ようこそセックス重視の教室へ (マッマ26)
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転生

「ここは何処だ?」

 

気がつけば真っ白な空間にいた。俺は確かAVを見てヌいていたが、その途中で地震が起きて……

 

「その拍子にテーブルの角に頭を打って死んだのじゃよ」

 

「あー、そうだった……って誰だアンタ?」

 

いつのまにか目の前にはしわくちゃの爺さんがいた。爺さんは白い髭を生やしていてトーガを着ている。もしかして……

 

「天国にいる神様か?」

 

俺が尋ねると爺さんは首を横に振る。

 

「いや、儂は強姦を司る神、レイプ・サイコーじゃよ」

 

さ、最悪の神だな。というか強姦を司る神って……エロを司る神ならギリシャ神話にいた気がするが……

 

「そ、そうか。どのみちここはあの世じゃないのか?」

 

「いんや。ここは転生の間じゃよ。人間は死んだら基本的に天国か地獄に行くのじゃが、儂ら神の目についた人間は転生するチャンスを与えられるのじゃ」

 

「儂らって事は他にも神はいるのか?」

 

「うむ。まあレイプを好むお主に目を付けたのは儂だけじゃがな」

 

なるほどな。三次元でも二次元でも結構陵辱モノを好むし、強姦を司る神の目についてもおかしくない。

 

「で?転生の間に連れてきたって事は俺を転生させてくれるのか?」

 

「儂はそのつもりじゃ。勿論お主が望まぬなら死後の世界に行くのも構わん。ただ儂としては転生先でレイプをして欲しい」

 

「転生したい」

 

俺は即答する。レイプ好きの俺が天国に行けるとは思えないし、それなら転生した方が良い。それに俺は風俗以外で女を抱いた事ないまま死んだし、転生してレイプをしてみたい。一度死んだし失うものはない。

 

「良いじゃろう。ではまず基本特典を与えよう」

 

言いながら爺さんは俺に手を向けると、俺の身体が光りだす。

 

「今はまだ効果を発揮しないが身体能力を向上した。転生してから効果を発揮するが、レイプには強い肉体は必須じゃからな」

 

死ぬ前の俺の肉体は平均的だった。転生先はわからないが、生前の肉体なら強い女をレイプするのは無理だからありがたい。

 

「基本特典って事は他にも特典があるのか?」

 

「うむ。しかしその前に転生先を決めるのじゃ。青いガチャガチャを回すのじゃ」

 

言うなり爺さんは虚空から青いガチャガチャと黄色のガチャガチャ、赤いガチャガチャを生み出してくるので、言われた通り青いガチャガチャを回すとカプセルが出てくる。

 

中を開けてみると「ようこそ実力至上主義の教室へ」と書かれた紙があった。

 

転生先はよう実か……とりあえずfateみたいにキャラが普通に死ぬ作品でなくて良かった。

 

「転生先は決まったようじゃな。それと言っておくが人が転生する場合、転生させる神ーーーつまり儂の影響により世界観が多少変わる事が偶にあるので肝に銘じておくと良い」

 

まあレイプを司る神が転生させるんだ。多少世界が変わってもおかしくない。

 

「では次に追加特典じゃ。まずは特典の数を決める必要があるから黄色のガチャガチャを回すのじゃ」

 

「ちなみに最大で何個あるんだ?」

 

「最低で無し。最高についてはわからんが、今まで転生した人間の中で最高は1520個じゃったな」

 

「多過ぎだろ?!というかそれ絶対に微妙な特典もあるだろ?!」

 

「うむ。「一生転ばない」「電車に乗り遅れない」「銀行強盗に遭遇しない」などもあったのう」

 

微妙過ぎだろ。つーか追加特典が少ない奴がそれを引いたら最悪だな。

 

そう考えながらも黄色のガチャガチャを回すとカプセルが出てきたので開けると……5と書かれた紙があった。

 

「追加特典は5つじゃな。では5回赤いガチャガチャを回すのじゃ」

 

爺さんはそう言って赤いガチャガチャを指差す。俺は5回だけだが、1520回引いた転生者は指が疲れてそうだな……

 

ガチャガチャを回すと……

 

「最初の特典は……定温保存じゃな」

 

「なんだそりゃ?」

 

サーマルハンドなんて聞いた事ねーぞ。

 

「『とある科学の超電磁砲』の初春飾利の能力じゃよ。能力は触れた物の温度を一定に保つ能力じゃな」

 

そういやあったなそんな能力!でもいらねーよ!使い道ないだろ!んな微妙な能力じゃなくて心理掌握よこせや!

 

内心苛立ちながらも2回目のガチャガチャをすると……

 

「下痢になりにくいじゃな」

 

「っざけんな!」

 

思わず叫んでしまった俺は悪くないだろう。さっきから微妙な特典しか出てねぇ。しかもならないじゃなくてなりにくいかよ!

 

次こそは……

 

3回目……

 

「幻術を使える……マトモな特典じゃのう」

 

3回目にしてマトモな特典を引けた。これはレイプをする際に重要だろう。幻術で自分の顔を誤魔化せるし。

 

4回目……

 

「桁違いのハッキング能力じゃ。監視カメラが多いあの世界では役に立つ」

 

おぉ、確かにな。作中でも監視カメラの存在は重要だが、それを封じれるのはデカいな。

 

最初2つは要らないが3つ目と4つ目は最高だ。最後も良いのが出てこい。

 

希望を持ってガチャガチャを回すと……

 

「おお!レア中のレア。ギルガメッシュの「乖離剣エア」じゃ!」

 

「世界観!」

 

いやいやいや!確かに凄いけどさ!よう実の世界で使える剣じゃねぇよ!アレか!退学になった場合、腹いせに学校を壊せってか!

 

世界観の違いに思わず叫んでいると俺の身体が光りだす。

 

「時間のようじゃな。お主はこれから転生するが、儂はいつでもお主を見守っておる。レイプについて思う事があったらいつでも祈ると良い」

 

「いや、レイプ以外も色々……」

 

そこまで話していると俺の体は光に包まれ……

 

 

 

 

 

 

 

 

(あのジジイ……もっと説明しろや)

 

気がついたら俺は教室の中にいた。辺りを見渡すと隣には優しそうなイケメンーーー平田洋介がいた。離れた場所にはアニメで見たキャラもいるしどうやら本当によう実の世界に転生したようだな。

 

そんで軽井沢がいるって事は俺はDクラスか。出来ればBクラスあたりが良かったが、レイプ好きだから仕方ない。

 

するとDクラス担任の茶柱が教室に入ってきて学校の説明をするが原作を知っている俺は流し聞きしながら今後の予定について考える。

 

原作知識を使えばクラス内でリーダーの座が手に入るだろうが、それをするつもりはない。何故ならこの学校は他クラスとの競い合いをするから、目立つ生徒は狙われる。そんなのはゴメンだ。

 

しかしポイントが無いのは辛いし、さり気ないアドバイスはしておきたい。いざとなったらDクラスのリーダーの平田にだけ教えて、クラス全体に教えるように頼むか。

 

とりあえず俺はリーダーにはならず、平田に従う下っ端を演じよう。そんで裏ではレイプをする。

 

そうなると最初のターゲットはどうしようか?他クラスだと一之瀬あたりが狙い目だが、坂柳とかは予想外の手で反撃するかもしれないから直ぐにレイプするのはやめておく。あ、坂柳の側近の神室は万引きをネタに性交渉をしてみるか。

 

(他クラスで狙うとしたら一之瀬と神室の万引きコンビだな。自分が所属するDクラスについてはどうしようか)

 

櫛田は論外。アイツは原作でも怖かったし、こっちが最善を尽くしてレイプしても坂柳同様に反撃してくる可能性が高い。少なくとも真っ先に狙う相手ではない。

 

そうなると堀北、軽井沢、佐倉、長谷部あたりだが、軽井沢は除外する。ぶっちゃけ軽井沢って原作が進むにつれてヒロイン力を爆発させていたから、レイプして肉便器にするより、綾小路に代わって俺を寄生先にしたい。

 

佐倉も除外しておく。佐倉は気が弱いから一回レイプしたら壊れてしまう可能性があるからレイプは向いてない。抱くなら信頼を積み重ねての方が適切だ。

 

そうなると堀北か長谷部だが……堀北にしよう。堀北みたいな強気な女の方がレイプし甲斐があるし。

 

(良し、最初のターゲットは堀北か一之瀬か神室にしよう。軽井沢と佐倉について信頼を寄せてから食おう)

 

下準備をしながら、その内の1人をターゲットにして抱くか。

 

「……だ。ポイントは毎月1日に振り込まれる。既にお前達全員に10万ポイントが支給されている」

 

茶柱がそう言うので端末を取り出す。毎月1日に振り込まれるのは事実だが、幾ら振り込まれるか言わないのは性格悪い……ん?

 

端末を見ていると10万プライベートポイントの下に100rpと表示されていたのだ。

 

なんだこりゃ?クラスポイントは現時点で1000ポイントの筈だし、rpって何だ?

 

……まさかレイプポイントか?確か爺さんは世界観に多少の影響が出る云々言っていた。レイプを司る神が俺をこの世界に転生させたのだからあり得るだろう。このポイントについても調べておこう。

 

しかし端末を見たが転生した俺の名前が酷過ぎる。剛神田樹ってなんだよ?!何せ……

 

剛神田樹

ごうかんだ いつき

ごうかんだいつき

ごうかん だいつき

ごうかん だいすき

強姦 大好き

 

だろ!あのジジイ何つー名前にしてくれてんだよ?!

 

ジジイに文句を言っていると茶柱が教室から出て行く。とりあえずジジイに文句を言うのは後だ。

 

今は他にやるべき事がある。俺はジジイの事を頭の隅に除外して隣に座る平田に手を差し出す。

 

「剛神田樹だ。今日から3年間よろしく頼む」

 

先ずは軽井沢を俺に寄生させる為にクラスのリーダーと強い繋がりを作らないとな。

 

「僕は平田洋介。こちらこそ宜しく頼むよ」

 

俺の考えを全くわかってないだろう平田は笑顔で握手をしてくる。

 

さて、2度目の人生、楽しみますか



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レイプポイント

「みんな、少し話を聞いてもらってもいいかな?僕らは今日から同じクラスで過ごすことになる。入学式まで時間もあることだし、みんなで自己紹介し合わないかい?」

 

俺と握手を済ませた平田は立ち上がりそう言う。原作通りイケメンだな。

 

「賛成ー!あたしたち、まだみんなの名前とか全然わからないし」

 

軽井沢が賛成の意を示したことで、後に続く生徒が出てくる。

 

「僕の名前は平田洋介。中学では名前で呼ばれてたから、気軽に洋介って呼んでほしい。趣味はスポーツ全般で、特にサッカーが好きかな。この学校でもサッカーをするつもり、これからよろしく」

 

なんと言うかイケメンの自己紹介だ。普通に見たらDクラスに配属される理由はわからないだろうな。

 

っと、とりあえず俺も自己紹介をしよう。

 

「剛神田樹だ。可能なら名前で呼んで欲しい。趣味はカラオケと陸上と読書と(アダルト)ビデオ鑑賞だ。高校では陸上をやるつもりだが、3年間宜しく頼む」

 

嘘は吐いてない。前世では中学と高校では陸上部に所属していたし、会社に入ってから同僚とカラオケに行く事を趣味としていた。AV鑑賞も趣味だが馬鹿正直に言ったら変態扱いされるのでビデオ鑑賞と言っておく。

 

自己紹介を済ませると周囲から拍手を送られるので自己紹介は成功である事は間違いない。これなら浮いてぼっち生活はないだろう。

 

ぼっちは気が楽であるのが魅力的だが、元社会人からしたら一定以上他人と交流しておかないと仕事でキツい事もあるからな。

 

暫く自己紹介を続けるとDクラスの問題児の須藤が教室から出て行ったり、綾小路がなんとも言えない自己紹介をする光景が目に入るが、この辺りは原作やアニメと変わりないな。

 

 

 

 

 

 

 

入学式が終わった後は授業などはなく解散となる。鞄に荷物を入れていると平田とは反対側の席に座っている軽井沢が話しかけてくる。

 

「ねぇねぇ平田君に剛神田君。折角だしカラオケでもいかない?」

 

ふむ、興味はあるが……

 

「それも悪くないが私服や下着、歯ブラシ、飯とか生活に必要な物を買っておきたいし遊ぶのは明日にして、今日は買い物とショッピングモールの下調べをしないか?」

 

原作知識があるが、百聞は一見にしかず。実際にこの学校を歩いて情報を得ておきたい。

 

「あー、そっか。寮に何が備え付けられるかわからないもんね。じゃあ買い物に行こうよ」

 

「ではお言葉に甘えよう。平田はどうする?」

 

「僕も行こうかな。色々買っておきたいし」

 

俺の提案に軽井沢は納得したように頷き、平田も賛成する。方針は決まったので俺達は鞄を持って教室を後にした。

 

 

 

 

「本当にショッピングモールがあるなんて凄いね」

 

「学校とは思えないな」

 

「だよねー」

 

ショッピングモールはアニメで見た時よりも壮大で本当に学校の中かよって思っちまう。なるほどDクラスの連中は原作では浪費をしていたが、気持ちはよくわかる。

 

しかし俺は元社会人、しかも独身だ。節約する大切さは身を以て知っているので浪費はしないだろう。風俗があったら浪費してるかもしれないけど。前世において遊び用の金の大半は風俗に使っていたし。

 

前世について考えながらも俺達はタオルや歯ブラシ、私服などを買い、ショッピングモールを見て回っている。

 

「いい度胸じゃねぇか、クソが!」

 

すると怒号が聞こえてきたので横を見れば、須藤が3人の男子と向き合っていた。アレは原作でもあった光景だな。

 

暫く4人のやり取りを見ていると、須藤を除いた3人が須藤を挑発して去っていく。すると須藤は八つ当たりぎみにコンビニのゴミ箱を蹴って去って行く。原作でも思ったが短気過ぎだろ?

 

「ちょっとゴミ箱を片付けてくる」

 

言いながら俺は軽井沢と平田に断りを入れてからゴミ箱に近寄り、ひょいひょいと散乱したゴミをゴミ箱に戻す。

 

そのタイミングでコンビニから綾小路と堀北が出てくる。話しかけようか悩んだが、綾小路の強さは原作で知ってるので極力関わるべきでないと判断し、そのままスルーして2人の元に向かう。

 

「済まん待たせた」

 

「気にしないでいいよ。それにしても剛神田君って真面目なんだね」

 

「だよねー。正直驚いた。清潔でイケメンな男子はモテるよ」

 

「汚いのは嫌いなんだよ」

 

マジで。前世にて会社に入ってから机を書類で汚くしたら後から大変だったからな。

 

まあ2人からは良い印象を持たれたし、そろそろ切り出すか。

 

「それとだな。可能なら名前で呼んでくれないか?」

 

「別にいいけど何で?」

 

軽井沢がそう聞いてくるので、俺は嘘を吐く。

 

「中学時代にな。クラスのリーダー格の男が俺の苗字に対して、強姦野郎、レイプ魔って悪く言ってきて虐めになったんだよ」

 

俺がそう言えば、中学生時代に虐めと関わりがあった平田と軽井沢はピクンと跳ねる。しかしそれは知らないふりをする。

 

「って訳で苗字で呼ばれるのは好きじゃないんだ。無理強いはしないが名前で呼んでくれるとありがたい」

 

「そっか……ねえ。虐めにあった時はどうしてたの?」

 

軽井沢は興味なさそうにしながらもチラチラ俺を見てそんな質問をしてくる。軽井沢は中学時代に虐めに遭っていて、それを隠す為ならなんでもやる。原作では平田を偽りの彼氏にしていたが、ここで寄生先を俺にする。

 

「ん?初めは辛かったが、俺は悪くないし、泣き寝入りするつもりはなかった。だからとにかく身体を鍛えまくって、教室で皆が見ている中でリーダーをぶっ飛ばして黙らせた」

 

真っ赤な嘘ではあるが、俺の身体は転生特典により桁違いの身体能力を得て、見た目にもそれが露わになっているので信憑性はあるだろう。

 

「ふーん……」

 

軽井沢は髪の毛を弄りながら何かを考えるような素振りを見せるが、俺に寄生するかを考えていればありがたい。

 

「まあそんなわけで名前で呼んでくれたらありがたい」

 

話を元に戻そうとすると、平田は空気を変えようと考えたのか頷く。

 

「わかったよ。じゃあ樹君って呼ぶから樹君も名前で呼んでよ。軽井沢さんは?」

 

「そういう事情があるならあたしも名前で呼ぶよ」

 

「ありがとな。んじゃ買い物の続きをしようぜ。まだ食材は買ってないからな」

 

極力自炊にして節約はしておきたい。しかし軽井沢が意見を出す。

 

「折角だし外食にしない?さっき美味しそうなお店あったし」

 

「僕は良いよ。樹君は?」

 

洋介に言われて考える。無駄遣いは避けたいが、誘いを断ってノリが悪いと思われたら嫌だし、今日だけは外出にするか。

 

「構わない。じゃあ行こうぜ」

 

俺は軽井沢の案内の元、レストランに向かうが放課後にクラスメイトと飯を食うという懐かしい経験を思い切り堪能した。

 

 

 

 

1時間後……

 

「ふぅ……」

 

食事を済ませ寮に着いた俺は洋介達と別れ、自分の部屋に入る。そして端末を取り出しながら口を開ける。

 

「おい爺さん。話があるから出てこい」

 

そう口にすると虚空から強姦を司る神レイプ・サイコーが現れる。

 

「何じゃ?レイプの相談か?」

 

「レイプに関係あるかはわからないがこのポイントについて説明しろ」

 

言いながら端末を爺さんに突きつける。そこには100rpと表示された画面がある。まあ大体予想はつくが。

 

「それはレイプポイントじゃ。お主が女を抱く時に重宝するぞ」

 

「やっぱりな。使い道は?」

 

「バイブのように学園内では売られていない道具を買ったり、女の感度を上げたり、お主のペニスの大きさや太さを変えることも可能じゃ。レイプポイントの部分をタッチしてみるのじゃ」

 

言われてレイプポイントの部分をタッチすると画面が切り替わりカタログのようなページが表示される。

 

詳しく見れば……感度X倍で3Xポイント、バイブは2ポイント、アフターピルは10個で10ポイントなど様々な物が掲載されている。

 

中には強制発情ってのあるので調べてみると、50ポイント払う代わりに狙った女を発情させて払った人間にセックスを誘うって凄いのもある。これ、坂柳や櫛田に使えるんじゃね?

 

「ちなみにこれは注文したらどうやって届くんだ?」

 

「基本的に儂の力により、お主の部屋の物置に送られる。返品は出来ぬから注意するのじゃぞ」

 

「了解した。ちなみにポイントは増えるのか?」

 

「当然じゃ。月の始めに20ポイント与えられ、お主が女を抱けば増える。ポイントの量はレイプレベルによる」

 

「レイプレベル?激しいレイプなら大量に貰えるのか?」

 

「然り。強姦に近いセックスならば50、60ポイントを貰える。逆に和姦に近いセックスならば5、10と少なくなる」

 

なるほどな。しかしレイプじゃなくて和姦でもポイントが増えるのがデカイな。そうなると複数のセフレを作っておくのも悪くない。

 

レイプは大量にポイントを増やせるかもしれないが同じ人間に繰り返してやると耐性がついて貰えるポイントが減るだろうし、注意が必要だな。

 

とりあえず……

 

「爺さん。とりあえずアフターピル10個とローション、媚薬とコンドームを1ケースくれ」

 

「承知した」

 

爺さんが指を鳴らすと端末に表示された100の数字が79になり、クローゼットからゴトゴト音が聞こえてくる。中を見れば注文したものが揃っていた。

 

これでヤる時に必要なものは揃った。明日の放課後にパソコンを買って転生特典のハッキング技術を駆使して監視カメラを乗っ取り、映像を差し替える。

 

それが完了したらその夜に動くつもりだ。標的は……アイツだな。




次回、レイプいきまーす


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転生後の童貞卒業

「凄い樹君96点じゃん!」

 

「歌上手いねー」

 

俺が歌を歌い終わり点数が発表されると部屋全体に拍手が送られる。現在俺はカラオケに行っているが、洋介と軽井沢、篠原と松下と佐藤の5人と同伴しているが、高校生とカラオケをするなんて童心に帰ってきたような気分だ。

 

「ありがとな。それと終了15分前だし、そろそろ出るか?」

 

「あ、じゃあ最後にあたしとデュエットしてよ」

 

軽井沢がマイクを持ちながらそんな提案をしてくる。軽井沢は朝から俺にしょっちゅう話してきたが、これは寄生するかを見極めているのだろう。

 

ならば俺の返事は決まっている。

 

「わかった」

 

即答以外あり得なかった。

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、楽しかった。また皆で行こうねー」

 

カラオケを済ませてショッピングモールを歩く中、篠原がそう言って他のメンバーも賛成する。まあカラオケは楽しいからな。

 

「やっぱり月に10万円って凄いよねー。来月も楽しみ」

 

軽井沢がそう言ってくる。思いがけない言葉に俺はチャンスと思った。

 

「油断しない方が良い。もしかしたら来月10万貰えるかわからないし」

 

「え?どういう事?」

 

5人が不思議そうに俺を見てくる。

 

「先生は実力で生徒を測る。そんで10万ポイントは入学した俺達に対する評価と言っていただろ」

 

「そうだね。ちょっと評価が高いと思ったよ」

 

「だけどよ。実力で生徒を測るなら入学2日目にして遅刻して授業中に居眠りした須藤に月10万も与える価値があると思うか?」

 

今日から授業が始まったが一部の生徒は先生が注意しないのを良いことに私語をしていたが、須藤は特に酷い。2時間目の終わりにやってきたかと思えば即座に寝ていたし。来て早々寝るなら初めから来んなよ。

 

「まあ私が先生の立場だったら嫌かな」

 

松下が賛成して他の面々も頷く。洋介は頷いてはなかったが否定はしなかった。

 

「なるほどね。つまり授業を真面目に受けなかったら来月のポイントが減らされる可能性があるって事か」

 

「えー、あたし今日授業中に携帯いじっちゃった」

 

軽井沢が焦り声を出す。

 

「落ち着け。仮にこの仮説が正しいならクラスの評価は1ヶ月かけて決めると思う。明日から真面目に授業を受ければ多分大丈夫だ」

 

「あっ……そっか。うん、明日から携帯はいじらない」

 

「そうした方がいいよ。ただもし貰えるポイントが個人個人によって違うんじゃなくて、クラスで統一されるならちょっと危ないかもね」

 

良し、洋介がSシステムの真理に到達したな。

 

「だとしたら危ないな。洋介、明日のHRになったら言っておいた方がいい」

 

「うん、そうするよ」

 

良し、明日洋介が説明したら須藤らクラスの三馬鹿はともかく、大半は改善するだろうから0ポイント生活はないだろう。

 

そしてクラスポイントがどうなろうと、5月になったら洋介はSシステムの一端を見抜いたとして必然的にクラスのリーダーに祭り上げられるだろう。

 

「それにしても樹君、そんな風に考えるなんて頭良いね」

 

「そうでもないから頭が良いはやめてくれ」

 

松下の言葉にそう返す。原作知識があるから言えただけだ。まあ無くても月に10万は話がうますぎると思うけど。元社会人だが、この世にうまい話なんて基本的に存在しないのだから。

 

そんな風に会話をしながら学生寮に到着する。同時に俺は口を開ける。

 

「あ、悪い。俺カラオケに携帯忘れたみたいだ」

 

「うわ、ドンマイ」

 

「って訳で俺はここで失礼する。また明日な」

 

言いながら俺は洋介達に手を上げて挨拶をしてショッピングモールの方へ向かうが、アレはハッキングに必要なパソコンを買う為の嘘だ。

 

パソコンは大金が必要だがら買ったら用途を聞かれるかもしれない。別に聞かれても嘘を吐けば良いが、念の為俺がパソコンを持ってることは知られたくない。

 

よって嘘を吐いて洋介達と別れる。チラッと寮の方を見れば誰もいないので大丈夫だな。

 

その事に安堵しながらも俺は家電量販店に行き、パソコンを購入する。その際に7万ポイント消費して、昨日生活用品を買ったのもあり残りは1万ちょっとしかポイントが残ってないが必要経費だ。

 

「んじゃ帰ってカメラをハッキングして……ん?」

 

するとコンビニにて、俺が抱くターゲットの候補に入れている神室真澄が入っていくのを目にする。もしかして万引きをするのか?

 

俺は辺りを見渡してからコンビニに入る。そしてコンビニを見渡すが坂柳の姿は見つからない。神室は原作で坂柳に万引きしてるのを見られて坂柳の下についた。しかし今は坂柳はいない。もしも神室がここで万引きをするなら坂柳の手足になる前に俺のセフレに出来るかもしれない。

 

よって俺は携帯を操作して録画モードにして、レンズをさりげなく神室に向ける。

 

すると神室は監視カメラを見ながら移動して、次の瞬間には携帯の充電器を鞄の中に入れていた。鮮やかな流れから中学時代から万引きをしていたのだろう。

 

(ともあれ証拠の動画は手に入れたし予定変更だ。一之瀬は後回しにして神室を食べるか)

 

本来、今日の夜に一之瀬をレイプする予定だったが予想外の収穫があったので神室を食べる。坂柳の配下になったら食べるのに手間がかかりそうだからな。

 

そして神室はコンビニから出て行くので俺もコンビニから出る。しかしまだ話しかけない。ショッピングモールで話しかけるのはリスクが大きい。

 

俺は神室の後に付けて、ショッピングモールと寮までを繋ぐ舗装された道に着いたところで、辺りに誰もいない事を確認して神室に話しかける。

 

「おい、ちょっと話良いか?」

 

後ろから話しかけると神室は気だるそうに振り向いてくる。

 

「何?私と同じ1年みたいだけどナンパならお断りだから」

 

「いや。さっきコンビニで携帯の充電器を鮮やかに万引きしてたのを褒めたくてな」

 

そう言うと神室は目を見開く。それを見た俺は携帯を取り出して、先程の一件の動画を見せる。対する神室は諦めたようにため息を吐く。

 

「まさか見られてるとはね。それで?チクるの?」

 

「その前に聞きたいが、お前はポイントがないから万引きした訳じゃないんだろ?」

 

入学2日目に10万ポイントを使い切るわけがないだろうからな。

 

「だったら?」

 

「つまりお前は犯罪する事に悦を感じてるのか?スリルを味わいたいから万引きをしてるのか?」

 

「何?アンタが考察をするのは自由だけど、こっちには聞く義理はないんだしチクれば良いじゃん。しないなら私が学校に報告するから」

 

「まあ待て。俺はチクるつもりはない。ただ、万引きなんかよりも遥かに快感を得られる事を提案しただけだ」

 

言いながら俺は携帯を操作して、レイプポイントを18ポイント消費して神室の身体の感度を6倍にする。今日で神室を屈服させたいので妥協しない。ポイントについては一之瀬や堀北で稼げば良いだけだ。

 

そしてそのまま神室に近寄る。対する神室は警戒するように構えるがそれを無視して、そのまま神室のうなじに指を這わせる。

 

「っぁ……」

 

同時に神室は小さくも色っぽい嬌声を口から吐き出す。予想以上のエロさに思わず勃起してしまう。

 

そしてそのまま耳に息を吹く。

 

「っ……!アンタ、私の身体に何をしたのっ?」

 

神室は俺を睨みつけるが、息は荒く頬を染めているので全く怖くない。

 

「お前の快感のツボを見抜いただけだ。どうだ?俺に付き合うならこれ以上の快楽を与えてやるよ」

 

「……この変態。要するに私にエロい事をしたいんでしょ」

 

「まあな。でも良いじゃねぇか。万引きしたのがバレたら停学を食らってクラスポイントも下がり、クラス全体から後ろ指を刺されるぞ?」

 

「クラスポイント?」

 

あ、口を滑らせちまった。万引きから意識を逸らそうとしたが、重要な情報を言っちまったよ。

 

仕方なく俺は信用を得るべく原作知識の一部を説明すると神室は息を吐く。

 

「普段の態度によってクラスポイントが決まり、クラスポイントの量によってプライベートポイントが決まる……月に10万はうまい話と思ったけど、そういうことね」

 

「簡単に信じるんだな」

 

「コンビニに無料商品が多かったから。で?黙ってやるからアンタの性欲処理に付き合えって?」

 

「まあな。万引きなんかより遥か凄い快感を教えてやるよ」

 

言いながら俺は神室の脇に指を当ててグリグリする。

 

「っあ!ちょっ……!やめ……んんっ!」

 

感度が6倍となっている神室はエロい声を出して喘ぐ。初めは戸惑っていたが、直ぐに快感を顔に出す。しかしポイントを払ったら直ぐに感度がよくなるなんて予想外だ。

 

「ほれほれ。このまま停学して後ろ指を刺されて今後万引きをやり難くなるか、今から俺の部屋で更なる快感に身を委ねるか選びな」

 

「んあっ!行くっ!行くからっ、やめて!外だとっんあっ!恥ずかしい……んんっ!」

 

神室に言われて指を離す。確かにそうだ。幸い辺りに人はいないが寮に続く道だから長居は危険だな。

 

「決まりだな。たっぷりと可愛がってやるから安心しろ」

 

「はぁ……はぁ……屑ね」

 

「万引き犯に言われたくねぇよ」

 

特に気にする事なく俺は神室の手を掴み、寮に歩き出す。さて、大量のレイプポイントを使った分は楽しまないとな……

 

 

 

 

 

 

「入れよ」

 

「……何これ?ピルにローションや媚薬とかあるけど、初めから私の事を狙ってたの?」

 

神室を自分の部屋に案内すると、神室はテーブルにある道具を見てから俺に冷たい目を向けてくる。

 

「いや。違う奴を狙ってたんだが、下準備の前にお前が万引きするのを見たから、狙いをお前に変えただけだ」

 

「屑ね」

 

「自覚はある……が、万引きをして、屑の誘いを受けたお前に言われたくないな」

 

「……煩い。クラスポイントって制度があるなら、万引きしたのがバレる方が面倒なだけ」

 

「と、言いながら快感を求めてんだろ?」

 

「んあっ!」

 

感度が6倍となっている神室の脇をツンツンすると神室は激しく喘ぐ。その時だけクールな面影は無く、牝の表情を浮かべているのが素晴らしい。

 

喘ぐ事で隙だらけの神室をそのまま抱き抱えてベッドに横たわらせて俺は神室に覆い被さるようにする。

 

「さて、んじゃ約束通り快感を与えてやるがよ、満足したら今後も関係を維持しようぜ」

 

「……つまりセフレになれって事?」

 

「ああ」

 

今のところ本命がいるわけではないが、セフレと性奴隷は欲しい。一之瀬みたいな元気なタイプと堀北みたいな傲慢タイプは性奴隷にして欲望を思い切りぶつけメチャクチャにしたいが、適度にセックスする事が出来る女も欲しい。狙うとしたら神室や軽井沢、Cクラスの椎名ひよりあたりだ。

 

「まあ返事は終わってから聞く……脱がすぞ」

 

「最低」

 

神室はそう言いながらも諦めたのか特に抵抗しないのでブレザーを脱がし、ワイシャツのボタンを1つ1つ外していき、紫色のブラジャーが露わになる。

 

胸はかなり大きく、ウエストもキュッとしていて女性としては魅力的なスタイルだろう。

 

そのスタイルに見惚れながらも俺は指で脇を優しく撫でる。

 

「あぁぁぁぁっ!」

 

すると神室は先程以上の嬌声を上げてベッドの上で跳ねる。感度を少し高め過ぎたようだ。

 

まあ満足させる為に我慢して貰おう。俺はそのまま右手の人差し指で脇を撫で、左手の人差し指を頸を撫でまくる。

 

「んあっ!やっ!あんっ!」

 

「おいおい。まだ前戯を始めて30秒なのに喘ぎ過ぎだろ?お前って淫乱か?」

 

「そんな、事……んんっ!ないっ!」

 

「口では何とも言えるぞ」

 

言いながら俺は左手を神室のうなじから離し、そのままブラジャーをたくし上げる。

 

それにより乳房が全て曝け出され、桜色の乳首も露わになる。神室の胸は高校生にしてはやや巨乳ってレベルだが、形は整っていて美乳と言ってもいいだろう。

 

そんな神室を見た俺が左手で神室の乳首の周囲に指を這わせると神室はビクンビクンと跳ねる。

 

「んくっ、あっ、うぁっ……!」

 

もう神室はクールビューティな表情ではなく、完全に牝となっている。感度を増やすって恐ろしいな。

 

しかしまだまだだ。完全に屈服させてやる。

 

俺は乳房に顔を寄せ、乳首に吸い付くと同時にもう片方の乳首を指で摘む。

 

「んんっ!んあっ!やぁっ!あんっ!」

 

神室がベッドの上で跳ねる事でベッドが軋むが、それを無視して舌を使って乳首をこねくり回す。

 

「やだっ!やめ……てっ!吸わないで……!」

 

誰が止めるか。まだ前戯だからな。というか乳首をもっと堪能したい。

 

俺は神室の喘ぎを聴きながら乳首をとにかく虐めまくる。目標としては膣を弄る前に下着をビショビショにする事だからな。

 

しかし偶には緩急をつけたいので一度乳首を離して、今度は神室の脇に顔を寄せて優しく舐める。

 

 

「んんっ!やめ……!あぁぁぁっ!」

 

すると神室は一際大きな声で喘ぐ。もしかして絶頂したのか?だとしたら早いぞ?

 

試しに脇から口を離し、神室スカートを捲る。そこにはびしょ濡れになった紫色のショーツがあった。

 

「おいおい。そっちにはまだ触れてないのにビショビショだな。やっぱり淫乱だろ」

 

既にベッドもビショビショだ。終わったら洗濯しよう。

 

「う、煩い……何なの、はぁ……アンタのテクニック……?」

 

神室は息を荒くしながらも質問をしてくるが、俺にしか使えない権限を使っただけだ。

 

「気持ちいいだろ……脱がすぞ?」

 

「はぁ……はぁ……好きにしたら?」

 

「じゃあ好きにする」

 

俺は神室のショーツが下ろして、そのままベッドに放る。既に神室の膣はビショビショだからこのまま本番に突入しても大丈夫だと思うが、もう少し前戯を楽しみたい。

 

俺は神室の膣に指を近づけてから陰唇を撫でる。

 

「あっ!な、何これぇっ?!いやっ……あんっ!」

 

神室はビクンと軽く暴れだすが、俺はそれを無視して陰唇を開き、膣内に指を入れる。

 

「……っやっあん!」

 

指を膣内に入れると神室の口から一際甘い声が漏れる。チラッと見れば興奮の色が更に増している。

 

「凄い濡れてるな。もっと気持ちよくさせてやるからな」

 

言いながら俺は指で膣内を掻き乱していく。

 

「あぁっ!んんっ!そこっ!」

 

ここか。神室が一際大きな声を上げた時に触れていた箇所を理解して指で擦りつける。

 

結果……

 

「んっ……あぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」

 

感度が6倍となっている神室は限界だったようで大量の愛液で俺の手をビショビショにする。

 

「絶頂したか。凄くエロいぞ」

 

神室を見れば朦朧としているような表情を浮かべながら、息を荒がし身体を揺らしている。まだ前戯なのに事後のような雰囲気を醸し出しているのには驚いた。

 

「さて、こっちの準備も出来てるな」

 

既に俺の息子も勃起していて神室の膣内に入りたがっている。

 

「そろそろ挿入てもいいか?」

 

もう我慢出来ない。

 

「はぁはぁ……好きにして……」

 

神室は息絶え絶えになりながらも頷く。それを確認したのでそのまま神室の膣に息子を向けて狙いを定める。

 

「いくぞ」

 

俺はゆっくりと息子を神室の膣に押し当てて侵入させていく。同時に息子には信じられないくらいの快感がやってくる。

 

「っ……ああっ……!」

 

「きつすぎだろ……!だがそろそろ……」

 

神室の悲鳴を聴きながらも侵入し続けて……処女膜を突き破る。

 

「んぐっ!あぁぁぁぁっ……!!」

 

処女膜を貫くと、神室は女子らしからぬ悲鳴をあげた。息子を一番奥まで入れて膣を見ると、暫くしてから純潔を失った証明となる血が結合部から流れてくる。

 

 

「とりあえず痛みが引いたら教えてくれ」

 

セフレ候補の神室には無茶をしない。性奴隷候補ならこのまま容赦無く攻めるけど。

 

そう言ってから神室を見ると、時間が経つにつれて神室の顔から苦痛の色が消えていき、前戯をしていた時の表情を浮かべていく。

 

「はぁ……もう良いから」

 

「そうか。わかった」

 

俺は神室の腰を掴み、思い切り腰を振り始める。

 

「んっ、ああっ、ああああああっ!」

 

同時に神室はエロい声をあげ、膣内で俺の息子をギュッと締め付けてくる。その締め付け具合は俺にとって適切な締め付け具合で興奮を誘い、更に激しく腰を振る。

 

「んんっ?!ちょっ……いきなり激しすぎだ……はぁんっ!」

 

「良く言うな……そんなエロい表情をしながら言っても説得力がないからな?もっと気持ちよくさせてやるよ」

 

「やんっ、あっ、ああっ、ああんっ!」

 

腰を振り続けると神室の膣内はぎゅっと締まり息子を絞りあげ、神室の嬌声が息子を固くする。

 

「神室、気持ち良いか?」

 

「はっ、ああっ……別に私は「正直に言えや」んあっ!き、気持ち良いっ!私の中でアンタのアレが暴れて、頭がおかしくなりそうなの……あんっ!」

 

素直にならない神室に対して緩急をつけてからの鋭い一撃で神室の膣を蹂躙すると素直になってくれる。

 

「そうか。ならもっと気持ち良くなりたいか?」

 

「んっ!なりたいっ!もっと激しくして!」

「良いだろう」

 

俺は神室の欲求に応えるべく、腰を引いてからピストンの動きを速める。部屋の中にパンパン音を響かせながら俺は神室に倒れ込み、そのまま抱きしめて強引にキスをする。

 

「んむっ!んんっ……!んんんっ……んっ……」

 

神室は最初は目を見開いていたが、やがて目を瞑り俺にキスを返してくれる。

 

「ぷはっ!それでどうする?これからも万引きをするか?それとも俺のセフレになるか?」

 

本来の目的であることを神室に質問をするが、十中八九なるだろう。キスを拒絶しなかったし、抱く時も明確な拒絶をしてなかったし。

 

「なるっ!アンタのセフレになる……んあっ!」

 

神室は俺の誘いを受けてくれた。その事に嬉しく思いながら腰を振っていると、神室の方から俺の首に腕を絡めてくる。

 

「そうか……そろそろ出すが準備は良いか?」

 

「い、良いっ!早く出してっ!んんっ!」

 

神室の言葉と蕩けた表情により更に射精感が高まった俺は激しく腰を打ち付ける。もはや獣になった俺の攻めに対し、感度が6倍になっている神室はというと……

 

「あっ、ああっ、んぁっ、イくっ!だめえっ!」

 

先程とは打って変わり素直に絶頂している事を認めながら嬌声を上げ、俺の息子を締め付けてくる。

 

「くっ、出るっ!」

 

俺は遂に我慢出来ず神室をギュッと抱きしめてから射精感に逆らわず神室の膣内に欲望を吐き出した。

 

「あっ!んぁぁぁぁぁっ!」

 

それにより神室の膣内を精液で埋め始め、やがて少しだけ外界に漏れ出る。

 

「ふぅ……で?どうだった?」

 

「はぁ、はぁ……気持ち、良かった……」

 

神室は息絶え絶えになりながらも素直に気持ち良いと認めてくる。俺も転生してから初めて女を抱いたが、最高に気持ち良かった。

 

「そうか。なら2回戦に入るぞ」

 

まだ俺の息子は元気だからな。今日は神室が快感で気絶するか俺が干からびるまでヤるつもりだ。

 

「えっ?!ちょっと待っ「待たない」っ!んあっ!あぁぁぁぁん!」

 

再度ピストン運転をして神室を喘がせる。

 

夜はまだまだこれからだぜ?



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下準備

神室を抱いた翌日……

 

「……はい。そんな訳で今日はお休みします。すみませんでした……はい」

 

俺の部屋にて全裸の神室が電話をしている。電話相手はAクラス担任の真嶋だ。

 

結局、俺は神室が気絶するまでセックスをしたのだが、翌朝になって神室は腰が痛いので欠席する事にしたのだ。

 

俺は転生特典により全然痛くないが、少しやり過ぎてしまったようだ。

 

神室の電話を聞いて反省しながらもベッドのシーツと俺や神室の制服を洗濯機に入れる。入学して今日で3日目だが、ベッドのシーツや制服を精液と愛液でぐしょぐしょにしたのは俺くらいだろう。

 

すると神室が電話を済ませて俺に話しかけてくる。

 

「お風呂貸して、それが終わったらアンタの私服も貸して」

 

「はいはい。折角だから一緒に入ろうぜ?」

 

そんな提案をすると神室はジト目を向けてくる。

 

「……別にいいけど、腰が痛いからヤらないからね?」

 

ジト目で見られるが嫌悪感はない。気絶するまでセックスした結果、神室は見事に快楽に呑まれ、セフレになることを了承してくれたからだな。

 

「安心しろ。前戯だけにする」

 

お前みたいな美女相手に手を出さないのは無理って話だ。

 

「変態、絶倫」

 

否定はしない。神室が気絶したから中断したが実際後3回は出来る自信があるし。

 

「変態なのはお前もだろ。前戯をしてから3分で絶頂したくせに」

 

まあ感度を上げたから仕方ないが、そこは言わない。

 

「煩い。アンタの愛撫は反則だから」

 

神室は捨て台詞を吐きながら風呂場に向かうので、俺はお湯を沸かす為のボタンを押してから洗濯機を起動する。

 

俺は今日学校に行くが、予備の制服があって良かった。次からヤる時は制服を着た状態でヤるのはやめよう。

 

洗濯を済ませた俺は神室に続いて風呂場に向かうと既に神室はシャワーを浴びていたのでそのまま抱きつく。

 

「っひゃあっ!」

 

対する神室はエロい声を出して喘ぐ。感度についてはレイプポイントを払ってから12時間有効だから、後1時間くらいは神室の感度は6倍だ。よって今の行動も神室からしたらくすぐったいのだろう。

 

「んっ!ちょっ……やめて……」

 

「おいおい。夜はあんなに俺を求めてきたのに冷たいなぁ」

 

言いながらも俺は右手で神室の乳輪を、左手で膣内を攻める。神室の弱点は夜、しっかりと勉強して把握している。

 

「ちがっ……気持ちよ過ぎてんぁっ!おかしくなっちゃう……あっ!」

 

「おかしくなっちゃえよ。そんな神室を見たい」

 

トドメを刺すべく、俺は乳首とクリトリスを思いっきり摘み、最大の弱点である脇を舐める。

 

「んっ……あぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」

 

結果神室は絶頂して風呂場に大量の愛液を垂れ流しにする。

 

神室から少し離れてこっちを向かせると息を荒くしてエロい表情を浮かべているので、ムラっときてしまい抱き寄せてからキスをして、舌を神室の口に入れる。

 

「んむっ……んんっ……はぁっ……いきなりはやめて……んっ」

 

「良いじゃねぇか。気持ち良かっただろ」

 

「……まあ」

 

神室は不機嫌そうな表情だが否定はしなかった。その事を嬉しく思いながらキスをしていると同じタイミングで風呂が沸くので、シャワーで精液や愛液を流し、そのまま神室を抱き抱えて湯船に浸かる。

 

「あー、セックスの後の風呂は最高だな」

 

「こっちはアンタが激しくした所為でいつのまにか気絶して、目が覚めたら精液の臭いがして驚いたよ」

 

「悪かった悪かった。でも気絶する直前のお前、興奮した余り俺に跨って腰を振りまくってたじゃねぇか」

 

結果的に5回戦までヤり最後の1回は騎乗位だったが、実際のところ俺が騎乗位を望んだのではなく、神室が俺に跨ったから騎乗位になったのだ。その際に神室はとにかく激しく腰を振って、俺の息子を求めてきたが、アレはまさに性の虜だろう。

 

「……煩い。それよりアンタ、本来は私ではない女子を狙おうとしてたみたいだけど、他の女子の弱みも持ってるの?」

 

「まあな。お前と同じで万引きをした女を知ってる」

 

といっても彼女についてはレイプをするだろうけど。純粋な女子をメチャクチャにしたいし。

 

「……ふーん」

 

「何だ?俺とセックスする時間が減る事を危惧してんのか?」

 

「馬鹿じゃないの?私は別に「素直に」んひゃぁっ!そうっ!セフレを作るのはんあっ!あんたのっ!自由だけど!んんっ!増やし過ぎると私の時間が減る……んあっ!」

 

神室の乳首と脇を虐めると喘ぎながらも素直になる。すっかり虜になってて何よりだ。

 

「愛い奴め。安心しろ。多分そこまで増えないから」

 

絶対とは言わない。

 

「ま、何にせよ俺もお前の事は気に入ってるからよ、腰の痛みが引いたらいつでも歓迎するぞ……んんっ」

 

言いながら神室にキスをすると抵抗する事なく受け入れるので、俺は時間が許される限り神室の唇を堪能した。

 

 

 

 

 

「じゃあ俺は学校に行くが、部屋を出る時は開けっ放しでいいから」

 

「はいはい……あ、それと連絡先教えて。アンタに抱かれたくなったら連絡するから」

 

「わかった……ほいよ。じゃあまた」

 

互いに携帯の連絡先を交換して俺は部屋を出る。その際に廊下に男子はいないので安心してエレベーターに乗り、エントランスに着きそのまま寮を出る。

 

「樹君、おはよー」

 

校舎まで続く道を歩いていると背後から軽井沢の声が聞こえてきたので振り向くと案の定軽井沢だった。

 

「おはよう軽井沢。今日もよろしくな」

 

「こっちこそよろしくー。携帯はあったの?」

 

携帯……ああ、確かカラオケボックスに携帯を忘れたことにしていたな。

 

「ああ。店員さんが預かってた。もしも誰かにパクられていたら一大事だった」

 

「まあまだ9万くらいあるからねー」

 

いや、俺は昨日パソコンを買ったからポイントは余り残ってない。とりあえず明日から自炊をするつもりだ。

 

というかレイプポイントをプライベートポイントに変えることって出来ないのか?もしも出来るなら気弱そうな女子を片っ端からレイプして稼ぎまくるんだけどな。

 

(授業が終わって部屋に帰ったら爺さんに聞いてみるか)

 

爺さんは俺以外には見えない。よって俺が爺さんと話しているのを第三者が見たらエア友達と話していると認識するだろう。そんな事になったら灰色の学園生活になるだろうから、爺さんと話す時は自分の部屋でのみにしよう。

 

そう思いながらも俺は軽井沢と一緒に校門をくぐる。

 

「あ、俺ちょっと飲み物を買うわ」

 

「じゃああたしも」

 

自販機に行くと無料のミネラルウォーターが目に入る。それは軽井沢も同じのようでミネラルウォーターを注視している。

 

「無料の飲み物が自販機にある……昨日の樹君の話ってマジかもね」

 

「だとしたら今日、クラスメイトに洋介の言葉に納得して貰わないとな」

 

「でもさ須藤君とかは聞いてくれるかな?」

 

「無理だろうな」

 

実際原作では茶柱先生がSシステムの真相やDクラスの意味を話した後、洋介がポイントの為に規則正しい生活を送ろうと提案したが、須藤は何でお前に指示されないといけないとキレていたし。

 

もういっそ幻覚を見せて大怪我でもさせて入院させるべきか?正式な理由で欠席するならクラスポイントが減る事もないだろう。

 

「だよね」

 

「まあ聞かない奴が数人いても他の連中がちゃんとすれば大丈夫じゃね?」

 

「そうだよね。ま、今月は無駄遣いしないでおいた方がいいよね」

 

言いながら軽井沢は無料のミネラルウォーターを買う。その事から本気で節約しようとするのがわかる。

 

軽井沢は成績は良くないが須藤と違い底抜けの馬鹿ではない。原作でも自分自身を守る為に色々策を練っていたからな。

 

(早く俺に寄生して貰わないと)

 

もしも偽カップルになるように頼まれたら、その瞬間にレイプポイントで買えるものの中にあった強制発情を使う。

 

そんで発情した軽井沢から求められたらそれに応えて一線を越えれば、以降も軽井沢を抱く理由を作れるし、神室同様に感度を高めて虜にしてやる。

 

その為にも今日の夜、レイプをしてレイプポイントを増やさないとな。

 

「さて、飲み物買ったしそろそろ行こうぜ」

 

「うんっ」

 

軽井沢が頷いたのを確認したので校舎に入りDクラスの教室に向かっているとその途中で坂柳がAクラスに入るのが目に入る。

 

坂柳はまだ狙わないがいずれ絶対に抱くつもりだ。あの小さい身体に欲望をぶつけたいし。

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜……

 

「……良し。これで監視カメラのハッキングに成功。映像を差し替えて……良し」

 

自分の部屋にて、パソコンを使い学校のシステムをハッキングする事に成功する。転生特典のハッキング技術はマジで凄く、国立の学校のセキュリティすら簡単に突破出来た。

 

そしてターゲットである一之瀬の部屋の場所も調べ、部屋の鍵のシステムも把握したので、監視カメラに引っかかることなく部屋に入る事は可能だ。

 

後は寮全体に幻術をかけて俺の姿を見えないようにすれば目撃者は現れない。

 

下準備を済ませて、部屋を出る準備をすると爺さんが虚空から現れる。

 

「レイプじゃな?」

 

「ああ、朝に溜まったストレスを発散したいからな」

 

朝洋介は昨日俺が言ったことをクラスメイトに伝え生活態度を改めるように頼んだが須藤達三馬鹿は予想通り反対して、今日の授業で態度を改めることはなかったし。マジであの3人は退学させてやろうか?

 

俺が頷くと爺さんは満足そうに頷く。

 

「それは良い。レイプの道は深いからのう。じっくり学ぶと良い」

 

「レイプの道って……流石レイプの神だな」

 

「いやいや。儂なんぞまだまだ未熟者じゃよ」

 

「ん?その言い方からしてレイプの神ってのは他にもいるのか?」

 

軍神にスサノオやアレス、マルスなど複数の神がいるようにレイプの神も複数いるのか?だとしたら末期だろ。

 

「然り。儂はレイプが大好物ではあるがそれ以外のセックスも嫌いではない。しかしレイプこそが全て、愛のあるセックスは邪道と唱える神も大勢いる」

 

「マジで?」

 

「うむ。他所の神話体系に「レイプ教」を布教する神も居るし、レイプ哲学を極め自身が転生させた男が見込み違いであったら消す事も躊躇わない神もおるな」

 

碌な神がいないな。まあレイプを司る神なんて碌な神なわけないか。そう考えると俺はラッキーだろう。この爺さん寛容だし。

 

「そうかい……とりあえず俺はそろそろ行く」

 

「うむ。温かい目で見守っておるからの」

 

「頼むから俺の視界に入るなよ?」

 

ヤってる時に第三者が居たら気が散ってしまうわ。

 

「もちろんじゃ。レイプの道も一歩から。第一歩を踏み出すお主の気を散らすほど無粋ではない」

 

「諺を冒涜すんなや」

 

俺は爺さんの発言に呆れながらも寮全体に幻術をかけて俺の姿が見えないようにする。

 

さぁて一之瀬を食べに行きますか。



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初レイプ

「ここが一之瀬の部屋だな」

 

女子エリアにある一室の前に立った俺はカードキーを取り出してセンサーにかざす。普通なら何の反応もしないが一之瀬の部屋のドアのデータはハッキングして手に入れたのでドアが開く。

 

中に入るとシャワーの音が聞こえてくるので風呂に入っているようだ。突入するのも悪くないな……

 

そう判断した俺は幻術を一旦解除する。これで一之瀬からも見えるようになる。一之瀬にとって透明人間状態になりながらレイプするのも悪くないが、それだと戸惑いの色が強くレイプとしては微妙だろうし。

 

そして脱衣所に向かい、服を全て脱ぎ捨ててドアを開ける。

 

「っ!誰っ?!」

 

シャワーを浴びていて一之瀬が驚きながらこっちを向くので即座に幻術をかけて、俺の顔を別の顔に見えるようにする。

 

一之瀬が驚く中、俺は足払いをして一之瀬を床に倒し、そのまま覆い被さりキスをする。

 

「んーーーっ!んーーーっ!」

 

一之瀬は目を見開いてもがく。しかし転生特典による強い肉体を持つ俺は全然痛みを感じない。よって俺は唇を離してから一之瀬の胸を揉む。原作にて一之瀬の胸はデカイのは知っていたが予想以上で手から溢れてしまうほどだ。神室のそれよりも遥かにデカい。

 

ムニムニと柔らかな感触を堪能していると一之瀬が暴れ出す。

 

「嫌っ!やめてっ!んんっ!」

 

「煩い。黙ってろ」

 

「はうぅっ!」

 

乳首を摘むとビクンと跳ねて抵抗が弱まるので、右手で一之瀬の胸を攻めながらも左手の人差し指と中指を膣の中に入れて攻め立てる。

 

「あっ!んっ!な、なにこれ……あんっ!」

 

どうやら一之瀬は自慰行為をしたことがないようで戸惑いの色を宿した声で喘ぐ。初々しさがあり俺の息子は勃起していく。

 

俺は前世で風俗嬢相手に鍛えたテクニックをフルに使い、一之瀬の膣内の要所要所を触っていく。

 

「んあっ!」

 

と、ある一点で一之瀬は一際大きな声で喘ぎ、指をキュッと締め付けてくる。同時に俺はそこを弱点と理解してその場所と周囲を指で擦り、右手で乳首を掴んだり離したりする。

 

「んっ!あっ!やんっ!や、やめて!」

 

一之瀬はもがくがやめるわけないだろ。人生初のレイプなんだからな。

 

俺はそのまま膣内を擦り、足を舐める。ムチムチした脚は柔らかく舐め心地がある。え?変態?今更だな。

 

「やだっ!お願いやめ……んんっ!」

 

「声にエロさが出てきたな。楽しめよ」

 

言いながら俺は指で膣内を擦り一之瀬を喘がせながら、膣内が濡れるのを理解したのでトドメを刺すべく、膣口の上部にある芽のような部分ーーークリトリスへ指を移動して……

 

「っ……あぁぁぁぁんっ!」

 

軽く摘む。瞬間、一之瀬は今まで以上の声で喘ぐ。どうやら絶頂したようだ。

 

それを理解した俺は瞬時に脱衣所にある制服のポケットから携帯を取り出して風呂場の床でビクンビクンしている一之瀬を撮影する。コイツは俺のオカズ……いや、神室やこれから増やすセフレがいるしオカズではなく脅迫材料に使うか。それ以前に一之瀬を抱きたくなったらまたレイプすれば良い話だ。

 

「はぁ……はぁ……何でこんな」

 

「諦めろ。俺に目をつけられたお前が悪い。さて、それよりもお前のおかげで俺の息子が勃起してしまったから責任を取って舐めてくれ」

 

言いながら俺は椅子に座って勃起した息子を一之瀬に突き出す。対する一之瀬は真っ赤になって目を逸らすが……

 

「逸らすな。舐めないとさっき撮った写真をネットにアップするぞ。万引き少女」

 

その言葉に一之瀬は顔を青くする。

 

「えっ……何でそれを」

 

「この世について書かれた聖典(原作)を読んだからな。で?どうする?舐めないなら、そのままレイプしてお前の全裸写真と万引きに関する情報を学校にばら撒く。だが舐めればレイプした後に学校にばら撒かない。好きな方を選べ」

 

まあ絶対に後者だろう。どうせレイプされるなら自分の秘密などをバラされない方を選ぶのは必然だ。

 

「舐めたら……広めないでくれるの?」

 

「ああ。で?どうする?」

 

一之瀬は震えながらそう言ってくるので頷くと、一之瀬は悔しそうな表情になりながらもやがて顔に諦観の色を浮かばせながら頷く。

 

「わかった……舐めるから広めないで」

 

「良い子だ。じゃあ気持ちよくしてくれ」

 

言いながら肉棒を突き出す。一之瀬は嫌そうにしながらもゆっくりと舌を出して先端をチロチロ舐め始める。

 

ぴちゅぴちゅと水音が風呂場に響く。一之瀬の舌は俺の肉棒をくすぐってくる。気を抜くと即座に射精してしまうだろう。

 

 

「やるな一之瀬。んじゃそろそろ咥えてくれ。それと歯を立てないようにな。立てちゃったらバラすから」

 

「……わ、わかった……んっ……」

 

一之瀬は一瞬だけ躊躇するが、逆らう気はないようで俺の肉棒を口で咥える。それにより肉棒の先端のみならず全体にヌルヌルした感触が伝わってくる。

 

「うぉ……いい、最高だ。そのまま顔を前後に動かしてくれ」

 

「んむっ……んんっ……んっ」

 

ちゅぷっ…………ちゅっぱっ……ちゅるっ……ちゅぷぷっ……

 

一之瀬は指示に従って顔を動かしてフェラチオをしてくれる。テクニックはまだまだ拙いが、自分の秘密や全裸写真をバラされない為か一生懸命フェラをしてくれるので幸せだ。今日はフェラが終わったらそのまま処女を貰うが、次回はパイズリをして貰おう。あのデカい胸に挟まれたい。

 

大きな水音が部屋に反響する中、俺は自身の肉棒が更に勃起するのを感じながら一之瀬の頭を撫でる。やっぱフェラをする女子の頭は撫でないとな。でないと支配感を感じないし。

 

一之瀬の頭を撫でながら優越感に浸っていると一之瀬の舌が亀頭に舐め上げて、これまで以上の射精感がやってくる。

 

これ以上我慢するのは無理、というか我慢したくないので俺は一之瀬の頭を掴み、そのまま手を動かして一之瀬の頭を前後する。

 

「んぐっ?!んーんっ!んんっ!」

 

「逆らうな万引き女。バラすぞ?」

 

対する一之瀬は嫌々抵抗するが、万引きネタを出すと黙り込み逆らうのをやめる。

 

そしてそのまま一之瀬の頭を前後していると遂に限界が来て、絶頂してしまう。

 

「ぐっ! 出るっ!」 

 

どびゅるるぅ!どびゅっ!びゅるっ!びゅぅぅぅ! びゅっびゅっ!

 

「んぐっ!?んんっ!んんんーーーんっ!」

 

俺は一之瀬の喉奥まで肉棒を突き入れた状態のまま、一気に白濁色の液体を放出する。

 

その際に一之瀬は頭を引こうとするがそうはさせない。俺は一之瀬の頭をがっちりと抑える。

 

「んんんっっ!? んぐぅぅっっ!?」

 

「ダメだぞ一之瀬。貰ったものを捨てようとするなんて」

 

言いながら一之瀬の頭を離さない。この状態がこのまま続いたら一之瀬はマトモに酸素を取り込めない。この状況を打破するには俺が離すか一之瀬が口内にあるザーメンを飲まないといけないが、俺は拘束を解除する気は無いので一之瀬はザーメンを飲まないといけない。

 

「ほら。飲まないと離さないぞ」

 

「っ!んむっ……んんっ」

 

俺の言葉に一之瀬は覚悟が決まったのか目をギュっと瞑りザーメンを飲み始める。

 

ゴクッ、ゴクッと喉を鳴らしながらザーメンを胃へと流し込む一之瀬は凄く卑猥であった。やっぱり犯す甲斐があるな。

 

 

「げほっ!げっほっ! げほっ! おぇっ! うぇぇっ……!」

 

そう思いながら一之瀬口の中に入っていた肉棒が抜くと同時に一之瀬は激しく咳き込み、酸素を一気に吸い込んでいる。そしてそのまま湯船にあるお湯を口に含んでうがいをする。おいおい、俺のザーメンの味をも少し堪能しろや。

 

「どうだった一之瀬。美味しかったか?」

 

「そんな訳ないでしょ……なんでこんな酷い事をするのっ!」

 

一之瀬は目に涙を浮かばせてこっち詰め寄ってくるが、その前に……

 

パァンッ!

 

「きゃぁっ!」

 

一之瀬の頬にビンタをする。それにより一之瀬はよろめくが、それを無視して唇を奪う。

 

「んむっ!んんっ!」

 

一之瀬はキスをされたからか目を見開いて抵抗するので、俺は髪の毛を掴む。

 

「酷い事だぁ?お前は俺の性奴隷候補なんだからガタガタ抜かすな。文句があるなら俺に目を付けられた自分を恨むんだな」

 

そう言ってから俺は一之瀬を床に倒し、自身の肉棒を一之瀬の膣にロックオンする。

 

「えっ?!嘘っ?!やめて!」

 

事態を理解したようで一之瀬は抵抗しようとするが、その前に肉棒を一之瀬の膣に突入する。膣内は愛液で満ちていて、俺の肉棒はザーメンにより濡れているので特に抵抗を感じない。

そのままゆっくりと腰を突き出すと、その途中で動きが止まる。何かに侵入を拒まれたのだ。

 

それはつまり……

 

「さあ。処女を貰うぜ」

 

処女膜があるって事になる。だから俺は一之瀬に処女を貰う事を告げると一之瀬は啼き喚く。

 

 

「や……やだっ!だめっ!お、お願いっ!それだけはやめてっっ!!」

 

「却下」

 

俺は一之瀬の懇願を一蹴して腰をさらに突き出す。

 

結果……

 

ブチッ!

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

一之瀬の処女は俺によって奪われた。

 



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初レイプ完了

ブチッ!

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

一之瀬の処女膜を突き破ると一之瀬は痛みか悲しみか知らないが大声で泣き叫びもがく。その際に膣から血が流れ出る。

 

同時に肉棒がキュッと締め付けるので俺は我慢出来ずに、腰を引いてから間髪入れずに突き入れる。

 

「最高だ……一之瀬、お前の身体は最高だ。じっくり堪能させてもらうぞ」

 

「や、やだっ!や、やめてっ……痛いっ……!」

 

前回神室を抱いた時とは違い、痛みが引く前に動き始めたからか一之瀬は苦悶の表情を浮かべる。普段なら申し訳ない気分になるかもしれないが、レイプをしている今は興奮しかしない。

 

俺は締め付ける膣の気持ちよさに幸せを感じながらも、俺は一之瀬のムチムチした脚を掴みながら肉棒を引いては打つ、引いては打つを繰り返して一之瀬を攻める。

 

「あっ!んっ!あんっ!やだっ!んあっ!」

 

一之瀬は嫌がるように喘ぐがそれがまたエロく、俺は更にペースをを上げ、一之瀬の膣の一番奥まで肉棒を突き入れる。一之瀬が抵抗すると身体が動き、学年トップクラスの胸が激しく動くので、俺は一之瀬の脚から手を離し、一之瀬の覆い被さり抱きしめる。

 

そうしながら腰を振ると一之瀬の胸が俺の胸板に当たりテンションが更に上がる。

 

「い、一之瀬。最高、最高だよ……最高に気持ちいいな」

 

「あっ!やだっ!お願いだから抜いて!」

 

「嫌だね。折角だから楽しめよ。んむっ……」

 

「んんっ!んんんんんんっ!んむっ!」

 

一之瀬の唇にキスをして声を出ないようにする。対する一之瀬は俺を引き離そうとするが、その度に肉棒を膣の奥に打ち付けて抵抗力を弱める。

 

しかしレイプって中々奥が深いな。神室を抱いた時は感度を高め、その結果神室は俺の肉棒を求めてきた。

 

対する一之瀬の場合、感度を高めず不意打ちで襲いかかったので物凄い嫌がっているのだが、その度に嗜虐心が生まれてくる。

 

俺はそのまま腰を振りながら一之瀬の首に口を当てて、キスマークを作る。

 

「んっ!や、やだっ!お願いだからっ!」

 

「何度も言わせるな。お前は俺の性奴隷なんだから抵抗すんじゃねぇよ」

 

言いながら腰を振り、あらゆる箇所にキスマークをつける。明日クラスメイトにバレたら面白いだろう。

 

と、ここで絶頂が迫ってきている。しかしそれも仕方ないだろう。一之瀬の膣は俺の肉棒をキュッと締め付けているのだが、締め付け具合が絶妙なのだ。しかもさっきフェラされた際に出た精液と一之瀬の愛液が混ざり合って、肉棒の動きをスムーズにしてくれているのだ。

 

そして……

 

「一之瀬、そろそろ出るわ」

 

「っ!や、やだっ!それだけはやめて!やだぁっ!」

 

一之瀬は嫌々首を振りながらそんな事を言ってくるが、レイプって中出しが基本じゃね?

 

俺は一之瀬の懇願を無視して腰を振りまくり……

 

 

「くっ……っあぁぁっっ!」 

 

どびゅっ!!どびゅるっ!びゅるるっ!

 

「っ……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

一之瀬の膣に精液をぶちまける。一之瀬が悲鳴をあげる中、俺は肉棒の先端を子宮口にぐりぐりと押し付ける。するとより多くの精子を搾り取ろうとする為か膣壁がうねり俺の肉棒を締め上げる。

 

「うっ……ふぅ……最高だよ一之瀬。お前の身体は最高だ」

 

俺は射精の余韻に浸りながら一之瀬の身体を抱きしめる。柔らかい身体が更に俺の肉棒を元気にしてくれる。

 

「や、やだっ!早く抜いてっ! 妊娠しちゃうっ!」

 

一之瀬はそう言ってもがくが俺としてはまだまだ物足りない。射精したのに俺の肉棒は元気だから萎えるまで頑張ってもらわないとな。

 

「ダメダメ。さ、2回戦に行くぞ」

 

「っ!や、やだっ!誰か助けてぇぇぇぇぇぇっ!」

 

残念ながらこの寮は防音性に優れているから助けは来ないだろう。大人しくレイプされてくれ。

 

そう思いながら俺は再度腰を振るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

2時間後……

 

「い、イくぞ一之瀬!」

 

どぴゅっ!どぴゅっ!どびゅるるるっ!

 

「んぁぁぁぁぁんっ!中出しダメェ!赤ちゃん出来ちゃう……あぁんっ!」

 

一之瀬の膣内に精液をぶっ放す。これで何度目かは数えてないが全部中出しだ。いやー、中出しって最高だわ。前世では中出しセックスをしたことなかったし。

 

とはいえここらが潮時だな。既に俺の精力は尽きかけているし、帰って寝よう。

 

俺は一之瀬の膣から肉棒を抜いて、床に倒れる一之瀬を一瞥してからシャワーで臭いを取る。いくら幻術を使って誤魔化せても臭ってる状態で帰るのは嫌だからな。

 

「んじゃ俺は帰るが洗濯機の横にアフターピルを置いとくから飲んどけよ。ま、妊娠したいなら無理強いはしないが。またよろしくな」

 

「ぐすっ……酷いよ……」

 

一之瀬はすすり泣くが酷くないレイプなんて存在しないだろうな。

 

俺は風呂から出てタオルで身体を拭いて、パパッと着替えて一之瀬の部屋を後にする。

 

そしてエレベーターを使って自分の部屋に戻ると、部屋の中心には爺さんがいて慈愛に満ちた表情を浮かべていた、

 

「良いレイプであった。これでお主はレイパーとしての一歩を踏み出せたのう」

 

良いレイプと言われても反応に困るんだが……というかレイパーって何だよ?レイプをする人でレイパーってか?

 

「そりゃ良かった……って150ポイントも増えてるじゃねぇか。良いレイプって50ポイントくらいじゃないのか?」

 

以前強姦に近いセックスならば50、60ポイントを貰え、逆に和姦に近いセックスならば5、10と少なくなると聞いていたが……

 

「それは儂1人ならではの話、お主がレイプしているのを他の神2人も見ておって、その2人もくれたのじゃ」

 

ほう、それはラッキーだな。随分と気前が良い事だ。

 

「それと2人からも伝言とプレゼントがあるのじゃ」

 

爺さんがそう言うと虚空から本が出てくる。何だこりゃ?

 

「それはレイプ教の聖典じゃ。時間がある時に読むといい」

 

聖典かよ。というかレイプに聖典って……

 

試しに最初のページを見てみると……

 

レイプ教における重要な定

 

・レイプとは生きる為に必要事項、衣食住ではなく衣食住姦

 

・いかなる財宝と比べようとレイプに勝るものはない

 

・レイプは王道、和姦は邪道

 

・常にレイプする事を考えるべし、死ぬまでレイプすると思って生きるべし

 

・人間として大事な事はレイプする事と中出しする事

 

・レイプする事は最高の学問である

 

 

俺は本を閉じた。1ページ目で読む気が失せた。誰だよこれ書いたの?!馬鹿じゃねぇの?!

 

「……とりあえず時間があったら読んどく。で、伝言の方は?」

 

絶対に読まないけど。

 

「うむ。まず1人目の方は「初心者にして中々のレイプ。ただしフェラをされた際はぶっかけた方が好み」と言っておったのう」

 

生憎だが俺は顔にぶっかけるより飲ませる派だ。相手の体内に入れて染めてやりたいし。

 

「で?もう1人は?」

 

「「ナイスレイプッ!貴様の行き先は決まった、レイプンクロー!」と言っておった」

 

知らねぇよ!何だよレイプンクローって!何処だよ?!

 

「そ、そうか……」

 

もうなんか凄い疲れた。レイプを司る神だけあって碌な神がいないな。

 

「俺はもう寝る」

 

一之瀬の部屋のシャワーで身体は洗ったし、疲れたから寝る。一応学校では優等生を演じているから遅刻は許されない。

 

「ゆっくり休むと良い。ちなみに今後はどうするのじゃ?お主は今のところ自分のクラスの女子は抱いてないじゃろう」

 

そういやまだクラスメイトには手を出してなかったな。

 

「そうだな……順番は決めてないが中間試験までに軽井沢を手に入れて、堀北を性奴隷にする」

 

これは絶対だ。原作でほぼモブキャラからメインヒロインへと昇格した軽井沢については性奴隷にするつもりはない。初めは俺に寄生させるだけだが、最終的には俺の女にする。

 

一方、原作1巻の表紙でありながらヒロイン力が低い堀北については彼女にするよりもレイプして尊厳を奪ってやりたい。

 

「その後は状況次第だな。原作に干渉するかはわからんが7巻以降は大きく変えるつもりだ」

 

「ほう。どうやって?」

 

「綾小路の父親を始末する。アイツは綾小路を連れ戻したがっていて、その為に学園に余計な干渉をするからな」

 

退学要素が増える学園になって俺の女が退学になったりしたら我慢出来ないし、綾小路の父親か来訪した時に幻術とハッキング能力を駆使して始末する。仮に奴を始末しても月代のように奴の配下が学園に来るならソイツも始末するつもりだ。

 

最悪の場合、俺は自分の女を連れ出して、乖離剣で学校を吹き飛ばす事も視野に入れておく。

 

問題の張本人の綾小路を始末するパターンもあるが、主人公を殺すより主人公の敵を殺した方が良い道だし。

 

 

 

ま、今はまだ考える必要はないし、寝るか



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偽カップル成立からのセックス

入学してから2週間が経過したが、俺の学校生活は概ね順風満帆だ。

 

入学して直ぐに抱いた神室は俺とのセックスに満足したようで3日に1回は俺とセックスをしてくれている。そして万引きもやめたようで坂柳の駒にはなってないようだ。

 

一之瀬についてはレイプした翌日は休んだが、その次の日からは登校していた。その際にBクラスを覗いたら偶に顔に陰が出ていたが、表向きは笑顔で過ごしていた。

 

よって俺は壊れてないと判断して昨日再度レイプをしたが、一之瀬の身体は最高だった。

 

それと俺は陸上部に入った。前世でも陸上部に所属していたが、中々楽しくやれている。それにもうすぐ新人戦があるが、それで好成績を残せばポイントも手に入るだろう。

 

そんな訳で俺の学校生活は割と満足しているが……

 

 

「え?マジでそれ面白すぎだろ?!」

 

「だろ?放課後行こうぜ〜」

 

「グゴ〜……グガ〜」

 

クラスの三馬鹿の笑い声やいびきが煩過ぎて苛々する。大半の生徒は洋介の注意によって静かになったが、3人だけは「先生が注意しないから大丈夫」だの「指図するな」だの言って聞く耳を持たない。

 

他の面々は真面目に授業を受けているのでクラスポイントが0になる事はないと思うが、ポイントが少ないとなると苛々する。

 

その気になれば幻術を使って地獄を見せられるが、5月になってクラスポイントの存在によってヘイトを集めさせた方が面白い。原作では沢山の生徒が不真面目だったが、この世界では三馬鹿以外は全員真面目なので、5月1日になったら3人にヘイトが大量に向けられるだろう。

 

そうなった場合、馬鹿どもも自重するだろう。つかしないなら退学させる。

 

内心3人に対して苛々しながらも授業を聞いてると終了のチャイムが鳴る。

 

「今日はここまで」

 

先生はそう言って教室を出ていく。そして茶柱のHRもやって1日が終了する。

 

「樹君。途中まで一緒に行こうよ」

 

すると洋介が話しかけてくる。洋介はサッカー部で俺は陸上部だが、使うグラウンドが近いから一緒に行っている。

 

「はいよ。じゃあな軽井沢。また明日」

 

「2人とも頑張ってねー……あ、樹君。部活が終わったら話があるんだけど良いかな?」

 

来た。時期的に考えて偽の彼氏になってくれって頼みだろう。俺はこれをずっと待っていた。入学して以降、軽井沢とは積極的に交流して体育では高い身体能力を見せたから目に付けてくれたようだ。

 

「わかった。じゃあ部活が終わったら俺の部屋で良いか?」

 

普通に考えたらセクハラに捉えられるかもしれないが、軽井沢を含め数人の女子を招いた事はあるから大丈夫だ。

 

「うんっ」

 

「そうか。じゃあ終わったら連絡する」

 

そう言ってから俺は洋介と教室を出る。

 

「そういえば噂で聞いたんだけど樹君、陸上部でトップの速さなんでしょ。入部したばかりなのに凄いよ」

 

そりゃチートスペックの肉体を持ってるからな。しかし手は抜いている。その気になれば世界記録を更新出来るが、必要以上に目立つつもりはない。坂柳とか龍園に警戒されたくないし。

 

「ありがとな。サッカー部はどうだ?1年で凄いのはいるのか?」

 

「うん。Bクラスの柴田君ってのがいるんだけど速くて上手いんだ」

 

「なるほど。ま、レギュラー目指して頑張れ」

 

そんな風に話しながら廊下を歩いていると、一之瀬が複数の女子と一緒に歩いている。昨日俺にレイプされたからか若干表情は暗く、クラスメイトに気遣われていた。

 

しかし話す事は出来ないだろう。情事の写真もあるし、クラスメイトに「レイプされました」なんて普通は言えないし。

 

俺としては壊れないなら問題ない。今はまだ嫌々抱かれているが最終的には俺の肉棒がないと生きれない性奴隷にしてやろうじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

2時間後……

 

「よーし、今日はここまでにするぞ」

 

『お疲れ様でした!』

 

部長の言葉にそれ以外の部員は頭を下げて更衣室に向かう。

 

「あ、剛神田君。着替え終わったら一緒にご飯食べない?」

 

そう言ってくるのは同じ陸上部の女子の木下だ。原作では体育祭で堀北を嵌める為に使われていた女子でもある。

 

「悪いな。今日は大事な用事があるんだ」

 

軽井沢を俺の女にするという大事な用事がな。

 

「そうなんだ。じゃあ仕方ないね」

 

「また今度誘ってくれ」

 

そう言ってから俺は男子更衣室に向かい、パパっと着替えて更衣室を後にする。

 

そして軽井沢に電話をかける。

 

『もしもし?』

 

「部活が終わって今寮に向かってる」

 

『じゃあ樹君の部屋の前にいるね』

 

「ああ」

 

俺は通話を切って早足で寮に向かう。そしてエレベーターに乗って自分の部屋のある階に到着すると廊下に軽井沢がいた。

 

「あっ来た来た。部活お疲れー」

 

「ああ。とりあえず上がってくれ」

 

「お邪魔するね」

 

部屋の鍵を開けて中に入る。そしてカーペットの上に座った軽井沢の向かい側に座る。

 

「で?話って何だ?俺の部屋って事は他人に聞かれたくない事か?」

 

軽井沢の過去については原作を読んでいるから知っているが、そこは表に出さないようにしておく。

 

「うん、実は樹君にお願いがあるんだけど……」

 

一息

 

「あたしと偽のカップルになってくれないかな?」

 

来た!来た来た来た!ついに来た!こう言われるのを待っていたんだよ!

 

そう思いながらも俺は顔に喜びを出さずに口を開ける。

 

「ふむ……学年でもそれなりに有名な俺を彼氏扱いして己のステータスを上げる為か?それとも虐められない可能性を上げる為か?」

 

「えっ……!」

 

その言葉に軽井沢は驚きの表情を浮かべる。今の所は順調だな。

 

「な、なんでわかったの?」

 

「前にも言ったが俺は昔虐められてたからな。そのせいか虐めを感知しやすくて、お前は元虐められっ子と疑ってた。んで俺に偽のカップルになれって言われて確信した」

 

「やっぱ樹君は凄いや……そ、樹君の言ったようにあたしが頼んだ理由は自分自身を守る為。その為なら何でもやる」

 

やはり軽井沢にとって虐めの闇は深いようだが、俺はそれを取り除いてやる。

 

「なるほどな。話はわかった。とりあえず明日からお前のことは恵って呼ぶわ」

 

「えっ、じゃあ……」

 

「ああ。とりあえず明日から彼氏のフリをしてやるよ」

 

「そっか……ありがと」

 

軽井沢は安堵したように息を吐く。とりあえず第一段階はクリアだな。

 

「でも洋介にしなかったのか?」

 

「平田君も良い相手だけど、平田君の場合、誰にでもお人好しだから」

 

そうだろうな。しかしこの世界では俺がいるから軽井沢は俺を選んだのだろう。俺はお人好しって訳じゃないからな。

 

それはともかく……そろそろ仕掛けるか。

 

「まあそうか……っと、済まんが喉が渇いたからお茶を淹れるがお前も飲むか?」

 

「じゃあ紅茶をお願ーい」

 

「はいよ」

 

言いながら俺はキッチンに向かい、お湯を沸かすフリをしながら携帯を取り出してレイプポイント専用のカタログ画面を表示させる。

 

買う物は決まっている。強制発情ってヤツだ。50ポイント払う代わりに狙った女を発情させて払った人間にセックスを誘うってヤツを買う。

 

俺から求めるのではなく軽井沢から誘うようにして、軽井沢の闇を解いて俺無しではいられないようにする。50ポイントは高いが一之瀬をレイプして大量に稼いでいるから問題ない。

 

俺は強制発情の文字をタップして購入する。

 

「っあっ!」

 

すると軽井沢の嬌声が聞こえてきたのでキッチンからリビングに戻ると軽井沢が真っ赤になっていた。買った瞬間に発情するって凄いな。

 

「どうした軽井沢。変な声が聞こえてきたが、なんかあったのか?」

 

「えっ?!な、なんでもない!」

 

軽井沢は俺を見ると更に真っ赤になってテンパりだす。

 

「何でもないわけないだろ。そんな真っ赤にして風邪か?」

 

俺は敢えてとぼけて軽井沢に質問すると軽井沢は否定する。

 

「か、風邪じゃないから!」

 

「無理すんな。今日はもう帰ってゆっくりしろ」

 

「違うのっ!か、身体が急に火照っちゃって……」

 

「いやだからそれは風邪だろ。部屋まで送る」

 

「そ、そうじゃなくて……樹君と……」

 

「俺となんだよ?ハッキリ言ってくれないか?」

 

「……絶対に引かない?」

 

「内容次第だが引かないようにする」

 

俺は嬉しく思うのを表情に出さずに頷く。すると軽井沢は大きく深呼吸を始め……

 

「そ、その……樹君と……え、エッチをしたくなったの……」

 

よし来た。軽井沢の口からそんな言葉が出た以上、俺の勝ちだ。

 

「……済まん。何故偽の彼氏になってくれと言った直後に、そんな欲求が出たんだ?」

 

「わかんないっ。何故かはわからないけど無性に樹君とエッチをしたくなったの……!」

 

軽井沢は真っ赤になりながらもそう言ってくるのが可愛らしい。

 

 

「……やっぱり気持ち悪いよね。ごめん」

 

「いや、気持ち悪いなんて思ってないから気にするな。俺も男だから軽井沢のような可愛い女子にそんな提案をされたら嬉しい」

 

マジで。というか既に理性が吹っ飛びそうで仕方ない。

 

「か、可愛いって……」

 

「もしもお前が望むなら俺は構わない。けど、その前にしっかりと自分の気持ちについて確認しろ」

 

「……うん。やっぱり樹君とエッチがしたい」

 

「……そうか。お前が望むならヤるか」

 

「あのっ、誘ったあたしが言うのもアレだけどさ、優しくして欲しいんだけど」

 

軽井沢はそんな風に頼んでくるが返答は決まっている。

 

「当たり前だろ。初めての女子相手に激しくしない」

 

少なくとも最初はしない。神室は割と激しさを求めてきて、一之瀬については一之瀬の尊厳を踏み躙るやり方で攻めているが、軽井沢の場合は最初に優しくする方が今後の為になるだろう。

 

俺はそのまま軽井沢の近くに寄る。軽井沢はピクンと跳ねるだけで逃げる素振りを見せない。

 

それを確認した俺は軽井沢を優しく抱き寄せ……

 

「んっ……」

 

そのままキスをする。

 

さぁ、前世以来の優しい優しいセックスをしますか。

 

……どうでも良いが、これからのセックスを、まだ会ったことのないレイプの神々が見たらキレそうだな。




アンケート始めました。
今回はひよりについてアンケートをしましたが、今度は他のキャラについてもアンケートを取るかもしれないのでよろしくお願いします


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軽井沢との前戯

「んっ……ちゅっ……んんっ」

 

俺が軽井沢の唇にキスをすると軽井沢は真っ赤になり、消極的ながらもキスを返してくる。

 

神室とキスをするときは初っ端からディープキスをするし、一之瀬には無理矢理舌をねじ込んでいるからな。こんな触れ合うだけの優しいキスをするのは久しぶりかもしれない。

 

俺は自分の唇を軽井沢の唇と擦り合わせるようにする。

 

「ちゅっ、んふっ……ちゅっ、んんっ」

 

それにより軽井沢の唇に付着している唾液が俺の唇に付着してエロい気分になってくる。もっと先に進みたいな。

 

「んっ……軽井沢。舌、入れて良いか?」

 

「……っ。良いよ」

 

軽井沢は真っ赤になりながらも頷いてくるので、俺は舌を使って軽井沢の唇の門を開き、軽井沢の口内に舌を入れる。

 

「んっ……!んんっ……」

 

そして軽井沢の舌とぶつかると、軽井沢は目を見開いてピクンと跳ねる。

 

俺はその隙を逃さずに舌を絡め始める。

 

「んっ……んむっ……ちゅっ……くむっ……んんっ」

 

最初は力が抜けた軽井沢だったが、俺が舌を絡め続けていると俺を受け入れ身体を寄せてながら舌を動かして絡み合わせてくる。

 

俺が一旦軽井沢の唇から離れると互いの舌から透明な橋が架かっているのが見える。

 

「軽井沢、お前とのキス、最高だわ」

 

「あたしも……あたしも樹君とするキス、凄い気持ちいい……」

 

ちゅっ

 

お互いにそう言ってからもう一度キスをする。発情している軽井沢はエロさと可愛さを併せ持っていて最高だ。

 

そろそろ次の段階に進んで良いだろう。俺は軽井沢とキスをしながら右手を出して軽井沢の胸を揉む。

 

「んっ!ぷはっ……い、樹君っ?!」

 

「いきなり大声を出すなよ?セックスする以上、胸を揉んでもおかしくないだろ?」

 

「そうだけど……んっ!あっ……やんっ!」

 

胸を揉む度に軽井沢はピクンと跳ねながら喘ぐ。軽井沢の胸は神室や一之瀬に比べたら小さいが、2人と比べたら小さいだけで高1としてはそれなりにあり、手には柔らかな感触が伝わってくる。

 

制服越しでこれなら直に触れたらもっと柔らかいのだろう。神室や一之瀬が巨乳なら軽井沢は美乳か?

 

そう考えた俺は左手を軽井沢の制服に添える。制服越しでも悪くないが、やはり直で揉みたい。

 

「脱がすぞ」

 

「んぁ、あっ……だ、だめっ……!」

 

ブラウスを脱がそうとしたが、軽井沢に止められる。え?まさかの生殺し?

 

「ダメなのか?無理強いして済まん」

 

「違う……あたしの裸を見たら気持ち悪いって思われちゃうから……」

 

そういや軽井沢は確か脇腹に傷跡があって、そのことを言っているのだろう。

 

しかし俺は特に気にしない。というかその傷が軽井沢攻略に必須だ。

 

「そんな事はない。お前みたいな可愛い女子の裸を見て気持ち悪いなんて思わない」

 

「……本当に?」

 

「ああ」

 

「……嘘じゃない?」

 

「……信じて良い?」

 

どんだけ疑ってんだよ?

 

「信じて大丈夫だ」

 

そこまで言うと軽井沢は悩む素振りを見せてくるが、やがて小さく頷く。

 

「……わかった。脱がしていいよ」

 

「……ああ」

 

了承が出たので俺は軽井沢の制服のボタンを丁寧に手をかけて、1つ1つ外していく。

 

そしてブラウスを脱がし、上半身を下着のみにすると脇腹に傷跡が露わになった。予想以上に酷い傷だな。

 

しかし……

 

「軽井沢」

 

「っ……何?」

 

俺が軽井沢の名前を呼ぶと怯えながら返事をする。多分否定されると思っているのだろう。

 

そんな軽井沢を他所に俺は軽井沢の唇にキスをする。

 

「んっ……!」

 

対する軽井沢は目を見開いている中、俺は軽井沢の唇から離れて傷を撫でる。

 

「お前は俺が傷1つでお前を否定すると思ったのか?だとしたらそれは見当違いだ。俺はお前を絶対に否定しない」

 

「っ……!」

 

軽井沢が目を見開く中、俺は軽井沢を優しく抱き寄せる。今は軽井沢を俺に依存させる為にそう言っているが、実際傷を見ても気持ち悪いとは思っていない。

 

多少痛々しいと思うが、抱きたいって気持ちは全く薄れていない。今の軽井沢は水色のブラジャーを露わにしているが、傷が付いていようと魅力があり俺の肉棒がギンギンに勃起しているし。

 

「それに軽井沢。俺は今からお前を抱くが、そうなったら俺も破瓜っていう、お前に一生残る傷を作るんだぞ?」

 

処女膜を破るのも一生残る傷だ。悪意ある傷ではないが、重要な事だろう。

 

「それでも良いのか?もし嫌なら無理強いはしないでここで「良い」……本当にいいんだな?」

 

「この傷を見ても一切否定しなかった樹君になら傷物にされても良い……」

 

「わかった……傷物にした責任は必ず取る」

 

「せ、責任って!」

 

軽井沢が真っ赤にして驚く中、俺は軽井沢の胸をブラジャーを含めて揉みしだく。

 

「あっ……やぁっ……」

 

軽井沢は先程よりもエロく喘ぐが、制服が無いからだろう。実際、俺も軽井沢の胸の柔らかさが先程以上で興奮している。よって俺はつい揉み揉みしてしまう。

 

「やっ……んっ……あんっ」

 

その度に軽井沢はピクンと跳ねて喘ぐ。それを見ると更に先へ進みたくなる。

 

「軽井沢。ブラジャーも外して大丈夫か?」

 

俺がそう尋ねると軽井沢は一瞬身じろぎするが、直ぐに俯く。明確な否定をしないって事は外して大丈夫だろう。

 

そのまま軽井沢の背中に手を回してブラジャーを外す。すると手にスッポリ収まる程よい大きさの胸がある。大きさについては神室や一之瀬に比べたら小さいが、肌は白く美しい。

 

中心にある乳首は小さく、そして可愛らしく、もう俺は我慢の限界だった。

 

そのまま軽井沢の胸に顔を埋めて乳首を口に含む。

 

「やあっ……!樹君っ!恥ずかしい……」

 

軽井沢が身をよじるが俺はそれを無視して乳首を吸う。母乳は出ないが口の中に含まれる乳首は舐め心地が良く、更に軽井沢の良い匂いが俺を包み込んでくれて俺の理性をゴリゴリ削ってくる。

 

だから俺は遠慮しないで軽井沢の乳首を舐めていると、何かが後頭部に触れてそのまま軽井沢の胸と更に密着する。

 

「もう……仕方ないんだから」

 

軽井沢の声が聞こえてくるが、多分軽井沢が腕を俺の後頭部に回してギュッとしてくれているのだろう。母性を感じ思わずママって言っちまいそうだが、それやったらドン引きされそうだからやらない。

 

俺は軽井沢に抱きしめられながら乳首を吸い続ける。そして偶に優しく甘噛みをする。

 

「っ……ぁっ……」

 

軽井沢の恥ずかしそうな声に性欲が止まらない。俺が今まで抱いたのは神室と一之瀬だが、神室は恥じらいを見せず興奮して、一之瀬は嫌がる態度を見せてくるので軽井沢のように恥じらいを見せてくると嫌でも興奮してしまう。

 

更にもう一段階進みたくなった俺は軽井沢の胸を吸いながらも右手で軽井沢のスカートを捲る。

 

「ちょっ……」

 

そしてそのまま軽井沢の秘部をショーツ越しに軽く押す。

 

「あんっ!」

 

同時に軽井沢はエロい声で喘ぎながら俺に対する抱擁をといて、俺は軽井沢のショーツが若干湿っているのを理解する。

 

「い、いきなり何してんの?!」

 

そう言われたので俺は軽井沢の乳首から口を離して軽井沢と向き合う。

 

「何って前戯の一環だよ。これから抱くんだし、濡らさないと」

 

「そ、そうだけど……せめて一言言いなさいよっ」

 

「以後気をつける。しかし裏を返せば一言言ったら触って良いんだな?」

 

「っ!〜〜〜っ!馬鹿っ」

 

軽井沢は真っ赤になってそっぽを向く。少しからかい過ぎたか?

 

「悪かったな。恵の反応が気になってついからかっちまった」

 

「って、何でいきなり名前呼びしてんのよっ?」

 

「そりゃ明日から偽のカップルになるんだから怪しまれないように名前呼びするべきだろ」

 

「だからって今呼ぶことないじゃん」

 

「悪いな」

 

言いながら俺は恵を抱き寄せて撫で撫でする。発情している恵は特に嫌がることなく、頭を撫でられる。

 

「じゃあ恵。さっきの続き、するぞ?」

 

「……好きにして」

 

言われなくてもそのつもりだ。俺はショーツをズラしてから中指を彼女の秘部に触れ、ゆっくりと膣内に潜り込ませる。既に熱く湿っている彼女の膣内は気持ち良い。

 

「んあっ……!」

 

彼女が堪えながら出した声を聴きながら、すかさず膣内にある弱点を探るべく指を動かす。さて……どこにあるやら。

 

「っっっ!」

 

暫く探っていると恵は一瞬目を見開いて、両手で口を押さえるので、そのタイミングで触れていた箇所をツンツンと突き始める。

 

「っあ!やっ!あんっ!そこはダメェ!」

 

恵は激しく喘ぎ、同時に愛液を生み出してくる。本当に可愛過ぎるなぁ。

 

俺はテンションを上げながらとにかく弱点の箇所を撫でると愛液は更に出てくる。そろそろトドメといこうか。

 

俺は一息ついてから弱点の箇所をシュッと擦る。

 

すると……

 

「ぃっ…あああああっ!!!」

 

恵が悲鳴の様な喘ぎ声を上げて、身体を跳ねる。顔は蕩けていて、全身が汗びっしょりでたまらなかった。

 

既に恵の膣からは大量の愛液が出ているし、これなら痛くないだろう。

 

とはいえ……

 

「はぁ……はぁ……んっ……」

 

息絶え絶えの恵を少し休ませてやろう。俺がやるのはレイプではなく和姦だからな。

 

「可愛いぞ、恵」

 

ちゅっ

 

「馬鹿ぁ……樹の変態……」

 

キスをすると呼び捨てで文句を言われるがグッときました。早く抱きたい……

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻……

 

「ほほぅ……前回とは打って変わって甘々なセックスじゃのう」

 

「何故和姦なのじゃ!レイプ教では和姦は御法度じゃろうが!レイプをせんかい馬鹿たれがぁ!」

 

「レイプゥゥゥゥゥゥゥゥ!レイプゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!レイ◯✖︎☆◻︎♡!!!◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️ッッッッッッ!」

 

 

レイプを司る神の大半が神殿にてブチ切れていた。



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軽井沢恵との本番

「んっ……恵、そろそろ落ち着いたし……」

 

「……うん」

 

唇を離し恵に本番に入ろうと提案しようとすると恵は頬を染めて頷く。いよいよだ。いよいよ恵を抱ける。

 

「じゃあ……」

 

言いながら俺は恵の上に移動する。初めてだから正常位で良いだろう。

 

そして肉棒を恵の愛液が溢れている秘所に狙いを定める。

 

「挿入るぞ?」

 

「……うん。きて……」

 

恵から了承が出たので秘所に亀頭を当てて、そこからゆっくりと埋め込んでいく。

 

「っ……うぅうううっ……!」

 

恵の膣内は神室や一之瀬に比べると狭く、恵は苦しそうに声を上げる。よって一之瀬相手にやるように容赦ない攻めはしないでゆっくりと進めていく。

 

「くぅ……んんっ……あぁっ!」

 

恵は苦しそうにしている。これが一之瀬なら知ったことないとばかりに攻めるが、恵を落とすには優しくした方がいい。

 

「大丈夫か?キツイならやめるぞ?」

 

「大丈夫……樹が相手なら嫌じゃないから、奥まで……ぐぅ!」

 

そうは言っているが相当痛みがあるらしく苦悶の表情を浮かべている。これはマジで大丈夫か?いっそ今日は諦め、後日レイプポイントを使って俺の肉棒のサイズを少し小さくするか?

 

「大丈夫だから……はぁ……あぅうっ……!」

 

……ここで止まるのが1番キツイし、一瞬だけ苦しんで貰うしかない。

 

そう判断した俺は先程よりも力を込めて恵の膣内を進んでいく。一気に腰を動かして肉棒を膣内に進ませる。

 

「ぐふぅっ……んっ……あ、あ、入る……!」

 

押し返されそうにながらもぐっと腰を押し込んでいく。濡れた膣内を、肉棒が突き進む度に恵は苦しそうにする

 

「あ、あっ、うぐっ……うぅう……!」

 

「もうちょっとだ。頑張れ」

 

強い抵抗に苦しそうにする恵に対して最後のひと押しをした瞬間……

 

「っ!んあああああっ……!」

 

遂に恵の処女膜を破った感触がする。それにより俺の肉棒は更に奥に入り、先程以上にギュッと締め付けてくる。

 

「はぁ……はぁ、全部入ったんだ。これであたしは樹に傷物にされちゃった……」

 

「やった俺が言うのもアレだが文句はないよな?」

 

ちゃんと同意を得てから処女膜を突き破ったから文句を言われる筋合はない筈だ。

 

「うん。さっきも言ったけど樹君になら傷物にされても良い……」

 

「そうか。よく頑張ったな」

 

恵の言葉に嬉しく思い恵の頭を優しく撫でる。

 

「あっ……」

 

対する恵は息を荒げながらも特に抵抗しないで吐息を漏らす。その姿はとても愛おしい。

 

「……動かないの?」

 

「そんな苦しそうにしてるのに無理すんな」

 

これが一之瀬のようにレイプ対象なら容赦無く動くけど。

 

暫く呼吸を整えていると恵が口を開ける?

 

「……動いて大丈夫」

 

「わかった。じゃあ行くぞ」

 

そう言ってから腰を引いて打ち付ける。その際に恵の膣からは破瓜の血が震える。

 

「っあ!あんっ!」

 

すると恵は喘ぎながら跳ねる。それを見ながら俺は引いては押すを繰り返す。

 

「ひぁっ!んんっ……凄い……樹の、凄く大きくて、おかしくなっちゃう……あぁんっ!」

 

ピストンの動きをしていると恵は腰を振る。時間が経つにつれて顔から苦悶の色が無くなっているが、痛みに慣れたからか快感が生まれてきたからだろう。

 

「んっく、ひっ……あっ……あっ……んぁ……っ!」

 

恵の声と共に肉棒が気持ち良い感触に包み込まれる。恵は神室や一之瀬に比べたらスタイルは若干劣っているが、膣については2人よりも名器だ。

 

「くぅんっ、あっ、んんっ……もっと、もっと強く突いて……うんっ!」

 

「はいよ」

 

「っ!んあっ!しゅごいっ!あんっあんっ……んあっ!樹のしゅごい!」

 

俺が腰を振る速さを上げると恵はそれにつられて喘ぎ声の大きさを上げる。もはや今の恵はクラスで見る今時のギャルではなく、1人の牝だった。

 

俺は恵にキスをしながら腰を振ると、恵は目を瞑ってキスを返してくる。

 

「んっ!んちゅ……んっ……ちゅっ……んあっ!」

 

恵が懸命に耐えながらもキスを返す姿はとても可愛らしく更に興奮させてくる。

 

暫くの間、腰を振っているとそろそろ限界がやってきた。

 

「恵、そろそろ限界だから抜くぞ」

 

恵はあくまで偽の彼女だから、中出しをして嫌われるつもりはない。まあいずれ中出しはするけど。

 

しかし俺が抜こうとする前に恵は足を俺の後ろに回してくる。

 

「今日はっ、安全日だから……んっ……大丈夫っ」

 

これは発情させた影響なのか?まあ何にせよ本人が望んでいるなら……遠慮なく中出ししよう。

 

俺はラストスパートをかけるべく、一層腰を振る速さを上げる。

 

その結果……

 

「くっ……限界だっ」

 

どぴゅっ!どぴゅっ!どぴゅるるるっ!

 

「あっ、あっ……あぁぁぁぁんっ!」

 

恵の膣内に精液を放出して同じタイミングで恵も絶頂する。それにより膣がギュッとする中、俺は恵の身体をギュッとする。

 

「恵……凄い気持ちよかった。ありがとな」

 

「はぁ……はぁ……あたしも、気持ちよかった。樹のおちんちん……凄い熱くて凄かったよ……」

 

そう言って恵も抱き返してくる。表情を見ると息は荒いが幸せそうに笑っていて、更に強く抱きしめてしまう。

 

こんなセックスをするのは久しぶりかもな。

 

 

 

 

 

30分後……

 

「すぅ……すぅ……」

 

恵は裸のまま俺に抱きつきながら寝息を立てているので、俺はゆっくりと彼女の頭を撫でる。

 

2回戦に突入しようか考えたが、恵は初めてがキツかったようなので1回戦だけで終わらせ、今はこうして互いに裸で一緒に寝ている。

 

神室とは3回戦まで、一之瀬とは強制的に5回戦までやるので物足りない気持ちもあるが、横で寝ている恵を見ているとまあ良いかと思えてしまう。

 

「ほっほっほっ、甘いセックスを見せて貰ったぞ」

 

するとレイプ神の爺さんがやってくる。

 

「爺さんか。わざわざ俺達のセックスを見た感想を言いに来たのか?」

 

「いんや。神殿にて儂以外のレイプ神がお主のラブラブセックスを見て狂っておるから逃げてきたのじゃ」

 

「何だそりゃ?」

 

「レイプ教にもあったじゃろう?和姦は邪道と」

 

ああ、なるほどね。確かにレイプ教はレイプこそが至高って考えだから今回のようなセックスを嫌うのだろうな。

 

「ちなみに神罰が与えられたりするのか?」

 

だとしたら今後はレイプ一色にした方がいい。和姦をやったから神罰、とかマジで勘弁して欲しい。

 

「それは大丈夫じゃ。お主に神罰を降す事が出来るのは儂のみじゃ」

 

なるほど。多分転生者に裁きを与えられるのは転生させた神だけなのだな。だとしたら俺は幸運かもしれないな。

 

「ちなみに爺さんはどんな時に神罰を降すんだ?」

 

「そうじゃな。お主がセックスをやめた時じゃ」

 

あ、流石にエロい神だけあってそこは妥協しないんだ。まあ俺は止めるつもりはないし神罰はないな。

 

「なら俺は気にする必要はないな。それと爺さん。レイプポイントってプライベートポイントに両替出来んのか?」

 

現在俺のレイプポイントは200近くあるが、5月にクラスポイントが少なかったら生活が厳しくなるからな。

 

「可能じゃぞ。1レイプポイントで100プライベートポイント交換出来る」

 

あ、クラスポイントと同じなんだ。そうなるともしも俺が今所有しているレイプポイントを全てプライベートポイントに替えたら2万近く手に入る事を意味する。

 

(となると5月に入るポイント次第では一之瀬以外にもレイプするか)

 

予定としては2人目のレイプは一之瀬を屈服させてからと考えていたが、早いレイプも考えておこう。

 

「情報提供ありがとな。とりあえず俺はもう寝る」

 

とりあえず今後の事は今考えなくても良いからな。

 

「うむ。また会おう」

 

そう言ってから爺さんが消えるので俺もゆっくりと目を閉ざした。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日……

 

「だ、だからね。なんかわかんないけど、突然樹とエッチしたくなっちゃったの。理由はわかんないのっ。馬鹿って思われるかもしれないけど」

 

恵が真っ赤になりながらそう言ってくる。

 

朝俺が目を覚ますと既に恵は起きていて、俺が起きたことに気付くと昨日俺を誘った事についての説明をしたのだ。その説明の仕方が可愛くて仕方ない。

 

「まあ実際にお前を抱いたんだから否定する気はない。それよりも恵、おはよう」

 

ちゅっ

 

「っ!い、いきなりなにすんのよっ?!」

 

「昨日散々したから良くね?」

 

「そうだけどっ!〜〜〜っ!馬鹿っ!」

 

恵は真っ赤になってそっぽを向く。怒った恵も可愛いなぁ。

 

「ごめんな恵。お前が可愛くてつい、な」

 

俺は恵を抱き寄せながらも謝罪する。

 

「……もう」

 

対する恵は発情が収まったとはいえ、昨日愛し合ったからか特に抵抗することなく俺に身を寄せる。その事から俺に寄生する気満々だろうが今はまだそれで良い。これからゆっくり時間をかけて寄生相手から脱却させるだけだ。

 

その後俺達は時間が許す限りお互いに寄り添った。そして学校へ行く準備をする前にもう一度キスをしたが、その時は特に怒られることはなかった。



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4月最後の日、そして5月最初の日

4月30日。いよいよ4月最後の日で明日からよう実最初のイベント要素であるクラスポイントが発表される。

 

原作とは違い、洋介を介してクラス全体に真面目に授業を受けるように頼んだが、結局須藤と池と山内は一切改善しなかったのでクラスポイントは500、下手したら300を切っているかもしれない。明日は多分……というか絶対に暴動が起こると思う。

 

まあ今更喚いても意味が無いし俺は………

 

 

 

 

 

 

「あぁんっ!もっと!もっと激しく突いてっ!」

 

現在俺と繋がっている真澄とのセックスに集中しないとな。

 

「わかったよ真澄。じゃあ遠慮なく……」

 

頷きながら腰を振る速さを一段上げる。それにより真澄の膣は引き締まり俺の興奮を高める。

 

「そこっ!気持ちいいわっ!もっと!んあっ!」

 

真澄は普段のクールな表情とは打って変わっりエロい表情のまま俺の首に手を回し喘ぎまくる。もはや真澄は完全に俺の肉棒の虜になっていて、真澄の膣は俺の肉棒をほどよく締め付けている。

 

「真澄っ!そろそろ射精るぞ!」

 

「来てぇっ!中出ししてぇ!」

 

「言われなくても……うっ!」

 

どぴゅっ!どぴゅっ!どぴゅるるるるるっ!

 

真澄の言葉と共に俺の肉棒から真澄の膣内に向けて精液が放たれる。

 

「だめぇ!イっちゃう!もう限界……んぁぁぁぁぁぁんっ!」

 

同時に真澄も絶頂したようで一際大きな声を上げる。その姿はとてもエロく俺はそっと真澄を抱きしめながらキスをする。

 

「んっ……やっぱお前、エロいな」

 

「ふぅ……否定はしないけど、あんたに言われなくない……んっ。どうせ私以外にも手を出してるんでしょ?」

 

真澄は俺にそっとキスを返しながらそんな風に言っている。口振りからして確信しているようだ。

 

「まあな。お前を含めて3人抱いたな」

 

俺は真澄の質問に答えながらキスをする。真澄に対しては基本的に隠し事はしてない。まあ流石に転生と特典については話してないけど。

 

「んっ……1人は軽井沢でしょ。でも私は3日に1回アンタとセックスしてるけど樹は他の日に2人とセックスしてるの?」

 

あ、Aクラスにも俺が恵と付き合ってる話が広がってるんだ。

 

「定期的にセックスするのはお前だけだ。1人は気分が向いたら抱いて、恵については初夜を迎えて以降1度もしてないな」

 

真澄はセックスの虜になったから定期的にセックスをしているのに対して、一之瀬は俺がレイプしたくなったらレイプするスタンスだ。

 

そんで恵については初めて抱いてからは一度も抱いてない。誘ったが恥ずかしいって言われて断られた。まあ一度抱いたとはいえ発情してないから当然だ。

 

再度発情させたら抱けると思うがそれをやったら怪しまれそうだから発情させない。てかポイントの消費がデカイし。一回発情させるのに50レイプポイントは大きい。

 

しかし問題はない。セックスはしてないがキスはしている。

 

恵を抱いた日の放課後に恵にキスを求めたら、最初はやんわりと拒否された。しかし何度も頼んだら、セックスをした時に何十回もしたからか、人前でしない事を条件にOKが出た。今では俺に部屋に恵が来ると部屋にはキスの音が響き渡る。

 

キスがOK出た以上、少なくとも好かれてはいる。だから焦る必要はない。これから時間をかけて発情させなくても身体を許して貰えるくらい仲良くなれば良いだけだ。

 

「そ、アンタが何人セフレを作ろうとそれはアンタの自由だけど、私は3日に1回は樹とセックスするから」

 

さいですか……まあ真澄とセックスするのは気持ちいいから大歓迎だ。

 

「はいはい。じゃあもう1回戦……と、言いたいが明日クラスで暴動が起こるから、今日はここまでにする」

 

「暴動?例のクラスポイントの話?アンタが注意を呼びかけてたんじゃないの?」

 

「一部のバカは無視したんだよ」

 

頼むから3万を切らないでほしい。レイプポイントをプライベートポイントに替えるのは可能な限り避けたい。

 

「ふーん……もしもピルやゴムに払う際に余裕がないなら私が出すから」

 

おいおい……その話からして、コイツどんだけ俺とセックスしたいんだよ?万引きを止めさせてセックスに興味を持たせたのは俺だが、興味を持ち過ぎだろ?

 

「そうか。じゃあよろしく頼むわ。話も決まったし、そろそろ寝るぞ」

 

言いながら俺は肉棒を真澄の膣内から抜いて、そのまま真澄を抱き寄せて掛け布団をかける。抱いた後に裸で過ごす時間は落ち着くから好きだ。

 

「はいはい。それと樹、来週の土日は予定ある?」

 

「土曜は部活があるが?」

 

「そう。じゃあ部活が終わってから日曜日の夜までずっとセックスしない?一度丸一日以上セックスしてみたいから」

 

あー、それは興味あるな。真澄にそう言われると一度丸一日以上セックスしてみたいな。

 

「わかった。じゃあ部活を休むから金曜日の夜から月曜日の朝2〜3時までセックスパーティーだな」

 

今まで部活は熱心に取り組んでいたから、1日仮病をしても疑われないだろうし。

 

「あ、でもそれなら水曜日のセックスは無しな。精力を溜めておきたい」

 

今日は日曜日で本来なら水曜日に真澄を抱く予定だが、丸2日以上セックスをするなら水曜日にセックスをしないで精力を溜めないと土日に干からびてしまう。

 

「わかった。期待してるから」

 

真澄はそう言って俺に寄り添って目を瞑る。さてさて、一度やってみたかったし、楽しみだな。

 

そうだ、その次は一之瀬にもそのツアーに参加させよう。そんで快楽堕ちさせて性奴隷にしよう。

 

そんな風に未来の性事情について考えながら俺はゆっくりと目を閉じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日……

 

「ふぁぁぁっ、よく寝た。おはよう真澄」

 

目を覚ますと、真澄が制服に着替えていた。

 

「おはよう。アンタの言うように10万ポイント入ってなかった」

 

真澄はそう言ってそのままシーツを洗濯機に入れるので俺も携帯を確認するが……

 

「……3万5千ポイントしか入ってないな」

 

つまりクラスポイントは350だ。洋介は入学して直ぐに真面目に授業を受けるように促して須藤と池と山内はそれを無視して騒ぎ続けた。

 

もちろんそれ以外の生徒も何だかんだ少しくらいポイントを減る行為をしただろうが、精々5千ポイントくらいだろう。

 

そうなると三馬鹿3人は1ヶ月で6万プライベートポイント分騒いだ事を意味するが、つまり1日あたり2千プライベートポイント分か……ある意味凄いな。

 

「……とりあえず自炊するか」

 

ハッキングの為にパソコンを買ったり、それ以外にも色々必要な物を買ったので今の俺は5万ちょっとしかポイントがないので、今日からは外食は一切やめよう。

 

「足りなくなったら言って。セックス料として3〜4万くらいならあげるから」

 

「サンキューな」

 

「私も私で気持ちいいから問題ない。じゃあ私はもう行く」

 

言いながら真澄は部屋から出て行く。真澄は俺とセックスした日の朝は第三者と鉢合わせしないよう必ず6時前に部屋を出る。加えて寮全体に真澄が見えないように幻術もかけているので絶対バレないだろう。

 

とりあえず部屋の臭いを消してシーツを干さないと。流石にこの臭いの中で朝飯を食いたくないし、恵を呼べない。

 

俺は消臭剤を部屋に撒き散らしてから換気してシャワー室に向かう。多分シャワーを浴び終えた頃には臭いはマシになっているだろう。

 

 

 

 

 

 

 

1時間後……

 

ピンポーン

 

部屋の臭い取りを済ませて、シーツをベランダに干し、朝食を済ませ紅茶を飲んでいるとインターフォンが鳴る。十中八九恵だな。

 

ドアを開けると案の定恵だった。

 

「よう恵。来た理由は理解出来るし入れよ」

 

「お願い。でも本当にポイントが減らされてたね」

 

恵は部屋に入りながら携帯を見せてくる。画面には10万5百と表示されている。入ったポイントは3万5千だから恵は昨日までに6万5千5百ポイント持っていたな。思ったよりも節約していたようだ。

 

「ああ。クラスで均一するんじゃなく、個人によってポイントが違うなら9万は入ってただろう」

 

実際入学して3日目に注意を呼びかけたし。

 

「そうね。節約しといて良かったわ。あんたが紅茶を飲み終わったら直ぐ行く?」

 

「いや、今日はHRが始まるギリギリに行く。多分早く行ったら暴動に巻き込まれそうだし」

 

「あー、なるほど」

 

篠原あたりは三馬鹿に文句を言ってそうだ。他の面々も多分キレてるだろうし。

 

よっていつもはHRが始まる30分前に登校して本を読んでいる俺だが今日はギリギリに行くつもりだ。

 

「それに……」

 

「それに?」

 

「今日は放課後まで色々と荒れそうだから、今の内に恵とキスしたい」

 

原作では洋介はポイントの対策について話していた。が、今回はポイントが残っていたので中間試験に関して話す可能性がある。

 

そうなった場合、俺はクラスでの立場もあるから話し合いに参加しないといけないが面倒で、話し合いが終わった頃には疲れて恵とイチャつけない可能性が高い。よって今の内にイチャつきたい。

 

「……もうっ」

 

恵はやれやれとばかりにため息を吐くが嫌がる素振りを見せずに俺の横に座り目を瞑る。

 

そんな恵の仕草に愛おしく思いながら俺は恵を抱き寄せてキスをする。

 

「んっ……はっ……ちゅっ……んむっ」

 

恵は俺のキスに対して優しいキスを返してくるので、更に先へ進みたいので舌を使って恵の唇を開けて舌を入れる。

 

「んんっ……んっ……いちゅきぃ……」

 

なにこの子?メチャクチャ可愛いんですけど。レイプポイントを払ってもう一回発情させたくなってきたよ。

 

しかし発情させたらそのまま本番に突入しそうだから我慢する。今日休んだら色々面倒だろうし、というか真澄を抱いて枯れているし。

 

結果……

 

 

 

「んっ……可愛いな恵。もっとキスをしようぜ」

 

「……樹の変態」

 

俺は恵を発情させず、遅刻しないギリギリまで恵とキスをしまくった。クラスメイトがこれを聞いたら怒りそうだな。



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Dクラス

「言い訳してんじゃないわよ!あんた達以外皆が真面目に授業を受けたのよ!」

 

「普通に考えてポイントが減った原因はお前ら以外あり得ないだろうが!」

 

「平田君の注意を無視して皆に迷惑をかけないでよ!」

 

「そうだそうだ!」

 

俺が恵と一緒に教室に入ると予想通りクラスの大半がクラスの三馬鹿である須藤と池と山内を責め立てている。洋介は何度も仲裁しようとするが多勢に無勢状態となっている。

 

まあ気持ちはわからんでもない。俺は前世の記憶を持たずに転生したらキレている自信がある。

 

と、ここで須藤が動き出す。

 

「うるせぇよ!さっきから黙って聞いてりゃ!」

 

逆ギレをしながら近くにいる篠原に掴みかかろうとする。アレは流石にマズイな。

 

俺は即座に須藤との距離を詰めて、そのまま足払いをして転ばせてから馬乗りになる。

 

「んだテメェは?!邪魔すんじゃねぇよ!」

 

「お前こそ暴力を振るおうとすんじゃねぇよ。ポイントが少ない理由がお前達なら篠原達が文句を言うのは必然だ」

 

「あぁっ?!」

 

須藤は暴れ出すが、コイツ本当に理不尽にキレるな。普通なら謝罪するだろうに。

 

「煩いぞ須藤。教室の外からもお前の叫び声が聞こえてきたぞ」

 

すると担任教師が教室に入ってくる。同時に教室に気まずい雰囲気が流れるが茶柱は御構い無しだ。

 

「席につけ。HRを始める」

 

その言葉にクラスメイトは不承不承ながらも席に向かうので俺も須藤の上から退くと須藤は舌打ちをしながら俺に肩をぶつけてくる。マジでぶちのめしてやろうか?

 

そして全員が席に着くと篠原が真っ先に茶柱に話しかける。

 

「先生!ポイントが3万5千しか入ってないですが、これは須藤達が授業中に騒いだ事が関係しているんですか?!」

 

篠原の問いに茶柱が頷く。

 

「その通りだ。この学校では、クラスの成績がポイントに反映される。入学式の日に直接説明したはずだ。この学校は実力で生徒を測ると。今回お前たちが受けた評価は3万5千だったというだけに過ぎない。もしも須藤達が他の生徒同様に平田の注意に従って真面目に授業を受けていたなら良くて9万、最低でも8万5千は振り込まれていただろうな」

 

「やっぱりアンタ達の所為じゃない!」

 

「皆の迷惑を考えろよこの疫病神!」

 

「いても邪魔なんだし学校辞めなさいよ!」

 

茶柱の言葉に再度教室は騒ぎ出す。しかし全員が真面目に受けても9万くらいか。原作でAクラスは9万4千ポイント支給されていたが、どんだけ真面目に授業を受けてたんだよ。

 

しかし今は後回しだ。俺は両手でパンッと音を鳴らし、教室を静める。

 

「気持ちはわかるが落ち着け。HR中に騒いだりしたら減点対象となって来月のポイントにも影響が出るぞ」

 

そう言うと須藤達に文句を言っていた全員がハッとして、全員黙る。しかしそれでも須藤達に敵意を剥き出しにするが、これについては知らん。

 

「安心しろ。この日に限ってポイントの減点対象にはならない。毎年恒例だからな」

 

あ、やっぱりそうなんだ。

 

「とはいえ話が進まないから騒ぐのはやめて貰おう」

 

 

言いながら手にしていた筒から白い厚手の紙を取り出し、黒板に張り付けた。

 

 

そこには、AからDクラスの名前とその横に、最大4桁の数字が書かれていた。Dクラスは350ポイント。Cクラスは490ポイント。Bクラスは650ポイント。Aクラスが940ポイント。

 

「これが各クラスが保有するクラスポイントだ。1クラスポイントにつき100プライベートポイント、月の初めに支給される。お前達のクラスポイントは350だから3万5千プライベートポイントが支給されたわけだ」

 

他クラスは原作と変わってないな。そうなれば戦術は立てようがある。

 

「先生。なぜここまで綺麗にクラスのポイントに差があるんですか?」

 

洋介があまりに綺麗にポイント差が開いてることに気が付いたようだ。

 

「簡単な話だ。この学校では、優秀な生徒たちとそうでない生徒たちのクラスを順に分けて編成することになっている。優秀な人間はA、ダメな人間はD、とな。つまりお前らはこの学校では最下位だ」

 

原作よりも罵倒が酷くないのはそれなりにクラスポイントを残していたからだろうな。

 

茶柱の言葉により、最下位扱いされたクラスメイトらは一層須藤達に敵意を向ける。まあコイツらの所為で評価が下がったからな。

 

まあ俺としては原作を知ってるからどうでもいい。それよりも話を進めて欲しい。

 

「茶柱先生。話を聞く限り授業を真面目に受けない事がマイナス対象になるようですが、プラス対象になる事はあるのですか?またクラスの昇格はあるのですか?」

 

まあ実際は知ってるけどな。

 

「あるぞ。結果的にお前達がCクラス以上、つまり491クラスポイント以上あればお前達はCに昇格、今のCクラスはDクラスに降格する」

 

「つまり今回全員が真面目に授業を受けていたらAクラスになれた可能性もあったと?」

 

「Aクラスについては厳しいがBクラスには確実になれただろうな。話を戻すが、クラスポイントを増やす機会についてだが、直近でいえば次の中間試験だ。成績次第では最大100のクラスポイントが与えられる」

 

言いながら茶柱はもう1枚紙を取り出して黒板に貼り付ける。

 

「これが先日行った小テストの結果だ。平均点は76点で赤点は38点だ」

 

原作よりも平均点が高いのは三馬鹿を除いて全員真面目に授業を受けていたからだろう。現にクラスのワースト5を見てみると、1位が須藤の14点で2位が山内が19点で3位が池の24点で、ワースト4位の綾小路が50点とワースト3位とワースト4位の間には絶対的な差がある。

 

というか綾小路は原作通り50点を取ったのか……

 

「須藤と池と山内はこれが本番でなくてよかったな。もし本番だったらお前達3人は退学になっていたところだ」

 

「は!?た、退学!?」

 

「この学校は赤点を1つでも取ったら即退学だ 」

 

「は?!退学なんて冗談じゃねぇよ!」

 

「私に喚かれてもどうしようもない。これは学校の制度だ」

 

茶柱の言葉に三馬鹿は喚くが自業自得だろう。それにこの学園は国が主導する学園だ。赤点なんか取る生徒を置くなんて無駄だろうし。

 

「君達は退学になった方が良いのではないかい?君達の存在は美しくない」

 

よう実トップの自由人である高円寺は机に脚を乗っけて身だしなみを整えながら上から目線で言う。

 

「は!?お前もどうせ大した点数じゃないんだろ!」

 

「やれやれ、どこに目が付いているのか。よく見たまえ」

 

高円寺の名前を探して見る。高円寺六助の点数は90点とトップだ。ちなみに俺は前世の知識を持っているが、目立つと面倒だから敢えて85点にしておいた。

 

「絶対馬鹿だと思ってたのに……」

 

池はそうは言っているがお前らに比べたら誰だって頭がいいだろう。

 

「それともう1つ。この学校は高い進学率と就職率を誇っているが、その恩恵にあやかることが出来るのはAクラスだけだ。自由に好きな大学、好きな就職先に行けるなんて上手い話が世の中で通るわけがないだろう。優秀でないと判断された生徒にはこの学校は何一つ保証する事は無いだろう」

 

その言葉に騒めきが生まれる。まあ実際上手い話なんてないからな。

 

しかし疑問があるので質問しよう。

 

「では先生。Aクラスに上がれなくても、部活を含めそれ以外の実績を出せば学校から支援は出るのですか?」

 

「もちろんだ。この学校は国が運営しているからな。一昨年には世界的に有名なピアノコンクールにて入選したBクラスの生徒が海外の音楽大学に進学する為の支援を受けた例もある。ただAクラスの生徒でない限り、ハードルはワンランク高いぞ」

 

なるほどな。俺の場合、転生特典でハイスペックな肉体を手に入れたしいざとなったら日本記録を更新してスポーツ推薦を手に入れるか。

 

「Sシステムについての説明は以上だ。それと中間テストまで3週間を切ったからしっかり勉強するように。須藤と池と山内は精々頑張って退学を回避してくれ。私は3人が赤点を回避して、退学を免れる方法があると確信している。それまでじっくり考えろ。出来ることなら、実力者にふさわしい振る舞いを持って挑むことを期待している」

 

茶柱はそう言って教室から出て行く。同時に三馬鹿に対する敵意が爆発する。

 

「ふざけんなよ!お前らの所為で俺らも落ちこぼれ扱いじゃねぇか!」

 

「そうよ!迷惑かけたんだしあんた達のポイント全部寄越しなさいよ!」

 

「さっさと退学しちまえ!」

 

先程のHRで知った事実もあってDクラスの生徒の半分以上が三馬鹿に文句を言ってる。

 

「しょ、しょうがないだろ。注意されてないんだから良いって思ったんだよ」

 

「そんなわけ無いだろう。授業中は静かにしろと小中学校の時に習わなかったのか?」

 

「幸村の言う通りだ!授業中に携帯をいじったり遅刻したり居眠りしちゃいけないのもわかんないのかよ!」

 

池の言い訳にクラスメイトは更にヒートアップするが、クラスメイトの大半は俺が洋介を介してポイントについて説明しなかったら三馬鹿と同じように真面目に授業を受けてなかっただろうに。

 

呆れながらも騒動を眺めると洋介がクラスメイトを宥めているが焼け石に水状態だ。

 

そして三馬鹿はその隙を突いて教室から出て行くが、幾ら責められまくったとはいえクラスポイントの存在を知って尚、授業をサボる気か?

 

だとしたら中間試験で1人くらい潰しておくことも視野に入れておかないとな。



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勉強会

お久しぶりです。所用があり遅れました


「皆、昼飯を食べる前に聞いて欲しい事がある」

 

 

昼休み、皆が昼飯を食べるべく食堂に向かおうとするが俺は教壇に立って口を開ける。

 

「朝のHRで茶柱先生が言ったように中間試験はクラスポイントを増やす最初のチャンスだ。上がる基準は平均点の高さが関係しているのは間違いないと思うし、今日から放課後に勉強会を開催したいんだが、この意見についてお前らの意見を聞きたい。賛成なら手を挙げてくれ」

 

原作序盤ではDクラスは団結力が不足していたが、これは問題であるので勉強会を通して中間試験の平均点を上げて団結力を深めておきたい。

 

「あたしはさんせー。赤点はないと思うけどポイントが増やしたいし」

 

すると俺の彼女(仮)である恵が真っ先に賛成して手を挙げる。女子に対して影響力のある恵がそう言うと女子達は次々に賛成する。

 

一方の男子もポイントが欲しいからかぞろぞろと手を挙げる。手を挙げてないのは高円寺、堀北、幸村の3人と朝のHR以降教室に来ない三馬鹿だ。

 

高円寺と堀北はさっさと教室から出て行き、幸村も話に参加する気はないようで窓の外を見ながら惣菜パンを食べ始める。

 

綾小路も手を挙げているが、こいつは事なかれ主義だから長い物には巻かれろ、もしくは浮かないような気持ちで手を挙げているな。そもそもコイツは本気を出せば誰よりも頭がいいのに。

 

「じゃあ放課後に教える自信がある奴は協力してくれ」

 

「そういえば須藤君達はどうするの?」

 

すると(表向きは)クラスの天使の櫛田桔梗が手を挙げて質問をする。正直言ってマッハで見捨てたいのが本音だが、馬鹿正直に「あんな疫病神は知らん」なんて言ったらドン引きされそうだし、ある程度オブラートに包むか。

 

「教室に鞄はあるし、放課後には戻ってくるだろうからその時にもう一回話す。そんで参加するなら受け入れるし、参加しないなら放置する」

 

まあ十中八九放置するだろうな。原作でも序盤は勉強会に参加してなかったし。

 

「え?でも参加しなかったら危ないんじゃない?」

 

「かもな。でも参加するのは本人の自由だ。危ないってのがわかってて参加しないのもアイツらの自由だ。それで退学になってもそれはアイツらの自業自得だ」

 

「樹君って結構厳しいんだね」

 

松下が意外そうに言ってくるが……

 

「これが普通だ。クラスポイントを下げる要因になったにもかかわらず謝罪の1つもしないで、授業をボイコットするのは反省の意がない。そんで自分の危機的状況を把握しないで勉強会に参加しない奴の面倒を見るほど俺はお人好しじゃない」

 

明らかに人として問題があるだろう。そんな連中を助けるほどこっちは暇じゃない。

 

つーか勉強会を提案してアレだが、金曜の夜から日曜の夜まで俺、真澄とセックスパーティーする予定だったが、どうしようか?

 

……うん、仮病を使おう。

 

「ともあれ放課後になってからだな。昼休みの時間を奪って悪かった。俺の話は終わりだから好きにしてくれ」

 

それによってクラスメイトらは食堂に行ったり、弁当を広げたり様々な反応を見せてくる。

 

「んじゃ恵、飯食いに行こうぜ」

 

一応表向きはカップルとしているし、彼氏らしい行動を取らないといけない。

 

「オッケー。じゃあまた後で」

 

恵は篠原達にそう言って俺に続く。廊下を出て食堂に向かっていると恵が口を開ける。

 

「意外。樹が率先して勉強会を開くとは思わなかった」

 

否定はしない。俺は割とノリが良いとは思うが率先して物事を進めるタイプではない。ああいうのは洋介の役割だ。

 

「ポイントが少ないのは痛いからな。我慢出来ない訳じゃないが、あった方がいいからな」

 

早く夏休みになって欲しい。夏休みに行われる優待者を当てる試験は優待者の法則を知ってるのでアレで稼ぎたい。

 

「ま、そうよね。ちなみに三馬鹿はどうなると思う?」

 

「十中八九来ないだろうな。アイツらは危機感がなさ過ぎる」

 

普通に目に浮かぶわ。俺としては3人の内、1人を退学させて残り2人に現実を教えてやりたい。退学の際のペナルティは授業料って事で。

 

「まあ選ぶのはアイツらだ。俺はクラスの平均点を上げる為に頑張るだけだ。お前も赤点を取るなよ?そうなったら俺も退学しないといけないし」

 

「は、はぁっ?!い、いきなり何言ってんのよ!正気?!」

 

俺がそう言うと恵は真っ赤になって慌て出す。その仕草可愛過ぎだろ?

 

「ああ。お前が居ない学園生活は面白くなさそうだからな」

 

「ふんっ……」

 

恵はスタコラと早足で歩き出すのでそれに続く。その反応からして俺の事は嫌ってないだろう。早く好きって思われるようにしないとな。

 

 

 

 

 

 

その後俺達は校舎裏にあるベンチで昼飯を食べたのだが、誰も来ないのを良いことに恵とキスを沢山した。

 

その際に恵は普通にキスを返してくれたが、首筋にキスマークを付けたらぶん殴られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後……

 

「須藤君、池君、山内君。ちょっと良いかな?中間試験に備えて勉強会をするんだけど、良かったら参加しないかい?」

 

恵に殴られた頬を摩る中、洋介が三馬鹿に話しかける。チラッとそっちを見ると恵と目が合って、恵はプイッとそっぽを向く。あの後キスマークを篠原達に見られてはしゃがれて以降、恵の機嫌は悪い。勉強会が終わったら飯でも奢るか。

 

そんな事を考えていると須藤が不機嫌そうな表情を浮かべながら鞄を持って立ち上がる。

 

「しねぇよ。放課後にまで勉強なんてやってられねぇよ。それに俺は部活があるからな」

 

「でも退学になったら……」

 

「断る。テスト前に一夜漬けすれば何とかなんだろ」

 

そう言って須藤は教室から出て行くが、それ死亡フラグだからな。

 

内心呆れている中、池と山内も立ち上がる。

 

「俺もパス。放課後は高校生の貴重な時間だからな。勉強なんてしてらんねーよ。な、春樹」

 

「だな。今までもテスト前に一夜漬けしたら何とかなったし。助けなんか必要ねーよ」

 

そう言って三馬鹿は教室から出て行く。そんな3人に対して洋介は困った表情を浮かべ、他の面々は冷たい目を教室のドアに向けていた。

 

「じゃあ始めるか。とりあえず今回勉強会に参加するメンバーで小テストで80点以上だった奴は教える側についてくれ」

 

「それは良いんだけど、須藤君達は良いの?」

 

櫛田がそんな質問をしてくる。コイツの性格からして須藤達が退学になろうと気にしないが、人気者を演じる為だろうな。

 

「本人達は勉強より部活が大事だと思ってんだろ。無理強いするつもりはないし、それで赤点なら自業自得だ」

 

「待ってくれ樹君。入学して直ぐに退学なんてしたら須藤君達の人生が厳しくなる」

 

洋介が反対する。コイツの性格的に反対するのは予想内だ。

 

「それは俺じゃなくてアイツらに言え。どのみちアイツらは居なくなったし、無理に連れ戻してもやる気を出さないだろう」

 

自主的にやる勉強と誰かにやらされる勉強を比べたら、内容の理解度については前者の方が圧倒的に期待出来る。どんなことでも嫌々やっていたら身に付かないからな。

 

「じゃあ始めるか」

 

「あ、じゃあ樹君は恵とマンツーマンだね」

 

「はぁ?!何でよ?!」

 

松下の言葉に恵が焦り出す。

 

「だって樹君、キスマークをつけるくらい独占欲あるし」

 

「だよねー」

 

松下の言葉に佐藤が賛成して、恵が俺を睨みつけてくるので目を逸らす。

 

「い、いや。今は私情を挟まないからな?それよりやるならさっさと始めるぞ」

 

俺は冷や汗を流しながらそう答える事しか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

それから俺は恵以外のメンバーにも勉強を教えた。幸い前世では大学生時代に家庭教師のバイトもしていたこともあり、特に梃子摺るようなことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強会も終わり、寮に帰宅した俺はベッドに寝転がる。勉強会によって疲れが溜まったのでリフレッシュするべくセックスをしたいが、今週の金曜日の夜から日曜日の夜までは真澄とセックスパーティーがあるので精力を溜めないといけないから我慢しないといけない。

 

(が、女を抱きたい気持ちはある。レイプポイントで精力を増やせる方法とかないのか?)

 

試しにとばかりに携帯を操作してカタログをチェックしてみると……あった。精力回復薬ってのが売られていた。

 

「爺さん、ちょっと良いか?」

 

俺がそう言うと爺さんが虚空から現れる。

 

「何じゃ?レイプか?」

 

真っ先にレイプと聞くあたりレイプを司る神なだけのことはあるな。

 

「この精力回復薬ってのは副作用があるのか?」

 

俺は気になる点について質問をする。副作用がないならガンガン女を抱いて、真澄とセックスパーティーをする前に精力を回復させたい。

 

「いや、副作用はない。ただポイントが少々高いだけじゃ」

 

言われて値段を見ると30ポイントとそれなりに高い。しかし……

 

「問題ない。その値段ならレイプすれば直ぐに補填出来るしな」

 

「ほう。その口振りからして今からレイプするのか?」

 

「ああ。一之瀬をレイプしようか考えたが、月の初めだし新しい女を開拓する」

 

「誰じゃ誰じゃ?」

 

爺さんは見た目に似合わないほどテンションを上げながら聞いてくるので俺はため息を吐き……

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっくら堀北をレイプするわ」

 

ターゲットの名前を口にした。



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