マネージャーにしようとしてくる人達がいます (ぽぽろ)
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Aqoursが俺をマネージャーにしてくる

お初にお目にかかります。私ぽぽろと言います!
ラブライブ小説をスクスタでも書いてたら唐突に思いついたので書きました。楽しんでくれたら幸いです。至らない点あると思いますが暖かい目でご覧下さい


「だから何回言えば分かるんだよ! この堕天使善子! 俺はお前らのマネージャーなんてやらないの! 別の奴誘え!」

 

「ヨハネ! 嫌よ! 皆貴方がいい貴方がいいって言ってるんだもの。やりなさい! リトルデーモンとして役目を果たしなさいよ!」

 

「いつお前の下僕になった!」

 

「そんなの前世からに決まってるでしょ?」

 

「またやってるずら」

 

「善子ちゃんと遥斗君はとっても仲良しだからね!」

 

 今は目の前にいるゴスロリの服を来た自分を堕天使だと思っている痛い奴、津島善子と俺、津崎遥斗は言い合いをしていた。

 あと、外野っぽくしてるルビィと花丸も俺をやらせてくるだろ。私は知りません見たいな雰囲気出すんじゃねぇ。

 言い合いの理由はただ一つ。

 

 俺をAqoursのマネージャーにしたいから

 

 前に1回だけ梨子の頼みでやった事あるのだが、思いの他良かったみたいでそれからと言うものAqours皆で俺をマネージャーにしようとしてくる。

 いくら断っても懲りずに次の日にはあの手この手でマネージャーにしようとする。

 

 俺もしっかり断っているはずんだがなぁ……

 

 それなのに俺は毎回こいつらに強制連行されるのだ。

 

 俺がやりたくない理由はひとつ。

 面倒臭い。こいつらの練習に付き合ってたら帰るのが遅くなりゲームのイベントを走る時間やゆっくりとゴロゴロする時間が無くなってしまう。これは俺を揺るがす大事件。

 

 ここで今までの実績を紹介しよう

 

 

 

 * * *

 

 

 

 Aqoursのマネージャーの勧誘は至る所で始まる。

 例えば授業中、同じ学年、クラスの千歌から小さな紙が投げられる

 そこには

『あの……千歌の為にマネージャーやってくれないかな……? (๑•́́ ﻌ •̀๑)ぅʓぅʓ』

 と書かれていた。

 だからそれをぶん投げて千歌に当ててやった。

 

 またある日は、渡り廊下を歩いている時

「あ、鞠莉先輩何か落としましたよ」

 と教えてあげたら

 

「やっぱり貴方はとってもKindなのね! そういう貴方にはマネージャーをオススメするわ! 特にAqoursがオススメよ!」

 

 だから俺は横を知らない顔して通り抜けた。

 

 またある日、授業の休み時間千歌と曜に纏わりつかれ催促されている時『道連れじゃい』と窓から飛び降りた。

 勿論その時にはあいつらは居なかった。

 しかし、大きな騒ぎになった為生徒会長であるダイヤさんに説教されている時

 

「遥斗さん、罰として貴方には原稿用紙3枚反省文を書いてください! 全くあなたと言う人は…………」

 

 くどくど言われて、3枚か……多いなぁと辟易してた時

 

「なくして欲しいですか?」

 

「そりゃあモチのロンですよ!」

 

「条件があります。その条件は私達Aqoursのマネージャーに……「3枚反省文書いてきま~す」ちょっと! 最後まで聞いてくださいまし!」

 

 俺は原稿用紙を買いに走った

 

 

 

 * * *

 

 

 

 とまぁ、華麗に避けているんだが、いくらしても最後には無理やりにでも引きづられて連れてかれてしまう。

 だから、俺はスクールアイドルのマネージャーになる訳には行かない! 

 ほかの学校からも誘われてるからそこに行く為に! 

 

 という事でこれは主人公の津崎遥斗とAqours等からマネージャーに誘われるのを華麗に逃げようとする物語である




好評だったら続きます


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かかか

タイトルは某ヨーソローの中の人の楽曲リスペクト。
適当に付けたみたいな事を本人から聞いたので「パパパ」と「しゅしゅしゅ」があるなら「かかか」もあっていいじゃない!"しゅしゅしゅ"と"かかか"


「なんでにげようとしてたの!」

「はい……ごめんなさい……」

 

 今俺は練習服に身を包んだ千歌達に説教をされている。

 どれだけ屁理屈を捏ねくり回してもどこに隠れてても見つかってしまい練習時間にはゴリ……ん゛ん゛果南さんに引きずられてしまう。

 

 果南さん、言い直したので腕を握るのやめてください腕からなっちゃいけない音がなっているんですが……早く離せよ下さい

 

 そして、いつも仕方なくドリンクの準備やら練習メニューをアイツらに脅されながら、裏でぶつくさ言いながらやる訳なのだが、今日は皆が練習している時にこっそりと抜け出そうとした。

 ドリンク等を準備する時にフリーになるだろと思っている貴方はグラブジャム(北インドからパキスタンにかけて愛されている世界一甘いお菓子)に更に蜂蜜とあんみつ更に砂糖をかけて最後に醤油を掛けたくらい甘い。

 

 ウォエ、ただのゲテモノじゃねーか……

 

 話を戻すとドリンク等の準備の時は必ず見張りが着く。それは勿論Aqoursでは無い。生徒会の人達だ。あと先生も偶に。

 生徒会の人も先生達も暇じゃないんだから解放してあげて……

 

 帰る素振りを見せようものなら即座にアイツらに通報、そして直ぐにこちらに来て果南の圧倒的な運動能力で拘束、説教、そして罰としてアイツらの言う事をひとつ聞かないといけない。これを破った場合更に恐ろしい罰が待っているという……

 まだ破った事が無いので知らないがチラッと手錠のような物が見えたのは気の所為だと思いたい。

 

「何でそんなに俺にさせたいんだよ……何なの? 俺の事好きなの? 恋する乙女なの?」

 

 それならまだ可愛げがあるかもしれない

 

「そっ、そんなわけないじゃん! 夏君なにいってるの!」

「何でそんなに千歌とか皆、狼狽えてんの……?」

 

 はいはい、知ってますよ。俺に嫌がらせをしたいんだろ? はいはい。

 あいつに助けを求めるとするかぁ……

 ポケットから携帯と取り出し目的の人物へ掛けた

 

『ちょっと大事な話があるから付き合って』

 

「ねぇ、人がお話してる途中で電話するのはあれじゃないかな~?」

 

 威圧感を感じたのでゆっくりと後ろを振り向くとそこには修羅を纏った曜がいた。

 千歌も梨子も花丸もルビィも善子も鞠莉もダイヤも果南からも怒りがひしひしと伝ってくる。

 

 ひぃ! 

 俺はそこから逃げる様に電話の主の集合先に向かった

 

 ***

 

「はぁ……そんな事でボクを呼び出したのかい?」

 

 あそこから逃げる様に向かった先は喫茶店。

 そして目の前にいるのは渡辺月

 ボーイッシュな女の子だが、こいつも曜と一緒で完璧星人。

 

「何でそんな月は怒ってんの……?」

「君が大事な話があると言ったから急いで出てきたんだよ? それなのに……さ?」

「俺と月の仲じゃん」

 

 俺と月はよく2人で遊ぶ仲である。

 水族館に行ったり東京に行ったりとボーイッシュな感じのせいか趣味が合うというか浦の星女学院には女ばっかりのせいか貴重な男友達的な感じに接する事が出来る。

 

「君も君で何でそんなにやりたくないのさ」

 

「色々あってな。アイツらが怖いんだよ。全身を舐められているような感覚があるというか俺を見る目付きが変というか……」

 

「それは君が好意を持たれているって事じゃないのかい?」

 

「好意? アイツらが? 別に俺に対して嫌がらせしたいだけだろ」

 

「鈍感というのは実に君の為にある様な言葉だね。普通の男子から見たら君は頭を108回くらい叩かれるんじゃないかな?」

 

「……人の頭を除夜の鐘感覚で叩かないでくれます?」

 

「でも君の作る練習メニューは非常にいいと曜ちゃんも言ってたよ」

 

「そりゃあ、前にやった事があるからな。だってアイツらが俺に段々依存してるみたいになってたからこっちに逃げてきた訳で」

 

「って事で曜だけにでもいいから月からも言ってくれよ」

 

「ん、やるだけやって見るよ」

 

「サンキューマジ月愛してる」

 

「っ……! 最初に頼まれてやった時にきっと君は無意識的にこうやってAqoursの皆を誑かしたんだろうね……」

 

 ***

 

「ねぇ、曜ちゃん。君達は遥斗が好きだからマネージャーにしたいのかい? それともマネジメント力があるからしたいのかい?」

 

「ん~どっちもかな。皆、遥ちゃんの事が好きでずっと一緒に、近くに居たいからだと思うよ。練習メニューだって、私達一人一人に合わせたメニューだし、細かい所だって直ぐ気づいちゃうし。最初の時落ち込んでたら励ましてくれたし!」

 

「やっぱり遥斗はAqoursを誑し込んでたみたいだね……」

 

「じゃあさ! 月ちゃんは遥ちゃんの事好き? 結構仲良いみたいだし!」

 

「な、な、な、何を言ってるのか僕には分からないなぁ!」

 

「 ふふっ、私達ライバルみたいだね」

 

「だから僕は別に……」

 

「あ、そろそろ私行くね!」

 

「僕は別にそんなんじゃ無いからね!」

 




☆10 バンドリーマー[ハクア]さん
☆9 ずんだもっちーさん 桜紅月音さん
その他感想、お気に入り登録等ありがとうございます!

最近私、しゅかしゅー大好きです。マジLOVEレボリューションズ


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【番外編】ただやりたかっただけ

ただやりたかっただけ。
番外編でも案外本編に関係ある事言ってたりする。


「はぁぁあ…………」

 

 ため息を大きく吐きつつ、机に体を伸ばす。

 もう疲れたよパトラッシュ……

 

「また何かしましたの? 遥斗さん」

「普通そこはどうかしたの? じゃありません? ダイヤさん」

「だって遥斗さんですもの」

「俺イコール何かしでかす奴っていう認識やめて?」

「遥斗さんはさっさと大人しくマネージャーになればいいのですのに……」

「絶ッっ対にヤダ!」

 

 お前らのマネージャーになるなら大人しくあっちの方に戻るわ。

 いや……あっちもあっちでヤバいな……

 行ったら帰って来れなくなるわ。

 やっぱり頼るべきは月か……

 

「それでなんですの? 鞠莉さんが何故か怒っていたのも関係あったりします?」

「いやね、今日進路志望書く紙を出したんですよ。進路はこの高校辞めて株で当てるってして。そしたら先生と鞠莉にめっちゃ怒られまして」

「そんなふざけた進路認めませんわ!」

「えぇ、そんな風に怒られました。だから誰かのヒモになるって書いたら先生にはまた怒られましたけど、何故か鞠莉は喜んでて」

「はあ?」

「ヒモになるんだったらその相手は親がホテルを経営してて学校の理事長の金髪の帰国子女がいいって言うアドバイスを貰いました」

 

 どっかでそんな人いた気がするけど思い出せんわ。

 

「なるほど……鞠莉さんは抜け駆けを」

「ん? まぁそんな訳で怒られ疲れです」

「一つだけ遥斗さんに言いたい事がありますわ」

「怒るのだけは勘弁してくださいね……」

「私はニートになるのであればお相手は立派な家柄に日本舞踊等を嗜んでいる方がよろしいと思いますわ」

「なるほど……そんな人居ますかね」

「ま、まぁいいですわ! ほら、練習が始まってしまいます。行きますわよ」

「しゃあねぇ」

 

 突っ伏してた体を持ち上げる

 

「あら、やっとマネージャーになってくださる覚悟が出来たので?」

「ばーか。なる訳ねぇよ」

 

 やりたい事があるんだよ。ちょっとな。

 

 ***

 

「おいゴラァ俺が来たぞ!」

「……もう少し静かに入れないんですの?」

「わぁ! 夏君だぁ! 珍しいね!」

「ふっ、やっと来たわねヨハネのリトルデーモン。遅い!」

 

 ぎゃあぎゃあと一気に賑やかになる部室

 

「それじゃあそろそろ練習を始めようか」

「おっと待て曜。その前に点呼だろぉ?」

「あれ? そんなのってやってたっけ?」

 

「行くぞ! 梨子 」

「うん」

「善子!」

「ヨハネ!」

「三角フラスコ! 

 はぁい(裏声)」

 

 ふぅ。これでやりたい事はやった。あとは帰るだけ。

 お腹空いたら帰りにセブンなイレブンに寄ってレンジでふわもちサンドイッチでも買いに行くか。

 

 

 その後皆は呆気に取られて俺が捕まる事はなかった。

 

「夏君何がしたかったのかなぁ~?」

「「「「「「「「さあ?」」」」」」」」




よく分からなかった人はこれを見よう!⤵︎ ⤵︎
https://youtu.be/JJptCHf4CIY
それでは皆さん良いお年を!


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マネージャーにしてくる人達がヤバいです。

お久しぶりです。約10ヶ月ぶりですね。
1年経ってないのでセーフって事で(?)
覚えている人何人いるのか………


「今日は俺からある報告がある。」

 

授業も終わり急いで帰ろうとしたらいつの間にか居た浦の星女学院のスクールアイドル部の部室。

ミーティングに(強制的に)参加した俺、津崎遥斗はバンと机を叩いてこういった。

 

「俺は虹ヶ咲学園にいく!!!」

 

あそこには最近、スクールアイドル部無くなったみたいだし。

これで俺は、スクールアイドルと縁を切り、ただのファンとして、そして、平穏な日々を取り戻す事が出来る。

 

すると、その場が底冷えする様な冷気に包まれた。

あれ?ここ冷房ってついてたっけ?

勿論上を見ても冷房は付いておらず、首を捻る。

そして、視線をAqoursに戻すとただじっとこちらを冷たくそして、鋭く見つめていた。

え、そんな皆、目が悪いの?メガネ掛けたら?

 

「へぇ、遥ちゃんここ出て行くの?」

「痛いっす曜さん、超痛いです。腕が潰れます。」

 

そして、気が付いた時にはスクールアイドル部の部屋に柱に縛り付けられてましたとさ。

俺はずっと我慢してた!曜に腕をひねり潰されそうになった時も!果南に腕を潰されそうになった時も!月に踏み潰されそうになった時も!

ずっと痛いのを我慢してた!

俺が長男だから我慢出来たけど、次男なら我慢出来なかった!

そんないつもの平日。

俺っていつも黒光りしてカサカサしてる奴並に潰されてるな…………

 

最後に1つ。

縛りプレイなんて男にしても需要無いからな!!!!

 

 

今日も今日とて、光り輝くスクールアイドルのAqours様の為にへいこらと働かされる毎日。

衣装の為の布をルビィと曜と一緒に買いに行かされて帰りにデパートによって服を見ているのを眺めたり、ダイヤさんの習い事を見させられたり、今、世間で流行ってる鬼滅の刃(おにめつのやいば)釜門 炭治郎(かまと すみじろう)のグッズを梨子と買いに行かせられたりと中々のパシリっぷりである。

 

光り輝くスクールアイドルの顔の他に1人のパシらせるという悪い顔もあるのだ。

 

そんなある日ふと、授業中にラノベを読んでいるのを梨子に注意されながら思いついた。

記憶喪失って良くね?と。

 

記憶を失ってしまえば、自然にAqoursから離れる事が出来るし。

どこか失うのにいいタイミングは無いだろうか……

 

あ、そうだ。

俺は椅子を後ろに倒しながら座っていたのを思い切り体重を掛けた。

すると、ガシャーンという大きい音と共に俺は倒れた。

 

案外痛え………

問題はここからだ………

 

「遥斗くん大丈夫!?」

 

とたとたと梨子が駆け寄ってくる。

 

「えっと………ここは何処ですか?」

「え……?」

 

梨子を初めとする他のAqoursのメンバーが驚きの顔色に染まった。

上手く騙せてるみたいだ。

 

「ま、待って!遥斗くん本当の本当に覚えてないの!?千歌達のこと!?」

「遥ちゃん!」

 

焦った様子で曜と千歌が声を上げる。

 

「え、えぇ、僕にはさっぱり………」

 

ガクガクと頭と肩を揺すられて気持ち悪い。

すると、ダイヤさんがこちらに来て止めてくれた。

 

「ここには貴方好みの女の子はいらっしゃいますか?」

「え、えぇ、皆可愛い人ばかりで……」

 

止めてくれた………?

 

「ちなみに私は黒澤ダイヤと申します。」

「えぇ、」

 

存じ上げております

 

「黒澤ダイヤです。」

 

こっわ!何が言いたいのこの人!?

笑顔でそんな事言われてもどうしろと!

 

「あら、ダイヤ。それはシャイニーじゃないわ。それはダイヤがいつも言ってるハレンチって奴じゃない?」

「そうですか?わたくしはただ、自己紹介をしただけですが。」

「ただの自己紹介ねぇ……あ、私は小原鞠莉、マリーって呼んでねダーリン!」

 

いきなり鞠莉とダイヤがバチバチとバトルを始めた。

絡まれると面倒臭いのでさっと目をそらす。

 

「あ、遥斗くん大丈夫………?」

 

梨子が優しく語りかけてくれる。

多少見直したぞ。ヤバい奴から、少しヤバい奴に格上げしてもいいのかもしれない。

梨子は眉をやや下げていかにも心配そうにこちらを見つめる。

流石元奥ゆかしい都会少女。

3歩下がって死の影踏ます大和撫子。

あれ……?それって人を盾にして危険回避してるだけじゃね。

 

 

「ありがとうございます。えっと……」

「あ、ごめん。名前……覚えてないんだもんね。私の名前は桜内梨子。貴方の大切な人、私の大切な人なんだよ?」

「あの……えっと……え?」

 

たかがクラスメイトで大切な人なんて言い回しをするのだろうか。

首を捻っていると、答えを出してくれた。

 

「えっと……恥ずかしいんだけど…遥斗くんと私は……」

「僕と桜内さんは……?」

「恋人なの!!」

「え????」

 

前言撤回。梨子、元々やばい奴だとは思ってはいたけど、まさか記憶を捏造しようとしてくるとは思わなかった。

 

「あってるんですか……?小原……さん」

 

まだバチバチとしてるダイヤさんと鞠莉の喧嘩を止めるため軽く話を振る。

 

「あってないわ。貴方の本当の事を教えて上げるわ。」

「よろしくお願いします。」

 

嫌な予感しかしないが一応理事長だからちゃんとした対応はしてくれるだろうと期待を込める。

 

「貴方は私達、浦の星女学院スクールアイドル、Aqoursのマネージャーなの。」

「はい……」

 

やってないですね。そんな事

 

「そして、いつも私達を優しくも時に激しく、そして、乱暴に導いてくれたの………」

 

いつしたっけ?そんな事。

 

「覚えてないですね……」

「しょうがないわ。だからここにスクールアイドル部の入部届けがあるからこれに名前を書きなさい?名前書くだけで後はマリーがやってあげるから☆」

 

さり気なく入部させようとすんの辞めろや。

 

「ああ~~!もうこんな時間だ!千歌達練習なの!ごめんね、遥斗くん……」

「あら、残念。私たちが終わるまで書いておいてね~☆」

 

ウインクと共に入部届けを机に置いて練習場所へと向かっていった。

でも、善子が残っていた。

 

「君は行かないの?」

「えぇ、直ぐに行くから安心しなさい?」

「なら、早く行った方が………」

「最後に一つだけ、忠告をしておこうと思ってね。」

「忠告………?」

 

すると、善子は耳元に口を近づける。

ふわりと甘い香りが漂う。

 

「記憶喪失ネタには変に触らない方がいいわよ。私たちには都合がいいだけなんだから」

 

善子はそう言って去っていった。

嘘ってバレてたのか………

 

行ったのを確認してから、俺は入部届けの名前の欄に前に梨子が買っていた同人誌のタイトルを書いてダッシュで帰ろうとしたのを扉の横で待ってた善子に連れられて、引きずられるように行った。

もしかして、この世界って貞操逆転してる?




鬼滅の刃(おにめつのやいば)≠鬼滅の刃

鬼にメッ!ってする刀を打つ刀鍛冶の釜門炭治郎のほのぼの日常ストーリーです。
得意武器は熱々に熱した石炭。

次は東京オリンピックが終わるまでには。


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