ソードマスターに憑依した男() (はっぷる)
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ゾラ・マグダラオス編
第一話


思いついたので書いてみました。



 

 

まず言おう、俺はいわゆる憑依系転生者だ。

あれだ、よく人の体を取っちっってオリ主やらが、みんなといる資格はないーとか苦悩してるやつだ。俺はそんなことにはならなっかたがななんでかとうと…いやこれは後で取っておこう。

ちなみに神様とかには会ってない、朝起きたらいきなり別の人のからだに乗り移ってた。

あの時は、驚いたな。寝て起きたら部屋も違うし、ベッドは固いし、体が5歳くらいの少年になってたからな。

昨日まで、しがないサラリーマンだったのにさ、ハハハ。おかしいだろ?

まあ昔の話はいいんだ、今の話をしよう。

 

 

 あとこの世界はモンスターハンターの世界だ。みんなも一作品くらいはやったことがあるだろう。俺はモンスターハンターポータブル3rdまでやっていた、太刀をよく使ってたな。ユクモ村が舞台で温泉に入れたり、食事の代わりが風呂上がりのドリンクだったり、結構楽しかった。転生する前はモンスターハンター ワールドだったかな?それが発売されてたはずだどういうものかはまるで知らないが、それもこれもあのクソ上司のせいだ!毎回人が帰ろうとしたタイミングで仕事押し付けて、妻帯者だからって理由で帰りやがって!おまけに”君って独り身でしょ?”とか言ってきやがった!ああ、そうですよ!独身ですよ、それがどうしたっていうんだ!俺だって好きで独り身してんじゃねえんだよ!そりゃ、俺だって時間があるなら。合コンやらで素敵な出会いを探したいよ!そう、時間だよ時間その時間を奪ってるのはどこのどいつだ⁈上司!!お前だろうが!それとさ~!最近は入ってきた後輩生意気すぎない?なんだよ”チョリッス☆”って、チョリッス☆ってなに?そんな言葉使ってんのお前だけだよ!他にもな…………

 

 

なんだよ!ハアハアハア…………こほん、失礼少々熱くなってしまったようだ。一応言っとくが俺はあまり過去を振り返らない人間だ。

少し脱線、してしまったな。ええと、どこまで話したか……そうそうこの世界についてだったな、うむ。

さっきも言った通り、ここはモンスターハンターの世界だ…多分、結構知らないモンスターや装置、単語とかもあったから、3rd以後のシステムだと思う。そして今までたくさんのモンスター達を屠ってきたこの『体』が……うん、なんでこんな言い方なんだって言うとな、うーん実はこの肉体はあんま俺自身の意思で動かせないんだ。

例えば、頭のなかに直接言葉が届くんだよ、こう動けーとかこう喋れーって無視することはできるんだがその場合体に凄まじい激痛が走るんだよ、ハンターを長くやってきたこの歴戦の肉体でもまだ痛いんだよな。どれくらい痛いかと言うと古龍種の炎王龍(テオ・テスカトル)の粉塵爆発が直撃したくらいには痛い、初めて喰らったときは全身大やけどして仲間にお持ち帰りされなんと全治六か月!その間まったく動けなかったからテオさんにはその報いを受けてもらいたい…。まあ、そのおかげで痛みには強くなったけどね。多分この俺が憑依してる人物はゲームのストーリーとかの重要人物なんだろうと思う、そのせいで世界の強制力?的なのが働いているんだろう。あ、でもその言葉が届いてないときは結構自由が利くし、口数は少なくなるが、喋ることができるぞ。

 

 

まあそんなわけなんですわ。次に俺について語らせてもらおう、まず名前は…知らない、ていうか今まで名前で呼ばれたことないから知りようがないんだよね昔は、ハンターさんとか言われてたけど今はソードマスターとか後輩たちからは先生って呼ばれてる。ソードマスターってなんかかっこいいよね、やっぱ太刀使ってるからかな、ハンターを始めだしたころはロマンがあるから大剣使ってたんだが5カ月ほどでやめちゃったんだよね。んで今どこで何してるかって言うと新大陸っていう言葉通り新しく見つかった大陸に40年前くらいに、ギルマスに言われてさっき言った仲間とその他大勢の人と調査という名目で島流しされた、第一期団としてね。てかあのジジイ俺のことこき使いすぎだろ!ハンターになってからギルマスのお使いクエストしか行ってねーぞ、しかも毎回テオと遭遇するしさ~、腰が動かなくなったらすぐ旧大陸に戻って毎日フルフルベビーを玄関先に置きにいってやる!まず俺今何歳だ?……まじかいつの間にか、俺もじいさんと言われるような歳に……話を戻そうか、とりあえず今は新大陸でハンターしてるんすわ。ああっと、ちなみに新大陸っていうのはな俺もほとんどもう覚えてないんだが第三期団の学者によると「古龍渡り」というのが起きててそれ解明するのが俺たちの役目らしい……。ちなみに今現在では俺たち第一期団と技術者を中心に構成された第二期団、学者ばかりの第三期団、調査拡大のために構成された第四期団がいる、近頃第五期団も来るらしい。まあ、第一期団もどこにいるのか知らんが仲間だったラージャン野郎とそいつの元お供の料理長、フィールドマスターと竜人族のひげしか残ってないが、他の奴らともう一人の仲間はもう旧大陸に帰ってしまった。だから最近暇すぎて会議机のそばにある椅子の上に座って一日中ひなたぼっこしたり、若い奴らの育成したりたまに外に行ってレイアと追いかけっこしてるんだ。

 

 

そういえば前に調査班のリーダーやってる大剣BOYから、導蟲とかスリンガー使わないんですか?って聞かれたけどなあ俺の場合、脳内MAPというか長年のハンター生活で大体のモンスターの行きそうなところは分かるしなあ。つか俺、武士ロールプレイしてるから新しいものは使いたくないんだよね。某とか言ってるし、武具だって旧大陸で使ってたレイア装備を今まで使ってきたしな、今更剣士・ガンナーの両立装備なんて使えねえよな?。まあなんでか知らんが金レイアの素材使っても飛竜刀も防具も金色にならず緑いろのままで性能だけが上がってるのは今でも謎に包まれてるが…ん~、一回だけでも使ってみた方がいいのかな?

 

 

よし暇だし、レイア倒しに行くか!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




太刀っていいですよね

需要あれば評価か感想下さい


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第二話

感想ありがとうございます!



 

てなわけで、やってきました大蟻塚の荒地…長いから以後砂漠と呼ぼう。え?砂漠までの道中はどうしたんだって?寝てただけなのでカットです。それよりさ、みんな翼竜に捕まってモンスター狩りにいろんなところに行ってるけどさ…うん、なんか違うんだよね…いやね?あれもスタイリッシュさがあって良いんだよ?いいんだけどもね、やっぱアプトノスで行きたいじゃん?それがモンスターハンターじゃん?てかまずクラッチクロウ…だったか?あれ、使えねえし。んなことを昔、一期団の仲間に言ったら白い目で「なに言ってんの?」って言われましたよ。あの時の目は今でも忘れない…まるで珍獣を見るような目だった。機能性、便利性が何たら言われてたけど…まったく理解できなっかたよね。うん、そうだね命がけだもんね、ロマンなんて求めてないよね(´;ω;`)…だがしかし!それでも止められぬというのが男!!俺はこれからも続けるぞ!

 

 

 ああもう、昔話はいらないんだよ。くそう最近歳のせいか昔のことばかり話してしまう…クッ、これではまるで多くの学生たちや子供の忌み嫌い、実際俺も三番目くらいに嫌いな”校長先生のお話”や”おじいちゃんの昔話”ではないかっっ!ダメだきちんと自制しなければ…え?一番目と二番目は何かだって?それはだなあ、フフフな~いしょっ♪ウザイって?ごめん…。よし、気を取り直してレイア討伐に向かうか…あ、やっべ飯食うの忘れた…ああまあ、どうにかなるだろ!

…………お、釣りしてる、見に行ってみるか。やあやあ釣れてる?おおすげえ小金魚とか釣れてる、やるやん。え?”ソードマスターさんもいかがですか?”おー、やるやる!

 

 

~五分後~

 

 つ、釣れねえ……なぜだ隣の釣り師はあんなにも釣れてるっていうのに、俺はキレアジすらも釣れないってのか⁈に、認められるか!大物が釣れるまで粘ってやる!

 

 

~三十分後~

 

 ……Zzzzz バシャバシャ!バシャバシャ!  !っ、誰だ!俺の眠りを妨げるものは!え?かかってる?ホントだ、ついに来たぜ!そおおおおおおおおおおい!……さ、サシミウオか……ま、まあ釣れただけでもよしってことで、まだまだいくぜ!

 

 

~二匹目~

 

 そおおおおおおおおおおい!……サシミウオか。まだ始まったばかりだ、次々!

 

 

~十匹目~

 

 

 そおおおおおおおおおおい!……サシミウオか……じゃねえーよ!これで十匹目だぞ⁈なんで全部サシミウオなんだよ!もうポーチに入らねえじゃん!!くそ!こんなところで終われねえ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数時間後~

 

 

 そい……サシミウオか、仲間のところにお帰り。うん、なんかもうどうでも良くなってきた、釣り師もいつの間にか居なくなってたし、悲しくなんてないよ?あれからサシミウオしか釣れてないよ、あははおもしろいなー。かえったらみんなにじまんしてやろうあははははははは。

 

 

 

 

 

 

 

~数日後~

 

 我悟りを開いたり、我無なり、自然とは勝手気まま故にサシミウオしか釣れないのもこれまた自然なり、むっ。獲物来たり、せいやああああああああ!む、サシミウオ……これまた自然なり……てなわけあるかあああああ!!!!なに?呪い?サシミウオしか釣れない呪いなのか⁈可笑しいだろうがよおおおお!うわあああああああん!もう帰るううううううううう!まずそもそもなんでここに来たんだっけ?数日経ってるから覚えてねえわ。帰ろ、まじありえねえはほんとに。

 

 

~アステラ~

 

 皆の者!私は帰ってきたああああ!ん?なんか騒がしいな、あ総司令何があったん?え、何ついて来いって?おっおうわかった。いやちょ、数日黙って出てったことは謝るから引っ張らないで!そこの頭の羽飾り最近取れやすいの!せめてそこ以外にしてくれー!すっ、ん?何のおtガシャン!!痛えええ!落ちたぞ!てか腰が…あっ立てない…なあ見てないで、手を貸してくれない?おし、あんがとねえ、状況説明するから来いって?分かった。

 

 おk状況把握、五期団がゾラ・マグダラオスと接触して船が吹き飛び座礁したらしい。幸いにも皆無事だって、んで今会議やってるとこ。ちなみに俺は総司令の後ろに座ってる作戦なんて立てれないからね!、他の人は皆はくそでかい机の周りに立ってる。つか眠くて話の内容はいってこねえ……終わったらいつもの場所(二等マイハウス)で寝るか、ふあ~あ。

 

 あ、終わった?じゃあ俺寝るから、そうそういつもの場所だそれじゃ、”先生!”今度は何じゃあ!俺を寝かせろ!おん、大剣BOYか今日はもう指導しねーぞ。ああ、お帰りなさいって言いに来ただけ?うむ、ただいまやで。

 

 

 

 

 

~ある日~

 

 はあ~、お天道様が気持ちいいなあ。こんな日はレイアでも狩りに行きたいが今日は腰がダメだと俺の長年のハンター歴で育てた勘が言っている……。うん?誰か来た、誰だお前。いや五期団の奴かで、どうしたねん

 

「いかがした」

 

「……」

 

あれえ?無視?い、いやもう一回、何か求めてる気がするし

 

「いかがした」

 

「……」

 

おおおおん?なんなん?なんか喋れや、失礼やろがこっちのほうがハンターとしても人間としても長いんやぞ……ほーんそっちがその気ならこっちにもできることがあるで、無視だ。フフフ、いや待てよこいつもしかして喋れないのではそうかそうか納得。

 

「そうか」

 

「……」ダッ

 

あれえ、どっか行っちゃった一体何だったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 




レイア「マダー?(・ワ・)」

総司令「ソードマスターどこいった?」

大剣BOY「先生……そういうことですね!わかりました!ご期待に沿えるよう頑張ります!」

大団長「……あいつ何やってるんだ?近づかないとこ……」


アイデアはあるのに、文章力が皆無…
評価か感想下さい、活力になります。


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第三話

オドガロンの裂傷うざい



 

やあ皆、ソードマスターだ。今日も今日とて砂漠…ではなくマグマ地帯とでかい水晶みたいなのがあるところ(龍結晶の地)に来たよ。ここのことは皆に話そうとしたら体中に痛みが走ったからきっとまだ言っちゃダメなんだろう。あの時は変に思われないように、痛みを我慢するのが辛かったよ。さあ、なぜここに来たのかというとあるモンスターを探しに来たんだよね、そのあるモンスターっていうのが名前分からないんだよね今までのやったことのあるシリーズで見たことなかったし新しいモンスターかもね。あ、ここにはリオレウス、リオレウス亜種やウラガンキン、ヴォルガノスがいるよ、あと名前のわからない丸々してて可愛い奴(ドドガマル)空から爆撃してくる飛竜(バゼルギウス)もいるんだが目的の奴はそいつらじゃない、俺が探しているのはトゲトゲ再生野郎(ネルギガンテ)だ。大きい角を持っててそしてとにかく棘が多い、白いうちは柔らかいんだが黒くなるとほとんど攻撃が弾かれてしまう、そいつ俺が大型モンスターと対峙してるとき結構邪魔してくるんだよな、しかも古龍じゃねえのって思うくらい強いし……なのでそろそろいい加減ウザくなってきたので狩猟するためここに来たんだよ。不思議と今日は他の大型モンスターはいない気がするから、思い存分戦えるはずだ。よしでは脳内エリア14に行こうぞ。

 

 

お、いたいた。積年の恨み…ここで晴らしてくれる!

む、気づいたか。

 

「グガアアアアアアアア!!!!」

 

某には高級耳栓がある貴様の咆哮なぞ効かぬわ!

……なんだ仕掛けてこないのか?いや読み合いか?ハハハ!

 

「面白い!」

 

(受けてたとう!某の見切り斬りで勝負と行こう!)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

(む、来る!)

 

「ガアアアアアアアア!!!」

 

(ドスファンゴのように突っ込んでくるか。無粋だがその一撃は強烈!避けはせん!さあこい!)

 

”見切り斬り”!

 

”一閃”この場に第三者がいればこう思ったであろう。そう思うほどにソード―マスターの見切り斬りは洗練されており、見事ネルギガンテの突進をいなし逆に傷を付けて見せた。だがそれで終わるネルギガンテではない、次こそはと言わんばかりに己の棘をソードマスターに向け飛ばした。

 

「ぬ、棘を飛ばすか。面妖な…だが!」

 

その攻撃に対し、驚くどころか軽口を叩いて見せた、そしてその棘を自身の長年の相棒である太刀で自分に向かって来るもののみを防ぎ落とした。

 

「さあ次はこちらの番だ!」

 

そう言いつつソードマスターはネルギガンテ向け走り出した。その速さはその歳に似合わぬものでネルギガンテが咄嗟にその無数の棘の生えた立派な右腕をソードマスターを吹き飛ばすべく薙ぎ払うが、その攻撃をソードマスターは体勢を低くし身をねじ込ませるようにして躱しネルギガンテの懐に入った。

 

「貴様の棘はちと厄介なのでな切り取らせてもらう!」

 

そしてネルギガンテの左側に行き左腕に生えた棘をすべて斬り落とした、これにたまらず怯んでしまい、後ろに飛び一旦逃げようとしたネルギガンテだがそれを易々と見逃すほどソードマスターは優しくはなかった。怯んだ瞬間に先ほど棘を斬り落とした腕を足場にネルギガンテの背に飛び乗った。

 

「次は翼の棘だ」

 

ソードマスターが更にネルギガンテの棘を斬り落とそうとしたが、ネルギガンテはソードマスターを振り落とすべく自分の体を自ら壁に打ち付けた。

 

「くっ!」

 

その衝撃に耐えられずソードマスターはネルギガンテの背から落ちてしまった。そしてネルギガンテは飛びソードマスターから距離を取った。

 

「ガアアアアアアアア!!!!!」

 

ネルギガンテはソードマスターに棘を斬り落とされたことに怒ったのか一番最初に放った咆哮よりもひと際大きな咆哮をした。そしてなんと先ほどソードマスターが斬り落としたはずの左腕の棘を再生させていた。

 

「む、再生か…」

 

これには過去何回もネルギガンテと対峙しているソードマスターも焦ってしまっていた。

 

(こ奴はこの再生能力が厄介だ、あれをどうにかせねば勝機は見えん…)

 

じわりじわりと再び距離を詰めていくソードマスターとネルギガンテ、ここまで両者ともに大したダメージは負っていない。

 

(どうするこ奴の弱点はもう見えている…だがそこを突く隙がない…)

 

そうネルギガンテの攻撃はすべてが捨て身タックルのようなもの、多少の攻撃では怯まない。そのためソードマスターは攻めあぐねている。

 

(!)

 

いつまでも攻めてこないソードマスターに痺れを切らしたのかネルギガンテはソードマスターに飛び掛かり突進を敢行してきた。急な攻撃にソードマスターはなんとか避けようとするもののギリギリ間に合わず掠ってしまい吹き飛ばされた。

 

「ぐっ!」

 

ソードマスターはすぐさま立ち上がると何を思ったのかネルギガンテへ向け一直線に走り出した。それに対しネルギガンテは先端に棘を生やした尻尾をソードマスターに向け振り下ろした。

 

「甘い!」

 

だがソードマスターはその尻尾による攻撃を容易く躱し、そのままネルギガンテの尻尾に足を掛け尻尾から背中へと伝っていった。

 

(貰った!)

 

そしてソードマスターは太刀を斜めにし回転しながら斬り落とし、ネルギガンテの羽部分に生えた棘を左右どちらも斬り飛ばした。ソードマスターの猛攻はそれだけに留まらず、ポーチから爆薬を取り出しすぐさま棘を斬り飛ばした部分にばら撒き今度は松明をそこに投げた……刹那、ネルギガンテの背で爆音が響いた。それによる衝撃によりネルギガンテは転倒し、ソードマスターは爆風により吹き飛ばされてしまったが何もなかったかのようにネルギガンテのもとに行き、更に右前足と左前足の棘をも斬り落としてしまった。そしてまだ転倒から立ち直れていないネルギガンテの大きな角にソードマスターは太刀で連撃を加え、ネルギガンテの左角を破壊した。

 

「ハッハッハ!最初からこうしておれば良かったのだ、某に知略というものは必要ない!ただ勘に従えば良かったのだ。」

 

やっと立ち上がったネルギガンテはそばで高笑いをしているソードマスターに目もくれず一目散に逃げだした。

 

「む、逃げるか。だがそうはさせん、今日はお前を狩猟するためにやってきたのだ」

 

ソードマスターはそう言いすぐにネルギガンテを追いかけるため走り出した。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「追いついたぞ」

 

「ガ、ガアア……」

 

ネルギガンテを追いかけてやってきた決戦の地は脳内エリア3、悠然としているソードマスターと裏腹にネルギガンテは弱弱しく口から涎を垂らしながら鳴いている。

 

「もう終わりだ、大人しく狩猟されよ」

 

ソードマスターが最後通告をすると、ネルギガンテは最後の力を振り絞ったのか咆哮をあげ上空へ飛んだ。

 

「ガアアアアアア!!」

 

「何⁈逃げる気か!」

 

ネルギガンテは飛んでそのまま逃げるのかと思いきや、そこからソードマスターへ滑空し突進した……かのように思われた。

 

(突進!これで終わらせる!)

 

「なっ!風圧か!」

 

ネルギガンテは突進をせずソードマスターの上を通り過ぎて、逃げてしまった。ソードマスターはその際生じた風圧によりたじろいでしまい惜しくもネルギガンテを逃がしてしまった。

 

(くそっ!次だ、次こそは倒してやる……)

 

ソードマスターは内心で悪態をつき、次こそはを執念を胸に迸らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




戦闘シーンむっず

今回の成果

 ・左角の破壊

 ・背中に爆破による傷

 ・両前足の棘の破壊

感想下さい。


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第四話

古龍倒せぬ


やあやあ、ソードマスターだ。前回はとても惜しい所でトゲトゲ再生野郎(ネルギガンテ)を取り逃がしてしまった。そして今はアステラに途中だ、アプトノスで行けるような道ではなかったから徒歩になる。……それまで暇だな。特に帰ってもすることないし、帰りながらモンスターを狩猟していくか。

 

・陸珊瑚の台地

 

1匹目:パオウルムー

 

 お、いたな。あれは確かパオウルムーだったかな?恨みはないが暇につき成敗する!……。あ、ちょ行かないで、飛ぶなよ!……。ハア、やっと追いついたぞ高低差が激しすぎてキツい……。お、膨らみやがったな、その状態は厄介だからな。この投げつけ小樽爆弾(小樽爆弾を投げつけただけ)を喰らえ!……。あっべ、外した、まずい!マリオの如きヒップドロップを喰らってしまう!ぐあっ……。ふうふう、やっと討伐したぞぉお前実はトゲトゲ再生野郎(ネルギガンテ)よりも厄介なんじゃね?よし次!

 

 

2匹目:ツィツィヤック

 

 今度は何だっけ、ツツイヤック?いや…うん、おま名前言いにくいわ!改名しやがれ!…。うおっ眩し、頭がクラクラする……強制白内障か?ゲリョスみたいな攻撃してきやがって…つかこの大陸にゲリョスがいないのってお前のせいか?許せねえ!……。うおー、止めだー!うおっなん?風圧?ちょ、レイギエナさん?!ヤック持ってかないで!オンドゥルルラギッタンディスカー!ウソダドンドコドーン!ええい!次!

 

・大蟻塚の荒地

 

3匹目:クルルヤック・リオレイア

 

 あれは!クルルヤックゥゥゥゥゥ!弱いし無視でいいや…おん?この咆哮は……やはり!リオレイアキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!そっちからのこのことやってくるとは上等!我が装備の糧としてくれる!……。おい!クルルヤック邪魔をするんじゃあない!ちぃ、まずはお前から倒してくれる!……。あ、おい!お前が地味にしぶとくゴキブリのように生き残るから、レイアさんが飽きて帰っちゃったじゃないか!……。ふう、やっと終わったか貴様は星の数ほどいるクルルヤックの中でも格別に強さが違った…よって敬意を払おう。あ、ねえそこのアイルーよレイアさんどこ行ったか知らない?え、もうここにいない?えぇ…おのれクルルヤック、武だけかと思ったが智も兼ね備えていたか…何とも恐ろしい奴だ。

 

4匹目:ディアブロス

 

 おうおう、俺の苦手モンスターさんじゃないですか。お前突進ばっかしてくんじゃねえよ、容易に近づけないんだよ!……。あー潜ちゃいましたかこれは逃げるしかないっすわ、だって音爆弾という概念ないしこの大陸なんでもかんでもスリンガーするのいくない……。ファッ?!亜種さん?!ちょちょ、ダブル突進は不味いですよ!……。ハハハッ!こいつら争ってやがる。あ、亜種が勝った、てか通常種力尽きてね?嘘やん……。ええい!漁夫の利作戦じゃあ!亜種ここで散れぇ!

 

 

 

 

~アステラ~

 

 はあ、やっと着いたぜ。途中で数々の歴戦がまた新たに生まれたが、目撃者がいないというのが非常に残念だ。てか人全然いないじゃないか、なに?俺を置いて皆でパーティでもやってんの?ほんとだったら泣いちゃうぞ?いいのか皆の頼れるソードマスター像が粉々になっちゃうよ?……ん?なんだこれ『ゾラ・マグダラオス捕獲作戦』だと……やっぱり俺を置いて楽しい楽しい気刃斬りパーティを開いてたんじゃないか!こうしちゃいられねえぜ!俺も今すぐ乱入だー!日頃放てない分をここで発散するのだ!

 

 

 

 

~古代樹の森~

 

 おっ、いいところに野生のドスジャグラスが丁度いいお前で一旦練気を上げさせてもらう!ゲームではバンバン放ってたけどリアルだとそんな暇がないからな、ていうかゲームみたいな動きだとジャグラスに囲まれただけで終わるし無敵時間なんてものないし、ハンター始めたころは毎日死にかけてたぜ。……おし、何十年振りかにこの赤見たな、出来たとしても白までだし……というか今だにこれの原理分からないんだよなあ。あ、ドスジャグラス絶命してる。

 

 

 

~谷~

 

 今北産業。そこの誰かのお供アイルーよ状況を教えてくれ。

 

 ゾラ・マグダラオスの背に

 

 トゲトゲ再生野郎(ネルギガンテ)が出て

 

 ハンターさん達ピンチ

 

おk、把握。

 

~崖上~

 

 わおマジでトゲトゲ再生野郎(ネルギガンテ)いるじゃんていうか傷治るの早くね?まだ五日くらいしか経ってないぞ……いやあの規格外なら出来るか。あ、拘束外れそう行くしかねえ!トウッ!

 

 

~背の上~

 

 待たせたな。ハハハこの赤ゲージになり攻撃力の増した太刀ならば貴様の黒棘すら容易に斬れるわ!……だから再生すんの早すぎるんだよお前!うおっ、あぶね。ペシャンコにされるところだった……ちょ、揺れてる揺れてる何事、ゾラ・マグダラオスか邪魔しおって……あっ、また逃げるのかよ!ていうかやべえ、もう落ちそう……これ絶対腰やるぞ、ただでさえ大型モンスターと連戦したばかりで消耗してるってのに……いやじゃまだ本土には帰りとうない!……ぐあああああああ股間、股間がなんか気持ち悪い!これが玉ヒュンってやつかなるほどいまだかつてないほどの恐怖がくる!あ、やべえ!ちょっとちびった!くそうこの年でちびってしまうとは情けない……。ぐおっ!いてえ!主に腰が!地面と衝突したか……痛すぎて立ち上がれねえ。あっ、助けて下さる?ありがてえ、今なんか匂ってない?いや特に意味はないんだけどもね?汗的なうん、あ、起き上がれた。感謝する。それにしても3連戦しただけでこんなにも消耗するとは……

 

「やれやれ、年かな」

 

 

 

 

結局、ゾラ・マグダラオスもネルギガンテ(いつの間にか名前がついてた)も逃がしてしまった。そんで今度はゾラ・マグダラオスを追いかけるために大峡谷まで行くんだとさ、あと俺が知らない間に「隠れ身の装衣」なるものが開発されたらしい気になるから一度試してみたんだが、うん着方が分からぬぞ。皆簡単にやってるけど可笑しいよね?装備の上からこんなの着れるわけないだろ!引っかかるわ!おかしくない?俺だけみんなと違って、ハードプレイなんだが?あ、そうだ。落下したとき案の定腰やってました、そのおかげで当分は椅子から立ち上がることができないです。こんな状態若いころにテオにマル焦げにされた以来だぜ、なんか思い出したら腹立ってきた。次会いまみえたときは必ずこの手で成敗してくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ツィツィヤック以外は実体験です。

※ちびった下着はちゃんと自分で洗いました。
ソードマスター「まさか洗濯というものがここまで過酷だとは…」(腰に大ダメージ、手が凄くちべたい)

感想下さい。評価もお願いします。


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番外編 月刊『狩りに生きる』 新大陸出航編

ゲームのストーリーだけでいくとすぐ終わりそうなのでちょくちょくこういうのを入れていきます。


 こんにちは!私はあの有名な「月刊『狩りに生きる』」の(自称)超・絶・美・少・女な凄いベテラン記者です!前の仕事は受付嬢をしていたのですが、私の完璧なる美貌と才能に嫉妬してしまったのでしょう。初対面の先輩にいきなり悪口や嫌味を吐かれてしまいました…ま、まあ!なにしろ私は(自称)超・絶・美・少・女なのでしかたありません!…そう、仕方ないのです。べ、別に悲しくなんてないんだからっ!さて私は今回の取材が10回目です、入ってから一週間でこんなにも仕事を任せてもらえるなんてやはりここは私を見る目があるようです。古龍種の炎王龍テオ・テスカトルさんと炎妃龍ナナ・テスカトリさんご夫婦、減少してしまったクック先生の代わりであるイャンガルルガ先生等々…そして今回は先日、五期団が出発したばかりのまだまだ未知の領域『新大陸』!!今まで、『新大陸』への取材は危険すぎるということで許可されてなかったのですが、上の方たちが『私』なら!この(・・)『私』なら大丈夫だろうということで遂に許可を出してくれたのです!しかも!お給料も月給10万ベリーだったのが、今回の仕事から20倍の200万ベリーに上げてくれるそうなんです!ああ、やっと私が世界的に目立てる時が来た!!これが終われば毎日高級お食事券でご飯が食べたり、ユクモ村の温泉に入るのです!いっそのこと古龍をペットにしてみるのも良さそうですねえ!寒い時はテオ・テスカトルで暖を取り…熱い時はクシャルダオラに冷気を流し込んでもらい…更にバルファルクに乗って空と海を旅するのも…あぁ、なんて完璧な計画でしょうか…思考が止まりません…。よし!『新大陸』で世界がひっくり返るようなネタを取材してきますよー!いざ出発!

 

 

~海上~

 

 あ、そういえば筏を貸してくれるなんて妙に太っ腹ですね。今までは火山のときも密林のときも、氷山でも徒歩だったのに…やっぱり私の希少価値に気づいたんですね!これは帰ったら、大勢の人に英雄の凱旋と褒めたたえられて、レッドカーペットも引いてあるに違いありません!いや~それにしても今日は良いこと尽くめですねぇ。優しくて巨乳な先輩には抱きしめられたし、まあ胸で窒息しそうになったけど…え?私の胸?希少価値です…。同僚もみんな泣いて送り出してくれたし、そんなに私との別れが悲しいんですね!むふふ、思い出したら嬉しさで”なんか葬式みたいな雰囲気だったなあ”なんてこと吹き飛んじゃいますよ!それにしても『新大陸』はどこにあるんでしょうか。私、メモ帳と、筆記用具、食料と水しか持ってないんですけど?あれ地図はどこに…。慌てて荷物を漁ってみましたがないです。これ詰んでませんか?思えば、『新大陸』について何も教えられなかったんですけど…つまり?帰れない?このまま漂流し続ける?!う、嘘ですよね?私このまま餓死するなんて嫌なんですけど!モンスターでもいいから!

 

「誰か助けて下さああああああい!!!」

 

…って誰も来るわk「呼んだ?」

 

「へっ?」

 

今、なんか聞こえた気がするけどこんなところに人がいるわけないし幻聴か…

 

「幻聴ちゃうわ!上見い、上」

 

「上?上って言ってもなに…も…ってええええええ?!クシャルダオラ?!」

 

「なんやうるさいな、もうちょっと静かにできへんのか?」

 

「な、なんでここにクシャルダオラが…」

 

「なんでって自分が呼んだんと、違うか?」

 

「あ、そうですね!ところでなんでそんな喋り方なんですか?」

 

「おう、いきなりくるやん。まあ、ええわ答えたる、この喋り方はなあ昔わいを討伐にきよったハンターが使っとったんよ、んでな珍しい喋り方やったから教えて貰ったんや、あんま時間なかったから半分以上は独学やけどな」

 

「なるほど…そのハンターさんはどうされてるんですか?」

 

「ん~、もう50年は経ってるから生きとらんかもしれんな」

 

「そうですか…」( ..)φメモメモ

 

「さっきからなにしとるん?」

 

「あ!失礼しました!私こうゆう者です」

 

「名刺?…なるほど、記者か」

 

「はい!『新大陸』に行く予定だったのですが、遭難してしまって…」

 

「『新大陸』?どこなんそれ」

 

「あなた達古龍が10年置きくらいに向かっているところです」

 

「ああ!ならわいと行先が同じかもしれんな、乗せていってやろうか?」

 

「え!いいんですか?」

 

「おうええで、どうせわいも生い先短いからなちょっとは好きにしてもええやろ」

 

「ありがとうございます!」

 

 

 私は助けを求めた結果なんとクシャルダオラさんが来てくれ、更には『新大陸』まで乗せていってくれるとは…これは勝利の女神が確実に私に対し微笑んでいる!でなければこんな偶然ありえません!これはクシャルダオラさんにこの世界について根掘り葉掘り聞いていくしかありませんね、今までの古龍さん達は皆、警戒しまくりだったり夫婦喧嘩ばかりやってたりとあまり貴重な情報は聞けませんでしたからね。早速行動に移しましょう!

 

「クシャルダオラさん!質問いいですか?」

 

「お、ええで。なんでも答えたるわ」

 

「本当ですか?!な、ならこの世界についてを!」

 

「え、うーん。なんでもって言ったけどそれは無理かもなあ。ちょっと聞いてみるわ」

 

ん?誰に?

 

『ダメ?やっぱダメか~、え?もうちょっと絞ったら答えてもいい?分かった!』

 

「ごめんな、無理やって。そのかわりもうちょっと絞ってくれたら答えれるかもって」

 

「あの~、さっき誰と話してたんですか?」

 

「ああ、それはやなわしらの…イタタタタタ!これもダメ?ダメか~」

 

「あ、あの」

 

「これもダメやってなんかすまんな」

 

「い、いえこちらもすいませんでした…」

 

 

 あれえ?おかしい私への微笑みはどうしたと言うんですか、女神様!く、ならばもっと聞いてやる!

 

「『新大陸』ってなんですか?」

 

「ダr…い、痛い!『これも?シナリオ的に?なにそれ?てか痛いんやけどそろそろ止めて…』」

 

次!

 

「クシャルダオラさんは『新大陸』へ何をしに行くんですか?」

 

「『これいい?あ、まだダメ?』」

 

 

ほとんどダメじゃないですか!何でですか?おかしいでしょう!ちょっとくらいいいじゃないですか!ケチ!!

 

 

~数時間後~

 

 

「お、着いたな」

 

「本当ですか!」

 

やっと着いた…さあ上からの眺めはどんなものかな…

 

「わあ、大陸というより一つの島みたいです。しかも森林地帯、砂漠地帯などなどが混在してる…!すごい生態系です!あ、あのたくさん船がある場所が拠点かな?」

 

「せやろ、さあそろそろ降りるで船があるとこの近くでええか?」

 

「はい!お願いします」

 

 

~着陸~

 

 

「クシャルダオラさんここまでありがとうございました!」

 

「ええって、ほなな」

 

「はい!またお会いしましょう!」

 

「また会えるかは怪しい所やけどな、まあ楽しかったで」

 

「はい、こちらこそ!」

 

 

…クシャルダオラさんいってしまったなあ、ちょっと寂しい気もするけど、私には取材がある!まずは拠点に行ってみよう! TO BE CONTINUED

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、新大陸探索編もお楽しみに!(未定)

???「クシャルダオラ洩らしすぎいいいい!」



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小話 ハンター生活初日

チャアクが強いことに気付いた。
遅れて、すみません。



 やあ、ソードマスターだ。今日は何をするのかというとだな…なにをしようか?腰がまだ動かないし狩猟にも出られない…いや本当にどうしようかマジですることがないぞ。あああ、電子機器が……スマホやPCが欲しいよお、第一この世界は娯楽が少なすぎるんだ!酒と温泉くらいしかないんじゃないのか?もっとモンスター以外のことも研究しようぜ、どうすっかな暇すぎるからもう本土に帰って良い?もう40年くらい無休で頑張ってるんだけど、もうゴールしてもいいよね…。あっ、過去の話でも蒸し返すかよしそうしよう。

 

 

~初クエスト~

 

 やっと、やっとだ…なぜか急にモンハン世界の五歳児の体に憑依して12年…遂にハンターになることが出来たぞ!いやーここまで来るのにどれだけ俺が苦労したことか…8歳あたりから毎日サイタマのような筋トレ、ジョギングの繰り返し…15歳の頃やっと満足の行く体になってから意気込んでギルドに行くとまさかの面接と筆記試験…体力はなんの問題もなかったが面接と筆記で試験に落ち続けて、苦節二年…いやほんとシビレ罠を作れとか、ドキドキノコの成分をすべて答えろとか…学者じゃねぇんだ、そんなこと必要ないだろ?!ま、まあいい…早くクエストにいこう。

 

「すまない、クエストを受注したいのだが」

 

「はい!新米ハンターの方ですね、でしたらこれらのクエストがおすすめです」

 

「ありがとう」

 

やっぱ最初はドスランポスとかかなあ…楽しみだ。

 

一枚目

 


 

 『神のお願い』

 

 依頼人:雑貨屋の息子(35)

 

 報酬:500ゼニー

 

 達成目標:薬草100個の納品

 

 俺は近所のガキから【閉鎖空間の神人】と呼ばれている者だ。ババアから店を継げとか言われたけど正直、屋内派で下界にはあまり降りないからわかんねえ。そこで俺の代わりに毎月専属契約で薬草を納品してくれ。

 


 

えぇ…中二病で引きこもりでしかも35歳って、救いないぞ……いやでも重度の引きこもりではあるが中二病の方はまだそこまで重症じゃあないな。良かったな救いはまだあるぞ、狩りじゃないしパスだ!

 


 

 『とても素敵な金の卵』

 

 依頼人:お金持ちなマダム

 

 報酬:50万ゼニー

 

 達成目標:ガーグァの金の卵3個の納品

 

 この世には金の卵なるものがあると聞いたザマス。きっとそれがあれば更に煌びやかな毎日が送れるはず…お金ならいくらでも払うから納品してほしいザマス!

 


 

うーん、金稼ぎなら丁度いいかもしれないが今俺がやりたいのは狩猟なんだ!次くらいで出てくるはず…

 


 

 『虫の王者』

 

 依頼人:虫取り少年

 

 報酬:1000ゼニー

 

 達成目標:ドスヘラクレス一匹の納品

 

 今度開催される虫の王者を決める大会ムシキングダムで優勝したいんだ!そのためには10年連続優勝しているゲネルセルタス使いに勝たなくちゃいけない、ゲネルセルタスがどんな虫かはしらないけどドスヘラクレスなら勝てる気がするんだ!頼む!納品してくれ!

 


 

いや無理。(即答)ゲネルセルタスってあれだろ?【万古の重甲冑】とか【重量級の女帝】とか言われてるヤベー奴だろ?いや無理だよ(2回目)悪いことは言わない絶望を知る前に辞めといたほうがいい…にしてもこれも狩猟系じゃないな~、さて次々っと………………………あれ?もうないの?

 

「すまない」

 

「はい!受けるクエストはもうお決まりになりましたか?」

 

「いや…狩猟系のクエストは無いのか?」

 

すると受付嬢は申し訳なさそうに言った。

 

「あ~、新米ハンターの方にはまず採取依頼を10回こなしてもらわなくちゃいけない決まりがギルドの方であるんです…」

 

そうだったのか!(驚愕)えぇ、面倒くさいなおい

 

「そうだったのか、それはすまなかった」

 

「いえいえ~、それでクエストの方はどうなさいます?」

 

あぁ。こうなりゃヤケだ!全部やってやる!

 

「これらのクエストを受けよう」

 

「はい、ガーグァの金の卵3個の納品依頼とドスヘラクレス一匹の納品依頼ですね。承りました、少々お待ちください」

 

「ああ、分かった」

 

ごめん…全部やると言ったな、あれは嘘だ。だって毎月とかやってられねえよ、キツイわ。すまんな【閉鎖空間の神人】よ。

 

~1分後~

 

「お待たせしました!こちら契約書です、サインをお願いします」

 

おん?契約書?サイン?なんでそんなことを…

 

「?」

 

「あ!すみません、説明が不十分でした…今から説明しますね。これらがないとクエストが達成出来なかったり、最悪の場合ギルド追放となりますのでちゃんと聞いていてくださいね」

 

えっ、何それ怖い。ちゃんと聞くか。

 

「分かった」

 

「はい、ではまず…………」

 

ここからは俺が要約しよう!

 

~ハンターと依頼者とギルドの関係~

 

 まず依頼者がギルドに依頼を持っていく、そしてその依頼をギルド側が査定(報酬額は依頼に見合っているか、依頼内容の事実確認)したりしてランク付け(下位、上位、G級)する。もし査定で通ることが出来なければ、その依頼は却下される。そしてランク付けをしたら綺麗に清書し何枚かに内容を写すその用途っていうのが、

 

保存用

 今までにギルドに持ち込まれた依頼を保管し保存するため。

 

依頼請書

 ギルドが依頼を受けますよという依頼者に送るもの。内容の再確認や注意事項に使われる。

 

納品書

 ハンターがギルドから受け取る紙、そこに依頼内容や期日などが書いてある。これは最終的に依頼者のもとへ物品とともに届く。

 

らしい。よくわからんがそういう裏でいろいろ起こってるんだぞってことかな?次に罰則、これも簡単に…

 

一、期限内に達成できなければ罰金が生じる、注意喚起などをしても続くようならばギルド追放。

 

二、納品書が無ければ物品があってもクエストをクリアできない、そのまま見つからなければそのハンターの管理不足ということで罰金が生じる、また初心者ハンターのための講習に行くことになる。

 

三、虚偽の報告をした場合は問答無用でギルド追放。

 

理解できたのはこのくらいてかさ…………ギルドこっわ!追放の二文字が凄く怖い!!ま、まあギルドも信用とかがなければ運営できないしね仕方ない仕方ない。

 

「ご理解頂けたでしょうか?」

 

「ああ、理解した」

 

「ではいってらっしゃいませ」

 

「ああ」

 

今思ったが俺凄いぶっきらぼうな返事してるー!だ、だって受付嬢さんすごい美人だもん!頭結構近くに寄せてくるし、髪からいい匂いするしもう…ヤバイよ!ギルドは美人局だった?ととと、とりあえず十回の採取クエを終わらして狩りにいくぜー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この小説、新大陸からじゃなくて憑依してからの方が良かった気がする……




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第五話

今日二回目


やあ!ソードマスターだ。なんと再度ゾラ・マグダラオスの捕獲?を試みるらしい、つまり俺の気刃斬りが火を噴くということだな?やったぜ。前回はネルギガンテに邪魔されて腰を痛めるだけに終わったが今回はそうはいかん奴を速攻で叩きのめし、気刃斬りパーティを開催するのだ!フフフフフフフフフ…………

 

 

 というわけで作戦開始日だ。え?早すぎるって?いやー楽しみすぎて時が加速してしまってな、昨日とかの記憶が一切ないのよ。御託は結構!まずは背に乗り込むところから…だ…な…。乗れねーわ、クラッチクロウとかできねえし翼竜の足に巻き付かねえよあんなの、前みたく崖から飛び降りることもできぬ…むー、どうにもできないな。ああくそう、俺の楽しみにしていた時間を返せー!

 

「ソードマスター」

 

ん?なんやで総司令さん

 

「君に撃龍槍を打つのを任せたい」

 

むう?今なんと?撃龍槍とな?つまりは一番おいしく気持ちいいところをやってもよろしいと?ハッハッハッ!よろしい!このソードマスターに任せなさい!その大役俺が引き受けた!

 

「よろしく頼む」

 

ええ、ええ任しときなさいってこの大陸に来てから一度も打ててないからな、血が滾るぞ!では俺はスイッチの前で待機しておくとしよう、諸君頑張り給え!…………あ、ネルギガンテだ。あいつって古龍を喰らう古龍らしいね、道理で強いわけだ。にしてもネルギガンテって昔保護した竜に似てる気がするけど…勘違いかなうん、あんなキューキュー言ってて小っちゃくて、イャンクックに餌と間違えられてつつかれてた奴があんなになるわけないもんな。あ、でもすぐ突進してくるところとかやたらプーギーを敵視する目が似てる気がするなあ。ほとんど食って寝てばっかりだったプー太郎いつまにか消えてたからな、元気にしてるといいなあ。あ、ちなみにプーギーはピー太郎でお供はいないよ!ネーミングセンス?ほっとけ。

 

 

お、そろそろ来るかゾラ・マグダラオス!あっ大砲で後ろに下がちゃった(´・ω・`)…俺も大砲込めるか、作戦失敗したら船長の苦労が水の泡だし。はえ~この大砲一度に五つも弾込めれるんだ、しかも連発出来るとかすげえ未来。ドンドンドンドンドン…………あぁ、この音癖になりそ、臭いけど。

 

 

お、来たなゾラ・マグダラオス!よし発動準備に入ろう…3…2…1…今です!!ドスッガリガリガリ…………最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアアア!!!!こいつぁいいぜ、快感がヤバいわ。でかい蟹なのに古龍の奴より気持ちいい!俺はこれだけのために憑依転生したといっても過言ではないくらいに好きだっ!…………あれ?これもう暇ってやつでは、撃退するまで何もすることないやん。ネルギガンテもいつのまにか帰ってるし…………もう一回近づいてきたら太刀でチョンチョンってしたら届かないかな、いやダメージ入らなそうだからやめとこ……絶対恥ずかしいし。

 

 

撃退したかな?よし!最後まで見届けたし俺は一足先に拠点へ帰ろうかね。

 

「ソードマスター」

 

お、またなんかあるのか?総司令

 

「片付けを手伝ってくれ」

 

ノオオオオオオ!!!!

 

 

~一日後~

 

 やあ、ベッドの中からこんにちはソードマスターだ。なぜベッドにいるかというとだな片付けの最中に微妙な段差に気付かずこけて転がってまた腰打った、前回と同じだな。あ、でも今回は肩も結構辛いです。そういやモンスターが強くなったとか言ってたな、これはゲームでいう上位突入か?どれくらいの強さかは知らんけど、楽に倒せるくらいがいいなあ。でもこの大陸でもうリオレウス亜種とか倒してるし俺だけ上位に突入してる気がする…つーことは今までと変わらないってことですねいいとは思うのだがそろそろ古龍とも戦いたいなあ、ネルギガンテではなくクシャルダオラテオとかそういう古龍そういやまだアマツマガツチに出会ったことないなあ一回ユクモ村で出たけど行こうとすると全身が痛くてヤバイかったんだよなあ、おのれ強制力め許すまじ。装備は外せないわ、好きに喋れないわでほんと動きを制限されすぎてるよなあ、もうちょっと緩くしても許されると思うのだが…無理だろうなあ。

 

 

 

~ソードマスターとペットVSペット~

 

「お~、よしよし。豚って意外と可愛いなあ」

 

「ブー!ッ?!(せやろ?もっと褒めてもええよ、?!急に殺気が……)」

 

「お、どうした?」

 

『ハンターさん!少しいいでしょうか!』

 

「すまない、呼ばれた。また来る」

 

「プギッ(ちょま…)」

 

「キュー…(お前なに勝手にご主人様に近づいてんだ豚)」

 

「プギッ!(お、お前は!最近やってきたチビ竜!)」

 

「キュー!(誰がチビ竜だ!このデブ!)」

 

「ブー!(貴様は今、言ってはいけないことを言った!ゆえにここで朽ち果てるがいい!)」

 

「キュウッ!キュー!(突進だと?血迷ったか!硬さならばオレの方が上だ!当たって痛がるがいい!!)」

 

そして豚は龍に衝突する……

 

「プー…(マジいてえ、どうなってんだこいつの皮膚。だが階段から落とすことに成功したぞ!)」

 

「キュッ!キュッ!キュー…(痛くないけど視界が揺らぐ…た、立てない。)」

 

「戻ったぞー…………どゆこと?なんで二匹とも地面に転がってるん?」

 

困惑するソードマスターであった。

 

 




ソードマスターの中身は老いを知りません。






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思い付き企画 怪獣大戦争1 本編関係無し

何かやってみたくなった。稚拙だと思いますがご容赦ください。


 ────ここは”主”が認めたものと一体の”黒龍”のみが侵入を許される場所。全ての循環点。盤の上に生きるものには知覚することはできない不可侵領域。

 

 そんな場所に唯一の物体である豪華な椅子に腰かけ一体の幼き”竜”を膝に乗せまるで愛しい我が子を愛でるかのように撫でている女…………”主”がいた。よく見るとその身体の輪郭はぼやけており、なにかオーラの様なものが揺らめいていて吹けば一瞬にして吹き飛んでしまいそうだ。幼き”竜”は自らの”主”の愛撫をを「キュー♪キュー♪」と嬉しそうに鳴きながら受け入れている。

 

 そんな光景を”黒龍”は羨ましそうに眺めていた。頼めば”主”は嫌がらずやってくれるだろうが自分は唯一の”龍”そんな行為はできない、威厳というものがある。そのため「撫でてほしい」という欲求を胸の奥にしまいこむ。

 

 すると突然幼き”竜”への愛撫を止め”主”が声を上げた。

 

「…………”竜”がそろそろ帰ってきそうね」

 

それに呼応するように今度は”龍”が声を上げた。

 

「そうですね…この”竜”はあなたのお気に入りでしたが、どう致しましょう。召喚(呼び)ましょうか?」

 

「いえ…確かにこの”竜”は視ていて面白かったけど召喚(呼ぶ)ほどではないわ」

 

「わかりました。ではいつもの様に…」

 

「ええ、お願い」

 

それを合図に”龍”はまるで今までそこにいたのが幻影だったかのように姿を消した。

 

「キュー?」

 

幼き”竜”は可愛らしく首を傾げながら「撫でて―」と催促するように”主”を見る。それに対し”主”は微笑み言葉を綴った。

 

「ごめんなさいね、止めてしまって…」

 

そしてまた幼き”竜”を撫で始めた…

 

「キュー♪」

 

幼き”竜”は目を細め気持ちよさそうに鳴いている。これがここ500年は続いている”主”の日常。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 ────渡りの凍て地…後に新大陸古龍調査団によって発見される土地。その土地の秘境にに人間の間では”古龍”と呼ばれる存在である鋼龍クシャルダオラが今にもその命を散らせようとしていた。このクシャルダオラには目立った外傷はない、つまりは寿命である。

 

(ふう…わいもかなりの年数を生きてきたけど、もう終わりか…最後にあの記者の嬢ちゃんと会えたのは運が良かったな。楽しかったで…?!)

 

クシャルダオラがこの地に来る前に会った人の子のことを考え、もう未練はないと己が死を素直に受け入れようとしたとき、いまだかつて感じたことの無いような異様な気配を持つ存在が突然クシャルダオラの前に現れた。

 

(なんや、この気配…異質すぎる、何者や)

 

クシャルダオラはその存在に過去最大級の危険信号、そして他の一つの激しい感情を自らの身体が発しているのを感じ、咄嗟に力を振り絞り残り少ない体力で身体を持ち上げた。そしてそこにいたのは光がなくとも輝く白い鱗と体毛に包まれており、禍々しくも神々しい壮麗な翼を備え、煌々と輝く王冠の如き4本の角を冠する”龍”。──王──とクシャルダオラは思った。生物としての格が違いすぎる、全盛期であったとしても戦いを挑めば軽く捻られる。それほどの存在。だがクシャルダオラはそんなことに臆することなく口角を少し上げて言った。

 

「なんや、お前死神か?」と、それに対し”龍”は「似たようなものだ」と、答えた。

 

「なら早く連れて行ってくれや。でもなあその前に…」

 

”いつもわいを視ていたあの得体のしれない力はなんや?”そう言おうとしたがその言葉は”龍”によって遮られた。

 

「貴様”主”を愚弄するか」

 

”龍”はクシャルダオラへとてつもない殺気を送るが、クシャルダオラは少し冷や汗を掻きながら次の言葉を放った。

 

「”主”なあ…その言い方からしてあんたよりも上のもんか」

 

「…………」(わかりました…………)

 

”龍”は沈黙した。それが他ならぬ”主”の命令だから、ここで”主”からストップが掛かっていなければクシャルダオラの首は一瞬の内に刈り取られていただろう。クシャルダオラはそんなことを知らず、好機だと考え攻めることにした。

 

「…沈黙は了承と受け取らせてもらうで」

 

「…………」

 

”龍”は喋らない。

 

「気なることはようさんある、モンスターとは何か人とは何かそしてなぜ争うのか。わいは”古龍”と呼ばれてるが昔のことなど何も知らん、ただ龍脈と呼ばれるエネルギーから力を貰い使うことが出来るだけ、後は寿命が長いくらいや。普通のモンスターとそこまで変わりはない、そう…………お前らにとっては…な。」

 

「…………」ピクッ

 

ここで初めて”龍”の表情が少しだが動いた。クシャルダオラはは更に口角を上げた。

 

────ずっと不思議に思っていた。なぜ”古龍”と呼ばれる自分たちにしかちゃんとした人間の意識があるのか、いつのまにか覚えていた龍脈の操作方法。断片的に覚えている誰か自分じゃないものの記憶、そしてこの”龍”を前にしたときに覚えた激しい”怒り”の感情。

 

「…お前らは何者だ?」

 

ここでクシャルダオラの口調が変わった。今までの軽いエセ関西弁ではなく人々にとっての”古龍”のような強い口調。

 

「これから死ぬお前が知るところではない」

 

『あら、いいじゃない』

 

”龍”はその質問をはねのけた。が、この剣呑な空気に似つかわしくない声が突如”龍”と”竜”の脳裏に響き、それを許した。

 

「ですが!」

 

『これから死ぬのだから…ね?』

 

「…………分かりました」

 

”龍”は咄嗟に抗議を申し立てたが”主”は茶目っ気のある声で説得した。”龍”は知っていた、この喋り方の”主”に更に追い打ちを掛けると消されてしまうから…過去にその禁忌を犯してしまった為に消えてしまった…………いや、生きてはいるが今はもう別の存在に生まれかわってしまっている半身であり兄弟のことを思い出し、渋々了承した。

 

『ふふふ、いい子ね』

 

「お前が”主”という奴か?フン、姿を現さぬとは余程臆病なのか?」

 

「貴様!」

 

『落ち着きなさい』

 

「…………」

 

クシャルダオラの”主”への煽りを咎めようとした”龍”だったがまたも”主”に止められた。しかも厳粛な言い方で、これ以上は本気で消されかねないので”龍”は喋るのを止めた。そして”主”はクシャルダオラの煽りへ素直に答えた。

 

『臆病…ね。そう思われるのも癪だから教えてあげるわ、私はもういるわよ』

 

「どういうことだ?」

 

クシャルダオラは言葉の意味が分からず再度問うた。それに対し”主”は「そうね…」と呟いた。

 

『簡単に言えば私は…龍脈のエネルギーそのものかしら?』

 

「は?」

 

その答えにクシャルダオラは思わず人間でいうところの真顔になってしまった。

 

『あ、でも全然同一のものじゃないわ。この龍脈エネルギーは大分薄めてあるから、源をそのまま使ったら破裂するわよ?』

 

洒落でも言ったつもりなのか「ふふふ」と、笑う”主”だがクシャルダオラはそれ以前に固まってしまっていた。それはそうだろう今まで使ってきた力が謎の正体そのものだったのだから。そんなクシャルダオラをよそに”主”は喋りだした。

 

『私は何でも知ってるわ。この世界の成り立ち、あなた達を生み出した存在とか。教えてあげてもいいわよ?一応あなたは面白かったし』

 

「…………」

 

クシャルダオラは冷静さを取り戻したが、喋ろうとしなかった。否、喋れなかったのだ。気づいたときにはもう黒髪の人間?に見つめられ、蛇にらみのように動けなかった。

 

(こいつが”主”といゆう奴か?龍脈エネルギーを固めて姿を保っている…なんという操作力だ)

 

「でも、貴方はダメ。いつか見つけ出してあげる」

 

(私に対して?…いや私とは別の存在か?)

 

「こんな玩具で私を殺せるとは思わないことね」

 

”主”はそう言いトントンと、クシャルダオラの額をノックするように叩いた。その直後クシャルダオラの意識は完全に消え去り急速に朽ちていった。先ほどまで”主”が喋っている相手について考えていたクシャルダオラは”主”の簡単な行為だけでこと切れてしまった。

 

「もう行きましょ、何だか寒いわ」

 

「分かりました」(寒くない癖に…)

 

「何か言ったかしら?」

 

「い、いえ!なにも」

 

”主”と”龍”はそう言い終わると塵が飛ぶように姿を消した。その場に残ったのは朽ちたクシャルダオラの死体のみである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 その日、溶岩島で強烈な地震が起こったことが古龍観測所で観測された、原因は不明であり古龍の出現という可能性もありえるためギルド上層部へすぐに伝えらた。またこの数時間後古龍たちが一斉に溶岩島へと移動しているのが確認され、各地のギルドから住民へと避難要請とハンターたちへの徴集命令が下されることになる。決戦の時は近い。

 

 

 

 

~新大陸~

 

 やあ、ソードマスターだ。ゾラ・マグダラオスを退けた次はネルギガンテを狩猟するらしい、忙しいですねえ!ネルギガンテは俺が狩猟したかったんだがその前にラージャン君がハンター一人と受付嬢を攫って、行ってしまったらしい、しかもあの龍結晶の地は俺が最初に見つけたのにラージャン君の手柄になってるしさあ。もうほんとにヤになっちゃうよね。あ、それ以外はすごく平和です、あぁ^~日光浴が気持ちいいんじゃぁ^~。

 

 

 

 

 

 

 

 




書いたはいいけどソードマスター関係ないなこれ

ピクッは演技です。

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思いつき企画 怪獣大戦争2(表ルート1) 本編関係無し

キャラは考えるのきついので適当に選びました。話し方とかわかんね


 ここはある不可侵領域、その領域の主である”主”とその”主”が生み出した今となっては唯一の”龍”が敵対するものとの戦争の準備をしていた。

 

「ねえ、弱いモンスターは外してもいいわよね」

 

「よろしいかと」

 

「じゃあ溶岩島に行くわよ!」

 

 

 

 

~溶岩島~

 

 そのころ溶岩島では堕ちた元”龍”が己が生み出した古龍たちと集会を開いていた。

 

「今度コソカノ悪シキ我ガ創造主ヲ打チ取ラン!」

 

「「「「「「「「「(ノ・ω・)ノオオオォォォ-おお!!!!!」」」」」」」」」」

 

 

 

 

~溶岩島の古龍観測所~

 

「グランドギルドマスター!」

 

「どうした古龍たちに動きがあったか」

 

「はい、今度は古龍種ではない大型のモンスターと今だ観測されたことのないモンスターがきました!」

 

「なにっ!」

 

 

 

 

 

~新大陸~

 

 やあ、ソードマスターだ。ネルギガンテが倒されちゃったからしばらく暇なので、古代樹の森の海岸に来ているよ。防具来てるから海は入れえないんだけどね。

 

ドンッ!

 

ファ?!なにごと?えっネルギガンテ?生きてたの?てかデカくね?ってうわ何をする!HA☆NA☆SE

 

バサァ

 

あっ、何とんでんねん!俺をどこに連れていくつもりだ!降ろしてくれー!

 

 

 

 

 

 

~再びの溶岩島~

 

「少し早い紹介になりますが実況のマシュ・キリエライトと」

 

「解説のカズマです」

 

「はい、ありがとうございます。カズマさんとは初対面でしたよね」

 

「そうですね」

 

「ラグビーにご経験は?」

 

「無いです」

 

「「…………」」(俺なんでここにきたんだろう…)(この人は何のために…)

 

「あっ、中継が繋いだそうです。では結月ゆかりさんお願いします」

 

 

 

 

「はい、中継の結月ゆかりです。では早速今回が34回目の挑戦となりますアルバトリオン監督にお話しを聞いていこうと思います、アルバトリオンさんお願いします」

 

「ハイ、ヨロシクオ願イシマス」

 

「はい、お願いします。では今回の意気込みをまず教えてください」

 

「ハイ、今回ハ前回ヨリモ作ッタ選手ガ多イノデ絶対二勝チタイト思イマス」

 

「そうですかでは…『結月さん』

 

「はいなんでしょうか」

 

『選手名を挙げてもらっていいですか?』

 

「あ、そうですね。では順に一番から紹介していきます」

 

1、ミラボレアス2、ミラバルカン

3、グラン・ミラオス4、キリンと亜種

5、ラオシャンロン 6、クシャルダオラ(野生) 

7、ナナ・テスカトリ 8、テオ・テスカトル 

9、オオナズチ 10、ヤマツカミ 

11、ナバルデウス(ベンチ) 12、ジエン・モーラン 

13、アマツマガツチ 14、ダレン・モーラン 

15、シャガルマガラ 16、ゴグマジオス 

17、オストガロア 18、バルファルク

 

「に、なります」 

 

『はい、ありがとうございます…アルバトリオン監督質問よろしいですか?』

 

「ハイ大丈夫デス」

 

『では…クシャ選手の(野生)やナバル選手の(ベンチ)とはどういう意味でしょうか。あ、その前に監督の声が聞きとりずらいのでフィルターをお願いします』

 

「ああ、それはですね。クシャは生み出したばかりでトレーニングが不十分だし調教もしてないので指示をきかないんですよ」

 

『なるほど、ではナバル選手はどういった意味でしょうか』

 

「ナバルは海中生物でこの戦いには連いてこれないからです。あ、ちゃんとベンチに水場を用意してありますよ」

 

『わかりました、ではナバル選手とクシャ選手は試合には出られない?』

 

「そういうことになりますね」

 

「はい、次は”主”さんにお話しを聞いていこうと思います。移動に時間が係るのでお待ちください」

 

『はーい、結月さんありがとうございました』

 

 

 

 

 

 

「はい、再び放送席に戻ってきました。カズマさんはどう思われますか」

 

「はいカズマです。そうですねー、とゆうか俺なんの説明も無しにここに連れてきたんですけど?俺が何をした?!怪物しかいないじゃないか!俺をもとの場所に返せー!」

 

「あちゃ~、コナン君よろしくお願いしますね」

 

シュッ グサッ

 

「直訴してやる!なん、うあ…………」

 

「はい、ここからは解説のカズマに変わりカズマ(コナン)が解説をしていきたいと思います」

 

「はい、では改めてどう思いますか?」

 

「そうですね、前回通りかなり個性的なメンバーですね」

 

「注目は?」

 

「やはり新メンバーのバルファザク選手ではないでしょうか彼の速さには誰もついていけませんからね」

 

「なるほど私としてはキリン選手が推しですかね、バルファザク選手ほどではありませんが速さもありテクニックならば彼女に並ぶものなんてそうそういません」

 

「そうですね、これまでの試合では今までずっと勝てませんでしたからね。今度こそは勝って欲しいです」

 

「ですが相手チームの選手も気になるところです」

 

「はい、特に有名なのはエースのラージャン選手ですかね」

 

「ええ、ですが彼はキリン選手に執着しすぎていますから、今でもストーカーをしているんでしたよね?」

 

「はい彼も懲りないですからねえ、蹴られようと落雷落とされようと痛がるどころか喜んでますから。気持ち悪いですねえ」

 

「ですねwでは、ラージャン選手以外で言うとどうですかね」

 

「さあどうでしょうあのチームは毎回多方面から選手を取り入れてるだけあって、予測が付きにくいんですよね」

 

「ええ」

 

『放送席!放送席!』

 

「…………はい、えーここで結月さんが”主”監督に合流したようです。結月さーんお願いします」

 

 

 

 

 

 

「はい、結月です。では早速”主”監督にお話を聞いていこうと思います。”主”監督よろしくお願いします」

 

「よろしくね」

 

「俺は鉄華団団長オルガ・イツカだ」

 

「貴方だれ?呼んだ覚えはないわ、消えなさい」

 

「うっ…ぐっ…ぬううがあああああ!」バンバンキボウノハナー

 

「はい…………では選手について教えていただきますか?」

 

「ええ、いいわよ」

 

1、激昂ラージャン 2、ダラ・アマデュラと亜種 

3、悉くを滅ぼすネルギガンテ&ソードマスター

4、死を纏うヴァルハザク

5、マム・タロト 6、ゼノ・ジーヴァ

7、イヴェルカーナ 8、ネロミェール

9、アン・イシュワルダ

10、ミラルーツ 11、ベヒーモス

12、ナルガクルガ希少種

13、リオレウス希少種 14、リオレイア希少種

15、猛り爆ぜるブラキディオス

16、アカムトルム 17、ウカムルバス

18、怒り喰らうイビルジョー

 

「に、なってるわ」

 

「ありがとうございます、聞き覚えのないモンスt…選手がいるのですがどこから連れてきたのですか?」

 

「私が新しく作ったわ。でもベヒーモスは別次元の存在よパワーはあるから期待してるわ」

 

「なるほど…ソードマスターとはどうった選手ですか?」

 

「?あれは…ネルギガンテが勝手に連れてきたから知らない、人間だし期待はしてないわ」

 

『ちょっといいですか?』

 

「あなたは?」

 

『はい、マシュ・キリエライトと申します、質問いいですか?』

 

「いいわ」

 

『ありがとうございます、今回のラージャン選手は何かいつもと違う様子ですがどうしたのでしょうか』

 

「あれはね、キリンの角の破片を溜め込みすぎちゃったみたい。要するにドーピングしすぎたみたいなこと」

 

『あの…』

 

『なんですかカズマさん』

 

『ドーピングってありなの?』

 

『ありです』

 

『ありなのか…』

 

『はい、ありです』

 

「お話は終わった?私そろそろ座りたいんだけど」

 

「あっ、では最後に意気込みをお願いします」

 

「負けることは無いわ、以上」

 

「ありがとうございました、試合開始まであと30分です。放送席よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

「はい、頼まれました。ではカズマさんどう思われますか」

 

「そうですね新しい選手も気になるところですがそれよりもラージャン選手が気になりますね」

 

「ですよね、一体どういう動きを見せてくれるのか非常に興味があります」

 

「あとはベヒーモス選手ですね監督はパワーがあると言ってましたがどれほどのものなんでしょうかね」

 

「ええ…………ここで本日の会場のついてです」

 

「場所は溶岩島で温度は1000°以上湿度は50%ほど天気は嵐に落雷に瘴気の霧、吹雪、豪雨、隕石などなど非常に危険になっておりますので観客の皆さんはしっかりとした防具やホットドリンク、クーラードリンク、ウチケシの実など各々自分の命を守る準備をしてください、また試合による流れ弾には一斉の保証をしませんのでご理解下さい」

 

「ここは大丈夫なんですか?」

 

「はい放送席は別次元に存在するので安全です」

 

「なるほど」

 

「では、ここから会場の様子を試合開始まで映そうと思います」

 

「我々は?」

 

「休憩です」

 

「わかりました」

 

「それではマシュ・キリエライトと」

 

「江戸川コナンでした」

 

 

 

 

 

 

 

 

~ソードマスター~

 

 や、やあ。ソードマスターだ。俺は今ネルギガンテに攫われ溶岩島にやってきた…やってきたのだが、どゆこと?古龍多すぎィぃィ!地獄?地獄かここは!見たことないモンスターもかなりいるし…………これから何が起こるって言うんだ!!トントン ん?ネルギガンテさん?あっ教えて下さる?ありがと。…………え?も、もう一回頼む…………え?俺の耳がおかしくなければラグビーするって聞こえたんだが?マジ?…………マジかあ、どういうことだってばよ。てかなんでお前喋ってんの?!今まで喋ってなかったじゃん!…………え?生物として格が上がったから喋れるようになった?いや、うんわかんねえわ。とりあえず帰っていい?ダメ?なになにオレの雄姿を見てくれと?なんでそんなこt…………ハイ、ワカリマシタ(こええええええ!棘飛ばしてきやがった!今の直撃したら死んでたぞ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




裏ルートはちゃんとしたストーリーかもしれない。


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