ミリシタキャラでやりてぇことやる短編。 (石油爆発)
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静香の甘え、杏奈のシルシ。
765プロダクション、略して765プロ。
ここではトップアイドルを目指している女の子達が必死にトレーニングを重ねていた。
〇〇side
はじめまして、私765プロでPをさせて貰っています、〇〇という者です。
765プロではPは2人いまして、私と[秋月 律子]で当たらせて頂いております。
2人しかいないので、勿論仕事は多いですが一生懸命頑張らせて頂いております!
それはそれとして、アイドルのPと言えば一般的にアイドルに最も近い場所で支えているという認識があると思われますが、私の場合はと言いますと……。
「Pさーん!でへへ♪Pさんはやっぱり落ち着きますぅ♪」ギュゥ
「ちょっと未来、私が先に居たんだから後にしなさいよ。P、手が離れています、ちゃんと撫でて下さい。」
「えぇ~、静香ちゃんもう20分はPさんといるじゃん!もう替わってよ~!」
「まだ20分じゃない、私は普段こういうの出来ないんだからまだ良いでしょう?それに未来は朝遊んで貰ってたじゃない。P、膝、失礼しますね。」トスッ
ええ、ご理解頂けると幸いです。
うちのアイドルは何故か近すぎるのです。
今だって私は事務所のソファに座っていますが、左には[春日 未来]が、膝の上には[最上 静香]がいます。
こんなの誰かに見つかったら大変ですよ。
「あ、あの~、2人とも?俺はそろそろ仕事しないといけないんだけど……。」
「いいえ、Pは今私を撫でるという仕事をしています、アイドルの具合を調整するのもPの仕事でしょう?ほら、雑になってますよ、もっと丁寧にしてください。」
「あのねぇ……。」
「む~~っ、Pさん!私とも遊んで下さいよぉ~。」
好きでやってる訳じゃないんですけどね。
すると、膝乗っていた静香は前を向いていた状態から回転して、俺の方へ前を向けた。
「仕方ないですね……。」
すると静香は少し顔を赤く染めてから顔を横へ少し背けて両手を広げ、ハグを求める体制になった。
勿論俺は動揺しない筈がなく、
「……え?」
などと情けない声を漏らした。
「ほ、ほら、わかるでしょう!早くしてください!し、してくれたら今は我慢してあげますから……。」
「えぇ!?静香ちゃんずるいよぉ!!私はしてもらったこと無いのにぃ!」
静香はよっぽど恥ずかしいのか、手を見ると少し震えていた。でも、そんなことしなくても時間が経てば後でも仕事は出来るし、最悪残業になってでも…
「……してくれなかったら琴葉さんにPさんに押し倒されたって言いますよ?」
ガバッ!
「ひゃっ!ぷ、P!いきなり過ぎです///」ギュー
そりゃあまだ死にたくないのでね。
……にしても。
(女の子って柔らかいな。」ギュー
「ちょっ!P!そ、そういうのは言うものでは無いです!」
「っえ?声に出てた?」
「ええ、しっかりと…///」ギュー
最上 静香side
はぁぁぁ~~♪
ぷ、Pってなんでこんなにいい匂いがするのかしら。
安心するというか、なんというか……。
あっ、Pの唇……って!私は何を考えているの!!
で、でも、Pの首も綺麗よね。筋と鎖骨がちょっと見えててちょっぴりエッチ、というか///
こんなPを離したくない。
ずっとこうしていたい。
PはアイドルのP。
だから絶対に誰かと話すのは仕方のない事。
でも、それでも、Pを独占したいと思う。
私の両親に頭を下げに行ったあの日から私はきっとPに惹かれていた。
自覚してからは早かった。
Pをなんとか一人占め出来ないか策を練ったし、隙も伺ったし、Pについて調べたりもした。
私だけを撫でて、私だけを見て、私だけを呼んで、私だけに触れて。
誰にも渡さない。こんな運命の人。
逃がしてしまえばもう出会うことは出来ない。そんな人。
なら、死んでも逃がさない。
でも今はまだ準備期間。いつか、必ず。
あなたを奪って見せる。
〇〇side
カタカタカタ……。
パソコンのキーボードを打つ軽い音を鳴らしながらどんどん書類に記入していく。
この調子なら今日も定時で上がれそうだ。
「………。」ジーッ
……うーん、やっぱりもう少しこのみさんに撮影の仕事を回したほうが良いだろうか。
なら、中学生組をもっと増やすか?
いや彼女達も学校があるし、静香なんかは成績が関わってるし。
「………。」ジーッ
なら、高校生組か?
でも高校生こそ将来に大きく関わるし……。
「……。」ジーッ
「………。」
「…………。」ジーッ
「……な、なぁ、杏奈?なんでそんなにこっち見てるんだ?」
「…Pさん…は、忙しい…から。迷惑、かけないように……離れてるけど、…やっぱり、見ていたいから…。」
「俺はサボらないよ?それより今日はオフだったんじゃないのか?しっかり休んだ方がいいんじゃないか?」
「…杏奈がいない間に、Pさんに、変な虫がついちゃいけないから……」
「む、虫って……。」
「ねぇ、Pさん…今はお話ししても、…いいの?」
「ん?何か用か?」
そう言って俺は座っている椅子を回転させて杏奈に向き合う、杏奈は少し離れたソファに座っていたので此方へ歩いてきた。
「……やっぱり…。」
「ん?どうした、杏n「バン!!」うおっ!ちょっ、杏奈!?」
何か話しでもあるのかと思い、
近づく杏奈を待っていたが杏奈は俺にだいぶ近づいたところでいきなり立ち止まり、
何かを言ったかと思った途端、杏奈は俺の仕事机を叩いた。
「Pさん、なんでPさんの身体から他の雌の匂いがするの……?」ハイライトオフ
「……は?」
「は?じゃないよ、Pさん。」グイッ
「うおっ!」
杏奈の口から発せられた言葉は俺の頭を掻き回すのにはちょうど良く、とぼけた声を出した瞬間、
杏奈にネクタイを引っ張られもう少し近づけば鼻が触れてしまうほどの距離まで寄せられた。
「なんで、雌の匂いがついてるのかって聞いてるの。もしかして浮気?Pさん」ハイライトオフ
「う、浮気!?なんの事だ!?俺に付き合ってる人はいないぞ!それに杏奈!ネクタイを離すんだ!」
流石にアイドルとは言えど、こんな行為が許される筈がない。常識の域を越えている。
それに俺にはこんなことをされる覚えはない筈だ。
すると杏奈はネクタイを離した。
が、杏奈はすぐさま俺の膝に跨がって今度は胸ぐらを掴んだ。
「Pさん?質問の答えが聞きたいの。早く答えて!!なんで!Pさんの身体に他の人の匂いがするの!!」
「し、知らねぇよ!なんの覚えもない!今日は誰にも抱きつかれてない!」
「……そう…。ごめんなさい、Pさん。」
俺は混乱していた。
杏奈はこんなことをする子ではない。
一体何が…。
すると今度は杏奈の両手で顔を挟まれ、強引にキスをされた。
「んっ!?!?」
「ちゅっ、……じゅるっ、……はぁっ、れろっ、……ちゅうっ、……。」
あまりにも急すぎたので勿論、状況を即座に判断することなど出来ない訳で、結局杏奈が離してくれるまでそのままキスをされ続けた。
「はあっ♡はぁっ♡ぷ、Pさん♡やっと出来た♡」ハイライトオフ+オメメハート
離れた唇同士には銀の糸が架かっていて、杏奈の顔は正に幸せそのものだった。
「はあっ、はぁっ、な、何を…杏奈……。」
「ずっと前からこうしたかったの。杏奈は皆と違って普段から明るく振る舞えない。だからPさんはどんどん誰かの手に堕ちていく。それが杏奈には嫌で嫌で。だからこうやってPさんに私のシルシをつけるの♡ここまでされてまだ気づかないPさんじゃあないでしょ?好き、好き、大好き♡愛してるの♡誰にも渡さない。Pさんは杏奈のモノ。絶対に離したりしない。」
「……杏奈…。」
「だから、Pさんに近づこうとする雌は杏奈が全部消すの。」
「………え?」
「Pさんは杏奈のモノ。なら誰も近づけさせやしない。今までは我慢してきた。でも、もう耐えられない!他の雌が邪魔で邪魔で邪魔で邪魔で邪魔で邪魔で邪魔で邪魔で邪魔で!!!」
その声は今まで聞いたことのない初めて聞く杏奈の声だった。
「だから、さっき言ったように杏奈のシルシをつけるの。」
すると杏奈は俺のネクタイを緩めてシャツのボタンを外そうとしてくる。
「お、おい!杏奈!やめっ……んぐっ!?」
「じゅるっ、……ちゅっ…………んっ、」
また杏奈にキスをされたと思った時には既に杏奈は俺のネクタイを外しており、そのネクタイで俺の両手首を縛った。
「んっ……、ぷはっ♪ん……おいしい……♪…うるさい口は塞がないとね♪」
杏奈は口元にどちらのかわからなくなった唾液を垂らし、小さくて綺麗な自分の唇に指を当てて笑顔を作っていた。その姿はまるで獲物を完全にとらえた獣だった。
「くっ、離せ!杏奈!俺はP!杏奈はアイドルだ!こんなことしたら杏奈の人生にも関わるんだ!考え治せ!」
「……こんなことをしても、まだPさんは『杏奈』って呼んでくれるんだ♡優しいね、ホンット、大好き♡」
そう言って、いつの間にかはだけさせられていたシャツに手を入れて杏奈は俺を抱き締める。
「それじゃ、シルシ。付けるね♡」
チュッ……
「うっ…。」
杏奈は俺の首に吸い付き、どんどん吸っていく。
「んっ…ぷはっ♪……痕…付いた♡」
「杏……奈…。」
「えへへっ♪今度からこの痕色んな人に見られちゃうと思うけど、ちゃんと杏奈に付けられたって言わないとダメだからね♡」
「…なん…で……杏奈……。」
「…………でないと……。」
「……………………今度は食べちゃうからね♡……」
やりたかったんや(満足感)
どんなですかね?
指摘、意見等ございましたら遠慮なくどうぞ。
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リクエスト 志保の嫉妬
多分真面目に書く(保証なんて無い。いいね?)
ん?アオバ?誰それ?知らん。
〇〇side
「ただいま戻りました~!」
夏も終わりを告げ、どんどん寒くなっていくこの頃。
俺はいつも通り営業を終え事務所へ帰ってきた。
「あっ、Pさん!お帰りなさ~い!」トタトタ
「おう、今日の撮影はしっかり出来たか、翼。」ナデナデ
帰ってきてすぐお出迎えに来てくれた翼を撫でながら
今日の成果を聞く。
撫でられている翼は気持ち良さそうだ。
「えへへ~~♪今日もしっかり撮って貰いましたよ!カメラマンさんにも誉めて貰いました!」
「本当か!なら翼のおかげでまた仕事が貰えるかもしれないな!よくやったぞ翼!」ナデナデ
報告された成果が良いものだったので、俺はさっきより少し強めに翼の頭を撫でていた。
「ねぇねぇ、Pさん!ちゃんとお仕事したご褒美欲しいなぁ……。ダメぇ……?」
「ご褒美?ん~、そうだな……。例えば?」
「例えば!ふたりで遊園地とか、ショッピングとか!それで最後は綺麗な夜景が見えるレストランで食事とか!」
「ははっ、まるでカップルだな、そりゃ。」
「えっ///」
「でも、翼もだいぶ有名になってきているんだ。この時期が一番気が緩みやすい時期でもあるからな。悪いがそれは出来ないが、今度ショッピングなら付き合えるぞ。」
「ほ、本当!?」
「おう!男に二言はないからな!」
「じゃあまた予定のお話ししましょうね!Pさん!私、今からレッスンなんで行ってきますね!見に来てもいいんですよ?」
「そうだな、一段落したら見に行かせて貰うよ。レッスン、頑張れよ!」
「はーい!」
翼が出ていって閉まったドアを見てから俺は仕事机に座った。机には今朝淹れて呑み残していたコーヒーが置いてあった。
「………淹れ直そうか。」
「……私がやりましょうか?」
「え?」
「うおわあああああ!!」ガタッ!
「…そんなに驚かなくても良いじゃありませんか、少し傷つきますよ。」
「す、すまん、志保。てっきり誰もいないと思ってて。(心臓止まるかと思ったぞ。)」
「……ずっとソファに居ましたけど。…まぁいいです。そこまで怒ってないですし。」
「お、おう。悪かった、すまん。」
「いえ、大丈夫です。コーヒー、淹れますね。」
「ああ、頼むよ。」
「はい、どうぞ。P。」
「ん、ありがとう志保。」ズズッ
ん、うま。
「でもインスタントなので、淹れ方もなにもないですけどね。」
「いやいや、高い豆だからだと思って雑に淹れれば不味くなるし、その逆も然り、安い豆でも丁寧に淹れればその豆の個性を活かせる。そういうものだ。」
「それPの考えた台詞じゃないですよね?」
「失敬な!とある喫茶店の店長の台詞だ!」
「やっぱり違うじゃないですか。というか、豆から作るわけないじゃないですか。粉末ですよ。」
「ん?そうだっけ?」ズズッ
「はぁ、まあいいです。それよりP。」
「はいはい、何ですか志保さん。」
「私コーヒー淹れましたよね?ならその『ご褒美』を下さい。」
「ん?『語尾にほ』?」
「ボケ下手くそですか。」
「あはは、冗談だよ。ご褒美?何がいいんだ?ん、もしかして翼がご褒美貰ってるのが羨ましかったのか?」
「……。」
「あはは、可愛いなぁ志保は。」ナデナデ
「……………そういうところですよ。………。」
「ん?何か言っt…うわっ!」
飲んでいたコーヒーが入ったマグカップを机に置き、志保の頭を撫でていると何か志保が言った。
それを聞こうとした時、志保が抱きついてきた。
「し、志保?何やって…「P。」はい。」
「Pは何故色んな娘を甘やかすんですか。」
「いや、俺自身はそんなに甘やかしている気はないんだが。」
「貴方が触れるのは私だけでいいんです。貴方が見るのは私だけ。貴方が話していいのは私。貴方が笑いかけていいのは私にだけ。…………。」ハイライトオフ
志保は椅子に座っている俺の太股に跨がり、俺のシャツを掴み下に俯き何かブツブツ言い出した。
「あ、あれ?なんか………眠……く…なって……。」
「フフッ、やっと効いてきたんですね。P。」
「し………志……保……何……言っ…て……。」ガクッ
志保side
前からずっと想っていた。
私はPが好きだ。
いや、最早この感情は『好き』なんて生半可なモノではない。
私は愛している。Pを。
恐らく私はもっと前からPを好きだったのかもしれない。
ただ、それを自覚する勇気が足りなかったのだろう。
自覚してからは速かった。
可奈が嬉しそうに甘えるのも、
百合子さんが楽しそうに本の話をするのも、
静香がPを笑い合ってるのも。
全部その日から苦痛に変わった。
でも唯一、その苦痛が癒される瞬間があった。
それはPと一緒にいる時だ。
それを知って私は尚更Pを愛していくようになった。
だから、離さない。
もう、Pは私のモノにする。
絵本のヒロインは最後に幸せを終わりに迎える。
その幸せが私にあっても良いはずだ。
〇〇side
気分が悪かった。
何か嫌なモノが体の中で渦巻くような。
吐き出してしまいたかった、だがそんなこと許さないと俺の前でそれを止める人がいる。
その手は真っ暗でとても色なんて見えたモノじゃなかったが、何故かその人の手は赤く染まっているのではないかと思っていた。酷く冷えたその手を。
その手を伸ばす本人の顔は面妖に笑っていて、俺の頭に恐怖を叩きつける。
「うわああああああっ!!!!」
「きゃっ、……ちょっとP。いきなり起きて騒がないで下さい。」
「はあ、はあ、……し、志保?」
嫌な汗だ。今すぐに洗い流してしまいたいが、
それより先に何か温もりが欲しい気がした。
「志保……志保!」ガバッ
「ちょ、ちょっとP!こんなこt「ごめん。ちょっとだけこのままで居させてくれ。頼む。」っ、し、仕方ないですね。……///」
………暖かい。
「……なにかあったんですか?」
「……………いや、少し変な夢を見た。……こんな歳になっても怖いと思ったんだ。」
「大人になっても怖いモノは怖いですよ。」ナデナデ
「……すまん、だいぶ落ち着いた。ありがとう、志保。」
「いえ、気にしないで下さい。」
「それで、志保。」
「はい?」
「ここは何処だ。」
「どこって私『達』の家ですよ?」
「………は?」
「起きてすぐに抱きしめてくれたので嬉しかったのかと思いました。」
「そんなわけないだろ!まぁなんでもいいや、とっとと出るぞ。」
「………何処へ、行くんですか?」ガシッ
「うわっ!」ドサッ
「Pは何処へも行かせませんよ。ずっと私と一緒にいるんです。」
「痛いっての!いきなり押し倒すなよ!」
「P。Pは今から私のモノになるんです。Pは私だけを見ていればいいんです。それとP………
一体誰の許可を得て他の女を撫でているんですか?」ハイライトオフ
「っ!」
「私はPを愛しています。ですからPも私を愛して下さい。私に溺れて下さい。」
「何を勝手な事言っt…んぐっ!?」
「ちゅっ、……じゅるるっ、はぁ、れろっ………。」
志保の舌が俺の口内を支配する。
なんとか離そうにも離す度に吸って、舌で舐め回す。
「ぷはぁっ、……思った通りです。やっぱり美味しい。蕩けそうです。P……!」
「はぁ、はぁ、っ!んぐっ!?まふぁ!?(また!?)」
………30分後
「ふふっ、はぁ~~、愛しい。愛しい!こんなに幸せなのは初めてです…!やっと……やっと貴方を私のモノに……!」
「し………ほ………………。」
「はい、貴方の北沢 志保です。」
「やめ………ろ……こんな……こと…。」
「……………………………。」
「…………?……志保?」
「まだわかってないんですね。」
「な…にを…………っ!!があああああああ!!!」
「ふふっ、いい声ですね♡それも堪りません///まだカッターを太股に刺しただけですよ?わからない人には体で覚えて貰います。」
「っ!わ、悪かった!頼む!やめてくれ!頼む!」
「ふふっ、貴方の怯えた顔なんて珍しいモノを見れました♡…………でも、やめません♡」グリグリ
「っがあああああああ!!!」
「これからずーっとこうやって愛しあって生きましょうね♡」
「ね?あなた♡」
ごめんなさい。
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〇〇って可愛いよな。
ちょっち短いかも、勘弁してぇな。
~静香~
「静香って可愛いよな。」
「………は?」
「何て言うか、ツンデレって言うの?でも志保のとは違ってて可愛いって思った。」
「そ、そういうのは本人の前で言わないで下さい!」
「ほら、不意打ちに弱いところとか。」
「~~っ!///」
「どんどん前に進もうとするところも俺は憧れるよ。そんな勇気も力も俺にはないからね。」
「そんな事ないですよ。私達の為に少しでも私達を楽させてあげられるように頑張ってくれてるのを私は知っています。いつもありがとうございます。」
「……素直な静香も可愛いな。好きだ。」
「ちょっ!///」
~百合子~
「…………。」
「……百合子って可愛いよな。」ボソッ
「」ピタッ
「あ、固まった。」
「おーい、百合子~、戻ってこーい。」ツンツン
「ひゃっ!ぷ、Pさん!お腹の横突っつかないで下さい!」
「焦ってんな、可愛い。」
「むぅ~、反省してないですねPさん!」
「百合子は妄想ばっかりする変わり者って思われるらしいが、俺は夢見る少女みたいで可愛いって思うぞ。」
「ひゃうっ!///」
「ルックスも声も俺はだいぶ好みだしな。いつも話しかけてくれると元気が出てくるんだ、ありがとう。」ナデナデ
「も、もう!撫でないで下さい!だ、抱きしめちゃいますよ!?///」
「ばっちこい。」
~このみ~
「やっべ、このみさん可愛い。」ジタバタ
「ぷ、P?なんで両手で顔を隠しているのかしら?私も恥ずかしいのだけど///」
「え?なんでですか?」
「い、いきなり、か、可愛い……とか……」ボソボソ
「え?なんですって?」
「あ~~!!もう!P!私は『可愛い』じゃなくて!『セクシー』なの!」
「あ~~、確かにその身長で可愛いって言ったら明らかに小学生ですもんね。」
「誰が小学生よ!私は劇場アイドルの中で最年長なのよ!」
「嫌味で言いたい訳じゃないですけど自分割りと背がデカいと思うんですよね。だから……」ヒョイ
「ちょっと!P!?なんで高い高いしてるのよ!」ジタバタ
「こうしてみるとすっごく可愛いって思います。」
「そんな……目を見られて言われたら……。///」ドキドキ
「飴ちゃん食べます?」
「フンッ!」ドスッ
「グフッ!」バタ
~星梨花~
「えへへ♪」
「………問答無用で可愛い。」
「Pさん?可愛いって誰の事ですか?」
「誰ってそりゃあ……。」
「……♪」ワクワク
「ジュニオールに決まってんだろ///」ジタバタ
「」ポカーン
「何て言うかあれは最早天使だろ。犬ってのは忠実でホントに可愛いよな。マジすこ。」
「」ポカーン
「あ、星梨花?今度また会いに行っても良いか?適度にジュニオール分を補給しないと死んじまいそうでよ。」
「………。」
「ん?星梨花?」
「Pさんは、わかってないようですね。」
「わかってないってなんの事だ?流石にジュニオールの毛の本数までは知らないが…。」
「えへへ♪色々わからせてあげますね?まずは……。」
「星梨花?なにそれ、ってそれスタンガっ!………。」
「さて、あとはPさんを連れて帰って…ふふっ♪楽しみです♪」
「私は今少し機嫌が悪いのでちょっと手荒くなっちゃうかもしれないですけど、し~~っかり教えてあげますね♪」
~昴~
「ん~~、可愛いと思うんだけどなぁ。昴がなんて言うかによるんだよな。」
「P。オレが何だって?」ヒョコ
「おお、昴。実は次のアイドル雑誌の話を持ちかけられててな、誰にしようか悩んでてよ。
この衣装の色なら昴にぴったりだと思ったんだが、どうだ?やってみないか?」
「どれどれ~?って、これスカートじゃねぇか!」
「昴はスカート苦手だったよな。でもアイドルやってく中でスカートを穿くなんていくらでもある事だ。
慣れるためにもやって損は無いんじゃないか?」
「そ、そうかも知れねぇけどよ……オ、オレにスカートって似合うのかな…。」
「何言ってんだ、スカートが似合わねぇ女の子なんて居ないよ。昴は可愛いよ、自信持てって。」
「か、かわっ!?///」
「おう、可愛いぞ。」
「オ、オレは……その…。」
「どうだ?やるか?」
「……や、やってやるよ!克服してやるぞ、スカートぉ!」
「(真に回せばなんの問題もなかったな。……いや、ダメだ。)」
ENDおおお!!(遠藤おおお!!)
なんか更新遅いわりに雑ですね、ごめんなさい。
さい……さい……サイクロン!ジョーカー!
ヒィーハァー!!(?)
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百合子の依存
リクエストある人は感想にでも書いて教えて下さい。
(例)星梨花のヤンデレが見たいです!
など。
今思ったけど志保ってP「さん」呼びじゃん(泣)
「ゆ、百合子!落ち着け!考え直せ!」
「ダメです♡Pさんを捕まえないと私おかしくなっちゃうんです。だから……」
「大人しく私の[モノ]になって下さい♡」
〇〇side
「ただいま戻りました~。」
「あ、おかえりなさいPさん。」
「お疲れ様です、音無さん。」
「どうでしたか?今日の収穫の程は。」
「ぼちぼちですね。いろんなドラマに出る子も増えてきましたし、そろそろライブしてもいいですね。」
「ふふっ、きっとお客さんでいっぱいですね。」
「そういえば今日は他に誰もいないんですか?」
「いえ?百合子ちゃんが向こうのソファで本読んでますよ。」
「ああ、百合子か。丁度良かった、次の仕事の内容貰ってきたんです。ちょっと話してきます。」
「はーい。」
「百合子~?次の仕事の……あれ?」
「すぅ……すぅ…………。」
「寝てるのか珍しい。そういえば昨日は運動主体の仕事だったからなぁ。まだ疲れがとれてないのかな、確かブランケットが~っと……」ガサゴソ
「よし、風邪ひかれたらお互い大変だからな。」
「(やっぱり女の子だなぁ。こうしてみるとまだ子供なんだよな、体力面はしっかり考えてやんないと。)」
「んんぅ……。」
「…………しっかり支えてやるからな……。」ナデナデ
「……あ、あれ?Pさん?」
「おっと、ごめん起こしちゃったか?」
「い、いえ!たまたま起きただけですよ!というかすみません、勝手に寝ちゃって。」
「何言ってんだ、疲れてんだろまだ寝とけって」ナデナデ
「あうぅ…///。あれ?このブランケットいつの間に…?」
「いや風邪引いちゃあダメだから持ってきたんだが…。」
「わざわざすみません、ありがとうございます。」
「いいよ、……さて俺は仕事に戻ろうかな。」ヨッコラセ
「あ、あの!Pさん!その……もしよかったらもうちょっとだけ傍に居てください……。」
「ん~~、わかった百合子が寝るまでいるよ。」
「あ、ありがとうございます。///」
「あの、Pさん。」
「ん~~?」ナデナデ
「私、最近一人が寂しいんです。」
「寂しい?」
「はい。今までは杏奈ちゃんや劇場の皆が居てくれたんですけど、皆の仕事がどんどん増えていって一人になることが増えたんです。そのときになんか寂しくなっちゃって…。」
「……そうか、皆が頑張ってる証拠だな。……なら今度皆でご飯でも食べに行こうか、寂しい時は一瞬だけだよその後を楽しめばすぐ忘れられるよ。」ナデナデ
「そういうものなんでしょうか……。」
「おう、それにそんなに寂しいなら嫌じゃなければ俺も一緒にいるよ。」
「い、嫌な訳ないじゃないですか!」
「ハハハ!そんなに力込めて言わなくてもいいんだぞ?」ナデナデ
「うぅ……///。」
それからというもの、百合子は寂しいと思った時は我慢することなく俺の傍で本を読んだり話したりすることが多くなった。
しかし、なぜかその行動はどんどんエスカレートしいつしかは劇場にいるときは四六時中ずっと一緒にいることが多くなった。
「プ、Pさん!何処ですか!置いて行かないで下さい!寂しいです!何処にいるんですか!!」
「お、おお、起きたか百合子。今は用具入れにいるぞ~!」
「っ!」ダッ
「ええっとこの辺に……うおっ!」ガバッ
「ううぅ……寂しいですよPさん。一緒にいてくれるっていったじゃないですかぁ~…。」ギュゥゥ
「いや、百合子が寝てたから仕事しようと思ってな。」
「………。」
「(……安心できる。Pさんの匂い、Pさんの温もり、Pさんの背中……。全部、ずーっと私だけが触れられていたら…。)」
「百合子~。」
「なんでしょうか、Pさん。」
「探し物見つかったからそろそろ離れてくれ。」
「なら、私を抱っこしてください。」
「ええ、なんでさ。」
「………。」
「………わーったよ、……ほれ、って軽いな相変わらず。」ヒョイ
「~~♪」
「ご機嫌だな、全く……。」
「…………Pさん、何処に行ってたんですか。私から離れないで下さいと頼んだ筈です。約束、破るんですか?」
「何処にってトイレだよ。約束も何もずっといるのは無理があんだろ、悪いがちょっとだけは我慢してくれないか?」
「………。」
「じゃあ仕事の続き始めるから。」スタスタ
「…………。」
「(Pさんは人間だ。トイレにだって行くし、仕事だってある。わかってる、わかっているけど、それでも一緒にいたい。Pさんの顔を見ないと苦しくなる。Pさんの傍にいないと焦ってしまう。………これって、本で読んだ『恋愛感情』なんじゃないかな?……………そうだ、そうだ!きっと、いや、絶対そうだ!!私は、七尾百合子はPさんが好きなんだ!!好き、好き、好き、………好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き♡♡♡………なら、
離れちゃダメだ♡)」
※冒頭に戻る※
「大人しく私の[モノ]になって下さい♡」
Pは現在、いつの間にか寝てしまい起きた時には知らない部屋にいて、真っ白な大きいベットに手足を縛り付けられていた。
「これからもPさんは私のPさんで居てください。ですが、ここから外には出しません。私と起きた時も何もない時も、寝て夢を見るまでず~~~~~~っと♡私と居るんです♡」
「ですから、今から私達は結果的に死にに行くようなモノです。ならその前にPさんと繋がりたいんです♡♡」
「やめろ、本当にやめろ!百合子!死にに行くなんて言うな!百合子はまだ、将来が沢山未知な事が溢れてる!本だって数えきれない程ある!だかr「そこに、Pさんは居ますか?」…!?」
「沢山の知らない本、知識、それはとても魅力的です。それは楽しみな事なのかもしれません、ですが、そこにPさんは居ますか?」
「百合子…!」
「私、気づいたんです。このPさんに今向けているモノは[尊敬]、[安心]、……どれも違う。これは……[恋]……!」
「何を……言って………っ!?」
「んむっ、じゅる♪…はぁ、はぁ、……れろっ、はふっ、んんぅ…じゅるるっ……ぷはぁっ!」
「ハァ、ハァ、ハァ、!」
「あぁ、甘い♡気持ちいい♡本で読んだように愛している人とのキスは甘いんですね♡」
「百合子!いい加減にしろ!こんなこと冗談じゃすまされないぞ!」
「…………………冗談………?」ハイライトオフ
一瞬で場が凍る。Pの焦りの気持ちが一気に恐怖に塗り替えられる。
「………Pさんは、私のこの行為を[冗談]と捉えるんですね……。」
「ゆ、百合子…?」
ガッ!!
「かはっ!」
「許せない、私はPさんが大好きで愛しくて……なのに[冗談]だなんて……!!」ギリギリ
「(く、首を絞めるなんて、ほんとに百合子は変わってしまったのか!?)」
「…………。」パッ
「がはぁっ!!はぁ、はぁ、はぁ!!ゲホッ、ゲホッ!!」
「私、思ったんです。」
「ゲホッ、な、何……?」
「Pさんは[人]だからすることが多いんです。いえ、[生きている]から忙しいんです。なら、死んでしまえば私だけを見てくれる。私だけの本当の[Pさん]になってくれる。」
「ゆ、百合子??」
「安心して下さい、Pさん♪
貴方と死んでも私は幸せです♡」
ごめんなさい。
誠に謝ッッ!!
更新が相変わらず遅くて申し訳ないです。
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エイプリルフールに起きた間違い。
遅れたけど問題ないでしょ(逃げ)
4月1日。
それは新学期の始まり、新生活の春。
そして………
「エイプリルフールであるっっ!!」
「わっ、どうたんですか急に叫んで。」
「律子!これは大事なイベントなんだ!いつも仕事詰めで死にそうな俺に生きる希望を与えてくれる素晴らしい日なんだ!!」
「あぁぁうるさい!わかりましたからそんなに大きい声出さないでくださいよ。」
「おぅ、すまん。少し興奮してしまってよ。」
「ピヨッ!Pさんが興奮!?これはベットインチャンスなのでは!?」
「どっから出てきたんだよ、仕事しろ。」
「ピヨォォ……。」
「てな訳で、仕事は終わりました!なので遊んで来ます!」
「ちょっ、終わったんなら文句は言いませんけど、何するにしても限度を考えてしてくださいね?」
「はい!行ってきます!」
~桜守 歌織~
「さて、まずはどんな嘘を誰に仕掛けようか。今の今まで誠実かつ熱血的に指導してきたんだ。どんな軽い嘘も信じ込みやすくなっている筈だ。つまり、準備は整った!勝負は今!ここで決める!!」
「ん、あそこにいるのは歌織さんか。………よし。」
「お疲れ様です、歌織さん。」
「あ、プロデューサーさん。お疲れ様です。」
「ボイストレーニング終わりましたか?」
「はい、先程終わって今ちょうどお片付けが終わったところです。」
「そうでしたか、調子の程はどうでしたか?」
「はい!しっかり声も出せましたし、音程にも自信がついてきました。」
「それは何よりです。次のレッスンには俺も行きますので楽しみにしておきます。」
「はい!…ところでプロデューサーさん、なにかご用でもありましたか?」
「……えっ、なんでそう思ったんですか?」
「(いつもより溜めが長い!まさかなにか悩み事が!?それは大変です!私の大事な人の為になにかお役に立たなければ!)」
「なんでも仰って下さい。私でよろしければ相談に乗りますよ。」
「そう、ですか…。なら少しだけ。」
「っ!はい!」
「(凄く嬉しそうな顔してる。)実は、最近彼女が素っ気なくてですね……。」
「…………はぇ?」
「え?で、ですから、最近彼女が不機嫌な事が多くてですね……俺がなにかしてしまったんじゃないかと思ったんですよ。でも特になにかをした覚えなんて無くて…。」
「ぷ、ぷぷぷ、プロデューサーさん!彼女さんがいらっしゃったんですか!?」
「あれ?そこからでしたか?実はもう4年付き合ってる彼女がいるんですよ。」
「そ、そんな……そんな事が……。それに、よ、4年も……。」
「それで、どうしたらいいでしょうか。俺、こういうことに相変わらず疎いもので……。」
「………えぇ、全くですよ。」
「あ、あれ?歌織さん?なんか雰囲気変わってません?それになんでゆっくり近づいて来るんですか?」
「フフ、フフフフッ。」
「か、歌織さん、なんで、そんな、ちょ、ちょっ、まっ!」
~ご説明~
「大変申し訳ございませんでした。」
「はぁ、本当に驚いたんですからね!それに、プロデューサーさんって嘘なんて付くことあるんですね。」
「えぇ、まぁ。一応人間なので。」
「人間だからというのは理由にならない気がしますけど…。まぁそれでも、プロデューサーさんの違う一面がわかって少し嬉しいです。」
「歌織さん……。」
「普段からもっと私達に頼って貰ってもいいですから無理はしないでくださいね。」
「……ありがとうございます。歌織さん。」
「はい!」
「……ところでなんてすけど、」
「…?なんでしょうか?」
「お見合いの話が親から来ててですね……。」
「えぇっ!?本当ですか!?」
「いえ、嘘ですけdパチーン
その時間の廊下に綺麗な平手打ちの音が反響した。
~所 恵美~
「~♪」
「んっ、この声は恵美か…。……よしっ。」
「おっはよ~♪」ガチャ
「………ん、おはよう。恵美。」
「あれ、プロデューサーなんか元気ない?どったの?」
「……?もしかして恵美は聞いてないのか?」
「え?聞いてないって何が?」
「実は、俺は明日からここから居なくなるんだ。」
「…………え?」
「こればっかりは俺の責任だ。俺の頑張りが足りないばかりに結果が実らず皆にいい成績を残させてやれてない。仕事を取ってくる俺に問題があったんだ。仕方のないことだ。」
「ちょっ、ちょっと待ってよ!プロデューサーはいっつも遅くまで残って仕事してたじゃん!皆のレッスンに付き合ったり相談に乗ったり私らのミスも一緒に謝りに行ってくれたじゃん!頑張りが足りない訳ないじゃん!」
「いや、俺がやってた事は単純な事で誰でも出来ることだ。たいして珍しいことじゃない。」
「そんな……それで………。」
「あぁ、悪いが引き継ぎ等は向こうでやってくれるそうだから俺は今日中に荷物をまとめて消えるだけだ。」
「……………。」
「皆には本当に感謝でいっぱいだ。皆のお陰で俺はたくさん成長出来た。これなら次の職場でもしっかりやっていけるよ。」
「…………プロデューサーはそれでいいの?」
「……皆が良い方向に進めるなら俺はどうなったっていい。」
「っ!」ガバッ!
「うおっ、め、恵美?」
「そういうことじゃない………。」
「え?」
「そういうことじゃないよ!!」
「プロデューサーは皆と一緒に居たくないの!?私は嫌だよ!私のオーディションから今まで面倒見てくれたプロデューサーが今日でお別れなんて嫌だよ……。」
「恵美………。」
「プロデューサーがいたからしっかりやってこれたし私自身も成長できたのに………ずっと居てよぉ…。」
「…………。」
あれ?これ大分ヤバくない?
恵美が思っていた以上に感情的になってる!?
何よりムードが出来上がっちゃてる!
っていうかこの子薄着過ぎでしょ!当たってアガガガ
「め、恵美!実はこれは冗d「冗談なんて言ったら許さないからね。」………なんでもないです。」
あれ?もしかして気づかれてる?
「……プロデューサーが765プロからいなくなっても寂しくないように一緒にいないといけないね。つまり一緒の家に住まないと。」
「???…………………?」
「にゃははっ♪心底困惑してるね♪」
「気づいてたのか?」
「まぁね、たまたまプロデューサーと律子さんの会話聞いてたから知ってただけだよ。」
「なんだそういう訳か。」
あの時事務所には俺と律子と鳥しかいなかった気がしてたんだけど気づいてなかったのか?
「ね!私の演技どうだった!?上手くなってた!?」
「え、あぁ確かに上手くなってたな。気づかれてるとは全然思わなかったぐらいだったぞ。練習いっぱいした成果だな。」ヨシヨシ
「にゃはは♪これもプロデューサーがしつこく練習に付き合ってくれたお陰だね!」
「しつこくって……。」
「だって私が台本もらったらその日に「大丈夫か?難しそうなとこないか?琴葉にも手伝ってもらおうか?あぁでも緊張はするなよ!」とか過保護な親みたいだったじゃん。」
「そりゃあ自分が取ってきた仕事だけどやっぱり不安はあるしな。少しでも手伝いはしないとって思ってよ。」
「……そーいうとこだよ…。」
「え?ごめん恵美、あんまり聞こえなかったなんだって?」
「ううん!なんでもない!あっ、そうだプロデューサー!ちょっと屈んでよ!」
「屈む?あぁ、これでいいか?」グッ
俺は恵美に言われた通りに恵美を見上げる状態になるように割りと深めに屈んだ。
「うーん、ま、これでもいっか!」
「なにがいいっt」
俺の言葉が言い終わる前に俺の声は止められた。
唇が塞がっているんだ、それは喋れる訳もない筈だ。
「ん、………ぷはっ、……にゃははっ♪……しちゃったね♪」
「しちゃったねじゃないだろ、どうすんだよアイドルがプロデューサーとはいえ年上の男にしちゃダメだろ。」
「あれ?思ったより冷静だね?」
「驚きが一周回って落ち着いてんじゃねぇの?ったく、こんなの誰かに見られたらどうすんだよ。しかも恋人でもないのに。」
「私はプロデューサーならいいかなって思ってるよ?」
「やめとけ、わかってるだろうがそういうのは良い目で見られないんだからな。それに恵美ならもっと他の同年代の連中と青春しろよ。」
「それは違うよ、プロデューサーだから好きなんだよ?」
「…………とにかくこういうのはもうやめてくれよ。」
「エイプリルフールだからって嘘つこうとしてたのはプロデューサーじゃん。ま、私はこれからも好きでいるからよろしくね!ガンガンいくかんね~♪」
「………やめとけばよかった……。」
この後影で見てたエレナと琴葉にも同じことをされたのは別の話。
~篠宮 可憐~
「さて、恵美に嘘をついたって事はもう皆知ってるかもしれないな。ここいらでラストにしておこう。」
事務所で自分の椅子の背もたれに存分に身を任せて天井を仰ぐ事数分。
「誰に引っ掻けたもんかねぇ……。」
ガチャ
「お、おはようございます……。」
「ん?おぉ可憐。おはよう。」
「あ、プロデューサーさん。おはようございます。」
いつもの如くおどおどしながらドアを開けて入ってきた可憐は俺を見つけると笑顔で挨拶してくれた。
「可憐でいこうか……。」ボソッ
「私が何処かに行くんでしょうか?」
「いや、こっちの話だ。気にするな。」
危ない、可憐は声こそ小さいが耳はすごく良いんだった。作戦は……。
「そういえばプロデューサーさん、昨日は寝るのが遅かったんですね。」
「………え、」
「いつもより2時間も遅く寝てましたし、起きたのも少し早かったですよね。お昼はしっかり食べましたか?朝ごはん抜いてたみたいでしたから。」
「??なんで可憐が知ってるんだ?」
「プロデューサーさんの事ならなんでも知ってますよ♡」
「」
「あとプロデューサーさん、今日は恵美ちゃんの匂いがしますね。あと微かに歌織さんの匂いも。」
「あ、あぁ。今日会ったしな。」
「………私のプロデューサーさんが…。」ボソッ
「え?」
「プロデューサーさん、このソファに座って下さい。」
「お、おう。別に良いが……。」
言われた通り俺は可憐が指で指したソファに座る。
「それでなんでソファにっ!」
言い終わるのとほぼ同時に可憐はソファに座った俺に対面になるように俺の膝に座り逃がさんとばかり首の後ろに両手を回し、鼻と鼻がもう少しで触れ合う距離まで顔を近づけてきた。
「かっ、可憐!?」
「はぁ、はぁ♡プロデューサーさん♡」オメメハート
「ちょっと近すぎですよね!?離れましょうか!?」
「プロデューサーさんはプロデューサーさんだけの匂いだけでいいのに他の匂いがするんです。でもここまで近づけばプロデューサーさんの匂いしかしないはず………?……あれ?」
「か、可憐?」
「……これ、濃い恵美ちゃんの匂い?」
「!?」
その時プロデューサーは一瞬で恵美にキスされた時の事だと勘づいた。そして背中に冷や汗が流れる。それはまるで嘘をついた少年が親にばれてしまった時のそれだ。
「なんで………プロデューサーさんの唇から恵美ちゃんの匂いが………。」
「えっと、これは……その……。」
「もしかして恵美ちゃんとキス…したんですか?」ハイライトオフ
「えっと……はい………。」
「………………………。」
静寂。
目から光を失った可憐はプロデューサーの目を瞬きをすることなく見つめ続けプロデューサーはただただ恐怖し呼吸するので精一杯になった。
すると可憐はプロデューサーの左耳に顔を近づけてゆっくりと喋りだした。
「……おかしいですよね、プロデューサーさん。」
「……な、なにがでしょうか……。」
「プロデューサーさんは私の旦那さんなのになんで他の人とキスなんてしているんですか?」
「……………?あれ?」
「浮気ですよね?私がいて浮気するですか?私じゃ不満なんですか?……そういうのはことをするプロデューサーさんにはお仕置きが必要ですよね?」
「どういうことd、っ!?」
「はむっ、……んっ、♡……んぅ、じゅるっ、はぁっ♡……れろっ、…はふっ、んむっ♡…んちゅっぅ…。」
「んん~!?ん!んん!?」
「……ぷはっ♡ん、ふふっ♡目がとろーんってしてますよ、プロデューサーさん♡」
「か、可憐、やめ、っ。」
「やめません♡……あーむっ、んっ♡」
「ちょっ、可憐!首は…っ!」
可憐は俺の首に噛みつき、舌で舐め、吸って、甘噛みと繰り返し、それに対する俺の反応を楽しんでいる。
「んっ、ぷはっ♡ふふっ、痕ついちゃいました♡今度からはキスされそうになったらそれを見せてあげて下さいね♡」
「はぁ、はぁ、…可……憐…。」
「ふふっ、これからもずーっと一緒に居ましょうね、プロデューサー、いえ、旦那様♡」
これはエイプリルフールに起きた間違いである。
皆が言いたいことはわかる。
もう5月だってこと。
そして題材がエイプリルフールってこと。
まぁ気にしたら負けってことで。
ほらサブタイトルも過去形だし?(必死な言い訳。)
ところでコロナで皆さん自粛してますか?課題終わりました?体は資本ですので予防は徹底しましょうね。
今回どうでしたか?いつもより長めなんですけど。
ご指摘、ご意見等ございましたら気軽にどうぞ。
リクエスト、アイデア提供待ってます。
では次の話でお会いしましょう。次は年明けかなぁ。(すっとぼけ)
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