学戦都市アスタリスク~最弱で最恐の軌跡~ (キムショウ)
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オリジナルキャラの設定

この作品に出てくるオリジナルキャラの設定です。

追記:オリ主の純星煌式武装の代償を変更しました。(10/18)


オリ主

・名前

神咲 六花(かんざき りっか)

・性別

・純星煌式武装

ダークリパルサー

代償:所持していると大なり小なりの不運が訪れると同時に精神干渉をしてくる

・学年

星導館学園高等部1年生

・序列

入学したての為序列外

・出身

リーゼルタニアにある孤児院出身

・性格

自覚してないが、極度のお人好し

仲間の為なら自分にとっての損得を気にしない

基本的には冷静に物事を考えるが、仲間のことをバカにされたりすると感情のままに行動をとる事がある

孤児院に居た頃は、家事全般をしていた為嫁スキルは高め

星導館に入学する2年前からユリスの家に使用人として働いていた

律をいじることが好き

・戦闘スタイル

基本は煌式武装だけで戦い、必要に応じて純星煌式武装や魔術師(ダンテ)の力を使う

魔術師(ダンテ)の能力

水の力を使う

・容姿

イメージはISの織斑一夏で、CVは内山昂輝

 

オリジナルキャラ

・名前

立華 律(たちばな りつ)

・性別

・純星煌式武装

不明

・学年

聖ガラードワース学園高等部1年生

・序列

六花達と同じく入学したての為序列外

・出身

六花達と同じ孤児院出身

・性格

ドが着くほど真面目

几帳面

面倒見がいい為、孤児院に居た頃は年下の子達の面倒を見ていた

六花がユリスの家に使用人として雇われたあとは、孤児院の家事全般を引き受けていた

真面目な為か、ツッコミ役になる事がしばしば…

・戦闘スタイル

レイピア型の煌式武装で戦う

・容姿

イメージはシンフォギアの緒川さん、CVは保志総一朗

 

オリジナルキャラ2

・名前

琴城 尚弥(ことしろ なおや)

・性別

・純星煌式武装

なし

・学年

界龍第七学院高等部1年生

・序列

六花と一緒で入学したての為序列外

・出身

六花と同じ孤児院出身

・性格

どんなことも楽観的に見る事が多い

言動はチャラいが自分の信念は曲げない

言動がチャラい為か柑南からは辛辣な態度をとられる

六花と一緒に律をいじることがある

戦闘の際は普段のチャラさは無くなる

・戦闘スタイル

拳や脚を使った、近接格闘タイプ

・容姿

イメージはAngel Beats!の日向で、CVは木村良平

 

オリジナルキャラ3

・名前

神咲 柑南(かんざき かんな)

・性別

・純星煌式武装

不明

・学年

クインヴェール女学園中等部3年生

・序列

編入したての為序列外

・出身

六花達と同じ孤児院出身

・性格

ブラコン

人前ではブラコンを隠して、しっかり者であろうとするが周りの人は皆ブラコンであることを知っている

六花以外だと律にとても懐いている

・戦闘スタイル

剣型の煌式武装だけで戦う

・容姿

イメージは魔法科高校の劣等生の司波深雪、CVは早見沙織




初めましてキムショウと言います。
これまではpixivで投稿してたんですがこちらに鞍替えしました。
次回から本編の方に入りますが、読みづらかったり誤字脱字があった場合は教えてもらえると嬉しいです。
これからよろしくお願いします。
次の話をあげるまで時間がかかると思います。(理由としてはストックも大量に作っておきたいからです)


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入学編
第一話 リーゼルタニアにて


どうもキムショウです。
今回からこの小説の本編がスタートします。
オリジナルストーリーなんでもしかしたら読みづらいかもしません。
そうなってたらごめんなさい。





それでは本編の方をどうぞ


「あのーヨルベルト様。どうして俺は呼ばれたんでしょう?」

俺は今、リーゼルタニア王国の国王ヨルベルトと対面していた。

そして、この人は俺を使用人として雇ってくれた人だ。

 

「それはね。去年の今頃にユリスがアスタリスクに行ったのは知ってるよね?」

 

「えぇ。知ってるも何も俺が居た孤児院の為に星武祭(フェスタ)で優勝してくると俺に言ってましたからね。それがどうしたんですか?」

俺はヨルベルト様が何を言いたいのかが理解出来ずにいた。

 

「去年の中頃まではちゃんと連絡をくれてたんだけど、ここ最近連絡をくれなくてね。君のところに連絡があったりしないかなと思ったから呼んだんだけど……その様子だとないみたいだね」

 

「はい。というよりか、ユリスがヨルベルト様に連絡をしていたんですね。ユリスのことだから全く連絡してないと思ってましたよ。要件がそれだけでしたら俺は仕事に戻らせてもらいますね」

俺がそう言い部屋を出ようとすると、ヨルベルト様は俺を呼び止めた。

 

「待ってくれ六花くん。君を呼んだのはそれだけじゃないんだ。単刀直入に言わせてもらうけど今年から君には星導館学園に入ってもらうこととなったから」

 

「わかりました。星導館に……って、えっ!? ヨルベルト様?い、今なんと言いました?」

俺はヨルベルト様の言っている意味が分からず聞き返した。

 

「だからユリスと同じ星導館学園に行ってくれ」

 

「でも…俺にはここでの仕事が……」

 

「それじゃあ。リーゼルタニア王国の国王として、そして神咲六花の雇い主として命じるよ。今年から星導館学園に入学し、ユリスたちと学園生活を楽しんできてくれ」

 

「ヨルベルト様……それはズルくないですか?俺の立場を考えたら絶対に断れないじゃないですか……。」

 

「ゴメンよ、六花くん。ユリスから連絡がなくて少し心配だったからね。それと明日の朝には出発出来るようにしておいてくれ」

 

「はぁ。分かりましたよではアスタリスクに向かう為の準備を始めますのでこれで失礼します」

俺は若干呆れながらも、了承し出発の準備をする為に部屋を出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の朝

 

「こんなもんかな。忘れ物とかはしてないよな? 念の為確認とくか」

俺は今アスタリスクに向かう為の最終チェックをしていた。すると、ドアがノックされた。

 

「六花さん。そろそろ出発の時間ですけど準備の方は大丈夫でしょうか?」

ドア越しから女の人の声が聞こえてきた。声の主は成川(なるかわ)さんといい、この屋敷で働く俺と同じ使用人で、俺の先輩にあたる方だ。

 

「分かりました。もう少ししたら向かいます」

俺がそう言うと、成川さんは「お待ちしてます」と言いドアから離れるように足音が聞こえた。

 

「六花くんあちらに着いたら生徒会長さんに挨拶に行ってくれ。それとユリスのことを頼んだよ」

玄関に着くとヨルベルト様がいきなりそんなことを言ってきた。

 

「その言い方だと俺がユリスと結婚するみたいですね」

俺がそう言うとヨルベルト様は、

「僕としては君たちの誰かが今すぐにでも婚姻だけでもしてもらいたいんだけどね」

そう返してきた。

「あいつらは知らないっすけど俺は考えときますとだけ言っときますよ」

ヨルベルト様とそんなやり取りをしていると

 

「六花さんそろそろ行かないと入学式に間に合わなくなりますよ」

先程呼びに来てくれた成川さんが、時間が迫ってきていることを教えてくれた。

 

「そうですね。それじゃあ行ってきます」

俺はヨルベルト様達に見送られ、アスタリスクへと向かった。




おはこんばんにちはキムショウです。

六花「どうも〜この小説でオリ主をやってます。神咲六花です」

2人合わせて、r──。(っ・д・)≡⊃)3゚)∵痛っ?!
何すんの?!

六花「なんで作者と漫才コンビ組まなきゃなんないの?!」

とまぁこんな茶番は置いとて、

六花「無視すんなよ!?」

今後の後書きにはこんな感じで六花くんや色んなキャラの人達が遊びに来てくれます!さあ!次回は誰がやって来てくれるんでしょうね?

六花「おい!だから無視すんなよ!」

うるさいなぁ。六花くん死なせて別のキャラをオリ主にしてやろうかな((ボソッ…

六花「今物騒な言葉が聞こえたんだけど!?」

それではまた次回お会いしましょう。

六花「ちょっ……さっきのってマジなの?!ねぇ?!」



次回第2話[出会い]


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第二話 新たな出会い

どうもキムショウです。
先日北海道の苫小牧でホッキ祭りに行って、人混みに酔って全然楽しめなかった。
なんであーいう所にいる人達ってあんな人混みに入っても平然としていられるんだろ……


今回はヒロイン候補の娘が一人出てきます。
では、本編をどうぞ


《side六花》

俺は今走っていた。理由は入学式に遅刻していたからだ。

「マジでやべぇ。入学早々遅刻とか最悪だ」

 

 

数時間前

俺はヨルベルト様が用意した飛行機のチケットでアスタリスクに向かう飛行機に乗っていたのだが、機内の放送で到達時刻が8時だと流れ疑問に思った俺はCAさんを呼んで、何時に着くか聞いたところ日本時間の8時に着くと言われ、飛行機の中で俺は時差がある事を忘れていたことに気付いた。

 

 

「時差のこと忘れるとか俺もあの人もアホだ……」

そんなことを呟きながら走っていると、ちょうど曲がり角の所から栗色の髪の女の子が出てきた。

 

「!?危ない!避けて!」「えっ……?」

俺は慌てて女の子に声をかけたが遅かった。

ドンッ!

俺と女の子はぶつかり互いに尻もちをついてしまった。

 

「イテテ……。あっ!大丈夫ですか?」

俺は直ぐに立ち上がり、尻もちをついている女の子に手を差し出しながら声をかけた。

 

女の子は俺の手を取って立ち上がり、

「は、はい。」

そう言った。

 

「ゴメンナサイ。少し急いでて周りを見てなくて。怪我とかしてないですか?」

俺は女の子に謝ってから、怪我がないかを確認した。

 

「はい。私の方は大丈夫です。キミは大丈夫?」

女の子は俺の方を向いて、首をかしげながらこちらに聞いてきた。

 

キレイだな。

 

それが俺が彼女の顔を見て最初に思った感想だ。

しかも身長差があるからか、今彼女は俺の顔を見る為に上目遣いになっている。

更には、アイドル顔負けの微笑みを浮かべながらだ。

今まで女の子という女の子と接点の無かった俺には破壊力抜群の微笑みだった。

そりゃああんな感想しか出ないだろ。

 

「あ、あのー。大丈夫ですか?」

「えっ? あっ! だ、大丈夫です」

彼女に見とれていると、急に声をかけられビックリしてしまい、少し声が上ずってしまった。

 

「ふふっ。そうですか。それなら良かったです。それとなんで急いでたんですか?」

「あっ!入学式に遅刻したんだった!ゴメン!これから星導館まで行かないと行けないからこのお詫びは、今度会った時にするから!ゴメンねそれじゃ!」

俺は女の子にそう言って、ふたたび星導館に向かう為に走り出そうとした。が、

「あの〜星導館学園の方向そっちじゃないよ?」

俺の腕を掴んで女の子はそう言った。

 

「マジ?」「うん」

「あの〜。星導館までの道を教えて貰ってもいいですか?」

「いいよ」

「マジですか!ありがとうございます!」

そんなやり取りをしていて、俺は自己紹介をしてない事を思い出した。

 

「そういやまだ自己紹介してなかったですね。俺は神咲六花って言います。今日から星導館学園高等部1年生です」

「そうなんだ。私と同い年なんだね。私の名前はシルヴィア·リューネハイム、みんなからはシルヴィって呼ばれてるわ。よろしくね六花くん」

「こちらこそよろしくお願いします。シルヴィアさん」

「敬語じゃなくていいよ。同い年なんだし、それと私のことはシルヴィって呼んで欲しいな」

「そうゆうことなら、よろしくなシルヴィ」

自己紹介が終わるとシルヴィが、

「さてとじゃあそろそろ星導館学園に向かおうか?」

そう言ってきた。

 

「そうだな。どっちにしろ遅刻は確定だったから道を教えて貰いながらゆっくり行こうか」

「それはダメだよ」

「でも、もうこんな時間になっちゃってるから急いでもあんま変わんないと思うよ」

俺はそう言って、シルヴィに俺の着けていた腕時計を見せる。

 

「あ、ホントだもう10時なら入学式には間に合わないね。けどやっぱりダメだよ。少し遅れるのとすごく遅れるのだと後者の方が印象としては悪いから急いだ方がいいよ」

「シルヴィがそう言うなら少し急ぐか」

そんなやり取りをしながら俺達は歩きだした。

 

「なんで六花くんは遅刻しちゃったの?」

「ああ、それはな────。」

星導館に向かう道中で、シルヴィに遅刻した理由を問われたので俺はリーゼルタニアから来たことや時差のことを忘れてたことやそれによって飛行機の時間が間違っていた事などを話した。

 

「ア、アハハ。それは災難だったね」

「ホントだよ」

俺が話し終わるとシルヴィは苦笑した。

 

「まぁ俺としてはこうして素敵な女の子と出会えたからよかったけどね」

「えっ?///」

俺がそう言うとシルヴィが顔を赤くして驚いた顔をしていた。

 

うわ、何この子、スゲーカワイイんだけど」

「ちょっ!? りっ、六花くん!? 何を言ってるの!?///」

「あれ? もしかして声に出てた?」

「う、うん///」

「そうか、まぁ今のは俺の本心だから」

「そ、そうなんだ///」

そう言ってシルヴィは顔を俯かせてしまった。

 

そしてしばらくシルヴィの案内で歩いていると、シルヴィの方で空間ウインドウが開いた。

「六花くん。ちょっと待っててくれる?」

シルヴィはそう言って首をかしげてきたので俺は頷いた。

するとシルヴィは俺から少し離れて、会話を始めた。

 

しばらく待っていると、シルヴィが早歩きで戻ってきた。

「ゴメンね六花くん。この後用事が出来ちゃって私もう戻らなきゃいけなくなっちゃたの」

するとシルヴィは申し訳なさそうな顔をしながらそう言った。

 

「気にしなくてもいいよ。というかここまで案内してくれただけでもスゲー感謝してるからさ。後は──」

「うん。この道をまっすぐ行ったら星導館に着くはずだから」

「分かったよ。ありがとなシルヴィ」

そうやり取りをして、俺はシルヴィと別れようとしたが、俺は彼女にお礼がしたいと思い、

「あっ!そうだ今度お礼したいから連絡先教えてくれない?俺のも教えるからさ」

俺はそう言っていた。

 

するとシルヴィが、「フフッ」と笑った。

「?何が面白かったんだ?シルヴィ?」

俺はシルヴィにそう聞くとシルヴィは、

「いや、そんな風に直球で連絡先を聞かれたのは初めてだったからちょっと嬉しくてね」

そう答えた。

 

「はい。これ私のいつも使ってるアドレスだよ。登録しておいてね。そろそろ行かないとだから、じゃあまたね六花くん」

「じゃあな。案内してくれてありがとなシルヴィ」

シルヴィから連絡先が書かれた紙を貰い、俺はシルヴィと別れ星導館に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

《sideシルヴィ》

「〜〜♪」

私は六花くんと別れて、クインヴェールに向かっていた。

「神咲六花くんか……ん?神咲?神咲って。あっ!もしかして──」

帰ったらあの子に聞いてみようと思い、私は足早にクインヴェールに向かった。




いやー。シルヴィはカワイイよね。僕もうアニメのフェニクスで優勝した綾斗に向けた微笑みで心撃たれたよね。

六花「分かるわ。俺も思わずカワイイって言っちゃってたしな。もう俺の正ヒロインシルヴィにしてくれない?ホントマジで」

僕もできればそうしたいんだけどさそうすると六花がクズ男に見えると思うけどいいの?

六花「ヒロインは複数化とかいうタグ付けてる時点でもう俺はクズ男確定じゃん。ならシルヴィがいい」

まあ、六花がそう言うなら少し考えとくわ。

六花「頼むぜ!マジで」

次回第3話[学園到達]


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第三話 学園到着

読んでくれてる皆さん大変お待たせしました。m(。>__<。)mゴメンナサイ
ストックを今書いてるのでこれを投稿した後もかなりの期間があくと思われるので、待っていてくれるとありがたいです。

それでは本編をどうぞ。


《sideユリス》

私は今、自分のクラスの教室に居た。

周りを見渡してみると両隣の席が空席になっていた。

 

(入学式の日に休みとは災難だな)

そんなことを思っていると、教室の扉が開いて先生が入ってきた。

 

「あー。今日からお前らの担任になった八津崎 匡子(やつざき きょうこ)だ」

八津崎教諭はそう言うと、

「それからリースフェルトの両隣の空いている席だが片方は向こうの手違いで少し遅れるそうだ」

次いでそう言った。

 

「八津崎先生!もう一人はなんで居ないんスか?」

私の左斜め後ろに居た男子生徒、夜吹英士郎が八津崎教諭にそう聞くと八津崎教諭は、

「そっちはまだ入学手続きが終わってない為、転入生扱いになるそうだ」

そう答えた。

 

「そろそろHR始め──」

『八津崎先生〜八津崎先生〜至急職員室に来てください。繰り返します。───』

言い終わる前に八津崎教諭は放送で呼ばれた。

「噂をすればなんとやらだな。少しの間居なくなるが、私が居ないからといってうるさくするなよ」

そしてそのまま八津崎教諭は教室を出て行ってしまった。

《side out》

 

《side六花》

「ここが星導館学園か〜。デケーなー」

俺はシルヴィに教えてもらったとおりに歩いて星導館学園の前まで来ていた。

 

「まずはどこ行けばいいんだ?」

「あのー。神咲六花くんですか?」

俺が辺りを見回していると、金髪の女の子がそう聞いてきた。

 

「えっ?そうですけど……。貴女は?」

俺は話しかけてきた女の子にそう返した。

 

「クローディア·エンフィールド。この学園の生徒会長ですわ。来るのが遅くて少し心配してずっと待ってたんですよ?」

そうクローディアさんが言った。

「すいませんクローディアさん。こっちの不手際で迷惑かけちゃったみたいで………」

俺は遅れて彼女を待たせていたことに謝罪をした。

「クローディアで構いませんよ。私もあなたと同じ一年生ですから、それに敬語じゃなくても結構ですよ」

「そうなんだ。よろしくなクローディア。じゃあ俺のことも六花って呼んでくれ」

「こちらこそよろしくお願いしますね六花」

「敬語じゃなくていいんだけど」

「いえ、私はとても腹黒いので、せめて外面や人当たりは良くしておかないといけないので、それが習慣になってるだけですのでお気になさないでください」

「そ、そうなんだ」

そんなやり取りをするとクローディアが、

「それでは自己紹介も終わったところで校舎の方に行きましょうか」

そう言ってきたので俺は、「そうだな」と一言だけ返しクローディアと一緒に歩き出した。

 

 

「クローディアに待ってろって言われたけど………」

俺は今職員室に来ていた。

(周りの教師たちの視線が痛い……)

そんなことを思っていると、

「お前が神咲六花だな」

強面な女の教師が俺に話しかけてきた。

「八津崎匤子だ。お前のクラスの担任だ」

そう八津崎先生は続けて言った。

 

この人の表情に何とも言えない恐怖を覚え、

「遅刻してしまってスイマセンでした!」

俺は即座に土下座をし謝罪の言葉を述べた。

《side out》

 

《side Another》

一方話しかけた八津崎は困惑していた。

それもそうだろう。普通に話しかけただけなのに急に土下座をされ、謝罪をされたのだから。

「お、おい。こんな所で土下座をするな!」

「ですが……」

「遅れてきたのには理由があるだろう。なら土下座までする必要は無い。謝罪の言葉だけで十分だ」

「分かりました。改めまして、神咲六花です。これからよろしくお願いします」

「ああ。それじゃ教室に行くぞ」

そう言って八津崎は職員室を出て行く。

そして六花はそれを追うように職員室を出て行った。

《side out》

 

《sideユリス》

私たちが教室を出て行った八津崎教諭を待っていると、教室のドアが開かれた。

「待たせて悪かったな。遅れていた者がこちらに着いたから迎えに行っていた」

そう言って八津崎教諭が入ってきた。

「あのー。八津崎先生やっぱり怒ってません?」

そう言ってもう一人男子生徒が入ってきた。

「いや、怒ってなどいないぞ」

八津崎教諭はそう言う。

 

八津崎教諭の言葉を聞いた男子生徒は、

「そうですか?まあいいか。俺の名前は神咲六花です。漢数字の六に花って書いて六花って言います。これからよろしく」

そう言った。

 

(ん?神咲…六花…?どこかで聞いた事のある名前だな。)

私がそんなことを思っていると男子生徒が

「あとリーゼルタニア王国出身で、好きな女の子のタイプは……」

そこまで言ったところで八津崎教諭が出席簿で男子生徒の頭を軽く叩いた。

「そこまでは聞いとらん」

そして、そう言った。

 

(リーゼルタニアに居た?………まさか!?)

「六花!?ホントにお前、神咲六花なのか?」

「おっ!ユリスじゃん!久しぶりだなぁ!元気にしてたか?」

六花は私を見ながらそう言ってきた。




どうも皆さんお久しぶりです。キムショウです。

六花「オイコラ作者、どうもお久しぶりですじゃねーよ。どんだけ時間かかってんだよ」

ごめんね。ストーリー構成とかちゃんとやらずに見切り発車しちゃったからオリジナルストーリーのときはこんな事が多くなると思う。
それに六花をカッコよく見せたくてさ。

六花「それならしゃーねーなー(照)」

チョロいな((ボソッ

六花「えっ?」

それでは次回もお楽しみに〜



次回第4話[再会]


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第四話 再会(前編)

皆さんお久しぶりです。
2ヶ月失踪してすみませんでした。
ストック作りに手間取ってしまいました。

言い訳はこのぐらいにして今回は前編後編の二部構成になってるので本編をお楽しみください


《side六花》

俺が教室に入って軽い自己紹介を終え、教室全体を見回してみると教室の隅の方でユリスが驚いた顔で、

「六花!?ホントにお前、神咲六花なのか?」

と言ってきた。

 

「おっ!ユリスじゃん!久しぶりだなぁ!元気にしてたか?」

俺がそう返すとユリスは

「何故お前がここにいる?!まさか!兄上か!」

と若干不機嫌になりながら言った。

 

「いや。ユリスが全く連絡を寄越さなくなってからあの人かなり心配してたぞ?」

俺がそう言うとユリスが、

「それは…その…理由があってだな……」

そう言った所で、

「お前ら久しぶりの再会なのは分かるが今はHRとはいえ授業中だぞ。自己紹介が終わったのなら席に着かんか。リースフェルトもだ」

そう八津崎先生に注意されてしまった。

 

ユリスは渋々といった表情で席に座った。

一方俺はというと、

「あのー。八津崎先生?俺の席ってどこですかね?」

自分の席が分からず、八津崎先生に聞いていた。

「あぁ。お前の席はリースフェルトの隣だ」

八津崎先生にそう言われユリスが座っている方を見てみるとユリスの両隣の席が空席になっていた。

「ユリスの隣ってどっちですか?」

俺がそう聞くと、

「どっちでもいいから早く座れ」

八津崎先生はそう言った。

「どっちでもいいんだ」

俺はそう呟きながら、ユリスの右隣の席に向かった。

 

俺が席に座ると、右隣の席にいた赤髪の女の子が話しかけてきた。

「私はシャノン。よろしくね神咲くん」

「こちらこそよろしく。シャノンさん」

俺がそう返すと、シャノンさんは、

「シャノンでいいよ」

「そうか?じゃあ俺の事も六花でいいよ。改めてよろしくなシャノン」

「うん。よろしくね六花」

 

シャノンと挨拶を交わした後は、何事もなく時間が過ぎて昼休みになった。

「何の用だよ?クローディア」

だが昼休みになってすぐ俺は生徒会室に呼ばれて来ていた。

「急に呼び出してしまってすみません。六花に頼みたいことがあって呼んだんです」

「頼みたいこと?」

クローディアにそんなことを言われ、俺はクローディアにそう返した。

「はい。六花のクラスに6月頃に転入生が来るんですが、男子寮の部屋が足りないのです」

「なるほど。それで?」

「なので誰かが別の場所で寝泊まりしてもらうしかないのですが……」

そこまで言われて俺は、

「まさか入学式に遅れた俺に野宿をしろと!?」

そう言うとクローディアは、

「違いますよ。まあ、あながち間違ってないんですけどね」

そう返してきた。

「てことは俺は男子寮じゃないとこに住むってことか?」

「そう言うことです」

「話はわかったけどさ、学園の寮以外には住んじゃダメなんじゃ……」

そう言ったところで嫌な予感がし、

「ハッ! まさか!?」

「ええ。そのまさかです」

俺はその嫌な予感を口に出した。

「俺に女子寮に住めと?!」

「はい。話が早くて助かります」

するとクローディアから肯定が返ってきた。

「マジで女子寮に住まないとダメなの?」

「はい。マジです」

俺の聞き間違えだと思いたくて、もう一度聞き直してみたがクローディアは笑顔を崩さずにそう答えた。

もう何を言ってもダメな気がした為俺は渋々承諾することにした。

「はぁ、分かったよ。で?部屋は?」

「ありがとうございます六花。この部屋番号の部屋に行ってください」

「わかったよ」

最後にそうやり取りをして俺は生徒会室を出た




どうも皆さんお久しぶりです。キムショウです

???「オイ、コラ作者。何平然と話し始めようとしてんだよ」

や、やぁ六花1ヵ月ぶりだね……(汗

六花「1ヵ月ぶりだねじゃねーよ。まだ小説の本編に入ってねーのに失踪しやがって」

待って!!これには理由があってだな

六花「ふぅんどんな理由だ?」

シルヴィをメインヒロインにしようとしたらシルヴィの能力を六花が知ってないと今後の展開が困るからシルヴィと再会させるとこで内容が思い浮かばなかったんです。ごめんなさい!

六花「はぁ。まぁいいや次の話は──」

1月の下旬にこの話の続きともう1話頑張ってあげます!

六花「そうか。じゃあ期待しないで待ってるわ」

そうしてください。


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