NTRハイスクール (みっくん)
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番外編
リクエスト:グレイフィア


『リアスお嬢様に誘導されて御手洗君への矯正名目に性指導からのご主人様専用性処理メイド妻化』というリクエストを頂き、欲望のままに書きました。

お気に入り1000人突破記念です。



「初めまして御手洗様。リアスお嬢様の実家であるグレモリー家にてメイドをしておりますグレイフィア・ルキフグスです」

 

 朝、目を覚ますと目の前にメイド服に身を包んだ銀髪の女性がいた。

 

 銀色の髪をみつあみにした美女と呼ぶに相応しい美しさを持つ女性。そんな彼女は何故か御手洗を冷たい目で見つめている。

 

「えっと……初めまして。御手洗隆です。ルキフグスさんは俺に一体何の御用でしょうか」

 

「本当は来たくもございませんでしたが、リアスお嬢様の命により私が御手洗様を矯正させていただきに参りました」

 

 冷たい目と同じく冷たく言い放つ。髪の毛の色といい、何処までも冷たさが似合う女性だ。

 

 しかしリアスの命とは一体?彼女とは良好な関係を築けているのだが。そう思いスマホに目をやると一見のメールが届いていた。

 

 開くと案の定リアスからで、目の前の女性を焚きつけておいたから美味しく頂いて良いとの事。しかも彼女は人妻で子持ちらしい。

 

 そんな彼女を頂けるとなると興奮する。流石はリアス。御手洗という雄に自身の欲望も混ざっているとはいえ美しい少女や女性を容易く捧げるとは。

 

 スマホから目を離し、改めてルキフグスを見やる。身に着けているメイド服の上からでもはっきりと分かるほどに胸と尻が大きい。そのくせ腰はきゅっと引き締まっているのが憎い。更によく見ると左手の指に銀色に輝く指輪をはめている。仕事できたのだろうに指輪を付けているのは如何なものか。

 

 そう思ったが、リアスの差し金で雄の性欲や情欲を煽る為にワザと付けさせているのかもしれない。しかしその指輪が彼女が人妻である事の何よりもの証拠だ。

 

「矯正とは?」

 

「お嬢様という女性が居ながらも様々な女性と関係を持っていると耳にしました。故に貴方様の性欲を処理させていただく所存でございます。差し当たって今日から数日間、御手洗様の家でお世話になります。後、私が処理をしている間は例えお嬢様と言えど他の女性といかがわしい事をさせません。それでは処理の意味がございませんので」

 

「だとすると俺の滾る性欲はどうすれば?」

 

「一人の女性、リアスお嬢様に向けられるように私がお相手させていただきます。旦那のモノしか知らない女ですが、これでもテクニックはかなり上の物だと自負しております。御手洗様を満足させられるかと」

 

「へぇ……それで?俺はやる気さえあれば毎日、それこそ何回でも射精することが出来るけど?」

 

「成る程……お嬢様の言う通り化け物じみた性欲を持っているのですね。畏まりました。それでは早速、朝の処理といきましょう。一日の始まりの処理なので優しく甘やかすような手コキをさせていただきます。ところで話は変わりますが、御手洗様は手コキされる際、手袋は必要でしょうか。それとも直にオチンポを触りながらの手コキが宜しいでしょうか」

 

「んー、リアスたちにはいつも直で頼んでるし、折角の機会だ手袋で頼むよ」

 

「畏まりました。ではこの白い手袋を付けてご奉仕させていただきます。この手袋は肌触りの良いサテン生地で作られているのでオチンポが痛くなることはありませんのでご安心を」

 

 朝立ちをしているズボンを降ろされる。ブルンとバネのように跳ね返って外気に晒されるペニス。

 

「……流石は御手洗様。生理現象である朝立ちさえもすばらしゅうございます。まずはオチンポの長さを計らせていただきます」

 

 メイド服にあるポケットから携帯用の小型メジャーが取り出される。

 

 シャーと小気味いい音共にメジャーから計測目盛が現れペニスへと添える。

 

「ふむふむ……勃起した状態での長さは20.2cmですか。ご立派でございます。次に太さは……7.8cmでございますか」

 

「ルキフグスさんの旦那さんと比べてどっちがデカいの?隠すことなく教えてよ。性欲処理をしてくれるなら性欲を煽る為にも素直に答えてよ」

 

「……承知いたしました。私の旦那様のおちんぽのサイズは11cmでございます。長さも太さも御手洗様にはとてもではないですが敵いません。流石はお嬢様を雌に堕としただけはあります」

 

「ふーん、じゃあ俺の方が雄として優れてるんだ。じゃあさ、さっき俺のチンポを見た時どう思ったの?旦那さんのより大きいチンポを見てさ」

 

「逞しく雄々しいと思いました。皮がズル剥けしており、カリ首が高い。旦那様のモノとは比べるのすら烏滸がましいオチンポに目を奪われてしまいました。ですがそれだけです。男性の魅力はオチンポだけでなく、甲斐性や年収など様々でございます。そう考えるとオチンポのサイズで負けようとも旦那様の方に軍配が上がりますね」

 

「へぇ……言ってくれるね。ま、いいやそれで?次は何をするのさ」

 

「次はオチンポの匂いを嗅ぎます。男性のフェロモンを一番強く発する場所ですので、まずは其処を嗅いで健康チェックをさせていただきます。では失礼して……スンスン……はぁ……凄く濃い雄の匂いでございます。頭の中が真っピンクに染まってしまいそうな雄の匂い。どうやら健康のご様子。さてここからが本番でございます。手袋をしっかりとハメ……この真っ白の手袋を付けた手でオチンポをしこしこと扱かせていただきます。ん……熱い……それにドクドクと脈を打っています。しこしこ……しこしこ。如何でしょうか。オチンポを握る力加減はこれぐらいが宜しいでしょうか。それとももう少し強く、或いは緩めますか?」

 

「いや、これぐらいがいいかな。それにしても自分で言うだけあって手コキをするの上手だね。何時も旦那さんにしてあげてるの?」

 

「いいえ。もうここ50年近くはあの人とこのような行為をしておりません。あの人は冥界の守護者であり、悪魔を統べる王―魔王様でございますので日々忙しく、男女のスキンシップをする時間などなく忙しいのです」

 

「えっ?ま、魔王様。というと俺みたいな人間が妻のルキフグスさんに性欲処理をしてもらうってのは不味くないか?流石の俺も命は惜しいのだが……」

 

 たらりと冷や汗が背中に流れる。記憶が正しければ冥界には四人の魔王がいるらしい。その一人がリアスの実の兄らしく、そう考えるとリアスから貢物にされたルキフグスさんってリアスの義理の姉?

 

 ……血の繋がりは無くても義姉を寄こすとは流石としか言えない。

 

「どうかご安心を。私が人間界へやって来たのはリアスお嬢様のご命令です。例え旦那様が深く探ろうともお嬢様が上手く情報を止めるでしょう。ここ最近のお嬢様の成長は目を見張るモノです。ですのでこのまま貴方様は大人しく私に性欲処理をされていてください」

 

「分かった。リアスであれば心配はないな。彼女はとても優秀だ。本当にいい女だよ」

 

「当然でございます。グレモリー家の次期当主となられるお方ですので。というより知っているのであれば何故お嬢様以外の女性と関係を持つのでしょうか。同性である私が言うのも何ですが、リアスお嬢様の身体は大変男性受けする身体でございます。悪魔であることを加味してもまだまだ若いです。そのくせ、あのような出るところは思いきり出て、引っ込めたい場所は引っ込める。歳を取った私とは違い、まだまだ欲望のままに食事をしたり出来るのは羨ましいですね。そんなお美しい女性ですのに貴方様という人は……」

 

 ブツブツとダメ出しを口にしながらもペニスを扱く手は止まらない。

 

 指で作り上げた指輪っかをカリ首に引っ掛かるようにこちゅっ♡こちゅっ♡と丹念に扱く。カリ首に指が当たるたびにビリビリとした快感が走る。それだけでなく鈴口から零れ出る先走りを掬い竿に馴染ませるように擦りつけ、上下に扱き上げる。

 

 しゅっしゅっ♡とリズミカルだった手コキも先走りが混じりぐっちゅっ♡ぐっちゅっ♡とイヤらしい音を奏でる。

 

「この真っ赤に膨らんだ亀頭もしっかりと弄りますね」

 

 つるりとした鶏卵に似た亀頭を白い手袋を付けた細い指が這い回る。指先でつつっと一周するように亀頭の外周部分を撫でたり、トプトプと先走りを吐き出す鈴口に指を差し込み、鈴口が広がる様に指をグニグニと動かしたり様々な方法で御手洗のペニスを気持ち良くさせる。

 

「それにしても大きいですね。旦那様のはサイズが私の手に丁度良く、扱くのも容易でしたが御手洗様のは大変でございます。ですが、リアスお嬢様が堕ちたのも納得できる大きさは素晴らしいの一言です。玉袋も大きく、貴方様の言葉通りたくさん精液を……いえザーメンを出すことできそうです」

 

 ワザと言葉を変え隠語を耳元で優しく囁く。形が良い唇が耳に触れるか触れないかの距離まで近づき、熱い息を吹きかける。彼女も手コキをしているうちに興奮してきたようだ。

 

「立派なオチンポですが、一つだけ指摘しなければならない点がございます。ここ、カリ首の溝にたっぷりのチンカスが付いております。まさかこれをお嬢様に舐めさせてはいませんよね?」

 

「いや?雄の世話をするのが雌の仕事だろう?リアスだって喜んで舐め取ってくれるよ」

 

「……それはいけません。お嬢様に何度も汚いモノを舐めさせるようなことは私が許しません。その為にも今日からは私がオチンポの汚れを綺麗にして差し上げます。ん、れろぉ……すっごいえぐみのある味です。こんなものをお嬢様に舐めさせるとは……」

 

 手コキを中断し、耳に近づいていた唇をペニスへと移らせる。真っ赤な唇からこれまた真っ赤な舌がにゅるりと這い出て、カリ首の溝へと伸びる。

 

 舌先だけでなく舌の腹も使ってこびり付いている恥垢を舐め取っていく。舐め取った恥垢は吐き出すこともなく、そのまま胃へと収めているのかゴクリと嚥下する音が聞こえる。にゅるにゅるとした人妻の舌が蛇のようにカリ首を這い回っては獲物である恥垢を奪っていく。

 

 あまりの光景に思わずグレイフィアの頭を押さえつける御手洗。

 

 しかし全くも苦しそうなそぶりすら見せずにグレイフィアは舌をレロレロと動かす。

 

 舐めること10分弱。おおよその汚れを取れたのかペニスから顔をやっとグレイフィアは外した。

 

「これである程度の汚れを落とすことが出来ました。味を考えるにワザと付けて綺麗にさせているのではなく、寝ている間に掻いた汗と一緒になった汚れのようですね。……はぁ。仕方ありません。貴方様をしっかりと矯正させる間、毎日私が今回のようにこの舌を使って綺麗にして差し上げます。……では手コキの続きといきましょう」

 

 再びちゅこちゅこと手コキが再開されるがさっきよりも水音が大きい。グレイフィアが先程恥垢を取る際に舌を伝ってペニスにまぶされた唾液のせいだろう。

 

 唾液と先走りの混じった強烈な臭いを発する体液をペニスに付けるように何度も上下にと手袋をした指が扱き上げる。ペニス以上に手袋の方が凄い匂いをしそうだ。

 

「ん、ビクビクとオチンポの痙攣が激しくなってきましたね。どうやら射精が近いご様子。ラストパートとしてもう一段階激しく扱くので御手洗様のお好きなタイミングでお射精なさって下さい」

 

 リズム良かったしごきが激しくなり、水音も同時に大きなものへと変わる。

 

 高速で動く手に甘え、すり寄る様にペニスが痙攣する。

 

 そんなペニスを無表情に……いや冷たく見ていたグレイフィアの瞳がとろりと濁る。心なしか熱くなった視線で震えるペニスを見つめながら射精感を高めていく。

 

「ルキフグスさん……いやグレイフィア!くっ……でるっ……!」

 

 射精するギリギリ前、彼女が人妻であると同時にメイドであることを思い出した御手洗が彼女を呼び捨てにする。

 

 本来であれば魔王の妻という事もあり不敬罪とされてもおかしくはないが、不思議と彼の呼び捨ては様になっておりグレイフィアも咎める事をしなかった。

 

――――びゅるるるるっ♡ぶぴゅっびゅくっ♡びゅるるるるるるっ♡びゅるるるるる~~~っ♡

 

 グレイフィアがペニスを見つめる中、遂に射精を開始する。

 

 腰を浮かし、より天に近くペニスを掲げると為に溜め込んだ精を解き放つ。寝ている間に熟成された白濁した精液が次から次へと鈴口から勢いよく飛び散る。飛び散った精液は御手洗の布団だけでなく、グレイフィアの手袋を付けている手にまで飛んでいく。

 

 射精する御手洗を何処か嬉しそうに見つめながらも扱く手は止まらず、一滴の残しも許さないとばかりに射精中もぬるぬるとゆっくりペニスが扱かれる。グレイフィアの指にペニスの裏筋を擦り付けるように腰を動かし、御手洗も自身も満足が行くように射精を楽しむ。

 

 しっかりと尿道に残った精液も吐き出し、御手洗は射精を終える。

 

「はぁ……はぁ……すっげぇ出た。朝からこんなに出したのは初めてだよ……」

 

「……無事に射精も終わったようですね。男らしい射精でした。オチンポだけでなくザーメンの匂いも強烈で、恥ずかしながら私のおマンコも濡れてしまったようです。もしよろしければこのままセックスをいたしませんか?」

 

「え、いいのか?旦那さんもいるのであれば手とかで処理するだけでも良いだろうに」

 

「正直な事を申し上げれば私が我慢できません。息子を産んでから性欲は衰えたと思っていたのにこんな素晴らしい射精を見せつけられると……私の中の女が疼いてしまいます。どうか遠慮なさらずに御手洗様のご自由に私の雌穴をお突き下さい。今の私はお嬢様からの命令で訪れたメイドでございます。御手洗様のメイドだと思い存分にお楽しみください」

 

「そこまで言われたらしょうがないな。……んー、メイドだって言うならこのままグレイフィアが騎乗位で腰を振って気持ち良くしてよ」

 

「畏まりました。見えるでしょうか、私のおマンコのお肉がこんなにヒクヒクと雄を求めているのを。今から此処に貴方様の逞しいオチンポが入りますのでゆっくりと鑑賞なさってください」

 

 御手洗は顔には出さないものの驚いてしまう。御手洗がビックリしたのはグレイフィアの格好にだ。

 

 スカートをたくし上げた先にはぐっしょりと濡れたパンツでもあるのかと思えばあるべき下着の姿はなく、秘所がむき出しになっていた。彼女が指で小陰唇を広げ、ヒクつく粘膜を見せてくる。愛液で光りながらも伸縮を繰り返し雄を誘う。

 

 仰向けに寝ている御手洗の上に跨ると広げた小陰唇を射精したばかりなのに上を向いているペニスへと導く。広げる手とは別の手でペニスを握るとしっかりと膣内に入る様に固定している。

 

 ぬぷ、と亀頭がマンコに触れる。そのままゆっくりと腰を下ろし亀頭を飲み込んでいく。

 

 出会った頃に纏っていた冷たさは何処かへ飛んでいき。今見ているグレイフィアは欲に負けた雌の顔をしている。50年近く男を咥え込んでなかった膣肉は狭く熱い。媚肉を掻き分けるようにペニスが突き進み最奥を目指す。

 

 豊満な胸も何時の間にか曝け出されていて、御手洗の胸元で潰れたように形を歪ませる。子供を育てたにしては綺麗な色の乳首で、産んだ子供に吸われてたからか勃起している乳首は実に吸い応えがありそう。グレイフィアが快楽に顔を蕩けさせながらペニスを飲み込んでいくのを見つめるだけでなく、そのまま形を歪ませている乳房を掴む。

 

「お”っ♡ま、待ってください♡まだ入れてる最中ですっ……♡おっぱい掴まないで……っ♡おっ♡んんっ♡」

 

 野太い声を漏らし、頭を反らし喉を見せる。このままでは埒が明かないと判断した御手洗は自分から腰を突き上げ、ペニスを一気にマンコに突っ込む。

 

――ごっっっちゅん♡と太く固いペニスが子宮を押し上げる。たった一突きでグレイフィアのマンコは歓喜の絶頂に包まれてしまう。目の前がバチバチと点滅し、そのまま深いアクメに陥ってしまう。言葉が出ずに、声にならない声を漏らし必死に息を吸う。50年ぶりに膣で感じる男の熱さ。固くなっていた膣道を一気に分けられてしまい感覚が追い付かない。感情を処理する前に次の感情がグレイフィアを襲う。

 

「やっば……人妻のマンコってこんなに気持ちが良いのか……くっ、油断すると一気に持ってかれそうだ」

 

「あ”っ……か、は……♡ま、待ってください♡まだ絶頂が続いていて今動かれると……っ♡~~~~~~~~っ!?!?!?♡♡♡」

 

 絶頂が終わる前に絶頂が訪れ、このペニスによって連続絶頂を覚えさせられてしまいそうになる。ずるるるるっとペニスを入り口まで引き抜き、一気に突き上げる。グレイフィアの腰を掴んで、彼女の意思を無視して突き上げる。

 

 ずっと続く絶頂のせいでぴゅっ♡ぴゅっ♡と壊れた蛇口のようにグレイフィアの小さな尿道から潮を噴き零す。経験したことのない深い絶頂に流石のグレイフィアも余裕がなくなってしまう。手コキの時は事務的に、それでいて丁寧に奉仕していたのに今ではすっかりされるがままに。

 

「ぐっ……出したばっかりでこんなマンコに突っ込むとか射精しろって言ってるもんだろ。おいグレイフィア!このまままず一発出すからな。ちゃんと子宮で受け止めろよ」

 

 グレイフィアが特に何も言わずに生でペニスを入れたのでこのまま膣内射精を決め込む。子宮を押し上げ、子宮口に何度も亀頭が密着しては離れてを繰り返す。他人の妻への種付け欲求のみが御手洗を動かし、ペニスがそれに応えるように震える。

 

 亀頭をぷっくりと膨らませ、腰を密着させたままで射精。

 

ぶびゅるっ♡びゅるるるるるるっ♡びゅるるるるるるるっ♡

 

 ゼリーのような半固形の精液が密着した子宮に注がれていく。久々に精液を注ぎ込まれる子宮は歓迎とばかりに亀頭を少しだけ食み、直接中に注がれる様に動く。グレイフィア、御手洗共に腰を痙攣させながら、射精が終わるまで同じ体勢で荒い息をつく。

 

 汗を全身に掻き、お互いにベタベタになってしまっている。

 

「おっ……♡……っ♡」

 

 にゅるんと二回連続で大量の精液を吐き出したペニスが力なく外に出る。また煽られれば回復するのだろうが、彼女の様子を見る限り難しそうだ。

 

 綺麗な顔はなく、白目を剥き鼻水や涎、涙などで顔がぐしゃぐしゃになっており、さっきまで澄ましていた女性の顔とはとてもではないが思えない。別段醜いと思う訳ではないが流石にこの顔を見てもペニスはスンとも反応示さない。

 

 彼女を身体の上から退かすとべしゃりと布団に倒れ込む。レイプされた女性のように布団に突っ伏しながら時折痙攣している。繋がっていたマンコからはごぷっ♡と音を立て白く濁った精液が吐き出されている。どう見てもマンコから射精をしているような勢いでごぷっ♡ごぷっ♡と子宮が飲み切れなかった分が外へと出ている。

 

「あー、やっちまった。少ししか動いていないのにこんなに乱れるって……もしかしてグレイフィアってチョロいのか?んー、魔王の妻だってぐらいだし実力はあるんだろうけど。俺との相性が良かったのか、旦那さんとのセックスが淡白なモノだったのか。どっちか分かんね。とりあえずこのまま放置してるのは可愛そうだし顔だけでも拭っとくか」

 

 顔やら何やらを拭い、気絶しているグレイフィアを放置してお風呂に入る。簡単にセックスで掻いた汗を流し、居間へと戻ると何事も無かったかのように済ました顔のメイドがいた。

 

「もう大丈夫なのか?」

 

「……はい。無様なモノを見せてしまい申し訳ありません。……その思っていた以上に貴方様のオチンポが大きくて乱れてしまいました。どうか忘れてください」

 

「あんなもん見せられたら当分は忘れそうにないな。あんだけの事しちゃったけど、これから本当に俺の処理の世話するのか?」

 

「はい。お嬢様の命令ですし……それにもう一度あの快楽を味わってみたいです」

 

「くっくっくっ……へぇ、旦那の方が魅力的だって言ってたわりには俺のチンポ気に入っちゃったか。そうだなぁ……今度するときは土下座でもしたらしてやるよ。もう駄目だ。魔王の妻だとかグレモリー家のメイドとかどうでもいいや。グレイフィア、俺のもんになれ。旦那とも仕えている家ともそのままでも良いが、俺が呼んだらすぐに来てセックスをする都合のいい女になれや」

 

「…………はい」

 

 少し悩むも答えは変わらなかった。旦那の事は愛している。だけどあの人はもう50年もの間自分を女として見てくれなかった。お嬢様で自身の義理の妹をたぶらかす最低な人間と思いどうせ手コキでもすれば終わりだろうと思っていたのに。実際終わったのはグレイフィアの方だった。

 

 あの熱さと固さを味わってしまったらだめだ。自分の愛撫で気持ち良くなってくれたのも嬉しい。旦那に隠し事をするというのも興奮してしまう。バレたらいけない、してはいけない事だというのに駄目だと言われたらしてしまいたくなる。怖いもの見たさの自分がいる。だからこそ彼の言葉に頷いてしまった。

 

 子宮が屈服し、身体と心が連動し、連鎖的にグレイフィアは堕とされた。

 

「じゃあ暫くの間は俺専用のメイドだな。まぁ体力が戻ってないだろうから今はしないでやる。その代わり今日の夜、お前に土下座させて死にそうになるぐらいハメ倒してやるからな」

 

「はい。楽しみにしております」

 

 リアスが堕ちたのも仕方のない事だったのだろう。義理とはいえ姉妹だからなのか同じ人に堕とされた。そう考えると気持ちが少しだけ楽になる。バレるその日まで彼との逢瀬を楽しむ事にしよう。

 

 グレイフィアはそう自分を納得させた。

 

 




常日頃からメイド物の同人音声を聞いていたからか、想像以上に筆が乗りました。夜中に3時間程度で書き上げた即興物ですが、皆様のオカズの助けになれば嬉しいです。

今回はセリフがポンポン浮かびましたので、グレイフィアに喋らせました。んー、普段もこうであれば良いんだけどなぁ……

メイドしてのグレイフィアを書きましたが、素の自分をさらけ出す続編も書けそうな気が……悩ましい。

まだリクエストは募集していますので良ければ活動報告の方にコメントをくださると嬉しいです。


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大学合格記念パーティー

つい勢いで書いた。

サブタイから分かる通り、今回は未来の話です。いずれ訪れる未来かもしれないし、訪れない未来かもしれない。まぁ、とにかく未来の話です。


「それじゃあ、旦那様の大学合格を記念して、乾杯!」

 

 ヴェネラナの言葉を皮切りに皆が手に持っていたグラスをぶつけて鳴らす。なお、御手洗はまだ未成年だが、冥界製の特別な酒を煽っている。

 

 御手洗の合格記念パーティに集まったのは誰もが御手洗よりも年齢が上の淑女たち。普段はあまり顔を合わせる仲でなくとも、御手洗の群の雌である以上、誰もが文句を口にする事なく賑やかにパーティは進む。

 

「ご主人様、こちらを」

 

 グレイフィアが箸で摘まんで御手洗の口元に運んだのは彼女が作った鳥の唐揚げ。

 

 御手洗の好物の一つで、彼の女であれば誰もが作れる。いや、作れるようになったと言うべきか。料理を知らない、出来なかった娘も彼に食べて欲しいと努力したのだ。

 

「うん、相変わらずグレイフィアの料理は美味しいな。最近、他の娘も作ってくれるようになって惣菜コーナーには足を運ばなくなったよ」

 

 基本的に御手洗の夜は誰かと一緒におり、その相手が手料理を振るまっている。

 

 唐揚げを咀嚼した後はグレイフィアと同じ様に皆が思い思いの料理を口に運んできた。全員の相手をするのは大変だが、きっちりと全員の料理を食べ、感想を言ってあげた。彼の女同士が仲良い事もあるが、それ以上に群れのボス(御手洗)によるフォローが上手く、彼女たちが喧嘩をする事はない。

 

 楽しい時間もあっという間に過ぎ、酒を楽しげに煽っていた全員が食べ頃な感じに酔いが回った。

 

 それは御手洗も例外ではなく、いつもより気持ち王様気分でグレイフィアやヴェネラナの肩を抱き寄せ、唇を奪った。

 

「んっ♡ふっ♡れろ……れろぉー……♡」

 

 鼻から抜ける甘い声を肴にキスは続き、二人だけでなく八坂やガブリエルもキスだけでメロメロにされてしまった。

 

 今日ここに集まったのは四人の女たちだ。

 

 ヴェネラナにグレイフィア、八坂にガブリエル。誰もが一級品の、それも極上クラスの女でそんな彼女たちを妻に一人でも迎え入れられたら人生の運を全て使い果たしたと言われも過言ではないだろう。

 

 そんな彼女たちを御手洗は全員まとめて自分のモノにしており、今のように彼女たちを足下に跪かせてはまるでペットを扱うかのように頭を撫でている。

 

 それに不快感や嫌悪感を抱く者は誰一人としていない。

 

「あぁ♡旦那様の大きな手のひらが私の頭を……♡」

 

「メイドである私を撫でていただけるなんて……♡」

 

「ふふっ♡隆の手はあったかいのぅ♡」

 

「こんな幸せな気分にされると堕天してしまいそう♡」

 

 頭を撫でられただけだというのに、四人は全員が揃って顔を蕩けさせている。へにゃりと目尻を下ろし、触れられている手のひらだけに意識を集中させる。

 

 御手洗以外の男を知らないガブリエルを除いた3人は無意識に触れられている手をかつての男と比べてしまう。触れられた時は嬉しかった、結婚してからも楽しかった。でも、長い悪魔生や妖怪としての価値観が変わり、何時の間にかあんなに熱かった気持ちが冷めてしまった。夫は子供を産ませたら、女としてではなく妻として見るようになり、ムラムラと性欲が溜まっていた。

 

 そんな彼女達をまた女にしたのが御手洗だ。新しい旦那に、新しい主に、新しく生まれた主従へとなり、かつて抱いていた熱よりも熱いモノへと昇華していた。

 

「折角四人もいるんだから、ちょっとエッチな事をしよっか。ほらパンツ脱いで、お尻を俺に向けてよ」

 

 普段通りの喋り方ながらも群れのボスらしい雰囲気を纏った御手洗がお願い(命令)を口にする。全身に電流が落ちたような気分になりながら、ゆっくりと彼を楽しませるように下着を下ろし、命令通りに臀部を向けた。

 

 御手洗の前に並べられた四つのデカ尻。むっちりと肉を蓄えながらも、大人の女性を感じさせる独特の色気を醸し出す魅惑的な女の武器。彼女たちが街でナンパでもすればどんな男でも引っ掛けられるだろう。そんな武器を御手洗だけに捧げる。

 

 たっぷりと肉を付け、少しだけ垂れている尻をフリフリと振るヴェネラナ。

 

 サーゼクス()の息子を産み、御手洗の子供を産んだにもかかわらず垂れることを知らないプリっと上向きな尻を持つグレイフィア。

 

 九重を産み、女としての自分を仕舞っていたが、最近になってまた醸し出すようになった八坂。 

 

 御手洗の子供だけを産み、慢性的な天使不足を少しずつ解決している真っ白な尻を持つガブリエル。

 

 そんな尻たちを前に御手洗は品定めをするように一つ一つ注意深く見つめる。

 

「いやぁ……絶景だなぁ。どの尻もエロくて悩んじゃうなぁ……。そうだ、自分のマンコをアピールしてみてよ。一番エロかった奴のマンコにハメてあげるよ」

 

 そう言うと、御手洗から見て一番右で尻を見せているヴェネラナからアピールが始まる。

 

「私のおマンコは今でこそ旦那様専用だけど、リアスを産む前までは沢山の男のチンポを食べてきたわ。旦那様には以前言ったけど、二十人以上の男を食べてきただけあってチンポの扱いは得意なの♡それに旦那様が気に入ってくれるようにってあれからお毛々は手入れしないで生やしてるのよ♡」

 

 そう言うとヴェネラナは尻たぶを自分で開き、愛液で濡れている女陰とヒク付いている蕾を見せる。

 

 確かに彼女の言う通り、尻穴までびっしりと彼女の髪色と同じ栗色の陰毛が生い茂っている。

 

 愛液で肌にくっ付くようになっている様は卑猥で、ズボンの中で肉棒がビクンと大きく跳ねたのを御手洗は感じ取った。

 

「見えるかしら♡エッチに濡れたおマンコとお尻の穴。ちょっと前から旦那様に喜んで貰えるようにってお尻の穴で練習してるのよ♡どう?私に入れてくれない?」

 

 ヴェネラナがそう言い終えると最後に大きく尻肉を波立たせ、アピールが終わった。

 

 次はヴェネラナの隣で尻を見せているグレイフィアだ。

 

「ご主人様がいつでも好きな時に入れる事が出来るようにと準備を終えているメイドマンコです。ご主人様の子供を産み、よりご主人様の好みに近づいた膣の感触を味わっては頂けないでしょうか♡もしも望むのでしたらこちらのアナルを使って頂いても構いません♡まだ経験のないおぼこな穴ですが、ご主人様が満足されるまでご自由にお使い下さいませ♡」

 

 ヴェネラナよりも丁寧にクールに、それでいて期待を多分に含んだ声色で御手洗()を挑発する。

 

 ヴェネラナと同じ様に尻たぶを広げ、尻穴を見せ付けながら丁寧に説明までする彼女はまさにメイドと言ったところか。

 

 前にアピールしたヴェネラナとは違い、アナルと下品な呼び方で尻穴を表現したのは御手洗的にポイントが高い。またもズボンの中でビクンと肉棒が跳ねたのを感じた。

 

「次は妾のようじゃな♡妾は妻でも、メイドでもないが隆の使い魔じゃ♡お主が抜きたくなったら呼び出せる契約を結んでおるの♡だから、使いたくなれば妾のほとをそのいきり立った棒で貫いていいのじゃ♡最近は九重にも手伝って貰って、よーく解しておるからの♡お主のぶっとくてながーい魔羅を入れてくれんかの♡」

 

 ふりふりと左右に尻を振り、御手洗を挑発するように蕩けた顔を向ける八坂。

 

 母親としての顔や、未亡人としての顔を見せることなく、ただ一人の雌(一匹の獣)の顔だ。身体だけでなく、心も雄に全面的に屈服した()だけが見せる顔をされたらそれだけで股関が疼いてしまう。

 

 狐というだけあって、人の心の機敏には聡く、まるで見透かされたかのような気分になる。

 

「では最後は私ですね。隆さんのおかげで我々天使は少しずつ数が増えていってます。あれから何人も子供を授けてもらい、今ではすっかり母親になってきたとミカエルからも言われてます。でも隆さん、アナタの前でだけは一人の女としていたいの♡アナタの事を考えるとエッチに濡れてきちゃった私のおマンコを慰める為にもおちんちんを下さい♡疼いてきちゃって辛いんです♡こんなエッチな天使で宜しければ隆さんのおちんちんを下さい♡」

 

 先の三人は四つん這いで尻を見せているのに対し、ガブリエルだけが土下座をしながら尻だけを御手洗に向けている。

 

 彼の女の中でも一番の大きさや柔らかさを誇る乳房がぐにゅりと形を歪ませ、後ろから見ているととても卑猥だ。しかも土下座だからか、尻たぶを開く事なく尻穴が丸見えでヒクヒクと痙攣しているのが丸分かりだ。

 

 天使の中でも最上位の存在である熾天使の無様な姿を下等な種族であり、彼等が庇護すべき人間に見せているだけで興奮モノだ。

 

 しまいに彼女は母親としてのプライドや、熾天使としての勤めよりも番である御手洗を優先していると口にしたのだ。そんな事を言われて手を出さないなんて男として生きている意味がない。

 

「よし、一番エロかったのはヴェネラナだけど、一番乗りで入れたくなったのはガブリエルだ。今日一番のチンポを入れてやるからそのままの体勢でいろよ」

 

「は、はいっ♡隆さんのおっきなおちんちんが入ってくるのを待ちます♡」

 

 上げていた頭を伏せ、土下座をしたままの彼女の膣口にペニスを押し込んでいく。

 

 ぬぷぷと膣に飲み込まれていき、あっという間にペニスの全身が温かい膣肉に包まれる。

 

「あったけぇ……エアコン付けてるのに、エアコン以上にあったかいマンコだなぁ」

 

「隆さんに悦んで貰えて何よりです♡エッチなお汁を沢山出してますので遠慮なく、ぱんぱんってして下さいね♡」

 

 まるで二人だけの世界に入った二人を見て、三人はぷぅと頬を膨らませる。幾ら喧嘩をしないといっても嫉妬ぐらいはするのだ。後でちゃんとハメてくれると分かっていても妬いてしまう。

 

「私はご主人様のアナルを舐めますので、お二人は乳首を舐めてあげてください」

 

 三人の中でも奉仕に対して一番、熱と知識のあるグレイフィアの誘導でヴェネラナと八坂は行動する。

 

 ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡と激しいピストンをしている御手洗の傍に近寄ると、ペニスのようにピンっと勃っている乳首に顔を近づけるとれろぉー♡と伸ばした舌で愛撫を始める。

 

 男も女と同じ様に乳首で快楽を得ることが出来る。しかも二人のような美女が奉仕しているだけでも興奮モノだというのに、奉仕を受けている彼の後ろでは尻たぶを指で開いて顔を突っ込んでいるグレイフィアがいる。

 

 ヴェネラナたちのようにヒクヒクとヒク付いている蕾を見つけると、同じ様にれろぉー♡と伸ばした舌で穴の周りの皺をなぞる。

 

 舐められる事を想定していないため、汚れなどが目立つが気にもせずにグレイフィアは舌を動かす。普通の女であれば嫌悪する事を涼しい顔でする彼女はメイドの鑑だ。

 

 主人である御手洗が気持ち良くなれるようにと舌を動かし、ガブリエルとのセックスを手助けする。

 

「んぉ!?ケツに熱いのが……ってグレイフィアか。ヴェネラナと八坂も乳首を舐めるなんてエロいなぁ……。よーし、この気持ち良さを使ってガブリエル、もっと気持ち良くなろうな」

 

 ぐちゃぐちゃに顔を汚しているガブリエルに声を掛けると、グリグリと亀頭で子宮口を詰る。

 

 何度もこのペニスで赤子を孕んできただけあって子宮口はすっかりと口を開き、あともう少し突かれたら完全に口を開いてしまいそうだ。

 

 そうなれば赤子を宿す神聖な子袋にペニスが入ってしまう。そんな危機的状況だというのにガブリエルは気にも留めずに、ただただ快楽を貪っている。

 

 彼の()に堕とされるまでは赤子を産むことこそが今の自分に出来る精一杯だと思っていたガブリエル。

 

 だが、今では彼に身を委ねる事こそが自分の在るべき姿だと思っている。たとえ、神聖な場所を犯されたとしても今のガブリエルには問題ない事だ。そもそも人間よりも頑丈な天使であり、しかも天使の最上位である熾天使だ。

 

 子宮を乱暴に犯されたとしても壊れる事もない。最も、子宮が犯される事までは彼女を作った主は考えてもいなかったが。

 

「あっ♡あっ♡あっ♡隆さんのおちんちんがおマンコの奥をゴツゴツって突いてます♡気持ち良いっ……気持ち良いですっ♡」

 

 心配になるぐらいほっそりとした腰の括れではなく、むっちりとした純白のデカ尻を掴んでぱんぱんぱんと腰を打ち付ける。

 

 エラを張ったカリ首が刮げるように膣壁をなぞり、ペニスを引く際に膣口から膣肉がはみ出そうになる。赤子を孕む為という名目で何度も肌を重ねただけあり、解れに解れた膣肉はやんわりと母が子を抱き締めるようにペニスを包み込む。

 

 痛いぐらいの快楽を与えてくるというのに何度も何度も諦めをしらないかのように肉棒に膣肉がまとわり付く。

 

 そしてついに――

 

「うぉっ!?チンポがゴリって奥に……大丈夫かガブリエル?」

 

「ひぎぃっ!?……っく……だ、大丈夫です♡おちんちんが本当に子宮に入ってくるなんて♡不思議な感覚ですが、大丈夫なようなのでそのまま動いて下さい♡」

 

 丸い亀頭がすっぽりと子宮に飲まれ、カリ首がちゅこちゅこ♡と子宮口を嬲る。

 

 未知の快楽に全身を震わせ、床で潰れている乳房の先からはトロトロと甘い母乳を漏らしている。

 

 後少しでこのアパートともお別れだが、最後とばかりに甘い母乳の匂いを染み付かせるように、ピストンされる度に床と乳首が擦れ、甘い痺れと母乳が溢れる。

 

「んべぇー……んっ♡れろれろ……まさか子宮まで捧げるなんて思いもしなかったわ♡天使のガブリエルが出来るのであれば、私たち悪魔も出来そうね♡今度旦那様を誘惑して、してもらおうかしら♡はむっ♡ぢゅ、

ぢゅぅぅぅぅぅ♡」

 

「そうじゃな♡九重に姉弟を作ってやる為にも子宮の中でザーメンを出して貰う必要がありそうだしの♡妾も隆を誘惑しようかの♡はむっ♡はむっ♡れろれろぉー……♡ぢゅずずずずっ♡」

 

 乳首に舌を這わせ、熱い吐息を掛けながらヴェネラナと八坂は相談をする。

 

 ガブリエルのように子宮を捧げ、全てを彼に染めて欲しいヴェネラナと、(九重)に新しい姉弟をあげようと画策する八坂。

 

 何度も彼に抱かれているが、中々身籠もれていないので、子宮に亀頭を埋め込んだら出来るのではないかと八坂は悪い笑みを浮かべる。

 

 唾液をたっぷりと乳首にまぶし、乳首周りに浮いてきた汗ごと下品な音を立てて吸引する。

 

 二人にちゅうちゅうと吸い付かれた乳首は真っ赤に腫れており、息を吹きかけられただけで御手洗は身体をビクンと跳ねさせる。

 

「タマタマもぐぐっと持ち上がってきました♡気持ち良く射精出来るようにもっとアナルを舐めますね♡ぢゅぷ、ぢゅぷ♡じゅるるるるるっ♡ぶちゅっ、ぢゅっ♡♡♡」

 

 括約筋の伸縮が激しくなり、ペニスの下でぶら下がっていた陰嚢の様子から射精が近いと悟ったグレイフィア。

 

 主人が満足のいく射精が出来るようにとアナル舐めのスピードと勢いを上げていく。

 

 尻肉の間に浮かんだ汗の匂いも混ざった酷い匂いが鼻を掠めているというのに、彼女の顔は恍惚している。間抜けなぐらい舌を伸ばし、舌の届く限界までベロベロと肛肉を舐める。

 

「あー、出る……このまま子宮に亀頭入れたままガブリエルに種付けする。何人目かも忘れた子供をまた孕ませてやるからな」

 

「はいっ♡はいっ♡隆さんの赤ちゃん、もっともっと欲しいですっ♡天使の未来なんか関係なく、もっとアナタと私の愛の証が欲しいですっ♡」

 

 快楽で思考がぐちゃぐちゃになり、遂に本音をぶっちゃけた。まぁ、口にしなくても彼の女たちは皆同じ願いを持っているのであまり意味はないが。

 

 熾天使の勤めなどどうでもよく、愛している男との証が欲しいと言われたらもうダメだ。

 

 御手洗の残っていた僅かな理性すらも本能が灼き尽くし、獣のようなうなり声をあげながら激しいピストンでガブリエルを責め立てる。

 

 ぐっちゅっ♡ぐっちゅっ♡と結合部からは肉棒と女陰が擦れる音と、体液が混ざり合う水音が響く。

 

「イくっ♡イきますっ♡隆さんのおちんちんでイっちゃいますっ♡」

 

「イけ!天使でも何でもない雌になってイけ!」

 

 子宮の奥に亀頭を押し込むようにぶつけると膣肉全体が激しく痙攣を起こす。

 

 ぎゅぅぅぅぅ♡と膣道が狭まり、中に入っているペニスに絶頂していることを教える。そんな絶妙な圧力に限界寸前な肉棒が耐えられる筈もなく、

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 亀頭を子宮に潜り込ませたまま、勢い良く吐精してしまう。今日最初の一発だけあって半固形を通り越して固形のような精液が子宮内に溢れていく。

 

 びゅるびゅると注がれずっしりと子宮が重くなっていく幸せを感じながら、だらしなく身体を振るわせる。

 

「あぁん♡ザーメンが子宮に直接出てて……火傷しちゃいそう♡」

 

「……やべ、射精止まらねぇ……っ!」

 

 何度も膣内でペニスが脈を打ち、その度に大量の精液が吐き出され子宮だけでなく膣までもが真っ白に染め上げられていく。

 

 子宮内には常に新鮮な精液が出され、新しく出てくる精液に押し出されて古くなった精液がやがて結合部から零れ落ちる。

 

 肉付きの良い太腿を伝って垂れていき、お漏らしをしたかのように床を濡らしていく。

 

 そんな二人の様子を見て、次は自分の番だとアピールするかのように乳首や肛門を舐め、存在感を示す。

 

 結局、四人全員を抱き終わった頃には朝日が昇っており、ほぼ半日、御手洗は休むことなく女を抱き続けていた。

 




本当は四人分のセックスを書きたかったけど、疲れたのでガブリエルだけで終わりです。

というか当初は一番エロくアピールを表現できたヴェネラナにハメる予定でした。でも、なんかこの手のアピールって最後にした人がご褒美を貰えているイメージがあったのでガブリエルにハメちゃいました。

四人ものキャラを同時に喋らせるの疲れた。楽しく書けたけど、暫くはいいやってぐらい。でもノリノリで書けましたね。深夜に二時間ほど一人でカタカタしてるのは不気味だったけど。


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クリスマス

メリークリスマス


 

 季節は冬。1年もあと僅かで終わる。

 

 街は恋人だらけで賑わっていた。そんな中、

 

「お待たせしました」

 

 少しだけ髪を乱し、呼吸を整えている金の少女。彼女を待っていた男――御手洗は俺も来たばかりだからと返事をする。

 

「えへへ、何だか本で見た恋人のやり取りをしちゃいました♪」

 

 彼女――アーシア・アルジェントは照れくさそうにそれでいて嬉しそうにはにかんだ。

 

 今日はクリスマス。恋人たちが賑わう街に御手洗はアーシアとウインドウショッピング……またの名をデートに来ていた。

 

 夜は彼のハーレムメンバーと共に過ごすと予定が埋まっているが、昼はアーシアと過ごすことが前もって決まっていた。

 

「では行きましょうか」

 

 自然とアーシアが腕を絡めてくる。服越しに伝わる柔らかさを腕で味わいながら2人は歩を進める。

 

 街を歩き、アレは〇〇に合う、こっちは〇〇に合うと見ているだけでも楽しいデート。クリスマスプレゼントは既に買い込んであり、今日は本当に見て回るだけだ。

 

 他のデートでも良いと御手洗はアーシアに聞いたのだが、アーシアは普通のデートらしいウインドウショッピングをしたかったようだ。

 

 良いなと手に取った商品の金額の高さに目を丸くしたり、逆に安い商品に驚いたりと商品を見て感想を言い合うよりも、御手洗的には表情をコロコロと変えるアーシアを見ている方が愉しかった。

 

「あれは……」

 

 そんな中、アーシアが遠目でとあるグループを見つけた。

 

 御手洗やアーシアの通う高校でも有名なグループ、通称変態三馬鹿が声を大きくして歩いていた。

 

 彼らは街歩くカップルにツバを吐くように不満を口にしていた。有り体に言えば恋人がいないのを僻んでいた。

 

 三馬鹿の中心人物は兵藤一誠。かつてアーシアにとっての想い人だった男だ。しかし、今のアーシアは違う。明らかに周りへ迷惑をかけている彼を見て軽蔑の色を瞳に宿していた。

 

「アーシア?」

 

 御手洗が尋ねると、彼らへ向けていた視線を消し、御手洗へ向ける。

 

「いいえ、なんでもありません。それよりももっと見て回りましょう♪」

 

 腕を絡めるだけではなく、頭をちょこんと寄せてくる彼女を支えながら御手洗とアーシアは人混みの中に紛れていった。

 

 それはまるで、もう二度と兵藤とアーシアの道が交わることはないかのように。

 

 ・

 ・

 ・

 

 冥界にあるグレモリーの屋敷で、御手洗のハーレムメンバーたちとパーティーを済ませたあと。

 

 クリスマスはイブも含めて2日あるので彼に抱かれるメンバーを分けていた。

 

 グレモリーの屋敷でも1番立派で1番大きなベッドの存在する部屋の中は酒池肉林状態。彼に抱かれた女たちが淫らに横になっている。

 

 その中でアーシアだけがまだ抱かれていなかった。昼間のデートを譲って貰ったので、抱かれるのは最後にとアーシアらしい考えだった。

 

「まずはお掃除しちゃいますね♡ ん……ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ れぇ……♡」

 

 アーシアの前で見せつけるかのように仁王立ちをし、ペニスを突き付けていた。

 

 アーシアを除いたメンバーの愛液や御手洗の精液がこれでもかと付着したペニス。酷い匂いを放っているそれをアーシアは気にせず、僅かに尖らせた唇を捧げる。

 

 かつてシスターだったアーシアのキスする姿は神聖さがある。本来であれば彼氏や夫の唇にのみ捧げられ、グロテスクなペニスに触れるなどあり得ない。

 

 しかし、アーシアはこれが好きだった。

 

 勃起はしているが、まだ完全な状態ではないそれにキスをし、舌を伸ばして汚れを掬う。何度も味わっているのに、口に入るだけで頭を蕩けさせる。

 

「あー……むっ♡ ん、ちゅる、れぇ……♡ んっ……んっ……んっ……♡♡♡」

 

 頬張り、唇や口内を使ってペニスへ奉仕しているとムクムクと元々大きかったモノが更に膨らんでいく。

 

「アーシア、もう我慢できない」

 

「……っぷぁ♡ はい……♡」

 

 御手洗の言葉を聞いて笑みを1つ浮かべたアーシアはコテンとベッドに倒れる。

 

 雰囲気作りも兼ねた薄暗い照明がアーシアの裸体を照らす。御手洗に抱かれてから色気を増した成長期の身体。腹は引っ込んでいるのに、胸や尻にたっぷりと付いたのはそれだけ御手洗に愛されたから。

 

 自慢の身体でもあるそれを見せつけ、足を開く。

 

 指で愛液に濡れた筋を広げて準備完了。

 

「隆さん、来てください……♡」

 

「あぁ……」

 

 寝転んだアーシアの身体に重なる御手洗の身体。アーシアの奉仕によって後は発射待ちとなっていたペニスが膣内へ飲まれていく。

 

 幾度となく、御手洗のペニスを咥え込んできた膣肉はトロトロに柔らかく、それでいて適度な締付けがある。

 

 根本まで埋まると、アーシアと御手洗は口づけを交わす。キスの興奮で膣内でペニスが跳ね回る度にアーシアの口の端からは甘い声が漏れる。

 

 それでもキスは終わらない。互いの瞳を見つめながら舌と舌を絡め、唾液を交換し合う。

 

「んちゅっ♡ ちゅぅぅぅ♡ じゅるるるっっっ♡♡♡」

 

 しかし、互いの身体が我慢できなくなり、キスをしながら腰をヘコヘコと動かし合う。セックスをしながらのキスではなく、キスをしながらのセックス。

 

 我慢なんて言葉は何処へやら、アーシアに許可を取ったり取られたりすることなく絶頂し合う。

 

「〜〜〜っっっ♡♡♡」

 

 トクトクと注がれる欲望の詰まった遺伝子に子宮を焼かれ、アーシアの口からはくぐもった声が出るばかり。

 

 射精をして終わりではなく、またもキスを続け暫くすればまた腰を振り合う。

 

 言葉は交わさず、キスをしながら見つめ合う瞳でのアイコンタクト。

 

 復活したハーレムメンバーたちが羨ましそうに見てくるも、今はアーシアの番。完全に2人の世界に入ったまま愛し合う。

 

 性の6時間では終わらず、夜通し御手洗はメンバーたちと愛し合った。

 

 




本当に本当にお久しぶりです。
久々な癖に文字数が少なくて申し訳ないです。ネタは浮かぶも本文を書けずにずっといて、シーズンな事もあって好きなキャラで頑張ってみました。これを期にまた少しずつ書いていきたい。やっぱりアーシアが大好きだからね。
久々に書くともはや地の文がかつてと違い過ぎるのが困る。台詞も言わなさそうとか思ってしまい、地の文を増やして読み辛くなっているのも反省点。次に活かしたいなぁ。
書きたいプレイを書き尽くしているのも困っている点ですね。募集をしても、次に書く気が起きるのがいつになるやら……。本当に申し訳ないです。


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本編 一学期編
リアス①


特に時系列は考えていません。


 リアス・グレモリーは有体に言えば性欲を持て余していた。勿論彼女も年頃の上、彼氏もいるのでセックスを使って発散することは出来る。だが、彼女の彼氏である兵藤一誠とのセックスでは物足りないのだ。

 

 リアスが学校の生徒に秘密にしている自身が悪魔だという事を除いても彼とのセックスで一度とて満足に終わったことはない。おかげで彼とのセックスで煽られた性欲だけが彼女の中で激しい炎となって燻っているのだ。

 

 高校生とは思えない肉付きの良い身体。男子生徒にはオナニーのおかずとなってしまっている彼女の身体は女性の理想と言ってもいい。すなわち、出るところは出て引っ込むべき場所は引っ込んでいる。

 

 今日も一誠とのセックスを終え、彼が帰ったのを確認すると思案に耽る。性欲を発散させるのにちょうどいい相手はいないのかと。確か自身が部長を務める部活―オカルト研究部の副部長である姫島朱乃が言っていた気がする。駒王学園には、学園一のデカチン男が居ると。

 

 ただリアスの記憶が確かであれば件の男子生徒は童貞だった筈だ。クラスの女子がそんな事を言っていた気がする。一誠以外の男と交わるのは女としてどうかと思わなくもないが、元を辿れば彼のセックスが拙いのがいけないのだ。自分よがりの腰振りに普通サイズのペニスがいけないのだ。リアスは問題を彼に押し付けることにした。

 

 翌日。件の少年を放課後に探す。噂が正しければ彼は放課後になると図書室に籠って勉強をしているらしい。別段、成績が良くガリ勉なわけでもないみたいだが、ゲームに耽って成績を下げたことを親にバレ、小遣いが減らされるから勉強をしているようだ。

 

 図書室に入って目に入ったのは静かな空間。放課後にも開放されている図書室は人の気配が全くしない。駒王学園は部活に力を入れている学園で、多くの生徒は何かしらの部活に所属している。そのせいか、解放されているにも拘らず図書室には生徒がいない。

 

 きょろきょろと彼の姿を探し回る。人が居ないと言っても元女子校な上、共学化に合わせて新設された校舎は広い。図書室も改築され、多くの本が貯蔵されている。その分机も多くなったのだ。柱の陰などを探していると、机に向かっている生徒が見つかる。多分彼が、件の生徒だろう。

 

「ちょっといいかしら」

 

「っ!?」

 

 声を掛けると驚いた顔をして振り返られる。初めて見た彼の顔は実に平凡だった。醜いわけでもカッコいいわけでもない。ありふれた顔で、それが却ってリアスには新鮮に映る。彼女が部長を務めるオカルト部は美人のリアスがトップにいるだけあって、他の生徒たちも皆美形揃いだ。リアスと朱乃二人は駒王の二大お姉さまと言われるほどの人気があるし、リアスの彼氏である一誠も普段の行いに目を瞑ればイケメンではある。王子様と呼ばれる子や、マスコットとまで言われる子がいて、だからこそ平凡な彼の顔はリアスにとって新鮮なのだ。

 

「えっと……グレモリー先輩、ですよね?」

 

「ええそうよ。そういう君は……確か御手洗君よね」

 

「はい、確かに自分は御手洗ですけど。先輩が自分に何の用でしょうか。正直なところ全く心当たりがないのですが」

 

「まぁ、君からしたらそうでしょうね。んー、ここだと万が一があるし、うちの部室に移動しましょ。今日は部活も休みだから誰も居ないから大丈夫よ」

 

 御手洗からすれば大変な状況だ。リアス・グレモリーと言えば高嶺の花。いわば自分とは住んでいる世界が違う。

 

 そんな彼女からお誘いをされ、あまつさえ二人っきりになる提案。断れるはずもなく頷いてしまう。机の上に広げていた勉強道具を手っ取り早く鞄に詰めると図書室の入り口で待っているリアスの許へと足早に駆け寄る。

 

 彼女の先導で部室に入ると思わず慄く。オカルト研究部と言う名前だけあって部室に置いてある小道具はどれもがおどろおどろしい。透明な髑髏や、金色の杯。室内の至る所に不思議な絵が壁に掛けられている。オカルトに対して知識のない彼からすると不思議な空間だ。

 

 更によく見ると部屋の奥にはシャワー用の空間があり、その近くにはカーテンで閉ざされている脱衣所もある。

 

 放課後の事もあり夕陽が帰って部室が妖しさを増す。しかもリアスは照明を付けるよりもソファーと一緒に備えられている長方形の机の上にある蝋燭に火を付ける。それが却って余計にオカルト研究部がオカルトだという事を実感させる。

 

 リアスは立ちすくんでいる彼をソファーに座らせる。座ったのを確認するとポットに入れてある紅茶をカップに注ぎ彼に出す。朱乃が淹れただけあって風味豊かでリアス好みの味だ。

 

 緊張して震えている彼を見ると何か胸の中がザワザワする。一体何かしらと内心首を傾げるが、心の中にしまっておく。今はそれよりも大事な事があるのだ。

 

「さて、あなたを此処に呼び出した事なのだけど」

 

「は、はいっ」

 

「ふしだらな女と思わないで頂戴ね。えっと……その、あなたがデカチンって言うのは本当なのかと疑問に思ってね」

 

「うぇ!?……え、あー、いや、その……ネットで調べた感じではそうみたいですね。確かに、トイレとかする時に出し入れするのが大変ですけど。俺からしたらこれが普通なんですけどね」

 

 幾ら同性と言えどペニスのサイズを比べ合ったりしない。そもそも高校生と言えば性に一番敏感で、だからこそ他者と自身の差を比べたくならない。もし自分が目の前の男よりも男性として魅力がなかったら、そう思うと誰もが比べられないのだ。なので、何時も口をつくのは誰がエロいだの、誰で抜いたのだの、男子生徒であれば当たり障りのない下ネタばかり。

 

 彼が肯定するのを見てリアスの口角が思わず上がる。無意識の行動ながらも彼女はその事に気が付く。燻っていた情欲の炎が激しく燃え上がるのを感じる。

 

「ふーん、普通ねぇ……君さえ良ければ私に見せてもらえないかしら。デカチンって言うのも興味あるのよね。デカいって言うのもどれぐらいかも分からないし」

 

「……本気で言ってます?第一、先輩って兵藤と付き合ってるって聞いてますけど」

 

「ええ、イッセーとは付き合ってはいるわ。彼の事は愛しているわ。でも、身体の相性は別みたいなのよ。端的に言えば彼のとのセックス、あまり気持ち良くないのよね」

 

 強烈なカミングアウトの一撃に御手洗はダウンしそうになる。彼にとってセックスは自分とは違う世界のモノで、いつかできたらと思う程度のモノでしかない。勿論、彼もまた性に多感な少年だけあってオナニーぐらいはするがセックスは画面の向こう側。

 

 彼にとって一つ年上の先輩の発言はそれぐらい衝撃的だったのだ。無意識に彼女の身体をチラ見してしまう。

 

 彼女の特徴である紅い髪。大きく開いた目に、スッと伸びている鼻。薄すぎずかと言って厚くもない朱色の唇。極めつけはモデル顔向けの高身長。

 

 制服を大きく押し上げる豊満な胸元。学園の情報通の男子が言うのであればバストは99だった筈。ごくりと生唾を飲んでしまう。下に視線をずらすと胸元以上にインパクトのある臀部が目に入る。部室に来る間、彼女の後ろを歩いてきたがフリフリと揺れていて魅惑的だった。

 

 スカートで見えないが、肉の詰まった尻肉が形をむにぃっ♡と歪ませてソファーの上に乗っているのだろうか。年頃の少年には目に毒な光景だ。

 

「み、見せるって此処で、ですよね」

 

「ええ、そうよ。恥ずかしいのであれば私も脱ぐわ。君だけ見せるのは不公平だろうし、私は契約っていうモノを大事にしているの。君がデカチンを見せる対価に私の身体を見せてあげる。それじゃあ駄目かしら」

 

「おねがいします!」

 

 羞恥心よりも、目の前の極上の女の裸体を見たい本心が勝る。駒王学園を代表するお姉さまの裸体だ。この機会を逃せば絶対に後悔する。そう思って御手洗はズボンに手を掛ける。

 

 言葉だけで興奮した愚息が引っかかって中々ズボンが下がらない。そんな彼を見かねたリアスは手伝いをすることにした。

 

「そんなに急いでは危ないわ。ほら、私も手伝ってあげるからゆっくりズボンを降ろすのよ。まぁ、私の裸を見れるからってそんなに興奮してもらえるのは悪くないわね」

 

「は、はいっ!ありがとうございます」

 

 何処か子供っぽい御手洗を見てまたリアスの胸の中が騒めく。流石にそう何度も騒めくとリアスでも気付く。今自分が抱いているのは母性本能というモノだと。一つ下だというのにまだまだ子供みたいな仕草や行動する彼を見て愛おしい、守ってあげたいと思ってしまう。

 

 一つ下と言うが正確には違う。オカルト部の仲間と生徒会の連中を除いてリアスは学園に隠している事がある。リアス・グレモリーが悪魔だという事だ。人間とは違う生き物であり、今は隠してはいるが実際には背中に悪魔の印である漆黒の羽も持っている。長寿な種族の事もあり悪魔換算では人間の高校生の年頃であるリアスと御手洗は結構年が離れている。

 

 更に、彼の考えているように住んでいる世界も違う。彼女は慈愛のグレモリーと悪魔の住む冥界では有名な一族であり、いずれ甥に譲るとはいえとはいえ次期当主だ。

 

 脱ぎかけのズボンに手を掛け、赤子をあやす様に優しく慎重に下ろしていく。彼氏である一誠にもした事のないことながらも出来るのは母性本能のなせる術か。ズボンが床に落ちるとリアスの目に入ったのはパンツにくっきりと形を浮かばせている御手洗のペニス。

 

 一誠とは比べ物にはならないぐらいに大きいのがパンツ越しにでも分かる。見ているとじゅんっ♡とリアスの腹の中が疼く。ああ、この男らしいペニスを腹の内で受け止めたいと。

 

 まだ触れても直接目にしたわけでもないのに鼻を突く雄の匂い。濃厚な雄の香りがリアスの思考を蕩けさせる。瞳をドロッと濁らせるとパンツに手を掛け一気に下ろす。

 

ブルンっ♡

 

 勢い良く飛び出たペニス。海外の男優サイズと引けを取らない太さと大きさ。更には漂ってくる熱気。雄として優れている証がリアスを魅了する。オナニーのし過ぎで赤黒くなった亀頭。亀頭から竿の間にある大きく傘を広げるカリ首。カリ首は高く、膣肉を削ぎ落すのに特化している。竿にはドクドクと脈打つ血管が幾つも浮かんでいる。竿の下にある玉すらも大きくゴルフボールほどだろうか。反り返りも圧倒的で、腹にくっつくのではないかと思う程勃起している。普通の女子であれば恐怖し、一生モノのトラウマになるだろうに、リアスは視線を奪われてしまう。

 

 現在悪魔と言う種族は子供が少ないという状況が長く続く。別の種族の生物を悪魔に変化させる事で何とか凌いでいるが、いずれも時間の問題だ。だからこそか悪魔と言う種族の女は雄として優れているモノを見ると惹かれてしまう。リアスもその例に漏れず、目の前の強大な男根に惹かれてしまった。彼氏が居るというのに。

 

「や、やっぱり大きいんですかね。自分ではよく分からなくて」

 

「おっきいわ♡こんなの魅せられたら女なんて誰でも堕ちちゃうわよ。おっきいだけでなくそれにあつぅい♡匂いも濃くてあなたのチンポ、凄いわ。百点満点よ」

 

「そ、そうですか。先輩に褒められると嬉しいものですね」

 

 全生徒の憧れの存在が自分のペニスに夢中になっている。雄としての優越感に浸っているような感じだ。右に左にとペニスを動かすとリアスの視線もまたズレる。まるで猫じゃらしを前にした猫のように。

 

 リアスに見られて亀頭の先端からはぷくぅ♡と先走りの風船を膨らませる。透明ながらも何処か白い風船。少し膨らむとぱんっ♡と弾けてしまった。

 

「……スンスン……はぁ。本当にすごいわぁ……ってそうだ。君の見せてもらった代わりに私の裸を見せなきゃいけないわね。ほら、見て頂戴。私の胸、おっきいでしょう?私も女だし視線には敏感なの。さっきも君が見ているのも気付いてるわよ?ほら、触っても良いのよ」

 

 制服の上を脱ぐと髪の色と同じ紅色の下着が顔を出す。ぱちんっとブラを外すと重力に従って跳ね回る乳房。物心ついて初めて見る生の乳房に喉を鳴らしてしまう。リアスの導きに従ってゆっくりと触れる。

 

 下乳から抑えるように持ち上げる。ずっしりとした乳肉の重みに思わず声が漏れる。そんな童貞丸出しな御手洗の様子にクスクスとリアスが笑う。恥ずかしくなって赤くなった顔を背けてしまうが、それでも手は乳房を持ち上げたまま。

 

 ふるふると揺れる乳肉は初体験なモノで、彼の心を掴んでしまった。すっかり夢中になって乳房を揺らし続ける。

 

「もう、そんなに揺らすのも良いけど先っぽとか触らなくていいの?イッセーとはまだ付き合ったばかりだからそんなに触れられてないのよ?んふふ、男の子ってこういうの好きなんでしょ?女の体験を奪うって言うの?自分って言う雄を刻みつけるって言うのかしら」

 

 豊満な乳房の先には綺麗な薄ピンク色の乳首が鎮座している。よく巨乳は乳輪もデカいと聞くが、彼女の場合はさらに乳首も大きい。大の大人でも吸い応えのありそうなデカ乳首。下品に言葉にするのであれば乳首チンコと言ったところか。流石に子供サイズですらないが、情欲を煽りながら乏すのであればコレが最適だろう。

 

 まだ男に吸われ慣れていない乳首は御手洗を誘惑するかのようにヒクヒクと空気に当てられて反応している。蜜に誘われる蝶のように乳首に顔を近づけていく。

 

「あら、そんなに私の乳首が気になるの?いいわ。あなたの好きなように触りなさいな。触るもよし、揉むもよし、舐るのも吸うのも構わないわ」

 

 許可を貰い口に含んでみる。まず感じたのは甘い薔薇のような匂いだ。部屋に備え付けられているシャワーでも浴びたのか薔薇のようなボディソープの匂い。彼のもとに行く際に汗を流していたからだ。

 

 ボディソープの匂いに交じって彼女本来の甘酸っぱいような匂い。例えるならばオレンジやレモンだろうか。柑橘系の果物に似た匂いが漂ってきて剥き出しにしているペニスに響く。

 

 見た目通り乳首は吸いやすく。口内に全身が埋まる。少しづつ芯を固くしているのか吸うたびに固くなり、それが余計に吸いやすくさせる。

 

 赤子に戻ったかのように夢中で吸っていると突然頭を撫でられる。突然の事で顔を上げるとリアスが慈愛に満ちた顔で撫でていた。

 

「えっと、先輩?」

 

「黙って頭を撫でられていなさい。貴方がおっぱいを吸っている間撫でていてあげる。ほら、ね?」

 

 彼女の言う通りに従って乳首を吸い込むのを再開する。母親に頭を撫でられているような不思議な感覚を抱きながらも性欲を発散させるために吸い続ける。

 

 口の中に入り込んだ乳首を舌で舐めあげる。コリコリとした触感の乳首はちょっとした舐め上げでは微動だにせず、少し力を入れて舐めあげなければ動かない。だが、力を入れ舐めるとリアスがビクンと身体を震わせてくれる。この極上の女を感じさせているのだと雄の本能が満たされる。

 

 舐めるだけでなく前歯を使ってはぐっ♡はぐっ♡と甘噛みをしても体を震わせて感じてくれる。舐めるよりも甘噛みの方が感じるようで、頭を撫でるのを中止しぎゅうぅぅぅ♡と力を入れて胸に抱き寄せられる。快楽から逃れるための動作のはずなのに、それが甘噛みしてくれと催促しているようで却って膨大な量の快楽を受け止めることになるのだが、それでも抱きしめざるを得ない。

 

 年下の其れも今日初めて会話をしたばかりの少年に感じている事実をリアスは客観視してしまう。時折耳にする身体の相性。彼とはそれが合うのではないかと。自身の彼氏である兵藤一誠は生来の性欲もあり、自分よがりの愛撫ばかりだ。相手を感じさせるのではなく、自分が気持ち良くなればそれでいい。女がヨガっていれば自分も満たされる。相手が只のMであればいいかもしれないが、残念なことにリアスは慈愛の一族だけあって、お互いを思いやる愛撫の方が好ましく思う。

 

 したことはないが、一番相性がいい愛撫はシックスナインだろう。リアスが上になるのか相手が上になるかは別として互いの秘所を指や口、舌で愛撫をするのだ。相手の刺激を受け止めながらも、目の前の異性の秘所を刺激する。あぁ、なんて理想的な男女の営みだろうか。

 

 ちゅぱっ♡と口から乳首を離すと自然に乳首と口との間に透明な唾液の橋が出来ていた。ぷつりと真ん中で切れると橋は崩落してしまった。しかし、唾液にまみれた乳首は健在でテラテラと光る乳首は魅惑的だ。ツンと尖っていながらも固さと柔らかさを兼ね備え、ふるふると震えている。

 

「もうっ♡跡が付くまで吸っちゃってぇ。イッセーに見られたら大変な事になっちゃうわ。んふふ、でもこんなになるまでしゃぶっちゃって、そんなに美味しかった?」

 

「はい、先輩のおっぱいとても美味しかったです」

 

「そう……ストレートに言われると照れるわね。さて、私を気持ち良くしてくれたお礼に貴方も気持ち良くしてあげないとね。さっきから私のお腹に固いチンポが当たってて気になって仕方なかったわ。ねぇ、貴方はどういう風に気持ち良くしてほしいの?」

 

「……でしたらしてほしいのがあるんですけど」

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 

「ふぅん、やっぱり男の子ってこういうの好きよね。よいっしょっと。うわぁ、イッセーのと違って挟んでも間から亀頭が出ちゃってる♡こんなに近くだと匂いも濃くて頭おかしくなっちゃうわ♡」

 

 ソファに腰を深く落とし、そんな御手洗の前で跪くように膝立ちになりながら乳房でペニスを挟む。

 

 むにゅりと魅惑の果実に包まれたペニスは彼女の言う通り、99という巨大なバストでさえも覆い隠すことは出来ず、顔である亀頭部分が顔を出している。竿の部分に纏わりつく柔らかい乳肉は汗を掻きながらも何処か冷たく、しっとりとしていて大変気持ちがいい。

 

 学園のお姉さまであるリアスを跪かせている非日常っぷりに余計興奮を覚える。ペニスから顔を離さず、ジッと見つめている。しかもいつの間にやら大きな瞳の中にはピンク色のハートマークが浮かんでいるようにも見える。散々煽られてきた性欲が爆発し、リアスはすっかり発情してしまっている。おかげで、今の彼女を男が見れば暗がりに連れ込んでレイプしそうな程の色気を醸し出してしまっている。そんな女を前に生唾を飲み込まない男が居るとすればそいつはホモか不能だ。

 

 更には彼氏である一誠と無意識か意識的にか比較して御手洗を褒め称えてくれる。よほど彼氏である一誠とはセックスが上手くいってないようで、御手洗のペニスを見る度にうっとりとした溜息を洩らしながら呟く光景は何とも言えない優越感を覚える。

 

「先輩のおっぱいすっごぉ」

 

「ふふっ、口から涎が零れちゃってるわよ。そんなに悦んで貰えると嬉しいわ。それじゃあ動かすわね。んしょっ♡んしょっ♡おっきくておっぱい動かすの大変だわ♡それに匂いがおっぱいに染み付いちゃいそう♡マーキング……かしら?このおっぱいは自分のモノだっていう。んふふ、我慢汁と汗で上手く滑るわね。ぬっちゅっ♡ぬっちゅっ♡ってエッチな音がしちゃう。どう?気持ちいいかしら?」

 

「は、はい……油断すると直ぐ出ちゃいそうです」

 

「んふふ、構わないわよ。こんなにおっきいんだもの。一回出しただけじゃあ満足しないだろうし、貴方が満足するまで今日はエッチしてあげる。ってあら?……んー、何時の間にかエッチが目的になってるけどいっか。こんな大きなチンポだもの。次何時味わえるか分からないし」

 

 肉厚で密封された谷間の中はペニスを押し返すように圧を掛けてくる。普段のオナニーとは比べ物にもならない快楽が脳内に回りバチバチと目の前で火花が飛び散っているかのよう。それでありながら、汗と先走りでほど良いぬめりがあり、すんなりと乳肉の間をずり動く。ペニスを圧迫する乳肉を掻き分けていく感覚は御手洗の興奮をこれ以上なく煽る。

 

 にゅるるるっ♡と亀頭を覆うように乳房を持ち上げるとじゅぷんっ♡と竿の根元までズリ降ろされる。慣れているような一連の動作の中で密着した乳肉がペニスに吸い付き、オナホとは違う柔らかい圧迫が与えられる。

 

 その一連の動作をリズムよく上下、上下と繰り返されると御手洗の口からは心地の良いため息が何度も漏れる。寒い外から帰ってきて熱いお風呂の入った時のような声。安心しきるような声にリアスは気分を良くする。

 

 悪魔と言えば欲求に素直で、自分本位な生き物と思うかもしれない。多くの悪魔はその通りなのだが、一部の悪魔は違う。違う世界であれば仲魔と呼ばれるような存在で、身内であれば例え悪魔だろうとも大事に甘くなるという性質を持っている。そんな性格が遺伝し、グレモリー家は慈愛の一族と呼ばれているのだ。

 

 リアスにもその血が確実に流れており、自分の眷属である悪魔や家族ぐるみで付き合いのある悪魔やその関係者には度を越して甘い対応をする。なのに今日あったばかりの御手洗に向けるこの感情は何だろうか。

 

 ただの気の迷い?母性本能に突き動かされているだけ?いやどれもが違う。言うなれば彼女は雌の本能に従っているに過ぎない。先に言ったように悪魔は絶滅間際とまでは言わないが種族の危機を迎えている。それゆえ、繁栄させるように少しづつ意識が変えられ、今まさにその意識が切り替わったのだ。

 

 優秀なペニスを持つ男の子を孕みたい。この男と一緒に居たいという。恋愛や親愛とは違う、本能による隷属。悪魔の中でも立場のあるグレモリーの令嬢であるリアスは本来であれば奉仕をすることなどありえない。彼氏とのセックスでも基本的には受け身で、一誠にされるがままだ。

 

 彼がパイズリしてほしいと言えば乳房を寄せ谷間を作って待機。直ぐに彼が勃起したペニスを突き入れセックスするかのように腰を振るので、リアスが手伝う事は少ない。しいて言うならば頑張って亀頭を覗かせたら舌で舐めてあげるぐらいだろうか。セックスの時も同じで正常位や後背位の体勢で待っていれば彼が勝手にする。

 

 だからこそ、今リアスが御手洗にしている奉仕は滅多にあるものではない。普通の恋人がするかのように、乳房をずり動かし、ペニスを刺激し男を悦ばせる。

 

 張りのある乳房はモチモチとした弾力がありながらも、谷間に咥えたペニスのカリ首の段差を埋めるかのように密着する。隙間一つないぐらいに密着し、動かすたびに御手洗専用の乳穴に変化していく。

 

「あ、あの、先輩さえ良ければ亀頭舐めてくれませんか。ズリズリってされるのもいいんですけど亀頭が寂しい、です」

 

「良いわよ。ならこうやって……れろっ♡れろっ♡すっごいしょっぱい。先走りを舐めても舐めても溢れてきちゃう♡ぷっくりと亀頭が膨らんできてもう我慢の限界かしら。あむっ♡ちゅるっ♡じゅるるるるるっ♡ぷはっ♡れりょれりょれりょっ♡」

 

 舐めるだけでなく亀頭を咥え口内で舐る。溢れ出る先走りが口内に溢れ、飲み込まなければ口から零れてしまう。

 

 こくりと喉を鳴らし飲み込むと喉がカッと火傷したかのような熱を覚える。まだ先走りだというのに粘っこく、喉に張り付きそうな程。唾液と一緒に混ぜ込み飲み込むのがやっとだ。本番である精液が出たらどうなってしまうのだろうか。そう考えるだけでリアスの秘所が濡れていくのを感じる。

 

 スカートで隠れてるから良いものの、リアスが履いている紅いパンツは既に愛液を吸って重い。ぐしょりと愛液を吸っており、今すぐにでもズリ落ちて守るべき場所である秘所を晒してしまうかもしれない。

 

「先輩……もう……出ます、出ますっ!」

 

「んひぃぃぃ♡ちょっと待ちなさいっ♡だからって乳首をつねるひつよ……んきゅぅっ♡あー、ダメ。私もイく♡もっと、もっと乳首つねって頂戴。貴方がイくときに私も一緒にイくからぁ♡」

 

 何か掴むものはないかと手を動かすと掴みやすそうな乳首を発見。

 

 歯を食いしばりながら両方の乳首をぎゅぅぅぅ♡と掴むとリアスもまた仰け反るかのように身体をビクつかせる。

 

 一層激しくなる亀頭フェラと竿パイズリ。両手で乳肉をぎゅっ♡と押さえながらペニスの根元まで下ろし、また勢いよくカリ首まで持ち上げる。カリ首まで持ち上げられた乳肉は、次はそのままカリ首の溝により乳肉がくっ付くように挟み込む。

 

 むにゅぅぅぅ♡と乳肉がペニスの形に歪んでいく。まるで乳房がペニスを食べるかのように吸い付いては離れてを繰り返し、ペニスは巨大なおっぱいの餌食になってしまっている。それでも乳首は彼の手によって摑まっており、ぎゅむりと力強く摘ままれ引っ張られたと思えばコリコリと感触を楽しむかのように弄ばれる。

 

 お腹の奥から熱が上がってくるのを感じる。パンツは重くなってズレ落ち、既に膝まで来ている。このまま絶頂を迎えると潮を噴く予感があるため、床を汚さない様にパンツを上げたいのだが両手は乳房を抑えるのに使っているので無理だ。

 

 もうこうなってはこのまま絶頂を迎えるしかない。そう覚悟すると谷間から顔を覗かせる亀頭にむしゃぶりつく。唾液たっぷりの舌が亀頭の丸みに沿って這う。ねろぉ♡と粘っこさを感じさせるような仕草で舐めあげていく。先走りでコーティングされていた亀頭もすっかりリアスの唾液も混ぜ合わせ、匂いがより強くなる。

 

 谷間の中でも汗を掻いており、谷間の中は彼のペニスの汗の匂いで凄い事になってしまっている。

 

ぱっちゅっ♡ぱっちゅっ♡と上下に乳房を揺らしていると限界の時が来た。

 

「でるっ」

 

ぶびゅるるるっ♡ばびゅるるるるるるっ♡びゅるるるるるるるるっ♡

 

 亀頭が隠れるぐらい持ち上げていた所で射精をされ、乳房の中に温かい精液が広がっていく。如何に大きな乳房と言えど、大量の精液を全部飲み込むことは出来なかったようで、谷間から零れ落ちていく。粘度の高い精液は許容量の問題で落ちた精液以外は中々零れてこない。

 

「私も、わたしもイくっ♡イっちゃうっ♡んきゅうぅぅぅぅぅぅ♡」

 

 仰け反りたいところだが、彼の射精を受け止めているのでそうするわけにもいかず、何とか絶頂の波を受け止めるリアス。何時の間にやら流していた涙のせいで綺麗な顔は台無しだがそれ以上に彼女の幸せに満ちた顔が気になってしまう。

 

 愛する男の射精を膣内で受け止めたような幸せそうに蕩けている顔。瞳の中のピンク色のハートマークがこれでもかとおおきくなっているような感じ。チカチカと射精で目の前が点滅しているというのにリアスの顔を見る余裕が何故かあった。リアスもリアスで彼と同じように何故か彼の顔を見る余裕があったようで、幸せそうに射精をしている顔を見て一層幸せな気分になる。

 

 射精はなかなか終わらず、お互いの顔を見ること数分。乳房の中で脈をうち、何度も吐精していたのがやっと収まる。射精したことで小さくなったペニスが自然ときつく閉められた谷間から抜き出る。

 

「すっごい射精ね♡私の顔にまで飛んできてるじゃない♡チンポだけじゃなくザーメンの匂いもすっごぉ♡臭いのに何度も嗅ぎたくなっちゃう不思議な匂い♡」

 

 にちゃぁ♡と乳房を押しつぶしていた力を緩めると、精液で出来た橋が目に入る。白濁とした精液が沢山付着しており、どれもが床に零れることなくしがみ付いている。そんな精液を見て更にリアスの蜜壺が熱を持つ。

 

 一誠のモノとは違うペニスに精液。どこまでも男らしいからに魅了されたようにボーっと精液の橋を見続ける。

 

 指で掬ってみるとヌルヌルとしていた。出したばかりかまだ熱を持っており、目の錯覚か湯気が立っているようにも見える。彼氏以外の精液を口に入れるのはと冷静な部分が考えたが、本能に動かされているリアスは躊躇なく口に含む。

 

 精液を掬った指を口に入れた瞬間、青臭い味がぶわりと広がる。我慢汁とは比べ物にはならない粘度で、モゴモゴと咀嚼すると歯茎にくっ付いてしまいそう。ならばと飲み込もうとするものの、唾液と一緒でも中々飲み込めず苦労してしまう。必死に唾液を溢れかえらせ、それと一緒に飲み込むことでようやく嚥下できた。

 

「き、汚いですよ。そもそも精液は飲むものじゃあ」

 

「んっ♡……ふっ♡……大丈夫よ。貴方の精液は汚くないわ。ううん、寧ろ私は好きかも。なんて言えば良いのかしら。表現は出来ないんだけど、好きって感じ」

 

「うぇぇ!?」

 

 驚く御手洗を他所に、乳房にタップリとある精液を掬っては何度も飲み込んでいく。掬うこと十数回。流石に掬えるほどはなくなったのか、乳房は普段通りの肌色を見せるようになった。

 

 もう少し味わうべきだったかと後悔しつつも、リアスは心も体も満たされていた。身体は絶頂を迎えた事で、心は彼を気持ち良く射精させて上げれたことでだ。

 

 一回に出し過ぎたのか、あれだけ大きかったペニスもすっかり萎えてしまったようだ。

 

「流石にアレだけ出したら小さくなっちゃったわね」

 

「は、はい……先輩のパイズリ気持ち良かったんで。あんなに出したのは初めてです……えっと、その……ありがとうございました」

 

「ふふっ、お礼を言うのは私もよ。そもそも私が貴方のデカチンが気になったのが切っ掛けだし。……ねぇ、貴方さえ良ければこれからもこういうことしないかしら?貴方は知らないかもしれないけどオカルト研究部って水曜日は休みにしているのよ。だから水曜日の放課後、何も用事が無ければエッチなことしましょ?」

 

「い、いいんですか!」

 

「あまりイッセーと比べるのはいけない事なのだけど、貴方さえ良ければ次はもっと気持ちいいことしたいって思うぐらいには貴方の事を気に入ったの。えっと……これ、私の連絡先よ。学校だけでなく、もしも性欲の処理がどうしてもしたくなったら遠慮なく呼んで頂戴。もしかしたら私の方から呼ぶかもしれないけれど」

 

「分かりました」

 

 その後は乱れた衣服を直し、床に飛び散った体液を拭き、部室を換気して別れた。

 

 彼にとっての幸運はまだまだこれからも続く。

 

 

 

 




凝りもせずにHSDDのエロ。本当は本番まで書きたかったけど、流石に一万字を超えたんで適当に切り上げ。

グレモリーアンチもの好きだけど、彼女の容姿や性格は好きです。おっぱい物の作品だからか、パイズリをしやすいキャラばっかで困りものですよ。

リアスを選んだ理由は簡単です。それっぽく口調を書けば意外と似るから。朱乃とかのあらあらキャラとか、方言キャラとか絶対に書ける自信がない。

続きを書く気が有ったりなかったり。彼女のメインであるパイズリを書いてしまったから燃え尽き気味かも。

タイトルの?は作者自身も寝取られたのか今一な判定だったから入れておきました。読者の方にこれは寝取られだよって方がいらっしゃったら変更するかもしれません。後これって一誠のアンチになるんですかね?よければ教えてくださると助かります。


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リアス②

「さぁ、遠慮なく上がって頂戴」

 

 リアスからスマホに連絡が来た。御手洗はあの日の出来事を夢の事だと思っていたが、現実として起きた事である。故に彼女の誘いを断るわけにもいかず、こうして彼女の自宅に足を運んだ。

 

 駒王町にある高級マンション。メールに書いてあった部屋番号をきっちりと確認し、インターホンを鳴らしたら彼女が出てきた。男を誘うような薄いネグリジェの格好で。

 

 今日は土曜日で学校も無いから部屋着?部屋着であっても問題はないのだが、後輩とはいえ男の前でこの格好は如何なモノか。疑問に思いつつもリビングへ向かう。

 

 リアスが住んでいる家だからか、彼女の体臭のような甘い匂いが充満している。女性の部屋に入るのが初めてな御手洗はカチカチに固まってしまう。

 

「そんなに緊張しなくても良いのよ。交わってはいなくても私たちは男女の仲よ?まぁ、恋人ではないけれどさして問題ではないわ」

 

「えっと……先輩が俺を呼んだ理由って」

 

「決まってるじゃない。性欲発散よ。そういう貴方は、あれからって言っても三日だけど一人でオナってないでしょうね。……そう、ならいいんだけど。私?私もそうよ。1人で弄ることも無ければ、イッセーと交わってもないわ。貴方のチンポを知った今じゃあ物足りないもの。あの子にはセックスばかりにかまけてるんじゃないって言っておいたわ」

 

 てっきりリアスの事だから兵藤一誠としていると思っていた御手洗。

 

 そもそもの話、彼がこうして呼び出されるのも思い返せば兵藤一誠が普通だからだ。自分みたいな巨根でなければ満足させてあげられないのだ。そう思うと少しだけ彼に対して優越感に浸れる。

 

 駒王学園を代表する変態三人組が一人だったというのに、学園の二大お姉さまの一人であるリアス・グレモリーと付き合えたこと自体がおかしな話だ。平凡な御手洗が釣り合わないのは当然としても、顔が良くても性格が糞な彼の何を気に入ったのか疑問だ。

 

「それと行為に及ぶ前に貴方に話しておくことがあるの。いいかしら?」

 

「え、まぁ、特に問題はないですけど」

 

「そう。じゃあ早速だけど驚かないで頂戴ね。私というか私たちオカルト研究部の部員って悪魔なのよ。証拠としてこの翼ね。人にはない物でしょう?なんでこの事を話したかというと、私たち悪魔って契約を重んじるのよ。何をするにも契約を結び、お互いを尊重し合う。貴方のチンポに触れたあの日からずっと私のおマンコが疼いているの。一応、イッセーっていう彼氏が居るから処理できなくはないけれど、どうせするならおっきい方が良いのよ。それで、私と契約を結んで欲しいの。どう?嫌かしら」

 

 悪魔?今悪魔と言ったのか?確かにリアス先輩の背中には艶やかで漆黒の翼が生えている。夜行性の蝙蝠のような羽は本で見るような悪魔の羽と言っても良いだろう。

 

 思い返してみると先輩は確かに契約を重んじていると言っていた。"悪魔と言えば契約"っていうのくらいは知識として知っていた。そう考えると意外と彼女は小出しにとはいえ情報を話していた。

 

 だからと言って何かが変わるわけではない。御手洗にとって重要なのは彼女が彼女であること。人間じゃないとカミングアウトされようとも目の前の女が雌で生殖できるのであれば最悪問題はない。それぐらいには彼女の事を受け入れていた。考えてみれば人間離れした美しさを有する女性だ。色々とヒントはあった。

 

「いえ、問題ないです。俺で良ければ契約を結びます。あー、でも命を掛けるようなのは遠慮したいのですが」

 

「それは大丈夫よ。私が結びたいのは性欲処理に関する契約。貴方がしたくなったら何時でも遠慮なく私を呼んで頂戴。代わりに私もしたくなったら呼ぶけどね。この契約はお互いに不利な点はないし平等だわ。んー、久々に私自身が契約をした気がする。はいこれ。この紙に貴方の名前を書いて頂戴。名前を通して魂で契約が結ばれるの。今回の場合は履行条件がないから、どちらかが破棄したいと訴え、相手が了承した時点で終了される契約よ」

 

 突然目の前に現れた紙には確かに彼女の言った言葉だけが書かれており、おかしな点は何一つない。

 

 鴉の羽のようなペンを渡され、それを使ってフルネームで記載する。書き終わった瞬間、激しい痛みが胸を襲う。ドクンっと激しく心臓が脈動すると痛みは消える。

 

 何だこれと不思議な顔していると先輩が口を開く。

 

「今の痛みは契約が無事に結ばれた証拠の痛みよ。どれだけ紙に書いても実感できなければ平等じゃないと思った偉い悪魔が改良したのよ。それ以降、悪魔の契約の履行数は増加したわ。確かに悪魔って狡猾で自分勝手な生き物だけど、認めた相手には比較的優しいのよ。ま、私の家は比較的どころじゃないけどね」

 

 苦笑いをする先輩の顔は初めて見た。学園で目にするリアス・グレモリーといえばいつも笑顔を絶やさない女性だ。それ故、学園での人気が高く、また彼女に相談を持ち込む人が多い。

 

「さて、契約も結ばれた事だししましょうか。何って、勿論セックスよセックス。これでも我慢してたんだからね。イッセーってば下手くそなセックスしか出来ないし、かといって誰にでも股を開くほど節操なしなつもりはないわ。どうしてか不思議と貴方なら良いのよ。この間貴方のチンポを見た時からこのチンポが欲しいって子宮が疼いちゃって。さ、こっちへ。どうせするなら雰囲気のある寝室の方が良いわ。え、シャワー?いらないわよ。どうせセックスをすれば汗を掻くのだし」

 

 彼女の誘導に従って寝室に入る。寝室はリビング以上に甘い匂いが漂っている。

 

 甘い匂いの他に、普段彼女がオナニーをするのは寝室なのか、雄心を煽るような雌の匂いが混ざっている。匂いを嗅いでいるだけでも勃起してしまいそうなほど濃厚な雌の匂い。

 

 契約が御手洗の身体に何かを起こしたのか、異様なほどまでに感覚が鋭くなった気がする。特段視力が低いわけではなかったが、現代っ子だけにゲームやスマホで幾分か落ちていたモノがすっかり遠くまで鮮明に見ることが出来る。

 

 嗅覚は先の通り、匂いに何が混ざっているのか具体的にわかってしまうぐらいだ。

 

「いきなりセックスってのも味気がないし、まずはキスから行きましょうか。童貞って事はキスもまだよね?」

 

「ええ、そうですよ。お恥ずかしながら彼女いない歴=年齢な男子高校生ですからね。この間の触れ合いが初めてでした」

 

「ふふっ、そう。なら私が貴方の初めての女になるのね。貴方がどれだけこの先女を抱こうとも、キスをしようとも最初にしたのは私。うん、悪くない気分ね。ほら、こっちいらっしゃい。ベッドの中で抱き合いながらキスをするの。ロマンチックでしょ?」

 

 ぐいっと手を引かれベッドに倒れ込んでしまう。

 

 背中に彼女の細い腕が回ると、目の前にリアスの綺麗な顔が。瞳は涙で潤み、頬も上気している。これから行う男女の営みを想像しての興奮だろうか。

 

 目の前の相手にドキドキしているのはリアスも同じことだった。彼氏であるイッセーとは似ても似つかないほどに平凡な顔つき。顔だけでなく体付きも一般的な男子高校生で、漫画やゲーム風に御手洗を名付けるのであればモブAだろうか。

 

 だというのに彼を見ていると胸がドキドキする。まるで初めて恋をした女のように。

 

 リアスがイッセーに好意を持ったのは数か月前の出来事。親同士が勝手に決めた婚約者相手に啖呵を切った彼の姿を見てときめいたのが始まり。悪魔の中でも位の高い上級悪魔の一族であるグレモリー家。そんなグレモリー家の令嬢である彼女はある程度の年齢を超えれば眷族を持つことが許されていた。

 

 兵藤一誠もそんな眷族の一人に過ぎなかったのに、気が付けば大事な異性になっていた。が、彼との交際を考えるとあまりにも悲しいものだった。

 

 彼は元々スケベで学園に名が通っており、何処へ行くにしても過去の行いが突き刺さることになる。勿論、遠くの地でデートなりなんなりをすれば問題はないのだが、如何せん彼は人間の頃の癖というか習慣を捨てきれていない。またリアスも駒王の土地を管理する身でありそう簡単に離れることが出来なかった。

 

 そんな彼らのデートは自然と地元駒王で行われ、極力聞かないようにしたものの兵藤一誠を罵倒する言葉を耳にした。その心ない言葉たちにリアスは憤りを感じるとともに、何故かその言葉を受け止めていた。悪魔になったとはいえそれまでの罪が消えるわけではない。

 

 また、彼はやはり生来の性欲に突き動かされる性格をしており、恋人になった今も彼が視線を向ける先はリアスの胸や尻ばかり。確かに彼女の発育は人間換算の年齢で考えるととんでもないものだ。だが、彼女は身体だけでなく顔も、知能もまた美しいものだった。

 

 故に、リアスの心の深いところで段々と兵藤一誠に対して燃えていた恋心も薄まってきている。だからと言って浮気をするのも考え物だが。

 

「んっ♡……ちゅるっ♡はむっ♡れりょっ♡れりょっれりょっ♡……んふふ、どうかしら?女性とキスは。気持ちがいい?ならもっとしましょう。んっ♡んちゅっ♡ちゅるっ♡……あむっ♡

あむっ♡ちゅるるるるっ♡」

 

 最初から勢いの良いキス。触れ合わせるだけのバードキス、バードキスよりも長く唇同士を触れ合わせるソフトキスをすっとばしていきなり舌同士を絡めるディープキス。

 

 それも極上の女としているという事実も合わさり、御手洗の脳が甘く痺れていく。ヌルりとした舌が自分の意志とは関係のない他者のモノが動く不思議な感覚も心地が良い。本来ならば味のしないはずの唾液すらも甘く感じ、彼女の匂いと合わさり幸福感を感じる。

 

 ズボン越しにピンとそそり立った一物が腹に当たるのを感じたリアスは、ズボン越しに手で摩るように一物に触れる。御手洗が履いているのはジーンズでも分厚い方のズボンだというのにその熱気が伝わってくる。相変わらず大きいペニスはリアスをうっとりとさせる。

 

 それもそのはず。リアスが自分を慰めるのを止めていたように、御手洗もまたオナニーをしていなかった。ただ二人の考えは異なる。リアスはこの土曜日に御手洗を呼んで気持ちの良いセックスをするためにオナ禁をしていた。冒頭で述べたように御手洗はあの日の出来事を夢のような一時だと思っていた。あるいは、リアスの戯れとも。だからこそスマホに登録された連絡先に連絡する事もなく、学園生活を送っていたのだが、あの日以来ネットや秘蔵の本を見てもいまいち乗らないのだ。

 

 生身の女の柔らかさと匂いを知ってしまった彼は、画面や紙越しでは性欲を発散できなくなってしまった。故に、したくでも出来ずに溜まったというのが彼の真実だ。偶然にもリアスが勘違いをしてくれているので黙っておくのだが。

 

「ズボン越しだというのに凄い熱さ♡窮屈でしょう?今すぐに出してあげるから」

 

 御手洗の返事を待たずにベルトへと手を掛けるリアス。カチャカチャとあっさりベルドを外すと、ゆっくりとペニスに痛みが無いように慎重にズボンを脱がす。一緒にパンツも脱げたようで、ズボンを降ろした瞬間、リアスの顔めがけてペニスが勢いよく当たる。

 

「きゃっ……うわぁ、すっごいバッキバキね♡今日は少し暑いから汗を掻いてすっごい匂い♡あぁ、こんなの嗅いでたらおかしくなっちゃいそう♡……」

 

 そそり立つペニスを見てうっとりとした声を漏らす。

 

 相も変わらず外人サイズのペニスは見る者を圧倒させる威圧感を放つ。雄の存在をこれでもかと視覚的に訴えるだけにとどまらず、汗と混じった強烈な雄の匂いで嗅覚的にも存在を訴えてくる。鉄のような固さとマグマの如き熱さ。竿に浮かび上がる幾つもの血管はどれもが太く、血が流れているのすら見えそうな程。まだ勃ち上がったばかりで、先走りは漏れていないが、流れる汗によって滑りは良さそう。

 

 ただ今回の目的は手で愛撫するのではなく、粘膜同士を擦り合わせるセックスだ。手で触れて気持ち良くさせたい胸の裡から沸き上がる奉仕の心を抑え、彼に魅せ付けるようにネグリジェを脱いでいく。元々薄く、肌色が見えていたネグリジェながらもやはり着ていると脱いでいるとでは格段に違う。

 

 むわりとネグリジェの中に籠っていた彼女の匂いが鼻をつく。陶磁器のように白い肌が興奮で赤みがかっていて何とも艶めかしい。ブラもパンツもスルスルと脱ぎ捨てると生まれたままの姿になるリアス。羞恥心はあるものの、彼女にとって自身の身体は自身の表れでもあり、どうだとばかりに見せつけてくる。

 

「ふふっ、私の裸に夢中のようね。ほらもっと近づきなさい。この間はおっぱいを触ったし……マンコを指で開いてあげる。初めて見る生の女性器。じっくりと見なさい」

 

 くぱぁと秘所が開かれ中の粘膜が顔を覗かせる。

 

 兵藤一誠しか見た事がない彼女の膣内は真っ赤に充血していた。興奮のせいか膣内は愛液で濡れておりテカテカとしている。女陰の上のクリトリスもオナニーで弄りすぎたのかネットで見た事があるサイズと同じぐらいには大きい。皮も剥けていて先輩はココを弄ってオナってるんだなと思う。

 

 初めて見る女性器はグロテスクとかキモいとか思う前に綺麗さに圧倒された。男である自身にはない、ペニスを迎え入れる場所。ごくりと生唾を飲み込む音が聞こえた。

 

「見てるのも良いけど、このまま挿れちゃいなさい。見ての通り私も準備は万端だし、貴方の大きなペニスでも入るわ。それに悪魔だもの。人よりも頑丈に出来てるから安心して挿れなさいな」

 

「は、はい。ってコンドーム付けないと。一応此処に来る前に買って来てたので」

 

「要らないわ。初めてだってのにゴムなんて付けたら台無しじゃない。童貞を捨てるんだから生で味わわないと勿体ないわよ」

 

 先輩を下にしながらのセックス。普段は上に立つ人だというのに今は御手洗の下。先輩を好き勝手に出来ると欲望が顔を出すが、一瞬で冷静になる。思えば彼女が兵藤一誠とのセックスで満足できないのは彼よがりのセックスと普通のペニスのせいだ。此処で自分勝手に先輩を犯して二の舞になるのは避けたい。せっかく契約を結んでまで先輩とセックスできる権利を得たのだ。これからじっくり味わっていけばいいじゃないか。

 

 亀頭と膣口が触れ合いくちゅりと水音がなる。まだ亀頭が触れただけだというのにビリビリと痺れるような快楽が御手洗を襲う。奥歯を噛みしめゆっくりと膣へと押し込んでいく。

 

「んっ♡……そう、上手よ♡私の膣内を押し広げて入ってくる♡……やっぱりイッセーのよりおっきぃ♡」

 

 ペニスが膣肉を掻き分け侵入してくるたびに子宮が歓喜に身を震わせる。此処暫くは外部からの刺激がなく、切なく震え愛液を吐き出す事しか出来なかった子宮。久々のペニスに歓迎の証としてより多くの愛液を吐き出し、滑りを良くし招き入れる。

 

 今まで兵藤一誠しか知らない膣が、一誠のとは比べ物にはならない大きさのペニスが押し広げるように、膣肉を掻き分けていく。御手洗からすれば狭く苦しい膣壁を抉っていっているのだが、受け止めているリアスはそれどころではない。

 

 始めてペニスを膣に入れた時とは比べ物にもならない異物感。大きさだけでなく熱量も違い、膣内よりも熱いものが入ってくる。声を上げる事で快楽を外に放出してはいるものの、少々恥ずかしいぐらい大きな声が出る上に野太くなってしまう。しかし、そんなことも考えられない程膨大な快楽の波。

 

「さきっぽにコリコリしたのが当たりますけど、これが先輩の子宮って奴ですか?」

 

「そ、そうよ♡貴方のチンポと私の子宮がキス、してるのっ♡んっ♡……おっ♡……や、やばっ♡……油断してると意識持ってかれそう♡」

 

 亀頭が下りてきた子宮に当たる。初めてペニスと触れ合う子宮口は未だ固く、コリコリといよりはゴリゴリとした触感だ。御手洗も知識としてポルチオというのは知っている。リアスの反応を見るに、最奥までペニスが入ったのは初めてなのだろう。真っ白い肌の上に沢山の汗の粒が浮かんでいる。

 

 あの契約をもって何度身体を交えることが出来るだろうか。そう思うと、この身体に自分という雄を刻み込みたくなる。少なくとも兵藤一誠よりは優れている雄である自分。このふしだらで美しい雌に教え込みたくなってしまう。

 

 まだ雄を知らない子宮周りの膣肉でも開発してやろうか。そう思い、腰をグラインドさせて亀頭を子宮周りの肉に何度も擦り付ける。その度にリアスは反応を示し、既にポルチオで快楽を貪ろうと身体が動く。ピクンなんて優しいものではなくビクンと何度も激しく身体を痙攣させる。御手洗の慣れない腰遣いにもかかわらずリアスは法悦を極めんとばかりに喘ぐ。

 

 子供の拳はあろう亀頭が執拗に子宮口を嬲り、また押し上げんとばかりに突いてくる。さっきまで腰を八の字に動かす事しか出来なかった御手洗がついにピストンを始める。肉と肉のぶつかる音と、粘膜が擦れあう際に愛液が出す音。防音体制のある部屋とはいえ、リアスの絶叫が寝室に響き渡る。

 

 リアスが余裕をなくし喘ぐのは理由がある。御手洗が感覚に鋭くなったようにリアスもまた彼から与えられる刺激に敏感になったのだ。お互いの魂を通して結ばれる悪魔の契約。悪魔に魂を売るとはまさにその事で、互いを忘れなくさせるために敏感にさせる効果が生じた。これを知ったら最後、お互いに離れることは出来なくなり、梃子でも契約を切ることが無くなってしまう。

 

 リアスの細い腰のくびれを掴むと、そこを頼りに勢いの良いピストン。亀頭の先端がギリギリ膣から外れないぐらいまで引き抜くと、引き抜いた力を使って一気に腰を落とす。すると快楽を貪り始めた子宮口まで一息でペニスが刺さる。ズドンと音がしそうな衝撃がリアスを襲い、息が苦しくなる。長いだけでなく太い為、今まで兵藤一誠では届きのしなかった場所を弄られると声に出来ない声が漏れる。

 

「先輩の声、めっちゃエロいです。聞いているだけで股間に来ますよ」

 

「いやんっ♡言わないで♡自分でもびっくりするぐらい声が出ちゃってるのっ♡それも全部貴方のせいよ。貴方のチンポがおっきくて太いのがいけないの♡」

 

 組み敷いているリアスを見ると瞳にはピンク色のハートマークが浮かんでいる様にも見える。整った顔が快楽で蕩けきっており、普段の様子とはえらい違いだ。

 

 何時でも冷静なリアスが自分のペニスでヨガっているという状況は彼じゃなくても興奮モノだろう。大きな目からは涙が零れ、幾つもの涙の跡が頬に残る。発情とセックスの運動で額には汗が滲み、髪の毛が張り付いている。

 

 腰を振るたびにサッカーボールのような大きさの乳房が跳ねまわり、見ている分には楽しいのだが痛くはないのだろうか。腰を掴んでいる手のうち、右手を放し乳房を鷲掴む。むにゅうっ♡と柔らかな感触。汗ばんでおりしっとりとしていながらも肌に吸い付く極上の乳房。下乳から支えるように持ち上げ、たぷたぷと弄ぶ。

 

 自分の乳房が弄られているのを惚けた瞳で見つめるリアス。何を考えいるのかは分からないが、乳房を弄んでいると膣内の締め付けが強くなり、ペニスの出し入れが大変になる。具体的に言えば纏わりつく膣肉が増え、引き抜く際に力を入れなければ難しいほどだ。

 

「ぐっ……先輩すみません。俺、俺っもう……!」

 

「いいわっ♡私の膣内に沢山吐き出しなさい。今日まで溜めてきた貴方のザーメン、子宮で感じさせて頂戴!」

 

 乳房を弄るのを止めて顔を埋める。肉の詰まった乳房は枕よりも心地が良く、また甘い匂いを強く感じることが出来る。身長のせいで乳房に埋めながら夢中になって腰を振る。

 

 肛門に力を入れ、中途半端な場所で吐精しない様にと気を付ける。どうせなら自分だけが達するのではなく、リアスにも達してほしい。膣内の中の他とは違うザラザラとした箇所をカリ首で削ぐように擦ると、一段と大きく甘い嬌声がリアスの口から漏れる。

 

 既にリアスの脳はまともに機能しておらず、自分に覆いかぶさって腰を振る雄の射精を受け止めると本能で動いている。締め付けをほど良くし、雄が子宮に密着した状態以外で吐精をしないように適度に刺激を与える。されど、自分の快楽を貪るのを忘れず今まで御手洗にも兵藤一誠にも弄られた事のない、ある意味で新品のGスポットをカリ首に当たるように体勢をズラす。

 

 女性器の外ではクリトリス、膣内では一番感じるポイントであるGスポット。リアス自身もあまり弄っておらず、御手洗が見て思ったように彼女の普段のオナニーではクリオナかその序に乳首を弄るというモノ。悪魔と言えど、自分の膣内を弄るのは少し怖く、代わりに外にある気持の良い場所ばかり触ってきた。

 

 その弊害か、カリ首が当たるたびに筆舌し難い刺激がビリビリと伝わる。自分が何処かに行ってしまいそうな程の刺激で、何かにしがみ付かなければ消えてしまいそう。丁度同じ様に乳房に顔を埋め腰を振る御手洗が視界に入る。彼の腰を足で抱きしめ、彼の頭をより強く乳房に埋まる様にぎゅっと腕で抱える。何とかギリギリのところで飛びそうになる意識を繋ぎ留める事に成功した。

 

 ほっとするのも束の間。御手洗のペニスも限界まで射精を堪えていたようで、一回りも大きく膨らんでいた。膨らんだ亀頭がどちゅっ♡どちゅっ♡と子宮を押し上げてくると目の前に火花が散る。食らいつくヒダの一つ一つがしゃぶるようにペニスを攻め立てる。御手洗が腰を上下に動かすたびにヒダが擦れ、ペニスに射精を促す様に刺激する。

 

 互いに言葉を話さず、乳房の間から目だけがリアスの顔を見つめる。リアスもまた自分を見つめる御手洗の目をジッと見つめ、恋人のように二人して絶頂へと昇り詰めていく。ジェットコースターのように昇っていた快楽が、あと少し、あともう一歩で落下するように弾ける。身体の奥が熱くなり促す様に適当な締め付けをしていた膣がぎゅむぅぅぅ♡とペニスを強く刺激する。

 

「出るっ、出ますっ!」

 

「私も!私もイッちゃう♡ん、くっ……」

 

どぷっ♡どぴゅるるるるるるっ♡

 

 子宮に亀頭が少し埋まりながら精液を吐き出していく。卑猥な音を立てながら次々に精液が尿道を通して子宮内へと注ぎ込まれていく。脳回路が焼ききれそうな程の熱が思考力を奪い意識が飛びそうになるのを奥歯を噛みしめる事で堪える。

 

 兵藤一誠とのセックスでもこれだけの量の精液を一度で浴びたことはない。悪魔に転生した彼は悪魔の生命力を使い、何度もリアスの身体を貪り精液を吐き出すが、そんな彼でも一度の射精でこれだけの量を吐き出すことはない。ペニスのサイズだけでなく精力でも彼は勝っていたことを子宮で教えられる。

 

 ビチャビチャと精液を浴びる度に子宮がカッと熱くなるも直ぐに冷め、熱くなるを繰り返す。結合部の上にあるリアスの小さい尿道口からは熱く、透明な体液を噴き出す。彼の腹に掛かるも申し訳ないという気持ちが出るよりも、初めて感じる膣内射精による絶頂に浸っており遠慮なく彼を汚す。

 

 頭が一瞬真っ白になり、意識を持っていかれる。それ程までに気持ちがよく、圧倒的な快楽をリアスに植え付ける。リアスの本能は既に堕ちきっていたが、膣内射精を受けて冷静な部分でも悟る。もうこの雄でなければ自分は満足できないと。

 

 身体をのけ反らせ、ビクビクと痙攣させる姿は御手洗にとって未知のモノだった。そもそも彼にとってのエロとは画面や紙面を通したもので、女性の生の肌に触れたのもこの間が初めて。そんな彼の前で絶頂している女がいるのだ。しかも、自分の射精に合わせて絶頂する姿は彼の独占欲をこれでもかと駆り立てる。

 

 寝室に二人の荒い息だけが響く。リアスの身体に抱き着いたまま、御手洗を抱きしめたまま二人は絶頂の余韻に浸る。

 

「んっ♡貴方とのセックスって凄いわね♡こんなに感じたの初めてよ」

 

「俺も先輩と一緒に気持ち良くなれてすっごい幸せです。あんなに気持ち良く射精できたの初めてですし」

 

「ふふっそう。なら良かったわ。この間も思ったけれど、私たちの身体の相性って抜群ね。すっかり骨抜きにされちゃったもの♡こんなの教えられたらもうイッセーのじゃ満足できないかもしれないわね。そうねぇ……貴方責任取ってくれるって言ったらどうする?」

 

「せ、責任ですか!?……えっと……その、はい。俺で良ければ取らせていただきます」

 

「そう……イッセーと付き合ったばっかりだし、直ぐに別れ話を出せばあの子も大変な事になりそうだし。もう暫くは内緒にしておきましょうか」

 

 自分は悪魔で、彼は高校生だ。まだまだ時間はあるし、いざとなれば彼を眷族にすることもやぶさかではない。

 

 そう考えるとリアスは妖しく笑った。

 




お気に入り400突破&しおり100件越えありがとうございます!

しかも日間ランキングR-18部門で1位を数日と言えど取れてたのは初めての経験でとても嬉しかったです。

さて、今回の話ですが原作と異なりリアスは兵藤家に居候?しておりません。男を招くのに兵藤家だと直ぐにバレるからね。

あと執拗に兵藤一誠と表示しているのは御手洗視点だと親しくもない男だしフルネームでいいかって事にしています。

物は相談なのですが、これって続編でも書いたほうが良いですかね。タイトルを寝取られリアスから寝取られハイスクールにしたら他のキャラでも寝取れるやんって天啓が降りてきたんで。書きたいのはリアスと朱乃のダブルパイズリですけど……

折角これだけの方がお気に入り&しおりを挟んでくれたので、書くとしてもこの作品のあらすじとタグを変更して投稿しようかと思っています。アンケートをどうやって使えば良いのか知らないので活動報告でも書いておきますので、良ければ意見をくださると嬉しいです。


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朱乃①

お待たせしました続きです。

しかし、どうしてこんなキャラになったんだろう……


 ある日の部活終わり。

 

 悪魔としての仕事を終えた後、リアスとその腹心でもあり、親友でもあり姫島朱乃は部室で少し遅いティータイムをしていた。朱乃の挿れる紅茶は実にリアス好みで、胃というか何かを掴まれている。またお茶請けとして出されるクッキー等の菓子類もほとんどが朱乃のお手製だ。

 

「それでリアス。最近何だか調子が良さそうね」

 

「ふふっ分かるかしら。本当は内緒にしておく話なのだけど、朱乃のおかげだし教えてあげるわ」

 

 そう言うとリアスは御手洗との出会い、そして結んだ契約について話す。勿論彼と内緒で付き合っている事は喋らず、されど兵藤一誠以外の誰もが最近ではリアスのイッセーに対する反応が鈍くなったと疑問視している。

 

 性欲を解消できずに悶々としていた日々とはおさらば。悩ませていたものが無くなり今のリアスは正に王としての道を順調に進んでいた。駒王町の管理は勿論、本来の領土の持ち主である日本神話への定期連絡、また上司でもあり実の兄でもある魔王への連絡とどれもそつなくこなしていた。リアスの幼馴染が成長したと声を漏らすほどに。

 

「ふーん、リアスったら本当に彼の許に行ったの。だけどいいの?貴方には一誠君って言う彼氏が居るのに」

 

「イッセーの事ならば大丈夫よ。最近鍛錬を怠っていたようだし、キツく言い聞かせてあるわ。彼との事がバレる心配はないわ」

 

「そう……リアスが言うのであれば良いのだけど……それで彼は本当に噂通りだったのかしら」

 

「ええ噂通りよ。正直なところ、アレを知ったら戻れないぐらいに凄まじいものを持っているわ。欲望に生きる悪魔でも彼ほどのモノを持っている者は少ないと思うわ」

 

 彼のペニスの事を思い出す。御手洗隆。見た目こそ平凡な高校生だが、精力とペニスの大きさでは並みの男を寄せ付けない。

 

 彼との情事を思い出すだけでリアスの下腹部が熱を帯びる。きゅん♡きゅん♡と子宮が脈動し、ペニスの熱に思いを馳せる。兵藤一誠のモノしか知らなかった膣もすっかり彼の形に馴染んでおり、もう兵藤一誠が差し挿れても気持ち良くなれないだろう。

 

 拡張された膣に平均的なペニスを入れても無駄で、彼の気持の良い所には一切膣肉が纏わりつかず悲しいセックスになるだろう。女をリアス以外知らない彼からすると彼女の膣が緩くなったと嘆くだろうが、実際は他の男のモノになっただけ。

 

「なら私も味見していいかしら。まぁ、処女だけど性知識位は持っているし。そ・れ・にリアスよりもおっきなコレがあるんですもの」

 

「んぐぐ。た、たったの3cmしか変わらないじゃない!それに隆だって満足してくれるわよ!?」

 

「あら?隆何て呼び捨てするほど仲が良くなったの……ますます彼のこと気になっちゃう」

 

 自慢の乳房を誇らしげにリアスに見せびらかす。102cmと驚異の1メートル越えの乳房は巨乳や爆乳などではなく最早魔乳の域にある。生で拝むことが出来ればEDの男だって瞬時に一物を奮い立たせるだろう。

 

 リアスも99cmと化け物域にある乳房を持っているものの、自身よりも身長が少し小さいにも係わらず生意気な乳房を張る朱乃を睨みつける。その際に少し口が滑ったのは彼女の悪手だ。

-

 

 そのせいで朱乃の瞳が妖しく光り、より一層件の男子生徒への興味心が増していく。

 

 あまり知られていない事だが、姫島朱乃という少女は好奇心旺盛だ。リアスと共に駒王学園の二大お姉さまなどと呼ばれているが、悪戯好きで性欲が人一倍強い少女だ。リアス以上の大きさを誇る乳房。その乳房からは想像できない程細い腰。力に少しでも自信のある男が力を加えたらぽっきりと折れてしまいそうなぐらい細い。細い腰とは対照的に大きく張り出ている臀部。女性らしい丸みを帯びており、赤子を何人でも放り出すことが出来ると無意識に男に知らせる。凹凸の激しい身体はまるで一種の工芸品のかのよう。

 

 メリハリのあるボディだけでなく彼女は他にも優れている点が多数存在する。歩くときも座るときも背筋がピンと伸びており、目上の者にも目下の者にも礼儀正しい姿は男女関係なく人を寄せ付ける。加えて微笑を絶やさない事から聖女を通り越し、聖母とすら学園では呼ばれていたりもする。人の上に立つリアスとは違い、家庭的な一面も持っており、趣味といえば料理と答えるぐらいには嗜んでいる。

 

 そんな彼女を妻に出来る男が居ればどれだけの果報者だろうか。そんな彼女は正に極上の女と呼んでも良いだろう。

 

 だが、そんな彼女でも最近は自身の王でもあるリアスに嫉妬していた。親友ではあるものの、様々な事に対してリアスとは争い競ってきた。学園でのテストもさることながら普段の振る舞いすらも時には勝負ごとにし、雌雄を決してきた。しかし、最近のリアスはよりいっそ美しくなっている。自分の知らないうちに親友が綺麗になっているという事実に彼女は嫉妬しているのだ。

 

 彼女とリアス・グレモリーには大して大きな差はない。しかし、一つだけ決定的な差がある。それは雌に堕ちているかどうかだ。如何に優れた女と言えど、理想的な男を捕まえようとも本能には勝らない。

 

 古来から繁殖を伴って生物はその数を増やしてきた。知性ある生物は知性無き動物を下に見るように雄と雌と分けるが、そんな彼らも皮を一剥きすれば雄と雌に過ぎない。恋を知って綺麗に美しく乙女がなるように、雌に堕ちてこそ女はより一層の輝きを得る。

 

 御手洗という優れた雄を知り、雌に堕とされたリアスはそんな彼の物にならんとばかりに身体を変化させる。彼との情事で揉まれた乳房は最近になって更に大きくなってきている。まだ具体的に計測していないから99cmと思っているが、既に朱乃サイズの一歩手前、夢の100台に到達しているのだ。彼の精気を吸って肌は更に潤いを持ち、また色気が増している。

 

 だからこそなのだろうか。朱乃が呟いた彼への興味心を聞いたリアスの口角が上がっている事に気が付かなかったのは。

 

 リアスは態と口を滑らしたのだ。彼との関係を醸し、朱乃が興味を持つように誘導するために。彼という雄を囲う雌へと落ちたリアスは力不足に痛感した。如何に上級悪魔と言えど、1人であれば意味をなさない。ましてや彼自身は単なる一人の人間でしかない。何かを餌に彼を取られてしまうとリアスは為す術もない。だからこそまずは手始めとばかりに自身の眷属で同じく性欲の強い朱乃をターゲットにした。同じように彼を囲う雌とするために。

 

 彼女がそんな事を考えているとは露も知らずに彼の事ばかり考える朱乃。リアス同様に無意識に下腹部へと熱を集める。ジンジンと子宮が疼き、奥から愛液がしみ出し下着を汚す。

 

「そんなに彼が気になるなら紹介するわよ?土曜日に私の家にきて頂戴。彼に貴方を紹介するわ」

 

「じゃあ遠慮なくお世話になろうかしら。初めて会うのだし、何か料理でも持っていくわ」

 

 さぁ彼に何を食べさせようと考える朱乃を見てリアスは妖しく笑った。

 

 ・

 ・

 ・

 

 リアス(呼び捨て&敬語を止めるように言われた)からスマホに連絡が来たので、土曜日の昼に御手洗は彼女の住居であるマンションに訪れた。

 

 彼女が一人で住む理由も知ったし、初めて来たときほどの緊張感はない。童貞を卒業したあの日から、毎週水曜日と土曜日になると部室とリアスの家でセックスをしている。勿論の事生ハメだ。彼女が悪魔だからこそできるモノで、彼女が御手洗と同じ人間だったらと思うと少しゾッとする。

 

 インタホーンを鳴らすも中々反応がない。もしかして何処かに出かけているのだろうか。しかし時間を見ても指定された時間の10分前。流石にそう言う事はしないと思うのだが……

 

 暫く呆けた様に待っていると、やや控えめにドアが開く。ドアから顔を出したのは呼び出したリアスではなく、姫島朱乃先輩だった。リアスと双璧を成す学園のお姉さまで、その人気はリアス以上の部分もある。リアス以上に人が良く、面倒見がいいと学園では噂で恋愛相談やら何やらを放課後に受けているらしい。つまり聞き上手という事だろうか。

 

 学校で見掛ける制服ではなく、薄いピンクのカーディガンを羽織りその下には無地の白シャツを着ている。艶のある黒髪をポニーテールにし、髪型は何時も通りだ。

 

「えっと、何でリアスの家に姫島先輩が?もしかして先輩も呼ばれてたんですかね」

 

「ええ、私もリアスに呼ばれたの。リアスは今買い物に出かけているから入って待っていましょ」

 

 彼女に先導される形で家に入る。何度も訪れたからか、既に勝手知ったるリアスの家。初めて吸った時は色んな意味で苦しかった彼女の甘い匂いもすっかり慣れた。

 

 リビングに足を運ぶとテーブルに座るように言われる。呼ばれたにしては姫島先輩が何故か料理を運んできた。流石に困惑する御手洗だが、そんな彼の困惑を表情から読み取ったのか笑いながら説明してくれた。

 

 リアスが今日呼んだのは料理を食べてもらう為だったようで、ちょっと遠くまで材料を買いに出ているらしい。その間に姫島先輩が作った料理を冷めたら勿体ないからと食べておいてと伝言も残していったみたいだ。その時に姫島先輩が必要以上の笑みを携えていたのが気になった。

 

 早速と運ばれた料理に手を付ける。話によれば姫島先輩は神社の娘さんらしい。リアスによれば彼女の巫女服姿は堂々としたものでコスプレの感覚ではなく本職の雰囲気を纏うとの事。また、家庭的な性格で料理上手だと聞いたことがある。そんな彼女だからか運んできた料理は和食ばかりだ。

 

「ん、美味しいです。いやぁ、久々に手作り料理を食べた気がします」

 

「あら?御手洗君は親御さんと一緒に暮らしているのでは?」

 

「いえ、今は一人暮らしですね。高校に上がるときに一人暮らしをさせて欲しいと両親に頼んで、学校の近くのアパートを借りてるんです。一応自炊はしてるんですけど、慣れないもので惣菜や外で済ませることが多いので」

 

「それじゃあ栄養が偏るわよ?んー、今日こうして知り合ったのも何かの縁だし、御手洗君さえ良ければお昼にお弁当を作りましょうか?」

 

「え、悪いですよ。ていうか先輩ほど美人な人にお弁当をもらったら学校で噂されちゃいます。俺は良くても先輩に迷惑が掛かりますし」

 

「ふふっ別に構わないわよ。人に噂されるのは慣れているし、ただお弁当を作ってあげただけですもの。疚しい事をしているわけでもないのに、大丈夫よ」

 

「え……あー、じゃあその今度お願いします」

 

「はいっ、任されました」

 

 先輩の話に耳を傾けながら食事をしていく。先輩は既に食事を済ませていたのか、緑茶を飲んでいた。そういえば、

 

「リアスから事情は聴いたんですけど、先輩も悪魔……なんですよね?」

 

「ええ、そうよ。と言ってもリアスのような純粋の悪魔ではないわ。人から悪魔になった転生悪魔というモノね。その事については聞いてる?」

 

「はい。何でも種族が少なくなったからと悪魔の総数を増やすために出来たモノ……ですよね」

 

「そうね。自分で言うのもアレだけど一長一短だけどね。私はリアスって言う王に恵まれたものの、文字通り悪魔のような人物の眷属にされたら大変よ。嫌な事をさせられるし、下手したら命だって狙われるわ」

 

「うわぁ……大変なんですね悪魔って言うのも」

 

 食事を済ませてもリアスは帰ってこなかった。一体どこまで食材を買いに出かけたのだろうか。

 

 先輩に断りを入れてトイレに行こうとした瞬間、それは起こった。ドクンと心臓が脈動する。あまりの事に足がふらつき、床に倒れ込んでしまう。心臓がバクバクと激しく動悸し、口から漏れる息は荒い。熱を出した時のように体が熱く、思考もだんだんと纏まらなくなる。

 

「ふふっ、ようやく効果が表れたようですわね」

 

「せん……ぱい?」

 

「貴方がいけないんですのよ。リアスをあんなに綺麗にさせて……だから私も」

 

 悪魔だからか女性とは思えない腕力で俺を持ち上げる先輩。所謂お姫様抱っこを男の俺がされても恥ずかしいだけだ。お姫様抱っこのままリアスの使っている寝室へと運びこまれる。一体何のために先輩は俺を此処に運び込んだのだろうか。

 

 看病?いやそれはないだろう。さっきの話が正しければ何かしらの薬を昼飯に入れていたようだ。となれば何だろうか。思考が纏まらず、碌な考えが浮かばない。

 

「あら、意外とがっしりとした身体付きなのね。殿方だけあって一応鍛えているのかしら」

 

 男を誘惑するような魅惑的な笑みを浮かべ、ベッドに横になる俺に近づいてくる。着てきた上着が捲られ、剥き出しとなった上半身を見られる。

 

 リアスとは違うタイプでありながらリアスと同レベルの美人な先輩。それが俺の中での姫島先輩のイメージだったのだが、少し違うようだ。普段の姿の大和撫子な雰囲気は何処に行ったのやら、荒い息を吐きながら上半身を撫でまわすように触れてくる。

 

「飯に、何を混ぜた、んですか」

 

「悪魔の中で有名な媚薬ですわ。一度飲めば一日中発情しちゃう危ない薬。リアスから聞いたのだけど、貴方って精力が凄いんですってね。だから気になって盛ってみたの。大丈夫ですわ。痛い事を強いるのは趣味ではないの。相手が痛いと思うぎりぎりを見極める、それが私の趣味ですから」

 

 何一つ信用できない彼女の言葉。というかリアスは先輩に何を言ったのか。

 

 姫島先輩はリアスにとって腹心らしい。何かあれば相談する仲で、多分猥談をした際に俺との関係を漏らしたのだろう。いや、そもそもリアスが帰ってくるのが遅すぎるのを考えるとこの計画自体が二人の物なのか。リアスが俺を呼び出し、リアスとの会話で俺に興味を持った先輩が待ち構える。

 

 ……そう考えると辻褄が合う。それに俺だって男だ。内緒とはいえリアスという女を手にしたものの、他の女を味わえると聞いたら放ってはおけない。しかもリアスのお墨付きだ。

 

「こんな事をするってことは、先輩は俺の噂を聞いたんですよね」

 

「そうですわ。ご存じの通り貴方の事は女子たちの間でも結構話されているのよ。二年生にデカチン男が居るって。リアスがムラムラしてるって言うからこの間教えてあげたのだけど失敗だったみたいですわ。私が先に手を付けていればと後悔したの。だからリアスに相談でして今日、貴方と事に及ぼうと」

 

「成る程。先輩って彼氏とかいないんですかね。先輩ほどの美人であれば噂の一つや二つ聞くモノですけど、特定の誰かと交際しているなんてのは聞いたことがないんですけど」

 

「私はまだ生娘ですわ。年齢=彼氏いないっていう奴ですわ。そもそもあまり男子に関心を持ってはいなかったの。性欲を処理したくなったら一人ですればいいしって思ってんですけど。一月前からのリアスの様子が気になってね。そしたら貴方と会っていると聞いて……」

 

「……えっと、先輩が良いのであれば俺も男です。先輩みたいな女性を抱けるのであれば遠慮しません。それに先輩の話からすると、この事はリアスも了承してるんですよね」

 

「ええ、そうよ。リアスが気になるならと言ってくれたので」

 

「じゃあ、俺が先輩に色々と教えてあげます。先輩よりは男女の事に詳しい自負があるので」

 

「ふふっ、ならお願いしますわ。先生」

 

 学園のお姉さまに先生と呼ばれた瞬間、饒舌し難いものが背筋を巡る。嫌のものではなく、寧ろゾワゾワとしながらも気持の良い不思議な感覚。

 

 リアスと契約を結んだあの日から鋭く成った感覚のおかげで、媚薬の効果が薄まったのが分かる。一日中精力が持つという部分に変化はないのだろうが、口は回るし、思考だって上手く回るようになった。身体も自由に動かせるようだし、先輩の腕を引き、あの日のリアスとの逆に俺が先輩を押し倒す。

 

「じゃあまずはキスですね。先輩のファーストキス、俺がもらっちゃいます」

 

「ふふっ、先生ったらすっごい目がギラギラしてますわ。男らしくて素敵です」

 

 目を瞑った先輩の唇に唇を合わせる。リアスの髪の色と一緒の真っ赤な唇とは違い、薄い赤色の唇。食むように唇で唇を噛む。

 

 くすぐったいようで身を捩らせるも、腕をしっかりと固定し、逃げられないようにする。

 

「ぷはっ……どうです?ファーストキスの感想は」

 

「……キスというのは心地が良いものなのね。初めてだというのに大変安らいだ気分で出来ましたわ。これも先生が相手だからかしら。それと、私の事は朱乃と呼び捨てで構いませんわ。敬語もいらないですし、そもそも今の私は先生に教えを乞うている立場ですもの」

 

「そうです……そうか。じゃあ遠慮なく呼び捨てにさせてもらうな。キスは触れ合うだけのじゃなく、舌同士を絡み合わせるモノもある。カップルのキスといえばこっちが基本だ。朱乃から俺にキスをしてくれ。唇同士がくっ付いたら、舌を入れてあげるから」

 

「は、はい」

 

 受け身であれば自然とできたのだが、自分からするとなると少しおずおずとしたものになってしまう。そんな朱乃の様子は普段とは異なり大変愛らしいものだ。

 

 目を瞑り、プルプルと震えながら唇が触れる。んっ♡と甘い吐息を漏らしながらのキス。約束したとおりに彼女の唇を割って舌を潜り込ませる。

 

 ぬるりとした異物が口内に入り、一瞬ビックリするものの、さっき言っていたものだと理解すると身体から力が抜ける。朱乃が脱力したのを確認するとより深くキスをしていく。

 

「んぅ……っ♡くちゅ……♡ぁ……む……♡んぇ……♡」

 

 人生に一度だけのファーストキス。それも知り合ったばかりの後輩としているという事実に朱乃は興奮を覚える。朱乃にとって異性というのは憎き父以外であれば部活仲間との交流しかない。1人は紳士のような美少年で、学園でも王子様と女子たちには呼ばれる少年。もう一人は兵藤一誠という性欲が服を着たような男。常に胸や尻に視線を感じ、あまりいい気分ではなかった。

 

 男は嫌いだけど、自分の性欲を処理するためにネットで情報を集めたりした。女の胸のサイズが多数ある様に、男のペニスのサイズも差があることを知った。そんな折に学園で一つの噂を耳にした。即ち、デカチン男が居るというモノ。ネットで見てしまったものが頭から離れず、かの生徒もアレだけのサイズがあるのだろうか。そう妄想するようになった。それからの朱乃のオナニーする際の妄想ではあった事のない男子生徒が登場するようになった。

 

 丁度タイミングよく、部長であるリアスがムラムラしていると長年の付き合いで見抜いた彼女は、件の生徒へと嗾けてみた。その結果が今だ。リアスを美しくさせた不思議な少年。そもそもリアスには彼氏が居るというのに、彼を嗾けてから輪に掛けて綺麗になった。自分も綺麗になるのだろうか。そう裡へと問いかけてみるも返答はない。

 

「ほら、朱乃も舌、出して。絡ませて唾液の交換をするから」

 

 朱乃は言われるがままに舌を差し出す。にゅるにゅると二人の舌が絡み合い、イヤらしい水音を奏で、唾液を交換し、また唇をピッタリと合わせる。歯の一本一本を舐め回され、舌を根元から吸われて、鼻息が荒いまま交わり続ける。

 

「あ……っ♡……ぇろ……♡くちゅ……っ♡は……む……♡ぁむ……♡ぢゅるるるるるるっ♡」

 

 御手洗は夢中になって朱乃の唇を貪る。相手がお姉さまだとか、年上だとかを無視して目の前の女を貪る。

 

 キスもした事のない生娘。学園中の生徒から羨望の眼差しを向けられる彼女が、今自分とのキスで気持ち良くなっている。

 

 漂う甘い香り。花の蜜のような香りが鼻を掠める。蘭のはなのような香りが強い花の匂いだが、不思議と何時までも嗅いでいたくなる。その匂いは彼女の首元から強く感じられる。キスを止めると、首元に鼻を突っ込む。「ぁ……♡」と残念そうな声が耳に聞こえるも、首に鼻を押し付けるようにして匂いを嗅ぐ。クラクラしそうな程濃密な発情した雌の匂い。リアスとは別の意味で甘く、全然違う香りに否が応でも別の女を組み敷いているのだと事実を突きつけられる。

 

「朱乃の匂いってすっごい強いね。こんなの他の男が嗅いだらレイプでもされるんじゃないかな」

 

「やっ……♡言わないで下さい。そんなに私の匂いって臭いんですか?」

 

「あー、誤解させたようだね。臭いんじゃなくて良い匂い過ぎるんだよ。蝶を誘うような花の匂いで、朱乃の匂いは蝶の代わりに男を寄せつけちゃうって感じ。俺だってもっと嗅ぎたくなるし」

 

「そう……なんですの。なら、好きなだけ嗅いでください。今の私は先生に指導を受ける女です。先生であれば何でも受け入れますわ」

 

 キスをしただけだというのに朱乃の中では彼への嫌悪感はなくなった。いや、正しく言うのであれば嫌いな男なのに彼だけは平気になったというべきか。学園でのお姉さまと呼ばれ男女共に信頼の厚い彼女だが、父親との仲が原因で男への嫌悪感を裡に抱いていた。

 

 仮面を張り付けるのは昔から得意で、男嫌いな一面をこれまで一度とて表には出してこなかった。流石に近づかれたら声を上げそうにはなるが、幸いにもそこまで接近してきた男は皆無だった。それだけに自分が彼へと媚薬を盛り、ベッドに運んだのは意外な事であった。

 

「じゃあ次は男の身体について勉強しようか。朱乃は男性器って見た事がある?」

 

「あ……えっと……ネットでですけど」

 

「へぇ、学園のお姉さまと呼ばれている朱乃でもそう言うのは見てるんだ。こんなの知られたら失望されるかもね。或いは、見知らぬ男に暗がりに連れ込まれて男性器を触らされたりとか。いや、もっと酷いのであれば暗がりで押し倒されたりとかかな」

 

「そ、そんな酷い事言わないで下さい。きょ、興味心が勝って見ただけです。それに本物は見た事がないですし」

 

「じゃあちょっとまってね。今から本物のチンポって奴を見せてあげる」

 

 ベルトを外しズボンを降ろす。今日履いている下着はリアスの好みでもあるボクサーブリーフ。リアス曰くペニスの形がくっきりと浮かび上がるのが良いだとか。

 

 ブリーフ越しのペニスに朱乃の熱い視線を感じる。ボーッと熱に浮かされた様に股間へと視線を送る彼女は、年上というより年下の少女のよう。

 

 ブルンと音を立てブリーフからペニスが飛び出る。朱乃の痴態と匂いで興奮したペニスは既に戦闘態勢だ。子供の拳サイズの亀頭を真っ赤に膨らませ、竿には幾つもの太い血管が浮かび上がっている。カリ首は傘を広げ、リアスという雌の肉を穿ることを得意としている。最近、リアスの淫水を吸って来たからか、真っ赤だった亀頭も少しづつ日焼けをしたかのように赤黒く変色を始めている。竿の根元が一番太く、雄の匂いが一番強い箇所だ。雌を孕ませる精液を作り、溜め込む玉も大きく、中ではグツグツと精液を煮え滾らせている。早く目の前の女に種付けさせろと訴える。

 

 朱乃は目の前のペニスに圧倒されていた。並の女であればトラウマになりそうな程いきり立った肉の棒。芯でも入っているのかというぐらいピーンと一本立っている。しかもただ真っすぐ勃つのではなく、幹を仰け反らせ腹にくっ付きそうだ。朱乃がネットで見たのはあくまでも平均的な日本人のペニス。それ故目の前の外人サイズのペニスに言葉も出ない。鼻をつく濃厚な雄の匂い。ズボンを履いていた頃は掠りもしなかった匂い。嗅いでいるだけでドキドキし、目の前の雄に服従したくなるそんな匂い。ただジッと見ていると御手洗が右に、左にと肉棒を揺らす。

 

 猫じゃらしを前にされた猫のように、揺れる肉棒を顔ごと動かし追う。初めて目にする生のペニスに息を詰まらせながら見つめ続ける。リアスが言うには彼のペニスは雄として最高のモノらしい。彼と同じモノに長い悪魔生と言えどあえるかどうかの希少なモノらしい。確かに彼女の言う通りだろう。こうして目の前にすると自分が只の女に過ぎない事を知らされる。如何に気品高く、常に冷静でいようともこんな極悪なペニスを前にされたら只の女いや雌に堕とされる。リアスが綺麗に美しくなったのも雌に堕とされたからだろう。そんな確信が彼女にはあった。

 

「朱乃ったらずっと俺のチンポ見てるね。そんなに気に入った?」

 

「は……いぃ♡こんな、こんなモノを見せられたら女は誰でも気に入ってしまいますわ。匂いも濃くて……狂ってしまいそう♡」

 

「そういえば朱乃ってセックス以外の性技を知ってるの?」

 

「え、ええ。一応ネットで知りえた知識だけですけれど」

 

「ふーん、じゃあ俺が正しいエッチな事を教えてあげるよ。チンポを前にしたら女は全裸になることがまず礼儀だよ。ほら、ボーっと見てないで服脱いで」

 

「え、えぇ!?うぅ……分かりましたわ。先生の言う事ですものね。従うのが生徒の仕事ですもの」

 

 耳年増な癖にあまり性技の知識がないと来た。であれば彼女に様々な知識を植え付けるのもありだろう。自分以外の男など見ることが出来ないぐらいに下品な知識を。

 

 最初にカーディガンに手を掛けるとスルリと脱ぎ捨てる。そのまま白いシャツを捲り上げるように脱ぐと、髪の色と大人びた黒色のランジェリー。しかしサイズが合っていないのか乳房のせいで、何方かといえばマイクロビキニみたいになってしまっている。ブラの合間から少しくすんだ色をしながらも綺麗で大き目な乳輪が顔を覗かせる。

 

 スカートに手をかけ、脱ぐとブラと同じ黒色のパンツが顔を出す。クロッチの部分は興奮で出した愛液で濡れたのかじっとりとしている。ブラとパンツだけの格好になり、羞恥心から顔を赤く染めるも、目の前の御手洗はまだ脱ぐものがあるだろうと目で訴えてくる。一度深呼吸をし、覚悟を決めるとブラとパンツも脱ぎ捨てた。

 

 まず御手洗にはブラの合間から見えていた乳輪と乳首が視界に入る。大きな乳房には大きめ乳輪と相場が決まっているのか、見事な乳輪。リアスの乳輪は綺麗なピンク色だったが、朱乃の乳輪は茶色寄りだ。リアスのような存在が可笑しいのであって本来であれば茶色の乳輪が一般的だろう。だが、この茶色も妊娠すれば黒くなるのだろうか。一瞬彼女の孕んだ姿を想像したが直ぐに止める。

 

 彼女は所謂陥没乳首の持ち主のようで、恥ずかし気に揺れる乳房に姿を隠している。スススッと下に視線をずらしていくと細い腰、陰毛、女陰と視界に入る。

 

 丁寧に沿っているのか一定の長さを保つ朱乃の陰毛は髪と同じく黒い。普段の彼女の様子から黒色がトレードマークの事もあり非常に似合っている。

 

「ふーん……朱乃って陥没さんなんだね。初めて見たよ」

 

「やっぱり変なんですかね。この乳首のせいでどうも同性ともお風呂に入るのが苦手で……」

 

「いやいや、見事なモノだよ。人の性格が千差万別のように、乳首の形や種類も人それぞれ。ただ、朱乃の場合は陥没乳首なだけに過ぎないよ。だからそんなに卑屈にならないで寧ろ胸を張ればいいよ。自分はこんだけ立派なおっぱいを持っているんだって。どう見たって頭よりも大きいおっぱいだよ?男の夢がこれでもかと詰まった一品じゃないか」

 

「ほ、褒めているのか貶しているのか反応に困りますわね……でも、ありがとうございます。少し自信が持てますわ」

 

 リアス以上の、いや最近のリアスを考えるに同等のサイズの乳房は男女関係なしに視線を集める。男からは情欲の眼差しで、女からは羨望の眼差しで見られるに違いない。

 

「さて、服を脱いだところで作法の続きだ。さっきも言ったように、チンポを前にした女は全裸になることが礼儀。その次にする事、何か分かるか?」

 

「えっと……すみません、思いつきませんわ」

 

「まぁ、初めての事だ仕方あるまい。だが、セックスの妄想ばかりでオナニーに耽るのもいいが、男を悦ばせる事を考えて今度してみろ。正解は土下座だ。自分という女に勃起してくれてありがとうという感謝の念を込めて土下座をするんだ。女は男の所有物、そう考える事が朱乃の仕事だ。まぁ、誰もが所有物という訳ではない。この人の物になりたいと思った相手だけにだ。流石に節操なしは嫌われるからな。さて、朱乃は俺の物になりたいか?このチンポに仕えたくないか?」

 

「あっ♡……はい」

 

 チンポを揺らすと、朱乃は自然な動作で正座をし、そのまま頭を下げる。三つ指を付き、眼前のペニス目掛けて頭を下げる。まるで婚約相手にする古き日本の女性のように。

 

 染み一つない白い背中が見える。興奮と緊張、そして羞恥心で掻いたのか玉粒のような汗が浮かび上がっている。

 

 土下座をしたとき朱乃の中で何かが変わる。朱乃はSかMかの資質で言えばSの方に傾く性格をしている。それは母親からの遺伝もあり、血は争えないというモノだろうか。悪魔にはかつて起きた戦争で数が減り、戦闘が困難になった代わりに発展したレーティングゲームと呼ばれるモノが存在する。眷族をチェスの駒に譬え、チェスのように華麗に客に見せつけるように戦うゲームだ。レーティングゲームでの戦闘ではSの面を表に出し、敵を嬲る様に倒すのが好みで悪魔たちにはリアス眷属で一番恐れられている。

 

 しかし、今御手洗に土下座をした瞬間、そのSの天秤が傾きMへと動いた。この雄には勝てない、服従することが当然の事だと本能で理解した彼女は彼限定という枕詞が必要になるがMの資質を開花させた。

 

 屈辱と感じる事もなく、自然とした動作で頭を下げる朱乃。頭を下げた際にポニーテールもふさりと床に当たる。

 

「土下座したって事は今日から朱乃は俺の物だ。誰が何と言おうとも手放す気はないから諦めろよ?じゃあ次に行こうか。土下座をした後はチンポの先、亀頭にキスをするんだ。これから奉仕をさせていただきますって念を込めてな」

 

「ん……ちゅっ♡」

 

 形の良い唇が亀頭に触れる。ピクンと亀頭が揺れ、少しキスがし辛くなるも何度も唇を落とす。

 

 ちゅっ♡ちゅっ♡とリップ音が部屋に響く。惚けた表情でペニスを見つめ、何度もキスをする朱乃の頭を優しく撫でる。朱乃の頭を最後に撫でたのは憎き父親だ。それ以来男に触れられる事を嫌っていたが、彼が触れた瞬間朱乃の胸に去来したのは歓喜の嵐。

 

 ご主人様が撫でてくれていると歓喜の嵐が何度も襲い、少しづつ彼女自身も気が付かないほどゆっくりな速度で変えられていく。貞淑な女から、淫らでふしだらな女へと。自身の所有者に気に入ってもらえるようにまずは心を変化させる。男の言う事に従い、疑問を持たない様に隙間なく忠誠心と、恋心が埋め尽くしていく。

 

 昨日までの朱乃であれば鼻で笑っていただろう。男を嫌う自分が恋をするだなんて。些か間違った恋心ながらも、恋心に違いはなく彼を見るだけで胸が痛くなる。

 

「よしよし、キスはそこまでだ。次はチンポの匂いを覚えるために鼻をくっ付けて肺一杯匂いを吸うんだ。主人の匂いを覚えて、直ぐに判別できるようにな」

 

「はい♡……んっ♡すごい匂いです。嗅いでいるだけで頭がボーっとしちゃう……♡コレを覚えるんですよね……頑張りますっ♡」

 

 竿に鼻を押し付け肉棒の匂いを吸う朱乃。嗅いでいると動悸が激しくなり、肉棒以外のモノが見えなくなってしまう。

 

 息が当たるたびにピクリと反応を示すのもまた愛らしく、グロテスクな見た目にも拘らず朱乃は愛着がわいていくのを感じる。鼻越しに伝わるペニスの熱さ。ズボンの中で籠った熱と匂いが鼻を突き抜け、脳回路を焼き焦がすのではないかと心配になる。

 

 匂いを嗅いでいる朱乃を他所にズリズリと朱乃の顔にペニスを擦り付ける。鼻だけでなく、顔全体で匂いを覚えろとばかりに雄の匂いを滲みこませていく。先走りが漏れ、朱乃の顔に付着するのも気にせずに腰を振り顔ズリをしていく。

 

 付着した先走りに気付かず、目の前で行ったり来たりと往復を繰り返すペニスを見つめる。大きく張り出しているカリ首が鼻に当たるたびに、一段と濃い匂いが漂う。カリ首は溝があり其処に溜まった言わばチンカスの匂いが鼻についているのだ。御手洗は自分でも顔を顰める程の悪臭を放つチンカスを容赦なく朱乃の鼻に擦り付ける。日本人にしては高く、形の良い鼻にボロボロと落ちるチンカス。

 

 うっとりとその匂いを嗅ぎながら指で掬う。白濁した精液が固まり、汗を吸ったソレは強烈な悪臭を放ち存在感を知らしめる。

 

「その指に取ったチンカスを食べるんだ。自分の所有者の味を口で覚えるんだ」

 

「あ……む♡……んっ……♡」

 

 指示に従って口に含むと味と匂いが口の中に一気に広がる。チーズを更に発酵させたような味と匂いのそれを唾液でふやけさせ、何とか飲み込む。大量の唾液を必要としたためかゴクりと音が鳴ってしまい恥ずかしくなる。

 

「どうだ不味いだろう?でも、ソレがお前の主である俺の味だ。嫌なモノでも覚えるんだ。ぐっ……そろそろ射精をするから見てるんだ。朱乃の綺麗な顔に吐き出す瞬間を」

 

 ズリズリと擦るだけでは正直なところちっとも射精感には繋がらない。だが、朱乃の綺麗な顔を汚す背徳感とチンカスを含んだりと最高のスパイスが合わさり、もう限界だ。

 

 亀頭が膨らみ、より多くの面が顔に接する。先走りが零れズリズリという音からズリュっ♡ズリュっ♡と水音が混じったような音に変わる。

 

 初めて見る生の射精に期待をし、膨らんでいく肉棒を見つめる朱乃。リアスのベッドにぱたりと秘所から零れ出る愛液が滲みこむ。まだ触れられたわけでも触れたわけでもないのにセックスの準備をと整える蜜壺はすっかり愛液で濡れている。膣内を密で一杯にし、ペニスを迎え入れる準備を整えると雄を誘う為に膣内から甘い蜜を溢す。

 

「出るっ!出るぞ!ちゃんと見ておけ、これがお前の主人の射精の瞬間だ」

 

ぶびゅるっ♡ぶびゅるるるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 射精の瞬間、腰を引き、顔からペニスを外し亀頭を顔に向けて精液を放つ。ぎゅるぎゅると精巣内を彷徨っていた精液が出口に殺到する。我先にとばかりに次々と勢いよく飛び出し、掛かる精液で反射的に目を瞑る朱乃の顔を白く染め上げていく。

 

 鈴口が大きく開き、奥から白濁とした精液を放つ瞬間は朱乃の脳裏にしっかりと焼き付いた。悪魔ながらも祈りをするシスターのように上を仰ぎながら精を浴びる姿は淫猥ながらも何処か美しい。エロスと芸術が合わさったような感じ。

 

 次々に掛かる精液は熱く重い。粘度のある精液は中々落ちず、落ちようとしても落ちる前に次の精液がかかり、結果としてそのままになっていく。ペニスの匂いとは別の濃い雄の匂いを放つ精液の匂いを嗅いで、朱乃の秘所も震える。ぷしゅりと小さく音を漏らすとベッドを汚す様に透明で熱い体液を噴き零していく。触れてもいないのに匂いと興奮だけで絶頂に達したのだ。

 

 絶頂で腰を震わせつつも懸命に精液を受け止める。時間にして3分ほど。やっと吐精が止まったのか降りかかるのが止む。

 

 射精で視界が滲んでいた御手洗が朱乃を見ると見るも無残な事になっていた。綺麗な顔には掛かってないところが無いのではと思うぐらい真っ白な精液を浴び、鼻に掛かった奴に限れば呼吸をする度に鼻提灯みたいになってしまっている。唇にも当然掛かっており、まだ拭っていないのかそのままピンク色の唇が白くなっている。顎辺りに掛かった奴だけは重力で少しづつ落ちて言ってはいるものの、全体的に酷い。思わず顔を顰める程には。

 

「うっわ……すっげぇ出た。えっと朱乃、大丈夫?気絶とか……してないみたいだね」

 

「え、えぇ大丈夫です。それにしてもすっごい出ましたね。えっと、これはどうすればいいの?」

 

「え?あー、そうですね。主人から出された物なので飲める範囲で胃に収めてください。その間に濡れタオル用意してくるので」

 

 本当は精液を飲み込む姿も見たいのだが、乾くと大変な事になるので台所にあるレンジの許へと急ぐ。

 

 その間に言われたとおりに指で掬っては精液を口に運ぶ。チンカスよりも飲み込み辛い粘液は飲み込めても喉に引っ掛かる。また味も濃いため、咽そうになるが必死に堪えて飲み込む。すっかり雌犬根性が染みついたのか蕩け切った表情。

 

 苦しいのに気持ちいいという矛盾した快感を味わいつつ、精液を処理していくものの、量が多くとてもではないが全部は無理だ。暫くすると彼が戻ってきた。

 

「はいこれ。レンジで温めたタオルだけどこれで顔を拭って。あ、髪の毛にも飛んじゃってる……えーとお風呂に入る?」

 

「そうさせてもらいますわ」

 

 お風呂場へと向かう彼女を見やる。結構な時間を過ごしたのか時計の針は14時を指している。やってきたのが11時半を考えるに2時間近くは彼女と性技に耽っていたのか。ペニスに付いた精液をティッシュで拭うとパンツとズボンを適当に履く。

 

 リビングで朱乃が風呂から上がるのを待っていると家主がやっと帰ってきた。

 

「あら?朱乃はいないの?それとももう終わったのかしら」

 

「もう終わったよ。ていうかリアスも人が悪いね。朱乃みたいな女性を俺に嗾けるだなんて」

 

「あら?知らないのかしら私は悪魔よ?それにしても呼び捨てにするだなんてあの子もやっぱり貴方へ堕ちたのね。ふふっ、これからは朱乃同伴であれば水曜以外の部室でも出来そうね」

 

「はぁ……」

 

 美しくも怪しい彼女の笑顔は暫く忘れることは出来ないだろう。まだ悪魔社会やこの世界の事を詳しくは知らないが、彼女が俺を守るために動いているのは理解している。だからこそ怒ることが出来ないのが現状だ。

 

 朱乃が戻ってくる間、リアスと話こんで時間を過ごした。

 

 




リアス編では受け身だった御手洗君も名前が出来て自信が付いたようです。

今回の朱乃編では口調も変わり、遂に男らしく……なったのかな?

あと本作の朱乃は本文の通り、御手洗君相手ではMになります。勿論、Sな部分が無くなったわけではないので彼以外にはSです。

本作設定として男嫌い……というか不信を付けました。母親を助けることが出来ず、流れる血にまで恨みを持つ父親が男だから男が嫌いになったって感じです。

朱乃編では挿入をしなかったですが、何時か書こうと予定しているリアス&朱乃編でリアスがレクチャーしながら処女喪失する予定です。後作者の個人的理由から今後出てくるヒロインの大半は処女です。

最後になりますが、週間ランキングR-18部門で一位取れました!これも読者の皆様のおかげです。評価バーも真っ赤で嬉しいです。


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リアス&朱乃

 最近オカルト研究部の部員たちの間で疑問に思われている事がある。部長であるリアスと副部長の朱乃の仲がとある日を境に急激に良くなったことだ。

 

 元々親友で、王と女王の関係と言えど信頼関係を築いていた二人だが週を開けた月曜日、部室に訪れた時から不思議とよく感じるようになった。更に疑問なのは、二人の肌の艶が増している事だろうか。部員の中でも一番小柄で、駒王学園のマスコットとまで呼ばれている一年が二人で何か美味しい物でも食べたのですかと尋ねても違うと言われ真相は謎のまま。

 

 今日も今日とて部活内容でもある駒王学園の見回りと悪魔業を終えると部員たちはそれぞれの家へと帰る。

 

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 小便のすえた匂いが充満する公園のトイレ。深夜の時間帯故か人一人いないはずのトイレの個室に合わせて三人になる男女がいた。

 

「こんな所に私たちを呼ぶだなんて恐れ入ったわ。ああ、怒ってはいないわ。そもそも私も朱乃も貴方の雌にされたんだもの。囲う雄の命令に怒りなんて抱かないわよ」

 

「そうです。私もリアスも先生だから来たんです。ふふっ、何だか不思議な気分。普段は眠るか、悪魔としての仕事をしている時間に公園のトイレにいるだなんて。それも男性用に」

 

 リアス・グレモリーと姫島朱乃という優秀な悪魔を手中に収めた御手洗は、二人にしっかりと雄と雌の力の差を知らしめるために汚い公園のトイレに二人を呼び出したのだ。本来であれば屈辱を感じるであろうプライド高いリアスさえも嬉しそうにやって来た。朱乃も朱乃で、先生と呼ぶ年下の少年には逆らえないと本能で理解しやって来た。

 

 まだ処女を散らしていない朱乃だが、あの日以来より強く女性らしい色気を醸し出すようになり学園での人気がさらに高まった。理由の一つとして自身の長年のコンプレックスであった陥没乳首を褒められた事だろうか。自分の所有者が褒めるのであればと考えを一新し、その考えが普段の振る舞いに出るようになった。

 

 今までは無自覚に男を誘うような仕草をしていたが、彼以外の男の前では一切見せなくなった。だがそれは彼女の魅力を損なうモノではなく、それどころか見えないものを見たくなるという人間の性も合わさって人気に繋がった。

 

「それで?今日は私たち二人を呼んで何をするのかしら」

 

「んー、特に決めてなかったけど……まずは二人に服を脱いでもらおうかな。二人の綺麗な裸を見たいし」

 

「分かりましたわ。ふふっ、リアスと一緒に裸になるだなんて昔の私では考えられなかったわ」

 

「そうね。朱乃がコンプレックスを持ってたなんて私も知らなかったし……でも、隆のおかげで私たちの仲も良くなったし良い事尽くしよ」

 

 あの土曜日、朱乃に教え込んだ間違った男女の営みの礼儀作法。後からソレが可笑しい事だとネットで知った朱乃だが、彼がそれを望むならと彼の教えたことを忠実に守っている。

 

 ペニスを目の前に出されたら服を脱ぎ、土下座をする。最近ではその作法をする自分に興奮を覚えるようになった。少しずつ彼好みへと着実に変化している。

 

「どうかしら。トイレで裸になるだなんて思いもしなかったけど。自分の体に自信は持っているし、人も来ないように結界を張っているから好きなだけ見て頂戴」

 

「私も同じです。心も体も先生に捧げた身。今更恥ずかしいという気持ちはありません。先生に触られてから私もリアスもバストサイズが一つ上がったんです。ふふっ、リアスから聞きましてよ。殿方は女を自分で育てるのが好きだって言う事を。先生もそうなんですよね?」

 

 腰に手を当て胸を張るリアス。その姿勢故に豊満な乳房が強調され自然と視線が誘われる。ふるふると柔らかく揺れる乳房の先は綺麗なピンク色。大きな乳房に見合った大き目の乳輪。されど下品なモノではなく、均等な形で芸術品の様。吸い応えのある乳首も既に勃起して姿を見せている。

 

 朱乃は腕を頭の上で組み、リアス以上の乳房を魅せるのではなく腕を上げた事で晒される腋を強調する。既に興奮で掻いた汗が浮かんでおり、公衆トイレの薄暗い光でも十分にいやらしさが発揮される。腋毛は処理をしているのか一切生えておらず、ツルツルとした綺麗な腋だ。最早一つの性器と言っても良いぐらいイヤらしく光る。リアス以上の化け物サイズの乳房の先端―乳首はまだ顔を出しておらず、先端に横線が入っていてそこに姿を隠している。

 

 しかし何時見ても二人の素肌は凄まじい。性に目覚めていない幼児に見せたら目覚めそうな程に強烈な色気を放つ身体。何処をとっても肉感的で抱きしめたら最高に気持ちがいい。これほどの女を抱きしめれるという充実感と、柔らかく良い匂いがするという実感的な快楽に包まれる。

 

「二人ともエロくていいね。それにしてもバストサイズ上がったんだぁ……ふぅん」

 

「うっわぁ……すっごいいやらしい顔してるわよ。そんな顔私たち以外じゃあ幻滅されそうなぐらい酷い顔。って朱乃も同じぐらいいやらしい顔してるわね。どうしたの?」

 

「ふふっ、私って自分では攻める方が好きだと思ってたけれど。こうしてみると受けの方だなって思ったのよ。リアスだってそうでしょ?先生と知り合う前まではあんなにプライド高い娘だったのに今じゃすっかり絆されちゃって。惚れた弱みというかなんというか、不思議だなって思っちゃって」

 

「まぁ否定はしないわよ。グレモリー家の娘だからってだけでプライドを誇ってたけど、彼の前にしたらそんな肩書もなくなるし……なんていうかアレよ。素の自分でいられるんだなったのよ」

 

 二人仲良く話す光景はすっかり見慣れたものだ。前までは話しても部活や悪魔に関する事ばかりだったらしいけど、御手洗の前では普通の女子高生同士のような打ち解けた会話。

 

 以前、朱乃と触れ合ったあの夜は尊大な態度を取って彼女を堕とした。だけど本来の御手洗は普通の男子高校生だ。朱乃も彼があのような喋り方をしたのも気付いている。自分がSではなくMの女だと気づかされたから。それに彼のペニスを前にしたら態度や喋り方なんて些細なものだ。自分よりも圧倒的に優秀な雄の象徴を見せられたら自然と跪いてしまう。

 

 だからこそ余計にギャップに萌える。普段の彼とその彼の持つペニスに。

 

「おっぱい鑑賞はここまでにして。次は二人の大事なところを見せてもらおうかな。ほら、前に言ったようにがに股になって自分でマンコ広げて」

 

「ええ。ゆっくり見て頂戴」

 

「……はい」

 

 汚いトイレの個室だというのに気にもせずにパンツを降ろす。教育が良いのか脱いだパンツはきっちりと畳み持ち込んだ袋の中に入れる。幾ら彼の命令で裸になれても流石に服を汚いトイレの床に直置きすることは出来ない。まぁ、彼もさすがにそんな事は言わないが。

 

 便器に座る彼に見えるように少し腰を下ろす。脚を大きく開き、小陰唇を開く。まだ愛液で濡れてはいないが、それでも雌の匂いを漂わせる蜜壺に御手洗の視線は釘付けになる。

 

 リアスはオナニーで一番弄る所らしく陰核が肥大している。皮もズル剥けでピンク色で震えるクリトリスが顔を出している。対照的に朱乃の陰核は控えめで皮も被っている。どうやらオナニーではあまり弄らないようだ。代わりに小陰唇のビラがリアスのより形が崩れている。まだ男を知らないからか色素は変化せずピンク色の粘膜をヒクつかせている。

 

 二人とも陰毛は丁寧に整えているようで必要以上は生い茂っていない。髪の色と同じ紅色と黒色の陰毛は既に二人が少女ではなく女性であることを知らせる。ただ朱乃の方が毛の色が濃いようで黒は黒でも真っ黒な色をしている。指摘すると恥ずかしそうに顔を赤らめるが隠そうとしないのは調教の成果だろうか。

 

「うんうん。二人とも綺麗なマンコしてるね。朱乃はやっぱり処女なだけあってリアスのよりピンク色が濃いんだね。まぁこれから俺のを咥えるから変わるかもしれないけど」

 

「先生の好きなようにしてください。もう私は貴方の物ですから」

 

「むぅ……イッセーなんかにあげないで私も隆に処女を上げればよかったわ。まぁその縁で彼と出会えたんだけどぉ……」

 

「そう言うけどすっかり先生の形を覚えちゃったんでしょ?先生も処女に拘っているわけではないから良いじゃない。ねぇ、先生?早く私の処女膜奪って下さらない?ほら、考えるだけで濡れてきちゃう♡」

 

「流石にこんな所で奪うのはなぁ……また次の機会にでも奪わせてもらうよ。それよりも二人にしてほしい事があるんだよね」

 

 二人に床に膝をつくように命じる。持ってきたレジャーシートを広げ、その上に膝をつく。

 

 体勢ゆえに自然と上目遣いになってしまう。二人の瞳は既に情欲で濡れコレからする事に期待しているようだ。

 

「今日は二人でパイズリ奉仕してもらおうと思ってね。そのでっかいおっぱいで俺のチンポを扱いて気持ち良くさせてよ」

 

「んふふ、分かったわ。隆がして欲しい事は何でもしてあげる。朱乃も同じ気持ちだろうし、さっさとしましょ」

 

「ええ。私たち二人の奉仕で気持ち良くなってくださいな」

 

 リアスの張ったおっぱいと朱乃の柔らかいおっぱいに、勃起したペニスが挟まれる。

 

 既に女性な身体になっている二人のおっぱいは甲乙つけがたく、合計四つのおっぱいによる圧迫は至福の一時だ

 

「ふっ♡んっ♡あんっ♡中々難しいわね。前に一人でした時は意外と楽に出来たのだけど。それにしても相変わらず大きいわ。私たちのおっきなおっぱいに挟まれても顔を出してるんだもの♡」

 

「はふ……ふぅ、おっぱいが焼けちゃうぐらいの熱がチンポから伝わってきますわ♡リアスのおっぱいも柔らかくて奉仕しているのに私まで気持ち良くなっちゃう♡」

 

 はみ出るペニスにキスを落とす。肉厚の唇が亀頭のつるりとした部分に触れる。一度だけでなく何度もキスを落とし、キスしてない場所がないぐらいにキスをされた。

 

 リアスがキスをしているのを羨ましく思った朱乃もまた同じように真似をしてキスの雨を降らす。丹念に胸で竿を挟みながら先端にむちゅり♡と唇を押し付ける。リアスの慣れたチンキスとは違い、まだ初々しさの残るキス。外見で見ればリアスよりも大人びた雰囲気を纏う彼女が初々しくする奉仕は心もペニスも気分が良くなる。

 

 二人合わせて200cmを超えるデカパイにもみくちゃにされながらも同時に先端にねっとりとキスをされ、お返しとばかりに鈴口から先走りを漏らす。毎週のように交わっているリアスにとってはすっかり慣れた味。朱乃もまた前回の触れ合い以来、彼に顔ズリをされることが多く覚えさせられた味だ。御手洗曰く征服欲が満たされるとの事。

 

「私たちの奉仕は気持ちがいいかしら」

 

「うっ……んっ……うん、最高だよ……っ」

 

「ふふっ、嬉しいわ♡」

 

 御手洗の言葉に頬を染める朱乃。

 

 彼女にとって絶対的な主人となった御手洗。そんな御手洗が悦べば朱乃もまた悦ぶ。魔乳の奥で鼓動する胸がキュンキュンと高鳴る。ネットで集めた知識と彼に奉仕させられることで覚えた性技で彼をより悦ばせようとパイズリフェラを続けていく。

 

「隆ったらすっごい顔♡まだキスだけなのにそんな蕩けさせてたら後が大変よ?ちゅっ♡ちゅるるるるっ♡」

 

「あ、あぁ……すっごぉ……リアスのフェラ気持ちいいよ」

 

「むぅ、リアスだけでなく私の事も忘れないで下さいね。ちゅっ♡ぢゅるるるるるっ♡」

 

 下品な音を響かせ亀頭を口いっぱいに咥える。フェラに慣れていない朱乃の口内では亀頭だけを咥えるので精一杯だ。亀頭だけでも気持ち良くなって欲しいと頭を前後に振る。

 

 じゅっぽじゅっぽとペニスが出入りする度にイヤらしい水音がなる。頬肉で亀頭を磨くように擦ると亀頭がビクビクと反応を示し嬉しくなる。トプトプと零す先走りを飲み込みながら続ける。

 

 先走りを溢す鈴口に舌を差し込みクニクニと弄るとより多くの先走りを漏らす。舌で掬いあげるように何度も先走りを奪い嚥下する。拙いながらも絶妙な舌技に、御手洗は歓喜の声をあげていく。

 

「朱乃ったらエッチな顔して咥えちゃって♡なら私はおっぱいの方で気持ち良くさせてあげるわ」

 

 亀頭を朱乃が咥えているので竿の部分までしか乳肉で奉仕が出来ない。

 

 朱乃のおっぱいと比べると少し固く、揉み心地のあるおっぱいは抵抗もなくペニスを受け入れる。二人の女の口から零れた唾液と先走り汁、それに汗が合わさってスムーズに竿が乳肉を出たり入ったりと交互に繰り返される。

 

 御手洗が吸って吐いての一回の呼吸を終えるまでに何度も乳肉が行ったり来たり。時折尖った先端が当たりそれがまた柔らかい乳房以外の刺激を与える。

 

「んふっ♡隆のチンポ♡もう出ちゃいそうなのね♡すっごいビクビクしちゃってる♡んしょ……んしょっと♡」

 

「ぢゅるるるるっ♡んじゅっ♡じゅるるっ♡んぐっ♡んっんっ……ふぅぅ♡本当ね♡ビクビクってして亀頭もパンパンになってるわ♡れろっ♡れろれろっ♡」

 

 情熱的にペニスに奉仕する朱乃。少しずつコツを掴み亀頭だけでなくカリ首までを飲み込む。カリ首の溝に舌を這わせ、こびり付いた恥垢を舐め取った瞬間、舌から脳髄にかけてビリビリとした快楽の波が襲う。

 

 リアスの女王として、支えてきた彼女の献身さが今まさに発揮され、初めてなフェラさえもマスターしていく。裏筋を舌先で擽るように弄るとぴゅるぴゅると情けなくも熱い先走りを噴き零す。唾液と一緒に飲み込み、また弄り飲み込むを繰り返す。

 

 服従した忠実な雌としての才能を開花させていく朱乃に流石のリアスも負けじと竿を摩るおっぱいの圧力を強める。むにゅりとペニスの形に歪んでいる柔肉をよりペニスの形になる様に密着させ、ズリズリと擦る。本来であれば赤子に乳をやる為にある乳房をペニス専用へと変化させ、役割を変えていく。自分の身体で気持ち良くなりますようにと願いを込めて丹念に奉仕するリアスは前までのリアスとは別人と見間違えるほど。

 

「ぐっ……二人ともっ……もう……っ」

 

「いいわよ♡私たちにこのままぶっ掛けて頂戴♡貴方のドッロドロでくっさいザーメンかけて♡匂いが取れなくなっちゃってもいいから♡」

 

「はい♡お出しください♡先生の大事な精子♡私とリアスで受け止めますから沢山お出しください♡口でも顔でも好きな場所に♡」

 

 互い違いに上下を繰り返す豊満な乳房。ぐにぐにと縦横無尽に形を歪めるリアスの爆乳。

 

 リアスが激しく乳房を揺らす中、朱乃激しく口淫を繰り返す。思いっきり頭を前後に振りペニスに媚びる。すぼまった頬肉がむにむにと亀頭を包み込み、舌先が鈴口をつついてくる。二人とも汗をタップリと掻き、狭い個室の中に雌のフェロモンたっぷりな甘い体臭が広がっていく。曝け出している首から、乳房から、秘所から匂いを振りまきながら懸命に奉仕する。

 

「出るっ、出るぅ……っ」

 

 下品なリアスのザーメンオネダリと朱乃の服従した雌の本音に触発され、尿道を駆け上る白い欲望の奔流。

 

 滾る本能そのままにまるで便器に排泄するかのように二人目掛けて大量の精液をぶちまけた。

 

ぶびゅっ♡ぶりゅるるるるるるっ♡ぶぶっ♡びゅるるるっ♡

 

「きゃっ♡すっごぉい♡こんなにたくさん出てるぅ♡」

 

「ふふっ、流石は先生です♡こんなに沢山出せるだなんてやっぱり凄いですね♡」

 

 二人の髪に顔に、胸にと大量の白濁した精液が降り注ぐが嫌悪な表情にはならない。それどころかもっとかかれと精液を吐き出しているペニスを手で扱く。一滴も残させないと扱くその手つきは慣れたものだ。普段から交わっているリアスは当然の事、雌として躾けられている朱乃も尿道に一滴も残さない様にと指導されており当たり前のことをしているに過ぎない。

 

 かかる精液の熱と勢いを感じながら背筋をブルりと震わせる。すっかり本能で動く雌に堕とされた二人には効果的な雄の匂い。ペニスの匂いよりも強烈な脳髄を痺れさせる雄の匂いにうっとりしてしまう。惚けた表情のまま射精を見届ける。

 

 長いペニスが何度も脈をうち、鈴口を大きく広げてゼリーのような固形物に近い精液を何度も何度も吐き出す。長さや太さも優秀な雄としては必要だが、たくさん精液を吐き出す精力もまた必須の物なのだ。全てを兼ね備えているからこそリアスや朱乃の中で眠っていた雌の本能が呼び覚まされた。それは二人に限らず世の女に言える事だろう。

 

「あぁぁ……すっごい気持ち良かった。流石は二人だな。俺のチンポを良く気持ち良くしてくれた」

 

 少しだけ偉そうに二人の頭を撫でる。自身の吐き出した精液で触れるのすら嫌なのだが、雌を褒めるのは雄の役目だ。髪に付いた精液を指で拭い、その指を二人の口元に持っていく。

 

「あむっ♡んちゅっ♡れろれろっ♡すっごい濃厚なザーメンごちそうさま♡」

 

「はむっ♡ちゅるるるっ♡あむっ♡あむっ♡ふふっ、貴重な精液ありがとうございますわ♡」

 

 二人が飲み干した精液に含まれる精子の一匹一匹が大事な御手洗の遺伝子の塊。残すのは勿体ないと顔に付いたモノや髪に付いたモノを互いに拭い口に運ぶ。

 

 ある程度は飲み込めても流石に全部は難しい。だからリアスが朱乃からは見えない位置にまで飛び散った精液を掬い飲む。代わりに朱乃もリアスから見えない位置に付いた精液を飲み込む。二人の美女が自分の精液を舐め取る光景は射精したばかりにも拘らず疼かせるほど淫猥な光景だ。

 

「匂いは取れないわね。んーどうする?二人さえ良ければこのまま部室に行ってシャワー浴びながらもう一回戦とか」

 

「あらそれは良いわね。ね、先生?明日は休みですしこのまま部室でしません?部室であれば私の処女も奪ってもらうに持って来いですわ」

 

「はぁ……仕方ないね。じゃあリアス、片づけをしたら魔法陣を頼むよ。その代わり朱乃?明日は動けなくなるぐらい激しくするからな」

 

「はいっ!望む所ですわ」

 

 精液をある程度拭い取ると、袋に詰めた服に着替える。個室のまま魔法陣を敷くと、見慣れた部室へと転移した。

 

 




何故か書きたかったダブルパイズリを書いたはずなのに結果的にはリアスによるパイズリと朱乃のフェラになってしまった。表現力不足ですみません。

皆様の声援のおかげでまさかのお気に入り1300人超えました。何にしても初めて尽くしの出来事で驚くばかりです。

活動報告にて、1000人突破記念にリクエストでも募集しています。残念ながら私の文章力では、貰ったリクエスト通りに出来るとは思えませんが、それでもいいぞって方はリクエストください。待ってます!


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朱乃②

「それじゃあ私はソファで寝てるから二人はベッドでしなさいな。幾ら朱乃の親友で王である私でも折角の処女喪失の時の邪魔はしないわよ。おやすみなさい」

 

 三人でシャワーを浴びながらもう一発手コキをしてもらった後、リアスは部室に置いてあるソファに横になった。オカルト研究部には悪魔での活動の為に仮眠用のベッドが隣接されてる部屋に置いてある。

 

 そこのベッドを使ってセックスしてくれと言われたのだ。公園のトイレでの一幕で、既に愚息は処女を奪う気満々だ。リアスとセックスをした時並みに膨張し、直ぐにでも雌の穴に突き入れろと訴えてくる。

 

「ふふっ、リアスったらお節介なんだから。折角の好意ですしベッドに行きましょうか。こちらですわ」

 

 朱乃に手を取られベッドへと連れてかれる。

 

 部室に置くベッドにしては結構なサイズのベッドが鎮座している。御手洗と朱乃の二人が寝転がっても余裕のあるベッド。これからもお世話になるだろうし覚えておいて損はないだろう。

 

「私さっきからずっと疼いちゃってるんです♡先生に早く女にして欲しいって♡でも、その前に私の話を聞いては頂けないでしょうか」

 

「話?」

 

「私のこれまでの事です。リアスの女王となる前の人間だった頃のお話です」

 

 そう言うと朱乃は語り始める。

 

 姫島朱乃という少女は堕天使の父と人間の母の間に生まれたハーフの娘だった。ある事件が起きるまでは仲睦まじく近所でも噂になる位には有名な家族だった。そんな家族に朱乃は誇りを持っていたし、父や母が自身に向ける愛情を一身に受けて育った。堕天使の父の力である雷の力と人間の母譲りの霊力。

 

 朱乃の母親は姫島家という退魔でも有名な一族の娘だった。おかげで幼い頃から退魔師としての力を付けるようにと父親と母親から特訓を受けていた。父親が仕事の都合で神社を離れた日にその事件は起こった。そもそも退魔の一族の娘が退魔の対象でもある堕天使と結ばれることに姫島一族の者たちは反対だった。

 

 反対を押し切って結ばれた娘に灸を据えなければならないと一族の中でも血気盛んな者たちが朱乃の家族が運営する神社へと押し入った。母親と朱乃の二人しかいなかった神社では人数多くやって来た姫島家の者を追っ払うのも難しかった。結果として朱乃の死は免れたものの母親が亡くなってしまった。父親が血相変えて帰って来たのは母が亡くなって直ぐだった。父がもっと早く帰ってくれば母は死なずに済んだと子供の頃の朱乃は父親を糾弾した。

 

 分別のつく今では父が帰ってくるのが難しかったのも分からなくはない。ただそれでも思うのだ。もう少し早く帰ってこれなかったのかと。その後、姫島家の者に追っ手を出され逃げていた時にリアスに出会い彼女の女王として悪魔に転生した。グレモリー家と父親の上司が相手する事で追っ手は無くなり生家でもある神社での生活を許され現在は其処で生活をしている。

 

「これが私、姫島朱乃なのです。幻滅……しますよね。父親を嫌っていながらもその父親に守られていた娘なんて。それに最近ではその父の力も扱っているんです。リアスが言う通りで力に責任はなく、折角流れているのだから精々上手く使ってやれって」

 

「……俺は幻滅しないよ。誰だって糾弾しちゃうさ。俺だって同じ場面に立ち会ったら父親に怒りをぶつけていただろうし。使える者は親でも使えって昔から言うじゃん。だから朱乃も父親の力を使えば良いと思うよ。その力を使って父親を見返してやれば良いんじゃないかな」

 

「そうですね。ふふっ、今まで人に話した事ない内容なのに先生には話せちゃいました。しんみりとした話はココまでです。さぁ先生、私を先生の女にしてくださいな」

 

 身に着けていたバスタオルを取ると眩しい裸体が飛び出る。彼女も俺と同じでずっと興奮が続いていたようで普段は顔を隠している乳首も外に出ている。

 

 御手洗もまた腰を覆っていたバスタオルを取ると朱乃をベッドに押し倒す。

 

「処女喪失といえば正常位だけど俺のしたい体勢で良い?」

 

「構いませんわ。私たち雌にとって大事なのは誰の女になるかですもの。女にしてもらった時の思い出が楽しければ良いんですわ」

 

「じゃあ四つん這いになって。前から思ってたけど朱乃の尻を触りながらしたかったんだよね」

 

 四つん這いになった朱乃の肉付きの良い超安産型のデカ尻へと猫のように飛び掛かる。尻タブに指先を埋めるようにがっしりと掴み上げると朱乃が甘い吐息を漏らす。

 

 掴んだ豊満な尻肉を力いっぱいむにむにと揉み込む。所有権を示すかのような力強さに朱乃の白い肌に指の痕がうっすらと付いていく。尻たぶをゆっくりと持ち上げると綺麗に整えられた黒色の陰毛に包まれた朱乃の雌穴から愛液が零れ出るのが見える。太腿にまで垂れており、愛液で作られた跡が残っている。

 

「朱乃のマンコ期待ですっげえ濡れてる」

 

「あんっ♡言わないで下さい♡私だってこんなに濡れたの初めてなんですっ♡先生のチンポがいけないんです♡あんなに力強く脈打ちながら精液を浴びせるだなんて♡」

 

「このまま動物のような体勢で入れるからな。ゴムはどうする?朱乃がして欲しいなら付けるが俺は要らないと思うけど」

 

「要りませんわ♡先生のチンポにゴムを付けるだなんて駄目です」

 

 今日まで守り続けてきた朱乃の大事な大事な雌穴。そしてその奥にある孕み袋へ、マグマの如くグツグツと煮えたぎった新鮮な精液を吐き出すことを求めてペニスが触れる。くちゅりと粘膜と粘膜が触れ合う水音がなる。丁寧に拭いたはずなのに既に先走りをダラダラと零している亀頭と愛液で溢れかえっている膣肉が触れる。

 

「いくよ」

 

「はい♡」

 

 興奮のあまり荒い息を吐きながら、御手洗は自慢の雌殺しのデカチンを処女マンコへと容赦なく埋め込んでいった。

 

ずぷぷぷぷぷぅぅぅぅぅっ♡

 

 背後から勢いよく全身を埋めていく御手洗のペニス。処女とは思えないぐらいに解れている膣肉は愛しい男のペニスを優しく包み込む。ドロッとした本気汁を分泌する肉襞は絶妙な圧力をかけてペニスに絡みつく。少し奥に差し込むと薄い膜にぶつかる。

 

「分かる?これが朱乃の大事な処女膜。今から俺に奪われる膜だよ」

 

「んっ♡わかり、ますっ♡先生の大きなチンポが私の膣内を広げてっ……いますっ♡どうぞ、ひと思いに破って下さい」

 

 処女には大きすぎるペニスで苦しいのか息を何度も吐きながらも彼を歓迎する。

 

ぶちっ♡

 

「ひ、あ”ぁああああああ”あああああぁっ♡」

 

 瞬間、部屋全体に響く雌の絶叫。

 

 生まれて初めて感じる衝撃に、悲鳴とも嬌声ともとれる叫び声を上げながら全身を硬直させる。

 

「すごっ♡こんなっ♡こんなすごいだなんて♡あぁぁぁぁっ♡」

 

 ぷっくりと膨らんだ亀頭が膣の奥へと進む度、形を教え込ませるように膣肉を抉り、まだ固い膣道を強引に押し広げていく。

 

 朱乃は処女だというのに何度も何度も軽い絶頂を繰り返し、ただただ圧倒されてしまう。ビクビクと腰を震わせ、倒れそうになるも彼が後ろから支えているので問題はない。泡立つ結合部からは破瓜の証である赤い血液が零れる。零れた血液は太腿を辿りベッドに染みを作る。

 

 生まれて初めて挿入される雄の欲望は朱乃の想像以上のモノだった。

 

 少しだけ解れていた肉穴をミチミチと音を立て押し広げられる異物感に、内臓を持ち上げられる圧迫感。どれをとっても初めての経験で身体を固く硬直させてしまう。

 

 一度開通した穴とはいえ、直ぐに閉じ切った膣肉を掻き分けて進む感触は言葉に出来ない気持ち良さ。

 

 太く大きなペニスに雌穴全体を貫かれながら、朱乃はただただ圧倒されるばかり。デカ尻を彼に向けている為、彼の顔を見ることが出来ないが同時に御手洗もまた朱乃の苦しそうでいながらも気持ちよさそうにしている顔を見ることが出来ない。

 

 初めての行為でありながらも朱乃の口からは甘い声が漏れ出る。初めての触れ合いから焦らされてきた膣肉は固いながらも御手洗という男のデカチンをやすやすと飲み込み肉襞をヒクつかせる。

 

 膣肉をゾリゾリとペニスが通り過ぎるだけで、膣奥からはカッと燃え上がるような熱が込み上げ、マンコは呆気なくイってしまう。大きく顔を真上に逸らし、赤い唇から震える声を漏らし続ける。

 

 餅を突くように豊満なデカ尻を力いっぱいに揉みながら、ゆっくりとしたピストンを繰り返す。ピストンされるたびに快楽が背筋を通りゾゾゾっと鳥肌が立つ。自分専用の雌穴にする為にもただピストンするだけではなく横へとグラインドさせていく。

 

「あ、ひぃ♡わ、わたし♡先生に犯されてる♡初めてするセックスなのに♡気持ち良くなっちゃってる♡んふぅ♡」

 

 デカすぎる尻肉を波打たせるように御手洗はペニスを押し込んでいく。深いストロークを繰り返したおかげか、元々適度な締め付けだった膣肉も解れ少し擦っただけで朱乃が声をあげるようになった。グリグリと押し込むように子宮口を弄ると獣のような声を上げる辺り雌犬としての資質もありそうだ。

 

 肉壺からあふれ出す泡立った淫液が彼女の快楽を物語っており、動物のように犯されながら数えきれないアクメを味わっている朱乃。尻肉から手を放し腰の括れを掴む。掴まれていた尻肉にはくっきりと掌の痕が赤く付いており、彼女が所有物であることの証のようだ。

 

「朱乃の中すっごく気持ちいいな。狭いのに温かくて最高だよ」

 

「いいっ♡ん”おっ♡お”おぉっ♡」

 

 まだ慣れ切っていない膣肉だというのに激しく腰を叩きつけられる。さっきまでのゆっくりのピストンが嘘のように激しい腰使いで無慈悲に膣襞を抉る。膣口のすぐそばにあるザラザラとした部分に出っぱったカリ首が擦り上げられるとまた軽いアクメを覚える。セックスのはずなのに何処か躾けじみた腰使いに朱乃は翻弄されるばかり。

 

「朱乃は入り口の近くに気持ち良くなれるポイントがあって、此処を擦ると気持ちよさそうな声が漏れちゃうな。もっと出していいぞ。この部屋には俺と朱乃しかいないからな。仮に聞かれてもリアスにだ。どうせ今後リアスの前でセックスする時もあればリアスとのセックスを見る時もあるんだ。今のうちから慣れとけ」

 

「や♡そこ、そこダメ♡そこ弄られるとおかしくなっちゃいます♡」

 

 発情しきった雌穴は彼女の懇願すらも無視して快楽を貪る。カリ首が当たりやすいように無意識に身体が動く。御手洗の腰振りに合わせて腰を動かしたり、腰の高さを調整したりと奉仕するだけでなく自分も快楽を得ようとする雌犬の姿。

 

 大きな瞳から涙を零し抑えようとも抑えきれない嬌声を漏らす。今の自分は彼の所有物で彼を気持ち良くさせる為だけに存在しているのだと、御手洗のピストンで教え込まされる。

 

 ピストンする度に寂しく揺れる乳を後ろから鷲掴みするとまた一段と高く甘い嬌声を漏らす。指先が触れた途端、肉厚たっぷりの柔肌が吸い付き、掌を優しく包み込む。それでいてどこまでも掌が沈んでいく感覚。胸を支えに腰を振ると直ぐに射精感が込み上がってくる。

 

「あんっ♡んっ♡はっ♡も、もう出そうなのですね♡どうぞこのまま朱乃の中にお出しください♡先生の精液を子宮に注ぎ込んでマーキングしてください!♡」

 

 懇願に近い絶叫を上げながら朱乃もまた高みへと昇り詰める。子宮が持つ熱の熱さが全身に巡り、全身が性感帯になったような気分。御手洗が掴んでいる乳房からも甘い痺れが途絶えることなく送られ続ける。痕が残るくらい遠慮なく掴まれているのに痛覚が麻痺しているのか快楽へと変換され脳髄へと送り込まれる。

 

 互いに高まる快楽の波を感じる。相手の身体の絶頂がまるで自分の身体で起きた事だとさえ思う。ピストンも激しさをまし遂にその時が訪れる。

 

ぶびゅるるるるるっ♡びゅるるるるるるるるるっ♡どびゅるるるるるるっ♡

 

「んんっ♡ぁあああああっ♡イくぅっっっっ♡」

 

 朱乃を羽交い絞めにしたまま密着した状態で精を解き放つ。陰嚢の中で悶々としていた精液が新たな居場所を求めて移動を開始する。どくどくと吐き出されていく精液の塊を朱乃は子宮でダイレクトに感じていた。子宮の熱以上の熱がじんわりと広がっていくような優しい気持ち。  

 

 長い髪を振り回しながら自分も達し、反射的にペニスを膣肉が強く締め付ける。根元までキッチリと締め付けられペニスが固定されたまま次々と精液を送り込む。一回り以上の膨らんだ亀頭が子宮口付近を占領し、自身の子孫を残すために脈動する。極上の女に種付け出来る幸せを御手洗は噛みしめていた。

 

 数分ほど同じ体勢でいたがやがて朱乃の中から出ていく。一日に三回も特濃で大量の精液を吐き出したペニスは流石に萎え始めを見せる。自身の中から去って行くペニスに朱乃は一抹の寂しさと喪失感を覚える。

 

「あーすっげぇ出た。おぉ、朱乃の腹が少しぽっこりしてるな。いや俺こんなに出せたか?」

 

 グラマラスな身体とは対照的に絞られている彼女の腹部が少しだけ膨らんでいる。確実に原因は御手洗の精液だろうがそれにしてもこんな事があるだろうか。リアスとの契約が及ぼしたものだろう。別段辛いモノでもないから放置しておくか。

 

「んっ♡まだお腹の中に先生のチンポが入っているような感じがしますわ。あんなに何度も力強く出し入れされて……先生は気持ち良かったですか?」

 

「あぁ勿論だよ。処女だって言うのにあんなにしゃぶりつかれたら流石にな。それにしても大丈夫か?リアス以外の女を抱いたことないし、処女も朱乃が初めてだからあまり女性側の方の苦労が分からないんだけど」

 

「んふふ、大丈夫ですわ。少しジンジンと痛みが残っていますがこれも先生が残してくれた痛みですもの。私にとってはどんなの物でも先生に与えられたものならば喜びですわ。それにあんなに気持ち良くさせられて不満を抱くなんてことありません」

 

 秘所から来る痛みに顔を顰めながらも微笑む朱乃。そんな彼女にキスをすると三回も出したからか体力が尽きてベッドに倒れ込んでしまう。

 

「ふふっ先生もお疲れの様子。明日は休みですし今日はこのまま眠って起きたら身体を洗いましょうか。おやすみなさい先生。んちゅっ♡」

 

 

 

 





本来姫島が退魔の一族なのかどうか知りませんが本作品ではそう設定しました。というのも巫女服を着る大和撫子と言ったら退魔師って心が叫んでるんです。それに従った結果です。多分原作だと違うのかな。アニメ視聴勢だと記憶が薄くて……


今回はセックスだけだからか文字数が一番短い5500文字……申し訳ありません。というか読者の皆さんは文字数どれぐらいが良いのでしょうか。酒を飲みながら勢いで書いている部分があるので細かく調整は出来ないのですが文字数が多いか少ないか丁度いいのかどうか教えてくださると有難いです。

毎回の誤字脱字報告ありがとうございます。投稿前に一度確認したほうが良さそうですね。


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アーシア①

 アーシア・アルジェントは兵藤一誠に恋する少女だ。ただ彼女の恋が成就する事は限りなく低い。

 

 悪魔へと転生し、夢はハーレム王と謳う兵藤一誠だが如何せん人間の頃の感覚で生きているからかハーレムを目指しながらも付き合い始めたリアス以外の女を侍らせるイメージを抱く事が出来ないままでいる。悪魔は数が少ない事もあり、繁殖を第一としているのでハーレムを否定されることはなく寧ろ推奨されるほどだ。

 

 そんな彼とアーシアの出会いは今から少し前。駒王町にある教会にシスターとして赴任してきた彼女だが、任地先の教会へ辿り着けずにいた所を彼に助けられる。しかしその赴任そのものが罠で、彼女の持つ神器と呼ばれる今は亡き神からの贈り物を狙った堕天使の策略だった。

 

 彼は友好を結んだ少女を助けるために教会に乗り込んだものの、あと一歩のところで助けられずアーシアは短い人生を終えてしまった。しかし悪い人生ではなく、最後の最後で友人となった彼が助けに来てくれたそう思うと彼女は幸せな人生だったと思い瞳を閉じた。亡くなったアーシアを抱え号泣する兵藤一誠に声を掛けたのが彼らの王であるリアス・グレモリー。彼女を悪魔に転生させる事で疑似的な蘇生を行い、二人はまた再会する事が出来た。

 

 自分を助けるために単身で乗り込んできた異性。男女が逆であろうとも惚れるなって言うのが無理なシチュエーションだ。それ故彼女は彼に恋心を寄せた。彼は住む場所がないと嘆く彼女に、自宅に住めばいいと笑顔で言った。付き合うまで秒読みと思われた二人だが、どういう訳か彼は身近な女の子よりもリアスを選び今に至る。

 

 だけど彼女は諦めない。かつて自身が命を落とした時のように、諦めなければきっと。

 

 そんな風に考えていた彼女だが、衝撃的な場面を目撃してしまう事になる。部室に物を忘れたと深夜遅い時間に取りに行ったところ何かがぶつかる音が聞こえ、そろりとドアを開き中を確認した。部室では王であり部長であるリアスがアーシアとクラスメイトの少年とセックスをしていた。犬のように四つん這いになったリアスに覆いかぶさり、繋がっているペニスを動かすために腰を振る。初めて見る生のセックスに声を上げるよりもジッと見てしまうアーシア。それが彼女の運の尽きだった。

 

 転生悪魔とは違い、純血の悪魔であり上級悪魔であるリアスは性に耽っていようとも扉前にいる相手のことぐらいなら索敵出来る。おかげで誰がいるのかバレてしまった。彼女をどうやって御手洗に捧げようかと思っていたリアスにとって棚からぼた餅な状況。御手洗とのセックスを楽しみつつも後日、今日の出来事の事で呼び出そうと内心でほくそ笑んだ。

 

 翌日の学校で、偶然にも廊下を歩くアーシアを見かけリアスは声を掛ける。

 

「アーシア、今日の夜少しいいかしら」

 

「うぇ!?あ、はい……えっと何でしょうか」

 

「昨日の夜」

 

 アーシアの耳元で小さく呟くとビクンと大げさに身体を跳ねさせる。アーシアは覗き見してしまったのがバレていたのかと内心で焦る。アーシアは良くも悪くも感情が表に出てしまう少女の為、示した反応は何か疚しい事がありますと言っているようなものだった。

 

 夜に部室に来なさいと告げるとリアスは教室へと帰っていった。

 

 ・

 ・

 ・

 

「うぅ……昨日の事やっぱりバレてたんですね」

 

「そりゃあそうよ。私は上級悪魔で、グレモリー家の次期当主よ?何があるのか分からないから何時でも索敵だけはしているの」

 

「じゃ、じゃあ聞きますけど、何で部長さんはイッセーさんとお付き合いをしているのに御手洗君とあんなエッチな事をしていたんですか。幾ら悪魔だからってふしだらです!イッセーさんが可哀想だと思わないんですか」

 

「んー、今はもう思わないわね。確かに私の初恋はイッセーよ。でも、あの子ってどんな時でもエッチな事ばかり考えているのよね。まぁ隆も言える事じゃないけど」

 

 アーシアは驚愕のあまり固まる。自分の恋敵で何よりも高い壁であったリアスが既にイッセーに見切りをつけている事に。転生悪魔だからという事ではないのは分かる。イッセーの名を口にするリアスの目が冷たいから。

 

「い、イッセーさんがエッチなのは今に始まった事じゃないですし、それを受け入れるのが女性じゃないんですか!」

 

「まぁそれは否定しないわ。器を見せるにはいいかもしれないけど……でもね、私がイッセーへの恋心を捨てたのは一つの噂が原因よ。知ってるかしら隆の、御手洗の噂を」

 

「は、はい……」

 

 アーシアもクラスメイトの桐生という女生徒から聞かされていた。桐生という少女は言わば女性版兵藤一誠だ。女性ゆえにそこまで嫌悪されていないが、男性であったら兵藤一誠と同じぐらいに扱いが酷くなるだろう。

 

 幸いにもアーシアは人を噂や言動で決めつける子ではないので、話してみてちょっとエッチな少女と思いながらも普通に交友を結んでいる。

 

 御手洗隆の噂といえば一つ。何処にでも居そうで実際話してみても平凡な彼に流れている噂はデカチンかどうかというモノだ。この噂は噂でありながらも真実のモノだ。そもそもこの噂が広まる原因となったのが中学時代の修学旅行だ。修学旅行でクラスメイト達とお風呂に入って愚息を見られ、その話が何時の間にか高校まで流れてきた。

 

 彼は自分の愚息をデカチンとは思っておらず、所詮噂は噂と割り切っていたが、リアス本人が確認し虜にされてしまった経緯がある。そんな噂をアーシアも聞いており、思わず顔を赤くする。

 

「ああ見えてイッセーって普通なのよ。普通の人間であれば満足して噂に踊らされたりしないのだろうけれど、私たち悪魔って本質的に優秀なモノを求めるようになっているの。貴方も悪魔になる前はシスターだったけれど、イッセーとセックスを一度でもすれば物足りないって思うわよ。だって現に悪魔になる前は貴方ってエッチな話題も出来なかっただろうし」

 

「え?……あ、そう言えばそうですね。で、でも体と心が繋がるって本で読みました。部長さんはイッセーさんと繋がらなかったのですか」

 

「んー、繋がりはしなかったわね。彼ってエッチな性格をしているでしょ?女性に理想を求めるのは別に構わないのだけど、それに見合う男になってほしいと思うわ。エッチな女になって欲しければ女を満足させられるモノを持つとか。それに彼の腰振りって独りよがりで気持ち良くないの。どう?アーシアも隆としてみない?心が繋がらなかったらイッセーと恋人になるでもいいし」

 

「うぇ!?……一生モノですよね。女の子の大事なモノをそんな簡単に捨てていいんでしょうか」

 

「別にイッセーだって気にしないわよ。そもそもイッセーの求める女の子ってエッチな子でしょ?隆を練習相手だと思ってセックスすればいいじゃない」

 

「うぅ……わ、分かりました。結局私に拒否権はなかったんですよね」

 

「そうね。もし拒否していれば催眠でも掛けてたかも。って嘘よ。流石に私もそこまで悪魔になるつもりはないわ。じゃあ今週の金曜日の深夜に部室に来なさいな。隆にはエッチになる練習がしたい子がいるって言っておくから」

 

「は、はいぃ」

 

 どうしてこうなったのでしょうと呟きながら帰っていく彼女の姿を見てリアスは口角を釣り上げた。

 

「これで目的は達成ね。ふふっアーシアも堕ちたも同然。これでまた一人隆を守る戦力が出来るわね……でもまだ決め手が足りないのよね。お母様に相談でもしようかしら」

 

 リアスにとって妹分であるアーシアを引き込めそうなのは正直なところ嬉しい誤算だ。何れ引き込む予定ではあったものの、純粋な彼女をどうすればいいのかと頭を悩ませていたのだ。そんなリアスが考えているのは新しく芽生えた恋心を向ける相手である御手洗隆の事だ。恋人としてもあるが悪魔の数を増やすには彼は持って来いの人材だ。どれだけ一日に射精しても次の日には満タンってぐらいに性欲旺盛。寧ろよく理性を保てているなと感心するほどだ。だからこそ彼をリアスの物にしたい、ひいてはグレモリー家に所属させたい。そう考えて今は眷族を捧げ、自分たちに愛着を持たせようと画策中なのだ。

 

 ・

 ・

 ・

 

「えっとアルジェントさんがリアスの言ってた娘でいいのかな」

 

「は、はい。そう、です」

 

 リアスに電話で連絡を受け、深夜のオカルト研究部に潜り込んだら待っていたのはクラスメイトだった。少し前に転校してきた子で、綺麗な金髪に流暢な日本語で驚いた記憶がある。くすみのない金色の髪に、庇護欲を駆り立てるような仕草をする少女。それが御手洗から見たアーシア・アルジェントという少女の評価だ。

 

「もしかしてリアスが無理を言ったりしてない?アルジェントさんってオカ研の部員で悪魔……なんだよね。王でもあるリアスだから逆らえないって感じだったら俺から言っておくよ?」

 

「だ、大丈夫です。イッセーさんの好みの女の子になる為にもわ、私にエッチな事を教えてください!」

 

「そこまで決意が固いのであれば仕方がない。分かった、俺で良ければ教えるよ。まずはじめにアルジェントさんってエッチな事をどれだけ知ってるの?」

 

「えっと……男の人と女の人がセックスをするってのは聞きました。でもそれだけ……です。もしかしてエッチな事って大変なんですか?私孤児院出身のシスターだったので結構世間知らずなんです。学校で教えてもらった事と桐生さんから聞いたことしか知らないです」

 

「ふむふむ、分かった。じゃあまずはお互いの裸を見せ合いっこしようか。孤児院で子供の股間は見た事があるだろうけど、高校生ぐらいの成長した男のはないでしょ?兵藤とする時に見て気絶何てことになったら目も当てられないし、まずは男の裸になれるところからね」

 

「は、はい……ってうぇ!?私も裸になるんですか!?」

 

「そりゃあそうだよ。アルジェントさんって悪魔なんでしょ?リアスが言ってたけど悪魔って契約を重んじるんでしょ?なら等価交換だよ。勉強として俺の裸を見るんだから俺もアルジェントさんの裸を見せて欲しいなって」

 

「……うぅ、恥ずかしいけど頑張ります」

 

 テンパってしまったがあまり頷いてしまう。

 

 ろくに話した事のないクラスメイト相手に裸になることがどれだけ恥ずかしく、非常識な事かを知らないようだ。まぁ、彼女の事はリアスからある程度聞いているけど本当に孤児院出身だったんだ。そりゃあ人を疑う事をしないわけだ。疑うよりも信じたほうが生きられるだろうしね。

 

 羞恥心を堪えながらゆっくりと服を脱いでいく彼女をジッと見つめる。俺の視線に気づきながらも順調に服を脱いでいく。制服でやって来たようで見慣れた格好ではあるものの、話す事自体あまりない仲の少女が脱いでいく状況は興奮するに値する。

 

 黒を基調としている制服を脱ぐと初雪を思わせる真っ白な肌が現れる。華奢な彼女らしく全体的に薄い肉付きだが、彼女の放つ小動物じみたオーラと上手い事噛み合っている。

 

 発育があまり良くないのかまだまだ薄い胸ながらも、薄らと谷間が出来るぐらいには肉が付いているようだ。付けているブラもスポブラではなく、控えめに刺繍の入っている可愛い白のブラ。汚れを知らなさそうな彼女らしい色だ。パンツもブラと同じ白で、セットで購入したものなのだろうか。

 

「下着ですけど……一応脱ぎました。うぅ恥ずかしい……」

 

「じゃあ次は俺の番だね。どうする?俺は一気に全部脱いでも良いけど。アルジェントさんみたいにパンツ履いたままの方が良いかな」

 

「履いたままでお願いします。すみません、私からお願いしたことなのに」

 

「いや気にしないで良いよ。アルジェントさんの裸を見れるなんて俺からしたらご褒美なんだから。ゆっくりと慣れればいいさ」

 

 直ぐに覚悟を決め、素肌を見せた朱乃と違って終始恥ずかしがっている彼女は実に愛らしい。

 

 着てきたTシャツを適当に脱ぎ捨て、ズボンだけをするりと下ろす。リアス好みのブリーフにはすっかりペニスの形が浮かび上がっている。

 

 ブリーフ越しとはいえ初めて男の人の陰茎を見たアーシアは固まってしまう。しかし、固まってはいるものの視線は釘付けで、ブリーフ越しにペニスを見つめ続ける。イッセーさんのもあんな感じなのでしょうかと考えるがリアスの言葉を思い出す。御手洗はデカチンで噂の少年で、兵藤一誠は普通サイズだったと。

 

 となると彼の大きさをある程度小さくさせたものが兵藤一誠の陰茎だろうか。男の子のモノを見た経験はあっても男の人のペニスを見た事がない彼女ではそれ以上の想像が膨らまない。彼女の視線を感じる度にブリーフの中で跳ね、それを見たアーシアも体を跳ねさせる。

 

「アルジェントさん……んー、アーシアって呼び捨てにしてもいいかな?ただのクラスメイトであればアルジェントさんでも良いんだけど、少しでも仲良くなりたいし」

 

「は、はい構いませんよ。私も隆さんって呼ばせていただいても?」

 

「勿論オッケーさ。アーシアはキスは兵藤に捧げたいんだよね?」

 

「はい。私はイッセーさんの事が好きですし、他の人にキスをするのは違うなって思いまして」

 

「オッケー。無理強いはしないさ。あ、でもしたくなったら俺にしてもいいから。アーシアみたいな美少女のファーストキス貰えるってだけで嬉しいからね。さて、お互い下着姿になったけど、これじゃあ慣れるだなんてまだ無理だ。最初の一歩として抱き合おうか。お互いのぬくもりを感じて慣らしていこう」

 

「はい。えっと……お願いします」

 

 遠慮がちにアーシアが抱き着いてくる。やはり薄い胸はあまり柔らかさを伝えてこないが彼女の匂いが鼻を掠める。

 

 リアスとも朱乃とも違う女の匂いに股間が否が応でも反応してしまう。腰まで伸びている髪から漂うシャンプーの匂いと、彼女自身が放つ甘い蜂蜜のような匂い。髪を手に取り嗅いでいると恥ずかしそうに身動ぎをする。

 

「あの、匂いを嗅ぐのも必要な事なんですか」

 

「そりゃあそうだよ。これからイチャコラする相手の匂いを嗅いで安心するってことが大事なの。処女喪失する時って痛いから抱き着いて安心できる男の匂いを嗅ぐんだよ。だからアーシアも俺の匂いで安心してくれると嬉しいな」

 

「そうなんですか。分かりました。隆さんの匂いで安心できるように頑張ります!」

 

 リアスから聞いたアーシアは無知ながらも少しずつ頑張っていく頑張り屋さんとの事。何処か空回りしてるように手をぐっと握りしめる彼女。

 

 御手洗からすれば結果さえ伴えばいいので特に口出しする事はない。それよりも彼女の匂いを嗅ぐことの方が大事だ。髪だけに飽き足らず首筋に顔を埋め匂いを堪能する。アーシアも彼の言う通りに御手洗の匂いを吸い、何処か恍惚とした溜息を漏らす。

 

「確かに隆さんの匂いを嗅いでいるとポカポカします。どうしてでしょうか」

 

「んー、アーシアにとって俺が安心できる存在だからじゃないかな。兵藤の匂いって嗅いだことある?」

 

「い、いえ。流石に恥ずかしくてまだ。嗅いだ方が良いんですかね。はしたない女の子って思われないかな」

 

「あー、思うかもしれないね。まだ匂いを嗅ぐのは止めておいた方が良いよ。まずは俺の匂いに慣れてもらわなきゃ」

 

 論点をずらす様に兵藤から御手洗へとアーシアの中の安心できる男像を変化させていく。リアス曰く、無知すぎるから恋心すらもすり替えられるのではとの事。

 

 流石に他の男に恋している人を奪うのはと思ったが、思い返せばこうして女を抱けるようになったのも、人生が楽しくなったのもリアスを兵藤一誠から寝取った時からだ。そう思うと腕の中で匂いを嗅いでいるアーシアを奪うのもありかもしれない。

 

 リアスとも朱乃とも違う小動物のような女の子。それも無知ゆえに御手洗が教え込んだことを常識と思い疑う事はないだろう。朱乃のように後日ネットで調べたりしそうにないし。彼好みの知識を植え付け、可愛がるのも手だ。そう考えると彼女の背に回している腕に力が入る。

 

「んぅ……少し痛いですぅ。あ、でもこんなに強く抱きしめられると……すっごい安心します♡」

 

 トロリと瞳を濁らせ、無意識に彼の胸に頬擦りをする。懐いた猫のように夢中になって彼の腕に抱かれている。

 

 お腹にブリーフ越しにペニスが触れているにも拘らず、より密着する面積を増やそうと動き、それが却ってペニスを刺激する。

 

「ご、ごめんアーシア。これ以上密着されると股間が」

 

「え?あっ……ご、ごめんなさい。えっともう大丈夫です。隆さんの言った通りで匂いを嗅いで安心しました。その……えっと……私の裸、見てくれますか?」

 

「ああ、勿論だよ。アーシアの綺麗な肌を見せて欲しいな」

 

 先ほどまでの震えが止まり、自然な動作で下着を脱ぐことが出来る。羞恥心はあるものの、自分の為にエッチな事を教えてくれているのだ。その為に必要だというのに裸にならないのは失礼に当たるのではとアーシアは考える。

 

 天使がごとき美しい裸体。汚れを知らない真っ白な肌に浮かぶピンク色のポッチ。乳首も乳輪も小さく指で隠せてしまうだろう。陰毛は生えてないのか処理しているのか、或いは薄いのか見当たらずぷっくりとした恥丘。スラリとした手足は世の女性が羨むものだろう。まさに聖職者と言わんばかりの彼女に御手洗は言葉を詰まらせる。

 

 こんな少女を魔女と呼び教会から追放とはよっぽどの馬鹿なのだろうか。学園で耳にする彼女は何時も誰かを気にしている。自分だって転校したてで慣れていないだろうに他者の心配を出来るだなんて心が清らかな人にしか出来ないだろう。色々な意味で眩しい少女だ。

 

「えっと……どうでしょうか。部長さんのようにおっぱいも大きくないですし。これじゃあイッセーさんにも隆さんにも興奮して頂ける身体ではないですよね」

 

「いやいやいや。兵藤は知らないけど、さっきアーシアのお腹に当たってたの忘れてる?アーシアを抱きしめてただけで勃起してるんだよ俺は。だから自信を持ちなって。男好きするムチムチな身体ではないけどアーシアの場合はすっごい綺麗なんだよ」

 

「えへへ、そんなに褒められると照れちゃいますね。ありがとうございます。少し自信を持てそうです」

 

 照れ臭くも本当に嬉しいのか笑顔を浮かべるアーシア。

 

 御手洗の知っている女性といえば二人とも妖しくもイヤらしく笑う二人。色んな意味で正反対な少女だと思う。純粋無垢が服を着ているような少女を汚すのは背徳感があり、御手洗の中を快楽となって駆け巡る。

 

「じゃあアーシアの裸を見せてもらったんだから次は俺の番だね。よいっしょっと……どう?初めて見る男の股間って」

 

「い、色々と凄いです……そんなに大きくなるんですね。本当に子供の頃のものと違う……痛くないんですか?そんなに膨れると辛そうです」

 

「痛くはないけど苦しくはあるね。一度勃起すると静めるのが大変でね。男一人の時はジッとして落ち着けば静まるけど、今のように女の子と一緒にいる時はそりゃあ大変だよ。特にアーシアのような美少女と裸でいると静まるとは思えないね」

 

「うぇ!?落ち着く以外に静める方法ってあるのですか?私が一端を担ってますしお手伝いします!」

 

 アーシアは筋肉がさほどついていない二の腕にむんと力を込めてアピールする。御手洗は折角なので彼女に手コキを教えることにした。アーシアは顔を赤くしながらもペニスに手を伸ばしてくる。

 

 ひんやりとした小さな指が竿に触れる。はわわと声を漏らしながらもゆっくりと上下に扱いていく。しゅっしゅっとリズムよく動かし性感を高める。つるりとした赤黒い亀頭を指が掠める度にビリビリとした刺激が走る。

 

「アーシアの手コキ気持ちイイよ。でももう少し力を入れてもいいかな」

 

「分かりました。お、おちんちんって凄いんですね。こんなに熱くて、血管がドクンドクンって脈打ってます……イッセーさんにも生えてるんだ……」

 

 御手洗のデカチンを見たアーシアの中で鮮明に記憶されたペニスの形。想い人である兵藤一誠とこの先結ばれようとも彼のペニスと比べてしまうだろう。彼のモノは大きかったのに兵藤のは普通なんだと。

 

 男も女も最終的に求めるのは優秀な方だ。最近では如何に小さくして高性能にするかと悩まれているが、原初から刻まれている巨大への渇望が存在するのも事実である。だからこそ雄は雌の乳房に豊満さを求めるし、逆に雌も雄のペニスに巨大さを求める。

 

 知らずにアーシアの口内に涎が溢れるも、彼女は興奮で出ているのだと勘違いしている。内股を擦り合わせ、秘所から溢れる快楽を流す。既に雌としての才能を開花させつつあるものの、本人が気付いていないので残念だ。まぁ、一日で堕とせるなんて虫のいい話だ。しかし、こんな良い女をあの変態に渡すのは癪に障る。

 

 そう考えるとまた御手洗の中でどす黒い欲望が沸き上がる。リアスと契約を結んでから度々湧き上がる黒い衝動。全ての女を自分の物にしろと自分ではない誰かが訴えかけてくる。

 

「ぐっ……もう出るっ。アーシア、手を皿のようにして受け止めてっ。後は俺が自分でするから」

 

「は、はいっ」

 

 自身の右手で愚息を扱き上げ、彼女の作った掌の皿へ亀頭を向ける。パンパンに膨れ上がった亀頭は女へ恐怖を植え付けるだろう。だがアーシアの中では恐怖よりも好奇心が勝る。初めて見るペニスからの射精。男の人はどういう風に出すのだろう。最低限の性知識を得る機会のある幼少時代を教会で過ごした彼女には、日本にやって来て知った中途半端なモノしかない。

 

 だからこそ熱に浮かされたように彼のペニスを見る。栗の花のような雄の匂いが強くなり、御手洗の息が荒くなっている。あぁ、本当に出すんだと思い見つめる。

 

どびゅるっ♡ぶびゅるるるるるるるっ♡びゅるるるるるるるるっ♡

 

 鈴口が大きく口を開き、中から白く濁った体液を放出する。粘度の高い精液は後に押し出される形で次々と彼女の掌を汚していく。ペニス自体の熱さとは比べ物にならない精液の熱さに目を白黒させてしまう。何とか感情を飲み込もうとする前に次の精液が掛けられ、気持ちを整理することが出来ないまま事態が進んでいく。

 

 アーシアという少女は心優しい以外にも弱点がある。勢いや場の流れに流されやすいというものだ。孤児院で育ち、見習いシスターとして教会に身を置いていた彼女の処世術は上の指示には歯向かわないというモノ。流石に嫌すぎる事であれば明確に反対するのだが、そこに彼女の優しすぎる性分が重なり大抵の事は受け入れてしまう。

 

 彼女の中での異性との付き合いは真っ白で汚れない清きモノだと思っている。だが、今御手洗という男の欲望を掌いっぱいに受け止め、自分の中で何かが変わるのを感じてしまう。即ち、あぁもうイッセーさんと一緒にはなれないという諦めに近い感情。元シスターだけあって婚前交渉した相手とは結ばれなければいけないという強迫観念じみたものが彼女を縛る。

 

 自由になった筈の彼女はまた縛られたのだ。今度は一生逃げられなさそうな鎖に。

 

「ふぅ……すっげぇ出た。俺ってこんなに出るもんだっけなぁ……でもま、いっか。出過ぎて悪い事はないし」

 

「わわわっ……たくさん出ましたね。これが精液って言う奴ですか?嗅ぎ慣れない匂いです……」

 

「そうだよ、それが精液。その匂いにも慣れてもらわないといけないかな。本当は飲んでもらいたいけど流石に其れは可哀想だし、えっと……シャワー室で流そうか」

 

 勿論のことながら精液はタンパク質だ。風呂で流すのは本来であればオススメできることではないが、今は緊急事態。雄としての偉大さを見せつける意味もあり掌で受け止めさせたが冷静になると何でこんなバカなの事をしたのだと思う。ティッシュでも持たせてその上に射精したほうが楽だったのに。

 

 少し慌てながらも彼女の掌いっぱいの精液を洗い流す。その際にまた柔らかな身体に触れてしまったが、彼女は慣れたのか特に気にしていなかった。

 

「今日はココまでかな。いきなりセックスとか大変だろうし、心を一度落ち着けなきゃいけないし」

 

「そう……ですね。エッチなこと教えてくれてありがとうございました。ちょっと考えたいことが出来ましたので、今日はお先に失礼します」

 

 去って行った彼女の表情が気になる。いつもみんなに見せている明るいものではなく、何処か暗い雰囲気を張り付けた表情をしていた。もしかしてやり過ぎたのだろうか。

 

 過去には戻れないし、彼女には受け止めて欲しいと願い御手洗も部室を後にした。

 




回を重ねるごとに性描写が雑になっていく……

アーシア編では彼女を闇落ちでもさせようと思ってます。シスターが闇落ちってテンプレを踏まえて書くと意外と楽しい。

純粋な少女がエッチになっていく過程を表現出来たらなと思います。



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アーシア②

 

 兵藤一誠は最近疑問に思うことがある、とある事情から同居する事になった少女アーシアが妙に艶めかしいのだ。

 

 食事を終えた後にはふぅと息を漏らす仕草や、悩ましく何かを考える姿が。一誠にとってアーシアという少女は同い年でありながら年下感のある女の子という感覚だ。血の繋がりこそないが妹のように感じている。

 

 常日頃からハーレム王を目指すとか女の子とイチャイチャしたいと豪語する彼だが、良くある話のように身近に恋する少女はいるのだ。少女は普段から一誠に対して熱い視線を向けているにも拘わらず、彼は気付かない。仕方のない事だろう。彼が今までしてきた悪行のせいで多くの女子が彼に対して白い目しか向けていない。少なくともそれが表面化し出した中学生時代から白い目だけが彼を見つめる目だったのだ。急に向けられた好意に気付けは流石に無理がある。

 

 アーシア・アルジェントの生活は一変した。

 

 禁欲を是としてきたシスター時代から変わり今の彼女は元シスターの悪魔だ。悪魔は欲望に生きる生き物。彼女の身体を悪魔のモノにする際に心も少し変化したのか、御手洗との触れ合い以降、自慰に耽ることが多くなった。いやほぼ毎日と言っても良いだろう。日中は問題なくても就寝前になると秘所が疼きだすのだ。疼きを止める為と誰にでもなく言い訳をし、漏れる息を殺しながら自室のベッドで弄るのだが、満たされない。脳内でオカズにしているのは手で触れ、熱と固さを知った御手洗のペニスだ。

 

 このままだと日常生活にも、悪魔としての仕事にも悪影響を及ぼすと思ったアーシアは部長であり王でもあるリアスに相談した。最近自分の欲望が止められないと、そしたらまた御手洗に会えば良いと言われ、連絡を取って数日後の土曜日の昼間から会う事になった。アーシアは知らない事だが、リアスが兵藤家に連絡を入れている。アーシアは今日ウチに泊まるから心配しないでと。

 

 ・

 ・

 ・

 

(イッセーさん、私はどうすればいいんでしょう……)

 

 自分の欲望を抑えきれず、一般人である彼を巻き込むことに彼女は否定的だった。でも身体の疼きが解消されず近いうちに何か大変な事をしてしまうと確信めいた彼女は藁にも縋る思いで御手洗に電話をしたのだ。

 

「いらっしゃいアーシア」

 

「お邪魔します。はわぁ……隆さんの部屋って綺麗なんですね。イッセーさんの部屋とは大違いです」

 

「へぇ……兵藤って部屋汚いんだ。ていうか男と一緒にいる時に他の男の事は考えない方が良いよ。俺は問題ないけど、兵藤とかは怒りそうだし。俺という男が居るのにって」

 

「ふぇ?そうなんですか。わ、分かりました」

 

 御手洗の自宅に上がったアーシアは物珍しさからキョロキョロと物色するように部屋を見てしまう。結構な量のある書物はきっちりと整頓され本棚に仕舞われている。部屋に埃の類も目に見える範囲では見つからず、定期的に掃除しているのだろうか。

 

(本当にイッセーさんとは大違いです。女の人をエッチに見ないですし、優しいところは一緒ですけど……)

 

 最近はなぜか御手洗とイッセーを比べてしまう。リアス経由で彼のアドレスを知ったアーシアは疼きを止める意味と、イッセー以外で親しい男の人という喜びからメールで近況を話しあっているのだ。おかげで何処までもイッセーとは正反対で、理想的とは言わないが彼女の中の優しい夫婦の旦那像に御手洗が当てはまっていく。

 

 リアスとの関係を知っていながらも彼女はそう思う。イッセーはリアスと付き合っているだろうに今でも変わらず、松田や元浜と言った変態三人組の友人たちと覗きに盗撮を繰り返している。幾ら温厚なアーシアとて眉間に皺を寄せるぐらいには嫌な出来事だ。

 

 御手洗は彼と違って他の女と関係を持ちながらもこうして等身大のアーシアを見てくれる。彼女が兵藤一誠に懸想しているのを知っているからか、邪な目で極力見てこないし、何よりも普段からふしだらな事を口にしないのだ。

 

「さて、俺に会いたかったって言ってたけどどうしたの?」

 

「えっと……その……最近体の疼きが止まらなくて。イッセーさんに相談するにはまだエッチな子になれたとはとてもではないですが思えないですし、何かあれば頼れと言って下さった隆さんにこの疼きの止め方を教えて欲しいんです。自分で慰めても全然解消されなくて……!」

 

 御手洗は内心でイヤらしく顔を歪める。最近の彼は前までの彼とは違い、欲望に素直になっていた。リアスと朱乃という極上の女を手にし、噂されていたデカチンが本当なのだと自信が付いたこともあり、男根が乾くことがないぐらい女に困っていなかった。サクッと抜きたくなれば二人を呼べばいい。

 

 だからこそ、このアーシアという純粋な子にはその一面は見せないように隠してきた。彼女の内心は多分御手洗と兵藤を比べているだろう。一緒に暮らしているのだから彼の性格を知っているだろうし、それと正反対の好青年を演じれば余計に比べてしまうだろう。無意識にでも。

 

「んー、それってエッチな事をしたいって事で良いの?この間のような抱き合い以上だと俺も抑えきれないんだけど」

 

「……はい。誰かに迷惑をかけてしまうよりはいいです。だから……!」

 

「分かったよ。でも悪魔って契約を大事にするんでしょ?俺もアーシアと何か契約を結ぼうか。今日解消できても、今後同じように疼いた時が大変だろうし」

 

「そう、ですね。どんなものでも頑張ります!」

 

「じゃあ簡単にいこうか。アーシアがムラムラしたら俺が解消してあげる代わりに、アーシアの初めてを全部俺に頂戴。キスも処女も何もかも。デートは兵藤としたことあるだろうけど、今度の休みとかにもさ。エッチな事だけが男女の関係じゃないし」

 

「……はい。私の全てをあげます。えっと……確か部長が言うには……あ、これが契約書ですね。この紙に名前を書いていただければ結ばれます」

 

(あ、あれ?私今凄い事を口走ったような……?で、でもキスも処女も上げるとなると全部差し上げるということで間違ってませんよね)

 

 直ぐに手渡したからかアーシアは書類を見ることは出来ないが、書類には彼女の口走ったとおりに大変な事が記載されている。

 

 アーシア・アルジェントは御手洗との契約に置いて自分の身体、心全てを対価に性欲を処理してもらうと書かれている。悪魔の契約は不思議なモノで書かれている通りになってしまう。つまり、この契約が無事に結ばれるとアーシアの心が変えられてしまう。本人でも気付けないぐらいに少しずつ変化し、気が付いた時には手遅れな事が多い。

 

 本来であればこの機能は対価を差し出す人間側に起きることが多い。だが、今回は人間である御手洗がアーシアの欲求を叶えるという逆の事態。故に彼女が対価を支払う事になっているのだが、まだ気づいていない。

 

「本当にこの条件で良いの?俺が言い出した事だけど、前言ったけどキスは兵藤としたいんじゃないの?」

 

「もう、いいんです。この間の隆さんとの触りっこで分かりました。私はイッセーさんと一緒になれないんだって。もう違いますけど、私はまだ自分をシスターだと思っている部分がありまして、男の人とあのような事をするのは只一人って決めているんです。流されてしちゃいましたけど……もう」

 

「分かった。ならもう聞かないよ。……はい、これで契約は完了だ。これからは俺だけを想うようにね」

 

 少し予定は狂ったが、これで無事にアーシアという少女が御手洗の物に堕ちた。まだ自覚はしてないだろうが、時間が経てば経つほど彼女は兵藤よりも御手洗を優先するようになるだろう。契約が完了し、二人の魂に契約が刻み込まれる。悪魔の契約は本人の魂に直接記すもので、本人が忘れようとも必ず履行する事になる。

 

 意識を変化させ、結果的に契約通りにさせるのだ。其処に本人の意思など関係ない。正に悪魔の契約なのだ。残念な点は悪魔にも有効な事だろうか。だからこそ悪魔は狡猾であれ、欲望に忠実であれと誰もが言う。狡猾であれば契約を自分の都合の良いようにできる。欲望に忠実に契約者を縛れ。

 

 アーシアはまだ悪魔になって日が浅く、転生悪魔の意識は少しづつ変化していく。もう一月後にこの契約をしようとしたら彼女は自分の言葉に気が付くだろう。明らかに自分の失言で不利な条件を結ぶことになったと分かる。だが、今回は御手洗に軍配が上がった。まぁ、意図はしていないのだが。

 

「んっ♡契約もしましたし、そろそろ……」

 

「あぁ。ずっとムラムラしているのもつらいだろうし早速しようか。居間でするのも乙だけど、折角の初めてだ。布団でイチャコラしながらしようか」

 

「はいっ」

 

 アーシアにとってセックスは愛の営みだ。好きあった者同士がする究極的な愛情表現である。

 

 今この瞬間に間違った恋心を植え付けられたアーシアは胸を高鳴らせる。布団の敷いてある寝室を見てあぁこれから彼と結ばれると喜んでしまう。期待から頬を紅潮させ内腿をスリスリと擦り合わせる。汚れと男を知らない子宮が伸縮を繰り返し、膣の最奥から白く濁った精液のような愛液を噴き出す。膣だけでは収めきれずに肉付きの薄い太腿を伝って落ちる。

 

 彼女の手を引っ張りそのまま二人して布団に倒れ込む。アーシアが訪れるまでベランダで天日干ししていた布団は温かく、お日様の匂いがする。ふわりと舞うアーシアの金色の髪が布団いっぱいに広がる。深い夜に広がる天の川のような綺麗な金色。エメラルドのように鮮やかな瞳は涙で濡れ、見ているだけで情欲が沸く。

 

「キス、するね」

 

「は、はいっ……んっ♡ちゅっ♡」

 

 最初は安心させるための触れ合うだけのバードキス。いきなりディープなモノをするとビックリして、今日は止めるって思ってしまうかもしれない。緊張とイッセーへの懺悔から身体が震えている。ソレを解すように何度もキスを落とす。ちゅっ♡ちゅっ♡とリップ音が耳に届く。

 

 金色の髪を手櫛するように触りながらもう片方の手で頭を撫でる。嬉しいのか目を細めているが、視線はずっと御手洗の瞳へ向いている。本当の恋人のように甘い甘いキスをする。

 

「ちゅっ♡んっ♡ちゅぱっ♡んんんっ♡」

 

「もう少し情熱的にしてもいいかな。キスしてるとちょっと抑えきれそうになくて」

 

「はいぃ♡もっと、もっとキスしてください♡んっ♡ちゅっ♡」

 

 御手洗だけでなくアーシアも手を御手洗の後頭部へ添える。さらに深く唇同士をくっ付ける。今度は触れ合わせるだけでなく舌で口を開けさせ、口内へとするりと侵入してくる。

 

 にゅるりとした舌が蛇のように動き纏わりつく。自然と溢れ出す唾液を啜らせ、口内に卑猥な水音が響く。舌同士をくっ付けにゅるにゅると絡み合わせると多幸感が身体を包み込む。

 

「れりゅっ……♡れりゅりゅりゅっ……♡あむっ……♡くちゅ……♡は……む……っ♡ぢゅるるるるっ……♡ちゅっ……♡ちゅっ♡」

 

 お互いの目を見ながらのキスは御手洗にとっても初めての体験だ。彼の女になったリアスと朱乃は言葉にこそしないものの、何処か主従めいた関係になっており、それが合わさって彼女たちはキスを受け入れる側だ。

 

 対してアーシアは対等めいたキスをしてくる。屈折こそしているが彼女は恋に恋する夢見がちな少女でもあり、キスをするならば幸せになりたいという気持ちがある。自分だけでなく相手を思いやる優しくて甘いキス。ファーストキスを奪われたが、御手洗の動きを知り、それを学びお返しとして学んだ拙い舌技をする。御手洗が舌を通して唾液を啜れば、アーシアも御手洗のアーシアのよりも分厚く、長い舌を唇で食み唾液を啜る。まだ口淫もした事はないが下積みとなっている。

 

「ちゅぅぅぅぅぅ……ぷはっ♡えへへ、キスって気持ちが良い物なんですね。胸のあたりがポカポカします」

 

「アーシアも情熱的なキスをしてくれたね。心が通じ合うって感じがしててとても良かったよ。一回だけじゃなく何度もしようか」

 

「はいっ♡もっとキスを教えてください」

 

 キスだけを何度も繰り返す。恋人でもないのに甘い空間を作り出す二人。兵藤一誠あたりが見れば怒り狂って、怒りの気持ちのままアーシアの事を考えずに御手洗を殴り飛ばすほどに淫猥な光景。夏に近づいている事もあり、少し薄い服を着ているアーシア。胸のポッチが服の上に形を浮かび上がらせる。

 

 両手を恋人繋ぎのように握りながら、舌を絡ませ唾液を啜る。激しさを増していくキスのせいか、口の周りにはどちらのなのかも分からない唾液がキラキラと煌めいている。時折、唇を離し、熱に浮かされた視線で互いを見つめ、また唇をくっ付け舌を絡ませる。

 

 キスと独特の雰囲気で隆起を始めた御手洗の男根がアーシアのお腹に当たる。もう少ししたらお前のココに入るんだと腹の上から知らせる。グリグリと子宮を腹の上から押され、更に伸縮を繰り返し、秘所を隠している下着を濡らす。ぐっしょりと愛液を滲みこませたパンツは役目を放棄するかのように重い。

 

「えへへ、隆さんとのキス気持ちいいですっ♡隆さんは気持ち良くなれましたか?同じ気持ちだと嬉しいんですけど」

 

「ああ勿論。俺も気持ち良かったよ。穢れを知らなさそうなアーシアがあんなに舌に吸い付いてくるんだもん」

 

「あうぅ……で、でも気持ち良かったなら良かったです。キスをするならお互いに幸せになれなきゃ勿体ないです」

 

「じゃあ次は心だけでなく身体も気持ち良くなろうか。俺も服を脱ぐからアーシアも脱いでね」

 

 着ていた無地の白Tシャツを脱ぎ捨て、ズボンを急いで下ろす。ボクサーパンツに形を浮かび上がらせているペニスを取り出すとバチンと腹に当たって跳ねる。

 

 触れてもいないのにアーシアの子宮のように先走りを吐き出し、亀頭をテカテカと光らせる。雌穴を穿るにつれて竿の太さを増したペニスはより雄の強さを見せつけるようになった。毎日のように精を吐き出している陰嚢も昨夜の疲れなど知らずに精液を満タンに溜め込んでいる。

 

 ブラやらパンツやらを脱いだアーシアは以前は恥ずかしくて少し隠してしまったのを恥じ、今回は彼が良く見えるように手を起立したときのように横に置いておく。なだらかながらも成長の余地を残す胸部に浮かぶピンク色の蕾。

 

「アーシアはゴム要るかな」

 

「ゴム……?輪ゴムを何に使うんでしょうか」

 

「ふーん……知らないのか……アーシアはゴムの知識欲しい?」

 

「え?エッチな事であれば知りたいですけど……隆さんは私が知らないほうが良いんでしょうか……?」

 

「そうだね。アーシアにはゴムなんてものを知らないまま俺とセックスしてほしいかな」

 

「じゅあいいです。隆さんが要らないというのであれば私も要らないです。もう此処がさっきから疼きっぱなしでおかしくなっちゃいそう……鎮めてくださいぃぃ」

 

「此処じゃなくておマンコね。おちんちんって男の股間を言うように女の股間はおマンコって言うんだ。ちゃんと覚えておくように」

 

 小さな縦筋を開くと中からムワリと発情した雌の匂いが鼻をつく。小柄な彼女らしく陰核も秘所も全てが小さく、御手洗の凶悪なペニスが入るだろうか。自分の秘所を弄る御手洗を他所にアーシアの視線はビクビクと痙攣するペニスに釘付けだ。

 

「ん?そんなに気になる?なら俺はアーシアのおマンコを弄るから、アーシアも俺のチンポを弄っていいよ」

 

「は、はい。わぁ、あつぅいぃ♡こんなに逞しくて凄いです♡隆さんのおちんちんってデカチンさんって言うんですよね。デカチンさんカッコイイです」

 

「あららすっかり夢中になって弄ってくれちゃって。まぁアーシアのような子が夢中になってくれるのは気分が良いね。てっきり怖がらせるかと思ってたし」

 

 以前に一度手コキをさせ、精液を受け止めさせたからか恐怖心はなく、溢れ出るのは好奇心と興味心。細くしなやかな指が竿に触れる。場所を確かめるように指が動く。根元当たりをさわさわと弄り、裏筋に沿って指先をつつつっと動かすとペニスがピク付きが激しくなる。

 

 濃厚な雌の匂いを吐き出す蜜壺は愛液で溢れかえってることもあり粘膜がピンク色に色づいている。見た感じ膣肉は蕩け切ってはいるものの、まだ膣壁は解れていないだろう。人差し指の第一関節まで突っ込み中身をかき混ぜる。くちゅくちゅと水音を出しながら解す様に膣壁を押したり、爪で掻いたりすると小さな身体を思いっきり跳ねさせる。シックスナインのような体勢でアーシアに覆いかぶさっている御手洗は体格のままに跳ねる身体を力づくで抑え込む。

 

 ペニスを弄るアーシアの手が止まり、甘い声を漏らしているようだ。膣壁を弄るだけでなく小さなクリトリスも指先で摩ったり摘まんだりする。女陰からだけでなく、彼女の身体全身から甘い女の子の匂いを出し、彼の匂いが染みついている布団や部屋を塗り替えていく。ぶわりと全身に汗を掻きながら与えられる快楽を享受する。

 

 初めて人に見せ、更に弄られる女陰からの快感は最近、疼きっぱなしでムラムラしていたアーシアを大いに満足させてくれる。慎重に傷つかない様に優しく愛撫する手つきでさえも気持ちがよく、だんだんとアーシアの頭が真っ白になっていく。

 

「ぁ♡あっ♡ぁん♡ふ、うっ♡……っん♡」

 

 腰が自然と浮き上がり、もう少し弄られただけでも達しそうだ。ふわふわとした気持ち良さが裡から沸き上がり、弄られる下半身へと集まっていく。弄られるたびに真っ白になり思考が纏まらないのに、弄られてる感覚だけはどんどん鋭くなっていく。処女膜を優しく撫でる感触や、奥から溢れる蜜を掻き出す感触。今まで味わったの事ない衝撃に自分が何処かへ飛んで行ってしまうのではないかと心配になってしまう。

 

「んっ♡や、やですっ♡隆さん、たかしさんっ♡わたし、わたしっ♡こわいですっ♡」

 

「大丈夫大丈夫だから。俺に任せて気持ち良くなっちゃいな。ほらここを引っ掻くと。うっわすっごい腰が跳ねてる」

 

「んっ♡ぁ、あ、あぁ……♡何か、何かきちゃうっ♡」

 

 奥からわき出す快楽に戸惑い、恐怖を感じながらうわ言のように飛ぶと隆さんと繰り返し呟く。ぎゅっとシーツを掴み、身体をブリッジのように仰け反らせていく。

 

 全身から醸し出す雌の匂いも濃くなり、もう一分もしないうちに達するだろう。小陰唇を大きく広げ、二本目の指を膣口に突っ込む。人差し指と中指をバラバラに動かしながらまだまだ固い処女肉を解していく。

 

「ふぅっ♡んっ♡んっ♡あっ♡きます……!すごいのがきちゃいますっ♡……んんんんんっ♡きゅうぅぅぅぅぅぅぅ♡」

 

 弓の様に振り絞っていた身体が布団の上で跳ねまわる。まな板の上の魚のように何度もビタンビタンと跳ね、開かれた小陰唇から熱い体液を吐き出す。潮を噴くのが初めてなのか自分の思い通りにならない下半身をボーっと虚ろな瞳で見つめる。

 

 ボーっと見ていると快楽で惚けた脳が一瞬で動き出す。即ち、自分はお漏らしをしているのではないかと。

 

「ご、ごめんなさい。私、おもらしを……」

 

「ん?あー、これはお漏らしじゃないよ。女の子が気持ち良くなると出す証だよ。その証拠にすっごい気持ち良かったでしょ?」

 

「ふぇ?そう……なんですか……うっ♡ふっ♡……はぁ♡はぁ♡はいぃ、凄く気持ち良かったです」

 

 快楽の波が正常に戻り、少しだけ脳が回る。一瞬だけさっき回ったが、それも今はなく荒い息をつく。

 

「アーシアが落ち着いたら、しよっかセックス」

 

「は、はい。これだけ気持ち良くされたら大丈夫だと思います」

 

 えへへと疲れたのか力がないも笑顔を浮かべる。涙やら鼻水やら綺麗な顔とは違うが、これはこれで美しい。花開いていなかった蕾の少女が花を開く瞬間の表情。

 

 ・

 ・

 ・

 

 遮光カーテンで閉められている寝室は外が明るいというのにまるで夜の様な真っ暗な部屋。

 

 荒い息を吐く二人の男女だけが寝室で蠢いている。むわりと部屋中に漂うほどの濃厚な淫臭になるにはどれだけの時間淫らな事をしていたのだろうか。

 

「もう、大丈夫です。私は何時でも良いですよ」

 

「そっか。ならこのままの体勢で入れちゃうな。最初は痛いだろうけど頑張ってくれ」

 

「はいっ!私を隆さんの女にしてください」

 

 アーシアに覆いかぶさった状態の御手洗は手で握ったペニスの亀頭でマンコ周辺を探るように動かす。くちゅりと粘膜同士が触れ合う音がし、ほんの少しだけ亀頭が飲み込まれる。このまま腰を落とせばアーシアの膣内に入って行くだろう。

 

 不安で濡れる瞳が御手洗を見つめる。悪魔の契約により心が変えられている最中の彼女は、初恋の人物など忘れて目の前の男だけを見つめる。これからもずっと。不安ながらも彼と結ばれることに歓喜し、胸の内がきゅんきゅんと高鳴っている。

 

 朱乃のような少女よりも女性らしい身体をしている女性とは違い、まだ花開く最中の少女であるアーシアには処女喪失を怖がってしまうのではないか。実際彼女を見ると瞳が不安で濡れており、心なしか体が震えている。安堵させる意味も込めてペニスを握る手とは別の手―左手で彼女の右手を取りそのまま指を絡める。

 

 

「じゃあ、いくよ。アーシアの大事な初めてもらうからね」

 

「はい……んっ♡熱いのが私の膣内に……っ♡」

 

 少しづつだがアーシアの膣は御手洗を受け入れ、膣壁を擦りながらペニスは奥へ奥へと進行していく。亀頭が全部埋まったあたりで薄い膜のようなものと出会う。これがアーシアの処女膜であり、彼女が生娘であることの証。穢れていけないと幼い頃から教えられてきた彼女が大事に大事に、そして初恋の人に捧げたいと思っていた膜が別の男に破られてしまう。最も彼女にとって初恋の人はどうでも良くなり、新しく恋をした相手が御手洗なので問題はないだろう。

 

 ぷつりと音がし、膜に遮られていたペニスが飲み込まれていく。結合部から破瓜したことを伝える鮮血が零れる。少しだけ泡立っていた白く濁った彼女の本気汁と御手洗の先走りに鮮血が混ざってピンク色になる。

 

「んむぅうう……っ……んっ♡ふぁぁあああああっ♡」

 

 膣内に入ってくるペニスによる未知の感覚に戸惑いの混じった嬌声をあげる。

 

 最奥である子宮に亀頭が届くと一度動きを止める。そのまま彼女を安心させるようにぎゅっと抱きしめる。以前に匂いで安心するようにと刷り込んでいた甲斐があったのか、抱きしめられたアーシアは御手洗の胸に頬を擦り付けながら匂いを嗅ぐ。

 

「んっ♡はぁ……♡やっぱり隆さんの匂い、安心します。っ……!まだ少し痛いですけど、思ったよりも痛くないですね」 

 

「俺は逆に辛いかも。思った以上にアーシアの膣内狭くて締め付けが凄い……気を抜くと出しちゃいそう」

 

「ふふっ。隆さんもそういう顔をするんですね♡私が何時も見る隆さんは私に優しくしてくれるお顔ばかりで初めて見ました♡もっと私に色んな隆さんを見せてください」

 

 御手洗の首の後ろに手を回し、貪るように口づけをする。彼女からするのは初めてだ。処女という神聖なものを失った彼女は少しだけ大胆になる。

 

 可憐な唇で雄の唇を貪りつつ、夢中になって腰を動かしていく。

 

「はぁぁ……あんっ♡あ……凄い……熱いです……っ♡これが隆さんの……セックス♡」

 

 小陰唇は限界まで口を開き、強大なペニスを飲み込む。長いペニスの全部を飲み込むことは出来ないが、それでも懸命に膣肉はペニスにむしゃぶりつく。亀頭に、カリ首の溝に、竿にと膣の全部を使って優しく愛撫していく。

 

 アーシアは熱に浮かされたように火照った顔で汗を浮かべる。しかし、彼と繋がれたのが心底嬉しいと、気持ち良さそうに喘ぎ始める。御手洗の身体に自然と自らの手足を絡ませていき、合体して一つの存在になったような気分になる。

 

 汗で肌が擦れ、下も上も存分にキスをする。今のアーシアには何故教会が姦通を罪としているのかが分かった気がする。こんなのを味わったら女は皆駄目になってしまう。一度味わえばまた次も欲しくなる。一種の麻薬のような心地よさが身体を包み込んでしまう。

 

 現に初めてだというのにアーシアの乱れっぷりは凄まじく、リアスと朱乃という女を日常的に食べている御手洗ですら相手をするのが大変だ。きゅうきゅうと締め付ける膣は勿論の事、愛情いっぱいに全身で伝えてくる愛らしさ。今まで兵藤に向けたくても向けられなかった愛を御手洗に全身を使って向ける。

 

「あ♡あ♡あ、あぁ♡気持ちいい♡気持ちいいですぅ♡太くてぇ……熱いおちんちんが出たり入ったりしてぇ♡……んっ♡」

 

 御手洗の下半身が彼女の下半身を押さえつけ、太く長いペニスが性器を抉じ開けひたすらに蹂躙する。膣肉を上下にかき混ぜるように動き、亀頭で膣奥をとんとんと叩いていく。

 

 ペニスが膣内を蹂躙する度に視界がぐらつくほどの快楽を受けアーシアは昂っていく。

 

 快楽に流され嬉しそうに気持ち良さそうに喘ぐ彼女の肢体を全身で押さえつけながらひたすらに腰を動かす。情欲に突き動かされるがままに蹂躙し、彼女の身体を味わう。しかしそう長い時間ピストン出来るわけでもなく、早くも頂点に達しようとしていた。

 

「アーシア……俺もう無理。このまま膣内で出すぞ」

 

「!――はい♡私も……あっ♡あっ♡一緒に♡一緒にイきます……っ♡あぁ……♡あああああああっ――!!♡」

 

――――びゅるるるるっ♡ぶぴゅっびゅくっ♡びゅるるるるるるっ♡びゅるるるるる~~~っ♡

 

 濁った射精音、彼女の膣内を満たし、汚す白濁とした精液。

 

 子宮に熱い塊のような液体を浴びながら、悲鳴のようなしかしそれでいて嬉しそうな悦びに満ちた喘ぎ。

 

 火照った白い肌と細い足が御手洗の体にしがみ付き、ハニーゴールドの長い髪がぶわりと広がる。

 

 射精は中々止まる様子がなく、満タンになっている子宮に次々と新鮮な精液を注ぎ込む。次々とくる精液によって先に出された精液が掻き出され、小さな膣では収めきれない分が結合部から溢れる。

 

 御手洗もまた、あまりの射精の気持ち良さに堪らなくなり、アーシアの唇を塞ぎ、気持ち良く吐精している下半身と同じように上の口でも気持ち良くなろうとする。今の御手洗の中には黒い支配欲がぐるぐると回っている。彼女の失言で起きた事とは言え、目の前の可憐な少女を自分の物に出来たのは気分が良い。これで三人目になる女だ。リアスとの関係は知っているようだが、朱乃の事も知っているのだろうか。

 

 ピクピクと肢体を痙攣させながら快楽による多幸感に包まれるアーシア。一瞬だけ脳裏に茶髪の誰かが登場したが、直ぐにかき消される。今この時をもって二人が結んだ契約が履行され、アーシアの心からは完全に兵藤一誠が消え去った。彼に対して残っているのは居候させてもらっている家の息子さんで、親切な人という当たり障りのない感情。一応初恋の人なのだが、自分の気持ちにも気づかなかった鈍感さんと切り捨てる。

 

 深い絶頂でアーシアの心が何処かへとふわふわと飛んでいってしまいそう。そんな彼女を現実に戻したのは自分以外の熱だ。

 

 お腹の中に沢山注がれた彼の遺伝子。自分たちは此処にいるとばかりアーシアの穢れを知らなかった子宮をさ迷う彼らによって意識を取り戻す。時間にして数分。確実にアーシアは意識が飛んでいた。だが、心地が良いものだったので特に気にするものではないと自己完結する。

 

「はぁ……はぁ……セックスってすごく幸せになれるんですね♡また一つ勉強できました♡」

 

「はぁ……はぁ……だろ?でも、セックスは一度だけじゃないし、これからだって何度もするんだからな」

 

「はいっ」

 

 にゅるんと射精を終え少し小さくなったペニスが膣から外れる。ごぽっ♡と音を立て彼女の小さな割れ目から精液が溢れ出す。

 

「さて、セックスの勉強を終えたら次はお掃除フェラの勉強だ」

 

「お掃除……フェラ……?」

 

「たった今射精を終えたちんぽを労わる様に舐めるんだよ。精液とアーシアの蜜で汚れてるからね。汚れを舐め取り落とすまでがセックスなんだ」

 

「わかりました。んぅ……れろっ……れろれろっ♡あむあむ……ちゅるるるるるるっ♡」

 

 未だ熱に浮かされた表情でペニスに吸い付く。ぶちゅりと唇が竿に押し付けられ小さな舌がチロチロと付着した精液を舐め取る。唇を窄め、鈴口に残っている精液を吸い出す。初めて口にする精液の味にうっとりとしながらも丁寧に丹念に舐め落とす。

 

 柔らかな唇の感触と、舌先が舐め取る際竿に触れ擽ったい感覚が堪らない。

 

「ちゅぅぅぅぅぅぅう♡……ぷはぁ……えへへ、綺麗になりました」

 

「ん、ありがとう。さて、これがセックスの一連の流れだが勉強になったか?」

 

「はいっ!......したばかりで......その......アレなんですけど……次は何時してくれますか?」

 

「アーシアが望むのであれば何時でも……って言いたいけどそこら辺はリアスと相談だな。アーシアには黙っていたんだけど、俺リアスとだけでなく朱乃とも関係を持っているんだ。これを聞いても俺が嫌じゃなければこれからもしようか」

 

「うぅ……部長さんだけでなく朱乃さんまで……でも、大丈夫です。あの人たちと一緒であれば私も……」

 

「そっか。ならこれからもよろしくねアーシア」

 

「はいっ」

 

 眉間に皺をよせ、悩んだが結局は受け入れる。どうあがいても自分はもう彼から離れられない。脳裏にまでしっかりと焼き付いてしまった彼のペニスの熱さと固さ。自分の中を抉る逞しさから離れるだなんて本能が許してくれないだろう。

 

 無意識に解決すると晴れやかな笑顔で彼の言葉に頷くのであった。

 

 

 




キャラに相槌させるパターンが多く、大抵のセリフが吃ったかのようになってしまう癖を直したい。

本当は②と③と分ける予定だったけどセックス部分が思ったよりも短くなったので統合した結果、久々の一万時越え。

一万字前後がちょうど良いと言う方が多いので今後もこれぐらいにしていきます。

でも、アーシアだとイチャラブセックスになっちゃうんだよね。性格のせいかな。

お気に入りが2000を超えました。これも皆さまのおかげです。ありがとうございます!


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イリナ①

今回はエロなしです。これでいいのかR-18作品……

メインヒロインみたいになってしまったイリナちゃんです。


 紫藤イリナは心を深い絶望に堕としていた。

 

 彼女は教会の戦士で幼い頃から悪魔を倒す悪魔祓いとしての修業を積んできた。父親がエクソシストな事もあり憧れを追いかける形ではあったものの、自身の信仰する主の為に剣を振るう戦士になるために懸命に生きてきた。

 

 やっとの事で七つに分かれた聖剣のひと振りを授けられるほどの実力を手にした彼女の胸に到来したのは歓喜の嵐だった。自分のこれまでは間違っていなかった主は見てくれていたと。だけどそんな喜びも一瞬で消えた。

 

 偶然彼女の所属する教会に、教会の上層部である天界からミカエルが視察に訪れた。天界のミカエルと言えば主の最側近だった筈。話でも出来ないかと様子を窺っているとショッキングな内容を聞いてしまった。もう信仰すべき主はこの世にいないのだと。

 

 それを聞いてからの彼女の荒れ様は酷かった。全ての者を信じることが出来ず、自身のパートナーとなった青い髪の少女すら拒絶し逃げるように教会を飛び出した。

 

 最近教会では大きな出来事があった。秘蔵している聖剣が何者かによって強奪されたのだ。強奪犯は日本にある駒王町へ向かったとの事でイリナとパートナーはそこへ派遣されることとなっており、事前に手渡されたチケットと少ない金だけを持ち出した。

 

 更に彼女を絶望が襲う。幼い頃に少し一緒に過ごしただけと言えど、幼馴染とも呼べる少年が悪魔になっていたのだ。彼女は悪魔祓いだ。悪魔は倒すものだと教育されており、幼馴染が討伐対象になっていた事実にギリギリだった心が遂に折れた。幼い頃に住んでいた駒王であれば安らぐかもしれない。その一心で来たのにコレだ。彼女はもう何もかも捨てたくなった。手持ちの金ではホテルを借りる事も難しく、あとは野垂れ死ぬだけだ。そう諦観し、瞳を閉じていたら声を掛けられた。

 

「あの……大丈夫ですか?」

 

 今のイリナは黒いフードを被っており、控えめに言っても常人の格好ではない。フードから覗く瞳も濁っており、健常者であれば声を掛ける事すら戸惑うだろう。だというのにこの目の前に立つ少年は声を掛けてきた。不思議な人だと思いつつも無視を決める。今の自分と話しても彼の為にならない。自分はもう全てを捨てたのだ。

 

「もしかして行く場所がないんですか?……でしたらウチに来て下さい。狭いアパートですけどこんな道端よりかは温かいですよ」

 

 何も言わずにいるイリナを他所に、勝手に手を取ると何処かへと連れてかれる。抵抗する力も残っていないイリナは彼に引かれるように彼の自宅へと運ばれた。あぁ自分はこれから彼の慰み者になるのかと諦めてもいた。どうせ何もできない自分だが、優しい彼の為になるのであればこの身を捧げようと最後の最後に捨てきれていなかった祈りをする。

 

 しかし彼女の想像通りにはならず、彼は彼女を部屋に上げると台所でお湯を沸かし始めた。

 

「雨は降ってないですけど今日は少し肌寒いですね。お茶を入れるのでもう少し待ってください。お茶は何がいいですか?ウチには緑茶と紅茶がありますけど」

 

「……紅茶が良いです」

 

「分かりました。あ、テレビやそこらへんに転がっている雑誌を勝手に見ても構いませんよ」

 

 イリナが上げられた部屋は意外と片付いていた。教会で人生の半分以上を過ごしてきた彼女にとって異性と二人っきりになるのは幼い頃以来の経験だ。無意識に紅潮する頬を隠す様に近くに会った漫画を手に取る。

 

「あ、これ……」

 

 偶然にも手に取ったのは『ドラグ・ソボール』だった。紅くなっていた頬に涙が流れる。イリナの脳裏に蘇るのは幼い頃の思い出。幼馴染の少年が好きな漫画で一緒に遊んでいたイリナも良く読んでいた物だ。もうあの頃のようには戻れないんだなと涙が零れるも涙は止まる気配を見せない。

 

「えっと……大丈夫ですか?紅茶入りましたけど」

 

「……大丈夫です。えっと……そのありがとうございます。私みたいな不審者を上げてもらって」

 

「いえいえ、困った時はお互い様ですよ。熱いので気を付けてくださいね」

 

 受け取ったカップに口を付ける。彼の言った通り露に近づいた季節だというのに今日は少し肌寒かった。私服の上にフード付きのコートを着ていても寒いぐらいだった。手に取ったカップは湯気をホカホカと立て、じんわりとした温かさを教えてくれる。

 

「……おいしい」

 

「それは良かった。とある先輩のおかげで最近紅茶を入れるのが上手くなったんですよ。先輩の入れる紅茶が美味しくて教えてもらってるんです。お口にあったようで良かった」

 

「あの……私紫藤イリナって言います。名前を聞いてもいいでしょうか」

 

「あ、自己紹介がまだでしたね。自分は御手洗隆って言います。紫藤さんはどうして道端にいたんですか」

 

「……貴方は神を信じるでしょうか。私はそんな神を信じ、裏切られ逃げだしたんです」

 

「そう、ですか。というと今日泊る家もないんですよね……あー、初めて会う男と一緒が嫌でなければ紫藤さんが立ち直るまでの間、好きに滞在してもらっても構いませんよ」

 

「貴方ってよくお人好しって言われないかしら」

 

 初めて会ったばかりの女に劣情を抱かずに、下心を無しに泊って行けと言える男がどれだけ居るだろうか。身の丈を超える欲望は禁止とされてきたイリナでも流石にこの男がお人好しだと分かる。

 

 紫藤イリナという少女は現在の目が濁っている点を除いても十分に美少女に分類される女の子だ。アイドル顔負けな整った顔。光沢の麻色の髪をツインテールに普段はしているがフードを被る関係上、今はストレートに下ろしている。戦士と鍛えた引き締まった身体に、女性としての柔らかさをこれでもかと兼ね備えている。豊満なバストは87と年齢が高校生である事を考えれば驚きのサイズだ。筋肉に覆われながらも、女性らしく肉付きの良い太腿。戦士としての修行で適度に焼けた肌は彼女の可憐さを増幅させる。

 

 そんな美少女な彼女を下心なしで、それどころか胸部に視線も向けずに会話をしている彼はどういう人物なのだろうか。絶望で暗いイリナの心の中に唯一灯った光。即ち、御手洗という少年を知りたくなった。どういう生活をして、どういう性格をしているのだろうか。お人好しだけが人の性格の全てではない。彼は何を見て嬉しく思うのか、悲しく思うのか。ドロッとした瞳が更に濁りながらも彼女はおくびにも出さず彼を見つめる。

 

「んー、そんなに言われた覚えないけどなぁ。というか俺って一部を除いたらあんまり人と話すわけじゃないし」

 

「ふーん。そう……でも、ありがとね。あ、お世話になるならフードを被っているのは駄目だよね。んしょっと……これからよろしくお願いします」

 

 ぺこりと頭を下げるイリナ。これが御手洗とイリナの出会いの始まりであり、また共同生活の始まりでもあった。

 

 ・

 ・

 ・

 

「はい隆くん。お弁当だよ。今日は上手く作れたから大丈夫だと思う」

 

「ん、ありがと。それにしても良く毎日作ってくれるね。別に毎日じゃなくてもいいのに」

 

「家に泊めてもらってるんだもの。これぐらい苦ではないわ。寧ろ迷惑じゃないかしら。最近はマシになったものの、自分でも思うぐらいには美味しくなかったお弁当やご飯を食べさせられてさ」

 

「いやいや、例え不味くても男にとっては嬉しいもんだよ。自分の為に女の子がご飯を作ってくれるんだもん」

 

「えへへ、そっか。迷惑じゃないなら良いんだ」

 

 あれから一月ほどの時が経過した。

 

 彼との関係は良好と言っても良いだろう。毎日顔を合わせるからか名前の呼び方も変わり、今では男女間を超えた親友だとさえ思える。ただ、驚いたのは只の人間である彼がグレモリーという有名な悪魔と契約をしていた事だ。人間でありながら魔のモノのオーラを持っていたことに疑問を持ち、彼の交友関係を聞いてみたら一発で分かった。

 

 その後、件のグレモリーと実際に会話し、彼女の考えに私も同調した。明日生きる気力すらなかった私を拾い、こうして家に置いている彼を守るために動いている彼女。何か恩を返す事が出来ればと思っていた私に良い提案だった。まだ彼とは結ばれていないが、それも時間の問題だろう。彼に私という女を意識させるために、最初に借りた彼のワイシャツで毎日夜を過ごしている。女の私には少し大きい程度ながらも下着の上にワイシャツだからかくっきりと身体のラインが浮かぶ。彼の赤くなる顔を見るだけで心が満たされる。

 

 戦士として生きてきたが、このまま女として生きるのも悪くないかもしれない。ただ気になるのは私の元パートナーの少女だ。任務を放棄し、教会から逃げ出した私とは違い忠実に任務に従い駒王へとやって来てたようだ。この街を管理しているグレモリーに余計な援護は要らないと豪語し、現在は街に滞在して、強奪犯を追っているらしい。その後の彼女がどうなったかは聞いてないので確かに心配になる気持ちはあるが、彼女の事よりも自分が優先するのは隆の事だ。

 

 複数の悪魔と身体を重ね、グレモリーいやリアスさんの教育の成果か順調にハーレム王への資質を開花させているらしい。普段私に見せている表情とは別に身体を重ねている時の彼の顔は色々と凄いらしい。本能で従いたくなるって言ってた気がする。

 

 彼が学園に通っている間に私はこの街を散歩する。元悪魔祓いとしての実力は伊達ではなく、この街にやってきた位の低いはぐれ悪魔を討伐し、その見返りにリアスさんから討伐料金とやらを貰い彼に払っている。彼には自身の事情を全て話している。実力はあるものの、経験が少なく、それでいて武器がない私に無理するなと彼は心配そうに言ってくれるのが心地良い。誰かに心配されるだなんて何時ぶりだろうか。

 

 武器がないと思っていた私にも武器があったのに気が付いたのは一週間ほど前だ。元パートナーの少女は天然の聖剣使いだったようで、天然は天然を惹きつけるのか私も天然の聖剣使いだったのだ。彼のために命をかけると誓った私の願いに呼応してくれたのか嘗て手にした聖剣以上の力を持つ聖剣を手にすることが出来た。

 

 力に溺れる事も慢心も増長もせずに黙々とはぐれ悪魔を狩る。教会に居た頃には知らなかった事ばかりだ。教会では悪魔は絶対悪のように教えられたがリアスさんのように人の良いタイプの悪魔がいる事を知った。だからはぐれ悪魔にも事情があるのかもしれない。リアスさんが言うには全てのはぐれが悪いわけではないらしい。だけどイリナにも事情がある。御手洗との同棲生活の為にお金を稼ぐのと、彼を守るだけの実力、経験を積むという大事な事情が。

 

「さて、今日は誰が来るのかしらね。最近は腕試しにもなりそうな実力のはぐれが来ないのよね。ちょっと拍子抜けだわ」

 

 駒王町には多くのはぐれ悪魔が集う。一番の理由はグレモリー家が管理しているからだろう。悪魔が管理している事もあり魔王をはじめ良識的な悪魔が来訪する事が多い。一見無害を装うはぐれ達にとってはこれ以上ない土地で、生きていくためにも何かを食わなきゃいけないから人間を襲うには持って来いだ。

 

 更にははぐれ達を纏め、大昔にあった戦争をもう一度と望む戦争推進派が送り込んできたりする。今まではリアスが昼間に使い魔を放ち、駒王全体を監視。何か問題があれば授業を抜け出し、討伐に向かっていたのだが今は違う。イリナという悪魔にとって天敵である聖なる武器を持っている彼女が昼間散歩という名の悪魔祓いをしているので、授業に真面目に取り組むことが出来るようになった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 無事に?やって来たはぐれを倒し帰路に着いたイリナ。

 

 手を洗いうがいを終えたら夕食の準備だ。彼に美味しいものを食べてもらいたいの一心で毎日頑張っているのだが中々上手くいかない。お弁当に出す程度であれば最近になってマシレベルになったのだが、夕食のような多くの料理を出す時はまだまだへたっぴだ。

 

「今日はハンバーグにしよっかな。隆くんの好物だって言ってたし」

 

 冷蔵庫からハンバーグの種になる食材を取り出し早速調理開始。

 

 開始する事30分。後は焼くだけとなった具材を置いて彼の帰りを待つだけだ。夕食の準備を終えたら次にイリナがする事はお風呂洗いに洗濯物の取り込み、畳み込みだ。まるで夫を支える良き妻のように甲斐甲斐しく、それでいて楽しそうに家事をする。

 

 洗濯物を畳み終えた頃に御手洗は帰ってきた。手には何やら袋を持っていて何かを買って帰ってきたようだ。

 

「おかえりなさい隆くん」

 

「ただいまイリナ。今日はお土産にケーキを買ってきたよ。そろそろイリナと出会って一か月になるしその記念も込めて」

 

「別にいいのに。でもありがと。夕飯の後にでも食べましょうか。今日は隆君の好きだって言ってたハンバーグに挑戦してみたの」

 

「おぉ、それは有難い。じゃあ俺はお風呂を入れてくるから、夕飯の準備よろしく」

 

「はーい」

 

 見た目の割に綺麗な内装をしているアパートの一室は意外と広い。部屋が三つもあるのだがコレには深いわけがある。元々この部屋はアパートの管理人になる人が住むためにと改装したようで、改装したものの納得がいかず結果的に売りに出されたのだ。一人暮らしをする息子のためにと余り高くない家賃で探していた両親が見つけた中々住み心地の良い家なのだ。

 

 風呂にトイレも付いていて、この値段のアパートを探そうにも他は無いのではなかろうかってぐらいに恵まれている。浴槽に栓をし、お湯を蛇口から出し放置する。その間に制服から着替え御手洗はお湯が溜まったのを確認し、食卓の置いてある居間へと戻る。

 

「じゃあいただきます」

 

「いただきます」 

 

 最初は彼女の癖も抜けず、祈りを食事前にしたが最近ではいただきますと簡素な挨拶で済ませている。彼女曰く自身の力を手にしたため、教会の戦士に与えられる力はもう必要ないとの事。

 

 卓上には既に湯気の立つ夕食が並べられていた。少し形の崩れたハンバーグ。箸で割ってみると中にもキッチリ火が通っているようで肉汁が溢れ出る。表面には焦げ目がついているのもポイントだ。デミグラスソースを掛けており口に運ぶと幸せの味が広がる。

 

「ん、美味しい」

 

「ほんと?なら良かった。隆くんの好物だから頑張って作った甲斐があったよ。お代りもあるからどんどん食べてね」

 

 一月前までは一人で食事をしていて少し寂しさを感じていた。だけど、今はイリナという同居人と一緒で楽しい。しかもイリナは美少女だ。クラスメイトであり、表向きにはリアスの彼氏である兵藤一誠とかに知られると大変な事になるぐらい羨ましい状況だろう。

 

 礼儀も正しく、会話も弾むぐらいには引き出しを持っている。彼女の境遇を考えれば仕方のない事かもしれないが、これを機にもう一度新しい人生を始めて欲しい。今はリアスの依頼を受ける形で金銭を得ているみたいで、食事代とか色々言って御手洗に渡している。だが、御手洗はその金には手を付けず、両親からの仕送りとバイトの金で生活している。寂しくはなるが何時か彼女が羽ばたく日の為に。

 

 食事を済ませ、交代で風呂に入る。最初は戸惑ったものの、一月も一緒に暮らしていれば人間慣れるものだ。どちらかが先に入った後でも特段意識することなく入浴することが出来る。ただ最近御手洗の頭を悩ませているのがイリナの格好だ。

 

 出かける時の服装は至ってまともだというのに、部屋着だけは肌を曝け出すような服装を着ている時が多い。寝間着は御手洗のワイシャツを下着の上に着込んで下にはズボンを履かないという謎な格好をしている。おかげでもろに見えている生足や柔らかそうな太腿が気になるし、更に上にあるパンツすらも時々見える。もう少し同居人が男であることを意識してはくれないだろうか。それとも御手洗が男として見られていないのか。最近リアスや朱乃、アーシアという見目麗しい女性たちとの肉体関係を築いている事もあって少しは自信を持っていたのだが、凹んでしまう。

 

「あっ!明日は私リアスさんに呼ばれてるから遅くなるね。夕飯は作っておくから先に食べちゃってて」

 

「ん、分かった。でも遅くなりすぎるなよ?この町だって安全ではないんだから。特に駒王学園には変態三人組って言う迷惑な連中がいるからな。イリナみたいな美少女を見かけたらストーキングされるかもしれないな。んー、防犯ブザーでも持っていくか?商店街の景品で貰った奴が押し入れに仕舞ってあるし」

 

「もう、隆くんは心配性だなぁ。でもありがと。誰かに心配されるってすっごく嬉しい事だって思い出させてくれたからね。折角だしブザーを持っていくよ」

 

 御手洗の言葉に頬を紅潮させながらイリナは呟く。

 

 寝室には二人の布団が敷いてあり、間に買ってきたカーテンで仕切っている。着替えやら何やらを見られたりするとイリナが大変だからと御手洗が自主的に買ってきて設置したものだ。イリナは別に見られてもいいのにと思っているが、彼の心遣いに嬉しくなってしまっている。

 

 




今回から時系列を決めました。

一応現時点で月光校庭のエクスカリバー編としました。しかも早速原作崩壊……タグに入れておきます。

ていうかイリナをこういう扱いする予定はなかったんです。でも朝目覚めて脳裏にひらめいたストーリーを書いてみたらこんな事に……

キャラ崩壊も付けようかな。原作のイリナさんとは違うキャラになりそうだし。ていうかイリナの内心が今まで一番書きやすかったなぁ。


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イリナ②

今回もエロなしです。


「今日は皆に私の協力者を紹介するわ。こちら元悪魔祓いで現在はフリーの紫藤イリナさん。人間だけど実力は私たちに負けず劣らずだから変に見下さない様に」

 

「リアスったら……私たちだって多くは元人間ですのよ。ただの人間だからと言って下には見ませんわ。ねぇアーシアちゃんに小猫ちゃん」

 

 黒髪の女性が近くで紅茶を飲んでいた金髪の少女とお菓子を食べていた白髪の少女に声を掛ける。

 

 今日のお茶菓子は今紹介された紫藤イリナが持ち込んだもので、昼間に並ばなければ買えないぐらいには人気のある店の商品だ。

 

「悪魔祓いと言うと教会の方ですか?」

 

「んー、元かな。それにしてもまさか駒王で貴方に会えると思っていなかったわアーシアさん。聖女から魔女と呼ばれた貴方に……ってああ気を悪くしないで頂戴。私は別に貴方を魔女とは思っていないわ。悪魔を治せたのであればそれも主の作り出した神器の効果の一つ。だというのに教会の者たちときたら……」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「……イリナさんはどうしてリアス部長の協力者に?」

 

「ちょっとした個人的な事情で教会の戦士を止めちゃったのよ。それで生きていくためと守りたいものの為にリアスさんとは力を合わせることにしたの。前までの私であれば悪魔何かと手を組むなんてありえないって言ってたけどね」

 

 あははと苦笑いをしながら頬を掻くイリナ。

 

 彼女に質問をした白髪の少女―塔城小猫は疑問が解決するとまたお菓子を食べる作業に戻る。お菓子を食べるのが好きな彼女でも今回のお茶菓子はあまり数を食べていない。ここぞとばかりに食べる。サクサクとしたクッキーとその中に入っているチョコチップの塩梅がまた絶妙。

 

「……悪魔祓いと言うと聖剣を持っているんですか」

 

「裕斗!ごめんなさいねイリナ。あの子聖剣には並々ならぬ思いを持っていてね」

 

「大丈夫ですよ。そうねえっと……」

 

「木場裕斗です」

 

「木場君の望んでいる物と同じかは知らないけど、確かに私は聖剣を持っているわ。でもこれは教会から下賜されたものではないのよ。丁度一月前に扱えるようになったオリジナルの聖剣。名をガラティーン。騎士王アーサーが持っていたとされるエクスカリバーの姉妹剣よ」

 

 騎士王アーサーの配下の一人で太陽の騎士と呼ばれていた騎士ガウェインが持っていたとされる聖剣。剣の柄には疑似太陽が内蔵されており、ガラティーンに斬られたものは焼けるような熱さを覚えることになる。

 

「ガラティーン……すみません。違うモノだと分かってもまだ僕には整理できません。すみません部長、僕先に今日は上がります」

 

「そう……無理にとは言わないわ。ゆっくり休んで頂戴」

 

 金髪の髪を短髪にしている美少年―木場裕斗はそれだけを言うと荷物を手に取り部室から出て行った。

 

「さて、じゃあ次は私の眷属を紹介するわ。さっき出て行ったのは木場裕斗。騎士の駒を与えた子よ。こちらは私の女王であり部活の副部長でもある姫島朱乃よ」

 

「朱乃と呼んでくださいねイリナさん」

 

「此方こそよろしくお願いします。私の事もイリナと呼び捨てで構いませんよ朱乃さん」

 

 握手し、互いの実力を自然と図る。最近になって父親の力を使い始めた朱乃と、天然の聖剣使いになったイリナ。

 

 まだまだ伸びしろがあり、これからの成長が楽しみだ。

 

「それでこっちはアーシア・アルジェント。貴方が言ったように元は教会でシスターをしていた子よ。堕天使の策略で命を落としたところを私が眷族にしたの。彼女の神器の事もあり与えた駒は僧侶」

 

「アーシア・アルジェントです。えっと……イリナさんとお呼びしても?」

 

「勿論。私もアーシアって呼ばせてもらうわ。それにしても貴方大変だったのね。教会では魔女とされた後は情報が入ってこなかったのよ。だから多分、他の教会関係者は貴方の事を魔女と呼ぶだけでなく、悪魔に身を売った魔女と呼ばれるかもしれないわ。だから何か困ったことがあれば相談してよ。力になれるかは分からないけど話は聞けるし」

 

「はいっ!よろしくお願いします」

 

 イリナ以外の教会関係者の事を聞かされた時は胸にちくりとした痛みが走った。だけど、一人でも彼女という事情を知ってくれている人がいる。そう思うと彼女は嬉しい気持ちになった。それに部活の仲間やイリナだけでなく、もっと大事な人も自分のよき理解者なのだ。だから彼女が悲観する事はない。

 

「最後に塔城小猫。さっきからお菓子ばっか食べてるけどね。彼女だけは元人間じゃなくて、猫又と呼ばれる妖怪だったの。ま、色々と事情があって私の眷属をやっているわ。駒は戦車。小柄な彼女がバリバリの接近だと思わないでしょ?彼女のファイトスタイルも近距離のモノばかりだし丁度良かったのよ」

 

「……塔城小猫です。年も一つ下だそうですし小猫と呼び捨てで構いません」

 

「ん、ならよろしくね小猫。私の事もイリナで構わないわ」

 

 小さな小柄に似合わず力があるのか握力が強い。流石は悪魔。根本的な部分で人間と違うのか。はぐれ悪魔を数多く倒してきたが、もう少し考えを改めたほうが良さそうだ。

 

「本当はもう一人男の子がいるんだけど、彼今補習を受けているのよ。だから今日は紹介できなくてごめんなさいね」

 

「いえ、大丈夫です。私の記憶が確かであれば知っているので」

 

「あら?……イッセーとはどういう仲で?」

 

「ただの幼馴染ですよ。私は遠目でも分かりましたけど、彼は分からないでしょうがね」

 

「そう……まぁ、いいわ。とりあえず今日は紹介できただけでも良かったわ。最近この駒王には聖剣強奪犯が潜んでてね。魔王様に応援要請は出しているんだけど、名ばかりとはいえ管理者だから犯人の特定及び、潜伏場所の特定をしたいのよ。イリナには昼間怪しそうな場所を探してもらって、私たちが夜にでもこっそりと見に行く感じで行くわ」

 

 仕事の事もそれっきりで、久々の女子だけの部室で女子トークに耽る。

 

 ・

 ・

 ・

 

 その日の深夜。

 

 リアスに呼ばれたイリナは御手洗に夜中に外に出ると伝えると駒王学園に忍び込む。昼間の喧騒が嘘のように静かで、却って不気味だ。

 

 ギシギシと音のなる旧校舎を歩き、目的地であるオカルト研究部の部室へ辿り着く。ドアをノックした後に入ると数人の女性がいた。

 

「私を呼んだのは何でしょうかリアスさん」

 

「ふふっ……そう急がないの。といっても流石に気付くでしょ?私だけでなく彼女たちもあの子の空気を少なからず纏ってるんだから」

 

 部屋の中に居たのはリアスと朱乃、アーシアの三人だった。夜中という事もありお茶菓子は出しておらず、代わりにハーブティーの良い匂いが鼻をつく。

 

 夜中にカフェインを取るのは健康に悪いからの配慮なのかハーブティーは有難い。幾ら夏に近づこうとも旧校舎の中は少し寒く、温かい飲み物が美味しく飲める。

 

「ふーん……複数の悪魔と言っていたけれど、それは朱乃さんとアーシアの事だったんだ」

 

「ええ、私も先生……あっ、隆君の事ね。先生の女よ」

 

「はい……私も隆さんの女の一人です」

 

「これで呼んだのも分かるでしょ?裏を知る私たちと違ってあの子は只の人間。一応ある程度の情報は教えてあるけど、巻き込まれたら大変な目に合う事だけは分かるわ。だからこそ私は貴方達を呼んだの。あの子を、隆を守るために協力して頂戴」

 

「水臭いですわリアス。私はもう先生なしには生きていけないもの。あの人を守る為なら協力だっていくらでもするわよ」

 

「わ、私だってしますっ!……癒す事しか出来ない私ですが、何かしらの形でも助けになれば」

 

「あの人は壊れた私の居場所よ。そんな事情も知らない相手にみすみすと彼を渡す気はないわ」

 

「ふふっ、流石はあの子が女にした子たちね。普段は弱気のアーシアさえもその気にさせちゃうんだから。協力と言っても今の段階で出来ることは少ないわ。幾らグレモリー家の令嬢と言えど私も只の次期当主でしかない。まだ権力も持っていないし、彼を絶対に守れるほどの実力もない。だからこそ私たちで秘密裏に特訓をしたいと思うの」

 

 そう言うとリアスは指を鳴らす。

 

 今まで何もなかった場所に不思議な空間が出来上がる。ユラユラと揺らめくドアのようなものがある謎の空間。

 

「これは私の魔力を応用した空間転移魔法よ。予め繋いで置いた一点と現在地の私の居場所を繋ぐもの。このドアを潜れば冥界のグレモリー家の所有する土地に着くわ。今そこには私の姉……といっても義理なのだけど、彼女がいるから彼女に修行を付けてもらうわ。先方に話は付けてあるし、何よりもあの人の実力は魔王様が認めているわ。彼女の特訓さえ乗り越えられれば今以上に強くなれることは間違いないわ」

 

 本来人間界と悪魔の住む冥界を行き来するには専用の通路を使わなければ移動できない。だがそれを可能にしたのがリアスの滅びの魔力と呼ばれるモノ。

 

 グレモリー家に遺伝する魔力で、リアスは兄であり魔王よりも滅びの魔力という面ではずば抜けて才能を持っている。滅びの魔力からマイナスである滅びを抜き、プラスマイナス0にした状態で空間魔法を上書きする事で出来た正真正銘彼女だけのオリジナル魔法。

 

 一度使うのに魔力の半分を持ってかれるという欠点があるが、使い慣れて行けば少ない魔力で行使できるようになるだろう。

 

「取りあえずは一週間。でも、一気に人がいなくなれば学校も、駒王の管理も滞って大変な事になるわ。だからまずは私と朱乃が行ってくる。一週間後に此処に戻ってくるから、一週間後の深夜にこの部屋にきて頂戴。入れ替わりでイリナとアーシアを冥界に送るわ。ただ気を付けてね。私の義姉ではあるものの、特訓となれば遠慮なくビシバシしてくるだろうから」

 

 そう言うとリアスと朱乃は不思議なドアを潜り姿を消した。

 

 部室に残ったのは元教会組であるイリナとアーシア。といっても仲が悪いわけでもないので適当に話した後、そこそこで切り上げて各々の家へと帰った。

 

 ・

 ・

 ・

 

 更にあれから二週間半。リアスの眷族の一人である木場裕斗が失踪した。元々彼は聖剣に個人的な想いを抱いているので単独行動をするのも考えてはいた。だけどまさか本当にするとは思っても居なかった。

 

 リアスの義姉であるグレイフィアから修業を付けてもらった四人は、見違えるほどに力を手にした。初めて会った時のように握手する必要もなく、相手の大体の実力を計れるようになったし、イリナは大剣の振るい方を教えてもらった。

 

 ガラティーンは本来は片手剣なのだが、女であるイリナには重く、片手で持つことは不可能だったため大剣のように両手で振るう事になった。

 

「はい隆くん。今日のお弁当」

 

「ん、ありがとう。じゃあ行ってくるね」

 

「いってらっしゃい」

 

 御手洗が学校に行くのを見送ると家事をパパっと済ませる。もっと彼との時間を楽しみたいのだが、強奪犯であるコカビエルという聖書に記される堕天使が潜伏しているのを見逃す事は出来ない。犯人の特定こそできたが、未だ潜伏場所までは見つけられていない。

 

 ガラティーンをいつでも出せるように警戒しながら駒王の町を歩く。日の高い時間にイリナのような年頃の少女が出歩いては不審に思われるので、阻害魔法を掛けてもらったお気に入りのフードコートを被って歩く。もう夏が間近になったが、コートの中には冷却魔法が掛けれられており見た目以上に過ごしやすい。

 

 人が少ないところもある程度見た後、お昼ご飯をレストランで食べようと思い商店街に入った。商店街の中は主婦で溢れかえっており、喧騒を見る限り堕天使が好みそうではない。

 

「イリナか……?おいイリナ!私だゼノヴィアだ」

 

「あれ?ゼノヴィアじゃんお久しぶり。どうしたの?」

 

「どうしたのこうしたもあるか!お前が教会から勝手に抜け出し、聖剣を置いて行ってからの毎日が大変だったんだぞ!?少しは謝罪の気持ちぐらい持てんのか」

 

「んー……確かにゼノヴィア個人にはあるわね。ごめんなさいゼノヴィア。パートナーとなった貴方に何も言わずに抜け出してしまって」

 

「最初からそう言えば良いのだ馬鹿者。それで?お前はこの町で何をしているんだ?聖剣を返却し、我らが主からの恩恵を受けていないお前では何も力にならないというのに」

 

「はぁ……相変わらず貴方は物事を一つの面からしか見ないわね。どうして私が居るか?簡単よ、この街の管理者と協力して堕天使を探しているの」

 

 どの店に入ろうと物色している所を昔馴染みに声を掛けられた。無下に扱う訳にもいかず、取り合えず相手するも疲れる。

 

 ここのところはアーシアやグレイフィアに御手洗といった気安く話せる相手といたからか特に疲れる気がする。イリナの教会の戦士時代のパートナーのゼノヴィア。青い髪と男勝りな口調が特徴の少女だ。彼女が自分にだけ明かしてくれた秘密である天然の聖剣使い。ある意味で彼女と出会えたのは運命だったのだろう。イリナの中には信仰心は残っていつつも、嘗てのように妄信をしてはいない。

 

 だからこそゼノヴィアを少し疎ましく思う。

 

「成る程。まさかイリナが天然の聖剣使いに目覚めるとはな。だがそれがなぜ悪魔と協力する事に繋がるのだ」

 

「あのねぇ……仮に私があのまま教会に身を置いた戦士だったとしても貴方と二人でこの地に来てたらもっと大変だったわよ。相手はあのコカビエルよ?聖書にも記されている堕天使となればまだまだ未熟な戦士である私たちが勝てるわけないじゃない。よしんば勝てても良くて満身創痍、悪けりゃあ四肢欠損よ」

 

「ぐぅ……だがやってみなければ分からないだろう。やる前から諦めていたら勝てんぞ」

 

「どんだけ夢見てるのよあんた。私はお断りよ?今はリアスさんの協力者としてコカビエルの潜んでいそうな場所を探してるんだから」

 

 適当に入ったファミリーレストラン。メニューをパッと見て美味しそうだと思ったオムライスを頼む。

 

 イリナの否定的な意見ばかりにゼノヴィアは額に青筋を浮かべるが、とうのイリナは無視。彼女の事を心配に思う気持ちはあるが、それはあくまでも巻き込まれた場合だ。率先して危険な事に突っ込んでる以上、自業自得としか思えない。

 

 隆と出会う前、それも真実を知り絶望する前であればイリナはゼノヴィアと共に闘っただろう。護りたい存在が出来たイリナにとって無謀な事をする気はない。彼が心配するし、単純に自分も痛い目にあうのは嫌だからだ。

 

「お前がそこまで腑抜けているとは思わなかったぞ。私はこれで失礼させてもらう」

 

 ガタンと大きな音を立て椅子から立ち上がるゼノヴィア。じゃあね~と適当に手を振り、運ばれてきたオムライスにスプーンを入れる。ふわっとした卵とデミグラスソースがマッチしており、口の中が楽しい。ケチャップで味を整えているライスもきっちりと主張しており、卵にソース、ライス全てが調和しており非常に満足のいく味だった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 結果からしてコカビエルは捕まった。リアスやその眷族、協力者であるイリナを駒王学園の校舎に呼び込み深夜での戦闘が行われた。

 

 イリナが元教会の聖剣使いだったことがゼノヴィア伝いで木場にバレ、

一悶着があったが、彼の昔の仲間からの援護で仲直り。

 

 ガラティーンのおかげで無事に五体満足、目立った外傷もないまま終わったが、元パートナーであるゼノヴィアの精神が少し壊れた。コカビエルが戦闘前に既に聖書の神はいないと大々的に言い放ち、教会の戦士であり主を信仰するゼノヴィアが動けなくなるぐらいには衝撃的だった。

 

 同じように衝撃を受けたのはアーシアもだった。ただ彼女の場合は直ぐに立ち直ると仲間の皆へ鼓舞するように、特訓で覚えた支援魔法を使っていた。彼女が吹っ切れられたのは御手洗という存在が大きいのだろう。少なくともイリナにはそう見えた。

 

 




イリナにガラティーンを持たせたのはFGOのイベントでガウェインが特攻持ちだったからです。タグにFate入れたほうが良いんですかね。作中で振るわせる予定もなければ、再登場すら未定なんですが。ちなみに柄に疑似太陽は其処から持ってきた設定なので。

ていうか二話連続エロなしとか。R-18作品として良いのだろうか。まぁ次回イリナ③はエロありです。
イリナ一人ではなく、アーシアと一緒かゼノヴィアと一緒か。アーシアになりそうなんだよね。一番好きキャラですから。



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アーシア&イリナ

おかしい、イリナの初セックス回なはずなのにアーシアが目立ってる。というかエロくしすぎた。流石はシスター。

※今回は人によっては苦手なアナルシチュがあります。スカトロではないですが、苦手な人はブラウザバックを推奨します。


 堕天使コカビエルを倒してから数日が経った。

 

 協力者であるリアスからの要請で彼女の眷属たちと深夜の警邏を行う。その際にやっとイリナが幼馴染だと気が付いた茶髪の男がいたのだが、彼女は適当に相槌を打って聞き流した。今はもう絶望してた頃のように悪魔に対して絶対悪だという気持ちはない。幼馴染だった彼が悪魔になった事も理解できないわけではない。それでも一抹の期待を込めてこの町にやって来た彼女の心を折った原因だ。だからこそ彼に対して特別な気持ちを抱かない。せいぜい幼い頃に遊んだ男友達ぐらいだ。

 

 警邏を終え、自宅へ帰る前に御手洗の部屋に立ち寄ろうと思った。

 

 現在のイリナは御手洗とは同居しておらず、別々の住居で生活している。リアスたちとの協議で四六時中一緒に居られる同棲をされると彼を誘い辛いと言われ、彼女も気持ちが分からなくはなかったので泣く泣くリアスから貰った住居へと移り住んだ。

 

 リアスが人間界での生活の拠点としている住居である高級マンションの一室を与えられた。根っからの庶民感覚なイリナには中々の刺激を受ける生活となった。

 

 まだこの時間であれば御手洗も起きているし、折角だからちょっと奮発してコンビニデザートを購入して彼の家を目指す。

 

 彼からはまだ家の鍵は持っていてて良いと言われており、余程のことが無ければ毎日のように朝にお弁当を渡しに行っている。事実上の通い妻のような生活をしている。

 

 ウキウキ気分で鍵を開け入ると、最近になってよく聞く女の声でありながら、聞いたことのない甘い声が耳に入る。

 

 嫌な予感を覚えつつも明かりが漏れる彼の寝室の扉を恐る恐る開ける。

 

 片目で覗けるほど少し扉を開き中を見ると、案の定彼がアーシアと交わっていた。

 

「そこっ……そこ、気持ちいいです……っ♡隆さんのおちんちんがゴリゴリって♡おまんこの中を……んきゅぅぅぅぅぅ♡」

 

 対面座位の体勢で彼女と交わり腰を振る御手洗の姿。御手洗の手はアーシアの尻に、アーシアの腕は彼の首に回り、互いの瞳を見つめ合うラブラブなセックス。

 

「うっわぁ……どうりでアーシアを今日見なかったわけだ。もしかしてこれを見せるためにリアスさんは私を警邏に誘ったの……?あの人ならあり得る……」

 

 固唾を飲み込んで見守るイリナを他所に二人は更に激しく交わる。

 

 アーシアの秘所から顔を出す彼のペニスは、一度として男性のシンボルを見た事のないイリナにとって衝撃的だった。

 

 アーシアの小さな秘所を押し広げ、何度も出入りする大きな肉の棒。彼らの淫水でテカっているソレは目測でも定規を超えているように見える。あんなモノが女の膣内に入るだなんてと思わざるを得ない。

 

 彼女に覆いかぶさって腰を振る姿は同棲していたイリナでも見た事がない彼の荒々しい雄の姿。

 

 アーシアが嬌声を挙げていなければ強姦されているようにしか見えないぐらいに激しく腰を振る。彼らの体格の都合上、御手洗の顔にアーシアの髪がやって来る。だが、アーシアのハニーゴールドの髪に鼻を押し付け彼女の汗と発情した雌の匂いを嗅いでいる。

 

 組み敷かれているアーシアもアーシアで彼の胸元に顔を埋めながら幸せいっぱいとばかりに甘い声を彼に届ける。まるで貴方のおかげで自分はこんなに幸せですと彼に伝えるように。

 

 やがてアーシアの甘い嬌声が切羽詰まったような声に変わる。すらりと肉付きの薄い脚が彼の腰をがっちりとホールドし、上半身を少し動かし彼に口づけをする。

 

「あむっ……♡れりゅ……れりゅっ……♡ちゅぱ……隆さん……私、私もう……っ♡」

 

「あぁ俺もだよアーシア。……っ!このままアーシアの膣内に沢山出すからな」

 

「はいっ、たくさん……沢山隆さんのミルクを出してくださいっ♡貴方に変えられた私に貴方のミルクをくださいぃぃぃぃぃ♡」

 

 変えられたとは一体何だろうか。二人がどのような経緯を経て今の関係になったのかを知らないイリナは疑問に思う。

 

 お互い絶頂が近く、ラストパートとばかりに腰を深く落とす。どちゅっ♡どちゅっ♡とアーシアの最奥を何度も膨れ上がった亀頭が押しつぶす。

 

 すっかり彼とのセックスでグズグズ解された子宮は子宮の支配者の来訪を歓迎と口を開く。ずちゅんっ♡子宮口に亀頭が少し潜り込むと悲鳴のような絶叫がアーシアから上がる。

 

 瞬間、二人の身体がビクビクと震えたと思ったら、そのままの体勢で動かなくなる。

 

「あ……っ♡は……っ♡隆さんのミルクとっても熱いですぅ」

 

「アーシアの締め付けも最高だよ。キュウキュウ締め付けてきて気持ちいいよ」

 

 止まったのは互いに絶頂したからのようだった。基本的にセックスといえば男が相当の早漏でなければ女が何度も軽い絶頂をさせられる。

 

 しかし、浅い絶頂ばかりで深い絶頂に至るには男側のテクニックが必要となるのだが、彼はどうやら相当のテクニックを持っているようだ。

 

 二人同時に深い絶頂に至ると心が通じ合ったような多幸感に包まれる。二度と他のモノでは味わえないこの快楽を純粋だったアーシアもしっかりと身体に覚え込まされている。

 

 初めて交わった日は暫くの間は放心し続けていたが、慣れ始めた今は息を切らしながらも会話することが出来るようにまで至った。

 

 にゅるっと結合部からペニスが外れる。射精で少し小さくなったものの、イリナにとっては十分大きなサイズと思えるペニス。

 

 精液や愛液でドロドロに汚れたペニスをアーシアは躊躇することなく咥えた。

 

「はむ……ちゅる……ちゅぅぅぅぅぅぅぅ♡ぷはっ……お掃除完了です」

 

「ん、ご苦労様。身体の方は大丈夫?」

 

「はいっ!むしろ隆さんとのセックスで元気になりました」

 

「ははっ、何だよそれ」

 

 互いの顔を見て笑いあう二人。甘い恋人のようなピロトークに我慢できなくなったイリナが思わず乱入する。

 

「二人ともズルい!私だって隆くんとセックスしたいよぉ」

 

「い、イリナ!?どうしてここに……って鍵を渡してたもんな」

 

「ふぇ?……どうしてイリナさんが……?」

 

「私が家に入ってきたことに気付かないで夢中になっててさズルいよ。隆くんだって私の気持ちに気付いてるでしょ?」

 

「ぅ……そりゃあ一月以上も一緒にいたらな」

 

 まくしたてるイリナを見て驚く二人。驚きはするも見られて恥ずかしいわけでもない二人はそのまま会話を続ける。

 

 リアスと朱乃に比べるとスタイルにコンプレックスを抱いていたアーシアだが、他ならぬ御手洗が何度も綺麗で美しいと言い続けたおかげで、異性である男でなければ誰に見られても恥ずかしくなくなった。

 

「うぅ……アーシアと隆くんがそういう関係なのは知っているけどさ。私だって女だもん。隆くんと一つになりたいよ」

 

「何だか今のイリナさん可愛いですね。何時もの剣を振るってる時とは別人みたいです」

 

「なっ……!?そりゃあ私だって女の子だよ。好いた彼の前でそんな一面見せられないわよ。それにアーシアだって同じじゃない。最近になって攻撃魔法を覚え、扱うようになった娘とは思えないわよ」

 

「むぅ……」

 

「なによ……」

 

 何とも言えない顔で睨み合う二人。しかし、それは決して嫌悪する気持ちから来るものではなく、寧ろ相手をよく見て知っているからこそ出来る表情だ。

 

「えっと……俺はまだまだ出来るけどイリナは本当に俺としたいの?」

 

「勿論よ。そりゃあシチュエーションとか雰囲気とか大事だと思うけど、二人のセックスを見せられたら我慢できないんだもん。それにアーシアになら見られても構わないわよ」

 

「イリナさん……」

 

「そっか。じゃあこのまま二回戦となるけどしようか。ほらおいで」

 

「うん」

 

 近寄ってくるイリナを優しく抱きしめる。アーシアを抱いたばかりだというのに、イリナの健康的で肉付きの良い身体を抱きしめていると少しだけ萎えていた愚息が瞬時に復活を遂げる。

 

 座っている御手洗に抱きしめられているからか、熱くて固くそそり立つ肉棒を服越しに腹で感じる。

 

 以前、アーシアの時もしたが彼の猛々しい肉棒で腹の上から子宮を押し潰されると、これから犯されると雌の本能が疼く。

 

「イリナ、口を開けて」

 

「う、うん」

 

 口を開いたイリナにキスをする。唇同士をくっつけて、開いている部分からにゅるり♡と舌が潜り込む。

 

 二人の情事を見せられ、その激しさや雄々しさに中てられ発情した雌のイリナの口内は熱くトロトロだ。舌を動かし彼女の舌を捕らえる。驚いた彼女の声が口内に響くもお構いなしにそのまま絡め取る。

 

 にゅるっ♡にゅるっ♡と舌同士が擦れたり、じゅずずずずずっ♡と舌を彼に吸われたり、イリナの頭の中がトロリと蕩けていく。

 

 さっきまでは理性が残っていた瞳もすっかりと蕩けきったモノに変化してる。

 

「隆さんとのキスって気持ちがいいですよね。もっと身を任せたら気持ち良くなれますよ」

 

(もっと……気持ち良くなれる)

 

 何時の間にやら耳元に近づいていたアーシアがイリナに甘く囁く。普段の彼女からは想像できない妖艶な声で正に悪魔になったシスターの誘惑の声だ。

 

 思考を停止させてしまっているイリナはその言葉に従うように少し強張っていた全身から力を抜き、彼へと撓垂掛かる。

 

「あむっ♡……あむあむ……♡ちゅるるるるるっ……♡れろれろ……♡ぷはっ……」

 

 唇が離れると力を抜いた身体がそのままベッドに倒れ込んでしまう。それほど心地が良く、気持ちが良かった。

 

「ふふっ、イリナさんったらそんなに可愛い顔をしちゃって。見てるだけなのに私もなんだかまたエッチな気分になっちゃいます。隆さん、イリナさんだけでなく私も一緒に可愛がってください」

 

「あぁ任せておけ。まずはイリナの服を脱がすぞ。アーシアも手伝ってくれ」

 

「はいっ♡」

 

 布団の上に倒れ込み荒くなった息を整えようと何度も深呼吸をし、キスの余韻に浸るイリナに御手洗とアーシアの魔の手が迫る。

 

 同性であるアーシアならまだしも手慣れた様子でイリナの服を脱がす御手洗。ぼーっと自分の服が剥かれていくのを見ている事しか出来ない。

 

 彼に触られていると内心で歓喜するとともに、もっとエッチな下着を着けて来ればよかったと少し後悔を覚える。警邏中に動きやすいようにと色気のない下着を着けて来た自分が少し恥ずかしい。

 

 そんなイリナの内心を他所に二人は遂に最後の砦である下着に手を伸ばす。仰向けのイリナの背に腕を伸ばし、プツンとブラのホックを外す。

 

「うぅ……やっぱりおっきいのは羨ましいです」

 

「確かにイリナのおっぱいはデカいなぁ……」

 

 恨めしそうなアーシアの声と感慨に耽る御手洗の声。

 

 上半身を剥かれたイリナの身体はアーシアとは別のベクトルで綺麗で美しい。教会の戦士として鍛えてきた身体は引き締まっており、余計な脂肪を一切付けていない。特に一番気にするお腹周りの脂肪は皆無と言ってもいいほどで、薄らと筋肉の筋が出来ている。

 

 引っ込んでいるお腹や腰の代わりに乳房は大きくふるふると揺れている。未だ男を知らないピンク色の乳首。乳輪は意外と大きく、乳首と合わせてみても少し盛り上がっているようにも見える。これは所謂パフィーニップルという奴だ。

 

 日本人には余り馴染みがないが、海外では意外と普通の乳房の一種だ。薄ピンク色の乳輪とピンク色の乳首をより強調する膨れ上がった乳房。

 

 Eカップの乳房は見る二人を圧倒する。ふるふると揺れ雄を誘うイヤらしい脂肪の塊。因みに恨めしそうに声を漏らすアーシアもCカップはあるので普通であれば十分なサイズだ。ただ、彼女の周りにいる女性のサイズが凄まじく、彼女もまた自分もアレぐらいあればと思ってしまうのだ。リアスや朱乃の爆乳、魔乳サイズの胸を見る度にアーシアは自分の胸元を見て溜息を呟く。

 

 同じ元教会組で、主の不在による絶望、同じ男を好くという何処となく共感を覚えるイリナに向けて、珍しくアーシアが恨めしい声を出すのだ。

 

 悪魔に転生してまだ半年もたっていない彼女だが、御手洗と出会ってからというものの少しずつ笑顔以外の表情や感情を表に出す事が多くなった。兵藤一誠に淡い恋心を抱いていた頃は彼がアーシアの笑顔を見ていると元気が出ると言ってくれたので笑顔ばかりを張り付けていた。

 

 良くも悪くも彼女は純粋で、幼くから教会という閉鎖的空間で過ごしてきたせいか言われた通りの行動しか出来ない節があった。聖女として崇められ、神器を使い人を癒す。彼女の性格も相まって彼女もまた少しだけの幸福を感じていたが、自由というものに憧れを抱いていた。

 

 自分を助けてくれた最初の友人である兵藤一誠とは違い、普通の人間という雰囲気を纏う彼を見たからこそ彼女は変わったのかもしれない。

 

「じゃあ次はいよいよ下を脱がすよ。ってうっわぁ……愛液を吸ってグショグショじゃん。俺とアーシアのセックスを見てこんなに濡らすとかイリナもエッチだなぁ」

 

「うぅ……言わないでよぉ。私だってこんなに濡れるとは思ってもいなかったのよ」

 

「大丈夫ですよイリナさん。私も初めての時は同じでしたから」

 

「いやアーシアは今も変わらず直ぐに濡らしちゃうじゃん」

 

「あうぅ……それを言っては駄目ですよぉ。私だってイリナさんに少しだけ偉ぶりたかったんですぅ……」

 

「アーシアは今のままで良いんだ。それに偉ぶるアーシアとか想像もつかないし。今のように肝心なところでボロを出しちゃうだろうしね」

 

「あうぅ……」

 

 イリナは二人のやりとりに笑ってしまう。

 

 リアスから聞いた話だと二人がこのように話すようになったのはつい最近の事らしい。それまで只のクラスメイトだったが、リアスが嗾け今の関係にさせたらしい。二人ともその事を不満には思っていない。アーシアは御手洗に恋心を抱き、それに気づいた御手洗も受け止め、自分のハーレムの一人にした。

 

「イリナのおまんこもすっげぇ綺麗だな。匂いも濃いし、うん俺好みだよ」

 

「うわぁ……他の人のおマンコってこうなってるんですね。何時も隆さんと二人でしたので見ることが出来なかったので新鮮です」

 

 イリナもまた禁欲を是とする教会で育ったからか、あまり自慰の跡が見られない綺麗な縦筋だ。クリトリスも小さくまだ皮を被っているし、小陰唇もはみ出していない。髪と同じ麻色の陰毛も少しだけ生えており、陰毛が薄いアーシアにとっては少し羨ましい。

 

 愛液でべっとりと陰毛が張り付いており、蜜壺からは止めず愛液が溢れ布団へと伝い落ちていく。

 

「こんなに濡れてるなら弄る必要はなさそうだな。イリナはゴム欲しいか?一応持っているけど……まぁ使ったことはないんだけどな」

 

「いらないっ♡隆くんとの初セックスだもん。ゴムだなんて余計なモノを使わないで直に熱を感じたいよぉ♡」

 

「ん、分かった。ただ後で薬は飲んでくれよ?イリナは悪魔じゃなくて人間なんだから。今の年齢で子供なんて出来たら誰も幸せになれないだろうし」

 

 仰向けのイリナに覆いかぶさり、亀頭を膣口にあてる。くちゅりと粘膜同士の触れ合う音がなりゆっくりと膣の中にペニスが飲み込まれていく。

 

「あっ♡入ってくるっ♡おちんちん……っ♡隆くんのおちんちんが入ってくるよぉ♡あはっ♡ぁ♡んっ♡」

 

 御手洗の首に腕を回し、背筋を軽く逸らすイリナ。

 

 スラリとしながらもほどよく肉付きの良い両足の付け根にある膣穴にそそり立つ御手洗のペニスが入っていく。

 

 今まで何者の侵入も許さず、ぴっちりと閉じていた膣壁。そこに赤黒く染まった亀頭が強引に引き裂くように分け入っていく。処女特有の強烈な締め付けが御手洗にイリナの処女を奪っているのだと実感を齎す。

 

 十分すぎるほどに濡れ、透明で匂いの強い蜜と一緒に結合部からは赤い処女血が流れている。布団にまで垂れ、幾つかの斑点を作っていく。

 

「き、きつぃぃ♡おマンコ裂けちゃいそうだよぉ♡はぁ……はぁ……おちんちんがみっちりと詰まってる……っ♡」

 

 少し急ぎ過ぎただろうか。膜が破れペニスの大半を飲み込んだイリナの蜜壺。結合部である小陰唇が大きなペニスで広がっている。幾ら濡れていたとはいえ前戯をすべきだっただろうか。少し心配になる御手洗を他所に、蕩けた声を漏らすイリナ。

 

「イリナさん気持ち良さそうです♡おマンコがおちんちんの形に広がってますよ♡私もお手伝いしますね♡」

 

 イリナにペニスを突っ込む御手洗の後ろに回り、彼の尻たぶを開くアーシア。最近になって性知識を積極的に取り入れていた彼女は雄が雌に好むプレイの一つに尻穴を舐めさせるというのがあった。

 

 昔なら兎も角、御手洗によってエッチな子に変えられたアーシアは嫌悪感を持たずに、寧ろ雄に奉仕できる幸せを噛みしめながら彼の尻穴に顔を近づける。アーシアと交わる前にシャワーを浴びていたとはいえセックスの最中で掻いた汗の匂いと混じり合って強烈な悪臭だ。

 

 御手洗ですらしっかりと見た事のないアナルとその周りの肌。それをあのアーシアがジッと見つめている。興奮と恥ずかしさでアーシアの前で尻穴が伸縮を繰り返す。

 

「初めてみますけど、隆さんのお尻の穴とってもエッチです♡汚れも無くて綺麗ですよ……ふーっ……♡」

 

 誉め言葉と共に熱い吐息がアナルに吹きかけられる。

 

 驚きと鳥肌で身体をビクつかせるがアーシアがしっかりと彼の腰に腕を回し支えている。

 

「では、いただきまふね♡んあ……あー……♡れろ……れろ……♡」

 

 口を開き、下を突き出したアーシアの顔がぐっとアナルに近づき遂に触れる。興奮で熱くなった舌が肛門周りの尻肉を舐め回す。掻いた汗を取る様に舌を動かし、れろれろと這い回る。

 

 初めての快楽にビクビクと身体を震わせるが、彼もまたイリナに挿入したペニスを動かす。

 

「ふいぅ!?あ、あぁぁぁ♡ぬ、抜けてく♡おちんちんが抜けてくよぉ♡あっ――あぁん♡おちんちんのカリ首がおマンコの肉を引っ張ってる……っ♡あっあっ、あっ、あひぃ♡すごい、凄いよぉ♡これが、これがセックスなんだぁ♡」

 

 腰を引くようにペニスが膣から後退すると、大きく傘を広げるカリ首が膣肉を巻き込んでいく。引き抜いた勢いを使ってペニスを膣に戻すと一気に最深部にぶち当たる。初めてで子宮口なんて突かれても苦しいだけだろうに、健気にも喘ぎ声をあげるイリナ。

 

 アーシアよりかは身長のあるイリナだが、それでも御手洗の長いペニスを全て受け止めるには至らない雌穴だから亀頭が子宮口に触れてしまうのも仕方のない事だと思う。アーシアの時も思ったのだが、教会育ちの女性は痛みに強いのか慣れがあるのか。処女を失ったばかりにも拘らず、直ぐに快楽を貪る姿勢は素直にエロい。

 

 御手洗がピストンをしている最中もアーシアは顔を尻に埋めたままで舌を必死に伸ばす。

 

「れろっ、れろ♡たかしふぁん……♡はぁ……はぁ……♡あー♡れるれる……♡」

 

 初めてのアナル舐めとは思えない、舌を目一杯使った一生懸命なアナル奉仕。

 

 緊張して固くなった括約筋がほぐされ、ざらついた舌の感触が腸壁を通じて脳に届く。尻穴に感じる微かな異物感。ぬるぬると御手洗の意思とは関係なしに動くアーシアの舌がゾゾゾッと背筋を通り抜けるが、何とも言えない気持ち良さを覚える。

 

「んっ♡アーシアの奉仕でおちんちんがビクビクしてるぅ♡隆くんも気持ちいいんだね♡私の膣内でもっと気持ち良くなって♡」

 

 肌と肌がぶつかり合う音を響かせ、スラリとした脚が少しズレた腰に絡みつく。

 

 ぬぢゅ、ぐぢゅ、ぢゅぶっ、ぬぶっ、と抽挿する度に淫らな水音がイリナの嬌声に混じり合って部屋に響いては消えていく。

 

「んっ、あぁっ♡んんっ、私の膣内、もう隅々まで隆くんの……んっ、カウパーでマーキング、されちゃってる……っ♡」

 

 ダラダラと流す先走りが愛液と混ざりあい、彼女の膣内を満たす。

 

 彼が腰を動かすたびに甘い電流が駆け抜けていく。ギラギラとした目で劣情に動かされながらもイリナの身を案じつつ、イリナの身体を獣のように求める。普段見ていた彼とは違う一面に心が歓喜に満たされる。

 

 御手洗が、同棲して恋をした彼がイリナを雌として見て、求める交尾。

 

「あっ、んんっ♡はぁっ♡んちゅっ♡ちゅっ♡カッコイイ、カッコイイよぉ♡獣みたいに、私を、んっ♡求める姿ぁ♡」

 

「イリナ、イリナっ……!」

 

「大丈夫♡大丈夫だよ♡私はここに、んっ、あんっ♡ここに、此処にいるからぁ♡ぎゅっ♡て抱きしめてっ♡おちん、ちんっ♡気持ちいいの♡」

 

 ツインテールに結ばれていた髪が解けて、布団の上に麻色の海が広がる。

 

 イリナの言葉通りに彼女を強く抱きしめながら抽挿するだけのピストンから、彼女の最奥をこねくり回す動きへと変わりながら何度も彼女の名を呼ぶ。

 

 彼に求められる度に体の芯が、腹部が熱を持ち心がポカポカとしてもっとと求めてしまう。

 

 完全に彼を交配相手と認め堕ちた子宮が御手洗の子種を求めて下りてくる。亀頭にかぶりつくように吸い付き、精液を強請る。

 

「イリナ……俺、俺もう……っ!」

 

「私も♡隆くんを私に刻んで♡隆くんの精液、精液全部注ぎ込んでぇ♡」

 

 抱きしめる力を互いに強くし、唇を重ね、舌先を絡めながら唾液を啜り合う。

 

 腰を突き入れる度に秘所からは粘液が飛び散り、布団に新しい染みを作っていく。

 

 イリナの白い肌は興奮と快楽で赤みを帯びて、情欲に燃え上がっていく。

 

「んふふ、二人ともイキそうなんですね♡では、私もお手伝いとしてもっと激しくしちゃいます♡はーむ♡ぢゅぷ、ぢゅぷ♡じゅるるるるるるるっ♡ぶちゅっ、ぢゅっ♡」

 

 アーシアのアナル責めが途端にスピードと勢いをあげる。

 

 舌で尻穴を抉り、唾液と混ざった腸液を啜り取る。セックスによる快楽の邪魔をしない様に、リラックスした気分で射精が出来るように、彼女の今できる舌技をすべて使い尻穴に奉仕する。

 

―――ぶびゅるるっ♡どびゅるるるるるるっ♡びゅくびゅくびゅく~~~~~~~♡

 

 未だかつてない勢いで御手洗が射精をする。

 

 子宮口にピッチりとくっ付いた状態での射精は脳回路が焼け付きそうなほど気持ちがいい。アナルに入っているアーシアの舌ごとキュッと締め付け、陰嚢で溜め込んだ特濃の精液を未使用だった新品の子宮へと送り込んでいく。

 

 初めて感じる男の射精と、子宮を満たす熱の熱さに意識が飛びかける。好きな男が射精をしてくれたという事実に夢見心地な気分になる。

 

「出てりゅぅ……私のおマンコの中に、精液が、あんっ♡ま、まだびゅるびゅるって出て、んんっ♡こんなに勢いよく出されたら妊娠しちゃいそう♡」

 

 固形物のようなドロドロとした精液が、ほんの少し前まで男を知らなかったイリナの膣内に広がっていく。

 

 ここまで感じ、喜んで射精をしてくれるとイリナも女として満たされた気分だ。背中に回っていた彼の腕がビクビクと震えているのを感じながら熱をジッと受け止める。

 

「おマンコ、たぷたぷ♡……えへへ、私ってば隆くんの女にされちゃったぁ♡」

 

「タマタマの方もぎゅぅぅぅぅ♡って持ち上がってカッコいい射精ですよ♡そのまま全部イリナさんの膣内に出しちゃいましょうね」

 

 アナルから舌を外し、射精している竿の根元にある玉を優しく揉み込む。

 

 射精時、無意識のうちにアーシアの舌を締め付けていた尻穴は、アーシアの唾液でトロトロとになり、じんわりとした気持ち良さがほのかに残っている。

 

「ん、射精お疲れ様です。おちんちんも少し小さくなっちゃいましたね」

 

「わ、本当だ。さっきまで私の膣内でガチガチだったのに少し小っちゃくなってる」

 

「二回連続で濃いのを出したからな。まだ精力は衰えてなくても生理現象だよ」

 

 にゅるりとイリナの秘所から外れるペニス。さっきまで見せつけていた逞しさは鳴りを潜め、見る者に恐怖を与える感じではなくなった。

 

「さて、じゃあイリナさんもお掃除をするんですよ。隆さんは射精をした後は口でおちんちんを綺麗にしてもらうのが大好きなので」

 

「そうなんだ。じゃ、じゃあ初めてだけど頑張ってみるね」

 

 少し口を開き亀頭を飲み込む。亀頭に付着した精液と自身の愛液を舐め取っては胃に収める。

 

 舌を伸ばし亀頭以外の部分にも着いている精液を舐め取っていく。

 

「あむっ……れろ……れろ♡ぢゅうぅぅぅぅぅぅ♡えへへ、綺麗なおちんちんになったよ」

 

「イリナさんのお掃除でまたおっきくなっちゃいましたね」

 

「あんなエロい顔でチンポしゃぶられたら勃起だってするわ。決めた。今日はこのまま二人を寝かせないから。初めてだったイリナもエロくなってきたアーシアも纏めて味わってやる。覚悟しろよ」

 

「きゃっ♡えへへ、すっきりするまで私とイリナさんで気持ち良くなってくださいね」

 

「うんうん。タマタマの中が空になっちゃうぐらい出していいからね」

 

 布団に押し倒れた二人はふんわりとお互いの顔を見て笑う。どうやら今回のセックスで更に打ち解けたようだ。

 

 二人に覆いかぶさると、御手洗にだけ差し出される瑞々しい身体にむしゃぶりつく。

 

 




前書きの通りに今回は勝手にキャラが動いた感があります。本来であればアーシアには耳舐めをさせる筈だったのに、何故か気が付いたらアナル舐めに。

でもまぁ、アナルを女に舐めさせるって屈服させた感あっていいですよね。ですので今回はこのままで。

というかアーシアがエッチになりすぎた。

1000件物のアンケートへのご協力ありがとうございました。タイトルを今話から変更しました。寝取りと寝取られ、何方の意味にもとれるNTRにしました。


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アーシア③

「っしゃあ行くぜイッセー、元浜!今日は女子との合同体育だ!早く着替えて女子の写真を撮りに行くぞ!」

 

「オッケー、カメラは任せろ!今日の為に高いカメラを買ったんだからな!」

 

「撮影のポイントは俺に任せとけ!」

 

 三限目の授業が終わった途端、猛スピードで教室を出ていく三人組。松田、元浜、兵藤と学園内外関係なしに知られている変態三人組だ。

 

 学校にも何度も彼等を退学させるようにと訴えが来ているのに、何故か彼らは今日もこうして迷惑行為に走る。

 

 女子がいるにも拘らず、教室でエロ本を広げて猥談したり、女子の着替えを盗撮したりと迷惑行為というには度を過ぎている行為ばかり行う彼らは男女関係なしに嫌われている。

 

 そんな彼らを冷たい目で見ながら女子が教室から出ていき、それに続く形で男子も出ていく。

 

 御手洗も男子に続くように、持ってきた体操服を詰め込んだ袋を手に取り出ていく。

 

「隆さん。途中まで一緒に行きませんか?」

 

 御手洗に声を掛けたのは笑顔が特徴的な女の子。彼女は日本の学校では珍しい金色の髪持つ。それにくすんだ部分は一つもなく、陽の光に照らされてキラキラと煌めいている。

 

 御手洗の横まで歩み寄るとそのまま隣を歩きながら会話をする。

 

 最近になって見られる光景で、クラスメイト達は兵藤がついに愛想を尽かされたとの噂で持ち切りだ。また同時に御手洗のデカチン伝説が増えた。別の男に恋をしていた少女を滾る下半身で落としたと。実際の所、アーシアが兵藤に淡い恋心を抱いていたのは事実なので否定できる噂ではない。

 

 男女で分かれている更衣室の前で一度別れると、袋に詰めていた体操服に手早く着替える。

 

 既に更衣室の中には変態三人組の姿は既にない。彼らが言っていた覗きのポイントに向かったのだろうか。

 

 着替えを済ますと、適当なクラスメイトと喋りながら校庭まで早歩きで向かう。

 

 体育の教師は時間に厳しい人で、少し遅れただけでも罰として準備体操の後に行うランニングでグラウンドを周回する回数が増やされる。

 

 確か今日はサッカーだった筈。男女を先生お手製のくじ引きで分け、対戦する予定だった気がする。

 

 既に校庭には先生が仁王立ちしており、見える背中だけでもかなりの威圧感がある。

 

 この体育教師、名を鬼塚と言いスポーツの世界ではそれなりに名を知られている人らしい。学園長自らのスカウトで教師となり、今ではこうして生徒に体育を熱心に教えている。見た目がゴリラみたいに屈強だからと鬼塚という名よりもゴリ塚という愛称で呼ばれており、彼もまた怒らない為見た目に反して生徒からの受けはいい。

 

 体育委員の号令で授業が始まる。

 

 怪我をしない様にラジオ体操に合わせてストレッチ。筋肉を程よく解していく。

 

 ストレッチが終わると次はグラウンド周回。男子は三周、女子は一周半走らされる。体を温めるのと体力づくりを兼ねているらしい。

 

 それらが終わると先生から渡されたゼッケンを着込んでサッカーの開始だ。

 

「えへへ、隆さんと同じチームですね。頑張りましょう」

 

 御手洗と同じくDFをすることになったアーシアが眩しい笑顔で笑う。

 

 駒王学園では今時珍しいブルマを体操服として指定している。何でも駒王の創設者が部類のブルマ好きだったとかなんとか。

 

 ブルマから覗くアーシアの足は白く細い。

 

 長い聖女生活の中で日を浴びる事が少なかったからか、アーシアの肌には日焼け一つ存在しない。駒王学園に通うようになってからは焼けない様にクリームを塗っているらしい。

 

 彼女と先生やチームメイトに注意されない程度に談笑しながら授業に取り組む。ただ突っ立ってDFするのではなく、チーム全体が攻撃の姿勢を見せれば御手洗もまた守備のラインを引き上げる。

 

 それなりに満足のいく活躍をし、授業は終わった。

 

「御手洗にアルジェント、二人には授業で使ったカラーコーンの片づけを頼みたいんだが良いか?」

 

「ええ、構いませんよ」

 

「はい、任せてください」

 

 先生に頼まれ二人でコーンを校庭に設置されている用具入れ倉庫まで運ぶ。

 

 勿論の事ながら、男子である御手洗の方がコーンを多く持っている。彼が紳士的な性格なのも理由の一つだが、それ以上にアーシアの細腕では多く持てそうにないからだ。

 

 現に数個持っただけでフラフラとしており、見ているだけでハラハラする。

 

 何とかすべてのコーンを運び込んだ二人。

 

 アーシアの息が切れているので少し倉庫内にあったマットで休む。

 

「ふぅ……悪魔になったとはいえ、まだまだ筋肉が付きません」

 

「まぁアーシアらしくていいじゃないか?」

 

「でも私だってもう少しぐらいは力持ちになりたいです。今でこれだと私、隆さんが持っていた量を持てるようになるのは何時になるんでしょうか……」

 

 彼女の愚痴を聞きながら体操服を扇ぐ。

 

 そろそろ夏本番になりそうなこの時期の体育は汗を大量に掻くし、熱気で蒸れて暑い。少しでも涼しくなればとパタパタと扇ぐもあまり効果のほどはない。

 

「よし、二人も帰ったようだな」

 

 倉庫の外から聞こえてくる鬼塚の声。声が終わると同時に鍵の閉まる音が聞こえた。

 

「あれ、俺たち閉じ込められた?」

 

「ええっと……どうやらその様子ですね」

 

 入口のドアに力を入れてみてもビクともしない。昼休憩前最後の四限目が終わった今、用具倉庫に足を運ぶ奇特な人はいないだろう。

 

 とするとこのまま二人っきりで過ごすことなる。別段彼女と二人っきりで過ごすことに不満はない。ただ、今の状況は色々と不味い。

 

 彼女の鎖骨を伝い体操服の中へと消えていく汗。汗を吸って薄らと見える青い下着。運動をした事で赤みがかった足に同じく上気した頬。

 

 普段であれば健康的だなとしか思わないのだが、密室に二人っきりになると話は別だ。

 

 彼女にその気はなくても少しの仕草だけでも色気を感じてしまう。

 

 熱い息をふぅ……と吐く姿。御手洗と同じく暑いのかパタパタと上着を扇ぎ涼もうとする姿。

 

 見ない様にと頭の中では分かっているのに、視線が吸い寄せられてしまう男の悲しい性。

 

「あれ?隆さんどうかしましたか」

 

「あー、えっと、その……気にしないでくれると助かる」

 

「そうは言われましても……ってあれ?股間の辺りが膨らんでいるような……」

 

「その……ごめん。昼間は意識しない様に気を付けていたんだけど、つい」

 

 彼がアーシアを始めとする女性と交わるのは何時も放課後以降の時間だ。休日であれば昼間からの時もあるがそれでも基本的には放課後以降だ。

 

 学園で交わってはバレてしまうとの御手洗の判断だ。学園のある日でも交わってしまえばブレーキが利かなくなりそうだと彼なりの判断。

 

「ふふっ、良いんですよ。私は隆さんの女なんですから。何時でも興奮したら言ってください。すっきりさせるのが私たちの役目なんですから」

 

「……頼んでもいいかな」

 

「はいっ!任せてください」

 

 結局、誘惑に勝てなかった彼は頼んでしまう。彼の頼みに嬉しそうに返事をするアーシア。

 

 聖女と崇められ、人に奉仕するのが仕事だった彼女は元シスターとなった今でも人に尽くしたいと心の裡では思っている。初恋の人であるイッセーと一緒の時はあまりその感情が表に出る事はなかったが、御手洗と付き合ってからは積極的に顔を出すようになった。

 

 男女の交わりを詳しく知らず、彼との繋がりで知った彼女にとって愛撫がまさに奉仕だと気づいたのだ。心を込めて彼の性器に奉仕すれば彼も悦ぶしアーシアも嬉しい。

 

 ズボンを降ろすと半勃ちしているペニスとご対面。彼にとっての半勃ちが普通の男にとっての全力勃起だという事をリアス伝いで知ったアーシアにとって、より彼のペニスに熱い視線を送る。

 

 ビキビキと青い血管の筋が浮かび上がる太い竿。子供の握りこぶしほどはあるつるりとした赤黒い亀頭。陰茎の下にあるぶら下がる二つの玉もずっしりと重そうだ。

 

 汗を沢山掻いたせいかむわりと立ち込める強い雄の匂い。平時の状態でもこの匂いを嗅いだだけでも発情できそうな程濃密な雄フェロモン。うっとりとした顔を隠しもせずにアーシアはその綺麗な顔をペニスの付け根に近づける。

 

 雄の身体で一番強い匂いを放つ場所である竿の根元。彼の排泄した小便の匂いと汗の匂いが混じって強烈な臭い。普通の女子であれば顔を顰め、罵倒するのだろうがアーシアは残念ながら普通ではない。鼻息を荒くし、普段の彼女からは想像できない程エッチな表情で肺一杯に臭いを取り込む。

 

 むせ返るような精臭を取り込んだアーシアは真っ赤ながらも所々が黒く変色している亀頭へキスの雨を降らす。神へ祈りをするシスターのように何度も何度も愛をこめてキスをする。ちゅっ♡ちゅっ♡とリップ音を響かせ、時折垂れてきた先走りを舐め取る。先走りの時点で粘っこいのに精液はそれを凌駕する粘っこさ。

 

「気持ちいいでふか」

 

「ああ、気持ちいいよ。でも亀頭だけでなく、竿全体も舐めてもらいたいな」

 

「ふぁい」

 

 亀頭から唇を外すと、今度は血管を走らせる竿へと唇を捧げる。

 

 亀頭とは違う感触の竿。垂れてきた先走りでコーティングされており既にテカテカと光っている。先走りを舐め取り、代わりに唾液でコーティングをするように舌を使ってペニスに奉仕する。

 

 れろぉぉぉぉ♡と舌の腹を使って舐めあげたり、チロチロと舌先で血管を舐めたりと様々な舌技で彼を興奮させる。竿だけでなくカリ首に狙いを定め、無心で舐めしゃぶる。

 

「んっ、くぅっ……」

 

 アーシアの情愛のチンポ奉仕に、思わず御手洗が声をあげる。

 

 そんな御手洗の反応を上目遣いに見上げながら、アーシアは何度も口づけを捧げ、熱心にペニスに舌を這わせる。

 

 ねろねろと動く舌に零れた先走りが絡みつき、亀頭の独特な味や舌触りが、アーシアの背筋を震わせる。外の温度だけでなく、密閉された空間の温度は上がり、余計に二人の身体から立ち昇る濃密な雄と雌のフェロモン。

 

 カリ首に付いた恥垢を舐め取るとアーシアの舌から脳髄に掛けてビリビリとした切なさが駆け巡る。

 

「んふふ♡ここが、気持ちいいんですね♡」

 

 敬虔なシスターだった彼女にとって、神の不在は衝撃的な事実だった。今まで祈りを捧げ、主の為に奉仕してきた日々は何だったのだろうか。その時彼女に襲ったのは猛烈な空虚な感情。それを吐き出すかのように御手洗に尋ねると、別段いてもいなくても神に祈りをささげるのは可笑しなことではないと言われた。神頼みという言葉がある様に人間は都合の良い時のみ神を使う時がある。それと同じで祈りを捧げる相手がいなくてもその姿勢は大事なのだと教えられた。

 

 それ以来彼女にとって今は亡き主に対する信仰心はそのままに、秘かに御手洗への信仰心が沸き上がった。別段彼を主と崇め宗教にすることはない。ただ、自分が彼のシスターとして全力で奉仕する。彼女の中での自身の在り方をきっちりと定めた。あり方を決めた彼女は簡単な事では揺るがないだろう。例え彼女を聖女から魔女に堕とした人物に出会ったとしても。

 

 彼専用の優秀な性処理シスターとへと堕ちたアーシアは、御手洗の反応から主が求める場所を瞬時に理解した。

 

 敏感な裏筋やカリ首をそぎ落すかのように舌先でなぞり、時折無防備な鈴口に吸い付いて先走りを啜り上げる。

 

 そんな彼女の絶妙な舌技に、御手洗は歓喜の声を上げる。

 

「あぁぁぁぁ……アーシア、上手いなぁ……」

 

「んふぅ……っ♡んんっ♡んちゅぅぅぅぅ♡」

 

 アーシアは主の反応に嬉しそうに瞳を細めた。其処には今までの潔癖なシスターの姿の欠片もない。代わりに淫らで、彼だけに尽くす女だけがいる。

 

 ペニスに奉仕するだけでなく、その下にある陰嚢をさわさわと揉み解し、もう一つの手で竿の根元を優しく扱き上げる。本格的なフェラチオの開始だ。

 

「れろれろれろれろぉ……っ♡んちゅっ♡ちゅぱっ♡」

 

 御手洗に言われるまでもなく、アーシアの奉仕は激しさを増していく。

 

 ぷっくりとした唇と温かい舌が、つるりとした亀頭や血管の浮き出る竿を丁寧に何度もしゃぶり、唾液でコーティングしていく。

 

 先端から根元に至るまで、彼女の唾液で濡れていない場所はなく、舌と唇の触れていない場所もない。

 

 それだけでも飽き足らず唾液が塗られた部位の上により大量の唾液を塗り込むように大胆な舌使いでペニスを舐めあげる。

 

「くぅ……アーシアぁ……っ」

 

「んちゅっ♡ちゅるるるるるっ♡ん、ふぅぅぅ♡」

 

 鼻で息をし、陰毛に熱い息が当たり擽ったい。

 

 先走りと唾液でコーティングされたペニスが高まる快楽にビクビクと震え、御手洗の口からは切なさそうな声が漏れる。

 

 その様子からもう射精が近いと悟った彼女は、より一層奉仕に熱を込める。

 

 亀頭に舌を這わせ、くるくると亀頭の形になぞる様に円を描き、鈴口に吸い付く。竿には筆を奏でるように唇を押し当て、情熱的にキスを降らす。

 

 更にはずっしりとした重みのある陰嚢を口に含み、舌でコロコロと転がし、陰嚢の皺を広げるように丁寧に舐めあげる。勿論の事、陰嚢もコーティングするのを忘れず唾液で濡れ光る。

 

「はむっ♡ぢゅるるるるるっ♡んじゅっ、じゅるるるるるるっ♡」

 

「アーシア……もう、そろそろ……っ」

 

「……っ♡」

 

 彼女は御手洗の言葉に無言で頷く。

 

 口を大きく開き、ペニスを口内へと招き入れる。

 

「んふぅぅぅぅぅぅ……♡」

 

 瞬間、彼女の口内に広がる雄の匂いと味。竿や亀頭を舐めていた時よりも強い雄臭。

 

 彼女の生殖本能を刺激し、早く彼の子種が欲しいと奉仕により熱が籠る。

 

 硬くて大きな肉棒の感触に独特な先走りの味。そして鼻を突き抜ける濃密な雄の匂い。普通であれば不快な筈のそれらですら今のアーシアにとっては甘美なモノ。脳髄を溶かすような快楽で頭のなかが真っ白になっていく。

 

「んちゅぅぅぅぅぅ♡ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅぅぅぅ♡」

 

 舌先で先端から裏筋までを器用に舐め回し、頬肉を使ってカリ首に刺激を与える。何処に触れても感じられるペニスの味にウットリとしてしまう。

 

 口内でペニスが震える度に、あの濃厚な精液の味を想像しアーシアの下腹部が熱く疼く。前とは違い、御手洗のペニスを入れると事で疼きを解消できるようになった蜜壺は切なげに子宮から愛液をこぼす。

 

 整った彼女の美貌が歪むのを気にもせずに、唇を窄め本能が訴えるがままに大好きな人のペニスを貪っていく。

 

「あぁ……チンポ溶けそう……っ。アーシアの口の中に思いっきり射精するからな」

 

 貪るアーシアと同じく、御手洗も彼女の熱烈な口奉仕に腰を震わせる。

 

 唾液で溢れかえった温かい口内。本来であれば食事を行い、栄養を摂取する場所で、ペニスを突き入れるための穴ではない。

 

 しかし、汁気をタップリと蓄えたアーシアの口は、彼の逞しいモノを半分まで飲み込み、熱くなった粘膜で快楽を与えてくる。時折喉奥に当たり彼女が嘔吐く感触すらも心地いい。

 

 彼女が頭を激しく前後させるに合わせるように腰を動かし、ペニスを高みへと昇らせる。

 

「ふぐっ♡んふぅっ♡ちゅるるるっ♡んちゅぅぅぅぅぅ♡」

 

 懸命にペニスを吸い続け刺激する。

 

 舌が肉竿に絡みつき、頬肉がカリ首を刺激し、喉肉が亀頭が挟み込む。窄まった喉を熱い先走りが流れ込むように落ちていく。先走りの落ちた胃がカッと熱くなり、それが余計に彼女の身体から雌の匂いを振りまく。

 

「じゅぶっ♡んふぅ♡ん、ぐぅぅぅっ♡んっじゅぽっ♡じゅぼぼっ♡ぢゅぼぼぼぼっ♡んじゅるるるるるる……っ♡」

 

 彼女が首を動かすたびに、唾液とペニスの攪拌された下品な音が倉庫内に響き、その合間に喉を鳴らす音が混じる。

 

 口内に溜まる唾液と流れ込む先走りを合わせて飲み干し、嬉しそうに目を細め、彼の瞳をジッと見つめ口を動かす。

 

「ぐぅ……あぁぁ。もう出る、もう出るっ!」

 

 先走りが壊れた蛇口のように吐き出され、狭い尿道を掻き分けて精液がせり上がる。

 

 竿全体が一度激しく震えると、鈴口を大きく開き、遂にそれが放たれる。

 

――ぶびゅるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「ふぐぅぅぅぅぅっ♡んぐぅぅぅぅぅ♡」

 

 口いっぱいにペニスを頬張っていたアーシアの口内へ濃厚で粘土の高いドロドロとした精液が容赦なく一気に襲い掛かる。

 

 吐き出される白濁とした精液が喉奥に当たり、反射的に喉を鳴らし嚥下していく。ゼリーのような半固形の精液が喉に絡みつきそうになるが、後からやってくる精液によって無理矢理に押され、強制的に胃へと納まっていく。

 

 それでも飲み込み切れない精液は彼女の鼻からも溢れ、綺麗な顔が台無しになってしまう。

 

「んぐぅっ♡んぎゅっ♡ごっきゅぅっ♡んぐぅっ♡あぅぅ♡」

 

 苦しそうな声を上げながらも懸命に飲む彼女に褒美として渡すかのように中々射精は収まりを見せない。

 

 口内、喉、鼻を犯す大量の子種汁に埋め尽くされ呼吸すらも満足に出来なくなる。

 

 そんな状況に陥りながらも、アーシアは瞳に涙を浮かべて次々と嚥下していく。密室の倉庫に響く彼女の声と嚥下する音。苦しげに表情を歪めながらも、恍惚とした彼女はすっかり彼の好みに堕とされた。

 

 それもそうだろう。彼と彼女が交わってから、二日に一回の割合で彼に性技を教え込まれている。リアス、朱乃、アーシア、イリナと交代交代に夜に訪れては、別の女をイカせたペニスで自身もイカされる。アーシアは何度もイリナが絶頂するところを見たし、イリナもまたアーシアが絶頂して体を震わし、顔をアヘらせる様を見ている。

 

 セックスは一対一で行うはずだという彼女の常識も書き換えられ、親友となったイリナと二人で奉仕する機会が増えた。でもこうして一人で奉仕する方がより彼との心の繋がりを感じると実感する。

 

 精液を嚥下する音に混じってアーシアの下腹部からぴちゃっ♡ぴちゃっ♡と愛液の滴る音が漏れ出てる。窒息しそうな量の精液を口内に注がれて彼女の身体も絶頂しているのだ。精飲だけで達するように仕込まれた身体は条件反射のようにアクメに至る。

 

 身体を震わせ、尿道に一滴も残らない様に吸い付き、お掃除フェラも済ませ名残惜しそうに口からペニスを離す。

 

「ぢゅうぅぅぅぅぅぅ♡ぷはっ……はぁ、はぁ……ごちそうさまでした♡隆さんのザーメンとっても濃くてドロドロとしてて美味しかったです♡」

 

 すっかりと精液の味が美味しく感じるようにされた無垢だった少女。

 

 鼻から精液を噴き零し、飲み切れなかった分が口から溢れ、口の端から喉を伝い零れている。綺麗で汚れを知らなさそうな見た目をしながらも、内心はすっかりと快楽で堕ち、条件が整えば淫らになるシスター。

 

 神聖な雰囲気と淫らな雰囲気が美味い具合に彼女を包み込む。

 

「お腹の中がザーメンで一杯です……♡」

 

 胃の中ですら受精してしまいそうな程濃くて新鮮な精液を受け取ったアーシアは、体操服越しにうっすらと自身の腹部を撫でる。大量の精液を摂取した胃は膨らみ、撫でるだけでも腹が少し出ているのを感じる。

 

 まだ昼間だというのに子宮がキュンキュンと震え、熱を帯びながら疼く。

 

「まだ時間、ありますよね。このまま本番しちゃいましょうか♡」

 

「あぁ……そうだな」

 

 射精をした直後だというのに勃起しているペニスを見つめながら、彼を誘う。

 

 それに乗った彼がアーシアをマットに押し倒し、ペニスを蒸れて濡れている女陰に押し当てる。

 

 午後の授業をサボり、夜になってアーシアがいないと心配になってきたリアスとイリナによって発見されるまで二人は交わり続けた。

 

 




気が付いたら数時間でアーシア編を書き終えていた。やっぱりアーシアが好きなんだなと改めて思いました。

というか本当は書きたかったシーンも書けず、次回のアーシア編に持ち込みです。



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ヴェネラナ①

 

「本当に、本当に業腹ものだがキミに妻を託す。我らが悪魔の為に妻をどうか孕ませてほしい」

 

「私からもお願いするわ。私みたいなおばさんが相手で嫌かもしれないけどお願い。私に貴方の子を孕ませて」

 

 御手洗の前で頭を下げる夫婦。

 

 彼らはリアス・グレモリーの実の両親で名をジオティクス・グレモリー、ヴェネラナ・グレモリーという。悪魔のなかでも侯爵という位の高い地位にいる二人が只の人間である御手洗に向けて頭を下げている。ジオティクスは拳をギュッと強く握りしめており、手からは血が滲んでいる。

 

 改めて二人を見る。およそリアスという娘がいる歳には見えない若い二人。ヴェネラナさんが言っていたが、とてもではないがおばさんとして見ることは出来ない。髪の色こそリアスと違うが、それを除けばリアスの姉と間違えてしまうだろう。リアスよりも豊かな胸元。子供を二人産んだとも思えないきゅっとしまったお腹周り。悪魔に太るという概念が無いのか、細く長い足。

 

「……ジオティクスさん、本当に良いんですね」

 

「……あぁ。妻はこれからしばらくの間キミのものだ。妻を物扱いをするのも腹立たしいが、未来の為にはこうする他あるまい。今すぐにでもキミを消したいが、一応私も妻も納得した上でのことだ。丁重に扱ってくれたまえ。ヴェネラナ。私は家に戻る。キミにも辛い思いをさせるが、どうか次会う時まで健やかにしていて欲しい」

 

「はい……私も頑張りますから、貴方もあまり自分を責めないで下さい」

 

「あぁ。ではな」

 

 そう言うとジオティクスは哀愁漂う背中を見せ、古いアパートから去って行った。

 

 後に残された家主である御手洗とジオティクスの妻であるヴェネラナ。御手洗としては話題が何も出ず、寧ろ今何を口にしても裏目に出る未来しか見えない。

 

「……いきなりごめんなさいね。リアスから貴方の事を聞いたのよ」

 

「リアスから?……俺との関係は一応秘密のはずなんだけどな。兵藤って言う表向きの彼氏が居るんだから」

 

「私が無理矢理聞いた感じなのよ。最近のあの子ったら前よりも綺麗になってて、つい興味本位で聞いたらこんなことに」

 

「そうですか……えっと……さっきお二人が言っていたのは本気ですか?リアスは同じ高校生だからそういう気持ちになってするってのは分かるんですが。ヴェネラナさんみたいな年上の方が俺みたいな若造とするってのは……」

 

「本当よ。そもそも私たち悪魔って今個体数が少ないの。私もジオティクスと結ばれるまでは色々と男遊びをしていたわ。あ、この話リアスには内緒で頼むわよ。私たち悪魔ってそもそも出生率が少ないの。それに輪をかけるように戦争で多くの同胞を失ったわ。おかげで悪魔という種が絶滅寸前まで来たの。グレモリーになる前はバアル家の女として残っている悪魔の男たちと身体を重ね、種族の繁栄に少しでも助けになればって思ってたのよ」

 

「だけど、それは間違いだったわ。後から知った事なのだけど、悪魔同士でのセックスは効果が薄いの。私がリアスやその兄を産んだのは奇跡に近いわ。純粋な悪魔が悪魔を宿すには今まで散々下に見てきた人間か、種族を増やすために作り上げた紛い物の悪魔と交わるしかないの」

 

 悲哀が混じった表情で話す彼女。

 

 でも普通に考えたらその通りかもしれない。幾ら自分たちの種族が少ないと言えど、数を増やすために自身の妻を他の男に抱かせるのだ。其処にどれだけの葛藤があったのだろうか。当事者でありながら所詮よそ者でしかない御手洗には推測すらも不可能だ。

 

 彼に出来るのは彼らの要望通りにヴェネラナを抱き、その腹の中に赤子を宿らせる事。

 

「リアスが言うには貴方って最高の雄……なんですってね。アレのサイズも大きくて、精力も底が見えない程。初めて聞いた時は驚いたわ。まるで欲望に生きる悪魔みたいな人間だって。でも、だからこそ貴方なのかもしれないわ。ふふっ、こんなおばさんですけどこれから一月の間。貴方の仮の妻として女として一緒に生活させてもらうわ。表向きとしては貴方の親戚で一人暮らしが心配になってやって来たおばさんって事にするけど」

 

 少しだけ茶目っ気に舌を出しながら言う。

 

 こうして御手洗とヴェネラナの同棲生活が始まった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 一月という短いようで長い期間があるとの事でまずは互いの愛撫を中心に一週間触れ合った。

 

 ずっしりと重い乳房に感動したり、昔に男遊びをしていたという割には形が綺麗な割れ目を弄ったり。逆に彼女も彼女で御手洗のペニスを見て衝撃を受けたり、積極的になって口や手、胸を使っての奉仕をしたり。

 

 お互いの身体で触れてない部分何て無いんじゃないかと思うぐらいに、触れ合った。まるで性を覚えたての子供みたいに。

 

 そして今日も――

 

「今日は本番をするんです。旦那さんにしっかりと貴方が子作りするところを見てもらう為にも、今日は動画を撮らせていただきますね」

 

「えぇ!?……で、でもこれが証拠になるのよね。分かったわ。恥ずかしいけど頑張る」

 

 裸で布団に座った二人が収まる位置にビデオカメラを設置する。

 

 割と最近の機種型らしく、映像の写りも良ければバッテリーも持つと評判のモノらしい。御手洗の父が突然送り付けてきたもので、使い道がないと押し入れの中で肥やしになっていたモノを発掘してきた。送られてきたのがふた月ほど前だからか、埃も被っていないし事前に充電もしているから今夜一晩は確実に持つだろう。

 

 ビデオに記録が残るとの事で身体を緊張で強張らせている彼女はとてもではないが子供がいる人妻には見えない。せいぜい女子大生と言ったところの外見で、彼氏とのセックスをビデオ撮影されるって場面のよう。

 

「じゃあまずは自己紹介を。名前とスリーサイズ、それから誰とエッチをするのか。どうしてするのかをちゃんとビデオの方を見て言ってくださいね」

 

「は、はい……私はヴェネラナ・グレモリー。スリーサイズは上から108・62・94よ。歳を取ったのにまだまだ成長を続けているこのおっぱいはじ……Jカップよ。これから人間の隆さんと子供を作る為にセックスをするわ。ジオティクスしょ、証拠として残すから安心してね」

 

「へぇ……あんだけでっかくて柔らかかったからどれだけかと思ってたらJカップですか。いやぁ数字を聞くとまた違いますね。こうして持ち上げるとズッシリと重いですし」

 

 意識して口調を変える。このビデオを何れ見るであろジオティクスと、この生活が終わった後のヴェネラナの事を思っての事だ。

 

 人間と交わったって事で二人ともショックが大きいだろうし、夫婦間が冷めるのは望むところではない。御手洗が悪役になることで二人が元の夫婦に戻れるのであればとの御手洗なりの優しさなのだが、これを見たジオティクスはそう思わないだろう。

 

 色々な意味で自信を無くす衝撃的なビデオになってしまうからだ。

 

「二人もお子さんを産んだってわりには乳首の色素も黒ずんではないんですね。悪魔だからかな。ピンクな綺麗な色ではないけど、それが余計に人妻だって思わせてエロいっすね」

 

「んぅ……っ♡そんな風におっぱいを弄らないで頂戴♡やんっ♡ぐにぐにって力強くされてる……っ♡」

 

 ヴェネラナの後ろから手を回し、少し垂れている乳房を弄ぶ。リアスや朱乃ほどの張りはないが、それ以上に豊満なのと全てを包み込みそうな柔らかさに夢中になってしまう。

 

 一週間前から触れているというのに何度も夢中にさせる魅惑の乳房。下乳から持ち上げるように掬いあげると掌にずっしりとした重みが伝わる。揺らすように手を動かすと手の動きに合わせて柔肉も踊る。

 

「ずっと揉んでいたい所だけど、それじゃあ次いくっすよ。ほい、俺のチンポどう思います?ちゃんと旦那さんに伝わる様に言葉にしていってあげてくださいね」

 

 足を開き、隆起する逸物を見せつける。

 

 既に我慢汁を垂らしており、亀頭の部分がテカテカと光っている。一週間もの間、触れ合うだけで本番をしていないペニスは早く入れろと催促するかのようにビクンビクンと震える。昨日も散々パイズリで精を吐き出したというのに、ぶら下がる玉の中は満タンでググっと持ち上がっている。

 

「あの人のより大きいわ♡リアスを産んだ時にして以来あの人のモノを見てはいないけど隆さんの方がずっと大きい♡匂いも濃くてすごいわ♡こんなの初めてよ♡私が昔に男を誘っていた時でさえも見た事が無いサイズ……♡」

 

「ははっ、ヴェネラナったらもうエロい顔になってるぜ。チンポ顔って言うんだっけか」

 

「そんなぁ♡エッチな事言わないで頂戴♡だってぇ……一週間このチンポの相手をさせられたら誰だってそんなエッチな顔になっちゃうの♡私がエッチなんじゃなくて、隆さんのチンポがいけないんです♡」

 

 ペニスに顔を近づけてスンスンと鼻息を鳴らして匂いを嗅ぐ人妻。

 

 この一週間見せていたリアスの母親という顔ではなく、一人の女としての顔を隠しもせずにペニスを見つめる。愛撫し合っていた時でもここまでの顔にはなっておらず、もう少しで訪れるセックスを期待しての顔だろうか。

 

 存在感を知らせるように、彼女の整った顔にペニスを擦り付ける。先走りを垂らしているペニスが顔に擦れる度にニチャりと卑猥な音を奏でる。ティッシュで精液を拭う時のように適当に先走りを彼女の顔で拭う。頬だったり唇だったりと意外と凹凸のある顔でペニスを擦るのは存外に気持ちがよく、御手洗も声が漏れてしまう。

 

「ヴェネラナもチンポ顔になってきたわけだし、そんなヴェネラナのマンコを見るとしましょっか。ほら足を開けてカメラに映るようにして」

 

「こ、こうかしら♡」

 

「そうっす。いい感じにカメラに写ってるっすよ。旦那さんにもバッチリ見えると思います」

 

 M字開脚に広げられ、秘所がカメラに移される。

 

 長年もの間使われなくなっていた蜜壺。中央にある黒っぽい色のビラビラが大人の女を感じさせる。今まで見てきた女の誰よりも開き気味で、彼女が経験豊富なのと同時に経産婦だという事を教えてくれる。女陰の上には手入れを怠っているからかそれなりの量の陰毛が生い茂っている。

 

 ふさふさと乱雑に生えている陰毛。髪の色と同じ麻色でありながら、蜜壺から吐き出された愛液で肌に張り付いている。結構長めの毛もあり、よく見ると尻穴の方まで生えている。

 

「うっわぁ……相変わらず凄いってすね。ヴェネラナのマン毛ボーボーっすよ。何処まで生えているのか見たいからケツ上げてください」

 

 四つん這いの状態にさせ、尻をカメラに向ける。

 

 大きく張り出ている臀部はそれだけ子供を産める証であり、実際に彼女は二人出産している。歳のせいか外見よりかは緩くなっている尻だが、それが却って魅力になっている。筋肉が落ちて緩くなった尻肉は、柔らかく乳房ほどではないが何時までも揉んでいたくなる柔らかさを持っている。

 

 尻たぶを開き、その奥にある肛門をカメラにバッチリと映す。予想通りに陰毛が尻穴の周りまで生えている。しかし、その光景は汚いと思うよりも股間に響く。彼女のような見た目が美しい女性でも大事な場所は汚いと思うと不思議と興奮を覚える。

 

 薄いセピア色の肛門がヒクヒクと蠢き、触ってほしそうに雄を誘う。人差し指で肛門周りの肉を触ると、気持ちが良かったのが身体が仰け反る。

 

「んぅ♡や、やめて♡お尻の穴は弄られた事ないの……っ♡そもそもそこは触る所じゃ……んぅぅう♡」

 

 クニクニと肛門の肉を弄ると甘い吐息が漏れる。残念ながら今回の目当てはここではないので、名残惜しいがやめておく。

 

「これでバッチリとカメラにもヴェネラナのケツ穴が写りましたね。その周りの陰毛も一緒にね」

 

「貴方って見た目の割には酷い人なのね……リアスが心配だわ」

 

 ヴェネラナもリアスの母親だけあって、何方かと言えばマゾよりの気質だ。

 

 昔はすごい人だったとリアスから聞いたことがあるが、御手洗からしてみればエッチな人妻だ。肛門を初めて弄られて喘ぐだなんてその最たる証拠だろう。

 

「マンコの方もしっかりと濡れてきてるようですね。指を突っ込んでも柔らかい肉が包んでくれて気持ちいいですし。この穴に入ったことあるチンポの数は何本っすか?」

 

「そんなの覚えてないわよ。あの時は使命感で男に抱かれてたんだから。でも20人以上とは経験あるわね」

 

「20人っすか……それはまた何とも。見た目の割にはがっつりと雄を食ってたんっすね。んじゃあ俺も食われちまうかもしれないっすね」

 

「……どうかしら。正直なところ不安だわ。貴方のチンポおっきんだもの。こんなの入ったら私だってどうなるか分からないし」

 

「じゃあ旦那さんが咥えている所をよく見れるような体勢になりましょうか」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい。この体勢は一体……?」

 

「この体勢の方がチンポが奥まで入りますし、膣内射精をしてもザーメンは奥に入ったままです。妊娠を考えるとこれが最適かと」

 

 ゴロンと彼女を転がし、所謂まんぐり返しの体勢を取らせる。仰向けになった彼女の足を持ち上げ、恥部が自然と上になる。

 

 とろりと愛液をこぼす秘所が高く掲げられた事に屈辱や羞恥心を感じたのか、ヴェネラナの頬が赤くなる。人間よりも頑丈な悪魔だからできる体勢で、御手洗にこの体勢を教え込んだのがリアスだと知ると彼女はどう思うだろうか。

 

「おぉ、この姿勢になるとヴェネラナのマンコが見事に丸見えっすね。んじゃあ早速このまま挿れますね。俺の太いんで広がるかもしれないけど、我慢してほしいっす」

 

 ずぷぷと音を立て丸く膨れ上がった亀頭が出来上がっている女陰の中に飲み込まれていく。

 

 何本ものペニスを咥えてきた蜜壺はペニスの弱点を抑えているのか、入った瞬間に媚肉が竿全体に纏わりつく。結合部がピンポイントで写っており、今まさにペニスが飲み込まれていく姿が撮影されているだろう。自身の逸物よりも太く長いと妻が女の顔をしていったペニス。これを見たら何を思うのだろうか。

 

 弄ったわけでもなく興奮で濡れそぼった人妻マンコは、女の味を覚えてきた御手洗も満足するほどの快楽を与えてくる。

 

 ドロッとした本気汁を分泌する肉襞は絶妙な圧力でペニスに絡みつき、微細な突起で敏感な裏筋やカリ首を刺激してくる。最高級のオナホールでも相手にならないような適度な締め付けの穴っぽこにご満悦してしまう。

 

「あ……あぁぁ……♡」

 

 ペニスを挿入されているヴェネラナは満足に声を上げる事すらできずに身体を硬直させてしまっている。

 

 御手洗の極太ペニスは、今まで咥えてきたどのペニスとは比較にもならないぐらいに圧倒的だ。

 

 ぷっくりと膨らんだ亀頭が膣の奥へと進み込む度に、形を覚えさせるようにマン肉をえぐり、強引に狭い膣壁を掻き分けて膣道を押し広げていく。

 

「こんな……♡こんな……チンポ知らない♡」

 

 肉襞をゾリゾリとペニスが通り過ぎるだけで、膣の奥にある子宮から燃え上がるような熱が込み上げ、経産婦マンコはあっけなくイってしまう。

 

 性交経験ならば幾らでもあるというのに、年下の其れも人間のペニスに簡単にイかされ、ヴェネラナの中にあった余裕が完全に弾け飛ぶ。代わりに生まれるのは本能的欲求。即ち、このペニスで受精したいという欲求。

 

 秘所が上で、頭が下にあるせいか結合部がハッキリと見える。白い泡を作りながらペニスが出入りするたびにイヤらしい音が響く。小陰唇が大きく口を広げ、ペニスの形に歪みながら何度も出入りするペニスを咥える。一度として自身のセックス中の結合部を見た事のなかったヴェネラナにとって中々にエロイ光景だった。

 

 実際の所、残念なことに彼女の夫であるジオティクスのモノは悪魔や人間の平均よりも小さく、リアスとその兄を孕めたのは身体よりも心の相性の面がデカい。愛しい相手とのセックスであれば例え逸物が最奥を突きたてなくとも快楽を得、受精できたのだ。

 

「んああああああっ♡」

 

 抑えようとしてもペニスが奥を突くたびに口から声が飛び出てしまう。

 

 適度な圧力を与えつつも、何人ものペニスを咥えた蜜壺は柔らかく、包み込まれる感覚。優しさすらを感じさせるような人妻マンコを何度も味わうようにペニスが動く。ゾリゾリとカリ首が襞の一つ一つを舐めるように這い、先走りと愛液をブレンドさせるようにかき混ぜる。

 

 膣内をぐるんぐるんと回転するようなペニスに、何度も軽い絶頂を覚えその度に膣内がペニスの形を覚えていく。

 

 ヴェネラナにとってセックスとは子孫繁栄の為の措置であり、ジオティクスとの愛情を確かめるだけの行為だった。若干快楽を得ることはあっても今のように声を漏らし、頭の中を痺れさせるようなビリビリとした甘い快楽を得たことはない。

 

 娘たちを産んだ時を連想させるような圧倒的な存在感が、膣壁を掻き分けて突きこまれる。それだけで目を見開き、一度絶頂してしまう。

 

 今まで経験してきたどの男とも違う、セックスの仕方に彼女は愕然とする。そもそも悪魔と言えば欲望に生きる者たちだが、現在の状況を鑑みれば多くの悪魔が欲望に一直線ではない。先の大戦で数を減らしたからと義務的な意味で子作りはするが、快楽目的でする者は僅かだけだ。ただ人間を欲望のままに操ったり、自身の眷属に加えたりすることは依然として変わらないのだが。

 

 精神的な充足感が女としての幸せを感じさせてくれる、ジオティクスとのセックスで学んでいたはずなのに、それ以外では感じる筈がないのにと思っていた彼女の身体をいとも容易く弄ぶ剛直。

 

「くっ……すみません。一度出そうです……!出るっ……っ!!」

 

 それなりの数の女を味わってきた御手洗だが、彼女のような経験豊富な女性は初めてで、何時もの半分もピストンをしていないにも拘らずドクドクと吐精をする。

 

 腰を何度か前後させただけで、ヴェネラナのお腹側、つまり亀頭から見て上側の他とは違うザラザラとしたGスポットに刺激され、急激に射精感が込み上げた。彼女が満足できるようにと男としてリードしなければと思っていた所を不意を打たれた形で射精してしまう。

 

 急な射精だった為、射精量は少ないがそれでも一般的な男の射精量よりは多い分を膣の半分で吐き出す。膣の中を白く染め上げる体液が放出され、精を感じ取った膣肉がウネウネと奥へ導くように蠢く。

 

 まるで初めて挿入したときのような感覚で、流石の御手洗も羞恥を感じてしまう。もう童貞ではないのだぞと戒めたくなる。

 

「んんん~~~~~っ♡膣内でドクンドクンって出てるぅ♡熱いのがいっぱいぃ♡すごぉい……♡」

 

 久々に精を感じた膣はキュウキュウと締め付け、まだまだ吐けと催促してくる。

 

 膣内でペニスが跳ね、吐精する度にヴェネラナも身体を痙攣させる。夫のモノとも、他の男とも比べ物にもならない熱と量。まだギリギリでジオティクスの妻としての理性を保っていたがコレはもう駄目だ。

 

 膣内で感じるこの男に服従したい、命令されたいそんな雌犬としての本能が心の裡から沸き上がる。リアスの母親らしく彼女も例に溺れず優秀な雄には逆らえないようだ。恍惚とした表情で精を受け止める。

 

「気持ち良すぎだろ……っ!まだまだイケますから、動きます……よっ!」

 

 射精をしたまま腰を動かす。

 

 膣内を染め上げた精液と愛液が潤滑油となって先ほど以上に膣内の滑りはいい。ぐっちゅぐっちゅと音を奏でながら、膣壁の一つ一つを味わうようにペニスを動かす。グルンと半回転してみたり、ワザと入り口付近に亀頭だけを出し入れしたり。そのすべてに彼女のマンコは応え、少しでも喜んで貰えるように緩んだ膣肉を締め付ける。

 

「今のヴェネラナの顔、すっごいエロいぞ!今は、今だけは俺の妻だからな。俺の事を貴方と呼びながらキスしろ」

 

「はい♡あなた♡あなたのチンポ気持ちいいです♡んっ♡ちゅぅぅぅぅ♡れろ……れろっ♡」

 

 御手洗の首に腕を回し、ベロチューをするヴェネラナ。既に彼に夢中な一人の雌に成り下がった彼女は、何れ旦那が見ることになるカメラの前で愛情の籠った情熱的なキスを何度もする。最後にジオティクスとディープなキスをしたのは何時だろうか。触れ合うだけのバードキスであれば彼が仕事に向かう時や、就寝前に時々するが舌と舌を絡める口づけは久々だ。

 

 口内に溢れかえった唾液をたっぷり舌に纏わせて、同じく唾液たっぷりの彼の舌と絡める。下半身も互いに動き、彼の動きに合わせて微調整するように腰を振る。

 

 御手洗の硬いペニスが規格外のサイズにも拘わらず、当たり前のような容易さで子宮口を何度も押し潰す。触れるだけでなく、子宮そのものを押し上げこれ以上奥へは進まないというのにグリグリと磨り潰される。体勢が体勢ゆえにか御手洗の全体重が掛かったような挿入には苦しいのか、口から漏れるは苦痛なモノが混じっている。それでも甘い嬌声の方が圧倒的に勝っているのだが。

 

 ズルルルっとペニスが引き抜かれ、序とばかり周りの膣肉を引きずり出し、コレでもかとカリ首に抉られてしまう。

 

 頭の中が真っ白になる感覚。自分の知らない気持ちがいい場所全部を抉られる度に、悦びが溢れヴェネラナはひたすら鳴かされてしまう。声を抑えることは最早敵わず、下品で屈服した獣のような雌の声を上げる。

 

「旦那さん見てるか?あんたの妻は今はもう俺しか見えてないんだ。こんなにヨガらせているのはあんたではなく俺なんだ。この極上の女に俺の子を孕ませてやるからな」

 

 カメラに向かって宣言をし、より激しく腰を振る。カメラは既に御手洗の尻しか映っておらず、代わりに聞こえるのはヴェネラナの下品な声だけ。

 

 雄としての格差を見せつけるような二人の情事。何度も絶頂したヴェネラナの股座からは潮が噴き出し、精液や愛液とは違う体液で二人の結合部を汚す。

 

 腰を振るだけでなく、ぶるんぶるんと跳ねるように揺れる乳肉を鷲掴みにする。一度射精したばかりのペニスだというのにすぐさま硬さを取り戻し、力強いストロークを見せつける。ぶびっ♡と膣内の空気と漏れ出る精液で下品な音が鳴るもお構いなしだ。

 

 そこにあったからとばかりに鷲掴みにされた乳房は、乳首を乱暴に引っ張られ痛みが走る。しかし、何度も絶頂をし雄に屈服させられた彼女の身体は痛みを痛みとして受け取らず、快楽に変換して受け取る。

 

 目の前が白くなり、再び彼女の身体が絶頂を迎える。一度目の射精から数分もおかずに、彼女の身体は達してしまう。今度は精液が流れてこない分、深い絶頂ではないがそれでも意識が持っていかれそうな程の気持ち良さを伴った絶頂。がくがくと身体が痙攣し、背を反らせて絶頂に落ちる。

 

「本当にイヤらしい身体っすね。おっぱいもデカくてケツもデカい。今回と言わず、これからも俺に抱かれませんか?旦那さんと違って俺はヴェネラナを満足させてあげられますよ」

 

「やっ♡んっ♡おほっ♡そんな事言わないで♡今聞かれると頷いちゃう……♡あなたに堕とされちゃう……っ♡」

 

 一度カメラを切り、彼女の本音を聞こうと子宮口を磨り潰す。

 

 雌の急所であり、大事な赤子を育てる場所を潰されまともな判断が出来なくなる。既にさっきかれをあなたと呼び、キスをしてしまった。身体は完全に彼に堕ち、心もあとわずか。

 

 ジオティクスとの幸せな生活が頭をよぎる。彼とヴェネラナは悪魔でも珍しい恋愛婚だ。数が減った悪魔は恋愛よりも家格や、血を以て結婚をし数を増やしてきた。それだけに二人の結婚は大変珍しく、冥界内でも結構有名なエピソードの一つだ。

 

 そんな彼とだからか夫婦仲は実にいいモノだった。彼等を見て育った息子は自分も妻とその様な関係に成れればと思い、息子もまた恋愛の果てに結ばれた。夫を支える良き妻としてこのまま生きるのだろうと彼女は思っている。

 

 だけど、そんなエピソードがどうでもよくなるほどの快楽の波。ペニスから流れてくる自分の上で腰を振る少年の逞しさや雄々しさ。未成年でこれなのだから、成年したらどうなるのだろうか。ふとそんな事を考えてしまう。既に立派なモノをぶら下げているのに、乳房のようにこれもさらに大きくなるのだろうか。また彼を囲う女も増えるだろう。

 

 娘のリアスが眷族の一人と付き合うようになった話は耳にしているが、実際の所は怪しい。そもそも今回の発端もリアスの言葉だったし、娘もまた彼を囲う女なのではないか。ヴェネラナの中に残っていた雌が、この雄を手放すなと訴えてくる。この雄の番になれば、自分は女として幸せになれると。

 

 そんな考えをしているヴェネラナを他所に、彼のセックスはまだまだ強烈なモノへと変化していく。遠慮を知らないとばかりに挿入され、結合部からぶちゅりと愛液を撒き散らかす。既に二人の汗と体液で汚されている布団を更に汚す。

 

 そのまま腰を尻に叩きつけ、ヴェネラナの瞳をジッと見つめてくる。外したいのに外せない視線は彼を見つめ返してしまう。腰を打ち付けられる度に尻肉が波打ち、カメラからしか見れないが中々に卑猥な見た目だ。

 

「それで、返事はどうなんですか!これからも俺に抱かれたくないっすか。そんな気持ちよさそうな顔してるだけじゃなくて、言葉にしてくださいよ。今は録画も切ってますから旦那さんに聞かれる心配はないっすよ」

 

 流石にコレ以上カメラを切っていると、後で編集するのが面倒だ。不自然にならない様に時間を繋ぎ合わせ、そのままセックスをしているシーンだけを見せるつもりだ。

 

「分かったわ♡あなたの、あなたのモノになります♡私を貴方の女にしてください……っ♡」

 

「最初から素直にそう言ってれば良かったんですよ。じゃあしっかりと言えたご褒美に一番奥でたっぷりと精液を飲ませてやるからな」

 

「はい♡旦那様の大切な子種をお腹一杯飲ませてくださいませ♡」

 

 ついに堕ちた。冥界一のラブラブ夫婦とまで言われたグレモリー家の片翼が確かに堕ちた。

 

 快楽に顔を蕩けさせ、ハートマークの浮かんだ瞳で彼だけを見つめる。既に頭の中にはジオティクスの事はなく、抱かれているにも拘らず次は何時抱かれるのだろうと未来に思いを馳せるヴェネラナ。

 

 心が屈服したことで、より強くそれでいて柔らかに膣肉がペニスを締め付ける。ヴェネラナのマンコは名器と呼ばれるモノの類だ。普通の男が淹れたらすぐに射精し、満足してしまう膣穴。だが、御手洗は一度射精したにも拘わらず、更に動き彼女までをヨガらせる。

 

 蜜壺だけでなく、乳房も尻肉も身体全部が卑猥な身体はこれからは御手洗だけに向けられるものだ。そう思うと御手洗は笑いが止まらない。最初は申し訳ないと思っていたが今はもう微塵も残っていない。俺のもんになった以上は好きなだけ楽しむとばかりに彼女を見つめる。

 

「んぁっ♡んんんひぃぃ♡旦那様のチンポすごいのぉぉ♡私の奥をゴツンゴツンって……ぇ♡つよ、つよいのぉ♡」

 

 まんぐり返しの姿勢から正常位へ体位を変更し、よりラブラブなセックスを行う。

 

 下だけでなく上の口でも交わり、互いの唾液を啜る。人妻を自分の物に出来た高揚感と征服感で満たされた御手洗のペニスは暴発寸前だ。元々が大きいというのに射精間近で余計に膨らみ、更に膣を押し広げる。

 

「ああっ♡ああっ♡んっ♡もっ、もうダメ♡私も、私も旦那様と一緒に♡イク、イクイクイクイク~~~~~~っ♡」

 

――――ぶびゅるっ♡ぼびゅるるるるるるっ♡ぶびゅるるるるるるるっ♡

 

 膣内でペニスが弾けたと同時に、ヴェネラナの身体が仰け反る。びゅるびゅると吐き出される白く濁った雄の欲望。

 

 腰を強く打ち付け、燃えるような精液が膣と子宮内で溢れかえる。膣内射精と同時に絶頂したヴェネラナの視界も真っ白になり何も考えることが出来ない。

 

 動きを止め、射精と絶頂に浸る二人をカメラだけが捉える。全身を押さえつけられた彼女は身動きできないまま快楽が体内で暴れまわる。御手洗の目には彼女が口から涎を垂らし、興奮で赤く染まった肌、勃起しきった乳首が丸見えだ。

 

 子宮内で飲み込み切れなかった精液が逆流し、太腿を伝い布団に流れ落ちる。それでもまだ吐き出される精液を受け止める彼女の顔は蕩け切っている。ジオティクスにも見せた事のない蕩け切った雌の顔。

 

「は、あ……♡しゅ、しゅごぃぃ♡」

 

 力の抜けた身体で唯一膣だけが貪欲に精液を啜る。絶対に子の精液で受精するとばかりに開ききった子宮口が亀頭に甘く噛みつく。

 

 まるで意志を持ったかのように子宮が亀頭を弄り、終わりを見せない射精が続く。

 

 この時のヴェネラナの頭の中では一つの確信があった。

 

(これ、絶対受精してるぅ♡)

 

 自分の子宮に排卵された卵子が精子に喰われている姿が想像できる。一つの精子だけでなく、複数の精子が一つの卵子をレイプするかのように群がる。ぷちゅんっ♡と音を立て卵子の中に入り込んだ精子。

 

 受精が目的だったのに、こんなに幸せになれるだなんて。暗くなっていく意識の中でヴェネラナはそう思った。

 

 

 

 余談だが、二人の情事の様子が映されたビデオを見てグレモリー家当主は病院に搬送されたらしい。口から血を吐き、強く握りしめた拳には血が滲んでいたという。

 




最近になった地の文にもマンコと書けるようになりました。羞恥心なのか何なのか、前は書けずこの作品を書くようになって意識的に書いてみてます。

今回は今まで以上に寝取りを意識しました。

でもネットで見掛けたエロ小説の影響か、AVモノのインタビューが混ざってしまった……

ヴェネラナの口調は適当です。そもそもアニメは流し見だったがゆえにキャラが掴めておらず、人妻って言うとこんな感じかって思い書きました。

いやぁ、エロいっす。個人的には満足できました。


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小猫①

※今回はふたなり要素があるので苦手な人はブラウザバックを推奨します。


 

 塔城小猫。小柄な体格と愛くるしい見た目が相まって駒王学園のマスコットと呼ばれている一年生だ。

 

 オカルト研究部に所属し、放課後のほとんどをそこで過ごすため、彼女と遊んだことのある生徒はいない。無口な事が多く、ミステリアスな部分が学園では評判だ。

 

 

 

 

 放課後、図書室で日課の勉強を終えると我慢していた尿意の為、トイレに立ち寄る。

 

 デカチンだと最近知った逸物を出すのは一苦労で、社会の窓からは出せずベルトを緩めズボンを降ろして何時もトイレを済ましている。

 

 トイレに立ち寄ると何故か女の声が聞こえる。男子トイレである以上ありえないのだが、確かにこの声は女子のモノだ。甘い喘ぎをかみ殺しているような僅かな声。

 

 興味心につられて、個室のドアに手をかけるも鍵はかかっていない。男は度胸と思いっきりドアを開いた。

 

「え?」

 

「んっ♡くぅぅ♡気持ちいい、気持ちイイよぉ♡」

 

 開いた便器目掛けて仁王立ちし、股間をまさぐる少女。

 

 御手洗の見間違えでなければ彼女は一年生の塔城小猫だ。リアスの眷族の一人で、その見た目とは裏腹にパワー系らしい。

 

 そんな彼女が自身の股間を弄り、気持ちよさそうに声を漏らしている。

 

「と、塔城?」

 

「っ!?誰ですか……って見ないで下さい!!!」

 

 御手洗の声に驚き振り返るも、すぐ様に股間に手を当て秘所を隠す。

 

 しかし、既に秘所に合ったモノは見えており、本来であれば女性には絶対にないモノが彼女の股間にはあった。

 

「な、なんでチンポが塔城についてるんだ?」

 

「み、見ないでって言ったのにぃ……」

 

 泣き出す彼女を前にオロオロしてしまう。非常識的な光景な上に、人体の神秘に反した姿の少女。

 

 何をすれば彼女は泣き止み、神秘が明かされるのだろうか。とりあえず気の利くようなことを言えばいいのだろうか。とはいうものの、何も言葉は出ずに彼女が自然と泣き止むのを待った。

 

「す、すみません。取り乱して泣いてしまって」

 

「えっと……なんで男子トイレに女子の塔城が?」

 

「アナタは確か……御手洗先輩……ですよね。部長や朱乃先輩、アーシア先輩から最近匂いがする」

 

「うぇ!?……あー、そう言えばリアスが塔城は猫又だから鼻が利くって言ってたな」

 

「……やはり先輩は部長たちと親しいようですね。それも只の友人ではなく、もっと深い」

 

「あー、うんそうだな。あまり言いふらすものではないけどな」

 

 股間部を丸出しにしながらも御手洗に背中を見せている為、形の良い小振りな尻がぷりんと見える。

 

 アーシアのよりも小さな尻は、ロリ的な趣味を持っていない御手洗でも生唾を飲み込むほど綺麗だ。染み一つない真っ白な尻。悪魔としての生活でか筋肉が付いているからか適度に引き締まった尻はそれだけでレアものだ。

 

 運動部で得た筋肉とは違う、実戦の中で搾られた筋肉を纏った尻。小振りでもペニスを挟めば驚くほど気持ちがいいかもしれない。

 

「不埒な先輩ですね……後輩のお尻をそんなにジッと見つめて」

 

「いやすまん。あまりにも魅力的な尻で」

 

「……変態ですね。私のような女にも欲情するだなんて……ですが、そのありがとうございます。こんな貧相な身体だから誰にも好かれるとは思ってもいなかったので」

 

「いやぁ皆口に出さないだけで思ってるさ。それで聞いても良い?なんで生えてたの?っていうかまだ生えてるの」

 

「……正確には定期的に生える、です。私が猫又だったって事を知っているなら教えてあげます。私たち猫又には猫のように発情期があるんです。でもなぜか私は発情期になるとその……おちんちんが生えちゃうんです」

 

「おおぅ……えっと大丈夫なの?」

 

 衝撃的な事実を知り、頭の中が固まってしまう。

 

 あのマスコットが定期的に生える。それを学園の皆が知ったらどう思うだろうか。御手洗の様に興奮するだろうか、それとも軽蔑するだろうか。いずれにしても彼女の本意ではないソレは苦しいのだろう。

 

「その事について知っている人はいるのか?」

 

「部長だけ。眷族ですから王である部長には言ってあります。この……お、おちんちんからは精液が出る代わりに母乳と同じ成分のモノが出てるそうです……」

 

「ふーん……辛そうだし、知り合った縁もあるしスッキリするの手伝おうか?女の塔城がするより、しなれてる男の手の方が早く出来そうだし」

 

「……本気ですか?自分の以外の触るだなんて気持ち悪いと思うのですが。イッセー先輩以上の変態さんでしょうか」

 

「それだけはやめてくれ。一応善意のつもりなんだけどな。塔城が魅力ある女の子ってのもあるけど、辛そうな子を見捨てる程冷たいつもりはないし」

 

「またそうやって……お願いします。一度出せばしばらくはスッキリするので」

 

「了解。あまり見ないようにするな」

 

「……はい」

 

 塔城に近づいて、個室の扉を閉める。塔城が忘れていたのを反面教師とし、しっかりと施錠を確認。

 

 彼女の秘所ではなく生えているペニスを見る。本来であればクリトリスのある位置にピーンと小さく自己主張をするペニスもどきが代わりとばかりに存在している。色も皮の上は肌と同じ肌色で、皮から覗く亀頭に似た部分は綺麗な真っピンクだ。

 

 使ったことも触ったこともないような、汚れを知らなさそうなピンク色。御手洗が子供の時でもなかったサイズで、男であれば粗チンと罵られそうな小ささだ。ちゃんと男性器の役割も担っているのか勃起した陰核の先には穴が小さく開いており、透明な汁を零している。皮も被っていてまるっきり子供おちんちんと呼ばれそうなモノだ。

 

「んっ♡人に触られるの初めてで、声が出ちゃいますが気にしないで下さい」

 

「分かった。それにしてもちゃんと血が通ってるんだな。ドクドクって脈打ってるのが伝わってくるよ。まじもんのチンポみたいで、名付けるならクリチンポだろうか。どう?そう呼んでもいい?」

 

「……恥ずかしいですけど、先輩がそう呼びたいのであれば。私はスッキリできればいいので」

 

「じゃあ最初はゆっくりと扱くな」

 

 皮の上から竿の部分を握り、ゆっくりと扱いていく。

 

 先走りのような体液が潤滑油となってちゅこっ♡ちゅこっ♡と自分でオナニーをしている時のような音が鳴る。御手洗にとっては聞きなれた音でも塔城は恥ずかしいのか、顔を赤くし俯いている。それでもやはり感じてはいるのかんっ♡んっ♡と甘い声が漏れていてエロい。

 

「どうだ?気持ちいいか」

 

「んっ♡あんっ♡はい♡気持ちいいです♡自分でするのと違って丁度いい刺激で……っ♡先っぽは駄目ですっ♡グリグリってぇ♡」

 

 皮の間から露出している亀頭に似た部分を指の腹で触ると、身体をビクリと震わせる。

 

 普段遠目で見る澄ました顔ではなく、快楽を感じてきた女の顔をしていて、こんな小さな子なのに女なんだなと実感させる。先っぽをグリグリとすると先走りの量が増え、御手洗の手をドロドロに汚していく。それを気にも留めずに扱いていると、クリチンポのビクビクが早くなる。

 

「もう出そうなのか?塔城は早漏なんだな。いいぞ、お前の好きな時に出せ、イってる顔を見ててやるから」

 

「うぅ……先輩って結構なSなんですね。見た目は平凡なのに……んっ♡あっ♡だめぇ、もう出ます♡んんんっ♡」

 

 皮の上からカリ首をなぞる様に虐めていると、思いっきり体を震わせ先端の穴から白く濁った体液が噴き出される。

 

――ぶぴゅっ♡ぴゅるる♡

 

 お世辞にも多いとは思えない量の精液もどきが吐き出される。精液よりも粘度は低く、御手洗の先走りとすら比べてもサラサラとしているだろう。

 

 目じりを下げ、小さな舌を出し顔を蕩けさせている。気持ちいい射精が出来た時の自分の顔を見ているような気分になるが、塔城の顔だからか不思議と嫌悪感は湧きあがらない。寧ろこの顔をもっと見ていたい、もっと見せて欲しいと黒い欲望が頭を持ち上げる。

 

 声にならない号哭と共に激しく絶頂をしているようで、小さな体が激しく痙攣している。

 

 吐き出された塔城のミルクは、蓋を開いた便器の中に飛んでいく。だが、量が少ない上に勢いも足りないのか便器の中にほとんど入らず、トイレの床を汚す。ついでに御手洗の手も。

 

 付着した体液の匂いを嗅ごうと鼻に持っていく。

 

「んー、本当だ。母乳の匂いは知らないけど、甘ったるい匂いのする体液だね。これ舐めてみてもいい?」

 

「はぁ……はぁ……汚いですよ。そ、そのおちんちんから出たモノに変わりはないんですから」

 

「でもリアスが母乳と似た成分って言ってたんだろう?なら大丈夫だろ。無理だったら吐けばいいし」

 

「……どうぞ。好きにしてください」

 

 ぺろりと舐めてみるも、精液のような生臭さは感じられない。まぁ実際舐めたことがあるわけではないが、御手洗の女となった人たちが言うには精液は生臭いらしい。

 

 でも塔城のモノは生臭さが一切せず、代わりにハチミツを少し濃くしたような甘い味がする。少しだけ甘党なところがある御手洗にとっては悪くない味だ。手に付いたモノを全部舐め取っていると信じられないものを見ている塔城の顔が視界に入った。

 

「本当に舐めてます……」

 

「いや、思った以上に甘くてね。俺としては結構いいモノかも。それで、落ち着いた?見た感じだと小さくなって……いるのかな」

 

「はい。ムラムラも収まりましたし、おちんちんも小さくなってきてます。後数分もすれば元に戻るかと」

 

「そっか。というか何で塔城は男子トイレでしてたの?」

 

「……やっぱり聞いてきますか。あまり話したくはないですが、お手伝いをしてもらった以上は断れません。えっと……私実は匂いフェチな部分がありまして、臭い匂いほど好きなタイプで男子トイレのような据えた匂いが好きなんです。だからここでなら興奮してスッキリできると思って。というか、何で先輩は平然とここに来れたんですか?一応人除けの護符を使っているんですが」

 

「え、そうなの?普通に催したから来ただけだけど」

 

「スンスン……部長たちの魔力の匂いがします。もしかして御手洗先輩って部長たちとエッチなことしてます?そうであれば納得がいきます。魔力はエッチをすれば微量ながらも相手に移るので、その魔力のせいで此処に来れたんでしょうね……もう少し場所を考えればよかったです」

 

「今日はこれでスッキリしたようだけど、明日以降は大丈夫なのか?俺で良ければ今後も手伝っても良いけど」

 

「お人好しなのか変態なのか判断しづらいです……でも、先輩が優しい人だってのは理解できました。私の体質を知っても引きませんでしたし、それどころか優しくしてくれて……迷惑かもしれませんがこれからも頼んでいいですか?これ私の連絡先です」

 

 舐めている間にパンツを履いたのか、廊下で見掛けるような塔城小猫に戻るとクリチンポを弄っていた手とは別の手でスマホを弄り、連絡先を見せてくる。

 

 これも何かの縁と連絡先を交換してその日は終わった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 御手洗はあの日以降、何度も塔城に呼び出されるようになった。

 

 自分の手では満足できずに、御手洗の手でなければムラムラが解消できなくなったと文句を言われたりもした。

 

 そして今日、射精ならぬ射乳だけでは発情期を乗り越えられなくなった塔城からの連絡により彼女の自宅に招かれた。流石に眷族とは別々の家に暮らしているのか、リアスの住んでいる高級マンション程綺麗なマンションではないが、立派なマンションだった。

 

 彼女が言うには木場もこのマンションに住んでいるが、階層が違う為会う事は稀らしい。御手洗も例に漏れず、木場と遭遇する事はなかった。

 

 塔城の家の中はあまり物が置いておらず、代わりにお菓子や総菜などの食料品が沢山整理して並べられている。部屋を満たすのは彼女自身の甘いミルクのような匂い。ホットミルクを飲んだ時のような安堵を感じる匂いだ。

 

「ようこそ先輩。この家に人を招いたのは部長以来です。あまりジロジロと見ないでいてくれると助かります」

 

「ん、じゃあ見ないで塔城でも見てるよ」

 

「……先輩って簡単に甘い言葉を吐きますね。見た目と合ってギャップが凄いです。もしかしてそのギャップに部長たちはやられたんでしょうか……かくいう私も先輩を家に上げる程度には信頼も信用もしちゃってますし……」

 

 後半の方は上手く聞き取れなかったが、愚痴を言っていた事だけは分かる。

 

 ブツブツと呟きながらリビングを通り、寝室と思わしき部屋に招かれる。

 

「え、トイレで処理するんじゃないのか?」

 

「もう出すだけじゃあ我慢できません♡先輩には迷惑かもしれませんが、私の処女を貰ってください♡身体の奥がじんじんと疼いていて苦しいんです。指じゃ届かない深い所が一昨日からずっと疼くんです」

 

「……どうしてオカルト研究部の部員たちってそんなに大事なモノを簡単に渡すかなぁ……いや、俺も男である以上貰えるのであれば貰うけどさぁ」

 

「先輩なら良いんです。私の汚い所を見ても受け入れてくれたんですから。今度は私がお礼を返す番です。お礼に私の処女をプレゼントです。部長や朱乃先輩、アーシア先輩とも違うロリボディの、それも後輩の処女を奪えるチャンスなんですよ?据え膳食わぬはと言いますし、ひと思いにやって下さい」

 

 男である御手洗ではなく、何故か女性である塔城の方が乗り気だ。黄金色の瞳が爛々と輝き、御手洗の瞳に写る。

 

 既に体をモジモジとさせ、太腿には愛液の伝った跡が残っている。部屋着だと言い張っていたのもワイシャツで、どうやら下にはなにも着用していないようだ。おかげで発情期で勃起した乳首がワイシャツの上にポッチりと浮かんでいる。

 

 荒い息をした彼女に押し倒され、塔城の甘い匂いが香るベッドに仰向けになる。流石は悪魔というべきか、人間である御手洗には振りほどけない強さで押さえつけられ、これでは何方が捕食する立場なのか分かりやしない。

 

「先輩のっ♡先輩の匂い♡部長たちから漂ってきた中で一番好きな匂いです……っ♡嗅いでいるだけで幸せになれちゃう先輩の匂い……♡」

 

 御手洗の胸元に顔を寄せ、しきりに鼻を鳴らし匂いを嗅ぐ。

 

 恍惚とした表情で匂いを嗅いでいる塔城はとてもではないが学園のマスコットとは呼べない。何時の間にか生えていた猫又の尻尾。ブンブンと尻尾が揺れ、猫又だと言うのに主人に構ってもらえている犬の様。

 

「今日まで見た事が無かったですけど、先輩のおちんちん見させてもらいますね。匂いが濃くて一番気になってるんです♡」

 

 スルスルとズボンを脱がされ、あっという間に下半身が露出する。女の子特有の甘い匂いと、後輩の其れも美少女に押し倒されているという状況に興奮したペニスが彼女の顔に当たるように飛び出る。ぺちんとペニスで顔を叩かれたというのに、その表情は嬉しそうだ。

 

「わぁ……先輩のおちんちんすっごい大きい♡でもこれ私の膣内に入るのかな。どう思いますか先輩?」

 

「そりゃあ一応、男と女なわけですし、生殖器である以上は入るんじゃないのか?俺も塔城のような小柄な女の子の相手は初めてだから知らんけど」

 

「……ふぅん。あ、先輩。私の事は塔城ではなく白音と呼んでください。悪魔としては塔城小猫が名前ですけど、本当の名前は白音です。猫又の白音、それが私です」

 

「ん、分かった白音ね」

 

 ペニスをジッと見つめ、我慢できなくなったのか付け根に鼻を押し付け匂いを嗅ぐ。

 

 雄の匂いが一番濃い場所に鼻を埋め、肺一杯に匂いを堪能する。本能と理性が混じり合った今の白音には冷静に感じる部分が無く、本心からこの匂いが自分にピッタリな匂いだと判断する。この匂いの持ち主こそが自分の番。この匂いを嗅がされたら、お前は雌猫になるんだと本能で理解する。

 

「にゃぁ♡もう、ダメです♡我慢できません♡このおちんちんを私の膣内に挿れちゃいます♡私が上になって挿れるので先輩は見ててください♡」

 

 ワイシャツの下には案の定何も着用しておらず、少し裾を持ち上げると無毛でツルツルな秘所が晒される。

 

 交尾が出来ると判断した身体は、ムラムラを解消させるために生やしていたクリチンポを生やさず、小さな秘所の上にはこれまた小さい陰核が包皮を被っている。

 

 期待と興奮、それに不安が混ざった秘所は愛液をダラダラと流し、雄の肉棒をまだかまだかと待ち構えている。にちゃりと音を立てて小陰唇を開き、膣の入り口に亀頭を当てる。

 

「んっ♡今から私の膣内に先輩のおっきなおちんちんが入っちゃうんです♡私の処女をぶちぶちーって破って一番奥の赤ちゃんの部屋まで届いてぇ……っ♡入れますよー♡」

 

 少しづつ腰を下ろし、先端が女貝に飲み込まれていく。綺麗な縦筋がペニスの形に広がっていく。

 

 未成熟な幼女器に肉竿が飲み込まれていく姿は退廃的だ。想像以上に狭い膣道を押し広げるのは中々に困難だ。しかし、当の本人である白音は痛みはないようで歓喜の表情でゆっくりと腰を下ろしている。狭い膣壁とは裏腹に、膣肉はゾワゾワとうねるように動き、精液を絞り出そうとする動きを見せる。

 

 まだ妊娠も出来なさそうな体型だというのに、身体は一丁前に女性だったようだ。

 

 プチりと音を立て、膜を貫通し最奥へと亀頭が目指す。

 

「くっ……痛い、ですが思っていたほどではないです♡むしろ気持ち良さが勝っておかしくなりそう……♡先輩はどうですか?私の膣内気持ちいいですか?」

 

 クールな様子は霧散し、甘えた様子で御手洗に尋ねる。その間も彼女の膣は貪欲にペニスを飲み込んでいる。

 

 モグモグと咀嚼するような膣のうねりに流石の御手洗も声を漏らしてしまう。御手洗の気持ちの良さそうな声に気を良くし、ペニスの全体で言えば半分ほどだが飲み込んで最奥に到達した。硬い子宮口の肉リングが亀頭に当たる。

 

 ぽこりとお腹が膨らみ、ペニスが深い所まで入っているんだと視覚的にも分かってしまう。妊娠をしたかのような膨らみ具合で、彼女は腹部を愛おしそうに撫でる。

 

「先輩のおちんちん♡全部ではないですが私の中にキッチリと入っちゃいました♡お腹が苦しい筈なのに満たされてて不思議な気分です♡……それでは動きますね♡」

 

 ゆっくりと腰を持ち上げ、ペニスがずろろっ♡とマンコから顔を出す。

 

 愛液と先走りでテカテカと光っており、所々に破瓜の証である血液が付着して赤くなっている。小さな尻が持ち上がっては腹に落ちる動作を繰り返し、肉と肉のぶつかるぱっちゅっ♡ぱっちゅっ♡と卑猥な音を奏でる。

 

 処女を失って騎乗位のままでいるのは難しかったようで、くたりと上半身を御手洗の身体に預ける。力が抜けて動けなくなった白音の代わりに、小振りな尻を鷲掴みした御手洗が今度は激しく腰を振り出す。

 

「んっ♡にゃっ♡あっ♡せんぱいのおちんちんが♡おくにあたってぇ♡こつんこつんって♡んっ♡にゃっ♡」

 

 普段は隠している猫又族の喋りが口からスルスルと零れてしまう。

 

 上半身を動かさず、下半身だけを動かしながら見つめ合う二人。合図も何もなし、自然と二人の唇は距離を縮めくっ付く。

 

「んっ♡ちゅっ♡ちゅっ……ちゅっ♡あむっ♡あむっ♡れろれろ……れろれろ……っ♡」

 

 くっ付いたと思ったら離れまたくっ付く。

 

 唇だけでは満足いかなかった二人は口から舌を出し、外で唾液が零れるのも気にせず絡め合わせる。にゅるにゅるとした自分とは違う大きさの舌。ざらざらとした舌の表面で相手の舌を舐めると嬉しそうに反応し、お返しにと舐められる。

 

 唇を離すとまたも見つめ合い、幸せそうな雰囲気を纏いながら腰を振る。

 

 小振りながらも柔らかい肉の付いた尻肉を揉み解す。乳房と呼べるほどの丸みを帯びていない胸部は、勃起した乳首を彼の肌にすり合わせるようにして快楽を得る。貧相な胸とは違い乳房よりも硬めでありながら柔っこい尻肉を揉みながらのセックスは中々のモノだ。

 

 彼女の甘いボイスも耳に入り、五感全てで彼女を感じ取ることが出来る。

 

 興奮で生えた尻尾を引っ張るように擦ると白音の身体に雷が落ちたような衝撃が走る。ビリビリとした快楽の波が全身を駆け巡り、出口を求める。当然ながら出口なんてものは人体にはなく、代わりに熱い体液を伴って外へと放出される。

 

「あぅ♡せんぱいがしっぽをひっぱるせいでぇ♡こんなにえっちなしおをふいたのはじめてぇ♡」

 

 呂律が回らなくなった口で文句を吐く。

 

 言葉の割には表情は蕩けていて、もっともっとと尻尾を振る。そのいじらしい反応に気を良くした御手洗が尻尾を触りながら腰を振っていると膣の中がきゅうぅぅぅぅ♡と締め付けを強くしてくる。

 

「あっ♡あっ♡もうだめ、わたしイきます♡せんぱいとのえっちでイっちゃいます……っ♡しろねがイくとこみててください♡」

 

 預けていた上半身が次第に仰け反っていき、おぉぉぉぉぉぉ♡と気持ちよさそうな声を上げると一度思いっきり跳ねる。

 

 絶頂した膣内は痛いぐらいにペニスを締め付け、御手洗ももう出してしまいそうだ。流石に後輩の前で情けなく射精するのは先輩として恥ずべき行為と思った彼はイっている彼女をより責め立て、彼女が達するに合わせようと腰を振る。

 

「膣内で、膣内で出して良いのか?」

 

「いいですっ♡わたしのなかにおもいっきりだしてください……っ♡せんぱいのえっちなざーめんください♡」

 

 彼女の小柄な身体を思いっきり抱きしめ、オナホールのように扱い御手洗も絶頂へと昇り詰める。

 

 ひどい扱いを受けているというのに嬉しそうに彼の胸に頬擦りをしながら腰を合わせる。雌としての本能で彼のペニスを責め立て、射精へと導く。弱点である裏筋やカリ首に隙間なく膣肉を纏わせ、引き抜くとき挿れるとき、どちらでも快楽を貪る。

 

 コツンと子宮口を突いた瞬間、

 

――――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるるっ♡ぼびゅっ♡びゅるるるるるるるるっ♡

 

 ぷくりと亀頭を膨らまし、鈴口が大きく口を開き精液を吐き出す。白音のクリチンポとは比べ物にもならない量の精液が怒涛の勢いで小さな子宮を蹂躙する。

 

 子宮に入るたびに次の精液がやって来て外へと追い出される。常に新鮮な精液が注がれて、初めて雄の遺伝子を受け止める子宮が歓喜に身を震わせる。

 

「あちゅぃぃぃぃぃぃ♡しぇんぱいのじゃーめんあちゅいでしゅぅぅぅぅぅ♡」

 

 自分が絶頂した時よりも身体をのけ反らせ、精液の奔流を受け止めようと必死になる。

 

 びっしょりと肌に汗を浮かべ、射精が終わるのを待つ。ドクンドクンと膣内で何度も脈動をしているペニスの射精は中々治まりそうにない。平凡な先輩の雄としての優秀さを身を持って味わわされている白音。

 

 一晩で空になった金玉を満タンに満たす無尽蔵な精力。猫又であり、雌猫ある彼女が逆らえるはずがなく、本能が今までの人生が白く染め上げられていく。どうせ自分以外の部活仲間であり、同じ王の眷属である彼女たちもこの男に堕とされた者たちだ、自分も同じようになってもいいじゃないか。語り掛けてくる本能の言葉を受け入れ、白音は淫らに変わる。

 

「ぐぅ……すっげぇ搾り取ってくる。本当に初めてなのかよぉ」

 

 膣肉総てがウネウネと動き、精液を貪ろうと伸縮を繰り返す。

 

 小さく狭い膣道を上手に取ったようなその動作は見事に御手洗のペニスにクリーンヒットし、最後の一滴まで射精させる。

 

 初めての膣内射精に、処女喪失、ムラムラの解消が合わさって悪魔に堕ちた猫又であろうとも意識を飛ばしてしまう。

 

「あ、あれ?白音……気を失っただけか」

 

 まだ脈動を続けているペニスは膣内に収まっているので暫くの間はこのままの体勢だろう。汗ばんだ彼女を抱きしめ、疲れたと息を吐く。

 

 

「せん……ぱい?」

 

「やっと目を覚ましたか。この寝坊すけめ」

 

「あぅ……今何時ですか?」

 

 彼女が目を覚ましたのはアレから一時間後だった。

 

 流石に其れだけの時間があればペニスが萎えるし、体力もいくらか戻ったので出来る範囲で情事の後始末を簡単に済ませておいた。御手洗も白音も服を着ており、纏っている淫猥な空気を除けば普段の彼らのようだ。

 

「今はお昼の13時。運動してお腹も減っただろうし、これから何処かに食べに行かないか?」

 

「……はい。あ、先輩ちょっと待ってください」

 

 そそくさと御手洗の傍から離れた白音は寝室から出ていくと何処かへと姿を消す。

 

 戻ってきた彼女の手には黒い何かがあった。

 

「これを私に付けてください」

 

「チョーカー?誰かからのプレゼントか」

 

「いいえ。何時か先輩のような人が出来ると思って買っていたモノです。これを付けてもらって私がその人のペットになるんだって……ダメでしょうか」

 

「ペット……白音がペット」

 

 脳裏に浮かぶは彼の寝室の布団の上であられもない格好をする白音。名前の通り真っ白な尻尾と耳を生やし、生まれた姿で首元には黒いチョーカー。

 

「いいかもしれないな」

 

「見込み通りの先輩です。私を変態に堕とした責任をペットにするって事で取って下さい」

 

「白音が変態なのは俺のせいじゃなさそうだけどな」

 

 二人して顔を見て笑う。

 

 週明けの月曜日からは白音の首には黒光りするチョーカーが付けられていた。




小猫の発情について悩んでいた私に降りてきた天啓が、発情すると生えるというモノだった。因みに私はふたなりもの好物です。ただし、男よりも小さいポークビッツのモノのみですが。

今回の話は確実に人を選んだと思います。というかこれで人が減らないほうが可笑しい気がします。ま、まぁこの作品は私のオナニーでもあるんで大目に見てください。気持ち悪いシチュだなと思ったらスルーしてくれればお互いに幸せですし。

次を書くとすれば小猫②では首輪ックスかなぁ。今回の最後でペットにしちゃったし。もしくは黒歌でもだして姉妹丼……


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夏季休暇編
リアス&ヴェネラナ


「冥界に行くわよ!」

 

 夏休みに入って日が浅い頃に大きく胸を張ったリアスが御手洗にそう言い放った。

 

 豊満なロケットおっぱいがより強調されるような姿勢に思わず目を奪われていると、少し顔を赤くしたリアスが瞳を覗きこんできた。

 

「今はおっぱいを見るのではなく、私の話を聞いてちょうだい」

 

 仕方がないので意識を切り替える。

 

 冥界と言えば、リアスたち悪魔や堕天使の領土ではなかっただろうか。となると只の人間である御手洗には肉体的にも、領土侵犯的な意味でも問題が発生するのではないだろうか。そう思い尋ねてみると―

 

「問題はないわ。隆は私の契約者だもの。契約で冥界を訪れたと言えば深く聞いてくる者はいないわよ。仮にいたとしてもグレモリー侯爵家次期当主である私の契約者に手を出すほど愚かな悪魔はいないと思う……いや思いたいわね。グレモリーの領土に案内するけど其処だけは気を付けて頂戴。悪魔の誰もが親切なわけじゃないからね」

 

 かくして御手洗隆はこんな理由で夏休みを冥界で過ごすことになった。

 

 ・

 ・

 ・

 

「いや、私が嗾けた事だけどさ、本当にお母様を堕とすとは思ってもみなかったわ」

 

「ふふっ、リアスのおかげでこうして隆くんって内緒の旦那様も出来たし、このお腹の中に赤ちゃんも出来て私は満足よ」

 

 冥界にあるグレモリーの屋敷のリアスの部屋。

 

 リアスの甘ったるい匂いに包まれている部屋のベッドで御手洗は裸になって寝転んでいた。そんな彼と同じく裸で二人の親子、リアスとヴェネラナが肌を重ねていた。

 

 二人の大きな乳房が御手洗の胸板で形を歪め、柔らかそうだ。興奮で勃起した乳首が当たって少しこそばゆい。

 

「貴方って幸せものね。こんなきれいな親子を自分の物に出来たんだから。……そういえばお母様をお父様に内緒と言えど自分の妻にしたのだとすれば隆は私の義理のお父様になるのかしら。どう?冥界にいる間だけでもお義父様って呼んであげましょうか」

 

 意地悪そうに笑うリアス。

 

 そんなリアスを見てあらあら困ったわねと漏らすヴェネラナ。親子の仲は悪くない。寧ろ似た親子で趣味や嗜好など結構な部分がそっくりだ。だからこそ今あらあらと困ったように口にはしているものの、その中身は楽しそうだ。

 

「そうだな。じゃあ呼んでもらおうかな。俺よりも年上な娘とか意味わかんないけどな」

 

「貴方みたいなエッチなお義父様を持つと娘も大変よ。娘の身体に反応してこんなに勃起させちゃって。ほら私だけでなくお母様も一緒に触りましょ?お義父様のチンポスッゴイ勃起しちゃって一人だと大変だわ」

 

「そうね。リアス一人に相手をさせるのは酷だわ。旦那様の下のお世話をするのも妻の務め。私たち親子のご奉仕で気持ち良くなってくださいね」

 

 二人の細く長い指が隆起している肉棒に伸びる。

 

 ダラダラと先走りを零している亀頭は熱く、硬い。手越しにでも熱が伝わってきそうなほど灼熱で触っているだけで下半身が疼く。

 

 先走りを指で掬い、竿に擦り付けるようにして扱く。ぬっちゅっ♡ぬっちゅっ♡と卑猥な音が鳴り、耳に入り興奮させる。何時もは一人ずつしか相手をしないからか、二人同時に行われる奉仕は想像以上の快楽を与えてくれる。

 

 グツグツと煮えたぎった精液を早々に出さない様に肛門に力を入れ、代わりに先走りを噴き零す。あっという間に二人の手を余すことなく汚す。形を確かめるように手つきに腰が震える。

 

「本当に女殺しのチンポよね。お父様とお母様って言う冥界でも有名な夫婦からお母様を奪っちゃうようなイケナイチンポ♡」

 

「長くて太くて、おマンコの中を虐める為だけにあるカリの高い段差♡こんなの知ったら誰だって堕ちちゃうわよ♡」

 

 耳元に唇を寄せ、ペニスの感想を交互に言う美人親子。

 

 二人に弄られ続けるのは雄としてのプライドが許さず、御手洗の手が二人の柔尻に伸びる。乳房とも違う弾力のある肌触り。リアスのは若い分張りがあり、むにむにと揉むより叩き甲斐がある。実際、リアスとのセックスでは後背位が多く、デカ尻を叩きながら腰を振ると締め付けが気持ちいい。

 

 対してヴェネラナは年で少したるみがある尻肉で叩くより揉みごたえがある。対面座位で尻肉を揉みながらキスをして腰を振れば最高の気分になれるだろう。

 

「んっ♡そうやって直ぐにお尻を触るんだからぁ♡エッチなお義父様ったら♡」

 

「どうぞ気が済むまでお触り下さい♡私たちの身体は全部旦那様のモノですから♡」

 

 尻肉だけでは飽き足らず、その奥にある尻穴へと指が伸びる。

 

 まだ一度として挿入をした事はないが、指で触るだけなら何度もある。ヒクヒクと蠢くキツキツの排泄孔。出す事しか機能が無いのに無理やり押し入ってくる太い男の指。膣と同じように形を歪め、少しづつ指を飲み込んでいく。

 

 発情した二人の体温を直に感じられる腸内は狭く、熱い。

 

「おっ♡そこはダメよ♡指を入れるとこじゃあ……あんっ♡指、ふっとぉ……♡」

 

「旦那様の指がお尻の穴をグニグニって……♡んふふ、旦那様は本当にエッチな方ですね♡私みたいなおばさん相手でも平気で欲情しちゃう変態さん♡」

 

 腸内を弄られる感覚で声を上げながらも、ペニスを扱く手は止まらず、リアスの指は亀頭とカリ首をヴェネラナの指は根元と竿、睾丸を転がすように触っている。

 

 人差し指が裏筋を撫でる度に、ビリビリとした刺激が突き刺す。リアスの指はそれほど早く動いていない筈なのに、我慢している精液が少しづつ尿道を昇ってきている。

 

 精液が昇るのは撫でられるだけでなく、ぶら下がっている陰嚢を優しく揉み込まれると中でぎゅるぎゅると回っている精子が出口である尿道へ移動していく。ビクビクが激しくなり息も荒くなっていく。

 

 御手洗だけでなく、尻穴を弄られながら尻肉を揉み込まれている二人も息が荒くなり、腰が跳ねる。尻穴よりも前にある蜜壺からトロリとした蜜を零し、腰が跳ねる度にベッドに染みを作る。

 

「あっ♡んっ♡くぅ♡私も、私もイっちゃう♡お父様と一緒にイきたいっ♡」

 

「はい♡旦那様の好きなタイミングでお射精してください♡私もリアスも合わせてイきますから……っ♡」

 

 ズボズボと指の抽挿を早くし、刺激を強くする。

 

 負けじと二人の奉仕に熱が入り、リアス、ヴェネラナ両者の指がカリ首を這い回り、カリカリと爪先でカリ首の肉を引っ掻く。痛みよりも快楽が勝るソレはまさに精液を強請るにはぴったりで、ペニスの根元が膨らみ精液がせり上がってきた。

 

「二人とも……このまま出すからっ……!」

 

――――ぶびゅるるるるっ♡びゅりゅりゅるるるるるるるっ♡びゅるるるるるっ♡

 

 マグマのように熱い精液が反り返った肉棒の先端から線を描いて飛びだす。

 

 毎日一度は抜いているというのに寝れば満タンになる精液は白濁を通り越し所々黄ばんでいる。精液の濃厚で女の本能を揺さぶる匂いが辺り一帯にまき散らせる。

 

 腰を震わせ精を放つ彼の指が、縋る場所と掴んだ尻肉に籠る力が増し二人もほぼ同時に達する。全身―特に臀部を大きく震わせ、尻を空に高くつき上げるようにして二人の股座からは透明で尿とは違う種類の体液が噴き出る。ぷしゅぷしゅっ♡と音を立て三人が横になるベッドに掛かり、白いシーツの色を濃くし染みを作る。

 

 親子だけあって絶頂の時に上げる声は一緒で、少しだけ野太い。雌の本能を丸出しにした声を聞きながら御手洗も精液を放ち続ける。

 

 ドクンドクンとペニス自体が何度も痙攣し、脈を打ち己が子孫である精子を虚空に飛ばす。哀れな事に本来の役目を果たさせて貰えない精液達はベッドに染みを、リアスとヴェネラナの手を真っ白に染める。ゼリーのような半固形な精液は一度付着すると中々払拭することが出来ない。落そうと手を振ったとしても手から離れずそのままだ。だから落とすのであれば水で洗い流すか、舌で舐め取るかの二択。

 

 彼女たちは何の躊躇いもなく精液と先走りで濡れた手を口に運び、嬉しそうに舐め取る。

 

「れろ……ちゅぱっ♡れろ……れろ♡んふふ、すっごい味♡子宮じゃないけど、こんなに濃厚だと胃でも受精しちゃいそうね♡」

 

「旦那様の貴重なザーメンは責任もって全部胃に収めますからね♡リアス、私は亀頭と尿道に残ったのを吸っちゃうから貴女は竿や根本、大事なタマタマにまで飛んだのを舐め取りなさい」

 

「はい、お母様♡」

 

 親子二人で顔をペニスに突っ込み、綺麗で真っ赤な舌がペニスを撫でる。

 

 温かい二人の吐息が陰毛やペニスに当たり擽ったいが、愛おしそうに奉仕をする二人を見て堪える。こんな絶景が見られるのだ。擽ったい程度の感覚であれば我慢すべきだ。

 

 慣れた舌使いで二人は残った精液を舐め取っていく。竿に浮かぶ竿と同じくぶっとい血管の上で留まっている精液をこそげ取ったり、亀頭に吸い付き尿道内に残っている精液を啜る。二人の頭を撫で労いつつ、口による奉仕を享受する。

 

「ぢゅるるるるるるるるるるっ♡あむっ……あむっ♡ちゅぅぅぅぅぅぅぅ……ぽんっ♡これで尿道には一滴も残っていませんわ。全部私の胃の中に収めました♡……リアスの方も終わったようです。まだまだチンポも元気な様子、このまま二回戦といきましょうか♡」

 

「ふふっ、相変わらずな精力ね♡私たち二人でも満足できないなんて♡」

 

 ベッドにコロリと仰向けになったヴェネラナの上にリアスが覆いかぶさる。母娘の立派な乳房がぶつかり形を歪める。

 

 ぶつかるのは乳房だけでなく、彼女たちの股座もくっ付き、女陰と女陰がくっつき上になっているリアスの愛液がヴェネラナのマンコに滴り落ちる。

 

「どう……かしら。私たちのおマンコの様子は」

 

「めっちゃエロいよ。ヒクヒクって動いて誘ってるし、それに一度絶頂してるからかすっげえまた濡れてるじゃん」

 

 御手洗の掌が肌を滑るように撫でまわす。

 

 たった一度の絶頂と言えど、彼と交わってきただけに通算の回数はもう3桁は軽い。それだけに彼に股間付近の肉を撫でられると、たちまち火照りお腹の奥にじんじんと甘い疼きが呼び起こされる。まだ妊娠したてで膨らみを見せないが、確実に彼の子を宿しているヴェネラナの腹。母親が彼の子を孕んでいるという倒錯的な状況にありながらも、素直に羨ましいと妬みリアスの子宮から粘っこい本気汁が吐き出される。

 

「折角だし、今日はこのままハメるんじゃなくて二人のマンコとチンポを擦り合わせる素股ってやつをやってみるか。ヴェネラナの中の子に腹の上から父親のチンポって奴も分からせないといけないからな」

 

 悪魔は人間と異なり、妊娠をしたとしても多少の無理であれば行える。数が少なくなっただけに現状に適応し、どのような状況でも腹の子は産み落とすという。

 

 まだ膨らみを見せていない腹の中で息づく息子か娘。それでも紛れもなく自身の子であることを実感し、余計に興奮を覚える。

 

「んっ♡チンポあっつぅ♡お義父様のチンポが擦れて気持ちいい♡あんっ♡クリにも当たってる……っ♡」

 

「んふふ、腰振り上手ですわ♡もっとお腹の中の子に父親を教えてあげてください♡私もこの子も望んでいる事ですから♡」

 

 まだ性別は分かっていないが、この腹の中の子は娘だと確信しているヴェネラナ。

 

 きっと彼に似て性欲が強く、自分で言うのもアレだが美人な娘に育つのだろう。悪魔の間でも近親相姦は好まれてはいないが禁忌とはされていない。父親である御手洗が望むのであれば彼に捧げるのもありかもしれない。最近割りと思考がピンクになってきている気がする。

 

 夫を支える良き妻としていた時間が長かっただけに、雌として再び目覚めた彼女は悪魔としての本能に素直だ。今の彼女にとって本能と欲望は一緒で、彼と気持ちが良いことをしたい。それに限る。

 

 柔らかく盛り上がった恥丘と丸い亀頭が擦れ、互いに声を出す。恥丘の上部にある尖った肉豆がコリコリとした感触でまた別の気持ち良さもある。女の身体は何処までも男を悦ばせるモノだと思ってしまう。

 

 実際不浄の穴である尻穴でも得る気があれば快楽を得れるし、ペニスをマンコとは違った締め付けをしてくれるだろう。

 

 愛液と先走り、若干残った精液がヌルヌルと擦れ、腰を振る速度も速くなる。スベスベで白い肌をネトネトと先走りで汚していくのは何とも言えない背徳感を覚える。

 

「んっ♡クリに当たって気持ちいい♡旦那様はどうですか?私たちのおマンコで気持ち良く出来てますか」

 

「ん、問題ない。ていうか割と余裕がなくなってる。油断すると直ぐに射精しそうだ」

 

「ふふっ、出して良いのよ♡私たちはお義父様が早漏でも気にしないもの♡大事なのは何度も射精できる精力だから♡」

 

「そう言われると出したくなっちゃうな。じゃあお言葉に甘えて……っ!」

 

――――ぶびゅるるるるるっ♡びゅるるるるるるるるっ♡

 

 対して時間を置いていないのも拘わらず、一回目と量の変わらない精液が二人の陰部と腹目掛けて発射される。

 

 一度精液を通した尿道はスルスルと精液を通し、二人の身体に真っすぐに飛んでいく。ビシャビシャと二人の身体を汚す白濁とした体液。むわりと雄臭い匂いが母娘の鼻腔をくすぐる。二度目の射精は腰が抜けるほど気持ちがよく、倒れ込んでしまうがリアスとヴェネラナの柔らかな身体に押し倒れる形になった。

 

「んぅ♡お義父様ったら力が抜ける程気持ちが良かったのかしら♡ふふっ、そんなに顔を蕩けさせちゃって♡」

 

「とてもカッコイイ射精でしたよ♡びゅるびゅるって勢いよく出て♡」

 

 恍惚とした声で囁く。

 

 精液やら何やらで下半身が酷く汚れたが、息を整えるのが最優先な三人は暫くの間そのまま身体を重ねたまま。

 

「冥界にいる間は好きなだけ三人でエッチできるわね。どうせお父様も諦めてるし」

 

「そうね。あの人も今じゃあ旦那様を消す事も出来ないわね」

 

 ヴェネラナを孕ませたあの日、彼女から契約を御手洗は持ちかけられた。

 

 自身を対価に御手洗を内縁の夫として求めるもので、御手洗もまた自身を対価に彼女を内縁の妻とするという互いに得をする悪魔としては少々味気のない契約。悪魔にとって契約は欲望よりも大事なモノで、契約があるからこそ生きて居られるほどで最悪寿命が尽きても契約で存在を確立しておけば悪魔はこの世に居られる。

 

 だからこそ契約を結んでいる人間を簡単に消すことは出来ず、もしジオティクスが御手洗を消した場合妻であるヴェネラナの存在が揺らぐ可能性が出来てしまう。それを熟知しているからこそ彼女は契約を持ち掛けたのだが。

 

 自身の雌の本能が屈し、彼を逃すともう女の幸せは味わえないと思った彼女なりの考えだ。出来た妻と言えどやっぱり根は悪魔なのだ。

 

 




リアスのような美人にお義父様って呼ばれてみたい……

今回は書きたかった二人の手コキと素股もどきを書けたので文字数が少ないです。

今回から冥界編(夏休み)に入ったので誰を出そうかな。無難なところで朱乃を書いたり、グレイフィアやレイヴェルとかかな。あ、でもヴェネラナで授乳手コキってのも捨てがたい。悩みどころですね。

それにしても悪魔の設定が滅茶苦茶になってるなぁ。本人たちが納得して彼を囲っているために設定を増やしてみたら整合性が無くなりそう。


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朱乃③

「じゃーん。リアスの家から借りたメイド服を着てみました。どうでしょうか先生?似合ってますか」

 

 濡れ羽色の髪を後頭部で一纏めにし、垂らした髪型の女性―姫島朱乃が普段とは違う装いで御手洗の前に現れた。

 

 グレモリー家の女中用であるメイド服は黒のワンピースにフリルのついた白いエプロンを組み合わせたエプロンドレス、頭の上にカチューシャを付けたごくごく普通の物だ。

 

 今回は本物のメイドになったわけではないので朱乃はカチューシャを外している。

 

 スカートの裾を軽く摘まみクルリと一回転。普段部活で仲間に見せる穏やかな笑みとは違い、雄である御手洗だけを誘惑するイヤらしい笑み。

 

「おぉ。朱乃は何方かと言えば和服のイメージが強いけど、やっぱり美人は何を着ても似合うなぁ……」

 

「ふふっ、ありがとうございます。先生に見せたいと思ってリアスに頼んで借りましたの。喜んでいただけたようで何よりですわ」

 

 朱乃なりに着込んだのかスカートの丈はグレモリーの屋敷で見た女中たちよりも短く、さっきのようにクルリと一回転するとその奥に隠されている下着まで見えてしまいそうだ。

 

「じゃあさ、今日の朱乃は俺のメイドって事か?」

 

「ええそうです。今日は一日、私は先生のメイドです。何でもお気軽にご命令を」

 

「ならさ、気になった事だしスカートをたくし上げて中身を見せてよ」

 

「かしこまりました。このようにスルスルとたくし上げて……はい、どうぞ」

 

 持ち上げられたスカートの中には朱乃にしては珍しい真っ白なショーツ。

 

 むっちりと肉の付いた柔らかそうな太腿。

 

 一見、シンプルでしかし絢爛なレースが装飾されている布切れ一枚だけが彼女の秘所を守る砦。

 

 白いショーツからはみ出ている真っ黒な陰毛が何ともエロい。

 

 ふわりと香る花の匂いが鼻をくすぐる。この匂いは薔薇だろうかショーツから香る香水の匂いに御手洗は鼻をひくつかせる。

 

「んもぅ……そんなにじっくりと見られていると興奮してきちゃいます。ねぇ先生?見ているだけでなく触ってはくれませんの?」

 

「本当にエッチな娘だ。メイドだというのに主人におねだりしてきちゃって。ならお望み通りに弄ってやるよ」

 

 ショーツの真ん中に指を置くとふにっと少しだけ沈む。朱乃の柔らかな土手が指を包み込んだのだ。

 

 花弁を覆う部分だけがお漏らしをしたかのように色を変えた純白のショーツ。クニクニと指を動かすと湿った水音がする。

 

「まだ直接見たわけでもないのにこんなに濡らすとか、エッチでいけないメイドだな」

 

「んふふ、先生にだけですわ。そ・れ・に私をこんなエッチな娘にしたのは先生ですのよ?何時もあんあん♡って喘がされてエッチにならない娘はいませんわ。だから先生が育てたエッチな教え子。もっとエッチにしてくださいな」

 

 するするーっとショーツの端に手を引っ掛け下ろす。蜜を吸った分ショーツは少し重い。足を上げるようにと命令し、ショーツだけが綺麗に取れた。

 

 掌にあるショーツを朱乃見せつけるように広げる。花弁の位置だけが見事に色が濃くなっている。その個所に鼻を埋め匂いを嗅ぐ。

 

 香水に混じった雌の発情した匂い。雄の情欲を煽る為だけのエロいフェロモン。ワザと鼻を大きく鳴らし、匂いを堪能する。何時までも嗅いでいたくなる匂いだ。

 

「もぅ……そんなにショーツばかり嗅がないで下さい。先生が弄るのはショーツではなくこっちです」

 

 御手洗の手を取ると剥き出しにされた女性器に導く。

 

 滴る愛液で湿っている肉。少しだけがビラがはみ出している小陰唇。ほんの数か月前までは綺麗な縦筋だった女陰もすっかり大人の色気を放つようになった。

 

 割れ目の形を確かめるようにスリスリと指を上下に動かす。

 

 大した快楽にはならないはずなのに、嬉しそうに甘い吐息を漏らす朱乃。彼の女になった少女たちは皆、喘ぎ声を隠さない。彼が自分たちの喘ぎ声を聞くことが好きなのを知っているからだ。

 

 スカートをたくし上げる手に力を籠め、健気にあえぐ姿は正に主人に従うメイドのよう。

 

 タダでさえ強かった雌の匂いが、花弁を弄っていると濃くなっていく。にちゃりと音を立てて開く肉の穴。

 

 雄を誘うように開閉を繰り返し、膣の奥から熱い透明な液体を垂らす。指を突き立て、にゅぷぷと穴に飲み込まれていく。

 

「あぁぁぁぁぁ♡先生の太い指が入ってきますぅぅぅぅぅ……っ♡」

 

 ビクンと身体を痙攣させ、よろけそうになる身体を必死に繋ぎ止め快楽を享受する。

 

 何度も太いペニスを受け入れた蜜壺は指程度であれば簡単に飲み込んでしまう。適度に解れた肉穴を突き進んでいく指。彼女の体温を直接感じ、指に絡みついてくる肉の感触が中々面白い。

 

 きゅむきゅむと締め付ける媚肉。最早無意識下でも愛しい男の指であれば舐めしゃぶる。

 

 膣の中の形を確かめようとグルグルと回転する指。時折、爪先でカリカリと膣襞の一枚一枚を優しく撫でるように引っ掻かれると、朱乃の全身に痺れるような甘い快楽が走る。

 

「んんん~~~~っ♡せ、先生の指が動いて気持ちいいっ♡先生はどうですか?朱乃のおマンコの中は気持ちいいですか?」

 

「勿論だとも。こんなに愛おしそうに指を締め付けてくる穴が気持ち良くないわけないだろ?」

 

「なら良かったですわ♡あぁっ♡クリを押し潰されると直ぐにイっちゃいます……っ♡」

 

 女陰のすぐ上、僅かに包皮から真っ赤な顔を出している肉豆を指の腹で磨り潰すように弄ると、簡単に尿道からぷしぷしと潮を噴く。

 

 処女を失って間もない頃はここまで簡単に達する事はなかったが、流石に何度も身体を重ね開発していると直ぐに甘イキを繰り返すようになった。身体を震わせ、下半身から快楽の塊となった熱い体液を噴く。時折潮に混じってアンモニア臭のする体液を流すことがあるが致し方あるまい。

 

 女性は男性と違い、膀胱が小さい。潮を噴くことで開いた尿道をするりと尿が抜けてしまうのも無理が無いだろう。

 

 身体を震わせる朱乃の整った顔は台無しで、堪え切れなかった涙や涎で濡れている。しかし、彼女の持つ美しさが損なわれることはなく、寧ろ色気が増したとさえ思う。

 

「簡単に潮を噴くようになっちゃって。このままだと床に倒れちゃいそうだし、続きはベッドで」

 

 よっと掛け声と共に朱乃を横抱きにする。

 

 悪魔と言えど女性に変わりはなく、それなりに鍛えてはいる御手洗は難なく彼女を抱えることに成功する。興奮とは違うタイプで顔を赤くしながらも、静かに彼の腕に抱かれている朱乃。誰が見ても恋をしている女の顔で、彼女の顔を見て恋に堕ちそうな男が続出しそうだ。

 

 上質なグレモリー家のベッドに朱乃を降ろすと、そんな朱乃に覆いかぶさる。きゃっ♡甘い声を漏らしながら自身に覆いかぶさった御手洗を見つめる。

 

「指で弄るのもいいが、次は舌で可愛がってやるからな」

 

 ふわりとスカートを持ち上げ、その奥で息づく女性器に顔を近づける。興奮で荒くなった息が当たり、少し擽ったい。

 

 淫らに咲いた花弁にそっと口を付ける。既に濡れてはいるが、それ以上に濡らしてやるために。

 

「んっ♡ぁは……あぁぁ……っ♡」

 

 女を濡らせる方法の中で最も効率的なイヤらしい方法、クンニリングスでだ。

 

 少し塩気のある愛液を舌で舐め取り、花弁を広げ膣肉を舐める。にゅるにゅると自身の身体の中で動き回る感触に溜まらず声を漏らす。

 

「ひぁ!や、やんっ♡そんなにれろれろって……舐められるとぉ……っ♡」

 

 まだクンニの経験が少ない朱乃だが、ぶるぶると腰を浮つかせて御手洗の舌技に喘いでいる。

 

 割れ目に沿ってぴったりと舌をくっ付ける。卑猥な形をした肉豆も、蠢く入り口を覆うように。

 

 何度舐め取っても滲み出てくる蜜をじゅるじゅると音を立て啜りながら、浮き上がる朱乃の腰を抱え込んでぶるぶると小刻みに動かせる。細かい振動に耐え切れなくなった朱乃がたまらず、御手洗の頭を離そうとするが、それ以上の力を持って押さえつける。

 

 人は許容を超えた刺激を受けると、無意識に抵抗をすることを知っている。朱乃の反応もその一種だろう。ダメと言いながらも漏れる声は甘いもので、とてもではないが嫌がっている者の反応ではない。

 

「ぁぁぁぁっ♡はげし……っ♡先生の舌が激しいですぅ……っぁぁぁぁあああっ♡」

 

 ぷしゅっと小さく弾けた雫が御手洗の口周りを汚す。

 

 何度も絶頂を仕込まれた朱乃の身体はちょっとした刺激で漏らす癖がついた。ぴゅっぴゅっと小刻みに飛沫が弾ける。

 

 膣口もそれに合わせてヒクヒクと蠢き、その中に男のモノが欲しいと愛液を垂らす。

 

「ああ、あぁぁぁ♡っいぃぃ♡ゆ、指が入ってきて……!」

 

 舌で攻めるだけでなく、そっと指を差し込む。

 

 とろとろと解れ切った媚肉は指が溶けそうなほど熱い。適度に締め付けてくる締りの良い穴を指で広げながら、舌と唇でクリトリスを刺激する。すっかり硬くなった肉の豆。最近になってオナニーをするときに弄るようになったからか大きさも前よりも一回り膨らんでいる。

 

 まだ剥け切っていない包皮を唇で優しく食み、舌を器用に操ってグルリと剥く。飛び出した陰核の先端を舌裏で優しく舐め、唾液でたっぷりと濡らす。

 

「ああああぁぁあぁ♡だ、めっ♡そんなにクリばっかりは……っ!!!」

 

 剥けたクリトリスを舐め続けていると、朱乃の腰がガクガクと震え始める。

 

 喘ぎ声も大きくなり、深い絶頂をするのも時間の問題だろう。腰を更に寄せると、勢いよくヒクつく女陰にむしゃぶりつく。

 

 塩気がありながらどこか甘い味の蜜は何度吸っても飽きが来ず、一生飲んでいたくなるような中毒性がある。舌で愛撫するだけでなく、突っ込んでいた指を再び動かし膣内でぷっくりと膨れ上がった他とは違う箇所―Gスポットを指の腹でくにくにと押し上げる。

 

「―ふわっ!?あ、あぁぁそ、そこぉぉぉ♡そこを弄られるとぞわって……ぞわぞわって……♡きちゃう……きちゃいますぅ♡」

 

 とろとろの愛液を滝のように垂れ流し、淫猥なメイドは派手に昇り詰める。

 

 瞬間、朱乃の全身が勢いよく痙攣した。ビクンと大きく跳ねると、小刻みに痙攣を繰り返す。

 

 ぶしゅりと口を開いた尿道口から噴出される体液。びしゃびしゃと派手にまき散らしながら、深い絶頂の余韻に浸る朱乃。

 

 汗で前髪は額に張り付き、全身にも汗を掻いている。張り付いた服が気持ち悪いが、それを気にする余裕は今はない。

 

 朱乃の股間の下に敷かれているシーツはすっかりお漏らしでもしたかのように愛液でびっしょりと濡れている。当然のことながら顔を埋めて舐めていた御手洗の顔もだ。

 

「はぁ……はぁ……♡せ、先生の舌と指でイっちゃいましたぁ♡」

 

 ほうと息を零す。色気のある仕草に既に臨戦状態にあった股間が疼く。

 

「すまん、朱乃。もう我慢できそうにない」

 

「ふふっ、構いませんわ。今の私は先生のメイド。先生がしたくなったら好きに挿れてしまっていいんですよ。ほら、自分で広げて待ちますからどうぞ」

 

 くぱぁと広げられる真っ赤に充血したおマンコ。

 

 グズグズに蕩けた今の媚肉であれば極楽浄土に御手洗を連れて行ってくれるだろう。外気に当てられてきゅっと窄んだり、中を見せつけるように口を開いたりとエロい。

 

 ズボンを降ろし、下半身を露出し隆起した逸物の先端を膣口に合わせる。粘膜同士が触れ合いそれだけでも気持ちが良くなってしまう。

 

 御手洗は正常位で亀頭と膣口を擦り合わせた後、にゅるんっ♡と膣内に突き挿れた。

 

 いっそ痛々しいほどに膨れ上がっていた亀頭を、朱乃のまんこは呆気なく咥え込む。入り口が挿入とともに広がり、慣れ親しんだペニスを歓迎するかのようにきゅっ♡きゅっ♡と強烈に締め付ける。

 

「くぅぅっ……!相変わらず締め付けが凄いなぁ」

 

 御手洗のペニスの形を覚えたマンコはさしたる障害を作らずに亀頭を最奥まで迎え入れた。

 

 マンコにペニスを突き刺した直後、朱乃の口元から涎を垂らして嬉しそうに喘ぐ。ペニスの八割を飲み込んだ膣の襞はにゅるにゅると絡みつき、ペニスが外に出て行かない様に膣口付近の肉が根元を強く締め付ける。

 

 奥深くまで届くペニスによるピストンを妨げるものは何もなく、カリ首に膣壁を削げられ、何度も軽く絶頂する。

 

「お”ぉぉぉぉ♡すっごぉぉぉぉ……っ♡奥までゴリゴリ……てぇ!!」

 

 子宮を持ち上げるような激しいピストン。

 

 内臓が移動しそうな腰振りに、苦痛どころかそれを上回る多大な快楽の波で脳回路でバチバチと火花が弾ける。今やメイドではなく、彼のチンポケースになってしまった朱乃は本能で締め付ける以外に出来ることはなく、喘ぎ声をあげ彼を悦ばせるしか出来ない。

 

 突き上げる度に子宮から粘っこい愛液を漏らし、ペニスに付着し滑りを良くする。我慢汁と愛液が膣内でかき混ぜられブレンドされる。

 

 腰を動かすたびにタプンタプンと服越しに揺れる胸元に目が向いた。

 

「もしかして朱乃。お前ブラは着けてないの?」

 

「は、はいぃぃぃ♡鷲掴みはやめてぇ♡ぁぁぁぁ♡んっ♡」

 

 ショーツは着けていたというのにブラは着けていないのか。すぐ様にエプロンドレスを雑に捲り上げ、揺れる乳房を確認する。

 

 汗の玉粒が浮かび上がっている豊満な乳房。朱乃の申告によると110cmに到達したらしく、まだまだ成長の余地があるとの事。筋が切れそうな程跳ねまわり、雄を魅了する。思いっきり朱乃の事を考えずに力いっぱい鷲掴みすると形の良い唇から嬌声が漏れる。

 

 ぐにぐにと沈む柔肉を掴み、ピストンを繰り返す。

 

 子宮口周りも開発され、初期の頃のような固さはなく亀頭を優しく受け止めてくれる。体重をかけて膣内を蹂躙していると強烈な射精感が込み上げてくる。

 

 腰を振るに合わせて胸を揉んでいると、さっきよりも膣穴が締りペニスを刺激する。心なしか漏れる声も切なげだ。

 

「あぁ……やっぱり朱乃の身体は最高だ。こんなエロい身体を前にしたら男なんてイチコロだよ」

 

「わ、私の身体は先生だけのモノですから安心してください♡先生以外の男なんて興味もありませんから♡」

 

 愛液が奥からあふれ出し、ペニス全部をヌルヌルと覆ってくる。締め付けが良い膣穴はペニスに膣肉を絡ませ、ザラザラとした感触のGスポットを抉らせる。

 

「やっぱり朱乃はGスポットが良いようだな。おらっ、ここばかり弄ってやるからサッサとイっちまいな」

 

 Gスポットを執拗に虐めていると限界が近いのか、舌を出してみっともないスケベなアヘ顔を御手洗に晒す。

 

 かく言う御手洗も結構限界で、既にペニスは最大限膨らんでいる。ラストパートとばかりに乱暴に乳房を弄びながら、どちゅんっ♡どちゅんっ♡と腰を振る。

 

「くぅぅぅぅ……朱乃の膣内に出すからなぁ……!!」

 

「出して!先生のザーメンだしてくださいぃぃぃ♡」

 

 朱乃の脚が腰に回り精を強請る。所謂、大好きホールドの体勢へと変わる。

 

 足の束縛など気にしないと腰を激しく振り、ペニスにぶら下がる陰嚢がぐぐぅぅっと持ち上がる。叩きつけられる亀頭から何度も先走りを漏らし、精に飢えている子宮に流れる。それでは足りないと子宮口が亀頭を食み、また先走りを漏らすというループ。

 

「おほぉっ♡だ、ダメぇ♡先生のセックス気持ちいいよぉぉぉぉ♡おんっ♡あんっ♡」

 

 だらしなく舌が垂れ、涎もまたベッドに垂れる。

 

 陰嚢が仕事とばかりに働き、マグマの如き熱い精液が尿道を駆け上っていく。

 

 尿道が精液によって広がる感覚を覚えながらも、ペニスは膨らみ膣肉に引っ掛かる。カリ首が小刻みに膣襞を刺激し、途方もない快楽を与える。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ぼびゅるるるるるるるっ♡びゅるるるるるるるるっ♡

 

 ごちゅんっ♡と子宮口に亀頭が押しあたった瞬間、堰を切った精液が一気に子宮内に流れ込んでいく。

 

「あっ♡あぁぁぁぁぁぁんっ♡」

 

 子宮が真っ白な精液に染められていく。

 

 朱乃は何時もの貞淑さを感じさせない淫らな声と顔を出して絶頂に達する。精液が子宮に入るたびにたとえようもない多幸感と快楽が広がる。

 

 腰を密着したまま痙攣し、精液を送る。この遺伝子で目の前の雌を孕ませるんだとばかりの行動。普通の人間であればすぐ様に孕みそうな程濃く、良質な精液。残念ながら朱乃の排卵日でもないし、一応薬は飲んでいる。

 

 互いに学生の身であるからと現在は子を作らない快楽目的のセックスだが、何時かはと思っている。

 

 御手洗と朱乃は繋がったまま、暫く射精の余韻に浸っていた。

 

 




最近は文字数が少ない……エロさえ書ければいいとストーリーを放置しているからだろうか。

次回はストーリーでも考えてみようか。私の灰色の細胞では、プロットも何もないので行き当たりばったりな内容になるだろうけど。

でもこの時期って何かあったっけ?会談は終わったし、次はアーシア編だし……

あ、短編ですが新作(アーシア)を書きました。主人公?が違うので番外編扱いですらないですががよければ見てください。


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レイヴェル①

「ほ、本当に裸になる必要がありますの?」

 

「えぇ、そうです。人間の間で最近のマッサージでは裸になってするのが常識なのです」

 

 バスローブを身に纏いモジモジと恥ずかしそうに身動ぎする金色の少女。

 

 アーシアが自然に育てられた綺麗な金色だとすると、目の前の少女は職人が手間暇かけて作り上げた美しさを持つ金色だ。

 

 艶やかな枝毛の一つもない見事な髪。薄暗い照明が照らす部屋のなかでもハッキリと見えるぐらいキラキラと煌めているとさえ思う。

 

 バスローブ姿になる前は口調や身分に相応しいドリルのような髪型だったが、今はおろし見事なストレートだ。

 

 そんな彼女の名前はレイヴェル。レイヴェル・フェニックス。グレモリー家に匹敵する家格の家の令嬢で、御手洗に差し出された哀れな生贄の少女だ。

 

「時間は有限ですからね。恥ずかしい気持ちは分かりますが、施術の為です。マッサージの為だと思い諦めてください」

 

「……わ、分かりましたわ!未婚の女が殿方に素肌を見せるのはと思う気持ちがありますが、これもマッサージの為です」

 

 するりと音を立ててバスローブが床に落ちる。

 

 バスローブの下に隠されていたのは陶磁器のような真っ白な肌。肌荒れなど経験もなさそうなキメ細やかな身体。

 

 女性としてのふくらみはキッチリとあり、バスローブ越しに見えていた時よりも大きく見える。

 

 男性である御手洗の手にも少し余る程度の大きさの乳房は御手洗の理想的なサイズだ。大きさに拘りはないが、何となく自身の手で覆い隠せるサイズが個人的には好みだ。

 

 肌を淫らに見せるモノではないと言っていた通り、乳房の先端の蕾は綺麗な桜色だ。この小さな蕾を指で弾くとどんな声で鳴くのだろうか。

 

「おぉ……流石はフェニックス家のご令嬢。見事な身体でございます」

 

「あ、あまり見ないで下さいまし。私はマッサージの為に裸になってますの。決して殿方であるアナタを喜ばせるためではありませんわ」

 

「それは申し訳ない。綺麗なモノを見てつい言葉が出てしまって」

 

「褒められるのは悪くない気分ですわ。それよりも私は其処のベッドに横になれば良いんですの?」

 

「その通りです。ゆっくりとベッドに横なって深呼吸をしてください。緊張と羞恥で身体を固くしていると良くありませんから。それとまずは背中の凝りを見ていきますのでうつ伏せの姿勢でお待ちください」

 

 御手洗に促されるがままにベッドに横になる。

 

 うつ伏せになったレイヴェルの鼻にアロマの甘い香りが届く。嗅いでいるだけで何処かポワポワと気持ちが良くなる不思議な香り。

 

「この香りは……?」

 

「イランイランですね。レイヴェル様の魅力を引き立てるのにぴったりなアロマでございます」

 

 アロマオイルが背中に垂らされる。

 

 この状況に持ち込もうと必死になって昨日練習した甲斐あって彼女に怪しまれない程度にはスムーズに行えた。

 

 いま彼女が嗅いでいるアロマには実はもう一つの成分がある。催淫効果だ。冥界由来の花を使用していて、リアス曰く他の花に匂いで負ける程匂いが薄く、他のモノと混ぜたらバレないらしい。更に、肌に塗ると神経が敏感となるのでエロいことをするには持って来いの物だとも言っていた。

 

「んっ……中々上手ですのね。私も時々使用人を使ってマッサージをしますがアナタの腕も結構なモノですわ」

 

「まぁ、それなりに自負はありますので」

 

 金銭のやり取りができる程の腕はないが、家族間では喜ばれる程度の腕は持っている。催淫効果でふわふわとしている時であれば簡単に騙せたようで何より。

 

 そもそもの話、彼女がなぜ御手洗に裸でマッサージを受けることになったのか。それは一昨日の夕飯の時にリアスから持ち込まれた。

 

『ねぇ隆。冥界に貴方を招待した日にも言ったけれど、私たちオカルト研究部が冥界にやって来たのはただ遊ぶだけじゃないの。私や朱乃、アーシアはグレイフィアに付けてもらっている特訓のおかげでそれなりになったけれど、裕斗やイッセーはまだまだ弱いわ』

 

 グレイフィアとはグレモリー家に仕えるメイドの一人で、メイドであると同時にリアスの兄の嫁でもあるので彼女にとって義理の姉な存在の女性だ。悪魔でも指折りの実力者らしく、彼女との特訓で力を付けつつもまだまだらしい。

 

 この夏休みの帰省を使って眷族全体のパワーアップが目的のようだ。

 

『だから私たちは特訓の為に明日のお昼から此処を離れなきゃいけないのよ。お母様も妊娠してて大変な時期だし、かといって隆を一人にするのも心配。だから明日からは事情を知る子に来てもらう事にしたの』

 

『事情……大丈夫なのか?』

 

『えぇ問題はないわ。あの子とその家族はグレモリー家に借りがあるもの。そう簡単に秘密を口にしないわ』

 

『ん、なら分かった。リアスがそこまで言うのであれば構わないよ』

 

『ありがとう隆。その子は私よりも色々な意味でお嬢様だけど、仲良く出来るようにこれを渡しておくわ』

 

『これは?』

 

『冥界でも非合法なアロマオイルよ。催淫効果があるからってあまり市場にも出回らないの。これを使ってあの娘をマッサージしてあげなさい。世間知らずで純粋だからコロッと騙されてくれるわよ』

 

 この夕飯のやりとりの通り、見事に策に嵌りレイヴェルはこうして御手洗にエッチなマッサージをされることになってしまったのだ。

 

「背中には凝りはなさそうですね。ざっと触ってみたところ、硬くなっている筋肉はありませんでした」

 

「で、では?」

 

「レイヴェル様の考えた通りかと。次は前の方を触りますので仰向けになってください」

 

「う……うぅ。これもマッサージの為ですわ。こ、これでよろしくて?」

 

 形の良い乳房がたゆんと揺れる。

 

 仰向けになってなお形を崩さない乳房。ふるふると揺れる姿は男の視線を独り占め出来るだろう。

 

 乳房はそこそこに、先程は注目しなかった下半身へと目を向ける。

 

 髪の色と同じく金色の陰毛。丁寧に切り揃えられており、手入れはバッチリのようだ。量はさほどなく、されど触って感触が楽しめそうなぐらいには生えている。

 

「あ、あまり見ないで下さいまし。恥ずかしいんですのよ」

 

「そうでしたね。不躾な視線はそこそこに続きといきましょうか。では、まずはお腹周りを……」

 

 こっちが心配になるほどに引っ込んでいる腰回り。余分な脂肪は一つも付いておらず、きゅっとした括れがセクシーだ。

 

 ふにふにとお腹周りを触るも全く違いが分からない。ふむふむとそれっぽい声を出しながら今まで男に見られても触られてもいない肌の感触を楽しむ。

 

「どうやらお腹周りも気になるような凝りはありませんね。レイヴェル様にとって不愉快になるかもしれませんが、乳房の方もきっちりと触らせていただきます」

 

「わ、分かりましたわ。我慢しますのでお願いいたしますわ」

 

 真っ赤な顔になりながら頷く姿は大変可愛らしい。

 

 まぁ、そんな顔を快楽に染め上げるのだけど等と邪な事を考えながら乳房に手を伸ばす。

 

 むにゅぅぅぅ♡と掌が沈み込んでいく。確かな張りがありながらもほど良い柔らかさが返ってくる。むにむにと柔肉の感触を確かめるように手のひらいっぱいを使って乳房を揉み込む。

 

「んっ♡……そ、そんなに触る必要がありますの?」

 

「どうやら乳房の方に凝りはあったようですね。先っぽの方にコリコリとしたものがあります」

 

「え?そ、それは……」

 

「どうか安心を。レイヴェル様のマッサージを託された者として、この凝りが解れる様になるまで触り続けさせていただきます」

 

 掌を押し返そうと当たる硬い突起物。ぷりっぷりに尖った乳首を押し潰すように弄ぶと、レイヴェルの可愛らしい口から甘い吐息が漏れる。

 

 押し潰すだけでなく、指を使って弾くようにするだけでも身体をビクンビクンと激しく痙攣させる。どうやら乳首は結構な性感帯らしく、ちょっとした刺激で気持ち良くなっちゃうようだ。

 

「気持ち良ければ声を漏らしても構いませんよ。レイヴェル様のような可愛い娘が我慢するのは似合いません。好きなだけお出しください」

 

「ひゃっ♡んっ♡……分かりましたわ♡声を出したほうが気持ちいいですもの♡」

 

 催淫効果が効いてきたのか、疑問を抱かず御手洗の言葉に素直に頷く。

 

 抑えていた手を口から離し、ザワザワと昇ってくる快楽を声に変える。リアスもお嬢様なのだが、お嬢様口調の少女が自身の手で淫らに乱れている姿を見ると言葉に出来ない興奮を覚えてしまう。

 

 勃起しているというのに更に大きくなろうとしている小さな蕾。ピンピンと指で弾くとメトロノームのように跳ね、元の位置に戻る。痛々しい程勃起した乳首はピンクだった色を変え真っ赤になっている。

 

 ただ触って感触を楽しむだけでなく、一応名目はマッサージなので乳房の根元から先にかけて搾乳をするかのように手を動かす。一番感じるのはやはり乳首なのか、乳房を揉まれて漏れる声よりも甘いそれこそ聞いているだけで射精しそうな蕩けた声をあげる。

 

「ん?どうやら乳房だけでなく下半身の方にも凝りがあるようですね。こんなに蜜を漏らしてしまって。こちらも確認しますので足を大きく開いて下さい」

 

 素直に足を開くレイヴェル。

 

 太腿までぐっしょりと愛液で濡らし、テカテカと照明で反射している。穢れを知らない女陰はぴっちりとその口を隠しながらも時折、口を開いては奥からこぷりと愛液を吐き出す。

 

 傷をつけない様に優しく秘所を開き、中の粘膜を覗く。綺麗なピンク色の膣肉がヒクヒクと蠢き、雄の肉棒を求め誘惑する。

 

「レイヴェル様のおマンコはイヤらしいですね。マッサージだというのにこんなに濡れてしまって。ほら見てください。これ、レイヴェル様が出したものですよ」

 

「いやっ♡見せないで下さいまし♡……私だってこんなに気持ち良くなるなんて思っていませんでしたの♡お腹の奥がキュンキュンってしてて辛いですわ♡」

 

 腰をヘコヘコと動かし、まるでセックスをしているかのような動きをする彼女。

 

 腰が動くたびに愛液が飛び散り辺りを汚す。日頃から自慰はあまりしていないのかクリトリスも小さく包皮に包まれたまま。それでも懸命に腰を振り、快楽を逃がそうと必死になっている。理性何て残っていない本能ならではの動きに笑みが漏れる。

 

「一つだけありますよ?お腹の奥がすっきりする方法が」

 

「何ですか!?教えてくださいまし♡こうしている間も疼いていて大変ですの♡んんっ♡あっ♡……うぅ♡辛いのに気持ちいいですわぁ♡」

 

「セックスですよセックス。おマンコの奥にチンポを突き入れて掻き回すんです。そうすれば気持ち良くなって辛いのも飛んで行ってしまいますよ」

 

「セックス……いいですわ♡気持ち良くなれるのであれば構いません♡早くこの疼きを止めてくださいまし♡」

 

 自分で秘所を開きおねだりをする。相手が人間の男だというのに、普段のプライドの高さは鳴りを潜め懇願するように何度もチンポチンポと肉棒を求める。

 

 こんな美少女に求められたらとばかりに勃起したペニス。ズボンからチャックを降ろし取り出すと、先走りで濡れている亀頭を膣口に押し当てる。普段よりも勃起している気がするペニスは大きく、流石にペニスの挿入を懇願していたレイヴェルでも怯えが瞳に宿る。

 

「そ、そんなに大きいんですの?は、入るのでしょうか……♡でもこのままはイヤですし……」

 

「レイヴェル様が嫌ならやめておくけど?」

 

 本心でもない事を口にする。

 

 今すぐにでもぶち込んで射精をしたいのを抑え、彼女に最後の砦を自ら壊させる。セックスの味を覚えた御手洗と言えど、和姦こそ至高という考えで強姦はNGなのだ。愛なきセックスでは相手も自分も楽しめない。互いに気持ち良くなるのが彼にとってのセックス。まぁ、彼女の様子を見る限り断ることはなさそうだが。

 

「……構いませんわ。どうかこのままオチンポを私のおマンコに入れてくださいまし♡」

 

「そこまで言うのであれば仕方ありません。おっと、最後に伝えておくことがありました。俺のチンポを入れた瞬間からレイヴェル様は俺の女になるんですよ?まさか入れてもらって気持ち良くなったら終わり何て言いませんよね?レイヴェル様……いえレイヴェルは俺のチンポで処女を失うんだからそれぐらい当然だろ?」

 

「は……い♡アナタの、隆様の女になりますわ♡だから、だからどうか入れてください!」

 

 流石に我慢も限界なのか、特に考えもせずに彼の言葉に頷いてしまう。

 

 だからなのか、彼の口調が変わった事すら気にもせずにペニスの挿入を懇願する。へこへこと腰を振り、男の肉棒を求める姿は令嬢ではなく只の一匹の雌。両手を陰唇の左右に添え、ぐいっと開かせペニスを待ちわびる痴態。刺激慣れをしていない肉豆も精一杯勃起し、姿を主張している。

 

 にゅぷぷっ♡と音を立て拳大の亀頭が雌穴に飲み込まれていく。陰唇がペニスの形に広がり、見ているだけでも痛そうだ。

 

「おっ♡は、入って来てますっ♡殿方の……隆様のオチンポが♡……んっ……くぅ……♡」

 

 異物感が凄いのか息を詰まらせながらペニスの侵入を受け入れる。

 

 いくら発情で蕩けた蜜壺といえど、処女の上に普段から弄られ慣れていないだけにペニスが膣壁を掻き分けるのは相当なテクニックが必要だ。腰を左右に振り、狭い膣肉をぐにゅんっ♡ぐにゅんっ♡と開発していく。

 

 雌としての本能なのかキツキツながらもペニスにしっかりと膣肉を絡みつかせてくれるので、少し動かすだけでレイヴェルが喘ぐ。

 

「くっ……おぉぉぉぉ♡いま、処女膜が破れたのが分かりましたわ♡私、隆様の女になりましたのね♡」

 

 ぷちゅりと破れた処女膜。純血種の悪魔だからか大した痛みは感じなかったようで、亀頭がずるりと膣奥に飲み込まれる。

 

 男を初めて受け入れた硬い膣肉ながらも懸命に奉仕する姿は愛らしい。きゅむきゅむとペニスを締め付け自身も弄ってほしいと膣肉が絡みつく。本来であれば将来結婚を約束した男に捧げる筈だった彼女の一生モノの処女膜。

 

 今日あったばかりの人間に捧げ、それを嬉しそうに受け止めているのはハッキリ言って異常だ。だがそれでも嬉しそうに微笑んでいる事を考えると彼女にとって幸せなのかもしれない。

 

 狭くて締まる膣穴を解す様に、同時に凶悪なペニスの形を覚えさせるように腰を振る。

 

「あっ……♡くっ♡……んっ♡」

 

「やっぱ処女って最高だなぁ。こんなにギチギチ締め付けてくるし」

 

「ほ、ほんとぅですかぁ?……だとしたら嬉しいですわ♡もっと私の膣内で楽しんでくださいまし♡」

 

 結合部から破瓜の証である血が垂れてきて御手洗のペニスの竿を伝う。

 

 痛みが快楽に変わってきたのか、少し余裕が出来たようでレイヴェルの腕が背中に回り強くしがみついてくる。

 

「レイヴェル……レイヴェルっ……」

 

「あぁ♡凄いですわ……っ♡隆様のオチンポが私の膣内を出入りして♡ぐりぐり~って奥にされると……んんんんっ♡」

 

 じゅぽじゅぽとピストンを繰り返すと、レイヴェルの膣が次第に解れペニスを包み込む。かと思うと直ぐに狭まり締め付けを再開する。

 

 適度な包み込みと締め付けを繰り返し、雄に刺激を与える。奉仕をされるのが当たり前な令嬢が男に媚びて奉仕をする。御手洗でなくとも興奮するシチュエーションに更にペニスが膣内で大きくなる。それを敏感に感じ取ったのか、膣肉もペニスに合わせて広がる。

 

 腰を振るに合わせて、少しだけ苦しそうだったレイヴェルの声が甘い声色に染まってくる。的確に肉棒を締め付けてくる膣穴は名器と言っても良いだろう。

 

 正常位で互いに名前を呼び合いセックスする姿は誰がどう見ても恋人同士のそれだ。プライド高い彼女が組み敷かれて、雄に合わせて腰を振るという背徳感も合わさって射精感が高まってくる。

 

 様々な女を虜にした精液がぎゅるるるるっ♡と陰嚢内を回る。およそ人間のモノではないこってりとした精液。一度嗅げば二度と忘れることが出来なくなるぐらい強烈な雄の匂い。

挿入に合わせて陰嚢が持ち上がり竿にくっ付いてペチペチと音を立てる。

 

「ぐっ……レイヴェル、俺もう……!」

 

「はい、はいぃぃぃ♡私の膣内に沢山出してください♡んんっ♡あんっ……♡」

 

――――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 子宮口に密着したまま亀頭が震え、鈴口から多量の精液が吐き出される。

 

 本当であれば婚約相手か結婚した旦那のモノになるはずだった子宮が御手洗の精液の味の濃さを、量を覚えていく。ネバネバとした粘度の高い精液は子宮内に一度潜り込むと中々外に出ない。だが、次から次へと流れ込んでくる精液で押し出され、子宮から零れる。

 

「んんんんぅ♡あちゅいぃぃぃ♡あちゅいのがきてますぅぅぅぅぅ♡」

 

「おぉぉぉぉ、搾り取られるぅぅぅ」

 

 子宮が一つの生き物になったかのように亀頭にかぶりつき精液に吸い付く。

 

 子宮が精液を啜るたびに震え、心と体が御手洗へと堕ちていく。理性ではなく本能でレイヴェルは悟った。自分はもうこの男から離れることが出来ないと。心地のいい気分を感じながら初めての性交で疲れたのか意識が暗くゆっくりと落ちた。

 

「んっ♡くっ……ふぅ♡」

 

 最後の一滴まで彼女の中に吐き出し終える。気を失ってもなお子宮で精液を飲んだからか色っぽい声が漏れる。

 

 陰嚢内の精液を全て出し終え、やっと御手洗にも思考が戻ってくる。理性が戻った目で見るとレイヴェルがピクンと体を痙攣させている。レイプされた後のように身体から力が抜けだらしなく投げ出されている。

 

 女陰からは精液を吐き出し、結構な量がベッドに零れている。彼女が危険日であればこの一回で孕んでいそうなぐらいの量の精液。時間が経ったにも関わらずドロドロとしており御手洗の精力の強さが感じ取れる。

 

 気を失ったレイヴェルを見下ろしながら御手洗は黒く笑う。また一人女を自分の色に染めたと。

 

 




だんだんとネタが尽きてきた。

ちょうどいいし、この機会に番外編でも考えてみますかね。今のところ、リクエスト箱に合ったIF同棲でも書いてみたいと思っています。

大学生になった御手洗君とヒロインの誰かにしようと思ってます。

個人的にはお嬢様口調のレイヴェル大好きです。ISのセシリアも好きだけど、彼女と違って傲慢っぽさが無いあたりが大好き。これからも登場させようかな。


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グレイフィア①

番外編との繋がりはないです。


 グレイフィアは憂鬱な気分だった。

 

 なぜ自分が好きでもない男と身体を重ねる必要があるのか。それも人間の男だなんて。心の中で怒りを言葉にするも表情にも口にも出さない。メイドとしての彼女は完璧で親しい者しかこの内なる怒りに気付かないだろう。

 

 グレイフィアはグレモリー家において非常に複雑な立場だった。夫が魔王であるから本来であれば彼女はグレモリー家に仕える必要などない。だが、彼女の家名がそれを許さない。ルキフグスと言えば先代のルシファーに付き従っていた一族の名で、また旧魔王派と呼ばれるグループに彼女の弟がいて色々と肩身が狭いのだ。

 

 彼女とその夫であるサーゼクス・ルシファー(旧名サーゼクス・グレモリー)は悪魔でも珍しい恋愛の果てに結ばれた夫婦だ。恋愛婚した両親を見て育っただけにサーゼクスもまた恋愛婚に憧れを抱いていた。悪魔内での内乱で敵同士となった二人だが、紆余曲折を経て結ばれた。

 

 それだけに実質的にグレモリーを支配するヴェネラナからの覚えはあまり良くない。彼女からすれば旧魔王派と呼ばれる者と息子が結婚しただけでも業腹ものだ。普段は仲の良い義理親子を演じてはいるが、今回のように時折ちょっとした無理難題を押し付けられる。

 

 今回は彼女が最近肌を重ね、子供を授かるに至った男と会えと来た。ぶちぎれて今すぐにでもヴェネラナに怒りをぶつけたいが夫に迷惑が掛かる為堪えるしかない。

 

 それに下腹部に重くのしかかるものが彼女のやる気やら何やらを削ぐ。

 

 怒りを仕草に乗せない様に気を付けながら彼女は離れにある小さな屋敷へと歩いた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「貴方が御手洗隆様で宜しいでしょうか」

 

 屋敷の一室に入ったグレイフィアは目の前の少年を見て思う。なんて平凡なんだと。

 

 ヴェネラナからの話によればリアスも彼に夢中になっているとの事だが、平凡な彼の何処に夢中になる要素があるのだろうか。心の中で首を傾げる。

 

「えぇ、そうですけど。貴女は?」

 

「失礼しました。私の名前はグレイフィア・ルキフグス。グレモリー家に仕えるメイドが一人です。本日はヴェネラナ様のご命令で御手洗様の相手をせよとの事で参りました」

 

「相手と言うと……?」

 

「男女の関係でございます。旦那以外の男を知らぬ女ですが、精一杯奉仕するのでよろしくお願いします」

 

 何故こんな少年に奉仕せねばならないのだ。

 

 さっきまで無気力そうにベッドに横たわっていた少年の瞳がギラギラとしだす。人間の男というより、獲物を前にした動物がごとき瞳だ。

 

「最初の奉仕は何なの?」

 

「メイド相手に敬語は要りません。私の事もグレイフィアと気安くお呼びください。最初の奉仕はキスでございます。私の唇と御手洗様の唇を触れ合わせるキス。どうかご堪能下さい」

 

 今の自分はメイドだ。旦那の事は忘れてさっさと用事を済まそう。所詮は人間の男だ適当に相手をすれば満足するに違いない。

 

 そう決めつけ、目を輝かせる彼に顔を近づける。……思ったよりも顔は整っている。平凡と言ったモノの中の上だろうか。睫毛が長く少し女っぽい顔つきだろうか。まぁ見苦しい見た目の男と交わるよりはマシか。

 

「んっ……ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡どうでしょうか私の接吻は。気に入って頂けると嬉しいのですが」

 

「んー、まだ足りないかな。それに子供じゃないんだからただ唇同士が触れ合うのをキスって言うのは違うんじゃない?男女の関係になるんだろ?それに今の俺は限定的と言えど貴方の主人だ。仕える主を満足させられるようなドスケベなキスを自分で考えてしてよ」

 

「……分かりました。で、では頑張ってみます」

 

 社交辞令だと分からないのか!確かに気安くといったのは自分自身だが、それを笠に着て偉そうに言うのは腹立たしい。

 

 よりにもよってこの私に……とブツブツと内心で怒りをぶつけるもやはり我慢。長年グレモリー家に仕えたメイドはちょっとしたことでは怒らないのだ。

 

「ちゅっ、ちゅむっ、んちゅっ♡ちゅぷ、ちゅぱっ♡れろれろ……れろれろ……っ♡れるるっ♡」

 

 熱くぬめった舌を伸ばし、御手洗の口内で暴れまわる。舌の裏や歯茎の裏側、口内を隙間なく這い回る。

 

 傍目から見れば恋人同士でもするか怪しい情熱的なキスをする。メイドとしての誇りなのか献身的で自身を捧げるような熱いキス。しかし、その瞳はまだ冷たく御手洗を見下している。

 

 舌を絡め終えると、彼の舌が唾液を寄こせと催促するようにピョコピョコと動く。口内でグチュグチュと溜めた唾液を舌に伝わせ、彼の口内に流し込む。

 

「ちゅぱっ♡これで宜しかったでしょうか」

 

「うん、満足がいくぐらいエッチなキスだったね、じゃあ次は何をするのかな?あ、俺からお願いしてもいいかな。前までは特に何も思ってなかったんだけど、最近になってデカチンだって知ったからさ。俺のデカチンをグレイフィアにも見て貰いたいんだ」

 

「畏まりました。では、お召し物の方をお脱がせしますね。んしょ……んしょっと」

 

 ズボンのベルトを緩め、そのままの勢いでズボンを降ろす。ズボンを降ろしパンツと対面しただけだというのに雄臭い匂いがグレイフィアの鼻をつく。

 

(何よこの匂い……あの人のとは比べ物にはならないぐらい臭い……)

 

 むわりとした精臭は嫌悪感を示していたグレイフィアの心を揺らがせる。本人の意思とは関係のない深い部分―本能の部分がこの雄を逃すなと訴え始める。

 

 悪魔は数が少ない。繁殖力も弱く、まだまだ全体の数は少ないのだ。数が減る前から生きているグレイフィアだが、長年を過ごすうちに子孫繁栄の言葉が知らずうちに本能に刻み込まれている。それは彼女だけの特別ではなく、悪魔種の女全体に言える事だ。

 

「こ、これは……」

 

 ぶるんと勢いよく飛び出した彼の肉棒。

 

 そのあまりの凶悪さからグレイフィアは思わず視線を逸らしたくなる。だが、彼女の本能がそれをさせてくれない。目の前のペニスを見ろ、目を離すな、形や色、匂いを全てを覚えろと訴えてくるのだ。

 

 別の時空(番外編 )の彼女の計算によると長さ20,2cm、太さ7,28cmと化け物サイズ。グレイフィアの記憶にあるペニスと言ったらこれの半分の旦那のモノか息子のミリキャスの何方かと言えば可愛いに分類されるモノだけ。それだけに初めて見た巨大なモノに思わず頬を引きつらせる。

 

 パンツ越しよりもさらに強烈な雄の匂いが辺りに漂う。

 

 腹に付きそうなほど反り返った肉の棒。竿の幹はグレイフィアの手でも一周できるだろうか。皮が完全に剥け赤黒い亀頭が彼女の顔へ向いている。特に凶悪なのがカリの段差だ。これ以上ないほど段差が高く、あれが膣内に入れば早々抜けないだろう。しかも膣肉を削ぎ落すかのように膣内を動き挿れられた女はたまったモノじゃないだろう。

 

「やっぱりデカいんだね。グレイフィアも視線が外せないようで食い入るように見ちゃって。いいよ、好きなだけ見てよ。これがグレイフィアが今日奉仕する男のチンポだからさ。満足いくまで見てから奉仕してね」

 

 彼の言葉と共に揺れるペニス。鈴口から零れた先走りが見上げるグレイフィアの頬に落ちる。

 

 野生の獣の匂いが凝縮したような臭い。雌の本能に直接響く、この雄に従いたい屈服したいという気持ちを増幅させる臭いの暴力。

 

 メイドとして長年過ごしてきた彼女だからか、無意識に奉仕したくなってしまう。先程まであった彼への嫌悪感は吹き飛び、この雄こそが主と下腹部が熱を持ち始める。

 

 それに伴い、此処へ訪れる前にヴェネラナによって付けられた淫紋が妖しく光る。メイド服に隠されているが、初雪を思わせる真っ白な肌には似つかわしくない紫色の子宮を覆うような形の淫紋。熱を持った子宮から淫紋へと魔力が流れ、グレイフィアの理性をゴリゴリと削り取っていく。

 

「あ……はぁ♡こ、こんなに大きいだなんて……信じられないわ♡」

 

 メイドとしての口調ではなく、思わず素の口調が口をつく。旦那と結ばれる前も後も旦那以外には敬語で接していた彼女にとっては迂闊だっただろうか。

 

「ふぅん……そっちの口調の方が良いな。今のグレイフィアは俺のメイドなんでしょ?ならさメイド妻ってどう?ご主人様である俺にメイドとして仕えながらも、チンポに媚びるだけのオナホ妻を合わせた感じ」

 

「わ、分かったわ♡貴方が……ご主人様がそう言うのであれば従うわ♡こ、このチンポどうしたらいいの?」

 

 理性が無くなり、彼の言葉に素直に頷いてしまう。魔王であるサーゼクスからも感じた事のない雄としてのカリスマ。魔王の妻としてプライドが高かった彼女でさえも屈服してしまう。

 

 ペニスを見つめる瞳はさっきまでの冷たさが無くなり、情熱的に見ている。ピンク色のハートマークが浮かんでいるようにも見える。釣り上がっていた目尻もだらしなく下がっている。

 

「んー、じゃあさキスしてよ。これからこのチンポに世話になりますって誓いのキス」

 

「……はい♡これから私はご主人様のチンポに世話になるわ♡だからよろしくね……ちゅっ♡」

 

 赤黒い亀頭に唇が触れる。それだけでピクンと反応するペニスに愛おしさすら覚える。あぁ、自分はおかしくなってしまった。そう思わざるを得ない。

 

 魔王の妻としてグレモリーのメイドとして貞淑さを保っていた自分は今日で終わり、これからはこのチンポの世話をさせられるんだと後悔と期待が内心で混じる。実際の所、御手洗としては今日限りの関係だし、折角するのであれば気持ち良くなりたいという意味での誓いだったのだが、グレイフィアは未来までも見通した誓いになっているのだが訂正する者はいない。

 

「おっ……人妻メイドにキスさせるとか背徳感やべぇ」

 

 気持ちよさそうな声を上げる彼を他所に、ペニスへの奉仕を行う。

 

 亀頭だけでなく、竿やカリ、それに陰嚢にも満遍なくキスを降らす。匂いを嗅いでいるだけで頭がおかしくなりそうなのに、唇を押し当てると幸せな気持ちが溢れてくる。初めての経験に戸惑いつつも、雌の本能が解き放たれた彼女は止まらない。

 

 キスを終えると次は舐める番だ。舌をめいいっぱいだし見せつけるようにしてペニスを舐める。唾液たっぷりの舌が這い回り唾液を残しては去って行く。レロレロと音を立てながら仕えるべき男のペニスを舐めしゃぶる。

 

 魔王の妻から人間の男のメイド妻に堕ちた彼女は彼の反応から求めるべき場所を瞬時に理解する。

 

「れろぉぉぉぉ♡れろぉぉぉぉぉ♡れろ……れろ♡」

 

 カリの段差にもキッチリと舌を伸ばし、溝に残っている恥垢を舐め取る。ビリビリとした痺れが舌を通して伝わるが、それすらも快感だ。零れてくる先走りを啜り、お返しに唾液をペニスに塗す。旦那にもした事のない奉仕を自然と行うあたり彼女は奉仕する事に長けているのだろう。

 

 悪魔に劣る人間のペニスをしゃぶるだなんてと思いつつも止まらない。そう考えるだけで彼に惹かれ後戻りが出来なくなりそうだ。今だってこうしてペニスを舐めているだけで、抗いがたい快楽を感じてしまっているのだから。

 

「んっ……くぅっ……カリ舐めるのすっごぉ」

 

 舌先でチロチロと悪戯をするように舐める。恥垢が取れるだけでなく、恥垢の裏に隠された敏感なカリ肉を舐める。

 

 上目遣いで彼を見上げながら、何度も舌で唇で熱心に奉仕をする。ねろねろと動く舌にたまらず声を漏らす御手洗。男の経験が多かったヴェネラナのフェラも中々のモノだったがグレイフィアのモノはまた別次元に気持ちが良い。奉仕こそが天職とばかりに刺激し、射精感が否が応でも高められる。

 

「あ、やっばぁ……もう出ちゃいそうだ。このまま顔にかけていいかな。俺のもんになった証って事で」

 

「れろ……れろっ♡どうぞ、ご主人様のしたいようにして♡私はご主人様のメイド妻よ、悦んで貰えるなら何だってするわ♡」

 

 うっとりと初恋の相手を見つめる少女のような眼差しでペニス越しに御手洗を見つめる。

 

 快楽で蕩け切った顔はお世辞にもまともとは言えず、会ったばかりのグレイフィアであれば内心で罵倒していただろう。ペニスの魅力に取りつかれた今はそれすらも愛おしい。自分の存在を肯定してくれるような男の顔だ。肯定的な考えだけが頭をよぎる。

 

 彼が気持ちのいい射精が出来るように舌だけでなく口に咥えて奉仕する。じゅっぽじゅっぽ♡と唾液と先走りが空気に混じって卑猥な音を奏でる。

 

 口内にペニスを収めた途端、さっきよりも濃厚な雄の匂いがグレイフィアを包み込む。息をするために鼻呼吸をすればむわりと通り抜ける雄臭さ。舌からも感じ取れる雄の汚い味。どれもが吐き気を催すというモノだというのに嬉しそうに顔が緩んでしまう。

 

「舌出して射精待ちしろ!……このまま顔にぶっ掛けてやるからなぁ」

 

 彼女の口内からペニスを抜き、自分で扱き上げ射精感を高める。

 

 先っぽが次第に膨らんでいき、尿道は口を開き駆け上ってくる精液を通していく。亀頭の先端の鈴口もぱっくりと口を開き今か今かと射精を待ちわびる。

 

 目に精液が入らない様に閉じ、言われたとおりに舌を出した間抜けな表情をしながら待機する。

 

――――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるるるっ♡ぼびゅるっ♡びゅるるるるっ♡

 

 爆発寸前の爆弾のように小刻みに震え、パクパクと開閉してた鈴口が大きく開くと奥から黄ばんだ白濁とした精液が勢いよくグレイフィアの顔めがけて降り注いだ。

 

 正面から精液の滝を受け止めるグレイフィア。まず真っ先に落ちたのは鼻の近く。鼻の近くに落ちた精液は熱く酷い悪臭を放つ。鼻が曲がりそうなほど臭い匂いが直接鼻に当たり咽そうになるも、咽る前に次の精液がそのまま降ってくる。

 

 鼻に落ちたと思ったら少し下のだらしなく出ている舌に落ちる。ぷるぷるとしたゼリーのような半固形の精液を恵んでもらえたと解釈したグレイフィアはすぐ様に飲み込む。だが、粘度が高く中々食道を通ってくれない。彼女が悪戦苦闘している間も無慈悲に精液の滝は降り注いでいる。

 

 どっくん♡どっくん♡とポンプのように脈打つペニスから放り出されるスライムのようなゲル状の精液。グレイフィアの白い額を、すっきり通った鼻筋を、三つ編みにしている綺麗な輝いている髪を汚す様に何度も何度も精液が零れ落ちる。

 

 狙い通りに顔に当たらなかった精液がメイド服にも落ち、清潔さが売りの服が精液の匂いと染みで穢れていく。目を瞑っている彼女からは見えないが顔だけでなく服装や髪にまでと全身隈なく注がれ、甘い体臭がするはずの彼女からは精液の悪臭しか香らない。

 

「あぁぁぁぁ、出した出した……ってすっげぇ事になってんなぁ。記念に写真撮っておこうかな」

 

 自分でも信じられない量の精液が出たって事で無邪気にのんきにスマホを操作し写真を撮る。

 

(あぁ……ご主人様の匂いで全身が包まれている……サーゼクスでは考えられない程の量。ヴェネラナ様が妊娠したのも頷けるわ。私も妊娠させられるのかしら♡)

 

 精液を浴びてきゅんきゅんと疼く子宮。淫紋も光が強くなり、彼に見つかるのも時間の問題だろう。というか、セックスをするときになればバレるのだが。

 

 精液を放ち、冷静になった頭で現状を見る御手洗。やべぇどうしようと頭を抱えてしまった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 精液でベタベタになったメイド服を脱ぎ、全裸で御手洗と対面するグレイフィア。

 

 垂れもしない豊満な乳房。息子を産み育てた筈なのに先端の蕾は綺麗なピンク色だ。彼女の乳房は大きく形も良くて美しい。栄養満点な母乳を沢山出せそうな母性の象徴だ。

 

 それが今や少年だけを誘惑するようにふるふると呼吸の度に揺れる。

 

 その下にはきゅっと括れた細い腰とお腹。しかし綺麗な腹の子宮が隠れている部分にある、子宮を覆うような形での紫色の紋様が台無しにしている。

 

 御手洗に会う前にヴェネラナによって付けられた淫紋。悪魔にとって淫紋とは奴隷の証であり、今の彼女はグレモリーのメイドよりも奴隷に立場が近い。

 

 彼女の呼吸に合わせて点滅する淫紋は女性として発育した豊満な身体よりも何処となくエロさを感じさせる。むわりと漂う発情した雌の匂いも一因を担っているのだろうか。

 

 淫紋の効果は複数あるが一番は所持者を強制的に発情させる事だろう。淫紋を付けた奴隷の所有者が願うだけで反応し、子宮を震わせ発情させる。抗う術はなく、無抵抗のまま女陰を愛液で濡らしてしまう。頭の中の回路が焼ききれそうな強烈な性欲に満たされ、考える事がピンク一色になってしまう。

 

 だが、今のグレイフィアは淫紋の効果で発情しているのではない。御手洗のペニスから発せられる雄のフェロモンと背徳感から来た興奮だ。肉付きの良い太腿を擦り合わせ、太腿を愛液が伝う。彼女に貼り付けられた淫紋に現在所有者がいないのはヴェネラナの配慮だ。全てはこの女を御手洗に捧げるため。

 

 息子を誑かし結婚した旧魔王に従っていたルキフグスの女と憎くは思っていても彼女の有能さには一目置いている。だからこそ彼女が自身の息子サーゼクスではなく夫よりも愛しい存在となった御手洗に仕えれば良いんだと悪魔的発想をした。彼も悦べば自身の事のように嬉しい。ある意味で無邪気さを伴っているが、グレイフィア的には悲惨だった。

 

 実際、それを淫紋の効果と所有者についてグレイフィアの口から聞いた御手洗は大喜びだった。そもそも彼は彼女との関係は当初の通り一夜だけのと思い、まさか旦那のいるグレイフィアがチンポで堕ちるとは思いもしていない。だが、淫紋を支配し彼女を所有すれば話は別だ。淫紋には主人が願うだけで主人の許へ転移する機能も付いている。グレイフィアで抜きたくなったらこれからは呼び出せばいいのだ。彼女の意思を無視して性欲を処理する。まさにオナホ妻という名に相応しい。

 

「じゃあこれに触れれば良いんだね」

 

「……ええ。御手洗様が触れれば本当の意味でご主人様になります」

 

 その時グレイフィアの胸の内はどうだったのだろうか。

 

 息子を産んでからは一度として自身を女としては見ず、妻として見てくれていた。別に不満があるわけではない。旦那とて魔王。忙しいのは重々承知の上だ。それでも時々、ほんの少しの間だけでも夫婦ではなく男女の時間が欲しかった。だからこれはその罰なんだ。彼に言い出せなかった自分と、自分を女として愛してくれなかったサーゼクスへの。

 

「……んっ♡」

 

 彼の掌が腹に押し付けられ声が漏れる。発情して熱を持った彼女の身体には彼の手は些か冷たすぎた。

 

 それが気にならなくなるほどの熱がすぐにグレイフィアを襲う。淫紋を通して腹をその奥の子宮を縛り付けるような熱。発情で生み出した熱よりも熱く、全身が炎で焼けたような錯覚を覚える。だがすぐに熱は冷め、代わりに心地の良い温かさだけが腹に響く。

 

 紫色だった淫紋はピンク色に色を変え、主人が出来たことを示すように明るく点滅を繰り返す。点滅する度に子宮が愛液を吐き出し、セックスへの準備を急ピッチで整える。

 

「あっ♡これで私はご主人様のモノに……変えられてしまいました♡」

 

 グレイフィアの顔に浮かぶのは悲壮ではない。歓喜の表情だ。

 

 女として雌としてまだ求められている。熟れた身体がまだ役割を果たせる。この腹に赤子を宿すことが出来る。色々な感情が沸き上がった結果、歓喜となって姿を現す。

 

「じゃあ早速その穴に入れたいし、こっちに尻向けて四つん這いになってよ」

 

「お願いします♡私のはしたないメイド雌マンコにご主人様の立派でぶっといチンポをはめてください♡」

 

 尻を高く掲げ、みっともなくふりふりと横に振る。

 

 揉みごたえのありそうなデカ尻が横に揺れる度に波打つ。ビラがはみ出ている小陰唇の内側では桃色の肉穴が今か今かと待ちわびるように蠢き、雄をしきりに誘惑している。

 

「そんなに言うなら入れてやるよ。感謝しろよ」

 

 魔王の妻として魔王を支えると日頃から思っている彼女の頭の中は今やペニス一色で、人間で年も大きく離れている少年の精子で孕みたいという本能的欲求だけだ。

 

 そんな雌の姿を見て、御手洗もそそり立つ肉棒を握りしめ、ゆっくりと口を開いている小陰唇にくっ付ける。

 

「あぁ♡ご主人様の熱いチンポが当たっていますぅ♡」

 

 完全に媚びた声が口をつく。

 

 だらしなく尻を振り、ペニスを懇願する今の姿を旦那であるサーゼクスが見たらどう思うだろうか。軽蔑?いやそれを超えて離婚まで持っていくかもしれない。

 

 そんなグレイフィアを見て黒い笑みを隠しもしない御手洗。幸いにも彼女の頭は反対を向いており、彼の顔は見えなかったが。

 

 膨らんだ亀頭とペニスを求めて蠢く膣口が触れ合いグレイフィアの腰が跳ねる。

 

 いったいどれぐらい振りのペニスだろうか。息子を産んで以来かもしれない。最早あの人は自身を女としては見てくれず、妻として見てるだけなのだろう。ならば彼がいけないのだ。自分の性欲を発散させてくれなかった彼がいけない。そう言い訳をしているうちにペニスがゆっくりと侵入してくる。

 

「このまま孕ませてやるからな。その綺麗な腹に俺との子供が出来るんだ。嬉しいだろう?」

 

「はい、嬉しいです♡ご主人様の赤ちゃんを産めるだなんて♡」

 

 夫ではない男に孕まされる背徳感と、申し訳なさが合わさって更にマンコは愛液で濡れる。だが、それ以上に雌としての本懐を遂げることが出来ると大喜びだ。

 

 息子を産んだのももう何十年も前。この空いた腹の中にそれ以降の赤子は宿らず、役目が無くて困っていた。だが、それも今日で終わり。例え彼の子を出産してもすぐに孕まされるだろう。そう思う程度には自身の容姿に自信があるグレイフィア。

 

 二人の腰が近づくたび、熟れたメイド穴に飲み込まれていく化け物ペニス。

 

 愛液でたっぷりと濡れたふわトロまんこは侵入するデカチンを拒むどころか、柔らかく歓迎し奥へ奥へと誘っていく。

 

 このマンコをこれからは独り占めだと雄としての優越感に浸りながら、徐々に飲み込まれているペニスを一気に押し込んだ。

 

「ひ、あ”あぁぁぁあぁぁあぁ♡あ”ぁぁぁぁぁぁ♡」

 

 部屋全体に鳴り響く雌の絶叫。

 

 旦那のモノとは違う桁違いのペニスからの衝撃に、悲鳴とも嬌声とも取れるような絶叫を上げながら全身を震わせる。

 

 長年使われなくなって、また彼女も妻として自慰をするなんてという思いがあり硬く閉じ切っていた肉穴をミチミチと音を立てて広げられる異物感、内臓を押し上げるような圧迫感に絶叫と共に大量の息を吐く。直ぐに酸欠になって呼吸をしたくなるも、異物感により中々思うように呼吸が出来ない。

 

 太く長いペニスによって全身を貫かれながら、ただただ圧倒されるばかり。

 

「あぁあん♡お”ぉぉぉぉぉ♡んっ♡きゅっ……んぅぅぅ♡」

 

 甘く切羽詰まった息が漏れる。膣肉をゴリゴリと押し広げる太さ、膣襞の形を確かめるように舐めるように動く傘の張ったカリ首。

 

 何処をとっても一級品のペニスの抽挿にグレイフィアのプライドはボロボロに壊される。彼も色んな女とセックスはしているだろうが、所詮は人間。息子を孕むまでサーゼクスと肌を重ねた回数は多い。そういう面で彼よりも経験値は多いと思っていたのだが、今までのセックスが幼稚なモノだったと思い知らされる。

 

 サーゼクスのモノでは到底届かない子宮口周りの膣肉や、カリ首が彼よりも小さくて届いたことのなかったGスポットを余すことなくペニスで開発させられる。この形のペニスであれば自分は気持ち良くなれるんだと本能に刻み込まれる乱暴な彼の腰使い。

 

「こんな……♡こんなの……知らないぃぃ♡」

 

 新しく本当のセックスを教え込まれる。四つん這いになって頭をベッドに押し付けられた状態で、掲げた尻だけが動く。

 

 サーゼクスにハメられている時でもあまりしなかった絶頂が堰を切ったかのように何度も全身を巡る。尿道から熱い汁を噴き零し、ベッドを汚す。ばちゅん♡ばちゅん♡と尻と腰のぶつかる音が嫌でも耳に入る。あぁ自分はセックスをしているんだと知らされる。

 

 御手洗の乱暴な動きは、彼専用の交尾の作法を教え込みながらマンコの形を自分好みへと変えていくモノ。丹念に時間をかけペニスを抜き差しし、丹念にグレイフィアの雌穴を耕していく。

 

「おっ♡す……すごいぃぃ♡こんなの知ったら戻れなくなるぅぅぅ♡」

 

 亀頭が子宮口に潜り込む度に淫紋が妖しく光る。彼の奴隷になった証だが、まだ完全に定着はしていない為彼とのセックスの間にグレイフィアの魔力と同調していっている。

 

 デカすぎる尻肉を思いっきり鷲掴みにしながらペニスを押し込んでいく。既に彼の頭の中には彼女を孕ませることしか考えておらず、彼女に旦那がいるなんてどうでもよくなっている。

 

 旦那のモノしか味わったことが無い蜜壺が擦られるたびに、グレイフィアの嬌声が甘く切ないモノへと変わっていく。

 

 結合部からあふれ出す愛液の量が彼女の快楽を物語っており、事実彼女は何度も深い絶頂を味わっている。アクメをする度に戻れなくなりそうな深い沼に全身が浸かっていく。もう浸かる部位なんてないほど潜り込んでいるのに、それでも全身を沼が覆う。

 

「あぁ……グレイフィア……俺だけのグレイフィア」

 

「んひっ♡お、おっ♡……グリグリだめぇ……っ♡」

 

 うわ言のようにグレイフィアの尻肉を掴んで腰を振る。亀頭が子宮を押し上げる度に言葉に出来ない多幸感に包まれる。

 

 ふわふわと身体と意識が浮き、このまま死んでしまいそうな心地のよさ。それでも彼の腰使いが彼女を現世に繋ぎ留める。乱暴ながらも開発していく彼の腰使いは着実にグレイフィアを自分のモノへと変えていく。全ての膣肉が一度は彼のペニスに触れており、長年使わずにいたマンコもペニスに媚びるかのように擦り付き形を覚える。

 

 既にもう自分の身体は旦那のモノでは満足しないと朧気ながらに理解する。もうこうなったら心までも彼に堕ちるしかない。そう思うと途端にセックスが気持ちいモノになる。そもそもが気持ちがいい所を抉って来るのに、それを受け入れたのだ。

 

「あぁぁぁっ♡あっあっあっあっ♡んぁぁああああ♡」

 

 緩急の付いた抽挿。その度に彼の形に広がる小陰唇。

 

 一度受け入れたらもう止まれない。声にならない声を漏らし彼の動きに合わせて腰を振る。陥落し蕩け顔を枕に押し付ける彼女にはもう声を抑える手立てはない。

 

 旦那とのセックスでも挙げた事のない野太い下品な喘ぎ声。貞淑なメイドの姿はなく、浅ましくも快楽を貪る一匹の雌。

 

 無抵抗どころか応援するように腰を振る人妻メイドに、御手洗が限界の声を告げる。

 

「あぁ、もう出る!出るからなぁ……!グレイフィアの子宮に腹いっぱいザーメン飲ませてやるからなぁ……っ!」

 

「はい、はいぃぃぃぃ♡膣内に、膣内に出してください♡ご主人様のザーメンの味を覚えさせてください……っ♡」

 

 長い銀髪を振り乱し、子宮から昇ってくる快楽に身を任せる。

 

 人間の少年に身体をベッドに押し付けられ、度重なる絶頂を植え付けられ本能が種付けを求める。乾いた子宮が腹いっぱい精液を飲みたいとガンガン訴えてくる。彼にデカ尻を押し付け腰振りを披露し、彼の射精を待ちわびる。

 

――――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡ぼびゅっ♡ぶびゅるるるるるるっ♡

 

「あああああああああぁぁぁ♡ぁああああぁぁあぁあああぁぁ……っ♡」

 

 動物の交尾のような体勢で貫かれていたグレイフィアに人間の濃厚な精液は無遠慮に注ぎ込まれる。

 

 最も大事な場所である子宮を焦がすような熱の奔流にただただ絶叫を上げる事しか出来ない。御手洗も射精の快楽に声を漏らし、最後の一滴まで膣内に流し込もうとグリグリとペニスを押し込む。

 

 待ちわびていた雄の精液が流れ込んで嬉しそうにごくごくと飲み干していく彼女の子宮。その嬉しさが彼女に伝わり蕩けた声を漏らしてしまう。

 

「膣内射精……されたぁ♡えへへ、気持ちがいい……♡」

 

 彼の遺伝子が自分の中で暴れまわり、卵子を求めているのが分かる。まだ排卵日でない彼女が妊娠する可能性が少ないのだが、そこで力を発揮するのが淫紋だ。無意識で彼女に妊娠して貰いたいと思っていた彼の願いを叶えるように点滅し、まだまだ先なはずの卵子が子宮内に吐き出される。

 

(あっ♡い、今卵子が……♡)

 

 ぽこりと子宮内に零れた卵子に群がる無数の精子。誰もが我先にと卵子に突撃をするが、卵子の中に中々潜り込めない。彼女の悪魔の卵子は強い雄しか受け付けない。だからこそ今群がっているような連中ではなく、少し外で冷静に居る精子を待つ。

 

 誰もが諦め、やがて最後の一人となった精子がぷちゅりと卵子に潜り込む。今この瞬間、彼女は受精をしたのだ。人間と純血種である悪魔のハーフの子を。

 

「あぁぁ♡私、受精しました♡ご主人様の赤ちゃん孕みました♡」

 

 惚けた、少し現実を受け止めきれていない顔で主となった男に報告をする。

 

 それを聞いた御手洗の顔をグレイフィアは忘れることはないだろう。悪魔よりも残酷で残忍なそれでいて男らしい雄の顔。他人の妻をオナホ妻にし、あまつさえ孕ませる。あぁ自分は戻れないのだと改めて思った。

 

 




御手洗君の口調が安定しない。というか本当に最近エロ要素しか書いてなくて疲れた。リアス①②の頃のようなストーリーが無くなり、雑になっている気がする。

活動報告でも告げてますが、取り敢えず1月程お休みを頂きます。ネタだけはあるのに文体に起こせないんだよね。12月末にはクリスマス編でも上げて復活するかと思います。

ついでになりますが、男の娘って需要ありますかね?書き溜めと化している間にギャスパーの扱いに悩んでしまって。短小包茎男の娘にデカチンを見せつけて雄の違いを分からせ、雌になるしかないってシチュ好きなんですよね。個人的には良くても、読者の大半が毛嫌いするのであれば避けますが……


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ヴェネラナ&グレイフィア

人妻コンビです。


「その話、本当なのですか父上?」

 

「ああ。妻の奴……ヴェネラナが嬉しそうに報告してきたのだから間違いはないだろう」

 

「そんな……」

 

 ここはグレモリー家当主の間。

 

 そこには一人の青年と壮年の男がソファーに腰掛け相対していた。

 

 青年の名はサーゼクス・ルシファー。四大魔王の一人でグレモリー家の長男だ。ルシファーの名を継承する際にグレモリー家の家督相続権を捨てたが、家族間の仲は良く、こうして暇を見つけては実家に顔出している。

 

 サーゼクスの前に居るのはジオディクス・グレモリー。グレモリー家の現当主でありサーゼクスとリアスの実の父親だ。

 

 サーゼクスは崩れるように床に倒れ込み、二人の顔に浮かぶのは悲痛の表情。

 

 ジオディクスの場合は頼んだこともあり、妊娠までは許せたがまさかヴェネラナが彼に愛情を持つとは思いもしなかった。そして何よりも信じられないのはサーゼクスの妻であり、冥界でも実力者として知られるグレイフィア・ルキフグスもヴェネラナと同じようにとある少年に愛情を向けてしまった事だ。

 

 しかもサーゼクスの場合、経緯もまたよろしくなかった。実の母親の手引きで妻が寝取られると誰が想像できようか。

 

 怒りと憎しみで件の少年を殺したくなるがそう簡単にいかない。聞けば御手洗という少年は母親であるヴェネラナと契約をしているようだ。悪魔にとって契約は自己存在の証明でもあるため、簡単に切り捨てることは出来ない。妻を正気に戻す代わりに母親を失うなんて事は慈愛の一族と呼ばれるグレモリー家の長男である彼には出来なかった。

 

 真実を知ってしまった彼はゾンビのように青白くなった顔で部屋を出ていく。その動きは普段の凛々しい魔王の姿とは到底思えないものだった。

 

「許せサーゼクス……全ては私の責任なのだ。リアスの言葉に耳を傾けた私の……」

 

 手に持ったコップを思わず割ってしまうジオディクス。

 

 彼もまた御手洗に怒りを抱いているが、矛先を向けられずに居たのだった。

 

 ・

 ・

 ・

 

「ふふっ、今日は私とグレイフィアで旦那様の相手をさせてもらうわ」

 

「はい。私とヴェネラナ様の二人でご奉仕をさせていただきます」

 

「もうグレイフィアってば固いんだから。アナタは旦那様のオナホ妻になったのでしょう?メイドじゃなくて妻として接しなさいな」

 

「……分かりました。ではご主人様、改めて今日は心を込めて奉仕するので気持ち良くなってくださいね。貴方様のオナホ妻として精一杯頑張らせていただきます」

 

 三つ指をついての綺麗な土下座。身に纏うモノは何もなく、彼女が頭を下げると大きな乳房が床とぶつかり形を歪める。

 

 御手洗の子を宿した事でワンサイズ大きく成った乳房は明らかに人のモノではなく魔乳サイズの領域に足を突っ込んでいる。

 

 悪魔は人間とは違い、子を宿すと直ぐに母乳が作られる。おかげで先日孕んだばかりのグレイフィアもその大きな乳房の中に母乳をたっぷりと蓄えており、夜な夜なトイレの便器に向かって搾ることで処理をしている。最も、昔と違いここの所は彼と肌を重ねてからは今までの関係が嘘だったかのように仲が良くなったヴェネラナと共に搾乳をしているのだが……

 

「あらあら。グレイフィアったら旦那様の前でそんなおっぱいを見せるなんて流石ね。私のよりも大きくて張りがあるなんて羨ましいわ」

 

「ご謙遜を。ヴェネラナ様のおっぱいもまだまだ立派なモノでございます。この通りご主人様の視線を集めているではありませんか」

 

 全裸のグレイフィアに対し、ヴェネラナは素肌の上に薄い赤のネグリジェを纏っている。隠すべき茶色く沈着した蕾が透けているぐらい薄いただの生地のよう。

 

 元々、彼をその気にさせるためだけに用意された其れだが、グレイフィアの言う通り彼の視線を奪う事に成功したようだ。

 

 御手洗もグレイフィアと同じく裸でベッドに座っている。ここはグレモリー家の屋敷の離れにあるヴェネラナ用の部屋だ。使う機会がなかった部屋だが、彼と関係を持ってから(冥界に来てから)良く使われるようになった。

 

 キングサイズのベッドが置かれているだけの部屋だが、彼と身体を重ねるのであればこれ以上の部屋はない。

 

 ベッドの上にいる三人の男女。そのうち二人は街を歩けば男女関係無しに振り返るプロポーションと美貌をしている。しかも彼女たちは旦那持ちの人妻だ。そんな非現実的な状況に御手洗のペニスは興奮してしまい顔を上げ始める。

 

 リアスを始めとして女性たちと付き合ってからというものの、女性のバストのように成長を続けている彼の愚息。最初はピンクで初々しかった亀頭もすっかりと淫水焼けをして黒く変色してしまっている。色だけでなくサイズも成長し、ただでさえ大きかったペニスが更に大きくなってしまい困ってしまったものだ。

 

「今日の奉仕は私たちのこのおっぱいに溜まった母乳を使うとするわ。最近溜まってて辛いし、旦那様も興味があるでしょう?」

 

「所謂授乳手コキという奴です。さぁベッドに仰向けになって下さい。後は私たちにお任せを」

 

 そう言い、彼が仰向けになるのを確認すると二人が寄ってきた。 

 

 情欲を煽る女の体臭に混じる優しいミルクの匂い。よく見るとヴェネラナ、グレイフィア共に乳首に母乳を滲ませている。あれがこの匂いの原因だろうか。

 

「よいしょっと……さぁ心行くまで私たちの母乳を吸ってくださいな」

 

「御覧の通り、私たちのおっぱいは大きく母乳をたっぷりと蓄えておりますので遠慮なく味わってください」

 

 口元に運ばれる肥大化した乳首。

 

 ヴェネラナの乳首は完全に茶色く、彼女が熟女であることを知らせる。見た目だけでいえばリアスの姉と言っても通じるというのに妙なギャップを感じられるので、御手洗的にはヴェネラナの乳首はお気に入りだ。

 

 対してグレイフィアの乳首は最近になって色素の沈着が始まった。

 

 既に一度は出産と授乳を経験しているというのに、少女のように綺麗な淡いピンク色をしていたのだが、御手洗の子を授かり意識が肉体にも変化を及ぼしたのか薄く茶色くなった。

 

 大人の女性の色気を感じさせる乳首が近づき、更にミルクの匂いが強くなる。

 

「あむっ……ちゅぅぅぅぅぅぅ」

 

 童心に帰ったつもりで乳首を吸う。ただ乳首を吸うだけであれば行為の最中にするのだが、こうして母乳を滲ませる乳首を咥えるのは物心ついて以来となる。

 

 ほんのりと甘い生温かな母乳。飲んでも飲んでも後から出てくるそれは不思議と夢中にさせる。飲む度に股間に血液が集まり海綿体が膨らんでいくのがボーっとしてきた頭でも何となく感じる。

 

「ふふっ、旦那さまったらおっぱい飲んで勃起しちゃったのね。このまま扱いてあげるからゆっくりと飲んでてね」

 

「立派な勃起でございます。こんなに反り返って……あぁ♡自分がまだ女だと自覚させられてしまいます……♡」

 

 母親のような慈愛に満ちた声のヴェネラナと反対に性欲に翻弄されている雌の声を漏らすグレイフィア。

 

 ヴェネラナとは違い、サーゼクスとしか性行為をした事がなく、ムラムラしていた彼女を堕とした結果、彼女はまだ自分が母親や妻よりも女であることを実感しているらしい。腹の中で疼く子を宿した子宮を抑え、傷をつけない様に優しくペニスに触れる。

 

 熱した鉄のように熱く、固い肉の棒。サーゼクスの(一般的には普通だが御手洗と比べると)粗末なモノとは違い、雄としての魅力に溢れた逞しい怒張。一度入ったら精液を出すまでは抜けないぞと言うようなカリ首の肉傘。膣道を押し広げる太い肉竿。子宮を何度も押し上げる子供の拳のような亀頭。それらだけでなく無限に精液を吐き出せるのではと雌に思わせるぶら下がったテニスボール大の二つの玉。

 

 それらを見てもウットリとした溜息しか出ない。

 

 優しくペニスを握るとゆっくりと上下に動かす。ヴェネラナは亀頭からカリ首を、グレイフィアは竿と玉をと役割分担をして愛撫する。

 

「気持ちいいですか旦那様?」

 

「ぢゅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

 

「どうやら私たちの母乳を飲むのに一生懸命で聞こえていないようです」

 

「そうね。でも一生懸命におっぱいを飲んでる旦那様も愛おしいわ♡でしょ?グレイフィア」

 

「えぇ。真面目なだけのサーゼクスとは違います。ご主人様は性欲旺盛で素晴らしいお方です」

 

「サーゼクスの妻として、グレモリーのメイドとしての貴女を知っている身としてはとても思えない言葉だわ。でも私は今の貴女の方が好きよ」

 

「それは私もです。このような素晴らしいご主人様を紹介して戴けたのですから」

 

 いがみ会っていた二人は笑いながらペニスをしっかりと扱き上げる。

 

 痛みを覚えないギリギリの力加減でペニスを握りしめると、嬉しそうに先走りを鈴口から垂らす。ヴェネラナの手だけでは受け止めきれない量の先走りが溢れ、グレイフィアの手も汚す。

 

 二人の美女の手を汚す行為は何とも言えない背徳感だ。

 

 ちゅこっ♡ちゅこっ♡とリズムよくペニスを扱かれている間も、腹を空かせた赤子のように……いやそれ以上に頬を凹ませ乳首に吸い付く。ヴェネラナの乳首に満足したらグレイフィアのへ、飽きたらまた逆を吸うという贅沢っぷりだ。

 

 それでも彼が吸い続けて居られるのは二人の献身故だろう。

 

 赤子のようにただ吸うだけでなく、彼は授乳しているうちに勃起して着た乳首を甘噛みしたり舌で転がしたりと好き放題にしている。だが、そんな彼の行為を咎めず彼の好きにさせている彼女たちの姿と言ったら悪魔にも拘らず聖母のよう。母乳を吸う御手洗を我が子のように優しい瞳で見つめ、しっかりと快楽を得られるようにとペニスを扱く。その間の二人の顔は母親と女が入り交じった顔をしている。

 

「ぢゅぅぅぅぅぅぅ……っぷはぁ。いやぁ二人の母乳を初めて飲んだけど美味いもんだな。思わず夢中になっていたよ」

 

「好きなだけ吸ってて良いのよ?この通りまだまだ詰まっているのだから」

 

「そうです。私たちの事は気にせずご主人様の好きに為されて構いません。私たちは貴方様の女でございます。男を支えるのが良い女というモノ。ですからお腹いっぱいになるまで飲んでいてもいいのですよ」

 

 そう言い、またも二人は乳首を近づけてくる。

 

 滲み出る母乳と御手洗の唾液でテカテカと光る乳首。乳輪がぷっくりとしておりコリコリの乳首とは違う感触で楽しめる。

 

 彼女たちの言葉に従って満足するまで母乳を吸うとしよう。そう決めた御手洗は乳輪ごと咥え、一気に吸引する。

 

 跡が付きそうな吸引に二人は嬉しそうな声を漏らす。ヴェネラナとグレイフィアの中では彼から与えられるものであれば大抵の出来事を悦びに変えることが出来る。痛いほど母乳を吸われるのも彼がそれほど気に入ったからだろう。

 

 喉を鳴らし、生温かく甘い母乳を啜る。トロトロとしており喉越しは最高で普段から飲んでいたくなる味だ。飲めば飲むほど精力が漲ってくるような不思議な感覚。

 

 それはペニスにも影響し、普段よりも辛そうに大きく張り詰めている。吐き零す先走りの量も増え、精液のようにドロドロとしてきた。

 

 母乳に含まれていた二人の魔力が彼を変質させているのか、悪魔の魔力に順応し雄の象徴を成長させる。他は何も変わらないというのにペニスだけが大きくなる辺りに彼の人間性が伺えよう。

 

 彼のペニスを握っている二人が気付かない訳もなく、もっと大きくなれと期待を込めて扱き母乳を噴き出す。

 

「あぁ……♡旦那様のチンポが私の手の中で成長しているわっ♡……どんどん大きく長くなって……こ、こんなの入るのかしら♡」

 

「……これがご主人様の新しいチンポ♡カッコよくて素敵です♡」

 

 期待と不安、それらに勝る雌としての嬉しさが混じった二人の声。

 

 自分たちを母親から女に、雌に堕とした雄が成長しているのだ。喜ばないはずがない。

 

 とはいうものの、劇的な変化をしたわけでもなく少し長く大きくなっただけだ。具体的に言えば2,3cm程度。しかし1cmのモノが3cmになったとは違い、実際にペニスを握っていた二人には彼のモノが凶悪になったと瞬時に理解させられる。

 

 縦だけではなく横に広がったのは竿……ではなくカリ首の傘だ。より女を雌に堕とす凶悪なフォルムへと変貌を遂げた。

 

「なんてことなの……♡ こんなの見せられたら私……我慢できないわっ♡」

 

 ヴェネラナはそう言うと着崩していたネグリジェを脱ぎ捨てる。勿論、その間の彼はグレイフィアの乳首に夢中だ。

 

 竿を扱いているグレイフィアから引っ手繰るようにペニスを奪うと、自身の濡れそぼった蜜壺に押し当てる。期待と興奮で愛液を滲ませており、既に準備は整っている。溢れ出した愛液のせいで陰毛が肌に張り付いているものの、それすらも気にしない彼女。

 

 がに股の状態からデカ尻を落とし、ペニスを咥え込んでいく。子を二人も放り出した膣道は緩く、されど膣肉の柔らかさをそのままにペニスを包み込む。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁ♡旦那様のチンポ、大きくてすごぃぃぃぃぃぃぃぃ♡♡♡」

 

 身体をのけ反らせ、張り出ている乳房をぶるんと大きく揺れる。一際甲高い声を上げ、膣内が痙攣をする。どうやら達したらしい。まだペニスを奥に咥え込んだだけだというのに過去最速の絶頂だ。

 

 成長した雌殺しのペニスが見事なまでにヴェネラナを壊しに来た。そもそも旦那であるジオディクスとは比べ物にもならない程、大きくヴェネラナの膣内の形を変えていたというのに、更に大きくなってしまってはまた新しく形を覚え直さなければならない。

 

 ぞりぞりと膣襞を抉り、出し入れする度に膣肉が外へ少しはみ出てしまう。

 

 先走りと愛液の混じった鈍い水音を響かせながら何とか彼の上で騎乗位を始める。グレイフィアの前で突然行われたヴェネラナによる逆レイプじみたセックス。肉の乗った巨尻がバウンドし、形を歪めるのが見える。

 

 グレイフィアの男性経験はサーゼクスを除くと御手洗の一人しかおらず、また男女の営みは常に一対一だった。今回のような女二人と男一人など初めてな経験な上、まさかヴェネラナが彼に跨り腰を振るだなんて思いもしなかった。目の前で行われる痴態から目を逸らせず、寧ろ食い気味で見てしまう。

 

 雄々しく反り返ったペニスが愛液と先走りで濡れ、そのままヴェネラナの膣内で蹂躙する。ただ腰を上下に落とすだけでなく、奥まで差し込むとそのまま横に振り、子宮周りの膣肉を広げるようにペニスが当たる。

 

「おぉぉぉぉぉ♡きもちぃぃぃぃぃ♡♡♡」

 

 獣ような声を上げ快楽を貪る人妻。普段の旦那を支える良き妻の姿は消え失せ、代わりにあるのは一人の雌に堕ちた女。

 

 そんな彼女を見てグレイフィアが思ったのは羨ましいという感情。ヴェネラナの手前、淫紋を刻まれ身体が堕ちている以上御手洗に従っているが、まだ自分はサーゼクスを捨てきれてはいない。身体は陥落した上、子を宿し母親としての自覚は芽生えているが心全部を捧げるほどまだ堕ちてはいない。

 

 だが……それでもこの腹の中に彼の子がいる。もう少し素直になっても良いんじゃないだろうか。

 

 喜んで腰を振っているヴェネラナを尻目に彼に近づく。さっきまではヴェネラナの突然の行動に手を止めてしまったが、ここからは巻き返しだ。メイドとしての奉仕には自信がある。

 

 彼の顔に触れると、その母乳濡れしている口に唇を重ねる。

 

「んふっ……ちゅる……れろ……れろれろ……ぢゅるるるるるっ♡♡♡」

 

 唇を塞ぎ、舌を差し込む。にゅるにゅると自分のモノとは違う舌を絡め取り、付着している唾液を啜る。

 

 吹っ切れたグレイフィアはベロベロと舌を動かし、彼に息継ぎの暇を与えない。

 

 母乳を与えていた頃の母親の顔は鳴りを潜め、淫らな女の、雌の顔で雄を誘惑する。

 

「ふっ……くっ……んっ……あぁぁぁきもちいいぃぃぃぃ……っ♡」

 

 ばるんばるんと乳房を揺らしながら餌を貪る獣のように腰を振るヴェネラナ。今の彼女の中には理性はなく、本能だけで動きただただペニスを咥え込んでいる。

 

 再びすっかりと彼のペニスの形を覚えた膣はきゅむきゅむと適度に締め付けながらも快楽を得ようとペニスが当たる位置を細かく変える。カリ首が他と違いザラザラとしたGスポットに触れると雷が落ちたかのような快楽の波が全身に回り、思わず前のめりになってしまう。

 

 そこは流石は悪魔というべきかセックスの最中にも拘らず、人間離れした体さばきで持ち直す。

 

「やっべぇ……二人の人妻の性欲舐めてたなぁ……おらヴェネラナ!こっからは俺が動くからお前は大人しく下で喘いでろ!」

 

 何やら吹っ切れた様子で御手洗がヴェネラナを押し倒す。

 

 ころんと情けなくベッドに寝転んだ彼女に覆い被さると、いきり立ったペニスを勢いよく挿入する。

 

「んんん~~~~~~~っ♡♡♡」

 

 遠慮なしの男の力で無理矢理挿入され、グズグズに解れていた膣が激しく痙攣する。

 

 どちゅん♡どちゅん♡と女への気遣いを無くした自分本位な腰振り。子宮を押し上げられ息が詰まるも、自分という餌を前にした野獣めいた彼を見つめる。彼はギラギラとした瞳でヴェネラナを見ながら気持ち良くなって精を放とうとしている。

 

 彼女を物扱いするセックスは御手洗に膨大な快楽を齎す。ただただ嬌声と喘ぎ声を上げるだけで、拒絶をしない彼女だからこそ彼は何処までも自由に彼女を貪る。

 

 種付けプレスのように激しく密着し、下半身だけを激しく前後に動かす。

 

 動物のような原始的なセックスを前に持ち前の奉仕精神に突き動かされたグレイフィアは音もなく彼の傍に近寄ると、そっと尻たぶを指で開く。

 

 普段は隠されたきゅぅぅぅぅぅぅと締まった肛門。射精を堪えるためなのか痛そうな程口を閉じており優しく指で触れる。

 

「れぇぇろっ♡……れろれろ……ちゅる……れろっ♡」

 

 指で肛門を開き舌を差し込む。苦い味が口の中一杯に広がるがソレを無視して舌をベロベロと動かす。唾液を塗り込むように腸壁を舐め、代わりに腸液を啜る。

 

 俗にいうアナル舐めをすることで御手洗とヴェネラナを援護する。

 

 早く出してあげてと思う雌の部分と、長年染み付いたメイドとしての彼女が今の行為に走らせた。

 

「ぐっ……いいぞグレイフィア。もっと舌を使って舐めろ」

 

「ぢゅるるるるるる……れろれろれろれろっ♡」

 

 排泄孔に口を付けるなんてと冷静な部分が悲鳴を上げている。しかし、そんな事が些細なぐらいに彼女は満たされていく。

 

 良き妻、良き母親であれと過ごしてきたが、結局女ってのは強い雄に汚されるモノなのだと直感で悟る。

 

 暫くの間夢中になって舐めていると、グレイフィアの舌を突如として尻穴が締め付けて来た。もう射精をするのだろうか。

 

 よく見ると腰を振る速度も速くなっており、彼の口から漏れる声は余裕がなさそうだ。それはヴェネラナも同じで切なく鳴いている。

 

「イくぞヴェネラナ。子宮の子供にタップリと父親のザーメン飲ませてやるからなぁ」

 

「はいぃぃぃぃ♡旦那様のザーメンを教えてあげてください♡」

 

 ごつんごつんと子宮口に当たるぷっくりと膨張した亀頭。射精の準備を整え、今すぐにでも発射してしまいそうだ。

 

 ぶら下がっていたはずの陰嚢も持ち上がり、吸い付くようにペニスと一体化している。きっとあの中で一億……いやそれ以上の無数の精子が彷徨っているのだろう。唯一の出口である尿道口を目指して大移動し、最後は本懐である子宮へなだれ込む。

 

 膣襞の凹凸をなぞりながら何度もペニスが子宮口にキスを送る。ちょろっと先走りが入り、精液と勘違いした子宮が熱を持つ。子が育っている最中だというのに本能に忠実な身体だ。

 

 御手洗の身体が震えたかと思うと――

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるっ♡ぶびゅるっ♡びゅるるるるるる♡

 

 隙間なくハメこまれた亀頭から子宮内へと直接注ぎ込まれる、若い人間の無数の精子の奔流。

 

 ヴェネラナを孕ませ母親にした時と同じ、いやそれ以上の新鮮な子作りミルクによって子宮の中が真っ白に染め上げられる。子宮を精液が満たす感覚に思わずヴェネラナは絶頂の叫びをあげる。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あぁぁぁあ゛ぁぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁ―――」

 

 絶頂中の膣内は出されている精液全てを飲み干さんとばかりに伸縮を繰り返す。

 

 射精中のペニスに与えられる刺激によって中々射精は終わりを見せない。射精を終えようにも催促するように膣肉が動き、また次の射精を連続で行ってしまう。

 

 そのため、ヴェネラナが確信している娘がいる子宮内に大量の精液が流れ込み溺れてしまいそうだ。

 

 ぐりぐりと雄の本能で子宮口とペニスを密着させ、欲望の詰まった雄のミルクを吐き出していく。

 

 目の前で行われている力強く、欲望のままの種付けを見てグレイフィアは思わず指を秘所へと伸ばす。既に愛液でトロトロに濡れそぼっており、彼女の膣もまたセックスへの準備を終えていた。あれが終わったら今度は自分の番だと期待してきゅんきゅんと疼いてしまう。

 

「ぁぁぁぁ、出した出した。……よっと」

 

 ペニスを膣から抜き去ると子宮には収まりきらなかった精液がごぽりと音を立て溢れてくる。ぽっかりと御手洗のペニスの形に口を開いた女陰はまるで彼女が精液を噴き出しているようだ。

 

「あー、ヴェネラナったら気絶したのか……あ、そう言えば今回はグレイフィアもいたんだったな。よしグレイフィアこっちにこい」

 

 射精の瞬間にはアナル舐めを止め、少し離れたところから種付け交尾を見ていたグレイフィアを呼び寄せる。

 

 有無を言わさない雄の命令に従い、疼いた身体に鞭を打ち近寄る。

 

「次はグレイフィアの番だ。ヴェネラナの時とは違って最初から俺が動くからな。だからお前は好きなだけ喘いでろ。俺はお前のような女が気持ちいいって喘いでる姿が好きだからな。存分に見せてくれ」

 

「……はいっ♡」

 

 三人のいるベッドはまだまだ余裕があるので、潰れたカエルのように痙攣しているヴェネラナをその場に放置し、シーツが汚れていない場所でグレイフィアは仰向けになる。

 

 ころんと仰向けになったグレイフィアの裸体は美しいものだ。ヴェネラナが羨む白く大きな乳房。母乳を滴らせ下乳までもが肌の色とは違う白色で染まっている。愛液を滴らせる蜜壺は口を半開きしており、早くセックスをしたいとばかりに開閉を繰り返している。

 

 グレイフィアに覆い被さり、正常位の体勢でペニスが挿入されていく。みちみちと音を立て、ペニスが潜り込んでいく。

 

 ヴェネラナと同じく、御手洗のペニスの形を覚えていたはずのグレイフィアの膣もまた成長したペニスに翻弄され、伸縮を激しく行う。

 

「お”っ♡……おっきぃ……こんなの無理無理、ムリムリぃぃぃぃぃ♡」

 

 余裕さを感じさせるメイド口調ではなく、グレイフィア個人としての言葉が口をつく。

 

 サーゼクスの妻となってからは、彼と息子と一緒の時しか口にしていなかったのだが、快楽で絆されたグレイフィアは無意識に言葉を発する。うわ言の様に大きい大きいと呟く。

 

 愛液で濡れた膣道をするりと突き進み、その奥で震える子宮と亀頭がどちゅんっ♡とキスをする。

 

「あぁぁぁぁ……グレイフィアの膣内も気持ちいいなぁ。最高のオナホ妻だぁ。褒めてやるぞ」

 

「あ、ありがとうございます♡もっとおマンコ全体を使ってチンポにご奉仕するので楽しんでください♡」

 

 雌の群れを率いる男の言葉に涙を浮かべ悦ぶ彼女。

 

 最奥まで差し込むと雌の尊厳を無視したような激しいピストンが始まる。

 

 万歳の状態のグレイフィアの腕を掴み、汗ばんだ腋に鼻を寄せる。酸っぱい汗の匂いと甘い発情した雌の匂いがぷんぷんとする毛の処理がされていて綺麗な腋。

 

「な、なんですか。わ、腋はんひぃ……弱いですから舐めないで頂戴……っ♡」

 

 舌を伸ばし、腋に浮かぶ汗の玉を掬う。しょっぱい味と甘い味が混ざった汗は甘美で、セックスで掻いた汗の水分補給を兼ねて綺麗になるまで舐め取る。

 

 御手洗が顔を上げた時には汗の代わりに唾液で光っている腋に変化していた。

 

 ぶるんぶるんと揺れる乳肉を鷲掴みにすると、それを支えに腰振りを再開する。

 

 熟れた膣肉はにゅるにゅるとねちっこく絡みつき、カリ首を甘噛みするかのように膣肉が締め付ける。

 

 経験人数が二人のグレイフィアのおマンコは生娘のような締め付けをそのままに、膣肉のうねりや蠢きがペニスに絡みつき、吸い付き、凹凸の激しいヒダで舐め扱かれるような快楽を齎してくれる。

 

 激しいピストンだけでなく、絡みついてくる膣襞をカリ高亀頭で均すように、ごくゆっくりとペニスを奥まで突き進めたり、Gスポットを執拗にカリ首で擦り上げたりと多様な方法でグレイフィアの膣を楽しむ。

 

 彼女も知らない膣内の弱点を擦られ、急速に性感帯が開発されていく。

 

「グレイフィアのGスポットは分かりやすいぐらいぷっくりとしてるなぁ……カリで擦られると気持ちいいだろう?」

 

「んうぅぅぅうぅ……き、きもちいいですっ♡……んくっ……ふっ……んおぉぉぉぉ……っ♡」

 

 セックスをする前から疼かせていた彼女が耐えられる筈もなく、Gスポットを数度擦られただけで軽い絶頂に昇り詰める。ペニスをすっぽりと咥え込んだ女陰は粘っこい潮をぴゅっ♡ぴゅっ♡と噴き上げてしまう。

 

 潮を噴くたびにただでさえ窮屈な蜜壺がきゅぅぅぅぅぅぅ♡とペニスを締め付けねっとりと濡れた膣奥の膣肉は強すぎず、弱すぎもしない極上の具合で竿に絡みつく。

 

「あぁぁぁぁ、もうでるっ!こんな気持ちいい穴にチンポ突っ込んでたら直ぐに出ちまう……っ!」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ぶびゅるるるるるるるるっ♡びゅるるるるるっ♡

 

 子宮口に密着した亀頭がぶるぶると震え、ゼリーのように濃厚な白濁とした精液を発射する。

 

 御手洗は頭の中を射精の快楽に白く塗りつぶされながら低く呻き、精液を吐き出す亀頭を夢中になって膣肉にこすり付ける。火照り切った膣肉にペニスを揉まれながらの射精は生殖本能を刺激する。

 

 ペニスが絶え間なく精液を発射している間、グレイフィアはうっとりと呆けた顔を晒し、口からは涎をトロリと垂らしている。

 

 膣内でペニスが脈打つたびに彼女の腹が震え、射精と同時に達した膣肉がペニスに纏わりついていく。

 

 ふわふわとした気持の良い感覚が身体の内側から沸き上がってくる。その感覚に遂に彼女の心までもが御手洗へ堕ちた。夫であるサーゼクスはこんな気持ちの良い絶頂を経験させてくれた事はない。それにこんな大量の精液を子宮で浴びてしまったら女は雌に堕ちるしかないのだ。そこまで考えるとふっと意識が飛ぶ。

 

「ふぅ……二回目だというのに結構出したなぁ。ってグレイフィアも気絶かよ……まだ出せるけど、今日はここまでにするか」

 

 無様な格好で気絶している二人を抱き寄せると柔肉に包まれながら目を瞑る。

 

 最高の女たちに最高の射精をした後だから、気持ち良く眠れるだろう。二人の匂いに包まれながら意識が闇に落ちて行った。

 

 

 




なんか何を書きたかったのか分からない内容ですね。読み直してもよく分からない。

同じ文があったらすみません。三日ぐらいに分けて書いたので、結構適当です。

というかグレイフィアが前回で堕ちていなかった事にしたけど、矛盾してなければいいっか。してる気がするけど。

グレイフィアの口調は仕様です。前回のように人妻感を出したかったけど、ヴェネラナと被るし、グレモリー家の奥様の前って事でメイド口調です。最後だけは素っぽくなったけど。

クリスマス編、書けるかも怪しくなってきました。バイトも年末で忙しいですし、何よりもアイデアが出ないんですよね。当初は念願のダブルパイズリとかイリナアーシア教会組によるダブルフェラを想定してたんですけど、難しいです。

予約投稿を適当に弄ってたらこんな時間になってしまいました。申し訳ありません。投稿予約した後に投稿場所を変更ってどうやるんですかね。今回は追加部分を弄った結果なんですけど……


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リアス&レイヴェル

以前リクエストされた純血悪魔同士による性技指導を元に書きました。

※今回は最後の方に人によっては不愉快なおしっこ描写がありますので苦手な方はブラウザバックをしてください。


「今日はレイヴェルに隆の女の作法を教えるわ」

 

「よ、よろしくお願いしますわ」

 

 緊張からかやや上擦った声のレイヴェル。

 

 今のレイヴェルは普段着ているような真っ赤なドレスではなく、布面積の少ない水着だ。金色の髪が映えるように黒を基調とした水着で、腰と胸元の局部だけを申しわけ程度に布が覆っている、俗にいうマイクロビキニをリアスから手渡され纏っている。

 

 男に見られるという羞恥心があるが、彼の女となると言った以上、この程度の羞恥心など快楽に変えて見せようではないかと意気込み着込んだ。

 

「じゃあまずはフェラチオね。隆は女の子にチンポをしゃぶらせるのが大好きなの。だからチンポにまずキスをするのが作法よ。ほら、やってみなさい」

 

「は、はい……んっ……♡ちゅっ……♡ちゅっ……ちゅむっ♡」

 

 レイヴェル達の前で突き付けるかのようにペニスが鎮座している。その亀頭に窄めた唇を何度も押し当てる。

 

 キスは好いた殿方にと教育されてきたレイヴェルにとってペニスへのキスは予想外なモノであったが、自分よりも御手洗の女として立派に勤めているリアスに逆らうはずもなく、素直に従う。

 

 みるみるうちに半勃起状態だったペニスが芯を持ったかのように空を見上げるように持ち上がる。赤黒くグロテスクな亀頭にキスをしているだけなのに何故かレイヴェルも興奮を覚え、内股を擦り合わせてしまう。

 

 肉付きの良い太腿同士が擦り合うたびに、薄く面積の少ない布では隠し切れなかった陰毛が顔を出してしまう。丁寧に切り揃えられたレイヴェルの陰毛は蜜に濡れてキラキラと反射している。

 

 リアスよりも少し年下な見た目をしている彼女だが、悪魔としてはそれなりに生きており、身体の成長は今もなお続いている。意外と毛の伸びるスピードが早いので、週一の割合でデリケートゾーンの処理をしている。

 

 そんなある意味で秘所よりも恥ずかしい陰毛が身動ぎする度に顔を出し、御手洗を誘うかのようだ。

 

「ふふっ、そんな夢中になってキスばっかりしないの。キスをする時はこれから奉仕しますって気持ちを込めて数回するだけで良いのよ。まぁ、今回のようにフル勃起してなかったらいっぱいしてもいいのだけど……キスを終えたら次は金玉に挨拶よ。そこはザーメンミルクを作ってるんだからさっきよりも心を込めなさい」

 

 竿の下でぶら下がっているゴルフボールサイズの陰嚢。男の身体の中で最も汗を掻きやすく、また溜め込む匂いも強烈な部位。

 

 仁王立ちしている御手洗には分からないだろうが、彼の前で正座をしている二人にはしっかりとペニスが放つ雄の匂いが届いている。

 

 彼に騙される形で処女を奪われたレイヴェルだが、悪魔らしく彼の精液でヴェネラナとグレイフィアが妊娠したと知るとより彼にすり寄るようになった。彼女の母親は中々妊娠出来なかったらしく、若い頃はヴェネラナのように色んな男と肌を重ねていたようだ。

 

 そして彼女の父親であるフェニックス卿との頑張りで自分たち兄妹が産まれたと聞かされており、それだけに妊娠に関しては思う所があったのだ。だから彼に騙されたものの、腹を立たせずに彼の女としての振る舞いを身に着けようとリアスに頼み込んだ。

 

 別段、誰でもよかったのだが純血の悪魔としてのプライドからか転生悪魔である朱乃たちではなく、同じ純血であるリアスを無意識に選んでいた。

 

 リアスに言われたとおりに、ぶらぶらとぶら下がっている玉に顔を近づける。近づけば近づくほど鼻に付く匂いが濃くなる。

 

 処女を失う前の彼女であれば、顔を顰めていただろう匂いに顔を綻ばせる。

 

 しっかりと掌に玉を乗せ口づけをする。

 

「ちゅっ♡ちぅ……ちゅっ……ちゅっ♡」

 

 陰毛がびっしりと生えている陰嚢は控えめに言っても気持ちが悪く、並みの女であれば泣き喚きそうな光景だ。

 

 そんな玉に恋人にキスをする時のような甘い雰囲気を醸し出しながら口づけをするレイヴェル。

 

 御手洗からすればお嬢様なレイヴェルが跪いてペニスに挨拶キスをする姿は優越感を覚えるものだ。釣り目な瞳がへにゃりと下がり、興奮で瞳を濡らしている。

 

 陰嚢にキスの雨を降らすと、少しの躊躇の後、玉がぬめりとした粘膜に包まれる。あめ玉を転がすように、舌肉でも弄んだり、音を出してちゅぽっ♡ちゅぽっ♡と口内に出し入れしたり、掌に玉をそっと載せるとお手だまをするかのようにたぽたぽと揺らしたり、指先を優しく絡めて揉みしだく。リアスにも言われていない献身的な愛撫を陰嚢に施す。

 

 陰嚢の皮に浮かぶ皺の一つ一つを丁寧に広げ、皺の隙間に唾液をたっぷりとコーティングしていく。

 

 お嬢様の唾液でコーティングされた陰嚢は嬉しそうに身を縮め、欲望を解き放つための準備をする。

 

「あら?レイヴェルったらそんなにエッチな顔をして玉を舐めるだなんて……。ふふっ、玉は其処までにして次は本命のチンポを咥えるの。初めてだからキツイと思うけど、ちゃんと喉の奥まで飲み込んで喉肉で気持ち良くしてあげなさい」

.

 

 赤黒いペニスの先っぽにペロペロと舌を這わす。

 

「んっ♡……ふ、ぅんっ……♡」

 

 ピンク色の舌肉が亀頭の鈴口をチロチロとくすぐる。

 

 亀頭粘膜に唾液をまぶす様に舐り回し、カリ首からカリ裏にかけてを満遍なく舌先でなぞる。うるうると濡れた愁眉な眼差しが御手洗を見つめ、カリ首を重点的にぬるぬるとしゃぶり回す。野太い亀頭をいっぺんに頬張り、じゅるじゅると喉を鳴らして溢れる先走りを啜り上げる。

 

「お”っ……いきなり凄い吸い付きだな。まさかレイヴェルがこんなエッチなフェラをしてくるだなんてな」

 

「んっ……ぅ、ふっ……♡ふーっ、ふーっ……んうぅっ、んっ、んっ……♡」

 

 気持の良い雄の声を出しながらペニスをドクドクと震わせ、濃い先走りを漏らす御手洗。

 

 レイヴェルは亀頭にねっとりと舌を貼り付かせながら口をゆっくりとスライドさせた。ぷりぷりの柔らかな唇がカリ首の前後をにゅっぽ♡にゅっぽ♡と摩擦する。笛吹をするかのように竿に唇を押し当てズリズリと刺激する。勿論、ペニスで一番の性感帯であるカリ首の段差を重点的に形の綺麗な唇を押し当てる。

 

 それを終えると、先程からだくだくと滝のような先走りを漏らし続けている亀頭をぱっくりと咥え込む。

 

 唇など比にもならない温度が亀頭から伝わり、御手洗は思わず声を漏らす。寒い冬の日にお風呂に入った時につい口をつく感じだ。

 

 小さなレイヴェルの口では亀頭だけでいっぱいになってしまう。鼻を突き抜ける雄の濃厚なフェロモンと亀頭から感じる御手洗の体温に思わずうっとりと表情を崩す。

 

 口内が亀頭でいっぱいになってしまった為、取りあえずの快楽として亀頭の形をなぞる様に舌をぐるりと動かす。丸い卵のようなツルツルとした亀頭。赤黒くグロテスクな見た目をしてるのに感触は見た目に反してプニプニとしているのが面白い。

 

 舐めているとコプコプと吐き出される先走りを啜り、唾液と混ぜ合わせて飲み込む。初めて飲み込む先走りは喉を通り過ぎただけなのに、灼けるような熱さだった。

 

 飲んでも飲んでも吐き出される先走りが口内に溜まり、自然と唾液が溢れ出す。既にレイヴェルの身体は先走りを摂取すべきものだと判断し、唾液を溢れさせそのまま飲み込ませようと動いてしまう。

 

 鼻で息をするからふーっ♡ふーっ♡と荒い息が漏れ、目の前の海藻のような陰毛がさわさわと揺れる。

 

「流石に初めてのフェラで喉奥までは怖いかしら……なら自分で大丈夫って所まで飲み込んで頭を前後に振りなさい。多少拙くてもカリ首にさえしっかりと刺激を与えれば悦んでくれるわよ」

 

 亀頭の少し先、でっぷりと傘を広げているカリ首までを何とか口内に収めると、たっぷりの唾液と先走りを潤滑油として使い、頭を前後に振るい始める。

 

 口内から亀頭が外へ顔を出すたびにじゅぽっ♡じゅぽっ♡と卑猥な音が勝手に出てしまう。恥ずかしさから赤面してしまうが、逃げ出したくなる気持ちを抑えしゃぶる。

 

 唇をカリ首にひっかけ、ぐっぽぐっぽとしゃぶり、口内を蹂躙する亀頭を舌肉を使って刺激する。

 

 そうやってフェラを続けているとまだ本調子でなかったのか口の中でペニスが硬くなるのを感じ取った。ビキビキと竿に血管を走らせ、亀頭もまた大きくなる。

 

 膨らんだ亀頭で苦しくなり、涙を浮かべてしまうレイヴェル。

 

「あぁー、その顔良いねぇ。苦しいのに頑張って奉仕する女の顔だ。もっと見せてくれ」

 

 口内で舌が躍る様に動き回り、カリ首をねちっこく舐め回す。きゅっと窄まった口は竿にみっちりと隙間なく吸い付き、口内粘膜の柔らかさと温もりを敏感なペニスに伝えていく。

 

「今のレイヴェルの顔、折角だから動画に残しておくわね。何時か見ると良いわ」

 

 ぺぽんと音が鳴り、リアスの手の中のスマホが録画を始める。カメラに収まるのはフェラチオをしているレイヴェルとペニスのみ。

 

 無我夢中でフェラをしているレイヴェルの頭を優しく撫で、額に掛かった前髪をそっと払ってやる。

 

 そんな御手洗の優しさに心を打たれ、レイヴェルの口淫は熱が籠り激しさを増す。

 

 誰に言われたわけでもなく、唇を窄め口内粘膜で亀頭をピッチりと覆うと、そのままひょっとこフェラを始める。ちゅぽっ♡ちゅぽっ♡と粘っこい水音に混じって彼女の甘ったるい声が聞こえる。

 

「……ふーっ♡ふーっ♡たかし、ひゃま♡……たかしひゃまぁ……んっ……ちゅっ……んっ……♡」

 

 お嬢様然とした澄ました美貌は見る影もなく、赤らんだ頬を凹ませひょっとこフェラ顔を晒している。

 

 録画されている事も、リアスがいる事も忘れ、目の前の雄に媚を売り奉仕する。目に映るのは逞しく雄々しいペニスだけだ。

 

「やっべぇ……お嬢様のねちっこいフェラ気持ち良さすぎる……っ!」

 

 言葉を漏らし、懸命に奉仕するレイヴェルを優しく撫でる。冷たさを纏う瞳はとろりと蕩け、御手洗に頭を撫でられると嬉しそうに目を細める。

 

 頭の片隅に残っていたカリ首さえ刺激すれば良いという言葉を思い出し、唇を吸い付かせる。

 

 頭を振るうたびにペニスは外気に晒されるが、カリ首だけは絶対に離さないと柔らかく熱い粘膜が吸い付いている。

 

 亀頭とカリ首だけでなく、竿にも指を這わし、指輪っかで愛撫する。

 

 吸い付いた唇がカリ首の裏を捲り上げる度に御手洗の口からはくぉぉぉぉぉ……と太い感嘆が漏れる。

 

「あー、出る。このままレイヴェルの口の中に出すからな。しっかりと味を覚えろよ」

 

 頭を振るうレイヴェルの頬を掴むと、そのまま御手洗が気持ち良くなるためだけに腰を振り始める。

 

 苦しくて入れなかった喉奥にまで容赦なく亀頭が当たり、えずきそうになるが涙を流す事で受け止め、彼が気持ち良く射精できるように喉肉で締め付け、舌肉を使ってベロベロと舐め回す。

 

「おぉぉぉぉおぉ、でるっ、でるぞっ……でるでるでる……っ!」

 

 ぶりゅんと唇がカリ首を擦った瞬間、御手洗が溜めに溜め込んだ精液が勢いよく発射される。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 そして始まる長い射精。ドロドロネバネバの濃い雄汁を延々と撒き散らす至福の時間。

 

「んぶっ、んうっ……ふっ、んぅっ……んぅ、ん、ふーっ……♡」

 

 鈴口から吐き出される精液の勢いに眉を顰めるも、直ぐに自分の役割を思い出し、口を窄める。精を放ち快楽で跳ねているペニスに吸い付き、追い打ちを仕掛ける。亀頭が喉の近くでビクンビクンと脈打ち、舌を回し労わる様に舐め回す。

 

 喉を突く精液はゼリーのようにドロドロとしており、飲み込むのが大変だが唾液と混ぜ合わせながら何とか嚥下していく。量が多く、喉を通る際にゴクゴクと音が鳴ってしまい恥ずかしさを覚える。

 

 口内から鼻腔までを抜けていく強烈なザーメン臭に耽溺してしまい、御手洗にもリアスにも彼女が精液を飲み込む音が聞こえてしまう。

 

「あぁぁぁぁぁ、出したなぁ……。夢中になって飲んでくれると嬉しいもんだな」

 

「ぢゅうぅぅぅぅぅぅ♡……ちゅぱっ……はぁ、はぁ……ご、ご馳走様ですわ」

 

「ふふっ、お粗末様。それでどうだったかしら?初めて飲むザーメンの味は」

 

「酷い匂いとネバネバしていて正直美味しくはありませんでしたわ。……でも隆様のだと思うと不思議と飲めました。少し零してしまいましたが」

 

 零れた精液は手で作った皿の上に付着しており、口を付けて啜る。出されたものは勿体ないとばかりの行動。とてもお嬢様とは思えない行動だが、彼女なりの献身なのだろう。

 

「最後まで飲めて偉いわね。じゃあフェラの次はセックスね。隆から聞いた話だと一回だけ……なのよね?」

 

「えぇ。隆様におねだりをした一回だけですわ。で、でも大丈夫ですわ。あれから自分で解していましたもの」

 

 どうやらレイヴェルはオナニーをしていたようだ。モジモジと身を捩らせながら話す彼女は可愛く、愛らしい。

 

 嘘マッサージで処女を失ったあの日以来、彼女は疼きを止めるために夜中にこっそりと自慰をして自分を慰めていた。

 

 ベッドの中で身を丸め、指でかき混ぜるように秘所をぐちゅぐちゅとする毎日。今までオナニーをしてこなかった分が爆発したのか、猿のように自慰に耽っては御手洗のペニスを妄想してきた。固い膣肉を掻き割って入ってくる異物感を思い出しては蜜を零す。

 

「そう……。なら今日は騎乗位でいきましょうか。レイヴェル、貴女のペースで隆を気持ち良くさせてあげなさいな」

 

「はいっ♡で、では隆様、私が上になって動きますので沢山気持ち良くなってくださいまし」

 

 愛液を吸って重くなった水着。重くなって紐が解け、既に床に捨てられたかのように落ちている。

 

 オナニーのしすぎで少し口を開くようになった女陰を分け、射精直後にも拘らず天を貫かんと勃起しているペニスに腰を下ろしていく。

 

 ぐぷぷと飲み込まれていくペニス。処女の頃のような固さはなく、雌の雄から精液を搾り取る一人前の穴になっている。

 

 二回目だからか(そもそも一回目もだが)苦痛の表情を浮かべることなくペニスを咥え込んでいく。

 

「んっ……は、ぁっ……まだ、入り口だけなのに……気持ち良い……っ♡」

 

 小柄な彼女らしい狭くキツい穴ながらも、毎日の自慰で解れていたのか膣口は野太い亀頭を柔軟に咥え込み、きゅうきゅうと心地いい締め付けで膣奥へ誘う。

 

 御手洗のペニスの中で最も太いカリ首を入れてしまえば後は簡単だ。さっきまでの窮屈さを感じさせずに亀頭が膣奥と再会を果たした。

 

 カリ首を一生懸命に入れるために力んでいた分、竿が勢いよく飲まれどちゅんっ♡と亀頭が子宮を突き上げる形になってしまった。

 

「ひぁ!?んくっ……お、ぉぉぉぉぉぉ♡♡♡オチンポが奥まで入り、ましたわぁ……♡」

 

 息を詰まらせながら状況を口にする。ペニスを咥え込み、首筋を仰け反らせ、淫らに身を捩る。全身が性感帯になったかのように快楽がバチバチと暴れまわっている。

 

 レイヴェルは結合部を見ようと下半身へ視線をずらすと、ぽっこりと膨らんだ自身の腹が視界に入った。

 

 長大なペニスの形を浮かべたレイヴェルの真っ白な雪のような肌。ふーっ、ふーっと熱っぽい吐息を漏らしながらぶるぶると身体が震える。ぞわぞわとした寒気なようなものが彼女を襲う。

 

 しかし、それは決して不快なモノではなく、寧ろ彼女にとって心地の良いモノだった。

 

 フェニックス家の娘として何時かは家の繁栄の為の駒として政略結婚に使われると思って生きてきた。だからこそ自分は道具のようなモノだと思うようになり、今のペニスの形を浮かべている腹を見て歓喜する。あぁ、自分は本当に道具になれたのだと。

 

 リアスの話によれば彼は悪魔を孕ますことが出来る有能な雄のようだ。彼と結婚……いや彼を囲う女の一人になり、彼の子を産めばそれは家の繁栄につながるのではないか。あの日以来、彼女はそう考えるようになった。

 

 特段、フェニックス卿には娘を駒扱いする気はないのだが、子が少ない冥界の現在を見る限り、レイヴェルが望んだ相手とは最初から結ばれる可能性は少ないだろう。

 

 幸いにも御手洗はレイヴェルを満たしてくれる相手であり、恋愛も愛情も知らなかった彼女に歪んだ恋心を植え付けるには最適な男だった。

 

 自分の悪魔生はこの人のためにと思いながら甘く痺れる腰を持ち上げる。

 

 ペニスを包み込んでいた柔肉がカリ首に擦られ、外に出てしまうのではと思うぐらいに勢いよく腰を上げると、これまた凄まじい勢いで腰を下ろす。

 

 ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡と鈍い水音を響かせながら下品な腰振りを見せつける。それは御手洗だけでなく、カメラを撮ってニヤニヤとしているリアスにも見せつけているのだろう。

 

 腕を頭の上で組み、汗ばんだ腋を見せつけながら臀部を動かす。

 

「どう……でしょうか。私とのセックスは気持ちいいですか?」

 

「当たり前だ。こんなに締め付けてきて……腰振りもスケベで良いぞ……っ」

 

 むっちりとしたお尻を御手洗の腰にパンッパンッと打ち付けるように上下させ、淫らな体液を飛び散らせながら肉棒を深々と咥え込む。

 

 臀部を打ち付けるような腰使いと腰をくねらせるねちっこいチンポ搾りが緩急つけて繰り返される。

 

 御手洗は一度出してすっきりしていたはずの精液が急速に補充されていくのが分かってしまう。亀頭がぷっくりと膨れ上がり、膣肉を擦る面積が増え、御手洗もレイヴェルもたまらず声を上げる。

 

「二人とも気持ち良さそうで羨ましいわ。見てる私も興奮してきちゃった。このままオナニーをしようかしら」

 

 少し離れた位置で録画をしていたリアスから水音が聞こえてくる。

 

 くちゅくちゅと指をマンコに突っ込み、敏感な粘膜である膣肉を引っ掻いたり、摘まんだり押し潰したりして快楽を貪る。二人の痴態を見て知らずに蜜壺は蜜を滲ませており、何の抵抗もなく指は飲み込まれた。

 

「あぁ……リアスお姉様も雌の顔をしていますわぁ♡……あれが快楽に流された女の顔……下品なのに何故か見ていたくなる、そんな顔ですわね」

 

 レイヴェルがそう呟くほどリアスの顔は快楽で蕩けており、また同時に同性ながらも惹きつけれられてしまうしまう表情を浮かべている。

 

 レイヴェルとは少し違う自信ありげな目もだらしなく下がり、唇からは涎が垂れている事を気にも留めずに自身の秘所を弄っている。

 

 彼女だけでなく、御手洗もまたリアスのオナニーを見て興奮し、レイヴェルに任せていた騎乗位だけでは物足りなくなったのか彼女の足を抱え、その小さな身体を持ち上げる。

 

「ひゃぁ!?た、隆様?こ、この格好は……?」

 

「駅弁って言うらしいよ。レイヴェルってマゾでしょ?なら道具扱いできるこの体位が良いかなって。っと、お喋りはここまでにして動くから」

 

 足を抱え、小柄な身体を支えながら腰を深く突き上げる。

 

 結合したまま宙に上がり、支えを失ったレイヴェルは必至の表情を浮かべ御手洗の首に腕を回す。おかげで御手洗の顔のすぐ傍に彼女の瑞々しく汗を滲ませた腋がやってくる。

 

 レイヴェルの羞恥心を煽るかのように態と鼻をスンスンと鳴らしながら芳しい雌の匂いを堪能する。雄に劣情を抱かせるイヤらしい匂い。嗅いでいるだけで精力が漲って、蜜壺に収まっているペニスが更に大きくなる。

 

 オナホールのように彼女の女陰を使い、膣肉でペニスを扱く。騎乗位とは違う体位だからか、膣肉が当たる範囲も変わり、締め付けも強く感じる。

 

「うぉぉぉぉ、すっげぇ締め付け。そんなにチンポが好きかよ」

 

「えぇ、えぇ♡隆様のオチンポ大好きですわ。私を女にした逞しい雄チンポ。ゴツゴツとして、おマンコの中をゴリゴリってかき混ぜてきてぇ……♡」

 

 持ち上げられて困惑していた表情がうっとりと惚けたモノへと変わる。

 

 レイヴェルが歩んできた悪魔生で芽生えた性癖、すなわち道具扱いされる駅弁セックスでレイヴェルの興奮は最高潮だ。

 

 愛液の量が増え、ペニスの滑りを良くし、どちゅんっ♡どちゅんっ♡と暴力的に子宮を突き上げられる。

 

 亀頭と竿が膣襞の凹凸をなぞり、カリ首が膣肉を引きずり出すように乱暴に掻き回す。

 

「レイヴェルったら羨ましいわ。私のような背の高い女では出来ないセックスをしてもらえるなんて」

 

 170を超えているリアスと150ちょいしかないレイヴェルとでは体格に差がありすぎて持ち上げるようなセックスは出来ない。それでもリアスにはリアスの良さがある。豊満に実った乳房や子作り向きのデカ尻。

 

 どちらもレイヴェルにはないモノで、それらを鷲掴みにしたり、動物の交尾のように後背位でセックスをしながら眺めると最高に気分が良くなる。雄としての優越感と言えば良いのだろうか。

 

「お”っ♡……オチンポが大きくなってきましたわ♡出るのですね。どうぞ子宮目掛けて沢山ザーメンを出して下さいまし♡私のおマンコは隆様のザーメンを受け止めるためにあるのですから」

.

 

 身体を上下に揺られ、ばっちゅっ♡ばっちゅっ♡と水音を響かせる。

 

 反り返ったペニスが出入りする度にゾゾゾっと背筋を通り、快楽の波が流れていく。脳まで届くと思考が止まり、ペニスの事しか考えられなくなってしまう。

 

 フェニックス家の事だとか、令嬢としての自分を忘れて一匹の雌として優秀な雄に奉仕する気分だけになってしまう。

 

 すっかり降りてきた子宮口がむちゅむちゅと亀頭に吸い付き精液を強請る。野太い肉棒が膣穴に幾度も抜き差しされたためか、小粒のクリトリスは半ば包皮から飛び出しかけている。薄ピンク色の敏感な粘膜が顔を覗かせ、長いストロークの度にカリの出っ張りが陰核の付け根を擦っていく。

 

 レイヴェルという極上の生オナホールに扱かれたペニスが限界を迎え、射精の為に震える。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるるるるっ♡どびゅるるるるるるっ♡

 

「……んっ……ふっ……んぅっ……んぅう”っ……♡」

 

 御手洗もレイヴェルも熱い吐息を吐きながら絶頂に体を震わせる。セックスの興奮で高まった体温が背中越しに伝わってくる。

 

 精液を送り出すペニスに子宮口が噛みつき独り占めしようと蠢く。

 

 レイヴェルの全体重が掛かった状態での射精は御手洗にとっても未知なモノで心地の良いモノだった。マンコの粘膜全てがペニスに絡みつき、精液を搾り上げる。

 

 勢いよく小さな彼女の子宮に流れ込み、ペニスを挿入した時と同様に腹がぽっこりと膨れ上がる。妊婦ほどではないがレイヴェルのような美少女が腹を膨らませている光景は卑猥で、射精の助けとなってしまう。

 

「出したばっかなのに、また出ちまう……っ!」

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるっ♡

 

 連続で吐かれた精液は直前のモノと一切の違いを見せない勢いと熱量。

 

 真っ白に染め上げられた子宮を更に汚し、匂いを染み付かせていく。

 

「ひっ……お”っ♡ひぃい”っ♡イっ♡いぐっ♡ふぅぐっ……♡……ふーっ、ふーっ……♡」

 

 子宮口が射精に震える亀頭にちゅうちゅうと吸い付く。

 

 蠢く膣襞は竿部分をねちっこく舐め回し、膣口はリズミカルにペニスの付け根をぎゅっ!ぎゅっ!と絞り上げる。

 

 絶頂で弛緩していた筈の彼女の身体は本能で雄の遺伝子を求めて射精を促していく。どくんどくんと脈打たれる度にレイヴェルは多大な幸福感に身を包まれる。

 

 女としての喜びと、彼に道具として最後まで使って貰えた幸せが脳内にグルグルと回り、つい、無意識に緩んだ尿道からおしっこが漏れる。

 

「あ……いや……私お漏らしだなんて……」

 

「レイヴェルの嬉ションあったけぇ……。膀胱内に溜めたおしっこ全部出しちまって良いからなぁ」

 

 精液で膨らんだ腹部を優しく撫でたり、叩いたりすると放尿の勢いが増していく。溜まっていた尿は真っ黄色で床を汚す。

 

 お漏らしなんてイヤイヤと首を振っている彼女だが、御手洗に優しく腹を触られるときゅんきゅんと胸が躍ってしまう。自分の汚い部分でさえも肯定されてしまったら終わりだ。彼の言う事に従うかのようにしゃぁぁぁぁぁぁとおしっこを撒き散らせてしまう。

 

 ペニスによる快楽から来た絶頂とおしっこを漏らす安堵感に包まれ、彼の体温を感じているこの瞬間、レイヴェルは間違いなく幸せだった。

 

「レイヴェルのおしっこしている所もバッチリとカメラに映っちゃってるわ。後で見せたらどういう反応をするのかしらね」

 

 ちゅぽん♡とペニスを引き抜き、力が抜けているレイヴェルを部屋にでんっ!と置いてあるベッドに横たわらせる。

 

 ペニスに貫かれ、口を開いたままの女陰からはごぽごぽと精液を零し、漏らした尿のせいで下半身が凄い事になっている。

 

「あら、私も抱いてくれる?」

 

「当たり前だろう?リアスは俺の彼女なんだ。それにこんな最高の女を放置するほど俺は甲斐性なしのつもりはないからな」

 

 あれほど出したというのに再びスタンドアップしてきたペニスを揺らしながら濡れた瞳をしているリアスに近づく。

 

 まだまだ夜は始まったばかりで、その日は合計で10発精液を出した。

 

 




駅弁ってすっごい疲れそうですよね。AVとかで見るけど辛そうです。自分は貧弱なので絶対に無理ですね。

最近おしっこの描写が多い気がしますが、音声作品で聞いて以来嵌っちゃったんですよね。予想外です。苦手な方がいればすみません。これが私なんです。



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二学期編 その1
小猫②


 カリカリと忙しなく動く手の中にあるシャーペンが立てる音に混じってブィィィィィンと無機質なモノが奏でる音が体内で響く。

 

 お昼終わりの五限目。

 

 腹が膨れて眠くなって舟を漕ぐ生徒がいる中、塔城小猫は無遠慮に動くバイブによる快楽で身体を震わせていた。

 

(くぅぅぅぅぅ♡先輩ったらこんなのを私に挿れるだなんてぇ♡)

 

 昼休みに御手洗に呼び出された小猫は彼に股間を弄られたと思ったら、急に太いバイブを文字通り突っ込まれたのだ。以前にリアスが手渡した冥界製のバイブらしく、緩急をつける強弱ボタンはバイブ本体とは別にあり、今は御手洗のポケットの中だ。

 

 おかげで小猫は膣から響く甘い痺れを我慢するしかない。幸いにも認識阻害の魔法を掛けて他の生徒にはバレることはないが、声は我慢しなければならない。膣壁に滲み出る愛液とバイブが擦れる度にぐちゅぐちゅと音が鳴るが、それよりも小猫の口から漏れる甘い吐息の方が不味い。

 

 彼によって拡張された小猫の膣道は大抵のサイズのバイブを飲み込むことが出来る。とはいうものの、彼ほどの長大さを誇るバイブは見た事もないのだが。

 

(おっ♡や、やだっ♡そんなに子宮口にグリグリされるとぉ……♡)

 

 まるでセックスの時のようにバイブが前後に動く。人間が作り上げたものと違い、冥界製のバイブは横に揺れるだけでなく上下にも動くという謎仕様だ。その昔、まだ悪魔の数が多かった頃に作られたものらしく、貴族がメイドに付けさせて楽しむというモノだったらしい。セックスを知らないメイドにハメて楽しむ事をしていたらしく、セックスそっくりの動きを再現できるみたいだ。

 

 彼女の小さな子宮を押し上げるようにコツコツと子宮口にバイブの先端が刺さる。御手洗のペニスとは違い、肉感的なモノはなくただただ硬い。入っているモノが物だと分からせるような動き。興奮で膨張する事はなく、最初から同じ太さのまま。

 

 それでも小猫が息を詰まらせるほどの大きさはあるバイブは愛液をかき混ぜるように回転したり、膣襞の凹凸を確かめるようにゆっくりと動いたりする。見てもいないのに的確に女を悦ばせる動きをさせられるのは流石というべきか。子宮口にバイブの先端が当たるたびに子猫の口から隠し切れない声が漏れる。

 

 周りは授業をしているというのに自分は快楽を享受している非現実的な状況に興奮し、ワイシャツ越しにぷっくりとした乳首の形が浮き上がる。昼休みに御手洗によってノーブラノーパンを命じられた小猫は主人に命令されたと健気にも守っている。おかげで制服越しに浮かび上がったポッチを小猫の目に入ってしまう。

 

(あぁ♡私の乳首が勃起しちゃってます……♡こんなの見ちゃったらぁ……♡)

 

 口に当てていた手を離し、ワイシャツを押し上げる蕾に手が伸びる。親指と人差し指の腹でクリクリと磨り潰すとバイブよりは弱いがそれでも甘い痺れが広がる。唇を噛みしめ、声が漏れないようにしつつも、本能によって塗りつぶされた小猫は浅ましくもオナニーを始める。

 

 カリカリと爪先で引っ掻いたたり、クリクリと弄ったりと自分が感じるように指を動かす。乳首を弄るたびに締め付けが強くなる膣内ではバイブの形が分かる程きゅむきゅむと蠢いて

いる。

 

 快楽を受け止めきれなかった小猫の身体が潮を噴き、何とか快楽から逃れようと動く。その度にビクンビクンと全身を痙攣させ、辺りに子猫の発情した甘い体液の匂いが広がる。事前にハンカチを敷いていただけあり、床や椅子を濡らすことはなかったが羞恥心が内から沸き上がる。このまま教室に居るのは不味いと、先生に体調不良を告げ教室を後にする。

 

 小猫が歩いた跡を残す様に転々と床に染みを作りながら。

 

 ・

 ・

 ・

 放課後、御手洗は白音に呼び出されていた。

 

 学園で誰も使わなさそうな端にあるトイレ。今回は初めて出会った頃とは違い、女子トイレにいるとの事らしく、周りを確認してから入った。

 

 瞬間、彼の鼻をついたのは発情した雌の甘い匂い。トイレ独特のすえた匂いをかき消すようなまでに撒き散らされている濃厚な匂い。

 

 白音は一体何をしているのだと興味心が彼の中で頭を持ち上げる。

 

 彼女がいるとメールで書いてあった個室のドアには鍵が掛かっておらず、今回もまたこのトイレ全体に人除けの護符が張られていたのだと察する。

 

 ドアを開いた先には呼び出した本人である白音がいた。洋式便器に腰を掛け、ぐちゅぐちゅとバイブと指を使ってオナニーをしている。

 

 トイレ全体に充満する甘い匂いは彼女の股間から漂っており、今もなお濃くなり続けている。惚けた瞳で自慰に耽り、ドアが開いたことで動いた瞳が俺を捉える。

 

「せん……ぱい……?」

 

「白音に呼び出されたからな。会いに来たよ。それにしても凄い匂いだ。トイレの入り口まで漂ってて他の人にバレちゃうんじゃないの?」

 

「あっ……うぅ……先輩がいけないんですよ。昼休みに私にあんなことをしてぇ♡」

 

 快楽で蕩け切った瞳で睨みつけてくるも、全く怖くない。幼子が意思を伝えるために必死になって睨みつけるような可愛い感じだ。

 

 しかし、睨みつけている間も指は止まらず、個室内にぐちゅぐちゅと音を響かせる。指がふやけるのでは思う程蜜壺から蜜が滴っており、指だけでなく便器、床を汚している。

 

「もしかして昼からずっとここに?」

 

「……そうですよ。先輩が意地悪な事をするから抑えきれなくなって抜け出して、此処でずっと一人でしてたんです。ほら、先輩がくれたバイブの先端、白くなった私の本気汁がべっとりと付いちゃってるんですよ」

 

 ずいっと差し出されたピンク色の振動する棒。

 

 白音の愛液がべっとりと付いたソレは濡れてないところがないぐらいにベトベトとしている。彼女の言う通り、先端の亀頭を模した部分だけ精液のように真っ白な体液で濡れている。

 

 存在感を示す様に先端だけが真っ白に染まっており、心なしか湯気が立っているようにも見える。

 

 塔城小猫―白音は転生悪魔になる前の種族が猫又だからか、体温がリアスの眷属の中でも一番高い。それは膣にも言える事で、指を入れただけでもお風呂に浸かったような心地よさに浸れる。発情して体温が上がった今、彼女の粘膜から滲み出ている愛液は湯気を立てる程の熱を持っているのだろう。

 

 っーと糸を引く粘度の高い白音の愛液。およそ二時間もの間、白音の愛液を滲み込んだバイブは重く、熱い。

 

 膣に突っ込み過ぎて本人も汚いと思っているであろうソレに舌を伸ばす。

 

「んむ……れろっ……ちゅる……」

 

 ワザと音を立て愛液を啜る。お前の出した体液は俺の胃に収まるんだと見せつけるようにして舐め取る。

 

 事実、あの日以来彼女と御手洗は一つの契約を結んでいる。白音が御手洗に身も心も捧げる代わりに、御手洗は彼女の性欲を発散させるという契約だ。リアスたちと結んだ契約と同じで、基本的にはこれに沿っている。というか彼にとっては彼女たちを自分に繋ぎ止められればと思い結んでいるモノなのだが。

 

 猫又は猫らしく日中の温かい時間に発情するらしく、彼女もまた学園で生活をしているとムラムラとしてくるみたいだ。一度発情すると性欲を発散させるのが大変で、御手洗と初めて会った時のように番がいない雌は男根を生やし手早く処理をする。

 

 だが、今の白音は御手洗という番がいるおかげで男根こそ生えなくなったが(勿論、生やす気があれば何時でも生やせる)ムラムラと性欲が溜まるのは変わらない。雌の匂いをぷんぷんと漂わせ雄を誘う。だからこそ彼女の愛液は熱く、粘度が高い。

 

 そんな事を考えているうちにバイブに塗り込まれていた愛液は無くなってしまった。

 

「ほ、本当に全部舐めちゃったんですか……先輩は本当に変態さんです。……でも、そんな先輩だからこそ私のご主人様に相応しいんですね。先輩のおっきくなったオチンポを挿れて下さい♡バイブじゃあ満足できないんです……先輩のが欲しいんです♡」

 

 足を広げ指で小陰唇を開き、挿入懇願のポーズをとる。プライドも羞恥も何もない、雌の本能に負けたが故のポーズ。

 

 ひくひくと蠢き、雄を求める真っ赤なお肉。数度味わっただけだが、見た目通りに狭いながらもしっかりとペニスを包み込む柔らかさを持っている。

 

「ペットの躾は飼い主の仕事だもんな」

 

「……そうですっ♡先輩は私のご主人様なんです。だから白音をしっかりと躾けてください♡」

 

 じゅぷぷと挿入される御手洗の怒張。

 

 白音の痴態と愛液の味で大きく膨らんだペニスがゆっくりと飲み込まれていく。ガンガン腰を打ち付ける乱暴なセックスも好きだが、挿入時は膣襞の凹凸を確かめるようなスローなモノを御手洗は好む。

 

 狭い膣壁を掻き分けて辿り着くは女の子の一番大事な場所。何時かは赤子を宿したいと誰もが願う場所に亀頭が触れる。

 

「にゃううぅぅぅ♡先輩のオチンポが赤ちゃんのお部屋にキスしちゃってますぅぅぅ♡」

 

 膣道を広げる圧迫感で喉を詰まらせながら言葉を口にする。

 

 小柄な白音には不釣り合いなほどの大きなペニスがすっぽりと埋まっている。見た目だけなら小学生にも見える白音が男の怒張を咥えている光景は男の欲望そのものだろう。

 

 綺麗で上品な大人の女性も良いが、偶には純真無垢な子供に汚い性欲をぶつけたくなる時もある。そんな時、ペットになった白音は便利だ。メールやら電話やらで呼び出せば夜中でも魔法陣を使って一瞬でやって来る。後はそのままおいしく頂けば満足だ。

 

 最奥をグリグリとすれば気持ちよさそうに鳴き、御手洗の背中に腕を回し密着する。彼女の首元で妖しく光るのは黒いチョーカーだ。

 

 彼女が御手洗のペットである証であり、ある意味で彼女の誇り。猫又としての自身を否定してきた塔城小猫にとって白音という名は嫌っていたモノだった。自分を捨てた姉を思い出させるものでもあるから。だがあの日、初めて御手洗と交わった日、ようやく自身の全てを受け入れて受け止めてくれる主人と出会った。

 

 王であるリアスとは違い、肉体的にも精神的にも繋がれる唯一の主。

 

 そんな彼が気持ちよさそうに腰を振っている姿を見ると、つい嬉しくなってしまう。

 

「っく……!どうした?急に締め付けてきて」

 

「……先輩に気持ち良くなってもらおうとしただけです」

 

 ぱっちゅん♡ぱっちゅん♡と愛液混じりの抽挿音が個室に響く。

 

 白音の小さな尻を掴んで一気に持ち上げ、所謂駅弁の体勢になる。白音は見た目通りに軽く、男としては細腕な御手洗でも持ち上げることが可能だ。

 

 ふわりとした浮遊感に身体を固くした白音は支えにしようと必死になって御手洗にしがみ付く。腕が首に回り、足が腰を掴む。

 

 何時もよりも奥深く入るペニスの感覚に、思わず白音の顔が蕩けてしまう。

 

「うぉ!?この体勢になった途端、更に顔をエロくさせやがって!このエロガキが!」

 

「にゃぅん……!?先輩がいけないんです!私にこんな気持の良いことを教えるからぁ♡……オナニーでずっと我慢してきたのにぃ♡」

 

 一人でこっそりとしていたオナニーも気持ちが良かったが、愛しい主人と繋がるセックスは格別だ。お互いの体温を感じながら、絶頂へと登る。あぁ、なんと甘美なモノだろうか。

 

 結合部から奏でられる水音と、肉と肉がぶつかる音。それに混じった少女の嬌声。どれもが股間に響くモノで、もう既に御手洗のペニスは限界だ。

 

 ビキビキと幾つも重なる太い血管。せっせと血液を送り込んでは取り込み、結果的にペニス全体が膨張する。ただでさえ広がっている白音の小陰唇が広がり形を歪ませる。

 

 愛液を零しても零しても滲ませるエロく成長した彼女の膣襞。ペニスを舐めしゃぶる様に囲み、うねりを持って快楽を与える。

 

「っぐぅ……もう出るからな……覚悟しとけぇ」

 

「あっ♡あっ♡あっ♡私も、わたしもイきそうです♡でも、先輩と一緒が良い。一緒が良いですっ♡」

 

 上の口も下の口もキスをしながら二人で高みへと昇る。

 

 陰嚢の中で熟成された精液が出口を求めて動き回る。求める先は少女の子宮だ。御手洗の物しか知らない専用の精液捨て場に向けて動く。

 

 膣肉が痙攣し、その振動がペニスに伝わる。亀頭も膨らみ、膣肉を通して白音に御手洗の限界を伝える。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ぶびゅるっ♡びゅるるるるるるるるるっ♡

 

 ゴツンと子宮口と亀頭が触れ合った瞬間、鈴口から大量の精液が発射される。

 

 真っ白で濃厚な精液が我先にと小さな子宮に流れていく。到底受け止めきれない量を子宮で感じながら、白音もまた達する。

 

「んんん~~~~~~~っ♡イくぅぅぅぅぅぅぅぅ♡」

 

 天井を見上げるように仰け反りながら膨大な量の快楽を受け流す。膣の中で脈を打ち、精を吐き出すペニスを感じながら女として最高の悦に浸る。

 

 限界まで溜めた精を放つ解放感と、学園のマスコットである彼女を抱く征服感と優越感。

 

 あまりの気持ち良さに射精の後もにやけ顔が消えない。

 

 蕩け切った雌の顔でその熱と量を歓喜で受けれいた白音はそのまま眠る様に意識を手放す。白音は身体が小さいからか、直ぐにオーバーフローしてしまい気絶してしまう。それほど気持ちよくなってくれたと思えば喜びもひとしおだ。

 

 倒れそうになる彼女を優しく受け止め、便器に腰掛ける。まだまだ白音の熱が残っていて便器は温い。そのままぬいぐるみを抱きしめるようにして彼女が起きるのを待つ。

 

 時刻は既に夕方を終え夜だ。悪魔が活発になる時間で、彼女らを相手にする御手洗もまた活発になる時間。

 

 イリナを除いて悪魔と相手をしてきたからか、今の御手洗は人間でありながら魔に近い存在だ。セックスを通してリアスたち悪魔の魔力を吸ったからか、夜でも睡眠欲はあまり出ず代わりに性欲が増す。

 

 だからこそ、今は気絶している白音はこれからが本番を迎えるだろう。何度気絶しても彼が満足するまで抱かれ続けるのだ。




28日で休載すると言ったけど、書けた感じなので文字数は少ないですが一応投稿を。本当は夏休み中の出来事を書こうと思っていたのですが、何故か日常もどきを書きたくなったので……時系列は一応夏休み後なのかな?

首輪ックスの案が浮かばずに取りあえずって感じで書いてみたものです。

ですがご安心を。活動報告の方で良い感じの意見をくださった方がいらっしゃったのでそれを参考に書いてみようと思っています。

今回書きたかったのは冒頭の授業中のバイブです。本当はおもらしまでを書こうと思ったのですが、流石に授業中にそれを行うと記憶操作できても大変だなと謎の常識がストップをかけて来たので止めました。

多分次の作品は夏休み中の出来事になるかと思います……というか下書きはしてますので。小猫②の上に置くか、この下に最新話として置くかどっちがいいんですかね。思い付きで書いているので、時系列が滅茶苦茶なんですよね。

次回の小猫③を期待しててください。


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リアス③

今回は遂に気絶している相手を犯す鬼畜プレイに……!!

※今回は人によっては苦手なアナルセックスパートです。苦手な方はブラウザバックを推奨します。


「ふぅ……やっぱり温泉は落ち着くわね。隆はどう?気持ちいいかしら」

 

「源泉だって言うしな。日本人な俺からしたらそれだけで嬉しくなるってもんだ」

 

 二人がやって来たのは山奥の旅館。知る人ぞ知る旅館で、宿泊客は少ないながらも従業員の佇まいや、客への心配りなど随所で印象に残る。

 

 混浴をリアスが予約していたこともあり、旅館に着いて早々に浸かっている。

 

 しかし―

 

「おっぱいがデカいと浮くってのは本当なんだな」

 

「あら、大きいのも大変なのよ?肩は凝るし、好きでもない男に見られたり。ふふっ、でも隆なら幾らでも見て頂戴。私の身体も心もぜーんぶ貴方の物なんだから」

 

 男を魅了する妖しい笑み。

 

 心なしか淫靡な匂いが鼻をつく。

 

 誘われるように乳房へと手を伸ばす。その重量感を確かめようとたぷたぷと手の平で持ち上げるとずっしりとした返事を返してくる。 

 

 今もなお成長を続けているリアスの乳房はつい最近(男にとって)夢の110台まで育ったらしい。

 

 むっちりとした女子高生ばなれの乳房を揉みしだいていると男としての優越感に浸れる。かつては兵藤だけが触ることを許されていた乳肉は今や御手洗だけに許されている。

 

 手の平が沈み込む度にリアスが漏らす甘い吐息をおかずに手を動かし続ける。

 

 むにゅむにゅと指の間から顔を出す乳肉。揉まれている内に感じてきたのか先端が固く尖っていく。

 

「もぅ……エッチに揉み過ぎよぅ♡そんなに夢中になってくれるのは嬉しいけど……こっちもガッチガチね。私のおっぱいを揉みながら隆も気持ち良くなりましょうね」

 

 スラリと伸びた白い指がペニスに絡みつく。

 

 ぐぐっと頭を持ち上げている最中に握られた肉棒はビクンと反応を示す。

 

 一番敏感なカリ首に指が当たる様に作った指輪っかをリズミカルに上下に動かす。乳房を弄び、ペニスを扱くせいで温泉の湯がぱちゃぱちゃと波打つ。

 

 予約して取れた時間は一時間もあり、まだまだ二人での時間を楽しめる。

 

 固く尖った先端を摘まめばリアスが鳴き、カリ首の肉をゴシゴシと扱けば御手洗が鈍い声を漏らす。

 

 どちらともなく唇を近づけ、そのまま深い大人のキスを始める。

 

「んちゅ……れりゅ……れろれろ♡……ちゅ……んっ……ちゅるっ……♡」

 

 舌が蛇のように動き、相手の舌を絡め奪う。にゅるにゅると唾液ごと擦れば次第に頭の中がピンク色に染まっていく。

 

 温泉に入浴中だという事を忘れて夢中になって唇を吸い、相手の気持の良い所を擦り合う。

 

「リアス……俺……っ」

 

「ええ。私も一緒に……っ♡」

 

 目を開き、瞳を見つめ合ったまま舌と手だけを動かす。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 湯の中で射精させるのはと思ったリアスは御手洗の腰を持ち上げ限界に震える亀頭をパクリと咥え込む。

 

 喉奥に叩きつけられる白い雄の欲望は温泉並みに熱く、ネバネバと苦い。喉に精液を叩きつけられながらリアスは身体をビクンビクンと震わせる。

 

 彼女もまた絶頂し、湯の中で開いていた足の付け根にある女陰をヒクつかせている。

 

「もっと吸ってくれ……」

 

「ぢゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡」

 

 亀頭を咥え込み頬を凹ませ、卑猥な音を立てながら精液を啜る。

 

 尿道を精液が突き抜けていく感覚に身を委ねながらリアスの下品なフェラ顔を見る。学園のお姉様とは到底呼べない雄に媚びた雌顔。鼻の下を伸ばし、唇もまた伸びている。

 

 目だけがシッカリとペニスを見つめ、口内で舌をベロベロと動かし射精を促している。

 

「ぢゅぅぅぅぅぅぅぅ……んれろっ……ちゅるっ……れろれろ……」

 

 精液一滴も零すことなく食道を通り胃へと落ちていく。半固形物だからかぼとぼとと胃に落ちる音すら聞こえそうだ。

 

 億の数の精子はリアスの血となり肉となる事を考えると射精直後にも拘らずまたペニスが硬さを取り戻しそうだ。

 

「ちゅぅぅぅぅぅぅぅ……っぷぁ。全部飲んじゃったわ。苦い筈なのにすっかりと飲みなれた味ね。……って、また硬くなってるじゃない♡このまま合体といきたいところだけど、時間を忘れてしまいそうだから部屋でしましょうか」

 

 彼女の言葉を頷き、下半身の疼きを堪えながら二人して急いで身体を洗うと、部屋へと無言で戻った。

 

 ・

 ・

 ・

 

 温泉から上がったリアスの肌はほんのりと赤く、お湯で上がった体温は触れていると心地が良い。

 

 混浴風呂でイチャイチャしてた間に敷かれていた布団に二人して転がる。リアスは下に、御手洗は上に。

 

 会話もなしに見つめ合うとそのまま口づけを交わす。

 

「んっ……ちゅっ……ふっ……ちゅっ」

 

 触れるだけの甘いバードキス。顔に当たる鼻息が擽ったいが、それは彼女も同じだろう。

 

 暫くの間、そのままキスを続け興奮を高めていく。浴衣の下で射精を30分前にしたとは思えないぐらいガチガチに勃起し、張り詰めているペニスは痛さを覚える程だ。

 

 グリグリと浴衣越しに腹に押し付け、今から此処に入るのだと子宮に教え込む。と何時もなら言うのだが、今回は違う。

 

 膣ではなく、その後ろの穴―即ちアナルに挿れるとリアスと事前に決めていた。

 

 リアスは常々思っていたことがあった。

 

 御手洗に女を斡旋するのは構わない。彼に集まる女が増えるという事は彼を守る人が増えるという事に繋がるからだ。ヴェネラナやグレイフィアは旦那も子供もいたから仕方ないが、自分も彼を初めての人にしたいと心の片隅で考えていた。そんな時に思いついたのがアナルセックスだ。

 

 リアスの表向きの彼氏である兵藤一誠はおっぱいに並々ならぬ情熱を持った男で愛を確かめ合う為に身体を重ねたが、あまり雌穴への関心はなかった。

 

 御手洗の手によって弄られ、解れたケツ穴は今ではペニスを咥え込むことが出来るだろう。全ては今日、この日の為に。

 

「このまま正常位で入れても良いけど、俺はリアスのデカ尻を見ながらしたいからバックで良い?」

 

「勿論よ。私の全ては隆のモノなんだから。貴方がしたいやり方で来て頂戴」

 

 コロリとうつ伏せになり、豊かに実った果実が布団と身体の間でぐにゅりと歪む。大きく張りのある臀部は御手洗を誘うようにふりふりと横に揺れている。

 

 ぐわしと尻肉を掴むと尻たぶを開き、期待で震えているケツ穴をジッと見つめる。

 

 指とバイブで開発された尻穴はパクパクと開閉を繰り返し、真っピンク色の粘膜を見え隠れさせている。

 

 マンコよりも狭苦しく、搾り取る事を目的としていない不浄の穴。

 

 親指でスリスリと穴の形を確かめるように触れるとリアスの身体がビクンと跳ねる。高々と尻を掲げ、御手洗にもっと弄ってほしいとイヤらしく揺れる。

 

「今からリアスのアナル処女を貰うからな。開発しつくした穴にチンポ突っ込んで、今日からは出すだけじゃなく、搾り取る穴に変えてやる」

 

「あぁぁぁぁぁぁ♡♡♡隆に処女を貰ってもらえる♡……私のアナルを隆好みの下品な穴にして……っ♡」

 

 ペニスを握り亀頭をきゅうっ♡と狭まっている穴に密着させる。ゆっくりと亀頭が飲み込まれていく。

 

 膣よりも反発力が強く、下手したらペニスを噛みちぎられそうな程ギチギチと締め付けてくる排泄孔。

 

「おぉぉぉぉぉぉぉ♡入って来てるぅぅぅぅぅぅ♡♡♡……チンポがケツ穴にぃぃぃぃぃぃ♡♡♡」

 

 下品で野太い声を漏らし身体を震わせるリアス。御手洗もまた苦しそうな声を漏らしながら腰を前へ前へと突き進める。

 

 開発したとはいえ、初めてのペニスにビックリし反射的に締め付けてくる穴は狭苦しい。小柄でロリみたいな見た目の小猫のマンコよりも狭いが、長さは尻穴が勝り何とかペニスの全身を咥え込むことに成功した。

 

 根元から先っぽまでを締め付けられ、今すぐにでも射精したくなる。というか一度射精をして滑りを良くした方が良いかもしれない。

 

「くっ……リアス、一度出すっ……!」

 

「え、えぇ。好きにして頂戴」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 膣とは違い、子宮が無い腸に直接熱い精液が注がれる。ピンクの粘膜を真っ白に染め上げていく雄の欲望。

 

 灼けるような熱さがじんわりと腸壁に滲み込み、リアスの股座からも熱い体液がぴゅぴゅっと勢いよく飛び出す。

 

 初めてのアナルセックスだというのに中イキをしているのだ。顔をだらしなく歪め、あぁぁぁぁぁ♡とゾンビのような呻き声で快楽を受け止めている。

 

「っ!……はぁ、ふぅ……これでアナルの滑りが良くなるな。おーいリアスー?……あー、意識が飛んじゃったかぁ。ま、このまま使わせて貰おう」

 

 気絶したリアスをまるで道具のように使い始める。

 

 むっちりとした尻肉を掴み、ばちゅん♡ばちゅん♡と腰を前後に振るう。

 

 張り出たカリ首、強度を取り戻した肉竿がぐりぐりと射精を受けて蕩けた肛肉を掻き抉っていく。奥の奥を呆気なく突き、雄の体重を乗せたピストンを打ち込んでいく、

 

 気絶しながらもリアスはツンとお尻を突き上げるようにして御手洗の腰とぴったりとくっ付けたまま、まるでお尻を擦り付けるようにしてははしたなく身を揺する。膣も絶頂で蕩け、とろりと愛液の糸を引きながら布団を汚している。

 

 意識がなくとも雄に媚びる可愛さに流石の御手洗も我慢が出来ずに抽挿を激しく変化させていく。

 

 肉と肉のぶつかる音に混じってペニスが尻穴から出る度にぶぼっ♡ぶぼっ♡卑猥な空気の奏でる音が聞こえる。それは屁をこいているようにも聞こえ、リアスのような絶世の美女からの音に余計に興奮を覚えてしまう。

 

「マンコも気持ちいいのに、アナルも名器とかヤバすぎるだろうっ!……さっき出したばっかだけど直ぐに出したくなってきた……っ!」

 

 デカ尻を押し潰すかのように体重を乗せ、ペニスの切っ先を奥の奥まで入れ込む。腰を捻り、ぐりぐりと腸奥をかき回す。

 

「――ぁ゛ッ♡お゛ッ、ぉ゛ンッ♡―――ぁぁんっ……♡」

 

 意識はなくとも快楽はしっかりと感じているのか、甘ったるく蕩け切る愛らしい嬌声が否応なしに雄の衝動を昂らせて来る。

 

 ぐつぐつと陰嚢の中で精液が動き回り温まっていく。直ぐにでも発射され、その奥にドクドクと刻み込みたくなる。

 

 そんな衝動を抑えながら腰を落とす。狭隘な直腸を容赦なく掻き分け、抉りぬきながら最奥へと至る。

 

 だがそれも直ぐには保てず崩壊する。御手洗の頭の中から理性という文字は消え去り、この気持ちのいい穴の中に精液を吐き出す事しか考えられなくなってしまう。

 

 身体は言う事を聞かず、汗を飛び散らせてしまう程に腰をぶつけ、抜き挿しの度にぬじゅっ♡ぬじゅっ♡と腸蜜が絡み淫らな蜜音を引き連れながらピストンを繰り出していく。

 

 腸壁を抉るたびに締め付けが強まり、気絶している間も着実に尻穴の絶頂を覚え込んでいく。

 

 先に出されたドロドロでネバネバな精液のおかげで解れた腸壁は適度な反発をしながらもしっかりとペニスを咥え込み、排泄だけの用途以外の役割を必死になって勉強していく。

 

 リアスの身体に腕を回し抱き着く形でラストパートを駆ける。

 

 自然と絡みついてくる襞を堪能して、ぐっと奥に入れ込んで腸奥―果てには子宮裏を貫いていく。切なく震えていた子宮も押し潰す様に貫くと面白いぐらいに彼女の身体が跳ねる。

 

 そのまま腸肉を余すところなく擦りたて、掻き抉り傘を広げたカリ首がまとめてこそぐようにケツ穴をほじくり返し、また突き入れる。子宮裏を執拗に叩くように何度も何度もピストンを打ち込んで。

 

 意識が無いまま甘い嬌声を上げ、身体が跳ね御手洗の抱擁から逃れようと暴れるが、雄の力強さを教え込むかのようにがっしりとホールドされてしまう。

 

 動物の交尾のように激しく腰を前後させ、どちゅっ♡どちゅっ♡と子宮裏を叩きながら射精の為にペニス全体が震える。

 

「くっ……!」

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 口を開いた鈴口から白濁とした臭い雄の欲望が解き放たれる。ペニスの蹂躙によって充血して真っ赤な腸内を白く染めようと奥へ奥へと流れ込んでいく。

 

「ぁ、んッ♡――――あ゛ッ♡あっ、ひッ♡ぃンッ♡イッ♡イクッ♡イクぅンッッ♡♡♡」

 

 流石に精液を腸壁で浴びれば意識を取り戻したのか、躾けられた犬のように絶頂を御手洗に伝えるべく淫らに喘ぐ。

 

 今日一番の絶頂に浸りながら、尻穴をキツく締めあげる。中に入っているペニスが苦しいほどの締め付けだが、丁度いい機会とばかりに締め付けている腸壁目掛けてぐりんぐりんとペニスを動かす。

 

 形を覚えさせるように動かし、尚も吐き出している精液を塗り込んでいく。今まで出すだけの為の穴がしっかりと彼好みへと変貌していく。

 

 魔人に変わりつつある彼の本気の射精は一分以上かかり、出された精液のせいか腹がポッコリと膨らむ。

 

「ふぁ、あ、ぅン……♡」

 

 蕩け切った声を漏らし、リアスが心地よさげに鳴く。朦朧とした意識の狭間にありながら官能の激感に浸っているのであろう、現状を理解しないままにだらしなく小さな舌先を零している。

 

「いやぁ、出した出した。三度も出しても収まらないとかやべぇな。これが若さって奴か?んー……さっきは夢中になってしたけど気絶している女を抱く趣味はないし、もう一回風呂でも浴びて来ようかな。全身汗でベトベトだし」

 

 部屋に残されたリアスの尻穴からはぶびっと吐き出された精液が逆流し、下品な音を立てながら噴き出ている。

 

 リアスが呼吸をする度に飛び出ては敷かれている布団を汚す。しかし、リアスには意識もなくそのまま卑猥なままに倒れ込んでいるしかない。

 

 きっと御手洗が風呂から帰ってきたころには意識を取り戻し、また彼に気絶するまで抱かれてしまうだろうが。

 




誰を初アナルセックスにしようかと思ってたけど、ハーレムの中でも立場がハッキリとしている(隠しているが恋人)リアスにしました。

旅行へ行くシチュを読者さんから貰っていたので、これ幸いと少し混ぜてみました。といっても旅館しか出てないから旅行とは呼べませんが。

二学期の作中で行われるディオドラの話ですが下書きの段階ですが無事にキンクリされました。僅か数行。仕方ないんや。バトル物書けないし、御手洗君関わらないし。


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ソーナ①

眼鏡キャラは書かないと言ったな。アレは嘘だ。

過去最低の屑っぽくなった。不思議。

毎回の誤字報告助かっております。気をつけてはいるのですが結構多いですね。

※今回はレイプ風みたいになっているので苦手な方は気を付けてください。




 その日、支取蒼那はとある男子生徒に呼び出されていた。

 

「手紙で連絡をくれたのに遅くなっちゃったわ。まだ残っていると良いのだけど」

 

 呼び出された場所はオカルト研究部のある旧校舎で、夕方も過ぎ夜に近い時間だからか人の気配は全くない。

 

 蒼那の足音だけが響く中、やや早足で目的地へと向かう。

 

「あれ?こんな教室旧校舎にあったかしら。まさか……リアスったら生徒会長である私に報告もしてないの……?はぁ……あの子ったら」

 

 ガラガラと教室の扉を開くと、呼び出したのであろう男子生徒が暇そうにしていた。

 

 空き教室とは思えない高価な調度品やカーペットが敷かれている。部屋の奥をよく見ると大型のベッドが鎮座している。

 

 部室以外の教室の私物化は生徒会長としては見逃せない。

 

 手紙の差出人の名前は載っていなかったが、彼が蒼那を呼び出した人物であろう。親友であり、魔王を輩出した家同士という事で昔から仲の良いいリアスが最近よく話す人物に似ている気がする。

 

「確か……御手洗隆くんでしたよね。私に話とは何でしょうか」

 

「面倒な前置きは無しにしましょう。これ、見覚えありますよね」

 

 そう言って御手洗が蒼那に突き付けたのは一枚の写真。生徒会と思わしき部屋で二人の男女が愛を確かめ合っている光景が鮮明に映っている。

 

「これは……」

 

「俺の記憶違いでなければ二年の匙ですよね。まさか駒王の生徒会長が放課後にこんな事をしてるなんて思いもしませんでしたよ」

 

「何でこれが……?」

 

「教室に忘れ物を取りに行った日に偶然見ちゃって、思わず撮っちゃったんです。こんな淫らな事をしている人がいるんだなって。まさか生徒会長だとは思いませんでしたけどね」

 

「アナタはそれを私に見せて何がしたいんですか」

 

「そうですねー……これを学園に報告しても良いですし、処分してもいいかなぁ。まぁ、でも会長次第って奴ですよ。誠意?って言う奴を見せて欲しいなって」

 

「……アナタって最低な人ですね」

 

 支取蒼那は生徒に隠している事がある。

 

 それは彼女が実は人間ではなく、悪魔だという事。それも只の下級悪魔ではなく上級悪魔と呼ばれる者で、更に加えると彼女の実家は冥界でも有名だ。

 

 グレモリーに並ぶシトリー家の次女で、姉が魔王になったからと次期当主になる事が決めっている。

 

 こうなったら洗脳魔法を使って彼から写真を取り上げるしかない。同時に記憶を改竄する魔法も使ってあの日の出来事を忘れさせよう。魔力を練り上げ、彼に近づこうと動く。

 

 が、

 

「あ、無駄ですよ。この部屋には魔力を無効にする魔道具?ってのが置かれているんで」

 

「魔道具……まさか!?」

 

 部屋に置かれている調度品を見るに、この部屋を用意したのはリアスに間違いない。となれば魔道具を用意したのもリアスだろう。

 

「アナタ……リアスと契約していたのね!私を捕まえるために……!」

 

 イヤらしく顔を歪め近づく御手洗。否が応でも彼の求めている事を理解してしまう。

 

 ならばせめて――

 

「契約、私と契約をしましょう。今から私の身体を自由にする代わりに貴方は写真を破棄しなさい!」

 

 契約書を取り出し彼に突き付ける。

 

 契約書には蒼那支取の本当の名であるソーナ・シトリーの名で作られ、また御手洗の名前も載っている。

 

「契約ですか……悪魔は楽でいいですね。契約で縛れば簡単ですから」

 

 ペンを取り出すとサラサラと同意の旨を書き記す。

 

 契約書にはソーナの言った通り、今この瞬間彼女の身体を自由にする代わりに御手洗は写真を破棄すると書かれている。じっくりと眺めた後、彼女に手渡す。

 

「っ!……これで契約は完了です。まずはその写真を私に下さい」

 

「えぇ、どうぞ」

 

 渡された写真をビリビリと破る。本当は魔力を使って塵にしたかったが、魔道具で魔力を練れず人力だ。

 

 パラパラとゴミとなった写真が床に舞い落ちる。これで証拠は消えた。後は不本意ながら彼との契約を履行するしかない。

 

「この部屋には都合よくベッドがあります。流石の私も契約とはいえ床でするのは嫌なので彼方でしましょう」

 

 嫌そうな顔を隠しもせずに彼に見せ、ベッドに腰を掛ける。

 

 突然だがソーナはコンプレックスを抱いている。同じ悪魔で年齢も変わらないリアスと比べて貧相な自身の身体に。

 

 なだらかな胸はカップ数にしてBカップぎりぎり。そんな貧相な胸と比べてでっぷりと肉の乗った豊満な臀部。アンバランスな身体に嫌になってしまう。

 

 歩くたびにむちっ♡むちっ♡と左右に揺れ、男女関係なしに視線を集めるこの尻が嫌いだ。

 

 一度だけ肌を重ねた匙はチャームポイントだと言ってくれたが、それでもやはり嫌いだ。まるで自分が太っているように思えてしまうから。

 

「会長ってエロい身体をしてますよね。廊下ですれ違うたびにそう思ってましたよ」

 

「はぁ……?ムードを高める為だからといって下手な慰めは要らないです」

 

「いえいえ、本心ですよ。そうですね……まずは会長の裸を見せてもらいましょうか。あの出来事が初めてだとすれば会長の裸を見た二人目の男になるんですかね」

 

「……っ!そうよ。匙以外にはアナタだけよ。忌々しいけど」

 

 制服に皺が付かない様に、しかしこの状況に苛立ちを覚えて乱暴に脱ぎ捨てる。羞恥心はあるが、それを彼に見せるのは負けた気がしてしまう。

 

 彼の顔を睨みつけながらスルスルと制服を脱ぎ捨てて、産まれたままの姿になった。

 

 まだまだ夏の暑さが残っているからか、部屋の中はじんわりと暑く、裸になっても寒気はやって来ない。

 

「うっわぁ……思ってた通りにエロい身体です」

 

「っ……ジロジロと見ないで下さい!」

 

 男の経験がほぼ皆無と言っても過言ではない裸は禁断の犯し難い処女性を感じさせると同時に、禁断だからこそ触れたくなるエロスを含んでいる。

 

 彼女のコンプレックスである乳房は起伏に乏しいものの、やや茶色に色づいている乳輪と乳首が視線に止まる。彼女は女の色気を感じさせない残念な胸だと思っている乳房だが、その小ささすらも一つの特徴として愛おしさを感じさせるものだった。

 

 陰毛はあまり生えない体質なのか、薄らと茂っているだけだ。遥か年上だというのに、年下みたいな身体に笑みが零れる。

 

 一回だけ男を許した秘所はピッチリと口を閉じていて、綺麗な縦筋だ。

 

 その秘部のある腰は肉付きが良く、尻肉がこれまたイヤらしくベッドに触れ形を歪めている。柔らかそうで、触れれば指が沈み込んでしまいそうだ。

 

 対して足には肉が殆どついてはおらず、スラリとモデルのように長い。リアスよりも身長は低いながらも引けを取らない大人の女の色気を充分に感じさせてくる。

 

「じゃあこのまま会長のエロい身体に触れますね。気持ち良ければ声を出して構いませんよ」

 

「アナタの拙い手技で気持ち良くなるわけないですっ!自惚れるのもいい加減にしてください。これだから童貞は……」

 

 まさか彼が複数の女を食ってきたヤリチンだとは思わないソーナ。

 

 彼女からすれば御手洗はモブ同然の見た目をしている。女性経験などないとタカを括っての余裕だ。最も、ソーナも匙という男子生徒以外との経験はないのだが。

 

 そんな彼女が女を堕とすことに関して百戦錬磨の御手洗を相手にしたらどうなるかは火を見るよりも明らかだ。

 

 ゆるゆると揉まれる胸からは今まで感じた事のないような感覚が薄らと広がり始める。

 

 匙とのセックスでも彼はあまり胸には興味を抱かず、何方かと言えば彼は尻ばかりを触っていた気がする。

 

 触られている個所からやってくる謎の安心感からか、気が付いたらソーナは御手洗に身体を預けていた。

 

「会長、何だかんだで気持ちが良いみたいですね。ほら、乳首と乳輪がイヤらしくぷっくりとしてきましたよ」

 

 指の腹をスリスリと乳輪には這わせて刺激する。ぷっくりとした乳輪に触れはするものの、乳房の中で一番敏感な乳首にはギリギリで触れず、もどかしさだけが募っていく。ギリギリまで指がやって来るとピクリ、ピクリと身体を浮かせて反応してしまう。

 

「っ♡……ふっ……」

 

「さっきも言ったように口開けて可愛らしく喘いでくださいよ。これはレイプじゃなくて契約の下に行われているセックスですよ?もっと素直にならなくちゃ」

 

 下唇を噛みしめ、声が漏れるのを堪える。

 

 そんな意志とは裏腹に太腿を擦り合わせ、くちゅくちゅと音を鳴らしている事に彼女は気が付いているのだろうか。

 

 後ろからソーナを抱き抱えるようにしながら二つある未成熟な果実を弄ぶ。

 

(こんな感覚、知らない……)

 

 匙は若さに任せた乱暴なセックスでとてもではないがソーナを労わるような優しさを与えてくれなかった。だがそれも仕方のない事だろう。初めてのセックスの相手がソーナのような美少女だったのだから。

 

 匙もまた初めてだったのだからとソーナは思い、彼とのセックスを良かったモノとして思い出にしているが、御手洗の愛撫のせいで消えてしまいそうになる。

 

 もどかしい気持ちからやって来る期待感。何でこんな男にという屈辱感。熱を帯び始めた息と身体。

 

 様々なモノが混ざり合ってソーナはおかしくなってしまいそうだ。

 

「じゃあ乳首、触れますね。今度はちゃんと声を聞かせてくださいね」

 

「ひぅっ……!」

 

 真っ赤に充血して摘み取られる時を今か今かと待っているように見えた胸の頂を、御手洗は親指と人差し指で小さく摘まむ。

 

 強く走った未知の感覚にソーナの喉奥からは声が漏れ、その事を恥じたソーナは、頬を赤く染め口を結ぶ。

 

 その様子に気を良くした彼は、じっくり育て上げた果実を愛でるようにして摘まみ、押し潰し、転がしてと様々な方法で刺激を続ける。

 

 ソーナも年頃の少女である以上、ムラムラと溜まった性欲を解消するためにオナニーをする事がある。乳首を弄って気持ち良くなる―所謂チクニーをする事があるのだが、その時以上の快楽が身体の内側から沸き上がっては弾けていく。

 

 自分の指とは違う、少しゴツゴツとした男の指の感触。嫌いな筈の男からの愛撫を受けては甘く切ない声が勝手に出てしまう。

 

 一度出てしまうと後は抑えきれなくなり、彼の腕の中で何度も何度も喘ぐ。

 

(何で私、こんなに気持ち良くなってるの……?)

 

 いつもと決定的に違う自分の身体。

 

 知らない感覚に支配されつつある身体に一抹の不安を覚えるソーナだが、そんな気持ちとは裏腹に、その吐息は少しずつ熱くなっており、じっとりと汗ばんだ身体に彼の手が触れても最初のような拒絶感は湧かなかった。

 

「んっ♡……ふっ♡……くぅ……!」

 

 乳首を引っ張る様に弄られては可愛らしく喘ぐ。普段の知的な生徒会長ではなく、一人の少女としてのソーナになってしまう。

 

 眷族の誰にも見せた事のない等身大の自分。知的でクールを装っていても実は可愛いものが好きだったり、意外と熱くなりやすい性格だったりする自分が表に出てきてしまいそうだ。

 

「会長、気付いてますか?」

 

「ひぅ!?な、なんですか」

 

「さっきから太腿をモジモジってしてる事をですよ」

 

 囁くように耳元で呟かれ驚いてしまう。しかし、彼の言う通りに下半身に視線を向けると勝手に動いている太腿が目に入ってきた。

 

 御手洗の女を雌に堕とす魅惑の手技で何時の間にか濡れていたソーナの秘部。まだまだ少女然とした綺麗な縦筋が内側から溢れ出す愛液で光らし、捩るたびに形をイヤらしく歪めている。

 

 クリトリスよりも乳首でオナニーをする事が多いからか、同年代の女子と比べると小さな陰核。包皮に包まれており、そのピンクな粘膜を隠している。

 

「な、何でこんなに……?」

 

 匙とのセックスの際にはローションを膣に入れる事で愛液代わりとして使った覚えがある。オナニーをしている時もこんなに濡れた覚えはない。溢れ出した蜜は太腿を伝い、足首までを濡らしている。

 

「エッチなお汁で濡れちゃってますね。気持ち良くなって頂けてるようで嬉しいですよ。おっぱいはここまでにして、次はおマンコを弄りましょうか」

 

 ガバっと足を開かせ、閉じれないように左右に開いた太腿を上からガッチリと御手洗の両足を乗せて、ベッドとの間に挟み込む。

 

 発情した女陰は触れると熱い。糸を引く愛液で濡れそぼっており、着実に交尾への準備を整えているようだ。

 

 口では強がっているものの、身体は素直で彼から与えられる快楽に正直だ。

 

「じゃあ会長の経験人数一人の雑魚マン、俺の太い指が弄り回しますからね。ぐちゅぐちゅってかき混ぜて何度でもイカせてあげます」

 

 耳たぶを食みながらこれから先の未来を伝える。

 

 触れられる前に言われるとソーナの聡明な脳が活発に動き、淫らな妄想を描き始める。

 

 (現実でもそうだが)彼の手技で無様に喘がされる自分を想像しているとヌルリと蜜壺に指が潜り込んでくる。

 

「ひぃん!?……あっ……おっ……おっ……んっ、んっ……♡」

 

 中指を突っ込み、親指で小さなクリトリスを刺激する。

 

「会長ってマゾだったんですね。嫌いな男に拘束されてこんなに濡らしちゃってるんですから」

 

「マ……っ♡」

 

 抗議するような声を上げつつ、しかしソーナの腰がヒクンと跳ねて、狭い膣肉がきゅうっと締め付けてきた。

 

 柔らかく熱く湿った膣肉が心地いい。ここにペニスを突っ込めばどれだけの快感を得られるだろうか。

 

「こんだけ乱れてるんですから否定はさせませんよ?」

 

「ち……ちが……っ♡んぅっ♡しょん、な……っ♡ふ、ぁああ――っ♡ひょこっ♡やぁ……♡」

 

 陰核の裏側をつぅ、と撫でてやるとぞくぞくぞくぅ、と彼女の背筋に快楽の電流が走るのが見て取れる。

 

 快楽が全身に回りすぎたのか、支えを求めて御手洗にぎゅうとしがみ付いてくる。

 

 柔らかい雌肉の躍動が指越しにハッキリと伝わってくる。豊満な臀部がグリグリと無意識に御手洗の股間に押し付けられており、すっかり身体は堕ちてきたようだ。

 

「っ♡ふ、ぅ゛う゛……っ♡」

 

 襞の凹凸を確かめるようになぞっていると一部だけザラザラとしている場所が指先に当たる。

 

 指の先を曲げ、カリカリカリと引っ掻くとビクンビクンと跳ね、一際甲高い声が上がる。

 

 既に彼女の中には御手洗への嫌悪感も匙への申し訳なさも消え去り、募る快楽だけが残る。

 

 しがみつく腕の力は強く、魔人になる前の御手洗であれば怪我をしていたかもしれない。言い換えれば上級悪魔であるソーナの無意識に込められた力にも耐えられる耐久力を彼は手にしていたのだ。最もそれが役立つ場面はこういう時しかないだろうが。

 

 ぶりゅんっ♡と包皮を剥き、遮るモノが無くなった陰核を丁寧に揉み解しつつ、ぷっくりと膨らんだ膣の上側の肉を押し潰し、スリスリと優しく撫でまわす。

 

「あっ♡……やっ、やだぁ……気持ち良いのが来ちゃう……お゛っ……ああああぁぁぁぁダメダメ♡……っぐ……!」

 

 首を激しく振り、髪の毛を散らしながらソーナの腹部が痙攣する。絶頂をしたのだろう。

 

 イく前の苦しそうな声から一転、脱力しながら気持ちよさそうに小さく喘いでいる。目の焦点は定まっておらず、天井を向いたままだ。弛緩した身体を御手洗に預け、絶頂の余韻に浸っているようだ。

 

「派手にイキましたね。見ていて嬉しかったですよ。会長みたいな美人さんが俺の指でアクメしてくれるなんて」

 

「ふーっ、ふーっ……んっ♡……はぁ、はぁ……あ、アナタを侮ってました。まさかこんなに手マンが上手だなんて♡」

 

「これでも女性経験は豊富ですからね。会長のような知的な人は初めてですけど」

 

「まさか見誤っていたとは……私もまだまだです。それで?これで終わりで良いですか」

 

「いえいえ。まだ俺が気持ち良くなってないですよ。丁度良いですし、このままアクメ決めたばっかのおマンコにチンポ入れますからね」

 

「ご、ゴムをしてください。望まない妊娠は私もアナタも不幸にしますから」

 

「ゴム……ですか?残念ながらもってませんよ。それに会長って悪魔なんですよね?なら妊娠し辛いですし、いいでしょ?」

 

「まさかこれが狙い……?……分かったわ。一回だけよ。いい?一回だけですからね」

 

「じゃあ許可も貰えましたし、早速……」

 

「ひぁあ!?アナタのお、おちんちんそんなに大きいの!?嘘……匙のよりも圧倒的に……」

 

 ぶるんと勢いよく飛び出した彼のペニス。パンツの中で窮屈そうに勃起していたモノが、生き生きと外気に晒される。

 

 皮が完全に剥けた亀頭は赤黒く、淫水焼けした亀頭は彼が女を泣かせてきた証だ。竿に浮かび上がる血管は幾つもあり、ソーナは思わず息をのむ。

 

 匙の時には感じなかった本能を揺さぶるような雄の濃厚な匂いすら漂っているように思えてしまう。

 

「あ、もしかして会長。匙のチンポよりも大きくてびっくりしちゃいました?最近使い過ぎて前よりも大きくなったんですよね。結構自慢のモノなんですよ。これが今から会長の膣内に入って気持ちのいいポイントを探り当てますからね」

 

「ちょ、ちょっと待つっっっっ!!!!」

 

 驚愕から立ち直ったソーナが静止を呼びかけようとするが、その言葉を言い切る前に御手洗の肉棒がソーナの奥深くへと突き刺さる。

 

「イっ、っ……ッッ!!!」

 

 ソーナは身体を突き抜けた痛みに身体を固め、手を握りしめ耐えた。先程まで全身を支配していた快楽が薄れ、悪魔としてまだ慣れている痛みが支配的になった事で普段の気強さが彼女の瞳に戻る。

 

 睨み付けられている事に気が付いた御手洗は両手の指でソーナの乳首を押し潰した。

 

「っあッ♡ンンッ♡♡」

 

 その瞬間、ビリっと流れた電流にソーナの頤はくんっと上がり普段の知的な雰囲気からは想像も出来ないような声が漏れる。

 

 アクメ前の気持ちよさそうな声に近く、彼女が御手洗に身体を支配されつつあることを物語っている。

 

「んっ……♡ンンッ♡いやぁっなに、これ……♡」

 

 極太のペニスが入ったことに対する衝撃よりも、匙との初セックスでは感じる事の出来なかった強い快楽に身を捩って悶える。

 

 その様子を面白がるように御手洗はぴんっと尖った乳首をくりくりと弄び、ソーナはその動きに合わせて声を上げる。

 

「これが本当の快楽ですよ。手マンでのアクメよりも、乳首でのアクメよりも気持ちが良いのがセックスです。これから会長の身体にしっかりと刻み込んであげますからね」

 

「そんな、ものっ、ぁッ♡」

 

 身勝手な御手洗の物言いに反論したくなるが、固く尖った乳首を摘ままれると言葉が紡げなくなってしまう。

 

 奥まで差し込んだペニスを思い出したかのようにグリグリと子宮口に擦り付ける。セックス慣れをしていないまだまだ固い子宮口を抉じ開けるように亀頭を押し付けると苦しそうで心地の良さそうな声を漏らす。

 

「会長のポルチオ固いですね。もしかして匙のはここまで入らなかったんですかね。ほら、喘いでないで答えてくださいよ」

 

「おっ……んっ……ひぅっ♡……そ、そうよ。匙のおちんちんは其処まで入ってないの。だからもう少しゆっくり……ふぎゅぅぅぅぅ♡♡♡」

 

 返答とばかりにガツンと亀頭が刺さる。

 

 雄に従えとばかりの彼の乱暴なセックスに勝手に身体が媚びてしまう。ソーナは否定するだろうが、既に彼女の本能はこんな気持ちの良いことをしてくれる相手を嫌うなんてと堕ちた。ペニスの形を覚えようと、初めての時とは違い積極的に媚肉が動く。

 

 御手洗の腰使いに合わせてムズムズとした快楽が這い上がってくる。

 

「はぁ……はぁ……んっ……ふ……」

 

(な、なんで私こんなに気持ち良くなって……)

 

 自身の身体の中で脈打つペニスの存在感を熱量と大きさで嫌でも感じさせられる。

 

「ん……んっ……はぁ、っ……ぁ……♡」

 

「会長のマンコ気持ちいいですよ。俺のペニスをこんなに締め付けてきて」

 

「私は、最低……よ。こんなおっきなモノを遠慮なく入れてきて」

 

 否定する彼女とは裏腹に膣内は御手洗のモノを覚えよとしてぎゅっ♡ぎゅっ♡と伸縮を繰り返し、絡みつく肉襞はペニスを労わる様にして絶え間なく刺激を与える。

 

 熟れた女性を夏休みに思う存分抱いていた御手洗は新鮮な青い果実に内心であくどい笑みを浮かべる。

 

 学園の二大お姉様であるリアスや朱乃の影に隠れがちだが、ソーナもまた立派な美少女だ。そんな美少女を抱けている優越感と、匙という男の残念さを覚える。

 

 こんな美少女を満足させられないなんて男としての価値はあるのだろうか。気持の良いポイントであるGスポットは指でも弄れる比較的浅い位置にあったが、それと同等かそれ以上の快楽を得られる子宮口を開発していないなんて可哀想な奴だ。

 

 本当は弄ぶだけ弄んでヤリ捨てようと思っていたが、予想外にも名器な蜜壺で勿体なく思ってしまう。

 

「んぅ……ん……あ……」

 

 膣内で動くペニスに合わせて腰が勝手に動き、彼女が自分から気持ち良くなろうとしている。

 

 上下にペニスを出し入れするだけでなく、かき混ぜるように横にも振る。

 

 その動きによって拙かった初エッチの思い出が変わっていくのがソーナはしっかりと感じ取った。

 

「やだっ……やだやだやだ!……私の匙とのセックスの思い出を上書きしないで♡気持ち良くなりたくないのぉ♡」

 

 涙を浮かべ懇願する彼女は加虐心を大いに煽る。普段の彼女からは想像も出来ない弱弱しい声。

 

 大切に思い始めてきた男の子との思い出が、御手洗との乱暴なモノに書き換わっていく現状を受け止めきれないのだろう。

 

 大事な思い出が書き換わっていくのを弱弱しく否定する彼女の身体はやはり快楽に素直で、挿入時と比べるとはるかに彼の肉棒の形に馴染むように変化しており、それは彼の快楽を引き上げると同時に、ソーナがより感じられるように御手洗のモノへと馴染んだ証拠であった。

 

「嫌がる女を抱くってのもまた乙なもんだなぁ……」

 

 現実を受け止めきれないソーナを見てニヤリと愉悦の笑みを浮かべた御手洗は、慣らすような動きを止め、ペニスをゆっくりと引き抜き、カリ首が見えようというところでまた埋没させていく。

 

「んっ……ん……ん……んっ……んぅ……♡」

 

 馴染んできたとはいえ、まだまだ処女めいたの膣圧の高さは健在だ。

 

 ペニスに吸い付くと離そうとしない肉厚さは正に名器だ。突き動かすたびに膣の肉襞を掻き分けていく感覚が堪らない。言葉に出来ない快楽がペニスから背筋へと抜け這い上がってくる。

 

 慣らすような動きから一転、愛を確かめ合うようなねっとりとした抽挿に変わる。それは御手洗がソーナの膣を味わうだけでなく、ソーナもまた御手洗のペニスの感覚を味わうモノとなる。

 

 焼けた鉄のような熱さは匙のモノと差があまりないが、それをかき消す長さと太さを兼ね備えた肉棒が膣の中を掻き回す感覚に、ソーナの身体は悦び震え、喉からは男を昂らせる声が漏れ出てしまう。

 

「ごめんなさい……ごめんなさい匙……私、わたしぃ♡」

 

 声は一度出ると抑えることが出来ずに、甘い雌の声を響かせる。

 

 逞しさを感じるほどに自身を貫くペニスは雄々しい。ペニスにもたらされる快楽が心地よく、そんな自分が嫌になり、眷族であり生徒会の仲間であり、最近になって男として見れる関係にまでなった匙への謝罪の言葉が口をつく。

 

 快楽と後悔の混じった涙が頬を伝うも既に蕩け切った表情だ。

 

 あっという間にソーナの膣にある弱点を見抜いた御手洗は執拗にカリ首で擦ったり、亀頭を押し付けたりしている。

 

 その甲斐か、硬かった膣も柔らかく、淫靡なモノへと変わり同時にペニスへの拒絶感が無くなってしまっている。

 

 雄としての違いを知らしめる様に動き回っては、何度も軽い絶頂をさせられる。身体からは完全に力が抜け、今ではすっかり彼の腕の中に大人しく収まっている。

 

「会長も大人しくなりましたね。あんなに首を振ってたというのに。快楽に素直な会長、可愛いですよ。このまま俺の専用オナホにしたいくらいです」

 

「やぁ……私には匙がいるもの……」

 

「でもその匙はここまで会長を気持ち良くしてくれましたか?ヌルヌルの膣を掻き分けて、奥にあるポルチオを突いてくれましたか?」

 

 耳が弱いのか囁く度に身体を跳ねさせている。

 

 彼の言葉を跳ねのけようと耳を塞ぐと、今度は逆に膣からの衝撃に敏感になってしまう。

 

 御手洗の言う通り、傘を広げているカリ首がガリガリと膣壁を抉り、敏感になったところをトドメとばかりに太い肉竿や亀頭が遠慮なしに当ててくる。

 

 呼吸が出来なくなるぐらいの快楽が流れ込み、パクパクと陸に上がった魚のように間抜けな姿を晒してしまう。

 

「そういえばキスはまだでしたね。契約の内ですから会長の唇、貰いますね」

 

「ま、まちな……んぶぅ……れろ……れろれろ……ちょ、まっ……んんっっ~~~~っ」

 

 だらしなく開いていた唇を奪うとそのまま乱暴に舌を絡め取る。

 

 指摘した通り彼女はマゾな資質を持っているらしく、やや乱暴に迫った方が互いに心地いい。

 

 唾液をたっぷり含んだ舌を絡み取り、付着している唾液ごと舌を吸引すると面白いぐらいに身体をビクつかせる。

 

 それは膣も同じで舌先を吸うたびにきゅむきゅむと締め付けが強くなり、射精へと導いてくる。

 

「っ……流石に俺ももう限界です。このまま子宮にたっぷりとザーメン出しますからね」

 

「ひぅっ♡んっ♡ぁんっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」

 

 ぐじゅっ♡ぐじゅっ♡と繰り返される前後運動で愛液は白く泡立ち、結合部からは淫靡な音が木霊する。

 

 ペニスが出し入れされると溜まっていた快楽が弾け、軽い絶頂を迎えるが、弾け飛んでいるはずなのに何故か快楽がまた蓄積されていく。

 

 腹の奥からやって来る強烈な刺激に怖くなり、彼にしがみ付きながらみっともなく喘ぐ。

 

 連続の絶頂にソーナの頭の中は塗り潰され、彼の動きに合わせて甘い声で鳴く。

 

 限界が近かった御手洗は、早々に息を荒くしラストパートを駆けるように荒々しく腰を振る。

 

「っ!出すぞっ」

 

「ま、待って……だめっ♡」

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 出されると聞いて反射的に止めようとしたソーナだが、快楽の渦の中で満たされていく自身の最奥に、雌の本能は悦び泣き、身体は打ち震えた。

 

 叩き込まれる女の幸せに脳は灼け、悦びの声が漏れる。膣を満たす精の熱さに、不思議と嫌悪感は抱かなかった。

 

 射精と同時に深いアクメを決め、無防備になった彼女の心に多大な快楽を叩きこみ、消えぬ印を刻み込まれた。

 

 緩く上下する胸に、熱い吐息を漏らし息を整える口元。その肢体からはくったりと力が抜け、上気した肌は汗に濡れている。

 

 初めての絶頂から続いた快楽の極みに、ソーナの意識は薄く、無防備に身体を晒しながらその瞳はぼんやりと彼を映す。

 

 最後の一滴まで絞り出そうと膣内で痙攣する肉棒は、肉襞を擦り甘い痺れを送り出し、絶頂の甘い余韻を引き延ばす。快楽に焼けた思考は気持ちのいい疲れに浸り、ただ雌としての幸せを噛みしめていた……。

 

 ・

 ・

 ・

 

「それで?一回だけといったわりには俺を誘うんですね。やっぱりエッチな会長だ」

 

「あ、アナタが私をこんなにしたんですっ!せ、責任を取って下さい!」

 

 たくし上げられたスカートの中は守るべき下着の姿はなく、とろりと蜜を零す筋だけが見えていた。

 




ハッピークリスマス!(イブですけど)本当はクリスマス特別編を上げる予定でしたが、結局書けなかったので通常投稿です。

今回は原点回帰として寝取りを強く意識しました。

感想で以前言ったように、私は眼鏡キャラが苦手なのですが残ったキャラで寝取りを考えるとソーナが良いかなって思って書きました。

ソーナのデカ尻は本作の設定です。原作を見るとスラリとした女性ですけど、私の性癖でちっぱいなのにデカ尻ってのがあってそれをぶち込みました。本当はロリキャラの方が良いんですけど……

今回はAVを大いに参考にさせてもらいました。喘ぎ声とか今一わかんないんですよね。

後どっかでゴム精飲とかさせたい。誰にさせようかな。やっぱりアーシアだろうか。ああいう素直で純粋な子にエッチな事をさせるってだけで股間が膨らみますね。


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ギャスパー①

※今回は男の娘回(BL要素?)です。苦手な方はブラウザバックを推奨します。

それでも良ければどうぞ。


「あ、あのっ!あなたが僕に男らしくなれる特訓を付けてくれる御手洗……さんですよね?」

 

「あ、あぁ。確かに俺は御手洗だ。とすると君は……」

 

「ギャスパーです。ギャスパー・ヴラディです。気軽にギャスパーとお呼びください!」

 

 御手洗の前に居るのは道行く100人の人間に聞いても100人が女の子だと断言するレベルの人―いや悪魔がいた。

 

 しかし、実際には女の子ではなく、女装癖のある男子だ。彼はリアスの眷族の一人で、つい最近までは生まれ持った能力に振りまわされていると封印されていたが、無事に支配下におき、こうして学園に通えるようになった。

 

 かつては極度の人見知りだったのだが、リアスに頼んで魔法を使って人並みにしたらしい。悪魔も凄いと思うが、人格すらも変貌させる魔法もすさまじいと思う。

 

 駒王の制服を見事に着込み、何処からどう見ても女子な彼の願いはただ一つ、離れ離れになっている幼馴染に会った時に恥ずかしくない男になることだ。

 

 その事を王であるリアスに相談したら御手洗を紹介され、また御手洗も女ではないが可愛い男の娘を自分のモノにするチャンスだとリアスに唆された。

 

 しかも都合がいい事にギャスパーはリアスによって催眠されており、性への知識は勿論の事、男女の違いなどの常識を一部忘却させられている。

 

 つまり、適当に嘘をついてエッチな特訓が出来るという訳だ。

 

「じゃあ特訓の前にビデオを撮ろうか。後でこのビデオを見て、復習をきっちりするんだぞ」

 

「はいっ!……えっとよろしくお願いします師匠!」

 

 カメラをセットし、ベッドに二人して腰掛ける。何時も通りのヤリ部屋で、近くにはオカルト研究部がある。

 

 今もそこで今日の部活動をしているのだろう。ギャスパーは今日は休むとリアスに告げた(事になっている)ので御手洗とこうして一緒にいられるわけだ。

 

「まずはカメラに向かって自己紹介だ。名前と性別、そしてこれから何をするのかを伝えるんだ」

 

「えっと……ギャスパー・ヴラディです。こんな格好ですけど僕は男の子で、これから師匠に男らしくなる特訓を付けてもらいます!」

 

「そうだ。良く言えたな。次はそうだな……ギャスパーはキスをした事あるか?」

 

「い、いえ。まだそう言う事は……」

 

 御手洗の言葉には素直になるようにされているのか、或いは元々彼が純粋な性格なのか人には喋らない内容までご丁寧に答えてくれる。

 

「じゃあエッチもまだなんだ」

 

「は、はいぃぃ。まだですぅぅぅ」

 

「ふーん……ならギャスパーが男らしくなれるように俺とエッチな特訓をしなきゃいけないね」

 

「え、何でエッチな特訓を?男らしくなるとは関係ないような……?」

 

「男らしくなるにはまず女の子を知らなきゃいけない。幸いにもギャスパーは下手な女子よりもよっぽど可愛いから直ぐにわかるさ」

 

「女の子の気持ち……ですか。わ、わかりました!師匠、僕とエッチな事をしてください!」

 

「よし、じゃあ次はカメラに宣言だ。自分は誰よりも女の子になるって」

 

「は、はいっ!えっと……その……一生懸命頑張って女の子の気持ちになります!」

 

「よしよし、良く言えたな。顔を真っ赤にしているギャスパーは可愛いな」

 

 頭を撫でてやるとこれまた顔を林檎のように赤く染めてしまう。

 

 頭を撫でる傍らでカメラを一度止める。

 

 少女漫画やドラマで目にするようにギャスパーの顎を持ち上げ、目を瞑った彼を見る。彼から香る甘い匂いと言い、睫毛の長さや男だってのに栓の細い身体はやはりどこから見ても美少女だ。

 

 キス待ち顔のギャスパーに顔を近づけると優しく口づけをする。ぷるんとした柔らかな唇がまた瑞々しい。

 

「んっ……ふっ……」

 

 気持ちの良さそうな鼻息を漏らす彼。身体を捩らせながらも唇は離さずくっ付いたままだ。

 

 肩を抱くように抱き寄せ、小さな身体を抱きしめる。すっぽりと腕に収まったギャスパーはふるふると震えつつも、気持ちが良いようで口の端からは甘い吐息を何度も漏らしている。

 

「どうだ?初めてのキスは」

 

「頭がボーっとしちゃいます……♡ふわふわしてて気持ちが良いですぅ……」

 

「でもこれはまだまだ子供のキスだ。大人のキスはもっと濃厚で気持ち良くなれるぞ」

 

「本当ですか!?ならもっと気持ち良くなりたいです」

 

 乱暴に唇を奪い、小さな舌を絡め取る。

 

 口内で水音を響かせ、興奮を煽りながら彼の身体を驚かれない程度に触れる。

 

 頭を撫でたり、スルリと指から抜ける髪の毛を触ったり、制服越しに胸を擽る様に指先を這わせたり、むっちりと肉の乗った太腿を撫でまわしたりと様々な方法で彼の性感を高める。残念ながらリアスのようにアナルを入念に開発や調教したわけではないから、今日は挿入が出来ない。

 

 代わりと言っては何だが、脚の付け根でヒクつかせている小さなペニスを弄ってやろうではないか。男のペニスを触るのは初めてで、嫌悪感が沸き上がるはずなのに何故かギャスパー相手だと沸き上がって来ない。

 

「んっ……ふぅ……れろれろ……ちゅるっ……んんんっっ♡♡♡」

 

 舌を強引に吸引し唾液ごと啜ると身体を跳ねさせている。甘い匂いに柔らかな身体を御手洗がこれまで抱いてきた女の誰にも引けを取らない逸材だ。

 

「よしよし、良い感じに身体から力が抜けて来たな。今日はこれからギャスパーのおちんちんを触って気持ち良くさせてやるからな。女の子がどんな風に触られて気持ち良くなるかおちんちんでしっかりと感じろよ」

 

「は、はい……お、おちんちんを触られちゃうんだ……♡」

 

 思わず漏らした言葉は拒絶感のあるモノではなく、これから起こる未来への期待感を多分に含んでいる。その証拠にモジモジと太腿同士を擦り合わせ、身体を動かしている。

 

 スカートをたくし上げ、姿を現した下着は青と白の昔ながらもストライプ。下着すらも女物を履いている辺り、女装癖が徹底的に染み付いているようだ。

 

 しかし――

 

「女物の下着を履いていてもおちんちんは隠れちゃってるのか。これ勃起してるのか?」

 

「は、はい。おちんちんもう勃起してますよ……?もしかしてどこか変ですか?」

 

「……ふーん。まぁ華奢な身体でデカチンだったら俺もビビるし良いのか……?」

 

 ショーツ越しにペニスに触れるとじんわりと温かい感覚が伝わる。大きさだけでなく熱量も御手洗のペニスとは比較すら出来ず、弱弱しい。とてもではないが女を満足させる事の出来ない粗チンだ。だがそれは性別が男であればだ。

 

 彼のように男の娘であれば話は別だ。華奢な身体に、女の子に見間違う仕草。そんな彼が短小であれば何故か喜びが沸き上がる。

 

 スルスルとショーツを脱がすとプルンと跳ね出るペニス。先端までを厚ぼったい包皮が覆い、その奥で隠れている亀頭は見ることが出来ない。日焼けなどを知らない真っ白な肌らしくペニスも真っ白で、御手洗のモノとは根本的に違うようにすら思える。

 

 勃起しているというのに7,8cmの正に子供サイズのモノだろう。日本人の平均ですらも彼の倍はあったはずだ。

 

「こんなに小さいとなるとおちんちんとすらも呼べないな。女の子にあるクリトリスのように小さいし、クリチンポって呼んであげるよ。ほら、ギャスパーも自分の股間の事を呼んであげな」

 

「あぅ……クリチンポですか。は、恥ずかしい名前です……っ♡」

 

 精一杯勃起しているクリチンポを握るとはぅっと声が漏れ出てしまう。

 

 自分の小さな手とは違う、大きな男らしい御手洗の手。ゴツゴツとしていながらも、傷つかない様に優しく触れている。彼の優しさに胸が高鳴るのを感じた。

 

 同じ男な筈なのに自分とは違う、がっしりとした体格(ギャスパー目線)に見惚れてしまう。それはオナニーの時にネットでエロ画像を見ている時のような気分で、何でこんな気分になっているのか疑問に思ってしまうが、考える暇を与えない様にとビリビリと下半身から快楽の電流が流れ込んでくる。

 

「あっ♡すご……凄い気持ちいいっ♡クリチンポからビリビリって……♡」

 

 皮の上から竿を上下に扱くと気持ちよさそうな吐息を漏らし始める。

 

 漏れ出た先走りは皮の中で擦れ、ちゅこっ♡ちゅこっ♡と可愛らしい音を鳴らす。

 

 これだけ小さいとなると、最早ペニスには見れず、口にした通りクリチンポという別種に思えてしまう。触ることに拒否感は無くなり、もっと気持ち良くなれと激しく扱き上げる。

 

「ギャスパーは皮を剥いた事あるかい?」

 

「い、いえ。以前一度だけ剥こうとしたら痛くて、それっきりです」

 

「じゃあこのまま剥かないまま気持ち良くなろうな。クリチンポの中にミルクを出して沢山気持ち良くなるんだぞ」

 

 小さなクリチンポにお似合いな玉にも手を伸ばし、手の中で転がすように弄る。

 

 弄るたびに腰をくねらせ、まるで交尾をしているように無意識に前後にヘコヘコと振り出す。やはり彼には雄よりも雌としての資質が間違いなくある。浅ましく腰を振りながら、声を漏らす姿は愛らしい。

 

「もう出るのか?小っちゃいのにパンパンになって来たぞ」

 

「出るぅ……出ちゃいますぅ……クリチンポからミルクがぁぁ……♡」

 

 教えた言葉を紡ぎ、クリチンポをパンパンに膨らませる。

 

 既に身体のビクつきは激しく、汗を全身に掻いているようで、甘い匂いが部屋中に充満している。

 

 彼の金色の髪に鼻先を埋め、汗の混じった体臭を嗅いでいると御手洗の股間も熱を帯び膨張してくる。今日は自分ではなく、ギャスパーを気持ち良くすると決めているからお預けだ。最悪、他の女を処理しろと呼びつければ笑顔でやって来るだろう。

 

 手の中でコロコロと転がされている玉の中で精液がぎゅるぎゅると駆け回っている。尿道を昇り、外へ出るのを今か今かと待ちわびている。

 

「射精する所をきっちりと見ててやるからな。男の手の中でだらしなく射精して気持ち良くなる感覚を覚えちゃおうな。そうすれば女の子になれるぞ」

 

――ぴゅる♡ぴゅるるるるるっ♡

 

 摘まみ上げた包皮の中で薄いミルクが吐き出される。

 

 だらしなく顔を歪め、アヘ顔を晒しながら射精する彼の姿は淫靡で股間に響く。

 

「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡」

 

 腰を突き上げたまま数度痙攣すると脱力して身体を預けてきた。

 

「どうだ?気持ち良かったか……?」

 

「ふーっ、ふーっ……はいぃ、気持ち良かったですぅ……♡」

 

「じゃあこのクリチンポの中のミルクを見てみようか。ギャスパーが俺の手で気持ち良くなった証を」

 

 両手の指で優しく包皮を広げる。

 

 むわりと広がる筈の栗の花に似た精液の香りはせず、彼の体臭に似た甘く噎せ返るような匂いが鼻腔を擽った。

 

 包皮の中で溜まっているミルクは薄く、とてもではないが女を孕ますには向いていない。子孫を残す生殖器すらも彼の性別を否定しているように思えてしまう。

 

 指で掬い、彼の目前にまで持っていく。

 

「ほら、これがギャスパーのミルクだ。薄く白っぽくてドロドロしていないぞ。ギャスパーは直ぐにでも女の子の気持ちが分かるだろうさ」

 

「な、何度も見てるのに何で今日はこんなエッチに見えるんだろう……♡」

 

「舐め取って味の感想をビデオに言おうか」

 

 射精の直前に再録画していたからきっちりとだらしなく射精する瞬間が映りこんでいるだろう。

 

「……あむっ……ちゅぷっ……れろっ♡……」

 

 ミルクの付いた指ごと咥え込まれると、そのまま舌で舐め取っていく。小さな舌が這い回り、ペロペロと舐め取っていく。

 

「……っぷはっ……あ、甘かったですっ♡……僕のミルク。どうして?精液って苦いってネットで見たのに……」

 

「ギャスパーが女の子になってきたからだろうね。このまま何度も甘いミルクを出して女の子になろうな」

 

「は、はいっ♡よろしくお願いします!」

 

 快楽で蕩けたまま笑顔を浮かべニッコリと笑った。彼は最後まで自分がした事に疑問を抱かなかったようだ。

 

 ・

 ・

 ・

 

 あれから何度もギャスパーを男らしく(女らしく)なる特訓として呼び出した。

 

 アナルに媚薬を塗りたくってバイブを突っ込んだまま授業を受けさせたり、クリチンポにローターを付けて貞操帯を付けたりと一見拷問のような事をしたが、どれも彼は笑顔で受け入れてくれた。彼の中では俺の言葉は絶対らしく、疑いを持とうと最終的には頷き、快楽に流されつつも自我を保ち続けていた。

 

 そして今日、遂に最後の仕上げとしてアナル処女を奪う事を決めた。場所は学校ではなく、御手洗の自宅で会う事にしている。度重なる特訓(調教)で彼は匂いフェチの性癖に目覚め、御手洗のペニスの匂いだけで勃起するようにされてしまった。

 

 そんな彼が御手洗の匂いが充満している寝室に入ったらどうなるか。直ぐに発情し、勃起したクリチンポを擦り当ててくるだろう。今のギャスパーはかつて求めた男らしさではなく、女らしさを目指すようになり、本能が身体を変えたのか凹凸がなかった胸部にぷっくりとした乳房を持つようになった。

 

 女の子でいうAカップにも満たないサイズだが、それでもキッチリと快楽は得られ、先端で固く尖る乳首を触ると簡単にアクメを決める。

 

「し、師匠の匂いでいっぱいです……んっ♡興奮してきちゃう♡」

 

 寝室に入ったギャスパーはまず初めに深呼吸をする。部屋いっぱいに充満している御手洗の匂いを吸い込むと、反射的に股間が小さく膨らむ。

 

 履いてきたミニスカをたくし上げるソレは、今すぐにでも顔を出したいとズキズキとした痛みを彼に伝えるも、彼はそれを無視し部屋の主である御手洗に媚びた顔を向ける。

 

 男がするべきではない堕ちた雌がする表情。目にはハートマークを浮かべ、彼だけを視線に捕らえ他の有象無象は気にもしない。

 

 飛び込んできたギャスパーを優しく抱き留めると、流れるように敷かれている布団に押し倒す。

 

「ケツマンコの方は準備万端だな。しっかりと解れてるし、これなら俺のチンポでも入りそうだ」

 

「師匠がずっと弄ってくれたからぁ……♡バイブでグリグリってされたりぃ、指でかき混ぜたりされましたぁ♡」

 

 冥界製の媚薬は高性能で、塗り込むだけで直ぐに効果を示し発情させる。全身が性感帯になり、触れられるだけで軽く絶頂を迎えてしまう。

 

 そんな媚薬を沢山塗り込まれたギャスパーは自然と雌フェロモンを放つようになり、学園でも男子からはイヤらしい目で見られてるらしい。だが、彼が求めている雄は御手洗只一人なので、無視されている現状だが。

 

 大の字で身体を布団に預け、尻穴で震えているバイブを抜き取る。リアス監修で作られた特性バイブは御手洗のペニスで型を取られており、これを咥え込んでいるという事は、ギャスパーの尻穴は拡張済みという訳だ。

 

 バイブには腸液がびっしりと付着しており、卑猥に光っており心なしかエッチな匂いすら漂う。今の彼の尻穴は排泄器官だけではなく、雄の怒張を飲み込める雄マンコだ。女陰とは違い、締め付けが強く膨大な快楽を与えてくれるだろう。

 

 窮屈そうに勃起したペニスを取り出すと可愛らしく「あっ……♡」と声を漏らす。特訓(調教)のお陰でペニスを見ただけで反応し、尻穴の中を腸液で満たす。開発された雄マンコの腸液は愛液のようにヌルヌルとし、滑りを良くするものだ。一度それをギャスパーのクリチンポに塗りたくって手コキをしてあげたら面白いぐらいに連続射精をし、女の子のように潮を噴いた。

 

「じゃあこのまま挿れるが本当に良いのか?これが入った瞬間、ギャスパーの求めていた男にはなれない。一生俺の玩具になるんだ。お前の大事な幼馴染に二度と男の自分を見せられないんだぞ?」

 

「……良いんですっ♡僕は師匠に女の子に……ううん。男の娘(男の子)に堕としてほしいんです♡四六時中師匠の事だけを考えるエッチな男の娘になりたいです♡」

 

「其処まで言われたら仕方がない」

 

 解れて口を開いている尻穴に亀頭を押し付け、ゆっくりと息を吐きながら押し込んでいく。

 

 グププと飲み込まれていく怒張。初めて入れるギャスパーの肛穴はギュウギュウに締め付け、精を求めて貪欲にうねる。すっぽりと長大な御手洗のペニスを飲み込むと、ふるふるとクリチンポから薄いミルクを吐き出す。

 

「おいおい、挿れただけでイッちゃったのかよ。堪え性のないクリチンだこと……せっかくだし、このまま扱いてやるよ」

 

「お゛っ♡そ、それダメっ♡オマンコと一緒に弄っちゃっ♡んっ……きゅうぅぅぅぅぅ♡」

 

 皮の剥けないクリチンポを弄っているとまたアクメをしたのか、ぎゅうぎゅうと肛肉がペニスに纏わりつく。

 

 小さな男根が手の中で跳ね、トプトプと無意味な精液を吐き出す。一度として女の膣内に入れず、女で勃起することが出来なくなったモノから狂ったように精液を吐き出す。

 

 快楽で頭がいっぱいになり、一人前の雌顔を晒しながら法悦を極める。身体が跳ねる度に精液を噴き、尻穴に力が入る。

 

「処女卒業だってのにこんなに乱れて………悪い子……だなっ!」

 

 ズルルとペニスを引き抜くと、勢いを付けて最奥に叩きつける。

 

 ペニスに群がっていた腸壁を無理矢理広げ、我慢汁を塗り込む。腸液に混じった我慢汁は熱く、擦れる度にギャスパーの身体を成長させる。

 

 雄としての自分を捨て、彼にだけ媚を売る淫らな雌になろうと精一杯奉仕をする。高いカリ首の裏にも肛肉を押し付け、擦れるだけで互いが気持ち良くなる。

 

 ペニスを迎える為としか言えない男の娘マンコに御手洗も思わず唸ってしまう。

 

 尻穴からの快楽だけでなく、クリチンポを扱く強烈な快楽の波が脳回路を焼き切ろうと迫り、ギャスパーは獣のような声を上げる事しか出来ない。自分の意志で指先一つ動かせず、彼から齎される快楽と、堕ちた本能が無様に媚びる事で何とか体裁を保とうとする。

 

「どうだ?男を辞めて、女の子(男の娘)になった気分は。最高だろう?雄に媚びるだけの存在ってのは」

 

「お゛っ♡んっ、ん゛っ♡あ゛っ、あ゛ぁぁぁぁぁ♡最高、最高ですぅぅぅぅぅ♡オチンポが出入りするだけで気持ち良くなってぇ♡……イク、またイッちゃう゛♡ん゛ん゛ん゛~~~っきゅうぅぅぅぅ♡♡♡」

 

 ぶわりと全身に汗を掻き、甘い体臭を撒き散らせながらまた盛大に昇り詰める。

 

 絶え間なく小さな肉棒からはトロトロになったミルクを零し、腰をくねらせる。数多の中が真っ白になりながらの絶頂は気持ちいいが、直ぐにまた現実に戻される。とはいっても、現実に戻っても快楽という名の魔が迫り、嫌々と駄々を捏ねる子供のように首を振って快楽を拒絶してしまう。

 

 そんなのを認めないと御手洗がギャスパーの腕を掴み、下半身を思いっ切りグラインドさせる。単調な上下運動から一転、横にも広げるように巨大なペニスが動き、腸肉が広がる感覚がじんわりと伝わってくる。

 

 狭い肛肉の中でぷっくりとした部分を突き上げると、小さく揺れるクリチンポから情けなくぴゅるぴゅるとミルクを零す。包皮に包まれた敏感な亀頭はミルクの匂いで染まり、仮に剥けばさぞかし甘い匂いを放つに違いない

 

 ぱちゅんっ♡ぱちゅんっ♡と水音が響く。 

 

 御手洗がペニスを引き抜くたびに肛門がイヤらしく捲り上がり、押し込むと熱々の肛肉を抉られる。グズグズに解れた腸肉は気持ちがよく、おマンコと何の違いもない。しいて言うのであれば最奥に子宮が無いが、それがどうでも良いぐらいに御手洗のペニスに馴染む。

 

 アナルアクメで締め付けてくる肉壁を無視して、掻き分けると流石の御手洗も限界が訪れてきた。

 

 グツグツとマグマのように煮え滾った雄臭い精液が陰嚢の中を巡り、下半身が痛くなってくる。亀頭もパンパンに膨らみ、より多くの面でアナルを穿ることが出来る。

 

「あー、このまま出すからなっ!ギャスパーのイヤらしいケツマンコに俺のザーメン注ぎ込んでやるよ」

 

「ぅお゛ッ♡お゛ぉ゛ッ♡ぅ゛ッ♡ぉ゛ッ♡おじりぃッ♡んぉ゛ッ♡お゛ぅッ♡あづッ♡い゛く゛……い゛く゛い゛く゛~~~~~っ♡♡♡」

 

―――ぶびゅるるるるるる♡どぴゅっ♡どぴゅるるるるるるるっ♡

 

 グリっ♡と抉った瞬間、堰き止められていたかのように大量の精液が直腸に向けて解き放たれた。

 

 まるで噴水のような勢いで流れ込んではアナルを火傷させるような熱量を持っている。

 

 ギャスパーもまた今日一番の絶頂を迎え、弓のように身体をしならせると頤を見せつけながら両手の指でシーツを思いっ切り握りしめる。ドクンドクンと腸内でペニスが脈打つたびに熱い奔流が流れ込み、また軽く絶頂するループをしながらも快楽で焼き切れそうだった頭が多幸感に包まれる。

 

 彼の女になっての初めての奉仕で最高の絶頂を覚え、御手洗もまた射精をしてくれた雌としての幸せ。もう二度と過去の自分には戻れない寂しさと彼の雌としてのこれからの未来に自然と笑みが漏れる。

 

 涙と鼻水でぐしゅぐしゅになった顔は控えめに言っても綺麗ではなく、汚い部類に入るのだが、そんな事を気にするような輩は生憎とこの部屋にはいない。

 

 長い間ペニスを拘束するかのように締め付けていた肛門を脱力し、ペニスとの僅かの隙間から流し込まれた精液を零す。

 

「あぁぁぁぁ、気持ち良かった。女だけでなく男の娘ってのも良いもんだな……まぁ、ギャスパーレベルの奴なんて他に居ないと思うが」

 

「お゛っ♡ん゛っ♡……あへぇ……♡」

 

 ペニスが引き抜かれた事で張りつめていた力が抜け、そのままの勢いで意識が闇に落ちてしまう。

 

 ぐったりと全身から力が抜け、間抜けな格好を晒したまま幸せな気絶を堪能する。ぽっかりと御手洗のペニスの形に口を開いたアナルからはごぽごぽと音を立て逆流した精液を吐き出している。

 

 今日を境目に男としてのギャスパーはいなくなり、雌としての彼女(ギャスパー)が残った。

 

 




これを書くためにネットでニューハーフ物を漁ったのですが、現実には短小男の娘っていないんですね……誰もがデカチンだった……。

なんか当初の予定とは違い、雄としての違いを押し込むのではなくレイヴェル編のように特訓(大嘘)になってしまった。

ギャー君は口調が面倒なので魔法という便利な技によって普通な性格……普通?になりました。どもらせるの大変だからね。仕方ないです。

ちなみに私の中の男の娘は短小包茎と相場が決まってます。デカチンはお呼びではないです。チンポを並べてお前のは雄として劣ってるんだよって絶望に堕とす展開とか結構好みです。

いやぁ、今回で人が幾分か減りそうですがやり切りました。そしてこれが今年最後の投稿になります。長いようで短い二か月でした。

どうも御読了ありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。


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朱乃④

新年一発目。

折角の新年なので1/1~1/5まで連続で朝8:00に投稿します。


「まさかこんな命令をされるとは思いもしませんでした。一日ノーパンでパンティストッキングを蒸れさせろだなんて」

 

 スカートをたくし上げ、下着の内局部をむき出しにした黒パンストが御手洗の視界いっぱいに写り込む。

 

 むっちりとした太腿や大人の色気を醸し出す丸みを帯びた臀部を包み込む黒いパンスト。

 

 彼の命令には逆らわず、言われた通りに一日を無事に過ごしてきた。幸いにも運動はなかったらしく着替えの際にバレるという展開はなかった。

 

 ただ非常識な格好に興奮したのか足の付け根―股間部分だけ色が濃く、淫液や汗をたっぷりと吸い込んでいるみたいだ。

 

「仕方ないって感じの雰囲気を出しているけど、しっかりと濡らしてるじゃん。やっぱ朱乃ってスケベだなぁ」

 

「んふふ、先生が私の中のエッチな本能を呼び起こしたのがいけませんわね。先生との出会いが無ければもっとお淑やかな生徒だったかもしれませんよ?」

 

 流し目でそう言う彼女だが実際、彼女学園のお姉様と呼ばれ、深い付き合いの人間にしか見せない我儘な部分やSと思わせて実はマゾだったりする本性を隠していた。

 

 御手洗と出会わなければマゾな気質は開花せず、偽った性格で一生を過ごしたかもしれない。

 

 下品にも足を大きく開き、がに股の体勢で座っている彼の目前に股間を近づける。

 

 鼻に付くのは濃厚なまでの雌の発情した匂い。嗅いでいるだけで射精してしまいそうな程、本能を擽るそれを間近で嗅いだ御手洗だが、様々な経験が生きたのか理性を保つことが出来た。

 

 腰の細いくびれを掴み抱き寄せると黒いパンストで覆われた秘所に顔を埋める。顔の凹凸で刺激を与えながら肺いっぱいに匂いを堪能する。

 

 彼だけが出来る特権で、最高の一時だ。姫島朱乃という極上の女が従順な事実は彼により一層、自信を付けさせる。

 

 モブ同然な容姿の彼だが、女を日常的に抱いているからか、年不相応な落ち着きを手にし、学園でもそれなりの人気を集めるようになった。一番の理由はデカチンの噂だが。

 

 学園ではリアスは彼に近寄らず、表面上付き合い彼氏である一誠を適当に相手している。代わりにアーシアやイリナ、朱乃や小猫といった学園を代表する美少女が彼によく話しかけるようになった。男の嫉妬を集めると共に、女子からはあんな可愛くて綺麗な娘たちと楽しそうに話すとはと一目置かれている。

 

 ぐりぐりと顔のパーツの中で一番尖っている鼻を押し付け、愛液を噴き出す女陰を虐めるとじわりとパンストを滲ませる。

 

「あっ、あっ……♡先生の鼻気持ちいい……もっと、もっとぉ……♡」

 

 自分から腰を突き出し、カクカクと下品で間抜けな姿を晒す。

 

 誰が見てもお淑やかとは思えないはしたない姿。彼女にとってそのギャップは興奮する最高のスパイスだ。

 

 滴る愛液をパンストに滲み込ませながら腰を振り、彼の凹凸で感度を高めていく。

 

 度重なる御手洗との性交でぴっちりと閉じていた小陰唇は充血して膨らみ、もはや膣穴を隠そうとすらしなくなった。

 

 御手洗の目の前で、むわっとした雌の匂いを漂わせるピンク色の肉が顕になっている。白く柔らかい肉の隙間でピンクの淫らな花が咲いていた。

 

「うっわぁ……湯気が立つぐらい発情してるのかよ」

 

 まだ夏の暑さを残しているというのにホカホカと湯気が雌穴から立ち、熟成された女の匂いが立ち込める。

 

 ふにふにと柔らかい土手気味の大陰唇を触りながらねちょねちょと膣穴を開閉し堪能する。

 

「んっ……♡そんなに観察しては恥ずかしいですわ♡先生のチンポが欲しくて堪らないんです……どうかはしたない朱乃の穴に逞しいチンポを突っ込んで下さいませ♡」

 

「そんなに強請られたら挿れるってのが男の甲斐性だもんな」

 

 ビリビリと秘所周辺のパンストを破き、ぶるんと取り出したペニスの亀頭を膣穴に狙いを定めて一呼吸で差し込む。

 

 御手洗のペニスの形を完全に覚えた膣内は気持ちがよく、ぬるんと最奥まで一瞬で到達する。

 

「あぁ~、気持ち良い。朱乃のまんこヤバいなぁ……っ!」

 

 モグモグと食むように膣肉が肉棒に纏わりつき刺激を与えてくれる。

 

 堕ちた雌穴は堕とした雄に従順で、自身の快楽を二の次にして雄への奉仕を最優先とする。

 

 粘度の高い愛液と先走りが潤滑油となり腰を振るたびにずっちゅっ♡ずっちゅっ♡とエッチで卑猥な音を響かせる。

 

 ペニスと膣穴の僅かな隙間から空気が漏れ、まるで女陰が屁をこいているかのような下品な音を奏で、朱乃はそれを聞いて顔を赤らめる。

 

 ある程度の羞恥には慣れたが、流石に下半身が奏でる下品な音には思わず恥ずかしくなってしまう。

 

「あっ♡やぁぁっ♡そ、そんなに突いちゃ、ダメですっ……♡」

 

 奥で震えている子宮を突き上げられると堪らず声が漏れ出てしまう。

 

「んっ♡はぁっ、あぅぅっ♡……グリグリしちゃっ、だっ、ふやっ♡お腹揉んじゃダメっ……くふっ、やぁんっ♡」

 

 はひはひと詰まる呼吸。

 

 肉棒を沈められた腰に指が食い込み、更に引き寄せられて身体の密着度が高められる。

 

 濃い艶声を上げさせられたと思えば、掴んだ腰の窪みに指を入れられ、ふにふにと捏ねられる。

 

 特段ダイエットはしておらず、元々が少食な朱乃の腹部はほっそりとしている。しかしそれでも女性特有の柔らかさは兼ね備えており、今のように正常位で掴むにはベストな場所だ。最も、それよりも目に付くモノがばるんばるんとボールのように跳ね回っているが。

 

 悪魔になる前は日本人だとは思えないほど発育した胸囲。興奮はしているが、弄られておらず乳首はまだ姿を隠したまま。

 

 ずぷりと指先を差し込み、固くも柔らかい矛盾している乳首をカリカリと爪先で引っ掻くと溜まらんと外に顔を出す。

 

「あっ♡あっ♡あっ♡乳首を弄るのはダメ、ダメですっ♡……弱いからぁ……♡」

 

 イヤイヤと駄々を捏ねる子供のように頭を振り、快楽から逃れようとするも出来ずに身体を痙攣させる。

 

 むにむにと極上の肌触りな乳房を揉みしだきながら腰を振っていると直ぐに射精感が込み上げてくる。

 

 出しても出しても無くならない無尽蔵な精液がぎゅるぎゅると陰嚢内で暴れまわり、外に出させろと猛抗議をする。

 

 快楽から逃れようとした朱乃はたわわな乳房に御手洗の顔を誘い込み、ぱふりと受け止める。その行動に御手洗も思わず乳首を咥え込んでしまう。

 

 吸っているうちに興奮した彼の吸い付きが余計強くなり、必死に呼吸をしては甘い性感に酔いしれる。甘酸っぱい彼女の女の匂いをフゴフゴと吸い込み、彼が歓喜の声を上げる。

 

 蜜壺に入ったペニスがまたブクリと膨れ、隙間なく密着していく。

 

「出るんですねっ♡あぐっ、広がっちゃっ……ふぁぁッ♡お腹っ、捏ねないでっ♡や、やぁっ……奥コツコツしなっ……んっ♡んぅぅっ♡」

 

 乳首を揉んで乳首を吸いながら慣れた手つきで下腹部を捏ね立てる。それをされると身体から力が抜け、諦めたかのように無抵抗になってしまう。

 

 彼から与えられる強烈な快楽は過剰気味で、与えられても直ぐに溢れかえってしまう。仮に彼以外の男に抱かれたとしてもこれほどの性感を得ることは出来ないだろう。

 

 降りてきた子宮が口で亀頭を啄み精液を強請り始める。

 

「ひっ♡おっ♡んっ♡くぅっ♡わ、私もイキますっ♡一緒にイキます……っ♡」

 

 膣肉が痙攣し、ピクピクと身体も反応する。

 

 腰を掴みぐいっと極太ペニスを根元まで飲み込ませると子宮をグリグリと刺激する。

 

 何度も飲まされたドロドロで濃い精液がお腹いっぱい貰えると本能が気が付くと、朱乃の意識とは別に腰が独りでに動き出す。

 

 自分からクチュクチュと腰を前後左右に動かし、逞しい肉棒を責め立てる。解れたお腹に必死に力を入れて締め上げ、精液をしっかりと絞り上げようとした動き。

 

 苦しそうに御手洗も呼吸をし、膣内でペニスもまた激しく痙攣する。

 

 トドメとばかりに、上下に出し入れして扱いてやると、精液が火山のように爆ぜ上がった。

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡ぶびゅるるるるるっ♡

 

「んっ♡あっ、ああ゛ぁああああああああっ♡」

 

 お腹の隅々まで精液が駆け巡っては沁み込んでいく。精液の熱い温度に身体が温められ、深い絶頂に身を委ねる。

 

 子宮から広がる安堵感に包まれ自然と表情が笑顔になる。快楽で蕩けながらも笑う彼女の色気は凄まじく、射精中にもかかわらず硬くなってしまいそうだ。

 

「っく!……朱乃エッロ……!そんな顔を見せられたら……」

 

 限界まで腰を密着させ、最後の一滴まで流し込む。

 

 決して大きくはない子宮を満たす大量の精液で腹を膨らまし、妊娠したわけではないが不思議と母性が芽生える。

 

「あぁ……♡先生のザーメンでお腹がいっぱいですぅ……♡」

 

 膣内でペニスが小さくなっていき、やがてにゅるりと外へ出た。

 

 萎えたペニスは白くドロドロとした大量の精液と愛液がビッシリとこびり付いており酷い有様だ。

 

 絶頂の余韻で荒い呼吸を繰り返す朱乃の顔に跨ると無言で肉棒を近づける。

 

 彼は一言も喋らず、そのままの体勢で朱乃が動くのをじっと待ち続ける。

 

 やがて朱乃は小さく口を開き、真っ赤なベロを出すとペニスに這わせる。熱い舌がこびり付いた体液を削ぎ落し、口内に取り込まれ嚥下する。

 

 到底許容出来ない酷い味だというのに、彼と自分の愛の営みによるものだと思うと無理をしてでも飲み込みたくなる。口内にペニスを迎え入れ、じゅるじゅると音を立てながら唇も使ってお掃除をする。

 

 数分そのままの体勢で無心で舐め取っていると、御手洗が急に朱乃の頭を掴み腰を振り出した。お掃除フェラで強度を取り戻したペニスで乱暴なイラマチオ。

 

 艶やかな黒髪が汗で張り付いた顔はすぐ様に興奮とは別のモノで真っ赤になった。

 

 息継ぎがスムーズに行えず、苦しくて暴れそうになるが従順にも彼に全てを差し出す。

 

 ごっごっと喉奥に亀頭が当たり、えずきそうになるがそれも堪える。

 

「朱乃がいけないんだぞ!こんなエロい女を前にしたら男は皆こうなるんだ!」

 

 さっきのセックス以上に激しく腰を振り、子宮の代わりに喉奥を押し込み快楽を貪る。汗ばみ酷い匂いを放つ金玉が顎にペチペチと当たり、なんとも不格好だ。

 

 瞳に涙を浮かべながらも慈愛の眼差しで腰を振る彼を見つめ、喉肉を必死に締め上げる。

 

 女陰とも尻穴とも違う締め付けに鈍くうっとりとした声を出し、ダクダクと先走りを漏らす。

 

「うっぷ……んぐっ……おごっ……んぶっ……」

 

 苦しそうな声が下から聞こえてくるが無視をし、自分の快楽の為だけにペニスを捻じ込んでは力任せの強引なピストンを繰り返す。

 

 射精をさっきしたばかりでまだまだ敏感なペニスは直ぐに膨張し、鈴口がゆっくりと口を広げる。

 

「っべ!出るっ!このまま出すからな……っ!」

 

 ――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「んぐっ……お゛お゛お゛ぉぉぉぉおおお~~~~っ♡」

 

 喉を何度も叩きつける精液に目を白黒とさせ、文字通り命がけで喉を鳴らし胃へと収めていく。

 

 幾ら人間よりも耐久力に優れている悪魔と言えど息が出来なくなったら死んでしまう。息をするために精液を飲み込んでは気道を確保しようと必死に動く。

 

 ごっきゅっ♡ごっきゅっ♡と喉を鳴らし飲み込む精液は二回目とは思えない程濃厚で雄臭く、また粘度も高い。

 

 食道にへばり付く精液を唾液で落とし、吐き出された大量の精液を飲み干した。

 

「んぐ……んぐ……っはぁ、はぁ……ご、ごちそうさまです。先生の大切なザーメン全部飲みましたわ」

 

 最後に口の端から垂れていた分を指で掬い舐め取る。

 

 高校生とは思えない色気に股間を膨らませ、また彼は朱乃をベッドに押し倒した。

 

「いやんっ……先生ったら本当に獣ですわ♡……どうぞ♡朱乃という雌を満足するまで味わってくださいっ♡」

 




新年あけましておめでとうございます。今年はオリンピックですね。私はチケットを買う気もなかったですし、色々と問題ばかりのオリンピックにはまあり期待していません。精々テレビで見る程度でしょうか。

これを書いたのが年末という事で忙しく、文字も普段の半分程度になってしまいました。まぁ忙しい時期は過ぎたのでこれを投稿している頃にはいつもぐらいの文字数を……書いていると良いなぁ。



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ガブリエル①

下書きのままで放置されていたモノに手を加えての投稿です。

※キャラ崩壊どころか、口調とかも知らないのでご注意を。


 悪魔が個体数を減らし、種の存続に悩んでいるように天使もまた悩んでいた。

 

 そもそも天使は主たる神が作り出した存在で、自分たちの意志で数を増やすことはない。だが、創造主たる主が亡くなり、新たな天使が生まれる事は無くなってしまった。代替策として転生悪魔を元にした転生天使などを作り出したが、それでも元は別の種族を塗り替え天使にした言わば改造天使だ。

 

 つい先日に悪魔、堕天使、天使の間で結ばれた和平協定。日本の駒王で結ばれた協定だから名を駒王協定と名付けられた。

 

 協定により冷戦状態に陥っていた三種族の戦争は終結を見せた。これからは敵ではなく手を取り合う隣人として支え合っていく。主の代わりを務めるミカエルは一つの大きな決断を決めた。

 

「本当にするのですかミカエル」

 

「えぇ、これしか私たち天使の未来を作れません。例え主に背くことになろうとも私は天使が絶滅する事態は避けたいのです。分かって頂けますかガブリエル」

 

 白銀の髪を持ち、金色の翼を持つイケメンであるミカエルの表情は硬い。

 

 それもそのはず。同胞であるすべての天使からバッシングを受けそうな決断を己一人で下したのだ。

 

 対してミカエルの前でこれまた悩ましく表情を歪めるのはミカエルと同じく四大熾天使の一人であるガブリエル。ウェーヴがかったプラチナブロンドの髪を持っており、彼女の特徴の一つであるがそれ以上に目を引くのが彼女の身体だ。

 

 天使というより美の女神、或いは全ての母とも呼ぶべき肉感にあふれた身体。未だ穢れを知らず、ただ無垢な身体ながらも雄を誘うイヤらしい身体。身に着けている薄手の服を押し上げる豊満なそれは誰にも見られたことはないが、明らかに顔よりも大きい脂の乗った極上の乳房だ。スカートを履いていてもくっきりと形が浮かぶ形の良い臀部。彼女が赤子を孕めば何人でも産み落とすことが出来よう。

 

「私はこれからシステムを弄り、天使でも子供が作れるようにします。もし私が失脚した場合、後はガブリエル、貴女に後を任せたいと思います」

 

 ・

 ・

 ・

 

 夜も更けてきた深夜。

 

 豊満な母性の象徴の形を浮き彫りにする薄手の布服。スカートを押し上げるほど張りのある形の良い大きな臀部。

 

 雄の欲望を体現したかのような美の化身。整った顔にサラサラと風に揺れるプラチナブロンドの髪。

 

 どこをとっても完璧な彼女が駒王の町を一人で歩く。こんな格好で夜に歩いていたら暴漢に何をされても仕方ないだろが、残念なことに彼女は阻害魔法で一般人にはおろか下級の悪魔や天使ですらも視認する事は出来ない。

 

 種族を繁栄させるミカエルの考えに賛同し、他の誰かが実験的に交わるのであればと彼女は立候補した。

 

 協定を結んだ後にコカビエル討伐に大きく貢献したリアス・グレモリーとその眷族から秘密裏に得た情報である、人間離れした逸物と性欲を持った少年。

 

 リアスに私が紹介するのでと言われ、彼の住んでいるアパートに案内されたのだ。

 

 実のところ、天使も悪魔と同じく純粋な天使が数を増やすには、転生天使と呼ばれる者か人間と交わる方が子を宿しやすいと研究結果が出た。

 

 初めての経験故、ドキドキする胸を押さえて彼の自宅へと乗り込む。既に彼にはガブリエルが今夜訪れる事が伝えられており、深夜の12時だというのに玄関のドアの鍵があけられていた。

 

「お邪魔、します。御手洗隆さんの家で宜しいんでしょうか」

 

「ええ、その通りです」

 

 恐る恐る家に上がったガブリエルを出迎えたのは平凡な少年。

 

 過去に様々な人間を見てきたガブリエルから見ても特段、目を惹かれることのない容姿。

 

 しかし、ガブリエルは彼を評価することは出来る。そもそも幾らリアスという親しい相手からの伝言と言えど、深夜の12時に鍵をかけずに、見知らぬ女性を招き入れた度胸。美の女神とまで言われることのあるガブリエルを見ても鼻の下を伸ばさず、きっちりと目を見て会話をする誠実さ。

 

 自身の身体が男の目を集めるものだと理解しているガブリエルにとって、そんな彼は非常に好ましく映った。

 

 それと同時にそんな彼が悪魔の、それもグレモリーが惹かれる程の逸物を持っているとはと天使であろうとも女である以上は疼き始める雌の本能。

 

「リアスから聞きましたが、ガブリエルさんはどの様な用件で俺の家に来たのでしょうか」

 

「本来であれば私たちが守護すべき人間である貴方に頼むのは申し訳ないと分かっています。ですが、どうか私たち天使の繁栄の為に、私と子作りをしてください。そのお願いに参りました」

 

 リアスから前もって教え込まれた、彼に対する礼儀である土下座。リアス曰く本当ならば裸の上でするのが一番効果的らしいが、この歳まで異性と触れ合った事のない生娘なガブリエルにはとてもではないが出来なかった。

 

 それでも彼に誠実さを伝えるために、習った土下座を完ぺきにこなす。

 

 御手洗の前には初めて目にする声もなくなりそうな程の美人な女性が何故か土下座をしている。彼女を目にした時とは別の意味でため息が漏れそうだ。

 

「顔を上げてください。そもそも天使である貴女が何故、人間である俺に頼むのでしょうか」

 

 彼女は説明をする。

 

 先の三種族による大戦で、悪魔同様に大きく数を減らした天界陣営。

 

 協定が結ばれたことで戦争が本当の意味で終結した今、少しでも減った天使を増やしたいとの事。更に純粋な天使が孕み、天使を産むには同じ純粋な天使よりも人間や元が別の種族であった転生天使の方が確率が高いらしい。

 

 しかし、転生天使たちは揃って首を横に振った。

 

 なんでも私たちのような紛い物の天使が本物の尊き天使様を抱くことは出来ないと言われた事。

 

 そこでガブリエルはリアスを頼り、人間の御手洗を紹介してもらったらしい。

 

「成る程、よく分かりました。しかし、天使が交われば堕天はしないのでしょうか」

 

「その懸念はもっともです。私たちの現在のトップであるミカエルが、今は亡き主の残した天界にあるシステムを改良し、互いの同意の上での情事に限っては堕天しないようになりましたので大丈夫です」

 

「……分かりました。そのような覚悟のうえでしたらガブリエルさん、アナタを俺は抱きます。ただし、このひと時が少しでも良いようになればとも思います。ただ義務感による営みではなく、お互いを愛し合うセックスにしたいと思っています。だからこの場限りでも俺を守護すべき人間ではなく、アナタを愛する男として見てください」

 

「はい……♡」

 

 少し熱に浮かされたような表情で御手洗を見つめるガブリエル。

 

 様々な人間に主の教えを説き、またある時は導いてきた彼女だが、天使であるが故に男を異性として認識したことがなかった。彼女の中での認識は女である自分とは異なる性別だというふわっとしたものだった。

 

 また彼女は女神がごとき美しさと全てを包み込むような柔らかい雰囲気を纏っている。流石にそんな彼女に告白して玉砕する物好きはいなかった。

 

 だからこそ、彼女を口説くような御手洗の言葉に豊満の乳房の内にある胸を高鳴らせてしまった。言い換えるのであれば彼女はチョロインなのだ。今まで男を認識していなかったが故に。

 

 ガブリエルの肩に手を置き、顔を近づけてくる御手洗。

 

 潤んだ瞳で彼を見つめ、つい余計な事に目が向いてしまう。

 

(あぁ、彼の睫毛は長いのですね。ふふっ、私とお揃いです)

 

 残念なことに彼は特別、睫毛が長いわけではない。男の顔を碌に見た事がない彼女だからこそのヘンテコな考えだ。

 

 勘違いにせよ彼女にとって御手洗は初めて意識して話した異性から、お揃いの部位を持った少年へと認識が変わる。

 

 ちゅっ♡彼の唇が彼女の唇に優しく触れる。

 

 瞬間、彼女の中で沸き上がる謎の歓喜の渦。彼女が知らないがために謎なのだが、それは正に雌としての自覚だ。

 

 長い年月の間、一度として男に許したの事のない身体を持つ彼女に触れた初めての男性。触れられた肩が心なしかじんわりと熱を持つ。

 

 彼女の認識ではあまりないのだが、彼女の中の雌の本能は違う。今まで特定の男がおらず、一度として異性に触れられたことがないのは自分に女としての魅力がないのだと一方的に解釈していた。勿論の事ながら、自分の身体が男好きするモノではあると知ってはいるが、天使である彼女にとって性欲=愛には繋がらない為、魅力がないのだと決めつけていた。

 

 そこに初めて触れる異性が現れた。

 

 使われた事のない子宮が初めて熱を帯びる。自慰もした事のない正に潔癖な天使。子宮がじんわりと熱を持つと、その熱が身体全身に広がっていくかの様。

 

 女としての歓喜が彼女の中に到来したのだ。

 

 当然のように唇がくっ付いては離れるを繰り返す。

 

 自分のモノとは違う、少し乾燥した唇。耳に届くリップ音も何処か心地いい。

 

 何もかもが初体験な彼女は彼に身をゆだねる事しか出来ず、ただただ彼からの接吻を受け続ける。

 

 そこには人間を導いてきた熾天使としての彼女ではなく、等身大の只の一人の女であるガブリエルだけがいた。

 

「どうでしたか?初めてのキスは」

 

「大変気持ちが良かったです。空を飛んでいる時のように身体がふわりと浮き上がるような心地よさ。正直なところ、癖になってしまいそうです」

 

「ではもう一度。さっきよりも濃い、お互いを感じられるキスをしましょうか」

 

 彼の言葉を聞き、瞳を閉じて彼が近づくのを待つ。

 

 教徒を待たせるのが彼女たちで、彼女自身が誰かを待つというのは非常に新鮮なモノだ。

 

 案外悪いモノではないと思いつつ、彼が早くキスをしてくれないかと焦れてしまう。キス待ち顔でいるガブリエルを天界のモノが見たらすぐ様に求婚するだろう。それぐらい今の彼女は美しくありながらも身近な存在になっている。美しさは大事だが、彼女ほどに隔絶していると相手も困るのだ。どういう会話で気を引けばいいのだとか、どういう趣味や嗜好をしているのか。

 

 今度は肩に手が乗るのではなく、彼の手で抱き寄せられ唇が唇に触れる。先ほどとは違い、直ぐに離れるキスではなく、唇を割れと催促するようにヌルリとした感触のようなモノが唇に触れる。

 

 思わず目を見開くと、ガブリエルを見つめる彼の瞳と合ってしまう。

 

 彼の優しげでありながらも、目の前の自分を女として見ている獣ような瞳を見ていられず、堪らず視線を外す。

 

 その間もヌルりとした何かはガブリエルの唇をノックし続けている。

 

 茹ってきた彼女の思考が導き出した答えはこの何かは舌だ。その通りで、あまりの執念深さに諦めからおずおずと唇を開くと口内に躊躇いもなくスルリと彼の舌が入り込む。

 

 驚きのあまり声を漏らそうとするも唇で塞がれており、代わりに漏れるのは荒くなった鼻息とふがふがと聞き取ることが不可能な彼女の言葉だけだ。

 

「んんんっ♡あ、むっ♡れろっ……れろっ♡ちゅるるるるるっ♡」

 

 口内でひとしきり暴れまわると、口内で小さくなっていた彼女の舌を捕捉し絡める。初めて触れあう粘膜同士に困惑をするも、彼の動きに合わせるように舌を動かす。

 

 ただ舌を動かすだけでなく、彼の舌伝いに唾液が送られ、吐き出す事も出来ずに彼女は飲み込んでいく。飲み込む度に彼女の白い喉が動き、ただそれだけでも股間が思わず反応してしまう。

 

 そんな光景を見ながら御手洗は彼女の豊満な乳房へと空いた手を伸ばす。まだ彼女の中ではキス以外をしないと思っているのだろう。順序を守るのが正しいと思っているのかもしれない。そんな考えは間違いだ。相手をただ思いやるのも大事だが、時には積極的に行くべきだとばかりに乳房を痛くない程度に鷲掴みにする。

 

 ブラという概念が存在しない天使なのか、布服越しでもはっきりと分かる乳房の柔らかさ。リアスの時にも思わず感動し、口からは感動の声が漏れたが、今はそれ以上の感動が御手洗を襲っている。目測だけで分かる朱乃以上に豊満な乳房。朱乃が確か最近105cmになったと報告してきたが、それ以上に大きいとなるとこれは何cmなんだろうか。

 

 片方だけで5kgはありそうな重い乳房。ぐにぐにと揉みしだいているだけでも分かる肉の詰まり具合。薄い布服にブラも無しだからかくっきりと浮かび上がる興奮の証である勃起した乳首。乳首を親指と人差し指で摘まむように弄るとガブリエルが思わず体を逸らす。

 

 繋がっていた唇も外れ、二人の唇の間には唾液で出来た透明な橋が出来る。

 

「んっ……♡ふっ……♡乳首は駄目です……っ♡触られていると……頭がボーっとしてきちゃいますぅ……♡」

 

 拒絶する言葉は弱弱しく、代わりに漏れるのは甘い吐息。

 

 乳房を捏ねる手を見ると、好き勝手に動いては時折掌の腹で磨り潰すかのように乳首が押しつぶされる。揉まれるだけでは足りない快楽の波が乳首を弄られた途端、一気に波打つ。ビリビリとした電流が流れ、思考が回らず結果的に彼の好きにさせてしまう。

 

「服邪魔なので脱がしますね。万歳してください」

 

 惚けている間に服を勝手に脱がされ、彼の前に飛び出す母性の象徴。

 

 すっかりと勃起した乳首がヒクヒクと動き雄を誘う。服を脱がした途端、じんわりと漂っていた雌の匂いが一層濃くなる。下乳から汗の匂いが香ると共に、彼女本来の匂いであろう甘い石鹸のような匂い。

 

 思いっきり顔を埋め肺一杯に匂いを堪能する。

 

「ふふっ、まだまだ赤子みたいなようですね。いいですよ、私の事を置いて好きなだけ私の乳房で遊びなさいな」

 

 彼の幼児退行したかのような動きを見て、余裕を取り戻したのか、彼の頭を撫でながら自信有り気に口にする。

 

 しかしその余裕は何処かへと飛ばされることになる。

 

「なっ……♡ちょっと待ちなさい♡好きにと言っても乳首は……♡あんっ♡んっ……♡そんなにがっついちゃぁダメぇ♡」

 

 乳首が御手洗の口内に吸い込まれ、舌で嬲られ、歯で跡を付けるのではと思うぐらいに噛みつかれる。

 

 勃起した乳首は歯で噛むには丁度よく、また吸い付くにも絶好だ。ちゅうちゅうとワザと音を立てながら下品にしゃぶる。彼女の中での羞恥心を煽り、より雌として開花させる彼なりの手法だ。ガブリエルは良くも悪くも身持ちが固い。まずはその牙城を崩すべく、性にまみれた一面を出そうとする。

 

 漏れる声が甘いものから次第に切羽詰まったような余裕のない声に変わる。全身を痙攣させながら、言葉にならない声を漏らし快楽を享受する。

 

 乳首を弄り続けていると、乳首から突如として滲みだす白濁とした液体。指で掬ってみるも、甘い匂いだけが鼻を付き、特段害はなさそうだ。

 

「あの、ガブリエルさんこれは?」

 

「そ、それは母乳です♡熾天使である私は人を守り育てると主からの命を受けているので、人の赤子を育てるようにおっぱいがでちゃうんですっ♡」

 

「ふーん……じゃあ遠慮なく俺を育てるために噴き出した母乳を頂くとするよ」

 

 またもや大きく口を開き、母乳を噴いている乳首に吸い付く。

 

 口内に広がる母乳は彼女の体温で温められているのかぬるい。今まで味わった事のない甘みが口いっぱいに広がり、まさに幸せの味という奴だ。この母乳で育てられた赤子はどれだけ幸せなのだろうか。

 

 乳房の根元に手を回し、乳搾りをするかのようにぎゅっと力を籠める。ぶしゃあぁぁぁぁ♡と勢いよく噴き出す母乳を一滴残すことなく、胃へと収めていく彼の姿に流石のガブリエルも羞恥心が勝り、剥がそうとするも今度は乳首を甘噛みされ力が抜ける。

 

「ガブリエルさんが母乳出せる事を知っている人って他にいるんですか」

 

「い、いません♡はうっ♡乳首をクリクリってするの止めてください♡おっ……またでる……またでちゃうぅぅぅぅ♡」

 

 壊れた蛇口のように次々と母乳を噴き出しては彼の寝室を甘ったるい匂いで一杯にさせる。

 

 嗅いでいるだけで頭がふやけそうな母乳の匂い。豊満な乳房はまだまだミルクを蓄えているのか、止まる気配は見せそうにない。

 

「このまま一晩中ずっと母乳を吸っているのもいいですけど、流石に本番をしなくちゃあいけませんね。まずはガブリエルさんに俺のチンポを見せますよ。話を聞くに見た事が無いようですし」

 

 息も絶え絶えな彼女を置いて、スルスルとズボンを降ろす御手洗。

 

 彼女とキスをしている時から甘勃起をしていた肉棒は、母乳を吸ってより硬く、大きく変貌を遂げている。

 

 ブルンと勢いよく飛び出すペニスに目を奪われてしまうガブリエル。嗅いだことのない濃密な雄の匂いが鼻を付き、彼女の頭を蕩けさせる。

 

 なおも成長し続けているペニスは一見すれば恐ろしく、また同時に雄々しさを女に見せつける。子供の拳サイズの亀頭に大きく傘の開いたカリ首、傘の高さはエグく、アレで膣内をゾリゾリと詰られたらどんな女でも簡単にイカされるだろう。幹も太く、まさに男根と言った感じでガブリエルの中の男への捉え方が変化する。

 

 男が女の乳房や臀部に目を向けるように、女も男のペニスを見て優劣を付けるべきではないかと、愛などの感情も必要かもしれないが種の繁栄を考えるとそれらは二の次だ。搾乳による快楽に濁った瞳でペニスを見つめる彼女の姿を見ても美の化身とは思えない。ただ一匹の雌に成り下がってしまった。

 

 味わったこともないのに自然と口内に溢れ出す唾液を飲み込むとゴクリと思った以上の音が出てしまう。それを聞いて我に返る。

 

「はっ!?……こ、こんなに大きなモノなのですか♡」

 

 恐怖交じりの声だが期待も多分に含まれている。

 

 ガブリエルがもう逃げられないと悟った御手洗はココまで演じてきた好青年の仮面を脱ぎ捨て、彼女の腕を掴み顔面にペニスを擦りつける。

 

「きゃっ……ま、待ちなさい♡そ、そんな酷いことは……んっ、す、凄い……こんなに強烈な匂いが……♡」

 

 目の前を上下する肉棒から漂う匂いがダイレクトに感じられ、抵抗する声が無くなってしまう。

 

 綺麗なモノを汚す背徳感に腰を震わせ、先走りを整った顔に塗りつける。雌にお似合いな格好にされている事に気が付かず、そのまま為す術もなく彼のする事を見送ってしまう。

 

 顔で感じ取れるペニスの熱さや硬さ。ガブリエルが今まで感じた事のない強い生命と繁殖欲求が身体の奥から沸き上がってくる。あぁ、人間はこうやって繁殖してきたのですねと一人納得してしまう。ハーレムを推奨するわけではないが、優れた雄には何人もの女が寄るのが分かってしまう。英雄色を好むという事を考えると彼もまた英雄なのだろうか。

 

 剣を取って悪と戦う英雄ではなく、(ペニス)()と戦う繁殖の英雄だろうか。

 

「すっかり蕩けた顔をしちゃって……気付いてますかガブリエルさん?今アナタすっごい顔をしてますよ。雄に媚びた雌の顔です。もうそんな顔をされたら辛抱できません。このままアナタを抱かせてもらいます」

 

 手慣れた手つきで彼女のショーツを脱がすと、ぴっちりと口を閉じた秘所を広げる。

 

 熾天使でも陰毛は生えるのだなと感心してしまう。口を閉じている縦筋の上にはさわさわと彼女の髪色と同じプラチナブロンドの陰毛が生えており、彼女が只の処女ではなく、妙齢の女性なのだと理解させられ興奮を覚える。

 

 ガブリエルは御手洗からすればお姫様やお嬢様ではなく、物語で見る王妃様だ。容姿もさることながら会話の節々から顔を出す教養の高さ。似たような人物としてヴェネラナがいたが、彼女よりも年齢は高くそれを感じさせない喋り方。更に一種のカリスマを持っており、彼女がその気になれば新興宗教ぐらい容易に作れるのではなかろうか。

 

 そんな彼女を今から抱けると思うと自然と力が入ってしまう。自分を強引に布団に縫い付けた彼が突如無言になった事に訝しんだ。どうやら彼は何やら葛藤しており、ガブリエルにはそれが禁忌な事をしようとしている人の反応に思え、思わず彼を優しく抱き留める。

 

「大丈夫です……大丈夫ですよ。私はここにいます。今の私はアナタの言う通り一匹の雌です。肩書や名前を気にせずに存分に抱いて下さい♡」

 

「……っ!分かりました。すみません。本当は男の俺が先導する筈だったのに」

 

「ふふっ、構いませんわ。これは合意の上でのセックスですもの。貴方だけに全てを任せるのではなく、私もまた貴方と一緒に生を育むのですから」 

 

 小陰唇を開き、小さな膣口に狙いを定めて亀頭を動かす。

 

 その間も瞳はお互いをじっと見据え、恋人のような雰囲気を醸し出す。長年付き合ってきたカップルが今日この場で結ばれるかのような緊張感。決して不快なモノではなく、好ましく思い胸が弾む。

 

 じんわりと濡れた熱い膣道をいきり立ったペニスが掻き分けてゆっくりと奥へと進行していく。処女特有の締め付けの強さと彼女の持つ包容力が形作ったかのような柔らかい膣肉は数多くの女を食い物にしてきた彼にとっても非常に好ましい。寧ろ好みと言っても過言ではない。

 

 これからこの膣を自分だけのモノにしようと考えるだけで血液が回りペニスを大きくさせる。ぷちゅりと薄い膜を破ると結合部から真っ赤な血液が垂れ、彼女が今まさに彼の手によって処女を食われた事の証だ。

 

「んぐぅ……け、結構痛いものですね。痛みには幾らか慣れていたつもりですが、身体の奥からの痛みだと結構応えます……っ!でも、お腹の中が貴方のペニスでいっぱいで悪くはないですね♡息が詰まりそうなのに幸せな気持ちになってしまいます♡」

 

 脂汗を滲ませながらも笑顔な彼女は聖母だろうか。

 

 遠方にいる母親を御手洗に思い出させると同時に、そんな彼女を組み敷いている事実を改めて実感させる。

 

 乳首ばかり弄り、肝心の秘所にはさほど触れていなかったのにきちんと御手洗のペニスを受け入れ、歓迎するかのように柔らかな媚肉が纏わりついてくる。根元を締め付ける膣口に、熱い粘膜を携えている膣道。どれもが極上な心地よさで名器と呼んでも間違いないだろう。

 

「すっごっ……!ガブリエルさんも肉の締め付け丁度いい……」

 

 天使で熾天使だからか或いは単純に人間とは違うからなのか、処女膜を失った直後にも拘らず嬉しそうにペニスをしゃぶってくれる。しかも母親のように彼女の胸元に頭を抱えられ、柔らかな身体と甘い匂いに包まれる。母乳の匂いと体臭は何方も甘いながらも別物で、御手洗の快楽で茹った頭をより麻痺させる。

 

 身体を余すことなく味わい、肉棒を搾り取る為の器官にペニスが埋まり、身体だけでなく心も満たされる。ペニスよりも熱い粘膜に、きゅむきゅむと敏感な亀頭やカリ首に吸い付いてくる女陰の感触に思わず声を漏らす。

 

「あっ♡奥に……奥にペニスが当たっています♡そこが私の子宮……なんですね♡」

 

「そうですね。ここがガブリエルさんの大事なところで、これから俺の子供を育む場所です。この袋の中にドロドロのザーメンを流し込んでガブリエルさんの卵と合体するんです。きっとガブリエルさんに似て美しい子供が出来るんじゃないですかね」

 

「なら隆さんのようにエッチな子になりますね。……こんなに気持ちが良いなんて他の天使が堕天する理由も分かってしまいます。身体だけでなく心も通じ合って愛し合う……罪深い筈なのに神聖な男女の営み……あぁ、癖になってしまいそう」

 

 グリグリと子宮を亀頭で押し上げると一際甲高い声で鳴き、彼女の白い身体が揺れる。

 

 マンコだけでなく、顔の埋まっている乳房も忘れずに愛撫をする。ぷしぷしと絶え間なく母乳を噴いている乳首をクリクリと指の間に挟んだり、歯で甘噛みをしながら吸ってみたり。

 

「すみません……もう、動きますね」

 

「んっ♡え、えぇ……大丈夫ですよ。アナタの好きなように動いて下さい♡……はぁ……♡」

 

 御手洗のペニスを感じているのか、思ったよりも平気そうに頷くガブリエル。人間すべてを平等に愛してきた彼女らしからぬ個人への愛が溢れてきてしまう。

 

 自分を女にした相手だからなのか、それとも只の人間の彼に平等を超える感情を抱いてしまったのか。まだそれが何かまでは掴めないが、このひと時がもっと続けばいいのにと思ってしまう。

 

 真正面から覆い被さり、上から腰を連続で突き入れる。柔っこい体を抱きしめながら腰を振り、膣肉にペニスを擦りつける。

 

 動くたびに彼女が喘ぎ、嬌声が耳に届く。隆さん隆さんとうわ言のように名前を呼ぶ彼女が愛おしく、普段よりも張り切って腰を振ってしまう。

 

 覆い被さった彼の身体との間で形を歪める豊満な乳房。トロトロと吐き出されるミルクが二人の身体を白く染めていく。

 

「ガブリエルさん……っガブリエルさん!」

 

 まるで童貞を失った時のように我を失って抽挿を繰り返す。何度も出入りするペニスに慣れたのか、膣が意識を持ったかのようにうねり刺激をしてくる。

 

 処女だったのにいきなり感じる反応の良さに惚れ惚れしてしまう。彼が今まで抱いてきた女は誰もがすぐに喘ぎ、彼を悦ばせるが普通はそうはいかない。大事な内臓を弄られる感覚は未経験な物な上に、膜を破られるのだ。男である彼にはそれが伝わらないがそれでも彼なりに優しく抱いてあげる。

 

 膣も最高だが、それ以上に目の前で揺れる乳房に目が行く。ばるんばるんと跳ね、ミルクを撒き散らす魅惑の果実。

 

 街中で男であれば彼女が居ようともついつい目で追ってしまう程大きい。腰を突くたびに上下に跳ね、その乳揺れが自分のピストンで齎されていると思うとまた優越感が溢れる。

 

 こんな極上の女を抱ける奇跡を神に感謝する。まぁ、抱いている女はそんな神によって作られた存在なのだが。

 

「はぁっ、くっ、気持ちいい……ガブリエルさんも気持ちいいですか?」

 

「んんんっ♡あ、頭がボーっとしてきて……っ♡お腹の奥があちゅいぃぃぃ♡んっ……ちゅっ……あむっ……ちゅぅ……れろ……♡」

 

 乳房の間から顔を上げガブリエルの顔を見ようと思ったらいきなりキスをされる。

 

 キスの経験も今日が初めてでまだまだ拙い舌技だが、それでも懸命に舌を動かす。目の前の雄が自分を求めている。自分もまた目の前の雄を求めている。ただただ快楽だけを欲する、子作りなど忘れたセックスに没頭してしまう。

 

 その時間も長くは続かず、早漏気味なところがある御手洗のペニスがぶるぶると膣内で甘く震える。

 

「っべぇ……もう出ますっ!このまま子宮に密着したまま出ますっ!」

 

「えぇ、えぇ!私も一緒に♡んっ……あぁっ……沢山出して下さい♡アナタの大事な子種汁をお腹いっぱい出して下さい♡」

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡ぶびゅっ、びゅるるるるるるる♡

 

「あぁっ、あっ……んんんんんっ♡奥ぅ、ああっ、熱いぃぃぃぃ♡」

 

 口を閉じ、快楽に耐えようとしたが耐えきれず甘い嬌声が漏れ出てしまった。

 

 容赦のない射精に首を振りながら必死に受け止めようと、足を腰に、腕を首に回して身体を震わせる。

 

 御手洗の射精を肯定してくれる彼女の姿勢にうっとりと気持の良い射精をし続け、膣内で何度もペニスを脈打たせる。抱きしめたり触れ合ったりするだけでも満たされるが、やはり一番満たされる瞬間は膣内射精の時だ。男としての自分が満たされる独特の感覚。

 

「ガブリエルさん……好きですっ!このまま俺の女になって下さい」

 

「駄目……私は熾天使なんです。一人の男の人を愛するなんて……あぁ、どうすれば♡」

 

「同意の上でのセックスが出来るのであれば神も俺たちを祝福してくれますよ。それに堕天したとしても俺はガブリエルさんを愛しますから……っ!」

 

「いやっ!そんな事言わないで♡射精されながらされたら断れない♡こんな告白ズルイですっ♡」

 

 口では拒否するものの、嬉しそうに口角を上げている。

 

 抱きしめてくる彼女をお返しと抱きしめペニスを震わせる。密着した子宮がいっぱいになろうとも次々と新鮮な精液を送り込んでは溢れさせる。飲み切れなかった精液が結合部から溢れぶぴっ♡ぶぴっ♡とエッチな音を奏でる。

 

 腰を軽く動かし、ペニスで膣内をかき回すとガブリエルがまたエロい反応を見せる。

 

 そんな彼女に溜まらずまた種付けするための腰振りを再開し、何度も彼女を求めてしまう。彼女も同じようで疲れたとか色々と言い訳を並べながらもがっしりと身体にしがみ付き放してくれなかった。

 

 結局その夜、互いが満足するまで極上の体を味わい続けた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「それで、どうでしたガブリエル?目的通りに妊娠は出来たでしょうか」

 

「えぇ、出来ましたわ。彼との愛の結晶が今このお腹の中に宿りましたの♡」

 

「まさか貴女が人間に愛を囁くだなんて思いもしませんでした。どうやらシステムも反応してませんし、天使の未来を考えると良いのかもしれませんね」

 

 ミカエルの前で嬉しそうにお腹を撫でるガブリエルの姿が天界では度々見られるようになった。




改めて読むと、今よりも初期の方が地の文が多く見えてしまう。

ていうか何で天使とかってあんなエッチなの?どうみても雄を誘う身体にしか見えない。母性溢れた処女とかいう矛盾ワード好き。

前書きにも書いた通り、一学期とか二学期とかの区分け前に書いていたモノなので時系列はあやふやです。でも駒王協定は結んでいるので二学期に置いても良いですよね。

天使の繁殖とか結構適当です。何なら次の日には自分でも忘れてそうな設定です。


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リアス&ソーナ

 駒王学園では昼食を摂る時間であるお昼休みに音楽を流す習慣がある。その昔、まだ学園が共学化する前の女子校時代に学園長が昼休みは静かに食べるのもいいが、リラックスする音楽を聞くのも身体に良いと考え行われた。

 

 今は放送部が仕切っており、リクエストを受けた音楽や、部員が選んだ音楽を流している。

 

 今日の音楽は何かと生徒が待ちわびる中、それは流れ始めた。

 

「……はーい、駒王学園の皆、私の声が届いているかしら。学園のお姉様であるリアスよ」

 

「何か手慣れてるわねリアスったら。今日はリアスの相方を勤めさせて頂く蒼那よ」

 

「いきなりで驚いたかもしれないけど、今日は何時もの音楽とは趣旨を変えたモノを流す事に決めたの。題して、私とソーナによるご主人様へのご奉仕放送よ。あ、ご主人様の名前は伏せさせて頂くわ。彼に迷惑が掛かるのは私たちの本意ではないもの」

 

 二人が楽しそうに話す声がスピーカーから響く。誰もが突然の事に目を白黒させるもあぁ、そっかと納得し食事を再開する。

 

 ただ二人の男子生徒は違った。

 

「な、なんでリアス部長の声が……?てかご奉仕放送ってなんだよ!?」

 

 彼――兵藤一誠は学園の二大お姉様の片割れであるリアス・グレモリーと付き合っていた。(彼からすれば)仲が良く、特段彼女と意見を違えたも記憶はない。

 

 最近は断られているがセックスだってしている仲で、まだまだこれからと思っていた時にこの放送を聞いては怒るのも仕方ないだろう。

 

「は?え?ソーナ会長がどうして?だって俺とセックスだって……」

 

 一誠とは異なりただただ困惑を浮かべる匙元士郎。彼とソーナとの関係は複雑だ。

 

 身体は重ねたが恋人ではなく、かと言ってただの先輩後輩という仲ではない。とある堕天使との闘いの際に関係が一歩前に進み、頑張った報酬としてセックスしてもらっただけだ。でも彼にとっては彼女が自身のことを少なからず想ってくれている証拠だと思っていた。

 

「じゃあご主人様。私とソーナがまずはキスをするわね。気持ち良くなってくれると嬉しいわ」

 

 一誠の聞いたことのない雄に媚びたリアスの声。

 

 放送室ではリアスが御手洗にその豊満な身体を押し付け顔を近づけていた。ぷるんと瑞々しく柔らかい唇を押し付けそのまま舌を絡める。

 

「あぁ、他の人のエッチする所なんて初めて見るけどまさかリアスのだなんて思いもしませんでした。あんなにエッチな顔でご主人様とキス………羨ましい。リアス、私も混ぜなさいな」

 

 リアスを押しのけソーナが御手洗の唇を奪う。貧相な上半身の代わりに彼の手を取り、自身の臀部を触らせながらベロチューをする。

 

 スカートの上からでも分かるほどおっきな尻をさわさわと撫でながらのキスは気持ち良く、声が漏れるがどういうわけかマイクは彼の声を拾わない。

 

「安心して頂戴。このマイクは私とソーナの声しか拾わないの。だから安心して声を出してね」

 

「んっ……れろれろ……ちゅる、ぢゅるるるるっ♡」

 

 スピーカーから流れてくるキスの音に二人の男は握り拳を作るもなぜかその場を後にしない。

 

 彼ら……というか今学園にいる人間は全員リアスとソーナの支配下に置かれており、御手洗との情事を邪魔しないように思考を弄られている。

 

 だから二人は動けずその場で歯ぎしりをしながら放送を聞くしかないのだ。

 

「んもう♡……ソーナったら。独り占めはダメよ。折角の二人での奉仕なんだから3人でキスしましょ」

 

 びったりとソーナの隣に顔を寄せ、舌が触れ合うのも気にせず三人で唾液を共有する。

 

 舌が動く度に白く濁っていく唾液は甘く、飲み込むだけで幸せな気持ちになる。御手洗の分厚い舌とソーナの小さな舌、それにリアスの二人の中間の舌が触れ合っては離れ、唾液を掬いあい、絡め合う。

 

 口元がベタベタに汚れる事も忘れ、つい夢中になって貪る。その間もソーナのデカ尻とリアスの爆乳を鷲掴みにし、グニグニと力一杯触っている。

 

 二人の口の端から甘く感じている声が漏れ、それをマイクが拾っては学園中に響き渡らせる。誰もが当たり前に三人の淫行を聞きながら食事をし、談笑に耽る姿は不気味なモノだ。

 

 だが一誠と匙の二人は食事をせずに耳に入る音に怒りを募らせる事しかできない。自分では出させる事の出来なかった二人の卑猥な声に嫉妬しつつもつい男の性として股間を小さく膨らませてしまう。

 

 

「っぷはぁ♡……ふふっ気持ち良くなって貰えたようね。さっきから私たちのお腹に熱いモノが当たってるわよ?」

 

「それもとっても大きなモノがね。匙なんかとは比べものにもならないガッチガチで逞しいモノが」

 

 二人の細く白い指が御手洗の膨らんだ股間を擽る。痛いくらい張り詰めたペニスをズボン越しに触りながらエッチな身体を押し付ける光景はまるで金を払って女性を抱く施設のよう。

 

 そこらの店の売上トップ譲では太刀打ちも出来ない二人を侍らせる優越感と言ったら最高だ。二人にズボンを下ろしペニスを出すように命令すると二人は笑顔で従ってくれる。

 

 カチャカチャとベルトを外しズボンとパンツを降ろすと飛び出る剛直。エッチな生放送の企画を話し合った時から期待してた肉棒はいつに増して硬くそそり返っている。ビタンと腹に当たり、その衝撃で跪いていた二人の顔に先走りが飛び散った。

 

「あはっ、凄いわ♡今日は今までで一番勃起してるんじゃない?血管もこんなに浮かばせて……素敵よ……♡」

 

「えぇ、こんな逞しいモノを見せ付けられたら女なんてイチコロです。どんな堅物だって雌にされてしまうわね。私もその一人だし間違いないわ♡」

 

 うっとりとペニスを見つめるリアスとそれに同調するソーナ。

 

 堕ちる経緯は違うも、仲がいい二人はいがみ合う事なくペニスに触れる。興奮で熱くなっているリアスの手と興奮している筈なのに冷たいソーナの手は対照的で御手洗を喜ばせる。

 

 ソーナの実家であるシトリー家は氷使いの家でもあり、それも相まってソーナは体温が低く、興奮していてもひんやりと冷たいのだ。

 

 折角の生放送だ。普段であればしないことを二人に言わせてみようか。

 

「え?イッセーのチンポと比べてどうかですって?……そんなの決まってるわよ。イッセーの粗末なモノとは比べる事すらおこがましいわ。彼のはこれの半分ぐらいだし、雄臭さもなければ金玉も小さいわ。それに精液だって薄いモノ。あんなので女を孕ませるなんて無理よ」

 

 前までの御手洗のペニスであれば普通のサイズである一誠でも此処までボロクソに言われる事はなかっただろう。

 

 だが運悪く今の御手洗のペニスは体内に蓄積した魔力で肥大化しており、以前のと比べると一目見るだけでも分かるほどの変貌を遂げている。

 

 亀頭は横に広がり女の膣壁をいっぱい弄れるようになり、それに伴って傘を更に広げた高いカリ首は今まで以上に膣肉を削ぐ。横にだけでなく、縦にも成長しており、最近の計測によれば22cmに到達している。最早もう一つの腕と言っても過言ではない。

 

「んなっ!?俺のが粗末って部長の相手してる奴って誰だよ!?」

 

 一誠も自分の息子が大きくはないと理解はしているが、決して粗末なモノとは思ってもいなかった。実際ネットで調べたら日本人の平均サイズだった筈だ。

 

 リアスは御手洗のペニスは計っているものの、興味の失せた一誠のは計っていないし、記憶からも薄れている。まだ半分ではないが半分みたいなものだと記憶で判断した結果だ。

 

「え、私も?……そうね。匙とは一度だけだけど、あの子とは違うわね。そもそも彼ったら包茎だったみたいで皮を被っていて可愛らしかったわ。それと比べるとご主人様のチンポは雄々しくて逞しくてカッコいいわ。見てるだけで子宮が勝手に喜んじゃってるもの。大きさも太さも雄としての魅力もぜーんぶ負け。ご主人様の方が素敵よ♡」

 

 匙にも見せたことのないソーナの淫靡な笑顔は同性のリアスすら魅了してしまう。彼のペニスに指を這わすのを一旦止め、見てしまった程だ。 

 

「なっ!?……そりゃあ俺だって……くそっ!相手は誰なんだよ!てかなんで会長がそんな女を侍らすような男なんかに……」

 

 力を入れすぎで握り拳から血が滴り床を汚す。

 

 匙もまた自身の愚息が抱えるコンプレックスを持っており、まさかそれをソーナに指摘されバカにされ、可愛らしいとまで言われるとは思いもしなかった。思わず倒れ込んでしまいそうな程心に深く傷を負ってしまう。

 

 そんな一誠と匙の事を考えてもいないリアスとソーナは出来上がった雌の顔でペニスを愛撫する。

 

 ペニスが痛くないように唾液で揺らした手で扱き、根元から先っぽまで隈無く唾液を塗り込む。広くはない放送室に充満する彼のペニス臭に当てられ、奉仕をしながらも自身の秘所へと手が伸びてしまう。

 

 くちゅくちゅと膣肉を触りながら手コキのペースを早めていく。

 

 彼は普通の男性とは異なり一回出しても満足しない為、適度に出させてやるのが賢明だ。まずは一発目と二人の阿吽の呼吸で扱く。鈴口から漏れ出した先走りが手を汚し、ぬちゅぬちゅと音を奏でる。

 

「出るのね?いいわ沢山出してっ。私とソーナの指をご主人様のくっさいザーメンで汚して頂戴♡」

 

「そうです、リアスの言うとおりです。ご主人様の金玉の中のザーメンを遠慮なく出して下さい。私たちはご主人様のモノです♡モノに遠慮は要りませんからね♡」

 

 敏感なカリ首を指輪っかが通り抜けては戻ってくるを繰り返し、下では陰嚢を弄ぶように触られている。

 

 二匹の雌が床に膝立ちになりながら肉棒を扱く光景を見ながら二人の扱く動きに合わせて腰を振る。二人が作った指輪っかをまるでオナホールのように見立てて腰を振り、射精へと上り詰めようとする。

 

「あぁっ、凄いわ♡こんなにビクンビクンって跳ねて……やっぱりイッセーとは比べものにならないっ♡……んっ、私もご主人様と一緒に」

 

「リアスばかりズルいですっ♡私も、私も一緒に……♡」

 

 ぬちゅぬちゅと手コキをする音に混じって二人の股座からも水音が響き、マイクが音を拾ってはイッセー達を苛立たせる。

 

 自分の女だと思っていたリアス達が自分の知らない所で絶頂しようとしてるのだ。悔しさでいっぱいだというのに妄想逞しい自分の頭が嫌になる。

 

 自分に向けてくれた事のない雌顔で切なそうな声を漏らし奉仕する姿。

 

 リアスであればその容姿からギャップはあまり感じられないが、絶世の美女の痴態には素直に興奮する。ソーナであれば普段は冷静で真面目な彼女が男女の営みの時だけは淫らになり、雄へすり寄るギャップだけで射精ものだ。

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「溜めていたモノを全て出しちゃいましょうね。このまま優しく扱いてあげるから♡」

 

「チンポだけでなく……あむっ♡……ちゅる……れろれろ……」

 

 肌着を捲り上げ、彼の乳首に吸い付きペニス以外の性感を与えるソーナ。貧相な彼女の胸よりも平たい(当然だが)御手洗の胸に顔を寄せ乳首を唇で食み、舌で舐め、転がす。

 

 男も乳首で快楽を得ることは可能で射精で震えていた身体はより一層激しくなる。狭い尿道を掻き分ける太くドロドロとした精液。それはリアス達の手を汚し、匂いを充満させる。おっ、おっと声を漏らす彼だがやはりマイクは彼の音だけは拾わない。

 

 本当に気持ちよさそうに手コキをする音と、ソーナが乳首を舐める音だけが昼休みの校舎に響き渡る。

 

 ・

 ・

 ・

 

「じゃあ次は私のこのおっぱいでパイズリをしてあげるわ。ご主人様好きでしょ?女を跪かせて母性の象徴で奉仕させるの」

 

 彼の足を開き、股間に潜り込むとその爆乳で肉棒を挟み込む。

 

 しっとりと汗ばんだ乳肉が熱いペニスを包み込み少し安藤する。柔らかくも乳房よりも硬い手よりもほっとする一時だ。通じ合ったような二人のやりとりに嫉妬したのはソーナだ。

 

 むぅと口を尖らせると行儀が悪いと思いつつもマイクの置いてある机に乗り、彼の頭の上に自身の腰を降ろす。

 

 ショーツを降ろし顕わになった秘部をグリグリと押し付ける顔面騎乗。突如デカ尻が乗ってきて焦るも尻肉を鷲掴みにしながら花弁を舌で味わい始める。

 

「あっ♡……んっ♡……そこっ、クリをもっと、んっ……♡」

 

「あら、ソーナもそんな恥ずかしい格好をするのね。長年一緒に居たけど初めて見るわね」

 

 彼が尻肉を揉みしだく度にひっそりと息づく肛門が顔を出したり隠したりと繰り返している様子は淫靡だ。

 

 まだ棒を咥えた事はないが指であれば数回は咥えた穴は恥ずかしそうに伸縮し、パイズリをするリアスを楽しませると同時に興奮させる。知らない男女の痴態であれば冷めた目で見るのに、ソーナのは何故か目を離せない。

 

「って、見とれてるのもいいけどご主人様を気持ち良くさせないとね。こうしてギュッと横から力を入れて……♡」

 

 たっぷりと肉の詰まった乳肉を手で締め付け、中で気持ち良く震えているペニスを刺激する。

 

 そのままズリズリと上下に動かしたり、固く尖った乳首を押し当てたりする。平均サイズのペニスであれば容易に全身を覆い隠すであろうサイズに驚く。だが御手洗の化け物サイズは乳房の谷間から頭を覗かせている。

 

 精液で濡れたペニスと汗を掻いた乳肉のおかげで滑りは良く、スムーズに抽挿が行われる。

 

 たん、たん、と双房が揺れ、その中でペニスがもっちりとした乳肉に包まれて押し潰される。

 

 パイズリは見た目程気持ち良くは無いものなのだが、御手洗が女を跪かせる事に喜びを感じる性癖の持ち主だということ、またソーナのデカ尻によって視界が隠されている現状では最高の快楽を得ることが可能だ。

 

 谷間から頭を出す亀頭に熱いリアスの息が当たり切なく震える。射精したばかりのペニスにとって強い刺激は瞬く間に射精へと導いていく。

 

「あ゛あ゛ぁぁぁ♡舌がおまんこの中でにゅるにゅるってぇ……お゛っ、そ゛こ゛……♡♡♡」

 

 舌先が優しくトントンとGスポットに触れると思わずソーナは暴れてしまう。だか彼ががっしりと尻肉を掴んでおり逃れられず彼女らしくない野太い下品な嬌声をあげてしまう。

 

 それは教室にいる匙の耳にも届き彼女の現状が嫌でも分かってしまう。匙は所謂尻フェチな性癖の持ち主でソーナのデカ尻には並々ならぬ情熱を持っていた。

 

 身持ちが固いソーナだからいずれはと思っていた彼を絶望に突き落とし、最愛の人が知らない誰かにクンニされている現状に名状し難い感情が湧き上がる。

 

「ソーナがイクところも、ご主人様が射精するところも見ていてあげるからしちゃいなさい。ほら亀頭に乳首をクリクリ~って♡きゃっ……♡♡」

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡ぶびゅるっ♡びゅるるるっ♡

 

 ぶるぶるとペニスが震えると噴火したかのように勢い良く粘つく体液を撒き散らす。

 

 谷間の中でペニスの熱を感じながら剥き出しの乳房に熱い体液の熱も感じ取る。大量の精液を噴き出す彼は傍目から見ても気持ちよさそうで、パイズリをしたリアスも嬉しくなってしまう。

 

「お゛っ、お゛お゛ぉぉぉぉ♡……い゛く゛い゛く゛~~~っ♡♡♡」

 

 一度深い絶頂に達すると連続で浅めの絶頂が押し寄せ、抵抗むなしく身体がふわりと気持ち良くなってしまう。

 

 全身から力が抜けくたりと机から倒れそうになるのを御手洗が支える。アクメで息も絶え絶えな彼女は弱々しく礼を口にすると深呼吸を繰り返し息を整える。

 

「んっ、にっがぁい♡……でもぜーんぶ舐めちゃおっと」

 

 リアスは乳房にべっとりと掛かった白濁とした雄の欲望を指で掬うと躊躇なく口に含んでは味わう。鼻をつく栗の花に似た匂いに、鼻を突き抜ける濃厚な雄の味。ペロペロとミルクを舐める猫のように精液を全て胃に収めると身体を起こす。

 

「さて、次は何をしましょうか。あ、でも時間が……」

 

 放送室に立て掛けられている丸時計は昼休み終了の時間をまもなく示そうとしており、この至福の時間も終わってしまう。

 

「なら放送はここまでにして、私たちは例の部屋で楽しみませんか?」

 

「そうね。まさかソーナからそんな魅力的な提案をされると思わなかったわ。じゃあ後始末をして行きましょうか」

 

 ソーナが指を鳴らすと学園全体に掛けられていた魔法が解かれる。身体は自由を取り戻し、おかしな学園の中で唯一変わらなかった二人も記憶がすり替えられる。即ち、自分たちの愛した女性のエッチな放送を忘れさせられる。これで彼らから今日の事を問い詰められる心配はなくなった。

 

 ウキウキと歩くリアスを見てため息をつくソーナと、これからの行為に笑う御手洗だった。

 




スマホのメモを直接此方に移すと改行が大変ですね。スマホだと♡マークを登録してないので結構適当な場所に打った気がする……もしかしたら後日手を加えるかも。

今回の話は読者さんから貰った意見を参考にしました。こういう形であればイッセーや匙たちに寝取られ気分を味わわせることが出来るので結構楽しんで書きました。具体的には布団で睡眠よりも優先したぐらい。



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アーシア④

ディオドラよ永遠に!!

※今回もアナルセックス回です。苦手な方はブラウザバックを推奨します。


 アーシアは自分に言い寄る男を見て首を傾げていた。

 

「アーシア覚えているかい?僕は君に助けてもらった悪魔だよ。あぁ、また君に会えるだなんて……やはり僕たちは運命だったんだね」

 

「……?」

 

 何やら感動的な雰囲気を出しているが、さっぱり思い出せない。年頃の少女であれば見とれてしまいそうな甘いマスク。一つ一つの仕草から漂う気品。こんな男と会った覚えがない。

 

 アーシアの人生の大半は男との縁はなく、教会を追放され初恋の相手だったイッセーと出会ったのが最初だったような……?

 

「……僕の事を覚えてないのかい?それは困ったな……あ、そうだ。ならこれならどうだろう。僕は君に助けて貰った悪魔だよ。あの時は本当に助かった」

 

「……!あ、あの時の方ですか。元気になったようで何よりですっ」

 

「君の献身のお陰だよ。この通りピンピンしてる。それで再会してアレ何だが……僕は君に助けて貰ってから君の事ばかり考えていたんだ。よければ僕と付き合ってくれないかな?」

 

「ごめんなさい。私、好きな人がいるので」

 

「……そ、そうなんだ……」

 

 ほぼノータイムで返答されプライドからくる怒りよりも彼女の変貌に困惑してしまう。

 

 彼女はもう少し押しに弱いんじゃなかったのか?リサーチしたデータとの違いに内心首を傾げる。

 

「用件は以上ですか?であればこれから寄っていく所があるので失礼しますね」

 

 スキップしそうな勢いでその場を後にするアーシア。そんな彼女の後ろ姿を見て男――ディオドラはプルプルと震えた。

 

「ふざけやがってぇ……彼女は、アーシアは僕のモノの筈なんだ……それがどうしてあんな幸せそうな顔をしてるんだ?大切な教会から追放されて不幸になったんじゃないのか」

 

 アーシアが教会から追放された原因はディオドラだ。彼の趣味は悪魔らしく、他種族の女――それも聖女と呼ばれる者達を絶望させ自分のモノにするという奴だ。

 

 だからこそ彼は困惑する。アーシアもまた主の真実を知り、絶望しているのではなかったのかと。いくら時間が解決するモノとはいえ、彼処まで幸せそうな空気を出せるだろうか。

 

 計画を変更する必要がありそうだと呟くとディオドラはその場から音もなく消え去った。

 

 ・

 ・

 ・

 

 あれから1ヶ月ほど経ったある日、リアスからアーシアを手に入れようと企んだ男がレーティングゲームなるものを仕掛けてきたが、返り討ちにしたと聞いた。

 

 だからあの日、何時もよりも激しく抱いてほしいとアーシアがやって来たのか。と納得がいった。つい先日、制服の下に彼女らしくない、所謂マイクロビキニのような布面積の小さい下着を着込んだ彼女に押し倒され、そのままなし崩しでセックスをした。

 

 何時ものそれこそ聖女のようにすべてを受け入れ抱擁するようなセックスとは違い、獣のように互いを貪り合うセックスだった。

 

 犬のように四つん這いになったアーシアに覆い被さって打ち付けるように何度も腰を振り、悪魔でなければ危険日でなくとも排卵し、そのまま受精、着床までをしそうな程たっぷりと種付けをされた。

 

 まるでレイプ後のように弛緩し、全身から雄臭い精液の匂いを漂わせるアーシア。それでも彼女は間違いなく幸せだった。

 

 身体から立ち上る精液の臭いもすっかり嗅ぎなれ、最初はおっかなびっくりだった奉仕も板に付いてきた為、相応に自信もある。

 

 ディオドラとかいう輩が心を乱すような事を口走っていたが、既に彼女に迷いはなく、道を定めていた。人でありながらも人を無自覚に止め、色んな女を取っ替え引っ替えする男の隣を歩くと。

 

 

 貪るようなセックスから数日後、何時ものように登校するアーシアだが今日に限って足取りは重くフラフラとしている。

 

 ブブブと振動する二本のバイブによって絶え間なく快楽が流れ込みながらも、学園での生活を続ける。しかもご丁寧にバイブは冥界製故に強弱のボタンも御手洗の手の中だ。今の振動に慣れたと思ったら強くなったり、絶頂を迎えそうになったら弱くなったりともどかしくされてしまう。

 

 認識阻害の魔法と持ち前の精神力のおかげで昼休みまで耐えたが、流石に我慢の限界で御手洗の手を無理矢理奪い、ヤリ部屋へと連行する。

 

 指同士が触れ合っただけでも全身に甘い痺れが流れる程、身体は敏感になっている。軽い絶頂をしても、肝心の深いアクメを決めれなかったアーシアは全身から匂い立つ雌のフェロモンを漂わせながら御手洗をベッドに押し倒す。

 

 ここ最近、理性という理性が役割を果たせず彼の手によって溶けさせられていた。

 

「あらら、すっごい顔。魔法がなければ他の生徒にレイプされちゃいそうな程エッチだよ」

 

「隆さんがいけないんです……っ!私にこんなエッチなイタズラをするから……っ!」

 

 ふーっ、ふーっと荒い呼吸を繰り返し彼の顔を覗く。すっかりと快楽で蕩けた瞳はとろりとピンク色に濁りハートマークが浮かんでいるかのよう。

 

「じゃあアーシアの中に入ってる奴を見ようか。一体どれだけイッたのかな?」

 

 アーシアの中に入っているバイブは冥界製の特注品でバイブで絶頂した記録を計測してくれる優れものだ。女性には屈辱感を、男性には優越感を与える事を目的とした淫具。

 

 ずるると真っ黒な極太バイブを引き抜くと糸を引くほど粘っこい愛液が付着している。只でさえ黒いだけで凄みがあるというのに淫液でテカテカと光っていると余計に威圧感を感じさせる。

 

 そのバイブの根本近くに一つのカウントを記録する液晶には115と表示されており、朝からアーシアが絶頂した回数だ。ただし、浅めの絶頂だけだが。

 

「おおっ、三桁もアーシアはイッたのか。淫乱なシスターになったことで」

 

「隆さん好みになっただけです……エッチな娘が好きなのですよね?」

 

「勿論。アーシアみたいな純粋な娘が淫らになるってだけで興奮するよ」

 

 バイブは雌穴だけでなくその後ろの穴ーつまりアナルにもぐっぽりと埋め込まれている。小さな尻を押し広げる黒光りした淫具。

 

 ふりふりと彼女が尻を振る度に動き、まるで動物の尻尾のようにも見える。同じようにずるるっと引き抜くとやはり絶頂が記録されており液晶には37と表示されていた。

 

 アーシアが一つの区切りを付けたあの日以来、彼女に頼まれる形で尻穴を開発していた。既に指が二本易々と飲み込めるようになり、排泄をする際にも快感を得てしまうようにまで至った。

 

 小さくヒクつく蕾は一見、穢れをしらないがその実何度もバイブやパール、指を数十回も咥えさせられている。

 

 両手で蕾を開くと真っピンクな粘膜が視界に映る。伸縮を繰り返し、腸内を満たす腸液で濡れており卑猥だ。

 

「ここまで解れていればチンポも入りそうだな」

 

「そう……ですか?どうぞ、私の身体は全部隆さんの物ですから。遠慮なくお尻にもおちんちんを入れてください」

 

 御手洗を誘うようにふりふりと横に尻を振る。

 

 小さいながらも柔らかい尻は見ているだけでは満足出来ず撫で回すように触れてしまう。肌に吸い付くような尻肉。丸みを帯びた臀部は乳房よりも固いながらも別の魅力を感じさせ彼を夢中にさせる。

 

 尻たぶを開いたり閉じたり、アナルを擽るように指でピトピトと触れてみたり。それだけでなく、愛液を噴き零している女陰も弄って彼女を淫らに喘がせる。

 

 ベッドのシーツを握り、尻を突き上げるようにして声を上げる。彼の前では恥ずべき嬌声は隠さずしっかりと聞こえるように口から出す。

 

 躾られた習慣であり、かつてのように恥ずかしがる彼女はいない。甲高い淫らな声を漏らし、股間からやってくる快楽の波に身体をビクつかせる。

 

 愛液を指で掬い、アナルに塗り込みそのまま排泄器官に潜り込ませる。ぐぷぷと異物が入ってくる感覚にたまらず苦しそうな声を漏らすも拒絶の言葉は口にしない。

 

 アーシアにとって御手洗はかつて仕えていた主より尊く、そんな彼の行いを拒絶する事は彼女には出来ない。それに彼から与えられる事は何でも受け入れると意気込んでおり、事実全て受け入れてきた。

 

「それじゃあ折角だし、アーシアのエッチなアナルに入れてみようかな」

 

「は、はいっ!キツキツだと思いますが頑張っておちんちんを気持ち良くしますねっ♡」

 

 卑猥な事を言われたのに輝かんばかりの笑顔を浮かべる彼女はもう手遅れだ。

 

 かつての純粋で好奇心豊富だった彼女はおらず、代わりに彼の好みになろうと必死になっているエッチに興味津々な女の子だ。

 

 尻を上げたまま、自分で尻たぶを開き肛穴を広げると亀頭を押し込んでいく。

 

「あ゛ッッ♡♡……ひっ……ぅ、ぐッ……!」

 

「うッ……お、あったけぇっ……」

 

 想像以上に勢いよくにゅるんと飲み込まれる。とろとろに解れた尻穴は愛おしそうにペニスを締め付ける。

 

 まだ先端が入っただけではあるのだが、それは一番太いくびれが肛門をこじ開けているということでもある。アーシアが感じている衝撃はどれだけのモノだろうか。

 

「ひぅッ……ふっ、ぅぎッ……!!は、はぃっ……てッ……♡」

 

「先っぽだけだけど入ったぞ……っ!」

 

「先っぽだけで……こんなにっ!……んっ、おっ……ふーっ、ふーっ」

 

 苦痛を感じながらも快楽で顔を歪め、荒い呼吸を繰り返す。バイブや指で慣らしたとはいえ、流石に肉棒は苦しかっただろうか。

 

「このまま奥まで……ゆっくり挿れていくからな」

 

「は、はいっ……んぉお゛ッッ♡♡♡」

 

 入り口の肉の輪を貫き、肛門をこじ開けながら腸肉をかき分ける。ケツ穴の強烈な締め付けに思わず精を噴き出しそうになるのをぐっと堪え、ガチガチに硬く張り詰めた怒張で彼女の肛穴を犯していく。

 

 蕩けた肛門に亀頭を締め上げられる快感はあまりにも甘美で、直腸内の粘膜を一秒でも早く味わいたいと思わせるほどの代物だった。

 

 ゆっくりと口にはしたものの、一呼吸でペニスを根元まで押し込んでしまう。

 

「ひぎッ♡ひっ♡んぉおッッ♡ひぃいい゛ッッ♡♡」

 

「いいぞぉ……アーシアのケツ穴気持ち良いぞ……!」

 

 首筋をのけ反らせ、ケツ穴を埋め尽くされる快感に悶絶するアーシア。

 

 だらしなく緩んだ口端から舌がこぼれ、一方でケツ穴の締め付けは強まるばかり。直腸内の心地良いうねりと高い体温が伝わり、必死に射精を堪えながらケツ奥の肛肉を堪能する。

 

 先走りを好き放題に漏らす鈴口のある亀頭がぐりゅっと直腸側から子宮裏を突き上げる。

 

「お゛ッ……お、ぐっ……♡たっ……たかしさっ……あ゛ッ……♡ぁ、ん……ッッ♡♡♡」

 

 射精寸前の肉棒がずっぽりとアナルの中に埋め尽くされる。

 

 ペニスの根本まで瑞々しい直腸粘膜のぬくもりに包まれ、ため息をつくが急激な刺激に思わず声を漏らしてしまう。

 

「ちょっ……!そんなに締められたら……っ!」

 

「たか……しさっ。あっ……いっ、イぐッ……♡イギま……すっ♡♡」

 

「いいぞ、好きなだけケツ穴でアクメ決めろ。頭の奥までアナルアクメの気持ちよさを染み込ませろ!」

 

 グリグリと子宮裏を刺激するとからだが震え、一瞬動きを止め激しく痙攣する。

 

 只でさえ締め付けが強かったのに、絶頂に達した彼女のアナルはより一層の力でペニスを咥え込んだ。

 

 涙ながらに訴えながら身を反らす。汗ばんだ肌をさっと赤らめ、幼い見た目な恥裂からとろとろと愛汁を漏らして肛門の輪っかで肉棒の根元を食い締める。

 

 直腸内の肛肉襞は狂ったように悶えくねり、蕩けきった腸壁がチンポを決して離すまいとするように縋り付く。

 

 今までの開発よりも深いケツ穴の快楽でだけの絶頂を極め、アーシアは淫猥極まりないアクメ声をほとばしらせていた。

 

「ん゛ぉ゛おッ♡ひッ♡イっ…… んうぅぅぅ゛ッ♡すごっ……すごひ、のっ……♡ぉ……お゛、んぉッ……♡」

 

「アーシアの下品な声とかすっげぇ興奮する……しかもチンポに食いついてきて……っ!」

 

 アーシアは全身をこわばらせて肛門絶頂に昇り詰めたまま中々戻ってこない。初めての深いアナルアクメに耽溺している。

 

 気持ちよさそうに声を漏らすアーシアだが、彼女の中にペニスを差し込んでいる御手洗もまた限界だった。腸液と先走りが混ざり合った瑞々しい肛肉ひだが激しくうねり、絶頂時の締め付けとともにチンポを搾り上げるのだ。御手洗が到底堪えられるはずもなかった。

 

「アーシアッ……出すぞ、でるっ、でるッ……ぐッ……!!」

 

「ふぇ……い、いまだめっ……お゛ッ♡イっ……イぐッ……♡ひッ……♡――んぉおお゛ッッ♡♡♡)

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 締め上げられるがままに溜め込んだ子種をどぴゅどぴゅと放出する。密着していた直腸奥の天井側――子宮裏の肛肉襞に粘っこいザー汁をたっぷりとこびりつかせてしまう生中出し。

 

 ありったけの欲望をぶちまけた途端、アーシアの腰が思い切り跳ね上がる。まるで精子の熱や勢いを肉ひだで感じ取っているかのよう。

 

 アーシアのはしたないケツアクメ声とイキ跳ねる媚態に感じ入りながら射精の快楽を噛み締める。

 

 彼女にアナルアクメを味わわせられた充足感、元シスターの肛穴を征服する背徳感、そして遠慮なく種付けを決める達成感――何もかもが最高でかつてないほど満たされていた。

 

「んぅう゛ッ……♡た……たかしさん、の……あったかい……っ♡ぁ、あッ……♡」

 

 中出しの余韻に浸っているなか、アーシアはアナル絶頂の快楽を噛み締めながら、蕩けきったアクメ顔を浮かべていた。

 

 尻穴をペニスで貫いたまま唇を重ね、舌を絡めさせる。快楽で脳回路が焼き切れそうでぼーっとしていても彼の舌だと歓迎し、無意識でも積極的に舌を差し出し唾液まで混ぜ合わせる濃厚なキスに浸る。

 

 そのまましばらく、部屋にはお互いの舌をぴちゃぴちゃと舐め合う音だけが響いていた。

 

 




シチュを一つに限定すると文字数がどれも5000前後で収まってしまう。読者としては物足りないかもしれませんが、書きやすいので暫くはこの文字数になるかと。

穴が一つしかないギャスパーを除いてこれで二人目の二穴貫通者ですね。

アーシアたちにもパイズリさせたいんですよね……でも実際の所Cカップのパイズリってどうなんでしょうか。

バトルもの苦手なのでこれで体育館裏のホーリーでしたっけ?終わりです。まぁストーリーはあってないようなモノなのでこんな感じです。次はロスヴァイセとか来るんだっけ?あの子もあんまり設定知らないのよね。二次創作を探してもヒロイン物って少ないし……


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黒歌①

今回で連続投稿は終了です。


「ふぅん……キミが御手洗隆で良いのかにゃ?」

 

 深夜、御手洗の前に突如として現れた謎の女性。

 

 揚羽の刺繍がされている見事な着物を着こなし、されど着崩れ見える谷間や鎖骨から漂う色気。豊満な身体に目が向いてしまうも一番に惹かれるのは彼女の頭の上にある猫耳と腰から生えている尻尾だろう。

 

 身動ぎする度にピクピクと反応するそれは本物としか呼べず、その反応を見て御手洗はやっと彼女がコスプレしてた人間から悪魔たちみたいな裏の者だと察せられた。

 

「えっと……アナタは?」

 

「私は黒歌。見ての通り猫又の妖怪にゃよ。アナタに食われた白音の姉と言えば分かるかしら」

 

「白音の……あれ?でも白音は姉とは離れ離れだって」

 

「ふぅん……あの子に其処まで聞いてるんだ……強引に迫った訳ではなさそうにゃ……ちょっとした出来事で今は離れ離れなの。本当は会いたいんだけど、白音に恨まれてるだろうし」

 

「あーうん。確か姉に会えたら一発殴るって言ってましたよ」

 

「うぇっ!?こ、怖いにゃ……姉様、姉様って後ろを付いて来たあの頃の白音に戻ってきて欲しいにゃぁ……ってそんな会話じゃにゃくて!」

 

 まるで昔話に花を咲かせるようにまったりとした会話をしてたがいきなりガーッと怒鳴る黒歌。

 

 彼女の内心を示すかのように尻尾も逆立ちしており何処か面白い。

 

「私がここに来たのは噂を聞いてなの!率直に尋ねるけど、キミってデカチンなのかにゃ?」

 

「あー、うん。その噂通りだよ」

 

 最近になって認められた逸物の大きさ。

 

 御手洗にとっては普通だったサイズも世間では標準ではなく外人サイズを越えたモノだった。更に今では魔を吸って成長しており、デカチンというより化け物サイズと呼ぶに相応しい。

 

「……にゃぁ……ならば問答無用!このまま押し倒させて貰うにゃ!」

 

 布団にコロリと転ばすと彼の腹の上に跨がる。跨がる際に見えた生足が艶めかしい。

 

 目の前の黒歌から漂ってくる雌の匂いと、本能を刺激する獣臭さであっという間にペニスは顔を持ち上げる。

 

「にゃは!お尻におっきいのが当たってるにゃ……本当におっきぃ……これは期待出来そうかも」

 

「えっとこれはそう言う事をするって事でいいの?」

 

「勿論。このままキミを私が食べちゃうの。出来れば孕ませてくれると嬉しいにゃ」

 

 御手洗の首もとに鼻を埋めすんすんと呼吸をする。

 

 生きる為や自身の欲望の為に黒歌は様々な男に抱かれてきた。良いと思った相手もいればこれは駄目だと文字通り切り捨てた相手もいる。

 

 幸いにも白音を抱いたこの男の匂いは好ましく、鼻を鳴らして彼の体臭を堪能する。嗅いでいるだけで下腹部が疼く魅惑的な匂い。

 

 それは彼が様々な女を抱く中で作り上げたフェロモンでどんな女でもあっという間に雌に堕とす最悪(極上)な匂い。黒歌が匂いを嗅いでいるように御手洗もまた彼女の髪の毛から漂ってくる匂いを堪能する。

 

 夏だからか、はたまた理由が何かあるのか夜にも拘わらずすっぱい汗の匂いとそれに混じる淫靡な雌の匂い。彼女が猫又であるからか白音に似た獣臭さも香ってくる。

 

 ガッチガチに勃起したペニスが早く出させろとパンツの中で暴れ回るも、人間では敵わない猫又の腕力を使って腕を掴まれ思うように動けない。そのまま彼女が満足するまで同じように匂いを嗅いでいるしかできない。

 

「ねぇ黒歌だっけ?何でそんなに汗の匂いがするの?」

 

「にゃぅ……香水でも付けてくれば良かったかにゃ……あまり大っぴらにはしたくないけど、今の私の肩書きってテロリストなんだよね。あ、安心してね。まだ実行してないし、私はただ強い雄を求めてテロリストとされている奴らと一緒にいるだけにゃ」

 

 名前までは聞けなかったが、思えばリアスがテロリストの話をしていた気がする。利害が一致しているから一緒にいるらしく、用が済めば直ぐにでも離反するらしい。

 

「それでテロリストって一つの拠点に長くいられにゃいの。バレたらマズいからね。で今の隠れ家ってお風呂が無くて行水でごまかしてたけどバレちゃったにゃ。キミは臭いお姉さんは流石に嫌かにゃ?」

 

「いいや、寧ろバッチコイです。こんなエッチな匂いを漂わせて男によく襲われずに俺の家にこれましたね」

 

「にゃはは。そこは妖術にゃ。ちょっと力を使えば人間相手なら見られないで忍びこめるにゃよ」

 

 にゃははと快活に笑う彼女だが、内心ほっとしていた。やっと見つけた自身の望みを叶えられそうな男に嫌われるのは本望ではない。しかも彼は嫌わず喜んでくれた。下腹部だけでなく胸をきゅんきゅん高鳴らせ、彼の衣服に手をかける。

 

「じゃあこのまま脱がすからじっとしててね」

 

 するすると手慣れた手つきで衣服を脱がされすっぽんぽんになってしまった御手洗。女の前で裸になるのも慣れてきたらしく羞恥心は湧き上がってこない。それよりもこれから起こる出来事への期待で胸がいっぱいだ。

 

 人間から魔人へと変わりつつある影響でさほど鍛えてもいないのに引き締まった身体。ただ本人がインドア派であるが故に肌は白く見る人が見れば不思議な身体付きだろう。

 

 筋肉よりも目立つのはやはり勃起した御手洗自慢のペニスだ。淫水で焼け、赤黒かった亀頭はすっかりどす黒く染まり、見る者に恐怖心を植え付ける。肉竿に走る幾つもの太い血管。膨大な量の血液が海綿体に流れ込んでいるのを無理矢理にでも分からせる。

 

 大きく張り出ている肉傘は女を雌に堕とす事に特化しており、ソレで膣襞をゾリゾリとなぞられたらいとも簡単にアクメを決めさせられ、脳裏に快楽を焼き付けられてしまい、彼専用に堕ちるしかなくなる。

 

 最後に、ぶら下がっている二つの玉はでっぷりとしており、無限とも言える量の精液を蓄えている。例え妊娠をしなくても、妊婦と見間違える程腹を膨らまさせる量の精液を子宮に流し込んでくるだろう。

 

 そんな彼のペニスを見て無意識に唾を飲み込む黒歌。

 

 記憶の中のどの男たちとも比べ物にならないほど長大で匂いが濃く、気を強く持ってなければ跪いて奉仕をしたくなってしまう。だらだらと唾液腺から分泌される唾液を飲み込み、彼の瞳を見る。

 

 さっきまでのナヨナヨとした雰囲気は消え去り、目の前の(黒歌)を早く味わわせろとギラギラとした瞳だ。

 

「こ、こんなに大きいとは思ってなかったにゃん……は、入るのかにゃぁ……」

 

「妹の白音でも入ってるんだ。黒歌にも入るさ」

 

 !そうだ。目の前の男は黒歌にとって命よりも大切な妹を傷物にした犯人だ。確かに強い雄の子を孕むという欲望もあるが、それ以上に今日まで培ってきた性技を使って彼を自分にメロメロにさせなければならない。

 

 白音をこれ以上好きにさせるつもりはないと改めて気持ちを整理する。しかし一度付いた火種は消えず、寧ろ燃え広がり、下腹部が疼き、奥から愛液を垂らしてしまう。

 

「じゃ、じゃあこれを入れるよ。キミはそのままで良いからね」

 

「うおっ、結構使い込んでるマンコじゃん。見た目とは違ってエッロ……」

 

 ヌチャリと音を立てて開かれる蜜壺。数多の肉棒を咥え込んだ穴は小陰唇のビラがはみ出ており、熟れた様相をしている。色素も沈着しており、処女のようなピンクではなく使い込まれた真っ赤な色で雄を誘惑する。

 

 匂いを嗅いでから発情し、蜜を滲ませる膣口におっきな亀頭を添える。くちゅくちゅと粘膜同士を触れ合わせているだけでもう気持ちが良い。

 

「うんっ♡……んっ……あっ♡……このチンポおっきぃ……それに熱くて火傷しちゃいそうっ♡……頑張って入れるから見てて欲しいにゃん」

 

 跨がったまま淫らに足をM字型に開く蹲踞の姿勢を取ると、御手洗が挿入する所を見やすいようにしながら丁寧にペニスを飲み込んでいく。

 

 御手洗側からは見えないが白音の姉とは思えないデカ尻がゆっくりと御手洗の腰へと動いてく様は圧巻だ。着物越しにでも形を浮かばせていた安産型の尻肉が揺れながらペニスを補食する。

 

 まだ彼女の欲望は叶えられてはおらず、そのキツくも狭い、しかし柔らかく肉棒を包容する膣からは赤子を放りだしてはいない。だが、このペニスであればと直感で子宮が判断し、白く濁った愛液(本気汁)を入ってくる亀頭にたっぷりと塗りたくる。

 

 抵抗らしい抵抗もなく、長大なペニスを飲み込み、根元まで膣の中に埋め込まれた。

 

「お゛っ♡……や、ヤバいにゃ……こんなの無理!耐えられにゃい♡」

 

 亀頭に子宮を押し上げられ息が詰まり苦しみを感じてしまう。だが、それ以上に女陰からやってくる幸福感で頭がおかしくなりそうだ。自分の今までの人生はこのチンポに出会うためだったとさえ思ってしまう。

 

 白く綺麗な腹にペニスの形を浮かばせながらゆっくりと挿入の快楽を混ぜた息を吐く。

 

「んぅっ♡……ふぅ……な、なんとか入った……すっごいビクビクしてるのが分かるにゃん……っ♡」

 

「黒歌の膣内すっげぇ……締め付けだけじゃなく愛液で濡れててイヤらしい」

 

「しょ、しょうがないにゃ!こんなおっきいチンポ見せられたら雌猫な私は発情しちゃうもん♡」

 

「でもこのままだと黒歌は良くても、俺が気持ち良くなれないから動いて欲しいな」

 

「あぅ……わ、分かったにゃん。まずはゆっくりいくにゃ」

 

 腰を上げ、膣口のギリギリまで亀頭を引き抜き、また直ぐにペニスを入れる。

 

 数々のペニスを咥えただけはある柔らかさを持ちながらまるで処女のような締め付けを兼ね備えた黒歌のマンコはまさに名器と呼んでもいいだろう。

 

 厚ぼったい土手に腰を叩きつける度に黒歌の腰がぶるんと震え、膣襞もペニスを絞ろうとするようにぐんぐんとうねる。

 

 ゆっくりと言ったわりには激しい抽挿で、ペニスを強く責め立ててくる。まるで踊るような腰使い。ぶるんぶるんと動く度に揺れる乳房も御手洗を楽しませる。

 

「俺のチンポをデッカいとか言ってたけど、黒歌もおっぱいデッカいじゃん。これ何カップあるのさ」

 

 着物がはだけ、先端の淡いピンク色の乳首を摘みながら尋ねる。引っ張るように乳首を弄ると膣内の締め付けが強くなり面白い。

 

「んにゃっ!?カップ?……たしかJだったと思うにゃっ♡……答えたからそんなに強く引っ張るの止めてっ♡おマンコだけでなく、おっぱいでも気持ち良くなっちゃぅぅ……♡♡♡」

 

 ぎゅぅぅぅとペニスを熱々の膣襞が締め付け身体を痙攣させる。ちょっとした事で軽く絶頂してしまったのだ。嬉しそうに声をあげ、おとがいを見せ付けるように反り返る彼女の姿に確かに白音の姿が被る。

 

 身体の痙攣に合わせてヒクつく粘膜にたまらず、黒歌がイッている最中にも拘わらず腰を突き上げる。途端にさっきまでの気持ち良さそうな声が一転し、余裕の無さそうな声へと変わる。

 

「ま、待つにゃ!?今イッてる、イッてるからぁ♡♡♡」

 

 ヌルヌルの膣内を掻き分け、カリ首で抉る。自分の形を刻み込むようにグリングリンと太い亀頭を横に動かしたり、子宮口だけを執拗に亀頭で押し込んだり。

 

 様々な方法で抽挿をしていると既に彼女は声にならない声を上げ、ペニスを咥え込んでいる穴の上にある小さな尿道口から熱い透明な汁を小刻みに漏らしている。

 

 年上とは思えない情けない雌の姿はここ半年で見慣れたもので、気持ち良くなってるんだなと思うだけだ。

 

 黒歌は突き上げられるたびに豊満な乳房を上下へ揺らして、たぷったぷっと震えている乳肉と一緒に可愛い声を漏らしていた。

 

「あっ♡……ぁぅっ、んぁっ♡……らめぇっ♡……しょ、こぉっ……しょこっ……らめぇっ……♡♡♡」

 

 呂律が回らず、ただただ首を横に振り快楽から逃れようとするも彼女の意志とは別に本能が気持ち良くなろうと勝手に動いては脳回路にバチバチと火花を散らせる。

 

 腰の括れを掴む力は強く、シミ一つない白い肌に跡が付きそうだ。

 

 御手洗ももう我慢の限界が近く、高ぶった欲望を子宮めがけて解き放ちたい。ただそれだけを考え、騎乗位から恋人同士がしそうなラブラブ対面座位に近い体勢で腰を振る。

 

 豊満な乳房に顔を埋め汗のにおいと甘臭い獣の体臭を嗅いで無我夢中になって突き上げる。その間も黒歌は吠えるばかりで彼女からのアクションは何一つない。

 

 黒歌の腰を持ち上げ、肉棒をギリギリまで引き抜くと、子宮を潰さんとばかりに勢い良く挿入する。彼女の体重も合わさって激しい快楽が走り、鈴口からはだらだらと精液に近い先走りを漏らしている。

 

「出すぞっ!このまま密着したまま出すからなっ!」

 

 もはや快楽に染まった女に遠慮も敬語で話す理由もなくなり、普段のセックスの時だけ出る強気な声で彼女に種付けの宣言をする。

 

 突き上げるごとに従順さを増していくオマンコが繰り出す本気のザーメン搾り。溢れ出る先走りを肉襞を刷り込むように腰を動かす。

 

 デカ尻がパンパンと上下を繰り返し、黒歌が声を跳ね上げる。

 

 彼女の頭の中では白音と楽しかった思い出が蘇っており、幸せな気持ちでいっぱいだ。今からあの時と同じぐらいの幸福感に包まれるだろう。彼女は世話焼きな性格で子供を孕んでしまえば、今までの男漁りがぴたりと鳴りを潜め、良き妻として男の傍に侍るだろう。

 

 どちゅんと亀頭と子宮口が勢いのある深いキスをした瞬間――

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 数多の男のザーメンのこびり付いた猫又の胎内へと注ぎ込まれる新たな子種。待ち望んでいたモノを恵んでもらえた雌穴は収縮を繰り返し、精液をポンプのように吸い上げる。

 

「あっ♡イクっ♡あ、はっ♡……イっくぅ……っ♡♡」

 

 御手洗の身勝手なピストンで躾られた雌穴は彼の射精と同時にアクメを迎える。

 

 肉穴が絶頂を迎えると同時に、黒歌の全身を快楽の電撃が駆け巡り、頭を真っ白に染め上げる。

 

 黒歌は御手洗の身体をぎゅっと力いっぱい抱きしめたまま、子宮から広がる熱に、恍惚の表情を浮かべていた。

 

「あぁ、すごい♡まだ奥でビュクビュクって……♡いっぱい、出てるにゃぁ……っ♡」

 

 最奥を白濁で叩かれる度、彼女の背筋が大きく反り返る。

 

 悪魔に鍛えられたペニスから出る精液は濃く、彼女の望み通り出された精子は卵を求めて子宮内で泳ぎ回る。

 

 発情で高ぶっていた身体は射精が条件だったかのようにポコリと新鮮な卵を子宮内に零す。卵を発見した精子たちはすぐさまに群がると俺が父親になるんだとばかりに一斉にアタックをしかける。

 

どちゅっ♡どちゅっ♡と卵子が精子につつかれる度に言い様もない快楽が黒歌を包み込み、また絶頂してしまう。

 

 やがて一つの精子が潜り込むとそのままゆっくりと一つになった卵が子宮に落ちる。後は時間だけの問題で、そのうち腹を大きく膨らませるだろう。

 

 こうして黒歌は御手洗が孕ました四人目の女になると共に、御手洗を囲う女の一人になってしまった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 まだまだ夜は深く、月明かりだけが寝室を明るく照らす。

 

 抱き締めたまま、精液をたっぷりと種付けした後、少しの時間を空けてまた黒歌を御手洗は抱いていた。

 

 黒歌は猫らしく四つん這いになったまま御手洗に後ろから犯されていた。

 

「ご主人様ぁっ♡いい♡いぃにゃぁっ♡」

 

 着ていた着物は完全に脱げ、今では布団の脇に置かれている。お陰で彼女の艶めかしく白い肌が視界いっぱいに写り込む。

 

 テロリストの仲間として行動しているからか、体毛の処理が追い付いていないみたいだ。

 

 愛液でベタベタになっている生え放題な陰毛は尻穴まで生えており、尻たぶを開くとすぼんだ尻穴を隠すかのようにビッシリと生えている。指で触るとじょりじょりとしている。

 

 腕を上げさせるとこれまた生え放題な腋毛とご対面だ。汗と体臭が混ざった強烈な匂いを放つそこはテカテカと光って卑猥だ。

 

「ちょっ!?ご主人様ぁ……そこはダメ、ダメぇ……湯浴みしてないから汚いにゃぁ!?」

 

 ベロを限界まで出し、舌の腹で腋毛ごと腋に掻いた汗を舐め取る。

 

 しょっぱく、口の中に入っただけでガツンとくる甘美な体液。黒歌の情欲を煽るように音を立てて啜ると恥ずかしそうに身じろぎする。

 

「いやぁ、黒歌の匂い臭くて癖になるわ。こんなフェロモン放ってたらテロリストの仲間にも犯されるんじゃないの?」

 

「そ、それはっ……妖術で誤魔化してるから大丈夫はずにゃぁ……多分」

 

「これからは俺に抱かれる時は何時もその匂いを出せよ?風呂に入って流してたら罰与えるから」

 

「うぅ……酷い人にゃ……」

 

「そういう割には嬉しそうな顔をしてるぞ」

 

 顎を掴み、寝室に置いてある姿見を見せる。

 

 姿見に写る黒歌の顔は快楽でとろとろに蕩けており、眉毛はへにゃりと下がり、口元からはだらしなく舌が飛び出している。誰に見せても分かる雌の顔だ。

 

 自分のエロい顔を見て羞恥心と興奮を同時に覚えたのか膣の締まりが強くなる。

 

 この短時間で御手洗のペニスの形を完全に覚え込んだ肉穴はもう他の男で満足する事も出来ないぐらいに拡張され、また他の男が入れても気持ち良くなれないだろう。

 

「黒歌のマンコの締まりもいいなぁ……白音にも負けず劣らずだ」

 

「あぅ……白音ごめんねぇ……お姉ちゃん負けちゃったぁ……ご主人様の番に堕とされちゃったぁ……」

 

 御手洗の子供を直感で孕んだと悟った黒歌は自身がどうして御手洗に接触してきたのか洗いざらい白状した。

 

 雄として強い男の赤子を孕む事と、同時に大好きだが今は離れている(白音)の処女を奪った男を白音から奪って助ける事を話した。

 

 結果的にその企みは失敗し、返り討ちにあってしまった。泣きながらこの場にいない白音に謝る黒歌を抱くのは最高の気分でより激しく腰を前後に動かす。

 

 おっきなデカ尻を眺めながら腰を掴んでばちゅんっばちゅんっとペニスを挿し込む。

 

 時折思い出したかのように尻肉をパァン♡パァン♡と手の平で叩くと締め付けが強くなる。

 

 発情期の動物さながらのガチハメ交尾。泡立った愛液を掻き出す荒々しい抽送に、経験豊富な黒歌も何度もアクメを決めさせられる。なだらかな曲線を描く背中を震わせ、見えないが伸縮する膣肉とは違い視界でも雄を楽しませる。

 

「や、あぁぁっ♡ご主人さまぁっそこ、いいですぅぅ私、そこ♡赤ちゃんの部屋をぐりぐりされるの弱いにゃぁぁぁ……っ♡」

 

 黒歌はだらしなく舌を伸ばして喜悦の表情を浮かべている。そんな彼女の雌穴は、勃起したペニスを嬉々として飲みこみ、泡立った愛液を止め処なく溢れさせていた。

 

 高々とお尻を持ち上げ、無防備なマンコを捧げながら、ペニスに媚びる雌アピールを繰り返してしまう。

 

「んおぉっ♡ご主人様のぶっといチンポっ♡私の赤ちゃんの部屋までっ♡ズンズンってっ♡あぁ、すごいにゃぁっ♡」

 

 子を宿した大事な部屋の入り口をズボズボと犯されると狂ったかのようににゃあにゃあと泣き喚く。

 

 白く濁った愛液(本気汁)を大量に吐き出しながら膣肉を伸縮させ、その度に御手洗が切なそうな声を上げる。

 

 彼専用になったとはいえ、やはり狭い膣肉はペニスをがっしりと掴み、動かす度に多大な快楽を与えてくる。

 

 あまりの快楽から逃れようと近くにあった枕に顔を埋める。それでも彼女の大きなお尻は肉棒を招き入れるようにヘコヘコと揺れ続け、ペニスに屈した敗北マンコぶりを周囲にも知らしめていく。

 

「くぅっ……黒歌っ……きつい……っ」

 

 荒い息を吐き、御手洗は思わず下唇を噛んだ。

 

 先ほどから何度もアクメを決めているいるよわよわマンコは、肉竿に複雑に絡みつき、亀頭にじゅるじゅると吸い付いている。

 

 そんなドスケベな肉穴を強引にねじ伏せようと、更に御手洗は腰使いを速めていった。

 

「んひぃぃっ♡おぐぅぅっ♡ぎてる゛ぅぅぅ……ごしゅさまのちんぽ……奥にぎてる゛ぅぅぅ」

 

 枕に顔を隠しても響く黒歌のあられもない雌声。耳を塞ぎたくなる大きな嬌声はもはや絶叫だ。

 

 彼女が絶叫を上げると同時に御手洗のペニスは今日一番深くもぐり込むと無防備に姿を晒す子宮に突き刺さる。

 

「お゛おぉぉぉっ♡んおっ♡しゅごいっ♡おぐまでっ♡んお゛お゛ぉぉぉぉっ♡」

 

 すっかり躾られた黒歌は本来であれば苦痛でしかない強引な挿入にすらも快楽に変換し、淫らに喘ぐ。

 

子宮を精液でマーキングされている雌穴は舐めしゃぶるように絡みつき、腰が溶けそうな気持ち良さをもたらす。

 

「出すぞっ……孕んだばかりの子宮にたっぷりと種付けしてやるからなっ……!」

 

 鋭く息を吐くと、釘打ちのように腰を打ち付ける。腰と腰が幾度となくぶつかり合い、大きくて柔らかな乳房がプリンのように激しく前後し、肉感たっぷりのお尻が大きく波打つ。

 

「ひギィっ♡ヒィ゛ぃイっ♡ンお゛オぉっ♡」

 

 開かれた内腿は何度も痙攣を繰り返し、背筋が大きく反り返り、足の指先がぎゅっと強張る。

 彼女の種族の(動物)のような格好でおマンコを差し出し、メスとしての敗北感満載の連続アクメに溺れていく。

 

 数え切れない連続アクメに、黒歌の白く透き通った肌はすっかり赤く染まり、形のいい肢体に玉のような汗を浮かばせている。

 

 子宮口付近で小刻みのストロークを繰り返すと溜め込んだ欲望が爆発した。

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「ン゛オ゛オ゛ぉオ゛オ゛オォォォォ゛オ゛ォォォお゛ぉォっ♡」

 

 迸るザーメンが黒歌の孕みたてのマンコへと容赦なく流れ込む。ビュルビュルと絶え間なく放出される新鮮な子種は、心の奥底まで御手洗色に染め上げ、彼女をアクメへと追い立てる。

 

 その瞬間、黒歌の胸中に訪れる圧倒的な多幸感。

 

 雌としての本能がアクメで悦び、自身を支配している雄を無事に射精させられた安堵感。その雄の大事な子種を受け入れられた優越感。一つ一つが大きく、胸中に訪れる度に下腹部が激しく震える。

 

「んほぉ、おおぉぉっ♡おおぉおおぉぉぉぉ♡おおおぉぉぉぉぉ……♡♡♡」

 

 孕んだ時以上の絶頂を感じながら幸せを味わい、そして意識が途切れてしまった。

 

「はぁ……はぁぁぁ……二回も出すと流石に疲れるなぁ……まだまだ出せるけど今日はここまでだな」

 気絶し、静かになった黒歌を眺めながら布団に腰を下ろす。

 

 引き潰されたカエルのように身体を痙攣させ、ペニスを抜かれた蜜壺はぽっかりと穴をあけたままだ。そのままジッと見つめていると出された大量の精液が音を立てながらこぼれてくる。

 

 こんだけ出されたとなると、産まれてくる子供は双子になるのだろうか。それとも三つ子?まだ先の事は分からないが、彼女の出産の事を考える御手洗だった。

 




黒歌のようなキャラって絶対凄い匂いすると思うんだ。獣のような臭さと、女性特有の甘い匂い。きっとそれが混ざって凄いと私は思います。

いやぁ……本当はもう少し白音に謝罪をさせながらのセックスを書こうかと思ったけど罪悪感が凄かった。別段寝取られたキャラではないのに書いてて興奮しました。

黒歌の語尾のにゃは適当です。最早ただのキャラ付けみたいになってる。自然と書き加えられないんだよね。結構難しい……。


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修学旅行編
八坂①


八坂の一人称は適当です。というか私の願望。原作は読んでないし、アニメも流しだったので把握してないです。なのでキャラ崩壊注意です。
狐キャラは妾かワシとか言わせたいよね?


「お主なかなか良さそうな匂いをしておるのぅ……どうかえ、これから妾と一緒に気持ち良い事をせんか?」

 

 修学旅行で京都にやってきた。

 

 友人たちとはしゃぎ過ぎたのか寝付けず、監視をしている先生の目を潜り抜けて夜の京都の街を散策していた所を美人な女性に声を掛けられた。

 

 紫陽花の咲いた見事な着物を着込み、しかも本人は外人みたいな様相。御手洗がこれまで見てきた金髪の三人、アーシアともレイヴェルともギャスパーとも違う鮮やかな金色。

 

 月明かりに照らされ幻想的な雰囲気を纏っている。話し言葉が古風なのもマッチしており、思わず見惚れてしまう。

 

「ん?妾の声が届いておらんかったのか?……ふむ。お主じゃよお主」

 

「うぉ!?……」

 

 何の予備動作もなく目の前に突然現れ、最近妙に伸びた身体能力を全開にして距離を取る。

 

 ざっと五メートルほど離れ改めて目の前の女性を注視する。風に吹かれている金色の髪は長く腰まで伸びている。

 

 しかし、かといって手入れはきっちりとされており遠目から見ても枝毛の一つもない。顔立ちは日本人に近く、外国人ほど鼻が高い訳ではないがスッとしており、誰がどう見ても整っている。髪と同じ金色を少し濁した瞳も綺麗で宝石のようだ。

 

 だがそんな人外レベルに美しい顔よりも注目してしまうのは男の性だからか着物を押し上げる豊満な肉体だ。

 

 御手洗はこれまで沢山の女を抱いてきた。そろそろ両手に数は届きそうで誰もが美しく、肉体もまた綺麗だった。

 

 そんな彼女達に引けを取らず、寧ろ目の前の女性の方が肉感に溢れているのではないかと思ってしまう。

 

 正面から見える大きな大きな乳房。リアスや朱乃が最近110cmになったが彼女達よりも遥かに大きな乳房だ。着物を押し上げ、狭いところに行こうものなら確実につっかえてしまうだろう。

 

 流石に不躾な視線を送りすぎたのか形の良い眉を歪めていた。

 

「ふむ……お主……しかし魔の気配はせん……だがこの匂い……」

 

「……えっと?俺に何の用でしょうか」

 

 さっきはいきなり目の前に現れたから距離を取ったが、声を掛けられた以上相手をしなければ。そう思い何やら考え込んだ女性に声を掛けてみる。

 

「何って決まっておろう。ナニじゃよ。京の町に何やら妖しい気配がと思っての。そしたらお主がいたわけじゃ。中々に美味そうな匂いをしておるからつい声を掛けてしもうたわけじゃ」

 

「その顔で下ネタ言ってくるんすね……あれ?もしかして本気?」

 

「妾は冗談は口にしない主義での。ほれこっちにこい。こっちに妾と顔馴染みの店があるからの。今夜一晩、閨を共にしようぞ」

 

 またもや目の前に突然現れると手を取り何処かへと御手洗は連れてかれてしまった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 連れ込まれたのは小さな民家だった。ここへ来る前に金色の女性が変な男二人組に声を掛け、この家の鍵を貰っていた。

 

 割と位の高い人らしく、その筋の人みたいな二人からは敬語で話されていた。もしかしてこの人そこの頭の女なのだろうか。

 

「うむ。ここでなら人心地つけそうじゃな。どうじゃ?中々良い様相じゃろ?妾が作らせたのじゃよ」

 

 決して派手ではないが、何処か落ち着く日本人なら喜びそうな部屋。しかし小さな民家だからか狭く、彼女との距離は近い。

 

「連れ込まれたんですけど、まだアナタの名前を聞いてないです」

 

「ん?そう言えばまだじゃったな。妾としたことがうっかりしておった。さて、改めて自己紹介をしようかの。妾は八坂。この京の土地を裏から管理しておる者じゃ」

 

「え……管理?」

 

「文字通りの意味じゃ。この土地はお偉いさん達の大事な土地故、それなりに信頼のあった妾が任されておるのじゃ。それでお主は?まさか妾に名乗らせておいて黙りはないじゃろうな」

 

「っ!……いえいえ。礼には礼を返すのが俺の信条なので。俺は御手洗隆。京都には修学旅行でやって来ました」

 

「うむうむ。最近の童は挨拶一つも満足出来なくて困るからの。感心感心」

 

 何時の間にか手に持った扇子を開いたり閉じたりを繰り返し、パチパチと音が鳴る。

 

 普段であれば煩わしいとしか思わない音なのに、彼女が鳴らしていると妙に様になっている。雰囲気に飲み込まれてしまいそうだ。

 

「さて、挨拶も済ませたし、まずは軽く接吻を。んっ……ちゅっ……♡」

 

 厚ぼったい唇が重なり、彼女の甘い鼻息が当たって擽ったい。ふわりと漂うのは彼女の匂いだろうか。嗅ぐと頭が麻痺しそうな程濃厚な匂い。

 

 何時もの御手洗とは違い、始終やられっぱなしで八坂にリードされている。

 

 身体を抱き寄せられ、柔らかな肉体が触れる。京都の夜は意外と暑く、薄着で外に出たが、これだけの肉体を薄着一つでも隔てると勿体なく思ってしまう。

 

「ちゅっ♡……んっ……ふっ♡……ぷはぁ……んふふ、瞳が蕩けておるぞ?妾との口吸いはそんなに良かったのかえ?ならばもっとしてやろう。んっ……ちゅっ……れろっ……れろれろ……ちゅるるるっっ♡♡♡」

 

 にゅるりと舌が潜り込むと動き回り、口内を一通り蹂躙すると本命とばかりに舌に絡み合ってきた。

 

 男の御手洗よりかは小さい舌だが、御手洗以上に長い舌はにゅるにゅると絡み合っては唾液を交換しあう。

 

 コクコクと一緒に喉を鳴らし、相手の唾液を飲み合う。味なんてしない唾液は何故か甘美な液体のように思え、もっともっとと舌を動かしては強請る。

 

「んっ♡……れぇっ……れろれろっ♡……ぢゅるるるるっ♡……んふっ……お主の唾液は甘美じゃのう。久々の男の味に高ぶってきたわ。ほれお主の手で着物を解くがよい。男は好きじゃろ?」

 

 帯を苦戦しながら解き、長襦袢脱がしその下の、肌襦袢を取れば美しい裸とご対面だ。

 

 大きく雄を誘うように揺れる乳房はまさに巨大で巨乳爆乳などでは相応しくなく、寧ろ魔乳と呼ぶべきモノだろう。

 

 ぷっくりとしたデカめの乳輪と同じ大きめな乳首。どちらも色は濃く、処女のような鮮やかなピンク色ではない。黒いそれは彼女の魅力を損なうモノではなく、寧ろ興奮を助長させるモノだ。

 

「この黒乳首……八坂さんってもしかしてお子さん産んでます?」

 

「一人だがの。妾に似て美しい娘じゃよ。それがどうかしたのじゃ?」

 

「いえ、お子さんがいたからこんな真っ黒な乳首をしてるんだなって。エロくて素敵です」

 

「褒め言葉として受け取っておこうかの。見てるだけじゃなく触ってもいいんじゃよ?今このときだけは妾はお主の女だからの」

 

「は、はいっ……!」

 

 持ち上げるように下乳に手を入れる。ずっしりとした乳房は重く、片方だけでも子供の頭よりも大きい。

 

 今は出ないだろうが、母乳をいっぱい蓄えることが出来るだろう。

 

 むにゅむにゅと柔肉を揉み、その感触を楽しむ。若い女とは違い、張りはないが柔らかく何時までも揉んでいたくなる柔らかさだ。

 

「うむうむ。やはり男が乳房に夢中になっている姿は愛いのう……んっ、そうじゃ乳首は丁寧に優しくじゃ……っ♡」

 

 重い乳房を引っ張るように乳首を摘み上げると八坂の声のトーンが一つ上がる。管理者から母親、そしてまた女に戻り、今雌にすら戻ろうとしている。

 

 匂いが良いという理由で引っ張ってきた男だが、存外にも女の扱いに慣れているみたいで着実に八坂の弱点を見つけては突いてくる。

 

 このままでは乳房だけで達してしまうと半ば直感的に悟った八坂は御手洗のテントを張った股間へと指を伸ばす。

 

「うっ……や、八坂さん?」

 

「ふふっ、妾だけでなくお主も気持ち良くならねばつまらんからの。ほれ妾の手技を存分に味わうとよいぞ」

 

 ジジジとジッパーを下ろし、勃起したペニスが飛び出る。痛いほど張り詰めたそれは既に先走りを涙のように零しており、テカテカと光り輝いている。

 

「ぬぉ!?……な、中々の大きさじゃの……んっ……匂いも濃く、実に妾好みじゃ」

 

 根元を優しく握り締めると優しく上下に扱き上げる。ダラダラと零れている先走りを指に塗ると、それを潤滑油にして扱くとヌチュヌチュとイヤらしい音が響いてしまう。

 

 八坂が手コキを開始しても乳房を弄る手は止まらず、互いに熱く切ない声を漏らしながら絶頂へと上り詰めようとする。

 

 パンパンに膨らんだ亀頭は震え、今すぐにでも吐精しそうだ。同じように八坂のビクつく回数も増え、モジモジと内股同士をすり合わせている。

 

「んっ……まだ触ったばかりだというのに射精をするのか?良いぞ、妾の手を真っ白に染め上げるんじゃ」

 

「そう言う八坂さんだって限界みたいですね。俺もイクんで一緒にイキましょ」

 

「あっ♡あっ♡あっ♡……分かった♡共に……んんん~~~っっっ♡♡♡」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 八坂が身体を仰け反らせると同時に手の中の肉棒が暴発した。

 

 栓の壊れた蛇口のように勢いよくドロドロとした精液を噴き出し、扱いている八坂の手を言われた通りに汚していく。射精による気怠さを感じながら八坂を視界に収める。

 

 舌をだらしなく出し、そのまま全身を痙攣させている。傾国の美女のような雰囲気は消え去り、気持ち良さそうに喘ぐ淫らな雌みたいだ。

 

「ち、乳首でこれだけの法悦に浸れるとは思わなかったのぅ♡……お主も気持ち良さそうに精を噴き出しておるの。これは勿体ない。妾が味を見てやろう」

 

 手に付着した精液を舌で舐め取るとむぐむぐと口内で転がす。

 

 独特の苦味に鼻をつく栗の花に似た香り。久々に感じた男の味に下腹部が熱を帯びるのを感じ、管理者となってから培ったポーカーフェイスで顔に出ないように誤魔化す。

 

 唾液と混じり合わせて嚥下させると胃がカッと熱くなり、たまらず甘い吐息を漏らしてしまう。

 

「んっ♡……お主の子種は結構な味で思わず声が漏れてしまったわ。こんなモノを味わってしまうともう我慢が出来ん。今すぐにでも胎の中に入れたくなってしまった♡」

 

 ・

 ・

 ・

 

 御手洗を布団に押し倒すとすぐさまにペニスを濡れた女陰に押し当てられる。

 

「今からこの逸物を妾の中に入れてしまうからのぅ♡……こんな気持ちは久々じゃ。お主も存分に妾の肉を味わうといいぞ♡」

 

 ずちゅんと腰が下ろされ、肉厚な肉壺に隆起した肉棒が飲み込まれる。娘を産むまで本能がままに男漁りをしていたマンコはなんの抵抗もなくペニスを咥え込む。

 

「……ッ……♡あぁ、よいぞ、いい……ッ♡」

 

 こなれきった膣口は野太い亀頭を柔軟に咥え込み、きゅうきゅうと心地良い締め付けで膣奥への来訪を誘う。

 

 歓迎するかのように纏わりついてはカリ首が膣肉を抉ると痺れるような快楽が八坂の全身を駆け巡る。

 

 八坂はM字に足を開いた姿勢で御手洗を跨ぎ、両掌を胸に突き、円を書くように腰をゆっくりとくねらせて肉棒を絞り上げる。

 

「こんな一物は初めてじゃっ♡……妾の膣内をっ♡……掻き分けて……っ♡」

 

 射精直後のペニスは熱い膣肉に包まれ、すぐさまに硬さを取り戻していく。

 

 入れる前から既におっきかったモノが一回りも大きくなり息が詰まりそうになる。しかし、そこは年の功と経験。八坂の腰がくいくいと踊り、あるいは上下して肉棒を扱き上げる。

 

 肉棒が逞しく硬直し、張り詰めた陰嚢がせり上がるほどにしのも腰使いを激しくした。むっちりしたお尻を御手洗の腰にパンッパンッと打ち付けるように上下させ、淫らな体液を飛び散らせながら肉棒を深々と咥え込む。

 

「うっおッ……ちょッ、激しすぎッ……なんですかそれッ……! おおぉッ……腰振りがドスケベすぎて出ちまうッ……!」

 

「お主がいけないんじゃっ……!こんな一物をぶら下げおってっ!このまま止めずに妾の胎の中に精を出させてやるからの……っ!」

 

 お尻を打ち付けるような腰使いと腰をくねらせるねちっこいちんぽ絞りが緩急つけて繰り返される。

 

 無限に近い精液を作り出せる陰嚢が急速で稼働し、瞬く間に精液を充填させる。

 

 八坂の表情もまた恍惚の色に蕩けている。目許を朱に染めた挑発的な眼差しが御手洗を見下ろし、濡れた前髪はお尻の上下につれてはためく。

 

 熱っぽく上気した吐息がひっきりなしに口をつき、野太いカリ首がおへその裏側を擦っていく瞬間には「んぉ゛……ッ♡」と押し殺した甘い鳴き声を漏らす。

 

「これはマズいっ♡………マズいのぅ………あ奴に操を立てていた訳ではないが、これほどまでの快楽を与えてくる一物から離れたくなくなってしまう……っ……♡」

 

「っ!八坂さんが俺のモノになってくれるんすか!なら俺も本気だしますっ!」

 

「……これ、そこを掴んだら動けぬであろッ……お゛ッ♡ふぎゅぅう゛ッッ♡」

 

 御手洗は八坂の両腰に手を添えて剛直を突き上げる。

 

 膣奥をぐりぐりとこね回せば彼女は甘い声を上げて悶絶するが、子宮口の吸い付きと濃厚接吻の洗礼にあった亀頭は今にも暴発しそうなほど膨張する。

 

「あぁ、もうダメじゃ……イクっ!……会ったばかりの男の一物ではしたなくイッてしまうぅぅぅ」

 

 我慢出来なくなった八坂は御手洗の上から覆いかぶさり、ちゅぱっ、ちゅっ、と口付ける。お互いの舌をにゅるにゅるとねちっこく絡み合わせる。

 

 ただの一晩の関係のつもりだったのに何時の間にか堕とされかけていた八坂は自棄になり、かつての夫にしてたかのような情熱的な口付けをしてしまう。

 

「妾だけがイクのは嫌じゃっ♡お主も一緒に……っ!」

 

「えぇ、俺も、もう!!!」

 

 たっぷりと肉の乗った尻がぐらがぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅと打ちつけられ肉棒が限界の快楽に震える。

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「おおおぉッ気持ちいいぃぃ………八坂さんの膣内に出るっ!出ます……っ!」

 

「おっ……くぉッ、情熱的よのッ……♡さ、さっきより勢いがッ……♡お゛ッ♡ひッ♡――――んぉおおおお゛ッッ♡♡♡」

 

 八坂は脈打つペニスに子宮口を射すくめられ、勢い良く弾け飛ぶ精液をとくとくと受け止めながら絶頂した。

 

 むちりとしたお尻がびくびくと跳ね上がり、御手洗はそのお尻を両手で抑え込む。

 

「逃がしませんよっ!このまま全部膣内に出しますからっ!」

 

「ひッ……お゛ッ♡ひぃい゛ッ♡イっ♡いぐッ♡ふぅぐッ……♡ふーっ、ふーッ……♡」

 

 御手洗の肉棒が八坂の肉壷の最奥で暴れ回る。ビュルッ、ビュルッと精液を放出するたびに甘く痺れるような射精の快楽が海綿体を震わせる。

 

 勢い、量、濃さ、全てが一度目の射精に引けを取らない。並みの女であれば一瞬で妊娠しそうな量と濃さの精液を渇いていた子宮に流し込まれ、ビクンビクンと身体を痙攣させる。

 

「……ッ、はぁあッ……♡……甘露、よのぅ……♡極上のッ……新鮮な精子ッ……♡お腹の奥で、ぴちぴちと泳ぎ回ってッ……♡んぉお゛ッ……♡」

 

 八坂は法悦に身体をぴくぴくと震わせながらも胎内を灼く精の熱を楽しんでいた。

 

 これだけの熱さを持った男は本当に久々で、離れるのが勿体ない。しかし、彼は修学旅行でこの地に来たと言っていた。数日後には嫌でも京都を離れてしまうだろう。

 

「……のう隆。お主から感じるその魔の気配、妾の間違いでなければ悪魔のものじゃな?ならば使い魔契約を結べる筈じゃ」

 

「えっと………使い魔?悪魔は知ってますけどあまりそっちの事情は聞いてないんですよね」

 

「なれば妾が従で構わん。んっと………よし、これにお主が署名すれば終わりじゃ」

 

 いきなり手渡された紙を見ると、八坂が御手洗の使い魔になると手短に書いてあった。しかもどこから見ても御手洗だけが有利で八坂にはデメリットしかない。

 

 第一、京都の管理者と名乗った彼女を何時でも呼び出せるのは不味いのではないだろうか。

 

「お主が気を病む必要はない。妾がお主から離れたくなくなったのじゃ。隆が妾の事を気に入ってくれたのであれば、是非とも結んで欲しいのじゃ」

 

「……そこまで言われたら男として引き下がれませんね」

 

 スルスルと名前を記入すると見えないが八坂との間に繋がりが出来た。

 

「ふふっ、これで妾はお主の使い魔じゃ。これでも九尾の狐。お主の力になろうぞ」

 

 粘膜同士が繋がったまま彼女はそう妖しく嗤った。




そう言えば使い魔を持っていなかったと思い、八坂を使い魔にしました。というかロスヴァイセを書く前に勝手に修学旅行編にしちゃった……

本来であれば修学旅行編では英雄派により八坂が捕らわれの身となりますが、黒歌が洗いざらい吐いているので彼らの計画が始動する前に敢え無く御用になっています。こうすれば英雄派のキャラも出せるからね。

修学旅行編では八坂をメインにアーシアとイリナとイチャイチャさせます。イリナも転入してから書いてないからね。文字には起こしてないけど、イリナ編で書いた通り二学期になったので無事に編入しています。
教会の戦士→ニート→学生 凄い履歴だぁ。


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アーシア⑤

 修学旅行二日目。

 

 同じ班のクラスメイトが気を利かせてくれたお陰で昔ながらの家屋が並ぶ京都の街中をアーシアと二人で散策する。

 

 駒王学園は悪魔が経営陣にいるからか生徒の自主性を強く重んじる。修学旅行も学園側が最低限組み込んだ用事以外は自由で、このようにアーシアと御手洗が二人でデートをしていても何も問題はない。

 

「うわぁ……どこを見ても綺麗ですね!日本に来て良かったと思える瞬間です!」

 

 何時もよりキラキラと周囲を輝かせながら、興味心いっぱいですとアーシアは辺りを見回す。

 

 通行人も思わず振り返って見てしまうほど今の彼女は魅力的で、有り体に言えば凄く可愛い。

 

「人が多いからはぐれるないように手を握っとくよ」

 

「えへへ、今私すっごく幸せです!京都の街を歩くのも良いですけど、こうして隆さんと一緒にいられる方がもっと幸せですっ!」

 

 花が咲くような笑顔。

 

 そんな顔を見せられたら思わず身体の内の獣が起き上がってしまう。

 

 彼女の手を引きながらキョロキョロと辺りを見ると、タイミング良く公衆トイレが目に入る。

 

「アーシア、ごめん。ちょっと興奮してきちゃった」

 

 耳元で囁くとびっくりした顔を一瞬すると、こくりと頷いてくれる。

 

 そのままトイレに二人して入る。ここのトイレは男女に別れているモノではなく多目的トイレ故、入る所さえバレなければ問題はない。

 

「少しドキドキしちゃいますね。お昼の時間に二人してエッチな事をするなんて」

 

「アーシアが嬉しい事を言ってくれたものだからね。あんな事を言われたら男なら誰もが興奮しちゃうよ」

 

「えへへ、だって本当の事ですもん。隆さんにエッチにされてからは毎日が楽しくて楽しくて」

 

 かつては兵藤一誠と一緒にいた時に見せていた彼女の表情が、心が、身体が全て自分のモノになったと思うと熱いモノが込み上げてくる。

 

 彼女の小柄な身体を抱き締めるとそのままの勢いでキスをする。

 

「んぷぅ!?……んっ♡……ちゅっ♡……ふっ……んっ♡」

 

 唇を奪い、舌をにゅるにゅると絡め合わせる。御手洗は跪かせてのフェラも好きだが、女が全てを預けてくれるキスも好きだ。

 

 驚きで一瞬、身体に力が入るもキスだと分かるや否や弛緩し、そのまま甘い満たされた吐息を漏らす。

 

「んふぅぅ……っ♡……んべぇー」

 

 舌を出すようにお願い(命令)をすると真っ直ぐと伸ばされた舌が出てきた。

 

 出てきた舌を上下の唇で挟むと、ゆっくりと前後して舌を味わう。奥まで咥え込んだら舌の裏をねっとりと舐め上げ、抜くときは舌先同士でつつき合う。

 

「あっ、あっ、あっ……♡♡♡」

 

 口内に響く声は甘く、蜂蜜を直に飲んだかのようで心地が良い。

 

 唾液も甘く、アーシアの身体は砂糖菓子で出来ているのではないかと勘ぐってしまうほどだ。

 

 真っ直ぐと見つめてくる翆色の瞳にはジワリと涙が浮かび大変気持ちが良さそうだ。

 

「んっ♡……ちゅるっ……ぷはぁ……キス、良いですね♡心と心が繋がるような不思議な感覚……もっとしましょう……♡」

 

 普段の天真爛漫な彼女からは想像もつかない色気を帯びた撫で声で、御手洗を誘うとキスは貴男からと唇を突き出す。

 

 アーシアの顎の下に曲げた人差し指を添えて、くいっと上げる。そしてもう一度唇を重ねると今度は、唾液を流し込む。

 

「んんっ!? ……んんっ、ごくっ……んっく、ごくっ、ごくっ、んむぅぅ……っ♡」

 

 流し込まれた御手洗の唾液を彼が聞こえるように喉を下品に鳴らして飲み込む。

 

 彼に抱かれる事も幸せだが、こうして彼の体液が直接体の中に入り込むのもまた幸せだ。自分は彼のモノなのだと実感させられるから。

 

 アーシアの喉が艶めかしく鳴る度に、凄まじい興奮の波が押し寄せてくる。ズボン越しに勃起したペニスを分からせるようにグリグリと彼女の腹部に押し付ける。

 

 身長差故に行えるモノで、リアスや朱乃のような女性でありながらも高身長には行えず小柄な彼女だからこそ出来る。

 

 硬く熱いペニスを押し付けられると条件反射のように子宮が疼き、彼女もまた興奮度を高めてしまう。

 

 溜め込んだ唾液を舌経由で交換し、密室なトイレの中でぴちゃぴちゃと水音だけが響き渡る。

 

「隆さんのおちんちん苦しそうです。直ぐに出しちゃいますね♡」

 

 唇を離すと余計な事は言わずに汚いトイレである事を忘れ、蹲踞のようなガニ股開きをしながら彼の足元に陣取るとズボンを手慣れた手つきで降ろす。

 

 ボクサーパンツに形をくっきりと浮かび上がらせたペニスはパンツ越しだというのに酷く雄臭い匂いを放つと同時に熱気も漂わせている。

 

 うっとりとそれを見つめると、やがて決心したかのようにパンツがずり落とされた。

 

 ベチンと一度腹に当たり、ぶるんぶるんと揺れる肉の棒。ぴーんと天井に先を向けており、それは一種の芸術さを見せる。

 

 八坂を堕とし、アレから気絶するまで交わった結果、また少し大きくなったペニスはいよいよ人外の領域へと到達しそうだ。悪魔であるアーシア達ならまだしも、戦士だったにせよ純粋な人間であるイリナにはそろそろ辛そうなサイズだ。

 

 子供の腕はあるぐらい太く、ジャンボフランクフルトと呼んでも間違いはないだろう。勿論、味は全くの別物だが。

 

 ペニスを眺めているアーシアの頭を掴むとぐいぐいと押し付け、顔の凹凸を楽しむ。

 

「んむっ……おちんちんが顔を行ったり来たりで凄いですっ……えへへ。んちゅ……んっ♡……ちゅっ♡」

 

 ズリズリと顔でペニスを擦っていると、唇を突き上げ顔を行き来するペニスに当てる。

 

 彼の足下で跪いているような姿勢だからかまるで敬虔なシスターが祈りを捧げているような神聖さを錯覚させる光景だ。

 

 肉棒で一番出っ張っているカリ首の肉にぷるんとした瑞々しい女子高生の唇に触れては離れてを繰り返す。献身的な彼女の奉仕に興奮したペニスはとぷとぷと先走りを漏らしては綺麗な顔を汚していく。

 

「アーシア……もうっ!」

 

「はいっ♡……どうぞ、私のお口を道具のように使って下さい……♡」

 

 あーんと口を大きく開き、ピンク色の粘膜を覗かせる。虚空に向かって舌をレロレロと伸ばし挑発すらもする。早くこの気持ちの良い穴にペニスを突っ込んでと視線で御手洗に訴え、それに頷いた御手洗はアーシアの顔を掴むと開いた口にペニスをゆっくりと挿し込んだ。

 

 入ってきたペニスに吸い付き、ぷっくりとした亀頭に円を描くように舌が這い回る。

 

「ん♡……ふぅ……ちゅぽ……ちゅぷ……ちゅう、ちゅう♡」

 

 アーシアのおっぱいではリアス達のようなパイズリが思うように出来ず、代わりに暇さえあればとフェラチオをさせていた。おかげでアーシアは御手洗の女の中でも上位に入る口淫のテクニックを覚え、それには彼女の生来から来る無償の奉仕心も関係しているのだろう。

 

 アーシア・アルジェントという少女は人に依存しがちな少女だ。かつては今は亡き主に。その後は最初の友達であり、自分を省みずに助けに来てくれた兵藤一誠に。

 

 だがそんな初恋も叶わず、彼は彼女が所属する部活の部長と付き合いフラれてしまった。まだその段階では依存の先は兵藤一誠とその家族だったのだが、切欠が契約によって植え付けられた恋心ではあるが、兵藤一誠とは違い自分の気持ちに気づいてくれる御手洗隆に傾いた。

 

 仕込んだフェラチオは腰が抜けてしまいそうなモノで便器に腰を降ろす事でみっともない姿を晒さずに済んだ。最もアーシアであればそんな格好も笑わずに慈愛に満ちた笑みを浮かべながら手を差し伸べてくれるだろう。

 

 ペニスは丸呑みされ最奥である喉肉に当たるも彼女は苦しそうな表情を浮かべない。

 

 丸呑みされたまま熱くうねる舌と唾液に翻弄され、まるで蛇に呑まれ溶かされているようだ。

 

「ふーっ、ふーっ……ぢゅるるるっ♡……ぢゅごっ……ぢゅごっ……♡」

 

 喉奥のキツい締め付けと緩急のついた吸い付き。巧みな舌使いでペニス全体が気持ち良くなり、腰が砕けそうになる程の快楽が流れ込んできた。

 

 ずろぉーとカリ首まで引き抜くと勢いを付けて頭を前後に振るい始める。

 

「ぐぽっ……ぐぼっ……ぢゅるるるっ♡……ふーっ、ふーっ……ぐぽっ……ぐぽっ……♡♡♡」

 

 清楚な外見からは想像もつかないような下品で卑猥な口淫。決して広くはない多目的トイレの中に水音を響かせる。

 

「アーシアっ!……頭借りるから!」

 

 頭を前後に振るっていた彼女を止めると、まるでオナホールのように扱う。

 

「ちゅぽちゅぽ……ぐぽっ!…… んもちゅぽ……んぷ……♡」

 

 アーシアの端正な顔に腰を打ち付け、ばちゅんっばちゅんっと音を響かせる。彼女のフェラチオは性欲よりも愛情を強く煽ってくるモノで、瞬間的に快楽を高めるものでなく長時間かけてのモノだ。

 

 そのため、アーシアにフェラチオをさせるとこうして頭を掴んでイラマチオになることが多い。

 

「ぐぽぐぽっ♡……じゅるじゅるっ……んっんっ……ちゅぼっ!」

 

 生物としての反射で苦しそうに声を出しながらも懸命に喉肉を締め付け、亀頭がぎゅぅぅぅ♡と潰される。

 

 腰を突き立てるよりも頭を掴む手を激しく動かし、ペニスに吸い付いてくるアーシアの唇で好き放題に快楽を貪る。

 

 でっぷりとしたカリ首に唇がぶりゅんっと擦れる度に鈍い声を漏らしながら、どちゅっ♡どちゅっ♡と乱暴に扱う。

 

 その間もアーシアの瞳は上目遣いでジッと御手洗を見つめ、苦しい筈なのに幸せそうに細めている。

 

「あぁ~、出るっ!このまま出るっ!」

 

「んぶっ……んっ♡……ぐぽっ……ぐぽっ……ぢゅるるるっ♡……んんっ!?」

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 喉奥を叩く黄ばんだ雄の欲望。声をくぐもらせながら受け止め、胃へと落としていく。精液が落ちる度に胃が重く感じられる。

 

 何度も飲まされ、最早飲み慣れたそれを唾液をたっぷり混ぜ合わせ飲み込むと胃がカッと熱くなり、アーシアの性欲にも火がつく。

 

 禁欲を是とする教会で育ったからか、性欲(?)には否定的だった彼女だが、一度味を覚えてしまうと後は堕落するだけだ。御手洗に求められるだけで股を濡らし、セックスの準備を整えてしまう。今も精飲しているだけで発情してしまった。

 

 アーシアの口に精液を吐き出しながら、天井を見つめて息を吐く。吐精を終えても尚ペニスは口の中にあり、そのまま清めるように労るようにペロペロと舐められる。皮の間にも付いた精液を丁寧に舐め取られる。

 

「隆さん……私……もう……♡」

 

 潤んだ瞳で見つめられたら辛抱出来ない。アーシアは愛液で濡れたショーツを下ろし、秘裂を見せる。ピンク色の粘膜がヒクつき、愛液の糸を引いている。

 

「アーシア、今日はマンコじゃなくてアナルを使わせてほしいな」

 

「えっ?わ、分かりました。ど、どうぞ……っ♡」

 

 汚いであろうトイレの壁に手をつき、臀部を御手洗へと突き出す姿勢になる。無意識なのか小さな尻をフリフリと横に振る姿は淫靡なのだが何処か愛らしさも感じさせる。

 

 むぎゅっと尻たぶを開き隠れている尻穴を見る。初めてのアナルセックスから何度もペニスを咥え込んだ不浄の穴はすっかりとペニスの形を覚え、今では時折排泄の時ですらも快感を覚えてしまう。真の意味で変態になったと実感させられ、独りで顔を赤らめてしまう時もある。

 

「相変わらず綺麗なアナルだ。小さいのに俺の指を咥え込んで離してくれない」

 

 人差し指を突っ込み、腸内をかき混ぜる。マンコが興奮すれば愛液を滲ませるように、アナルもまた腸壁に腸液を滲ませていた。

 

 くちゅくちゅと音を立てながらゆっくりと解し、もう片方の手で今回は出番なしのマンコを慰めるように弄るとたまらずアーシアの口から嬌声が上がる。

 

 直に彼女の体温が感じられる尻穴と、糸を引くほど濃厚な愛液でヌルヌルの女陰の違いを指で感じながら彼女の気持ちが良いポイントを指の腹でスリスリと擦り潰す。

 

 マンコは簡単に指で押せる位置にあるのだが、アナルは子宮を裏から押される事を喜ぶので腸壁をカリカリと爪先で引っ掻くだけに留めておく。

 

「んっ♡……あっ……やっ♡……だ、ダメですっ♡……私、わたしぃっ!?」

 

 切なそうな声を大きく上げると身体を痙攣させ、二穴に入っている指が強い力で締め付けられる。

 

 アーシアは今、絶頂したのだ。潮を噴くほどの深いアクメではなかったが、それでも身体を震わせ、頭の中が真っ白になる。心地良い気怠さを感じていると、いい感じに解れた尻穴の入り口に熱々の復活した亀頭が押し当てられる。

 

「あっ♡……どうぞ。私のエッチになったお尻マンコで沢山気持ち良くなってください♡♡♡」

 

 蕩けきった顔を振り返って見せながら、これまた蕩けた声で御手洗を誘う。甘く蜂蜜を煮詰めたような声は男心を擽り、ペニスをアナルに突き入れていく。

 

 変わらず抵抗力の強い腸壁を掻き分け、ペニス全部を飲み込ませる。ギチギチとしたアナルを掻き分けられる感覚は入れている御手洗も入れられているアーシアも気持ち良くさえ、二人揃って甘い吐息を零す。

 

「……んっ♡……ふっん……おっきい♡……ですっ♡……お゛っ♡……あっ♡……ぉぉぉおおおお!!!」

 

 ぐりゅんと子宮裏を亀頭で押し上げるとそれだけでアーシアは簡単に絶頂してしまう。

 

 教え込まれた快楽には敏感で、その上大好きで崇拝までしている彼の肉棒でイケと命令されてると思うと浅い絶頂が全身に流れる。

 

 彼女が絶頂している間、ブラ、制服越しに乳房を後ろから手を回して揉みしだき暇を潰す。

 

「んんん~~っっっ♡♡♡んっ♡……あんっ♡……ふっ♡……もう大丈夫です。好きに動いて下さいっ」

 

「じゃあ遠慮なく……ふんっ!」

 

 細い腰を掴み抽挿を繰り返す。小さくも柔らかい肉の付いた尻と腹がぶつかりぱんっぱんっと音が鳴る。

 

 締めた腸壁を掻き分けてやってくるペニスを腸肉がうねっては離れ、うねっては離れてを繰り返す。

 

 子宮裏を亀頭に押し上げられる度に目の前がチカチカとして女として最高の気分に浸るアーシア。万人を癒やす聖なる力を持つ聖女ではなく、アーシア個人を求め身体を貪られていく感覚に酔いしれてしまう。それだけは如何に腸が彼のペニスの味や形を覚えたとしても変わらず、身体を重ねる度に毎度新鮮な気分で味わうことが出来る。

 

 ずるるるっとペニスを引き抜き、尻穴の入口(出口)で亀頭を扱くと精液に近い、粘っこい先走りがびゅるびゅると漏れ出してはアーシアの尻穴を汚す。

 

「アーシアのアナル気持ちいいなぁ。すっかり俺の形を覚えちゃってさ」

 

「あんなに何度も求められたら覚えちゃいますよぉ♡……んぐっ……あっ、あっ、あっ……♡♡♡」

 

 壁につく手の力すらも抜けてきたのかズルズルと下がって頭も一緒に下がる。

 

 それでも足には懸命に力を込め、倒れないように必死になっている姿はいじらしく、見ているだけで心がポカポカと温かくなる。あぁ、この娘は俺の事が本当に好きなんだなと実感させられる。

 

 ラストパートとばかりに抽挿に力を入れ、彼女の身体を抱きしめる。ふわりと漂うアーシアの蜂蜜に似た甘い体臭をうなじから嗅ぎ取り、動物の交尾のような体勢でヘコヘコと腰を振る。

 

 アナルでは妊娠はしないがそれでも奥まで届けとグリグリと亀頭を奥へ奥へと挿し込んではずりゅりゅりゅっ~とカリ首で腸肉を巻き込みながら限界まで引き抜く。

 

「アーシアっ!出るっ……お前のアナルにザーメンぶっかけるからなっ!」

 

「は、はいっ!私も一緒に……んっ♡あっ、あっ、あっあっあっ♡♡♡……ぁぁぁああああ!!!」

 

 我慢の限界と反射的に届きうる限りの最奥でペニスが跳ねた。

 

―ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 肉棒がびゅくびゅくと脈打つたびに、下半身が蕩けるような射精快楽が走る。アナルという本来は入れる事を想定していない穴に吐精する背徳感は凄まじい。

 

 全身に流れる痺れに似た快楽から逃れようと腕の中で震えるアーシアの白いうなじに歯を立て、堪える。歯を立て荒い息を吐いていると尻穴の締め付けが強くなり、吸い取られるように精液を搾り取られていく。

 

 尿道には一滴も残さないと貪欲に腸肉を絡みつかせ、痛くなる一歩手前まで締め付け根元から精液を絞っては腸内に収める。

 

「ふっ♡……ぅっ、ふーっ……ふーっ、ふーっ、ふーっ……♡」

 

「……っ……ふっ、うっ……く、ふっ……昼間だってのに結構出たなっ……」

 

 昨晩は八坂の膣内にあの後抜かずの三連発をしたというのにドロドロと粘度の高い付着したら中々外れない精液をアーシアの尻穴にたっぷりと吐き出した。

 

 二人して荒い息を吐きながら腕の中の体温を感じる。

 

 アーシアは腸内に子種汁を浴びた身体をますます熱く火照らせ、華奢な膝をがくがくと震わせていた。

 

 彼女のちょうど足元には、股間から滴り落ちたと思われる透明な粘液がちょっとした水溜りを作ってしまっている。

 

 二発も出せばムラムラが収まり、冷静になった頭で辺りを見回す。途中から熱が入って忘れていたが、思い返せば此処は街中の多目的トイレの中だ。

 

 アーシアの気持ちの良い嬌声も響いた事もあり、これ以上長居するのは良くないだろう。テキパキとアーシアの乱れた服装を直し、人目に付かないようにでた後タクシーを拾ってホテルへと帰った。

 




やっぱりアーシアは書きやすいし、従順で可愛いなぁ。こんな女の子何処かに落ちてないかなぁ……そう考えると原作のイッセーって裏山ですよ。

八坂、アーシアと来たから次はイリナですね。イリナ編はどうしようかなぁ……。


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イリナ③

お気に入り4500人突破!!!ありがとうございます。


「こ、この格好恥ずかしいね。まさか隆くんがこんな事を要求してくる変態さんだとは思わなかったよ」

 

 そう言い、モジモジと恥ずかしそうに身動ぎをするのは紫藤イリナ。

 

 それもそうだろう。今の彼女の格好は裸同然で、唯一付けているのは黒いハイソックスと頭に乗せた犬耳を模したカチューシャだけだ。首に付けられた真っ赤な首輪からは赤色のリードが伸びており、それは御手洗の右手へと繋がっている。

 

「そう言う割には文句も言わずに着てくれたじゃん」

 

「だってぇ……隆くんのお願い事を私が断れる訳ないじゃん」

 

「そう言われると嬉しいよ。何時もならこのまま話していてもいいけど、今回はまだ修学旅行中だ。時間は限られているからさっさと行こうか」

 

 駒王学園は他の学校と比べると余計な所に力を入れている節があるが、その例に溺れず修学旅行の日程も余所よりも多い。

 

 御手洗が中学生の時は二泊三日だったが、駒王では七泊八日だ。丸々一週間を修学旅行に割り振っている。喜ぶ生徒もいれば、勉強の時間が減ると嘆く生徒もいる。駒王学園は進学校である為、生徒の質は高いからか生徒個人個人の意識にも大きく差がある。

 

 そんなこんなで四つん這いになって犬のように歩くイリナを前に夜の京都を練り歩く。

 

 八坂と会った時も思ったが夜の京都は意外と気温が高く、過ごしやすい。女子としては大きめの臀部を振って付いてくるイリナ。

 

 尻穴に入れられた尻尾を模したアナルプラグが揺られ本当の犬のよう。認識阻害魔法を掛けているおかげで一般人にはバレないし、管理人である八坂に裏の住人達には今日の散歩コースには近寄らないように願いを入れてある。

 

「イリナってば結構様になってるじゃん。これなら駒王に帰ってもペットとして飼うのもいいかもな」

 

「隆くんになら飼われたいな。今の私の存在理由だもん。尻尾を振って雌犬になれって言われても私はそうするよ?」

 

 少し愛が重たいが、御手洗は自身が屑なのを承知している為、彼女たちの愛をそっと受け止める。

 

「イリナがペットかぁ……それも悪くないな。でもこんな淫乱な雌犬なんて恥ずかしくて外には出せないから家飼いだな」

 

 裸での散歩とは言っても何時もと変わらずだべりながら歩くだけだ。

 

 童貞だった頃と比べて、女性の裸を見ただけでは興奮しなくなったおかげでこのようなアブノーマルな事も出来るようになった。一々反応していては散歩なんて楽しめないから。

 

「おっ、ちょうど良いところに電柱が。イリナらあの電柱にマーキングしてみてよ。しっかり映像に撮っておくから」

 

「う、うん。恥ずかしいけど、ちゃんと見ててよね」

 

 四つん這いで電柱に近づくと、犬のように片足を上げる。

 

 しっかりと秘所が御手洗が見えるように大きく足を開いている。教会の戦士として鍛え上げた身体はバランス能力も凄まじく、ちょっとやそっとでは倒れない。

 

 そのままの体勢で下腹部に力を入れるとちょろっとした音を皮切りに野外での放尿が始まる。

 

 散歩を朝にすると言われてから溜め込んでいたのか、放物線を描く尿の色は濃く真っ黄色だ。電柱の根元を濡らし、辺り一帯にアンモニア臭を撒き散らしながらイリナは放尿による心地よさを吐息として漏らす。

 

「……っ……ふぅ……恥ずかしいけど結構開放感があるわね……どう?ちゃんと撮れてる?」

 

「バッチリだよ。イリナのおまんこもおしっこもしっかりとカメラに収まってる。今度二人で見ような」

 

「その時はセックスしてくれなきゃいやよ?」

 

「ははっ、幾ら何でも素面でこれを見続けられる自信はないよ。絶対どっかでスイッチ入るから前もって抱いてるさ」

 

 勢いも収まり、放尿の音が止む。

 

 またも静寂が二人に訪れるが匂いだけがさっきまでの行為が現実に行われた事だと示していた。

 

「マーキングも出来たし、偉いぞ」

 

 カチューシャが外れない程度に乱暴に頭を撫でると嬉しそうに目を細めながら喉を鳴らす。ペットにしても良いと言われなりきろうとしているのだろうか。

 

「じゃあ、このままこの先にある公園に行こうか。イリナのおしっこ見てたら俺も興奮してきちゃったし」

 

「本当?なら良かった。私のおまんこは準備万端だから何時でも入れて頂戴ね」

 

 ふりふりと尻を振るイリナを先頭に二人は夜の京都を歩いた。

 

 ・

 ・

 ・

 

 観光客が多いからか、公園はこまめに掃除されており綺麗で野外セックスをするには持って来いだ。

 

 カメラ映りの良さそうなベンチを見つけると、そこにイリナを立たせる。四つん這いと違って立ち上がると秘部が丸出しになりカメラにバッチリと収まる。

 

 同年代と比べても大きな豊満の乳房は少しの羞恥心と大きな興奮、それに若干の肌寒さが合わさって既に先端の蕾を固くしている。感度が良く、摘まめば可愛い嬌声を聞かせてくれる。

 

 戦士として誇っていた自慢の肉体は今も変わらず、日課の警邏も合わさって引き締まっているものの、それを表には出さない。腹筋は割れてはおらず、触るとスベスベとした肌の感触が楽しい。

 

 丁寧に切り揃えられてはいるものの、初体験の時よりも陰毛は生い茂っている。御手洗の好みになろうと伸ばした結果であり、イリナを抱くときは必ずと言っても良い程触られる。指の間をスルスルと抜けていく感触を楽しみ、イリナの耳元でこう言うのだ「イリナのマン毛エロいね」と。その度に顔を赤らめるが、もっともっとと下腹部を突き出してはおねだりをしてしまう。

 

 ぷっくりと盛り上がった土手気味の大陰唇、その奥にある小陰唇は花弁を開きパクパクと雄を誘っている。とぷとぷと愛液を吐き、太腿を伝って地面に水溜まりを作っている。

 

「我慢のできないエッチなペットだなぁ……ほら、まずはカメラに挨拶だ。イリナ以外も見る人がいるかもしれないから、ちゃんとカメラに自己紹介をしなきゃね」

 

「あぅ……えっと……紫藤イリナです。今から隆くん……ううん、ご主人様に京都の公園でエッチしてもらいますっ♡裸なのは彼のペットの証であり、私の人生は全て彼のモノです。こ、これでいい?カメラにこんな事言うの恥ずかしいよぉ……」

 

「そう言う割にはまたまんこから愛液がダラダラと零れてるよ。ま、挨拶も出来たしお望み通りセックス……いや、ペットだから交尾をしてあげる。お腹の奥でご主人様の熱さを感じるんだぞ」

 

 カメラの前でとっていた直立の体勢から再び、元の四つん這いになっているイリナの秘部に亀頭を押し当て一気に挿し入れる。

 

 濡れていた膣肉は柔らかく歓迎するかのように絡みついて来た。

 

 竿に野太い血管を浮き立たせた凶悪な肉棒。それをヒクつくイリナの蜜壺に埋め、ミミズ腫れのようにおぞましい海綿体をビクビクと脈打たせる。

 

「あ……ぁ、ひ……っ♡ひ、うぅっ……♡」

 

 挿入しても涼しげにしている御手洗とは対照的にイリナの反応はあまりにも無残なモノだった。

 

 柔らかく蕩けた蜜壺をずっぽりと埋めつくされ、彼女はすでに言葉も無い。淫悦に貫かれた背筋を弓なりに仰け反らせ、全身から雌臭い汗を公園に滲ませる。

 

 普段とは違い人除けの魔法や魔道具は使用しておらず、精々認識阻害しか掛けていない。もし仮に人が来ても二人の姿は見れず、だがイリナは人前ではしたない姿を晒してしまうだろう。

 

 その事を期待しながらも彼女の細い腰を掴み、大きめな尻肉に腰を突き当てる。

 

「マンコの奥までぐっしょりと濡れているな。そんなに期待してたんだな。チンポ欲しすぎかよ……っ!」

 

「……い、や……いや、ぁんっ……♡言わないで、ぇっ……♡」

 

 形を覚えて濡れているとはいえ、まずは慣らす必要があると思い浅い前後の動きをして膣の感触を確かめる。

 

 開発された女であれば誰もが泣いて悦ぶポイントである子宮口をとん、とんと小刻みに突き上げる。するとイリナの御手洗に対しては弱々な子宮は直ぐに濃密な本気汁を滲ませ、子宮の快感にゾクゾクと腰をわななかせる。

 

 同時に柔らかく蕩けた膣肉が御手洗のペニスを咥え込む。極上の膣肉で竿全体をにゅるりと包み、濡れた膣襞をうねうねと絡ませる。

 

 膣口は精を搾るようにぎゅっと締め付け、咥え込んだ雄を決して離すまいとする。敏感な子宮口は物欲しげに鈴口へ吸い付き、何度ともなくお腹の奥でのディープキスを繰り返す。

 

 蕩けきった雌穴は御手洗のペニスを咥え込む。極上の膣肉で竿全体をにゅるりと包み、濡れた膣襞をうねうねと絡ませる。膣口は精を搾るようにぎゅっと締め付け、咥え込んだ雄を決して離すまいとする。

 

 敏感な子宮口は物欲しげに鈴口へ吸い付き、何度ともなくお腹の奥でのディープキスを繰り返す。

 

 それはまさに極上の雌肉穴。御手洗に躾けられた雌犬に相応しく、イリナの蜜壺は甘美な搾精器官と化していた。

 

「あぁ……何で女のマンコってこんなに気持ち良いんだろう……前までに使っていたオナホなんて目じゃないや」

 

 ほっそりとした腰をがっしりと両手で掴み、更に激しい交尾をイリナに予感させる。

 

 慣らすような優しい抽挿は鳴りを潜め、膣内でペニスを震わせる。これから本気で動くぞと耳元で囁き、彼女の快楽で蕩けた顔をカメラに良く映るようにしながら腰を振り出す。

 

「……っ、ぁ……ま、まってぇっ、まって、いま、イキそうなの……っ♡」

 

 御手洗はイリナの華奢な腰を掴んだまま、勢いよく腰を引く。

 

 イリナの声がまた甘ったるく上擦る。力任せに引き抜かれる肉棒。凶悪に傘を張ったカリ首がイリナの膣天井を刺激する。

 

 元教会の戦士(雌犬)の敏感な媚肉を容赦なく擦り上げ、粒々の肉襞を掻き分け、ついには彼女を泣かせるポイント――Gスポットをこりゅこりゅと掻きむしる。

 

「あっ、ぁ、ぁ、あ、あぁぁぁっっ……♡」

 

 抽挿の静止を懇願したイリナの声色に諦めが混じる。気持ち良さのあまりに腰が震える。お尻が上がる。膣がきゅうきゅうと締め付けを狭め、肉棒との密着を強める。

 

 瞬間、肉厚亀頭がGスポットをこりゅんと勢い良く押し上げながら引き抜かれる。イリナの総身に快楽の神経電流が駆け走り、悦びの涙をぽろぽろと零し――

 

「イ、っく、イくっ、イっちゃうのぉっ……♡イくっ♡イくイくイクぅっ、イっクうぅぅぅ――――ッッ♡」

 

 全身を激しく弓なりに反らしながら、イリナは全身を悶えくねらせて深い絶頂に達した。甘ったるいイキ声をほとばしらせ、淫らな痴態を映像に残されながら。

 

 一度絶頂してしまうと堰を切ったかのように何度も軽いアクメを覚えては身体に汗の玉を浮かばせながら痙攣する。それはペニスの収まっている膣内も同じで、ヒクヒクと痙攣させてはその振動をペニスに伝える。

 

 淫らなアクメ顔をカメラに映しまくっているイリナとは対照的に御手洗は顔色一つ変えておらず、雄の余裕さと強大さをイリナに、後日映像を見る()に知らしめる。

 

 今や公園には雌の淫臭が色濃く立ちこめ、男が公園に踏み入るだけでも興奮を余儀なくされ欲望に支配された雄に変貌を遂げるだろう。甘ったるい雌の鳴き声が静寂な空気を震わせ、イリナは切なげに訴える。

 

「あ、ぁ、ぁ……やら、やらぁぁっ……♡もれ、ひゃ……また、でひゃうぅぅ……♡」

 

 御手洗と肉体関係を結んだ女は例外なく放尿の快楽を教え込まれ、彼とのセックスでは必ず意志の関係なしに屈服した肉体(本能)が悦びに満ちた尿を噴き零す。

 

 あれだけ電柱にマーキングしたというのに、また溜まった尿が結合部から溢れ、地面に染みを作ってはアンモニア臭の酷い匂いを撒き散らす。昼間であればもしかしたら親子が遊んでいる公園にここは自分の場所だと尿の匂いを付け、ぷんぷんと漂わせる。

 

「おしっこ偉いぞぉー。このまま公園をイリナの縄張りにしちゃおうなぁ?」

 

 規格外のペニスを咥え、ぽっこりと膨らませているお腹をトントンと撫で叩きながら膀胱に残っている尿を全て出させようと手助けをする。

 

 それはイリナにとって心から落ち着く行為で、放尿の安堵感と、セックスの気持ち良さがすーっと抜けていき、次第に彼の言葉通りに尿を漏らす事に意識が向いていってしまう。

 

「よしよし、もう全部出たな。偉いぞー。おしっこを出した後は交尾を再開しような?」

 

「あ、ぁ……ッ♡ん、ぅん……♡」

 

 御手洗は巧みな腰使いで、亀頭をGスポットに押し当てる。

 

 ゆっくりと腰を突き出して押し上げ、円を描くように擦り上げる。そのまま腰を前後させ、カリ首の出っ張りを密着させながら摩擦する――絶え間ない変幻自在の責めがイリナの感覚を慣れさせず、彼女は瞬く間に昇り詰めていく。

 

 イリナは身体に力を入れてアクメの奔流を堪えようとする。掌を握りしめ、足の指をぎゅっと丸める。しかし肝心の腰回りには甘ったるい痺れが渦巻き、まるで力が入らなかった。

 

 ベンチに手を付き、快楽に耐えているイリナの背中に覆い被さり腰だけを前後に動かす。

 

「我慢は身体に毒だよ。イリナは俺のペットなんだから、主の命令には従うんだ。ほらイッて、イけ!」

 

「う、ぁ……っ……あぁぁっ……♡」

 

 諦めたように身体の力が抜ける。蜜壺だけが縋り付くようにぎゅっとペニスを食いしばり、いかにも物欲しげに吸い付く。

 

瞬間、御手洗のぷっくりとした亀頭がぐりゅぐりゅと敏感なGスポットを押しつぶした。

 

「あ――ひッ……♡イ、く、イくっ、イクっ♡イっくうぅぅぅぅッッ……♡」

 

 長く、甘く、尾を引くようなアクメ声が公園に響きわたる。

 

 イリナは全身を多幸感にうっとりと脱力させ、絶頂の甘さに感じ入る。散々泣き善がらされたせいか声は枯れがちで、しかしそれが却って退廃的な色香を醸し出す。

 

 絶頂の最中にもしつこくGスポットをぐりゅぐりゅとこね回され、イリナはあえなく熱々な潮をほとばしらせた。「あ、あ……あぁぁっ……♡」と感極まったした声をあげながら透明なおしっこを垂れ流し、羞恥の極みと背徳の悦びを噛みしめる。

 

「ッ……く……」

 

 瞬間、アクメまんこの蠕動に誘われ、御手洗はわずかに呻き声を漏らす。

 

 余裕そうにしている彼だが、内心ではいっぱいいっぱいで、彼女にそんな内心を気取られないように珍しく鉄仮面を張っていた。

 

 だがそれもイリナの気持ち良さそうに蠢く肉穴には勝てず、ついといった感じで声を漏らしたが絶頂の余韻に浸っている彼女の耳には入らなかった。動画には残ってしまうが。

 

 極上の肉穴がもたらす甘美な締め付けと蠢き。御手洗は思わず先走りをピュッと噴き出し、ピンク色の膣壁と膣襞を汚す。

 

 耳では彼の余裕の無さを聞き取れなかったが、それ以上にペニスが彼の余裕の無さを雄弁に語っている。

 

(ぁ♡……隆くんも気持ち良いんだぁ……亀頭がパンパンに膨らんでるぅ……)

 

 イリナはぎゅっと膣肉を包みこみながらそれを感覚する。

 

 生殖粘膜の触れ合う面積が増えるほどに感じる快楽も強まる。野太い海面体はしきりに拍動し、快楽を味わっていることを如実に伝えている。

 

「ザーメンが欲しいってイリナの子宮が吸い付いてくるぞ?このままたらふく飲ませてやるからな」

 

「っ……あ、ぅ、や、ふぁぁあっ……♡」

 

 御手洗は感想ともに子宮口をずんっと突く。イリナはその刺激に性感を呼び起こされ、蕩けた膣襞をにゅるりとねちっこく絡めだした。

 

 甘美なアクメの余韻を残した身体は先ほどよりもキツく肉竿を締め付ける。カリ首の切り立った溝に膣肉を食いこませ、執拗に傘の肉を舐め回す。イリナをさんざんにイカせた雄だけが味わうことのできる極上の女肉のおもてなし。

 

 荒くなってきた息を吐きながらぷにぷにとした子宮口をこね回し、イリナは声にならない喘ぎ声を漏らしながら泣き喚き、ピンと両足を伸ばしながら脚の付け根をピクピクと震わせ始める。

 

 

「またイクのか?すっかりとアクメ癖が付いちゃって……いいぞ、好きなだけイッて幸せになろうな。イリナの弱々まんこを幸せにしてくれるチンポをしっかりと咥えて気持ち良くなろうな」

 

 蕩けきった脳内に刷り込むように何度も囁き続ける。それは一種の洗脳のようで、だが仮に素面の時に言われてもイリナは拒まず、寧ろ積極的に彼に従うだろう。

 

 セックスを始める前、カメラに挨拶をした時の言葉には嘘偽りがなく、イリナは彼のモノだ。もし仮に彼が死ねと一言命じればイリナは何の躊躇もなく命を絶つだろう。アーシアとは方向の違う狂信めいた信仰を彼に抱き、それはイリナの人生を価値観を決めている。全てはあの日。自分のこれまでを否定され、闇に深く落ちていた彼女を拾い上げ、家に上げてくれたあの時から。

 

「流石の俺もキツいな……っく……!」

 

 ずぷんと膣口を貫通し、膣奥まで柔らかな蜜壺を串刺しにしながら、御手洗は言葉を漏らした。

 

「は……ぁ、あ、ぁっ……♡」

 

 イリナは彼を気持ち良くさせようとぎゅっとおまんこに意識を向ける。挿入された肉竿をはっきりと感じ、意識して敏感なカリ首の周りをきゅっと締め付ける。

 

 その甲斐もあって御手洗の口から隠し切れない気持ちの良さそうな声を飛び出し、そのままばっちゅんっ♡ばっちゅんっ♡と腰と腰をぶつけ合わせる。

 

膣奥に触れる竿先はとろとろと先走りを垂らし、刺激を求めるように子宮口と密着する。ちゅぷ、ちゅっ、ちゅ、としきりに身体の最奥で口付けを交わす。

 

「イリナ……っ……お前……くっ……こんなの無理だ」

 

「ざーめん……ごしゅじんさまのざーめんをいりなのっ♡……えっちなおまんこにくださいっ……びゅー、びゅーってだしてくださいっ!」

 

 彼のペニスの震えを感じ、甘く疼くお腹の奥をヒクつかせ、ペニスをぎゅっと食いしばる。膣襞がにゅるにゅると貼りつくようにねちっこく絡みつく。

 

「可愛いおねだりだなっ……」

 

「…………ッ、ぁ……♡」

 

 瞬間、ぞくぞくと華奢な肩が震える。彼の幸せに満ちた声を聞き、イリナは心の中で軽く絶頂を覚える。身体だけでなく、心での絶頂は屈服した雌には最高で、下品に歪んだ顔をカメラにばっちりと残した。

 

 御手洗は肉棒を蜜壺の半ばほどまでゆっくりと引き、そして、腰を下腹部に叩きつけるように勢い良く突き入れた。パンッ♡パンッ♡と生々しく響きわたる交尾音――イリナの聞くに堪えない喘ぎ声が重なる。

 

「あ、あ、あぅぅッ♡おくっ、奥ぐりぐりきもちいいのぉッッ♡」

 

「俺も気持ち良いよ。このまま射精するからな。ほら、カメラにちゃんと顔を向けなきゃ。イリナのエッチを見て、見た人をエッチな気分にさせるためにもさ」

 

「やぁん♡……そんなこといわないで……わたし、わたしぃぃぃ……っ♡」

 

 女を知り尽くした雄の腰使いで子宮口を突き上げ、子宮快楽が蠱惑的なまでにこみ上げてくる。

 

「イクぞ……イクぞぉ!公園で気持ち良くイリナのペットまんこにザーメン吐き捨てるからなぁ!」

 

「イっく、イっちゃ、もぉ、イクっ、イっひゃいますっ……♡」

 

 おびただしい快感とともに誘惑の言葉を注ぎこまれる。今にもその声に甘んじそうになる。柔らかく蕩けた肉穴をほじくり返され、埋めつくされ――遠慮無く生殖器を擦り合わせる本気の交尾に酔いしれる。

 

 はっ、はっ、と荒い吐息を耳元に聞く。それはイリナのものではない。

 

 御手洗が吐息を快楽に上擦らせている。亀頭を凶悪なまでに腫れ上がらせ、それでGスポットをごりゅごりゅと押し潰してくる。「むり、それ、むりだよぉ……ッ♡」とイリナはむずがるように泣きじゃくる。

 

 御手洗はパンッ、パンッと力強く腰を打ち付け、イリナの泣き所を次々に責め嬲る。

 

 最後に、御手洗はガバリとイリナに覆いかぶさった。

体重が掛かったペニスがごちゅんっと子宮口に当たった瞬間――

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「――――ぁ、あ、イく、イくっ♡イっくぅッ♡イッちゃうううぅぅッッ♡イくっ、イクイクイクイクイクうぅぅぅぅ――――――ッッッ♡♡♡」

 

 イリナは全身を身体の内外問わず痙攣させ、子宮に流れ込んでくる精液の熱さを噛み締める。

 

 痺れるような快楽の電流が全身へと駆け抜け、お腹の奥からこみ上げる多幸感が波のように染み入っていく。

 

 恍惚感のあまり蕩けきったアクメ顔を晒すイリナ。仮にも元教会の勇敢なる戦士だったとは思わえないほど淫らではしたない表情を晒し、下半身を悶絶させながら絶頂の悦びを露わにする。

 

 甘美な絶頂をもたらしてくれた彼の肉棒ねぎらうように、ねっとりと淫らがましく絡みつく膣襞。子宮口はちゅうちゅうと亀頭を吸い、肉棒へ甘えるように縋り付く。何度も何度もペニスが跳ね回り、鈴口から精液をびゅるびゅると密着した子宮に吐き出し、雄の本能である生殖欲求が満たされる。

 

「う……く……うぅッ……!」

 

 蕩けるイリナとは反対に、御手洗は尿道を通し、陰嚢から突き抜ける吐精の感覚に苦悶の息を漏らしている。

 

 御手洗の射精はあまりに長く、そしてイリナのアクメも相応に深かった。いつまでも頂点に上り詰めたまま降りて来られず、二人して悶絶しながら唇を絡み合わせる。

 

「ぁ……ん、ぅ、ちゅ……♡」

 

「このドスケベなマンコめ!嬉しそうにザーメンを飲みやがってぇ……!」

 

「ごしゅじんさまのざーめん……あちゅいぃぃぃ……♡♡♡」

 

「こんなの一回じゃ足りねぇ……」

 

 射精中だというのに腰をまた振り出し、絶頂の余韻に浸っていたイリナを困惑させる。

 

「えっ……?やっ♡……お゛っ♡……な、なんでぇぇぇ……だめ♡だしながらうごいちゃだめぇ……♡」

 

 射精でパンパンに腫れ上がったペニスを勢い良く突き入れ、絶頂の余韻に溺れるイリナを更なる淫辱の底に叩き落とす。

 

「あひぃぃぃィッ♡あ、ぁ、ごしゅじんひゃまっ、またっ、またきひゃいまひゅぅ……ッッ♡」

 

「また出るっ、このまま出してやるっ……」

 

「はひぃぃッ♡らひて、らひてぇぇッ♡ざーめんっ、いっぱい、ざーめん、わたひのなかに、びゅーってしてくださひぃぃ……ッッ♡」

 

 絶頂に浸っていた所を擦られ、驚きながらも直ぐにやる事を思い出したかのように肉棒に媚びを売り、そのまま膣肉を纏わりつかせる。

 

 引き抜く際に傘を張ったカリ首に擦られると途方もない快楽が押し寄せ、声にならない嬌声を上げる。全力交尾に熱の入った二人は忘れているが、ここは公園。

 

 ざっと大地を踏み締める音を聞いて、一瞬でイリナは我に返った。

 

「えっ……?あっ……隆くん待って、人、人来たよ。見られないけど恥ずかしいよぉ……待って、まってぇ!?」

 

「や・だ!もう根元まで次の精液が昇って来てるからこのまま出す!」

 

「やだぁ♡……隆くん以外に見られたくなぃぃぃ♡なのに気持ち良くなっちゃぅぅぅぅ♡♡♡」

 

 ビクンと上半身を弓のようにしならせ、大きな乳房をぶるんと揺らしながら背徳感MAXなアクメを決める。

 

 立ち寄ってきた人は異臭に眉をしかめるも辺りには誰もおらず、ベンチ周りがヤケに濡れてるなと疑問に思ったがどうせ野生の動物かと結論づけると深夜の公園を去って行った。

 

「っぐ!アクメすると強烈な締め付けだぁぁ。出るっ!」

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「お゛ほっ♡……あ、ぁぁぁああああ!!!イク、イクイクイクぅぅぅぅ!!!」

 

 既に精液で濡れていた蜜壺の中で二度目となる精液が思いっきりぶちまけられる。

 

 何度目かも分からないアクメを決めながら腰を震わせ、精液を受け止める。

 

 人が立ち去った気配を感じ、安堵感を感じた絶頂。愛しい男の熱を感じながらイリナは次第に意識を闇に飛ばす。

 

(あっ……ダメ。迷惑かけるけど意識が……)

 

 ガクンと頭を落とすとそのまま全身から力が抜け落ち、その様子を見ていた御手洗が慌てて支える。尚、その間も膨らんだ亀頭から精液を吐き出していた。

 

「あらら、イリナにはキツかったかぁ……戦士と言えど、快楽には弱い……今度くっ殺でもやってみるか?」

 

 ベンチに腰掛け、気絶したイリナを抱っこしながら夜の星空を見上げる。雅な京の町と言えど、見上げる空に違いは無いのだと思うと不思議とホッとする。

 

 修学旅行で何時もとは違う場所に2日間もいると、少しだけ我が家が恋しくなる。まぁそれ以上に肉欲が身体の内から湧き上がってきて、彼を突き動かす。

 

 魔人になったばかりで身体の内に渦巻く魔力を掴めず(そもそも彼は自身の異変を知らない)それを本能が性欲に変換し、こうしてセックスをする事で身体を慣らしているのだ。

 

 やがて小さくなったペニスを引き抜くとカメラを止め、先日使い魔契約を結んだ八坂を呼び出す。

 

「こんな夜更けに妾に何の用じゃ?確か今日は他のおなごを……んむ?気絶しておるようじゃのう」

 

「激しくしすぎて気絶しちゃったみたい。悪いけど、俺は魔法や妖術のような便利なモノを使えないからホテルに戻るのを手伝って貰っていいかな」

 

「仕方ないのう……やれやれ、まさか初めての呼び出しがこんな雑用とはの……妾の価値を知っている者が聞いたらそれこそ気絶しそうじゃの。代わりに明日の夜、主の時間を貰おうかの」

 

「それぐらいならお安い御用だよ。じゃあホテルに帰ろうか」

 

 カメラを担ぎイリナが気絶した事で消えた認識阻害魔法を妖術で改めて掛けてもらい、ホテル内で生徒を監視している教師の網をくぐり抜け自室に帰った。

 




珍しく約束通りにイリナ編をすんなりと書けました。

小猫ではないけど、一応裸散歩はこれで書けたのかな?放尿の描写も書けたし、個人的には満足です。

時系列的にはアーシアと昼間多目的トイレでセックスした二日目の夜です。1日に濃い量の精液を四回も出すとか化け物かよ……いえ、化け物でしたね。ハーレムを形成するには絶倫である事が条件だと私は思っているので。というかセックスは拒否って人以外は身体の繋がりは求めると思いますし。


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八坂&九重

「九重……今日はお前に紹介したい人を連れてきた」

 

 母親である八坂と夕餉の後の茶飲みの時間に唐突にそう切り出され頭の上に疑問符を浮かべてしまう九重。

 

 彼女が着込むは八坂のような着物ではなく、神社に仕える巫女のような巫女服。白と赤を基調としており、腋が丸出しな恥ずかしなモノだが、九重本人は幼い頃(今も十分に幼いが)から着ているため疑問視や羞恥心を覚えたことがない。

 

 母親譲りの金髪を蓄え、母親と同じように腰まで伸ばし、まさに八坂を幼くした姿をしている。ただ目だけはぱっちりとしており、妖艶な八坂とは異なり九重はまだまだ元気な子供っぽさを残している。

 

「母上が私に会わせたい人?見当がつかんのじゃが……」

 

「うむ。一昨日知り合っての。今時の童にしては礼儀も良く、話す相手にももってこいなのだ」

 

「つまり私の話し相手というわけか。……あまり必要を感じられないのじゃが。というか母上に話し相手を紹介してもらう程、私に相談相手がいないと思われてる事の方が気になるのぅ……」

 

「なに、親心という奴じゃ。ほれ隆、入ってこい」

 

 八坂が襖に向かい声を掛けると一人の少年がやってきた。

 

 京都を裏から管理している八坂の娘である九重の眼はそれなりに肥えており、それ故に彼を見てもピンと来るものが分からない。 

 

「この人は?」

 

「御手洗隆。一昨日の夜、警邏も兼ねた散歩をしておったのじゃが、そこで偶然出会い、彼の使い魔になったのじゃ」

 

「はぁ……って母上!?使い魔契約の意味を理解しての事ですか!あれは魂すらも縛る契約と聞いておりまする。何故、そんなモノをこの人間と!」

 

 妖怪である故か匂いだけで彼が人間だと見抜いた九重。しかし解せないのが彼から母親である八坂の匂いが漂ってくる事だ。

 

「もちろん承知の上でじゃ。こいつ……いや主とは相性がよくての。共にいても不快ではないし、裏に付いても浅くだが知っておる。しかも驚く事に悪魔と契約を結んでいるという。であれば隆から今後のことを考えて悪魔の話を聞くことも出来ると思ってな」

 

 実際のところは身体の相性で、彼が悪魔との契約者である事は後になって知ったのだがそれをおくびにも出さずにしれっと娘に契約した理由を簡単に述べる。

 

 九重からすれば大事な母親ではあるものの、彼女が自身の立場に誇りを持っている事を知っているし、また狭い日の本だけでは何れ苦しくなる時があると分かっている。

 

 そもそも悪魔と同じように妖怪も人間からの信仰に似た何かを得ないと存在出来ないのだ。彼を通して存在証明に繋がる事も考えると八坂の考えに余計な口を挟めない。

 

「分かったのじゃ……ただ一つだけ母上に聞いてもいいかの」

 

「何じゃ?」

 

「何故その男……隆から母上の香りがするのか気になっての」

 

「……ふむ、流石は妾の娘じゃ。良く鼻が利いて母は嬉しいぞ。妾が彼を此処に呼んだのはまさにそれじゃ。九重もまた彼と仲良くして欲しくての。最近の妖怪は揃いも揃って軟弱な奴ばかりでまともな教育を九重に施せなくて悩んでおったのじゃ。そこで隆の出番という訳じゃ。母である妾が実演を含めてきっちりと九重に教育をしてやる。ほれ、まずは寝室に行くぞ」

 

 ・

 ・

 ・

 

 三人がやってきた寝室は明かり一つない真っ暗な部屋だった。

 

 部屋中に充満する白檀の匂い。嗅ぐと心が落ち着き、ついつい眠りたくなってしまう。

 

「さて、九重。お前は子供がどうやって出来るか知っておるか」

 

「む、馬鹿にしないで欲しいのじゃ。そんなの簡単じゃ。男と女が愛し合えば出来る。以前、ウチに来た誰かがそう言っておったからの」

 

「……ふむ、そ奴の事が気になるが今は置いて置くかの。ほぼほぼ正解じゃ。だが少し足りん。男と女が愛し合うといってもどういう内容かまでは知らないようじゃ。今からそれを妾が教えてやるから九重も隆にもっと近づけ」

 

「う、うむ。し、失礼するのじゃ」

 

 異性とここまで近くに寄り添うのは初めてな体験だからか妙に心臓の鼓動が煩く感じ、少し頬を赤く染め上げる。

 

 対して御手洗は小猫よりも小さな女の子を相手するなんてなと内心で思ってたりする。というか彼目線で言えば、昨夜に気絶したイリナを部屋に運ぶ為に手伝って貰った代価が娘への性教育だとは思いもしなかった。

 

 八坂に似て可愛いというより、人形のように一種の芸術的美しさを感じさせる。巫女服といい、母親譲りの古風な喋りといい、金髪に狐耳と尻尾と色々と盛りすぎではないだろうか。

 

 こんな子が表を歩けばあっという間に連れ去られる事案の発生だ。いや、これから御手洗がする事を考えれば同じか。彼もまた事案を引き起こす側の人間だ。幼い見た目に反し、高校生の御手洗よりもずっと長生きしている九重を抱くのだ。これが事案に見えなければ目が腐ってるとしか言いようがない。

 

「ほれそんなに遠慮するのではなく、抱き合うぐらいの距離に……」

 

「い、幾ら何でも近くないかの?私は経験がなくて少し恥ずかしいのじゃが」

 

「んなものは後で幾らでも味わえばよい。時間は有限じゃからの。ほれ、隆から抱き締めてしまえ。九重は見た目通りの子供じゃからのポカポカとして心地良いぞ」

 

 暑い京都の夜にしてはこの屋敷は涼しく、薄着でやってきた御手洗に取っては朗報だ。ぎゅむっと抱きしめると八坂の言うとおり、腕の中であたふたとしている九重からじんわりと熱が伝わってくる。

 

「おぉ……温かいなぁ……」

 

「そうじゃろそうじゃろ。何せ妾の自慢の娘じゃからの。では九重。まず最初の勉強は接吻じゃ。今から母が隆とするのをじっと見ておるのじゃ。んっ……♡」

 

 抱き締められている九重は首を上げ、見上げる事でやっと二人の口づけを視界に入れることが出来た。

 

 母親の八坂が九重ですら見たことがない、同性をも魅了する媚びた雌の顔を隠しもせずにさらけ出し、そのままぽってりとした分厚い唇をくっつけては離し、くっつけては離しと繰り返す。次第に熱が入ってきたのか触れるだけでなく、舌を絡め合っての粘膜接触。

 

 んっ♡……ふっ♡……と鼻から抜ける色っぽい鼻息を聞いて母親の痴態を見ても嫌悪感よりも好奇心、興味心が湧き上がってくる。

 

 自分が口付けをしたらどんな気持ちなのだろうか、そんな事が頭と胸の中に去来する。

 

 口の中には収まりきらなかった二人の混ざり合った唾液がぽつりぽつりと九重の頬に落ちてはそこからカッとなる熱が全身へと回る。今までに感じたことのない熱が下腹部から感じられ困惑していると二人の接吻は終わったようだ。

 

「どうじゃ?見ているだけで高ぶってこんか?次は九重の番じゃ。初めての異性への口づけを隆に捧げるのじゃ」

 

「……あぅ……確かそう言うのは大切な男にするものではないのか?それに私、まだ彼のことを詳しく知らんのだが」

 

「なに、今からしてくものの中でこ奴を知っていけば良いのじゃ。ほれ、隆の奴が待っておる。九重からするのを待っているのだ。女だけでなく、男に恥を掻かせるのは良い女とは言えん」

 

「……うぅ……こうなったら開き直るしかあるまい。で、では私の初めての接吻をお主に捧げよう。初めて故、色々と迷惑を掛けるが大目にみてほしい。んっ♡……ちゅっ……♡」

 

 小さく唇を突き出し、彼の唇に合わせる。

 

 何の感情も抱いてない男との口づけだというのに、何故か安心してしまい、もっともっとと九重から深い口づけを何度もおくる。

 

 まずは見たように触れ合うだけのバードキス。それだけでは満足出来ないと悟ると粘膜を直接触れ合わせるディープキスへと移行する。本当はこの間に軽く触れ合わせるソフトキスがあるのだが、そんな事を今日初めての九重が知る由もなく、少しの躊躇いの後おずおずと舌を差し込んだ。

 

「んっ♡……ちゅるっ♡……ふっ……れろ……れろっ♡……」

 

 ちゅ、ちゅぱ、ちゅぷ、ちゅ、とあえかな口付けの音が寝室に響く。

 

 水音が引っ切り無しに響き渡り、そのたびにねっとりと舌が愛しあう。九重の小さな舌と、御手洗の大きな舌。大小異なれど想いは同じの二枚の舌肉。それぞれがお互いの味わいを貪るように絡み合い、たっぷりと唾液を交歓する。口腔粘膜に唾液をなすりつけるのみならず、そのまま喉奥まで流しこまれる。

 

 いきなりの事に閉じていた目を見開き、彼へと抗議しようと試みるがじっと見つめる彼の視線からの圧を感じ取り諦める。

 

 仕方なくと流し込まれる唾液を飲み込み、また絡め飲み込む。彼の何の味もしない唾液を飲み込んでいるだけだというのに胎の中が無性に熱くなってきて口づけの合間から漏れる息が熱を帯びてくる。

 

「娘の接吻を見るのは中々の背徳モノじゃな♡じゃが悪い気はせん。隆だからか、妾が罪深い生き物だからか。謎はあるが今はこの時を楽しむとしよう」

 

 愉快そうに目を細める八坂の視線の先には初めてのキスで息継ぎが上手く出来ず酸欠から来た顔の赤みと、それとは別のモノで顔を赤くしている九重が映る。

 

 自分の娘を男に差し出す常軌を逸した光景。

 

 人間の価値観であれば大変なモノだが、八坂たち妖怪では普通じゃないにしろおかしくはない光景だ。昔比べて幾分か和らいだとはいえ、妖怪が繁殖するには人々の妖怪に対する恐怖や怯え、信仰心が必要だ。八坂を京都の管理人に任命したお偉いさんたちが在り方を少し歪め、生殖を伴っての繁殖も可能になった。

 

 それでも彼等の根底にあるのは動物めいた本能。他者を驚かす、落とし入れる、つまり自分以外を下に見てしまう。だが、動物に似た本能は強い相手を見つけるとすぐさまに跪く。妖怪の中には下克上という考えはなく、強いものには絶対服従という概念が刻み込まれている。

 

 だからこそ九尾の狐であり、大妖怪である自身を()に戻した御手洗の下につき、娘も同じになれば幸せだと思っているのだ。

 

「……っ、ぁ、う、んんっ……♡」

 

 自分でも出したこと、聞いたことのない声にますます困惑する九重。

 

 昂ぶる体温。溢れ出すあられもない嬌声。あまりに激しい情欲と淫らな悦感に、九重は堪えられず身悶えする。頭の中がぐちゃぐちゃになって何も考えられない。

 

 けれども身体は本能のまま勝手に動き、御手洗との口付けを求めようとする。彼の深い口付けを受け入れてしまう。唇と舌だけでなく、口内の全てを余すところなく舐め回されてしまう。

 

 それでも九重は全く抗えないまま、流しこまれる唾液をこくこくと喉を鳴らして嚥下する――それも全く嫌そうでなく。

 

 自ずから顔を傾けて、ひどく嬉しそうに笑みをほころばせたまま。

 

「……んっ♡……ぷはぁ……こ、これが接吻……あぅぅ……顔が熱くなってしもた……母上はよく素面で出来たのう」

 

「なに、そこは経験じゃ。九重も隆とこれから重ねていけば自然と慣れる。それでどうじゃった?接吻の感想を雄である隆に報告するのが我ら雌の仕事じゃ」

 

「うぇ!?……か、感想って……うぅ。口を吸っておると心がポカポカとしてきて悪い気はせん。それにそ、その……気持ち良くなってしもうた。私はここまで淫らだったのかのぅ……」

 

 自分の新たな一面を知った彼女は顔を赤らめながらうなだれる。

 

 顔を合わせたばかりでろくに相手の事を知る前に粘膜同士で繋がってしまった。不思議と嫌悪感は沸き上がらず、逆に彼の匂いに安心してしまう。母親である八坂の匂いが混ざっているからだろうか。それとも八坂以外の女の匂いも感じられるからだろうか。

 

 九重は九尾の狐である八坂の娘だからか嗅覚や感と言った目には見えない部分が異常なまでに鋭い。だからこそ、御手洗から香る複数――それも二桁の香りを嗅ぎ分ける事が出来、それを知って尚彼へと嫌悪感を抱くことが出来ずに困惑してしまう。

 

「ふふっ、どうやら九重は揺らいでおるようじゃ。ほれ隆、こ奴にお前の雄の象徴(チンポ)を見せつけてやれ」

 

 八坂の言葉に頷くとズボンをおろし、隆起した逸物を九重の眼前に突きつける。

 

 母娘による代わる代わる口づけにより勃ち上がったペニスは大きく、それでいて長い。

 

 魔人としての彼の魔力をこれでもかと溜め込んだそれは雌の視線を釘付けにする、男版の乳房のようなものだ。男が街で豊満な乳房を見たら視線で追うように、()もまたデカチンは無意識に目で追ってしまう。

 

 その例に溺れず、九重もまたコクリと可愛く喉を鳴らしては見つめてしまっている。

 

 まるで猫が大好きな玩具である猫じゃらしをぶら下げられたように目で追っては頭も付随して動いている。

 

 そんな娘の様子に笑いをかみ殺したような声を出す八坂と御手洗。幼くても雌は雌なのだ。

 

 キスの合間に快楽から逃れようと身動ぎしたからか白い透き通るような白い肌な肩を露出し、もう少しズレればピンク色の蕾も見えてしまうだろう。

 

 仁王立ちのまま体勢を保っていると我に返った九重が声を荒げる。

 

「お、おいっ!な、何を出しておるのだ!そないなモノ……はようしまえ!」

 

「しかし口では強気でも目はずっと見つめてるぞ?」

 

「うぐっ……」

 

「では、次の勉強じゃな。ほれもっと近づいて妾がしているのを観察し、いけると思ったら九重も真似をしてみよ」

 

 んっ♡と鼻から抜けゆ甘ったるい声を出しながら八坂はぽってりとした唇を竿肉に押し当てる。

 

 むちゅむちゅと吸い付き、掻いた汗を唇で拭い、代わりに愛情たっぷりな唾液を押し付ける。ズル剥けた皮の間にもしっかりと舌を伸ばし、溜まった汗とペニスの汚れを舐め取り清潔にしていく。

 

 ペニスの全体に口づけを終えると、口を大きく開き、ペニスの中でも一番膨らんでいる先端――亀頭をぱくりと咥え込んだ。

 

 あっつあつな口内粘膜と分厚い舌が歓迎するように亀頭に纏わりつき八坂の顔は下品に歪んでしまっている。

 

 母親の見たことのない顔を見て動揺すると共に、何故か湧き上がる羨ましいという妬んだ気持ち。あの肉の棒の味はどうなんだろうと興味心に突き動かされ、そっと竿の根元に小さく唇を落とす。

 

 その際、九重の小さな鼻が竿に直にくっ付いてしまい、ペニスから漂う強烈な雄の匂いに充てられる。嗅ぐだけで頭が麻痺し、思考が纏まらず、本能だけでペニスに唇を落としては八坂がやっていたように小さく舌を伸ばし、竿肉に悍ましいほど浮き出ている血管の凹凸に這わせる。

 

 母親の痴態を横目に彼女の真似をし、九重もまた痴態を母親と御手洗に晒す。

 

 ぴちゃり、ぴちゃりと水音を立て、それはまるで子猫がミルクを舐めとる音に聞こえるが気を抜けば聞こえなくなりそうな程小さな音だ。だがそれは絶え間なく続き、亀頭からやってくる八坂による強い刺激と、九重によるもどかしさを伝えてくる。

 

 びきびきと脈打つ肉棒に舌を触れ合わせ。ゆっくりと這わせ。時にはねっとりと絡ませ、舐めしゃぶる。幼くも母親譲りの美しい少女が男の股間に顔を埋める姿のなんと淫靡なモノか。九重は本能に理性が負け、熱心に竿肉を舐めしゃぶる。

 

「んっ♡……ほれ九重。竿だけでなく妾が舐めておった亀頭も咥えるのじゃ。歯を立てないで舌と頬肉を使うのじゃぞ」

 

「うむ……分かったのじゃ……あむっ♡……ちゅるっ♡……ぢゅるるるるっ♡♡♡」

 

 先走りと八坂の唾液でテカっている亀頭を躊躇なく咥え、舌を懸命に使って愛撫する。

 

 頭を振って亀頭を口内から出し入れする度にはらはらと長く艶やかな金毛が舞い、鮮やかに広がる。初めての口淫をしている九重は敷かれた布団の上で足をぺたりとくっ付けた女の子座りをしている。

 

 ちろちろと伸ばされる朱くちいさな舌はまるっきり子供のそれで眺めているだけなのに凄い背徳感を得られる。ゾクゾクと快楽とは別の気持ち良さが駆け上り御手洗の口からは甘い吐息が漏れる。

 

「良かったのう九重。初めてのおしゃぶりで隆に悦んで貰えておるぞ?女として、雌として満たされるじゃろ。そうやってお前も彼に堕ちるのじゃ。そうすれば妾とずっと一緒じゃぞ」

 

 母親であるが故に八坂は九重がまだまだ親離れを出来てない事を知っている。

 

 そこに漬け込むかのように甘い誘惑を放つ。彼のモノになれば母親と一緒。それを聞いた九重はそれも良いなとやはり思ってしまった。気がついた時には遅く、もう既に狐に化かされてしまっている。

 

「……ふぁ、ん……ん、ちゅ……れろれろぉー……♡」

 

 大きな亀頭を小さな口で咥えているのが辛くなり、口から出し舌で鈴口をほじくるように弄る。

 

 飲んでもしょっぱくも苦いだけの先走りを飲み込み、舌先で次の先走りを掠め取る。

 

 ちゅるちゅると水音を立て、幼い喉元をこくんと秘めやかに上下させる。まだまだ拙い舌技だが、彼女のような幼い少女が懸命に奉仕する姿は男を高ぶらせるには充分だ。

 

 力づくで喉奥に差し込み、好きに口を使ってやろうという強烈な欲求が湧き上がってくるも今日はダメだ。九重の意志で奉仕させ、彼女から堕ちるようにしてくれと母親である八坂から頼まれている。娘が親離れ出来ないように、彼女もまた子離れが出来ないのだ。かつての夫への操を捨て、新しい男に夢中な彼女らしい思考だ。

 

 ペロペロとくすぐったく舐めていたのを止めると、次はそのグロテスクな亀頭にキスをするように唇を捧げ始める。

 

「……っぐ!やっば……ぁ」

 

 一度だけではなく、桃色の唇が幾度ともなく接吻の雨を降らせる。

 

 竿の先の次は、我慢汁を垂れ流す鈴口の周囲に。うっとりと眼を閉ざしたまま、ひっきりなしにちゅっ、ちゅう、と可愛らしく唇をつける──それは余りに愛らしく、それだけにおびただしい背徳感を掻き立てる光景であった。

 

 やがて九重の唇はペニスの中でも一番括れているカリ首に到達する。数々の女を鳴かせ、自分のモノにしてきたまさに女殺しなカリ首。初めて見る凶悪なシルエットに怯えつつも、何処か恍惚とした表情で九重は見つめる。

 

「……ん、ぁ……ふぅ、ん……♡」

 

 並みの女であれば腰を抜かしそうなそれを見つめると躊躇なく、逞しく張り出たカリ首の端にちゅぅと口付け──根本の溝をなぞるかのごとく、朱い舌先をねっとりと這わせていく。

 

 八坂の奉仕では取り切れてはいなかったペニスの垢を舌先で掠め取っては本能に従い唾液と混ぜ合わせて嚥下する。ペニスの恥垢は九重の鼻を突き抜け、凄まじい雄の匂いを感じさせる。本当に彼のモノになったかのような気持ちになってしまう。

 

「チンポが震えてきたの。ほれ九重。チンポの震えは射精の合図じゃ。先っぽを咥えて気持ち良くさせてやるのじゃ」

 

 先走りを吹きこぼす鈴口がちいさな唇に包みこまれる。さながらそれは男の持ち物に縋りつくかのよう。ちいさな舌先がねっとりと先割れをくすぐるように這い回り、じゅるじゅるとひときわ激しく先走りを啜り上げる。

 

 自分の立てている音に恥じた彼女の金色の瞳が揺れつつも、しっかりと上目遣いで御手洗の瞳を見つめる。濡れた瞳で見上げつつもはしたなくペニスの先端に吸い付いては先走りを啜り、お返しにと唾液をたっぷりと含んだ舌で舐め上げられる。

 

 雫が伝い落ちた痕跡までも残さぬように舐め尽くして、ちゅうちゅうと先端に吸い付く。貪欲に、奥底に溜めこんだものを誘い出すかのごとく。蕩けきった目付きをじっとかかげ、紅の代わりに先走りが引かれた可憐な唇を捧げる。

 

 それは心を通わせた恋仲のようで、見ているだけの八坂の情欲すらも煽られる程可愛く、愛らしい。口を亀頭だけでぱんぱんに膨らまし、ちゅぽっ♡ちゅぽっ♡と音を立てて責め立てる。

 

 陰嚢の中でマグマのようにグツグツと煮えたぎった精液が狭い尿道を駆け上り、出口である鈴口を目指す。

 

「ん……ふー……ぅ、ふー……ぅ、んっ♡……」

 

 長く尾を引くような甘い鼻息を躊躇いなく漏らし、肉棒の味わいや臭いに耽溺している姿をあらわにする。竿から根本にまで響いてくる快楽は途方も無いが、九重の発情ももはや限界に達している。

 

 胎内で燃え上がった炎は幼い媚肉を焼き、とろとろと愛液を吐き出しては彼女の袴をぐっしょりと濡らす。

 

「九重……もう出るっ!もっと激しく吸い付いて」

 

 何時もよりは控えめな御手洗のお願い(命令)

 

 それは相手がまだ幼い見た目であることと、彼女がまだ完全に彼のモノではないからだ。彼のモノとなった女であれば、御手洗に命令される事を悦び、どんな願いでも叶えようと頑張ってくれる。

 

 だがまだ九重はその段階にはおらず、身体の内から湧き上がってくる感情に戸惑っているようだ。

 

 御手洗にお願いをされた九重はちゅぽちゅぽと度々に口付ける亀頭に唾液の糸を引いてすべりを良くし、ひそかにちいさな口腔をゆっくりと開かせる。

 

 頑張って亀頭を奥まで飲み込み、肉棒を深いところまで受け入れていく。ぷりゅぷりゅとカリ首に唇を引っ掛けるように扱き上げていたそれが、竿までを迎えてちゅっと吸いつきながらにゅるにゅると滑る。

 

 ぴったりと張り付いた唇の輪が肉棒の半ばにまで至らしめ、巨根の幹にまでしっかりと彼女の唾を塗りこんでくる。ゆったりと髪が振り乱される。頭が振られ、唇が扱き、ちゅぽちゅぽと卑猥な音色を小刻みに立て――

 

「お、お、射精でる、出るっ――」

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 その瞬間、絶頂のきざしめいてびくんと跳ね上がる男の腰元。痙攣が伝播するかのように巨根の全長が震え上がり、ぶるぶると間断ない痙攣を刻み始める。引き締まった陰嚢から渦巻く精液が噴き上がり、小さな彼女の喉奥を勢い良く叩く。

 

「んんぅっ!?……んっ♡……んぐっ♡……ふっ……ふーっ、ふーっ……♡」

 

 目を見開き、白黒させるも見上げた男が視線で強く受け止めろと訴えており、屈服しつつある彼女は素直に激しい射精を受け止める。

 

 喉奥を叩かれる度に苦悶な声が漏れ出るも一滴も逃さんと唇を強く締め付け、結果的に大量の精液が口内に吐き出される。

 

 射精の間も小さな朱い舌が亀頭を舐め、鈴口からどぷどぶと黄ばんだ白濁とした体液が漏れ出る。

 

 こくりこくりと喉を可愛く鳴らし、ゆっくりと体内へ収める。胃にぼとぼとと熱い塊が落ちた瞬間、カッと全身が熱くなり股から漏れ出ていた愛液が増える。

 

「最後まで啜って……!!」

 

 ちゅぅぅぅぅと精を噴く鈴口に吸い付くと尿道に残っていた僅かな精液も吸い出して胃に収めきった。

 

 ちゅぽんと口から外れ、まだ口の中に残っている精液を舌で転がす。

 

 青臭く、苦味しか感じられないのに何故こんなにも美味しく感じられるのだろうか。

 

 唾液と混ざって味が薄まる前に飲み込み、無意識で彼に口内には残っていないと開けた口を見せつけてしまう。

 

「んぇー」

 

「ほぅ……教えてもいないのにそこまでするか。流石は妾の娘じゃ!」

 

 うむうむと娘の成長(性長)に喜ぶ八坂。

 

 やはり妖怪といい悪魔といい、人外は思考がぶっ飛んでいる。人間の尺度で計ってはいけないなと御手洗は思う。

 

「よしよし、よく飲めたな。俺は嬉しいぞ」

 

「んにゅ……んにゅ……」

 

 アフターケアとして褒めるのを忘れない。フェラで乱れた髪の毛を優しく撫でる。嬉しそうに目を細める九重の目には既に御手洗への不信感はなく、すっかり心を開いてくれたようだ。

 

 




おかしい、本当はキス・フェラチオ・手マンと書きたかったのにキスとフェラで終わってしまった……

八坂&九重編では3P以上のモノで初の続き物となりました。なので書きたかった短く手マンだけで終わるかな?母娘編ではセックスまではしないので。

というか、のじゃ系の口調難しすぎる。何時か手直ししたい位には安定してないし、酷い。他の作者さんはこれを良く書けるなぁ……個人的には京言葉+和服美女って組み合わせ大好きなので出番を増やしたいんですがね。


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八坂&九重②

サブタイには八坂とあるけど、殆ど空気です。まぁ、前回の続きです。


 八坂によって服を剥かれ、布団になすすべもなく転がされた九重。

 

 千々に乱れた眩い金色の髪が扇めいてはらはらと散り御手洗の目を楽しませる。幻想的な光景に御手洗の胸がひときわ著しく脈を打った。寝そべって見上げる九重の瞳に被虐的で魅惑的な色が滲み出ていたからだ。

 

「は、恥ずかしいからあまり見ないでくれ……♡」

 

 華奢な身体がふるふると震える。初雪のような白くきめ細やかな肌がうっすらと赤みがかっており、彼女の感じている羞恥心を身体が露わにする。

 

 薄い肉付きの乳房を抱くようにして秘する腕はまるで儚い護りのよう。震えた声は怖気によるものか、あるいは淫らな期待から来るものなのか。

 

 無言な御手洗を見つめていると、徐に彼の手が乳房を隠している腕へと伸びる。か細くも子どもじみた丸みを帯びる手首が、ぐいと頭の方に持ち上げられる──右も左も同じよう。降参をあらわすようなお手上げの体勢に、九重がかあぁぁぁとひときわ赤面する。

 

 裸体を視線に嬲られる覚悟は出来ていたが、恥辱の姿勢を強いられるのはまた別のことなのだろう。

 

 暴れようと力を入れるにしても人間である彼を壊してしまうと心が訴え、結果的に暴れずに彼の無遠慮な視線を受け止めてしまう。

 

 むき出しになる幼気な乳頭は、つんと硬く尖りながらもぷっくりと膨らんでいる。ちいさなちいさな蕾にしか見えぬそれは、しかし彼女の幼身からすれば十分以上の性徴といってよかった。赤々と突き出るそれは淫らさよりも愛らしさが勝っていたが、だからこそ惹きつけられるものがあった。

 

 まだ誰にも、それこそ成長してからは母親である八坂にも見せていない、乳房を見られ更に赤面してしまう。真っ白な肌が一瞬で赤くなるのは見ていてとても面白い。

 

「が、ガッカリじゃろ?母上のように大きくもなく、童のような私の身体は」

 

「……いや、九重は九重で充分綺麗で可愛いよ。少なくとも可愛いという言葉は八坂には合わないし、九重だけの個性だよ」

 

「あ、うぅ……女を喜ばせるのが上手いお人じゃ」

 

 照れて頬を掻く九重をよそに、御手洗はほっそりとした足を掴むとぐわりと開かせる。驚きと羞恥心で反射的に閉じようとするのを身体を使って止めると幼い花弁に視線を寄せる。

 

 九重の幼くも愛らしい女の秘部。

 

 子供じみてぴったりと閉じた割れ目は、一目では一本筋にしか見えないような未熟なもの。されど幼い陰裂はしとどに愛汁を垂らし、股間にはほとんど水溜りのような蜜の溜池をつくってしまっている。

 

 秘めた花はかすかにひくつき、時折りにほどけた合わせ目から鮮やかな桃色の粘膜が顔を覗かす。幼い見目に反して肉のついた秘唇は柔らかいのだろうか。大陰唇が盛り上がり、仮に下着を履いてたとしても下着越しに土手気味なその形を浮かび上がらせるだろう。

 

 触らなくてもそれが極上のモノである事を存在だけで証明し、雄心を擽る淫らな匂いを放ち、幼くも雌として彼を誘惑するのである。

 

 子供特有のミルクの匂いに混じる発情した雌の匂い。八坂と御手洗に見守られる中、花弁をヒクつかせ、恥ずかしさよりも快楽を求めているようにも見える。

 

「八坂、今日は繋がる気はないが、本当に九重を俺のモノにしていいのか?言葉を撤回するにはコレが最後のチャンスだと思うぞ」

 

「妾と九重が一緒にいられる良い方法じゃからの。九重もお主のモノにしておくれ。何より九重もそれを望んでいるようじゃ。肉欲から始まる恋とは中々に業が深い。されど一目惚れ等というモノよりも深く繋がれるだろう」

 

 八坂の言葉に驚いた御手洗は腕を掴まれ恥ずかしそうにしている九重の顔を見てしまう。期待と快楽、それに少しだけの未知への恐怖の混じった瞳は涙で濡れており、頬には涙の跡がある。

 

「良いのか?八坂もそうだが、お前たち母娘は人生を気軽に決め過ぎだと思うんだけど。自分で言うのもアレだが俺は複数の女に手を出している屑だぞ?もう二桁の女に手を出してるし」

 

「……確かに私も早急に決め過ぎだとは思う。じゃが、この気持ちを止められないんだ。お主と接吻をしてから胸の高鳴りが止まず、今も尚激しく高鳴っておる。こんな童のような私でよければお主の女にしておくれ。母上と同じように使い魔契約を結ぼうぞ」

 

 虚空に浮かび上がる一つの書類。

 

 それには使い魔契約と書かれており、この契約が結ばれれば九重は自由を失い、今後は御手洗に尽くすだけの人生を送る事になる。それでも彼が良いと本能が訴え、冷静な理性すらも賛成してしまった。

 

 誰にも言った事はないが、彼女は自身の身体にコンプレックスを抱いていた。母親である八坂の髪や種族、膨大な妖力や整った顔立ちを受け継いだが、八坂のように誰もが羨む身体だけはなれなかった。

 

 彼女が口にする通り、童のような寸胴。多少尻に肉が付いてはいるものの、あくまでそれは胸周りと比べたらだ。美貌に惹かれても肝心な身体がこれでは男なんて夢のまた夢と思って諦めていた所に御手洗が現れた。

 

 母親と使い魔契約を結んだ不埒な男と思ったが、自分にも優しく、あまつさえ童な身体の自分にも欲情し、認めてくれたのだ。八坂が言ったように肉欲が始まりだが、これからの長い人生、共にいれば真の愛にも発展するだろう。そう考えての言葉だった。

 

「……分かった。九重がそこまで言うのであれば、今からキミは俺のモノだ。もう誰にもあげないから」

 

 八坂から渡されたペンで名前を記載すると契約が結ばれ、九重との間に見えない魔力的なパスが繋がった。これを辿れば彼女が何処にいるのか分かるし、彼女をすぐさま自分の下に呼べるだろう。

 

「あぁ……これで私も主を得た♡……む、私はお主を何と呼べばいいんじゃ?母上のように隆と呼び捨てか主様だろうか……?」

 

「んー、そうだね主様でお願いしようかな」

 

「ん、分かったぞ。これから宜しく頼む主様」

 

 動けない為頭だけを下げる九重。それを見て満足した御手洗は改めて九重の身体に視線を戻す。

 

 しっとりと汗ばんだ肌。慎ましい乳房の頂で自己主張をしている桜色の蕾。ヒクヒクと蠢き、雄を誘惑する花弁。

 

 蜜に誘われる蝶のように御手洗の指は伸びる。そして、ぷにぷにと柔らかな感触をもたらす魅惑的な秘花をそっと割り開かせた。にちゃりと卑猥な水音を引き連れ、淫らな蜜の糸が伸びてにわかに切れる。

 

「おぉ……小さいのにしっかりと濡れててエロい」

 

 御手洗は感嘆せざるを得なかった。

 

 九重のように幼い見た目をしている小猫を抱いてはいるものの、彼女は後輩というフィルターがある。だが目の前の九重にはなく、ある意味で見た目通りなイメージが過り、強烈な背徳感をその身で味わってしまう。

 

 開かれむき出しになった粘膜は美しく、眺めているだけでも金が取れそうな価値がある。一点のしみもくすみもなく、色合いは鮮やかでありながら淡く品のある桃の色。皮にくるまれたままの陰核はしかし淫楽にぷっくりと膨れ、指先で摘み上げられるほどのかたちがある。ちいさな尿道口は慎ましやかで、それゆえに時折り震え上がるさまがなんとも愛らしい。

 

 中でも膣口はひどく盛んにひくひくとうごめき、さながら何かを求めているかのごとく。あまりに幼くちいさな秘穴は狭隘に過ぎ、とても男のものを咥え込めるとは思われない。

 

 それでも肉穴からは絶え間なく透明な愛蜜が漏れ、幼い女体に交尾の用を整えさせることに余念がない。これを意識ではなく本能がしている所に彼女の淫靡さを感じさせる。即ち九重は筋金入りの変態という事だ。

 

「すっげぇ物欲しそうにしてんなぁ……でもごめんなぁ。今日はチンポは入れないんだ。流石に慣らしもなく入れるには小さいからな。代わりに俺の指をずぽずぽって入れて気持ちよくするからなー?」

 

 まるで幼子に話し掛けるように九重の膣粘膜に声を掛ける。その言葉を聞いて恥ずかしくなった九重はふいとそっぽを向く。しかし向いた視線の先にはニマニマと楽しそうに笑っている八坂がいた。

 

 彼女は娘と御手洗のやり取りを見てて嬉しく思っていた。何時かは自分の許を離れて、知らない男と結ばれるかもしれない。そう思っていた愛娘が目の前で()にされるのだ。これを喜ばずに、何を喜べようか。

 

 その合間にも幼く肉付きのよい姫唇をくちくちと秘めやかに──そして念入りに弄び、その余りにも柔らかで蠱惑的な感触を堪能していく。とぷとぷと流れ落ちる愛汁に濃ゆい悦びの蜜が混ざりだし、それは一段と色を濃くする女の情欲を物語るものでもあった。

 

「膣内を弄っていくからな。気持ち良い時は素直に言いなよ」

 

「んっ……分かった。私は主様のモノだから従う……♡」

 

 主を得た喜びと興奮が混じって普段よりも気持ち高めな声色。

 

 決して壊してしまわぬよう。傷をつけてしまわぬよう。その幼い女体に、気持ちのよい快楽をひたすらに叩きこむべく確かめる。

 

 片手でちいさな膣粘膜を掻き分けたまま、御手洗は人差し指をそっと膣口にあてがった。突き入れるような無体は無論ない。そっと差し伸べ、触れ合わせ、彼の節くれだった指と熱く濡れた膣肉を馴染ませるように重ね続けて。

 

「……ぁ、んんッ……♡主様の指が私の膣内に……♡」

 

 一文字にきゅっと結ばれた唇から漏れ出る甘い吐息。

 

 九重はくびれもない細腰ををほんのわずかに浮かせ、差し伸べられた指に自ずから近づく。しとどに蜜を垂らす女の穴の寂しさを、埋めてほしくて。

 

 本能が求めてやまなかったものが今まさに目の前にあるのだから、その身体の働きはいわば必然だった。

 

 ごつごつとした指先がつぷりと狭隘な膣口の浅瀬に埋まり、沈み──ちゅぷちゅぷと蜜の飛沫をあげながら、突き入れられる。九重自ら腰を使い、女の悦びを求めて御手洗の指を咥えこんでいったのである。

 

 その間、彼はただ指を突き出したままで、九重の痴態を眺めているだけだ。セックスの時のようヘコヘコと腰を振っては浅い所までしか指を飲み込めず、肝心の気持ちの良い場所には届かず、気持ちだけが高ぶり狂ってしまいそうだ。

 

「……んっ♡ぅっ、ふっ、ぅ、んくっ……!」

 

 それだけでは可哀想だと思った御手洗がちゅくちゅくと膣肉の浅いぬかるみを掻いてやれば、九重はしきりに切羽詰まった啼き声を奏でた。感じているのだ。

 

 ごく浅いところを責めているばかりにも関わらず、九重の幼い腰付きはくねくねとはしたなく身悶えてやまない。膣口の締め付けがぎゅっと食いしばるように強まって、それはさながら男の指を決して逃すまいとするように。やっとの思いで咥えた指をどうして離す事が出来ようか。

 

 ゴツゴツとした彼女の白く細い指とは違う男らしい指を肉棒と勘違いをし、九重の中で燃え上がっていた炎がまた胎内を熱く焼き焦がす。

 

「っ、あ、ぁ、ん、ぁっ、い、ぃっ――あ、ぁっ……♡♡」

 

 つぷりと指を御手洗の意志で埋め込み、膣壁を指の腹で擦り始めた。

 

 九重の気持ちの良いポイント探しの為にちゅぷちゅぷと愛液と指の触れる音を奏でながら、九重の膣肉を我が物顔で弄り回す。

 

 だんだんと九重の腰が持ち上がり、声の音階が上がっていく。切なく震えた声は彼女を()にしたモノで、なればこの様子を見るにもうすぐで果てるだろう。

 

 膣口を押し広げるように指の挿入を繰り返し、そのついでに膣襞を爪先で引っ掻く。

 

「あっ♡……それダメじゃ……簡単に果ててしまいそうになるっ……あ、んっ、ふっ……♡♡♡」

 

「まだまだイカせないよ。まずは今のおまんこの具合を見なきゃね」

 

 開かせていた九重の足を持ち上げ、万歳して汗ばんだ腋を見せていた腕の横まで動かすと――所謂まんぐり返しの体勢になる。より蜜壺が御手洗の顔の近くに行く恥ずかしい体勢だ。

 

 ふーっ、ふーっと興奮で荒い息を吐く九重は言葉を告げず、彼は次は何をしてくれるのだろうかと期待に満ちた瞳で見届ける。

 

 花の蜜のように愛汁を湛えながら充血しきった幼い肉びらをひくつかせるほどの乱れよう。ひとしきり膣口を掻き回されたせいで、足を大きく開かされれば左右の肉びらもにちゃりと淫らがましく開いてしまう。御手洗の目にはヒクつく女陰だけでなく、柔尻に隠されたすぼまりすら映る。敢えてそれを指摘せずに彼女が期待で濡らしている蜜壺だけを見つめる。

 

 快楽でクリトリスの皮はつるんと剥けており、そのピンクな中身をふるふると震えさせている。

 

「九重、さっきよりも強い快楽をあげるからな」

 

 そう言い放ち、震えるクリトリスに親指が近づく。

 

 それを間近で見せられる九重の心境は如何なモノだろうか。あまりの気持ち良さに自分でもあまり触れる事の出来ない突起を御手洗が触るのだ。膣襞を弄ったように遠慮をしらない男らしく触られるのだろうか。

 

 胸を高鳴らせながらそれを見つめ、次の瞬間――

 

「んひぃ!?……お゛っ♡……あっ、んっ……くっ♡……そ、それもダメじゃ……強すぎて私がバカになるぅぅ……♡♡♡」

 

 イヤイヤと頭を振る九重だが、漏れ出る言葉と吐息は甘く、誰が見ても本気で拒絶しているようには見えない。指の中でも一番太い親指の腹がそそり立った陰核を押し潰すように上から弄る。

 

 擦り潰すだけでなく、親指と人差し指で挟み込み、ペニスでするように上下に扱くと狂ったかのように九重から甘い絶叫が響く。

 

 今もなお秘裂から溢れている愛液を指で掬い、それを扱いているクリトリスに塗って滑りをよくする。ヌルつく突起を指の股で挟んで何度もクチュクチュと扱き上げる。

 

「指はここまでにして、次は舌で九重を気持ち良くさせるな」

 

 御手洗は基本的に奉仕させるばかりで彼がクンニなどする事はない。

 

 だが今回はこの愛らしい娘を法悦させたいが為に震える秘所に口を付ける。つんと香る汗の匂いとそれに混ざったむせかえるような雌の匂い。肺いっぱいに堪能しながら舌を伸ばし、まずは先ほどまで虐めていた陰核に触れる。

 

 張り詰めたクリ裏を付け根からねっとりと舐め上げた。途端に彼女が足をこわばらせ、膝を体に寄せるようにぎゅっと大きく開く。ぷりぷりとした陰核は乳首とは異なった感触で、御手洗にとっても未知なモノだった。

 

「はぁぁぁあああんッッ……♡凄い、凄いのじゃあっ♡主様の舌がペロペロってぇ……♡♡♡」

 

 舌先をペタリと触れさせてくちゅくちゅ下端から頂点へと往復しながら、時折クリの裏スジを重点的にズリズリと舐める。

 

 舌の腹のザラザラとした部分で舐め上げると腰を持ち上げ、もっともっとと可愛くおねだりをしてくる。ちっちゃく勃ち上がって剥き出しになっている部分に、優しく雌の悦びを教えてトロけさせていく。

 

 秘裂から溢れる愛液の量が増え、白く濁った本気汁が混ざる。パクパクと膣口が開閉を繰り返し、九重が果てるのも秒読みだ。

 

 ぢゅぅぅぅぅぅと音を立て、ピンと立っている陰核を吸い込むと――

 

「お゛っ♡……ぉぉぉおおおおお。イく、イくイくイくイくぅぅぅぅぅ……♡♡♡」

 

 なだらかな腹をヒクつかせ、ガクンガクンと膝が揺れると、彼女尿道から熱い汁が飛び出る。

 

 男の射精のようにびゅっ、びゅっと噴きだし、人生で初の男にイカされた経験を味わう。思考回路はまともに機能せず、下半身からのぼる快楽だけが全てとばかりに腰をヘコヘコとふり、何度もはしたなく潮を噴き出す。

 

 下品な絶叫を上げ、だらしなく涎を垂らす彼女はもう雌だ。女を捨て、人生を彼に上げ、ただ一匹の雌にされてしまった。幼い見た目から想像も出来ない色気を放ち、布団の上で荒い呼吸を繰り返す。

 

「おうおう、激しく果てたモノじゃ。まさか九重がここまで淫らな娘だとは思わなかったぞ。だが、母の前でよくぞ本当の自分をさらけ出したの。母である妾は嬉しく思うぞ」

 

「ふーっ、ふーっ……えへへ、母上に褒められちゃった♡」

 

 絶頂で体力を著しく低下させたからか力無く笑う九重。

 

 アクメの証である潮は止まり、持ち上がっていた腰も布団の上。本物の獣のようにふーっ、ふーっと荒い息をしながら潮を掛けてしまった御手洗を見ると息を呑む。

 

 そこには九重よりも獣の瞳をした御手洗がおり、自分の口では今日は入れないといったペニスを九重の果てたばかりのマンコに押し当てようとしていた。

 

「ふむ……九重の魅力に主も獣に堕とされたようじゃの。ほれ九重。お主はそこをどいて休んでおれ。ここは妾が相手をするからの」

 

「わ、分かったのじゃ」

 

 ペニスを入れようとして上手く入れる事の出来ない御手洗を掴み、ペニスを自分の秘所に押し当てる八坂。

 

 その晩、九重の前では二匹の獣が交わっていた。

 




数えたらマジで二桁の女に手を出していた……驚きです。こりゃあハーレム王ですわ。とあるゲームの攻略王並みの手の速さ。

ロリがぺたんこなのに尻だけは肉付いている画像とか大好物です。なのでソーナと同じように九重もなりました。私の作品ですし、ちょっとぐらい変更しても良いですよね。

これにて八坂&九重編終了です。後はアーシアとイリナのダブルを書いて修学旅行編は終わりですかね。二年生だけですし、他のヒロインも書かないといけませんしね。




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アーシア&イリナ②

リクエストされた意見を参考にしました。


「あんっ♡もう隆くんったらおっぱいばっかりぃ♡女の子を二人も侍らせておっぱい触るなんて幸せ者だね♡」

 

「もっと触って下さい♡隆さんにならもっとして欲しいです♡」

 

 アーシアとイリナの二人が身動ぎする度に湯がちゃぷちゃぷと波打つ。

 

 修学旅行の六日目、折角だからとアーシアやイリナの入っている温泉に認識阻害の魔法を掛けて貰ってお邪魔している。魔力に対して抵抗力を持っている二人からは御手洗の姿がばっちりと見えるが、一般人であるクラスメイト達からは全く見えない。ただ二人がイヤらしい声を出して身動ぎしている様子しか瞳に映らないだろう。

 

 二人の間で湯に浸かり、背中から腕を回して乳房を手のひら全部を使って揉みしだく。イリナの肉の詰まった爆乳も良いし、アーシアの成長途中の巨乳もまた良しだ。

 

 前までは平均的なアーシアの乳房だったが、女性ホルモンが近頃活発なのか胸や尻といった部位が順調に育っており、最近ではイヤらしい目で男子生徒から見られるようになったと愚痴を零していた。

 

 アーシアは御手洗の為にと育てている身体だが、他の男に見られるのは酷く嫌う。男自体とそもそも縁があった人生を送って来たからなのか、この頃は顕著に現れており、以前ほど学園の男に笑顔を見せていない。御手洗だけは例外だが。

 

 そんな彼女が淫猥な雰囲気を纏わせた微笑みを浮かべながら御手洗の手に乳房をグニグニと押し付けるように動く。

 

「んっ♡隆さんの指が乳首にっ♡ふんっ♡あっ♡声我慢しなきゃいけないのに漏れちゃいますっ♡」

 

 三人が身を寄せているのは露天風呂の一角。それも大きな岩によって影になっている場所だ。多くの生徒たちは来ないということで隠れるには最適な場所だが、声を漏らしたら誰か来るかもしれない。まぁ、他の生徒たちの声でかき消されてるかもしれないが。

 

 左手に押し付けてくるようなアーシアの乳房の頂点を指で摘まみ上げて嬌声を上げさせ、右手で同じ様にイリナの乳房を揉みしだく。

 

 アーシアのよりも大きく柔らかいそれはまさに母性の象徴と言っても過言ではないだろう。イリナよりも大きいと言えばリアスや朱乃がいるが、彼女たちよりも女らしさをダイレクトにイリナは伝えてくる。何気ない仕草や言葉はイリナを高嶺の花よりも身近な存在だと訴えてくるし、例えるなら幼馴染や腐れ縁といった所だろうか。人との距離の詰め方が上手く、またリアス達のような届かぬ華ではなく下で咲く綺麗な花とのことで、男女関係なしに人気がある。

 

 そんな彼女の乳房を揉めるのはこの上なく幸せであり、雄としての優越感に浸れる。御手洗を除く男達が想像する事しか出来ないモノが何時でも、好きな時に自由に出来るのだ。常日頃からイリナはそう御手洗に言っている。

 

「ふっ♡んっ♡おっぱいばかりもいいけど、こっちには興味ないのかな♡」

 

 イリナの手が御手洗の手を掴むと、乳房から下へと導いていく。そよそよと湯で揺れている陰毛の下で口を閉じている女の子のとても大事な場所。盛り上がった大陰唇を指先がなぞり、それよりも内側にある小陰唇まで届くとイリナは手を離した。代わりに弄って欲しいと濡れた瞳で訴えてくるので触る事に。

 

「やんっ♡んふっ♡隆くんの指がおマンコの中に入ってきてるぅ♡あっ♡そこっ♡そこカリカリされるの好き♡隆くんの指で弄られると直ぐにイっちゃうのぉ♡」

 

 温泉の中だという事を忘れたような喘ぎ声の混じった淫語を口にすると彼女の口にした通り、直ぐに身体が震え、一瞬停止するとぐったりとしてしまった。

 

「むーっ……イリナさんの方が先にイっちゃったんですね。私も隆さんにイかせて欲しいです」

 

 浅くはなかった絶頂らしく、荒い呼吸をしているイリナを尻目に可愛らしく嫉妬しているアーシアの相手をする事にした。

 

 幸いにもさっきのイリナの声は他の生徒には聞こえなかったらしく、こちらにやってくる気配はない。

 

「じゃあ、アーシアが気持ちを込めたベロちゅーをしてくれるならおマンコ弄ってあげる。どうす――」

 

「んっ♡ふんっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅぅぅぅぅっ♡れろっ♡れろれろっ♡」

 

 御手洗が言葉を言い切る前に待ち切れなかったアーシアが口を塞いだ。

 

 にゅるにゅると舌が縦横無尽に口内を動き回り、蹂躙と言った方が適切なぐらいベロベロと舐め回される。歯や歯茎、頬の内側の肉などおよそ舐めた場所がないぐらい好き勝手に舐められる。それは男としての矜持が許さないとアーシアの肩を掴み、口内に潜り込んできた舌を絡め取りじゅるじゅると吸引する。

 

「んふっ♡はぷっ♡はむっ♡じゅるるるるるっ♡んんんんんっ♡ふっ♡ちゅっ♡んっ♡」

 

 吸っては吸い返されの応酬。

 

 相手を思い遣りながらも自分の方が気持ち良くさせられると言う無意識のぶつけ合い。暫くすれば息も絶え絶えになり、口が離れた瞬間を見計らってアーシアの秘所に指を伸ばす。

 

 湯に浸かっているのにそこだけは別の液体で濡れており、お湯以上に温かい。親指と中指で小陰唇を開き、人差し指をゆっくりと差し込んでいく。乳房への愛撫である程度濡れたとはいえ、無理矢理弄れば痛みを感じるだろう。

 

 ねっとりと絡み付く肉の熱さや厚みを感じながら根元まで指が飲み込まれた。

 

「んきゅっ♡そこっ♡そこ気持ち良いですっ♡カリカリってされるとふわふわしてきちゃいますぅ♡」

 

 アーシアの甘い喘ぎ声をBGMについ夢中になって肉壺を指でほじくる。

 

 何度も弄ったのに誰一人として飽きが一向に訪れない。それはアーシアも例外ではなく、今のように夢中になって愛撫の時間が長くなってしまう。前も半日ぐらい足を抑え付けてソーナをイかせ続けた事がある。今日はそうならないようにと頭の中で冷静な部分が忠告してくるので留意しておく。

 

 ペニスの形を覚えてるのにぴっちりと膣肉を閉じている所を指で解すようにほじくるとアーシアの身体がぴくんと反応する。声は噛み殺そうと口を閉じており、大きな声は出ないがそれでも甘く漏れてる。それはイリナにも聞こえたようで絶頂後に浮かべていた虚ろな瞳に意識が戻るとズルいと声を上げ、またも近づいて来た。

 

「アーシアのおマンコを隆くんが弄ってる間に私がおちんちんを気持ち良くしちゃお♡」

 

 極上の女である彼女たちを愛撫していたら自然と立ち上がった肉棒に指が伸び、そのままシコシコと上下に扱かれる。

 

 イリナと言えばその豊満な乳房を使ったパイズリを一番多くさせているが、やはり性への意欲は強いのか手コキですら完璧にこなす。

 

「んふっ♡ビクビクって手の中で暴れてて可愛いな♡敏感な亀さんをグリグリって掌で擦り潰すようにすると腰が跳ねちゃってる♡」

 

 ちゃぱちゃぱと湯を波打たせながら股間から昇ってくる快楽から逃れようと腰が動き出してしまう。結果的にペニスを包んでいるイリナの手へと擦り寄ってしまい、快楽から逃れる事は叶わず、それ以上の気持ち良さが全身へと流れていく。だが、快楽に流されるだけではないと手マンだけで法悦を極めようとしていたアーシアを抱き寄せるとその真っ白な腹部へと顔を寄せる。

 

「えっ……んっ♡そんな、お腹を舐めちゃだめですっ♡あっ♡お臍の穴をグリグリってされると……んっ♡ふっ♡気持ち良い……気持ち良いですっ♡」

 

 染み一つなく、余計な脂肪が付いていない真っ白な腹を舌の腹を使って舐め上げる。手マンをされている時は御手洗と同じ様に腰を振って快楽から逃れようとしていたが、腹を舐められると遂には全身がビクンと反応するようになった。

 

 股間から昇ってくる快楽をぶつけんとばかりに臍の穴を尖らせた舌先で何度も舐ったり、腹に強く吸い付いてはキスマークを残して所有権を主張したりと思い付くがままに動く。

 

「あっ♡もうだめですっ♡わたし、わたしぃ♡……イく♡イきまひゅ♡隆さんの指で気持ち良くなってイっちゃいます♡……あっ♡あっ♡あっ♡…………んんんんんっっっ♡♡♡」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 可愛らしいアーシアのアクメ声が耳に届くと同時に御手洗も溜まった精液をイリナが広げていた手の中へと吐き出す。湯の中に一滴でも零れないようにイリナが微調整を繰り返して最後まできっちりと受け止める。

 

 絶頂したアーシアの女陰は入っていた指に媚肉をきゅぅぅぅぅぅ♡と纏わりつかせ痛いぐらい締め付けてくる。

 

 優しく労るように吸い付いてくる膣肉の襞を指先で弄りながら御手洗もまた射精の余韻に浸る。普段とは違い、クラスメイト達の楽しそうな声を聞きながらの射精はハラハラとした緊張感と背徳感が合わさって最高なモノだった。おかげで出した精液の量も何時もよりも多い気がする。

 

「あはっ♡隆くんったらこんなにいっぱい出しちゃって♡私が責任を持って飲んじゃうからね♡んっ……じゅるるるるるっ♡♡♡」

 

 お椀のように構えていた手の中にはむわりと匂い立つ雄の欲望が溜まっており、手に口を付け勢い良く口内へと取り込んでいく。

 

 青臭い匂いが鼻から抜け、脳や肺までも匂いで染め上げるかのようだ。

 

 今日一発目だからかドロドロとしており、喉に流し込むにしても非常に絡み付いて大変だ。はしたないと思いつつも、彼なら受け入れてくれると確信的な何かを覚えながらごきゅごきゅと喉を鳴らして精液を飲み込んでいく。

 

 酒を飲んだかのように胃がカッと熱くなり、セックスの事しか考えられなくなる。此処が温泉だとか、少し離れた場所にクラスメイトがいる事がどうでもよくなってくる。とにかく御手洗に抱かれたいという気持ちが溢れ、気がつけば彼に向けて尻を見せては淫らに左右に振っていた。

 

「あ、イリナさんってばそんなエッチにお尻を振ったら隆さんが誘われちゃいますよぉ♡おマンコからはエッチなお汁が自然と垂れちゃって♡女の私から見てもとってもエッチです♡」

 

 尻を振るイリナの秘所からは愛液が太腿まで垂れており、湯に流れている。この光景を見ていたいと思うが、このまま焦らすのも可哀想だし、湯にこれ以上愛液が混ざるのは迷惑行為だと思い、亀頭をゆっくりと穴へと差し込んでいく。

 

「あっ♡隆くんのおちんちんが膣内に♡んっ……ふっ……おっきぃ♡こんなの味わったらもう戻れないよぉ♡」

 

 ねっとりと絡み付く膣内を勃起したペニスが掻き分けていく。年不相応に育ったデカ尻を跡が付くぐらい鷲掴みしながら押し進めると抵抗らしい抵抗もなく、ペニスの先端(亀頭)最奥(子宮口)とゴツンと接触した。きゅぅぅぅぅと締め付けてくる媚肉は極上の一言で、少し擦れるだけで膨大な快楽がビリビリと伝わってくる。

 

 何度もしてるのにこの瞬間だけは動きが止まってしまう。そんな時にアーシアが耳元で囁いてきた。

 

「あまりこういうのは好きではないですが……ほら、隆さん。あちらをごらん下さい。私たちのクラスメイトの皆さんが隆さんの前なのに裸ですよ。皆の裸を見てもっと興奮しましょうね♡」

 

 言われた通りに視線をそちらに向けると肌色だけが写る天国が其処にはあった。

 

 普段は制服姿しか見られないクラスメイト達が今は誰一人として身を隠していない。流石にリアスや朱乃といった規格外な乳房の持ち主はいないが、それでも成長を感じさせる乳房がチラホラと見える。陰毛が濃い人や薄い人など様々な女体が一斉に視界に入りペニスもイリナの膣内でビクンと大きく跳ねてしまう。

 

「あっ♡他の女の子を見ておちんちん反応してるぅ♡今は私だけ見て欲しいのにぃ♡んっ♡そんな奥をグリグリしちゃだめぇ♡また直ぐにイっちゃいそうだよぉ♡」

 

 ビクビクとイリナの身体が震えると同時に膣内も激しく伸縮を繰り返しペニスが刺激される。

 

 ぱんぱんっ♡ぱんぱんっ♡とリズムよく腰を前後に動かし、カリ首や太い竿肉で膣肉を味わい尽くす。すっかりとペニスの形を覚え込んだ蜜壺は膣道をペニスの形にしながらも、自分が気持ち良くなる場所をしっかりと押さえてある。

 

 カリ首が一番動くであろう最奥付近をなぞるとイリナの口から獣が唸るような声が漏れ出る。慌てて手で口を塞ぎ、離れた場所を見るがどうやら気付かれはしなかったようだ。

 

「ダメですよイリナさん。気持ち良くても声は控えめにしないと。隆さんのおちんちんは凄いですけど、もっと気持ち良くなりたいなら我慢しませんと」

 

「そ、そうねっ♡我慢、するわっ♡んっ♡ふんっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」

 

 どうやら口元にある御手洗の指を口に含み漏れ出る声を抑えるようだ。

 

 アーシアに一度言われ、見てしまった以上クラスメイト達が気になってしまいついつい目で追ってしまう。ゆっくりと肩まで浸かってのんびりとしている子だったり、友達と話している子だったり。誰もがリラックスしており、まさか男子に見られてるとは思いもしないだろう。

 

「では私も。隆さんが気持ち良くイリナさんの中に出せるようにお手伝いしますね」

 

 御手洗の背後に回ったアーシアが尻たぶを開くと躊躇いもなく彼の肛門に舌を這わせる。

 

 穴の周りの皺を一つ一つを伸ばすように丁寧に舐め上げ、唾液をまぶして啜る。じゅるじゅると下品な音を立てる事になるが、彼女に最早羞恥心はない。あるのは彼への奉仕心と愛情だけだ。

 

 周りを舐め終えると本丸の穴へとゆっくりと御手洗が苦痛を覚えないように舌を差し込んでいく。アーシアの性器となったアナルとは違い、排泄用でしかない穴はキツくぎゅうぎゅうに締め付けられる。緊張を解すように優しく入り口で舌を動かし、緩んだ所を一気に差し込んで舐められる範囲を舐め上げる。

 

 そんな快楽に御手洗が敵う筈もなく、イリナの膣内で射精の準備を迎える。

 

「あっ♡隆くんのおちんちんがおっきくなったぁ♡もう出るんだね?いいよ、私の膣内にたっぷりと種付けして♡」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

(イリナ)の淫らな強請りを聞いて高まった射精感が解放され、真っ赤な膣内を真っ白な雄の欲望が染め上げていく。

 

 びゅるびゅると勢い良く発射され、瞬く間に子宮が満タンになってしまう。御手洗と結ばれた以来、何度も注がれ大きくなっている筈の子宮でも毎回出される大量の精液を全て飲み干す事が出来ない。

 

「お゛っ♡私もイってるっ♡隆くんの射精に合わせてイっちゃってる♡んっ♡ふっ♡くっ♡」

 

 射精直後の敏感な肉棒をキツく締め付けられ、御手洗が歯を食いしばったような声を漏らす。ドクンドクンと力強く脈を打っては狭い尿道を押し広げながらゼリーのような半固形の精液が飛び出していく。

 

「ぢゅる♡ぢゅるるるるるっ♡はむっ♡はむっ♡ぢゅずずずずっっっ♡♡♡」

 

 御手洗とイリナが絶頂している間もアーシアは口を動かすのを止めず、労るように舌を左右上下に動かしている。

 

「ぢゅるるるるるっ♡んっ♡もったいないですっ♡あむっ♡イリナさんから零れた大事なザーメン♡」

 

 収まり切らなかった精液が逆流し、結合部から零れ出る。イリナの鍛えられたほど良い肉付きの太腿を伝って湯へと落ちそうだった精液を指で掬っては口へと運ぶ。

 

「……っ!……はぁ、はぁ……ちょっと疲れたな。アーシア、何時もの頼んでもいいか」

 

「はいっ!お任せ下さい」

 

 間を置かない連続射精で疲れた身体を湯へと落とし、粗い呼吸を整えながらアーシアへと頼み事をする。

 

 元気よく返事したアーシアの手から緑色の暖かなオーラが出ると、それは御手洗の全身へと流れていく。失った体力が戻ってくるのを感じながら改めてイリナを見やる。腰をガクガクと震わせながらも必死に岩にしがみ付いて湯へと付かないように気を付けている。

 

 アーシアのおかげで膣から精液が零れ出る事はなかったが、力の抜けた今湯に浸かると折角出して貰った精液がお湯へと流れ出て行ってしまう。

 

 そんなイリナを見たアーシアが、御手洗にしたと同じ様に暖かなオーラをイリナへと流す。人間だけが持つ特別な力で神器と呼ばれるモノを使った回復方法だ。体力が戻ったイリナはきゅっと穴をしめると湯へと腰を下ろした。戦士として鍛えた日々は無駄ではなかったのだ。

 

「次は私といきたい所ですが、そろそろお風呂から上がる時間ですね。続きはお風呂を上がってから……夜這いに行きますね♡」

 

 ・

 ・

 ・

 

 皆が寝静まった深夜。魔人として覚醒したからか、睡眠はさほど重要ではなくなっており、アーシアがやってくるのを待ちわびていた。

 

「アーシアです♡お待たせしました♡」

 

 他の男子も一緒に寝ているにも関わらず、薄いネグリジェの上にカーディガンを羽織って彼女はやってきた。

 

 部屋の扉が開く音すらなく、気が付けば傍にいた。御手洗が寝ている布団の四方だけを認識阻害と消音魔法を掛けると耳元で囁いたのだ。甘く発情した雌の声で。

 

「待ってたよ。イリナはいないのか?」

 

「はい。お風呂の時にしたから私に譲ってくれるそうです」

 

「そっか。じゃあこのまま此処でセックスしよっか」

 

 布団からスルリと抜け出すと上に乗っかっていたアーシアを押し倒す。

軽い口付けをしながら羽織っていたカーディガンとネグリジェを脱がしていく。

 

 あっという間にアーシアの裸が月明かりに照らされた。

 

ぼぅと姿が浮き上がるような薄暗い光の中でも目立つ彼女の金色の髪の毛。真っ白な布団の上で散ったその姿は妖精のように幻想的で、エロスよりも芸術的な美しさを男に感じさせる。

 

 次に目に入るのはDカップにまで実った母性の象徴。ぷるんとお椀型で仰向けになっていても形を崩す事がない。先端の果実の色は鮮やかなピンク色で処女性を感じさせる。

 

 ほっそりとした腕や腹部。陰毛があまり生えておらず、天然モノのパイパンだ。

 

 その下にある縦筋はおよそ穢れを知らなさそうだが、実際は幾度も男根を咥え込んだ魔性の雌穴だ。御手洗の視線を感じた彼女はゆっくりと自身の指で秘所を開くとそのピンク色の膣粘膜を見せてくれる。空気が寒かったのかきゅぅぅぅと穴が小さくなりながらも風呂に入った後とは思えないぐらい粘膜は光っている。風呂を出た後も、食事をしている間も、同じ部屋の生徒が眠るまでの間も発情を続けていた穴はこぷりこぷりと愛液を膣壁に滲ませていた。

 

「どーぞ、隆さん♡私のおマンコを味わって下さい♡」

 

 可愛く微笑みながら御手洗を誘惑するアーシア。この部屋で寝ている他の男子はまさか彼女がこんなエッチな娘だと思いもしないだろう。学園での彼女は優等生で、最近は男から距離を取ってはいるものの、未だ男女からの人気は強い。白音に次ぐ駒王学園のマスコットだ。

 

 ズボンの中で痛いぐらい勃起しているペニスを取り出すと、開かれた女陰に押し込んだ。

 

「んっ♡あっ……おっきぃ……ですっ♡隆さんのデカチンさんが入ってきましたぁ♡」

 

 嬉しそうに報告してくる彼女は美しくもイヤらしい。規格外なサイズのデカチンが入っているにもかかわらず顔は涼しげでまだまだ余裕がありそうだ。とは言ってもまだ入れたばかりなのだが。

 

 アーシアが下品で淫らに狂うのは御手洗が動き出してからだ。最奥まで飲み込むまで余裕なのはいつもの事だ。

 

 イリナのよりも肉厚な膣壁を掻き分け女にとって一番大事な部屋と亀頭が軽くキスをする。この身体の支配者だと気付いた子宮口はあっという間に降りて来ては亀頭にむちゅむちゅと吸い付いてくる。早く精液が欲しいと催促するかのように。

 

 カリ首でより多くの肉を巻き込めるようにゆっくりと丁寧に肉棒を引いていく。膣の入り口限界まで亀頭を引き抜くと、潤んでいるアーシアの瞳を見つめながら膣内にまた戻す。その繰り返しをしているとそれだけでは満足出来なかったアーシアからキスの雨を降らされる。

 

「ちゅっ♡ふんっ♡んっ♡れろっ♡れろれろっ♡ぷはっ……♡」

 

「相変わらずアーシアのマンコはエッチに食いついてくるな。こんな事されたら腰とまんないよ」

 

「隆さんっ♡激しすぎですっ♡はっ……♡うぅん……♡奥、赤ちゃんのお部屋におちんちんがキスしちゃってますぅ♡」

 

 ぱんぱんと肉のぶつかる音に混じってぐちゅぐちゅと液体の擦れる音が鳴りだす。

 

「下品な音を出してどすけべなマンコだなぁ。周りの奴に見せてやりたいよ。アーシアはこんなにエッチな娘だってな」

 

「あぅ……私がエッチなのは隆さんに合わせてるからですよぉ♡おちんちんさんがいけないんです♡気持ち良くされたら女の子は皆エッチになっちゃいますよぉ♡だからぁ、私の事をもっとめちゃくちゃにしてください♡」

 

「あー、もう。本当に可愛い事を言ってくれるなぁ」

 

 くしゃくしゃと髪の毛を撫でると、ここからが本番だとピストンの速度を上げていく。

 

 ぱんぱんからばちゅんっ♡ばちゅんっ♡と聞いているだけで激しいセックスだと分かる音。一見、男よがりの乱暴なセックスのように感じ取れる が、きっちりとアーシアを労った上でのピストンだ。

 

 まるで心の通じ合った恋人同士ようにジッと瞳だけを合わせ、抽挿の音だけが二人の耳に入る。御手洗の腰の動きに合わせてアーシアも気持ちの良いポイントに当たるように腰を振っている。

 

「んっ♡あっ、おちんちんがおっきくなってきました♡出るんですね♡私の子宮に沢山出して下さいね♡」

 

 自身に覆い被さって腰を振っている御手洗の背中に腕を、腰に足を回して――所謂だいしゅきホールドの体勢で耳元で甘く囁く。

 

 それは御手洗に効果覿面で、ピストンのスピードを更に一段階上げると子宮を押し上げるように何度も最奥に亀頭を叩きつけている。

 

 この雌に種付けをしたいと一回り大きくなった肉棒はアーシアの気持ちの良い場所をいとも簡単に抉ってはアーシアを鳴かせる。動物のようでありながらも美しい嬌声を上げるアーシア。

 

 横を向けば彼と同室のクラスメイトが見えるのだが、そんなものはいないとばかりに彼女の瞳には御手洗しか映っていない。命を救ってくれたリアスや大切な仲間も出来たが、それ以上に御手洗が大切だ。仮に天秤に掛けられたとしたら御手洗を選ぶだろう。

 

 最早彼女にとって御手洗は命よりも大事な存在にまでなっており、それは契約を超えた感情だ。最も、アーシアにそれを知る術はないのだが。契約が履行されたとは分かってはいるが、それでの変化までは分からない。悪魔の契約に掛けられた者は往々にしてそういうモノだ。

 

 ぐりんぐりんと円を描くように子宮口周りでペニスをグラインドさせるとアーシアの身体も御手洗のペニスも限界の時がやってきた。

 

 隙間なく身体を密着させ、一匹の動物のような体勢で二人は同時に果てた。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「イく♡イきますっ♡イく、イくイくイくイくぅぅぅぅ……~~~っっっ♡♡♡」

 

 ビクビクと身体を震わせ、尿道から熱い体液を噴き出す。

 

 ぎゅっとしがみついてなければ今すぐにでも何処かへと行ってしまいそうだ。アーシアは御手洗を、御手洗はアーシアを支えにして絶頂の余韻を荒い呼吸を吐きながら整える。射精の直前に亀頭にちゃっかりと吸い付いていた子宮はゴクゴクと勢い良く流し込まれている精液を飲み込んでいく。例え許容量を超えたとしても飲み干さんとばかりの勢いだ。

 

「んふっ♡隆さんのザーメンが出てますぅ♡こんなに出されたら……赤ちゃんが出来ちゃうかもしれませんね♡隆さんとの赤ちゃん……欲しいですっ♡」

 

 アーシアは媚びた声で強請りをしながらもうっとりとした甘イキ声を絞り出し、膣中でイく快楽に酔いしれている様子だ。

 

 絶頂の快楽に溺れて悶絶するアーシアを見下ろしながら、御手洗はきゅうきゅうとキツく締まる専用マンコでゆっくりとペニスをシゴいていく。

びゅくびゅくと何度精液を発射しても、肉棒の痙攣と射精の快楽は一向に収まる気配がない。

 

「う゛っ……くっ、ぐぅうっ……すっげ……マジで気持ち良すぎ……このマンコ最高だわ……まだ搾られっ……ぉ、お゛っ……!」

 

「……ぁ♡ザーメンが熱いですぅ♡それにまだ出てますね♡」

 

 奥から湧き出る精液は止まらず、肉棒が脈打つ度に鈴口からは体温以上に熱い精液を吐き出し、真っ赤に充血している膣粘膜を白色に染め上げる。

 

 アーシアが悪魔でなければ、或いは避妊魔法を掛けていなければ一発で孕む量を出された。心なしかぽっこりとしたお腹を撫でるアーシアの姿はまるで本物の聖女のよう。いや、赤子がいるとすれば聖母だろうか。

 

「……っ!……ふぅ、いやぁ、短時間に三回もすればスッキリするわ。まだまだ出せるけど、これ以上したら歯止め利かなくなって朝までしちゃいそうだ。明日は帰るんだし、今日はここまでだな」

 

「そうですね……私ももっとしたいですが我慢です。その代わり、駒王に帰ったらまた愛して下さいね?」

 

 やはり月明かりに照らされた彼女は淫らながらも美しかった。

 




今回最後だけ試験的に御手洗くん(男側)の喘ぎ声?を入れましたがどうでしょうか。今話まで入れてきませんでしたが、入れた方が良いのでしょうか。もし不愉快だという方が一定数以上いれば修正します。

HSDDの作品なのに初めて?神器の登場。とは言っても名称も出ていませんが。この作品にバトルはないですし、活躍するのも精々アーシアのぐらいですかね。あれで精力まで回復させたらそれこそ何日も延々と交わってそうです。

イリナ③でイリナとアーシアの御手洗への信仰心的な何かは違うとか書きましたが、今回適当に書いていたら同じようになってしまいました。申し訳ありません。

後よく感想で見掛けるのですが、良くイッセーは寝取られた事に気が付かないな的な事ですが、そこは目を瞑って頂けると。最早NTRもタイトルやタグだけのところありますし、またも変更の危機かもしれません。

イッセーの性格を文字にするのって個人的に難しいんですよね。御手洗くんですら口調ブレブレなのに、彼のようなある意味で自己中心的なキャラでありながらも熱血ってのはちょっと。

ですのでNTRモノあるあるのハメ撮りを見たイッセーとかの話は書けませんね。


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二学期編 その2
ロスヴァイセ①


拾う方も拾う方だけど、拾われる方も拾われる方だよね。


 唐突だが大人の女性を拾った。

 

 街でしょぼくれている姿が印象的で声を掛けた所、行く宛がないらしく、暫くの間彼女を我が家に居候させることにした。

 

 幸いにも似た経験は以前(イリナ)にもしているし、あの頃とは違い相手が大人である事も合わさり、割と何とかなるのではないかと楽観視している。

 

 一日目。

 

 拾った女性の名はロスヴァイセだと言う。

 

 御手洗にとっても見慣れてはいるものの、落ち着けないぐらい綺麗でまるで神に作られたかのような美貌の持ち主だ。

 

 女性にしては背が高く、モデルのようにスラッとした足ながらも女性らしい丸みに帯びた身体の持ち主だ。

 

 複数の女性と関係があるのだしと、御手洗は極力彼女を男の目で見ないように気をつけて共同生活を送る事にした。

 

 ☆

 

 主神であるオーディン様に置いていかれた。

 

 ご丁寧にもかの御仁は自分の荷物を置いており、金銭さえ問題なければ人間界でも生きていけるだろう。だが問題は金銭の稼ぎ方の手段だ。

 

 人間界で使える身分も戸籍もない自分が生きていくにはどうすれば良いのか。そう悩んでいると、不思議な少年に声を掛けられた。

 

 そこら辺を歩いている人達と何ら変わりのない、ぱっとしない少年。しかし、一度視界に収めるとついつい目で追ってしまう不思議な魅力を持っている。

 

「あの、お姉さん。どうかしましたか?」

 

 彼はこんな私にも真摯に接してくれて、気付けば彼に自分の境遇を語っていた。

 

「なる程。では、俺の家で良ければ泊まって下さい。流石に女性を置いて行くのは忍びないですし」

 

 彼の言葉に裏や下心はなく、本当に私を心配して提案をしてくれた。

 

 オーディン様の従者をし、これでも優秀とまで言われていた戦乙女(ヴァルキリー)だ。人間の嘘程度であれば簡単に見抜ける。

 

 しかし彼は嘘を付いておらず、初めて会ったばかりの私を本当に家に上げてくれた。

 

 今は親元を離れ一人暮らしをしているという彼の家は年季を感じさせるアパート。カンカンカンと古びた階段を上り、彼の部屋に招待される。

 

 真摯な彼らしく、清潔感に溢れた部屋。ただ気になったのは妙に女物の小物が多いことだろうか。まぁ、そんな訳で彼ー御手洗隆くんの家での生活が始まった。

 

 二日目

 

 ロスヴァイセさんは家事が得意らしく、居候だからと積極的に家事を手伝ってくれる。

 

 男の一人暮らしでは中々出来ない台所の頑固な油落としや洗濯物、果てには料理も行ってくれて便利な生活だ。昨日今日と土日だったから良かったが明日からは学校だ。

 

 彼女にそう伝えると留守番は任せてくれと自信満々に言ってくれた。人が良く、その性格で苦労してきたと思うが、此処にいる間は楽しく居られたと思う。

 

 

 彼が学校に出掛けた。知り合って間もない相手を家に残していく彼を呆れればいいのか、褒めればいいのか。色々と複雑で思わず突っ込みを入れたくなるが堪える。

 

 そもそも今の自分は彼の善意で泊めて貰っているのだ。グチグチと横から言っても迷惑がられるだろう。彼の居ない間にぱぱぱっと夕飯の下拵えをし、空いた時間を使ってこの土地を管理しているリアス・グレモリーに連絡をとる。

 

 彼女とはオーディン様の護衛の際に顔を合わせており、彼女から依頼でも貰って御手洗くんへの礼としよう。幸いにも直ぐに返答が来て、御手洗くんが通っている学園に先生として赴任しないかと言われ、彼に恩返しも出来ると即答で返事をしておいた。

 

 人間の高校生の授業内容であれば教えるぐらい簡単だ。これでも優秀と言われてただけはある。夕食の際に彼へその事を伝えると我が事のように喜ばれ、少し恥ずかしかったが嬉しかった。

 

 六日目

 

 教壇に立って授業をしているロスヴァイセさんに見惚れてしまった。

 

 彼女が担当するのは数学らしく、難しい内容ながらも分かりやすく解説してくれていた。家で見る姿よりもキリッとしており、少し新鮮な気分。

 

 昼休みには彼女が用意してくれた弁当をオカルト研究部で食べた。兵藤一誠がいない時を見計らって度々アーシア達からこうして招待を受けている。

 

 彼女は家事も料理も頭も良く、それでいてあの美貌なのだから彼女を嫁にする人はさぞかし立派な人に違いない。そんな事を考え、過ごした。

 

 ☆

 

 今日は大変なモノを見てしまった。

 

 隆くん(家ではそう呼ぶようになった)が夜中にこっそりと家を出て行ったので心配になり、後を付けて行った所、自身の雇い主の親友であり、駒王学園の生徒会長を務めている支取蒼那と隆くんがせ、セックスをしていた。

 

 彼も若く、部屋にある女物が彼女のモノだと思ったが、その日以外も彼は度々夜中に家を抜け出しては様々な女性を組み敷いていた。

 

 しかし、気になったのは彼女たちの反応だ。積極的に彼女たちの方から尽くしていたように思えた。

 

 それに……彼のお、おちんちんがとても大きくて隠れて見ていたにも拘わらず思わず声を出してしまいそうになった。

 

 知識として知っていた男性の陰茎ですが、こうして見てみるとグロテスク。なのに目が離せなくなってしまう。それは彼のが特別なのだからか、初めて見たからなのか。分からなかったが、何とかバレずにその場から離れ、また次の日から同居人として努めて接しました。

 

 彼の顔を見る度に頬を赤らめてしまうのはご愛嬌です。

 

 十日目

 

 一昨日からロスヴァイセさんが目を見て話してくれないのだが何か粗相をしてしまったのだろうか。

 

 そう思っていたらソーナを筆頭に彼女がそうなっている理由を教えられた。どうやら夜な夜な自分が出掛けるのを心配して付いて来てたようだ。

 

 つまり、俺とソーナ達のセックスを見られたというわけだ。だから目を合わせてくれないのだと理解した。信頼度を何とか取り戻そうと、取り敢えずは彼女を優先して会話する事にした。

 

 ☆

 

 私の様子に訝しんだのか、彼らの情事を見た翌日から気まずくなっていた私に彼は優しく接してくれるようになりました。

 

 それを有り難く思うと同時に、自分は女として魅力がないのかと落胆するようになります。隆くんは私と話す時はちゃんと目を見て話してくれますが、学園の男子生徒たちは胸や尻ばかりに視線が集まっているのを私は知っています。

 

 だからこそ彼がそういう目で見ないのを何故か不満に思い、遂に今晩彼に夜這いをしてしまいました。

 

 ・

 ・

 ・

 

 ロスヴァイセに心配を掛けた事もあり、あれから御手洗は自粛して夜中のセックスを我慢していた。

 

 代わりに昼間の学園で溜まった性欲を発散しているので、そこまで辛いモノではない。寝室はそのまま御手洗が寝ることになっており、ロスヴァイセは居間に布団を敷いて眠るように共同生活初日に決めた。

 

 いい時間だし眠るかと布団に潜り込んだ時に寝室の扉が突然開き、ビクッとした御手洗。誰だと思い視線を向けるとロスヴァイセが頬を林檎のように真っ赤にしてやってきた。

 

「え、ロスヴァイセさん……?」

 

「……隆くんがいけないんです。あんなモノを見せられたら我慢が出来ません」

 

 布団に横たわった彼の上に跨がると、御手洗が見惚れた端正な顔が迫り、強引な形で唇を奪われる。

 

「んっ♡……ふっ♡……ふふっ、これがキス……長い時を過ごしましたが、悪い気分ではありません……いえ、正直もっとしたくなります。だから……んっ♡」

 

 何やらボソボソと呟いたかと思うとまた直ぐに唇を塞がれ、甘い鼻息が当たってくすぐったくなる。

 

 子供のような触れ合わせるキスを終えると、そのままの勢いで舌がヌルリと潜り込み、ぴちゃぴちゃと口内を舐め回す。突然の出来事に目を白黒させていた御手洗は、我にかえるとロスヴァイセの肩に手を伸ばし、抱きしめそのまま目を閉じてキスを唇の感触を楽しむ。

 

 何故彼女がこんな事をしてきたのか分からないが、極上の餌が向こうからやってくれば、パクりと食い付くのが御手洗だ。

 

 絡み付く舌を唇で挟み、扱き上げながら唾液を奪い取る。こくこくと喉を鳴らし、唾液を奪った礼として御手洗の唾液をプレゼントする。

 

 幾ばくかの葛藤の後、ロスヴァイセはコクリと唾液を飲み込んだ。気になってしまった男の唾液を飲んだ彼女は唇を離すとほぅ♡と熱い息を吐く。それは様になる仕草で、ぼーっと眺めてしまう。

 

「えっと……急にロスヴァイセさんはどうしたんですか」

 

「……隆くんは私が夜中に後を付けた事に気がついたんですよね」

 

「え、えぇ。見てたら知ってると思いますけど、ソーナ達から後を付けられてると聞いたので」

 

「その時アナタのお、おちんちんを見てしまって頭の中から離れないんです。それでついアナタにちょっとエッチな格好して家の中を歩いてもアナタはあまり私の身体を見てはくれなくて、溜まったムラムラが爆発してこんな事を……気持ち悪いですよね……幸い、リアスさんから給料を多く頂いているので明日にはこの家を出ます。お世話になりました」

 

 そう勝手に自己完結をすると肩を落としたまま、ロスヴァイセが踵を返したので手を取り、その勢いで布団に押し倒す。

 

「きゃっ!?あ、危ないですよ。怪我はないですか?」

 

「……怪我を心配するのはアナタでしょうに」

 

「私は大丈夫です。隆くんには黙っていましたが、実は私は人間ではなく、身体の頑丈さには自信がありますから」

 

「そ、そうですか……じゃなくて!俺がロスヴァイセさんをそう言う目で見なかったのはアナタに魅力がなかった訳ではないです。知っての通り、俺は性欲が強く、アナタをついその目で見たら襲ってしまいそうで堪えてたんです。だからアナタに魅力がないわけじゃありません。それどころかアナタは凄くエッチです!」

 

 何とも締まらない言葉を力説する御手洗。

 

 オーディンの下で働いていた頃の彼女であれば呆れて、無視をしていただろう。

 

 だが今の彼女は御手洗と同じく溜まった行き場のない性欲に突き動かされており、彼の自身を褒める?言葉に胸を高鳴らせてしまう。

 

 それこそ、今までは気になっていた同居人という認識から、惚れた相手に変わるぐらいには。

 

 羞恥心とは別の意味で頬を染め、彼をじっと見つめる。

 

「でしたら……私にもソーナさんたちのようにしてください。アナタのモノだって刻み込んで下さい」

 

「それは俺のモノになるって事でいいの?俺は複数の女を相手にしてる最低野郎だよ?逃げるなら今だ。今逃げなきゃ、俺はアナタを死ぬまで離しませんよ」

 

「……いいですよ。行き場の失った私を掴んだのはアナタです。私の全てをアナタに差し上げます。だから私を抱いて下さい♡」

 

「わかりまし……いや分かった。もう遠慮はしないからな」

 

 自身の女になった者にだけ掛ける彼の荒々しい男を感じさせる言葉使い。さして特徴のない大人しそうな見た目から想像するのは難しいだろう。

 

 布団に倒れ、潤んだ瞳で見つめてくるロスヴァイセに軽く口付けをすると、そのまま寝間着を押し上げている豊満な乳房に触れる。

 

「んっ♡……あっ♡……気持ち、いいですっ♡……男の人に触られるのってこんなに良いものなんだっ……♡」

 

「あれ?もしかしてロスヴァイセって未経験?」

 

「そうですよ。長生きをしているのにセックス経験はおろか、男性との交際経験すらもないです……や、やっぱり嫌ですかね。こんな処女しか取り得のない女なんて」

 

「嫌になんてなるかよ。ていうかロスヴァイセみたいな女の初めてが俺とか考えるだけで興奮するわ。ほら、俺だけじゃなくロスヴァイセも触ってみろよ。頭の中で常に考えていたんだろ」

 

 彼女の手を取ると、ズボンの中で苦しそうに甘勃起しているペニスに触れさせる。

 

 ビクッとしながらも恐る恐ると手で形を確かめるように触る。

 

 初めて触る異性の大事な逸物にドキドキとしながらもつい夢中になってしまったようだ。

 

 拙い触り方は甘く痺れるだけのもので焦れったい。それを払拭するように御手洗もまた、ロスヴァイセの豊満な乳房をぐにぐにと触る。

 

 大人の女性に相応しい大きさなそれは触れ合う指を沈みこませ、形を歪ませる。ふわふわとしており、触っているだけで脳内に快楽信号が流れ、幸せな気持ちになる。

 

 男はみなおっぱい星人と言われるように御手洗もまたおっぱい星人であり、大きさは気にしないが大きければ今のように楽しそうに触る。

 

 掌いっぱいで鷲掴み、五本の指に力を入れたり、手の平を押し返すように主張する突起を親指の腹ですり潰したり。その一つ一つにロスヴァイセは見事に反応し、甘い嬌声を漏らす。

 

「ロスヴァイセのおっぱい直接見たいから脱がせるな。ほら万歳」

 

「は、はいっ……」

 

 スルスルと上着を脱がし、下に着ていた真っ黒なブラを外すとぷるんと揺れる女の象徴。

 

「ほら、次はロスヴァイセが俺のズボンを脱がして」

 

「……んしょ……んしょ……はい、これで……わぁ……おっきぃ……♡」

 

 うっとりと呟くロスヴァイセ。

 

 女に自慢のデカチンを見せ付け、うっとりと大きさを呟かせる事の何と甘美な事か。セックス経験のある女に他の男と比べさせるのもいいが、初めての女に肉棒の大きさや匂いを焼き付かせるのもまた良い。

 

「折角俺が上になってる事だし、このままロスヴァイセのおっぱいを使ってチンポを気持ち良くさせて貰おうかな」

 

「……?何をするのですか」

 

「馬乗りパイズリだよ。これはまだ他の奴らにもさせた事ないんだよね」

 

「ど、どうすれば良いのですか?私はアナタのモノですから命令をして下されば従います♡」

 

「じゃあおっぱいを横から手でぎゅっと挟んで谷間を作って」

 

「はい。こ、こうですか」

 

「そうそう。じゃあこの谷間にチンポを入れるから谷間に涎垂らして滑りやすくして」

 

「んべぇ……あぁ……私のおっぱいに唾液が流れていきます」

 

 唾液を垂らせるために上半身を起こさせ、口から滴り落ちた透明な唾液が乳肉の谷間に吸い寄せられ、あっという間に下乳まで垂れていく。

 

 谷間の中では唾液が動き、肌に吸い付いてはおっぱいを使ったオナホールの完成だ。

 

 唾液の匂いが染み込んだ乳房は素晴らしく、童貞であれば見ただけで射精してしまいそうな淫靡さを放つ。

 

「じゃあ入れるから見てろよ。今からこのチンポがおっぱいを犯すからな」

 

 にゅぷぷぷぷっと亀頭から順に柔乳に飲み込まれいく。

 

 唾液で濡れており、ペニスは痛みを感じる事なく挿入され無事に全身が柔らかな包容力のある乳肉に包まれた。

 

「あっ♡……先っぽが出ています……本当におっきぃ……♡」

 

 乳房の間から亀頭がはみ出し、興奮の証である先走りを彼女の肌に垂らす。

 

「このまま前後に俺が腰を振ってセックスのようにするからおっぱいから顔を出す先っぽに何度もキスをして」

 

「……はいっ♡」

 

 ぱっちゅっ♡ぱっちゅっ♡と乳と腰のぶつかる音がなり、乳房とペニスと両方に快楽が走る。

 

 普段は学園で勉強を教えており、赴任したばかりだというのに多数の生徒から信頼を寄せられている彼女を組み敷くのは極上の快楽をもたらし、御手洗の頭の中をピンク色に染め上げる。

 

 ちゅっ♡ちゅっ♡と命令(お願い)した通りに唇を亀頭に押し当て、じんわりとした気持ち良さが伝わってくる。

 

 乳房を掴み、それを支えに腰を振っては鈴口からダラダラと先走りを噴き零す。

 

 粘膜同士の触れ合いよりかは刺激の少ないパイズリだが、彼女が同居人であること、学園の先生であること、そして自分の()であるという状況が重なり、最高のスパイスとなってかなり気持ち良くなれている。

 

 乳房の先で尖っている蕾を摘まむとロスヴァイセも甘く吐息を吐き、乳肉がぶるりと震える。

 

 奥から込み上げてくる射精感が心地良く、つい彼女に声を掛ける前に射精してしまう。

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「えっ、あっ……きゃっ!……すっごぉぃ♡……びゅるびゅるって……♡」

 

 鈴口がぱっくりと口を開き、白濁とした体液を噴射する。

 

 溜めていたモノが出る何時もの射精とは違い、心地良さから来る射精はゾクゾクと背筋を駆け上り、吐き出す精液の量も夥しい。

 

 腰を突き上げ、亀頭にキスをしていた彼女の顔に容赦なく降り注いでは顔立ちの整ったロスヴァイセを汚していく。

 

 驚きで声を漏らし、吐精を見つめていようとしていた彼女だが、降ってくる精液で見届けるのが難しくなり、大人しく目を瞑って顔を差し出している。

 

 凡そ一分の射精を終え、御手洗がふとロスヴァイセを見ると無残にも精液で濡れている彼女が目に入った。

 

 日焼けを知らない白かった肌は所々黄ばんだ精液で覆われ、赤い唇や、スッと通った鼻だけが見えている。顔立ちだけでなく彼女の美しい銀髪にすらも飛び散っており、一言で言うのであれば大惨事だ。

 

「やべっ……だ、大丈夫か?」

 

「え、えぇ……こんなに精液を出せるとは隆くんは素晴らしい男なのですね。びっくりしちゃいました」

 

「性欲だけは強いからな。それより濡れタオル持ってくるから待ってて」

 

 彼女の上から退き、寝室を飛び出し、居間へと移動した御手洗。

 

 その間にこっそりとロスヴァイセは顔に掛かっている精液を指で摘まんでみる。

 

ぷるぷるとゼリーのようで、指で簡単に摘まめてしまう。ロスヴァイセは知らない事だが、これが今日三回目の射精であり、普通の男であればオナ禁をした後の射精でもここまでの量は出せない。

 

 そんな事を知らず、彼は()として優秀なのだと魂に刻み込む。

 

彼に全てを捧げると誓った以上、かつてのように槍を持って戦うだけでなく、彼のあの無尽蔵に湧き出る性欲を発散させる必要があるだろう。

 

 性知識が不足していると思った彼女は明日から積極的に情報収集をしようと決意した。

 

 ・

 ・

 ・

 

「ほ、本当にここでするんですか」

 

「勿論。ロスヴァイセは先生だし、この方が燃えると思ってさ」

 

 放課後の教室。防音だけ魔道具できっちりと行い、されど人除けは行っていないのでふとした時に人がやってくるかもしれない。そんなスリリングさを味わえるだろう。

 

「ロスヴァイセは俺に全てを捧げたんだろ?なら大丈夫さ」

 

 彼女は御手洗に自身の種族を明かした。

 

 戦乙女(ヴァルキリー)という神に仕える天使のようなモノ。彼女たちは仕える主神に宣言する事で能力を扱える。

 

それを逆手に取って、彼女の全てを御手洗に譲渡するとロスヴァイセに宣言させ、文字通り彼女の全てを手に入れた。

 

 使い魔契約や、悪魔との契約に似てはいるが少し違うもの。だが結局は魂すらも縛るという点では同じかもしれない。

 

「こんな夕陽が差し込む教室で初体験をしてみたかったんだよね」

 

「そ、そうですか……うぅ……人がこないか心配です」

 

「大丈夫大丈夫。いざとなったらリアスに頼んでそいつの記憶を消せば良いだけだし」

 

 万が一を考えてリアスをバックアップとしてオカルト研究部に置き、ロスヴァイセとの逢瀬を楽しんだ後に礼としてセックスをする予定だ。

 

「何だかんだ言ってる割には濡れ濡れじゃん」

 

 彼女の履いているタイツの上から秘所をなぞると熱くくちゅりとした感触が返ってくる。

 

 魂ごと差し出した日以来、御手洗が命令すればロスヴァイセはどんな時でも言葉一つで蜜壺を蜜で濡らすようになった。

 

「ほらこんなにエッチな音出しちゃって。この変態教師め」

 

「た、隆くんが命令(お願い)したからですっ!私がエッチな訳じゃあ……」

 

「ふーん……そんな事言うんだぁ。じゃあチンポはお預けかな」

 

「え?……う、うぅ……そうです。私は変態でエッチな教師です。教室で教え子の前でエッチにおマンコを濡らしています!」

 

 ヤケクソ気味に言い放ち開き直るロスヴァイセ。

 

 普段の彼女を知る者がいれば驚くであろう言葉を吐き、彼を誘惑する。

 

 それに満足した御手洗は、タイツの股関部分だけを乱暴に破ると、何時の間にか取り出していたペニスの先端を膣口に押し当てる。

 

「よく言えたご褒美にこのまま初エッチしてあげるからね。ちゃーんとご主人様のペニスを覚えるんだぞ」

 

「は、はいっ……隆くんのおチンポで私を躾て下さい♡」

 

 ロスヴァイセの膣口は最初、ペニスを押し返すような抵抗があったものの、雄の力で亀頭を押し込むとその先には、彼女の膣内の無数な粒が出迎えた。

 

 肉襞が亀頭に射精を促すかのように絡みつき、膣内の奥へ奥へと雄の生殖器を導いてくれる。途中、膜のようなものを突き破った気がする。

 

 多分、ロスヴァイセの処女膜だったのだろう。自分では全く腰を動かしていなのに、ロスヴァイセの膣肉がにゅるにゅると膣襞をペニス全体に絡ませながら飲み込んでいく。

 

 ペニスで感じるロスヴァイセの体温。自分のペニスがどんどん女の奥へ奥へと飲み込まれていく感覚は何度味わっても心地良い。

 

 雄の生殖器を雌の生殖器に挿入する事の優越感や征服感。ペニスをしこっているだけの者では絶対に辿り着けないであろう極上の快楽が御手洗の身体を駆け巡る。

 

 膣粘膜に導かれ、やがで亀頭はロスヴァイセの最奥に到達する。

 

 そこはロスヴァイセの雄と雌の愛情の結晶が育まれる部屋の入り口。未だ誰もが味わった事のないロスヴァイセの子宮口を亀頭がグリグリと刺激する。

 

「隆くんの……オチンポおっきぃ♡……私の膣内広がって……っ♡」

 

 発情した雌の生殖器は本能で雄の生殖器を子宮口まで導くと直ぐさま、子宮口が亀頭をぱくりと飲み込み、ちゅうちゅうと尿道から精液を搾り取ろうと下品に強請る。

 

 それと同時にロスヴァイセの膣口は先程よりも更にキツくペニスの根元を締め付け、射精をするまでは離さないとばかりにペニスをがっちりとホールドする。

 

 膣内では粒の立った無数の肉襞がペニス全体を扱き上げるように吸い付き絡みつき、子種をくれる雄の生殖器に淫らに奉仕をする。

 

 ロスヴァイセは交尾方面でも優秀だったようで、その雌穴は名器と呼んでも差し障りないだろう。

 

「ロスヴァイセぇ……お前のマンコ、最高だぁぁ」

 

「あ、ありがとうごさいます♡隆くんのオチンポもおっきくて素晴らしいですよ」

 

 お互いを褒め合う雄と雌。

 

 どちらも互いに惹かれ、この異性を悦ばせたい、気持ち良くさせてあげたいと本心から思っている。

 

 膣口、膣内、子宮口の三点でペニスを責め立て、お互いの生殖器が激しく絡み合う。結合部からは白く泡立った愛液と先走りがぐちゃぐちゃになっており、腰が動く度に辺りに撒き散ってしまう。

 

 処女特有の締め付けの良さに、さしもの御手洗も長くは堪えておれず、あとはもう陰嚢でグツグツと煮えたぎった精液を目の前の雌に膣内射精をするだけだ。

 

 細く括れた腰を掴み、激しいピストンをし、亀頭と膣の性感を高めていく。

 

「出るっ……!このままロスヴァイセの処女マンに、初めてのザーメン出すからなっ!しっかりと味を覚えろよ」

 

「はい、はいっ……私の隆くん専用おマンコにマーキングしてください」

 

 教卓に手を付いて、背中を見せている彼女に覆い被さり、その豊満な乳房を手の平を使って堪能しながら無我夢中で腰を振る。 

 

 何度も突き上げられ、少し柔らかくなったコリコリの子宮口を亀頭で味わい、カリ首で膣襞を抉って返礼をする。まるで一匹の生き物になった錯覚を覚え、放課後の空き教室で愛を確かめ合う。

 

 目の前の極上の()に自分の遺伝子を植え付ける事しか考えていない御手洗と、自身の全てを手にした彼に征服される感覚に心から浸っているロスヴァイセ。二人はお似合いと言えるだろう。

 

 誰もが羨む美人に種付けする事を考えていると亀頭が震える。もう我慢の限界だ。

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「うぉっ……搾り取られる……っく!」

 

 射精と同時に絶頂した蜜壺はキツくペニスを締め付け刺激を与える。

 

ペニスがどっぴゅんっ♡どっぴゅんっ♡と脈を打つ度に大量の精液が吐き出され、未使用だった子宮を汚していく。その感覚に酔いしれながら汗ばんだ彼女のうなじに鼻を埋め雌の匂いを堪能する。

 

「んっ♡……くっ……膣内が熱い……こんなに沢山♡……やっぱり隆くんは素敵です……♡♡♡」

 

 うっとりと御手洗を褒め、膣内で射精される感覚に酔いしれるロスヴァイセ。

 

 女としての幸せを初めて味わいながら彼の腕の中に抱かれているのは最高の一言で、叶う事ならばこの瞬間が永遠に続けばと思ってしまう。

 

「あっ……」

 

 萎えたペニスが膣から外れると物寂しさを覚える。

 

 ペニスが抜けるとごぽりと音を立て、ぽっかりと開いた膣口から精液が教室の床に染みを作ってしまう。

 

「あぁっ♡勿体ない。初めて貰った精液なのに」

 

「そんなに悲しそうな声を出すなって。これからは何度だって膣内射精をしてやるからさ」

 

「そう……ですね。では改めて、これからよろしくお願いしますね、隆くん(ご主人様)

 

 振り返ったロスヴァイセの顔は綺麗で美しかった。

 




相変わらず時系列が滅茶苦茶ですね。特に日付とかも書いてないけど、酷いことになっている事だけは分かります。でもまぁ、そこは原作崩壊タグって事で。

冒頭からしばらく続く日記帳は結構楽しんで書けました。普段は即堕ち二コマをしていますが、今回はその前積みを描いてみました。というか彼女ってこんなキャラで良いのだろうか。二次創作を見てもヒロイン物が少ないし、あまり特徴もある方ではないし……。

精々知っているのが彼女が年齢=彼氏いない歴ぐらいかな。まぁ、今回は其処は弄りませんでした。面倒かと思って。でも代わりにセックス前の性格が面倒っぽく……構ってちゃんかな?
主神であるオーディンから弄られてるけど、彼女たち戦乙女って結婚の適性年齢ってどれぐらいなんだろう。よく分からん。ま、いっか……。

いつぞやかのイリナのようにロスヴァイセはこの後、駒王町内のマンションにリアス経由で借りて住んでます。御手洗くんの家は共有するものであって占有するものではありませんからね。


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小猫&黒歌

「イくっ♡イきまひゅっ♡イく、イくイくイく……~~~っっっ♡♡♡」

 

 股の間に小さな白音の身体を抱きしめ左手で乳首を、右手で女陰を弄る。

 

 何度も怒張で貫かれているというのに未だ処女のようにぴっちりと口を閉じている小陰唇の縦筋に指を這わせたり、ぴょっこりと顔を出している陰核を弄ると切なそうに甘い吐息を漏らし、身体を震わせる。

 

 愛液でぐちょぐちょになっているそれは既に性交への準備を整え、異性である雄の生殖器を迎え入れれるというのに、ひたすらに指でのみ弄られヒクヒクと切なそうに蠢く。

 

 御手洗の愛撫をずっと享受し続けている白音は何度も鳴いては、ぴゅっ♡ぴゅっ♡と透明ながらも雄を誘惑する雌のフェロモンがたっぷりと含まれた淫液を噴き出す。

 

「にゃっ♡せんぱい♡……指で弄るのもいいですけど……おちんぽ欲しいですっ♡せんぱいのぶっといおちんぽ下さい♡」

 

 ふーっ♡ふーっ♡と呼吸を荒くし、性交をしている時のように浅ましく腰を前後に振るう。ただし、度重なる絶頂で力が抜けているのかヘコヘコと情けない腰振りだが。

 

 小柄で人によっては小学生に見間違える背丈な白音だが、それを上回る……いや、思わせない色気を振り撒くが御手洗は聞きもせずに無言でくちくちと小さな雌穴をほじくる。

 

 狭く熱い膣道を男としては平均的な太さの指で掻き分けては、横に動かして広げたり、トンネルを貫通させるかのように前後に指でピストンする。白音から漂う雌臭い匂いを顎下にある髪の毛に鼻を突っ込んで堪能しては虐め続ける。

 

 それは傍にいる黒歌からもばっちりと見えており、自身の妹の()としての顔を見ての驚愕と、ほんの少しばかりの嫉妬心が表情に張り付いている。

 

「にゃぁ……あの白音があんなエッチな顔をするなんて信じられないにゃ♡」

 

 黒歌にとって白音は自身が守らなければいけない大事な妹だったが、今の彼女を見れば幸せだというのが一目で分かる。いや、分かってしまった。

 

 御手洗を骨抜きにしようと挑み、返り討ちにあった黒歌だが、実は未だ白音を取り戻す事を頭の片隅で考えていた。が、自身と同じように……若しくはそれ以上に気持ちよさそうにしながら彼の身体に包まれている(白音)を見て、黒歌は完全に諦める。

 

 もう彼女は庇護すべき妹ではなく、御手洗という雄を共有する大事な雌仲間なのだ。他の男ではなく同じ男であれば白音とこれからは一緒だと吹っ切れると、観察から一転して二人に忍び寄る。

 

「二人だけで盛り上がるのはズルいにゃん♡お姉さんも一緒に混ぜて欲しいなって」

 

「いいぞ。ほら、白音は黒歌の妹なんだろ?なら妹の大事な所を気持ち良くさせてやりな。俺はその間白音とキスしてるから」

 

 口を開き、小さな舌を露出させている顔を掴むとそのまま貪るように唇を重ねる。

 

 にゃあにゃあと鳴きながら彼とのキスをしている妹を見ながら、御手洗(ご主人様)に言われた通りに股を開いている彼女の花弁に指を這わす。数多の男と肌を重ねてきた黒歌だが、同性との経験はなく、まさか初めてが妹だとは思ってもみなかった。

 

 持ち前の明るさと、主からの命令、それと離れ離れだった妹の成長を確かめるチャンスと感じた黒歌は素直に指で弄り始める。

 

 オナニーをする時ですら中々見れない女性器を正面から観察し、両手の親指で開いては中も観察する。

 

 ねちゃり♡と音を立て開いた蜜壺からは甘く、脳を震わせるような匂いが漂ってくる。また同時に悪魔への転生前の種族である猫又特有の獣臭さも合わさり、黒歌は思わずクラクラとしてしまう。

 

「これが白音の……エッチな穴にやぁ……♡」

 

 外気に晒された膣は伸縮を繰り返しては愛液を膣壁に滲ませる。糸を引くほどに濃密なそれは、獲物を前に涎を垂らしている肉食動物のよう。獲物(チンポ)を待ちわびて(愛液)を垂らしては雄を誘う淫らな雌の穴。

 

 蠢く膣肉の奥にはこれまた小さな穴があり、それが白音にとって一番大切な部屋――子宮なのだろう。

 

 あそこで精液を受け止め、中に零れた卵子と精子が一つになることで新たな命を育む。新しい生命が自身の胎内にいることを思い出し、つい夢中になって眺めてしまう。

 

「んっ♡ふっ……れろっ♡れろっ♡あむ♡んっ♡」

 

 二人のキスの音を聞き、我に返って愛撫を再開する。

 

 緊張に震える人差し指を熱い穴に近づけ、深呼吸して差し込んでいく。

 

 ペニスと勘違いした膣肉ががっちりと纏わり付いてはヌルヌルな愛液を指にたっぷりと付着させてくる。くちくちと弄っていると手マンで直ぐにイくように躾られたのか白音の腰が震え始める。

 

 唾液をたっぷりと舌で交換しながらも素直に快楽を受け止め、彼女の意識とは別に身体が勝手に動いてしまう。

 

 豆のような小さな皮の剥けた陰核に触れた瞬間、盛り上がった尿道からぴゅっ♡ぴゅっ♡と汁が飛び散り、黒歌の顔にべったりと付いてしまった。

 

「にゃっ!?白音が私の指でイっちゃったんだ♡あはっ♡姉妹でこういう事をしちゃいけないのに何だか楽しくなっちゃう♡」

 

 指で絶頂に導いたのが自信に繋がったのか、今度は大胆に指が動き回る。

 

 顔を出している陰核を親指の腹ですり潰すように弄り、ぱくぱくと口を開閉する女陰には思い切って口を付け、溢れ出ている愛液を啜る。同性の性器に口づけている非常識な行為、血の繋がった妹の淫液を飲み込む背徳感に酔いしれ、もっともっとと膣内に差し込んだ舌をベロベロと動かす。

 

 御手洗()の為に滲み出た愛液を啜り、お返しにクリトリスを弄っては気持ち良くさせる。その快楽はキスに夢中な白音にもしっかりと届いており、唇を離しては黒歌の頭をグリグリと秘所に擦り付ける。

 

「ねえさま♡ねえさま♡もっと……もっとぉ♡」

 

 白音の甘えた声に気を良くした黒歌はじゅるじゅると卑猥な音を響かせる。

 

「あらら、すっかりと二人だけの世界に浸っちゃって……マンコで気持ち良くなるのもいいけど、ちっちゃな乳首でも気持ち良くなろうな」

 

 ビンビンに勃起した乳首を弾くように指先で触れると全身をビクンと震わせる。

 

 ハードグミよりかは柔らかい乳首はそれでも抵抗をし、弾く度に元の形に戻ろうとする。それは駄目だと身体に教え込むように擦り潰し、引っ張り弄ぶ。

 

 キスを止め、離れた口からはにゃあにゃあと甘い鳴き声と時折獣を彷彿させる野太い雌のイキ声が休む暇もなくひっきりなしに出続けている。

 

「白音を気持ち良くさせてたら俺も気持ち良くなりたくなってきた。ほら、二人とも。これの世話を頼むよ」

 

 ひょいと小さな白音を持ち上げ、くるりと反転させ頭を股間へと近づけさせる。

 

 それに釣られて黒歌も御手洗の股間の前に顔を寄せる。むわりとズボン越しですら鼻をつく強烈な性臭。汗の匂いと雄の匂いが混ざり合ってむせてしまいそうな程濃厚だ。

 

 二人によって連続アクメをさせられていた白音は冷静な判断が出来ず、本能に従ってその端正な作りの顔をズボン越しのペニスに擦り付ける。

 

 マーキングをしてもらうかのように匂いを顔に付けようと何度も往復する。子猫が甘えるようなその仕草に既に勃起していた筈のペニスが一回り大きくなってしまった。

 

「姉妹でダブルフェラしてもらおうかなって。ほら白音はやる気みたいだし、黒歌も手伝ってあげてよ」

 

「……分かったにゃん。ほら顔スリスリだけじゃなくてまずはズボンをおろさないと」

 

 黒歌によってズボンが下ろされ、そのままの勢いで下着も脱がされペニスが外気に晒される。ぶるんと大きく跳ね、べちんと腹に一度当たると亀頭を切っ先のように二人の顔に突きつける。

 

 漏れ出た先走りで赤黒い亀頭は濡れており、本能に忠実な白音は黒歌に何も言わずにそのままパクリと亀頭を頬張った。小さく狭い口の中は熱く、それでいて心地が良い。疲れなどないが、足湯に足を突っ込んでリラックスしたかのような気持ちになる。

 

 日替わりで誰かしらにフェラさせているからか、誰かの口の中にペニスが入っているのが当たり前と脳は捉えるようになったのだろうか。

 

 ほぅ……と息を漏らす御手洗の様子に気を良くした白音は口と同様に小さな舌を咥え込んだ丸みを帯びた亀頭の形に這わせる。ザラザラとした舌の表面が付着した先走りを掠め取り、喉の奥に流し込んで飲み込む。発情しているにもかかわらず、カッと全身が熱くなる。こくこくと喉を小さく鳴らし、白音はペニスをしゃぶり続ける。

 

 そんな白音を横目に見ながら、またも出遅れた黒歌はでっぷりと精液を溜め込んだ重みのある玉を手の平に乗せ、軽く指で転がしながらもう片方の玉を口に含む。

 

 竿や亀頭と同じく汗ばんだ陰嚢はお世辞にも良い味とは言えず、すえた味が黒歌の口内に広がる。舌を使って皺を伸ばすかのようになぞり、また袋の中の玉をコロコロとアメ玉のように転がして刺激を与えていく。

 

 亀頭をちゅぽっ♡ちゅぽっ♡と口内に出し入れの口淫奉仕している妹と同じ様に、玉を吸っては吐き出し、吸っては吐き出しを繰り返す。テカテカと唾液に濡れた陰嚢は黒歌の興奮を煽り、もっともっとと急かさせる。

 

 黒歌を孕ませてくれた大事な子種を溜め込んでいる玉を慈愛の心を持って舐めしゃぶる。黒歌の宿願の一つであった新たな生命を宿すことができ、同じ雄を頂点に妹と一緒に居られるなんて幸せだ。これまで磨いてきた男を堕とすテクニックをフル活用していく。

 

「んっ♡はむ……はむっ♡ちゅぅぅぅぅ……ぷはぁ♡はむっ♡はむっ♡」

 

 快楽と興奮で蕩けきった顔を見せる姉妹の頭を撫でながら限界が近いと御手洗のペニスが震える。

 

 漏れ出る先走りは量を増し、白音が喉を鳴らす回数も大分増えた。いつの間にやら玉を丁寧に舐めるのを止め、白音から半ば強奪する形で顔を寄せ合い、二人は亀頭をザラザラとした舌で刺激している。

 

 肛門に力が入り、油断すると直ぐにでも射精してしまいそう。そんな彼の内心を察したのか、二人の舌技は早く、上手くなり亀頭だけでなく、竿全体が甘く震える。

 

 舌先を尖らせ、先走りを漏らし続けている鈴口を抉っては零れる先走りをじゅるるるるっ♡と下品に音を立てて啜る。

 

「二人とも、そろそろ……っ!」

 

 射精を口で受け止める時は御手洗の顔を見上げろと言いつけたからか、ペニスに夢中になっていた二人の頭が上がり、発情の証でもあるハートマークを浮かべてそうな淫猥な瞳が四つ、御手洗を見つめる。

 

 その間も舌はベロベロと亀頭を舐め回しており、何時でも白音と黒歌の顔や口に精液を吐き出せる状態だ。

 

「今日も顔に掛けるからなっ!マーキングしてやる……っ!」

 

 猫又(動物)らしく二人の鼻はよく効き、精液の匂いは完全に覚えただろうに毎度の如く顔にべっとりと掛ける事が多くなった。

 

 黒歌と白音のセットでの奉仕は初めてだが、白音には何度も奉仕させているからか、今回も当たり前のように顔を上向けにし、精液を受け止める姿勢を取っている。

 

 そんな白音を真似し、同じく隣で黒歌も顔を受け皿のようにし、待ちわびている。

 

 リアスとの出会いから始まった性活だが、その過程の中で御手洗は綺麗なモノを汚したいという性癖にでも目覚めたかのようにぶっかけを好むようになった。白音だけに限らず、リアスや朱乃にもするし、何ならアーシアにだってする。

 

 限界間近な亀頭を舐め回され、根元までせり上がっていた精液が勢い良く尿道を駆け上り、鈴口から二人の顔目掛けて発射される。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「あはっ♡ご主人様のザーメン熱いにゃっ♡」

 

「んっ♡こんなにいっぱい……先輩が気持ち良くなってくれた証♡」

 

 ドロドロでくっさい精液を顔に付けられても二人は嬉しそうに微笑み、それどころかもっとと舌で吐精中の鈴口を弄ってくる。

 

 時間にしてみれば一分弱の射精時間だったが、出した精液の量は多く、二人は目を開ける事すらままならないぐらいだ。

 

 旧校舎に設置されたヤリ部屋に精液の青臭い独特の匂いが充満し、出した本人にもかかわらず、顔をしかめてしまうな程匂っている。

 

 そんな御手洗を余所に二人は指で顔にたっぷりと乗ったぷるぷるなゼリーのような精液を掬っては口に含み、汚れた顔を綺麗にしていく。

 

 白音よりも早く精液を舐め取った黒歌は勿体ないとチマチマと掬っている白音の顔を舌で舐めあげる。

 

「ちょっ、姉様酷いです♡私が折角のザーメンを味わっているというのに」

 

「早いもんがちにゃ♡」

 

 ついこの間まで仲が悪かった姉妹とは思えないぐらいにイチャついては白濁色の雄の欲望を胃に収めていく。

 

 射精で満足したと思えた肉棒も二人のやり取りを見ていたら硬度を取り戻し、また天を貫かんと上を向く。

 

「あっ♡先輩のおちんぽが……♡」

 

「流石はご主人様にゃ♡絶倫さんにゃ♡」

 

 姉妹の争いは勃起したペニスを見て終結を迎えた。

 

 マタタビを前にした猫のように視線が釘付けになった。先程フェラチオで射精したのを知っているからか次は交尾だと本能で理解しているのか、二人は自然と床に寝転び白音はスカートを、黒歌は着物の前だけをはだけさせ、足を広げて御手洗をじっと見つめる。

 

 ふーっ♡ふーっ♡と熱い吐息を漏らしているのも御手洗的にポイントが高い。美少女が二人、自身の肉棒に目を奪われ発情しているなんて光景、眼福モノ以外何ものでもないだろう。

 

 ご丁寧にも姉妹揃って二人は秘所を自身の指で開き、その中のピンク色の粘膜を外気に晒している。白音の小さいながらも締まりが良い膣穴。黒歌の奥行きも締まりも良い男にとって都合の良い性処理に最適な膣穴。

 

 どちらも甲乙付けがたく、どちからから先に入れようか。一人とイチャラブするのもいいが、こうして女二人を並べて悩むのもまた乙なものだ。

 

 指先で弄ぶように膣口を触るともどかしそうに腰がうねる。今回は待たせてばっかだと思った御手洗は黒歌の膣粘膜に亀頭を押し当てると体重を乗せて突き刺した。

 

「にゃっ♡……ご主人様の極太チンポが入ってきたにゃん♡おっきくて息詰まっちゃう……♡」

 

 解れていた膣肉は容易く規格外なペニスを飲み込むと最奥へと導く。そこにはまだ表面化はしていないが、御手洗との愛の結晶が息づいており、もう少し時が経てば腹も膨らみ、視覚的にも妊娠した実感を得ることが出来るだろう。

 

 コツンコツンと亀頭が子宮口に当たる度に言葉に出来ない幸せが溢れ出し、思考を止める。既にあってないような思考力だったが、それすらも無くなった黒歌は甘えるように御手洗の身体に全身を使ってしがみつく。

 

 そんな姉の姿を初めて見た白音だが、意外にも嫉妬は湧いて来なかった。

 

 そもそもの話、彼に堕とされた女の数は多く、白音が会ったことのない人もいるはずだ。嫉妬なんて負の感情を抱くよりも、彼との逢瀬を楽しんだほうが建設的だ。それにやっと再会できた姉と一人の雄を共有するのも悪くはない。口にはしないものの、白音も白音でシスコンだ。白音がそんな事を考えてる間にも二人の腰使いは激しくなっていく。

 

 ばっちゅんっ♡ばっちゅんっ♡と結合部から水音を立てながら、肉と肉の当たる音を部屋中に響かせる。どこからどうみても本気の種付け交尾のような激しさのそれは見ているだけの白音の子宮を切なく震わせる。早く自分も彼の逞しいペニスを迎え入れて絶頂したいと子宮から脳へと伝えられ、その場の手慰みとして自分の細い指で膣肉を掻き回してしまう。

 

 姉の痴態を見てオナニーをする自分を客観的にヤバい奴だと受け止めながらも、愛液で濡れた膣肉を弄る手は止まらない。

 

「黒歌……黒歌!」

 

「ごしゅじんさまぁ♡……ごしゅじんさまぁ♡」

 

 黒歌の腕を頭の上まで持ち上げると、腋から香るむわりと甘酸っぱい雌のフェロモンたっぷりな匂いが鼻孔を掠める。

 

 御手洗との初セックスの際に命令されたムダ毛の処理の停止。おかげで黒歌の腋毛は生い茂っており、腕を上げさせた今、彼の目には汗で濡れた腋毛だけが映っている。

 

 先程にも述べたが、御手洗は新たな性癖として綺麗なモノを汚す事を覚えた。黒歌のような和服美人の着物を脱がせばが腋毛や陰毛が生え放題という事実に酷く興奮を覚える。

 

 匂い立つ腋に鼻を埋め、肺いっぱいにフェロモンを取り込む。ただでさえ射精や交尾で湯だっていた頭が更に湯立った気がする。

 

 じょりじょりと鼻に当たる腋毛を啄みながら腋の窪みに溜まった腋汗を舐め取る。じゅるじゅると下品な音を黒歌に聞こえるように立てながら、いきり立った肉棒を気持ちの良い穴にずぽずぽと抽挿する。

 

 傘を開いたカリ首で膣襞を削ぎ、丸い亀頭で子宮口とその周りの黒歌が一番良い反応をする肉を刺激する。ちょっと触れただけで膣全体がきゅっ♡と締まり肉棒が持っていかれそうになる。勃起し直したとはいえ、射精直後故に直ぐに射精感が込み上げてくる。陰嚢の中でグツグツに温められた元気な精子たちが出口を求めて活発に動き回る。せり上がってきたからか竿も亀頭も一回り膨らみ、膣道が少し広げられる。

 

「お゛っ♡ご主人様のおチンポが大きくなった♡どーぞ、黒歌のご主人様の赤ちゃんを孕んだおマンコに沢山ザーメン出して下さい♡赤ちゃんにパパのザーメンの味や匂いを教えて下さい♡あっ♡……あっ♡……私もイきそう……っ♡」

 

 黒歌の全身の震えも多くなり、膣肉の締め付けてくる回数も増えた。互いに絶頂までもう秒読みだ。

 

 腋から顔を離し、唾液をたっぷりと交換するベロちゅーをしながらぱんぱんぱんと腰を前後に振る。亀頭で子宮口をグリグリと押し込んでみたり、襞の凹凸をなぞるかのようにカリ首の肉で弄ったり。様々な方法で雌を悦ばせ、また同時に自分も気持ち良くなっていく。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 子宮口に亀頭が密着した状態で気持ち良く吐精する。

 

 出したばかりだというのに先程と変わらない量を赤子が宿る子宮へと流し込む。黒歌の豊満な乳房に顔を埋め、彼女の放つ雌臭い匂いを堪能しながらの射精は最高の一言だ。雄としての欲望を一気に煽られる匂いは股間に素直に響き、出す予定以上の精液が尿道を通り、子袋へと注がれていく。

 

 大量の精液全てを子宮が飲み込める筈もなく、逆流した精液が結合部から溢れ出してしまう。ぶるぶると身体を震わせながら、最後の一滴まで膣内で漏らす。

 

「うっ……ぐっ……ふぅ……黒歌の膣内も最高だなぁ」

 

「えへへ、ご主人様のおチンポも最高よ?こんなに私を気持ち良くしてくれたんだから♡んっ……ちゅっ♡」

 

 黒歌の雰囲気には似合わない少女のような微笑みを浮かべると、可愛く触れるだけのキスをしてきた。

 

「私は少し休んでるから、ご主人様は白音の相手をしてあげて欲しいにゃん♡あの娘ったら私たちをオカズにしてオナニーしておかしくなってるみたい。可哀想だし、あの娘もご主人様のおチンポが欲しい、欲しいよぉって譫言のように呟いてるから」

 

 黒歌の言うとおり、白音はぐちゅぐちゅと自身の女陰を指でかき混ぜ、彼女の座っている辺りは愛液やら潮やらで床に敷かれているカーペットの色が変わってしまっている。

 

 御手洗が黒歌に夢中になっている間に制服を脱ぎ捨てたのか全裸でオナっていたようだ。ピンク色の可愛らしい乳首が痛々しいぐらいビンビンに勃起しているのが少し距離が空いていてもはっきりと見える。

 

 黒歌の膣内から柔らかくなったペニスを抜くと、愛液や精液が付いたまま白音へと近づいていく。

 

「おーい、白音?意識あるかー?……んー、ま、いっか。このまま白音のちっちゃいおマンコ勝手に使わせて貰うからな。白音が欲しいって言ってたチンポだぞー」

 

 待っている間に相当な数の絶頂を経験したせいで半分意識を失っている白音。

 

 本能だけでオナニーをしていた手を退かすと、そのまま口が開いたままの蜜壺に亀頭を押し込んでいく。

 

「……っ!相変わらずせっま。でもこの狭いマンコをほじくる感覚も最高だなぁ……」

 

 小さいからかあっという間に最奥に亀頭が届き、ペニスの半分ぐらいしか収まらなかった。

 

 射精したてでまだまだ本調子な肉棒ではないが、このまま白音の交尾を待ち望んでいた子供のようなマンコを使って気持ち良くなるとしよう。

 

 ぐりんぐりんと子宮口周りで亀頭をグラインドさせ意識の飛んでいる白音を起こす。黒歌と姉妹だからか二人の一番感じるポイントはポルチオで次点がGスポットだ。いや次点には同率でクリトリスもあったか。

 

 そんな些細な事を考えながら腰を振っていると流石の白音も意識を取り戻したようだ。膣内に異物が入っていると一瞬焦ったようだが、ここが何処で相手が誰だかと思い出すと固くなった身体から力が抜け、預けるように無抵抗になる。

 

「あっ♡あっ♡んっ♡ふっ……んっ♡先輩ったら意識を無くしてた私の上で腰を振ってるなんて動物ですか?」

 

「そうだなぁ……猫又な白音に合わせて動物ってのもいいな。なら、こうして――」

 

「きゃっ!んっ♡当たる位置が変わって♡んんんっ♡そこばかり擦っちゃダメですっ♡」

 

 小柄で軽い彼女の身体を持ち上げ、仰向けの体勢からうつ伏せにし、寝バックの要領で腰を振る。

 

 小さく白い尻が視界に移り、触覚だけでなく視覚的にも中々なモノだ。御手洗は豊満な女性も好みだが、白音のように少女から女性へと変わっている最中の女も大好きだ。

 

「あー、柔らけぇ……」

 

 小さな尻を手のひらで覆い隠し、ムニムニと揉みしだく。瑞々しくも反発するような尻肉は一生揉んでいられそうだ。尻たぶを開いて膣肉同様にピンク色なアナルを眺めたり、尻肉を叩いて紅葉模様を浮かべたりと好き放題する。

 

 その間も白音は無抵抗で御手洗のなすがままだ。先輩と呼んではいるものの、内心(本能)では黒歌と同じく御手洗を主だと慕っており、彼から与えられるモノは苦痛であろうとも彼女にとってはご褒美なのだ。

 

 それは彼女の首もとが顕著で、以前貰った黒光りのチョーカーが付けられている。授業中やふとした時に触っては御手洗の事を想っていた。

 

「白音の膣内もきゅんきゅんと締め付けてくるな……っ!もうイきそうなのか?堪え性のない雌猫め」

 

「にゃっ♡にゃっ♡先輩のおチンポがいけないんですっ♡こんな素敵なおチンポでおマンコをほじられたら女の子なんて直ぐに気持ち良くなっちゃいます♡」

 

「言い訳なんて見苦しいな。ほら、イけ!猫のように鳴きながらイっちまえ!」

 

「はい……はいっ♡イく……イきますっ♡にゃっ♡にゃっ♡にゃんんんんんんんん♡♡♡」

 

 床に伏せていた顔が上がり、そのまま甘い大声を上げる白音。

 

 それと同時に膣内がきゅうぅぅぅぅ♡と締め付け、ペニスがギチギチに膣壁とご対面だ。このまま連続でアクメを決めさせてやると決め、絶頂で狭まった膣内を無理やりペニスが何度も往復を繰り返す。その際にキッチリと亀頭で子宮を押し上げたり、カリ首の分厚い肉でGスポットを抉っておく。

 

 深い絶頂を味わった今、性感帯をちょっとでも弄られるとこのように直ぐに膣内が伸縮を繰り返し、痙攣してまた軽く絶頂してしまう。にゃあにゃあと言われた通りに鳴きながら潮を噴く白音。

 

 セックスで疲れた身体を休ませている黒歌から見ても激しい交わりで、明らかに白音が貪られる雄優位なセックスだ。

 

 腰を掴み、尻を持ち上げながらの抽挿。彼らが人でなく、動物がする本物の交尾にすら見える。

 

 絶頂で狭まった膣内を無理やりペニスが何度も往復を繰り返す。

 

 そんな二人の交わりを前に黒歌の女陰が甘く疼き、無意識に指を持って行き、くちゅくちゅとかき混ぜる。(白音)と同じ様に二人の交わりをオカズにして自慰に耽ってしまう。同性ですら下品でイヤらしいと思う白音の顔は何故か美しく見えてしまう。

 

「白音ぇ!このまま出すからなっ!ちゃんと子宮で俺のザーメン飲めよ!」

 

「はいっ♡はいっ♡せんぱいのざーめん♡のみますっ♡のませてくださいっ♡」

 

 砂糖を煮詰めたかのような白音の甘く媚びた声を聞きながら限界のギリギリまで射精感を高めていく。

 

 口から漏れるのは獣が唸るような声だけで、最早御手洗の頭の中には種付け以外の事は何一つない。小さな子宮目掛けてたっぷりと精液を流し込み、そのまま孕ませる事だけが御手洗を突き動かす。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 二人のタイミングが合ったのか、互いに口にする事なく、射精とアクメが同時に発生した。

 

 精液が欲しいと吸い付いてきていた子宮口と密着し、0距離でドロドロでネバネバとした雄臭い精液が発射され小さな子袋が満たされていく。

 

「……ぐぅぅぅっ!!!」

 

 三回連続での射精となれば勢いも量も減る筈だというのに、衰えを全く見せず、それどころが今日一番な精液が次々と尿道を通り過ぎていく。

 

 小さな、それでいて柔らかい極上の尻を上げられている白音の背筋をゾゾゾと昇っていく快楽の波。オナニーでは味わえなかった()として最高の快楽を子宮で浴びながらも、また白音も射精のように潮を床目掛けて撒き散らす。まるでマーキングのように勢い良く飛び出しては床に敷かれたカーペットの色を濃くする。

 

「にゃあぁぁぁ♡せんぱいのざーめん♡あちゅいですっ♡しきゅうがやけちゃうっ♡」

 

 種付けをされている子宮を腹の上から触り、幸せそうに微笑む白音。学生である内は孕ませないと決めている御手洗だが、今の白音を見ると揺らいでしまう。

 

 ある日、学園のマスコットが腹を膨らませてやってきたら他の生徒はどう思うだろうか。驚愕?嫌悪?それとも嫉妬だろうか。白音を孕ませたのが自分じゃないと嫉妬した男子生徒によって白音が攫われるかもしれない。

 

 少なくとも今の性欲に溺れている御手洗が見たら攫ってしまう可能性は否定できない。他の男の子供よりも俺だけを見ろとセックスで身体と心を堕とし、そのままの勢いで新しい生命を宿らせればいい。思わずそんな黒い考えが出てくるあたり、御手洗も大分変わってしまっただろう。前までは普通の生徒だったというのに。

 

「ふーっ、ふーっ……っはぁ。射精は出来ても体力が続かないなぁ……」

 

「それでもこれだけ出せれば立派だにゃん♡他の男なんて出せても二回だし、そもそもこんな量を出せないにゃん♡」

 

 いつの間にかすり寄って来ていた黒歌が耳元で小声で、挑発しながらも御手洗を優れた雄だと褒め称える。

 

 力の抜けた白音を抱え、そのまま三人でヤリ部屋に備え付けられているベッドに倒れ込む。

 

 幸いにも今日は金曜日。日付も変わり土曜日だが、このまま眠っても問題はない。目が覚めたらまた種付けしなきゃなと考えながら自然と瞼が落ちた。

 




やっと白黒姉妹を書けました。

感動の再会辺りは無慈悲にもカット。というかそんな事を書くと、エロ要素無しで5000文字埋めそうだからね。流石に止めました。

番外編に新しいのを投稿しているので、よければ見て行ってください。


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朱乃⑤

朱乃はリアスよりも単独ヒロイン回が多いなぁ……。

相変わらず季節感が適当です。ちょっと前の修学旅行ではまだ夏の残暑が敵な事を言ってたくせに紅葉の見ごろ……。

※今回、未成年による飲酒の描写がありますが法律により未成年の飲酒は法律で禁止されている為、真似はしないで下さい。


「へぇ……駒王には去年から来たけどこんな穴場があるなんてな」

 

「ふふっ、そうでしょう?私は生まれも育ちもこの町ですから詳しいんです。それにこの時期であればこのように紅葉の見頃です」

 

 御手洗と朱乃の視界に入るのは辺り一面の色鮮やかな紅葉。

 

 穴場と言うだけあって人の気配はせず、二人だけが世界に取り残されたような錯覚に陥ってしまう。二人仲良く手を繋ぎ紅葉を見る姿は恋人のようだ。

 

「じゃあここらでご飯にしようか」

 

「そうですね。はいっ、今日の為に腕によりをかけたお弁当です」

 

 重箱に敷き詰められた俵型のおにぎりに唐揚げや玉子焼といった定番のおかず。どれもが御手洗の好みで実に美味しそうだ。

 

 逸る気持ちにかけられ箸を受け取るとそのままパクリ。

 

「んっ、美味しい。流石は朱乃だ。唐揚げにしっかりと生姜の味が染みてて美味いよ」

 

「お口にあって何よりです。先生に食べてもらう為に作ったので遠慮なく食べて下さいね」

 

 暫くの間無言で食べる御手洗と、それを横でニコニコと見守りながら同じように食事を摂る二人の姿があった。

 

「ふぅ~、食べた食べた。お腹いっぱいでごちそうさん」

 

「お粗末様です。作りすぎたかと思いましたが、殿方なだけあってペロリと食べちゃいましたね」

 

「朱乃の料理が美味かったからな。ついつい箸が伸びちゃったよ」

 

「ふふっ、それはありがとうございます。作った甲斐がありましたわ。では食後のお茶としてこちらを」

 

 そう言って朱乃が取り出したのは見慣れないモノだった。

 

 冥界製の酒で未成年が飲んでも影響が少ないモノだ。但し、適量以上飲むと身体に悪いが。

 

「おいおい、流石に飲酒は不味くないか?俺達まだ高校生だぞ」

 

「そう言うと思いまして、こちらは未成年でも飲めると謳っている冥界で作られたお酒です。今日はこちらを私のここに垂らして飲みませんか?所謂ワカメ酒ですっ!」

 

 履いていたスカートを捲り上げ、真っ白な肉付きの良い太腿が覗く。

 

 むちっとした太腿を覆う真っ黒なストッキング。秘部を守っていたショーツをズラすとエッチに揃えられた陰毛が野外なのに顔を出してしまう。

 

 ふさふさと生い茂った陰毛は適度な長さで切り揃えられているが量が多く、明らかに下品だ。女子高生がしていい陰部ではなく、大人のそれも酸いも甘いも経験した熟女が醸し出すような色気を放っている。

 

 そこに朱乃が取り出した酒を垂らしたらワカメ酒の完成だ。ユラユラと酒の中で陰毛が揺れてまるで本物のワカメのようだ。

 

「ほら先生、呑んでくれないと勿体ないですわよ。これ結構高かったんですから」

 

 御手洗に誘惑するようにワザと撫で声で呼び掛け、太腿を強調するようにぺちぺちと叩く。

 

 周りに人が居ないのを確認する御手洗。普段は彼が女に羞恥心を抱かせるのだが、朱乃が相手だと何故かこうなる場合が多い。

 

 周りに人がいないのを確認すると太腿の付け根に顔を寄せ、陰部に溜まった酒を啜る。

 

 すっきりとした甘みの中に混じった辛さ。酒を呑んだ事のない御手洗でも美味しいと思えるモノで、これだけの味ならば高いのも頷ける。

 

 流石に酒を貯めるにはスペースが狭く、ちょっと啜ればあっという間になくなってしまう。そこは良妻賢母を地で行く姫島朱乃。

 

 なくなる前に酒を継ぎ足し、彼が呑めなくなるのを防ぐ。彼女にも羞恥心はあるがそれよりも彼に尽くす事が大事で普段とは趣の違う行為に人知れず興奮してしまっている。

 

「どうですか?私のエッチなお毛々を使ったワカメ酒のお味は」

 

「最高だよ。初めて呑んだけど酒も美味しいし、唇や鼻下に当たるマン毛もくすぐったくて楽しいし」

 

「前から年相応には生えていましたけど、こんな風にいっぱい生やしてるのは先生の好みに合わせてるからですよ?先生が私をこんなエッチにしたんですから」

 

「そうは言うが朱乃は前からエッチだったと思うけどなぁ……。敵対者にはドSな癖に、自分は責められるのが好きなドMときた。学園の奴らに教えたくなるよ」

 

「ダメですわ。私がMなのは先生だけにですもの。太くて長いチンポで躾られちゃいましたし」

 

 本当に心から嬉しそうに笑う朱乃。

 

 彼女は出自も合わさり、中々本心を相手に見せる事はない。それは同じ部活仲間であり、リアスの眷属仲間にも同じで、王であるリアスと御手洗にしか本心を明かすことはない。最近ではアーシアにも察せられてるようだが。

 

 持ってきた酒を彼女の股座で呑み終えると、そのままの勢いで朱乃を地面に押し倒した。

 

「きゃっ……もう、先生ったら。エッチな気分になっちゃったんですね。良いですわよ。私は先生の女ですもの。ムラムラしたら遠慮なく使って下さいね」

 

「そうさせて貰うよ」

 

 下半身だけでなく、上半身の服も脱がすとそのまま豊満な乳房に指を埋める。成長を続けている乳房は重く、片方だけでも軽く五kgは超えている。

 

「あぁ~、相変わらずデッケェ……それに重くて最高だわぁ。こんなもんぶら下げてたら直ぐにレイプ魔に捕まって犯されるんじゃないか?」

 

「そんなの嫌ですわ。私の身体は全部先生のモノですもの。仮に痴漢をされてもきっちりと身を守りますわよ」

 

「そうか。なら信頼するしかないな。俺は貧弱な人間だし」

 

 魔人となった事にも気が付いていないからこその言葉だが、今や彼の身体能力は下級悪魔を超え、上級悪魔の域に到達している。最も、それらは専らセックスにしか生かされていないが。

 

 乳房を片手で堪能しながら、先程まで顔を寄せていた股の中心にある蜜壺にもう片方の指を埋めていく。

 

 ねっとりと絡み付いて来る膣肉を掻き分け、カリカリと膣襞を引っ掻くとビクビクと身体を震わして悦んでくれる。

 

 緩んで開いた口からは終始甘い吐息が漏れており、誰かにでも聞かれたら終わりだろう。御手洗のペニスのサイズに広がった膣の中でも一番感度の良いGスポットを引っ掻き、滲み出る愛液ごとぐちゃぐちゃと掻き混ぜると直ぐにガクガクと腰が震え、情けなく尿道からはぴゅっ、ぴゅっと潮を噴く。

 

「そんなゆっくりじゃなく、もっと派手にイって良いんだぞ」

 

「ぁっ、あっ、あっ♡……んっ♡……ふっ……んっ♡……きゅ、きゅぅぅぅんんんッッッッ♡♡♡」

 

 甘く蕩けるような声を上げ、彼の言うとおりに派手に絶頂する朱乃。

 

 潮を噴いている間も指は動いており、それが余計に彼女の性感は高まり、夫を立てる古き良き大和撫子な少女から下品で淫らな雌に堕ちていく。

 

 へにゃりと眉毛を歪め、涙と鼻水を漏らしながらのアクメは下品で気持ち良さそうだ。

 

「一回だけじゃなく、このまま何度もアクメを決めていいからな。もっと朱乃のエッチな顔を見せてくれ」

 

「お゛っ♡……そ、そんなに何度もおマンコをくちゅくちゅと掻き混ぜられると……お゛っ♡……あぁぁ、ダメダメ♡……んっ♡きゅぅぅぅぅッッツ!!!」

 

 またも直ぐに腰を大きく痙攣させ、尿道口をぷっくりと膨らませると勢い良く、透明で熱い体液を噴射する。

 

 辺りに雄を誘惑するフェロモンたっぷりな淫臭を撒き散らす。童貞であれば匂いだけで射精し、女の味を知っている男であれば匂いの原因である朱乃をすぐさまに犯して、孕むまで精液を子宮に出すだろう。

 

「よしよし、とっても気持ち良くアクメを決めれたな。エッチで見てただけで興奮しちゃったぞ」

 

「ふーっ、ふーっ♡……それなら良かったです。私も先生の指で気持ち良くして貰えて嬉しかったです……っ♡」

 

「んじゃあ、この程良く解れたおマンコで俺のチンポを気持ち良くしてもらおうかな。アクメで疲れてると思うけど、朱乃の下品な騎乗位の腰振りダンスを見せてくれ」

 

「えぇ、えぇ!先生の為にこの朱乃、下品なダンスをしてあげますわ!」

 

 絶頂で適度に疲れた体に鞭を打ち、御手洗の腰に跨がるとそのままペニスを片手で支え、蜜壺に押し当てると一呼吸で根元まで飲む込む。

 

「んきゅっ♡……おっきぃ♡……先生のデカチン、最高ですわっ♡」

 

「はっ!俺以外のチンポを知らない癖に良く言うわ」

 

「先生以外のなんて咥えたくもありませんわ。私の身体は全て先生のモノですし、他の男が入る余地もありませんわ♡」

 

「そう言って貰えるのは男として冥利に尽きるけどさ」

 

「ふふっ、先生のそういう照れた顔可愛くて本当に好きですわっ♡ではこのままチンポを扱いていきますね」

 

 結合部がよく見えるように足を大きく開き、肉付きの良いに手を置くとそのまま身体を上下に揺らす。

 

 ばっちゅんっ♡ばっちゅんっ♡と尻と腰が当たり、下品な音を奏でながらうなる膣肉でペニスを丁寧に扱きあげる。

 

 完全に形を覚えた蜜壺は適度にペニスに媚肉を絡みつかせペニスを気持ち良くさせると共に、大きく張り出たカリ首で自身も気持ち良くなろうと動く。

 

 激しい腰振りではなく、ゆっくりとしたスローテンポで感度を高め雄と雌が一つの生き物になっていく。

 

 太腿に置いていた手を頭の上まで上げると汗ばんで光っている腋を御手洗に見せ付ける。

 

 陰毛とは違い、綺麗に剃られており腋はツルツルで汗ばんでいることを考慮しても素直に下品で卑猥だ。まるで一つの性器になったような腋は雄の視線を一心に受け止める。

 

「朱乃がこんなエッチだとは学園の奴らも知らないだろうな」

 

「それはそうですわ。エッチな私は先生や先生の女にしか見せませんし、何よりも先生の命令(お願い)ですもの。学園では以前のようにお淑やかな朱乃でいろっていう」

 

「エッチな朱乃を見るのは俺だけが良いっていう男のつまらない嫉妬さ」

 

 余裕そうに会話する二人を余所に、腰は止まらない。

 

 朱乃の上下の動きに合わせて御手洗も腰を突き出し無防備に晒されている子宮口を亀頭で抉り、押し上げる。

 

 その度に子宮からは白く濁った本気汁を亀頭にまぶしながらも危険日でもないのに受精の準備を整えていく。

 

「先生、せんせいっ♡好き、好きですわっ♡ありのままの私を受け入れてくれて気持ち良くしてくれる先生が大好きですっ♡このまま先生の赤ちゃんを孕みたいぐらいですわっ♡」

 

「俺もエッチな朱乃は好きだよ。でもまだ妊娠はダメだ。妊娠は皆一斉にさせたいからな」

 

 御手洗への求愛を叫ぶ朱乃にストップをかける御手洗。

 

 彼の頭の中ではキングサイズも目ではない、特注の特大ベッドの上に寝転んだ無数の彼の女達。

 

 彼女たちが皆、揃いも揃って股を開き大量の精液を零している姿を妄想している。御手洗の理想は朱乃にも言った通り、全員を一斉に孕ませる事だ。ヴェネラナやグレイフィア、ガブリエルや黒歌といった現在妊娠してる女たちもまた孕ませ、自分の子孫を繁栄させる気満々だ。

 

「ん♡ちゅ……♡むちゅ……♡れろ……れろ……っ♡」

 

 上半身を倒し、可憐な唇を押し当てキスを楽しむ。

 

 朱乃の魔乳は御手洗の胸板でむぎゅっと潰れており、朱乃が感じる度にその柔らかさを御手洗に伝えて来る。

 

 繋いだ手の指先から境目が消えて行き、弾む柔らかな乳も、汗で滑る腹や腿も、繋がっている性器も、二人の間を隔てる物が無くなって行く。

 

 肌が擦れ合う感触、生殖器が奏でる二重の悦楽は有る。だがそれは御手洗と朱乃と言う一つの塊の中で生じる物であって、どちらか一方が独自に感じている物ではない。

 

 またも限界が近い二人は互いの名前を呼びながらラストパートをかける。

 

 ずちゅずちゅと小刻みに分泌液が空気と撹拌される音が響く。

 

 身体を動かすだけでなく時折思い出したかのように唇を重ね舌を絡め合わせる。絡まる舌は朱乃の味で、雄と雌の交わる匂いが鼻孔を満たす。

 

 もはやここが野外であることをすっかり忘れ、ただただ肉欲に支配されて突き動かされる二人。

 

 御手洗は陰嚢の中で精液がぎゅるぎゅるとチャージされているのを理解する。

 

「良いですよっ先生専用のザーメン排泄穴にたっぷりとお射精して下さい。朱乃スケベ穴をザーメンで満たして下さいませ」

 

「分かった。このまま射精すぞっ!」

 

「あっ、あっ、あっ……イく、イきます!イ……くぅぅううううっ♡♡♡」

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 そして二人同時に絶頂する。

 

 びゅるびゅると遠慮の欠片もない大量射精を行い、煮詰まってドロドロの精液を子宮がアクメによる膣の収縮でゴクゴクと一気に飲み干していく。

 

 誰にもあげないとばかりにがっついて精液を啜っては子宮を膨らませていく。

 

「っぐ……、おぉ……」

 

「あ゛っ♡♡あ、あ♡まだ、射精て、ますぅ……♡♡」

 

 膣内が締まればペニスは続きのザーメンを吐き出し、それを飲んだ子宮が絶頂する。

 

 その繰り返しで御手洗は最後の一滴まで残らず射精を強要され、朱乃は外から分かる程に子宮を精液タンクとして膨らませた。

 

「相変わらず魔性のマンコだっ……!ドスケベに精液を奪い取っていきやがる」

 

「く……っ、はぁ……!」

 

 今度こそ力が抜けたのか、アクメを決めたまま身体を地面に倒し、その衝撃でペニスが肉穴から解放される。

 

 ペニスの形に広がった膣穴からとぷりとぷりと雄の欲望が漏れるが、明らかに射精量の半分も無い。大部分は子宮が飲み干したのだろう。

 

「あ……♡へ、ぁ……♡」

 

 膨大な快楽の信号で脳味噌がショートした朱乃はまだ現世に戻って来てなかった。

 

 射精で頭が多少すっきりとした御手洗。まだ此処が野外であると思い出し焦るが、幸か不幸か辺りには誰も近づかず、朱乃が意識を取り戻すまでの間、ゆっくりと休む事が出来た。

 

「今日は楽しかったです。最後はエッチで盛り上がっちゃいましたけど、先生と紅葉を見れて良かったですわ。また時間があれば見に来ましょうねっ♡」

 




何でも冥界製って付ければいけると思った。某ロボット型青狸の秘密道具みたいなもんです。未来のモノ的なニュアンスで冥界製と行っておけば万事解決です。

さて、リアス単独ヒロイン3つに対し朱乃はこれで5つ。リアスはお助けキャラみたいになってますね。

高校生なのに4人も女を妊娠させるとかやり過ぎた感が否めない。まぁ、性に多感な時期ですし、据え膳食わぬはと言いますしいっか。

次回はどうしようかな。リアスも書いてあげたいし、また朱乃も書きたい。またまたダブルヒロインモノとして書こうかな。


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リアス&朱乃②

珍しく前回の後書き通りになりました。

※今回はアナルセックスの描写があります。苦手な方はブラウザバックを推奨します。

書き溜めが思った以上に出来たのと、何時の間にかお気に入りが4500人を超えていたので、記念に2/12~2/16まで連続で朝8時に投稿します。


「今日は何時もとは趣向を変えてみようかと思ってコレを用意したわ」

 

 毎度お馴染みのヤリ部屋で御手洗とリアス、それに朱乃が三人密着に近い距離でベッドの上にいた。

 

 今は秋でありながらもまだまだ夏の暑さを残しており、薄手の服でも夜中を過ごせるくらいなのでちょっと暑いが……

 

 おかげで二人の育ちに育った豊満な乳房や安産型の臀部が強調されており、人によっては目に毒だろう。

 

 二人はそんな身体を惜しげもなく御手洗にスリ寄せ、リアスが何やら小瓶を御手洗に手渡した。

 

 手渡された小瓶の中には何やらドロッとした緑色の液体が詰められており、正直な所飲みたいとは思えない。

 

「これは……?」

 

「それは若返りの薬。この間、お母様の身体の様子を見に行った時に偶然目に入った物よ。飲めば身体が若返り、子供になるみたい。今日はそれを使って子供になった隆を私と朱乃で甘やかそうと思って。駄目かしら?」

 

「いやいや、そんな事ないさ。この薬の効果時間は?効き目が長すぎると困るけど」

 

「それは問題ないそうよ。大体1日で消えるらしいわ。さ、ぐいっと飲んでちょうだい」

 

「ん、分かった」

 

 瓶の蓋を開け、薬草を使っているのか薬草特有の匂いをする緑色の液体を喉に流し込む。

 

 ドクンと心臓が一度大きく脈を打つとみるみるうちに視線が低くなっていく。着ていた服さえもダボダボになり、本当に薬が効いたようだ。

 

「あらあら、本当に先生が小さくなりましたわね。正直な所、半信半疑だったのだけど」

 

「あら?酷いじゃない。私が嘘を言ったことあるかしら」

 

「んー、意外とある気がするわよ?この間もプリンを食べてないとか嘘をつかれた気がするわ」

 

「……聞かなかった事にしてちょうだい。それよりも今は隆よ。隆、意識はあるかしら?」

 

「あ、あぁ。本当に小さくなるとはな。子供の頃ってこんなに小さかったっけなぁ」

 

 視線が低く、リアスたちを見ようにも見上げる必要があり、二人の大きく実った山が邪魔で顔を見る事が出来ない。

 

 何時も以上に大きく感じられるそれを見て、子供の頃の姿に若返ったにも関わらず股間をふっくらと膨らませてしまった。

 

「あら、先生ったら本当にエッチなんだから。ほら私のおっぱいを見てるだけでなく触って下さいな」

 

 小さくぷにぷにと手触りの良い御手洗の子供な手を掴み、自身の自慢の乳房に触れさせる。子供の手では全身を掴む事は出来ず、乳首のある山頂付近だけを覆うだけで終わってしまう。

 

「あんっ♡……先生の手が小さくてもしっかりと乳首は弄ってくれるのですね。スリスリするだけでなく、キュッと摘まんでも良いのですよ」

 

「二人ばかりズルいわ。私のだって触ってよ♡」

 

 もう片方の手を奪うと朱乃と同じように山頂付近に手を乗せさせる。

 

 二人の乳房の違いを確かめるようにムニムニと指を動かしては二人を気持ち良くさせていく。

 

 朱乃は張りよりも柔らかさが強く、少し指に力を入れればむにゅぅぅぅ♡♡♡と指が沈み込んでいってしまう。

 

 対してリアスは張りが強く、指で触れていても反発力が楽しく、ついつい力を入れて揉んでしまう。

 

 次第に勃起し、コリコリとなった乳首を手の平で転がし、指で摘まむ。その度に二人は甘く切ない吐息を漏らし、身を捩らせる。

 

「んぅ……乳首弄られて気持ち良いわぁ♡……でも、隆も辛そうだから、こっちも弄り返して上げるわね。朱乃手伝ってちょうだい」

 

「えぇ。ほら先生。ズボンを脱がせますのでゆっくりとしてて下さいね」

 

 まるで本当の子供言い聞かせるような優しい朱乃の言葉。

 

 だが、朱乃をよく知っている二人にはその声の中に甘いモノが混じっていると直ぐに分かってしまう。

 

 子供になっても御手洗は御手洗で朱乃にとっての唯一の人だ。だからこそ彼の世話を焼ける事を喜びとし、優しさの中に甘く女の気持ちが混ざってしまう。

 

 ぶかぶかなズボンをスルスルっと脱がすと、同じようにサイズの合わなくなったパンツを下ろす。

 

「あらあら……子供の頃から大きかったんですね。今よりは小さいものの、それでも立派ですわ」

 

「そうね、私もそう思うわ。子供サイズとは到底呼べず、こんなの大人チンポと何ら変わりないわ。でも……皮が被っている所は子供らしいわね」

 

 そう。子供の頃から大きかった御手洗だが、敏感な亀頭を隠すように包皮に身を包んでいた。

 

 女殺しとも言えるカリ首がすっぽりと隠れ、それでも皮の上からその存在感を浮き上がらせる。小柄な、それも小猫と立ち比べてもさほど変わらない身長だというのに、股の間から生えているそれは成人のそれと比べても遜色ない。

 

 包皮の僅かな隙間から覗く亀頭はピンク色で、彼がまだ子供で未経験であることの証だ。

 

 リアスと朱乃の二人はこの事態に思わず唾を飲み込む。こんなピンク色でまだまだ女を知らない子供だというのに、彼のテクニックは女を雌に堕とすそれだ。

 

「久々に皮を被ってるのを見たな。そういえば何時から剥けたっけなぁ」

 

 御手洗の記憶ではいつの間にか皮がずる剥けており、今よりも1、2ランクほど下がったサイズになっていた。

 

「皮を被ってるのを見ると子供って感じがするのに、隆のだと思うと思わず息を呑んでしまうわね」

 

「そうですわね。私も先生のであればどんなお姿でも愛せる自信がありますわ」

 

「それじゃあ早速、この包茎デカチンポを手コキしていくわ」

 

「リラックスしていて下さいね」

 

 ほっそりとした白い指が竿を握ると丁度良い感じに上下に動く。

 

 指が動く度に包皮がズレ少しだけピンク色の亀頭が顔を出す。

 

 ぷっくりとした穢れを知らなさそうなソレは先端にある小さな鈴口から透明な体液を零しては二人の手とペニスを汚す。

 

 そのうち零れ落ちた先走りが潤滑油となって二人の扱くのに合わさりにちゃにちゃと卑猥な音を奏で始める。

 

 ペニスから香る濃厚な雄の匂いに二人はクラクラとし、すっかり発情した様子でペニスと気持ち良さそうに目を細めている御手洗を見つめている。

 

 潤んだ瞳にはうっすらとピンク色のハートマークが映っているようにも見え、二人がどれほど興奮しているかが伺える。

 

「このまま皮を剥いちゃうわね。先走りで濡らしたから痛く無いはずよ」

 

 先走りでテカテカに濡れた亀頭を指でなぞる。

 

 手を離せば糸を引くぐらい粘度の高いそれを使ってリアスの細指が包皮と亀頭の間に潜り込む。包皮に守られていた敏感な亀頭はそれだけで射精したくなる快楽を得てしまいペニス全体が暴れ、ついでに御手洗の下半身も暴れ出す。

 

 が、そこはリアスと付き合いの長い朱乃。御手洗が暴れると何となく察した彼女はリアスの皮剥きに合わせて彼が動けないように腕でがっしりとホールドしてしまった。

 

 為すすべもなくなった御手洗は大人しく皮を剥かれるしかなく、むりゅむりゅっと丁寧に亀頭から引っ掛けられるカリ首まで分厚い包皮が下ろされた。

 

「んっ、これで完了ね。うん、いつもと同じ亀頭ね。ただ色が初々しいピンク色だけど」

 

「あら、私はピンク色で可愛いと思いますわよ?先生のまだ女を知らない初々しい童貞だった頃のおチンポぉ……♡」

 

「朱乃ったらすっかり雌の顔ね。長い付き合いだけど、やっぱり見慣れないわね。このまま射精させてもいいけどそれじゃあいつもと変わりないし、ほら朱乃も戻ってきなさい。今日はあれをやってみましょ」

 

 トリップしかけていた朱乃を正気に戻すと、リアスと朱乃はそのままスルスルとスカートと秘部を隠している下着を脱ぎ捨てる。

 

 ねちゃりとショーツと蜜壺の間に糸を引き、既に彼女達も出来上がっているのがわかる。ショーツを派手に濡らしているからか、滴る愛液は陰毛すらも濡らし、べったりと肌に吸い付いている。

 

 朱乃と同じ様に切り揃えられてはいるも量が多いリアスの紅色の陰毛。朱乃よりも質が硬いのか触るともしゃもしゃとした感触が感じられる。

 

「今日はこのおマンコの筋、というより小陰唇を使って隆のチンポを気持ち良くしてあげるわね」

 

「所謂、素股ですわね。私とリアスのエッチに濡れたおマンコを使ってのご奉仕、しっかりと味わって下さいね」

 

 ベッドの上で横になっている御手洗の横に座り、大きく張った臀部を持ち上げ、ゆっくりと筋の先を天に向かって突き上げているペニスに定める。くちゅりと粘膜同士の触れ合う音が鳴り、そのまま二人は腰を上下に動かす。

 

 セックスと違い、粘膜に包まれている訳ではないから刺激はそこまで強くないが、彼女達ほどのレベルの美女の秘所を使っての愛撫は見ていてとても心が満たされる。

 

 誰もが憧れる学園のお姉様。そんな彼女達が一人の男に全身を使って媚び、男を悦ばせる。

 

 誰もが羨む光景に男として、雄として優越感、それに気の強い女を屈服させた征服感が満たされる。

 

「んしょ……んしょ……結構難しいわね。一人であれば正面からすればいいけど、横になって二人は難しいわ」

 

「そうね。でも先生のおチンポはビクビクって悦んでるから嬉しいわ。それに時折クリにカリが当たって私も……んっ♡気持ち良いわ」

 

 朱乃の言うとおりでズリズリと蜜壺を動かしていると、出っ張ったカリ首の肉が陰核に当たって、お互いに痺れるような快楽が流れる。

 

 完全に包皮から剥け、真っ赤に充血した小さな突起がピンク色の亀頭と擦り合う光景も、快楽も凄まじく、陰嚢の中から思わず精液が昇ってきてしまう。

 

 ずる剥けから何度も刺激慣れをしている熟練ペニスとは違い、子供の頃の弱々ペニスではその刺激すらも満足に耐えきれず、ガクガクと下半身を痙攣させてはおねだりをするようにペニスを二人の濡れそぼった肉厚マンコに擦り付ける。

 

「あら、もう出ちゃうの?いつもよりも早いわね。いいわ、出しちゃいなさい。私たちが見ていてあげるから」

 

「先生が気持ち良く射精するお姿、リアスと共にジッと見ていてあげますからね」

 

 ペニスと擦れ合う秘所を見ていた二人の視線が快楽で蕩けた幼い御手洗の顔面に移る。

 

 へにゃりと眉毛を歪め、口からはだらしなく舌と涎を零している。カクカクと腰を二人の動きに合わせ、自分が一番気持ち良くなれる場所を探す。

 

 やはり一番はクリとカリ首の当たる時で、御手洗自身だけでなく二人も絶頂しろと攻め立てる。分厚いカリの肉が何度も二人の小さな突起を弾き、膣の奥からトロトロとした濁った愛液が溢れてくる。

 

 三人揃って声を漏らし、ついには絶頂に至る。

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「んっ、あっ、あっ、あっ、んんんんんっっっっ!!!」

 

「だめ、だめだめだめ~~~っっっ!!!」

 

 リアスと朱乃は頤を晒し、下半身を思いっきり跳ねさせる。

 

 ビクンビクンと痙攣する肉付きの良い太腿に真っ白で少し黄ばんだ精液が降り注いでは白くデコレーションしていく。

 

 火山が噴火するようにペニスの先端から何度もびゅるびゅると精液を噴いてはリアスたちの太腿、蜜壺、それに胸元すらも汚していく。ペニスのサイズや年齢が変わっても噴き出る精液の量に大きな差はなく、二人をこれまたうっとりとさせる。

 

 二人を堕とした、魅力的な雄の射精。壊れた蛇口のように驚く量の精液を出した後も勃起は続いており、やはり彼は雄として優秀だろう。

 

「すっごぉぃ♡……こんなにいっぱい……スンスン……匂いも濃くて流石だわっ♡」

 

「先生の射精する姿、ご立派でした♡あんなに雄々しく射精するなんてやっぱり先生は最高ですっ!」

 

 精液の匂いに夢中で頬を染めるリアスと御手洗を持ち上げるように褒め続ける朱乃。

 

 どちらも尽くす女だが、細部では異なっており、こういう時に顕著にあらわれる。まぁ、元がお嬢様なリアスと母親から男を支える大和撫子として教育されてきた朱乃の違いだ。御手洗からすれば彼女達の個性であり、別段咎める事はない。

 

「ふふっ、まだまだおっきいままなんて……どう?このまま二回戦といきましょうか」

 

「それはいいわ!私とリアス、入れたい方に入れて下さいね」

 

 三人が寝転んでもまだまだ余裕のあるベッドの上で手足を付いて、御手洗に向けてデカ尻を振る二人。どちらも肛門までを愛液で濡らしており、卑猥極まりない。

 

 ペニスを手で持ちつつ、御手洗は膝立ちになって彼女達に近づき肉の乗った尻目掛けてペチペチとペニスで叩く。

 

 張りのある尻肉が波打ち、リアスと朱乃は背筋を仰け反らせる。ただ肉棒で叩かれただけなのに、多大な幸福感が押し寄せて来たのだ。

 

 その雄に支配された雌二匹を見て、御手洗はリアスの尻たぶを開き、濡れている穴とは別の窄んでいた穴にペニスを突き入れた。

 

「……ッ♡ほぉ゛お゛お゛おおおおおおおおッ♡」

 

 まだ入れただけだというのにリアスは尻を小刻みに震わせてブシャァァァッ! と潮を吹いてしまう。

 

 勢いよく飛び散った潮はベッドを汚し、染みを作ってしまう。さながらおねしょのような染みは彼女が見たら赤面ものだろうが、今のリアスにはそんな余裕もなく、いきなり入ってきたペニスを身体全体を使って流す事に必死だ。

 

 使い慣らされたマンコとは違い、温泉旅行で初めてを奪って以来のアナルはまだ片手分しか挿入経験がない。

 

 いつもは念入りに準備をし、心を落ち着かせてから入れていただけに思わず彼女の口からは今までにないぐらい下品で卑しい声が飛びでてしまった。

 

「……わぁ♡……リアスったらまさか先生にそちらの穴にも入れてもらっていたなんて……羨ましいわね。今度私もお願いしようかしら」

 

「……ッ!? ……お゛ッ♡ ……お゛ぅッ──お゛お゛ぉ゛ぉぉぉぉおおおおおおおおおッッ♡♡♡」

 

 腸肉がめくれそうな程の本能に任せたピストンに、リアスはただただ声を荒げることしか出来ない。

 

 上手く力が伝わらず、体がベッドに崩れ落ちる。それでも御手洗が尻だけはしっかりと掴んでいるため、臀部だけが高々と掲げられている。

 

 そのまま吠えるリアスを無視して腰を激しく前後に突き出し、子供とは思えないデカチンでまだまだ熟れていないケツ穴をめちゃくちゃに犯す。

 

 端から見ればレイプとしか思えない腰の動きに、見ている朱乃は息を飲みながらも羨ましいと心中で呟く。自分とのセックスでも御手洗は乱暴にしてくれるが、リアスほどではない。

 

 やはり彼にとって最初の女であるリアスへの思いは違うのだと、ちょっとした動きからでも理解できてしまう。そんなやりきれない気持ちを燃やし、二人の獣のような交わりをオカズに精液と愛液で濡れている雌穴を指でほじくる。

 

 指の入った膣中は熱く、指が入っただけで適度に締め付けきて、彼への奉仕を身体が覚えているようだ。くちゅくちゅと膣襞を指でなぞり、引っ掻き回し自身を慰める。彼がいつでも入れられるように。

 

 そんな朱乃を余所に、御手洗は込み上げてきた射精感を全く我慢せずに解き放ち、無防備なリアスの腸内にぶちまける。

 

「っっっ、お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛おおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ♡♡♡」

 

 一回目と勢いも量も変わらない雄の欲望を吐き出され、咆哮のような絶叫を上げるリアス。未だ硬い腸肉を力尽くで押し広げるように精液は流し込まれ、腸の奥へとそそぎ込まれる。

 

 御手洗の射精と同時にリアスもアクメを決めており、やはりシーツに染みを増やしていく。

 

 ヒクヒクと息づく女陰の粘膜を小陰唇からはみ出させ、熱い体液をぷしゅぷしゅと噴きこぼす。誰が見ても幸せそうな笑顔を浮かべながらリアスは意識を飛ばす。

 

 それがトドメとなったのかリアスの身体が完全にベッドの上に投げ出された。ちゅぽんっ♡とペニスを締め付けの強いアナルから引き抜くとそのまま自慰に耽っている朱乃に近づく。

 

 腸液や精液、先走りと言った様々な体液で汚れたペニスは未だ硬く、天へと上を向いたままぶらぶらと揺らしながら。

 

「朱乃……次はお前だ」

 

「え、きゃっ!……先生ったら本当に乱暴さんですね。はい♡朱乃のおマンコも出来上がっていますからどうぞ。たくさん気持ち良くなって下さいね♡」

 

 足を広げ、自身の指で蜜壺を広げ御手洗へ見せつける。興奮で充血した膣肉は真っ赤でヒクヒクと蠢いては雄を淫らに誘う。

 

 そのままおねだりのポーズで入ると誘惑された(御手洗)が二回も既に射精したとは思えない程いきり立っているペニスを勢い良く押し込んだ。 

 

 ずちゅんっとペニスが一気に潜り込み、子宮口まで貫かれて朱乃は息が詰まってしまう。

 

「んぐっ……先生のおチンポが一気に子宮までぇ……お゛っ♡……グリグリってぇ……♡」

 

 子宮口周りの肉を亀頭で押し上げるように弄ると朱乃の膣肉が伸縮を繰り返し、ペニスへの圧力が強まる。

 

 イっているのだろう、朱乃は声を漏らすことなく、身体と膣肉を痙攣させ必死に快楽を受け流している。それでも許容出来なかった快楽が涙となって零れ、頬を伝う。

 

 そんな朱乃を無視して性欲の獣となった御手洗は自分本位の腰振りをして性感を高めていく。

 

 膣襞の凹凸を確かめるようにカリ首でねっとりと擦ってみたり、亀頭の丸みを使って延々と子宮口だけを弄ったりと様々な方法を使っては朱乃を開発するように動く。

 

 それでもピストンは激しく、結合部には白く泡立った愛液と先走りの混じった体液が溢れてはシーツに染みを作っている。

 

 ペニスの抽挿は止めず、ついでとばかりにさっきからばるんばるんと揺れている乳房を小さな掌いっぱいに鷲掴みにする。

 

 興奮で顔を出している恥ずかしがりやな乳首を親指と人差し指で摘まみ根元から扱きあげたり、クリクリと捻ってみたり。突然始まった乳首への愛撫に一瞬朱乃の思考は止まり、快楽すらも抜け落ちるが、乳首を弄られていると自覚した瞬間、一気に膨大な量の快楽が全身に走る。

 

「お゛っ♡……あ゛あ゛ぁ゛ぁぁぁぁああああっっっ!!!」

 

 どこから声を出しているのかと思うほどの絶叫を上げ、身体を激しく痙攣させ、膣口の上にある小さな尿道口からはぷしっぷしっと潮を噴き出してしまう。

 

 覆い被さっている小さな体になっている御手洗にしがみつき、そのまま快楽を享受する事しか出来ず、自分の全てを彼に預ける。

 

 ピストンされる度に目の前がチカチカとし、直ぐにでも本気の絶頂をしてしまう。

 

 だが、本気の絶頂だけは彼の射精に合わせたいと思っている朱乃は必死に堪え、膣肉をぎゅっぎゅっと締めペニスを刺激する。その甲斐があったのかぺニス全体がビクビクと震え、射精が間近なようだ。

 

「い、良いですわよ。このまま朱乃の子宮に先生の溜まったザーメンをびゅるびゅるって排泄して下さっても。朱乃のおマンコは先生のモノですからどうぞっ♡」

 

 射精を堪えている雄への止めの言葉を口にすると御手洗の身体が震え、子宮口に亀頭がどちゅんと当たった瞬間――

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 またも火山が噴火したような勢いの良い射精が膣の最奥で行われ渇いていた子宮が瞬く間に潤っていく。次々と新鮮な精液を噴いては子宮を満たし、古くなった精液を新しいモノが追い出すのを繰り返す。

 

 彼によって躾られた朱乃は射精と同時に絶頂し、舌を口から出して放心している。それでもしっかりと快楽は得ているのか時折身体を痙攣させては潮を噴き出している。

 

「あっ♡……んっ♡……ふっ♡……んっ……♡」

 

「んぐっ……はぁ……はぁ……続けて三回も出すとこの体だと疲れるわ」

 

 荒く息を吐く朱乃に倒れ込むと汗ばんだ乳房に顔を埋める。その間もペニスは脈打って吐精しており、種付けを行っている。

 

 繋がったままの二人は目を閉じると幸せなまま眠りに付いた。

 




甘やかしとは一体?

好きなおねショタっぽく書こうと思ったのに、ショタが攻めのショタおねになってしまった……。

文末が適当なんだよね。上手く話を閉められない。


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リアス&アーシア

「ほら見えるかしら隆。普段はあんなにもアナタを慕っては笑顔を見せてくれてるアーシアが無防備に眠ってるわ」

 

 リアスの言葉通りに御手洗の目の前では金髪の少女ーアーシアがベッドの上で四肢を投げ打って静かに寝息を立てている。

 

 真っ白なシーツに広がるハニーゴールドは美しく、幻想的だ。就寝前だったからか薄い肌着のみを着込んでおり、呼吸をする度に成長途中の乳房が艶めかしく動く。

 

「ふふっ、そんなに穴が空くほど見なくてもいいのに。アーシアはアナタだけの女よ?アナタが触りたいと思ったら好きな時に触っていいの。人前でおっぱいやお尻を触ったり……今のように寝てる時にイタズラをするのも勿論いいのよ」

 

 リアスの紡ぐ誘惑に勝てず、御手洗の手がそっと乳房に伸びていく。リアスにアーシアが言ったのが確かであれば最近また1カップ大きくなった彼女の乳房。初めて触れ合った時は控えめだったそれも今では立派に雄を誘うモノで、現に御手洗が誘惑された。

 

 ふにゅりと触れると指が沈み、おもちのような感触が掌に伝わる。

 

「聞いたと思うけど、アーシアったら最近またおっぱいが大きくなったみたいなの。前はCカップだったのに今はDカップですって。イッセーや彼を代表とする変態さんに視姦されちゃうわね」

 

 雄の本能を刺激すると同時に雄の嫉妬感や独占欲を煽るような言葉を、乳房を触る事に夢中になっていると耳元で囁かれる。

 

 そもそもアーシアはその見た目や人懐っこい性格から学年問わず人気者だ。

 

 そんな彼女がより女らしく、美しく成長したら今以上に注目を浴びるのは想像に難くない。御手洗の女になる前までは天真爛漫さばかりに目が向かれていたが、最近では色気を振り撒くようになった。

 

 二大お姉さまであるリアスや朱乃ほどではないが、マスコットである小猫並には人気が出来た。それも小猫よりも早い時間で。

 

「んっ♡ふっ♡あんっ♡……っ♡」

 

 寝ているにもかかわらず、しっかりと愛撫で感じており、鼻から抜けるような甘い声が漏れ出ている。

 

 聞いている者を蕩かすような甘い吐息は見事に御手洗にヒットし、御手洗の手の動きは早まり乳房だけでなく、寝巻きの上から臀部にすら伸びてしまう。乳房とはまた違う柔らかさをした臀部は寝巻き越しでも肌に吸い付くよう。

 

「あらあら、私の言葉で火が付いちゃったようね。パジャマの上からじゃ物足りないでしょうし、脱がしましょ?私も手伝うから」

 

 リアスの手伝いもあり(薄い寝巻きなので御手洗一人でも簡単に脱がせるのだが)あっという間にアーシアは剥かれた。にもかかわらず起きる様子は無く、未だスヤスヤと寝息を気持ちよさそうに立てている。

 

 というのも今回アーシアが眠っているのはリアスの寝室で、リアスの家に泊まりに来ていた。

 

 冥界でも特別な時期にしか咲かない花を使った睡眠剤の効能は凄まじく、例え隣で音楽を奏でようとも、首を絞めようとも起きやしない。

 

 元々暗殺目的に作られたモノだけあって、市場には出回らないものだがそこはグレモリーの次期当主の名だ。リアス自身の二つ名もあり、いとも簡単に入手し、前もって混ぜる事をアーシアに聞かせており、御手洗の為ならと快くアーシアは薬混じりの夕飯を食べた。

 

「ふふっ、アーシアったらすっかり女らしい身体になったわね。ほらおっぱいだけでなくお尻も大きくなって。これなら隆の子供を沢山産めそうね」

 

 剥き立てのアーシアの柔尻を撫で回しながらそう言うリアス。

 

 彼女の言う通りアーシアの身体は妊娠への準備を急ピッチで整えている。御手洗は卒業した後と考えているがアーシアの本能はそれを待てずに今すぐにでも妊娠したいと身体を成長させ訴えている。

 

「この娘ったら……もうおマンコ濡れちゃってるわ。ほら糸を引くぐらい粘っこい愛液。隆のチンポが欲しいよーって訴えてるの。そんな事を言われたら、優秀な雄である隆はどうするのかしら」

 

 挑発するような声色。

 

 リアスと御手洗には雄と雌という面でしっかりと上下関係が築かれてはいるものの、御手洗を興奮させる為であればリアスはこうして挑発的な行為に出る。

 

 カチャカチャとベルトを外し、そのままの勢いでズボンと下着を下ろすとぶるんと元気よく肉棒が飛び出す。

 

 アーシアの玉のような肌を触っていただけで、ピンと張り詰め天井を向いたペニス。ぶら下がった二つの玉の中には無数の精子が泳いでおり、その時を待ちわびている。

 

「私が広げててあげるから、アナタは腰を突き出して。んふふ、こうしているとまるでアーシアがダッチワイフみたいね。隆専用の玩具。存分に味わって上げてね」

 

 ヌチャリと開かれた女の園に張り詰めた怒張をぶちゅんっ♡と突き入れる。

 

 御手洗やリアスに触れられてその気になっているアーシアの蜜壺は愛液で濡れそぼっており、ヌルヌルと無数の膣襞がまとわりついては最奥へと導いていく。

 

 ペニスの形を完全に覚えた膣道をヌルヌルと掻き分け、瞬く間に最奥で震えていた子宮の口に亀頭が情熱的なキスをする。ペニスの先端がコリっとした肉の輪っかに当たった瞬間、目の前に火花が散ったかのような錯覚を感じる。

 

 腰と腰が隙間なく密着し、暫くの間そのままの体勢で快楽を受け止める。じんわりとした心地よさが全身に駆け巡り、たまらず声が漏れてしまう。

 

 アーシアの女陰は安堵感を御手洗に感じさせ、入れると何時もこのように数秒は耽溺に浸っている。

 

 リアスたちと同じく、アーシアもまた御手洗と身体の相性は抜群で、動いてないにもかかわらず、膣内で膣肉がむにゅむにゅと蠢いては弱めながらもしっかりと刺激してくれる。

 

「ほら見て頂戴。アーシアったらとても幸せそうな顔をしてるわ。ふふっ、私の可愛い眷族が幸せそうだと私まで嬉しくなっちゃう。ほらじっとしてないでピストンをしてあげて。そしたらもっと悦ぶから」

 

 ぱっちゅっ♡ぱっちゅっ♡と肉と肉のぶつかる音が寝室に響く。

 

 御手洗の荒い呼吸と、リアスのクスクスと妖しく笑う声、規則正しく寝息をたてながらも時折可愛く小さく喘ぐアーシアの声。

 

 こっちが心配になるほど細いアーシアの腰を掴んでは動物のように腰を前後にカクカクと振っては、亀頭と子宮口を何度もぶつける。ずるるるるるっ♡とカリ首で膣肉を強引に掻き分けては、直ぐに元の形に戻ろうとする膣をこれまた強引に太い肉竿が形を維持させる。

 

 トロトロと滲み出る愛液と漏れ出る先走りが潤滑油となり、膣内をペニスが行ったり来たり、行ったり来たりと繰り返す。

 

「あぁ~……アーシアのマンコ、最高だわ」

 

 寝てても無意識に適度に締め付けてくる肉の穴。ペニスの味を覚えても、毎回挿入時はぴっちりと口を閉じている穴を開く快感は筆舌に尽くし難い。

 

 膣内にやってきた異物を追い出そうとする反発力を最初に感じるが、奥へ奥へとペニスを差し込んでいくと、諦めたかのように反発力が無くなり、膣肉をまとわりつかせて奥へ導く。

 

 学園の男が夢見るアーシアを犯しているという実感を何度も噛み締めながらカクカクと腰を振っては互いが気持ちよくなれる場所に肉棒を当てる。

 

 軽く絶頂しているのかヒクヒクと膣内を痙攣させながら、その上にある小さな穴(尿道)がむにゅりと顔を出すと、恥ずかしそうにパクパクと口を開閉している。

 

「アーシアったらおしっこかしら。すっかり隆のせいで放尿癖が付けられちゃったわね。まぁ、私もだけど」

 

 放尿がよく見えるようにと駅弁スタイルにアーシアを持ち上げる。寝ているアーシアをリアスが動かして腕を首に絡めさせれば取り敢えずは安定する。

 

 大きく股を開かせ、むっちりとしてきた太腿を手で押さえ、仮にアーシアが暴れても股は開いたままだ。

 

 前後ではなく上下にペニスを突き動かし、その衝撃で結合部からは白く泡立ち、混ざり合った先走りと愛液が辺りに飛び散る。

 

「ちっちゃいのに頑張って隆のデカチンを咥えてるなんて偉いわね。あんなに小陰唇が広がっちゃって……♡もう他の男では絶対に満足出来ない身体にされちゃったわね」

 

 意識のないアーシアの耳元で催眠を掛けるように囁くリアス。

 

 それに反応してかきゅっ♡きゅっ♡と膣肉が締まり、襞の凹凸をカリ首でなぞるように触れるとゾゾゾっとアーシアの背中が波打つ。

 

「リアス、アーシアはお腹をトントンとされると安心するから俺の代わりにしてやって」

 

「ええ、分かったわ。ほらアーシア。隆にアナタがおしっこするところを見せましょうね。喜んでくれるわよ」

 

 子供に喋り掛けているような優しい声色。やっている事とは正反対なそれ。

 

 御手洗の言う通りアーシアは安心してきたのか、腹部を痙攣させ始め、盛り上がっていた穴からゆっくりと黄色い体液が出てきた。

 

 ちょろろろろっ♡と弱い音ながらもしっかりと溜め込んだ尿を体外へと放出していく。

 

 放尿の為、腹部に少しだけ力が加わりペニスを締め付けると共に堰を切ったかのように尿を漏らす。意識があれば安堵の声を漏らしていたぐらい大量のおしっこを出しては、寝室に匂いを充満させる。

 

「自分以外のおしっこなんてこんなマジマジと見ることはないけど、結構興奮しちゃうわね。今度、皆を呼んで隆の前でしようかしら」

 

 何やらブツブツと呟いているリアスだが、小声すぎて耳には届かない。

 

 やがて全てのおしっこを出し終えたのかぴゅっ♡ぴゅっ♡と残った汁を飛ばし、盛り上がっていた尿道は元の位置に戻る。

 

 放尿が終わったので再びアーシアをベッドの上に戻し、正常位の体勢で腰振りを再開する。さっきまでおしっこをしていたとは思えない幸せそうな寝顔を見ているとキスしたい欲求に駆られ、そのままの勢いで唇を唇で塞ぐ。その際に口呼吸から鼻呼吸に変わり、当たる鼻息がくすぐったい。

 

「んむっ♡んっ……ふっ♡んんっ♡」

 

 根っからの奉仕好きなアーシアでも寝ている間は流石に反応は出来ないのか、舌は動かずそのままだ。代わりに御手洗の分厚く、大きな舌が小さな口内を蹂躙し、舌を絡めて唾液を啜ったり、歯の一つ一つを舌でなぞったり、頬の裏の肉をぷにぷにと突いてみたりとされるがままだ。

 

「アーシアもいいけど、私もいるのよ」

 

 音もなくリアスが御手洗に近づき、その無防備な耳に舌を差し込む。

 

 にゅるりとした水感と、勝手に動き回られる不思議な感覚が背筋を駆け上り、全身へと回っていく。直接脳へと音が響くような耳舐めは興奮を大いに煽り、アーシアの膣内に収まっているペニスが徐々に膨らんでいく。ピストンも早まり、もう限界だ。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 子宮口と密着した亀頭から精液が噴射され、持ち主(アーシア)と同じように無防備な子宮の中へと注ぎ込まれていく。

 

 子宮内に匂いを染み込ませる程飲まされた精液が注がれ、アーシアの発情した身体が更に内側から熱くなる。

 

 精液の熱さすらも吸収して孕もうと本能が働きかけるが、どんなに本能が望もうにもリアス主導によって掛けられた避妊魔法で孕む事は叶わない。虚しさすら覚えてしまう程子宮がヒクヒクと蠢く。

 

「袋の中に一滴も残さないぐらいアーシアの中に出しちゃいなさいね。ほら私が玉を揉みほぐしてあげるから」

 

 耳舐めから何時の間にか背後に回っていたリアスが二つの玉を優しく手で包み込んではマッサージをするかのようにふにふにと揉み込む。

 

 子宮に流れ込めず、陰嚢の中に残っていた精液の背中を押すように優しく揉まれ、ぶぴゅると鈴口から追加で子種汁を既にパンパンな子宮に流す。

 

 何度も精液を注がれ、大量の精液すら受け止められるようになった子宮でも今回は流石に許容出来なかったのか、結合部から空気と混ざってぶぴっ♡ぶぴっ♡と下品な音を出しながら漏れ出てしまう。

 

 グリグリと吐精で萎えてきた亀頭を子宮口に押し込み、名残惜しげに女陰から抜くと、挿入されてた時以上にペニスの形に口を開いている蜜壺から精液が噴きこぼれてしまう。

 

「なぁリアス。精液がもったいないし、アーシアのマンコに口付けて吸ってる所見せて」

 

「もぅ……♡本当に変態なんだから。でも、隆にお願いされたら断れないわ。ごめんなさいアーシア。嫌かもしれないけど、アナタのおマンコ吸わせて貰うわね」

 

 ぷるんとしたリアスの唇が女陰にくっ付くと、頬を凹ませ、勢いよくじゅるじゅると膣内射精された精液を啜っていく。

 

 御手洗の女でなければ到底出来ない、自分以外の女の秘所を啜るというレズ行為。レズの気はないが、彼氏であり所有者であり絶対者である御手洗からの命令に素直に従って幼げな見た目をしている筋に口を付け、下品な音を奏でながら雄の欲望を飲み込んでいく。

 

 受精したいと訴えているアーシアの子宮が吐き出す本気汁が混ざった精液は苦味がありながらも甘く、普段以上にドロドロとしていて飲み込み辛い。

 

 自然と滲み出る唾液を混ぜる事で何とか飲み込む。そんなリアスを見て御手洗はまたも肉棒を固く立たせてしまう。

 

「レズっぽい事をさせたのは初めてだけど、エッロ……。リアスのマンコ使わせて貰うわ」

 

 アーシアのマンコに口を付けていたリアスは無意識に雄を誘惑するかのように大きく張った尻を左右に振っており、男の大きな手でそれを掴むと御手洗とアーシアの情事を見て濡れた女陰にペニスを突き立てる。

 

 その日は結局アーシアが目を覚ますまで交わっており、アーシアが起きてからも御手洗が気絶するまで何回も繋がった。

 




この作品を書くようになってから、放尿描写を書くことが多くなったなぁ……とあるサイトでもR-18作品を書いているけど、あっちではあまりその手の描写はしてなかったけど、新しく性癖に目覚めるとは思わなかった。

Wikiを見たらリアスはアーシアを妹のように思っているとの事で、今回の組み合わせを書きました。リアスは兄が居ても下がいないからかね。ミリキャス君は甥であって弟ではないし。

現実じゃあ嫌だけど、エロ漫画とかで見るクンニしながらの精飲って良いですよね。他の回でも取り扱ってみようかな。あ、この手の描写ってガールズラブのタグいれた方が良いんですかね。


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レイヴェル②

過去最高に文字数が短いです。


「あ゛あ゛あ゛あ゛♡♡♡お゛お゛お゛お゛ぉぉぉ♡♡♡」

 

 普段の貴族然とした態度が嘘のように野太い獣のような声を上げているレイヴェル。

 

 リアスに手伝って貰い、彼女を全裸に剥いてヤリ部屋でほぼ一日拘束してバイブを女陰に突っ込んで放置していたのだ。

 

 昨日は土曜日で今日は日曜日。休日に学園を訪れるのは部活動がある生徒だけで、オカルト研究部しかない旧校舎には乱れているレイヴェルとそんな彼女を眺めている御手洗しかいなかった。

 

 防音されていなければ校舎中に響き渡りそうな程の大音量で喘いでおり、喉が心配になるが彼女は悪魔であり、不死鳥の名を冠する一族の娘だ。仮に喉が潰れたとしても、瞬時に回復されまた直ぐに絶叫に似た嬌声を上げてくれる。

 

 リアスが冥界で作らせた御手洗の肉棒サイズのぶっ太いバイブがウィンウィンと機械音を立てながら、濁りに濁った愛液で濡れている秘所で蠢いている。

 

 大の字の体勢で縛られており、毛の一つもない綺麗な肌は玉のような汗でぐっしょりと濡れている。汗の匂いよりも濃い雌のフェロモンをぷんぷんに漂わせ、女陰から回ってくる快楽に身体を震わせ、暴れようとする。が、四肢を縛られており、無駄に終わる。

 

 そんな事を何度も繰り返し、枯れたような声になりながらも見ている御手洗の名前を呼ぶか叫び声を上げ続けている。昨日の昼に拘束し、様子を見にやってきたのが10分程前。

 

 見ているのもいいが、そろそろ手を出したい。股間の疼きが止まらず、今すぐにでも射精したいと本能に訴えてくる。

 

「お゛っ♡お゛ぉぉぉぉぉぉ♡イく、イくイくイくイくぅぅぅぅぅ……っっ♡♡♡」

 

 絶頂で腰がうねり、ぶしゅぶしゅと鈍い水音を立てながら蜜壺から大量の潮を噴く。レイヴェルの縛られている椅子の周りは潮と愛液で濡れており、乾く暇を与えずに次の体液が飛んでくる。

 

 声を掛けても反応を返さずに悶えているのでバイブを抜き取り、代わりにペニスを一気に押し込む。

 

 どちゅんっ♡と音が聞こえそうな勢いでペニスが蜜壺に飲み込まれ、喘いでいたレイヴェルの意識も一瞬戻る。

 

「あ゛ぁぁぁぁぁ♡……お、おチンポが入って……んひぃぃぃぃぃっ♡♡♡」

 

 昨日から連続して彼女を襲っていた絶頂によって膣内は解れに解れており、ペニスは簡単に最奥に到達する。

 

 少しでも擦れただけで絶頂してしまう媚肉をなぞり、グリグリと子宮口を押し上げる。度重なる絶頂で子種を欲しい欲しいと訴えていた子宮は亀頭の来訪を歓迎し、子宮口がカプカプと亀頭に噛み付く。

 

 子宮の内部は乾いており、鈴口から漏れ出た先走りですら貪欲に啜る。先走りを取り込むと水を得た魚のように膣肉がぐにゅぐにゅと蠢き、ペニスに全力で媚びて精液を強請り始める。

 

「おチンポぉ♡おチンポ気持ち良いんですのっ♡もっと、もっとぉ♡お゛ぉぉぉぉっっ♡♡♡」

 

 丁寧な言葉使いを使えなくなるぐらいに蕩けた彼女の口からは下品にもペニスの事だけを考えた言葉が出てくる。

 

 もしも手を縛られていなかったら、御手洗の背中に腕を回してぎゅっとしがみ付きながら耳元で叫んでいただろう。

 

 ゴシゴシとレイヴェルの媚肉でペニスを磨き、また同じ様にレイヴェルの媚肉を凶悪な女泣かせなカリ首が乱暴に磨いていく。

 

 膣襞の表面だけでなく、その中身すらもなぞるかのように力強く擦れ、凹凸の粒々が痛いぐらいに嬲られる。

 

「イく゛、イき゛ますの゛♡お゛っぉぉぉぉおおお……っっっ♡♡♡」

 

 只でさえ野太かった喘ぎ声なのに、ペニスから与えられた快楽での絶頂ボイスは更に大きく、下品だった。

 

 達すると同時に膣肉がギチギチに狭まりペニスが締め付けられてしまう。そんな意地悪をするやつはこうだと抽挿を早め、子宮口近くの肉を嬲るかのように亀頭でグリグリと弄る。

 

 躾られたポルチオはそれだけで絶頂するほどの快楽を生み、達している最中だというのにまたも激しく腰をうねって絶頂する。

 

 尿道からはひっきりなしに潮が出続けており、このままでは死にはせずとも喉がカラカラで折角のイく声が聞こえなくなってしまう。喉が渇いていると思って持ってきたペットボトルの水を口に含み、唇を重ねてゆっくりと流し込んでいく。

 

「んぶぅ♡んく……んく……水、水もっと下さいませ♡んれぇー、れろれろ♡」

 

 含んだ分を移し終え、唇を離すともっとくれと舌を出して強請る。

 

 フェラをさせる前に舌の体操の動きに似ている。顔を隠し写真を撮ったらどれだけの値段で売れるのだろうか。それぐらい今のレイヴェルは淫らで美しい。

 

 流石に今のままで放置は可哀想なので、ペットボトルの水が空になるまで口移しをしてあげた。

 

「ふぁぁあああっ、おっ、ほっほぉぉおおおッ♡お゛っ♡お゛っ♡おチンポが大きくなってきてますわっ♡もう出るのですわねっ♡出して下さい♡隆様のザーメン欲しいですわっ♡どうか遠慮なさらずに沢山お出し下さいませっ♡♡♡」

 

 暗い部屋の中で只一人快楽に溺れさせられていた時とは違い、目の前で腰を振っている愛しい()を視界に収めたレイヴェルの意識がはっきりとしてくる。

 

 快楽を貪っていいだけの時とは違い、今は自分の所有者である御手洗を悦ばせなければならない。灼き切れそうな思考回路を回し、呂律を回して言葉を紡ぐ。

 

 つんと反り返ったペニスが出入りする度にゾワゾワとした快楽が背筋を上っていく。

 

「よっと……こうして持ち上げればもっと深い所、にっ!」

 

「ひぃっ♡あっ♡だ、ダメですわっ♡こんな風に抱っこされたらおチンポがおマンコの奥に♡奥をおチンポが押し上げてきてますっ♡お゛っ♡ダメ、ダメダメダメ♡イく、イきますのぉ……ん゛んんっっっ♡♡♡」

 

 縛られている腕を首に回し、力が全く入っていないレイヴェルの身体を持ち上げる。魔人となった御手洗がレイヴェルのような小柄な少女を持ち上げるのに苦労はせず、簡単に持ち上げられてしまった。

 

 椅子に座ったレイヴェルを犯していた正常位のような体勢から一気に変わり、ペニスの当たる場所も変わっていく。さっきは椅子に座っていた事もあり、中々当たらなかったポルチオを刺激され、体勢が変わったばかりなのに絶頂してしまう。

 

 腰が動く度に肌も擦れ合い、肌の触れ合いだけでも気持ち良くなってしまう。今の発情という言葉が相応しい状態の彼女はちょっとした事で簡単に達してしまう。

 

 降りている子宮口が亀頭にキスを落とし、ペニスを強く締め付ける。彼も限界のようで膣の中でぺニスが一回りも大きくなっている。狂おしいほどの快楽に口の端から透明なよだれを垂らし、唾液と汗が混じったものを顎から滴り落としながら、まるで盛った動物のような甘い鳴き声を漏らす。

 

「もう出る、出るぞレイヴェルっ!」

 

「はい♡はいっ♡(わたくし)もまた一緒にイきますのでどうぞ♡」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 もう出ると思った御手洗は腰を思いっきり突き出し、ペニスの先端が子宮口に密着した状態で溜まった欲望を解き放つ。

 

 陰嚢の中でぐるぐるとその時を待っていた精液が次々に飛び出し、ノーガードで精液を待ち構えていた子宮の中に入っていく。あれだけ欲していた精液がやってきた子宮は歓喜し、その悦びがレイヴェルの脳にまで伝わってくる。

 

「んんんっ♡お゛ぉぉぉぉ♡んっ♡ザーメンが出てますのっ♡私の子宮にびゅるびゅるって♡妊娠したい、したいですわ♡んんんっ♡」

 

 母親とは違い、初めての男性が悪魔すらも孕ませる事が出来る優秀な人間の雄だったレイヴェル。

 

 女としての幸せを味わいながらも、一族の繁栄を考える。その為には彼の子供を妊娠したいのだが、人間の価値観を持つ彼は学生の身分の自分を孕ませる気はないらしい。リアスたちと同じ様に避妊魔法を掛けてはいるが、早くこの魔法を解いて腹を膨らませたい。

 

 でも、自分は彼の道具なのだと言い聞かせる。妊娠させないとは言われてないし、後数年すれば確実に彼の子を産めるのだ。そう言い聞かせながら精液の熱さを子宮越しに堪能する。

 

 ブルブルと身体を震わしながら吐精する彼の姿を見つめながら、あぁやっぱりこの人は素敵だと熱っぽい吐息を漏らす。

 

「お、ぉぉぉぉぉ!?ペニスがマンコに持ってかれそうだ……やっべぇ……1日放置してただけでこんなエロいマンコになるのかよっ」

 

「相手が隆様だからですわよ?幾ら欲望に素直な悪魔と言えど、相手ぐらいは選びますの。私の相手は他の誰でもない隆様で、私は隆様の()ですわ♡エッチな主人に合わせてエッチになるのは必然的だとは思いません?」

 

「いやまぁ、そう言われたらそうだけどさ。俺がエロ坊主なのは百も承知だけど、そう言われると嬉しいのやら照れ臭いのやらで恥ずかしいわ」

 

「ふふっ♡隆様は案外、ストレートな言葉に弱いんですのね。また隆様の事を知れて嬉しいですわ♡でも、今回のような事はあまりして欲しくはないのですが……」

 

「あー、うん……リアスに乗せられてしたけど、結構苦しそうだったもんな。幾らフェニックスと言えども、動けば喉が渇くもんなぁ」

 

「えぇ、そうですわ。隆様に道具のように扱われるのは好きですが、道具を使って気持ち良くされるのはあまり好きではないですの。ちゃんと隆様の指やおチンポで今度からは躾けて下さいまし♡」

 

 頬を赤く染め、彼が喜ぶように媚びた上目遣いでお願いを口にした。

 




本当はぶっ太いって言葉はないのですが、ひらがなで書くよりも伝わる気がしたので表現上書いてます。



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グレイフィア②

※今回、飲尿の描写がありますので苦手な方はブラウザバックを推奨します。


「妊娠して黒くなった乳首に似合っているよグレイフィア」

 

「ありがとうございます。ご主人様からの贈り物、とても嬉しく思いますわ」

 

 そういう銀髪美女のグレイフィアの胸元は完全にはだけ、豊満な乳房が顔を出している。

 

 御手洗の寝室であり、他者から見られる事はなく、存分に彼が見ることが出来るようにと少し胸を強調するように張っている。

 

 そんな乳房の先は妊娠の影響で色素が沈着し、真っ黒に変貌を遂げている。つい2ヶ月前までは処女が如くピンクだった乳首が熟れた女を思わせるエロ乳首になってしまった。

 

 そんな真っ黒な乳首の先には御手洗がプレゼントした彼女の髪と同じ銀色のリング型のピアス。動くと揺れ、服を着ていても存在感を主張するそれはグレイフィアにとって彼に仕えるメイドとしての証であり、また同時に彼の()であることの証だ。

 

「旦那さんには見られたの?」

 

「いえ。あの人とはもう肌を重ねておりません。そもそもご主人様と出会う前からあの人は私を女として見てはいなかったので、気がついていないかと」

 

 結婚し、子供まで産んだ相手の事を適当に切り捨てるグレイフィア。彼女にとってサーゼクス(旦那)は既に過去の男で、御手洗(ご主人様)に言われているからまだ離婚していないだけに過ぎない。

 

「腹も膨らんできたし、そろそろ俺の子供が産まれるのかなぁ」

 

 グレイフィアの腹は相当に膨らんでおり、後数日後には彼の子供を出産する事が決まっている。

 

 幸か不幸か、彼女よりも先に妊娠したヴェネラナと同時期に出産が決まっており、ヴェネラナがえらく喜んでいたのか記憶に新しい。

 

 ただ人間とは違い、頑丈な悪魔は(子宮)が限界まで膨らんだ今でもセックスが容易に行え、母子共に影響は少ない。

 

 悪魔は数が少なく、それに適応する形で身体も丈夫になった。悪魔の数が減った時期には既に成人していたグレイフィアだが、長い年月を生きる間にすっかり新しく生まれた新悪魔とでも呼ぶべきリアス達と同様の体になっていたのだ。

 

 そんなグレイフィアの腹を撫でながらまだ見ぬ自身の子供へと思いを馳せる御手洗。

 

 ヴェネラナもグレイフィアも宿したのは娘であり、既に彼女達の中では彼に捧げる予定らしい。自分と同じ血が通った娘を犯す事の背徳感に流石の御手洗も言葉が出ず、否定を口する前に決定された。因みに、悪魔は母親の種族を継いで産まれるので悪魔の女からは確定で悪魔が産まれる。

 

「出産前にもかかわらず疼く卑しいおマンコにどうかご主人様の寵愛をください。既に愛液で濡れており、準備は万端です」

 

 足を大きく開き、着ていたメイド服のスカートを捲り上げ懇願するグレイフィア。澄ました表情は崩れ、彼の雌らしい発情した顔を隠しもせずにさらけ出す。 

 

 グレイフィアの誘惑に乗せられた御手洗はすぐさまにズボンを脱ぎ捨て隆起したペニスをまろび出す。

 

 瞬間辺りに漂う、濃厚なまでの雄の性臭。グレイフィアが初めて見たときよりも逞しく成長したそれは長く太く、雄としての優秀さや偉大さを否が応でも雌に教え込ませてしまう。鼻を突き抜け脳回路をガツンと犯す性臭に目眩を起こしながらも股を従順に開き、ペニスの挿入を懇願する。

 

 メイドである彼女はリアス達のような()とは違い、積極的に彼のペニスを貪るようなはしたない真似はしない。

 

 あくまで自身を下にし、主である御手洗が挿入したくなれば受け入れるという受け身の姿勢を貫いている。が、湧き上がる性欲や獣欲は理性を上回り、今回のように下品にもグレイフィアの方から股を開いてしまう事ばかりだ。

 

 グレイフィアの女陰は既に蜜で溢れかえっており、テカテカと照明の光で煌めく。

 

 小陰唇のビラもはみ出て、すっかり大人の女性の女性器となったことをまだ彼女の(サーゼクス)は知らない。乳首同様に色素が沈着し、見た目はグロマンなのだが中身は一級品でぺニスを一度咥え込むと適度に締め付けながらも、入ってきた雄に射精を促す名器だ。

 

 ヌチュリと粘膜同士が擦れる音がすると、亀頭から順に肉棒が蜜壺に飲み込まれていく。出産への準備を整えた蜜壺は極太のペニスであろうと容易に受け入れ、最奥である子宮へと導いていく。

 

 襞の一つ一つが敏感なカリ首や竿肉、亀頭に擦れ、御手洗もグレイフィアも気持ちよくなって声を漏らしてしまう。

 

「ご主人様のおチンポ♡とても大きいです♡ご主人様の赤ちゃんがいる子宮が持ち上げられて幸せです♡」

 

 うっとりと雌の表情の中に母親の表情を混ぜた顔で御手洗を見つめるグレイフィア。

 

 立ったまま繋がった二人はゆっくりと腹の中の赤子に気を使って布団に倒れ込む。

 

 あのまま立ってのセックスもいいが、万が一があってはとの考えだ。照明に照らされるグレイフィアの裸体は見事なモノだ。

 

 妊娠した事で肥大化した母乳たっぷりな乳房。先端の乳首とその周りの乳輪は真っ黒でありながらも乳首を貫いているピアスがいやらしさを倍増させている。繋がったからか、興奮で期待したからなのか既に真っ黒な乳首には乳白色の母乳が滲んでおり、ぷんと辺り一面に甘ったるい匂いが充満している。

 

 少し視線をズラすと妊娠した事で大きく膨らんだ腹部が目に入る。無数の青白い血管が浮かび上がった真っ白な肌は妊娠相手だというのに妙な色気を感じさせる。

 

 紫色に妖しく光る淫紋。御手洗が触れるだけで強制的にグレイフィアを発情させることが出来る。まさに奴隷の証であり、彼女にとって彼のモノであるとの証だ。

 

 更にその下には銀色の陰毛が丁寧に切り揃えられており、指で触るとザリザリとしながらも美女の陰毛という材料もあってひどく興奮出来るだろう。

 

 そんな陰毛の下には現在進行形でペニスを食べている蜜壺が口を開いている。よく蜜壺は魚介類のアワビに例えられるがまさにその通りの見た目をしている。ただ処女は少し違うが、それでもセックスの経験を積んだ蜜壺は中身のビラがはみ出し、アワビのように見えてしまうのだ。

 

 腹に痛みがないようにと細心の注意をはらいながらピストンを開始する。

 

「んっ♡……ご主人様のおチンポが動いて……あんっ♡そこっ♡虐めちゃぁ……♡」

 

 グレイフィアの弱点である腹側のザラザラとした部分を念入りに亀頭で扱くと直ぐに甘い声が漏れ出てくる。

 

 止めてくれと口にするものの、彼女の腰は快楽を素直に得ようと気持ちの良い場所にペニスが当たるようにクイクイと動いている。

 

 旦那にも見せた事のない、一匹の雌としての姿。この先、御手洗以外には見せないだろうと心から思う自身の媚びた姿を存分に見せつけながら浅ましく彼のピストンに合わせて腰を振る。まるで夫婦の協同作業のように。

 

「グレイフィアのマンコ、最高だぞっ!」

 

「あ、ありがとうございます♡ご主人様に褒められると嬉しくなってつい締め付けちゃいます♡」

 

 彼女の言う通り褒められた瞬間、膣肉がペニスをキュッと締め付け刺激している。

 

 布団で大きく足を開いた彼女の腕を掴んでのセックスは征服感をこれ以上なく刺激してきて、それはペニスにも影響を及ぼす。他の男の子を産んだ腹は今や自分のモノであり、今のように気遣ってはいるものの物扱いに近いような感じのセックスが出来るのはグレイフィアを含めても数人だ。

 

 リアス達のような現役の女子高生を味わうのもいいが、偶には他人の女だった美女をセックスで満たし、下品に喘がせるのはこれ以上ないストレス発散になる。

 

 アーシア達と距離が近くなって以来、御手洗は学園でも男子生徒達から嫉妬を含んだ視線に晒されている。溜まったストレスをぶつけるかのようにヴェネラナや八坂を呼んでの叩き付けるような乱暴なピストンでも悦ぶ彼女達は紛れもない変態だろう。

 

「あ゛っ♡……お゛っ……ご主人様のおチンポ……チンポぉ……♡」

 

 うわ言のように男性器の名前を呼びながらも自身で気持ち良くなっている御手洗を見つめるグレイフィア。真珠色の瞳には涙が浮かび、真珠色を染めるかのように真っピンクなハートマークも浮かべている。

 

 雄の力強さを教え込むような力強いピストン。グレイフィアが悪魔ではなく、人間の女性であれば苦しくて痛くて泣き叫びそうな程だが、悪魔である彼女にとってはこれ以上ないほど雄を実感させられる。

 

 悪魔社会は実力主義を謳っていながらも実情は血統主義に近く、実感出来る程男女の差を知る機会はない。それだけにセックスで御手洗は雄を知らしめ、かつて知っていたサーゼクスという雑魚を忘れさせられてしまった。

 

 淫らに開いていた足を彼の腰に回し、ギュッと抱きつく。その間も腕は彼に押さえつけられているが彼女にとってはこれだけでも十分だ。御手洗の一番の女にはなれないがメイドとしてであれば一番になれるだろう。彼に求められれば何処でも股を開き、すぐさまに合体をしよう。そんな彼女の意思表示の表れだ。

 

「あー、出るっザーメン出すから。出産間近な母親マンコに俺のザーメンたらふく飲ませてやるからな」

 

「はいっ、はいっ♡私を孕ませたご主人様の偉大なザーメン、どうかこのまま膣内にお出し下さい♡ご主人様のザーメンの味を知ったらもう他のでは満足出来ません♡出して……出してぇ♡」

 

 メイドしてでもなく、母親としてでもなく、一人の女(一匹の雌)として彼に訴える。この男の子種汁が欲しい、赤子が動く子宮の中にびゅるびゅると出して欲しいと本能がままに口にする。

 

 行為で掻いた汗で肌を滑らせながら、ばっちゅんっ♡ばっちゅんっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡ぐりっ♡ぐりっ♡と上半身は密着したまま、下半身だけを動かして性感を高めていく。

 

 陰嚢の中で温められた精子達が動き出し、早く出させろと催促してくる。理性は焼き切れ、本能がままに種付けしようと腰を振る。

 

「ぅ゛ッ♡ん゛ッ♡んぅ゛ッ♡イグッ♡イグッ♡ぅ゛ッ♡ふぅ゛ッ♡イッ♡グぅ゛ぅぅぅぅッ♡」

 

 獣のような下品な声を響かせ、膣内をビクビクと痙攣させるグレイフィア。端正な顔が台無しで控えめに言っても下品な顔を晒しながら何度も達する。

 

 そんな彼女を無視して御手洗は腰を振っては膨らんだ亀頭で子宮口周りの肉を突いてはギリギリまでペニスを引き抜き勢いを付けて膣内にまた戻す。

 

 小刻みに身体を痙攣させ、何度も細かくピュッ! プシュッ! と潮を吹くグレイフィア。その度に膣内が締まり、ペニスを刺激し、やがて射精の瞬間が訪れる。

 

――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 引き絞ったペニスを深々と叩き込み、ぐりぐりぐりぃっ♡とより奥へ捻り込んだ。

 

 どぷどぷと音を立てて、完全に口を開いた鈴口からゼリーのような半固形でぷるぷるとした精液が子宮に流れ込んでいく。中にいる赤子を溺れさせるような量で僅かに残っている理性が警告を出すが、獣の本能に支配されている御手洗の身体は極上の女への種付けの快楽に酔いしれている。

 

「……お゛ッ♡ほぉ゛ッ♡……お゛ぉ゛ッ♡ぉ゛ぅッ♡ん゛ぅ゛……ッ♡ん゛ほぉ゛ぉ……♡」

 

 気持ち良さそうに喘いでは無意識に膣を引き締め、精液の一滴も零さないとペニスと深く密着する。

 

 子宮から零れた精液が膣襞に染み込むように付着し、それをこそげとるようにカリ首が控えめに引っ掻くとまた軽くアクメを決めてしまう。

 

「んむっ♡……んちゅっ♡ちゅっ♡ふっ……んっ……れろっ♡れろれろ……」

 

 たっぷりと時間を掛けて吐精をすると同時にグレイフィアのぷるんとした肉厚な唇に吸い付いては唾液と一緒に舌を絡め合わせる。

 

 勿論その間もゆったりとしたピストンは続いており、その度に情けなくぴゅっ♡ぴゅっ♡とグレイフィアの尿道からは熱い体液が吹き出ては布団と二人の身体を汚している。

 

 唾液を啜り、お返しと溜まった唾液を飲ませ、手でたっぷりと母乳のつまった乳房を揉んでは先端の黒乳首から乳白色のミルクを撒き散らせ、汗と性臭の匂いで包まれた寝室を再び甘ったるい匂いに包む。

 

「ふーっ、ふーっ……流石はご主人様です♡大変ご立派なお射精でした♡」

 

「グレイフィアのマンコも締め付けが丁度良くて最高だよ」

 

「ありがとうございます♡では愛液やザーメンでドロドロになったおチンポを綺麗にいたしますね」

 

 ヌポッ♡とペニスを女陰から外すと汚いであろうそれを躊躇なく口内に含む。

 

 性への興奮と雌としての本能による発情で熱を帯びた口内は熱く、同じく熱いペニスなのに火傷してしまうのではないかと錯覚を覚える。

 

 唾液でぬめった長い舌がまずは肉棒の表面に付いた汚れをれろれろと舐め取り、自然と溢れる唾液と混ぜて飲み込む。たっぷりと時間を掛けて汚れを舐め取り、それを終えると次は鈴口に窄めた唇で吸い付いては尿道内に残っているであろう御手洗の大事な子種汁を啜る。

 

 彼の出すものであれば何でも大事だと断言出来るぐらいに彼にゾッコンなグレイフィアは嬉しそうに目を細めてはぢゅぅぅぅぅ♡と音を立てて出し切れなかった精液を吸い取る。

 

 それはまるでストローで底に残った飲み物を吸い尽くすような動きでありながらも美女な彼女がやるとこれまた卑猥な絵面だ。まだ射精直後の敏感なペニスを吸引されては御手洗も思わず声を漏らしてはぴゅるぴゅると精液を情けなく零すしかない。

 

 射精で開いた尿道を啜られては身体の奥から込み上げて来るモノがある。

 

「ごめん、グレイフィア。お掃除の途中だけど、ちょっとお手洗いに行ってくるから」

 

「ぢゅぅぅぅぅ♡んっ……問題ありません。このまま私の口の中でスッキリして下さい。私はご主人様のメイドです。ご主人様のおしっこを飲むなど造作もありません」

 

 あーんと口を大きく開き、艶めかしい舌をれろれろと動かしては挑発のようか動きを見せるグレイフィア。

 

 真っ赤な舌がチロチロと動くそれは放尿よりも射精へと雄を誘うようなモノ。ごくりと生唾を飲み込むとペニスの先を彼女の開いた口に向ける。

 

 んっ♡と声を漏らすと先程精液を発射した鈴口から黄色い体液が放物線を描いて目的地であるグレイフィアの口内へと注ぎ込まれていく。

 

 ジョボボボボボと音を立てて口内に溜まっていく尿をこくりこくりと合間に喉だけを動かしてはゆっくりと嚥下させていく。老廃物を含んだそれを嫌な顔一つせずに飲み込んでいく彼女の姿に御手洗も感動を覚える。彼の女達に放尿をさせる事はあっても飲尿プレイなどしなかった御手洗にとって新鮮なモノで、だからこそ記憶に色濃く残るだろう。

 

 それなりに膀胱に尿が溜まっていたようで一分弱かけて全てを出し切った。幾ら狙いを定めても全てが口内には収まりきらず、グレイフィアの白い喉や豊満な乳房をアンモニア臭を放つ体液で汚してしまう。人妻でありながらも他の男(御手洗)専用オナホメイドな彼女を汚した光景は股間に響き、瞬く間に海面体に血液が流れ込む。

 

「どうやらまたおチンポが勃起なされたようですね♡再び私を使って処理なさって下さい♡」

 

 誘惑するような声と流し目で御手洗を見つめるグレイフィアに御手洗は体液や汗で汚れているにもかかわらず彼女を抱き締めると再び合体をした。

 

その日、朝方まで寝室からは雌の嬌声が部屋に響いていた。




黒乳首にピアス、グロマンと私の性癖ですね。いえ、グロマンは別に性癖ではないのですが、処女キャラと違い一応出産経験済みのキャラだからそっちの方が興奮できるかなと思い、こうなりました。やっぱ性癖かな。

さて、これでグレイフィアも二回目の話を書けました。後はヴェネラナぐらいかな。二学期前から出てきて二回目の個人回を書いてないのは。



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ヴェネラナ②

久々のヴェネラナの登場です。

今日で連続投稿終了です。


「案外着れる物なのね。リアスから借りたけどどうかしら」

 

 スカートの端を指で摘まんでヒラヒラと動かすヴェネラナ。

 

 彼女の年齢を考えればコスプレを通り越して苦しいモノだが、若々しい見た目だからかリアスの制服に身を包んでいても違和感は少なかった。せいぜい抱く違和感と言えば、学園でもヴェネラナレベルの美貌を持つ生徒は少ないぐらいだろうか。勿論、筆頭に上がるのは彼女の娘であるリアスだが。

 

 御手洗を悦ばす為だけに駒王学園の制服を着込んでおり、学則など知らんとばかりのミニスカートで、今のようにスカートの端を少し持ち上げるだけであっという間に神聖な場所である秘部を隠している布が見えてしまう。

 

「とてもではないが、出産を終えたばかりの身体には思えないなぁ」

 

「ふふっ、悪魔はみなこうなのよ。また次の子を産んで数を増やせるようにと」

 

「へぇ……じゃあまたヴェネラナを孕ませてもいいんだ」

 

「えぇ、勿論。私の全ては旦那様である隆くんのモノですわ。だからこの今は空いている子宮にまた種付けをしてもいいんですよ」

 

 甘く蕩かすような言葉。

 

 チラリとスカートを摘まんでいた指が制服の上着を摘まむと、真っ白なおよそ経産婦の腹とは思えないなだらかな肌が露わになった。

 

 つい先日、グレイフィアと並んで無事に女の子を二人は出産した。どちらも彼女たちの色を継いでおり、赤子ながらも既に美しさを持っていた。御手洗の子供とは思えないぐらいには彼女たちの血を濃く継いでいる。

 

「じゃあ、今日は久しぶりにヴェネラナの身体で楽しもうかな」

 

 ヴェネラナを抱き締めると可憐な、人妻とは思えない唇に口付けをする。ぬるりと強引に差し込んだ舌で口腔をかき混ぜる。まるで生き物のようにうねる舌で、反射的に動いたヴェネラナの舌と絡み合っていく。

 

「んっ♡んちゅっ♡あむっ♡じゅるるっ♡れろぉ♡じゅるるるるぅ♡」

 

 肉厚な舌を唇で挟んでは勢い良く吸引して、舌ごと唾液を奪い取る。

 

 濃厚なキスをしながら、スカートを押し上げている肉の乗った柔尻を揉みしだく。履いている下着が薄く、紐のように細いので、剥き出しな尻肉の柔らかさを直に触れる。男であれば一度目にすればモノにしたい脂と肉の乗ったデカ尻を撫で回しながらもキスの手を緩めず、にちゃにちゃと音を立てながら舌を通しての唾液交換を行う。

 

 飲み込む度に身体が内側から熱くなるような甘美な唾液。それはヴェネラナも同じなのか、キスをする前と比べるとほんのりと暖かく、汗ばんでいる。汗を掻いたからか、ふわりと汗の匂いに混じって鼻に届く男を雄にさせる雌のフェロモンが強くなった気がする。ふがふがと鼻を鳴らしては肺の中が彼女の匂いで埋め尽くされるのではないかと錯覚するぐらい何度も深呼吸を繰り返す。

 

「んむっ♡ぢゅううううぅ♡ちゅぽっ♡れろれろぉ♡あむっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡」

 

 唇をすぼめて痕が残りそうなほど強く吸ったかと思うと、今度は唇でこちらの舌を挟みわざとらしく音を立てる。

 

 御手洗がヴェネラナの尻肉を触っているように、彼女もまた手持ち無沙汰な指を御手洗の股間へと忍ばせ、勃起しつつある肉棒をさすさすと撫で、勃起を促していく。

 

 手の中でむくむくと大きくなるペニスに気を良くしたのか、御手洗を見つめていたヴェネラナの瞳に喜びが混じる。恋人のように見つめ合いながら相手の身体を触るのは至福の一言だ。

 

 だが、その時間も長くは続かず、興奮が抑えきれなくなってきた二人はどちらかが口にした訳ではないが、ほぼ同時にベッドに倒れ込む。毎回洗濯はしているものの、様々な種類の女を抱いてきたシーツからは甘い匂いが感じられる。同じぐらいには御手洗の汗も吸っている筈なのに。

 

「おっぱいを……?えぇ、どうぞ。お好きなだけお揉み下さい。私の身体は旦那様のモノですから」

 

 ヴェネラナを見た時、デカ尻よりも真っ先に目に付くのは上着を押し上げる豊満な乳房だ。赤子の為に蓄えている母乳の匂いを漂わせる魅惑的な母性の象徴。制服やブラを付けているというのに甘い匂いが届く程だ。

 

 むにゅりと遠慮なしに鷲掴みにすると制服を母乳が滲ませる。次から次へと溢れ出るミルクを手のひらいっぱいに馴染ませながら、ぐにゅぐにゅと形が変わるぐらい力強く乳肉を弄る。本来であれば痛みを感じる強さだというのに、ヴェネラナの口からは甘く、雄を挑発するような喘ぎ声が漏れている。

 

「あんっ♡んっ♡ふんっ♡あっ♡乳首、弄られると直ぐにイっちゃいます♡」

 

 乳房の頂点でむくむくと起き上がった乳首を手のひらですり潰すとビクビクと彼女の身体が震えだす。こうなれば後は時間の問題だ。

 

 御手洗の雌にされた女たちは誰もが躾られており、御手洗の愛撫であっという間にイかされてしまう。紐のような下着がぐっしょりとスカートの中で重くなり、位置がズレてしまい隠すべき陰部が丸見えになってしまっている。まぁ、乳房に夢中な御手洗には関係のない話なのだが。

 

 服越しではつまらなくなったのか捲り上げ、そのままの勢いでブラを外すとぶるんと重低な音を立てて隠されていた乳房が露わになった。

 

 母乳を蓄えて本来よりもワンサイズ大きくなっている。グレイフィアほどではないが、色濃くなった黒っぽい乳首はリアスと姉妹に見間違える程若々しい見た目をしているヴェネラナが経産婦である事を教えてくれる。黒っぽい乳首から白い母乳を噴き零す光景は何と卑猥な事か。

 

 根元から搾り出すように握ると、ジワジワと量が増え母乳の線が出来、そのままベッドに流れ落ちてはシーツにも滲ませる。

 

「エッロぉ……こんなんで母親とか……」

 

「んもぅ♡そんな酷い事言わないで頂戴♡私はリアスとあの娘の母親なのよ♡で・も、それ以上にアナタの女なの♡エロいのは当然よ♡」

 

 発情した()の表情を貼り付けたまま、淫らに微笑む。

 

 あむりと口を開いて乳首を咥え、頬を凹ませ母乳を吸い出す。ヴェネラナの魔力がたっぷりと詰まった母乳は飲んでいるだけで御手洗の精力を刺激し、ズボンの中で肉棒がはちきれんばかりになってしまった。

 

 そんな苦しそうな御手洗に気付いた彼女は手慣れた様子でズボンのチャックを下ろすと、いきり立ったペニスを取り出した。母乳の甘い匂いが充満している部屋の中でも嗅ぎ取れる程濃厚な雄の匂い。まだ風呂に入っていないのか汗の匂いも混じっている。

 

 スンスンと形の良い鼻を鳴らし、分泌した先走りでテカテカな竿を指輪っかで上下に扱く。

 

「これぐらいの強さでいいかしら♡ちょっと強めだけど」

 

「ああ、問題ない。直ぐにでも出したいから、これぐらいの強さの方が丁度いい」

 

「ふふっ、ならこのまま扱いててあげるから、旦那様はおっぱいをちゅうちゅうしてて♡」

 

 左手で御手洗の顔を乳房に押し付けながら、もう反対の手である右手でペニスをリズミカルに扱きあげると嬉しそうに先走りを鈴口から噴き零す。

 

 トロンと瞳を蕩かせ、ペニスから昇ってくる快楽を享受している御手洗は第三者から見れば醜いが、ヴェネラナからすれば愛おしくて仕方ない。ジオティクス()リアス()よりも愛おしく、彼さえいれば生きていけるとすら思ってしまう程、ヴェネラナは御手洗へと思いを寄せている。

 

「ヴェネラナっ……もう……!」

 

「はいっ♡旦那様のお好きなタイミングでぴゅっ♡ぴゅっ♡って出して下さい♡」

 

 指を根元から亀頭まで激しく扱き上げ、根元に持って行った時には玉を転がすように撫でると御手洗の腰が少しずつ持ち上がってくる。玉もぐぐぐっと根元にくっ付き、中ではグルグルと出口を求めて精子が泳いでいる。

 

 ヴェネラナの指がカリ首の肉を撫でた瞬間――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 白く粘っこい体液がぱっくりと口を開いた鈴口から止めどなくぶびゅぶびゅと音を立てながら飛び出していく。

 

 腰を突き上げた体勢でのそれはまるで女の最奥に亀頭を押し込んだ状態での射精のようだ。だが、今回飛び出た精子たちは子孫繁栄という役目を果たせずに無駄死にしていく。

 

 噴水のように射精している御手洗を労るように頭を撫でながら、尿道に一滴も残らないようにと射精の最中にもかかわらず扱き上げる指は止まらない。

 

「うっ……ぐっ……」

 

「最後の一滴まで出してしまいましょうね♡カッコイい射精ですよ♡」

 

 奥歯を噛み締めながら射精の快楽に浸っている御手洗の耳元で囁く。いつの間にか口から外れた乳首はふるふると震えながら母乳を滴らせてはシーツを汚す。

 

「んっ♡ふっ♡これで、終わりのようね♡じゃあこの飛び散ったザーメンを……じゅるるるるる♡んく……んく♡じゅるるるるる♡」

 

 ゼリーのようにぷるぷるとした精液を指で摘まみ上げ、イヤらしく音を立てながら口内に含み、喉を鳴らして嚥下していく。

 

 生臭く、喉を何度も鳴らさなければ飲み込む事の出来ない精液を恍惚とした表情を浮かべながら口に運ぶ彼女は悪魔……いや、淫魔(サキュバス)のようだ。飲み込む度に身体を震わし、口を開いている花弁からは白く濁った愛液(本気汁)を漏らし、性交への準備を既に終え、最早妊娠の準備すら整えてしまっている。

 

 精液を飲み込む度に軽く絶頂しながらも、二人の身体に飛び散った精液の大半を胃へと収め終わった。残りはシーツなどに沁みて、物理的に無理だった。

 

「んくっ♡はぁ……これで全部ね。旦那様のおチンポもまだまだ元気な様子♡次はどうするの?」

 

「んー……なら、このおっぱいで気持ち良くしてもらおうかな」

 

「んふふ♡パイズリね、任せて頂戴♡」

 

 ベッドから降り、御手洗の足下で跪くと、母乳と御手洗の唾液で濡れた乳房を開く。母乳の甘い匂いと汗の匂い、それらに混ざった発情した雌の匂いが雄の情欲をこれでもかと煽る。

 

 射精直後にもかかわらず、ある程度の硬度を持っていたペニスに再び大量の血液が送り込まれビキビキと悍ましい血管を浮かび上がらせる。それは生娘が見れば恐怖のあまり泣き出しそうな程にグロテスクだ。

 

 だがヴェネラナはそれには気にも止めず、開いた乳房に口内でぐちゃぐちゃと溜め込んだ雌臭い唾液をたっぷりと掛ける。にゅちゅっ♡にゅっちゅっ♡と卑猥な音楽を奏でながら御手洗専用のおっぱいオナホが完成させる。

 

 ペニスだけでなく、顔を埋めたくなる雌の濃厚な匂いを放つ魅惑の果実。隙間なく二つの山を重ねると深い谷間が出来上がる。汗ばんだ下乳と、射精した後に残った精液を啜られた為、ヴェネラナの唾液でテカテカとしている亀頭がむにゅりと触れ合う。

 

「では旦那様のおチンポをおっぱいで気持ち良くしていきますね♡まずはゆっ……くりとおチンポをおっぱいで挟んで……んふっ♡すっごい♡おっぱいには自信があったのにおチンポが顔を出しちゃってる♡」

 

 谷間の先からは赤黒い亀頭が顔を覗かせており、ヴェネラナの豊満な乳房を以ってしても覆い隠す事は出来なかった。

 

 狭くも柔らかい乳肉による道を突き抜けた肉棒は唾液と母乳で濡れていた。顔を寄せ匂いを嗅がれると濡れている事もあって、少し肌寒く感じてしまう。だから、早く奉仕しろと腰を突き上げると、我に返ったヴェネラナはゆっくりと丁寧に乳房を上下に動かし始めた。

 

「あぁ♡おっぱいがおチンポであつぅいっ♡おっぱいを動かす度に匂いが濃くなってきてぇ……んっ♡ふんっ♡あぁ♡女を雌にする匂いがいっぱいぃ♡」

 

 挟んだ乳房が擦れる度に濃厚なペニスの匂いが立ち昇りヴェネラナの鼻を通り抜け思考回路すらを麻痺させていく。男を知らない女でも発情させそうな匂いを堪能しながら奉仕する彼女は幸せを感じながらも愛撫する手は止まらない。

 

 母乳と先走り、唾液が混ざり合って潤滑油となり、乳房が動くとにっちゅっ♡にっちゅっ♡とイヤらしい音を奏でる。

 

 パイズリは本来、粘膜同士の触れ合いであるフェラチオやセックスと比べると得られる快楽は少ない。乳房が如何に柔らかいと言えど肌との接触だからだ。

 

 だが、ヴェネラナのような美人を足下に跪かせ、母性の象徴である乳房を使って奉仕させる事は男として満たされる。心の充足感が満たされる事で肉体も気持ち良くなり、満足が行く射精が出来るのだ。

 

 溢れ出る先走りを拭うかのように乳圧を高めながら強く、ゆっくりと乳房が動いていく。乳肉が振り下ろされるたびに波打ち、ぱちゅんっ♡ぱちゅんっ♡と肉を打つ音が部屋に響き渡る。

 

 大げさなぐらいペニスを扱くストロークを大きくしたパイズリ。リアスと同等かそれ以上のサイズの乳房で行われるパイズリはペニスに奉仕しているのではなく、まるでペニスが乳房に犯されているかのようだ。乳房の重い音が鳴る度に谷間に集まった体液が飛び散り、御手洗の足やヴェネラナの顔に掛かる。

 

「単調な上下運動だけでなく……ズリズリって交互におっぱいを順番に動かしてぇ♡」

 

 奉仕を解説しているヴェネラナの顔は幸せに満ちている。まるで奉仕するのが生き甲斐だと言わんばかりだ。

 

 熟練の風俗嬢も顔負けなテクニックでペニスを擦り扱く。谷間に溜まったエッチな汁は乳房の動きに合わせて白く濁り、ねっとりと糸を引く。まるで唾液が糸を引くかのように。

 

 混ざり合った体液の中で一番強かったのが唾液なのか、酷い匂いを放つ体液からは甘く、雄を煽るフェロモンがぷんぷんと香ってくる。

 

「旦那様に抱かれてから、ディルドを使って練習した甲斐があったわ♡こんなにビクビクっておチンポが悦んでくれて嬉しいっ♡」

 

 母親でも人妻でもなく、一人の女としての彼女が顔を出す。

 

 グレモリー家の良き妻として貞淑にと隠していた淫らな本性が露わになる。そもそもヴェネラナは若い頃は悪魔の数を増やそうと様々な男のペニスを咥え込んできた女だ。そこに愛はなく、事務的に肌を重ねてきたが、それでもしっかりと感じてはいた事もあり、彼女の中でその頃のような火の燻りがふつふつと燃え広がり、今もまた顔を出してしまうのだ。

 

「あぁ♡だめ……おっぱいで奉仕してる側なのに気持ち良くなってきちゃった♡んっ♡だめっ♡乳首が擦れちゃう♡」

 

 たぱん♡たぱん♡とデカ乳が腰を甘く打つ度に御手洗の口からは切ないような声が漏れ、もっともっとと催促するかのように腰がくいくいと動く。

 

「もぅ♡そうやって女をやる気にさせてぇ♡愛しい人に命令(お願い)されるのがこんなに嬉しいなんて知らなかった♡もっと、もっと命令(お願い)して頂戴♡」

 

 奉仕に熱が入り、ヴェネラナの口から漏れる息も熱い。

 

 瞳がトロリと濁り御手洗とペニスを交互に映す。第三者が見れば恋する少女のような表情にも見える

 

 胸を張り、よりペニスに乳肉が纏わり付くようにすると亀頭だけを隠すかのように乳肉で覆う。むにゅぅぅぅぅ♡と上から、横から刺激されペニス全体が甘く震える。

 

 ペニスの弱点であるカリ首に引っかかるように前後に乳房を動かす。

 

「気持ち良さそうね♡怖いぐらいに傘を広げたカリ首におっぱいが擦れるとぴゅっ♡ぴゅっ♡ってカウパーが漏れちゃってるぅ♡もう、そんなにビクビクされると奉仕し辛いわ♡落ち着いて頂戴♡」

 

「ちょ、まっ……!」

 

 静止を呼び掛けようとするも、続けて行われた激しい愛撫に代わりに甘い声が漏れ出てしまう。

 

 ぐっちゅっ♡ぐっちゅっ♡にゅっぷっ♡にゅっぷっ♡と卑猥な音を立てる度に、柔らかでしっとりとした乳肉がカリ首の溝を、裏筋を擦っていく。豊満な乳肉から時々、赤黒く、快楽でパンパンに膨らんだ亀頭が顔を覗かせている。

 

「あっ♡もう出るのね♡いいわ、出して♡おっぱいがドロドロになるぐらいいっぱい出して♡」

 

 敏感な弱点を徹底的に虐められ、高まった射精欲がペニスの震えに繋がりヴェネラナに伝える。狭い尿道の中をぐつぐつに煮え滾ったゼリーのような精液が上り、鈴口がぱっくりと口を開く。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 柔らかな乳肉をペニスで掻き分けるようにデカ乳をずり下ろし、腰をしたたかに打ち付けると、堰を切ったかのように射精する。

 

「わっ♡すっごぉい♡こんなに沢山出てるぅ♡」

 

 谷間に収まりきらなかった精液は横乳を伝って溢れていくが、粘度が高いせいでマーキングするように乳肉全体にべっとりとへばり付く

 

 青臭い精液の匂いが部屋に充満し、顔をしかめる御手洗とは正反対にヴェネラナはうっとりとしている。谷間の中でペニスが脈打つ度に、女としての幸せを感じる。どくんどくんと力強く、リズム良く精を放つ。

 

「んふっ♡やっと収まった♡あむっ……じゅずずずずずっ♡んっ♡んく……んく♡っぱぁ……すっごい濃い♡一回目と変わらないぐらい濃くて、ドロドロでにっがぁい♡こんなの女に飲ませちゃいけないわよ♡」

 

 そう言いながらも精液を啜る口は止まらず、亀頭をぱっくりと咥え尿道に残った分もしっかりと飲み干す。谷間に溜まった体液と一緒に精液を啜り、胃にボトボトと音を立てて落ちているかのようだ。

 

 胃に入る度に身体が熱くなり、只でさえ愛液でぐしょぐしょになっている女陰の肉が解れていく。

 

「っ!……はぁ、はぁ……ダメだって言ったのに相変わらず強引にザーメンを強請るなぁ」

 

「んふふ♡私をそう変えたのは旦那様ですよ?前までは貞淑を心掛けていた良き妻でしたのに♡こんなエッチで淫らな女にさせた……いえ、戻したのはア・ナ・タ♡」

 

「くっ……なら仕方ないか。ヴェネラナのような良い女がそのままってのは勿体ないからな」

 

「でしょ?じゃあ、このまま三回戦といきましょ?」

 

 足を開き、自分の指で秘所を開いて御手洗を淫らに誘う。

 

 朝日が昇るまで二人は獣のように交じりあった。




あれ?何時の間にか御手洗くんが捕食されてた?攻めと受けが逆転してる気が否めないけどま、いっか。

最近♡マーク使いすぎな気がする。これだけあっても大丈夫ですかね。

これで序盤に登場したキャラで二回目以降も出番がないのはギャスパーぐらいですかね。ソーナはリアスとダブルで登場させましたし、プレイを考えてみないといけませんね。

あとオリジナルの娘とか要らないですよね。個人的にはパパとかお父様とかロリキャラに言わせるって言う特殊な性癖を持っていますが、態々この作品でやらなくてもいい気がしますし。もし欲しいという方が一定数入れば考えるとします。現在は未定です。因みに言えば、他人の娘に言わせた方が個人的には興奮します。割とヤバいとは思ってる性癖です。



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小猫③

サブタイを小猫のままにするか、②から白音にするのか悩みどころ。途中でタイトル変わるって展開は好きですけど、SSではいるのかなぁ?


「呼ばれたから来たが……って白音?」

 

「えぇ、私ですよ先輩」

 

 何時ものヤリ部屋に呼び出されやって来た御手洗の目に入ったのは白音らしくない白音だった。思わず御手洗が本人か問い掛けるぐらいには。

 

 背丈や雰囲気は変わらないが、一部分だけが大きく変化しており、それのせいで御手洗が疑問に思ったのだ。

 

「姉様に教えて貰ったんですけど、仙術を使ってみたんです。どうですか?リアス部長並みの大きさにしたんですけど」

 

 ユサユサと胸元を押し上げる魅惑の果実を揺らす。乳房を固定するブラを付けていないのか、制服越しにもかかわらず、大きく揺れている。

 

「羨んではいましたけど、大きいと大きいで結構大変ですね。肩が凝ってきますし、制服も駄目になりそうです」

 

 白音が着ている制服はあくまでも、普段の彼女に合うように仕立てられており、今のように一部分が変化しているとみちみちと音が鳴って直ぐにでも破けてしまいそうだ。

 

「本当は身長も姉様並みに伸ばそうと思ったんですけど、これなら他の人と被りませんからね」

 

 御手洗の女となった娘らは高身長が多い。アーシアや白音、九重と言った例外がいるが、女子の平均よりは高い人が多い。

 

 身長に見合った豊満な身体付きの者たちばかりで、今の白音のように小柄ながらも豊満な女性はいない。だからこそ彼女は少しドヤ顔気味で口にするのだ。彼の特別になれるのだと。

 

「見た目だけでなく、本当に中までみっちりと肉が詰まってるなぁ……」

 

 白音の許可も取らずにむにゅぅぅぅぅ♡と制服ごと乳房を力いっぱいに鷲掴みにする。痛いぐらいの力だが、妖怪であり、悪魔でもある白音にはこれっぽっちも痛みはない。

 

 正面から鷲掴みにしており、豊満な乳房の中身を確かめるようにグニグニと好き放題に揉みしだく。手のひらが乳首を擦る度に嬉しそうな甘い声が漏れており、白音はなすがままだ。

 

「こんなちっこいのにおっぱいだけデカいとかエロすぎだろ」

 

「んっ♡ふっ♡あんっ♡先輩の好みに合ったようで嬉しいですっ♡立ったままじゃあ辛いでしょうし、ベッドに行きましょう♡」

 

 御手洗の組んだ胡座の上に小さな尻を乗せて、すっぽりと覆い隠される白音。

 

 彼の両の手が二つの果実をぐにぐにと触っている間二人は唾液をたっぷりと付けたラブラブなベロちゅーをしていた。

 

「っっ♡ちゅぶ♡れろぉ♡れぇ♡れろれろっ♡」

 

 手のひらから零れ落ちんばかりの巨乳を揉みしだいていると、こっちにもよこせとばかりに御手洗が舌を突きだしてくる。

 

 猫じゃらしを前にした猫のように舌をじっと見つめた白音はあむりと御手洗の舌を咥え込むと口淫のように吸い込んだり、大きな肉厚の舌に自身の小さな舌を絡めて交わりながら唇を重ねる。

 

「んっ♡じゅるるるっ♡れろぉ♡れろれろっ♡ふんっ♡あっ♡あっ♡」

 

 手の中で好き勝手にされている乳房の先端が芯を持ったかのように固くなり、クリクリと指で摘まんで弄ると甘えたような声と鼻息がキスをしている唇の端や鼻から漏れる。

 

 白音はアーシアよりも奉仕心はないが、番と決めた御手洗からの奉仕はなすがままのスタンスを取っている。彼から命令(お願い)されればどんな事もするが、基本的には御手洗任せだ。

 

 それは彼女の性格や、猫又という種族から来るモノで、他の女とは違う意味で御手洗を楽しませてくれる。

 

 御手洗が命令(お願い)すれば人に見られていても彼女はエッチな事をしてくれるだろう。それぐらいには御手洗に本能も理性も屈服している。彼にさえ見放されなければ良いのだ。

 

「はむっ♡んっ♡あっ♡だめっ♡もう、きちゃいますっ♡イく、イくイきます♡んんん……ふぅぅぅ♡♡♡んっ♡」

 

 一際甲高い声を出すと、一瞬全身を硬直させぐったりと身体を御手洗に預ける。

 

 大きくなった乳房は感度も上がっており、ちょっとの愛撫だけで絶頂してしまった。制服のスカートの奥でひっそりとしていた秘所が熱を帯び、白い無地なパンツの一部分だけを色濃く変える。

 

 制服した白音から立ち上る濃厚なまでの雌のフェロモン。リアスを始めとする御手洗の女たちは御手洗に絶頂させられる度に美しく、淫らに変化していく。彼の期待に応えよう、彼の好みの身体になろう。本能がそう働きかけ、心だけでなく身体すらも変化していくのだ。

 

「もうイったのかよ。エッチな雌猫だなぁ」

 

「んもぅ……先輩が上手いんですよぉ♡少しは自覚して下さい。今の先輩は女の子を簡単に雌に変えられちゃうようなヤリチンさんなんです♡私みたいな女の子()は直ぐにイっちゃいますよ♡」

 

「ふーん……あんまり実感ないけど、数だけ言えば確かにヤリチンかぁ……こんな幸せな毎日を送るなんて一年前の俺は思ってもなかっただろうなぁ……」

 

 リアスと出会ったのが、今年の春。

 

 それから半年以上の月日が経つが、セックスばかりの毎日を送っていた気がする御手洗。性への関心が強い時期に女の味を知ってしまったが故の過ちだ。

 

「ほら先輩♡考え事も良いですけど、次は何をするんですか♡」

 

「んー……せっかくのおっぱいだし、パイズリ……縦パイズリをしようかな」

 

「縦パイズリ……ですか?確かそれって女の人がおっぱいを持ち上げて出来た谷間におチンポを好き勝手ってに入れる奴ですよね」

 

「そーそー。この部屋にはちゃんとローションも置いてあるし……いや、白音の唾で代用させた方がエロいか」

 

「本当に変態さんですね♡じゃあ準備をするんで待ってて下さい♡」

 

 ブレザーを脱ぎ、上半身をワイシャツだけにすると第一、第二ボタンを外してその下にある乳房の谷間に唾液を垂らす。くちゅくちゅと口内で溜め込んだからか白く泡立っている箇所もあり、何だか思った以上に卑猥な光景だ。

 

 真っ白な肌を光らせるかのように唾液が谷間の中を通り抜け、そのまま下乳に届くことなく谷間の間で溜まる。そのままぐっちゅっ♡ぐっちゅっ♡と横から乳房を揉み、内側の乳肉に唾液が満遍なく染み渡るようにしたら完成だ。

 

「完成です♡どうぞ、先輩だけのおっぱいオナホールです♡おっぱいの処女も先輩に上げちゃいます♡」

 

 ちっぱいでまだパイズリをした事のなかった白音。

 

 仙術の力を借りたとはいえ、今の姿は紛れもなく未来の自分の姿。一部分だけと言えど、将来的には黒歌と同じぐらいにはグラマラスな女性になるのだ。

 

 そんな男を誘惑させる乳房を使って奉仕は初めての事もあり、御手洗を興奮させる為にも敢えてハジメテという言葉ではなく処女という言葉を使う。

 

 現に御手洗は興奮したようでズボンを勢い良く下ろすと、いきり立った肉棒を開けた第三ボタンの場所に突き刺してきた。

 

 先程まで開いていた第一、第二ボタンは口を閉じており、今の白音の乳房を直に感じられるのは第三ボタンの場所だけだ。ねっとりとした熱い唾液がべっとりと付いている乳肌は優しく肉棒を包み込む。柔らかく、それでいて適度な張りをもったそれは正に女の憧れ。

 

「先輩のおチンポ熱いですっ♡私にこれだけ興奮してくれたんですね、嬉しいです♡このままおっぱいを手で下から支えてますから、先輩の好きなように動いていいですよ。多少乱暴でも、妖怪であり悪魔でもありますから大丈夫です♡」

 

「じゃあお言葉に甘えて。縦パイズリってした事なかったから結構楽しみにしてたんだ」

 

「ふふっ♡じゃあ私がハジメテなんですね……先輩のハジメテを頂いちゃいました♡」

 

 嬉しそうに細める瞳の奥には隠しきれない興奮が混じっていた。

 

 御手洗のハジメテは悉くリアスに奪われている。キスも童貞も尻穴を使った交尾も。だからこそ縦パイズリというモノでもハジメテを貰えたのが嬉しいのだ。

 

 みっちりと細部まで肉の詰まった乳房の谷間をペニスが出たり入ったりと繰り返す。先っぽから漏れた先走りがドロドロと汚し、所有権を主張するかのようだ。

 

 下から重い乳房を支える白音と、縦パイズリを堪能する為に横から乳房を掴んでいる御手洗。まるで本当の道具のように扱われる事に喜びを感じていく白音。前までは彼のペットになりたいと思い、黒い首輪を模したチョーカーも貰ったというのに何故か今はその思いが強い。

 

「先輩が獣のように夢中になって腰振りしてます♡あぁ……今の私って先輩の性処理用の道具になっちゃってるんだぁ♡」

 

 小声で呟いた言葉の後半はパイズリに夢中になっている御手洗の耳には届かなかった。

 

 はっはっはっと息を荒くした犬のような呼吸をしながらばちゅんっ♡ばちゅんっ♡と腰を乳房に勢い良く打ち付けている。跡が残りそうなぐらい力強く乳房を鷲掴みにされており、その痛みすら白音は愛おしく思ってしまう。

 

 ぐっちゅっ♡ぐっちゅっ♡にゅっぷっ♡にゅっぷっ♡と先走りと唾液、それに動いて掻いた汗がペニスと擦れる度に卑猥な水音を奏で聞いている者を興奮させる。

 

「あんっ♡カリ首がおっぱいのお肉をグリグリぃぃってしてますっ♡だめですよぉ……おっぱいは赤ちゃんに母乳をあげる大事なモノなんですからぁ♡」

 

「白音っ……白音のおっぱい気持ち良すぎ」

 

 御手洗の為だけに仕立てられた専用の乳肉オナホール。まるで一人で慰めていた時のような腰の動きながらも、人肌で温かい乳房に感動を覚える。

 

 乳房の最奥である胸板に亀頭が当たる度に甘く切ない快楽がビリビリと流れてくる。気持ち良さそうな顔を隠しもしない御手洗を熱に浮かされたかのように白音は見つめている。

 

「先輩♡ううん……ご主人様ぁ♡もっと白音で気持ち良くなって下さい♡あっ♡掴むだけでなく乳首を玩具のように引っ張ったら……んっ♡ふっ♡だめぇ♡またおマンコがムズムズしてきちゃう♡ご主人様の道具なのに勝手に気持ち良くなってきちゃってるぅ♡」

 

 白音の名前を呼びながら夢中になって腰を振っている御手洗と、そんな御手洗を見つめながらも瞳を情欲で濁らせている白音。

 

 ペットと主人というより、奴隷と主人のような関係にすら思えてしまう。ちょうど首には首輪代わりのチョーカーがある事で余計にそう思えてしまうだろう。

 

 乳房を片手で支え、空いた手でくちゅくちゅと筋を下着越しになぞると甘い痺れにも似た快楽が流れる。

 

「んっ♡ふっ♡ご主人様(先輩)のカッコイい腰振りを見てオナニーするの気持ち良い♡なぞるだけじゃ物足りないからぁ……んっ♡きゅっ♡あっ♡くちゅくちゅって引っ掻くと気持ち良いっ♡」

 

 乳房から奏でられる卑猥な音と白音の下半身から奏でられる卑猥な音楽が合わさって部屋中に響き渡る。

 

「白音っ……俺、もうっ……!」

 

「はい♡はいっ♡私も限界ですっ♡一緒にイきましょ♡」

 

 肉と肉のぶつかる音が大きくなり、膣を掻き混ぜる音も大きくなる。膣の浅い所にあるGスポットを指先でカリカリと引っ掻き、溢れ出る愛液を絡める。

 

 乳房の中でパンパンに張った亀頭がドクンと一度大きく脈を打つと――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「イく♡イく、イくイくイくぅぅぅぅぅぅ~~~っっ♡♡♡」

 

 ビクビクと全身を振るわせると、ぶしゅっ♡ぴゅっ♡と盛り上がった尿道から勢い良く熱い体液が飛び出す。御手洗の前でしか見せない下品なアヘ顔を晒しながら、乳肉に弾ける精液の熱と量を感じる。

 

 ぶびゅるるるるっ♡と鈴口から我先にと陰嚢の中で作られた精液が行き場を求めて谷間の隙間を埋めていく。

 

 雌臭い匂いで満たされていた乳房の中が青臭い匂いに包まれていく。精液を乳房で浴びる度に言葉に出来ない多幸感が白音の心と身体に駆け巡る。

 

 所有物となった自分が彼の物の証になったかのようだ。マーキングされたような精液をワイシャツのボタンを全部外して乳房全体に塗り広げる。

匂いが染み付いた頃合いだと思えば、指で掬って綺麗に胃へと収めていく。

 

「んふっ♡ご主人様(先輩)のザーメン美味しいです♡あむっ♡ちゅる♡ちゅるるるるるるっ♡」

 

「うっわぁ……そんな顔してザーメン飲むとかエロいなぁ……クールで有名だった白音とは思えないや」

 

 白音は学園ではマスコットでありながらもそのクールな性格でも有名だった。とてもではないが、今の白音の快楽に溺れた表情ではクールとは言えない。

 

「ねぇ先輩♡次はおマンコを使ったセックスしたいですっ♡」

 

 股を広げて、濡れた秘所を見せ付ける。

 

 小柄な彼女らしい小さな雌穴がパクパクと開閉を繰り返し、雄の肉棒を求めて誘っている。

 

「この雌猫め。ほんと、発情した白音は普段とは別人で俺以上に性欲旺盛だな」

 

 御手洗も自身の性欲が日に日に増しているのを身を持って実感している。だが、白音の性欲も御手洗に匹敵するかもしれない。

 

 身体は熟してはいないが、性の交わりを味わった身体は早く母になりたいと本能が理性を突き上げるのだ。こうなってしまえば白音は何も考える事が出来ずに、主人である御手洗を淫らに誘っては交尾をしてもらうしかない。

 

 オナニーでもある程度の性欲は発散させる事が出来るが、御手洗の予定が空いていれば時間を問わずに連絡を入れている。色んな意味でリアスたちは白音を侮れないと思っていたりする。

 

 結局、その日は二人が気絶するまで交わり続け、翌日の学校生活に多大な支障をきたした。

 




なんか前回に引き続きパイズリ回でしたね。

ロリ巨乳ってあんまり好きじゃないんですよね。ロリはロリらしくつるぺたかデカ尻で居ろと心が叫んでます。でもまぁ、偶には書きたくはなるモノで書いてみました。

後輩キャラって良いですよね。自分に女の子の後輩が中高といた思い出はありませんが。男ならたくさんいるんだよなぁ……。



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九重①

チン嗅ぎロリを書きたかっただけです。

※今回は人によっては苦手なアナルシチュがあります。苦手な人はブラウザバックを推奨します。


「スンスン……主様のおチンポの匂いが濃い……これを嗅いでいろ何て酷いお人じゃ♡」

 

 金の狐少女である九重の顔の上で腰を降ろし、肉棒が顔に乗っかっている。

 

 九重の小さな顔よりも長い肉棒を乗せられたら恐怖を覚える筈なのに彼女は酷い人と言いながらも嬉しそうに鼻を鳴らしてはペニスから香る雄の匂いを堪能している。

 

「狐だから鼻は良く利くからとは言えこの仕打ちは酷いのぅ♡スンスン……んっ♡臭くて酷い匂いなのにもっと嗅ぎたくなってしまう♡」

 

 九重が肉棒の匂いを嗅いでいる間にスルスルと彼女の履いていた袴に似た服を脱がすと御手洗は下着の上に形が浮かび上がっている筋を指でなぞっていた。

 

「んっ♡ふっ♡主様の指が、あ、豆ばかりを弄るのは止め……いっ♡やっ♡簡単に気持ち良くなってしまう♡あっ♡くちゅくちゅって音出しちゃダメじゃあ♡」

 

 幼くも京都で会って以来、何度も呼び出されてはこうして開発を受けてきただけあって、御手洗の太い指をスルスルと飲み込むようになった。

 

 下着を下ろせばむわりと発情した雌の匂いと狐耳と狐尾を持つからか、獣臭さが広がる。九重の恥ずかしい匂いを感じながらも手は緩めずに、口を自然と開くようになってきた蜜壺を人差し指と中指で乱暴に掻き混ぜる。彼女も人ならざる者だけあって、多少の痛みならば容易に耐えられる。それを知った上での乱暴な指使いだ。

 

 片方の手で膣の中を掻き混ぜ、もう片方でちょこんと顔を出している陰核を指の腹で押し潰す。それがとても気持ち良いのか、御手洗の股間の下で甲高い喘ぎ声を響かせる。

 

「ほら九重。気持ち良いのはいいけど、俺のチンポの匂いも覚えないと。嗅ぐだけで発情できるようになろうなー」

 

 相変わらず子供に言い聞かせるような彼の口調。九重は子供扱いされるのが嫌いだが、何故か御手洗にされると興奮してしまう。

 

 御手洗に見た事のない父親を重ねているのか、或いは性癖なのか。おそらくは両方だろう。彼の言葉を耳にすると九重の秘所からは粘っこい白濁とした体液がごぷっ♡と吐き出す。

 

「スンスン……はぁ♡スンスン……おチンポの匂いで頭がおかしくなってしまいそうじゃ♡」

 

 顔を動かし、男性器の中でも一番匂いが濃く、汗を溜めやすい玉袋の裏に鼻を持って行く。

 

 玉袋の匂いを嗅ぐだけで、彼女の顔はトロリと崩れ、人形のように綺麗な顔立ちが台無しとなる。目尻は下がり、興奮で浮かんだ涙が頬に跡を残す。犬が体温調整のようにしているようにはっはっはっと荒い呼吸を繰り返しながら口からは小さな舌が出ている。

 

 匂いを嗅いでいる内に発情した九重の膣内は熱く、愛液で濡れている。ワザと彼女に聞こえるようにくちゅくちゅと音を立てると恥ずかしそうに身動ぎするものの、上から覆い被さられているので無駄な抵抗だ。

 

「あ、主様?ま、まてそこは違う♡おマンコじゃ……んひぃ♡お、お尻の穴ぁ♡指入れちゃあ♡ぅぅぅぅぅぅ♡」

 

 小さな尻の尻たぶを開き、その奥でひっそりとしていたセピア色の蕾を指先でほじくる。少しずつ開発されているアナルはゆっくりとだが、しっかりと太い指を咥え込んでいく。

 

 咥えていた指が違う穴に行って寂しくなったのかパクパクと口を開閉しては雄を誘う女陰。指はアナルを弄り、代わりに蜜壺には口を使って刺激していく。

 

 じゅるじゅると煽るような下品な音を奏ながら飲んでも飲んでも溢れ出る愛液を啜る。八坂と比べてねっとりとはしていないが、サラサラとしており啜るにはもってこいな液体だ。しょっぱさと甘さが混じっており、飲み込む度に胃がカッと熱くなるような錯覚を覚える。

 

「あるじさまぁ♡それダメ♡私、わたしぃぃ♡イく、イくイくイくイくぅぅぅぅぅぅ♡♡♡」

 

 ガクガクと腰を揺らし、ピーンと足を張って腰を突き出したような格好で九重は絶頂した。

 

 指を突っ込んでいるアナルはきゅぅぅぅぅ♡と指を締め付け、離さないとばかりに強烈だ。口を直接付けていた女陰はヒクヒクと痙攣しながらも愛液よりも熱い潮を御手洗の顔に掛けており、下にいる九重からは実に気持ちの良さそうな気の抜けた声だけが聞こえる。

 

「なぁ、九重?このまま責めたらどうなるかな」

 

「……んぅ?……イったばかりだから敏感……またイくとかかの」

 

「んー、分からないか。なら、今日はこのままクンニを続行しようか。引き続き九重はチンポの匂いを嗅いで覚えような」

 

「う……うぅ♡本当に酷いお人じゃ♡」

 

 さっきよりも舌を伸ばし、ベロベロと動かして奥の方まで舐めていく。

 

 年齢通りに幼い肉体なだけはあって浅い膣な為、舌を少し伸ばせば奥まで簡単に届いてしまう。そもそも年齢だけで言えば彼女はまだこのような事をすべきではないのだ。

 

 だが、そこは妖怪と言うべきか。気持ち良くなどなく、異物がやってきて不快感を覚える筈なのに、九重はリアスたちと変わらない()の顔と声を出している。身体も素直に反応し、潮まで噴く始末なのだから。

 

「お゛っ♡おマンコの奥♡主様に舐められてるっ♡私のエッチなお汁飲まれちゃってるっ♡」

 

 愛液を嚥下する時にワザワザ大きく喉を鳴らしていた甲斐があった。

 

 初めて会った時はクリトリスばかり弄って気持ち良くさせたが、今回は先程からずっと愛液を啜っていたのだが漸く気付いたようだ。幾らでも飲める気がする愛液で喉を潤し、お返しとばかりに膣壁の凹凸を舌でなぞる。柔らかくも弾力のある絶品な肉の質感をしっかりと感じる。

 

 ただ啜って気持ち良くさせるだけでなく、腰を動かしては九重の顔に乗っかっているペニスをズリズリと擦り付ける。この69(シックスナイン)の体勢だと御手洗からは見えないが、九重の人形のような綺麗な顔は彼女自身の唾液や涙とペニスから零れている先走りによってグチャグチャだ。

 

 雄臭い匂いに包まれながらも健気に鼻をヒクヒクと鳴らしながら、言われた通りに何度も小さな肺がいっぱいになるまで深呼吸を繰り返す。すっかりと脳内にまで匂いは記憶され、これからはこの匂いを嗅いだだけで、条件反射のように女陰を愛液で濡らすだろう。全ては御手洗の目論見通りに。

 

「よーし、九重。そろそろチンポを咥えてもいいぞ。気が済むまで舐めていいからな」

 

「本当か!?……んふふ♡それじゃあ主様の大事なおチンポを私の小さい口で食べさせてもらうぞ♡はーむっ♡……んっ……ちゅっ……ちゅるっ、ぢゅるるるるっ♡」

 

 鈴口に可愛らしくキスをすると、とぷとぷとお漏らしを続けている先走りを勢い良く啜る。精液よりは飲みやすく、ドロドロとしていない先走りを啜っては口だけでなく、手を使ってペニス全体を刺激していく。

 

 どう頑張っても彼女では収めきれない根元をシコシコと指で作った輪っかでリズム良く扱き、大きく口を開いてまん丸な亀頭とその下のカリ首を舐めしゃぶる。

 

 クンニ中に掻いた汗がペニスを下にしていたからかカリ首の溝に溜まっており、それすらも丁寧に舐め取って綺麗にしていく。へばり付いたような恥垢もしっかりと唾液をまぶしてふやかして剥がして舌先で掠め取っては胃へと流していく。

 

 八坂仕込みでありながら、夜中に淫具(ディルド)を使った特訓の成果をここぞとばかりに実践していく。

 

 これには溜まらず御手洗も甘い吐息を漏らしてしまう。

 

「おぉ……九重の小さな舌が這い回って……ぐっ……やっべぇ、油断すると射精そうだ」

 

「ぢゅぅぅぅぅぅ♡んっ♡れろ……れろぉー……♡ん、ぁ……ふぅ、ん……んっ♡」

 

 鈴口を執拗に舌で弄り、吸い付く。先走りを吸いながらも鈴口だけでなく、しっかりとカリ首の溝の隅の隅まで舌を這わした。

 

 陰嚢から這い上がってくる射精欲を肛門に力を入れる事で我慢する。

 

 自分だけ責められるのは御手洗の好みではないので、さっきよりも大げさ気味な音を立てマンコを責め、アナルに入っぱにしていた指を横に大きく動かす。良い感じに馴染んできた腸肉を指で感じながら、爪先を使ってカリカリと腸壁を引っ掻いて快楽を送り込む。

 

 あれからクリトリスでオナニーをする事を覚えたのか、包皮から顔を出すようになった陰核を口に含んで根元からねっとりと時間を掛けて舐めしゃぶる。小指よりも小さい肉の芽を舌先でチロチロと弄ったり、ちゅぅぅぅぅ♡と頬を凹ませて吸い付いた。ぷりぷりなクリトリスは愛らしく、少し刺激するだけで九重を可愛く喘がせる。

 

「んっ♡ふっ♡私がおチンポを吸っておるのに……気持ち良くなっちゃう♡おチンポのお世話が出来なくなってしまう……♡」

 

 勢い良く吸い付いていたペニスを口から離し、下半身から押し寄せてくる快楽に頭が乗っ取られてしまう。ペニスへの愛撫をしなきゃいけないのに快楽に意識が向いて、顔と口を動かそうにも出来ない。

 

 結果、御手洗の愛撫を無抵抗で受けるしかない。ぶわっと全身に汗を掻き、また強く雌のフェロモンを撒き散らす。

 

 カクカクと腰の動きも早くなり、後少しでまた絶頂するだろう。そんな女の動きを御手洗が見逃す筈もなく、此処が責め時だと舌を何度も奥へ膣口へと行ったり来たりさせる。膣壁から滲み出る愛液をグチャグチャに掻き混ぜ、Gスポットを舌先でグリグリと強く刺激する。

 

 アナルへの愛撫も激しくし、指をもう一本増やしてバラバラに動かしては腸壁を責め立てる。

 

「あっ♡もうダメ♡イく、イっちゃう♡また果ててしまう♡主様にまたイかされちゃう♡お゛っ……うっ……ふぅ……イく、イくイくイくぅぅぅぅぅぅぅぅ……っっ♡♡♡」

 

 ぶしゅっ♡ぷしゅっ♡と一度目よりも多く潮を噴いては身体を痙攣させる。御手洗の顔だけでなく、布団や床を汚し、何度も尿道から熱い潮を派手に撒き散らす。

 

「えっ……?やだ……やだやだぁ♡おしっこ出ちゃう……何で?私おしっこしたくなかったのに♡」

 

 しゃああああああ♡と音を立てながら潮を噴いていた尿道から真っ黄色な尿に放物線を描かせる。彼女の意志ではなく、連続での絶頂で緩んだ膀胱からのモノで力を入れて抑えようとも時既に遅し。

 

 膀胱内に溜め込んでいた全てを出し終えると、弓なりになっていた身体を力無く布団に降ろした。

 

「うっ……ぐすっ……この年でお漏らしなんて……何で私……わたしぃ」

 

「あー、大丈夫だよ。てか意地悪しすぎたな。今のおしっこは自然なおしっこだからさ」

 

「自然なおしっこ?」

 

「尿道が潮を噴いて緩んでいたから潮と一緒におしっこが出ちゃっただけだよ。それに俺は女の子のおしっこで興奮するから大丈夫だよ」

 

「そ、そうか。主様はなかなかの変態さんじゃの」

 

 頬を掻いてそう口にした九重の頬は少し赤かった。

 

 それは羞恥心から来たものか、御手洗の言葉が嬉しかったのか。それは彼女しか分からない。

 




過去最高に少ない文字数ですね。まさか5000文字もいかないとは。ま、まぁ性癖を詰めただけなのでお許しを。

白音とかアーシアみたいな口調になってしまったのが一番悔しいポイント。のじゃロリって書くのやっぱりつれぇわ。
なので、彼女の口調は八坂を真似してたとかの設定でも生やそうかな。

そして、遂に……遂にお気に入り登録が5000人を超えました!!!
これも読者の皆様のお陰です!まさかコレだけの人から評価いただけるとは思ってもいませんでした。これからも頑張ります!


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オーフィス①

序盤の部分が吹き飛んだので、似たような表現が続いているかもしれません。


「んっ♡ちゅっ♡ふっ♡れろぉー……れろ、れろっ♡どう、隆これで良い?」

 

 ペニスに舌を這わし、無表情ながらも上目遣いに見てくる少女……いや幼女の頭を撫でながら御手洗は笑う。

 

「あぁ、気持ち良いよ」

 

「ん、なら良かった。じゃあこのまま続きをする。んっ♡はむっ♡ちゅるっ♡んっ……ちゅ♡れろぉ……♡♡♡」

 

 小さいながらも長く伸ばされた舌が、悍ましい程にいきり立ったペニスの表面を這い回るのは淫靡でありながらも何処かおかしい。

 

 そもそも舐めている少女は明らかにその手のモノに手を出してはいけない年齢にも見える。ただ、彼女の場合は例外だ。

 

 見た目を自由自在に変えることが出来、今の幼女然とした姿も気まぐれに過ぎない。彼女の名前はオーフィス。御手洗は知らないが、裏の世界の住人ならば一度は耳にした事がある名で、無限の龍神とも呼ばれている。

 

 そんな少女が今は御手洗のペニスを舐めており、事情を知る者がいれば白目を向くのは想像に難くない。

 

 先っぽから漏れ出た先走りを見て、オーフィスは小首を傾げた。

 

「先から何か出てきた。隆、これ何?」

 

「それは男が気持ち良くなってきた証で、カウパーって言うんだ。オーフィスのおかげだよ」

 

「カウパー……ん、隆が気持ち良くなってくれてるなら良かった。なら、もっとする」

 

 むちゅむちゅと瑞々しい唇を肉竿に押し付ける。

 

 エラを張ったカリ首に唇が到達すると唇を割って小さな舌が出てくる。チロチロと小猫がミルクを舐めるようにカリ首の溝の隅々まで舐めしゃぶる。唇がカリ首に密着してるからか、スッとした形の良い鼻も肉竿に密着しており、呼吸をする度にむせかえる程濃密な雄の匂いが肺と脳を犯してくる。

 

 思考回路を焼かれながらも、御手洗を気持ち良くさせる一心で舌と唇を動かし刺激する。

 

「はむっ♡ちゅる……ちゅっ♡ぢゅるるるるるっ♡」

 

 オーフィスの愛撫によって付着した唾液が彼女の鼻息によって刺激され少しばかりむず痒い。

 

 もぞもぞと腰の位置を動かして刺激から逃れようとするものの、オーフィスの細腕が腰まで回されている。結局、逃れられずに彼女が満足するまで我慢するしかなかった。

 

「れろっ……れろれろっ♡はむっ♡ここを舐めると隆の腰とチンポが跳ねる。つまり、ここが一番気持ち良いって事」

 

 冷静に分析したオーフィスはそのままカリ首を重点的に責める。舌を使ってカリ首の裏の段差の隅々まで舐め回したり、唇を使ってカリ首の肉を食んだりと教えてもいない方法で御手洗を悦ばせてくる。

 

 カリ首に満足した彼女が次に狙いを定めたのは、先程からずっと先走りをダラダラと漏らし続けている鈴口と亀頭だった。

 

 むちゅりと唇を鈴口に押し付け、そのままの勢いで出てくる先走りを吸い出す。まるで尿道内にストローでも入れられたかのような刺激でありながらも痛みはなく、じゅくじゅくと陰嚢を刺激する快楽だけが流れてくる。

 

 吸い付いている間も視線は御手洗をジッと見つめており、頬を凹まし、鼻下が伸びた下品な顔でもお構いなしのようだ。自意識が薄いオーフィスにしてみたら下品や、変顔と言った感情や言葉はなく、ただ吸い付いて先走りを吸い出しているに過ぎない。

 

 ちゅうちゅうと尿道から溢れ出る先走りを吸引しては喉を小さく鳴らし、胃の中へと収めていく。偶にする食事ぐらいにしか使われた事のないオーフィスの胃に先走りが混じり、少しづつ彼女の意識や肉体を変えていく。即ち、御手洗()に対してより、彼が興奮するようにオーフィスが女らしくなるように。

 それはまだまだ表面化はしないが、気が付いた時には手遅れなぐらいの変化をオーフィスに与えるだろう。何せ、特定の性別を持ってこなかった無限の龍神が女になるのだから。

 

「オーフィス……吸ってるのもいいけど、先っぽを咥えて欲しいな」

 

「……分かった。はむ……んっ♡ちゅっ♡れろぉー……んっ♡……大きい♡」

 

「そうやって先っぽ(亀頭)を口で咥えたら舐めたり、ちゅぽちゅぽって口から離したり、入れたりしてくれたら男は悦ぶよ」

 

「ん……ふぅ……れろぉ……ちゅっ♡ちゅぽっ♡ちゅるるっ……ん……れろ、れろ、れろぉぉ……♡♡♡」

 

 どれだけ卑猥な音を奏でても羞恥心がない彼女が動じる事なく、寧ろ積極的にイヤらしい音を立てながら亀頭を満遍なく弄る。

 

 小さな口いっぱいに頬張り、頬肉を押し付けたり、舌で亀頭の形をなぞったり。唇と舌を動かす度に先走りが唾液と混ざり合い、オーフィスの体内を汚す。ある意味で無垢だった身体を染め上げる程に濃く、雄として優秀な男の遺伝子が体内へと流れていく。

 

 この遺伝子に見合う身体や精神になるべきだと彼女が知る事の出来ない無意識(本能)が身体に働きをかけ、彼女を()に堕としていくのだ。

 

 幼い見た目ながらも実年齢はかなり年を食っていると知っている御手洗に遠慮はなく、無知を良いことに自分好みの愛撫の仕方を教えていく。亀頭を咥えられた状態で舐められるのもその一つだ。

 

 口元には視線を向けることなく、気持ちよさそうに顔を歪ませている御手洗を観察するかのように無表情、無感情な瞳が覗き込むかのように見つめている。流石の御手洗もオーフィスが自意識が薄い事に気がついているので、もっと俺を知ってくれとばかりに視線を合わせ続ける。

 

「ん……ちゅっ♡じゅるるっ……じゅぽっ……ちゅぶ……じゅるるっ♡」

 

「歯を立てないように気をつけてね。チンポは敏感だから痛いのは駄目なんだ。もっと唾液を塗り込むぐらいに舌でゴシゴシしても良いんだよ。それぐらいならチンポも悦ぶから」

 

「んふーっ……ふー……んぅぅっ……ちゅっぼ、ちゅっぼ……♡」

 

 漏れ出る鼻息の勢いは強く、まるで動物のように荒い。

 

 小さな鼻を膨らませる姿は下品だが、そこは美少女というべきか。何をやっても絵になる。卑猥と美しさが同居したとでも言えば良いのだろうか。今のオーフィスからは色気を感じさせる。

 

 肉棒の震えも大きくなり、御手洗の口からも荒い呼吸が漏れ出る。まだまだ単調な事しかオーフィスはしていないが、気持ち良くさせようという心だけで射精してしまいそうな程嬉しく感じる。

 

「オーフィス……もう出そうっ!このまま口の中に出すから、飲まないで溜め込んで」

 

「ん、分かった。じゅぽっ♡はむっ……じゅぷぷぷぅぅっ♡れるれるれるぅぅ♡ちゅ♡ちゅぅぅぅぅ♡」

 

 鈴口に舌先をねじ込み、もっと先走りを漏らせと催促させたり、吸う力を強くしてペニスを吸引したりとラストパートを掛ける。

 

 射精について詳しくは分からないが、御手洗が何やら出すことだけは理解出来たオーフィス。痙攣が激しいペニスを追い立てるように刺激し、その瞬間を待つ。

 

 舌がカリ首に当たった瞬間――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 舌先で弄られていた鈴口が口を開き、その奥からドロドロネバネバとした白濁の液を真っ赤なオーフィスの口内にぶちまける。

 

 射精の快楽に耐えようと近くに手を伸ばし、オーフィスの頭を強く掴んではペニスの根元の方へとグリグリと押し付ける。少し息苦しさを感じながらもオーフィスは黙って御手洗の行為を受け止め、口内を染め上げていく精液の味に眉を顰める。

 

 生臭く、それでいて温かい液体はオーフィスの思考回路を焼くかのように自己主張が激しい。意識が持っていかれそうな程に濃厚なそれを耐え、御手洗が口を開くのを待つ。

 

「……っ……はぁ、気持ち良かった。って頭掴んでた!大丈夫か?」

 

「……ん」

 

 口内は大量の精液で埋まっており、コクリと頷いての返事しか出来ない。頬をパンパンに膨らませており、小柄な体型もあってリスのような小動物みたいだ。

 

「チンポ抜くから我慢しててな。……っと」

 

 ちゅぽっと口から少し柔らかくなった肉棒が離れる。精液と唾液で濡れながらも、まだまだ元気だとばかりに上を向いている。このまま二回戦と本能が囁くが、まずはオーフィスの面倒を見なければ。

 

「口を開いて、口の中を見せて」

 

「ん、あー……」

 

 開かれた口内にはプルプルな精液が所狭しと大量にあり、少し近づいただけでも精液特有の生臭さが感じられる。よく見ると無感情だったオーフィスの瞳の奥が揺らいでおり、興奮しているのだろうか。

 

「辛くないか?」

 

「……ん」

 

「なら、そのまま舌で味わうように動かして」

 

 口内を見せたまま、舌が円を描くかのように動く。真っ白に染まった口内で唯一見える真っ赤な舌。精液をか混ぜるように動いては時折、ピクンと身体を跳ねさせる。

 

 無表情を貼り付けながらも、オーフィスのような幼女の姿で卑猥な事をさせると、背徳感がたっぷりで御手洗の背筋をゾクゾクとした何かが昇っていく。

 

「おぉ……じゃあ最後は溜めたザーメンを涎と一緒に飲み込んで。一気にじゃなく、ゆっくりでいいから」

 

「……んく……んく」

 

 真っ白な喉が動き、口内を我が物顔で占拠している精液が食道を通って胃へと流れていく。喉を焼き尽くしそうな熱さをしたそれが通り過ぎる度に、オーフィスの身体も熱を持ったかのように熱くなる。初めて感じる熱に流石のオーフィスも困惑だ。

 

 困ったように眉を顰め、それでもお願いされたからと一滴も残さずに精液を飲み干した。無限の龍神であるオーフィス以外であれば、初めての口淫で精液を全部受け止める事も、飲み込む事は難しいだろうが彼女はそれを難なくこなした。

 

 口外へ一滴も精液をこぼさずに、受け止め、言われたがままに胃へと収めた。自意識が薄く、彼女の目的以外ではロボットのように命令を効くしかまだ彼女には出来ない。だが、最後の一滴を飲み干すと言われた訳でもないのに、また口を開いて見せる。

 

「んぁー……ちゃんと最後まで飲んだ。どう?隆、悦んだ?」

 

「あ、あぁ。オーフィスのおかげで気持ち良かったよ」

 

「そう……なら良かった。隆のザーメン?も変な味だったけど魔力が濃くて凄かった。これならもっと飲める……かも?」

 

「魔力?まぁいいや。そんな風に言われると男は獣になっちゃうんだぞ。ほら、こんな感じに」

 

 オーフィスを布団に押し倒し、そのまま瞳を覗き込む。

 

 最早無表情ではなく、はっきりとした情欲に瞳は塗れており、無意識ながらも彼女は淫らな行為に興奮しているのだろう。

 

 薄いネグリジェのようなドレスに手を掛け、オーフィスの抵抗が無いことを良いことに、するすると脱がしていく。リアスたちと交わる夜の時間ではなく、オレンジ色の夕陽の光が寝室に差し込まれ、オーフィスの白い裸体を色づかせる。

 

 病的ではないが、日焼けをしたことのなさそうな真っ白な肌。御手洗に近しい者で言うなればアーシアの肌のようだ。幼い頃から孤児院で育ち、教会に属していた彼女のように真っ白で穢れを知らなさそうなオーフィスの肌。

 

 肉付きは薄く、白音や九重よりも女性らしい起伏さはない。それでも彼女独特の雰囲気のおかげで色気を感じさせられ、御手洗は興奮する。というか精神年齢よりも幼い肉体の少女を自分色に染め上げられるチャンスなのだ。興奮しないわけがない。

 

 裸にされてもオーフィスは何も口にせず、御手洗のなすがままにされている。

 

「下着も付けてないのか……あ、でもちゃんと濡れてる。ほら、オーフィス。これ、お前が出したエッチな汁だぞ」

 

「エッチな汁?それは、なに?」

 

「男である俺のチンポを咥えて興奮したって証。ほら、こんなに糸を引いてる。オーフィスのおマンコ……あー、股から出てるんだよ」

 

「ここから……あ、本当に出ている」

 

 ピトピトと自身の指を股間に当て、糸を引く愛液を何度も見つめる。親指と人差し指で愛液をすり潰すようにした後に指同士を離せすと、愛液で出来た透明の橋が現れぷつりと真ん中で切れる。

 

「入れるにしても俺のサイズだと解さないと痛いだろうから、オーフィスのおマンコを指で弄るからな」

 

「ん、分かった。我は何すればいい?」

 

「わ、我?……あー、すげぇ一人称だな。ま、いいや。今度はオーフィスが気持ち良くなる番だから気持ち良くなってくれてればいいよ」

 

「……ん」

 

 御手洗の言う通りに身体から力を抜く。足を広げ、股の中心で息づく秘所に指を伸ばす。

 

 身体が幼いからなのか、それとも生えない体質なのか秘所の周辺には陰毛が影も形もなく、つるりとしている。零れ出た愛液のおかげで周辺は光ってはいるものの、肝心の秘所は見事なまでに綺麗な縦筋であり、明らかに一度も使用した事もなければ、自慰すらしたこともなさそうだ。

 

 傷が付かないように爪を立てないように慎重に指を動かし、愛液を漏らしている秘所を開く。にちゃりと音を立て、開いた花弁は興奮しているからか鮮やかな赤色で彼女の呼吸に合わせて伸縮を繰り返している。一つのしみもくすみもなく、淫らさよりも美しさを感じさせる。

 

 小さな尿道の下にある膣口も小さく、童貞だった頃の御手洗が見れば男のモノを受け入れる事は出来ないと断言しそうな程慎ましい。ひくひくと盛んに動いては彼女の身体と本能に()を感じさせた()を誘惑するかのようだ。

 

「エッろぉ……今から指入れるけど、痛かったら言ってな。気をつけるけど万が一があるからな」

 

「……ん」

 

 声を掛け、無反応なオーフィスの秘所にぬぷぬぷと人差し指を差し込んでいく。

 

 温かく、柔らかさよりも締め付けの強さを感じさせる雌穴。初めてやってきた異物を追い出そうと抵抗を見せるものの、それを上回る力で奥へと入れていく。

 

 小柄な彼女だからか女陰も浅く、指の半分ほどを飲み込んだ辺りで指先に何か膜みたいなモノが当たる。

 

「お、これがオーフィスの処女膜だな。分かるか?指が膜の形に沿っているのを」

 

「……?でも、何か変な感じはする。ムズムズする」

 

「よしよし、それがもっと大きくなると気持ち良いってなるからな。オーフィスが気持ち良くなるのが目的だから、もっと弄ってやるからな」

 

 指で膜を破らないように気をつけながら、指での抽挿を始める。膣壁には愛液が滲んでおり、指が触れる度にくちゅくちゅとイヤらしい音を響かせる。

 

 膣肉が柔らかくなるようにと頭の中で念じながら、解すようにぐりんぐりんと指を回転させる。オーフィスの指とは比べ物にはならない、御手洗の太い指が膣肉を弄っていると、次第に彼女の口からは甘い吐息が漏れだし、腰も合わせてヘコヘコと動き始める。

 

「んっ♡はっ♡なんか、変な声が出ちゃう♡隆、これなに?」

 

 無表情はどこに言ったのかすっかりと発情した雌の表情を貼り付けながら、股間を注視していた御手洗へと声を掛ける。

 

「それが気持ち良いってことだよ。オーフィスのような可愛い女の子が可愛く喘いでいるのが男は好きだからね、もっとその声を聞かせてよ」

 

「ん、隆も好き?」

 

「ああ、勿論。だから、ね?」

 

「ん、分かった♡隆の為に声、聞かせる♡んっ♡ふっ♡あっ♡」

 

 どうやらオーフィスは浅いぬかるみが好きなようで、そこを弄ると腰の動きが早まる。

 

 指の腹で膣壁凹凸をなぞるようにいじくり、傷つかない程度に爪先でカリカリと引っ掻く。どれもがオーフィスには気持ちが良いらしく、口からは嬌声だけがあがる。

 

 段々と締め付けの強かった膣肉も解れ、押し出そうと反発していたのが嘘のかのように指に媚肉がまとわり付いてくる。

 

「っ♡あ、ぁ、ん♡ぁっ、い、ぃっ────あ、ぁっ……!?」

 

 切れ切れに悦びを謳い上げる甲高い声音が、しかし不意に途切れた。代わって漏れたのは困惑を多分に含んださけび。

 

 本来の目的である解しを終えた指はちゅぽっ♡と引き抜かれたのだ。初めて感じる快楽に身を任せていたオーフィスの雌穴は名残り惜しそうに口をパクパクと開閉している。

 

「ぁ♡なんで?もう終わり?」

 

「あらら、そんなに気持ち良くなってたんだ。でもオーフィス、もっと気持ち良くなれる方法があるんだ」

 

「……?何するの?」

 

「セックスだよセックス。いや、響き的には交尾の方がエロいかな」

 

「セックス?交尾?なにそれ」

 

「あー……詳しいことは後で話すけど、オーフィスのおマンコに俺のチンポを入れる事だよ。きっとさっきよりも気持ち良くなれるよ」

 

「……ん、ならして♡我、もっと気持ち良くなりたい♡」

 

「オッケー。合意の上だし、万が一何を言われてもこれでセーフ……かな?何気なく家に付いて来た子だけど……ま、いっか。じゃあ入れるけど、最初は痛いかもしれないけど我慢してね。その後は気持ち良くなれるから」

 

「……ん、分かった。来て、隆♡」

 

 本能がそうさせたのか、オーフィスは両腕を開いて御手洗を歓迎するかのような姿勢を取った。それに引き寄せられた御手洗は彼女の背中に腕を回した体勢でゆっくりと肉棒を蜜壺へと押し込んでいく。

 

 にゅぷぷぷと音がなりそうな感じに肉棒は飲み込まれ、狭く浅い膣内を掻き分けていく。その勢いのままぷちゅりと膜を破り、最奥へと一気に到達した。

 

「ん……!?……確かに痛い……けどこれくらいなら……」

 

「大丈夫か?痛いようだったらこのまま休むけど……」

 

「……大丈夫。痛いけど、これぐらいだったら我慢出来る」

 

「オッケー。ならこのまま動くから、段々と気持ち良くなるからな。さっきみたいにオーフィスの声を聞かせてね」

 

 オーフィスの小さな身体を抑えつけるようにガッチリとホールドし、そのままの体勢で腰だけをゆっくりと引き抜いていく。

 

 ずるるっと膣肉をカリ首が刮ぎ落とすように触れ、ジンジンとした甘い痺れにも似た快楽がオーフィスを襲う。襲い来る快楽の激感に腰から尻にかけての身体の線がわななき、無意識にくいっと腰が持ち上がり引き抜いた御手洗の肉棒へと迫る。それはまるで膣肉だけでなく、彼女の全身を使っての媚びだ。どうか雄よ離れないでくれと言ってるかのよう。

 

 興奮と肉欲で濡れた瞳を白黒させ、オーフィスの両手が御手洗の背中に回される。今この瞬間、無限の龍神は魔人の手に堕ち、これからは彼だけの雌として生きていく事になるだろう。

 

 御手洗には言っていないが、彼女の目的すらもどうでも良くなるような幸せが腰から飛んで来るのだ。無知で純粋な彼女がそれに抗う事が出来る筈もなかった。

 

 幼子が親に甘えてくっ付くかのように御手洗に全身をくっ付けながら、耳元で甘い喘ぎ声を口にする。

 

 結合部から漏れた破瓜の証と泡立ち混ざり合った体液が布団を汚す。

 

「九重には手を出さなかったのに、オーフィスのような小さい娘に出すなんて思わなかったが、想像以上に気分が良い……あー、この背徳感、癖になりそう」

 

 ぱっちゅっ♡ぱっちゅっ♡と肉のぶつかる音に混ざる水音。

 

 ペニスを歓迎するために愛液を次々と滲ませ、滲んだ膣壁を擦り付ける。狭かった膣道が形を覚えるように広がっていき、出し入れをする度に、御手洗専用へと変化していく。

 

 きっと彼以外の男が入れたとしても気持ち良くなることは出来やしないだろう。どんなにオーフィスの膣が名器だとしても、御手洗の肉棒サイズに広がってしまえば他者からするとガバガバな穴に過ぎないのだから。更に言えば、性を学び始めたオーフィスも満足出来ず相手の男を雄ではないと切り捨てるだろう。

 

 ぐりぐりと亀頭で子宮口を弄られるのもオーフィスは気持ち良いらしく、耳元で気持ち良さそうな吐息を漏らす。熱っぽい熱さの息が耳に当たる度に彼女が愛おしくなり、抽挿の速度も増していく。

 

 これが金と仕事の関係だとしたら御手洗はオーフィスに愛情を持つ事はなかったが、良くも悪くも彼女は純粋だ。御手洗に言われた通りに喘ぎ、気持ち良いのを全身で知らせている。そんな彼女の姿が御手洗のハートに刺さったのだ。いつの時代も男は健気に尽くしてくれる女が好きなのだ。

 

 小さな子宮を押し上げ、その中にたっぷひと種付けする為に弱点であるカリ首でズリズリぃ♡ズリズリぃ♡と膣道を掻き分ける。狭い膣道は肉棒で隙間なく埋まり、空気だけが横から入る事が出来る。おかけで卑猥な空気の擦れる音が水音に混ざる。

 

 ぎゅぅぅぅぅぅ♡としがみつくように彼女の身体をすっぽりと覆うとどちゅどちゅと最奥を肉棒で突ついてラストパートをかける。

 

「あっ♡あっ♡あっ♡」

 

 赤黒く丸い亀頭はパンパンに膨れ上がり、ビキビキと肉竿全体が固くなっていく。

 

 オーフィスもまた快楽が頂点への上り詰めており、後少し、ほんの少しで絶頂に至る。

 

 寝室に肉のぶつかる音と、荒い呼吸、それに混じって漏れる甘い吐息が響き渡る。

 

 ぐりゅっと亀頭が子宮口に接触した瞬間――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「あっ♡あっ♡あっ♡あぁぁぁぁぁ……っっ♡♡♡」

 

 絶頂が何かを知ることもなく、オーフィスは至ってしまった。全身が何処かへ行ってしまいそうな浮遊感。男の射精とは違い、女の絶頂は長く続く。

 

 びゅるびゅると熱い液体を子宮で感じながら御手洗を見つめるオーフィスの瞳は虚ろだ。初めて感じた快楽に絶頂。それらを刻み込む為に本能が理性にストップを掛けているのだ。

 

「う゛っ……やっばっ……チンポ気持ち良すぎ!射精とまんねぇ……お゛っ……!」

 

 入る限界まで肉棒を差し込み、子宮にゼロ距離で雄の白濁とした欲望を叩きつけるかのように流し込む。己しか知らなかった無限の龍神(オーフィス)を理解した瞬間で、同時に後戻りが出来なくなった瞬間でもある。

 

 そのままの体勢でいること一分弱、長い射精が終わり陰嚢が軽くなった事で小さくなったペニスを引き抜く。ぽっかりと御手洗の形に口開いた膣口からは精液が溢れ出ており、まるで膣が射精しているかのようだ。

 

「……ふぅ。って、おいオーフィス?大丈夫か?大丈夫だよな?息してるし気絶したのか?……あー、こんな小さな娘に無理させ過ぎたなぁ」

 

 布団の上で潰れたカエルのように痙攣している彼女を見てそう呟く。一番震えているのは足で、そのせいで秘所からは注ぎ込んだ精液が零れてしまっている。

 

 しかもいつの間にかおしっこも漏らしていたのか、御手洗の腹と布団が黄色くなっている。

 

「あー、これは布団洗わないといけないな」

 

 何人もの女と関係を持った御手洗の家には来客用として複数布団を用意しており、今使っていた布団を洗う事にした。

 

「まぁ、後でだな。セックスした後にすることではないや」

 

 気絶しているオーフィスを抱きしめると彼女の匂いを嗅ぐかのようにうなじに鼻を埋めた。

 




ロリババアが書きたかったけど、HSDDにはいない→次点でオーフィス。こんな感じの勢いで書きました。多分時間にすれば二時間程度。勢いさえあればかけるものですね。

無知な娘が変化していくのを表現できたかなと個人的には満足です。まぁ、出会いとかは書いてないんですけど、適当に②で補完するか、このままスルーして気が付いたら仲間ですみたいな感じになるかと。


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リアス④

「悪いわね。授業をサボらせてまで呼んじゃって」

 

「いや、リアスは俺の大事な彼女なんだし、偶にサボるぐらいなら大丈夫だよ」

 

「ふふっ♡嬉しい事を言ってくれるわね。ねぇ、見て頂戴♡」

 

 三時限目の授業を終えた御手洗はリアスからのメールでヤリ部屋に呼び出された。

 

 季節も冬になり、すっかり寒くなった廊下を足早に駆け、周りに誰も居ないことを確認してからヤリ部屋に入る。

 

 オカルト研究部が実質的な支配をしている旧校舎だが、教室のある校舎とはうって変わって人の気配がなくなるのでカップルが時折居ることもある。

 

 ヤリ部屋は表向きは物置部屋として、使われていない事になっている。入る所を見られたら面倒な事になるので、放課後以外の時に忍び込む時はいつもこうして周りを確認する必要があるのだ。

 

 そんな御手洗を出迎えたのはメールの呼び出し人であるリアス。三時限目が体育だったのか、学園指定のジャージ……だけではなく、その下にブルマを履いている姿だった。

 

 紺色の生地のブルマから伸びる肉付きの良い足はそれだけで性的な魅力に溢れており、本命(マンコ)でなくとも立派な性器にすら見える。

 

 上半身はまだジャージを着ており、御手洗に見てと言った次の瞬間、ジジジとジャージのチャックが下ろされた。むわりと二人の間にはそれなりに距離があるというのに漂ってくる彼女の汗の匂い。不快なものではなく、寧ろ雄の欲望を刺激するかのような香りが鼻腔を掠める。

 

 幾らジャージを着込んだとしても冬場にこれだけの汗を掻くのは少し気になる。疑問に思った御手洗は直ぐに口にした。

 

「え、何でそんなに汗だくなの。三年の女子ってそんなハードな体育してる?」

 

「あら?そういう質問が来るとは思わなかったわ。さっき使ったのだけど、火の系統の魔法を使って汗を掻いたのよ。どう?隆が好きそうな感じに体操着が肌にくっ付いちゃってるわ♡」

 

 リアスの言う通り、真っ白な体操着が大量の汗で透けており、肌にべったりと吸い付いている。リアスの男女関係なしに羨む豊満なボディーラインが浮き彫りになり、御手洗の股間が反応する。

 

「汗を掻くのってあんまり好きじゃないけど、これも隆のためよ。隆がその気になって私を襲ってくれたら嬉しいわ♡」

 

「あー、もう。呼び出されたと思ったらやっぱりエロが目的かよ。良いのか?このまま放課後、いや夜中までずっとしちゃう気がするぞ。最近は毎日こんな感じで、性欲が強くて困ってるんだ」

 

「問題ないわよ♡朱乃に今日は部活休むと伝えておいたし、あの子も私が隆とナニをするかだなんてお見通しだと思うし。そんなに困ってるんなら、今週末にでもお母様の所に行きましょうか。グレモリーの本邸には結構大きめな図書館があるのよ。隆の強い性欲について何か分かるかもしれないわね」

 

 最も、リアスは見当が付いている。

 

 彼が魔人になってから結構日にちが経っているし、魔力がやっと定着したのだろう。魔力が体を循環しているにも関わらず、放出方法を知らない御手洗は精液と一緒に放出して体の中の魔力を安定させている……とリアスは考えている。

 

 つまり、御手洗がここの所性欲を強めているのは、魔力の影響という訳だ。魔力の使い方を教えて上げれば解消される問題だが、せっかくだし久々にお母様と一緒に愛して貰いましょうと心の中で考えた結果、週末に御手洗を誘ったのだ。

 

「そっか。ならリアスの家に週末お邪魔するな。あー、ヴェネラナやグレイフィアに会うとなるとお茶菓子が必要だな。ま、それは明日以降考えて……今はリアスと楽しみますか」

 

「えぇ♡ほらこっちにいらっしゃい♡汗の匂いが染み付いた体操着で頭を抱き締めてあげる♡」

 

 ベッドに倒れ込むと、両腕を御手洗へと広げる。そんな彼女の胸元に飛び乗り顔を埋める。

 

 もう魔法を使ってはいないのか、汗を掻いた後のひんやりとしながらもぐっしょりと重くなった生地。埋めた顔中が汗にまみれ、匂いが顔にも移ってしまいそうだ。

 

 鼻をふがふがと鳴らし、柔らかな双丘の谷間を堪能する。ブラは御手洗を呼び出した後に外したのか、グリグリと顔を押し付けても柔らかい感触しか返ってこない。

 

 息を吸うと酸っぱい汗の匂いに混じって香る雌の匂いに肺が満たされ、思考回路が次第に灼け、ピンク色な思考に支配されていく。

 

 はむはむと乳首を体操着の上から歯で刺激するとたまらずリアスから脳を蕩かすような嬌声を上げる。

 

「あんっ♡乳首は敏感なんだから噛んじゃ……んんっ♡あっ♡気持ち良いぃ♡隆の優しい甘噛み気持ち良いのぉ♡」

 

 ぎゅっと御手洗の頭を抱き抱えるように押さえ、ダメだと一度否定しておりながらも、もっともっとと催促する。

 

 次第にコリコリと固くなってくるのを歯で感じながら乳首だけでなく、その周りの乳輪も甘噛みして刺激を与える。リアスはその魔乳に見合った乳輪は8cmとデカい。率直に言えば下品でエロいのだ。

 

 汗を吸い、代わりに唾液をたっぷりと服にまぶしながら愛撫していると、我慢出来なくなったリアスが一度御手洗を離すと、勢い良く体操着を脱ぎ捨てた。

 

 ばるんと音がしそうな重量感たっぷりな乳房が空中でバウンドする姿は圧巻の一言だ。顔よりも大きく、それでいて柔らかい女の肉。産まれてくる赤子の為の器官だというのに、御手洗()に捧げる為だけに日々成長を続けているけしからんエッチな肉だ。

 

「体操着越しじゃなくて、直接して頂戴♡ほら、隆が好きだから腋毛も剃らないでいたの♡下品だと思うけどどうかしら♡」

 

 万歳するかのように腕を上げると発情した雌の匂いを振り撒く窪みが御手洗の視線に晒される。ボーボーと無秩序に生えているのではなく、ある程度は長さを整えられた毛髪と同じ紅い腋毛。汗に濡れて煌めいており、中々に卑猥な光景だ。

 

「言ってなかったのに生やしてたんだ。いやぁ、嬉しいなぁ……こんなエロい腋見せられたら……れろぉー……」

 

 腋に顔を寄せ、伸ばした舌で毛の感触を感じながら窪みの肌をなぞる。鼻にも毛が当たり擽ったい気持ちになるが、それ以上に腋から滲み出ているフェロモンたっぷりな汗が甘美で仕方がない。

 

 悪魔とはいえ、同じ人型なのかと思うほど自分とは違うとすら思ってしまう。自分の汗の匂いは不快に思うのに、何故、彼女たちのような()の汗はこんなにも興奮するのだろうか。つい柄でもない哲学的な思考に寄ってしまう。

 

 じょりじょりと唇で生えている腋毛を食み、鼻を鳴らして匂いを吸い込む。

 

「んもぅ♡そんなに熱心に腋を舐められても何も出ないわよぉ……♡んっ……でも、腋を責められるのも悪くはないかも♡恥ずかしいけど、もっと舐めて♡隆がしたいように舐めで頂戴♡」

 

 舐めても舐めても滲み出てくる腋汗はまるで愛液のようで、飲んでいるだけで射精してしまいそうな程、雄の情欲を煽る淫靡なモノだ。

 

 舐めていた腋から顔を離すと、反対側の腋汗も同じ様に舌を使って舐め取る。砂漠で水を見つけたかのように夢中になって汗を舐めては、唾液をたっぷりと塗り込む。

 

 汗腺にまで染み込みそうな程、丹念に舌で唾液を塗り、代わりに汗を貰っていく。ある種の物々交換が行われている。

 

 御手洗が腋を舐めてるだけで気持ち良くなってきたリアスは、愛液が滲んできた秘所をブルマ越しに指でなぞり始める。

 

 秘所の筋に指を這わせるように上下に動かしたり、膣肉をはみ出すかのように筋をくちくちと左右に詰ったり。オナニーのようだが、後一歩もの足りない刺激を与えながら、御手洗が触った時に楽しめるように準備をしているのだ。決して、自分が気持ち良くなろうとしている訳では……ない筈だ。

 

「ぢゅるるるるるるっ……ん、はぁ……。ちょっと我を失ってた気がする。ありがとうリアス。俺の為に腋毛を生やしててくれて。次は剃って、このエッチな腋でチンポ擦ろうか」

 

「隆が望むならそうするわ♡私はあなたの女ですもの。あなたが望む事は何だってしてあげる♡で、も、今は今度の事を考えるのではなくて、こっちの方も可愛がって欲しいわ♡ほら、ブルマ越しに触ってるのにくちゅくちゅって音がしちゃってるの♡早く弄って欲しくてエッチなお汁を漏らしちゃってて辛いのよ♡」

 

「オッケー。なら、次はおマンコといこうか」

 

 スルスルっとブルマを脱がせると、愛液でぐっしょりと重くなっているショーツも一緒に剥ぎ取ってしまう。

 

 今日は濃いピンク色の下着だったようだが、股間の部分だけが色濃くなっている。ショーツからは腋と同じ様に()を誘うイヤらしいフェロモンがむんむんと香ってくる。このままショーツを嗅ぐのもいいが、本題の方を弄った方が楽しいだろう。

 

 魅惑の三角地帯だけが愛液でテカっており、今も口を開いた蜜壺からは絶えず愛液が溢れ出ている。湯気が立っているかと錯覚するぐらい発熱しており、雄の肉棒を求めて淫らに誘っている。

 

「うわぁ……こんなに愛液漏らしちゃって。おしっこ漏らした子供みたいだね」

 

「んもぅ……何でそんな酷い事を言うのかしら♡そんなに言うならおしっこ漏らしちゃうわよ♡……前はそんなはしたない事、出来る訳もなかったのにすっかり隆に書き換えられちゃってるわ♡」

 

「学園のお姉さまであるリアスの放尿か。そう言えばさせた事なかったなぁ。イった時に漏らす事はあっても、リアスの意思でさせるのはまだなかった筈。せっかくだし、見せて貰おうかな」

 

「んふふ♡女の子のおしっこをする所を見たいって本当、隆って変態だわ♡良いわ、あなたの女ですもの♡お願い(命令)されれば直ぐに尻尾振っちゃうのよ♡」

 

 御手洗がじっくりと見れるように腰だけを上げ、M字開脚して秘所を開く。ヒクヒクとした膣口と、放尿間近で盛り上がった尿道が丸見えだ。

 

 こんな所を他の生徒に見られたら彼女はもう二度と学園のお姉さまとは呼ばれなくなるだろう。そう思うぐらいには卑猥で下品な光景だ。

 

 綺麗に生え揃えられている陰毛が愛液でべたりと肌に張り付いている。その下にある筋からは涙のように愛液を漏らしつつも、興奮とは別の震えでリアスの身体が震えている。

 

「んっ♡出るわ♡ちゃんと見ててね♡あなたの女がはしたなくおしっこする姿を♡」

 

 大きく腰を突き出すと、盛り上がった尿道からおしっこが勢い良く飛び出していく。

 

 しゃあああああっ♡と音を響かせながら、膀胱内に溜まっていた尿がベッドだけでなく床を濡らしていく。愛液と似ている透明な尿が、独特のアンモニア臭を放ちながら放物線を描く。

 

 御手洗と出会う前、それこそ兵藤一誠と付き合っていた頃の彼女では考えられもしない光景。グレモリー家の次期当主で、上級悪魔という肩書きがある彼女は相応のプライドを持っており、決して今のように情けない姿を見せる事を是とはしなかった。

 

 そんな彼女がプライドを投げ捨て、身体も心も他の男に屈服していると兵藤一誠が知ったらどうなるのだろうか。決して見せる事はないが、ついつい考えてしまう。それぐらい今の彼女は()として魅力に溢れており、これからももっと磨かれていくだろう。

 

「んっ♡これで終わりみたい。どう?楽しんでもらえたかしら……って股間をそんなに膨らませてるし、悦んでもらえて何よりだわ♡」

 

 トイレではなく、部屋内での放尿という非現実的な出来事を眺めていただけで御手洗の股間は固く張り詰めてしまった。

 

 腋を舐めていた段階では甘勃起だった肉棒はすっかりガチガチになっており、ズボンの中での勃起は少し痛く感じてしまう。そんな御手洗の様子を見てリアスは無言でズボンをズラし始めた。

 

 群のボスからの命令以外でもこうやって群の()たちは積極的に動く。ボスが満足出来るようにと出来ることをしていくのだ。

 

 リアスの乳房の時のように勢い良くぶるんとペニスが飛び出すと、途端に広がる強い雄の匂い。嗅ぐだけで女を発情させ雌に堕としてしまう魔性の匂い。

 

 無意識に鼻を鳴らし、濡れた瞳でジッと見つめてしまう。

 

「呼び出したのは私だし、今日は隆の上に乗ってご奉仕してあげる♡でも、今日はいつものように見つめ合うセックスじゃなくて、隆からはおっきいお尻しか見えないエッチな騎乗位を、ね?」

 

 寝転んだ御手洗の上に跨がると、口にした通りに背中を見せ、御手洗から見えるのは白く綺麗な背中と、豊満に育った安産型なデカ尻だけだ。

 

 下品に足を広げ、濡れそぼった膣が近づき、ゆっくりとペニスを咥え込んでいく。ねっとりと膣肉が亀頭から順に纏わり付き、歓迎するかのように伸縮を繰り返す。愛液でぬめった膣内は何一つ阻むモノがなく、容易くペニスを最奥まで送り届けた。

 

 御手洗の亀頭の形に歪んだ子宮口と亀頭がコツリと触れ合うと、ビリビリとした痺れにも似た快楽がリアスの全身に流れていく。腰を下ろした体勢のまま、はしたなく獣のような野太い声が漏れ出る。

 

「お゛っ、お゛ぉぉぉぉ♡チンポが奥にきたぁ♡おっきくてお腹いっぱいっ♡んっ♡くっ♡ふーっ、ふーっ……そ、それじゃあ動くわね♡隆はそのまま横になってチンポが気持ち良くなるのを見てて頂戴♡」

 

 ずるるるっ♡とペニスの先を膣口まで引き抜き、力を入れた膣口から外れる事がないようにむちゅぅぅぅぅ♡と膣肉がペニスにしがみついている。

 

 ペニスの中で一番凶悪で強烈なカリ首を飲み込むと、そのままばちゅんっ♡ばちゅんっ♡と腰を打ち付ける。

 

 ただ上下にピストンするだけでなく、御手洗が気持ち良くなれるようにと最奥まで飲み込んだ状態で横にペニスをグラインドさせる。八の字を描くように腰が動き、それに合わせてデカ尻が踊る。

 

 御手洗の子供を産んだヴェネラナの娘であるリアス。母親の血を濃く継いでおり、それは外見までも影響を及ぼしている。であれば、リアスもまたこの先何人も御手洗の子供を産めるという事だ。この極上の女に己の遺伝子を継ぐ者を生ませる優越感。しかも彼女に腰を振らせて自分はただ見ているだけな、雄として最高に満たされる一時。

 

 ただの学生であった御手洗が奉仕されるのになれたのはやはりリアスが原因だろう。プライドの高いお嬢様だった彼女が今では雌の顔を晒して積極的に奉仕をしてくれるのだ。そんな彼女に見合うように御手洗も変わったのだ。

 

「ふっ♡ふっ♡ふっ♡ふっ♡」

 

 たん、たんとリズムよく腰を打ち付ける音が定期的に響く。

 

 目の前には白くて丸い尻が見え、滑らかな背中が見え、後ろからでも存在を感じさせる乳が見える。学園の誰もが一度は二度見をしていそうな魔乳。しかもここ最近は著しく成長しており、入学前と比べたらその差は一目瞭然だ。

 

 ピストンをする度にぶるんぶるんと跳ね、沢山掻いた汗が辺りに撒き散らされる。きっちりと掃除されている床や毎回シーツを取り替えているベッドに飛び散り、まるでマーキングのようだ。

 

「ふっ♡くぅ♡うっ♡ふっ♡おっきくて、チンポが気持ち良い場所に何度も当たっちゃう♡」

 

 エラの張ったカリ首が膣壁の凹凸をなぞる度に、リアスの全身に膨大な快楽が流れていく。

 

 抽挿だけで軽く達しているのか、一突きする度に、膣肉がビクビクと伸縮し、子宮口からは白く濁った本気汁がペニスにまぶされていく。膣襞がうねってはペニスに絡み付き、本気汁をだらだらと零している子宮口が愛情たっぷりなキスを亀頭に何度も落とす。

 

「すき♡すき♡隆が好きなの♡チンポでおマンコを突かれると幸せな気持ちになっちゃっておかしくなっちゃう♡この♡このこのこのぉ♡女を堕落させるエッチなチンポがいけないのよっ♡私の隆専用おマンコで懲らしめてあげるわっ♡」

 

 強気な言葉を吐くが、漏れる吐息は熱く甘い。

 

 それもそのはず。リアスは御手洗が興奮出来るようにと口にしているだけであって、懲らしめられるとは露ほども思っていない。デカチンを見せてもらったあの日から彼女は負け犬になったのだ。御手洗にだけ尻尾を振る雌犬に。

 

「もうだめ♡きちゃう……おっきいのがきちゃう♡おマンコ絶頂するから、隆も一緒にイってぇ♡」

 

 瞳に涙とハートマークを浮かべながら、膣を貫く肉棒に媚肉を思いっきり吸い付かせ、懸命にドスケベダンスを踊る。

 

 むっちりとした尻が踊り、ぶつかる度に大きく波打つ。

 

「ふーっ♡ふーっんぅう゛ぅっ♡ふぐぅんぉぉっ♡お、おぉぉぉっ……♡も、もうだめ……っ♡おマンコの痙攣抑えられない♡」

 

 きゅんきゅんと疼きまくる絶頂寸前のおマンコが、雄媚びアピールを繰り返す。

 

 デカチンで耕され尽くした膣は、我慢など忘れたかのように何度も軽くイき、本番の深い絶頂へと上り詰めていく。精液が欲しいと熱心に子宮口がキスをし、そのまま亀頭を咥え込みそうな勢いだ。

 

 そんな膣の動きに刺激され、肉棒もまた射精へと導かれていく。大きく膨らみ、より多くの面積で膣肉を抉っては鈴口から大量の先走りを漏らす。

 

「リアス……リアスっ……!」

 

「隆♡たかしぃ♡」

 

 互いの名前を呼び合い、トドメとばかりにペニスが深く膣奥に刺さった瞬間――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 子宮口と密着したままゼロ距離で、夥しい量の精液を子宮内に流し込んでいく。子宮が溺れそうな程の量を出され、リアスの腹部がぽっこりと膨らんでく。

 

「いぐぅぅぅぅぅ♡♡♡おっ、お゛おおおぉおぉぉぉぉぉっ♡ざ、ザーメンが出てるぅ♡びゅるびゅるって子宮に膣内射精(なかだし)してるぅ♡」

 

 魔法で避妊をしていなければ妊娠確実な精液を出され嬉しそうに声を綻ばせる。

 

 何度も何度もペニスが脈を打ち、マグマのように熱い精液が膣内にぶちまけられる。まるで自身が道具になったかのような遠慮のない射精に、リアスの口からは悦びに満ち溢れた声だけが外へと飛び出す。

 

 大量に精液を注がれ、膣口からは行き場を失った体液が溢れ出て、シーツに塊になって落ちていく。最後の一滴まで膣内で射精出来るようにとされるがままだった御手洗も動き、グリグリと亀頭で子宮口を抉る。

 

「はぁぁぁ……はぁ……はぁ……いっぱい出したなぁ……」

 

 射精を終えてからも暫くの間、そのままの体勢でペニスを収めたままだった。

 

 しかし絶頂で全身を弛緩させたリアスが倒れそうになったので、慌ててペニスを引き抜き、彼女を横たわらせる。

 

「ありがと♡体育の後にセックスをすると流石に悪魔でも疲れちゃったわ♡少し休んだらまたしましょ?お弁当持ってきてるから、お腹が減ったら食べさせてあげる♡」

 

 雌の顔でも、グレモリーの娘でもない恋をする少女の笑みを浮かべてリアスはそう言った。

 




何でかリアスは「○○して頂戴♡」ってセリフを使い回しちゃう。イメージがそうさせているのかよく分かりません。もししつこい様でしたらすみません。

またも体操着要素が薄く……。こう考えるとAVって凄いですよね。一貫して最後までコスプレを貫いている作品とかありますもん。参考にしたいけど、中々できない。文字に起こすのって大変です。


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アーシア⑥

「あ、目が覚めたようですね。まずはこちらで熱を計って下さい」

 

 体力が勝手に消耗され、重たくなった瞼を閉じてから数時間。開いた瞳で時計に目をやると4時間寝ていたらしい。

 

 というか今日は平日で、先生には欠席の連絡を入れていた。なのに何故アーシアがうちにいるのだろうか。

 

 疑問を口にする前に笑顔のアーシアから温度計を手渡される。アーシアの件とは別に気になっていた熱を大人しく計る。

 

 連日の夜遊びが祟ったのか、朝目が覚めた時から体が重く、軽度ながらも熱があった。

 

 ピピピ

 

 脇に挟んでいた温度計が鳴り、取り出した体温計の液晶には37.5度と出ており、朝よりかは幾分か下がっていた。

 

「どうでしたか?」

 

 学園の制服でも、時折着ているシスター服でもなくピンク色で彩られた看護服……所謂ナース服に身を包んだアーシアが尋ねてきた。

 

「あ、あぁ。熱は少し下がってきたよ」

 

「それは良かったです。看病した甲斐があるというものですね」

 

「あのさ、なんでアーシアがうちにいるの?鍵は渡してあるから別に良いんだけど、学校は?」

 

「隆さんが熱だって言うから休んじゃいました。初めて悪い事をしちゃいましたけど、隆さんの方が大事でしたので来たのですけど、ご迷惑でしたか?」

 

「いや、正直な事を言えば嬉しいよ。熱を出すと、何でか寂しい気持ちになるからさ」

 

「なら良かったです♡あ、付きっきりで看病しますので、何でも言って下さいね♡あ、勿論エッチな事でも良いですよ♡」

 

 初めて会った時のアーシアでは考えられもしない淫らな言葉。見ているだけで興奮しちゃいそうな蕩けた表現と甘い声色。

 

「あー、なら喉が乾いたから何か飲み物が欲しいや」

 

「ふふっ♡飲み物でしたら取って置きのモノがありますよ♡ちょっと準備をしますので待ってて下さいね♡」

 

 何を思ったのかナース服の胸元を広げ、ブラもない素肌が露わになる。

 

 Dカップにまで成長したと聞いているし、触りもした。だが、今のアーシアの乳房はそれよりも気持ち大きく、膨らんでいるようにも腫れているようにも見える。

 

 乳房の根元に手を持って行き、ゆっくりと乳房の奥から何かを搾り出すようなその行為はまるで乳牛から乳を搾るかのような動きだ。

 

 まさか――

 

「んっ♡は……んぅ♡出て……きましたぁ♡はい、どうぞ♡私のおっぱいを飲んで喉を潤して下さい♡」

 

「え、え?なんでアーシアが母乳を?魔法を掛けてるから妊娠はしないんじゃ?」

 

「えへへ♡本当は隆さんの赤ちゃんを孕んでからミルクを出したかったんですけど、学生の間は無理だって言われたのでお薬を飲んじゃいました♡冥界産で身体にも影響がないそうなのですよ♡」

 

 根元から搾られたからか、淡い桃色の乳首から白い液体が滲み出ている。母乳が滲み出してから部屋中には甘い匂いが広がったようにも思える。

 

 熱に浮かされ、いつも以上に思考が回らない今、アーシアの乳房に導かれるように顔が引き寄せられ開いた口でぱくりと乳房を頬張る。アーシアが母乳を出るようにとマッサージをしたからか、特に力を入れずに口内に甘い母乳の味が広がる。

 

 既にヴェネラナとグレイフィアの母乳を飲んでいる御手洗だが、アーシアの母乳は二人とは少し味が違うと感じる。ほんのりと甘かったヴェネラナ達の母乳とは違い、アーシアの母乳はかなり甘く、それでいて飽きが来ない味だ。

 

 メープルシロップのような甘さでありながらも喉に絡まる事はなく、熱で喉が乾いている事もありゴクゴクと飲めてしまう。そんな赤ん坊のような御手洗を慈愛に満ちた表情でアーシアは見つけながら甘い吐息を隠しもせずに漏らす。

 

「あっ♡おっぱい飲まれているだけなのに気持ち良くなってきちゃいます♡んっ♡もっと強く吸っても良いんですよ♡私のおっぱいは隆さんのモノなんですから♡」

 

 自然と滲み出てくるのを待つのも良いが、やはり搾乳という言葉があるように搾ってこそというモノ。頬を凹ませ、乳首の奥にたっぷりと蓄えられている母乳を吸い出すかのように乳首に夢中になって吸い付く。

 

 口を離せば確実に乳首とその周りの乳輪が赤くなっているぐらいの力で吸っており、彼女が悪魔でなければ痛いと泣いているかもしれない程の力強さだ。

 

 ゴクゴクと喉を鳴らし、食道を通って胃へと甘い液体が流れていく。遮るモノは何もなく、いつの間にか空いていた腹を満たすかのようだ。

 

「んっ♡風邪を引いているのに、こちらは元気なようですね♡後でちゃんとお口ですっきりさせてあげるので、今はズボン越しに触ってあげますね♡」

 

 さわさわと興奮を煽るかのように細く白い指がテントを張った股間を撫でる。ズボン越しにも形をくっきりと浮かべており、敏感なカリ首や裏筋を的確に指でつつぅーとなぞり、その度にペニスがビクンと反応する。

 

「ずっと同じ乳首ばっか吸っていたら出が悪くなりますから、次は反対の乳首から吸いましょうね♡はい、どうぞ♡」

 

 ちゅぽんっ♡と口から乳首が離れ、空いた空間を埋めるかのようにまたも別の乳首が口元に差し出され頬張る。

 

 風邪から来る熱以外で身体が熱くなり、じんわりと全身に汗を掻いていく。少し気持ち悪くなり、身動ぎをしてしまうが、そんな御手洗の様子を見つめているアーシアが見逃す事はなかった。

 

「汗でパジャマが気持ち悪いんですね。パジャマを脱がしてあげますので、楽にしてて下さいね♡」

 

 乳首を吸われたまま、パジャマのボタンに指を伸ばし、一つ一つ丁寧に外しては脱がし、布団の脇に丁寧に畳んで置いておく。

 

 余裕が無いときは適当にパパっと脱ぎ捨ててもいいが、やはり孤児院をも兼ねた教会育ちなだけはあり、自身のスペースを確保しようと少しでも工夫をする。

 

 教会は慈善活動で行われており、ボランティアで貰ったお金や、お布施、一般人は知らないが一応教会は天界の下部組織なので割り当てられた金を使って孤児たちの面倒を見ている。

 

 多くの孤児がいる孤児院や教会では個人のスペースなど有ってないようなモノだったが、それでもと工夫していたのだ。そんな経験があり、今もこうして服は散らかさずに丁寧に畳んで埋めるスペースを少しでも減らすのだ。

 

「あぁ……全身に汗を掻いちゃってますね。このままだと風邪が悪化するかもしれません。ですので私の舌で汗を舐め取って綺麗になりましょうね♡」

 

 伸ばされた舌が肌を這い回り、浮かんだ汗をペロペロとミルクを舐める犬のように舐め取っていく。ザラザラとした感触ながらも掛かる息は熱く、この状況にアーシアも興奮を覚えているのだろう。

 

 フェラをする時のように舌に唾液をたっぷりと付けるような事はせず、逆に唾液を付着させないように気をつけて舌を動かしていく。

 

 せっかく汗を舐め取ったのに、付けてしまった唾液で悪化してしまったら元も子もない。

 

「れぇー……れろれろ……んっ♡んれぇー……♡」

 

 まるで口淫をしている時のような声を出しながら、更に常に視線は御手洗の瞳を見つめている。あなたの女がこうして奉仕していますよという彼女なりのアピールだ。

 

 御手洗の好みのエッチな女になろうとし、それなりにエッチにはなれた彼女だが、まだ自信というものが備わっていない。

 

 アーシアの中ではオカルト研究部の中では自分は一番地味な女だと思っている。(実際は美少女であり、地味とは対極の位置にいるのだが)

 

 最近はマシになってはきたものの、閉鎖的な空間であった教会で育ったからか一般人と話を弾ませるようなコミュニケーション能力もなければ、共有出来るような話の種も持っていない。

 

 そんな事もあり、イマイチ自分に自信が持てないアーシアなりのアピールがこうして目を合わせて気持ちを伝える事だ。心を通じ合わせると言えば良いだろうか。契約から生まれた恋愛感情だが、今では愛情に昇華させており、そんな自分の素直な気持ちを御手洗に知って貰いたいのだ。あなたの()ですよ、あなただけを見ていますといういじらしい女心。

 

 ここまで思いを募らせてしまうと、例え契約が何かの弾みで解除されたとしてもアーシアの態度は変わらないだろう。少なくとも彼女は現在幸せな上に満たされているのだから。そもそも彼女は植え付けられた感情だとすら思っていないし、分かってはいない。

 

「んっ♡これでおちんちん以外の汗は大丈夫ですね。ふふっ♡さっきからビクンビクンって跳ねてて可愛いです♡では、おちんちんに掻いた汗を舐めながら、気持ち良くさせますので気持ち良くなったらいつでも射精して下さいね♡」

 

 はむっ♡と亀頭を咥えると、にゅるにゅると唾液をたっぷりと付けた舌で歓迎する。丸みを帯びた亀頭の縁に沿って舌先を触れさせたり、先走りを漏らしている鈴口に舌先をグリグリと押し付けたりして気持ち良くさせていく。

 

 ただ気持ち良くさせるだけでなく、もう一つの仕事である汗を舐め取るかのように肉竿に唇を押し付け、ハーモニカのように唇をスライドさせながら浮かんでいる汗を拭う。

 

 しょっぱい汗の味にまざる雄臭い先走りの味。鼻で呼吸をする度に濃厚な雄の匂いが鼻を突き抜け、頭が彼のペニスに染められてしまう。

 

 ちゅぽちゅぽと頭を振りながら亀頭から竿の根元まで飲み込み、また亀頭だけを口内に収める。

 

「ふーっ、ふーっ♡ぢゅるるるっ♡おちんちんの匂いが濃くなってきましたぁ♡気持ち良くなってくれてるんですね♡えへへ♡嬉しいです♡」

 

 喉奥まで長いペニスを迎え入れると、きゅっ♡と喉肉で亀頭を締め付ける。唇にも力を入れ、肉棒の先端と根元を締め付けながら、竿だけを優しく舌で愛撫する。

 

 そんな強さと弱さの混じった愛撫に御手洗の口から気持ち良さそうな吐息だけが漏れてしまう。思考がぐちゃぐちゃになり、意識の全てがペニスに集まったかのようだ。

 

 フェラをされているペニスからアーシアの熱い口内の熱や、肉竿をなぞる舌の感触、ぷるんとした唇の瑞々しさだけが伝わってくる。竿をひたすらに舐め終わると、次は全体の番だとばかりに激しく頭を前後に振るう。

 

 肉棒と唇の間にある僅かな隙間からぶぼっ♡ぶぼっ♡と下品な音を奏でながらもアーシアの瞳に恥ずかしそうな色は浮かばず、彼女も熱に浮かされたかのような瞳でペニスと御手洗の瞳を交互に見つめては気持ち良くなれと念じながら頭を振る。

 

 パラパラと金色の毛髪が舞い、比較的殺風景な寝室を彩る。

 

 寝室の中にはフェラをする音と、(御手洗)の気持ち良さそうな喘ぎ声だけが響き、まるで二人だけの世界のよう。

 

「ちゅぽちゅぽっ♡ぢゅるるるっ♡ふーっ、ふーっ♡ぢゅっぽぢゅっぽっ♡……あはっ♡おちんちんが大きくなってきましたぁ♡もう出そうなんですね♡良いですよ、たっくさんザーメンをぴゅっぴゅっって私のお口の中に吐き出して気持ち良くなりましょうね♡」

 

 ペニスを咥えながら、空いている手で優しく陰嚢を揉みしだく。汗を舐め取ったのに、また汗ばんでおり、肌に吸い付くかのようだ。

 

 そんな陰嚢を優しく刺激し、中で作られた精液が尿道に上っていくようにと気持ちを込める。陰毛が生えており、お世辞にも触り心地はよくないというのに触るアーシアは嬉しそうだ。

 

 教会の教えで生きてきた彼女にとって赤子とは神からの授かりモノだ。そんな赤子を作るのに必要な精液を作り、蓄えている陰嚢はペニスと同等か、それ以上に大切な場所だ。御手洗が痛がったり、不快に思われない程度の力で陰嚢の全体を触り、中にある玉を転がすように弄ぶ。

 

 そうこうしていると口の中にある亀頭がパンパンに膨れ上がり、御手洗の口から漏れる吐息も切羽詰まってきた。

 

 ぢゅるるるるっ♡と下品に水音を立てつつ、早く精液を出せと鈴口を広げるように舌先で刺激する。

 

 そんな甲斐もあったのか、一度御手洗の腰が持ち上がり、喉奥に強く亀頭が押し付けられた瞬間――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「んぶっ♡んっ♡……ぢゅっぽっ……ぐぽっ♡……ぢゅるるるっ♡……んんっ!?」

 

 喉奥に叩きつけられる雄の欲望。

 

 何度も同じ感覚を味わっており、すっかりと口を開いた食道を出された精液が通り過ぎては胃へとボトボトと落ちていく。ドロドロと固形物のような精液は重く、射精を受け止める度に胃がずっしりとするのを感じる。

 

 精液の匂いが鼻から抜け、射精を感じ取った瞬間、アーシアの身体もまたぶるぶると震える。

 

 アーシアは御手洗の女たちの中でも群を抜いてフェラが上手く、ついつい御手洗が抜きたくなるとアーシアを呼び出しては口淫をさせてきた。何度も精液を口で受け止め、気が付いた時には口内射精をされただけで、連動したかのようにアーシアもまた絶頂するようにされてしまったのだ。

 

 股間から広がる幸せを感じながら、意識をペニスへと向ける。一度精液を出すと、中々射精を終わらせる事はなく、精液で窒息しないようにと気を付けなければいけないのだ。

 

 四つん這いでフェラをしていた事もあり、四肢が絶頂によって力が抜けていくのを感じながらも必死になって雄の欲望を受け止める。最後に一度大きく肉棒が脈を打つと、やっと長かった射精が終わった。

 

 ちゅぽっ♡と口から離すと呼吸を整え、また直ぐにペニスを咥える。尿道に残った精液を吸い出すお掃除フェラの時間だ。

 

 御手洗に教え込まれた訳でもってなく、未だ彼女はこの行為の名前も知らないが、勿体ないとばかりに最後の一滴まできっちりと飲み込む。

 

 ちゅるるるるっ♡と吸い出したら今度こそフェラの終わりだ。

 

「んっ♡んく……んく……っはぁ♡口の中が隆さんのザーメンでいっぱい♡えへへ♡またマーキングされちゃいました♡」

 

「はぁ……はぁ…スッキリしたぁ……ん、射精したら眠くなってきた。悪いアーシア、また眠るから後頼んだ」

 

「はいっ♡ちゃんと掃除して、ご飯を作っておきますのでゆっくり休んで下さい」

 

 いそいそとフェラの間にズレたナースキャップを戻し、授乳の為に開いた前を閉め、服の乱れを整える。

 

 御手洗の汗を濡れタオルで拭い、新しいパジャマを着させたら完了だ。今日はこのまま看病を建て前に泊まっていこうと台所で料理を作りながら考える。

 

 料理を始めた時、真っ先に覚えたのが御手洗の好みの味付けだ。しつこいぐらい彼に味見をしてもらい、少しずつ身体に覚え込ませた。料理の楽しみも知り、楽しそうに鼻歌を歌いながら包丁を持つ。気分は新妻だ。

 




居候の身で学園を休んでますが、そこはご都合主義って事で。

悪魔ですし、学生なので中々昼間にエッチさせられないんですよね。その苦肉の策です。リアスが記憶をちょちょいとすればいいだけですし。

アーシアって子供が出来ると溺愛しそうですよね。自身が親の愛情を知らないだけに、すっごく愛を注ぎそうです。まぁ、夫だけを将来一途に愛してもいそうですが。


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ロスヴァイセ②

「んもぅ……トイレに呼び出してパイズリしろだなんて、エッチな隆くん(ご主人様)ですね♡この後に授業は持ってないですし、ゆっくりと気持ち良くしてあげますね♡」

 

 洋式便器に腰を下ろし、そんな御手洗の前で膝立ちになりながら乳房を捧げているのはロスヴァイセ。

 

 豊満な身体のラインが浮かんでいるぴっちりとしたスーツの前を開き、たっぷりと脂肪を蓄えた豊満な乳房で御手洗の凶悪な肉棒を挟み込んでいる。それでも肉棒の全てを覆えてはおらず、ロスヴァイセは改めて御手洗の雄としての性能を思い知らされる。

 

 思考回路が灼かれ、女を雌に堕とすかぐわしい香りを肺いっぱいに堪能しながら宣言通りにゆっくりと乳房を動かす。

 

 竿に浮かび上がっている悍ましい血管の形をなぞるかのように乳肌がもっちりと肉棒を包み、視覚的にも触覚的にも心地良い。

 

 教師として駒王学園に赴任した彼女はあっという間に生徒からの人気を獲得すると、いつの間にか学園の女神とまで呼ばれるようになった。というのもロスヴァイセは人当たりがよく、生徒からの相談にも真摯に対応し、困った事があればいつでもきなさいと優しく声を掛けているのだ。見た目のレベルの高さから男子からはエロい目で見られ、女子から羨望の眼差しで見られる。

 

 そんな彼女を跪かせる事の優越感を何と言い表せば良いのだろうか。乳房による刺激は女陰とは違い、柔らかいながらも重みのある締め付けがペニスに与えられ、たまらず声が漏れてしまう。

 

 膣内とは違う、人肌な温かさはじんわりとペニスへと移り、冬のトイレでも震える事はない。最も、二人のいる個室だけロスヴァイセがこっそりと魔法を使って暖めており、エアコンの効いた教室と変わらない温度だったりする。

 

「本当に大きくて、惚れ惚れしちゃう♡こんなのを見せられたら女なんて直ぐに雌になっちゃう♡あぁ……凄い♡」

 

 教師としての彼女が剥がれ、残ったのは御手洗に服従した哀れな戦乙女()な彼女だ。

 

 頬を紅く染め、潤んだ瞳でペニスを見つめながら、たっぷ♡たっぷ♡と乳肉を揺らして全力で媚びる。

 

 御手洗に身も心も文字通り捧げた彼女は一度は教師として、大人として彼に注意をする。が、二度目以降も命令(お願い)されたら絶対服従だ。そもそも一度目に断るのはあくまでも体裁の為。だが、群れの雌として求められたら身体が疼くのを抑えきれず、彼に言われるがままだ。

 

 きゅん♡きゅん♡と高鳴る子宮から上ってくる熱を堪えながら、今は奉仕の番だと自身に叱咤して乳房を動かす。

 

「もっとおっぱいに力を入れても良いよ。ぎゅってチンポが痛くなるぐらいで丁度いいかも」

 

「分かりました♡んっ♡こんな感じで良いかしら。んっ♡ふっ♡カウパーでおっぱいがヌルヌル♡匂いが染み付いちゃいそう♡」

 

 乳肉による程良い締め付けと、肌と粘膜が触れ合う刺激でとぷとぷと鈴口から先走りが漏れ出る。

 

 止まる事を知らないとばかりに溢れ出ており、肉棒を挟んでいる乳房の谷間に溜まっては擦れる際に卑猥な音を立てペニスへの愛撫に貢献する。

乳房の重みからやってくる音に加えてにっちゅっ♡にっちゅっ♡と聞くものを興奮させる下品な音が混ざる。

 

 谷間の中でペニスは脈を打ち、ペニスの形に乳肉が歪む。

 

 ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡と御手洗の腰に乳房が当たり、鈍い音が個室の中に響く。

 

 赴任してから日が浅いのに、既に皆に認められている女を使っての性欲処理は心地が良く、この時間がもっと続けばいいのにと思う。別に今日の夜にでもまた呼び出してパイズリさせたら良いのだが、それでも何故か毎度毎度こうして思ってしまう。

 

 普段は膣肉を抉っている自慢の肉棒が擦られながら、全方位攻撃されており、セックスとは違う快楽がやってくる。女鳴かせなカリ首も今や形無しで、柔らかい乳肉に攻撃しても暖簾に腕押しだ。

 

 情けなく全身を震えさせ、ぴゅるぴゅると先走りを漏らす事しか出来ない。

 

「ぐっ……ロスヴァイセ、もう……っ!」

 

「どうぞ、私のおっぱいオナホに種付けして下さい♡生憎と妊娠は出来ませんが、柔らかいおっぱいでザーメンを受け止めますから♡」

 

「っ、はぁ、出る……っ!」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 乳房の重みを感じながら射精する。

 

 ちょうど亀頭が乳房の中間辺りに埋まっている時に射精したので、まるで膣内に射精をしているかのようだ。びゅるびゅると飛び出す精液が谷間から顔を出すと、御手洗からも見えている乳房の上部を白く染めていく。

 

「あぁ♡おっぱいの中でびゅるびゅるって出てます♡男らしくてカッコいい射精ですっ♡最後の一滴まで出しちゃいましょうね♡」

 

 射精が止まり、ビクビクと震えているペニスに追い討ちをしかけるかのようにずりゅっ♡ずりゅっ♡と乳房が上下に揺らされる。尿道内で迷子になっていた精液も無事に出口に到達し、乳房を汚す。

 

「まずはおチンポの方を綺麗にしちゃいますね♡あむ……ちゅる……れろれろ……んっ♡れろぉー……ちゅるるるるっ♡」

 

 肉竿全体にべったりと付いた精液を舌と唇で拭い、ペニスが綺麗で清潔な状態に戻される。

 

 肉棒の掃除を手早く済ませると、御手洗に見せ付けるかのように谷間から溢れている精液に口を付け、イヤらしく音を立てて啜る。

 

「んっ……じゅるるるるるっ♡んく……んくっ♡じゅるるるるるっ♡んく……んく……喉に絡み付いてきて、とっても濃厚♡」

 

 勢い良く音を立てて啜っても大量に出された精液は中々減ってはいかない。それでも御手洗が出したモノであり、彼が自身の奉仕で気持ち良くなってくれた証を懸命に啜り、胃へと全て収めた。

 

「んっ♡これでお掃除完了ですね♡まだまだおチンポは元気な様子。私のおマンコもパイズリしている間に準備が整いましたので、お使いになられますか?♡」

 

「ん、そうだな。出したりないし、使わせて貰うよ。扉に手を突いて尻をこっちに向けて」

 

「はい♡」

 

 スカートをたくし上げ、履いていた真っ黒な大人な感じのショーツを下ろすと、ホカホカと湯気を立てているかのような蜜壺が顔を出す。毛髪と同じ銀色の陰毛は丁寧に切り揃えられており、大人の色気を漂わせている。

 

 盛りマンまでとは言わないが、大陰唇にはうっすらと肉が付いており見ているだけでもむしゃぶりつきたくなってしまいそうになる。小陰唇から少し膣内(なか)のビラビラがはみ出ており、嫌悪感や不快感といった負の感情ではなく、率直にエロいと思う感想が浮かぶ。

 

 幾度も肉棒で蹂躙され、膣肉がしっかりとペニスの形を覚えた御手洗専用のおマンコ。他の男が入れても気持ち良くなれず、ロスヴァイセもまた気持ち良くはなれず、相手の男に彼女を満足させられなかったと劣等感を与えるだろう。

 

 尻たぶを開き、まだ使った事のないアナルを眺めながらペニスを挿入していく。

 

 パイズリの興奮で濡れた女陰は心地が良く、スムーズにペニスを奥まで飲み込んでいく。ゾリゾリとエラの張ったカリ首で膣道を掻き分け、最奥である子宮口に亀頭がキスをする。

 

「んっ♡ んんぅ♡おチンポが奥まで届いてます♡」

 

「すっげぇ吸い付き。本当、ロスヴァイセってエッチだよな」

 

「ひどいっ♡私をこんな風にしたのはアナタですよ♡仕事しか取り柄が無かった私にエッチな事を教え込んだんじゃないですかぁ♡」

 

 御手洗のモノになるまで、ロスヴァイセは仕事だけが生き甲斐な女だった。本人の年は若く、仕事熱心で上司からの評価は良いのだが、如何せんその堅物な性格が男受けしなかった。

 

 御手洗に屈服してからは仕事だけでなく、女としての自覚を持ち始め、そのせいか男から熱い眼差しで見られ事が多くなった。そもそも彼女はモデルも羨む体型をしており、北欧人っぽい顔立ちで美形だ。性格が柔らかくなればモテるのは必然と言っても良いだろう。

 

「お゛っ♡そこ、そこダメですっ♡簡単にイっちゃう弱いところ♡カリで擦るのだめ♡イく、イっちゃいますからぁ♡」

 

 ぐちゅぐちゅと水音を立てる女陰の浅いところをカリ首が執拗なまでに擦り付けられる。僅かにザラザラとしたそこはロスヴァイセにとってのウィークポイントで、直ぐに絶頂させられてしまう。

 

 前なんて休みの日に朝から晩まで一日中Gスポットだけを擦られる事をされた。おかげでより敏感になっており、今では少し擦られただけで甘い声を漏らし、膣肉がビクビクと痙攣しながら伸縮を繰り返してしまう。

 

「いいよ、イっても。ロスヴァイセがイっても腰振っててやるからイけ」

 

「はいっ♡はいぃぃぃ♡イきましゅぅぅぅぅ♡んっ……んう゛っ♡んはぁ♡」

 

 ブルブルと身体を震わせ、膣肉がきゅぅぅぅぅっ♡と狭まる。

 

 絶頂して気持ち良くなっている彼女を上から見下ろし、余韻に浸っている場合じゃないぞと子宮口を亀頭で突き上げる。

 

「んひぃっ♡締めます、締めますぅ♡絶頂おマンコに力を入れておチンポを気持ち良くさせますからぁ♡そんなお尻叩かないでぇ♡」

 

 真っ白な尻肉を何度も勢い良く手のひらで叩き、肌には紅葉模様が浮かび上がる。ぱちん♡ぱちん♡とリズム良く叩かれ、痛みを簡単に上回る快楽にロスヴァイセは蕩けてしまう。

 

 叩かれる度に程良く膣内が締まり、締まったトンネルを貫通させるかのように我が物顔でペニスが行ったり来たりと膣道を擦っていく。

 

「んひっ♡ んひっ♡おチンポ気持ち良い、おチンポ気持ち良いよぉ♡こんなの知ったらもう戻れないっ♡オーディン様の下で仕事していたあの頃に戻れないのぉ♡」

 

 脳裏に蘇るは仕事に熱心に取り組んでいた日々。

 

 上司であるオーディンからのセクハラ発言に堪え、部下や同僚たちと切磋琢磨していた輝かしい日々。それでもあの懐かしき日々はつまらなくはなかった。

 

 でも、御手洗によって男の味を覚えさせられ、自身の全てを支配される感覚は何物にも変えられない。たとえ今、オーディンが戻って来てくれと頭を下げて来ても自分はきっと御手洗の下で尻尾を振っているのだろうと思う。

 

 女の大事な膣内を支配され、蹂躙されると思考能力が低下し、彼に身を任せてしまう。それでも力を抜くわけにはいかず、残った力を振り絞るかのように扉に手をついて必死に快楽を受け止める。

 

「あー、おっぱいも柔らかくて、良い匂いもして最高だわ。このまま膣内に出すから」

 

「私はアナタのモノですから気にせずに膣内に出して下さい♡んぅ♡はむ♡ちゅる……れろれろ……んぱぁ♡」

 

 尻肉を掴んでいた手が後ろから乳房を鷲掴みにし、後ろを振り返って御手洗に返答した彼女の口を唇で塞ぐ。

 

 一瞬、急な口づけに目を開くも直ぐにトロンと惚けさせ舌をにゅるにゅると蛇のように絡め合わせる。上と下の両方で深く繋がっており、彼女は間違いなく幸せだった。

 

「れろぉ♡ んちゅ♡ んちゅ♡ れろれろーっ♡んふぅぅ♡」

 

 ぱんぱんぱんとぶつかる音が早く、激しくなっていく。

 

 膣壁から滲み出た愛液と先走りが混ざって卑猥な旋律を奏でながら、ゴシゴシと丁寧に血管の浮かんだ肉竿で膣壁を擦り、丸い亀頭で子宮口を何度もノックする。

 

「お゛っ♡ お゛っ♡ お゛っ♡ お゛っ♡」

 

 Gスポットと同等かそれ以上の弱点であり、女にとって膣以上に大事な赤子の為の部屋の形が変わってしまいそうな程、力強く押し上げられ、思考回路がバチバチと激しく火花を散らす。

 

 種付けの事だけを考え、精を強請る為だけに膣肉に力を入れ、下品な声が口から漏れるも隠しもしない。動物同士の交尾のような体勢で蹂躙され、またも果ててしまいそうになってくる。

 

 地を踏みしめていた足も踵が上がり、爪先立ちになっていく。

 

 へその辺りにぽっこりとペニスの形を浮かべ、その下で大事な部屋を何度も雄に叩かれる。あまりにも激しい抽挿に真っ赤に充血した膣肉がにぐにぐにと形を変えながら僅かに露出してしまう。

 

 縦の動きかと思えば肉棒の根元で膣口を広げるげるかのような横の動き、横の動きかと思えば今度は横は横でも亀頭で膣奥を広げるかのような奥の動きをされ、たまらずロスヴァイセの口からは獣のような野太い声が何度も零れ、びちゃびちゃと滴る愛液でトイレの床を汚す。

 

「んんんんっっっ♡ はーっ♡ はーっ♡ んお゛っ!?♡」

 

 呼吸が満足に行えず、酸欠になってくるも腰の動きは止まらず、早く早くと淫らに精を強請り揺れる。

 

 ぶるるんっ♡と尻肉が波打ち、追い討ちをしかけるかのように御手洗の腰が勢い良くぶつけられる。

 

 背後からロスヴァイセをぎゅっと抱き締め、射精の体勢に入りながら出る、出ると譫言のように呟く。

 

 そんな支配者の様子にロスヴァイセも嬉しくなり、彼の言葉に合わせるようにイく、イきますっ♡と重ねる。

 

 まるで一匹の動物になったかのような感覚になりながら、御手洗の肉棒の先端が子宮口を抉った瞬間――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「んひぃぃぃぃいいいい♡♡♡」

 

 御手洗の精が勢いよく放たれ、ロスヴァイセの子宮へと流し込んだ瞬間、二人は同時に達した。

 

 互いにありえないほど気持ちいい、射精による快楽が齎され、ロスヴァイセは蜜壺を、御手洗はペニスを痙攣させて最大の絶頂を甘受する。

 

 後ろから抱き締める腕に力を込め、孕め孕めと言うかのようにグリグリと射精している最中の亀頭で子宮口を押す。

 

 射精は長く、子宮だけでは全部を受け止められずに膣内にも精液は溢れ、膣内ですら受け止め切れなかった精液が太腿を伝って床に落ちていく。

 

 精液の熱さを子宮や肌で感じながら膣内を痙攣させ、腰がガクガクと悲鳴を上げるかのように震える。

 

 気持ちの良い、心の通じ合ったかのような射精に御手洗は身を任せ、便座に腰を掛けその膝にロスヴァイセを子供のように抱き抱える。汗ばんだうなじに鼻を埋め、発情した()の匂いを堪能しながら射精の余韻に浸る。

 

 抱えられたロスヴァイセも絶頂の余韻に浸り、何度も連続して襲い掛かってくる絶頂の波を受け止め、足をピーンと真っ直ぐに伸ばす。

 

 長かったような短かったかのような至福の一時から解放された二人。デロリと溢れ続けている膣に力を入れ、大事な精液が零れないようにと引き締める。

 

 膣から解放された肉棒はドロドロと愛液や精液で汚れており、下着の中に戻せば不快感を得るだろう。

 

絶頂と快楽で疲れた身体に鞭を打ち、またも彼の足下に跪いて汚れているペニスを咥える。じゅるじゅると舌で精液と愛液の汚れを落とし、唾液と一緒に飲み込む。

 

 ゆっくりと時間を掛け、隅々まで汚れを落とすとちゅぽんっ♡と口から離す。

 

「あはは……お掃除をしただけなのにまたギンギンにおチンポがおっきくなっちゃってますね♡あの……またしますか?」

 

「……もちろん!」

 

 今日一番の良い笑顔で御手洗は頷くと力なく笑い、それでも瞳には被虐の色を浮かべているロスヴァイセの膣内にペニスを戻した。

 

 結局二人がセックスを止めた時には夜になっており、夢中になって彼女の身体を貪ってしまった。

 

 いないとは思うが認識阻害魔法を掛け、ドロドロに汚れた身体を洗うためにヤリ部屋のシャワー室へと足を運んだ。なお、またそこで食われる事になるのだが、まだ彼女はそれを知らないのであった。

 




ロスヴァイセは方言キャラと知りましたが、如何せん方言を文字に起こせるとは思えないのでこのまま丁寧語系の口調にします。

自分よりも年上の女性に敬語を使わせるとか偉そうな感じがして優越感すごそう。しかも身体の関係以上の関係を築いていますからね。


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アーシア⑦

アーシアだけ話数が違う……。好きなキャラだからね、大目に見てください。


「本当にここでするんですか?」

 

「うん。だって俺が知ってるアーシアって同級生でクラスメイトの時だけで、シスター時代のアーシアは知らないんだもん。俺のモノなんだから、知りたくなるじゃん」

 

「そ、そうですか……そう言われると照れちゃいますね♡」

 

 奉仕するのが当たり前なアーシアは正面から褒められる事や受け入れられる事になれてはいない。

 

 それは兵藤一誠に恋してた頃も同じで、そんな彼女を蕩けさせ、自分色に染め上げている最中だ。エッチな事には積極的になり、御手洗が悦ぶ下品なプレイも自発的に勉強し、御手洗にしている。

 

 最早、彼女に残っている最後のモノが聖女と呼ばれていたシスター時代だけだ。この為だけに修道服に身を包んで、町外れにある教会にやってきた。教会には人払いの魔法を掛けており、決して第三者がやって来る事はない。

 

 信仰していた主の前で彼に雌にされると思うだけで股間がじっとりと熱を帯びてきてしまう。

 

「さ、アーシア。アーシアは悪魔になる前は何だったんだい?」

 

「はい……私が悪魔になる前までは教会でシスターとして迷える人々に助言や、癒やしを授けてきました。でも、今は悪魔になり、隆さんの()にされちゃいましたぁ♡もう、シスターだったあの頃には戻れない……いえ、戻りたくないぐらい愛を知っちゃいました♡」

 

 夕陽が差し込み、ステンドグラスの光が反射し、アーシアを照らす。

 

 まるで神からも祝福されたかのような神聖さを今の彼女は放っており、また同時に雄の情動を煽るような淫らな躾られた雌の雰囲気も醸し出している。

 

あの頃(シスター)の服を着てはいますが、もうこんなにおマンコがエッチに塗れちゃってるんです♡隆さんのおちんちんが欲しいって無意識に考えちゃってるんですっ♡隆さんの()にされたあの日から私はもう主を敬う聖女ではなく、おちんちんを信仰する変態なシスターになっちゃったんです♡」

 

 アーシアをここまで連れてきて、淫らな事を言わせようとしたのは御手洗だ。彼女は求められれば、献身を見せてくれるが、あまり自発的な性格ではない。

 

 だが、今の彼女はヒドい興奮状態にいるからなのか、普段の彼女では自分からは口にしない下品な言葉ばかりを紡ぐ。

 

 純潔と神聖の印象を見る者に与える純白の修道服のスカートをたくし上げ、修道服と同じ真っ白なショーツを見せる。特別な装飾の類はなく、布の正面に蝶結びされたリボンがあるだけの至ってシンプルなショーツだ。

 

 ただ、今の状況や雰囲気にこの上なくマッチしており、彼女の秘所から漏れ出した体液で少し透けていようとも教会の持つ清廉な空気に呑まれそうになる。

 

 見せつけながらも、更に御手洗が興奮出来るようにとまた彼女は卑猥な言葉を口にする。

 

「隆さんにエッチにしてもらったおマンコからはもうこんなにエッチなお汁が出ちゃってるんですっ♡隆さんのおちんちんしかしらない私のおマンコに隆さんの立派なおちんちんを入れて下さい♡」

 

 幾度も身体を重ねたというのに、処女の頃から変わらないぴっちりと一本の縦筋。パクパクと開閉しては奥から濁った体液を漏らし、肉付きの良い太腿を伝い、床を汚していく。自分の()にこんだけ求愛されてしまったら意思とは無関係に、本能が身体を勝手に動かす。

 

 秘所を立ったまま広げているアーシアの身体を抱き締めると、そのまま唇を奪う。

 

「んむぅ……んっ、ふっ♡れろ……ちゅ……れろれろ♡んっ……っぷぁ♡えへへ♡隆さんにキスされちゃいました♡このまま立ったままだと、エッチをするのが大変だと思うんで……あそこの椅子を借りてぎゅって抱き締め合ってしましょう♡」

 

 教会らしい?木製の長椅子に腰を下ろすと、スカートをたくし上げたアーシアが膝に乗ってくる。小さくも柔らかくハリのある尻肉。鷲掴みにすると嬉しそうに声を漏らす。

 

「やんっ♡そんなにお尻をぐにぐにって揉まれたら痕が付いちゃいますっ♡でも、隆さんになら痕を付けて欲しいです♡隆さんのモノだって証を付けて下さい♡」

 

 グニグニと尻たぶを開いたり、少し力を加えて叩いてみたりしてもアーシアは嫌な顔をせずに寧ろ、もっともっとと強請るように尻を手のひらに押し付けてくる。

 

「っはぁ……アーシアの匂い、嗅いでると安心するわ」

 

「えへへ♡そうですか?私も隆さんの匂いを嗅ぐと安心しちゃいますし、お揃いですね♡」

 

 抱き付かれており対面座位のような体勢なため、アーシアの柔らかな双丘が目の前にある。

 

 子供が母親に甘えるように双丘に顔を埋めて、彼女から香る体臭を吸い込む。誰にでも(今は御手洗だけだが)優しい彼女らしい、ホッとするような安心感を与えてくれる匂い。柔尻の感触で股間をいきり立たせながらも、頭は興奮よりも安心感に包まれている。

 

 そんな御手洗を慈愛の籠もった瞳で見つめつつ、アーシアもまた、彼の毛髪に鼻先を埋めて匂いを堪能する。

 

 二人の呼吸をする音と、時折漏れるアーシアの甘い吐息だけが無人の教会に響く。

 

「んっ……じゃあアーシアのおねだりの通りにセックスしよっか」

 

「はい♡もう濡れてますので、このままおマンコに入れちゃってどうぞ♡」

 

 チャックを下ろし、隙間から勃起したペニスを取り出すと、アーシアが予めショーツをズラしていた為、すんなりと膣内に飲み込まれていく。

 

 つぷつぷとした膣襞を掻き分け、包み込むような肉厚なマンコをペニス全体で味わう。ここ(マンコ)に収まるべきだと言わんばかりに膣肉がペニスに密着しており、少し動くだけでもかなりの快感が生まれる。

 

 それはアーシアも同じようで、ペニスがあまりの気持ち良さに跳ねるだけで膣肉が擦られ声を漏らしている。

 

 アーシアに腰を上下に揺らさせるのではなく、座った御手洗がゆっくりと奥まで突き刺さっているペニスを横に動かしたりするだけのスローセックス。

 

 偶にはこういうのもありかもしれないという気持ちになりながら腰を揺らし、気持ち良さそうに吐息を漏らすアーシアを見つめる。

 

「あんまり顔を見ないで下さい♡今、とってもエッチな顔になっちゃってますからぁ♡」

 

「そうは言われてももっと見たいからね。ほら、手をどかして、俺のチンポで気持ち良くなってる顔を見せて」

 

「あぅぅ……恥ずかしいですぅ♡」

 

 興奮と羞恥心で真っ赤になっている顔。

 

 翡翠色の綺麗な瞳は涙で濡れながらも、彼女の興奮と発情を示すかのようにハートマークが浮かび上がっているかのようにも見える。

 

 小さな顔にお似合いの小さな唇からはとめどなく熱い息が吐かれており、その口の周りはさっきのキスの名残の唾液がテラテラと光っている。

 

 セックスの時の顔よりも恥ずかしい事をしているのに、初な反応してくれて本当に可愛いな

 

「うぅ……隆さんがイジワルです。どんなにエッチな事になれても、好きな人と繋がるって思うだけで恥ずかしくなっちゃうんですよぉ……♡」

 

 むぅと口を尖らせて顔を逸らすアーシア。しかし、チラチラと目が御手洗に向けられており、別段怒った訳ではないらしい。そんな彼女の内心を示すかのように膣肉がうねりペニスを刺激している。

 

 ペニスがいつものように激しく動かない分、膣内が激しく伸縮しては快感を高めていく。滲み出る愛液をペニスにまぶしては、また新しく滲み出た愛液でペニスをコーティングしていく。

 

「あんまり動かないでジッとしてるのもありだな。アーシアのマンコの締まりがすっげぇ伝わってくるわ」

 

 またも胸に顔を埋め、グリグリと顔で乳房の柔らかさを服越しに味わう。

 

 抽挿を行っていないため、ペニスからは中々射精欲求が昇ってこない。

だからこそ、いつもよりアーシアの身体を味わう事が出来る。

 

 普段であればあんまりセックス中には乳房には触れず、揺れる様子を見て楽しむのだが、今回のように顔を埋めながら腰を振るのもありかもしれない。

 

「んぅ……おちんちんが膣内でとくんとくんって脈打ってます♡脈打つ度に熱いカウパーがおマンコの中に出て、おマンコ火傷しちゃいそうですぅ♡」

 

「大丈夫だよ。アーシアのマンコもそれに負けないぐらい熱いからな」

 

「あぅぅ……」

 

愛液をとぷとぷと吐き出している女陰は熱く、それこそ肉棒と同じぐらいだ。熱いモノ同士だからか、ペニスから伝わってくる熱は心地良いぐらいなのだが。例えるならば足湯に足を入れたぐらいの心地良さだ。

 

「さて、アーシア。そろそろ動こうか。ずっとこうして抱き合っているのも良いけど、風邪引くかも知れないからな」

 

「あ、そうですね。魔法を使って空気は暖めてはいますが、やはりお家の方が暖かいですし」

 

 アーシアの尻肉を掴んでいた手に力を加え、重心を安定させる。こうすればアーシアが気持ち良くなる為に動いても後ろに落ちる事はない。

 

 アーシアの手が椅子に付くと、そのまま最初はゆっくりと、勢いが付けばそのまま激しく上下に動き出す。

 

 ぱっちゅっ♡ぱっちゅっ♡と肉と肉のぶつかる音と、体液が擦れる水音が静謐な教会内に木霊する。

 

「んっ、あんっ♡どう……ですか?気持ち良く出来てるでしょうか」

 

「あぁ、大丈夫。ちゃんと気持ち良くなれてる。俺の事ばかりでなく、アーシアも気持ち良くなれるように動きなよ?」

 

「はい♡んっ……ふっ……んんっ♡あっ♡あっ♡あっ♡おちんちんのカリ首が気持ち良い所に当たって……んんんっ♡あっ、ダメ♡こんなの直ぐにイっちゃいます♡やぁ、隆さんと一緒が良い……のにぃ♡」

 

 リズム良く抽挿していると、体勢が体勢だからかいつもよりも深くペニスが突き刺さっている気がする。

 

 おかげでアーシアの膣内の弱点に簡単に肉棒が当たり、蕩けるような甘い声色から、切迫詰まったような声へと変化していく。膣肉の痙攣が激しくなり、そう長くない内に彼女は達するだろう。

 

 イヤイヤとだだをこねる子供のように頭を振っては、迫り来る快楽から逃れようとするも、その間も彼女の身体は止まらない。

 

 小陰唇が卑猥に歪んでペニスを根元まで咥え込み、結合部には白く泡立った体液で溢れている。

 

「やっ、やぁ♡イく、イきますっ♡ごめんなさい、隆さん♡私、わたしぃーーーんんんん~~~っっ♡♡♡」

 

 身体の痙攣が一際強くなったと思うと、ペニスが痛いぐらいにぎゅっと膣肉に包まれる。

 

 流石にアーシアの本能も達している間は抽挿を止めており、ペニス越しにも、抱き合う身体越しにも彼女が絶頂しているのが伝わってくる。弓のように身体を逸らし、ビクビクと震える。絶頂している彼女を眺めているのもいいが、強い締め付けを受けてペニスも暴発寸前だ。早く射精させろと訴えており、陰嚢の中でグルグルと精液が渦巻いている。

 

 深い絶頂で呆然としているアーシアをの身体を抱き締めると、そのままの体勢で今度は御手洗が腰を動かして抽挿を再開する。ギシギシと椅子が軋む音がなり、激しさが増していく。

 

 絶頂で気持ち良く意識がふわふわとしていた所を現実に戻すかのような強い快楽。息を一瞬詰まらせ抱き締められてはいるが、しがみ付くかのようにアーシアも全身で御手洗に抱き付く。

 

「あっ♡あっ♡あっ♡すごっ……おちんちん……スゴいですっ♡おく、赤ちゃんのお部屋をコンコンってしてぇ……ダメ、ダメですぅ♡グリグリってされるとまたイく、イくイくイくイく~~~っっっ♡♡♡」

 

 またも身体を逸らして絶頂するアーシア。ギチギチと強くペニスを締め付けられ、外れて飲まれていきそうになるのを抽挿で緩和していく。

 

 狭まった膣道をゴリゴリと太い肉竿で無理矢理に広げ、絶頂していたアーシアの意識を取り戻させる。

 

 結合部から零れた二人の混ざり合った体液がズボンと椅子、更に床を汚していく。

 

 もう、限界だ。

 

「アーシアっ、もう出るからな!このまま奥で出すからなっ!」

 

「どうぞ♡隆さんのザーメン、赤ちゃんの部屋に沢山下さい♡私も一緒にイきますからぁ♡」

 

 アーシアを抱き締める腕の力が強くなる。それはアーシアも同じで、御手洗の背中に回された腕が離さないとばかりに力強い。

 

 聞いているだけで蕩けそうな甘い声ではなく、無欲な男ですらその気にさせられそうな雌の声を耳元で直接聞きながら、ペニスで膣壁をなぞる。

 

 ビクビクと震える膣内は精液を欲しがってペニスを絞り上げ、気持ちいい。ぱくぱくと食べるように降りてきた子宮口が亀頭を刺激し、ついに――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「っ……♡あっ♡あー……っ♡♡♡」

 

 子宮口にぴったりと密着しながら精液を勢い良く発射する。びゅるびゅると音が聞こえそうな勢いで尿道を駆け上っていき、アーシアの小さな子宮を次々と満たしていく。

 

 子宮を精液で満たされ、ポルチオをグリグリと刺激してくるペニスの感覚にアーシアは蕩けきった吐息を漏らしながら、脈動するペニスを無意識のうちに締め上げて、最後の一滴まで搾り取ってきた。

 

「ふぅっ、うぅぅー……っ♡♡♡」

 

 彼女の心の底から満たされ、気持ちが良いと伝えてくる吐息を耳にしながら御手洗もまた射精による快感の吐息を漏らす。

 

 一度出したものの、ペニスはまだその硬さを保っている。が、アーシアは別のようでしがみついていた力も抜け、後ろに倒れそうになるのを慌てて御手洗が支える。このままもう一回戦と考えていたが、想像以上に無理をさせていたらしい。

 

 一部の隙間もなく密着していたペニスがずるりと引き抜かれる。彼女の身体を抱き上げ、座っていた長椅子に横たわらせる。

 

「大丈夫か?」

 

「はいぃ……魔法も使ってたら結構体力を使ってしまいましたぁ♡」

 

「そっか……ならこのまま暫くはゆっくりしようか」

 

 結構な時間が立っていたのか、ステンドグラスを照らしていた夕陽は落ち、月明かりが差し込んで来ていた。

 

「あっ♡でも、まだ隆さんのおちんちん、おっきいままです♡力が抜けちゃってるんで、このままおマンコでエッチは出来ませんが、お口でスッキリさせますので、どうぞ口に入れて下さい♡」

 

 あー、という声と共に開かれた小さな口。

 

 唾液が糸を引いて橋を作っており、それはまるで女陰のようだ。そんな卑猥な光景にゴクリと唾を飲み、まだ元気なペニスをゆっくりと入れていく。

 

 椅子の背もたれがあるので跨ぐ事は出来ないので、顔を横に向けさせた彼女をまるで道具のように扱う。そんな状況に酷く興奮している自分に御手洗は気が付く。フェラをさせる事はあっても、中々彼主導で口淫をする事はない。というか経験皆無と言っても良いだろう。

 

 アーシアがえずかない程度に奥まで差し込むとそのまま腰を振り出す。

 

「んぶぅ……んっ♡んっ♡んっ♡……んごっ……ぶぽっ、ぶぽっ……♡」

 

 下品な音を立ててアーシアの口はペニスを啜る。

 

 ただペニスの出入りを待つのではなく、入ってきたペニスをめちゃくちゃに舌で舐め回す。ただ舐めるのではなく、弱点を的確に突いて、直ぐにでも射精出来るようにと責め立てているのだ。

 

「おっ、くおおぉっ……!気持ち良すぎる。やっぱり、フェラさせたら一番はアーシアだなっ!」

 

「じゅるるるるっ♡んっ♡ぶぼっ……んぼっ……れろれろれろれろっ♡」

 

 優しい彼女からは想像も出来ない暴力的なまでの口淫。

 

 腰を動かすのも忘れて、背もたれに手を突いて股間から上がってくる快楽を受け止める。唇を窄め、鼻の下が伸びて下品な顔になるのも気にも留めず、口内にあるペニスを舐めしゃぶる。

 

 ペニスに夢中になっているのもあるが、それと同じかそれ以上の御手洗への愛情が彼女を突き動かしている。彼に満足して欲しいと彼の()ならば当たり前の考えだ。もし自分一人で満足させられなかったら別の人を呼ぶ。そうやって彼女たちは御手洗を気持ち良くさせ、自分を確立させていく。どこに出しても恥ずかしくない群れの()たちだ。

 

「やっべ、もう出るっ!アーシアはそのままチンポ吸ってろよ。喉の奥にたっぷりと射精(だす)からな!」

 

「んんうぅぅぅ~~ッ……!んっ♡んっ♡んっ♡ぢゅるるるるるっ♡んうぅんぅぅッ……♡」

 

 高ぶった感情と、生理的な反射で浮かんだ涙が瞳から零れて頬を伝う。鼻からも鼻水が垂れてしまっていて、折角の美少女が台無しだ。

 

だが。それでも彼女の献身が損なわれる事なく、御手洗が気持ち良くなる事の一点だけに集中している。女としての自分よりも、彼の雌を選んだ彼女が御手洗にはとても可愛く映る。

 

 だからこそ――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

「んむぶぅううぅぅぅぅ~~~~ッ♡♡んぶっ、んぶぶぽっ、んぶふぅうぅうぅぅぅ~~~~ッ!!」

 

 膣内射精(なかだし)をしたばかりなのに、直ぐに溜め込まれた精液が放出される。びゅるびゅるとすさまじい勢いで尿道を精液が駆け抜け、爆発するかのようにそれが飛び出していく。

 

 唾液と先走りで溢れていた口内が真っ白に染め上げられていく。汁まみれになり、突っ込んだままの肉棒も精液でドロドロになってしまう。

 

 喉奥に精液を叩きつけられ、反射的に涙を浮かべるアーシアだが、最後の一滴まで尿道に残らないようにと頬を凹ませ吸い上げられる。

 

 ちゅぽんっ♡と口から肉棒が離れ、頬を膨らませたアーシアだけが残る。

 

「んぁー♡ほんなにでまひたよ(こんなにでましたよ)♡」

 

 御手洗の視線を受けると、たっぷりと精液の溜まった口内を見せてくれる。

 

 真っ赤な口内を彩るように真っ白な精液がぶちまけられており、純粋からエッチに変えられたアーシアにはお似合いだ。

 

「ん、飲んでいいよ」

 

「んく……んく……んっ♡ふっ♡んく……んっ♡っぱぁ……えへへ♡沢山出ましたね♡二回目なのに濃厚で、喉にちょっと突っかえちゃいました♡」

 

 照れたように笑うアーシア。

 

 そんな彼女の頭を撫でながら、彼女の体力が戻るまで二人は静寂に包まれている教会で身を寄せ合っていた。

 

 




本当の初期の頃にリクエストされていた『アーシアに教会とかで神と一誠に懺悔させながらも主人公の方が良いと言わせまくる』をアレンジしてみました。

今のアーシアにとってイッセーは居候先の息子でクラスメイト、眷族仲間程度の意識しかありません。ですので懺悔させるとかは見送りになったけど、まぁ、いいでしょう。


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イリナ&ゼノヴィア

予想以上に長くなったので前後編です。


「が、ガブリエル様、今なんとおっしゃいました?」

 

「ん? 聞こえませんでしたか? では、もう一度。戦士ゼノヴィアよ駒王へ赴き、御手洗隆という少年との間に子を宿しなさい。これはアナタの上司としてのガブリエルの命令だけでなく、熾天使のガブリエルとしての命令でもあります」

 

「と言うことは拒否権は……」

 

「えぇ、ありません」

 

 天界の熾天使の間の一室、四大熾天使の一柱であり、愛を司るガブリエルの部屋でゼノヴィアは耳を疑う言葉を耳にした。改めて尋ねて見ても結果は変わらず、寧ろ肯定すらされてしまった。

 

 信仰していた主の真実を知り、教会からは腫れ物扱いを受けていた彼女は暫くの間、壊れた機械のようにはぐれ悪魔討伐を繰り返していた。

 

 真実を知り、心の拠り所を失った彼女は自暴自棄になり、早く楽になれるようにと討伐任務ばかりを受け、各地を転々としていた。

 

 そんなある日、彼女の実力を耳にしたガブリエルに誘われる形で部下となり、今に至るのだがまさか新たな上司からこのような命令を受けるとは思いもしなかった。

 

 確かに彼女(ガブリエル)は現在進行形で腹部を膨れさせている。噂によれば彼女は子を宿したらしく、新しく天使を生み出す事が出来なかった天界陣営は彼女の妊娠を大いに喜んだ。

 

 堕天する事なく、赤子を宿し、天使を産み育てる。熾天使としての仕事は休んでおり、現在のガブリエルは天界で書類仕事をしているだけだ。

 

 彼女に変わってはぐれ悪魔の討伐や、信仰の薄くなった土地での布教をしていた所を呼び出されたと思えばこれだ。

 

 結局、ゼノヴィアは命令に背く事が出来ず、駒王の地へと飛び立った。ガブリエルが天使らしくない悪魔めいた笑みをしているのを気付くことなく。

 

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 駒王の地に降り立ったゼノヴィアは管理者であるリアスの下へと足を運んだ。

 

 かつてのような敵対関係ではなくなったとはいえ、悪魔陣営ではないモノがその地を歩くのだ。用件を伝えておく事も忘れない。

 

 ゼノヴィアの記憶が確かであれば、件の少年はかつての相棒である紫藤イリナと深い仲だった筈だ。リアスにイリナの住所を尋ね、顔を出すことにした。

 

「久し振りだなイリナ」

 

「えぇ、本当に久し振りねゼノヴィア。玄関で会話するのも何だし、椅子に座りましょうか」

 

 イリナはグレモリーが所有しているマンションの一室に住んでおり、リアスの協力者だ。いや、契約者と言っても良いだろう。彼女たちの協力は御手洗といる限り永劫なのだから。

 

 リビングにある四人掛けのテーブルの一つにゼノヴィアを座らせると、紅茶の入ったカップを出す。リアスが紅茶好きだからか、割と高頻度で茶葉を貰っており、中々消費出来なかったので、ちょうどいい。

 

「それで? アナタが私の下に顔を出したって事は教会の任務関係でしょ? 残念ながら私はあれから教会とは一切連絡を取っていないのだけど」

 

「いや、今の私は教会ではなく、天界に身を置いている。新しい上司であるガブリエル様からの命令で今回は此方に顔を出したのだ。あまりまどろっこしいのは苦手だから、単刀直入に聞く。イリナは御手洗隆という少年とどういう関係なのだ? 以前、喫茶店で話した時に耳にした覚えがあるが」

 

「ガブリエル様……? あー、なる程。あの人もこっち側の人(御手洗の女)だものね。ゼノヴィアを捧げに来たのね。流石は隆くんと言うべきかしら」

 

「ん? どうかしたか? 人に話せない関係なのか? であれば出直すが」

 

「あー、違う違う。ちょっとこっちの話を考えていただけ。で、隆くんとの関係だっけ? んー、そうねぇ……悪魔の協力者として言えば庇護すべき存在で、私個人からすれば好きな人で、肌を重ねた関係かしら」

 

 リアスのような明確な彼氏彼女の関係ではなく、八坂たちのような上下関係ではない。

 

 が、それでも間違いなくイリナは御手洗の()であり、下品な言い方をすれば彼の群れの雌だ。彼を囲う関係が一番あっているだろう。

 

「どうせアナタはガブリエル様から隆くんとの間に子供を作りなさいとか言われたんでしょ? そのオーラからして、ゼノヴィアは今は転生天使のようだし」

 

「むっ、流石はイリナだ。隠しているつもりだったがバレていたか」

 

「あのねぇ、これでも半年前までは教会の戦士だったの。流石に転生天使のオーラぐらいは見分けつくわよ。それで? 私の見立てはあってるかしら」

 

「あぁ、その通りだよ。ガブリエル様も無茶を言ってくれる。面識のない男と関係を結べとは戦士の仕事ではないのだがな」

 

「あら、いいじゃない。前から強い男の子供を産みたいって言ってたし」

 

「イリナがそう言うのであれば、御手洗という少年は強い男なのか?」

 

「武力はほぼないわね。いえ、最近の彼を考えれば力と魔力はあるのかしら。彼は使い方を知らないようだけど。ゼノヴィアに知らされているかは知らないけど、アナタの上司であるガブリエル様の相手も隆くんよ。彼ったら人外との間に子供を簡単に作っちゃうんだから」

 

 はぁと溜め息を一つ。

 

 人間であり、近い将来リアスの眷属になる契約を結んでいるイリナ。

 

 欲を言えば彼の眷属になりたいが、彼は魔人としての自覚はない。魔人は悪魔のように駒を使って眷属にするのではなく、魔力を与える事で配下とすると言われている。そもそも魔人は例が少なく、あまり詳しくは知られていない。

 

「あぁ、なる程。そちらの方面で強いのか。ふむ……私の好みのようだな。強さと言っても千差万別。武力もそうだし、精力もまた強さだ。いや、種の繁栄という面であれば一番必要な強さだろうか」

 

「隆くんの所に行くなら今夜どうかしら? 今日は私の番だし、タイミングが良かったわね」

 

「おぉ、それは嬉しい。御手洗との間を繋いでくれるとは助かる」

 

「じゃ、夜になるまで待ちましょっか。宿泊場所とか押さえてあるの?」

 

「あぁ、一応ホテルでも借りようかと思っている」

 

「なら序でだし、ここに泊まっていきなさい。アナタなら問題ないわよ」

 

「そうか、恩に着る」

 

「良いわよ。アナタと私は今は違えど相棒だったのだから」

 

 空白だった時間を埋めるかのように二人は会話を続けた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「今日は私だけでなく、もう一人隆くんの相手がいるの。初めて会う娘だけどいいかしら?」

 

「イリナが言うなら構わないけど、誰?」

 

「ゼノヴィアっていう私の昔の相棒。ガブリエル様から隆くんと子作りしてこいって言われたんだって」

 

「ガブリエルが? ふーん、まぁ良いけど」

 

「ゼノヴィアー、隆くんが良いってー、入っておいでー!」

 

 壁が薄いアパートな為、少し大声を出せば外で待機しているゼノヴィアの耳にも届く。

 

 状況が状況だからか、いつもより少し緊張してゼノヴィアはやって来た。戦士として生きてきただけあって、異性との経験は0だ。化け物相手よりも緊張してしまうのも無理はないだろう。

 

 いつもは頼りになる聖剣も彼相手には意味もなさず、文字通りその身一つで彼女はやって来たのだ。

 

「初めまして、私はゼノヴィア。イリナのかつての相棒だ」

 

「どうも。俺は御手洗隆。イリナとは同級生で、結構深い関係の男だ」

 

 日本の挨拶に乗っ取り、手を差し出すゼノヴィア。握手をすると、そのまま腰を下ろす。

 

 ゼノヴィアから見た御手洗の感想は普通だ。何処にでもいそうな平凡な少年。ただ、その身に纏うオーラは人ではなく、人外のモノ。イリナの紹介でなければ身を構えていたぐらいにはオーラが濃い。

 

 しかも本人は気付いていないのだから不思議だ。イリナの言葉が正しければ彼は複数の悪魔を始めとした人外の女と関係を持っているらしい。そんな彼が普通な訳はない。

 

「えっとイリナから聞いたけど、今日は君もセックスするって事でいいのかな」

 

「あ、あぁ。その通りだ。イリナから聞いたとは思うが、ガブリエル様からの命令でな。君としては不本意かも知れないが、抱いてくれると助かる」

 

「ふーん……」

 

 ゼノヴィアがそう言うと御手洗はゼノヴィアを値踏みするかのように身体をジロジロと見る。

 

 普段のゼノヴィアであれば、その不躾な視線に怒鳴っていただろうが、今の彼女は任務中であり、ましてや自分から頼んでいるのだ。彼の視線に耐えるかのように身体を固くして時が過ぎるのを待つ。

 

「イリナが言ってたけど、セックスした事ないんだって?」

 

「あぁ。剣を振ってきただけで、その手の経験は0だ。失礼をするかもしれないが、寛容に見てくれると助かる」

 

「そんな良い身体をしているのに経験がないとか……ふーん。ガブリエルも中々いい女をくれるじゃん」

 

 最後の呟きは拾えず、首を傾げる。イリナの耳には届いており、苦笑を漏らしていたが。

 

「じゃあ、早速だけど、ゼノヴィアの裸を見せて貰おっか。まずは相手に自分の身体を見せてその気にさせないといけないからね」

 

「そ、そうか。男女の作法にも詳しくはないから、教授してくれるのは有り難い」

 

「ゼノヴィア、脱ぐときはゆっくりよ。隆くんが悦ぶように意識して脱ぐの。多少下手でも彼は悦んでくれるわ」

 

 イリナのアドバイスを受けて、ゼノヴィアなりに見せ付けるように衣服を一枚一枚を脱いでいく。

 

 戦士として鍛えられたゼノヴィア自慢の肉体が御手洗の視線に晒される。無駄な筋肉は一つもなく、スラッとしたモデルのような身体。女としての柔らかさや豊満さも兼ね備えており、女の理想と言っても過言ではないだろう。

 

 人並みに羞恥心を持ってはいるが、これも任務だと言い聞かせて全裸になった。

 

 御手洗の同級生としては頭一つ分、抜け出ているイリナとさほど変わらない張り出た乳房。大きさもさることながら、垂れずに張り出た乳房はさながらロケットのようだ。

 

 ただ、乳首は恥ずかしがり屋なようで、その身を柔らかな乳房の中に隠している。そう、ゼノヴィアは朱乃のように陥没乳首の持ち主なのだ。平時では引っ込んでいるからなのか、陥没乳首を持っている朱乃は人一倍乳首の感度が良く、ゼノヴィアも同じなのかもしれない。

 

 ロケットな乳房の下には見事なまでに割れた腹筋があり、女だけでなく戦士としての彼女の一面を覗かせる。

 

 その下にはきっちりと手入れをしている彼女の毛髪と同じ青色の陰毛が生えており、その下にある女陰を隠している。

 

 後ろからゼノヴィアを見ると、子供を何人もひりだせそうな安産型な尻が乳房同様に張り出ており、彼女が戦士だけでなく、女としても優秀な事を伝えてくる。

 

「おぉー、服を着てた時から思ってたが、やっぱりゼノヴィアのおっぱいもデカいなぁ。イリナとおんなじぐらいか?」

 

「んー、そうねぇ……うん、私と同じ位ね。良かったわねゼノヴィア。隆くんが褒めてくれてるわよ」

 

「ほ、褒めているのか?」

 

「うん。隆くんは色んな女の人と関係を持っているから、女体に関しての観察眼はそこらの人よりも凄いと思うわ。だから、そんな彼がアナタのおっぱいやお尻を見て悦んでくれてるのを誇りに思いなさい」

 

「そ、そうか。ならば、恥ずかしいが褒め言葉として受け取っておこう」

 

 ポリポリと指で頬を掻いて照れる。

 

 戦士として生きて来ただけあり、あまりゼノヴィアは女として見られた事が少ない。

 

 戦士としての仕事衣装は身体のラインをくっきりと浮かべる卑猥なモノだが、彼女を前にした相手が下世話な事を考える間もなく、彼女の猛攻を凌がなければならない。

 

 また、敵からだけでなく味方からも優れた聖剣使いと尊敬や畏怖の念を抱かれており、中々女として評価を下した者がいない。

 

「じゃあ次は俺の番だな。イリナ、ゼノヴィアが見易いように脱がしてくれ」

 

「はーい♪ じゃあゼノヴィア、こっちにいらっしゃい。隆くんのおチンポがよく見える足元に座ってなさいな」

 

「あ、あぁ」

 

 甲斐甲斐しい良妻のように御手洗の服に手を掛けると、するすると手慣れた様子で脱がしていく。

 

 初めて目にする男の身体にゼノヴィアは知らぬうちに生唾を飲み込む。

 

 運動部にも入ってはおらず、筋肉がさほど付いていない御手洗の身体。

 

 しかし、肥えている訳でもないので、男子高校生としては一般的な身体付きをしている。ただ、一点だけが他の男を凌駕していた。

 

 股間の前で待機しているゼノヴィアに突き刺すかのように飛び出た肉棒。鍛えているゼノヴィアの手首よりも太く、見ているだけで股間が疼く雄の象徴。

 

 包皮がずる剥け、赤黒い亀頭が露出しており、見ているだけでも卑猥な形だ。丸みを帯びた亀頭の先端には小さく穴があり、そこから大量の精液が沢山放出される。

 

 ビキビキと幾重にも重なった血管が竿に浮き上がっており、流石のゼノヴィアでも生娘であり、初めて見た男のモノがあまりにも長大過ぎて軽い恐怖を覚える。

 

「んもぅ、ゼノヴィアったら腰が引けちゃってるわよ。確かに隆くんのおチンポはおっきいけど、私たち女の子を気持ち良くしてくれるの♡ だから、怖がらないでちゃんと見てあげて♡ このおチンポが後でゼノヴィアを女にしてくれるのよ? まだ今のアナタは少女。女にしてくれる大事なおチンポなのよ♡ だからおチンポを怖がらないであげて♡」

 

「あ、あぁ。すまない、初めて見た男性器に少し驚いてしまってた」

 

「構わないよ。自慢に思ってるチンポだけど、初めて見る人には結構怖いもんな。デカくて長いってのは」

 

「そう言ってもらえると助かる」

 

 香ってくる雄の匂いに脳が麻痺したのか、ボーッとペニスを見つめるゼノヴィア。

 

 そんなゼノヴィアを見て、御手洗は内心ほくそ笑む。ゼノヴィアは数多の女を喰ってきた御手洗でも良い女だと思える肉付きをしている。それは御手洗でなくとも同じ感想だ。

 

 もし彼女が堅物な性格をしていなければ色んな男からアプローチされ、独り身でなかったかもしれない。そう考えると、彼女が独り身だったのは御手洗にとってはこの上ない幸運だ。

 

 今はまだ怖がっている彼女だが、一度肉棒を味わえば他の女たちのように御手洗から離れなれなくなるだろう。御手洗にとって都合の良い女に堕ち、いつでも連絡をすれば股を開く女に成り下がる。

 

「ふふっ♡ ゼノヴィアったらもう雌の顔をしているわよ? さっきまで怖がっていたのに。もしかして隆くんの立派なおチンポに恋しちゃったのかしら?」

 

「なっ……! そんな簡単に恋する訳ないだろ!?」

 

「あら、どうかしら。私たちって男と女って上品に言ってるけど、所詮は雄と雌よ?優れた雄が居ればあの雄のモノになりたいって本能が勝手に思っちゃうの。そうしたらもう終わり。本能が心に働きかけて恋をしちゃったと思わせちゃうの。気が付いた時には雄に尻尾を振る雌になってるのよ♡」

 

「ぐっ……しかし、そんな簡単にいくわけが……」

 

「終わった後でまた聞いてみようかしら。ゼノヴィアは隆くんの何って? きっと()って答えるわよ♡」

 

 御手洗の服を脱がし終えたイリナがゼノヴィアを煽るように耳元で囁く。

 

 イリナにとってゼノヴィアはかつての相棒で、今は疎遠だった友人だ。彼女の事は好ましく思っており、彼女もまた御手洗の群れの()になれば楽しいかもしれない。

 

 そう考え、ゼノヴィアが堕ちるように思考を誘導していく。さっきの言葉で今頃彼女は恋について考えているだろう。

 

 御手洗に気持ち良くされている間に本当に恋に落ちるかもしれない。イリナもまた内心で黒い笑みを零していた。

 

「じゃあゼノヴィア。まずはおチンポに挨拶って……そう言えばまだアナタってキスしたことないの?」

 

 自慢ではないが剣ばかりを振るっていた生活をあれからしててな。まだキスすらも経験はない

 

「ふーん……じゃあせっかくだし、アナタのファーストキスはおチンポにしましょっか。きっと忘れられない体験よ?」

 

「なっ……! だ、だが私も戦士である前に女だ。キスにはそれなりに想いを抱いていたのだが」

 

「そんなのまやかしよ。ファーストキスは大切だとか言うけど、要は思い出に残るキスをしたいって事なの。唇にするよりも、おチンポにした方が記憶には色濃く残るわよ?」

 

「そ、そう言うモノなのか?……いや、分かった。イリナがそこまで言うのであれば従おう。そもそも私は彼に孕ませてもらいに来たのだからな。私情よりも任務が最優先だ」

 

「流石はゼノヴィアね♪ じゃあおチンポに捧げるファーストキスは唇をんーっ♡ て伸ばしてするのよ?」

 

「分かった。御手洗、どうか私のファーストキスをその男性器で受け取ってくれ。んっ……ちゅっ♡……っはぁ♡ これがキス……しかも唇にではなく男性器に……悪い感じではない……のか?」

 

 祈りを捧げる修道女のように目をぎゅっと瞑り、唇を亀頭に触れさせる。

 

 顔を寄せた事で吸う空気に混じる雄の匂いの量が増える。嗅いでいるとクラクラしてしまう匂いを感じながら、唇を捧げ不思議と嫌な気分にはならなかった。

 

 そんなゼノヴィアを見て、御手洗は内心大いに喜んだ。今まで剣一筋で生きてきた女のキス、それもファーストキスを奪えたのだ。しかも、本来であれば真っ先にすべき場所ではない雄の陰部にだ。ニヤニヤとした嫌な顔が表情に表れないように気を引き締める。

 

「どうだった? もっとおチンポに触れたいって気持ちになったかしら」

 

「あ、あぁ。さっきまではまだ怖かったのだが、キスしたからかこの男性器に触れたいって気持ちが湧いてくる」

 

「ふふっ♡ ならおチンポにご奉仕をしよっか。大丈夫、やり方は私も教えてあげるから」

 

「すまないイリナ。御手洗も拙い私の奉仕だが、気持ち良くなってくれ」

 

 そう言うゼノヴィアの瞳はすっかり蕩け、これから行う未知の行為に期待して濡れていた。

 




久々にエロ無しで会話させた気がする。エロばかり書いているからか、普通の会話ってのが書けなくなってきたんだよね。前は逆だっただけに悩ましいです。

無欲で施しを与えていた頃のガブリエルは消え、御手洗という欲望を得たガブリエルはミカエルがシステムに手を加えて居なかったら確実に堕天しています。

最近調べて知ったのですが、外人って陰毛は黒いんですね。てっきり地毛が金だと陰毛も金だと思ってたんですがね。まぁ、というわけで、本作では髪の色と体毛の色を一致させておきます。いやぁ、エロ画像で金髪の女性が黒の陰毛を生やしていたのはそういう理由だったんですね。驚きました。


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イリナ&ゼノヴィア②

①の続きです。


 

「隆くんは女の子におチンポを咥えさせるのが大好きなの。どんなに着飾った女でも、雌だって自覚させられるからだそうよ。でも、今日はただおチンポを咥えるのではなく、アナタのそのイヤらしく育ったおっぱいも使って気持ち良くさせましょうね♡」

 

「おっぱいもだと……一体どんな奉仕をするんだ?」

 

 ゼノヴィアにペニスを見せ付ける為に仁王立ちしていた御手洗だが、これから始まる奉仕は立っていたらあまり気持ち良くはなれない。なので、居間にあるテーブルとセットの椅子に腰掛け、二人の会話を聞く。

 

 イリナによる性の講習が始まっており、ピーンと立っていた肉棒は手持ち無沙汰とばかりに上を向いている。ゼノヴィアの裸が目の前にあるからこそ、未だ硬度を保っているのだ。流石の御手洗でも肉棒放置で講習が始まってしまうと肉棒が萎えてしまう。今回はそうはならなかったが。

 

「まずはおっぱいを広げて、隆くんに私に敵意はありませんよって見せるの。恥ずかしがらずにちゃんとおっぱいを見せるのよ? 奉仕をする側なんだから、アナタが恥ずかしがってたら駄目よ」

 

「うむ……では、こうして……どうだろうか。私は君に敵意が無いことが伝わっているだろうか」

 

 存在感を主張するかのように突き出ていた乳房をゼノヴィアが掴むと、イリナに言われた通りに広げ、乳房の根元までを見せる。

 

 部屋全体に利いている暖房のせいか、はたまた緊張で掻いたのか真っ白な乳房の表面にはうっすらと汗が浮かんでいる。

 

「ああ、ちゃんと伝わっているぞ。ゼノヴィアには敵意がないってな」

 

 奉仕の前でもこんな事をする女は御手洗の女たちでもいないのだが、ゼノヴィアに指摘する事なく受け入れる。イリナがせっかくゼノヴィアを変態に堕とそうとしているのだ。指摘して中断させるという無粋な事はしない。

 

「次はアナタの言い方ね。男性器って言うのは良いけど、奉仕をするんだからもっとエッチに呼んであげなくちゃ。私と同じようにおチンポって呼びなさい?♡」

 

「男性器ではなくお、おチンポか……くっ、思いの外恥ずかしい単語だな。しかし、これも任務だ。戦士として果たさねばならぬ。おチンポ、おチンポ、おチンポ……よし、おチンポだな。もう大丈夫だ」

 

「オッケー。じゃあここからが奉仕よ。広げたおっぱいを使っておチンポを優しく挟んであげるの♡ 谷間を作って下から入れる方法もあるけど、今日はこっちでいきましょっ♡」

 

 広げていた乳房をゆっくりと肉棒に近付ける。肉棒から放たれている熱気を乳房で感じながら、優しく挟み込む。

 

「んっ♡ おチンポはこんなに熱いのか♡ おっぱいが火傷してしまいそうだ♡」

 

「そうよ、それがおチンポの熱なの。しっかりと覚えなさいね」

 

「あぁ、この熱をしっかりと頭とおっぱいに刻み込もう。どうだろうか御手洗、私のおっぱいでおチンポが挟まれているのいうのは」

 

「最高だよ。柔らかくてフワフワしてる。ゼノヴィアがチンポが熱いって言うが、おっぱいも中々に熱いぞ?」

 

「そうか? 私には分からん。だが、悦んで貰えたようで何よりだ。イリナ、ここからどうすればいいんだ?」

 

 イリナを見つめる彼女の瞳には信頼の色がはっきりと浮かんでいる。

 

 ゼノヴィアにとってイリナは頼れる相棒であり、それは今も変わらない。知識に乏しい自分にこうして教えてくれるのは有り難い事だと心から思っているのだ。

 

「おチンポを挟んだまま、おっぱいを優しくズリズリって動かすの。上下に動かしておチンポを気持ち良くさせるのよ♡ 慣れてきたら、両方のおっぱいではなく、左右別々に動かしたりしてあげると、もっと悦んでくれるわ」

 

「んっ♡ ……んっ……ふっ……これは結構難しいな。おチンポもおっぱいも乾いていて、あまりスムーズに動かない」

 

「ふふっ、そういう時は涎を谷間とおチンポに掛けてあげるの。そうすればおっぱいをスムーズに動かせるわ♡」

 

 モゴモゴと口を動かし、口内に唾液を滲ませる。中々思うように唾液は出てこず、少し時間を掛けてやっと出てきた。

 

「んっ♡ んべぇー……これでいいのか。んっ……ふっ……おお! さっきと比べて段違いだ。これならおチンポも満足してくれるのではないか? よしよし……ゆっくりとおっぱいを動かして……」

 

 唾液が潤滑油となり、ペニスと乳房が擦れる度ににゅっちゅ♡ にっちゅっ♡ とイヤらしい音を奏で始める。

 

 今まで誰にも触れさせた事のなかった乳房が肉棒を包み込んでいる。ゼノヴィアの中で今までしまい込まれていた雌の本能が蛇のように首を擡げる。

 

 時折口にはしていたが、彼女が求めるような強い雄には出会わず、今までは奥にしまわれていた。そんな本能が御手洗を前に花開こうとしている。まだ彼が強い雄だと認識した訳ではないが、信頼しているイリナの言葉もあり、期待しているのだ。

 

 乳房を上下に動かし、その間でペニスが嬉しそうに震える。無意識に熱い吐息を零し、谷間で揺れるペニスを見つめる。

 

 亀頭は丸いのに、その下で出っ張っている肉は大きく、また強そうだ。あれで膣内(なか)を弄られたらどれだけの快楽が流れるのだろうか。

 

 年頃のゼノヴィアも流石にオナニーぐらいはする事もあり、自分の膣にペニスが入る事は知っている。自分の指ではあまり満足出来ず、それでも高ぶった性欲は解消出来たので満足してきたが、これが入るとなるとどうなってしまうのだろうか。

 

「ふふっ♡ ちゃんとパイズリ出来てて偉いわよ。それじゃあそのまま、おチンポの先っぽ、亀頭を唇と舌を使って気持ち良くさせていきましょっか♡」

 

「まさか、これを舐めるのか?」

 

「えぇ、その通りよ。涎をたっぷりと付けた舌で亀頭を舐めてあげるの♡ それだけじゃなく、亀頭をぱくりって咥えて口内でも舐めたりして気持ち良くさせてあげるのよ♡ ほら、おっぱいばっかりじゃなく、咥えなさいな」

 

「う、うむ。では、んぇー……れろ……れろれろっ♡ ん、先っぽの穴から出てきた汁が苦いな。なのに、何故か舐め取ってしまっている♡ れろれろっ♡ ちゅっ……はぁ♡」

 

「それはカウパーって言うのよ♡ おチンポが気持ち良くなっている証♡良かったわね、ちゃんと気持ち良くなってくれてるわ♡」

 

「そうか。私の拙い奉仕で気持ち良くなってくれているのか。ふふっ、ではこのまま口も使って気持ち良くしてあげようではないか。あーむっ……んっ♡ ふっ♡ ぢゅるるるっ♡ んっ♡ ちゅぽ……ちゅぽ……んっ、んっ、んっ……っぱぁ♡」

 

 亀頭を咥え、教わった訳でもなく、そのままカリ首までを口内に出し入れをする。

 

 ちゅぽちゅぽと空気が擦れる音が鳴るも、気にした様子はなく、肉棒に夢中なようだ。口内でピクピクと震える肉棒に気を良くし、更に激しさを増した口淫へと変わっていく。

 

 その間も乳房を動かしているのは流石は戦士と言うべきか。一つの事に集中せずに、きっちりと同時に仕事をこなしている。亀頭に伝わる温かい口内粘膜や、ペニス全体を包み込む柔らかい母性の象徴の感触。男として満たされていくのを感じる。

 

「ん、おチンポの痙攣が激しくなってきたな。これは気持ち良いって事で良いのか?」

 

「もうおチンポが我慢出来ないって言ってるの♡ このまま気持ち良くなって射精したいって言う合図なの♡ だから、もっと気持ち良くさせておチンポを射精させてあげて」

 

「了解した。では追い込みといこう。はむっ♡ ぢゅるるるるっ♡ じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ♡」

 

 自分の口淫で気持ち良くなってくれる事に嬉しくなったゼノヴィアは、更に胸を寄せて乳房の締め付けを強くする。更に、亀頭を刺激する為に口を窄め、亀頭全体を咥えると頭を上下に振るう。

 

 舌先が尿道を広げるように弄り、ゾワゾワした快感をくれるとともにカリが唇で強く擦れ、快感が高まっていく。それはちょっと離れている所から見ているイリナにも伝わり、今回はゼノヴィアに譲っているとはいえ羨ましい光景だ。

 

 御手洗に奉仕するのが当然と無意識に思っており、そんな彼を奉仕させることが何よりの喜びなのだ。射精間近なペニスを美味しそうに咥えているゼノヴィアが心から羨ましく思う。

 

「出るっ……出るぞゼノヴィア!」

 

「んっ……ん~~~っ、じゅずっ……ぢゅるるるるっ♡」

 

 御手洗の声掛けには応じず、激しい口淫を以て返事をする。

 

 亀頭から上るフェラの快楽もそうだが、ペニスを包み込む柔らかな乳房や、その間からはみ出ている亀頭にむしゃぶりついているゼノヴィアの雌の顔といった視覚的快楽もあって、ペニスが限界まで膨れ上がる。

 

 亀頭に吸い付くかのように唇を窄めた瞬間――

 

――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「んくっ!? んっ、んんん~っ♡ んぢゅるるるるるっ♡」

 

 陰嚢の中で作られた新鮮な精液が勢い良くゼノヴィアの口内で発射される。

 

 ペニスが震えながら射精しており、ゼノヴィアの口内の隅々までドロドロに汚していく。初めての口淫に、口内射精。驚きの連続だが口を離す事なく、最後の一滴まで射精されるまで懸命に咥えている。

 

 出された精液をどうすればいいのか分からず、そのまま口内で溢れかえる。鼻で呼吸をしてもむわりと雄臭い匂いが突き抜け、まるで彼の精液が鼻にも入ったかのようだ。

 

「困った顔をしてるけど……あぁ、出されたザーメンの処理に困ってたのね。雄にご奉仕した雌は褒美にザーメンを貰うの♡ 貰ったザーメンはきっちりと一滴も残す事なく、飲み込まなきゃ駄目よ?♡」

 

「……んく……んっ♡ んく……んんんっ♡んく……んく……っぱぁ♡ の、喉に詰まるかと思ったぞ♡」

 

「ふふっ、ちゃんと飲めたようね♡どう?初めて飲んだザーメンの味は」

 

「お世辞にも美味いとは言えない。というか人間が飲むような味ではないな。いや、私はもう人間ではないのだが。だけど、不思議と飲んでしまった♡ ドロドロとしてて、飲み込むのも大変だったが、飲んでしまったんだ♡」

 

「あらあら、雌としての第一歩を踏めたようね♡ゼノヴィア、アナタは今、悦んでいるのよ♡」

 

「悦んで?」

 

「えぇ♡ 雄にご奉仕して、気持ち良くなってもらえた。それはアナタが雌としてちゃんとご奉仕出来たって事なの♡ 女ではなく、雌よ? 雄に尻を振る事しか出来ない淫らな雌。雄が言えばどんな時でも尻を振っちゃうの♡ アナタもそうなるのよ♡」

 

 精液を飲み、荒い呼吸を繰り返すゼノヴィア。

 

 口内に収まりきらなかった分の精液が乳房に付着しており、乳房を下品に飾っている。瞳に被虐の涙を浮かべ、イリナの言葉に耳を傾けながらも射精したてのペニスに目が向いている。

 

 自分が初めて咥えたペニス。ファーストキスを捧げたペニス。初めての奉仕で気持ち良くなって射精してくれたペニス。

 

 頭の中はペニス一色で染まっており、腹部からは甘い痺れが流れている。指で股間に触れてみるとくちゅりと音がなり、糸が引くほどの粘液が垂れている。

 

「パイズリフェラでセックスの準備を整えるなんて、エッチなのねゼノヴィアは♡」

 

 音もなく近付いたイリナは、力の抜けているゼノヴィアの身体を床に倒すと、思いっきり足を開かせる。閉じれないように開いた足の上にはイリナの足が乗っている。

 

「イリナ!? は、離してくれ! このポーズだと、私の大事な所が御手洗に丸見えじゃないか!?」

 

「丸見えでいいじゃない♡ 今から隆くんに入れてもらうんだから♡ ほら隆くん。私が押さえとくから、ゼノヴィアのヌレヌレおマンコにおチンポ入れちゃいなよ♡ 処女だけどきっと気持ち良いわよ? 鍛えてるから締まりも良いだろうし♡」

 

「ん、ありがとイリナ。じゃあゼノヴィア、このまま入れるから。入る所をちゃんと見てるんだよ。このチンポが入った瞬間、ゼノヴィアは女になるんだから」

 

 亀頭を膣口の粘膜に触れさせると、興奮を煽るかのように擦り合わせる。くちゅくちゅと音がなり、これだけでも結構気持ちが良いが、やはり全部を突っ込んだ方の快楽には負ける。

 

 不安げに揺れているゼノヴィアに安心するように微笑むと、そのまま腰を突き出し、ゆっくりと押し込んでいく。

 

 じゅぷぷっ♡と 亀頭が飲み込まれ、次にエラの張ったカリ首が小陰唇の形を歪めて飲み込まれていく。ペニスの中で一番横に広いカリ首が入れば後はスムーズに入っていく。 

 

 先端である亀頭がぷつりと膜のような何かを突き破ると最奥まで一気に収まる。

 

「ぐっ……! 痛みには慣れているが、身体の中の痛みは結構堪えるなぁ……ん、ぐっ……はぁ、はぁ……ふぅ。もう大丈夫だ。御手洗、動いてくれて構わない。だが……その……優しくしてくれると嬉しい」

 

「ああ。最高の思い出になれるようにするよ」

 

 ゼノヴィア視点では今日のこの一回で終わると思っている。

 

 イリナから昼間に聞いたのが確かであれば、御手洗はガブリエルを一回の性交で妊娠させている。きっと自分もそうなるだろうとの思いからだ。

 実際の所、そうなる可能性は少なく、あれが偶々そうだったに過ぎない。

 

 処女膜を失ったばかりでギチギチと締め付けくる膣肉を解すかのようにゆっくりとした抽挿が始まる。高いカリ首で膣壁を抉り、少しでも刺激になれるようにと擦っていく。

 

 丸い亀頭があちらこちらを押し上げては、ゼノヴィアが感じるポイントを探す。浅い所にはザラザラとしたGスポットはなく、見つかったのはちょうど子宮口と膣口の間だった。

 

 腹の裏側――つまり膣の上側にあり、そこをカリ首で擦るとゼノヴィアの身体がブリッジのように持ち上がる。

 

「ふひゃああ……♡ な、何だ、この快感は♡」

 

「んふふ、それはGスポットって言うのよ♡ 女の子が気持ち良くなれる場所で、おチンポで擦られとスゴイでしょ?」

 

「こ、こんなの知らない♡ 私は戦士なのに、こんな、こんなに気持ち良くされると壊れてしまいそうだ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ ひゃぅん♡」

 

 ブルブルと下半身が震え、ゼノヴィアの頭がイヤイヤと左右に振られる。

 

 オナニーをしても満足出来ていなかった彼女が初めて感じる膣内での快楽。それは、今まで築き上げてきた自分が粉々になってしまいそうなほど強烈なモノで、一気に頭まで駆け上ってくる。

 

 いつの間にか上で押さえていたイリナの足がどかされており、自由になっていたゼノヴィアの足が無意識に御手洗の腰に回される。それは本能が屈服した証であり、雄に身を委ねる雌そのものだ。

 

「あ、あ、あぁああ♡ 太い♡ 太いぃ♡ こんなの気持ち良すぎるぅ……♡」

 

 太く長いペニスがゼノヴィアの性器をこじあけ、ひたすらに蹂躙する。

 

 苦しそうに漏れていた息も次第に甘い吐息へと変わっている。顔を真っ赤にさせながらも、瞳はすっかりと蕩けている。

 

「んっ♡……んんっ!!!……あっ♡ ダメだっ♡ このままだと、本当に雌になるっ♡ 御手洗に尻を振るだけの雌になってしまう♡ それはダメだ、ダメなんだぁ♡」

 

 ゼノヴィアにとって戦士であることは、誇りであり、生き方そのものだ。

 

 彼女もかつて教会に属していたアーシアと同じく教会に捨てられた孤児であり、そんな教会に戦士としての生き方を与えられた。子供の寄る辺で親がなく、変わりに教会を寄る辺にした彼女にとって、戦士であることはまさにこれまでの人生そのものなのだ。

 

 そんな自分が肉棒で一突きされる度に薄まっていく恐怖にゼノヴィアは声を荒げる。イヤだイヤだとだだを捏ねる子供のように頭を振っては快楽から逃れようとする。

 

 その光景はまるでレイプのようで、とてもではないが甘いセックスには見えない。

 

「あっ♡ あっ♡ あ、あ、ぁ……気もひいい、気もひいぃよぉ……あはぁ、ああぁ♡」

 

 だが彼女の抵抗も虚しく、理性すらも本能に押し負けてしまった。

 

 潤んでいた瞳には快楽しか残っておらず、思考回路も快楽のピンク色に染められた。自分が消えそうな恐怖に怯えていた彼女がいなくなり、今度こそ甘いセックスのような空間へと変わる。

 

 太いペニスが前後にぐちゅぐちゅと動き、その亀頭で膣奥をとんとんと叩いていく。子宮口から上ってくる幸せに頭が真っ白になり、口から絶頂を告げる言葉が出る事もなく、結合している股間からはぷしぷしと熱い体液が噴き出る。

 

 御手洗はそれを気にも留めず、ただひたすら腰を動かし、情欲の猛るままに蹂躙していく。

 

「あぁ……イく、イくぞぉ。このままゼノヴィアの子宮にザーメンを飲ませてやるからなぁ……!」

 

「あ、あぁ♡ 出してくれ♡ キミの熱いザーメンを私の子宮に出してくれ♡」

 

 荒い息を吐きながら腰を滅茶苦茶に打ち付ける御手洗。

 

 既に我慢は限界を超え、力を抜けば射精してしまいそう。それでも雄の矜持として声を掛ける。無言で射精するのは御手洗にとってはナンセンスで、やはり宣言してからの射精は何物にも勝る。

 

「私も何かくるっ、お腹の奥から何かが来てるっ♡ あ、あああああっっっ―――」

 

 官能の昂ぶりの余り、両者とも己の視界が白く染まったと錯覚した次の瞬間――

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「あぁ―――ああああぁあっ―――!!♡♡♡」

 

 悲鳴の様な――しかし悦びに満ちた喘ぎ。火照った白い肌が御手洗の身体に密着し、頤を逸らして深い膣内射精を受け止める。

 

 びゅるびゅると遠慮なしに子宮に大量の精液を注がれ、満足に呼吸をする事も出来ずに身体を投げ出して雄の欲望を受け止める事しか出来ない。

 

 びくんびくんと陸に打ち上げられた魚のように身体を痙攣させ、尿道からは精液と同じく大量の潮を撒き散らす。

 

 射精は中々終わらず、あまりの快楽に堪えきれなかった御手洗が、ゼノヴィアの唇を塞ぐ。

 

「んんむぅううう…みたらい、みたらいぃ……♡ んちゅう……ん、ん、んん♡」

 

 もごもごと唇と舌を絡み合わせ、至福の快感に浸るゼノヴィア。

 

(あぁ、ダメだ♡ 本当に彼の雌にされてしまった♡ もう、戦士としての私に戻れそうにない♡)

 

 快楽による多幸感を好意と勘違いし、今までの自分と決別してしまう。

 これからは剣を振るうのではなく、尻を振って生きていくのだ。さっきまではそんな生き方は出来ないと否定していたが、今はそれもありかもしれないとすら思ってしまう。

 

 そんな事を考えながらひたすらに御手洗の唇を貪り、肢体を絡ませて互いの身体の感触を楽しむ。

 

 ・

 ・

 ・

 

「それでどうでしたか? 帰ってきたという事は御手洗隆との間に子供が出来たのでしょうか」

 

「いえ、残念ながら。ですが、その事で相談のために戻って参りました」

 

「相談? 何でしょうか」

 

「命令通りに彼の子供を孕むため、私の拠点を駒王に置いても宜しいでしょうか。あの地には私のかつての相棒もいますし、幸いにも管理者であるグレモリーからも許可を頂いています」

 

「ふふっ、そうですか♪ いいでしょう。戦士ゼノヴィア、これからは駒王で御手洗隆の子供を産み、育てて生きなさい」

 

「はっ」

 

 




これにてゼノヴィア編は終了です。

いや登場まで長かった……。お待たせしまして申し訳ありませんでした。戦士としての誇りを持ちながらも女として変わっていくって感じを理解していただければ嬉しいです。いや、分かりづらいし文字も足りないか。



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リアス&ソーナ②

 

「こんな格好で学校を歩く事になるとは……っ♡」

 

「あら、私は問題ないわよ?隆が望んだのだから、私たちはそれに応えないと♡それに何だかんだでソーナも隆の言う事には素直じゃない♡」

 

「んぐ……だ、だって……あんなものを教えられたら女なんて……♡」

 

「ふふっ♡生真面目になっちゃったと思ってたけど、やっぱりソーナも雌だったのね♡一緒に隆って雄に媚びてくれて嬉しいわ♡」

 

 月明かりだけが校舎に差し込んでいる。

 

 人気のない学園の廊下を裸で歩く女生徒が二人に、そんな彼女たちを後ろから眺めている男子生徒が一人。

 

 モジモジと恥ずかしそうに身体を隠そうとするも、手で覆える面積は少なく、結果として意味を為さない。そんなソーナを見て、ニヤニヤと笑いながら堂々と歩くのはリアス。自慢である瑞々しいHカップの乳房を見せつけるかのように胸を張って歩き、ユサユサと揺らす。

 

 二人は御手洗の命令で深夜の学園を裸で散歩しているのだ。今回は認識阻害は掛けておらず、他の人がやってきたら彼女たちの痴態はバレてしまう。

 

 御手洗の()に堕とされたもののソーナは未だ常識にとらわれているのか、恥ずかしそうに身体を揺らす。反対にリアスは自慢の肉体でもあるのだからと堂々と歩いている。

 

「ここが、私たちの教室ね。ほら、恥ずかしがってばかりいないで入りましょ」

 

「え、えぇ。隆くんはあまり見ないでくれると助かるのですが……」

 

「えー、リアスもソーナも後ろから見てるとケツがデカくてエロいんだよなぁ……。そんなモノを見逃したら男としてダメじゃん?」

 

「うぅ……どうして私はこんな人に負けてしまったのでしょうか……」

 

 ソーナは御手洗に脅され関係を持ったが、あれからもその関係は続いている。しかも脅しなど関係なしに、彼とは身体を重ねており、それに愉悦を見いだしている。

 

 かつて身体を重ねた眷属の男よりも立派で、自分を女から雌に堕としてくれた肉棒の持ち主。表面上は反抗的な一面を見せてはいるが、心が完全に彼に屈服してしまっている事に彼女は気付いているのだろうか。

 

「ここが私の席で、あっちがソーナの席ね。それで?隆は裸の私たちを教室に連れてきて何がしたいのかしら♡アナタのお願い(命令)であれば何でも聞くわよ?♡」

 

 裸の格好のまま、自身の机の上に腰掛けるリアス。

 

 安産型で、赤子を何人もひり出せそうなデカ尻が、机との間で形をイヤらしく歪んでいる。足を組み、ギリギリで見えない秘所を意識させるかのように足を組み替えたりして情欲を煽る。男を誑かす悪い女の笑みを浮かべながら御手洗に言葉を問い掛ける。

 

 リアスは御手洗とは隠れて交際をしているため、まだ学園の生徒や眷属の一部は兵藤一誠と付き合っていると思っている。その方が燃えるとの御手洗の願いだからだ。

 

「じゃあリアスとソーナの二人には自分の席でオナニーしてもらおうかな。勿論、オナニーのオカズは俺のチンポだ。と言っても見せる訳ではないから、頭の中で思い出しながらしてね」

 

 御手洗は裸の二人とは違い、上下ともに服を着ている。裸で屈辱感を与えると共に、服を着ている御手洗が主だと心に思わせる為だ。

 

 反抗的な一面が御手洗を楽しませてはいるが、やはり表でもソーナには媚びきって欲しい。

 

「なっ!?……お、オナニーを此処でしろだなんて……リアス……はもうしてるのね」

 

「んっ♡当たり前じゃない♡()命令(お願い)よ?♡私たち雌が断れる理由(わけ)ないじゃないの♡こうやって足を広げておマンコ弄ってるのをよく見せるのよ♡あっ♡見られながらオナニーするのも良いかも♡いつもより熱が入っちゃう♡」

 

 くちゅくちゅと音を立て、自分の指で膣内を掻き回す。

 

 兵藤一誠とセックスをしても消えない性欲を溜め込んでいた日々。そんな性欲を発散させる為に御手洗に手を出したあの日。あの日から散々虐められるように長大なペニスを何度も秘所を突かれた。そんなペニスを思い浮かべながら膣を指先で引っ掻くと愛液が次々と滲み出てくる。

 

「これは命令。これは命令だから従うだけ♡んっ♡やだっ、どうして私こんなに濡れてるのよ♡生徒会長なのに、こんな事をして気持ち良くなっちゃってる♡」

 

 罪悪感と興奮が混ざり合って、普段よりもハイペースで膣を弄る。

 

 堅物で真面目と称されるソーナだが年頃の少女である事には変わりなく、日々溜まる性欲の処理のためにオナニーをする。一人でオナニーする時よりも気持ちが良く、動く手は止まらない。いやそれどころか、もっと快楽を求めて動いている。

 

「おぉ……!あのソーナがオナニーするなんて匙に見せたらどう思うんだろうなぁ。やっぱり興奮か?いや、何で俺の前じゃないんだって俺がキレられるかも」

 

「ダメっ♡匙の事は言わないで♡あの子とは一度しかしてないの♡ううん、もう出来ない♡だって、アナタのおチンポを味わったらもう他のチンポなんて考えられないの♡」

 

 オナニーによる快楽のせいか、上手く頭が働かず、普段であれば口にしない本心が飛び出す。

 

 匙も年頃の男子生徒としては平均的な一物を持ってはいるが、御手洗とは比べ物にもならない。大きさや太さもさることながら、噴き出す精液の量も違えば精力も段違いだ。

 

 初めて交わったあの時、匙は一回出せば満足していたが、御手洗はソーナが泣きながら止めてと懇願しても滅茶苦茶にしてきた。

 

「ほら、指だけじゃあ物足りないだろうからこれ持って来てたんだ。良かったら使ってくれ」

 

 御手洗が差し出すは黒光りした御手洗の肉棒を模したバイブ。以前、白音にも使った絶頂記録付きの冥界製バイブだ。

 

 二人はそれを受け取ると、指で解した雌穴に躊躇なく突っ込む。

 

 ずちゅんっ♡と鈍い音を立て飲み込まれていくバイブ。小陰唇の形を歪め、奥へ奥へと二人は突き入れる。

 

「よしよし、ちゃんと入れれたな。じゃあスイッチを入れるから、我慢しないで声を出してくれよ?」

 

 御手洗が手元のボタンを押すと、二人の膣内に収まっているバイブが振動する。ぶぶぶと機械的な音が鳴り、深くまで突き刺さって震える。

 

「おっ、おぉぉぉぉぉ♡スゴイぃぃぃーーっっ♡♡♡こんなの気持ち良すぎるのぉぉぉぉ♡♡♡」

 

「生真面目なソーナがスッゴい乱れちゃってるわ♡前々から私は使っているけど、あの娘は初めてだったのね♡ふふっ、何だか初々しい反応で可愛い♡」

 

 日頃から使っているからか、極太のバイブが体内で暴れていても余裕げなリアス。ずるると膣肉を外に引きずり出すかのように弄ると、バチバチと目の前に火花が散る。

 

 膨大な快楽に声を隠す余裕もなく、無様に悶えるソーナ。

 

 半年前にリアスが知り合いの職人に作らせたバイブは現在の御手洗の肉棒よりかはワンサイズほど小さいがそれでも世間的に見ればデカい。膣内を隙間なく埋めると、そのまま膣内を開発するかのように震える振動に息が詰まる。

 

 バイブの大きさは長さ19cm、直径5,5cm。何よりの特徴が、気色の悪い多くの皺しわが竿全体にヒビの様に入っていて、見る者を圧倒し、モンスターとでも名付けるべきか。

 

 そんなモンスターを二人は巧みに扱って、自分のイイポイントを突く。振動が膣内を刺激し、膣肉の奥まで刺激してくる。身体の奥から響いてくるかのような快楽に、二人はたまらず身体を逸らす。軽い絶頂だが、しっかりとイキ顔を晒し、全身から雌のフェロモンを漂わせる。

 

「イく、イくイくイくぅぅぅぅーーんんんっ……はぁ、はぁ……止まんない♡私、イってるのに止まってくれないのぉ♡」

 

 バイブのスイッチは御手洗が握っており、彼女が本当に止めたいのであれば膣外に出せば良いだけの事。それをせず、限界な自分が追い詰められていくのはソーナにとっては気持ちが良く、更にスパイスとなって絶頂へと導く。

 

「んっ♡本物のチンポよりも小さくなっちゃったけど、これはこれで気持ち良いのよね♡セックスではこんな振動は出来ないから♡あっはぁ♡気持ち良いわぁ♡」

 

 無様なソーナとは違い、気品を保ったまま上品に自慰に耽るリアス。

 

 どんな男でも雄に堕としそうな下品なソーナのオナニーとは違い、見ている御手洗だけを誘惑するかのようなリアスのオナニー。

 

 震えるバイブに熱い吐息を漏らし、ぐちゅぐちゅと掻き混ぜる。子宮口付近までバイブを入れると、開発された肉を虐めるかのようにバイブを押し当てる。本物のように脈打つ事はなく、ただただ無機質に命令通りに刺激するバイブ。

 

 人気(ひとけ)のない深夜の学園に響かせるかのように二匹の雌の声が木霊する。

 

 そんな二人の痴態をニヤニヤと眺めていた御手洗だが、股間から我慢が出来ないとズキズキと訴えてくる。早く俺にもこの雌を味あわせろ、見ているだけなんてもったいないと痛みと共に訴えてくる。ズボンにテントを張り、窮屈に感じてきた肉棒を遂に外に出した。

 

 瞬間、撒き散らされる暴力的なまでの雄の匂い。魔人とは言え、嗅覚は変わっていない御手洗には其処まで嗅ぎ分ける事は出来ないが、オナニーで発情した二匹の雌は瞬時に匂いの発生源に視線を向ける。

 

 火照った脳内にすらも潜り込んでくる、この身体の真の持ち主の匂い。嗅ぐだけで身体が火傷したかのようにカッと熱くなり、視線が肉棒を興奮と快楽で蕩けた瞳で見つめる。餌を前に犬のように二人はそれが欲しいと肉棒を御手洗の顔を行ったり来たりする。

 

 聡明な少女であり、学園の生徒だけでなく教師からも信頼の厚い生徒会長のソーナではなく、快楽に屈した一匹の雌に成り下がったソーナ。悪魔としてのプライドはありながらも、本能から湧き上がる性欲に突き動かされているリアス。

 

 両者共に学園での姿とは全く似ても似つかない。他の生徒や教師が見たら驚くだろう。

 

 そんな姿を晒しつつ、二人は机の上からおり、膣内を広げていたバイブを抜き去り床に下りて忠犬のように御手洗とペニスを見上げる。

 

「うっわぁ……すっげぇエロい顔。そんな顔誰にも見せちゃいいけないな。誰かに見られたら直ぐにレイプされちゃいそうな顔だわ」

 

「隆にしか見せないわ♡でも、そんな事よりも早くチンポ頂戴♡オナニーして濡れてるから気持ち良いわよ♡奥を何度も突いて、びゅぅぅってザーメン出したいでしょ?♡」

 

「リアスばっかりズルいわ♡私だって隆くんのおチンポが欲しいの♡おマンコがオナニーで疼いてたまらないのよ♡この疼きを止めたいからおチンポ、おチンポ頂戴♡」

 

 我先にとアピールをする二人。尻尾があったのであればブンブンと勢い良く振っている事だろう。

 

 理性が本能に押し負け、自分がどれだけ下品な事を言っているのかソーナは分かっているのだろうか。普段の彼女からは想像もつかない言葉を紡ぎ、誘惑する。

 

「あぁ、もう。リアス、悪いけどソーナが先だ」

 

「んもぅ……後でちゃんと気持ち良くしてよ?」

 

「勿論だ。さてソーナ。そろそろ認めたらどうだ……いや、観念したらどうだ?もう身体だけでなく、心も堕ちてるのに、そんなに俺に噛みつかなくていいじゃないか。今のようにエッチなソーナをこれから見せてよ」

 

「分かった……分かったっ♡見せるからおチンポ頂戴♡もう我慢出来ないの♡アナタにおチンポ入れられてからもうダメなのよ♡おチンポの事ばかり考えちゃう変態な女になっちゃったの♡」

 

「くくっ……はーっはっはっは!あの、生徒会長のソーナが遂に堕ちた!知的でクールだって評判の生徒会長が堕ちた!」

 

 狂ったかのように笑い出す御手洗。

 

 他の女と違い、ソーナだけは今まで御手洗との交わりに消極的だった。御手洗が求めれば応じこそするが、他の奴らのように彼女から求めてはこなかった。エッチな事は恥ずかしいというアーシアですら今では誘ってくるというのに。

 

 だがそれも終わりだ。本能に突き動かされるままに言葉を紡いではいるものの、ソーナははっきりと彼女自身の意志で認めたのだ。

 

「入れてやるから、其処で仰向けになれ。降参した犬のように腹を見せて仰向けにな」

 

「えぇ……ほら、したから♡おチンポ頂戴♡ここに頂戴♡」

 

 くぱぁ♡と広げられた女陰。

 

 むわりと雌の匂いを香らせ、ねっとりと愛液が糸を引いている魅惑の穴。降参した犬というより、餌を前にして涎を垂らした犬になってしまっている。ぺちぺちとペニスで穴を叩くと、嬉しそうにしかしもどかしそうにソーナの腰がうねる。

 

「んんぅ♡はやく、はやくぅ♡おチンポ、おチンポ入れてぇ♡」

 

 御手洗は知らない事だが、ソーナの生家であるシトリー家は長い歴史の中で契約者の望み通りに相手を欲情させてきた。

 

 それは契約者自身だったり、契約者が恋慕の情を抱いている相手だったり。そんなシトリー家の力をソーナは色濃く継いでいる。普段は表には出てこない。それほどまでに彼女は精神力が強い。

 

 が、今のように一度でもぷつりと理性の糸が切れると一気に精神が支配される。悪魔としては長く生きてる訳でもない彼女はまだ情欲の力を自在には扱えず、暴走させてしまう時がある。

 

 いつもであれば、実家に帰って誰もいない部屋で一人能力を解放して力を疲弊させているが、今回は顔を出してしまった。

 

 溢れ出す情欲の力によって今のソーナは冷静な判断が出来ず、その感情に動かされるがままだ。一度暴走するとその力の源である性欲の発散か、長時間の放置が必要となる。

 

「あ――ぅぅぅううううんっ♡おチンポきたぁぁぁぁっ♡一気に奥まで入ってるぅ♡きもちぃいぃいっっ♡♡♡」

 

 三人しかいないとはいえ、教室だということを忘れてソーナは絶叫めいた嬌声をあげる。

 

 床に寝転んだまま、四肢を投げ出し繋がった秘所からの快楽に集中する。

 

 バイブよりも大きい肉棒が一気に膣道を広げ、ギチギチになって息が詰まる。そんな苦しみすらも心地良く、もっともっとと膣肉が肉棒に纏わりつく。

 

「きっつぅ……前よりも締め付け強くなってないか?そんなにチンポ欲しかったのかよ!」

 

「そうよ♡おチンポ欲しかったの♡オナニーで発情して、寂しくなったおマンコにおチンポ欲しかったのぉ♡」

 

 上半身は貧相だが、むっちりと肉の付いた下半身にそそられる。アンバランスなその肉付きも良い。

 

 むっちりとした太腿を撫でて感触を確かめてみたり、仰向けの体勢で潰れているデカ尻をサワサワと触ってみたり屈服したソーナは思うがままだ。

 

 肉棒がねっとりと引き抜かれ、素早く押し込まれると、ソーナの子宮口に亀頭が、がつんっ!と当たり、お腹も――ごっ!と少し膨れる。

 

 物扱いのような乱暴なセックスで興奮は増し、更にピストンは加速していく。するとソーナの膣内はどんどん愛液を放ち、快感に狂っていく。

 

「あぅああああああっ!おチンポあついのぉぉぉ♡イく!イくぅううう!あああああーーーっ♡♡♡」

 

 膣内ではじけた快楽が集まり、膣内を伸縮させて絶頂する。

 

 身体と膣内が痙攣し、自分を支配している雄の視覚的にも触覚的にも自身が達している事を伝える。しかし、絶頂の余韻に浸っているんじゃないとばかりにペニスの抽挿が再開される。

 

「いやぁ♡まだイってる最中なのに動かれると止まらないっ♡イくの止まらないっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あぁああ……やだぁあ……♡」

 

 イヤだイヤだと抵抗は口ばかりで、絶頂で震えている膣肉は淫らにもペニスへの奉仕をしてくる。

 

 ワザとペニスの抽挿の邪魔になるように阻んで前後に動かれる時に貫かれるようにしてみたり、ペニスの弱点であるカリ首を撫でてみたり。雄に媚びきった雌の本能で膣内は動いている。それはソーナの意志とは無関係のように。

 

「ねぇ隆。二人だけで気持ち良くなるのも良いけど、私も構って欲しいわ♡」

 

 ソーナの腰を掴んで腰を振っていた御手洗にも見えるようにと、寝転がっているソーナの上に四つん這いで跨がるリアス。

 

 母親(ヴェネラナ)譲りのデカ尻がドアップで視界に入る。

 

 バイブオナニーで興奮して濡れた秘所はテカテカと光っており、漏れた愛液が尻穴まで垂れたのか尻穴も光っている。腰を振る御手洗の前で挑発するように尻肉を揺らす。

 

「空いてるお口でおマンコ舐めて欲しいの♡隆の分厚い舌でベロベロって♡」

 

「まったく……エッチな女だなぁ。ほら、舐めてやるからもっとこっちに尻を寄せな」

 

「あんっ♡あぁ、良い、スゴく良いわっ♡隆の舌がおマンコの中に入ってきてるぅ♡」

 

 腰を揺らし、頤を逸らして快楽に震える。

 

 むちゅりと吸い付いた御手洗は舌を限界まで伸ばして蜜壺の奥を舐める。飲んでも飲んでも溢れてくる愛液。顔がベタベタに汚れていくのが分かるものの、甘美な味わいの愛液を啜る方が大事だ。

 

「ん゛うぅっ♡おチンポがおっきくなってきたぁっ♡もう出るのね♡出して、出して頂戴♡アナタに堕とされた私のおマンコにいっぱい種付けしてっ♡アナタと一緒に私もイくからぁ♡」

 

 リアスが上にいる為、全身を使って彼にしがみついて甘える事は出来ない。代わりに彼が悦ぶように淫らな言葉を意識して口に出す。

 

 理性は未だに本能に負け、形がないが少しだけ余裕が出来た。それはリアスの方にも御手洗の意識が向いたからなのか、セックスに慣れてきたのかは分からない。

 

 もう彼には遂に裏だけでなく表も屈服してしまった。

 

 貼り付けた雌の顔ではなく、心から浮かび上がる雌の顔を晒しながら、ソーナは意識を結合部へと集中する。屈服を口にした以上、彼へ媚びるのが自分の役目だと言わんばかりの行動だ。

 

 御手洗に秘所を吸い付かれているリアスも限界で地面に着いた四肢からは力が抜けてきているようだ。腰をガクガクと震わせ、滲み出てくる愛液の量が増えてきた。

 

「私も一緒にイくわ♡三人で気持ち良くなってイきましょっ♡んっ♡くぅ……あぁダメ、気持ち良すぎぃ♡」

 

「分かった。俺ももう我慢出来ないからこのままソーナの膣内(なか)に出すからな。リアスもイけ。イくまでマンコ舐めてやるからな」

 

 ピストンの速度を早め、膣肉を舐める速度も上がる。

 

 上の口ではじゅるじゅると音を立て、下の口ではぱんっ♡ぱんっ♡と肉と肉がぶつかる音が教室に響く。最早三人の頭の中からは教室だという事も抜け落ち、三人だけの世界に入っている。御手洗は二人を、リアスとソーナは御手洗を見つめながら高みへと上っていく。

 

 エラの張ったカリ首がゴリゴリと膣肉を抉り、先を尖らせた舌が膣内を滅茶苦茶に舐め回す。

 

「イく、イくイくイくぅぅぅーーーっっっ♡♡♡」

 

「おチンポが膨らんでるっ♡イく、イきます♡おチンポで気持ち良くなってイきますっーーーっっっ♡♡♡」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡

 

 僅かに開いた子宮口の隙間に、精巣に溜まっていた精液をたっぷりと注ぎ込む。

 

 御手洗と同時に絶頂したソーナは、果てしない快楽に抗うようにピクピクと震えている。M字に開かれた脚は、更にグイッと外側に開いている。つま先もピーンと伸びてしまっていた。

 

「ふぐぅっ……あ゛っ……♡はあっ……♡はっ……あ――……♡へぁ……う……♡いっ……いっ♡……く……ぃくっ……♡あへぁっ……♡」

 

 やがて、結合部からはゴポッ……と精液と空気が溢れ出す。

 

 ソーナの腰に腰を密着させたまま、子宮口間で差し込んだペニスを射精の快感で震わせる。

 

「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あぁああああ――~っ……♡♡♡」

 

 ビクン!と絶頂に身を震わすリアス。

 

 ぷしっ♡ぷしっ♡と尿道から潮を噴き零し、舐めていた御手洗の顔を汚していく。震える身体に合わせて豊満な尻肉も波打っている。

 

 御手洗はこの瞬間がいつも大好きだ。リアスを始めとする御手洗の女たちは誰もが見目麗しい。それこそ、一人でも彼女に出来たら人生が薔薇色だと思うぐらいには。

 

 そんな彼女たちを御手洗が一人占めにし、しかも今のように自分の愛撫で気持ち良くヨガってくれるのだ。心が満たされるとでも言えばいいのか。自分が愛されているというのを実感出来る。

 

「ふふっ♡出したばかりだというのに、まだまだおチンポは固いままですね♡どうですか?アナタさえよければこのまま二回戦も私としませんか?」

 

「ちょっと!ダメよソーナ。次は私の番よ!アナタは一度出して貰ったんだから、私たちのセックスを見てなさい」

 

 二人のじゃれ合うような会話を聞きながら御手洗は幸せに浸っていた。

 




リアスと朱乃という王と女王のコンビも良いですが、リアスとソーナの幼馴染コンビも好きです。

本作ではソーナさんは下半身はむっちりと肉が付いているので、それを少しでも魅力に感じていただければと思います。



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冬期休暇編
クリスマス(リアス&朱乃&アーシア&小猫)


一か月ぶりにこちらを書いた気がします。


 

「ほら見て見て隆。アーシアったら初めてのアナルセックスだって言うのにあんなにエッチな顔をしちゃってるわ♡」

 

「本当♡ アーシアちゃんったらすっごい気持ち良さそうな顔をしてるわね♡」

 

 ヌルヌルとリアスと朱乃に耳を舐められ、水音が脳にすら響いていると錯覚するような状況。御手洗の周りの女は皆、服を着ているといのに彼だけが全裸に剥かれている。

 

 12月24日の深夜。御手洗の生活しているアパートではなく、リアスの部屋にて彼等は交わっていた。

 

 クリスマスに因んだミニスカ姿のサンタ衣装は目の保養になると共に、これでもかと雄の情欲を煽るような姿だ。

 

 リアスや朱乃はサイズが合わず、豊満な乳房によって上半身の衣装がパッツンパッツンだ。下品な二人とは反対に、アーシアと白音の二人は可愛らしさが強調されている。

 

 リアスのベッドの上で仰向けになってる御手洗の横にぴったりと寄り添い、耳を舌で舐るリアスと朱乃。御手洗の剛直を尻穴で咥え、嬌声を上げながら上下に跳ねているアーシア。少しでも御手洗が悦べるようにと小さな舌で御手洗の乳首を舐めている白音。

 

 男にとって夢のような光景が広がっている。

 

「隆さんのおちんちんスゴいですっ♡ 私のお尻の穴が広がっちゃいますよぉ♡」

 

 御手洗の腹部に手を付き、腰だけを激しく動かすアーシア。

 

 何度もバイブやディルドを使って拡張してきた尻穴だが、御手洗の肉棒を咥え込むのは今日が初めてだ。

 

 人間よりも耐久力のある悪魔らしく、痛みを堪えながらも咥えたのだが、直ぐに痛みは引き、女陰での交尾のように快楽が走る。

 

「れろれろ……んちゅっ……ふぅー♡」

 

「はむはむ……れろれろっ……んれぇー♡」

 

 熱い息を吹きかけながらも、ぐっぽりと奥まで二人の舌が耳の中を舐め上げる。

 

 耳の中だけでなく、耳たぶを唇で挟みまるで捕食するかのように優しく食む。

 

 耳舐め中の間も二人は御手洗の手を取り、自分の股間へと導く。サンタの衣装であるミニスカは履いているが、その奥の下着は既に寝室の床だ。

 

 遮るものは何もなく、リアスと朱乃の濡れた蜜壺をくちゅくちゅと指がセックスのように出入りする。

 

 指では浅い所までしか届かず、性感だけは溜まっていくが、本気の絶頂までは上れない。

 

 早く彼のペニスが欲しい、早くセックスしたいと本能が疼くのだが、今日の一番手は二人にとっての妹分であるアーシアだ。部長、副部長であり、王や女王、そして姉である自分たちが我慢する姿を見せなければと思っているのだが、雌として開花された二人の本能は抑える様子がない。

 

 今日はまだ一度も彼の精を浴びていない渇いた子宮がきゅんきゅんと高鳴り、二人の息はもっと荒くなっていく。

 

「先輩……気持ち良さそう♡ ん、はむ……ちゅっ……ちゅっ♡ 先輩のちっちゃな乳首、ピクンピクンって可愛く反応してますよ♡ はむ、はむ……ちゅっ♡」

 

 御手洗に甘えるようにぺたりと小さな身体を密着させ、すりすりと頬擦りをしながらも、役目を果たすかのように乳首を愛撫する。

 

 悪魔になる前の種族であった猫又の頃の名残であるザラザラとした表面の舌が勃起した乳首を刺激する。ちょうど良い刺激で、アーシアの尻穴に入っている肉棒がビクンと反応してしまう。

 

 赤子が母親から母乳を貰う時のように御手洗の乳首に吸い付き、小さなぽっちを吸引したりするだけで白音の頭の中は真っ白になっていく。

 

 先輩であり、ご主人様である御手洗に甘えているだけで幸せなのだ。猫はきまぐれだが、白音は意思を持ち、意思の疎通の出来る猫又だ。

 

 狼のように敵には徹底的にまで牙を剥くが、群れのボスには尻尾を振って恭順する。普段は隠している猫耳がパタパタと動き、白い毛並みの尻尾が機嫌良さそうに揺れている。

 

「おちんちんが膨らんできました♡ もうイくんですね♡ 私も一緒にイきます♡ お尻の穴でイっちゃいます♡」

 

 腰を持ち上げる度に響くぶぽっ♡ ぶぽっ♡ という下品な音に羞恥心を覚えながらも、肉棒をしっかりと締め付け、絶頂への階段を昇る。

 

 尻穴での絶頂はバイブで経験しているが、アナルの中に精液を出されるのは初めてなので少しだけ恐怖を感じる。

 

 しかし、御手洗を狂信的なまでに信じているアーシアは彼にだったら何をされても良いとも考えている。彼に壊されるのであれば喜んで身を捧げるし、彼が望むのであれば他の女を捧げる事に躊躇はない。まぁ、偶には自分も構って欲しいと妬いたりはするが。

 

 御手洗がアナルの中で射精出来るようにグリングリンと中で肉棒を回転させ、カリ首で肛肉を弄られる。

 

「あっ、ダメ♡ もうイく、イっちゃいます♡ おちんちんをお尻の穴で咥えたままイっちゃいますぅぅぅぅ♡♡♡ ~~~っっっ♡♡♡」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 アーシアが意識して締め付けていた時よりも強烈な締め付け。

 

 ぎゅぅぅぅぅと抱きしめるかのように肛肉が肉棒に纏わり付き、その刺激に堪えきれず御手洗も射精をしてしまう。

 

 ビクンビクンと何度もアーシアの中で肉棒が脈打ち、大量の精液を奥へと流し込んでいく。御手洗の肉棒を根元まで咥えているアナルは広がってはいるが、その入り口をぴったりと肉棒に沿って閉めている。

 

 おかげで肉棒が中にある限りは逆流した精液が漏れる事はない。

 

「すっごぉい……アーシアちゃんのお腹の中に入ってるのに、びゅるびゅるって射精してる音、聞こえてきちゃってます♡」

 

「本当だわ♡ シスターだっていうのに不浄の穴でエッチしちゃってるアーシアのお腹から音が聞こえてくる♡ アーシアも隆も気持ち良さそうな顔をしているわ♡」

 

「先輩先輩♡ アーシア先輩の次は私がしたいです♡」

 

 御手洗の射精に感心しているリアスと朱乃をよそに、白音は爛々と瞳を輝かせ、御手洗へと懇願する。小さな尻を横に振り、今すぐにでも交尾がしたいと言っている。

 

「んっ♡ 射精、終わったみたいですね♡ お腹の中がちょっと変な感じはしますが、隆さんの大切な精液の熱を感じられます♡ あの、小猫ちゃん、そこにあるディルドを取ってくれませんか」

 

 ベッドのそばにある机を指差すアーシア。

 

 机の上には御手洗の肉棒の形を象って作られた極太ディルドがデンと存在感を放つように置いてあった。真っ黒な形状でありながら長大なその姿は見るものに恐怖を与える。

 

 白音から受け取ったアーシアはゆっくりと肉棒をアナルから引き抜くと、間髪入れずに開いたままの尻穴へディルドを差し込む。

 

「えへへ♡ これで隆さんの精液が漏れる心配はなさそうです♡ ちゃんとお腹で吸収しますね♡」

 

 魔人へと種族を変えた御手洗の精液には大量の魔力が含まれている。

 

 魔力を吸収するかどうかは精を受けた当人が意思で選べる。普通の人間が彼の魔力を浴びたら変質してしまうだろうが、悪魔であるアーシアにとっては大事な栄養だ。

 

 アーシアの望みである赤子にはなれないが、彼の精が文字通りアーシアの血となり肉となるのだ。恍惚な表情を浮かべながら、意識を尻穴へと向ける。

 

「それじゃあ今度は私の番です♡ ん、おっきぃぃ♡」

 

アーシアとは違い、女陰で御手洗の肉棒を受け止めていく白音。

 

 肉棒からの快楽だけでなく、彼が目で見ても悦べるようにと下品ながに股をしながら挿入していく。

 

 精液とアーシアの腸液でドロドロなのを気にもせず、小さな蜜壺で咥える。

 

 ぽっこりとお腹越しに肉棒の形を浮かべ、アーシアのように恍惚とした表情で腹を撫でる白音。妊娠した女性が胎内にいる我が子を撫でるような母性を感じさせる表情だ。

 

「あらあら、小猫ちゃんったら♡」

 

「仕方ないわね♡ 本当は次は私の番だったのに♡」

 

 予め入れる順番は4人で話し合っていたのだが、4人の中で一番動物的な本能を持っている白音は湧き上がる衝動を抑える事は出来なかった。

 

 僅かに残った理性で御手洗を悦ばし、自分も気持ち良くなれるように腰を動かす。

 

 ギシギシとベッドのスプリングが軋む。

 

 遠慮をして腰を振っていたアーシアよりも強い力で白音が腰を振っているのだ。相手が人間であると加減はしているのだが、高ぶった感情に振り回されている。

 

 まるで発情期を迎えた雌猫のように盛っているのだ。僅かな理性を除き、頭の中には交尾の文字しかなく、周りにいるリアスたちなど視界にはいないようなものだ。

 

 ただただ御手洗だけを見つめ、腰を振る。丸みを帯びた亀頭が何度も白音の小さな子宮口とキスをし、持ち上げるようにされ潰される。

 

 激しいピストンはまるで釘を打っているかのように肉棒が女陰の中を出入りしている。

 

 御手洗の肉棒の形になっていると言えど、体格故に狭い膣道を太い肉棒が掻き分けていく感覚は饒舌にし難い。

 

「にゃっ♡ にゃっ♡ 先輩のおチンポ、気持ち良いっ♡ おチンポ気持ち良いっ♡」

 

 壊れたラジオのようにおチンポ、おチンポと声を出す白音。

 

 既に焦点は合わず、虚空を見据えているような表情。さっきまではまだ理性やら余裕があったのだが、徐々に無くなってきたようだ。膣肉の締め付けも強くなり、何度も軽く痙攣している。

 

「小猫ももうイきそうね♡ たっぷりと種付けしてあげると良いわ♡」

 

「小猫ちゃんのちっちゃな子宮を先生のザーメンでいっぱいにするんですっ♡ びゅるびゅるって出してら匂いを染み付けちゃいましょうね♡」

 

 耳元で囁かれる淫語を聞き、背筋にゾワゾワとした快感が走る。股間に力が自然と入り、白音の膣内(なか)で肉棒がビクンと大きく跳ねる。

 

 がっしりと細い腰を掴み、そのまま最奥である子宮口にグリグリと亀頭を密着させたまま精を勢い良く放つ。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「にゃ、にゃぁぁぁぁああああああ♡♡♡」

 

 無防備に晒されていた子宮を蹂躙するかのように流れ込んでくる精液の熱と勢いに白音もまた絶頂する。

 

 御手洗の女たちは揃いも揃って御手洗に躾られている。彼がイく時には自分たちもまたイくようにと。

 

 射精をしている間もグリグリと亀頭で子宮を押し上げ、小さな白音の身体が浮いてしまいそうだ。

 

「ふふっ♡ 小猫ったらあんなにエッチな顔をしちゃって妬けちゃうわ♡」

 

「ねぇ、先生? リアスよりも先に私を可愛がってくれませんか?」

 

「あ、朱乃、ズルいわよ!? 次は私よ。これは部長命令であり、王としての命令よ」

 

「えー、そんなの意味ないじゃない。私たちはみーんな先生の()なのだから、上下関係はありませんわ♡」

 

 リアスと朱乃のじゃれあいを聞きながら、たっぷりと白音に種付けした御手洗だった。

 




今までずっと書き溜めを投稿してましたが、本当に久々に書いたのでちょっと文字数も中身も薄いですね。

まーた魔人設定に変なモノが生えた。魔力とか云々はあまり突っ込まないでいただけると助かります。確かFate系から設定を引っ張ろうとしてよく分からなくなったので。

二学期を何時まで長引かせるのか困りましたし、ちょうどいいやとばかりに冬期休暇という名のクリスマス&正月編を書きました。

クリスマス編は今回の話だけですし、正月編も次回だけなので冬期休暇編は実質二話ですけど。

クリスマス編はオカルト研究部の面々、正月編はヴェネラナにグレイフィア、八坂にロスヴァイセの大人組で提供したいと思ってます。

そう言えば雑談になるのですが、今回の話でもあった小猫のしている騎乗位ってスパイダー騎乗位って呼ばれてるんですね。エロくて大好きです。


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正月(ヴェネラナ&グレイフィア&八坂&ロスヴァイセ)

 

「新年、明けましておめでとうございますご主人様」

 

「「「おめでとうございます」」」

 

 人間界では今日は1月1日。冥界もまた人間界と同じく暦を使っているので、元旦だ。

 

 ヴェネラナとグレイフィアの二人から誘われ、グレモリー邸の離れである御手洗の家となっている場所に彼らはいた。

 

 三つ指を付き、先頭で頭を下げるグレイフィアの後ろにヴェネラナと八坂にロスヴァイセがいた。彼女たちは全員服を着てはおらず、どんな男でも虜に出来そうな魅力的で魅惑的な身体を御手洗へと惜しげもなく晒している。

 

 しかも全員が揃って下げているので、豊満な乳房は床との間で潰れ、卑猥に歪んでしまっている。誰もがFカップを超え、歩くだけで揺れる程卑猥に肥大化した乳房の持ち主。

 

 それだけでも女として魅力的だというのに、彼女たちは誰もが絶世の美女と表現すべき美しさを兼ね備えている。

 

 容姿だけでなく、才能にも溢れており、普通であれば一般人でしかない(御手洗の認識では)彼が顔を合わせる事が出来ない彼女たちが自身へ頭を下げている光景は、これでもかと彼の中の自尊心や優越感を煽る。

 

「おめでとうみんな。正月からこんなエロい光景が見れて嬉しいよ」

 

 嘘偽りなくこれは彼の本心だ。

 

 ハーレムを築いているのは伊達ではなく、彼は自分の()たちに不満を抱かせない。それは彼が雄としての魅力に溢れている事もあるが、また同時に彼はフォローが巧いのだ。

 

 自身を一般人として見ている彼は偉ぶったりはしない。

 

 しかし、セックスの時はこれでもかと王様になるので女たちはギャップにやられている。寂しくなって会いに行ったとしても邪険にされる事は一度もなく、彼女たちは身も心も彼に捧げている。亡き夫とかつて結婚していたり、今も夫がいたりするというのに、彼女たちは完全に彼に屈服してしまっている。彼がその気になれば、いつ離婚しても良いぐらいに。

 

「そのようなお言葉を頂き、私たちもまた嬉しいです。元旦という一年の始まりにご主人様と会えたこと、心から嬉しく思います。早速ですが、新年最初の奉仕とさせていただきます。八坂」

 

「うむ。妾が最初じゃからの」

 

 グレイフィアが後ろに下がり、八坂が前に出る。

 

 かの有名な傾国の美女である玉藻の前の血を継いでいる八坂。柔らかな金毛をたっぷりと蓄え、それらは床にまで散られている。娘である九重を育て、彼女が子持ちの女である事を証明するかのような黒ずんだ乳首からはとぷとぷと蛇口が壊れた水道のように母乳が垂れている。

 

 御手洗の顔よりも大きく、重い乳房を下から掬いあげ、八坂は自分の口に乳首を持っていく。御手洗にも聞こえるようにちゅうちゅうと大きく音を立て、自身の母乳を吸う。飲み込みはせず咥内が母乳でいっぱいになるまで吸い続ける。

 

 裏の京都を守護する彼女は古くから生きる妖怪だ。その身に宿す妖力は現在生きている妖怪たちの中でもトップクラスだ。まぁ、だからこそ京都の守護を任されているのだが。

 

 そんな彼女の母乳にもたっぷりと妖力が混ざっており、普通の人間が口にすれば魔性の者へと成り下がってしまうだろう。だが、御手洗は彼女との間に使い魔契約を交わしているし、(御手洗は知らないが)魔人である彼は日々成長している。八坂の妖力を取り込んだとしても、彼の一物の成長の養分にしかならないだろう。

 

「ご主人様、八坂が口の中で唾液と混ぜ合わせた母乳をお飲み下さい。八坂の膝に頭を乗せたら、八坂が飲ませてくれますので」

 

 グレイフィアの誘導に従って、剥き出しの八坂の太腿に頭を乗せる。

 

 細部までみっちりと肉の詰まった太腿は最高級の枕にも引けを取らないだろう。頭を乗せ、見上げると頬を膨らませた八坂が顔を近づけてくる。

 

 んぇーと口を開き、舌伝いに八坂は母乳を御手洗の口の中に流し込んでくる。九尾の狐である彼女の体温は高く、母乳もまた身体の熱で温められ熱い。

 

 しかも咥内で混ぜられ所々泡の立っているモノが流れてくる。

 

 ゴクゴクと喉を鳴らし、飲んでいく。飲むだけで全身に活力が漲り、テントを張っていた股間が更に熱くなるような錯覚を覚える。

 

「ちょいと妖術を使ってな。今の妾の唾液には催淫の効果があるからの、それの効果じゃよ」

 

 股間をカリカリとズボン越しに刺激され、御手洗の腰が跳ねる。

 

「八坂、まずはそこまでですよ」

 

「むぅ……仕方あるまい。また後での隆よ」

 

 母乳が詰まっていた時とは違う意味で頬を膨らませ、そのまましずしずと後ろへと戻っていく八坂。どうやら今日は代わりばんこで奉仕をしてくれるようだ。御手洗は彼女たちの奉仕に身を任せた。

 

 ・

 ・

 ・

 

 あれから御手洗は代わる代わるに母乳を飲まされた。

 

 御手洗の子供を出産しているヴェネラナやグレイフィアは赤子を育てている段階なので、母乳が出る事に違和感はなかったのだが、どうやら魔法を使ったようだ。悪魔は数が少なく、誰もが母乳を出せるようにと開発された魔法が存在していた。それを使い、八坂とロスヴァイセも母乳を豊満な乳房から出していたのだ。

 

「では、ここからはご主人様が私たちの中から選んでセックスをしてくださいませ。既に全員、おマンコもぐっしょりと濡れていますので、直ぐに挿入出来ます」

 

 全員が足を抱え、ころんと仰向けになって持ち上がった股間を御手洗へと晒す。

 

 若い頃に男を漁っていたからか、今ではすっかりと女陰の中身がはみ出ているイヤらしさを見せつけるようなヴェネラナの女陰。

 

 子供を二人も産んだとは思えないぐらい口を閉じているグレイフィアの女陰。

 

 妖術を使い、御手洗を誘うかのように女陰をパクパクと開閉させている八坂の女陰。

 

 他の女たちとは違い、足を腕で支え、指で秘所を広げているロスヴァイセの女陰。

 

 どれもが愛液でテカっており、イヤらしく、卑猥な匂いがぷんぷんと漂っている。

 

 四人の母乳の味比べという名の奉仕の最中に御手洗は全裸へと変身していたので、いきり立った肉棒でそれぞれの秘所をペチペチと叩きながら誰から入れるか悩む。

 

 自分で広げてまでおねだりをしているのだから、最初はロスヴァイセにしよう。抱えていた腕を外させ、まんぐり返しの状態のまま、体重を掛けて肉棒を一気に差し込んだ。

 

「ん゛ぉぉぉお゛お゛お゛お゛」

 

 いきなりの挿入に覚悟していたロスヴァイセも流石に野太い大声を上げてしまう。女性らしさは其処になく、まるで原初の獣にまで成り下がったような姿。

 

 御手洗がピストンをする度に聞くに耐えない下品な声を漏らすだけしかできない哀れな戦乙女(ヴァルキリー)の姿がそこにはあった。

 

 しかし、二人の行為を見ている三人の女からすれば羨ましい光景だ。一番でなくても良いとは思ったが、やっぱり心の何処かでは一番が良かった。

 

 美しい顔を滅茶苦茶に歪め、快楽に浸かっているロスヴァイセが羨ましくて仕方ない。

 

「失礼します。ご主人様が気持ち良く射精が出来るようにアナル舐めをしてサポート致しますね」

 

 最初に動いたのはやはりメイドであるグレイフィアだった。

 

 御手洗からプレゼントされた銀色のリングが黒ずんだ乳首の動きに合わせて揺れる。御手洗の尻に近寄り、四つん這いになったまま、彼の尻穴に躊躇なく顔を突っ込んだ。

 

 尻穴の蒸れた匂いが鼻につき、うっとりとした表情になるが、すぐに自身を律し、尻穴に向けて舌を伸ばす。皺の一つ一つを丁寧に舐め、丹念に伸ばしていく。汚れすらも綺麗にすると言わんばかりの勢いだ。

 

「では妾は隆にミルクをやろう。ほれ、動くと汗を掻いて大変じゃ。妾の栄養の詰まったミルクを飲みながらセックスをするとよい」

 

 またも重い乳房を持ち上げ、腰をがむしゃらに振っている御手洗の口元に運ぶ。

 

 乳輪ごと容赦なく吸引され、乳腺の中を凄い勢いで母乳が通り抜けては御手洗の口内へと吸われていく。赤子の為でもなく、正真正銘御手洗の為だけに作られた母乳は甘くこってりとした濃厚な味をしている。

 

 そのくせ、何度飲んでも飽きは来ないのだ。ゴクゴクと喉を鳴らし、組み敷いたロスヴァイセの膣内を蹂躙する。本能で降りてきた子宮を元の位置に戻すかのようにガツンガツンと何度も亀頭が当たる。

 

 子宮が潰れそうになり、苦しい筈なのにロスヴァイセには快楽しかやってこない。子宮すらも彼に捧げている状況に酔いしれているのだ。

 

「ふふっ♡ じゃあ私は耳を舐めるとするわ♡ 旦那様、あなたの女であるこのヴェネラナがたっぷりとお耳を舐めてあげますわ♡」

 

 貴族のように優雅に、娼婦のように淫らに耳元で囁くと耳の穴を舌でほじくり返す。

 

 狭い耳の中を何度も何度も舌が往復し、汚れを奪っては代わりに唾液を置いていく。耳から脳すらも犯しそうな水音に御手洗の腰が震える。

 

 グレモリー家の妻になる前はバアル家の令嬢で間違いなく、お嬢様やお姫様と呼ばれるような存在だったヴェネラナ。長年寄り添った夫にも見せた事のない雌の表情で奉仕する姿は実に幸せそうだ。

 

 彼女らの助けもあり、御手洗の肉棒が更に肥大化し、射精の時に近付いてきた。

 

「お゛っ♡ ザーメンく゛る゛っ♡ ザーメンく゛た゛さ゛い゛♡」

 

 潰されそうになっている子宮から本能へと命令がやってきて、ロスヴァイセは射精のおねだりを口にしだす。

 

 才女と言われ、若いながらに北欧神話のトップであるオーディンに仕えていた頃には味わえもしなかった、女としての幸せ。

 

 新しい職場に文句もなく、自身の全てを捧げられる相手に出会えた事を理性の残っていない頭で感謝するロスヴァイセ。

 

 そんな彼女の下品なおねだりを耳にした御手洗のピストンに熱が入るのは必然だった。がっしりと腰を掴み、入れた時のように体重を掛けた重いピストンの連続。

 

 まんぐり返しからいつの間にか正常位へと体位が変わっており、セックスで汗ばんだロスヴァイセの乳房に顔を埋めて腰だけを激しく前後に動かす。

 

 既にヴェネラナたち三人に出来る事はなく、早く自分にも入れて欲しいと、愛液をダラダラとこぼしている秘所を指で慰めながら見る事しか出来ない。

 

「出るっ! 出るぞロスヴァイセ!」

 

「は゛い゛♡ わ゛た゛し゛も゛イ゛き゛ま゛す゛♡」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 肉棒が根元まで埋まり、ロスヴァイセの胎内にあると言うのに鈍い射精の音が蚊帳の外にいる三人にも聞こえるような勢いのある射精。

 

 二人同時に果てたので、膣内の強い締め付けを肉棒で味わいながらも、全ての精液を注がんとばかりに腰が震える。御手洗の狭い尿道を塊のような精液が通っていく度に恍惚となってしまう。

 

 御手洗が肉棒を抜いたが、ロスヴァイセの膣は広がったまま真っ白に染まった膣内を外気に晒している。元の形に戻るまで、時間が掛かりそうだ。

 

「あっ♡」

 

 ちょろろろろろ♡ 絶頂で緩んだのか、潰れたカエルのような体勢のまま放尿をしてしまうロスヴァイセ。既に彼女に意識はなく、子宮で大量の精液を浴びた幸せのまま気絶している。

 

 情けない女の姿を晒してしまっているが、それを笑う者は一人としていない。むしろ、自分もああなりたいと思う女しかいないのだから。

 

 元旦の朝から始まった5人の肉の宴は、夜遅くまで続いた。セックスで気絶しても、次の女と御手洗が交わっている間に意識を取り戻し、またハメて貰う。その日御手洗は合計で20発もの射精をした。

 




冷静になって考えると20発ってやべえな。テクノブレイクってレベルじゃねえぞ。

いや、まぁ御手洗くんだしいっか。

これにて冬期休暇編は終了ですね。今回登場しなかったキャラはバレンタインの日に作中でなったら書きましょうかね。九重と黒歌、イリナやゼノヴィアなどなど沢山いますし。



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三学期編
八坂②


クリスマスでのアーシアのアナルセックスがあまりにもアレな上に唐突だったので、八坂編でお口直しです。

※今回は人によっては苦手なアナルセックスパートです。苦手な方はブラウザバックを推奨します。




 

「ほれ、今日は妾が一緒に隆と寝させて貰うからの」

 

 夜中にやってきて開口一番八坂はそう言った。

 

 身に着けているのは暖かそうな厚めの寝間着だ。尻尾が機嫌良さそうにユサユサと揺れている。

 

「ん、いいよ。俺も今から寝る所だし、寝よっか」

 

「うむ。だが、ただ共に眠る為だけに来たのではないぞ♡ ほれ、妾のミルクを吸いながら眠ると良い♡ 栄養満点の隆の為だけのミルクじゃ♡」

 

 寝間着の胸元をずらし、たぷんと波打つ乳房がまろびでる。

 

 出産と授乳経験のある乳首は黒ずんではいるが、却って彼女の魅力を引き立てている。

 

 トロトロと乳首からは乳白色のミルクが雫のように垂れており、寝間着を濡らしている。

 

 布団に潜り込み、八坂の柔らかい肉と熱い体温を感じながら、御手洗は乳首を咥える。

 

「よしよし……妾のミルクを腹一杯になるまで飲もうな♡ お主の為だけのミルクだから急がなくても良いからな♡」

 

 実の子供を甘やかすような優しい声。

 

 目を瞑りながら乳首を吸っている御手洗の頭を撫でる顔は母親のようである。

 

 しかし、乳首を吸われる度に鼻から抜けるような甘い吐息を声混じりに漏らし、内股気味にモジモジと布団の中でする姿は母親ではなく、女のようだ。

 

「ふふっ♡ 隆もチンポをおっきくしておるの♡ どれ、妾が鎮めてやろうではないか♡ だか……その……まだ眠れないのであれば、隆にも妾のを弄って貰いたいのじゃが」

 

「八坂からそんな風におねだりしてくるなんて珍しいね。いいよ、弄ってあげる」

 

 フサフサと豊かな金毛を掻き分け、こぷこぷと蜜を漏らしている蜜壺の具合を指で確かめる。

 

 娘を産み、御手洗の規格外の肉棒を幾度も咥えた穴は適度な締め付けと共に、咥えたモノを逃がさないとばかりに穴の奥へと導く。矛盾をしているような気がするが、適度ながらも強い締め付けなのだ。

 

 直ぐに指は濡れ、ヌルヌルになったのを良い事にグニグニと膣内で暴れる。

 

 肉の壁ではあるが、粘膜でもあるので傷が付かないようにと気を付けながらも、八坂の気持ち良くなれるポイントを探る。指と肉棒とでは触れる面積も、強さも変わるのだ。

 

「んおっ!?……ふふっ♡ 乳首を吸いながら弄るとは器用じゃのう♡ どれどれ……おお、隆のもスゴい♡ こんなにも張り詰めさせておるなんてな♡ 今出してやるからジッとしておるのだぞ♡」

 

 寝間着のズボンとその下に履いていたパンツを半脱ぎ状態にされ、母乳を吸っているうちに固く張り詰めていた肉棒が布団の中に曝される。

 

 ドクンドクンと大量の血液が集まり、力強く脈を打つ。海綿体が膨らみ、そそり立ったその姿は雄として誇らしい。触れているだけなのに八坂はほぅ♡ と感心と悦びの混ざった吐息を漏らしている。

 

自分の肉棒(雄の象徴)に見惚れられるのは雄として最高の悦びであり、誇りだ。

 

 しかも、相手が八坂のような傾国の美女のような女性であれば尚更だ。

 

 細くしなやかな指が肉棒を扱き、快楽が上ってくるが、それに負けるかとばかりに御手洗もまた女陰を弄くる速度を早める。

 

「んんっ……♡ はぁ……っ♡ はぁ……っ♡」

 

 声はあげず、荒く熱い吐息だけが八坂の口から飛び出す。

 

 布団の中だから見えないが、掛け布団を退かせばシーツには世界地図が描かれたかのように愛液で色濃くなっているだろう。

 

 愛液は止めどなく溢れ、指だけでなく膣口からこぼれ、八坂の尻穴までも濡らしているだろう。御手洗がこれまでアナルを使ってセックスをしてきたのはリアスとアーシアだけだ。

 

 男と遊んできたヴェネラナもまだ尻穴は経験がないらしく、夫を亡くしている八坂もまた経験がないのでは? 御手洗はそう思った。

 

 であれば聞くだけだ。彼等の間には羞恥心などはなく、どんなに下品な事でも御手洗が聞けば八坂は答えるだろう。

 

「……っぷぁ。……ふぅ……ねぇ八坂。八坂ってお尻の方でセックスはしたことあるの?」

 

「んんっ……いや、ないが……もしかして妾とお尻でしたいのかのう?」

 

「うん」

 

「……そ、そうか。……うむ、良いぞ。妾は隆の()であり、使い魔じゃ♡ 主が望むのであれば尻穴の処女を捧げようぞ」

 

 モゾモゾと布団の中で姿勢を変え、御手洗の顔の方にボリュームたっぷりの臀部がかかげられた。

 

 赤子を何人でも産めそうな安産型な尻はまだ娘一人しか産んでいない。いずれは孕ませると言われているので、彼女が焦る事はない。

 

 臀部に息を呑んでいると、八坂の手が尻へと回り、重たげな尻たぶを開いた。

 

 むわぁ♡ と匂いが蒸気になっていそうなほど匂いが濃い。御手洗の性癖に合わせ、陰毛は剃ってはおらず、尻穴の周りさえも生い茂っている。

 

 しかも、垂れた愛液で陰毛が絡み、テカっている姿は下品でありながらイヤらしい。

 

 排泄以外に使われた事のない蕾はヒクヒクと蠢き、御手洗の視線を受け恥ずかしそうにしている。

 

「恥ずかしいが、これが妾の肛門じゃ♡ アヤツ(亡き夫)にもここまでして見せた事はない不浄の穴じゃ♡ 隆の魔羅を入れる穴にしておくれ♡」

 

 そんな事を言われて尻込みするのであれば男ではない。

 

 いきなり入れるのは八坂の負担が大きいので、まずは指を使って念入りに解す必要がある。垂れた愛液だけでは少ないので、女陰の穴にまたも指を突っ込み、くちゅくちゅと愛液を掻き出す。

 

 指にたっぷりと付着した愛液を尻の穴の周りに塗り込む。男を雄に変えるような淫靡な匂いがまた濃くなった気がする。

 

「エロいアナルだなぁ……こんなにヒクヒクさせちゃうなんて」

 

「言わないでおくれ♡ 妾とて、肛門を人に弄られるのは始めてなのじゃ♡」

 

「ならもうこれからは俺専用のアナルだね。排泄する時ですら感じるようなエロい穴にしてあげる」

 

 穴の入り口をクリクリと何度も指の腹で擦り、緊張感が抜けてきたようだ。

 

 八坂に息を吐かせ、その間に指を尻の中へと差し込んでいく。

 

「きっつう……チンポ入れたら直ぐに射精()しちまいそうな締め付けだなぁ」

 

「お゛っ♡ 指が、隆の指が妾の肛門に入ってきとる♡」

 

「八坂、肛門じゃなくてケツ穴って言って。そっちの方が興奮するからさ」

 

 まるでペットの躾をするかのようにボリュームたっぷりの尻肉を叩きながら訂正させる。だぷんっ♡ と鈍く尻肉は波打ち、大きさが際立つ。

 

 叩かれた八坂は怒りもせず、嬉しそうに御手洗の言葉に頷く。京都の裏の守護者でもなく、一児の母親でもない女の顔だ。

 

 尻穴の中に入れた人差し指で弧を描くかのようにグリングリンと回転させる。肛肉が初めて感じる刺激に驚いたかのように伸縮を繰り返す。

 

 八坂の口からは鈍い雌の声だけがあがり、とぷとぷと乳首から大量の母乳を漏らしている。

 

 顔を覗いても苦痛に歪んではおらず、どうやらこっちの才能も本格的にありそうだ。

 

 セックスをする時のように指でちゅっぷ♡ ちゅっぷ♡ とピストンをし、肛肉に快楽を植え付けていく。

 

 きゅぅぅぅ♡ と口を閉じていた尻穴が降参とばかりに力を緩め、このままであれば二本目の指も入れられそうだ。

 

「八坂ー? 二本目入れるからね。変な力は入れないでよ」

 

「分かった♡ 妾のケツ穴を隆の好みに合うように好きにしてくれ♡」

 

 尻だけを上にあげた体勢のまま、八坂はイヤらしく笑った。

 

 ・

 ・

 ・

 

「よし、これで十分に解れたかな」

 

「そ、そうか? 妾にはあまり分からんのじゃが……」

 

 パクパクと口を開いている尻穴は準備が整った。

 

 後はこのまま肉棒を入れるだけなのだが……

 

「八坂はどう? 何も準備しないでこのままケツ穴にチンポ入れるけど、ゴムとかしたほうが良い?」

 

「……そうじゃな。次からは妾もケツ穴を綺麗にしてくるが、今日の所はそうしてくれると助かるのじゃ」

 

「オッケー。えっと……ゴムは確かここに……」

 

 以前に生ハメではなく、ゴム有りセックスの感触とやらと知りたくて使ったが、結局生の方が気持ち良いと分かったので、それっきり仕舞われていたコンドーム。

 

 色が気に入り、衝動買いしていたモノでもある。驚きの緑色で、肉棒に付けるとまるでモンスターにでもなった気分を味わえるのだ。

 

 ある意味で御手洗の肉棒もモンスターなのだが。

 

 クルクルとゆっくりとコンドームを付け、御手洗もまた準備完了だ。

 

 これから尻穴の中に入るのだぞと知らせるかのように尻肉を肉棒でペチペチと叩き、亀頭を穴に添える。

 

「ゆっくりと入れていくから、八坂もゆっくりと息を吐いてね? 苦しかったら直ぐに言うこと」

 

「う、うむ♡ まさか妾にも隆に奪って貰えるハジメテが有った事に驚きじゃ♡ 妖術を使って痛みだけは除いておくから、遠慮はいらんからの♡」

 

「それでも、だ。俺は女には優しくって考えてるからね。その場に合わせて傲慢っぽく振る舞っても、優しくするからね」

 

 慣れないウインクをし、緊張している八坂の緊張感を解す。

 

 雄として優秀な肉棒を持つ反面、容姿は普通なので反応に困るウインクなのだが、彼の()になった八坂の胸はトクンと初恋した少女のように高鳴る。

 

 添えた指で尻穴を出来る限り開き、そのまま腰を突き出していく。

 

 女陰の締め付けとは違う、締め付けが肉棒を襲う。幾らかは緩められる女陰とは違い、押し出すしか機能のない尻穴は力強く肉棒を締め付ける。

 

 ギチギチと締め付けてはくるが、奥へとは進めるので狭い穴の中を肉棒が突き進んでいく。

 

「っぉおぉ゛ぉっ♡ 妾のケツ穴の中に隆のチンポが入ってきておるっ♡」

 

 やがて根元までを飲み込むと、御手洗はそこで腰の動きを止めた。

 

 まだ挿入したばかりで八坂の身体が驚いているので、慣らす必要があるのだ。

 

 押し出そうと生物的に反発してくる肉もあれば、八坂の意思で優しく抱き締めるかのように肉棒に絡み付いてくる肛肉もある。

 

 尻穴から上る強烈な刺激に八坂は何も出来ず、無様にもそのまま身体を痙攣させることしか出来ない。少しでも意識が別の所へ迎えばと、母乳をぴゅるぴゅると吐き零している乳房を背中側から鷲掴む。

 

 ぐにゅりと手のひらの中で乳房は形を歪ませ、充血し肥大化した黒乳首から勢い良く母乳を噴く。噴かれた母乳はシーツに染み込み、寝室を甘いミルクの匂いに染めていく。

 

 傾国の美女である玉藻の前の血を継いでいる八坂の母乳ともなればシーツに染み込んでいるとはいえ、計り知れないだけの価値が付けられるだろう。

 

 そんな母乳を無意味に搾り出し、ぴゅるぴゅると噴き飛んでいく姿を見て愉しむ。

 

「今度、九重も呼んで二人で八坂の母乳を飲もうかなぁ。母親の母乳だから九重もきっと喜んで飲むだろうし」

 

 まだまだ母親離れの出来ない八坂の娘(九重)

 

 八坂と同じ御手洗の使い魔だが、まだ一度として女陰へは肉棒を突き刺してはいない。八坂(母親)のミルクを飲みながら、八坂(母親)の目の前で処女を奪うのもありかもしれない。

 

「す、すまん。あまりの衝撃に少し気をやっておった。もう大丈夫じゃ。隆の好きなように動いとくれ♡」

 

「じゃあこのまま、八坂のデカパイ掴んだまま動くね」

 

 がっしりと跡が残りそうなぐらい力強く乳房を掴む。そのまま腰を引き、八坂の尻穴を広げている肉棒をゆっくりと引き抜いていく。

 

 第三者がこの光景を目にしたのであれば正に動物同士による交尾のように見えるであろう。

 

 にゅぷぷぷと亀頭の限界まで肉棒を引き抜く。あまりの締め付けに、少しコンドームが尻穴に持っていかれそうになっている。立ち位置を調整し、引き抜いた肉棒をまた押し込んでいく。

 

 最初よりは抵抗力はなく、肉棒が飲み込まれていく。

 

 繰り返していると八坂の身体も本調子になってきたのか、抽挿がスムーズになってくる。

 

「んひぃぃっ♡ ん、ひっ♡ く、くるっ♡ くるしっ♡ いぃぃぃっ♡」

 

 苦しいと口にする八坂だが、声色は悦んでいる雌そのものだ。全身を振るわせて暴れる事もせず、ただただ苦しいと口にし、御手洗を悦ばせる。

 

「ひぃぃっ♡ おほっ♡ はぁっ♡ はぁぁっ♡ んほぉぉぉっ♡」

 

 丹念にほじくられただけはあり、ヌルヌルと腸液を分泌させ、抽挿の助けを始めた。

 

 スムーズな抽送が出来るに従い、尻穴の中を往復していた御手洗のペニスが速度を増していく。女陰を使ったセックスと殆ど変わらない速度で尻穴を穿ち、尻穴での快楽を八坂の身体と脳に刻み込んでいく。

 

 捩じ切るような締め付けをしていた腸内は媚びるように肉棒に絡みつき、あっという間に尻穴での交尾に順応していく。

 

「おぉぉっ♡ けつあなっ♡ 妾のケツ穴っ♡ 熱いのじゃっ♡ んおぉぉっ♡」

 

「八坂のケツ穴、スゴいよ。マンコに負けず劣らずチンポに媚びてくる。こんなケツ穴だったら、毎日だって使いたいぐらいだよ」

 

「毎日っ♡ 良い、良いのじゃ♡ 妾は隆の使い魔だからの♡ 妾の卑しいケツ穴で良ければ何時でも呼び出して使っとくれ♡ 昼でも夜でも構わん♡ 隆の呼び掛けであれば仕事中ですら応じるからの♡」

 

「だーめ。仕事はちゃんとしないと、ケツ穴にもマンコにもチンポあげないからね」

 

「分かった♡ なら、隆にチンポを貰うためにもお仕事頑張るのじゃっ♡ お゛っ♡ なんかくる♡ ケツ穴の奥から来る♡」

 

 ゴリゴリと掘削を続ける肉棒に応えるべく、腸壁を吸い付かせて一物に絡みつき、窄まった入り口が根本を締め付けてくる。

 

 腸内の痙攣も強くなり、ケツ穴での初めての絶頂をするようだ。自然と御手洗のピストンも早まり、同時に果てようと耕していく。

 

「イく゛っ♡ ケツ穴を乱暴に犯されてイくのじゃ♡ 隆、見ておくれ♡ 妾がはしたなくイく所を♡」

 

「うん、見てるよ。俺も一緒に射精()すから安心してね」

 

 腸が引きずり出されそうなほどの強烈な排泄感を快楽へと変換し、八坂は高みへ上り詰める。

 

 ぎゅっ♡ と肛肉の締め付けが一段と強くなり、御手洗もまたコンドームを付けたまま射精した。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「ん゛ぎぃぃい゛ぃぃぃぃぃぃい゛い゛い゛ぃぃぃぃぃっ――♡ ん゛お゛ぉぉぉぉぉお゛ぉぉぉっ♡ ほ゛お゛お゛ぉぉぉお゛お゛ぉぉぉぉぉ――♡」

 

 人の言葉ではなく、最早獣の雄叫びのように大声をあげる八坂。

 

 濁音交じりの獣声が響く中、肉棒から精液がドクドクとコンドーム内へと発射され、風船のように先端を膨らませていく。

 

 初めて尻穴で感じる大きな絶頂快楽に、八坂は首を大きく反らし、全身を激しく震わせた。

 

「ほ゛お゛ぉぉぉぉお゛お゛お゛ぉぉっ♡ ひ゛ぃい゛い゛ぃぃっ♡ ん゛ひ゛ぃい゛ぃぃぃっ♡」

 

 ビクビクと脈打つペニスを感じながら、八坂は下品な雌声をあげ続ける。

 

 その声は御手洗が射精を続ける間ずっと鳴りやむことはなかった。

 

 にゅるりと尻穴から肉棒を御手洗が引き抜くと、既に八坂は肩で呼吸をし、ひゅーひゅーと苦しそうに呼吸をしていた。

 

 寝間着は交わりの間に自然と脱げ、月明かりが入る寝室の中で八坂の匂い立つような女体が御手洗の目には映っている。

 

 玉のような汗を浮かべ、達した時に尿も一緒に漏らしたのか、シーツの色がまた変わっていた。

 

 引き抜いた肉棒からコンドームを外す。風船のように膨らんだコンドームを八坂の顔に近づける。

「ほら八坂、まだ終わりじゃないよ。ちゃんと最後までしないと」

 

「ふーっ……ふーっ♡ そ、そうで……あったの……ふふっ♡ こんなにも……妾のケツ穴で射精()してくれたのか、嬉しいのう♡ では、隆の出した大事な子種汁、飲むから見てるのじゃぞ♡」

 

 アナルセックスでの後で汚れているにもかかわらず、コンドームに口を付け、頬を凹ませる程の吸引力で中の精液を流し込む。

 

 口内を突き抜け、鼻にまで青臭い匂いや味が広がる。喉に絡みつくかのようなダマのある精液を唾液と一緒に飲み込み、八坂の胃へと収められていく。

 

 白く細い喉が何度も大きく動き、その度に胃の中が確実に重くなっていく。

 

「んく……んく……っぷぁ♡ これで完了じゃな♡ んんっ♡ ご主人様、今日も妾に大事な子種汁をお恵みいただきありがとうごさいます♡」

 

 精液を飲み終え、御手洗の前で正座し、三つ指を付いたまま頭を下げて八坂はそう言うのだった。

 

 




思ったよりも書けたからと、前後編にしようと思ったら文字数が少なかったので、統合しました。

なんかこれまた色々と私の性癖が出てますねぇ……。ゴム精飲も好きですし、最近では全裸土下座がより好きになりました。

あと、やっぱり喘ぎ声が難しいですね。ちょっと本格的に筆を止めて、エロゲーでも参考にしようかなぁ……喘ぎ声のメモという名前の悍ましいメモ帳が埋まりそうです。



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朱乃⑥

日常の中のエロスを表現したかったけど、出来なかった。


 朝一番の授業が行われている教室にはカリカリと黒板に書かれた内容を板書する音と、それを解説する教師の声、何故か教室どころか、朝には似つかわしくないにっちゅっ♡ にっちゅっ♡ ばっちゅっ♡ ばっちゅっ♡ と肉が揺れぶつかる音が響いていた。

 

 しかし、誰一人……いや、金の少女を除いて誰もがその音に気付いた様子はない。

 

 教室の後方に席を持っている御手洗の足下が音の発信源だ。

 

 机の下のスペースに身体を、ご丁寧にも認識を阻害する魔法を使ってまで隠れている女がいた。女子高生にしては豊満であり、奥ゆかしい大和撫子な雰囲気を持つ彼女にしては自己主張の激しい乳房をさらけ出している。

 

 女――姫島朱乃は恍惚とした表情を隠しもせず、ズボンのチャックから取り出された御手洗の肉棒を豊満な乳房を使って刺激している。

 

 当然の事ながら、朱乃だけでなく御手洗にも認識阻害の魔法は掛けられており、金の少女だけが其処で何が行われているのか気がついている。朱乃と同じ部活動に所属し、かつては金の少女から恋慕の情を向けられていた茶髪の少年に気が付いた様子はない。

 

 真面目に授業を受けていると周りに認識させ、実際には朱乃の胸を使った奉仕をニヤニヤと眺めている。

 

「どうですか、先生? 私のおっぱいのご奉仕は」

 

「気持ち良いよ。授業中にこんな気持ち良くさせてくれるだなんて、朱乃は偉いな」

 

 頭を撫でると嬉しそうに目を細める。まるでペットのようだなと思いつつも、肉棒が乳房の中で激しく痙攣する。

 

 朱乃は学園には体調不良で休むと連絡をしているので今日はこの場にはいない筈の存在だ。ただ、それは全て今日一日を御手洗に可愛がって貰うための嘘でしかないのだが。

 

 時折後ろを振り返る金の少女――アーシアの羨むような視線を背中で感じながらも、朱乃の奉仕の手は止まらない。

 

 長大な肉棒を豊満な乳房で横から包むも、亀頭やカリ首が谷間から顔を出している。唾液たっぷりの舌を這わせ、垂れた唾液のおかげで滑りが良くなり、擦る乳房の刺激が強くなる。

 

「そろそろ射精()すけど、どこに出して欲しい? 朱乃のリクエストした場所に出してあげるよ」

 

「なら、このままおっぱいと顔に掛けて欲しいですわ♡ 先生のザーメンの熱を顔やおっぱいで感じたいですもの♡」

 

 初めての時の衝撃が今でも忘れられないのか朱乃は定期的に御手洗に顔射を求める。

 

 歯では噛み切れないプルプルのプリンのような精液を顔に掛けられ、匂いが付くと嬉しいらしい。イマイチ御手洗には分からない感情だが、自分の女が求めるのであればと応じている。単純に、朱乃のような美人を自分の精液で汚すことに興奮を覚えているだけでもあるが。

 

「あむ……ちゅっ……れぇ、ろ……れろれろ……♡」

 

 顔を出す肉棒を遂には口に咥え、浮き出ている血管をなぞったり、カリ首の溝の汚れを舐め取ったりする。

 

 その間も肉竿の部分は柔らかな乳房で扱かれているので、朱乃の口内にはとぷとぷと壊れた蛇口のように先走りが溢れてくる。

 

射精()すよ朱乃っ!」

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 限界ギリギリの所で朱乃の口から肉棒を引き抜き、先端を顔と乳房に向ける。グツグツと陰嚢の中で煮え滾っていた精液たちが勢い良く飛び出していく。

 

 壁に叩きつけられたスライムのように粘着力の強い黄ばんだ精液が顔に掛かり、ゆっくりと時間を掛けて落ちていく。糸を引き、剥き出しな上乳へと落ち、谷間へと垂れていく。

 

 顔を受け皿のように上へ傾けている朱乃の顔は真っ白に染まっており、見るも無残な状態だ。精液の青臭い匂いが教室に広まっているのだが、それにすら反応する者は一人しかいない。

 

 御手洗の魔力の詰まった精液を浴びている内に朱乃や他の女たちの魔法の才能が更に成長したのだ。ヒクヒクと鼻を動かしているアーシア以外は真剣に黒板を眺めている。

 

「ふぅ……でたでた」

 

「あぁ♡ こんなにも沢山のザーメン、ありがとうごさいます♡ 先生の赤ちゃんを作る為のザーメンを今回も無駄にしてしまい申し訳ありません♡ その代わり、朱乃が責任を持ってこの大切なザーメンを全部胃に収めます♡」

 

 指で掬っては口に運び、強烈な味と匂いに身体を振るわせる。それは授業の終わりを告げる鐘が鳴るまで続いた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「流石はリアスと言うべきかしら。私と同じぐらいの身長に体つきをしてるから、私が着ても問題ないみたい♡」

 

 授業中に朱乃のパイズリで楽しみ、それだけでは御手洗の性欲が満たされる事はなく、朱乃に魔法を使って貰い御手洗は体調不良で保健室にいる事になっている。

 

 しかし、当の本人と朱乃は冬の季節には人が訪れない水泳で使う女子の更衣室にいた。流石に数ヶ月も使用されていなければ、女子の甘い匂いや塩素の匂い、清涼剤などの匂いは残っていない。

 

 ただ、朱乃からは彼女の匂いとリアスの匂いが漂っている。

 

 今日の最初の授業でリアスのクラスでは体育が行われ、さっきまでリアスが着用し、汗を吸った体操服を朱乃が着ているのだ。嫌な顔をせずに、汗で濡れた体操服を着込み、御手洗の前でにこやかに笑っている。

 

「そう言えば、朱乃の体操服姿って、初めて見るなぁ」

 

「うふふ♡ ではじっくりとご堪能下さいませ♡ リアスのですが、私のエッチな身体のラインを浮かばせていますわ♡ こんなのを着てたら、あの子ったら他の男の子にもエッチな目で見られてるかもしれませんわね♡」

 

 ワザと御手洗を煽り、その怒りを自身へと向けて貰おうと口を開く。

 

 その作戦は見事に成功し、朱乃を見つめていた御手洗の目がギラギラと鋭くなった。

 

 視線はまず、体操服の上着を押し上げている胸元に向かった。御手洗と出会うまでは90cm台だった乳房も今では100cm超えだ。男であれば間違いなく凝視をするし、同性だとしても羨む者も少なくはないだろう。

 

 母性の象徴でもあり、朱乃の顔立ちもまた優しげだ。女子高生という肩書きを今すぐにでも捨て、母親や人妻になったとしても驚かれはしないだろう。

 

 赤子を育てるのに必要な母乳をたくさん蓄え、栄養満点のミルクをびゅるびゅると噴き出せる乳房は、既に深い所まで精液の匂いが染み付いている。

 

 男である御手洗には上品なミルクのような甘い匂いしかしないが、同性であり男の欲望の塊である精液の匂いを嗅ぎ慣れたような人であれば直ぐにバレるだろう。

 

 マーキングと言わんばかりに匂いを漂わせ、朱乃はそれを誇りに思っている。

 

 多くなった御手洗を囲う()の中で一番気持ちの良い口淫が出来るのはアーシアだが、パイズリであれば朱乃だ。

 

「あんっ♡ とっても男らしい力強さで私のおっぱいが掴まれちゃいました♡」

 

 体操服の上から乳房を思いっきり掴まれる。

 

 あまりの強さに痛みが走るが、Mの気質を開花させた朱乃にとっては快感に変化させるのは容易い事だ。

 

 乳房を支えるべきブラジャーは付けておらず、代わりに御手洗が視界でも楽しめるモノを乳房に付けているのだが、まだ彼は体操服の上着を捲ってはくれなさそうだ。

 

 ふーっ、ふーっと発情した獣のように息を吐き、乳房を揉みしだかれる。リアスの掻いた汗でべったりと肌にくっ付いていた体操服に皺が出来そうになるが、それよりも先に生地が破れるかもしれない。そうなったらなったで、また買い直せば良いので、御手洗を注意する事はない。

 

 彼の気が済むまで、朱乃は乳房を差し出していた。

 

「あっ♡ やっと見てくれました♡ ふふっ、どうですか? 先生に喜んで貰いたくておっぱいにこんなのを付けてみたんです♡」

 

 ブラを付けていない乳房は上着を捲られるとその姿を露わにする……のだが、いつもとは少し違っていた。

 

 淡く色付いた桜色の乳首とその周りの乳輪を覆うかのように派手なピンク色をしたニップレスによって隠されていた。ただ、勃起だけは隠せず、ニップレスの上からでも丸分かりなぐらい、ぷっくりと乳首と乳輪がイヤらしく盛り上がっている。

 

「あはっ♡ 先生ったらまたエッチな顔になっちゃってますよ♡ そんなにジロジロと見るだけでなく、触って良いんですよ♡ 私の身体は先生だけのモノなのですから♡」

 

 ニップレスが剥がれないように慎重な手つきで乳輪が刺激される。

 

 乳輪に浮かぶブツブツでさえもニップレス越しに触る事が出来、見た目に反して、結構薄めの素材で出来ているようだ。

 

 スリスリと焦らすように乳輪の周りを円を描くように指先でなぞる。男を立てるのが当たり前だと言わんばかりの朱乃の性格のように控え目で人見知りをしている乳首も触って欲しいとばかりに、普段は引っ込めている穴から顔を出している。

 

「あまり焦らさないで下さいな♡ 先生の朝一番の凄く濃厚なザーメンをいただいて、朱乃、興奮しておりますの♡ 乳首も触って触ってと顔を出しておりますので、遠慮なく摘まんでくれませんか?♡」

 

 御手洗へ差し出すかのようにズイっと胸を張る。

 

 たぷんっ♡ ぷるんっ♡ と揺れる姿はイヤらしい。

 

 仕方ないなとギラギラした瞳のまま乳房の頂上にある乳首をきゅっ♡ と摘まむ。それだけで朱乃の身体は跳ね、電気が流れたかのように全身に快楽が行き渡る。

 

 芯があるかのようなコリコリとした乳首は指で挟んでいると愉しくなってくる。朱乃の口から奏でられる気持ちの良さそうな吐息と、甘い嬌声が更衣室の中に響く。防音の魔法を使っていないため、誰かに聞かれる可能性はゼロではないが、今は授業中だ。安心して朱乃は乱れる事が出来る。

 

 その後、朱乃は乳首だけで三回以上も絶頂させられた。

 

 




色々とシチュを書いたからか、ネタ切れ気味になり、全体的にクオリティが下がってきた気がしますねぇ……。


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グレイフィア③

「おはようございますご主人様」

 

 その声で御手洗が目を覚ますと、目の前にドアップでグレイフィアの整った顔が迫っていた。

 

 頭を支えていた枕の感触も変わり、柔らかくと適度な反発力があり、何よりも温かい。つまり、御手洗はグレイフィアに膝枕をされていたのだ。

 

「おはようグレイフィア。珍しいね、朝の時間に来るなんて」

 

「今日はヴェネラナ様から1日休暇をいただきましたので、ご主人様のお世話に参りました。よければどうか1日、私がお側に侍る事をお許し下さい」

 

「うん、いいよ」

 

「ありがとうございます」

 

 人形のように整った顔つきは一見冷たい印象を与えるが、彼女と何度も逢瀬を重ねた御手洗には今グレイフィアが微笑んだのだと伝わった。

 

「あれ? いつもと服装が違うね」

 

 グレイフィアは御手洗の家を訪ねた際も基本的にはメイド服に身を包んでいる。

 

 グレモリー家に仕えるメイドではあるが、サーゼクス・ルシファーという男の妻でもある彼女は仕事がなければわざわざメイド服を着る必要はないのだが、好んでメイド服を着ていた。

 

「本日はグレモリー家のメイドとしての私はお休みなので、ご主人様に仕えるグレイフィアとしての服装にしました。如何でしょうか? 外を出る時はご主人様以外の男に見られたくはないので、別の服に着替えますが、思い切って布面積をほぼゼロにしました」

 

 ホワイトブリムはそのままに、グレイフィアの豊満な身体のラインすらも隠すようなグレモリー家のメイド服とは違い、前面部分が丸見えだ。

 

 恥部や乳房の頂点にはピンク色のニップレスを張る事で隠し、それ以外は何一つ身に付けていない。スカートも限界まで丈を短くし、何もしなくともその中身が見えてしまう。

 

 白いサテン生地で作られた手袋と白いソックスはそのままだが、どこからどう見ても、誰が見ても100%痴女の格好だ。

 

「ニップレスを付けてても、ピアスは丸分かりだな」

 

「はい。ご主人様に付けていただいた大事な乳首のリング型のピアスがくっきりと浮かんでしまっています。それにこの格好ですと、ご主人様の近くにいますと淫紋がくっきりと色付いてしまっています」

 

 淡々と自分の身体の説明をするグレイフィア。その声色には確かな誇りや自身があり、今の自分を誇っているかのようだ。

 

 ほぼ裸を見られているにもかかわらず、グレイフィアに羞恥心は湧かず、寧ろもっと良く見て欲しいとばかりに御手洗の視界にぐいぐいと迫る。

 

「せっかくだし、タイミングよく朝勃ちしてるから、グレイフィアのマンコを使わせて貰おうかな」

 

「かしこまりました。どうかご主人様はそのまま寝ていてて下さい。私が上に跨がって騎乗位で動きますので」

 

 掛けていた掛け布団をズラし、テントを張っている股間を見て微笑む。

 

 御手洗のことだから昨晩も誰かの膣に大量に種付けをしているだろうに、それでも朝になると健康の証である朝勃ちをしているのを見ると笑みがこぼれる。

 

 流石はご主人様と心の中で改めて尊敬の念を抱き、開帳された肉棒の上に股を開いて腰を下ろす。秘所を覆っていたニップレスは剥がしてあり、使い込まれた女陰からは愛液が涙のように垂れている。

 

「ではこのまま入れていきますね……んっ……おっきぃ……♡……ふぅ。ご主人様の朝勃ちしていたおチンポを私のご主人様専用のザーメン排泄穴であるおマンコに収める事が出来ました。如何ですか?」

 

「朝勃ちしてた俺が言えることじゃないけど、グレイフィアのマンコも準備万端だったんだな。膣内(なか)すっげぇ濡れてる」

 

「メイドの嗜みでございます。ご主人様がいつでも私のおマンコをご利用出来るように常に濡らしておりますので」

 

 適度に締め付けながらも、包容感たっぷりに肉棒を媚肉が優しく包み込んでくる。

 

 腰を密着させたまま、グリングリンと腰をグラインドさせ、膣内に収まっている肉棒も左右に揺られる。肉厚な膣肉に守られ、横に揺られながらも、動く度に触れる位置が変わり絶妙な気持ち良さがある。

 

「如何でしょうか。私のおマンコを使ったグラインドは」

 

「最高だよ。激しく動いた訳でもないのに、気持ち良くなってきたよ」

 

「それは良かったです。ではこのまま暫くはおチンポに弱めの快楽を与えていきます。勿論、射精したくなればそのまま射精()されても構いませんので」

 

 御手洗の腹に手を付くと、そのまま腰だけを8の字を描くかのように動かす。

 

 後ろからグレイフィアを見ればデカ尻が動いている光景はさぞかしエロいだろう。グレイフィアと顔を合わせている御手洗にはその光景が見れないのだが。

 

 しかし、代わりに剥き出しにされた乳房の揺れる姿を堪能する事が出来ている。だぷんだぷんと重たげに揺れ、乳房同士がぶつかっている姿を見るとそれだけで股間に血液が集まっていく。

 

「私のおマンコの中でご主人様のおチンポが気持ち良さそうにビクビクと震えております。先走りもたくさん出しており、おマンコのお肉に染み付いていますよ」

 

 グレイフィアも気持ち良さそうに顔を少し歪め、ぬっちゅっ♡ ぬっちゅっ♡ と腰だけを器用に動かす。足はピーンと綺麗に立っており、たっぷりと脂肪を蓄えた臀部だけが別の生き物のように動いている。

 

 御手洗の赤子を出産し、グレモリー家で育ててはいるが、一人では満足せず、近い内にもう一人仕込んで欲しいと思っている。その気持ちが身体にも表れたのか、出産前と比べると数cmだが、ヒップの値が変わった。

 

 産後で肥えたのではなく、これからが女盛りだと言わんばかりの成長。尻だけではなく、乳房もワンカップ成長し、今もなお成長を続けている。

 

 腰を振っている内に身体も火照り、興奮してきたのか、乳首を隠していたニップレスが汗と滲み出てきた母乳によって剥がれそうだ。

 

 グレイフィアだけでなく、ヴェネラナや八坂、ガブリエルたちは御手洗の子供を出産した後も母乳をその乳房から垂らしている。八坂だけはまだ孕んではいないが。赤子の為ではく、御手洗にあげる為だ。

 

 永い時を生き、母親としても過ごしてきた彼女たちは同年代であるリアスたちとは違い、御手洗を番だとは思いつつも息子のように感じてもいるのだ。息子の為に母乳をあげたいと母親のような思いを抱き、彼がいつ飲みたいと言ってもいいように魔力を使って母乳を作っているのだ。

 

 大妖怪である八坂や、熾天使であるガブリエル、古くから生きる悪魔であるグレイフィアやヴェネラナの魔力を使った母乳は栄養満点で、飲むだけで疲労感すらも取れてしまうのだ。

 

 勿論、ただの人間が口にすればあっという間に中毒になり、そのまま死んでしまうのだが。

 

「んんっ♡ ミルクをご所望なのですね。お口に乳首を持っていきますので大丈夫ですよ。……はいどうぞ。満足するまで吸って下さいませ」

 

 剥がれかけていたニップレスを剥がし、充血して勃起した黒乳首を御手洗の口元へ運ぶ。

 

 あむりと大きく口を開いていた口内に収められ、乳房の中にある乳腺から母乳を吸い出すかのような吸引力で吸われていく。無数にある乳腺から大量のミルクが生産され、御手洗の腹の中へと収められていく。

 

 息子に乳をあげている時のような慈しむような感情が湧いてくるが、直ぐに強烈な快楽に塗り潰される。ピンと立っている乳首を歯で甘噛みされたのだ。

 

 赤子に乳をやっているような気分だったが、赤子では絶対にしてこないエッチな口の使い方だ。

 

 腰を振るのを止めてしまい、乳房から流れてくる快楽を享受する。

 

「んく……んく……グレイフィアのミルク、すっげぇ味濃いな。なのにずっと飲んでられそうだわ」

 

「そう……ですか♡ 私の身体も、身体から出るものも全てご主人様のモノですので、お好きなだけお飲み下さいませ♡ それでは止めてしまったおチンポへのご奉仕を再開させていただきます♡」

 

 グラインドは止め、腰を上下に動かして尻肉を御手洗の股間へと叩きつける。

 

 根元まで埋まっていた肉棒が外の空気に触れ、また直ぐに熱の籠もった膣内へと戻される。ぐねぐねとうねっている膣道を往復し、亀頭が何度も子宮口の肉リングに当たる。

 

 傘を広げたカリ首が膣襞の凹凸をなぞって快楽が上ってくるが、鼻から抜けるような甘い吐息だけをグレイフィアは漏らす。

 

 快楽に溺れ、快楽に身を任せて嬌声をあげる女としての幸せを享受しても良いのだが、それよりも自分は御手洗のメイドなのだと心に誓っている。

 

 彼のメイドとして恥になるような振る舞いはしたくないし、何よりも彼に悦んで欲しい。自分だけが快楽を貪るのではなく、彼に気持ち良くなってもらう方がグレイフィアは大好きなのだ。

 

「おチンポのビクビクが強くなってきました♡ もう射精()そうなのですね♡ このまま私の子宮とキスしたまま腰だけを左右に動かしますので、朝一番のザーメンをびゅるびゅると私の子宮の中へ排泄して下さいませ♡」

 

 相変わらず乳首は吸われ、乳房が伸びているが、それでも構わず腰を動かす。

 

 ばちゅんっ♡ ばちゅんっ♡ と腰を上下に振っていた時のような肉と肉のぶつかる音ではく、粘膜同士が擦れるにちゅっ♡ にちゅっ♡ とした水音が奏でられる。

 

 パンパンに膨らんだ亀頭が子宮口とその周りの膣肉を擦り、グレイフィアもまた絶頂しそうだ。それを知らせるかのように膣肉が何度もうねり、激しく伸縮している。

 

 射精がしたいと御手洗の本能がそれまで静かだった彼の身体を動かし、どちゅんっ♡ と子宮口を突き上げそのまま勢い良く精液が放たれた。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 卑猥な濁音と共に押し寄せる快楽の波を感じながらも、グレイフィアも絶頂する。きゅぅぅぅぅぅ♡ と絶頂した事で強まる膣圧を肉棒は無抵抗にもくらい、ポンプのように精液を吐き出していく。

 

「ああああぁぁぁぁぁ♡♡♡ ご主人様のザーメン……熱いです……っ♡」

 

 過去に二人も子供を宿した経験のある子宮は少し大きく、粘液質の精液を受け止めていく。

 

 グレイフィアが子宮で御手洗の精を受け止めていると、彼女の腹部で光っている淫紋が激しく点滅している。淫紋の点滅はグレイフィアの絶頂を表しており、膣での絶頂の他に子宮での絶頂(アクメ)もきているのだ。

 

 びくっ♡ びくっ♡ と時間を置きながらグレイフィアの身体は痙攣するが、地を踏みしめていた足はバランスを崩さず、しっかりと両足で御手洗の上を跨がっている。主人の上に倒れるなど、メイドとして合ってはならないのだ。

 

「んっ……どうやら射精も終わったようですね。抜きますので、まだそのままの体勢でリラックスしてて下さいね。ん、しょっと……ふぅ。お腹の中がたぷたぷですね♡」

 

 にちゃりと音を立て、グレイフィアの女陰から肉棒は引き抜かれた。

 

 ぱっくりと口を開いたままの女陰だが、逆流してくる精液の量は少なく、大部分が子宮の中に収められている。

 

「朝の射精、お疲れ様でした。スッキリされたでしょうか」

 

「うん、スッキリしたよ。ありがとねグレイフィア」

 

「いえ……私はメイドしての仕事をしただけ……いいえ、此方こそありがとうございます。ご主人様のメイドとして、そして()として朝からザーメンをいただけるなんて大変嬉しく思います。今の内に朝食の支度をしてきますので、ご主人様はもう暫くリラックスしてても構いません」

 

 それだけを言うと、そのままの格好でグレイフィアは台所へと姿を消した。

 

 まだ1日は始まったばかりだ。せっかくのグレイフィアの休日だ。甘やかし、甘やかされよう。セックスの後の心地良い疲れを感じながら御手洗はそう考えた。

 




無表情で事務的に性欲処理するメイド物を好んで読んだり聞いたりしているせいか、メイドキャラであるグレイフィアがブレブレですね。

人妻としてのグレイフィアも良いですし、メイドとしてのグレイフィアも良いです。ただ、人妻枠はヴェネラナがいるので、グレイフィアにはメイドキャラに徹底させる方が区分しやすいですね。

悲しい事にあとストックが一つしか残ってないんですよね……。半年間ぐらい週一で投稿してきたけど、ちょっとお休みを頂こうかなぁ……。



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ヴェネラナ③

壁尻回


 リアスからの呼び出しで深夜にいつものヤリ部屋に足を運んだ御手洗。

 

 そこで彼が目にしたのは壁から生えていた尻だった。

 

 壁には写真が一枚貼られており、そこにはカメラに向かっていや、カメラを持っている相手に慈愛の籠もった笑顔を向けているヴェネラナだった。

 

 つまり、リアスは自分の母親を拘束し、御手洗へと捧げたのだ。まぁ、ヴェネラナも協力したのだろうが。

 

 尻は動かず、ただ其処にあるだけだ。誘惑するかのように左右に揺れる事はない。

 

 あまりにも肉厚な尻肉なため、その奥で密かに息づいている尻穴も見えなければ女の園すらも見えない。

 

「ふぅん……今回はこういうのかぁ……娘が母親を売るって考えると悪くはないなぁ……しかもローションまで用意してあるのか」

 

 壁から生えている尻の近くには小さなテーブルが置いてあった。

 

 テーブルの上には冥界産とデカデカと書かれたローションの瓶が置かれている。

 

 蓋を開け、中身をそのまま生えている尻に直接垂らす。

 

 粘度がそれなりにあるようでゆっくりと垂れたローションは尻肉の谷間を抜けて、床へと落ちる。冷たいローションを掛けられ、尻がビクンと反応するが意外にも狭い場所に入れられているのかあまり身動ぎは出来なかった。

 

「立ったままだとマンコも見れないな。よっと……うっわぁ……マン毛ボーボーじゃん」

 

 リアスとは違う彼女の髪と同じ麻色の陰毛がフサフサと生い茂っており、秘所よりもまず其処に御手洗の視線は奪われた。

 

 尻の表面には毛は生えておらず、つるんとしている。

 

 尻肉を開けば尻穴にまで陰毛は生えているのだろう。娘も御手洗の好みだからと腋毛を生やしてくれたが、その母親であるヴェネラナもしっかりと御手洗の好みに合わせてくれているようだ。

 

「こんなエロいもん見せられたら、こっちも盛り上がってくるなぁ。仕方ないから人肌で温めてあげるよ」

 

 今度はローションを手のひらに垂らし、両手で温めていく。

 

 十分に体温が移ったと判断した御手洗はむっちりとした尻を撫でるようにローションを塗っていく。

 

 悪魔としてかなりの年齢であるヴェネラナだが、未だに水は弾くらしくあまりローションを吸ってはくれない。

 

 しかし、そのせいで余計に尻全体が妖しくテカリ、御手洗の興奮を煽ってしまう。

 

 肝心な部位に触れてもいないのに、尻肉を通してヴェネラナが感じているのが伝わってくる。心地よい尻肉の感触に、揉みしだく指に力が入る。指を沈み込ませ終えると、次は双つの尻肉を上下に擦るように揉み上げる。

 

 尻肉を左右に割り開き、その窄まりを晒したかと思えば、左右の尻肉を押し付け、尻谷をみっちりと深くする。

 

「やっぱりケツ穴まで生えてるのかよ。すっげぇエロいぞ!」

 

 バチンと褒めの意味で尻を叩くと尻肉はぶるるんっと波打つ。

 

 返事を返すかのように尻穴がきゅっと窄まるので、なかなかに面白い光景だ。

 

 文字通り壁から尻だけが生えているので、多分何かしらの魔法を使っているのだろう。尻を突き出すかのような姿勢のヴェネラナは快楽で顔を蕩けさせているに違いない。

 

「んじゃまぁ、そんなにも誘惑してくるアナルを弄ってやるか。リアスのアナルは最高だが、母親のヴェネラナはどうなんだろうな」

 

 ぐっと尻肉を開いたまま窄みに向かって顔を近付ける。

 

 事前に湯浴みを済ませていたのか、石鹸の匂いが鼻を掠める。

 

 リアスやアーシアの尻穴を散々と弄ってきただけあり、今更匂いを嗅いでも嫌悪感は微塵も湧かない。

 

 寧ろ、女の匂いよりも濃い匂いを嗅ぎたいとばかりに尻穴に直接鼻を触れさせ、ワザと鼻息が当たるようにフガフガと鳴らす。 

 

「あーやっば。この匂いも良いわぁ……。リアスのにも似てるけど、こっちの方が股間に響くな。流石はリアスの母親だ。匂いの次は味だな」

 

 ヴェネラナはジオディクスという旦那がいるが、既に御手洗を囲う()に落ちているので今更遠慮をする必要はない。

 

 口を近付け、そのまま濃厚な口付けを尻穴にくれてやる。

 

 まさかそのまま尻穴を舐められるとは思っていなかったのか、無抵抗のまま尻穴に口付けをされ、我に返ったヴェネラナが抵抗しようと尻だけを暴れさせようにも、がっしりと御手洗が掴んでいるので無駄に終わる。

 

 たっぷりと涎を付けた舌が尻穴の中へとねじ込まれていく。

 

 ぐねりぐねりと突き進んでいく舌。

 

 ヴェネラナの旦那にも他の男にも遊ばれた事のない排泄の穴を押し広げ、舐め進み、その度に淫らで獣のような色っぽい声をヴェネラナが上げているのだが、尻しか見えない御手洗には全くと伝わらない。

 

 抵抗を直ぐに諦め、寧ろやってきたのが番の雄だと判断したヴェネラナの尻穴は自分から媚びるように御手洗の舌に肉を寄せる。

 

 舌先で肛内をつつきあげ、舌の腹で肛門の縁を何度もこすりあげる。舌で腸壁をほじりながら、尻肉を開いて閉じる。まるで、肛内を舐めてくれる舌を甘噛みするかのように門が閉まり、また開く

 

 それら全てにヴェネラナは喘ぎ、排泄用でしかなかった穴が徐々に御手洗を悦ばせる為の穴へと変えられていく。

 

 愛液のように腸汁は溢れ、じゅるじゅると音を立てて吸われる。

 

 人間ではなく悪魔なので、腸汁を飲んでも不快感はなく、寧ろ雄の本能を刺激するかのような味で、より一層強く吸い付かれる。

 

 何度も痙攣するように臀部が跳ね、女陰が床へと向いているので、愛液は全て床に飛び散っている。

 

「……ぷぁ……やっば。リアスよりかは締め付けが弱いけど、味はこっちの方が美味いな。でも、貰ってばっなは悪いし、今度はお返しだ」

 

 ジジジとズボンのチャックが下ろされ、まろび出る御手洗の肉棒。

 

 元から素質はあったが、多くの女を食い、今では挿れるまでもなく、その姿形で処女の女に雌の自覚をさせるまでに進化してしまっている。恐怖心が湧き上がる前に、肉棒から香る雄の強さにやられてしまうだろう。

 

 これから挿れるぞと肉棒で未だに痙攣している尻を叩く。

 

 貞淑な妻であるヴェネラナは既に消え、御手洗という真の番にだけ媚びを売るようになったヴェネラナの本能が尻を揺らす。

 

 早く濡れほとった女陰に雄の肉棒が欲しいと催促するが、御手洗の肉棒は舌で弄られ、今も僅かに口を開いている窄みに当てられる。

 

「んじゃまぁ、ヴェネラナのアナルいただきますっと」

 

 むっちりと肉厚の尻を掴み、抵抗の強い尻穴へと肉棒を押し込んでいく。

 

 処女の女陰よりも締め付けは緩く、次々と肉棒は飲み込まれていく。裂けそうなサイズの肉棒をすんなりと受け止め、尻穴の形を歪ませている。

 

「やっべぇ……ここも最高とかマジ最高の女だなぁ……!」

 

 男を知り尽くしていた女陰はあっさりと御手洗に屈服し、彼だけの女へとされた。長年連れ添ってきた旦那を切り捨てても彼女は御手洗を選ぶだろう。

 

 それと同じように尻穴もあっさりと屈服し、抵抗よりも迎えいれるべきだと適度に締め付けながらも、長大な肉棒を全て飲み込んだ。

 

 精液を強請るような子宮口はなく、排泄用だったが故に今のヴェネラナの尻穴は御手洗が排泄する為の穴へとされている。

 

 排泄するのではなく、排泄してもらう穴。

 

 中のモノを外へと出すために特化していた肛肉が向きを変えるかのように肉棒の形を覚えようとする。

 

 漏れ出た先走りが肉を焼くかのような強烈な快楽を与え、また直ぐに欲しいと肉棒を舐める。

 

「こんなに良いと今度リアスと並べて比べてみるのもあり、だなっ!」

 

 リアスとヴェネラナ。

 

 冥界で名を馳せるグレモリー家の母娘を裸で並べ奉仕をさせるのはどこまでも男の自尊心を満たせる。悪魔である事を抜きにしても、美人な母娘なのだから。

 

 しかも、ヴェネラナの娘だとはっきりと分かるスタイルの良さなので、並べるとそれだけでエロい。

 

 肉と肉のぶつかる音と御手洗の笑い声が部屋の中に響くも、それを咎めるような人物はいない。仮にいたとしても、御手洗の()たちなので、彼が笑っているのを見て彼女たちも喜んでしまうだろう。

 

「あー、出る。このままアナルにザーメン飲ませてやるからな。ちゃんと全部飲めよ?」

 

 聞こえる筈がないのに、敢えて口に出す。

 

 それだけではなく、馬に指示を出すかのように御手洗はスナップの利いた手で尻を叩く。

 

 あっという間に臀部には紅葉模様が咲き痛そうだが、ヴェネラナは恍惚としている。

 

 ぐぐっと御手洗が腰を前に突き出し、そのまま溜まった欲望を解き放った。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 精液を受け止めるような子袋はなく、びちゃびちゃと腸内へと注がれる白濁とした男の欲望。

 

 絶頂で痙攣しながらもしっかりと受け止め、味わうかのように腸壁が蠢く。

 

 身体の中を逆流していくかのような精液にヴェネラナは壁の向こうで下品な雌声をあげて喘ぐ。涙や鼻水で顔はぐしゃぐしゃになり、普段の彼女からはかけ離れてしまっている。

 

「あぁ……気持ち良かったぁ」

 

 肉棒を引き抜くと、中に注がれた精液を零さないようにと尻穴が更にきゅっと口を閉じた。

 

 それを見てにやりと口角を上げた御手洗は擽るかのように尻穴を刺激する。懸命に堪えていたヴェネラナだが、そう何度も我慢出来るものではなく、遂にはその口を緩めてしまった。

 

 ぶびゅっ♡ ぶびゅるるるっ♡ まるで肉棒が精液を射精している時のような音が尻穴から響く。

 

 放物線を描くかのように精液は発射され、床へと飛んでいく。蹂躙された雌の姿に相応しい格好だ。

 

 最後に肉棒についた汚れを尻肉で拭うと、御手洗は満足したようで、部屋から出て行った。

 

 御手洗が出て行ってもまだ尻は生えており、残っている精液を下品な音を立てて噴いていた。

 

 




私、壁尻って大好きです。

抵抗出来ない女の子が蹂躙されるってのよくありませんか? 所詮女なんて道具でしかないみたいな感じがしてとても好きです。勿論、あくまで妄想だからこそ良いのですがね。

AVだと白ギャルと黒ギャルの壁尻の奴が特に好き。まんこよりもアナルの方をメインにしてるし。

前回の後書きでも書きましたがストックが切れました。半年ほどの間連続で週一投稿をしてきましたが、暫くの間書き溜めの時間を頂きます。
まぁ、何だかんだで以前も同じような事を言って直ぐに投稿してましたけど……。


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ルフェイ①

せっかく休みを頂いたので新キャラの登場です。


 

 

 とある日の放課後。

 

 いつものようにその日の学校での用事を済ませた御手洗は用事がないとばかりに帰路へと就いていた。寄り道をするような趣味はなく、家へは直ぐにたどり着いた。

 

 カンカンカンと年季の入った錆びた階段を上り、古いアパートと二階へ。

 

 ポケットから取り出した自宅の鍵を使って部屋に入ると既に来客がいた。

 

 アーシアやレイヴェルのような色鮮やかな金色の髪。ただ違うのは金髪の上には絵本などの創作物でしか見た事のない三角帽子がのっている。

 

「えっと……誰?」

 

「あ、おかえりなさい。お先に部屋に上がらせて貰ってました」

 

 ぺこりと頭の上の帽子を取って頭を下げる彼女。

 

 奇怪な見た目とは違い、家主の許可を取らずに勝手に部屋にいた不審者だが常識はあるらしい。

 

 不審者ではあるが、彼女から御手洗を騙そうとか御手洗に何か悪い事をしようとしている雰囲気は感じられなかったので取り敢えず彼女にお茶を出した。

 

「まずは自己紹介ですね。私はルフェイ、ルフェイ・ペンドラゴンと言います。お兄さんが知っているかはイマイチ分かりませんけど、所属は黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)の魔法使いです」

 

「魔法……使い?」

 

「はい。お兄さんは御手洗隆さんで合ってますよね? 一応表札は見たのですが……」

 

「あ、うん。俺が御手洗だよ」

 

 まだ完全に理解をした訳ではないが、リアスたち悪魔などを知っている御手洗は魔法使いと言われても大きな動揺は見せなかった。

 

 あぁ、そんなのもいるんだというのが彼の正直な感想だ。

 

 ルフェイはコクリとコップの中のお茶を一口呷って喉を潤す。

 

「私がお兄さんの家へやってきたのは魔法使いとしてのお仕事なんです。その……単刀直入になるんですけど、お兄さんが良ければ私と契約してくれませんか? お兄さんの魔力が多い事は魔法使いの間では有名でして……その……」

 

 魔力と言われてもイマイチ御手洗には分からないものだ。

 

 リアスたちから聞いてはいるが、彼としてはまだ普通の人間なのだ。セックスを何回も連続で出来る程度の体力は付いたが、身体能力も伸びた覚えはない。

 

 首を傾げている御手洗へチャンスと見たのかルフェイは身を乗り出してまるで訪問販売かのように自身を売り出した。

 

「これでも私は魔法使いとしては優秀なんですよ。優秀な魔法使いにありがちな危険な思想は持っていませんし、お兄さんとの間に結びたい契約も魔力を提供してもらう程度の軽い奴です。だからその……お願いします!」

 

 危険な思想と言うのがピンとは来ないが、彼女の必死に頼み込むような態度を見て御手洗もまぁ良いかという気分になってくる。

 

 人を見た目で判断するのはアレだと思うが、ルフェイはリアスたちで目が肥えている御手洗からしても美少女と呼べる容姿をしている。

 

 結局、ルフェイの健気にも必死に頼む態度に絆された御手洗は彼女の望む通りの契約を結んだ。

 

 ・

 ・

 ・

 

 御手洗が魔力をルフェイに提供する事になったが、彼としては特に変わった様子はない。

 

 契約を結んだ直後、ルフェイが早速いただきますねと魔力を貰ったようだが体調に変化は見られなかった。 

 

 が、そんな御手洗を笑うかのように御手洗の魔力を受け入れたルフェイに変化が訪れた。

 

 まるで酒を飲んだかのように顔を真っ赤にし、起伏の薄い身体を御手洗へと寄せて来たのだ。彼女とはテーブルを挟んで対面していたのだが、気が付けば御手洗の隣に座っていた。

 

 周りで嗅いだ事のない女の匂いに御手洗の鼻は条件反射かのように動く。

 

「えへへ~何だか気分が良くなっちゃいました♪ お兄さんの魔力、とっても美味しいです。味なんてしない筈なのに不思議ですね~」

 

 そのまま御手洗の胸に顔を埋め、マーキングをするかのようにグリグリと頭を押し付けてくる。

 

 彼女の急変に御手洗は慌てるだけで、ルフェイを引き剥がそうとしない。彼も心の中では役得と思っているのだろう。

 

「えっとルフェイ? そ、その近すぎやしないかな」

 

 一応は何か合った時の為にと彼女に離れるように口にはするが、言葉とは裏腹に彼女の身体を抱き寄せる御手洗。

 

 初対面な二人だが、ルフェイが御手洗の魔力を取り込んだからなのか二人の奥底では遠慮というモノが取り払われたのだ。

 

 ルフェイの身体を抱き寄せると意外にも柔らかな感触が当たる。

 

 パッと見た感じだと彼女の身体はまだ成長途中のような感じなのだが、実は着痩せをするタイプなのだろうか。

 

「こんな風に気持ち良くなったのはお兄さんが初めてです~ぅ。えへへ~♪」

 

 御手洗に密着したままでも彼女は気にもせず、機嫌良さそうに鼻歌を歌っているだけ。

 

 離れようとはせず、いや寧ろルフェイの方からもグイグイと身体を密着させてきている。彼女から香る甘い匂いが濃くなった気がする。

 

 悪魔の契約とは違い、魔法使いとの契約は魂を介してはいない。が、ルフェイが受け入れた御手洗の魔力はリアスたち悪魔との交わりの最中に覚醒したものであり、その効果は悪魔以外の異形のモノにも作用する。

 

 女であれば無限の龍神とまで呼ばれるオーフィスすらも堕とせる魔性の魔力。それに充てられたルフェイが御手洗からの接触を断れる理由はドコにもなかった。

 

「あんっ♡ あっ、おっぱい触られちゃってます♡ あんまりおっきくないので楽しくない……んっ♡……ですよ♡」

 

 ルフェイの背中から手を回し、右の乳房を服越しに揉むと彼女からは嬌声があがる。

 

 身長はアーシアとほぼ同じだが、身体の発育具合はアーシアとは雲泥の差だ。

 

 御手洗という番を得たアーシアは彼に相応しい女になりたいと心から願い、その願いは身体をゆっくりと成長させていった。

 

 しかし、だからと言ってルフェイの身体が貧相な訳ではないので、御手洗からしたら彼女の言うように楽しくないなどと思う訳もない。

 

 手のひらにすっぽりと収まるサイズの乳房を優しく痛みを感じないように揉み、触られなれていないであろう乳房をゆっくりと慣らしていく。

 

 その際、御手洗の魔性とも呼べる魔力が漏れ、ルフェイの身体へと吸収されていく。体内の魔力を使って魔法を扱う魔法使いだが、体内の魔法の全てで魔法を扱う訳ではない。魔法発動に必要な魔力の何割かは空気中に存在する魔力を使うので、無意識下でも魔法使いは魔力の吸収を行っている。

 

 そもそも、今のルフェイは契約として御手洗の魔力を取り込みはしたが、御手洗の自宅を訪れる為だけに魔力消費の激しい転移魔法を使用したのだ。魔力が最大まで回復はしていないので、御手洗と話していた時も彼女の身体は無意識に空気中の魔力を取り込んでいたのだ。

 

「あっ♡ おっぱい熱い♡ お兄さんに触られているとジンジンとした熱さがっ♡」

 

 乳房から御手洗の魔力、それも御手洗が無意識に垂れ流しているモノを摂取してしまっているのだ。

 

 魔法使いにとって大事な魔力を貯める器官だけではなく、彼女の身体、心にすら御手洗の魔力は流れ込んでいく。

 

 多くの女、それも二桁の女を自分のモノにしてきた御手洗の魔力。

 

 魔法使いになるための修行に明け暮れ、今は魔法使いとしての道を邁進していた彼女がそんな女特攻とでも呼べる魔力に抗える筈もなく、ルフェイを縛っていく。

 

 御手洗の魔力こそが一番吸収するのが最適だと。空気中に存在する魔力を吸収するよりも効率的だと心と身体に覚え込ませているのだ。

 

 揉み込むだけでセックス前の愛撫目的ではない刺激ではそこまでの快楽を得られる訳ではないのだが、ルフェイの身体はいっそ面白いぐらいに何度も何度も跳ねている。

 

 声も高くなり、漏れる吐息は熱を帯びる。御手洗に擦り寄せていた身体はいつの間にかしがみつくかのように密着していて、彼女の吐息は御手洗の耳元を撫でている。

 

「何か来ますっ♡ お腹の奥からきゅぅぅぅってしたものが来ちゃいます♡ 怖い、お兄さん怖いですっ♡」

 

「大丈夫、大丈夫だから抱き付いてて。ただ、気持ち良くなっているだけだから」

 

 ここまで感じるだなんてと彼女の身体が跳ねている理由までを知らない御手洗。

 

 どうせなら彼女を絶頂させてあげようと揉み込んでいただけの手のひらに少し力を込め、ぽっちりと服の上からでも形が分かるぐらいには勃起してしまっている彼女の乳首をグリグリと押し込むように刺激する。

 

 服越しなので具体的な大きさまでは分からないが小粒な乳首だが、ルフェイはしっかりと感じているらしく更に喘ぐ声が高くなった。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ これが気持ち良い♡ 気持ち良いなんだっ♡ もっと♡ もっとぉ♡」

 

 快楽を知らなかった少女に快楽を教える楽しさは筆舌に尽くし難い。

 

 ルフェイのしがみつく力は強くなり、今や服だけが彼女との境界線のようだ。

 

 対面座位のような体勢になったので、背中に回してた右手を彼女の尻へと持っていく。代わりに乳首までを刺激し始めたのは左手だ。

 

 揉むのを止め、ビンビンに勃起した乳首を親指と人差し指で摘まみクリクリと刺激すると彼女が素直に反応してくれる。楽器を奏でているみたいだと思いつつも、右手はしっかりと尻肉を掴んだ。

 

「ひゃっ♡ お尻、揉まれちゃってるっ♡ お兄さんの指、イヤらしいぃ♡ そんなにグニグニって揉まれたら私、おかしくなっちゃいますっ♡ あっ♡ あぁぁぁ♡ お腹、おにゃか熱いぃぃぃぃ――――――っっっ♡♡♡」

 

 自慰をあまりせず、その奥でひっそりとしていた子宮が初めての仕事だとばかりに伸縮をしては奥から粘っこい愛液を吐き出す。

 

 まだ触られていない秘所は下着だけではなく、その上のスカートの色すらも変えてしまっている程だ。

 

 スカートの上からではなく、中に手を入れモチモチのまだ他の男に触られた事のない尻肉を触る。ぷりんとした尻は御手洗の周りにいる女と比べたら小さい部類になるが、それでも将来性を感じさせてくれる。

 

 五本の指を使って尻肉を掴み、時間を置くと肉は指から離れて行ってしまう。御手洗からは見えないが、戻ったルフェイの尻肉は柔らかに揺れている。

 

「ダメっ♡ お兄さん本当にダメですっ♡ 来ちゃってるっ♡ もう直ぐそこまで来ちゃってますっ♡」

 

「そういう時はイくって言うともっと気持ち良くなれるよ。ルフェイがちゃんと気持ち良くなる所、見ててあげるからね」

 

「イく? あっ♡ イく♡ イきまひゅっ♡ あ、ぁぁぁああああっっっ♡♡♡」

 

 思考が湯立ったままルフェイの身体は大きく仰け反った。

 

 ビクン、ビクンと御手洗の腕の中で激しく痙攣し、はへぇ♡ と初めての絶頂の余韻に浸る声を漏らしている。

 

 絶頂している間も御手洗の手は動きを止めず、乳首と尻を愛撫していた。ぴくん、ぴくんと絶頂後も痙攣している彼女をどうしようかと悩んだ御手洗だったが、取り敢えずはと自身と布団に寝かせておいた。

 

 後日、彼女は御手洗との契約により魔法使いとして階位が上がったらしく、異形蔓延る駒王の黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)支部として赴任して来た。

 

 特に契約でも定めていなかったので、御手洗が暇だと直感的に悟った時に彼女はやって来るようになった。初めて会った時よりも女らしい笑顔を携えて。

 




ルフェイの設定や黄金の夜明け団の設定は本作のオリジナル……いや適当に付けたものです。整合性も無ければ特に考えもなしに付けただけのモノなので原作とは確実に違いますので留意していただけると助かります。

少しの間お休み……多分一週間ぐらい貰いましたが、取り合えず一月分、四話書けたので週一で投稿させていただきます。

時間は今までと変わらず朝の8時で、今回は土曜日の朝に投稿させていただきます(編集したのが木曜日だったので)


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オーフィス②

 

 悪魔や天使や堕天使が協力しても傷一つ付けられやしない存在である無限の龍神(オーフィス)

 

 そんな存在であるオーフィスだったが御手洗との邂逅を経て曖昧だった自身の存在を彼の番へとなれる()へと定めた。

 

 文字通りの穴でしかなかった女陰は愛液を分泌するようになり、子宮までもが形成された。彼の吐き出した精液を貯めた子宮には卵子が排卵されるようになり、彼女は彼女の遺伝子を残せる存在となった。

 

 が、依然として彼女はまだ番としては不完全だ。番である御手洗にのみ股を開くようになってはいるが、彼女から御手洗を求める事は少ない。性欲と呼ばれるものがまだ彼女の中にはないのだ。

 

 女の股間には二つの穴がある。

 

 生殖器である女陰と尻穴だ。オーフィスは女陰に役割を持たせる事は出来たが、永遠とも言える長い時を生きて来た中で彼女は栄養を必要とはしていなかった。偶に何かを摂取したとしても彼女の身体は全て吸収してしまうため、排泄という行為もまた必要としていなかった。

 

 そんな彼女の尻穴を性器へと変えようと御手洗は企んだのだった。

 

 ・

 ・

 ・

 

「隆、これで良い?」

 

「あぁ、最高だよ」

 

 月明かりだけが御手洗の寝室を照らしている。

 

 使い魔となったオーフィスは御手洗の呼びかけには瞬時に応じるので今日もいつものようにやってきた。服とは呼べないゴスロリめいたドレスを身に着け、御手洗からの指定されていた下着を着けている。

 

 隠すべき秘所を隠さないエロ下着。立ったまま御手洗に背中を向け、上半身を倒して臀部を強調するかのような姿勢だ。

 

 そのままオーフィスはドレスの裾を持ち上げ御手洗が尻を見えるようにしていた。

 

 おかげで御手洗からは彼女の形の良い小振りな尻とエロ下着によって却って強調されてしまっている秘所と尻穴が丸見えだった。

 

「我の尻見て楽しい?」

 

「勿論。オーフィスの尻は小さいけど柔らかくて触っても楽しいし、見てるだけでも楽しいよ」

 

「……なら好きなだけ見て。我は隆のモノ。隆が望むのであれば何でもする」

 

 自意識が希薄で、口数が少なかったオーフィスだったが、御手洗の魔力を取り込んだ事により御手洗と積極的に会話をするようになった。

 

 御手洗と会話を通じて御手洗を知り、より彼の好みになろうとしている本能によるものだ。

 

「オーフィス、スカートは俺が持つから代わりに自分でお尻開いて」

 

「ん、分かった。……ん、しょっ……これで良い?」

 

 後ろに彼女の手が回るとそのまま小振りで肉付きの薄い尻たぶが開かれた。

 

 尻肉で半分以上が隠れていた尻穴が丸見えになってしまっている。ピンク色の窄みにはくすみの一つもなく、彼女が日頃から何にも使っていない証拠だ。

 

 御手洗が顔を近付けても彼女は特に動じる様子はない。そのまま御手洗になされるがままといった感じだ。

 

 鼻を近付けて尻穴の匂いを嗅ぐ。

 

 無臭と表現するのがぴったりだが、それでも御手洗は興奮を覚えた。今まで使って来なかった穴に役割を与える。それも本来の役割とはかけ離れたものだ。興奮しない方がおかしいだろう。

 

「指、入れるからな」

 

「ん……ふっ♡ 入って……きてる♡ 隆の指、我の後ろの穴を広げて……太い……っ♡」

 

 何も通った事のない穴は大人の玩具(オナホール)よりも狭い。抵抗が強く、指ではなく肉棒を最初に入れていたら大変な事になっていただろう。

 

 まずは入り口を解す事にした御手洗は人差し指の第一関節までをゆっくりと差し込み、抽挿するかのようにちゅぽちゅぽと出し入れをしだした。

 

 性感を覚えていないオーフィスは喘ぎこそしないが、それでも鼻から抜けるような吐息をしきりに漏らしている。いつものような無表情だが、御手洗からの刺激に瞳が涙で濡れている。

 

「オーフィス、どう? 気持ち良い?」

 

「……よく分からない。けど、隆が我に後ろの穴で気持ち良くなって欲しいと求めるなら頑張る……っ♡」

 

 人差し指を入れ初めて十数分経った頃に御手洗はやっと指を引き抜いた。抜かれた指には特に何も付着してはおらず、オーフィスの体液すらも付いてはいなかった。

 

 どんなに肉棒が先走りを漏らしたとしても、このまま挿入をすると痛い思いをするのは火を見るよりも明らかだ。

 

「オーフィスの後ろの穴少し冷たくなるけど我慢してな」

 

「……ん」

 

 御手洗を囲う女たちの誰かが置いていっているローションを取り出し広げられたままのオーフィスの尻穴に先端を向ける。

 

 指よりも細い先端は難なく尻穴に飲まれた。そのままボトルに力を加え、中に並々と入っているローションを流し込んでいく。

 

「……あ……冷たい……んっ♡ ふっ♡」

 

 遮るモノがないオーフィスの腸は注がれたローションを次々と飲み込んでいき、肛肉がローションによってテカる。

 

 半分ほど入れてもオーフィスに苦しんだ様子はなく、無限の龍神は凄いんだなと少し的を外した感想を御手洗は持った。

 

 ボトルに蓋をし、改めてオーフィスの尻穴を見る。未だにオーフィスは律儀に御手洗の言った通りに尻肉を開いて穴を見せている。

 

 窄まりは最初に見た時よりも動いているようで、御手洗を誘惑するかのように小さく開閉しているようにも見える。たっぷりと注いだローションが逆流してくる様子はなく、全てが彼女の腹の中にあるのだろうか。

 

「また指、入れるからな」

 

「ん……ちょっと変な感じする。ムズムズ? そんな感じ」

 

 ローションによって濡れた肉を引っ掻くとオーフィスの身体はピクリと反応を示した。もしかしてこれは? と思った御手洗はさっきは第一関節までしか入れなかった人差し指を付け根まで差し込んでいく。

 

 最初の抵抗が嘘かのように指は飲み込まれ、オーフィスの体内の温度や伸縮をダイレクトに感じ取れる。

 

 中に挿れた指を一気に引き抜くとセックスをしている時に聞くような可愛らしい喘ぎ声ではなく、どちらかと言えば獣のような野太い声がオーフィスの口から漏れた。

 

「オーフィスはこっちでも気持ち良くなれるみたいだね。良かった」

 

「お゛っ♡ 何か声漏れるっ♡ うぐッ♡ うっ……んうぅぅぅッ……♡ んぉッ……ひっ、おぉぉッ……♡」

 

 表にはこれまで出ていなかったのか、溜め込んだ感情を爆発させたかのようにオーフィスは身体を仰け反らせて悶えた。

 

 膣穴から愛液とも潮ともとれそうな透明な体液をぴゅっ♡ ぴゅぴゅっ♡ と噴かせている。

 

 無表情で無感情だったオーフィスとは思えない淫らで卑猥なよがりに御手洗の興奮は最高潮へと達する。

 

 絶頂したからか尻穴の締め付けは強くなっており、また差し込んだ指の特に入り口に近い指の付け根を肛門の輪っかがぎゅっと握るかのようにしてくる。

 

 ちゅぽんっ♡ 勢いをそのままに指を引き抜き、御手洗は焦ったかのようにズボンと下着を下ろす。

 

「オーフィス、このままオーフィスのアナルにチンポ入れるから。ゆっくりと入れるからオーフィスもちゃんとゆっくりと息を吐いてね」

 

「アナル?」

 

「オーフィスがさっき後ろの穴って言ってた此処の事。これからはアナルって言ってね」

 

「……アナル。ん、分かった。隆のチンポ、アナルに入れて♡」

 

 御手洗が入れやすいように足を大きく開き、尻肉だけではなく尻穴すらもオーフィスの指で開かれた。

 

 此処に早く欲しいとばかりにオーフィスの小振りの尻が揺れている。

 

 先っぽを尻穴に押し当てると吸い付くかのように肛門が喜んでいる。オーフィスの呼吸の音に合わせて御手洗の肉棒は飲み込まれていった。

 

「うおっ……やっべぇ……指入れた時よりも絡み付いてきやがる……っ!」

 

 まるで初めからそうだったかのように肉棒を飲み込んだオーフィスの尻穴は自発的に肛肉を肉棒へと絡めてきた。

 

 直腸が意志を持ったかのように蠕動し、肉棒を搾り取るかのようにぐにゅぐにゅと揉みしだいてくる。根元まで肉棒は無事に飲まれ、モグモグと咀嚼するかのように甘い痺れにも似た快楽が上ってくる。

 

「お゛っ……お、ぐっ……♡ っ……あ゛っ……♡ ぁ、ん……っっっ♡♡♡」

 

 子宮を後ろから亀頭によって叩かれたからなのか、オーフィスは倒していた上半身を弓のようにしならせて喘いだ。

 

 多くの女を泣かせてきた御手洗の肉棒だったが、他者の追随を許さない人外のトップに位置するオーフィスの尻穴には勝てないのか入れたばかりだというのに強烈な射精感が込み上げて来ていた。

 

 奥歯を噛み合わせ、肛門に力を入れてなければ情けなくもこのままオーフィスの腸内でお漏らしをするかのように射精をしていただろう。

 

「ごめん、もう出るっ……!」

 

 根元まで肉棒は尻穴へと突き刺さっているが、それでももっと奥まで届けと限界まで腰を前に突き出した格好で御手洗は射精した。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 ローションと肉棒から漏れる先走りによってコーティングされた極上とも呼べる腸肉が吐き出された精液によって真っ白に染まっていく。

 

 ポンプのように御手洗の肉棒は次々と大量の精液を吐き出しては遠慮なくオーフィスの中を汚していく。

 

「んんんっ~~~っっっ♡♡♡」

 

 オーフィスは絶頂はしていないが、敏感になっていた腸内を熱い体液が通るのが気になるのか心地良さそうな吐息を漏らしている。

 

 そんなオーフィスの声を聞いた御手洗は充足感に満たされる。

 

 元々はオーフィスの使われていなかった尻穴へ新しく役割を与える事だったので、尻穴への射精で心地良さそうにしているのでこれからも言えばオーフィスは尻穴を捧げてくれるだろう。

 

 その日、オーフィスの穴が口を開きっぱなしになるまで御手洗は蹂躙した。

 




オーフィスみたいなロリっ子のアナルを弄りたいと思ったのが切っ掛けで気が付けば一時間程度で書き終わってました。

オーフィスって姿を自由に変えられるって事はロリ巨乳プレイも出来るんですよね……いや、白音でやったのでするきはないですけど、何かに使えそうな気がする。


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小猫④

 夜の人通りのない駒王の町を白音と御手洗は歩く。御手洗はリードを右手に先を歩く白音の尻を眺めている。

 

 白音の首には真っ赤な首輪が付けられており、首輪にはローマ字で彼女の名前が刻まれている。猫又としての耳と尻尾を具現化させ、四つん這いになっている彼女の腰からは白い尻尾が機嫌良さげに揺れている。

 

「白音ストップだ」

 

「はいっ♡」

 

 御手洗が一言を言うだけで彼女は直ぐに反応し、言葉に従う。

 

 顔は興奮と緊張、外で全裸である背徳感からか真っ赤だ。小振りな乳房の先をぷっくりと膨らませ、歩く為に左右へ揺れている尻はまるで御手洗()を誘っているかのようにも思えてしまう。

 

「そこに電信柱があるから、そこでおしっこ」

 

「分かりました♡ 此処は私の縄張りだってマーキングしちゃいますね♡」

 

 猫又であり悪魔である彼女は素足だったとしても道端の石ころ程度では傷一つ負わせる事は出来ない。

 

 四つん這いのまま電信柱に近付き、猫ではなく犬のように手を上げ蹲踞のような体勢――ちんちんのポーズをして股間の先を電信柱に定める。まだまだ成長途中の身体だが、御手洗との交わりによって少しビラははみ出ており、足を開くと大事な秘所が見えてしまう。

 

「先輩、見てて下さいね♡ あなたのペットである私が裸でおしっこをしてマーキングする所を♡」

 

 んっ♡ と吐息を漏らしながら腹部に力を込める。

 

 散歩と称した白音への羞恥責めを行う前に水を飲まされているので膀胱内には尿が溜まっている。力によって無理矢理押し出された尿が細い尿道を通り、尿道口から勢い良く飛んでいく。

 

 しゃあああああああ♡ と周囲に音と独特のアンモニア臭を広めながら白音の放尿が始まる。

 

 人によってはこれを映像に収めたモノをどれだけ高額だったとしても購入する者もいるだろう。しかし、今御手洗の手にはカメラは握られてはおらず、白音の痴態は御手洗にのみ見せている。

 

 他の何匹もの犬が掛けたであろうマーキングを塗り替えるかのような真っ黄色の尿。勢いと匂い、音で顔が更に赤くなっていくものの、白音は止めようとはしない。

 

 彼女にとって御手洗は先輩でありご主人様なのだ。ご主人様の命令は絶対だと遺伝子(本能)にまで刻まれている白音はそれがどれだけ恥ずかしいモノだとしても実行してしまうのだ。

 

「見られてるっ♡ 先輩に私のおしっこする所を見られちゃってる♡ 恥ずかしいのに勢いが全然止まらない……ううん、それどころか強くなっちゃってる……っ♡」

 

 自身の中の恥ずかしさを消す為なのか白音はそれなりに大きな声で思った言葉をそのまま口にしている。

 

 未だに白音の股間からは尿が放物線を描いており、電信柱の根元だけではなくその周りの地面の色すらも変えてしまっている。

 

 今回は人払いも認識阻害する魔法も使っていないので、もしかしたら人が来るかもしれないという緊張が原因だろうか。かなりの量を出しているのに収まる気配はない。

 

「おしっこ終わったらそのままそこでオナニーね。白音が潮を噴くまでは離れないから」

 

「……っ♡ 分かりましたぁ♡ おしっこが終わったらおマンコくちゅくちゅしますっ♡」

 

 顔は赤いものの、御手洗からの命令を受けた白音は蕩けるような顔で返事をした。

 

 ・

 ・

 ・

 

 二回ほど白音が自慰をし、三度目になって待望の潮が尿道から飛び出た。

 

 自慰に夢中になりつつも、早くこの場所を離れたいとでも思ったのか、二度目の時からは自分の指で女陰を弄くりながら早く潮出て♡ 早くイきたいっ♡ といった切羽詰まった声を漏らしていた。

 

 潮を噴いた事による安堵感と、御手洗からの命令を達せられた充足感から白音がその場で倒れそうになったので、御手洗が白音を担いで近くの公園へと運んで来た。

 

 上下共に青いジャージを着ている御手洗がお姫様抱っこをした全裸の白音――見た目は小学生に近い――を運んでいる絵面は即通報ものなので、万が一を考えて御手洗はリアスから貰っていた認識阻害を出来る魔道具を使用していた。

 

 幸いな事に公園まで人と会う事はなく、また夜の公園には誰一人としていなかった。

 

「白音はどうしたい? 公園のベンチかトイレ、どっちでエッチしよっか」

 

「……あぅ……どっちもしたいです……♡ 狭い個室の中で先輩に抱き付いたままのエッチも、ベンチでお尻を振って先輩を誘惑してでのエッチも……♡」

 

「欲張りさんだな白音は。よし、じゃあまずはトイレに行こっか」

 

 まだ力が抜けている白音を抱えたまま御手洗は公園にある碌に清掃されていないトイレへと足を踏み入れた。

 

 トイレの中に充満している小便の据えた匂いはなかなかにキツい。

 

 猫又である白音は更に敏感に匂いを嗅ぎ取っており、顔を顰めている。が、そんな白音を無視したまま御手洗はツカツカとトイレ内を歩き、トイレの一番奥にある個室へと入った。

 

 個室の壁には色々と落書きがされており、中には卑猥な文字すらも書かれている。ここは以前、リアスと朱乃を連れ込んだトイレでもあるので、御手洗からすれば顔馴染みの個室だ。

 

「ほら白音。まずは俺のチンポを出させて。出したらちゃんと挨拶をする事」

 

「……んしょ……んしょ……っと♡ わぁ……♡ 先輩のおチンポガッチガチぃ……♡ スンスン……あはぁ♡ くっさぁい♡ スンスン……スンスン……はぁ……♡ あ、ごめんなさい♡ おチンポへの挨拶を忘れてました♡ おチンポのお世話をする白音です♡ よろしくお願いします……んちゅっ♡」

 

 個室の洋式便器に腰掛けた御手洗の前で中腰……いや、またも蹲踞の体勢で白音は御手洗のジャージを下ろして肉棒を露出させた。

 

 ぶるんと勢い良く飛び出た肉棒に頬を染め、そのまま肉棒の匂いを鼻を鳴らして嗅いだ。白音の中に残った僅かな理性すらも破壊し、性欲一色に染め上げるような雄の匂い。

 

 白音の瞳の中には瞬く間にピンク色の紋様が浮かび上がり、彼女の中でも奉仕へのスイッチが入ったようだ。

 

 匂いを嗅ぐのに夢中になっていたと反省した彼女は唇を尖らせ、運命の相手と幸せなキスをするかのようにその唇を亀頭へと一回、押し当てた。ちゅっ♡ とリップ音を鳴らすのは御手洗の趣味であり、彼を悦ばせる為のモノだ。

 

 白音の顔よりも長く、腕よりも太い肉棒。

 

 幾度となく白音の膣内を蹂躙し、子宮内が精液で埋め尽くされても種付けをしてきた()の象徴。見惚れるのは彼の番としては当然の事であり、暫くの間白音は心を置き忘れたかのように大きな瞳をいっぱいに見開いたまま肉棒を至近距離で眺めていた。

 

「ほら、見てるのも良いけど、挨拶の次をして」

 

 ペチペチと肉棒の根元を手で掴んだまま、御手洗は見惚れている白音の顔を肉棒で叩く。

 

 ロリと言われるような体型をしている白音を裸で散歩させているという事実で既に御手洗は興奮しており、鈴口からは隠せない程度には先走りが漏れている。そんな先走りが白音の顔を肉棒で叩く度に飛び、水滴のようになった先走りが顔を汚していく。

 

「あぅ……そんなにおチンポで顔を叩かないで……♡ まずはお掃除をしますから……♡ れぇ……れろれろっ♡ むちゅっ♡ むちゅ♡ チンカスいっぱい溜まってます♡」

 

 白音が伸ばした舌を真っ先に向けたのはカリ首の溝だった。

 

 昨晩も白音を呼び出す前も他の女と交わっていま肉棒は乾く暇がないというのに立派にカリ首の溝に恥垢を溜め込んでいる。舌先を尖らせ、しつこい程にこびり付いた恥垢を唾液でふやかしては掠め取っていく。

 

 ペロリと奪われた恥垢は白音の口内へと運ばれ、舌先が痺れるほどの恥垢の味が口いっぱいに広がる。鼻から抜けるほどの酷い味だというのに白音は喉の奥から幸せそうな声にならない声を漏らし、唾液でゆっくりと口内で溶かして飲み込む。

 

「このままだと時間が掛かりすぎるので、口に咥えて綺麗にしますね♡ あー……む……っ♡」

 

 舌から垂れていた白音の唾液によって肉棒はドロドロにコーティングされており、そのまま肉棒を一気に喉奥まで咥え込んでいった。

 

 何度も経験しているからか嘔吐くことなく飲み込み、御手洗自慢の肉棒のほぼ全部が白音の口内、喉、食道へと収まった。

 

 奉仕をしている白音を下から見上げると彼女の小さく細い喉にくっきりと肉棒の形が浮かび上がってしまっている。痛く苦しい筈なのに白音はそれを表情に浮かべない。いや、悪魔である彼女は頑丈なので呼吸が苦しい程度でしかないのだ。

 

 咥え込んだ肉棒が直ぐに引き抜かれ、間髪入れずに再度、喉奥に肉棒が突き刺さる。

 

 ぐっぽ♡ ぐっぽっ♡ と卑猥な口淫な音が個室……いや、静かなトイレの中に響く。

 

 駒王学園のマスコットであり、クールだと言われている白音が、口の中を擬似的に真空状態にする為に窄め、鼻の下を伸ばすという下品な顔を晒している。

 

 白音の激しい口淫で気持ち良さそうに満足するかのような吐息を漏らしている御手洗も快楽に流されるだけではなく、白音を労るかのように小さな頭を撫でると嬉しそうに目を細める。

 

「じゅるるるるるっ♡ んふっ……れろれろっ……ぢゅぅぅぅぅぅ♡」

 

 頭を前後に振って喉奥すらも使った口淫だけではなく、口内で暇を持て余していた舌を使って口内を占拠している肉竿を愛撫する。

 

 太い幹のような肉竿の表面はぶっ太い血管によってゴツゴツとしており、そのゴツゴツをなぞるように舌の腹を這わせる。

 

 肉棒の痙攣が激しくなり、射精が間近だと感覚で悟った白音は腕を御手洗の腰へ伸ばした。射精は口内でと声を出せない白音からのアピールである。

 

 やがて肉棒だけではなく、腰も震え始め古い洋式便器を揺らした御手洗を見て、ちゅぅぅぅぅ♡ と亀頭に強く吸い付いた瞬間――

 

―――ぶびゅるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 肉棒は激しく脈動して白音の口内で暴れる。

 

 濃厚でドロドロとした精液が喉奥を目掛けて発射され、白音は熱く雄の欲望をそのまま無抵抗で浴び、早く精液が欲しいと訴えていた胃へと流していく。

 

 飲んでも飲んでも精液は無くならず、飲み込み切れなかった分が口や鼻から逆流してしまった。

 

「うごっ……んんっ♡ んく……んく……んんんっ♡♡♡」

 

 ごっきゅっ♡ ごっきゅっ♡ と口淫の音にも負けない音を鳴らして白音は何とか精液を飲み込んでは気道を確保する。もしも失敗をすれば精液によって溺れ死んでしまう。

 

 白音が御手洗の股間から顔を離した時、綺麗な顔が台無しになってしまっていた。涙や鼻水は勿論の事、激しい口淫をしている内に掻いたであろう汗で額はびっしょりとしており、逆流してしまった精液によって口元は白く染まっている。

 

「……っぱぁ♡ 先輩の特濃ザーメン、ごちそうさまでした♡ まだおチンポは元気そうですね♡ 次は口ではなく、こちらにザーメン下さい♡」

 

 汚いトイレの個室だというのに白音は手を付き、そのまま尻だけを御手洗へと向ける。小さな尻は汗でテカり、尻たぶを開くと女陰は愛液で濡れそぼっていた。

 

 その日、駒王にある公園には野生の動物が発情したかのような声が響いた。

 




かねてからあった白音のお散歩を書きましたけど、よく考えたら季節冬、何ですよね。

冬に全裸とかってヤバいけど、まぁそこらへんは魔法が何とかしたって事で。いや、本当にすみません。季節を忘れてました。


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ロスヴァイセ③

「うん……よく似合っててエロいよロスヴァイセ」

 

「そ、そうですか。少し奇抜なデザインだと思いますが、隆くん(ご主人様)にそう言って貰えるなら嬉しいですね……♡」

 

 そんな会話をしている場所はいつものヤリ部屋ではなく、御手洗の家だ。夕陽が窓から差し込んで来ている時間に二人は逢瀬をしていた。

 

 偉そうに俺が主だとお前の番だと言わんばかりに椅子に腰掛けている御手洗の前で、ロスヴァイセは身体の裡から湧き上がってくる羞恥心からか身体を捩らせているが、却ってそれが今の彼女の服装を強調してしまっている事に気がついてはいない。

 

 白銀の髪を持つ彼女に似合う濃い青の網タイツが彼女のスラリとした脚から腰を覆い、手には真っ白なサテン生地の長手袋。利発的な頭の上には真っ黒なウサギの耳を模したカチューシャが乗っている。

 

 しかし、肝心の前面は隠してはおらず、彼女の豊満な身体が丸見えになってしまっている。が、敢えて全てを見せるのではなく、乳首と秘所にはニップレスと前貼りが張られており、少し大きめな彼女の桜色の乳輪がはみ出ているのがエロい。

 

 腰までを隠しているタイツは股間の部分だけV字にカットされており、手入れはされているがそれなりに生い茂っている彼女の陰毛が前貼りからはみ出てしまっている。

 

 そう、ロスヴァイセは今、御手洗からのお願い(命令)によってバニーガール……いや、逆バニーガールの格好をさせられているのだ。

 

「ロスヴァイセのような美人にさせるとまた違うね。リアスたちも美人だけど、ロスヴァイセは教師で大人だからか余計にエロく感じるよ」

 

 ロスヴァイセから滲み出るような出来る女オーラなのか、或いは大人で教師という肩書きを持つからなのか彼女のような女性が逆バニーのような下品、もしくは破廉恥としか表現出来ない格好をしているという事実だけで男である御手洗は興奮を覚える。

 

 御手洗の常日頃から周りにいる女たちの多くは年齢的にはまだ子供だ。見た目こそ成熟した女にも負けないリアスたちだが、まだまだロスヴァイセやヴェネラナ、グレイフィア、八坂たちには敵わない。

 

 恥ずかしそうに身体を捩らせているロスヴァイセだが、長手袋で覆われた手は後ろに回っており、身体が動く度に柔らかくそれでいて重たげに揺れる乳房が観察出来てしまう。

 

 御手洗の周りにいる女性の多くは巨乳という言葉が馬鹿みたいに思えるような乳房を持つ女性たちだ。ロスヴァイセもその例に溺れずかなりの巨乳……いや、爆乳を携えている。

 

 教師としての正装であるスーツを着ていると、胸にボールでも詰めているかのように張り出てしまい、学園に通う男子生徒だけではなく男性教師にすら卑猥な目で見られてしまうのだ。

 

 そんな彼女の乳房が今、目の前でニップレスという障害一つだけで見れるのは彼女の主である特権だ。御手洗の口角はイヤらしく上がるのを抑え切れはしなかった。

 

「折角だし、写真撮っても良いかな」

 

「え、えぇ♡ 私は隆くん(ご主人様)、あなたのモノですからお好きにして下さい……♡」

 

 さっきまでの羞恥はどこへやら。御手洗が撮りたいと一言言っただけで彼女は写真が撮りやすいように身体のそれも秘部を強調するかのようにその場で中腰になった。

 

 むっちりとした肉を蓄えた太腿を開き、真っピンク色で出来た前貼りがよく見えるように少しだけ腰を前に出す。それでいながら彼女の手は自身の重みのある乳房の下に添えられており、たぷたぷと誘惑するかのように揺らされる。

 

 ロスヴァイセの前職である戦乙女としての力を間違った方向へフル活用したその姿はまるでボールダンスをしているかのように見える。

 

 カメラであるスマホを構え、ロスヴァイセに一言言ってからパシャリ。度々自身の()たちの記録を残している御手洗だが、行為中に相手に見せてこういう事もしたなと言って煽ったりする時に使ったりしている。

 

 この写真も多分、ロスヴァイセが忘れた頃に御手洗が見せて辱めてくるのだろう。

 

「じゃあその格好で奉仕してもらおうかな。折角おっぱいを出してるんだからパイズリを頼むよ」

 

「分かりました♡ このまま失礼します♡」

 

 中腰のままズリズリと御手洗に近付き、手慣れた動作で彼のズボンを下ろす。

 

 ロスヴァイセは御手洗という()に惹かれただけではなく、文字通り自身の魂すらも捧げている。

 

 かつては主神であるオーディンへと祈りを捧げる事で戦乙女としての能力を行使していたが、その対象が御手洗へと移動した。しかも、ただ祈るだけではなく御手洗への想いも捧げなければ今度は行使出来ないのだ。

 

 が、そんなものは彼のモノへとなった日から当たり前となっているので、ロスヴァイセに気にした様子はない。

 

 ボロンと擬音が聞こえて来そうな感じに飛び出した御手洗の肉棒はロスヴァイセの下品な格好とイヤらしいポーズを見て既にガチガチの臨戦態勢だった。

 

「あぁ……今日も逞しい……♡ こんなおチンポにご奉仕出来るなんて本当に幸せ……♡ ん……ちゅっ♡」

 

 肉棒を見た瞬間に頬を紅潮させ、うっとりとした顔を近付け奉仕の始まりの合図であるキスを一つ落とした。

 

 ぷるんと潤いのある手入れを欠かさない唇が赤黒い亀頭に触れ、肉棒が嬉しげに揺れる。唾液をたっぷりと唇から溢れさせ、そのまま亀頭から肉竿、根元までをしっかりとコーティングする。それが終わると彼女の乳房を使ったパイズリの開始だ。

 

「ん……しょっと。ふふっ、おっぱいに包まれた途端、おチンポが嬉しそうに跳ねました♡ 私のおっぱいは隆くん(ご主人様)のおチンポのケースでもありますからもっと喜んで下さいね……♡」

 

 そのまま大きく重たい乳房を上下に動かし、間に挟んだ肉棒を刺激する。

 

 柔らかな乳肉がしっとりと肉棒に吸い付き、水を弾く肌は表面の唾液を吸う事なく、常に肉棒に付着したままだ。ぱっちゅっ♡ ぱっちゅっ♡ と交わりの時よりかは軽い、それでいて自尊心が満たされる音が部屋に響く。

 

 自分は椅子に座ったまま、女を跪かせての奉仕は()としての自尊心だけではなく、矜持すらも刺激する。これだけの女に奉仕させるだけではなく、積極的にしかも跪かせているのだ。顔は平凡だが、男としての魅力はあるのだと実感させてくれる。

 

隆くん(ご主人様)のおチンポあっつぅい♡ おっぱいが火傷しちゃいそうな熱さです……♡ ですので、おっぱいでおチンポのお熱、奪っちゃいますね♡ んべぇー……♡」

 

 乳房を揺らしながら追加の唾液を谷間から顔を出す亀頭に振りかける。唾液だけでなく、乳房に浮かんだ汗を吸った肉棒はテカテカとイヤらしく光っている。

 

 ロスヴァイセの奉仕によって常に動いている乳房の先端にはニップレスが未だに貼られており、ぷっくりと乳首の形を浮き彫りにしてしまっている。

 

 少し前までは平坦だったというのに、ロスヴァイセが興奮したからなのか乳首が勃起したのが丸見えになってしまっていた。

 

 ただ上下に揺らすだけではなく、肉棒の先端――亀頭が刺激されるように乳房の上に少し力を入れて亀頭やカリ首、裏筋が乳肉の谷間によって圧迫されて快楽が生まれる。逃げたくなるような擽ったさがありながらも、もっともっと強い快楽を身体が勝手に求めてしまい、御手洗は無意識で交わりのように腰を前後に振るいだした。

 

「きゃっ!? ふふっ、もうおチンポが限界なんですね♡ どうぞ、このまま私のおっぱいの中でたくさん射精して下さいね♡」

 

 さっきまでの優しい音ではなく、それこそ交わりの時のように激しいばっちゅっん♡ ばちゅんっ♡ と鈍い音が乳房と腰がぶつかる度に奏でられる。

 

 射精が近いからか亀頭は更に丸みを帯び、肉棒全体がガッチガチに固くなっている。背筋を反らしながら歯を食いしばって耐えようとしても無駄で、魂すらも捧げているロスヴァイセの奉仕は攻め手を一度として緩めてはくれない。

 

 最後は小細工なしのパイズリで、亀頭や裏筋を刺激するのではなく、最初のように両腕で乳房を持ち上げ下ろすというシンプルな手法を繰り返すだけ。

 

 だが、シンプルでありながらもロスヴァイセほどのサイズがあれば乳房は当然重く、肛門に力を入れたとしても込み上げてくる射精欲求には勝てなかった。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 降参をするかのように御手洗の肉棒から白濁とした体液が天へと飛んでいく。

 

 最後の抵抗とばかりに谷間の中へ深く突き刺した肉棒は亀頭を谷間から顔を出し、肉棒の様子を見つめていたロスヴァイセの顔目掛けて精液を発射した。

 

 天へと飛んだ精液は目論見通りロスヴァイセの顔へと当たり、綺麗な顔を容赦なく汚していく。

 

 精液によって顔を汚されているにもかかわらずロスヴァイセはうっとりとした表情のままで、射精をしている御手洗の肉棒を見つめたままだ。

 

 ドクン、ドクンと力強く脈を打ち、陰嚢の中にたっぷりと蓄えていた精液を搾り出すかのように吐き出していく。仮に空になったとしてもまた直ぐに精液は作られるので心配はない。

 

 一分強の時間を掛けて吐精をした後に残ったのは顔だけではなく乳房すらもべっとりと精液で濡らしたロスヴァイセと、気持ち良く射精出来たと荒い呼吸をする御手洗だけだった。

 




最近バニーにハマってます。

あの衣装ってなんであんなにエロイんでしょうね。よく感想の方で他のヒロインを並べたくなると書かれてますけど、バニーも並べたくなりますよね。ウサギのしっぽ付きの尻が一列にこっちに向いているとか見てみたい……。

今回で投稿はまた休止させていただきます。またもですが、ちょっと書き溜めがないので一から考えるところからですね。誰を書こうかなぁ……。今回は最近スポット浴びてなかったキャラにしたので次はリアスや朱乃とかかなぁ。


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リアス&朱乃+アーシア

今回はレズ要素に振り切れてます。ご注意を。


「隆ったら変態さんね♡ 私と朱乃のエッチを見たいだなんて♡」

 

「女の子同士だなんて初めてですけど先生の言う事ですから♡ 今日はよろしくお願いするわリアス♡」

 

「えぇ♡ 二人で隆が羨むほど気持ちよくなりましょ♡」

 

 いつものヤリ部屋。が、御手洗はいつものようにベッドではなく椅子に腰がけリアスと朱乃がベッドの上にいた。二人とも身に着けているものはなく、床に制服が脱ぎ捨てられている。

 

 朱乃がリアスの頬に手を当てるとそのまま顔を近づける。これが御手洗からのであればリアスは瞳を閉じてキスの感触を味わうのだが、今日は違う。御手洗からのお願い(命令)で二人のレズプレイをする事になったのだ。

 

 敢えて瞳は閉じず、それは朱乃も同じ考えだったようで視線を交わらせたまま二人で唇を重ねる。

 

 リアスの薄くもなく厚くもない唇と少しだけぽってりとしている朱乃の唇がむちゅりと隙間なく重なる。王と女王として悪魔の関係であれば明確な上下関係のある二人だが、御手洗という()の前ではただの女でしかない。

 

 御手洗()を悦ばせる為に唇を重ねるだけではなく、そのまま二人は僅かな隙間から舌を出し空中でイヤらしく絡み合わせた。

 

「んっ……ふぅ、ん……れろ、ちゅっ♡ んちゅっ……ちゅぱ、くちゅ……あ、ふぁ……ん、んぅ♡」

 

「あ、ふぅ……ん、ちゅっ♡ れろ、くちゅっ……ん、ちゅぱ……あ、ん……んんんっ♡」

 

 互いの瞳を見つめ舌を絡めながら二人の手が恋人繋ぎで重なる。意識しながらというものあるが、完全な傍観者である御手洗から見ると二人がまるで二人だけの世界に入っているかのように見える。

 

 瞳に映る相手の事だけを考え指を絡め、舌を絡める。唾液は二の次で空中で絡まる舌から滴りシーツの染みとなっていく。

 

「じゃあ悪いけどアーシア頼んだよ」

 

「はい……お任せください♡ あ……むっ♡」

 

 ヤリ部屋には三人ではなく四人存在していた。御手洗の側で目の前で起きている二人の情事ではなくそれを見つめる御手洗の横顔を見つめていたアーシアだ。

 

 すでに御手洗の下半身を隠すものはなく二人のキスを見ただけで肉棒が直立していた。そんな肉棒にアーシアは顔を近づけ咥え込んでいく。

 

 しかし、御手洗は一度として股間への奉仕を始めたアーシアを見ることなく手慰みとばかりに彼女の通りの良い髪の毛をサラサラと指で撫でるだけだ。

 

「朱乃ったらキスとっても上手いのね♡」

 

「先生に教えていだきましたもの♡ リアスのキスもとっても上手だったわよ♡ ほら、私の乳首こんなにおっきくなっちゃったわ♡」

 

 指と指を絡めていた手を離し、リアスの手を自身の乳房へと導く。

 

 リアスよりも大きな朱乃の乳房を上からではなく、真正面から触るとちょうど手のひらにコリコリとしたリアスも良く知っているモノが当たる。リアスの手を掴んだまま朱乃はそのまま手を動かし、まるでリアスの手を使っての自慰のように自身の性感を高めていく。

 

 手が勝手に沈み込んでいくほどの柔らかい母性の塊。自分で自分のを触っても特に楽しくはないが、こうして他の人のを触ると御手洗()が夢中になってしまうのも分かる。

 

 グニグニと手の中で形を変え、触れている時間に比例するかのように手のひらに触れる蕾がムクムクと形を膨らませていく。朱乃の声もだんだんと艶が乗り、聞いているだけでイヤらしいと思えてくるまでになってきた。

 

「私の手を使って気持ちよくなるのも良いけど、朱乃も私のを触ってみなさい♡ とっても楽しいわよ♡」

 

「ふふっ♡ ではお言葉に甘えて……うふふ、本当ですわ♡ リアスのおっぱいおっきくて柔らかくていつまででも触っていられそう♡」

 

 今度は朱乃のターンとばかりに次はリアスの乳房が揉まれる。

 

 朱乃の時と同じように朱乃の手は正面からリアスの乳房を鷲摑みにしており、そのままグニグニと指を動かして大きさと柔らかさを味わっていく。

 

 粘土を捏ね回す子供のように朱乃の手は遠慮なくリアスの乳房を弄ぶが、リアスの口からは次第に熱の籠った吐息が漏れてくる。微かに喘ぐ声も聞こえ朱乃の愛撫で感じているようだ。

 

「朱乃の手、ヤラしい触り方で気持ちいいわ♡ お返しをしてあげなくちゃいけないわね♡」

 

「んんぅ♡ そんなに強く触られると私も気持ち良くなってきちゃう♡」

 

「じゃあこのまま二人でおっぱいだけでイっちゃいましょうか♡ 隆に見せつけてあげないと」

 

「ええ、そうですわね♡ 見ててくださいね先生♡ 朱乃とリアスの二人がはしたなくおっぱいだけでイっちゃう姿ちゃんと見てて下さいね♡」

 

 その言葉を最後に二人は言葉の代わりに喘ぎ声と熱っぽい吐息だけを口から漏らしていく。

 

 視線だけはキスの時と同じように交わり、互いの手が遠慮なしに乳房を揉みしだく。柔らかい乳房は指の間からも肉がはみ出てしまい、指の跡が白い乳肌に赤く残っていく。

 

「あっ……あっ……イく……イっちゃうわ♡」

 

「私、私も……イく、イっちゃいますわ♡」

 

 瞳が快楽で蕩け、そのまま二人は身体を弓なりに反らして声にならない声を上げて絶頂した。

 

 ビクン、ビクンと一度大きく体を跳ねさせ、その後に小刻みに身体を震わせる。特に大きく震えたのが腰であり、時間が経つに連れて腰を下ろしているシーツの色が濃く染まっていく。愛液か潮かはたまた尿か。どちらにしろ体液であることに違いはない。

 

 御手洗は当然として、数多の女の体液を幾度となく吸っているシーツだが行為の終わりには毎回丁寧に洗濯されているので清潔だ。唾液だけではなく、女陰から漏れた体液を仕事とばかりに吸い込んでいく。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「んんんぅぅぅぅ♡ んぶっ!?……んく……んく……」

 

 二人の絶頂に合わせて御手洗もアーシアの口内で射精をした。

 

 御手洗は特に何か合図を送ったわけではなかったのでいきなりの事に目を白黒とさせたアーシアだったが、喉奥をキュッと締め吐き出された精液を飲み込んでいく。

 

 部屋の中にはアーシアの精液を飲み込む音と、リアスと朱乃の荒げた息だけが響いた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「リアスとこうして触れ合うだなんて新鮮ね♡」

 

「そうね、私もよ♡」

 

 ベッドに体を預け、少し横になった体勢で大きく足を広げたリアスの股間に自身の股間をぴったりとくっ付けさせた朱乃。所謂貝合わせの体勢だ。

 

 触れ合うときに先ほどの絶頂で濡れていた女陰が重なりくちゅりと水音が一つなる。

 

 細く長いモデルにも負けないリアスの足を掴み、朱乃はゆっくりと腰を前後に動かしていく。御手洗との交わりとは違い、互いの秘部の中に棒が入っているわけではないので秘部周りの肉や粘膜を擦り合わせるのだ。

 

 既に興奮と絶頂で勃起した陰核が包皮から顔を覗かせ、擦れるたびに顔を合わせる。男女での交わりとはまた違う快楽に二人の声は高く、色っぽくなっていく。

 

 水音も大きくなり、女陰同士が擦れる度に本当の交尾だと勘違いした子宮がトプトプと白い本気汁を漏らしていっている。

 

「あっ♡ あっ♡ きもちぃ♡ 朱乃とのセックス気持ちいいわ♡」

 

「だめっ、腰止まらないっ♡ あっ♡ あっ♡」

 

 受け身のリアスは腰は振らず、代わりに当たる位置を調整するかのように腰を動かす。

 

 円を描くかのように朱乃が腰を振ると漏れた愛液によって濡れた二人の陰毛が太腿を汚していく。陰毛が擦った愛液が太腿を撫でる度に透明ながらもテカりのある線が太腿に残る。筆でなぞったかのような跡だ。

 

「これクリが当たって……っ♡」

 

「またイくっ♡ イっちゃうわ♡」

 

 朱乃が掴んでいたリアスの足に縋りつくかのように身体を寄せ、リアスもまた手でベッドのシーツを強く掴む。

 

 声に余裕がなくなっていき、意識を重なっている股間に集中させているのか二人の口からは言葉は紡がれなくなりまたも喘ぎ声だけが漏れるようになってきた。

 

「隆さん気持ち良いですかぁ♡ ん、ふっ……はぁ♡ おちんちんおっきぃですぅ♡」

 

 床に手を付き、御手洗に背中を見せた状態でアーシアが身体を前後に動かしていた。

 

 御手洗は決して動かず、アーシアがバックの状態で腰を振っていく。一度の射精では萎えることを知らない御手洗の肉棒を口淫での興奮ですっかり出来上がっていた蜜壺で受け止め動くたびにぐちゅぐちゅと適度に解れた御手洗専用の媚肉が絡みついてくる。

 

「イくっ♡ イくイくイくイくぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡ あ゛ぁんっ……♡♡♡」

 

「あ、だめっ♡ リアスがイってるのを見ちゃうと私まで……~~~っっっ♡♡♡」

 

 大きく身体を反らし、ぶるんと大きく張りのある乳房を揺らしながらリアスが派手に絶頂する。

 

 そんなリアスに釣られて朱乃もまた深い絶頂に至ってしまう。艶のある黒髪がはらりと宙を舞い、交尾をしているだけだというのに美しい光景に見えてしまう。

 

 ビクン、ビクンと身体を跳ねさせ息を整えると二人揃って御手洗へ熱の籠った視線を向ける。

 

「だめですっ♡ 隆さんは今、私とエッチしてるんですからぁ♡」

 

 二人の視線は当然御手洗と交わっている最中のアーシアにも向けられ、アーシアは甘い声で二人へ牽制をする。

 

「えっ? あっ♡ あっ♡ いきなり腰を掴まれると……イく♡ イっちゃいますぅぅぅぅぅぅ♡♡♡」

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 今日は二人と交わるつもりはなかったが、あんなにエロイものを見せてもらったのだからと今交わっているアーシアの中にたっぷりと精液を注ぎ、ゆっくりと肉棒を引き抜く。

 

 ぶるんと射精をした直後にもかかわらず変わらない剛直っぷりにリアスと朱乃は熱の混じった溜息をこぼし、期待に満ちた瞳を向けた。

 

 

 

 




改めてみると♡マーク多いですね。書く時は特に思わないですけど、プレビューで見ると見辛い気がします。読者さん的にはどうですかね。意見待ってます。

今回は初めて(多分)のレズもの+本編での三人以上の登場でした。

リアスと朱乃って喋り方が似てるので書き分けるのが難しかったですね。アーシアは敬語っぽい喋り方をさせれば良いので楽でしたが。

あの二人って仲が良すぎてオナニーとか見せ合ってそうですよね。駒王学園では噂にならなかったのかなぁ。あの二人って実はできてるかもとかって。

皆さんのおかげで累計ランキングで見事15位を達成する事が出来ました! ありがとうございます。


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リアス⑤

あまり活かしきれていないNTR要素を出そうとしたらよく分からないことに……。


 兵藤一誠が悪魔に転生してから一年が経とうとしている。様々な戦いを経て彼は才能のない人間からそれなりに戦える悪魔へとなったが、それでもやはりまだまだ経験が足りていない。

 

 それは戦闘力だけではなく、敵からの攻撃への察知能力もだ。

 

 だからこそ彼が自身よりも上の実力者による魔法に気づけなかったのも当然だと言えよう。

 

 御手洗はリアスを始めとした悪魔たちから教えてもらった魔法の中でも、認識阻害魔法だけは群を抜いて優秀だ。透明人間になることも可能なうえに幻術のような力さえも持っている。

 

「紹介するわイッセー。彼は御手洗隆。あなたと同じクラスの男の子で今日から私たちの所属するオカルト研究部の新たな一員よ」

 

「よろしく、兵藤」

 

「あ、あぁ、よろしく!」

 

 美男美女の集まる駒王学園の中でも随一の女の集団であるオカルト研究部に新しく男が増えることに内心面白くないと思いつつも兵藤は彼を歓迎した。

 

 だが、彼はリアスたちに魔法が掛かっていることに気が付けなかった。駒王学園では何故兵藤という問題児が学園の華でありお姉さまとまで呼ばれるリアスと付き合えているのか疑問だったが、彼らは恋人同士だ。

 

 しかし、彼は気づいていない。既にリアスの心は兵藤から離れており、心だけではなく身体すらも離れていることに。

 

 御手洗は兵藤へと御手洗を紹介しているリアスの隣でにこやかに挨拶をしている、というのが兵藤からの視点だ。実際は違う。

 

 兵藤へ見せるように手を出しているが、御手洗の手はリアスの豊満な尻肉を鷲摑みにしている。

 

 スカートの上からではなく、彼氏である兵藤の前で堂々とリアスのスカートを捲り上げ、常に勝負下着とばかりに履いているスリットの入ったスケスケの黒い下着を晒しながらはみ出ている肉を手のひら全体で味わっている。

 

「隆は私たちと違って悪魔ではないわ」

 

「え? そんな奴を入れて大丈夫なんですか?」

 

「大丈夫、問題はないわ。彼は私と朱乃と契約を結んでいるからこっちの世界には詳しいのよ。守秘義務があるから契約の内容は言えないけど安心しなさい。私はあなたの彼女だから、ね?」

 

「は、はい!」

 

 契約は二人の間に実際は結ばれていない。が、兵藤を納得させるにはそれしかなかった。

 

 リアスの働きにより御手洗を守る女たちは誰もが実力者ばかりだ。義理の姉であるグレイフィアや実母であるヴェネラナ。裏京都の守護者である八坂や元戦乙女(ヴァルキリー)のロスヴァイセなどそんじゃそこらの実力者であれば五分も経たずに制圧できる実力の持ち主たちだ。

 

 だが、それでも彼女の兄であり、四大魔王であるサーゼクスや彼に近しい実力者たちには敵いはしない。万が一兵藤からサーゼクスたちに御手洗が魔人であるとバレたら面倒だ。昔よりも穏便になった悪魔たちだが、まだまだ油断はできない。だからこそリアスは兵藤へ御手洗は人間であると思わせるように言葉を選んで口にした。

 

 ちなみに、リアスは兵藤を安心させるように微笑んだように見えたが、実際は御手洗へと微笑んでいた。が魔法への抵抗力の弱い彼が気付くわけもなかった。

 

「ふふっ、これで隆も放課後に呼べるわ♪ もっと早くから呼べばよかったわ」

 

「そうね。もっと早くに呼んでおけばもっと部活動でも遊べましたわね」

 

「卒業まであと少しだものね。もっと早くに会えてれば良かったわ」

 

「大学に進学したらリアスの家で皆で暮らせば解決ですわ♪ そしたら毎日のように愛してもらえますもの」

 

「それは良い案ね。幸い大学へは距離がさほど離れていないし……」

 

 ・

 ・

 ・

 

 オカルト研究部へと顔を出せるようになった御手洗だが、あまり生活は変わらなかった。そもそもリアスたちと交わっていたのは夜であり、会える時間が増えただけだ。

 

 人がいる場所でするなんてと思うような女はおらず、御手洗が求めるのであればと彼女たちは部活中であろうとも笑顔で股を開いた。

 

 今日はする事がないからと皆でお茶を飲んで暢気に過ごしている。テーブルを挟んだ向こう側にはリアスの彼氏である兵藤一誠がいるが、ここ数日で更に扱いが上手くなった認識阻害により彼の前でリアスと御手洗は交わっていた。

 

 御手洗は部室内に置かれたソファに腰がけ、リアスが正面から御手洗を抱きしめるような形の対面座位でだ。

 

「これだけ密着してると当たる場所もちょっと違うものね♡ 隆のチンポがドクンドクンって嬉しそうに動いてるわよ♡」

 

「リアスのマンコだって嬉しそうに締め付けてきてるじゃん。お相子だよ」 

 

 表向きは恋人である男の前だというのにリアスは後ろめたい気持ちを抱くこともなく全てを御手洗へと委ねる。リアスが腰を浮かせてデカ尻を落とすだけでなく、下にいる御手洗が突き上げる度に聞く者を魅了させるようなリアスの嬌声が上がる。

 

 兵藤よりも魔法への抵抗力があり、そもそも認識阻害の対象になっていない他の部員たちは時折羨まし気に二人の情事を見る。昨日可愛がってもらったとか関係なく、見ているだけで今や股間が疼いてしまうのだ。御手洗の肉棒が膣内を埋め尽くしている瞬間こそが落ち着くと感じるほどまでに調教されていた。

 

 互いに服は着ておらず、生まれたままの姿を晒しているがそんな二人を前に兵藤は暢気に朱乃が入れた紅茶を呷っている。

 

 魔人化の影響で、特に運動はしていないにも関わらず日に日に引き締まっていく御手洗の身体は、リアスと関係を持つ前とは比べ物にならないほど引き締まったものになった。かつては勉強だけが取り柄と言えた彼だが、今では女を泣かすのが当然な男へとなってしまっている。

 

 彼に集まるのは普通の人間ではなく、何かしらの理由がある裏の関係者なのであまり関係はないのだが。

 

「あっ♡ あっ♡ イく♡ おマンコイっちゃう♡ 隆も一緒にイきましょ?」

 

「あぁ。リアスの子宮がいっぱいになるまで出してあげる」

 

 リアスの臀部を掴むとそのまま力いっぱいに突き上げる。

 

 顔を包んでいるリアスの乳房はじっとりと乳肌に汗を浮かべ、顔を擦りつけると汗の匂いと彼女の甘い体臭の混じった匂いが鼻腔を擽る。

 

 二人の動きがラストパートだと分かった朱乃たちは無意識にゴクリと生唾を飲み込み、そのまま兵藤と続けていた会話を止めて見入ってしまう。朱乃やアーシア、小猫といった面々が一斉にリアスの方へ向いたので何事かと首をかしげる兵藤だが、彼の眼には真実は映らない。

 

「イくっ♡ イくイくイくイくイくぅぅぅぅぅぅぅぅぅ―――――――あぁん♡♡♡」

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 腰を勢い良く突き上げ、肉棒の先端がリアスの子宮口にめり込んだまま膨らんだ亀頭から精を解き放つ。

 

 ドクン、ドクンとリアスの膣内で力強く脈を打つたびにリアスの子宮内は白く染め上げられていく。ネバネバと何度出しても粘度の変わらない粘着力の高い精液が子宮内の壁に張り付いては並々と満たされていく。出しても出しても収まる気配はなく、張り付いた精液を新たな精液が無理矢理に剥がして古くなった精液がリアスの膣内を逆流していく。

 

 ぶぴっ、ぶぴぴぴっ♡ とはしたなくイヤらしい音がオカルト研究部の部室内に響くが、その音は兵藤には届かない。人生で使う全ての運を集結させても手にする事が出来ないであろうリアスが目の前で汚されているのに、彼は暢気に紅茶を呷る事しかできない。

 

 長い長い射精が終わり、絶頂で少し力の抜けたリアスの膣内からぬりゅんとまだ勃起したままの御手洗の肉棒が露出した。

 

 御手洗の()になるまでは魔法をあまり使ってこなかった小猫やアーシア、魔法を二人よりかは使い慣れていた朱乃たちが挙って自身に認識を阻害するの魔法を掛け、はっはっはっと発情した野生動物のように精液やリアスの愛液でドロドロになっている御手洗の肉棒へ顔を寄せた。

 

 今日は用事があるからと兵藤が部室から退出した後もリアスたちは交わり、御手洗は全員が満足するまで抱いた。

 

 




リアス以外のキャラでも良かったけど、この話の根幹は兵藤のヒロインの寝取られなので彼を出すとなるとやっぱりリアスになっちゃうんですよね。

『しかし、だが、実際』以外の言葉を使いたいのですが、私の語彙力じゃ出てこないんですよね。今作を書くようになってから自身の語彙力のなさや表現力のなさに痛感するばかりです。


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八坂とヴェネラナ

「こうして私が料理を作るだなんて本当に久しぶりだわ♪」

 

 御手洗の住んでいるアパートの台所で楽しく鼻歌を歌いながら料理をするのはヴェネラナだ。

 

 お転婆娘として若いころは名を馳せていた彼女だが、貴族の娘として一通りの作法は身に着けていた。夫であるジオディクスにも手料理を振舞っていた頃があるが、グレモリー家が抱える料理人が今では料理を作っていた。

 

 だから久々に料理を作るということで彼女は今気分が良いのだ。しかも、それを夫よりも好きな男に振舞えるのだから尚更というもの。

 

「ヴェネラナ、はしゃいでおるのう。では妾たちも楽しもうではないか。のう、隆?」

 

 まだ日が昇り始めたばかりの時間であり、布団で横になっていた御手洗の顔にむにゅりと彼女自慢の乳房が押し付けられる。

 

 着物から香るお香の匂いと八坂自身の匂いが鼻腔を擽り、寝ていた御手洗の意識が浮上してくる。

 

 よしよし、我が子を見つめるような慈しみの表情を浮かべながら八坂はサワサワと男の自然現象である朝勃ちを始めた御手洗の肉棒を焦らす様に弄る。

 

 細長くしなやかな八坂の指はパジャマの上からツツーっと肉棒の形をなぞるように表面に触れたり、その下にある御手洗の無尽蔵な精力を支えている陰嚢をパジャマ越しに手のひらで感触を楽しんだりするとビクン、ビクンと肉棒が跳ねる。

 

 くふふと喉の奥で笑いを堪えながら朝勃ちをした肉棒を刺激し、更に固く雄々しくさせていく。自然現象である朝勃ち程度では御手洗の本気の勃起にはならず、こうして寝ている間に性感を高めることで、彼が目覚めたときに可愛がって(愛して)貰えることを八坂は知っていた。

 

 肉棒の震えと共に御手洗の瞼がうっすらと開き、日本人としてごく一般的な黒い瞳で八坂を視界に収める。

 

「おはよう隆」

 

「……おはよう八坂」

 

「今日も立派な勃起じゃよ♡ ほれ、寝巻をこんなにも押し上げておる♡」

 

 ツンツンとフル勃起した肉棒を突かれると肉棒が反発するかのように震える。

 

 それを見てまたも八坂は喉の奥で笑いを堪えながらまだ覚醒していない御手洗のパジャマを脱がす。傍目から見ると母親が息子の着替えを手伝っているような光景だが、実際は高校生にもなった御手洗と一人の娘を持つ八坂だ。

 

「隆のチンポをおっきくさせておったら妾の女陰も濡れそぼってしまった♡ 隆の勃起したチンポで慰めてくれんか」

 

「ん、いいよ」

 

 着物の帯を解くと、下着を着けていない八坂の極上の女体が露になる。

 

 娘を一人産んだとは思えない腹回りはモデルすらも羨むぐらいに引っ込んでいる。その癖胸部は大きく張り出ており、年が年故に少しだけ垂れているがそれすらも彼女の魅力の一つになっている。

 

 ふさふさと蓄えた金色の陰毛は御手洗の好みに合わせて剃ってはおらず、蜜壺から漏れ出した愛液によって肌に張り付いてしまっている。

 

 シミや日焼けの類はなく、未だに水を弾く肌は若々しく見え、見た目だけでいうのであればまだ20代半ばにすら見えてしまう。が、やはり彼女は人外であり、人外なりの魅力……八坂でいうのであれば彼女の先祖である玉藻の前のような傾国の美女の色気匂い立つほどだ。

 

「んふふ、見惚れられると嬉しくなってしまうのう♡ 正真正銘、隆だけの身体じゃ♡ 好きなだけ見ても良いし、好きなように触っても良いのじゃぞ?」

 

 言葉と共に流し目で見る八坂は精通していない男児すらも精通させてしまうような妖しい雰囲気を纏っている。

 

 未だ未覚醒で、覚醒していないが故に動物じみた本能でフラフラと電球に吸い寄せられる虫が如く御手洗は八坂へと近づく。

 

 八坂は逃げずそのまま微笑んでおり、御手洗の顔が八坂が寝ている間に押し付けていた乳房に埋められた。

 

「まずは乳か♡ よい、よい。妾の乳は隆のモノじゃからな。ほれ、喉が渇いておったら妾のミルクを飲め♡ 栄養満点じゃよ♡」

 

 あーと口を大きく開け、そのままむしゃぶりつくと頬を凹ます勢いで乳腺から母乳を吸いだしていく。

 

 甘い中毒性のある母乳が口内に一滴入った瞬間に唾液腺から唾液が滝のように溢れ、唾液と共に吸い出した母乳を嚥下していく。ごきゅ、ごきゅと音を立てると、更に股間が熱くなってくる。

 

 八坂の妖力を使って作られた母乳は精力を増強させるだけの力があるのだ。

 

「そんなにチンポを擦りつけられるともっと欲しくなってしまうではないか♡ 妾のミルクを飲みながらで良いから、チンポを入れておくれ♡」

 

 ぱかりと足を広げ八坂自身の指でくぱぁと広げられた女陰からは雌の匂いがぷんぷんと漂っている。心なしか湯気も立っているかのようだ。

 

 八坂の言葉通りに乳首に吸い付いたまま御手洗は腰だけを器用に動かして御手洗は肉棒を女陰へと収めていく。

 

 赤子が産道を通り、広がっているはずの膣内なのに御手洗の形にジャストフィットしてくる。適度な締め付けと共に奥へ奥へと誘うかのような膣肉の動きに逆らわず、さほど腰を動かしていないのに御手洗に膨張した肉棒は八坂の最奥へと到達した。

 

 唇でのキスのように八坂の子宮口が亀頭へと吸い付いてくるとそれだけで御手洗は射精してしまいそうになる。ふわふわとした意識だが、それだけは男としては駄目だとぐっと堪える。

 

「射精したければ出しても良いのだぞ? 妾は何人でもお主の子であれば産んでやるがゆえにな♡」

 

 射精を堪えていた御手洗だったが、八坂の言葉がトリガーになったかのように言葉を聞き終えた瞬間、肉棒が膣内で大きく跳ねた。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 腰をガクガクと震わせ、我慢が嘘だったかのようにびゅるびゅると尿道を精液が通り抜けていく。

 

 朝一番の射精の快楽は凄まじく、咥えていた乳首から口を離し気持ち良さげな声が御手洗の口から漏れる。

 

 射精を受けて八坂の膣内は更に締りが良くなり、尿道に漏らし残しがないように肉棒を締め付ける。

 

 二人の交わりはヴェネラナが朝食が出来たと来るまで続いた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「朝は八坂の番だったから次は私をお願いするわ♡」

 

 いつものように着物を着ていた八坂とは違い、ヴェネラナが身に着けているのはただの私服だ。と言ってもそんじゃそこらの人間が気軽に変えるような服ではなく、冥界でもそれなりにするモノだ。

 

 流石はヴェネラナと言うべきか若い人向けの服なはずなのに彼女はバッチリと着こなしている。御手洗を誘惑するためだけに履いたスカートの丈は短く、八坂と朝一で交わっていなければ鼻歌を歌いながら料理を作っている時にスカートがヒラヒラと舞い、御手洗は襲い掛かっていただろう。

 

 大人も顔負けな色気を持つ娘のリアスとは違い、酸いも甘いも嚙み分けたヴェネラナは佇むだけでも男を寄せるのに、その魅力を御手洗()だけに向けている。

 

 無尽蔵な精力を持つ御手洗は当然、彼女の誘いを断る筈もなく、八坂の朝食で使った食器を洗う音をBGMに寝室に敷きっぱなしの布団へ押し倒した。

 

「きゃっ! ふふっ、押し倒されちゃった♪」

 

 若い女がするような表情や仕草もヴェネラナがしても違和感はなく可愛らしいとしか御手洗には思えない。

 

 リアスの姉と言えるような若々しい容姿の彼女の服を丁寧に脱がす。乱暴な交わりも好きだが、やはり愛し合う以上言葉以外で相手に想いを伝えなければならない。

 

 御手洗へ女たちが想いを寄せるように、御手洗もまた女たちへ想いを寄せている。平等にとは時間やら場所やら年齢やらで一概には言えないが、それでも彼なりに女たちを平等に愛している。もちろん、相手によって対応を変えている節はある。

 

 乱暴にされるのが好みな黒歌や朱乃とは違い、ヴェネラナは想いを通じ合わせたカップルのようなやり取りを好んだりする。御手洗のその時の気分で初めての時のように少し乱暴なこともするが、基本的には労わるような交わりだ。いや、尻壁の事を考えると彼女もまた男に弄られるのが好きなのかもしれないが。

 

「んっ……ちゅっ……はぁ♡ 旦那さまったらキス、上手くなったわね♡」

 

 唇同士が触れあうだけのキスをすると蕩けたような笑みを見せてくれる。

 

 そのまま唇にまたキスを落とし、次々とキスの雨をヴェネラナの唇から下へと落としていく。首や鎖骨、服を脱がしているのでそのまま露になっていた乳房へ。

 

 乳房の中でも一番の性感体である乳首には指一本触れずジワジワと焦らす様に雪のように白い乳肌へキスを落としては跡を残していく。

 

 もしも彼女の夫であるジオディクスが今のヴェネラナの裸を見たとしたら憤慨のあまり失神してしまうかもしれない。それ程までにヴェネラナの肌にはくっきりと御手洗の残したキスマークが色濃く残っている。

 

「んぅ……乳首触ってくださいな♡ こんなにもはしたなく勃起しちゃってるのよ? 旦那様のおっきい指でグリグリってして欲しくてこんな風になっちゃってるの♡」

 

 ヴェネラナの言う通り彼女の乳首は限界まで勃起してしまっている。

 

 根元からガチガチに勃起した姿は肉棒に似てなくもないが、彼女の乳首は今も産んだばかりの赤子の授乳器官として使われている。興奮で漏れたのか黒ずんだ乳首からトロトロと涙を流すかのように母乳が漏れている。

 

 八坂の妖力で作り出した御手洗の為の母乳とは違い、血を分けた我が子のためにヴェネラナの身体が作っている母乳だ。男を誘惑するような匂いはしないが、それでも御手洗の喉はゴクリと生唾を飲み込んだ。

 

「母乳……? えぇ、もちろん♡ 赤ちゃんのために作っている母乳だけど旦那様が飲みたいのであれば飲んでいいのよ♡ もしも母乳が無くなったとしても家にはグレイフィアがいるもの♡」

アがいるもの♡」

 

 ヴェネラナの了承を貰ったので御手洗は八坂にした時のようにそのまま乳首をパクリと咥え、頬を凹ませる勢いではなくゆっくりと乳腺を刺激するかのように乳房の中で作られている母乳を吸いだしていく。

 

 ちゅうちゅうと乳首だけを咥え、やわやわと乳房を揉み解して外と中の同時に刺激を与えて口内に溜まっていく母乳の量を増やしていく。

 

 赤子の為に作られているからか八坂のねっとりとした練乳のように甘い母乳とは違い、サラサラとついつい飲んでしまうような味がする。

 

「旦那さまったら赤ん坊みたいだわ♡ よし、よし♡ 私のおっぱいをいーっぱい飲んでおチンポをおっきくしましょうね♡」

 

 ついさっきまでは女の顔をしていたというのに、母乳を吸われてからは母親の顔に変わったヴェネラナ。

 

 あやすように御手洗の頭を撫で、そのまま彼の頭を胸の中へと抱えていく。 

 

 彼女の母乳を飲んでいくと肉棒はギンギンで疼いているというのに段々と御手洗の瞼が重くなり、視界が滲んでいく。

 

「あら?……ふふっ、仕方ないわね♡ 旦那様、今はお眠りください♡ また起きたら今度こそ私の相手をしてもらうけどね♡」

 

 頭を撫でるのは変わらず、そのままヴェネラナは昔にリアスにしたように子守唄を口ずさみ始めた。

 

 数分も経たないうちに御手洗の口はヴェネラナの乳首から外れすーっ、すーっと静かな寝息と彼女の子守唄が寝室に響いた。

 

 




3Pのような時は&
別々にするけど二人以上ヒロインが出るのであれば○○と○○
そんな形にさせてもらいます。

まぁ、今までは3Pの&だけだったのでこれからですけどね。

番外編や正月編だけでしか絡みがなかった母親勢のヴェネラナと八坂なので絡んだわけではないですけど、二人で出してみました。

授乳ばっかりになっちゃいましたけど、私の性癖ですのでお許しを。

特に服装を描写はしませんでしたけど、よく小説を書く人ってあんなにも女物の服装を事細かく書けますよね。実力不足の私には到底無理そうですけど。


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レイヴェル③

「早く隆様とこうして学び舎でお会いしたいですわ♪」

 

「再来月だっけ? 二年の初めに編入してくるんだよね」

 

「えぇ。リアスお姉様に口利きして貰って編入という扱いにしてもらいましたわ」

 

 フェニックス家はグレモリー家のように人間界に土地を持っている訳ではないので、レイヴェルは今まで冥界で暮らしていた。

 

 冥界には学び舎のような類の施設はなく、親が雇った家庭教師から勉強を教わっていた。淑女としての作法は勿論のこと、人間界に出たとしても困らないレベルの教養を身に付けていた。

 

 が、やはり人間界への足掛かりがないので(そもそもレイヴェル自身が今まで人間界に興味を示したことはなかった)訪れることはなかった。そこで御手洗の女仲間という事で、リアスに頼んで駒王学園へ編入という扱いで在籍することなったのだ。

 

「じゃあ新学期からは白音に続いて二人目の後輩だな」

 

「では隆様は(わたくし)の先輩ですわね。これからは(わたくし)も先輩とお呼びした方がよろしいのかしら」

 

「いいねぇ。でも、媚びた感じに呼んでもらった方が俺は嬉しいかも」

 

「そしたらセンパイですわね♡ ふふっ、こんな風に誰かをお呼びするのは初めての経験ですわ♪」

 

 御手洗の横を並んで歩いていたレイヴェルが前にテテテっと出るとクルリと半回転。ふわりとスカートが舞う姿は幻想的だ。

 

 今は放課後で既に殆どの生徒が下校した時間。新学期から学園に通うとの事でその下見と案内で二人は人気(ひとけ)のない廊下を歩いていたのだ。

 

 幻想的な光景を見て目を細める御手洗だが、レイヴェルのヒラヒラと舞うスカートを見て思わず股間を膨らませてしまう。

 

 今までは彼女の私服でもあったドレス姿で相対していたが、今のレイヴェルは駒王の制服を身に纏っている。見慣れた制服なのに彼女が着て居るというだけで新鮮味を感じてしまう。

 

 リアスやソーナもまたお嬢様であることに違いはないのだが、レイヴェルのように口調までも絵にかいたお嬢様然とはしていない。髪型もまた絵物語でしか目にしないようなドリルのような髪型なので余計に彼女のお嬢様度合いが強くなる。

 

 本来であれば手が届くなんて絶対にありえないお嬢様のレイヴェルがこんなにも身近にいる。そう思うと無性に御手洗は彼女を抱きたくなった。

 

「あ、あら? (わたくし)の手を掴んで何処へ……?」

 

 驚きのあまり目を開くレイヴェルをそのままに、御手洗はレイヴェルの手を掴んでそのままズカズカと廊下を歩いていく。

 

 御手洗に逆らう気が微塵もないレイヴェルはされるがままに御手洗の後を付いていく。手を引かれているので正確には手を繋いでいるとは少し違うが、それでもレイヴェルの心はきゅんきゅんと高鳴り頬が上気していた。

 

 乙女心が暴発しているレイヴェルを他所に御手洗はそのまま旧校舎へと足を運び、ポケットからヤリ部屋の鍵を取り出すとカチャリと開いた。

 

「此処は……あぁ、いつも(わたくし)が呼ばれている場所ですわね。なるほど、隆様は(わたくし)と交わりたいと……えぇ、構いませんとも。いずれ先輩後輩となる間柄ですが、それ以前に(わたくし)はあなた様の()♡ 求められればいつ如何なる場所でも股を開きますわ♡」

 

 見慣れた内装に場所が何処かを把握し、御手洗が何故早足に此処へやって来たのかを理解したレイヴェルは先ほどまで浮かべていた花の咲くような笑顔から、男を魅了する女の顔へと変わった。

 

 貴族としての務めとして会った事もない男に嫁ぐ事を決意していたレイヴェルだったが、御手洗は歪ながらに恋心を教えてくれただけでなく、貴族として家を繁栄させるのに必要な男としての役割もまた優秀な男だった。

 

 家の道具としてと思っていた彼女の性癖はそのまま性交の際も道具として扱われることに悦びを見出した。御手洗から与えられるものであれば苦痛であろうとも彼女は悦びとして受け取る事が出来る。

 

「いつもの挨拶して貰っても良い?」

 

「えぇ、勿論♡ んんっ……(わたくし)、レイヴェル・フェニックスは御手洗隆様の奴隷妻ですわ♡ まだ籍を入れてないので本当の妻ではありませんが、既に心はもうあなた様の妻でございます♡ 妻でありながらも奴隷である以上、主人であり夫である隆様の命令は絶対♡ どんな命令でも従わせていただきますわ♡」

 

 レイヴェルはその場で中腰になり、そのまま足を大きく開くとスカートの中身が覗けてしまう。

 

 顔の位置を御手洗の股間の位置に合わせ、宣言を終えるとズボン越しに御手洗の肉棒にちゅっ♡ と可愛らしいリップ音を一つ落とした。

 

 レイヴェルは他の女たちとは違い、自身の立場を明確に奴隷妻と定めている。種を残すことが優秀だとしても御手洗がただの人間であればレイヴェルはこれ程までにはなってはいない。彼が魔人だからこそ貴族ながらに奴隷という立場を受け入れられている。

 

 種を超越し、人外の領域へと足を踏み入れた御手洗には寿命など最早ない。永遠に近しい時を生きる悪魔であるレイヴェルにとって最高のパートナーであり、彼にはリアスを筆頭にした女たちがいる。正妻になるであろうリアスへの配慮から妻ではなく奴隷妻と名乗っているが、これは他の女への牽制でもあったりする。私は既に立場を明確にしたぞ、お前たちもしてみたらどうだと。

 

「んー、やっぱりレイヴェルみたいなお嬢様が言うとヤバいなぁそれ」

 

「隆様が望むのでしたら幾らでも宣言させて貰いますわよ?」

 

「セックス前に言ってもらうのが一番なんだよ。ほら、ベッドに行こうか」

 

「えぇ♡」

 

 中腰のレイヴェルを立たせると、そのまま腰に手を回してベッドまで連れ込んでいく。

 

 常に清潔が保たれているベッドにレイヴェルを押し倒すとその上から覆い被さる御手洗。レイヴェルの豊かな金髪に髪を埋めシャンプーの匂いと香水の匂い、それらに負けない彼女自身の体臭を堪能しながらグリッグリッと制服とズボン越しだが、彼女のお腹で肉棒を擦る。

 

「焦らなくても(わたくし)は逃げませんわよ♡ ズボンを脱がして差し上げますから暴れないでくださいまし♡」

 

 着替えは使用人が手伝うのが当たり前だったお嬢様が手慣れた様子でズボンを脱がしてくれる。それが当たり前とばかりに御手洗は脱がして貰っている最中も彼女の髪に鼻先をグリグリと埋めていた。

 

 ズボンを下し、手早くその下の下着も脱がすとボロンとレイヴェルの制服姿で興奮し、でいきり立った肉棒が露になった。

 

 太さや長さ、その熱量にうっとりと頬を染め目尻をトロリと下げながらも彼が擦りやすいように制服の上着をたくし上げ、真っ白な腹部を曝け出す。既に肉棒からは先走りが唾液のように溢れていたので腹部と擦れる度、にちゃり♡ にちゅり♡とイヤらしい水音が聞こえてくる。

 

「隆様の雄々しいおチンポが(わたくし)のお腹と擦れて気持ち良さそうに震えていますわ♡ カウパーもこんなに沢山お漏らししてて凄いですわぁ♡」

 

 ただ受け身でいるのはレイヴェルの矜持が許さないらしく腹にべっとりと付いた先走りを指で掬っては肉棒のまだ先走りで濡れていない場所に細い指で塗りたくっていく。

 

 細く白い指には傷一つなく彼女が蝶よ花よと育てられた証だ。指先を先走りでテカテカと光らせつつ、腹部から先走りを掬い上げる度に透明な橋が出来ては半ばほどで崩れていく。

 

 髪から香る匂いに汗の匂いが混じりより股間に響くような匂いになってきた。

 

 腰を動かすスピードも上がり、交わっている時のように緩急を付けたりグリグリと腹部の奥にある子宮に雄の偉大さを教えるような動きをするとレイヴェルの身体も御手洗のように痙攣し始める。

 

 性感体を触られたわけでもないのにレイヴェルの肌は朱色に染まり、吐く息は熱っぽい。髪に埋めているから見れはしないが、前後に動いている肉棒を見つめる瞳は涙で潤んでいる。

 

「や……ぁ♡ お腹を擦られているだけというのに(わたくし)果ててしまいそうです♡ はしたないと思いつつも気持ち良くて……ああっ♡」

 

「このまま! このままレイヴェルのお腹にザーメン出すから! お腹でしっかりと受け止めて」

 

「わ、分かりましたわ♡ 隆様の大事な遺伝子の籠ったザーメン、(わたくし)のお腹で受け止めさせていただきますわ♡」

 

 御手洗の動きに合わせてレイヴェルも身体を動かし、二人の性感は高まっていく。

 

 二人の息が重なった瞬間――

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「くっ―――――――!!」

 

「―――――――――っっっ!!!♡♡♡」

 

 一回り以上膨れ上がった肉棒が大きく跳ねると鈴口をぱっくりと広げてその日最初の射精を始めた。

 

 普段は朝に誰かしらがスッキリさせるのだが、今日はレイヴェルと予定があるからと断っていたから朝から溜め込んだ大量の塊のような精液が次々と飛び出していく。

 

 亀頭の狙いはきっちりと腹部を狙ってはいるものの、精液は想像以上に勢いよく飛び出し腹を越えてレイヴェルの制服の胸元も汚していく。

 

 絶頂で意識が惚けているレイヴェルだが、それでも奴隷妻としての仕事を果たすとでも思ったのか射精中で震えている肉棒に指を添え、出し残りがないように上下に扱き上げる。

 

 液体ではなく、固形物のような塊の精液は時折尿道の中で突っ掛かっていたのでレイヴェルの扱きで絶え間なく出続け始めた。

 

 長い長い射精が終わると後に残るのは一組の男女の荒い呼吸とむせ返るような精液の匂い、それに僅かに混じる発情した女の匂いだけだ。

 

 御手洗の瞳は雄弁にレイヴェルの了承がなくてもこのまま交わるぞと訴え、レイヴェルはコクりと一つ頷き股を広げた。

 

 

 




なんか色々と新たな展開への話になっている気がするなぁ。リアス編では一緒にクラスだったり、レイヴェル編だと編入してくるとか。

まぁ、オチがないのがこの作品ですからこのまま順当に行けば三年生編ですかね。リアスたちの出番が悩みどころですが。

牽制と書きましたが、ドロドロとした修羅場みたいなのはこの作品にありませんので。ただの挑発なだけですね。私はこれだけ愛してますわよ見たいな感じ。あれ? それってドロドロしてるのか?


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朱乃⑦

「わぁ……いい景色ですわぁ……♪」

 

 目をキラキラと輝かせている朱乃を御手洗は横から見ていた。だが、朱乃がそう思うのも無理がない景色が二人の前にはあった。

 

 山奥にあるひっそりとした建物は知る人ぞ知る旅館だ。以前にリアス(リアス③)と共に訪れた旅館であり、今回は朱乃と二人っきりで来訪したのだ。

 

 おっとりとした顔立ちと大和撫子を体現するような佇まいの朱乃が旅館の前にいるだけでも絵になり、旅館の前から見える絶景と同じぐらいに御手洗は心惹かれた。

 

 二人が案内された部屋は広く、リアスが用意してくれたものだ。

 

 荷物を置き、事前に予約していた混浴へと二人は足を運んだ。

 

「先生と二人っきりで一泊できるだなんて夢見たいですわ……♡ リアスには感謝をしないと」

 

「予約やら支払いやらをしてくれたのはリアスだからね。俺も足を向けれないよ」

 

 予約が必要な混浴の湯の中で二人は肩を並べてリラックスしていた。タオルは着けておらず、湯で揺れてはいるが艶めかしい裸体が丸見えだ。

 

 御手洗の目を引いたのは朱乃の髪型と湯に浮く乳房だった。お湯の中で足を崩している姿は普段は見れないもので新鮮味があるが、それよりも湯に入らないようにとかきあげられた髪から覗くうなじに目が行った。

 

 白い肌がほんのりと赤く染まり、息をほぅと吐く姿は普段以上の色気を醸し出している。しかも、朱乃は既に成人した女性のような容姿をしている事もあり一つ上だと分かっていながらも、まるで混浴だと知らずにやって来た未亡人にも見えてしまう。

 

 漫画などで乳房が湯に浮くというシーンが描かれていたりするが、それを現実で見れるとは思いもしなかった。同じようなスタイルをしているリアスよりも僅かに大きい朱乃のバスト。御手洗と関わりを持つようになってから女性ホルモンが活発になったのか、今も尚スクスクと成長している魔性の乳房だ。

 

「そんなに熱い視線で見られるとおっぱいが火傷しちゃいますわ♡ 見てるだけでなく、触っても良いのですわよ? 私は先生のモノですから♡」

 

 御手洗の手を取るとそのまま湯にプカプカと浮かんでいた乳房の上にそっと重ねる。

 

 しっとりと肌に吸い付くような感触は変わらず、だが、何時もよりも少しだけ温かい。

 

「熱くなってるな」

 

「先生の熱の籠った視線を浴びていたからでしょうか♡ ふふっ、上からだけでなくほら、下からも触ってくださいな♡」

 

 下から乳房を触れようとするとどうやってもその重みが伝わってきてしまう。

 

 ずっしりとした重みは片方だけでも数kgはあるだろう。今度量りに乗せて測ってみるのもありかもしれない。

 

 ふにふにと柔らかい乳房を触りながら朱乃との距離を縮めそのまま唇を奪う。

 

「んぅ……ちゅっ……ちゅっ♡ 先生ったらここはお外ですわよ?」

 

「でも貸し切りだよ」

 

「本当に酷いお人♡」

 

 クスリと笑うと朱乃からも距離を縮め密着したまま二人は唇を重ねた。

 

 ・

 ・

 ・

 

 気分が乗ったとはいえ、流石に貸し切りであっても公共の場でおっぱじめる訳にもいかず二人は悶々とした感情を抱えて湯から上がった。

 

 湯から上がった二人を待っていたのは旅館での夕食で、悶々としながらも美味しい料理に舌鼓を打った。

 

 夕食を食べ終えた後は二人の時間であり、二人は歯磨きをする事なく内に抱えた感情のままに布団に横になった。

 

「先生……せんせい♡」

 

 グリグリと御手洗の胸に頭を擦りつける朱乃の姿は普段からは想像もできないモノだ。二大お姉さまと呼ばれ、年下の生徒だけでなく同学年の生徒たちにも丁寧な物腰で話す彼女は実年齢以上のモノを感じさせる。

 

 誰が見ても彼女が甘やかす側であり、甘えるところを想像するのは難しい。が、リアスを筆頭とした御手洗の()と同様にすべてを御手洗へと捧げることを決意した彼女は今のように完全な二人っきりの状況になると甘えるようになった。

 

 御手洗を男として見つつも、彼もまたリアスたちとの関わりの中で図太くなった神経のせいなのか時折年上の男性のように朱乃から映ってしまう。特に顕著なのが三人以上の女に囲まれた時で、誰か一人を相手するのではなく平等に相手しているのを見るとそう思えてしまう。

 

 つまり、朱乃は彼に父性を見出しているのだ。御手洗にカミングアウトした自身の秘密。両親からは望まれたが、親戚からは祝福されなかった己の出生。攻撃的になった親戚のせいで母親が亡くなった時に父親が間に合わず、命辛々に母親からの遺言だけを頼りに生きた幼少期。

 

 リアスと出会うまでは浮浪児のような生活を続けた朱乃の心は満たされているようで満たされていなかった。リアスという主であり親友が出来、彼女の眷属という繋がりで結ばれた仲間たちもいる。何一つ不満はなかったが、こうして御手洗に甘えると欠けていた心が満ちていくのを感じる。

 

 姫島朱乃は間違いなく今、幸せの中にいた。

 

「朱乃……いいかな」

 

「……はい♡ 私は先生のモノですから、お好きにしてください♡」

 

 んっ♡ と唇を突き出したまま目を閉じた朱乃はただの少女にしか見えない。

 

 なんだか付き合いたてのカップルみたいだなと冷静に状況を分析しつつ、そのまま温泉の時のように唇を重ねる。

 

 ぷるんとした潤いに満ちた唇は何度触れても心地よく、御手洗の唇が溶けてしまいそうだ。むちゅむちゅと押し当てるだけの触れ合いを楽しんだ後、唇を舌で割って朱乃の口内へと潜り込ませる。

 

 にゅるりと滑り込んだ舌はそのまま朱乃の口内で暴れる。互いに歯磨きをしていないので冷静に考えれば汚いのだが、どうしてだか興奮してしまう。普段の朱乃は身嗜みに気を払っているので御手洗と会う前に絶対歯磨きをしている。朱乃の方から我慢できなくなりキスをすることが多いからだ。

 

 だが、今回は物理的にも二人っきりで御手洗の家のように誰かが乱入してくることはない。 

 

 唾液を絡み合わせ、コクコクと喉を鳴らしては互いの口内の汚れを舌でこそげ取っていく。舌の腹を舌先で擦ると朱乃は身体を震わせ、キスしている唇の端から小さく喘ぎ声を漏らす。

 

 唇を離した時、目を閉じていたはずの朱乃と視線が合う。うるうると涙で瞳は揺れており、見ているだけでドキドキしてしまいそう。

 

「先生……私、もう……♡」

 

 キスで感極まった朱乃は御手洗の手を取り、そのまま自身の浴衣の中へと潜り込ませた。

 

 スベスベとした肌の感触を手のひらで感じているとそのまま手が下へ下へと移動する。ふさふさとした豊かな陰毛にも触れ、そのままくちゅりと水音を立てる女陰へと辿り付いた。

 

 布団の上で向かい合ったまま横になっていた朱乃はゴロリと仰向けの形になり足を開いて御手洗が弄りやすいような体勢になる。そこで御手洗の手を離し、後はどうぞと目線だけで伝えると御手洗もまた頷いた。

 

 混浴で高まった性欲が夕食の間にも続き、ムラムラとしていた朱乃の内心を示すかのように女陰は熱く濡れている。指を曲げて膣内へ入れてみると直ぐに膣肉は締め付けてきた。離さないとばかりに締め付けてくるのでまずは落ち着かせるために今指のある周辺をカリカリと爪先で引っ掻くと朱乃の全身が震え、それに合わせて膣内も痙攣する。

 

 隠しもしない朱乃の嬌声に御手洗の興奮も高まって行き、締め付けが緩んだと判断した瞬間、更に奥へと指を入れるとビクンと大きく朱乃の身体が布団の上で跳ねた。

 

「そこっ♡ そこダメですっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 来ちゃいます……来ちゃいますぅ♡」

 

 朱乃の身体は布団の上で仰け反っていき、朱乃の声から余裕が消えた。

 

 甲高い嬌声を上げ続け、ひと際高い声を上げると膣内に入っていた指が強く締め付けられた。

 

「イ――――――――――――――っっっ♡♡♡」

 

 絶頂による膣内の痙攣は激しく、奥から滲む愛液で指がべっとりと濡れてしまった。

 

 荒くなった呼吸を戻そうとする度に乱れた浴衣から覗く谷間が淫靡で、御手洗は朱乃の体調を考えながらも浴衣の前をはだけさせた。

 

「あっ……♡」

 

「下着、付けてなかったんだ」

 

「えぇ。浴衣……というより着物みたいなのを着るときに下着を着けているとちょっと苦しいの。だから着けて来なかったわ♡」

 

 ゴクリと生唾を飲み、呼吸に合わせて上下する乳房に手を伸ばす。

 

 混浴の時も好き放題触ったのに、また夢中になって揉みしだく。柔らかくて何処までも指が沈んでしまいそうだ。その癖朱乃の体温で温かいので飽きがいつまで経っても訪れないのは卑怯ではないだろうか。

 

 揉んでいるとまた朱乃の口からは甘い女の声が上がってきた。御手洗もいつの間にか呼吸が荒くなり、痛いほど勃起した肉棒で股間が苦しくなって来たので朱乃にしたように浴衣の前をはだけた。

 

 意図があった訳ではないが、御手洗に胸を揉まれていた朱乃は絶頂もあり虚ろな目で御手洗を見つめていたのだが、ちょうど目線が御手洗の股間にあった。おかげで朱乃から見ると御手洗が肉棒を突きつけてきたかのように見えてしまった。

 

 御手洗が朱乃の裸を見て唾を飲んだように、朱乃もまた御手洗の飛び出た肉棒を見て喉を鳴らす。小さい音ではなかったが、彼自身の荒い息もあり御手洗には聞かれなかった。はしたないと思いつつもそのまま肉棒を見つめる。

 

 朱乃を何度も泣かせてきた肉棒は朱乃の乳房のように今も成長を続けている。ただの人間であるイリナや悪魔であるリアスや朱乃たち、更には熾天使のガブリエルや元戦乙女(ヴァルキリー)のロスヴァイセや妖怪の八坂などを相手にしてきた肉棒は初めて見た時よりも黒くなっている。

 

 女の淫水を吸い、より女をよがらせる為に広がったカリ首を見ているだけで股間が熱くなりこぷこぷと愛液が溢れてしまう。

 

「朱乃、入れるから」

 

「……はい♡ 先生のチンポ、朱乃のおマンコにくださいっ♡」

 

 朱乃の開いていた足を掴み、いきり立った肉棒を真っすぐに突き立てる。

 

 絶頂でぐずぐずに解れていた膣内は肉棒の侵入を阻むことなく、一息で肉棒は最奥へと辿り着いた。コリコリとした子宮口は本来の位置よりも遥か下まで降りてきており、朱乃の本能もまた限界だった。

 

 腰を深く落としたからか、御手洗の顔が朱乃の顔に近くにやって来たのでバチバチと脳内で火花が散っている朱乃はそのまま唇を重ねた。

 

 膣内で脈を打ち、膣よりも熱く感じる肉棒の熱を感じながら舌と舌を絡め、御手洗と朱乃は唇が離れないように器用に腰だけを動かして快楽を貪っていく。

 

 傘を広げたカリ首だけではなく、肉棒の表面に浮かぶ悍ましいほど浮き上がっている血管が擦れる時でさえも朱乃の膣内は貪欲なまでに快楽として貪り、擦られた膣肉は降参するかのように肉棒へ纏わりついていく。が、纏わりついた瞬間、またも抉るように擦られ快楽になるのだが、朱乃の膣肉は何度やられても記憶しないとばかりに纏わりつ

いてしまう。

 

「お゛っ♡ 先生のチンポ凄いぃぃぃぃぃ♡♡♡ おマンコ抉られてイくっ♡ イきますっ♡」

 

 離れたくないからと腰だけで抽挿をしていたのに絶頂によって朱乃の身体がブリッジのように仰け反る。

 

 ぶるんと揺れる二つの脂肪の塊には玉のような汗がびっしりと付いており、情事が終わったらまた温泉へ行かなけれと思うほどだ。だが、代わりに汗の匂いと強い朱乃の女の匂いがぷんぷんと香ってくる。

 

 絶頂をしている朱乃を労わるような余裕がなく、連続して締め付けてくる膣肉を強引に穿る。コリコリと先に当たる子宮口をその奥にある子宮の形が変わるぐらいの力で押し上げ、腰を引く時にカリ首で出来る限りの膣肉を擦っていく。カリ首の溝に滲み込むかのように愛液がべったりと付着し、お返しとばかりに鈴口から絶え間なく漏れ続けている先走りを媚肉に塗りたくる。

 

 互いに言葉はなくなり、キスでの繋がりではなく両手を指同士を絡ませる恋人繋ぎをしながら高みへと昇っていく。何度も絶頂している朱乃だが、まだ甘イキばかりで深い絶頂までは到達していない。まぁ、連続で甘イキを経験すれば結果的には変わらないのだが。

 

 用意してもらった布団のシーツが汗や愛液、先走りによってベタベタになるのを無視しぱっちゅっ♡ ばっちゅっ♡ と交わり続ける。

 

「もう出る……このまま出すよ!」

 

「私もイきます♡ 先生と一緒にイきますわ♡」

 

 ぎゅぅぅぅと繋ぐ手に力を籠め意識を結合している股間へと集中させる。

 

 結合部には二人の体液が泡立ったものでいっぱいで腰が動くのに合わせて白くなった泡が布団のシーツへと弾け飛んでいく。思考回路を埋めるように弾けていた火花が激しくなり、きゅぅぅぅぅっ♡ と突き上げられる子宮が伸縮を繰り返す。

 

 犬のようにはっはっはっと満足とは言えない呼吸を繰り返し、肉棒が深く突き刺さった瞬間―――

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるるるっ♡

 

 子宮口に隙間なく密着したまま溜め込んだ欲望が一気に解き放たれていく。

 

 朝に朱乃の奉仕で目覚めたときに抜いてもらったが、一回程度では変わらない無尽蔵の性欲によって作られた精液がドロドロとしていて重い。子宮が注がれる精液によって膨らんでいくのを感じるとともに、そのずっしりとした重みが伝わってくる。

 

 もしも朱乃が出生率の低い悪魔ではなくただの人間であれば排卵日でなくとも妊娠しそうな量と熱、勢いを持った吐精にうっとりとしながらも、御手洗の射精のように朱乃の尿道からは潮が断続的に噴き出ている。

 

「あ゛っ♡ あぁんっ♡ はぁ……はぁ……んんっ♡」

 

 男の射精とは違い、一度絶頂すると戻ってくるまで女は時間が掛かるので肉棒を咥え込んだまま朱乃の膣内は小刻みに痙攣を起こす。まるでそれが更に精液を強請っているように御手洗の肉棒は思ったのか、射精の時に出し切れず尿道内に残っていた精液をお漏らしのようにぴゅるぴゅると漏らす。

 

 御手洗と何度も交わっているので生娘の頃と比べると朱乃の子宮も成長をしている。が、それでも御手洗の大量の精液を全て受け止めることは出来ず下品な音を立てながら子宮から漏れた精液が逆流していく。

 

 ブリッジのように仰け反っていた身体が布団に落ちると、背中が冷たく感じてしまう。情事で全身が火照っており、体液を吸ったシーツの方が冷たかったのだ。

 

 まだしたりないとばかりに膣内で硬度を保っている肉棒と御手洗の視線に朱乃は力の抜けた顔で笑みを浮かべ、手を広げた。

 

 24時間温泉を解放していてくれて助かった二人だった。

 

 




リアスの対極にいるのが朱乃なので、折角なので彼女にも温泉に行かせました。

途中でなんかラブコメみたいな文が入りましたが、それはちょうどラブコメ物の漫画を読んでたので多分その影響です。あと、以前に書いた朱乃の過去と矛盾してるかもしれません。その場で浮かんだのを書いてるので整合性はちょっと……。


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小猫&黒歌②

「ねえさまのお腹、おっきくなってる……」

 

「にゃはは、ここに隆と私の赤ちゃんがいるんにゃ。白音にとっては姪になるにゃよ」

 

 御手洗の精子と結合した黒歌の卵子は受精卵になり、今や黒歌の腹を膨らませるほどまでになった。

 

 着物を着こんでいても尚目視できるほどの腹の膨張具合。緩めに結んでいた帯を解き、露になった膨れ上がった腹を少し羨まし気に、だがそれ以上のうれしさの籠った瞳で見つめながら腹を撫でる白音。

 

 黒歌と彼女は既に互い以外に血の繋がりを持つ者がいない上に、つい最近までは唯一の肉親とすら険悪の仲だった。白音からの一方的な関係だったが、今はすっかりと元通りで姉妹仲は良好だ。

 

「ほら隆。白音だけじゃなく、撫でていいんにゃよ?」

 

「じゃあ、触らせて貰おうかな」

 

 二人の仲睦まじい様子を少し離れたところから眺めていた御手洗だったが、黒歌からの誘いもあり隣に腰を下ろすとそのまま白音と同じように膨らんだ腹を撫で始める。

 

 黒歌よりも前にヴェネラナとグレイフィアの二人が既に御手洗との子供を孕み、出産した女性がいるがそれでもやはりこうして自身との性行為の結果に出来た新しい生命を撫でると嬉しくなる。

 

 黒歌は妊娠しても尚色気は健在で、妊娠していても彼女をモノにしたいと思う男が現れると思えるぐらいに美しい。妹の白音とは対照的に真っ黒な髪に真っ黒な着物。転生悪魔へと身を変える前の種族である猫又の特徴である猫耳にすらりと長い尻尾。

 

 御手洗が腹を撫でる度に機嫌良さそうに尻尾は揺れ、実際黒歌の喉からはゴロゴロと鳴っている。

 

「お腹だけでなくおっぱいもおっきくなったんにゃよ? ほらほら、赤ちゃんが出来たからちょっと黒くなっちゃったけどまだまだ綺麗にゃ」

 

 腹を見せるために開けていた着物を今度は完全に脱ぎ、ワンサイズ大きくなった乳房を見せる黒歌。

 

 彼女の言う通りに乳房の先は少しだけ色を濃くしているが醜いとは思えない。寧ろ彼女の魅力をより増した感じさえもする。

 

 物静かな白音とは反対に元気いっぱいな黒歌。大人の色気を振りまく彼女だが、その元気さ故に時折年上に見えなくなる事もある。だが、妊娠の証でもある乳首の沈着が彼女が大人であることを証明してくれている。

 

 ゴクリと露になった乳房を見ながら喉を鳴らす御手洗。何度も吸ったり触ったり、黒歌だけでなく彼の()になった女たちの乳房を好きにしてきたが、毎回童貞だった時のように緊張してしまう。

 

 美人は三日で飽きるというが、彼女たちに限ってはそんなことは万が一でもない。常に新しく御手洗を喜ばせ、どこまでも自身は御手洗()よりも立場の弱い(低い)()なのだと言葉でも言葉じゃなくても伝えてくれる。

 

 毎度のように緊張されると女側としても迷惑だろうに黒歌は一度クスリと柔らく笑うと、緊張で固まっている御手洗の手を取り自身の乳房へ触れさせる。

 

「どうにゃ? 隆だけの……ううん、隆とこの子だけのおっぱいにゃ♡ 旦那様の好きなようにしていいんにゃよ?」

 

 ワンサイズ成長したからか前よりもずっしりとした重みのある乳房。しかし、柔らかさは損なわれてはおらず、ぐにぐにと揉み込むと乳肉が自在に形を変える。

 

 触っていると黒歌も少しづつ喘ぎ始め、ぷっくりと勃起した乳首からはトロトロと乳白色の液体が漏れ始めた。指で掬ってみるとほんのりと温かく、舐めると甘い。練乳を薄めたような甘さながらもしつこくはなく、その気になれば何時間だって飲めそうな味をしている。

 

「わぁ……ねえさまから母乳が出ちゃってます……」

 

「白音ったら目を輝かせちゃってるにゃ。そんなに気になるなら白音もどうぞ♡ 隆も良いよね?」

 

「勿論。さ、白音。お前の姉の黒歌の母乳、満足するまで飲みな」

 

「ありがとうございます。あー……むっ」

 

 大きく口を開けた白音はそのまま顔を黒歌の母乳を漏らしている乳房へと近づけ、乳首と共にぷっくりと盛り上がっている乳輪ごとパクりと口に咥えた。

 

 物心ついてから初めて飲む母乳だというのに白音には何故か懐かしさが込み上げてくる味だった。つい夢中になり鼻息を荒くして呼吸を確保し、そのまま口を外すことなく吸い付いている右乳房の中の母乳を吸い付くさんばかりの勢いだ。

 

 頬を凹ましている白音はお世辞にも可愛いと言える顔をしていないが、見る者誰もが幸せそうだと断言しそうな顔をしている。そんな白音を母性の籠った目で見ながら黒歌は優しく彼女の頭を撫でている。少し気が早いが我が子に母乳を上げている母親のようだ。

 

「白音にばかり構ってないで俺にも構ってくれよ」

 

 そう言うと御手洗は白音がしているように白音とは反対の左乳房に吸い付く。

 

 先ほどは滴った母乳の雫を指で掬って舐めただけなので味の感想しか出なかったが、吸い付くとまた変わる。ヴェネラナ、ガブリエルやグレイフィアに八坂といった大人組だけでなく、妊娠経験がなくとも母乳を一時的に出せる薬を服用したアーシアの母乳を飲んできた御手洗だが、これはこれでありだと思える味だ。

 

 先に経験した女性たちの母乳よりも量が多く、少し咥えた口に力を籠めるだけで乳首から滲むように母乳が滴ってくる。飲んでも飲んでも溢れてくるのはそれだけで魅力的と言える。

 

 極上とまでは言えないが常飲したくなるような味で、御手洗の喉は何度も大きく動く。

 

 白音の童心に帰ったような吸い方には喘がなかった黒歌だが、御手洗がただ吸うだけでなく勃起した乳首を舌先で突いたり歯で甘噛みをすると上半身を仰け反らせて喘ぐ。

 

 しばらくの間、御手洗の寝室には黒歌の喘ぎ声と白音と御手洗の喉が鳴る音だけが響いていた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「隆にミルクをいっぱいあげたらお腹が空いてきちゃったにゃん。今晩は私が夕飯を作るから、隆はそのまま白音と遊んでてにゃ」

 

 何時間も飲めると思ったが流石に母乳だけを吸い続けていると胃の中がタプタプとなり白音と御手洗は仲良く布団の上で横になっていた。

 

 そんな二人を自愛の籠った目で見た後、脱いだ着物を手早く着直した黒歌が尻尾をユラユラと揺らしながら台所へと向かっていった。

 

 一人暮らしをしている以上、御手洗も料理ぐらいは作れるのだが彼の料理は良い表現で男飯だ。適当に腹を満たせればよいだけで栄養までは考えられていない。

 

 今や御手洗が台所に立つことはなく、誰かしらが毎晩今の黒歌のように夕飯を作りに来ている。

 

 黒歌の鼻歌を聞きつつ御手洗は隣で同じように横になっている白音へと視線をやる。が、白音も同じことを考えていたのか御手洗へと視線を向けていた。

 

「にゃぁ……」

 

 童心に戻ったからなのか小さく本当の猫のように鳴くとスリスリと頭を擦り寄せてきた。

 

 頭を撫でるのは九重やオーフィスで慣れた御手洗は白音が求めるがまま頭を優しく撫でる。スルスルと手櫛をしても一切絡むことのない白音の髪の毛。一本一本が細く、肌触りが良い。

 

 ゴロゴロゴロと喉を鳴らす白音を相手にしながら待っていると母乳で腹が膨れていたはずなのに、台所から香ってくる匂いで腹が鳴る。それは白音も同じだったようで思わず視線を向けると恥ずかしそうに顔を赤く染めていた。




何を書きたかったのか……。

日課であるエロ画像集めをしていたら浮かんだので書いてみたけどどうなんでしょう。まぁ、日常的な一コマとして見れば有りなのかな……?

私の個人的な性癖ですけど、母乳が大好きなんでかなりの割合で出しちゃってますね。苦手な方がいらっしゃれば申し訳ありません。


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ガブリエル&イリナ&ゼノヴィア

「ふふっ♡ こうして三人で裸で並ぶのは新鮮ですね♡ 如何ですか? 私たち三人みーんな隆さんの女なんです♡ 気が済むまで見てくださいね♡」

 

 そう言って上品に微笑むのはガブリエル。

 

 教会の上部組織に当たる天界でもかなりの権力を持つ熾天使の一柱であり、今では御手洗の赤子だけを孕むだけの女だ。

 

 ガブリエルと同じ熾天使でありながらも天界の事実上のトップを務めているミカエルからの願いで御手洗と接触し、彼の力もあり少しづつだが天界に新たな天使が増えていっている。その成果として彼女に与えられている仕事はほぼないに等しく、こうして御手洗の下に気軽にやって来れるのだ。

 

「ガブリエル様の身体……綺麗……」

 

 女神が如き美しい裸体のガブリエルに見惚れるのはガブリエルと同じく衣服の類は身に着けておらず、秘部や乳房の先すらも晒している彼女は紫藤イリナ。

 

 かつては教会の戦士として将来が見込まれていた彼女だったが、教会ひいては天界の実態を知り絶望していたところを御手洗に拾われ、今では彼の為だけに戦士として鍛えた力を振るっている。

 

 優れた戦士へ渡された聖剣を捨て、自身の中に眠っていた新たな聖剣を携えて彼女は御手洗の側にいる。

 

「うむ……同じ女だというのに思わず見惚れてしまうな」

 

 ガブリエルを真ん中に横にいるガブリエルに見惚れているイリナと同様にゼノヴィアもまたガブリエルを見て感嘆の声を上げていた。

 

 イリナと同じ教会で育ち剣を振るってきた仲間だったが、イリナが教会と天界の真実を知り離れてからは一人で剣を振るってきたゼノヴィア。任務で訪れた駒王でイリナと再会を果たし、二人の間に僅かに有った蟠りも解消された。

 

 今はガブリエルを上司としながらもイリナと同じように御手洗の為に剣を振るっている。

 

 ゼノヴィアもイリナも男であれば誰もが振り返るような美人なのだがガブリエルは更にその先にいる。起伏に富んだ身体は彼女の母性を象徴しているかのようで衣服を身に着けていたとしても劣情を抱いてしまうような身体。

 

 サラサラとしたプラチナブロンドの髪は特別に手入れをしている訳でもないのに常にキラキラと煌めいている。神が祝福をしたかのようなガブリエルだが、彼女は正真正銘神によって作られし生命(いのち)

 

 教会と天界の真実である今は亡き神が作りしこの世の美。

 

 そんなガブリエルを前に御手洗はいつものように股間を膨らませていた。

 

「隆さんったら今日も立派ね♡ 熾天使としては失格ですが、女としては嬉しく思ってしまいます♡ さ、イリナにゼノヴィア一緒に」

 

 未だにガブリエルに見惚れている二人に声を掛けガブリエルは御手洗へと近づく。

 

 意識している訳ではないが彼女の歩き方は胸を張るかのような動きで一歩一歩足を踏み出すたびにゆっさゆっさと豊満な乳房が揺れている。

 

 まだ一人しか御手洗の子を産んでいないヴェネラナやグレイフィアとは違い、その使命が故に何回も出産を経験しているガブリエルだが、出産を経験するたびにその色気に磨きがかかっている。

 

 母乳を作ってしまう体質はそのままに妊娠で沈着するはずの乳首はいまだに処女が如く真っピンクだ。その癖乳房は成長を続け初めて会った時よりも明らかに大きく膨らんでいる。

 

 たぷん、だぷんと音が聞こえそうな乳房を揺らしガブリエルは御手洗の後ろに回った。豊満な乳房が背中に当たる。

 

「じゃあ私はこっちね。ゼノヴィアは反対をよろしく」

 

「任された♡ 御手洗の身体も中々に立派だな♡ 訓練をしないでこれだけの身体になるのは羨むべきなのか妬むべきなのか♡ 戦士としての私は嫉妬しているが()としての私は隆の身体に触れるだけで喜んでしまってる♡ ほら、私の胸を触ってみろ。トクトクと早い鼓動だろう? お前といるからなんだぞ♡」

 

 イリナを真似して腕に抱きついたゼノヴィアは自身のガブリエルよりかは小さいがそれでも大きな乳房へ御手洗の手を導いた。

 

 むにゅりと指が乳肉に埋もれ彼女の言う通りにトクトクと速い鼓動が聞こえてくる。恋をしている少女のようでゼノヴィアを見ると頬を朱色に染めている。

 

 戦士として鍛えているゼノヴィアの身体はうっすらとした腹筋やらが見えるが女性らしさは失われてはいらず、健康的な女の子に見える。御手洗との交流を経てから学び始めた化粧も薄っすらとしていて彼女の魅力になっている。

 

「えへへ、隆くんの腕暖かいね♡」

 

 御手洗の腕を抱えるように抱き着いたイリナ。

 

 えへへと笑う彼女は可愛らしくとてもではないが剣を振るっている人間には見えない。が、彼女も立派な戦士であることに違いはなくゼノヴィア程ではないが身体は引き締まっている。

 

 長い髪を普段はツインテールに纏めているが、御手洗と情事をする時はいつも解いているので元気いっぱいの彼女からは想像が出来ないぐらいに色気が増している。

 

 年代物だがまだ現役のエアコンのおかげで寝室はほんのりと温かいがそれでも全裸となると肌寒い。が、四人でぴったりと密着していると体温のおかげでちょうど良い感じだ。

 

「今日は私たち三人で隆さんにご奉仕させていただきますね♡ 私はこのまま後ろから隆さんのペニスを……♡」

 

「で、私とゼノヴィアはこのまま隆くんの耳を舐めながら乳首を弄らせてもらうね♡」

 

「耳舐めをするのは初めてだが、感じて貰えると嬉しい♡」

 

 後ろから伸びてきたガブリエルの手がそのまま三人の裸体を見て勃起した肉棒へと延びた。

 

 張り詰めた肉棒はどくん、どくんと力強く脈を打ちガブリエルに雄を強く主張する。うっとりとした熱い吐息を漏らしつつ、そのまま大きく傘を広げたカリ首を重点に前後に指が肉棒を擦る。

 

 分厚いカリ首の肉を指輪っかが通るだけで背筋がゾゾゾッとするだけの快楽が全身へと走る。噛み締めた口から僅かな吐息が漏れ、それ以上にとぷとぷとお漏らしをするかのように先走りが鈴口から際限なく溢れ出す。

 

 ガブリエルの興奮交じりの吐息が御手洗の耳へ届くよりも先にイリナとゼノヴィアの二人の口が耳を塞いだ。ヌルりとした二人の舌がまずは耳の形に沿う様に動き、たっぷりと唾液を御手洗の耳へと塗していく。その時に漏れる二人の吐息がエロく、御手洗の肉棒は更に固く張り詰めてしまう。

 

 唾液が奥に行かないように啜る水音がじゅるるるるるっ♡ と耳の中からそのまま脳へと届きそうでクラクラしてしまう。

 

 興奮で肉棒と同じように勃起した乳首を二人の爪先がカリカリと当たり、ピリピリとした物足りない切なさに似た快楽。

 

「ペニス、すっごく跳ねちゃってますよ♡ そんなに二人の耳舐めが心地良いのですね♡ ちょっと妬けちゃいますからもっと私の手コキでも感じてくださいね♡」

 

 先走りを指で掬い手のひらに塗す。ヌルヌルになった手のひらで亀頭をグリグリと覆うように刺激し、もう片方の手は変わらず指輪っかで肉棒の上を滑る。

 

 ずりゅっ♡ ずりゅりゅりゅっ♡ 肉棒が扱かれる度にガブリエルの手の中で跳ねまわるが直ぐに押さえ付けられビクン、ビクンと痙攣するだけに終わる。しかも、抗議とばかりに先走りとトプトプと漏らしてはガブリエルの手を汚しているのだが、却って滑りを良くしているだけだ。

 

 ぶら下がっていた玉袋がぐぐぐっと持ち上がり、ピーンと天を向いている肉棒にピッタリと寄り添い今すぐにでも暴発してしまいそうだ。

 

「乳首カリカリももっと感じてね♡」

 

「れぇぇろぉ……♡ 耳を舐めるだけでこんなに悦んで貰えると私も嬉しくなってくるぞ♡ いっぱい唾液を付けて舐めてやるからな♡」

 

 耳の中から入り込んでくる水音が激しさを増していく。

 

 尖らせた舌先がぐっぽぐっぽと耳の奥まで入り込み、唾液を塗り込んではじゅるじゅると啜られる。溜息にも似た吐息が濡れた耳の中に入ると熱いはずなのに涼しくなるのがまた気持ち良い。

 

 二人は耳舐めだけに意識を割くのではなく、カリカリと爪先で乳首を弄り続けている。ぽっちりと主張している乳首をカリカリと引っ掻かれるとビクンと身体が小さく跳ね、クリクリと親指と人差し指の腹で擦り潰されると大きく身体が跳ねてしまう。

 

「イキそうなの? うん、いいよ♡ おチンポをカッコよく跳ねさせてザーメン出しちゃおっか♡」

 

「耳舐めをしながら射精する瞬間を見ててやるからな♡ たくさん出すんだぞ♡」

 

「ほら、二人も応援してくれてます♡ 出しちゃいましょうね♡ ペニスをパンパンに膨れさせていると痛いですからねー♡」

 

 赤子をあやすかのようなガブリエルの声に導かれるようにそのまま御手洗の肉棒は彼女の手の中で大きく跳ね、ぱっくりと口を開けた鈴口から勢い良く精液が飛び出していった。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 ガブリエルの手に捕らわれたまま気持ち良さ気に肉棒からは精液が飛び出していく。

 

 射精中もイリナとゼノヴィアの二人は耳舐めを中断することはなく、時折口を離し射精の様子を観察しながらも舌を耳の中へと差し込んできた。唾液で濡れた舌が耳の中をなぞるだけで身体が跳ねてしまう。

 

 左手で肉棒を掴んだままガブリエルは精液の出を良くする為なのかふにふにと持ち上がっている陰嚢を手で弄ぶ。無数にある袋の皴をなぞり、労わるように撫でる。

 

 時折聞こえてくるガブリエルの楽しそうで愛おしいという感じの笑い声が堪らない。

 

 三人に見守られながらたっぷりと時間をかけ、御手洗は精を解き放った。




シチュは浮かんで書いても思ったよりも文字数が行きませんねぇ。

せめて5000文字は書きたいのですがここの所毎回3000文字後半です。

私は好んで同人音声物で耳舐めを聞くのですが、ゾリゾリと耳奥を舐められるのが好きです。人の口から出る音ってあんまり好きじゃなかったはずなんですけど、何故か耳舐めだけは嵌りましたね。結構な額がDLSiteに飛んでますね。

今回の更新はここまでとなります。また休載期間になります。


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兵藤一誠のとある一日

エロ無しなうえに短いです。


 兵藤一誠の朝は普通だ。誰かに起こして貰うことなく七時にセットした目覚ましで起床する。

 

 兵藤家には一誠の彼女であるリアスや、部活仲間であり友達であるアーシアが一緒に住んでいる。リビングに顔を出すと一誠の両親と仲良く談笑をしているリアスがいた。

 

「おはようリアス」

 

 学校や部活では部長と呼んだり敬語で話したりする一誠だが、家では両親の目もあるので俺には彼女がいるのだと見栄を張りたいという気持ちからリアスの事を呼び捨てにしている。

 

「えぇ、おはようイッセー。今日も良い天気ね。体育日和かしら」

 

「あ、リアスも体育があるんだ。ってあれ? アーシアは?」

 

「アーシアなら今日は先に出たわ。学校の用事があるみたいよ」

 

「そう……ま、学校なら大丈夫か」

 

 少し世間知らずな同居人であるアーシアへ心配の気持ちを寄せたが、それは直ぐに消えた。取り敢えず、腹が減ったからまずは朝飯だとばかりにテーブルにある食事に手を伸ばした。

 

 ・

 ・

 ・

 

 学校での一誠の評判は最底辺にある。

 

 彼とその友人たちは覗きや盗撮を繰り返すだけでなく、公共の場である教室で平然とエロ本の鑑賞をしたりしているのだ。何度注意しても直らず、今や周りは彼らへ注意するのを諦めている。

 

「おっす」

 

「はようイッセー」

 

「今日はとっておきのもんがあるんだぜ」

 

 今日も普段と変わらず彼らは猥談を大きな声で始める。

 

 結局イッセーはアーシアが教室にいない事には気付かず、彼女が朝のホームルームギリギリにクラスメイトである御手洗隆と一緒に教室にやって来た事にも気付かなかった。

 

 彼がその事に気が付けば怒っていたのだろうが、彼は気が付かなかったのだ。

 

 というのも純真なアーシアだからこそ、一誠ほどではないが(特に最近は)何かと噂の絶えない御手洗と一緒だと、何かあったのではないかと一誠は考えてしまうからだ。

 

 ・

 ・

 ・

 

「冬の体育ってマラソンばっかでダルいよなぁ……」

 

「文句言っても仕方ねぇよ……」

 

 ダラダラと喋りながら友人たちと肩を並べて走る一誠。女子たちを視姦するのが彼らの体育でのお楽しみだが、冬の体育はジャージを着るのが常なので全くもって楽しくない。

 

 悪魔になった一誠は体力だけは有り余っているが、やる気は以前と変わらないので友人たちと喋るしかない。

 

「イッセーは良いよなぁ。あのリアス・グレモリー先輩とアーシアちゃんと同じ屋根の下に暮らしてるんだもんなぁ」

 

「もしかしてラッキースケベとかしちゃってたり?」

 

「いやぁ……俺もしたいけど、両親が家にいるから怖くてできないんだよなぁ」

 

「あー……ドンマイ?」

 

「うっせー」

 

 男子よりも周回する数の少ない女子たちは彼らの話を聞いて更に白い眼を彼らに向ける。その中にはアーシアもいるのだが、彼は気づかない。

 

 ・

 ・

 ・

 

「じゃあ飯にすっか」

 

「早く食って、さっきの続き話そうぜ」

 

「そういえばイッセーの弁当ってアーシアちゃんがまだ作ってくれてるん?」

 

「それが前まではそうだったけど、今は違うんだよ。何でももっと料理の腕が上手くなってからだって」

 

「かぁー、羨ましいなこいつぅ」

 

 教室の机を動かし、彼らは何時ものように談笑を続ける。それぞれが持ち寄った昼飯と学校には似つかわしくないエロ本。当然のように置いてあるが、それを見た女子たちは彼らから距離をとっている。

 

 オカルト研究部に所属している一誠だが、最近はまたこうして友人たちと昼飯を摂るようになった。前までは部室で部活仲間たちと談笑していたのだが、今は女子だけで話をしたいからと一誠の出入りは禁止になっている。

 

 一誠は同じようにオカルト研究部に所属している木場裕斗や御手洗隆も禁止だと思っているが、実際は御手洗と一緒に食べたいからだということに彼は気づかない。

 

 ・

 ・

 ・

 

「部長、風邪っすか? 顔が赤くなってますけど」

 

 放課後、友人たちと別れた一誠は部活に顔を出していた。

 

 研究部という名前だが、実際はそんな活動はしておらず只々喋っているだけだ。それぞれが持ち込んだお菓子を食べながらの談笑は一誠にとっても楽しく、彼女であるリアスと顔を合わせられる時間でもある。

 

 一誠のちょうど向かい側にいるリアスの顔が赤く、風邪だったら大変だと声を掛けたが、リアスは平気よと手を振った。

 

「あれ? 御手洗の野郎もいないっすね。あいつここの所毎日顔を出してたのに珍しいこともあるもんっすね」

 

 クラスメイトであり、部活仲間にもなった御手洗がいないのに気づいた一誠だったが、それだけだった。彼にとって今日も平穏な一日だった。




ただ何となく、書きました。

本当は以前のように一誠の前なのにエロいことされてるって感じのを書こうと思ったんですけど、なんか筆が乗らなかったのでこうなりました。


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リアス&朱乃&ソーナ

リクエストの中にあった卒業式です。


 リアス、朱乃、ソーナの3人の卒業式。

 

 恋人であり、尊敬する先輩であり、眷属でありながらも主とデキ婚を狙っている兵藤一誠と匙元士郎の二人は在校生として卒業式に出席していた。駒王学園が誇るニ大お姉さまと、優秀だった生徒会長の卒業式との事で普段は先輩の卒業式に興味のない生徒たちが一誠たちと同じようにずらりと卒業式に出席している。

 

 卒業証書は受け取り、後はもう式場から退場するだけとなった。

 

 彼女たちの晴れ舞台が見れるのはもう最後なのかと二人の胸に悲しみが去来している時、突如として周りの生徒や学園関係者がカクンと意識を失った。

 

「なっ……!?」

 

「まさか敵か!?」

 

 一誠と匙はいきなりの事態に急いで席から立ち上がろうとするも思うように身体が動かせない。意識を奪うだけでなく、身体の自由すらも奪う敵が現れたのかと二人は警戒を強くする。

 

「イッセー、これは敵ではないわ。私たちがした事だもの」

 

「匙、眷属のあなたがそんなに慌てると主である私の評価に影響がある事を忘れてないかしら」

 

 慌てる二人に声を掛けて来たのはいつの間にか壇上に上っていたリアスたちだった。しかし、その格好は先程までの卒業生として威厳のある姿ではなく、制服や下着を脱ぎ去ったあられも無い姿だった。

 

 本来であれば異性に肌を見せるのは嫌いな三人だが、今日は違う。そもそも彼女らの瞳にはもう彼らを異性としては映してはおらず、眷属という繋がりでしかない下々の者だ。眷属でなければ見る価値もないぐらいには普段の行いが悪い。

 

「ぶ、部長?」

 

「か、会長?」

 

 イッセーは恋人であるリアスに、匙は憧れの生徒会長であり悪魔としての主であるソーナの裸を見て更に慌ててしまう。

 

 そんな二人を余所に三人はそのまま想い人が来るのを待つ間に談笑を続ける。

 

「ギャスパーに頼んで時は止めてあるから安心しなさい。まぁ、解除された時にはあなた達も忘れているでしょうけどね」

 

「実はこの計画、考えたのはソーナさんなんですよ? 私ったらてっきりリアスかと思ったのに」

 

「私もソーナから聞かされた時は驚いたわよ。まさかこんなエッチな事をあのお堅いソーナが考えるだなんて思いもしなかったわ」

 

「私だって一人の女の子なんです。たまにはハメを外しても良いじゃないですか。それともリアス? 私はあなた達の関係を取り締まった方が良いのかしら?」

 

「あら、それは無理じゃないかしら。私や朱乃だけではなくソーナ、あなただって隆のもう立派な女の子()じゃない。彼にするなって言われたらしないでしょ?」

 

「……はぁ、ああ言えばこう言うんだから」

 

 裸だという事を除けば普段と変わらない三人の会話。

 

 未だに事態が飲み込めず、三人の美女の裸を眺め続ける事しか出来ない二人だったが、式場である体育館の扉が開く音で二人は我に返った。

 

 身体の自由が効かず、後ろを振り返られない二人はやって来た誰かが分からない。何でこんな事になっているのかと焦る気持ちだけが募っていく。

 

 そんな二人とは正反対に壇上にいた三人はやって来た人物、言うまでもないが御手洗隆を見て笑みを濃くしていた。

 

「お待たせ三人とも」

 

「遅かったじゃないの」

 

「ここに来るまでにグレイフィアたちの相手をしててね。それで遅くなっちゃった」

 

「リアスの晴れ舞台ですからね。仕事で忙しい魔王様に代わって妻であるグレイフィア様が来るのは不思議ではありませんわね」

 

 相手をしたと言ってもいかがわしい事をしていた訳ではない。

 

 今日はリアスたちの番だと弁えていたグレイフィアは先程まで御手洗と談笑をしていたに過ぎない。夫であり、魔王であるサーゼクスへの報告は後でリアスたちと適当に話を合わせれば良いのだから。

 

 壇上に上がった御手洗はそのまま三人に近付き、何の躊躇いも見せずにリアスとソーナの乳房を鷲掴みにした。

 

「あんっ♡ もぅ、急に触るなんてぇ♡」

 

「ふふっ♡ もっと触っても良いんですよ? 私はあなたのモノ何ですから♡」

 

 普段はそれなりに躊躇いを見せる御手洗だが、今日は予めリアスたちから一誠たちの前ですると聞いていたので彼らに彼女たちが己のモノなんだと見せ付けるかのように振る舞っている。

 

 それは一誠が夢見ていたハーレムの主としての振る舞いであり、目の前で自身の彼女であるリアスが一誠すらも見たことのない表情(雌の顔)をしている事に憤りと驚愕を覚える。

 

 匙が主である自身に薄暗い感情を抱いている事をそれとなく知っていたソーナも彼に見せ付けるように御手洗へとすり寄る。眷属――部下としてはそれなりに彼へ好印象を抱いてはいるが異性としては見る事が出来ない。そもそも、彼のチャラチャラとした見た目がソーナには合わない。

 

「先生――隆くんがリアスたちに夢中になっている間に私が説明してあげますわ。一誠くんも知っているでしょうけど、彼は御手洗隆くん。新しいオカルト研究部の仲間であり、私たち三人……いいえ、アーシアちゃんに小猫ちゃん、他にも沢山の女の子のご主人様なの♡」

 

「は……? え、いやどういう事っすか!?」

 

「いやいやいや、そもそも部長は俺の彼女っすよね!? 何でそれがあんな男に……」

 

 朱乃の言葉を聞いて取り乱す二人。認めたくないと声を荒げるも朱乃はどこ吹く風。彼女は事実を口にしているだけで、彼らに理解は求めてはいないのだから。

 

 そんな彼らを視界の端に収めつつも、御手洗たちは更に身体を密着させていく。

 

 リアスとソーナの乳房の感触を比べ終わった後、今度は二人の腰に腕を回して自身の身体の横に二人を並べる。足を開けと低い声で命令をすると二人はコクリと一つ頷き、足を広げた。席に座っている一誠たちからも丸見えになってしまうが、彼女たちの瞳に映るのは御手洗だけだ。ポーッと熱に浮かされたような表情で彼を見ている。

 

「まだおっぱいを触っただけなのにもうこんなにグショグショになってるぞ」

 

「だってぇ……♡ 隆に触られるってだけで嬉しいんだもの♡ 仕方ないじゃない♡」

 

「そうです♡ リアスの言う通りです♡ 私だってあなたに触られるだけでおマンコ、濡れちゃうんですよ♡」

 

 御手洗の太い指が二人の蜜壺に入り、二人は熱の籠もった熱い息を口にする。膣襞の凹凸を確かめるように指の腹が膣壁を優しくなぞり、緩急を付けるかのように爪先で強く引っ掻くと二人の足がガクガクと震える。

 

 予定通りであれば卒業生たちの退場で在校生たちの涙混じりの声が聞こえる筈の体育館に二人の若い雌の声が響く。

 

 自身との交わりでも聞いたことのない声。憧れの会長の雌の声。二人は興奮を覚えると共に何で関わりもないあんな普通の男がと壇上の御手洗を睨むもやはり相手にはされない。

 

 それどころか彼らが興奮していると察した朱乃からはブリザードのような冷たい視線を向けられている。

 

「グレイフィア様やヴェネラナ様や八坂さんにも頼み込んだんですけど私たち、今日実は危険日なんです♡ 記憶を奪うのにリアスとソーナさんったらあなた達に諦めて貰う為にあなた達の前で先生とセックスして赤ちゃんを作りたいって事で呼んだんです♡ だから喋るのは自由ですけど、暴れないでくださいね♡」

 

 それを言い終えると朱乃も御手洗へとすり寄っていった。

 

 ヴェネラナやグレイフィアよりかは小さいが、それでも三人中では一番大きな乳房をワザと大きく揺らしては御手洗の視線を集める。彼の熱のような視線を浴びると朱乃はゾクゾクと背筋を反らす。

 

 外野になった二人が騒ぎ立てるも誰一人としてそちらへ目線を向ける事はない。

 

「俺は誰からでも良いけど、まずは誰からする?」

 

 御手洗の余裕たっぷりな姿に二人は声を荒げる。そこは俺の場所だの会長を解放しろだのと叫んでいる。

 

「本当は私からと言いたい所だけど、まずはリアスからでお願いしますわ♡ 無視しても良いですけど、いい加減五月蝿いから現実を見せて黙らせちゃいましょう♡」

 

「ふふっ、ありがと朱乃♡ ソーナも良いかしら?」

 

「えぇ、朱乃さんの言う通り外野が五月蝿いですからね。静かにさせる意味も込めて譲るわ♡」

 

 三人の話し合いを聞いた御手洗は股を開いたままのリアスの股間へいきり立った肉棒を押し込んでいった。リアスからとは言ったがまだ準備も出来ていない段階での事についリアスは悲鳴じみた嬌声を上げた。

 

「え、あ、チンポきたぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡」

 

 御手洗の肉棒の形を細部まで覚えこんだ膣はスルリと肉棒を受け入れ、あっという間に最奥へと導いてしまう。

 

 リアスの意識のように最奥まで肉棒が到達したあと、思い出したかのように膣肉がまとわりついてきた。御手洗だけではなく、自身も気持ち良くなれるようにと傘を広げたカリ首に一番まとわりつき、引き抜かれる時を狙う。

 

 ぷつぷつとした凹凸が心地良く、亀頭の先は妊娠を待ち侘びて降りてきた子宮口がコリコリと当たる。

 

 これだけで軽い絶頂に陥ったのか結合部からぷしっ♡ ぷしぷしっ♡ と小刻みに潮を噴いている。

 

「あらあらリアスったらだらしのない顔をしちゃってるわ♡ ふふっ、こんな顔を一誠くんはリアスにさせてあげられたかしら♡」

 

「それは無理じゃないかしら♡ ご主人様だからこそ私たちを雌に出来たんだから♡ リアスから聞いた彼のチンポじゃあちょっとね……」

 

 普段の凛々しさとも違う、雌全開といったリアスの顔を見て見惚れ呆然とした一誠の耳に朱乃とソーナによる批評が届く。

 

 慌てて結合部へと目を向けると自身のモノとは一周り以上もサイズの違う肉棒がチラチラと見えてしまい思わず悲鳴を上げてしまう。

 

 一誠の様子に驚いた匙も彼に続いて御手洗の肉棒を見て悲鳴を上げてしまうが、そんな二人の様子を朱乃とソーナは苦笑いで見ていた。

 

「私たちは怖さとかよりも男らしさを感じた先生のおチンポでしたけど、やっぱり同性からするとああなっちゃうのね」

 

「こればかりは流石に可哀想とは思うけど、差はあるものだと思ってもらうしかないわね」

 

 そんなやり取りを耳にしつつも御手洗は立ちバックで着実にリアスを追い詰めていく。

 

 既に結合部は愛液や先走りで泡立ち白く濁っており、それだけで情事の激しさが窺える。ゴリゴリと肉棒が出入りする度に膣壁とその襞をなぞっては堪らずリアスは嬌声を上げ、身体を震わせる。

 

 とっくに最奥の子宮からは白く濁った本気汁を垂らしており、頭の中は交尾一色に染まってしまっている。ぶるんぶるんと顔よりも大きな乳房を上下左右に揺らしては汗がキラキラと舞う。

 

 リアスを追い詰めている御手洗だが、また同時に御手洗もまた追い詰められていた。

 

 早く妊娠したいと降りてきた子宮の口がパクパクと開閉しては抽挿してぶつかる亀頭に噛み付いてくるのだ。しまりの良い膣肉からの刺激と合わさり、御手洗の肉棒も固く張り詰めてしまう。

 

「隆、たかしぃっ! 私、もう……!」

 

「あぁ、俺ももう限界だ。だから、一緒に……っ!」

 

 ぐいっとリアスの身体を抱き寄せ、首を動かしたリアスとそのまま深い口づけを交わす。

 

 口の中で舌を絡め合わせるだけではなく、それすら邪魔だと思った二人はそのまま顔を近づけたまま舌だけを宙で絡め合わせる。おかげで飲み込めなかった唾液が糸を引いて床へと落ちていってしまう。口を離した時には小さな水溜りが出来ていた。

 

 身体の密着がほぼゼロになり、二人の身体は我慢の限界を迎えついに爆発した。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「もうダメ、無理っ! イく、イくイくイくイ―――――くぅぅぅぅぅぅっっっ♡♡♡」

 

 本能からかグリグリと射精をしながら御手洗は肉棒の先端を口を半開きの子宮口へと押し込む。

 

 待ち侘びた精液を浴びた子宮口は更に力を緩めてパクりと鈴口辺りを子宮内へ迎え入れて大量の精液を直接浴びる。先程までとは比べ物にもならない快楽がゾクゾクとリアスの背筋を通り抜けていく。

 

 頭の中が真っ白になり、彼女の思考は()としての幸せで染まる。見える筈もないのに、子宮内に零れた卵子目掛けて御手洗の精子が襲いかかっているように思えてしまう。

 

 なすすべもない卵子は直ぐに白旗を上げて一つの精子を受け入れ混ざる。しかし、既に受精卵となった筈の卵子は他の役目を果たせなかった精子たちに攻撃されてしまう。そんな衝撃が腹の奥からやってくる。

 

「あぁっ♡ リアスったらすっごい幸せそう♡ これからママになるって言うのに♡」

 

「何回も孕ませて貰うとはいえ、これが最初の妊娠ですからね。ああやって悦ぶのは仕方ないんじゃないかしら」

 

 羨ましげにリアスを見る朱乃と、少し冷静に二人の情事を眺めていたソーナ。冷静には見えたが、実は既に彼女も理性はあと僅かだ。

 

 一誠と匙がいるというのにそれから三人は更に御手洗と時間が許す限り交わった。

 

 因みに、しっかりと一誠たちからは時間が止まっている間の記憶は奪ったので、因縁を付けられる事はない。知らぬが仏とは良く言ったものだ。

 




長いものでこれで73話目です。正直な話をすると原作のストーリーを追うような展開にしてないので行き当たりばったりな内容ですが、ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。

今回でリアスたち3年生は卒業したとさせていただきます。まぁ、本編では今後も出てくるのであくまで学年が上がった程度だと思ってください。

しかし、一つだけ問題があります。そもそも私は原作を読んでいない勢なにわかも良いところの人間です。これから先のストーリーは当然ながら知りません。最初と比べて新キャラの登場のさせ方も随分と雑になってしまいました。

今以上にただのエロのオリジナルへと話が変わっていく事をご了承ください。もはやキャラを借りただけの何かへとなり下がった気がしますが……。


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オカルト研究部①

 

「今宵は先生の為に最高の宴をする為にお呼び致しました。私達のご奉仕、心ゆくまでご堪能くださいませ」

 

 オカルト研究部に足を踏み入れた御手洗を出迎えたのは朱乃だった。

 

 大和撫子を体現するような和装でもなく、丈の短いスカートを履いている訳でもない。目の前にいる朱乃は一言で言うのであればアラビアンな格好をしていた。

 

 名前にもある通り赤い色や髪と同じ黒が似合う朱乃だが、濃い青で全身をコーデしている。身動ぎするだけで胸にある山が溢れそうなトップスには青の中にあっても目立つ金のメダルが下品ではない程度に散りばめられている。ハーレムパンツは透けており、肉の乗った女の魅力溢れる下半身がチラチラと見える。

 

 アクセサリにも拘ったのか、フェイスベールで顔は覆われており、見慣れた筈の朱乃の顔なのに直視出来ない。

 

「ふふっ、さぁこちらへ。私だけではなく、今日は他の娘たちも呼んでおりますわ」

 

 朱乃に手を取られた御手洗はそのまま部室内へと歩を進める。

 

 御手洗が初めて連れて来られた時は如何にもと言った髑髏などが置かれていた部室は最近は女の小物で溢れるようになった。

 

 卒業した朱乃が部室にいるのは可笑しな光景だが、今は深夜。昼間の校則や常識は通用せず、御手洗にとって日常と化した淫靡な時間だ。

 

 御手洗以外には誰にも見せない淫らな笑みを携えた朱乃の後を付いていく。最近になって部室とヤリ部屋は結合を果たしており、扉一枚で遮られているだけだ。

 

 今日のように呼び出された時は一度部室に顔を出し、淫臭の染み付いたヤリ部屋へと行く。いきなりヤリ部屋へ行くだけでは物足りなく、敢えて部室へ寄ることによってその後のお楽しみを演出しているのだ。

 

 同じ部員である兵藤一誠ですら足を踏み入れられないヤリ部屋へ今、御手洗は入った。

 

 気分を盛り上げる為か部屋の照明は薄暗く、さぁ今から始まるぞとばかりの雰囲気。珍しく音楽を流しているのか、何やら音が聞こえてくる。

 

 朱乃に手を引かれ、そのまま部屋にあるベッドに腰掛けた御手洗。近くにあるテーブルには瑞々しい果物が置いてある。

 

「さぁ、どれをお食べになりますか? ふふっ、今からリアスたちが先生の為だけに練習したエッチなダンスが始まります。それを見ながら食欲を満たすのもきっと楽しい筈ですわ♪」

 

 朱乃に勧められるまま果物を口に入れていると、部屋に流れている音楽に合わせて三人の娘が飛び出して来た。

 

 リアスにアーシアに白音。誰もが振り返る美人、美少女であり、オカルト研究部に所属している(いた)学園の顔だ。

 

 朱乃と同じようにアラビアンな衣装に身を包み、今日の為だけに覚えた踊りを披露する。踊りに合わせてベールが舞い、御手洗を魅了する。

 

 しかも朱乃のよりも衣装の生地は薄く、下半身だけではなく胸の山の先端までもが薄っすらと覗けてしまっている。

 

 まるで王様になった気分で御手洗は三人の踊りを朱乃が口元に運んでくれる果物を味わいながら堪能した。

 

 ・

 ・

 ・

 

 じゅぽっ、じゅぽっ♡ 

 

 大きく股を広げた御手洗の股間に顔を突っ込むのはリアス。普段から大人の色気を振りまく彼女だが、フェイスベールをしていると更に色気が高まる。

 

 フェイスベールの下では窄まった口が直立した肉棒を捕食し、先走りを飲み込み代わりに唾液をこれでもかと塗りたくっている。

 

 股間から上ってくる快楽を享受しながらも御手洗は自身の口元に運ばれた乳首を思うがままに弄ぶ。最初は柔らかかった乳首も瞬く間に充血し、勃起をしたので歯を立てるとそれだけで上から女の甘い声が聞こえてくる。

 

 普段であれば御手洗に膝枕をし、授乳をするのは朱乃の役目だが今日は珍しくアーシアがしている。乳首責めによる快楽を素直に受け入れ、御手洗に聞いて欲しいとばかりに艶の乗った嬌声を奏でている。

 

 では朱乃は何をしているのかと言うと、白音と共に御手洗の乳首に吸い付いていた。

 

 ぷるぷると肉厚な唇が御手洗の小さな乳首をパクりと咥え、舌で何度も舐っている。口淫をしている時のように鼻息は荒く、唾液で濡れた乳首がスースーとする。

 

 冥界にいる魔王でも、世界の王でも出来ないハーレムが此処で繰り広げられている。

 

「たかしさ……っ! もっと、もっと吸って下さいっ♡」

 

 御手洗の名前を呼ぶも押し寄せる快楽によって中断させてしまうアーシア。それでも自身の要求を伝えられるようになったのは彼女からすれば良いことかもしれない。

 

「ぢゅるるるるっ♡ んはぁ……れぇぇろ……れろっ♡ ほんっとおっきいわ♡ 何度も咥えてるのに慣れなくて大変よ♡」

 

 あまりにも長過ぎる肉棒を満足に根本は飲み込めず、代わりに舌で肉棒を下から上へと舐め上げる。血管の浮き出た僅かな凹凸すらも舌のザラザラとした表面が撫で、その度に肉棒は嬉しそうに震える。

 

「あむ、あむっ♡」

 

「ちゅっ、ちゅるるるっ♡」

 

 白音と朱乃は言葉を発さず、ずっとそのまま唇を窄め乳首を吸っている。赤子が母親から食事である母乳を貰うかのように二人はむしゃぶり付き、時折舌で勃起した乳首を舐る。

 

 既に精液を射精しているにも関わらずリアスは口淫を続ける。

 

 元から性欲の強い御手洗だったが、近頃は魔人になったことで増した。更にいうのであれば授乳をしているアーシアの乳首からは以前(アーシア⑥)のように乳白色の体液が堰を切ったかのようにびゅるびゅると噴き出ているのだ。

 

 悪魔になったアーシアの母乳には魔力が混ざっており、それはそのまま魔人である御手洗の力となる。とは言っても魔人としての力はあまりなく、彼の力は専ら性欲だけだ。言わば繁殖の魔人だろうか。的中率もさる事ながら複数の女を同時に満足させられるだけの力。それが御手洗の魔人としての力だ。

 

「ん、また出そうなのね♡ いいわ、沢山出してちょうだい♡ 全部飲んであげる♡」

 

 肉棒の震えが断続的になり、ぶら下がっている筈の陰嚢がくっつくかのように持ち上がってきた。射精までもう間近なのだと悟ったリアスは口淫の速度を上げていき、催促を強くしていく。

 

「あ、あああっ♡ そんな風にかみかみされたら私も……イく、イっちゃいますっ♡」

 

 己の限界が近いからか口元にあるアーシアの乳首を甘噛み、いや歯型が付くほどの力で食んだ。頑丈な悪魔はこれぐらいでは傷付かない。

 

「ちゅ、ちゅぅぅぅぅ♡♡♡」

 

「ぢゅぅぅぅ、ぢゅるるるるっ♡♡♡」

 

 リアスの言葉から射精が近いと知った白音と朱乃の二人は乳首への吸い付きを強くする。女ほどの性感を得られる訳ではないが、それでも僅かでも感じて貰えればと()としての本能が彼女たちにそうさせるのだ。

 

――――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるっ♡

 

「イっ―――――――くっっっっ♡♡♡」

 

 アーシアの甲高い声とほぼ同時に御手洗の肉棒は射精を開始した。

 

 それ以前までの射精で尿道は口を開いており、しかし以前と変わらずの粘度を持ったドロドロとした精液が奥から前へと押し出されていく。

 

 ぷるぷるとしたゼリーにも似たそれは瞬く間にリアスの口内を真っ白に染め上げ、頭の中までを青臭い匂いで包みあげた。

 

 舌で口内の精液をかき混ぜても、息をしてでも精液の匂いがリアスに伝わってくる。フェイスベールで目元しか感情が分からないリアスの顔だが、明らかに射精を受けてから目元が潤み熱っぽくなっている。

 

 射精を全て受け止め、最後の一滴まで吸い付いたリアスは肉棒から口を離した。口は精液で膨らんでおり、時折舌でかき混ぜている音が聞こえてくる。そのまま顔を御手洗の耳元まで近付け、聞こえる音量でごくり、ごっくんと喉を鳴らした。

 

 最高の思い出になった卒業式で無事に妊娠を果たしたリアスだが、女を捨ててはいない。母親だけでなく、女として御手洗の傍にいると決めているので前以上に淫らな事をするようになった。

 

 その一つとして、ワザと御手洗の性欲を煽るような挑発にも似た仕草が増えた。

 

 それは見事に御手洗を刺激し、射精をして幾分か萎えた筈の肉棒が精液を嚥下する音を聞いてピクン、ビクンと顔をもたげた。

 

「ふふっ、またおっきくなったわね♡」

 

「流石は隆さんですっ♡」

 

「リアスだけじゃなく、私たちも可愛がって下さいね♡」

 

「先輩、私もお願いします♡」

 

 全員が瞳を潤ませ、御手洗を見ていた。

 




やっぱり私の作風なのか服装を描写しても適当に放置が多いですねぇ。

ヒロインの名前だけをつらつらと連ねるにしても今回のように多いと面倒なので一纏めさせていただきました。


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アーシア⑧

前から温めていたネタです。


 静謐さの中に混じる神聖さ。それは寂れていても損なわれず、しかし今は再建途中にあった。

 

 ここは教会。駒王にある教会は廃教会となっていたが、御手洗との縁でガブリエルの直轄下にあった。教会を建て直すという名目でガブリエルは駒王へと顔を出し、御手洗から寵愛を貰っていた。

 

 将来的にはこの教会にはアーシアやイリナ、ゼノヴィアと言った御手洗と深い仲にある教会の縁者たちを配属する事がリアスたちとの間で決まっており、教会の再建には彼女たちからの希望も入っている。

 

 いち早く建て直された部屋がある。懺悔室だ。

 

 神へ自身の行いを告げ、赦しを貰う場なのだが、祈るべき神は既にこの世を去っている。神への赦しの場所へそれなりに思いが合ったアーシアだったが、御手洗との情事には勝てずイリナやゼノヴィアたちと相談してヤリ部屋へとなるように手を加えていた。

 

 御手洗専用となる教会の裏口からのみ訪れる事の出来る懺悔室。一見、普通の懺悔室と代わりはないのだが、大きな違いとして壁に穴がぽっかりと空いている。

 

 その穴を覗いても奥には何もなく、サイズは腕も入らない。穴の近くには手すりがあり、穴にナニかを突っ込んだ後に掴むには丁度良い。そう、簡単に言うのであればこの穴はラッキーホールだ。ナニ――肉棒を穴へと差し込み、奥にいる女が奉仕をする為の穴だ。

 

 アーシアと約束をしていた御手洗はその穴のある懺悔室へと今日来ていた。

 

 何をするかは聞いてはいなかったが、穴の近くにおチンポ差し込んで下さいと紙が貼ってあるのを見て悟る。

 

「ふぅん……アーシアこんなの考えたんだ」

 

 口角をイヤらしく上げ、紙に従うように御手洗はチャックを下ろした。そのまままろび出た肉棒を穴へと差し込むと、肉棒は温かなナニかによって包まれた。

 

 幾度も交わり、彼女たちの身体を知り尽くした御手洗だからこそ瞬時に分かる、これは口内だと。その通りで穴の向こう側ではアーシアが口を開けて待っており、差し込まれた肉棒をそのままパクりと咥えたのだ。

 

 穴と紙を見てほんのりと興奮はしたものの、まだ本調子ではない肉棒は僅かしか勃起していない。勃起を促すかのように舌が肉棒の表面を撫でる。

 

 ヌメヌメと唾液たっぷりな舌が這い回り、ゾゾゾと背筋を快楽が通り抜けていく。アーシアは御手洗の女たちの中でも口淫の上手さはトップクラスだ。育ってきた乳房を使ったパイズリフェラも上手いが、口淫に軍配が上がる。

 

 少しずつ固くなり、下を向いていた肉棒がアーシアの口内で上を向き始める。根本の辺りを舐めていた舌は上へと上がり、肉棒にとって最大の武器でもあるカリ首を丹念に舐め始めた。

 

 カリ首に溝に溜まった恥垢を舌先で掠め取っては唾液と混ぜ、ふやかしてから飲み込む。精液や小便、更には昨晩泣かした女の淫液で出来たそれはお世辞にも綺麗とは言えないのに、穴の向こう側でアーシアは美味しそうに飲み込んでいく。

 

 御手洗の女たちは仲間意識が強く、また御手洗が平等に愛を与えてくれるので仲間割れをしない。誰の淫液が付着していようとも美味しそうに肉棒を舐め、御手洗を興奮させる。

 

―――ちゅぷっ♡ ちゅっちゅっ♡ ちゅうっ♡ ちゅっ♡

 

 海綿体が血液を吸い、口内で膨張した肉棒を咥え続けるのは難しい。口惜しいが一度解放し、唇にするように愛を込めたキスを亀頭へする。

 

「んっ……ちゅっ、んっ……♡ れるっ、ちゅっ、れろぉっ……♡」

 

 愛情たっぷりのキスを終え、アーシアの次の狙いは裏筋へと移った。

 

 勃起は果たしたものの、未だフル勃起とは言い難い。カリ首と同じくらいの弱点である裏筋をチロチロと舌先で掠めるように舐めると肉棒の震えが激しくなる。

 

「……っく!」

 

 手すりを掴んでいる御手洗の手に力が籠もる。

 

 細い裏筋を舐める度に肉棒は震え、少しずつ鈴口から苦味のある先走りが漏れ始める。恥垢と同じように美味しそうに先走りを飲み込み、お礼とばかりに裏筋へ塗り付ける唾液の量を増やす。

 

 次にアーシアが口を離した時には、穴から顔を出している仕上がった肉棒が眼前にあった。早く奉仕をしろと催促するかのようにビクン、ビクンと震えてはその雄の力強さを見せ付ける。

 

 御手洗のいる懺悔室が狭いように相手の懺悔を聞くシスターの部屋も狭い。そんな狭い部屋の中いっぱいに充満する雄の匂いが更にアーシアを茹だらせる。頭の中は肉棒一色に染まり、何もしなくとも唾液腺から次から次へと唾液が漏れ出てくる。ゴクリとアーシアが唾を飲む音が向かいにいる御手洗にも聞こえた。

 

 ちゅっ、ちゅっ♡ 勃起した事の感謝をするかのように奉仕前にキスをする。

 

 ただキスをするだけではなく、長めのキスをすると尿道から漏れている先走りを啜る。奥から吸引されるように引っ張り出された先走りはそのまま無抵抗にアーシアの口内へと転がる。

 

 亀頭を濡らしていた先走りは全て舌で綺麗にされ、代わりにアーシアの唾液でテラテラと光っている。

 

「それでは行きますね」

 

 小さな声で向かい側にいる御手洗へと奉仕の始まりを告げる。敢えて唇を閉じ、閉じた唇を掻き分けるように肉棒が口内へと侵入していく。

 

―――ぬぷぷぷぷっ……♡

 

 唇の粘膜は肉棒にぴったりと吸い付き、離さない。

 

 おちょぼ口のままアーシアの口内は肉棒で満たされた。キスの間手持ち無沙汰だった舌は出番とばかりにカリ首を包み込む。恥垢が全て無くなり、ピカピカになったカリ首の溝には何もなく、遮られるものがないままアーシアの舌を受け入れる。

 

 ねっとりと舐めしごいていくと、それだけで御手洗の口からは熱の籠もった吐息が漏れる。

 

「お、おぉぉぉおっ!?」

 

 そのまま肉棒が穴に持っていかれそうな程の吸引力に驚くしかない。

 

 その吸引も直ぐには終わり、安堵も束の間。肉棒を奥へ奥へと咥え込み、リアスですら難しい喉奥へとそのまま亀頭が飲み込まれた。ぴったりと根本にアーシアの唇がくっ付き、ふーっ、ふーっ♡ と荒く熱い鼻息が当たる。

 

 喉肉で亀頭を、ほっぺたをキツく締めて竿を刺激する。唇と口内粘膜を肉棒に貼り付けるという無様にしか見えない顔を晒しているが、それを見れる者はいない。

 

 アーシアという美少女の無様な口淫も非常に唆るが、今のように壁を一枚隔てての口淫も興奮する。見えない所で肉棒に奉仕されるのもまた興奮する。

 

 壁の向こう側で無様な口淫顔を晒しながらもアーシアの舌は敏感なカリ首の裏をねっとりと舐り回している。

 

「ぐっ……数を重ねる度に上手くなりすぎだろっ……!」

 

 肉棒全体が蕩けるような口淫奉仕に御手洗は悶絶しているかのような声を上げる。口内の肉棒がビクビクと痙攣し、陰嚢が竿の付け根にせり上がる。

 

 口内で肉棒の熱や形を受けているアーシアには分かる、これはもう射精の時間だ。

 

 頭を前後に激しく振り、唾液が飲み込めずに顎を伝うも気にしない。

 

「んっ……ふっ、んっ……♡ ふーっ、ふーっ……♡」

 

 愛らしいお顔が崩れるも辞さず、肉棒を気持ち良くするためだけに窄められた可憐な唇。

 

 その容姿や人当たり、鈴を転がすような聞くだけで嬉しくなるような声を持つアーシアは学校では今や知らない人間などいない。新たに進級し、後輩が出来たとしても彼女の人気は変わらないだろう。いや、それどころか増えるのかもしれない。

 

 そんな学校でも人気なアーシアが、学校では御手洗以外には見せない()としての表情を曝け出しての奉仕をしている。健全な青少年であればその顔を見るだけで勃起してしまうだろう。

 

「お、おぉぉぉ、出るっ! このまま出るからなぁぁっっっ!」

 

 向こう側へ声を掛け、アーシアに奉仕を任せていたのに気付けば御手洗は腰を振っていた。

 

 手すりを掴む手はそれだけが頼りとばかりに力が込められている。いつも女を泣かせているように荒々しい腰振りに堪らずアーシアはくぐもった声を上げる。だが、それでも肉棒を離さないのは彼女の()としての矜持だ。

 

―――ぢゅぷっ♡ ぢゅぽっ♡ ぶぢゅッ♡ ぶっちゅっ♡ じゅぽっじゅぽっぶちゅっぶぢゅっ♡♡♡

 

 盛大に下品な水音を立て、薄桃色の唇で肉棒を締め付け頭を振る。どちゅっ♡ どちゅっ♡ と亀頭が喉奥に当たるのも慣れ、御手洗の腰振りに合わせてのそれはより快感を高めさせる。

 

 限界ギリギリまで引き抜かれた肉棒はカリ首を思いっきり唇に吸い付かれる。傘の肉を何度も何度もぷにっと弾力のある唇が擦り上げ、ビクビクと痙攣する肉棒を射精へと追い詰めていく。

 

「んっ♡ ふっ、んっ♡ ふーっ、ふー……っ♡」

 

 どくんっ、と口の中の肉棒が一際力強く震えた。

 

 それを最後に御手洗は限界まで溜め込んだ我慢を解放した。

 

―――どびゅるるるるるるっ♡ ぶびゅるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 搾られるように口の中で射精を開始し、吐き出された精液は一直線にアーシアの喉奥へと飛んでいく。

 

 びちゃびちゃと水音を立てるも、その一つ一つの精液は重い。粘液のようにドロドロとしながらも熱く、それでいて青臭い。常人であれば眉を顰めるそれを受けてもアーシアは微笑んでいる。

 

 射精をさせられた事が嬉しく、更にはもっと出して欲しいと射精中もペロペロと犬がミルクを舐めるように肉棒を舐め続ける。

 

 ドクン、ドクンと力強く脈を打ち、何度も何度もダマのような精液を吐き出し続ける。陰嚢が空になるぐらいの量を出しながらも、魔人としての力で直ぐ精が作られる。永久機関のようなそれだが、作り出すのは無限でも、吐き出すにはそれなりの力や刺激が必要だ。

 

「んむっ……♡ ん、ちゅっ……♡ ん、ふっ……♡ ちゅ、ちゅっ……ちゅ~~~~っっ……♡♡♡」

 

 射精の痙攣の波が収まり、濃厚な精液があらかた吐き出された頃合いを見計らってアーシアは強めに肉棒を吸った。射精の余韻にビクビク震え、粘っこい残り汁が吸い出しによって外へ出される。

 

「んっ……ふーっ、んんっ……♡ れるっ、んっ、ちゅっ……♡♡♡」

 

 射精の疲れを労るかのように優しく舌で亀頭を舐め、唇でキスを落とす。

 

 アーシアはちゅぽっ……♡ と音を立て、射精直後の肉棒からゆっくりと唇を離した。穴からでも見れるように口を近付け、口内を真っ白に染め上げる程に出されたそれを向こう側にいる御手洗へと見せる。

 

 あーん、と開かれた口の中と舌の上にはゼリーのようにぷるぷるとした白濁の精液がたっぷりとへばりついている。口の底には男汁と唾液が混ざりあった体液が残留し、役目を果たせなかった精子がうようよと泳ぎ回るプールの様相を呈していた。

 

 れろっ、れろれろっ♡ とアーシアの舌が舌上の精液が溢れない程度に虚空を舐め、混じり液体がねっとりと糸を引く。

 

 見せつけた後、舌を引っ込めこくり、こくりと可愛く喉を鳴らして飲み込んでいく。

 

 だが、そんな可愛らしい飲み方では御手洗の精液は満足に飲み込めず、盛大に喉をごくり、ごっ……くん♡ と胃へと収めた。

 

 あーんとまた開かれた口の中には何も残ってはおらず、精液の青臭い匂いだけが名残として残っている。

 

 アーシアのそんな痴態を見てまたも血流が集まり、気が付けば御手洗は肉棒をグイグイと穴の奥へと押し付けた。

 

 

 




アーシアと言えばシスター。シスターと言えば教会。教会と言えば懺悔室と連想ゲームして最終的にラッキーホールに辿り着きました。

神聖な雰囲気を持つシスターにさせるには良いですよね。目では見えない場所での奉仕って。


感想が嬉しくて連日更新しました。


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リアス&朱乃+アーシア&小猫

文字数的にお蔵入りしようかと思ってましたが、最近の文字数から見て投稿を決めました。


「んっ……もうガチガチね♡ こんなに熱くて太いだなんて……本当にスゴいわ♡」

 

「もうリアスったら♡ 今の私たちは旦那様のメイドですわよ。旦那様のおチンポ見惚れていないできっちりご奉仕致しませんと♡」

 

 頭の上にホワイトブリムを乗せていつも以上に優雅に微笑む朱乃。

 

 リアスを窘めるように言葉を紡いでいるが、彼女もまた視線は御手洗の肉棒に釘付けだ。親友でありながら自身の知らぬ内に綺麗になったリアスに嫉妬して紹介して貰い、()にして貰った肉棒。既に臨戦態勢となり丸みを帯びながらも雄々しい先端を天を貫かんとばかりだ。

 

「もっと寄りかかって良いんですよ♡ 私と小猫ちゃんも華奢な女の子ですけど悪魔なんです♡ 男の子の隆様が全力で身体を預けちゃって下さい♡」

 

「アーシア先輩の言う通りです♡ 女の子扱いしてくれるのは嬉しいですけど、今の私達はみーんなご主人様(マスター)のメイドなんです♡ 私たちにエッチなお世話をさせて下さい♡」

 

 はぁ♡ と熱の籠もった吐息を両耳に御手洗はかけられる。

 

 アーシアと白音も朱乃やリアスと同様に頭の上にはホワイトブリムを乗せ、御手洗によって開花させられた雌の身体をメイド服で包んでいる。

 

 いつものようにベッドに腰がけた御手洗の後ろに周ったアーシアと白音。御手洗の身体を自身たちの方へと傾けさせ、メイド服越しに柔らかな身体を押し付けている。

 

「では、私とリアスによるぜ・い・た・くなダブルパイズリと」

「小猫ちゃんと私のオナニーしながらの耳舐め」

「「ご堪能下さいませ♡」」

 

 メイド服を開けさせ、目の前にあるそそり立つ肉棒を挟み込む。

 

 リアスと朱乃の一年前とは服の上からですら見間違えるほど成長させた母性の象徴。吸われ、揉みしだかれた乳房。柔らかさはそのままに大きくて豊かになり、ハリのある乳肉は吸い付くかのように肉棒へとまとわりつく。

 

 御手洗の顔を見上げながらも二人は声を出さない。にもかかわらず、二人の息のあったパイズリは的確に肉棒を追い詰めていく。

 

「あむ、あむ……ちゅ、ちゅるるるるっ♡」

 

「ん……れぇぇろ……♡ れろれろっ♡」

 

 下半身から上ってくる快楽だけではなく、目には見えない耳からも快楽はやってくる。

 

 二人が息継ぎの為に耳から口を離すとくちゅくちゅと水音が聞こえてくる。小さな舌が耳の縁を舐め、耳たぶを甘噛される。かと思ったら今度は耳の穴へと狙いを定め、舌のザラザラとした腹で穴の中を舐められるとゾワゾワとしてしまう。

 

「あらあら、旦那様ったらこんなにお露をお漏らしになってますわ♡ これは舐めて綺麗にしてあげないといけませんわね♡」

 

「もぅ、さっきから朱乃ばっかでズルいわ♡ 舐めるのは私にさせなさいな♡」

 

「きゃっ! リアスったら仕方のないんだから♡」

 

 合計4つの山から顔を覗かせる肉棒に向かってリアスは顔を突っ込み、ダラダラと先走りを漏らす亀頭を口に含みあげた。

 

 乳肉から伝わってくる体温よりも熱く、肉棒が溶けてしまいそうな心地の良いリアスの口内。

 

 ちゅぅぅぅぅ♡ とまずは尿道から漏れてくる先走りを啜るように吸い上げると乳房の中で肉棒がブルブルと暴れだす。それを抑えようと朱乃とアイコンタクトで肉棒を包んでいる乳房を動かすと今度はヘコヘコと御手洗の腰が勝手に動き出した。

 

 普段よりも大人数で同時に攻めているからなのかもう限界のようだ。

 

 先走りでテカらせた唇を上げ、仕方のないんだからと自身を棚上げしてリアスは笑う。

 

「もうイくんですか♡ じゃあ私と小猫ちゃんも隆様に合わせてイきますね♡ 大丈夫ですか小猫ちゃん?」

 

「えぇ、大丈夫です♡ ご主人様(マスター)の匂いだけでイきそうだったのを我慢してただけですので♡ 充血してぷっくりとしたクリちゃんを撫でるだけでおマンコの中ヒクついちゃってて辛かったので嬉しいですっ♡」

 

 耳に届く水音は勢いを増した。

 

 今も懸命に耳を舐めているアーシアとは反対に白音は自慰に意識が持ってかれたのか、耳に届くのは彼女の喘ぐ声だけだ。小さくも可愛い喘ぎ声に時折混じるにゃあ♡ という声。白音は今、本能が身体を動かしているので普段は鳴りを潜めている彼女本来の口癖が出てしまっている。

 

「さぁどうぞ旦那様♡ 私たちのおっぱいにたくさんザーメンをかけて下さいませ♡ おっぱいを真っ白に染め上げ、マーキングしちゃって下さいな♡」

 

 (御手洗)が手のひらいっぱいに広げても全てを掴むことは出来ない乳房を横から手で抑え、挟んだ肉棒を擦る度ににっちゅっ♡ ぬっちゅっ♡ とアーシアと白音の股から聞こえてくる水音にも負けないイヤらしい音が聞こえてくる。

 

 しかも、リアスと朱乃の乳房は2つ合わせて5kg以上、4つで10kgのモノが御手洗の股間で跳ねているのだ。その重み故に動くとだぷん、だぷんと跳ねる姿は圧巻でしかない。

 

 みっちりと肉の詰まった乳肉の中では逃げ場がなく、舐め取っても啜ってもそれでも出てくる先走りとその間に漏れた唾液が潤滑油となり、更に肉棒は追い詰められてしまう。

 

「チンポのビクビクがスゴいわ♡ 私たちのご奉仕で悦んで貰えて良かったわ♡ ほら、ほらほら♡ いーっぱい出しちゃいなさい♡ ご主人様のザーメン、ぶちまけちゃって♡」

 

 緩やかで、それでいてしっかりと乳肉を肉棒と擦り合わせていた朱乃を置いてリアスは攻めの手を強めた。

 

 肉棒を目にした時、いやメイド服を着込んでこれからするであろう未来を考えた時からはしたなく勃起したコリコリの乳首をカリ首の溝に当てると、御手洗だけでなくリアスも気持ちよくなってくる。

 

 乳房の中から香ってくる匂いはヒドく、呼吸するだけでクラクラとしてしまうほどエッチだ。勢いが付いたからか二人の乳房には抜けてしまった御手洗の陰毛が何本も張り付いてしまっている。

 

 匂いにクラクラとするのはリアスと朱乃、二人だけではなく御手洗も同じで我慢できないと彼は乳房を握り締め、腰を高く突き出した。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 重く長い乳房の谷間から顔をグッと覗かせた肉棒はそのまま弾けた。

 

 先端にある穴をぱっくりと広げ、狭い尿道を押し広げてダマのような半固形な精液を次々と勢いよく噴出していく。力強く脈を打つたびに間近で見ている二人の瞳はうっとりと蕩けてしまう。

 

「イく、イっちゃいますっ……~~~っっっ!!!」

 

「わ、私も一緒に……っっっ!!!」

 

 御手洗の射精を見て、耳を舐めていた二人もほぼ同時に絶頂を果たした。

 

 身体を大きく震わせ、足がガクガクと小刻みに痙攣を起こす。艷やかな、聞くだけで精が漲るような二人の声に反応するかのように肉棒も痙攣する。

 

 空へと舞った精液は重力に引かれて下へと落下し、皿のように広げられていた乳房と音を立てて着地を果たす。瞬間、辺りに香る雄の精臭。

 

 汗で蒸れた肉棒とは別の、嗅ぐだけで雌の本能を刺激する匂い。既にビンビンだというのに、リアスたちの乳首は更に主張するかのように膨らんでいく。もしも、今の状態の乳首を触られれば、それだけで絶頂してしまうだろう。そのぐらいに勃起してしまった。

 

「あぁ、スゴい、本当にスゴいわ♡ ご主人様、いいえ隆♡ 射精を終えたばかりだと分かってはいるけれど、もう身体が我慢できないの♡ このままおマンコで食べちゃうわね♡」

 

 リアスのいきなりの行動に呆気に取られた朱乃たちを余所にそのまま御手洗の上に跨がったリアスは愛液で濡れに濡れた膣内へと肉棒を収めていった。

 

 その日はこの後全員に2回ほど種付けするまで行為は続いた。

 




誰が喋っているのかを分かりやすくさせるために呼び方を変えてみましたけど、どうでしょうか? まぁ、今回だけですけど。

もう少しメイド要素を出したかったけど、パイズリばっかりに意識が割かれてしまいました。アーシアたちを出したのは全員で奉仕させたかったからです。

四人も喋らせると大変でした。


でも、やっぱりまたもネタ切れなのでちょっと休みます。

新しくヒロインでも増やしてやる気を出すか、番外編でも手を付けてみるか……。あ、でもレイヴェルが新しく編入してきますし、新学年の日常でも書いてみるのもアリかなぁ。


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三年生 一学期編
ヴェネラナ&グレイフィア&八坂


リクエストからいただきました。

そして77話目!


 短いようで有意義に過ごせた春休みが明けた。

 

 新学年となり、御手洗の知る者が幾らか新たに駒王学園へと通う事になった。白音のクラスにはレイヴェルとルフェイ、御手洗やアーシア、序に兵藤一誠のクラスにはイリナとゼノヴィアだ。

 

 最上級生となり、受験を来年に控えている事からクラスは変更なかった為、そのままイリナたちは編入してきた。

 

 学校が始まって最初の休日。御手洗はヴェネラナたちに声を掛けられ花見へとやって来ていた。

 

 御手洗は普段と変わらないTシャツにジーパンと見慣れた姿代だが、ヴェネラナたちは違った。

 

 京都に拠点を置いている八坂に頼み、今日の為だけに用意した着物に身を包んでいた。

 

 ヴェネラナはモダン系の濃い色の着物、グレイフィアはクールな雰囲気からは想像し辛い淡いパステルカラーの着物、そして八坂は普段から着ている黒いアゲハ模様の着物。

 

 三者三様で似合っており、それは他にやって来ていた花見の客の視線も集めている程だ。

 

「ふふっ、見られちゃってるわね」

 

「私達はご主人様以外を見ないので興味はありませんけどね」

 

「手を出さんのであれば放って置けば良い。だが、隆を囲っておる妾たちが注目を集めれば隆の男としての格も上がるというものじゃ」

 

 純粋に花見を楽しみたかったので今回はいつもの様に認識を阻害していない為周りからの視線が集まる。しかし、写真に残すだけはダメだと、冥界産の道具を作動させているので周りに集まった客たちはスマホやカメラを片手に首を傾げている。

 

「それよりも折角ご飯を作ってきたんだから食べちゃいましょ」

 

「少し量が多いので残れば夕食の時のおかずに回すので気にしないで食べて下さいね」

 

「妾たちの手作りじゃ。隆の好みに合わせた特製の弁当、たんと味わっておくれ♪」

 

 地面に敷かれたござの上に立派な重箱が置かれる。五重にも連なったそれは箱を開けていくと色とりどりのおかずや俵型のおにぎりが顔を出した。

 

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 楽しく談笑をしながらの花見をしていると時間はあっという間だ。

 

 時たまヴェネラナたちの美貌に群がるようにチャラチャラとした如何にもと言った感じの男たちがいたが、彼女たちの興味を一欠片も奪えなかった。

 

 その後男たちは逆上したが魔人化をし、色々な意味で人間を止めた御手洗によって撃退をされ、彼らの軟派な行動は逆に御手洗の株を上げる事になった。

 

 持ち込んだアルコール類によって女性陣には程良く酔が回り、今度こそ彼女たちは認識を阻害する魔法を使用した。未だ残っている一般人たちには楽しくお喋りをしているだけにしか見えないヴェネラナたちだが、御手洗の目には違って映っていた。

 

 ワザと着物を着崩し、深い谷間を見せ付ける。それだけではなく、むっちりとした色白な太腿も見えるようにした挑発的な態度。

 

 酒によって朱を帯びた顔で誘うような流し目をされたら男なら応えるべきだ。そう突き動かされた御手洗は軟派な男たちが触ることも出来なかった豊満な胸を着物越しに遠慮なく鷲掴みにした。

 

「あんっ♡ ふふっ、好きなだけ揉んでね♡」

 

「ヴェネラナ様のだけではなく、私のもどうぞ♡」

 

 正面からヴェネラナの乳房を着物の中に手を入れて直接揉みしだき、片手を取ってグレイフィアが自身の乳房を触らせる。

 

 両手を奪われたも気落ちした八坂だったが、直ぐに悪戯な笑みを浮かべ御手洗の後ろに回った。

 

「ふふん、ほれ手だけではなく頭でもおっぱいを感じると良い♡ 隆のおかげで随分と育ったからの♡ 名実ともにお主のおっぱいじゃぞ♡」

 

 妊娠後に乳房が大きくなるように、魔人となった御手洗の魔力混じりの精液を受け止めている八坂たちもまた、乳房が更に膨らみを見せている。

 

 元がだけに大きな変化ではないが、確かに成長はしているのだ。成長を止めてから久しく、まだ自分の身体が男の好みに成長出来るのだと喜びを大人たちは見せている。

 

 傲慢な王でしか築けない人妻のハーレム。しかも、無理矢理に奪った人妻たちによるモノではなく、彼女たちの意思によって築かれているそれは男にとっての楽園だ。

 

 リアスを育てた母乳を作っていた乳房とリアスの甥を育てた母乳を作っていた乳房を比べてみると重さや形、見た目では分からない違いが手のひらから伝わってくる。

 

 体温が低めなグレイフィアの乳房は少し冷たく、対してヴェネラナのはほんのりと温かい。以前(グレイフィア②)に御手洗がプレゼントしたリング型の乳首ピアスが手に触れる。冷たくも人肌を感じられる乳房とは違い、ピアスは無機質な冷たさを伝えてくる。

 

「んっ……あっ♡ そんなに乳首ばかり弄られるとイっちゃいます……♡ や、だめっ♡ クニクニって摘まれると……っ♡ 出ちゃいますっ♡」

 

 こぷこぷと栓を切ったかのようにグレイフィアの大きな乳首から乳白色の液体が漏れ出て御手洗の手と着物を汚していく。

 

 それは紛れもなく母乳であり、グレイフィアが御手洗の子供を産んでから出来たモノだ。今やすっかりと体質と化し、御手洗から与えられる快楽であれば少しのだったとしてもお漏らしをするかのように噴乳してしまう。

 

 頤を反らし、喘ぎ声を隠さない銀髪美女がいたとしても周りは気にも止めない。各々が集まったメンバーたちと酒や食べ物を肴にワイワイと盛り上がっている。

 

「あらあら、グレイフィアったらもうおっぱい出しちゃってるの? しょうがないんだから♡」

 

 御手洗限定で敏感過ぎるグレイフィアとは違い、余裕を見せているかのようなヴェネラナだが、時折小さく喘いでは身体をぴくりと跳ねさせている。誰がどう見ても感じているとしか言えない。

 

「隆が二人のおっぱいに夢中になっている間に妾はこっちのお世話をせねばならんの♡ おぉ、今日も元気で良い事じゃのう♡」

 

 妖力を使って座っている御手洗のズボンを脱がした八坂は隆起していた肉棒を見て、惚れ惚れとするような声を上げる。

 

 ピーンと固く張り詰めた肉棒は外であろうと関係なしにその力強さを後ろにいる八坂にもしっかりと突き付けてくる。むわりと鼻を掠める雄の匂いを嗅ぐ為に鼻をヒクヒクと動かし、うっとりとしてしまうが、幸いにも御手洗からは見えないのでホッとする。

 

 細くしなやかな指が肉棒をしっかりと握り、より密着するために身体のスペースを減らすと御手洗の頭で乳房が柔らかく形を変える。

 

「ほれ、妾がこうやってしーこ、しーこ♡ とチンポを扱いといてやる♡ だから隆は安心して目の前の雌の柔肉を楽しんでおれ♡」

 

 楽しげで、それでありながら匂い立つような色気の混じった八坂の声。

 

 玉藻の前の血筋である八坂は存在自体がエロいと言っても過言ではない。歩くだけで異性の視線を集め、吐息一つで男たちは股間を熱くさせる。御手洗と出会うまでは九重の母としての意識が強かったので今ほどの色気を振り撒いてはいなかったが、完全に女としての一面を取り戻した今では御手洗の女の中でも随一の色気を持っている。

 

 それはヴェネラナたちも同じだ。子供二人につい最近になって一人を産んだとは思えない若々しさを持つヴェネラナは他の大人組にはない人妻としての色気が濃い。

 

 悪魔の種を増やすためと御手洗と交わった彼女だったが、今ではすっかりとノリノリだ。人妻でありながら旦那を放置し、新たな若く優秀な男へ媚を売る彼女。性全般のテクニックが高く、それらを持って御手洗を翻弄するも近頃は返り討ちに合うばかり。自身が今まで相手してきた男たちとは比べ物にもならないとご満悦だ。

 

 若い頃から悪魔の種を増やす為に様々な男と交わってきたヴェネラナとは違い、グレイフィアの経験人数は御手洗と旦那であるサーゼクスの二人だけだ。

 

 冥界で起きた内紛の際、敵だった彼女を娶り、妻に迎えたサーゼクス。だが、跡継ぎを産んでからはグレイフィアを女ではなく妻として見るようになり、まだまだ女盛りだったグレイフィアは身体を持て余していた。

 

 ヴェネラナによって御手洗に献上され、今は女としての自分を存分に楽しんでいる。他の男には冷たく事務的で、御手洗にだけは何処までも媚を売る。そんな一人でも相手に出来れば人生勝ち組になれる女達を一斉に相手している御手洗。

 

 漏れた先走りと八坂が垂らした唾液によって下半身からはくちゅくちゅと淫らな水音が鳴り続けている。指輪っかが丹念に肉棒を扱き、張り出たカリ首を何度も何度も擦っていく。ゾクゾクとした快楽が背筋を通り抜け、後ろへ倒れ込みそうになると八坂が優しく抱き止めてくれる。

 

「んぅ? もう出そうなのか? なら好きな時に出せ♡ そうじゃ、折角だからグレイフィアのお腹の淫紋に向かってびゅーびゅーと出してやれ♡」

 

「ご主人様、どうぞ♡ 私の淫紋はご主人様の近くにいる事で反応してますので、的当てみたいに掛けて下さい♡」

 

 せっかくの着物を脱ぎ、淫紋が妖しく光る腹部を見せるグレイフィア。瞳は快楽で蕩け、滴った母乳の線が腹まで残っている。

 

「じゃあ私は隆くん(旦那様)がいっぱい出せるようにこっちを揉み揉みってしておくわ♡」

 

 射精前で身体に力が入り、ぎゅぅぅぅと乳房を掴まれているヴェネラナが痛みなどないかのように振る舞い、そのまま御手洗の陰嚢へと手を伸ばした。

 

 力強く胸を掴む御手洗の手とは違い、中へ刺激を送る絶妙な力強さ。コリを解すかのように優しく揉み込んでは小声で良い子、良い子と我が子の頭を撫でるかのように呟いている。

 

 若い頃に多くの男と関係を持ったヴェネラナだったが彼女を孕ませれる程に雄として優秀だった者はいなかった。結婚をし、旦那であるジオディクスが孕ませるにも時間が掛かった。結婚してから長い年月が経ったが、その間に産まれたのはサーゼクスとリアスの二人のみ。それに比べると御手洗は直ぐに孕ませてくれた。ただそれだけで彼女が御手洗へ夢中になるには十分だった。

 

 赤ちゃんになる大事な精子を作る陰嚢を甘やかす姿は正に母親。だが、()としての色気は隠せていない。 

 

「はい、どーぞ♡ たくさん掛けて下さい♡」

 

「妾がちゃーんと狙いを定めておく故、隆は出すことだけを考えておけば良いからな♡」

 

 二人の奉仕と、グレイフィアによる煽り。限界ギリギリまで堪えていた肉棒が我慢出来る筈もなく、ブルブルと震えた後、溜まったモノを放出するかのように一気に弾けた。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるっ♡ どびゅるるるるるっ♡

 

 射精中も扱きの手は緩めず、奥に残しがないようににちゅにちゅと扱かれ続けている。

 

 扱いている手とは反対の手で肉棒の先端の矛先を定め、銃口から弾が出るように鈴口から飛び出した精液が放物線を描き、的であるグレイフィアの淫紋に散っていく。

 

 精液を淫紋の上から浴びただけなのに、腹の奥の子宮は疼き、奥からトロトロと滝のように愛液を漏らす。八坂の伝え通りに着物の下には下着の類は身に着けてはおらず、そのまま垂れた愛液はござにシミとして残る。

 

「ん、んんっ♡ ご主人様の精液、とても熱いですっ♡ それに匂いも濃くてご立派です♡」

 

 メイドとしての矜持か表に出さない様に堪えているが、結局は堪えきれずに晒してしまっている。

 

 精液の青臭い匂いは認識を阻害しても隠せないが、まだまだ花見で周りは盛り上がり、辺りには様々な料理や酒の匂いが充満しているので気付くモノはいない。いたとしても一般人たちからは御手洗たちは酒盛りしているだけにしか見えないので、匂いの発信源が彼等だとは気づきようがない。

 

こうして御手洗たちは認識を阻害しつつも、花見を楽しんだ。

 




やっぱり中盤から後半になると着ている服の描写が無くなってしまうんですよねぇ。せっかくの着物なのにあんまりそれらしさを表現できていなくて申し訳ありません。

なんかまた適当な設定が生えてますし、なんならいらなさそうなヴェネラナたちの話も入ってますがお許しを。特に考えずにぶち込んだだけなので……。エロのスパイスになれば良いかなぁ。

作中の季節的に花見を書きたかったのもあり、リクエストに良さげなのがあったので書きました。ヴェネラナとグレイフィア、八坂の三人はセットで登場が多いですね。ただ、同じ大人組として分類しているロスヴァイセだけが出番がない。どうしてもこの三人に絡ませられないんですよねぇ。


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九重&オーフィス

おかしい。リクエストにあった性教育みたいなのを書こうと思っていたら子供の微笑ましい競争になってた。


 

「流石に三人でかような個室に入ると少々狭いのう」

 

「……でも、この方が隆の匂いが濃くなる」

 

 部活を終えたあとの放課後。

 

 駒王学園にある男子トイレの窓からはオレンジ色の夕陽の光が差し込み、辺りは静寂に包まれている。

 

 突如八坂の娘である九重から御手洗へ連絡が入り、オカルト研究部での部活動を終えた後にこの個室で合流した。

 

 白音のような発育に乏しい結果ではなく、肉体的にも精神的にも幼い九重は御手洗の胸よりも身長がない。そんな見た目でありながらも八坂(母親)の影響で喋り方は古風なので実家のある京都での友人は少ない。京都の支配者の娘である事も関係はあるが。

 

 九重とは逆に精神年齢だけは永いものの精神はさほど育ってはおらず、肉体に対して関心を抱かなかった結果、幼い姿をしているオーフィスは御手洗の繋がりによって友情を育んでいた。

 

 二人に座るようにと言われ、いつもの面子を相手にしている時のように個室の便座に腰を下ろしている御手洗。そんな御手洗の膝の上に二人は座っている。小さくも張りがあり、急ピッチで発育をしている臀部は柔らかさを持っている。

 

 そんな尻が全くの意識なしにスリスリと擦り付けられ、御手洗の股間は条件反射のようにふっくらとテントを張ってしまっている。

 

「んぅ? のぅ、主様。何か私のお尻にあたっておるのじゃが、これはまさかアレかの……?」

 

「……ん、九重の言う通りお尻に熱いのが当たってる。これはチンポ」

 

「お、オーフィス! わ、わざわざ名前を口に出さんくとも良い! は、恥ずかしいではないか……」

 

 未だに淫語に慣れない九重はワタワタと手を振っては隣にいるオーフィスへと声を荒げる。が、当のオーフィスは涼しい顔のままで身体を反転させ、御手洗と向かい合った。

 

「……隆のチンポは我がスッキリさせてあげる」

 

 膝の上に乗ったまま、器用に右手を動かし制服のズボンのチャックを下ろして甘勃起をした肉棒を取り出す。

 

 以前までであれば肉棒をしげしげと観察していたオーフィスだったが、今ではこれが何の為にあるのかを完全に理解している。雌となったオーフィスを気持ちよくしてくれるものであり、種の繁栄をさせてくれるもの。未だに種の繁栄へは興味はないが、御手洗が望むのであれば今すぐにでも妊娠しても良いというのが嘘偽り無しなオーフィスの心情だ。

 

「お、おっきい……♡」

 

 (九重①)に散々と匂いを嗅がされ、そのまま絶頂するように躾けられた九重は赤くなった顔を手で隠しながらも匂いを嗅げないかと密かに鼻を動かしている。

 

 まだまだ本調子とは言えない御手洗の肉棒だが、幼い九重からしたら半勃ちでも充分に大きい。

 

「……このまま手コキ? する。気持ちよくなって」

 

 指を輪っかにし、しこしこと勃起を促すように優しく上下に扱いていく。拙いながらも一生懸命さと気持ちよくなって欲しいという本心が見える奉仕はそれだけで気持ちがよくなるというもの。

 

 ムクムクと蛇が顔を擡げるようにしなりを見せていた肉棒が徐々に上へ上へと起き上がり、先端をピーンと天井へと向けた。

 

「わ、私も……するのじゃ」

 

 うっかり二人の空気に充てられ見惚れていた九重も我に返っては、オーフィスに負けるかと御手洗へと身体を向き直す。

 

 今日の九重の装いは洋装でスカートを履いている。しかも御手洗からは見えないがその下には母親である八坂に買ってもらったスケスケな生地の薄いショーツを履いているのでズボン越しながらもダイレクトに尻肉の柔らかさが伝わってくる。

 

 左手でオーフィスが扱いていない亀頭を包み、その下のカリ首を刺激するように五本の指を動かす。爪は毎朝のように切っており、痛みはなくゾワゾワとした物足りなさが募る。

 

 九重はそれだけではなく、向き直った身体をそのまま御手洗へと倒し口づけを始めた。

 

「ん……っ♡ ちゅっ……ちゅっ♡ 主様、主さまぁ……♡」

 

 名前を呼びながらの口づけ。それも年端もいかない幼気な少女である九重がしている。その手の趣味がある者には垂涎ものであり、そうでなくとも思わず興奮してしまう。

 

 幼くも母親譲りの整った顔立ち。口づけをする時はぎゅっと目を瞑っているのが何とも可愛らしい。妖術を使って今は隠しているが、尻尾が見えていたらブンブンと機嫌が良い犬のように振られている事だろう。

 

「……む。隆、我もキス。ん、ちゅっ♡」

 

 御手洗の使い魔になってからは何度も彼の家へと呼ばれたオーフィスは嫉妬という感情を覚えた。

 

 一個体として己を定めてくれた御手洗を親のように思いつつもしっかりと異性と認識しているオーフィスは彼に呼び出される中で彼が複数の女と交わっているのを見た。匂いからして他の女の匂いもあったので理解はしていたが、どうしてもモヤモヤが晴れず、御手洗に相談してその感情の名前を知った。

 

 今もまた、九重とのラブラブな口づけを見てムッとしたオーフィスが割り込むような形で唇を奪った。

 

 小さな唇を重ね、舌を差し込んで唾液を奪い、代わりに流し込む。ぴちゃぴちゃと口内から響く水音が心地良く、ずっとこのまましていたいという気持ちに包まれる。が、ここにはもう一人いる訳で、

 

「わ、私が先にしてたのじゃ! オーフィスばっかりズルい!」

 

 押し退けるように横から唇を掻っ攫った。暫くの間、二人が競うように御手洗の唇を奪い合い、口を離した時には三人の口元は唾液でベトベトになっていた。

 

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 奪い合ってた口づけが終わり、離れた二人の瞳にはハッキリとした性の灯火が色濃く浮かんでいる。

 

 まだ本番をしてはいない九重と、性知識に欠けているオーフィス。どちらも将来有望な美幼女な姿で、二人が頬を朱に染めているのはそれだけで唆られる光景だ。

 

 ポーッと熱に浮かされたようでありながらも視線はしっかりと御手洗を捕らえている。口づけに夢中になって弄られなくなった肉棒はだらだらと先走りを滝のように漏らしては全身を光らせている。狭い個室の中に広がる雄の性臭と若い雌の匂い。

 

「九重、前も言ったけどまだ九重とセックスはしないから。セックスを出来るような身体ではないし」

 

「う、む。分かってはおる、分かってはおるんじゃ。でも、私のおマンコが疼くのじゃ……♡」

 

 膝から立ち上がり、履いていたスカートをたくし上げてぐっしょりと愛液で濡らしたショーツを見せる。水分を吸い過ぎたショーツはやや下にズレており、それだけ九重も興奮しているのだ。

 

 ピンクで可愛らしい色は幼い九重に似合ってはいるが、それを打ち消すようなスケスケ具合に流石の御手洗も息を呑む。腰を前に突き出し、御手洗がよく見えるようにとショーツを下ろして女陰を開く。にちゃりと音を立て、糸を引く愛液。ヒクヒクと蠢く膣肉は未使用の証である真っピンクだ。

 

「主様の事を思って何度も自慰をしてきたが、やっぱり弄って欲しいのじゃ。セックスは諦めるから、代わりにいっぱい弄ってはくれんか?」

 

「いいよ。アヘ顔を晒しちゃうぐらいイかせてあげる」

 

 指を伸ばし、九重が開いている蜜壺へと潜り込ませる。温かいを通り越して熱い膣内。解れた膣肉が指を肉棒と勘違いしてきゅむきゅむと絡み付いてくる。指の腹であやし、爪先で襞の凹凸を引っ掻くとそれだけで九重の身体は面白いぐらいに跳ねてしまう。

 

「……なら我は隆とセックスする。隆はそのまま九重のおマンコ弄ってあげてて。我が上で動いておく♡」

 

 服の定義をなしていないドレスの丈を持ち上げ剥き出しだった女陰へ肉棒を咥えていく。

 

 解れ切っており、ぴっちりと吸い付くぐらいに御手洗専用の膣と化した膣内はそのまま一息で最奥まで肉棒を飲み込んだ。コツリと肉で出来たリングのようなモノと亀頭の先端が当たり挿入が止まる。

 

 ふーっ、ふーっ♡ と荒い呼吸を吐きながらもゆっくりと落ち着こうとしているオーフィス。下半身から上ってくる快楽を感じながらもそのまま埋まったままの指を曲げては九重を喘がせる。

 

 指を少し動かすだけで喘ぐ九重は今や玩具であり、楽器のようだ。ここが御手洗の通う学園だという事も忘れて気持ち良さそうに喘ぐ九重を見て、オーフィスもやっと腰を上下に振り出した。

 

 狭く小さな膣道を肉棒が掻き分け、出来たスペースを直ぐに膣肉が埋め直す。傘を張ったカリ首が膣肉を擦る度にオーフィスの口からは獣のような声が漏れる。

 

 無表情、無感情、無関心が当たり前だったオーフィスだが、御手洗との使い魔契約によって彼だけは別になっており、彼に肩を触られただけでも嬉しくなる。それと同じように、ただの穴だった女陰が女性器としての役割を持ち、身も心も女になったオーフィスの膣はよわよわだ。

 

 勿論だが、それら御手洗に対してだけであり、他の男なら触れた瞬間に無限の龍神としての力によって消されるだろう。そんな訳でオーフィスは簡単に喘ぐのだ。しかも羞恥心が無いために大声で下品な喘ぎ声。普段の物静かな雰囲気や喋り方とのギャップが凄まじく、膣内で肉棒が嬉しげに跳ねる。

 

「お゛っ♡ うっ……んうぅぅぅっ……♡ んぉッ……ひっ、おぉぉっ……♡」

 

 ギリギリまで肉棒を引き抜き、体重を掛けて一気に飲み込むとオーフィスの目の前でバチバチと火花が散る。小さな陰核は包皮から顔を出し、真っ赤に充血している。

 

 ぱちゅぱちゅと小さな尻が跳ねる度に膣肉は締め付けを強くし、本気汁を子宮から漏らしてはべったりと肉棒を汚していく。

 

「あ゛っ、そこっ♡ そこダメっ♡ そこカリカリされるとイってしまうのじゃっ♡」

 

 九重の膣内のちょうど真ん中の天井にあるぷっくりと腫れたようなモノを指の腹で擦ると締め付けが強くなる。

 

 そのまま指が持っていかれそうな締め付けだが、御手洗は意に介さず九重静止の声を振り切って執拗に擦る。一際甲高い声を上げ、尿道から潮を噴くも手は緩めず、次第に九重もオーフィスのような獣のような声を上げていく。

 

「……チンポおっきくなった♡ 隆イく? 我もイくから一緒に……♡」

 

 快楽で表情を蕩かせ、平坦な声色ながらに嬉しさが混じっている。リズム良く騎乗位で抽挿を続けていたオーフィスの膣内が今までのような軽い絶頂の為ではなく、精液を搾り取るが為に狭まる。

 

 上からは降りてきた子宮が、横からは充血した真っ赤な膣肉が肉棒を挟み込んで逃げ場を無くす。

 

 御手洗の左手は九重の女陰を弄っているので使えないが、空いている右手をそのまま自身の左手と絡め恋人繋ぎをする。御手洗にイかされ、余裕もない九重とは違い、自分の意思で強弱をある程度は決められるので顔を近付け口づけを交わす。

 

 上と下の口が両方繋がり、口づけの水音や情事の水音、そして絶え間なく聞こえている九重の喘ぎ声が個室だけではなくトイレの中に木霊する。

 

 雄も雌もなかったオーフィスに雌と定めさせ、番と認めた男にだけする無限の龍神の奉仕。御手洗専用の膣内の動きは伸縮しながらも的確に追い詰め、ついに我慢できなかった御手洗は最後の意地としてグイッと腰を突き上げ、亀頭が半ば子宮口にめり込んだ状態で射精を始めた。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ どびゅるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「……我もイく♡ イくイくイくっっっ♡♡♡」

 

 ほんの僅かな差。精液を一瞬でも浴びた子宮が熱を持ち、ギリギリだったオーフィスを絶頂へと導いた。

 

 全身を震わせ、体内で凄い音を立てながら射精をする肉棒を尚も締め付ける。汗を掻く必要もなかった身体は全身に汗を掻き、匂いもなかった身体からは雌のフェロモンがむんむんと香ってくる。

 

 ドクン、ドクンと脈打つ度に精を放ち、子宮で受け止めた後、ゆっくりと腰を上げて膣から肉棒が解放された。

 

「……ん、お掃除する。あーむ……ん、ちゅっ……♡ ちゅっ、ちゅるるるるっ♡♡♡」

 

「ず、ズルいのじゃ! 私もする。あむ、ちゅっ、ん、ふ、っ……ちゅっ、ちゅっ……れぇろぉぉ……♡♡♡」

 

 オーフィスが射精を終えてぐったりとしている肉棒の掃除を始めたらまたも隣にいた九重が割り込む。

 

 小さな舌が肉棒に付いた先走りや精液、愛液を舐め取りまた血流が海綿体に集まる。顔を離した時には二人の小さな顔を隠すように勃起をしたモノが目の前に合った。

 

「またおっきくさせたのじゃな♡ 今度は私も参加できるフェラチオをするのじゃ♡ 覚悟しておくのじゃ主様♡」

 

「……九重には負けない。隆、我のお口で気持ち良くなって♡」

 

 顔をぴったりとくっ付け、今度は掃除ではなく射精させる為の口淫を始めた。

 

 三人が満足し終えた頃には空が白み始めていた。

 

 




なんかオーフィスが嫉妬を覚えたら精神年齢がぐっと下がったような気がします。ま、まぁ感情を覚えたばかりのオーフィスは言わば子供ですからね、仕方ないです。

九重の一人称を八坂との区別の為に私にしたけど、のじゃロリ口調での私って違和感ありますねぇ。変えたいけど、変えるとなると大変なので放置かなぁ。

でも今回の話は個人的に楽しく書けました。案外このコンビも良いですね。リアス&朱乃並みに個人的にはしっくりきます。

そして更におかしいことに連続更新が続いた。多分、流石にこれ以上はないかなぁ。


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グレイフィア④

「グレイフィアはまた……」

 

「サーゼクス、彼女の事はもう諦めろ。私は残念だがヴェネラナを愛せないんだ。それはお前も同じ」

 

「父上……しかし、だからと言ってこれは流石に……!」

 

「お前の怒りは最もだし、共感も出来る。だが、もう既に遅いのだ。私たちから妻を奪ったあの男は魔人として覚醒し、今や熾天使(セラフ)であるガブリエル殿すらもモノにしている。冥界の名門の当主であっても、魔王であったとしてもあやつを排除するのはもう手遅れなのだ……!」

 

「そんな……!?」

 

 グレイフィア()が御手洗に奪われてからサーゼクスはこうして父親であるジオディクスの執務室へと顔を出すようになった。

 

 妻を奪われた男として男のプライドは地に落ち、代わりに行き急ぐように仕事へと没頭している。

 

 彼には妻とは別にもう一人だけ心の支えとなる妹、リアスが居たのだがそれも今は昔。御手洗の身の回りが安全になるのであれば魔王すらも利用するある意味で悪魔らしく成長してしまったリアスとは連絡を取っていない。

 

 御手洗へと日々怒りを募らせるが、それも今日無駄なのだとジオディクスから教えられてしまい今度こそ彼は燃え尽きそうになっている。慈愛の一族であるが故にだ。

 

 同じ冥界の名門の出であるレイヴェルの実家は大喜びであり、純血の悪魔と結ばれるよりも喜んでいる。彼女の兄であるライザー・フェニックスには純血と結ばれるようにとリアスとの婚約を一度は計画したものだったが、レイヴェルが魔人と結ばれるのであれば話は別だ。

 

 悪魔の男の繁殖能力は弱く、仮に孕ませれても一人や二人だ。ヴェネラナはリアスとサーゼクスだけであり、グレイフィアは息子一人だけだ。だが、魔人は繁殖能力が高い事が分かっており、個体数が少ない悪魔の中にフェニックスの血を宿すものが増えるのであれば喜ぶ他ない。

 

 既にライザーは自身の気に入った相手との結婚をフェニックス卿から許されており、身の回りが落ち着いたら一度は義弟となる男に会いに行こうと考えている。

 

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「見つけた! グレイフィア、戻っては来ないか!」

 

「……サーゼクス」

 

 魔王としてではなく、ルシファー家の夫としての顔でやって来たサーゼクス。彼を見てかつてしていた妻として相対するもグレイフィアの心の中には波一つ揺るがない。

 

 彼が自分をモノ扱いしている訳ではないと知っている。こうして会いに来たのも純粋に自分を心配してのものだろう。冥界では彼の側にグレイフィアが居なくなってからは夫婦間が上手くいってないと噂され、ルシファー家の血が貰えればと次の嫁候補をあちらこちらから送り込まれそうになっているのをグレイフィアは知っている。

 

「俺は君が居ないと駄目なんだ! だからどうか戻って来て欲しい……っ!」

 

「……」

 

 必死に頭を下げる彼を見てもグレイフィアの表情は変わらない。

 

 御手洗を最優先に置き、その次に新たに御手洗との間に出来た子供を置いているグレイフィアにとってサーゼクス()なんてどうでも良かった。確かに彼へと恋い焦がれ、結ばれ子を宿した。だがそれだけだ。

 

 冥界一のおしどり夫婦だなんて言われたが、所詮は夫と妻。其処にはもう男と女はなく、どれだけグレイフィアが自身の指で自身を慰めて来たのか彼は知らないだろう。

 

 悪魔は長寿な生き物であり、それだけに女としての時間が長い。性欲もかなりあり、男としてよりも魔王として振る舞わなければならなかったサーゼクスではグレイフィアには釣り合わなかったのだ。

 

「ごめんなさい。私もうあなたと一緒にはなれないわ。だってあなたは私を妻として必要として女としては必要としてないでしょう? 私だってヴェネラナ様だってまだまだ女だって彼に教えて貰ったの。だからごめんなさい」

 

 それだけを言い残し、一度も振り返る事なくグレイフィアは去って行った。後に残ったのはポツンと一人佇んでいるサーゼクスだけだった。

 

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「んっ……はぁ、おっきぃ♡ お腹の中、ご主人様のおチンポでいっぱいです♡」

 

 御手洗の上に跨ったグレイフィア。

 

 手は彼の腹に付き、飲み込んだ御手洗の怒張を腰を動かして刺激する。二度も出産を経験した経産婦とは思えない膣肉の密集具合。カリ首が膣内をする度に新たな膣肉がまとわりつき、そのまま二人に快楽を与える。

 

 タンタンタンとリズム良くグレイフィアの尻が上下に揺れる。御手洗の子供を孕んだ事もあり、更に肉付きの良くなった尻は最早それだけで色気があり、脂肪が増えたのに垂れる様子はない。御手洗の足とぶつかり、形をイヤらしく歪めまた戻る。

 

「あぁっ♡ イくっ、イきますっ♡」

 

 膣肉の痙攣や伸縮が激しくなり、それは肉棒から精液を搾り取るような動きになる。どんな種族の女でも己のモノに出来る魔性の肉棒ではあるが、グレイフィアの名器による締め付けにあっさりと負け、彼女の絶頂に合わせて射精をする。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 一回り以上も膨張した肉棒が大きく脈を打ち、マグマのように熱い粘液を勢い良く子宮へと浴びせる。待ち望んでいたモノを受け止め、更なる絶頂がグレイフィアを襲うも射精は終わりを見せない。

 

 早漏気味ではあるが、御手洗を御手洗足らしめているのはその絶倫さだ。一日中交わる事も可能であり、どんなに気高い精神を持っている女だとしても快楽に塗り潰されてしまう。直ぐに本能が頭の中を支配し、雌として彼の側にいたいと思うのだ。一種の催眠のようにも思えるが、本能を刺激しているので抗いようはない。

 

 その日もその一回では終わらず、グレイフィアが気絶するまで交わりは続いた。

 




寝取りであり、寝取られ物でもあるのでサーゼクス君を登場させてもらいました。この間イッセーは書きましたからね。

イッセー君とは違って、妻が寝取られていることを知っている彼だけに父親との相談は一種の慰めです。ただ、愚痴りあいだけになり何の解決策も出ないんですけどね。

本文では触れませんでしたが、ガブリエルをモノにしているだけではなく、ガブリエルに御手洗を勧めたのはミカエルです。つまり、ある意味で御手洗君は天界からも支持されているので魔王と言えども抗議するのは難しいのです。冥界を一人で治めているのではなく、四人の魔王で治めているので権力もそんなにないだろうしね。

その反面ミカエル君はほぼ事実上のトップなので。多分。



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オーフィス③

なんか唐突にロリを虐めたくなりました。


「……ねぇ隆。我、似合う?」

 

 御手洗に呼び出されるのではなく、最近はこうしてオーフィスから御手洗を訪ねてくる事が多くなった。自意識が芽生えた今、主人である御手洗との時間を多く過ごしたいとでも思ってもいるのだろう。

 

 昔のオーフィスであれば静寂を欲していたのに、今では御手洗の隣という賑やかな場所を求めている。

 

 御手洗の前でクルりと一回転したオーフィスの背中には真っ赤なランドセルが背負われている。新品同然な輝きを誇っており、見た目幼女なオーフィスにはこれ以上なく似合っている。

 

 惜しむらくは無表情だが、オーフィスとそれなりの時間を過ごし、使い魔契約を結んでいる御手洗にはオーフィスから褒められたいという感情が伝わってくる。

 

「似合ってるよ。ランドセルは誰から貰ったんだ?」

 

「……リアス。隆に色々な我を見せたいと相談したら貰った」

 

「へぇ……」

 

 オーフィスが他者に相談とは驚く御手洗。

 

 無限の龍神の名を冠するオーフィスに出来ない事はなく、基本的に全て彼女だけで解決する。だが、自身の事ではなく、御手洗に喜んで欲しいという考えだったので彼女からリアスへとコンタクトを取ったのだ。

 

 リアスもまた御手洗を守る()の中にオーフィスという特大級の戦力がやって来る事を歓迎しているので両者の仲は良好だ。

 

「……我、学校に興味はない。けど、これなら隆も喜ぶ?」

 

「うん。ほらおいで」

 

 いつものゴスロリ服の上にランドセルを背負った姿で違和感は有る筈なのに、何故か不思議とマッチした姿。

 

 胡座をかいた御手洗の膝の上にオーフィスを乗せ、そのまま手を服の中に突っ込む。無表情ながらに御手洗の膝の上に乗れて満足げなオーフィスは彼の行動を止めはしない。

 

「ん……っ♡」

 

 服の中を弄る御手洗の手はスルスルと上へと伸び、ブラの必要がない平坦な胸へと辿り着いた。

 

 カリカリと乳首の周りのぷっくりとした乳輪を爪先で引っ掻き、焦らしていくとオーフィスから悩ましげな鼻息が漏れる。

 

 膣や尻穴は勿論、全身の至る所を御手洗によって開発されているオーフィスは少し触られただけでも全身に痺れるような快楽が走る。モゾモゾと膝の上で小振りな尻を動かし、もっともっとと強請るように身体を御手洗へと擦り付けて来る。

 

「オーフィス、乳首触って欲しい?」

 

「……うん、触って♡ 我の乳首触って♡」

 

「聞くまでもなくお強請り出来て偉いな。じゃあご褒美っと!」

 

 キュッと親指と人差し指で摘んだ小さな蕾を力任せに引っ張る。痛みを感じる程の力を込められたそれだが、オーフィスは可愛く下品に喘ぐだけ。

 

 ゲームをするようにリズム良く、キュッ、キュッと摘むとビクン、ビクンと身体を跳ねさせる。それが面白くて御手洗は更に抓るという無限ループが発生する。

 

 オーフィスの魔力で作られたゴスロリドレスの下には下着は付けてはおらず、スカートの股間部分がじんわりと色を濃くする。

 

「オーフィス、おマンコはどうなってる?」

 

「……濡れてきた」

 

「じゃあお尻の方は俺が弄るからオーフィスは自分でおマンコを弄ろっか」

 

「……うん」

 

 スカートを捲り上げ、オーフィスの小さな指が秘所を掻く。

 

 右手は興奮で勃起した陰核を触り、左手は膣穴へと潜っていく。狭く、オーフィスの小さな指でも一本しか入らない膣を開通させるかのように何度も指が出入りを繰り返す。

 

 浅い所までしか届かないが、オーフィスのGスポットは比較的浅い箇所にあるので彼女の指でも容易に届く。襞の凹凸を指の腹で感じながらも、他とは違うザラザラとした触り心地。

 

 御手洗が乳房にしたようにカリカリと爪先で焦らすように引っ掻くとやはり、それだけでオーフィスの身体はピクンと跳ねる。いつの間にか口は半開きになり、声とも言えない声を漏らしながら弄り続ける。

 

 頭の中はピンク一色に染まっており、早く交尾したいと訴えてくるばかりだ。

 

「コッチも狭いなぁ。でも、前よりも緩くはなったかな? あ、でもちゃんと俺の指を締め付けてくる分、前よりも良いかも」

 

 オーフィスの尻穴へと潜り込んだ御手洗の指。膣よりも狭く、排泄すらしないただそこにあるだけの穴。

 

 何度か抜き差しをして感触を確かめた後、今度は指の腹で穴を直接撫でる。窄まった穴の周りには何もなく、弾力だけが伝わってくる。

 

 もっと柔らかく育てよとばかりに撫で、引っ掻くと嬉しそうに穴がパクパクと開閉を繰り返す。

 

 穴の縁をツツっーと爪先でなぞり、躾をするかのように開閉を繰り返す穴に第一関節まで指を差し込む。膣であればクチュクチュと水音を立てるであろうそれは空気の抜けるぶぴっ、ぶぴっと下品な音しか立てない。

 

「お゛っ♡ ダメっ、イく♡ 隆、我イっちゃうっ♡」

 

「駄目だよオーフィス。もう少し我慢しないと」

 

「無理っ、もう我、我慢出来ない♡ お゛っ、んお゛っ♡」

 

 御手洗の言う通りに我慢しようとするも身体に力が入り、穴の締め付けが強くなる。が、それが却って御手洗の愛撫を敏感に受ける事になり、我慢が効かなくなる。

 

 自身の秘所を慰める指先は白く濁った本気汁によってベタベタだが、それでも気にせずグチュグチュと敏感な蜜壺をかき混ぜる。

 

 泡立つ程にかき混ぜられたそれが辺りへと飛び散って行くも、快楽を貪っているオーフィスにとっては些細な事だ。足がピーンと前へ伸び、プルプルと震える。

 

「イくっ♡ イくイくイくっ♡」

 

「ダメ、駄目だからなオーフィス」

 

 目の前が真っ白になりかけ、何度も脳内で火花が散っているのに御手洗の言葉だけがオーフィスを縛る。

 

 全身だけではなく、膣も震え伸縮を激しく何度も繰り返しているのに絶頂に至れない。半開きの口からは飲み込めなかった唾液が溢れ、顎を伝って服のシミへとなっていく。

 

 我慢の余りに壊れた機械のように震えながらイくとだけを繰り返すオーフィスの尻穴を穿り、もう片方の手でぽっちりと勃起した乳首を抓る。痛いほどに勃起した乳首を抓られ、苦痛混じりの声が出るが、その声には多分に快楽の色が混ざっている。

 

「隆、無理っ♡ もう我、無理っ♡ イくっ♡ イきたい♡ 許してっ♡」

 

 涙の混じった悲痛の叫びだが、御手洗は首を振る。

 

 御手洗が見たいのは我慢の先にある、オーフィスの限界を超えた姿だ。我慢が限界を迎え、その結果訪れる絶頂する姿を見たいのだ。

 

 乳首から手を離し、弄る事を忘れたオーフィスの膣穴へと指を突っ込む。限界まで解れ切った穴は指を肉棒と勘違いをし、奥へと奥へと導こうとするが第一関節だけをちゅぽっ♡ ちゅぽっ♡ と抜き差しする。

 

 涙のように溢れてくる愛液が指を伝って布団へと落ちるが、次々と出てくるのでおねしょをしたかのように布団は惨事を見せる。

 

 幼子が親から離れないようにしがみつくようにオーフィスは御手洗の腕を掴むも、その手には力が込められていない。

 

 クイッと顔だけを手で動かし、覗くと瞳は涙でいっぱいだ。既に瞳に光はなく、御手洗が映ってはいるが、視線は定まってはいない。ポロポロと涙の粒が滝のように溢れるが、瞳は情欲一色で染まっている。

 

「イきたい?」

 

「お゛、ぉぉぉおおおっ♡ んぐっ……あ゛、あ゛っあ゛っ♡ 〜〜〜っっっ♡♡♡」

 

 背中に背負ったランドセルが二人の間で潰れているが、中身は入ってはおらず、ただ形を歪めているだけだ。

 

 御手洗の言葉にも反応出来ず、ただただ快楽だけがオーフィスを支配している。特定の性別を持っていなかったオーフィスが()に染まった姿をしては実に正しい。

 

「あ゛っ♡ うっ、ぐっ♡ お゛ほっ♡ お、ぉぉぉぉおおおおっっっ♡♡♡」

 

 言葉を紡げない程にドロドロに頭の中を揺蕩わせたオーフィスの絶頂は正に獣のように野太いモノだった。

 

 ピーンと伸びた足が上下にガクガクと震え、、足の付け根から大量の潮を撒き散らせながら絶頂を享受する。全部は受け止めきれず、意識が落ちるもそれでも身体は絶頂を続けていく。

 

 穴という穴をキツく締め、潮だけではなく尿すらも排泄していく。本来は尿を排泄する必要のないオーフィスだが、御手洗が好きだからと必要な場面でのみ排泄するようになっている。

 

 おかげで深い絶頂をする時は尿を出すようになっており、放物線を描いて部屋の中にシミを作っていく。

 

 ぐるりと白目を剥き、およそ女として人に見せてはいけない顔をしているのにオーフィスの顔は満足げに歪んでいた。

 




オナろうとエロ画像をネットの海で漁ってたらランドセルを背負ったロリの絵を見てオーフィスを書こうとパソコンに向かったはずなのに気付けば虐めていた。何故だ?

喘ぎ声を書くのが難しくて最近台詞が減っちゃってますね。エロゲを参考にすべきか……。

しかし、いつまで経っても新学年となった学校の様子を書けない。下書きを何度も消してるのでもう少しだけお待ちを。スポットを当てるキャラにも困るし、本当に難しい……。


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それぞれの新生活

エロなしだと余計に文字数が減っちゃいますね。


 

 大学へと進学したリアスたちだったが、存外詰まらないものだった。

 

 そもそも今とリアスと朱乃の生活の中心は御手洗であり、その御手洗がいない大学に楽しみなど見い出せる筈もなかった。金とコネを作ってサークルを立ち上げるまでに散々と勧誘という名のナンパを受け飽き飽きとしていた二人。

 

 特に酷いのが男女の営みを目的としたサークル、所謂ヤリサーからの勧誘の多さだった。駒王学園の理事長は兄であるサーゼクスが努めており、駒王大学はグレモリー家の関係者が多く関わっている。

 

 が、金とコネを使うまではあくまでも一生徒でしかないので、彼らを諦めさせるのに魔法までを使った。

 

 そもそも、自身の身体に自信を持っているリアスが褒められるのは当然であり、昔なら悪い気はしなかったが、今では御手洗以外の男に視姦されただけで鳥肌が立ってしまう。

 

「アイツらもしつこいわね。私たちはもう別のサークルに所属しているって言うのにまだ声掛けてくるだなんて」

 

「えぇ、全くよ。はぁ……夜に先生と会えなかったら彼らに雷を文字通りプレゼントしちゃってるわ」

 

 基本的には見た目通りに温厚である朱乃すらも彼らのしつこい勧誘を前に額に青筋を浮かべている。

 

 そう大きな部屋ではないが、彼女たちのサークルの部室はしっかりと確保されている。ヤリサーたちとさほど変わらない目的ではあるが、無秩序に襲うのではなく、リアスたちは御手洗一人だけと交わるのでまだマシなのかもしれない。

 

 ・

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 駒王学園に編入という形で入ったレイヴェルは学年の人気者にあっという間になった。

 

 箱入り娘でありながらもお嬢様の性格を代表する傲慢さはなく、男女関係なしに丁寧に接するのだから人気にならない筈が無い。

 

 と、これだけを見れば彼女が素晴らしい人格の持ち主に見えるが実際は少し違う。御手洗の()である事に誇りを持っている彼女は自身の振る舞いで御手洗に迷惑を掛けたらいけないと考えているのだ。最も、彼女たちの関係は未だ知られてはおらず現在は取り越し苦労なのだが。

 

「今日の出来はまずまずですわね。これならそう遠くない内に隆様に振舞えますわ」

 

「んー……普通」

 

「なっ……!? こ、小猫さん? 言って良い事と悪い事の区別が付かなくて?」

 

「仕方ない。だって本当に普通なんだもん」

 

 御手洗と一緒に昼食を摂らない場合は同学年である小猫と一緒に昼休憩の時間を過ごす。

 

 最近になって弁当のおかずを手作りするようになったレイヴェルだったが、学園生活での相棒になりつつある小猫からの評価は散々なものだった。どんな状態の料理でも一度は手を出して評価をしてくれるので有り難いのではあるが。

 

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 イリナがやって来てからはアーシアは彼女と共に行動する事が多かった。

 

 今年度になってからはゼノヴィアもやって来たので、リアスたちからは教会トリオと呼ばれる三人組で学園生活を共にしている。

 

「教会での生活と比べるとこの学園はあまりにも自由過ぎて困るな」

 

「まぁ、教会は信仰心を高める為にも敢えて不便や制限された生活を送らせるからね」

 

「自由の中で自分のしたい事を探すと考えれば楽しいですよ」

 

「ふむ、なるほど。流石は聖女とまで言われただけはある。あなたの言葉には納得がいく」

 

 教会の戦士として異端認定を受けたアーシアへのゼノヴィアの態度は冷たいものだった。

 

 だが、ゼノヴィアの親友であり、今はアーシアの親友でもあるイリナが彼女が異端認定を受けた理由を話すと直ぐに謝罪を口にした。アーシアもゼノヴィアへは悪い感情を持ってはいなかったので謝罪を受け入れ二人は友人となった。

 

 態度が一転し、聖女と教会から崇められていた時の信者たちのように振る舞うゼノヴィアに苦笑いはするが止めはしない。

 

 彼女もまた成長をしており、御手洗という心の支えが出来たので害がなければと考えるようになっていた。

 

「しかし、自由だからと言ってあそこまでジロジロと人の身体を見るやからは如何なものだがな」

 

「あはは……」

 

 駒王学園には問題児がいる。幸か不幸かアーシアたち教会トリオと同じように彼らも問題児トリオと呼ばれており、その中にはかつてのアーシアの想い人である兵藤一誠の名がある。

 

 盗撮や公共の場での猥談は当然として最近では一人が痴漢をしたとして警察沙汰にもなっている。その痴漢は冤罪だとオチが付いてはいるが、普段の彼らの言動を見て多くの人からは未だに疑念を持たれている。

 

「諦めた方がいいわよ。手を出してきたらこっちも仕返すって頭の中に入れて放って置くのが一番よ。第一構っている方が勿体ないわ。あんなのに時間を使うよりも隆くんとの方が大切だもの」

 

「そうだな。面倒だが、そうする方が気が楽か」

 

「私も諦めちゃってますし、それが良いですね」

 

 特にアーシアは彼らから一番視線を受けている。言わずもがな御手洗と出会ってから一番発育をしている。

 

 線の細かった身体はしっかりと女らしい肉を蓄えている。胸だけではなく、歩く度にフリフリと左右に揺れる尻は後背位で繋がるとぶつかる度に柔らかく波を打ち、叩くとしっかりと肉の詰まりを感じさせてくれる。

 

 シスターらしく規律は守ってはいるが、御手洗と二人っきりの時のみ少しでも身動ぎすると下着が見えるぐらいに丈を詰めたスカートの上からでも尻の形は浮かんでいる。

 

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「偶にはこうして私たちだけでお酒を飲むってのも良いわね」

 

「うむ。隆と交わってるのも良いが、こうして女同士ゆったりと飲むのも悪くない。グレイフィアも給仕は良いから飲もうぞ」

 

「分かりました。……ん、はぁ……。お昼に飲むというのは背徳感もあって進んでしまいますね」

 

 御手洗と直ぐに会えるようにと駒王のマンションの一室をヴェネラナ名義で借りている。

 

 母親でもある三人はこうして集まる事が多く、本日はワイングラスを片手に談笑していた。三人で飲んでいる姿はさながらドラマのワンシーンのようで、もしもこの場にテレビ関係者がいれば悩む暇もなくスカウトしているだろう。

 

「冥界産のワインは中々に甘いのう」

 

「悪魔はアルコールに弱いから甘くして飲むのが一般的なのよ。それにワイン飲んでる方が格好良いでしょ?」

 

「妖怪は人間を怖がらせるのが仕事だが、悪魔はイメージも大切とは大変だのう」

 

 グラスの中のワインを転がし優雅に口に運ぶ八坂。グラスが空くとメイドであるグレイフィアが注ぐ。ヴェネラナは作っておいたツマミを口にしながらワインを舌で転がし楽しんでいる。

 

「なんかお酒が入ってくるとこのまましたくなってきちゃうわね」

 

「じゃが隆はまだ学校じゃからのぅ。アレでも真面目じゃからな。サボったりはしつつもきっちりと学校には行っておるらしいからな」

 

「ご主人様は今日は朱乃さんとお遊びになるそうですから……」

 

 御手洗が誰と時間を共にしているかは女同士で共有されている。勿論、それは互いの牽制の為ではなく御手洗に確認して手を煩わせたくないという思いからだ。

 

「むぅ……じゃあ今日はこのまま飲み明かすしかないわね。二人にも付き合って貰うわよ」

 

「うむ。冥界産のワインを腹いっぱい飲むというのも中々に胸が踊るものじゃ」

 

「勿論です。今晩はこのままで」

 

 三人はグラスを掲げ、そのまま中に残っていたワインを喉へ流した。

 

 




サブタイはエロもないうえにアレだったので今回は珍しくつきました。読む側としてはちゃんとサブタイがあった方が楽なんでしょうが、一々考えるのも大変なんですよね。考えている人凄いです、尊敬です。

感想とかで書きましたが新生活についてやっと書けました。本当はレイヴェルにスポットを当てる予定だったのですが。エロ無しでも書けると思いこうなりました。



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それぞれの新生活②

 

 ロスヴァイセは朝早く学園に到着し、その日の授業に使うプリントを印刷していた。

 

 彼女が受け持っている授業では欠席する生徒がほぼ出ず、授業中の私語やスマホ弄りをしている生徒も少ない。それは単に彼女の人間離れした容姿によるものでもあるが、また同時に彼女の教える授業内容が非常に分かりやすいというものがあった。

 

「ふぅ……これで準備は完了ね。ちょっと早く来すぎたせいかまだ時間があるわね」

 

 職員室には彼女以外の教師はおらず、壁に設置された時計に目をやるもまだ生徒たちが登校して来るには早すぎた。

 

 御手洗の()の中でもロスヴァイセは人一倍真面目であり、彼との逢瀬以外では極力女としての一面を見せてはいない。

 

 敢えて隙を作らない事で周りへの牽制とし、教員仲間から独り身なのかと聞かれた時には付き合っている彼氏がいると口にしている。

 

「ふふっ、今日の夜は私の番だし仕事も頑張れそう♪」

 

 時間が出来たと言うのに結局また次の仕事を見つけて始めたロスヴァイセ。完全にワーカーホリックなのだが、彼女の前の仕事と比べると戦乙女である彼女にはあまりにも楽な仕事だった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 ガブリエルは今日も下級天使たちに仕事を振っていた。

 

 今のガブリエルの天界での役割は御手洗との子供を産み、新たな天使を増やす事ではあるが彼女もまた熾天使の一人。熾天使の筆頭であるミカエルばかりに仕事をさせるのは忍びないので簡単な部類ではあるが、天界の半分以上も数を占める下級天使たちへの仕事の割り振りをしていた。

 

 一日で出来る量ではないが、一体の天使に振る仕事の量も一日で終わるものではない。下級天使は中、上級天使とは違い感情や疲れへの意識が薄い。世界を回す為の労働力が彼らであり、こなした仕事の量で彼らは位を上げる。

 

 一度仕事を振ると暫くはガブリエルには自由な時間が出来るのだ。最近はその時間を利用して御手洗との時間を楽しんだり、新たに熾天使直轄の戦士となったゼノヴィアと茶を飲みながら花を咲かせたり、時間があれば其処に更にイリナとアーシアも交えて交流したりしている。

 

「じゃああなたはこれを宜しくね。……ふぅ、これで終わりかな。ん……またお腹の子が動いてる♪」

 

 出産をしたばかりなのにまたガブリエルの腹の中には御手洗との愛の結晶が宿っている。

 

 ひと目で妊婦だと分かる程に腹は膨らみ、時折今のように中で子供が暴れたりしている。自身の膨らんだお腹を撫でる彼女の姿は絵画の一枚絵のようでとても様になっている。慈愛の眼差しで見つめる姿は嬉しそうだ。

 

「人に愛を授けるのが仕事だと思ってましたが、自身で育む愛も良いものですね」

 

 今は亡き主へと祈りを捧げ、今日も彼女は幸せを感じている。

 

 ・

 ・

 ・

 

「リアスは眷属丸ごと彼に捧げているからまとまりがあって羨ましいわね……」

 

 ソーナの眷属も仲は良い。だが、リアスの眷属ほどではないのは誰が見ても分かるものだ。

 

 彼女たちは御手洗という一人の男を中心に今や構成されており、彼と会うためならと眷属同士の連携が前以上になった。駒王の管理者として夜の警邏も彼女たちは完璧にこなしており、文句の付けようがない。

 

 それに比べると仲は良いが、連携が完璧とは言えない自身の眷属の事を思い、思わずため息を漏らしてしまうソーナ。

 

「主である私が命令すれば彼女たちも隆くんの女になってくれるのかしら」

 

 リアスのように悪魔らしくは成長していないソーナは悩むしかない。勿論、眷属の内の誰が他の誰かに懸想していたら強制するつもりはないが、それでもやはり考えてしまう。

 

 ソーナにとっての理想も眷属たちとはこれからも一緒であり、御手洗と交わり彼のモノになればそれも叶う。一度でも彼のモノを味わえばコロりと堕ちてしまう。そう思えるだけの魔性性が彼のモノにはある。

 

「リアスに相談した方が良さそうね。あの子は確か今日はお昼までしか講義を取ってなかったし、お昼でも誘っちゃいましょうか」

 

 同じ大学へと進学をしたので、互いの講義スケジュールは何となく分かっている。スマホを取り出し、ソーナはリアスへと連絡を入れた。

 




前と結合するかは悩み中ですが、取り敢えず感想で見かけた三人についても書いてみました。適当感がありますがお許しを。寝起きで書くとこんな感じになるという良い例ですね(笑)


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ルフェイ➁

ハロウィンネタだと魔女が浮かんだのでルフェイが選ばれました。

リクエスト箱を見たらハロウィンネタがありましたが申し訳ありません。これを書く前に見ればよかった……。


「トリック・オア・トリートですお兄さん♪」

 

 インターホンが鳴ったので、玄関を開けて誰かと確認した御手洗の前にいつもと同じ魔法使いとしての格好のルフェイが現れた。

 

 普段は使っていない箒を片手に持ったその姿はまさしく絵本などでよく目にする魔女っ子だ。

 

「ああ、うん。ハッピーハロウィン、ルフェイ」

 

「そうですハロウィンです。私達魔法使いにとっても大事なイベントですから、ついお兄さんの家に来ちゃいました」

 

 魔法使いであるルフェイと御手洗は魔力提供をするという契約を結んでいる。ルフェイが御手洗から一方的に魔力を受け取るものだが、何だかんだで御手洗も良い思いをしている。

 

 ルフェイ……というより女であればその気であれば誰でも堕とせる魔性の魔力を受け取りすぎたルフェイは文字通り身も心も御手洗にゾッコンだ。指が触れ合うだけでルフェイの身体と心は満たされ、もっともっとと強請りたくなる。

 

 その結果今や二人の関係は契約者とその主ではなく、セフレにも近しいものになっている。端的に言えば既にルフェイは御手洗によって花を散らしていた。

 

「お菓子には興味ありませんが、お兄さんの事は好きなので今日はイタズラをしに来ちゃいました♪」

 

「ルフェイのような可愛い子のイタズラなら歓迎だよ。まぁ、玄関で話してると周りにも迷惑だから入った入った」

 

 ルフェイを家の中へと招き入れ、そのまま何時ものように流れで二人は寝室へと足を踏み入れた。

 

 初めての頃に見せた初々しさは無くなったが、それでも彼女の元気いっぱいさは変わらない。これからする事が心底楽しみだと言わんばかりにウキウキとした気配を感じて御手洗は少し笑みを零してしまった。

 

 ・

 ・

 ・

 

「いつもはお兄さんにされてばかりですけど、今日はせっかくのハロウィンですし私が気持ち良くさせちゃいます♡」

 

 横になってと御手洗に言ったルフェイはそのまま横になった御手洗の上にぽすりと腰を下ろした。

 

 成長途中の小さな尻が乗り、見た目通りにルフェイからはあまり重みを感じれず、羽が乗ったかのようだ。

 

 身体を前へと倒し、御手洗の顔を覗き込みながら宣言したルフェイはそのままグリグリと小さな尻を股間へと押し付ける。

 

 出掛ける用事はなかったのでスウェットを履いていただけにはっきりと尻の感触が味わえる。御手洗の女たちの中でも上位にあるであろう張りのある瑞々しい臀部。まだ弱冠の硬さを持ってはいるが、それを含めても魅力的だ。

 

「おちんちんはお尻で刺激していてあげますから、キスをして待ってましょうね♡」

 

 小さな唇が重なり、そのままにゅるりと温かな舌が唇を割って侵入してきた。

 

 鼻息が当たるもそれを気にせず、御手洗の歯茎をぐるりと一舐めし、そのままツンツンと舌先で舌へ合図をする。待ってましたとばかりに御手洗の舌が動きを見せ、そのまま侵入していたルフェイの舌を捕食する。蛇が絡まり合うように舌と舌が絡まっては淫靡な水音が口内で響いていく。

 

 御手洗の口内に溜まった唾液は絡み合っていた舌が離れては隙ありとばかりに奪っていき、お返しとばかりにルフェイの口内に溜まっていた唾液が大量に流し込まれる。

 

 互いに喉を鳴らして互いの唾液を飲んでは舌を絡める。その間もルフェイの下半身は動いており、徐々に勃起してきた肉棒を更に硬く張り詰めさせようとしてくる。

 

 横に動く事で尻の谷間で挟むように刺激したり、縦に動くと竿全体を刺激したりと御手洗の反応を見て攻撃方法を適宜変えてくるのがまたイヤらしい。

 

「んふふ、お兄さんのおちんちん完全に勃起しちゃいましたね♡ 私のお尻、そんなに気持ち良かったですか?」

 

「あぁ、最高だよ。そんなに押し付けられたら男なんて誰だって勃起させちゃうさ」

 

「なら良かったです♡ 私のおマンコももう濡れてるので、このまま入れちゃいますね♡」

 

 上に乗ったまま器用にチャックを下ろし、飛び出すように出た御手洗の肉棒に一瞬だけ見惚れる。直ぐに我に返り、持ち上げていた腰を下ろしていく。

 

 その時にしっかりと履いていたスカートの中身であるショーツはズラしており、御手洗からは見えないがそのまま腰を下ろして行くと自然と膣へと飲み込まれていった。

 

「あ、ああああっっっ♡♡♡ お兄さんのおちんちん、おっきいっ♡ お腹の中いっぱいでちょっと苦しいです♡」

 

 勢い良く飲み込まれた肉棒は膣肉を掻き分け、あっという間にルフェイの最奥に到達した。

 

 他の女たち程ではないが、ルフェイともそれなりに身体を重ねあってはあるので、亀頭の先にはすっかりと降りてきていた子宮口がむちゅむちゅと吸い付いて来ている。

 

 柔らかくなるまで執拗に擦られ続けた子宮口は亀頭に愛情を込めたキスをしているが、持ち主であるルフェイは額に脂汗を浮かべている。普段は御手洗が上になってゆっくりと入れているので、今回のようなルフェイが主導の騎乗位でやると勝手が違ってたのだ。

 

 ふーっ、ふーっと荒い呼吸を繰り返し、そのまま脂汗を浮かべているにも関わらず余裕があるかのように御手洗の胸板にスリスリと頬ずりをしている。

 

「えへへ、お兄さんの匂い……♡ 嗅いでいると安心しちゃいます♡」

 

 ルフェイは御手洗の魔力を取り込んだ結果、魔力量は増え、見習いを卒業して一端の魔法使いと呼ばれるまでに至った。

 

 だが、取り込み過ぎたのか中毒じみており、魔力の匂いと同じ御手洗の匂いを嗅ぐとふにゃりと柔らかな笑みを見せてくれる。

 

 ジッとしている間に膣肉が慣れてきたのか、肉棒に纏わり付くように伸縮を始めた。ぐにぐに、ぐにゅぐにゅと中に入った獲物を逃さないように蠢き射精を促す。

 

 ぶっ太い血管の浮かんでいる肉竿を締め付け、亀頭は子宮口が優しく刺激。一番の武器であり最大の弱点であるカリ首にはルフェイの心情を顕にするかのように膣肉は遠慮がちに、いや自身の受ける快楽を考えてかおっかなびっくりな感じで纏わり付いてくる。

 

「んっ……♡ おちんちんびくびくって気持ち良さそうに跳ねてます♡ えへへ、もっと気持ち良くなって下さいね♡」

 

 密着してくっ付いていた状態から下半身を持ち上げ、下ろす。手は頬ずりをしていた胸に当て、そのまま動いているといつもとは違う快楽でルフェイの腰は直ぐに抜けてしまいそうになる。

 

 御手洗を気持ち良くさせる。それだけを一心に考え、力の抜けてしまいそうな腰を動かしては膣で刺激を与えていく。きゅっきゅっと膣肉が締め付けたり離れたりを繰り返すと堪らず肉棒が震える。

 

 快感を示すかのように先走りがとぷとぷと漏れ出し、ルフェイの小さな子宮の中へと流れて行く。

 

「あっ♡ お兄さんのカウパーとぷとぷーって注がれちゃってます♡」

 

 御手洗の声や表情も既に快楽に染まったものだが、それよりも明白に先走りで判断出来る。

 

 嬉しくなったルフェイの腰振りは早さを増していき、更に御手洗は追い詰められていく。

 

 たんたんたんとリズムは良いがグラインドを挟んだり、キスをしたりして合間合間に肉棒に安らぎを与えてくる。

 

「ごめんなさい♡ もう私ムリですっ♡ イくっ♡ もうイっちゃいますっ♡ ごめんなさい、先でごめんなさいっ♡」

 

 謝罪を口にしながらも腰の動きは的確に自身の弱点を突くように早い。

 

 エラの張ったカリ首のくびれで膣襞をなぞるとルフェイの頭の中でバチバチと火花が無数にも散る。焦げて爆ぜてと繰り返して自意識が快感だけに染まっていく。声は高くなり、限界まで追い詰められた女の声を響かせる。

 

 その声は部屋中に響いており、常日頃から御手洗の寝室が防音の魔法を施していなければ確実にご近所さんにまで聞こえている音量だ。

 

 気持ち良くさせると言ったのは私なのにと思いつつも腰は動きを止めてはくれず、ゾクゾクとした快楽が背筋をひたすらに上っていく。

 

 膣のうねりもにた痙攣は止まらず、感極まった涙を流しながら遂にルフェイの身体は弾けた。

 

「あっっ、あぁっ! あっあっ、あっっ、ああっ! イく、イくイくぅーーーっっっ♡♡♡」

 

 下半身全体に力が入り、器用にも伸びた足先で身体を支えた状態で上半身を反らして絶頂した。

 

 小刻みに、時々大きく跳ねさせながら何度も弾け、その度に膣の締付けが増す。そうなると当然、慣れないながらにも健気に騎乗位で奉仕してくれたおかげで限界間近まで膨張していた肉棒が耐えられる筈もなく、ルフェイの絶頂に合わせて御手洗もまた射精した。

 

――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「出てますっ♡ あっ、ダメ、おマンコイってる時に出されるとまたイっちゃう♡ んんっ……んんんっっっ♡♡♡」

 

 子宮の中に遠慮なしにびちゃびちゃと熱い精液を注がれまたもルフェイは果てた。

 

 先程のも深い絶頂だったにもかかわらず、本日二度目の絶頂も深い。下半身に力が込められていたのも短い時間で、糸が切れたように御手洗の身体へと倒れてくる。

 

「ご、ごめんなさい。イっちゃったら力が抜けちゃいましたぁ……♡」

 

 力なく笑うも時折身体が小さく跳ねる。最後の一滴までも注ぎ終えると、役目を終えたとばかりににゅるんと膣内から肉棒が飛び出た。

 

 こぷりと肉棒の形に口を開いたままの膣から一度精液を溢すと、次々と後を続くかのように注いだばかりの精液が出てきてしまう。

 

 その光景はそれだけで勃起してしまうものであり、ルフェイの様子から逆流しているのだと感じ取った御手洗でさえもまた勃起してしまった。

 

「あはっ♡ お兄さんのおちんちんまだまだカチカチですっ♡ でも私は力が抜けてしまったので、次からはお兄さんが動いてはくれませんか?」

 

 その言葉を聞いた御手洗はコロリとルフェイと上下を交換させ、騎乗位で致したはがりなのにヒクヒクと誘うかのように蠢いている膣へと肉棒を突き挿れた。

 

 こうして二人のハロウィンは過ぎていく。

 

 




早いもので投稿して一年が経ちました。当初は短編で始まったこの物語ですが、ここまで多くの方に見てもらえるとは思いもしませんでした。しかも累計で15位まで行き驚くばかりです。

最初の頃のような勢いは無くなってしまいましたが、これからも見ていただけると幸いです。


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黒歌とロスヴァイセ

一か月、お待たせしました。


 妖怪は悪魔と同じく、妊娠から出産までの期間が短い。

 

 現存する妖怪は数だけはいるが、栄華を誇った時期と比べると今を生きる妖たちの位は低い。名を馳せた妖怪たちの多くは封印され、今を生きているのはひっそりとしてきた者たちだけだ。

 

 永い時を生きる妖怪ではあるが、いつその身を封印されるかは分からない。故に彼らは数を増やす為にその在り方を変えてきた。

 

 まぁ、つまりあの黒歌もまた既に出産を経験したという事だ。

 

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 ・

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 念願の子育ても程々に、妊娠期間中に溜め込んだ性欲が爆発したのか、ここ最近は黒歌が御手洗の家へと押し寄せていた。

 

 順番を決めてはあるが、理由が理由なだけに仲間たちは仕方ないと順番を譲っている。

 

「どう、にゃっ♡ 隆、気持ち良い?」

 

「あぁ、最高だよ。とてもではないけど、俺の子供を産んだとは思えないぐらいの締付けで油断すると出しちゃいそうだっ」

 

 御手洗に主導権を明け渡した正常位も好きだが、黒歌はどちらかと言えば自身が好きに動ける騎乗位を好んでいる。

 

 淫貝を押し広げ、根本まで咥え込んだ肉棒を円を描くように腰を振ると気持ちよさげに膣内で震える。

 

 強い雄の子を孕むのが目的は完遂され、身も心も御手洗のモノへと堕ちた黒歌の膣内は御手洗のモノの形をしっかりと覚えている。

 

 腰を持ち上げ、肉棒がずるるっと引き抜かれると膣の表面のびっしりとしたザラザラが肉棒を撫でていく。それはカリ首も例外ではなく、敏感な部分に触れられ気を抜くとそのまま射精してしまいそうなのだ。

 

 間違いなく黒歌の女性器は名器と呼ばれるモノであり、その全ては今や御手洗のモノだ。

 

「一度出しても良い? ちょっとキツイや」

 

「勿論にゃっ♡ 私のおマンコは隆のザーメンを受け止める為にあるにゃから好きなだけ出して欲しいにゃ♡」

 

 身体を前に倒し、御手洗とキスをしながら腰を振るスピードを上げる。結合部から二人の混じり合った体液が辺りに飛び散るがお構いなしだ。

 

 出産を経験した臀部は更に肉を付け、御手洗の腰にぶつかる度に柔らかく波を打つ。人によっては下品と思われるぐらいだが、御手洗の守備範囲はかなり広いのでこれもまた魅力と受け止めている。

 

 しかもその癖、膣内は処女が如く締め付けてくるのだ。ぴったりと肉棒の形に添い、一ミリの隙間を作ることなくグネグネと中で蠢く。多くの女を経験している御手洗でも我慢出来るモノではなく、もし仮にこの穴に童貞が入れたとしたら挿入と同時に射精をするという情けない事になるだろう。

 

 そんな膣が本気で種を搾り取ろうと締め付けて膣襞で肉棒を擦って来るのだ。思わずといった感じに黒歌の腰を――肉を付けた臀部とは比べ物にもならないぐらいほっそりとしたクビレのある――掴んで子宮を押し上げ、そのまま吐精した。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「にゃっ!? んんん~~~っっっ♡♡♡ ザーメン熱いにゃぁぁ♡♡♡」

 

 蕩けに蕩け切ったという顔で心地良さそうに身体を震わす黒歌。

 

 だぷんと重量を増した乳房も揺れ、その黒ずんだ先端からまだ乳白色の体液が跡を付けるかのように線を残して落ちていっている。

 

 受け止める覚悟はしていたが、それでも不意打ち気味に精液を受け止めた子宮はびっくりするも、役目とばかりに密着している亀頭に吸い付き、最後の一滴までを搾り取らんばかりの働きだ。

 

 雄の本能でグリグリと子宮を突き上げ、子宮口の動きに合わせるかのようにきっちりと最後の一滴まで気持ち良く吐精した。

 

 ・

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 温厚で人当たりが良いと評判な上に美人なロスヴァイセだが、それでも一人の女だ。

 

 教職は前職よりもやり甲斐も居心地も良いが、当然ながらストレスは溜まる。

 

 女性として視線が敏感だと言うこともあるが、そもそも彼女は戦乙女だ。気配すら読めなければ意味がない。おかげで日常生活で自分の何処に視線を集めているかだなんてとうの昔に知っている。

 

 御手洗の周りという一部を除けばトップクラスの美貌にスタイル。イヤらしい目を向けてくる男性からだけではなく、同性からは羨望の目で見られている。

 

 そんな彼女のストレス発散方法はやはり交わりしかなかった。酒癖が悪く、少しでもアルコールを摂取すれば周りに迷惑を掛けると知っている彼女は飲まない事を心掛けている。

 

 だからこうして御手洗を自宅に招くのは仕方のない事なのだと自分に言い聞かせる。本来であれば彼のモノだと誓いを立てたロスヴァイセの方が足を運ぶべきだとは思うが、たまにはと御手洗からやって来たのだった。

 

「あまり綺麗とは言えませんが……」

 

「そうか? 結構片付いていると思うけど」

 

 ロスヴァイセの部屋の中はシンプルだった。

 

 必要最低限な家具がありながらもきっちりと纏められたプリントなとが視界に入る。仕事で忙しいからなのか部屋の中では楽にしたいとの事だろうか。

 

 住んでいる部屋も一人で住むには広く、ファミリー向けのモノではあるが、元はリアスの家が所有しているモノだ。駒王でも高めの価格なだけに空き部屋は幾らかある。そう言う所に御手洗の女たちの部屋を彼女は用意しているのだ。

 

「じゃ、じゃあ早速で悪いですけど」

 

 ロスヴァイセに手を引かれ、入るのは彼女の寝室。

 

 部屋の中から香る匂いは彼女のモノであり、香る程度の嗜みで付けている香水の匂いが無い分、素の彼女の匂いだ。

 

 ああ、これが女の匂いなんだと思う程度の匂いではあるが、御手洗の股間は素直に反応を示す。最早嗅ぎ慣れたレベルなのだが、パブロフの犬のように御手洗の周りの女の匂いを嗅ぐだけで勃起してしまう。

 

「ふふっ、まだ触れ合ってもいないのに待ち切れなさそうに反応されると嬉しくなっちゃいます♡」

 

 ベッドに二人で倒れ込む前にギュッと正面から御手洗を抱き締めるロスヴァイセ。幸せいっぱいと言った表情だ。

 

 既に身長で御手洗に負けているロスヴァイセの顔は御手洗の胸に埋まり、そのまま匂いを堪能している。御手洗もまた自身の胸に顔を埋めている彼女の髪を指で掬って鼻に当てているのでどっこいどっこいだ。

 

「このまま甘やかすのも吝かではないですが♡ もう我慢出来ないんですっ♡ この濡れたおマンコの中に隆くん(ご主人様)の太くて立派なおチンポを入れて欲しいんです♡」

 

 胸の中で抱えていた御手洗を解放すると、足を開きそのまま付け根にある女の大事な箇所――秘所を指で広げた。

 

 御手洗と学園で会っても時間は短く、仕事に時間を取られてご無沙汰だった其処は今日こそはとばかりに愛液で濡れそぼっている。

 

 膣口から溢れた蜜はそのまま下へ垂れ、きゅっと窄まっている穴を通過してシーツの染みとなる。

 

「ロスヴァイセとするのは久々だもんね。じゃあ折角だし激しいのいこっか」

 

 御手洗のその言葉にロスヴァイセはコクリと小さくしかし、ハッキリと頷いた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「おぉ……!」

 

 御手洗の瞳には絶景が映っている。

 

 大きなベッドの上でうつ伏せになったロスヴァイセの身体は自由とばかりに置かれている。足は彼女の意思で開かれたままで部屋を薄く照らす照明の光で愛液がイヤらしくテカっているのが見える。

 

 豊満な尻肉を開けばそのまま自分では見ることのない、他者に見せるものではない尻穴も覗くことが出来る。

 

 服を脱いで膝立ちになった御手洗は尻たぶを開くも、今回は窄みではなく、膣へといきり立った肉棒の狙いを定めた。

 

「入れるからね」

 

 声だけをかけ、ゆっくりと身体を前に倒して下にいるロスヴァイセに体重を掛けて挿入していく。

 

 ご無沙汰ではあるが、御手洗のモノの形を細部までしっかりと覚えこんでいる穴は歓迎するように媚肉を絡み付かせる。

 

 膣内(なか)は愛液でヌルヌルと滑り、なんの障害もなく肉棒の進行を受け入れる。

 

 媚肉を亀頭やカリ首がかき分ける度にロスヴァイセは身体を痙攣させ、枕に埋めた顔からはくぐもった声が聞こえてくる。

 

 思わず溜息を吐きたくなるような心地良さ。が、そのまま放置では互いにもどかしいのでしっかりと最奥まで肉棒を押し込んだ。

 

「っっっ♡♡♡」

 

 ぎゅぅぅぅと腕で枕を抱き締め、それに呼応するかのように膣肉も御手洗の肉棒を抱き締めてくる。入れただけで絶頂してしまった。

 

「重くない? 苦しかったら言って」

 

 コクコクと絶頂で顔を蕩けさせているロスヴァイセは頷きで返事を返す。

 

 彼女が絶頂しているのを痙攣で感じてはいるが、そのまま膣内へ収めた肉棒をゆっくりと引き抜いていく。

 

 ぬろろろっと引き抜かれていく肉棒に、行かないでとしがみつくかのように絡み付く膣肉。外へそのまま引っ張り出せそうなそれを感じながら限界ギリギリまで引っ張ると、今度は優しめの反対、一気に、かなりの音を立てて肉棒をもとの位置まで打ち込んだ。

 

 音にして一瞬。ばちゅんっと肉と肉のぶつかる乾いた音と重なる鈍い水音。それらを繰り返すようにすると部屋の中から聞こえてくるのは獣のように荒い呼吸をする御手洗と、枕に顔を押し付けたまま喘ぐロスヴァイセの声。

 

 貪欲に肉棒を締め付けてくる膣内を躾けるかのようにグリグリと肉棒で責める。尻肉が波打ち、感覚だけではなく、視覚でも楽しませてくれる。

 

「んんんっっっ♡ んお゛っ♡ お゛ぅ♡」

 

 時折聞かせてくれる鈍い獣のような声もまた興奮を煽るモノでしかない。

 

 美人で教え方が上手いと彼女を慕う生徒たちが今の姿を見たらどう思うだろうか。失望? いや、興奮するだろう。

 

 昼間は仕事の出来る女。しかし夜は男に抱かれて幸せな女だ。ギャップ萌えなのだろうか。

 

「ロスヴァイセ、ここ好きだよね。チンコで押すと身体が跳ねてるよ」

 

 御手洗の女に共通する事だが、全員がポルチオを開発されている。

 

 丸い亀頭で擦られるだけで多大な絶頂感になるというのに、子宮を押し上げるようにグリグリとイジメられると降参しますとばかりに媚肉が痙攣してしまう。

 

「ひゃぁっ♡ ん゛♡ ああっ♡」

 

「気絶はダメだからね。俺、まだ一度もイってないから」

 

 ねちっこい責めと、動物の交尾のような荒々しい腰の動きを交互に繰り返されると頭の中が茹だってしまう。

 

 ベッドに御手洗の体重で押さえつけられた今の自分は彼の獲物でしかない。そう思うとまた興奮してしまう。

 

 イってもイっても御手洗は射精してはくれず、精液欲しさに渇いた子宮が降りきってもなお、ロスヴァイセはポルチオを責められていた。

 

 むわりとむせ返るような汗の混じった性臭を漂わせる身体。押さえつけられ、御手洗の汗も混じったその姿はまるで一匹の生き物のようだ。

 

 下で絶頂でどれだけロスヴァイセが身体を暴れさせても雄の力で御手洗によって押さえつけられ、また絶頂する。意識を飛ばそうにも尻を強く叩かれ、強制的に覚醒させられる。

 

 どれだけの時間が経ったのか分からない。枕には絶頂した時に噛み付いたのか歯型が付いてしまっている。

 

「出すから受け止めて……ねっ!」

 

「おお゛んっ♡ 」

 

 言葉は出ず、代わりに出たのは返事とも呼べない野太い声。

 

 どちゅっ♡ どちゅっ♡ と最奥を突かれる。子宮が完全に降りきった事で膣内は短くなり、御手洗の長大な肉棒を全ては咥え込めてはいない。全部収めさせろとばかりのノックに痙攣と絶頂でしか返せない。

 

 身体中の水分出したと思うのに、未だに秘所からは潮が噴水のように出ていく。体力なんて一ミリも残っていない筈なのにガクガクと膝が震えてしまう。

 

「イくよ」

 

 密着したまま耳元で御手洗が囁いた。腰を前に突き出し、奥へ押し込んでいたのに、更に奥へ行けとばかりの一撃が腹の奥から響く。

 

 性感帯として開発され尽くした子宮口はそれだけで戦慄き、決壊をしていたダムから快楽という波が放流されていく。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 どこにそれだけの体力を残していたのか、手足をジタバタと藻掻かせながら果てるロスヴァイセ。

 

 絶頂した膣肉はぐにゅぐにゅと蠕動し、射精中の肉棒へむしゃぶりつく。

 

 いつものように気持ちよくなったら直ぐに出すのではなく、堪えに堪えた射精の量は過去最高に近い。

 

 半固形のダマのような精液がゼロ距離で子宮内へと注がれていく。びちゃびちゃと子宮内に張り付き、これを落とすのは至難の業だ。

 

 下半身、いや尻だけが持ち上がり少しでも快楽を得ようと、それでいながら快感から逃げようと尻が左右にフリフリと揺れている。

 

 グリグリと染み込ませるように最後の一滴まで子宮を穢していく。

 

「よしよし、よく我慢したね。どうする? 今日はもう終わりにする? それとも?」

 

 コクリとやはり小さく控えめに頭は頷くも、しかし身体は素直なように尻を振って返事した。

 




黒歌要素が少ない……。

ロスヴァイセ編は書いてる途中でラブラブから寝バックを書きたくなったので無理矢理方向転換した感がありますねぇ。寝バックの描写難しい。

そう言えばで思い出したのですが、前回のルフェイの話って現実の季節に合わせたせいで作中の季節にはこれっぽっちもかすってないんですよね。番外編にした方が混乱はないですかね? いきなり季節が変わって混乱するようでしたら番外編へと移そうかと思ってます。


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オーフィス④

忙しいのと、スランプが合わさって適当な感じになってしまいました。


 無限の龍神ことオーフィスには最近知性というモノが出来ていた。疑問は置いておくのではなく、誰かに聞いて解決するというモノだが、少なくとも以前のオーフィスにはないものだった。

 

 御手洗という魔人になった人間のモノになり、彼の番となる為に自身の身体を女に固定させたオーフィス。御手洗との交わりによって快楽は学習したが、この行為によって起きる出来事までは理解していなかった。

 

 故に、久々に顔を合わせたリアスたちを見た時にオーフィスには疑問が芽生えた。何故リアスたちはお腹を膨らませているのだろうか。

 

 そんな疑問を今のオーフィスが放置する訳もなく、解消する為に勿論、リアスたちに聞きに行った。

 

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「なるほど、そう言う訳か」

 

 今日はオーフィスの番だと、彼女を呼び出したのは良いが、いつもとは違う彼女の様子に驚いていた御手洗だった。

 

 身体を女に固定させたものの、オーフィスの身体はしっかりと現在進行形で成長を続けている。

 

 無限の龍神である彼女に栄養は依然として必要はない。が、御手洗やリアスたちとの交流を経て、食事をするという行為を学び、偶にするようにはなった。一番の影響としては御手洗との交わりだろう。

 

 番の為に性別は変えたが、まだまだ番に相応しい雌とは言えないと本能が判断したのか肉付きに乏しい身体には今、少しずつだが肉を付けている。

 

「……リアスたちを真似てみた。隆、興奮する?」

 

「……あぁ。大人のボテ腹はある意味普通なのに、オーフィスのようなロリがするのは予想外だわ」

 

 御手洗の言う通り、今のオーフィスは妊婦のように腹を膨らませていた。

 

 もはや服の定義を成していないドレスめいた服を押し上げるようぼってりと膨らんだ腹部。実際には赤子がいるワケではないだろうに、それでもその中に自身との愛の結晶がいるかのように思えてしまう。

 

 既に七人以上の女を孕ませ、父親になっている御手洗だが、見た目が幼い娘を孕ませたのは初めてだ。

 

「どうやったのこれ?」

 

「……ん、我の魔力を使ってみた。リアスから聞いたけど想像妊娠? を真似てみた」

 

 想像妊娠により、実際にはいないものの、今のオーフィスには腹部の中から胎動を感じている。トクントクン、と自身とは別の何かの存在を感じるのはオーフィスにとっては初めての経験だ。

 

 無表情がデフォルトなオーフィスだが、そこに子供がいると思ってか腹を撫でる顔は正に母親といった感じだ。

 

「……ちゃんとミルクも出るから飲んでいいよ?」

 

「……分かった。それじゃあ遠慮なく」

 

 御手洗とその女たちの間に遠慮はいらず、ヒラヒラと生地の薄いドレスを少しズラせば胸部から露わになる。

 

 やや膨らみを見せた胸にあるポッチは期待からか既に隆起しており、顔を近付けるとほのかに甘い匂いが香ってくる。

 

 グミのように弾力のある乳首を口に含み、舌で優しく転がすように舐めていると口内にも匂いと同じ甘みのある味が徐々に広がっていく。言うまでもなく、それはオーフィスの母乳である。

 

 魔力を元に作られたそれは、それだけで栄養価がある。しかも、オーフィスクラスの魔力となると飲むだけで元気が漲るというもの。

 

「……んっ♡ いいこ、いいこ♡ こうすると隆が喜ぶってリアス言ってた」

 

 渇いていた訳でもないのに、不思議ともっと飲みたくなってしまう味。

 

 喉を鳴らして飲んでいると、いつもの平坦な声からは想像も付かない穏やかで慈愛に満ちた声色であやしながら御手洗の頭を撫でてくるオーフィス。

 

 想像妊娠を通して慈しむ事を学んだ彼女は番である御手洗を甘やかす事に決めたようだ。無表情に無感情だったオーフィスが一人の男だけを甘やかす。新しい性癖が芽生えてしまうと思いつつも、抗うことはせずにそのまま大人しく撫でられる。

 

 魔力の塊でもあるオーフィスの母乳が尽きる事はないのだが、気持ち的に吸い尽くしたともう片方の乳首へとまた吸い付く。

 

 口を離した方の乳首は吸われ過ぎて跡が付いているが、今も尚御手洗に吸われたいとばかりにツンと立っている。唾液と母乳で光っているその様は淫靡としか表現しようがない。

 

「……我のミルク、隆にいっぱい飲まれてるっ♡ おいしい?」

 

「あぁ。オーフィスのミルク美味しいよ」

 

「……なら良かった♡」

 

 ただ吸うだけではなく、思い出したかのように勃起している乳首を甘噛みすると鼻にかかったような甘い吐息がオーフィスの口から漏れる。

 

 御手洗の固く隆起したモノが足に当たってはいるが、それよりも今はこの時間を楽しみたいと二人は抱き締めあっていた。

 

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「服を脱ぐとまた凄いな……背徳感がヤバい」

 

 バフみというモノを母乳と共に味わった後、二人は御手洗の寝室の布団の上にいた。

 

 互いに裸で向き合っており、余計にオーフィスの淫らさが強調されてしまっている。際限なく溢れ続ける母乳は垂れ、身体に白い線を残している。小さな尻は布団で柔らかく形を変えている。が、それらを視界に入れないほどまでにぼってりと膨らんだ腹部に目が奪われる。

 

「……赤ちゃんはいないから激しくても大丈夫」

 

「それはそうなんだけどさ……」

 

 流石の御手洗もボテ腹を晒している相手に酷いことをする気はない。そもそも、彼の好むのはラブラブとしたモノであり、痛めつけるようなものは嫌いだ。

 

 それだけに妊婦のようなオーフィスと交わるのはどうなんだろうかと思ってしまう。

 

 もしこれが御手洗の子供を何人も産んでいるガブリエルであれば問題はない。だが、オーフィスの見た目は幼い。御手洗の中では本番こそしてはいるものの、八坂の娘である九重と同じ扱いなのだ。

 

「……我は隆のモノ。隆の好きに扱われるのが良い」

 

「……分かったよ。じゃあ、おいで」

 

「……ん♡」

 

 オーフィスの胸に顔を埋めていた時とは違い、今度はオーフィスが御手洗の胸に顔を埋める。

 

 互いの背中に腕を回し、熱を共有する。膨らんだ腹部が腹に、いや体格差を考えると股間に当たるのが気になる。

 

「……我のお腹を使って気持ち良くなる?」

 

「何でそんなのを思いついたんだ……」

 

「……リアスがそういうプレイも隆は好むって」

 

「……なるほどね」

 

 魔法を使って隠してはいるが、大学生活を続けながらもリアスの中に宿った新たな命は日々成長している。

 

 今のオーフィスほどではないが、ふっくらと腹部を膨らませており、其処を使ったプレイを一度したのだが、まさかそれをオーフィスに伝えているとは思いもしなかった。

 

「……ん、しょっ♡ ん、しょっ♡ 隆のチンポ跳ねてる♡ もっと気持ち良くなって♡」

 

 小さな身体を上下に揺らし、腹に当たる程に反り返っている肉棒を腹部で刺激する。

 

 母乳を飲んでいる内に興奮して隆起した肉棒は既に先走りで濡れている。スベスベとした手触りの良い肌が擦れても痛みはなく、先走りでマーキングをするかのようにビクン、ビクンと跳ねては先端から透明な汁を漏らしている。

 

 膣のような凹凸や吸い付きはなく、乳房での奉仕のような柔らかさや視覚的な快楽はないが、それでもこうしてオーフィスのような幼子が全身を使ってでの奉仕は気持ちが良い。

 

「……隆の息荒い♡ それに身体も熱くなってる♡」

 

 御手洗の興奮が高まっていると悟ると否や、オーフィスの動きは激しさを増していく。

 

 甘い恋人が抱き付いていたのが、子供が父親から離れるのが嫌だといっているかのような強い抱き付きに変わる。

 

 ぎゅぅぅぅと音がしそうな程に抱き付き、そのままズリズリと先走りで濡れた腹部でビクつく肉棒を愛撫する。ぬちゅっ♡ にちゅっ♡ と控えめな水音は御手洗の口から漏れる荒い呼吸によってかき消されてしまう。

 

「……隆出そう? ん、我のお腹にいっぱい掛けて♡」

 

 そんな可愛らしい事を無表情でありながらも上目遣いをしながら言われたら男であれば誰だって射精してしまう。

 

 御手洗も例外ではなく、オーフィスの言葉を耳に入れた瞬間、返事をするかのように精液を吐き出した。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「……凄い勢い♡」

 

 ぱっくりと口を開けた鈴口からダマのような精液が次々と飛び出していく。

 

 オーフィスの白い肌を塗り潰していく白濁の体液は張り付くと中々落ちてはくれない。重力に引かれている筈なのに、その場を離れたくないとばかりに張り付く。

 

 オーフィスはただ黙って射精を受け止めてはおらず、射精をしている間もお構いなしに小さな身体を上下に揺すっている。

 

 射精中で敏感な肉棒が刺激され、ピリッとした快楽の電流が走るも、それすらも快感として受け止める身体は余計に精液を吐き出して続ける。

 

 栗の花にも似た香りがむわりと寝室に漂うも嗅ぎ慣れた二人にはいつもの事だ。寧ろ、オーフィスはその匂いに反応するかのように興奮してしまう。

 

 嗅いでいるだけで腹部が切なくなり、御手洗を気持ち良くさせるとは別に身体を擦り付けてくる。身体がこの()を求めている、()にも自分を求めて欲しい。

 

 グイグイと押し付けてくるからか、出た精液はオーフィスの腹部と、御手洗の腹部を汚してしまう。

 

「……隆♡ 隆っ♡」

 

 求められたら答えたくなるというのが男というもの。断る理由もないし、そもそも交わる為に呼び出したのだから、躊躇する事なくオーフィスを布団に押し倒す。

 

 出した直後とは思えない反り返っている肉棒をオーフィスに向けた。

 




んー……最近は短編を書いては止め、書いては止めが続いてますねぇ。

前戯ばっかりで申し訳ありません。本番の描写もしたいんですけど、それを書くと多分飽きて止めそうなので適当に切り上げてます。

とある漫画でちっこい先輩という新たな性癖に目覚めました。今まではロリに巨乳はと思っていましたが、合法ロリでしたらありですねぇ! ああいう先輩欲しいなぁ。


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リアス&朱乃③

メリークリスマス!

多分今年最後の投稿です。


 

 リアス・グレモリーは自身の身体に絶対的な自信を持っている。それは学生の身でありながらも妊娠した今でも変わらない。

 

 母親としての自覚は薄いが、御手洗に対して溢れんばかりの母性を持ち合わせている彼女の色気は進学した大学でも並び立つ者は朱乃とソーナしかいない。

 

 昔ならいざ知らず、今は御手洗以外の異性の欲に満ちたゲスな視線に晒されるだけで鳥肌が立つ。彼らの考えも理解出来なくはないが、出来る事なら見ないで欲しいというのがリアスの率直な考えだった。

 

「そんな事言わずにさ、俺達と楽しいことしようぜ」

 

「お断りよ。何で私があなた達みたいなのを相手しないといけないのよ」

 

 自身に絶対的な自信を持つが故に彼女の言葉は棘が多い。

 

 リアスに声を掛けていた男もその言葉で激情したのか、ナンパを始めた時の(本人的には真面目にしていた)甘いマスクを歪め、握り拳を振るわんとしていた。

 

「……女に相手されなかったら力で訴える。最低ね」

 

 しかし、リアスは精神的にも、物理的にも弱い女ではなかった。顔めがけて飛んできた男の拳を手の平で難なく受け止めた。

 

「朱乃、取れたかしら」

 

「えぇ、ばっちしよ」

 

 リアスたちがいたのは人気(ひとけ)のない物陰。

 

 此処なら暴力を振るったとしても誰にも見られないと男たちは思ったのだろう。が、残念な事に男たちの浅はかな考えを読んでいたリアスは親友であり、同じ男の雌仲間でもある姫島朱乃に決定的な証拠を取らせていた。

 

「これ、学校側に提出したらどうなるかしらね?」

 

「リアスったら悪い顔をしてるわよ? それに、したらじゃなくてしちゃったわ♪」

 

 実に楽しそうに朱乃とリアスは会話のキャッチボールをする。事態を理解した男たちは蜘蛛の子を散らすように去っていった。

 

 リアスに暴力を振るおうとした証拠物はきっちりと朱乃のスマホに記録され、流れるような手付きで学校へと提出された。今は散れても、後で集まって処分を受けるしか彼らにはないのだ。

 

 魔法を使っての記憶改ざんは使わず、手間ではあるがこうして邪魔者を排除していった方が御手洗たちがやって来た時に楽に思ってとの行動だ。

 

「……ふぅ、ああいうのを相手にするのは疲れるわね」

 

「お疲れ様。今の私達がストレスを抱えるのはこの子たちにも悪いし、ストレス発散も兼ねてお茶しに行きましょ」

 

「そうね。甘いものでも食べましょうか」

 

 お腹を優しく撫でる朱乃の顔は母親のそれだ。

 

 服を脱いでもほっそりとした贅肉のないリアスと朱乃の腹部だが、魔法を解けばふっくらとしている。卒業式の日の交わりで出来た愛の結晶が息づいているのだ。

 

 人との交流を疎かにしていない二人は周りから聞いたおすすめのカフェへと足を運んだ。

 

 ・

 ・

 ・

 

 言うまでもなく、リアスは御手洗にとって特別だ。

 

 今のハーレム生活があるのは彼女のおかげだ。もしもあの時リアスが声を掛けなかったら、ムラムラしていなかったら、そんなボタンのかけ違いが一つあれば今もまだ御手洗は図書室で勉強を続けるだけの灰色の高校生活を送っていただろう。

 

 勉強は爛れた生活を送るようになっても続けており、目下のところはリアスたちの進学した大学だ。最上級生に進級した今、同級生でもあるアーシアたちと日夜勉強会を開いては学力の向上を図っている。

 

「ほーら、パパのおちんちんよ♡ ふふっ、お腹が火傷しちゃいそう♡」

 

「あんっ♡ お腹に挟まれてビクンってしましたわ♡ 先生ったら本当にエッチなんだから♡」

 

 アーシアたち受験生組との勉強会を終えたその足で、御手洗はリアスと朱乃が住む部屋を訪れていた。

 

 リアスと朱乃、そしてアーシアたちの住むマンションは同じであり、階層を変えればこうして気軽に訪れる事が出来る。

 

 来訪すると連絡もしなかったのに、突然顔を出した御手洗を二人は歓迎した。そこからはあっという間で、あれよあれよと気が付けばベッドで交わっていた。

 

 先日(オーフィス④)の時にもしたボテ腹での愛撫。しかも今回は一対一による対面在位にも似た体勢での愛撫ではなく、反り返った肉棒を挟んだサンドイッチでの愛撫だ。

 

 恋人同士のようにリアスと朱乃は指を絡めて、いっちにいっちにと小さく掛け声をしながら上下に身体を揺する。

 

「先走りでお腹がベトベトね♡ お腹にいる赤ちゃんも嗅ぎ慣れちゃいそう♡」

 

「先生のチンポも先走りもとっても濃ゆい匂いをしてますからね♡ これだけの匂い、そうそう忘れるなんて出来ませんわ♡」

 

 腹で刺激することを重視しているからか二人の体勢はなかなかに無様だ。

 

 ミスコンに出れば優勝確実と大学中で囁かれている二人が御手洗(心に決めた男)だけに見せる姿。優越感を感じられずにはいられない。

 

 ヘコヘコと腰を前後に振るって肉棒を強請る時のようにも似た滑稽な姿ではあるが、リアスたちのような美女がするとそれだけで絵になる。ただし、絵は絵でもエロスな絵なのだが。

 

「また私達がキスしてるのを見たいの? もぅ、朱乃も言ったけどエッチね」

 

「んふふ、でも先生の頼みですから断る訳にもいきませんわ♡ ほら、リアス……んっ♡」

 

 御手洗の要望どおりに腹で挟み肉棒を愛撫しつつも、そのまま二人の世界に入るかのように深い口付けを始めるリアスと朱乃。

 

 唇を押し付け歪ませ、舌で唇を割って口内へと潜り込ませる。相手の鼻息を感じながら舌と舌を絡ませ、そのまま粘膜による触れ合いを楽しむ。

 

 好物を口にしている時のように勝手に溢れてくる唾液を掠め取り、流し込む。吐息の音に交じる唾液を嚥下する音に御手洗の肉棒は更に固く張り詰めていく。

 

「先生ったら私がリアスとキスしてるだけでこんなにチンポを固くさせちゃって♡」

 

「挟んでるのはこっちなのに、押されちゃってるわ♡」

 

 下で二人の愛撫を受けていた筈なのに、二人のレズキスを見ている内にヘコヘコと情けなく腰を突き出していた。

 

 妊娠によって張った腹を掻き分けるように上を向いた肉棒は動き、カリ首などで腹を擦っては存在感をアピールしている。

 

 根本に溢れに溢れさせた先走りの水溜りを作り、上下運動をする度に新しく分泌した先走りを既にヌルヌルな腹に上塗りしていく。肉棒を筆に見立てて絵を描いているような気分にもなるが、それよりもだんだんと余裕が無くなってきた方に意識が奪われる。

 

 御手洗の行動と肉棒の悦び具合を横目で見つつも、より御手洗を悦ばせる為に二人はそのまま口付けを交わす。

 

 口を離せば互いの瞳に顔を写し微笑み、また口付けを交わす。間に御手洗がいなければとても絵になる光景だ。

 

「……っ! もう出そうだ……!」

 

「えぇ、勿論よ♡ 隆の出したいタイミングで出してちょうだい♡ お腹にいる赤ちゃんにも伝わるぐらい熱いのかけて♡」

 

「熱くてドロドロでくっさぁい先生のザーメン欲しいですっ♡」

 

 叫びにも似た朱乃の懇願と、愛撫に使っている腹の中にいる赤子を意識させる言葉を口にしたリアス。

 

 そんな二人の言葉が引き金になったかのように、射精したくて震えていた肉棒は大きく暴れた。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 噴き出した精液は狙い通りに二人の見事に膨らんだ腹部へと飛び散っていく。べちゃりと付着し、存在感を主張するかのように独特の栗の花にも似た匂いを辺りに広げる。

 

 一度や二度の脈動では射精は終わらず、三度、四度と力強く雄の力を雌に見せつけるかのように精を放つ。

 

「きゃっ!? ふふっ、凄い射精♡」

 

「顔にまで飛んで来ちゃってます♡ たまたまの中が空になるまで出しちゃって良いですからね♡」

 

 射精の勢いを強めさせたいのか、楽しそうにと射精を眺めているリアスを目にしつつも朱乃は腹で更に刺激する。

 

 ズリズリと慣れた動きで腹を上下に揺らす。腹で肉棒の脈打ちを感じ、うっとりとした吐息を漏らす朱乃。顔にまで届いた精液のせいで酷い有様ではあるが、それでも彼女の美貌は崩れない。

 

 二人の美女を相手に一度の射精で終わる御手洗ではなく、妊婦である事を労りつつも高まった性欲を発散させるのだった。

 




前に前半部分だけを書いていたので、それに加筆する形で投稿させていただきました。

感想を見れば分かる気はしますが、リアスのボテ腹関連を書きたかったのでオーフィスに続いてのボテ腹による腹ズリになりました。

原作での無能……がなければ好きなキャラなんですよねリアスって。見た目も良いですし、性格も良い。能力さえあれば……。やっぱりアーシアですわ。

以前に二人のレズものが見たいと言われていたのを思い出して、ただ腹ズリをするだけではなくレズキスも挟んでみたのですが良かったですかね。レズ要素アリと前書きに書いた方が良いのか……?


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ラヴィニア①

あけましておめでとうございます。

14000文字を超えたので区切るか悩みましたが、①の話なのでそのままです。もし長いと声が多ければ区切るのを検討しますのでお気軽にどうぞ。




「そんなにジッと見ないで欲しいのです……」

 

 月明かりが金の美女を照らす。

 

 彼女を自身の布団に組敷いた御手洗は内心で頭を抱えていた。

 

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 そもそもの発端は御手洗が魔力を与えるという契約を結んでいるルフェイからの願いだった。

 

 自分と同じで魔法使いとして優秀なのだが、使う魔力がどうしても多いので慢性的な魔力不足な魔法使いがいるから助けて欲しいとのことだった。

 

 ルフェイと契約を結び、魔力を日常的に吸われていても何の変化もなかった御手洗は二つ返事で頷いた。特に断る理由がなかったからだ。

 

 それに、日頃からルフェイと接しているので彼女が紹介してくる相手なら良いだろうとの考えだった。

 

「あなたがフェイの言っていた隆なのです?」

 

 やはりというか、それが魔法使いとしての正装なのかいつぞやかのルフェイのようにとんがり帽子にマントという出で立ちをした美女がやって来た。

 

「え、あ、はい。俺が御手洗です。あなたはルフェイから紹介されたラヴィニアさんですか?」

 

「そうなのです。フェイから事情は聞いているとは思うんですけど、契約しても大丈夫なのです? 最近は私達の業界では隆の話題で持ち切りですし、何よりも魔人と言えども二人の魔法使いとの契約は負担だと思うのです……」

 

 美女は何をやっても美女だ。被っている帽子をぎゅっと深く掴むのもまた様になっている。

 

 御手洗としては特に身体に影響がないので引き受けても良い程度の考えなので、やはり断る理由はない。

 

「特にルフェイとの契約でも何の変化もないですし、ただ、もしも何かあれば契約を解除してくれるのでしたら問題ないですよ」

 

「……それで良いのです。正直なところ、助かるのですよ。魔力を回復させてもまた直ぐに仕事ですっからかんになってばかりですので。幾ら優秀な魔法使いだとしても限度と言うものが私にもあるのですよ……」

 

 優秀過ぎるのも考えものだなと同情を覚えた御手洗だった。

 

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 契約を結んだラヴィニアだったが、ルフェイと同じくただ一方が貰うだけの契約はありえないとの事で、たまに顔を出しては手料理を振る舞ってくれていた。

 

 紹介されあった仲から知り合い、友人へと親密度を高めたラヴィニアはいつの間にか御手洗の事をタカくんと親しげに呼ぶようになっていた。

 

 最初は困惑した御手洗だったが、何とも楽しげに呼ぶので受け入れていた。

 

「ご飯はどうなのです?」

 

「ん、おいしいよ」

 

 ラヴィニアはリアスたちとも顔を合わせ、意味深な笑みを彼女たちに向けられた事を御手洗は覚えている。

 

 ただ、ラヴィニアもまたルフェイのようになるのではないかと内心では思ってはいるが、まだその予兆はなさそうだ。優秀ではあるが、まだまだ未熟なルフェイと魔法使いとしての修練だけではなく、実績も上げているラヴィニアとでは鍛え方が違うのだろう。

 

 契約のパスを通して送られてくる御手洗の魔力を受け取ってもまだまだ余裕があるように見える。

 

「おかわりはいっぱいあるのです」

 

「勿論、お代わりは貰うよ。ただ、食べすぎないようにしないと」

 

 スパイスの調合から作られた本格的なカレーは適度な辛味を持ちつつも、スプーンを動かす手を止める程ではない。

 

 ニコニコと御手洗が食べているのを眺めつつも、自身の分としてよそったカレーを口に運ぶラヴィニア。事情を知らぬ人が見れば恋人が彼氏にご飯を作ったようにも見えてしまう光景だ。

 

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 ・

 

 そんな風に仲を深めてきた二人だったが、冒頭に至ったのはルフェイによるものだった。

 

 パスから流れてくる魔力で御手洗とラヴィニアが顔を合わせているのを何となくで察知していた彼女はラヴィニアを焚きつける為と自身の欲望を開放する為にラヴィニアが訪れるよりも先に御手洗と顔を合わしていた。

 

 自然と御手洗と布団に入り、交わる。魔人化はしたが、まだ気配を察知するまでに至ってはいない御手洗は気付かないが、ルフェイはしっかりと隠れて此方の様子を覗いているラヴィニアを察知していた。

 

 寝室の襖を僅かに開き、覗く姿は御手洗が日頃から見ている天真爛漫なラヴィニアからは想像もできない姿だ。天然気質であり、御手洗でも思わず手を出したくなるような仕草をしてしまうラヴィニアが自発的にイケないと分かりつつも覗いているのだ。

 

「お兄さん、ちょっと待ってて下さいね♪」

 

「うん? 分かった」

 

 一度精を吐き、さぁ2回戦と行く前に止められた御手洗は頭の上に疑問符を浮かべる。ニヤニヤとした顔を隠しもしないで襖へと歩いたルフェイから逃げようとしても遅い。

 

「はい、残念でした♪ お兄さん、パスですっ」

 

「え、わ、ちょっ!?」

 

 魔法によってラヴィニアを浮かばせ、そのまま御手洗の方へと放り投げたルフェイ。

 

 慌てて受け止めたせいか、お姫様抱っこのような形で御手洗とラヴィニアはその日初めて顔を合わせた。

 

「……ラヴィニア?」

 

「タカくん……」

 

 何故ここに彼女がと思いつつも、ルフェイとのバレたかと内心で動揺する御手洗。

 

 二十歳を過ぎているラヴィニアだが、未だに恋を知ってはいない。が、それでも仲が良い男性として御手洗は彼女の中でカテゴライズされている。他にも可愛がっている弟分や仲間の男たちがいるのだが、それよりも異性としては御手洗が近くにいた。

 

 手料理を振る舞えば美味しそうに食べてくれるのを見てるのが好きだし、ふとした時に見せる仕草もラヴィニアをドキッとさせる。

 

 ルフェイとの情事で服は着ておらず、魔人化の影響で程よい筋肉を付けている身体は汗ばんでいる。汗の匂いと男の匂い。生娘なラヴィニアは匂いを嗅いで赤面してしまうのは無理もないだろう。

 

「あ、ごめん。下ろすね」

 

 軽かった事もあり、特に負担にはなっていなかった訳だが、浮いているのは何かと不安を与えるかもしれない。

 

 下ろすと中々彼女は目を合わしてくれない。それもそうかと服を身に着け、こうなった元凶へと顔を向けると其処には誰もいなかった。

 

「えっとラヴィニアはどうして?」

 

「……えっと……そのぉ……」

 

 赤面したまま視線をあちらこちらへと向ける彼女は冷静ではない。一度気分を変える必要がありそうだ。

 

「お茶でも飲んで落ち着こっか」

 

「……はい」

 

 インスタントの紅茶をカップに入れ、二人で飲む。あんな場面を見られた後だというのに、不思議と二人の間に流れる空気は悪いものではない。

 

「まずはごめんなさいなのです。タカくんに先に連絡を入れていればこうはならなかったはずなのです……」

 

「あ、いや、俺も悪かった。気付くべきだったのに……」

 

 暫くの間、二人して謝罪合戦をしてしまう。おかげで気まずそうにしていた彼女も幾らか余裕を取り戻したようだ。

 

「その……タカくんとフェイは普段からああいう事をしてるのです?」

 

「うん。この間会ったリアスたちともだけど……」

 

「……いっぱいなのです。タカくんはハーレムを築いているのですか……」

 

「普通の感性からしたら幻滅だよな。その、おかしな話だけどごめん」

 

 契約者として謝らなくてはと思い謝罪を御手洗は口にする。

 

 折角の空気もまた気不味くなってしまった。何か口を開かなければと思うも、出てくるのは謝罪の言葉ばかり。謝られ続けるのも嫌だろう。そもそも、御手洗はラヴィニアの彼氏ではないのだから。

 

「……タカくんたちがしていたセックスはそんなに気持ちが良いのですか? その、私はまだした事がないのです」

 

「まぁ、うん。気持ち良いものだよ。身体だけでなく、心も繋がるような気持ちになれるし」

 

「……私が頼んだらタカくんはしてくれるのです?」

 

「え? いや、俺とラヴィニアはそういう関係じゃあ……」

 

「私には彼氏さんなんていないのです。ヴァーくんは弟くんですし、シャークもトビーも仲間です。こう言うのを頼めるのはタカくんしかいないのです……」

 

 ヴァーくんたちというのは御手洗には検討も付かない人たちだ。名前を口にしたラヴィニアの顔は柔らかく、大切な人たちなのだろう。

 

 だが、だからといって自分に頼むのもと思う。御手洗は世間的に見れば屑だろう。女を何人も侍らせ、毎日のように色に溺れている。それが表に出ないのは生活に満足しているのと、彼女たちの結束が強いのが理由だろう。

 

 けど、不安げにコチラを見ている彼女を跳ね除けるほど外道に落ちたつもりはない。最低なことを友人にするかもしれないと理解し、彼女に尋ねる。

 

「本当に俺でいいのか? した事がないって言ってたけど、一生モノだよ?」

 

「……タカくんなら良いのです。それに、さっきのフェイとの見てたら私もアソコが……」

 

「ん、そっか。なら分かった」

 

 席を立ち、不安げにしていた瞳に新たに恥ずかしげな色を浮かべたラヴィニアの手を取る。

 

 そのまま無言で5秒にも満たない時間で二人は寝室に入った。

 

 ・

 ・

 ・

 

「ラヴィニア、綺麗だよ」

 

 使い古した布団の上にラヴィニアを押し倒した御手洗は、恥ずかしげに全身を縮こまらせる彼女を見て笑みを浮かべる。

 

 男の御手洗とさほど変わらない身長のラヴィニアの裸体は窓から差し込む月明かりによって照らされている。白い光で真っ白な雪のような肌が闇に浮かぶ様は幻想的だ。

 

「うぅ……お願いしたのは私もなのですけど、恥ずかしいのでそんなにジッと見ないで欲しいのです」

 

「それは無理かな。ラヴィニアみたいな美人さんの裸を見逃すってのは男として損でしかないからね」

 

「あぅぅ……」

 

 天然気質であるラヴィニアは仲間の男の布団に入るのは割と頻繁にある事だった。裸ワイシャツで寝てることもあり、ある意味では異性に裸を晒すのには慣れている筈なのだが、意識して晒していると天然よりも羞恥心が勝ったのだ。

 

 乳首や秘部を隠そうと身じろぎすると、豊満な乳房の肉が強調されたりと却って恥ずかしい事になっている事に気付いてはいない。

 

「いきなり男からは触られるのは驚くだろうし、ほら、ラヴィニアから俺の身体を触って良いよ」

 

 彼女の手を取り、そのまま胸元を触らせる。女のような柔らかさはなく、筋肉の固さが伝わる。

 

「わぁ……タカくんの身体、立派なのです……」

 

 興味心が勝ったのか、一度触れるとそのままペタペタと身体中のあちこちを触られる。

 

 冷え性なのか手先は冷たく、ルフェイとの情事での興奮と、また新たな興奮で火照った身体には丁度良い冷たさだ。

 

 おぉっと声を上げながらも筋肉の形を確かめたりするのは魔法使い、いや研究者としての気質だろうか。ルフェイ曰く、魔法使いとは同時に魔法の研究者でもあると言うのでラヴィニアもその類なのだろうか。

 

「タカくんは意外とがっしりしてるんですね。私とは大違いなのです」

 

「や、女性のラヴィニアが俺と一緒だったらホラーだよ」

 

 想像もするだけでと御手洗は身体を震わせる。

 

 顔は小さく、顔立ちの整った金髪美女。しかし、服を一度脱げば顕になるのは鍛え抜かれた肉体。そんな風にラヴィニアがなっていたら流石に付き合いを考え直さなければならない、と一人戦慄してしまう御手洗。

 

「……ありがとうなのです。おかげで少しは気分が楽になってきたのです。だから……その、タカくんも触って良いのですよ……?」

 

「無理だったら無理だって言ってな。嫌がる女を抱くまで堕ちたつもりはないから」

 

 まずは慣らしが必要だと御手洗の手はラヴィニアの肩に伸びた。肌の感触を楽しみつつ、ラヴィニアの反応を伺いつつ手を動かす。

 

「んんっ……なんだかくすぐったいのです」

 

「愛撫でも何でもない触れ合いだからね。くすぐったいのは我慢して」

 

 御手洗の手は肩から腕、そしてラヴィニアの小さな手へと移る。

 

 指をマッサージするかのように一本一本触れ、最後は恋人がするように繋ぐ。指の隙間が埋まるのが不思議なのかニギニギと確かめるように動く。

 

「何だか恋人さん同士みたいで照れるのです」

 

「あー、うん。そうだね」

 

 羞恥心からの仕草とは別物な照れた仕草に心が打たれそうになる。空いた手で熱くなった頬を扇ぐ姿は、普段から美女に見慣れた御手洗でも、見惚れてしまった。

 

「ん? どうしたのです?」

 

「……いや、なんでもないよ」

 

 まさか見惚れてましただなんて言える筈もなく、内心に湧いた恥ずかしさを誤魔化す為に握った指を離す。

 

 あっ……と僅かに名残惜しそうな声を拾いつつも、今度はラヴィニアの首、頬へと伸びる。女性らしい起伏に富んだ身体付きをしているというのに、驚くほど線が細い。

 

 御手洗の周りにいる女性は皆そうなのかと思うほど首も細く、両手で掴んで少しでも力を入れたら折れてしまいそうな程だ。勿論、そんな事をする訳もなく、首の筋を指の腹でなぞり、頬に到達する。

 

 目と目を合わせる事になり、ふいっと視線だけを外される。頬は変わらず赤いままで、どうしてかだなんて直ぐに分かってしまう。敢えてそれを指摘しないのが出来る男と言うものだろう。

 

「ラヴィニア、キスはあり?」

 

「……いいのです。その、私も興味がありますので……」

 

「なら、するね」

 

「は、はいっ。……ん……っ」

 

 指だけではなく、手のひら全体で頬を触り目を瞑って顔を近づける。目を開けたままでも良いのだが、ハジメテの人にそれをすると余計に緊張させてしまうだろう。

 

 うっすらと目を開けて彼女の様子を見てみると先程よりも顔をリンゴのように真っ赤に染め、目をギュッと力強く瞑ってプルプルと僅かに震えていた。

 

 その姿があまりにも可笑しく、それでいて可愛らしくて思わず笑い声が漏れそうになるのを堪える。

 

 ちゅっと一度唇を重ね合わせ、今度はもう少し長くと繰り返す。気が付けば互いに目を見開き、空いていた手をまた恋人繋ぎをしていた。

 

「キス、どう?」

 

「……すっごくフワフワするのです。でも、もっともっとしたくなって止められそうにないのです……ん、っ」

 

 今度はラヴィニアからの口付け。大胆になれたのかなと思いつつも受け止めた御手洗。

 

 頬に添えていた手は離れ、子供をあやすように彼女の月明かりに照らされて輝いている髪を撫でる。手入れが良いのか、或いは天然物なのか手櫛をしても毛が絡むことはない。

 

 リップ音を鳴らし、長く口付けをした後にする呼吸も可愛らしい。そこまで必死になってまで口付けをされると男として期待に応えたくなってしまうもの。

 

「んんっ!? ん、ちゅっ……れろ……ちゅっ……んんんんっ」

 

 伸ばした舌先で唇を突き、不意打ちのあまりに驚いて僅かながらに出来た隙間から潜り込む。

 

 歯茎などをなぞるのもありなのだが、まずは慣らしが必要だ。舌と舌を絡め合う深い口付けではなく、舌先と舌先を触れ合わせる少しだけエッチなモノ。

 

「ちゅぱぁ……い、いまのって……」

 

「ディープキスだよ。聞いたことはある?」

 

「は、はいなのです。恋人さん同士がするものだって……」

 

「もっとエッチな事をするんだから良いでしょ?」

 

「……はい……♡」

 

 言質は取ったとまた唇が重なる。いつの間にか二人は互いの身体を抱きしめ合うような体勢になっていた。

 

 背中まで腕を回し、顔を傾けて口付けを行う。第三者から見れば、二人は既に立派な恋人だった。

 

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 口付けでたっぷりとラヴィニアの唾液や舌の柔らかさを堪能した御手洗。

 

 唇を離した時はポーッ熱に浮かされたまま御手洗の顔を見つめ、それを無視できる訳もなくまた口付けを行っていた。

 

 あまりにも唇を重ね過ぎたせいで二人の口の周りは唾液でベトベトだ。

 

「じゃあ次はおっぱい、触るよ」

 

 コクリとラヴィニアが小さく頷いたのを確認してから手を伸ばす。

 

 リアスや朱乃たちで見慣れた筈の規格外の大きさの乳房に匹敵するサイズのラヴィニアの乳房。口付けでの興奮で先端の蕾は充血し、ツンと立っている。

 

 真っ白な肌に浮かぶ桜色の蕾はさながら虫を引き寄せる街灯のようだ。思わず口に含んでは思いっきり吸いたくなる。が、我慢をしてまずはその大きさや重量を確かめるために下乳に手を添える。

 

「うわっ……すっご……!」

 

「ど、何処か変なのです……?」

 

 汗ばんだ下乳はしっとりとしており、手に肌が吸い付いてくる。

 

 ずっしりとした重みがあるものの、手の上で柔らかく揺れる姿からは想像も付かない重さだ。

 

「あはは、ごめん。変とかじゃなくて驚いただけだよ。おっきくて重くて良いおっぱいだよ」

 

 玩具で遊ぶようにたぷたぷと揺らし、その重さを堪能する。

 

 ある程度遊んで満足すると次は正面から乳房を触る。限界まで広げた手を今度は握るようにし、乳肉に指が沈んでいく。手のひらにツンとした乳首が当たるからか触れられているラヴィニアからは小さな喘ぎ声が漏れ出ている。

 

 凝りを揉み解すかのようにグニグニと乳肉を揉み込み、触る指の間からは耐え切れなかった乳肉がはみ出てしまっている。

 

「こんな良いおっぱいなのにまだ誰にも触らせた事なかったんだ」

 

「そ、そうなのです……っ♡ まだ恋も知らないのにエッチな事をするだなんて思ってもなかったのですよ……♡」

 

 胸からやって来る快楽から逃れようと身動ぎする姿は淫靡なモノで却って御手洗を欲情させている事に気付いていない。

 

 沈み込むような柔らかさを持ちながらも、中身の詰まった感触のある乳房。無限に遊べてしまいそうだ。

 

「ラヴィニアは乳首弱い? 弄ってみるね」

 

 最初に見せていた緊張感はすっかりと解れ、今や快感を感じているので遠慮はしない。

 

 彼女からの返事を聞くよりも先に親指と人差し指の二本の指で摘むように乳首に触れた。きゅっと少し力を入れるだけだったが、それだけでラヴィニアの身体は大きく跳ねた。

 

「ひゃんっ♡ そ、それダメなのです♡ 刺激が強く……んっ♡ くぅ♡」

 

 手で口を抑えようにもまた直ぐに気持ち良くなって動きが止まってしまい、結果的にそのまま喘ぎ声を漏らしてしまうラヴィニア。

 

 右手では変わらず摘み、引っ張るように乳首を弄り、もう片方の左手でデコピンをするように乳首を弾く。乳首を弾かれると楽器のように甲高い声を漏らすのが面白く、ついつい何度も何度も繰り返しデコピンをお見舞いしてしまう。

 

「乳首が弱いってこと分かって良かったね。服で乳首が擦れただけで気持ち良くなっちゃうぐらい敏感にしてみる?」

 

「だ、ダメなのですっ♡ そんな風になったら生活が出来なくなって困っちゃうのですよ♡」

 

「えー、それなら俺が責任を持ってラヴィニアを可愛がってあげるのに……」

 

 友達相手にするのはと腰が引けていたのは何処へやら。完全にスイッチの入った御手洗は恋を知らない美女(ラヴィニア)をモノにしようと愛撫する。

 

「ラヴィニアってばモジモジしちゃって可愛いよ。そんなに乳首が好きなんだね」

 

「あぅぅ……」

 

 乳首で身体を攻め、言葉で精神を攻める。自慰も碌にしなかった身体が抵抗できる筈もなく、じわじわとラヴィニアは御手洗によって蝕まれていた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「じゃあ次はラヴィニアの番だよ。俺はおっぱい触ったから、ラヴィニアは何処に触りたい?」

 

 本場をするのは確実であり、避けることのない事実だ。が、あまりにそれを意識されるのは忍びないので交互に触れ合うことで意識を逸らす。

 

 ビクン、ビクンと絶頂までは達しはしないものの、程良く追い詰められていた身体への愛撫を止められたラヴィニアの瞳にはうっすらと情欲の炎が灯っている。

 

 胸や尻、秘所と触る場所の多い女の身体とは違い、男の身体で触る箇所と言えば一つしかない。コクリと無意識のうちに唾を飲んだラヴィニアの視線は見ないように(意識しないように)していた御手洗の股間へと向けられる。

 

 乳房を弄ばれていた時から腹にグイグイと当たっていた熱。芯が一本中に入っているのではないかと思うほどに起立した姿に目を奪われる。

 

「これが男の人の……」

 

 皮はズル剥け、日頃より淫液に浸りすぎで赤黒くなった亀頭はパンパンに膨れ上がっていて苦しそうに見える。

 

 肉棒に浮かぶ無数の血管も太く、力強さを感じさせる。ぶら下がる玉袋も大きく、それだけで彼の性欲が常人とは比べ物にもならない事が否が応でも理解できてしまう。

 

「おーい、ラヴィニア? 大丈夫?」

 

 股間を見つめるなり固まってしまった彼女へ声をかけてみるが反応はない。

 

 ピクンと肉棒が跳ねるとそれで意識を取り戻したのか、ハッと我に返ったようだ。

 

「あっ……えと、どうしたのです?」

 

「いやいや、それは俺の台詞。もしかしてチンコに見惚れてた?」

 

「あぅ……」

 

 指摘されるとまたも黙ってしまうが図星なのだろう。今も視線は釘付けのままだ。

 

 頬を朱に染めた美女が自身の股間に見惚れる。男としてこれ以上ないほどの栄誉だろう。

 

 自慢するかのように腰を突き出し、より肉棒を見やすくするとラヴィニアもまた身体を前に倒して乗り込むように見てきた。

 

「見てるだけじゃなくて触って良いんだよ。ほら」

 

「わわっ、熱いのです……それに匂いも濃い……」

 

 形の良い鼻をヒクヒクと動かしては辺りに充満している雄の性臭を嗅ぎ分ける。先から充満していたというのに、こうして意識して嗅ぐと下半身が切なく震える。

 

 初めて感じた子宮の動きにまたも身動ぎするも、布団の上にいる状態でも分かるほどにラヴィニアのいるシーツの上は漏れ出た愛液で色濃くなっている。

 

 五本の指でしっかりと竿を握らせ、そのまま御手洗が自慰をしていた時のようにラヴィニアの手を使って上下に動かす。先生が生徒に指導する時のような動きながらも、やっている事は卑猥な事だ。

 

 さっきまではなかったはぁ……♡ はぁ……♡と熱を多分に含んだ呼吸音が彼女から聞こえてくる。

 

「手を動かすとお、おちんちんが跳ねるのです。タカくん、気持ち良いのですか……?」

 

「うん。どう? もう自分で動かせる?」

 

「は、はいっ♡ タカくんがやってたみたいにするのですよね。んしょ……んしょっ♡ どうですか?」

 

 美女な筈なのに何故か幼い少女が奉仕してくれているようにも見えてしまう。これが天然のなせる技なのか。

 

 拙い愛撫ながらも御手洗を気持ち良くさせようとしたい気持ちが伝わってくる。

 

「ん、気持ち良いよ。空いてる手はこっちも触ってごらん」

 

 御手洗が握らせたのは片方の手だったので、空いていた手を肉棒の下、つまり陰嚢に触れさせた。

 

 御手洗がラヴィニアの下乳に触れた時よりもはっきりと手のひらから伝わってくる湿り気。男の身体の中でも一番汗を掻きやすい場所なだけに、触れると不快感が募る。

 

 そんな事を微塵も感じさせず(興奮しているラヴィニア的には全くの無問題)に触らされた袋を興味深げに触る。

 

 ふにふにと力を僅かに込めて触れると中にある玉があっち行ったり、こっち行ったりと動く。肉棒を扱く手を止めてまで遊んでみたくなる面白さがあるも、グッと堪えて同時に進行させる。

 

「あれ、何か先っぽの方から垂れてきたのです」

 

「それは先走り汁って言ってラヴィニアの手で気持ち良くなった証だよ」

 

「先走り……えへへ、タカくんが気持ち良くなってくれているなら何よりなのです。もっともっと頑張るので、気持ち良くなって欲しいのです」

 

 ニコッと顔を上げたラヴィニアは微笑む。大人と少女が同居したような笑みだ。

 

「先走りが出てきたなら後もう少しで射精()るよ」

 

 本当はまだまだ我慢は出来るが、御手洗はリアスたちとの交流である程度は射精するタイミングを自分で管理できるようになっていた。

 

 ラヴィニアの為にも初めての手淫で射精させられたというのは自信にも繋がるだろう。あわよくばこのまま己にしたい美女だが、彼女にも意思はある。

 

「ん、分かったのです。タカくんが……えっと、精液ですよね? を出せるように頑張るのです」

 

 ぷくぅと風船のように鈴口から出てきた先走りが垂れ、そのままラヴィニアの手と肉棒を汚す。潤滑油となり、手を動かすたびににちゃにちゃ、にちゅにちゅと小さくも淫猥な音楽が奏でられる。

 

 袋の方もしっかりと揉み込み、御手洗が自身の胸にしたようにと意識する。精液が作られている場所だと浅い性知識でも知っているので出して♡ 出して♡ と内心で応援しながら揉む。

 

 肉棒からの反応も強くなり、ラヴィニアが待ち望んだその時は来た。

 

「ラヴィニア、もう射精()る……っ! 離れた方が……良い」

 

 幾らある程度管理できるようになったとは言えど、量や勢いまでは無理というもの。

 

 このまま御手洗がラヴィニアに手淫をしてもらったまま出すと確実にしているラヴィニアに精液が掛かってしまう。

 

 そう思った御手洗は限界間近で切羽詰まった声を出しながら忠告をするのだったが、当のラヴィニアから離れる気配はなかった。

 

「このままタカくんが射精する所見ていたいのです。ダメ、ですか?」

 

「~~~っ! うん、分かったよ。でも結構勢いあるかもしれないから注意はしといてね」

 

 御手洗の意思とは別にガクガクと笑うように膝が揺れ、腰も段々と前に突き出すようになっていく。

 

 手淫を初めてしたラヴィニアだったが、御手洗の反応を見ながらしていた事もあり、少なからず彼の反応が良い所を見つけていた。

 

 五本の指を全部使って肉棒の中でも唯一出っ張っている箇所――カリ首の肉を弾くように擦ると肉棒のビク付きが激しいのだ。

 

 射精すると聞いたので、そこを重点的に責める。そして――――

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ ぶびゅっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 ビクンと一度御手洗の全身が大きく震えると、そのまま鈴口から精液が噴射されていく。

 

 ドクン、ドクンと射精の脈動を触れている手、指から感じる。

 

「すごい沢山♡……こんなに出すぐらい気持ち良かったのです?」

 

「ラヴィニアみたいな美人さんが手コキしてくれたら、男ならこれぐらい出すのが当然だよ」

 

「……あぅ。でも……それなら良かったのです♡」

 

 布団へ飛び散った精液の匂いが寝室の中に広がるも彼女に気にした様子はない。

 

 初めての体験で興奮しているからなのか、この匂い自体が平気なのかは分からない。だが、匂いを感じ取っているようで乳房を弄った時よりも内股同士の擦り合わせが多くなっていた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「ラヴィニアのアソコも限界みたいだし、本番してみる?」

 

「……はい、お願いするのです……っ♡」

 

 シーツに飛んだ精液をティッシュで拭った後、またも彼女を布団の上へと転がした。羞恥心は何処へやら、足を自ら開いては秘部を御手洗へと晒している。

 

 自慰をあまりしていないからなのか、美女なのに綺麗な縦筋だ。筋が時折呼吸をするように口を開いては白く濁った愛液を零す。布団に新たな染みを作るも二人は気にも止めない。

 

 ラヴィニアはこれからするハジメテの体験への期待で、御手洗はラヴィニアという彼を囲う女達と引けを取らない女性を抱けるーーしかも、これが初体験だという――その事への歓喜で二人は互いの事しか頭にないのだ。

 

「ゴムとかあまり使わないから用意はないんだけど、今日は大丈夫な日?」

 

「……」

 

 コクリと無言のまま頷くラヴィニア。膝立ちのまま一歩前へと詰めると、秘部と肉棒が密着した。

 

 くちゅりと濡れた粘膜が触れ合う音が二人の漏らす荒い呼吸の合間に聞こえた。

 

 ラヴィニアを安心させるように彼女の手を取り、また恋人繋ぎをしてから腰を突き出した。

 

「んんっ、んんん~~~っっっ」

 

 ミチリと狭い膣道を掻き分けていく女泣かせな肉棒。

 

 ルフェイとの情事、ラヴィニアの手淫で二度もしているにもかかわらず、その日一番の膨張をしてみせた肉棒はハジメテで受け入れるのは苦痛だ。だが、そこは御手洗の契約者。

 

 ラヴィニア自身も気が付かない内に彼から受け取っていた魔力によって身体を僅かながらに変質させており、破瓜をしたというのに痛みは少なかった。それよりも膣内を広げられる感覚に驚いてしまっていた。

 

 愛液で濡れに濡れた膣内は温かく、壁のように道を阻む膣肉でいっぱいだ。極上の女という餌を前にダラダラとヨダレのように先走りを漏らす肉棒はぐりんぐりんと動くと邪魔をしてくる膣肉に先走りを塗り込む。

 

 膣肉が受ける初めての快感に堪らず膣肉は降参すると、抵抗が嘘のように肉棒を奥へと迎え入れていく。

 

「痛くはない?」

 

「あっ♡ んんっ……くっ……ひゃっ♡ ふっ……ふぅ……は、はい♡ 痛みは思ったよりもなかったのです♡ それよりも私のアソコがこんなにも広げられるだなんて思ってもなかったのですよ……♡」

 

 スリスリと肉棒を収めた腹を撫でる仕草は色気を多分に感じさせる。汗をかいて張り付いた前髪がエロスを、そして腹を撫でる目が慈しみを与える。

 

「いきなりこのまま動くとラヴィニアの中も驚くだろうし、少しゆっくりしよっか」

 

 片方の手を離し、頬に当てて口付けを交わす。ちゅっ、ちゅっと触れ合わせ離れるだけの口付けでも満たされてしまう。

 

 こうして肉体が繋がった事でラヴィニアは初めて自身が女なんだと認識した。天然だとしても今までは何となくで仲間にしていた仕草もこうして女だと思うと思い出すだけで恥ずかしくなる。そう思えるようになったのは御手洗()のおかげだ。

 

 目を瞑った状態での口付けではなく、視線と視線を交わしたままの口付け。汗ばんだ身体も上になって覆い被さってる彼から垂れてくる汗も気にならない。寧ろ、このまま一つに溶けてしまいたいとすら思えてくる。

 

「そろそろ良さそうだね、動くよ」

 

 ラヴィニアの括れた腰を掴み、なるべく負担が無いように腰を前後に振る御手洗。ぞりぞりとエラの張ったカリ首が膣肉を刺激し、ラヴィニアの身体は仰け反る。

 

 今までに感じた事のない快楽が身体の内側からビリビリと痺れるようにやって来ては彼女の脳みそを蕩かす。ふわふわと浮くような浮遊感に耐える為にも手に力が入り、ギュッとシーツを掴む。

 

 嘘でも小さいとは言えない嬌声をラヴィニアがあげていても御手洗は抽挿を止めてはくれず、そのまま彼女の弱点を探るように肉棒を膣内で動かす。

 

「うひゃっ!? た、タカくん、ちょ、ちょっと止まるのですっ♡ おっ……こ、これダメ、頭おかしくなっちゃうのです♡」

 

 彼女の身体が許容出来なかった快楽が涙に変わったのか、組敷かれているラヴィニアは涙目だ。

 

 蒼玉色の瞳は涙で揺れるも口とは裏腹にハッキリと灯った情欲の炎が見える。膣も肉棒にも慣れてきたのか緩やかに締め付けをしてくる。理性(言葉)よりも本能(身体)の方が正直だ。

 

「ダメ、ダメなのですっ♡ こんなの、こんなのぉ♡」

 

 肉棒を一突きするだけでビクンとスイッチが入ったかのように身体が跳ねる。

 

 カリ首で膣肉を大きく刺激し、丸みを帯びた亀頭で一点を突く。膣の上、腹側にあるザラザラとした感触のGスポットをグリグリ、ザリザリと亀頭とカリ首のコンビネーションで攻めるとぷっくりと膨れ上がってきた。

 

 より感じやすくなり、嬌声の音階も上がる。ブリッジのように身体をしならせ、歯を食いしばった声が聞こえてきた。

 

「イ――――――っっっ♡♡♡ おっ……んっ♡♡ んんんっ♡♡♡」

 

 きゅぅぅぅと膣の締め付けを強くし、結合部の上にある小さな穴――尿道を盛り上がらせそこから潮を噴く。お漏らしにも男の射精にも似た感じで勢い良く出していく。

 

 女の絶頂は男の一瞬で済むモノではなく、深い絶頂をした後でも波のように断続的に感じてしまう。

 

 それを御手洗が知らない筈もなく、うねっている膣肉を躾けるように抽挿を再開させた。

 

「お゛っ♡ なんで、私イってるのですっ♡」

 

「ヤだっ♡ イヤなのですっ♡ あっ♡ またイく♡ イく♡ ~~~っっっ♡♡♡」

 

 駄々をこねる子供のように頭を振るっては抗議をするも、また直ぐに頤を反らして絶頂する。

 

 肉棒が膣から――体内に入っている文字にすればただそれだけなのに、ただそれだけでラヴィニアの身体は多幸感に包まれ、肉棒一つで身体が支配されてしまっている。

 

 絶頂し敏感になった充血した膣肉や膣壁、膣襞を擦られるだけで頭が真っ白になり、尿意がある訳でもないのにお漏らしをしてしまう。

 

 ラヴィニアが出した尿や潮やらで御手洗の腹部はびしゃびしゃだ。破瓜の証である赤い血液も泡立った愛液や先走りで流れ、真っ白だったシーツを赤く染めているだけだ。

 

 乱れに乱れている今の彼女を見て、誰もが初体験だとは思えないだろう。それぐらいにラヴィニアは乱れてしまっている。

 

「っ!? お、おちんちん膨らんでるのです♡ タカくんもイきたいのです?」

 

 べったりと前髪を額に貼り付け、息も絶え絶えだというのに御手洗を見つめる瞳には慈愛の色が宿っている。

 

 ラヴィニアの言葉に言葉で返事は返さず、一つ頷くとそのまま彼女の身体に覆い被さった。

 

 頭と頭が隣り合わせになり、豊満な乳房の柔らかさが胸元に届く。少し頭を動かして首筋に鼻を埋めると咽返るような女の匂いが脳内を埋め尽くし、肺の中を満たす。

 

 器用に腰だけを上下に動かし、下にいるラヴィニアが抵抗できない事をいい事に彼女に媚肉を貪る。挿れた時は狭かった膣も肉棒の形に解れ、最奥である子宮までを一本の道に開いている。

 

 耳元で直接聞こえてくる彼女の甘い脳を震わすような嬌声を餌に遠慮なしのノックで子宮を突く。ぶら下がっていた陰嚢もぐぐっと持ち上がり射精の準備は万端だ。

 

「ラヴィニア、出すからね」

 

「はいっ♡ 出して欲しいのです♡ タカくんのせーし欲しいのです♡」

 

 出して出してと嬌声の合間に叫び、ラヴィニアの長い脚が無意識に御手洗の腰を掴む。

 

 だんだんとラヴィニアの喘ぎ声も切羽詰まり、最早言葉ですらなくなっている。

 

 ラヴィニアの絶頂に合わせて、御手洗は子宮口と亀頭を密着させたまま上がってきた精を解き放った。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ ぶびびっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 ポンプが水を吸い上げるように陰嚢から精液を吸い上げた肉棒は大きく脈を打ちながら雌の中へと己の遺伝子を刻み込む。

 

 とても三度目とは思えない量と濃さをした精液は未使用だった新品の子宮を穢し、所有権を主張する。膣が絶頂で痙攣するように、初めて迎え入れた精液の熱でラヴィニアの子宮は戦慄く。

 

 驚き、びっくりするも子宮が何かできる筈もなくあっという間に大量の精液で占有されてしまった。それでも精液はひっきりなしに注がれ、子宮が飲み込めなかった精液は逆流をして膣から溢れていく。

 

「んんんん~~~っ♡♡♡」

 

 全身を駆け巡る快楽の波を流そうと歯を食いしばるも堪えきれなかったのが声として漏れる。子宮が震える度に身体が連動しているかのように軽い絶頂をしては、全身を弾ませる。

 

 はぁ……はぁ……と行為を終えた男女の荒い呼吸が寝室に響く。先程までの荒々しい情事の騒がしさとは打って変わり静寂さが部屋を支配している。

 

「す、凄かったのです……♡ これがセックス……♡ フェイがあんな風にしていたのも納得なのです……♡」

 

 行為中の高い声ではなく、猫が甘える時のような声でうっとりと口にするラヴィニア。その声から察するに情事の虜になってしまったのだろう。

 

 腰を掴んでいた脚を離すも名残惜しそうにスリスリと御手洗の脚に擦り合わせてくる。

 

「もう一回する?」

 

「はいっ♡」

 

 行為を終えても抜いてはいなかった御手洗は彼女の言葉を聞いてまた腰を振り始めた……。

 

 ・

 ・

 ・

 

「それで、ラヴィニアさんはどうでしたお兄さん?」

 

「ルフェイ……一杯食わされたよ」

 

「ラヴィニアさんが困っていたのも事実ですし、お兄さんも役得でしたよね?」

 

「そりゃあ、まぁ……」

 

「んふふ~、その反応を見る限り楽しめたようで良かったです♪ 今度ラヴィニアさんとする時は私も呼んでくださいね?」

 

 

 




○○なのですと言わればと安直にしたけど、誰ですかねぇ。これってラヴィニアらしさは無いですよね……。堕天の狗神を読んでもちょっと難しいですね。

今回はいつものように一シチュで終わらせるのではなく、熱があったので頑張って盛ってみました。本当は手コキの後に本番ではなく、その間に手マンを入れたかったのですが、文字が増えすぎてたので断念しました。いつかラヴィニアに手マンさせたいですねぇ。

今回の反省点は久々に書いたからか三人称と一人称が混濁してますね。状況を細かく描写しているせいか名前を連続で地の文に乗せるのも見辛くなる原因だけど、今更変えれはしないし……。

話は変わりますが、原作でラヴィニアとルフェイって顔を合わせてるんですかね。HSDD本編が堕天の狗神から四年後だと美女描写に変更してますが、あまり原作は知らないんですよね。本作では魔法使い同士とのことで知り合いにしたんですけど……。


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リアス⑥

 最近のリアスが付き合いが悪いのは、大学と高校に生活の拠点が離れたからだと思っていた一誠。

 

 町でリアスを偶然見かけ、何やら楽しげだったので後を付けると知らないアパートだった。表札を見ると御手洗と書いてあり、同じオカルト研究部の部員であり、クラスメイトの男が一誠の脳裏を過ぎった。

 

 悪魔としての仕事だろうかと無理やり自身を納得させようと思うも、やっぱり出来ない。リアスが入った後の家は鍵が掛けられてはおらず、不用心だとは思うが一誠にとっては幸いだった。

 

 超常離れした悪魔としての能力を(無駄な方向に)ふんだんに使って音一つ立てずに忍び込めた。

 

 飲み終えたであろう二人分の湯呑みが居室と思わしき部屋のテーブルにあるが二人の姿はない。となると襖が閉まっているあの部屋か。僅かに襖を開き、片目で中を覗こうとしたその瞬間――

 

「ぐえっ!?」

 

「一誠さま、どうかお静かに。本日はリアスの担当なので」

 

 覗こうとした一誠を上から押さえ付け、身動きを取れなくしたのはグレイフィアだった。

 

 一誠個人としてはあまり交流はないものの、リアスの眷属としては何度か顔を合わせている。一誠の認識としてはグレモリー家に仕えるメイドであり、リアスの兄であるサーゼクスの嫁さんでありながらも冥界でも随一の実力者だ。

 

 赤龍帝というとんでもないモノを手にした一誠だが、そのスペック自体は貧相なので悪魔としての力を使った隠密であろうとも魔王の女王にはあっさりと捕まってしまった。

 

「ぐ、グレイフィアさんが何で御手洗なんかの家に?」

 

 御手洗なんか。それが一誠からの御手洗への評価だ。

 

 いつの間にか部員になり、アーシアを始めとした女性陣と仲の良い男。お世辞にも格好良いとは言えない容姿なのに何でだと愚痴を友人たちと零したのは数えられないほど。

 

「先程も申し上げましたが、どうかお静かに。ここで一誠さまが騒ぐと折角のリアスの楽しみが半減してしまいますわ」

 

 唇に人差し指を当てる姿は色っぽい。童貞ではないものの、未だに独りよがりなエロリストである一誠にはそれだけで十分だ。

 

 愚息が反応するも、床に縫い付けられた状態では痛みしかない。

 

「ぶ、部長、いや、リアスは御手洗の奴と一体何をしてるんですか!?」

 

 一誠の彼女であるリアスと御手洗は同じ部活動の仲間ではあるが、それは高校での仲でしかない。悪魔としての関係者でもない筈なのに、今もこうして交流を持っているのはありえないと思うのが一誠の素直な感想だ。

 

「おや、まだ一誠さまは気付かないのですか? 年頃の男女、しかも男の部屋に二人っきりだなんて考えられるのは一つしかないでしょうに」

 

「なっ……!?」

 

 驚く一誠。その様は見下ろしているグレイフィアからすれば滑稽でしかない。

 

 既にリアスから眷属としてしか愛されてない男はまだ気付いてなかったのかと思わず見下ろす視線に冷たいものを混ぜてしまいそうになる。

 

 男としては既に切り捨てられている事に気付けないのは男として情けないの一言だ。おおかた、催眠を使って性行為を共にしたと一誠に思わせているのだろう。かつてならいざ知らず、今のリアスにとって御手洗しか男は映ってはいないのだから。

 

 思わずため息も漏らし、それに身体ごと反応する一誠を見下ろしながら魔力を練る。

 

「……これは?」

 

「一誠さまと私の存在を曖昧にしました。少し強めに掛けましたので平時のリアスなら見破りますが、今の溺れているリアスなら見破れませんわ。覗くのではなく、堂々と見てみなさい」

 

 リアスの悪魔としての成長はグレイフィアからしても目を見張るモノがある。

 

 明確に守るべき存在を認識したからなのか、好いた男の為なのかは分からない。それでも彼女は王として悪魔として立派に成長しているのだから関係ないとグレイフィアは考える。

 

 しかし、御手洗は悪魔ではなく人間を超えた存在である魔人だ。しかもガブリエルという天使を抱き、彼女からの寵愛を受け、八坂という裏京都の支配者も抱き、果てには無限の龍神とまで称され恐れられているオーフィスを使い魔にするだけではなく、抱いているのだ。

 

 様々な魔力や力を吸収した彼が相手だと冥界の実力者であるグレイフィアの隠遁でも見破るだろう。

 

「ふぅ……やはりご主人さまにはバレましたね」

 

「……え? い、今なんて?」

 

 リアスと御手洗の情事を見て怒りではなく、喪失感を覚えた一誠の瞳がグレイフィアへ向くも彼女は相手にしない。

 

 どうかお気になさらずにお楽しみ下さいと心を込めて目配せをすると、リアスが二人の方を向いていないのに気付いた御手洗は止めていた腰を振り始めた。

 

「ご覧の通り、リアスはあなたではなくご主人さまをお選びになったのです。あなたの頭が弱い事を知ってはおりますが、これがどういう意味かは分かりますよね?」

 

「え……あ、う……っ」

 

 みっともなく狼狽える一誠の視線は一度前を向き、乱れるリアスを見て直ぐに横へと逸れる。

 

 以前の一誠であれば確実に喜んでいた光景だというのに。教室で堂々とクラスメイトたちがいる中で友人たちと艶本を広げている自分を見るクラスメイト達の気持ちが少しは分かっただろうか。

 

 それよりも強いトラウマを植え付けられたような状態なのだが、グレイフィアは左手を一誠の顔に翳す。

 

 ぽぉーっと淡い光が現れたかと思うと気絶したかのように一誠は眠りについた。

 

 今の魔法は記憶を消去する魔法だ。こうやって一誠がリアスの後を付けるのは今日が初めてな訳ではない。そろそろ本当の事を話す時が来るだろう。

 

 スカートの裾を軽く持ち上げ、御手洗に挨拶をすると練った魔力で一誠を浮かせ、そのままグレイフィアは消えた。

 

 ・

 ・

 ・

 

 布団の上で四つん這いになったリアスを後ろから御手洗が攻めている。

 

 むっちりと肉を付けた尻肉を掴み、湧き上がる性欲に突き動かされたように腰を振る。

安定期に入ったリアスの膣内は締め付けが強くなっており、気を抜けば直ぐにでも射精してしまいそうだ。

 

「隆、たかしっ♡ 私もう無理っ♡」

 

 ぶるんぶるんと豊かな乳房をあちらこちらへ跳ねらせ、バチバチと弾けるような快楽を全身で享受していたリアスはもう限界だ。

 

 久々に解禁した本番は最高の一言で、肉棒を挿入された時から軽く絶頂してしまっていた。御手洗と出会ってからあと少しで一年が経過するが、それまでに肌を重ねた回数は数えるのも億劫だ。

 

 膣は完全に一誠の形を忘れ、彼でも届かなかった部分までも御手洗の形を完全に覚え込んでしまっている。

 

 鞘に収まったような感覚で、肉棒が自身の中にあるとリアスは落ち着くのだ。

 

 布団に付く手はガクガクと震え、絶頂中に力が抜けたら腹の中にいる子へ悪影響だ。最悪の事態を招く前に、手をつくのではなく上半身で布団に倒れたのがいけなかった。

 

「お゛……っ♡ これ、スゴ……っ♡」

 

 体位が変わって擦れる場所が変わり、今まで以上の快感が襲ってくる。ヒクヒクと痙攣は止まらず、最奥を突かれる度に目の前がチカチカと点滅を繰り返す。

 

「それじゃあ一緒にイこっか」

 

 御手洗のその言葉と共に激しさが更に増していく。

 

 ヒクつく膣肉を躾けるかのように肉棒が往復し、ぷっくりと膨れたGスポットを擦り潰す。

 

 グリグリと奥を押し込みながらリアスの顎を掴み、そのまま唇を交わす。舌と舌が絡み、飲み込み切れなかった唾液が糸を引いて布団へと落ちる。

 

 快楽中枢が痺れるような快楽にリアスの腰は迎え腰になり、自分からももっと気持ち良くなりたいと動く。

 

 激しい抽挿の中、まるで打ち合わせをしていたかのように二人の動きは同時に停止する。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ どぴゅっ♡ どぴゅるるるるっ♡

 

 腰と尻がゼロ距離で密着し、尻肉が卑猥に形を歪ませている。

 

 ドクン、ドクンと力強く脈を打ち、射精をしながらもその存在感をリアス()へと植え付ける。

 

「あっ……♡ ん、きゅっ♡ んんんっ♡♡♡ あんっ……うっ……ふぅ、ふぅ……♡♡♡」

 

 絶叫ではなく、布団にうつ伏せになったリアスは布団を噛み締めながら絶頂に浸る。

 

 全身が性感帯になったかのように敏感で身体が跳ねるだけでまた直ぐに絶頂しそうになる。

 

 暫くして御手洗が肉棒を引き抜くと膣口は寂しそうに口を開き、奥から膣内射精(なかだし)された粘っこい精液がゆっくりと溢れ出して来た。

 

「そう言えばさっき隆止まったけど何かあったの?」

 

「……いや、何もなかったよ」

 

「? そう、それなら良いけど」

 

 誰か来たのだろうかとリアスは考えたが、御手洗の女たちは来訪した際には必ずチャイムを鳴らすので嫌でも来訪が分かるのだ。

 

 そんな些細な事よりも、射精した後とはとても思えない勃起具合にくすりと微笑むと、今度は仰向けになって出されたばかりの秘部を開いた。

 

「まだまだ楽しみましょ♡」

 

 




何回かこうして一誠に寝取られている姿を見せてますけど、どれも納得がいかない感じですねぇ。

最後の交わりの部分は文字数を稼ぐ意味でもあったので結構雑かもしれません。というか雑ですね。気を付けます。



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サーゼクスのとある一日

これ、サブタイどうすればよいんでしょうね。

エロ無しです。


 サーゼクス・ルシファーは血統主義と実力主義が合わさった冥界での人気者だ。

 

 魔王としての統治能力には一時問題があったが、旧魔王派と呼ばれる勢力を再起不能なまでに弱らせることに成功した。更に互いの種族が疲弊するまで長年の間争い続けた天使、堕天使の両種族と和平協定を結び、冥界に平和を齎した。

 

 超越者と呼ばれる悪魔の枠を超えた力の持ち主であり、彼の母方の力――滅びの魔力を使った戦いは圧倒的だ。

 

 そんな彼はついこの間までは順風満帆な人生を送っていたのだが、今や人生のどん底にいた。

 

 あれだけ愛し合い、子供まで授かった妻が、彼の元を去ったのだ。いや、正確に言うのであれば周りから疑いを持たれない程度には、以前と変わらない生活を妻はしている。

 

 それでもサーゼクスを見る瞳の色には親愛の温かみがなく、どこか事務的なつめたさを孕んでいる。

 

「どうして……グレイフィア……」

 

 魔王としての仕事を終えて、お気に入りのワインを呷ると愚痴が溢れる。

 

 悪魔はアルコールに弱く、冥界産のワインは度数が低いのだが、それでもサーゼクスは酔っていた。こんな情けない魔王の姿なんて見たくないと思うだろうが、これが現実なのだ。

 

 同じ境遇である父親に二人であの男――妻を寝取った御手洗へ抗議をしようと持ち掛けたが、以前よりも彼は力を増していると言われ、平和を謳う魔王として諦めるしかなかった。

 

 個人として一言言えば良いと気付いたのだが、彼の周りにはあろう事か妻や母親だけではなく、大事な大事な妹もいたのだ。もともと家族愛が強く、幼い頃からリーアと呼んでリアスを特に可愛がっていたサーゼクスにはとてもショックだった。

 

「……一誠くんはどうしてるんだ? 彼は確かリーアの彼氏だった筈だ……確かめねば」

 

 酔いが回った身体に鞭を打ち、ふらふらと覚束ない足取りでサーゼクスは駒王町へと転移した。

 

 管理者としてまた一つ腕を上げたリアスは、今や町の範囲内であれば感知が出来き、誰が来たのか一瞬で察せられるようになっていた。

 

「……お兄様が来たのね。グレイフィアに相手をさせると面倒な事になりそうだし、朱乃、私が直接会ってくるからちょっとお願い」

 

「えぇ、畏まりましたわ」

 

 取り掛かっていた書類を置き、リアスの女王としてサポートをしていた朱乃は恭しく頭を下げる。普段ならいざ知らず、今は王と女王、管理者とその眷属なのだから。

 

「そう言えば、ラヴィニアさんが堕天使も先生の事を注視していると言ってましたけど、あの人はこないのですね。まぁ、私としては助かりますが……」

 

 主の居なくなった執務室に、朱乃の独り言が寂しく響いた。

 

 ・

 ・

 ・

 

 如何に魔王と言えど、身内とはいえ他者が管理している土地に自由に転移出来る訳ではない。

 

 ある程度決まった場所に転移し、そこからは歩きか車だ。私的な用事で訪れた事がなく、常に女王であり妻でもあるグレイフィアを従えて、公的な魔王としての立場で訪れていたサーゼクスが自分で車を用意している訳もなかった。

 

 だからこそ、直ぐに転移して来たリアスに捕捉された。

 

「お兄様!」

 

「……!? り、リーアたん!?」

 

「はぁ……たんは止めてと前々から言ってるでしょうに。それで魔王であるお兄様が駒王の土地に何の御用ですか?」

 

 本来であれば、来訪について事前に管理者であるリアスに一言告げていなければならない。不意打ちで監査に来たのならまだしも、明らかに今の彼は様子がおかしい。

 

 リアスは公的な立場故の言葉遣いや仕草をしているだけなのだが、今のサーゼクスにはその一つ一つが冷たく感じられた。

 

「……単刀直入に言うよ。リーアたん、あの男――御手洗隆とは別れるんだ。リーアたんの為にもならないし、彼の為にもならない」

 

「……わざわざそんな事を言うためだけに来たのですか? 魔王様なのですから、もう少し落ち着きを持ってください」

 

 まるで女王として振る舞っている妻のような苦言に、うっとサーゼクスは胸を抑える。

 

 リアス()が成長したと喜べたのは昔の話。今は何故兄にそんな目を向けるのだと、酔いが回った頭脳で疑問に思っている。

 

「隆との関係は私の個人的なモノです。魔王様に言われて止めるモノではありませんよ」

 

「だが! リーアたんは分かってるのか!? あの男はキミだけではなく、私のグレイフィアや母上まで抱いているのだぞ!?」

 

 怒りを顕にサーゼクスが吠えるが、それを前にしてもリアスの表情は涼しい。

 

「もちろん、知っていますわ。というより、私がお母様を隆に紹介したんですもの。お母様もグレイフィアも隆の子供を産めて幸せだって言っていましたよ」

 

「……なっ!?」 

 

 男女の関係があるのは分かっていた。だが、子供まで産んでいるなんてのは寝耳に水だった。

 

 元から制御出来てはいなかったが、冷静ではない彼の怒りは天元突破し、目の前にいるのが大事な妹であるのを忘れてつい滅びの魔力を放ちそうになる。妻の事を口にするその口を封じたい。その事で頭がいっぱいになる。

 

「これこれ、こんな所で暗い魔力を流すではない。周りに迷惑であろう」

 

 そんな一触即発な空気に割って入ったのは、着物を上品に着込んだ八坂だった。

 

 手にした扇子をパチンと鳴らすと、サーゼクスの纏っていた魔力が消える。

 

「ふぅ……助かりました八坂様」

 

「よいよい。今の妾はただの妖怪、八坂として此処にいるのだからな。それよりもどうして此奴がおるんじゃ?」

 

 八坂の仕事は裏京都の支配者なのだが、仕事らしい仕事は殆ど存在しない。彼女が存在することこそが仕事と呼ぶべきモノであり、彼女が支配者として君臨しているからこそ裏京都は平和なのだ。

 

 故に、偶にこうして出歩くだけの時間はある。

 

 御手洗に会えたらと乙女心で駒王を訪ねてみたら、何やら不穏な気配を感じたので来てみたらこれだったのだ。

 

「……長くはなりますが」

 

 リアスは自身とサーゼクスの関係性、そしてどうして彼がここに居るのかを端的に説明した。

 

 その間のサーゼクスは魂が抜けたようにただ突っ立っていた。

 

「なるほどの。人間の感性で言えば隆が悪いのは明白じゃの。だが、お主たちは悪魔じゃろ? 実力主義社会なのだからまた奪えば良いのに。それほどまでに己に自信がないのかのう……?」

 

「おにい……魔王様は家族愛が強い方ですので。武力で手にするよりも対話を望む事が多いです」

 

「難儀じゃの。ま、それは無理というやつじゃな。隆自身の力はアレじゃが、彼奴の周りは粒揃いの女ばかり。ガブリエルという天使の女もおるんじゃから悪魔としては手を出せんしのぅ」

 

 ガブリエルは彼女個人として御手洗を好いており、その果て子供を授かっている。そのうえで天使のトップであるミカエルからの仕事でも彼の元を訪れている。

 

 そんなガブリエルと関係を持つ御手洗に、魔王であるサーゼクスが何かをできる筈もなかった。

 

 リアスと八坂の会話を聞いていたのか、二人が哀れんだ視線を彼へと向けようとした時には、既にサーゼクスの姿は駒王にはなかった。

 

 




私にとって一誠とサーゼクスってNTRの舞台装置として書きやすいんですよね。

一誠は適当に激昂させとけばそれっぽくなりますし、サーゼクスは御手洗の周りの女的に手を出せないと項垂れさせれば良いだけですし。


ラヴィニアという女が出来たので堕天使側の思惑も何となく出てくるようになりました。今まで天使か悪魔しか書いてなかったですからね。彼女、堕天使陣営とは協力関係にあるようなので。

朱乃の意味深の台詞は何時かバラキエルが出せればと思ったので呟かせました。(出すとは言っていない)

匙くんの寝取られた側の視点はどうしましょうかねぇ。あの子のを書かないのって単純にキャラが掴めてないんですよね。一誠とサーゼクスは先に述べたとおりですけど、理想を抱いた上司が……ってので行こうかなぁ。


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朱乃⑧

リクエストにあった奴です。


 

「ようこそいらっしゃいませ先生♡」

 

 姫島神社へ続く石階段を登った御手洗を出迎えたのは神社の主である姫島朱乃だった。

 

 私服でもなく、駒王学園の制服でもないその格好は大和撫子と称される彼女に相応しい巫女服姿だ。

 

 通常の神社を参拝した際に見かける巫女服とは違い、朱乃が着ているのは特別制なのか生地が薄く、うっすらと朱乃の肌色が覗けている。

 

 以前までは大きく、彼女が雌として、母体として優れている証を示すかのように大きく張り出ていた胸部や臀部に加えて、今は腹部もぽっこりと前へと出ている、

 

「ここは私特性の結界も貼ってありますので他の方からの視線はありませんわ。だからこうしてお腹を見せることも」

 

 すすすーっと服をたくし上げ、シミ一つない、しかしパツんパツんに張った皮膚からもはっきりと見える太い血管と、丸みを帯びた腹は彼女がまぎれもなく妊婦の証だ。

 

 上品で礼儀正しい彼女にお似合いの相手の種ではなく、御手洗隆と言う多くの女を手にした下劣な男の種によって新たな生命を神聖なる子宮に宿している。

 

「まだ妊娠してから数カ月だっていうのに、もうこんなに膨れるだなんて悪魔って凄いな」

 

「リアスも言ってましたけど、悪魔は数が少ないからだそうですよ。ふふっ、先生の赤ちゃん、早く産んであげたいわ♪」

 

 腹を愛おしげに撫でる朱乃の腰に手を回し、そのまま二人はゆっくりと神社の境内を歩く。

 

 咲き誇っていた桜は散ったが、それでも見事な大木が前にやってきた。

 

「ここで何をするんだ?」

 

「ふふっ、ナニって男と女が二人っきりとなれば一つですわ♡」

 

 木の幹に手を付き、撫で回したくなる尻をずいっと此方へと突き出してくる。

 

 叩くと朱乃が悦ぶ事を知っている御手洗は尻を撫でながら、そのまま耳元で囁く。

 

「もっと具体的に言わないと分からないよ」

 

 手のひらいっぱいに感じる張りの良さ。肉が奥までみっちりと詰まった尻肉は乳房を触った時の感動に勝るとも劣らない。

 

「あんっ♡ もぅ、いけずですわ♡ 先生のチンポを朱乃のマンコに収めて下さいな♡」

 

「よく言えたご褒美、だっ!」

 

 いつの間にか取り出していた肉棒でペチペチと柔らかな秘部を叩いていたのを止め、朱乃の言葉が終わるに合わせて腰を深く突き出した。

 

 ぬぷぷぷ♡ と抵抗もなしに肉棒は朱乃の膣へ潜り込んでいく。咀嚼するかのように膣肉は主である肉棒を刺激し、また肉棒からの刺激で快楽を貪る。

 

 ただでさえ太い肉棒の中でも更にその太さを強調するかのように傘を開いたカリ首が道を切り開き、あっという間に朱乃の最奥へと到達する。

 

 幾重にも肌を重ねたおかげで、最初は硬さを持っていた子宮口は解れ、侵入してきた亀頭が当たるとその先端が僅かに食い込む。

 

「んんんっっっ♡♡♡ 入れて貰っただけで少しイっちゃいましたわぁ♡」

 

 熱に浮かされたようなトロリとした瞳で御手洗へと振り返り、唇を尖らせる。何をして欲しいのかは明白で、御手洗もまた顔を寄らせる。

 

 そのまま唇を重ねながらも、手持ち無沙汰だった手をめくれ上がった巫女服の上着から差し込み、下着を着けていない為にぶるんぶるんと揺れていた乳房を両手で鷲掴んだ。

 

 手が沈み込む程の柔らかさ、しかも男である御手洗の手からもはみ出る大きさをしているそれは正に魅惑の果実だ。

 

 搾るように根本から先端へと力を込めると、ツンと尖った蕾から乳白色の体液が滲み漏れる。

 

 瞬間、草花の爽やかな香りを塗り潰すような雌臭く、ミルクの匂いが辺りに充満する。

 

「やっ……あっ♡ そんなに力を込めなくとも、朱乃のお乳からは出ますわ……あんっ♡ それっ……好き、好きですわ……っ♡」

 

 母乳を指の腹に塗り、そのまま尖った蕾を押し潰していると堪らず朱乃は嬌声をあげる。

 

 口付けは彼女の方から終了を告げ、しかしそれを名残惜しむように唾液の橋が二人の間には出来ている。

 

 器用に腰だけで抽挿を続ける間も乳房への愛撫は終わらず、より激しさを増していく。

 

 だんだんと幹に手を付いていた朱乃の手は下がり、このままだと怪我をするかもしれない。しかも朱乃は妊婦であり、彼女一人の身体ではないのだ。

 

 よっ、と軽々と魔人化した身体能力を使って朱乃の身体を持ち上げる。

 

「あ゛ああぁっ♡♡♡ ぁっ、お゛おぉっ♡ んほお゛っ、おぉっ♡」

 

 ただ、持ち上げ方を間違えたからか朱乃の膣内(なか)を堪能していた肉棒が深く突き刺さる結果になってしまった。俗に言う駅弁スタイルになった御手洗はよがり狂う朱乃を他所に身体の安定を図る。

 

 だらんとぶら下がり、危なかった腕を自身の首へ回らせ、足を大きく開かせて楽しむ。母親が幼い子供にトイレをさせるような格好になっているが、朱乃にそれを気にする余裕はない。

 

 最奥を貫くような亀頭の抉り込み、弱点にまでなってしまった子宮口をカリ首が絶え間なく刺激を続ける。

 

 体位のせいで肉棒を抜くことは出来ず、朱乃の深いところで僅かに肉棒は後退し、また直ぐに前進してくる。

 

「朱乃すっげぇエロい声してるよ」

 

「だ、ってぇっ♡ だってえ゛ぇっ♡ こんなの知らない♡ お゛っ♡ チンポがマンコを……あ゛っ♡ イく゛っ……イきます゛……っっっ!」

 

 イヤイヤと頭を振りつつ状況を説明しようとするも、バチバチと火花が散っていく脳内では言葉を整理する事も出来ない。敏感になった膣肉が伸縮し、彼女の身体は大きく跳ねた。

 

 ビクン、ビクンと大きく跳ねている朱乃の顔は女として最高に幸せそうであり、それでいながら苦しそうに見える。

 

 それも当然だ。絶頂し、欲望を開放している所を刺激されているのだ。誰だって幸せを邪魔されるのは嫌う。だが、この邪魔は幸せに浸るのだけを邪魔し、また直ぐに次の幸せを朱乃に齎す。

 

 頭が真っ白になったかと思えば、時間を置かずにまた真っ白になる。馬鹿になる、馬鹿になると繰り返し口ずさむ。

 

「朱乃だけイっても俺はまだだからね」

 

 耳元で囁くと、ビクンと朱乃の身体はまたも跳ねた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「お茶が入りましたわ」

 

「ん、ありがとう」

 

 あれから小一時間ほど朱乃の身体を楽しんだ御手洗は気絶し、目を覚ました朱乃とお茶を飲んでいた。

 

 乱れた服装を正し、汗を掻いたからと新たな巫女服に着替えた朱乃はさっきの乱れようが嘘かのようだ。

 

 いつもの上品としたお淑やかな顔で湯呑みを口に運ぶ横顔を眺めながらも、同じように湯呑みを口に運ぶ。

 

 熱すぎず、温すぎない茶は情事で水分を失った身体に染み渡るようだ。

 

「ごめん、もう一杯貰っても良い?」

 

「えぇ、もちろんですわ♪」

 

 機嫌良さそうにお茶を入れ直す朱乃と御手洗は二人っきりの時間を楽しんだ。

 

 




やっぱり、一つのシチュに固執すると文字数が激減しちゃう……。

前のラヴィニアの時は彼女を出すだけでシチュを考えてなかったからこその文字数だった……っ!

巫女服は個人的には東方? のキャラのが好きですね。腋や横乳が見えるのがGOOD!

リクエストは随時募集しているのでお気軽に投げていただけると嬉しいです。ただ、ご希望通りに行くかどうかは別になりますが……。



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小猫⑤

コンビで出したりはしてましたが、単体は去年の6月以来のようです。

※今回は人によっては苦手なアナルセックスパートです。苦手な方はブラウザバックを推奨します。


 

「……にゃあ。先輩、どうですか?」

 

 御手洗の布団でうつ伏せになり、尻だけを掲げるような体勢で小猫は尋ねる。

 

 御手洗に不意打ちで呼ばれた小猫だったが、なにか用事があっても優先するのは御手洗の為、二つ返事でやって来た。

 

 服を脱がされ、唯一身に着けているのはペットの証である黒いチョーカーと白ニーソだけで、背格好も相まって背徳的な絵面だ。

 

 ふりふりと期待して揺れる臀部のすぐ上から生えているのは小猫の本当の名前である白音と同じ真っ白な尻尾。尻と連動するかのように揺れ、見ているだけでも楽しめる。

 

「準備はして来た?」

 

「……はい。先輩の言いつけ通りにお尻の中を綺麗にしてきました。……するんですか?」

 

「うん」

 

「ん、どうぞ」

 

 手を後ろへ回し、そのまま自分の指で尻たぶを開いて秘密の花園を開帳する小猫。

 

 秘所は期待で濡れ、暗い照明に照らされて淫らだ。しかし、今日の本命はそちらの穴ではなく、後ろの窄みだ。

 

 時には御手洗自ら、またある時は小猫が夜な夜な甘えた鳴き声を出しながら開発してきた窄みはその小ささからは想像も出来ない程に柔軟さを持っている。

 

 穴の縁を指の腹でなぞるともどかしそうに小猫の背中と臀部が震える。

 

 出会ってから一年が経とうとするも、乳も尻も成長は見せていない。しかし、それでも依然としてある小猫のマスコット感を吹き飛ばすかのような淫靡さ。学園、いや、小猫と同じクラスの生徒でも想像が付かない小猫の蕩けた表情や甘える仕草は金で買おうとしても買えるモノではない。

 

 猫らしく主従関係があるように御手洗は待てと口にする。早く欲しい、早く気持ち良くなりたいと小猫の本能が急かせるが、御手洗のペットとしての理性が無理やり押さえ付ける。

 

「よしよし、我慢出来てて偉いぞ」

 

「……にゃあ♡ おチンポ欲しい、おチンポ欲しいですぅ♡ お尻じゃなくておマンコに欲しいですっ♡ 」

 

「だーめ。今日はマンコじゃなくてアナルを使うの。その為に呼んだんだから」

 

 開発しきった穴を遂には触り、意外と弾力のある穴の感触を指で味わう。

 

 刺激が弱いのか、もどかしそうに震えている小猫が可哀想だとは思いつつも、まだ入れてやる訳にはいかないと意気込む。

 

 小猫が本能で求めるように最近なった。今までは御手洗のペットとして振る舞っていた部分があったが、それが変わるようになった切っ掛けは姉である黒歌の妊娠だ。血の繋がった姉妹である二人だが、姉妹としての絆は長い事切れていた。

 

 しかし、最近になってまた仲の良かった頃のようになったのだが、その姉が赤ちゃんを孕んだ――つまり新たな家族が出来たのだ。幸せそうな顔で腹を撫でている姉を見ると自分も子供が欲しいと猫又の本能が叫び、それでもギリギリな所で持ち堪えていた。

 

 それが崩れる事になったのは悪魔としての主であるリアスとその女王である朱乃の妊娠だ。それを知って、繋ぎ止めていた理性は切れ、御手洗と会うと直ぐに交わりたいと昼間の学園ですら発情してしまう。

 

 それを押さえようとの御手洗の判断だ。

 

 ふーっ、ふーっと枕を食み、極度に興奮してる小猫の口からは最早言葉は紡がれていない。獣のように息を吐き、今か今かと尻を振っている。

 

「そろそろいいかな。それじゃあ、入れるよ。苦しいかもしれないから、苦しかったら言ってね」

 

 コクンと頭が縦に動いたのを確認し、小猫自ら開いて晒け出されている窄みへ肉棒の先端を押し当てる。

 

 ゆっくりと力を込め、初めての挿入で反発してくる入口を割っていく。

 

「……くっ」

 

 尻穴での経験は女の数と比べると圧倒的に少ない。まだ数人ほどとしか経験をしておらず、膣では感じられない締め付けに思わず息が詰まる。

 

 狭く、膣よりも長い腸内の肉は硬い。しかし、初めて開発しようと指を入れた時と比べると月と鼈だ。

 

 メリメリメリと道を広げ、中程まで埋まった辺りで小猫へと視線を向ける。

 

「……あっ♡ あっ♡」

 

 小さく、枕を食んだままピクン、ピクンと身体を跳ねさせている。苦しさはないようでその表情は恍惚としている。

 

 何回かバイブを突っ込んだりした事があるが、あの時はこんな風ではなかった。ともすれば、やはり発情しきっているからだろう。痛みや苦しみよりも快感だけを感じ取り、酩酊したかのように頬を上気させている。

 

 ペチペチと頬を優しく叩いて見ても思うような反応は返ってはこず、仕方ないからと取り敢えず半ばまで突っ込んだ肉棒にグッと力を入れた。

 

 存在感を主張するかのように腸内で時折跳ねていた肉棒がまたも侵攻を始める。今度は全部収める気で腰を突き出し、猫のように意味の分からない鳴き声を耳にしながら入れること数分、やっと全てを収めた。

 

 何度か道が強く阻み、流石にここまでは開発してなかったのだろう。それを開発するようにその場で往復して挿入すると時間が掛かった。

 

「意識ない白音のアナルに入れるとか何か贅沢なオナホ使ってるみたいだな……。それもありか、いや……まぁ、いっか」

 

 小柄と言う事もあり、遠慮して腰を振ろうかと思ったが止めた。小猫の全ては今や御手洗のモノ。例え小猫が止めてと言っても止める気はないので考えるだけ無駄だった。

 

 腰ではなく、腹全体を両手でがっしりと掴み、前屈みのような体勢でゆっくりと腰を引く。

 

 ぬろろろっと腸内を広げている肉棒がゆっくりと後退すると、それだけで小猫の身体は痙攣したかのように跳ねる。それを上から押さえ、また直ぐに腰を突き出す。

 

 ゆっくりと時間を掛けて肉棒を腸内に馴染ませ終えると、先程までの丁寧さが嘘のように荒々しい腰遣いへと変貌する。

 

 膣とは違って最奥のようなモノはなく、小柄で華奢だが悪魔な身である小猫は乱暴にそれこそ本物の大人の玩具(オナホール)のように扱える。

 

 抜かないでと本能がさせているかのように亀頭を肛門で食み、腸肉が吸い付いてくる。その感覚を楽しみつつも、一気に腰を突き出すとびっくりしたように腸肉たちが痙攣を起こす。

 

「うひぃっ!?」

 

 ただただ意味のない喘ぎ声を漏らしている小猫でも、時折こうして悲鳴のような声をあげる。

 

 広げた筈の道はもとの形に戻るように狭くなり、肉棒が直すかのようにまた広げる。

 

「ひゃっ♡ んっ………ふっ、んっ……♡」

 

 腰を振って下半身に染み渡る快楽を享受するのも良いが、もう少し小猫の反応が見たくなった御手洗はユラユラと揺れている尻尾を右手で掴んだ。

 

 フサフサとした毛の感触と滑らかな手触り、極上の毛皮よりも高級感がある。高い餌を食べて育っている飼い猫ではなく、二足歩行をし人語を介するペットである小猫に勝るペットはこの世にいないだろう。

 

 しゅっしゅっしゅっとかつて自慰でしていたように尻尾を扱くと、堪らずといった感じで手から尻尾が逃れようとする。力を込めてそれを封じ、尻尾の手触りを楽しみつつ、腰を振り、更には鼻を小猫の髪に突っ込んで匂いを嗅ぐ。

 

 欲張りセットも良い所をしているが、これは御手洗にだけ許された特権だ。

 

「くひゅっ♡ ぉ……お、ぉぉ~~~~~~~♡♡♡ ふぅ~~~~♡ うぅ~~~~~♡ あっ♡ い”、っぅう……っ♡」

 

 小猫の甘い声に比例して抽挿は激しくなり、腰と尻がぶつかる度に肉のぶつかる音が鳴り、辺りには小猫の腸液と御手洗の先走りの混ざり合った液体が飛び散る。

 

 膣のようなザラザラとした刺激はなく、締め付けだけが快楽を与えてくるが小猫の尻穴に入れていると考えるだけで射精()しそうになってしまう。

 

 学年が一つ上がり二年生となっても駒王学園のマスコットという地位を不動のものとしている。レイヴェルという友人と最近は常に行動し、余計に彼女たちの話題性は上がった。クールだけどお菓子に目がない。それが周りからの評価だというのに、今こうして御手洗に組敷かれている彼女は獣のよう。

 

「ぁっぁっぁっ♡ あ、ん、……くぁっ♡ はぁ、んっ♡ ふ……く、んぁっ♡」

 

 しかも荒々しく、道具のように扱われているというのにしっかりと感じ、それを雄に伝えるかのように鳴く。

 

 ぷしっ、ぷしっと膣からひっきりなしに潮を噴き、ただでさえ酷い匂いのする部屋の中を更に雌臭くしている。

 

 枕を食んでいる小猫の顔は涙や鼻水でぐしゃぐしゃで凡そ人様に見せるモノではない。気が付けば御手洗は全体重を組敷いた小猫に掛け、男の重い体重を使った鈍い抽挿を遺憾なく発揮する。

 

「おっ♡ ん、おぉっ♡ おぉぉぉ……っっ♡♡♡ ほひゅっ♡ ふ、う”、う”ぅ”~~~~~~~……っっ!!!♡♡♡」

 

 足をピンと張り、ジタバタと藻掻いて小猫は絶頂する。何も入っていない寂しい膣肉がうねり伸縮し、涙の代わりに潮を噴く。一度や二度の潮噴きでは終わらず、断続的に噴いている。

 

 果てている最中も御手洗は腰を動かし、裏側から探り当てた子宮を潰すと、一際大きく小猫の身体が跳ねた。

 

「ひぎゅっ!?」

 

 弱点とばかりに悲鳴を上げ、それを見た御手洗の口角はイヤらしく上がる。

 

 前後に腰を振るのではなく、上下に左右に肉棒が擦れるように腰を使う。グリングリン、グリグリと腸内で暴れ回り、切なさで震えている子宮を刺激する。

 

 ひしゃげ、無残にも形を変えられた子宮は瞬く間に形を直す。しかし、それさえも許さぬと肉棒によって攻撃され、哀れにも震える事しか出来ない。ドロっと白濁した本気汁が子宮から溢れ、膣外へと出るもシーツを汚すだけで雄を誘惑する事も出来ない。

 

 子宮を潰される度に小猫は息が苦しくなり、酸欠で頭がボーッとしてきた。口から漏れるのは奇妙な鳴き声ばかりで、自分でも何を言っているのか分からない。

 

 最後の抵抗とばかりに身体をバタつかせても()の力強さで封じられ、その度に小猫の本能がきゅんきゅんとときめく。雄に屈服したい、雄に支配されたいという欲求が満たされ、苦しい筈なのに小猫の顔は幸せそうだ。

 

「そろそろ出すからね」

 

 耳元で囁くと身体が跳ね、肉棒への締め付けが強くなる。最初は掲げるように上げていた腰も快感で落ちていたが、思い出したかのようにまた上がった。

 

 腰を振りやすくなったと小猫のほっそりとした腰でも腹でもなく、腰をぶつけられて赤くなっている尻肉を掴んで抽挿を続けた。ぷりぷりとした柔らかな尻肉は指の形に沈むも、適度な反発力で触っていて楽しい。

 

 発展途上な乳房と比べるも幾分が肉は付いており、骨盤も広がっている事から本当に彼女は御手洗の子供を孕む事が出来るのだろう。意識すると孕ませたくなるが、まだ高校生なのだと自身を律する。

 

 射精間近で膨張した肉棒でも、腸内を虐めるが、それも限界だ。

 

 腰をぴったりと尻肉にくっ付け、そのままグリグリと肉棒で中を掻き混ぜるとその時は来た。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ ぶぴぴっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 膣で果てながらも同時に腸内でも絶頂した小猫。

 

 搾り取るではなく、そのまま肉棒を引きちぎるかのような強い締め付けに御手洗は歯を食いしばりながらも、ドクン、ドクンと()の力強さを刻み込ませる。

 

 御手洗の精力的に一度出した後の二度目でも量は変わらないが、その量は常人を遥かに凌駕する。絶え間なく口を開いた鈴口からダマのような精液を吐き出し、ピンク色の粘膜を真っ白に染め上げる。

 

 いつもとは違う腹の膨らみ方に小猫は戸惑い、驚きつつも素直に受け入れる。くいっ、くいっと迎え腰で最後の一滴までを催促し、御手洗が肉棒を引き抜いた後にはぽっかりと口を開いたまま、もとの形を忘れたかのような窄みになっていた。

 

「……あっ……♡」

 

 ぶぴっ♡ とはしたない下品な音を立てて懸命に口を閉じようとしていた穴から腸内射精(なかだし)された精液が飛び出す。やだやだと絶頂した後の気怠さを無視して小猫は手を後ろで穴を塞ごうとするも止まらない。

 

「やだっ……先輩聞かないで……♡」

 

 後ろの穴から精液を噴き出すのも気持ち良いのか、噴き出す度に身体が跳ねていた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「あぅ……お尻の穴戻らないです……」

 

 お尻を押さえたまま座っている小猫の隣で御手洗は笑う。

 

「大丈夫、大丈夫。リアスやアーシアも最初はそう言ってたけど、慣れたしへーきへーき」

 

「あっ……♡ またお尻から先輩のザーメンが……♡」

 

「オムツが必要かな?」

 

 小猫がオムツを履き、一日蒸れたオムツを脱ぐ所を想像するとまたムクムクと肉棒が硬さを取り戻す。が、今はその時ではないと頭を振る。

 

「明日の朝もこうだったらそれしかないですね……」

 

「サイズ的には怪しいけど、アーシアが使って残ってるのがあるからそれを使って良いよ」

 

「ありがとうございます」

 

 時折垂れる事に不快感を感じていたようだが、少し時間を経つと眠気が来たのか小猫は眠り、その小猫を抱き枕にして御手洗も床に就いた。

 

 




以前に何処かで小猫には寝バックを書きたいと言った覚えがあり、アナルセックスではありますが、寝バックでやりました。ラブラブの正常位も良いけど、ペット枠の小猫であればオナホ扱いの方が映えそうだと思ったので。


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匙元士郎のとある一日

一誠とサーゼクスを書いたので彼も書きました。


 匙元士郎は最上級生である三年生になった今、その名を生徒会役員名簿に連ねていない。

 

 昨年までは会長が蒼那だった事もあり、多少の働きがあって認められていた。だが、生徒会役員に求められるような風貌でもなければ、性格もまた向いていない。

 

 蒼那の支持者の中にはリアスが働きをかけた者たちもおり、リアスが卒業した今、彼らが匙を優遇する事はない。リアスの後を継いでオカルト研究部の部長となったアーシアだが、彼女は御手洗以外の男に興味はなく、生来の優しさを持ってはいるが、それでも匙への助けはしなかった。

 

 全てから見捨てられた男は生徒会へは入れず、大学へと進学した蒼那を追い掛けると勉学に励んでいた。

 

 ・

 ・

 ・

 

「くぁー……疲れた……。今日はここまでにしておくか」

 

 図書室で放課後に勉強をするようになった匙は周りからの視線を意識することなくそう呟いた。

 

 生徒会が五月に代替わりをし、同月の終わりから入り浸るようになった図書室では匙を指してヒソヒソと話し込む人たちがいた。

 

 匙は駒王学園が頭を悩ませる変態三人組ほどではないが、風貌と性格も相まって他者からの評価が著しく低い。何であんな奴がここに居るのよと声が聞こえてくるが、それらを無視して勉学に励み、終えた教材を鞄へと詰め込む。

 

 彼が席を立つと周りが注目し、周りと事を構えたくない匙は内心で怒りを燃やしながらも図書室を後にした。

 

「はぁ……嫌になってくるぜ……」

 

 肩を落としながら夕陽の差し込む廊下を歩く。本来であれば今頃、生徒会室で仲間たちと一緒に仕事をしていたと思うと心に影が落ちてしまう。

 

 何気なく視線を生徒会室のある方向へ向けてしまうが、今の匙には生徒会役員の肩書はない。新たな役員たちがいる所に顔を出して騒ぎを起こすのも面倒だと割り切り、疲れた身体に鞭を打って帰路に就く。

 

 ・

 ・

 ・

 

 夜になると匙はソーナ・シトリーの眷属としての務めを行う。仲間たちと深夜に合流し、誰が何処を見回るかを決めてから夜の駒王を警邏する。

 

 リアス・グレモリーの眷属たちとは交代で行っており、彼らと匙たちシトリー眷属たちが警邏中に顔を合わせる事はない。

 

「ここも異常なしっと……っし、帰るか!」

 

 全てのポイントを見回ると、踵を返す匙。

 

 ソーナが卒業するまでであれば見回る前と後で仲間たちと会うのは生徒会室だったが、代替わりした事もあり、駒王学園の校庭で合流する事になっている。

 

 警邏開始前はソーナと会えなかったので、これから会えると匙の足取りは軽やかだ。鼻歌を歌ってスキップまでしている。

 

 それでも周りへの意識は割いている辺りは成長が見られているだろう。昨年の今頃であればとっとと帰ろうとそちらだけに意識が向いていたのだから。

 

「おかえりなさい匙」

 

「っ! こんちわっす、先輩!」

 

 戻ってきた匙を出迎えたのは彼が焦がれていたソーナだった。不思議と息を切らしているのか肩を上下させているが、走ってきたのだろうか。

 

 まだ他の仲間も戻ってきてないので、気になったので聞いてみることにした。

 

「あの、先輩? 走ってきたんすか?」

 

「……はぁ、んんっ……ふぅ。い……えぇ、ちょっと遅れると思って急いだので」

 

「遅れるって何をしてたんすか? あ、いや先輩の個人的な話だったら言わなくても良いっすよ」

 

 気にはなるが話したくないモノであれば無理には聞かない。聡い男だとそれとなくアピールしておく。ソーナの心をモノにするためであればと余念はない。

 

「いえ、別にそこまでの話ではないです。リアスと少し話していたので」

 

「あぁ、なるほど」

 

 駒王の管理者であるリアスとソーナは親しく、大学に進学しても縁を大事にしているのを匙は知っているので納得がいった。

 

 匙はソーナに恋い焦がれているが、リアスの容姿もまた認めており、二人が並ぶだけで空間が華やかになっていたんだなと勝手に妄想する。二人の美女が夜遅くに親しく話し込む。その場を想像(妄想)するだけで(股間)が熱くなりそうだ。

 

「んんっ……ちょっと離れますね」

 

「あ、はい。皆には俺から言っておきます」

 

「頼みます」

 

 疲れているのかふらふらと歩いていくソーナがやけに匙は気になった。

 

 何か大事な何かを見失っているのではないかと漠然とした焦りが心のうちに芽生えるが、実となる前に仲間が集まって来てしまい、仲間と話している内に忘れてしまった。

 

 ・

 ・

 ・

 

「んっ……♡ 危なかったです……♡ あともう少しで匙にバレていたかも……♡」

 

 股を押さえてトイレの個室に入ったソーナ。タラリと肉付きの良い太腿から垂れてきた白い液体を掬って口に運ぶ。

 

「あまり時間も掛けてはいけませんし、取り敢えずは掻き出しておきましょう」

 

 匙たちの警邏前に合流出来なかったのはそれまで御手洗と交わっていたからだ。

 

 急いで身支度を済ませ、せめて終わりの挨拶だけはしようと駆け付けたソーナの股間からは先程までの情事で出された精液が溢れていた。

 

 妊娠を隠せない程に腹が膨らんでいるが、眷属たちにもバレない程の高等魔法を掛けているので問題はない。

 

「しかもこんなモノを書くだなんて……♡」

 

 ヒラリと履いていたスカートをたくし上げると真っ白なシミ一つない肌には似つかわしくない、有り体に言えば刺青よりも質が悪い下劣な文字が書かれていた。

 

 膣内射精(なかだし)した回数とわざとらしく平仮名で書いた文字の下に正の字が一つ完成している。しかも消さないようにと御手洗から言われており、これからも増えていくのは確実だ。

 

「これを許してしまう辺り、私も相当彼に熱を上げてるわね」

 

 かつての品行方正を心掛けていた頃とは全てが違うと改めて実感する。

 

 脅された関係から始まり、今では彼の子を孕んですらいる。自分に淡い恋心を寄せている眷属の男を外見が苦手だからと見て見ぬ振りをしているが、自分も人様に何かを言えたもんではないと内心で溜息を吐く。

 

 一度だけ肌を重ね、女にとって大事なモノ(処女)を捧げた相手ではあるが、眷属としては可愛いく思えても、やはりこうして後になってから考えても彼が隣に立っているのは想像がつかない。

 

「んんっ♡ これで全部かしら? まぁ、これだけ出せば流石にもう垂れてこないでしょう。バレなければ良いんですから」

 

 便器の中には大量の精液が浮かんでおり、それなりに時間が経っているというのにまだ粘っこい。人間の女であれば危険日でなくとも妊娠してしまいそうな程だ。

 

 手早く後片付けをし、何かの拍子にスカートがめくれ上がって文字が見られたら面倒な事になるからとしっかりと魔法をかけてからトイレを後にした。

 

 




学校の顔ともいえる生徒会に匙くんみたいな生徒がいるのってアレだなと思い、彼には楽生んしていただきました。そっちの方が楽しそう。

生徒会選挙が五月にあるってのはアレですけど、駒王学園は新学年が始まってから一新するって感じでお願いします。原作ではどうなのかは知らないです。


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アーシア&レイヴェル

申し訳程度の干支要素。




 御手洗がアーシアからメールを貰ったのはお昼の事だった。

 

 こっそりと昼間に二人っきりになって聞けば良いような内容(人様がいる所では口には出せないような)が書かれており、放課後になった御手洗は招待されたアーシアの部屋へと呑気に鼻歌を歌いながら向かっていた。

 

 なんと今日はレイヴェルもいるらしく、いつの間に仲良くなったのだろうと思うが、アーシアもレイヴェルも御手洗の()仲間であるので、交流は持っていた。

 

 リアスを通して、より具体的に言うのであれば今年の四月に編入して来る時に話し込み、二人の仲は進展した。人間的な年齢で言えばレイヴェルもアーシアと違いはなく、どちらも世間知らずな面を持っていることもあり、二人はあっさりと仲を深めた。

 

 レイヴェルは御手洗の道具である事を誇りに思い、アーシアは御手洗の()であることを誇りに思っている。多少の違いはあるが、根本的な所は同じであり、こうして御手洗を招待する時に一緒になるレベルの仲だ。

 

 メールにはお風呂場で待ってますと書いてあったので、預かっている鍵で部屋の扉を開けると、勝手知ったる他人の家とばかりにズカズカと目的地へと足を運ぶ。

 

 風呂場にいるとの事で、洗面所も兼ねている更衣室に来ると扉一枚を挟んで人の気配がする。スルスルと制服を脱ぎ捨て、タオルなどを持ち込まず、御手洗は浴室へと入った。

 

「お待ちしてましたわセンパイ♡」

 

「いらっしゃいませ隆さん♡」

 

 入ってきた御手洗を見ると二人はにっこりと笑って出迎えてくれた。

 

 何やらサプライズでもする気なのか二人の艶めかしい裸体はバスタオルによって隠されており、非常にその中が気になるが取り敢えずは御手洗も二人に挨拶をした。

 

「ささっ、こちらへどうぞ♡ 今日のセンパイは私達のお客様ですもの♡ 座ってくださいまし♡」

 

 普段はアーシアが使っているであろうバスチェアにレイヴェルに導かれるがままに座る。女のアーシアが使い易いように買った奴だから高さはあまりなく、男の御手洗が座るには少々きつい感じがする。

 

「普段のお礼も兼ねまして今日はレイヴェルさんと一緒に隆さんのお身体を洗っちゃいますね♪」

 

 花咲くような笑顔を御手洗へと向けるとスポンジで立たせた泡を手にアーシアがやって来る。

 

 細く小さな手が背中を優しく這い回る。垢を落とすように力を入れると鼻から抜けるような力んだ声をあげるのがまた可愛らしい。

 

 背中を洗うアーシアとは反対にレイヴェルも同じように手に泡を付けて正面を洗ってきた。貴族として教養を身に着け、箱入り娘だったレイヴェルが自身の手を使って他の人の身体を洗うのは初めてだ。おっかなびっくりといった感じに触れ、チラチラと御手洗の顔色を伺いながら丁寧に汚れを落としていく。

 

 暫くは二人になすがままと言った感じに洗われていた御手洗だったが、流石に二人の格好にツッコミを入れたかった。

 

「なぁ、二人とも」

 

「はい?」

 

「何でしょうか?」

 

 背後にいるアーシアは気配だけだが、二人は同時に首を傾げた。キョトンと目を丸にして返事をしたレイヴェルに苦笑いを浮かべた御手洗。

 

「二人は何でバスタオルしてるの? 普通に裸でも良いんじゃない?」

 

「あぁ、これの事ですか。ふふっ、これアーシアさんからの提案なんです♡ センパイが見たくなったら脱がしてもらうという♡」

 

「中にはちゃんと服を着てますよ♡ 隆さんの好みのエッチな服ですけど♡」

 

 はむりと耳元で甘く囁くような声と同時に耳朶を食まれる。んむんむと上唇と下唇で優しく咀嚼され、何とも言えない快感が背筋へと抜けていく。

 

 擽るような鼻息と耳朶を食むために密着してきたアーシアの柔肉とその体温が伝わってくる。

 

 タオルの類を持ち込まなかったので隠してもいない御手洗の肉棒がやっと出番とばかりに鎌首を擡げ始めた。むくむくとそれまでのサイズからは想像も付かない大きさへと膨らんでいく姿は圧巻の一言であり、その様を正面から見ていたレイヴェルは見惚れてしまっている。

 

「わぁ……♡ 隆様のおチンポとてもご立派ですわ♡」

 

「私で勃起してくれたんですね、嬉しいです♡ でもぉ、今はおちんちんさんに意識を集中するのではなく、レイヴェルさんのバスタオルを剥いちゃいませんかぁ♡」

 

 媚びるようなアーシアの声にコクコクと頷いた御手洗の手がレイヴェルへと伸びる。

 

 三人もいると狭い浴室でバスタオル一枚の少女に手を伸ばす男の姿というのは犯罪的ではあるが、それを咎める者はこの場にはいない。

 

 寧ろ待ち遠しいとばかりにレイヴェルの方から手を広げて剥きやすくしている始末だ。肌触りの良い、触るだけでも分かる高級感のあるバスタオルに手をかけると何の感慨もなく、興味心が突き動かすがままに御手洗はそのまま手を手前へと戻す。

 

 あっさりと防波堤であったタオルは外れ、後に残るのはレイヴェルだけ。しかし、目に入ったのは黄金比のように綺麗な裸体ではなく、その裸体を隠すかのように包んでいた第ニの防波堤だった。

 

「は……? いや、エッろ……」

 

 思わずといった感じに御手洗の口から漏れる。

 

 それも仕方がないだろう。冥界ではグレモリーに並ぶトップクラスの貴族であるレイヴェルがバスタオルを一枚剥くとその下にはほぼ裸同然な、だが裸よりもある意味では男心を刺激する下着を身に着けていた。

 

「どう、でしょうか……?」

 

 おずおずと剥かれた身体を隠すことはせずに感想が気になったといった感じに尋ねてくる。しかし、御手洗は何かを告げる事が出来ないとばかりにレイヴェルを凝視している。

 

 アーシアのものよりも濃い金色の髪は浴室の証明に照らされて幻想的だ。だが、現実的に戻すかのように彼女が着ているのは――下着と呼ぶよりも水着と呼んだほうが正しいかもしれない――布面積の少ない、平たく言えばマイクロビキニ、しかも牛柄のモノだった。

 

 乳輪は隠せてはおらず、端っこからピンク色が見えてしまっている。うっすらとテントを張っているのは乳首が勃起しているからだろうか。体型には気を使っており、下品にも肉を付けながらも括れている腰には薄い紐だけが付いている。この蝶結びにされている紐を解けばあっという間にレイヴェルの秘部は顕になるだろう。

 

 そんな秘部も人差し指程度しか生地に守られてはおらず、丁寧に切り揃えられた陰毛がひょっこりと顔を出している。

 

 小猫よりかはある、しかしアーシアよりはない乳房を持つレイヴェルの牛柄ビキニ姿は言葉を失わせるには十分な威力を持っていた。

 

「あ、あの……?」

 

「……あ、あぁ、ごめん。あまりの光景に目を奪われてた」

 

「ふふっ、見惚れてくれてたのですね♡」

 

「うん。いや、率直に言って可愛いとかじゃなくてエロい。今すぐにでもセックスしたいぐらいだよ」

 

「駄目、ですよ♡ 隆さんはまだまだこれからレイヴェルさんと私の奉仕を受けるんですから♡」

 

 私を忘れてもらっては困るとばかりにまたアーシアが引っ付いてきた。見惚れている間に彼女もバスタオルを脱ぎ捨て、レイヴェルと同じ格好をしたままスリスリと背中へとその柔肉を擦り付けていた。

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 奉仕をする前に洗うのに使っていた泡は一度流された。温かな湯に思わず溜息を吐いてしまう。

 

 今日のメインはレイヴェルらしく、二人のポジショニングは変わっていない。

 

 股を広げた御手洗の足下で正座をしたレイヴェルはしきりに鼻を鳴らして勃起した肉棒の匂いを嗅いでいる。熱を持っている肉棒には涼しいレベルの鼻息が当たるも、その鼻息もまた熱い。

 

 四肢から力を抜き、椅子と後ろにいるアーシアに体重を預けた御手洗はさながら王様だ。

 

 極上の()であり、まだ年端もいかない美少女たちからの奉仕を抵抗なしに受け入れている。

 

「ん……っ、ふっ……♡」

 

 鼻穴をいっぱいに広げ、汚臭でしかない男の股間の匂いを嗅いでいるその姿はとてもではないが、昼間の学園で見せるお淑やかな少女だとは思えない。

 

 それは御手洗の後ろにいる少女も同じだ。柔らかな、御手洗と出会ってから発育を遂げた乳房をべったりと押し付け、グイグイと感触を与えながら熱い吐息混じりに耳の中を舐めているその姿は、昼間の学園で他の生徒たちに笑顔を向けている姿とは似ても似つかない。

 

 昔の女の像にある昼間は貞淑な妻、夜は娼婦というソレを二人は体現しているかのよう。背中を洗っていた手は正面へと回り、そのままクニクニと優しく刺激を与えるかのように二つの指で男の乳首を触っている。

 

「で、ではご奉仕いたしますわね……♡ あ……むっ♡」

 

 さっきまで下品なまでに鼻穴を広げていた少女とは思えない慎ましさで口を開くとドキドキと高鳴る胸を抑えてレイヴェルは亀頭を頬張った。

 

 小さな口の中を埋め尽くす亀頭はしょっぱく、その先端にある穴から日常的に尿が排泄されている。鼻まで突き抜けていく雄の匂いに酔いしれながら舌先でチロチロと擽るように鈴口を舐める。

 

 ビクン、ビクンと小刻みに口内で亀頭が跳ねるのも愛おしく、鈴口を舐める舌先は優しい。尖らせた舌先が穴を広げようと当たり、漏れ出た先走りはジュルジュルと音を立てて吸われる。

 

 腰が抜けそうにもなる快楽に御手洗はバスチェアから倒れそうになるも、後ろで耳を責めているアーシアが優しく抱き止めてくれる。

 

「んぷぁ♡ 大丈夫ですよ♡ このまま全体重を預けちゃって下さい♡」

 

 ソファに身体を投げ出すように御手洗の身体は柔らかく温かな肉付きの良くなったアーシアの身体へ埋もれていく。

 

 奉仕をしている内に熱が入ってきた二人の身体からは甘い体臭と発情した雌の匂いが漂う。雄の匂いにも負けないそれらは狭い浴室内をあっという間に満たし、息をするだけで興奮してしまいそうな素敵な空間へと様変わりさせていた。

 

 安心をすると今度は意識が股間へと移る。亀頭を咥え込んだレイヴェルはそのまま頭を前後に振るっている。ちゅぽちゅぽと口内から亀頭が僅かに露出する際に鳴る水音が何ともイヤらしい。

 

 柔らかくぷりぷりとした唇にカリ首が引っ掛かったかと思うと、今度は温かな頬粘膜に包まれる。亀頭の表面に浮かんだ汗すらも逃さないと頬肉で丁寧に擦られ、とぷとぷとお漏らしのように漏れ出る先走りは出ると直ぐに回収される。

 

「レイヴェルさんのフェラチオ、気持ち良いですかぁ? 隆さんに気持ち良くなって欲しいからって聞かれたのでアドバイスしてあげたんです♡」

 

 今や両手ほどいる御手洗の女達の中でもアーシアの口淫はトップクラスに位置する。

 

 御手洗にはピンと来てはいないが、聖女と呼ばれていたらしい少女に自身の肉棒を咥えさせるという背徳感から他の女たちよりも口淫をさせたからなのかもしれない。また、アーシアは聖女と呼ばれていただけの慈愛を今でも持ち、その対象が無辜の民から御手洗一人に注がれるようになっただけだ。本質は変わらず、御手洗に気持ち良くなって欲しいと口淫の上達は彼女だからこそのもの。

 

 そんなアーシアから学んだというレイヴェルの口淫は流石というか、的確に御手洗を追い詰めてくる。

 

 亀頭を唇と頬肉でたっぷりと愛撫した後、レイヴェルの次の標的はその下の出っ張り――カリ首だ。傘を広げるように出っ張ったそこは肉棒の中でも一番にも位置するであろう性感帯。

 

 包皮がズル剥け、パンツというなの荒波に揉まれて幾分か頑丈になりはしたものの、根本的に弱い。まずは挨拶と労るように亀頭を咥えたまま真っ赤な舌が伸びる。溝に残っている汚れも落とすかのようにチロチロも舌先でなぞり、恥垢の代わりに唾液を与える。

 

「は……っ♡ じゅるっ♡ ちゅ、む……っ♡ ずちゅっ♡ ちゅうぅっ♡ れろ、あむ……っ♡」

 

 カリ首とそこにある剥けた柔らかな皮を優しく舐めながら頭をゆっくりと下ろしていく。

 

 亀頭が喉肉に阻まれ、生物の反射として嘔吐きそうになるもアーシアと大人の玩具(バイブ)で鍛えたレイヴェルはグッと堪える。

 

 にゅぷぷぷと秘部に肉棒を插入する時のように喉奥へと飲み込まれていった。

 

「ほら、見てあげて下さい♡ 息苦しくて顔を真っ赤にして、大きな目には涙を浮かべているのに隆さんから視線だけは外してませんよ♡ おちんちんを女の子の口が飲み込んじゃうところ、ちゃんと見ててあげましょうね♡」

 

 忘れた頃にアーシアは囁く。

 

 股間にばかり意識が集中し、世界がレイヴェルと御手洗の二人しかいないと思ったところを現実に戻す。妄想した世界よりも極上な現実世界では、耳の中を這い回る小さな舌の存在と水音、そして乳首をこね回す指があった。

 

 特別、性感帯な訳ではないがアーシアという御手洗と出会うまで、それこそ初恋の相手である兵藤一誠へ懸想していた時ですらエッチな知識のなかった少女が乳首を責めてくるとなると反応してしまうのが真の男というもの。

 

 顔をぴったりと御手洗に寄せ、口淫をしているレイヴェルと御手洗にと交互に視線をやりながらアーシアの舌は耳の穴を蹂躪する。

 

 耳の穴の中は狭く、舌と言えども満足に動かす事は出来ない。せいぜい動かせてもニ、三ミリがせいいっぱいだ。その狭い中で如何に舌を動かし、相手を興奮させるかが耳舐めでは重要だ。

 

 アーシアはたっぷりと唾液をまぶした舌を差し込み、脳まで届くような水音を響かせながら情事をするかのように舌で抽挿を行う。唾液が耳の中に残り、舌が離れたかと思うとまた新たな唾液が塗られる。それらを繰り返すだけでもアーシアは楽しく、反応するかのように時折御手洗の身体がピクンと跳ねるのがまた愛おしい。

 

「ふふっ♡ おちんちんにザーメンのぼってきちゃいましたか? でしたらそのままレイヴェルさんのお口の中に出しちゃって良いですよ♡ レイヴェルさんったら隆さんに扱われるのが好きみたいですので、遠慮しないで出しちゃいましょう♡」

 

 ふーっと熱い息を唾液で湿った耳へ吹き掛けながらアーシアは提案する。

 

 股間からのぼる快楽と、脳をも支配しそうな快楽で考えることを放棄した頭はコクコクと縦に頷いた。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡

 

 レイヴェルに出るとも言わず、知らせないままでの射精に彼女は大変驚いた。

 

「んんっ!? ん……っ……んんっ……♡」

 

 カリ首を口内に収め、これからが本番だとアーシアから教えて貰った口淫を披露すると思っていた所での射精だ。ビクビクと肉棒が予兆として跳ねてはいたが、愛撫が心地良いから跳ねていたとばかり思っていたのだ。

 

 喉奥へ容赦なく吐き出された精液は掛かり、またも嘔吐きそうになる。懸命に堪え、目尻に浮いていた涙がつーっと落ちていく。それでも視線だけは離さず、気持ち良さそうに息を吐いている御手洗を見ると苦しいが飲んであげたくなってしまう。

 

「んく……んく……♡」

 

 出された端から飲んでいかなければ口内はあっという間に精液で満たされてしまう。喉奥を叩いた精液が逆流してしまっては折角の我慢が水の泡だ。

 

 貴族の娘としてはしたないと思う自分がいながらも、彼の()としては最適な事をしていると喉を鳴らす。ダマのような精液は簡単には飲み込めず、大きな音を鳴らさなければ落ちてはいかない。

 

 むせ返るような雄臭さを飲み干すと身体の芯から灼けるような、それでいて疼くような感覚に身を捩ってしまう。

 

 口から肉棒を離すと唾液と精液の橋が唇と繋がっており、勿体ないとペロリと舌で取った。

 

「ど、どうでしたか? 隆様に悦んでいただけたのなら嬉しいのですが……」

 

「勿論。じゃなきゃ射精()さないよ」

 

「ふふっ、そうでしたか♡ なら良かったです♡」

 

「でも隆さん、まだ終わりじゃあないですよ♡ まだまだ奉仕はこれからです♡」

 

 レイヴェルが座っていた浴室用のマットにえいっと御手洗はアーシアに押し倒された。

 

 いつの間にかレイヴェルは離れており、ぶつかる事はなかった。前々から決めていた事なのだろうか。

 

「ほら、見えますか♡ 私もレイヴェルさんも隆さんへのご奉仕をしてて濡れちゃったんです♡ 今度はこちらでご奉仕しますね♡」

 

 マットに倒れた御手洗を見下ろすようなアーシアとレイヴェルはがに股のような体勢で足を開き、牛柄のビキニをズラして秘部を見せた。

 

 ビキニは既に愛液によってうっすらと透けており、仮にズラしていなくともその奥にある秘部がどうなっているのかは一目瞭然だっただろう。

 

 浴室から聞こえてくる嬌声は日を跨ぐまで続いた。

 

 




このまま本番も書く予定でしたが、想像以上に前戯をエロく(個人的にしすぎたので)しすぎて燃え尽きました。

毎回こんな感じでワンプレイだけですが、ご容赦を。

この二人は単純に元々はどっちかに牛柄ビキニを着させたかったけど、どうせなら二人にって感じで選ばれました。

2月10日午後8時追記
感想の方で○○がみたいとのお声を多くいただいておりますが、出来ればそのような要望は感想欄にではなく、活動報告か私へのDMで送っていただけると助かります。


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ガブリエル②

お久しぶりです。


 

 天界一の美人は誰かと聞かれれば皆口を揃えてこう言うガブリエルだと。

 

 四大熾天使が一柱であり、今は亡き()から与えられた役目は彼の言葉を伝える事。かつては純潔の象徴であった彼女が今は万物の母と化し、日を追うごとに数を減らしていた天使たちを増やしている。

 

 そんな彼女が下界――人間界へと降り立ち、同性の女性からのなら兎も角、異性の男からの視線を集めたくないと認識阻害を使って歩いていた。

 

 目的地は言うまでもなく御手洗隆の家だ。前々から予約していたガブリエルの番であり、早くこの日が来ないかと楽しみにしていた。カレンダーを眺めながら溜息を吐くその姿は天界一の美人の名に相応しい一面だった。

 

 ・

 ・

 ・

 

「どうです? 痛くないですか?」

 

 天界一の美女であるガブリエルの太腿に頭を乗せ、そのまま御手洗は耳かきをされていた。

 

 スベスベとした肌に触れても危ないですと注意はしても、止めろとは言わない。細いのに細部まで肉の詰まった太腿は柔らかく、極上の枕のよう。鼻を掠める彼女の匂いは爽やかなくせに甘く、意識を手放しそうになる。しかも、その日の授業を終え、帰宅した状態だと尚更だ。

 

 うつらうつらと目蓋が重くなり、その度に寝ては駄目だと戒める御手洗を見てガブリエルは小さく笑った。

 

「ふふっ、眠いのでしたら眠っていただいても結構ですよ」

 

「……重くない?」

 

「いいえ、全然。隆さんが起きるまで子守唄でも歌って差し上げますね」

 

 機嫌良さそうにしていた耳かきを中止し、そのまま歌を口ずさみ始めた。

 

 どこかうっとりとするその歌声は正に子守唄であり、起きてなきゃと考えていた御手洗にあっさりと意識を手放させた。

 

「いーこ、いーこ♪ こうして眠っているとまだまだ子供なんですね」

 

 御手洗を見下ろすその瞳は慈愛に満ちており、どれだけ彼女が御手洗を愛しているのかが伺える。御手洗が目を覚ますまで、彼女は膝の上を提供し、この幸せな甘い一時を楽しんだ。

 

 ・

 ・

 ・

 

「さぁ、隆さん♡ 楽にしてて下さいね♡」

 

 股を広げさせ、彼の腰を座った自身の太腿に乗せる。ずっしりとした男性の重みがガブリエルにとっては心地良く、それだけで胸が弾む。

 

 言わずもがな、ガブリエルの視線の先にあるのは御手洗の立派な肉棒である。今日もまた固く張り詰め、雄の強さをまじまじと訴えてくる。見てるだけで下腹部が切なく震え、つい身動ぎしたくなるがグッと堪える。

 

「じゃあ挟んじゃいます♡ えいっ♡」

 

 その可愛らしい掛け声とは正反対に、豊かにたわわと実った乳房が横から挟み込んでくる。

 

 むにゅりと間に挟まれた肉棒の形に内側を変形させ、優に一メートルを超えるサイズの頂から顔を亀頭が覗かせている。肌色から頭だけを出している亀頭の色は赤黒く、それだけに存在感が強い。ビクビクと心地良さそうに乳房の中で跳ね、ご満悦のようだ。

 

「んふふ、隆さんのペニス、気持ち良さそうですね♡ ではこのまま天使のパ・イ・ズ・リ♡ 楽しんで♡」

 

 唾液でもなく、汗でもない乳白色の液体が谷間には塗られ、それが潤滑油となって肉棒を擦る助けになる。

 

 今は亡き()から人を守り育てる役目も与えられたガブリエルの乳房からはトロトロと美味しそうに栄養満点の母乳が溢れる。

 

 それは紛れも無く彼女の母性の強さであり、それは今、彼と彼との間に出来た子供(天使)たちへとのみ向けられている。()も驚く事だろう、万人へ平和を与える天使、それも熾天使が一人の人間だけに愛を注いでいるのだから。

 

 左右の乳房をそれぞれ別々に上下に動かし刺激する。肌に吸い付くような感触の乳房は大きく、肉棒から上ってくる快感だけではなく、視覚的にも気持ち良くなれる。

 

「んしょ……んしょ……♡ どうです? 気持ち良くなれてますか?♡」

 

 熾天使が奉仕するという優越感に御手洗が浸っていると、ジッと顔を見つめてくるガブリエルと視線が交じわる。

 

「もちろん、気持ち良いよ」

 

 考えるまでもなく頷いた御手洗。そんな彼を見てぱぁっと花が咲くような笑みを浮かべるガブリエル。

 

 容姿的には第三者から見れば不釣り合いな二人だが、誰が見ても幸せいっぱいな雰囲気を醸し出している。

 

 柔らかく重い乳房を横から押さえるように支え、上下に揺らすとそれだけで快感が生まれる。肉棒に吸い付くような乳肌には彼女の母乳が染み込むように行き渡っており、先走りと混ざっては淫靡な性臭を匂わす。

 

 水音も激しく、笑顔で奉仕をする姿は天使でも母でもなく、紛れも無く一人の女。好いた男に悦んで貰おうとひっそりと練習した性技を披露し、彼が悦ぶと充足感に満たされる。

 

「おっぱいだけではなく、お口でも気持ち良くしていきますね♡ あー……む……ちゅる……んっ……ちゅっ……れぇ……ろ♡」

 

 大部分を乳房に捕らわれた肉棒の中で唯一露出している亀頭を小さな、それこそ少し前に子守唄を紡いでいた口がぱくりと咥えた。

 

 唾液でヌメっている口内は温かく、頬肉を亀頭に擦り付けて先走りを吐き出させたり、舌先で鈴口を穿ったり、舌全体でゆっくりと焦らすようにしているカリ首の溝を舐め回してくる。

 

 ゾゾゾっとした快楽が背筋を抜け、腰が思わず引けそうになる。しかし、乳房を支えていた筈の手が腰を掴み離してはくれない。

 

 よりくっ付く事で乳房を手を使わなくても良い状態にして、そのまま頭を振るう。ちゅぽっ、ちゅぽっと可憐な口から亀頭が顔を出す度にイヤらしい音が鳴る。頬を染め、御手洗の反応を伺う為にしている上目遣いは必殺と言ってもよい威力を持っている。

 

「出そうですか? はむ、あむっ♡ いいれふよ(いいですよ)このまま(このまま)おふひに(おくちに)ふわえたまま(くわえたまま)だひてくらはい(だしてください)

 

 シーツを握り締めていた手に力が入り、自然と限界間近な腰を上げてしまう。

 

 亀頭を唇で食まれ、カリ首を磨くように舌で舐め回される。それだけではなく更には、乳房での奉仕も忘れてはおらず、御手洗が逃げないと悟って離された手でたぽっ♡ だぷんっ♡ と質量を活かした重たい攻撃で肉竿や根本を責められている。

 

 二点の同時攻撃に思わず唸り、そのまま我慢を解き放った。

 

―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

 乳房の間で大きく脈を打つと、亀頭を咥えた口内で勢いよく精を吐き出していく。

 

 口の中がいっぱいになる前に飲み込み、また口内が新たな精液で満たされる。ふぅ、ふぅと鼻で呼吸をすると口内を満たしている精液の青臭さが抜けて行く。

 

 胃の中も、鼻も、脳すらも精液に犯されているような酩酊とした感じに浸りながらも、口は動き、射精の助けのために乳房は緩やかに上下に動く。

 

「んきゅ……んく……っ♡ ごく……ごきゅ……ん……ふぅ♡ いっぱい(いっぱい)でまひた(でました)♡」

 

 ちゅぽんと解放された亀頭は唾液で濡れてはいるものの、精液の白さは残っていない。

 

 もごもごと口を動かし、やっと残っていた精液を全て飲み干す。鼻での呼吸だけではなく、口でする時ですら精液の匂いがしてくる。自分の全てが塗り替えられている感覚にガブリエルの女の部分は濡れていく。

 

「あの……隆さん♡ 次はこちらで気持ち良くなりませんか?」

 

 にちゃぁ♡ 糸を引く女性器は愛液で濡れていながらも、雄を誘惑するように肉を蠢かせる。

 

 期待で濡れた瞳を向けてくる彼女を押し倒し、また孕むまで御手洗は精を腹の内へと吐き出していった。

 




短いですけど、最近書きたかったパイズリ欲求を満たせたので満足です。

サブタイ付ける為に見返してみたらガブリエルってこれがまた単独回では二回目なんですね。彼女は大人枠や人妻枠のヒロインたちと一緒に出したりしてるので出番が多かっただけに驚きです。

次は文字数多くしたいなぁ。


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リアス&朱乃④

一年半ぶりです。


 夏が近づいてきたとある日。御手洗は前々から約束していたデートの待ち合わせ場所へ向かっていた。

 

 日差しが強く、まだカレンダー上では夏至を迎えていないのに、歩いているだけでじんわりと汗をかいてしまう。額に滲んだ汗をハンカチで拭くなどをして歩くと目の前に人だかりが見えた。

 

 場所からしても、あそこに待ち人はいるのだろう。声をかけながら人混みを掻き分け、中心に辿り着くとやはり待ち合わせしていた二人だった。

 

「こんにちは、隆」

 

「こんにちは、先生」

 

 言い寄るも尽く無視を貫かれる男たち。彼らの怒りが頂点に達しようとした頃に聞こえた彼女たちの第一声は、今来たばかりの男への声掛けだった。

 

 日頃からナンパをしている彼らは少しでも第一印象を良くしようと紳士然としていたが、限界だった。

 

 彼女らが花開くような笑みで見つめる相手は、顔を武器にして女を捕まえる彼らにしてみれば平凡でしかない。醜くはないが、整ってもいない、何処にでもいるような顔の持ち主。

 

 男の趣味が悪いとしか言いようがなく、また見るからに腕っぷしが強そうではない(御手洗)。少し脅せば、彼女たちも自分たちに靡くだろう。そう思って口を開こうとした瞬間、

 

「もうあなたたちは帰っていいわよ、お疲れ様」

 

「おかえりはあちらですわ」

 

 彼らがナンパしていた相手――リアスが手を叩くと先程までのしつこさが嘘かのように彼らは次々とその場を後にしていった。

 

 朱乃に至っては離れていく彼らへ手を振った後は見向きもしていなかった。

 

「やっぱり二人はモテモテだね」

 

「容姿に自信があるもの。最も、隆にだけモテていれば良いのだけれど」

 

「私もリアスも、身も心も文字通り先生のモノですもの♪」

 

 お腹を愛しげに撫でながら笑う朱乃。普通の人間には見えないが、魔法を解けば露わになるのは妊娠した腹部。

 

 今をときめく大学生な彼女たちは現在進行系で新たな命を育んでもいた。

 

「大きくなってきたね」

 

「あんっ♡ もう街なかで触るだなんて♪」

 

「パパのおっきな手を感じて元気に育ちましょうねー♪」

 

 ひと目があるというのに、御手洗は躊躇もせずに二人の腹を優しく撫でる。意識は低いが、この腹の中には血を分けた我が子がスクスクと育っているのだ。撫でる手に愛が籠もる。

 

「このままでも良いけど、今日はちゃんとデートしましょ」

 

「既に映画館の予約はしてありますので、後は行くだけですわ」

 

 デートの内容は至って普通。映画館で見たい映画を見て楽しむ、それだけだ。

 

 鑑賞後に遅めの昼食を取りながら感想を言い合い、夕方には煌びやかなホテルに入る。

 

 二人に両腕を絡められ、嫉妬の視線を浴びながら映画館へと足を運んだ。

 

 ・

 ・

 ・

 

 暗い館内。スクリーンに映る映像だけが唯一の光。

 

 客は多くはないが、少なくもない。偶然か必然か、三人の予約がされた席の左右前後には人がいなかった。

 

 ただ映画を見るわけもなく、三人は人が直ぐ側にいるという危険を孕みながらも、それをスパイスに盛り上がっていた。

 

 御手洗を真ん中に、その隣にリアスと朱乃が座っている。三人の視線はスクリーンにありながらも、手は股間にある。

 

 王と女王のコンビネーションで勃起した肉棒が扱かれ、ハーレムの王たる御手洗の手は違いを確かめるかのように二人の秘部を弄る。

 

「んんんっ♡」

 

「そ、そこっ♡ あっ……んんっ♡」

 

 声を殺しながら刺激し合う。

 

 くちゅくちゅ、にちゅにちゅとイヤらしい水音が鳴るも、誰一人として彼らには気付かない。最低限の魔法を掛けているからだ。

 

 しかし、最低限なだけであって大きな物音を立てれば気付かれてしまう。背徳感が凄まじかった。

 

 交互に亀頭を五つの指が撫で合い、竿を扱く。興奮に比例してパンパンに張り詰めていくのを、更に促すかのように扱き方。先走りが潤滑油となって扱きの助けとなり、それが却って持ち主である御手洗を苦しませる(気持ち良くさせる)

 

 だがそれは同時に彼女たちにも言えること。御手洗の指を突っ込まれている膣内は解れきっており、こんこんと溢れ出した愛液で満たされている。多少のささくれをものともせず、かき回されては二人の身体は快楽に震える。

 

 溢れ出した愛液は指でかき混ぜられ、館内の椅子に染みを作り濡れる。

 

 もっともっと快感が欲しくなり、三人は浅ましくも腰をヘコヘコと前に振るってしまう。ペニスは両手を自慰の道具(オナホ)に見立ててすり抜け、指の関節の凹凸で快楽を貪る。

 

 ペニスにばかり集中すると手が止まり、催促をするかのように二人の腰が動き、思い出したかのように御手洗の手が動く。くちゅくちゅくちゅと小さくも大きくもない水音を立て、愛液は泡立っていく。

 

 適度に切り揃えられた爪を使って膣壁をカリカリと引っ掻くと身体の震えが大きくなり、膣肉の伸縮が目立ってきた。

 

 スクリーンに映し出される映画の衝撃的な展開に観客たちがざわつき始めるも、そんなものなど気にならないと言わんばかりに激しくなる愛撫。

 

 ヒーローとヒロインが再会を果たす感動的なシーンを映し出している時、三人はほぼ同時に絶頂した。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「「「~~~っっっ♡♡♡」」」

 

 ガクガクガクと腰を震わせ、座席を揺らしながらの絶頂。射精の瞬間に二人の手が亀頭をすっぽりと覆い、噴き出した精液が前の座席に飛んで行きはせず、二人の手を真っ白に染め上げていく。

 

 愛撫されて真っ赤に充血した膣肉は奥へ奥へと指を誘うように伸縮を繰り返し、指が外れそうにもない。指で感じる女を絶頂させた感覚は何にも代えがたい。

 

 何度経験してもこの背徳感には飽きる事がない。

 

 隣にいる二人に目を向けると二人もまた御手洗を熱い眼差しで見つめていた。まだ映画が終わるまでは時間がある。しかし、もはや三人の頭の中には映画などはなく、交わりたい一色だった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 映画館を後にした三人は煌びやかなホテル――ラブホテルに入った。二人の美女に腕を取られて入る平凡な男。御手洗の優越感を刺激させたいと考えた二人は自動精算機があるホテルではなく、フロントがあるホテルを選んでいた。

 

 スタッフからの嫉妬の籠った視線を浴びながら三人で部屋を決める。ああでもこうでもないと言い、結局選んだのはそのホテルで一番の部屋だった。

 

 部屋の内装に目を向けもせず、三人は直ぐに服を脱ぐ。生まれたままの姿になった三人は抱き合い、ベッドの上で愛を囁き合った。

 

 舌を伸ばし、互いの口内を犯し合うキス。唾液を交換しあいながら三人は互いの性器を手で愛撫する。

 

 三人で決めた約束通り朱乃が先陣を切る事になった。彼女は御手洗を押し倒し、跨るようにして彼の上に馬乗りとなる。魔法は解かれ、膨らんだ腹を見せながら朱乃は御手洗のペニスを腰を下ろして咥え込んでいく。

 

「あっ、~~~っっっ♡♡♡ はしたないですが、少しイってしまいましたわ♡」

 

 微笑む彼女は美しく、淫らだ。手を御手洗の薄っすらと割れた腹に添え、肉をたっぷりと付けた尻を何度も何度も打ち付ける。尻肉が波を打ち、衝撃を和らげる様はデカ尻にしか出来ない。

 

 魔法を使えば元の鮮やかな桜色に出来る乳首は薄っすらと黒ずみ、触れてもいないのに乳白色の母乳をトロトロと滴らせる。

 

 完全に二人の世界に入ったのを羨んだリアスが後ろから朱乃の乳房を揉むと、途端に二人の世界は終わる。

 

「リア……ス♡ それ、ダメ、ダメですわ♡」

 

「あらいいじゃない。ミルクでパンパンに膨らんだおっぱい、楽にさせてあげるわ♡」

 

 指が沈むほどに柔らかい乳肉を揉むと先端の尖った乳首から滲み出る母乳の量が増える。乳首へと母乳を送っているかのような揉み方に朱乃は善がる。垂れた母乳は御手洗の身体へ落ち、白い水たまりを作っていく。

 

 腰を振るのを朱乃が止めてしまうと御手洗が下から突き上げる。すっかりと降りて来ていた子宮をペニスで突き上げられるとそれだけでまた朱乃は絶頂してしまう。

 

「イ――――っ♡♡♡」

 

 膣の収縮に合わせ御手洗が腰を突き上げれば、それだけで朱乃は気を失いそうな程の快楽に襲われる。結合部は朱乃のイき潮で水浸しになり、腰が動くたびに水音を鳴らす。

 

 その光景がより御手洗とリアスの情欲を煽り立て、朱乃が絶頂しても突き上げは止まらない。母乳を絞る手にも力が入り、乳房を歪ませる。尖りに尖り切った乳首を親指と人差し指に挟まれ、ペニスを扱くように弄られると朱乃からは声にならない声が響く。

 

 肉と肉がぶつかりあう音はリズミカルな音楽の様に響き、やがて絶頂し続ける朱乃の膣肉がうねりを上げ、遂に御手洗が果てた。

 

―――ぶびゅるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡

 

「んぅう゛ぅっ♡ ふぐぅんぉぉっ♡ お、おぉぉぉっ……♡」

 

 獣のような汚い嬌声。朱乃が雌として絶頂(屈服)した何よりもの証だ。

 

 子宮口と密着したペニスはポンプのように精液を出しては注いでいく。この瞬間、二人は腹の中に赤子がいるのを忘れて絶頂を楽しむ。最も、悪魔な身体なので胎児への影響はないのだが。

 

 くたりと力をなくして倒れ込んできた朱乃を優しく受け止めると今度は口で愛を確かめ合う。

 

「んんん……ちゅっ、れぇ……ちゅる……んっ……♡♡♡」

 

 夜ではなく、夕方から始まった性の宴はまだまだこれからだった。




一年半も更新してなくてすみませんでした。ただ、やはりというか語彙力は増えてないですねぇ。貧弱なままです。伸縮以外にも言葉が欲しい。

リアスと朱乃の言葉の使い分けが難しいですね呼び方が特に忘れてます。見返してみると呼び捨てと先生とだったり、おチンポとチンポだったりと色々と初期の頃は分けてますねぇ。

以前のようにポンポンと更新は出来ませんが、ゆっくりと続けていくのでこれからも読んでいただけると冥利に尽きます。

あ、遅くなりましたがお気に入り登録者数8000人突破ありがとうございます。まさかそれほどまでの人にお気に入りされるとは当初は思っても見ませんでした。

次はアーシアかな?一番好きなヒロインですし。執筆時間とモチベを上げてかないと。


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新入生たち

今回はエロなしです。

文字数は2000弱ですが、前々から書いてみたかった新入生たちからの視点?です。


 駒王学園に入学した新入生たち。

 

 1つか2つしか変わらない先輩たちが大人びて見える彼ら。話の合う者たちがグループを形成し話している内容は美女、美少女についてだった。

 

「俺、アルジェント先輩が気になるわ」

 

「オカルト研究部とかいう怪しい部活の部長さん?」

 

「そうそう。なんかあの儚げな雰囲気なのに妙に色気があるのがヤバい」

 

「あー、その先輩付き合ってる人いるらしい」

 

「マジかー。まぁ、あれだけの美人が付き合ってないとかないよなぁ」

 

「その付き合ってる男、噂によればハーレム築いてるらしいぞ」

 

「「「は?」」」

 

 昼休み、彼らは机を集め、各々の昼食を食べながら雑談を続ける。あの人がどうとか、この人がどうとか。

 

 彼らにとって先輩となる最上級生のアーシア・アルジェントが話題に上がり、その流れで彼女と付き合っている御手洗の噂が出てきた。

 

「アルジェント先輩以外にも、先輩と仲の良い紫藤先輩やゼノヴィア先輩とかも御手洗とかいう先輩の彼女だって聞いたぞ」

 

「嘘だろ? 3人と付き合うとかどんなイケメンだよ」

 

「俺その人見たことあるわ」

 

「どうだった?」

 

「普通」

 

「え?」

 

「マジで普通としか言えない男なんだよ。なのに、その3人とそれ以外の美少女たちと仲よさげに歩いていたぞ」

 

 御手洗を見たという彼が見たのはつい先日のこと。

 

 学園内にある購買で昼食を調達しようと廊下を歩いていたら、御手洗のグループが前から歩いていた。

 

 御手洗たちは昼食を学園内の外れにある旧校舎、もっというならその中にあるオカルト研究部の部室で取ろうと歩いていたのだ。

 

 アーシアを筆頭にイリナやゼノヴィア、白音やレイヴェルたちとイチャつきながら歩いている光景は2年と3年にとっては見慣れたものではあったが、新入生の彼にとっては異質な光景に映ったから記憶に新しい。

 

「普通な男が付き合えるなら俺でもワンチャンあるか……?」

 

「ないない。あれだけイチャついてるの見せられたら無理だわ。今度見てこいよ」

 

「えー、マジかよー」

 

彼らは御手洗という男への不満を口にしながら昼休みを過ごした。

 

                      ☆

 

「申し訳ありません。現在、オカルト研究部は新入部員を募集してないんです」

 

 放課後、昼の彼らとは別の新入生たちがオカルト研究部を訪れ、入部させてくれと話をしていた。

 

 部長のアーシアは形の良い眉を歪め、困った顔で彼らへお断りを口にする。それでも彼らは諦めきれず、仮入部でもと迫る。

 

 オカルト研究部と名前こそ怪しいものの所属しているのは誰もが認める美女、美少女たちばかり。少しでも彼女らとお近付きになれたらと彼らが多少強引に出てしまうのも無理はなかった。

 

「おいおい、アーシアは断ってんだろ? お前らも諦めろって」

 

 部室を訪れた部員の1人である兵藤一誠が新入生たちに呆れた様子で声を掛ける。

 

 彼らは声の方へ振り向くが、声の主が一誠であると見ると眉をひそめた。

 

「うわ、兵藤先輩じゃん」

 

「あれが駒王の三馬鹿の1人……」

 

 数週間前に入学した彼らの耳にも届く兵藤一誠とその友人の変態の所業の数々。先輩だとしても嫌悪感は隠せなかった。

 

「おい、なんだよその反応」

 

「あはは……」

 

 彼らのその反応にアーシアは苦笑いを浮かべるしかない。かつては恋心を抱いていたが、冷静に考えると兵藤一誠の過去は酷いもので、聖女と崇められた過去を持つアーシアでも彼らの反応に注意は出来なかった。

 

「アーシア、何をしてるんだ?」

 

 部室の外が騒がしいのに気付いたのか、部室の中から昼に別の彼らが普通と称した御手洗が顔を覗かせた。

 

 変態の兵藤一誠と普通の男の御手洗が部員なのに何故自分たちは入部出来ないのかと新入生たちの中に不満の火が点く。

 

 その空気を感じ取った御手洗はアーシアの手を取り、自分の背へ隠す。

 

「兵藤、彼らはお帰りだそうだ」

 

「……おう」

 

 御手洗のアーシアへの行動に気になるものがあった一誠だが、確かに御手洗の言う通りにこのまま彼らと話をしていても埒が明かない。

 

 スマホを取り出し、顧問であるロスヴァイセへ連絡する。

 

「あっ、先生? 部室の前に新入生がいるんですけど。うちは新入部員を募集していないのに彼らしつこいんです」

 

 そんな一誠の声に焦った彼らは忌々しげに御手洗と一誠を睨むと立ち去っていった。

 

 去って行く彼らの背中を見る一誠の手の中にあるスマホの画面は真っ黒なまま。電話したわけではなく、しているフリをしただけだった。

 

「ありがとうございます。隆さん、一誠さん」

 

 同じ呼び方でも愛称と名前とで込められた熱や意味の違う一誠とイッセー。かつてはイッセーと親しげに呼んでいたアーシアだったが、今では一誠と部活仲間で同僚としての意味でしかない呼び方だった。

 

 背中に隠したアーシアの手を取りながら部室へ入る御手洗と嬉しげに手を引かれるアーシアを見て複雑な一誠だった。




アーシア贔屓なせいもあるけど、アーシアから一誠へNTRを仄めかす文を書くの楽しい。

ゼノヴィアってクァルタ以前の姓ってなんなんだ?

遅まきながらに明けましておめでとうございます(ひと月遅れ)今年はエロの有無にかかわらず本作を書けたらなと思っています。原作はまとめて買ったので、それも燃料になってくれれば……!


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