟いた。ピストン運動はピッチを上げ続けていて、女教師を強姦めいた手法──真実、強姦なのだが──で犯す悠二の愉悦が垣間見え、その欲望をぶつけられている佐枝を羨望している。

「お前も俺の恋人にしてやったろう?」

「あん、でもぉ……だってぇぇ……」

 鈴音は駄々をこねるようにクネクネと尻を揺らした。彼女は制服を脱ぎ捨ててその頭身の高いボディは黒いランジェリーと黒革の首輪しか身に付けておらず、その媚態は少女とは思えない妖艶さ。ブラにはカップ部分がなく、円形を描く黒い紐の中が丸出しの美乳が露わになっていた。

「まったく、いやらしい彼女だ……胸を寄越せよ」

 鈴音は嬉しそうに美貌を蕩かすと、形の良い乳房を掬い上げて悠二の口へ胸を突き出す。ピアスのついた乳頭を舌先で弾かれると、途端に足腰を戦慄かせて甘い声を上げた。

 後ろ手に拘束された身体をのたくらせ、望まない快楽に堕ちていく女教師。悠二は美少女の美乳を貪りながら、佐枝の蠱惑的な肢体に肉幹を深々と埋没させ腰を震わせた。

「ひぁっ!? お腹ぁ……、うあっ! 熱いっ! やぁぁっ、なにっ!? ひっ、ひぁぁっ、あっ! まだっ、出てるっ! うあっ、ああぁっ! あはぁぁっ!」

 胎内に灼熱が注がれる。瞬間、佐枝の頭の中は真っ白になり、身体は骨の髄まで蕩けた。この世のものとは思えない法悦を、魂に焼き付けられている。

佐枝は既にモンスター強化を行っているため、妊娠するかどうかは悠二の思う儘だ。

「ぁぁ、ぁぁぁ……出てる……中に出てるぅぅぅ……」

 それが何を意味しているのか、佐枝にはどうでもよくなった。至極の悦楽による多幸感に満たされていた。

 それは諦念や現実逃避の類なのかもしれない。屈辱と絶望の連続で思考がショートしてしまった佐枝は、身体に教え込まれている牝の悦びに身を委ね、優美な唇に惚けた微笑を見せていた。目を隠す布を濡らす涙も、悲壮と屈辱の涙なのか快楽と歓喜の涙なのか、佐枝自身にもわからなかった。

 悠二は愛里や桔梗の母乳を飲み、小休止を取ってから佐枝を貫いたままの肉幹を突き込むため、腰を弓のようにしならせ佐枝の股間に突き込んだ。

「んはぁぁっ!? んあっ! お……、ま、まだっ! こんなにぃっ! 凄いっ! 奥っ、すっごいぃっ! あひいぃっ!?」

 美貌が蕩け、佐枝はひたすら快楽の虜と成り果てる。

「ひっ!? ひうっ! ひゅごいっ、こんなの知らない! あ、頭ぁ、バカになるぅっ!」

 プライドも知性も忘れてよがり狂う佐枝に、悠二は微笑む。膣の奥へ肉幹を突き込み、白濁液を彼女の胎内に放つ。

「んぁぁぁっ!? あああっ! で、出てるっ! 奥っ! んぁぁぁっ!! 熱いっ!!」

 子宮に広がる熱、身体中に伝わる衝撃に、佐枝がパニックを起こしたように悶えた。火照って熟れた膣肉がうねり、脈打つ肉幹から精液を搾りたてる。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……! ああぁぁぁッ! んんッ! ぁぁッ────……」

 佐枝が声をあげるたび、下腹部が何度も波打った。あたかも、射精の勢いがそうさせているようだった。あるいは、身体の一番奥に精液を飲み込む仕草にも見えた。

 やがて、射精の勢いが落ち着くのを意識しながら、悠二はゆっくりと腰を動かす。

「ひっ、ひいぃぃぃっ!? やぁっ、ああぁぁっ!」

 気丈な態度は消え失せ、佐枝はすっかり怯えている。それでも快楽に飲まれてさらに欲しくなり、求めている矛盾した精神になった。

 佐枝の嬌声を耳に、悠二は緩く肉幹を出し入れして膣内を満たす精液を子宮へ押し込んだ。

「うあっ!? 奥っ、ひぃっ!? ヌルヌル……、やっ! また、奥に……! くうっ」

 まだ硬さを維持した肉幹をズルリと引き抜けば、パックリ開いた膣口から泡立つ白濁がドロリと零れた。

「お前はよく頑張ったよ。休んでいるといい。おい、愛里っ」

 佐枝はホッとしていた。自分がまた犯されてよがり狂わなくていいと思って安堵した。悠二が悪戯を企んでいる悪童のような笑みを浮かべていたことは、目隠しをされている佐枝にはわかるはずがなかった。

「んぁあああッ! んううッ────!」

 突如、艶かしい声が響き渡り、佐枝はビクッと身を強張らせた。佐枝の耳元で桔梗が囁く。

「ふふ、茶柱先生……あの方が御主人様だよ……」

 佐枝の視界が開き、可愛らしい顔を蕩かしている桔梗の顔がその目に映る。その桔梗に首を捻られると、そこには、

「んううっ、ああ! ひッ、ああん!」

 嬌声を張り上げる愛里と、そして、愛里を貫いている青年がいた。

(んああぁっ……)

 青年を一目見た瞬間、胸が大きく脈を打った。身体が熱く火照るのを感じる。ずっとその名前も知らない青年に犯される妄想に憑りつかれ、只管その青年をオカズで自慰に耽り続けていた。脳裏に焼き付いているあの青年を生身で見て、まるでずっと昔から出会うことが必定であったような、そんな因縁めいたものを感じていた。

「んううッ! 御主人様ぁッ、あっ、あひっ、イクううう!」

 御主人様と呼ばれている青年は、這いつくばっている愛里を後ろから犯している。それだけでなく、波瑠加の豊満な乳房に顔を埋めて乳首に吸いつき、母乳を飲みながら犯していた。愛里の腰を片手で掴み、もう一方の腕を波瑠加の腰に回して顔を胸元に埋める。手は波瑠加の尻を撫で続けている。乳房を吸われる波瑠加は幸せそうな顔で青年を抱き締めて、乳房を吸いやすいように身体を押しつけている。

 佐枝は未だかつてない情動を抱かせた青年が他の女たちと性交に及んでいるというのに目を背けられず、むしろ愛里や波瑠加が悦んでいる姿に羨望が芽生え、淫蕩な饗宴に見入っていた。

「くぅんっ……はあぁぁっ、あんっ、あんっ、御主人様っ、御主人様ぁぁっ」

 悦楽に沈みそうな意識を強引に呼び戻された愛里は、自ら腰を揺らして性交を続ける。快楽を貪り、そして悠二に快感を提供していた。それは佐枝からもそう感じることができた。愛里の首に見られる黒革首輪とペット用のリードのようについている鎖が、そう思わせた。

「はううう────ッ!」

 青年が二度三度と突き込むと、愛里は背筋を仰け反らせ、全身をガクガクと痙攣させた。その豊かな乳房をタプタプと揺らしている。その絶頂で腰振りが鈍ると青年は鎖を引き、腰振りの再開を要求する。それを暫くさせてから不意を突くように腰を打ちつけ、愛里を絶頂させた。

 誰が見ても弄ばれているのだが、愛里の顔は嬉しそうに蕩けている。嬉しそうに目尻を垂らしていることもあり、淫らなのにどこか綺麗だった。

 束ねた髪も解かれ、眼鏡を外して、全裸の姿はグラビアアイドルとしての彼女に近く、その獣のように互いを貪り合う様子は、女性でさえリビドーを沸かせるほど妖艶。その姿で四つん這いになり、自ら腰を揺らしてズプズプと肉幹に尽くす様子はとても卑猥だった。

 悠二は鈴音が持ってきたスマホでラブ・ハンターを確認する。佐枝の好感度はMAXとなっていたので、完全服従に設定する。

「やっぱり俺を見ただけですぐに完全服従になったか」

「ああ……私にもぉ……」

 身を起こした佐枝が悠二へすり寄っていく。彼女には敵意や嫌悪がなく、恋する乙女のように頬を真っ赤にしていた。

「いやいや言ってただろう?」

「ち、違う……さっきはあなただってわからなかったから……」

 佐枝はクナクナと腰を捩りながら甘い声で弁解する。強気なクールビューティーの女教師がまるで別人のように男に媚びている。ぶりっ子のように甘えたような声と目で縋りついてくる。

「ね、ね? お願い……あたしにもしてぇ?」

「こいつや鈴音たちみたいに、俺の恋人になるならな」

「ああん……なるなる、なります……あたしを、茶柱佐枝を御主人様の恋人にしてください……」

「そうか、ならいいよ。俺の恋人とはどのようなものか、後で鈴音たちに教えもらいなさい」

 悠二は佐枝を抱き寄せて唇を奪い、佐枝はうっとりとして受け入れる。いやらしい手付きで腰や尻を触られても媚びたように甘い鼻声で喘ぐだけで抵抗せず、舌を絡ませることに夢中になっている。

「あああッ! んんあっ! ご主人しゃまおちんぽぉっ、しゅきっ、しゅきれすぅっ、子宮キッス、しゅごくれっ、しゅてきぃぃっ」

 その間も愛里は交わりを続け、愛里をまた何度目かの絶頂に肢体を踊らせた。しかし悠二はその愛里へ更に腰を打ち付けながら佐枝との接吻を楽しんでいる。

「はあう! 御主人様ぁぁッ、中、中にくらひぁいッ! 卑しい牝の子宮にッ、精子ください!」

 恋人になって間もないが愛里は恋人として、ちゃんと色々学んでいた。憚りもなく子種を強請り、まだぎこちなさが残るものの、健気な腰つかいで悠二の射精を促している。

「あああああッ! イクイクッ! イクうううッ──……」

 悠二の腰が止まり、愛里が白い喉を反らす。肉幹は深々と突き刺さり、愛里の身体はガクガクと跳ね狂っている。

(あああああ……)

 彼の興奮が愛里の中で飛び散っているのかと思うと、佐枝の背筋はゾクゾクとざわついた。腰の奥がジンジンと熱くなり、腰をくねらせずにはいられない。

 しばらくして肉幹が引き抜かれる。それを鈴音がうっとりとして咥え込む。

「……ほら君もだ。俺の恋人になりたいならな」

「ああっ……はい……」

 命じられた佐枝はポーッと頬を紅潮させ、後ろ手に拘束された身体を捩らせながら、彼の股間へ顔を寄せていた。その表情は、雌雄の体液がこびりついた肉幹を前にしても恍惚としたままだった。




強気だった女性が折れる瞬間はやはり気分が良い。もっと茶柱先生がメインになるR-18が増えて欲しい。

あとラブ・ハンターについて、ご相談を活動報告にあげさせていただきました。ご一読いただければ幸いです。


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04 (知恵)

星乃宮知恵編
二年生編から登場する翼たち新一年生は今回未登場。機会があれば幕間の物語か、本編が新一年生編まで進められたら書きたいと思います。


 聳え勃つ肉幹に巻きつく五本の白い指が、柔らかく上下に揺れていた。さする手の動きは、その様子を見れば愛しげで、惚れている心情を表している。

 ゆっくりと上下するその手の下に、もう一つ手がある。縋るように肉袋を包むその手は、掌をスリスリと擦りつけるようにして絶妙な力加減で玉をこねくり回していた。

「帆波は星乃宮知恵の捕獲に成功したようだ。これは帆波にご褒美をあげないとな」

 彼女の唇の隙間から湿った声色で言葉が返される。悠二に向ける色っぽい視線で彼の獣欲を掻き乱しつつ、膨張する肉幹を恭しくしごいて快感を煽り立てながら。

「……星乃宮も捕獲したのか」

「何か不服そうだな。佐枝」

 悠二は嘲りながら、胸元に顔を埋めている佐枝の頭を撫でた。すると佐枝はたっぷりと吐息を漏らして胸板の突起を舌で嬲り、睾丸をやんわりと揉み回す。

「あぁっ、そういうわけでは……彼女は器量が良い。あの身体はあなたが抱いても満足すると思う……」

 わざわざ身体はと言う辺り、佐枝の星乃宮知恵に対する人格的評価が高いというわけではないようだ。

「あいつは、関係が深くなったら一気にさめるタイプで、やることやったら男は捨てる、という女だ」

「それは、大抵は男のセリフなんだがな」

 悠二は微苦笑する。

 くねくねと身をすり寄せる鈴音は、溢れんばかりの愛欲を片手に込めて茎胴を責め立てる。悠二に甘える姿は、彼女が彼に夢中であることの証左だった。

「同性の君から見てもそう思うか。俺はあの先生が欲しくてさ」

「ご主人様、あいつは今までも男とかなり遊んでいるようだが……」

「問題はないよ。まあ、俺の恋人になるなら他の男とは縁切って貰うけど」

「ふふっ……。心配は要らないわ、悠二さん。あなたを知ってしまえば他の男なんて欠片も興味を持たないわ。ねえ?」

 鈴音は蠱惑的な笑みを浮かべて、周囲の女性たちに目配せする。彼女たちは微笑みながら、鈴音の言葉を肯定する。

 薄く笑う鈴音と悠二が視線を交わす。やがて距離がなくなり、唇が触れ合う。彼女の柔かい唇は濡れ、艶かに煌めくそれの隙間に舌や唾を受け入れる。

 鈴音は彼の唇で、佐枝は彼の胸板で、湿った音を立てる。その傍ら各々が触れている悠二の身体を甘く撫で回して獣欲を高ぶらせていく。

「お前みたいにピッタリハマる穴もいいけど、そうなるまでハメるのも楽しいんだよなあ」

「あんんぅっ、悠二さんっ、ぁッ、ビクビクって、んあッ」

 美しい女性たちが身も心も自分の(モノ)へ変わっていくことを思い、肉幹が勇壮と屹立する。それを締めつける媚肉はなぶるように抉られ、じわじわと蕩けていくような快楽が鈴音を侵食していた。

 その時、鈴音の学生鞄からくぐもった着信音が鳴った。

「ふふ……、噂をすれば……」

 音源であるスマホを確認した鈴音は、悠二に妖しく微笑みかけた。

 

 ◇◆◇

 

 星乃宮知恵。彼女は二年Bクラスの担任。普段は保健医をしていて、生徒にも教師というより同級生や先輩のような接し方をするフレンドリーな性格で慕われている。一方で酒好きで二日酔いのままホームルームを行うなどだらしない面もあるという変わった教師だ。彼女は帆波によって知らぬ間に悠二の虜にされていた。自分が悠二に魂まで囚われ、彼の色に染め上げられていることに気づいていないのは、直接的な面識がいないからだ。

 ゆるふわな雰囲気に合った服装だ。ピンク色の上着に膝上のミニスカートである。茶髪ソバージュヘアで、その身体は細く絞まっているものの、女性らしいボディラインも保たれている。スカートから伸びる脚は美脚と呼べる艶かしさを持っていた。

「お待たせしました」

 その声に、知恵はスマホから視線を上げた。茶色の髪がフラリと揺れた。彼女の視線の先に、一之瀬帆波がいる。

「すみません。遅くなってしまって」

「いいのよ。今日はもう会議もないしね」

 知恵は小さな顔に微笑みを浮かべ、首を振る。

「お時間いただいてありがとうございます。それでは、行きましょうか」

 帆波にそう促され、星乃宮知恵は教え子について行った。

「ここら辺の棟は授業でもあまり使わない教室が多いのよね。あ、もしかしたら一之瀬さんのズル休みに使う場所だったりして? いいの?わたしに教えちゃって」

 星乃宮が歩くその棟は古くて棟にはカメラも入口付近にしか配備されていなかった。

「ははは、そういうのじゃないですよ。ただちょっと、誰かに聞かれるのは嫌なので……」

 帆波の思い詰めた表情が星乃宮は気になり、こうして彼女の案内に従って歩ている。クラスのリーダーを務める彼女の深刻な相談となれば、気になるのも仕方ない。

「ここです」

 星乃宮は帆波に誘われるがままについてきて、教室の扉の目前で立ち止まる。

「ここ? 地学準備室。わたしが学生のときでもここは使ってなかったな」

「そうなんですか」

 帆波は興味がなくサラリと答える。星乃宮は突然の、帆波の声色の変化には妙な違和感を抱いた。だがそれで引き返すようなことはしなかった。

「ねえ、一之瀬さ──」

「ふふっ……」

 帆波が薄く笑う。その艶っぽさに星乃宮は背筋をゾクッと粟立てた。

 帆波は教室のドアに手を掛け、開けた。

 カーテンが閉ざされ、照明がついている。教室には机が片付けられてマットレスが敷かれてい

「っ!!」

 マットレスの上には一糸まとわない全裸の少女たちが折り重なっている。瑞々しい四肢がのたうち蛇のように絡み合う。その中心に座る青年の姿が目に入り、星乃宮は息を詰まらせた。

 彼は今までずっと星乃宮の脳裡に住み着いている人物。彼を思い描いて自慰に耽り、彼に犯されるイメージと生々しいまでの快感と五感を満たす情事の幻覚に憑りつかれているのでよく覚えている。

 そして、どうしても目がいってしまうのは彼の足元。煌々と照明が灯ったそこで白い肌を晒している女性が跪き、身体を揺らしている。両手で寄せた豊満な胸の隙間から肉幹が突き抜けており、その先端に舌が触れていた。

「ちゃっ、ちゃばしら、せんせぇ……」

 同僚であり、同じ高度育成高等学校のOGで高校時代からの付き合いの彼女を見間違えることはない。

 クールビューティーで気の強い彼女が、胸の間で肉幹をさすりながら亀頭にくるくると舌を這わせて喜色を浮かべている。それは衝撃的であると同時にとてつもなく淫靡な光景で、情欲を湧かせた。

「入って」

 帆波に言われるも、足が竦んで動けない。しかし、遅れて向けられた彼の視線に胸を射抜かれ、よろめくように足が進んでいた。

「連れてきました」

「ありがとう。じゃあ脱いで、こっちに来いよ」

「はああっ……はい……」

 帆波は担任教師が見たこともない蕩けた表情で、ハラリハラリと服を脱いでいった。そうして佐枝たちと同じように一糸纏わぬ姿になると、頬を赤らめながらしなだれかかっていく。

「ああん、ねえねえ……悠二さぁぁんっ……」

「ご褒美?」

 知恵に背中を向けている帆波は、彼女の存在など忘れたかのように媚び、プリプリと尻を揺らしていた。彼の指が脚の付け根に添えられると、そのしなやかな肢体をゾクゾクと戦慄かせて濡れた吐息を漏らす。

「はあああっ、あんッ……」

 膣孔に中指が捩じ込まれると軽く背筋を反り返らせ、艶かしいラインの腰を震わせる。その腰は、グジュグジュと水音が鳴ると同時にビクビクと引き攣った。

 同じように、佐枝が背筋を波打たせている。彼のもう一方の手が豊満な胸の側にある。

「ああッ、はうんッ、んううっ……」

 乳頭を摘ままれて嬲られる刺激に甘い声を漏らす佐枝は、合間にハアハアと犬のような荒い吐息を聞かせている。その間も伸ばした舌で執拗なまでに亀頭を撫で回していた。

「んあああああっ……」

 薬指も挿入された帆波が、甘美に濡れた声を上げて肢体を震え上がらせる。彼女の股間から響く水音が大きくなると、その辺りから多量の液体がマットレスの上に滴っていく。

「すっかりその気だな」

「あッ、あッ、あッ、悠二さぁぁんッ、もう、あああっ、お願いします……発情してる帆波のオマンコで、悠二さんの性欲を処理してええッ……」

 悶えるように腰をくねらせながら性交を強請るその姿を、知恵は見入られたように見つめていた。鼻にかかった甘い声が彼に夢中であることを主張していて、そのように甘えられる帆波を羨ましいとさえ思っていた。

「まったく、ドスケベな女子高生だ」

「帆波って呼んでぇ……」

「ふふ……股開けよ、帆波」

「あ、あああっ……どうぞぉ……」

 ゾクリと身を震わせた帆波は寝転がる少女たちにどいてもらい彼の目前で仰向けになる。それから長い脚を躊躇なく広げ、指で作ったV字を陰唇に押し当てて、秘部を剥き出しにする。恥ずかしそうに顔を赤らめているものの、盲目的なまでに従順なその様子には喜色が窺える。

「はやくぅん……」

 彼が視線を向けると帆波は隆々と聳える逸物へ秘所を捧げるように腰を浮かせ、恥ずかしいところを見せ付けた。憚る様子もなく、青年との淫らな行為に期待を抱いて媚びるような声で誘っている。

 彼の後ろから密着して大きな胸を押し潰した佐枝が白魚のような指を肉幹に巻き付けて、軽くしごく。そうしながら前を覗き込み、物欲しそうにヒクヒクと息づく帆波の膣孔へ先端を導いていく。

「ああ、オチンチン……悠二さんのオチンチン……んああッ、あああんッ!」

 彼が腰を押し出すと、肉幹は肉の隙間にズプズプと埋没していった。途端に帆波は胸を突き出すように背筋を浮かせ、喜悦にまみれた声を張り上げていた。

「ああんッ、来たぁっ、このオチンチンッ、悠二さんのオチンチン、イイッ! オマンコの中でッ、凄く擦れてッ……あひいいッ! 子宮までゴンゴン来てますうううッ!」

 突き上げられ、青年の腰のピストン運動で帆波の身体を大きく揺らされながら、帆波は蕩けた視線を彼に絡ませる。多幸感に表情を蕩かせ、頬に上気を広げ、深いところまでえぐられる快感に濡れた声を上げ悦んでいる。

 腰を打ち付けて帆波を啼かせている彼にへばり付いている佐枝は、肉幹が根元までゆっくりしっかり出し入れされているところを覗き込んで瞳を情欲で濡らしていた。見ているだけで堪らないのか、強請るように尻を揺らしながら胸を擦りつけたり胸板を撫でたりして、帆波と交わっている彼の気分を高ぶらせている。

「あああッ! イク! イクううううう!」

 数分も経たぬうちに、それほど激しいスイングでもないのに、帆波は達した。ピン、と伸びた足の先までビクビクと痙攣させて、メスの悦びに打ちひしがれている。

「ほら」

「はぐうううっ……」

 腰を引っ張り上げられた帆波は、後ろに手をついて身体を支えると、密着している股間を擦り合わせるように腰をくねらせる。そうして肉幹を媚肉でもてなしながら、うっとりと彼を見つめる。

「あああッ、オマンコが悠二さんのオチンチンでいっぱい……んッ、ああッ……気持ちいいッ、一番奥をグリグリされるの、堪らないっ、んうううッ、悠二さぁんっ……悠二さぁぁんっ……」

 肉幹を挿入したまま蠱惑的に腰を揺らす姿は性の悦びに素直な淫乱のようにも見え、男の獣欲を発散させるための奉仕のようにも見える。いずれにしても女子高生というよりも娼婦が男を受け入れて性の快楽を貪っている様子だ。帆波は懸命に腰を振り、仰け反らせた彼女の肢体を桜色に染めている。

「やああッ、またッ、また私だけッ、んううう! イッちゃいますッ、んああッ! ッッッ……」

 帆波の方が快楽に呑まれた。しこり勃つ尖った乳頭を見せつけるように胸を突き出して、二本の腕で支えるその身体を卑猥に踊り狂わせる。帆波の、そのほとんど垂れていないロケットおっぱいもたぷたぷと揺れている。彼の股間の上に落ちている腰も、肉幹をズプリと突き刺されたままガクガクと躍動させている。

「いつもはイッても腰を振ってるくせに、今日は恥ずかしがってるのか?」

「そ、そんな、ことは……あ、そう、腕が、あの……」

 腰は動こうとしているのだが、体面座位が崩れたような体勢なので帆波は上手くコントロールできない。腕は甘美な快感に浸っている身体を支えているだけで、今にも力が抜けそうになっていた。

「仕方ないなあ……」

「あ、あのッ、あああッ! あ゛ああああッ!」

 彼が帆波の腰を掴んで乱暴に振りたてると、帆波は喉を反らして発情した牝犬のごとき咆哮を上げた。しなやかに仰け反った彼女の肢体は、陸に上がった魚のように跳ね狂っている。

「ああん! んひいッ! ひあああああッ!」

 悠二によって腰を動かされている帆波は、牝獣の嬌声を張り上げていた。思うがままに胎内を使われているのに、舌も目尻も垂らして喜色を浮かべている。快楽に蕩けた顔面からは涙も鼻水も涎も垂れ流れていた。

「イグイグイグ! イグううう! ッ──────!」

 理性が快美恍惚の炎に焼かれて失ってしまったように乱れた。それほどまでに帆波の淫らな姿は性の悦びに溢れていてその様子は、星乃宮に興味を持たせて、情欲を煽った。ただでさえ恋情を掻き立てる彼の存在が、帆波がよがり狂えば狂うほど魅力的に映る。

「あひいいいん! ゆうじひゃんのせーえきいぃぃッ! 熱いのッ、熱いのッ、来ひぁああッ! あああッ! んんッ……」

 彼の手は止まった。けれども帆波は彼の上でその肢体を躍動させ続けている。

「あああああ……」

 星乃宮は濡れた吐息を漏らす。互いを貪り合うような性交を、羨ましがるような眼差しで見つめる。

 性行の終焉。ズップリと逸物を埋没させたままの帆波が、その一時に身体中を痙攣させて表情は恍惚を浮かべている。それが星乃宮には羨ましくて仕方がなかった。あまりにも幸福そうなその様子が羨ましかった。

 帆波の身が横たえられ、突き刺さっていた肉幹が引き抜かれる。角度は衰えたものの水平より上を向いているソレは帆波や自らが放出した体液でヌラヌラと濡れ光っている。

「はあんっ……次は私に……佐枝のオマンコにハメてください……」

 背中に張り付いていた佐枝は四つん這いに居直って、猫撫で声で媚びながら、彼の股間へ顔を回り込ませる。そして、ご馳走を前にしたようにペラリと上唇を嘗めずると、抜かれたばかりのそれに唇を被せて頭を揺らす。

 あの気丈な彼女が男に媚びて這い蹲り、性行為を要求する様子は星乃宮には衝撃的な姿だ。

「えっと……あ、そうそう。星乃宮知恵だ、知恵」

 悠二は鼻息を荒らげて残滓を搾り上げている佐枝から星乃宮知恵の方へ目が向けられた。

「ああぁぁっ! わたしのこと、知っているの……?」

 星乃宮──いや、知恵は、青年の値踏みするようないやらしい視線に撫で回されて身体は喜ぶように震え上がった。

「来い。次はお前だ」

「はあああ……」

 知恵はうっとりと溜め息を吐いていた。一目見た時から忘れられなかった恋慕の情と、今目の当たりにした男と女の交わる姿に沸き立つ劣情とが、彼によって解き放たれたのだ。

「はい……あああ……」

 知恵は当たり前のように服を脱いでいく。彼女が熱い視線で見つめている彼は、肉幹の汚れを嬉しそうに嘗めとっている別の女の頭を宥めるように撫でている。

 

 ◇◆◇

 

肉幹に這う舌は、根元の方から裏筋の先まで、ベッタリと張りついたままと舌が登っていく。そうして塗りつけられる唾液は肉幹をヌラヌラと光らせ、雄々しさ誇張させている。

 その肉幹は知恵が今まで関係を持った男の中でも特に長大というわけではない。しかし、その肉幹から得られる快感は他に類を見ないものだった。

「ふはああっ……」

 硬くて熱い肉幹に舌を擦りつける行為に、知恵の思考は蕩けそうなほど気持ちよくて、無心になって肉幹を嘗め続けた。知恵は艶かしい吐息を漏らしていた。表情も陶然としており、男根を嘗めて自然と笑顔になっていた。

 知恵の舌が鈴口から離れると、彼女が嘗めた跡を辿るように帆波の舌が登っていく。その口からも熱い吐息が漏れ、肉幹にまとわりついた。

 帆波の舌が離れると次は知恵が、やはり根本から先端に向かって舌を這わせる。そうした行為の繰り返しがかれこれ十数分続いており、悠二の逸物は裏側を休みなく嘗め上げられている。

「ねえ……ああっ、ほらぁ……」

 帆波の潤んだ瞳に促され、知恵はその視線を辿った。静脈が浮く肉幹の先に目が行き着くと自然に吐息が溢れ、それを漏らした桃色の唇を亀頭に被せていく。

「んふううううう……」

 逸物を口内に入れると、咽喉に迫った圧迫感に頭がクラクラしていた。肉幹と口内粘膜が擦れた甘美な刺激にうっとりと目蓋を下ろし、意識がフワフワと漂っているような心地を存分に味わう。

「あああ……しゅごい……」

 知恵が目蓋を上げると、彼女の潤んでいる瞳が昏く輝いていた。それを悠二へ上目遣いに向けながらゆっくりと頭を振り、嬉しそうに頬の上気を広げていく。

 悠二の顔の上では佐枝が身を震わせていた。彼女が自分の手で開いている肉唇の中で彼の舌が這い回り、佐枝が豊乳を突き出すようにしながら濡れた声を張り上げると、知恵の子宮は羨むように熱を持ち疼いてきた。

「んああッ、はあああッ……」

 肉壷を穿たれて湿った声を漏らしている帆波は、喜悦の滲む視線を向けながら悠二の胸板を嘗める。乳首に舌で様々に駆使して刺激を与え、嬉しそうに頬を紅潮させている。

「あああ……」

 肉幹が脈打つと口内が圧迫され、その息苦しさに知恵の頭はクラリとした。それの息苦しさは心地よく、自ら進んで喉奥へ導くようにしながら口内粘膜で肉幹をしごいている。

「んふッ、んふうううッ……」

 尿孔から粘液が溢れると忽ち雄の臭いが広がり、目の前がチカチカと明滅する。頭蓋の奥で白い火花が爆ぜ、その気持ちよさに酔っていた。

「ふぁっ……ああ……ほんふぁのって……」

 知恵の呼吸が幾分か落ち着くと、またスローに頭を上下させてジュブジュブと悠二の肉幹を味わう。陶然とした面持ちで悠二を見上げる知恵の瞳に、アクメに肢体を仰け反らせる佐枝が映っていた。

 

 ◇◆◇

 

「んくううううう!」

 腰を落とした知恵は、瞬間弓なりに背筋を反らして快感にうち震えた。露出されていた悠二の逸物は知恵の中にズップリと埋没している。

「ふあっ、ふ、ふかいぃぃッ……」

 虚空を仰ぎ見たまま知恵はうっとりと囁く。突然のアクメに目を見開き、余韻に浸っている。

 子宮が歪むほど肉の隙間を占拠している肉幹。その部分が繋がっているというだけなのに、全てが支配されているかのような心地に陥る。それには快感が伴っているせいか、知恵は多幸感に満たされていた。

「んあああ! ひいいいん!」

 腰を動かすと生の性器が擦れ合い、快感が生じる。それは電流が走るように身体中を駆け抜け、脳髄を直撃し、頭の中を白く濁す。

「いかがです? 星乃宮先生のオマンコ……」

 知恵という生け贄を差し出した帆波が、悠二が抱くに足る女なのか伺った。

「悪くないよ」

「ああん……よかった……」

 帆波は表情を綻ばせると、唇を悠二の胸板に押し付ける。チュ、チュ、とキスの雨を降らせれば舌も駆使し、寝そべっている悠二の胸板を恭しく湿らせていく。

「仮に使えなくたって、モンスター強化を使って俺のに合うカタチに変えてあげてハメるだけさ」

 悠二は冗談めかして言う。それは知恵が、そうまでして抱きたいほど魅力的な女性だということ。悠二は知恵のことを深く知らないので、ここでいう魅力とは外見のみ話である。

「ああっ……わたしのオマンコにも欲しいです……」

 帆波同様に胸板を嘗めていた佐枝が切迫した様子で懇願した。大きく美しいヒップを揺らして物欲しさをアピールしている。

「知恵の次にちゃんと突っ込んで、全部中に注いでやるから。ほら、早く欲しいならもっと気持ちよくさせろ」

「はい……んふう、チュ……ふはああ……んふぁ……」

 佐枝は嬉しそうに胸板を嘗める。乳頭にも口や舌を使って思いつく限りの愛撫をたっぷりと施し、そうして尽くせることに喜色を満面に湛えている。

 幸せそうに、夢中で悠二の胸板を嘗め回している二人のことを知恵は不思議には思わなかった。それが普通なのか異様なのか、そのようなことの思索しようとも思えず、悠二という存在が施してくれるメスの悦びに人としての常識、倫理、価値観が破壊されていた。

「あッ! ああッ! イクッ、イクううう!」

 コチコチに尖った乳頭を見せ付けるように小振りな胸を突き出して、絶頂の痙攣でそれをプルプルと震わせる知恵。淫蕩な色を湛えた顔は耳まで赤く、身体も上気して色付いている。

「あうッ、ああッ……気持ちいい……気持ちいいです……あんっ、あッ、はああッ……」

 腕を横に垂らして、ズリズリと秘部を擦りつけるように腰だけを蠱惑的に揺らし続ける。ヌチュヌチュと水音が鳴っており、根本に白い粘液がこびり付いている。

「んうう! オマンコの中、全部擦れて、全部気持ちいいんです、あ、あん! 奥でゴリゴリ擦れるのも、ひッ、ああっ、すごいのぉッ、ああん!」

 顔を赤らめながら腰に勢いをつけていき、扇情的に腰を波濤のように揺らす。肉襞をえぐられる快感が積み重なっていく中、子宮孔を擦る刺激はビリビリと骨の髄を灼きながら頭を直撃し、頭の中を白くしていく。

「やっ、あああッ、また、イク、イクう! イッちゃいますううう! あああああッ!」

 引き締まった身体がメスの悦びに触れ、乳房もまた卑猥に弾む。その身体に放たれた牡の灼熱が電撃を迸らせ、全身に散った快感を一気に起爆させていく。

「んんんあああああ! 中だししゅごいいい! ひいいいいい!」

 子宮にビュクビュクと吐き出される悠二の性欲に知恵は未知の悦びを味わわされ、その法悦に恍惚を浮かべていた。

「あひゃぁぁあああぁァァアアアッ!」

 身体に精を放出されたことによる凄まじい快感によって知恵は喜悦に満ちた表情で絶叫を響かせ、同時に絶頂に達して豪快に潮を噴き放った。

「おおぉっひぃいっ! すごいぃっ! 潮っすごいぃっ! 出すぎちゃってるぅっ! オマンコ壊れちゃったぁぁああんっ!」

 さながら壊れた蛇口のように知恵は潮を噴き続けながら、子宮口は絶えず悠二の肉幹に吸いつき、ひたすら吐き出される精液を呑み込んでいく。

「アひぃ……。ひゃぁ、へぇっ……」

 射精が終わると、絶頂から戻った知恵は脱力してぐったりとなりながら、幸せそうに呻き声を漏らした。

 脱力したために膣穴の締めつけが少し軽くなり、腰をピクピクと痙攣させている。

 

 ◇◆◇

 

「ふぁああ……」

 知恵は悠二に腋を嘗められて、官能的な声を上げている。淫蕩を湛えた顔は夢見心地な知恵の乳房を揉みながら、悠二はラブ・ハンターを操作する。

「佐枝と違って俺を一目見た途端に好感度一〇〇になってしまったな。そんなに俺に会えてうれしかったのか?」

「はいぃ……、わたしのご主人様……」

「ふふ……随分と物分かりのいい先生。茶柱先生とは大違いね」

 悠二に寄り添い侍る鈴音が薄く笑って、佐枝を見る。佐枝は他の悠二の恋人たちとともに、帆波が男根型の玩具を使ったフェラをしてみせて、悠二を悦ばせる方法を学んでいる。

「うあ゛あ゛あああぁぁぁぁぁっ!」

「イキましたか。反応がよくて楽しいな」

悠二は容赦なく知恵のクリトリスを責め続けながら、鈴音と話していた。四肢を跳ね上げているが、悠二の責めを抵抗することはない。

「んっぎょおおおぉ! んおおおおぉぉっ!」

「イキまくりですね。もっとイッてみてくださいよ」

 鈴音は笑いながら知恵に言う。

「これからも、鈴音たちには恋人候補を集めてもらうことになるけど、先生たちにも協力してもらえよ」

「はい」

「知恵もわかったか?」

「は、はいぃ……、わかりましたぁっ! ……ぐおっふぉふぉふおおおおっ!」

 良い娘だ、と悠二がさらに責めると、知恵は潮を撒き散らしながら絶叫した。

 改めて、悠二が知恵のデータを確認する。

 

レア度:SR 点数:76

氏名:星乃宮知恵

年齢:30

レベル:0

交際経験:有り

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ属性/奴隷願望

好感度:完全服従(100)

身長:155cm

体重:43kg

3サイズ:B78/W56/H78

バストカップ:C

 

「私を……悠二様の性奴隷にしてください……」

 知恵は惚けた顔のまま話し始めた。前々から彼女には奴隷願望があったが、それでも関係を持った男たちはノーマルな性癖の男ばかりで、そんな彼らとの関係では満足することができず、長続きしなかったのだ。異性関係が華やかだと思われるような言動も知恵にも自分の性癖がまともでないことを分かっているため、取り繕うためだった。

「受けよう。お前を俺の奴隷にする」

「ああ……、ありがとうございます……」

 うっとりとした夢見心地な表情で、知恵は悠二の首に腕を巻きつけ顔を彼の胸元に押しつけた。

 

 ◇◆◇

 

 悠二の自宅に帆波たちを移してそこで悠二は彼女らとお互いを貪り合った。それでも彼の情欲はとどまらず、帆波たちは男女の混合液で身体を汚しながら、寝室のいたるところに寝ていた。キングサイズのベッドだけでなく、床に敷き詰めたマットレスの上にも恋人たちは寝ていた。

 満足できていない悠二はただ一人起きていた知恵を相手に遊ぼうと考えた。悠二は知恵を連れて風呂場に移動して知恵に指示を出す。

「じゃあ、その壁に手を付いて尻を出すんだ」

「……ああ、仰せの通りに」

「今日はアナルセックスの準備をしてあげよう」

「ありがとうございます! わたし、頑張ります」

 知恵は心底嬉しそうな顔をして、悠二の言葉どおり壁に手をついて尻を突き出した。悠二はしゃがんで、知恵の尻穴を親指で広げてる。アンバー色の窄まりが見える。思わず、そこを嘗める。

「うひゃぁぁ!?」

 暫く窄まりを嘗めたあと、悠二は風呂場に持って来ていた道具を手にとって、それを知恵の尻穴に当てる。

「悠二様、これは……?」

「浣腸だよ、しっかり尻穴を洗浄しないとな」

 悠二が用意したのは注射型の浣腸だ。中身はあまり度数の強くないお酒だ。酒好きな彼女はお尻からお酒を飲んでみたいというお願いを悠二が聞く形になる。フレイアのリンゴのを知恵に与えて安全性を確保していないと、このような戯れを悠二はできなかった。

 彼は焦らすように、先端で知恵の尻穴をつついてやる。

 後ろが見えない知恵からすれば、恐怖心もあるだろう。それでも、未知の体験を楽しむ気持ちのほうが強いようだ。悠二はぐっと力をこめて、知恵の窄めていた菊門に浣腸を挿入する。

「んっ……はぁ……」

 知恵は目をつぶって異物感を耐えているようだ。尻穴に入れられるという感触はなれないようだ。開いた口が塞がらなくなっている。注射器を押して、少しずつ酒を挿入していく。面白いくらいに入っていくな。

「ぁあ……」

「よし、全部入れ終わった。気分はどうだ」

「なんだか、とてもポカポカしますぅ……お腹が熱くて気持ちいい……」

 喜色を満面に湛えた顔は口の端から涎を垂らしている。彼女が身じろぎするたびに今まで膣へ注いだ精液が溢れ出す。

「あん……勿体無い」

 悲しそうな顔をして知恵は自分の股から垂れる精液を見た。

「またあとで今度注いであげるよ。その前に、そろそろお酒を出そうか」

「は、はい……じゃあトイレに」

「ダメ」

「ま、まさか……ここで?」

「そうそう。どうしても嫌なら別室に用意してある特別なトイレでならやっていいよ。俺が見ているけど」

 悠二が言う特別なトイレとは、由比ヶ浜結衣と由比ヶ浜瑠衣の母娘の排泄に使わせたトイレである。

「そ、それじゃあ、ここでします。悠二様専用性奴隷の知恵の排泄を見てください」

 知恵は既に便意を催しているのか、腰が震えている。背筋が仰け反らせて酒を出す準備を始めた。




これでよう実ヒロイン編は終了です。ただ、今までのように本編でも彼女たちが出てエッチなことをします。ただ数が多いので誰がどういうことをするのを見たいとかリクエストいただけるとありがたいです。

今後は胡蝶しのぶの幕間、松本乱菊編を書きたいと思います。その後のヒロインたちの登場する順番について、アンケートを採らせてください。投票数が多い順に書きたいと思います。


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幕間の物語:胡蝶しのぶ
01 (しのぶ)


お気に入りの胡蝶しのぶをメインにしたお話です。しのぶのR-18が足りないと思うならば増やせばいいのだ!

前後編


 胡蝶しのぶは、ヨガのポーズを決めながら深く鼻から息を吸い、静かに吐き出していった。ヨガに励むうちに胸に浮いた汗の雫が流れ、スポーツブラでぐっと押さえつけられた豊かな双乳の谷間を伝っていく。

 ただ呼吸しているだけでも、体側にまではみ出す大きな胸の柔肉が重たげに上下する。かつては姉の仇を討つために藤の花の毒を服用し続ける事で自らの体を毒の塊とした──あえて自ら喰われる事で大量の毒を盛るという捨て身の罠である──が、悠二に毒を解毒され、毒によって衰えていた体が再び成長したことで育った九四センチのJカップのバストは、同じヨガ講座を受講している受講生からは羨望の的のようだ。しのぶとしては羨望される優越感などなく自分のバストが愛する男にも大変好まれているという事実のほうが余程大切なことである。

 何度目かのヨガ教室でしのぶは、シルエットがすっきり見える、わりとしっかりめのスポーツタイプのブラを愛用している。バストが豊満なぶん、腹筋の線がうっすらと浮かぶウエストはいっそうすっきり括れて見える。

 白蝋に似た瓜実の小顔に、大きなアーモンド型の瞳は黒くキラキラと輝く、どこかあどけなさが残る一方で、不思議に妖艶無比といった感じの奇妙な美貌を持つ。化粧をせずとも輝く美貌は受講生たちに褒めそやされていた。

 今日は夜の講座ということもあって、仕事帰りのOLや学生の割合が特に多い。

 しのぶの身長は一五一センチと女性としても小柄である。すらっとした脚に、引き締まって形よく上を向いたヒップは鬼殺隊で剣士として鍛えられた賜物だ。そのしなしなとか細い身体に、妙に男をいらだたせる肉感的な翳があった。

 ヨガは最近趣味として試しているものだ。桜庭悠二の恋人として、だらしない体形を見せるわけにはいかないという、緊張感を持っていた。

「ねぇ、ねぇ、永井さん。しのぶちゃんをチラ見しているみたいね」

「やっぱり気になるんだ。永井さんってやっぱり、イイ男じゃない?」

 しのぶは部屋の隅のほうでヨガに没頭する、二〇代の永井という青年に、視線を向けた。まだこの時代に来てまもないしのぶは知らなかったが、俳優をしているらしい。

「そうですね、端正なお顔立ちをしていますね」

「あれ、しのぶちゃんは興味ないみたいね。タイプじゃない?」

「せっかくだから会ってみたらいいのに」

「私は遠慮しておきますよ。……それに」

 白磁のようなしのぶの頬が僅かに紅潮する。

「私は……その、既に心に決めた方がいますので」

 ええっ、と驚いた女性たちの追求をはぐらかすのに、しのぶは些か労力が要してしまった。

 しのぶはレッスンの終了後、着替えるためにさっさと出て行ってしまった。このあと、悠二との二人きりのデートである。女性参加者とのおしゃべりに時間を使いたくないし、自分に視線を向けてくる永井に気を遣う必要性も感じない。そもそも、異性などただ唯一を除けばしのぶには眼中になかった。

 歩き去るしのぶの後ろ姿を永井はただ見つめていた。鍛えられてムチムチした尻が微細に左右し、肉が躍っている。薄いスポーツタイツの生地越しに、汗に蒸れた双臀の形もはっきり浮かんでいた。

 

 ◇◆◇

 

「さあ、入って」

 悠二がホテルの一室のドアを開けて、しのぶを通すと彼女をソファに座らせて自分も対面に座った。

「今日は二人きりのデートをさせていただいてありがとうございます」

「いやいや、俺もしのぶとのデートは楽しかったよ。俺もまたデートしたいな」

「はい、私もです」

 しのぶが嫣然と笑う。彼女は現代に来て学んだメイクを施していた。紅い口紅をきっちり引き、グロスで唇はテカっている。目元もアイラインを入れ、瞼にはシャドウを刷いていた。一八歳とは思えない色香をまとっていた。

 黒のジャケットにタイトなスカートを穿いて、インナーは白のシルク地で、首まわりはV字にあいたシャツを着て、胸の谷間の一端を覗かせていた。ヘッドのネックレスに、イヤリングと装飾品を身につけた。

 網目の粗い黒のストッキングとシルバーのヒールが長くすっきりした脚を彩り、メリハリのあるシルエットは座っていても男の目を愉しませるには充分だった。

「あ、お酒飲みますか?」

「ああ、飲もう」

「あ、私が入れますよ。バーボンでいいですよね」

 しのぶは既に悠二の酒の好みを覚えている。

「しのぶは二〇歳(はたち)になってからね。烏龍茶か何かにしなさい」

「はいはい」

 しのぶが悠二と自分の飲み物を用意した。

 悠二としのぶが雑談に興じつつ、悠二の手がしのぶの太腿の上をすりすりと這った。

しのぶは身体を熱くする。

 しのぶは立ち上がると、着てきた黒のジャケットとスカートを脱ぎ、対面のソファに放った。白のシャツまで脱ぎ、下着姿を悠二に晒す。悠二がどんな手管で自分を愛撫し、責め苛んでくるのか、浅ましくも心待ちにしていた。

「やっぱりエロいカラダ。その黒い下着もそそる」

 悠二の淫靡な視線がしのぶの身体中を這い回る。

「ありがとうございます。これは最近、新しく買ったものなんです」

 ゆっくり身体を反転させ、後ろ姿を悠二に向ける。悠二の視線が引き締まった尻に感じた。じりじりと熱い眼差しが双臀の割れめの奥に突き刺さる。ヒールを脱ぎ、ゆるゆるとしのぶに近づいていった。わざと大袈裟に、腰を左右に振りたて悠二の劣情を煽った。

 しのぶ自身、身体に性快楽の昂揚を感じながら、まるでショーガールにでもなった気分でソファに座る悠二の腿を跨いだ。彼女が勉強のために視聴したAVを参考にした動きである。

「おお、どこで覚えたんだそれ? いいね。イヤらしいオンナの匂いがぷんぷんしてるな」

 軽く見につけた香水としのぶが放つフェロモンが混じり合い、部屋には甘やかな臭いが漂っていた。ただでさえ、体臭が花の芳香となっているのだからしのぶはその匂いから男を惑わす妖花のごとき女となっていた。

 悠二の首に両手をまわし、じっとその瞳の奥を覗き込んだ。

「ああ、良い匂いだ。花の匂いとあとは香水……新しい香水か?」

「当たりです。この間買ってみたんです」

 はむっとしのぶが悠二の唇を甘噛みした。悠二の掌がしのぶの括れたウエストのあたりをゆるく抱く。

 しのぶは股間に密着っせた腰をなよやかに前後させ、揺らした。両手で悠二の頬を挟みながら、舌を差し入れていく。

 唾液をふくませた舌が絡み合うと、やがてねちゃねちゃとこもって粘度のある湿った音が部屋に響き出す。

 まとったグロスがぬめる唾液とあいまって、悠二の唇を淫猥に光らせていた。

 しのぶの背中にまわれた手が、慣れた手つきでブラのホックを外す。解放されたGカップの乳房がプルンと躍った。

 ストラップに悠二の指がかかり、楽しむかのように肩口をすべらせながら、腕から抜いていき、傍らに置いた。

「大きくて綺麗なおっぱいだ。それに柔らかい……」

 悠二がむにゅっと乳房を鷲掴みにする。

「張りもある、この肉感がたまらなく……いいんだよね」

 そう言って悠二は、何度もしのぶの乳房を揉みたてていた。

「ほら、乳首ももうこんなに……」

 シコり出した乳首が、唾液を含ませた口腔内で舌先を転がされた。

「はうっ……。はぁぁぁ……」

 悠二は唇をしのぶの乳輪を巻き込みながら、彼女の乳首を強く吸引した。ちゅぱちゅぱと乳輪を丸くなぞりながら、ときに乳首が舌先で弾く。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

 愛する男の愛撫に、しのぶの身体は悠二の性技に反応している。じんじんと跨った下腹部の奥が疼き、淫汁がじわじわ溢れてくる。

 クロッチは、淫らな体液を収めきってはくれない。蒸れた牝臭が漏れだしてくるようで、しのぶは気になってしまう。

「腰をむずむずとさせているね。見せてくれ」

「はぁい」

 しのぶは腰をあげるとソファに立ち、股間を悠二に晒した。

「脚をちょっと開くんだ」

 しのぶは腿を跨ぎながら、わずかに脚を拡げてみせた。

「もうパンツがぬらぬら光ってるね。腿の内側もだ」

「あ、あぁ……」

 しのぶは反射的にくっと脚を閉じた。

「恥じらう姿もたまらないな。でも脚を閉じても、匂いまでは隠せないよ」

 しのぶの尻をかき抱いた悠二が、肉土手に鼻を押しつけて息を吸い込んだ。

「花の匂いが特に濃いな。この匂いの源。ナマを見せてくれ」

 しのぶは思わず腰を引いた。

「手伝ってあげようか」

 悠二がストッキングを留めたガーターの端のクリップをパチンパチンと次々と外していく。ガーターが腿の柔肌に当たりながらぶらついた。

「あとは自分でやるんだ」

 ガーターベルトが外れ脱ぎ落とすと、しのぶは悠二に尻を向けた。パンツを引き下ろすと

、プリッとした尻肉が露わになった。ほんのりピンクに色づいた柔肌の桃尻と粗い網目の黒ストッキングとが、扇情的なコントラストを醸し出していた。

「ああぁっ!?」

 堪らず悠二がしのぶの剥き出しになった尻たぶにキスした。鍛えられつつも筋肉が付きすぎるようなこともない。張りが良く形もいい尻。

 悠二は再び腿を跨ぐように、しのぶを反転させた。股間の無毛の恥丘を見る。しのぶのような大人の色香を持つ女性がパイパンなのは、殊更淫靡に見える。

「ここを気持ちよくしてくれ」

 しのぶは悠二の足元に傅くと、彼のズボンに手を伸ばし、隆々と天を衝く肉幹を取り出し、肉幹に指をまわし、紅いルージュを引いた唇で亀頭の裏に口づけていった。

「熱い……」

 肉幹から滾る牡の熱情をしのぶは感じた。肉幹を握り倒しぎみに傾けると、芯が入りはじめているのがわかる。

 しのぶは紅い唇で亀頭を覆った。丸みに合わせ、唇を窄めながらゆっくりと顔を引いていく。今度はさらに深く亀頭を咥え、また顔を引いた。

「はぁ、はぁ、んッ、ちぷっ、ちゅる……んはぁっ、うぅん、れへぇ……はぁぁ、ぢゅるんっ……」

口の中でみるみるカリが張り出し、パンパンになっていく。

「ああん、大きくなってきたぁ……んちゅ、ぢゅる、はああ……」

「イヤらしい顔だ。男を惑わす魔力があるな」

「んううんっ、んふううん、んっ、んふ……」

 胡蝶しのぶが眠らせていた淫蕩な血が内からどんどん湧き上がってくる気がした。悠二と交わるとき、性奉仕をするとき、彼女はいつもその感覚を感じるのだ。

 ジュボッ、ジュボッ……。

「ぢゅるるる、んふう、ずぞっ、ずぞっ、ぢゅるるるるるるるる! んぅんっ、ふうー、ふううっ、んふうううん、ぢゅっぷ、ぢゅっっっっっぷ!」

 絡めた唾液が泡立ち、亀頭を吞み込みながら、血管の浮き立つ野太い肉幹をしのぶは紅い唇でシゴきたて、画家がモデルにとのぞむほど形のよい手を添えて、たっぷりと精子を湛えた陰嚢を弄んだ。

(またこれが私の胎内に……)

フェラで育てあげた肉幹が秘所を犯す妄想で、心が浮き立ち、身体が熱くなる愉悦に見舞われた。

 悠二に性的な魅力を感じてもらえている。悠二に胡蝶しのぶを求められている。そう感じるだけで、背筋がぞくぞくした。

「おぉぉ……」

 感心するかのように悠二が呟いた。

 しのぶは唇を半開きにして涎を垂らすと肉幹を絡めてシゴき立てる。彼女の吐息、涎までも花の香りがする。かつて彼女自身が自らに施した秘策の影響で体臭や体液まで花の芳香に変化していた。この匂いを悠二に好まれているのは、しのぶの自信にもなっていた。

「ぐぼっ、んふぅ、んろぉっ、ふあぁ……たまたまおっきくて、おいひぃ……へろ、んへぁぁ……ふんぅ、ちゅっ……!」

 涎を垂らして肉幹を絡めてシゴきたてながら、熱を帯びた陰嚢を口に含み、睾丸を吸い込む。唾液にまみれた睾丸が口の中、そして外と出し入れされ、悠二はその心地よさにうっと呻く。肉幹は唸るかのように、雄々しく反り返っていた。

「そのおっぱいで包み込んでくれないか」

 悠二は優位にあっても、しのぶに命令口調になることは少なかった。

「はい、仰せの通りに」

 上体を乗り出すと、乳房を両手に掲げ持ち、肉幹を柔らかな乳肉で挟み込む。唾液のぬるつきに、胸元の汗も相まって、ずるずると肉幹をこすりたてた。

 乳房の作る深い谷間から、充血した亀頭が苦しげに見え隠れした。

 しのぶは口元から乳房に自らの唾液を垂らし、左右から押しつける乳肉の中で亀頭を捏ね回した。愛情と色情に濡れ蕩けた蠱惑的な上目遣いで悠二を見上げた。

「ゾッとするほど気持ちがいいな」

 悠然としている悠二は、思う存分しのぶの性技を堪能しているのは、肉幹を通して伝わってくる。

 前屈みで乳房を押しつけると悠二の腿の毛に乳首がこすれ、しのぶもまた快感を享受していた。

「もう一度、口でするんだ」

 悠二はしのぶの乳房の質感を堪能したら、再び口腔内の粘膜の感触が恋しくなった。

「堪らなくイヤらしい、しのぶのその顔が好きだ」

 好きだと言われてしのぶは身体が熱くなり、胸中は多幸感に満たされる。思わず表情は蕩けて微笑んだ。

「それと自分のアソコも触りながらだ。もうグチュグチュなんだろう?」

 悠二の指摘の通り、しのぶの秘所は昂奮にずぶ濡れだった。しのぶは肉土手を覆うように左手を伸ばし、指先で恥裂に触れると、どうにもならないヌルつきを感じる。

 膣道はうねり、奥のほうもまたジンジン疼いていた。指の腹で膣口をタップするとチュクチュク音がした。ぬかるんでいて、淫汁が蠕動に呼応し湧き出てくる。

 空いている右手を肉幹の前面に添えると、はあはあと艶めいた息を吐きながらぐっと舌を出して、その腹でじっとりと裏筋を嘗めあげていく。

 鈴口に唇を当て、強く吸引すると肉幹がビクビク震えた。口の中にもっと肉幹を入れて、亀頭を頬張ると、その形のままに頬が膨れた。

「このヌルヌルがたまらないな」

 航空粘膜が筒先を優しく圧している。しのぶはもっと奥まで咥え込むため、唇を蠢かせながら肉幹を這わせ、口腔の奥へと逸物を引き入れていった。不意に腰を突き上げられ、、亀頭が喉奥を突く。

「げほっげほっ……」

 涎を垂らし、涙目になりながら肉幹を吐き出した。

「その潤んだ瞳が……ホント最高だ」

 しのぶの目尻から涙が僅かに零れた。恍惚とした眼差しをしのぶは悠二に向けていた。彼を悦ばせたいため、すぐに肉幹にむしゃぶりついていった。

「くちゅくちゅ、イヤらしい音が聞こえる。いい音色だ」

 秘所をかき回す指の蠢動も自然と激しくなっていた。

「いい表情だ。ちんぽをしゃぶりながら、クリトリスも弄っているんだろう?」

「はぁい……ふょうでしゅ……はむぅっ、ぢゅっ、ぢゅっ、れへぇっ……んぅっ、はああ……」

 口の中でぷるぷる小刻みに震える肉幹が、グチュグチュの肉壺をかき回す淫らな妄想に憑りつかれながら、肥大した淫核をこすりたて、しのぶは自らも快感を求めている淫蕩に溺れた。

 喉奥を吐く寸前まで肉幹を引き入れ、肉幹を唇でシゴきつづけた。

「……はぁ、はぁ……はぁ……」

 唾液と溢れる先走る汁が粘湿な音に、口呼吸の掠れた艶声が重なる。自分の淫汁を絡めるように肉幹をシゴき、もう一方で玉袋を揉みながら、カリを唇で弾くように張りつめた亀頭をなおもねぶった。

 ふんぞりかえった悠二は、しのぶのフェラをひたすら受け続けていた。

「口の中にぶちまけるのもいいけど……、しのぶもそろそろ欲しいだ?」

 媚びるように振る尻に、悠二がわざとらしく視線を向けた。

 肉幹でしのぶの頬を軽くビンタする。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

 ビンタされた刺激に感激したように声を上げるしのぶ。

「あん、固いの……悠二さぁん、ハメてください……ふぁああッ……」

「ほら、ここに入れていいよ」

「あぁぁ……ありがとうございますぅ……」

 しのぶは膝に手をあてがいながら、和式便器にでも屈むように四肢を踏ん張り、ゆっくりと腰を筒先目掛け、落とし込んでいった。

「しのぶのパイパンおマンコってのは、ホント卑猥なもんだな」

「悠二さんに見せたくて脱毛しました。ああ……こんな姿を殿方に見せてしまうなんて、はしたないと笑わないでください……」

「笑わないよ。卑猥で素敵だよ。エロくて好きだよ。愛している、しのぶ。心からそう思うよ」

 愛している、最愛の男にそう言われたしのぶは感動のあまり涙を流した。瞳から涙が溢れ頬を伝う。

「ああ、嬉しい、私も愛しています。既に私は悠二さんの所有物……こんな私の体や穴でよろしければ、もよおした時にはいかようにもお使い下さい」

 しのぶは落としながら肉溝を亀頭が探るようになぞりたてた。

「はぅっ……ぁぁ……」

 ぷくっと突出したクリトリスを筒先が嬲る。ちょっと悠二が腰を浮かせれば収まるというのに、なおも亀頭が肉ビラをかき分け、膣口を探りあてても入口あたりをくすぐるように動かしていた。踏ん張っている腿や脹脛がブルブルと震えた。

 悠二のほんの目の前で、熟し落ちそうな乳房までがたわんで揺れる。

 亀頭が膣口をとらえた。

「ゆっくりと腰を落としていくんだ」

 悠二の言葉を合図に、そろそろと尻を落としていく。張りきった丸みが膣口を押し拡げ、ぬぷっと亀頭が膣道に収まる。

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

 さらに尻を沈めていくと、開ききったカリがヌルつく媚襞を掻き分けながら膣道をずりずりと侵入してくる。

「はぁぁっ……」

 まるで深く感じて喘ぎを漏らし、僅かに腰を上げ、腿に尻肉を打ちつけるように腰を落とす。亀頭が膣奥に食い込んだ。踏ん張っていられず、しのぶは悠二の首に手をまわした。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

「美貌を裏切らないおマンコだな」

「あぁぁ……はぁぁ……」

「おおっ、ちんぽに絡みついてくる。やっぱり、しのぶのマンコは気持ちがいい」

 しのぶは悠二に抱かれるたびに口する淫猥な賞賛には自尊心を刺激された。悠二を悦ばずことができる。それを感じるだけでも、生きていてよかったと幸せな気分になれた。

 愛でられてこそ、女も華でいられる、そんな想いがさらにしのぶを昂奮させた。

「いい表情だ……」

 肉幹が秘所をかき回すように、ゆるゆる腰を蠢かせている。媚壁のそこかしこをパンパンに張りきった亀頭が蹂躙し攪拌する。

「ホント、イヤらしい腰つきだ。でも、それがいい」

「イッ……はぅぅ……」

 しのぶはシコる乳首をいきなり抓られた。母乳がプシュッと漏れ出す。不意討ちだったが、軽い痛みが甘美な刺激となって背筋を走った。ぞくぞくする快感に思わず身体がわななく。

 肉幹をカラダの裡に収めながら、悠二の頭をかき抱き、唇を重ねる。差し出された舌の腹と腹を合わせ、溢れる唾液も啜りたてた。

「んちゅう……れろっ……ずずっ……れろれろ……んはっ……ちゅううっ」

 悠二の舌が歯茎をなぞり、口腔粘膜を探るようにねぶる。悠二の這い回る舌にしのぶの美貌が蕩けた。悠二が唇を窄め、溜めた唾をしのぶに注ぐ。

「はへえええ……」

 しのぶは大きく口を開き、注がれる唾液を飲み下していった。

 唇をしっかり合わせた口腔内で激しく舌を絡み合わせると、ゴポゴポと空気の混じる音まで立てていた。悠二の執拗な口づけに昂り、しのぶの身体は火照った。

 顔を左右し、互いに激しい口づけを貪るうちに唇の端から涎がこぼれる。端正な顎を伝い、揺れうごめく乳房にツターッと滴り落ちていく。

 目聡く顎を伝わる涎を視界の端に収めた悠二が。じっとりと舌の腹を密着させて、嘗めあげてくる。

「しっとりした肌もたまらないな。涎もそれに汗も蜜のように甘い」

 悠二のほうもしのぶの律動に合わせて下から肉幹を突き上げてきた。

「奥に……奥にくるのぉ……。んんおっ! ああっ! あぁぁぁっ! あはぁっ、んっ、んへぇっ、れへへっ……」

 悠二は呻くしのぶの首筋に、舌を這わせる。甘い汗を嘗め取り絹のような肌を嘗めて愛撫する。そして首筋を吸いたてた。

「やあんっ、すごいっ、ゾクゾクする、あっ、ああっ、ひあんっ、だ、だめぇぇっ、それ、ぁぁぁッ────」

 しのぶは唐突に、ガッと尻肉を鷲掴みにされた。

 尻肉を強く揉みこまれると双臀が左右に割り開かれ、肛門までが引き攣った。

 首筋から離れた舌が、鎖骨の窪みをなぞり、さらに胸元へと顔を埋めるように這い降りてきた。汗ばんだ乳房の谷間に悠二は鼻を突っ込み、柔肉の感触を愉しむようにぷるぷる首を振り立ててくる。

 乳肉の表面に熱い唇を当てられたまま、振られる顔の動きに乳房がたわみ歪む。

 しのぶが上下する動きとあいまって、豊満な乳房はいいように翻弄された。

 ずんずん膣奥を突き上げる愉悦と絶頂の予感にしのぶは包まれていく。乱暴に鷲掴む指先に、さらに力が入っているのも快感を煽りたてた。

 肉の抽送に合わせて息遣いも荒くなり、艶めきを増していく。

「おお、締まる……グイグイ締まってるぞ」

「……だってぇ……いいのぉ……はぁ」

 しのぶは背もたれの縁を掴み、さらに強い刺激を求めて腰を振りたてた。

 汗に蒸れた腿と腿がぶつかり合い、たぷんたぷんと衝突音が、喘ぎが混じり合い、部屋に響き続けた。

「あぁ……もう……」

 しのぶは眉根を寄せ相貌が歪んでも気にならない。どんな醜い顔を晒そうとひたすら絶頂を求めてしまっていた。

「はぁ……イ……クぅ……」

 背もたれの縁を掴んだ腕を突っ張らせ、うぅぅと獣めいて小さく唸りながら、ガタガタ身体を震わせていた。腿も尻もぷるぷるたわんで揺れていた。汗ばんだ背中を悠二が抱き締め、まさぐる。

「あぁ……まだ……あぁっ」

 しのぶの絶頂の余韻を引き裂くように、悠二はソファに無理矢理仰向けに押し倒されると、上からのしかかれた。

「もっと俺を愉しませてくれ」

 窮屈に身体をくの字に折り曲げられると、膣奥深く肉幹がずんと穿った。悠二が腿に密着した腰をまわすと、亀頭が子宮口を強く捏ねる。

「また締めてるぞ。たまらんな」

「はあぁ……いい……気持ちいいぃ……」

 肉壺がヒクつき、肉幹を締めつけているのをしのぶ自身も感じた。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ。グリグリ、気持ちいいぃ……」

 快楽に酔って嬌声にも艶めきが強くなる。

「感じてくれて嬉しいよ」

 悠二は快楽を貪りながらも、快感を支配している満足感がその表情にも浮かんでいた。しのぶは自分を犯して悠二が快感を得ていることが嬉しかった。最愛の男とまぐわって、絶頂に達した。恍惚を何度も味わった。執拗に膣奥を捏ね続ける肉幹でまた深い快感に沈みこもうとしている。しかも、媚襞が肉幹を喰い締めて放そうとしない。

 抽送に合わせ、亀頭がすぐさま膣奥に到達した。

 白濁した淫液が抽送しつづける肉幹に絡みつきながら肉ビラにこぼれかかり、会陰を伝い、アナルまで濡らす。

 ずんと響く突きに、子宮が腹のほうにまで押しあげられるようだった。

「はぁぁ、はぁ、はぁぁ……」

 最愛の男のまとわりついて離れない腰遣いにどんどん官能を刺激され昂らせていく。

「あぁ……イクぅ……イクのぉ……」

 恥ずかしげもなく、しのぶは喘ぎを口にした。

「好きなだけイッていいぞ。イッてしまえ」

「ひあっ、ぁっ、ありがとうございますぅっ、んんっ! くうんっ!」

 思わずしのぶは叫びにも似た声をあげてしまった。

 折り曲げられたままのしのぶの腿がぷるぷる震え、おしかかる悠二を受け入れていく。

「おぅ。流石は剣士だけあってちんぽがもげそうなほど締めてくる……」

 しのぶの脚がバタリとソファに投げだしたが、まだ全身の痙攣はやまない。

「……うぅっ」

 悠二が肉幹を絞る秘所の感触を優雅に愉しみながら、シコり勃った乳首をねぶり、柔らかな巨乳を弄ぶ。ゆるく腰を送りこみながら、快感に咽び半開きの口に否応なく舌をねじ込んできた。しのぶは喘ぎならも、舌を絡めていく。

 口の端からこぼれる涎を悠二がじゅるじゅると音をたてながら吸い取り、蛞蝓が這いずるように、頬から首筋へと舌を這わせていった。

 腋から手を差し入れられてガッチリ肩を掴まれ、恥骨をぶつけるようさらに肉幹を力強く送り込んでくる。

 悠二の上半身がのしかかることで、むぬにゅっと乳房が潰され、ずりあがるたびに乳首が身体の間でこすられた。

 その間も休むことなく、肉幹がヒクつくヴァギナを犯し続けた。

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

「俺のちんぽ、気に入ってくれて嬉しいよ。男冥利に尽きる」

 しのぶの耳元で悠二が囁いた。ねとつく舌が外耳の縁をねぶり、耳の穴をこじあけるかのように入ってきた。温かい息が流れこんでくる。

 ずしんと肉幹が膣奥を強く突いた。ゆるゆると腰を動かしていた悠二は徐々に強く突いてくる。

「きてぇ……中に……きてぇ」

 愛らしい目でしのぶは悠二を見上げて、しのぶは中出しのおねだりをする。

 激しかった抽送から悠二が力む。その瞬間、膣奥にビューッと精子の一弾を迸った。

「あ゛あぁっ! ありがとうございますぅっ、ありがとうございますううぅっ! ああっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!! っ────!!」

 しのぶは背中にまわした指先が肉に食い込むほど強く悠二にしがみついた。

 肉幹が筒先からドクドク吐き出す白濁の奔流を受け止めながら、しのぶは多幸感に満たされ脳髄が痺れ思考が蕩けていった。




兎に角しのぶが幸せだと思っていることを書きたかったです。

毒が抜けたら体は成長するのではないか、と考えたの今回はそこに触れました。乳が増えた分体重も増えましたね。

アンケートは今のところ朱乃が独走状態ですね。彼女はリクエストする声も多かったのでそれも当然だったのかもしれない。

東郷一二三についてのご相談についてもご意見募集中です。


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02 (しのぶ)

『SSSS.DYNAZENON』が始まりましたね。既にムジナに一目惚れしたチョロい作者です。


 レベルアップを重ねたことで悠二は精力と体力が上がり、一度くらい精を放っても満足することはない。捕獲されたモンスターたちもレベルアップによって強化されるものに体力も含まれる。元来卓抜した剣士である胡蝶しのぶならば、さらに余裕がある。

 悠二の虜となった女性たちにもレベルアップの影響はあった。彼女らの美貌、身体能力、その他能力が向上していた。

 一之瀬帆波には難しい問題もすぐに理解して解けたり、読んだり聞いたときはすぐに覚えてしまう。アイドルの風野灯織や白瀬咲耶、湊友希那のようなバンドをやっている女性からはダンスや歌が今までよりも上達が早く冴えがるらしい。水城不知火曰く肌の調子がよく、化粧ノリが良い。由比ヶ浜瑠衣曰く体型が二十代に戻った気がする。川神舞曰く、肩こりを最近感じない──らしい。

 また変化は人間だけではないらしく、グレイフィアたち悪魔は魔力の質も量も増幅しているらしい。

 しのぶは悠二にバスルームへと腕を引かれ、連れていかれた。

「汗にまみれた身体を綺麗にしよう」

 悠二がシャワーのヘッドを手に取るとコックを捻り、流れ出す湯を手に当てて温度を確かめる。水量も調節しながら、しのぶの身体にヘッドを向けた。

「はぁぁぁ……」

「熱かった?」

「いえ、大丈夫です」

 しのぶはヒクついた肉壺が精子を吐き出し、それは零れ内腿を伝わっていく。

「あぅぅぅ……」

 ザーッとシャワーが恥裂を直撃した。コックを捻り、さらに水量を上げる。

「綺麗にしよう」

「でも、勿体無いですよ。精子」

 しのぶは悠二が洗い出してくれた精子を見て咽喉を鳴らす。

「そんなに飲みたかったらまた今度な」

 悠二が増した水流でしのぶの秘所を責めたててくる。添えた手で、クリトリスを撫でさすっていた。

「はぅっ」

「水じゃないよな。このぬめり……」

 しのぶはじんと疼き、淫汁が溢れてくる。しのぶは自身の感じやすいさが増してきた気がする。

 シャワーヘッドをフックをかけた悠二がアメニティのボディソープを手にとってしのぶの身体に塗りたくり、上半身をソープまみれにした。ザッとシャワーでお湯をひとかけすると、さほど泡立ちこそしないが潤滑液がわりになった。

「ローションならもっと気持ちいいんだけど」

 ソープにまかせ、肌合いを楽しむかのように手がイヤらしいほど優しく身体を弄った。

 悠二が掌を上に向け、重たそうにたわむ下乳を持ち上げる。だが、ソープで滑り、たるんと掌から零れ落ちる。

「美味しそうに揺れるなぁ」

 悠二がしのぶの乳房を弄び、プルンプルンとたわむ肉感を愉しんでいる。掌で下乳を支え、親指がゆるく乳首を捏ねまわす。

 けっして強くない愛撫とソープのぬめりがあいまって、しのぶは微妙なもどかしさを覚え、もじもじ腰をくねらせてしまった。

 さらに悠二がソープを手にとり、抱き寄せた背中、そして尻にも塗りたくる。尻の丸みをたどるように撫でまわしていた。

 吐精した肉幹がまた鎌首をもたげ、ぬるつく肉土手にあたった。

「ボーッとしてるね。ほら」

 しのぶは悠二に手首を掴まれ、芯が入りはじめた肉幹を握れとばかりに股間へと導かれた。

 しのぶは身体中を這い回る触感に喜悦を感じながら、ソープにまみれる肉幹をゆるくシゴきだした。

「んちゅう……れろっ……ずずっ……れろれろ……んはっ……ちゅううっ」

 官能を昂らせたしのぶが生温かい唇を悠二に重ねると、すぐさま舌を差し入れてくる。

 しのぶは喘ぎながら、舌を絡み合わせていく。

 綺麗に括れた体側を撫であげられ、腋下のぷにぷにした柔肉を親指の腹が軽く押し込んだりしながら、揉みたてる。そのくすぐったさに、身体を震わせる。

 重たげな乳房を持ち上げては手を放すの繰り返し、弄ぶのもやめなかった。

「綺麗な顔して、おっぱいも大きい、ここも……綺麗だ」

 屈んだ悠二が改めて感心しながら無毛の肉土手に頬を当て、顔をまわした。ソープのぬめりでつるつるとよく滑る。尻も抱えるように撫でまわした。

 しのぶがもどかしさに腰をわずかに引きそうになるが、我慢して悠二に差し出す。彼は内腿から手を忍ばせ、指先でクリトリスを擦る。

「はうっ……」

 さらに指が膣口をそっとタップすると、ぴちゅっぴちゅっとまた淫猥な音を静かにさせはじめた。

 悠二の指が肉壺に入り込み、媚襞をかき回す。だが、すぐに抜かれて会陰をなぞり、肛門にまで滑らせていく。

 優しい手触りに、かえってしのぶも昂奮してしまった。

「さぁ、後ろを向いて」

 立ち上がった悠二が今度は背後からしのぶの乳房を弄んだ。揉みながら、人差し指と中指で乳首を挟み、くりくり弄る。

 さらに尻のあわいで肉幹を挟むように、押し当てていた。わずかに上下する裏筋がときおりアナルを撫でると、なんともむずがゆい。

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 腰まわりを伝い、後ろからまわされた手がしのぶの股間を前から覆うと、肉土手をなでまわし、指先でズリズリ恥裂をさすられ、確実にクリトリスを捉えた。

 昂奮にぷっくり膨れる淫核を執拗なまでに蹂躙されながら、アナルは裏筋がこすれ、しのぶは妙な浮遊感に包まれた。

 壁に手を突き逃れるように前傾しても、腰を片手でがっちり掴まれ、握り込んだ筒先で淫汁まみれの肉ビラを薙ぎ分ける。

 亀頭で尿道口のあたりをツンツン押されると、忘れかけていた尿意が急に襲ってきた。

「ううっ。ト、トイレに……」

「どうしたトイレ?」

「あ、あの……そのぉ……」

「小便?」

「え、ええ……」

「べつに、ここですませていいぞ。流してしまえば、どうということもない」

 悠二がこともなげに言う。

「いや、むしろ、ここでしてくれ。大人のオンナが股おっぴろげて、おしっこを垂れ流すなんて、なんともステキな光景じゃないか」

 悠二がほらほらと言わんがばかリに、しのぶの肉土手あたりを手で押し込んでくる。

「あぁぁんっ」

「さぁ、ここでするんだ。隠しちゃダメだよ」

 しのぶは激しい羞恥に見舞われた。小用とはいえ、他人に排泄する姿を晒すなど想像したこともなかったし、実際にしたこともない。

 だが、悠二が望むことだと思えばやりたくないなどとは思わなかった。彼の望みに応えたいと思った。

 しのぶは屈み大きく股を開いた。蹲踞の構えだ。悠二も様子を観察できるように屈む。しのぶの開かれた股間の奥に肉襞をじっと注視している。期待するかのような悠二の表情をとても愛おしいとしのぶは思った。

 こみあげる尿意に抗うことなく、しのぶは身を任せた。

 ジョ……ジョジョ、シャ~~~~~~ッ……。

 堰を切ったように、おしっこが床にぶちまけられていく。悠二は生温かい尿が足元に流れてきても、平気でしのぶを見続けていた。

「動画にでも撮っておきたいシーンだなぁ」

 しのぶは顔がカーッと紅潮するばかりか、全身も火照った。だが、一方でほんのりと排泄の解放感も味わっていた。

「すっきりしただろう。ほぉら」

 ウォシュレットがわりに、シャワーの飛沫が股間を直撃した。

 屈んだままの恥裂を、洗浄するかのように悠二がイヤらしく撫でさする。しのぶは肉ビラをかき分けてクリトリスを弄られ、膣口からぬっと指を差し入れられると、徐々に腰から力が抜けていく。

 くちゅくちゅ……。

 溢れくる愛液を絡めながら、指が肉壺を嬲るのをやめない。

「ほら、立って。そこに手をつくんだ」

 しのぶはぼんやりと悠二を見上げると、すくっと立ってバスタブの縁にそのまま手をついた。

「ひゃっ」

 悠二にひんやりとしたソープが、しのぶの尻肉にかけられた。しのぶは彼に塗り延ばすように尻の丸みに沿って、ぷりっと張った尻を撫でてくる。指を立てた掌で脇腹、背中のほうまでさすった。

「あうぅ……」

 ソープで滑る指先でうなじを撫でられた瞬間、ぞくぞくするような心地よさに身震いしてしまった。

「尻の穴までヒクヒクしているぞ」

 悠二に見られていることでしのぶはさらに昂奮する。

「勿論、おマンコも見えているぞ」

「あぁ……」

 縦に晒された肉溝を張りきった亀頭がすりすりとこすりたてた。鈴口のすぐ裏の肉盛りがクリトリスをピンピン引っかけるように逆撫でした。

「はぁぁぁ……」

 膣口が引き攣り、脈打つようにトクっと淫汁がこぼれた。淫汁を掬った筒先がペシペシと色素の沈殿がほとんどない薄桃色の窄まりを叩く。アナルばかりでなく尻肉まで鞭がわりに肉幹が叩いた。

 悠二は筒先を膣口に当て、亀頭の先をわずかに侵入させた。しのぶの腰を左右からがっちりつかんだ瞬間、肉幹を一気にヴァギナを穿った。

「ああ、やっぱり、優しく包んでくれる気持ちいいマンコだな。ちゃんと俺に合うように変わっているね」

「ああ、嬉しい。ありがとうございます」

 悠二の賛辞にしのぶは微笑んだ。嬉しいが思わずゆるみそうになったので脚を踏ん張った。

 カリが媚襞をこそげ、芯が入って反り返る肉幹が秘所を容赦なく侵す。肉幹がずんと膣奥を突くたび、尻肉もたわんで波打った。

「おぉぉぉっ、締まる……締まってるぞ」

 しのぶは腕を突っ張らせ、縁をぐっと掴み、抽送を受け入れた。ピストンの反動でたわんだ陰嚢が小突くように肉土手を叩く。

「あぁっ、ここも……気になるんですか……?」

 悠二が親指の腹がしのぶのアナルを揉みたてた。

「ここはまだ処女だったよね」

「……はい」

 悠二が面白がってさらに窄まる菊門に指を押し当ててくる。指の腹を右に左にと捩じりまわした。

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 しのぶは、これまでまったく感じたことがない不思議な感覚に見舞われた。他人に嬲られる。一種異様な感触だった。

「あっ、なに……あぁ……」

「指先が入ったんだ。わかるか?」

 悠二のソープをまぶされた指が、しのぶのアナルから侵入していた。

「あっっ。動かしちゃ……はぁぁ……」

 指を引かれると、排便に近い感覚に襲われた。突っ込まれると、排便に逆らう異物感がもどかしさを煽り立てる。

肉幹は秘所に収まったまま、媚肉を犯し続けた。ヴァギナとアナルがもらたす不可思議な感覚に、身も心も昂った。直腸で妖しく蠢く指は排便を促されそうでしのぶはドキドキした。

「指はもう全部入ったぞ。わかる?」

「はああっ、ああああっ、ああああんっ……!」

 しのぶの全身から脂汗が噴き出してくる。肉幹が秘所から引き抜かれた。

「えっ。なに……そんないきなりなんて……」

 亀頭がアナルに押し当てられた。

「アナル処女なんだから、もっと力抜いて」

「は、はい……どうぞぉ……」

 ソープのぬめりを借りながら、亀頭が窄まりを押し込む。しのぶが脱力した瞬間、亀頭がぬっぷりと嵌まりこんだ。

「うっ……」

「ほら、先が入った」

「ん゛んあああっあぁぁっ!」

 圧倒的な異物感だった。窄まりが無理矢理押し広げられ、痺れるような痛みも走る。肉幹の凹凸まで感じられた。

「これは……、凄い締めつけだ」

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

「おぅっ、キツいな。締めつけの強さはおマンコ以上だな」

「あ……、あぅ……」

「まだちゃんと入ってないからな。もっとしっかり入れるぞ」

 それでもなお、肉幹がずるずる押し入ってくる。強烈な異物感が直腸を圧した。

「半分は飲み込んでいるぞ」

「ふわあぁぁぁ……」

 ずるずる引きずられる感じは、排便に近かった。むしろ押し込まれる感覚に戸惑い、歯の浮くような違和感に見舞われた。

 悠二も加減しながら、腰を動かした。しのぶの身体にまとわりつくソープを肉幹に塗りつけ、さらに口元から唾を垂らして潤滑液がわりにしていた。わずかに抜き差す速度が上がった。

「ほら。どんどん馴染んでいるぞ」

「あぁ……気持ちいい……。熱い。熱いのぉ、お尻の穴が……」

 肛門が熱い。火傷のようにジンジン痺れる。痛いのかどうかも、もう分からなくなってくる。腿と尻肉がぶつかり、軽い打擲音を響かせていた。

「あぅぅっ、壊れちゃうぅっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 悩乱するしのぶに悠二は斟酌することは一切なかった。悠二は射精に向けひた走っているかのようだった。

「うっ……」

 悠二が呻くと、じんわり熱い精子がしのぶの直腸に迸った。ドクッドクッと拍動しながら、肉幹がのたうった。

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

しのぶは甘美な刺激に侵され、小さな痙攣を起こしていた。快楽を求める波が快感の余韻に乗って広がり、頭の中を白く濁していく。

 悠二に肉幹を抜かれるとポカッと拡がった肛門がじわじわと閉じていった。

「あぁ、ジンジンする……」

 しのぶはへたり込んでしまった。

 悠二はバスルームでしのぶのアナルを犯したあと、さらにベッドに連れ込み、しのぶの身体を存分に堪能した。しのぶは悠二に弄ばれることに幸福を感じ、肉悦を浅ましく求め続けた。




後編終了です。またしのぶのお話が読みたいと思っていただければ幸いです。


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松本乱菊編
01 (乱菊、ゆかな)


松本乱菊編開始です。好きなBLEACHでも乱菊はかなり気に入っています。だけど戦闘とかではあまり恵まれた出番はありませんでしたね。市丸ギンとの関係性も好きなのですが、それはそれはこれはこれです。乱菊は悠二のヒロインになってもらいます!


「ああ、今日は予定通り外で食べるから……うん、それじゃあ」

 悠二は間桐桜との電話を終えると、スマホをヘッドボードへ置いた。

 彼の声が落ち着くと、女の艶かしい息遣いが目立つようになる。通話中も流れていたそれは、彼の股間から広がっていた。

 外の明かりを遮断したラブホテルの一室。間接照明が男女の情動を煽るような妖しい空間を演出している。悠二はふてぶてしくベッドに寝そべっていた。そして彼の股座に、忙しなく頭を蠢かす女の姿があった。

 彼女は、チャックの隙間からそそり勃った悠二の肉幹へ熱心に舌を擦りつけている。性感を得ていると見るからに分かる熱っぽく荒い息遣いは彼女の口から発していた。

「ああん……おっきぃぃ……」

 悠二の半勃ちを前に早くも感服している。肉幹をぬっとり嘗め回しながら、二重瞼のぱっちりした目を弛ませていた。

 悠二と彼女──八女ゆかなと出会ったのは、つい三十分ほど前。出会ったという表現が正しいのかどうかはさておき、彼女は悠二に捕獲された瞬間から彼女の世界は変わったのだ。

 ラブホテルに入ったのは一〇分ほど前。そして、今の様子である。

 悠二が茶柱佐枝や星乃宮知恵の高度育成高等学校で新たに捕獲したモンスターや、同じ学校の恋人たちを貪り尽くしたものの、悠二が満たされる前に皆、忘我の境地へ旅立ってしまった。

 満足ができなかった悠二は新たなる獲物を狩るために、街を歩いてゆかなを見つけて捕獲したのだ。

 彼女の小さな口から伸びる舌がベッタリと肉幹に張り付き、ぬらりと嘗め上げる。うなじ辺りで束ねた長いブロンドヘアを払いながら、肉幹の全てを満遍なく舌で嘗め回す。肉幹に唾液を塗りつけるように、執拗に嘗める。

「ああっ、こんなに……すごいぃぃ……」

 悠二の肉幹に、ゆかなは官能を刺激され瞳を潤ませる。細い腰を捩り、丈を短くした制服のスカートに包んだヒップを揺らし、悶絶する。

 ゆかなの細い指がバックルに絡み、カチャカチャと音を立てる。悠二はそれを聞いても彼女の好きなようにさせていた。

 細く整えられた眉の端が垂れ、すっきり切れ長の目は恍惚感で和らいでいる。端正な顔立ち。ゆかなは雪花石膏(アラバスター)のような美しい肌の白ギャルである。目鼻立ちが整った顔にすっきりした輪郭。二重の目蓋はぱっちり開いて瞳が大きく、長い睫毛がカールしている。

 そのワイシャツとスカートを脱ぎ、白い下着だけの姿になった彼女は、下半身を丸出しにさせた悠二の股間へ顔を寄せていく。

「んぅぅぅっ……」

 瑞々しい唇の隙間が先端を迎え入れ、肉幹の半分まで飲み込んだ。途端に彼女の身体はゾクゾクと震える。肉幹から得られる官能はゆかなにとって未知なるものであった。甘ったるい鼻息が漏れた。

 悠二は今井リサや由比ヶ浜結衣や軽井沢恵を捕獲して抱いて愛でるようになってから、彼はギャルを気に入り欲するようになっていた。そのため八女ゆかなは悠二の好みであり、レア度も高かった。

 

レア度:UR 点数:82

氏名:八女ゆかな

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:サド属性

好感度:ラブラブ(84)

身長:160cm

体重:52kg

3サイズ:B93/W58/H86

バストカップ:G

 

 アイテムも使用したので好感度は最初から高い。高すぎるため勝ち気そうなゆかなを篭絡する楽しみが減り、やや残念に思う。だがそれよりも、サド属性という嗜好が悠二の目をひいた。悠二の恋人たちにはなかった嗜好だ。だが、彼には被虐趣味はないし、サドっ気がある女性に弄られて悦びを感じる感性もない。

(まあ、ゆかなを変えればいいだろう)

 自分の好みのタイプへ矯正させるのは簡単な話だ。恋人が二〇人を超えた今、色んなタイプを抱けた方が刺激になる。だから彼は、恋人たちには性的なこと以外を要求することはあまりなかった。しかし、自分と好むものではない場合は自分好みに変えようと思った。

「んぅぅっ、ん……んふうッ……」

 ゆかなの鼻から抜かれる艶かしい鼻息と、甘い呻き。唾液が掻き混ぜられる音。垂れた目尻の傍まで紅潮を広げる彼女は、味わうようにゆったりと頭を揺らしている。ゆかな本人はとても幸せそうだが、フェラのやり方はぎこちない。本人の申告通り、フェラはこれが初めてなのである。

「こんな、会ってばかりの人とエッチなことするなんて、本当はしなにのにぃ」

 そう言いつつ、ゆかなは肉幹をはなそうとはせず、舌も口からはみ出てる。

「あーし、そういうのガード固いから、マジお断りなの」

「じゃあ、やめて帰る?」

「そ、それはダメ! んぅんっ……んぅっ、んふうぅぅ……」

 ゆかなは切なげに悠二の提案を蹴り、彼の肉幹を咥え込む。再びぎこちないフェラを始める。

 舌を裏筋に張りつけて、頭の上下運動に合わせて嘗める。唇の締め具合は絶妙に加減である。ゆかなの天性の素質なのか、絞り上げるような心地よい刺激を生む。首を捻って違った角度から快感を与える。

 射精感を煽る快感が、彼女のフェラの素質に恵まれていることを示唆していた。

 献身的なオーラルセックスでもてなしているゆかな。しかし、ゆかなにとってのとびきりが彼にとっての並であることなど知る由もなかった。

「んぅ……こんなにガチガチなのにぃぃ……んふううっ、んッ」

 嬉しそう言い、頭の動きを早めながら舌を存分に働せる。肩からほつれ落ちる髪を耳にかけ、肉幹を熱心にしゃぶる顔を見せつける。

 悠二が彼女以上のテクニックを駆使する女性らを毎夜のように侍らせて悦ばせていることなど、ゆかなには想像できるはずもない。

「んふッ、んううッ、んぅんッ」

少ない性知識と拙いテクニックで悠二の情欲を煽っているつもりだが、彼女の方が感じてしまって腰をヒクヒクさせている。頭の中が蕩けて行くような心地と快感を覚える浮遊感に苛まれており、秘所が透けて形が明瞭なほどショーツをグショグショに濡らしている。

 そんな時、ベッドの隅に置かれた彼女のスマホが画面を明るくさせ、震えだした。画面には本城蘭子という名前と彼女の写真が表示されていた。

「あれは、友達?」

 悠二が問うと、彼女はスマホを一瞥し、肯定する。

「うん、友だち……。あーしよりも一歳上の幼馴染なんだ」

「そうか、その蘭子から電話がかかってくるってことは、何か彼女と予定があったのかな?」

「ううん、特に予定はなかったよ」

「そうか、じゃあ、あとで折り返し連絡してあげればいいかな」

「そうだよ、今はあーしと楽しもう」

 ゆかなは恥ずかしがって最初は挙動不審になるくらいでぎこちなかったが、今ではだいぶ慣れてきたようだ。

 見た目こそ華やかなだが、ビッチや尻軽という言葉とは程遠いと少女だった。

「それに、蘭子も、コレは比べ物にならない……」

 彼女の眼は恍惚感から炎を上げているようで、悠二の尿孔に唇を捧げる。それは、ゆかなかが悠二に心から屈服していることを示す行為だ。

「あん、悠二さぁん……あーしにオチンチン入れていい?」

 肉幹にゆかなは、ベッタリと舌を張りつかせながら悠二を見つめていた。

「ねえ、お願い……お願いします……悠二さんに、ああ、いえ……悠二様にあーしの初めてを捧げたいの……」

 くびれた腰をゆっくりとくねらせて、尻を振りながら甘い声でゆかなが懇願している。

「ねえ、入れてぇぇ……? あーしの方が感じすぎちゃって……んんッ、我慢できない……」

 くびれた腰をゆっくりとくねらせて、小振りな尻を振り、追い詰められた瞳で懇願する彼女。口淫だけで頬のみならず身体まで上気させ、艶かしい吐息を荒らげている。

「さあて、どうしようかな……」

「やあん……いいでしょう? いっぱい気持ちよくなるように頑張るからぁぁっ……」

「しゃぶっただけで感じまくっているくせに、相当な自信だな。入れたことはないだろう」

「あん……だけど、一生懸命頑張るからぁ……」

「ふうん……じゃあまあ、処女を捧げてもらおうかな」

「はぁぁぁっ……はいぃ……」

 悠二が顎をしゃくれば、ゆかなは顔を赤らめつつもショーツを脱いで、寝転んで仰向けになると、ピチピチ肌の白い足をM字にパックリと開いて、捧げる場所を悠二に見せつけた。恥ずかしさを抑え込んでいるため、胸元に両手が添えられていた。

「せっかくだからお強請りしてよ」

「んあッ……」

勇壮と屹立した肉幹がゆかなの大きく開いている股の中央に当てて擦りつけられる。肉幹の裏側が膨らんでいる陰核をズリズリと刺激して快感をまき散らし、ゆかなは伸ばした足先までビクビクとさせながら脳髄を蕩かしていく。

「ぁ、ぁッ、ぁぅぅ……悠二様ぁ、ぁぁ……あーしのぉ、ゆかなの、ヴァージンの、お、オマンコに、オチンチン、入れてくださいぃぃ……」

「入れてもらうだけでいいの?」

「やぁ……突いて、いっぱい突いてください……」

「中出しは?」

「してっ、中出ししてぇっ……悠二様ぁぁっ、ゆかなの処女のオマンコ、いっぱい突いて、中に出してくださいぃぃ……」

「すっかりその気になっているな……まあ、よし。いい子にはご褒美だ」

 ヒクヒクしている処女孔に肉幹が押し込まれていく。

「んあああっ──」

 ミリミリと肉の隙間が拡張されるたびに痛みと快感が電撃のように身体を駆け抜け、

「あ゛あ゛あ゛あああああ!!」

 ブチブチと膜を突き破られると激痛が走り、

「かはッ……ぁッ、ぁっ……ぁぅっ……」

 狭い穴をゴリゴリとえぐり開かれる感覚が奥まで及ぶと腹の奥で何かが押し歪められる圧迫感に見舞われ、それが頭の方まで突き抜け、脳髄が滅茶苦茶に灼き焦がされた。

(すごい……息、できない……)

 肉幹が膣に埋まり、ゆかなは息が詰まるほどの圧迫感に襲われていた。胸を突き出して背を反らせ、爪先まで伸びた脚がビクビクと震わせている。ゆかなは大胆に股を開いたまま口を開いて舌を垂らし、全身は快美恍惚のあまりガクガクと痙攣を起こしていた。

「おお……ゆかな、初めてなのに入れられただけでイッてるのか……」

 悠二はおかしそうに笑う。しかし言葉に反応する隙もなく、ゆかなは内臓が揺れるような衝撃に声を上げていた。

 ゆかなの陰唇は肉厚でプニプニしていた。中も柔らかく、埋没した肉幹の全てを包み込む。そのうえ軽い絶頂を受け肉襞が蠢き、胎内が収縮し、ウネウネと肉幹に絡みつく。

 彼は感心したものの、賞賛はしなかった。何度も彼に貫かれている女たちの肉壷に比べれば、締まりとうねりが弱く物足りなかったのだ。

 しかしまだ挿入のみ。八女ゆかなの快楽地獄は始まったばかりだ。

「もうギブアップか?」

「んああ……まだぁッ、あんッ、もっとぉぉッ」

「いいだろう」

「ひああ! くうっ、ううう! あ、あ……」

 悠二が腰をしならせ肉幹をゆかなの中に突き上げる。彼女の腹の奥が歪むたびに肉幹がゆかなの身体を中から押し上げられ、ゆかなの目に映る世界に光が明滅した。意識が揺れて何も考えられなくなり、次第に衝撃に身を委ねて感じるだけになっていた。

(痛キモチイイ……悠二様のオチンチンがオマンコの中をぐちゃぐちゃにしてる……)

「悠二様ぁぁッ、もっと、もっとぐちゃぐちゃにしてぇぇッ、ああんッ!」

 飢えた肉道への一撃が既に彼女を侵していた。快楽を求め、あるいは快楽を与えるため、細い腰をくねらせる。

 胎内を逞しい肉幹で掻き回す。そうして生み出される快感にゆかなは喉を反らして鳴いた。金髪を弾ませて性器同士を激しく擦り合わせる姿は、隷属して彼の虜になっている心情がよく表れている。

「あんッ、すごいッ、またイッちゃう、イッちゃうううッ!」

 ゆかなは悠二の背に手を回してすがりつくように身体を抱きしめて、絶頂に身を委ねる。すると胎内が収縮し、肉幹を締め上げる。下腹部に悠二の肉幹の存在感が明瞭に感じさせられた。

「あああッ!」

 それがより性感を刺激する。

「ほらまだだ」

「んああああッ! ッッッ!」

 悠二がゆるい抽送を始めると、彼女は身を仰け反らせて嬌声を上げる。込み上げる快楽がゆかなの股間から迸る熱い飛沫となり、悠二の肉幹を打った。

 それからどのくらい経っただろう。悠二は腰を揺らし、あるいは彼女の腰を揺さぶり、生で触れ合う性器を戯れさせた。彼女は為されるがままに肉幹を納める生体オナホールと成り果てて、また、その零落した自己の境遇に悦びを全身で味わった。

 結合部から奏でられる水音は絶えず、重くねちっこく室内に散る。憚る様子のない大きな悦声は、身に浴びる快感を必死に伝えているように聞こえた。

「あッ、うんッ、んあああッ! イクッ! イクうううッ!」

 悠二から与えられる快感はゆかなの頭の中を爛れさせ、彼女は快感に溺れる心地よさを脳髄に、魂に、強烈に焼き付けていく。

「んあああああッ!」

 甘美な刺激を受けて、ゆかなの頭に火花が散った。白く燃える意識が高く舞い上がりそうになるものの、膣奥を突き上げる衝撃がそれを容易には許さない。

(気持ちいい、気持ちいい……おかしくなりそう……)

「あッ、イク、イクイクッ、はううッ! ッッッ……」

(また悠二様のオチンチンがぁぁ……強く奥を突き上げてくるぅぅっ……)

「イッ、イクう! イッちゃううううう!」

 肉幹がゆかなに深く突き刺さり、強烈な快感が白い火花となって散らしながら頭頂を突き抜け、ゆかなの顔には恍惚感が漂っていた。

 一糸まとわぬ裸体のゆかなが彼の腕の中で背筋を反らす。彼女の視界に入る世界は明滅し、新しい世界を映し出す。突き出されたGカップの豊かな乳房は先端をカチコチに尖らせ、絶頂の痙攣に合わせて卑猥に揺れた。

 悠二はゆかなの顔を覗き込む。

彼との性交の快楽は、彼女の神経の隅々までおののかせた。肉体や、魂のすべてを通して、激しい恍惚感が走ってそれに耽溺している様子を見て取って、満足気な笑みを浮かべた。

「舌を出せ」

 悠二は強きで素っ気無く命令する。ゆかなは瞳を恍惚と蕩かし、快楽で精神を痺れさせる。クラスの男子たちの欲情を煽るギャルである彼女の姿はそこになく、悠二に服従しきった性奴隷八女ゆかなそこにいた。

「はあッ、ふああッ、へぁぁッ、ッッ……」

 

 ゆかなは従順に伸ばした舌に悠二の唾が垂らされる。彼女は目を細め、うっとりと喉へ運ぶ。甘美な被征服感にゆかなは全身をゾワゾワとざわめき、意識が遠退きそうになる。

 そして、下からの追い討ちが放たれた。

「あああああッ! んんんッ! なかッ、中にぃぃッ、ああッ! ッッッ──……」

 こねるように擦り付けられていた子宮口に灼熱が打ち付け、彼女の身体は何度目かの絶頂にガクガクと痙攣していた。、一生忘れられない法悦と多幸感を悠二に植えつけていく。

 手足の先にまで、骨の髄にまで、意識の深くにまで、魂にまでも強く悦楽を刻まれていく。ついさっきまでの自分とは違う自分になったことを感じる。もう、かつての自分には戻れない。戻りたいとも思わない。彼女は恍惚を顔に浮かべ、彼の下へと堕ちていく。

「んあああッ……熱いのっ、お腹にっ、入って、くるぅぅぅっ、んんんッ……はあッ、はあッ、ッッッ……」

 肉の隙間を押し開いている剛直が脈動し、圧迫されている腹の奥にビュルルルと灼熱が迸った。

(あああああ……死ぬぅぅ……気持ちよすぎて死んじゃううう……)

 腹の奥に打ち付けた灼熱は白く燃え盛ってゆかなの身体を灼き尽くし、今度こそ彼女の意識を法悦の彼方へ吹き飛ばしていった。

 ゆかなをオンナにした証と己が吐いた体液を纏う逸物は未だ雄々しく反り返っている。その姿を逞しく思うゆかなは、口元に差し出された肉幹を陶然とした面持ちで汚れを嘗め取っていく。

 

 ◇◆◇

 

 ゆかなに肉幹をしゃぶらせている間、今度は悠二のスマホに着信音が鳴る。確認してみるとラブ・ハンターの通知が入っていた。

 

異次元の捕獲装置がモンスターを捕獲しました

 

「おおっ」

 思わず悠二が声をあげる。ゆかなは不思議そうに悠二を見上げるが、彼にフェラをやめるなと命じられていないためそのままフェラを続ける。

 悠二は操作して捕獲したモンスターのデータを確認する。

 

レア度:SSR 点数:98

氏名:松本乱菊

年齢:?

レベル:0

交際経験:3人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ傾向あり

好感度:積極的(66)

身長:172cm

体重:57kg

3サイズ:B112/W62/H90

バストカップ:M

 

 今まででも高い点数のモンスターに悠二は昂奮した。画像の乱菊を見てもなるほど、これなら九八点も納得である。

 乱菊の情報を確認していると、彼女が悠二のいる世界線より遥か遠くの世界線に存在する死神、と呼ばれる存在であると知った。死神と訊いて悠二がイメージするのは黒衣を纏って大きな鎌を振るう髑髏の顔の怪人だが、乱菊やその同胞はまったく違うらしい。

さっそく存分に弄びたいと思い、急遽ゆかなを解放して、悠二は帰宅した。

 捕獲装置に捕獲された乱菊を、部屋に転送するためラブ・ハンターを操作する。スマホのライト部分から赤い光が細く伸び、ベッドの上に照射される。そこからシーツを嘗めるように伸びていく。ある程度の長さに至ると、次は左右へ、這うように広がっていった。

「おお……」

 まるで3Dプリンターがマネキンを作っているかのように、赤い光が人型──体型からして女性を形作っていた。

「なるほど、こうやって転送されるのか……」

 感心するように悠二が呟いている傍から、赤い光が散って女性が現れる。黒い着物を着て豊かな胸元を大胆にはだけた金髪の妖艶な美女だった。

「凄い美人……。あ、これは危ないな」

 悠二は乱菊の腰に差してある日本刀(悠二は斬魄刀という名前を知らない)をこっそりと外して、クローゼットに隠した。ちなみに、このクローゼットは悠二の恋人である湊友希那が着るコスプレ用のクローゼットだ。恋人たちのためのクローゼットは別にあるが、悠二に特別気に入られている友希那などは例外的に個別のクローゼットを持っていた。

「ん……」

 乱菊は切れ長の眼をゆっくりと開いた。まるで眠りから覚めたようである。身体を起こし、辺りを見渡している。

「ここは……あたしはさっきまで隊舎にいたはず」

 戸惑っている乱菊に悠二は話しかける。

「目覚めたか、初めまして乱菊」

「っ、あなたは」

乱菊は悠二を視界に入れた瞬間、時が止まったような感覚に陥っていた。

 彼を一目見た瞬間、強烈な鼓動が胸を打ち、息が詰まっていた。あっという間に視界がぼやけ、文字通り、彼以外何も見えなくなっている。自分がいつの間にか見知らぬ場所で目覚めるという椿事が起きたばかりというのに、そのことに疑問など吹き飛んでしまった。

 その彼の姿を遮るように、チラチラと何かが過った。

「おい乱菊、聞こえているかー?」

 悠二本人の手だった。呼び掛けに応じない乱菊の気を引こうと、目の前で手を振っていた。

「っ……え、ああ、何?」

「だからぁ、俺、桜庭悠二に君は捕獲されたのは分かるね?」

「はい……」

 乱菊は魅入られているかのように悠二を見つめている。顔から力が抜けていて、見惚れているのは一目瞭然だった。

 ぼんやりしている乱菊を見る悠二だが、改めて彼女の妖艶な美貌には唸らせられた。

 青い眼もやや厚めの唇も雨の後の花のように濡れ濡れと光る美女。むせるような異常な精気が全身から醸し出されている。ゆるやかなウェーブがかっている金髪も輝いて見える。

「悠二さんは、あたしの主……です」

「それが分かるならば、それでいいよ」

 悠二はそう言いながら、乱菊の横に座る。悠二が近づくと表情を蕩けさせて、自分からも悠二に近づいてきた。好感度が当初から積極的なため乱菊も悠二にはかなり好意的な反応をしている。悠二に肩を抱かれると乱菊は無抵抗にしなだれかかっていった。

「ここは、君が知る世界ではない。尸魂界(ソウル・ソサエティ)でもそこと繋がっている現世とも違う世界線だ」

きめ細かな肌の艶や唇の瑞々しさ、そして悠二を見ながら陶然とした視線がぶつかる。

「はい……」

 声を乗せた甘い吐息が悠二の唇に触れる。それほど彼女の唇は、今にも重ねられそうなほど近い。

 ズイ、と身を乗り出す乱菊。はち切れんばかりの胸が押し潰れ、甘い弾力が悠二の腕に伝わる。

 悠二が顔を向けると乱菊は躊躇いもなく唇を捧げ、積極的に啄んだ。妖艶な美顔は恍惚感を表すように蕩かして熱心に口吻し、女性からも羨まれる肢体をねっとりと絡ませている。

 乱菊は酩酊するかのような、頭の奥が痺れ陶然とした。捕獲装置で捕獲され悠二への好感度を引き上げられた精神作用で、常の彼女らしからぬ態度を取らせていた。

「はあぁぁっ……」

 悠二が乱菊の胸を掬うと、赤らめた顔に艶が増し、目元から力を抜いた。

「俺のほうをまず脱がせてくれ」

「あああ……違うの……誰にでもこんなことすると思わないでぇ……」

 などと恥ずかしそうに口にしつつ胸板を撫でる乱菊は、乳房を揉まれるのもそのままに悠二の服を脱がせていった。

 次は悠二の指示で乱菊は彼の前で脱いでいく。黒衣を脱げば、柔乳が解放されユサユサと上下に弾む。悠二はバウンドする白い肉塊を見つめながら感嘆するように息をついた。

 乱菊の乳房は大きさがMカップもあるのに、見事な球形に盛り上がり、下乳のあたりなどパンと強い張りがある。乳輪部は乳房なりに面積が広いが、色は薄いピンクで、こんもりと盛り上がる様子は大人の女の色香を感じさせた。

(見られてる……)

 肌に突き刺さる視線が官能を刺激する。乱菊には初めての経験だった。

「下も脱いでくれ」

 悠二の命令を訊きながら、乱菊は袴を降ろして褌も解いた。初めて会った男だが彼に従わなければならない、という思い(そしてその思考に乱菊は疑念を抱けていなかった)素直に行動した。

 桜庭悠二は乱菊には不思議な存在である人間であるようだが、霊圧を抑えてもいない乱菊に平然と接している。それどころか、乱菊のほうが彼に自身を遥かに超える存在感を感じるのである。

 乱菊が褌を外すとき、恥ずかしさで少しだけ手が止まる。それでもすぐに外せば悠二の視線が、股間に集中するのを感じる。悠二は驚いたように片眉を吊り上げていた。

(いや、見ないで……)

 そう、乱菊の股間を覆う陰毛は普通の成人女性よりも濃いめで、縮れた金色の毛が下腹部にみっしりと埋め尽くしている。

「じゃあ、そこへ横になって」

 悠二が案内したテーブルには一メートルほどの間隔をおいて二本の黒い鉄の棒が直立している。

 一糸まとわぬ身体を仰向けにしてテーブルに乗せられた乱菊は、左右の鉄棒にそれぞれ膝と手首をロープで固定された。

 M字に両脚を開かれた乱菊の股間を、悠二は覗き込んだ。

 しっかりと濃い秘毛、少し口を開いているピンク色の媚肉、そしてセピア色のアヌスまでが悠二には丸見えだった。

「ああ……」

 乱菊が視線を感じ欲情が刺激され、息をつく。仰向けでも小山のように盛り上がる巨乳が僅かに揺れるのを悠二が見る。

「乱菊、乳首が立っているぞ」

 あまり腋のほうに流れていない張りのあるJカップを悠二は見つめている。彼は人差し指を伸ばすと、こんもりと膨らんだ乳輪部の先端で硬さを増しているように見える乳首をグリグリとこね回す。

「あっ、ああっ、いや、あああん」

 あまり力を込めずに焦らすように乳首を弄ばれ、乱菊は甘い声をあげ、身体をくねらせる。

 多くの女性と交わることで性技も磨かれているようで、悠二の指の動きは巧みである。乱菊は乳首責めだけで彼の思うさまに喘がされていた。

 乳首を弄ばれているだけなのに、M字開脚のまま横たえる身体がもうピンクに染まり汗まで浮かびはじめていた。

「あっ、あああん、いやああん、ああっ、あああ」

 戸惑いながらも乱菊は乳頭から乳肉全体を震わせるような甘い痺れに、なすすべもなく喘ぎ続けるだけだ。

 すると、突然、乳首を愛撫していた指がすっかり勃起している先端を捻り上げた。

「あああん、だめっ、はああああん」

 強い痺れが背中まで駆け抜け、乱菊は肉感的な身体をくねらせて悶え泣く。

 痛みを感じても良さそうなつねり方をされても、甘い声しかあげられないほど乱菊の全身が敏感になっている。

「たまには前戯もしっかりと楽しもうと思ってね。とても気持ち良くさせてあげるよ」

 そう言って悠二は、軽く乳首を指で弾いた。

「くううん」

 感度を上げられていた乳頭から強い快感が沸き上がり、乱菊は甲高い声とともに、肉感的な身体をのけ反らせた。

 悠二はボトルを取り出し、お腹を晒して転がったカエルのようなポーズの乱菊のみぞおちのあたりに中身を垂らしはじめた。

「ひあっ、冷たい。何、これえ!?」

 思わず声をあげた乱菊の白い肌の濡らしたのは、透明のローションだった。

「すぐに慣れるよ。これを使えば多少強く擦ったりしても痕は残らないから」

 悠二は両手で乱菊の身体にローションを伸ばしていく。まるで乱菊の艶やかな肌をマッサージでもするかのように、透明の粘液を塗り込んでいった。

「くっ、あっ、はあああん」

 ローションは乳房や内腿、さらには腋の下など身体の敏感な場所にもしっかりと塗り込まれる。

 そのたびに乱菊は鼻にかかった声を漏らして、横たわる身体を引き攣らせるのだ。

「さあ、そろそろ始めるぞ」

 たわわな乳房に粘液が滴り、グラマラスな身体全体がヌラヌラと輝きだした。

「やっ、あああん、だめっ、あっ、あああ」

 悠二は乱菊の頭のほうから両手を出し、上を向いている寝ていても巨大に膨らむ二つの乳房を丁寧に揉みはじめる。

 さらに時々、手を伸ばして、太腿や脇腹などを擦る。

「さあ、最後はここを」

 悠二が移動した位置は、M字に開かれた両脚の真正面だ。

「い、いや、そこはやめて桜庭さん。あっ、ああああん」

 なよなよと首を振りながら訴える乱菊だったが、彼女は言葉だけで実力を使った抵抗はしない。根本的に悠二からの愛撫を受けなければならないと思っているからだ。

 悠二の指は容赦なく秘裂の中に侵入してきた。元より愛液に濡れ、そのうえローションを纏った悠二の二本の指が、あっさりと膣肉を引き裂き、中に入ってくる。

「お願い、あああん、あああっ」

 二本の指で膣壁を擦っただけで乱菊は淫らによがり出した。彼氏に指を入れられたこともあったが、ほとんど気持ちがいいと思ったことはない。それがいま、入れられただけで快感に腰が震えている。

「グイグイ私の指を喰い締めてくるね。締まりがいい名器だな」

 媚肉の中をまさぐりながら悠二が言う。

この巨乳に締まりのいい秘所。まさにセックスをするために生まれてきた女性のようだと、悠二は思った。

悠二は両手でローションに濡れる光るJカップを揉みしだきながら、指でコリコリと乳頭を掻くようにする。

「あああん、いやあっ、こんな、ああん、ひあっ、そこは、ああん」

 悠二の指が膣の天井のある場所を捉えたとき、乱菊は未だかつてない経験したことのない強烈な快感に悶え泣いた。

 膣内から身体の全面を駆け抜けた痺れはまるで電流のようで、まだ乱菊の腹筋が波打っている。

「ふふ、ここだな。乱菊のGスポットは……」

 強い反応を見せた乱菊に意味ありげな笑みを浮かべながら、悠二は天井のそのポイントを集中的に二本の指で擦った。

「あああん、G? あああん、これ以上変なことしないで、ああああん、ああ」

 聞きなれない言葉に驚く乱菊だが、仰向けで両手脚を開いた身体を快感が突き抜けると、なすすべもなく乱れてしまう。

「大丈夫だよ。身体に悪いことじゃないから。乱菊は気持ちよくなることだけを考えていたらいいんだ」

 頭の後ろから手を伸ばして濡れた巨乳を揉み続けなら悠二は囁く。

「ああっ、いやああ、ああっ、強すぎる。あああん、ああっ」

 悩乱する乱菊を無視して、悠二の二本指はさらに勢いを増し、膣肉を擦り続ける。

 もう両脚は痺れきり、快感は乳頭までヒリヒリさせて呼吸も辛くなった。

「えっ、いやっ、あああっ、なにこれ、いやっ、こないで」

「おお、随分と弱気になったな」

 乱菊はもう脳まで快楽に溶け始めていた。そんな彼女は膀胱から熱いものが駆け下りていくのを感じた。

「いいよ、そのまま出しても構わない」

 悠二は乱菊の反応をあらかじめ予測していたので、腕全体を使って乱菊の膣壁を責める。

「あああん、いやあ、お願い、あああん、あああっ、だめっ、ああっ」

 尿道口が痺れきり、限界の尿意に似た感覚に乱菊は囚われる。ほぼ同時にクリトリスのときとは違う大きな快感の波が襲い掛かってきた。

「あああん、もうだめっ、あああっ、イク、イクううううううう」

 それは明らかな女の絶頂の波で、乱菊は翻弄されるがままに背中をのけ反らせて叫び声をあげた。

「わっ、始まった。すごい」

 悠二が言うと同時に、乱菊のもう感覚がない尿道口から透明な液体が飛び出した。

「ああっ、いやっ、いやああ、ああっ、止まって」

 切れ長の目を見開いて乱菊は泣き叫ぶ。(ホロウ)との戦いにだって泣くような醜態は晒さなかった。それなのに、なんという体たらくか。乱菊は自己嫌悪に陥る。泣き叫ぶ間も、液体を噴き出すことは自分の意志では止められない。

 水流は悠二の腕が動くリズムに合わせて断続的に噴き上がる。

「ははは、派手な潮吹きだな」

「いやああ、潮吹きなんて、あああん、いやああ」

 女の肉裂から噴水を上げる姿を悠二に見られていると思うと、乱菊はいっそ死んでしまえたらとさえ思う。

 だがエクスタシーの発作は止まらず、同時に心の奥が満たされてるような感覚を覚える。かつてない快美な感覚。今までの性交でもそれ以外でも感じてたことのない多幸感。

「あああん、ああっ、また、あああん。いやあ、出ちゃう。あああ」

 マゾの昂りに身体の芯を燃やしなら、乱菊は潮吹きを続け、放水が何度も宙に舞った。

「ああ……あああ……」

 そしてようやく発作が収まると、もう身も心もズタズタになりがっくりと顔を横に伏せた。

「はは、随分と出したな。こんなに噴いて恥ずかしくないのか?」

 悠二がようやく膣肉から指を引き上げて言うと、後ろから乱菊の頭を起こした。

「ああ……いやああ、こんなの……」

 大きく開かれた乱菊の股間の前には大きな水溜りができていて、いまにも天板から床に溢れそうになっていた。

 そして、悠二がまた頭の上側から股間のほうへ戻って、スマホで撮影していた。

「ああ……いやああ……あああ……」

 両手脚を大きく開いて女のすべてと、お漏らしでもしたかのような派手な水溜りを晒した姿を撮影され、乱菊はもうすすり泣くばかりだった。

 魑魅魍魎の類や恐ろしい敵手を相手にしても、乱菊は怯懦とは無縁であった。それがひたすらに快楽の責めを受け続けることで、彼女の精神の城壁は砂の城のように崩されてしまっていた。




乱菊が基本的に弱気や一方的に責められて受ける側になることはあり得ないことでしょう。原作では起こり得ないことが起きるのが二次創作。悠二はプレイヤーとしてのレベルアップしていたことで副隊長の霊圧にも耐えられていた、みたいな感じです。

八女ゆかなは彼女担当の章はなしですが、ちょっと彼女の担当の章を用意できる自信がなかったのでここで入れました。


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02 (乱菊)

最近、『戦闘員、派遣します!』のハイネに心惹かれてしまいます。


「さあ、泣くのはまだ早いよ」

 さっきまで頭の上側にいたはずの悠二の声が、開いた股間のほうから聞こえてきて乱菊は涙に濡れた瞳を向けた。

「ちょっ、ちょっと待って、これ以上はもう許して」

 悠二の勇壮と屹立された肉幹が乱菊の目に入る。(ホロウ)破面(アランカル)のような凶悪な怪異を相手にしても怖じることない彼女が、今では人間の悠二を敵わない存在に思えてしまい及び腰になっている。

「今更弱いふりしても、ダメだよ。ちゃんとやるんだってことは知っているだろう?」

 それは乱菊にもわかっている。自分は悠二と交わらないといけない(なぜ、とは乱菊は疑問に思えない)。だが、彼女はまだセックスでイッたことがなかった。彼女が絶頂を味わうよりも早くに男は果てていた。そのため、先刻の絶頂は未知なる快感であった。そして悠二に自分はイカされるのだと確定した未来だと思っていた。

 悠二によって拘束は解かれて、乱菊は敷かれたマットの上にさして強い抵抗もできずに押し倒されてしまう。彼がのしかかってきた際に、肌に触れた肉幹の熱さに力を奪われたのかもしれない。

「両手を上に上げろ、万歳の格好だ」

悠二は乱菊をマットの上に横たわらせただけで止まらず、両腕を上げさせる。腕に引っ張られて乳房が上に伸びて形が変わる。腋を全開にして悠二は観察して嘗める。剃り残しは全くない。腋の肉は少なくてくぼんでいる。腋を嘗めればかすかな汗の味がする。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

 乱菊は腋を嘗められて、くすぐったさと戦うように悶えている。腋の感度も良好そうだと悠二は判断した。腋をしばらく嘗めてから、次に移る……。

「せっかくだから口でしてあげるよ」

 悠二は乱菊の白く長い両脚を抱え上げる。

「きゃあああ」

 そのまま股間が上を向くまで腰や背中を丸められ、流石に乱菊も悲鳴をあげた。ヒップは完全に上を向き、たわわなMカップは重力に引き寄せられて鎖骨のところまできている。

 セピア色のアナルが悠二の眼前に現れる。嗅いでみるが腋の下よりメスの匂いが濃い。

「いやあ、やめて、恥ずかしい!」

「おおっ、ぐっしょりじゃないか。ま、潮吹いたばかりだからね。もっと広げてみよう」

「いやあ、見ないで」

 当然だがピンク色の秘裂も完全に上を向いていて、悠二はさらにそこを両手でぱっくりと開いてきた。媚肉は湿っていて、悠二に見下ろされていると思うと、どんどん愛液が分泌されるのだ。

「はは、ヒクヒクして、もしかしたら露出狂なのかな?」

 涙目になって自分を見上げてくる乱菊に声をかけながら、悠二は唇を秘裂に埋めた。

「あっ、いや、嘗めないで、あああん、あああっ」

 悠二は丁寧にセピア色のアナルやクリトリスや膣口を舌で愛撫する。独特な味がするのは膣口そのものというよりも、先程の潮吹きによるものだろう。

自分だけが一方的に気持ち良くならない、女性も快美恍惚に耽るほど気持ち良くなってもらいたいという意志から、乱菊を愛撫し続けた。

「女の子はここでも気持ち良くなれるんだ。怖がらないで素直に感じていいんだよ」

 二つに折られた身体に甘い痺れが駆け抜け、乱菊は早速悩ましい声をあげた。ふやけるのではと思うほどアナルを嘗めて、そして媚肉から泉のように愛液を分泌する様子を覗き込んで悠二は笑った。

「ああん、いやあ。ああっ、だって、ああん、ああああ」

 悠二が舌で嬲るたびに乱菊の身体に電撃が突き抜け、白い閃光を迸らせる。

「あああっ、いやあっ、ああん、そこは、あああん、だめえ」

 悠二の舌先がクリトリスの周りをなぞるように一周したあと、突起の先端を突くように刺激した。

 それだけで腰骨が砕けるかと思うような強い痺れが突き抜け、乱菊はまんぐり返しで上を向いて下半身をクネクネとよじらせるのだ。

「これで充分かな。じゃあ、やるか。乱菊を初めて女にするとは嬉しいね」

 悠二は背中を丸めていた乱菊の身体をマットにゆっくりと横たえた。

「お……女に? なにを……はあはあ」

 前戯だけでもう息を荒くしている乱菊は不思議そうに、肉幹をいきり立たせる悠二を見た。

「乱菊はいままでイッたことがないだろう。ならば男とセックスしてエクスタシー感じた経験もないよな。だからだよ」

 男の肉幹で絶頂に初めて昇り詰めることも、処女喪失と同じように女になると言えるのだろうか。乱菊には無遠慮に名前を呼び捨てされることも、勝手な物言いをされることにもなにも感じない。

「ああ……そんなのって」

 悠二に乱菊がイクことを前提として話してるのにも関わらず、心に去来するのは怒りではなく、悠二にイカされるのだと受け入れてしまっていた。

「さあ、いくよ」

 悠二はマットの上に仰向けの乱菊の、白く肉感的な太ももを抱え上げ、正常位で亀頭を押し出してきた。

「あっ、ちょっと待って。あっ、あああん、あああ」

 悠二の亀頭が強く膣口を押し拡げると、乱菊は甘い痺れにのけぞってしまう。彼は肉幹を乱菊の一番奥に向かって突き立ててきた。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 焼けた鉄のような亀頭が子宮口を抉り、仰向けの白い上体の上でJカップの柔乳がプルンと波を打った。

 それと同時に強い快感の波に飲み込まれた乱菊は、あっという間に息も絶え絶えになる。

「おおっ、凄く締まりがいい。気持ちいいぞ」

 すでにドロドロに溶け落ちていった乱菊の膣肉は、肉幹を歓喜し、ねっとりと濡れた秘肉を絡みつかせていた。

 悠二は心地よさから気分よく微笑み、リズムよく腰を使い始めた。

「ああん、あっ、あああっ、いやっ、あああっ、ああああ」

 クチュクチュと音を立てて愛液をかき混ぜながら、肉幹がピストンする。

「ああ……中がこんなに埋め尽くされてるのって……」

 悠二の逸物を飲み込んだ乱菊は、膣道を引き裂かれているかのような圧迫を感じていた。だが、それがたまらなく心地よく、腰骨が震える快感とともに、身も心も解けていくように思うのだ。

(生のおちんちん……ああ……すごく)

 いつしか乱菊は悠二の肉幹をまるで恋人か夫にするように受け入れ、ムチムチの白い両脚を腰に絡みつかせながら喘ぎつづけていた。

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

「おお、締まりが強くなってきた。柔弱な奴ならこれで我慢できなくなるだろうな、くうう」

 昂る感情に媚肉も反応しているのだろう。強く絡みつきはじめ、悠二が楽しそうな声を漏らした。

「すごく気持ちよさそうだからすぐにイキそうだな」

 激しいピストンに巨乳を躍らせながら、切れ長の瞳を蕩けさせる乱菊の顔を覗き込んで悠二は言った。

 見た目にもわかるほど乱菊の白い肌はピンクに上気して汗が浮かび、弾ける巨乳の頂上にある乳頭部は硬く尖りきっている。

 ぱっくりと開いた膣口からは、屹立した肉幹がデイ入りするたびに愛液が飛び散り、女の頂点が近いのは一目瞭然だ。

「じゃあ、一気にいくよ」

 悠二はあらためて、だらしなく開いている乱菊の両脚を抱えると、とどめとばかりに腰を打ちつける。

「だめっ、強すぎる。あああっ、んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 力強く若々しく怒張が子宮口を歪め、奥にある子宮本体から熱波のような快感が全身に広がってくる。

 もう乱菊は厚めの唇を半開きにしたまま瞳を泳がせ、一気に女の頂点へ向かっていった。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 夢中になって身体の奥にある悠二の脚に爪を立てながら、乱菊は何度も首を振って叫んだ。

 膣肉が強く怒張を喰い締める感覚があり、全身に電流が走って両脚がピンと伸びた。

「イクううううう」

 そして最後の叫びとともに乱菊は、初めて男の肉幹でエクスタシーを味わった。

 その快感は今までの男との交合、自慰などよりも遥かに強く、なぜか心が埋め尽くされるような満ち足りた感覚に囚われた。

「おおっ、俺もイク、くううう」

 乱菊の胎内に白濁液が注ぎ込まれていく、液体の熱が腹をじんわりと拡がるように感じる。身体に、魂魄に、快美恍惚が焼き付く。

(男の精液……すごく熱い……)

 乱菊は自分に注がれる精液によって胎内が熱くなるような感覚を、うっとりとした表情で感じていた。

 

 ◇◆◇

 

「あっ、あああん、激しすぎる、あああん、ああっ、ああっ」

 初めて男の生の肉幹に翻弄され、心まで溶かしてしまった乱菊にもう自分を奮い立たせる力などあるはずもなく、悠二に突かれるがままに喘ぎ狂っていた。

「はは、ポーズといい顔といい、まさに牝犬だな」

 さっきと同じマットの上に乱菊は四つん這いになり、肉感的なヒップを後ろに突き出す姿勢で悠二の肉幹を受け入れている。

「ああっ、あああん、もう、ああああん、だめっ、ああん、ああっ」

 両手をマットについた上半身の下で、さらに大きさを増したように見える二つの巨乳を激しく揺らしながら身悶えいる乱菊。

「乱菊のおマンコ、ああ、最高だ。締まりが強いのに柔らかい。俺専用に変わっていなのにこの気持ち良さは素晴らしい。それに次々に愛液が」

 悠二は乱菊の尻たぶを強く掴んで激しくピストンを続ける。休みなく亀頭を乱菊の子宮口に向かって突き続けていた。

「あああん、だって、あああん、私は、あああん、ああっ、もう、ああっ」

 子宮から湧き上がる快感に息もできず、意識すら朦朧としてくる。

 いつしか自分が感じていることも受け入れ、こんなに活力に漲って硬いモノで突かれているのだから仕方ないとさえ思う様になっていた。

「あああん、ああっ、もう、ああっ、たまらない、ああっ、ああああっ」

 女の身体は心が快感を受け入れるようになるとさらに感度が増すのが、乱菊はいままで以上の昂りに身を焦がしていた。

「ひあっ、もうだめ、あああっ、私だめになるわ、ああっ」

 そして快感はすべてを呑み込み、乱菊は肉欲のなすがままに四つん這いの白い身体をのけ反らせた。

「あああん、イッくううううう、ああああっ」

 絶叫をとともに白い肌が波打ち、たわわな巨乳まで激しく震えた。

 大きく唇を開いたまま乱菊は二度目のエクスタシーに全身を焦がした。

「俺も出すぞ」

 乱菊がイキ果てるのを見届けて、悠二は白い精を乱菊の中に注ぎ込む。

「ああ……はあ……あああ」

 犬のポーズのまま何度かエクスタシーにのけぞったあと、乱菊はそのままマットに倒れ込んだ。

 もうなにもかもなくしたかのように、虚ろな瞳で荒い呼吸を繰り返す乱菊に、悠二は語り掛ける。

「さあ、まだ終わらないから少し休んでおけ」

 股間から肉幹を抜いて、悠二はペットボトルの水を飲んで一息つくと、肉幹にまとわりついた精液と愛液をティッシュペーパーで拭い去る。ハーレムプレイをしているいつもなら恋人をしゃぶらせて汚れを除去しているのだが、まだ乱菊には教育していなかったので今日は見送った。

「さ、やろうか」

「あ、あっ」

 悠二の言葉に従おうと思い乱菊はマットの上でもぞもぞと動く。だが二回連続のエクスタシーに翻弄された肉体は、腰が抜けた状態になっていて思う様に動かせなかった。

「ふふ、疲れて大変だろうが、もうひと頑張りだ」

 悠二は乱菊の細い足首を力強く掴んで上に持ち上げる。左脚だけがヨットのマストのように天井に向かってピンと伸びきり、乱菊の身体は自然と右肩を下にした横向きになった。

「繋がっているところがしっかり映るな」

 悠二が呟いた。乱菊は知らないことだった。悠二がアイテム『タルンカッペ』を間桐桜に使用させて、乱菊との痴態を撮影させていたのである。

 Jカップの巨乳が下に少し流れて鏡餅のように重なり、みっしりと陰毛が生えそろった股間の奥にある、愛液にヌラヌラと輝くピンクの媚肉も丸出しになった。

 隠れているので悠二も乱菊も見えていないが、桜は肝心な部分を見えるようと二人の横側に移動して乱菊の秘裂がヒクヒクと脈動している様子を撮影していた。

(ああ、私の身体はこんなに……)

 さらなる中出しが待っているのだと思えば、乱菊の肉体は昂りに震え、下半身がジーンと痺れて力が抜けていく。

「さあ、行くよ」

 悠二は上に伸ばされた乱菊の左脚を抱え込む。そしてマットの上に伸びた状態の右脚の上に跨り、横向きの股間に向けて肉幹を突き立ててきた。

「ああっ、いやああ、ああっ、ああああん、あああっ」

 いくら精神的消耗があっても、硬い亀頭部が濡れた膣口を割ると、乱菊はどうしようもなく悶え泣いてしまう。

「濡れ濡れなのに締まりがきつい、やっぱりいいオマンコだ」

 感想を口にしながら悠二は、怒張を小刻みに前後させながら進める。

「あっ、ああ……だめっ、ああっ、はあああん、ああっ」

 悠二は自分の肉幹を乱菊の膣に馴染ませるようにしながらゆっくりと挿入する。

「あっ、ああ……だめっ、ああっ、はああん、ああっ」

 悠二は乱菊の反応を見ながらゆっくりと怒張を進める。すると膣全体がジーンと痺れた感じになり、乱菊自ら肉幹を深く求めるように収縮を開始する。

「あっ、いや、こんなの。あああん、だめっ、ああっ、ああっ」

 自分の媚肉の浅ましさに恐怖しながらも、乱菊はどんどん性感を燃やしていってしまう。

 横を向いて肉感的な身体はすっかり朱に染まり、重なった状態でフルフルと揺れるJカップの先端は痛々しいほどに尖りきっていた。

「ああっ、悠二さん。そんな、ふうに、ああっ、あああん、ああっ」

 悠二は乱菊の最奥に亀頭がたどり着く寸前で小刻みなピストンを繰り返している。巧みな焦らしにたまらない気持ちになり、髪の毛を振り乱して切ない声をあげた。

「ふふ、奥だね。いいよ、それっ」

 気合いとともに悠二は強く怒張を突っ込んできた。

「ああああん、そこ、あああん、すごい、あああん、あああああっ」

 子宮口に硬い亀頭が押し込まれるのと同時に、強烈な痺れが喉元まで突き抜け、乱菊はなにもかも捨てたように喘ぎ狂う。

 あっという間に脳まで痺れきって、もう思考が蕩けてしまった。

「ふふ、オマンコが悦んでるぞ、乱菊」

 歓喜に震えているのは媚肉も同じで、ずっと小刻みに脈動しながら悠二の肉幹を絞り込んでいる。

「だって、あああああん、悠二さんが、私の弱いところ、あああん、ああっ」

 さらなる激しいよがり泣きを見せながら、乱菊はついに自ら感じていることを口にしてしまう。

「ここだな、乱菊の気持ちがいい場所は」

 悠二のほうも美女の乱れきった姿に昂奮を深めたのか、乱菊の子宮口を集中的に突いた。

「あああん、そこ、ああっ、そこがいいの。ああん、だめぇ、もう、あああん、イッちゃうわ、あああん悠二さん」

 亀頭が食い込むたびに子宮そのものが熱く痺れ、それが全身に広がって、自我まで覆い尽くしていく。乱菊はもう本能に身を任せ、無我夢中で叫んでいた。

「いいぞ、イケ、乱菊。このまま俺も出してやる。くううう、乱菊、うううううっ」

 悠二は激しくピストンしてくる。左脚を掲げた横向きのグラマラスな肉体が大きく揺れ、ワンテンポ遅れてたわわな巨乳も躍っていた。

「あああん、イク、イクううううう」

 子宮からの快感に押し流されるままに、乱菊は背中を大きく弓なりにして、極みに昇りつめた。

「ああ、俺も出る、くううう」

 悠二も乱菊の右脚に跨っている下半身を震わせる。怒張は濡れた膣内で一度膨張したあと、弾けるように精液を発射した。もう何度も出しているのに未だに活力漲っていた。

「あひぁああぁっ! んんっ、あへへっ、えへぇぇっ……」

 唇を半開きにして切ない息を吐きながら、乱菊は子宮の中にまで熱い粘液が流れ込んでくるのを自覚した。

(ああ……また、染み込んできている)

 子宮の内側が悠二の精液で満たされていくのを感じながら、乱菊は悠二にすべてを奪われて支配されているような錯覚に陥る。

「あっ、あああっ、くうう、あああん、だめ、あああっ」

 その感覚にマゾの部分が刺激され、昂りに白い身体をくねらせてのたうった。

 ラブ・ハンターを確認すれば、好感度が一〇以上上がり、好感度をラブラブに変更した。

「気持ち良かったよ、ありがとう」

 身も心も悦楽に溶け落ち、何度も下腹をひくつかせながら余韻に震える美女を、不可視の状態である桜は声を出すこともなく、息を呑んで見つめていた。

 

 ◇◆◇

 

 翌日、乱菊は悠二に渡された服を着ていた。学校制服である。駒王学園高等部の制服である。リボンは外され、胸元が大きくはだけてあり下着はつけていなかった。

 寝室に置かれたマットの前で、両脚をがに股に両腕は頭の後ろに組んでたわわな巨乳を乱菊は見せつけるようにしている。胸にはエロ乳、牛乳、揉み放題と落書きされている。

 とても短いスカートの奥には、派手なレースがあしわられた白のパンティを穿いているが、薄い生地からは陰毛が透けている。露わになった太ももにはセックス大好き、メス犬と落書きされてあり、腿の裏には肉便器、変態女と落書きを悠二が書いていた。今も悠二がスカートを捲り上げて、右の尻たぶにTouch meと書き込んでいる。

 乱菊が命令で穿いているバタフライタイプのパンティは彼女の愛液で既に濡れている。

「昨日よりもずっと積極的ですね、性のケダモノなんですね、乱菊さん」

 今日は乱菊の前には悠二以外もいる。ガニ股の乱菊の前に立つ白の下着を着た間桐桜が言った。

「昨日はとっても気持ち良かったんですねよ?」

 黒の下着姿の胡蝶しのぶが嫣然と微笑みながら乱菊に問う。

「そ、そうよ……とても、気持ちよかったわ」

 緊張のせいで乱菊の口調はたどたどしかった。

「さあ、今日も愉しませてあげよう」

 悠二はマットの前に立つ乱菊の背後に回ると、息をするだけで揺れている巨乳を揉みながら後ろにゆっくりと引き寄せる。

「あっ、そんなふうに……あっ、はああん」

 まだ軽く乳房を刺激されているだけなのに、すぐに乱菊の身体は甘い快感に包まれはじめ、甲高い声が漏れてしまう。乳房を握られたまま乱菊はマットの上に仰向けに横たわった。

 悠二は乱菊の足元のほうからマット上に入り、染み一つない白い両脚を左右に割り開く。そしてムチムチとした両太腿の間に、悠二が身体を入れると乱菊のスカートを捲り、パンツの腰紐を解いた。

「あ、もう濡れているじゃないか」

 胸を揉まれ、しのぶや桜に見られているという視線を感じたせいか、乱菊の媚肉は熱く昂り、すでに愛液にまみれていた。

「いやあ、言わないで」

 恥ずかしさに乱菊は両手で顔を覆い隠すが、濡れそぼる肉壺を悠二だけでなく女たちにも見つめられていると思うと、乱菊の性感が熱く燃えだすのだ。

「さあ、いくぞ」

 悠二は大きく開かれたままの白い脚を抱え正常位で亀頭を押し込んできた。

「あっ、いまは、あっ、はああああん」

 恥じらいと見られていることに抵抗を感じていた乱菊だったが、亀頭部が濡れた膣口を引き裂くと早速甘い声をあげてのけぞった。

 傘が開いたキノコのような亀頭が媚肉に食い込み、全身があっという間に熱く燃え上がっていく。

「おおっ! 早速締めつけてくる」

 悠二は顔を綻ばせながら、ゆっくりと入口のあたりで亀頭を前後させては少し進めるを繰り返す。

「やだっ、ああっ、ああっ」

 悠二の逸物は乱菊の膣肉をこれでもかと押し広げているが、マゾの情感を取り繕えない乱菊にとってはその感覚も心地いい。さらにもっと早く奥までという渇望にすら囚われていた。

「ああ……いやっ、だめっ、こんなの……くうん」

 鼻を鳴らしながら乱菊はグラマラスな身体を切なげによじらせる。乱菊の頭を膝の上に乗せた桜は絶えず巨大な乳房を優しく揉んでいて、乳肉が歪むたびに湧き上がる甘い痺れが昂りに拍車をかけていた。

「ふふ、一思いに突いて欲しいのか? ならばおねだりしてみろ」

 そう言って悠二は肉幹を強く押し出したが、まさに最奥の寸前で止め、焦らすように小刻みに動かす。

「そんなの……ああっ、いやっ、あああ」

 今までの男との交際では手綱を握って自分を優位にしていたのに、乱菊は焦燥感に胸が焼け焦げ、いまにもすべてを捨てて屈服してしまいそうだ。

 現に身体のほうは本能に操られ、自ら肉幹を吞み込もうと腰を上に持ち上げているのだが、悠二は流石と言おうか、乱菊の動きに合わせて逸物を引いてしまうのだ。

(ああ……もうだめ……おかしくなる……)

 膣奥では子宮口が亀頭に吸いつこうと蠢いているのがわかる。

 このままでは自分は本当に気が狂ってしまうのではないか、熱さに妖しくなる意識の中で乱菊は思った。

「ああ……ヤバい……」

 ぼそりと呟いた乱菊の目は星のようにけぶっている。こちらを見下ろしている桜に目を向けた。桜は微笑みを浮かべたまま、ゆっくりと頷いた。

(ああ……この娘には全部わかっているのね……)

 悠二に心惹かれながらも今までの男のように自分の思惑に従わせたいと考えながらも、自分はマゾの快楽に堕ちようとしている乱菊を、桜は自分を取り繕わなくていい、欲望を解放してもよいのだ。そう解釈した。

「ほら、どうなんだ」

「あっ、ああああん、私は……あああっ」

 思いにふけっている間も、悠二はずっと寸止めを続けていて乱菊の肉欲はさらに膨らんでいくのだ。

(もうだめ……ギン……淫らな乱菊を許して……)

 すべてを捨てて欲望に身を任せると、乱菊は汗まみれの美しい顔を、自分の両脚を抱えている悠二に向けた。

「ああっ、お願いです。突いてっ」

 ついに禁断の言葉を叫んだ乱菊。

「それだけじゃわからないな。どこをなにで突いて欲しいんだ?」

 悠二はゆっくりと怒張を膣口のあたりまで引きながら、乱菊をさらに追い詰めようとする。

「ああっ、いやっ、行かないで。あああっ、乱菊のおマンコの奥を悠二さんのおチンポで突いてください」

 もう心まで蕩けきった乱菊は、乳房を揉んでいる桜の腕を握り、夢中で悠二に訴えた。

「よしっ」

 頷くと同時に悠二は怒張を最大の力で乱菊の膣口から最奥に向かい、勢いよく逸物を突き立ててきた。

「ひあああああ、あああっ、ああああん」

 鉄のような亀頭が膣奥に食い込みと同時に、子宮が砕けるかと思うような強烈な快感が突き抜け、乱菊は背中を弓なりにし、厚めの唇を大きく割って絶叫する。浮かび上がった腰がガクガクと震え、目の前で火花が散った。

(私……いま……)

 その一撃だけで悠二は肉幹を最奥で止めている。なのに乱菊の下腹はビクビクと痙攣を続け、乳房も波打っていた。

「イキましたね。いま……」

 頭のほうから桜の声が聞こえてきた。

「え……ええ……イッたわ」

 その声に操られるように身体の奥から来るような強烈なエクスタシーではなかったが。この気だるさは確かにイッたあとの身体の感覚だ。

「まあっ、一突きでイッてしまったんですね……すごいです」

 絶頂を認めた乱菊の言葉にしのぶは拍手した。

「じゃあ、ちょっと体勢変えようか」

 悠二は身体を引いた。

「あっ、いやっ、待って」

 まだエクスタシーの余韻に痺れている乱菊が待ってくれと口にしたのは、さらに犯されることに対してではなく、肉幹が去っていくことに切なさを覚え、もっと奥を掻き回して欲しいという思いだった。

 悠二と桜の二人がかりで乱菊は四つん這いにされる。

「よし、いよいよ最後のバージンを貰おうとしようか」

 犬のポーズをとり、身体の下で柔らかいJカップを揺らす乱菊の秘裂から、桜はたっぷりと愛液を拭い取る。

 そして突き出されたムチムチのヒップの谷間にある、小さな窄まりに塗り込んできた。

「あっ、そこは、いやっ、あああん、はあああん」

 言葉では拒絶しているが口から漏れるのは悩ましい喘ぎ声ばかりだ。

 そして心のほうも排泄器官で怒張を受け入れる恐怖より、アナルセックスの未知の快感に対する期待のほうが上回っていた。悠二によって今までアナルを刺激され続けていたのだ。

「ふふ、アナルもすっかり柔らかくなっていますね。さあ、悠二さんどうぞ」

 乱菊の白い尻たぶを鷲掴みにした桜は悠二が肉幹を入れやすいように広げる。

「そうさせてもらおう」

 悠二は肉幹をゆっくりと進入させてきた。

「あっ、痛っ。あああっ、くううう」

 柔らかい肛肉を引き裂かれる痛みに、乱菊は四つん這いの身体を悶絶させる。だが亀頭部が完全に進入すると、すぐに痛みは和らぎ圧迫感だけになる。

「あっ、いやっ、お尻、ああっ、ああああっ」

 痛みが消えたかわりに湧き上がるのは、内臓に響くような重たい快感だ。

 先ほどの膣とは違い、焦らすような動きは見せないで悠二の肉幹が腸壁を抉るたびに、乱菊は甘い声を漏らし、巨乳を揺らして喘ぐのだ。

(ああ……お尻も完全に性器に……)

 排泄の器官である腸やアナルまでもう快感を貪る場所となっている。情けなく恥ずかしいのだが、肉幹はさらに加速していく。

「感じてきたな。アナルセックスはどうだ?」

 怒張を根元まで押し込んだ悠二はリズムよくピストンを開始した。

「あっ、あああん、お腹の中に、ああん、悠二さんのおチンポが引っ掛かる。ああああん、たまらない、あああっ」

 硬い亀頭が直腸をこね回すように前後し、乱菊は背骨が砕けるかと思うような快感にのたうつ。

 さっきの秘裂でイッたばかりなのに、もう意識が怪しくなりはじめていた。

「そうか。じゃあこういうのはどうだ?」

 悠二は乱菊の両腕を握ると、自分のほうに引き寄せた。

「ひあああ、ああっ、深い。あああん、ああっ、そこは、ああああん」

 翼を広げるように腕を後ろに持っていかれ、乱菊の上半身が完全に宙に浮かぶ。そのまま悠二はピストンのスピードをさらに上げてきて、反り返った上半身の前でJカップの柔乳が別の意思でも持ったかのように躍り狂った。

「あっ、ああっ、もうだめっ、ああああ、私、お尻でイッちゃう、ああ」

 直腸を痺れさせる快感に乱菊は意識まで押し流され、夢中で叫んだ。もう快楽を拒絶しようという思いはなく、快感の波に身も心も任せるのみだ。

「ああっ、すごい、あああん、イク、イッちゃううう、はあああん」

 引き寄せられた上体をさらに反り返らせ、マットの上に膝をついた両脚を激しくよじらせる。

「ああっ、お尻がいいのう、あああん、イクううううううう」

 躊躇なく悦楽に酔い痴れながら、乱菊は乳房がちぎれるかと思うほど、浮かんだ上半身を反り返らせてアナルのエクスタシーを極めた。

「あっ、あうっ、くうう、来てる、ああん、ああっ」

 腸からの絶頂に波は何度も襲い掛かり、そのたびに乱菊は大きく口を割って身体全体を痙攣させる。

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

 凄まじいその光景を桜もしのぶも、声を発することもなく見つめていた。ただ見つめるのではなく、自分の性器や乳房を弄り自慰に耽りながら、悠二と乱菊の交合を眺めていた。




乱菊のような強気な女性を責めたくなる欲から書いてます!虚との戦いじゃないから、ベッドの上では悠二のほうが手強かった。


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03 (乱菊)

松本乱菊編最終回です

評価、ご意見、ご感想をいただければ幸いです。


 突然に異世界へ拉致され、心惹かれた男とはいえ自分を攫った男と交わらないといけない理不尽への怒りもあった。だが、悠二からの調教によって、頭は真っ白になっていた。意識が甘く爛れた。あまりの心地よさに舌を垂らした、陶然としただらしない顔で恍惚を浮かべ、瞳に昏い光を宿していた。

 桜庭悠二によって、乱菊は自分が女であると心底理解してしまった。

「あ……あああ……」

 しばらく続いた発作がようやく収まると、アナルから肉幹が引き抜かれ、両手も離れて乱菊はマットに裸体を投げだした。

 ピンクに染まった巨尻の真ん中ではヌラヌラと怪しく輝く肛肉が、閉じることを忘れたかのようにぽっかりと開門したままだ。

「ふふ、いい仕上がりだな。二回もイッたのにここが物欲しそうにヒクついているね」

 悠二は愛液をヨダレのように垂れ流している媚肉を指で弄ってみる。楽しげに指を二本入れて中を掻き混ぜてきた。

「あっ、だめよ、そんなふうにされたら、私、また、あっ、あああん」

 乱菊のほうもすべてが頭から飛んでいて、媚肉に男の指が滑り込むのと同時に身体をよじらせて喘いでしまう。

「またしたいか。いいぞ、こっちに来い。ただし自分で跨ってちんこを呑み込むんだ」

 悠二は乱菊の中から指を引き抜くと、マットの上に胡坐をかいて座り、天井に向かって屹立する逸物を指差した。

「ああ……自分から……なんて……」

 妖しく潤んだ瞳を向けて乱菊は消え入りそうな声で言う。たが再び昂りだした性感は迷う事すら許してくれない。

 絶頂に達したとはいえ、たったの一度しかついてもらっていない膣奥が怒張を欲しがって蠢いているのだ。

「ああ……私は……」

 ゆっくりと身体を起こした乱菊は、ふらつく足取りで悠二のほうに進んでいく。

「そうだ、自分からちんこを呑み込め」

 メフェストフィレスの弟子めいた微笑みを浮かべる悠二を乱菊は心の奥から愛おしく思えてしまう。そして、自分では到底敵わない存在だと認識してしまう。死神のそれも護廷十三隊の副隊長である自分が、人間にこんな風に思うだなて慮外のことだった。

(このチンポ……逞しすぎるわ)

 勇壮と屹立する肉幹を直視すると、乱菊は魅入られ、スカートをたくし上げ、両脚が自然と開いてしまうのだ。

 白くしなやかな白い脚を豪快に開脚した乱菊は、迷うことなく真っ白な巨尻を沈めていく。

「あああん、大きい、くうん、あああっ」

 濡れそぼる肉壺は亀頭もあっさりと呑み込んでいく。膣肉を張り出したエラが擦るたびに湧き上がる甘い痺れに悶絶しながら、乱菊は脚の力を抜いて重力に身を任せた。

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! へぐぅっ! ん゛へえぇぇっ! っ゛っ゛っ゛!」

 胡坐をかいた悠二の膝の上にヒップがすとんと落ち、硬化した怒張の先端が最奥を抉る。子宮が歪む感覚と同時に強烈な快感が突き抜け、乱菊は腰をよじらせながら悶え狂った。

「そんなに気持ちいいのか? 乱菊」

 悠二はマットの反発力を利用してゆっくりと突き上げてくる。

「あああん、いいっ、すごく気持ちいい。あああん、もうたまらない」

 ピストンのリズムに合わせて重量感のある乳房をユサユサと弾ませ、乱菊はひたすらによがり泣く。

 あっという間に脳まで痺れきり、ただ本能に従い快感を叫んでいた。

「そうか乱菊は俺のチンポがそんなに好きか?」

「ああん、好きです。あああん、このおチンポ大好き」

 グラマラスな肉体を上下に揺らされながら、乱菊は目の前の悠二をうっとりした顔で見つめた。

「ならばもう尸魂界(ソウル・ソサエティ)には帰ろうとは思わないで、ここで俺の女になるんだ」

「ああん、だって私、もう尸魂界(ソウル・ソサエティ)に帰れないし、それにそのつもりです」

 このまま絶頂を迎えてしまい、悠二の肉奴隷となるのだと乱菊は自分の未来予想を確信していた。そして、その未来が確定するのはもう時間の問題なのは誰の目にも明らかだ。

「イク前に約束するからいいんだ。ほら、俺のマゾペットになるのか?」

 悠二はさらに下からの突き上げを激しくしながら追い込んできた。

「あっ、ああああん、ああっ、なります。ああ、ペットでも奴隷でもなんでもしますから、ああっ、毎日私を虐めてください」

 もうすべてを快感に奪われて乱菊は、なんの迷いもなく叫んだ。

 悠二に教えられた激しいセックス、浣腸やアナルの性感、それらがなければ自分はきっと欲求が溜まって死んでしまう。そう思っていた。

「よし、ならば約束のキスだ」

「ああ……はい……んんんん」

 悠二の命令に従い乱菊はすぐに唇を重ね、音を立てて舌を吸い合った。

「これで乱菊は俺のものだ。もう他の男とエッチしたらダメだよ」

「イイ、イイの、もう、あなた以外とできない」

 乱菊の目は蕩け妖しげな光を宿している。

「あん、好きぃ、好きなの、どうしていいかわからないの。捨てないで、絶対捨てないでね、お願い」

 悠二にしがみつくようにして舌を絡ませる乱菊の白い背中に彼は腕を回し強く抱き締める。

「捨てない。絶対捨てない。捨てるわけないよ。もう乱菊は俺のものなんだから、捨てるわけがない」

 悠二が乱菊の頭を撫でながら、そう囁いた。歓喜を示すように乱菊の膣がギュウギュウと締める。

 悠二は桜に指示をしてとある物を持ってこさせる。

「あの、悠二さん、これ何ですか?」

 桜がバイブのようなものがついた器具を手に取る。

「それはペニバン……腰につけて男ぽいプレイができる。レズプレイは趣味じゃないからあまり使わないんだけどね」

 悠二が説明してそれをつけるように言うと、桜は戸惑いながらもベルトのついたバイブを腰に装備し始めた。

「えっと、これぐらい? もうちょっと下ですか?」

「うん、そこら辺、ああ、いいよ」

 乱菊を突き上げながら悠二は、桜に使い方を説明する。

「俺は女同士の絡みは好きじゃないけど、どうしても乱菊のアナルを刺激させる二本同時挿入でイかせてやりたくなってね」

「そ、そうなんですね……」

「気が進まないだろうが、頼むよ」

「わかりました。だけど、乱菊さんのあとは私を可愛がってくださいね?」

「ああ、勿論だ」

 悠二が快諾すると、桜は嬉しそうに微笑んだ。桜は、彼女以外の恋人もそうだが悠二の趣味が反映されてレズビアンプレイを好まない。だが桜は、一時、自分は悠二を昂奮させるための性玩具になるのだと割り切ることにした。

 悠二は乱菊を抱き締めたままマットの上にごろりと横たわる。

「お゛ほおおっ!」

 肉幹が胎内に入ったまま横たわった刺激で乱菊は軽くイッてしまった。

「では、入れますね乱菊さん」

 悠二に覆いかぶさるかたちになった乱菊のヒップの前に膝をついた桜はいまだ緩んだままのアナルにペニバンのバイブをズブリと無遠慮に挿入する。

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

 身体中を鋭い快感が突き抜け、乱菊は得も言われぬ悦楽に身を灼かた。舌を宙に伸ばした淫らな表情のまま、オーガズムの波に意識を浚われガクガクと震えている。

「ん゛んあああっあぁぁっ!」

 一度犯されたからだろうか、乱菊の肛肉を押し拡げられてももう痛みはない。

「あっ、両方、あああん、あああっ」

悠二と桜に挟まれた乱菊は大きく唇を開いて淫らな声をあげた。

「お尻もオマンコも気持ちいいか、ほらっ」

 悠二が下から肉幹を突き上げ、それに呼応して桜もピストンを開始する。

「あっ、ああああん、いい、後ろも前もすごくいい。お゛、おほぉ、狂っちゃう」

 下にいる悠二の肩を握りしめ、乱菊はただひたすらによがり泣く。肉幹とバイブはうまい具合に交互に乱菊の腸肉と膣奥を抉り込む。

「ひああああ、死んじゃう、あああん、ああっ、いいい。ああん、私幸せだわ。ああああん、ああっ」

 結果絶え間なくアナルと子宮からの快楽が沸き上がることになり、乱菊は完全に悩乱して泣き叫ぶ。

 この快感のためなら自分はなんでもする、乱菊はそう思えるのだ。

「あっ、あああっ、もうイク、ああああん、もう私だめになる」

 敏感な身体が長く保つはずもなく、乱菊は二人の狭間で巨乳を躍らせながら、雄叫びのような声で限界を叫んだ。

「おおっ、いいぞ。どっちでイクんだ?」

 快楽に歪んた乱菊の美しい顔を見つめながら悠二も昂奮気味に声を張り上げる。

「ああああん、わからない、あああっ、どっちもいいの、オマンコもアナルも。ああああん、溶けちゃうくらい気持ちいいのぉ」

 二つの快感が完全に胎内で混ざり合い、乱菊にはもうどちらがどうかなどわからない。ただひたすら息もできないほどの痺れに酔い痴れながら、ひたすらによがり泣くばかりだ。

「いいぞ、ならイケ。俺も出してやるから」

 悠二はとどめとばかりに肉幹を突き抜け、桜も腰をグリグリ動かして乱菊の豊かな尻たぶが波打つほど激しくピストンしてきた。

「あああん、出して、ああああん、私の子宮を悠二さんの精子でいっぱいにしてください。ああっ、もうイク、イッちゃうううううう」

 叫ぶと同時に乱菊は白い身体を弓なりにし、悠二の肩に爪を立てた。

「イクうううううう」

 白い身体がビクビクと痙攣を起こし、それが伝わってたわわな乳房や柔らかい尻肉が激しい波を打った。

「俺もイクぞ、おお」

 悠二は腰を震わせて、熱く粘っこい精液を乱菊の中に向けて放っていく。

「あああん、染み込んでくる、ああっ、いい、もっとください。あああん」

 恍惚とした表情を浮かべながら、乱菊は何度もエクスタシーにグラマラスな身体を震わせた。

「あ……ああ……あ……」

 射精が終わると、悠二と桜が離れていく。もう精根尽き果てた乱菊は崩れるようにマットの上に身体を横たえた。

「まあっ……乱菊さんのエッチな汁でベタベタ……」

 薄く笑うしのぶ。肉袋を嘗め掬うと、舌を擦りつけるようにしながらねっとりと先端まで嘗め上げる。そして流れるように亀頭に唇を被せていく。

「んふぅん……んぅぅっ……」

 登った頭が落ちていく。伴って、しのぶはこの瞬間を堪能するようにうっとりと瞑目する。とても愛おしげに、とても美味しそうに、肉幹を深く咥え込んでいく。

 キュッと絞ったツヤツヤの唇で、射精したばかりだが未だに硬さが残る肉幹を擦るしのぶ。子種は誘わないが興奮を冷めさせない、焦れったいペースで首を振っている。当然、口内では舌を蠢かした。

 ベタベタに濡れた肉幹は唾液が塗られてベタベタのまま。美女の口に濡れ光る男性器が出入りしている様子は、しゃぶり方のいやらしさも相俟って殊更妖艶であった。

 桜はペニバンを外して、乱菊の肉唇に唇を合わせていった。

「んぅんっ……ひゅごいぉぉ……はんぅぅ……」

「へはぁぁ……ぁぁっ、感じちゃう……んへぁぁ……」

 乱菊の白い尻から零れ出る精液を桜は美味しそうに啜り飲み、嘗めて堪能する。

 悠二はしのぶの頭を撫でながら、彼女から渡されたスマホでラブ・ハンターを操作する。好感度が一〇〇となったので、完全服従に設定した。

 汗だくで制服がはだけた乱菊の姿を悠二はスマホで撮影する。撮影しながら悠二は乱菊に告げた。

「今日はまだまだ、やるぞ。アナルも使わせてもらう」

「ああ……はあ……はあ……わかりました、悠二さん。これから私のお尻にいつでも浣腸して、おかしくなるまでアナルを責めてください。お願いします……」

 甘えたような声で言って、汗まみれの顔に微笑みなさえも浮かべた乱菊は淫らに目を輝かせるのだった。

 

 ◇◆◇

 

「今日は新しいモンスターを捕獲するから、グレイフィアたちと協力してくれ」

「任せて、期待には応えるわ」

 乱菊は嫣然と微笑みながら了承した。

 悠二によってマゾに目覚めた乱菊は、お尻がはみ出しそうなジョートパンツと、乳首の上からニプレスを貼っただけの上体にTシャツを着ているだけだった。

 乱菊の目は心酔しているようで、異様な輝きがあった。




乱菊のプレイ内容にはリクエストしていただいたものを取り入れさせていただきました、ご協力ありがとうございました。

次回は姫島朱乃編です。


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姫島朱乃編
01 (秋、不知火、友子、ゆかな、蘭子)


時間が空いてすみません。『ハイスクールD×D』でもかなり好きなキャラクターである朱乃編です。ですが、朱乃のエロシーンは次回になります。
読者の皆さんからいただいたシチュエーションも織り込んでいきたいと思います。

評価、意見、感想をいただければ幸いです。


「んはあっ……へぁぁっ……ちゅっ、ちゅる……」

 狭霧友子が激しい射精を子宮で受けて止めた。豊麗な女体をエビ反り、ビクビクビクンと派手な痙攣を起こした。強烈なエクスタシーはしっかりと身体に刻み込まれている。

 捕獲したばかりだが出会えて幸運だったと悠二は思っていた。法の目を掻い潜って暗躍する悪人たちを総合病院を隠れ蓑にして悪人を始末する秘密結社に友子は所属するという、彼の恋人達の中でも異色の経歴だった。表向きは天才外科医。しかし裏の顔は日本刀を武器にする必殺仕事人だ。彼女が恋人たちの中でどれくらい強いのか、それは悠二にはわからない。彼には彼女たちの戦闘能力を積極的に頼るつもりがないからだ。

 友子の荒い呼吸に、彼女の一〇〇センチ超えの大きな乳房が激しく上下している。

 乳房は見るものにハッと息を詰めさせるほどのマッシブさに富んでいる。少しばかり垂れているものの、それがかえって母性を感じさせる上に生々しい女を匂わせている。乳白色の悩ましい乳肌は、ビロードのようになめらかな肌に覆われ、その頂を乳輪が薄茶色に染めている。小指ほどの乳首は、昂奮してしこり勃ちその存在を自己主張していた。

「あんぅっ、ちゅっ……ちゅっ……あはああぁぁっ……ぢゅるるっ」

 絶えず聞こえる淫靡な水音。友子は崩れた上体をそのままに、首だけ捻って音がする方へ目を向けた。

「ああん……もう大きくなってきてる……」

 そこにあったのは、両手を添えて肉幹を根元のほうで持つ二条秋の姿。口から伸ばした舌を指の近くの肉幹に張り付け、ねっちりと裏側を嘗め擦っていく。喘ぎ混じりの艶めいた吐息を吐く秋の顔は心地よさそうに緩んでいた。

 膣肉をえぐり、子宮を歪め、中の奥に精を吐き出した逸物。友子の愛液と悠二の精液とが入り混じってドロドロにへばり付いているのに、秋の行為には躊躇いがない。

 仁王立ちする桜庭悠二の前で秋は跪き、彼の股間へ寄り添って手指や口舌を卑猥に働かせる。肉幹を愛しげに嘗め、さすり、蕩けた瞳で悠二を上目遣いで見上げたりもする。それだけで、秋の方が彼に夢中になっていることが初対面の友子でも一目瞭然で分かった。

「ああんっ、かたぁぁい……すてきれふ……もっともっと、私の好きなところを使って、好きなだけ出してぇぇっ……」

 細く長い指を巻きつけ、肉幹を卑猥な手つきでさすりながら、一方の手を床につけて姿勢を低くする。そうして、肉幹の根元の方からだらしなくぶら下がっている玉袋を、ねっとりとした舌使いで嘗め回す。

 秋の舌が動く度に陰嚢は形を変え、揺れた。それを舌で追いかけ、嘗め回し、嘗め掬う。秋は目を細めてうっとりとした多幸感に包まれた笑顔を見せる。

 しっかりと肉幹に巻きつく白い指はゆるやかに往復を繰り返し、卑猥な刺激を生み出していた。肉幹は有り余る力を示すように跳ねている。先ほどまで友子に度重なる射精を繰り返していたとは思えない力強さがあった。

「ふあああっ……」

 男性経験がある友子でも見たことがない持続力と活力に富んだ男根。サイズは長大とは言えないがサイズでは測れない魅力があった。好感度を一〇〇にまで到達した友子にとって桜庭悠二は運命の人という認知である。その運命の人に、その肉幹で一生忘れられない快楽を身に刻まれたのだ。もう彼の何もかもが愛おしく、胸中は感動で溢れていた。

「いつまでそうしているつもりだ?」

 尻を高々と突き出したままの友子に声がかけられる。言葉は端的だが悠二の言わんとしていることが分かる。まるで以心伝心のようで友子にはそれが嬉しくて堪らず、表情を蕩かしていた。

 黒いニーハイソックスと黒革の首輪だけを身につけ、悠二の前に跪き、嬉しそうに顔を蕩かす二条秋。そうして丹念に嘗め擦っているものは、最愛の男の逞しく屹立した肉幹とエラの張った先端に、大きな玉を内包する張り詰めた陰嚢。

「ああっ……友子のオマンコ使ってくれて……ザーメンを一杯にくれて……ありがとうございます……」

 秋と並び、頬を赤らめながら、うっとりとした声色で、友子は謝意を口にしていた。目の前の男性器に自分が女性として生まれてきて良かったと心の底から感謝したからだ。

 悠二は性交によって言葉にできない法悦を自分に施してくれる。彼から性欲を満たせる対象であると認められることは(メス)にとって無上の幸せだと友子は思う。それこそ神に選ばれたといっても過言ではない、と。悠二による完全服従の設定は既に彼女の魂の基底にまで及び固着している。

 桜庭悠二は慕い、崇め、尽し、服従すべき存在。今、こうしているだけで幸せになれることを心身に刻み込まれた。

「ご主人様ぁぁぁっ……」

 肉幹にはもう性交の名残りが残っていない。秋の唾液に塗れてぬらぬらと光りを放っている。秋が奉仕の手を休めたタイミングを見て、友子は溢れんばかりの想いを肉幹への頬擦りで示した。

「ふふふっ。もうすっかりご主人様の虜になってる……」

 肉幹へすりすりと愛おしげに頬擦りをする友子の様子に、秋はあだっぽい笑みを浮かべた。

「んん? 秋はまだ虜になってなかったのかな。ショックだなぁ」

「ああん……そんなわけないじゃないですかぁっ……身も心もご主人様の虜です……秋の全部、ご主人様のものです……好きなように扱ってください……」

 媚びるような甘い声で秋が抗議すると、友子に負けじと肉幹への頬擦りを始める。二人の頬に挟まれ、両サイドからすりすりと撫でられ、肉幹は満悦を示すように脈動してさらに硬くなる。

 そんな時、寝室へ繋がるドアが開いた。悠二たちがいる部屋は秋と友子の官能的な喘ぎ以外に、微かなモーター音と押し殺したような嬌声も混ざり合った。

「遅かったな」

「外すのに手間取ってしまいました」

 股間に身体を寄せている二人の頭を撫でる悠二の声に答えたのは水城不知火。彼女は二本の細い鎖を握っている。鎖の先には四つん這いになっている二人の女に黒革の首輪に繋がっている。様子はまるで犬の散歩である。

 友子は寝室の方へ視線を向け、彼女たちの姿を捕えて瞠目した。そして背徳的な衝撃に全身をゾクゾクと震わせた。

 鎖で繋がれている二人はギャルだった。

 一人は毛先にかけてピンクのグラーデションが入った金髪の巻き髪を後ろでまとめたポニーテールにした白ギャル、八女ゆかな。もう一人は茶髪のショートカットの黒ギャル、本城蘭子。蘭子はゆかなの協力によって悠二が手に入れた恋人である。二人とも豊満な胸を寄せるような下着を付けており、四つん這い故に見事な谷間が誇張されていた。

 二人とも魅力的な容貌で、荒い吐息を吐く口から舌先を覗かせていた。瞳は陶然として、頬は紅潮し、四つん這いという姿はまるで発情期の牝犬そのもの。

 二人は室内の様子を見るや否や淫らでだらしない笑みを浮かべ、豊満な肢体をガクガクと踊らせた。

「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ああッ! ッ! イグうぅぅッ!」

「イグうッ! ん゛ん゛ん゛ッ! ッッッ!」

 二人の股間から、むっちりした太腿の内側を液体が伝い落ち、膝の辺りから水溜まりが広がっていく。まるで失禁でもしたような有様だが、ゆかなも蘭子もそれを恥じらうどころか恍惚を浮かべている。

「朝から散々弄あそんでやってたのにまだ足りないか」

 呆れるように言いながらも悠二の顔は愉快げだ。魅力的なギャル二人も彼の恋人(せいどれい)にして弄んでいるのだからその愉悦は一際だった。

「ふふ、羨ましい……」

 艶やかな微笑を零しながら不知火は足を進めた。彼女に続いて、舌先から涎を垂らすゆかなや蘭子も這って付いていく。鉄と床が擦れ合いジャラジャラと音を立てていた。

 三人が悠二に近付くにつれて友子の耳に入るモーター音も徐々に大きくなってくる。音源に目を向けると、正体はゆかなと蘭子のショーツを突っ張らせている物体だと分かる。

「んあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛──……」

「ああうッ、はあああぁぁッ──……」

 悠二との距離がいくらか縮まった時には、ゆかなと蘭子の二人は四つん這いの肢体をゾクゾクと戦慄かせ、蕩けて至福な表情で夥しい量の淫液を滴らせた。悠二に近付いただけでこれ程までの嬉しさを示すことができる二人を、友子は羨ましいと思ってしまった。

「可愛い奴らだな。言いつけ通り呼ぶまで声を抑えてたご褒美をやろう。さあ、差し出せ」

 呼ぶまで声を抑えていた、一体いつから声を抑えていたのか。不知火は外すのに手間取ったと言っていたが、ギャルたちは一体何を付けられていたのか。ゆかなと蘭子は一体いつからここにいて、いつから寝室にいたのか、友子はおろか、秋も不知火も知らない。ただわかっているのは、ゆかなも蘭子も快楽に溺れているということだ。

 悠二の命令に、おもらしの水溜まりが広がっていることも気にせず蘭子は仰向けに寝そべり、豪快にぱっくりと長い脚を開いてM字を描く。ショーツのクロッチ部分で猛烈に振動している円形の物体を誇示している。

 ゆかなは蘭子の上に、蘭子の豊満な乳房を自分の豊満な乳房で押しつぶすように覆いかぶさり、むっちむちなヒップを突き出した。尻肉の中央辺りには猛烈に振動している円形の物体が見られ、ショーツの生地を突っ張らせている。

 悠二は二人の元へ歩み寄り、片足を上げた。

「んんんんん、あはぁぁッ!! ありがとうございますうぅぅッ! ケツマンコッ、グリグリされてぇぇえええッ! あっ、あーしっ、ケツアナアクメッ! キメてッ、いたッ、だッ────ッッッ! ッッッッッ!」

 悠二が上げた片足。その足がショーツに浮いた円形の影を踏み躙ると、ポニーテールの金髪が跳ね揺れる勢いでゆかなは上体をエビ反りに仰いだ。しかし上からグリグリと踏み躙られる方へ下から健気に尻を突き出し、後ろの穴からの快感を貪欲に受け取る。彼女の身体はビクンビクンと痙攣を起こし、グッショリと濡れたショーツの底の辺りから、またも淫液が溢れ流れていく。

「うん、ちゃんとマゾっ気が付いているな。よしよし、良い娘だ」

 そして悠二の片足は下へ移る。

「あ゛ひいいんッ! ゆうじしゃんっ、はあああんッ! うちっ、ゆうじしゃんのっ、っ! 足っ、グリグリッ、オマンコアクメッ、マジアクメッ、キメちゃって、ますうぅぅっ! っ! っ! っっっ!」

 M字を描く蘭子の脚が引き攣り、痙攣する。足の指先まで張り詰め、プルプルと震える。ゆかなの乳房を押し返すように胸を反らし、背筋を浮かせ、肢体をガクガクと踊らせる。悠二の足の下の辺りから、またしても悦汁が溢れ流れていく。

 ゆかなと蘭子が上り詰めた。最愛な悠二から、女の悦びを与えられた。友子も、秋も、不知火も、その光景を目の当たりにして牝の本能を昂らせ、濃厚な淫液を垂らしている。彼女たちには、どのように与えられたか、ということは全く問題ではないのだった。

 

 ◇◆◇

 

 嬌声と、軽い金属音とが騒々しく響いていた。

「ご主人様ぁぁッ、はあんッ、あきのしきゅーにぃッ、のーこーミルクッ、恵んでくださいぃぃっ、もっ、もほおッ、もおおおんッ」

 秋はいやらしく腰をくねらせている。悠二の肉幹に腰を沈め、根元まで媚肉で包み込み、子宮孔で扱くようにぎゅうぎゅうと包んでいく。

「もおんッ、あああッ、このままッ、グリグリしてえっ、このまま、出してぇ、ももほぉんッ、いっぱい中にちょうだいっ、もおおっ、もおおっ」

 秋は悠二に精液を注がれること、それだけを望み腰を振っている。

 ベッドで寝そべる悠二を跨ぎ、くびれた腰を踊らせる秋。それが学園の男子生徒たちを魅了させる女教師の姿だ。黒いニーハイソックスだけを残した裸体は桜色に上気して、たぷんたぷんと揺れる豊満なバストの先端はカチカチに勃っている。

 一生懸命腰を振り、健気に牡の象徴を膣肉でもてなし、子宮へ子種を誘う秋の蕩けきった視線の先には愛する人がいる。しかし彼は両サイドから迫るギャルの豊満な乳房に顔を埋めている。

「んあああッ、らめッ、らめぇぇッ、あきだけイッちゃうッ、もおおッ! おほおおおんッ!」

 軽く喉を反らした秋が、快美恍惚に全身がピクンピクンと弾み上がった。黒革の首輪に付けられた喉元のカウベルが鳴り響いていた。その鐘と秋の豊麗な肢体から牛を想起させられる。

「残念だが、暫くお預けだ」

 いたずらっぽく笑いながら肉幹を抜く悠二。膝立ちになった彼の股間にゆかなと蘭子が顔を寄せ、秋の体液で濡れ濡れになっている肉幹をひたすら嘗め擦り始める。裸となった彼女たちの首輪にもカウベルが取りつけられており、カランカランと音を立てている。

「じゃあ次は不知火にしようか」

 悠二が秋の騎乗位を愉しんでいる間、彼の右足を嘗めしゃぶっていた不知火は、彼からの指示を聞くと這い蹲る。そうして高々と尻を突き出した。

「ありがとうございます……不知火の全てが悠二さんのものですから、オマンコも子宮も心ゆくまでお使いください……」

 黒革の首輪以外には何も纏っておらず、尻を高く突き出して丸出しの膣孔を差し出している不知火は、お強請りしながら表情は恍惚としている。

「楽しませてもらおう、かっ」

「あああああッ!!」

 悠二はしとどに濡れた花弁へ肉幹を、一気に奥まで突き込んだ。力強い衝撃に不知火の背筋が震え、圧倒的な存在感に子宮を歪められ、甘美な刺激が身体中を駆け巡り、不知火は宙を振り仰いだ。黒革の首輪につけられたカウベルが、カランカランと音を立てていた。そして間もなく、揺れる身体に合わせてカウベルは鳴り響く。

「おっ、お楽しみくささいぃ、オマンコ締めますからっ、オチンポギューギューしますからぁっ、んあああッ、悠二さんのせーしっ、不知火の中にっ、たっぷりお恵みくだひゃいぃぃっ」

 不知火は目尻を垂らした蕩け顔で言う通り、ギュウギュウと肉壷を締め上げる。巨尻で抽送を受け止める貪欲さは、悠二をもてなすための行為にも見えた。

 ただ、悠二から得られる至極甘美な快美恍惚を知った不知火の身体にも大きな快感が押し寄せている。中で果ててもらうにはそれに抗い続ける必要があった。何故なら────

「流石俺専用の生オナホだな。嬉しそうに絡みついてくるぞ」

「あひんっ、らめれすっ、ああっ! あああっ! 悠二しゃんのおチンポッ、そんなにっ、オマンコっ、激しくされたらっ────んくうぅぅぅぅッ!」

「でも出して欲しいんだろう? このっ、なかっ、にっ」

「あっ! あっ! あひいっ! 欲しいれすうううっ! でもっ、れもっ、激しいのっ、イッちゃう! オマンコッ、イッちゃうんっ」

 鍛え抜かれ、類稀なる実力者の対魔忍である不知火は、苦痛や過酷な状況でも耐える精神力を持つ。しかし、悠二から与えられる快楽には精神は砂の城のように容易く崩れてしまうのだ。

「イッたら抜くって言ったよな? 欲しいなら頑張れ。ほら、頑張れ頑張れ」

 悠二はサドッ気のある笑みを浮かべながらピストン運動のペースを上げる。彼の腰が不知火の尻肉を弾き、リズミカルな乾いた音と首輪からのカウベルの音が騒々しく響き渡った。

「あ゛あああッ! むりぃっ、もうむりれしゅぅぅっ! オマンコッ、ッ、オマンコッ、オマンコイクうぅっ! イクうううっ! あはぁっ!」

 悩ましげに眉を歪ませ、不知火は背筋を仰け反らせて惚けた顔で虚空を見上げ、ガクガクと痙攣を起こしていた。抑え込んでいた快感が一気に押し寄せ、悦楽の淵へ堕ちていった。

 うねる肉壁を抉りながら肉幹を引き抜いた悠二は、手近な頭を強引に股間へ寄せる。

「あんっ」

 友子は甘えたような声で呻いた。肉幹には不知火の淫液と精液の交合液をこびりつかせ、射精したばかりなのに活力に満ち猛々しい脈動を見せている。それを目前にする友子は知らず知らずのうちに上唇を嘗めずっていた。

「まだこんなに……んちゅるっ、あはあぁっ……是非友子のオマンコに吐き出してください……んふぅっ、ぢゅろろっ……」

 悠二が望めば、いついかなる時も奉仕する。まるで生まれたときからそうするべきと知っていたかのように、友子は肉幹にしゃぶりついていた。茎胴を唇で挟み、キュッと締め、裏側に当てた舌をうねうねと蠢めかしながらゆるゆると頭を揺らす。彼女の首輪に取り付けられたカウベルがカランカランと音を響かせた。

 そして、

「次はうちにもちょーだい……」

「んうっ、悠二さぁぁんっ……あーしにもハメてぇ……」

 この部屋にいるのは友子だけではない。手近にあったのが友子の頭だったというだけのこと。狂宴の初参加者は友子だけで、他の女たちはこの狂宴は慣れたものとなっている。だからこそ、彼の恋人としてやるべきことは指示されずとも動ける程に身に染み付いている。

 ゆかなや蘭子は、友子がしゃぶる逸物の根元の方や肉袋に舌をペロペロと這わせながら媚びたような甘えた声でおねだりを繰り返す。秋は後ろから悠二に抱き着き、背中で乳房を押し潰し、乳首から母乳を垂らして悠二の背中を濡らしながら彼女は身をくねらせ、悠二の耳裏や首筋を嘗めながら再度の交合を乞う。恋人たちの官能的な啜り泣きに混じり、それぞれの首輪に取り付けられたカウベルがカラカラと音を立てていた。

 トリップから戻った不知火は這い蹲ったまま彼の指を嘗め、咥え、吸う。友子たちから聞こえる鈴の音に、不知火から響く鈴の音がさらに重なり合う。

「ちゅぽ、んはぁ……オチンポ美味しいですぅご主人様ぁっ……」

 と瞳も声も蕩けている友子は自然と悠二への呼び方がご主人様、となっていた。

 友子の横から、ゆかなが可愛らしい唇を肉幹に被せ、口内粘膜で包み擦りながらジュルジュルと吸い立てる。

 後ろから、

「ちゅっ……ちゅぷ……んふあぁぁ……んっ、秋のオマンコで搾らせてぇぇっ……秋で処理してください……んっ、ぁっ……」

 爆乳をむにゅむにゅと擦りつけながら媚びるように囁く、容姿端麗な女教師。

「あへぁぁぁ……あーしのオマンコ、まだ頑張れます……あーしの中に吐き出してくださいぃ、あはぁ……」

 ゆかなが茎胴へ熱心に舌を張りつけ這わせる一方で、胎内の疼きに苛まれながら尻を振っている。

 水城不知火は、

「ぢゅるるっ、あはあああっ……不知火の子宮を使ってください……んちゅる、ちゅぅっ……この牝犬のマンコ穴に、悠二さんのご慈悲をお恵みください……ちゅぷっ」

 ひたすらに手指を嘗め濡らしながら、媚肉を蹂躙された快感を咀嚼し女口から涎を吐き出している。

 今日堕ちたばかりの女は、

「あはぁっ、ステキ……どうしてこんなに気持ちいいの……ああ、嬉しい……れはぁぁっ、タマタマに詰まってるザーメン、無くなるまで友子で遊んでぇ?」

 淫蕩なだらしない顔で友子は、キュウッと持ち上がる玉の一つをねっちりと舌の腹で嘗め掬った。

 友子の頭上から、

「んぐうううッ! んふうッ! んぅんッ、ッ! ッッ……」

「悪いね、出しちゃった」

 嘯きながらも悪びれた様子のない悠二。中へのおねだりを聴きながら、ゆかなの口内で果てたのだ。

 しかし誰も彼を責めたり不満を言うこともない。それどころか、彼の射精に合わせたように甘美な刺激を浴び、脳髄が痺れる感覚に身体中で悶え悦んでいる。口内に射精されたゆかなに至っては昂奮のあまりに母乳を噴かせた程だ。

「ああん、ゆかなぁ……うちにもちょーだいよぉ……」

「ちょっ、ダメだし……これはあーしが貰ったものなんだからね……」

 ゆかなの口から肉幹が抜かれると見るや否や、蘭子は彼女の唇を奪い舌を交えていく。

「んふううっ!? んぅっ……はぁぁッ……」

 ゆかなは驚いてた。彼女はレズではないし、そもそも悠二がレズビアンプレイを好んでいないことを知っている。彼の不興を買うことを恐れた。しかし、欲望の箍が外れた蘭子は元来バイセクシャルな部分があり、ゆかなに好意的だったこともあり感情が暴走したことでゆかなの唇を啄み、貪っていくのである。

「んふああッ……んぅッ、んふうううッ、んぅぅッ、ぁぁッんぅッ──」

 蘭子はゆかなを押し倒して、上に重なって、熱烈に唇を求めていく。ゆかなの唇を貪り、舌を絡めていく。暴走した蘭子は子種啜りのレズスペキスを続ける。

 ただ、もちろんゆかながそのような蘭子の事情を知る由もない。脳が甘く蕩けグズグズに煮え滾っているような感覚に陥らせる友人のディープキスに翻弄され、胸を擦られることで乳頭からもビリリと甘美な刺激を受けて、ただただ下腹部をピクピクと引き攣らせ、ピクンピクンと腰を跳ね上がらせていた。

「──」

 悠二は醒めた眼で蘭子の後頭部を見下ろしていた。蘭子は舞い上がってしまいゆかなの乳首を吸いつき母乳を飲んで多幸感に満たされている。彼女への教育が不十分だったことを悠二は痛感した。

(よし、こいつはギブスンさんのところと交換かスワップに出そう)

 まだバイな気質が残っている蘭子ならばギブスンの眼鏡にかなうだろう。ついでにレズの性質があるセラフォルーもスワップに出してみてもいいかもしれない。彼が特別お気に入りとして愛している伊介を交換するのは無理でもスワップなら応じてくれるかもしれない。

「んぅんっ、ぢゅぶ、ぢゅろろ……悠二さぁん、あの娘たちは気にしないでもっともっとお楽しみになってぇ……いっぱいいっぱいイッてください……」

 ギャルたちが自分の精液を口換し合う姿(ゆかなは不本意なので抵抗している)を見て蘭子の頭を軽くはたいてやめさせた悠二の股間で、不知火が残滓を搾り上げていく。

 友子も不知火に加わり、肉幹や陰嚢を嘗め回している。

 スマホに連絡があったので悠二が友子の頭を撫でながら、スマホを確認するとグレイフィアからの連絡が入っていた。

「おお、やはりグレイフィアは優秀だな」

 

 ◇◆◇

 

 その日、姫島朱乃は親友であり主であるリアス・グレモリーと同胞たる彼女の眷属たちとともに、はぐれ悪魔の地下組織を制圧するために出向いていた。

 その組織はいくつか拠点を作っているらしく、襲撃しても逃げ出されるのは不味いということで、陣頭指揮をするグレイフィアの提案でリアスたちは分かれてそれぞれの基地を同時攻撃することとなった。

 リアス眷属の僧侶(ビショップ)で戦闘能力に乏しいアーシア・アルジェントはグレイフィアのもとで待機。残りのリアス・グレモリー、姫島朱乃、塔城小猫、兵藤一誠、木場祐斗、ゼノヴィアで襲撃するが、朱乃はゼノヴィアとともにはぐれ悪魔の基地を襲撃した。

「フン、口ほどにもなかったな」

 ゼノヴィアはそう言いつつ、デュランダルをぶんと振るい血ぶるいした。

「そうですね。ここにあるものは押収してから戻りましょうか」

 巫女姿の朱乃が同胞に相槌を打つ。

 朱乃は類稀なる美貌の所有者だった。女性としては背が高い部類であり、烏の濡れ羽色の髪をポニーテールにして腰まで伸ばしていた。

 優しそうな大きな瞳。真っ直ぐな鼻筋。ほっそりとした頤。楚々としているが歳不相応な妖艶さを漂わせる美少女だった。

 朱乃の悩ましいまでに大きなヒップとバストの豊麗な肢体は巫女装束で包んでいる。

「! 待ってください」

「どうした?」

 朱乃のはムチムチとした、いかにも柔らかそうな女体をくねらせ、辺りを見渡す。何か強大な気配を感じたのだ。

 はぐれ悪魔の残党と朱乃は判断した。

「誰っ! 出てなさい!」

朱乃は彼女の異名の所以でもある雷電の魔術を使って雷撃を、気配のある方向へ壁越しに攻撃する。破壊により生じた煙が立ち込める。煙の向こうから二人の人影がある。

 二人は近づいてくる。その人影を見たときに、なぜともしれず朱乃の背筋にぞーっと冷たいものが流れた。自身の恐怖を恐怖し、彼女は絶叫した。

「名乗りなさい。リアス・グレモリー眷属の女王(クイーン)姫島朱乃が相手になります。礼として名を名乗りなさい」

 これ以上、敵が一歩でも踏み込めば、雷光を放つ。雷の巫女と呼ばれた彼女の雷電を扱う魔術である。

 敵は動いた。霧が晴れたとき朱乃は瞠目した。

「……あっ、レヴィアタン様!」

 セラフォルー・レヴィアタンであった。

 魔王の名を襲名した少女の姿をした女性悪魔。彼女が愛好する魔法少女のコスプレもいつもの通りだ。

 セラフォルーの隣の人物も見て、朱乃は緊張して声が震える。

「……ぐ、ぐ、ぐ」

 そう叫んだきり、あと声は言葉にならない。

「お久しぶりです。朱乃様」

 グレイフィア・ルキフグスは「いつも」通りのクールな表情で言った。ただ眼だけにかすかに──しかし異様な昏い光が輝いている。

「朱乃様、ご同行お願いします」

 グレイフィアとセラフォルーの魔力が、同時に昂った。

 ──かっと目を剥き、口を洞窟みたいに開けて、そのまま朱乃は凍結してしまったようであった。

 肉体のみならず、脳髄まで凍結しなかったのが不思議なくらいだ。──彼女の驚愕はいかばかりか。はぐれ悪魔たちの地下組織があり、何か大事件を企てている可能性がある。そんな情報を得て眷属たちはそれぞれ分かれて、拠点に襲撃した。そしてその拠点に居たのは魔王レヴィアタンと魔王ルシファーの女王がいようとは!

 朱乃は混乱した。

「……朱乃様は、あの方が抱くに相応しい女性」

 グレイフィアは、珍しく口の端を吊り上げて、冷たい笑みを浮かべた。

「そういうわけだから、朱乃ちゃん、私たちと一緒に来てくれると嬉しいな!」

「ぐ、グレイフィアさん、セラフォルー様!」

 朱乃はようやく声を発した。

「こ、これはどういうことなのでしょう。わたくしに教えてくささい。グレイフィアさんっ」

 その狂乱のような喘ぎにも、耳がないかのごとく、

「応じていただけなければ、仕方ありませんね」

 と、グレイフィアは言った。

 声よりはやく、グレイフィアの眼前に閃光が流れた。

 朱乃が雷を放ったのだ。同時にグレイフィアとセラフォルーが攻撃をした。──が、次の瞬間、朱乃は翼を広げて、身を翻し、背を見せて、まろぶように逃げ出した。

「ゼノヴィアさん、逃げますわよ!」

 同胞にも逃げるように言って逃亡を促す。

 が、一瞬ののち、

「いや、それはダメだ」

ゼノヴィアが剣を振るった。朱乃に対して。朱乃の雷を切り裂いて、彼女を地に叩きつけた。

「ああっ!?」

 何を、と思い朱乃は振り返るとそこには見慣れない姿をしたゼノヴィアだった。

甲冑に白いファーのついた青いマント。中には先ほどまで着用していた黒一色のボンデージタイプのバトルスーツではなく銀色の鎧とスカート姿だった。

 それは朱乃は知らないものだったが、ゼノヴィアが悠二の騎士として彼に下賜された剣士(セイバー)のクラスカード、アーサー王の力だった。

 ゼノヴィアの眼は不気味な血光を迸らせている。デュランダルは投げ捨てられており、彼女が持つのは一目見て尋常ならざる力を秘めているとわかる聖剣だった。聖剣の一太刀を受ければ朱乃ではひとたまりもないだろう。

「副部長、あなたはご主人様に献上させてもらう」

「あ、あなたまで……」

 朱乃はゼノヴィアまで異変があることから、内心危機からの脱出に諦観していた。

 現魔王、魔王に匹敵する最強の女王、そして聖剣使いの騎士。朱乃は降伏した。

「縛道の六一 六杖光牢(りくじょうこうろう)

 突然、聞き覚えのない声がしたかと思えば、六つの帯状の光が朱乃の胴を囲うように突き刺さり動きを奪ってしまった。

「これはっ!? 魔術?」

 困惑する朱乃の前に現れたのは、死神松本乱菊だった。死神としての姿である黒衣ではなく、私服姿だ。お尻がはみ出しそうなジョートパンツと、乳首の上からニプレスを貼っただけの上体にTシャツを着ているだけの扇情的な姿だった。

 ここ暫く、悠二が乱菊に夢中で互いを貪り合っていたため乱菊のレベルアップも進み、かつての彼女では使えなかった鬼道も行使できるようになっていた。

「この娘、サドッ気があると聞いていたけど、随分弱気ね」

「少し脅かし過ぎたかもしれないな」

 乱菊の疑問にゼノヴィアが答える。

朱乃は普段、温厚で知的な淑女として振る舞っているが、一度戦となればサディスティックな本性を表すという、彼女の性情に注目した悠二の発案で、知り合いであり強大な存在であるグレイフィアたちに追い詰めさせて、プレッシャーをかけるというものだった。

「あなたたちは、一体、何をするつもりですか」

 朱乃は自分が何か得体の知れないものに巻き込まれているように感じた。まるで別人であるかのようなグレイフィアたちの様子。突然現れた乱菊。知らず知らずのうちに、朱乃の身体は微かに震えていた。

 グレイフィアは嫣然と微笑んだ。それは他の女たちも同じであり、朱乃は彼女らの瞳に昏い光を幻視した。

「先ほども申し上げた通り、あなたをご主人様に献上するのですよ。恐れなくても大丈夫、選ばれたあなたは間違いなく幸福な女性です」

 グレイフィアが悠二に連絡を入れている間、乱菊が悠二から預かったアイテムを使う。

 

影武者カード

このカードを代わりたい人に渡すと、姿かたち、記憶と精神などすべて対象そのものに代わることが出来る。本人と影武者が触れるとカードは失効する。1000枚入り。

 

 グレイフィアがあらかじめ用意していた影武者用の使い魔を姫島朱乃そのものにする。グレイフィアや悠二に従順であることを除けば、影武者朱乃はオリジナルとは精神、記憶、力、技術もすべて同一である。

「それでは、あなたはこのままゼノヴィアとともにリアスたちと合流しなさい」

「承知致しました」

 グレイフィアの指示に影武者朱乃は了解して会釈した。ゼノヴィアのことも先ほどまでの態度と異なり、悠二の恋人の一人として呼び捨てにしていた。

「こんな精度の偽物を作るだなんて……」

「これがあれば私の影武者もたくさん作れるんだ。魔王の私でもね。まあ、悠二さんはそんなこと望まないけど」

 一〇〇〇人の魔王の軍勢を支配できればそれはかなりの脅威だが、悠二は恋人たちの力を利用しようという野心はない。

 自分を愛する美しい恋人たちに囲まれる楽園(パライソ)で暮らすことが大切な目的である。

 こうして、姫島朱乃は仲間たちに裏切りられ、一人の男の魔手に囚われることとなった。




登場させたいヒロインたちが多いので各章のメインヒロイン以外にも今回のようにヒロインを捕獲して登場させていきたいと思います。捕獲済みのヒロインでも章担当のヒロインとして抜擢することもあるかもしれません。

■捕獲されたヒロイン
レア度:UR 点数:89
氏名:姫島朱乃
年齢:18歳
レベル:0
交際経験:0人
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:サド属性/依存傾向
好感度:普通(43)
身長:168cm
体重:54kg
3サイズ:B102/W60/H89
バストカップ:J
『ハイスクールD×D』の登場人物。

レア度:UR 点数:88
氏名:狭霧友子
年齢:28歳
レベル:8
交際経験:有り
キス経験:有り
性交経験:有り
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:積極的(75) ※登場時は完全服従(100)
身長:175cm
体重:69kg
3サイズ:B111/W61/H91
バストカップ:M
『トリアージX』の登場人物。

レア度:UR 点数:87
氏名:ゼノヴィア・クァルタ
年齢:17歳
レベル:13
交際経験:0人
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:普通(43) ※登場時は完全服従(100)
身長:166cm
体重:56kg
3サイズ:B87/W58/H88
バストカップ:E
『ハイスクールD×D』の登場人物。

レア度:SR 点数:74
氏名:セラフォルー・レヴィアタン
年齢:??
レベル:11
交際経験:0人
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性(妹に対してのみレズ)
嗜好:羞恥願望/露出症/コスプレ属性
好感度:普通(49) ※登場時は完全服従(100)
身長:160cm
体重:48kg
3サイズ:B85/W56/H80
バストカップ:C
『ハイスクールD×D』の登場人物。

レア度:SR 点数:72
氏名:本城蘭子
年齢:17
レベル:10
交際経験:有り
キス経験:有り
性交経験:有り
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:バイセクシャル(本人は否定)
嗜好:ノーマル
好感度:積極的(75) ※登場時は完全服従(100)
身長:173cm
体重:60kg
3サイズ:B90/W59/H87
バストカップ:F
『はじめてのギャル』の登場人物。

ヒロインの設定にはリクエストいただいた設定も織り込んでいます。蘭子の性癖は原作で明言はされていませんでしたが、本作のような解釈ができるなと思いました。


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02 (朱乃、グレイフィア、ゼノヴィア、セラフォルー) ★

今週のヒロアカ読んだ感想:「レディ・ナガンいいな……!好き!」
腋丸出し、ムチムチで、カッコイイ系美女とかもう好きですよ。


「あッ、あああッ、中ぁぁ、擦れて、るううッ」

 冥界の魔王であるセラフォルー・レヴィアタンが、恋人の桜庭悠二と肌を重ね快楽に溺れた声を上げていた。表情には恍惚感が広がっている。

 朱乃への調教も兼ねてセラフォルーは自分以外の悠二の恋人二人の前で褒美の快感を享受しているのである。

「ひゃッ、くうううん! そ、そこっ、イイッ」

 セラフォルーの弱点は背面側位で簡単に抉ることができるようで、悠二はリズミカルに腰を振っているだけなのだが、セラフォルーの悦び様は激しい。

「セラフォルー、とても幸せそう……」

 大きな乳房を悠二の背中で押し潰し、銀髪を掻き上げながら耳を嘗めているグレイフィアが、蠱惑的な笑みを受けべる。

「教育はまあまあ仕上がっているからね」

 悠二は悠然と微笑み、逸物を鋭く突き込む。途端、セラフォルーは歓喜の声を張り上げ全身をガクガクと震わせた。

 悠二はセラフォルーについてまったく知らなかったのだが、彼女を幼い頃より知っているヴェネラナ、かつては魔王の座を争い現在も仕事柄関わることの多いグレイフィアの紹介もあって彼女を知ったのだ。グレイフィアたちとしては彼女が魅力的だということもあるが、魔王の権威が悠二に利することがあること、またセラフォルーの妹とその眷属には美少女が多く、セラフォルーを介せば彼女らも悠二のものにできるという打算的な思考もあった。

 権威を主目的にラブ・ハンターを使うことには抵抗のある悠二だが、セラフォルーは可愛らしい顔に美味しそうな身体つきで、性欲をそそられる、という理由から捕獲することを決断したのだった。

 ゼノヴィアは悠二とセラフォルーの結合部を間近で見ながら、ビタンビタンと揺れる陰嚢を嘗めている。背面側のセラフォルーの片足は上げられており、柔肉の隙間に肉幹がズップリと埋まっているところが丸見えだ。綺麗に整えられている薄い陰毛も丸見えになっている。

「ああッ、イクううう! またッ、深いのおおおッ!」

 陸に上がった魚のように全身をビクンビクンと踊らせるセラフォルーの中から、深く挿入された肉幹が、ヌルゥ……と引き抜かれていく。根元には泡立った混合液がこびりつき、中から出てくる肉幹はヌラヌラと妖しく煌めいて、セラフォルーの淫液がべっとりと付着している。その先端が現れるや否や、ゼノヴィアは唇をパックリ開いて口内へ導き入れていった。

「んふぅ……んふうううん……」

 甘い声をくぐもらせながら艶かしい鼻息を立てて肉幹にしゃぶりつき、ユルユルと頭を揺らしてセラフォルーの肉壷が吐き出した愛液を吸い上げている。端麗な美貌だが鼻の下を伸ばしたひょっとこのような顔でゼノヴィアはジュプジュプと音が立っていた。

 逸物はまだ硬く、雄々しい姿を保っている。それを綺麗な唇で愛しげに擦りつつ、喉の奥まで貪欲に受け入れている。緑のメッシュが入った青髪が特徴的なショートカットを揺らして男性器を咥えているゼノヴィアの男前な美人と喩えられる美顔は陶然としており、喜悦で頬を赤らめていた。

 悠二はまだ達していないのだが、セラフォルーは子宮へのピストン運動だけで悦楽の淵に沈んでいる。全身に及んだ痙攣が戦慄く程度に落ち着いても恍惚の表情は変わらず、白肌も桜色に上気したまま。むしろ、次から次に襲ってくる快感が止まったことで快楽をじっくりと咀嚼する時間が持て、うっとりと余韻に浸っていた。

「さあ、グレイフィアは手本を見せるんだ」

 悠二が仰向けになると、ゼノヴィアの口から抜けた肉幹が屹立とした。反り返らせているソレはセラフォルーの淫液やゼノヴィアの唾液に濡れ光り、絶大な存在感を放っていた。

「はあん……ゼノヴィアさぁぁん……んう……」

 グレイフィアは恥ずかしさに顔を赤くしながら悠二の腰を跨ぎ、ゼノヴィアを切なげに見つめる。しかし鈴口が膣孔に触れた途端、目元から力が抜けていった。

「んあああああッ……んん、あはぁぁぁッ……」

 ゼノヴィアの目の前でグレイフィアは腰を下ろし、結合の瞬間に全身を痙攣させて悦楽を見せ付けた。膝を立てた背面騎乗位での挿入なので、秘所が逸物をスッポリと飲み込んでいる様子がしっかりとゼノヴィアの瞳に映り込んでいる。

「グレイフィアさんの中に……全部入ってる……」

 ゼノヴィアの子宮はキュンキュンと疼き、下腹部が熱くなり、下の口から淫らな汁を吐き出している。淫蕩に崩れたグレイフィアの表情に色情を煽られていた。グレイフィアが悠二と繋がることの幸福感を一目瞭然に物語っているのだった。

「ぁぁッ、オマンコ、きもちいぃぃッ……」

 グレイフィアは突き抜けた快感が落ち着いてくると、後ろに手を付いて痺れきった身体を支えた。胸を反るような格好であり、コチコチに尖った乳頭が大胆に主張されている。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 グレイフィアは後ろへ反り返ったまま腰を揺らし、肉幹を抽送させる。首を起こせば、悠二と繋がっているところを凝視して頬を上気させているゼノヴィアの様子が目に入り、恥ずかしさに打ちひしがれた。しかし性交の手本となるよう言われているため、見ないで、とは言えなかった。

「んううッ、ひああっッ、あッ、すごいぃッ、どうにかなっちゃううッ」

 下腹部の内側を抉る肉幹が子宮を押し上げている。そうなるように腰を動かしているのはグレイフィア自身だ。

「ふあああッ……やだ、もう、イクッ、イクッ、イっちゃう! んあああッ! ッッッ……」

 挿入時のそれとは比べ物にならない快感が背筋を駆け登り、脳髄を貫いた。目の前に火花が散り、快楽に頭が真っ白になっていく。前戯で施された甘い刺激にじっくりと焼き込まれた快感が一気に爆発したような心地だった。

「気持ちイイッ、あッ、んあッ、腰が、動いちゃうう、はううんっ!」

 うねる膣肉が貪欲に逸物を締め上げ、上下に動き続け、グジュグジュと音を立てている。

雌雄の交わりを間近で見ているゼノヴィアは目を覆いたくなるような淫らな光景に身体を熱くさせ、愛液を紡ぎ続けていた。

 根元の方に押し固められているセラフォルーの体液にグレイフィアが吐き出す体液が溶かされ、絡み合っている。膣孔を出入りする肉幹には淫汁はへばり付いており、ヌメヌメと煌めいている。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 グレイフィアが頭を後ろに倒してガクガクと痙攣すると、膣孔から牝液が溢れて陰嚢にまで垂れていき、ゼノヴィアはそうするのが当然のように陰嚢を舌で嘗めていた。

「凄い締めつけだな。夢中で食らいついてるみたいだ。グレイフィアのなかは気持ち良くて大好きだ」

「光栄です! あぁぁ、嬉しいっ……」

 大好きと言われて感極まりつつ肉幹をキリキリと締め上げて腰を振るグレイフィアは、タプンタプンと揺れている胸を鷲掴みにされて悦楽の彼方に導かれていく。

「あひいいいいいいッ!」

 手足の先まで走り抜けた快感にグレイフィアの全身がビクビクと躍動して悦んでいるものの、腰は別の生き物のように動き続けて逸物をもてなしている。

「ふはああ……一杯出てきた……へはああっ、はあ……ん……」

 グレイフィアが放出した潮の飛沫を顔に浴びながら、ゼノヴィアは会陰に舌先を潜り込ませてねっちりと玉を掬い、止まることを知らない淫液を嘗め取っている。グレイフィアの膣が漂わせている強烈な淫臭をタップリと吸い込んでゼノヴィアは頭がボーッとしており、眼前で繰り広げられている愛欲の絡みを見つめて身体を火照らせて見つめ続けている。

 グレイフィアが喘ぎ狂いながら腰を動かし、ゼノヴィアは牝欲を逆巻かせながら玉袋を嘗め、余韻を噛み締めたセラフォルーは悠二の舌を貪っている。キスの経験が悠二以外にないセラフォルーだが悠二に仕込まれたのでそれなりに慣れたようすで悠二の唇を啄んで舌を吸っている。悠二は淫らに狂う三人の美女に身を任せ、悠然とグレイフィアの胸を揉みほぐしていた。

「そろそろゼノヴィアに入れようかな」

「んひゃあああああああッ!」

 キュッ、と乳首を摘み上げられた瞬間に鋭い快感が突き抜け、グレイフィアは得も言われぬ悦楽に身を灼かれていた。舌を宙に伸ばした淫らな表情のまま、オーガズムの波に意識を浚われガクガクと震えている。摘ままれた乳首からは母乳が噴き出し、セラフォルーやゼノヴィアを濡らすが射乳の心地よさも加わりグレイフィアは悩乱している。

 強烈な快感を叩き込んでいた肉幹はグレイフィアの中から引き抜かれ、ゼノヴィアがうっとりと口内粘膜で包み込み、ジュポジュポと貪欲にしゃぶりつく。

「美味しそうだな。気に入ってくれて嬉しいよ」

「んぅんっ、んふうっ、ジュブぅぅ……」

 恥ずかしそうに腰をくねらせるものの、男根を口から出す気配はなく、くっきりした顔立ちを淫らに蕩かして、端麗な唇で肉幹をじっくりとさすっている。

「さあ、君の中に入れさせてくれ。下の口でたっぷりとしゃぶらせてやるから股を開け」

「んふぁぁっ……はい……」

 セラフォルーとグレイフィアの間に身を横たえたゼノヴィアは、スラリと伸びる長い足を惜し気もなく開き、陰唇を広げた。青いアンダーヘアのお手入れされていた。恥丘に申し訳程度に三角形に生えている。かつては手入れなどしていなかったが、悠二の恋人になってからは手入れを行うようになっていた。サーモンピンクの花園はパクパクと蠢いており、淫らな蜜を吐き出している。

「悠二さぁん……オチンポぉ、オチンポぉぉ……」

 媚びた甘え声を張り上げて恍惚としていたセラフォルーやグレイフィアの姿がゼノヴィアの脳裏に焼きついており、ゼノヴィアの頭は淫らな期待で一杯になっている。そこに、悠二に相手をしてもらえる嬉しさが混じり幸福感に包まれていた。

「あ゛ああああぁぁあああぁぁぁッ!」

 肉の隙間に捩じ込まれてズプズプと埋没していく。胎内を蹂躙する存在感に全身を戦慄かせていた。媚肉をえぐられる快感と脳天に直撃してくる衝撃に目尻を垂らし、悦楽の声を振り撒いている。

「はぐうううッ!「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!! イクううううう!」

 ゼノヴィアは悩乱して口をパクパクさせているのだが、侵入していく異物感に言葉にできないほどの幸せを感じていた。悠二はゼノヴィアのくびれた腰をガッシリと掴み、間隔の狭いピストンで深々と肉幹を抽送させている。パンパンと腰が打ち付けられるリズムに合わせ、豊満な胸がぷるんぷるんと大きく弾んでいた。

 膣のどの辺りに先端が及んでいるのか、全神経が集中して想像させる。最奥に到達すると、内臓を持ち上げる如くググと子宮を押し潰し、根元までキッチリと押し込まれた。

「キツッ。流石は戦士だ。締めつけが強くて気持ちいいな」

 ゼノヴィアの肉壁はギチギチと密着しているが、牝汁ローションがベチャベチャに塗りたくられているので抽送にはなんら問題ない。悠二が腰を引けばニュルリと肉幹が姿を現し、腰を突き出すとヌチュンと音を立てて埋没していく。

「ひぐっ、ひぐっ、んはあっ、あううっ……」

 腰の動きに合わせてタプタプと踊る美巨乳を眺めるのは悠二にとって正常位の楽しみ方である。揉んで楽しむというのも好きだ。しかし手は両脇に添えられている濡れそぼった蜜壷に狙いを定めており、間もなく指が捩じ込まれていく。

「はあうっ……」

「んはぁっ……」

 セラフォルーもグレイフィアも甘い声を上げ、ゼノヴィアに寄り添い、片足を抱き上げた。

 美女三人が顔を寄せ、切なげに眉を歪めながら甘えた声で啼く。淫蕩に崩れていく表情が堪らず、悠二の獣欲は滾り続ける。

 両側から聞かされる艶かしい声が頭の中に反響し、ゼノヴィアの高揚感に拍車がかかった。ゼノヴィアの脳髄は痺れていた。膣道はじわじわと快感を得てメスの悦びを増幅させる。

「あひいいいいいいッ!」

 突き上げの間隔が狭くなり、強烈な快感が背筋を駆け、脳髄を痺れさせた。頭は真っ白になり、抽送に合わせて揺れる感覚と容赦なく突き込まれる快感を得る。

(もう……何も考えられない……)

為されるがままに与えられ、相応の反応が反射的に起こる。全身に起こる痙攣はもとより、嬌声を発することも、肉幹を締め上げることも、ゼノヴィアの意思に関係なく起こっている。

「あ、あ、イクうっ、イクうううううッ!」

 強い拡張感に苛まれたまま子宮孔をガツンと穿たれた瞬間、脊髄にまで響くような衝撃と快感が鋭く突き抜け、目の前がスパークしていた。

「はへえええ……」

 狂ってしまうほどの悦楽に呑まれ、あまりの心地よさに舌を垂らしただらしない顔で恍惚を浮かべ、瞳に昏い光を広げていく。ゼノヴィアは意識を飛ばした先でこの世のものとは思えない法悦にどっぷりと浸り、その幸福感を魂に刻みつけている。

「お前らも、舌出せ」

 ゼノヴィアの横に、従順にセラフォルーとグレイフィアが顔を寄せた。

 悠二は一際深く突き刺した後、肉幹を引き抜いた。途端、牡の樹液がばら撒かれ、熱い飛沫が顔や舌に降り注ぎ、甘美な電撃に襲われていた。

(はあああ……気持ちイイ……)

 頬や額に付着したそれらから刺激臭が立ち込め、その香りに包まれたまま舌にへばり付いているものを飲み込むと、灼熱が身体に取り込まれる。白い炎が昇ったように内側から身が灼かれ、快感が広がっていく。ゼノヴィアはうっすらと目を開けてみると、脈動する逸物が眼前に迫っていた。鈴口に見られる白濁液は今にも垂れ落ちそうな状態だ。

「んへぁっ、はんぅ、あんぅ、ちゅっ……」

 ゼノヴィアは舌で白濁液を掬い取ると、亀頭をペロペロと嘗め回した。彼女に続いてセラフォルーもグレイフィアも、肉幹にねっちりと舌を這わせていく。

「次は三人の中に出すぞ」

「はああんっ……」

 三人は精液まみれの顔をうっとりと蕩かすと、舌使いに熱を込めて肉幹の掃除にあたった。

 

 ◇◆◇

 

「さて、ここまでやってみたが、反応は良いみたいだな」

 悠二の視線の先にいるのは姫島朱乃。彼女は既に捕獲済みで調教は始まっていた。

 朱乃は黒革の目隠し、口枷(ボールギャグ)を施され、鼻フックで吊られており形の良い鼻は豚のように潰れ、秀麗な顔は歪んでいる。目隠しの下から滴り落ちているのは涙だろう。口に噛まされたボールギャグ、その空いた穴からだらしなく涎が零れ落ちていた。

 革紐を格子状に組んだボンデージ衣装に、エナメルのヒール。大事なところは全く隠れていない。

 手枷と足枷が左右それぞれに鎖で繋がれていて、まっすぐ手足を伸ばすこともできずに、朱乃はひっくり返されたカエルのような体勢で横たわっている。

 さらに両方の乳首には、ローターが貼り付けられており、ブゥンと低い唸りを立てながら小刻みに震えていた。

「ぁ……ぁぁぁ……っ」

 朱乃の股間は失禁したかのように液体で濡れていた。

 二条秋を堕としたときに使った洗脳調教の手法である。

 アイテムを使って一人と交わるだけで、アイテムの効果対象にした他の女性たちも同時に性交の官能を共有させて、それぞれの対象での性行為による経験値も回数だけ得ることができる。

 朱乃は長時間、三人分の快楽に晒され続けた。悠二に犯される妄想を植えつけられながらだ。

「悠二さんは優しいな。こんなに濡らしたら副部長が処女でもすぐイッてしまうんじゃないか?」

 ゼノヴィアが薄っすらと微笑みながら、朱乃の醜態を見ている。

「ご主人様……気持ちいいですかぁ?」

 グレイフィアは悠二の顔面を爆乳で包みながら聞いてくる。クールビューティーな様子は消えて淫蕩に耽って蕩けた顔は悠二への愛情と崇拝で満ちている。

 乳房に埋まりながら、気持ちいいと悠二が答えると、グレイフィアは嬉しそうに乳房をムギュムギュ寄せながらずりゅんずりゅん揺らす。

(やばい。おっぱいに逝かされそう)

 悠二は苦笑する。

「ふふふっ。ご主人様に喜んでいただけたり興奮していただけると、私、嬉しくておまんこキュンキュンしてしまいます」

「いいぞ。興奮しているから、もっと喜んで、もっと感じなさい」

 グレイフィアのその気持ちと快感を、憑依経験させている朱乃や捕獲したばかりで教育(せんのう)がまだ甘い数人の精神を蝕み、洗脳を加速させたいと悠二は考えていた。

「まあ、それはそれで、やることはやるが」

 悠二は充血しきって大きくなった朱乃のクリトリスを、クリップ状のモノで挟んだ。

「ふがっ!? がぁあああ!?」

 相当痛かったのだろう、朱乃は激しく身をよじり、ポニーテールが勢いよく跳ねる。しかも痛いだけではないアイテムにより感覚が鋭敏化しているため性感もより顕著に感じるのだ。

「ふぅー! んふぅー!!」

 朱乃の淫核を挟むクリップには、電気コードが伸びている。

 悠二が手に持つ端末を操作すると朱乃が勢いよく仰け反った。

「ふがぁあああああああ!? もがっ!! ががががっ!?」

 朱乃は卑猥にも腰を突き出すようにして、ビクンビクンと身体を痙攣させる。電流が雷の巫女の身体を蹂躙しているのだ。

 朱乃は首でブリッジをするような体勢のまま、硬直しているように見える。

「よし、一気に昇りつめようか」

 そう言って悠二が最大限に設定すると、朱乃の悲鳴とも嬌声ともつかない声が更に一オクターブ高くなった。

「もがぁあああああああ、ふぇがががががっ、がががががっ!」

 ガクガクと彼女の身体が震え、更に高く腰が持ち上がる。

「ふがっ、がっ、ががっ、ぎっ!?」

 そして、サーモンピンクの肉花からプシャッ!と飛沫が噴き出すと、ジョロジョロジョロ……。黄金色の液体が弧を描くように噴き出した。




今回は短いですが、これくらいで。処女なのに長時間凄絶なセックスと絶頂は調教として有効なはず!

アンケートは紫が暫定1位と健闘していますね。千影が2位というのは個人的には意外でした。引き続きアンケートは募集中です。

評価、意見、感想いただければ幸いです。


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03 (朱乃)

修正を加えて再投稿です。旧版からの追加場面もあります。


「おお、派手に出したな。ちょっと場所を変えるか」

 呆れたように悠二は笑う。しかし、怒った様子はない。悠二は朱乃の身体をお姫様抱っこで別室に移動する。言われるまでもなくグレイフィアたちが着いてきた。

「身体に付着した尿はどうしますか? 拭きましょうか?」

「いや、いいでしょう。潮とかで汚れるのは慣れているし」

 グレイフィアの提案を悠二は断って、朱乃をベッドに寝かせる。悠二は住むマンションは既に彼のハーレムとして作られている。空間拡張で外観以上の部屋数と部屋の広さがある。いくつでもベッドなどの性快楽を愉しむための設備がある。

「さて、朱乃の処女を貰おうかな」

 横たえられた朱乃はスラリと伸びる長い脚は蛙のようにガニ股で開かれている、そこに悠二は手を伸ばして朱乃陰唇を広げた。サーモンピンクの花園にある秘所はピクピクと震えており、淫らな蜜を吐き出している。

「ふがぁ……ふがぁ、ふがぁぁ……」

 口枷でくぐもった声は恍惚としているようにも見える。この場で三人は犯されていないが、別所にいる乱菊、不知火、友子の影響だろう。バイブ二本刺しで両乳房にはローターが貼り付けられている。彼女らもまた悠二に幾度も貪られて果てた後なので、得られる快感を享受して悠二の家の寝室に転がっていた。

 三人分の快楽は、悠二がグレイフィアたちとの交合を終えた後、再び朱乃と共有されていた。三人分の快美恍惚に心身を焼かれ続けて、朱乃の精神を蝕んでいた。

「じゅぶぉっ、じゅるる、んふ……じゅぶん、ぢゅるぢゅるっ、じゅぷっ、じゅぷっじゅぷっ、んふぉぉ……」

グレイフィアは頭を揺らし、口でカリ首から先をいじらしく擦る。裏筋や肉傘には舌を絡ませ、快感を与えることに勤しんだ。

 グレイフィアがねっとりした舌使いで性技で悠二の肉幹に活力を取り戻させている。徐々に硬くなる肉幹を見てゼノヴィアとセラフォルーの目がうっとりと蕩ける。

 今日既に一〇回以上に及んだ射精でも未だに活力を失わない男根は実に驚異的である。外見的特徴こそ変化はないがレベルアップするたびに尋常ならざる精力絶倫であり、度重なる性交でも皮が剥けるようなこともない。

「ああん、大きくなってきたぁ……んちゅ、ぢゅる、はああ……」

「ありがとう。もう大丈夫だよ」

 悠二が微笑みながらグレイフィアの頭を優しく撫でる。彼女は名残惜しげにフェラを止める。口の端と肉幹には唾液による銀の橋が出来上がっていた。

「さて……」

 悠二が朱乃に迫る。

「ふがっ!? ふがぁあああああああ!! ふが! あががががっ!」

 肉の隙間に捩じ込まれた肉幹が処女の証を突き破り、ズブズブと埋没していく。悠二が触れた瞬間、彼の恋人たちと共有していた感覚は途絶する。代わりに感じるのは処女喪失に伴う痛みと下腹部に沈んでいく異物感。

慮外なことで朱乃は意識を取り戻したのだろう。朱乃が身を仰け反らせ、激しく頭をふって暴れる。

 視界をふさがれているので、何が起こっているのかも分かっていないのかもしれない。だが、そんな彼女に構うことなく、悠二は激しく腰を動かし始める。

 淫らな水音が部屋に響き渡り、卑猥なボンデージ姿の朱乃が、激しく揺れる。その爆乳もタプンタプンと上下に揺れる。

 目隠しの間からは涙が滴り落ちて、口に噛まされたボールギャグから、泡状になったよだれが零れ落ちた。

「ふがっ、あがっ、ふごっ、ぎっ、ふがっ、がががっ!!」

 膣の最奥に到達すると、内臓を持ち上げる如くググと子宮を押し潰し、根元までキッチリと押し込まれた。

「キツっ。これはホントっぽいな」

 味わってきた処女孔と比較しても遜色のない窮屈さに悠二は確信した。処女至上主義いうわけではないがセラフォルーやグレイフィアに比べると朱乃の容貌は男を手玉に取っているような雰囲気があり、男慣れしていそうなので、彼女の処女を突き破ったということに優越感のようなものを感じていた。

 肉壁はギチギチと密着しているが、牝汁のローションの大洪水なるので抽送にはなんら問題ない。悠二が腰を引けばニュルリと肉幹が姿を現し、腰を突き出すとヌチュンと音を立てて埋没していく。

「ひぐっ、ひぐっ、んはあっ、あううっ……」

 腰の動きに合わせてタプタプと踊る美巨乳を眺めるのは実に心地よい気分だ。

 朱乃の愛液と破瓜の血、悠二の精液によってうっすらと赤い混合液がじゅぶじゅぶと、ぶつかり合う性器の結合部に浮き出ている。

「はあうっ……」

 グレイフィアもゼノヴィアも甘い声を上げ、朱乃に寄り添い、片足を抱き上げる。セラフォルーは膝枕で朱乃の頭を支える。美女三人が顔を寄せ、切なげに眉を歪めながら濡れた声で啼く。淫蕩に崩れていく表情が堪らず、悠二の獣欲は滾る一方だ。

 両側から聞かされる艶かしい声が頭の中に反響し、朱乃の高揚感に拍車がかかった。膣道はズキズキと激痛を訴えてくるのだが、最奥を突き上げられると快感が身体中に散ると同時に衝撃が頭を揺らす。現実感を失い、ただただ快感に反応して嬌声を上げるしか反応できない。

「あぐううぅぅぅっ!」

 悠二が突き上げの間欠が短くしたので、強烈な快感が電撃のように朱乃の背筋を駆け、彼女の脳髄を痺れさせる。既に頭は真っ白になり、思考は麻痺しており悠二の抽送に合わせて揺れる感覚と容赦なく刷り込まれるのは快感となって心身に刻まれる。

「あがああああ……あああああ……!」

 為されるがままに与えられ、相応の反応が反射的に起こる。全身に起こる痙攣はもとより、嬌声を発することも、肉幹を締め上げることも、朱乃の意思に関係なく起こっている。それはまるで先ほどまで繰り返し感じていた性交の性奉仕。それを再現しようと身体が勝手に動いているようだ。性交と奉仕から得られる至高の快楽を求めるかのように。

「あ、あ、ぐうっ、があうううううっ!」

 異物感に苛まれたまま子宮孔をガツンと穿たれた瞬間、朱乃は脊髄にまで響くような衝撃と快感が鋭く突き抜け、目の前がスパークしていた。

「あ、あえぇ……ああ、があああっ!」

 狂ってしまうほどの悦楽に呑まれ、わなわなと震える唇から唾液がとめどなく溢れ出ている。乃は意識を飛ばした先でこの世のものとは思えない法悦にどっぷりと浸り、その幸福感を魂に刻み込んでいる。

 朱乃は、悠二にもたれ掛かって息を荒げている。絶頂直後、ビクン、ビクンと痙攣して跳ねる身体を抱きとめながら、悠二は朱乃の膣内なかへと最後まで精液を注いだ。

 目隠しに鼻フック、ボールギャグと、革紐を組み合わせて乳房や股間が露わなボンテージを着ている朱乃の顔を覗き込む。悠二には正直、表情は分からないが間違いなくイったようだ。ラブ・ハンターの好感度も上がっていることだろう。

 悠二は露わになっている乳首を摘まむ。

「ひぐっ!? う、あぁっ!?」

「昂奮しているんだね。ビンビンに立っているじゃないか」

 悠二はそう言いながら、朱乃の爆乳を揉み始める。自分が気持ちいいだけではない、相手も気持ち良くなるような揉みかただ。

「くふっ……ふ、うぅ……んっ……」

 ボールギャグを咥えた唇の隙間から、陶然とした吐息が漏れる。

一〇〇センチ超えの乳房を揉みしだくと、朱乃は激しく身悶えた。乳房を揉み込み、肌を撫でさすり、乳首を転がしてやるたびに、あっ、あっ、と切迫した声を朱乃はあげた。

「あがぁ……ああ、くひいいぃぃ……!」

 堪らず朱乃は絶頂に達した。身体が反り返り、乳房が大きく跳ねあがる。腰や膝がガクガクと揺れて、ブシュッと噴き出した潮はベッドを汚して大きなシミをつくる。

「はぁ……あぁ、あっ……んん……」

 腋から下乳へと手を滑らせながら朱乃の乳房を揉み転がすと、朱乃はうっとりした喘ぎ声を漏らす。乳房への愛撫の心地よさを取り繕うことができず、心地よさに酔い痴れている。

「んひぃ……あがぁぁぁぁ……ひぃっ!?」

 乳首を吸いつかれ舌で遊ばれる感覚に、朱乃は悶えた。

 乳房への愛撫に満足した悠二は、鼻フックが外れないように慎重に目隠しを抜き取り、ボールギャグを外す。

 途端に彼女の顎を伝って、泡状の唾液がどろりとシーツの上に零れ落ちた。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 彼女は、酩酊したように焦点の合わない目つき。口はだらしなく半開きのまま、荒い呼吸を繰り返している。

 処女喪失のたった一回のセックスで、ここまでのアヘ顔を晒せるのも、念入りな前戯によるものが大きいだろう。

「いつまでも惚けられちゃ困る。だけど、愉しんでもらえたようで何よりだ」

 悠二がそう声を掛けると朱乃は虚ろな目つきのままに目を細めて、喘ぐように返事をした。

「あなたが……私を……」

「そうだよ。俺が君を拉致させた」

 悠二がそう言うと、キッと睨んだ。自分の主だと分かっているだろうが、まだ好感度の操作をしていないので、抵抗はなくとも態度は反抗的だ。

「こんなことをするために私を連れてきたというの!?」

「そうだよ。俺のものにするためにつれて来たんだ」

「ひゃんっ……なっ!? うぷっ」

 悠二は朱乃の背中を押して、彼女をベッドに突き飛ばす。ヌルンと膣から肉幹が抜けて、朱乃は股間から血が混じった交合液を滴らせながら、彼女は顔をシーツに突っ込むようにうつぶせに倒れこんだ。

 今の彼女は、手枷と足枷を短い鎖でつながれた不自由な体勢である。起き上がろうにも起き上がれず、尻だけを突き出した、なんとも惨めな恰好である。

 悠二は引き出しに入れていたバラ鞭をゼノヴィアに取ってこさせて受け取る。彼女の尻をぴしゃりと打ち据えた。

「口ごたえは好きじゃないな」

「ひゃあっ!?」

 悠二が朱乃に鞭を打ちつけているとき、グレイフィアは肉幹を掃除していた。ロストヴァージンしたばかりの少女の中で吐精した破瓜の痕跡をへばりつかせている肉幹を、舌と口で掃除している。

「んううッ、ふうううんッ、ッッ……」

 肉幹が脈打ち、我慢汁が出てグレイフィアはうっとりと目尻を垂らし、頭が痺れる感覚に侵される。豊かなの銀髪の揺れるリズムが乱れ、震えた。

「さて、君も捕まっているから自覚はあるだろう。これからも俺とセックスをするんだ」

 彼女は嫌悪感も露わに下唇を噛み締める。朱乃はSっ気があるようなのでこのような強制されるのは屈辱だろう。だが、このまま悠二専用Mにするつもりだ。

「うっ、ううっ……」

 悠二はシーツに顔を埋める朱乃の尻を掴んで揉みしだきながら、囁きかけた。

「じゃ、二発目を注いでやるからな」

「う、ううううっ……んひいぃぃぃぃ!?」

 手足を短い鎖で繋げられて、尻をつきだすような体勢の朱乃。悠二は淫臭漂う秘唇をクッパリ押し開いた。剥き出しになったそこはヌラヌラと妖しく煌めいている。悠二の肉幹は朱乃の秘部の穴にあてがうと、じりじりと捻じ込んでいく。

 先程の一回で既にドロドロに蕩けた秘所は、抵抗するどころか、むしろ向こうから吸い付いてきた。

「ひあああああッ!」

 体を伏せながら雌の咆哮を上げる朱乃は、肉の隙間から一直線に子宮を押し上げられた衝撃が強い刺激となって身体中を巡っているのを感じた。形が良く大きな尻を突き出しながら全身をガクガクと痙攣させ、頭の中に火花を散らしている。

嫌悪感に曇っていた顔も徐々に表情が崩れてきて、目が大きく開き瞳は蕩け、口から飛び出していた舌の先端を残して戻っていく。

「ううううっ……挿入ってくるぅ、ううっ、やだぁ……拡げないで……ま、まだ痛いの、ジンジンするのぃ」

「イッたのか? まだ少ししか入ってないぞ?」

「ひぃぃぃぃっ!? い、いきなり、う、うごかさないでぇぇぇぇ! 痛いっ、痛いっ! あひぃっ、あ、あぐっ、あ、やっ……」

 悠二が、いきなり激しく腰を動かし始めると、朱乃は悲鳴混じりの嬌声を上げ、シーツを掴んで身を捩る。

 手足を繋ぐ鎖によって手や膝の位置によって不安定な体勢。四つん這いにもなれず、逃れようにもまともに動きも取れない。後ろから為すすべもなく突きまくられて、彼女は喘いだ。

「あ、あひっ、あっ、あっ、あんっ、あ、あ、あ、あ、あああ」

 肉がぶつかり合う音は陰嚢が朱乃の尻を打ちつけ、甘く濡れそぼった牝肉を、硬く張り詰めた肉幹が擦り上げる。

「いいから、いいから」

「あひッ、ふうんッ、声、出ちゃううう、ああッ、はああんッ」

 ついさっきまで処女だっただけあって、朱乃の肉孔の締め付けは相当きつい。押し寄せる淫らな襞が悠二の肉幹を吸いつくように喰いしめて、陰嚢から蟻の門渡りにかけて、こそばゆさがある快感が僕を責め立てた。

「いいぞ、朱乃、お前の穴は具合がいい」

「ひぃんっ、あ、あ、あ、ああああ、あ、あ、あっ、あん……」

 悠二が褒めても朱乃には返事をする余裕も無いらしい。

 朱乃の一〇〇センチを超える爆乳もタプタプと揺れている。

 悠二が更に激しく腰を動かせば、朱乃の膣全体が引き攣ってうねりはじめ、無数の柔襞が肉幹を不規則に締め上げてくる。

「や、いっ、あん、あ、あ、あん、あっ、い、痛いっ、か、髪をつかまないで、ひぃいいいいいいっ!?」

 興が乗った悠二は朱乃のポニーテールを手綱のように掴んで顔を上げさせると、肉幹を深く沈ませて子宮口を威勢よく突き上げた。

 悠二はコリコリとした弾力が先端で感じる。対照的に柔らかな膣肉が優しく根元まで包み込んでくる。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 悠二は腰を打ちつけたままぐりぐりと腰に力を込めて子宮を圧し潰してやると、

「いぎっ、ぎぎぎぎっ、ぃいいいいいい!?」

 朱乃は髪を引かれるがままに、獣のように身を反らした。

 そして悠二は、腰を弓のようにしならせてギリギリ抜けてしまうところまで肉幹を引き抜いて、再び彼女の肉孔へと穿つ。

「うあっ!? あひっ、ひぃっ、ひぃいっ……ん゛んあああっあぁぁっ!」

 朱乃はシーツに顔を埋めようとするも、髪を掴まれていてはそれも出来ない。

 朱乃はこの短い間に、何回も小さなオルガスムスを経験した。だが、何回イこうと関係ない。悠二はまだまだ満足することはない。抽送を続けている。

「うぁ、あっ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あっ、ひぁ、あああああああ……ぁ」

 張り出した肉笠が、彼女の淫肉を鮮烈に擦り上げ、止めどもなく口からあふれ出る嬌声が甘い尾を引く。

 悠二と彼女が繋がっている部分はもうグチャグチャ。胎内で洪水のように分泌される淫らな汁が攪拌されて泡立ち、シーツに落ちて染みを作る。

「ゆるしてぇ……あ、あたまがぁ……おかしいぃのぉ……何これぇ、ひぃっ、ぎっ……!?」

 鼻フックに吊られ、涙でぐちゃぐちゃの顔で朱乃は憐れみを乞うように声で嘆く。彼女が苦しめられているのは、姫島朱乃にとってそれは、存在しない記憶。

 悠二に犯されることで彼の恋人たちが性交で得た快感と悠二への愛情、崇拝、忠誠等々の記憶が朱乃の頭に流れ込む。それも二〇人を超える記憶が奔流となって流れ込み、理性を解かし呑み込み押し流していく。

 そうすることで朱乃の記憶なのか、存在しなかった記憶なのか境界が曖昧になり融け合うことでまるで自分の一部のようになっているのだ。

「そんなこと言って随分と美味しそうに吸いついているぞ。ほら、もっとイきつづけろ」

 悠二がそう言うと朱乃の目じりで涙の珠がさらに大きくなった。そのような顔をされれば悠二は更に興奮する。

 悠二は更に腰の動きを速める。激しい摩擦、擦るというよりも粘膜体をカリで引きずり出すような荒々しさ。

「あ、あああっ、あああああっ、ああああああっ! あひぃいいいいい!?」

 彼女の膣襞がビクンビクンと痙攣する感触が肉幹を通じて悠二に伝わってくる。朱乃がイったのを感じ取った。絶頂痙攣の真っ只中の蕩け切った子宮。下がり切ったそれを、悠二は容赦なく掘削していく。

「ひがっ!? いぎっ!? がっ……はぁ、ぐっ!」

 朱乃はふわふわとして曖昧な意識のまま声を漏らしている。

「あひぁああぁっ! んんっ、あへへっ、えへぇぇっ……」

 悠二は朱乃の髪から手を離し、覆い被さるように彼女の上へと圧し掛かる。そして、顎を掴んで無理やりふりむかせると、その唇を奪った。

 舌を差し入れると朱乃は命令されずとも舌を積極的に絡みついてくる。自分がどんなことをしているのかもわからないほどに、何度も達してしまっている。今もまた彼女の膣肉は激しく痙攣させながら、悠二の口を吸い、舌を絡ませている。

「んちゅ、んぁ、んんんっ、ちゅっ……」

 朱乃は口周りを互いの唾液でべちゃべちゃに汚し合いながら、また達してしまう。

 悠二は唇を離すと再び全力で、抽送を再開した。

「ひぁああああああ!? あああ、あん、あん、あんっ、ああっ!」

 朱乃の淫蜜に濡れた膣は肉幹に掻きむしられて、淫汁はあぶくを紡ぎ、ガクガクと彼女は全身を震わせた。

「うぁ、ぁぁ、あひっ、ひっ、ひゅ、ぁ、あぁ……」

「朱乃! 取り繕うのはやめろ、快楽を受け入れろ!」

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! へぐぅっ! ん゛へえぇぇっ! っ゛っ゛っ゛! ……あ、あ、ああああああっ!」

 彼女の頭の中は、存在しない記憶に侵蝕される領域が広がっていった。喘ぎ、自ら尻を振っていた。

「朱乃、出すぞ!」

 悠二がそう声を上げると、最深部へ突き刺さった肉幹が激しい痙攣とともに爆発した。

 びゅるっ! びゅるるるるるっ! びゅっ!

「ひぁっ、あ、あ、あああああっ! でてりゅっ、びゅくびゅく出てるぅぅぅぅぅ! びゅっびゅしてるぅぅぅ!」

 朱乃の瞳がぐるんと回り白目を剥き、口の端からだらしなく舌を零す。そして、彼女の身体は電流でも流されたかのように、ビクンビクンと身体を跳ねさせながら仰け反った。

「ああ……はあ……あああ」

 絶頂に仰け反ったあと、朱乃はそのままベッドに倒れ込んだ。

 虚ろな瞳で荒い呼吸を繰り返す朱乃を悠二は微笑みながら頭を愛玩動物を愛でるように撫でていた。

 

 ◇◆◇

 

 朱乃は珍しく時間をかけて調教を受けることになった。そのため、彼女は悠二のマンションの一室に住むことを強要された。

「あっ、いやっ、そんなに激しく、あっ、あああん」

 身体を清めた朱乃は、翌朝から悠二に早速犯された。服装の自由を奪われた朱乃は、素肌のまま就寝していた。

ドアの鍵が外された部屋ぼベッドに組み伏せられ、長く愛撫され堪らず求めた肉幹を秘裂に打ちこまれている。

「あっ、いやああん。あっ、朝から、なんて、ああん、ああっ」

「さっき欲しいと言ったのは君だろう?」

「ああんっ、そうですっ、き、気持ちいい、ありが、……ありがとうございますぅ」

 悠二はベッドに座り朱乃は胡坐をかいた相手の膝に跨る。対面座位の体勢である。自重と悠二の腰の動きで、彼女は下から貫かれていた。

 たわわな一〇〇センチ超えの乳房が自由自在に躍動し、秘所からは肉幹が愛液を掻き混ぜる湿っぽい水音が聞こえる。

 寝起きでぼんやりとしていたはずなのに、悠二の愛撫を少し受けただけで秘所は蕩け濡れだし、悠二の体液に餓えて、男根を挿入されると激しい快感によがり悶え泣いてしまう。昨日まで処女だったとは思えない乱れっぷりだ。

 自分の肉体が常に男根を求め待ちわびているような気がして朱乃は自分が怖くなった。

「いやらしい顔だな。セックスを心から愉しんでいる顔だ」

 ピストンのたびに艶めいた声をあげ、唇を半開きにしたまま虚ろな瞳の朱乃を悠二は笑った。

「ああ、言わないでください、ああああん、ああっ、ああああっ!」

 悠二の言葉は哀しいはずのなのに、朱乃の性感を刺激し心まで蕩けていくのだ。自分にマゾ性があるのではないかと、朱乃は思った。

「そんなこと言っても気持ちいいんだろ?」

 悠二は語り掛けながら、ベッドの反動を利用して肉幹を突き上げる。より朱乃の膣奥へと突きさす。

「お"っ、おほぉ!? すごい。すごいです! あああん、いい、いいわ、奥がすごく、おほっ」

快感に意識を朦朧とさせた朱乃は、取り繕うことができず自らの快感を口にした。ただの性のおもちゃにしかされていない、いまの状況を憂う朱乃だがそれも快感を得ればすべては快楽に押し流されてしまうのだ。

「あああん、だめなのに、あああん、ああっ、気持ちいい、もっと、あああん、ああっ、欲しい、あああん、イッちゃう」

 乳房が千切れそうなほど揺らしながら、朱乃は悶える。

「あああん、イク、あああっ、あああっ、もうイクイッちゃう」

 子宮口が歪むほど強く肉幹が食い込み、子宮の形が変わるような感覚に囚われる。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 朱乃はもう何も考えられなくなり、悠二の肩にしがみついて自分の限界を叫ぶ。

「はああん、イグっ! イグううううああああぁぁあああぁぁっ!?」

 媚肉がぎゅうぎゅうと引き締まって肉幹を振り絞りながら脈打つ。あまりにも甘美なエクスタシーに朱乃は背中をのけ反らせて、爆乳を大きく波打たせながら身悶えた。

「俺も出すよ」

(ああ……私は……)

 瞳を妖しく潤ませながら、朱乃は身体に注がれる温かい感覚を愉しんでいた。




次回はリクエストいただいた触手プレイも入れてみます。


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04 (朱乃)

調教系ネタが乱菊と続いてネタ切れ気味です……


「んふッ、あふッ、ああん! こんな、……あ、あ、んん!」

 姫島朱乃の調教は今日もまた執拗に行われた。

 今日悠二から着るように指示されたのは巫女服。それも彼女が暮らしている神社のそれだ。自分のことはすべて把握されているとわかり、より抵抗する気概が萎えてしまった。

 触手が万力のように朱乃の細腕に絡みついて締め上げる。触手は細い柳腰や袴越しに太ももにも絡みつき、その五体を完全に拘束する。

 朱乃の顔を嘗めるように触手が這い、乳房に巻きつき、尻を撫でる。つるつるの表皮の触手が微細に動いて性感を刺激していた。

「あ、あーっ! あああ……ひぃっ!?」

 朱乃の膣孔と肛門に押し入った。ぬちゃりと粘液を滴らせる触手は一つではない。何本もの触手が入りそれぞれが振動してうねる触手に朱乃は悩乱する。

「ふぐ……んふ……あ……んぶッんんぅ!!」

 締め上げられる朱乃は悶える。二穴を突き上げられながら、口内に侵入してきた触手の相手もしなければならない。

「ふぐぅっ、んんっ、ふんんっ!? んぐ、んん!!」

 喉奥まで触接触手が入るのは苦しいが、神経が焼けるような感覚となり敏感になっていった。舌をこねくりまわされ、嗚咽しながらも快感に意識が茫洋となる。

 そのまま意識が飛び、イキそうになるが触手は大人しくなりイクことができなくなる。

(どうして……)

 朱乃がこうしてイクことを逃したのは一度ではない。細く細かく分裂した触手たちに乳首や舌を弄ばれたときもイクことを期待したが、それは裏切られた。

「はああっ、ああああっ、ああああんっ……!」

 強すぎる快楽に巫女は大胆にはだけて乳房は片方露わになっていて、肉感的な肢体も弓のようにしならせ悶える。

「んああああ~~っ!」

 ブシュッという爆ぜるような水音とともに潮を噴いて袴を濡らす。赤い袴の濡れた箇所はより赤が濃く見えた。

「も、もう嫌……なんで、こんな……」

 朱乃は喘ぎ疲れて息も絶え絶えに自分の痴態を見物している悠二へ抗議をした。

「お前が男は嫌いで怖いというから触手君を使っているんだぞ。なにが不満だ?」

「不満だなんて、そんな……」

 朱乃は真意を隠すように悠二から目を逸らす。

 イキたいと思ってもイくことができないことに不満と、イキたいという欲求が燻ぶりはじめたことを自覚していたから、それを見透かされたように思えたのだ。

「ははは、みんなの前でイキたがるだなんて、朱乃は露出狂のけがあるのかな?」

 みんな、というのは悠二に侍る女たちだ。朱乃の痴態を見ながらも悠二への性奉仕を行っている。気まぐれに悠二に肉幹を挿入され悩乱して絶頂に到達するが、それはまるで朱乃に様子を見せつけるかのようだ。

(ああ、グレイフィアさんがイッてる……なんて)

 羨ましい、と思いかけたのを朱乃は自分でも驚いた。

 情動が少し落ち着いた頃、再び触手は活性化する。

「胸とおまんことお尻を! 一緒に責めちゃダメぇ!? んほおおおおおおっ!はあううぅっ!? ああっはっ、はへぇぇっ、えへへっ」

朱乃の尻穴に触手がめり込む。膣孔に入っている触手も呼応するようにさらに肛門にも触手が深く侵入する。再び咽喉までに触手が入りながら、両乳首を細かな触手が動いて弄び刺激している。

「あ゛へぇえ゛え゛え゛────っっっ!はあっ、う゛ううっ!っ────!っ! ぁっ、っっ!ぁぁっ、っっっ!」

 脳が溶けそうなほどの快楽に呑み込まれて、絶頂を迎えそうになるがそのタイミングを見極めているかのように、触手の愛撫が止まってしまった。

「あ……あ……はあっ」

 半失神状態になり、脱力した朱乃を悠二の指示で触手が床に降ろす。

 これで調教が終わったわけではない、次の段階へ移行したのである。

 

 ◇◆◇

 

「さっきの乱れっぷりは凄かったぞ……思った以上だった」

朱乃の意識が曖昧だったうちに悠二が《浄化》で清めされ、朱乃はパンティ一枚の姿で悠二の寝室のベッドの前で立っていた。

「乳首も敏感だとよくわかった。また嘗めてあげよう」

 息をするだけでフルフルと揺れている柔乳の先端にある乳頭部に、鼻がつきそうなほど悠二は顔を近づけている。

「い、いや……近すぎる」

 悠二から与えられたのは、白の腰が紐になったパンティのみで、ほとんど尻肉がはみ出した下半身をくねられて、朱乃は声をあげた。

 身体を隠したり逃げたりすることは悠二に禁止されているので、腰を切なげに揺らすことしかできない。

「ははは、少し動くだけでも弾むのだから巨乳は素晴らしい」

 パンティ一枚の朱乃はたわわな乳肉を震わせながら、顔を赤らめている。

「ひっ、いやっ」

 朱乃は悠二の持ってきた丸い物体をみて驚いた。鶏卵ほどのプラスチック製ローターに持ち手がついた玩具だった。

「刺激が強いのはほかにもあるが、まずはこれにしようか」

「いや、やめて、あっ」

 嫌がる朱乃に構わず悠二はローターのスイッチを入れて震える先端を彼女の耳に当てる。

 経験したことがないような強い振動を耳たぶに感じ、朱乃はたまらず声を上げた。

「敏感だな、ここはどうかな?」

 悠二はそう言って、強い張りを感じさせる朱乃の下乳に震えるローターを当てる。

「いっ、いやっ、あっ、やだっ、ああ」

 朱乃がいくら身体をかわそうとしても悠二の命令に従わないといけないという、強迫観念めいた思いから抵抗はできず、ローターを受け入れている。

 敏感な乳肉が強く振動し、朱乃はパンティだけの身体をくねらせ続けた。悠二はさらに二つのローターをそれぞれ左右の乳房に当てて、朱乃の後ろに回った。

「ひっ、いやっ」

 悠二はしゃがんでローター部で朱乃が穿くパンティの白い生地が食い込むヒップを名反る。

「ああっ、お願い、もう、いやああ、ああっ」

 朱乃の声が漏れる。まだ皮膚をなぞられているだけなのに、もう身体の敏感な部分を責められたらと思うと、彼女は恐ろしくてたまらない。

「ははは、どんどん感度よくなってきたね。じゃあそろそろ」

 悠二は振動するプラスチックの球体を朱乃の薄桃色をした乳頭に当てる。

「ひっ、そこは、あああん、だめっ、ああっ、いやあ」

 強烈な痺れが乳頭から湧き上がり、朱乃は不随意に背中をのけ反らせる。

(な、なにこれぇ……オモチャってこんなに……)

 ローターなど使ったことなどない朱乃は、突き抜けるようで、電撃のように激しい快感により、出したこともないような甲高い声をあげてしまった。

「おお、やっぱり感度もいいな」

「ああん、両方は、はああん、だめぇ、あああっ」

 両方の乳頭同時の快感に朱乃はなすすべもなく喘ぎ続ける。

 パンティだけでの身体がのけぞるたびに、Jカップの乳房がバウンドしてローターがずれる。

 悠二がスティック付きのローターで揺れる乳房を追いかけながら当てているが、痺れが断続的になることで朱乃の性感をさらに煽り立てていたのだ。

「あらあら、凄い声ですね。ご主人様に構っていただけて羨ましいです」

 未知の感覚に戸惑う朱乃の耳に女の声が聞こえてくる。朱乃がはっとなって顔を上げると、いつの間にか寝室には何人も女たちが入ってきていた。

 グレイフィアとゼノヴィア、他にも見知らない女たちだ。

グレイフィアたちの衣装は統一されており、銀の金属鋲があしらわれた、黒革のブラジャーとパンティというサディスティックな衣装だ。

「いやあ、見ないで、あああん、あああっ」

 同性にまでこんな姿を見つめられ、朱乃は髪を振り乱して何度も首を振る。だが、みんなの視線を意識しはじめると、身体がさらに燃え上がっていく。

 見られることが快感になっていることは否定したかった。しかし、その意志が揺らぐほどに朱乃の身体は反応を鋭敏にしていた。

 乳首への強烈な刺激のせいか両脚の力が入らなくなってきた。

「立つのが辛いなら、そこの机に両手をついていいよ」

悠二が気遣うように言うが、机に両手を置くと自然に尻が後ろに出ることになるのだ。

「ああ……」

だがしかし、今の朱乃にはそこまで気にしている余裕などなく、言われるがままに両手をついて、布の少ない白いパンティが食い込んだ尻を悠二に突き出した。

「丸くてムチムチしてたまらないお尻だ」

 悠二が尻を褒めながら、朱乃の両方の乳首と乳房にローターを当てる。朱乃は自分でも哀しくなるほど喘いでしまう。

 甘い痺れが背中まで突き抜け、頭は白い火花が爆ぜて、声を抑えることができなかった。

 悠二は朱乃の様子を楽しみながら、少しだけ開かれた太腿の真ん中にあるパンティの股間をローターで責める。

「ひあっ、ああっ、あああっ、ああっ」

 膣口あたりに振動するローターが触れると、さらに強い快感が沸き上がって、朱乃は息を詰まらせてしまった。

「下も感度がいいな」

 心まで痺れていくような感覚の朱乃にお構いなく、悠二は膣口の周りを優しくなぞるようにローターを動かす。

「ああっ、だめっ。くううう、あああああん、ああっ」

 パンティが食い込んだ巨尻を悩ましげに揺らし、振動を受け続けているピンクの乳首の快感にも翻弄されながら、朱乃は甘い声をあげつづけた。

「ほらほら、もっと気持ちいいところに行くぞ」

 じっくりと膣口を股布越しに刺激したあと、悠二はローターを秘裂の上蔀に向かって移動していく。

「いやっ、そこは、来ないで、いやあ」

 朱乃はローターがもっとも敏感な場所を目指していることがわかった。

 つらそうに顔を歪めて訴える朱乃だが、もう身体の力が抜けてしまって抵抗することもできない。そしてゆっくりと股布を擦りながら、ローターがその場所に当たった。

「ひあああ、ああああん、あああっ」

性感の集中する肉の突起に強烈な振動を受けた瞬間、頭の先まで強烈な快感が突き抜け、朱乃は白い歯が見えるほど唇を大きく開いて仰け反った。

ただクリトリスにローターが触れたのは一瞬だけで、すぐに膣口へ移動していった。

(ど、どうして……)

 その動きに朱乃はかすかな不満を覚えるが、すぐにまた乳頭や膣口からの快感に悶え泣いた。

 

◇◆◇

 

 テーブルの上で四肢を鉄棒に繋がれ、パンティを脱がされ、大きく開かれた朱乃の股間の前に悠二の恋人であるグレイフィアたちがいた。

 朱乃は涙で濡れた瞳をグレイフィアに向ける。

「ひっ、いやっ、これ以上はもう許して」

 そこには加虐的(サディスティック)な笑みを湛えたグレイフィアの手に男根の形をしたバイブが握られている。

「い、嫌、やめてください」

「今更か弱いふりしても、だめですよ。ほらこれが朱乃さんのために選んだバイブですよ」

 バイブは薄いピンク色をしたプラスチック製で、竿の部分には無数のビーズのようなボールが詰まっている。

 グレイフィアが根元にあるボタンを押すと、モーター音が響いて先端がくねりだし、真ん中のボールが詰まった箇所も動き出す。

「朱乃さんは敏感なオマンコしていますから、きっと狂っちゃうかもしれませんね」

「それは楽しみだけど、生かさず殺さずで頼むよ」

「はい、善処します」

 黒革の下着姿の身体を乗り出したグレイフィアは、バイブのスイッチをいったんオフにして朱乃の中に挿入した。

 エラがやけに張り出した亀頭部が膣口を引き裂いて一気に中に侵入してくる。

「いっ、いやああ、ああっ、抜いて、あああ」

 硬い異物が胎内に入って来る違和感に朱乃は絶叫するが、Gスポット責めに溶け落ちていた媚肉は抵抗なくバイブを受け入れていく。

 同時に亀頭のエラが膣壁を擦ると、甘い快感が湧き上がるのだ。

「いやあ、もう感じたくない。ああっ、抜いて」

 これ以上、生き恥を晒したくない、快感を受けては自分の理性は焼き切れてしまうと、朱乃は恥も捨てて泣き叫ぶ。

 リアス・グレモリーの女王(クイーン)として同世代には一目置かれ、上の世代には将来を嘱望された自分がローションにまみれて身体を豪快に開き、女のすべてを晒して悶え泣く姿をギャラリーに鑑賞される。どこまでも堕ちていく自分が哀しく、そしてマゾの情感を昂らされた。

「ふふふ、嬲られるのがいやなんじゃなくて、感じている姿を見られるのがだめなんでしょうか」

 今まで朱乃が知っているゼノヴィアとは雰囲気が異なり艶やかに微笑む。どうしようもなく肉欲に押しが流されていく朱乃の姿を見るのが嬉しくてたまらない様子だ。

「朱乃さんも、どうせオナニーしたことはあるでしょう。朱乃さんは男性が怖いのでしたね。恐怖など薄れてしまうくらい、おちんちんが欲しくなるようにしてあげます」

 残酷な言葉をなげかけながらグレイフィアはバイブを前後に動かしてくる。いきなり電源は入れず媚肉にバイブを馴染ませるつもりだ。

「ああ、そんなこと、したくない。あっ、あああっ、あああっ」

 グレイフィアの思惑どおりに朱乃の膣肉はバイブに吸いつくような動きを見せはじめた。

 もちろんバイブは未経験の朱乃の身体だが、見事に反応し両脚をM字に開いて鉄棒に繋がれた下半身がヒクヒクと小刻みに震えていた。

「バイブじゃなくてもオマンコを突かれるの好きなのでしょう。ご主人様とセックスしたとき、あの方が射精するまでに何回イったのでしょう」

 ローションまみれの巨乳に手を伸ばしながらグレイフィアが問い詰めてきた。

「そんな、あああん、イッたことなんて、ああっ、いやあ」

 横たわる朱乃の頭の横を通って乳房を揉みしだきながら、グレイフィアは軽く指先でピンクの乳首を引っ掻いてきた。

 上も下も切ない快感が沸き上がり、朱乃は喘ぎながら自分をなんとか取り繕おうと嘘をつこうとする。潮吹きをした気怠い身体を蕩けさせる快感に、もう自分を取り繕うような余裕は奪われているというのに。

「嘘でしょ。こんなに敏感なのに、ほんとうのことを言いなさい」

 朱乃の答えが不満だったのか、グレイフィアは急に冷淡な口調に変わり、彼女は朱乃の乳頭を両方同時につねってきた。すると巨乳の先端から、乳白色の液体を噴き上がらせたのだった。自分が母乳を迸らせた事実に、朱乃自身は大きなショックを受けずにはいられなかった。

「ああっ、そんなっ、嘘よっ、あああん、なんで、出て、あああっ」

 痛みとも快感ともつかない感覚の中で、母乳を分泌する極めて甘美な快感が乳房から得て、朱乃は繋がれた身体を引き攣らせて絶叫した。

「あひぁああぁっ! んんっ、あへへっ、えへぇぇっ……」

「嘘ではないわ。これはあなたがご主人様の女になったからこその特徴よ」

 テーブルを取り囲む女たちが前に出てきて、仰向けの身体の上のJカップが歪むほど強く乳房を握りしめるグレイフィアと何かを言いあっている。

 彼女らの視線や言葉に朱乃はさらなる恥ずかしさに身悶えする。

「せっかくの初バイブなのだから、大勢のギャラリーに見守られながらイッたらいいんじゃないかな。マゾのこの女に相応しい。そうだろう?」

 秘裂の中で前後させていたバイブをぐいっと膣奥まで押し込んで、ゼノヴィアが言った。

「ふふ、そうね、みんなに見てもらうのよ。朱乃。イクときは、私のバイブでの初イキを見てくださいって叫びながら昇りつめるのよ。いいわね」

 粘液に濡れ光る巨乳を優しく揉みしながらグレイフィアは上機嫌に囁いた。

「おお、勿論見るぞ。朱乃のバイブでイクところ」

 悠二は楽しみだと大いに頷いた。

「いやあ、イキたくない、もう、いやああ」

 抗う気力もなく、朱乃は手脚を開いて股間にバイブを呑み込んだみじめな姿をかぶりつきで見られながら、嗚咽するだけだった。

「さあ、いい顔を見せてくれ、副部長」

 泣きじゃくる朱乃に同情どころか笑顔を投げかけたゼノヴィアは、満を持してバイブの根元にあるボタンを押した。

「あああっ、いやあ、ああああん、奥は、あああああん、いやあ」

 モーターが唸るのと同時に激しくくねりはじめた亀頭部が、朱乃の膣奥の肉や子宮口を抉る。強烈な快感が全身を駆け巡り、子宮全体があっという間に痺れ落ちていった。

「ひあああん、もういやあああ。あああん、許してええ、あああん」

 バイブを奥まで突っ込まれた時点で感じることはわかっていたが、あまりの強さに朱乃はただ翻弄されるばかりだ。

 手首と膝が縛られている鉄棒がギシギシと音を立てるほど、ローションに輝く白い身体が暴れまくる。

(ああ、なんで、こんなに……)

 仰向けに胸板の上で波を打ちながら躍る巨乳を見つめながら、朱乃は別の意思でも持ったかのように快感を貪る自分の肉体が恨めしかった。だが同時に自分はもうこの快感を忘れ、逃れることはできないだろうと予感した。

「ほらほら、もっと中に突っ込んであげよう:

 バイブの根元をしっかりと握ったゼノヴィアはさらに深くへとバイブを突き立ててきた。

「あああん、ああっ、そんなの。ああああん、だめえ、あああん」

 痛みを感じそうな強さだったが、溶け落ちた媚肉hあすべてを受け入れ、さらに強い快感を全身にばらまく。もう指の先まで痺れきり、ムチムチの太ももが激しく波を打って震えた。

「凄い顔だな。まるでケモノだ」

 口を大きく開いたまま、叫び声をあげつつづける朱乃を悠二が笑う。

「言わないで、あああん、ああっ、もうだめ、あああん、ああっ」

 小馬鹿にされる屈辱に朱乃は胸が締めつけられ、涙が溢れてくるのだが、その悲しみも快感に溶けて消える。

「あああん、もう、ああっ、朱乃、だめになる、あああん、ああっ」

 そして痺れきった子宮から大きな波となった快感が押し寄せてきた。濡れた身体が激しくよじれ、たわわJカップが千切れそうなくらいに躍動する中で、朱乃はついに自分の限界を叫んだ。

「おおっ、いよいよだ」

 はしゃいでいた悠二も黙り、視線を朱乃に向ける。

「あああん、もうイク、あああっ、ああっ朱乃、あああん」

 駆け巡る快感を強く求める心は強くなり、子宮を溶かした熱い痺れに呑み込まれ、朱乃はグレイフィアの命令を無意識に実行した。

「あああん、初めてバイブでイキます。あああん、イグっ! イグううううああああぁぁあああぁぁっ!?」

 夢中で叫びながら、断続的に襲い掛かるエクスタシーに朱乃は身体を操られているかのように、何度も背中を弓なりにした。

 クリトリスとも潮吹きとも違う、膣のエクスタシーは子宮が大きく波打っているような感じの、深く身体に染みわたる激しい快感だった。

「ふふ、凄いイキっぷりね、いい顔してるわ。オマンコの快感は日に日に強くなるわよ。これからも感じるようになるわ」

 やがて発作が収まり、がっくりと顔を横に向けた朱乃をグレイフィアたちが覗き込んできた。

「せっかくだから記念撮影してあげなさい。それと一緒に」

 悠二が朱乃の痴態に昂奮して勃起する肉幹をボンテージ姿の乱菊にフェラさせてながら、グレイフィアたちに命令する。

 ゼノヴィアが媚肉から引き抜いたバイブを朱乃の顔の横に置いた。

「ふふふ、いい構図ね」

 愛液にまみれたバイブと、M字に大股を広げたままの朱乃が並ぶ姿に撮影するシャッター音とフラッシュが降り注がれる。

「ああ……」

 性快感にすべてを奪われた朱乃は、ただ固く目を閉じて撮影音を聞き続けた。



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05 (朱乃) ★

今回で姫島朱乃編最終回予定だったけど長くなりましたのでもう少し続きます。
ガッツリとしたアナル調教回。


 男の肉棒やバイブという人工物で、それも大勢の見守る中で昇りつめてしまった。

 その事実がさらに朱乃を追いつめていた。

(私は……本当にマゾの淫婦なの?)

 悠二や彼の女たちが自分にかける言葉も、もう否定する気力が湧かない。勿論、自分はそのような変態ではないと思いたいのだが、肉体が許してくれないのだ。

「いや……」

 朱乃は蔑みや嘲弄を思い出すだけで媚肉が疼いてしまうのだ。

(ああ……私は最低の女……どこまでも淫らな女……)

 マゾの性感に身体を疼かせながら、朱乃は尻をくねらせて寝室を出る。

「一誠くん……ごめんなさい……」

 以前から気になっていた同じ眷属の少年。名前を呟く。男子を内心では苦手──もっと言えば恐れを抱いていた朱乃だが、そんな彼女が珍しく気にした心惹かれた少年。だが、もう以前のように彼の前に顔を出せないと思った。悠二たちにとって肉体を造りかえられた。そう思い、朱乃はアーモンド型の目に涙を滲ませた。

『あああん、朱乃、イッちゃう。あああん、はああん、イクうううう』

 悠二の家の居間に移った途端、朱乃をさらに恥辱が襲う。昨夜にはなかったはずの無線スピーカーが居間のテーブルに置いてあり、夜中に朱乃がイキ果てる声が流されていた。

「い、いや……」

 スピーカーの電源を切ろうと思うのが、スピーカーには付箋が貼られて触れるなと書かれている。問答無用に切ればいいのだが抗う気力の萎えている朱乃は従って電源を切ることをやめてしまった。

『おほぉ、はあああん、いいっ、ああっ、奥、あああん、またイッちゃう』

 悠二に犯され、女たちにバイブ責めされ、三度もイッてしまった。

(熱い……)

 その瞬間は辛くて泣いていた朱乃だったが、いまあらためて自分のよがる声を聴くと肌が焼けるように火照るのだ。それは性感の昂りで、性の快感を肉体が待ち望んでいるのだ。

「どこまでいやらしくなるのかしら。この人」

「悪魔だし体力もありそうですし、一日に一〇回でも二〇回でもイケるようになるかもしれません」

「うわ、凄い、悠二さんの女でもかなりの淫乱じゃない」

「それだけ悠二さんのお相手ができるだけの体力は羨ましいです」

 下着姿の女たちが陰口を言うのでもなく、ごく平然と語り合う内容を聴いている。

(そんな……何十回もだなんて……)

 このまま肉体を開発され尽くしたら、自分はほんとうに際限なくイキ果て狂う淫婦になってしまうのか。朱乃は恐ろしさに震えた。

 

 ◇◆◇

 

「おはよう、朱乃。今日はこれを使うってさ」

 気さくな態度で朱乃に挨拶をしたのは松本乱菊。タンクトップとショートパンツという私服姿である。ノーブラの上からタンクトップを着ているので、乳房の形や乳頭のポッチまでもがくっきりと浮かんでいる。ショートパンツも丈が短くてお尻に食い込んでいた。

 もしもこの格好を自分が着て街中を歩いたら、きっと熱い視線を浴びることになるだろう。そう考えると媚肉がジンジンと疼きだし、ねっとりとした愛液で湿ってくるのだ。

(い、いけないわ……)

 どんどん自分の変態性を受け入れていっていることに気がつき、朱乃は慌てて邪な考えを振り払う。思考を切り替えるため、乱菊の持つものに視線を向けると朱乃は瞠目した。

「ひっ」

 乱菊が持っていたのは小さめなバケツ。その中にはガラス製の注射器のようなものが無造作に突っ込まれていた。

「い、いやっ、浣腸は、いや……」

 浣腸の経験などないが、それが何の道具であるかはわかる。朱乃はなよなよと首を振りながら、壁の傍まで下がっていった。

「なに言っているの、悠二さんが今日はアナルを調教すると宣言してたじゃない。浣腸はお尻の穴の開発には必須よ。まあいいわ、朱乃を脱がしてからポーズをとらせて」

-

 嫣然と微笑む乱菊が言うと、女性が朱乃の服を脱がせるために迫る。

「彼女は護龍。最近、悠二さんの恋人になった娘よ。──友子たちよりも調整が整うのに時間がかかったわ」

「悠二様にはお手を煩わせてしまいました。ですが、この護龍。私の過ちに気づき、真に仕えるべき相手を理解しました」

 護龍──顔の下半分をヴェールで隠した彼女は、象牙の柱のように肉感的な脚にニーハイソックス、首に黒革の首輪、大きな胸元の谷間を露わにさせて、頭にホワイトブリムのカチューシャという姿。全裸より遥かに扇情的な格好をしていた。

「や、やめて、せめて自分で……」

 護龍によって服を脱がされた朱乃は両腕を抱えられた。

「い、いやっ、お願い。それだけは、なんのために浣腸だなんて」

 朱乃の抵抗も空しく彼女は強引に両手を壁につかされて、腰のところを持ってヒップを後ろに引き出す。壁に手を置いて腰を九〇度に曲げて肉感的な尻たぶを突き出した朱乃の、上半身の下で巨乳が釣鐘のようにフルフルと揺れていた。

「勿論、腸の中を綺麗にするためよ。それともう一つ……」

 丸くてムチムチとした朱乃の雪白な尻の前に膝をつき乱菊は微笑み、指でゆっくりとセピアのアナルを揉みはじめた。

「ああっ、いやっ。お願い。ああん、そこだけは」

 排泄器官としてしか認識していない場所を刺激され、朱乃は屈辱で身体を震わせた。こんな場所を見られているだけでも辛いのに、らさに何かをされるなど考えたくもなかった。

「マゾな朱乃を悦ばせるためよ。浣腸してうんちを漏らすところをみんなに見てもらいなさい。それが悠二さんの望み。さあ、やるわよ」

 乱菊は半泣きの朱乃にもお構いなしに、そばに置いたバケツに入った浣腸器を手に取り、中の液体を吸い上げていく。

「ちょっと待って、みんなで見るって、あああっ」

 尻をずらして朱乃は必死でかわそうとする。そして浣腸されるだけではなく、その後の生理現象まで鑑賞されると聞いて愕然とすると同時に、泣き叫んだ。

「ほら、あんまり暴れたら浣腸器が割れて肛門が血だらけになるわよ。じっとして」

 ひんやりとした浣腸器のノズルが肛肉にあたり、朱乃は身体が傷つく恐怖に身が竦み動きを止めた。

「お"っ、くううっ、いやあ、あああっ、ああ」

 ノズルが腸の中に侵入してくる。同時に生温かい液体がかなりの圧力をもって注入されはじめた。

「あああっ、いやああ、お願い、入れないで、あああっ、くううう」

 本来ならば出すための器官である直腸を液体が逆流してくる違和感に、朱乃は白い歯を剥き出しにするほど食いしばりながら、こもった声を漏らす。

「ふふ、慣れてきたら癖になるわよ、浣腸。これは出すのも気持ちいいから楽しみにしていてね」

 乱菊は自分が浣腸されたときのことを思い出したのか、うっとりとした声で話しながら、浣腸器のピストンを押し込んでくる。

「いやああ、お願い。もう入れないで、ああっ、ああああ」

 あまりの辛さに顔面を蒼白にした朱乃は、苦しげに腰を折った身体を震わせ続けた。

 

 ◇◆◇

 

「くう、ああ……お願いです……おトイレに……」

 浣腸のあとは当然のことながら排泄欲求を催す。いまにもアナルを突き破って飛び出しそうな薬液に朱乃は苦悶し、巨乳をフルフルと揺らしながらムチムチの下半身をよじらせていた。

「もうすぐ着くよ。朱乃のためのトイレに」

 もう一人で歩くこともできず、上半身を乱菊と護龍に支えられて歩く朱乃の前で、悠二が楽しそうに言う。

「ああっ、いやあ、トイレならすぐそこに……ああ……これを外して、お願い」

 朱乃は黒革の手枷で後ろ手に拘束されている。その身体をくねらせて懸命に耐える朱乃を乱菊と護龍が強引に引っ張っていた。

「このマンションは裏手に林があるのは気付いていたか? この林の奥まで俺の敷地なんだ。だから裏から回れば人目に付かずに林のほうに行ける」

 グレイフィアがこのマンションを買い取ったときに、この小さいな林と土地も買い取っていたのだ。野外でのプレイにも使うためである。芝生が覆った公園のような場所を悠二が歩き、朱乃と支えている二人もあとをついていく。

「そんなこといま関係ない……ああ……早くおトイレに……もう、ああっ」

 強烈な便意を催す朱乃は声をあげて後ろ手に拘束された身体をのけ反らせた。注入された薬液はもう朱乃の腸の中の汚穢を溶かし、汚濁の液体となってアナルに押し寄せていて、一瞬でも気を抜いたらいまにも噴き出しそうだった。

「もう少し我慢してくれ。ほらついた」

 薄暗い林の中を抜けると、太陽の光が差し込む場所が開けた。そこには小さな池があり、その前に悠二の恋人たちが集まっていた。

「ひっ、いやっ」

 初めて見る者や既に会ったことのある女たちが下着姿でいる。中にはグレイフィア、ゼノヴィア、セラフォルー、そして朱乃の親友であるリアス・グレモリーの母であるヴェラナ・グレモリーの姿もあった。彼女らが全裸で脂汗を流す朱乃を見てにやりと笑った。

「あ、あなたまでが……」

 ヴェラナの姿を見た朱乃は悲壮な表情をした。まさか親友の母親までが悠二の恋人になっていようとは!

 彼らが自分の惨めな姿を見るために集合していることを直感的に悟って、朱乃は背中を丸めて身体をよじらせる。

「はっ、はうっ、あああっ、だめっ、くううう」

 その動きが浣腸液に圧迫された腸を刺激されて動き、朱乃はJカップの巨乳を弾ませて仰け反った。

 逃げようとした朱乃だが縛られて隠しようもない身体を、ギャラリーたちにつき出すようになった。

「あらあら、そこでしてはいけませんよ。お漏らしなんかしたら写真を撮ってお部屋に飾りますからね」

 下着姿のヴェラナが悶絶する朱乃に言った。

「ああ……いやっ、お願いだから普通のおトイレに」

 こんな大勢の前で排泄をするなど考えたくもない。そんな姿を他人に見せるなど正気の沙汰ではない。

「あうっ、あああ……」

 苦しい状況で朱乃は、排泄欲求とは違う感覚に身悶えた。獣のように扱われて尊厳を破壊させるような行為を強制される。そう自覚したとき、秘裂の奥が脈動し、子宮までが痺れて熱くなったのだ。

(ああ……どうして? こんなひどいことされているのよ……)

 マゾの性感はこんな屈辱にも反応しているのだ。先程の乱菊の言葉を肯定するような自分の昂りに朱乃は消えてしまいたいとさえ思った。

「もう朱乃は歩けないようだから、あそこまで担いでいってあげて」

 悠二が言うと乱菊と護龍が、両側から朱乃の膝の裏と腕を持って担いできた。

「ああっ、いやっ、あああっ」

 後ろ手縛りで椅子に座るような体勢で持ち上げられた朱乃は池のほうに運ばれる。池は小さなもので水は透明で澄んでいる。水深は深い。そこを横断するように敷石がいくつかあり、反対側まで行けるようになっている。

 乱菊たちは朱乃を担いだまま、足元が濡れるのもかわまずに池に入っていく。そして、足らな敷石の上に朱乃の脚をのせた。

「いっ、いやっ」

 両脚を大きくガニ股に開き、朱乃は漆黒の陰毛や女肉を豪快に開いた体勢となった。

「いやああ、降ろして、ああ……」

 両脚がかなり開かれているのでバランスが悪い。切なげに朱乃が身体をくねらせるたびに、巨大な乳房がフルフルと波を打ってゆれた。

「それは全部が終わってからだね」

 悠二も靴のまま池の中に入り、大きく開かれた朱乃の股間の前に立った。そして洗面器のような形をしたものを、朱乃がまたいでいる敷石の上に置いた。

「な、何をするつもりなの。ああっ、ああああ」

 体勢が落ち着くと便意がさらに激しくなってくる。もう朱乃の額には大量の汗が浮かび、ずっとお腹の中からグルグルと音が響いていた。

「これは知人に譲ってもらった特別製なお皿だ。特殊な紙で作られているらしくて水にゆっくりと溶ける性質を持っているんだ」

 悠二に言われて股間の下にある洗面器のようなものを見ると、確かに和紙に似た紙に見えた。

「これをそこの小川に流すんだ」

 朱乃の足元の池から向こうに細い小川が流れている。朱乃の後ろで底から水がすっと湧いてどうやらここにはただの池ではなく水源地のようだ。

「小川の先はトンネルになっている」

 悠二が指さした先にコンクリートの入り口があり、湧き出た水がそこに流れ込んでいた。

「トンネルの向こうはなにかと言うとね」

 悠二が振り返った方向には、グレイフィアが展開した魔法陣から映像と音声が流れだした。画面には水遊びをするための水場が映し出され、母親と子どもが数組、遊んでいた。

「あのトンネルの先は公園になっているんだ。あの水場にはここの水が流れている」

「な、なにを考えているの? くうう、それよりもおトイレに、うううう」

 ただ今の朱乃にはなぜ公園の風景を見せるかなど気にする余裕はない。いまにもアナルは決壊しそうで、引き締める力も限界寸前なのだ。

「わかないか? この水に溶ける皿に朱乃がウンチして、そこから流したどうなるかな。たぶん公園に辿り着くらいでちょうど溶けて沈むかもな」

「いっ、いや、いやっ。馬鹿なことやめて。絶対にいや」

 排泄物を乗せた皿が公園の水場で溶けるということは、子どもたちが遊ぶ目の前に自分が出したものが漂うということだ。彼らの企みの恐ろしさに朱乃は凍りついた。

「いや、ではない。悠二様がやれというのだからあなたは出すのよ」

 護龍が口答え後輩を窘めるように言いながら、ガニ股の両脚の付け根のあたりを押す。反対側の脚も乱菊に押され、朱乃は相撲の四股のように、無理矢理ガニ股のまま股を割ってヒップを降ろさせられる。

「いやあ、いやよ、あああっ、あああ」

 子どもたちの前に排泄物が流れるのだけはいやだと、朱乃は脚に力を入れて抵抗するが元より強い便意に苛まれている身体はもう力が入らない。

「お願いだから、あああっ」

 膝より下にムッチリとしたヒップが落ち、敷石の上にある皿のすぐ上にアナルがくる。

 白い歯を剥き出しにして食いしばる朱乃は必死の形相だ。最後の抵抗を見せるが、もう限界だった。

「くううう、ああっ、もう、もう無理! ああ、お願い、ああっ。だっ、だめぇぇ」

 殆ど絶叫に近い叫び声が、林の中に拓かれた空間に響き、池の周りに全員が集まってきた。

「あっ、ああああっ、見ないでえええ、ああああ」

 ガニ股の体勢のため、大きく開かれている尻たぶの谷間で、セピアのアナルが盛り上がる。一瞬の間をおいて窄まる孔が開き、茶色の奔流が迸る。

「ん゛んんああぁぁああぁっ!? いやあ、ああああ! んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

一度始まると排泄は止まることなく、皿に茶色の液体があっという間に満たしていった。「うわっ、臭い。悪魔とはいえ美少女はもう少しましなのを出すかと思ったけど」

 わざわざ一番前で見物しえいた悠二が鼻を摘みながら言うと、みんなも大笑いしている。彼女たちは悠二が事前に仕込んだことでこのタイミングで笑うように指示していたのだ。すべては朱乃に恥ずかしい思いをさせるためだ。

「いやああ、ああ……ああっ、いやあっ、あああっ」

 大勢の嘲笑にすすり泣きはじめた朱乃だったが、アナルに強い圧迫感を覚えて汗が浮かんだヒップを震わせた。

 薬液を出し切った感じがする直腸を大きな塊が移動していく感覚があった。

「おおっ。でかいのが出てきたよ、朱乃」

 朱乃の開かれた脚のすぐ横で、池に足を入れ、まさにかぶりつきで全裸排泄を観賞している悠二は楽しそうだ。

「いやっ、止まって、ああっ、だめええ」

 池の周りにいる者たちも身を乗り出してくる中、アナルが信じられないほどに大きく孔を開き、焦げ茶色の塊が軟便の中に落下した。

「あ……あああ……あ……」

 腸内のすべてが抜けきったような感覚の中で朱乃は呆然と澄んだ水面を見ていた。排泄を終えた解放感とでもいおうか、奇妙な充足感があった。

「さあ、流すぞ。早くしないと朱乃のウンチで皿が溶けるからな」

 茶色に染まった薬液や先程の塊が乗った皿を悠二は水の上に降ろした。

「待って、いやっ、それだけは!」

 朱乃は必死で叫ぶが、紙で作られた皿は水面にしっかりと浮かび、小川の流れに乗っかたあとトンネルに消えた。

「ああ……そんな……いやあ……あああ……」

 朱乃のすすり泣きが響く中、みんなが魔法陣に注目する。

「あっ、早速来た」

 排泄物を乗せた皿が魔法陣に画像が映ってきた。公園に入ると小川は、いったん広く浅く水遊び場で広がって殆ど流れなくなる。

 皿は水遊び場に入ったところで乗り上がり、そして水に溶けていった。

『いやあ、なにこれ!? 臭い!』

 魔法陣から女性の悲鳴が聞こえてきた。

『誰がしたの、ウンチなんか』

『これ子どもじゃないわ、大人のよ』

「ハズレ、大人ではなく女子高生のウンチだ」

 悠二が茶化すように言った。

 母親たちは大騒ぎして水遊び場から子どもを連れだしている。

『臭い、臭い。なんかの動物のウンコじゃないの?』

 母親の一人の声が特に大きく響いた。

「あははははは。動物だって、確かに臭かったからな」

 それを聴いた悠二が楽しそうに笑った。

「あ……ああああ……もういやああ……ああああ」

 朱乃はついにヒトをやめてしまったような気持ちになり、敷石の上で尻や乳房を丸出しにした惨めな姿のまま、声をあげて泣きじゃくった。

 

 ◇◆◇

 

「ひっ、あああっ、出ちゃう、あああ、いやああ」

 マンションの数ある一室に置かれたテーブルの上に突っ伏して、桃尻を斜め上に掲げるポーズを取った朱乃は、絶叫とともに背中をのけ反らせた。

 同時にセピアのアナルが盛り上がり、孔から茶色く染まった薬液が勢いよく噴射される。

「ああ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! アナル壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああっ、またっ、はあああああん!」

 ピンク色の秘裂や膝をついた白い両脚の後ろに悠二がいて、大型のオマルを当てて朱乃が出したものを受け止めている。

「朱乃、我慢しないで全部出したほうがいいよ」

 悠二の隣には下着姿の彼の恋人たちがいる。彼らの足元にはシートが敷かれ、朱乃がそのまま腸の中身を噴出しても後始末がしやすい対策を施されている。

「ははは、臭いのがいっぱい出たな。よしよし」

 放出が終わって乱菊がオマルを下げると、今度は悠二がウエットティッシュを手にして朱乃のアナルを清めた。

「だいぶアナルもほぐれてきたな。なんかすごくいやらしい」

 突き上げられた朱乃の真っ白な巨尻に流れる汗も拭いながら、悠二は嬉々として声をかけた。

 悠二は臭いなどもまったく気にしないで、いつも子どもの世話でもするかのようにアナル調教の後始末を行っていた。

「ああ……悠二さん……言わないで……」

 人前で排泄する姿を晒した朱乃はつらさと惨めさで泣きだしそうになり、そして、いつものようにマゾの性感を燃やしはじめるのだ。

「朱乃のお尻は責められるとピンクになるよね、可愛いよ」

 悠二はテーブルに突っ伏したポーズの朱乃の肉感的な下半身に身体を寄せるようにしながら、尻たぶを愛おしそうに撫でてくる。

「悠二さん……私……」

 浣腸、そして排泄というヒトを捨てたような行為を晒したあとに、こうして優しくされると胸の奥がギュッと締めつけられる。

 心地よい幸福感がマゾの感性をより成長させることに朱乃は気づかず甘い想いに縋り、身を任せてしまうのだ。

「アナルも柔らかくて素晴らしい」

 悠二は指先で弛緩している朱乃の肛肉を揉んだあと、ゆっくりと押し込んできた。

「あっ、あああっ、だめっ、悠二さん。あああん、ああっ」

 悠二は指を一本入れているだけなのだが、朱乃は早速甘い声をあげて、突っ伏した身体の下でテーブルに押しつけられている巨乳を波打たせて喘いだ。

 調教を受けたばかりなのだが、朱乃のアナルは快楽器官となっていて、男の太い指が入っただけで淫らな声が漏れてしまう。

「いやああああ、ああっ、ああああああああ!」

 天板の上の頭をなよなよと振り、ポニーテールも揺れる。朱乃は喘ぎ続けた。

 指でアナルの裏側を擦られると、むず痒さを伴って痺れが湧き上がり、たまらなく心地良かった。

「さあ、今度はこれを使おうか。朱乃」

 突き上げた桃尻を責めるのやめた悠二が言った。彼の手には長さが四〇センチほどの濁った紫色の物体が握られている。いや、物体ではないウナギとも蛆虫ともつかない生き物だった。目も口も耳も鼻もない頭部、太さがちょうど太めのウィンナーくらいあり、質感はゼリーのようでぬらぬらと光っている。

「これはカプセル怪獣というガチャアイテムで生まれた怪獣だ。前に君を弄んだ触手も同じカプセル怪獣なんだ」

「ひっ」

 悠二は太いウィンナーのような生物の先端──おそらくは頭を朱乃のアナルに押しつけてきた。

「いやっ、やめて、あああっ、ああああっ」

 怪獣が肛肉を押し拡げると、朱乃は得体の知れない恐怖に涙ぐむ。もう何かを受け入れることに抵抗がなくなっている肛肉に、するすると長い体躯が入っていく。

「あ、あああっ、いやっ、ああああっ、苦しい」

 ただ朱乃は直腸を拡張される圧迫感に苦しんでいた。中に入った怪獣は少し膨張したように感じた。四〇センチほどの長さの怪獣はほとんど身体を朱乃の中に入ってしまった。当然だがアナルは拡がったままで、肛肉がぽっかりと開いた違和感は凄まじい。

 突っ伏した朱乃は自分の腸内で蠕動する物体が紛れもなく生物であると実感してもう悲鳴も出なかった。

「さあ、朱乃のお腹の中にあるものに働いてもらおう」

 悠二は目を見開いて固まる朱乃に囁きかけると、少しだけ肛肉から顔を出している怪獣を指でつついた。

「いやっ、待って、ひあっ、ああっ、いやああっ、あうううう」

 怪獣は反応して朱乃はもう両手で上体を持ち上げて、四つん這いになってさらに背中を弓なりにする。

「ひっ、ひっ、いやああ、ああっ、抜いて、ああああん、ああっ」

 身体の下でJカップの巨乳を揺らしながら、朱乃は目を大きく見開いて悶絶する。

 怪獣は腸内部の老廃物や悪玉菌を食べて内部を洗浄する特徴がある。また身体から分泌される体液は潤滑油となるだけでなく、腸が吸収すると催淫効果があった。朱乃が背徳的な快美さを感じる理由のひとつであった。

「うわあ、すごく暴れてるのがわかるな」

 朱乃のムチムチのヒップが激しく横揺れし、アナルからはみ出ている部分が、まるで威嚇する蛇が鎌首を振り立ているようにくねっている。

「ああっ、お願い。ひあっ、死んじゃう。ああっ、ああああっ」

 自ら四つん這いまで持ち上げた身体を震わせて朱乃は泣き続ける。ただ絶妙な硬さの怪獣が直腸内を掻き回すと、苦痛と違う、甘い感覚が直腸から湧き上がるのだ。

「あっ、あああっ、いやああ、お願い、あああん、ああっ」

 直腸のかなり奥まで怪獣は進入して内臓を搔き回しているのに、朱乃は快感を得てしまっている。そのことが恐ろしくて涙目になりがなら、朱乃は悶え泣き続けた。

「朱乃、苦しかったら、出せばいいんだ。ウンチをするみたいにひり出せ」

 悠二が朱乃の白い尻を軽く叩いて言った。

「ひああっ、いやっ、そんな、あああう、あああ」

 そこまでしたらいよいよ自分はケダモノになってしまう気がして朱乃は拒絶した。

 だが腸の中で生き物のようなものが暴れる辛さと、同時に湧き起こる退廃的な快感から朱乃は一刻も早く解放されたかった。

「くうう、んんん、んんん」

 四つん這いで巨乳を揺らしながら、朱乃は歯を食いしばって下腹に力を込めた。

「あははは、できたできた。凄いよ、朱乃。生きているウンチが出てるぞ!」

 懸命に拡げられた肛肉から、暴れるウナギのような怪獣が外に出てくる。

 怪獣の体液と腸粘膜が入り混じった、ヌメヌメと光る怪獣はグロテスクだった。

「ああっ、いやああ。くううっ、見ないでぇ、ああっ、あああああ」

 まるで怪物を産み落としている気がして、朱乃はもう死んでしまいたいとさえ思う。

 だが、ひり出すときに怪獣がうごめいて、アナルを強く歪めたりすると、たまらない快感が突き抜けてきて、犬のポーズをする身体が火照り甘い官能に溶け落ちていくのだ。

「ああっ、もう、いやあああ、いっそ、殺して、殺してよぉ、あああん、あああっ」

 屈辱と快感にまみれながら、朱乃は力を振り絞る。ほとんど出てきた怪獣が真っ白な尻の谷間から飛び出して、床に敷かれたシートの上に落ちてビクビクと動き続けた。

「ああ……あああ……」

 ヌメリを帯びた濁った紫色の怪獣を悠二がスマホで撮影するのを見ながら、朱乃はもう声をあげる気力もなく、テーブルの上に疲れて身体を横たえた。




カプセル怪獣は読者様からのアイデアで実現できました。前回に引き続き怪獣によるプレイは今後もこういう怪獣が出てくるかもしれません。

唐突に登場した護龍は友子を捕獲するとき街に赴いた悠二が捕獲したモンスターの一人、という設定。アンケートに挙げられるほど独自ストーリーが固まっていない出したいキャラクターたちをこうして出してみようかなと思います。護龍やトリアージXのキャラとのエロはまた別の機会を予定しています。


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06 (朱乃、友希那、しのぶ、奈央)

朱乃編最終回です。
ちなみに、時間軸は『ハイスクールD×D』で言えば3巻「月光校庭のエクスカリバー」の想定です。

そういえば以前、ヒロインの登場順のアンケート取ったとき何人かヒロインが選択肢から抜けてました。入れ忘れてましたが登場させるつもりです!


(どうしたのだろう……)

 朱乃は憂鬱そうに息をつく。二日に続き、朱乃は悠二と交わることがないままだった。ただフェラだけで挿入されることがなくそれが朱乃にとって性感が満たされることがなく不完全燃焼となり、心にくすぶっていた。

 しかも今日は余暇を楽しむように言い渡されていたので今日も悠二と交わる機会がないと不安に思っていた。自分はここまで悠二の支配を受け入れていたのかと思い知った。

「んぁぁっ……」

 彼からの支配を感じると、心の深層にある欲求が満たされて昏い快感を朱乃に抱かせる。それが服従することを能動的にさせている。このマンションにはいつも服従する快感を与えてくれる人がいる。

「ふふふっ。朱乃さん、おはようございます」

 朱乃の部屋にやって来たどびきりの美女──間桐桜は目のやり場に困るようなデザインのメイド服を着ていた。

「さ、桜さん……。その格好は……?」

「今日はハーレムプレイをすることになりまして、これはその衣装です。ナース服だったり水着だったりするときもあるんですよ」

 桜が普段の楚々として雰囲気とは異なる嫣然とした笑みを浮かべていた。

「さあ……あの人が待ってますよ……」

 桜の案内に朱乃は従う。この異界化したマンションならば望むように悠二の部屋に繋げることができるのである。桜についていき数ある部屋の内、悠二が待つ部屋へと進む。部屋の前に来ると複数の湿った音や交錯する女の啜り泣きが、扉越しに聞こえている。

「うふ……、今日はみんなで悠二さんをおもてなしする日なんです。……とはいえ、たくさんいるうちでも今日はあまり集まれませんでした。だけど、みーんな女の子は……悠二様の女ですよ……」

 メイド服の桜が、首に巻いている黒革の首輪を指先でなぞった。隷属することを象徴するそれを朱乃に見せつけるようにする桜の様子、それは朱乃の昏い悦びを求める欲望と強く共感した。

「さあ……」

 促され、中に入る。自分は桜庭悠二の支配に抗うことができない。そう諦観しつつも与えてもらえる快楽に、心のどこかで期待を持つ彼女の身体に、既に昏い悦びが広がっていく。

 

 ◇◆◇

 

「ああ……ぁぁぁっ……」

 朱乃は驚きにより瞠目して、唇をわなわな震わせた。

 そこは朱乃が初めて案内された部屋だった。

 豪奢な装飾の照明に煌々と照らし出されるリビングルーム。見るからに高級品で上品な調度のソファやテーブルがある。奥の方には簡素なバー設備も見受けられる。

 悠二は朱乃の真正面でソファに掛けていた。驚くのは、その身体に群がっている女たちと、その数、桜があまり集まれなかったと言ったが一〇人くらいは集まっている。そして彼女たちの行為にも朱乃は驚かされる。

「んふうっ……はああっ……」

 悠二の両脇に座る美女たちは、彼の裸の胸板をキスしたり嘗めたりしていた。腋や首筋にも可憐な舌を這わせては、悠二にキスを強請り、舌を縺れさせる。

 彼女たちの横にいる美女たちはソファに横になり、片脚をソファの背もたれに引っ掛けて、大股開きになっている。脚の付け根の奥にある秘所では悠二の手が及んでいる。悠二の手淫で美女たちは腰を中心にクネクネと身悶えている。

 足の間では三人の女が四つん這いでフルフルと揺れる尻を朱乃に向けている。マイクロミニのエプロンスカートの中は無防備で、濡れ光る秘部が丸見えだ、内腿がぬらぬらと煌めいている。

 真ん中の女が頭を低くしていくと、悠二の勇壮と屹立した肉幹が視界に入ってくる。その先端部に左右で顔を寄せて侍る女たちはいずれも美女で、うっとりとした様子で肉幹の張り出したエラにペロペロと舌を絡めていた。

 股間に集う三人の傍の二人の美女は、腰や尻を高く持ち上げて這い蹲っている。媚びるように尻を揺らしながら悠二の足にベッタリと舌を貼りつけ、嘗めて、昂奮と多幸感で頬を紅潮させている。

「ぃゃっ……」

メイド服の桜に背後から手を掴まれ、朱乃は反射的な小さな悲鳴を上げていた。

「朱乃さんは見学。未だに反抗的なあなたは自分からお強請りするまでこうして放っておけって、悠二様が」

「そ、そんな……」

 快楽を与えてもらえないという絶望感と飢餓感に朱乃は苛まれるうちに、後ろで重ねられた手首に黒革の手枷が填められた。

 友希那はソファの後ろに回り込み、悠二の首に腕を絡め、耳に舌を這わせた。

「朱乃、もっとこっちに来い」

 名前を呼ばれた朱乃はビクンと総身を震わせて、頬を赤くする。ゾワゾワと白い肌を粟立て、近寄っていく。

「その辺でいい。おい、股開け」

「ふわあああっ……」

 右足で顎を持ち上げられた桜田奈央は嬉しそうに目を細め、仰向けになる。スラリと伸びた脚を大きく開いて、無防備な下半身を丸出しにする。

 桜田奈央は狭霧友子の後輩で望月学園に務める女教師である。友子を捕獲した際に彼女のツテで奈央の存在を知った悠二が気に入ったことで捕獲された。実は彼女も友子と同じくブラックラベルのメンバーであり、優れた体術の体得者らしい。

「お願いします悠二さん……肉奴隷の奈央のオマンコ、使って欲しいです……」

 秘所を捧げるように踵を浮かせ、腰を浮かせ、ペコペコと腰を捩る。その様子は卑猥というよりもむしろ滑稽な踊りだ。そのはしたない姿を悠二に見られて恥ずかしそうに頬を赤らめているのが嬉しそうにも見える。

 悠二はソファから下り、奈央の媚肉に肉幹をズズッと埋没させていった。

「んううっ! あああぁぁっ!」

 奈央は白い肢体を弓のように仰け反らせた。突き出された爆乳は、深く抉られている襟ぐりからまろび出てそうなほどに抽送と合わせて淫らに揺れる。

「んんあっ! ご主人しゃまおちんぽぉっ、しゅきっ、しゅきれすぅっ、子宮キッス、しゅごくれっ、しゅてきぃぃっ」

 首に縋り付いたと思えば嬌声を張り上げて喉を反らし、宙吊り状態の半身をビクビクと跳ね狂わせる。端麗な顔を快楽に溺れて表情を緩くして、半開きの口から舌先を飛び出させている。

「イグうううううッ!」

 己の肉幹で美女を喘ぎ狂わせている彼を他の女たちが取り囲み、撫でたり嘗めたりと愛撫をしている。悠二に侍ることができなかった女は悶々とした様子で自慰に耽りながら腰をくねらせている。悠二の情事に見入り、瞳を蕩かしている。

「んぉおおおぉぉっ!? お゛ほおおっ! ほっ、ほぁっ、ぁっ、ご主人しゃまの、おせーし排泄用の、しきゅーにぃ、ビュクンビュクン飛んでぅっ……中らひっ、お恵み、いたらひっ、あ、ああ、ありがとう、ございましゅうぅぅ……」

 快美恍惚で震えてビクビクとしている奈央は爪先まで張り詰めさせ、その痙攣を及ばせていた。恍惚としている顔は、女としての幸福感で溢れている。

「あああ……」

 牝獣のごとき乱れ、女が快楽に溺れる姿に、朱乃はヘナヘナと腰から崩れた。奈央が浴びた快感は知っている快感を凌駕するものだと容易にわかり、羨望と妬心が生まれていた。

「ケツを向けろ」

「あああっ、はいぃぃっ……」

 命じられた胡蝶しのぶは、悠二が顎で差した辺りで四つん這いになる。彼女が着るマイクロミニのエプロンスカートの下はノーパンで丁寧に剃られた無毛の恥丘が露わになる。物欲しそうにパックリと開いた秘所が晒け出されている。

「私にもお願いします……ああっ、悠二さんのセックス奴隷のオマンコを、ジュポジュポしてくださいぃぃ……」

 ゆっくりと尻を揺らして媚びるしのぶ。ヒクヒクと息づく膣孔から愛液がしとどにこぼれていく。悠二は奈央から肉幹を引き抜くと、しのぶの後ろへ移っていく。

(あああああ……)

 硬直を維持する肉幹を目にして、朱乃は下腹部が熱くなり子宮の疼きに苛まれた。肉幹に纏わりついているドロドロした男の精と女の愛液が混じり合った白い粘液が、貫かれていた美女の快感を示していた。

 朱乃の口中でジワジワと唾液が溢れくる。あの肉幹に孔という孔を貫かれ弄ばれることの快感を教え込まれた身体が、勝手に反応を始めている。彼女の精神は情欲に呑まれ、胎内は目の前のそれを求めて淫蜜を溢れさせている。

「あぁぁっ……」

 あと二、三歩も進み出れば肉幹にしゃぶりつけるという距離で、雄々しい逸物が四つん這いの美女を穿っていく。大事なものが別の女に奪われていくようで、朱乃は嫉妬心と焦燥感から小さく呻いていた。自分はこんなにも強く、悠二を求めてしまうのか。

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! へぐぅっ! ん゛へえぇぇっ! っ゛っ゛っ゛!」

 朱乃が悶々としているのをよそに、しのぶは顔を振り上げ、胎内を蹂躙する体内を穿つ拡張感に全身を戦慄(わなな)かせていた。普段の静かで水晶のように透き通るような声音とは異なる、野太い喘ぎ声をあげていた。

 媚肉を抉られる快感と脳天に直撃してくる甘美な衝撃に目尻を垂らし、悦楽の声を振り撒いている。

「ひゃいいっ、あぐっ、ふあっ、ああっ、わたしっ、ご主人しゃまに気持ちよくなってもらうために、生まれてきまひらぁっ、んっ、あっ、はあんっ! じゃーめんっ、らしてぇっ、めしゅいぬの、わたしの、おまんこに、ご主人しゃまのきちょーなじゃーめんっ、たっぴゅりっ、お恵みくらひゃいぃぃっ」

 しのぶが背筋を仰け反らせるのもお構いなしに、悠二はくびれた腰をガッシリと掴み、間欠の狭いピストンで深々と剛直を抽送させている。パンパンと腰が打ち付けられるリズムに合わせ、Iカップの豊満な胸がぷるんぷるんと大きく弾んでいた。

「顔を寄せろ」

 横からすり寄っていた狭霧友子とその双子の姉である狭霧耀子がそれに従い、しのぶの尻の上で横に顔を並べた。

 悠二は一際深く突き刺した後、肉幹を引き抜いた。途端、しのぶの胎内に注がれている最中であった牡の精が外界にばら撒かれ、二人の顔としのぶの尻にその白い精を解き放っていく。

(はあああああっ……)

 ドピュドピュと精液を迸らせる肉幹を見て、朱乃の脳髄は痺れていた。あの勢いであの量を受け止めていた咽喉が熱くなり、まるで数日水を飲んでいないかのように飢えた咽喉の渇きに苛まれ、その精液を欲している。大きく口を開けてダラリと舌を垂らした顔に灼熱を浴びせられている二人が、羨ましくて仕方がなかった。

「んふううううう……」

 ズイ、と逸物を向けられた氷川紗夜は陶然と酔い痴れながら唇を被せていく。横から堀北鈴音と友希那が加わり、肉幹の根元や肉袋に舌を這わせる。

 後ろから桜が悠二の臀部を押し広げ、菊門をベロベロと嘗め回した。両脇から松本乱菊と櫛田桔梗が胸や唇を寄せて媚びるように嬌声をあげる。

 友子と耀子は顔に付着したご馳走を指でかき集めてから口に含み、味わうように口の中に含ませて咀嚼する。

 

 ◇◆◇

 

「んぉおおおぉぉっ!? お゛ほおおっ! ほっ、ほぁっ、ぁっ、ゆうじしゃんの、せーし排泄用の、しきゅーにぃ、ビュクンビュクン入ってっ……、しゅごい……中出ししゅごいぃぃ──……。中らひっ、お恵み、いたらひっ、あ、ああ、ありがとう、ございましゅうぅぅ……」

 獣のように互いを貪りあって喘ぎ狂っていた友希那は強烈なエクスタシーに呑まれ、丸出しにされた乳房から母乳を噴き上げた。子宮に迸る灼熱が白い炎となって体内で逆巻かせ、意識を燃やし尽くしていく。

(あああああ……)

 引き抜かれた肉幹はやや角度が下がる程度で、変わらぬ雄々しさを失っていない。一〇人もいる大胆なメイド姿の美女たちと交わり、幾度も射精をして、そのうち三回は桜田奈央、胡蝶しのぶ、湊友希那と三人の美女の子宮に精を吐き出したというのに、肉幹は悠々と屹立している。

「もっと出してぇ……ゆうじしゃんが満たされるまでご奉仕させてください……」

 法悦を与えられ意識が曖昧となって自失していた美女たちは数分で意識を取り戻し、飽きることなく性奉仕を献身的に務めた。瞳に昏い光を湛えさせて、陶然となってそうできることが幸せであるかのように彼が快感を得るように奉仕し続けていた。

「んはあ……濃ゆいぃぃ……」

 肉幹から精の残滓を啜り上げた狭霧耀子は陶然と目を細めると、唇をペロリと嘗めずって、また先端に吸いついていく。唇を肉幹にピッタリと吸いつけて、舌を絡め、愛しげにオーラルセックスに及んでいく。

(私も……しゃぶ……あああ……)

 男女の混合液がへばりつく肉幹に、鈴音と桔梗が這いより彼女らの舌が張りつき嘗めていた。そういう光景を見せ付けられるたびに朱乃の下腹部は熱くなり秘所からは淫液をとめどなく分泌される。まるで女陰(そこ)を使われる準備を整えているようだ。しかし見ているだけで、待ち遠しいとでも言うように朱乃は牝獣のように舌を垂らし、はっはっと短く息を吐いている。

「風呂の前にもう一巡したいな」

 悠二が女たちに告げた言葉に、朱乃は驚いた。

(そんなぁ……はあああ……)

 また一〇人を一人ひとりと交わり、彼女たちが恥も外聞もなく尊厳も捨てて快楽に耽溺する姿を見せられる。ただこうして、悶々としながら男女の痴態を見ているだけかと思うと朱乃の飢餓感は膨れ上がり、悠二の相手をしてもらえる女たちへの妬心がさらに燃え上がり、子宮が疼き狂う。

 メイド服の美女たちは悠二の言葉を悦び、喜悦や恍惚が彼女たちの花の(かんばせ)を彩る。激しくねちこくオーラルセックスによる愛撫を施して、彼の獣欲を煽りたてている。

「はあ、はあ……」

 んふうんふう、と鼻息を荒らげながらのオーラルセックスで美女たちは、悠二の肉幹から陰嚢までペロペロと這いずる舌、不浄の穴にも舌が突き立てられている。

(そんなあ……そんなあ……)

 メイド服を着た美女たちの愛撫。朱乃は目が離せないほど艶かしくいやらしい奉仕を全身から浴びて、悠二は満足気に堪能していた。そして彼の滾った獣欲を逸物が示すように、美少たち一人ひとりの媚肉に捩じ込み、滾る性欲を発散させていくのだ。

 朱乃だけは悠二からの寵愛を受けることはない……。

「そんなあ……そんなのいやっ、いやあああ……」

 入れる穴を選んでいた悠二はか細い声を聴き、声の持ち主に目を向けた。

 へたり込んでいる朱乃は身を乗り出し、モジモジと腰を捩っている。白磁のような頬を上気させ、欲情に瞳を蕩かし、半開きの口から熱い吐息をついている。

「欲しいのか?」

「欲しい……欲しいです……」

「何か言うことがあるだろう?」

「あああっ……はい……」

 朱乃は救いの手を差し伸べられた思いで頬を綻ばせる。心身は燃え上がる愛欲によって焼かれていく。

「悠二さんっ、いえ、御主人様ぁぁ……私にもハメてください……お願いしますぅぅぅ……」

「……それがどういうことかわかってるよな?」

 痴態を晒す女たちの様子を見ていた朱乃には自分が何を望んでいるのかわかっていた。隷属して尊厳も棄てただの奴隷として悠二に支配されるのだ。おおよそ、まともな者ならば選ぶことなどあり得ない選択。

 しかし、だからといって、朱乃は今さら理性でこの情欲と疼きを抑えられるわけもなかった。そもそも彼に服従することを快感とする身体となってしまった彼女なのだから、そうあって然るべきとさえ今では思えてしまう。だから朱乃は、彼女たちを見習って悠二に乞うた。

「はい……ああっ……私は、朱乃は……御主人様の奴隷になります……なりますから……だからオチンチンをハメてくださいっ……朱乃のオマンコにオチンチンを突っ込んでイジメてくださいっ……」

「ふふっ、いいだろう……お尻を向けろ」

 朱乃は急いで身を翻し這いつくばって尻を差し出した。後ろ手に拘束されていることなどお構いなしにクナクナと腰を踊らせ、ミニスカートをヒラヒラと揺らして桃尻を見せつけることで悠二を誘う。

 悠二は近づきぞんざいにミニスカートを捲り上げ、パンツを降ろすと秘所へ肉幹を埋没させていく。

「あひいいいッ! ああッ! んくううううう!」

 久しぶりとさえ感じる下腹部の拡張感に朱乃は背筋をしならせ、カッと目を見開いた。肉壁を強烈に摩擦する熱い物体を胎内に収める感覚は、恍惚の海に朱乃の心を沈めていった。

 悠二の方は低く唸っている。根元まで埋まった逸物から得られる快感というよりも、朱乃をここまで調教できた満足感によるものだ。

 恋人たちの大半が、悠二の肉幹にピッタリとフィットする胎内になっている。もとより名器だったらより悠二が快感を得られるように洗練された。

さらには、ペニスの先端部を吸い上げるように締める蛸壷や巾着、俵締めなどの特徴を、トレーニングで淫技として身につけている恋人たちもいる。

 しかしながら朱乃はまだそういった技を体得してもいないが、彼女も悠二の肉幹にピッタリとフィットする胎内になっている。ここからさらに淫技を覚えさせておこうとおもった。

「どうだ、ずっとこうして欲しかったんだろう?」

 悠二は余裕のあるリズムで腰を打ちつけ、肉幹で朱乃のなかを引っ掻き回した。胎内が快楽により淫液を分泌し、肉幹を包むように密着させる。

「んあっ、欲しかったですっ、御主人様のオチンチンッ、何日も貰えなくて、ずっとずっと我慢してましたっ、ああッ」

 奥まで届きやすいように尻を高く突き出して、スローなスイングに合わせて腰を揺らす朱乃。胎内をえぐられる快感に腰が痺れ、子宮を突かれる衝撃に身体の芯から揺さぶられていた。

「こんなに気持ちいいなんてっ、あっ、うんんっ、バカみたい……お預けされている時も、ずっと御主人様のこと考えてたの……」

「我慢して、か。ならもう我慢することはないな。今こうして俺の奴隷になったんだから。もう何も我慢しなくていい、自分を取り繕う必要はない。こいつらと一緒に、俺に仕える悦びを受け入れろ」

「んああッ! ありがとうございます! ああッ! イク! イクううううう!」

 抽送のテンポと勢いが上がると脳髄へビリビリと電流のように快楽が胎内から伝播して、朱乃の頭は真っ白になっていた。甘い快楽に酔いしれ意識が酩酊して曖昧になり、身体はまるで温かい液体にの沈むような心地よい浮遊感を感じる。

「イク! またっ、ひいいッ! イッちゃう! イッちゃうううううッ!」

 胎内がキュンキュンと肉幹を締め上げ、肉壁自体もうねりながら張りつく。

「乞えっ」

「ああんっ! くださいっ! 御主人様のお精子っ、朱乃の子宮にピュッピュしてくださいいいっ! ひあああ! あああぁぁああぁぁぁっ──────!」

 子宮に収めた肉幹から灼熱が放たれ、朱乃は内から白い炎に身を灼かれた。骨の髄まで溶けていくような快感に頭の中を真っ白にして、ただただ法悦に身を委ねた。美しい眼からは多幸感のあまりに涙が流れた。

「ぁぁッ……出てる……ご主人ひゃまのが……中に、いっぱい……──」

 久しに味わったことがなかった快楽が骨身に染み込み、魂に焼きつけられ、脳裏に刻み込まれる。あまりの心地よさに舌を垂らしただらしない顔で恍惚を浮かべ、瞳に昏い光を広げていく。この快楽のためならば、どんなことでもしてしまう、もうこれなしでは生きてはいけないと朱乃は思った。そしてそのまま、朱乃は甘美な快感の深淵へ引きずり込まれていった。

 

 ◇◆◇

 

 悠二は朱乃を堕としてから、一〇人の美女たちと交わってゆき、五回は精を吐き出した。美女たちは濃厚な精を得て恍惚としながら彼の愉悦のために献身的な奉仕を続けた。

 大きな風呂には朱乃を加えて一一人全員で入った。美女たちで五輪車、六輪車と大車輪にして悠二は彼女らと遊ぶ。朱乃やハーレムに加わって日の浅い女たちを先達の女たちが指導しつつ、彼女たちは泡姫のように慣れたソープテクニックで悠二の身体を洗い、唾液や愛液で汚し、乳房や恥丘など自分の美しい女体を使っていやらしく洗うというのを悠二が飽きるまで繰り返した。

 入浴の後も悠二の意向でオーラルセックスが続き、恋人たちは彼の身体の隅々を嘗め濡らし、昂る官能から淫液を秘所から垂れ流す。風呂上がりからの行為であるため全員が全裸である。その頃には朱乃も発情していることを隠さなくなっていて、他の一〇人と同じように嬌態を晒していた。

 朱乃は今も何回目かの肉幹の挿入にありつき快楽を貪っている。悠二に侍っている数人の羨望の眼差しを受けながら、対面座位で蠱惑的に腰を蠢かしている。

 悠二はソファに浅く掛け朱乃をよがらせている。右手側にはサイドテーブルがあり、本、スマホ、バーボンが置いてある。肉幹と媚肉を摩擦させる朱乃を前に左側で跪く友希那を抱き寄せている左手でスマホを弄くっていた。ただこのスマホ、彼の物ではない。

「呼ぶ前にリアスと連絡していたのか」

「そ、そうで、すっ、お父様……。あっ……んんっ……」

 朱乃は今、悠二の気まぐれから彼とは擬似親子プレイに興じている。ラブ・ハンターで看破された父への愛憎入り混じった思いを持つ朱乃ならば本来戯れでも嫌悪するような行いでも、今では悠二が悦ぶならばと朱乃はこのようなことをしていた。

「お父様の……、おちんちん、かたぁい」

「ははは、見ろよこれ。ここに来る前に送ったやつだってよ」

「『イッセーくんによろしくね』、ハートまでついてる。……ふふっ、今もそうなの?」

 ソファの後ろにいる友子は悠二の首に腕を絡めたまま、悠二が見ているスマホから腰を振っている朱乃へ視線を移す。その美貌に浮かぶ妖しげな嘲笑はゾクリとするほど冷たく艶かしい。

「今は、んああっ、今は……もう……はあああっ──」

 プライベートなことを覗き見られている朱乃は、悠二に対してプライベートなど存在しないということを学んだ。むしろ、悠二の女なのだから取り繕うことも何かを隠すこともしないで済むのだからプライベートなど要らないとさえ思えた。

「──今は、お父様の奴隷、ですからっ、あっ、あっ! んんっ!」

 そう、もう悠二の(もの)。そう思うと至上の幸福感に心が満ちる。彼への服従は快感であり、交合することはこの上ない恩寵であると思える。

「はは……んん? 今日会う予定だったのか。だけど、リスケして、友人をほっといてお前は俺の上で腰を振ってるのか?」

「ああっ、ごめんなさい……ごめんなさい……あふうううッ……」

 朱乃は良心の呵責に苛まれながらも、頬を紅潮させて腰を踊らせている。自分を刺し穿つ肉幹を子宮孔に擦りつけ、ポルチオへの快感に夢中になっている。

「謝ることはないだろう。グイグイ締めつけてるくせに」

「あああああ……」

 朱乃は嘆きながらも、胎内に挿入している肉幹をキュンキュンと締め上げる。

「もう、意地悪ね……ゾクゾクしちゃう……」

 乱菊は薄く笑い、友希那と一緒に悠二の胸板を舌で嬲り、キスの雨を降らす。

 アクメを耐えるように腰をセーブさせつつ揺らす朱乃は、悩ましげに眉を歪めていた。

 悠二は空いたグラスを取り、後ろから頭を包んでいる乳房をペチペチと叩いた。友子は爆乳を搾り、母乳をグラスに注いでいく。

「朱乃、俺の恋人になった気分はどうだ?」

 悠二と視線がぶつかると朱乃は背筋をゾクゾクさせて堪えていた吐息を吐き出す。

「はあああッ……オマンコッ、オマンコにっ……お父様のオチンチンを入れさせてもらって嬉しいですっ……す、凄いですぅ……ああっ、お父様ぁっ、凄いぃっ……私のオマンコッ壊れる……壊りぇるぅっ!……もう、ダメ……私…………おっ、お父様っ……、お父様ぁっ!」

 悠二は微笑みながら、並々注がれた友子の母乳を口に運ぶ。甘ったるいミルクを半分ほど飲んで、グラスをテーブルに戻した。

「エッチッ、してない時も、お父様のことばかり浮かんできますわ、んッ……お父様の奴隷にしてっ、もらえてっ、ああッ、私の身体はお父様のっ、性処理専用にしてもらえるんだと……思ったっ……ら……ああん!」

 悠二は不意に下から突き上げ、身を仰け反らせる朱乃を満足げに眺めた。この女は俺のものだと誇示するにして、彼女の反応を愉しんだ。

「やっ、ああッ! お父様っ、しゃっ、喋れないっ、ひいいっ! そっ、そんなっ、にっ、ズンズンされっ、たらッ、あああっ! イッちゃいますうううううっ!」

 朱乃は宙を振り仰いだ。ポニーテールにした長い黒髪を乱して、全身を走る快感に目尻を緩めている。

「奥っ、奥っ、おくっ、強いのっ、好きいいいっ、お父様のオチンチンッ、気持ちいいっ、のっ、はあうッ! イク、イクッ、イクうううううッ!」

 肌が打ち合う音に水気が加わり、大きく響いていた。しのぶが嘗めている肉袋も瞬く間に愛液まみれになり、彼女がうっとりと見とれている肉幹には白い粘液が絡みつく。

 肉幹を貪欲に包む媚肉をえぐる悠二も堪らなくなる。突き上げるテンポを速めていく。

「ほら、どこに欲しい?」

「中っ! 中にっ! 朱乃の子宮にください! 溢れるくらい熱いの注いでっ────はあっ、う゛ううっ! っ────! っ! ぁっ、っっ! ぁぁっ、っっっ!」

 胎内で白濁液が迸り、朱乃は全身を痙攣させた。中に迸る灼熱が脳を灼き、意識が白く曖昧になり、法悦に溺れた。

 やがて肉幹の脈動が鎮まるとともに朱乃の身体も脱力し、腕をダラリと垂れる。悠二が目配せすると、友希那が悠二にもたれかかりそうな朱乃の身体を支えて後ろへゆっくりと倒した。すると朱乃の身体を支える腕が何本も伸びてきて、朱乃は床の上に引きずり込まれる。乱菊が朱乃の秘部にむしゃぶりつく。餌を貪る犬のような音を立てて朱乃の中に注がれた精液を啜り取ろうとしている。悠二の足を嘗めていた数人の中から鈴音と桜が彼の股座に集まり、しのぶと一緒にお掃除フェラに勤しむ。

 悠二は自分のスマホを取り、友希那の髪を撫でながら性交の余韻を味わっていた。




擬似親子プレイはリクエスト頂いた案を採用させていただきました。
乱菊と朱乃に続いて調教が続きましたが、気に入っていただければ幸いです。またイチャイチャした話も書きたいな。
登場していたトリアージXのヒロインたちのデータ(捕獲当初)は下記の通りです。

レア度:UR 点数:89
氏名:狭霧友子
年齢:28歳
レベル:0
交際経験:2人
キス経験:有り
性交経験:有り
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:通常(35)
身長:175cm
体重:69kg
3サイズ:B111/W61/H91
バストカップ:M


レア度:UR 点数:89
氏名:狭霧耀子
年齢:28歳
レベル:0
交際経験:0人
キス経験:有り
性交経験:有り
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:無関心 (25)
身長:175cm
体重:69kg
3サイズ:B111/W61/H91
バストカップ:M


レア度:SR 点数:78
氏名:桜田奈央
年齢:27歳
レベル:0
交際経験:3人
キス経験:有り
性交経験:有り
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:通常(40)
身長:161cm
体重:56kg
3サイズ:B105/W58/H89
バストカップ:J

レア度:SR 点数:80
氏名:護龍
年齢:32歳
レベル:0
交際経験:0人
キス経験:有り
性交経験:有り
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:普通 (49)
身長:171cm
体重:65kg
3サイズ:B95/W60/H93
バストカップ:G

双子姉妹丼とかもやりたいなぁ。あと鈴江このみもまたの機会に出したいと思います。


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幕間の物語:白瀬咲耶②
白瀬咲耶 誕生日企画


短いですが本日6/27が誕生日の咲耶のお話を書きました。


 六月二七日。それは白瀬咲耶の誕生日である。そのため当日は咲耶の要望もあって悠二と彼女は二人きりのデートをすることになった。

日中、咲耶はアイドルの仕事で忙しくしたが、終業後、プロデューサーへの挨拶をしてその足で、悠二との待ち合わせ場所で集合する。しばらく街をデートして巡り、悠二が予約したレストランへドレスアップして入った。

「こんな美味しい食事を誘ってもらってありがとう。何より、誕生日をあなたとこうして過ごせることがうれしい」

「いや、気にすることはない」

二人でディナーを楽しんだ後、悠二が予約したホテルのゴージャスな廊下を歩いていた。

 咲耶は胸元が開いている、セクシーな青のドレス姿だった。シックな雰囲気が、彼女によく似合っている。それでいて、露出も多めで、深い胸の谷間が目を楽しませてくれた。

 メイクや着こなしによって大人びでいる少女だがさらに年齢が五つばかり上に見えるほど「女」を強調しているようでいい。

「上でやることはいつも通りだけど、二人きりというのも楽しみだな」

咲耶の腰から抱き寄せて、悠二が彼女の耳元で囁くと、咲耶の美麗な顔が赤く染まる。

「そ、そういうことは、部屋に戻ってからにしてくれないか…」

「心が逸った。咲耶は楽しみじゃないのかい?」

「た、楽しみだよ……」

 咲耶の尻を、悠二はスカート越しに撫で回す。無言のまま、美しい肢体が震えるのが悠二には分かった。

昼間もデートしながらもボディタッチは多くし、尻も何度も触った。それでも

 バックで後ろから何度も犯したく思ったヒップだが、こうしてドレスによって尻の形がはっきりすると新鮮な感じがする。

 夜景の見える部屋に入る、悠二と咲耶は部屋で抱き合ってキスをした。

咲耶のリップが乗った唇に悠二は自分のそれを重ね合わせて、互いの吐息を感じながら貪り合う。

 悠二が咲耶をリードしてベッドインすると、ゆっくりオタカラの包装を剥ぐように服を脱がしていく。

「わ、綺麗な下着だな。勝負下着ってやつか?」

「……この時をずっと楽しみにしていたから……」

 レースに縁取られた黒の下着は、飴色のように薄く褐色の肌のコントラストで、たまらなく淫靡で美しい。ゆっくりと時間をかけてブラを外し、ショーツを引き下ろしていく。

 高い身長と豊かな乳房のグラマーな肢体。大きなバスト、細いウエスト、きゅっと引き締まったヒップ。くびれのある理想的なバランスのスタイルである。

「楽しみだった、か。……咲耶は可愛いな」

「──!」

 咲耶は驚いたように悠二の顔を見上げた。

「わ、私のどこが可愛いだって?」

 咲耶は照れて顔を赤らめ、悠二から視線を逸らす。

「そういうところが、だよ」

「からかわないで欲しいな。私は体が大きいし……」

「からかってないし、背丈は関係ないよ」

 悠二は咲耶と話しながら、愛撫しながらゆっくりと時間をかけてブラを外し、ショーツを引き下ろしていく。

 横たわった咲耶の、滑らかな太ももの間に跪き、女性器を嘗めるため脚を開かせる。陰毛は綺麗に整えられていた。流石、アイドルらしく見せることが決してない場所でも手入れは徹底していた。

「ちゃんと手入れしているんだね」

「は、はい……」

くぱぁ、と秘裂を左右に開くと、サーモンピンクの内部が見える。

「後でここにたっぷり入れてあげるからね」

「〜〜〜っ……」

 顔を真っ赤にしながらも嬉しそうに咲耶が頷く。

 悠二は熱に浮かされるように、咲耶の肉襞を無心になって何度も嘗める。

「んんっ、ぁっ! はふうううっ」

「たまんないな」

 沈魚落雁の言葉が相応しい美女が、白いシーツの海を悩ましく身体を波打ち、口から欲情に濡れた声が漏れた。

 男に愛されるために在る最高の女体を、悠二は丹念に愛撫した。

「そろそろ、行くぞ……」

 反り返った肉幹を誇示するように見せつけると、肉幹をゆっくりと挿入()れていく。

「ん……」

 咲耶の中は入口がとても狭い。彼女はいわゆる巾着と呼ばれる天賦の名器。性技として締め系の技として体得している恋人たちと比べても彼女のそれは特に優れている。咲耶は半勃ち状態の肉幹では入らないほど、締めが強かった。

「ああ……」

 入り口が、待ち構えていたように開いて、肉幹を受け入れる。ギュウギュウと締めつけられることで、悠二は腰から得も言われぬ快感が伝播した。

 咲耶の黒絹のような長い髪が、シーツの上にふぁさりと広がった。

まるで銘酒で酔ったような蕩けた彼女の瞳は潤み、セックスの快感に酔いしれ、昂る肉欲を抑えず解き放とうとしていた。

 咲耶の様子に満足しつつ悠二は腰を使う。咲耶や友希那、灯織のような締めつけが強い相手では気持ちよさから思わず射精したくなってしまうので、自制が必要だ。

 正常位のセックスは、相手のことがよく見える。淫蕩に潤む双眸、上気した艶やかな肌。滑らかな表面に玉のような汗が浮かび、シーツを強く握りしめながら、悩ましく悶える美少女。

「はああっ、ああああっ、ああああんっ……!」

 ぐりぐりと、内部を味わうように肉幹をねじ込むと、「はぁっ」と口を大きく開いて喘ぐ。裸体は魚のように跳ね打って、伏せた玉椀のような乳房はぶるんぶるんと揺れ、彼女の肢体が跳ねるたびにベッドを揺らした。

「ここが気持ちいいだろ、うん?」

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 咲耶の気持ちよいところを知っている悠二は、ピンポイントに擦ってやると、咲耶は甘ったるい喘ぎ声が漏れた。

「ひあっ、ぁっ、ありがとうございますぅっ、んんっ! くうんっ!」

 眉はハの字に寄せ、瞳は潤み、唇から涎を垂らして悠二にお礼を言う咲耶。普段の格好良いオーラを漂わせる美貌のアイドル。私人としての彼女は根が寂しがりやな性格の可愛らしい少女。そんな二面性がある愛しい恋人はいつも悠二の心を昂らせる。

「ああ、もう、本当にえろくていい女だな」

 ずん、ずんっと、腰を弓のようにしならせる。捕食する肉食獣のような、暴力的なピストン運動を始まった。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああっ、イクイクっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 ベッドが軋み、咲耶が喘ぐ。お互いの体液入り混じる混合液で濡れた下腹部と、重ねられた汗まみれの肌と、そしてお互いを貪るようなキスする。

 悠二は乱れた恋人をかき抱き、上体を覆い被せて、逃さないとばかりの体勢で精を注ごうとする。

「ああ、そろそろ出すぞっ、たっぷり呑み込めっ!」

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……! あそこが熱くて、とけちゃう……ああっ」

生命の熱を帯びた白濁が、咲耶の下腹部で爆ぜて、どくどくと流し込まれる。

「あ゛あぁっ! ありがとうぅっ、ありがとうぅっ! ああっ! 嬉しいぃ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!! っ────!!」

 咲耶の下腹部が肉幹から精を残らず吸い込むように締めつける。互いに絶頂の多幸感を感じる。悠二の口の端から垂れた涎が咲耶の唇に落ちる。迷わず咲耶は舌で滴り落ちた悠二の涎を嘗めてさらにうっとり表情を蕩かせる。その淫蕩に耽る表情はアイドルが決してメディアにもファンにも見せない雌獣の顔。

 ペットを可愛がるように咲耶の黒髪を撫でながら、悠二は自分のペニスが、まだ力を残していることを感得する。レベルアップすることで今では日に一〇回の射精でも衰えること知らない、精力絶倫な活力。まだまだ欲望が収まることはない。

「……ん、あぁ……まだ、かたい……」

 咲耶は陶然とした表情で呟く。もじもじと腰を動かし始める。夜はまだ長い、悠二も咲耶も幾度も互いを貪り合った。




乱菊、朱乃とハードな調教が内容が続いたので普通にイチャイチャした内容にしました。ドレスは真紅一輪のときのドレスをイメージ。

宝多六花編を書いてますし、東郷一二三編の構想をまとめて新章準備中です。オフェリア(Fate)編やハイネ(戦闘員、派遣します)編は需要はありますかね?


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宝多六花編
01 (Roselia、巴)


前回から間が開いてしまってすみません。新章です。宝多六花はこのラブ・ハンターを連載はじめた頃から登場させたかったヒロインです。六花の話がうまく作れなくてこんなに時間がかかってしまいましたが、なんとか形にできました。


 姫島朱乃は悠二の予定通り、マゾの快楽に目覚めた。敵対者への加虐的(サディスティック)な性情そのままに悠二に対してのみマゾの面を露わにするようになった。

 朱乃は彼女の家へ帰し、悠二が集めた恋人たちも解散させて残った湊友希那、間桐桜、胡蝶しのぶと最後まで交わり、就寝した。鈴音や桔梗にも残ってもらいたかったが、彼女たちは無人島特別試験に行かねばならないので早々に学生寮へ帰還した。

 目覚めた悠二の周囲にはしのぶはすでにいなかった。彼女は乱菊とともに不知火と合流していずこかへ行ってしまった。

 胡蝶しのぶはこの時代で得た縁故から対魔忍たちと、グレイフィアを介して一部冥界勢力に協力していた。彼女個人の武威だけでなく薬学に精通した彼女の識見と技能は大いに役立てられているらしい。

 遠くから何か物音が聞こえる。桜が朝食の準備をしているのだろう。このマンションに住み込む桜が悠二のもとで食事や家事の世話をすることが多くなっていた。

 悠二は股間に温かな感触を感じて視線を落としせば、掛布団が盛り上がりもぞもぞと動いている。掛布団をどかせばフェラをする友希那がいた。ノーメイクでも目を見張るほどに美しい。

-

「ん、ふ……ん、ふぅ、んぅんっ、んふうっ」

 悠二と視線が合うと友希那は嬉しそうに目元をやわらげた。ソフトなフェラである。激しくすることはなく、射精させるよりも気持ちよくさせるためのフェラだ。四月に捕獲して以来、すでに悠二の好みを把握した優れた性技だった。

「ああ、気持ちいいよ。俺の好みをちゃんと覚えてくれて嬉しいよ」

「ふぁい」

 悠二は体の力を抜いて友希那のフェラを味わう。寝起きの体に心地よい快感が染みわたり眠気が残る頭がすっきりしてくる。

 このまま射精して友希那の口に精を注ぎたくなるが、寝起きセックスをしたいので中断させた。精を飲んだばかりの口ではキスする意欲も萎えてしまう。スマホを取り出してアイテムを使うのも億劫である。

 悠二は友希那を軽く愛撫し始める。匂いたつ白い腕、そして脚、少しずつ胴に近づくように、愛撫する。五分、一〇分とゆっくりと続ける。

「ん……んん……」

 友希那のこそばゆそうにしながらも、気持ちよさそうに表情を和らげた友希那の顔を見ながら、悠二は彼女の乳房の周辺や太ももの内側へと進み、最後に乳首や秘所に到達する。

「んん……! はぁ」

 悠二はここも最初は軽く触るだけだ。乳首を指の腹で撫で、クリトリスを撫でる。そうして少しずつ刺激を強くして友希那を感じさせていく。

 友希那の腰が肉幹を欲しがるようにうねるように動くまでじっくり愛撫する。

 

 友希那の表情が蕩け、もの欲しそうになって焦がれている。悠二はようやく挿入する。脚を割り開く。黒ずみもなく美しい秘所だ。友希那の股間に悠二は体を寄せる。挿入するときもゆっくりである。

 湊友希那はいわゆる巾着と呼ばれる名器である。テクニックで身につけられる巾着だが友希那のそれは天性のものだ。肉幹がギンギンに勃っていないと押し戻されるほど締りがいい。

「あうううううッ!」

 少し進んだら少し戻り、肉幹を少しずつ慣らしていく。締めつけが激しく気持ちいい。愛液がたっぷり溢れてきて肉幹はスムーズに動けるようになるが、締めつけによって快感が腰の辺りから染み渡るように全身にいきわたる。

 肉幹を奥まで入れたらいったん止まり、そのまま気持ち良さを味わう。友希那の体温と一緒に気持ち良さが悠二の中へ入ってくる。

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 それからは肉幹の先を子宮口へ当てたまま動かない。動かないまま友希那の体を優しく丁寧に愛撫する。悠二が首筋をペロペロと嘗めると、返礼とばかりに友希那が同じことをする。

「ちゅる、れふ、はあん……はあ、ちる、んちゅ……」

 そうしてお互いに愛撫していると、友希那がもぞもぞ体を動かし始める。

「動いて良いですか」

「もう少し待て」

 そう言って、悠二は愛撫を続ける。彼女の欲情を刺激させるよう熱心に弄び続ける。すると、五分もたたないうちに、また友希那が落ち着かなくなってくる。

「……ん、ぁぁ、体が切ない」

「もう少し我慢したら、もっと気持ち良くなるから。はむ」

「んひゃっ」

 悠二が軽く友希那の耳を唇と挟む。悠二は友希那の身体の敏感なところを把握しているため、彼女の官能をコントロールすることは造作もなかった。

「はぁ……はぁ……、んっ、動きたい」

「もうちょっと我慢して」

 愛撫によって友希那の体温が上がってきた。

「気持ち良い?」

「ええ……、気持ちがよくて、体がゾクゾクするわ」

 友希那のオマンコの中がギュッ、ギュッと締めつけてくる。動かなくても締めつけが激しく気持ちよさも抜群だ。

 悠二も昂っていて、油断していると射精してしまいそうだ。

「は、あぁーーー、つらい、欲しいぃ」

「もうちょっとだけ、俺も我慢するから」

 悠二も締めつけられる肉幹が射精しいとうずうずしており、脚の付け根にピリピリとした甘く痺れがある。この甘い痺れは太ももまで及び、腰から背中、うなじへ伝播してゾクゾクする。このまま続ければ動かないまま射精してしまうかもしれないと悠二は思う。

「お願い、動いて。お腹の奥がせつないの」

「分かった。じゃあ、動くよ」

 悠二はゆっくりと腰を動かした。

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 友希那があごを突き出して嬌声を上げる。柳眉も悩乱することでひそみ、快楽に耽溺し始める。

 悠二も気を抜けば射精しそうになるほどの強い快感が肉幹から頭まで突き抜ける。

 まだ、ゆっくり動かしているだけだが、気持ち良さが格別だ。多くの美女と交わることが多くなった悠二ではあるが、こうして体験してしまえば友希那が自分のハーレムでも最高位に位置する点数の美女なのも納得である。

「おおおおぉ……」

 悠二は歯を食いしばり、腹に力を入れて射精をこらえる。バキュームのような吸引力は気を抜くとすぐにでも射精してしまいそうである。

「はああっ、ああああっ、ああああんっ……!」

 友希那が頭をのけ反らしながら、悠二の体をきつく抱きしめる。彼女の細腕では痛くはないが一生懸命な縋り方に悠二は可愛らしさを感じる。

 友希那の細身は細かく震えている。小さくあっ……、あっ……、と声を漏らす様子は何度も小さくイッてるようだ。

「あ、う、イイ……。気持ちイイ……。凄い……」

 友希那は瞑目して、うっとりした様子で話す。悠二も締めつけが激しく気持ちよさも抜群で、今にも射精したい衝動が増すばかりである。

「いくよ」

「ええ、来て」

 それだけ言うと悠二は腰を弓のようにしならせ、ピストン運動を開始した。

 友希那の腰をつかんで力いっぱい自分の腰を叩きつける。

「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

 カリが猛烈にこすれて、肉幹の先が膣奥にガンガン当たる。友希那は身体を揺らしながら喘ぐ。

「あ、あ! あ、あう、あう、あああっ! ふかっ、ふかいっ、あっ、あっ、気持ちイイ……」

 青薔薇の歌姫の美しい声色の喘ぎを聞きながら、悠二は頭がクラクラするほど気持ちよさを堪能する。

「出すよ」

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 いつもクールな友希那の面影はなく、悠二から施される快感に酔い痴れて正体をなくして悩乱している。

 悠二がぎゅっと友希那を抱きしめて肉幹を彼女の膣奥へ押し込み、射精すれば白濁液が迸る。すべてを搾り取るかのように友希那の膣が肉幹を包み、ギュウギュウと動く。

「あ゛ああぁぁああぁぁぁっ!! すごいっ、イクッ、イクゥ! 悠二さぁぁんぇぇっ! んあぁぁあああっ! ありがとうございますううう!」

 身体を駆け巡る快美恍惚に友希那は心身をを灼かれていた。悠二の背に爪を立て、舌を宙に伸ばした淫らな表情のまま、オーガズムの波に意識を浚われガクガクと震えている。

 

 ◇◆◇

 

 射精を終えたあとも悠二も友希那も抱き合ったまま、互いの身体を撫でたり、嘗めたり、キスして余韻を楽しんでいた。結局、三回目の射精を友希那の顔にかけたとき、朝食の準備をしたリサに呼びに来てそれを目撃されて叱られてようやく朝の性交が終わった。

「はぁっ……はぁっ……れっ……じゅるっ……ちゅっ……はぁはぁ……」

「んはあああ……はああああんっ、んへぁぁ……んっ……」

「やあんっ、だめっ、あっ、ああっ、ひあんっ、だ、だめぇぇっ、ぁぁぁっ────」

 朝から二回も射精された友希那の秘所を氷川紗夜が啜り、友希那の胸元にかかった精を宇田川あこが嘗めて悠二の精を少しでも得ようとする。友希那は抵抗するも虚しく愛する男の精を奪われている。せめてもと、顔に付着している精を指や舌で掬い取って飲み込んだ。

そんな三人を寝室において悠二は居間で食事をする。悠二に侍るのは今井リサ、白金燐子、宇田川巴。リサはフレンチメイド服、超ミニスカートでガーターベルトをして胸元も大胆に開かれている。ガールズバーにでもいそうな(悠二はガールズバーに行ったことはないが)ギャルメイド。リサのその装いには違和感がなかった。

燐子と巴はブリティッシュスタイルの裾の長いメイド服である。彼女たちの佇まいは可憐な姿でよく似合っている。

昨夜はRoselia、宇田川巴、そして胡蝶しのぶと悠二はハーレムプレイに興じていた。しのぶは仕事で早々に出てしまったが、残った彼女らが翌日も残ってこうして悠二をもてなしているのである。

「ああん、また、大きくなってきたぁ……んちゅ、ぢゅる、はああ……」

 リサはテーブルの下に潜り、悠二の肉幹をしゃぶりフェラをしている。亀頭に舌をからめ、半分を責め立てながら、肉幹に指を巻きつけて揺すったりしごいたりしている。

 燐子と巴は荒い吐息を吐いていた。彼女らにとっても悠二の男性器は魅力的な宝物で、嘗めている時の身体が蕩けそうな感覚は、思い返しただけで感動の鳥肌が立つほどだ。唇を被せ込めば頭がボーとし、頭を揺らすと心地よく脳髄が痺れるので、じっくりと味わいたい気持ちはよくわかる。

 だが彼女たちもいつまでも惚けてはいられない。彼女たちには大切な役目があった。

 奇妙なことに悠二に向って、ダイニングテーブルに置かれた食事を囲むように六人の美少女が載っている。美少女の表現が相応しい五人はメイド服に身を包み、自分の所有者は誰であるか示す証である黒革の首輪を首に巻いていた。

 リサの顔が、なんと悠二の股座にある。リサはテーブル下に潜り、悠二の履いているスウェットとパンツを下ろしたので、リサの眼前には丸出し状態の小悠二が迫っていることになる。リサは蕩けきった顔で、そっと瞑目する。淫蕩な表情で生の男性器をスリスリと頬擦り始めた。

 顔を動かし、肉幹に頬を滑らせている。胸郭のうちを満たす多幸感にリサは最早悠二がいないと自分は生きていけないのだと依存性について何度目かわからない確認をした。

 燐子は悠二の横に座っている。悠二に代わって料理を取り、彼の口に運ぶのだ。

「ちゅっ、んっ……ちるっ、ちゅぷっ」

 水っぽい音が居間に響く、リサの唇から奏でられる音だった。ぷるんとした唇で、悠二の肉幹にキスを捧げて回っているのだった。

「悠二さん、お飲み物をどうぞ」

 燐子はタイミングを見計らってエプロンを外し、シャツをはだけさせて豊かな乳房を露わにする。胸を持ち上げて、乳首を悠二の口元へと差し出す。

「じゃあ、飲ませてもらうよ」

 悠二が乳輪を覆うようにして乳首に吸い付くと、燐子は身体を震わせながら「んっ……」と甘い啜り泣きを聞かせ、切なげに眉根を寄せた。母乳が迸り、乳管が刺激され、燐子は快感を得ていた。ラブ・ハンターによる設定で母乳が出るようになってから、燐子は射乳に強い快感を得る体質となっていた。

 腰を抱き、形の良い尻を撫でながら悠二はチューチューと吸い上げると、潤沢に溢れてくる母乳。それはとても甘い、乳製品特有の甘さよりも果実のような甘やかさである。燐子は母乳の味を甘くするために、食事のほとんどを果物にしていると言っていた。

燐子が食事改善をしたのは胡蝶しのぶの影響があった。藤の花の毒を大量に摂取していたせいか、体臭や体液が花の香りや蜜のようになっている。母乳も蜜のように甘い。

そんな理由で体が変化するのかと、悠二は胡乱に思っていたがしのぶが知る人間には雷に打たれて体毛が金色に変色したり、桜餅を食べ過ぎて体毛が桜色に変色したりした者がいるらしい。人体の神秘である。

そんな話を聞いて燐子やその他数名が体質の変化を試行錯誤しているのであった。

「んふうッ……」

「んぐッ、んッ……」

「んううッ、んふうううッ……」

 悠二が朝食を食べ始めていると複数のくぐもった嬌声が居間に広がっていた。テーブルの上の美少女が自慰を始めているのだ。

 五人がスカートの裾を咥え、ショーツを晒している。湊友希那、氷川紗夜、宇田川あこ、宇田川巴、間桐桜の五人全員が自分を慰める行為を見せている。悠二の目の前には五人それぞれが自分のショーツを晒し、それぞれ手指で秘所をまさぐり、体を快感で躍らせる様子が見せている。

 五人の美少女たちは悠二を楽しませるべくこのようなオナニーショーを披露した。悠二の情欲を掻き立てるオカズとなれることに彼女たちはこの上ない幸せを抱いていた。

 甘い吐息を吐くリサの目の端で、燐子の脚が引き攣っていた。リサが頬で撫で回し、たっぷりキスを浴びせた肉幹が脈動を起こしている。

 蕩けた瞳で肉幹の先端を唇の隙間に迎え入れたリサは、口腔へ押し寄せる圧迫感に脳髄を痺れさせた。高ぶっていく獣欲を発散へ導くことに、嬉しそうに身震いを起こしていた。心身に幸福感が浸透し、それを瞑目して味わった。高揚して零れた愛液が腿に伝わせた。

 リサの頭が悠二の股座に顔を埋める。鼻から抜けた吐息を吐く。息苦しくなるまで深く深く咥え込んでいるにも関わらず、鼻息はとても甘い響きだ。そして、スローなペースでリサの頭が上下運動を始める。

「んふッ……んッ、んふぅぅッ……んんッ……」

 フェラチオで快感を与え、射精衝動を高ぶらせ、悦ばせる。悠二を喜ぼせるだけでなく施しているリサも快感を覚え、絶頂衝動に苛まれつつも至福な気持ちになった。

「ちゅぷ……っっ、んふぁ……」

 リサが口を離すと肉幹は勢いよく郵送と屹立とした。肉幹にはリサの口液に塗れていた。次はリサの口からぬめぬめと光を照り返す舌が伸び、鼻先が肉幹にくっつくほどベッタリと裏筋に舌を張りつかせる。

 退廃的な食事をしながら、悠二はラブ・ハンターを操作するデータの更新は度々あるので時たま確認している。

 そこで気になる更新があった。捕獲したモンスターたちの点数の変化があった。

 

湊友希那 レア度:SSR 点数:98

胡蝶しのぶ レア度:SSR 点数:98

 

「友希那のレベルが上がっているぞ」

 悠二がそう言って彼女へ視線を向けると、友希那の身体がびくっと揺れる。

「んぅ、ふうううっ!」

 悠二に見られたということで友希那はイッてしまった。髪と同じ銀灰色の陰毛がしとどに濡れていた。弛緩した肢体を横たえて友希那は荒い吐息を吐いている。

「おいおい……。あ、リサは色々育ったなGカップか、いいな!」

 悠二はリサの頭を、愛犬を可愛がるように撫でる。ラブ・ハンターは捕獲したモンスターの身長やスリーサイズの変化まで反映していた。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ!!」

 リサがうっとりと瞳を蕩けさせ、喜色満面となる。

「あはあぁ……悠二さん、ちゅる……んっ、へぁぁ……すごく、ん、かたいれふ、ちゅぶ……」

 肉幹をじっくり嘗め擦り、玉袋をねっとり嘗め回し、カリ首を啄み。焦らすようにしながらも献身的な奉仕に没頭しているリサは、大きく抉れたメイド服の胸元をはだけ、身を乗り出し、武者震いを起こす逸物を柔らかな双乳で挟んでいく。

「ふあっ、あつい……ちゅる、ぁぁっ……悠二さんのおせーし、リサにお恵ください……んちゅ、んぶふぅっ……」

 恍惚にまどろんだ顔でうっとりとおねだりして、深い谷間から突き出す肉幹の先に唇を被せ、ゆったりと身体を揺らす。柔乳に潜む心地よい弾力が肉幹を擦り。先端は口内粘膜に包まれた中で舌に撫で回され。悠二の高ぶる情欲は、そうした絶品の快感により加速していく。

「んッ、んふぅッ」

「んぐッ、ッ! んんぅッ!」

 テーブルの上の四人のくぐもった喘ぎの数々はいよいよ感極まっていた。先に果てた友希那をきっかけに少女たちの官能もより最高潮に達している。ヒクンヒクンと身を震わせ、はしたなく腰を踊らせている。その姿が四人分、一斉に悠二の前での見世物となっている。

 悠二はテーブルの上の一人一人の、縋るような目と目を合わせた。

「んんッ───ッッッ! ッッ!」

 紗夜が、喉奥から甲高い声を漏らす。引き締まったスリムなスタイルに、プリッとしたお尻とお手お入れ済みのパイパン。突き出した腰をビクビクさせた。無毛の恥丘を濡らしながら絶頂が登り詰めた瞬間だった。

「ッ! ッ! んぐぅぅッ──……」

 次は巴。ボーイッシュな顔立ちをだらしなく淫蕩させ、背筋を仰け反らせ、身体を卑猥に弾みくねらせた。快感に身を踊らせる。身をくねり回し、甘く喘ぎ、ショーツの中で手指を動かし続けている。

「んふうううッ────ッッ……、ッ! ッ……」

 また一人、桜が軽く顎を浮かせ腰をガクガクさせた。桜の顔は喜悦に満ち、淫らに緩んでいた。メスとしての幸福に塗れた顔である。

 最後に一人、あこがテーブルの上で声にならない嬌声を上げる痴態を悠二の目に晒している。

 悠二の頭を抱きしめる燐子の視界の隅に映るリサの頭が止まり、彼女の荒々しい鼻息が聞こえ始める。乳房に包まれる肉幹から精を吐き出していた。顔を精液で汚しながらリサは至福の表情でお掃除フェラに勤しんでいた。

 

 ◇◆◇

 

「あ、これ可愛い!」

 八女ゆかなが目をつけた小物を指して言った。

六花(りっか)~、これどうよ?」

 ゆかなは一緒に店を巡っている友人に問いかける。六花と呼ばれた少女が振り向く、アンニュイな雰囲気が漂う端正な顔立ちの美少女。黒絹のような長い黒髪、丈の短いスカートから覗く肉感的な美脚が眩しい美女だ。

「ん、ああ、可愛いっ!」

 六花──宝多六花(たからだりっか)と呼ばれた少女は半歩下がって全体を見、お決まりのように返した。

「でしょでしょ」

 ゆかなは笑って六花に答えつつ、値札を確認した。

 ゆかなと六花は今でこそ通う高校は異なるものの、小学校、中学校が同じでしかも九年間クラスも同じだった。高校入学後も親交のある友人関係だった。

 今日はゆかなからの誘いで六花はショッピングモールで店舗巡りをしていた。特別なにか買うものがあるというわけではない、ただこうして友人と過ごす時間が六花は好きだった。

「ねえ、ゆかな、そろそろどこかでご飯食べない?」

 六花がスマホで時間を確認する。もうすぐランチタイムになる頃合いだった。

「そう? ってかさぁ──……」

 何か言おうとして止めるゆかな。それだけならまだしも足まで止める。不思議に思い、六花は顔を覗き込んだ。

「ちょっと……ゆかな?」

 ゆかなは明後日の方向を一点に見つめていた。うっとりと緩んだ彼女の頬に紅潮が広がっていく。

 六花はゆかなの目線の先を辿ってみた。自分たちのほうへ歩み寄って来る青年がいた。六花がゆかなを窺ってみると、先程までとは異なり妖艶な雰囲気を漂わせているように感じた。陶然と瞳が蕩けて青年に見とれているのが分かる。

「ねえ、あの人知り合いなの?」

 訊きながら、六花は青年の方へ首を捻る。青年は、自分と年齢差はそれなりにありそうな外見だった。二〇代だろうか大学生というよりも落ち着いた物腰から社会人だと推測された。塩顔でイケメンといえる容貌。ゆかなはああいう容姿の男性が好みなのだろうか?と六花は今まで気にたことがなかった友人の男の趣味について考えた。

「え、こっちに来た?」

 驚く六花をよそに、青年──桜庭悠二が微笑んでだ。

「予定より早かったな」

「うん、早く会いたかったから!」

 青年の言葉にゆかなは嬉しそうに微笑みながら答える。嬉しさを隠そうともしていてない。二人が既知の間柄であることに六花は大いに戸惑った。

「ねえ、誰なの?」

 会話の切れ目を見つけ、六花がゆかなを肘で小突く。恋人や好意を寄せる相手にしているかのようなゆかなに、六花は胡乱げな視線を向ける。それだけでなく、目の色が明らかにおかしい。愛情や色情を含みつつも憧れを見ているような、そのように感じられる視線なのだ。目の異様な輝きが六花は不安を覚えた。

「うーん……何て言ったらいいのかな……」

 首を傾げ言い淀むゆかな。六花は青年を窺うと、返答に窮しているゆかなのことを気にかける様子もなくスマホを弄っていた。それを見ると、ゆかなは青年の気を引きたくて言葉を濁しているのかと六花は考えた。

 その時────

 下腹部の奥がカッと熱を生じるように感じて、六花は息を詰まらせた。熱くなりジンジンと疼く。すぐに熱が身体中に熱が伝播する。下腹部だけではない。変化は胸の奥にも起きていた。特別、意識をしてはいなかった青年に対して何か好ましく愛おしいという想いが込み上げてくる。

 青年で視界が一杯になった。いや、目に映る全ての見方が変わっていた。視界のなかで青年は特別な存在感を放っている。

 今日会ったばかりなのに、六花の魂は彼のことを知っていたかのように躍動している。彼の思慕が魂の基底に刻まれていて今まで気づいていなかったかのよう。心底から彼を欲している。彼に仕え尽くしたいという願望──忠誠を誓うような想い──が溢れだしてくる。

「──感情の変化に追いつけてないみたいだな」

 六花の様子を見た青年が冷静な態度で言った。

「何か六花にアイテム使ったの?」

「ああ、好感度向上アイテムを。一気に上げすぎた。少しずつ上げていこうか」

 青年とゆかなが話し合う様子を六花はぼんやりと眺めていた。衰弱した理性では考えがまとまらない。ただ青年と親しげに話すゆかなが至極羨ましいと感じて妬心が仄かに胸中で燃えていた。

「UR!? あーしよりもレアリティ高いじゃん! まあ、六花可愛いから仕方ないか……」

 何か不満そうにむくれるゆかなとそれをとりなす青年。六花は学校で見かけるカップルを思い出す。やはり二人は親しい間柄なのだ。

「まあ、それはさておき、今ちょうど用事が済んだんだ。家に直行もつまらないし遊びに行こうか。六花も一緒に行こう」

 スマホから顔を上げるなり、青年はそう言い放つ。初対面で呼び捨てにされ、とても上からものを言われているのに六花の心は躍っていた。

「マジで!? 超嬉しい!」

 ゆかなが声を上げる。六花も同意し、三人はショッピングモールを後にした。




ヒロイン紹介
・宝多六花
レア度:UR 点数:85
年齢:一五歳
レベル:0
交際経験:0人
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:普通(53)→アイテムによってさらに向上
身長:155cm
体重:52kg
3サイズ:B83/W58/H88
バストカップ:D

『SSSS.GRIDMAN』の登場キャラクター。ゆかなとの関係はリクエスト内容を参考にさせていただきました。


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02 (六花、ゆかな)

グリッドマンがすでに三年も前の作品と知って時の流れに怯えました。そしてダイナゼノンはムジナの出番がもっと欲しかったなぁと。


 悠二、ゆかな、六花が入ったカラオケは渋谷の雑居ビルの中にあるカラオケボックスだった。大手チェーンのカラオケボックスと異なり個室にカメラがなく、入口のドアはガラス張りでもない。近隣の学生には歌う以外の用途でも使える場所としての人気があった。

……以上のことは、悠二は知らなかったがゆかなが事前に自分の学校の生徒たちから情報収集していたのである。

 八女ゆかなはトレイにドリンクとおしぼりを載せて歩く。ここのカラオケは、ドリンクはセルフサービスになっており、おしぼりもセルフサービスの真横に置いてある。そのためゆかなは人数よりも多い数のおしぼりを盆に載せた。お茶やジュースを入れている最中、学生にナンパをされた。彼のルックスはよく、恋人になれば自慢できるほどだった。

 けれども彼女は断り、その場を立ち去る。ゆかなは無駄な時間を使いたくなかった。早く自室に戻りたくて仕方がなかった。

 その部屋のドアを開けると、周囲の部屋から漏れる喧騒とは異なり歌声はなかった。大型ディスプレイからはミュージシャンのインタビューやPV映像が流れていて、その音が部屋に響いていた。

 中に入ったゆかなはドリンクをテーブルに置くと斜向かいの方へ目を遣る。

 ドアを開けただけでは死角になっていて外からは見えないその位置に二人の男女がいる。女友達──宝多六花は座席のコーナー部分に座る一人の青年──桜庭悠二に横からしなだれかかっていた。未だに慣れないのか女友達の身体は強張っていて青年に寄りかかるようにしてきる。自分ならば身体を艶かしく、くねらせながら身体を青年に擦りつけているだろうな、とゆかなは考えた。

「来たな。さあ、続きをやろうか」

 悠二がゆかなを見て、そう言ってテーブルの上に置かれたものに視線を向ける。

「そ、そうだね。そうしようか」

 六花は頬を赤らめながら、パッと悠二から離れた。悠二は好感度を操作して高くなりすぎた六花の好感度を普通に再設定した。

 テーブルの上に置かれているのは筒に棒が数本入っている。これもガチャのアイテムである。王様ゲームのためのアイテムである。

プレイヤーである悠二以外が参加者だった場合、まるで酩酊したかのように理性が蕩けてしまい例え王様からのエッチな命令であってもそれに抵抗感を感じずに受け入れてしまうのである。

 六花が悠二に寄り添っていたのも王様の命令だからである。まだ最初のうちなので六花に対する命令も軽いものだ。

「王様だ~れだ!」

 三人でクジを引く。

「やった、あーしだ! よし、じゃあ」

 ゆかなが怪しげに目を光らせて悠二と六花を見る。

「じゃあ、Aが王様にパンツを脱いで渡す!」

「はっ!?」

 いたずらっ子のような笑顔を浮かべたゆかなの命令に、六花が驚きの声を上げた。彼女が隠していた棒にはAの文字が書かれている。

「あ、六花だったんだ。じゃあ、パンツ頂戴!」

「パンツを脱ぐのが俺だったらどうするつもりなんだよ……」

 呆れつつも悠二は六花の様子を見ている。六花は最初こそ驚きつつも今は頭がぽや~っとしているのか表情がぼんやりとして瞳が潤んでいる。

「う、うう……」

 六花はミニスカートの奥に手を入れて、パンツを脱ぐ。六花のパンツは白い。脚を通して脱げば、まるでシュシュのように丸くなっている。

「……はい」

 六花は恥ずかしがりながらパンツを友人に渡すが、その友人はお礼を言って受け取りつつもすぐにそれを横流ししてしまう。

「はい、悠二さん。あげる」

「っ! お、ありがたい」

「ちょっ、ちょっと!」

「え~、いいじゃん。悠二さんなんだし」

「で、でも……」

 ゆかなが六花の耳もとで囁く。

「だってこれからもっと凄いことするんだよ。パンツもらってもっても別にいいじゃん」

 六花の顔が見る見るうちに赤くなった。ラブ・ハンターの力によって六花は悠二と交わらなければならないと思っている。好感度をいかに操作してもその認識が変わることはない。

 悠二はパンツを広げて眺める。生地は白で赤いリボンの付いたシンプルなデザインのパンツだ。眺めた悠二はそのあとパンツの内側、六花の股間にあたっていたクロッチの匂いを嗅ぐ。

「メスの匂いが強いな。興奮していたのかな」

「そ、そんなことない!」

「でも、ここがちょっと濡れているよ」

「そ、それは汗だから!」

 六花が必死になって取り繕っているが、悠二にもゆかなにも嘘であることはバレバレだ。

「あっ」

 六花が小さな声を出した。ゆかなが六花のスカートの中に手を入れたのだ。膣口に触れると確かに濡れている。

「やっぱり濡れてんじゃん」

「だから、それは汗だって。ちょっとここが暑かったから」

「六花ってヌルヌルした汗をかくんだね。てか、ちゃんとエアコンきいているんだけど。まあ、そういうことにしておいてあげる」

「あぁ、もうやだ……」

 頭を抱える六花を促して、また王様ゲームを続ける。

「俺が王様か。ならばBにコレを気持ちよくしてもらおうか」

 悠二はコレと自分の股間を指さして笑う。六花は愕然とするがゆかなは大喜びだ。

「やった、あーしじゃん! ラッキー」

 そう、Bを持っているのはゆかなだった。六花は戸惑うもののもはや難色を示すことはない。

 ゆかなはすぐに王様の命令を実行に移した。ゆかなは悠二の身体に寄り添う。悠二と身体を密着すれば彼女の身体の芯が熱くなり、うちから蕩けそうになる。ゾクゾクしたものが背筋を登る。

ゆかなはうっとりと目を閉じ彼と舌を縺れさせる。キスは命令に含まれていないが衝動的にキスをしたいと餓えたのだ。六花は驚きつつも、羨ましいという気持ちが自分に芽生えていることに自分自身で驚いた。

ゆかなはミニスカートから伸びた長い脚を彼の脚に絡ませる。乳房を悠二に揉まれて腰をくねらせながら、露にした肉幹に細い指を添わせてシコシコと動かしている。

「ふふふ、どう? あーしもうまくなったでしょ」

「ああ、覚えが良くて嬉しいよ」

 五本の指の卑猥な蠢きを堪能している肉幹は隆々と聳え、薄暗い部屋の明かりにヌラヌラと光っている。これを嘗め回し、咥えて、たくさん吐き出された濃厚な牡液をゴクゴクと飲んだことを思い出すと、ゆかなはまるで酔っているかのように身体は温かくなり、頭にもやがかかったかのようにふわふわとした。

「ゆかな、お茶を取ってくれ」

 悠二に言われたとおりにゆかなが、肉幹をしごきながら空いた手でコップを取る。

 コップを悠二へ差し伸べストローの先を口元へ近付ける。悠二はストローを咥えて烏龍茶を吸い上げると、ゆかなと唇を重ねた。

「んふぅっ、んぅん……んっ……」

 ンクッ、と何度かゆかなの喉が鳴った。烏龍茶を口移しされた。ゆかなにとってはその烏龍茶は極上の味だった。唇を合わせているゆかなは頬を紅潮させ、艶かしい鼻息を荒らげる。間もなく舌が触れ合い、湿った音が広がっていく。

 部屋に流れる音に紛れて、卑猥で粘質な音と女たちの甘い呻きが際立っていく。カラオケボックスの薄暗い密室に、いかがわしい空気と熱気、臭気が充満している。

 六花は悠二によって好感度を普通に戻されているので、捕獲直後のような盲目的な追従も恍惚もない。だからこそ、彼女本来の乙女としてのうぶな反応を悠二は楽しむことができた。

 端整でクールな容貌の六花が恥じらって緊張している様子は、悠二にとってもそそるものがある。

「そろそろ出す。ゆかな、口で受けろ」

「はぁい」

「え、本当に……?」

 六花が戸惑うのをよそに、ゆかなは悠二の股間を前に屈む。短いスカートが捲れてしまうが彼女は頓着しなかった。

「んぅ、ぢゅぶぢゅぶぢゅぶっ! ずぞぞぞっ! んぅん、ふうう、ふうんっ! ぢゅるぢゅるぢゅるぅぅっ!」

 ゆかなは美形の顔であるにもかかわらず、ひょっとこのように鼻の下を間抜けに伸ばし、頬をクポッと凹ませて、桃色の唇で肉幹をキュッと絞り上げて、まとめた金髪をサラリサラリと揺らしてヂュポヂュポと肉幹をしゃぶり、口中で放たれた精液を啜り飲んでいた。

 呆然と眺めている六花は、驚きこそすれ男の傲然とした振る舞いも友人の痴態にも嫌悪感がなかった。友人が嬉しそうに精を啜り味わう様子は見ていて喉の渇きを覚えた。

 

 ◇◆◇

 

 カラオケを出る時間になった。このまま悠二の自宅へ向かうか、あるいはラブホテルに移るか、その二択だがそれよりも前にまだ街中を歩いてデートを続けようと考えていた。

「ゆかな、店を出る前にパンツを脱いで渡せ」

「え」

「え、じゃない。六花だけノーパンのままじゃ可哀そうだろう」

「あ、私このまま外に出ないとダメなんだ……」

 もじもじと下半身をよじりながら六花は嘆息した。

「あとでちゃんと返すよ。さあ、ゆかな」

「もう、しょうがいないなぁ。そんなにあーしのパンツ欲しいの?」

「ああ、欲しい」

「即答っ! ウケる~」

 笑いながらゆかなはスカートに手を入れてパンツを脱いで、悠二にパンツを渡す。紫のクロッチレスでゆかなのワレメに当たる部分にパールがついているセクシーな下着だった。

 六花が驚いたように何かを呟いているが、それをよそに悠二は受け取った下着を眺めた。

「エロいなぁ」

「どう、いいでしょう?」

「ああ、よく似合うと思うよ」

 ゆかなは悠二に褒められて嬉しそうだったが、流石に下着の匂いを嗅がれたときは恥ずかしそうであった。

「さあ、行こう」

「ほ、本当に、このまま出るんですか?」

 六花は下が心許なさそうに言う。ゆかなも流石にかなり丈を短くしたスカートで歩くのは恥ずかしい。だが、悠二がそれを望むのであればそれを叶えたいという思いが胸いっぱいになって、最後は彼の言葉に従うことにした。

 

「うう、恥ずかしかった……」

 悠二の自宅に招かれた六花は嘆息した。隣のゆかなも安心したような様子。カラオケを出たあと悠二とデパートやカフェを巡った。デパートの床はピカピカに磨かれていたし、カフェは窓際席で他人から見られそうだった。兎に角、スカートの中の秘密を見られそうなところばかりに二人の美少女は悠二に連れて回されたのである。

「そういえば、デパートにいたおっさんがびっくりしたような顔で六花たちを見ていたな。……バレたかもな」

「ええっ!?」

「げっ」

 悠二の指摘に二人はぎょっとするが、悠二が声もなく肩を揺らして笑っている様子を見てからかわれていることに気づいた。

 ゆかなはむくれているが、彼の言う通り彼女らも知らずうちに見られている可能性はあった。

 六花はマンションの内部や悠二の部屋の大きさや間取りに驚いていたが、そんな彼女に構わず悠二が六花たちを寝室に入れる。

 悠二がベッドに腰かける。ゆかなは甘く鼻を鳴らしながら彼のズボンを寛げていく。悠二が所在なさげな六花を見る。

「六花はそこで見ていろ」

ゆかなは彼の下半身を丸出しにすると、悠二の足の間で身を翻し、恥ずかしそうに尻を突き出した。パンツは脱いであるのでスカートを捲れば、白磁のように白く美しい尻が露わになる。

「ああ……ゾクゾクする……」

 ゆかなは悠二の膝に手を置き、彼の股間に座るように腰を下ろしていく。膣孔と鈴口が触れ合うと、金色の長髪の先までフルフルと震わせて、快楽に酔い痴れる溜め息を漏らした。

「ふあぁぁっ……ひ、広がってる……おまっ、オマンコ……オマンコォ……」

 ゆかなの腰が下がるにつれて彼女の表情がだらしなく蕩けていった。肉幹が肉の隙間を拡張し深く埋没していく感覚にゆかなの全身がゾクゾクと震わせている。

「友だちの前でヤるのは初めだったな」

「そ、そうだよぉ、ちょっと前まで処女だったんだから……、初めてに決まってるじゃない……んぅぅ………」

 ゆっくりゆっくり下ろしていた腰を止め、軽く背を仰け反らせるゆかな。衣服で身を包むままの上半身が三日月のように弧を描き、大きな乳房の卑猥な丸みを強調した。

「じゃあ存分に見てもらえ」

「んあッ! はあああっ……恥ずかしいぃぃっ……」

 ゆかなは大股開きにされ、スカートはめくれ上がり、肉幹をズッポリと埋没させているところを友人の前に晒され、顔を赤くする。悠二の腰使いで子宮が押し上げられたことで胎内を圧迫され、全身をビクビクと震わせていた。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああっ! ふかっ、ふかいっ、あっ、あっ」

「何を言ってるんだ。今から腰を振るんだろう?」

「あああ……そう……あーしが、自分で……んんはっ、んぅんッ」

 背面座位の体位。悠二の腰にM字開脚状態で座るゆかなは彼に背を預けるようにして腰を回す。膣道に埋まる肉幹が柔襞をゴリゴリとえぐり、その快感に彼女は眼を蕩かした。

 彼は背後から胸元まだはだけたワイシャツのボタンを外して、ブラも外して巨乳を揉みしだく。ゆかなの乳房を弄びながら時折、人差し指で尖った乳首を弾いてやり、キュンキュンと歓喜で締まる肉壷を堪能したりもする。

「なかっ、なかすごひぃっ、はひっ、はあんっ! おくっ、おくうぅぅっ!」

 乳頭の刺激に当てられて弾む腰をより激しく上下させるゆかなは、多幸感に包まれて頬を緩め、まるで酔っているかのような表情を浮かべていた。

 ゆかなの顔を見れば彼女が快感を得ているのは明らかである。六花が眼前に見る男女の結合部は淫らに蠢く腰に合わせて出し入れされている肉幹には白い粘液が絡み、徐々に根元の方で押し固められていく。

「あぁぁ……はああぁぁぁ………」

 六花はあまりの卑猥な光景に驚き、心身に満ちていく甘美な衝撃と悩ましげな呻きを漏らしていた。友人の中に突き刺さり快楽の液体にまみれていく逞しい牡の象徴に魅入られたように見とれ、それが引力を持っているように意識も吸い寄せられる。

「やぁぁ、ああ! 暴れてるぅっ、なかで、あついっ、ビクビクゥッ、してるうううっ!」

 交合しているゆかなは喘ぎ混じりに訴え、彼女自身もビクビクと身を震わせている。その最中にも細い腰は踊り続け、肉幹をもてなしている。

 こびりつく混合液でヌラヌラと妖しくきらめく肉幹が膣内でより硬くなり、ゆかなが夢中で腰を振らせるほどの快楽を与えている。友人の目も憚らず快感に溺れるその姿をチラチラ窺う六花は、友人を痴態を晒すに至らしめた男性器に気分が高揚する。

「んあああっ! イクッ! イクうううッ!」

 ベトベトにこびり付く混合液が、肉幹の根元を滴り、悠二の玉や陰毛も濡らしている様子を、六花は食い入るように見つめていた。その息も興奮で荒くなっている。強調するように突き出した巨乳を鷲掴みにされている友人の恍惚の表情を見ていると、胸がモヤモヤする。

「やあん! またっ、あッ! あああぁぁっ!」

 丸い巨乳がムニムニと弄ばれる様子は水風船を歪めて遊ばれているようだ。けれどもそれには突起が付いていて、それを摘ままれクリクリと捻られると、友人は全身を跳ね上がらせて嬉しそうに身悶える。そして、扇情的な巨乳の先端から、乳白色の液体を噴き上がらせたのだった。

まだ女子高生であるゆかなが母乳を迸らせた事実に、六花は大きなショックを受けずにはいられなかった。彼女はゆかながラブ・ハンターの力で母乳が出せる体質に変化していることを知らないため、妊娠しているのかと思ったのだ。だが茫然自失する暇もなく……というよりも、悠二とゆかなの痴態に焦がれる感情のほうが強くなっていたのである。

「ああ……私も……」

 六花は呟く。

 ゆかなの淫蕩に耽る姿に羨望が膨れ上がっていた。未経験にも関わらずノーパンの股間から内股に滴り落ちるほど淫液が溢れ、ジンジンと子宮が疼き、熱を持つ。自覚もなく腰がクナクナと踊ってしまう。己を取り繕うことも難しいほど、肉欲に悩乱している。処女で性方面の知識も豊かではない彼女には、どのようにすれば欲望を満たせるのかわからなかった。

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 悩乱するゆかなの限界が近づいてきた。悠二もラストスパートをかけるために、腰をゆかなの下腹部へ打撃する。

「ひゃいいっ、あぐっ、ふあっ、ああっ、ゆかなっ、ご主人しゃまに気持ちよくなってもらうために、生まれてきまひらぁっ、んっ、あっ、はあんっ! じゃーめんっ、らしてぇっ、めしゅいぬの、ゆかなの、おまんこに、ご主人しゃまのたいせつなじゃーめんっ、たっぴゅりっ、お恵みくらひゃいぃぃっ」

 ぐるんっと黒目が瞼の裏にまわり、ほとんど白目を向いて、その口から赤い舌先を突き出しながらゆかなは絶頂を迎えた。いつもの彼氏に接するような言葉遣いではなく、従順な雌獣のものだった。

「ゆかな……すごい……いいな」

 六花はなんだか酷く羨ましく思えた。




デートエピソードは読者の方たちからのリクエストをまとめて作りました。すでに恋人としてメロメロで鍛えられているゆかなで六花を煽る作戦!彼女が恋愛や恋人関係では思いが強いことはよく言われてますからね、対抗心や妬心を持たせるのが攻略のコツかなと思いました。

スワップ編作成に向けてアンケートを実施しています。簡単に言えばエロシーンについてです。悠二と紫やエスパダたちギブスンの恋人とのエッチは当然書くのですが、ギブスンとセラフォルーや蘭子とのエロはいるかな?と主人公以外が竿役の需要があるかわかりませんので、よろしければご回答お願い致します。


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03 (六花)

宝多六花編最終回です!
感想、意見をいただければ幸いです。

……アンケートの順番通りにヒロインを出すことが難しいかもしれません、申し訳ございません。ですが、それで停滞するよりも更新を続けられるようにしたいと思います。


 ゆかなは肢体を悠二のほうへ反り返るようにしな垂れかかりながら腰を振って膣奥に突き刺さる肉幹を刺激する。乳房を悠二に揉まれながら彼とキスをするゆかなは、アヘアヘと喘ぎながら淫楽を耽っている。

 ゆかながへとへとになり、ベッドに寝かされてついに六花が悠二と交わることとなる。

「おいで六花」

「っん……、ぁ……」

 悠二は夢中になって、少女の肌に舌を這わせる。首筋から、丸く隆起した胸の乳輪をなぞり、なだらかな腹部の稜線を這っていく。

「ん……はぁ……」

 悠二の舌がなめくじのような跡を残すたび、乙女の口からか細い声が漏れた。穢れを知らぬ肌は、瑞々しい匂いがする。処女の味をたっぷりと楽しみながら、指を動かし、全身をまさぐった。

 少女の肌が、男の肌の感触を知っていく。未知の刺激に乙女の身体が跳ね、ぴくぴくと震えた。

「こっちはどうかな?」

「だめ、駄目です、よ。そこは……」

 肉感的な太もも、そのさらに脚の付け根には、乙女の園が秘められている。

 手入れをされている陰毛はうっすらと生えているだけだ。肉の閉じ目は、ぴったりと閉じられていた。悠二はまず、肉の裂け目に添って指の腹を擦り付ける。

「きゃああっ!」

 触っただけで六花の肢体は魚のように跳ねた。これは開発する甲斐があるな、と悠二は考えながら、指をゆっくり差し入れる。

 純潔の穴は、きつく指を挟み込んだ。抵抗はきついものの、中はかなり熱を持っている。

「んー、これはもうちょっと解さないとね」

 指を引き抜くと、そのまま今度は口を持っていく。ふるふると震える花びらを指でくぱぁ、と開くと、ピンク色の内部をじっと覗き見た。

「やだ、やだ、やだぁ! 見ないでぇっ!」

 とうとう、赤子のように駄々をこね始める。それを無視して舌を差し入れ、粘膜を舐め上げると、バタバタと身体が跳ねた。

 だんだんと、きつかった肉の通路が開いてゆき、奥からとろりと愛液が垂れ落ちてくる。

「ん~~~っ!」

しばらく媚肉を解して味わっていると、突然六花が声にならない声を上げ、へたり込んでしまった。

「ひょっとして、イッちゃった?」

「あぁ…しらない、もう、わかんないよ……」

 吐息の荒さ、熱を持った秘所、ビクンビクンと震える肢体。本当にクンニでイッたようだ。

 ぴくんぴくんと震え、焦点の合わない瞳で天井を見上げる六花は、実に官能的だった。淫楽の饗宴のため祭壇に捧げられた供物のようだった。

 悠二の肉幹もすでに活力を取り戻して勇壮と屹立している。ゆかなの中に二回も出しているとは思えないほど活力に漲って固くなっている。悠二は肉幹を六花の肢体へと伸し掛かる。

「あ……? そう、か……」

 何が起こるのかわかった六花の身体を抱きしめて、手探りで小さな入口を探り当てる。

 肉幹を浅く入れた瞬間、びくんと六花が跳ねた。

「悠二……さん……」

「ん……、任せてくれ。俺に委ねてくれ」

 腰を前に進めようと、引っかかるような感触がある。処女の未開の地を開拓する。無垢な領域を犯そうとする瞬間、悠二は感じたことのない征服感に満たされた。

 悠二が重心を六花へ移動して腰を動かす。何かが切れる音。

「あ、あああっ!」

 嗚咽が六花の口から迸った。彼女の純潔を奪った一物は、そのまま六花を深々と貫く。

 苦痛と未知の感覚への戸惑いによるすすり泣く声を聞きながら、悠二は彼女をなだめるように頭や体を撫で、首筋や耳を優しく嘗める。そうしてはゆっくり腰を動かして、少女の内部を味わった。処女喪失直後に激しく動くほど、無粋ではない。

 六花の膣内はお湯に浸かっているかのように温かい。得も言われぬ温かさが気持ちよい。ただ抱き合っているだけでも悠二の身体はリラックスする。そうなれば自然とイキやすくなる。まだ処女喪失したばかりだが、もしこれで性技を身に着けてくれば甘美な快楽を授けてくれるだろうと信じられる名器だった。

 ずりゅ、ずりゅっと粘膜を擦り合わせ、肉幹からじんわりと伝わる温かさで、おかしくなるほど気持ちがいい。

「ほら、これが男の一物だ。中でピクピクと動いているのがわかるだろう?」

「あぅうっ……私の中、いっぱいに、埋められて、熱いです……」

「俺も君のなかが温かくて気持ちいいよ。油断しているとすぐに出してしまいそうだ」

「な、中に出されたら不味いですよっ! 中に出すのは……」

「出してもちゃんと避妊できるようにしておくから安心して」

 悠二は少女の身体に覆いかぶさり、抱きしめる。六花の苦痛が和らいだと判断した彼は、ゆっくりと腰を振り始めた。

「ひっ!? あひっ! あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

 六花の腰が小刻みに痙攣し始めた。限界が近いのだ。彼女は全身汗まみれで密着している悠二を酔わせ心を滾らせる異様な精気を放っていた。

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 肉幹の疼きを感じ取り、悠二は腰をしならせ六花の下腹部へ打撃することで、爆発寸前の肉幹を限界まで彼女の体内に咥え込ませる。亀頭の先端が子宮口にぶつかった瞬間、ついに肉幹が痙攣しながら熱い迸りを放った。

「ひあっ!? んあああぁぁ~っ! んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

 体内に熱い精を浴びせられる、初めての感覚。今までまったく知らなかった快感。とてつもなく衝撃的な体験に六花は激しい眩暈を覚え、身体が勝手にガクガクと震えた。

「す、凄い……! なに、これっ? あっ、ああっ! くぅぅぅ~っ! な、中に……、すっごい! あぁん! わかんないっ! ふひっ!? 頭、真っ白になりそう!」

 恍惚とした六花は喘ぎ乱れた。身体の外側だけでなく、内側にある生殖器も痙攣したようにヒクつき、射精を続ける肉幹をギュウギュウと喰らいつく。その締めつけが何度も肉幹を脈打たせ、そのたびに熱い精液が膣奥で迸った。

「ま、まだ出るの!? ひうっ!? あ、当たってる! まだ固い……!? マンコの奥っ、熱いので叩かれてぅっ!?」

「六花が可愛くてすぐに固くなっちゃったよ。君の中は温かくて気持ちいいしな」

 六花は友希那の巾着、乱菊のミミズ千匹、しのぶの数の子天井などのような天然の名器とは異なる、それでいてこれもまたある種の名器。湯開(ゆぼぼ)と呼ばれるものだった。

「うわあっ!? こ、これ、幸せに……なっちゃうっ! 凄い……、お腹が幸せっ! マンコが幸せになるっ! 幸せすぎて……、あひっ!? ひああっ! んひぃ!」

 悠二は腰が蕩けてしまって動きが鈍るなるが、何もしなくても六花の膣が勝手に男根から精液を搾ろうとしている。意識してのことではない本能的な性快楽を求める行動だった。

「あんっ!」

 六花は下腹部の刺激に嬌声をあげて、タプンと乳房を揺らす。

「ま、マンコが勝手に搾って、オチンチンを搾っているみたい……」

「六花はセックスが大好きなんだね。それに相手も楽しませる天才だ」

「そ、そんなこと……、褒められても困るよ」

 六花は照れたように恥じらう表情で視線を逸らす。訊きようによっては失礼な発言だが、六花は悠二の言葉を好意的に受け取ったようだ。

 キュウキュウ締めつけてくる膣肉のおかげで、小悠二は射精後でも萎える様子はない。

「う、嘘。まだ、私のなかで勃起してる……!? あんっ! ま、待って」

「そういわないでもっと楽しもうよ」

 精液と愛液でグチョグチョになった膣が肉幹を擦った。結合部の隙間から泡立つ白濁液が卑猥な音とともに溢れ、吹き出す汗と混ざって六花の尻肉までびしょ濡れだ。

「んっ! んあっ! あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

「おお、ヌヌヌルのマンコがっ、チンコに吸いついてくるぞっ!」

 濡れ肉が咥え込んで肉幹船体を包み込む。根もとからググッと搾られる感覚と先端をキュウキュウ吸われる感覚と結びつき、悠二は声もなく悶える。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、お、奥っ、当たるっ!? き……、気持ちいいっ! あッ、あッ」

 六花の左右の膝がヒクヒクと揺れ、思わずという風に悠二の腰をその肉感的で魅惑の脚で挟んだ。膣の締めつけはいっそう強まる。泡立つ体液が膣と肉幹をべったりろ密着させ、摩擦感を高めていく。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 腰の動きがますます激しくなる。六花の乳房が無軌道に揺らされ、彼女は喘ぎ続ける。

「あっ、あっ、あぁっ! ひあっ! 気持ちいいっ! ズンズン突かれるのっ、いいっ!!」

 脚が悠二をぎゅっと挟み、膣全体がギュッと肉幹を食い締めた。悠二は、亀頭の先端を子宮口へ小刻みにぶつけるように腰を使う。奥までガッツリと咥え込んだまま、腰を左右に何度も捻じる。

 とどめとばかりに、悠二は深々と腰を落とし、膣の中で肉幹が灼熱の奔流を鈴口から迸らせる。

「んひいぃ!? だ、出すのっ? あ、あついぃぃっ!」

 膣奥に精を受けながら六花は太ももを悠二に擦りつけるように動かす。悠二も刺激されてガンガン腰を振った。短い間隔で亀頭の先端に吸いつき続ける子宮口が精液を受け止める。

「いやっ、いやいやっ、ああああん! 悠二さんっ、悠二さんっ、私のオマンコで、イッ──クううううう! ッ────!」

 熱い締めつけの快感に身を委ねる悠二は、三度目の射精を楽しんだ。やがて、射精が終えると、六花の動きも緩やかになっていた。

 快楽に酔い痴れた六花と視線がぶつかる。端麗な美貌は蕩け、瞳は星のようにけぶっている。下のほうで繋がったまま、自然と二人はキスをする。六花にとってファーストキスだったので悠二に翻弄されっぱなしだが、すぐに彼に身を委ねて舌を迎えいれた。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

 悠二の肉幹はすでに活力を取り戻しているが、悠二は腰を振らず六花とキスをしながら彼女の身体を抱きしめ撫で続けた。

 宝多六花は彼女の友人と同じ存在へと作り変えられる。だが、六花にはそれに抗う気力はなく、むしろそれを受け入れてさえいる。

 魂を悠二に縛られ、彼の色に染め上げられていく六花の中には、印象に残っていたはずの赤毛のクラスメイトの少年の姿は奈辺にも存在しなかったのである。




名器なヒロインは何人も出ていますが実は六花の湯開タイプは彼女が初めてでした。SSRやUR上位は名器な人は多いです。点数が高くなる理由に含まれてますからね。

次回からはスワップ編になります。アンケート結果を反映させてギブスン側のエッチは無しで、悠二と紫・エスパダがメインになります。紫と不知火の協力で退魔忍も一斉捕獲してもいいかもしれませんね。


六花編に限らずですが、使えたもの、実用性があった話を教えていただけると嬉しいです。


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番外編:市ヶ谷有咲、山吹紗綾
市ヶ谷有咲、山吹紗綾


スワップ編の前に有咲、紗綾編です。時間軸がふわっとファジーな番外編ですので、本編でもどこかで二人はハーレム入りする予定です。

今回はリクエストでいただいたアイディアを元に書かせていただきました。ありがとうございます。


 その日は市ヶ谷有咲と山吹沙綾が桜庭悠二に隷属として初めてのお泊りだった。

 有咲も沙綾も既に完全服従に設定されており、魂まで完全に隷属している。お泊りに関しても彼女たちは乗り気だった。余談だが二人を悠二への捧げものとした白金燐子はご褒美を貰い法悦にわななく様子に、悠二の恋人たちは自分たちも悠二の眼鏡にかなう相手を探そうという思いが強くなった。

 悠二が案内した寝室で有咲と沙綾に悠二は挟まれるようにして座り、悠二は二人と口付けを交わしながら、彼女の胸を揉んで楽しんでいた。

「あむっ、ちゅ……ちゅる……」

「ぴちゅ……んぁ……ちゅふ……」

 二人の美少女が男の舌を嘗め回す。

「はむぅん……チュ、プチュ、はあ、ああんぅぅっ、クチュ……」

 有咲は悠二とキスを繰り返してその瑞々しい唇が男の唇と触れ合い、小さな舌が悠二の舌と絡み合い、湿った音が生じていた。

 あの人見知りな有咲もすでに悠二に心を開いているのだ。あられもない痴態を晒している。

 悠二が二人の乳房を制服越しに揉んでいく。

「んはあああ……」

「あぅっ、うううんっ……」

 拒む様子もなく有咲と沙綾が甘い声を上げ、舌を震わせながら悠二と舌を絡め合わせる行為を続ける。

「んふぁ……ぁっ、あっ、はあんッ」

 沙綾が背筋を反らし、弱々しい嬌声を聞かせる。悠二と沙綾の唇に銀糸が伸びて切れる。

 そろそろだな、と判断した悠二が制服姿の有咲と沙綾を上半身はブラだけで下半身はスカートの状態にさせる。

「改めて見ると……」

「な、なんだよ……」

 まじまじと悠二に見られて有咲は恥ずかしそうに、つっけんどんに応じる。

「おっぱいが凄く大きいな!」

「うるせー! はっきり言ってんじゃねぇ」

「あはは、有咲ってば照れてる」

「う、うるせぇ!」

 ストレートな物言いに有咲が真っ赤にんって戸惑い、沙綾が茶々を入れる。

「まあ、そう照れないで」

「あぁんっ!」

 悠二が無遠慮に胸を弄り、官能を刺激して有咲は素直に受け入れて喘いでいる。どうやら有咲はその豊満なロケット乳は性感帯であるようだ。

「私、さっきみたいに触って欲しいんですけど……とっても気持ちよくて……」

 そういって有咲は甘えるように身を寄せる。左からは沙綾が、腰をモゾモゾさせながら寄りかかる。

 ブラだけになった二人の乳房が悠二の腕を挟み込み、二人の麗しい唇は悠二の口へ狙いを再び定めていく。

「ちゅふぁ……んっ、んっ……はああ……」

「はぅん……ちるっ、れふぅん、ちゅぴ……」

 気分が高揚した二人はより大胆に身を乗り出して悠二の唇を求め、積極的に自分の舌を差し出していく。悠二の舌が伸びれば舌を絡め、ついには勢い余って彼を押し倒した。

 悠二と舌を絡める接吻を続ける沙綾は、感情の高ぶりを感じていた。燃え上がる情欲を制御できなくなっていた。普段は長女として色々と我慢することも多い彼女は悠二との情交においては心を抑え、取り繕うことができなくなっていた。

(あぁっ……、止まんない……)

 横たわった悠二の片足を跨ぎ、胸板に胸を擦り付ける。とても恥ずかしいことをしているという自覚がありながらも、悠二ともっと交わりたいという欲望と、有咲も同じように恥ずかしさを押し込めて同じ行動に出ているのでまだ耐えられた。

(ムズムズする……)

 沙綾と有咲はブラジャーの裏地に胸の先が擦れると気持ちがよくてしかたがない。身体中にピリッと電撃のように快感が走り抜け、頭の中が蕩けてしまう。

 腰も勝手に、制服のスカートがずり上がってくるほど揺れているのがわかってはいるものの、沙綾も有咲も止まらない。下腹部の奥に熱を持ち、身体中が火照り、疼いて止められなかった。

「あは……悠二さんの、カチンコチン……」

 悠二の股間に白い指を這わせて沙綾があだっぽく囁いた。沙綾も有咲も悠二から受けた調教によって彼を喜ばせる言葉遣いや所作を教育されたことを守っていた。彼に喜んでもらえると嬉しい、という心理が思考の基盤になっていた。

 有咲は片手で悠二の股間を撫で回しながら豊満な胸を擦り付けるように身をくねらせている。

「ああ、気持ちいいぞ。有咲」

「ああんっ!……ちょ……あっ!」

 声を上げるのが恥ずかしいと持っているのか、嬌声を上げる有咲に悠二は欲望が刺激され、今度は揉みながらも乳首を指でなぞる。

「やあっ……はぁっ……すみませんっ!あっ悠二……さぁんっ」

 有咲は興奮しながらも、両手で悠二の肉幹を扱いてくる。

「……気持ちよく……あっ、なっていただけていますか……んあっ」

 指が乳首にふれる度に可愛らしく反応する有咲。その上で健気な奉仕するのは彼女自身の人柄が現れているようだ。

「す、凄い気持ちいい。有咲にしてもらえるなんて、嬉しいよ……」

「~~っ! そ、そんな大したことしてないです……あはあっ!」

 可愛らしい反応を見せる彼女に、悠二の肉幹はますます固くなる。同時に有咲の手もどんどんリズミカルに、そして早くなってきた。

「もう、二人とも私を放っておかないでよ」

「ごめんごめん」

「はああっ……んっ……」

 沙綾の身体に快感が駆ける。有咲も同じように嬌声をあげて身震いしている。

 スカートに潜り込んだ悠二の手は彼女たちの秘穴をグイッと押され、沙綾は背筋を仰け反らせながら甘い吐息を吐いていた。パンツを巻き込んで入り口を擦られた瞬間、背筋がゾクゾクして、頭の中をグチャグチャに乱れて思考が壊滅する。

 理性が愛欲の熱に焼き尽きた。快感を求める性欲と、悠二を愛する思考だけが爛れた頭に残されているような状態だった。

 

「やあ……ああっ! くうううんっ!」

 押し開かれたクレバスの内部を悠二の舌が蹂躙して肉豆を嘗め上げた時、有咲は頭を突き抜けていく快感に襲われ頭の中が真っ白になった。

「あああっ、あっ! んうう、あひんッ」

 ヌメッとした生暖かい舌が右左の陰唇を這い、その都度有咲の足腰が震える。背筋を快感が駆けて、頭をさらにドロドロに蕩かしていく。

「やああ……ああッ」

 沙綾は嬌声を上げる。有咲の秘所を嘗めている悠二の指が沙綾の陰唇を押し広げ、処女の花園を剥き出しにさせる。自分の恥ずかしい部分が弄ばれていると思うと沙綾は頭が真っ白になるほど恥ずかしい思いをして、プリプリと尻を捩り回していた。

「んひぃっ!? んああぁっ!!」

 愛液でヌルヌルの沙綾の股間を悠二がまさぐると、パンツからでもわかるほどにクリトリスが勃起していた。

「んうぅっ! ひぃぃっ!?」

 沙綾は悲鳴をあげて腰を跳ねさせる。クリトリスを摘まんだ悠二の指が生地越しにクリトリスと肉芽を撫でたのである。

「な、なんか、ビリビリが広がるぅ! 股が熱くなってぇっ! ひぃっ!? なんか変……、あひぃっ!」

 もがく脚が何度も宙を蹴り、わななく腰が切なげにくねり始めた。

「イくっ! ああぁっ! クリトリス、ニュルニュルされてイッちゃ……、イくっ! イくううううぅぅぅぅぅぅっ!!」

 またも身をのけ反らせ、グンッと腰を浮かせる沙綾。パンツの股間が潮を吹いた。

 勃起した陰核を指で潰すように押すたび、その下の割れ目がヒクつき、愛液を溢れさせる。部屋に甘酸っぱい女の匂いが立ち昇った。だがそれは、沙綾だけの匂いではなかった。

 悠二は無防備にさらされた有咲の秘所へしゃぶりついているからだ。陰唇に吸いつき、無垢なクレパスに舌を這わせ、尖らせた舌先で陰核をつつく。

「んひゃぁぁ~っ!? 悠二さぁんっ! しょ、しょこ、らめぇ! あひっ!? 舌でつんつんしないれぇ! んんあぁ!」

「んチュ……、ふふっ。ここを嘗められるのが好きなんだね。んシュ……、ジュルゥ!」

「んひぃぃっ!? ち、ちが……、あっ、ああっ! う、嬉しい……、んひゃあああぁっ!」

 蕩けた表情で甘い悲鳴をあげながら、有咲の肢体がビクンビクンと跳ねまわる。それに合わせてGカップの乳房もタプタプと揺れる。

 愛する男に愛撫されることに有咲が喜び、官能に乱れていることを見て、悠二はよりクンニを激しくする。

「んあぁぁっ!? ま、また舌でぇ……、んひぃっ!? ホジホジするなぁっ! んあっ!? んひゃっ!? んあああっ! こんな……、あひっ!? ダメ……、ダメェッ!!」

 真っ赤に火照っていた有咲の顔がいっそう蕩けた。口の端から涎を垂らすほど悩乱している。

 人見知りな彼女が悠二への好意を隠さず、蕩けた表情を浮かべている。

「ああっ!? んあぁっ! んんん~っ! ダメ……! ダメェッ! 私、これ以上は……、んあっ! き、来ちゃう! あぁんっ! ひいっ!? 頭、真っ白でぇ……、私、もう……、もうっ!」

 羞恥と怯えが入り混じった余裕のない声で懇願す有咲。けれど、悠二もここまで来てやめるわけがない。

「いいよぉ、我慢しないで、イッちゃってくれ!」

「あっ!? ひ……! イ、イキますっ! クリトリスで、イくイくっ! あああっ! 嘗められて……、やああああぁぁぁっ!!」

 ついに達した有咲。甘い声を響かせて、腰をビクビクと跳ね上げる。激しく身悶えながら、さらなる快感に絶頂を繰り返す有咲。人見知りで恥ずかしがり屋な少女はもういない。悠二に愛撫されているのは、淫らに悶えよがる雌獣である。

「はぁ、はぁ……、ああ……」

 有咲は悠二の顔に潮を吹きかけ、濡らしたまま、そのまま軽く意識を飛ばしている。快楽の海に沈みまどろんでいる。

 悠二は傍らでぐったりしている沙綾のスカートを捲りあげ、股間に顔を突っ込む。舌で沙綾のクレパスをなぞり弄ぶ。

「んあああっ! あっ、あうう、はあぁっ……」

 指の次は舌で弄ばれた途端に沙綾の身体を快感が走り、彼女の頭の中を白く灼いた。

「んーっ、だめっ、だめですっ、あんっ、あっ、あああああっっっっ――!!」

 悩乱して逃げようとする沙綾の腰を悠二は手で抑えたまま舌で刺激し続けた結果、沙綾の恥部からプシャっと潮が吹き出した。またしても悠二は少女の潮で顔を濡らした。顔に付着する二人分の潮を嘗めながら、次の趣向を思いついていた。

 

 ◇◆◇

 

「はあぁんっ! あっ、気持ちいいっ! ふあぁ……、くはぁっ! はひぃっ!!」

 悠二の寝室に、艶めかしい喘ぎが響く。声の主は市ヶ谷有咲。彼女はいわゆるまんぐり返しと呼ばれる体位で身悶えていた。

 セピア色の窄まりを悠二に嗅がれ、嘗められることの羞恥に悶え、そして彼によって下腹部を貫かれていた。

「んほおぉっ!? おおっ! んお……、おふぅっ! おおおっ! んあああうっ!」

 乳首を硬く尖らせた乳房を揺らしてよがる有咲。縋るように吸いついてくる膣肉の奥まで肉幹を突き入れれば、歓迎するかのように締めつけが悠二を楽しませる。

「んほぉおお! おほぉっ、おおおん! おぉ! おっおっ、おくぅうん!」

 さながら動物の鳴き声のような下品な嬌声は、悠二の興奮を煽るには十分な魅力があった。

「そろそろぉ……、出すぞ」

「ひゃいいっ、あぐっ、ふあっ、ああっ、ありしゃっ、ご主人しゃまに気持ちよくなってもらうために、生まれてきまひらぁっ、んっ、あっ、はあんっ! じゃーめんっ、らしてぇっ、めしゅいぬの、ありしゃの、おまんこに、ご主人しゃまのきちょーなじゃーめんっ、たっぴゅりっ、お恵みくらひゃいぃぃっ」

 快楽に呑まれていた有咲は、組み伏せられている体勢にも関わらず、彼女は懸命に腰を持ち上げようとする。

「んほっ!? おほほぉんっ! 奥っ、奥なのっ!! あおぅっ! もっと、もっとぉっ!!」

 訴える叫びとともに、膣肉が剛直を奥へ引きずりこもうとうごめいた。ざわつく無数の肉襞の強烈な吸いつきに、肉幹は先走り汁が搾りだされる。

「奥か……こことか?」

 悠二はいたずらっぽく笑い、けれど素早い動作で膣奥深くへ肉幹を突き立てる。

「ふっぎゅぅっ!? あっ、あっ、あああぁぁぁっ!!」

 子宮口を抉じ開けるようにおしこまれ亀頭に、有咲は甲高い悲鳴をあげた。さんざん調教されてレベル上げもした成果で、彼女の快感は際限なく増していく。

「おほぉぉっ! 奥、凄ひぃぃ~っ! グリグリ、すんごいのぉぉ! お、おほぉっ! あひぃっ!? ひぃんっ! んひいぃぃぃっ! うあぁっ!?」

 ひときわ大きな喘ぎをあげ、ビクビクと身体を痙攣させて派手に達する。

「んひぃっ!? ふぐ……、んほぉっ! ああぁ~っ!? らめっ、らめえぇぇっ!」

 プシュプシュッと水音を放ち、互いの結合部に温かい感覚がジワッと広がった。失禁でも潮を吹いているのでもなく、大量の愛液を溢れさせたのだ。

 あられもない姿でとても気持ちよさそうにセックスしている有咲を羨ましそうに見えている沙綾に、バイブを取り出して沙綾に挿入してピストンささせた。

「ああっ、あっ、あっ、んっふっ、ふっ、んんっっっっ、ひあっ、ぁっ、ありがとうございますぅっ、んんっ! くうんっ!」

「気持ちよさそうでよかった。有咲と楽しんだあとにちゃんとあげるから楽しみにしてあげよう」

 悠二が沙綾に言い聞かせているとき、有咲は膣内で膨張の限界を迎えた逸物が激しく脈打って大量の精液を放つ。

「んほぉっ!? おっ、んほぅっ! ああっ! あ、熱いぃっ! あひいいぃぃ~っ!!?」

 体内で迸る熱液の衝撃に、有咲は何度目かの絶頂を迎えた。膣全体が肉幹から精を搾るように蠢き、精液を求める子宮口が亀頭に吸いついて先端を締めつけた。

「奥っ! 奥ぅぅっ!! これぇ、す、凄いっ! 凄いいいいぃぃっ! すっごいのぉぉぉっ!!」

 最奥で勢いよく射精されて悶える有咲。ベッドに押し付けた背筋を反らして繰り返し達してしまっている。蕩けた瞳で涎を垂らし、呆けたような顔で官能を貪る。膣内は未だ激しくうねり、悠二の肉幹に絡みついた。

「ふあぁっ!? ま、まだっ! まら、れてるぅっ!! あへぇっ!! ああああぁぁ~

っ!!」

 長い悠二の射精を有咲が悦びの声で迎えていた。

 

「ふああっ、ああぁっ……おちんちんきたぁっ、ん……んんあっ! ゆうじしゃんおちんぽぉっ、しゅきっ、しゅきれすぅっ、子宮キッス、しゅごくれっ、しゅてきぃぃっ」

 沙綾は念願の肉幹を入れてもらい悩乱していた。有咲は既にイキ疲れてしまい休んでいた。夢見心地なのか、時折、身体がピクリと動いていた。

「あうっ。この気持ちよさ……、たまらないぃっ! Gスポット……すっごいですっ! んっ。ああっ、あっ、あっ、んっふっ、ふっ、んんっっっっ」

 小刻みな動きに形の良い乳房がプルプル揺れる。乳首は尖り、膣内はいっそう熱くなった。濡れそぼる膣壁が肉幹に絡みつく。

「待たせてしまったからね、たっぷりと愉しませてあげるよ」

「ひあっ、ぁっ、ありがとうございますぅっ、んんっ! くうんっ!」

 腰をゆっくりと深く下せば、ざわめく無数の襞が肉幹を丹念に嘗め回す。根元近くまで飲み込み、沙綾が息を詰める。亀頭の先端が膣奥の終点へ到達した。

「んんあっ! ゆうじしゃんおちんぽぉっ、しゅきっ、しゅきれすぅっ、子宮キッス、しゅごくれっ、しゅてきぃぃっ」

 目くるめく快感が二人を襲い、沙綾が潮を、悠二が精液を、それぞれ勢いよく迸らせる。

「んはあぁぁっ!? ひぃっ!? 熱いっ! すっごく熱いのか……、んぁっ!? 熱いのがっ、奥に来るぅっ! ひゃあっ!? イくっ、熱いのでイッちゃううううぅぅ~っ!!」

 沙綾は求め続けていた肉幹を貰えて我慢できるはずもなく、彼女は立て続けにいきつづけた。

「んぉおおおぉぉっ!? お゛ほおおっ! ほっ、ほぁっ、ぁっ、ゆうじしゃんの、おせーし排泄用の、しきゅーにぃ、ビュクンビュクン飛んでぅっ……中らひっ、お恵み、いたらひっ、あ、ああ、ありがとう、ございましゅうぅぅ……」

 やがて、射精が終わりを迎える頃、沙綾の絶頂もようやく落ち着いた。悠二は沙綾に覆いかぶさり、片方の乳房を弄びながら悠二は彼女の乳房に吸いつく。

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

「沙綾のおっぱいは美味しいね。有咲も美味しかったし、どんどん興奮してくるよ」

 悠二の性欲は昂り、沙綾や有咲の母乳で水分補給をしつつ二人との性交を続行した。快楽によって半ば暴走しつつ悠二は二人を貪りはじめた。

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! へぐぅっ! ん゛へえぇぇっ! っ゛っ゛っ゛!」

 悠二は何度目かの沙綾への挿入を行い、沙綾は肉幹による快楽に呑まれ、嬌声を上げている。二人の横に寝転がる有咲の股間へ悠二は手を伸ばしている。

「やあんっ、すごいっ、ゾクゾクする、あっ、ああっ、ひあんっ、だ、だめぇぇっ、それ、ぁぁぁッ────」

 二人の目は虚ろで悠二から与えられる快楽に反応することしかできなかった。僅かに意識はあるが身体は時折震わせ、吐息と嬌声を吐くだけの状態。彼女らの心は蕩け、思考も曖昧となって悠二から与えられつづける快楽でまともに思考はできていなかった。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

「やあんっ、く、クリ激しいっ! ら、らめぇっ! 飛んじゃうっ! 頭の中どっかイッちゃのぉっ!」

 沙綾も有咲も悠二からセックスを通じて受ける想いを全て受け止めるつもりだったが、それは彼女らの想像を遥かに超えていた。悠二の凄絶な性技による快楽が彼女ら頭をパンクしてしまったのだ。

「ひぐううぅぅっ!? またっ、なからひぃぃきらぁぁっ! ゆうじしゃん、せーしぃぃぃっ!」

「んあっ、んっ、ぁっ……せんせぇっ、有咲のおっぱい、悠二さんのだから、もっともっとおもちゃにしてぇっ……」

 既に限界に達した沙綾と有咲は意識を手放した。悠二は二人の様子を承知しつつも、沙綾と有咲へキスの雨を降らせ、彼女らの胸を揉んだり吸ったりと弄び、陰核を弄る。二人の身体は反応しイキ続けて声を漏らしていた。

 Poppin’Partyの二人にとって至福のひと時はまだまだ続く。




レア度:SR 点数:78
氏名:市ヶ谷有咲
年齢:17歳
レベル:15
交際経験:0人
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:積極的(75)
身長:152cm
体重:53kg
3サイズ:B94/W56/H83
バストカップ:G
『BanG Dream!』に登場するキャラクター。


レア度:SR 点数:75
氏名:山吹紗綾
年齢:17歳
レベル:16
交際経験:0人
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:積極的(75)
身長:157cm
体重:50kg
3サイズ:B86/W60/H80
バストカップ:D
『BanG Dream!』に登場するキャラクター。

もっとほかの『BanG Dream!』キャラクターも書きたいなと思います。


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誕生日企画:有栖川夏葉
有栖川夏葉 前編


何とか当日に間に合った誕生日企画!
いや、誕生日に洗脳されてエロいことされるって酷いことなんですけどね……


 芸能事務所283プロの一室に電子音が響いた。

 それは桜庭悠二が新たな獲物を捕獲したことを知らせるものだった。

「二回目で成功か。上々の出来だ」

 と呟きながら悠二は捕獲した目の前へ一瞥するだけでラブ・ハンターを操作する。

 

レア度:SSR 点数:93

氏名:有栖川夏葉

年齢:20歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ属性

好感度:普通(43)

身長:168cm

体重:49kg

3サイズ:B85/W58/H84

バストカップ:F

 

「SSR! 思った通りの逸材だったな」

 悠二はさらに操作すると、目の前の有栖川夏葉を見据える。

「あらためて名乗ろう。俺は桜庭悠二。君の飼い主になった」

 アイドルグループ、放課後クライマックスガールズの一人。有栖川夏葉は彼女にしては珍しくやや緊張した硬い声で応じる。

「ええ、よろしく」

 有栖川夏葉。優婉な気品に満ちた顔。姫君のように気品があって優雅な乙女だ。それが彼女の誕生日に捕獲された理由は悠二の趣向によるものだ。

 いつだったかゲームの企画で夏葉がバニーガール姿をしていた。それに惹かれたのがきっかけで悠二は夏葉を欲しくなり、風野灯織や白瀬咲耶に働きかけて有栖川夏葉を捕獲するためにチャンスを設けてもらい、捕獲してみせたのだ。

 灯織も咲耶も夏葉を捕獲するために必要な籠と矢を用意するために幾度となく抱かれたことで、多幸感に満ち足りることとなった。

「君の今日の予定はないことは知っている。さあ、このまま君の家に行こうか」

「私の……?」

 悠二はお泊まり回数券を夏葉に渡しながら言った。

「何か不都合でも?」

「い、いいえ。そんなことはないわ。ちょっと驚いただけよ」

 そうして悠二は夏葉の帰宅に同行して、そこで淫らな饗宴が始まるのであった。

 

 ◇◆◇

 

 悠二の目の前で行われているのは、アイドルの着替えショーだった。

 彼が用意した衣装に目の前で着替えるように指示された夏葉は、驚き戸惑いつつもそれに従った。気丈な彼女には珍しい従順さは、ラブ・ハンターによる支配力の成せる業か。

 上着もその下に身につけていたミニ丈のタイトスカートのワンピースを脱ぎ捨てるため、むっちりとしたお尻を突き出すように身体を屈めていた。それも脱ぎ捨てられ、上下お揃いの黒の下着だけがスレンダーグラマーな女体を隠すばかり。

(やっぱり、夏葉はエロい身体しているな……)

 アイドルだけでなくファッションモデルも務まるような八頭身のナイスバディは、どこまでも優美に女性らしい流麗なフォルムを描いている。

 誇らしげにおおきく盛り上がる双乳のシルエット。ほっそりとくびれた腰のさらに下は、薄布越しに艶尻がキュッと持ち上がるように張りつめているのがわかった。

 バニーガール、メイド服、チャイナドレス、女海賊、大胆な衣装を着ることも多い夏葉は、予想の通り眩い女体であった。

 背中にまわされた手が、前にまわりブラカップを受け止める。艶やかな肩から、ブラジャーの紐が優美に抜かれる。

 胸元にあてられていたカップがゆっくりと剥かれていく。甘美な白桃のような乳房は、ふたつ揃って揺れていた。乳輪は薄茶の色素が沈殿して膨らんでいてみずみずしい、中央に愛らしい蕾のような乳首が恥らいながら佇んでいる。

 夏葉と同じFカップでも例えば、茶柱佐枝は大きさと年のために少し垂れたお椀型。それもまたエロスを感じる艶めかしい稜線が良かった。

 夏葉の場合はどうかと言えば、乳房はほとんど垂れてない。前へ突き出る感じでロケットおっぱいに近い。乳房には張りがあり重量感がある。

 長い茶髪が一房、右の乳房に落ちてきた。透けるように真っ白な肌とコントラストをなして、たいへん艶めかしい。

 夏葉に悠二は白いタオルを渡す。彼女はお礼を言って受け取ると、腋の下から乳房周辺を拭き始めた。水着を着る前に一度体を湿らせる汗を拭っている。

 白いタオルに拭われるたび、豊かな膨らみがやわらかくひゃしゃげながらゼリーのようにぷるんぷるんと揺れている。

 夏葉の乳房は柔らかそうだなと悠二は感心していた。

 瑞々しく旬を迎えた熟れ頃といった感じである。

「じゃあ、パンツも脱ごうか」

「わ、わかったわ」

夏葉は悠二に言われると、タオルをソファに置くと、いまだに蜂腰にへばりついたままのパンツへと手をかけた。夏葉は薄い布地を腰からはずし、驚くほどすらりとした長い足から抜き取った。

美の女神(ヴィーナス)の如き豊満な肉体には、一点の非の打ち所もない。スレンダーでありながら、決して瘦せぎすでなく、むしろ男好きのする肉体だ。

しかし、夏葉が眩しい裸身を晒していた時間はごく僅かな時間だった。悠二としてはもっと見て見たいところだが、それは後の楽しみとしてとっておこうと思った。

夏葉は白を基調とした薄布を手に取り下半身に着けはじめた。用意していた水着を身に着けはじめたのだ。

エレガントで大人っぽい水着が、よく手入れされた薄茶の陰毛を隠していく。

手際よく、胸乳にも揃いのビキニを身に着けた。

アイドルの生着替えは終了した。

「お、お待たせ。その……似合って、いるかしら?」

 雪白の肌の胸元を半分ほども隠せていない白いビキニ。デコルテラインで紐がクロスしたセクシーなビキニは、豊かなふくらみが零れ落ちてしまわないように包んでいる。

 下半身も、婀娜っぽい腰つきを包むばかりで、その美脚は大胆に露出させている。肉感的な太もものムチムチぶりには、感嘆を禁じ得ない。

「おおおっ! 夏葉、凄く似合っているぞ。綺麗だなぁ……」

 悠二は惜しみなく賞賛した。それほど夏葉の水着姿は悩ましくも魅力に溢れている。

「ま、前のお仕事で着てそのあとに貰ったものです。その、どう思うかしら?」

 あらためて悠二は、夏葉のその姿を嘗めまわすように視線を向ける。

「胸の谷間が色っぽいし、肌は抜けるように白く、さぞかし触ればすべすべするだろうな」

「も、もう、私は水着について訊いたのよ!」

 夏葉は悠二の視線を恥ずかしくなったのか、まるでお風呂上りかのように、ぼーっと頬を赤く染めている。

(いつも自信満々で快活な夏葉が、恥ずかしそうにするのは色っぽいな……)

 悠二は夏葉の肢体を不躾なまでの眼差しで眺めながら考えていた。

「夏葉、もっと近くで見せてくれ」

 悠二が近づくと、夏葉は一瞬怯えるような気配を見せたものの、小顔は小さく縦に振られた。間近に迫った夏葉の女体にゆっくりと手を伸ばした。

「夏葉……」

「あっ……」

 朱唇から小さな悲鳴が上がったが、夏葉は逃れようとする様子はない。捕獲された彼女は悠二と交わることを受け入れているのだ。それをいいことに悠二は、セレブアイドルの腕を捕まえ、優しくその女体を自らの懐に引き込んだ。

 筋トレが日課の彼女だが、存外華奢で繊細な女体。それでいてふんわりと抱き心地がよく、官能的な肉づきをしている。

「あ、桜庭さん……」

 名前を呼ばれたが、そこに咎めるようなニュアンスは含まれていない。

「夏葉、なんて素敵な抱き心地だ」

 悠二は夏葉の耳元に情熱的に囁きながら、すべすべの背筋を優しく撫で始める。

「んっ、んぁっ……へ、変な感じぃ……!!」

 どうやら背中は性感帯であるようで、夏葉は官能にわなないていた。

「な、なのに……。どうしてかしら……あなたに逆らえなくなる……」

 睫毛を伏せた困惑の表情。それでいて目元まで赤くして、これから起こることを受け入れる覚悟が滲み出ているように見える。

 アイドルとしての顔とは異なる、女らしさを帯び、可愛らしさが増している。

 夏葉の様子を観察しながら、悠二は腕の中にいる夏葉のすべすべの背中に手指を這わせている。彼女の性感帯は背中だと見抜いてそこを攻めているのだ。

「ん、んぅ……んふん……」

 悠二はフェザータッチを駆使すると、性感を煽られてしまうのか、夏葉の女体がビクンと揺れる。それが愉しくて、手指の動きを徐々に大胆にさせ、さらにアイドルの性感帯を刺激していく。

「夏葉の背中、触っているだけで気持ちいいよ。とてもすべすべで……」

 悠二は夏葉の生肌を摩りながら、早くも硬く屹立させた下半身を夏葉に押し付けた。

「あん。こ、この感触って……」

「ちんぽだよ」

「──っ!」

 悠二の直截的な言葉に、これ以上赤くなりようがないほど、頬を紅潮させながら夏葉は絶句する。恋愛に疎かった処女には咄嗟に言葉を失ってしまった。

 言葉を失いながらも悠二を見上げる夏葉の眼差しは、嫌悪感などなく何かを期待するような、何かを確かめるような眼差しに悠二は、彼の言葉で自分の魅力自体を再認識したいのだと意味を分析した。

「夏葉の抱き心地も、素敵な水着姿もどれも最高だったからつい昂ってしまったんだ」

「どうして……女性は初めてではないのでしょう……? 灯織や咲耶ともあなたは関係を持っている。水着姿だってTVや雑誌で見慣れているでしょう」

 夏葉の瞳には理性の光が宿っている。けれど、やはりその眼は潤んでいる。夏葉のその表情は、たまらなく色っぽい。

「それは夏葉だからだ。夏葉の水着姿だからだ……」

 彼女に魅了されていることをさらに行動で示そうとした悠二は、硬くさせた肉幹をごりごりと夏葉の太もものあたりにこすり付ける。

 何かを言いかけた夏葉の朱唇を、悠二は自分の唇で塞いだ。夏葉のファーストキスだ。

「んんっ、はむううう、ん、んんんんっ」

 薄めながらふっくらした唇の熟れた甘さに悠二は驚きつつ、その乙女の感触を味わい続ける。

 一瞬見開かれた瞳が、うっとりと閉じられていく。ここぞとばかりに、朱唇の間に舌先を運ぶと、躊躇いがちに開かれ、薄い舌が出迎えてくれた。

「はううう、はむん、ちゅぴちゅ、むふん、はふあああ」

 膨らんだ小鼻から漏れる息が、ひどく艶めかしい。

 生暖かい口腔の中、歯の裏側や歯茎を刺激し、舌と舌を擦らせて、彼女の官能を覚醒させていく。

息継ぎにようやく唇を離すと、互いに唾液が銀の糸がつーと伸びた。

「情熱的なキスだな……」

 優美な容貌が蕩け、凄絶な色香を匂わせる。たまらず悠二は、再びその唇を奪いにかかる。互いの唾液を交換しあい、温もりを感じあう。

「ああ、素敵。キスっこんなに気持ちがいいものなのね。抱きしめられるって、こんなに素敵だったのね。どうしましょう。このままあなたに身を任せたい……」

 まるで酔ったかのように頬をほんのり赤く染め、夏葉が本音を吐いた。

「いいんだよ。このまま俺に身を任せればいい。ここも、君を求めている」

 悠二に夏葉は自身の繊細な手を、先ほどからしきりに夏葉の太ももに擦らせている肉幹にあてさせる。

 恥ずかしげに美貌こそ悠二から逸らしたものの、股間にあてられた手指は、最初は強張ったがすぐに大切なものを扱うように、ズボンの上を摩っている。

 大胆な行いながら、もどかしいくらいおずおずとした手つきが、彼女の羞恥と貞操観念を物語っているようで悠二の昂りはいや増した。

「夏葉のおっぱい、触らせてもらうよ」

 悠二の胸板にひしゃげているボリュームたっぷりの乳房を、悠二は側面から掬うように捕まえる。

「あ、ああ……。ほぅ、ほううぅ……」

 零れ落ちる悦びの声は、遠慮がちで控えめなもの。それでも十分に艶めかしい。

 白いビキニ越しには、乳肌のぬくもりや肌触りはさほど味わえないが、そのやわらかさや存在感は存分に味わえる。

「凄いな。やわらかいのに弾力も良い……。もっとアイドルにいけないことをしよう」

 大きな悠二の掌にもあまる乳房を、側面から頂点に向かってゆっくりとしごく。さらには、下方から持ち上げるようにして揉みしだき、その重さを実感した。

「はふうう、あ、あうっ……。どうしよう、おっぱいがどんどん火照ってくる……」

 悠二は手を乳房から彼女の細腰へ、さらに手を回して逆ハート形のヒップへと運んだ。

「あっ!」

 短い悲鳴のような声が漏れるのを尻目に、悠二はビキニごと魅惑の尻丘を両手でがっしりと捕まえた。

 なんと柔らかいお尻だと悠二は感嘆する。人一倍トレーニングを欠かさない夏葉のお尻は美しい形を保ちながらも柔らかく官能的だった。

「あうん……ああ、お尻をそんな……」

 夏葉の言葉を無視して悠二は心の赴くまま指を開閉させる。ひしゃげるヒップの触り心地は、乳房よりは硬く、お肉が詰まったような実感がある。けれど驚くほど柔らかいのだ。

 尻肌に吸いつく水着は、悠二が尻を揉めば揉むほど薄布がTバック状によじれていく。

 硬すぎず柔らかすぎず、ふわっ、とろっ、もちっの絶妙な感触。彼女の自己研鑽の成果はこの柔軟な触り心地にも表れている。

「ふうん、ああっ、知らない……、お尻を揉まれてこんなに感じるなんて……。お尻が火照る……あふうぅ、ビ、ビキニが……」

 激しい揉みこみに、尻の谷間にさらにビキニが食い入っていく。それに気づいた夏葉はヒップを振りたくって、水着を元の位置に戻そうと、尻肉と布地の間に指先をねじ込む。

 それを機会に悠二は、手指をお尻から退かせると、柳腰へと滑らせていく。

「あっ! ダメッ、今そこを触れられたら……」

 悠二に触れられた場所から火照りだすのを戸惑う夏葉。ビクンビクンと女体を反応させる度、アイドルはその仮面を剥ぎ取られていくように、甘い素顔をさらけ出す。

「この腰のくびれは……。とても女性らしいフォルムだね」

 腹部からくびれのあたりを摩り、魅惑のボディラインを確かめながら、ゆっくりと手指を腹部へ及ばせて撫でまわす。筋肉がつき薄っすらと割れている腹部の感触を楽しんでからさらに移動させた。

「あ、ああん……」

 夏葉は官能に呑まれ、甘えるような声を抑えきれずにいる。ムチムチのナイスバディを、ぶるると震わせ、肌という肌を敏感にさせていた。温もりの下腹部からは、心なしか湿度までもが感じられた。

「ああ、わたし、何かおかしい……」

「おかしくないよ。興奮して股間を濡れているんだよ」

「この下腹部の違和感は……ドキドキするから、濡れてしまったのね……」

 掌を縦にあてがうと、水着の下、シャリシャリとした手触りが感じ取れる。細い毛質が密に恥丘を飾っているのだ。

 さらに手指をぐぐっと滑り込ませると、さらに湿度が濃厚になり、指先にも粘液を感じた。

「夏葉、濡れている。少し愛撫されたくらいでも、感じてしまうんだな」

 水着の股布に指先で円を描くと、濃厚な牝の芳香が弾けこぼれる。

「ほううぅっ、ああ、ダメッ、っく、ふぬぅ……」

 中指を掌の内側に巻き込む要領で、粘液が染み出すように縦筋のあたりをなぞる。引き締まった女体が悠二にしなだれかかり、びくんびくんと震えた。悠二の胸板に美貌を擦りつけ、漏れ出る喘ぎを押しとどめようとするのだ。

「可愛いなぁ、夏葉。それにセクシーだ。ちょっと触っただけで、こんなになっちゃうのか」

 言いながら指先を突き出し、再び縦筋のあたりをなぞっていく。しかも強めになぞることで圧迫の度合いを強め、水着をメコ筋に食い込ませるように中指を動かす。

「ほうぅっ、ん、んんんっ、あうん、ううううっ。だ、ダメよ……。そんなにされたら……」

 ビクンビクンと女体の震えは、先ほどよりも派手なものとなっている。甘い匂いの身体をぴったりと悠二に寄り添わせ、股間を襲うその手にすがりつき、いかにも恥ずかしそうに美貌を伏せる夏葉。茶髪のロングヘアが女体に合わせ悩ましく揺れている。

 薄紅に色づきはじめた、うなじや首筋からは、濃厚な芳香が漂いはじめた。

「これ、脱がしてもいいよね? もっと夏葉を気持ちよくさせてあげるから」

「ええ、いいわ……。わたしも、あなたに抱かれたい……。この気持ちには逆らえそうにないわ……」

 寄り添わせた女体が、少しばかり背伸びして、夏葉の方からチュッと悠二に口づけをくれた。




灯織、咲耶がいると283プロが捗る捗る!同じアイドルである千聖にもお仕事をさせたいな。


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有栖川夏葉 後編

予定よりも更新が遅れてしまい申し訳ありません


 大理石できざんだ処女のような夏葉の裸身が悠二の前に晒されていた。

「ああ、恥ずかしい。そんなに見ないで……」

 両の掌をこちらに向けて下腹部を必死で隠し、腰をクネらせている夏葉。それもそのはず、水着のパンツが脱がされてしまったため、心細いわ恥ずかしいわで、じっとしていられないのだ。先ほど着替えを見られていたとはいえ、あらためてじっくりと見られているのは羞恥を煽られていた。

「見るなと言わないでくれ、夏葉のこんな悩ましい姿、見ないわけにはいかないだろう」

 そう言う悠二も、すでに全裸になっているため、勇壮と屹立している小悠二が存在を主張している。

「さあ、夏葉。もっとこっちに来い。そこに立つんだ」

 悠二の言葉に夏葉は色っぽく頬を紅潮させながら、指図通りにしていた。

「テーブルに後ろ手を突いて、腰を前に突き出して!」

「そんな恰好をさせるなんて、私を辱めたいのね……」

 恥じらいながら夏葉は、悠二の求め通りの姿勢を取った。居間にあるテーブル。ときには同じ放課後クライマックスガールズの仲間たちとすごすときにも使ったこともあるテーブルに、夏葉は後ろ手を突き、美脚を逆Vの字に伸ばすように、腰を浮かせる姿勢を取った。

 悠二はその美脚の間ににじり寄ると、腰を降ろし、前かがみになってまじまじとアイドルの下腹部を凝視した。

「あっ……」

 目と鼻の先に露わとなっているのは、剥きっての玉子のつるんとした肢体。恥丘のみが、薄めに生えた茶色の陰毛に覆われている。

「そ、そんなにじっと見ないでちょうだい。そこは一番恥ずかしいところなの……」

「何を恥じることがあるんだ? 夏葉のマンコ、すごく綺麗だ」

 悠二の賞賛は誇張や嘘ではなく本心だ。夏葉の楚々とした女陰は美しいのだ。

 乳房の豊満さに負けてないくらいムチムチと発達した太ももの奥で、やわらかいアンダーヘアに飾られた縦割れ。シミひとつないばかりか、きめ細かい肌の太ももよりもさらに瑞々しいクレパスが、美しくピンクの唇を上品に合わせている。

 匂いたかい名香のような令嬢の花唇は驚くほどの官能美に満ちていた。

 裸身の素晴らしさだけではない、その胴震いを禁じえぬほどの美しさと初々しさを放つ、細部の造形のことどとくまでを目に焼き付けている。

「ああ、顔、近過ぎ……本当に恥ずかしい……それに、息がくすぐったい!」

 新鮮な媚肉が、じゅくじゅくと透明な淫液に濡れ光りひどく淫靡だ。

「夏葉、もうぐしょ濡れじゃないか……蜜をこんなに溢れさせて……」

 海苔のように下腹部に張り付く繊毛が微かにそよいだ。視線を女陰は敏感に感じ取り、かえって女体を火照らせているのだ。

 美脚がさらに大きく開かれた。白魚のような指が、自らの股間に伸びて、じっとりと露を含む花弁を人差し指と中指を使って左右にくつろげた。

「こ、ここを……触って……ください」

 夏葉は先ほどよりも従順な言葉遣いで自らの股間をのぞき込むようにして、じっと悠二を見つめる。

 眼差しでも懇願している。そう思い悠二は、たまらずにその手指をひらめかせた。

「夏葉……」

 中指を縦に伸ばし、クレパスをそっと撫であげる。

「ここかな? それともこっちの方が好き? 女の子は気持ちよくなれるところが色々あるよね」

 悠二は尋ねながらも、花弁を摘まむようにして、親指と人差し指の腹で揉みつぶす。肉花びらの頼りなくふるふるの感触はシルク餅のように柔らかい。

 その感触だけでも、悠二は背筋を震わせてしまう。この女陰の持ち主は、放課後クライマックスガールズで活躍しているあの美人アイドルなのだから。

 夏葉にも頭の片隅には矜持が残されているのか、柳眉を八の字に寄せ、下唇を嚙みしめ、快楽に溺れまいと耐えているように見える。けれど、その艶声と表情は、明らかに官能的で悩ましい。

「ああ、っくふぅ……ん、あ、ああん……ふぅんっ、んっく……」

「夏葉感じるか? もっと淫らに感じていいんだぞ。自分を取り繕うな!」

 悠二は縦割れの左右を彩るピンクの肉花びらに指先を進めた。フルフルと頼りなくそよぐ媚肉の表面に、指の腹で八の字を描き、さらに表面の細かい皺をなぞるようにあやしてやる。

「んんっ……くふっ、はっく……ふむう、ひうう……んぐぐぐふぅ……」

 漏れだしてしまう美しく婀娜っぽい声を抑えるように、細首が儚く左右に振られる。それでも噛みしめていた唇は徐々にほつれ、妙なる嬌声を悠二に聴かせてくれる。うっとするほどの反応に、悠二の股間に彷徨わせていた手指を、恥裂へ第一関節まで浅く中指を入れて、親指でクリトリスを撫でるように弄る。

「んんっ……!」

 熱くぬかるんだ濡れ肉に、指を包まれる感覚が悠二にはある。その感触を楽しみながら悠二はクリトリスを弄る。親指に強い力を入れずにクリトリスの根元で円を描くように刺激し、クリトリスそのものをそっと撫ぜ回す。

「ひいっ、そ、そこは敏感するぎるのぉ……あひぃ、しないで、そんなにしないでぇ……」

クリトリスの勃起を促すように下から上へ摩り上げるようにすれば、夏葉の快感がさらに高まる。

「はあっ、う゛ううっ! っ────! っ! ぁっ、っっ! ぁぁっ、っっっ!」

 ひと際激しく官能な刺激は電流のように夏葉の股間から脳天へ奔る。彼女は嬌声を上げる。泣き出しそうな表情で夏葉が首を振った。色白の整った美貌は、夏葉の頬が、内部に太陽をもつかのように紅潮している。

「こんなにクリはしこり勃っているし、マンコは俺の指を食らいついているぞ」

「いやっ……。そんなこと言っちゃいやっ」

 己のふしだらさに狼狽するアイドル。さらに女っぽさを露わにした声を上げる。弱弱しく左右に首を振った。けれど、その声とは裏腹に、肉体は確実に悦んでいる。

「夏葉の膣中、熱いぞ。熱くて蠢いている……処女を散らすのは指ではないから、これはお預けだ」

 灼熱の坩堝と化した女陰に指を咥えさせたまま、悠二はクリトリスを撫で続ける。何人もの女性との交わりで磨かれた性技で親指はクリトリスを勃起させて夏葉の官能を刺激させ続ける。性感帯として特に敏感な夏葉はこの責めが覿面に効いていた。悠二の左手は、肉付きのよい臀部にあてがって、支えながら揉み回す。

「ふああぅ……あはあ、あああん……ど、どうしよう……気持ちいい!」

 ついに朱唇が、取り繕うことない喜悦を漏らした。嚙みしめていた歯列をほつれさせ、悦びの喘ぎを部屋中に響かせる。

「いいぞ、もっと気持ちよくなってくれ」

 悠二はねっとりと弄ぶ指使いでクリトリスを責め続けた。親指を動かす強弱、そのペース。中指は動かしていないがそれでも十分な甘美な刺激を夏葉に与えていた。

 肉びらがぷるるっと大きく揺れ、塗りつけた牝汁がぴちゃぴちゃと飛び散った。

「あううぅっ、あ、ああ、そこ気持ちいいっ、ああぁ……あああああん!」

「夏葉どうだ? 気持ちいい?」

「い、いいっ……。ああ、どうしよう、すごくいいっ!!」

 餓えたように、快楽を貪る夏葉。奔放に欲情を露わにし、上品でストイックな令嬢の仮面も、快活なアイドルの仮面もかなぐり捨てて、淫らなおねだりをする。

「そこよ、ああ、もっと、そこを……。いいの、気持ちよすぎちゃうの! ああ、私、おかしくなるぅ……」

「ここか? ほらたくさん気持ちよくなってたくさんイッていいからね」

 悠二は指戯のリズムを速める。彼の右手は既に夏葉の股間から溢れ出る淫液でしとどに濡れていた。手首を伝い床に淫液は落ちる。夏葉は快楽の頂点へと彼女の主によって導かれていく。

「あああん……いいっ、ねえ、いいの……。はあっ、あ、あああ!」

 アイドルの嬌声が、さらに大きくなっていく。肉孔に差し込まれた中指が、柔肉によって小気味よく締めつけられていた。

 夏葉は今まで自分が行った自慰では得られない官能の波濤に飲み込まれ溺れていく。

「ああ、んんおっ! ああっ! あぁぁぁっ! あはぁっ、んっ、んへぇっ、れへへっ……」

 夏葉は異常に膨れ上がった快感と興奮の行き着く果てに想像がつかない。思考が散漫になってただ快感を貪るだけになりつつある。

「んほおおっ! ……もうっ、たまらないっ」

 ビショビショになった自分の右手を見て、悠二は柔らかく微笑んだ。

「もうイキそうなんだね。夏葉。いつでもイッていいよ」

 悠二の指は休むことなく動き、アイドルの女性器を強烈に刺激し続ける。敏感な内腿に口づけをすれば、夏葉はついに身体中を性の悦楽で満たされていった。

「ほおおおっ、あああ、感じるっ……。どうしましょう、本当に恥をかいてしまうわ」

 ぷるぷると太腿が震えだし、しきりに悠二の頬にあたっている。ふつふつと湧き上がる快感に、夏葉の足の裏が拳を握るようにギュッと丸まった。次々に襲いかかる喜悦をやり過ごそうと、ふくらはぎを力ませる。

 小刻みに腰をよじり、お尻を振っているアイドルは、少しもじっとしていられない様子で、煽情的なよがり声をあられてもなく夏葉の部屋に響かせている。

「あ、ああぁ……あん……か、感じる……あぁ、ダメッ、おかしくなりゅうぅっ」

 悠二は夏葉の柔らかな肉びらを指で挟み、やさしく引っ張る。限界まで伸びきった肉ビラが指から滑り落ち、ぷるるんと元の位置でわななく。

「ひゃああ、だ、だめぇぇぇ……そ、それ、響いて、切な過ぎるぅっ」

 戻る瞬間に、苛烈な電流が走るようだ。媚肉全体がいやらしくヒクついている。セピア色の菊座までが、ぎゅうぎゅうっと絞られ、女体の緊張がそれと知れる。

「夏葉、クリトリスをこんなに充血させているぞ」

 刺激された包皮から顔を覗かせた肉芽を、再び指先でツンツンと小突く。すぐに、ビクンビクンと鋭い反応が夏葉から返ってきた。

「ひうんっ、あ、ああ……そ、そんな意地悪しないでぇ……」

 指先であやしながら、そのまま無防備となった女陰に指を二本にして指し入れる。左の人差し指でめしべの周辺を優しくこねまわせば、媚肉がきゅうっと収縮して、埋め込んだ指が締めつけられる。

「ああ、いやっ、そんなに掻き回しちゃだめぇ……はぐぅ、ク、クリトリスも……もうダメッ……イクッ……ああ、イッちゃうぅ~……っ!」

 あられもなく切羽詰まったアイドルを尻目に、この状況を楽しんでいる悠二は、夏葉の制止も聞かず、人差し指の先で可憐な肉芽から薄い包皮をクリンと剥いた。

「あ、ひぃいいいいっ!」

 一際甲高く上がった悲鳴は、痛みのためではないはずだ。その証拠に、苛烈な淫液に打たれた美貌が、強張りながらも淫らに天を仰いでいる。休む間も与えず、剥きだしの肉芽を親指と人差し指に軽く摘まみ、優しくすり潰した。

「ふむうぅっ、おおぉおっ……おおおおんっ……」

 夏葉はよがり啼き、悠二に許しを請うような啜り啼きへと変わる。

「はん! ああぁ、だめよっ……もう許して、私、イクッ、ああ、イクうううっ!」

 欲情しきった女の凄まじさを、はっきりと夏葉は晒していた。右手で自らのロングヘアを捕まえ、キリキリと身をよじって泣きじゃくる。美貌をくしゃくしゃにしてよがり乱れるアイドルは、豊艶きわまる妖花のごとき女性に変化(へんげ)している。

 悠二はひくひくと食い締めている女陰からゆっくりと指先を退いた。だが、クリトリスにあてがったままの指はそのまま肉芽を弄り続ける。

「ひうっ! ……だ、だめっ、イッたばかりで、そこは敏感すぎる……」

 途端に、腰高のムチムチお尻が左右に踊る。

「ひやぁぁっ! だめ、だめ。本当にだめっ……またおかしくなっちゃう……」

「いいじゃないか。処女でもああもイキ乱れてる夏葉、ものすごく色っぽいよ」

「いやよ、今度は……その、あなたと一緒に……。お願い、ね、そうして?」

 一度アヘ顔を晒したせいか、夏葉が大胆なおねだりをしてくる。もちろん、悠二には異存などない。

「それじゃあ、今度は逆向きに手をついてくれ」

 ぱーっと赤みを帯びた首筋が、こくんと縦に振られた。悠二の手助けを受けながら、応じる夏葉。女体を持ち上げたかと思うと、くるりとその身を反転させ、その上半身を折り曲げてテーブルに両手をついた。

 従順なアイドルにゾクゾクしながら、悠二はその背筋にあるビキニのホックを何の前触れもなく外した。前かがみの女体から、花弁が落ちるが如く、はらりとビキニが床に落ちる。

 途端に、深い谷間を作っていた乳房が、釣鐘型に垂れ下がり、ふるんふるんと上下に揺れた。

「ああ、ちょうだい。あなたの……を私に……」

 薄い上品な唇が、淫らな言葉を口にする。自慰の経験も浅い処女である彼女であっても、悠二を誘うために恥ずかしながらも口にしたのだろう。

 左右に張り出した婀娜っぽいお尻をぐいっと悠二に突き出し、くなくなと柳腰を振ってくる。たまらず悠二は、美臀に近寄った。

「きっと、私の恥ずかしいところ掻き回され過ぎて、あなたの目の前で緩んで、いやらしく口をあげているのでしょうね」

 身をよじり、背後の悠二を拗ねるように睨みつけくる。だが敵意はなく甘えと上品な愁眉しか含まれていない。

「そうだね。ぱっくりと口を開いて、いやらしくうねっているよ」

「ほ、本当に恥ずかしい……。でも……あの、お願いだから、ちょうだい……」

「ああ、もう焦らすのはやめよう」

 悠二はすでに十分以上に硬度を得ている肉幹を自らの手でしごく。夏葉の艶姿にすっかりあてられていた。

夏葉の魂の白炎が、その清麗妖艶を極める女体から立ち上っているようだった。

無言のまま腰を突き出し、アイドルの縦溝に先端を導く。先走り汁で汚れた亀頭を愛液まみれの女陰にくっつけ、そのまま肉溝をなぞり、挿入する。

「あうあぁああっ!」

夏葉の艶めかしい呻き。粘膜同士が触れ合った瞬間、互いの輪郭が崩れてなくなっていくような感覚に酔い痴れる。

「ふああっ、ああぁっ……おちんちんきたぁっ、ん……」

 さらに腰を繰り出すと、先ほど指を入れたところよりもより深く入り、処女膜も破り、夏葉がぶるぶると女体を痙攣させた。

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 これだけのナイスバディが二〇歳までも無垢であり、その媚肉は処女特有の狭隘だった。

「おっきい……ああ、大きいなおちんちんで、拡げられてるっ! ん゛んんああぁぁああぁっ!?」

 悠二の肉幹を奥へ奥へと受け入れながら、ふるふる艶臀が震えている。大きな質量に驚いた膣襞が、きゅんっと甘く収縮した。

「俺が大きいといか、夏葉が狭いな」

 膣全体が締まる。そしてずるずるっと滑り込ませる快感。内部は複雑な起伏と蕩ける滑らかさで、入口と奥で締めつけて蕩けさせる。凄まじいまでの具合の良さを実現している。

 処女なのにこれほどのポテンシャル。SSRに相応しい名器である。

「おおっ、気持ちいい! 夏葉のまんこ、最高のハメ具合だっ!」

 肉幹全体が深く柔らかく、細かい襞が幾重にも密集し、しっとり吸いつき、むぎゅうっと締めつけてくる。

 ぬるっとしながら熱を帯びた、最高級のシルクもベルベットだって及ばないだろう。瑞々しい膣粘膜がねっとりと吸いついてくる。

 イキ極めてすぐのヴァギナには、細かな蠕動も起きていて、まるで肉幹をゼリー状の細かな突起で嘗められているようにも感じられる。

 感触ばかりではない。背後から獣のように、無垢なアイドルを犯している悦び、精神的充足感は凄まじい。

 その全身からは白光が放射されているような、身の引き締まった眩しいばかりの壮美な裸身。

 犯し難い気品と優美さを湛える顔立ちと、一〇人の男がすれ違えば、一〇人全てが振り返るであろうほどの絶世のプロポーション。

 その乳房などは美しい隆起を微塵も崩さすに張り詰め、見事なまでにキュンと上向く魅惑のふくらみなのだ。

 象牙色の光沢を仄かに照り返す頸、なよなよとくびれたまるい胴からむっちりと張った腰。

 尻肉の柔らかさと弾力も凄い。

 かくのごとくゴージャスで、知的で快活、しかも凄艶な肢体のアイドルと一つになれた悦びが、悠二を昂らせる。

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! へぐぅっ! ん゛へえぇぇっ! っ゛っ゛っ゛!」

 膨れ上がった肉エラをしこたま膣肉にこそぎつけるようにして、残りの肉幹を埋め込んでいく。マシュマロのようなお尻にまで付け根が到達するまで押し込んだ。

「はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……! ふかっ、ふかいっ、あッ、あっ」

 夏葉の女陰は、悠二の肉幹にぴったりとすがりつく。まるで彼を迎えるように。

「ああ、これがセックス……。セックスってこんなに凄いものだったの?どうしましょう……。こんなセックス覚えたら……クセになっちゃう」

「嬉しいな。存分に楽しんでくれ」

 悠二はぴったりとマシュマロのような尻につけていた腰部をずるずると退かせると、抜け落ちる寸前で一転、弓なりにした腰を動かしてゆっくりとまた熱い膣洞へと埋め戻していく。

 スローテンポで、媚肉の隅々までに亀頭エラやゴツゴツした肉幹を擦り付ける。

「あ、あああぁぁぁぁ……あ、はぁ……んんっ……んんんんんんんんっ……」

 夏葉は肉幹に刺激されて嬌声を上げる。

 悠二は肉幹の抽送を速めて、勢いよく膣肉を掻き回し、抉り、打ち付けて、雄々しい牡肉の存在感を夏葉に味合わせている。

「ああ……! 凄い……悠二さん……激しいんの素敵……ああぁっ……」

「夏葉も凄いぞ……。こんなにトロトロで……ぎゅうぎゅうときつくて気持ちいい」

 膣肉が妖しくさんざめき、肉襞がそよいで肉幹を包む。夏葉のヒップに下半身で打撃するように膣奥を突き上げる。

「ほうぅううううっ!! あ、ああああああぁ~~l!!」

 夏葉は甲高く吠える。白い歯列を、がちがちと噛み鳴らす音が響く。

「あはっ、あはあああああぁ……イ、イイッ! オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん!」

 わなわなと女体が震わせてアイドルがアクメを極める。強烈な喜悦に、むっちりとした太ももが鳥肌を立てぶるぶると震える。

 悠二も深い悦びは同じだ。射精は抑えているが、頭の中では色鮮やかな花火がさく裂している。

 悠二は獣欲にかられて、前屈みになり、紡錘形に垂れ下がった大きなふくらみを掌にすくい取った。

 形の良い乳房はFカップある。そのまろやかなふくらみが、ずっしりと悠二の掌を埋め尽くす。驚いたのは、その手触りのよさだった。夏葉の美肌には気づいていたが、そこに乳房特有のやわらかさと弾力が加わると、至極快美で悠二を楽しませた。

 おっぱいの柔らかさ、弾力を確かめるように、むにゅりと手指で潰していく。

「あ、あぁん……。私、おっぱいも敏感になっている!」

 乳白色の背中にざわざわと鳥肌を立たせている。よがり啼くアイドルを尻目に、悠二は夢中でその乳房を揉みしだく。その心地よさを堪能する。

 硬くさせた乳首が掌底に擦れるのがわかる。開いては閉じるを繰り返すと、なめらか乳肌の下で、スライム状にむにゅむにゅと形を変えて、得も言われぬ感触で答えてくれた。

「ああ、気持ちいいおっぱいだ」

 悠二に刺激された乳房は熱くなり夏葉を快感に溺れさせる。肉幹を咥え込んだまま下半身を、はしたなくもじもじさせ、悠二の腰部や太ももに甘く熟れた尻をぐじゅぐじゅとなすりつけている。

 悠二がぐりぐりと腰でのの字を描き、膣孔を抉り続ける。

「うぐっ……あ、はん……。ああ、もっと、もっと激しく、激しくぅっ!」

 単調な抜き差しにならないように、入口付近で小刻みに刺激しながら、一気に埋め込む。

「あ、感じる……感じてしまう……あっ、あっ、あああああぁぁぁっ」

 括約筋に引っ掛けるように擦り上げ、押し込んでいく。それが「いい!」と、夏葉の声が妖しく震える。

 あまりの喜悦に女の嗜みや取り繕うことも忘れて、夏葉も艶尻をくなくなとくねらせている。しかも、挿入させた膣中では、快楽を搾り取るように、肉襞をぬちゅぬちゅと蠢かせている。

「素敵だな、夏葉のまんこは気持ちがいいぞ!」

 悠二がほめそやすたび媚肉は、嬉しいとばかりに締めつけ、蠢き、吸いついてくる。しかも夏葉は幾度もアクメの波に呑まれ、媚肉を快感痙攣にわななかせて、悠二を官能の道連れにするのだ。

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 啜り啼くように、喘ぎまくる夏葉。ロングヘアを振り乱し、襲い掛かる目くるめく悦楽に溺れている。ナイスバディを発情で桜色に染め上げたアイドルは、凄まじく淫靡でありながら壮麗である。

射精()すぞ! 夏葉ぁっ!」

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!んんあっ! 悠二しゃんおちんぽぉっ、しゅきっ、しゅきっ、子宮キッス、しゅごくれっ、しゅてきぃぃっ」

 悠二は、夏葉の太ももの付け根に両手をあてがい、ぐいぐいっと引き付けた。

 根元までの深挿しに、ぞわぞわっと背筋を鮮烈な快感が走る。雌孔は収縮が一段と増した。

「あああああっ……もぅ……きますっ……んあああああっ!!」

 夏葉は本格的にアクメを迎えたようだ。官能に蕩けた熱い女体を背後から抱きしめるようにして、悠二もまた絶頂を迎える。

「ひ、ぎいっ! ああああああああぁぁぁっ! あ、ああっ! 熱いのを奥に浴びてる……熱いっ……ああ、熱いっ! あ、ああああああぁぁんっ!!」

 ビクンビクンと白い背筋が痙攣し、媚肉が肉幹を締め上げる。悠二の解き放つ精をすべて搾り取る勢いた。

 連続アクメに晒された夏葉が、女体のあちこちを痙攣させている。膣内を満たした本気汁と白濁液は、ついにはその多量さに入り口から溢れ、破瓜の血と混じり、マンションのフローリングにどろりと滴り落ちた。




挿入前の前戯に時間をかけすぎたかも……。

感想、意見、評価をいただければ幸いです!


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誕生日企画:白金燐子
白金燐子


燐子のお誕生日ということで書きましたが、久しぶりに燐子とのエッチを書けてよかった~。人数が多くなると初期に出したヒロインの出番を作れないのは、そのヒロインのファンの方には申し訳なく思います。久しぶりの燐子のエロを楽しんでいただければ幸いです。


 恋人たちに誘われた桜庭悠二が花咲川女子学園の生徒会室で白金燐子、氷川紗夜、市ヶ谷有咲たちとともに放課後の逢瀬を楽しんでいた。

 そして悠二は花咲川女子学園にある女子トイレに忍び込んだ。

 忍び込むと言いつつも、悠二は白金燐子に顔パス回数券を渡している時点で花咲川女子学園のどこにいようとも彼の存在は容認されてしまう。そのため悠二はコソコソするわけでもなく、燐子を連れて堂々とトイレに入っていた。

「女子トイレなんて初めて入ったよ」

「そうなんですか?」

 出会った当初と比べればマシではあるが燐子の人見知りはあるので、悠二に対してもなかなか目を合わせてはくれない。

「いや、まあ、女子トイレだからね? というか、女子高なんてそもそも関わり合いがないよ」

「そ、それはそうですよね」

 個室に入るとすぐに、燐子が便器に座った。悠二はその前にしゃがんで、スカートの裾を捲った。ここに来るまでの道中で悠二と密着してさらにお尻を撫でられたことでヴァギナは濡れそぼり、陰唇が広がっていた。

「そんなに見られたら、出ないですよ」

「だけど我慢できないんだよね?」

「そ、そうですけど……」

 やや開いた白い内腿の間で、薄めの陰毛が揺らめいていた。

「女の人のオシッコは、どこから出るんだろうね?」

 悠二は言いながらスッと右手を伸ばして、膣の中に中指を入れた。

 クンと燐子の背筋が反り返り、端正な顔が天井を仰いだ。

「ち、違います。そ、そこは……」

「あ、ここに小さい穴があるね」

 中指を出し入れしながら、左手の人差し指で尿道口を押し回した。

「や、やめて、ダメです……あっ、出ちゃう」

 燐子の膝がブルブルと痙攣しはじめた。悠二は中指をヌルリと引き抜き、便器に顔を突っ込むほど顔を近づけた。

「イヤイヤ、出ちゃう……ああぁっ、ダメェッ!」

 生脚がググッと硬直して、黄金色の液体が勢いよく噴き出した。恥骨を包む柔らかい肉の下の割れ目からシャーッと降り注いだ。陰毛に弾けた細かい飛沫が悠二の顔に飛び込んできた。燐子の長い長い放尿にゾクゾクと興奮した。

「美人のこういう様子も魅力的だな」

 悠二は立ち上がりながら、ズボンとパンツをずり下ろした。

「あぁ、私のオシッコ見て……そんなに」

 燐子は悠二の勇壮と屹立した肉幹をうっとり恍惚な眼差しで見つめていた。彼女は水洗を流すと同時に両手で悠二の太腿を掴み、肉幹を咥え込んだ

「うっ、くうっ!」

 そのまま手を使わずに頭を前後に振って、肉幹を唇で絞るようにしごいた。

ジュボ、ジュボ、ジュボ──驚くほどの吸引力だった。

「おお、強い強い、気持ちいいぞ。燐子」

 感歎するように言いながら、悠二は燐子の膝の下に両腕を差し込んで、そのままグッと抱き上げた。上履きが脱げ落ちた。

「えっ、ちょ、ちょっと、こんな……」

 燐子の小柄な肢体が、便器の上で仰向けになるほど上を向き、大股開きになった。燐子は履いたばかりの黒のストッキングも、パンツも脱がされたノーパン状態だ。

 膝がピンと伸びて脚が上まで上がっている。V字を描く脚の中心に、生々しい陰部が口を開けていた。

 燐子の秘所はミニマムでビラビラが程よくある。

「こ、こんな格好で……入れるの?」

「じゃあ、やめるか? 紗夜や有咲はもうヤッたあとだぞ」

 生徒会室には性交によって悩乱して半失神状態の紗夜と有咲がいた。燐子の手番はまだ回っていなかったのだ。

 悠二の言葉を訊いて、サラサラの髪が左右から自分の頬を打つほど、燐子がブンブンと首を振った。

 悠二は燐子の脚を両腕で抱えたまま、腰をグイッと落とし、相撲の四股のように脚を踏ん張って、亀頭をV字の中心に近づけていった。

「燐子、俺は手が使えないんだ」

 端的な言葉で燐子は悠二の言葉に宿る命令意思を感得した。

 濡れ光るヴァギナの直前で、亀頭がビクッ、ビクッと弾んでいた。

「……は、はい」

 燐子が自分の太腿の外側から両手を回して、肉幹に指を絡めてきた。肉幹を支えに持って、亀頭で小陰唇が触れれば、その柔らかくてふわふわした感触が亀頭を通じて悠二に伝わる。

 肉幹が秘裂を搔き分け、粘膜の割れ目に擦りつける。

「あぁっ、いやらしい」

 サーモンピンクの小陰唇が、亀頭にまとわりつく様子が丸見えだった。

「あぁっ、この硬いおチンポ……オ、オマンコに入れて!」

 学校のトイレの中に、淫語が響き渡った。

「はははは、そんなこと学校で言って、恥ずかしくないのか? 生徒会長!」

「……い、いじわる」

 呟いた声に、甘えた女の響きが滲んでいた。それを誤魔化すように、燐子が肉幹の根元を握って、膣口に宛がって亀頭を押し込もうとグイグイ引き寄せた。

「そんなに欲しい?」

「ほ、欲しい……私のオマンコに、チンポが欲しい!」

 カリの圧力で膣口が押し広がり、大陰唇の肉が盛り上がった。亀頭がヌメリッと埋まって、肉幹が一気にヴァギナの中に呑み込まれていった。

「ああぁぁっ、すごい……奥まで」

 淫らな挿入の様子を、燐子の瞳が見据えて離れない。

「やっと入ったね。燐子が大好きなコレ」

 悠二は見せつけるように、ゆっくりと肉幹を出し入れさせた。

「い、い、いやらしい……気持ちいいっ!」

 膣口の粘膜を肉幹が擦るたび、蜂蜜のように粘り気の強い愛液が染み出た。

「いいっ、感じちゃう、すごい、ああっ!」

 悠二は燐子の両脚を肩に抱え上げ、便座に手をついて、出し入れのテンポを上げた。奥をほじくるように腰を使った。尻の筋肉をキュッと締めて肉幹を続けざまに突き入れた。燐子が黒髪を振り乱しながら、腰をグイグイと突き出してきた。

「はあっ、あっ、んはあっ、んあっ……! あうっ、もっと、いいぃっ!」

 打ちつける悠二の腰が、燐子の雪白の美尻にぶつかるたびに、挿入部分から溢れ出た愛液が粘りつき、呆れるほど淫蕩な音を個室の中に響かせた。

 グチュッ、ヌチャッ、グチャッ──張りつめた亀頭が、ぬかるんだ膣の穴に根元まで突き刺さっていく。生貝のように蠢く小陰唇が肉幹にまとわりつく。

「ま、丸見え……出たり入ったり」

 燐子が訴えるように呟きながら、太腿の下から伸ばした両手の指を、膣口の前で肉幹に絡みつかせた。指は瞬く間に蜂蜜のような愛液にまみれた。

「あっ、あっ……チンポが、オマンコに!」

 ピストンで突き入れるたびに、燐子の指にまとわりつく愛液が水飴のように泡立ち、ときおり糸を引いて便器の中に滴り落ちた。

「乳首も勃っているね」

 悠二は制服と下着を脱がせれば、しずく型の爆乳が露わになる。乳房にはぷっくりと膨れ上がったかわいい薄桜色の乳輪と乳首がある。いわゆるパフィーニップルという乳首だ。悠二はすっかり硬くなった薄桜色の乳首を嘗めしゃぶった。

「あくっ、あぁんっ、気持ちいいっ!」

 学校の女子トイレに喘ぎ声が反響し、淫らなピストンの粘着音が充満した。

悠二が乳輪を覆うように吸いつくと、母乳を飲み始める。甘やかな味が口中を満たす。

乳首に鋭い快感が突き抜け、燐子は得も言われぬ悦楽に身を灼かれていた。彼女は吸いつかれている乳房を自分の手で揉み解す。そうすることで母乳が迸り、乳管が刺激され、快感を得ていた。

「あ゛あぁっ! ありがとうございますぅっ、ありがとうございますううぅっ! ああっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!! っ────!!」

燐子は舌を宙に伸ばした淫らな表情のまま、オーガズムの波に意識を浚われガクガクと震えている。

射乳願望がある燐子は母乳を飲まれることに殊更快感を得られるので、母乳を飲まれることは燐子のお気に入りだった。

「い、いく、悠二さん……私、イキそう」

 悠二の目の前で、燐子の肢体がのたうち回った。

 ときおり、くぐもった声を漏らす。グチャッ、グチュッと粘着音が響く。背筋を反り返らせて、悠二の太腿に指先を食い込ませてくる。

「だめ、イク、あっ、イックゥッ! イグっ!」

「最後は立ったまま、後ろからじゃないのかい?」

 悠二は燐子kら肉幹を引き抜き立ち上がった。

「便器に手をついて、お尻を突き出せ」

 蜂蜜を塗りたくったように濡れ粘る肉幹をしごき、燐子に見せつけるようにした。

「はうぅ、い、いやらしい」

ニチャッ、ニチャッと音を響かせ、うながすように亀頭を近づけた。

肉幹からそっと視線を外した燐子が、身体をひねって便座に手をついた。伸びやかな美脚を開いてヒップを突き出してくる。張りつめた亀頭をヴァギナの中心に宛がって、悠二はゆっくりと腰を押し出していった。

「んっ、うっ、はあぁぁっ!」

 貝のような小陰唇が肉幹にまとわりつき、アナルがキューッと収縮した。肛門の筋肉を使って膣口を締めて、根元まで埋め込んだ肉幹を絞めて快感を与えつつ、ふり幅の大きい出し入れを刻み始める。

「ああっ、あっ、あっ、んっふっ、ふっ、んんっっっっ、くるぅ、奥までくるぅっ」

 張りつめたカリの笠を膣の入り口付近まで往復させてから、腰骨をヒップの肉に叩きつけるように突き出し、勢いよく奥まで突き入れた。

「はっ、ふっ、うぅ……ああうっ!」

 吸い込むようにして萎んではアナルの下で、蜂蜜のような泡立つ愛液を肉幹に絡みつけながら、何度も何度も、肉幹が埋まっては姿を見せた。

「こ、こんな、学校のトイレでこんな!」

 燐子の背中から腰が波のようにうねった。

「あぁぁっ、ダメダメ、興奮しちゃう!」

 悠二の全身の毛穴から汗が噴き出した。くびれたウエストを押さえ込んで、カリのふり幅を最大限まで大きく、激しく、膣粘膜を抉りつけた。マゾ属性のある燐子はこのような激しいプレイでさらに興奮が跳ね上がる。

「はっ、あっ、また私……どうしよう」

 燐子の細いウエストがキュン、キュンと反り返って、丸いヒップが弾んだ。

「ああぁぁっ、お願いします、アナルに指を、入れてください……」

 恥じらい、赤面しつつも燐子が悠二に願う。そして、二穴挿入が始まった。

 悠二は秘所から溢れた愛液を指に絡め、アナルに塗りつけてヌルヌルにする。そして、悠二は右手の中指をニュルゥッと埋め込んだ。

 グジュグジュと掻き回すと、切羽詰まった燐子の声が響いた。

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 燐子はトイレの壁に上半身を押しつけて、受け止めるようにグッ、グッと両脚を突っ張っり、ヒップを張りつめてきた。悠二の下腹部が快感で刺激される。

「突いて、突いて、いっぱい突いて、お願いしますぅ、そのまま出してぇっ!」

 壁に押しつけ過ぎた燐子の乳房からは母乳が噴き出している。その快感もあるのだろう。快美恍惚が極まり、燐子の黒目は瞼の裏にぐるんと隠れて、その口から赤い舌先を突き出していた。

「出すよ、燐子。受け止めてくれっ!」

「あ゛あぁっ! ありがとうございますぅっ、ありがとうございますううぅっ! ああっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!! っ────!!」

 悠二は腰を降り続いて熱い白濁液を噴き出した。ビクッ、ビクビクッと燐子の肢体が痙攣を繰り返し、崩れ落ちるまで……。

 

 ◇◆◇

 

 それは悠二の気まぐれだった。便座に腰かけた悠二は太腿の上に燐子を乗せて彼女とキスや愛撫を続けて余韻に浸りながら、ふと、思いついたのだ。燐子もパイパンが似合うと。

悠二からの命令ならば燐子はそれを断る理由など、この世の奈辺にも存在しなかった。燐子はその個室で作業を始めた。

「剃るところ、見せてくれ」

 悠二は燐子の背後から、彼女の肩に顎を乗せるような形で覗き込む。紗夜の剃毛をしたことがあったが、女性が剃毛する様子を見るのは初めてだった。

「は、はい……」

 燐子の頬は、処女雪を夕陽が照らすように紅潮していった。シェービングクリームを手に乗せて、股に塗る。淡々とした作業だが悠二は官能的な興奮を感じた。

「そ、剃りますね……?」

「ああ。見せて欲しい」

 ぞり、ぞり、ぞり、と剃刀が肌を撫でて毛を切る音が個室に響く。

 はらはらと、便器に黒い陰毛が落ちていく。

 薄い彼女の陰毛がこそげ落ちていき、覆うものをなくして白い肌があらわになって恥丘は茂みをなくす。

「ん……」

 剃刀が肌を掠る感覚が心地よかったのか燐子はわずかに反応した。

「気持ちいいのか、じゃあ、これからもこれを手入れは欠かさないでね」

「はい……」

 燐子が首を後ろに倒して俺の胸にぐりぐりと押し付けてくる。

 頭の硬さがなんとも心地よく。甘さと汗の混じった燐子のにおいが悠二の鼻腔を通じて身体のうちに満ちた。

「ほら、手が止まっているぞ。俺のために剃ってくれるのだろう?」

 燐子の頭を撫でながら、悠二は彼女の剃毛の続きを促す。燐子は従順に従って剃毛作業を続けた。

 燐子が見事なパイパンになるまで、そう時間はかからなかった。

「俺だけの場所を、見せてもらおう」

「は、はい……」

 下半身に何もまとわない燐子は悠二の前に立つ。

「丸見えだな、すごく綺麗だ」

「あぁあ……は、恥ずかしいっ……ああああぁ……」

 陰毛がなくなった無毛の恥丘を悠二はよく観察する。しっかりと剃られてパイパンになった陰部は細部がよく見えた。

 全体的にミニマムでうっすらと桜色に染まった控えめのビラビラが見える。クリトリスは普通よりも小さいめなサイズに見える。

 悠二の中で再び昂り、下腹部に熱が集まってきた。

「さっきの続き、できるかな?」

 長時間のセックスができる体力がない燐子だが、わずかでも休んだこと、悠二に求められたことから燐子は応じた。

「はい……、よろしくお願いします」




悠二の恋人の中でも古参の部類(二番目に捕獲)で鍛えられているのでテクニックとかはかなりあるのですが、長時間のセックスできる持久力がないのが難点、という位置付けです。まあ、持久力のある上位陣がしのぶや不知火や乱菊などになっちゃいますが。

もっとバンドリキャラを書きたいなぁ


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スワップ編
01 (桔梗、愛里その他)


多忙につきモチベーション低下していましたがなんとか投稿。短い上にスワップはすぐには始まりませんがひとまず第1話です。


 その日、悠二は姫島朱乃からの連絡を受けていた。彼女からささやかながらお願いをされたのである。

「授業参観……。懐かしい響きだな」

 桜庭悠二の私室は肌に絡み付くような熱気に溢れ、淫臭が満ちている。

 ゆったりとした高級なオフィスチェアに座る悠二の足の間には三人の女が跪き、瞳を蕩かして肉幹に舌を這わせている。三人とも悠二が求めた、誰もが納得するほどの美女なのだ。

「え、ああ……、うん、有給休暇使えば大丈夫かな……」

 美しい顔を淫らに上気させている狭霧友子は、自身が磨いたオーラルセックスのテクニックで悠二に奉仕していた。裏筋に舌先をあて細かく震わせている様子は妖艶な彼女らしい巧みな舌使いだ。姉の狭霧耀子も妹に負けられないと悠二を気持ちよくさせようとしている。

 友子の右側には湊友希那がおり、肉幹にベッタリと舌を張りつけて這わせていた。彼女が塗らした唾液が、淫靡な輝きを広げている。

 友子の左側にいる坂柳有栖は唇の先で肉幹を挟み、音を立てながらハーモニカフェラを施している。

「俺が行ってもいいのか? まあ、顔パス回数券使えば入ることは大丈夫だろうけど」

 悠二は電話を利用しているが彼自身がスマートフォンを持つのではなく、背後に立っている星乃宮知恵が彼のスマートフォンを彼の右耳にあてがっている。と言うのも、悠二の右手はパソコンデスクの上でM字開脚している櫛田桔梗の秘部をまさぐることに忙しいのだ。左手はサイドテーブルに腰を持たせ掛けるように立っている佐倉愛里の秘部を弄り、スマートフォンを持てるような状態ではない。

「じゃあ、朱乃のところだけ行くのは不公平だよね。ゼノヴィアや桜のところにも行くとしよう」

 愛里は恍惚を浮かべ、だらしなく開いた唇や淫水が垂れる脚などを震わせている。通話中の悠二を慮り嬌声を堪えているが、声を出せない状況は彼女には刺激となっており、止めどなく淫液を垂れ流している。悠二の手首に伝うそれを跪いている軽井沢恵が舌で拭い、二の腕の方まで舌を這わせていた。

 恵と知恵の間には帆波が立っており、悠二の顔左半分に胸を擦りつけたり谷間に沈めたりしている。

 桔梗が垂らしてつけた右手の淫液の汚れは神室真澄が嘗めとっている。しかし彼女が担当しているのは肘から手首の間で、肘から肩にかけては長谷部波瑠加が嘗めていた。

「回る順番を考えないとな──」

 オフィスチェアの両脇では耀子と松下千秋が跪いており、胸板や腋を湿らせている。時々、乳房を掬い上げ、身を乗り出し、乳頭同士を擦るように胸板に滑らせ、切なげに吐息を漏らした。

「──そういえば、直接リアスを見ることもできるんだな」

 悠二は愉快そうに微笑み、右足を両手で支え持っている今井リサに目を向けた。彼女は踵の方にベッタリと舌を張りつけて指先の方へ移動させており、今は中指を嘗め上げたところだ。

 白金燐子はリサと顔を近づけて親指をしゃぶっている。中指を境にして担当を分けているようで、彼の右足には二人の吐息がかかり、舌が這う感触がある。

「いやいや、遠目に見るだけだよ……たぶん……」

 左足は堀北鈴音の谷間に支えられている。指先や指の股を彼女の舌が湿らせている。

「はははは、確かにリアス以外にもいい娘を探しておくのは悪くないな。セラフォルーの妹もいるんだったな」

 蜜壷を疼かせている女らの啜り泣くような声は、彼女らの努力によって極力抑え込まれていた。

 悠二はほぼ全裸の美女や美少女に囲まれて奉仕を受けながら通話を続けていた。

「は?」

「んんんんんっ! ぁぅっ! ぁぁっ、はぁぁっ……」

 悠二がうっかり肉の隙間に埋もれた二本の指をグイ、と曲げたがために、桔梗と愛里は軽く登り詰め、丸出しの胸を突き出し痙攣している。必死に声を抑える辛そうな顔には淫蕩なものに変わっていく様子は、殊更情欲を煽られる。

 肉幹も弾み、ペチペチと舌を打撃されれた友子は目尻を垂らして上気して、先端を口内に埋没させていった。口を亀頭だけでほぼ一杯にし、脳髄を痺れさせながら舌をエラに絡ませる彼女の隣で、友希那と有栖は息む肉幹にうっとりしながら肉袋を嘗め回している。

「学校で会議? 悪魔と天使と堕天使が? ……何故学校で?」

 胸板に豊乳を押し付け突起同士を擦り合わせる耀子と千秋が悩ましげに眉を歪めながら悠二を見上げ、ハァハァと吐息を漏らしながら舌先を覗かせている。

「へぇー……」

 枕代わりに差し出している巨乳に舌が這わされ帆波はプルプルと脚を震わせ、淫液をダラダラと垂れ流した。

 恵や波瑠加や真澄も、スマートフォンを持っている知恵でさえ内腿をベトベトにし、衝動を抑えるようにクナクナと腰を捩っている。

 リサは瞳を蕩かして足の小指をしゃぶっている。燐子が伸ばしている舌は親指と人差し指の間に差し込まれ、ねろねろと蠢いている。鈴音は足の裏に豊乳を擦り付けていた。

「いやいや、こっそり隠れても行かないよ。捕獲したいモンスターがいたとしても時と場所は選ぶさ」

 静脈が脈打つ肉幹を有栖と友希那の舌が愛しげに撫で、ヌラヌラした輝きを保つために重ね塗っていく。友子は美麗な顔を淫らに蕩けた表情で蟻の門渡りをツー、となぞり、袋の皺まで嘗め伸ばしている。

「ああ、じゃあ参観日楽しみにするよ。ハイハイ。じゃあ」

 悠二が首を左に傾け帆波の谷間に深く寄り掛かると、知恵はスマートフォンを離して終話ボタンを押し、卓に置き、頭の右側から胸を寄せていった。

「ハメてぇ……お願いしますぅぅ……」

「オマンコにオチンチン欲しいですぅぅ……」

「悠二さぁぁんっ……」

「ご主人様ぁぁんっ」

 通話が終わったと見るや喘ぎ混じりながら媚びる自分を売り込む競い合いが始まる。そして彼女たちの自慰による水音も大きくなった。彼の身体中に触れている甘い感触も一層熱を帯びていく。

「そうだなぁ」

 悠二は品定めするように目を細め、帆波と知恵の胸に顔を挟まれることで狭くなっている視界に入る美女たちを見下ろした。

 淫蕩に蕩けさせて興奮を煽りつつ裏筋をペロペロ嘗めている友子と胸板の尖りを啄んでいる耀子との姉妹丼は一昨日から続けて食べ飽きた感がある。

 カリのくびれを嘗めている有栖や左の足の裏を湿らせている鈴音の肉壷も、他の恋人同様に、自分の逸物に対して絶品と化しているそれを連日のように存分に楽しんだあとである。

 肉幹を嘗めずっている友希那や右の足の親指をうっとりと嘗めているリサは昨晩にハメ回している。しかし、そんなことを言ってしまえば帆波や知恵や恵や真澄、それに、波瑠加や愛里や桔梗なども同様だ。ここに集う恋人たちで悠二の欲望を受け止めていない者はいない。

「桔梗でいいか。いつものようにお尻を突き出して」

 桔梗は喜悦満面の笑みを浮かべながら、全身をビクビクと震わせると、這ってベッドに上がる。

「下さい下さい悠二さぁぁんっ……オチンチンをオマンコにくださぁぁいっ……」

 発情した雌犬のように四つん這いになった彼女は、悠二に向かって尻を差し出しながら陰唇を両手で開く。その、剥き出しにされた膣口に肉幹が捩じ込まれていった。

「んあああああッ!」

 桔梗は頭を振り上げ、虚空に舌をつき出した。綺麗な形を保つ美乳がプルプルと揺れるほど全身を戦慄かせている。

 そのような乱れた桔梗に覆い被さった悠二は、胸を鷲掴みにして握力で母乳が零れるのもお構いなく桔梗の身体を抱き起こし、ねっちりと揉みしだきながら腰を打ち付ける。肉幹にありつけず自慰に耽り昂る性欲を誤魔化している美女たちの痴態を眺めながら。




久しぶりのよう実キャラたちメイン回です。悠二がスワップに難色示すキャラなのでそのスワップに乗り出す理由作りながらスワップをしたいと思います。

作中の時間を少し変更します。ハイスクールD×Dの授業参観が6月頃ですので、本編もその頃くらいに。悠二のタイムスケジュールがかなりタイトなことに!


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02 (リアス・グレモリー)

スワップ編としつつもまだ始まらなくてすみません。『ハイスクールD×D』のエピソードと連動させつつ書きたいエピソードがありますので書かせていただきました。まずはリアス・グレモリーのメイン回です。彼女を出したかったけれど出すのも時間がかかりました。


 桜庭悠二は終業後、夜の池袋にあるバーに入店した。ラブ・ハンターでこの店にプレイヤーがいることを知っており、そのプレイヤーが目的だった。

「こんにちは。ギブスンさん」

「お、ディックさんじゃないですか。こんにちは」

 悠二が声をかけたのは秀麗な美男。ギブスンである。悠二がギブスンの隣に座る。バーテンダーにバーボンを注文する。飲み方はロック。ハイボールは好まない。

「よく、ここがわかりましたね」

「ここはレズビアンバーが近いから、君がハントのためにいるかもしれないと思ってさ」

「ははぁ、バレてしまったか。そうなんですよ。今、俺の女たちが中で選別しているんだ」

「なるほど、中でこれはと思う美女を選んで連れ出して君が捕獲するわけだ。これも一種のハニトラか」

 レズビアンバーにいるのは六合塚弥生と大和守安定だという。大和守安定はギブスンが捕獲したマレビトであり、かつて夭折した天才剣士が持つ刀の化身であるという。

「日本刀の化身ね……。しかも元はレズだかバイだというのか。世界は広いな~」

「あれを調教して俺の愛刀になっていますが、まだこちらの世界に慣れてないから社会勉強中で、これもその一環」

「まあ、うちも死神や過去からのタイムトラベラーも社会勉強はしているよ。捕獲しても当世の知識が得られないのは困ってしまうな」

「それで、ディックさん。今日は何の御用で? また一緒に狩りにでかけますか?」

 狭霧友子たちを捕獲したとき、悠二はギブスンと街を巡り歩いたことがある。護龍を手に入れる過程で二人がトラブルに見舞われることもあったが、それは別の話である。

 ギブスンに問われて、悠二はスワップの相談をした。

「俺を利用してレズっけのあるモンスターを調教させようってことか」

「表現が露骨過ぎるな。お互い趣向を変えて楽しむ、ということにしよう」

 悠二とギブスンはスワップする相手を選び出し、交換する期間を決めた。お互いの予定を確認して実際に交換するのは駒王学園の授業参観後になった。

 

 ◇◆◇

 

 駒王学園の授業参観当日になった。正確には「公開授業」とされている。生徒の家族の参加が許可されているだけではない。中等部の学生が授業風景を見学しても良いということになっている。

 悠二は顔パス回数券の力で咎めらえることもなく学園に入った。彼の参加を望んだのは朱乃だけではない、ここに在学している彼の恋人たち全員に請われてのことだった。

 桜、ゼノヴィアと見て回る。──なぜかゼノヴィアの教室の授業は英語だったはずなのに粘土細工の授業になっていたのは、悠二には不可解だった。

 グレイフィアやヴェネラナと素知らぬ顔ですれ違いながら(恋人二人はわずかに反応した)そして朱乃の教室に入れば、彼女は嬉しそうに笑顔になった。もう既に頑なだった彼女の姿はない。

 そして最後、悠二が入ったのはリアス・グレモリーの教室。そこにはグレイフィアやヴェネラナが夫婦揃ってリアスを見学していた。

 リアスは恥ずかしそうにしていたが、悠二を見つけてから顔がほころびわずかだが手を振る。──両親や兄夫婦へそうしたかのように振る舞っているようにみせて、しかし、実際は悠二に向けての笑顔だった。それを知っているのはこの教室では悠二とリアスを除けばグレイフィアとヴェネラナだけだった。

 そう、紅髪の滅殺姫(ルイン・プリンセス)リアス・グレモリーは既に悠二の恋人として籠絡されていた。

 きっかけはルシファー夫妻が駒王町に授業参観より早く到着した日だった。サーゼクス・ルシファーの意向でリアスが思い人と同衾することができなかった夜。同室で寝る予定のグレイフィアによって捕獲されたのである。

 悠二にグレイフィアが捕獲する好機であるため、彼女は悠二に相談して許可を得た。グレイフィアは愛の矢を借りて捕獲したのだ。掩護射撃するモンスターが標的のモンスターと親密であればあるほど捕獲の成功率は向上するようである。

 

 ◇◆◇

 

 リアスは普段通りの習慣で一糸まとわぬ全裸で寝ていたところを捕獲された。さらに、グレイフィアが悠二から譲られた《ヒュプノスの囁き》によって深い眠りにつかされたのは悠二の悪辣な趣向によるものである。

 グレイフィアがラブ・ハンターのアイテムを使って自分とリアスを駒王学園の保健室へ転移させる。リアスは保健室のベッドに寝かせる。

 やってきた悠二をグレイフィアはメイド服を着て恭しく出迎える。その所作はメイドとして一流なものである。尊敬する主を迎えるメイドそのもの。グレイフィアにとってグレモリー家は主とはいえない。真なる主は桜庭悠二ただ一人。

「お待ちしておりました。ご主人様」

「色々働いてくれてありがとう。本当にいい娘を手に入れることができてうれしいよ」

 正直な感想を悠二が言えば、グレイフィアは内心の歓喜をメイドとしての礼節で覆い隠すことに苦労した。

「勿体ないお言葉です。ご主人様」

 グレイフィアは下腹部に熱が溜まることを自覚した。悠二はグレイフィアのおとがいに手を当て彼女の瞳を覗き込む、後に捕獲成功のご褒美を与える約束をすれば冷静な彼女の表情は蕩け、軽く達してしまった。

 悠二の彼女への感謝は本心であり、かなり期待して夜の学校に来たのである。リアスが捕獲されて、通知されたデータは以下の通り。

 

レア度:SSR 点数:92

氏名:リアス・グレモリー

年齢:18歳

レベル:0

交際経験:無し

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:普通(47)

身長:172cm

体重:58Kg

3サイズ:B99/W58/H90

バストカップ:J

 

 希少なSSRの隷属に心が躍り、データを読み思い人と同棲してもあちら方面はほぼ進捗なしと知り、相手の男からリアスを奪い取る仄暗い喜悦を見出していた。

 悠二がカーテンを開けると、そこには雪白の裸身を横たえて眠るリアスがいた。ルビーを溶かして染め上げたような長い紅髪は輝いて見える。紅髪と雪白の裸身を悠二は眩しそうに見つめた。

(本当に、捕獲してよかった)

 悠二は心底そう思った。彼女を他の男のもとへやるのは惜しい。彼は顔も知らないリアスの思い人、兵藤一誠に妬心を抱いた。

 すぐに悠二は自分の心境に気づいて思考を霧散させるように自嘲的な笑みを浮かべる。

 悠二はリアスの体勢を変えて乳房がよく見えるようにした。むっちりとした乳房がふたつしっかりと見える。真っ白な、絖みたいに光る乳房であった。

 Jカップ巨乳に直に触れる。母親のヴェネラナとも違う良さがあり素晴らしい。それはしっとりと滑らかで、つきたての餅のように柔らかく弾力があった。指に力を入れれば跳ね返り若い瑞々しさがある。乳輪を指でなぞり、乳首を弄る。乳首も乳輪もピンク色で色は薄い。指で弄べばグミのような硬さになる。

「ん……」

 乳房を揉まれて官能を刺激されたリアスは微かな声を漏らす。しかし、《ヒュプノスの囁き》はプレイヤーが解除するか、持続時間が〇にならない限り目覚めることはない。持続時間は三時間なのでその間はリアスは眠り続ける。

 悠二の所感では朱乃と比べれば乳房の張りとタプタプ感はリアスが上で、柔らかなさはわずかながら朱乃が上である。指が沈み込むような朱乃の乳房を悠二は思い出した。

 乳房に対して乳首と乳輪のバランスはリアスのほうがより美しいと感じた。

 彼女の思い人もまだ嘗めたことのないリアスの乳首を嘗め始める。興が乗って乳首にむしゃぶりついた。

「チュウゥ~ッ! んぷぁっ。そうだった。まだ母乳は出ないんだ」

 モンスター強化がまだ適用されていないことを悠二は思い出した。

 悠二はリアスの腕を掴み上げさせて腋を観察する。グラマラスな体格から腋の肉はしっかりしておりくぼみは少ない。寝ている間に汗をうっすらかいていて照明をキラキラと照り返している。臭いを嗅いでみると濃さは川神舞と同じくらいかと見当をつけた。

 舞と違い腋はツルツルに剃られているので臭いの濃さは若干舞のほうが強いかもしれない。汗が浮かび香水とは違う果実のような匂いのする腋を悠二は嘗めた。嘗めながら悠二はリアスの乳房を弄ぶ。

「ふあっ、はふぁっ、っ、あっ、ふぁああっ! んはあああ……はああああんっ、んへぁぁ……んっ……」

 身体全体が火照りだしたリアスそのものが、果実のような匂いを発散していた。

 

 腋を堪能した後、悠二は悪魔のお姫様の陰部を確認する。母親のヴェネラナは亜麻色の陰毛を剃っているが娘のほうは頭髪と同じ、ストロベリーブロンドの陰毛が覆い茂りその下に陰部があった。

 毛は綺麗に処理されていて大陰唇には生えていない。媚肉はふっくらとして、小陰唇は発達している。全体的に薄くて長い。ビラは少々はみ出していて、クリトリスも悠二の恋人たちの中では大きい部類に感じる。母親譲りで性欲が強いのかもしれない。性欲発散にオナニーをしていることはラブ・ハンターで送られてきたデータで分かっている。既に秘所は濡れており女性らしい甘さにチーズをミックスしたリアスの淫香が漂い、鼻腔に届く。

 悠二は無防備にさらされたリアスの秘所へしゃぶりついた。陰毛をかき分け、陰唇に吸いつき、無垢なスリットに舌を這わせ、尖らせた舌先でクリトリスをつつく。

-

「んひゃぁぁ~っ!? んんっ! あひっ!? んああっ!」

「んちゅ……、はははっ、眠っていてもちゃんと感じるのか。ココが好きなんだね? んちゅ……、ジュルゥ!」

「あっ、ああっ! んひゃぁっ」

 甘い悲鳴をあげながら、リアスの肢体がビクンビクンと跳ねまわる。それに合わせて乳房もタプタプと揺れる。リアスの口の端から涎を垂らしていた。

「んっはぁぁっ」

 屹立して主張しているクリトリスを指打したあと、悠二はリアスの身体をうつ伏せにさせる。リアスの若く瑞々しい弾力のある尻肉を左右に広げれば、沈着した色の薄いピンク色の肛門が見える。

 空気に触れヒクヒクとする菊門の皺。肛門の臭いを確かめる。嫌いじゃないと悠二は思う。SSRに相応しい美女で、湊友希那や川神舞、松本乱菊などもそうだが、体臭まで素晴らしい。においを心地よいと思えるのは美貌だけでなく、自分と相性の良さも含めての高いレアリティ評価なのかもしれない。

 悠二は秘所にそうしたように、舌先を突き出して紅髪の滅殺姫の肛門を突き立てた。皺一本ずつ嘗めるように舌先を動かす。

「んひ!?」

 変な悲鳴を上げるもリアスは起きることなく、呼吸だけは早くなっていた。肛門を観察され、このように弄ばれるなどたとえ相手が兵藤一誠であってもリアスは許容しきれないだろう恥辱だが、眠っている彼女ではどうしようもなく無自覚なまま受け入れるほかはない。

 ベチョベチョに唾液で濡れ、すっかり解れた肛門に悠二は人差し指をゆっくり挿し込んでいく。括約筋は抵抗するも少しずつ沈んでいく。

「おっ……おっ、おっっ!」

 奇声をあげながらリアスは異物感に悶える。人差し指の第二関節まで沈ませた後、ゆっくりと抜いていく。

「ほ、ほひ~~!?」

 寝ていながらも、排便のような快感に間抜けな声を上げるリアス。

 眠っていながら快感を与えて好感度を向上させる悠二の企みによって、幾度も官能に悶え果てるたびに上昇して好感度が72になったので、ラブラブに変更する。

 そして、リアスは《ヒュプノスの囁き》が失効したことで悠二の前で目覚めた。もしもリアスが狂乱して魔力を使うことがあったときに備えて念のため、グレイフィアが悠二を守るために彼のそばで控えている。

「んああああっ……」

 悠二を見た瞬間、リアスの中で何かが弾け、下腹部の奥でカッと熱を孕み、リアスは息を詰まらせていた。熱くなりジンジンと疼き、身体が熱を帯びて火照りだす。

「ああぁぁ……」

 下腹部だけではない。変化は胸の奥にも起きていた。混乱していた思考が晴れて、熱く激しい愛おしいという想いが込み上げてくる。

 眼前の青年から目が離せない。すべてがモノクロームに映る中で青年だけが鮮やかに色づいていえる。

 今会ったばかりだというのに、リアスの魂は彼に出会ったことで激しく躍動している。心の奥深くから彼を欲している。それもただ単に欲しいというわけではなく、彼とともに添い遂げたいずっとそばにいたいという──兵藤一誠に抱いた想い以上の激しく強い想い──が溢れだしてくる。

「ふっうぅうぁううおぉうぁあああああああああああああああああぁっ!?」

 リアスがベッドの上で暴れる。全身が突っ張り、肩と両爪先を支点にしなやかな女体が弓のように弧を描く。リアスの両眼い理性の光が輝き、弱まり、また瞬き……押し寄せる情動に負けまいと抵抗するように、必死に意識を保っている。

「凄い反応だ。眠っているあいだに好感度を一気に上昇させるとこうなるのか」

「唐突に芽生えたご主人様への愛情にリアスの精神が耐えきれないのかもしれません。私のように意識がある間にご主人様に真実の愛を教えてくだされるならば兎も角──リアスは眠る前との精神面でのギャップに苦しんでいるのかもしれません」

「そうか。まあ、この後は徹底的に壊して手懐けるつもりだから別にいいけど」

 戦慄すべき勧告であった。そして、この場合──リアスにとっては実に甘美な誘惑であった。いまの、悠二への愛情と、自己破壊欲に全身焼け爛れているリアスにとっては。

 リアスの青い瞳は既に理性の光を失っている。舌を垂らし、涎でシーツを汚している。

「あ……あぁ……はへぇ……ぇへ……」

 今はリアス・グレモリーの精神、知能、価値観が、桜庭悠二の恋人という“新しい”カタチにバージョンアップされている最中だった。

 

 ◇◆◇

 

「あぁんっ、悠二~、今日も可愛がってくださいっ!」

 言いながらリアスは悠二の頬に両手で添えて、ブジュッと唇を重ねた。

 リアスが唇で貪るように口をこじ開けて、長く滑らかな舌を伸ばしてきた。悠二も唾液を馴染ませるように舌を出し入れさせて、8の字を描くように口の奥までかき回す。

「んちゅう……れろっ……ずずっ……れろれろ……んはっ……ちゅううっ」

(す、凄い。悠二のキス、激しいぃ)

 リアスはアーモンド形の眼を瞠目させ、ずっと悠二の目を見つめている。その瞳は快楽と愛情によって蕩けていた。

 元来、深い情愛を持って眷属を慈しむという性情の者が多いグレモリー家。その血を継ぐリアスと、好感度一〇〇まで高めて悠二の恋人として変化すると盲目的なまでに愛の奴隷となっていた。ラブ・ハンターとの相性が良すぎたともいえる。

 既に兵藤一誠への愛情も失せたこと、悠二からの言い含められたこともあり、兵藤家からは撤退してもう一誠とは同衾や一緒に入浴することもしていなかった。

 やがてヌルッと、リアスの舌が引き抜かれていった。そのまま舌を悠二の額や耳元、鼻の頭から顔中まで、吸いつくように這い回らせた。甘さを増した女の子らしいリアスの甘い匂いが、全身の毛穴から染み込んでくるようだった。

 悠二はあごを上げて、口を開き、舌を突き出した。

 覗き込むように首を傾げたリアスが、悠二の頬に両手を添えて、突き出した舌をヌメヌメと吞み込んでいった。そして唇と唇が密着するまで悠二の舌を吸い込んだリアスは、搾り取るように悠二の舌を吸引しはじめた。長い紅髪を揺らし、右に左に首を傾け、リアスの舌を自らの口の中に出し入れし続けた。

 グジュッ、ブジュッ、ジュボ──口元の粘りつく音の間隔がどんどん速くなっていった。悠二が突き出した舌ごと、彼から施される快楽を貪るようにしていた。

「むぐぅ、ふぅぅ、ふぅっ」

 リアスは自分でも気が遠くなるほど長く舌をピストンさせて陶然としている。悠二が再び彼女に命じた。

「唾液を寄越せ」

「はぁいっ」

 リアスが従うと、膝立ちになって上のほうから唾液を滴らせてきた。

 頬をすぼませて口内に溜めた唾液を、次から次へと滴り落としてきた。ガムシロップのように糸を引いて、悠二の口の中に降り注いでくる。悠二は口内で舌を絡めて味わいながら、ゴクッゴクッと、のどを鳴らして飲み干した。

 リアスの唾液は、果実のように甘くてフルーティーだった。

 悠二の命じる視線を受けたリアスは無言の命令に恭順して唾液をトロトロと流し込む。赤いビスチェランジェリーの肢体が前から悠二へのしかかるようにして、波打ち蠢いていた。長い紅髪が時折、悠二の頬を撫でる。リアスは悠二を覆うようにして、彼に奉仕し続けた。

 悠二はリアスのヒップを両手で包んで撫で回した。Tバックのショーツは双丘の割れ目にハマっている。そして割れ目の奥にはアナルプラグが深く入り込んでいる。

 それは取っ手の部分に大粒のルビーの付いたアナルプラグで、淫蕩に耽溺するようになったヴェネラナが娘のために作らせたリアス専用の性玩具だった。

 余談ながらヴェネラナが他にも悠二の何人かの恋人たちの分も、恋人たちそれぞれの髪色にちなんだ宝石が付いたアナルプラグを作らせてプレゼントしてあった。ヴェネラナ自身は琥珀、グレイフィアと湊友希那にはダイヤモンド、松本乱菊にはトパーズ、胡蝶しのぶにはオニキスと言ったラインナップである。

「あっ、あぁ……悠二っ!」

 悠二は細いショーツに指をかけて引っ張り上げてアナルプラグを弄る。

「あっ、ダメ。食い込んで!」

 弄られるたびにリアスの背中が反り返り、顔が天井を仰いだ。

 前後に引っ張り食い込ませたショーツは、完全にヴァギナの粘膜に埋没していた。綺麗なサーモンピンクで肉厚の小陰唇が布地を包み込んでいた。

 リアスの桃尻をたっぷりと嘗め回してから、裏腿、内腿と嘗め尽くす。尾てい骨からアナルまで、お尻の割れ目に舌を這いずり回らせた。

 リアスの膝がプルプルと震えていた。

「そんないやらしく……嘗めるなんて」

 切なげな囁き声を聴きながら、悠二はリアスのショーツを一気に足元まで引きずり下ろす。間髪を入れずに股間の中心に顔を埋める。

「ひゃぁ、ああぁぁぁっ!」

 悠二の唇が肉厚の小陰唇と混じり合った。リアスを法悦にわななかせた後、彼女に両手を壁に突っ張らせて、身体ごとヒップを突き出させた。グジュッと音を立てて肉幹が根元まで咥え込まれた。

「はうぅっ、硬い……硬いよぉ、悠二ぃ」

 ペニスの幹に膣口の粘膜が擦れて、摩擦の際に男女の混合液が泡立った。小陰唇が咀嚼するように開いて閉じる。濡れたアナルの筋が収縮してアナルプラグをぎゅっと咥え込む。

「あっ、あっ、ああぁぅっ!」

 柔らかいヒップを鷲掴みにして、腰を振り、根元まで突き入れた。

「す、すごい奥まで……おチンポが」

 リアスが脚を踏ん張り、髪を振り乱して、桃尻を突き出してきた。

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 悠二は両手でリアスのウエストを掴み、腕を引き寄せるタイミングで腰を打ち込んだ。亀頭が膣口から顔を覗かせるまで引き抜き、腰をしならせ一気に突き刺した。

「んんあっ! ゆうじおちんぽぉっ、しゅきっ、しゅきっ、子宮キッス、しゅごくれっ、しゅてきぃぃっ」

膣内の肉壁が、ギュッ、ギュウギュウッと締まった。

「あぁっ、イクイクッ、イッちゃう!」

 くびれたウエストが折れそうなほどに波打ち、丸々とした桃尻が弾んだ。悠二は猛烈に腰を振り込み、大きいストロークの突き込みを連続した。

「ああぁぁーっ、もおっ、死んじゃう!」

 リアスが立ちバックの体勢で、弓のように上半身を反り返らせた。肩を弾ませ、長い紅髪を振り乱して、ランジェリーからまろびでた乳房がタプタプと揺れている。太腿から爪先までが硬直していった。




リアスとのプレイの内容やゴージャスなアナルプラグはいただいたリクエストを参考に作成させていただきました。原作の一誠が体験したプールでのリアス、朱乃、ゼノヴィアとのイベントも全部消え去りました。あの時にはすでにリアスは堕ちていました。

そして名前だけ出た大和守安定。『天華百剣』のサ終は本当に残念でした……。


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03 (グレイフィア)

お待たせして申し訳ございません。新連載と文章がなかなか書けなくなっていたこともあって進捗が芳しくなく停滞してしまいました。
そしてまだスワップまで進めてないですが、授業参観は今回で終わり今度こそスワップに進みます。


「魔女っ子の撮影会をしている?」

 

 桜庭悠二が胡乱げな声を出した。

 お昼休みに悠二は自分の恋人たち。リアス・グレモリー、姫島朱乃、ゼノヴィア、間桐桜たちと食事をしていた。食事を終えた頃、そのような噂を聞いたのである。思わず顔を見合わせて首を傾げる一同。

 そして噂の撮影会に悠二は恋人たちと向かった。場所は体育館のステージである。

 

「凄い人だかりだ……」

「そうですわね。公開授業ですから外部から来た方も集まっているようですわ」

「カメラのフラッシュが凄いですね」

 

 人垣が出来上がっている様子を見て朱乃や桜たちも驚いていた。

 悠二も困惑しつつも、人垣をくぐり抜けて前のほうに進む。人垣を抜けた先には皆の視線を集めているコスプレイヤーがいた。

 それはかなりの美少女でアニメキャラクターの格好をしている。悠二はRoseliaのメンバーたちとオンラインゲームをするように、サブカルも好んで触れているがコスプレイヤーの姿は、悠二が知らないアニメ作品で魔法少女のコスプレだった。

 

「悠二さん、あの人は……」

「ああ、見間違えじゃないよ桜。あれはセラフォルーだ」

 

 呆れたように悠二は答えた。リアスも魔法少女を見て狼狽えていた。そう、彼女は悠二の恋人の一人であり、冥界でも権威ある魔王の一角セラフォルー・レヴィアタンだった。

 セラフォルーはスティックをくるくると器用に回し、決めポーズをする。花のかんばせは愛くるしい笑顔でほころぶ。

容姿こと可憐な少女だが、衣装は極端に短いスカートが翻り、人々の視線を引き寄せる。

 それだけない、胸元もうっすらと突起のような輪郭が、衣装に現れている──。

 

(あいつ、ノーパンノーブラでコスプレしているな)

 

 悠二はセラフォルーがこっそり楽しんでいる趣向に気が付いた。セラフォルーの秘めた嗜好。コスプレだけでなく露出による喜悦をも満たしているのだ。ステージの下から人の視線やカメラを向けられる。自分がノーパンノーブラであるとバレるのではないかというスリルをセラフォルーは楽しんでいた。

 

「セラフォルー様……」

 

 悪魔たちの領袖が自分の学校でコスプレ撮影会をしているのだからリアスも驚くはずである。

 

「あいつも公開授業には参加すると聞いていたがこんなことをしているとは。リアスが驚くのも当然だな」

「ゆ、悠二もセラフォルー様を知っているの!?」

「知っているもなにも、彼女も俺の恋人だよ」

「そ、そうなの? ……あぁ、凄いわ悠二。魔王すらも魅了するだなんて!」

 

 リアスはうっとりと恍惚な表情で悠二を讃える。

 

「いや、そういうのいいから」

「おお、ちょっとスカートの中、見えてしまったぞ」

 

 感嘆なのか驚愕なのか半々な塩梅の声を、ゼノヴィアはあげた。リアスの騎士(ナイト)であるゼノヴィアの動体視力ならば動いた瞬間に翻ったスカートの奥を見ることもできたのだろう。

 

「あんまり大きな声で言うもんじゃないよ」

 

 ゼノヴィアを窘める悠二だが、彼も翻るセラフォルーのスカートの奥に、うっすらとした翳を見つけてドキッとした。毎日と言っていいくらい裸形の美女たちを侍らせる悠二だが、こういったシチュエーションでも心を躍らせた。

 しばらく見物していた撮影会も終わりを迎える。生徒会を名乗る男子生徒が野次馬を追い払ったのだ。

 撮影会が終わるとセラフォルーは悠二とリアスに気が付いた。

 

「悠二さん! 会えてうれしいわ! 最近そっちに行けてなかったんですもの」

「セラフォルーさま、お久しぶりです」

「あら、リアスちゃん☆ おひさ~☆ 元気にしてましたか?」

「は、はい。おかげさまで。私も悠二の恋人になりました」

「そうなの! それじゃあ私と一緒ね!」

 

 セラフォルーがリアスと話しているうちに、彼女の妹でこの学校の生徒会長である支取蒼那ことソーナ・シトリーがやってきた。

 

「へえ、たしかに直接見ても美人だな」

「いかがですか、会長も捕獲しますか?」

 

 悠二の横顔をうっとりと眺めながら朱乃が訊ねた。

 

「……いや、今はやめておこう。この前、リアスに籠と矢を使っちゃったからな。しばらくはリアスのレベル上げや、ギブスンさんとのスワップに時間を使いたい」

 

 悠二が朱乃と話しているうちに、セラフォルーの妹へのスキンシップが過激になっていく。

 

「これは……」

「まぁ……」

 

 ゼノヴィアと桜が驚きの声を上げる。セラフォルーはソーナに抱き着き、頬にキスをしていた。

 

「セラフォルーさんも恋人になっても、なかなかレベル上げが進んでませんでしたね。そのせいで悠二さんも教育が行き届いてないと仰っていましたが、こういうことなんですね」

「ああ、そういうことだよ」

 

 桜の声に、好意の微粒子は含まれていなかった。言語のひとつひとつは、けっして不公正ではなかったのだが、声がそれを裏切っていた。

 悠二が同性同士の過度なスキンシップやプレイを好まないことを知る桜たちは、セラフォルーの振る舞いがそういった彼の心象を損ねることを知っている。彼女らとしても悠二の機嫌を損ねる行いはいただけない行為である。

 

「まあいい、セラフォルーはあとで教育を受けてもらうとしようか」

 

 悠二は苦笑して、美人姉妹を眺める。羞恥心が耐えきれず逃げ出した妹を姉が追いかけていた。いつか姉妹丼を楽しめるときがくることが楽しみだった。

 

 ◇◆◇

 

 放課後。

 隠れて悠二はグレイフィアとキスをしていた。十数年ぶりの学校という特殊な空間、そこに集まる恋人や魅力的な女性たちがいることで、悠二はこの場所で楽しみたいという欲求が生じた。そう思えば、彼の行動は速かった。

 

 悠二に密かに呼び出されたグレイフィアは夫と義父に取り繕い彼らのもとを離れて、悠二の指定した場所に来たのだ。

 生徒も教師も来訪者たちも通ることがない死角で、唇を合わせたのだ。

 悠二とグレイフィアは舌を絡ませて、チュッ、チュッと唾液の音を響かせながら、濃厚なキスに耽っている。

 

「んふっ……ンンッ……」

 

 グレイフィアが興奮してきたのか、悠二の頭を抱えるようにして、情熱的に嘗めまわしてきた。夫も義父もそばにいるのにグレイフィアを呼び出してキスをする。そのシチュエーションに悠二は興が乗って、甘い唾液と舌や唇の感触にたまらなくなり、メイド服の背に手を回す。

 激しく舌をからめてキスをほどいた悠二が、グレイフィアを見つめる。

 

「グレイフィア、場所を変えるぞ。存分に楽しませろ」

 

 グレイフィアは瞠目すると、すぐに慈愛に満ちた眼差しになり、瞳を蕩かせて、嫣然と微笑んだ。高圧的に命じられてもグレイフィアの表情は歓喜に満ちている。

 

「はい……! ありがとうございます。たくさん、楽しませていただきます!」

 

 グレイフィアが恭しく言った。彼女の従順な態度に悠二は笑う。

 

「じゃあ、空き教室を使うぞ。使えそうな教室はあらかじめ聞いているから、そこへ行くぞ。それと……」

 

 悠二はいらずらっぽく笑う。

 

「行く前に下着は脱いでいけ」

「え?」

 

 従順なメイドは目の下を赤く染めた。

 

「私のパンティとブラジャーがご所望なのですね。嬉しい……。勿論、喜んで捧げさせていただきます」

「ははは、欲しいのは確かにそうだけど……ノーパンノーブラにメイド服だけという格好で、校舎内を歩いて欲しいんだ」

 

 言うと、グレイフィアはウフフと笑った。

 

「生徒たちに会ったらどうするのですか?」

「大丈夫じゃないか? ちょっと透けるくらいだし。シャツの上にはエプロンもつけているんだし、さほどの目立たないと思う」

「エプロンドレスの生地も厚くはないのですが……」

 

 グレイフィアとしては悠二の恋人でいられるならば、自身の社会的な地位や名誉などいくら破壊し貶めても、構わなかった。むしろ、グレイフィアとしてはドMな心を刺激される。

 

「見せてくれよ、そして恥ずかしがるグレイフィアを見て楽しみたいんだ」

 

 素っ裸に、メイド服。透けるおっぱいとヒップ。それを衆目に晒すなど、アダルトビデオのようなシチュエーションだ。

 彼女の奇行がサーゼクスたちに知られるのはリスキーだが、ラブ・ハンターの機能やガチャアイテムを使えば誤魔化すことは可能だ。そして悠二も流石に生命の危機も感じるのでサーゼクスたちにバレないように、誤魔化す対策をするがそれはグレイフィアには伝えるつもりはない。

 そのため、グレイフィアは衆目の視線に晒される羞恥心と、サーゼクスたちにバレるかもという焦りと危機感は彼女の中には健在だ。

 そしてグレイフィアには羞恥と焦りと危機感は興奮と性快楽をより高次なものに費いあげるスパイスだ。数ヶ月による濃密な悠二の調教による価値観と思想の更新は、彼女に被虐趣味と自己破壊願望を作り出していた。

 

「仰せの通りに……、ご主人様。ノーパンノーブラで人々に見られる私の姿でお楽しみください」

 

 グレイフィアはそう言いながら、メイド服のボタンを外していく。

 

「へえ、今日はキャミソールではなくブラジャーなのか。黒くて刺繍もおしゃれだな」

 

 グレイフィアがメイド服を肩から抜いてから、両手を背中に回す。ホックをぷちっと外すと、ブラジャーを器用に袖から抜き取った。

 服を着たままブラジャーを外せるのは器用だな、と悠二は思う。そのようなブラジャーの外し方は、グレイフィアだけでなく他の恋人がしているところを見たことがあるが、その時にも奇妙な感心を抱いたものだ。

 グレイフィアが外したブラジャーを悠二に手渡してきた。

 

 悠二が受け取ったブラジャーにはグレイフィアのおっぱいのぬくもりを感じる。カップの内側に悠二は顔を埋めて匂いを堪能する。母乳が出るようになっているためか、乳の匂いがかすかにする。

 グレイフィアは前ボタンを改めてエプロンをつけてはいるが、ノーブラの乳房の形が、くっきりと浮いて、いやらしい感じになった。

 乳首もうっすらと浮いている。ノーブラだということがわかりやすい。

 

「意外とわかりやすいな」

「ああんっ……恥ずかしいです」

 

 グレイフィアは次にスカートの裾を捲りあげて、黒いパンティを前屈みになって、白いソックスに包まれた脚を通り抜け、剥き下ろしていく。

 

「ありがとう」

 

 悠二はグレイフィアの脱ぎたての生パンティを受け取った。

 パンティの股間を覆う箇所が見えるように広げる。そこは透明の液で粘つき、染みができていた。彼が鼻を近づけて匂いを嗅ぐと、濃い雌の匂いに混じり、微かにアンモニア臭がする。グレイフィアとしては絶対に嗅がれたくないであろう匂いを嗅ぐという変態的な行為をしていることに悠二は興奮を覚える。

 

「すっかり濡れているね」

「ご主人様に呼び出していただけたのが嬉しくて、それにキスも抱擁も気持ちよかったので、堪えきれず……」

「いいよいいよ。じゃあ、行こうか」

 

 悠二はグレイフィアから手渡された下着をポケットに突っ込んで、彼女の後ろについて行った。

 放課後でも生徒たちは廊下を行き来している。

 

「ああ……」

 

 グレイフィアが前のめりになって、胸を隠そうとする。

 

「ダメだっ、隠すな」

 

 悠二が言うと、グレイフィアはうつむいたまま、すっと背筋を伸ばした。

 

(おおうぅっ)

 

 グレイフィアのメイド服の胸元を見て、悠二は目が釘付けになる。メイド服がこんもりと盛り上がった胸の頂に、突起物が透けて見える。

 陥没乳頭だがぷっくりとした乳輪が服に浮き立っている……。

 しかも今は興奮でかなり乳頭が勃起している。

 悠二としては彼女がよりヒップのラインがわかるものを履いているればとやや残念に思う。服によっては、うっすらと深い尻割れが服ごしに浮いているのが見えたことだろう。

 

「あああ、恥ずかしいです」

 

 グレイフィアが悩ましげに眉を顰め、隣を歩く悠二に言った。だが、彼女の美しい瞳はぼうっと潤んでいた。

 

「恥ずかしがっているグレイフィアはとてもエロいよ。これは、男子生徒や男の教師とかと会ったらヤバイかもな」

 

 と言っているうちに、男子生徒が前から歩いてくるのに気づいた。グレイフィアが歩みを止める。

 

「そのまま歩け。胸も隠さない」

 

 悠二が小声で言う。

 グレイフィアはキュッと唇を引き結んで、いつものように礼節を弁えたメイドらしく歩き始める。

 

「え……あ……」

 

 男子生徒は呆けたような声をあげる。男子生徒の視線がグレイフィアの胸に注がれたのがわかった。

 男子生徒は訝しげな表情になって、呆然と立ち尽くしてグレイフィアの胸のふくらみを通り過ぎるまでガン見している。

 悠二がほくそ笑む。

 

「さっきの生徒、完全にグレイフィアのおっぱいを見てたな」

 

 廊下の角を曲がってから悠二が意地悪く言うと、グレイフィアは耳まで真っ赤にして、口元が緩むのをこらえるのに苦労した。

 その目はうつろで何かに魅入られているようだ。

 その後も、何人かと会ったものの、騒ぎになることもなく目的の教室にたどり着いた。

 教室にこっそりと忍び込むと、内側からドアに鍵をかける。

 

 ノーパンノーブラで歩くのは、かなり恥ずかしかったようで、グレイフィアの脚がいまだに震えている。

 グレイフィアの瞳が潤み、羞恥プレイで燃え上がっている。

 悠二は手早く机を並べた。

 

「グレイフィア、ベッドに上がれ、抱いてやる」

 

 悠二がそう命じれば、グレイフィアは表情を蕩かせて柳眉を八の字に垂れ下がっていた。

「は、はい……お、おねがいします」

 

 グレイフィアが机の上に上がると、大股開きになり、ほっそりした腕を頭上にバンザイするように掲げられ、悠二のネクタイできつく括られている。

 

「ご主人様ぁぁぁっ、セックス奴隷のグレイフィアのオマンコに入れてくださいっ……ご主人様ぁっ、あああっ、欲しいですぅぅっ……」

 

 悠二はグレイフィアの開いた脚の間に陣取ると、スカートに差し入れ、手を太ももの奥に差し込んで、内ももを撫であげる。

 

「ああっ……」

 

 グレイフィアの柳眉がつらそうに顰め、背中が弓なりにそり返った。

 

「おっと、太ももが汗ばんでいるな。興奮しているのか」

「あはああ……はあ、ああっ」

 

 グレイフィアは酔ったようにぼうっとしたように表情となり、嬌声をあげている。太ももを揉むだけで、縛られたグレイフィアの身体がくねりまくっている。昂り感度が上がっている。

 

 子供を産み、人では考えられないほど歳月を生きた美しき悪魔の太ももは、ぷるんと押し返してくる弾力が、二〇代の若さを感じさせてたまらない。

 

 悠二はグレイフィアのエプロンを外し、メイド服の前ボタンを開く。ノーブラのおっぱいが露わになる。乳頭部の薄桃色の乳首は尖りに尖って、もうピンピンだった。

 

「おおっ、すごく乳首が大きくなっている」

「ちがう……違うんです……これは、ご主人様だから……」

 

 グレイフィアが見をよじれば、おっぱいがぷるるんっ、と揺れる。

 興奮して、両手は頭上に縛られて、グレイフィアは足腰がビクビクと震わせている。

 

「コラ、一人でいい気分になっているんじゃない」

 

 悠二はグレイフィアの乳首をギュッと摘まんでよじり立てる。

 

「やッ……ッんはあ……」

 

 グレイフィアが甘い嬌声をあげて、ビクンと震える。さらに悠二は人差し指と中指の腹に乳首を挟んで、くにくにと転がした。

 

「んああ! ふぁあああああッ!」

 

 グレイフィアは艶かしく囀る。頬を火照らせ、瞳を蕩かし、表情をだらしなく淫蕩させていく。

 

「凄いエッチな声。だけど、大きすぎて誰かに聞かれちゃうかもなぁ」

 

 嘘である。既に遮音の対策済みだ。

 悠二はポケットから、先程グレイフィアからもらったパンティを取りだした。

 

「なぜ、今、出すのですか」

「これで、使うためだ」

 

 悠二はホワイトプリムをつけたグレイフィアの頭を押さえつけて、パンティを口にねじ込んだ。

 

「ムゥッ? ムゥゥ!」

 

 グレイフィアが怯えた顔でいやいやする。

 

「声が聞こえたらまずいからな。我慢しろ」

 

 言うと、グレイフィアは自分の下着を咥えさせられたまま、陶然とした表情で悠二を見上げている。

 悠二はスカートを捲りあげれば、恥部は完全に丸出しになる。媚肉が、ぐちゃぐちゃに濡れそぼっている。

 ツンと濃い性臭は、グレイフィアの独特の匂いだ。

 銀髪の殲滅女王はクラクラするほど、秘所からいやらしい匂いを発して、ぬるっとしたものを溢れさせているのだった。

 

「こんなにぬるぬるに……」

 

 悠二は指でこぼれる淫液をすくいとり、グレイフィアの眼前にちらつかせる。

 

「ン……ンンッ……」

 

 グレイフィアは恥ずかしそうに、何度も顔を打ち振った。

 ぬちゃぬちゃと、いやらしい音をさせて、膣孔の入口を指でかき混ぜながらグレイフィアを見つめる。

 

 口の中にパンティをつめられたメイドは、白磁のような喉元をさらけ出すほどに身体をのけぞらせ、悩ましい声を漏らす。

 

 両手をバンザイで拘束されて、ホワイトプリムは外れそうになるほどに、さかんにかぶりを振っている。

 柳眉をたわめ、目を閉じて長い睫毛を震わせている。

 雪花石膏の肌はわずかに赤みがさしていて、教室の中で、女の上官をムンムンと匂わせる。

 

 悠二はズボンとパンツを下ろす。

 そそり立つ小悠二を見たグレイフィアは、うっとりと目を細める。

 

「よし、入れるぞ」

 

 肉幹を膣孔に押し込めば、力を入れずともぬるっと滑り込む。

 

「ンゥゥ……!」

 

 グレイフィアが瞠目して、クンッと腰を跳ね上げる。グレイフィアのなかを進入した肉幹を膣がキュッと食い締めてくる。

 

「おおう……凄い。やはり、凄い締りだっ」

 

 肉幹が入ると逃さないとばかりに強烈な吸引力で刺激してくる。一度子どもを産んだあとだからかアソコの肉質が柔らかくなり、伸縮性がより富んだものになっている。

 蛸壺に優れた名器だ。

 

 温かみと潤みと締めつけを味わいながら、悠二がグイッと奥まで挿入すれば、グレイフィアは瞠目して、深々と差し込まれた衝撃を、ぶるっ、ぶるっと受け止めている。

 

 官能にわななき、感じているグレイフィアに追い打ちをかけるように悠二が狭い肉路を力強く打ち込む。

 

「ンンン……ンンッ!」

 

 口を塞がれたグレイフィアは、いっそう喉元をさらし、悩乱して、打ち込みの衝撃に感じ続けている。

 目元が酔ったように赤らみ、虚空を見つめる双眸が胴震いを禁じ得ないほどに色っぽい。

 悠二はメイドの腰を持ち、力強くストロークした。

 

「ンッ……ンンッ……ンンッ!」

 

 グレイフィアがビクン、ビクンと腰を躍らせる。

 悠二が口中のパンティを取り出してやると、グレイフィアはハアハアと息をしてから、喘ぎと噴き零す。

 悠二は前傾して、硬くなった乳首を吸い立てて母乳を飲みながら、右手で乳房を捏ねまくりながら腰を大きく抜き差しさせる。

 

「あんッ、ああッ、んんあッ、ありがとう、ございます……ふはあッ、あッ」

 

 グレイフィアは餓えるように見つめてきている。

 

「もっとして、ああんっ、グレイフィアを犯してっ」

 

 グレイフィアの瞳は潤み、憑りつかれたように、表情もうつろになっている。

 並べた机がギシギシガタガタと音を立てるほど強く穿ち、狭くてぬかるむ美人メイドの膣襞へ何度も叩きつける。

 

「んひんっ、な、何かくるっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 

 グレイフィアが恍惚とした表情をして、切実な目を向ける。

 

「んぉッ、はふぁあ! イク! ご主人様ッ、イクッ、イクううッ!」

「いいぞ、イッていいっ」

 

 グレイフィアはギュッと目を瞑り、身体を震わせて悶える。

 

「イク! あッ、イクッ、イクッ、イクイクイクッ────!」

 

 グレイフィアは叫んだ。艶やかな声を漏らし、美人メイドは腰をガクンガクンと淫らに痙攣させえ、絶頂のダンスを行う。

 悠二も一気にこみあがってきたものを、グレイフィアの奥に注ぎ込む。

 どんな銘酒でも味わえない、甘美な心地よさだった。

 

「はぁぁぁ」

 

 グレイフィアは大きく呼吸をする。そして同時に、きりきりと身体を強張らせ。

 

「ああんっ、み、見ないでくださいっ、ご主人様っ……私を見ないでっ、ああんっ……」

 

 膣がまだギュッと絞られた。悠二が見れば、グレイフィアの下腹部が激しくうねり踊っている。

 

「凄いイキッぷりだ」

「いやんっ、見ないでって……」

 

 しばらく震えていたグレイフィアは、やがてぐったりして目を閉じた。

 ハアハアと息を荒がせているグレイフィアの表情は、なんとも淫らすぎて、悠二はまだ昂ってきてしまう。

 この一回では到底昂りを鎮められそうになかった。




セラフォルーの台詞すごく作り難い!

・ノーパンノーブラで登場することが多いグレイフィアが今日下着着けていたのはなぜ?
 →下着を脱ぐというシチュエーションが欲しくなるときがあるから下着を着用しているときもあります。

・学園編なのにエッチの相手がグレイフィアなのはなぜ?
→ダイスの導きです
1D:8:1

1.グレイフィア
2.リアス
3.朱乃
4.ゼノヴィア
5.ヴェネラナ
6.セラフォルー
7.桜
8.別の恋人を呼びつける(奇数:咲耶、偶数:舞)

・グレイフィアがメイド服なのはなぜ?
→ダイスの導きです
1D:4:2

1.私服
2.メイド服
3.学生服
4.コスプレ

久しぶりにグレイフィアとのエッチを書けて楽しかったです。グレイフィア、大好きです。

感想、評価いただければ幸いです。


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04 (八津紫)

ようやくスワップできた……。

『アクション対魔忍』は紫が格段に使いやすくなって嬉しかったです。まあ、凜子や紅ばかり使っていますが……。
不知火もそうですが対魔忍と普通のHするというシチュエーションがなんだか不自然な感じがしてしまいます。

序盤の導入部分はリクエストにあったアイデアを採用させていただきました。


 悠二はスワップするためギブスンに指定された場所へ向かった。場所は秋葉原にあるコスプレ喫茶。そこにはギブスンの提案で悠二はスワップ対象のセラフォルーと蘭子だけでなく、川神舞も事前に向かわせていた。彼女たちに接待させるつもりらしい。

 

「舞にもコスプレさせるつもりなのかな?」

 

 目的のコスプレ喫茶に入ったのは、一四時頃だ。店の扉には『本日貸し切り』と看板が吊ってある。

 

「いらっしゃいませ! ご主人様☆」

 

 店に入って彼に接客するのはセラフォルー・レヴィアタンだった。股下〇センチかと見紛うほど短く改造されたスカートの魔法少女姿だった。店の床は鏡面のように磨かれている。悠二がセラフォルーの足元を凝視する。

 床に映るノーパンでしっとり濡れている股間を見られてセラフォルーは嬉しそうににやけている。

 

「セラフォルー、何やっているの?」

「勿論、悠二さんのお・も・て・な・し」

「はぁ……」

 

 よく見ればセラフォルーだけでなく蘭子や舞もいた。店員とお客はすべて女性で彼女たちギブスンのモンスターたちなのかもしれない。

 セラフォルーはおしぼりと水を置いて、悠二が注文したコーヒーを舞が持ってきた。ホセアの制服はセラフォルーのように超ミニスカートで、左太ももの付け根付近にほくろが見えているほど短い。そのせいで床にノーパンの股間を映していた。すると、パシャリという撮影の音が鳴る。

 

「こんにちは、ディックさん」

「こんにちは、ギブスンさん。……なんで舞のスカートの中を撮影しているんですか」

 

 ムッとしつつ悠二は舞を抱き寄せて自分の隣に座らせた。舞本人は嬉しそうだ。悠二に抱き寄せられ、独占欲を示されたこともそうだが、スカートの中を人に見られ、撮影されたことによる露出願望を満たされたことも大きかった。

 

「ゆ、悠二さん、私は別に見られても……」

「いや、ダメでしょ」

「ごめんごめん、ついね」

「まったく……」

 

 悪びれない様子のギブスンにディックは嘆息する。それでもお互いにスマホを操作してスワップをする。

 悠二は自分のもとに来たモンスターを確認する。

 

レア度:SR 点数:77 ※スワップ中

氏名:八津紫

年齢:27歳

レベル:92

交際経験:有り

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性(限定)

嗜好:マゾ傾向あり

好感度:積極的(74)

身長:164cm

体重:60kg

3サイズ:B86/W57/H85

バストカップ:D

 

 点数、レアリティがスワップしてギブスンから悠二に所有者が変更したことで、変化していた。これがスワップによる変化か、と悠二は感心したようにうなった。

 

「対魔忍……不知火の同僚か」

「そうですよ。実は不知火を捕まえたのは紫の手助けがあったからなんです」

 

 スワップした二人目のデータを悠二が確認する。

 

レア度:SR 点数:78 ※スワップ中

氏名:エスパダ・ラヴ

年齢:18歳

レベル:88

交際経験:有り

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性(限定)

嗜好:エッチなことはだいたい好き

好感度:積極的(80)

身長:165cm

体重:64kg

3サイズ:B90/W58/H90

バストカップ:G

 

「秋のところへ行ったときに会った娘か。……こういう嗜好は初めてみましたよ。バグではなく?」

「面白いでしょ。一通り教えてあるからたいていのことはこなす優秀なモンスターだよ」

「一通り?」

「SMとか露出とかアナルとか。攻めるのも攻められるのも好きな変態だ」

「なるほど……。そこまで徹底的に仕込んでいるのはうちでもそうはいないな」

 

 それこそ、傍らにいる舞や友希那などごく僅かだ。勿論、好感度最高に設定していれば悠二が望むままに応じるだろうが……。

 

「なんなら妊娠させてもいいですよ。彼女はマゾっ気も相当だから妊娠を想像しただけでイクんじゃないかな」

「いや、妊娠したら不味いでしょう。責任取らなきゃだし、そもそもスワップしているモンスターなんだから」

 

 本心か冗談かわからない、ギブスンのきわどい発現に戸惑う悠二。ギブスンは笑いながら自分の端末に転送されたセラフォルーと蘭子の設定を確認する。

 

「セラフォルーがレベル一五、蘭子がレベル一八。意外とレベルは上がっていませんね」

「うちは人数を早く増やしているから、レベル上げがちょっと疎かになっているところがあってね」

 

 友希那のような最初期に入手してが長く交わっている者、しのぶや桜のように同居して交わることが多い者、乱菊やグレイフィアのように夢中になって交わるような者は特別レベルが高い部類となっている。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 コスプレ喫茶には従業員用の部屋をギブスンが特別にお楽しみ部屋に改装していたので、彼はそのままセラフォルーと蘭子を伴って奥に引っ込んでしまった。

 

「じゃあ、俺たちもいこうか」

「ふふ、また会えて嬉しいよ。ご主人様」

「よろしくお願いします、ご主人様」

 

 五車学園の教師としての姿の紫、制服姿のエスパダに悠二は声をかける。

 既に淫蕩な笑みを浮かべているエスパダ(わざわざノーパンであると報告してくれた)に比べて、紫の生真面目そうな顔をしているラブ・ハンターの画像とは異なり、心酔と思慕が混じっているかのように表情を蕩かせていた。

 

(この態度で積極的のレベルなのか……)

 

 悠二は紫の様子に驚く。もっとクールビューティーなのかと思ったからだ。ギブスンからも聞いていたが、元はとある対魔忍に偏執的な好意を寄せていたらしいが、それが捕獲したギブスンに移行したらしい。つまりスワップしている期間は悠二へとさらに移行したのだろう。

 

(それにしたって、ギブスンさんのほうは完全服従かメロメロだろうし、これより凄いのか……)

 

 なんとも恐ろしい、と思いながらも好感度Maxの紫にも興味がある悠二。

 悠二は彼女たちとエッチが楽しみなのですぐ帰宅するため、ガチャアイテムの磁力(マグネティックフォース)で紫、エスパダそして舞を伴って自宅まで転移する。

 

「舞、お前は別の部屋にいるリアスたち新入りたちの教育を頼む」

「いいわ、がんばるから、その代わりご褒美はお願いね。ご・しゅ・じ・ん・さ・ま!」

 

 紫水晶(アメジスト)のような瞳を蕩かせた、淫蕩な恋人に軽くキスをして送り出す。

 

「よし、まずは紫としようか。……シャワー浴びるか?」

「それでは、お言葉に甘えるとしようか」

 

 紫にタオルを渡して、風呂場に案内する。紫がシャワーを浴びている間に誘惑してくるエスパダの誘いに乗ってキスでもしようかと思ったが、後の楽しみにしようと我慢した。

 シャワーを浴びて現れた紫は対魔忍のスーツ姿だった。彼女なりの趣向なのだろう。

 

「いいねぇ、不知火とはまた異なるデザインなんだね」

「ああ、これは対魔忍ごとにちがうデザインなんだ。……どうだろうか?」

「いいと思うよ。やっぱり身体のラインがしっかり出ているのがいい」

 

 悠二は偽りない本心を話した。

 

「まずは紫からだ。エスパダは見てて」

 

 悠二は紫の腰に腕を回してまま移動して、ベッドに二人ならんで腰かける。

 紫は瞳を潤ませて、悠二の太ももの上に置いた掌をすっと股間のあたりに移動させている。

 

「さあ、楽しもう。まずはキスをしようか」

 

 悠二は美麗な優しい唇にふわりと覆った。ふんわり、ぷるんと甘い唇に悠二は身体が熱くなるのを自覚した。

 

「んんっ、ぁっ、 んぅ、あはあぁぁっ、 ちゅ、んふうぅ、ちゅ」

 

 紫が陶然として吐息を漏らす。悠二は紫の唇を味わいながら、彼女の肢体を抱きしめた。

 彼女は華奢な肢体からは想像できないほど超人的な怪力と身体能力を持つのだが、肉感的でまるで雲を抱きしめたかのごとき柔らかさ。それでいて心地よい弾力が、女体を抱いている醍醐味である。

 八六センチDカップの乳が、悠二の胸板に潰れる感触はとても心地よい。

 

「ふむうう、おふう……。ああ、気持ちいいですぅ……あむん、こんなに口づけが熱いぃ……むふううう……」

 

 軽いキスから舌を使った濃厚なキスへと変わる。キスを交わしながら腕の中の紫は、先ほどから勃起した肉幹を繊細な手指で刺激してくれている。

 

「ご主人様……あぁ」

 

 紫の端麗な唇から嘆息が漏れる。その息は、甘くいい匂いがした。

 しきりに小悠二を撫でてくれていた手指が、ズボンのジッパーを下げていく。

 

「鋭意努力してご奉仕させていただきます」

 

 切なげに言いながら、ズボンの中に押し込められていた肉幹を取り出してくる。しっとりした手指に直接触られ、悠二は身体に心地よい刺激が奔る。

 

「ああ……! こんな元気なおちんちん、素敵です、ご主人様」

「そうか? サイズは普通くらいだろう」

 

 ラブ・ハンターによるレベルアップで悠二は尋常ならざる精力を持つようになった。だが、肉幹のサイズそのものに変化はなく、巨根というわけではなかった。

 

「サイズの話ではありません。内包する精力。長く活力を維持するスタミナと力強さ……多くの女性を魅了させるのも納得です。大きいだけのものでは真似できることではありません」

 

 紫はうっとりと、肉幹を見つめている。牡のシンボルに煽られて、喉が渇くのか、しきりに生唾をのみ込んでいる。

 

「こんなに大きくさせているのは、わたしにして欲しいからですね。このおちんちんに頑張ってご奉仕させていただきます」

「ああ、紫にご奉仕して欲しいから、よろしく頼むよ」

 

 紫は手を伸ばして悠二の分身を掌に包み込んでいく。そして、そうするのが自然とばかりに、ゆっくりとしごきはじめる。

 

「紫、気持ちいい。その調子だ」

 

 紫の手のぬくもり、柔らかさが肉幹に伝わる。彼女の思いやり、献身の念が伝わるよで、おのずと悠二を昂らせる。

 

「気持ちいい、このままなだと紫の手が汚してしまうな」

 

 ゴツゴツした肉幹に繊細な指が絡みつき、ゆったりと掌に力が込められる。

 既に十分以上に硬い肉塊は、パンパンに膨らんでいた。

 

「ああっ、大きい、それにすごく熱い……。いいですよ、いっぱい気持ちよくなって……。ご主人様には気持ちよくなって欲しいですから」

 

 ギブスンの教育を施されて、男の生理を知る紫は、たまらない刺激を送り込んでくれる。

 肉皮の余りを利用して、ずるりずるりとゆったりしたピストン運動が始まった。

 気丈で美しい紫が、妖しく潤ませた眼差しで、悠二の様子を伺いながらふしだらな手つきが甘い愉悦を掻き立てる。

 

「ご主人様……気持ちいいですか……?」

 

 美貌を色っぽくも羞恥に赤く染め、悠二に手淫の心地を確認する紫。仮初の主といえども、悠二に愛情を注いでいる。たとえ不可思議な力で容易く対象を移ろいでしまう愛情であるが、それ故に人心を弄ぶ支配者的な愉悦を見出して昂ってしまうのだ。

 

「おお、紫。いいぞ、気持ちいいっ……。紫の柔らかい手、たまらない」

 

 巨大な斧を振るうと訊いていたが、そんな剣呑なものを振るうとは思えない手だった。

 悠二に艶冶な微笑を浮かべた紫が手淫を繰り返す。空いたもう一方の手で、悠二の頬を優しく撫でさすりながら、唇を再び重ねてくる。お互いにたっぷりと舌を使い、絡め合い、唾液を交換して吸い合うディープキス。

 その間にも肉幹を優しくしごくのを美貌の対魔忍はやめない。優しいくも淫らな三ヵ所同時責めは、悠二を満足させる快楽を与えるものだった。

 

「むふん……気持ちいいですか? うふふ。ものすごく元気ですね」

 

 快感のあまり勃起が跳ね上がり、掌から転げ落ちようとするのを、紫は握り直し、なおもゆったりとしたリズムで擦り上げてくれている。甘やかで極上な手淫であった。

 

「ご主人様、いっぱい射精()していただけたら嬉しいです……」

 

 手指から送り込まれる官能に酔い痴れながら、悠二は紫の言葉を聴いていた。

 膨れ上がる肉幹に悠二の射精衝動に気づいた紫は、そのストロークをさらに速く大きくして献身的に快感を送り込んでくれている。

 

「おおっ、射精()すぞ、受け止めてくれ」

「はいっ、だっぷりと射精()してくださいっ!」

 

 悠二は紫の肩にしがみつくようにして、男の精を一気に噴出させた。

 びゅびゅっびゅーっっと飛び出した白濁は、被せられた掌に付着する。紫の綺麗な手を穢すことに、悠二は悦びと快感を覚えた。

 紫も子種を手指にまとわりつかせ、じっとりと濡れた瞳で悠二を見つめてくるのだった。

 

「ご主人様……。こんなにたくさん射精()しのですね。なのに、全然小さくならない。流石です……」

 

 なにが流石なのか悠二にはわからないが、掌に付着した牡汁の嘗めながら紫が微笑みかけてくる。

 まるで蜂蜜を嘗めているかのように陶然とした面持ちの紫の足元に、這うようにエスパダ・ラヴがにじり寄る。

 

「紫……。お願いだ、ご主人様の精液を私にも嘗めさせてくれぇっ」

 

 悠二と紫の光景を眺めて、昂った自分を慰めていたエスパダは我慢できないでおねだりをしてきた。

 悠二にどうするか視線で問うてきた紫に、悠二が頷くと紫は掌をエスパダに差し出した。

 

「はぁっ……はぁっ……れっ……じゅるっ……ちゅっ……はぁはぁ……」

「こら、ご主人様にお礼を言うのが先だろう!」

「そ、そうだった。ご主人様ありがとうございます」

 

 悠二は気にするなと手を振って応じると、エスパダは嘗めることを再開する。

 エスパダが紫の掌に付着した精液をすべて嘗め取ると恍惚と虚空を見つめながら、肢体をびくびくと身体を震わせていた。

 

 中途半端な状態にされている自らのズボンをパンツごと脱ぎ、ついでに上半身も服を脱ぎ捨てた。

 

「まずは二人には服を脱いでもらおうか」

 

 口中と掌を清めた紫と覚醒したエスパダにそう告げると、紫の対魔忍スーツ、エスパダの制服を脱がせにかかる。悠二は不知火の対魔忍スーツを脱がせた経験から、紫のスーツも困らずに脱がせられた。互いに身体が至近距離で密着して心が躍る。

 

「胸は隠さないでね」

 

 紫は恥ずかしがっているが、エスパダは手ブラ姿を悠二に見せつけようとしていると勘ぐってしまう。

 

 紫の胸は八六cmと大きめで、ボリューム感がある形の綺麗な乳房。乳輪はピンク色をして大きめでふっくら盛り上がっており、乳首も勃っており、しゃぶりがいがありそうだと悠二は思った。ウエストは少し細めで、ヒップはふつうくらいか。くびれのある素晴らしいスタイルだ。

 

 エスパダは九〇cmの釣鐘型の巨乳でゆったりとした存在感がある。ウエストは細めだがウエストは大きめだ。くびれのある蠱惑的なスタイルだ。

二人を並んで立たせて、悠二は後ろへ回り込んで二人の胸を同時に揉む。

 

「んんッ、ぁッ! はふうううッ、おっぱいを少し揉まれるだけでも、こんなに火照るだなんて……」

「んくッ、はあッ、んぅんッ! あ、あぁ……身体が熱いぃっ」

 

 紫とエスパダのしっとりした肌と張りのある揉みがいのある胸。違う良さを内包する胸を同時に揉める。これぞ3Pの醍醐味だ悠二は思う。

 悠二が二人の乳首をいじれば、二人は向かい合わせの形になっていくので、彼はそのまま抱き合わせた。悠二は彼女らのお尻側から手を伸ばして、膣の入り口を指で愛撫する。愛液が溢れてくる。

 

「さあ、紫。ベッドのほうへ」

 

 悠二はベッドに押し倒した紫に覆いかぶさる。彼女の乳首に悠二は口腔を近づけた。細腰をよじり身悶える美しき対魔忍。あられもなく感じまくる紫の乳首を、悠二は嬉々として舌先で嘗め転がす。

 

 舌にまとわりつかれた途端、ムクムクと硬く尖る乳首。グミのようなしこりをぶちゅるるっと吸いつけながら、舌先でその頂点を嘗め続ける。

 

「あ、あ、あぁ……。ああん、そんなにしゃぶったら……私の乳首、のびちゃいそう……あはあぁ……」

 

 悩乱する紫は女体を白い波濤のようにうねらせる。

 

「あうん、あはあ……。ご、ご主人様。おっぱいばかりではじれったい。私のあそこにもして欲しい……」

 

 紫のあられもないおねだり。横たえられた美しい対魔忍の上半身は、いつの間にか紅潮し、うっすらと汗を浮かばせている。

 快感に身を委ねるせいか、紫の呼吸は深くなっているため、その胸元も大きく上下を繰り返していた。

 たっぷりとしゃぶりつけた乳首は、淫らなまでに勃起したまま、唾液に塗れてヌメ光っている。

 

「あそこじゃぁよくわからないなぁ。気持ちよくなりたいのだろう? はっきり言ってくれないと……」

「おまんこです……。私はおまんこにもして欲しい……」

 

 美貌を紅潮させ、瞳などは泣いているかのようにトロトロと潤んでいる。

 

「そうか。ならば、望みに応えよう」

 

 そう言いながら、悠二は彼女の下腹部に顔を近づけた。ぴったりと閉じられたむっちり太ももに顔を寄せ、漆黒の草むらとで作るデルタ地帯に鼻先を埋めた。

 秘所が開帳されると同時に、ふわっと匂い立った大人の香りに、蜜に惹かれる蜂のごとく悠二は鼻先を埋めた。

 

「いい匂いだ。これが紫のおまんこの匂いなんだな」

 

 悠二の言葉に紫は思わず美脚を閉じ合わせようともがいた。けれど、すでにそこには悠二の顔があるため思い通りにはならない。

 

「だ、ダメよ。恥ずかしすぎる。お願いだからそんなことの匂いなんて、嗅がないで……」

 

 消え入りそうな懇願する声を訊きながらも、悠二は一度肺の中から空気を出して、大きく鼻孔から吸った。さらに紫の羞恥心を煽るように音を立てて吸った。




紫のレベルがかなり高いのはギブスンさんが初期に捕獲したからレベル上げ期間が長かったというところもあります。
そして好感度MAXになるとアサギへのラブっぷりがパワーアップします。怖いですねぇ~

余談ながら、悠二のところでレベル高い上位陣はこの人たちです。
湊友希那    87
白金燐子    85
グレイフィア  84
今井リサ    84
胡蝶しのぶ   83
一之瀬帆波   83
川神舞     82
松本乱菊    81
間桐桜     77

お気に入りでしかも古参組や桜庭家常駐組は特に上位に位置付けとなってます。


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05 (八津紫)

2021/12/13にR-18日間ランキング 6位になりました!ありがとうございます!

前回のアンケートのご協力ありがとうございます。凛子はスワップ編の途中で捕獲するストーリーが入れる予定です。

紫はデザインが結構なボリューム感の胸なのに、スリーサイズが悠二ハーレムではほどほどに大きいボリュームの部類なのが凄いです。


 紫の秘所から漂う芳しき薫香は、微かな酸味にバニラのような匂いを混ぜ合わせたかのよう。滴る蜜液と紫の体臭が入り混じった匂いなのだろう。

 

「凄いエッチな匂いだなぁ。こんなに甘い匂いだとムラムラしてくる」

 

 そう言うと悠二は膣口に唇を重ねる。熱く淫唇を唇の間に挟み、軽くあやしては、また互いの唇を重ねる。

 

「ほううううっ!」

 

 紫が甲高く啼くのを悠二は楽しそうに聴いていた。

 

「あ、あ、あぁ……ご、ご主人様……。き、気持ちよすぎる……」

 

 悠二の唇が女陰にかぶりついただけで、蜂腰が軽く浮く。悠二の唇に陰唇を擦りつけるかのような始末だった。

 膣への口づけを交わしながら、悠二は舌を伸ばすと、まるでそれを出迎えるかのように膣襞が絡みついてくる。悠二は舌で紫の肉襞と戯れるように這いずらせる。

 

「あはぁ、それいいっ。紫、膣中を嘗められているのに、ああ、いいのっ……」

 

 悠二は舌を這わせ、充血した突起──クリトリスを見つけた。舌を伸ばして、膣口全体をべろべろと嘗め擦るのも忘れない。

 

「あぁ! ご、ご主人様、そんなに、嘗めちゃあ……あ、あああん、アソコにもあたっている……ああ、どうしよう、本当にイッてしまいそう……」

 

 あまりの快楽に両脚を閉じ合わせようとする紫。自然と悠二の頭を太ももで抱え、さらに強く自らの秘所に接触させる結果を招いている。

 挟み込まれた悠二の方は、挟まれて視界が塞がれてしまったが、そのまま鼻先を擦りつけ、舌を這わせる。狙いは定まらないが、かえってそれが紫の予測のつかない責めとなるようで、火照りきった女体をさらなる高みへと押し上げていった。

 

「あぁ……もうダメっ……。紫、イッちゃう。本当にイッちゃいますぅ……ほううう、ご主人さ……もう、んんんんんんっ!」

 

 淫らなまでに女の色香を振りまき、ついに紫が絶頂へたどり着いた。美麗な女体がベッドの上でエビ反ると、ビクンビクンと派手な痙攣を起こした。

 眉間に深い縦皺を刻み、細首には幾本も筋が浮かんでいる。糸が切れた操り人形のように、突如として脱力し、左右に張り出したお尻がドスンとベッドに落ちた。

 激しい美貌の対魔忍の乱れっぷりに、悠二はある種の充足感と達成感を得ながら、眺め続ける。

 ベッドに落ちた女体には、ドッと汗が噴き出し、照明を照り返し絖みたいにひかる。

 荒い呼吸に、大きな乳房が激しく上下している。股間からはトプトプと蜜液が吹き零れ、潮を吹いているような有様だ。

 悠二が確認すれば、紫の好感度が八五になった。関係はラブラブに設定変更する。

 彼は己が分身が疼きを鎮めするため、そのまま紫の開かれた膝と膝の間に自らの腰部を運んだ。

 

「紫、入れるぞ。いいな」

 

 潤みを増した紫の瞳は、まるで焦点を合わせていない。未だ、ビクンビクンと美麗な女体のあちこちが震えているのは、余程高い絶頂に呑まれたからだろう。

 悠二の言葉に紫の(おとがい)が、縦に揺れるように思える。かたちの良い口元には、やさしい笑みが浮かんでいる。

 

「あんぁ……ご主人様ぁ、ハメてください……はぁぁ……」

 

 悠二はガチガチに硬くなった肉幹を秘所のあたりに押し当てた。熱く、太く、昂りきった肉幹に右手を添え、正常位で女陰を狙う。

 小さな窄まりに、亀頭が触れる。腰を押し出す。

 

「はうううっ、あ、あ、あぁん……」

 

 悠二の亀頭部が埋まり込むと、ゆっくりと腰を押し進めた。

 

「あ、あ、あぁ……ふうん、あふうん……あっ、あはあああ……」

 

 肉幹がずるずると潜り込んでいくのと同じペースで、紫の口から溜息のような喘ぎが悩ましく漏れる。

 ぬるぬるぐちゅぐちゅのうねりの利いており、細かい襞が密生して、繊細かつ、丁寧に、肉幹全体をくすぐってくる。

 

(おお、これは! 凄いな! うっかりすると暴発しそうだ……)

 

 悠二は温かい肉布団に包まれる感触が下腹部に伝わり、紫の膣は腰に力を入れてピストンしなければ出し入れしにくいほどの締めつけが強い優れた俵締めの名器。二、三回ピストンするだけで暴発するかもしれないと悠二は危惧した。

 

(そんな、勿体ない!)

 

 恐らくはギブスンのモンスターたちの中でも屈指の名器なのではないだろうか。自分が支配下に置いているモンスターたちにも名器と言える女性たちはいる。紫は彼女たちにも勝るとも劣らない逸材だ。

 

(レベル九一だったか。ギブスンさんも気に入ってよくエッチしているのだろうな)

 

「あはぁ、き、気持ちいい……ご主人様のおちんちん、気持ちいいの……ぁっ、ありがとうございますぅっ、んんっ! くうんっ!」

 

 切なげな表情の美しき対魔忍は喘ぎながら感謝の言葉を言った。悠二は亀頭部にあたる手応えを理解した。深い絶頂に降りていた子宮口にぶつがったのだ。

 悠二の逸物を根元まで呑みこみ、膣洞は熱く、愛液で潤み、無数の襞が柔らかく肉幹全体を包み込んでは、くすぐるようにして悠二の小悠二をあやしてくる。

 

「は、は、はぁ……くふぅ、ふぅ……あぁ……っ」

 

 女体をぴくぴくと小刻みに震わせながら荒い呼吸を吐く紫。子宮口を鈴口で擦れるのが、よほど感じてしまうらしい。

 

「だめよ……あぁ、ご主人様に挿入されただけで、紫は、またイッてしまいそう……なんてすごい、おちんちんなの……」

 

 あちらの方面で、褒められて、悪い気がしない。それも紫ほどの美女から逞しさを讃えられるのだから、男としての自尊心を大いに満たされる。

 

「紫も素晴らしい……。熱く、むぎゅっと締め付ける塩梅……なかなか味わえない」

 

 膣の入口がむぎゅりと締まると、埋め込んだ膣肉全体が狭隘に挟まって、悠二の肉幹を締め付けてくる。子種を求める牝の本能のなせる業。愛情たっぷりに、優しく包み、すがりつくようだ。

 

「あぁん、だってご主人様が、紫の奥まで……。それに、すごく熱くて、私のアソコ、火傷してしまいそう……」

 

 紫が啼くと、さらに膣肉が締まる。今にもトロトロに溶け崩れそうな媚肉だが、ぐにゅんと締め付けて、さらに悠二の性感を昂らせのだ。

 窮屈なまでに膣肉が悠二の分身にぴったりと密着したまま、締めつけ、あるいは蠕動して、うめった女肉の感触をたっぷりと味わわせてくれる。

 発熱でもしているかのような熱い坩堝。蜜さながらに濃厚で粘着質な愛液。多量の淫液に満ちた狭い洞孔は、紫の意に関わらず繰り返し艶めかしく蠕動し、さらに悠二の肉幹を揉み潰す。

 

「んんあっ! ご主人しゃまおちんぽぉっ、しゅきっ、しゅきれすぅっ、子宮キッス、しゅごくれっ、しゅてきぃぃっ」

「俺も、紫の身体、好きだ。気持ちよすぎだ。うっかりすると射精()してしまいそうだ」

 

 突きこまれていた怒張を牝襞で絞り込み、紫はざわざわと鳥肌が立ってくる。唇の端から涎が零れてしまうのも、気にする余裕がない。

 悠二も尻穴をぎゅっと窄め、射精衝動を押さえ込むことはできたものの、甘く疼く肉欲にも耐えるのは難しい。

 衝動的に悠二は、熱く紫の唇を奪う。紫の舌が差し出され、彼女の口腔の中で自らの舌とねっとり絡み合う。

 情熱的なキスの余韻を味わうように、鼻と鼻を擦り合わせ、彼女の首筋に唇を這わせる。

 

「あはぁ……ご主人様、紫は、幸せです……。スワップしていただきてありがとうございます」

 

 悠二は美麗な女体に抱き着くように自らの身体を折り、腰を動かした。女性的な張り出した腰部に手をあて、顔を豊かな乳房の谷間に埋め、悠二は存分に腰をしならせ打撃を打ち込む。

 

「ひうっ、あふぅ、あ、ああ、あはん、あぁん……じゃーめんっ、らしてぇっ、めしゅいぬの、むらしゃきの、おまんこに、ご主人しゃまのきちょーなじゃーめんっ、たっぴゅりっ、お恵みくらひゃいぃぃっ」

 

 細く狭まったままの女陰が、牡汁を絞り出さんと激しい蠕動をはじめる。その肉幹にぐちゅる、ぬぢゅっと律動させる気持ちよさ。

 

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 

 悠二の激しい打ち付けに情感を昂らせる紫が、またしても絶頂に昇りつめた。

 美しい肢体をヒクヒクと引き攣らせ、艶めかしく啜り泣く美しき対魔忍。悠二の後頭部を匂い立つ腕でみっしりと抱き締め、豊かな乳房を押しつけてくる。

 流石は怪力で知られぬ対魔忍だ。細腕だが驚異の膂力で抱き締められている。イッても力を暴走させない辺り、流石は一流の対魔忍である。

 

 イキ乱れ、しとどに汗まみれの女体。その噎せかえるほどの甘酸っぱい芳香が、谷間で溺れる悠二の鼻腔をくすぐる。吸いつくような乳肌は、その湿り気もあって顔が心地よい。

 紫の乳房に顔を埋めて、グングンと悠二が大きく腰を使うと、紫の豊かな乳房がたっぷたっぷと波打つ。内側に満たしたたっぷりの脂肪を見せつけるかのように、横たえて少し左右に流れた乳塊は、その先端をつんつんにしこらせたまま、時折跳ね、時折上下に踊り白い乳肌に寄せて返す肉の漣を繰り返す。

 

「あひぃっ、はあっ、はあっ、んっんっんっあっ、イクっ、イクっ、めしゅいぬ紫、マジアクメっ、キメまちゃいますぅ! あ゛あぁっ!」

 

 快美恍惚に戦慄く紫に、悠二はその乳房を掌に捕まえ、ぐにゅりぐにゅりと揉み潰した。

 掌から零れた乳脂肪がひり出され、ただでさえ大きくなった乳首をさらに肥大させる。

 

「ああ、いいっ。ご主人様……あぁ、いいのぉ……紫、またイクぅっ……」

 

 美麗な女体がぐんと背筋を持ち上げてエビ反り、美しい弧を描いた。息を呑むほどの美貌が真っ赤に紅潮している。

 ビクンビクンちイキ乱れる対魔忍の媚肉に、悠二はその律動のピッチを上げて抜き挿しさせる。

 

「あはぁ、は、激しい……オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 

 浮き上がった背筋はドスンとベッドに落ちたが、蜂腰だけが再びぐいぐいと持ち上げられる。

 主君の抽送に合わせた、美しき奴隷のふしだらな練り腰。婀娜っぽいその腰つきは、自らの快感を追うと共に、悠二を官能の深淵へ引きずり込む動きだ。

 ぐちゃぐちゃにぬめっているのにどうして摩擦するのか、その強烈な心地よさに、今にも陰茎の芯を熱い液体が駆け抜けそうな予感を覚えた。

 

射精()すぞ、紫っ!」

「んんおっ! ああっ! あぁぁぁっ! あはぁっ、んっ、んへぇっ、紫の膣に、射精()して……」

 

 ごりごりと子宮口に突き込みように、何度もせわしなくストロークを繰り返す。

 紫の股間からはグチュグチュと膣内を掻き回される淫音が響き、夥しい量の男女の混合液があちこちに飛び散っていく。

 

「紫……イクぞ」

「イッて、ご主人様、早く、イッて……あうううっ、私もイクぅ……っ!」

 

 蜂腰を練り続ける紫の声には、完全に取り乱した狂騒の艶が乗っている。子宮口を叩かれる感覚に、紫は絶頂に打ち上げられている。

 悠二は鈴口から多量の白濁液を吐き出した。ぬめる肉襞に夥しい白濁をドクドクと注ぎ込む。

 

「ひぐううぅぅっ!? なからひぃぃきらぁぁっ! ご主人様の、せーしぃぃぃっ! はああぁぁぁ……ご主人様の精子、あつぅいぃぃ……。いいっ……精子に()かれるの、気持ちいいっ……」

 

 あれほど締め付け女壺がぶわっと拡がり、悠二の精子を支給でぐびぐびと飲み干しながら、再びイク。

 

「ああ、ご主人様……キスして……ご主人様と熱いキス……」

 

 ビクビクンと派手にイキ乱れながらキスを求める紫の望み通り、雄二は射精した後の陶酔感に浸りながら、その官能溢れる唇を貪った。

 汗ばむ女体の抱き心地のよさを味わいながら、ねっとりと口づけすると、かたちのよい小鼻から「むふん、むふん」と熱い吐息が漏れる。

 紅潮した美貌は発熱しているかのようにぼうっと紅潮させ、瞳などはぐるんっと黒目が瞼の裏にまわり、ほとんど白目を向いている。

 未だに脈打つ肉幹を丸呑みさせたままの媚肉に、打ち付けながらも悠二と紫は唇をいつまでも重なったまま、貪り続けた。




次回はエスパダ・ラヴ回。あのド変態らしいHを書けるか自信はありませんが頑張ります!

評価・感想をいただければモチベーション向上にも繋がり幸いです。


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06 (エスパダ・ラヴ、紫、乱菊、桜)

ちゃんとエスパダ・ラヴとかとエッチな話を作れているでしょうか?
今回、後半の展開はリクエストを参考に作りました。リクエストありがとうございました。


 桜庭悠二は紫に肉幹を挿入したまま、キスしたり乳房を揉み、乳首を弄るうちに一度は果てた肉幹が再び活力を取り戻して肉幹が緊張した。元気になった肉幹を悠二は紫の一番奥まで突っ込んだ。そしてそのままロングストロークのピストンを始める。

 

「ダメ、待って、イッたばかりだから」

「ムリ、待てない。このまま、紫をチンコでまたイカすから」

「っっ!? ぁっ、ああっ、あへへっ、おほっ、あへっ、んおっ、ほぉっんっ」

 

 悠二は紫の肢体をギュッと抱いて、腰を振るいガンガン突き続ける。

 紫は悩乱しながら、悠二にしがみついてきている。イッたばかりで敏感になっている肢体は継続して性感を刺激され、心身を焼く快楽の炎を再燃させられた。

 

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! へぐぅっ! ん゛へえぇぇっ! っ゛っ゛っ゛!」

「イクぞ。このままイクからね」

 

 紫がぼうっとした、せつなそうな目で悠二を見る。快楽に酔っている瞳で見られることで悠二の興奮は跳ね上がる。彼の全力ピストンで精液が上がってきている。

 両手で紫の頭を押さえて猛烈なキスをしながら、ガンガン奥を突く。

 

「おぉ、出る。出るよ」

 

 紫を抱きしめ悠二は肉幹を奥まで突っ込んで思い切り射精した。びゅるるるると精液が吹き出て、紫の中を満たしていく。

 

「はあっ、う゛ううっ! っ────! っ! ぁっ、っっ! ぁぁっ、っっっ!」

 

 嬌声をあげる紫の黒目は瞼の裏にぐるんと隠れて、その口から赤い舌先を突き出していた。唾液が垂れてシーツに落ちる。

 悠二は紫の中に精液を塗り広げるように数回往復させてから肉幹を抜く。紫は目をつむりぐったりして大きく息をしている。

 

「お掃除フェラまでがセックスだからね」

 

 悠二が肉幹を顔へ近づけると、紫が薄目を開いて、表情は嬉しそうに綻びまるで光に誘われた虫のようにふらふらと顔を近づけて咥えた。

 

「んううんっ、んふううん、んっ、んふ……」

 

 そして唇で肉幹を挟み、舌でゆっくりと亀頭を嘗めてくれる。整った顔立ちの美形なのに、頬をクポッと凹ませて、桃色の唇で肉幹をキュッと絞り上げて、長い黒髪をサラリサラリと揺らしてヂュポヂュポと肉幹をしゃぶってる。

 

「はぁ、はぁ、んッ、ちぷっ、ちゅる……んはぁっ、うぅん、れへぇ……はぁぁ、ぢゅるんっ……」

 

 しばらくの間、悠二はじっくりと楽しませてもらった。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 紫とのセックスを堪能した後、次はエスパダ・ラヴだ。

 

「あぁっ! 待ちわびたよご主人様……!」

 

 エスパダ・ラヴは悠二が紫を貪るようなセックスを眺めているだけで興奮したようで、最初から濃厚なキスをしてきた。

 

「んんっ、ぁっ、 んぅ、あはあぁぁっ、 ちゅ、んふうぅ、ちゅ」

 

 エスパダ・ラヴは既に全裸だから悠二は彼女の服を脱がせる過程もなく、舌を絡めながら彼女を抱えてマットを敷いた床に悠二は腰かける。ベッドには紫がまだ横たわったままだ。

 

「あん。オチンチンがまだまだ元気で嬉しい。……私という性処理奴隷を思う存分に使ってください……。私も紫と同じくご主人様に都合がいい完璧な操り人形であることを証明してみせます!」

「じゃあ、どんなサービスしてくれる?」

 

 ウフフ、とエスパダ・ラヴは艶然と笑いながら、大きな乳房を悠二の股間に近づけてくる。エスパダ・ラヴの深い谷間に、硬くなった悠二の肉幹が挟み込まれる。

 

 

「おっぱいに柔らかさがないと、しにくいんですよね、これ……」

 

 と言いつつ、エスパダ・ラヴは湯船の中で身体を揺すって勃起を乳房でシゴき始めた。

 

(おお、これは……気持ちいいパイズリだっ)

 

 柔らかな乳肉に擦られるのも気持ちがいいが、エスパダ・ラヴが与える乳の圧力や彼女が潤滑剤代わりのため垂らす唾液の温度、そしてそれが肉幹に粘りつく感触、どれもが絶妙な性技だった。

 

「あんっ、おっぱいの間でオチンチンがビクビクしてるっ。元気過ぎるぅ」

「気持ちいいぞ。エスパダはパイズリが上手いな」

「フフフ、ありがとうございます。これでも、ギブスン様の準寵姫だったのですから!」

「準寵姫?」

 

 聞きなれない単語に、悠二は言語学的質問をした。準寵姫とはどのような存在なのか。

 エスパダ・ラヴは絶妙なパイズリをしたまま、悠二に説明した。ギブスンはラブ・ハンターで捕獲して調教したモンスターたちを性奴隷(スレイブ)と呼ぶ。その中でも奴隷達の管理・統括・操作の権限を持ち、ギブスンに次いで奴隷への強い権限がある奴隷が寵姫。そしてその下にあって性奴隷(スレイブ)の中でも特に高い評価を得ている者たちの呼称らしい。

 

「ちなみに紫は五人の寵姫のうちの一人なのですよ。奴隷の中では最も完成度が高く、すべて奴隷の最上位に立つ存在です」

「固有名詞のカテゴライズや序列化……、ギブスンさんの闇を感じるな」

 

 肉幹はエスパダ・ラヴの奉仕によって硬くなったままだが、内心は寒気を感じる悠二。

 

「ギブスン様が寵姫をスワップしたのはご主人様がはじめてなのですよ。とても親しく感じられているのでしょう」

「それは、まあ、光栄かな。そういえば君が文化祭で堕としたっていう二〇〇人の女子生徒ってのは、君が捕獲されてからはどうしたんだ?」

「既に『調整』してギブスン様に献上しているよ。正気を取り戻さないように心をへし折って、徹底的に壊して作り直して忠誠心を植え付けて、奴隷として生まれ変えらせたんだ。ギブスン様の操り人形のコレクションとして納められている……もしかしたら、ご主人様のお目に留まる娘がいましたか?」

「いや、いないよ。というか、訊いてちょっと後悔している」

 

 自分は悪の親玉と親交を持ってしまったのかと思ってしまった。それから伊介のような戦闘力がある一部奴隷は私兵的な存在で、「ギブスンの意と目的に沿わない者」は身体的あるいは社会的両面で排除・破壊しても構わないと本気で考えているという話を訊いてますますげんなりした。

 

「なんだそのゲシュタボとかオプリーチニキみたいなの。……もう、パイズリはいいよ。中に入れさせて」

「ウフフ、そうだね。無粋な話はここまで。ご主人様をたっぷり楽しませて御覧に入れます。私はディック様の性処理奴隷だからね!」

 

 エスパダ・ラヴが腰を浮かせて、悠二に跨いできた。そのまま悠二の腰の上に尻を落とす。ぬめった女の中に肉幹がずっぷりと嵌り込んだ。ローションも要らないくらいエスパダ・ラヴの秘所は濡れていた。

 

「あううう! んん、ああ……か、かたいっ、なんて逞しいのっ」

 

 エスパダ・ラヴがギュッとしがみついてきた。悠二もエスパダ・ラヴを対面座位で抱っこして、腰を揺する。

 

「あああんっ……ああっ、硬いのが、奥まできてるっ……だめっ……ああんっ、ご主人様っ……ああっ、あんっ、そんなのっ……」

 

 エスパダ・ラヴが切なげに眉を寄せ、潤みきった目を細めて見つめてくる。欲情して燃え上がっている目だ。悠二も見つめ返した。

 柔らかな女体を抱きしめつつ、エスパダ・ラヴの甘い吐息が顔にかかる。汗に濡れたなめらかなエスパダ・ラヴの肌と悠二の肌がこすれ、大きな乳房が密着する。

 

「すごいっ……気持ちいいっ、アソコはウネウネくねるっ、エスパダのなか……」

 

 イソギンチャクな名器だけが心地よさではない。締まった美巨尻も弾力があって、エスパダ・ラヴの尻が身体に当たる衝撃が心地よい。

 

「ウフフフ。ご主人様のも熱くて、あんっ……凄い気持ちがいいのっ」

 

 端麗な美貌が苦しげな表情に歪んでいる。だけどそれは、官能に堪えている淫らな表情だった。

 悠二は昂り、エスパダ・ラヴに口づけをして、そのまま舌を這わせペロペロと首筋や肩、そして耳の奥まで嘗めてしまう。

 

「あんっ……んんっ……はぁんんっ……くすぐったいっ。ああっ……いいっ、ご、ご主人様のオチンチン、奥までっ……すごいっ……あっ、あっ……はあああンッ!」

 

 エスパダ・ラヴの呼吸が乱れ、息遣いが荒くなる。深い呼吸をするたびに、エスパダ・ラヴの膣が収縮して勃起を締め付けてくる。

「くううっ、エスパダ・ラヴのおまんこっ、うねりながらの締めつけがすごいっ」

 

 悠二が称賛するとエスパダ・ラヴが顔を近づけてきて、とろんとした目でウフフと笑う。

 

「ぁはあっ! ご主人様のオチンチンすきっ! 私のこと突いて、ハメて、キモチヨクしてくれるからだいすきっ! だいだいだいだいだ〜いすきっ! 私の使い心地、気にってくれましたかぁ?」

「凄くいいぞっ、スワップしてもらえたこと感謝してる」

「嬉しいっ! 私はご主人様に絶対忠実な性処理奴隷だから存分に使ってくださいっ! んひっ!? あ゛へぇえ゛え゛え゛────っっっ!」

「絶対? 不可思議な力で自在に操られてしまう奴の言うことを信じられると思うのか?」

 

 出来心で加虐的(サディスティック)な笑みを浮かべて意地悪なことを言う悠二。言いながらも、ギュッとしながら下から突き上げる。

 

「あんっ……あんっ……ぁぁあああ……」

 

 と、エスパダ・ラヴは美貌を歪ませながら、気持ちよさそうに顎をそらせ、くい、くいっ、と腰を使いはじめる。

 

「ぁへへっ、そーです、私、エスパダ・ラヴは簡単に操られる、バカでどうしようもない女ですっ!」

 

 美貌を歪め、鼻水が、涎が、涙が、エスパダ・ラヴの美顔から零れはじめる。巧みな腰使いで肉幹の根元から揺さぶられる心地よさに報いるように、柔らかい肢体を抱きしめつつ、ぐいぐいと突き入れる。

 

「わた、しっ、私はご主人様の性奴隷です! 全部言うこと聞きます! 逆らいませんっ! 疑問ももちませんっ、ぜんぶご主人様の言うこと聞きますっ!! 設定されれば誰でもご主人様の奴隷ですっ、いっぱい犯されて、心も身体も全部あやつられるのがわたしのしあわれれしゅっ!! ご主人様に奉仕して、管理されて消費されるのがわたしの存在意義でしゅっ! だからはやくうあああああぁぁああぁぁああああっっっ!?!?!?」

 

 隷属の誓いを口にしながらも、エスパダ・ラヴは腰を淫らにうねらせてくる。

 

「認めよう。俺はお前の主となろう。短い期間だがお前を主として使ってやるっ!」

「ありがとうございますっ! ご主人様の所有物である私の体や穴を、もよおした時にはいつでも使ってくださいっ」

 

 悠二はエスパダ・ラヴを抱きしめがら大きく突き上げた。熱い白濁液がエスパダ・ラヴの中を満たす。

 

「んぉおおおぉぉっ!? お゛ほおおっ! ほっ、ほぁっ、ぁっ、ご主人しゃまの、おせーし排泄用の、しきゅーにぃ、ビュンビュン飛んでるぅっ……中らひっ、お恵み、いたらひっ、あ、ああ、ありがとう、ございましゅうぅぅ……」

 

 

 ◇◆◇

 

 

 スワップして六日目。金曜日。紫もエスパダ・ラヴもその週にたびたび呼び出して悠二は交わった。二人同時のときもあれば、一人だけのときもあり、中には恋人たちと交えての饗宴もあった。

 エスパダ・ラヴ、紫、そして二条秋と水城不知火で大事なところをお盆で隠しながらの裸踊りなどもさせたことがあった。

 今の好感度は紫が八六でエスパダ・ラヴが八八となった。

「わんっ、わんわんっ」

 

「わんわんわんっ!わぉおおおおおぉぉぉぉん……っ」

 

 一糸まとわぬ美女たちがいた。

 身につけていたものはすべて脱ぎ捨てて、だらしなく舌を出した二人の女。

 

 黒革の首輪、それぞれ違ったデザインの犬耳と尻尾を身につけた女達が、それぞれ競い合うように悠二の足元に擦り寄り、その場でお座りする。乳房は丸見え、秘所の縮れた秘毛も露わに、犬そのもののポーズ。

 

 腰まで届く黒髪を括った気丈そうな美貌の対魔忍──八津紫。

 

 美しい金髪を括った妖艶な美女──エスパダ・ラヴ。

 

「わんっ、わぅ~ん!」

 

 エスパダ・ラヴの昏く濁った目が悠二を捉える。秘所には卵型のバイブが突っ込まれたまま太ももで固定されて、垂れた愛液が照明に照らされててらてらと光る。

 

「エスパダ、どうした? また『芸』したいのかな?」

「わんっ!」

 

 はっはっはっ、と息を切らし、エスパダ・ラヴは興奮気味に悠二の足元を走り回る。『芸』をすれば快楽を与えてくれると学習した証拠だ。

 

「お手」

「わんっ」

「おかわり」

「わんわんっ」

「ちんちん」

「わぉんっ」

 

 勢いよく股を開いて膝立ちのポーズ。剥き出しの乳房がぽよんぽよんと揺れるのが愛嬌があって可愛いらしい。

 

 秘所は既に気持ちよさのあまりしとどに濡れて陰毛も恥丘に張り付き、肉貝がぴくぴくしているのを、彼女は取り繕うそぶりもない。それもそのはずで、今のエスパダ・ラヴは悠二の飼い犬であり、羞恥心も理性も棄てているからだ。ただ悠二に盲従して彼から与えられる快楽を貪るだけである。

 

「よしよし、エスパダ。お利口さんだ。よーしよし」

「わぉーんっ………くぅん…っ…くふ…っ」

 

 悠二がエスパダ・ラヴの頭を撫でて褒めると、エスパダ・ラヴは透明な汁を垂らしていた秘所から、大量の小便を垂れ流す。所謂嬉ションだった。

 これはあとでお仕置きだなと、悠二は決めた。犬であっても主人の許可なく粗相することは許されない。

 

「次だ紫、三回回って『わん』」

「はっ、はっ、はっ、はぁぁ…………わんっ!」

 

 ぷるぷると身体を震わせて絶頂しているエスパダ・ラヴの隣で吠えたのは、対魔忍の紫だ。バタバタと忙しなく回転して、最後にとびきりの笑顔で吠える紫。

 ご褒美に悠二が先程まで履いていた靴下を渡せば喜んで臭いを嗅ぎはじめる。かつては崇拝する対魔忍の体臭を嗅いで興奮していた紫も、今ではご主人様である悠二の臭いで絶頂に至るようになった。

 

「遠慮するな、そのままイッていいぞ」

「わぅ~ん……わんわんわんっ!!……ぐふっ、わふ―――んっ!」

 

 腹を見せるように寝転がり、だらだらと涎を垂らして、舌は大きく突き出したまま、焦点の合わない瞳でイキ狂う対魔忍。

 

 

「わ……んん………っ」

「あへ……っわぉん……!」

「いい塩梅だな」

 

 二人ともすっかりペットプレイが板についてきた。好感度の向上もあってほぼ無条件にどんな淫らな命令でも従うようになっている。

 

「エスパダ・ラヴ、紫、二人とも整列しておすわり!」

 

 従順な忠犬たちを待たせたまま、ラブ・ハンターでモンスターを呼び出す。呼ぶのはすぐに来ることができる恋人だ。

 

 

 恋人たちが来るのを待つ間、悠二は雌犬たちを見る。

「紫、エスパダ、尻を向けろ」

 二人は従順に尻を向ける。尻尾が埋まったままの美尻が眼前にある。

 

「紫とエスパダ・ラヴは人間に戻ることを許す。ただ、その姿勢は変えるな」

 

 尻尾を抜き二人の尻を叩く。

 

「きゃうんっ」

「くふぅんん」

 

 悶絶する紫とエスパダ・ラヴ、二人の少し着色している肛門の臭い嗅ぎ嘗めている間に恋人がやってきた。本日、外出せずマンションにいた松本乱菊と間桐桜だ。スワップされた者たちとの自己紹介もそこそこに悠二は指示を出しははじめる。

 

「乱菊とエスパダ・ラヴは口でして。桜と紫はキスしよう」

 

 乱菊とエスパダ・ラヴが争うように悠二の肉幹にしゃぶりつく。二人は譲り合うだとか協力して奉仕する気はないようで肉幹にしゃぶりつく。

 

「はぁ、はぁ、んッ、ちぷっ、ちゅる……んはぁっ、うぅん、れへぇ……はぁぁ、ぢゅるんっ……」

「じゅぶぉっ、じゅるる、んふ……じゅぶん、ぢゅるぢゅるっ、じゅぷっ、じゅぷっじゅぷっ、んふぉぉ……」

 

 その間、悠二は桜とキスして、紫には乳首を嘗めさせる。桜は控えめだが、意外と強情なところがある。そして彼女は桜庭悠二の恋人としてのプライドがある。

 

「んちゅう……れろっ……ずずっ……れろれろ……んはっ……ちゅううっ」

 

 紫やエスパダ・ラヴへの対抗心は強かった。桜は紫に見せつけるように悠二の首に手を回して濃厚なキスをしてくる。悠二も舌を絡ませ唾液を彼女に飲ませる。まだキスを続けようとする桜を悠二は離して紫とキスをする。

 

「んんっ、ぁっ、 んぅ、あはあぁぁっ、 ちゅ、んふうぅ、ちゅ」

 

 紫は桜のことなど眼中にない様子で、餓えたように衝動的に、情熱的に悠二の舌を吸ってくる。

 

「乱菊と桜が交代して」

「はぁいっ」

「はいっ」

 

 桜が奪うような勢いで肉幹を咥える。

 

「じゅぶぉっ、じゅるる、んふ……じゅぶん、ぢゅるぢゅるっ、じゅぷっ、じゅぷっじゅぷっ、んふぉぉ……」

 

 肉幹を取られたエスパダ・ラヴは肉袋と玉に舌を伸ばす。

 

「んはあああ……はああああんっ、んへぁぁ……んっ……」

 

 上半身では紫が悠二の口から離れず熱心に口づけを交わす。悠二の身体を使ってオリジナルメンバーの恋人たちとスワップできた性処理奴隷たちの対抗戦のような形になってきている。それぞれで桜庭悠二を奪い合っている。この状況は男として、支配者としての悦びに満たされる。しばらく満喫させてもらおう。

 

 女性たちが疲れてきたところで、悠二は紫とエスパダ・ラヴを連れてベッドへ行った。まずは紫の秘裂に肉幹を挿入する。腰をしならせ豊かな巨尻に打撃を打ち付ける。

 

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」

 

 そしてその横にエスパダ・ラヴを並べる。そして指を秘所に入れた。ぐりぐりと弄る。

 

「んほおおおおおおっ!」

 

 紫に挿入しながらキスをする。その次に指を動かしながらエスパダ・ラヴにキスをする。

 

「んんっ、ぁっ、 んぅ、あはあぁぁっ」

「ちゅ、んふうぅ、ちゅ」

 

 紫の胸を揉み、次にエスパダ・ラヴの胸を揉む。紫の乳首を咥えて母乳を啜り、次にエスパダ・ラヴの乳首を咥えて母乳を啜る。紫とエスパダ・ラヴのあえぎ声が重なり耳に届く。性処理奴隷の贅沢な使い方だった。

 

 紫の片足を持ち上げ、それをくぐり松葉崩しの体勢から側位になった。肉幹がより深いところにまで入り紫の官能を昂らせるところを、悠二が彼女と指を絡めるように手を繋ぐことで、紫の心はさらに踊りより情熱的な喘ぎを漏らす。

 

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 

 後ろからハメた状態で顔を後ろに向かせてキスをする。右手は紫と繋ぎ、左手は紫の頭を固定しながら胸を揉む。

 

「エスパダ、耳を嘗めろ」

 

 欲情に歪んだ笑みを浮かべたエスパダ・ラヴが巨乳を、悠二の背中に押し付けるように寄りかかる。

 

「ご主人ひゃま、ご主人様のおみみ……私がはむはむしちゃいますね……ちゅぷっくちゅ……」

 

 エスパダ・ラヴが奉仕を始める。熱い吐息と悩ましい声とともに、両耳から交互に流し込まれるエスパダ・ラヴの水音はたまらない。

 下半身を突き抜ける衝撃に紫が呻くと、悠二はすぐにキスで黙らせる。乳首を捻りあげ、子宮口をドンドン突き上げて抵抗を弱らせる。紫も悠二の意向を受けて衝撃と官能を受け入れて悩乱している。

 そこへ耳を嘗めながらエスパダ・ラヴの手が悠二の肛門へ伸びてきた。最初は優しくいじっている。そして大胆に指を動かし始めた。頭を突き抜ける刺激が来た。衝動的に紫への責めが激しくなる。

 

「ふああっ、あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

 

 そして数分も続けると、ついに紫の体が硬直した。

 

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、ああっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!! っ────!!」

 

 紫はくぐもったうめき声を出して絶頂した。中もキュンキュン締まっている。紫の絶頂をより大きくするために悠二は腰を軽く動かす。そして、紫の体から力が抜けたところで肉幹を抜いた。

 

 次はエスパダ・ラヴだ。半身をひねり、エスパダ・ラヴの腕を掴みベッドに寝かせる。股を開かせて一気に突き入れる。

 

「んおほっ!? ああぁっ……おちんちんきたぁっ、ん……」

 

 中は指で弄ってたから前戯なしでも十分濡れている。悠二は最初からハイペースでピストン運動する。

 

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 

 腰を動かしながらエスパダ・ラヴに情熱的なキスをする。そしてまだ横でぐったりしている紫にもキスをする。二人の美女の唾液を啜り、また交換させるように彼女らに飲ませる。

 

 エスパダ・ラヴの胸を揉み、紫の胸を揉む。エスパダ・ラヴの乳首を甘噛みし母乳を啜る、紫の乳首も甘噛みし母乳を啜る。

 肉幹をはめられてるエスパダ・ラヴはもちろんだが、絶頂に至りイッたばかりの紫も感じている。性処理奴隷を過酷な扱いをしているにも関わらず、悠二は興奮が激しくなってきた。

 悠二は抑えが利かなくなって、エスパダ・ラヴにガンガンと腰を打ち付けて欲望をぶつける。エスパダ・ラヴは悠二の背中に手を回して受け止める。エスパダ・ラヴの中が肉幹をキュウキュウと締め付けてくる。

 射精感が急激に高まってきた悠二は、片手でエスパダ・ラヴの頭を抱えて右手で紫の胸をつかみ、全力のピストンに入った。

 

 肉幹の先がエスパダ・ラヴの奥にガンガン当たり、肉幹が締め付けられて最高に気持ち良い。悠二はエスパダ・ラヴと濃厚なキスをしながら射精感をさらに高める。夢中でキスをする悠二に、エスパダ・ラヴが脚まで回してきた。所謂だいしゅきホールドの形である。

 

 悠二の興奮は跳ね上がり、それ以上堪えることをやめた。猛烈な突きを入れてから、肉幹を目いっぱい奥まで突っ込む。

 

「んひぃっ、ぎぃっ!?」

 

 そこで射精が始まった。白い奔流がエスパダ・ラヴの中を満たしていく。

 

「あ゛ぁぁぅぅあああぁぁぁっ! ご主人しゃまっ、ご主人しゃまっ、飛ぶっ、飛んじゃう! イかせていただきますうううぅぅッ!」

 

 悠二は最後の一滴までエスパダ・ラヴの中に出し切り、そのまましばらく余韻を楽しんでいた。暫くするとエスパダ・ラヴと紫にお掃除フェラをしてもらいながら乱菊と桜の母乳を飲み喉を潤す。激しい運動をした後のように水分が欲しかったのだ。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 次は乱菊と桜だ。悠二は先に桜を相手することにした。蝶のようにマンコのビラビラが大きく、この大きな小陰唇が肉幹を包み込む。

 

「ん゛んあああっあぁぁっ!」

「おおう」

 

 挿入すれば肉幹がすっぽり埋まり、さらに奥で二段、三段と締まる。快美なる俵締めの名器だ。

 悠二が正常位で桜に挿入するとすぐに乱菊が参加してきた。乱菊は悠二の耳を嘗めはじめている。爆乳は悠二の背中に押し付けている。

 

「悠二さぁん、ふーっ、ふーっ…ふふっ、悠二さんの耳、私が舌でくちゅくちゅしちゃいます……ん、くちゅ、くちゅ……っ」

 

 色っぽい水音と感触が心地よく悠二は腰砕けになりそうになる。感じながらも悠二は桜と松葉崩しの体位となり、彼女とも指を絡めるように片手を繋ぎながら空いた手で桜の豊かな乳房を揉み始めた。

 乱菊は何も言わなくても、耳を嘗め続ける。悠二は豊かな胸を揉みながら情熱的に突く。おとなしい気性の桜だが身体は充分に女としての魅力がある。大きな乳房は気持ち良く、身体にぶつかるお尻の弾力も良い。このムチッとした肢体は悠二にとって本当に抱き心地が良い肢体だった。いつまでも抱いていたい気持ちになる。

 

 悠二の責めはあっという間に桜を追い上げていく。多くの女を悩乱させる彼の手にかかれば絶頂はすぐに来る。特に悠二のために性感を高め楽しませるために身体を作られている桜はすぐにイッてしまう。

 

「イクっ、イクう! ゆうじさぁぁんっ! んあぁぁあああっ! ありがとうございますううう!」

 

 桜は溢れんばかりの官能に脳が焼き切れたまらず、声を上げる。

 

「ッ──────! あッ! ッ……しゅごい……中出ししゅごいぃぃ──……」

 

 情熱的に犯され喘ぎ狂った桜は強烈なエクスタシーに呑まれ、丸出しの乳房から母乳を噴き上げた。子宮に迸る灼熱の白濁が白い炎となり逆巻かせ、桜の意識を燃やし尽くしていく。

 

 そのまま桜は一直線で絶頂へと駆け上がった。焦点の合わない瞳で虚空を見つめている。トリップ状態にあるようだ。辺りには白目を剥いて意識を手放している紫とエスパダ・ラヴ。これで残るは乱菊一人。彼女と目が合えば期待に満ちた淫らな眼差しで見つめ返してきた。口元の笑みも淫蕩な欲望がダダ漏れだ。

 

「こい、乱菊。可愛がってやる」

「はい…っ、悠二さん! この身は余すところなく悠二さんの欲望をぶつけるためのおもちゃですっ! どうかこの淫らなメスの肉体を……ご堪能ください………っ、んほおおぉぉっ……おちんちんきたぁっ、ん……」

 

 悠二は乱菊の中へ肉幹を入れていった。捕獲したのも最近ではあるが既に慣れ親しんだ乱菊の膣は悠二の肉幹を包み込んでくる。

 乱菊の中は動かなくても中で肉幹が刺激して静止していてもイキそうになるミミズ千匹の名器。内に魚がいるようだと悠二が思うほどに、肉幹を吸いつき刺激するほど動く。悠二は硬くなった肉幹が射精を我慢するのが大変だった。

 

 妖艶な美貌が蕩け、最高級の白磁のような顔が赤く染まり、とても色っぽい。悠二は乱菊に濃厚なキスをして舌を絡ませ、唾液を交換して啜りながらも腰をガンガンと突く。乱菊も下から腰を突き上げてそれに応じる。

 

「あっぐっっっ!? っっっっっ! ぁっ! ぅっ! ぉっ、ほへぇっ」

 

 まだぼぉーっとしている桜の胸を揉み、顔をこちらへ寄せてキスをする。そして満足すると乱菊の乳首を甘噛みする。ブシュッと母乳が噴き出し口中を満たす。乳首を吸うと乱菊は悩乱してせつなげなうめき声を出す。

 

「ぁ、はあぁ……っ、おちんぽ様…っ私を気持ちよくしてくれる……んっ! 最高のおちんぽ様…ぁあぁっ!?」

「チンコ狂いか、お前! 昨日も散々舐めさせてやったしハメてやっただろう?」

「あぁぁ、ちが、違います…っ、乱菊はおちんぽ様だけでなく、悠二さんの全てに狂ってるのですぅっ!」

 

 それを聞いて悠二は興奮して、桜のお尻をつかんだり、おっぱいを鷲掴みにしたり、二人とキスしたりと思いつくがままに自儘に彼女らに愛撫する。先程の紫たちへの行いと変わらない性交だが、乱菊も桜も悠二のために尽くし喜ばせることこそを幸せと感じるため悠二の思いに応じていた。

 悠二は乱菊と交わっているうちに射精感が高まってきた。

 

「乱菊っ、出すぞ、受け止めろ」

「はぁいっ! 悠二さん大好きな乱菊のオマンコは好きなように使ってください! オナホに使ってくださぁいっ!」

 

 悠二は乱菊としっかり抱き合いガンガンと突き込み射精した。びゅうびゅうと精液を乱菊の中にぶちまけさせた。

 

「乱菊の性奴隷のおまんこっ、大好きなおちんぽ様でぐりぐりってされて、イグ、いぐ、イッちゃう、イギ、イキ、……イッ……………ひぃぃぃぃ…………!っ」

 

 肉同士がぶつかる。呻き、喘ぎ、歓喜する乱菊。腰から脳へ奔る快美恍惚によって乱菊の脳が蕩け昇天し、爆発する。乱菊は深く、深く絶頂してがくんと項垂れた。陸に上がった白い魚のように身体を大きく跳ねさせ、舌を垂らして息を吐く。

 

「ゆう、じ、さん……はぁーっ、あいして…ます……。この私の身体で……もっと……」

 

 乱菊のかすれた声で紡がれる願いに応えて、更に悠二は乱菊を抱く。全てを終える頃には精強な死神である乱菊はすっかり気絶していた。

 

 

 ◇◆◇

 

 お掃除フェラの後はシャワーを浴びた際も浴室は再び対抗戦のようになった。悠二は乱菊と桜を連れて彼女らに泡姫のようサービスをさせた。するとエスパダ・ラヴと紫もやってきてこれまた泡姫のようにサービスをしてもらえるようになり、五輪車で遊ぶ。泡姫も凌ぐソープテクニックで悠二の身体を洗い、唾液や愛液で汚し、陰毛に覆われた恥丘をたわしのように、あるいは胸で擦り、いやらしく洗うというのを悠二が飽きるまで繰り返した。

 

 浴室から出ると、悠二は桜と乱菊に甲斐甲斐しく身体を拭われながら、着替えながら紫に問う。

 

「念のためまた確認するが不知火と進めろと言っていた学園への侵入は予定通り大丈夫なんだな」

「はい、ご主人様。私と不知火とで選別して捕獲できるようにスケジュール調整もしました。

きっとご主人様が満足していただけるような牝ばかり、捕獲してご自由にセックスできる操り人形へ作り変えられるようにサポートさせていただきます!」

 

 紫がニタニタと下卑た微笑みとともに計画の進捗を報告する。本来の紫ならばしないような笑みだが、その紫はギブスンによって徹底的に潰され殺された。新しく作り上げられた紫だからこその笑みだった。

 

「そりゃあ、楽しみだ」

「ですが……」

「なんだ?」

「ご主人様がご所望でしたアサギ様……井河アサギは緊急の任務で遠方へ行ってしまい……御用することができませんでした。……誠に申し訳ございません」

「そうか。いや、まあ、一度に獲物のすべて狩り尽くして後日の楽しみがなくなってしまう。気にするな。紫も不知火もいい仕事をしてくれた」

「ああっ! ありがとうございます!」

 

 感極まり、紫が絶頂()った。紫にとって悠二の労いの言葉は値千金を超える褒美だった。

 

「ちゅーやさんとは約束がとれたけど、ギブスンさんが来れないのが残念だ。ギブスンさんが好みそうな対魔忍も捕まえたほうがいいかな」

「ギブスン様でしたら、私が以前、お眼鏡にかないそうな女の子たちを献上しています。あらかた獲り尽くしたのでギブスン様は里には食指は動かないかもしれません」

「なるほど、そうだな。思えば不知火もギブスンさんから貰ったんだし、既にお前が動いているか」

 

 悠二は得心がいったように頷く。労うように紫の頭を撫でると、心底嬉しそうに顔を蕩かせ、再び絶頂した。




今まで公開されていなかったギブスンさんのところのハーレム事情が見えてきましあ。悠二のところも大概ですがギブスンさんも闇深いです。

次回、悠二が捕獲する対魔忍はアンケートや活動報告でもリクエストがあった秋山凛子と高坂静流です。ちゅーやにはリクエストにもさくらを予定しています。ちゅーやへほかに誰か渡したほうがいいからな……?


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07 (高坂静流、倉敷玲奈、倉敷麗華、津島理奈)

静流編を書き直して一本化して再投稿します。責めが強めだったので多少マイルドにしつつエロ調教を書きました。


 桜庭悠二は恋人の水城不知火、スワップ中の八津紫。そして同じくプレイヤーのちゅーやとともに、日本の某所にある五車町へ来ていた。

 五車町とは表向きには秘匿されているが、対魔忍たちの里や関連施設があった。その町に向かう悠二たちの目的は美しい対魔忍を捕獲するためだった。

 今、悠二たちは車で移動中だ。

 

「今日はお誘いを頂いて、ありがとうございます。対魔忍は噂で聞いてはいましたが、是非とも欲しいと思っていたから、ありがたいです」

「乗り気でいれてくれて嬉しいですよ、ちゅーやさん」

「ははは、対魔忍と何をしようか、考えるだけで心が躍りますよ」

 

 ちゅーやはそう言うと、照れたように頭をかく。

 

「まあ、捕獲する前に言うのは益体もないことですね」

「矢も籠も用意してきているんですから、頑張って捕まえましょう。そういえば、ちゅーやさんはモンスターを五匹より増やすつもりはないんでしたっけ?」

「まあ、増やしても六、頑張っても七匹くらいかな。飼う余裕がないよ。経済的というより活力的な意味でね……」

 

 籠はゲーム開始時点で五つ。レベル一〇〇キャンペーンで一つ、レベル五〇ボーナスで一つ増えている。

 ガチャや創造で籠を得ることがなくても、七つ以上持っているプレイヤーは多いはずだ。

 しかし、ちゅーやが飼っているのは五匹ということは籠を矢に変えて、SSRを捕獲するために費やしているのだろうか。

 とても好みのモンスターを捕獲できれば一匹でも満足はできるだろう。しかし、そうはできないのが男の性だ。プレイヤーのように世の常識や良識を忘却できてしまう男にとっては欲望の抑制が難しいのは尚更の事だ。

悠二が最初に考えていたときよりも、網と矢の交換機能というのは良く考えられているようだ。モンスターの質を重視するプレイヤー、モンスターの種類と数を重視するプレイヤーの両方を満足させる機能だ。

 

 到着するまでの間、悠二はちゅーやから捕獲したモンスターたちの動画を見せてもらっていた。

 

 金髪をゆるくウェーブさせた強気そうな美女、倉敷(くらしき)麗華(れいか)がソファの縁に美尻を載せて床に寝そべっていた。マングリ返しのような体勢で、彼女は両手を頭の後ろで組んで服従のポーズをしている。

 

「あはっ、んっ、ぁっ、そうそう、いい感じぃ、んんっ」

 

 麗華の娘である倉敷(くらしき)玲奈(れいな)は頬を紅潮させ軽く腰を揺らしている。母親の顔にペタリと座るという非常識な状態である。娘の陰毛を搔き分けて割れ目の内部をペロペロと這う母の舌に、玲奈の身体をピクンっと跳ね上げている。

 

 麗華の方は熱心に舌を蠢かしていた。娘が漏らす快楽汁を貪欲に嘗め取りながら、同時に快感を与えていた。そうしながら、息苦しさと乱れる呼吸に意識を朦朧とさせ、その中の昏い快感に耽っている。

 

「前さぁ、こういうのをしていたら、麗華(こいつ)おもらししたよね? あれは最高にウケたなあ。自分の身体を自分のおしっこでびしょびしょにしてイきまくってさあ……ふふふ、あたしの母親がこんな牝豚だなんて、ビックリだったわ。今日は我慢できるのかな?」

 

 玲奈はサディスティックな笑みを浮かべながら、友人に語り掛けた。

 傍らに立つ津島(つしま)理奈(りな)は麗華の膣孔に突き立てた二本の指の緩慢なピストン運動を続けながら、興奮して勃起した淫核をもう片方の手で弄び指の腹で押し潰し、グニグニと弄る。

 

「んううっ! っっ! あっ、ありがとうございます理奈さまぁぁッ」

「ねえ玲奈ー? 玲奈のお母さん、また濡れやすくなってない?」

「ええ? まだそんなにしてないのにご主人様以外でマン汁だだ漏れにさせてんの? ちょっと、ご主人様専用の生オナホって自覚が足りないんじゃない? 理奈もあまり甘やかさないでよ。このままじゃただの万年発情期の牝豚になっちゃうから」

「ええー? ふふふっあははは! 玲奈のお母さん、メスブタになっちゃうの? ねえねええ?」

 

 爪弾くように動いていた理奈の細い指の先が麗華のしこりを摘み、軽く潰し、捻る。

 

「あ、硬ぁい……こんなにカチカチにして、玲奈(むすめ)の前で恥ずかしくないの? ほぉらぁ、ブタみたいに鳴いみな?」

「うぐぅッ──!! ぶひぃぃんッ! ぶひぃぃんッ!」

「ほら、ほら、牝豚っ。玲奈の前でおもらししちゃえっ」

 

 淫核を責めながら、サイドにまとめたゆるく癖のある長い髪が揺れる程の勢いで肉穴をぐちゃぐちゃとほじくり回す津島理奈。ギャルはその美しい容貌に、ニヤニヤと淫蕩な微笑を浮かべている。

 

「ほら、ちゃんと嘗めろよ牝豚っ! っていうか、玲奈にかかったらお仕置きしてやるからっ」

 

 と、玲奈は嘲笑を浮かべ、ブヒブヒ喘ぐ麗華の口に秘部をぐりぐり押し付ける。

 

「っ……は、はい……分かりました、っ、玲奈様……」

 

 動画を観た悠二は驚いて、何と言えばよいか返答に困った。

美しい女を侍らせるだけでは足りない。実の娘が親を逆に支配するという狂気的な構図(シチュエーション)に心躍るのが、ちゅーやの趣味なのだろう。

 

 麗華は娘やその友人に命令されることにも抵抗がないようで、悠二が見る画面の向こうで玲奈に屈辱的な扱いをされても従っていた。

 

「この三人、特に倉敷母娘は僕のお気に入りでね。この二人は手放したくないなと考えているんです」

「成る程……」

 

 ちゅーやは現在、この倉敷母娘の住むマンションに住んでいるらしい。恐らくは彼が一番交わっている女性は彼女らだろう。さらに別の動画を観る。

 

「あんぅ……ちゅ、ちゅ……んっ……」

「ちる、ぁぁっ……んふ、ちる……」

 

 ちゅーやに母娘フェラの後に顔に浴びた二人は何も言わず、互いの顔に付着した精液を嘗め取って唇を合わせ、味わい合うように、白濁液を絡めたディープキスに耽る。

 女同士のキス。卑猥に蠢き合う舌と唇。口を往き来する精液。

 指を絡めるように手を重ね、玲奈と麗華は頬を紅潮させて、幸せそうに目蓋を下ろして、何も言わなければいつまでもそうしていそうなほど、情熱的な貪り合いを続ける。

 これはちゅーやを興奮させるために彼女ら発案の見世物なのだと言う。

 

「……自分以外のプレイヤーがどんなことをしているのか、初めて見ました」

「ディックさんは見せ合いはしたことなかったんですね。こういう楽しみ方をするプレイヤーたちもいるんですよ」

 

 悠二はまたしても、『ラブ・ハンター』について学んだのだった。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 五車学園でのモンスターの捕獲は問題なく進んだ。悠二が捕獲した三匹のモンスターのうち一体は、ちゅーやが欲しいと見込んでいたモンスターであり、交換したのだった。

 自分の好みのモンスターを自分よりも点数を低くつけているプレイヤーが捕獲して、それを交換するというプレイヤー間ではよく行われている手段であるらしい。

 学園で対魔忍を捕獲してその日から洗脳調教を開始した。そして現在は三日目である。ちゅーやも今頃は別の拠点で捕獲した対魔忍を調教していることだろう。

 

「おめでとうございます。悠二様」

「ありがとう、不知火。お前たちのおかげでうまくいった」

 

 不知火の賞賛に悠二は答えながら、スマホの画面を見ていた。ラブ・ハンターの捕獲済のモンスターを登録されている。そこには新たに追加された名前があった。

 

 高坂静流(こうさかしずる)

 鬼崎(おにさき)きらら

 秋山凛子(あきやまりんこ)

 

 不知火から挙げられたリストから欲しいと持っていたモンスターを捕まえられて満足だ。

 現在悠二がいるのは、不知火が用意したセーフハウス。元々は五車学園が用意していたものだったが、幾度もの管理者や部署が変わったこともあり、いつの間にか人々から忘れられた施設で、不知火が見つけ出して密かに維持管理を続けて自分の主人のための場所に作り変えていた。

 

「彼女達はまだまだ恋人としての意識は低いですが、既にヒトではございません。隷属いえ家畜化された、ご主人様がご自由にセックスできる愛玩物。この邪魔者が寄り付かない場所でたっぷりと、彼女たちを可愛がってあげてください」

 

 嫣然と微笑み、悠二の耳元で囁く不知火。女を狂わせ、心を支配することを愉しむ毒婦と成り果てた女の、魔的な囁きだ。

 

「お前みたい存在というとだな?」

「はいっ、私のようにご主人様のために奉仕し、もようした時にはいつでもハメてもらう牝。この世で最も幸福な性奴隷(こいびと)です」

「俺は好き勝手やらせてもらっているだけなんだけどね」

「悠二様の願いは私の願い。悠二さんは私が心からお慕いする旦那様で、所有者様で、生涯お仕えすると決めたご主人様……この不知火という女の全てなのですわ」

 

 まっすぐと、濡れた瞳が悠二を捉える。吸い込まれそうに美しい瞳には悠二の姿しか映らない。

 

「静流、きらら、凜子だけではなく、もちろん私も………私の身も心も、悠二さんの言葉で犬にでも猿にでも、悠二さん専用の淫らな娼婦にでもなりきってみせましょう……フフ、フフフ……」

「ああ。お前は素晴らしい恋人だ」

「…………あぁぁっ!」

 

 感極まり、不知火が絶頂した。彼女にとっては悠二の言葉だけでも忘我の境地へ追いやるほど甘美な刺激となる。

 不知火はこのように悠二をただ愛するわけではなく、絶対的な主と崇拝し彼への奉仕を悦びとしている。そして静流、きらら、凜子を洗脳調教する際は不知火とセックスを続けて、憑依経験(エクスペリエンス)を使うことで静流たちは不知火の快感を共有し、さらに不知火が持つ愛情と絶対の崇拝も共有させた。

 悠二たちの恋人が持つ次のような思想と、彼に侵される妄想に浸かり続けていた。

 

自分たちに生きる価値はない。あるとすれば、それは悠二のための性奴隷(こいびと)としてだ。

自分たちに自由はない。悠二に与えられたものを全うする以外に価値はない。

自分たちに意志はない。それは、全て悠二のものだ。

 

「じゃあ、そろそろ、本人を味わうとしよう。不知火、彼女を俺の部屋まで案内しろ」

「はい、かしこまりました」

 

 長く続いた洗脳調教の間は合わなかった静流たちに、悠二は直接本人たちと性交をするつもりだ。

 

 

 

 最初に選ばれたのは高坂静流。

単独での危険な潜入任務を主とする手練の対魔忍。才色兼備の女性で六ヶ国語に通じ、二つの博士号と数十に渡る分野の専門知識を有し、それを活かしてあらゆる経歴の人物となることで潜入する、高度な隠密技術の持ち主。

 

 長い金髪のツーサイドアップ。赤フレームの眼鏡をかけている美女。肩書に違わない知性を感じさせる美しい面差し。

 だがしかし、やはり何よりも目を引くのは、歩く度にタプンと音を立て揺れるほど大きな爆乳。そして同じく歩く度にプルンと揺れる一〇〇cmを超える形のよい巨尻だ。

 下品な表現である、それが一番彼女の特徴となるのだから仕方がない。

 彼女の小さな顔よりも二回りは大きい乳房は、肥満体型というタイプのものでは無い。古代の名工が作り上げた女神像と言って差し支えない美の化身だ。

 そんな魅力的な対魔忍のステータスは右の通り。

 

レア度:UR 点数:84

氏名:高坂静流

年齢:26歳

レベル:0

交際経験:2人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:好意的(48)

身長:171cm

体重:66kg

3サイズ:B106/W63/H100

バストカップ:J

 

レア度や点数はなかなな高く、それも納得だ。好感度は四八もあるのは不知火を利用した洗脳調教による効果か。

 

 

 別室に控えていた静流は指示を受けて悠二が待つ寝室に来た。

 学園で教師をしている静流は教師姿のままここにいる。ボディラインがはっきりとわかる赤いジャケット。ミニスカートからは象牙の柱のような美脚が伸びる。

 白磁のような肌も薄っすらと薔薇色になり、息もかすかに荒い。それもそのはず、今は妄想こそ脳は侵されないが、今は悠二に同行してセーフハウスにいる狭霧友子につけている乳首に仕込んでいるローターの刺激を同調(センス・チューニング)で体感していた。

 玩具は捕獲してから後は、恋人の誰かしらにはつけて同調(センス・チューニング)を使っていた。さらに不知火たち恋人とセックスするときは憑依経験を使用している。憑依経験の影響下にいないときは、玩具での刺激の共有と悠二に侵される妄想を強要される。恋人たちの性感は鋭敏化させていたので、静流たちは狂うほどイきまくる日々であろう。

 

「俺がお前のご主人様だということは理解しているな?」

「ええ、わかっているわ」

 

 愛想よく同意すると静流。好感度が好意的なため受け答えにも嫌悪感や抵抗感もない。

 悠二はグイッと 静流の体を引き寄せ抱きしめる。

 

「あんっ」

 

 静流は嫌悪は含んではいない可愛らしい声を出した。

 悠二の胸板に静流の豊かな胸が当たりポヨンポヨンとした感触が伝わってくる。彼女の肉付きはちょうど良くて柔らかく、花のように甘くかぐわしい匂いがする。その匂いに誘われて悠二は静流の口に吸いついた。

 

「んんっ、ぁっ、 んぅ、あはあぁぁっ、 ちゅ、んふうぅ、ちゅ」

 

 静流は抵抗することなく受け入れ、悠二が入れた舌にも静流の舌が絡んできた。

 

「脱がすよ」

 

 悠二が一声かけると 静流がうなずいた。

 赤いジャケットを脱がせば、シャツをパツパツに盛り上げるたわわな乳房が見える。こちらは後の楽しみにと考えて、スカートを脱がすとおしゃれなパンツの縁が少しだけ食い込んでいるのがエロく見えた。

 

 そして脚は長く、太ももは肉感的でムチムチしてて、一〇〇cmのお尻も大きいがだらしない感じはせず艶やかでプリプリ感があった。

 悠二は我慢できなくなって巨尻に顔を押し当てた。

 

 

「やんっ! こ~ら、何やっているの?」

 

 静流が呆れたような、それでいて優しい声を出す。

 

 頬が尻肉に当たり気持ち良く、想像通りのなかなかの感触だ。割れ目に顔を押し立てたまま思い切り息を吸い込むと 静流の匂いが鼻の奥に広がった。甘い香りと女の匂いが混ざった男を興奮させる匂いでる。悠二には好ましく感じる匂いだ。

 そしてお尻を揉むと素敵な感触が伝わってくる。お尻は適度な柔らかさと弾力があり、後背位でやったときの気持ち良さが思い浮かぶ悠二は、あとでバックでやろうと思った。乱菊、不知火、六花など魅力的な巨尻を持つ女性を増やせていることを、悠二は嬉しく思った。

 

 飽きるまで匂いを嗅ぎ、頬を尻肉に押し当てて感触を楽しんだ。悠二が顔を離して上を見ると、 静流が呆れたような顔で悠二を見ている。

 次にシャツを脱がすとブラに包まれた巨大な胸が現れた。楽しみながらホックを外して腕からブラを抜き取る。

 

「よく見せてくれ」

「ふふっ、どうぞ」

 

 静流は腕を後ろに回して立つ。彼女の優美に立つ姿を悠二はじっくり眺めた。

 

(不知火といい、紫といい、対魔忍というのはスタイルが良い女性しかいなのか?)

 

 悠二が感心する。デブ巨乳ではなく均整の取れた肉付きで胸が大きく、お腹も出ていない。

 釣鐘型のおっぱいで、薄桃色の乳輪は大きめだ。

 

「あ……」

 

 悠二が乳房に触れば、静流がかすかに声を出した。指に力を入れるとどこまでも沈んでいく柔らかさだ。悠二は両手でゆっくりと芯まで揉み解しながら乳首を咥えた。

 

「んっ」

 

 静流が息を呑む。頬が紅潮して息が荒くなりながら、快感を得ながらも抵抗はしない後ろで手を組んで身体を震わせている。

 悠二が舌で転がすとすぐに静流の乳首が硬くなっていく。片方の乳首は指弾したり、擦る。そして両方の乳首を硬くすると乳房を外側から押さえて内に寄せた。

 豊満な乳房故に、両乳首がくっつくくらいに近づけることができて、悠二は同時に口に含んだ。

 

「ふあっ、はふぁっ、ッ、あッ、ふぁああッ」

 

 静流の嬌声を聴きながら悠二は充実感に満たされた。

 

 

 ◆◇◆

 

 

「それじゃあ、まずはここを気持ちよくしてもらおうか」

 

 悠二に言われて、静流は悠二の前で跪いて彼女の眼前に悠二の股間が目の前にある。静流のつやつやの唇から伸びた桃色の舌は、また、そこに触れた。

 

「はあぁぁっ……はあぁんっ……」

 

 静流の熱い吐息が漏れて、陰嚢に吹きかかる。赤フレームに嵌められたレンズには、青筋を浮かせるペニスが映っている。レンズの奥にある瞳はうっとりと蕩け、玉を掬い上げるように動いた舌が肉幹の根元にベッタリと張りつき、そろそろと登っていく。

 

「ふぁはぁぁ……」

 

 静流は嬉しそうに頬を緩め、舌を這わせていく。舌が通過した部分はヌメヌメと妖しい輝きが残る。

 舌をベッタリと押しあてたままねっとりと肉幹を頂上へ這わせ、頂点付近に至ると軽く頭を揺らして舌で裏筋を優しく擦る。すると肉幹がピクピクと跳ねて舌にぶつかる。

 

「あんっ」

 

 静流はその反応にますます目尻を垂らし、尻を揺らした。

 

(ああ……美味しいぃぃ……)

 

 肉幹からの先走り液を嘗めれば、脳を蕩かせるほど甘美で病みつきなる美味さだった。静流は知らず知らずのうちに悠二による中毒付与の影響を受けた。

 唾液でヌトヌトになっている肉幹に指を巻きつけてさすり、裏筋から傘の縁へと舌を這わせている。

 

「れろぉ……あん、いやらしい匂いがする……ちゅ、ちゅるる……れろ……」

 

 ゆったりとした動きで、じっくりと味わっている様子がよく表れている。静流は悠二の体臭もかぐわしく思いもっとよく体臭を嗅ぎたいと思う。

 

「フェラを気に入ってくれて嬉しいよ。凄く気持ちいいし、素晴らしい」

 

 当然されている悠二の目にも、静流が美味しそうに分身を嘗めているように見える。ただ彼は夢中になってペニスをを嘗める美女を飽きるほど見ているので、静流の様子に特別強く興奮するということはなかった。

 

「ああんっ、はぁぁっ……」

 

 肉幹に指を巻き付けいやらしい手つきでさすっている静流の方が心地よさそうに吐息を漏らし、身を屈めて肉袋を啄んでいく。悠二へ送る視線は相変わらず熱い。

 既に静流の唾液でベタベタになるまで嘗めしゃぶったはずなのに、また熱心に嘗め回し、玉を掬い上げ、吸いつく。肉幹がビクビクと脈動し、さすりながら、猛々しい様子に期待を膨らませる静流の身体は疼いて、愛液を吐き出し続けている。

 

 こうして貪欲に玉を嘗め尽くすと、逸物を捧げ持って、ちゅぷちゅぷと音を立てながらキスを浴びせながら、先端へと登っていった。それからまたハーモニカフェラを施すつもりでいたのだが、悠二が頭に手を置いたことで、静流の行為は中止となった。

 

「咥えてくれ」

「んん、あっ、んっ、はああ……」

 

 悠二の命令に彼女の身体が悦びを示し、甘い刺激が電流のように駆け巡っていた。美しいかんばせは淫らに崩れていく。嬌声と熱い吐息を吐き出している艶やかな唇が大きく開いて、ペニスを受け入れていった。

 

「んふううううう……」

 

 肉幹を迎え入れると、あっという間に喉奥を圧迫される。嗚咽が漏れそうになるほどの圧迫感が、妙に心地いい。雄々しい肉幹に口内を占領されている事実に雌の性が強く昂り反応して、子宮がキュンキュンと疼き熱くなる。

 うっとりと目蓋を下ろして、頬に広がる紅潮が恍惚とした彼女の心境を表している。

 

「ん……んふ……んぅ……」

 

 頭をゆるゆると揺らしながら咥えた肉幹を擦る。出入りする部分にはたっぷりと唾液が絡み付き、濡れ光っている。

 

「ぢゅるるる、んふう……」

(やあん……こんなの初めてぇ……)

 

 なぜか、ペニスにしゃぶりついてる静流自身の方が快感を得ている。頭を揺らせば揺らすほど喉奥を突かれる感覚に見舞われ、それに伴う圧迫感に脳髄が痺れていく。今までのフェラで一番気持ちよく夢中になってしゃぶり続ける。

 

「じゅぶぉっ、じゅるる、んふ……じゅぶん、ぢゅるぢゅるっ、じゅぷっ、じゅぷっじゅぷっ、んふぉぉ……」

(ああ……気持ちいい……)

 

 こんなフェラチオなら何時間でもしていたい。嘗めても咥えても夢中になる絶品な男性器を、静流は既に大好物と化していた。静流のフェラに快感を得て気持ちよさげに声を上げている悠二の様子を見ているだけでも、役に立っている、悦んでもらっているという満たされた充実感と悦びが胸中が満たされ温かい気持ちになる。

 

「んふう……んぅん、ん……」

 

 根元の辺りに添えるように手をあて、丁寧なスローペースで頭を揺らしている静流。陰茎を、首を捻って色々な角度をつけたりしながらぢゅるぢゅると口でさすり、淫蕩な顔がさらに蕩けていく。

 

 長い金髪が撫でている彼女の肌は桜色に染まり、露出されている胸は再び先端を固く尖らせている。咽喉に圧迫感が詰め寄ると子宮を突かれたかのように子宮が疼き、その甘い刺激によって、肉壷から床へ白く淫らな蜜が滴り落ちる。

 

「あぁ、気持ちいいぃ、本当に静流は上手いんだな」

「んぅぅっ、んっ、んふぅぅっ……」

 

 芸をした愛犬を褒めるように静流は頭に手を置かれ、悠二が撫でるように髪を触られると、静流の身体は甘美な電撃が走り抜けた。ピクンピクンと跳ねる腰をはじめ背筋や足までビクビクと震える。元来、オーラルセックスの最中に髪を触られるのは頭を押さえつけられているような感じがして快くは思わない静流である。好きではなのだが、悠二にされると従来と異なり、嬉しさが快感と共に身体中を駆け巡っていた。

 

(しあわせぇぇぇ……)

 

 静流は陶然と蕩けた目で悠二を見上げ、犬が寂しがって啼くような甘い声を漏らした。

 肉幹を咥えている顔を見せながら静流は頭を止めようとしない。ジュプジュプと音を立てながら艶やかな唇で肉幹を擦り、亀頭に舌を絡ませ、深く大きくねっちりしゃぶり続けている。

 

「んはあああ……はああああんっ、んっ……んっ……」

 

 陰茎の脈動による息苦しさに頭がクラクラして、意識がふわりと浮くような夢見心地になる。快感を伴う感覚であり、静流は陶然としながらフェラを熱心にし続ける。

 

「顔に出すから手を使ってくれ」

 

 静流は蕩けた視線を向けたまま口から肉幹を解放する。口から放しても肉幹に細い指を巻きつけて優しくさすり、肉袋を手で恭しく揉んでいる。

 

「中にはくれないんですか……?」

「初めて静流に出すときは顔に出したいんだ。その知的で綺麗な顔を眼鏡ごと汚したい」

「嬉しいです……でも、次は中にもくださいね。はああ……」

「ほら、おねだりしながら舌出せ」

「はぁっ、はぁぁっ……チンポ、くださいっ……恵んでくださいぃっ!私はぁっ……ご主人様のおチンポを欲しがる、淫乱な牝奴隷ですぅっ!」

 

 静流は子種の詰まった陰嚢をやわやわと揉み、男根をシコシコとさすりながら、亀頭の先に伸ばした舌を寄せた。

 顔射は精液を顔面に浴びること、髪に付着して汚れることから好まないし、本来なら頼まれても受け入れたくないと思っていた。しかしながら今の彼女は、精液を顔で受け止めるために肉幹を扱いている。それをおかしなことに思わず、むしろ、悠二がそうすると言っているのだからと鈴口の前に顔を寄せている。

 

 蕩けた視線を向けながら強請るように腰をくねらせている。眼鏡の知的さと相俟った妖艶さは、彼女の姿をより卑猥なものにしていた。

 ペニスがさらに膨張し、猛々しく跳ねる。先端にちろちろと触れて刺激させている舌には容赦なく白い白濁液が飛び、へばりついていく。

 

「ひゃはああッ、ハアアァァッ……んはっ、ぁぁぁっ……」

 

 紅潮した美しい顔に、眼鏡の赤フレームに、金髪の前髪に、白濁の飛沫がへばりついていく。静流はそれを陶然と酔い痴れながら肉幹をさすり続けている。

 生暖かさと生臭さにまみれ、静流の身体が快美恍惚の炎で燃え上がる。悠二の精液を浴びているだけで目の前に白い火花が散って、思考が蕩けて真っ白になる。

 顔で射精を受け止めて恍惚な笑みを浮かべている静流。悠二を見上げている蕩けて潤む瞳が、白濁で汚れるレンズの向こうへ消えていった。

 

 

 ◆◇◆

 

 

 夢中になって顔や眼鏡に付着した精液を嘗めてお腹に修めた静流の様子を悠二は見守った。最初から嫌がる様子もなく、むしろ楽しそうにフェラや顔射を受けるのは好感度が好意的だったからだろうかと悠二は思った。

 

静流が満足したのを確認すると、ラブ・ハンターのアイテム浄化(クリーニング)を使って顔射でついた彼女の汚れを清める。ついでにこれでシャワーを浴びる時間を短縮できた。

 

「さあ、そこで横になって」

 

 静流はゆるゆると立ち上がると、用意されているベッドの上で横になる。

 唯一パンティだけを身に着けながら横たわる静流は実にセクシーで艶めかしい。

 

 悠二が静流のパンティを下せば、股間部からは濃厚なメス臭さが立ち上がった。

 綺麗に整っている金色の陰毛が印象的に映る。盛り上がる金の陰毛は蜜液で濡れて照明を照り返している。

 秘裂ははしたなく弛み、充血した淫唇はたっぷりの蜜液にまみれている。

 

「随分濡れているな。これはなんだろうね? 汗かな?」

「こ、これが汗じゃないってのは見れば分かるでしょ!? ……もう、女に恥をかかせるものじゃないわ」

 

 拗ねたように言う静流の淫唇はペニスを焦がれてヒクヒクと蠢いていた。悠二はその入口に亀頭をあてがい、体重を押しつける。

 

「おねだりしてみろ」

「あっ、ひゃぅっ、あ、あなたのおチンポが欲しくて我慢できないんですぅ! 私のスケベな穴に、今すぐぶち込んでくださいぃ」

 

 妖艶な魅力で人を魅了することに長けた対魔忍であるにもかかわらず、存外に初々しい膣穴だと悠二は思った。

 ヒダの感触は着色もなく少女のようにツルリとなめらか。しかしながら年相応に熟した媚肉は、たまらない柔らかさで亀頭に吸いついてくる。柔らかなゼリーに突き立て搔き回しているかのように感触が心地よい。

 

「ふああっ、ああぁっ……おちんちんきたぁっ、ん……」

 

 悠二の肉幹を受け入れた柔肉がメリメリと広がっている。腰を引くとサーモンピンクの粘膜肉が盛り上がり、ズルズルとペニスが引き抜かれた。

 離れゆくペニスを引き留めるように静流の腰が浮き上がる───と、それを迎え撃つように突き込み、最奥まで一気にこじ開ける。

 

「ひぐううぅぅっ!? ああぁっ……あ、あぁ、あぁああぁっ!?」

 

 静流はプチュプチュと潮を噴き、悠二の肌を汚す。彼女の顔は淫蕩に弛み、嬉しいあまり半開きの口はやや口角が上がっている。

 

「や……ああんっ、堪らない……ああっ、気持ちいいっ、あんっ、はあんっ、ぁ、悠二さんっ、悠二さんっ、あああッ────」

 

 思考が快楽の白い炎に焼かれ、静流の精神世界はドロドロとした多幸感が熱水流のように渦巻いている。

 

「イッ────んんあッ! オチンチンがオマンコでビクビクして、あん、あんッ、こんなのッ……」

 

 膣内がビクビクと痙攣して、ペニスを締め上げる。

 白い咽喉が反り、両脚が暴れ、両手がシーツを掻きむしる。静流の膣内からは熱い蜜が溢れ出し、結合部からトロトロと垂れ落ちる。膣肉はピクピクと痙攣し、ペニスを激しくしゃぶりたててくる。

 絶頂しているのだ。膣筒全体が大きくうねり、肉幹を絞ってくるのが心地よい。その収縮に逆らって腰を振り、自らの快感も高めてゆく。

 

「いいぞ、静流。もっと一緒に楽しもうっ!」

 

 その言葉と同時に、二度目の精液が迸った。ペニスがビクビクと脈動し、絶頂と痙攣の最中にある膣内に、熱くドロドロした体液が注がれる。

 

「あ、ああ、出てるっ……中にぃ……はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 

 その熱が静流をさらなる肉悦の高みへと押し上げる。体内を荒れ狂う激しい快感に戸惑うように、静流は悶える。

 まるで射精してくれた肉幹に感謝するような、激しい膣内運動。そのうねる肉ヒダに逆らって悠二は腰振りを再開する。プレイヤーとしてのレベルアップで高まった精力は、一度や二度の射精で萎えることはない。男女の混同液でドロドロになった膣肉を、抉り、穿つ。

 

「あっ、うぁっ、ちんぽ……また、大きく……、あっ、うぁ、あっ……!?」

 

 その一突きごとに、静流が敏感な反応を返す。絶頂して、彼女の内部はペニスに吸いついたまま、激しい痙攣を繰り返していた。ピリピリとひっきりなしに震えるその膣内に抜き挿ししていると、悠二の射精欲求は再び高まってくる───。

 

「あ、あっ……また……またっ、なからひぃぃきらぁぁっ!」

 

 三度目の射精を膣内にぶちまけると、静流はベッドの上で激しくのたうった。その暴れる身体を押さえ込み、悠二はピストンを続けながら膣粘膜に牡汁を擦りつけていく。

 

 顔を横に向けた静流の金糸のような髪に鼻を突き込み、匂いを嗅ぎ、そして耳たぶを嘗めて、唇で軽く挟む。さらにはうっすらと汗が浮き出た静流の頬を嘗める。

 

「やあんっ、すごいっ、ゾクゾクする、あっ、ああっ、ひあんっ、だ、だめぇぇっ、それ、ぁぁぁっ────」

 

 そう叫ぶ静流の顔が、たまらない幸福感に緩み切っている。知ってしまった強烈な法悦に、それを与えてくれる悠二と触れ合うだけで疼く子宮。理性も保てずセックスの快楽に耽溺する。

 

「あっ、あぁ、イくっ!? も、もぉっ、イってるっ……もぉ、イってるからっ!? 休ましぇて……息、できにゃ……くひっ、ひっ、くひぁああぁああああぁっ!?」

 

 今の静流は、ただ淫らに嬌声をあげ、一〇〇センチ超の乳房を弾ませ、牝汁を噴き、絶頂と痙攣を繰り返すことに夢中になっている。

 一突きごとに絶頂し、激しく膣肉を収縮させて精液を搾り取ろうとする。そのおねだりに応えて二度、三度精液を放つと、膣内射精の感触を嬉しがるかのように、さらに高い頂きへと昇りつめてゆく。

 

 

 悠二はサイドテーブルのスマホに手を伸ばし、ラブ・ハンターを立ち上げる。

 静流はもはや身動きもできず、精液、愛液、汗、小便、唾液などあらゆる体液が混じり合う池に寝そべり、だらしなく手足を投げ出している。白目を剥いて、ぐったりしているにもかかわらず、いまだに悠二と繋がっている秘部だけは未だ絶頂の余韻にヒクつき、潮を噴き出している。

 

 悠二は空いた手で静流の頭を撫でたり、頭頂部の匂いを嗅いだりしながらスマホを操作する。好感度が62になったので積極的に変更する。悠二の性技の練度が高まり、女性をより感じさせやすくさせることで、一回のセックスで得られる経験値も豊富になって上がる好感度も大きくなっている。三回の射精と幾度となく繰り返した静流の絶頂で、大雑把に計算しても一五も好感度が上がっている。

 

「よっと、今度はこうしよう」

 

 悠二は肉幹を繋げたまま静流の身体をひっくり返してうつ伏せにさせる。そうして腰を掴んで持ち上げれば、静流はお尻を突き出した体勢になる。彼女は膣内で肉幹が擦れ動く感触に悶える。

 

「きゃあん!! あはぁっ!!」

 

 静流の菊門はうっすらと鳶色に着色している。皺一本も伸ばすように解している。静流の嬌声を聴きながら解していると悠二の肉幹がますます元気になる。尻穴に指を挿れ浄化(クリーニング)を使って静流の肛門や腸内など体内を綺麗にする。静流は快感を得ている最中に、突然尻の中が清々しい爽快感とスッキリするような感覚を味わって、快感と驚きが混ざった声を上げた。

 

「ふぁぁぁぁあ!!」

「後でアナル(こっち)も使わせてもらうよ。その前に後背位をさせてもらおうぞ」

 

 ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ……情熱的なピストンが膣穴を突き上げる。プルン、プルン、と腰振りで一〇〇cmの形が良い美巨尻に打撃を与えて蠱惑的な尻肉を震わせる。静流を手に入れてからずっと魅力的に感じていたお尻の感触と淫らに弾む尻肉に満足する。

 

 悠二の肉幹に抉られる強い快感に耐えかねて静流の身体がずり上がる。その逃げるような肉体を、悠二は一〇〇cm超の乳房を取っ手代わりに引き戻して、乳頭を弄りながら揉む。膣孔から抜いてアナルに突き込み、ピストン運動を始める。

 静流は体内を抉る肉幹を悦んで激しく身悶えする。

 

「アナル壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 

 悠二に何度もペニスを突き込まれながら、静流がビクビクと身体をのたうたせる。レベルアップと好感度向上によって、彼から受けた快楽は彼女に得も言われぬ幸せをもたらす。

 静流の身体がガクンと揺れ、爆乳が跳ねまわる。肉孔を塞ぐペニスが脈動し、大量の精が穴奥へ放たれる。

 

「ザーメンッ……あぁ、チンポ汁出てるっ!? ゆ、悠二さんっ……うぁ、あぁぁんっ!? まんこと、アナルにぃっ……くひっ……ドプドプって、熱いのがっ……んぎ、あっ、うぁっ……イくぅっ……アナルにも、まんこにもザーメン出されていぐうぅうううぅっ!?」

 

 七回目の射精を終えた肉幹をアナルからヌルッと抜き取る。そうして、ペニスを静流の前に突きつける。彼女は半ば本能のように大口を開け───その口めがけて、悠二は思い切り小便をあびせかけた。

 

「ふぁっ!? あ、おうっ……んぐ、けふ……んっ……んくっ、くっ、んぐっ……」

 

 驚いたのは一瞬。急き込んだ拍子に周囲に尿が飛び散るが、静流は便器としての役割を受け入れ、あびせかけられる汁の一滴も逃すまいとするかのように唇を開き、注ぎこまれる尿を飲み干してゆく。中毒付与された静流にとっては、小便が咽喉を流れ落ちる感触は快感であり、尿の味すら甘美なのだ。こっ、こっ、こっ、こっ、と咽喉が鳴るたびに静流の表情もうっとりと弛んでゆく。

 

「帆波とかと同じく、こういうのが好きそうだな……」

 

 今後の恋人としての調教が楽しみだと思いつつ、尿に汚れた静流の頭を愛おしげに撫でた。




以前から静流は無毛から生えている設定になりました。きららが実は天然の無毛と知り、つり合いが取れているだろうと思い変更しました。

あと作品の方向性についてご相談の意味も兼ねてアンケートを用意しました。ご協力お願い致します。


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08 (きらら、凜子、静流、不知火、紫、エスパダ)

大変長くなってしまったスワップ編は今回で終わりです。とても長くなってしまって、反省点も多かったですが楽しんでいただければ幸いです。暫くは1話完結か前後編で終わる短編を書きたいと思います。


 静流(しずる)を抱いたあと悠二は、一人ずつ楽しむことでは満足できなくなった。そのため、控えているきららと凜子を呼び出していた。

 彼女らのステータスは次の通りである。

 

レア度:UR 点数:87

氏名:鬼崎きらら

年齢:17

レベル:0

交際経験:無し

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:好意的(58)

身長:176cm

体重:69kg

3サイズ:B110/W63/H97

バストカップ:K

 

レア度:UR 点数:86

氏名:秋山凛子

年齢:18

レベル:0

交際経験:無し

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:好意的(52)

身長:172cm

体重:59kg

3サイズ:B87/W60/H90

バストカップ:G

 

 

 二人とも巨乳でお尻も大きい、大人顔負けのスタイルで悠二は彼女らとの性の饗宴を期待していた。

 ステータスを眺めているうちに、きららと凜子がやってきた。

 

 半袖の白いカッターシャツのボタンが三つほど外れ、白の刺繍があるおしゃれなブラジャーと、それが寄せて上げているKカップの胸の谷間が露になっていた。さらけ出された肌は白く、きめ細かく、張りがある。

 

 スカートは腰元で何度か折り返され、本人は無意識だろうが、膝上一五センチという短さ。五車学園という環境でそれは無防備と言えよう。しかしながら今はそれとは無関係に、恥じらいながらも自らの意思でスカートの中を露にしている。ベッドの上で仰向けになり、若々しくも艶かしい脚をパックリとM字に開き、頬を赤らめる半面どこか嬉しそうにブラジャーと同じ柄のショーツを丸出しにしていた。

 

「あん……恥ずかしい……」

 

 鬼崎(おにさき)きららのその言葉を裏付けるように、彼女は胸元に添えている手をギュッと強張らせる。しかしそれがかえって谷間を強調しているように見える。それに股は、彼に命じられた通りに大きく開いたまま閉じようとしない。

 既に高い好感度を悠二に持っており、好意的に設定されたきららは普段の男嫌いで強気な彼女とは異なる表情を見せている。

 

「恥ずかしいと濡らすのか?」

「そ……それは……んぁ……」

 

 ショーツの底に滲む染みがみるみるうちに、楕円形に広がっていく。変色していくその部分に彼の視線が当てされるというだけで彼女は全身をゾクゾクと粟立て、秘部と張り付いてしまうほど淫液を滴らせている。

 

「それは?」

 

 悠二はきららが露にしている脚の付け根へ顔を寄せた。清潔感のある香りに混じり、ムワッとした生温い淫臭が鼻腔へ流れ込む。

 

「それはぁ、ぁぁ……わ、私にも、よくわからないわっ……」

 

 若々しい瑞々しい肌の白い腿を軽く押さえ付けられると、きららは強張らせた身体をピクンと弾ませる。ハイソックスに包まれた足は指先までピンと張り詰めていた。

 

「わからない? こんなにいやらしい臭いプンプンさせておいて? これからやることに期待したんじゃないの?」

「そ、そんな……ことは……」

「正直に言わないとやめるぞ?」

「いやぁぁ……き、期待してましたぁ……悠二さんに呼び出されてからは胸がキュンキュンして、近くで見るとアソコもキュンキュンしちゃって……え、エッチなことして欲しくて堪りませんでしたぁ……あああ……いつもはこんな風じゃないのに……」

 

 きららの大きく開いた脚の間に顔を埋めわざとらしく鼻を鳴らし香しい乙女の匂いを嗅いでいる悠二に、彼女は求め乞うような瞳を向ける。クネクネと踊る腰はまるで誘っているよう。

 男嫌いというのは表層的なもので、内心では男やその身体にも興味があることは捕獲した時にラブ・ハンターから情報を得ている。そのため、悠二は取り繕わない本心を聞きたかった。

 きららに恥ずかしい告白をさせて満足げに微笑する悠二は、ショーツの染みの中央辺りにある陰裂の影を親指の腹で強くなぞり上げた。

 

「あああっ────」

 

 その一撫でできららは快楽を得られて胸を突き出すように仰け反り、大きく身体を戦慄かせていた。Kカップの爆乳がより存在感を強調させられる。

 

「ぁぁっ、こんなの、初めてぇぇ……」

「こんなのって、まだ何もしてないだろう?」

 

 そう言って、彼はショーツに指をかける。彼女は先の展開を期待したような甘い吐息を聞かせ、ショーツから片足を抜く。途端、包み隠されていた美少女の牝臭が溢れ漂った。秘唇を押し開かれ顔を真っ赤にするがそれだけで、抵抗することなく股を従順に開いたまま、悠二にされるがままでいる。

 恥液にヌラヌラと濡れている卑猥なサーモンピンクの秘部に悠二は舌を伸ばした。

 

「んああっ、んぅっ、ふあああっ」

 

 スラリと伸びる脚を大きく開いたきららは、悠二に秘部を嘗めずられ甘い声を上げている。頬は羞恥によってが赤くなり、弛んだ目尻の辺りまで広がっていく。

 そのあまりにも背徳的な光景を秋山凜子が見つめていた。淫靡な雰囲気にあてられ瞳を蕩かし、羨ましそうにしている。

 

「はあ……はあああ……」

 

 荒くなる呼吸に吐息が混じる。その様子は彼女が欲情しているとわかるもの。

 

「どうした、凜子? 物欲しそうな顔して」

「ああ、悠二さん……私にもして欲しいっ……」

 

 傍らに佇んでいた凜子は、毅然とした斬鬼の対魔忍には珍しく腿を擦り合わせながら、クナクナと身を捩らせて哀願する。

 

「二人とも、ほら、パンツ脱いで、きららの上に重なれよ」

「あああ……はいぃぃ……」

 

 ぶわ、と頬を赤らめる凜子。悦ぶように表情がうっとりと蕩けている。

 凜子がスカートに手を入れた時、タイミングがいいのか悪いのか、ノックの音が響いた。

 

「気にするな。続けろ。俺が呼んだんだ」

 

 驚きはしたが、続けろと言われたら凜子は続けるしかない。今から誰かが入って来ようと、無意識のうちに彼の言葉に従うことが当たり前となっていた。何より悠二に従うということが快感になっていた。

 凜子だけではない、きららはあられもない姿を晒し続けている。薄れた意識がどこか遠くにノックの音を聞いたような気がするが、秘部を嘗め啜られる快感に身を任せきっていて、最早その虜となっていた。

 

「入れ」

 

 凜子がスルスルとショーツを下ろすのを見て、彼はノックに答えた。そしてその口をきららの陰部へ、舌先で小指の爪ほどしかない陰核をつつく。きららの肢体が仰け反り、張り詰めた足先までビクビクと戦慄いた。

 

「まあ……もう、悠二様ったら……二人も一度だなんて……」

 

 入室してきた美女が、少女たちを快感で悶えさせている悠二を見て笑う。普段からやや垂れ気味の目尻をさらに緩め、瞳を蕩かして。

 

「ゆ、ゆうじさまって……静流先生……」

「うふふ……私はね、秋山さん──」

 

 静流は歩を進め悠二の傍まで来る。

 

「──私は悠二様の女……恋人……セックス奴隷なの……」

 

 好感度を一〇〇になった時点で完全支配に設定された静流はまるで、そう言えることに陶酔しているかのようにうっとりとしていた。

 

「……ゆうじさまの、コイビト……ドレイ……」

 

 凜子はその言葉に激しく反応る。身体の芯が歓喜で蕩けそうだった。

 

「こうして可愛がってもらっているってことは、秋山さんも鬼崎さんも悠二様のお眼鏡にかなったってことじゃないかしら……ふふふ」

「静流、さっさと処理しろ。無駄口ばかり叩くなら不知火か紫にやらせるぞ」

「ああっ、ごめんなさい……今直ぐに……」

 

 静流は急いで這いつくばると、執務机に潜り込む。そうして彼の足の間で跪き、細い指で股間を愛しげに撫でさすり、ベルトを緩めていく。

 

 

「しらぬい……不知火さん? 不知火さんも、悠二様の……」

 

 誰も凜子の疑問には答えず、静流は自校の生徒にメスの悦びを教えている彼の足元で跪き、美少女を弄んでいる彼のペニスを取り出して、

 

「ああ……まだこんな時間なのに、いやらしい臭いがする……」

 

 と惚れ惚れとした視線を肉幹に向けて頬を擦りつけると、裏側に舌でネットリと嘗め上げた。

 きららの秘所を執拗に嘗める彼は股間に目もくれていないのに、他の女で硬く勃起しているペニスへ舌を這わせる静流は嬉しそう。その顔はとても妖艶で、いやらしく、幸福そうな笑みを浮かべていて、同性の凜子まで気分が高ぶってしまうほど。

 

「ボーッと突っ立っているだけじゃ、いつまで経ってもお預けだぞ」

「んんぅっ……」

 

 突き放すように言われ、今から行うことを思い凜子は羞恥に悶えた。恥辱ではなくこれから行うことへの期待と得られるだろう昏い快感故に。

 そろりとベッドに載り、きららの身体を跨ぐ。何もないスカートの中を彼に見られていると思うと、腰が痺れた。

 

「あああ……」

 

 目の前にはきららの顔。恍惚を浮かべる彼女の顔は蕩けて緩んでいるというのに、綺麗で、可愛らしい。そんな風に思う凜子は、乱暴にスカートが捲られた。

 

「ひゃんっ、あああっ……ぁぁっ……」

 

 生暖かいものが恥ずかしい所をヌルリと這う。湿った這うものの動きに合わせ、凜子の目尻はトロンと下がっていく。艶のある唇が緩く開き、甘い声と熱い吐息が溢れ出る。

 

「ああん……ゆうじさま……あああっ……」

 

 後ろを窺う凜子の濡れた瞳に、丸出しの尻を撫でながら秘部に顔を埋めている悠二が映る。そのうえで彼女はまるで捧げるように尻を突き出し、クナクナと腰を捩らせる。

 それは少女が秘所を捧げ、もっともっと、とせがんでいるようにしか見えなかった。ただでさえ表情はうっとりと蕩け、瞳は妖しく濡れている。悦んでいるのが一目瞭然。五車の者たちでは想像もつかないほどの、凜子の淫蕩ぶりである。

 

「あああ、凄い……はち切れそう……」

 

 二人の対魔忍を重ね、うら若き乙女の秘部を気の向くままに味わう悠二。新しい玩具を弄ぶ彼の興奮はペニスに現れ、硬くそそりたち、猛々しく脈動する。

 それを肉幹の様子に惚れ惚れとしている静流は、細い五指を巻きつけ優しくさすりながら、尿孔、カリ首などに丁寧に舌を這わせる。

 

「れへぁ……美味しい……ちゅる、ズズ、んはあ……悠二様ぁぁ……はんぅぅぅ……」

 

 吐き出された白濁の汁を赤い舌で余すことなく啜り取り、飲み、それを摂取することで脳髄が甘く蕩けるのを感じながら崇めるように肉幹をさすり続ける。愛しい人へ口付けをするように尖らせた唇を尿孔に押し付け、我慢汁の残液を啜り上げる。そして我慢しきれない様子で、ゆっくりと亀頭を飲み込んでいった。

 

 ペニスを包む生暖かくてヌメヌメした口腔。それが、裏側に舌を蠢かしながらペニスをしごき始めたことで快感を得る悠二は、二人の美少女が捧げる花びらや蜜液の味比べを楽しんでいた。

 

「ふーん、クリは凜子の方が大きいなあ……」

「は、恥ずかしいことを言うな……」

 

 凜子は頬を赤らめ、腰をクナクナと振る。実のところ、どちらの恥豆も充血しプックリと勃起して包皮から飛び出していて、大きさを比較しようにも大きな差はなかった。

 

「凜子は陰毛が濃いな。そしてきららは剃っているのか」

「そ、そんなところまで見るだなんて……!」

「わ、私……生えたことがないの」

 

 悠二は、二人の対魔忍の花びらや肉芽をたっぷりとねぶり回した今、二人の恥部を改めてゆっくりと眺めていた。肉穴もさながら、腰までヒクヒクさせて感じている対魔忍の嬌態を目で楽しんでいる。

 

「んぅんっ……」

「ああっ……」

 

 快感の余韻に痺れていた二人が腰を踊らせる。剥き出しの秘部に視線を感じる二人の顔は赤らんでいるものの、その蠱惑的な腰の蠢きはむしろ視線を釘付けにさせようとしているようだ。

 

 悠二は彼女らのエロチックな腰の動きを見ながら、彼の片手は胸元が開かれた静流のシャツに差し込まれていて、爆乳を弄んだり勃っている乳頭を弄んだりしている。

 官能的に啼く静流は、腰や背筋をビクビクと弾ませながら熱心に肉幹をしゃぶっている。ひょっとこのように鼻の下を伸ばしてジュブジュブと音を立てて、性欲処理に従事してその悦びを貪っている。

 

「何をして欲しい?」

 

 二人が恥ずかしそうにしつつもねだるように、悠二はあえて彼女たちに訊ねる。

 

「も、もっと……嘗めて、欲しい……」

「嘗めて……ください……」

「もっとエロくお強請りできた方からな」

 

 二人は真っ赤になって数拍の沈黙の後に、おねだりするようになる。

 

「り……凜子のオマンコペロペロしてください……」

「ああっ……我慢できなくてパクパクしているきららのエッチなオマンコから嘗めてください……」

「いや……クリがビンビンしてる凜子の──」

 

 甘く爛れた頭を卑猥な言葉を考えるために必死に働かせる二人の美しい対魔忍。競うように悠二を誘い、それが腰のくねらせ加減をより扇情的にさせる。

 その競演を眺める彼の興奮はペニスに現れる。硬く張り詰めている肉幹をしゃぶっている静流は、逞しい逸物へのオーラルセックスで快楽に耽溺しながら巧みな舌使いで彼の快感を煽りたてている。

 

「んぐうううっ! んふッ、んううっ……んふぅぅっ……んくっ……」

 

 静流の頬が紅潮し、トロンと目尻が垂れていく。口の端から涎を垂らし、鼻水もわずかだが垂らしている。それでもペニスを離すことはなく、咽喉に吐き出される白濁液をゴクゴクと喉に通す静流は恍惚を浮かべていた。濃厚な牡液に脳髄が甘く蕩け、骨の髄までに焼きついている幸福感とが強く反応していた。

 

「二人の希望に答えよう」

「ああんっ、悠二様っ」

「んっ、ひゃんっ……きたぁ……あはあぁっ」

 

 対魔忍たちの脚の間に頭を埋め、トロトロと淫液を吐き出している牝花を嘗め比べる悠二。彼の股座で、花の静流と称される一流の対魔忍が射精して落ち着いた肉幹から残る体液を啜り上げている。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 きららの好感度が七〇となったため積極的に変更。凜子の好感度が六二となったためこちらも積極的に変更した。悠二はこの場でさらに楽しもうかと思ったが、このまま持ち帰ろうと考える。

 

 悠二が住むマンションに案内されたきらら、凜子、静流はそこに驚いた。外観こそ普通のマンションで現実に上手く紛れているが、中は想像を凌駕していた。部屋に入れば外から見る以上に広く、まるで豪邸のような内部だった。

 

 広々としたリビングには高校生くらいの少女たちがそれぞれ着ている制服を乱し、後ろ手に拘束され、肢体を艶かしくくねらせている。秘所には玩具を差し込み、それが滑り落ちないようにパンティをはき、振動するそれに甘い声ですすり泣きながら快感に悶えているのだった。

 

 彼女たちを眺められる位置に四人掛けソファが置かれていて、悠二がそこに腰掛けている。彼がこのマンションの主であり、彼女たちの支配者。床の上で嬌態を見せている少女たちの首には、彼の所有物であることを示す黒革の首輪が巻かれていて、彼がリモコンを操ることで身の内に収めた玩具の刺激に身をくねらせながら恍惚となり、嬉しそうに頬を紅潮させ、喘ぎ混じりに彼の名を口にして悩乱する。彼女たちは彼の所有物であることにも、性的に虐げられる被征服感による快感に酔い、支配者である彼に奉仕をできることにも、悦びを感じていた。

 

 そして、床の上の非現実的な光景で沸き起こる彼の情欲の炎を、更に美女たちが鎮めようとしている。

 二人は左右から迫り、蠱惑的な身体にいやらしく悪戯をされて甘く喘ぎながら彼の肌を嘗め湿らせ、時には口に舌を差し入れ濃厚な接吻を繰り広げる。残る二人はソファの上で身を倒して、彼の股間からそそりたつペニスに舌を這わせて嘗めていた。四人ともうっとりとしており、妖艶な表情を浮かべ奉仕に没頭している。

 

「んあ……悠二様、すごい……」

 

 愛しい男のペニスを目前にして、静流は惚れ惚れとしていた。熱い肉幹に舌でねっとりと嘗めていく。

 

「ああっ、ご主人様……美味しい……」

 

 性交の臭いがこびりつく生殖器に舌を這わせながら、八津(やつ)(むらさき)が目を細めてこぼす。たっぷりと分泌した唾液を、巧みに舌を這わせてオスの象徴に塗り付けていく。

 

「んふぁぁぁ……気持ちいい……」

 

 舌を縺れさせていた水城(みずしろ)不知火(しらぬい)は惚けた顔でうっとりと呟いた。目を細め、頬を紅潮させているその顔は、ゾッとするほど艶かしい。

 

「ご主人さまぁん……私にもしてぇ……」

 

 言うが早いか、エスパダ・ラヴは胸板に這わせていた舌を彼の口に真っ直ぐ差し込んでいく。伸ばした舌が彼のそれと絡み合うとポーッと頬を上気させ、細い腰を嬉しそうにクナクナと揺らせる。

 

 視覚的に関心を得て情動を煽るために弄ばれている美少女たちと、肉体的興奮を卓越したテクニックで煽る艶やかな美女たち。たった一人の男の愉悦を抱かせるために仕上がっているこのマンションは、紛れもなく異界に違いなかった。けれど彼のための女だと実感できるここは、彼女たちにとって幸せを得られる場所なのだと、新参者である二人は心底思った。

 

「あまり待たせると悪いだろう?」

 

 ひとしきり舌を絡め、なおも唾液を求めて舌を差し出すエスパダを嗜め、悠二は新参者へ目を向けた。

 

「さっきの続きをしようか?」

 

 来訪の目的を訊かれ、茫然と立っている二人はコクコクと頷いた。気丈な彼女たちは普段とはかなり違うしおらしい様子だ。絶えず重なる艶かしいすすり泣きに情欲を煽られ、惚けた顔をしており、腰をもぞもぞと蠢かしている。

 

「前に静流が言っていたよな、俺の女っていうのがどういうことを指しているのか。凜子もきららも、それを知った上で俺の女になりたいのか?」

 

 静流は彼───悠二の女──セックス奴隷。静流が至福を噛み締めるように告白した様子が思い出され、凜子もきららも、羨ましげに溜め息を吐きながら彼の問いを肯定していた。

 

「その口で、もう一度言ってみて」

 

 言われ、二人はうっとりと悠二を見上げる。彼から命令されることが快感で、従うこともまた快感だった。

 

「秋山凜子を悠二様の女に……セックス奴隷にしてください……みんなのように、ご奉仕させてください……」

「私……鬼崎きららを、悠二様のセックス奴隷にしてください、身も心も悠二様に捧げますから、私にもエッチなことさせてください……」

 

 Tバックの紐パンだけを付けた不知火たちが悠二の耳を、胸板を、ペニスを、淫らな舌使いで嘗め回している。あまりにも背徳的で淫猥な光景にきららと凜子の腰が熱くなっていく。

 さらに、そこかしこから聞こえてくる嬌声は耳を侵し、頭の中が甘く爛れていく。ここでは普通に服を着ている自分たちの方が異分子なのではないか、と恥ずかしさまで込み上げてくる。

 

「言ってはみたものの、積極的に設定している段階で羞恥心や自尊心を擲ってここまで惚れ込むのは想定外だったな。完全支配するまでは奴隷根性など出てこないと思った」

「そこは人ぞれそれに効果や反応が異なるようですね。もっと女の子を捕獲して反応を調べてもいいかもしれませんね」

 

 悠二と不知火が所感を語り合い、きららや凜子の様子を見ている。

 

「まあ、いい。よくできました。二人とも俺の恋人にしてあげるよ」

「ああっ、悠二様……ありがとうございます……」

 

 二人の表情は明るくなり、微笑する。紅潮した顔に浮かぶそれはあまりにも淫らだった。

 

「這え。そして嘗めろ」

 

 そう言って悠二が足先を浮かせると、凜子もきららも手足を付いてそれぞれに近い方の足に顔を寄せた。軽く鳥肌が立つ。足に舌を這わせて二人の顔は喜悦で綻んでいった。

 

「んぢゅ、ちゅる、はあ、へぁぁ、はんぅぅっ……」

 

 足に口付けて、舌を這わせる。この屈辱的な行為の強要が悠二からの命令というだけで心地よく感じ、凜子は全身を被征服感で震わせる。この行為は彼の女だからこそ許されることだと解釈して、幸福感に満たされ、足を嘗めて、愛しげにキスの雨を降らせる。

 

「れぇろ、はあん……んちゅ、ぢゅぷ、んふぁぁっ……」

 

 きららも思いは同じで、悠二の命令に従うことで脳が溶けてくるような快感に侵されていた。端麗な口で足指の一本いっぽんを咥えていく顔は恍惚としている。疼く子宮に腰部をくねらせて悶えている。

 

 足を嘗め濡らす二人の対魔忍は、無意識に尻を突き出すようにして腰をヒクヒクさせていた。まるで喜びを示しているようで、実際に息も熱く湿っている。美人が服従した姿を毎日のように見ている悠二だが、一向に眺め飽きることがない。美女をいくら蒐集して侍らせても充分と思うことも、飽きることもなかった。

 

「嬉しいか?」

「ふぁい……れふぅぅっ……」

 

 凜子もきららもほぼ同時にうっとりとして答え、行為で証明するように舌を動かし続ける。彼の恋人として奉仕ができる悦びが下腹部から淫液が溢れ、パンティのクロッチが張り付いている。

 

「ふはああっ、悠二様ぁぁっ……んふぁぁっ……」

 

 悠二が踵から先を浮かせると、凜子は包むように恭しく両手を添えて足裏や足指の腹を嘗め回した。目はしっとりと濡れており、朱を差した頬には喜悦が浮かんでいる。

 足指の隙間に舌を捩じ込んで指の股まで丹念に嘗めるきららも、陶然とした表情をしていた。うっとりと吐息を吐く様子は、至福のひとときを満喫している様子。

 

「我慢できないなら自分で弄っていいよ?」

 

 悠二の言葉を受けとめ、凜子もきららも片手をスカートの中へ忍ばせた。張り付いたショーツの生地の中央に中指を添わせれば、快感に腰がビクンと跳ねる。

 

「んふぁっ、すごい……ちゅぷ、へぁぁっ……」

 

 服従を誓うように足を嘗め、発情する身体を自分の手で慰める。二人ともそれが至福であるかのように恍惚となり、慈しむようにねろねろと足を嘗め続けており、自慰の快感に尻を回している。

 

 

 二人の美しい対魔忍が足元でひれ伏し、若々しい唇で足にキスを繰り返し、舌を這わせながら、悦びに高ぶる身体を慰める。ふてぶてしく座っている悠二は、牝奴隷と化したことに幸せを感じているそんな二人の姿を見下ろして、獣欲を強めている。

 

「んふぅぅっ、ぢゅろ、ぢゅるるっ……」

 

 ペニスが跳ね、我慢汁を吐き出すと、紫は甘えたような声で喘ぎ、頬を赤らめた。口をペニスにかぶせた状態で、尿を排泄する穴から体液を出されたというのに、蕩けた顔でじっくりと頭を揺らし、鼻の下を伸ばしてひょっとこのような表情で尿管の残液まで絞り啜っている。

 

「んはぁぁぁ……すっごく大きいぃぃ……へぁぁ、んっ……」

 

 紫が咥えきれていない肉幹の根元を、静流が丁寧に嘗めている。画家がデッサンを望むような綺麗な手で肉袋を揉みながらフェラチオに従事する姿は娼婦のように官能的だ。

 

「んはぁっ、れはぁぁ……」

 

 紫がじっくりと味わっていたペニスを離し、差し出した舌をペニスに這わせた。細い指を根元の方に巻きつけて小刻みにしごきながらのその行為は、巧みな淫技だった。

 静流も玉袋を優しく揉みながら肉幹を嘗め回している。紫の舌と静流自身の舌で肉幹を挟み撃ちにし、唾液の滑りや舌の感触を存分に味わわせた。

 

「ああ、先生たちが……なんて、淫らな……」

 

 二人の美女たちが見せる卑猥すぎるフェラチオに、凜子は愛欲を掻き立てられていた。巧みなコンビネーションや性技はもちろん、見ている方が恥ずかしくなるほど偏執的で情熱的なので無理もない。羨望も入り混じっているせいで足嘗めもオナニーも激しさが増している。

 それはきららも同じこと。悠二にすること、させられること、取り巻く美女たちの媚態が刺激的で、自分も負けてはいられないと思う。

 

「ダメぇ、も、もうイッちゃうぅぅ……悠二様の足を嘗めて、オナニーしてぇぇ、イッちゃうううっ──」

「まだダメ。折角だからイかせてあげるよ」

「はあんっ……嬉しい……」

 

 尻をフリフリさせ足元から蕩けた目で見上げるきららに、悠二は笑みを浮かべながら顎をしゃくって命じた。

 

「ここに寝転んで、股開け」

「はい……」

 

 悠二が軽く床を踏み鳴らすと、きららは悦んで仰向けになった。悠二の足が床を叩いた辺りに下腹部を持ってきて、肉付きの良い脚を惜し気もなく左右に開く。

 

「イッていいぞ」

「ああっ、はああんッ!」

 

 M字開脚しているきららの足の付け根を悠二が軽く踏んだ。きららが嘗め回して濡れている足の裏に、ショーツに染みを作る愛液の熱さや恥丘の柔らかな感触が広がる。

 

「イクうう! イクううう────ッ!!」

 

 背筋を跳ね上げ、胸を突き出して、きららは全身を戦慄かせていた。秘所をグリグリと踏みにじられて絶頂するという、はたからみれば惨めな姿を晒しているというのに恍惚を浮かべていて、身体をビクビクと震わせている。

 

「ああ、悠二様ぁぁっ……」

 

 きららの恥ずかしくも激しいイキッぷりに感化され、凜子は切なげな声を漏らしていた。蕩けて潤んだ瞳の上目使いで悠二を見て、涎で濡れた唇を半開きにして、舌を垂らして、甘え媚びるようにフリフリとヒップを揺らしている。

 

「ちゃんとお願いをするんだ」

「はああっ……私もイきたい……イかせてください……」

 

 悠二が満足げに笑みながら顎をしゃくると、凜子はきららと同じように仰向けになって股を開いた。きららがどのようなことをされたのか見たうえでのその行動は従順で、同じことを期待しているようにさえ思える。表情は蕩けており、股を開いて大事なところ差し出している姿は犬がやる服従のポーズとなんら変わらない。

 

「ああんっ、ふあああ!」

 

 そして悠二が秘所を踏みつけると、凜子は嬉しそうに啼いた。屈辱的な仕打ちのはずなのだが、無抵抗にただ快感の声を上げる。

 

「イクイク! ああ! すごいいい! あああっ!!」

 

 秘所を踏みにじられて得る快感に、凜子はあっという間に登り詰めていた。足を嘗めることといい、秘所を踏まれて絶頂させられることといい、どれもこれも初めてのことで、無様なことだ。けれどその無様さは奴隷という身分を自覚させられ、彼の奴隷になれたことを実感させる。それは凜子たちにとってこの上ない幸せであり、それを実感できるこの快感は堪らない法悦へと繋がっている。

 

「んあっ……はあっ、あっ、あぁぁっ……」

 

 秘所を踏みにじられることで与えられたアクメに、凜子もきららもうっとりとした表情で余韻に浸っていた。股を広げたはしたない姿のまま、肢体をピクンピクンと震わせて色っぽく荒い呼吸を続けている。

 

「ひゃあんっ」

 

 と嬉しそうに悲鳴を上げたのは静流と紫だ。それぞれのペニスを嘗めていると、白い精が勢いよく噴き出したのだった。それぞれの髪や顔に付着しようともお構い無く、悠二が性欲を吐き出している瞬間を惚れ惚れと見つめていた。

 

「ああん、すごいぃ……」

 

 エスパダも甘い声を漏らし、腹部に散った白濁液を嘗め掬う。堪らないと言わんばかりに腰をクナクナと捩りながら。

 

「お前らは下を嘗めろ」

「んあっ、はあいっ……」

 

 足先で秘所をつつかれた凜子ときららは恍惚を浮かべたまま四つん這いになり、命令の意図を悟った。

 

「ああ……はいぃぃ、悠二様ぁ……」

 

 二人は嫌な顔一つせず、床に顔を寄せていく。悠二が吐き出した白濁液は床にも降っていたのだが、凜子ときららはそこを目掛けて舌を伸ばし、床を嘗めるようにして精液にありつく。まるで犬が尻尾を振るように、尻をゆっくりと振りながら。

 おさまらない彼の性欲を体現する肉幹に、静流と紫は卓越したオーラルセックスを仕掛けていく。

 

 今日一日でその肉幹が味わった女の数を数えるには、両手の指では足りないほどに達している。それが今日だけでなく毎日のことだから乾く時もない。それに情熱的な視線を送る四つの瞳は蕩けていた。

 

「悠二さまぁぁ……あはぁぁっ……」

 

 凜子ときららは熱い吐息を吐いていた。彼女たちの眼前に聳えるペニスが悠二のものだからこそ惚れ惚れとしているのだ。肉幹を嘗める姿は恭しく、愛しげ。狂おしいほどの想いが舌の動きに表れている。

 

「んふぁ、んぅん、ふはああっ……」

 

 肉幹は二人の唾液で濡れ光り、絶えず甘い吐息を吹き掛けられている。最中、張り詰めた肉袋に舌を向かわせたのはきららだった。自分たちの先生である美女たちがやっていたことを見よう見まねに、玉を一つずつ舌で嘗めるように掬い上げる。

 

 凜子は若々しい張りのある唇をペニスの先端に被せ、その瞬間を噛み締めるように目を閉じた。健康的なピンク色をした唇で亀頭の根元を締め付けると、ゆっくりと頭を揺らして肉幹をさする。

 

「ぢゅぶ、ぢゅるる……んふぅっ、ぢゅるっぢゅるっ……」

 

 半分下りた目蓋の隙間から微睡んだ瞳を覗かせて、柔らかな唇でゴツゴツした肉幹を締めている凜子も嬉しそうに喘ぎ、艶かしい鼻息を聞かせている。吐き出される我慢汁を啜って脳髄を痺れさせ、尿管の残液を絞り上げるようにオーラルセックスを施している。

 

「はあ……おいひぃ……」

「やめられない……ふぁふぅぅん……」

 

 凜子もきららも顔を赤くしてむずかる。恥ずかしそうに腰をクナクナさせつつも、ショーツ越しにクレバスをなぞる行為は止めようとしなかった。

 

「ふふ、なら下の口にもくわえさせてやろう。お前から跨がってこいよ」

 

 顎で差されたきららは頬を赤らめた顔を蕩かす。おもむろに立ち上がると、恥じらいを見せながらも躊躇いなくパンティを脱ぎ、ソファに上がった。

 

「あぁぁっ……」

 

 彼の命令通りに腰を跨ぐと、恥ずかしい命令を遂行したことによる悦びが溢れ、背筋がゾクゾクと粟立ち、その心地よさに熱っぽい吐息を漏らしていた。股下でそそりたつ肉幹に細い五指を添えて、亀頭の先でクレバスをなぞり、腰を揺らして膣孔へあてがっていく。

 

「っあああ、はああんっ──……」

 

 ゆっくりと腰を落としていく。膣孔をこじ開けた肉幹が胎内を占領していく快感に痺れ、きららの頭の中は一瞬真っ白になっていた。根元まで埋没すれば快美恍惚が電流のように身体を駆け、甘美な火の粉が全身に散った。

 

 肉の隙間にペニスを埋没させた対魔忍が悩ましげに眉を歪め、惚けたように口を開けている。薄桃色の艶のある唇を震わせ熱い吐息を吐く対魔忍の淫らな顔を目の前にして、悠二も喜悦を抱かずにはいられない。

 

「入れただけでいいのか?」

「やぁぁ……あっ、あんっ、はああっ」

 

 きららは頬に朱を走らせるも、自ら腰を振って快感を貪り始める。お互いの生殖器が直接擦れて生まれる快感が下腹部からじわじわと全身を浸食し、きららの表情は緩んでいく。男を嫌悪している様子はなく腰は止めようとしない。たった僅かな交合で既に悠二から得られる快楽が手放せないものになっていた。

 

「んあっ、すごいっ、あっ、気持ちいいっ、んんんっ」

「男嫌いじゃなかったのか?」

「ゆ、悠二様は特別……ですぅ……気持ちいいっ!」

 

 潤んだ瞳で悠二を見つめつつ告白するきらら。ブラジャーを取られても無抵抗で、健気に腰を振り続ける。うっとりと視線を注ぎ続ける様子を見れば、きららが彼にぞっこんなのが一目でわかる。

 一〇〇cmを超える爆乳が露わになり、桃色の乳輪の陥没乳首が悠二の視界に晒される。

 

「奥すごいのぉっ、深くてっ、ぁぁっ、子宮の入り口に当たってるのっ」

 

 白磁のような肌を全て晒し、悠二の上で腰をより激しく揺らせして、未だかつてない快楽に耽溺する。きららの美しい顔は淫らに緩み、唇の隙間から今にも舌先が垂れそうになっていた。

 

「ふふ、素直だな。存分に楽しもう」

「あひぃ! イクッ、イクうううぅぅっ!」

 

 悠二が目前で揺れるKカップの乳房を掬い上げると、きららの肢体を甘美な電撃が突き抜けた。あまりの快感にきららは宙を振り仰ぎ、快感の爆発に身をビクビクさせる。

 

「あ、あ、気持ちよすぎぃっ、んんぅっ、やあんっ、すぐダメになるぅぅっ」

 

 悠二は乳肉への愛撫を開始する。たっぷりときららの爆乳を揉みほぐし、乳輪をなぞり、窪んだ乳首を勃起させる。ピンと乳首を尖らせ、顔を蕩けさせて喘ぎまくり、指の食い込んだ乳肉を震わせている。張り詰めて震える乳首の弾力を確かめるように指を擦りつける。

 

「はぅぅっ! ふっ、くぅぅっ!」

 

 左右の勃起乳首を摘まんだ悠二が、そのままグイと引っ張り上げる。乳首から発した強烈な快感にきららは絶叫を放ち、たちまち絶頂へと達する。敏感な乳首を摘まみ擦られる快感に、きららは絶頂が止まらない。だらしなく涎を垂らす口で歓喜の叫びをあげ続け、身体をガクガク震わせている。

 ペニスを包む媚肉もキュンキュンと収縮し、肉襞を波打たせながら、積極的に鈴口と子宮孔をキスさせる。

 

「あああああっ!」

 

 甘い声を張り上げて絶頂し、全身に痙攣を起こしながらも、蠱惑的に腰を回してペニスを擦り合わせる。悠二の股関節回りはきららの快楽の液でベトベトに濡れ、肉幹の根元には白い粘液が押し固められつつある。

 

 左右に引っ張られて伸びる乳首、肉幹を全て胎内に収め、エロチックに腰を振り官能的な声を上げるきららの姿に凜子の身体は火照る一方だ。

 

「ああ……すごい……」

 

 凜子は舌を伸ばして、きららの愛液にまみれた肉袋を嘗めていた。心の底から沸き起こる衝動に突き動かされ、牝欲の昂りを自分で慰めながら肉袋を嘗め回す。

 一方で悠二の上ではきららが何度も軽く達しており、いやらしく表情を緩めている。倒れそうな身体を悠二の手を握って支えている様子はまるで恋人同士のようだった。

 

「ああっ、また、あん!」

「俺の目を見て言え」

 

 言われ、きららは背筋をゾクゾクさせながら濡れた視線を絡ませる。一方で彼の手を強く握り、恥ずかしげもなく腰を振り乱す。

 

「またイクぅっ、イクううう! ああっ! んんっ────」

 

 悠二と視線を合わせたまま絶頂し、悦楽の波に飲み込まれる。それは全身を駆け巡りながら、魂に焼き込まれる。経験したことのない快楽にすっかり溺れ、それを与えてくれる彼に夢中になっている。

 

「も、もうらめぇぇッ」

 

 何度も何度も背筋を突き抜けていく電撃に脳髄がすっかり痺れ、何も考えられなくなっていた。骨の髄まで蕩けそうなほどの快楽が休むことなく全身を駆け回っている。

 

「まだ序の口だぞ」

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

 

 悠二が下から突き上げてやれば、きららの全身に快楽が走り抜ける。それは手足の先まで及び、身体の隅々まで快楽を植え付けていく。

 

「いぃっ、イクう! イクイクううう!」

 

 一際大きな衝撃が脳天を突き抜けた瞬間、きららの頤がくんと上がっていた。男に丸出しの乳房を誇張するように胸を突き出して、大きな快感にその身を戦慄かせている。

 目の前でプルプルと淫靡に揺れる一〇〇cmの乳房を眺めていた悠二は、間もなく、法悦に浸るきららを脇へ退けた。

 

 きららを貫いていたペニスが全貌を現し、勇壮と屹立する。肉幹はきららの愛液にヌラヌラと光を照り返して、逞しさを誇示しているよう。根元に輪状にこびりついている白い粘液には僅かに赤いものが混じり、きららの破瓜の証だとわかる。

 

「あぁぁっ、悠二様……次は私にぃぃ……」

 

 凜子はごく当たり前のように肉幹を嘗めていた。逞しい男に媚びへつらうという、一匹のメスとして、本能の赴くままに。肉幹にへばり付いた愛液と破瓜の血をこそげとる思いで舌を擦りつけ、唾液を塗り広げていく。

 

「どうしてほしい?」

「んあぁぁっ、ハメてください……凜子のオマンコにも入れてください……」

 

 股座から、九〇cmの美巨尻をゆっくりと振りながら上目遣いで言うと、甘い吐息を漏らしながら丁寧に裏側を嘗めて媚びる。

 

「それならケツをこっちに向けろ」

 

 そう言われ、凜子は熱っぽい吐息混じりで答えた。悠二の足の間で手足を付き、向きを変え、命じられた通りに尻を差し出す。パンティが艶やかに光を返しているが、足の付け根は色濃く変色している。いかに凜子が発情し恥液を溢れさせているのか一目瞭然だった。

 

「これでいいですか……?」

 

 下着姿で四つん這いになっている姿を見下ろされ、眺められる恥ずかしさに、凜子は頬を赤くしている。彼女はこの恥辱を快感として受け止めていて、幸福感さえ抱いていた。

 

「とりあえず、脱いでくれ」

「ああ……すまない……」

 

 凜子は興奮で息を荒げながらショーツの腰ゴムに指をかけると、下げていく。悠二の方へ尻を向けたまま、見られて恥ずかしいであろうところを自らの手で露にしていく。恥ずかしさのあまり腰をクナクナさせているが、それがかえって煽情的で、さらにはクレバスが糸を引いており、獣欲を沸かせる。

 

「これでいいだろうか……?」

「うん」

 

 悠二は答えるなり床に膝を付き、きららに挿入していたペニスを凜子の肉壷へ埋没させていく。

 

「んあああああぁぁっ────!」

 

 凜子は初めてのことだから、挿入されたその瞬間から今までにない快感に貫かれていた。初体験であっても痛みよりも快感が凌駕して身体を震わせた。

 

「あっ、ああっ、割けちゃうぅぅ……」

 

 あまりの異物が入る拡張感に凜子はそう思った。膣壁の全てが密着しているのを感じられるうえに、子宮が歪み、腹部が圧迫される。肉幹が出口に向かうと、全身の圧迫感が弱くなるとともに心地好さが全身に広がっていく。しかし亀頭が膣孔の間近まで来ると、またズブリと奥まで突き込まれ、

 

「あああ! んああっ!」

 

 脊髄にビリビリと電撃が駆け、脳髄が白く爆ぜた。

 腰を掴まれ、持ち上げられて、固定され、肉幹を奥まで突き入れられる。しっかりと力強く突かれるたびに身体中を快感が巡り、頭の中が甘く爛れていた。

 

「あんぅぅっ、深すぎるぅぅ! こんなのすぐっ、ダメになっちゃううう!」

 

 言葉の通り凜子は髪を振り乱して悶え、達すると白い喉を反らして啼いた。一突き一突きに快感を与えられ、メスとして侍る悦びを刻まれていく。それはこの世のものとは思えないほどの幸福感をもたらしており、彼女の忠誠心をより強固なものとした。

 

「イクぅ! ああっ! んあああっ!」

 

 状況がどうであれ、凜子が悦楽の淵で溺れている事実は変わらない。獣のように這い、後ろから犯され、快感に身も心も支配されていた。

 時に眉根を歪めて悶え、時に目尻を下げて恍惚とする。薄桃色の唇の隙間から艶のある声を上げ、桃色の吐息を荒らげ、舌先を垂らす。

 

「あぁぁ……すごいぃぃ……」

 

 幾分か余韻がおさまったきららは、凜子を後ろから犯す悠二を見てうっとりと呟いていた。凜子の乱れかたが悠二の逞しさを引き立てており、心の底から服従心が沸いてくる。それは最早本能、メスが逞しいオスに惹かれかしずくという、ごく当たり前のこと。

 

 きららは吸い寄せられるようにソファから下り、悠二の胴に腕を絡めた。長いポニーテールを手綱のように掴み、彼の腰をしならせ、凜子の尻を激しく叩きつけている。

 

「ああん、すごい音……いやらしい……」

 

 パンパンという乾いた音に、グジュグジュと水音が混在している。彼が腰を引くとヌラヌラと濡れ光るペニスが見え、興奮した凜子が下腹部から恥液を溢れさせているのがわかる。

 

「君も、人のこと言えるのか?」

「だってぇぇっ……」

 

 甘い声で甘えつつ頬を赤らめるきらら。その身体には彼との性行による法悦が焼きついていて、犯されている凜子の姿や声に反応し、情欲を昂らせている。

 

「まったく」

 

 悠二は笑うと、二度三度と強く腰を打ちつけ、ピストンを止めた。

 

「あああああんっ! んんっ! んはぁぁっ────」

 

 埋没した肉幹の先から熱い体液が迸った瞬間、凜子は宙を振り仰いでいた。子宮孔と密着したそこから躊躇なく放たれるそれは、凜子の腹の奥へ流れ込んでいる。

 

「ぁっ、ぁぁっ、出てるっ、こんなに、あついっ────」

 

 精子が子宮に流れ込んでくる感覚に、凜子は恍惚を浮かべていた。身体中が快楽に蕩け、頭の中が白く灼かれていた。

 

「凜子の中のものを啜り飲め」

 

 肉幹を引き抜いた悠二に言われ、きららは惚けた顔で凜子に目をやる。開ききった膣孔はヒクヒクと痙攣し、秘所はヌメヌメと濡れ光っている。そこへ、自身の口を寄せていった。

 

 ジュルル……と啜るような下品な音が響き始める。その頃には、肉幹を突き付けられた美女や美少女たちが彼の足元に跪き、愛液や白濁液がこびりつくペニスをうっとりした顔で嘗めずっていた。




以前、募集した女性警察官キャラクターの件、皆さんご協力ありがとうございました。皆さんからの推薦と私の趣味を含めて登場させるキャラクターのアンケートを採らせてください。


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番外編
番外編★(舞、乱菊、リアス、ヴェネラナ)


こちらの更新はお久しぶりです。スワップ編の進捗が芳しくないので気分転換がてら、頂いたリクエストを元に書きました。
結構際どい描写がありますがお気を付けください。


 桜庭悠二の寝室は熱気に巻かれた淫臭に満ちていた。複数の美女が一人のオスを誘い、媚態で惑わせ、狂わせている饗宴が先ほどまで行われていたのだ。

 

「ああん……今日も悠二さん激しい……」

 

 川神舞を後ろから串刺しにして欲望を吐き出したばかりの肉幹へ、松本乱菊は惚れ惚れとしながら舌で嘗め絡めつかせる。肉幹を濡らす男女の混合液は甘美さと味の濃厚さがあり、乱菊の脳髄は忽ちのうちに悦楽に侵された。

 

 特注サイズのキングサイズベッドの上に、川神舞とリアス・グレモリーが恍惚の面持ちで転がっている。

 悠二は川神舞、松本乱菊、リアス・グレモリー、ヴェネラナ・グレモリーと幾度となくセックスを繰り返し、ひとしきり満足した後《ヒュプノスの囁き》を使って舞とリアスを眠らせた。肛門を弄りやすくさせるためだ。

 

 ヴェネラナは全裸で寝ている自分の娘(リアス)のむっちりとした大きな尻肉に手をかけ、その双臀を開く。

 リアスの真っ白い尻の割れ目の中心にある薄ピンクの肛門には、室内灯を反射して輝く大粒のルビーが埋め込まれたプラグが深々と挿さっていた。

 

「フフフ。嬉しいわ、リアスもこのアナルプアラグを気に入っているようね……」

 

 自分が作らせた性具が娘の肛門を拡張するのを見ながらヴェネラナは、娘の変にを昏い喜悦を抱いて楽しげに眺めている。

 自分の娘を淫らに調教する母親。狂った光景を悠二は愉快そうに眺めている。

 今日のヴェネラナの格好ナース服。ただし胸元がハートにくりぬかれて、マイクロミニスカートの卑猥なデザインのもの。しかも、下着は履かず、彼女の少し垂れた、むっちりとした尻が丸見えだ。そしてヴェネラナの肛門には琥珀の宝石の輝きが見えた。

 

 隣にいる乱菊は金髪をシニヨンヘアにして服装は、シースルーレースがセクシーな紫色のボディコンシャスな股下〇センチミニ丈のキャバドレス。長袖で身体を美しく見せている。妖艶で華やかな印象を与える。そしてハリのある肉感的な尻──肛門にはトパーズが光り輝いている。

 

 乱菊は隣に並べられた川神舞の超ミニに改造されたホセア学院高等部の制服スカートをまくる。舞はパンティーを常に履いていないので絖のように美しい尻が現れ、それを乱菊は掴んで開く。

 

 その丸出しの尻には金の陰毛が、剃られることもなく普通の成人女性よりも濃く生えており、縮れた濃い金色の毛が下腹部にみっしりと埋め尽くすほど生えている。肛門や陰唇周りにも生えてアナルに乱菊たちのように異物が埋まっているがそれは彼女らと異なり宝石ではなかった。

 宝石の代わりに紫色の毒々しくヌメヌメと光る茄子ほどの太さの物体が肛門を埋まっている。悠二の恋人のひとりである姫島朱乃の調教にも使われたカプセル怪獣である。

 

 舞は『ラブ・ハンター』を使うようになって最初の頃、手に入れた女だった。その分思い入れは一際で、グレイフィアやしのぶらと同じくらい使っている。だから舞もそれだけ彼の恋人として順応しているのだが、彼が舞の奔放さを甘やかし過ぎたのか間桐桜を捕獲した時や、ギブスンの性奴隷との衝突など、無軌道な行動によるお仕置きも含めて、その肛門には宝石アナルプラグではなくカプセル怪獣の触手が埋まっているのだ。

 

「まったく……悠二さんに迷惑ばかりかけて、困った娘だわ」

 

 自分より点数は下だがレベルが一だけ高い舞にライバル心があるのか、乱菊の言葉は厳しい。それでも捕獲してからそれほど時間が経っていないにもかかわらず、高いレベルにまで上昇している乱菊自身も悠二からはお気に入りとしてかなり大切に扱われている。

 まあまあと宥めて悠二は乱菊の肛門に挿さっているプラグをトントンとつつく。

 

「ああん、悠二さぁん」

 

 嬌声をあげて、媚びるような態度で振る舞う乱菊。豪放で姉御肌と慕われていた死神が今では男に媚を売って、彼が何を望んでいるのか、どうすれば彼が悦ぶのか、それを常に考えてしまう。それ程までに彼のものに成り果てている自分に、乱菊はもう悦びしか感じない。何故なら、それだけ悠二の性奴隷(こいびと)になれているという実感を得られるからだ。

 異なる世界から連れて来られて、今の境遇へと堕ちたことを悲嘆したり憤る思考する自由すら、乱菊にはなかった。

 

 乱菊のアナルプラグと肛門の境い目部分を円を書くようになぞりつつ、悠二は舞のアナル触手に命令を念じて送ると触手は蠢動はじめて舞の肛門からズルズルと這い出てくる。

 

「お゛ぐうううぅぅうぅっ!? お゛っぐ、んぐっんぐっんぐっ……」

 

 舞は寝ながら腸を刺激されて悶える。触手がヌポッと小気味良い音とともに舞の肛門から抜け出ると、ぽっかりと舞の肛門は拡がったままで直腸内が見え、拡がるピンク色の肛門はてらてらと照明を照り返してエロさを醸し出していた。

 

 舞の腸内は通常であれば触手型怪獣によって排泄物を喰われて綺麗になっているはずだが、今回のプレイの趣向から腸内には排泄物が除去されていなかった。

 

 リアスの方でも母親(ヴェネラナ)によって宝石アナルプラグが抜かれてポッカリと肛門が開いていた。ヴェネラナは娘の腸液で汚れたアナルプラグを嘗めて綺麗にしながら愉快そうに笑う。

 

「リアスも舞さんもウンコたっぷり溜めてるわねぇ」

 

 上流階級の貴族とは思えない下品な言葉を使うヴェネラナは悠二の教育の賜物だ。ヴェネラナは息子の嫁(グレイフィア)によって徹底的に、念入りに傀儡として仕立て上げられた。悠二への信仰心を植え付け、忠誠心を抱くように徹底的に調教。悠二に隷属する素晴らしさを夜通し語り続けて操り人形として生まれ変わったのだった。

 

 そんな変わり果てたヴェネラナを可愛く思いながら、悠二は乱菊のアナルプラグをイジっている反対の手でヴェネラナの熟れた肉感的な尻を撫でる。

 

「う、うん……ひうっんっ!?」

「んふぅ……あぁっ!?」

 

 悠二に肛門を愛撫され二人は嬌声を上げ、喘ぎ続けている。彼は乱菊から巨大な浣腸器を手に取る。

 ヴェネラナは娘を、乱菊は舞の肛門にプスッと挿すと悠二の薬液を腸内へと流し込んでいく。

 

「ひうっんっ……」

「あっ、あっ、あぅ……あぁぁぁっ」

 

 シリンダーから大量の薬液が押し出されて浣腸されても《ヒュプノスの囁き》の効果で喘ぐだけで二人は起きれない。

 

「羨ましいわ、悠二様にお浣腸してもらえるなんて……」

 

 ヴェネラナは羨ましそうにしながら舞とリアスの浣腸されたお腹を擦っている。数分しないうちに二人のお腹からグルグルゥと生理的現象の音が鳴り出す。

 

「おっ……おっあおっ!!」

 

 リアスの口からは悠二とのセックスでも滅多には上げない野太い奇声を上げる。

 

「ヒッ、おひっアヒィッ!」

 

 舞も浣腸によって可愛らしい悲鳴を上げる。

 二人は手足をガクガクと震えさせ、口をギューッと結びながらも、口端から息を漏らす。

 肛門をヒクヒクさせる二人が漏らさないうちに、悠二が透明のチューブを手にすると片方をリアスの肛門に突き挿し、もう片方を舞の肛門に挿し二人の肛門を繋ぐ。

 

「さあて、どっちが先に漏らすかな?」

 

 悠二はいたずら好きの悪童のような笑みを浮かべ、美少女たちの失禁を心待ちにする。

 美少女たちの痴態は後で鑑賞できるように、ヴェネラナは悠二の代行で複数の完全ステルスドローンによりあらゆる角度から録画するため、撮影の準備をしている。

 親交のあるプレイヤーと動画の交換をすることも視野に入れて検討している。恋人たちの痴態を自分以外の男に見せる抵抗感もあって、本人としては悩ましいところではあるが……。

 

「どちらが勝つと思う?」

「舞の方が負けるんじゃないですか?」

「そうねえ……娘だからって贔屓するわけじゃないけど、悪魔が人間に負けてしまうわけにはいかないわね」

 

 乱菊が舞の敗北を予想しヴェネラナも同調する。

 

「じゃあ俺は舞に賭けよう。勝ったら俺がご褒美セックスしてあげるけど、負けたら触手くんの相手をしてもらおう」

 

 賭けのご褒美と罰がはっきりしたため。乱菊とヴェネラナはリアスを応援しだす。彼の恋人としてご褒美を貰えないのは切実な問題だった。

 

「まあ今はお前たちにはしゃぶっててもらおう」

 

 悠二の股間に近寄ったヴェネラナと乱菊は前後に移動する。

 彼の背後ではヴェネラナが跪き、彼の尻に両手をあて、その間に口を埋める。彼女が伸ばしている舌は会陰の方から尾てい骨付近まで、臀部の溝をゆっくりと嘗めるを繰り返している。

 

「はぁっ……はぁっ……れっ……じゅるっ……ちゅっ……はぁはぁ……」

 

 肛門の皺を一本一本舐め伸ばすようにヴェネラナは舌先を蠢かす。

 

「じゅぶぉっ、じゅるる、んふ……じゅぶん、ぢゅるぢゅるっ、じゅぷっ、じゅぷっじゅぷっ、んふぉぉ……」

 

 悠二の前で跪いて乱菊が肉幹を咥え奉仕しだす。

 

「んふっ、ん、ん、んっ、んふう……ん、ん、んふっ、んふうううっ」

 

 喉を突くような圧迫感に脳髄を蕩かして、脳裏が真っ白になって思考を曖昧にさせながら深いストロークを素早く繰り返す。雄々しい陰茎にしゃぶりついて苦悶を浮かべる乱菊の顔は赤らめいて、一目で快感を得ていることがわかる。

 

 シニヨンヘアに纏められたロングの金髪が揺れて自身の襟首を叩き、彼女がどれほど夢中で陰茎を咥えているのかを証明している。

 

 死神と悪魔。自分より確実に強い女が跪いて肉幹をしゃぶり、肛門を嘗めていることに悠二は支配欲を満たされる。

 悠二は乱菊の柔らかい金髪をまるで愛玩犬を愛でるように撫でながら、眼前の美少女たちを見物する。

 

 脱糞を我慢するリアスと舞はぐっしょりと汗にまみれ尻をくなくなと揺らせている。

 絶世の美少女二人は眠りながらも鼻の穴を膨らませ、歯を食いしばっている。睡眠状態でも女として人としての尊厳を守ろうと限界まで我慢しているようだ。

 

「ぐうううっ! んおう!? おひいいぃ!?!」

 

 拮抗していた我慢比べは突然終わりとなる。激しい排泄音とともにリアスの肛門から勢いよくすべてが溢れ出る。それは透明チューブを通って舞の肛門になだれ込んだ。

 

「んヒゃぃッ!? ほひぃ!! んぐぐぐっぐうう~っ!!」

 

 舞も脱糞をして押し返す。汚穢のせめぎ合いという予期しない事態に悠二は瞠目する。

 

「んひん!?……ぐぐ~っ!!」

 

 数度となく繰り返され茶色の汚穢がチューブを行ったり来たりし、最後は寝ていながらもリアスが観念したのか突っ伏すと汚穢のせめぎ合いが終わった。

 リアスは押し返すことができずに突っ伏した。リアスだけでなく舞も顔は真っ赤で目から涙、鼻からは鼻水、口はよだれと無惨な顔になっている。

 

「リアスが負けたか……」

「舞さんは拳法をやっているから下半身や括約筋が強いのかしら?」

「残念……舞の負けるところが見たかったのに……」

 

 ヴェネラナが娘の負けを気にせず舞の勝利を讃えているのと対称に乱菊は残念そうだ。

 

「舞もレベルアップで身体能力はかなり上がっているらしいから、実は悪魔との差はあんまりないのかもな」

 

 恋人たちはレベルアップによって変化があった。女性としての色香は増して、彼女らは違う自分に羽化したような変化を受け入れた。

 友希那や帆波やグレイフィアのような特にレベルが高い恋人はその全身から、生命力に満ちた女性美が滲み出ているようで、何気ない一挙一投足が、優美さが現れている。

 

 さらにいえは個人レベルに言えばグレイフィアは最上級悪魔を遥かに凌ぐ魔力を持つほどになり、胡蝶しのぶや狭霧友子や水城不知火等の戦闘を得手とする恋人たちも人間であっても最上級悪魔や上級魔族をと同格かそれ以上の戦闘力を持つに至った。

 一方で友希那や帆波や咲耶など荒事とは無縁だった者は、変わらず非力ではあるがどれだけカロリーを摂取しても体型が変わらず、頭の回転まで上がり難解の本や問題にも理解できるようになった。そして彼女らの得手とする分野(Roseliaの歌唱や演奏、アイドルとしての歌やダンス等)がより磨きがかかった。

 

 そういった変化が舞にもあって彼女もレベルアップで身体能力が上がり、五行の氣やそれを練る技術も研ぎ澄まされていた。……より強力になったがために、直情的で考える暇があるなら即座に殴りに行くほど攻撃的な性分が助長することになってしまった。

 

「まあ、何はともあれ、賭けは俺の勝ちだ」

「仕方ありませんね」

 

 舞の勝ちに賭けていた悠二の一人勝ちで、乱菊もヴェネラナも負けてしまった。

 

「では、約束通り。これは舞に上げよう」

「んぃひっ!?」

 

 悠二は乱菊に刺さっていたトパーズのアナルビーズを抜くと、舞からチューブを抜いた代わりに舞の肛門に突き挿してしまう。

 

「んぐうううううッ!!!」

 

 悠二は《ヒュプノスの囁き》を解除する。リアスと舞は自分に起きた変化に戸惑う。

 

「い、痛いっ……何これはっ!?」

「う、うぐぅ……何なのよ……」

「落ち着け」

 

 悠二の一言でリアスと舞の頭の中から困惑が突然すっと消えて、冷静になる。苦悶と動揺に揺れた表情も一瞬でフラットなものになる。

 

 リアスたちは先ほどまでの遊びの説明を受けるが、リアスは便意でそれどころではない。だが悠二は床でのたうっていた舞のアナル触手をリアスの肛門に突っ込み栓をされる。

 

「ひいいっ苦しいぃっ!!」

 

 出すに出せなくなって苦しむリアスをよそに、

 

 悠二は更に新たな触手を呼び出すとヴェネラナと乱菊にもアナル触手を突き挿す。

 

「あぁぁっ!?」

「うわぁっ!?」

 

 新たに具現化したカプセル怪獣の触手でリアス、ヴェネラナ、乱菊の手足を拘束する。

 

「罰ゲームだ。暫くはそうしていなさい」

 

 三人は両腕を伸ばした状態で頭の上で拘束、更に右足首を拘束している触手が上に引っ張り、三人を限界まで開脚させフィギュアスケートの選手のようなI字開脚をさせる。無防備な秘所、肛門、クリトリス、乳首に触手が迫り刺激をし始める。

 悲鳴と嬌声を上げて悶え、何から何まで排泄している無様なリアスたちの姿を愉快そうに悠二は眺めていた。暫くして、呆然としてリアスたちを眺めていた舞の、調教の仕上げに入った。

 

「さあ、ご褒美を上げよう」

「ごほーび、ごほーびぃ、はあっ、はあっ、悠二さん、んっ、お願いしますぅっ、ぁっ、んっ」

 

 

 ◇◆◇

 

 

 浣腸を数度繰り返し、最後には肛門から出る液も透明になったところで、悠二はローションを取り出し肉幹へ垂らす。

 舞はベッドの上にぐったりとうつ伏せで倒れて肩で息をしている。

 

「さぁ、腰をもう一度上げて」

「ぁぁ、はい……はぁっ、はぁぁっ……チンポ、くださいっ……恵んでくださいぃっ」

 

 懇願しつつ、脚と腕で踏ん張るように四つん這いになる舞の腰を悠二は後ろから掴む。そして肛門に肉幹を当てがい、ローションの滑りを使ってニュルッと腸内へ挿入した。

 

「ぁっ……!? ぁっ……ぁっ……ぁっ……」

 

 舞は口を開け、舌をだらんと出したまま目を見開いている。喜悦に美顔は蕩け、嬌声を上げて悦んでいた。

 

 入り口がギュッと締め付けられるが、中はふんわりと優しい肉壁が肉幹を包み込んでくる感じだった。膣とは異なる快感を与えてくれる。

 

「ぁぁぁぁ……ぁぁっ……ぉっぉっ……ぁっ」

 

 ズルズルっと肉幹が全て舞の体内へと入り、根本がギューっと締め付けられる。括約筋も強い舞がもたらす快感は心地よい。

 

「お尻の穴も気持ちいいよ舞」

「ぁっ、ぁっ…………ありがとうございます……気持ちぃぃ……いいよぉ……」

「ほら、お尻の穴にも入れるからね」

「っ!? あっ! ありがとうございますぅ! アナル壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ! はあああああん! おかしくなるううううう!」

 

 舞の尻から肉幹を引き抜くと舞は腕をだらんとさせたまま尻を上げ、ピクピクとしている舞の尻はすっかり開いてしまっており、白いものがドロリと垂れていた。プシャっと白濁液が吹き出てきた。

 

 先程までの舞たちの痴態、そして今も続くリアスたちの乱れた嬌態でより刺激されて、悠二の肉幹はまだまだ逞しい。

 

「まだ続くぞ俺の上に跨って」

「はっ、はい……」

 

 舞は従順な態度で悠二の上に跨り顔を寄せてきて口づけしてきた。

 

「んっ……ふっ……んっ」

「ペニスを舞の恥ずかしい所にこすり付けろ。濡れたら入れるんだ」

「はい……」

 

 舞が肉幹を自分のワレメにこすりつけ、腰を少しずつ動かしていく。性器の周りに生える陰毛に擦られて肉幹を刺激される。悠二は下からその大きな乳房を両手で掴みながら感触を味わう。母乳が漏れない程度の力加減で揉む。

 

「んっ、んっ、んっ……あっ……あっんっ……んっ」

 

 舞が悠二の頭を両手で抱えて、腰を動かし続けると肉幹にツーっと愛液が垂れてくる。舞はもとより濡れやすいためすぐに垂れてくる。

 

「はっ、はぁっ、はっ、はっ……」

「気持ちいい?」

「んっ、はっ、はっ、きもちっ……いいですっ……あっ、あっ、あっ」

「我慢できなくなったら入れていいから」

 

 そう言うと舞は上半身を持ち上げ、入れる位置を合わせようとする。

 

「あっ、まって、俺の胸に手をついていいから、おしっこする格好で入れて」

「はっ、はい……えっと……こ、こうかな……?」

 

 手のひらを悠二の胸板につけて、腰を一度浮かせて悠二の肉幹の上にしゃがむ。

 悠二はズシッという心地よい重さを感じていると、舞が徐々に腰を落とし膣内へ肉幹を咥え始めた。

 

「んんおっ! ああっ! あぁぁぁっ! あはぁっ、んっ、んへぇっ、れへへっ……」

 

 カリの部分が膣口を通過した辺りで舞が甘い喘ぎ声を出す。

 

「一度最後まで入れてみてね」

「ん゛んんああぁぁああぁっ!?気持ちっ……んっんっんっ……はぁっ、はぁぁっ」

 

 舞が動く度に徐々に肉幹は奥へと侵入する。

 舞の膣内が愛液で濡れやすく、溢れんばかりの愛液が出る潤いのある名器。すべりの良いなめらかな動きができる膣はとてもスムーズにピストン運動ができる。

 目の前でタプンタプンと揺れる大きな双丘の先を両手で弄りながら、悠二も腰を突き上げるように動かす。

 

「ああっ、あっ、あっ、んっふっ、ふっ、んんっっっっ」

 

 肉幹が全て舞の膣内へと収まってしまった刺激で、舞がビクンと仰け反り膝ががくんと落ちる。膣全体が締まる。入口と奥で締めつけて蕩けさせる。

 悠二はその様子を見ながら舞の腰を両手で掴み、下から突き上げるようにピストンする。

 

「イグっ! イグううううああああぁぁあああぁぁっ!?」

 

 犬のように、おすわりの格好で悠二の肉幹をくわえ込み腰を振り続ける舞。

 

「はぅう……んんんっ! あっ……あぁあ……っ! 牝豚舞のマンコを悠二さんが使ってくださってるぅ……!悠二しゃんに気持ちよくなってもらうために、生まれてきまひらぁっ、んっ、あっ、はあんっ!おチンポを私の卑しいマンコの奥でたっぷり濃い精子を出してくださいぃぃ」 

 

 膣壁が更にキューッと締り、悠二もそれに合わせ舞の子宮口へ白濁液を流し込んだ。

 

「あ゛あぁっ! ありがとうございますぅっ、ありがとうございますううぅっ! ああっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!! っ────!!」

 

 悩乱した舞は下腹部に肉幹を埋め込んだまま、陶然とした面持ちで悠二の胸元にスリスリと頬を擦り付けていた。悠二の上にグッタリと倒れ込んだあとも暫く舞は自分で腰を動かし続けていた。




なかなかリクエストの対応が遅くて申し訳ございません。進捗が遅れてしまいますが、どうかご容赦くださいませ。

感想、評価いただければ幸いです。


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風野灯織

遅れてしまいましたが風野灯織の誕生日ということで短いですがお話を書きました。
服装のイメージは『伸ばす手に乗せるのは』の衣装です。


 風野灯織は誕生日を最愛の恋人である桜庭悠二とともに過ごしていた。いいところのホテルで食事して、悠二が用意した部屋で過ごすことになった。

 

「……私、シャワー、浴びてこようかな」

「いいよ、そんなの」

 

 ゆっくりと重なるように、灯織をベッドに横たわらせた。覆い被さりながら悠二は耳元で囁いた。

 

「だって俺は、灯織の匂いが大好きだからね」

「……そ、そうなんですか?」

 

 灯織のサラサラの髪を悠二は両手で包むようにして、首筋に顔を埋め、大きく息を吸った。花のような匂いに、たっぷりと嗅覚が満たされた。

 

「んんふぅ……は、恥ずかしいです」

 

 可憐なアイドルの匂いを悠二は存分に嗅いでいた。柔道の縦四方固めのように灯織を押さえ込み、首筋から髪の毛、うなじ、喉元、胸元へと鼻を移動させて匂いを嗅いだ。トップスの前を広げて、乳房の膨らみに鼻をこすりつけてから、腋の下へと滑らせ、顔を埋めた。

 

「い、いや、そんなとこ……」

 

 どこもかしこもわずかに違う匂いが含まれ、飽きることのない芳しさだった。特に腋の下は女性の魅力が充満していた。鼻を鳴らして吸い込んだ。

 

「……も、もう、仕方ない、ですね」

 

 諦観したかのような受け入れた灯織の言葉を聴きながら、たっぷりと腋の匂いを満喫してから、灯織のわき腹、下腹部を滑り落ちた悠二の顔面は、スカートの上からズボッとYゾーンに埋まった。

 

「そ、そんなとこ……嗅がないで」

 

 スカートの生地が鼻の穴に貼りつくほど吸い込んだ。息が続くまで吸い込み続けて、一瞬の息継ぎでまた吸って、灯織の匂いを堪能する。

 

「も、もういいんじゃないですか……あ、ダメ、そんな」

 

 悠二は生の太腿を嘗め回しながら正座になって、程よい肉づきの脚を抱きかかえるようにして持ち上げた。純白でレースがおしゃれなショーツに包まれた桃尻が露わになったが、可憐な膝小僧からその裏をしゃぶり、ソックスに舌を這い上げ、足の裏から指先に鼻を擦りつけ匂いを嗅いだ。

 堪らず右、左とソックスの足裏を顔面に貼り付け、擦りつけ、嗅ぎ続けた。

 

「い、いけません。私の……そんなとこ、恐れ多いというか……」

「気にするなよ。俺が灯織の匂いを愉しみたいんだ」

「そ、そんな……」

「ほら、灯織も脱げ」

「はい……」

 

 灯織がベッドの上で女の子座りになって、服を脱ぎ始めた。そのままブラジャーも外した。プルンと弾け出したバストは、可愛らしい乳首がツンと上を向いて、見惚れる美しさだった。

 悠二も手早く脱いでいた。脱いで灯織の全裸を眺めた。

 小柄ながらも伸びやかな四肢、抜けるように白い胸から下腹部、垂涎ものの丸みを帯びた腰周り、その全身は充分過ぎるほど女の稜線を描いていた。薄めの陰毛が覆う股間の膨らみだけが、わずかに少女の匂いを残して、くっきりと筋のような割れ目が透けて見えた。

 灯織は陶然とした眼差しで、ピンと反り返るペニスを見つめている。

 

「あ、あぁ……凄い」

 

 涼しげな眼が、まっすぐに見つめていた。悠二は誤魔化すようにベッドに乗り上げ、灯織を仰向けに押し倒した。目の前の乳房を揉むと、蕩けるような柔らかさの奥に弾力が満ちていた。

 

「ああんっ、悠二さん……」

 

 コリッとした小さい乳首を指先でひねると、「ハウッ」と肩を弾ませた。両方の乳首を捏ね回すと、伸びやかな肢体がビクビクと痙攣した。肩をわななかせ、声まで震わせて、黒絹のような長い髪を左右に揺らした。ピンクの葡萄のような乳首を弄り続けると、灯織は小刻みにイヤイヤをしながら訴えるように囁いた。

 

「ち、乳首、すごく感じちゃう」

 

 悠二は乳首に貪りつき嘗め回した。

 

「はうっ、んぐぐ、あぅ……」

 

 声を我慢する姿に愛しさが満ち溢れ、しゃぶり回した。

 

「あっ、あっ、気持ちいい」

 

 なめらかな灯織を撫で回し、夢中で乳首をしゃぶるうちに、二人の全身がじっとりと汗でコーティングされていった。どこもかしこもヌルヌルとすべり、柔肌の感触が際立ってきた。次から次へと滲み出る灯織の甘い汗を、味わように隅々まで嘗め回した。乳房の下側、わき腹、腋の下……。

 

「ま、また、そんなとこ……恥ずかしい」

 

 澄んだ声を響かせながら、灯織の痙攣が止まらなくなった。悠二は乳首を口に含んで、しゃぶりながら股間に指を伸ばした。

 

「おお、灯織……こんなに」

「だって、悠二さんが、いっぱいエッチなこと……」

 

 仰向けに寝た灯織が、涼しげな瞳で自分を見つめていた。抵抗なく開いた灯織の脚の間に、悠二は膝を割り込ませていった。

 悠二の太腿が絹のようになめらかな内腿の肌とひしめき合って、興奮が一気に昇りつめた。灯織が開いた脚を悠二はさらに広げ、灯織のお尻の両側まで膝を押し込んでから、真っ直ぐに覆い被さった。

 既に男を知っている灯織はもう処女のような緊張はしておらず、むしろ期待するかのように見つめている。

 悠二は灯織のサラサラした髪を抱えるようにして、濡れた唇に舌をすべり込ませる。ねっとりと舌を絡めながら腰を左右に振って、灯織の両脚をさらに広げていく。

 首筋から耳を嘗め回しながら、灯織の膝裏の両腕を差し込み引き付ける。伸びやかな脚が、ぱっくりとM字に開いて浮き上がった。

 

「ああ、お願いします。私におちんちんをお恵みください」

 

 灯織が身悶えながら、両腕を悠二の首に絡ませてきた。悠二が亀頭をヴァギナに近づけた。濡れ粘る陰部に亀頭を宛がい、粘膜の割れ目を上下に抉るようにして、膣の入口を探っていく。

 

「入れるよ、灯織」

 

 濡れ粘る膣口に亀頭がヌプッと埋まると、食べ物に貪りつく唇のように小陰唇がカリの肉笠を咥え込んだ。そのまま悠二は、のしかかるようにしてヌメヌメッと膣内にペニスを挿入した。

 

「ああっ、すごっ……すごい!」

 

 根元まで呑み込んでから、ゆっくりと大きいストロークの出し入れを始める。肉幹に吸いつく生貝のような小陰唇が、挿入に巻き込まれて出たり入ったりしていた。蜂蜜のような愛液が悠二の陰毛を濡れ光らせていた。

 

「お、奥まで……感じちゃう」

 

 灯織は熱にうなされるように嬌声を上げながら、挿入される肉幹に悩乱する。欲情に濡れた瞳で彼女は悠二を見つめる。

 

「あっ、あっ……悠二さん、イキそう」

 

 灯織の艶っぽい訴えで悠二の下半身はますます熱くなってきた。

 

「ああっ、、イクイク、イク!」

 

 灯織の下半身が、ラストスパートのように躍動しはじめた。悠二の首をしっかり抱き締め、脚は悠二の腰にからむ。お尻の肉を悠二の下腹部に打ち付けて来た。

 

「もうダメ、ダメダメ、イッちゃう!」

 

 肉幹をザーメンが次から次へと、勢いよく駆け上がってくる。

 

「悠二さん、出して、いっぱい出して!」

 

 察した灯織が叫んだときには、一発目の白濁が飛び出していた。

 

「んあっ! あああああっ!」

 

 貪欲に口走りながら、灯織が反り返るほど大きく天井を仰いだ。

 ビュッ、ビュッ、ビュビュッと何度も勢いよく潮が噴き出して、悠二の顔にかかった。驚くように亀頭がビクビクと脈動した。

 

「ハッ、ハッ、あっ……また……あうっ」

 

 灯織はペニスを深々とヴァギナに咥え込んだまま、全身で弛緩と硬直を繰り返した。

 悠二が上体をあげると、灯織の肢体が崩れ落ちた。まだ硬いままの肉幹が、灯織のヴァギナからヌルッと抜け落ちて、肉幹が活力を失わずそそり立った。灯織の愛液とザーメンが混じり合った白濁液に、たっぷりとコーティングされてビクビクと脈打っていた。

 

「さあ、次は四つん這いになって」

 

 灯織は夢遊病者のようにフラフラと起き上がって、悠二の目の前で四つん這いになって、丸いヒップを張りつめた。上半身を突っ伏して、突き上げてきた。

 

「ああ、良い眺めだ」

 

 悠二は四股の体勢でふんばり、弾力に満ちたお尻の肉を揉みつけながら、両手で大陰唇の肉土手を押し広げた。ぷりぷりとした肉厚の小陰唇が口を開け、粘膜が入り組むヴァギナの割れ目が剥きだし、トロトロと透明の愛液と白濁した精液が滴り流れた。

 

「あ゛ああぁぁああぁぁぁっ!!」

 

 亀頭を一気に奥まで押し出して貫いた。膣内の粘膜が徐々に収縮の度合いが増していく。

 

「灯織、もっと感じろ、動物みたいに!」

 

 悠二は尻と太腿の筋力で腰を鞭のようにしならせ、腹筋を使って上下運動も加えて、灯織に激しい挿入を繰り返した。

 

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 

 ペニスの突き入れを受けとめながら、灯織が両手を自らにヒップに回した。弾力に満ちたお尻の肉を左右に押し広げて、アナルを剥き出した。

 

「お……お尻の穴も……」

「おいおい、随分と大胆でエッチな娘になったもんだな」

 

 灯織は肛門の括約筋に自分の指を押し当て、グルグルと弄り回す。悠二は意外な要求に驚くが、唾液をダラダラと滴り落とした。舌を突き出して、アナルの放射線を嘗め回した。例え肛門でも美女の肛門と思えば魅力的に思えるのは不思議だ。

 

「ほら、指を入れてやるよ」

「はあっ、はあっ、悠二さんっ、お願いしますぅっ、ぁっ、んっ」

 

 悠二はペニスを膣の中に深々と突き入れたまま、蠢き収縮するアナルの中心に右手の中指を宛がう。磯巾着のように吸いつく括約筋をグルグルと押し回す。

 黒ずみのまったくない灯織の括約筋は、ヒクヒクと口を閉じながら、中指を少しずつ吞み込んでいった。

 

「あっぐっっっ!? っっっっっ! ぁっ! ぅっ!」

 

 灯織が激しく頭を振って、長い髪を振り乱した。

悠二は灯織のアナルに埋没した自らの中指を押しては引き、引いては押して、小刻みなピストンで、きつい括約筋に馴染ませていった。

 

「あぅ、感じる……気持ちいい」

 

 悠二も灯織から感じる快楽に酔い痴れながら、肛門に入った中指と、膣内のペニスを擦り合わせるようにて、互い違いに突き入れた。

 

「ああぁっ……す、すごい」

 

 灯織の肢体が発情した猫のように艶かしい弧を描き、狂おしく求めてきた。

 

「んああっああぁっ! 悠二しゃんっ! イクっ! イクっ! イクっっっっっ!」

 

 清々しい射精感を感じながら、悠二は灯織の中に二度目の射精を撃ち込んでいた。

 

「灯織がこんなにエッチで魅力的だからまだまだ、満足できないな。今日は寝られないかも知れないぞ……?」

 

 顔を俯け、頷くアイドルの口元には。ほんの微か、隠し切れない笑みが浮かんでいた。




キャラクターが増えたこともあって灯織の出番も増やせてあげられていませんが、彼女もフェードアウトさせずに書いていきたいと思います。

ご感想、評価をいただければ幸いです。


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松本乱菊、川神舞、胡蝶しのぶ ★

GWということで、リクエストでも頂いたシチュエーションを元にして番外編の話を書きました。スカトロ描写もありますので、苦手な方はブラウザバックをおすすめします。

スワップ編7(156話)を書き換えて再投稿しましたので、お手すきの際にご一読いただければ幸いです。


 ある休日、桜庭悠二はいつものように自分の恋人からの奉仕を受けていた。

 恋人の一人である松本(まつもと)乱菊(らんぎく)が濡れ光る勃起に頬擦りをして上の口への挿入を強請っていた。

 

「んふぅ……あんぅ、あんぅぅ……」

 

 乱菊は肉幹の根元を唇で軽く挟んだ。そのままジュルジュルと音を立てて唇を上下に滑らせ、ハーモニカを吹くように愛撫する。それを肉幹の両サイド、顔を動かして裏側や表側にも施していく。

 

「れぅれぅ、んぁ……んぅっ、ぢゅる……」

 

 悠二によって捕獲され、この世界にマレビトとして連れて来られた乱菊は彼によってマゾや露出という彼女の中で眠っていた性癖を目覚めさせられていた。そのため、乱菊は世界に来てから肌を露出させる機会が増えた。

 

 今の乱菊の格好はへそ出しのショート丈Tシャツをノーブラのまま着ているだけなので、重力に従い少し垂れた一一二cmの乳房の美しい稜線や乳首のポッチまでくっきりと浮かんでいる。下はマイクロミニ丈のダメージデニムのホットパンツ。サイド編み上げ(レースアップ)で尻肉がはみ出し、蹲踞の姿勢のため乱菊の濃い秘毛が角度によっては時折覗けてしまう。

 乱菊は露出の多い格好を好んでおり、そのまま街中を歩けば人々からの熱い視線を受けるが、それは興奮を煽ることはあっても悠二一筋の彼女は気にすることはない。

 

 熱心にペニスを嘗める乱菊の肛門には毒々しい色の触手タイプのカプセル怪獣が挿さっている。今まで彼女が使っていたトパーズのアナルプラグは、入念に洗浄、消毒されて現在は川神舞が使っていた。

悠二への奉仕のため性技比べで僅かに舞が乱菊に勝ったことでアナルプラグの所有権が舞に譲渡された。

 

(アナル触手は結構気持ちいい……)

 

 それが言うのが乱菊の率直な感想だが、また宝石アナルプラグを舞から取り返そうと思っていると決意する乱菊だった。

 

 宝石アナルプラグは作られた数は少なく、すべての恋人たちに行き渡っていないるわけではない。

 使われている宝石自体も何十億の価値を持つのだが、しかしそれ以上に悠二より下賜されたという事実が彼の雌奴隷たちには一種のステータスになっているのだ。

-

 そのため、乱菊は取り戻す意志が強かった。

 このような雌奴隷たちの事情を悠二は知るが、ハーレム内での多少の競争関係も軋轢が生じなければより彼女たちが自分を魅力的に見せるための努力をし続けるだろうと思い、ヴェネラナに宝石アナルプラグを作らせる指示は出していなかった。

 悠二の着想としてはギブスンが自分の捕獲した女性たちに、カテゴリー分けや序列化していることを思い出したからだ。

 

 悠二は先程からスマートフォンに視線を落としている。それは彼が仕掛けた結果を確認するためだった。

 

「んふぁっ……悠二さんのオチンチンがぁっ、はぁ、はぁぁっ……」

 

 彼の股座で乱菊が嬉しそうな声を上げる。甘い吐息と一緒に舌を伸ばし、ペニスの根元の方に押し付けたまま上へ這わせていく。

 

「エッチなサイトでも見ているのかしら……」

 

 それは乱菊自身が自慰の道具として使われている認識しているということなのだが、乱菊の表情は蕩けたままで悠二を愛おしそうに眺めている。嘗めることやめるつもりはなく、彼女の顎は、ジッパーの隙間から聳えている肉幹を前に上下に動き続けている。

 

 悠二が見ているスマートフォンの画面に映るのは、今や悠二と恋人以外に住む者のいないグレイフィアによって改装されたマンション。そこのトイレが映し出されている。

 

 恋人たちはトイレに限らず自分たちの生活のすべてを悠二は把握できることは承知しており、仮に悠二が見ていることを知っても嫌がる者はいないだろう。

 

 トイレのドアが開かれると少女が入ってきた。入って来たのは金髪巨乳美少女、川神舞だった。

 ホセア学院高等部の制服姿の舞は、ドアを締めるとスカートのお尻側に手を入れている。何をしているのかと思えばトパーズアナルプラグを抜い肛門から抜き取っていた。

 

(あいつ、挿し込んだまま外を出歩いていたのか……)

 

 悠二が呆れながら画面を見ていると、舞はサイドポニーの髪を床に着けないように注意しながら和式便器にしゃがむ。彼女は悠二に捕獲されて調教されたことでノーパンを好んでおり、パンティを脱ぐこともなく座るだけで用を足せた。

 たっぷりとした脂肪を蓄えながら、それでいて垂れる気配のない美尻。それがゆっくりと下ろされる。

 

 カメラのアングルが切り替わり、舞を真下から見上げるアングルに画面が切り替わる。舞の股下〇センチ制服スカート内は室内とは思えない明るさで撮影されていた。

 

 舞は早速排泄に取り掛かろうと股を開いたことでパックリとまんこが開き、その後ろに息づく薄ピンクの肛門はアナルプラグによって拡張が進み、ポッカリと開いたままヒクヒクして便を吐き出そうとしている

 処理をやめている舞の陰部は彼女の髪と同じ黄金の毛の茂みと化していた。恥丘とIラインの毛が多く、肛門の下の部分まで生えていて、かなり毛深い。

 

「……ん……く、ぐぅっ……!」

 

 舞は身体をブルブル震わせて、軽く息を切らせて余韻に浸った。息を整えると下半身から力みを抜いて、いよいよ排尿を始める。放物線を描いて黄金水が降り注ぐ。

 ジョボジョボと尿を撒き散らすが異次元にあるカメラなので汚れることはなく素通りして撮影が続いている。

 

 クンクン、と跳ねる悠二の肉幹。

 乱菊は彼の腿に両手を置いたまま大好物を顔で追いかけ、必死でペロペロと舐めている。

 

「胸を使え」

「あん、はぁい……」

 

 シャツを脱いだ乱菊は胸を寄せ、その内側にペニスを挟ませていく。桜色に染まった白肌が、ぴっとり密着した爆乳の隙間、その下から、男性器がせり上がってくる。

 

「んふううう……」

 

 せり上がっていく先端を、待ち構えていた乱菊の口が捕らえた。

 

 

 画面の向こうで舞が小便を終えると大きなお尻が上下に弾む。その腰が落ちたとき尻穴から茶色い塊がブリブリとひりだされた。

 

 あられもないところを撮影されている舞へ、便器の底から唐突に飛び出した透明な触手が肛門めがけて突き刺さった。

 

「ふぎゅぅううッ!?」

 

 舞の死角からの不意打ち同然の衝撃が肛門を襲い間抜けな悲鳴を上げてしまう。悠二のはからいで悪魔の実を食べて以来不意打ちは無力化できていた舞だが、この触手の強襲は無効に出来なかった。

 

 実は悠二がカプセル怪獣で入手した排泄物を食べるスライムをトレイに忍ばせていたのだ。スライムが触手のようにしなやかに伸びて舞を襲ったのだ。スライムには悠二の意思が介在しておりそのために、舞の身体は攻撃を避けてはならないと認知した受け流すことができなかった。

 スライムはあくまでの数あるフロアのトイレのわずか数か所に仕掛けただけで、誰が餌食になるのかは彼女らの運任せである。

 

「か! かひぃっ!? ……何なにっ!? 何かがお尻に、さ、挿さって……ひぎゅうぅっーー!?」

 

 人体の弱点でもある肛門を抉られ動きの鈍った舞に、次々便器から現れた触手が舞の体を座った状態で固定されてしまう。

 

 そこへ間が悪いことに同じく悠二の恋人である胡蝶しのぶがトイレに入ってきた。

 

「あら……」

 

 しのぶの常に微笑みを絶やさず、誰に対しても丁寧な口調だがそれは姉の言葉遣いを模倣して、姉殺しの鬼を退治するための誓いだった。しかしながら、仇敵が滅んだあとはもう必要がない模倣だが、悠二に淑やかな口調を褒められたことからしのぶは依然として続けている。

 

 触手に無様に縛られている舞の様子を見て、しのぶは慌てることなく謝った。

 

「すみません、舞さん。お一人でお楽しみだったのですね」

 

 本当に申し訳なさそうなしのぶに、舞が青筋を立てた。

 

「プレイじゃないわよっ! おトイレの最中にいきなり襲われたの!!」

「あはははっ、きっと悠二さんの仕業ですね。そうですか、せっかくのお心遣いですから私も混ぜてもらいましょう」

 

 短気な舞は慌てるだけでしのぶに食いつくだけだが、しのぶはひと目見ただけで悠二の趣向を理解した。そしてどこかにステルスドローンを介してこの光景を見ているであろう最愛のご主人様に向けてウィンクすると、蝶の羽を模した柄の羽織を脱いで日輪刀とともに、プレイの影響が出ない場所へ置く。

 股下〇センチの隊服ミニスカートの中に、画家がデッサンを望むような手を入れ、セクシーショーツに指をかける。オープンクロッチで股間部分にパール付き。のんびりと脱いでいる間に便器から現れる触手に無抵抗に捕まってしまった。

 

「あぁっ、捕まっちゃいましたぁん」

 

 抑揚なし超棒読み、間が抜けている演技っぽい悲鳴をあげながら、しのぶも触手に手足を拘束されると和式便器に引き寄せられ、舞の後ろに尻を突き合わせて座らされる。

 

「えっ? 悠二さんなのこれ仕掛けたの?」

 

 ようやくこのプレイの首謀者に気づいた舞が驚くが、この後どうなるかに戦慄する。

 ───この二人が本気を出せばこんなスライムなどたやすく引きちぎり、消滅させることができるが、悠二が望むプレイと分かれば舞も抵抗はしない。

 

「恐ろしくそうかと。……そういえば、舞さん以前もこのような趣向のプレイをしたことがあるんですね。うんちを吸われてしまうのは気持ちいいのですか?」

 

 しのぶも浄化(クリーニング)で体内を浄化され、排泄物を除去された経験はあるが、魔物に吸われた経験はなかった。

 

「……すぐわかるから待ってなさいよ」

 

 ───そういえばこの人、アナルが弱くなかったっけ……?

 

 好奇心か性的探究心なのか、楽しみそうなしのぶに舞は彼女のアナルセックス時の乱れ様を知っているので大丈夫なのかなと考え始めた。

 

 触手は器用に動いて、しのぶのスカートが捲れあがる。脂肪が載りながら、それでいて垂れる気配のない美尻が曝け出される。

 そうして触手はしのぶの肛門に挿さっているオニキスのアナルプラグを抜くと、ポッカリと開いている肛門に一際太い透明な触手が迫り、薄ピンク色の肛門に挿し込んだ。

 

「ふぐっ! 触手、太い!? で、でも、いっぱい食べてくださいね?」

 

 触手が挿さった瞬間、しのぶはわずかに呻くも自分の肛門にアナルプラグに代わり挿さった触手に話しかける。悠二に隷属して目覚めたマゾの血が怪獣にいいようにされる羞恥、屈辱感を快感として受け止め、昏い悦びを抱かせる。固い忠誠心から悠二以外には触らせまいとしていたが、彼女にとって悠二の操るカプセル怪獣なのだから身を委ねることに嫌悪感はなかった。

 

「あっ、やんっ……あぅ……っ」

 

 お腹の奥で触手が動いていることを感覚しているのだろう。しのぶが柳腰をくねらせ、悶えはじめた。舞にも変化が表れて身悶えし始める。

 

「ひぐっ!? んおおおぉっ! き、来たぁ……、のほおおおおっ!?」

 

 腸内に溜まっている排泄物を貪り喰われ、しのぶと舞が可愛らしく喘いでいる。悠二にはそれが排泄物を食われているかどうかが分かるかと言えば他でもない。触手が脈動し、その直径一cmほどの細い管となりポコポコ膨らんで、その触手が茶色のナニかを彼女らの身体から吸出しはじめているのだ。

 

「ひいいいいぃぃんっ! んうっぁん! こ、この子っ!……すごい、んひぃっ!?」

「んひょおぉほぉぉっ!? しゅご、しゅごいぃぃぃ……! くほおおぉぉんっ!? おぐぅぅうぅっ!!」

 

 羞恥からか、全身を桜色に染めて慈愛の女神の如き顔で悶えるしのぶ。舞の方も額に玉の汗を浮かべて悶えている。

 

「ひぐっ!? んおおおぉっ! あ、あぁ……んぐぅぅ~っ!!」

 

 舞が心配したようにしのぶは肛門が弱く、初めてのアナルプレイでも悩乱していたほどの素養があるのですぐに野獣のように喘ぎだしていた。

 

「し、しのぶさん、や、やっぱりアナル弱いじゃない。んひぃ!! おほぉぉぉっ!」

 

 見えないが自分の背後で悩乱しながらも歓喜の悲鳴を上げているしのぶに、触手に蹂躙されながらも舞が呆れる。彼女も自己の境遇に悦んでいるのだから自分を棚上げしている。

 

「弱いですけど……気持ちよくて……」

 

 しのぶも現代に転移してから、肛門が弱点であると知ったのだった。

 

「そ、そんな堂々と言うことなのっ!? んぐっ!? ほひいぃんっっ!!」

 

 悶えながらでも、話すだけの余裕がある美女二人に黙れと言わんばかりに触手はがうねり抽挿しながら激しく吸いだす力が増していく。

 

「ひっぎゅぅんっ!? おほぉぉぉんっ!?」

「くおうぅっ! おっ!? おほぉっ! ま……、またっ! 触手にっ、負けちゃううぅっ!? はぁあ……はぁあ……」

 

 悩乱して悦ぶ二人の変態美女たち。彼女たちの痴態はカメラにしっかりと映されていた。

 

「これはまたとんでもないのが撮れたな……、あんまりプレイヤーには見せたくはないかなぁ」

 

 苦笑しながらも興奮しスマホの画面を見ている悠二は、視線を下にいる乱菊を見る。もっと大きな画面で観たいと思ってアプリを起動すると壁にかけられた大画面TVに映像を映し出す。部屋に内蔵してある音響設備からしのぶや舞の嬌声があがる。

 

 乱菊は舌を這わせたまま悠二の顔色を窺い、彼がコクッと頷くと肉幹に細い指を巻き付けて柔らかく上下にさすりながら逸物から口を離し感想を述べた。

 

「今やしのぶも舞も肛門快楽の変態ですね!」

「お前もだろ?」

 

 そう言うと悠二は乱菊の背後の死角にスライムを呼び出し、それが触手しのぶたちに挿さっていもるのより更に太い透明触手となって乱菊の、ズボンをずり下ろして、彼女のセピア色の肛門を襲わせる。

 

「んおほっ!? おぐぅうううぅぅっ!! ゆ、悠二さん!?? 私もなのほぉおおっ!? ……! んほっ!? んひぃんっ!? あ"っ、ダメッ、ふと、太すぎいぃぃっ!! お尻裂ける……! 裂けちゃうぅ……! うひいぃ、ぁぁん……っ!!」

 

 いきなりの肛門を貫く衝撃に悠二にもたれかかり耐える乱菊。極太の透明触手は乱菊の肛門を塞いでいる触手を飲み込みながら貫き、触手と排泄物をまとめて吸い出した。

 

「ハハハッ、君も存分に触手を堪能には特に強力な触手くんを呼んだから楽しむといい」

 

 いたずらが成功したと言わんばかりに喜ぶ悠二。

 一方、八〇インチの大画面上に映しだされたしのぶや舞の肛門等際どいアングルでアップとなるのは興奮を感じる。

 

「ほぎゅううぅっ!? あぅんっ! あひいっ! あぐぅっ!ひぐぅっ!! おっ、おほおほぉぉ……、んぐぅぅっ! あ……、あぐぅっ! あっ、うあああぁ~っ!?」

「ひぐっ!? んほおおぉっ! お腹……、のほおぉぉぉっ!?」

「あんっ!? そ、そこ……、あ、あ、浅いところグリグリしながらっ、んぐぅぅ~っ! だ、だめ! そこ気持ちい、んっ! んほおおぉぉっ!? おぐ、ああんっ! ひぎゅぐっ!? こ、今度は深いところぉ……! グリグリ、ああんっ! 何でよわいとこ知ってるのん! うぅん、気持ち、い……い、あぐっ!」

「おぉあっ!? おんほぉっ!? お尻の穴ゴリゴリしゃれてぇ……、んひっ! ケツマンコ、気持ちいいのぉんっ!!」

「あひぃっ!? んおお……! ご、ごめんなさいっ! 悠二さんっ、フェラ……でぇ……、できないぃぃっ!?」

 

 フェラどころではなくなった乱菊は画面の二人と同じく狂乱しだす。

 触手は三人の排泄物を吸い出して悩乱させた後、今度はスライムからジェル状の分泌物が三人の体内に充填されだす。乱暴に肛門に異物を注入されて体を震わせる三匹の牝獣。

 

「おほぉんっ!! んぐっ!? 何か入っっってきたぁっ!!! んほあああぁぁぁぁぁぁ~っ!?」

「ふぐおぉっ! あ……、あひっ!? んほっ! んほおおぉっ!? おほおおぉぉんっ!!」

(凄く無防備な場面を見てしまった)

「もうしのぶも舞も何言っているのか分からないな」

 

 大画面の中で分割された肛門ドアップとは別に映された顔のアップでは、しのぶも舞も鼻水まで垂らして狂乱していた。

 

「おおっ!? んぐっ!? んひぃぃ~っ!? あっ、ひ……、おおぉぉ……、んひっ!!」

「あ、乱菊、君にはフェラを続けてくれよ」

 

 感服する悠二の肉幹がさらに力が入る。

 

「んぅんっ、んふ……ん……」

 

 乱菊の両手が上下に動く。寄せられた胸がユッサユッサと揺れ、谷間に居座る肉幹を擦る。

 頭は動いていないが、亀頭の全てを収める口内では、蠢く舌がエラや裏筋に絡み付いている。

 

「ん、んぅっ、んぅぅ……んっ、ん……」

 

 胸を揺するたびに尖った乳首が外気に曝され、乱菊はくぐもった喘ぎ声を漏らしながら身体をビクビクと震わせる。亀頭を咥えている顔には上気が広がっており、濡れた瞳は愛しそうに悠二の顔を見つめている。

 

「んっ、んぅぅんっ……んっ、んっ、んふぅ……んぅっ、んふっ……」

 

 悠二の前に跪いている乱菊は、変わらず上目遣いを向けながら胸を揺らし、口内で舌を絡めている。爆乳の間で肉幹が脈動を起こすたびに薄い牡液がブワァと吐き出され、彼女は嬉しそうに目尻を垂らしながらそれを飲み、それが頭を痺れさせる。

 

「飲め」

 

 悠二は乱菊に視線を変えずに一言だけ言った。素っ気ない様子でも乱菊は声をかけられるだけでも嬉しそうに喉から声を上げ、頭を前傾させ、屹立をさらに飲み込む。

 

「んふ、んっ、んっ、ん、ん、んふ……んふっ、んふっ……」

 

 彼女の身体と頭が揺れる。命令を実行するため、悠二を射精へ導こうとしているのだ。グィッ、と胸を寄せて肉幹を擦り、口に含んだ部分は舌を使いながら口内粘膜で包んで擦る。

 そうしている乱菊の方も快感を得て、何度も甘い刺激に痺れ、ショートパンツにシミが広がっている。脳髄を蕩かして、頭をボーとさせながら、取り憑かれたように胸と口でペニスに奉仕し続けている。

 

「ズチュルジュルジュルッ! ジュプ……ジュップジュップ! んっ、んっ、ん~~~んっ! ズチュチュジュルジュププジュルッ!」

 

 程なくして濃厚な牡液が噴出し、それを乱菊は端麗な唇を窄ませ頬を凹ませ、鼻の下を長くした正しくひょっとこのように卑猥な表情にしながら夢中で肉幹に吸い付く口愛撫を続ける。彼女は白い炎に身を灼かれながらそれを嚥下していった。

 

 口内に放たれた大量の精液を乱菊が喉を鳴らしながら飲み下すが、今やレベルアップして高ランクプレイヤーとなった悠二の量は常人のそれではない。

 

「んぶぅっ!!? んぐんぐっ!! ふぐぁ!? ……ケホケホッ!! ケホッ……ぐぇっ……あぁん、勿体ない……」

 

 乱菊は大量に放出される悠二の精液を嚥下しようとするが飲みきれず、涎を垂らす半開きの朱唇から泡立つ白濁の塊がボタボタと垂れ滴る。

 

「ザーメンはしっかり掃除しろよ、乱菊。お前の舌でな」

「ひゃぁい。牝犬なので、ザーメン掃除ひみゃひゅううぅ! レロ、ベロ、ペロペロォ。ひゃあん。ザーメンおいひい……。レロ、ヂュルレロォォ~ッ」

 

 乱菊は四つん這いで床にこぼれる精液をさも楽しそうに嘗め取っていく。護廷十三隊十番隊副隊長を務めた女のあまりに惨めな姿も、当人にとってはこれ以上ないほど幸福なのだ。

 

「んんっ! んぐっ……んはぁ、はぁあ、はぁあ……ふぅ~~~悠二さん。御馳走様でした!」

 

 陶然とした面持ちで、精液を嘗め取ると悠二にお礼を言う乱菊。乱菊の痴態に悠二は射精後の余韻をゆっくりと楽しむのだった。




乱菊は原作でのいい意味で似合わない学生服姿の頃から、下品なくらい露出の多い衣装が似合いそうだなと思っていました。


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人物紹介
登場回数が多いヒロインについて


悠二のヒロインの中でも登場することが多いヒロインのレベルなど設定を投稿。

しのぶ、乱菊、桜のように悠二のマンションに住み込んでいるヒロインは、悠二が特に気に入って毎日何度も交わっているヒロインは捕獲時期が最近でもレベルはハーレムの中でも上位陣になってます。逆に会う機会が少ない、獲得経験値減らしてでもガチャ回すための要員にされているヒロインは低レベル(十後半~二〇代くら)も多いです。
エッチする頻度も大きく、とても気に入られているためレア度もSSRが揃っていますね。鈴音や舞のようにURからの昇格も結構います。


レア度:SSR 96点

点数:96点 → 98点

名前:湊友希那

年齢:17歳

レベル:89

身長:155cm

体重:44Kg

3サイズ:B83/W57/H83

バストカップ:C

 

【容姿】

類稀なる美人。磁器人形(ビスクドール)のような顔立ちで、銀灰色の長髪の優美な美女。

 

【概要】

主人公桜庭悠二が初めて捕獲したモンスターであり、初SSRモンスター。

Roseliaのボーカル担当。芯が強く、自分の信じたものを決して疑わない、純粋な性格。上記の性格から悠二の恋人になってからは彼を心底、情熱的に愛している。

音楽(あと猫)以外の趣味がなかったが捕獲されてからはエロ動画等で性技を熱心に勉強するのが第二の趣味と言える。

物怖じしない性格でもあり、初めてのことや出来ないことでも堂々とやってのけようとするため、初めてのプレイ内容でも怖じることはない。

家事能力や身体能力は低く、パソコンも不慣れと音楽に無関係な所はとことんポンコツ。レベルアップの恩恵は美貌や音楽にはかなり向上・強化されたが勉強、身体能力、家事能力などには一切反映されなかった。

 

 

 

レア度:SSR

点数:98

名前:松本乱菊

年齢:不詳

レベル:75

身長:172cm

体重:57kg

3サイズ:B112/W62/H90

バストカップ:M

 

【容姿】

青い眼もやや厚めの唇も雨の後の花のように濡れ濡れと光る妖艶な美女。100人が100人まで認める極上のプロポーションと美貌を持ち、むせるような異常な精気が全身から醸し出されている。ゆるやかなウェーブがかっている金髪も輝いて見える。

胸元を大きく開けた死覇装を着ているのだが、普段は露出の多い派手な格好であることが多い。

 

【人物】

異次元の捕獲装置で初めて捕獲されたマレビト。

気まぐれで我儘ながら、気さくで面倒見がいい姉御肌な彼女はハーレム入りしてからすぐにみんなと打ち解けた。暇な人間を見つけて飲みに行ったり、よく呉服屋に行ったりなどしている。日本舞踊が好きで、悠二から贈られた特注の着物を多数持っている。

調教されて潜在的な性癖が発露してからは私服は非常に大胆なものとなる。豪放磊落な性格だが情事をするときは甘えて媚びたような言動が多い。

かつては仕事はさぼりがちだったが、作中の世界に渡ったときは他の武闘派な恋人たちを率いてグレイフィアや不知火の依頼で仕事をすることも多い。

レベルアップの恩恵で実力が飛躍的に向上していて隊長格に比肩するほどの実力を持つようになった。流石に総隊長や藍染や更木などには及ばない。

 

 

 

レア度:SSR

点数:95 → 97

名前:グレイフィア・ルキフグス

年齢:不詳

レベル:86

身長:174cm

体重:65Kg

3サイズ:B110/W60/H92

バストカップ:J

 

【容姿】

玲瓏とすみきっているのに春の靄みたいに霞み、太陽のように明るいのに、月光のように神秘的。まるで天から降りて来た女神のよう。銀色の髪を三つ編みにした、色気漂う美女。

メイド服を着て、ホワイトブリムを頭に着用している。身に着けたメイド服の上からわかるほどの豊かな胸と大きな尻。腰はきゅっとしまっており大きな尻や胸との対比でより腰回りが細く見える。

 

【人物】

サーゼクス・ルシファーの「女王」にして妻で、彼女と同じく悠二の恋人であるリアス・グレモリーの義姉、ヴェネラナ・グレモリーの義娘。真面目で良識もあるのだがサーゼクスの妻でありながら普段はグレモリー家にメイドとして仕えている変人。

悠二に捕獲されて、完全支配されるまでに至った現在では夫や家族への愛情は消え失せてしまった。サーゼクスとの夜の営みは無くなり、彼の傍には3分ともいたくないと思っている。

グレモリー家の財力や権力をヴェネラナやリアスたちとともに、悠二のために自在に使えるように暗躍している。悠二が非日常な暮らしをすることになるきっかけを作ったり、色々準備したりする便利屋ポジション。

レベルアップの恩恵は美貌や明晰な頭脳がより洗練されるだけでなく、悪魔としての実力は元来から魔王級だったものがさらに強大化している。

 

 

 

 

レア度:UR → SSR

点数:90点 → 97点

名前:胡蝶しのぶ

年齢:18歳

レベル:77

身長:151cm

体重:37kg

3サイズ:B94/W57/H88

バストカップ:J

 

【容姿】

玲瓏とすみきっている美貌の女。薄紫色に染まった毛先と後頭部に着用した蝶の髪飾りで後ろ髪を夜会巻きで纏めている。蝶の羽を模した柄の羽織を着用している。隊服は大きく胸元が開いており、下は股下0cmのミニスカートに改造されている。かつての同僚甘露寺蜜璃と比べて隊服は襟元も留めておらず、大胆にはだけている。

 

【人物】

常に微笑みを絶やさず、平時には誰に対しても丁寧な口調で話すおしとやかな淑女。しかし、その瞳はどこか虚ろで光がなく、ほんの少し不気味な雰囲気もある。

長年、藤の花を取り込むことで自らの身体を毒の塊にするという壮絶な覚悟で肉体改造をしていたが、悠二がアイテムで快癒させたことで解毒されたが身体の負担が無くなるが体臭や体液の匂いが花のようで、あらゆる体液が花の蜜のように変化している。

薬学や科学に秀で、現代に転移してからは水城不知火やグレイフィアのツテで退魔忍組織や冥界からの技術や知識を得て、彼らと協力関係を結んでいる。戦闘力に優れた恋人たちの中でも上位に位置している。

 

 

 

 

レア度:UR → SSR

点数:85 → 93

名前:堀北鈴音

年齢:16歳

レベル:74

身長:156cm

体重:48kg

3サイズ:B79/W54/H79

バストカップ:D

 

【容姿】

清廉さを感じる端正な顔立ちと気の強そうな瞳、黒絹のような長く綺麗な黒髪、ウエストはくびれていてお尻の形も良い引き締まった健康的な身体。脚がスタッとして長らく、ブレザー制服の上からでも胸にちゃんとふくらみがあるのがわかる。

 

【人物】

悠二に捕獲された当初は彼に反発して、不満も隠そうともしなかったが現在では元の性格もあって悠二を盲目的に愛して、崇拝している。

原作の時間軸で言えばだいぶ初期に捕獲されているで、原作通り改心は期待できない。性格に難があり、他人に対する配慮や思いやりに欠け人間関係を疎かにしており、クラスメイトとの交流を避けていたのは原作通りだけれど悠二との生活によって打算的ではあるが人と交流するようになった。

他人を悠二のためになるかとならないかで判断する価値基準を持ち、同じ恋人たちでも基本的には好悪以前に興味はない。自分が悠二に必要とされればそれでいいという考え方。以上の精神的な変化から兄の学についても感心や執着は薄れている。

高度育成高等学校に悠二の恋人が増えてからは、裏で作られた恋人たちのグループのリーダーになっている。(グループ内では茶柱に指示を出すこともある)

レベルアップの恩恵のためか、他の恋人たちと同じく美貌が増す以外にも頭脳面もより優れて勉強もよりできるようになった。

メンバー内で一、二を争う名器の持ち主

 

 

 

レア度:UR → SSR

点数:88 → 93

名前:川神舞

年齢:16歳

レベル:85

身長:168cm

体重:60kg

3サイズ:B95/W62/H93

バストカップ:G

 

【容姿】

ブロンドの長髪はサイドテールにしている。くっきりと見栄えのする華麗な顔立ち。両目の下の泣きぼくろ。大きな尻だがスカートから覗く脚はすらっとしていおり、そしてはち切れんばかりの爆乳が印象的なスタイルの良さ。

 

【人物】

悠二からは珍しい方法で調教をされたヒロイン。悠二にはメロメロで従順だが、本質的にその性格は直情径行で、考える暇があるなら即座に殴りに行くほど攻撃的。そのためにトラブルメーカーなところがある。

ムダ毛処理の禁止や露出趣味を取り繕うことができなくなっても、むしろ幸福だと思っているほどに精神への変化が捕獲前から著しい。

レベルアップによる戦闘力の向上だけでなく、異次元から手に入れた悪魔の実『ピカピカの実』を食べても実はハーレム内で戦闘力は中の上から上の下くらいであることを気にしている。

 

 

レア度:UR

点数:87

名前:間桐桜

年齢:16歳

レベル:16

身長:156cm

体重:46kg

3サイズ:B85/W56/H87

バストカップ:E

 

【容姿】

みるからにあどけなく、ういういしく、可憐な顔立ちをしている。ストレートの紫髪、華奢な体格のわりに隠れ巨乳でスタイルがいい。

 

【人物】

家事は万能、性格は穏和で一途。おっとりとして健気で献身的、どこか儚げな雰囲気のある少女。

管理願望の嗜好だったこと、悠二の調教が進んだことで学生をする傍ら悠二のメイドのようなことをするようになったことで、出番は割と多くなりつつある。

間桐臓硯から身体に仕込まれた仕掛けは、悠二が出会った当初に消滅させており、間桐邸も壊滅、恋人たちのツテ、ラブ・ハンターによる認知操作で冬木から悠二のお膝元の土地へ渡り、学校も私立穂群原高等部から駒王学園に転校している。

基本的に戦闘力はなく、魔術の指南も受けていないが悠二が異次元の鹵獲装置で入手したバーサーカーのクラスカードには高い適性がある。




出番が少ないヒロイン(狭霧友子、二条秋、シャニマスアイドルとか)もどんどん出していきたいなと思います。


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短編集
ヴァイオレット・エヴァーガーデン ①


『アクション対魔忍』、上原燐が実装されましたが結構好みな人でした。既にレベル81にしました。衣装もかなり大胆なものばかりでなかなか……。
もしかしたら本作にも出て来るかもしれません。

ヴァイオレット編はごんフォックスさんから頂いたアイデアを参考にして作成させていただきます。


 ───壮観だな、悠二はそう思った。

 

 桜庭宅居間のソファの座面に突っ伏して美しいお尻を突き出している湊友希那、白金燐子、二条秋。そのお尻を跨いで背もたれを掴み、お尻を突き出しているのが氷川紗夜、宇田川あこ、今井リサ。Roseliaとさらに恋人が二人という構成だった。

 スカートを捲り上げ、パンティを下して向けられている丸出しな六つのお尻。当然露わになっている秘所は、この後の展開を期待して濡れ濡れと光っている。なんとも高揚を禁じ得ない光景だった。

 

「悠二さん……早く……」

「あんぅっ、お願い……します……」

「ご主人様、お願いします……ちんぽをおまんこにお恵みください……」

 

 下一列のお尻が誘惑するようにフリフリと揺れる。上一列のお尻も落ち着かない様子で揺れている。

 

「悠二さん、是非よろしくお願いします……」

「偉大なる支配者の寵愛を……えっと、お恵みください!」

「悠二さん、私に……おちんぽをハメてください」

 

 悠二は憑依経験(エクスペリエンス)を彼女たちに使用する。友希那を跨いでいる紗夜を対象に取って秋の肉体に憑依させる。秋を跨いでいるあこを対象に取って燐子の肉体に憑依させる。燐子を跨いでいるリサを対象に取って友希那の肉体に憑依させる。

 

「よし、じゃあお前からだ」

 

 悠二は友希那の腰を掴み、肉幹を挿入する。

 

「ふあっはあああんっ!」

「んひっ!? あっああぁっ!」

 

 すると、友希那と、リサがいい声を上げる。根元まで埋まった肉幹をギュッと締め付けてくる友希那の媚肉。悠二はそれをエラで抉るように大きな抽送を繰り出して、腰を弓のようにしならせ白磁のような美尻に叩きつける。そしてその刺激は肉体憑依のスキル効果でリサにも伝わる。

 悠二が憑依させる経験の共有状態にするため、恋人たち上下ペアにしなかったのには理由がある。

 

「あひっ、ゆうじしゃんっ、あっ、あっ、気持ちいいっ、おちんちんしゅごいぃっ」

「ふあっ、あっ、んっ、んんあっ! おまんこがっ、おまんこがっ、はああぁっ」

 

 一本のペニスで二人を啼かせている悠二の前には、友希那と感覚共有されていない紗夜の秘所が丸出しの状態で差し出されていた。悠二は腰を振りながら、その丸出しのお尻を撫で回した。

 

「ふ、ぁっ……ゆうじさんっ……あんっ、あっ……」

 

 紗夜は差し出すようにお尻を突き出す。悠二は無毛の柔肉を割り開いて、顔を埋めた。

 

「んひっ!? や、あっ、あんっ、ゆ、ゆうじさんっ、ふあっ、ああっ」

 

 真面目な風紀委員にしてRoseliaの美人ギタリストの秘所を、淫液に塗れたその秘所を貪りそれで得た興奮によってますます滾る肉幹を友希那の秘所で思う存分扱く。

 もしも友希那に紗夜を憑依させていたら、秘所を貪ってる間は、悠二からの直接刺激が優先されてしまうので友希那からの刺激が伝わらないことになる。だからこそ対象に選ばなかった。

 

「んはあっああっ、イクっ、私、友希那、イクっ! おまんこイっちゃううっ!」

「しゅごい、あっ、あっ、なんか、あんうっ! くうぅん!」

「あふぁっ、しょれだめっ、なか、入れるの、だめになっちゃっっっあ゛ああっ!」

 

 キュウキュウと収縮する友希那の秘所。レベルアップを重ねて友希那は悠二のペニスがぴったりおさまる形になった。さらに言えば、彼女は天然の巾着という名器。悠二にしても肉幹がギンギンに勃っていないと押し戻されるほど締りが良く、締めつけが激しく気持ちよさも抜群だった。

 

 紗夜の秘所に悠二は舌を入れるとその舌を締め付けてくる。お尻もヒクヒクして、脚もぷるぷる震わせる。もとから感度が良かったこともあるが悠二に捕獲されてから僅かな期間で淫らな体になってしまった。

 友希那の秘所の刺激を受けているリサも一緒だ。リサは抽送を繰り出されたり、尻を打撃されたりする刺激を受けているので感度がより一層昂り腰をくねり回している。

 

 そして出番が回ってきていない中央で除け者になっている秋に指を入れる。

 

「あふぅんっ! ふあっ、ああぁぁぁっっっ……」

 

 秋は歓喜の嬌声を上げて悠二の指を受け入れる。秘所はぐちょぐちょに濡れているので指が二本でもするりと入る。しかも根本まで埋める前に指先に円形の盛り上がりが触れた。

 

「ふあっっっ!」

 

 秋のクリトリスの裏側を押し上げるように指を曲げると、秋はクンッ、と顎を突き出した。入り口の辺りがギュギュッと指を締め付けてくる。まるで秋が無言で催促されているようだった。

 

「ひぃうっ!? ああっらめぇっ、感じすぎちゃうっ、ご主人様のゆびぃっ、おかしくっなっちゃううぅっ!」

「気持ちいいっ、気持ちいいっ……ゆうじしゃんもっとしてぇっ、はあっあんっ、おまんこ嘗めて、中も、いっぱいっ、んあっ、あっ! くるっ! くるっ! イクッッッ!」

 

「ああゆうじしゃん、おっきくなってる、んっ、あっ、友希那のおまんこでっ、パンパンになって、あふぁっ、深いぉっ、んんっ、あっ、ああっ! きてぇっ! 悠二さんの、お精子っ、友希那(わたし)のお腹にいっぱいっ、いっぱいビュクビュクッ、してくらひゃっ────あ゛ああああぁぁっ!? ん゛んっ! ああっ、ぁぁぁっ……」

 

 悠二は友希那のお尻に腰を埋め、肉幹を根本まできっちり突き立てて、まずは一発目を友希那の中で吐精する。戦慄くように震える秘所がギュウギュウとペニスを締め付けてきてまるで悦んでいるようだ。

 

 悠二は友希那の中に出し切って、肉幹を埋めたまま腰を軽くゆすり、尻を撫で、菊門を弄びながら性感を昂らせて性欲を回復させる。男女の体液が絡んで濡れたペニスが瞬く間に硬くなり、勇壮と屹立する。

 その先端を友希那の上に跨る紗夜の、びちょびちょに濡れている秘所の穴へ押し付ける。

 

「あ゛あっ! いっ────んううぅっ!?」

 

 入り口の辺りは、舌でほぐしていたため簡単に入った。腰を押さえると肉幹がズブズブと埋まりきった。

 

「ん゛っ、ん゛っ、あっあっあっ────お腹のおく、きてるっ、悠二さんのおちんちんっ、すっごくきもちいいっ」

 

 ぐちょぐちょと漏れて水音が響く。その淫らな音は悠二の腰を動かすスピードが上がるにつれて紗夜の尻を打撃する乾いた音に掻き消されていく。

 

「ふあっ! あ゛っ! ん゛っ! 気持ちいいっ、ひぐっ、あっ! あっ! やっぱり、これ、すごいっ、イイッ! んああっ! 悠二さんの生ちんぽ、ちゅぽぢゅぽしゃれてっ、おまんこがって、おまんこがぁぁあっ!」

「こうして俺にハメられることを望んでいたのだろう?」

「は、はいっ! 気持ちいいっ! 悠二さんとセックス、ああっ! 素晴らしいですぅっ、頭蕩けちゃうううっ!」

「ふふ、もっとよくなるぞ?」

「ひぎぃっ! あうっ! あっあっあっあっ」

 

 肉幹の芯に甘美な電流が悠二の身体へジリリと駆ける。快感が種袋を沸かせ、解放感に痺れる。

 

「ん゛ん゛ああああぁっ!!」

 

 紗夜の腰を掴んで寄せ、悠二は腰を思い切り前へ出して、膣内の最奥にドビュビュッ! とザーメンを解き放った。

 

「ああっ、あああっ……わたし、悠二さんに中出しっ、されちゃってるぅ……中にいっぱい、ビュル、ビュル、ってされちゃってる、ぁぁっ、やっぱり、気持ちいい……気持ちよくて、幸せな気持ちに、なって……あぁぁっ、ゆうじしゃん……セックスしてくれて、中出ししてくれて、ありがとうございます……」

 

 嬌声をあげる紗夜の黒目は瞼の裏にぐるんと隠れて、その口から赤い舌先を突き出していた。

 長い射精を紗夜の膣内に放ちながら考える。他四人、誰から入れようか。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 悠二がRoselia+αでハーレムプレイに興じているのは、欲望を満たすだけではなく悠二が新たに捕獲したマレビトへの調教の意味もあった。

 

レア度:UR 点数:86点

氏名:ヴァイオレット・エヴァーガーデン

年齢:14歳

レベル:0

交際経験:無し

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

 

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:無関心(15)

身長:162cm

体重:47kg

3サイズ:B82/W59/H81

バストカップ:D

 

 星のごとく輝いている可憐な美少女だった。年は一四歳にしては大人びて見えて、長い金髪、眉、青い瞳、唇、いずれも名工の描いたように美しく、耳、頭まで、これまた芸術的な磁器人形(ビスクドール)のような感じの美少女。

 機械的な両腕の義手も無骨さよりも、彼女の美貌との調和がとれているのが悠二には驚くものだった。

 

「凄い美少女だよな……」

 

 多くの美女や美少女を蒐集する悠二ですら息を呑む美しさだ。彼女が本来いた世界では孤児の身の上で兵士として鍛えられ戦い続けたという生い立ち故か、感情の起伏に乏しいらしい。恐らく、そのまま交わっても調教には難しそうだと判断した悠二は、リサのようにヴァイオレットをすぐには実体化させず、異次元の捕獲装置に捕獲したままで友希那たち六人の精神や感覚を共有するように、最近手に入れたガチャアイテムを使うことにした。

 

 

 六人の恋人たちが得た快感や精神状態をヴァイオレットは共有された。どれくらい彼女に影響があったかと、悠二はラブ・ハンターで確認する。

 

 ヴァイオレットの好感度は四〇となっていたので普通に変更する。悠二の感覚としては好感度がもう少し上がっていてもおかしくないと思っていたが、どうやら思った以上にヴァイオレットの調教には時間がかかるようだ。

 

 悠二は捕獲装置からヴァイオレットを取り出すことにする。悠二が持つスマホから赤い光線が発射する。光は3Dプリンターが物体を形成するように光が動き、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが実体化する。

 

「ここは……? C.H(クラウディア・ホッジンズ)郵便社……なのでしょうか」

 

 ヴァイオレットが美しい玲瓏な声で訊ねる。碧眼で悠二と自分がいる部屋の中を見渡している。

 

「いや、違うな。ここは……」

 

 悠二がヴァイオレットに彼女の身に何が起きたかを説明する。感情の起伏に乏しい無表情だが驚き、戸惑いが生じている……ように感じる。

 

「そうですか……。事情は理解しました。ここが私の知る世界と異なること、あなたが私の主であり、私はあなたの所有物であると」

「拒絶はしないんだな?」

 

 悠二は意外だった。彼女の程度の好感度ならばまだ悠二に恭順するとは思わなかった。

 

「私の指揮権が少佐からあなたに委譲されたことは把握しています。ご命令を頂ければ速やかに遂行します」

「命令か……、自動手記人形として代筆業をしていると聞いていたけど?」

「その通りです。少佐からのご命令がありませんでしたので、単独行動をしていました。ですが、私の指揮権があなたに委譲された以上、あなたの命令が優先されます。私は自己の責務をまっとうし、もってあなたへの献身を果たします」

 

 ヴァイオレットの淡々とした臣下の礼を受けて、悠二は彼女の調教の難しさを実感した。性技をただ覚えさせようとすれば、それはできる。しかしながら、悠二としてはヴァイオレットも含めて恋人たちとお互い気持ちよくセックスがしたかった。

 

 悠二が困惑しているとき、ヴァイオレットの内心も複雑であった。自分が異なる世界にいることでも動揺しているが、ギルベルト少佐にもう会えない事実に感情があまり動かされないことに気づき自分でも僅かに驚いた。

 そして、初対面である目の前の男に対してなぜか親しみを感じている。そばにいることで安心感を覚える。このような感情を抱く人物がギルベルト少佐以外にもいるとは……。

 

 お互いに思うところがあるものの、悠二とヴァイオレットは向かい合う。

 悠二はヴァイオレットの胸に触れる。服の上からでもわかる女性の身体の柔らかさだった。

 彼の手がヴァイオレットの胸に埋まる。むにゅりむにゅりと自在に変わる乳房の快感を堪能する。二〇人を超える恋人たちがいるが、女体を堪能することは永遠に飽きることはないだろう。

 

「ん………ぁっ………ぁ……っ」

 

 微かな吐息を漏らすがヴァイオレットは無言で見つめてくるヴァイオレット。性感はあるのだろうが、不思議そうな顔をして悠二を見ている。不快ではないがやることが不思議だという様子だ。

 

 もしかしたらと思い、悠二はヴァイオレットのスカートを捲り上げる。パンティが露わになるのだが無反応である。不思議そうに悠二を観察しているだけだ。

 

 悠二が思えば思った通り、ヴァイオレットは申し訳なさそうにして謝罪する。悠二が思った通り、感情というものがわからないのだ。

 

「申し訳ございません。旦那様が何を望んでいるかは存じ上げておりますが、経験がなく殿方を喜ばせる(すべ)を持っておりません」

「俺としては、君とも一緒に楽しみたいんだけどね」

「……申し訳ございません。私には、わかりません」

「ならば、こうしようか」

 

 

 ◇◆◇

 

 

 わからないのであれば、恋人たちとの性の饗宴を見せて、彼女らとアイテムで同調させて感得させよう。悠二が決断して連絡すれば恋人たちは悦んでやってきた。

 

「あっ、はっ、んっ、ああっ、っ、奥っ、までっ、んあっ、しゅごっ、おほっ」

 

 二条秋は背面座位で腰を振っていた。その顔は快楽に蕩け、酔い痴れている。

 

 長い黒絹のような髪、胴震いを禁じ得ない肉感的な美女だ。悠二が腰を突き上げると一〇〇cmを超える爆乳がダプン!と大きく音を立てて揺れる。安産型の美巨尻がタプタプと下半身に当たる心地よさは悠二にが堪らない。

 それだけグラマラスでありながら、腰つきはホッソリとしており、美しい括れを作っている。悠二はその括れた腰を掴んで肉幹を打ち込んでいる。

 こんな性的魅力の塊と言って良い美女から求められれば、悠二としても一生懸命応えちゃうんだろうか。

 

「れ、んぁ……いやらしい……悠二さんのガチガチになったおちおちを全部咥えちゃって……んふぉぁっ、んぷ……」

「ゆうじしゃんのたまたま、嘗めても嘗めてもベタベタになっちゃう……れぅ、はふぁ……んぐぷ……」

 

 秋の秘所と結合するペニスの下の、根元や玉袋を由比ヶ浜結衣や風野灯織がランジェリー姿で献身的に嘗めたり吸ったりしている。結衣は薄ピンク、灯織は黒のランジェリーでガーターベルトでストッキングを吊っている。

 

 ペニスを挿入して秘所と擦っているところを目の前にして、我慢できなくなった二人とも性奉仕をしながらもオナニーに興じている。彼女らの献身によってペニスには力が漲ってきて、悠二は腰のゾクゾクとした快感が止まらない。

 

「あっ、あっ、おちんちんがおっきくなってるっ、んあっ、いいっ、ゆうじしゃんっ、なまっ、しゅきっ、ああっ!」

「久しぶりの秋のなか、気持ちいいなぁ」

 

 悠二は秋の腰を掴んで、下から、射精欲求が高まったペニスは勢いよくピストンで突き上げる。秋の膣は肉幹に纏わりついてくるような肉ヒダが動いて肉幹を吸いつける。動かなくてみ気持ち良い。

 

「あ゛ああっ!っっ!? ぁっ、ああっ、あへへっ、おほっ、あへっ、んおっ、ほぉっんっ」

「せっかくだ。調教のためだけでなく、存分に楽しもうよ」

 

 秋の名器を堪能しながら悠二は言った。

 

「はあっ、う゛ううっ! っ────! っ! ぁっ、っっ! ぁぁっ、っっっ! なかにっ、なかに出してくださいっ、このままっ、私の中にっ、出してっ、くださいっ、いっ! あ゛ああぁぁああぁぁぁっ!?」

 

 秋の腰を押さえ付け、悠二は腰を突き上げて、そのまま射精する。痙攣している膣肉がミチミチとペニスを締め付けてくる。

 

「ああぁぁぁっ……出てる、出ちゃってる……わたしの、なか……大好きな、ゆうじしゃんのが、わたしの、子宮にぃっ……」

「気持ちいい……もっと遊ばせてもらうぞ」

「……は、はい……ありがとうございます……」

「ねえんゆうじしゃん……私もほしい……」

 

 宝多六花が胸板から顔を起こして首筋に縋り付いてくる。クール系美少女だが完全支配された彼女は媚びるように悠二へ接する。

 

「欲しいのは六花だけじゃないんだぞ?」

「えぇ……でも、だってぇ……んぅっ……」

 

 六花は誘惑するように甘く呟くと悠二の唇を貪った。舌を差し込んで熱心に絡めつつ、首を捻って唇を擦りつける。悠二も舌で応じて六花と舌を絡め、唾液を交換する。スカートを脱いだ制服姿。むっちりした脚の内側に手を登らせていくと、指が熱く湿ったパンティへ到達した。六花の言葉の通り、欲して欲情しているようだ。指が触れた途端にビクンと六花の腰が跳ねたと思えば、六花から擦り付けるようにして揺らし始めた。

 

 しかしながら、欲しがっているのが六花だけではないのは事実だ。

 

「んぢゅ、れるっ、あぁっ……悠二さんの精子……おまんこうずうずしちゃう……」

「んぁ……凄い匂い……ドロドロいっぱいのおちおちもおいしいぃ……あはあぁ……ゆうじしゃん、私も使ってください……ぢゅるっ、へぁぁっ……おまんこで、気持ちよくなってくださいぃっ……」

「あんっ……私もご奉仕するぅ……れぅ……んぢゅ、ぐぷぉ……」

 

 秋の中から引き抜いたペニスを見れば、結衣や灯織だけでなく悠二の足を嘗めてた二人も加わって肉幹や玉にむしゃぶりつく。上半身は六花とゆかなが体を擦り寄せながら唇を強請り、悠二がどちらかに構っていると耳を嘗めながらおねだりしてくる。

 

「まったく、どうしようない牝犬たちだなぁ……」

「あんっ、どうしようもない牝犬ですぅ……ゆうじしゃんの牝犬まんこに、おちんちんくだふぁぃ……んぶ、ぢゅろ……」

「あーしも牝犬です……ゆかなは、ゆうじしゃんのペットです……あっ、んっ……だからハメてください……おまんこしてぇっ……」

「私も牝犬なのぉ……ゆうじしゃんのちんぽでズポズポしてほしくて、おまんこずぶ濡れにして発情してるのぉ……」

 

 恋人たちがおねだりをしながら悠二の快感を刺激するように媚びている。調教が完成した彼女らは自分が性奴隷であることに疑問も反発も持たない。

 秋を横にのけて、彼女の身体を抱きしめれば乳肉が歪んで悠二に心地よさを提供する。そうして秋の頭を撫でれば、彼女はうっとりと酔ったような顔で悠二の胸元に顔を埋めている。

 悠二の視界に映るのは、ペニスに群がる四人の美顔だ。エラと肉幹を挟むようにして、それぞれが思い思いに舌を擦りつけていた。

 

「あんっ、ゆうじしゃん……お願いしますぅぅ……んぶ、ぢゅずっ、んふっ……んふぅっ……」

 

 上目遣いを向ける灯織が、小さな口を目一杯開いて肉幹にしゃぶりついた。くぽっと頬を凹ませて程よい力加減で吸い付きつつ、ゆるゆると首を振っておしゃぶり音を奏でる。

 清廉な印象を与える外見の灯織もすっかり性奉仕が上手になったと悠二は灯織の成長に感心している。灯織は舌の使い方も上達して、しゃぶりながら絡めてくる。とても真剣に、そして美味しそうに奉仕している。

 

 灯織は白瀬咲耶と同じく、アイドルの仕事、学生生活もあって他の恋人と異なって悠二のもとに来る回数は少ないが、灯織は自分の時間を使ってテクニックを磨いているようだ。悠二は直接は見ていないが、恋人同士での情報共有や勉強会(?)というものも行っているらしい。

 

 クールで真面目な女の子である灯織がエッチ大好きな女の子になったのは、悠二としても喜ばしいことである。

 

「んむ゛むむっ!?」

 

 ペニスが活力を取り戻すと肉幹が大きくなったせいか、灯織はペニスから口を離した。しかしながら、その目は情欲に燃え上がり蕩けている。結衣がしゃぶりつくペニスの根元の方を愛しそうに嘗めながら、蕩けた目で悠二を見つめる。なんとも物欲しそうな顔だ。

 

「灯織、欲しいか?」

「ふわあああ……欲しいです……ゆうじしゃんのおちんぽっ、わたしが初めてを捧げたおちんぽっ、悠二様専用の灯織のおまんこにハメてくださいっ……」

「そこまで言うなら……」

 

 悠二はソファから腰を滑り落として、座面に後頭部を乗せるように寝転がる。

 

「六花は顔に跨がれ」

「ふぁぁっ……恥ずかしいぃ……」

 

 恥じらいながらもパンツを脱いだ六花は、ソファの上で女の子座りをするようにして、悠二の顔に秘所を寄せる。柔らかい媚肉が濡れている。悠二はそこへ向けて舌を伸ばすと同時に、肉幹の先に圧迫を感じた。

 

「んんんあっ! ああぁぁぁっっっ!」

 

 肉幹の先に及んだ圧迫が亀頭を飲み込む。ぬるぬるした熱い粘膜が肉幹を締めながら根元の方まで落ちていく。

 

「あううっ……イッちゃった……入れただけでイッちゃったぁぁっ……ゆうじしゃんのおちんぽ、すごく気持ちいい……」

 

 ぎゅうぎゅうと収縮する、膣全体が締まる。入口と奥で締めつけて蕩けさせる灯織のまんこ。灯織の腰が踊りだして、ペニスを擦る。

 

「あ、んっ、おちんぽっ、悠二さんのおちんぽっ、灯織で気持ちよくなってくらしゃいっ、んんっ、ああんっ」

 

 ペニス全体をギュウギュウ締める媚肉は、ペニスに大変効いた。そして快感はペニスだけにとどまらない。両手も胸板も両足も嘗めしゃぶられる感触があって、女に囲まれているという状況が快感を伴って悠二に思い知らされる。

 顔の上には性の快楽で悶える美人女子高生。秘所を嘗め回すと、六花は足腰をビクビクさせて嬉しそうに啼く。

 

「あふっ、んっ! あっ! ゆうじしゃんもっとぉっ、っっあああ! イイれすっ、ありがとうございますぅっ!」

 

 六花は悠二の頭を両手を掴み、自分からも腰を振る。六花の本気のおねだりというような顔騎だった。

 

「んぅぅっ! 嘗めてゆうじしゃんっ、嘗めてくださいっ、わたしのいやらしいおまんこ、いっぱいいっぱい虐めてくださっ、あっっっ!! イクっっっ!」

「イっ、っっ! ああっ、お腹の奥がグッてなって、おちんぽグリッてきてっ、おまんこしあわせっ、れすぅっ」

「んふ、灯織ちゃんの腰の動き、すごくエッチ……」

「あああ……あん、奥がゴリゴリくるやつだぁ……」

 

 灯織がどのようなに腰を振っているのかは悠二には分からないけど、秘所での肉幹を刺激して射精欲求を刺激してくる。

 六花の方はついに膝を立てて、片手で割れ目を開きながら押し付けてくる。ここを嘗めて! って言わんばかりな六花のおねだりだ。

 

「んあっ、ぁへっ、きたっ、きたっ、おちんぽおっきくなってっ、っっ、んんあっ、ゆうじしゃんらしてっ、中出ししてっ、あんぅっ! 灯織(わたし)子宮(なか)にっ、精子っ、ご褒美っ、あああっ! あ゛ああああっ!」

 

 悠二の腰が跳ねて、白濁液が肉幹を駆けて行く。灯織は身を仰け反らせているんだろう。

 

「ぁへっ、えへっ、きもひぃぃっ……しぇんせーのごほーびなからひぃっ、なかにいっぱい、あたって、はいってぇっ、きもちよくてっ、ぁっ、ぁぁ……ゆ、ゆうじしゃん……わたしにいっぱい出してくれて、ありがとーございます……」

 

 ドクドクと脈打つペニスをキュンキュンと締め付ける灯織は、うっとりと呟いた。多幸感で蕩けた表情だった。射精が止まってペニスを灯織から抜くと、抜いたそばから美女たちが清めるために舌で嘗め始める。

 

「あむぅ……ぢゅちゅっ、ずろっ……おいひぃ……」

「はぁ……れろ……んちゅ、んっ……ああっ、濃ゆい……悠二さんの精液……」

「あぁ……私にも……んぶ、ぢゅぷっ、ぢゅるるるっ……」

「あんっ、ゆうじしゃん……もっと気持ちよくなってぇぇっ……いっぱい出してください……」

「結衣のおまんこにもちょーだいっ……んぶ、ぢゅろっ、んっ、んっ……」

 

 美女たちの懇願に応じるように、肉幹に再び活力が蘇る。

 

「ああんっ……」

 

 ペニスの周りで桃色の歓声が起こる。ペニスや肉袋を舌が這う。

 

「次は六花だ。どんな体位がいい?」

「正常位っ。正常位がいいですっ。悠二さん専用のおまんこを悠二さんのちんちんでズボズボしてもらう六花がいっぱいイクところ、しっかり見ててほしいから……」

 

 恋人たちとの饗宴が終わった頃、ヴァイオレットを見れば彼女は床に突っ伏して身体をピクピクと震わせていた。




ヴァイオレット編と書いておいて出番が少なくて申し訳ございません。次の回ではメインに取り上げます。久しぶりにRoseliaとか秋とか色々なヒロインを書きたくなって書いてしまいました。


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ヴァイオレット・エヴァーガーデン ②

まったく同じではありませんが『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と『ランボー』は、過酷な戦場を生き延びた元兵士の主人公が、日常社会になかなか馴染めずにいながらも生きていく話としては通じるものがありますね。
本人の気質や環境の違いもありますが、ヴァイオレットはまだ幼い分周りから色々なことを吸収できますし、子供だったことでなんだかんだ寛容になってくれる人もいたという点はランボーと異なりますね。戦後までヴァイオレットの周囲の大人はギルベルト以外人として接している者がいたのかと思うような状況という闇深い問題もありました。


 天上に昇るような性の快楽、桜庭悠二への狂おしいほどの愛情や忠誠がまるで我が事のように追体験したヴァイオレット。彼女は感情の起伏こそ乏しいが決して無感情ではない。むしろ彼女にとって未知の情動にヴァイオレットは無力であった。

 

 悠二の計画でヴァイオレットは四六時中、身体は性感を刺激され、恋人たちの精神状態がヴァイオレットに刷り込まれ続けた。彼女に直接されなくても、他の恋人が乳首やクリトリスにつけた玩具やローターを身に着けているのでそれをヴァイオレットは共有されていた。

 

(今日も旦那様たちは性交に興じていた……)

 

 ヴァイオレットは先程見た悠二と狭霧友子が交わっていた光景を思い出す。

 

「ご主人しゃまの、おせーしぃぃっ、っ、っっ、ドビュドビュなからひ、お恵みいたらひっ、ありがとっ、ごじゃーまひゅぅぅっ……」

 

 悠二と友子の結合部。男女の混合液に濡れ、照明で照り返していた。友子が絶頂して堪らず噴き出した潮を顔に浴びて、ヴァイオレットは自覚しないうちに下腹部に熱と疼きを感じて下着を滲ませていた。友子の潮が彼女にとって情欲を刺激する媚薬となった。

 

 悠二はヴァイオレットの様子を見ながら友子にザーメンを吐き出して、ペニスを引き抜いて、それを帆波にしゃぶられながら友子の尻を撫でる。

 そうして悠二が友子を触れることで、感謝と快感の余韻を貪る友子の精神状態をヴァイオレットに共有させる。

 

「こちらの世界に連れてきて一日経ったが随分と濡れるようになったな。気持ちいいことに興味が持てたかな?」

「は、はい……。凄く濡れてしまい……、ここに挿れると……そんなにも気持ち良いのでしょうか……?」

「こちらの世界に来たときから、旦那様のことばかり考えていました。───いえ、頭に貼り付いていたと、言うのが正しいと思います。旦那様のことを思うだけで変な気持ちになって……あまりの心地よさに思考が散漫になってしまいました。これは……私がおかしいのでしょうか?」

 

 ヴァイオレットは僅かな期間で絶頂を幾度も体験していた。調教の進捗が速いことは悠二にとっては慮外のことではあったが、喜ばしい事実だった。

 

 悠二は手元のリモコンを操作する。彼とヴァイオレットを囲うように控えている一ノ瀬帆波と堀北鈴音に秘所の中と乳首に仕込んでいるローターの強度を三段階目まで上げる。

 

「ひぅっ!?」

 

 帆波の艶かしい悲鳴と共に、二人は体をビクンッと震わせて軽く前のめりになった。両手でギュッとスカートを握り締め、腿に力を入れて内股になり、両脚がブルブルと震える。

 喘ぎ、切なげに瞳を歪める帆波と鈴音は実に色っぽい。二人は体をビクビクさせながらうっとりとしていた。

 

「んんあっ……」

 

 遅れてヴァイオレットから濡れた声が上がった。股間の辺りのスカートを掴んで、引いた腰をヒクンヒクンさせている。

 

「君が言っていた状態になったのか? 俺のことが頭から離れないとか、俺のことを考えると変な気持ちになっちゃうとか、そういう状態」

「んっ、なん、でぇっ……」

 

 どうしてわかるのか、と言いたげなヴァイオレットの熱に潤んだ瞳を向けられる。

 

「君の感じたことは何も君にしか起こらないわけじゃあない。鈴音、君はどうだった?」

「馬鹿な私は悠二さんに反発していたこともありましたが、自分は悠二さんのために尽くすことが生まれてきた理由だと悟ってからは悠二さんのことが頭から離れなくて、一日中体が疼いて、悠二さんを見るだけでパンツがビショビショにしてしまうほど大好きになった私は、悠二さんの恋人にしてもらって、悠二さんに尽くすことができて救ってもらったわ」

「帆波は?」

「私はある日突然、悠二さんが私のご主人様になってもらってからは悠二さんのことがずっと頭から離れなくなって、これは運命だ!ってわかりました。だから悠二さんにはなにをされても嬉しいし、なにをされても一生好きですっ」

「二人は今、幸せか?」

 

 悠二の問いに、鈴音と帆波は互いを見合わせて帆波が代表して言う。

 

「はい……悠二さんに気持ちを抑えなくていいって言われて、とっても楽になったというか……悠二さんを愛することができて今、とっても幸せです……」

「愛している……」

「まあ、兎に角俺を思い浮かべて体が疼いてしまうのは君だけじゃないってことだよ。だからなにも変じゃないし、心配することはない。俺は君を受け入れるし、帆波たちと同じになれば、ちゃんとテクニックや知識を押してあげるし、救ってあげよう」

「……お願いします、私を救ってください」

 

 あの無反応だったヴァイオレットは僅か一日で快楽の味を知り、少し顔を赤らめて恥じらいながらスカートをたくし上げて愛液が溢れさせた秘所を晒した。

 

 悠二はヴァイオレットの服を脱がせてゆく。郵便社の制服はするすると脱がされ、その下の若い肢体を曝け出した。

 

「おおっ」

 

 それは芸術神(ミューズ)の息を吹き込んだ黄金の絵具で描かれたような、美しい裸だった。美しい黄金の髪、透き通るような白い肌。一四歳という年齢なが身体は既に完成に至り、余分な肉がないが胸と尻には、きちんと肉が付いる。身体には戦場での古傷がいくつもあり、機械的な意匠の義手を身に着けているが、それすらも彼女の美貌を際立たせている。胸も玉椀を伏せたように、眩いばかりに白く、ふっくらと膨らんだ、もぎたての桃のような乳房だった。

 

「もっと顔を見せてみろ」

 

 悠二は少女の顎を持ち上げ、玲瓏な美貌をじっと見つめた。黄金の髪がきらきらと煌めく。神秘的な美少女を観察する。あらためて見ても顔かたちは、完璧としか言えないほど見事に整っている。神が手ずから作り出した、と言われても信じれるほどに。生ける宝石のような美貌に、悠二は思わず溜息を吐いた。

 

 氷像のように美しく、清らかに醒めて、人間離れしている。凄絶な美貌は彼女が類稀なる戦闘力の所有者でなければ大人たちの餌食になっていたかもしれないと、悠二は思う。

 

「んむっ」

「はあ、はぁっ……ふぅっ」

 

 ヴァイオレットの形の良い唇を奪い取ってキスをする。舌を割り入れて、美少女の口腔を蹂躙した。されるがままに受け入れながら、ヴァイオレットの顔が少しづつ紅潮していく。

 

 清らかな乙女の肉体は、抵抗もせずに横たわり、供される時を待っている。

 

「なんて美しいカラダなんだ」

 

 肉欲に満ちた悠二が、清浄な柔肌を嘗め上げる。舌が軟体動物が這うようあ跡を唾液で残して、白いうなじを、豊かな胸を、なだらかな腹部を這ってゆく。

 

「ん……ああ……」

 

 性に無防備な少女が、ただ、肉の愛撫に反応して、甘い吐息を漏らす。今まで未知だったこともあって過剰なまでに反応している。男の手が、若い乳を押さえつけ、みだらに揉むと、しなやかな脚が跳ね上がり、細い腰が悩ましくうねった。

 

「ははっ、こんなに感じて……随分と素質があるようだ」

 

 悠二は秘められた秘所へ。ぴったりと閉じられた、少女の聖域へと顔を向けた。そこは、滑らかな無毛で、控えめな盛り上がり。

 未だ男を知らぬ、清廉な入り口へ、悠二の舌が伸ばされる。きつい入り口を何度も擦り、にゅるりと入り込んだ内部は、外側よりも熱くなって、やって来た侵入者にどうしていいか分からないようだった。だが、舌が膣壁を執拗に擦り上げる。

 

「んんッ、ぁっ! はふうううっ」

 

 潮が顔に飛んでくるぐらい結合部を間近で見たり濃厚な精液や愛液の匂いを感じることによってどんどん興奮が高まっているヴァイオレットは、悠二の舌にも悶え興奮が再現なく昂っていく。

 

「ヴァイオレット。フェラしなさい。俺の女たちからはやり方は教えられていただろう? 俺のちんぽを、ヴァイオレットの口で気持ちよくするんだ」

「はい……旦那様……。旦那様のおちんぽ、私の口で気持ちよくさせていただきます……」

 

 上体を起き上がったヴァイオレットは、仁王立ちする悠二の股間に顔を寄せる。二度ほど軽く尿道口あたりのにおいを嗅いでから、咥えた。

 

 眠っている友子を除き、帆波と鈴音がヴァイオレットをサポートするように近くに控える。

 

「ん……ちゅぷ……っ、ふぉんなかんひで……よろひいれしゅか……っ?」

「うん……痺れるくらい気持ちいいよ。初めてなのにフェラが上手いな……」

「んっ」

 

 気持ちいい、と悠二が正直な感想を伝えると、ヴァイオレットは目を細めた。上目遣いをしたまま、極上の美少女がゆっくりと喉奥深くまでペニスを咥え込む姿は実に刺激的だ。

 

「ヴァイオレット。裏筋を嘗め上げたり、雁首の部分をキャンディを嘗めるみたいにしたり、嘗めかた色々を工夫してみて。これからヴァイオレットには悠二さんが気持ちよくなれるフェラの方法を覚えてもらわないといけないのだから」

「そうだね。せっかくだからヴァイオレットには俺の専属メイドになってもらおうかな」

「それだったら、尚更勉強しなければならないわ。悠二さんを絶頂させられるフェラは恋人としても勿論、メイドとしての嗜みよ」

「じゅぶっ、ぢゅるうぅ……っ、わふぁっりまひた……。旦那様が気持ひよくなる部分は全部覚えて、いつでも旦那様を絶頂せられるようにしふぁす……っ」

 

 ヴァイオレットにとっての願いだから。悠二の性処理をして、悠二に性奉仕することが彼女の存在意義だとラブ・ハンターで捕獲されて以降自己を定義していた。

 

「ヴァイオレット。咥えたまま、部屋まで行こうか。四つん這いになってフェラしたままついてきなさい」

「ふぁい……旦那様のいふとおりにしまふ……っ」

 

 悠二が後ろ歩きにゆっくりと進むたび、悠二のペニスをしゃぶったヴァイオレットがゆっくり四つん這いで歩き出す。

 お尻はゆさゆさと左右に揺れて、乳房の先端が時折床に擦れてヴァイオレットは小さく喘ぐ。ペニスが口から離れそうになると急いで前進して咥えなおし、口の中にすっぽりと入れられたことを確認すると、安心したようにちろちろと舌で嘗め回す。すっかり性奴隷になりきっているようだった。

 

 ベッドにたどり着いた悠二はゆっくり時間をかけて、ヴァイオレットが口を窄めて吸う姿を観察する。

 

「ヴァイオレット、思い切りしゃぶって、先輩たちに教えてもらったこと、いろんなことを試してみるといいよ」

「ふぁい、しまひた……」

 

 ヴァイオレットはペニスを咥えたまま音を立てて盛大に啜り始めた。

 

 陰嚢を揉みたいのか義手を擦るように揉んだり、舌を大きく突き出して舌先を押し当てるように嘗めたり、唇で雁首を包み込み、圧迫してみたり、あるいは先端だけを咥えたまま、慎重に手コキを試みると意外なまでの積極性でフェラチオをする。

 口の中で際限なく硬くなるちんぽに、ヴァイオレットは完全に陶酔しているようだった。

 

 帆波たち恋人と比べるとまだ技術は拙いが射精欲求が刺激た。

 

「そろそろ出すぞ、ヴァイオレット。顔で受け止めろ」

「ん゛ん゛ああああぁっ!!」

 

 ヴァイオレットの頭を掴んで、悠二はヴァイオレットの前へ突き出して、ドビュビュッ! と白濁液を解き放った。

 

「ああっ、あああっ……わたし、顔にっ、かけられて……、ぁぁっ、こんなに、気持ちいい……? んああっああぁっ!」

 

 顔射されて精液の熱を顔全体で感じたヴァイオレットは初めての絶頂を潮吹きで盛大に経験した。噴きだした潮でベッドを汚してしまうが、ヴァイオレットには気にする余裕がなかった。今までの絶頂とは段違いな快感だった。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 恍惚として意識が半ば飛んでいるヴァイオレットを見ながら、悠二はラブ・ハンターを確認する。

 好感度が六〇になっていたので好意的に設定変更する。そしてアイテムを使って顔射で汚れたヴァイオレットの身体を清める。

 

 そしてヴァイオレットは悠二の指示を受けて、先達からの助言も思い出しながら悠二の情欲を煽ろうと考える。

 

 

「んぅんっ、……私の体、全部ぜんぶ旦那様のものです……口も乳房も秘所も、い……おちんちん様を気持ちよくするための道具です……旦那様っ、ヴァイオレットのカラダ、いっぱいオナニーに使ってください……」

 

 いわゆるまんぐり返しと呼ばれる体勢でヴァイオレット自身の手で秘所の口を割り開き、自ら考えたおねだりの口上を言う。

 

「意外と言葉選びが上手いな。先輩たちの教育が良かったのかな」

 

 及第点を与えた悠二は可憐な少女へと覆い被さっていく。ぷっくり膨れた亀頭が、秘孔に宛てがわれる。悠二の体重が乗せられ、腰が沈み、ずぶり、ずぶりと狭い肉をかきわけて。

 

「っっ!? ぁっ、ああっ」

 

 破瓜の痛みとペニスが侵入する快感に、ヴァイオレットは僅か声を漏らす。その半生故、痛みには耐性がある彼女だが、快楽には耐性がないようだ。

 悠二にはペニスが何かを押し破る感触を感じた後、ペニスがぬるりと奥まで嵌まり込む。

 

「っっっっっ! ぁっ! ぅっ!」

 

 処女を散らしたばかりのヴァギナを、じっくりと味わうように、粘膜と粘膜を擦り合わせ、性器と性器を馴染ませるように、悠二は腰を動かす。

 

 処女が失われたばかりだというのに、少女の肉体は淫行の味を覚えて歓喜に震えていた。男のたくましい身体に組み伏せられて、裸にされた肉体が歓喜する。

 今まで無感動だったヴァイオレットは性の甘美さを学び、身体は男を受け入れるようになっていく。悠二はヴァイオレットの変化を察して、うなじを嘗め上げ、胸を掴み取り、芯の残る乳房を揉んだ。

 

 玲瓏な美貌が、上気して赤らみ、唇を引き結ぶ。寄せられた眉根は、もう痛みではなく、下腹部から湧き出す疼きを耐えるもの。

 

「ああ、ヴァイオレット、ヴァイオレットッ! なんて綺麗なんだ、ヴァイオレットッ!」

「っっっっっ! ぁっ!……ぁぁぁっ!」

 

 悠二が興奮して腰を性急に振り始める。内部を激しく往復するペニスがその最高の目的ーー繁殖に向けて、ポンプのように種子を運び出していた。

 

 悠二を全身で受け入れるヴァイオレットは感じる。波濤のようにのたうち、胎内で痙攣するペニスの形を。自分の子宮(いちぶ)が悠二専用のものに変容するような感覚を感得する。

 

 陰嚢の奥で、生命の源が煮え立ち、そしてそれが、精子の群を宿して、肉幹を砲身のように駆け上がってくるのを……ヴァイオレットは感じた。

 

「どうだ、ヴァイオレット? 気持ちいいか?」

「んんあっ! ああっ! あぁぁぁっ!これが幸せ……うぅ……、身体が疼いて……、仕方ないんです……っ、あぁ、おマンコにもっともっと注いで下さい旦那様」

 

 共有していたものと同じ多幸感(かんじょう)を得て、ヴァイオレットの精神は軋む音が聞こえようなほどに情動に乱れた。

 

 未だ、ヴァイオレットには悠二から与えられる快楽と感情にはいいように蹂躙されるだけだ。

 

 処女が失われたばかりだというのに、少女の肉体は淫行の味を覚えて歓喜に震えていた。男のたくましい身体に組み伏せられて、裸にされた肉体が歓喜する。

 今まで無感動だったヴァイオレットは性の甘美さを学び、身体は男を受け入れるようになっていく。悠二はヴァイオレットの変化を察して、うなじを嘗め上げ、胸を掴み取り、芯の残る乳房を揉んだ。

 

 玲瓏な美貌が、上気して赤らみ、唇を引き結ぶ。寄せられた眉根は、もう痛みではなく、下腹部から湧き出す疼きを耐えるもの。

 

「ああ、ヴァイオレット、ヴァイオレットッ! なんて綺麗なんだ、ヴァイオレットッ!」

「っっっっっ! ぁっ!……ぁぁぁっ!」

 

 悠二が興奮して腰を性急に振り始める。内部を激しく往復するペニスがその最高の目的ーー繁殖に向けて、ポンプのように種子を運び出していた。

 

 悠二を全身で受け入れるヴァイオレットは感じる。波濤のようにのたうち、胎内で痙攣するペニスの形を。自分の子宮(いちぶ)が悠二専用のものに変容するような感覚を感得する。

 

 陰嚢の奥で、生命の源が煮え立ち、そしてそれが、精子の群を宿して、肉幹を砲身のように駆け上がってくるのを……ヴァイオレットは感じた。

 

 夥しい量の白濁液が亀頭から噴き上がり、ヴァイオレッの下腹部を埋め尽くす。どくっ、どくっと脈打って、溶岩のように膣内を打つ精液の塊。その生々しい熱さを、逃れることも出来ず、乙女はただ受け入れるしか無かった。

 

「んん……っ、はぁ……、どうぞお気が済むまで躾けてください……っ」

「おお、おおおっ……」

 

 腰の抜けそうな射精は、悠二に得も言われぬ快楽をもたらす。

 白痴のように口を開けて、男から与えられる快楽に浸っているヴァイオレットの顔を見下ろしながら、悠二は思うままに射精の余韻に浸っていた。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの仲間内への紹介は悠二専属のメイドになったことと同時にされた。

 制服は悠二の要望でグレイフィアのそれとは異なり、メイドビキニに決まった。

 

 メイドビキニは黒を主体に所々を白のフリルで飾られており布面積も狭い。上は胸の谷間、そして背中から脇腹を通り過ぎて横乳ぐらいまで、下は腰の側面辺りが紐になっており蝶結びで結ばれている。

 頭はホワイトブリムで、首には黒い襟だけのネックタイにも白フリルで飾られている。

 手には白いロング手袋が二の腕の中ほどまであり、最上部から少し下ぐらいに黒いリボンが、これも蝶結びで巻かれている。

 足は黒いパンプスに、膝上一五cmぐらいの白いストッキングの上から五cmぐらいはフリルつきガーターリング身に着けていた。

 

 ヴァイオレットは性技や性奉仕の知識を学びつつ、グレイフィアからはメイドとしての手ほどきを受けることになる。




ヴァイオレット編後編これで終了です。ヴァイオレットの私服はあんまり想像できないので、いつもの制服とメイド衣装がデフォルトになるかと思います。

前編も含めて最近出せてなかったヒロインも出せて満足でした。狭霧友子(トリアージX)メイン回も書きたいけどネタがないです。


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キャットファイト(咲耶、千聖、有咲、有栖、千秋、波瑠加、知恵、ひより)

今回はあまり出番が少ないキャラを選抜したプレイです。エロしかなくて申し訳程度のストーリーも無くてすみません……


「いやあああッ! イッちゃうううッ! ホントにイッちゃうっ! あああああっ!」

 

 悶えるような女の喘ぎはベッドの下から聞こえてくる。仰向けで頭上で手枷をはめられている市ヶ谷(いちがや)有咲(ありさ)は、快感を生む電動マッサージ機から大事なところを逃れるため取り繕うこともなく腰を振り回していた。

 

 マッサージ機を寸前のところでポイントを外してあと一歩のところで何とか堪える。しかし気は抜けない。アイマスクで視界が奪われているので、いつどこからどのような刺激が来るか分からない。ツインテールを振り回して、腰を振って悶えていた。

 

 そして、その有咲の横で同じように白鷺(しらさぎ)千聖(ちさと)が嬌声を上げている。

 

「ひぐうううっ! もうらめっ! 許してえええっ!」

 

 許しを乞うても電動マッサージ機はモーター音を響かせ、容赦なくパンティ越しに秘部を責められ続けている。女たちは脚をM字拘束されているため、ポイントを外そうと腰をくねくねとくねり回す他にどうにもならず、その様子は滑稽さを感じつつも束縛され悶え抗う姿は蠱惑的で加虐的(サディスティック)な愉悦と興奮を覚える光景。しかもそのような目に遭っている女がもう一人坂柳(さかやなぎ)有栖(ありす)がいる。合計で三人もいるのだった。

 

 彼女たちを責め立てているのは、松下(まつした)千秋(ちあき)長谷部(はせべ)波瑠加(はるか)星乃宮(ほしのみや)知恵(ちえ)。千秋と波瑠加は有栖と同じく高度育成高等学校の同級生だ。知恵は高度育成高等学校の教師であり、千秋、波瑠加、有栖は教え子であるのだが、今では悠二の忠実な牝奴隷。主人の命令を遂行して教え子の生徒を性的に責めることに躊躇いがない。

 

 彼女たちは悠二との性交のため、互いに責めたり責められたりを繰り広げていた。

 

『責められてもイクのを我慢した人からご褒美を与える』そして『イかせた人からご褒美を与える』

 

 そういう約束をしていた。

 

「あ”あ”あ”あ”っ! むりっ! もうむりぃぃぃっ! イッちゃう! イクうううっ!」

 

 何とか責めを躱して有咲は安堵した。耐えて耐えて耐え抜いた先にはゴム無しの陰茎で胎内を抉られるように突かれて、子宮へ吐精されるという、人として尊厳を蔑ろにされる行為をされるために有咲は半べそになり、タプンタプンと豊かな乳肉を揺らし悶え耐える。何故そこまで頑張るかと言えば悠二にはそのように扱われても構ってもらえるだけで幸せなのだった。

 

 それは何も有咲だけが思っていることではない。ここにいる全ての女性はそう思っている。その証拠に我慢比べは熾烈な闘いとなっていた。

 

「ひぎぃっ! だめえええっ! あっあっ! んひいいいっ!」

 

 ぐなぐなと下半身をもんどり打たせて絶頂から逃げる千聖。黒いガーターストッキングと白いレース飾りが付いた黒いランジェリーという姿。白肌は桜色に染まることでコントラストをなして、千聖が発情中であることを如実に物語っている。アイドルバンドPastel*Palettesのメンバーあるいは人気女優としての彼女と今の千聖は大きく乖離していた。

 

 有栖も千聖も有咲も、電動マッサージ機からの刺激を何とかポイントから外そうと奮闘した。しかし身体は不自由。はしたなく腰をくねり回すことでしか抗う術がない。しかも、逃げても直ぐに責めの手が襲いかかる。責める側もご褒美をもらうために必死なのだ。

 

「あん、逃げるなっ。このっ」

「らめえええっ! あああああっ!」

 

 知恵は有栖を仰向けにして、片膝を押さえ、大事なところに電動マッサージ機をあてがう。それはクレバスの上端辺りに、斜め下から押し上げるように位置取り、最大出力で振動している。

 途端に有栖は腰を浮かせ、足の先まで引き攣らせ、釣り上げられた魚のようにビクビクと身を震わせた。喘ぎながら、それでも腰を振ってマッサージ機から逃げ惑う。

 

「ふふ、先生ってば容赦ない。坂柳さんは生徒なんですよ?」

「そんなことどうでもいいじゃない。私もあなたたちも悠二さんの恋人。遠慮なんてしないわよ」

 

 千秋が苦笑交じりに言うが、知恵は気にした様子はない。むしろ、有栖をいかに苛めてイカせるかに夢中なようだ。

 

「まあ、生徒でも悠二さんに相応しい娘ならば捕まえちゃうけどね」

「先生、大人になってからグレちゃった?」

 

 波瑠加の言葉にまさか、と知恵は返した。知恵が見目麗しい女生徒を見つけて悠二に渡そうとするのは彼女たちにとっても悠二に隷属して身も心も捧げて彼に尽くすことこそが幸福であると心底信じているからである。より幸福であるようにと行動しているのだが、グレているという表現は不適正だ。

 

「ひぎゅううぅうぅっ!? ん゛んんああぁぁああぁっ!?」

 

 責められてついに泣き出した有咲が大きく声をあげる。下半身から何かが出そうな感覚に襲われ、それに抗おうとしている。

 

 惨めでありながらも艶めかしい、快感に苛まれながらも快感に抗う姿と、情け容赦なく同胞に快感を浴びせ続ける女の姿。滑稽な攻防は、しかし一人の男───桜庭悠二にとって性欲を昂らせる余興でしかない。

 

 悠二の昂る性欲は猛々しく奮い勃つペニスが証明している。ベッドの縁に浅く掛け、後ろに手を付きながらの大股開きにして示してその肉幹は特別大きいというわけではないが活力に満ちて膠着性と持続力に長けており、勇壮と屹立としている。

 

「ぐぷ……はあぁぁっ……パンパンになってる……悠二さん、いつでも出していいからね……」

 

 キュッ、と持ち上がる玉を嘗めてしゃぶる白瀬(しらせ)咲耶(さくや)は、トロンと目尻を下げていた。華麗な顔立ちと切れ長の目。その端をだらしなく弛ませて放つ情熱的な視線は実に扇情的だった。

 

 そして悠二に侍る恋人はもう一人いる。

 

「あはぁ……ぶっとくて大きいぃぃ……ちゅる、ふはぁ……オチンチン、とっても美味しいです……はぁぁっ……」

 

 何度も射精しているペニスは何ら変わりない雄々しさを誇示している姿を前にして、恍惚状態の椎名(しいな)ひよりが無骨な肉幹ににねったりと舌を擦り付けている。もうどのくらいそうしているのか、はち切れんばかりの怒張はひよりが嘗め広げた口液でヌラヌラとぬめ光っていた。

 

 二人の美女は蕩けた表情でねっちりと口淫に耽っている構図もさることながら、その艶やかん様子は悠二の獣欲を煽りてた。身に付けているものは黒革の首輪、そしてニーハイソックスとガーターリング。それだけなのだった。

 

 

 アイドルとしては立ち振る舞いも王子様のように格好良く男性だけでなく女性人気もある咲耶だが、今の彼女は性奴隷そのものだ。悠二へのオーラルセックスは咲耶にとって全てを捧げていることを態度で示す行為の一つである。咲耶にとっても幸せを感じる行為の一つである。尿が迸る鈴口から玉裏、会陰、菊門の奥に至るまで、終始陶然として嘗めしゃぶる。這い蹲らせた長身でダイナマイトな肢体を悦びに震わせ、美巨尻をフリフリと揺らし、秘所からは愛液を際限なく垂れ滴らせる。

 

 九一cmのFカップ。身長一七五cmというモデル体型に実ったその二つ果実は蠱惑的。華麗な美貌もあり、アイドルとして実に魅力的だった。

 しかしその乳房は悠二にとって奉仕道具。容易く男を虜にする容姿をしていても、咲耶は悠二にとって彼の女の一人でしかない。咲耶がその立場を進み喜んで受け入れていることは、恍惚となっている様子からして明らかだ。

 

「ふあぁぁぁっ……私のおっぱい、気持ちいいかな? ああっ、んっ」

 

 深い谷間に肉幹を捕らえ、大きな乳房を楕円形に歪め、大きく揺らす。悠二からの返事はないが、快感で武者震いを起こす男性器の反応だけで咲耶は嬉しそうに頬を緩めた。

 ひよりは悠二の脇へ身を乗り出し、彼の胸板に舌を這わせる。癖のある緩やかなロングヘアも彼の肌を撫でた。

 

 千秋、波瑠加、知恵も咲耶とひよりと同じ姿をしている。悠二に向けている臀丘はノーパンのため、艶めかしい肉付きを晒している。脚はニーハイソックスに包まれ、それぞれに与えられているガーターリングをはめている。剥き出しの秘部から愛液が滴り落ち、銀の糸を引いて落ちていく様子は丸見えなのだった。

 

「いやいやっ────っ、んくううっ!」

「んもう、大人しくしてっ……」

 

 女たちの戯れは卑猥さを極め、嬌声は悠二には心地よく響く。興奮は巨乳に揉まれ快感となって、射精したくなる欲求が高まっていく。

 

「んっ、あっ、悠二さん、まだこんなに……すばらしい……」

 

 カリ高の先端を包み、たぷたぷと乳肉を揺らしたり谷間を擦り合わせるようにしてみたり。先走り汁を亀頭ごと揉みこねる咲耶は、ひよりと濃厚なキスを楽しむ悠二を蕩けた瞳に映している。

 

 そうしてどのくらい経っただろう。悲痛で扇情的な喘ぎが交錯する中で、一人分の声が一際大きくなった。

 

「ッ────ッッッ! イクイクうっ! いやあああっ! あ”ああ────ッッッ! ッ! ッッ!」

 

 拘束を引きちぎらんばかりに身を悶えさせたと思ったら、次の瞬間には腹を反らすようにして肢体を跳ね上げる。壊れたように全身がガクガクと痙攣を起こしており、拘束を振り解けずに悶え狂う。口の端からは涎が垂れ、染みを広げたパンティの奥から噴き出す潮がおもらししたように広がっていく。

 

 幼い頃から子役として活躍している若手女優で、ガールズバンドとしても活動している彼女はその容姿を持て囃され、羨まれている白鷺千聖。彼らも千聖自身も、このような無様な絶頂を見世物にする日がくるとは思いもしなかっただろう。

 しかし今の千聖は、悠二の愉悦の満たす余興にでもなることができるのならば幸せだと断言するだろう。

 

 そして想像もしなかった行為をしているのは千聖に限ったことではない。クールな印象を与える長い青髪や左目下の泣きぼくろが特徴の美少女も、そのような行動に出ている一人だ。

 

「ハメてぇっ、オマンコ、しください悠二さぁんっ。波瑠加でっ、おチンチン扱きまくって、中に排泄お射精してくださいぃぃっ……」

 

 波瑠加は千聖を責めていた四つん這いの姿勢のまま美尻をクイと突き出し、お尻をフリフリとさせながら後ろの悠二を窺う。そうやって差し出すクレバスはパックリと開ききり、サーモンピンクの花弁が開き、そこが物欲しそうにパクパクしている。

 

「ふふ、波瑠加ったら……いやらしい………」

 

 咲耶は背後から聞こえる友人の声に頬を赤らめつつも、巨乳でパイズリするのをやめようとしない。

 

「咲耶だっていやらしくお強請りするだろう?」

「ああ……はぃぃ、しますぅ……」

「それでこそ俺の可愛い恋人だ」

 

 悠二が軽く頭を撫でてやると、それだけで咲耶は嬉しさのあまりプシュッと悦楽汁を噴いた。可愛いと扱われることに慣れていない咲耶は、彫りの深い美貌を蕩かし、全身をゾクゾク戦慄かせる。発情した身体で性奉仕をしていていることで快感を昂らせるために、これほど容易くアクメをキメたのだった。

 

 悠二が抱けば抱くほど彼の女たちは悠二が好むエロチックな身体になっていく。感度、反応、性技、愛撫の仕方、媚び方。容姿には磨きがかかり、見た目をより洗練されてレベルを上げる。

 

 波瑠加は悠二が所有する多数の女性たちの中でも外見レベルが高い方に入っていた。そして悠二が完全支配を完了させたことで、波瑠加は嬉々として性奴隷となり、恥ずかしがりながらもお強請りやアピールを熱心にするようになっていた。

 

「んあっ────っっっ! ぁぁっ! っ! ──っっ!」

 

 四つん這いの姿勢で差し出された秘所。悠二が淫らな液を吐き出す膣口に肉幹をズブズブ埋没させていくと、波瑠加は声にならない嬌声を上げて背筋をビクビクと引き攣らせる。胎内はキュンキュンと収縮しながら絶頂にうねり、最愛の男の男根をもてなしながら奥へ奥へと誘い呑み込んでいく。

 

 その瞬間を目にした女たちは誰もが熱っぽい溜め息を吐き、瞳を蕩かす。

 有栖と有咲もいつもなら既に導かれているところだが、何とか堪えた。代わりに濃厚な淫液を漏らして、濡れそぼったパンティの底から滲み出させた。

 

 しかし、そうやって耐え忍んだとしても、絶頂を耐えることで感度を上げ続ける身体には悠二から与えられる法悦が刻みまれており、性交に喘ぎ悦ぶ波瑠加の声を聞いているだけで悠二との性交を思い出して気をやりそうになる。そこに責め担当の女たちが追い討ちをかけた。

 

「んうっ、知恵のオマンコにも早く欲しいっ……ああっ、ほらイッて? 楽になるから、ね? ね?───もう、速くイキなさい、有栖!」

「やめてやめてやめてっ────あああっ! っっっ! 私もオマンコして欲しいっ、のぉぉっ────っああ!」

 

 パンティの脇からローターを差し入れ、パンティの上からは電動マッサージ機で陰核を責める。パンティ越しにぶつかり合う音が有栖の甘美な悲鳴に溶けている。

 逃げようにもままならない。有栖はただただM字に拘束された身体を艶やかにビクつかせ、耳あたりのいい声で啼くだけ。悠二はそんな痴態を見世物にして、ひたすら大きくなるペニスを波瑠加の肉壺で扱く。

 

「あぐうっ、ゆうじしゃんっ、おチンチンすごいれすっ、んんっ、ああっ、イクっ、またイクっ、あっあっあっはるかっ、のっ、オマンコッ、オマンコッ、イクううッ! ッッ! ぁぁっ!」

 

 ペニスにガツンガツンと穿たれ揺れていた波瑠加の身体が弓のようにしなる。規則的に跳ね靡いていた青みがかったロングの黒髪が不規則に乱れる。瞳は鈍い輝きを宿し、震える唇から舌先が垂れている。

 

 悠二はお構いもなしにペニスの抽送を続けた。痙攣を起こす肉壁が柔襞を絡みつかせ、肉同士が擦れ合う快感をより一層昂らせてくれるのだから悠二が止められるはずもない。むしろ腰をしならせ打ち付けるピッチを上げて射精感を募らせていく。

 

「ああ、あんなに出してたのに、あなたは相変わらず凄いな……」

「しかもこんなに激しく……ああっ、凄い……」

 

 悠二の横で侍る咲耶とひよりは、胸板や腕、指などをペロペロと嘗め回し、悠二が腰を波瑠加の尻肉にパンパンと打ち付ける様子を見ては、惚れ惚れとしながら見つめ、嘗めしゃぶりの奉仕を再開する。ビクンビクンと腰を引き攣らせ、足の付け根から男女の混合液を溢れさせる。

 

 ひよりや咲耶への中出しを含め、もう両手の指ではおさまらない回数の射精に至っている悠二だが、彼の逸物は満たされることなく最高潮の勃起をもって牝の悦びを波瑠加に与えていた。そんな子宮を歪めるピストンを繰り出す牡の生殖器を、波瑠加の蕩けた肉の隙間がぎゅうぎゅうと締まり波打ってもてなしている。

 

「もう何度もヤってるのにこの締まり。波瑠加のスケベな穴はそんなに

「はいいっ、ああっ、好きれすっ、うううっ! あはあっ、悠二さんもっ、悠二さんのオチンチンもっ、好き! 大好きっ! 波瑠加は、悠二さんの、牝犬だからっ、あっあっ、生ハメ、生出しっ、いつでも使ってくさいっ、幸せっ、んあっ、性処理っ、あああっ! してえぇぇっ! んひいいいっっっ!」

 

 結合部から飛沫が上がる。出し入れを繰り返す肉幹には白濁混じりの快楽汁がまとわりつき、根元の方で押し固められ、溢れてゆく。

 

「それでこそ俺の女だ。ほらもっと強請れ、牝犬」

「ごっ、ご主人さまぁっ、あぁあっ! 卑しい牝犬の、波瑠加にぃぃ、っっっ、精液、はうんっ、んっ、恵んでくださいぃっ、っ! ────っああ!」

 

 マイページな性格で他人に媚びることがないかつての波瑠加と今の波瑠加はもう違う。悠二に依存して、寵愛を求めて媚びへつらい。隷属を良しとして、脳内の自由すら放棄した。自分の存在意義を口にすることで悦びに打ち震え、快楽の波に呑み込まれる。この春は隣からの嬌声に迷惑していた波瑠加が今では嬌声を張り上げる側になり変わっていた。

 

 被虐的(マゾヒズム)な性情を剥き出しにした変態的なお強請りを大きな声で卑猥なお強請りを繰り返す。そこにいるのはクールな美少女という印象からかけ離れた一匹の牝獣だった。

 

 それはここにいる女の全てに当てはまる。悠二に犯される快感を知っているが故に、他の女が悠二に犯されている様子を見るだけで堪らない。肌と肌とがぶつかり合うリズミカルな乾いた音に合わせ下腹部が熱くなってしまうほどに。

 

「だめえええッ! ッッ────!! イクッイクッイクッ────いやああぁぁああぁぁぁッ! ッッッッッ!」

 

 次は有栖が、波瑠加の快楽に酔い痴れて悦ぶ声に煽られて達した。いつもの取り澄ました態度など一千光年先へ放り投げ、腰を跳ね浮かせる勢いで身を弾ませ、四肢の先まで引き攣らせ、潮を撒きながらガクガクと痙攣している。

 

「これじゃあ後がつっかえてくるな」

 

 受け担当三人のうちの二人が果てた。残った一人の有咲が勝者となり、有咲はもう我慢をする必要がなくなる。そして責める側にも待ちが出てしまう。

 

「くだはいッ、ああっ、セックス奴隷のはるかの中にっ、のーこーザーメンッ、らひてくらひゃいいいっ」

 

 悦楽に蕩けた波瑠加の頭はそれだけを考え、イキっぱなしでビクビクし続けている身体は必死で悠二のペニスに食らいつく。悠二の性欲処理に使われることは無上の快感を与えてもらえることなのだと、波瑠加は身も心も覚えているのだ。

 

 悠二の腰は本能のままにピストン運動を加速させていく。波瑠加の秘所は濡れそぼっているがために強い締めつけは殊更な快感で、ペニスの抽送に合わせグヂュグヂュと水音が漏れている。

 

「ッ────! あああっ! 出してっ! 悠二さんの精子! んひっ、波瑠加にっ、はるかのドスケベマンコにっ、悠二さんのっ、性奴隷、にっ、ッッッ! あああああっ! ッッ────!!」

 

 悠二は波瑠加の腰を挟み掴むと、ペニスを深々と突き立てたそこでピストン運動を止めた。軽く顎を浮かせ、目を細め、波瑠加の臀部を押し歪めているところで不規則な発作を起こしている。

 

 一方波瑠加は中で迸る精液を受け、エクスタシーに意識が焼き切れそうになっていた。天を仰ぐ顔はだらしなく弛緩し、舌を垂らし、口から涎を垂らし、恍惚としている様子がそれを物語っている。悠二の動きが止まったことで波瑠加の身体が大きく痙攣しており、心身が壊れそうなほどの法悦を身をもって示した。

 

「あぁぁ……」

 

 波瑠加によってもたらされる快感から、心地ようさそうな呻きを漏らす悠二は射精衝動の鎮まりを感じてペニスを引き抜いていく。男女の混合液が絡み付いた肉幹が現れていく。

 

「次私っ、私ですっ。千秋の、悠二様専用のオナホ、中出しでアクメキメたくてぐちょぐちょです……ああ、淫乱な千秋のはしたない牝穴にオチンポをお恵みください……」

 

 身を横たえる波瑠加をそのままに、千秋はハアハアと息を荒らげて擦り寄った。彼女もまたかつての松下千秋と異なり、悠二に対して媚びたり、下品な言葉で悠二の関心を引くことに躊躇いがない。四つん這いから向ける上目遣いの瞳は潤み、懇願の眼差しを向けている。

 

「いいよ、俺は約束は守るさ。ほら、与えられるようにしろ」

「はいぃっ……」

 

 悠二が軽く腰を突き出せば、千秋は躊躇なく舌を差し出す。たっぷりと唾液に塗れた舌は波瑠加と性交したばかりのペニスにとあてがわれ、雌雄の体液をこそげ取るように擦り回される。愛する男の体液なら兎も角、他の女の体液であっても悠二のペニスと体液を嘗めしゃぶられるならば千秋は気にしていなかった。

 

「二人はそっちで順番が回ってくるまで可愛がって上げて。知恵も」

 

 ひよりと咲耶が命じられ、二人はそれぞれ千聖と有栖の傍に移り、電動マッサージ機を手に取った。知恵は一旦離した電動マッサージ機の矛先を再びターゲットに向ける。

 

 千秋は涎や男女の混合液で顔を汚しながら舌で肉幹を嘗めて拭う。最中、三人分の女の狂い啼く声が響き始める。ペニスへのお掃除フェラは交尾を乞う奉仕行為へ変わっていった。




キャンペーン第2弾のためヒロインを選別するためのアンケートを採っています。ご協力いただければ幸いです。


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白瀬咲耶(水着回)

夏らしい話をしたかったのですが八月ギリギリに投稿できました。
水着は紺碧のボーダーラインの水着です。


 桜庭(さくらば)悠二(ゆうじ)は彼の恋人である白瀬(しらせ)咲耶(さくや)の水着グラビアの撮影があることを知り、咲耶から聞き出した撮影場所に悠二も行って彼女と合流した。

 

 撮影後、プロデューサーもスタッフも先に帰り、悠二と咲耶は二人きりの時間を楽しむ。

 

「綺麗な水着姿だな。咲耶、よく似合っているぞ」

「あなたにそう言っていただけるだなんて光栄だ。フフフ、あなたに見て貰えていると意識していたから、撮影中もドキドキしていたんだ」

 

 そう言う咲耶はブラの紐とチョーカーは黒で、赤いブラとショーツの大胆なビキニだった。

 合流すれば悠二と咲耶は手を繋ぎ散策したり、海に入りビキニのお尻を素潜りで悠二が追いかけ回したりと恋人気分を堪能した。

 そして悠二はアイドルをビーチの陰となる岩礁の裏側に誘った。

 

「ん、んんっ、ゆ、悠二さん……。こんなところでは、ダメッ……。いくら何でも、恥ずかしい……」

 

 くるぶしまでを水際に浸し、岩礁に手をつく咲耶の背中を嘗め回す。ポニーテールにした長い黒絹のような髪を搔き分け、浅いくぼみに沿って、つーっと舌を這わせた。

 いつもより少し塩辛いのは、海に浸かったせいだろう。同時に、ふっと息を吹きかけると、快感が肌に沁みるのか、がくんと美貌が仰向けに反る。

 

「はうん! んっ、んくぅ……っ」

 

 周囲を憚り、唇を噤むアイドル。押し寄せる波音が大概の音を打ち消してくれても、恥ずかしい声を漏らせずにいる。その唇を何とか開かせようと、悠二は手を前に回し、赤いブラに覆われたふくらみを鷲掴みに揉みしだいた。

 

「んふぅ……っくふ……ああ、おっぱいも感じる……。そ、外でなのに、私感じてる……っ」

「咲耶、外でするのは初めてだっけ? 新鮮な感覚が余計に感じさせているんだな」

 

 青姦という状況(シチュエーション)、潮の香りがスリル感を刺激し、美人アイドルの身体をより敏感にさせるのだ。

 悠二の方も熱い血潮が滾り、汗が額にふつふつと噴き出している。

 

「んんっ……っく……ん、んんんんんん……」

 

 ぐにゅんぐにゅんと、心地よい反発と柔らかさを堪能してから、その吸いつくような肌の触り心地が恋しくなり、ビキニの中に指先を滑り込ませる。

 

「あっ!」

 

 ボーイッシュな王子様のアイドルも、青姦の心もとなさに、恥ずかしそうに身を硬くしている。それでいて敏感な肌を粟立て、悠二から与えられる官能とひたすら向き合うのだ。

「んふう……んんっ……あうっ、っくぅ……」

 

 シルクよりも上等な乳肌に掌を擦りつけ、指と指の間を肉が埋まるほどに強く揉み、九一センチのIカップがモチッと掌から溢れ出す。まろびでた乳首を手の中で転がすように意識して、たっぷりと弄んだ。

 

「咲耶……やっぱりこのおっぱい、凄いな。心地よくていつまでも触っていたい」

 

 夢中で、掌を開いては閉じ、捏ねまわしては擦りつける。鼻先で首筋に唇を張り付ける。舌先でチロチロとくすぐることを忘れない。

 

「あはん、あ、あぁ……悠二さんは意地悪だ……このままでは私も、欲しくなる……」

 

 若く瑞々しい女体ならではの反応が、次々に湧き立つことを悠二は嬉々としながら視姦して、咲耶を悦楽の狭間へと引きずり込んでいく。

 

 咲耶は「私はこの人の女となったのだ」と実感しているようで、それが伝わるから、悠二の男の矜持を満足させている。

 

「なあ、咲耶。この邪魔なもの外してしまおう。締めつけから解放されると、尚更エロくなれるだろう?」

 

 言いながら悠二は、乳房を覆っていた手指を戻し、ブラの黒い紐を解いた。

 

「え、だ、ダメッ。こんなところでは見られてしまう……」

 

 咲耶が危惧する通り、岩礁の陰とはいえ、このような場所では誰に見られるとも限らない。けれど、そのスリリングな危うさが、さらなる快感を呼ぶことも否定できない。

 

「大丈夫だ。咲耶のダイヤモンドよりもゴージャスな裸なら、誰に見られても恥ずかしくなどないよ」

 

 裸体はおろかセックスまで他人に見られたらどうなるのか。そんな想像をしながら、下腹部を覆うビキニにも手をかける。

 あっという間に、生まれたままの姿に剥かれたアイドルは、神々しい素肌を水際に晒した。

 やや濃い肌のコントラストが色っぽい。だがしかし、美貌が真っ赤に染まっている。身をよじり、恥じらう咲耶のお尻に、悠二はちゅちゅと唇を寄せた。

 

 手指は内股の特に柔らかいところを彷徨わせる。

 

「あうっ! だ、ダメだ……。恥ずかしいのに、感じてしまう……。ああ、どうしよう、いつもよりも肌が敏感になっている……」

 

 か弱く首を左右に振る咲耶からは、アイドルの凛とした佇まいは雲散霧消している。辱めという名目の愛撫を、拒絶することもなく受け止める姿には、被虐美が漂う。

 

「咲耶……お尻、美味しい……」

 

 昂る声を悠二が漏らすと、それが嬉しいとばかりに、びくんびくんと女体が震える。恥じらいを口にしながらも、やはり咲耶は悠二の愛撫を受け入れ、むしろ積極的に尻を突き出している。

 

「ああ、か、感じる……。恥ずかしいのに感じている……。うううん、違う……恥ずかしいから感じているのかな……」

 

 蜂腰はクナクナと揺れ、その蜜壺から滲みだした愛液を太ももにまで滴らせている。

 

「おおっ。咲耶の蜜が零れてしまったな。俺が、栓をしてあげよう」

 

 咲耶のあられもない乱れ様に、ついにたまらなくなった悠二は、自分の水着をずり下ろし、硬直させた肉幹の先端を、彼女の膣口にあてがった。

 

 亀頭を熱いヌメリに擦りつけ、しとどの潤いを先端にまぶす。

 

「あはぁっ!」

 

 擦れあう粘膜に、弾かれるとうに咲耶は背筋が仰け反った。構わず悠二は、亀頭部をクレパスの中に埋め込む。

 

「っくうぅぅぅぅっ!」

 

 肉塊がぐちゅりと狭い膣肉に挟み込まれるのを感じると、そのまま奥を目指し、ぐぢきゅりゅるるるっと押し込んでいく。

 亀頭粘膜が擦れている快感でうねくる肉襞。肉幹を柔らかくもきつく締めつけることができる喜悦。青姦の興奮も相まって、咲耶を凄まじい官能へと導いてくれる。

 露出願望を持つ川神舞に付き合い青姦を度々経験する悠二は、咲耶よりも慣れがあった。そのため、恋人を喜悦に溺れさせることも手慣れていた。

 

「゛ううほっ! うぐうううっ! っっっ!」

 

 咲耶は呻き、悠二に背筋を掌で撫でた。咲耶の膣肉の締めつけはますますきつくなる。ひどく羞恥心を刺激され、図らずも彼女のM属性まで露わにしてしまうのだろう。

 食い締められる悠二も焦燥に駆られ、腰を揺すりはじめる。

 

「ううん……っくぅ……はっく……あふぅぅぅっ」

 

 苦しげな吐息を漏らしながら、咲耶もまた美しい肌に浮いた汗による光沢を纏う細腰をうならせ、自ら悠二に押しつける。

 

「欲しかった……。ずっと咲耶の膣中に挿入()れたかった……」

 

 甘く囁きながら、悠二は薄く濃い背中のあちこちに唇を押し当てる。まるで所有者である主張する刻印を刻むように。

 

「んふぅ……んっく……わ、私も、欲しかった……悠二さんのおちんちん、私のあそこに埋めて欲しくて……ずっと疼かせていた……」

 

 互いの性器をぶつけあい、肉体を擦りつけ合うふたり。波音をメトロノームのようにした肉の律動は、一瞬たりともずれることがない。

 

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛ぁっ……んんっ、んっ、あっ!」

 

 咲耶が前屈みになり、垂れ下がる釣鐘型に変形した乳房を悠二は彼女の背後から掬い取り、遠慮なく揉みたおす。

 指の隙間からむにゅりと乳肌が溢れ出すほど強く揉まれても、いまの咲耶には全てが悦びとしてのみ感じている。

 その証として、噛み縛っていたはずの朱唇がほつれ、甘い声を吹き零している。

 

「あ、あ、ああ……くふぅ……あぁん、あぁ、あ、ああぁぁぁ……」

 

 乳房の真ん中でいつく硬くしこらせた肉蕾を指先に捉え、悠二はくにくにと捻り転がす。さらに悠二は、咲耶の腋の下に舌を這わせた。

 

「あ、あ、そんなとこ……あぁ、ゃあぁ……」

 

 乳首と敏感な肌を同時に責められた美人アイドルが、下半身をうねらせながら羞恥を訴える。

 すべすべの乳肌から咲耶の心臓のドキドキが悠二にダイレクトに伝わる気がした。

 咲耶は乳首を捏ねられると、びりびりと性快楽の電流に肉を焼かれ、全身が快感一色に染められる。ボーイッシュな王子様が溶けだした表情が、背後の性獣が窺うように悠二に向けられる。

 悠二はその唇を奪ってから、またすぐに腋の下に取って返し、窪みをたっぷりと(ねぶ)った。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……っく、ほうううっ……だ、ダメッ……そんなに恥ずかしい所ばかり、嘗めないで……」

 

 腋の下の毛を丹念に処理して綺麗に保とうとするのは、おんなにとってできれば隠したい恥部のひとつだからだ。咲耶はそう思うからこそ、同じ男を愛する川神舞が処理もせず、腋の下に金糸のような腋毛を伸ばせているのは驚きだった。

 

「だって、咲耶のここ、すごくいい匂いがする……。とっても柔らかで、まんこを嘗めているみたいだ……」

 

 悠二は舌を硬くさせ、窪みに押し込みレロレロと動かしている。

 

「あうううっ……うふぅ、ふあ、あ、ああん……」

 

 羞恥と興奮、さらにくすぐったさもあった。それらの感覚が渾然一体となった時、咲耶の中で化学反応を起こし、悠二は咲耶からあられもないまでの悦楽の声を搾り取ることになるのだ。

 

「ぐふうう……。咲耶が腰をよじると、俺のちんぽもよじれてしまう……っく、膣中で擦れてたまらない!」

 

 時に乳房に気を取られ、時に腋の下を啜りながらも、悠二の腰は不規則に揺れている。

 七度浅い所を擦り、ひとつ奥を突いたかと思えば、また浅い所を何度も擦る。そしてさらに強く突く。咲耶の艶声を搾り取る。

 

「あ、ああ、いいっ! ぬふん、お、奥ぅ……ああぁ、そんな……きゃうっっ、こ、

今度はそこ? はうん……また、私の敏感な所にあたってる……」

 

 咲耶は背後からの予測のつかない抽送に、美少女アイドルは全身を駆け巡る鋭い喜悦とひたすら向き合うしかない。悠二としては魅惑の媚肉にこすりつけて堪能するための腰使いなのだが、それが咲耶の快楽にも繋がる。

 

 熱い快楽電流を浴びて、ぐいっと背筋が伸びてきたところを、悠二はその耳の穴に舌を挿し入れくちゅくちゅと嘗めまわした。

 

「ひゃああぁん! だ、ダメだぁ、そんなところぉ~っ!」

 びく、びくんと派手に女体を震わせる咲耶の艶めいた反応に、昂った悠二は胸元に回していた手につい力をこめてしまった。その相乗効果で女体の反応がさらに激しいものとなる。

 

「あああああ! ダメぇ! あ、はぁ、イクぅ! イクぅ、あぁ、イクぅッ……あ、ああ、あ、あ、あぁぁ……っ!」

 

 蜜壺の奥まで挿し込んである肉幹が、上から下までくまなくギュッと締めつけられた。途端に、凄まじいまでの悦楽に包まれ、一気に射精衝動が呼び起こされる。

 絶頂に呑み込まれて、動きを止めた咲耶の女体を背後から抱きしめ、その耳たぶを優しく甘噛みする。硬く尖った乳首を手指の間で揉みほぐし、下半身全体を前後に揺すり、女体の官能をさらに揺さぶる。

 

「ああ、うそっ! いまのはダメっ。私、イッたばかりで……うううっ、あはぁん、本当にダメ……壊れる……悠二さんっ……イクっ、私、またイクッ……ひやぁああああ! あっ、あっああ、イクぅぅ~~っ!」

 

 アイドルの人形のような女体が、ガクンガクンと大きな痙攣を起こした。しかも度重なる絶頂に、女体の全てが敏感な性感帯となったらしく、どこをどう触っても、唇を触れようと尾、乳を揉みしがこうとも、びくびくと面白い派手な反応を示してくれる。

 

あうううっ……ま、またイッてる……。イッ、イッているのに……あ、あ、ああ、イクのが止まらない……ああ、また……イクっ、あぁ、イクぅっ!」

「咲耶……俺もだよ……俺もイク。射精(だす)ぞっ!」

 

 あまりにも淫らな咲耶の乱れ様、イキっぷりに官能を煽られて、悠二も絶頂へと駆け上がった。

 マシュマロヒップに腰を打ち付け、多量の精液を放出した。どくんどくんと白濁液を放つたびに、咲耶の柔襞がざわざわと蠢いた。悠二の子種を子宮口が求めているようだ。

「ほううううっ。んんっ、んっ、んんっ……ああ、熱い精子が、お腹の中、いっぱいに拡がって……。あはぁ、温かくてっ、幸せな気分……」

 

 子宮を打つ灼熱に快感がひらめき、頭の中に火花が散る。咲耶はそのまま絶頂に登り詰めて身を灼いて、ゴージャスな女体を大きく震わせ、悦楽の彼方へ意識を飛ばした。




久しぶりの更新がお気に入りのアイドルとのイチャイチャ(青姦)だけですみません。


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湊友希那

バンドリキャラをまた色々書きたい欲が高まったのでヒロイン1号である友希那がメイン回。


 (みなと)友希那(ゆきな)が悠二に完全支配されてからは、可能な限りは悠二のもとに通うようになっていた。

 

 いつもなら複数でのプレイ、情事のあとは泡姫となった恋人たちによる七輪車で全身を洗われて入浴後も美女たちの甘い唾液に塗れてしまうことが常だが、今は珍しいことに恋人は友希那だけだった。

 このあと、ロゼリアのメンバーが揃う予定だが、それまでは二人きりで楽しむつもりだ。

 

 二人で情事を行い、シャワーで身体を清めれば友希那はダイニングテーブルの上に料理を並べていた。前日にグレイフィアが作って用意していたものだ。残念ながら、友希那の料理スキルではまだまだ未熟で彼女本人としても悠二に食べてもらうのは申し訳ないと思いつつ、それでもいつかは悠二に手料理を食べてもらいたいと思っていた。

 

「どうぞ、お夕食を用意しました」

 

 友希那は黒革の首輪を巻いている。そして胸部と腰周りだけを隠す改造メイド服を着ている。

 首筋から肩まわり、胸上ライン、臍、腰を露出させている。そしてミニスカート。黒いニーハイソックスと白いレース飾りが縁取る黒いガーターリング、室内履き用の黒いローファーを履いている。

 

「じゃあ、食べるとしよう」

「ええ、いただきましょう」

 

 悠二と友希那は料理を食べ始める。と言っても、悠二たちの食事は普通とは異なる。悠二の隣に寄り添う。そこで迷ったような素振りで友希那は悠二に判断を仰ぐ。

 

「私が食べさせたほうがいい? それとも口で抜いたほうがいいかしら?」

 

 いつもならば悠二のペニスを咥えてフェラチオをする恋人、口移しで食事を提供する恋人と役割を分けていた。悠二は口移しで食べさせるように命じた。友希那は好色な笑みを浮かべて頷いた。

 

 友希那の口の中でしっかりと咀嚼されるに伴いたっぷりの唾液と混じった生温かくドロドロの夕食が、友希那が悠二と唇を合わせると舌を差し込み、そして、口の中のものを移していった。腰を前へ倒しながら頬に両手を添えている。

 

「んふぅぅっ……」

 

 悠二は友希那の唇を貪り、舌を絡めて、彼女の唾液を啜り口の中の夕食を飲み込み、顔を離した。

 友希那は悠二に腰を回され、乳房を揉まれながら奉仕することで、多幸感で瞳を蕩かせている。

 

 飲み物が欲しくなったとき、悠二はメイド服をずり下ろして乳房を露わにさせる。そのまま乳首に吸いつき、母乳を飲んで喉を潤す。

 

「はああっ、ぁぁっ、んぅぅっ……」

 

 友希那の瞳が蕩けて昏い光を宿している。母乳を分泌する刺激は快感となり、さらに悠二に乳首を吸われている事実に官能を昂らせる。

 妖艶さを感じる友希那の艶やかな笑みを浮かべる様子は、絶対的な愛情と服従を誓っていることが一目で分かる。

 

 悠二の唇から友希那の乳首が離れていく。友希那は無意識に残念がるような声を小さく漏らす。その媚びへつらう姿が悠二に獣欲を煽る。

 友希那のような恋人たちは悠二に依存して、媚びへつらい。隷属を受け入れている。自分の存在意義を自覚すること悦びで満たされ、快楽の波に呑み込まれる。

 

 食事を終えた後、シンクに立つ友希那のミニスカートが翻りチラチラと覗くお尻がムチムチと躍り、悠二は興奮と快感が蘇ってきた。先程、フェラをされなかったため昂りが速かった。もっと友希那の身体を見たい。感触も、匂いも、声も、もっともっと感じたい。

 

「あんっ!」

 

 悠二が後ろから友希那の肩をギュッと抱き締めた。

 

「ま、まだダメよ、悠二さん」

 

 メイド服の上から胸を触ると、ムニュッと乳房が潰れた。左手でウエストを抱きかかえたまま、右手をズルッと引きずり下ろした。

 八三センチのCカップのリンゴを持ったような量感を下から持ち上げ揉んでいく。指先にプルンと触れた乳首を親指と中指に挟んでクリクリと転がす。ビクビクと友希那の肩が弾み、甘い吐息が漏れる。澄んだ声を震わせ、喘ぐように訴えてくる。

 

「あぁ、そこ……気持ちいい」

 

 左手でメイド服をずり下ろしてもう片方の乳房も露わになる。左右同時にコリコリと転がした。

 友希那が嬌声をあげながらヒップを揺らし、悠二の股間が柔らかいお尻の肉のムニュムニュと揉み込まれた。ペニスに血流が流れ込み、股間を膨らませる。テントがヒップに押さえつけられる。

 勃起の感触に気づいた友希那がヒップで悠二を刺激するように揺らす。

 

「友希那、洗い物はあとで。楽しませてくれ」

「は、はい……。わかりました」

 

 悠二が友希那を振り向かせて、小豆ほどの乳首を口に含み、強く吸いつきながら、続けざまに舌で弾き上げた。

 

「あぁ……悠二さん、ご奉仕させてください」

「さっきたっぷりした後だけど、また相手してくれるかい?」

 

 プリンのように柔らかい乳房を両手で揉みしだきながら、左右の乳首を交互にしゃぶり回した。友希那の全身がビクビクと震えて止まらなくなる。

 

「あぁ、勿論よ。……私は悠二さんの最初の恋人なんだもの。最初に気に入っていただけた女……だから、他の人たちよりも私を使って気持ちよくなって欲しいの……」

 

 乳首を貪り嘗めながら、メイド服の上着を脱がせてしまう。友希那が銀灰色の長髪を左右に揺さぶった。悠二も着ていたスウェトを脱ぎ捨て、しっとりと汗のかいた女らしい上半身を抱き締めた。吸いつくような生肌に悠二の胸が沸き立った。

 

「友希那、あっちに行こうか」

 

 友希那を抱きかかえるようにして連れていき、リビングルームに敷きつめられた絨毯の上に横たわらせた。

 

 友希那は恍惚に緩んだ顔でうっとりとした眼差しで、下から悠二を見つめてきた。

 悠二は無言のまま丸いお尻を両手で抱えて、ググッと持ち上げた。

 しなやかな肢体が丸まり、両足が頭の上まで伸びていく。浮き上がった背中を腹に乗せるようにして支え、メイド服のスカートを捲り上げた。現れた黒のフルオープンバックショーツも、お尻の上を滑らせるようにして脱がせてしまう。丸いヒップが天井を向いて、ムチッと剥き出しに。

 

 友希那からも下半身を動かして、スカートとショーツを脱がせやすいように助けた。裏返ったショーツのクロッチ部分とヴァギナが粘ついていた。引き剥がすと、蜂蜜のような淫液がツーッと糸を引いた。

 銀灰色の陰毛は手入れ済みで、V字型に綺麗にカットされている。陰毛は淫液が湿って照明を照り返し、てらてらと光っている。

 

「友希那、すごく濡れているぞ」

「あぁっ……疼く。ハメてぇっ、オマンコ、してください悠二さん。オナホの友希那でっ、気持ちよくなって、膣中に射精してくださいぃぃっ……」

 

 恍惚とした友希那の足からスカートとショーツをズボッと抜き取った。悠二は友希那をマングリ返しでさらに押し込み、彼女の両膝の裏を掴んで左右に広げていく。

 

「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

 

 伸びやかな脚がVの字に広がり、瞳を蕩かす友希那の顔が覗いてきた。

 太ももが開くにつれて、揺れ弾むCカップの乳房、なめらかな下腹部、細く柔らかい銀灰色の陰毛と現れて、目の前に小陰唇がぱっくりと口を開けた。

 

「どうぞ、ここを使ってください」

 

 あまりにもエッチなマングリ返しの景色に、悠二は昂る。

 

「クンニをさせてもらおうか」

 

 悠二は友希那を見つめながら、濡れ粘る股間に顔を埋めた。ジュル、ジュルッ──音を立てて、たっぷりの愛液を吸い上げた。

 

「んううんっ、んふううん、んっ、んふ……」

 

 舌を突き出して、綺麗な桜色の粘膜に絡みつける。左、右、大陰唇、小陰唇の間の溝に這い回らせる。開いた小陰唇の内側を嘗め上げる。

 

「はっ、あうっ、はふぅ」

 

 狂おしく息を弾ませながら、友希那はクンニに視線を貼り付けていた。瞳を蕩かせ、唇を半開きにして、長い髪を揺らしていた。

 悠二は友希那の膝を押さえていた両手を、裏腿伝いに股間に這い寄せる。粘膜の割れ目を指で広げ、見せつけるようにクリトリスを剝き出した。そのまま肉の突起を何度も舌先で弾き上げた。そのたびに友希那がと嬌声を上げ、ヒップを張りつめた。震えるクリトリスをしつこいほどに嘗めつづけた。蠢き身悶える友希那の瞳が虚空を眺め悩乱している。

 

 悠二はクリトリスを親指と人差し指で摘んだまま、粘膜の割れ目に舌を埋め込み、嘗め上げた。肉の突起を指で振動させながら、尖らせた舌で、尿道の膣口まで、ぬかるみを掻き回すように嘗めつけた。

 指と舌をフルに使って責め立てた。指の腹でクリトリスを擦り回し、膣の入り口を嘗めつけ、グイグイと舌先を埋め込むほどに圧迫した。

 友希那は全身をひくつかせた。なめらかな肢体が白い波濤のようにうねった。全身で硬直と弛緩を繰り返し、ウエストを支点にして丸いヒップが何度も何度も跳ね返った。

 

「んくうううっ、っっ、っっっ──……」

 

 じりじりと炙られる快楽の炎で友希那は包まれ燃え上がる。丸まった肢体が小刻みに痙攣を繰り返し、足の指が開いていった。膣口がせわしなく収縮しはじめた。

 

「イッ、イッちゃいますぅ!」

 

 さっと指を離す。舌の動きも止めると硬直して弾けそうだった友希那の全身から、フッと力が抜ける。

 

 舌を粘膜の割れ目から遠ざけて、プリッと張りつめたお尻、すべすべの裏腿、ふくらはぎまで嘗め回す。銀の陰毛をしゃぶり、恥骨の膨らみにキスを繰り返し、大陰唇の外側を丹念に嘗めつけ、クリトリスを舌で転がすところを友希那に見せつけた。

 

「んんっ……あぁっ!」

 

 釣鐘型の乳房が波打つように揺れて、宙に浮いた膝がガクガク震え、指のピストンに合わせてヒップが張りつめた。人差し指も絡めて挿入した。

 

「ほら、二本入ったよ」

「あうっ、いや、いやらしい」

 

 大きなストロークで指が出入りする膣口の手前で、桜色のお尻の穴が収縮を繰り返していた。悠二は誘われるように身を屈めた。

 振り乱れるヒップを両腕で左右から押えて、尻肉をかき分けて桜色のアナルを嘗めた。

 

「ひぐううっ!っ────っっ!」

 

 アナルを嘗められて気持ちよさから悶える友希那に、悠二は彼女のアナルを嘗めながら右手の中指と人差し指を膣の中に出し入れした。左手の人差し指から小指まで四本の指を使って、弾くようにクリトリスを擦り込んだ。

 

「んひぃっ、ひ、ひゃいっ、ぁっ、ああっ、き、気持ち、いいっ!」

 

 サラサラのストレートヘアを振り乱しながら、透き通った喘ぎ声を絶え間なく響かせた。

 

「ああぁっ、イッちゃいますぅ!」

 

 マングリ返しに丸まった身体が、飛び跳ねた。二度、三度、口をパクパクと開きながら、友希那の全身が悶えて硬直と弛緩を繰り返した。

 

 悠二が身を離すと、一糸まとわぬ友希那の裸体が絨毯の上に伸びきった。全身から流れるほど汗が噴き出ていた。

 悠二は友希那の身体を抱きかかえて、近くにあったソファに背中を寄りかからせた。膝を立たせ脚をM字に開かせる。友希那は髪を揺らしながら、待ち受けるようにジッとしていた。真正面に座って握ったペニスをヴァギナに近づける。

 

「じゃあ友希那、入れるぞ」

「はぁっ、はぁぁっ……チンポ、くださいっ……恵んでくださいぃっ! 私がチンポを欲しがる男の人は、あ、あなただけですぅっ!」

 

 我慢汁で濡れた亀頭を、指の愛撫で愛液まみれになったヴァギナに押しつける。グチュ、グチュ、グチュチュ──音を立てて混ぜ合わせる。

 俯いた友希那が、息を呑んで見つめていた。

 

「入れると、よく見てろ」

 

 粘りつく陰部を覗き見ながら、友希那はコクリと頷いた。

 張りつめた亀頭を膣口の中に埋め込んでいった。桜色の小陰唇が開いては閉じて、招き入れてくれた。

 ヌメリ、ヌメリッ──ペニスが膣の穴に沈み込むにつれて、大股開きの肢体にグウゥッと力が入った。友希那が繋がった瞬間に、友希那は胸を突き出すようにして背筋を跳ね浮かせていた。その白くか細い象牙細工のような身体に大きな痙攣を走らせて、口から絶叫に似た嬌声を上げていた。

 

 それが落ち着く前から、ズンッズンッと突き上げられ、高校生の肢体は弄ばれるように揺れる。

 

「はぐっ、ひうっ、あぁっ、あ゛あっ、ふああっ、ああぁっ……おちんちんきたぁっ、ん……」

 

 大きく引いて、深く突く。蜜壺を味わうようなゆっくりとした、しかししっかりとした抽送。悠二の腰が埋まる度に脚がフラリと宙を揺れた。悠二は背筋を起こし、添えるように太ももを掴んで、悠然と腰を振った。

 

「ああっ、あっ、あっ、んっふっ、ふっ、んんっっっっ」

 

 ヌルヌルのペニスが友希那の中から顔を覗かせる。蠢く小陰唇がカリの笠にまとわりつく。亀頭の先まで引き抜いてから、ゆっくりと根元まで埋め込んでいく。きつ苦しい膣の粘膜がぴったりと貼りつき、進む肉幹がギンギンに勃っていないと押し戻されるほど締りがいい。

 

「はあんっ、あぁっ、気持ちいいっ、んぅっ、悠二さんの、チンポォッ、んくぅ、はああ、あん──」

 

 頭を振り、喉を反らし、ヴァギナを最奥まで穿たれる快感に悶えながら濡れた声を響かせる。顔は淫蕩に崩れ、だらしなく緩みきっている。

 

「ん゛んんああぁぁああぁっ!? ビリビリゾクゾクッ、すごいのっ、あ゛ああぁぁああぁぁぁっ!!」

 

 悠二は全身の筋肉を使ってペニスを真っ直ぐ前後に動かしつづけた。濡れ光る桜色のヴァギナに、そり返るペニスがヌメヌメと埋没しては、ねっとりと抜け出してきた。股間の合わせ目で生殖器が擦れ合う快感を友希那は貪欲に貪る。

 

「んお゛っ、おっ、っっ、しゅごいぃっ……あ゛あぁっ、ひゃっ、あぁんっ、イ、イグの、とまらにゃぃっ、い゛いのぉっ!」

 

 友希那の顔は恍惚に塗れ、身体はガクガクと戦慄いている。吐息に艶かしい喘ぎが混じってくる。

 

「友希那、四つん這いになれ」

 

 友希那が身体を翻し、絨毯の上にすらりとした四肢を踏ん張り、綺麗な背筋を反り返らせた。ローションを塗りたくったようにお尻が汗で輝いていた。

 

「は、恥ずかしい……わね、犬みたいだわ」

「ああ、また犬になって舞たちとお散歩させたいね」

 

 ヌルヌルとすべるヒップの弾力を揉みつけながら、いきなり突き入れた。

 

「あひぃっ!? お゛おぉっ、ひぎっ、ひぐうぅぅっっっ!」

 

 友希那が手脚をさらに張りつめ、背筋を反り返らせて天井を仰いだ。

 悠二は汗みどろの白いヒップを揉みくちゃにしながら、乱暴なほどピストンを繰り返した。二人の荒い息遣いと粘った水音が、室内に響いた。

 

「オマンコ壊れるっ、グチャグチャになっちゃう……あぅっ、イクッ、はあああああん! 私、おかしくなるううううう!」

 

 友希那がどうしようもないと全身で訴えた。両腕の肘がガクンと曲がって、上半身を突っ伏した。ヒップがさらに張りつめ突き上がり、綺麗な桜色の放物線を描くアナルが、喘ぐように閉じ開いていた。

 

 悠二は幹の根元まで射精欲求が昂りながらも、ムチムチの尻肉を揉みしだき、右手の親指をアナルの中心に押し当て、捻じ込む。

 

「あ゛ああああぁぁああぁぁぁぁぁっ!」

 

 友希那は虚空を振り仰いでいた。目を大きく見開き、口をパクパクさせていた。歓喜するように括約筋がキュキュッと締まった。膣粘膜がペニス全体にみっちりと貼りついてきた。

 

 友希那は体内に感じる、胎内を占領する圧倒的な存在感でこの身体が誰のものかを改めて実感できた。自分の心も身体も愛する男が所有するものであると。

 彼女はお腹の奥から押し上げられ、呼吸もままならない。意識が遠のくような感覚に頭の中は白く濁り、意識は曖昧となり、目の前の世界は明滅した。

 

「ひぎいいいいっ!」

 

 悠二は指をアナルから引き抜き、両手で友希那のウエストを掴んで、濡れ輝くお尻に腰骨を打ち込んだ。汗まみれの肌がぶつかる打撃音に、グチュグチュッという水音が混じり、響き渡る。

 

「はああっ、んっ! っっ! ひあっ、っ、あ゛ぁぁっ、っっ、はぐううっ! っ! っっっ! んううっ!」

 

 全身を波打たせる友希那を押さえつけるようにして悠二はペニスから白濁液を解き放つ。強烈な射精感を酔い痴れた。

 

 友希那は絶頂して繋がっているところからプシッと潮が吹き上がり、悠二の身体を濡らせた。快感の炎に炙られて身体中に快感を焼き付けられた。

 絶頂が鎮まらず、痙攣が止まらない。けれども尻に腰が打ち付けられ、長い銀灰色の髪は揺れ続けた。

 ロゼリアのメンバーが来て、彼女らがセックスに加わるまで友希那は、女としてもメスとしても至福の時を噛み締めながら、悠二と交わり続けた。




最近は色々な出典からヒロインを出しているのでバンドリからのキャラが出番が少なくなりましたが、徐々に出していきたいと思います。


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一之瀬帆波 ★

 桜庭悠二は翌日をデートする予定を組み、一之瀬(いちのせ)帆波(ほなみ)を自宅に泊まらせていた。放課後にやって来た帆波を夜更けまで性交を続けたり、帆波の痴態を鑑賞したりと淫楽に耽り、翌日デートをすることになる。

 

 自室で準備を済ませた悠二が居間で帆波を待っていると、彼女がやってきた。

 

「準備は出来たな」

「悠二さん、大丈夫ですよ……」

 

 帆波のコーデはミニのワンピース。清涼感のあるノースリーブで女っぽい印象を与える。ワンピースのシルエットは帆波のメリハリボディが際立っている。縦ラインを強調するテレコは着痩せ効果がある。ミニ丈で最大限に脚ラインを長く見せる。

 

「顔が赤いぞ。どうしたんだ?」

「うぅっ、い、意地悪ぅ……」

 

 帆波は顔を赤くし、スカート丈を摘まみながら、もじもじしている。悠二には帆波が恥じらう理由を知っている。

 

「ちゃんと穿かないできたか?」

 

 悠二の問いにゆっくり頷く帆波。

 

「上も付けていないだろうな?」

 

 ゆっくり頷く帆波。

 悠二は帆波にブラもショーツも身につけないよう命令している。

 

 今回は帆波のマゾヒズムを刺激する目的も兼ねたデートだった。帆波は舞や乱菊のような露出に欲情する性癖でもないので、恥じらう様子が見れて悠二は楽しんだ。

 

「どれどれ」

「あ、もうっ!」

 

 ショーツを穿いていないか確認するために悠二がスカートを捲ると帆波は驚きつつも彼にされるがままに見せていた。

 恥ずかしいと思いつつも、隷属している帆波は止めることはなかった。

 

「いい娘だ。よし、そろそろ行こうか」

「は、はいっ!」

 

 悠二が右手を差し出すと、帆波は嬉しそうに握ってきた。彼らは恋人繋ぎをしながら駅に向かった。

 

 電車の中は休日の朝九時頃でも人は多かった。休日出勤の社会人もいればこれから遊びに出かけるつもりらしい者たちもいる。

 

 けれどそんな場所でも悠二は悪戯心が芽生えてくる。もしも一人ならば同じ車両に抱きたいと思うようなモンスターがいないか探すが、今日は帆波の相手をすると決めていた。

 ドア際に立たせた帆波への悠二の痴漢プレイに彼女は骨の髄まで蕩けそうになっていた。瑞々しい唇は微かに震えていて、呼気は熱っぽく甘い。

 

(はああっ……)

 

 彼女の九一センチの巨美尻には悠二の手。背後にピタリと密着している悠二が、五指を軟体動物のように蠢かせ、掌を蛇のように這わせている。

 

 下着は付けていない帆波だが、乳首にワイヤレスローターがテープ付けされていて悠二が手に持っている小型リモコンで刺激を与えられていた。

 

 帆波は今にも腰砕けになりそうになりながら手すりを握って踏ん張りながら、尻を撫でられる快感に耐えている。

 

 もちろん、声を上げるようなことはしない。痴漢は憎むべき性犯罪であっても悠二からされるとなると意味はまったく変わってくる。余興として彼が愉しむためのオモチャになることは、彼女にとって光栄なことだった。

 

 そしてこれは双方が同意の上で行っていることなので、痴漢プレイとでもいうべきだ。

 悠二がラブ・ハンターのアイテムで痴漢プレイをバレないようにしているが、帆波はそれを知らないので周囲にバレてはいけないと快感で悶えることを、何とか我慢しようとしている様子を悠二は楽しんだ。

 

「っ……んんっ……」

 

 大振りな尻を鷲掴みにされ、帆波は微かに顎を浮かせた。薄いピンク色のロングヘアの髪が僅かに跳ね、シャンプーの香りを小さく拡散させる。

 

 その香りを悠二は吸う。それが鼻に届くほどの位置につけ、彼女の尻を弄んでいる。しかし、周囲の人間はその光景はカップルが雑談している程度にしか認識していない。

 

(あああ……)

 

 スルリ、とスカートの中に悠二の手が滑り込み、秘所に指が這う。陰毛を指に絡ませたり、ズリズリと縦筋を圧迫したりする。

 

 帆波は悠二が嬲りやすいようにヒップを彼に差し出して、少し股を開き、長い脚をプルプルと震えさせながら立っている。痴漢プレイを楽しむ悠二に服従していることに酔いしれて、悠二の面子を保つために自然に振る舞う努力をする。

 そのバレるかもしれないというスリルがまた堪らず帆波の気分が昂るのだが、ご褒美が欲しいので必死に快感を耐えていた。

 

「っく……っはぁぁぁ……っ……」

 

 尖る乳頭を押さえつけているローターが振動して、帆波は力み嬌声を漏らすことを止めることはできたが、胸の先からビリビリと走り続ける甘美な刺激に脳髄がじわじわと痺れ、今にも蕩けてしまいそうだった。

 

「んっ! っ……ぁ……くっ……」

 

 そんな帆波を面白がるように悠二の指先は陰核を転がして、帆波にアクメを味わわせた。その度に帆波はガクガクと蜂腰と脚を戦慄かせ、声を堪える。

 

 悠二はそれ以上の責めることはしない。あまりに強いアクメを与えてしまうと帆波の我慢がきかず、潮を噴いて溢れた淫液が脚を伝い落ちてしまい、せっかくの痴漢プレイが興醒めするからだ。

 

 尻を撫で、ワイヤレスローターの弱い出力で乳首を刺激しながら、秘部を嬲るだけに留める。悶絶させたいときは陰核を摘んだり、引っ張ったりして、悩乱することを我慢する帆波の姿を見物して楽しむ。

 

「ぁぁっ、ふうううっ……」

 

 それだけで彼女は甘美な電流を手足の先まで走らせ、声を押し殺しながら身悶える。悩ましげに眉を曲げ、惚けたように瞳を微睡ませている。頭の中に白い靄を広げて、半開きの口からは赤い舌が物欲しそうに覗いて、口の端から涎を垂らしている。

 

 肉欲を満たすどころか煽りたてる絶妙なアクメに耐え、なんとか理性を保たせようと踏ん張っている帆波。彼女の健気な様子を愉しみながら彼女の耳たぶを軽く甘噛みしたり、耳を嘗めたりしながらも移動時間を満喫していた。

 

 やがて目的の駅にまもなく到着するというアナウンスが流れ始める。

 

「降りるぞ」

「はい……ぁぁぁ……」

 

 ヒソヒソと帆波の耳に囁き、痴漢プレイをやめると帆波は名残惜しそうにしていた。

 

 

 

 デートで街を巡り、悠二が住む街にある公園までやって来ていた。悠二は帆波の手を引いてトイレ近くの茂みの奥に向かうと、帆波の手を離した彼女に向き直る。

 

「帆波、脱げ」

 

 悠二は帆波に全裸になるよう命令をする。

 

「そ、そんな。待ってください……。脱いだら全裸になっちゃうよ……」

 

 帆波が着ているものはミニのワンピースのみ。事前に悠二の命令でブラもショーツも下着の類は身につけてないので、ワンピースを脱げば全裸となる。

 

 帆波はここで全裸になることに抵抗する。しかし、悠二は意地が悪そうに笑う。

 

「嫌だ? そう言いながらお前、笑っているじゃないか」

「───え?」

 

 帆波の前に差し出された悠二のスマホには、被虐の淫靡に酔う笑みを浮かべる帆波の顔が映っていた。帆波は間違いなく、悠二に支配されて命令される被服従の快感の虜である。

 

「無理強いされることが嬉しいのだろう? だから全裸になれって言ってるんだよ」

「っ……はぁいっ!」

 

 帆波は酔ったようにその場で服を脱いでいく。ワイヤレスローターを剥がした乳房は少し垂れたお椀型。乳頭が勃ち、大きめの乳輪はやや膨らんでいてみずみずしかった。

 

 下腹部には昨日のセックスの時の落書きがまだ残っており、「↓ご主人様専用膣内射精おまんこ」「生オナホ」といった下品な落書きが悠二の前に曝け出された。

 

 濃い陰毛は違和感を与えないような逆台形に、無駄な毛を剃り落とし整えられている。剛毛なので淫靡な雰囲気を漂わせている。

 

「ぬ、脱ぎました……」

「じゃあ、これをあげよう」

 

 悠二が帆波に首輪を見せる。すると帆波はそれだけでイッてしまい、ぶるりと震えて首を彼に差し出す。首輪をつければ、帆波のための首輪の金具が、彼女の首できらりと光る。

 

「服を寄越せ」

「はい……」

 

 従順に悠二へワンピースを差し出す帆波。その顔は自分がどのような仕打ちを受けるのかと緊張と興奮。そして羞恥で赤くなっている。全身もうっすらと汗をかき、白い肌も興奮でほんのり桜色にいろづている。

 

「うん。やっぱり帆波はエロい身体してる。お前を捕まえることが出来て良かった」

「あ、ありがとうございます……!」

 

 帆波は瞠目、そして満面の笑みを浮かべて感動している。隷属させられて心身を弄ばれていることを心底悦んでいた。

 悠二の牝奴隷にならなければ、お礼など言えなかっただろう。

 

「帆波、犬になってそこで片足を上げておしっこして」

「わんっ、……わふっ……」

 

 躊躇いもなく帆波は四つん這いになり、犬のように鳴いて、悠二が指さす木立へ向かう。

 

 剥き出しになった秘所が、上げられた片足に釣られてぱっくりと開く。 

 帆波の秘所はデート前の性交の痕跡と興奮で湯気が出そうなほど火照り、ぬらついていた。

 剥き出しの大きなお尻も、その真ん中にある小さな窄みも、その下についたサーモンピンクの卑猥な縦ヒダも、すべてを曝け出した帆波は、悠二に放尿するの自分の秘所が見えるように立ち位置を気にして、満足するとにっこりと微笑んだ。

 

「わん…………ん………!」

 

 ……しゃあああぁぁぁぁ……っちょろちょろちょろ……

 

 水音は彼女が力むと同時に悠二の耳にも届く。

 

帆波から出るそれはやがて太ももを伝い、ぬかるむ地面に跳ね、ポタポタ…ッという大きな水音へと変わった。

 黄金色の液体が地面に吸われていき、微かなアンモニア臭が悠二の鼻に伝う。

 

「……悠二さん! 帆波、しーしー、ちゃんとできました……!」

 

 全身が汗と愛液と精液と尿でぐちょぐちょになった帆波は、とても嬉しそうだった。愛玩犬を愛でるように悠二は帆波の頭を撫でる。

 

 その後、悠二は除菌ティッシュで帆波の太ももや足に伝った尿をさっと拭い清める。

 

「よくできたね、ほら、きれいになったよ」

「わんわんっ!」

「それじゃあ、これに奉仕して俺を気持ちよくさせろ」

「は、はい。わかったぁ」

 

 媚びたような甘たるい声で帆波は応じて、悠二のズボンのベルトに手をかけた。深夜までさんざん貫かれたり、嘗めたり、しゃぶったりして逸物が帆波には既に恋しかった。ズボンのなかに隠れていたペニスを掴んで取り出して、さらに刺激する。

 

「あはっ、おっきくなったぁっ」

 

 手の中のペニスがみるみる大きく硬くなると帆波は妖しい笑みを浮かべた。

 

「ほら、立って俺を気持ち良くさせろ」

「あぁっ……。は、はい……」

 

 帆波を自分の首にしがみつかせると、片脚を抱える。帆波にはペニスを握らせて、彼女には膣口を探り当てさせて、当てがった。

 

「あひぃっ!」

「帆波、声が大きいぞ」

「っ……! ご、ごめんなさいっ……」

「そんなに気持ちよかったか?」

 

 まだ挿入したわけではないが、野外で繋がろうという非常識な行為が、逆に身体を火照らせて感覚を過敏にさせる。いくら人通りから離れているとはいえ、見つからない保証などどこにもなかった。

 

 マゾ調教が順調だなと思いつつ、悠二は類稀な美少女との野外でのプレイを愉しむことに決めた。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 悠二は帆波の蜂腰を掴んで亀頭を淫液にまみれた粘膜にめり込ませていった。膣口が広がり、帆波は熱い塊が押し入ってくる感覚に心臓が一際大きく脈打った。

 

「んぁああっ……! は、入ってきたぁ……私の膣内にぃ!」

 

 熱い肉幹を突き立てられ、帆波は唇を戦慄かせて快感に打ち震えた。艶めかしい嬌声をあげ、腕に力を込めて悠二に密着し、全身を強張らせる。

 快感に蕩けて揺れる腰を悠二は両手で力強く掴むと、一気に膣奥まで挿入された。

 

「あっ、ぁあっ……いきなりそんな強くなんて、奥まで届いてっ……んぅ!」

 

 まだ一日も経っていないにもかかわらず、恋しかった感触に女としての本能がざわめく。

 木々に遮られてはいるものの、わずかな街灯の光に肌を照らされて、羞恥に身を焦がしながら淫らに喘ぐ。

 断続的に呻き声を漏らしながら、悠二は一定のペースで腰を打ちつけてくる。膣粘膜を蹂躙し、子宮口を亀頭で突く。胎内を蹂躙され、帆波の淫声も自然と大きくなっていく。

 

「ひぁ、あぁんっ……んぉおおおぉぉっ!? お゛ほおおっ! ほっ、ほぁっ、ぁっ、んあああああっ!!」

 

 膣襞が妖しく蠢き、我先にとペニスに絡みついていく。悠二は激しい抽送を繰り返し、膣粘膜の感触を堪能する。

 パンパンと肉と肉がぶつかり、淫靡な奏でが夜の空気を震わせる。若く荒々しい肉幹を受け止める膣内から、愉悦が電流のように全身へと伝播していく。

 

 大きくなりすぎる嬌声が誰かに聞かないか、全裸で性交をしていることを見られてしまわないか、といった危機が脳裏を過ぎるも、官能の肥大化によって薄れた理性にはまるで響かなかった。

 

 悠二も抽送を加減するどころかいっそうに猛り狂って胎内を搔き回してくる。腰に指を食い込ませて下腹部を打ちつけ、肉幹を擦りつける膣壁のしわしわによってあふれ出す快感を堪能していた。

 

 密着しているため、相手の表情がよくわかる。それだけ帆波に興奮を覚えてくれている証だと思うと、まだ野外という空気に幾ばくか緊張と羞恥で身を硬くしていても、蕩けた膣腔を締めて彼を悦ばせたくなってしまう。

 

 快楽に溺れた思考が正常に機能するはずもなく、次第に何も考えられなくなっていく。貞操観念など霧散し、兎に角目の前の情欲に触発されて、自らもさらに腰を加速させた。

 

「んひんっ、な、何かくるぉっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来ちゃう! んああッ! ッッッ、ふううッ、ッッ、ぁぁッ……!」

 

 万が一見つかってしまえば、取り返しのつかない事態になりかねないというのに、帆波は止める気などさらさらなかった。

 

 断続的に息を詰まらせながら腰を引き、滾る情欲を込めて腰を叩き込んでくる。

 

「んぁああっ!!」

 

 子宮をも揺さぶるような衝撃に、唇が戦慄く。何度も、腰を引いては打ちつけてくる。

 

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああっ! あっ、当たってるぅ! 奥まで、オマンコ刺さって蕩けちゃいそう! グチャグチャになっちゃう……ああッ、イクイクっ、またっ、はあああああん! おかしくなるううううう!」

 

 帆波の肢体を弓なりにしなり、全身が小刻みに痙攣して四肢にも力が入らなくなってきた。

 膣奥を揺さぶられるたびに甘美な刺激が意識を蝕んでいき、頭のなかに霧がかかって視界が白ける。

 快楽に憑りつかれ、悠二の肉幹を貪ることしか考えられなくなる。そして胎内で暴れまわるペニスもビクビクと脈動が顕著になり、射精が近づいてきた。

 

 腰がぶつかるたびに意識さえ飛びかけ、そして悠二が肉幹を根元まで埋没させ、膣奥へ白濁の塊を解き放たれた。

 

「ひうっ!? きたっ、きたぁあっ! あぁあっ……しきゅーにぃ熱いのが注がれて、んぉおおおぉぉっ!? お゛ほおおっ! ほっ、ほぁっ、ぁっ……中らひっ、お恵み、いたらひっ、あ、ああ、ありがとう、ございましゅうぅぅ……」

 

 ドクッ、ドクッとペニスが脈打って膣内に牡の欲望が流し込まれる。帆波はその感触に頤を仰け反らせ、快楽の火花の衝撃を浴びながら肉体を痙攣させた。

 膣粘膜がうねり収縮して悠二を全力で締め上げて、一滴残らず逃さないとばかりに精液を求めていた。

 

「はぁ、はぁ、ぁ、あふぅぅ……ぅ、気持ちいいぃ」

 

 大きく肩で息をしながら、愉悦にまみれた帆波はうっとりと声を絞り出す。膝が笑ってしまい、悠二にしがみついていないと立っていられなかった。

 互いに荒い息を吐いて抱き合った。悠二が帆波を支えるように抱きしめて支えていた。

 

「あぁん……まだ私のなかでこんなに硬いままなのねぇ」

 

 射精直後だというのに、悠二のペニスは依然として勃起を維持していた。驚異的で、長らく帆波は再び情欲が昂った。そのまま、帆波と悠二は再び交わりはじめた。




帆波や鈴音は好きなキャラクターですがどうもエロはアブノーマルなほうになりがちです。


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100万UA突破記念(雪乃、結衣、いろは、静、陽乃、沙希、優美子、由比ヶ浜母、雪ノ下母)

雪ノ下母の名前はRKTXさんのご提案をもとに名付けたオリジナル設定です。
今回で俺ガイルでリクエストがあったキャラたちは全部出せたと思います。


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 場所は桜庭(さくらば)悠二(ゆうじ)が支配下に置いているマンション。その部屋で多くの恋人を呼び出している。悠二の気まぐれで起きる通常よりも多人数で行われるハーレムイベントの日だった。

 今回は新たに手に入れたモンスターたちが完全に隷属させることができた達成感と高揚感から、急遽呼び出したのだった。

 

 新たに捕獲したモンスターは皆、由比ヶ浜(ゆいがはま)結衣(ゆい)の友人や知人たち。彼女の頑張りによって捕獲することができた。友人たちを悠二に献上した結衣は悠二に大層褒められて、彼の性技によって幾度とも絶頂を繰り返し、まるで獣のように恥知らずに、しかも恍惚としてのたうちまわることになった。

 

結衣のその多幸感に蕩けてよがる姿に悠二の恋人たちは、自分の主の悦ぶことをして自分の愛と忠義を示したいと願うことになった。

 

 結衣を起点に集められた八人が悠二の近くに侍り、左右から耳や首筋を嘗め、足を嘗め、空いている手を嘗める。

 

 悠二に侍る女たちは以下の八人。

 

 雪ノ下(ゆきのした)雪乃(ゆきの)

 由比ヶ浜(ゆいがはま)結衣(ゆい)

 一色(いっしき)いろは

 平塚(ひらつか)(しずか)

 川崎(かわさき)沙希(さき)

 三浦(みうら)優美子(ゆみこ)

 雪ノ下(ゆきのした)陽乃(はるの)

 雪ノ下(ゆきのした)柴乃(しの)

 

 雪乃(ゆきの)は結衣の友人で所属を同じくする部活奉仕部の部長。流れるような黒髪、淡雪の如き白い肌の大人びた美少女であり、まるで天から降りて来たかぐや姫のようだった。

 

 いろはは結衣の後輩である亜麻色の髪をセミロングにした美少女。みるからにあどけなく、ういういしく、可憐な顔立ちをしている。

 

 (しずか)は結衣が通う総武高校の教師。生活指導担当兼奉仕部の顧問である。颯爽と揺れる長い黒髪、切れ長の眼、豊かに盛り上がっていつも大きく起伏しているような胸、スラリとした長身、いわゆるカッコいい系の美人である。

 

 沙希(さき)は結衣のクラスメイト。長い髪をポニーテールにまとめ、スラリと恐れげもなくのびた四肢とほっそりとした細身で長身。常に不機嫌そうな表情で人を寄せ付けない雰囲気を放っているが鼻すじの通った細面の凛とした顔で美少女と表現するのに相応しい。

 

 優美子(ゆみこ)は結衣の友人で端正な顔立ちをした美しいギャルだ。さらさらと靡く艶やかな金髪は美玉のような顔の左右から一房ずつ縦ロールに巻かれていた。気の強さが現れている表情も今では恍惚と蕩けて熱心に奉仕へ取り組んでいる。

 

 陽乃(はるの)は雪乃の姉である現役女子大生だ。姉妹だけに顔立ちは妹に似ていて優れた美貌だった。真っ直ぐに伸びたセミロング黒髪。大きな瞳とそれを縁どる、濡れたような黒の、長い長い睫。

笑顔の仮面で隠した本性も悠二の前では消え失せ、心底からの愛情と奉仕願望から献身的だ。

 

 柴乃(しの)は雪乃と陽乃の母親だ。淑やかな瓜実顔。淑やかで、しかも凛としている着物が似合う和風美人だ。着物からでもわかるほど均整のとれたプロポーションを誇り、普通ならば軽々しく声をかけることを躊躇わせるほどの威厳を持っている。

彼女が持つ強烈な自我や冷血さも悠二に調教され、完全支配下に置かれてしまい普段の様子はどこへやら、ハーレム奉仕を積極的に行っている。

 

 陽乃と紫乃は悠二に完全支配された雪乃から献上されたのだが、雪乃を捕獲できたのは結衣の功績なので、今回のハーレム奉仕に悠二は彼女ら二人を選んだ。

 

 彼女らが甘いハーレムご奉仕をしているとき、結衣の母親である由比ヶ浜(ゆいがはま)瑠衣(るい)が悠二に声をかけてきた。

 

「ご主人様、お風呂の準備ができました」

「ふう、ん……じゃあ入るか」

「はいっ………あら?」

 

 侍る八人を宥めながらソファから腰を上げる悠二を見て、瑠衣は頭に不思議そうに見ていた。普段であれば一発ヌいてから入浴するところが、今日はそれらしき様子がなかったからだ。

 

「お預けですか? それとも、お気に召しませんでしたか?」

「いいや。お風呂ではどんなお強請りが待っているか楽しみでさ」

 

 瑠衣が嫣然と笑う。童顔の美人であることは娘と同じなのだが、こういう表情や仕草のなよやかさ、艶っぽさはろうたけた瑠衣のほうが際立っている。

 

「ふふふっ。心おきなく存分に楽しんで下さいね。それではどうぞ」

 

 瑠衣の後に続いて悠二は通路を出て浴室に辿り着く。

 瑠衣は活力が漲って固くなる肉幹へ焦らすようなキスを浴びせながら彼を全裸五にさせると、浴室の引き戸を開けた。

 

「少し待っていてくださいね」

 

 悠二が浴室内に移ると、瑠衣は妖しげな微笑を見せて引き戸を閉めた。悠二はバスチェアに腰かけた。

 

 その椅子は変わったデザインをしていた。通常のバスチェアとは違い、股の部分に穴が開いているデザイン。くぐり椅子ともスケベ椅子とも言われている椅子だ。

 座ったまま陰部をきれいに洗える介護でも使われるものだったが、その特徴から風俗やソープランドにも使われるようになったバスチェアだった。悠二の家にもあるのは恋人たちの遊興に使うためだ。

 

 彼女たちが悠二に快楽を与えたいと望み考えたおもてなしは、仰向けの状態でスケベ椅子の下に顔を入れてフェラチオやアナル嘗めをするというものがある。それでもこのバスチェアをよく使われていた。

 

 悠二はバスチェア腰を下ろして辺りを見回した。浴槽には湯は張られておらず、大きなマットが入れられている。

 

 程なくして浴室の戸が開いた。ぞろぞろと彼の女たちが入ってくる。しかし、その様子に悠二は胡乱げに見ている。

 

 浴室だがそれぞれ男の獣欲を刺激するような服を着て、一人以外は後ろ手に黒革の手枷をしているのだ。

 

「お待たせしました、悠二さん。早速お背中をお流しさせていただきますね」

 

 唯一、手が自由な雪乃は微笑み、ビキニ型メイド服姿で三つ指を付いて開幕宣言する。かつて、悠二への好感度も低く反抗的だった彼女も今ではすっかり従順で、悠二のあらゆる面に好意的にとなっている。

 

 雪乃は洗面器を取ってボディソープと湯を練り始める。事情を知らなければまるで風俗やソープランドで働いていたのかと勘繰りたくなる程の手際の良さである。

 

「上手くなったな。最初の頃は嫌そうにしていたよなあ。エッチや、こういう技を覚えるのも嫌々って感じで。今じゃ自分から嬉しそうにやるもんな」

「ああっ、意地悪言わないでください……あの頃の私は愚かだったのです……」

「そうか、なるほどね。じゃあ今はどんな気分なんだ?」

「幸せです……悠二さんの……ご主人様の女にしていただいて、性欲処理に使っていただけて、とっても幸せです……」

 

 雪乃の身体は熱くなっていた。あの頃の屈辱は今では快感でしかなく、表情も恍惚を浮かべている。

 

 今日の湯浴み担当は雪乃を始めとした八人。先程リビングで悠二に侍っていた八人で、結衣が捕獲に協力して献上した女たち。そこに黒革の手枷を後ろで填め、黒革の首輪をつけている。

 

 個人プレイにおいてもハーレムプレイにおいても十分に彼を悦ばせるテクニックを持つ女とまだまだ勉強中の女の混成となっている。ソーププレイを純粋に楽しむのであれば十分なテクニックを持つ女たちだけを集めればいいが、不慣れであってもそれを初々しさとして楽しむこともできるだろう。

 

 いくらテクニックが彼好みに洗練されているとはいえ、それは経験と練習を積み重ねて得られたものだ。泡姫として彼を悦ばせるには泡姫としてのテクニックが必要であり、条件を満たせるのはこのマンションに常時待機している面々に限られてくる。いろはも沙希も紫乃も泡姫の経験はまだ浅く、この組み合わせでは彼女たちをフォローする目的もあるかもしれない。

 

 ハーレムプレイは当然本番行為を何回しても、誰のどこに何回出しても、誰に何を何回させても、全て無料。悠二を愉しませて悦ばせるためだけの、彼のためにあるソープランドだ。

 

 雪乃の開幕宣言の後、残る八人も動き出していた。思い思いに彼を囲むと、思い思いに悠二の肌を嘗めた。全裸で後ろ手に黒革の手枷をしている身をくねらせ、惚れ惚れとした顔でねっとり舌を這いずり回すのだった。

 

 その中で彼の口を貪っているのが一色(いっしき)いろはである。いろはが後ろ手に黒革の手枷を填めて、愛らしい舌を彼の口へ差し込み、踊らせている。リップグロスを塗った唇の隙間から艶かしい吐息を漏らし、可愛らしい目を蕩かしていた。

 

 いろはが着ている服はいわゆるアメスクと呼ばれる露出度の高い制服。胸元が大きく開いた白いシャツは臍が見えてしまう程の丈しかなく、しかも彼女はそれのボタンを胸部中央の一箇所でしか止めていない。

 スカートは丈がかなり短くいろはの桃尻が大きいということもあって少し前に屈んだだけで直ぐに中が見えてしまう。

 

「ふあっ、はふぁっ、っ、あっ、ふぁああっ」

 

 その可憐な舌をちゅうちゅうと吸われ、いろはの喘ぎが乱れた息遣いとなって溢れ出た。パンパンに詰まった二つの膨らみの先端は硬く尖って白い生地を恥ずかしく持ち上げており、露出した艶めかしい腰のラインは淫らにクナクナと捩れ悶える。そうやって悩殺ボディを淫らに踊らせるいろはは、一五歳の顔を艶やかに上気させてお返しとばかりに彼の舌を夢中で吸い、嘗めしゃぶっていく。

 

 いろはの打算的な性格は悠二も把握している。しかし、自分を悠二に愛してもらえるように振る舞おうとする計算高さは気に入っていた。

 

 二人の舌は卑猥に縺れ戯れている中で、そこにもう一つ舌が増え、嘗め合う。悠二の舌が止まっても、二人の女は悠二の舌を嘗めて夢中で求愛を続ける。

 

 いろはとともに悠二とキスをしている結衣はそのわがままボディを星条旗ビキニに包んでいる。可愛らしい童顔の美少女が黒革の手枷の後ろ手拘束という姿は、悠二の嗜虐心をそそらせる。

 

 彼の嗜虐心を愉しませているのは結衣だけではない。いろはも細い手首を後ろ手に拘束された状態で彼の舌を貪っている。さらには股座で這い蹲って肉幹を挟み嘗める静や紫乃も、手指を嘗める陽乃や沙希も、同じように後ろ手に黒革の手枷を填めている。しかし、手が使えない中でも彼への奉仕に熱中しており、性奴隷らしい献身ぶりで悠二は心地よく高ぶらせていた。

 

 雪乃だけ手が自由なのはこの疑似ソーププレイをスムーズに実行するためである。雪乃はふんだんに泡立った洗面器から一掬いすると、彼の背中へ、乗せるように泡を付けた。非常に肌理細かな泡で、雪乃の手が離れていてもふわふわと揺れたものの悠二の背中から垂れ落ちずに留まっていた。

 

 彼の背中に塗布された泡の塊を、沙希が押し潰して擦り広げていく。手は後ろから動かせないので身体でやる他に方法はない。形の良い桃のように柔らかくて綺麗な美尻を悠二の体にピタッとつけたら円を描くようにして、スリスリと洗っている。

 

「んはぁっ、あはぁぁッ、んッ、ぁぁッ……」

「ぁっ、ぁっ、あはぁっ……」

 

 と陽乃、瑠衣は鼻にかかる官能的な呻き声を聞かせていた。

 陽乃は胸板の方では身をくねらせていた。後ろ手に拘束された状態で、雪乃が塗布した泡の固まりをFカップの豊乳で伸ばしている。

 両側面に白いラインがある紺ブルマと体操着とハイソックスという姿の陽乃はやはり下着をつけていない。体操着の下は直ぐに肌、そしてブルマの下は生身である。しかも、体操着は寸足らずで、縦長の臍が丸出しになっている。

 

 だから彼女の乳頭もキュッと生地を押し上げており、生地が水気を含むにつれて乳輪の辺りまで色が透けて見える。

 

 胸を突き出すようにしながら右に左に腰を捩り、上へ、下へとお尻を揺らす。後ろ手に拘束されながら、体操着から浮き出る乳頭を擦りつけるに動き、先端に走る快感に喘ぐいやらしい顔を見せている。泡が及ばないブルマは陽乃が漏らす粘液を吸い込んでおり、クロッチに色濃い面積を広げている。

 

 瑠衣は白く艶やかな桃尻を押し当てスリスリと洗っている。沙希よりも慣れたもので、尻の柔らかい部分で洗うだけでなくアナルを擦り付けるよう動きに緩急をつける工夫をしていた。

 

 雪乃が悠二の右の腿に泡を塗布する。結衣がパンツを脱ぎ捨て腿に跨る。雪乃が結衣の股間へ手を伸ばして結衣の白い肌に生える黒々とした剛毛をしっかり泡立てたら、陰毛をたわしに見立て股間を擦り付けて右腿を洗っている。

 

「ふうっ、んくっ、くううんっ! んふうぅ、んっく、ふぐううんっ!」

 

 ローションを溶かした湯をかけられ、びしょびしょにぬるぬるを加えた星条旗ビキニは、八六cmの乳房にぴっちりと張り付くのみならず、カチカチに勃つ先端にもへばりついて乳房の形と乳首の勃起具合を鮮明にさせている。その胸部を揺らして、後ろ手に拘束された肢体で腰をヘコヘコさせながら見て見てと言わんばかりに寄せる結衣の姿は、淫らで美しい。

 

 雪乃が悠二の右の二の腕に泡を塗布する。静がGカップの胸を押しつけて、後ろ手に拘束された彼女の方が腰を引いたり出したり回したりしながら手首の方まで泡を広げていく。

 

 雪乃が悠二の左の二の腕に泡を塗りつける。優美子が腕を跨ぎながら股間をヘコヘコと躍らせながらたわし洗いをして肘の方まで泡を広げていく。

 

 雪乃が悠二の左の脛に泡を塗りつける。紫乃が膝を折り畳み、彼の左の脹ら脛の下へ差し込み、前屈みなって身体を捩らせ、形の良い胸の下側で膝の方まで泡を広げる。

 

 いろはは悠二の後ろからバスチェアに頭を突っ込み、陰嚢を嘗め回している。彼女も後ろ手に拘束されているため、頭を持ち上げて悠二の陰嚢にむりゃぶりつき、首が疲れると少し休んで、また肉袋を啄みにいく。その行為は苦にならない、そうまでして悠二に奉仕がしたいのである。玉をなぞる様に舌を這わせ、悠二が痛くならないように注意しながら玉に吸いつき、嘗め弾いて玉を揺らす。

 雪乃とキスしたり、両腕をたわし洗いする二人の四つの乳房を弄んだりする悠二の、玉袋という一部をただひたすら嘗めてしゃぶっているのだった。

 

 悠二の身体の前と後ろ、そして両手と両足、つまり全身に泡が広がっていった。それも彼は指の一本も動かさずして、それも手を拘束された女が艶めかしく身をくねらせながら女体をスポンジ代わりにしてハーレムソープを悠二は堪能した。

 

 自由の利かない身体でありながら一生懸命に胸を肌に擦り付けて泡を広げていく九人の彼の女たち。女体の感触を一斉に味合わせて彼の快感を煽りながらも、彼女たちも表情も蕩けて甘い声を漏らしている。その痴態も女体の感触も状況も彼を高ぶらせ、入浴前から勃起しているペニスは何度も大きく跳ね上がる。

 

「ふあっ、はふぁっ、っ、あっ、ふぁああっ」

 

 雪乃が泡を塗りつけながら時々悠二の唇を強請り、悠二専用泡姫たちは塗りつけられた泡を女体で広げていく。そうしながらポジションを時計回りに変えながら悠二に快感を与え続けた。

 

 そうして悠二の下半身はついに官能に耐えきれず、射精欲求が高まった。彼は雪乃に命じた。

 

「よ、よろしいのですか? 他のみんなの身体でも」

「いや、雪乃の身体を味わいたいんだ。この滾ったものを一度落ち着けさせたい」

 

 雪乃の蝋みたいな頬に、ぼうと血がのぼった。

 

「わ、わかりました。ぜ、善処します……」

 

 やれ、と言うように悠二が背筋を伸ばせば、雪乃は花のように笑い悠二の腰に跨がり、ほっそりとした腰に巻いたフリルが付いたエプロンを捲り上げて、パンツを脱いで腰を落としていった。

 

「ん、あっ、はあああああ……」

 

 ペニスが媚肉を割って入り繋がっていく最中、匂い立つ腕を首に絡めた雪乃は悠二の眼前で半開きの口を法悦でワナワナと震わせ、目尻を陶然ととろんと蕩かせる。腰が密着すると軽く登り詰め、うっとりと目を閉じ微かに顎を浮かせていた。

 

「んくうんっ」

 

 ピクンッピクンッと跳ねる雪乃の白蝋の裸体。キュンキュンと収縮する膣内がきっちり埋没したペニスを締め上げ、その硬さ、太さ、長さなど、あらゆる逞しさを雪乃自身に感じさせる。

 

「あああ……すごいぃぃ……」

 

 淫蕩した瞳で悠二を見つめ、腰を僅かに前後させる。目の前の存在を確かめ、その人のモノを中で確かめている。やがて本格的に腰を振る。

 

「あ、あんっ、オチンチン擦れてる、はあんっ、奥で擦れてますぅんっ、んはあっ……」

 

 深く繋がったまま揺れる腰のリズムに合わせ、顔の横をサラサラと黒髪が流れる。瞳は微睡み、鈍い光を灯しながら悠二を見つめながら、下品な言葉も平然と使い、雌が悦ぶ声で啼き、快楽に酔う。

 

「ああっ、あっ、あっ、んっふっ、ふっ、んんっっっっ」

 

 まるで魚が水を得たように、雪乃は悩乱する。その肉体は真っ白な波濤のようにうねり、悠二を溺れさせる。

 

 雪乃が動くたびに膣内がうねり回り、ペニスを締め上げながら擦れる。それによって起こる快感は腰を熱くさせ、悠二は彼女の腰を挟むように掴んだ。

 

「あうううううっ!」

 

 悠二が下から突き上げれば、雪乃はCカップの胸を突き出してガクガクと震え上がる。結衣や陽乃ほどの豊かさ(ボリューム)はないが形の良い胸を揺らす。だが一突きで済むはずもなく、悠二は雪乃を穿ち続ける。

 

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

 

 雪乃は仰け反ったまま縦に弾んだ。美貌の横を流れていた真っ直ぐに伸びた緑の黒髪が、今は宙に飛ばされ落下するという躍動を繰り返している。

 

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ぎもぢいぃっ、はあんっ!……ああッ、イクイクっ、イッ──クううううう! ッ────!」

 

 嬌声を上げる雪乃の子宮が歪むほど突き刺さった先からドクドクと白濁液が噴出し、雪乃の中へ注がれた。

 

 雪乃は悠二の顔を胸元に抱き込んだまま、後ろに倒れるのではないかと疑うほど身を仰け反らせガクガクと痙攣している。

 

 掠れた嬌声を上げ頭の中を真っ白にしている彼女は、子宮の入り口を打つ灼熱を胎内で感じて炎にあぶられるようだと思いながら、意識を飛ばした。

 

 悠二も雪乃の雪白の裸身を抱きしめて射精の余韻を味わっている。一度激しくなった情欲は雪乃の献身で鎮められた。彼女の艶やかな黒髪を愛おしげに撫でる。

 それでも、まだまだ欲情の炎は消えない。雪乃を寝かせて彼女が覚醒するのを待たず他の恋人とたちとハーレムプレイを再開する。

 悠二と雪乃の情事ですっかり盛り、欲情のあまり肩を上下に揺らして息をする恋人たちはまるで白い女豹のようだった。彼女たちを心から満たし屈服させることができるのは悠二だけだったのだ。




人数が多くて誰が何をやっているのかわからなくなってきました。悠二によって力関係が逆転した雪ノ下母娘とか、それぞれの完堕ち後の様子とか書きたいけれど、内容が膨大過ぎるのでやめました。


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キャンペーン2編
01 (ヨル・ブライア(フォージャー)、喜多川海夢)


お待たせしました、キャンペーン2編です。
冒頭にヨルが出てきたのは私の趣味です。SPY×FAMILYいいですよね。
シナリオはきつね852さんからのご提案を参考にさせて頂きました。


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 その週のはじめに桜庭悠二は捕獲した八神コウをギブスンが捕獲したマレビトと交換した。そのため、月曜日から悠二はモンスターの調教に時間を割くことになった。

 

 マレビトの名前はヨル・ブライア。背が高い美しい女性で、長い黒髪を結い上げてもみあげ辺りから左右にひと房ずつ垂らしている。

 

 ヨルはかつていた世界では表向きは公務員として働きつつ、本業は秘密組織に所属する凄腕の殺し屋だった人物だ。

 異世界から捕獲したモンスターで殺し屋が来るとは、悠二も意外なことだった。剣呑な職業に最初は戸惑ったが、すぐにヨルの魅力に魅かれて気にならなくなった。

 

「ゆ、悠二さん……ひゃんっ」

 

 黒いドレスから伸びる、むっちりと白い太ももを撫でさする。

 太ももに触れただけなのに、ヨルの反応は過敏だった。悠二の手が、いやらしく肌をまさぐるたび、ヨルの身体がびくびくと震えるのが伝わってくる。

 

「!……う、ぅう……」

 

 既に完全支配されているヨルには逆らう気力も湧いてくることはなく、悠二に言われるがまま、ヨルは悠二が伸し掛かってくるのを受け入れた。

 

 先端が密着すると、クチュゥ、と音がなった。ヨルは疼いて疼いて仕方がないメスの器官から生じるその感触に身体がゾクゾクと震え、艶やかな吐息を漏らした。

 

「あああああああっ!」

 

 肉幹が埋没した。肉の隙間を圧倒的な逞しさで拡張されたヨルは、子種欲しさに下りていた子宮を押し上げられ、目の前に火花を散らしていた。

 

 ヨルの心は、既に完全支配されていた。───この間までは処女で、出会ってまだ一週間にも満たないにも関わらず、彼女の心は悠二に心酔し愛しており、彼女の肉体は悠二に貫かれ快楽に浸されることに悦んでいた。

 

 丸々と実った乳房、桃のような尻を持つ女体は、心より淫行を受け入れた。

 

「んー! んんっ、んっ!」

 

 両脚を持ち上げられ、屈曲位の体位になると、肉幹は膣の奥深くまで突き込まれる。勢いでペニスが抜けないよう気を付けながら、悠二は大ぶりに腰を振った。

 

 恐ろしくそして美しい殺し屋の秘所を、抉って自分の形に押し広げてゆく。子宮口の最奥にまで到達した肉幹で突かれるたび、ヨルの下腹部は甘く疼いて、ぞくぞくするような快感が走る。

 

 ぬちゅぬちゅといやらしい音を立て、繋がり合う下半身。

 そこから溢れる快楽に、目は潤み、口元は歪んで、あられもない声を上げそうになってしまう。

 

 悠二がにやりと笑い、どくん、どくんと脈動が胎内に広がった。熱い精液が、美麗な殺し屋の胎内に撒き散らされる。

 

「あ、ああーっ……すごい、たくさん、出てます……」

 

 熱い情欲を注ぎ込まれ、全身が痙攣したように小刻みに震えた。

自分でも気付かぬまま、彼女は顔に、ひどく蕩けて淫蕩な陰のある笑みを浮かべていた。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 肩で息をしながらぐったりしているヨルを見下ろして、悠二は満足感を覚えながら息を吐いた。羞恥心で暴走したヨルによって身の危険を感じたことも何度かあったものの、今ではヨルも照れながらも性交することが出来て、悠二は安堵した。

 

「打撲五回、骨折三回、内臓破裂一回……ヨルを調教するまでにここまで怪我をするとは、フレイヤの林檎が無ければ何度入院したかわからん」

 

 大きく開いた悠二の足の間に身を寄せ合う三人の美女。宝多六花は肉袋を嘗め回し、亀頭を咥えている風野灯織は浅いストロークでスローに頭を揺らし、今井リサは肉茎を嘗め擦る。

 

 サイドテーブルの方から首を伸ばしている一之瀬帆波は、リサの反対側に舌を押しあてている。帆波は黒いフレンチメイド服を着ていて、マイクロミニスカートから見えるほど尻を高く突き出して、くねり回している。

 

 悠二が横目にベッドを見ると、スカートの中にある丸出しの肉貝が飛び込んでくる。ヨルの秘部から悠二の体液を啜り出している由比ヶ浜結衣の後ろ姿だ。彼女も帆波と同じデザインのフレンチメイド服を着ていて、黒いニーハイソックスとそれを留めるガーターリングを着けているのだが、ガーターリングを縁取る白いフリルにまで彼女の発情汁が垂れていた。

 

「胸を寄越せ」

 

 悠二が頭で後ろを押すと、母乳が出ない程度に彼の頭を挟んでいた松本乱菊がやや左側へ回り込み、乳房の片方を露にした。彼女も帆波らと同じデザインのフレンチメイド服を着ているのだが、谷間の下辺りまでV字状に胸元が開いているデザインにしてある。乳房を曝け出すことに苦労はない。

 

 スカートもエプロンスカートなのだが、マイクロミニスカートだし、胸元も大胆に開けた服装なので、獣欲を煽るためのデザインになっている。

 

 悠二がぷっくりと膨らんだ乳房なりに面積が広い乳輪もろとも乳頭に吸い付くと、乱菊は紅潮を深くしながら胸を揉んだ。

 

「ぁぁっ、んふうう、んぅんっ……」

 

 乳管を奔る母乳に乱菊は官能に酔ったような呻きを漏らし、切なげに眉根を寄せた。胸の先からの甘美な快感がチリチリと身体に染み込み、足を小さく震わせている。

 

「いやぁ、ヨルさんや乱菊さんのように、漫画みたいな力を持った人たちが本当にいるだなんて思わなかったわ」

「そうだね。それに乱菊さんたちは異世界から来た人たちだけど、まさか私たちの世界にもグレイフィアさんみたいな悪魔や、きららさんたちのような忍者がいるなんて、悠二さんに捕まえられていなければ信じられなかったでしょうね」

 

 嬉しそうに悠二の肉幹を嘗めつつ、お互いの息が顔にかかる距離でリサと帆波が笑いながら話している。

 

「悠二さん。ああいう不思議な力を持っている人達はもっと沢山いるんでしょうか?」

 

 肉袋を陶然と嘗めていた六花に訊ねられて、悠二は乱菊の母乳を飲むことを中断する。

 

「それはわからないな。そんなにありふれてもいないし隠れてる奴も多そうだな。マレビトならば捕獲できる可能性もかなり低いからな」

 

 悠二が乱菊の肉の隙間に人差し指と中指を捩じ込むと、トロトロなっている肉壷は抱き締めるように締め付ける。

 

「んふぁあああ、あんっ……私、悠二さんに捕まえてもらえて嬉しいですぅ。だから、悠二さんがハメたいときにオマンコを差し出せるのは……尸魂界(ソウル・ソサエティ)にいたときより、とても幸福です」

「ははははは、嬉しいことを言ってくれる。俺はおだてには弱いんだ」

 

 悠二が陰核の裏側を押すように指を曲げると、乱菊の全身に甘い電流が駆け巡る。

 

「あああん……私にハメてくださいっ……悠二さんのオチンチンでも悠二さんを感じたい、んううっ、あっ、あっ、はあうっ! ひぃんっ!」

 

 Gスポットからの刺激に苛まれながら思いの丈を口にする乱菊は、一方で悠二が嬲りやすいように足を開き、空いている手でスカートを捲る。それは悠二を想う気持ちの、そして忠誠の表れだ。

 かつては上官や同僚をその奔放さで振り回すこともあった乱菊は、悠二には従順であった。彼が求めるように、淫らに乱れていた。

 

「まあ、対魔忍はまた何人か捕獲するつもりだけど捕獲したらみんな、仲良くしてくれよ」

 

 悠二の言葉に恋人たちは揃って同意をした。もとから、彼女たちが悠二の言葉を否定することはほぼあり得ないことだった。

 

 胸を反った乱菊の身体がビクビクと弾む。腿や床に夥しい量の熱い蜜がサラサラと垂れ落ちていく。

 

 短い痙攣がおさまって恍惚を浮かべる乱菊を悠二は眺めながら、しとどに濡れた膣から指を引き抜いた。

 

「やあん……」

 

 掌までベタベタに濡れた悠二の左手を谷間に挟むようにして抱き留めた乱菊が指の汚れを嘗めているところに、リサが思いついたことを提案した。

 

「本当に不思議な力を持っているわけじゃないですけど、コスプレしているモンスターを捕獲するのはどうですか? コスプレだから気分だけにはなりますけど、違った気分を味わえるんじゃないですか?」

 

 リサの提案に悠二はそれもいいかもなと思った。今日は再びキャンペーンが開始することを考えれば、行動するには良い機会だと思った。

 

 今朝すぐに届いたラブ・ハンターの知らせ。キャンペーン第二弾があると知り、悠二は大いに喜んで前回よりもモンスターを多く捕獲しておきたいと思って立ち回りについて恋人たちとも相談していた。

 また、キャンペーンは前回と期間と特典に多少変化があった。

 

 期間は三日

 捕獲率三倍

 経験値上昇二倍

 好感度上昇五倍

 好感度初期値+五〇

 各プレイヤーには愛の矢を五本、籠を五つ配布

 

 捕獲率が三倍に今回により多くのモンスターを捕獲しておく。例えキャンペーン期間内に抱くことができなくても、初期好感度も高めた上で確保できるのはメリットになることだ。

 期間すべてを使うために悠二は月曜日とその翌日も休むつもりだ。その時間もモンスターの調教にあてるつもりだ。

 

 現時点で悠二が持つ愛の矢は六本、籠は四つ。これにキャンペーンで送られた愛の矢が五本、籠が五つ。合わせて愛の矢は一一本、籠は九つとなる。

 

「今日のキャンペーンは美人コスプレイヤーを捕獲してみるか!」

「あ、じゃあ私、今日はどこかイベントがないか調べてみますね」

「私は、コスプレイヤー以外にも悠二さんが欲しがりそうな娘がいないか、みんなに確認してみますね」

 

 リサと帆波がそれぞれスマホを手にして調べ始めた。自分も何かしたほうがいいかと迷っている六花の頭を、悠二が優しく撫でると六花は性奉仕を再開した。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 悠二はリサと六花を連れてコスプレ会場に向かった。リサがイベントを調べて悠二たちは最寄り駅の池袋駅で降りて向かった。

 

「うわぁ、レイヤーさんだらけだぁ」

「人多い……」

「辟易するが、これだけ人がいれば目当てのモンスターもいるかもしれない」

 

 ラブ・ハンターを使って探すにあたって、モンスター表示の設定を変更して狙うはSR以上だ。

 

「じゃあ、適当に歩いてみるか」

 

 悠二が恋人二人を連れて歩いていれば、SRやURが点在していることがわかる。しかしながら、貴重な矢と籠を浪費できないので慎重に見定めている。中にはこれはと思った美女がいてもラブ・ハンターにはマークが現れず、既に他のプレイヤーが捕獲済ということもあって、目当ての相手を見つけられていないでいた。

 

 一〇分ほど歩いていると一際惹かれる女性がいた。モデルが務まりそうな小顔で、脚の長い美人だ。

 黒色に近い紫色のボブカットの巨乳少女で、ゴスロリのようなミニスカートの黒いドレスを着て、首に繋がる鎖。何かのキャラであるとは悠二たちも察しはつくが、どんな作品かは知らなかった。

 

「あの娘、いいな」

「わおっ、凄い可愛い娘だね」

「でもあの娘、付き添いの男の人がいるみたいですよ」

 

 六花が言うように、黒いドレスの少女の横には作務衣を着た少年がいる。緊張しているのか、不安そうに周囲をきょろきょろと見渡している。様子を見ていると少女が写真撮影を頼まれているようで、彼女の前に列ができ始めていた。

 

「……どうします、並びますか?」

 

 並びたくない、と顔に書いている六花が悠二に訊く。彼は首を振った。

 

「俺は写真撮影に来たわけじゃないんだ。もっと距離を取ってこっそり捕まえよう。リサ、六花。目隠しになってくれ」

 

 写真撮影の様子を遠巻きに眺めながら、悠二はスマホを向ける。盗み撮りと疑われないようにリサと六花が身体で悠二を隠す。

 画面に少女を収めて矢を放つ。

 

『捕獲しました』

 

「よし、流石は捕獲率三倍だ」

 

 おめでとうございますとリサと六花が成果を喜ぶ。そんな彼女たちにありがとうと返しながら、悠二はさっそく情報を確認した。

 

レア度:SR 点数:78点

氏名:喜多川(きたがわ)海夢(まりん)

年齢:15歳

経験:0匹、0回

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:ラブラブ(81)

身長:164cm

体重:56kg

3サイズ:B86.8/W58.7/H84.8

バストカップ:D

 

 

 モデルが似合うそうな小顔ですらっと脚が長く、バストも豊かなスタイルの良い美人だ。

 

「へえ、読者モデルやっているんだ」

「一五歳、高校一年生か。あこと同じ年か」

「そう聞くと随分と大人びて見えるな」

 

 情報を三人で確認していると海夢についていた少年が離れていったのが見えた。撮影している人もいない今がチャンスと思い、悠二は歩き出した。

 

 悠二が近づけば、海夢が微かに肩を震わせた。

 

「喜多川海夢だね?」

「はい……あ、どうぞ、こんにちは」

 

 海夢の頬に朱が差した。悠二へ向けられている視線は絡みつくようにねちっこい。

 

「あ、せっかく初めて会ったのに雫たんの格好だ……」

「別にいいじゃないか。俺もそういうの結構好きだよ?」

 

 雫たんなるものを悠二は知らないが、海夢の格好はエロさがあって魅力的に思えたので気に入ったのは事実だ。

 

「───ッ!」

 

 海夢は悠二の考えとは異なり、自分の「好き」を認めてくれる相手と感じた。そして一目見て目の前の男に心惹かれることに、運命的な出会いと感じた。

 

「俺は桜庭悠二。お前が俺のものになったことはわかっているね?」

「……は、はい……性奴れ……マッズ、雫たんじゃないんだから。ええと、はい。悠二さんのものになりました」

「……まあ、その認識も間違いではないのかな? うん、俺のものってわかってくれれば話が速い」

 

 そのあと一緒に来ていた少年も訊き出した。彼は海夢のコスプレ衣装を作った作成者だった。

 

 甘い息を漏らし、うっとりと濡れた視線を海夢から向けられる中、悠二は周囲を見渡していた。海夢の連れがまだ帰ってこない。

 

「このイベントの後、暇か?」

 

 悠二が声を潜めて訊くと、海夢の表情が照れたように赤らみを深めた。

所謂オフパコということになるのかな、と悠二は何となく考えた。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 ラブホテルに入った悠二は、まず洗面所に向かった。

 鏡に映るのは、ぼうっとした顔の美少女と、後ろから絡みつく自分の姿。

 

「こういうシチュエーションは一度やってみたかったんだよな……。海夢、はい、俺のスマホ。これでたっぷり撮影してね」

「はい……」

 

 カシャリ。スマホに映るのは美少女レイヤーと、それに抱きつく男の写真だ。

 

 海夢の長身な身体を横に向かせて、悠二は小さいながらもぷりんとした美尻を撫でると、また、カシャリと撮る。

 

 海夢はまるで酔っているかのように顔を赤らめ、ぼんやりしたまま、言われるがままに撮影を続ける。

 

 悠二は抱き寄せて唇を奪うと、手は止まった。長身の肢体を抱きしめる。女性的な身体つきで美肉もありながら、ほっそりした身体は悠二が力を込めれば折れてしまいそうだ。

 

「ん……はぁ……」

 

 悠二はいきなり舌を絡ませて、深く口つける。戸惑いながらもぎこちない舌の使い方で悠二に応じようする様子に、この少女が、男女の営みが未経験の乙女であることの証左だった。

 

「おいで」

 

 海夢の手を取りベッドに向かう。悠二は先に服を全部脱いでしまい、全裸になった。そして悠然と屹立したペニスを、ぺたんと座った海夢の顔に突きつける。

 

「ふぁっ!?」

 

 顔を真っ赤にさせてペニスを食い入るように見つめている。照れてはいるが嫌悪感はないという様子だ。

 

「ほら、これがこれから海夢を貫くちんぽだ。記念撮影してみようか」

「は、はい……」

 

 亀頭を頬に押し付けられながら、興奮で震える手で海夢はカシャリと写真を撮る。ペニスと少女のツーショット自撮り。

 柔らかな頬に、いきり立ったモノをぐりぐりと擦りつける。

 

「このまましゃぶれ」

「はむっ……あむ、ちゅぅ……」

 

 尖端を含むと、美少女によるご奉仕が始まった。

 

 『聖♡ヌルヌル女学園 お嬢様は恥辱倶楽部 ハレンチミラクルライフ2』から出てきた黒江雫本人がしているかのような、懸命なフェラチオ。

その構図だけで、男の下半身は熱く膨れ上がる。

 

 海夢は鼻息荒く、ペニスに舌を伸ばす。

 

「ん……れろ……う……ぅ……んあ……」

 

 鼻を突く雄臭が何故か不思議と芳しく感じながら、舌先で裏筋を刺激する。

 

「そんなフェラじゃ、気持ちよくならないぞ」

「ご……ごめんなさい。れろ……れろ……れろ」

 

 海夢のような美女が懸命に嘗めているのだから、男としての優越感はこの上ないものがある。性技が拙いのもこれはこれで可愛げがあるものだ。無知ならば、相応の楽しみ方もある。技を仕込み、それを覚えさせれば調教の成果を実感できてよいものだ。

 

「大丈夫だ。今後のためにもきちんと勉強するんだぞ。もっと強く舌を押しつけて嘗めろ」

「……ん……れろ……れろ……れろれろ」

「動きが単調すぎるな。同じ所嘗めているだけでは男は刺激に慣れてしまうから」

「は、はい。……れろ……れろ……れろぉ……あの、これでいいれすか? れろれろれろ」

 

 海夢は裏筋を嘗め、カリ首に舌を這わせて亀頭を嘗め回す。ペニスの色々なところを嘗めろと言われたので、とりあえず全体を満遍なく嘗めることにした。

 

「ああ、いいぞ。よくなってきた。覚えがいいじゃないか」

「あ、ありがとうございます!」

 

 悠二はそう言って、得意げに海夢の頭を撫でてくる。エロゲや漫画で得た知識が役に立ったと安心した。

 

 このまま海夢の口の中に吐き出してもいいのだが、悠二はまずは中に出したかった。海夢の頭をポンポン叩いて合図をすると、フェラを止めさせる。

 

「短パンとパンツを脱がせるね」

 

 悠二にはまるで着せ替え人形でも弄っているような気分だ。悠二は手をミニスカートへ入れるが海夢は拒否しない。彼女が穿く短パンのに手をかけて引き下ろす。海夢も腰を上げて脱がす手伝いをする。同じようにショーツも脱がせる。

 

 さらにドレスのジッパーを下せば、きめ細やかな肌は、雪のように白く、染み一つない。ブラも外せば程よいボリューム感のあるDカップがタプンと揺れる。

 乳肉を手で優しく揉みながら、さくらんぼのような乳首を嘗めた。

 

「んっ……あぁっ……」

「綺麗なカラダだよ」

 

 悠二がしばらく褒めながら愛撫を続けていると、白い肌がほんのり上気して桜色を帯びる。

 

「しゅきしゅきしゅきしゅきっ、悠二さんしゅき~~~~っ!」

 

 興奮と好意で目を輝かせる海夢は愛撫によって昂っている。次にくるものを期待しているようだ。

 

「スカート、捲ってみてよ」

「は、はぁいっ……」

 

 悠二に言われるがまま、海夢がフリフリのスカートを両手でつまんで、捲りあげる。逆三角形に綺麗に整えられているがそれなりの濃さで生えている。

 

 黒い茂みを掻き分け指で秘所のかたちをなぞると、みずみずしい恥丘は控えめな盛り上がり。

 

「ひゃうっ!」

 

 可愛らしい声で震えるゴスロリ美少女。女の子の内部へ続く穴を、悠二の舌がたっぷりの唾液をまぶして解していく。

 秘所は男の愛撫にあっさりと解れて、ひくひくと蠢いていた。今度は悠二が交代してそれを至近距離で撮影する。

 

「うぅ~~、恥ずかしい……」

「大丈夫だよ。綺麗に映っているぞ」

 

 少女の柔肌を大切なところを撮影するたび、海夢という少女の存在を自分の所有物にしたような感情を強くする。

 

「じゃあいくよ、海夢ちゃん」

「は……い……え、悠二さん、ゴム、は……?」

「大丈夫。もう設定してあるから」

 

 悠二は既に海夢の設定をOFFにしているため妊娠しないように対策している。さらにフレイヤの林檎も与えてある。

 

「だから、このままやるぞ」

「ま、まってくださ……あああああああああああああああああああっ! ひゃっ、ああっ!」

 

 有無を言わさず、挿入した。少女の花びらがめくれ開き、生々しく震える男根を受け入れる。

 すでに膣内は愛液にまみれ、処女とは思えないほど容易く挿入できたほどだ。

 

「ふぁあああっ! はああぁぁぁ……あつぅいぃぃ……」

 

 しっとりとした膣肉をかき分け、深くまで肉幹を埋め入れる。

 異物感に戸惑い、我知らず海夢は悠二に抱き着く、彼も海夢が落ち着くまで彼女の身体を撫で、身体や頬にキスをして彼女が落ち着くのを待つ。

 

「いいよ、海夢のなか、すごく気持ちいい」

「ああ、すごいおっきいよぉ……カタチ、こんなにわかっちゃうんだ……」

 

 美しい顔をトロトロに崩して、熱に浮かされたように海夢が喘ぐ。長身な肢体に、悠二は体重を乗せて組み伏せ、覆いかぶさって、腰だけを激しく打ち付ける。

 

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あっ、あっ」

 

 男性器がズンズンとお腹を打ちつける。ベッドがギシギシと軋み、男の下で、細い体が悩乱する。激しいピストン運動のエネルギーは、少女の下腹部に向かって蹂躙する。

 

「凄い締め付けだな。夢中で食らいついてるみたいだ処女なのにこれとは、素質があるな海夢っ!」

「んほおおおおおおっ!」

 

 恥ずかしげに言いつつも陰茎をキリキリと締め上げて腰を振る海夢はタプンタプンと揺れている胸をを鷲掴みにされて悦楽の彼方に導かれていく。

 

「あひいいいいいいっ! んひんっ、しゅっ、しゅごいぃっ、ビリビリゾクゾクっ、しゅうるぅ」

 

 手足の先まで走り抜けた快感に全身がビクビクと躍動して悦んでいるものの、海夢の腰は別の生き物のように動き続けて悠二の小悠二をもてなしている。

 

「ふはああ……一杯出てきた……へはああっ、はあ……ん……」

 

 白い白濁液が、海夢の中へと注ぎ込まれ、その熱に炙られ、強い拡張感に苛まれたまま子宮孔をガツンと穿たれて、海夢の脊髄にまで響くような衝撃と快感が鋭く突き抜け、彼女の眼前がスパークしていた。

 

「んぉおおおぉぉっ!? お゛ほおおっ! ほっ、ほぁっ、ぁっ、悠二しゃんの、おせーし、しきゅーにぃ、ビュクンビュクン飛んでぅっ……中らひっ、あ、ああ、ありがとう、ございましゅうぅぅ……」

 

 狂おしいほど悦楽に呑まれ、わなわなと震える唇から舌をだらりと垂れているということにさえ彼女は気付いていない。海夢は意識を飛ばして法悦に耽溺しながら、その幸福感を魂に刻み込んでいる。

 

「うわ、エロ……」

 

 パシャリ。

 コスプレ美少女と繁殖行為を楽しんだ証拠を、悠二はきちんと写真に残した。




海夢もヨルも口調を真似るのが難しかったけれど書きたいと思えるヒロインたちなので頑張りました。こうしたほうがより彼女たちらしいよ、というご意見があれば教えてください。

〇ヨルのステータス
レア度:UR 点数:86
氏名:ヨル・ブライア
年齢:27歳
経験:0匹、0回
レベル:0
交際経験:0人
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:2回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:積極的(80)
身長:170cm
体重:58kg
3サイズ:B88/W60/H94
バストカップ:F

色白な8頭身の長身ボディ。巨乳で尻タブが厚い美巨尻という設定。


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02 (シルヴィア・リューネハイム)

もうずっと前にサ終したソシャゲではシルヴィ、クローディア、沈華がお気に入りでした。



気に入って頂ければ評価、お気に入り登録、感想をよろしくお願いいたします。


 海夢と別れた後、海夢が参加しているイベントが終わるまでモンスターを探しにいこうと悠二が考えたとき、ちょうどよいタイミングで恋人の白瀬(しらせ)咲耶(さくや)から連絡が入った。連絡を受けた悠二は機嫌がよくなった。前々から捕獲したいと思っていた世界的に有名なアイドルであるシルヴィア・リューネハイムを捕獲するチャンスがきたからだ。

 

 咲耶がシルヴィアと友人になれたため、上手く誘導して街で買い物をする約束をしたという。咲耶はシルヴィアと渋谷のどこにいるかをメッセージで送ってきた。

 

 咲耶とシルヴィアの待ち合わせ場所に悠二は着いた。場所は渋谷駅前広場。渋谷の駅前広場ですでに咲耶は来ていて一人でシルヴィアを待っていた。

 

 悠二は宝くじ売り場近くのベンチに腰掛けている。咲耶とは少し離れたところで様子を見ている。咲耶にはSNSで到着したことを連絡する。

 咲耶が男に声を掛けられて彼女がきっぱりと断るということがもう何度も起こっている。悠二としては咲耶を助けに行けないのがくやしい。

 

 そして約束の時間の少し前に当人が現れた。咲耶からシルヴィアが来たことの連絡がくる。

 大きめの帽子を目深に被っているが端整な顔立ちであることがわかる。栗色の髪を無造作に束ね。服装はジーンズにゆるめのブラウス。全体的に地味な印象だ。

 

「おお、変装しているから気付かなかった」

 

 咲耶からの連絡があった姿なので地味な印象の少女が、世界的なアイドルであることは悠二にもわかった。

 

 栗色の髪は陽光を浴びて輝いている。凹凸のはっきりしたスレンダーな肢体。長身ですらりとした体型は魅力的である。

 

 二人がセントラル街に入っていくのを悠二はついていく。駅地下モールにあるアクセサリーショップを覗いているところを狙って捕獲しようと悠二はスマホを取り出した。

 悠二は矢の準備をして、シルヴィアの背中へ向けて矢を放った。

 

『捕獲しました』

 

「よしっ、捕獲できた。流石は捕獲率三倍」

 

 心の中でガッツポーズをする。悠二が操作してシルヴィアのステータスを確認する。

 

レア度:UR 点数:82

氏名:シルヴィア・リューネハイム

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:好意的(58)

身長:166cm

体重:49kg

3サイズ:B86/W59/H88

バストカップ:E

 

 このあとが楽しみだと笑う悠二は笑いながらあらかじめ咲耶から共有されていたスケジュールを再確認した。

 

 

 ◇◆◇

 

 海夢との逢瀬を終えた後、とあるアイドルイベントへ悠二は向かった。イベントそのものは終わっているが、用事があるのはイベントそのものではない。

 アイドルたちのステージが終わり、アイドルたちの控室があるエリアに悠二が入るが彼を咎める者はいない。

 出演者の咲耶に顔パス回数券を渡しているため、誰も侵入を禁じることはできない。世界的にも有名なアイドルのために特別な区画を用意していたため、楽屋の周辺には誰もいなかった。

 

 楽屋の前に来て、悠二はノックする。

 

「はい? どうぞ……」

 

 戸惑うようなか細い声が響き、悠二はドアを開く。

 ヘッドホン型の髪飾りを付けたアイドルがソファに座っていた。鮮やかな紫色の髪を持つ端麗な美少女。シルヴィア・リューネハイムその人だ。

 

「え? あの……」

 

 明らかに関係者ではない悠二にシルヴィアは胡乱げな視線を向ける。しかし、それもすぐに変わる。

 

「ふわぁぁっ──……」

 

 シルヴィアの頬は、内部に太陽をもつかのように紅潮している。瞳はわずかに潤んでいる。初対面の悠二だが好感度が好意的に設定されているため急激に彼女の中で好意が生じたからだ。

 

「こんにちは、シルヴィア。俺は桜庭悠二だ」

「シルヴィア・リューネハイムです。こちらこそ、よろしくお願いします」

 

 シルヴィアは楽しそうな声で言った。

 

「あと、出来ればシルヴィと呼んでください。親しい人たちはみんなそう呼んでくれますから」

「わかったよ、シルヴィ」

 

 扉を閉めて悠二は控室に入る。流石に専用個室なだけあって、置いてあるインテリアも一流の物ばかりだ。隣に腰かければ、悠二は極上の座り心地に内心驚いた。

 

 吐息さえ感じられるほど接近すれば、少女らしく頬を染め、はにかんでいる。

 

「あの……」

 

 悠二が白く整ったシルヴィの美貌に魅入られているとシルヴィが遠慮がちに声をかけてきた。

 

「どうしたの、桜庭さん? なんで黙って……んんんっ」

 

 細い肩を引き寄せ、いきなり唇を奪ってもシルヴィは抵抗しなかった。

 

「アンンッ、いきなりだなんて、ふみゅううううう」

 

 シルヴィの唇は可憐だがしっとり濡れて、極上の吸いつきだった。シルヴィもぎこちないが必死に舌を絡めてくるのが、なんともいじらしい。

 

「んふ、ふむううう、はあはあ」

「むちゅうう、シルヴィッ」

「あああん、むふううう、キスゥ、もっとキスしてえええ」

 

 舌を絡ませながら、必死に悠二へしがみついてくる。キスの興奮だけでなく舞台での熱狂のせいか、体温も少し高いように感じられた。

 衣装の上からEカップバストをムギュリと摘まむ。

 

「アンンッ、いきなりおっぱいムニュムニュしてるううう」

 

 弾むような感触、柔らかく変形するおっぱいは、男の指を力強く押し返す。

 

「あふん、強くしちゃイヤッ、お願い、優しくうう」

 

 シルヴィの声音は言葉とは裏腹に拒絶の意志が感じられたない。むしろ揉まれたことで感じている様子だ。

 

「はああん、ムニュムニュしてるよお。桜庭さんの揉み方、とってもいやらしいい」

 

 触り心地もよく、直接に乳房を見たくなる。可憐な衣装を脱がすのは勿体無い気分になるが、これもシルヴィの乳房を見るためだ。悠二はシルヴィへ問いかける。

 

「脱がすよ」

 

 一声かけるとシルヴィがうなずいた。

 

「あん、やあああんっ、なんで女の子の衣装なのに、脱がすのが上手なのお。桜庭さん、えっち」

 

 抵抗するようにイヤイヤとシルヴィが動けば、ぽよよんっ、とむっちりとした乳房がふたつあらわれた。真っ白な、白絹みたいにひかる乳房であった。

 

「ああん、手の動きがいやらしいの、そんなにしないでええ」

 

清楚な下に隠れていた小ぶりながら、ピンク色の乳首をした美乳には満足できるもので、その手触りと敏感さに、虜となってしまいそうだった。

 

「きゃうううんっ、ダメぇ、お口でおっぱい吸われちゃううう」

 

 辛抱たまらず、ぷっくり浮かび上がるピンクの乳頭を悠二は口に含む。

 

「あああん、チュウチュウしたらいやあん。おっぱい感じやすいのぉ」

 

 先程まで賞賛を浴びていたアイドルが乳房を吸われて感じて、はしたなく悶える様子は淫靡で魅力的。悠二の興奮は最高潮に達する。

 

「アンンッ、硬いんが当たってるううう」

 

 アイドルを抱ける喜びから、逸物は部屋に入る前より、とっくにいきり立っていた。一つに重なりつつ、柔らかな太ももに極限までこわばったペニスを擦りつける。

 

「シルヴィ、見てごらん……」

「え、ひうっ、きゃああっ、それはあっ」

 

 ズボンから痛いほどに勃起した逸物を取り出すと、アイドルへ見せつける・

 雄々しく屹立するペニスは、存在感だけでアイドルを威圧する。

 

「やああっ、なにそれ、ひううんっ」

 

 可愛い声をあげ動揺するが、ヒクヒクと唸りを上げるペニスから目を離せない。

 

「それが男の人の……いやああん、ビクンビクンしてる……」

「なにがいやなんだ。さっきまで、これを擦りつけられて感じてたろう。もっと押しつけてあげるよ」

「ひゃああん、そんなにグリグリしないでえ」

 悠二は調子に乗って、細く引き締まった太ももを昂るペニスで突けば、シルヴィも怯えていた。

 

「あうううん、硬く太いのがガツンガツンて……」

「シルヴィの乳首も硬くて大きいよ。いやらしくシコり勃っているな」

「ああ、恥ずかしい……」

「まったく、ちんぽを擦られて、おっぱいを吸われて感じるだなんて、はしたないアイドルだ。ファンが見たらどう思うのかな?」

「んんん、言わないでえ。大きくなったおちんちんを見せられたら、たまらなくなっちゃうんだもん」

 

 敏感な桃色の乳首を吸われ、勃起した陰茎を当てられ、シルヴィも十分に昂ったようだ。

 

「シルヴィ、見せてもらおうよ?」

「きゃんっ、なにを、ひゃああああんっ」

 

 おもむろにシルヴィの太ももを持ち上げ、片膝を突く体勢にさせる。ぐいっと挙げられた太ももの股間から、際どすぎる純白のショーツが丸見えになってしまう。

 

「やあああん、やめてええ、見ちゃダメええ」

「おっ、濡れ濡れじゃないか。ショーツにもスジがくっきり出ているじゃないか」

「そ、そんなふうに言っちゃいやああ」

 

 シミになっている膨らみをすっ、と指でなぞれば、シルヴィの甲高い嬌声はさらに高くなる。

 

「アン、ひゃああああんっ、乱暴にしないでええええ」

「触れただけなのに、指がグショグショだ。本当に感じやすいんだな、シルヴィは」

「んんっ、それは意地悪するからあ。ああん、指でクリクリしてるううう」

 

 指を濡らす蜜を口に含めば、悠二は精神が高揚する。下腹部がより熱くなった気がした。

 

「さてと、中の様子はどうかな。確認させてもらうね」

「あああっ、恥ずかしいっ、んんんっ」

 

 指でクロッチをずらせば、芳醇な香りとともにいやらしい熱気が溢れる。紫色の陰毛がふわっと現れる。

「うおっ、これはすごいな、まるで大洪水だ。清純なアイドルと思ったけれど、とてもそんな娘のまんこには見えないな」

「ああああん、全部見られちゃってるう。恥ずかしくてどうにかなちゃいそう……」

 

 指で掬っても、次から次へと零れる蜜。人差し指の先端をヌプッ、と潤う花園へ差し込む。

 

「きゃあああああんっ、指がっ、ひゃあああああんっ」

「すごい声を出すね。まだほんの先しか入れてないのに、大袈裟だな。さて、そろそろ、本番にしようか」

 

 悠二はシルヴィに熱い口づけをしたまあ、シートへ押し倒す。淫らに重なりながら、ペニスを蜜で潤う秘所へ宛がう。

 

「きゃんっ、おちんちんが熱いいい。これが本当の……」

「そうだよ。これが入っていくんだ。くうっ、先端が触れただけなのに、もう濡れてまんこが吸いついてくるっ」

「やあん、硬いのにグリグリされるう、身体が痺れちゃうううう」

 

 乱れて半脱ぎになったステージ衣装は、この上なく淫らで扇情的だ。現役アイドルと交われるときは、得も言われぬ興奮をいつも感じている。

 猛る獣欲のまま、雄々しく腰を前に突き出す。

 

「はあっ、熱いのが……んはあああああんっ」

 

 すべて抵抗を破り、ペニスが蜜壺を突き通す。

 

「ひああああんっ、あ、あう、あう、あああっ! ふかっ、ふかいっ、あっ、あっ」

「ぐうううっ、この締りで初めてだとは、おおうっ」

 

 ネコ科の生物を思わせるしなやかな肢体が、悠二の腕の下でビクンビクンッと跳ねていた。

 

「はああ、すごいのぉ、私の中、おちんちんでいっぱいに広げられてるううううう」

 

 奥へ突き入れれば、たちまちに蜜まみれの襞が複雑に蠢き、肉幹を締め上げる。

 

「シルヴィも凄いよ。ヌルヌルなのにグチュグチュ締めつけるとは、なんていやらしいまんこだ」

「アン、エッチい、私そんなにイヤらしくないもの」

「ふぐううっ、そんなに締めつけないでくれっ。思わず射精()そうになるところだ」

「あああん、だってえ、おちんちんがズブズブッて、私のおまんこにたくさん入ってるのお、我慢できないい」

 

 ずっぷりと逸物に貫かれたのに、破瓜の痛みよりは結合の感動がシルヴィアには強かったようだ。

 シルヴィの細く引き締まった肉体そのものの処女膣は、ペニスをぎゅうぎゅうと締めつけている。

 

「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……! おちんちんがいっぱいきたのおおおおっ」

 

 ガクガクと腰を動かして奥へと差し入れれば、蠢く女壺が吸いついてくる。みっちり詰まった襞のうねりは、素晴らしい名器とも言うべき気持ちよさだった。

 

「ふふ、男のモノに突かれてはしたなく喘ぐなんて、こんなアイドルの姿を知ったらファンはきっと幻滅するだろうね」

「アンンッ、言わないでぇ……」

 

 言葉責めを受けながら、快楽に呑まれまいと抵抗するシルヴィの姿はいじらしい。初めてでここまで感じるシルヴィは、ラブ・ハンターの機能があったとしても悠二と身体の相性がいいかもしれない。

 

「こんな淫らでエッチなアイドルは、いっぱいちんぽで躾けてあげないとな」

「ああん、してえ、ちんぽでいっぱい躾けてえええ、んんん」

「ふうう、はしたない言葉を使う口もたっぷりと躾けないとな」

「んふうううっ、キス、とっても気持ちいいです」

 

 Eカップを揺らす淫らな痴態は、とても十六歳のアイドルとは思えない。ギュッと強めに乳房を揉みながら、悠二はスパートをかけた。

 

「こんなにちんぽが馴染むとは、シルヴィはもう、完全に俺の物になったな!」

「はい、なりますう、あなただけの物にしてくださいいい。はあああんっ、もっとツキツキしてええええ」

 

 快美な快感とともに肉幹を最奥へ押し込めば、悠二の脳裏には火花が爆ぜていた。白濁が先端から噴出し、アイドルの身体を自分色に塗り替えていく。

 

「ひぐううぅぅっ!? なからひぃぃきらぁぁっ! ゆーじさんの、せーしぃぃぃっ! なにこれ、すごいのおおおおお」

「おおうっ、すごいっ、まんこのヒダがグイグイ締めつけてっ、気持ちいいっ」

「んんんっ、もうダメええ、おまんこイクッ、イッちゃううう、あはあああああん」

 

 細い肢体を弓のようにしならせ、可憐なアイドルは絶頂の波濤に呑み込まれていた。アクメの嬌声を部屋中に響かせ、柳眉を切なげに顰めつつ、頂点へ昇りつめる。

 

「ああっ、あああああっ、もうダメええっ、おちんぽミルクでイッちゃううううう」

 

 白濁液の奔流を注ぎ込みながら、シルヴィの悩乱ぶりを楽しげに眺めていた。激しすぎる官能の濁流にのまれ、虚ろな瞳のシルヴィの頬を、悠二は優しく撫でた。汗ばんだ肌が触れ合えば、二人の一体感もより強くなるようだった。

 

 ラブ・ハンターを確認すれば好感度が72になっていたので積極的に変更した。変更完了すればシルヴィの肢体がぶるりと震えた。まるで彼女の在り様が改変されたかのように悠二には見えた。

 

「はあはあ、大好きよ、悠二さん……」

 

 混濁する意識のなか、シルヴィは妖艶な笑みを浮かべて悠二を見上げていた。




白瀬咲耶、風野灯織、有栖川夏葉、白鷺千聖に続いて5人目のアイドルのヒロインとなります。

リクエストでも頂きました樋口円香、浅倉透、緋田美琴も登場させたいのですが、エミュに自信がない……。


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03 (古手川唯①)

気づけばUAが996,490ともう少しで1,000,000に届くとこまで行きました。皆さんのおかげでモチベーションを保ち続けて連載することができました。
1,000,000記念に何かやりたいと思いますが、思いつかないので何かアイデアがございましたらご教示いただけますと幸いです。


皆さんからのリクエストが前から多かった古手川唯編です。私も連載初期から出したいと考えていましたがまさか数年かかりで出すことになるとは
ムジナ、東郷一二三、須賀夏美とかも出すのはいつになることやら……

一部シナリオはきつね852さんからのご提案を参考にさせて頂きました。ご協力ありがとうございました。


 一日目に捕獲したモンスターはその夜には悠二のマンションに入れて深夜まで交わり続けたことで、彼女らをほぼ支配することができた。長時間セックスすることができる絶倫さもあるが、海夢やシルヴィアが捕獲した時点でラブラブや好意的だったので完全支配やラブラブへと設定変更することも早かった。

 

 二日目の朝、精力が回復した朝セックスでシルヴィアも完全支配とすることができた。

 早朝に一人の女を牝奴隷とさせたことに充足感を得たながらモンスターの捕獲のため街に出たのだった。

 

 悠二は新たなモンスター捕獲のため五時頃、渋谷を歩き回っている。ここでは目ぼしいモンスターはいないかなと思い始めたときにラブ・ハンターに反応があった。スマホに従い探してみれば相手はすぐに見つけた。しかし……

 

「なんだ? 揉め事かな?」

 

 何やら数人人がもめているようだった。騒ぎの渦中にいるのは長い黒髪の真面目そうな美少女。制服を着ていて学校鞄を持っていることからおそらく下校中であったことが想像できる。ラブ・ハンターの反応はこの美少女からのようだった。一目見て欲しいと悠二が願うほどの美少女だ。

 

 そしてもう片方も同様に制服を着た少年三人。しかしちゃんと制服を着ている美少女とは違い、かなり着崩していてわかりやすい不良のようだ。

 

 察するに少女のほうが少年たちの不品行を窘めたことから口論に発展したらしい。周りを見れば遠巻きに様子を伺う人はいるものの、積極的に介入しようとする人間はいないようだ。

 

 不良達は口論のうちにヒートアップしてきたようで態度が荒々しくなり、毅然とした態度で真っ向から注意をしていた美少女にも怯えが見え始めた。

 

 悠二はスマホのラブ・ハンターを起動させてアイテム一覧から催眠スプレーを選択してアイテムウィンドウを表示させる。

 使用可能距離の二メートルまで少女や不良たちに近づいてから、アイテムウィンドウの効果を発動することを選択する。

 

 瞬間、不良たちが眠りについて倒れる。少女は突然の出来事に驚いて戸惑っているうちに悠二は不良たちが頭から倒れないように注意を払っていた。

 

「えっ? え……? 一体なにが?」

「こいつは二時間くらい眠ったままだよ。端っこに置いておこう」

 

 レベルアップの恩恵もあって三人の人間を掴んでも苦も無く運ぶことができた。

 

「君、怪我とかはない? 大丈夫?」

「はい、ありがとうございます」

 

 唯に確認しながら悠二はラブ・ハンターで矢を用意する。唯が答えているうちに矢を放つ。

 捕獲成功した。

 

「んああああっ……」

 

 忽ち少女の頬が上気して、表情が蕩けた。突然の出来事に不安そうだった大きな瞳が陶然とした輝きを湛えて悠二を見ている。少女の身体に電撃が走り抜けた。腰がピクピクと跳ね、足がプルプルと震え、髪がゾクゾクと戦慄いていた。

 

 悠二は内心ほくそ笑みながら、少女の情報を確認した。

 

レア度:UR 点数:83

氏名:古手川(こてがわ)(ゆい)

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:妄想癖

好感度:積極的(60)

身長:162cm

体重:51kg

3サイズ:B88/W59/H87

バストカップ:F

 

「唯は風紀委員なのか」

「どうして……私の名前を……?」

「それは俺がお前の飼い主だからだ。お前もわかっているよな?」

「うん……」

「そう。よかった。これから君に用事があったんだ」

 

 悠二がお泊り回数券を渡すと、唯はそれを手に取る。彼女の頭はボーッとして回転せず、悠二から渡されたから何も疑問に思う事なく取ってしまった。

 

「あの、それで用事ってなんですか?」

「これからお前とセックスしたいんだ。うちに来いよ」

 

 悠二の言葉は無形の矢となって唯の耳に突き刺さる。意味を徐々に理解すると唯の身体は火照りが度を増していく。

 

「は、ハレンチだわ……」

 

 

 ◇◆◇

 

 

「入って」

「お邪魔します」

 

 悠二は唯を彼の部屋に上げた。唯を調教することから部屋には恋人達を入れていない。

 リビングルームへ唯を通すと、彼女をソファに押し倒す。

 

「ひゃっ、い、いきなり……なのね」

 

 悠二が横から背もたれに強引に押しつけると、手をスカートの穿き口から潜り込ませる。

 ハイソックスのほっそりした両脚はより太い自分の足を膝から折って重ねることで自由を奪う。悠二の手はスカートの中を迷いなく進み、股間に触れる。

 

「あぁっ! ……ンンンンンンッ!」

 

 唯は恥ずかしさから全身をよじらせていたとき、股間に強烈な電気が走った。

 

「な、なにをしてるんですかっ」

「おっと、唯のクリトリスは、ここだね」

 

 温かくて柔らかい陰部の一点をコットン質のパンツごと指先で繰り返し往復する。

 衣類があるのを踏まえ、悠二は少し強めに撫でてやると、唯の瑞々しい女体は、仰け反って跳ねる。

 

 豊満な胸元が何度も突き出た。愛らしい顔によく似あう、さらさらてストレートの長い黒髪がソファに広がり、蜂腰が悩ましく踊る。

 

「はああっ……これは……すごい……っ……んんんっ」

 

 唯は目の眩む性感に身体の力が抜ける。乙女の呼吸はどんどん乱れる。

 

「クリを刺激される快感に戸惑わないんだね。自分で弄っていたのかな?」

「っ……そ、それは」

 

 家族や友人も知らない秘め事を看破されて、顔が真っ赤になる。

 

「図星か。顔に似合わずいやらしい子だ」

「そんないつもしているわけじゃ、ありませんから!」

「さて、どうだかね」

「んあぁっ」

 

 唯は抗弁することができなくなり、すぐに熱い性感ばかりを享受させられるようになった。唯にとっては、初めて出会った年上の男は、性感帯を撫で回すタッチは優しく絶妙で、制服のスカートを纏う腰は、小刻みに震えている。

 

「はあっ……はあっ……もう……やめてください……っ」

 

 唯の全身からほとんど力が抜けた。なのに、股間は火がついたように熱い。陰核は自分で触るときよりも嬉しそうに硬くなっていた。パンツを押しのけて浮き上がっているのがはっきりわかる。

 

「唯のクリ、ビンビンに勃起しているぞ。可愛い顔してこんな立派なものを持っているとは、なんてエロいんだ」

 

 股間のラインから突出した陰核を悠二は執拗に狙う。グミのような手触りで、心地よい弾力を持つ肉豆は女性の弱点だ。指先で撫で回すだけでなく、横から転がしたり、弾いたり、上から押し込んでめり込ませたりして、積極的に責め立てる。

 

「あああっ……そんなにされたら……」

 

 多くの女を陥落させる性豪に、乙女が敵うわけはない。ものの数分で絶頂まで押し上げられ、困り眉の赤ら顔で全身が震える。

 

「わ、わたし、もう……ああ、だめっ……あうぅぅっ!」

 

 若い女体は背中からソファに沈む。ハイソックスの脚はピンと突っ張り、足指は震えが止まらなかった。

 

「そんなっ……こんな早くイクなんて初めて……はあ……はあ……」

 

 ぐったりとソファにもたれ、両手を背もたれにかける格好で唯は息を荒げる。

 

「イクときの顔は綺麗だったよ。唯を捕獲することができて本当によかった。おっぱいも気持ちよくしてあげよう」

 

 脱力している若い肢体の胸元に両手を伸ばし、セーターを捲り上げられてブラウスのボダンを外された。

 ソファに押し倒して動けなくしたときみたいに、悠二は手際よく白いインナーもたくし上げ、ブラジャーまで取り去ってしまう。

 

 唯の瑞々しい肢体が露わになる。唯の双乳は年齢を考えれば抜群の豊胸だった。片手で正面から触れると、手からはみ出しながらも白蝋のような肌が吸いついてくる。

 少し形が変わる力加減で揉んでやると、瑞々しい反発力で押し返してくる。

 

「ハリがあって揉んでいて気持ちが良いおっぱいだ。大好きだ」

「うう……こんなこと、ハレンチだわ」

 

 

 恥ずかしがる唯を可愛いと思いながら、悠二は指を伸ばして彼女の乳首に触れる。

 

「ココも、綺麗なピンク色をしている」

 

 優しく転がしていると、唯の乳首はみるみる硬くなってきた。

 絶妙に優しい愛撫で、頂きはどんどん熱くなっていく。陰核ほどではないが、鋭くて甘い快感電気が流れて痺れていく。

 

「ああ……乳首でも……こんなに気分になれるなんて……知らなかった……ん」

 

 絶頂の余韻が抜けていない肢体に、新しい愉悦の波が押し寄せてきた。

 

「クリだけしか知らなかったのか。気持ちいいだろ? 俺の指で存分にイクといい」

「お、お願い……します……っ……はあ……はあ……」

「素直でよろしい」

 

 絶頂をすることで唯のデコルテに赤いまだら模様が広がり、悠二からの愛撫を受ければ受けるほど濃くなっていた。

 瞳を潤ませながら身構えていたとき、触れられていない方の乳房に悠二の顔が近づいた。

 

「えぇっ……そんな……うあ……はああぁぁぁっ」

 

 愛撫されながら反対の頂きを嘗めあげられていた。ソフトクリームにするかのように嘗め回されて、口に含んで吸う。

 

「やぁっ……んああ……赤ちゃんみたいに吸わないでくださいっ」

 

 温かい粘膜に包まれながら吸われるのは、指で転がされるよりも快感で、豊満な乳房がfルフル震えてしまう。

 

「俺の子供を産んだときを想定して、乳首を吸われるのには慣れておけよ」

「こ、子供!? あああ……だめ……このままじゃわたし……」

 

 唯は絶句して、悠二の子供を孕み、産む未来を想像してしまう。すると、乳房は火がついたように熱くなって、悦楽は頂点へと昇りつめた。

 

「はああっ、んぁ゛!あっ、ひぃ……!」

 

 

 顎を上げて仰け反るの女体の脚は伸びきり、胸元が小刻みに震える。片方を悠二の指でしつこく転がされ、もう片方をねちっこくしゃぶられる双乳は、甘やかな香りを放ちながら波打った。

 

 乳房への責めに集中するため、触れて軽く圧迫しているだけだった陰部も、悠二は再び責めたてる。パンツ越しに執拗に肉豆を撫で回しては、摘まみあげて伸ばす。

 

「ひぁ、おっぱいでイッてるときに、クリでもイカせるなんて、反則よぉっ……ふあぁぁぁっっっ」

 

 抗議する言葉も、甘い声では説得力はまったくなかった。多くの女たちが集い、一人の男に奉仕する性快楽の祭壇と化したリビングルームで、新たな女の嬌声が響き渡った。




長くなったので分割させて頂きますので、次回に続きます。


気に入って頂けましたら評価、お気に入り登録、感想をいただければ幸いです。


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04 (古手川唯②)

活動報告にも書きましたが1,000,000に届きました。皆さんありがとうございます。
それとルナマリア等ガンダムキャラについてご意見を頂きありがとうございます。


気に入って頂ければ、評価、お気に入り登録、感想をよろしくお願いいたします。ここすきを入れて頂ければ気に入っていただけた表現や台詞などもわかり、今後の創作の参考にもさせて頂きます。


「さあ、下のほうを脱いでもらおうか。いいよね?」

「っ……わかりました……悠二さんに従います……」

 

 悠二は頷き、スカートを完全にめくり上げる。腰骨に両手の指を引っかけたときは、流れから意図を察したので、唯は腰を浮かせて脱衣を手伝った。

 

 今は制服を脱がさないつもりなので、パンツを膝に引っかけたところで悠二は下すのをやめた。

 

「脚を開いて、大事な部分をよく見せるんだ」

「っ……これで……いいですか……っ」

 

 唯は羞恥の気持ちを押し殺し、震えさせながら両足を広げる。

 股間が丸見えになるまで開脚するなど、唯には家でも学校でもしたことはない。

 

「充分だ。制服女子のM字開脚はいいものだ」

 

 陰毛は黒々とした剛毛だが、年頃の娘らしく丁寧に陰毛を刈り込んでいる秘部の膨らみは慎ましい。健康的な色気が漂う光景に、悠二は獣欲を昂らせてくる。既に挿入可能なまでに勃起しているペニスが疼き、ひとつになりたい衝動に駆られた。

 先ほど連続絶頂している間、愛液はたっぷり溢れていた。パンツを脱がせるとき、クロッチには大きな楕円のシミができていた。股間と引き剥がす際には、銀の糸を引いていたほどだ。

 

「最初は痛いだろうけど、すぐに大好きになるよ。他の恋人たちがそうだったからね」

「わたしは……そんなことにはなりません……それに、恋人がたくさんいるだなんて、ハレンチだわ……ッああ……ッ」

 

 悠二は唯のなかへ肉幹を埋め込んでいく。

 

「ああっ……くぅぅぅぅっっっ……はああ……はあっ……!」

 

 肉幹は処女膣と着実に一つになっていく。恥ずかしいけれど積極的に関係を望みたい。そう思える男の男根が大事な部分に入ってくるだけでなく、自分も無闇に触れない膣に入ってくることに、ドキドキしながら唯は受け入れている。痛みはあるが悲鳴をあげたら止められそうで、歯を食いしばって耐えた。

 

「ちょっと硬めのマンコだけど、たっぷり濡れているから全部入りそうだ……ん」

「ふぐぅぅっ……うああああっっ……ぐぅふぅぅぅっっっ」

 

 気合いの声とともに一段と力がこもった挿入をされた瞬間、胎内を食い破られたと思うほどの熱い衝撃が唯のなかで迸った。

 

 唯の性器は全体的に狭く締めつけが強い。ペニスを全体的に締めつけられて心地良い。悠二は腰の位置を調整して、先端の接触する感触だけでコリコリした子宮口を探り当て、優しく、だが強めに押し込む。

 

「おっ、おぉぅっ! んっ! あぁっ!!」

 

 唯が取り繕うこともない、はしたなく嬌声を挙げた。破瓜の苦痛を経験しても、先ほどまでの連続絶頂の余韻はまだ残っている。オーガズムの影響が尾を引いている分、鋭敏になっている奥の状態も感じ取れた。

 

「初体験だし、馴染ませる時間は長めにとってあげるよ。その間、おっぱいを楽しむね」

「ああ……んっ……」

 

 唯は下腹部に熱がこもり、痺れるのを感じながら背中を反らし、求められた肉果実を突き出す。

 

 悠二は遠慮なく両手を伸ばし、学校の男子がいくら妄想しても触れることが叶わない双乳を鷲掴みにする。

 

「あうぅ……胸を……」

 

 まるで自分の所有物だと言わんばかりの振る舞いに、唯はどきどきと高揚するも、嫌悪感はなかった。

 

「手に吸いつくほどスベスベで、柔らかいのに押せば心地よく押し返してくるおっぱいだ。若いというだけでなくとも素晴らしい」

 

 指を食い込ませながら根元から捏ねたり、強めに握って揺すったりする。瑞々しい豊胸は男の手にも素直に反応し、波紋を広げて形を変えた。

 

「あぅっ、うううんっ……んっ……ふぅ……」

 

 拒む様子もなく唯が甘い声を上げ、悠二のオモチャになり身体を震わせながら胸を差し出し続ける。愛撫され続けて快美に浸り続けている。

 悠二に揉まれる中で強めに掴まれたら、甘く鋭く胸が詰まり、切なさがこみ上げた。そして今度は優しく撫で回してくる。切なさは安堵混じりの悦楽に変わり、瞼が重くなっていく。

 

「やん、あっ、んんっ、変な声、出ちゃう……あんっ」

 

 自分を包む陶酔は濃くなる一方で、徐々に身を委ねていく唯。

 

「はあああ……ち、乳首ぃっ……イイです……っ」

 

 不意に摘まれ引っ張りあげられた瞬間、鮮烈な快楽電流が走った。ゆったりした悦楽とのギャップで心臓が早鐘を打つのも気持ちいい。

 

「そろそろ馴染んで来たから、本格的にいかせてもらうよ」

 

 悠二は胸板をどんどん近づけて密着し、腋の下から手を通して肩を抱く。ぴったり抱き締めた状態で、奥をピンポイントでピストンする。

 

「ふあああっ、なに、これ、ああ、わたしの身体に、何が起こってるのっ」

 

 筋肉が盛り上がった男の肉体と重なりながら、ペニスを受け止めるのは、信じられない快感だった。

 先ほどまでの激痛が嘘だったかのようになくなって、潰され続けて巨乳にも、濃密な喜悦が湧いている。

 

「大丈夫。安心して気持ちよさに身を委ねなさい」

 

 悠二が余裕たっぷりに言って、唯のうなじに唇を重ねる。ちゅぱちゅぱと音を立てて軽く吸うだけでなく、長く吸引音を響かせ、キスマークをつける。

 

「いやぁ、跡をつけないでください、んんぅ」

 

 全身が敏感になっているせいで、唯には所有者の刻印を刻むような接吻も気持ちが良い。

 されるとうなじが粟立って、一瞬だが意識が白く染まる。

 

「ああぁ、おっぱい、潰れてしまうわぁ……」

 

 逞しい胸板に潰され続ける双乳にも快美が常に湧いている。ピストンされる間に肉体が揺れ、乳房が芯まで揺さぶられるのだ。淫らに勃った乳首も転がされ、ときどき仰け反ってしまう。

 

「はああ、もっと唯にキスマークつけてください、はあ、はあ、唯のおっぱいを好きなだけ潰して、気持よくなってください、あぁんっ」

 

 唯の性欲が刺激される。乱暴なキスマークをつけて欲しい、逞しい胸板で乳房をいじめて欲しいという、淫らな欲求が湧いて、気がつけば唯は夢中でねだっていた。

 

「あああっ、あっ! んうう、あひんッ」

 

 今日初めて会った男に抱かれて性行為に、乙女の股間は嬉しそうに跳ねて止まらない。熱く粘い愛液も溢れ続けており、しかも匂いが濃くなっている。グチュグチュという水音とともにくゆる体液の匂いに唯の鼻腔は刺激され、耳たぶまで熱い。

 

 自分がどれだけ欲情して、性快楽に酔っているのかわかってしまった。

 

「もうすぐみたいだね。せっかくだから、一緒にイこうか」

 

 ピストンしながら恥骨をクリトリスに当てる、結合部からはすぐに大量の熱蜜が溢れあえり、ふたりの股間をグチョ濡れにした。

 

「い、一緒にって、まさか、ああ、ああん」

「このまま子宮に、俺の精子を呑ませてあげる」

「そんなっ」

「嫌? どうしてだ?」

「だって妊娠してしまいます、わたしまだ学生なんですよ……!」

「大丈夫、妊娠しないようにしてあるから。俺を信じなさい」

 

 ラブ・ハンターで唯にはフレイヤの林檎を与え、母乳、避妊の設定をしている。母乳は唯が一度寝てからでないと有効にはならないが、避妊設定は既に有効だ。

 

 荒唐無稽だが今の唯には悠二の言葉が精神に浸透していく、焦りが凪のように鎮まり妊娠しないことへの安堵とともに欲情が再び昂る。

 

「あれ……だったら、大丈夫……?」

「そうだよ。だから快楽に身を委ねなさい」

 

 悠二は唯をしっかり抱き締めて膣奥でどんどん膨らませ、最奥に突き刺さったペニスは射精した。

 

「このまま出すよ!中に出すからね!」

 

 お湯みたいに熱い粘液が美少女の子宮へと噴出し、すぐに満たしてしまう。

 

「んああぁぁぁ、熱いのが中に出てますぅっ……悠二さん。ふああ、あああぁぁっ……!」

 

 妊娠の可能性を気にせず、恥骨で陰核を押される性感と、ほぐされた大事な部分に男の濃い精液をたっぷり浴びせられる爛れた愉悦で唯はオーガズムに昇りつめてしまう。

 

 ベッドに沈み込みながら、制服姿でブラウスの身頃から巨乳を出し、スカートは腰まで捲り上げて、愛液で濡れた純白のパンツをM字開脚した膝に引っ掛けているポーズで、何度も股間をビクンビクン言わせてしまう。

 

「やん……おかしくなりそう……」

 

 今までに感じたことのない快美に唯は酔い痴れる。頭の中が真っ白になり、耳鳴りが起こる。なのに、繰り返し精液を流し込まれる胎内や、今にも吸いつかれてキスマークが増えているうなじ、潰されている乳房で性感は途切れない。

 

 特に子宮に精子を注ぎ込まれているのは、得も言われぬ快感で自然と目尻が垂れてくる。

 プレイヤースキル中毒性付与により、悠二の精液、唾液、そして汗さえも唯にとっては無ければ餓えて、与えられれば快楽となる麻薬になっている。

 他の性奴隷(恋人)たちと同じく、唯は悠二なくして生きることはできない。

 

 彼女の匂い立つ腕は悠二の広い背中に回って、抱き返していた。ほっそりした両脚も現界まで開いて、悠二を深いところまで迎え入れている。

 

「子宮に吸われたり、膣に絞られたりしながら中出しするのは気持ちが良いな。イッたときの中の反応も、いいね」

 

 唯のうなじに朱色の跡を増やしつつ、悠二は執拗に最奥にペニスから白濁汁をしぶかせる。まだまだ、肉幹にはしおれる気配はまったくなかった。




唯編が予想より長くなりそうですが、あと1話で終わる予定です。


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05 (古手川唯③)

今年最後の更新となります。古手川唯編最終回。
アナルプレイが多数出てきますので、苦手な方はプラウザバックを推奨します。


 桜庭(さくらば)悠二(ゆうじ)古手川(こてがわ)(ゆい)とセックスを初めて二時間が経過した。何度もなく唯がイッたことは悠二にもわかっている。ラブ・ハンターを確認していないが、きっと好感度を変更できるほど向上しているだろう。

 

(だが、まだ確認しない。一気に変更しても問題はない)

 

 むしろ、急激な精神の変質に悶絶する唯の様子を見たいと、加虐的(サディスティック)な笑みを悠二は浮かべていた。今の段階の好感度は積極的(60)。それでも唯は悠二とのキスに拒否せず、ぎこちないが唯も悠二を迎え入れるだけでなく彼女も舌を入れ始めている。

 

 悠二の片手が動いた。スカートの裾から潜り込み、指で唯の肛門を圧迫する。

 

「なっ、なにをしているんですか、ふああっ」

「お尻の穴を刺激されるのも気持ちいいだろ?」

「やめてくださいっ、くぅぅ……んんんっ」

 

 押し込んでは、ふっと力を抜くのをリズミカルに繰り返される。唯は胸の奥がざわめくほどの悦楽を覚えてしまう。

 

「ああん……お、お尻の穴を、んん、いじられてるのに……あふぅぅっ」

 

 唯は性感が止まらない様子だ。彼女のお尻が自然にくねり、太ももが躍る。脚の付け根までからげられたスカートの裾が揺らめき、発情した牝の匂いが悠二の鼻腔を刺激する。

 

「ああっ、こんな気持ちのよくなりかた、イヤでう、ンふぅぅっ」

 

 唯は股間を悠二のそれに擦りつけてしまう。破廉恥だと思い自重しようとするも堪えきれずに擦りつけてしまう。クリトリスに常に強い快感電流が起こり、余計に腰が落ち着かない。

 

 剛毛な秘毛が悠二に当たり、その毛の感触が悠二には如何ともしがたい快感を覚える。

 

「俺の恋人たちはみんなお尻の穴が大好きでね。これから、同じようにしてあげるよ」

「よしてください、そんなもの好きになりたく……ふあっ」

「ダメダメ、俺の恋人として、アナルセックスもこなせないのは許さないよ」

「そんなっ! ───あむっ」

 

 唯の抗議をキスで遮った。

 もう少し唯の抵抗を解そうとした。唯を学校指定のハイソックスを除いて、衣類を全て剥ぎ取った。ベッドボードに手をつかせ、後ろから突きまくった。悠二も当然全裸で、汗をかいて責めている。

 リズミカルにペニスを奥まで突きこみ唯の柔らかい尻肉の弾力を、下半身で感じている。

 

「はあ、はあ、お願いです、少し休ませてください……もう、へとへとです」

「ダメだ。君はここが誰のものであるか、よく理解してないといけないから……ね!」

 

 悠二は唯のほっそりした腰に両手を回した。

 

「あぁ、うっ、え、なにを……ああ、うああああぁぁっ」

 

 悠二は子宮が潰れるかと思うほどにペニスを押し込んだ。鈴口がある突端で入口を正確に捉えて、内臓ごと押し上げている。

 

「おくだめです、ンああッ、おく、あああ、ダメェッ……!」

 

 乳首やクリトリスを弄られるときとは違い、腹の底から響いてくる快美が唯の全身に広がっていく。唯の身体から力が抜けて内股になり、膝がガクガク笑いだした。

 

「早くもポルチオ性感に目覚めたんだね。物覚えがよくて、ご主人様として育て甲斐があって嬉しいよ」

 

 押し込んでは、力を抜いて子宮が元の形に戻るまで腰を引き、またゆっくり強く押し上げるのを繰り返す。

 

「あぁ……んんっ……や、やめてください……くぅ、ふぅぅん」

 

 押し込む長さも、腰を引いている時間もランダムで、唯には予測をつけようがない。常に悠二から不意打ちを受けているようなもので、刺激にとても馴れられない。

 

 予知できない刺激に唯は愉しむようになっていた。言葉遣いを注意されたり、女として、人としての尊厳を切り売りするような卑猥に媚びたことを悠二の命令で唯が言わされるのは、露骨な精神面へ馴致されることことが悠二の狙いだが、同時に唯の身体も淫らに改造されている。

 

 男に支配されることが、後戻りできないと唯は感じていた。

 

 ペニスを押し込み、子宮を潰して性感の塊にしつつ、唯の背中に抱き着く。唇を重ねて舌を入れ、卑猥な水音を響かせた。

 

「はあぁ……悠二さん……んちゅ……キスハメ気持ちいいです……れろ」

 

 唯はしどけない声を出してピンク色の舌を入れると、悠二の舌は嬉しそうに絡みついてきた。胎内のペニスが一段と硬くなった。

 

 子宮調教ピストンには慣れないが、犯さること自体には慣れて余裕が出来ていた。膣内の様子をより感じられるようになり、ペニスがますます大きくなるのもわかった。

 

 唯が悦んでいるのが悠二には手に取るようにわかった。背中に密着していた悠二が動く。

 

「良い子になってきたご褒美だ。また、お尻で感じさせてあげる。今度は肛門の奥まで指を入れてあげるね」

 

 片手で汗ばんで吸いついてくる尻タブを押しのけ、セピア色の窄まりに指を当てた。

 

「色が薄くてシワが少ない、綺麗な肛門しているね。そそられるよ」

「く……うっ……」

「恋人に相応しい、いやらしい性器になるよう、しっかり鍛えてあげる」

 

 オンナの身体を傷つけないように、周到に手入れをされた指先をゆっくり埋めていく。

 

「あぅぅ……お尻の穴を鍛えてくださり……感謝します……ふあぁっ」

 

 艶めかしく上擦った声で、唯は自分の立場に相応しい言葉を投げかける。

 

「あぁ……いや……奥まで入ってきます……うぅ……んんぅ……指がいやらしく動いて……あぁっ」

 

 入り込んだ第一関節までの指先を、悠二は奔放に動かした。

 優しく動かすだけでなく、丹念にほじっている。指ですぎず優しく弄ることで、唯は何をされても痛みを感じない。それどころか、揺さぶられ、搔き回され、引っかかれるのは背筋が妖しく寒くなる快感で双臀がぷるぷると震えた。

 

「いや……お尻の穴を弄られるているのに……感じてしまいます……んあっ」

 

 肛門に指を入れられているお尻は、気持ち良さそうに波打っている。

 

「舌が休んでいるよ、キス奉仕するのも忘れるほどアナルで感じてるんだね」

「わ、わたしは……ん、ああんっ」

 

 唯の抗議に、腰を叩きつけて遮らせる。

 

「アナルを弄ったら、オマンコがまた締まったよ」

「い、言わないでください、破廉恥だわ……ああん……ふああっ」

「また中で出すよ。一緒にイケる癖をつけてあげる」

 

 膣内射精でまた同時絶頂するよう調整しつつ、悠二はラストスパートをかける。

 

「ふああ、ダメです、ンン、何度も、お尻の穴を刺激されながらイッたら、アナル絶頂も癖になってしまうわっ」

「イッてる間も、ほじり続けてあげる。アナルだけでイケるよう調教するからね」

 

 ハイソックスだけの唯を、キスハメ立ちバツクで突き続ける。若い豊乳はタプンタプンと揺れるほど弾み、尻タブは股間を打ちつけられるたびに、平たく潰れる。

 

「ああンッ、はあぅん、キスハメしながらお尻の穴を改造してもらえて、唯は幸せです……あん」

 

 唯は声が蕩けて上擦り始めた。卑猥にへりくだることが気持ちいい。媚を売る自分の言葉を聴くと甘い電気が唯の全身を駆け、ブルブルッと身震いする。

 

「はあああ、悠二さんだえが触れられる唯の奥に、はあああ、熱い精子を流し込んでくださいっ、あああん」

 

 自分で女の尊厳を蹂躙するような下劣な行為を歓迎しているのはわかっているが、身体が軽くなり、陶酔混じりに意識が遠くなる。

 

「んあっ! あああああっ! 子宮にいっぱい精子が入ってます、ありがとうございますっ」

 

「おおっ、マンコが強く締まって先まで吸いついているぞ……!」

 

 射精中のペニスを膣全体でバキュームされる。悠二が思わず声を漏らすほど、背筋も腰も痺れる性感で満たされ、ブルブル震える。

 

「くぅぅ……精液が吸い取られる……また出すぞ唯!」

 

 調教中なことも忘れて下腹部を叩きつけて、子宮を押し込みながら何度も射精する。

 

「あああっ、すごいですっ、ああん、悠二さん、はあああんん」

 

 裸ハイソックスの唯は絶頂痙攣し、巨乳も巨尻もブルブル震えた。

 口も尻の穴も塞がれながら迎えるオーガズムは格別で、唯は頭の中が真っ白になる。空に打ち上げられたみたいな浮遊感も心地よく、溺れずにいられない。

 

「はぁん、むちゅ、れろ、悠二さんっ、気持よく鍛えてくれて、んちゅ、本当にありがとうございすぅ」

 

 肉悦で心が溶けた半裸の唯は柳眉を艶めかしくたわみ、顔全体が色っぽく紅潮していた。

 自然と舌が動き、射精中もキスしてくる悠二の舌へ絡む。肛門の奥まで愛撫してもらうことへの感謝の気持ちを示すみたいに、腰をくねらせ尻が下品に触れていた。

 

 ペニスが根元まで収まったままの結合部からは、逆流してきた精液が零れ、内股になっている太ももへ垂れていく。

 

 唯はセックスに強いオスへの憧れの気持ちが湧いて、胸がドキドキする。

 

 唯に収まっている悠二の肉幹が子宮を押し込めば、下半身が一気に脱力して膝が落ちてしまう。おまけに全身がブルブル震え、裸の乳房が乳首を尖らせながら揺れる。

 

「あぅぅっ……ま、待ってください、流石に休ませ……」

「いいや、待たないよ。ほら」

「あっ、あぁぁ……だめっ、もっ、もう無理っ、ひぃぃっっ! あぅっ、許してっっ、許してぇぇっっ! ンおぉっ……!」

 

 今度はアナルの深いところまで指が入ってきた。

 感触からすると、第二関節まで埋められたらしい。しかも、子宮を押し込むのに合わせて抜き差ししてくる。

 

「んおほっ!? あああぁぁぅうううぅぅっ!!」

 

 菊壺が性感帯として目覚め始めているせいで、前後の穴を同時に責められる快感は、加算というよりも乗算していた。膝は笑いっぱなしで、唯の意識が遠くなりながら大声でよがっている。

 

「どうやってイキたいかおねだりするなら聞いてあげよう」

「はああ……キスハメでぇ……お尻の穴の奥までズボズボされて……子宮にたっぷり精子を注ぎ込まれながら……イキたいです……っ」

「いいだろう」

 

 腰が抜けて、両方の掌と両脚だけを四つん這いになっている唯へ、とどめのスパートをかける。

 

「あんっっ、気持ちいいぃぃっっ、チンポいいですっ、気持ちいいですっ、チンポぉ、チンポ好きいっ……もっと、もっとちょうだぁいぃ、ふあああ、唯チンポだぁいすきぃ、唯イキますっ」

 

 紡錘形に垂れた豊乳を振り子のようにぷるぷる揺らしながら、唯は甘い声で伝える。

 

「身も心も俺好みへ着実に染まってるようだな」

 

 悠二は背中から唯に抱き着いて彼女の唇を奪いつつ、身体ごとぶつかる激しいピストンをし、菊壺も同じタイミングで突きまわす。器用にディープキスもして絶頂へ導いた。

 

 抱いているクビレを乱暴に引き寄せ、逆に自分の股間は背中を反らして突きだしながら、熱い白濁液を解き放つ。

 

「んくぅあぁあああ、悠二しゃんっ! イクっ! イクっ! イクっっっっっ!」

 

 唯は法悦の涙を流し、割り開いた唇からピンク色の舌を突き出して絶頂する。唯は濁った嬌声を放ちながら、乳房を揺らして意識を飛ばした。

 

 最高に気持ちいいと感動とともにオーガズムに達して間もなく、四つん這いも崩れた。

 乳房と頬をベッドに沈めて、お尻だけを掲げる無様なポーズになっても、悠二は腰を振り続けて白濁液を注ぎ込み続けた。

 

「あン、あン、はぁ、はぁ、イッてるときまたイクのイイですっ」

「ムッツリスケベなだけあって、もう順応したようだな」

「ああん、もっと唯をイカせてください、あああん」

 

 眉根の間に深い縦皺を作り、蕩け切った声で唯はおねだりする。

 服従を示すように、若く瑞々しい太ももを左右に大きく開く。結合部からは白くて粘々の混合液が、銀の糸となって垂れ、ベッドを生臭く染めている。

 

 清純だった乙女は爛れた快楽の塊となり、ビクンビクンとふしだらに震え続けた。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 唯が捕獲されて暫く経った後、悠二は彩南高校の保健室にいた。彼に完全支配された唯を利用して捕獲した彩南高校の生徒と教師とのハーレムプレイに興じるつもりだった。

 

「んっ。おっぱいから母乳が出るようになったから、いっぱい母乳を吸ってもらえるかしら」

 

 アイテムで人除けされた保健室のベッドの上で、養護教諭を勤める御門(みかど)涼子(りょうこ)が甘えるように言った。大人の雰囲気を漂わせた茶色のショートヘアーの妖艶な美女は九五cmの大きな胸も露わにしている。

 

「んぁっっ、あぁぁぁっっ! んぅんっ、んふうっ」

 

 母乳が出て乳首が刺激されて、涼子はうっとりとした表情で嬌声を上げた。

 

「ん……ちゅぅ、ちゅ……ぷぁっ。……涼子、美味しいぞ」

 

 涼子の太ももに頭を乗せた全裸の悠二が、嬉々として彼女の乳首にむしゃぶりついた。

 

「んんぅっ! わっ、わたしも、おっぱいから母乳が出ますから、あとで母乳を吸ってく欲しい!」

 

 そう言ったのは、三年生の九条(くじょう)(りん)が、剣道着をはだけさせて袴を脱ぎ捨て、悠二の脚に股間を擦りつけ、剣道着からはだけて露わになった巨乳を揺らして自慰をしている。

 

 ポニーテールは主人に媚びる犬の尻尾のように揺れ、股間は剛毛の黒い茂みを擦りつけるたわし洗いのような状態だ。

 

「ああ、いいぞ。ところで、オナニーだけで満足できるのか?」

「できないわ! あとでちゃんとイかせてもらうから。古手川さんみたいに、ケツ穴でもいいし、おマンコでもいいからお願いします!」

 

 凛が羨ましそうに視線を向けた先では、悠二の股間に全裸で唯が、大きな胸を揺すり、お尻の穴でペニスを深々と咥え込んでいた。

 

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、チンポ、好きっ……大好きいぃっ! ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! っ゛っ゛っ゛!」

 

 唯の痴態を満足げに見て、悠二は籾岡(もみおか)里紗(りさ)に声をかける。里紗(りさ)はウェーブのかかった小麦色のショートヘアーのギャルな美少女だ。

 

「理紗は玉にキスするだけで満足か?」

「んんっ、ちゅうぅっ! はぁ、はぁ、んッ、ちぷっ、ちゅる……んはぁっ、とりあえず、これだけイけるから……。また後で頂戴。あぁ、れへぇ……はぁぁ、ぢゅるんっ……」

 

 唯とアナルセックス中の悠二の股間に顔を寄せ、理紗は陰嚢を夢中で嘗めていた。

 

 唯は勿論、涼子、凛、理紗も既に悠二に捕獲されて完全支配の隷属に落ちていた。

 

「はぁんっ! んくっ。あんっ! いいっ! おっぱいあげるのいいっ! チュッチュされてイッちゃう!! あっ、ミルク出ちゃう! 飲んでぇ、おっぱい飲んでぇぇっ!!」

 

 涼子は乳首の先端を悠二に甘噛みされて、彼女は絶頂した。一方、口内に大量の母乳を噴出された悠二は、うっとりするほどの甘さと優しい匂いの母乳に舌鼓を打ち

夢中で啜る。

 すると、玉袋を咥え込んで吸い立てる理紗が、激しく嘗めしゃぶってきた。

 

「わ、私もイきそう……。んぁっ!? れチュッ、レルゥッ! タマタマ、ふぉいひぃんらもん……、チュウッ!んチュッ。んんっ! ふひゃふぃっ! んヂュルルルッ!」

 

 ザラザラした感触の舌で嘗められ、唇で睾丸を()まれる。ハードな刺激とソフトな刺激が混じり合って、悠二は心地よさから口の端に笑みを浮かべる。母乳を飲みながら幸せな気分に浸り、快感に身を委ねる。

 

「んふうっ! ちゅう……んぐっ、んぐっ、んぐっうっ! んんんんっ!」

 

 不意に、睾丸を食む理紗の唇に力が籠り、ブルブルと震えた。嘗めながら達してしまったのだ。それを見て、凛が羨ましそうな声を漏らす。

 

「ああ、籾岡(もみおか)、潮まで吹いて……。そんなに気持ちよかったのか?」

 

 そう言った凛が、勢いよく腰を振り、クリトリスを擦りだした濡れそぼる陰毛が悠二の肌を撫で、心地よい刺激を刻み込んでくる。

 

「イくぅっ! んぁっ!? 勃起クリトリスでイくぅっ! イくイく、イッちゃうぅっ! んああぁぁぁぁぁぁ~っ!!」

 

 嬌声をあげる凛が、太ももで悠二の脚を強く挟み、クリトリスを押し潰そうとするように体重をかけた。直後、ブシャッと迸る大量の淫蜜が悠二の脚をビショビショに濡らす。

 

「ふひぃぃっ!? いいっ! ああぁぁぁっ! ふぁっ! 私もあとで、おっぱいを吸ってくれぇっ」

 

 熱っぽく喚く凛は、腰の動きをとめない。

 

「んひいぃぃっ!? 悠二さんのケツ穴だって嘗めたいぃっ! ケツ穴ズボズボして、もらいたいっ!」

 

 あられもない台詞を吐き、凛が悠二を貪欲に求めた。そこに、凛々しいクールビューティー系の美少女の面影はない。あさましい牝そのものである。

 

 もっとも、欲望に忠実なのは、古手川唯も、御門涼子も、籾岡里紗も、皆同じだ。

 先程から悠二の肉幹をお尻の穴で貪っていた唯も、真面目な風紀委員とは思えない顔を晒していた。

 

「んおっ! お尻の穴の奥っ! 熱いのっ! 頭蕩けそうなほど気持ちいいのぉっ!!」

 

 肉幹を擦り立て、唯の括約筋がキュッと窄まる。その熱い濡れた内側で肉幹全体が包み込まれ、亀頭から根元までが容赦なく扱かれまくった。

 

 美少女のお尻の穴が悠二の快感をどんどん高めていく。同時に、悠二のペニスが彼女を悦楽の極みへ誘った。

 

「んぉっ、おっ!? イぐっ! おおぉぉぉぉっ! イぐっ! んふぉぉっ! お尻の穴で、イくううううぅぅぅっ!!」

 

 唯が動物じみた声をあげる。尻を持ち上げ、いっきに落とす。勢いよく肉幹が擦られる強烈な快感が、悠二の全身を駆け巡った。

 

「んふぉぉっ!? んひゃああぁっ! お尻の穴幸せぇっ! あふぁ……、ふぉぉ! イぐイぐっ、何度でも、イッひゃうう!!」

 

 ペニスを深々と咥えたまま、絶頂に達した唯のアヌスが締まる。瞬間、悠二の股間に熱い衝動がこみ上げる。

 

「くううっ! 出すぞ!」

「ごほーび、ごほーびぃ、はあっ、はあっ、悠二さん、んっ、お願いしますぅっ、ぁっ、んっ」

 

 望み通り、悠二は唯の尻の一番奥へと精液を叩きつける。悠二には陰嚢をしゃぶられているせいか、いつもより多く精液が出ている気がした。

 

「ぁぁッ……出てる……悠二ひゃんのが……中に、いっぱい……──」

 

 得も言われぬ快楽が唯の骨身に染み込み、焼き付けられ、刻み込まれる。あまりの心地よさに舌を垂らしただらしない顔で恍惚を浮かべ、瞳に陶然とした光を宿らせている。

 

 無上の快感の深淵に沈む唯に理紗が言った。

 

「唯のお尻の穴の精液、飲ませて欲しいな」

「ええ。勿論、いいわよ。同じ悠二さんの恋人の頼みだものね。好きなだけ、私のお尻の穴を啜って構わないわ」

 

 自分の尻の穴に吸いつく理紗のために、まるで排泄するかのように力む唯。肛門から垂れる精液を夢中で啜る理紗。

 そんな生徒同士のやり取りを見て、涼子が悪戯っぽく笑う。

 

「じゃあ、私はチンポの残り汁を吸わせてもらう」

「あっ! ズルいですよ、御門先生! 私だって、チンポ吸いたいんですから!」

 

 そんな凛の一言に、悠二は笑わずにいられなかった。悠二の調教によって彼女達は性に関して貪欲になっていく。それは数えるには一ダースでも足りない悠二の恋人たちも同様だった。

 

 これからも可愛がってあげるつもりだ。この可愛くて素晴らしい淫蕩な美女たちを。




おまけでアンケートでも上がっていた『ToLoveる』のヒロインたちとのエロシーンも入れました。最後はキャンペーンのさらに未来の話です。


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閑話 ギャルハーレム(リサ、ゆかな、海夢)①

「サマースプラッシュ!」のリサは最高でした。

しばらく本作を書いてなかったリハビリ&リサを書きたい欲求もあってギャルハーレムの前後編を書きます。


 寄り添い合う三つの顔はどれも美しく、そして陶然としており、表情は淫らに蕩けていた。間近には、勇壮と牡の生殖器が聳え、青筋を浮かせながら脈動していた。寄り添い合う三つの顔はその一本に向けて舌を差し出し、ねっとりと愛しげに這いずらせている。特に海夢(まりん)がねっとりとペニスを嘗めれば舌ピアスが擦られ、悠二に特別な刺激を与えている。

 

「あはぁっ、まだこんなにバッキバキぃぃぃっ……」

 

 大きくうねった、明るい茶髪のロングウェーブ。ギャルメイクが施された可愛らしく綺麗な顔立ちは、胴震いを禁じ得ない色香を放っていた。今井(いまい)リサが熱い吐息混じりに呟き、肉幹へべったりと張り付けた舌を這わせていく。

 

「へぁぁぁ……全然出したりないみたい……あむぅ……」

 

 張り詰める玉袋を舐めまわしているブロンドヘアの八女(やめ)ゆかなは、あだっぽく言いながら髪を耳にかける。グロスリップで彩った唇を玉の一つに寄せると、ギャルメイクを施した美しい顔をうっとりとさせながら吸い付き、口元で転がした。

 

「ちゅる……んはぁっ、マジやばっ……また欲しくなってきたし……ちるるっ、んちゅっ……」

 

 開いたエラを啄む金髪に染めたロングヘアーの喜多川(きたがわ)海夢(まりん)は、読者モデルを務めるほどのギャルめのメイクに作った小顔を惚れ惚れとさせている。金髪を揺らしながら唇を寄せる様子は、愛しい人への口付けを思わせた。

 

「欲しくなってきたって、何をどこに?」

 

 自分が所有するギャルたちによるギャルハーレムを堪能している悠二は、問いかける。

 

「やあん……このチンポぉ。このチンポをあたしの中に入れて欲しいのぉ……」

「ダーメ、次はあーしだしぃ……ねえ、悠二さまぁっ……次はあーしのオマンコに、悠二様のチンポ様を突っ込んでぇぇ?」

「次はアタシだってぇぇ……アタシのオマンコに、悠二様のガチガチになったオチンポ様を入れてください……」

 

 ペニスを嘗め擦る彼女と玉袋を嘗めしゃぶる彼女が甘い声で強請り、腰をゆっくりとくねらせる。悠二へ注ぐ視線はどちらも秋波を帯びていた。

 

「うーん……リサもゆかなも俺の恋人だから、優遇しないわけにはいかないよなあ」

 

 彼の視線の先には、自分の股間に顔を寄せる三人のギャルのトロトロの顔が蠢いている。

 悠二は彼の私室のベッドに、全裸で半身を寝そべらせている。

 

 悠二の股間では隆々といきり勃つペニスが天を差しており、そのたった一本へ、全裸の三人の美人ギャルが口や舌を寄せていた。

 

「あんっ、やったぁっ。悠二様の濃厚ザーメン、あーしの子宮にビュービュー出してぇぇっ……?」

 

 悠二の脚の間に身を置くゆかなは甘えた声でおねがりして、陰嚢の下端から玉の一つをねっとりと掬い嘗める。それを交互に、じっくりと繰り返す。張り詰め、ギュッと持ち上がっている玉袋はゆかなの唾液に塗れ、ぬらぬらと光を照り返していた。

 

「だめぇんっ、アタシから犯してください……悠二さまの精液、アタシのオマンコにごっくんさせてぇぇっ……?」

 

 悠二の右脚に抱きつくリサは媚びるような声でおねがりして、膨張した陰茎のゴツゴツした肉肌をねっとりと嘗め回す。喘ぎを帯びた熱い吐息も吹きかかり、ぬらぬらと光を照り返すペニスは満悦を示すように脈を打っていた。

 

 普段の彼女たちでは考えられない、卑屈なほどに男に媚びて甘える様子は背徳感があり悠二を高揚させた。

 

「ちょっとぉー、何それずるーい。ねえ、あたしも仲間に入れてよぉ……ゆーじさんの女にして? あたしだってゆーじさんのチンポ、もっともっとハメて欲しい……」

 

 辛抱できないくなった海夢の吐息混じりの抗議に、悠二の口元がニヤァと歪む。

 

「本当に俺の恋人になりたいのか?」

「もっちろん、マジマジぃ……こんなエッチ知っちゃったら他じゃムリぃっオナニーしてもぜんぜん物足りなーい……ねぇん、お願いしますぅぅ……」

「そうか……おいリサ、俺の恋人らしくお強請りしてみろ」

「あはぁんっ……」

 

 リサは恥ずかしそうに腰をもじもじさせるものの、次には肉幹の根元の方を握り、先端の方へ頬を寄せていった。

 

「リサは悠二様のセックス奴隷ですぅ……この前まで処女だったけれど悠二様が気持ちよくなれるように頑張って勉強しましたので一生懸命締めますからぁ、オチンポ様ハメて、たっぷりザーメン注いでくださいぃぃ……」

 

 猫なで声で言いながら、肉傘の辺りに頬を押し当て愛しげに擦りつける。その行為からも、濡れ蕩けた瞳からも、悠二に心酔しきっていることが容易に見て取れた。

 

「え……どういうこと? せ、せっく……って……」

「どういうことだろうなあ、ゆかな?」

「悠二様の女はイコール、悠二様の性奴隷ってことですぅ……あーしも悠二様の性奴隷にしてもらったからぁ、悠二様がハメたい時にいつでもどこでもお股広げるし、全裸にだってなっちゃうからぁ、ゆかなのオマンコにもオチンポ様をズポズポしてくださいぃ……」

 

 言いながら、多幸感に蕩けた目を細め内腿の辺りに頬擦りをするゆかな。艶めかしく身をくねらせていることもあり、狂信的なまでに悠二に服従していることがわかる。

 

「え? え?」

 

 セックスフレンドでも、友だちでも、ましてや恋人でもない。彼の女とはつまり、彼の性欲を満たすための奴隷であること。そのように理解した海夢は困惑した。

 

 海夢の様子にリサがクスリと笑う。蠱惑的な笑みは普段の彼女以上に大人びていて嗜虐的である。

 

「悠二様、もしかすると彼女って……」

「ああ、まだ設定は完全支配ではない」

「やっぱりぃ」

「ふふふ……」

 

 悠二の答えを訊いて、リサとゆかなは得心がいったとばかりに微笑んだ。彼女らの蕩けた瞳に昏い光が宿っていた。

 

 リサたちに説明したように海夢の設定はメロメロのままである。海夢の好感度がまだ97であり設定できていないのだ。しかし、この好感度と設定だからこそ楽しめる反応だと思い、悠二は海夢の様子を眺めていた。

 

「そりゃあ、困惑するよな。リサ、ちゃんと言ってやらないと分からないぞ? お前が俺の何になったのか、どういう存在なのかもっとアピールしろ」

「あんッ……恥ずかしい……ぁっ……」

 

 悠二がリサの股の間へ手を遣ると、リサは自ら進んで大事な所を擦り付け、受ける快感に腰をヒクヒクと震わせた。

 

「ゆかな、お前はこっちをしゃぶれ」

「やったぁ、わかりましたぁ」

 

 全裸のゆかなは悠二の脚を跨いで自分の大事な所を彼の脚に擦り付けながら肉幹を嘗めしゃぶり始めている。

 

 股間から聳えるペニスにねっとり舌を這いずり回して、しゃぶりつき頭を上下に振りながらジュボッジュボッと音を立ててフェラチオに耽る。

 

「んッ……あたし、はぁっ……んあっ、悠二様の、セックス奴隷にしてもらいました、ああっ……」

「そ、そんな、ヌル女2みたいなこと……」

「まあ、普段はそういう露骨な表現を使わないで恋人と言うことが多いけどな」

 

 クレバスに沿ってあてがわれた悠二の指にリサは自分から腰を揺らして擦り付け、脚や背筋を引き攣らせ、恍惚を浮かべた顔で悠二との関係を改めて宣言するリサ。エロゲーのような創作物でしか出てこないような言葉に、海夢は戸惑いを隠せなかった。

 

「別に無理矢理ってわけじゃないのよ。ただただ悠二様が好きなの。悠二様の奴隷がいい……悠二様の近くにいて、悠二様の性欲処理に使って欲しい……私の全部を悠二様にもらって欲しい……」

 

 ぬめぬめと濡れ光るペニス。幹の先で傘のように広がる先端。その出っ張りを嘗め擦ったり、エラを啄んだり、裏筋を舌先でなぞったり。そうしてゆかなが偏執的なまでに逸物を責め立てている相手へ、リサは全てを捧げる被虐に満ちた眼差しを向けている。相変わらず腰をヘコヘコと揺らしながら。

 

「つ、つまり愛故の性奴隷……?」

「そういうことになるな。俺はリサのこと大好きだ」

「ふわあああ……超嬉しぃっ……悠二様、ホント一生愛してますっ……」

 

 悠二は不敵な笑みを浮かべながら言えば、リサは頬を赤らめ、心の底から嬉しそうに惚れ惚れと表情を緩ませている。

 

「そっか本当にヌル女2みたいなんだ……すっご」

 

 何かを納得したように頷き、呟く海夢。かなりの高くなった好感度から彼女は悠二に失望するということはあり得なかった。いや、ラブラブに設定されているのだからもはや海夢の意志で悠二への愛を失うことはできなかった。

 

 もっとも海夢の先達であるリサやゆかなにとっては、それは些末なことである。自分の意志など悠二の性奴隷になれるのであれば不要と即断即決できるのだから。

 

「海夢」

「へっ!? は、はいぃっ!」

「お前はどうしたいんだ?」

 

 悠二に問われて困惑していた海夢は、その困惑も霧散した。問われたことで交わりたい想いが明確になり、下腹部に熱が籠り、股間から淫らなお汁となって溢れ出た。捕獲されて魂に味わったことのない快楽を刻み込まれたのだ。海夢には彼と出会う前に戻ることなどできるはずがない。

 

「じゃ、じゃあ私もぉ……セックス奴隷になりますからぁ……私にもハメハメしてくださいぃぃ……」

 

 身を捩り、悠二の左脚に豊かなバストを媚びるように擦りつけながら、海夢は甘く柔らかい声色で強請る。その関係が何を意味するのかを理解していながら、悠二の方を窺う瞳は色っぽく情熱的な視線を送っていた。

 

「『なる?』無理しているならやらなくていいよ。俺の恋人はたくさんいるし、彼女たちも俺を愛してくれているし、俺も彼女たちのことが大好きだからね」

 

 悠二が素っ気ない返事をすれば、海夢は血相を変えて慌てて言い募る。

 

「違うっ、違うんですっ。あたしがして欲しいんですっ。あたしがゆーじ様のセックス奴隷になりたんですぅっ。ああっ、お願いしますぅっ……何でもしますから、あたしもゆーじ様のセックス奴隷にしてくださいぃぃっ……」

 

 身を起こしてにじり寄り、追い詰められたような顔で迫る海夢。そうまでして懇願していることは、性奴隷にして欲しいということ。人権だとか尊厳だとかをかなぐり捨てて支配と献身を望む姿。

 

 この結末は始めから予見していたことではあるが、何度させても飽きない悠二の口元に愉快げな笑みを浮かべる。

 

「そんなにお願いされたら無下にはできないね。恋人は何人いてもかまわないし、実際に何人もいるから。それでもよければ、俺の恋人の一人になってもらおうかな」

「ふああっ……全っ然イイっ。イイですぅ。ゆーじ様の恋人が何人いても、その中の一人でも、あたしはゆーじ様の性奴隷になりたいですっ」

「ふふっ、そこまで言うなら海夢を俺の恋人にしよう」

「やった~~~っ! ヤバい嬉しっ……マジで嬉しいんだけど……っ!! え~~ん、ガチで涙出て来た……」

 

 海夢は二度と戻ることができない破滅の道を自ら選び、悠二への隷属を頭の奥深くに刻まれることになったことを喜ぶ様子を、リサもゆかなも昏い光を宿した瞳で笑っていた。




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閑話 ギャルハーレム(リサ、ゆかな、海夢)②

今回は入れてないですけど褐色ギャルも私は好きです


 ベッドにだらしなく座る悠二と、彼に淫らに絡み付く女たちがいた。

 

「それで、海夢は俺の女になりたいんだったっけ?」

「はいっ……へぁぁっ、ちゅっ……私も、悠二様の性奴隷になりたいです……んちゅ、ちゅるっ、はああっ……」

 

 左足を跨いでいる海夢は、男根を嘗めるという行為を続けながら再度冀う。淫らに濡れた瞳を上目遣いに向けながら。

 

 悠二はそれには答えず、海夢の下から左足を抜き、親指の付け根の辺りを彼女の頬にあてがった。

 

 イイともダメとも返答がもらえなかった海夢は、悠二の行為に対してどうするのが正解なのか分からず困惑を見せる。

 

 しかしそれも悠二が顎をしゃくれば不思議と要求が理解でき、頬に押し付けられた足を捧げるように持って舌を這わせ始める。

 

 海夢は躊躇う様子もなく、嫌な顔一つせず、どちらかと言えば美味しいものでも舐めているような緩んだ表情を見せている。

 

「ほら」

 

 そう言って悠二がまた顎をしゃくる。しかし次に動いたのはリサだった。頬を赤らめながらショーツを脱ぐと、身を屈め、いきり勃つ剛直の先端へ狙いを定めていく。

 

「んふううんっ……ぢゅろろっ……」

 

 開いた唇の狭い輪に、張り出したエラを持つ亀頭を潜らせる。口内はすぐに一杯になり、次は唇を締めて首を引く。明るい茶色の長い髪を耳に掛け、焦れったい程じっくりと首を振るリサの表情は陶然としていた。

 

 一方ゆかなは足の間で這い、玉袋を嘗め回した。男根を咥えうっとりとしているリサに負けず劣らず、ゆかなの濡れそぼった下の口が物欲しそうパクパクしながらデロリと涎を垂らす様子は淫蕩に溺れる牝獣のようだった。

 

「あはぁっ……」

「んふぅ……ぢゅぶ、んふ……」

「へぁっ……ぐぷっ、ちゅっ……ああっ……」

 

 それぞれの鼓膜を揺らすのは複数の熱く、湿っぽく、艶かしい、入り乱れた吐息。時折弱く甘い呻きが混じり、じわじわと肉欲を煽る。

 

 華々しい見た目のギャルではあるが身持ちが硬い彼女たちも、悠二相手ではいくらでも淫蕩になれた。

 

「ふふ、いいぞ、海夢。お前も俺の恋人にしてやろう。証をあげるからこっちに来い」

「あかひ……? ふはあああ……」

 

 親指から小指まで、指の股をも嘗め濡らし、足裏へねっとりと舌を這わせていた海夢の目に、悠二がプラプラと黒革の首輪をチラつかせる。それを視界に収めた途端、海夢は得も言われぬ喜悦を滲ませた。

 

「あーしもあーしもっ。あーしにもちょうだっ、ふぁうっ!? んへぇっ、ちゅっ……」

 

 既に首輪を貰っているリサと異なり、未だ持っていないゆかなが悠二に強請る。

 しかし、ゆかなの口を悠二は右足の指の腹で塞いだ。ゆかなはすぐに、海夢がやっていたように右足を捧げ持ち、たっぷりと唾液を纏った舌をねっとりと這いずらせていく。まるで、母乳を欲しがり泣く赤子がおしゃぶりを与えられて落ち着くような、そんな様子を彷彿させる光景である。

 

「待て待て、順番だ」

 

 悠二は嘲笑に似た笑みを浮かべながら子どもをあやすように言い、擦り寄って顎を浮かせる海夢の白い喉に、手ずから首輪を施した。

 

 誰かの所有物であることを示すために与えられる首輪。それを施すことで喜多川海夢が誰の所有物であり愛玩動物であるのだと一目で分かる。

 

 証を持つリサはそれを誇りとして、ゆかなはその証を求めて奉仕を続けて、与えられた海夢は夢の成就を噛み締めるように喜色を浮かべながらそれの首輪に触れている。

 その表情や行為から、誰がどう見ても、彼女たちが心から彼の女になりたいと願っていることが分かる。

 

「次、ゆかな」

「ふわい……」

 

 右の足を嘗め濡らすゆかなが嬉しそうに目を細め、頬を赤らめ、ベッドへ上がっていく。リサの向かい側に移った海夢は肉幹を咥え、下に降りたリサは左足を捧げ持つ。

 

「あはぁぁっ……へはっ、んちゅっ、へらぁぁっ……」

 

 何をしているのかよく分かるようにポジショニングを意識し、足の親指の方から一本一本丁寧に、じっくりとしゃぶり上げていくリサ。長い睫毛が縁取るパッチリした目を淫蕩させ、恍惚を浮かべていた。

 

 小指の方まで至ると折り返し、指の股に舌を差し込んでいく。足指の腹と腹の間からニュルリと伸びた舌がうねうねと蠢く。

 

 悠二の腰の横では海夢が蹲る。艶やかな桃色の唇を割って肉幹を迎え入れている横顔は喜色に緩み、スローに首を振る様子は淫靡。

 茶髪を耳に掛ければ、口内に出入りする全長の先三分の一程がぬらぬらと光を返していることや、舌も駆使することで頬がもごもごと蠢く。

 

 そうしている間に、悠二の傍らで四つん這いになったゆかなが、早く早くと言わんばかりに反らせた喉を差し出し、見せ付ける。

 ゆかなは逸る気持ちが抑えられないのか、嬉しいとそうなってしまうのか、キュッと上がったヒップを悶えるようにふりふりさせ、バスト九三のGカップもゆっさゆっさと揺れせている。

 

 足を嘗めているリサにも、陰茎をしゃぶる海夢にも、犬のように強請るゆかなにも、悠二は何も言わない。褒めも蔑みも宥めもしない。人が呼吸をして何も言われないように、悠二にとって彼女たちの痴態媚態は当たり前のことだからだ。

 

「リサ、首輪は持っているな? つけてやるよ」

 

 名を呼ばれたリサはたっぷりの喜色をねっとりと絡み付くような視線で悠二見て微笑み、首輪を取りに自分のバッグのもとへ行く。バッグをあさるリサのお尻を悠二は眺めているが、その間、ゆかなは肉幹を咥えていつでも女たちを貫けるように硬く屹立させる。海夢は床へ這い蹲っていた。

 

 首輪を取って戻ったリサはそろりとベッドへ上がっていき、首輪を悠二に差し出せば、彼はそれを受け取る。

 

「ぁぁっ……嬉しい……」

 

 手足を付くリサは吐息まみれに噛み締めながら白い喉を差し出した。悠二はそこへ首輪をぐるりと施し、取れないように留めていく。

 

「せっかくあげたのだから、大切にしろよ? 飼われている証がないと野良犬同然だからな」

「はい……死んでも持ってます……ああっ、アタシは……悠二様の恋人(モノ)……」

 

 うっとりとした表情で首輪を撫でるリサ。首輪を得ることに絶対の自信と幸福に身体を震わせていた。

 

「あ、そうだ。三人とも俺の恋人なんだし、リサたちを区別したり、優遇する理由がなくなったな……」

 

 悠二は、しかし愉快げな口調で言う。そう言えばどうなるか、このようなシチュエーションを数え切れないほど経験している悠二には、次の展開が手に取るように分かるのだ。むしろそうなるように仕向けたといってもいいだろう。

 

「やあんっ、そんなあぁぁっ……アタシにハメてくださいぃぃっ……」

「あーしにハメてくださいっ……お願いします……」

「あたしのオマンコも欲しいです……ぶっといの突っ込んでくださいぃっ……」

 

 全員が同じスタートラインに付いた。だから一歩でも前に出て目に付こうとする。その手段が媚びたり強請ったりする言葉や態度である。男に媚びる笑みを浮かべ、それぞれが悠二の気を引くためにいやらしい言葉を用い、美味しそうな肢体をアピールしながら競うのだ。

 

「……今日はもう四時間くらいやっているか。誰のどれくらいやったっけな?」

 

 三人はそれぞれ顔を見合わせてからリサが最初に答える。

 

「アタシはお口に三回もらいました……ハメてもらったけど、中にはまだもらってないです。だからだからぁっ……ねえんっ……」

 

 続いてゆかなが答える。

 

「あーしはお口に一回ですぅ……オマンコは突っ込んでもらっただけで、中出しはまだもらってません……ああっ、お願いです……中出ししてくださいぃ……」

 

 最後に海夢は言う。

 

「あたしはお口に二回と、中に二回もらいました……だけどもっとオマンコして欲しいですぅ……」

 

 海夢のパイズリと並行したトリプルフェラを経て三人の舌に一回、リサと海夢をハメ比べてリサの口に二回、ゆかなの口に一回、ゆかなと海夢をハメ比べて海夢の中に一回。射精回数は計五回である。

 射精のペースは悠二にしては遅い方だが、彼女らとの予定以外はなく、ハーレムプレイの相手も三人と悠二の相手にしては少ない人数なので、射精の快感より弄ぶ愉悦の方を取ったのだった。

 

「まだそれだけしか出してなかったか……うん、決めた。取り敢えずリサから跨がれよ」

「あんっ、やったあっ」

 

 リサは喜色を満面に浮かべて悠二の指示に従い、悠二に背を向けるようにして悠二の腰を跨いだ。

 

 彼女たちが嘗めて、涎を垂らして濡らした肉幹はぬめぬめと光を返し、勇壮と屹立している。天を差すソレの先端に膣口をあてがうリサは、肉幹に手を添え、腰をくねらせ、自ら照準を合わせる。そして……

 

「んああっ、っっっ────、ぁぁっっ」

 

 リサの中へ肉幹がズブズブと埋まっていき、膝を立てて腰を落としきったリサに、肉幹がずっぽりと嵌ってリサは美形の顔をだらしなく蕩かす。上気した白い身体は駆け抜ける快感を表すようにビクビクと震え、大きなエクスタシーを見せ教えるように背筋を仰け反らせている。

 

「そーにゅーアクメぇぇっ、マジヤバぁッ……アタシこれしゅきれすぅ……」

 

 目尻を垂らし、口角をうっすらと吊り上げ、弱く短い痙攣が治まると後ろへ身を反らし、悠二の脇に手を回し、股を更に開く。そんな、結合部分をゆかなや海夢に見せ付けるようなはしたない格好で自分で腰を揺らし始めた。

 

 直接触れ合う男性器と女性器が、リサの腰の揺れに合わせて擦られる。大きく緩い上下運動で、ジュボッジュボッ、という音を立てていた。

 

「あはっ、んはああっ、めっちゃきてるっ、あんっ! ゴリって、奥までっ、あああっ!」

 

 リサの中から見え隠れするペニスには淫蜜がまとわりつき、ぬめぬめと濡れ光る。だらりと玉袋まで伝い滴る様子は、リサがいかに感じているかを物語っている。そうでなくても、根元の方に白い粘液がこびり付きつつあった。

 

 悠二は後ろからリサの乳輪を外縁から指でなぞり、乳頭を撫でてピンと勃たせる。

 

「んっ、あっ、んんっ、あぁんっ!」

 

 くすぐったさと快感でリサが嬌声をあげて、それを訊きながら悠二はリサの首筋や肩に唇を這わせる。下半身ではリサを貫き何度も突きながら、リサの痴態を楽しむのだから何とも器用なプレイだった。

 

「ああっ……リサさんエッロ、気持ち良さそうな声聞いてるだけでヤバくなっちゃう……」

 

 悩ましげに眉を歪め、込み上げてくる甘美な刺激に腰をもじもじと揺らしながら悶える海夢は、彼の右足の甲に這わせている舌を脛から膝まで及ばせていく。鼓膜を揺らすリサの嬌声に自分が味わった法悦を呼び覚まされ、喘ぎを漏らしながらとめどなく愛液を垂らしていた。

 

「んぅん……ああイッちゃうっ……見てるだけでイッちゃう……」

 

 その言葉を裏付けるように、ゆかなは切迫した表情を見せていた。しかし薄い笑みも浮かべており、美形の顔は淫らに蕩けている。視線は交合の様子を捉え、しかし舌で彼の左足を嘗めたり、涎を垂らして濡らしながら、愛液を溢れさせていた。

 

「あッ、あッ、ッッッ! イクうううッ!」

 

 卑猥に腰を揺らしていたリサが勢い良く胸を反らし、ビクビクと弾む。誇張されたGカップの乳房の頂点の、ビンビンに尖った乳頭までも震えている。

 

「あんッ、ヤバいッ、ヤバいですッ、んううッ! オマンコッ、お、おくっ、おくにぃっ、ゴンゴンッ、てッ、はんううッ、もうッ、壊れちゃうッ」

 

 上下にピストンのように動き、リサは自ら動いてできるだけ上半身を動かさず、腰だけ動かすように意識して前後にピストンしている。そこでさらに円を描くようにも動く。そうすることで様々な角度から刺激を貪る。それは同時に悠二にも多様な快感を与えており、リサは肉壺として奉仕することに徹していた。

 

 特に膣道の尻側にあるザラザラした感触が、背面騎乗位ではエラに引っかかるように刺激していく。それをリサ自ら色々な角度で悠二に堪能させた。

 

「イクッ! あああああッ!」

 

 リサが達し、達したことを嬌声に乗せて聞かせる。リサの身を走る快感の戦慄は徐々に度を増し、今では立てた膝までもがぷるぷると戦慄いている。

 

 果たして陰茎の根元には白い滓が輪状にこびりつき、溢れ続ける愛液でネトネトになっている。陰嚢までてらてらと光る程リサの胎内は淫蜜を吐き出し、強烈な快感を与えられていることを教えていた。

 

 その間、海夢もゆかなも口を休めず悠二の足や脛を嘗め回していた。這い蹲るようにして舌を這わせているため、丸出しの秘部は高々と掲げられ、モノ乞いする女陰や、そこから垂れる白く濁り始めた蜜までも丸見えだ。

 

 女に腰を振らせ、女に足を嘗めさせ。肉幹には膣襞と擦れ合う甘美な刺激が走り、両足には舌や唇からのねっとりと性感を受ける。これほどの快感、愉悦。それを女という泉から一人飲み干せるのはごくわずかな男のみであり、そうでなければ想像ばかりが巡るだけ。

 

「ああッッッ! ッッッ!」

 

 次のエクスタシーでリサは腰を浮かせ、ガクガクと痙攣を走らせた。弾みで逸物が抜け、それを咥えていた淫らな口から熱い飛沫が鋭く吹き上がる。しかし、リサから弾み出た剛直はまだ発散に至っておらず、悠然と屹立している。ビクビクと脈動し、有り余る獣欲を誇示している。

 

 その屹立する淫蜜でべとべとの肉幹へ、左右から迫る舌。べったりと張り付いて、ねっとりと嘗め上げ、エラを擦っていった。

 

「んはあぁっ……おいひいぃぃ……オチンポも、リサのエキスも……」

「はぁぁっ……すごい臭い……んちゅ、ぢゅる、ん……興奮しちゃう……」

 

 リサの胎内から抜かれたばかりの男根をねっとりと嘗め擦り、ゆかなは徐々に上へ、海夢は徐々に下へ舌を向かわせていく。そうしてゆかなはエラを舌先で擦り亀頭を咥え、浅いストロークでしゃぶり、海夢は根元の白い残滓を嘗めて取り込み、嚥下する。

 

「んッッ、ぁぁッ、ちょーヤバぁい……悠二さん、マジ神ってる……」

 

 余韻に身をヒクンヒクンとさせながら、リサは悠二の胸板へ唇を落とし、這わせ啄んでいく。ちゅる、と音を立て、ぁぁっ……、と喘ぎを漏らしながら、まどろっこしいくらいにじっくりと湿らせて胸板のあらゆる箇所を回る。

 

 海夢は舌を更に下へ這わせ、玉袋を掬い、弾くように刺激する。海夢の舌の蠢きに合わせ肉袋が揺れていた。

 

「んふうううんッ、ッ、ッッ……」

 

 海夢の上ではゆかなが呻いていた。口腔に迎えている先端の窪みから粘液が吐き出され、口の中に粘り気と青臭い臭いとが広がり、キュウッと眉根を寄せていた。しかしそれは嫌悪感を示したものではなく、脳が甘く痺れた瞬間に見られる反射的なもの。

 

 まさにゆかなは噎せることも吐き出すこともせず、頬に朱を差しながら舌に絡み付く粘液を亀頭へ絡み付けるように舌を働かせ、尚且つペニスを吸い立てるように吸い、口の中のねばねばしたそれを最後には嚥下した。

 

「次はゆかなにハメてやろうか」

「ああんっ……」

 

 軽く押されたゆかなは抗うこともなく悠二にされるがままにベッドへ寝そべり、なされるがままに片脚を上げた。

 

「やんっ、めっちゃハズい……んひッ、ああっ! んんんんんぅっ!」

 

 背後で悠二が横になったかと思えば、股を大きく開いているゆかなは側位の状態で貫かれる。結合部へ顔を寄せる海夢が、抽送に合わせてビタンビタンと揺れる陰嚢を嘗め回す。

 

「ナッ、ぁッ、ナニコレぇッ、んッ、んッ、し、知らないとこッ、ゴリゴリされてるぅッ、コレはじめてッ、ああッ、気持ちいいッ、んああッ」

 

 ゆかなは目尻の緩んだ目を細め、多幸感にだらしない笑みを見せ、突き上げられる衝撃に合わせて肢体が揺れている。

 

「あッ、もッ、むりいぃぃッ、イっちゃうッ、イクッ! イクううッ!」

 

 そして足の指が張り詰め、ビクビクと弾んだ。ベッドに横たわる身体も小さく戦慄きを走らせ、踊った。

 しかし悠二は構わない。持ち上げている脚を肩に掛け、もう片方の脚を跨ぎ、前のめりになりながら鋭く突く。

 

「あッ────ッッッ! ふッ、ふかいぃッ! 奥に、グイグイッ────んああッ! マジらめぇッ! イッてるのにィッ、イクうううッ!」

 

 首輪を誇示するように喉を反らし、肩に引っ掛けられた脚の指先をピンと伸ばし、全身にガクガクと痙攣を起こすゆかな。挿入部からはピュウッッと熱い体液が吹き溢れ、シーツに染みを広げていく。

 

 これ程に女をヨガらせられるのは男としても冥利に尽きる面白さだった。しかし悠二はゆかなの蕩けた顔を一嘗めすれば、あとは海夢の乳房を揉み乳首を擦る。他方でリサとは濃厚な接吻に耽っている。

 

「ああんっ! まだ、膨らんでるッ、オマンコ、壊れちゃうううッ!」

 

 強烈なピストンにゆかなは喘ぎ悶え、止まない絶頂に打ち震えて、快楽に炙られる白い肌は桜色に染まっている。

 

 悠二は変わらず腰を振りながら、

 

「そこで股開け」

「あんっ、はい……」

 

 ゆかなの傍を悠二が顎で差し示す。リサは淫蕩に嬉しそうな表情を浮かべて、横になる。片方の脚の膝裏をゆかなの腰に載せるようにしながら大きく股を開き、淫蜜がへばりつく花弁を見せた。

 

「悠二さまぁっ……性奴隷のリサは、まだハメられ足りない淫乱なんです……だからお願いします、悠二様の大きなチンポ様、リサのぐちょぐちょ濡れ濡れマンコでシコってください……んんぁっあああああっ!」

 

 卑屈なまでのおねだりと媚びた言葉の成果をリサは受け取った。ゆかなの中から抜かれた陰茎が隣に並んだリサの中へ入っていき、ピストン運動を始める。穴から穴へ流れるように移る様子は、こういったシチュエーションの経験の多さから悠二は手慣れていた。

 

「どんどんお強請り上手になっていくな」

「ああッ! ありがとうございますッ、んんんッ! ひううッ!」

「こっちも嬉しそうにしてるぞ」

「あああああッ! イクッ、もうイッちゃう! マジでッ、イクッ! ッ────!!」

 

 悠二の腰が勢いを増すと、リサはあっという間に登り詰めた。ただでさえ強い締め付けをしていた柔肉が絶頂とともに収縮し、うねる。その上陰茎の裏側にはザラザラした数の子が擦れ、悠二はただひたすらに気持ちがいい。

 

 並大抵の男であれば交合すれば数分と持たないであろうが、リサをこれ程までの状態に仕上げられるのは悠二しかいない。そして、悠二にとっても絶品の肉壺に仕上がっているのだが、彼の持続力と経験は、その快楽に対して早々に果てるほど柔弱ではないのだった。

 

「もうイッたのか。じゃあ交代」

「ぁぁっ……あああああっ! ひいいいっ!」

 

 リサと向かい合うように重ねられたゆかなへ、陰茎が、一気に突き立てられた。途端にゆかなは天を振り仰ぎ、打ち付けられる腰のリズムに合わせて揺れ出した。Gカップの巨乳もゆっさゆっさと揺れて肢体と合わせて揺れている。

 

「しゅ、しゅごいいッ! もう、マジッ、バカになっちゃううッ! 気、持ちィッ、よすぎれッ、んひいッ! ッッッ!」

「おいおい、イくならちゃんと教えてやれよ」

 

 教えられずとも、ゆかなの背筋がバネのように震えているのを見れば察しは付く。しかし悠二はお仕置の代わりに、交合を解き、臀丘をするりと撫で、その手を振り上げた。

 

「あひいいんッ! ッッ! イッ、あひッ! イギまずうッ! ッッッ!」

 

 肌を弾く音が響き、ゆかなの身体は背筋を仰け反らせる。白い喉が反らされ、甲高い喘ぎ声が散る。

 他方で海夢は悠二に頭を押さえ付けられていた。ただ海夢には、頭に手を回されただけで要求を理解しており、ゆかなの胎内から抜かれたばかりの肉幹に、吸い寄せられるようにしゃぶりつく。

 

 リサの肉の隙間を抉り、ゆかなの膣肉を擦り回し、海夢の口腔がしゃぶりつき、そして。

 

「ああんッ! オチンポ様ぁぁッ! あうんッ! オマンコッ、ジュポジュポッ、ヤバいッ、気持ちいいッ! くうんんんんぅッ!」

 

 大股開きのリサが晒す膣孔へ真っ直ぐに突き立て、容赦のないピストンで突き上げる。強烈な穿ちを受ける肢体は甘美な快楽に襲われ、釣り上げられた魚のように踊り悶える。

 

 その肢体のすぐ上で、獣の態勢の別の肢体が打ち震えている。突き出したヒップに平手を浴びた瞬間、快感の電流が脳天を突き抜け、意識を白く炙るのだ。それは未だかつて得たことのない悦楽で、平手が止むと蠱惑的に尻を振って求める。

 

「イグッ! イグッ! オマンコイグうううッ! ッッッッッ!」

 

 リサからペニスが抜かれ、海夢が尿管の我慢汁を吸いつき啜り飲み、ゆかなの中に捩じ込まれ、

 

「んんうッ! い、いまッ、イッ、イッてますッ! イッてますうううッ!」

 

 そしてまた後背位で犯されたゆかなからペニスが抜かれ、海夢が即座にしゃぶりつき、膣肉と口腔とのハメ心地の違いを堪能させる。しかしそれも数秒後には取り上げられ、リサの肉壺へ挿入され、激しい抽送で穿つ。

 

 三人の美形ギャルたちが、誰がどう見ても弄ばれている。特に彼女たちの首にある首輪が彼の奴隷であることをより印象付けている。

 

「イクっ! っっっっっ! ああっ! んううっ!」

「んふぅっ、ぢゅるるるっ、んふうううっ、んんぁっ」

「ああっっっ! イクイクイクっ────っっっ!」

 

 彼女たちは悦楽に囀り、肢体を踊らせ、彼の愉悦を高ぶらせようと必死になっている。彼女たちの首に映える首輪が、彼女たちが彼に身も心も捧げていることをより強調していた。

 

「んんぶっ、んふううううっ、ぢゅぶっぢゅぶっぢゅぶっ、ほはっ」

「っ────! らめぇえええっ! っっ! あっぐっ!」

「おほっ、おおおっ! イグうううっ! いぎっ、まずうっ! あ゛ああああっ!」

 

 ゆかなの肉壺を突き上げて、次はリサの肉穴を蹂躙し、次は海夢の口を働かせる。その次はゆかなの膣肉を抉り、そして海夢にしゃぶらせ、リサの子宮を突き穿つ。その次はゆかなの柔襞を擦り回し、海夢の口内粘膜を堪能し、リサの膣道を掻き回す。

 

 規則性などない。悠二の追いつくままにペニスは穴に埋まり、穴を埋められた女はなされるがままに快感を与えられ、悠二に使われる幸福感で頭を真っ白にする。疑う余地もなく、彼女たちは彼の性奴隷として扱われ、彼の愉悦のための存在であることを悦んでいた。彼女たちは悠二に何をされても許し、何をされても悦び、何を言われても嬉々として受け入れるのだろう。それどころか自発的に彼の愉悦のための言動をし、媚び、求める。例えどんなに恥ずかしく、はしたなく、浅ましく、惨めであっても。

 

「んあッ! ッ────!! イグうッ! しきゅー、ガン突きッ、イグうううッ!」

 

 穴から穴への往復が何度行う悠二は、イき狂うリサを間欠の狭いリズムで穿ち続けていた。

 

「あッあッあッあッあああッ! イッてるイッてる! イッてますうううッ! あ"ああぁぁああぁぁぁッ! ッ────!! ッ! ッッッ!」

 

 悠二が大きく、強く腰を打ち付け、そして止めた。リサの肢体はゆかなが覆い被さっていることなどお構いなしに胸を突き出し、背筋を反らし、足先を伸ばし、電気ショックでも受けたかのようにガクガクと痙攣を起こした。

 

 誰が見ても分かる。悠二は男性器を女性器にきっちりと埋め、生命を生み出す部屋へ獣欲を思うがままにぶちまけているのだと。断りもなく、当然のように。

 

「ああッ、うううんッ……、ッ……」

 

 リサから抜かれた逸物がゆかなの中へ埋まる。そしてゆっくりと、しかししっかりと出し入れを繰り返す。まるで残滓を絞り出すかのように。

 傍らの海夢はおこぼれを強請るように、ゆかなの膣穴を使う悠二の胸元を甘えるように吸いつき、嘗める。

 未だ肢体をピクピクと震わせるリサの、ぽっかりと空いた膣孔から、逆流してきた白濁液がデロデロと溢れてくる。

 

「次はゆかなだな」

「あはぁッ……ありがとうございます……濃いのいっぱいッ、んッ、中にくださいッ、はああッ」

 

 悠二は交合したままゆかなの下半身をリサの上からずらした。しかし動かず、ゆかなの方が腰を揺らしてせっせと勃起を促して子種汁を強請る。

 

 海夢はリサの股座に顔を寄せシーツに垂れた精液を嘗め、さらにはリサの女陰に吸い付きジュルジュルとおこぼれを啜る。

 

「あっ、あぁんっ、はぁぁんっ! ぅ……ぁぁっ」

 

 海夢に吸われ、嘗められるくすぐったさにリサが反応する。

 終わることのない卑猥な宴は悠二が満たされるまで続いていた。




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