アイデア置き場 (ねこたつ)
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ダンまち×弦巻マキ

「ギュンギュンいくよー!」

 

 

「やったでマキたん、ランクアップや!」

 

「ありがとロキちゃーん!」

 

念願のレベル4、ホントに長かった。何度も(諦めていいかな…)って思ったし、ベートさんの雑魚呼ばわりを受け入れそうになった。

 

まぁ私が戦闘向きのステイタスじゃないのが、そもそもの原因なんだけどさ。

 

「ん?なんやこれ?マキたんええかー?」

 

「どしたのロキちゃん?」

 

「発展アビリティにまたレアなもん出とんで」

 

「どれどれー、…演奏?なにそれ楽器?」

 

良くわかんないけど感動した、今までにないくらいの強い直感が心を貫く。この感覚に従って魔力操作やら魔力形成やら共感やら、使い道のわからないものを取ってきた。

 

その全てが繋がった感覚、今までの全部[この時のため]

 

「ロキちゃん、これにして」

 

「マキたんはどこを目指しとんねん…、共感の時に懲りたゆーたやん」

 

「これでいいの、間違ってない。これ以外はダメ」

 

「あかん、突っ走りモードや…。後悔せーへんな?」

 

「しない、絶対。これではっきりするの」

 

ロキちゃんは渋々ステイタスを書き換えてくれた、でもこれから。確かめないと一歩も動けなくなっちゃう。沸き上がる衝動に身を任せて、ロキの部屋を全速力で飛び出す。

 

 

 

「アイズちゃん!ティオネちゃん!フィン団長!今すぐ演習場に来て!」

 

 

 

「突然大声出して、どうしたのよ?」

 

「ビックリした」

 

「何か大事な話でもあるのかい?」

 

突然騒ぎだしたにも関わらず、みんな集まってくれた。釣られて他の団員も見に来てるけど、私は早く試したくてウズウズしてる。

 

「フィン団長と二対一で模擬戦してほしいの」

 

「…詳しく聞かせてもらおうか」

 

「力は五割、それを二回。私が二回目に後衛で追加、団長には二人の違いを見定めてほしい」

 

「あんたまたワケわかんないことやんの?」

 

「今回は違う、絶対違う!」

 

「あたしたちを振り回すのもいい加減に「いいよ」ちょ、アイズ?」

 

「どうしてだい、アイズ?」

 

「マキの目。今までで一番真剣、きっと何かあるよ」

 

「お願い!!」

 

騒動に聞き付けて他の団員が集まってくる、戦闘向けじゃない私を笑う声が聞こえる。でも今は全く気にならない、それだけは私に確信がある。

 

「…1度だけだ、この1度で見極めるよ」

 

「ありがとうございます!」

 

 

「これから僕とアイズ、ティオネで模擬戦を行う。1分間を二回、どちらもウォーミングアップの感覚で。模擬戦中の体の感覚をしっかり意識するように」

 

いつもやってる模擬戦、いつも通りの1分間がすごく長く感じる。どんどん手が汗ばんでく、気持ち悪いくらいに鼓動が早まるのがわかる。一回目を終え、私が呼ばれる。

 

「二回目も同じ感覚で1分間、後ろにマキがつく。これでいいんだね?」

 

「はい。少し大きな音を出すかもしれませんけど、気にせず続けてください」

 

動き出す三人、それを見つめながら大きく深呼吸する。演奏を見て頭に浮かんだ楽器、その形を[魔力形成]で再現する。気持ちを伝える[共感]でこの溢れる想いを、[魔力操作]で音色にありったけ乗せて[演奏]する!

 

 

「まず二人の感覚を聞かせてくれ」

 

「マキが音を出したときから、力がどんどん溢れてきた」

 

「私もそれで少し力入っちゃいました」

 

「なるほど…、次は僕だね。君たちは少しと言ったけど、僕の体感だと"二人が全力を出してる"様に感じたよ。これが君の狙いかな、マキ?」

 

三人の感想を聞きながら、目眩で倒れた体を起こす。達成感に満たされる頭で、なんとか考察をまとめようと頑張っていた。

 

 

 

 

「て感じをイメージしてみたんだけどさ」

 

-その後マキマキはどうなるん?-

 

「ロキファミリアのバフ担当になる」

 

-まぁ悪くないんじゃね?文章以外は-

 

「自覚してるから触れんなタコ!」



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発想は雑談から

「良い案を思い付いた!」

 

「とりあえず言ってみなさいな」

 

「時代はスナイパーだ!」

 

「あなたの頭だけよ」

 

「遠距離から淡々と敵を撃ち抜く、最高にクールでしょーよ!」

 

「言いたいことはわかる」

 

「そんでチートは無限弾にしよう」

 

「一気に陳腐になったわね」

 

「チートは使ってなんぼでしょ!」

 

「敵の目の前で高速リロードも有りじゃない?」

 

「…天才か?」

 

「ただの姉です」

 

「ではリロードマスターの狙撃は固定として」

 

「ネーミング乙」

 

「キャラクターはどうしようか」

 

「ここに惹かれるかどうかでモチベーションも桁違いだからね」

 

「クール系は基本ではなかろうか?」

 

「大道ではある」

 

「だがあえてそこを外す!」

 

「ギャップ的な意味で?」

 

「狙撃の時は雰囲気が別人的な?」

 

「どこぞの誤射姫のように?」

 

「まさしくそれじゃ!」

 

「とするとかなりのギャップがいるわね」

 

「黒桜はどうだろうか?」

 

「癒し系淑女が銃を手にしてバーサーカー、書けるの?」

 

「そこが一番の問題」

 

「こればかりはどうにもね」

 

 

 

「良い案を思い付いた!」

 

「発言を許可する」

 

「怠惰な最強は如何か!?」

 

「これまたよく見かけるような属性ね」

 

「貴方…怠惰ですね?」

 

「怒られても知らんよ」

 

「やれば出来るけどやる気が起きない系美少女!」

 

「男は駄目なのか」

 

「むさ苦しいのは嫌いです」

 

「急にリアルになった」

 

「あとカッコいい男なんて書いたらヒロインに嫉妬して狂う!」

 

「妹の沈静化で私の胃が荒れる」

 

「報酬と共に頼まれたらさくっとこなすとか良くない?」

 

「悪くないわね」

 

「そして普段は周りの美少女を抱きしめ弄り倒す!」

 

「百合乙」

 

「たまに気紛れで自主行動するけど基本は怠けよう」

 

「自堕落の極みか」

 

 

 

「色んなゆかりさんを出そう」

 

「ゆかり…ボイスロイドか」

 

「ゆかりんLOVEを広めなければいかん」

 

「あなたに何があったの?」

 

「ゆかりさーーーん!!!」

 

「はいはい落ち着きましょうね」

 

「てなわけでゆかりんを主役にしよう」

 

「どんなわけで?」

 

「最近のYouTubeでもホラー系が多いから、アクション世界がよろしいかと」

 

「逆にほのぼの系で優しくしてやろうって気はないの?」

 

「…神か?」

 

「ただの姉よ」

 

「だが少し位は戦闘シーンがほしい」

 

「まぁアクセント程度なら問題あるまい」

 

「どの程度までがアクセント?」

 

「例題をどうぞ」

 

「NARUTOで月一戦闘」

 

「ギリギリセーフ」

 

 

「よく使われる名言ってあるじゃん?」

 

「とりあえず言ってみて」

 

「神は言っている、ここで死ぬ定めではないと」

 

「そっちね」

 

「どっち?」

 

「ほっといて」

 

「なので死に戻り系の主人公はどうじゃ?」

 

「描写は難しいが悪くはないのぅ」

 

「指定ポイントに復活するってわりと良い設定だと思う」

 

「とするとデスペナをエグくするか、逆に経験値とするか」

 

「アイテム全ロストは?」

 

「アイテムの需要が高いと、心折れそう」

 

「…書いてて面白くなさそう」

 

「発見おめでとう」



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発想は夢から

「最高のアイデアです!」

 

「寝起き第一声がそれなの?」

 

「ギルティクラウンと鋼の錬金術師コラボです!」

 

「とりあえず全部書き出してみて」

 

「主人公はギルティクラウンのシュウ目線です。鋼の兄弟が旅の途中で実家に帰るとき、見たこともない化け物が暴れてるです。先に戦っていたシュウが倒した敵から、スライム状の賢者の石によく似たものが出てきます。それが化け物の核だと気付いて力を会わせて敵を倒すのです!」

 

「なかなか悪くない設定ね、物語のオチは?」

 

「賢者の石に似てるものは新しいエネルギーの塊で、最後はすべて合体して巨大なラスボス登場です!」

 

「ふむふむ」

 

「ちなみに最初に見つけたスライムは主人公達に友好的な不思議生物の核で、最後はラスボスに取り込まれたその子のお陰で決定的な隙を作り撃破。その子は一緒に消えちゃうけど、主人公達との楽しい記憶に感謝して消えるって感動のラストなんだよ」

 

「夢にしてはかなりしっかりとしてるね、コラボ映画でも通用しそうだし」

 

「問題はそれを書ききる文才がないんだよぉ!」

 

「私も同じだから、諦めなさいな」

 

 

 

「天啓を得ました」

 

「証言をどうぞ」

 

「ISてあるやないですか?」

 

「宇宙用のパワードスーツで戦うやつですなぁ」

 

「主人公人造人間ですやろ?」

 

「ネタバレどすなぁ」

 

「インプットする人格を間違えた説はどうじゃ?」

 

「使えそうなネタじゃのぅ」

 

「血の気が多くて欲に忠実、最強の姉ももて余すレベル」

 

「華麗なるバーサーカー」

 

「そしてヒロインズを感化されるか、ストッパーとするのは如何かしら?」

 

「中々良策だと思いますわよ?」

 

「ですが問題点が1つ」

 

「致命的な弱点が1つ」

 

「「制作に対する文章力の不足」」

 

「…なんかもう鉄板ネタになってる気がするんだけど」

 

「いっそこのスタイルを押し通すのも1つの個性と言えるかもしれない」

 

 

「団長ー!」

 

「ミュート希望」

 

「ダンまちに物申す!」

 

「どうぞ」

 

「団長の嫁を出そう!」

 

「続けてください」

 

「パルゥムで恩恵無しでフィンを圧倒する実力で、クール系美少女でどうよ?」

 

「あまりない立ち位置で良いと思います」

 

「襲い来るティオネを千切っては投げ、団長と双璧を成すのです!」

 

「ハッピーエンドになりそうで素晴らしいですね」

 

「ですが彼女は人柱力のごとき人柱で、二人の未来は波乱に満ち溢れるのです!」

 

「今度は逆境ブームなの?」

 

「如何でしょうか?」

 

「良いと思います」

 

「誰か生み出してあげて!」

 

「ご助力をお待ちいております」



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試作1

ダンまちで強奪系スキルって悪夢じゃね?


「私と戦って」

 

暗いダンジョンの中で響く声、金髪の少女と全身黒一色の男性。少し遅れて到着した狼男が見たのは、男性の背中に剣を突き付ける女性の姿。

 

「…構ってる時間はない、俺は忙しいんだ」

 

頭をかきむしるような酷く耳障りな低音、その声に眉を潜めながらファミリアと名前を訪ねた少女。男性は小さなため息と共に歩き出し、角を曲がる直前に名を告げた。

 

ソーマファミリア団長、ヘルズ・ベディア

 

金銭的なトラブルを起こしやすいファミリアの、[悪鬼デーモン]の二つ名を持つlevel6。フレイヤファミリアのオッタルでさえ戦闘を避けると言われる、オラリオ最強最悪の冒険者。

 

 

数日後彼はロキファミリアの訓練場にいた、幹部全員に囲まれた文字通りの連行である。用件はアイズ・バレンシュタインとフィン・ディムナとの模擬戦、クエストとして報酬も払うと言われた彼に断る理由はなかった。

 

アイズ・バレンシュタインは己の好奇心に従って、フィン・ディムナは危険要素の威力偵察。しかしその模擬戦は予想外の展開に向かった。

 

 

先制で突撃したアイズの剣が、ヘルズの左肩から先を切り飛ばした。回避や防御を前提とした剣撃は、咄嗟の寸止めなど出来る筈がなかった。

 

腕を失い壁に叩きつけられたヘルズは、血を流しながらアイズに問いかける。

 

「お前は自ら望んで冒険者になったのか?」

 

ただの問いかけ、その問いかけを聞いた全員が寒気を感じた。

 

「俺はこんなもの望んじゃいなかった」

 

ゆらりと亡霊のように立ち上がる。

 

「命を奪って誇る人間にはなりたくなかった」

 

アイズは少しずつ目眩を感じ始め、

 

「こんな世界に生まれたくなかった」

 

早送りのように骨が生え肉が絡み付き、

 

「冒険者もこの世界も、大嫌いだよ」

 

左腕が生え代わり、アイズは倒れた。

 

 

数日後、オラリオに激震が走った。

 

【ロキファミリアの剣姫、恩恵喪失!】

 

ソーマファミリアの悪鬼が呪詛で恩恵を消した、その情報がオラリオを恐怖に突き落とした。

 

開示されたステータスは以下の通りである。

 

 

ヘルズ・ベディア

 

level6

 

力S-999 耐久S-999 器用S-999 敏捷S-999 魔力S-999

 

暴食 倒した相手の恩恵を取り込む

吸収 範囲内の魔力を取り込む

再生 魔力を消費し傷や欠損を補う

 

 

 

「40点」

 

「すごい辛口!?」

 

「じゃあ90点」

 

「高低差!!」

 

「読者的にこの程度で作品と言われても、反応に困る」

 

「…」

 

「姉的には姉妹共通の苦手項目である執筆で、よくここまでまともになったなって驚き」

 

「あれ?褒められてる?」

 

「要修行、今後も頑張りましょう」



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発想は雑談から2

「とんでもないことを知っちゃったんだよ!」

 

「朝からテンション高すぎ、珈琲飲みたいからちょっと待ってて」

 

「なうろーでぃん!」

 

「ロード完了、データ展開」

 

「氷属性って主役になれないらしいんだよ」

 

「BLEACHとかサタンとかね」

 

「噛ませ犬とか踏み台にされておしまいらしいの」

 

「皆情熱的な主人公が好きだから」

 

「私はクール系とお姉ちゃんが好きだよ!」

 

「はいはい私も好きよ」

 

 

 

「思ったんだけどさ」

 

「うん」

 

「別に変にラノベ要素なくても良いよね?」

 

「うん?」

 

「私たちのこの会話を書いても良いわけじゃん?」

 

「まぁ日常系のマンガは最近多いしね」

 

「私たちもやってみようか」

 

「別に良いけど、条件1つ」

 

「はいはい」

 

「下ネタ禁止」

 

「なんで!?」

 

「不特定多数にバストサイズとか、性癖を公開する気?」

 

「…」

 

「判決をどうぞ」

 

「…ギルティ」

 

「素直な妹で嬉しいわ」

 

 

 

「霧って不思議だよねぇ」

 

「例えば?」

 

「そこにあるものがどんどん見えなくなるんだよ?」

 

「そう言われると確かに」

 

「お姉ちゃんみたいだよね」

 

「どゆこと?」

 

「お姉ちゃんだってふらっと消えたりするじゃん」

 

「そこまで唐突じゃないけど」

 

「話してるときに急に固まったりするじゃん」

 

「あれは原因不明だからしょうがないでしょ、持病とか言われたら納得するけど」

 

「たまにパン「下ネタ禁止」はーい」

 

「なぜこんな育ち方になってしまったのやら」

 

「姉妹だから?」

 

「断じてそれはない」

 

 

 

「オリ主に物申す!」

 

「言ってみるがよい」

 

「なんで物語ぶっ壊すことしかしないの!?」

 

「それ以外にやることないでしょ」

 

「無干渉も中々楽しいと思うんだけど」

 

「原作キャラが使えないから、発想力の勝負になるわね」

 

「見守る系もなし、完全ノータッチで!」

 

「設定だけ使って妄想を形にする、素敵じゃない」

 

「なのでアイデア募集!」

 

「…無責任だったかー」

 

 

 

「行けそうな気がしてきた!」

 

「話が見えない件について」

 

「刀ってカッコいいじゃん?」

 

「そうね」

 

「ロロノアの三刀流ってロマンだよね?」

 

「ロマンかはわからないけど」

 

「つまりロマンは最強なんだよ!」

 

「何となくわかるような」

 

「ランダム転生でロロノアを放り込もう!」

 

「単純な手数と彼の火力はバランス壊すけど?」

 

「振りきっちゃえば問題なし!」

 

「一理あるけど、行き先は?」

 

「アスタリスクで藤堂の師匠とか、SAOで明日菜を盗っちゃうとか」

 

「いけそうな気もする」

 

「てしょ?さすが私!」

 

「はいはい、可愛い可愛い」

 

「なんか軽いよー」

 

「…ほんと可愛いわ」

 

「テイクアウトプリーズ!」

 

「ノーセンキュー」

 

 

 

「お姉さまお姉さま」

 

「いかがなさったの?」

 

「なんだか切ないので、抱き締めていただけませんか?」

 

「構いませんわよ」

 

「お姉さまお姉さま」

 

「いかがなさったの?」

 

「」



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発想は雑談から3

「たまに思うんだけど」

 

「ん」

 

「ノーパン健康法って、誰が言い出したのかな」

 

「…」

 

「お姉ちゃん?」

 

「…多分あなたみたいな人じゃない?」

 

「どゆこと?」

 

「そゆこと」

 

「私ちゃんと穿いてるよ」

 

「見せなくていいから」

 

「お姉ちゃんとお揃いのやつ」

 

「言わなくていいから」

 

「お姉ちゃんも穿いてるでしょ?」

 

「言わせないで」

 

「じゃあこの話書かせて」

 

「…」

 

「どっち?」

 

「…書いていいよ」

 

 

「お姉ちゃんはさ、髪型変えたりしないの?」

 

「自分で見れないから楽しくないでしょ」

 

「私は楽しいよ?」

 

「私は遠慮しとく」

 

「えー」

 

「そっちこそ何か希望はあるの?」

 

「猫耳ヘア!」

 

「また不思議なチョイスね」

 

「可愛いじゃん?」

 

「私は楽しめるけど、自分で見れない気持ちはどう?」

 

「その分お姉ちゃんといっぱい写真撮るから」

 

「そうきたかー」

 

 

「刀ってあるじゃない?」

 

「ジャパニーズ・ソードね」

 

「薄くて長くて、使いこなしたらすごくかっこいいと思うの」

 

「それは確かに」

 

「燕返しとか、居合い切りとかロマンがあるよね」

 

「無駄のない動きは、鮮やかに見えるからね」

 

「お姉ちゃんにもあるよ?料理の時とか」

 

「慣れれば時短に繋がるものよ」

 

「神楽体験の時とか皆見惚れてたし!」

 

「普段見ないからじゃない?てゆうか私でそれなら、ダンスゲームで新記録を出しまくる妹はどうなのかしら?」

 

「あれくらい普通だよー」

 

 

「お姉ちゃん…」

 

「なに、また?」

 

「ごめんなさい…」

 

「はいはい、さっさと済ませなさいな」

 

「うん」

 

「怖い夢見てトイレ行けなくなるとか、変なところが子供のままなのよね」

 

「お姉ちゃんだって雷苦手じゃん」

 

「そうね、お互い様」

 

「お姉ちゃん」

 

「なに?」

 

「いつもありがと」

 

「それもお互い様ね、私もありがと」

 

 

-ヴァー、ヴェー-

 

「おらおらー」

 

「うわぁ…」

 

「お姉ちゃんゾンビ系ほんと苦手だよね」

 

「夢に見てトイレ行けなくなるよりマシ」

 

「言ってくれますねぇ」

 

「前にゾンビの夢を見たことがあるの」

 

「ほほう」

 

「妹が相討ちでゾンビになるのよ」

 

「その私をお姉ちゃんが倒すって感じ?」

 

「そんなの出来るわけないでしょ」

 

「どゆこと?」

 

「なぜか私は噛まれても平気だったから、マトモな仲間に襲ったり襲われないように必死に庇ったわ」

 

「へぇー」

 

「この子は大丈夫って、そんなことしないって。板挟みにあいながらずっと妹を抱き締めて守ったの」

 

「お姉ちゃん…」

 

「そんなわけだから、ゾンビ系は嫌いなのよ」

 

「お姉ちゃん大好き!」

 

「はいはい、お姉ちゃんも大好きよ」



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ダンまち×賢者

「思い付きました!」

「とりあえずやってみなさいな」


異界の賢者

 

 

冒険者の街オラリオ 

 

大手探索系ギルド「ロキファミリア」の拠点、黄昏の館は真夜中にも関わらず騒然としていた 

 

事の発端は中庭にて鍛練を行っていた幹部アイズが、不可解な現象に居合わせた事だ。 暗闇で視界が利きづらい分気配に敏感になっているアイズは、中庭の隅から異様な気配を感じた。

 

("何か"いる、人?)

 

自身のホームということもあって、余り警戒せずに気配の元に向かう。近付いていくうちに少しずつ見えてくる、宙に浮かぶ黒くて丸いもの。

 

「…ボール?じゃない、穴?」

 

だんだん大きくなっていく黒い穴、とうとう人一人通れるほどの大きさになった時

 

-ずんっ-

 

「っ!?」

 

肌にビリビリ来るほどの巨大な威圧感が穴から放たれた、全力で距離をとり剣を構えて警戒する。寝ていた何人かの慌てた足音が響く中庭は、階層主を前にしたかのごとき緊張感に包まれていた。

 

警戒すること数秒、ついに穴から何かが少しずつ出てきた。黒の長髪と黒のコートのような服を着た、10代後半の男。辺りが暗いこともあり、威圧感がなければ見失う可能性が非常に高い。

 

男は此方を見つめながら口を動かす、詠唱かと思い警戒を強めるが何も起きない。考え込むような仕草の後、また此方を見つめる。すると今度は《名を名乗れ》と、頭に言葉が響いてきた。動揺を見せないように軽く睨みながら、小さく返事を返す。

 

「…アイズ・ヴァレンシュタイン、あなたは?」

 

 

青年は歓喜していた。長寿の一族に生まれ歴代一の天才とされた青年は、幼い頃から魔道の研究・鍛練に明け暮れていた。その過程で何度も旅を重ね、"多少の武術"も会得し更に先を目指し。

 

気が付けば大賢者とまで呼ばれたが、青年は未だ満たされていなかった。自分が憧れた魔は、世界はこんなものではないと。

 

もっと未知を、更なる魔道の先を

 

そして青年は一つの可能性にかけた、それは召喚術を利用した異世界探求。本来契約者を呼び出すための扉を潜り、未契約状態の扉の先を知るために。

 

結果的に成功し、見たこともない土地に立っている。念のため周辺探査を行うも、自分の世界には該当しない街並み。

 

思わず飛び上がりたくなる衝動を目の前の少女の視線でなんとか押さえ込み、鎮静魔術で冷静さを取り戻す。

 

「突然訪問して申し訳ない、お父さんか偉い人はいるかな?」

 

なるべく怖がらせないようにゆっくりと話したつもりなのだが、少女は剣を構え警戒心を上げている。

 

(完璧な敵対というよりも、言語が解らず詠唱と誤解されたか?) 

 

どのみちこのままでは会話にならない、少女の魔力に同調し念話で名を聞いてみる。多少驚いた様子だが対話の意思は伝わったようで、やや硬い声で名前らしき言葉を発する。即座に解析に始めるが、未知の言語のため時間がかかるだろう。

 

《言葉を念じろ、それで伝わる》

 

《…アイズ、アイズ・ヴァレンシュタイン。あなたは誰?》

 

 《上達が早いな、素質がありそうだ。俺はレーリエ・ヴィルセント、突然訪問してすまなかった》

 

人は未知に対して警戒や恐怖、畏怖する場合が多い。だがアイズは図太いのか直感か、すんなりと会話に応じてくれた。見知らぬ相手を攻撃するのも防衛本能として当然の事、今回のファーストコンタクトは大成功と言えるだろう。

 

《ところで今は夜で間違いないか?なにやら屋敷の中が騒がしいようだが》

 

《レーリエの威圧感が凄すぎて皆警戒してる》

 

《威圧?少しばかり魔力を纏ってはいるが、このレベルが問題なのか?》

 

(普段から重ねている結界でそんなに大騒ぎするとは、この街には魔力の少ない者しかいない可能性もあるか。最悪この世界全体でこのレベルなのかもしれん、とするとこの世界で得られるものがあるかどうか…。)

 

《レーリエ、だめ!》

 

思考から引き上げられ前を見れば、困惑した顔で両手を広げ俺を見上げるアイズ。状況から察するに、突っ込んできた少年が結界に弾き飛ばされたか。

 

《戦う気がないのに反撃しちゃダメだよ》

 

《普段から張ってる結界に弾かれただけだ、俺は何もしていない》

 

《でも誤解されちゃうよ?》

 

《…それもそうか、では協力してくれ。仲間の声なら届くかもしれない、責任者と話がしたい》

 

《わかった》

 

 

「んで、こいつが謎の来訪者かいな」

 

「アイズの話によると、そうらしいね」

 

主神ロキは怒りが爆発しそうな状態だった。気持ちよく晩酌をして微睡んでいたところに突然の威圧感である、眠気もなにもかも吹き飛ばされて軽い発狂状態である。

 

「んで?何で一言も喋らへんねん!?」

 

何か聞く度にアイズとしばし見つめ合いアイズが通訳する、それがロキの怒りに拍車をかけていることにアイズは気づかない。

 

「今この世界の言葉を解析してるって、しばらくはこのままって言ってる」

 

「…この世界ってどーゆー意味や?」

 

「…レーリエは異世界から来た魔導師だって」

 

「アイズ、それは本当なのかい?」

 

「その話を証明出来るものはあるのか?」

 

突然拠点内に現れ階層主や猛者も霞むほどの存在感を発しているが、そんなブッ飛んだ話を受け入れられるかは別問題。

 

「…召喚術でも契約魔術でも、好きなものを選べって」

 

「…どちらも聞いたことがないな、少なくても未知の証明にはなる」

 

「ほんなら契約からやってみぃ、今ここでや」

 

契約魔術は基本的な誰でも可能だが、多少の相性は存在する。得意な属性だったり強い信頼関係だったりと、小さな制限がいくつかあるものだ。

 

(今回はアイズで良いだろう、契約数も空いていることだし)

 

《アイズ、今からお前に契約魔術を使う。目を瞑って、俺を受け入れろ》

 

《?わかった》




「結構頑張った方じゃない?」

「もう無理限界…誰かか助けて」

「文才ないのに、良くやったものよ」


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オリジナル×TS

「なんか固まってきた!」

「珍しくオリジナルなのね」


性転換

 

TS(トランスセクシャル)とも呼ばれる。数年前までは二次元の用語として、多くの人に認識されていた。

 

数年前までは

 

今から三年前。イタリアで一人の男性が行方不明となり、現場では身元不明の少女が発見された。少女は自らが行方不明の男性であると主張したことで、警察は誘拐などの調査を開始。

 

その数日後。今度は日本で女性が失踪、少年が保護された。それから世界中で報告されたこの現象に、ネット掲示板は大いに沸き上がった。

 

調査の結果子供たちは失踪者本人と判明、共通点の1つに過度のストレスが挙げられたが詳細は不明。治療法も存在せず、彼らは社会的に酷く曖昧な状態となってしまった。

 

 

他人事だと思っていた。

 

ニュースで語られる出来事は自分には関係なく、芸能人や政治家の話も別世界の出来事。自分の生活に直接関係がないそれらの情報は、小説や漫画と然程変わらなかった。

 

「…ん」

 

いつものようにアラーム前に目覚め、時間確認のためにタブレットへ手を伸ばす。だが届かない、いつもの場所に置いた筈の物に。寝ぼけて落としたかとゆっくり目を開け、視界に映る小さな手を伸ばす。

 

…小さな手?

 

「んー?」

 

まだ夢を見ていると認識してタオルケットをかぶり直し、いつもより大きく感じるクッションを抱きしめる。思い返せば今日は休日、会社がない日くらいゆっくり寝たいのだ。

 

こうして私の性転換生活は二度寝から始まった。

 

 

ようやく起きて朝七時、平日五時起きの私にはかなりのゆったり。欠伸をしながら起き上がり、トイレに行こうと立ち上がってスッ転んだ。

 

「あだ!?」

 

私のアパートは1K、狭い部屋で転べば何かしらに当たる。テーブルの角にヘディングをかまし痛みに強制覚醒された私は、ここでようやくテレビに反射した自分の姿を確認する。

 

いつもの部屋着がぶっかぶか、起きたときに落ちたのか完全ノーパン。額を赤くした小学生程度の女の子が、呆然とした顔で写っていた。

 

「…TS」

 

声が高い、目線が低い、バランスがとれず立ち上がれない。厚底靴とか膝立ち歩きとかするとふらつくやつ、あれの強化版みたいな感じ。第三者への脳内解説をして、なんとか頭を落ち着かせる。

 

とりあえず救急車呼ぶか。

 

 

世界中で続出した[突発性性転換症候群]通称TS病。過度のストレスで発症するとか、新種のウイルスとか噂されてるが、確かなことは異性の子供になるってだけ。

 

発症した場合即座に病院で診察を受け、役所に診断書を提出することが日本では義務化されている。国籍の修正や成人までの補助金も一応あるが、生活面は自分で何とかするしかない。

 

 

精密検査を含めて二日ほど入院し、歩行訓練や女性に関するレクチャーを終えた。後日承認書が送付される等の説明を聞いて、支給された服に着替えてひとまず帰宅。

 

思い知った、受け入れなければいけなかった。漫画みたいな出来事を、女の体で生きることを。華やかな女性服に小さな憧れはあった、生理痛に悩む同僚を見て安堵したこともある。それらを自分が経験する、なんとも奇妙な話である。

 

まぁ気持ち云々は後から考えるとして、今の問題は服である。元29歳独身男性の部屋に子供服なんてあるわけない、治療法がない以上今までの服では一時凌ぎにしかならない。

 

 

てことでやってきましたファッションセンターしばむら。ここで最大の注意点が、店員にTS病と伝えること。 余計な面倒を起こす前に申告し、借りれる手は全力で借りる。

 

ところで洋服コーナーの店員は何故女性オンリーなんだろうな、一人くらいメンズ担当に配置してくれないものか。




「書きやすそうな設定だけど?」

「途中でやる気が尽きました」

「あなたねぇ…」


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発想は雑談から4

「この前の刀の話なんだけど」

 

「何か浮かんだの?」

 

「異世界の剣を呼び出すとかどうかな?」

 

「結構いい案じゃない?」

 

「んで呼び出した剣で身体能力が変わるの」

 

「逆刃刀を出しても瞬歩は出来ないって感じね」

 

「あと重ねて呼び出しは出来ないとか」

 

「まぁクロスオーバーなら月牙天衝と煩悩鳳を同時に出しても、面白味がないし」

 

「判定をどうぞ!」

 

「良」

 

 

「瞳術ってかっこいいよね!」

 

「わからなくもない」

 

「主人公にはかっこよさが必要だと思います!」

 

「一理ある」

 

「少しずつ能力が解明されるのも、謎解き要素として使えるのではないでしょうか?」

 

「つまり?」

 

「転生眼に似た目を持ったオリキャラでいこう!」

 

「似てる別物?」

 

「オリ能力が付いたら似てる何かで通じると思うんだけど。自然エネルギーの吸収変換で無限チャクラとか」

 

「チャクラの武器化とかも出来たはずだし、無双過ぎない?」

 

「一般人は浮遊とかそもそも発想しないから、白眼っぽい別物で徐々に最強を目指します!」

 

「かなりの長期作になりそうね、気力続くの?」

 

「わかんない!」

 

「でしょうね」

 

 

「お姉様ー!」

 

「…一瞬寒気がしたわ」

 

「言われるとどうなの?」

 

「慣れてないからすごく変な感じ、試してみる?"お姉ちゃん"」

 

「うわぁ!だめ!なんかだめ!」

 

「わかってもらえてよかったわ」

 

 

「殺生丸として転生しよう!」

 

「そのままどうぞ」

 

「本編関係なくふらふらしましょう!」

 

「リンと邪見は?」

 

「リンは可愛いので採用します!」

 

「それはわかる」

 

「一応鉄砕牙への執着を見せて、爆砕牙をぽっと出しましょう!」

 

「冥道残月波は?」

 

「殺生丸クオリティなら手刀でも行けそうな気がする」

 

「いつから始めるの?」

 

「父親生存時から?でも設定大変そうなんだよねー、原作少し前で良いかな?」

 

「ちょくちょく様子見する感じの優キャラ?」

 

「クールイケメンは至高!」

 

「まぁ良いと思います」

 

「ちょっと頑張ってみるよ!」

 

「それなりに期待してるわ」

 

 

「やる気は鮮度が命だと思うんだ!」

 

「また唐突な」

 

「私とか特にそうじゃない?」

 

「それはわかる」

 

「やる気の出たときが一番強いと思うんだよ」

 

「あなたの場合急発進してすぐ失速するから、一瞬の強さね」

 

「一瞬の強さ…なんかカッコいいかも!」

 

「気のせいじゃない?」

 

 

「お姉ちゃんは異世界転移でどんな力が欲しい?」

 

「何も欲しくない」

 

「うぇ!?だめだよ、異世界は危険が危ないんだよ!」

 

「二倍にしなくても良いと思うけど」

 

「甘い!すっごく甘いよお姉ちゃん!ハニーシロップかけたわたあめくらい甘いよ!」

 

「私はビターが好みなんだけど」

 

「ていうかなんで欲しがらないの?」

 

「自分の身の程は弁えてるつもりだし、そもそも争うの嫌いだし」

 

「ダウト!じゃないか、本音は?」

 

「ハチャメチャな妹が何とかしそうな気がする」

 

「…お姉ちゃんからの愛を感じる!」

 

「そうゆう所なのよね」



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発想は夢から5

「お姉ちゃん」

 

「はい?」

 

「作文って、難しいよね」

 

「まぁ確かに」

 

「言葉選びとか、間隔とか」

 

「私たちにはあまりない才能だからね」

 

「お姉ちゃーん」

 

「はいはい泣かないの、無い物ねだりをしても仕方ないでしょ?」

 

「上手くなりたいなぁ」

 

「まずは意欲を持続させる特訓でしょ?」

 

 

 

「作家さんってさ」

 

「ん」

 

「何考えて生きてるのかな?」

 

「ん?」

 

「小説でも漫画でもさ、続けるって結構大変だと思うんだ」

 

「まぁここでのやつも未だに10話以上続いた試しがないわね」

 

「連載って何が必要なのかな~」

 

「…作品に対する愛情って話はよく聞くけどね」

 

「それ私が平たいって言ってる?」

 

「そんな捉え方もあるかもね」

 

「社会人やりながら書いてる人っているのかな?」

 

「探せば割と出てくるんじゃない?」

 

 

 

「あああぁぁぁぁ!」

 

「うるさい、今何時だと思ってるの?」

 

「書けないよおぉぉぉ!」

 

「黙って深呼吸して落ち着きなさい、人が折角うとうとしてたのに」

 

「ふー、ふー、ふー」

 

「…とりあえずココアいれてあげるから、飲みながら話しなさいな」

 

「…美味しい」

 

「そう、良かったわ」

 

「…すごく良い感じのワンシーンを思いついたの」

 

「珍しいわね」

 

「そのシーンに辿り着くために、ストーリーも考えたの」

 

「頑張ったじゃない、それで?」

 

「いざ書こうとしたら頭の中でぐちゃぐちゃになっちゃって…」

 

「昔からイメージの表現が苦手だったものね」

 

「私には無理なのかな…」

 

「沸き上がった情熱のままでは難しいかもね」

 

「どうゆうこと?」

 

「1度浮かんだことをそのまま全部書き出して、後から落ち着いて組み立てるのよ」

 

「でも時間おいたら、そのときの気持ち忘れちゃう」

 

「忘れないように全部吐き出すのよ、こう思ったとかこうしたいとか」

 

「出来るかな?」

 

「やってみなさいな」

 

 

 

「略語ってあるじゃん」

 

「例えば?」

 

「KYとかJKとか」

 

「そうゆうこと、それで?」

 

「お手洗いってなんでWCなの?」

 

「water closet、水洗の小部屋って意味ね」

 

「すっごーい、なんで知ってるの?」

 

「今みたいな唐突な質問のせいね」

 

「つまり私のお陰で、雑学に明るくなったと」

 

「…そのポジティブさがたまに羨ましいわ」

 

 

 

「で?夜中に何よ?」

 

「助けてください…」

 

「用件を簡潔に述べよ」

 

「怖くて眠れないので抱き枕になってください」

 

「たしかいくつかぬいぐるみ持ってなかった?」

 

「こんなときは人肌に限るんだよ」

 

「ホラー実況なんか見続けるからこうなるのよ」

 

「ごめんなさい…」



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