はいはいトリシュトリシュ (Galcia)
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第一話
反省している。後悔はしてない
そして妙に清々しい
「ついにこの時が来た」
俺こと黒崎銀はとても興奮していた
その理由は・・・
「トリシューラ復活おめでとう!イヤッフー」
そう!長年使っていたカードであり、禁止カードとなってしまった『氷結界の龍トリシューラ』が制限カードとして復活したのだ!
知らない人のために少し説明しよう
氷結界の龍 トリシューラ
☆9 水属性 ドラゴン族
ATK2700 DEF2000
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手の手札・
フィールド上・墓地のカードをそれぞれ1枚までゲームから
除外する事ができる。
遊戯王において三大アドと言われる手札・ボード・墓地ア
ド。それがこのカード一枚によって一枚ずつ削られるのであ
る。
神のカードでさえも、このトリシューラの前では無力だった
この極悪効果の影響もあり、禁止カードとなっていた
遊戯王のある物語でも、暴走し、 世界は凍りつかせ、時の歩みを止めたトリシューラ
だがしかし、そんなトリシューラが帰ってきた!
ターミナルで出会ってから、幾度となくピンチを救ってくれたトリシューラ
一度出ると相手を瞬殺してきたトリシューラ
困ったらとりあえずトリシューラ
俺の相棒とも言えるカード
今日はなんと素晴らしい日なんだ
「よし、こうしちゃいられないな。早速決闘しに行くぞ」
カードショップに行くため、デッキと電卓、その他を持って家の扉を開いた
もちろんトリシューラも忘れずに
次の瞬間
目の前に真っ白な空間が広がっていた
「・・・何処だよここ!?いつもの風景は!背後にあるはずの我が家は!?そして持ち物がトリシューラしかねえ!・・・・ふう、落ち着け、俺。とりあえず状況整理だ。
....普通に夢だろ常識的に考えて」
俺は周りを見渡してみた
目星:80→07クリティカル
「今冒涜的な何かが聞こえたような....ん?なんだあれは?」
目の先にはいつの間にか机に紙と穴のあいた1~4と書かれた箱が置いてあった。
とりあえず紙を手に取り文章を読むことにした
「えーなになに?『名前を決めます。1の箱からカードを引いてください。』」
なにもすることがなかったからその指示に従いカードを引いた。
『十六夜遊夜』
「次はなんだ?『性別と年齢を決めます。2の箱からカードを引いてください。』」
再びカードを引いた。
『0歳男性』
「なんだか不安になってきたな・・・よし次だ『武器及び能力を3つ決めます。3の箱からカードを引いてください。』能力とか厨二くせえな」
再び(ry
『神器:氷結龍の三叉鎗』『容姿:中の上』『クッキングパパ』
カードを引くと、トリシューラのかーどが氷結龍の三叉鎗とかかれたカードとひとつになった
「俺のトリシューラァァァァァ!
何が起こってんだよ・・・・もういいや。これで最後だ。これで夢が覚めるはず『種族に職業を決めます。4の箱からカードを引いてください。』」
ふた(ry
『人間』
「もうカオス過ぎ」
作業を終えると、カードがすべて俺の中に吸い込まれた
そして新しい文章が現れた
「うおっ!なんなんだよ一体....わけわからん
『貴方には転生して頂きます。転生先はランダムとなってい
るのでご注意ください。それでは良き転生者ライフを』
はぁ?マジかよ!でも俺は知っている!こういうのは足下に
穴が開くのがテンプレだと!」
俺は足下を見る。しかし穴は開いていない
次の瞬間、頭上に穴が開き、俺を吸い込んだ
「ちょwwwこれは予想外wwww」
ここで俺の意識は飛んだ
「オンギャァァ(ダスキンですかコノヤロー!)」
「生まれましたよー!元気な男の子です!」
「よく頑張ったなアキ」
「ありがとうあなた」
目を開けると、目の前には十六夜アキ
と不動遊星がいた
会話からして俺は転生したようだ
しかも蟹とそのヒロインが両親とかwwww
んでもって蟹さん。あんた婿養子なんだね
「あなた、名前は決めてるの?」
「勿論決めている。俺と咲夜から一文字ずつ取って遊夜だ」
「いい名前ね。これからよろしくね遊夜」
これから俺はどうなるんだろう
とにかく今は、これから始まる赤ちゃんプレイをどう乗りきるか考えよう
読んで頂いた皆さんありがとうございました
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