ラブライブ!サンシャイン! 新たな女神と不死鳥の勇者 (絆…ネクサス)
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プロローグ
降り立つ光


光の国にて

 

???「何の用だよ、親父。」

 

親父。そう呼ばれた先にいたのは、かつて超獣よりも強い怪獣から地球を守ったウルトラマンタロウ。

 

タロウ「うむ、お前にはこことは違う宇宙にある地球に向かってほしい。」

 

???「おいおい。俺はまだまだ修行中の身。今日もこれからレオとアストラと特訓なんだ。そんな未熟な俺が行ったって…」

 

タロウ「お前の兄弟子とも言える、メビウスも未熟なときに地球の防衛へと向かい成長をしたのだぞ。」

 

そう言われ、そのウルトラマンは黙り混む。数分ほど考え、やがて語り出す。

 

???「その地球ってのは、どういう星なんだ?」

 

タロウ「うむ、ジードやオーブ、ギンガがいた地球とはまた違う世界の地球だ。分かりやすく言えば、パラレルワールドというものだ。その星には、様々な異星人が暮らしているという。」

 

???「そうか…修行になるってんなら、俺は行くぜ。」

 

タロウ「うむ。ならば、これを授けよう。」

 

タロウが右手を突き出すと、息子のウルトラマンの右手に翼のような装飾品がついたブレスレットがつく。

 

タロウ「行け!我が息子、ウルトラマンフェニックス!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地球にて

 

ジリリリリリ!!

 

「動くな!!動くとこのガキ共を撃つぞ!」

 

「ダイヤちゃん!ルビィちゃん!」

 

「ぴぎ…」プルプル

 

「わたくしはいいですから…ルビィだけは…ゆるしてくだしゃい…」プルプル

 

「うるせえ!さっさと金を出せ!」

 

見たことがないヘルメットをした宇宙人が、黒い髪と赤い髪の女の子を人質にしていた。片手で少女達を拘束し、もう片方の手で銃を構えて威嚇している。

 

「こ、これで…全部です!」

 

「いいか!このガキ共は連れていく!保険だ!」

 

「いやです!はなしてください!」

 

「おねぃちゃぁ…」ポロポロ

 

「黙れ!いいか、警察に通報なんかしやがったらこのガキぶっ殺すからな!!」

 

強盗はそのまま出ようとすると

 

「うるっせえな…なんの騒ぎだよ?」

 

黒いコートに、これまた黒いソフト帽を被っている男が現れた。

 

「あっ?そこをどきやがれ!!」

 

銃からナイフに変え、襲いかかってくるが男は焦らない。

 

(持ち手が甘い…)

 

「シュッ!!」

 

「いで!!」

 

持ち手のグリップが甘いことを見抜いた男は、素早く柄を蹴りナイフを空に打ち上げる。そこから更に左脚にローキックをして体勢を崩させ、その隙に捕まっていた子ども達を助ける。

 

「くそがぁ…死にさらせ!!」

 

「遅い!」

 

銃を構えるが、男は素早く懐に潜り込んでアッパーカットで脳を揺らす。怯んだ隙をつきとどめとして、ジャーマンスープレックスで脳天をコンクリートの地面に叩きつける。

 

「あ、ありがとうごじゃいましゅ。」

 

「礼ならいらない。」

 

「あ、あの…せめてお名前だけでも。」

 

「名乗る必要はない…今はね…」

 

そう言いながら、男は去っていく。

 

しかし、黒澤ダイヤと黒澤ルビィの姉妹とこの男、ウルトラマンフェニックスが出会うのはここから10年後の話である。

 

これは、10年の時を経て出会った女神と勇者の物語である。




次回から個別視点にして、お送りします。

それと、オリ主とオリトラマンの説明は次回のあとがきにて

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女神と勇者の物語
女神と勇者の出会い


ダイヤ視点

 

あの銀行強盗事件から、約10年が経ちました。今は私黒澤ダイヤは高校3年生、妹のルビィは高校1年生となりました。私達は浦の星女学院に通っていて、そこでスクールアイドルAqoursとして活動で統廃合を防ごうとしましたが夏のラブライブ!では結果は出せずに終わり、秋を迎えようとしています。

 

「チャオ~」

 

ダイ「鞠莉さん。」

 

「私もいるよ。」

 

ダイ「果南さんまで…どうしたんですの?」

 

ある日の放課後。生徒会室にて生徒会長としての雑務を行っている私のところにやって来たのは、生徒であり理事長でもある小原鞠莉さんと松浦果南さん。二人は幼馴染みで、今もこうして交流があるのです。

 

鞠「oh~ダイヤ、イッツフォーゲェット?」

 

果「明日からここに赴任することになった先生がいるって言ってたでしょ?それで校内案内するんだけど、鞠莉だけじゃ不安だから同席してほしいの。」

 

ダイ「そういうことですか…ですが、まだ雑務が…」

 

果「手伝うよ。ほら、鞠莉も。」

 

鞠「オゥケェ~イ!」

 

そうして、3人で雑務を分担して予定よりも早く終わらせることができました。

 

鞠「oh~、そろそろ到着する時間で~す!」

 

ダイ「ふぅ…どこに到着する予定なのですか?」

 

鞠「正面玄関で~す!」

 

果「まだ下校してる生徒がいるかもしれないってのに…」ジトー

 

鞠「oh~sorry!」

 

これが今の私の日常です。いつでも明るく、元気ハツラツな鞠莉さんにツッコミを行う果南さん。それに私。そんなことを染々考えながら、正面玄関に向かうと

 

「えっと…ここ、でいいん…だよな?あ、ちょっとごめん。」

 

「はい?」

 

「理事長室ってどこかな?」

 

パリッとしたスーツ姿をした若い男性が少しおろおろしながら近くの生徒に尋ねているのが見えました。私達が言うのもあれですが、明るく派手な青い髪の毛に高い鼻に乗っている黒縁の眼鏡の内側には少し鋭い目付きに赤い瞳が見えました。

 

鞠「お待ぁちしてま~した!」

 

「えっ?」

 

ダイ「私が代わりに説明します。まず、私が生徒会長の黒澤ダイヤです。そして、こちらの方が…」

 

鞠「YEAH!私が生徒兼理事長の小原鞠莉でぇ~す!」

 

鞠莉さんのテンションの高さは、こちらに戻ってきた当初は私達もついていけなかったほど。それを初対面となると、面食らうのは仕方がありません。

 

果「鞠莉、落ち着いて。私は一生徒の松浦果南です。」

 

「初めまして。明日から赴任することになりました…八雲蓮です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

俺は今、八雲蓮と名乗っているが本当の名はウルトラマンフェニックス。10年前からこの地球に滞在して、バイトをしながら戸籍を得たり大学というものに通って資格を得たりしていた。

 

ダイ「では…あなたはどの教師なのですか?」

 

蓮「物理ですね。俺、結構宇宙とか好きで色々調べてたら板の間にかハマってて。」

 

果「へぇ~」

 

鞠「OKでぇ~す!!明日からお願いしまぁす!!」

 

俺は根本的な疑問が頭を過ったため、生徒会長のダイヤに質問することにした。

 

蓮「ところで、生徒会長さん。」

 

ダイ「はい?」

 

蓮「ここの理事長さんって、こんなにテンション高いんですか?」

 

俺がごもっともな事を口にすると、やっぱりね…みたいな表情をしながら理事長さん以外は呆れる。

 

果「だよね…鞠莉、あんたもう少し節度を持ったテンションにしないと…」

 

鞠「これがワタ~シでぇーす!」

 

ダイ「全く…普段からこうなんですが、やるときにはやってくれますよ…それより私と八雲先生、どこかでお会いしたことありませんか?」

 

そう言われて、俺はよくよく生徒会長の顔を見る。すると、地球にやって来た直後ペダン星人に人質にされていた姉妹の顔が浮かんだ。そしてその時に姉と呼ばれていた方にそっくりだと気づいたが

 

蓮「いや、今日が初対面だよ。」

 

ダイ「そう…ですかね?」

 

何故か理事長さんまでこちらを見詰めてきたので、どうにか話を反らそうと考えていると

 

「1、2、3、4!1、2、3、4!」

 

蓮「ん?このリズム、どこから…?」

 

果「あっ、千歌達だね。」

 

鞠「この学校にはschool idolがいるんでぇ~す!」

 

スクールアイドル?なんだそれ。みたいなことを考えていると

 

ダイ「スクールアイドルというのは、今や全国に存在する学校の象徴とも言える存在ですわ!その人気は学校だけに止まらず、全国にファンが存在するほどで更にはその頂点を決める大会、ラブライブ!というのもあるのです!!そして、今!ここに!言うなれば、祝え!浦ノ星女学院に存在する栄光あるスクールアイドル!その名はAqours!!」

 

俺と生徒会長の顔の距離は、最早鼻と鼻がくっつきそうなくらいしかなくそこから更にここまで熱弁されたため、俺は思わず椅子から落ちてしまう。

 

鞠「ダイヤ、クールダウン。クールダウン。」

 

果「うちのダイヤ、スクールアイドルのことになるとこうなんです…ちなみに、私達3人もAquorsのメンバーです。」

 

蓮「そ、そうなんだ…」

 

親父が言ってた調査を進めたいと思っていたが、金がなくなったので働こうと思った矢先にこれだ。

 

蓮(この先、上手くいけるか…)

 

と考えていると

 

「ピイィィ!!」

 

急いで外を見ると、宇宙怪獣エレキングが内浦の海から現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南視点

 

果「嘘!あれ、宇宙怪獣エレキングじゃない!?」

 

鞠「ホワッツ!?」

 

ダイ「エレキング?」

 

果「宇宙怪獣エレキング!ウルトラシリーズでの初登場はウルトラセブン!その時にはセブンのカプセル怪獣、ミクラスを倒して更にあの長い尻尾で苦しめた!その後、ウルトラマンタロウには再生エレキングとして登場し、ほかにもマックスやメビウスなど様々なウルトラシリーズに登場している人気怪獣!」

 

私が解説している後ろで、ダイヤと鞠莉は

 

ダイ「もしかして果南さんって…」

 

鞠「特撮マニア?」

 

蓮「とにかく、明日からとはいえ先生が指示を出すぞ。今すぐ逃げよう!」

 

八雲先生先導のもと、避難しようとするとそこに千歌達がやってくる。

 

千「果南ちゃん!」

 

果「千歌!みんな大丈夫?」

 

千「うん…ところでどなた?」

 

千歌と曜は興味津々に、梨子ちゃんと善子ちゃんはちょっと警戒していて花丸ちゃんは相変わらずほけーっとしていて、ルビィちゃんに至っては花丸ちゃんの後ろに隠れて震えている。

 

蓮「ん?」

 

ルビ「ピギッ!」

 

ダイ「正式には明日ですが、今度赴任することになった八雲蓮先生です。」

 

蓮「八雲蓮だ。教科は物理。よろしくね。ってそれより、早く逃げろ!俺は迷わない程度に残ってる生徒探すから!」

 

八雲先生は私達が何かを言う前に走っていった。

 

花「来たばっかりなのに、道わかるズラ?」

 

善「くくく…天からの導きよ…我から、リトルデーモンに伝われ!」

 

梨「それで道がわかったら苦労しないわ。」

 

善「ツッコミはや!」

 

ダイ「そんなコントしてないで、早く逃げますよ!」

 

急いで校舎から出ると、エレキングはすぐ近くまで来ていて口に電気を貯めていた。そして、放たれようとして私達は咄嗟に身を庇ったその時

 

「シェアッ!」

 

昔何度もテレビで見ていたウルトラマンが、空中からの鋭い蹴りでエレキングを攻撃した。けど

 

鞠「果南、あのULTRAMANはなんていうの?」

 

果「…ない。」

 

ルビ「へっ?」

 

果「あんな、ウルトラマン…知らない。」

 

私の言葉に、たまに一緒に見ていた千歌と曜以外は唖然とする。見た目はウルトラマンメビウスに近いけど、頭にはウルトラマンタロウのよりもシャープなウルトラホーン、目付きはやや鋭くてその体は燃え盛る炎のような模様で所々に銀色の線が入っていた。

 

千「私達もたまに一緒に見てたけど…」

 

曜「あのウルトラマン、テレビでは見たことないよ…」

 

「デヤッ!!」

 

「ピイィィ!!」

 

私達が話しているなか、謎のウルトラマンはエレキングと戦い始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

蓮「やっと…屋上に…つい…た。」ハアッハアッ

 

途中道に迷いながらも、人がいなさそうな屋上についた俺は呼吸を整えてからエレキングを見る。

 

蓮「この10年…全く怪獣が現れる気配がなかったってのに…いや、そんなこと言ってる場合じゃない!」

 

俺は右腕を勢いよく曲げ、親父から受け取ったフェニックスレットを出現させ折り畳まれている翼を転回し、下のクリスタルを思いっきり擦る。そしてfの字を炎で描いてから正拳突きのように突きだした。

 

蓮「フェニーーーックス!!」

 

爆炎渦巻く中、俺は元の姿のウルトラマンフェニックスとなりエレキングに蹴りを入れる。

 

「シェアッ!」

 

地上に降り、俺は起き上がろうとするエレキングを見据え左腕を胸の前で伸ばし右腕をやや下で拳を握った構えをとる。

 

「デヤッ!!」

 

「ピイィィ!!」

 

エレキングはラリアットで攻撃しようとするが、俺は避けた直後にスタナーでダメージを与える。続けざまにパワーボム、エルボードロップでダメージを与える。そして、起き上がってきたエレキングに蹴りを入れようとすると

 

「ピギィ!!」

 

三日月状の電撃をマトモに喰らってしまう。

 

「ヴワッ!!」

 

「ピイィ!」

 

倒れたところにフライングボディプレスを喰らい、更には尻尾で巻き付けられて起き上がらされ電撃を流されてしまう。

 

「グワアッ!」

 

「ギュウウ…ピギィ!!」

 

更に電圧を上げられ、なんとか振りほどくもすぐに膝をついてしまいカラータイマーも点滅し始める。

 

「ウウ…シェェラ…」

 

ティコンティコンティコンティコン

 

ダイ「あの胸の光、なんで点滅してますの?」

 

果「あれはカラータイマー。ウルトラマンは基本的に地球上だと、3分しか活動できないの。」

 

千「でも例外もあって、2分40秒しか活動できないウルトラマンもいて、ガイアやアグルみたいに地球から生まれたウルトラマンはカラータイマーはあっても制限時間はないんだよね。」

 

花「そんなのはどうでもいいズラ!頑張るズラァ!!」

 

遠くからそんな声が聞こえ、よく知ってるなと少し感心しながら気合いを入れ直す。俺は再び立ち上がり、エレキングを前に構え直す。

 

「シェアッ!」

 

鳩尾部分にキッチンシンク、ヘッドロックに捕らえてからブレーンバスターで投げると片方のアンテナが折れ、フラフラになる。

 

『とどめだ!!』

 

俺は両腕を空高く掲げ、太陽の炎エネルギーを貯める。体が赤く発光し、ティガのゼペリオン光線のように両腕を胸の前で広げる。

 

「アトミック光線!」

 

L字に構え直し、炎エネルギーをエレキングむけて放つ。胸にマトモに食らったエレキングは、何回かフラフラ揺れて爆散したのを確認した俺は、空に飛び立ち適当な高度で蓮の姿に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ視点

 

「おーい。」

 

ウルトラマンが怪獣を倒した直後、生徒を探していたという八雲先生がやってきました。

 

鞠「蓮先生、イッツFine?」

 

蓮「なんとかってところです…あっ、ところで生徒会長さんって黒澤って名字ですよね?」

 

ダイ「そうですけど。」

 

蓮「俺も今夜から黒澤って人の家でお世話になるんですけど、親戚に黒澤っていますか?」

 

それを聞いて、私とルビィは今朝お父様から聞いたことを思い出しました。

 

黒父『今夜からとある人が家事手伝いとして家にやって来る。よろしくやってくれよ。』

 

ダイ「あっ…多分それ家です。」

 

蓮「…マジ?」

 

ダイ「はい…」

 

なんだがこれから波乱の日々になりそうだと、私は思いました。




八雲蓮 身長 178cm 体重 67㎏

見た目はオリジナルです。

ウルトラマンフェニックス 身長 57m 体重 22000t

炎を主体とした技を得意とするウルトラマン。

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黒澤家と勇者のとある一日 1

今回と次回は戦闘なしののんびり回です


ダイヤ視点

 

お父様から聞いていた、居候する男性がまさかの八雲蓮先生だったことに衝撃を受けてから一夜明けました。残暑の厳しい暑さのなか5時30分という時間に目覚め、お茶を飲もうと欠伸を噛み締めながら台所に向かうと

 

蓮「あっ、おはよう。」ズズッ

 

ダイ「あ、八雲先生…お早うございます。」

 

蓮「今は家だからさ、先生以外の蓮とかって呼んでよ。」

 

八雲先生…いえ、蓮さんは誰よりも早く起き朝食の用意をしていました。先日見たスーツ姿とは違い、淡い赤の半袖シャツに黒いパンツ、それにエプロンを着けている姿はなんだか

 

ダイ「普通の主夫みたいです…」

 

蓮「ん?」

 

ダイ「いえなんでも。」

 

差し出されたお茶を飲み干し、今から寝てしまうと起きれなくなると思いテーブルに着きます。手際よく、私達3人分のお弁当を作りながら朝食の用意を平行していました。

 

蓮「ところで。」

 

ダイ「?」

 

蓮「あの子はいつまでああしてるの?」

 

その言葉で後ろを振り向くと、入り口近くに震えながら隠れているルビィがいました。

 

ルビ「ピギッ!」

 

ダイ「ルビィ、用があるのでしたらこちらにいらっしゃい。」

 

ルビ「う、うん…」

 

ゆっくり入ってきたかと思えば、すぐに私の後ろに隠れるルビィ。

 

蓮「えっと…俺、なんかしたかな?」

 

ダイ「気にしないでください。ルビィは人見知りで、特に男性の方が苦手なんです。」

 

ルビ「お、おねいちゃん…お水ちょうだい。」

 

ダイ「蓮さんに言えば、快く注いでくれたと思いますが…仕方ありませんね。」

 

私は蓮さんの横に行き、水道を捻って水をコップにいれてルビィに渡すと余程喉が渇いていたのかすぐに飲み干しました。

 

ルビ「ルビィ、もう少し寝るね!」ダッ

 

ダイ「はぁ…あのこの人見知りも考えなきゃですね。」

 

蓮「ははは…あっ、ルビィちゃんの好きな食べ物って何かな?」

 

ダイ「へっ?」

 

蓮「だから…」

 

耳許で提案をされ、私はいい考えだと思い

 

ダイ「わかりました…では、今夜よろしくお願いしますね。」

 

蓮「りょーかい。」

 

その後、私の知らない鼻歌を歌いながら再び料理をしている姿を見てなんだか楽しそうに見えました。(後で聞いたら、ELEMENTSという曲らしいです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

体育館の袖裏。俺は何となくボーッとしながらも、壇上での話を聞いていた。

 

鞠「チャオ~今日から、この学校にNew teacherが赴任することになぁりました!ド派ぁ手な髪色ですが、みぃんな仲良くしてあげてくぅださぁーい!!それではどうぞ!!」

 

蓮(相変わらずテンションたけえし、あと俺は転校生か!それに髪の色ド派手なのはあんたにだけは言われたくない!)

 

そんなことを思いながらも、俺は壇上に姿を現すと

 

「えっ、結構イケメン…」ヒソヒソ

 

「ああいうの、嫌いじゃないわ!」ヒソヒソ

 

「結婚したい…」ボソッ

 

おい、誰だ最後の?と思いながらも、理事長からマイクを受け取り簡単に自己紹介をすることにした。

 

蓮「八雲蓮です。教師になってまだ日は浅いですが、みんなに分かりやすく教えられるよう努力していこうと思います。専攻は物理です。」

 

鞠「以上、全校集会を終わりまぁす!!」

 

俺は壇上から降りるとき、ルビィちゃんを見つけ何となく見てると視線を察したのか

 

ルビ「ピギッ。」

 

と、近くにいた同級生の後ろに隠れてしまう。

 

蓮(同居人としても、心開いてほしいな…)

 

そう思いながら、職員室に向かい自分に割り当てられた席につくと

 

「八雲先生。」

 

蓮「はい?」

 

「今夜、歓迎会ということで…みんなで飲みに行かない?」

 

蓮「すみません…今夜はちょっと予定があって。」

 

と丁寧に断ると、分かりやすくテンションが下がられる。

 

「そっか…じゃあ、また今度ね。」

 

蓮(今度…か。)

 

そう思いながらも、初めての授業の用意をして渡された地図を見ながら教室に向かう。

 

蓮「えっと…1年生のクラスは…あった。」

 

俺はネクタイを少し触ってから扉を開けた。

 

ガラガラ

 

先程まで少しざわついていたのが、一気に静かになり俺は密かにプレッシャーを感じた。が、それを表情に出さずに教壇へと歩き始めるも

 

ガッ

 

蓮「いって!!」

 

俺は黒板の下にある台に思いっきり躓いてしまい、本気でこけそうになった。

 

クスクス

 

「結構ドジっ子ズラ…」

 

「あんた達といい勝負ね…」

 

そんな声が聞こえたが、俺は平静を保って教壇に資料を置く。

 

蓮「先程も紹介がありましたが、八雲蓮です。よろしく。」

 

そう言いながら、生徒を観察しているとルビィちゃんを見つけた。

 

蓮(心なしか、家より笑ってるな…)

 

た思いながらも、授業を始めることにした。初めてというのもあってか、みんな集中して聞いてくれている。

 

蓮「…じゃあ、ここまででなにか質問ある人?」

 

「はい!先生って彼女いますか!?」

 

「どこに住んでるんですか!?」

 

「将来私と結婚してくれませんか!?」

 

おい誰だ、最後に言ったの。いきなり元気よく質問をされたため俺は思わずたじろぎながらも冷静に返すことにした。

 

蓮「彼女はいないし、結婚はしません。家は…ちょっと言えないとこかな。」

 

「えー!遊びに行こうと思ったのにぃ!」

 

「既成事実をつくって無理矢理結婚しようと思ったのに!」

 

おい誰だ。既成事実とか抜かしたの。と、思いながらルビィちゃん達の会話に耳を傾ける。

 

善「確か…先生って。」ヒソヒソ

 

花「ルビィちゃん達の家に住んでいるズラ…けど、ルビィちゃんは究極の人見知り…しかも男性恐怖症ズラ…」ヒソヒソ

 

ルビ「…」

 

やっぱりな。と思いつつ、再び授業を再開した。



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黒澤家と勇者のとある一日 2

ルビィ視点

 

蓮「じゃあ、今日はここまで。予習復習を忘れないようにね~」

 

そう言いながら、八雲先生は出ていった。のと同時に、お昼の時間になって花丸ちゃんのお腹が鳴る。

 

キュー

 

花「お腹空いたズラ~」

 

善「お昼だしね。どうする?購買でなんか買って屋上にでも行く?」

 

ルビ「あっ、ルビィは今日お弁当だから…」

 

今朝、お姉ちゃん伝に先生が作ってくれたお弁当を出すと二人は顔をルビィに近付ける。

 

善「ねえ、それ作ったのって…」ヒソヒソ

 

ルビ「うん、八雲先生。」ヒソヒソ

 

花「勘づかれる前に、早く行くズラ。」ヒソヒソ

 

それに頷いたルビィ達はコッソリと教室を出て、購買で善子ちゃんと花丸ちゃんのお昼を買ってから屋上に向かう。

 

善「いざ来たれり!愛しのサンクチュアリ!!」

 

花「ただの屋上ズラ…」

 

善「いいじゃない!!私にとって屋上こそ聖域なのよ!」

 

そんなやり取りをしながら、花丸ちゃん達はパンの袋を開けルビィはお弁当の蓋をとる。すると、そこには彩りだけでなく見た目も美しいおかずが並んでいた。

 

花「なにこれ…」

 

善「先生、女子力高すぎじゃない?」

 

ルビ「あ、味はどう…かな?」パクッ

 

卵焼きを口にした瞬間、ルビィは固まった。不味いんじゃなくて、美味しすぎる…フワフワで、程よく効いた砂糖の甘味。かつて食べたシャイ煮以上の美味しさだった…

 

ルビ「お…」

 

善「ルビィ?」

 

ルビ「美味…しい…」

 

ルビィのあまりのリアクションに、花丸ちゃん達は少し羨ましそうにこちらを見ていた。そして

 

花「マ、マルにも一口分けてほしいズラ…」

 

善「私もいい?」

 

私は頷いてから、もう一個の卵焼きを半分にして蓋に乗せて善子ちゃんと花丸ちゃんに差し出す。二人は手で食べると、固まる。

 

善「何これ…卵のヘブン?」

 

花「これ…マルの勘違いじゃなきゃ余熱で丁度いいくらいの固さになるまで半熟に仕上げてるズラ…」

 

次に、唐揚げを食べるとジュワッと弾ける肉汁。そのままご飯を食べると程よく消えて、後味が残る。

 

ルビ「凄い…こんなの、食べたことない!」

 

花「ルビィちゃん!明日からマルの分も!」

 

善「ズルいわよズラ丸!私も!!」

 

そんなことを言う二人を余所に、私はいつの間にかお弁当を食べきっていた。

 

ルビ「お姉ちゃんに聞いてみるよ。」

 

善「ふぅ…あんたさ、生徒教師の関係とはいえ同居人なんだから普通に話せるようにはなりなさいよ…」

 

善子ちゃんの言葉に、ルビィはぐうの音も出なかった。でも…10年前のあの日、強盗に人質にされてからルビィは男の人が怖くなった。なんとかお父さんとは普通に接することはできても、やっぱり…

 

ルビ「…」

 

花「ルビィちゃん…」

 

善「はあぁ~、なんだか無理っぽそうだから今夜あんたんち行っていい?そして、先生の料理食べさせて!」

 

善子ちゃんのいきなりの言葉に固まっていると、花丸ちゃんは私に思いっきり顔を近付ける。

 

花「マルも行くズラ!」

 

ルビ「で、でも…お父さん達はいないけど、お姉ちゃんがなんて言うかわかんないよ…」

 

善「ズラ丸!」

 

花「ズラ!」

 

二人は同時に立ち上がり、これまた同時に入り口を見る。

 

「頼みに行くわよ(ズラ)ー!」

 

止めに行く暇もなく、後でお姉ちゃんから

 

『今夜二人が来ること、承諾しました。それと、果南さんと鞠莉さんもきます。』

 

とメールが来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

仕事が終わり、ダイヤちゃんに

 

『買い物してから帰るからね。』

 

とメールをしてから、俺は内浦のとある商店街に来ていた。

 

蓮「えっと八百屋八百屋…と。お、あった。」

 

「いらっしゃい。」

 

俺は物色をしながら、なんとなく店主とその妻らしき女性を見ると傍目からは普通の人間に見えたが俺には…

 

蓮「ピッコラ星人か…」ボソッ

 

「」ビクッ

 

俺の独り言に、二人は同時に驚いていたが俺はすぐさま女性に近づき

 

蓮「俺はこの星に派遣されたウルトラマンだ。だが、お前らを倒す気はない。俺が倒すのは、侵略目的や破壊目的の生物だけだ。」ボソボソ

 

「あ、ありがとう…」ヒソヒソ

 

俺の言葉に安心したらしく、二人は顔を見合わせて息をつく。そして、俺は目的のものを物色する。

 

蓮(芽も少なく、ずっしりしてるのは…これだな。)

 

蓮「すみません、これと…あとこれも。」

 

「750円な。」

 

俺は財布から丁度の金額を渡す。すると、何故かメトロン茶を差し出された。

 

「この星には、私達のような者は珍しくない…もし、破壊目的の宇宙人がいたら…よろしく頼む。」ヒソヒソ

 

蓮「了解。」ヒソヒソ

 

次に、肉屋に寄ってひき肉を余分に買って帰る途中、ベンチに座ってもらったメトロン茶を開栓する。

 

蓮「ゴクッ…あっ、以外といける…」

 

そして、家へと着きドアを開けた。

 

蓮「ただいま~」

 

花「あっ、先生ズラ!」

 

善「お帰り、リトルデーモン…」

 

何故か先に帰っていたはずのルビィちゃんの友人である、津島さんと国木田さんが出迎えてくれた。

 

蓮「えっと…リトルデーモン?それと、なんでここに?」

 

ルビ「えっと…先生のお弁当、二人が食べて…それで、お弁当を作ってもらいたいって…でも、ルビィは…」

 

花「ルビィちゃんは究極の人見知りズラ。こうなったら、直談判だと思ったズラ!」

 

以外と行動力あるな。と俺は内心関心し、腰を曲げて二人の頭に手を置く。

 

蓮「そっか。まっ、二人分増えようが俺は喜んで作るよ…二人とも、これからよろしくね。」

 

善「……ふっ、我が魔力に寄ってリトルデーモンとの契約とったり!」

 

花「違うズラ。」

 

善「ツッコミはや!」

 

そのやり取りにフッと笑い、自室に行って黒い半袖シャツににジーパンもいう服装に着替えて早速買ってきた物の下処理を始める。

 

ルビ「ジーッ」

 

蓮「ん?」

 

ルビ「ピギッ!」

 

相変わらず、俺に慣れてないのかすぐに隠れてしまうルビィちゃん。こうなったら、若干荒療治だけど…

 

蓮「どうしたの?」

 

ルビ「あっ、あ…あ…その…お菓子とジュースをと、取りに来たんですけど…」

 

俺は自分から近寄り、用件を聞くことにしたんだ。それを聞いてから俺は戸棚からルビィ。と書かれているお菓子を取り、冷蔵庫からオレンジジュースのパックを出してコップに注いでお盆の上にのせる。

 

蓮「結構重いけど…大丈夫かな?」

 

ルビ「あっえっ…えっと…」

 

こりゃ無理そうだな。そう思った俺は、ルビィちゃんの横を通りすぎる。

 

蓮「ほら、運んであげるから二人がどこにいて遊んでいるのか教えてくれる?」

 

ルビ「ルビィの部屋…です。」

 

蓮「じゃっ、案内よろしくね。」




書きたいことまだまだあるので、もう少し続きます。


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黒澤家と勇者のとある一日 3

ルビィ視点

 

蓮「邪魔するよ~」

 

花「先生。」

 

蓮「ルビィちゃんに頼まれたからね、お菓子とジュースどうぞ。じゃっ、俺は夕飯の支度に戻るから。」

 

おやつを置いて、さっさと出ていった先生。それを見送っていると、何故か善子ちゃんがジト目でこっちを見ていた。

 

善「本当…優しいわね。」

 

ルビ「うん。重いだろうからって運んでくれたよ。」

 

善「じゃなくて、あんただけによ!!」

 

突然の大声に、ルビィと花丸ちゃんは面食らう。

 

善「今日、たまたま見たんだけどね…」

 

『先~生。』

 

蓮『ん?』

 

『進路について相談いいですか?例えば…先生のお嫁さんとか!』

 

蓮『悪いけど、ノーサンキュー。じゃっ、俺買い物しなきゃいけないから帰るね。』

 

善「って一蹴してたのよ!しかも、若干冷たい目してたし!」

 

そんな回想を、花丸ちゃんはクッキーを食べながら。ルビィはジュースを飲みながら聞いていたけど

 

花「そんなのふぉうでもいいズラ…」

 

ルビ「そういうのが苦手なだけだと思うよ…」

 

「ブッブーですわぁ!!」

 

突然お姉ちゃんの大声が聞こえ、不思議に思ったルビィ達は台所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

台所に戻った俺は、ひき肉に合わせる玉ねぎをみじん切りにして炒めていた。

 

ダイ「ただいま帰りました。」

 

果「ダイヤの家久々~」

 

鞠「お邪魔しまぁーす!」

 

そんな声が聞こえ、火を弱めてから出迎えに行く。

 

蓮「お帰り。」

 

ダイ「あっ、玉ねぎの炒める匂い…今夜はなんですの?」

 

蓮「細々としたの作るのめんどいからハンバーグにしようと。」

 

そう言った瞬間、ダイヤちゃんの動きが止まる。

 

ダイ「ブッブーですわぁ!!」

 

蓮「ビクッ」

 

果「そういやダイヤって…」

 

鞠「ハンバーグがベリーヘイト…」

 

ハンバーグが嫌いって珍しいなと思い、何気なく理由を訪ねることにした。と同時に、ルビィちゃん達もこっちに来ていた。

 

ルビ「お、お姉ちゃん?」

 

蓮「なんでハンバーグが嫌いなの?」

 

ダイ「それには理由があります…昔、お父様の用事で親戚の家を訪ねたときに年上のお兄さんから仮面ライダーを見せてもらったんです。そのときに、ハンバーグが出てきたんです。美味しそうと思いながら見ていたのですが…それが人肉から作られたもので…それ以来ハンバーグを見ると冷蔵庫に入っている死体の光景が広がるのです!」

 

ああ…なるほど。と妙に納得しながらも、そうなるとどうするかを考える。

 

蓮(ひき肉…炒めた玉ねぎ…そして冷蔵庫には…あっ!)

 

蓮「メニュー変更。みんなも手伝ってくれる?」

 

花「ズラ?」

 

ルビ「ピギッ?」

 

善「ヨハ?」

 

俺は冷蔵庫を開け、中から3つの食材を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ視点

 

メニュー変更。そう言われ、私達が面食らっていながらも蓮さんは肉ダネと玉ネギ、更に刻んだ野菜を居間に持っていきました。

 

果「それで…どうするんですか?」

 

蓮「それは…こうするんだよ。」

 

先生が出したのは、餃子の皮。それを見て、私だけではなく皆さんが理解しました。

 

「餃子!!」

 

蓮「そっ、これなら皆でできるしハンバーグの代わりにもなるでしょ?最初の一個だけ教えるから、後は皆でやってもらっていい?勿論、味の工夫も個人でありでね。」

 

そう言い、本当に最初の一個だけ教えてから餃子作りを私達に任せて、先生は台所に戻りました。

 

善「なんで私達が…」

 

果「まあまあ。美味しいものが食べられるならいいでしょ?それに、美味しいものを一人だけ知ってるなんて勿体ないからいい機会だと思うよ。」

 

その後、私達は

 

ダイ「あのウルトラマンさん…何者なんでしょうか? 」

 

果「だよね…私、昭和平成問わずに色んなウルトラマンを見てきたけど映画でも見たことないよ。」

 

この前現れた謎のウルトラマンについて語ったり

 

鞠「そう言えば…善子って動画の生配信をやってるのよね?」

 

善「ヨハネ!まあ最近は頻度が少なくなったけど。」

 

鞠「それならパソコンも詳しいでぇすよね?学校のHome Pageに蓮先生の写真をお願いしまぁす!!」

 

果「さらりと仕事を押し付けるんじゃないの!」

 

善「全く…よくこんなんで理事長務まるよね…いいわ、後で写真入れといて。」

 

こんな感じの雑談をしながら餃子を包め終えると、まるで計っていたかのようなタイミングで蓮さんがやって来ました。

 

蓮「おっ、丁度よかった。んじゃ、始めますか!」

 

そう言いながらテーブルの上に新聞紙を敷き、見覚えのあるものが置かれます。

 

花「おぉ~」

 

果「なるほど。」

 

鞠「これが噂の…」

 

蓮「そっ、ホットプレート。本当の意味で焼き立てを食べるんなら、やっぱこれっしょ!!」

 

妙にテンションが高くなる蓮さん。しかし、花丸さんやルビィも目をキラキラとさせていたので敢えて何も言いません。

 

蓮「んじゃ、ご飯とか色々持ってくるから温めてもらってていい?」

 

ダイ「わかりました。」

 

果「あっ、私も手伝います。」

 

ホットプレートのコンセントを差し、火を点けると同時にこれまたタイミング良く人数分の箸と6人分のお茶碗、サラダ油に味噌汁椀、調味料をお盆にのせた果南さんと味噌汁を入れた鍋を持った蓮さんがやって来ました。

 

蓮「いい感じだな…んじゃっ、行くよ!」

 

油を入れ、キッチンペーパーで薄く伸ばしてから餃子を入れていきます。予想通り、ぱちぱちといい音がしました。頃合いを見て、お湯を入れて蒸し焼きにしてると

 

蓮「それと、ルビィちゃん。これ、食べてよ。」

 

そう言いながら出したのは…

 

ルビ「わぁー!ポテト!」

 

蓮「今朝ダイヤちゃんから聞いてね…」

 

ダイ「ふぅ…ルビィ。あなたはもう少し蓮さんに心を開きなさい。結構悩んでいたんですよ。」

 

私の言葉に、一瞬顔を曇らせましたがすぐに顔をあげてポテトをつまみ出しました。

 

ルビ「美味しいよ!蓮お兄ちゃん!」

 

蓮「うんうん…ん?」

 

花「ルビィちゃん…」

 

善「今、お兄ちゃんって…」

 

言ったルビィ本人も一瞬キョトンとしましたが、すぐに我に返って顔を真っ赤にしました。

 

ルビ「ち、違うの!い、いつも優しくしてくれててまるでお姉ちゃんみたいだなって思ってただけで!」

 

果「まあまあ。いいんじゃない、家なら。」

 

鞠「そうでぇす。今はprivateですから、呼び方はfreeでいいと思いまぁす!」

 

ダイ「二人の言う通りですわね…私も、蓮お兄様と呼んでよろしいですか?」

 

蓮「ふふ。理事長風に言えば、ノープロブレム!」

 

笑いに包まれながら、私達は焼き上がった餃子を食べ始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

俺はビールを飲みながら、みんなに作ってもらった餃子を食べながらこんなことを思い出していた。

 

タロウ『フェニックス、もしもの話になるがいいか?』

 

フェニ『何?』

 

タロウ『お前に、弟か妹ができたらどう接してやるつもりだ?』

 

フェニ『…さあ。そいつの性格とかによる。でも、できれば普段は優しく接してそいつにとって大事な選択が迫られてるとき敢えては突き放すかな。それがそいつの成長に繋がるってことを信じて、な。』

 

そして、今の俺には義妹と言える二人ができた。あの時、親父に伝えた事を俺はそのまんま実行するかと思いながら1つの餃子を口にした。

 

蓮「んっ…」

 

果「あれ?」

 

ダイ「蓮お兄様?」

 

何故か固まった俺に津島さんを除く5人が注目する。そして…

 

蓮「かっ…らあぁぁぁぁぁぁ!!!水!水!」

 

俺は大慌てで台所に行き、水を何度も飲んでやっと落ち着いてから居間に戻ると

 

花「善子ちゃん!」

 

善「ヨハネ!」

 

ダイ「堕天使の涙味は禁止とあの後散々言ったのにまだ懲りてないんですの!?」

 

本気で怒られている津島さんを見て、前科があるのかよ!と内心ツッコミながらハンカチを口に当てながら座る。

 

蓮「ゲホゲホッんなこと…前にもあったの?」

 

ルビ「その時は、ルビィが被害者だったの…」

 

ちくしょう…水飲みすぎてもう食えなくなった。こうなったのは全て津島善子ってやつのせいだ!!



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女神達の問題 1

ダイヤ視点

 

蓮お兄様にルビィが心を開いてから一夜が開け、私達は練習をすべく屋上で柔軟運動をしていました。

 

千「へぇー、ルビィちゃんが先生にね~」

 

花「同居人だから、よかったズラ…」

 

善「良くないわよ!私あの後めっ…ちゃ怒られたんだからね!!」

 

果「堕天使の涙味…つまりタバスコたっぷりは普通怒るって。」

 

そんなことを話していると、何故か鞠莉さんが顔を青くし始めました。

 

鞠「オーマイガー…オーマイガー…オーマイガァーー!!」

 

曜「鞠莉ちゃん!?」

 

梨「ど、どうしたんですか…」

 

ギギギっと機械のようにこちらを振り向いてから見ていたスマホの画面をこちらに向ける鞠莉さん。代表して、千歌さんが読み始めました。

 

千「えっと…冬のラブライブ出場には学校と顧問の許可が必要となります。認可が降りたら連絡を…って、これがどうしたの?」

 

鞠「いやぁ…その…学校の許可はわたぁしから出てるのですが…」

 

まさか。私は思ったことをそのまま口にしました。

 

ダイ「この部って、顧問がいないのですか?」

 

鞠「い…イエス。」ボソッ

 

その後、3秒ほど私達の時が止まりました。そして

 

果「鞠ぁ莉ぃぃぃい!!!」

 

鞠「果、果南。cooldown cooldown。」

 

果「落ち着いた上でのこの反応よ!!」

 

ダイ「どうするのですか!理事長なら!早急に!顧問を探してください!!」

 

流石の千歌さんも呆れ、皆が冷たい目で鞠莉さんに注目していると

 

「えっと~…いいかな?」

 

ダイ「あっ、蓮先生。」

 

蓮「理事長に頼まれた書類持ってきたんだけど…お取り込み中なら後にするよ。」

 

屋上から出ていこうとした蓮お兄様を見て、果南さんも同じ事を思ったのか。

 

果「善子ちゃん!」

 

善「ギラリッ」

 

蓮「へっ?」

 

私やルビィも掛けられたことのある、コブラツイストを自分よりも明らかに背の高い蓮お兄様に掛け始めました。

 

善「堕天使奥義!堕天龍鳳凰縛!!」

 

蓮「ってこれただのコブラツイスト!?ってかいきなりなに!?つうかいででででで!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

なんとかコブラツイストを解いてもらった俺は、何があったのかを聞くことにした。

 

蓮「んで、俺に顧問をやってほしいと…」

 

千「そうなんです。無理を承知で聞いてるんですけど…」

 

一同が期待の目で見てくるけど、俺の答えは最初から決まっていた。

 

蓮「ごめん、無理だわ。」

 

ルビ「えっ…」

 

ダイ「どうして…ですか?」

 

それを聞き、親父から聞いたかつて自分達が倒した悪がこの星を狙っていると思わず言いかけた。しかし

 

蓮「俺は、正直な話かなりの運動音痴だ。昔、ダンスやってたら足を挫いたこともある。そんな俺に、顧問が務まると思う?それに、名前だけの顧問っていうのもちょっと疑問に思うよ。理事長、これは1生徒に教師として言わせてもらいますがそういう事態を想定しながら事を進めてくださいね。」

 

俺は敢えて突き放すことを選択し、そのまま屋上から出ていこうとすると…

 

鞠「わかりました…あなたはもうクビです。今すぐここから出ていってください…」

 

蓮「っ!」

 

果「鞠莉!?」

 

鞠「今すぐ消えろって言ってるのよ!!」

 

その言葉を受け、俺は敢えて何も言わずに出ていこうとする。

 

ルビ「まっ、待って!」

 

ダイ「すみません!私とルビィ、今日は早退します!」

 

俺を追って、後ろからダイヤちゃんとルビィちゃんが走ってきていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南視点

 

先生を追って、ダイヤ達が勢い良く扉を閉めた後私は重い空気を破って言葉を出した。

 

果「鞠莉…あんた、ちょっと言い過ぎじゃない?」

 

鞠「果南は黙っててください…」

 

善「でも…先生の言うことにも…」

 

鞠「うるさい!今日はもう帰ります…」

 

続いて、鞠莉まで帰ってしまい再び沈黙。そして…

 

果「あの様子だと、私が言っても無駄そうね…千歌、今日はもう終わりにしよ。私もダイヤ達追うから。」

 

千「千歌も行く!」

 

梨「わ、私も!」

 

花「マルも行くズラ!」

 

善「この流れは…」

 

曜「私も行くよ!ヨーソロー!」

 

取り敢えず、私からダイヤに連絡をして1時間後にダイヤの家に集合と決まったため着替えることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

蓮「買い物してくるから、先に帰ってて。」

 

ダイ「このままどこかに行くとかは…」

 

蓮「しない。今の俺が帰るのはあそこだけだから。だから、安心して。」

 

ダイ「わかりました…ルビィ、行きますわよ。」

 

ルビ「う、うん。」

 

ダイヤちゃん達と別れた俺は、一人ある場所に向かっていた。

 

「らっしゃいらっしゃい!」

 

蓮「相変わらず繁盛してるな。」

 

「あっ…」

 

蓮「少しいいか?」

 

俺が向かったのは、この前立ち寄ったピッコラ星人が営んでいる八百屋だ。話を聞くために、少しだけ店を閉めてもらう。

 

蓮「名乗るのが遅れたな…俺はウルトラマンフェニックス。タロウの息子だ。」

 

「タロウさんの!実は私の父が、昔タロウさんと会ったことがありまして!」

 

親父を知ってるのか。内心そう思い、俺は本題を切り出した。

 

蓮「この星に…例えば人に乗り移ったり人を操る宇宙人がいるか心当たりはないか?」

 

「うん…ここは表向き、常連さん集う八百屋だけど実は裏では宇宙人専用の居酒屋なんだ。そこに確か…そういうやつが来たような…」

 

そいつだ。

 

蓮「その宇宙人の名前は?」

 

「確か…」

 

その宇宙人の名前を聞き、俺は因果を感じた。そいつだけは、なんとしてでも俺が倒さなくてはならない。



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女神達の問題 2

前回のラブライブ!サンシャイン!

 

ダイ)いつも通り、練習を始めようとすると

 

千『えっと…冬のラブライブ出場には学校と顧問の許可が必要となります。認可が降りたら連絡を…って、これがどうしたの?』

 

ダイ)なんとこの部に顧問がいないことが発覚してそれを私達が攻めていると

 

蓮『理事長に頼まれた書類持ってきたんだけど…お取り込み中なら後にするよ。』

 

ダイ)タイミング良く蓮お兄様が現れ、顧問に勧誘するも断られその上で鞠莉さんを注意すると

 

鞠『わかりました…あなたはもうクビです。今すぐここから出ていってください…』

 

ダイ)などというとんでもないことを言い、その言葉を買ったのかお兄様も出ていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ視点

 

家に着き、ルビィと一緒にお茶を淹れながら蓮お兄様の帰りを待っていると

 

ピンポーン

 

ダイ「ルビィ、出てもらってよろしいですか?」

 

ルビ「うん。」

 

ルビィに行かせ、戻ってくると

 

果「お邪魔するよ。」

 

ダイ「果南さん…皆さんも…」

 

千「鞠莉ちゃんがあんなことを言うなんてやっぱおかしいよ!」

 

曜「千歌ちゃん…」

 

梨「気持ちはわかるけど、今は先生を待たないと…」

 

皆が皆、お茶を目の前にしながら手を出さずに暗い空気に包まれているなか

 

ガラガラ蓮「ただいま~」

 

ルビ「蓮お兄ちゃん!」

 

買い物袋をぶら下げた蓮お兄様が帰って来ました。けど、その顔は悲壮感に包まれているわけでもなくいつもと同じ、キリッとしながらも柔らかい表情でした。

 

蓮「あっ、みんないらっしゃ~い。」

 

梨「お、お邪魔してます…」

 

蓮「おやつ買ってきたから、皆で食べようぜ。」

 

と、大量のたい焼きが入った袋を見せてきてなんだか怒る気力も抜けました。

 

果「あっ美味しい…って!そうじゃなくてこれからどうするんですか!?」

 

蓮「ビックリした~何が?」

 

果「クビになったんですよね!?普通ならもっと焦りますよ!」

 

果南さんの言葉に私達は頷く。けど、なんでか蓮お兄様は焦りません。

 

蓮「そうだな…けど、多分明日辺りにはなんとかなる。」

 

ルビ「な、なんでそんなことが言えるの?」

 

蓮「勘。」

 

それを聞いて、私達は膝から崩れ落ちました。その真意を問い質そうとしても、楽しそうにたい焼きを頬張りながらも…私達がライブをする前と同じ、覚悟を持った目をしていたので敢えて聞きませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

夜、10時を過ぎる頃。俺はとある高台に来ていた。ある人物との待ち合わせのため。

 

「こんな時間に、何の用ですか?」

 

蓮「ん~お付き合い願いたくてかな…理事長。」

 

待ち合わせたのは理事長である鞠莉。普通なら生徒とデートをするのはあり得ないし、何より今日まで上司だった人間と密会なんてできっこない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当の、理事長だったら…

 

鞠「お付き合い?随分と冗談がお上手ですね。」

 

蓮「いいや…間違ってないさ。闘いという…付き合いにな!」

 

俺は右ストレートを放つと、それを下がりながらかわして理事長は俺の顎を正確に狙って掌底を撃つが俺は身をよじってかわす。

 

蓮「いい加減正体現せよ…カタン星人!」

 

俺はそう叫ぶと、理事長は一瞬笑ったかと思えばすぐに倒れてしまい理事長が立っていたところには目つぶし宇宙人、カタン星人が立っていた。

 

カタ「なぜ、私のことに気づいた?」

 

蓮「ほんの僅かな違和感だよ。その人、いつも会話のなかに英語挟んだり、でぇす。とかちょっとだけ母音伸ばすんだよ。それに、これはダイヤちゃんから聞いたことだけど。」

 

回想、黒澤家にて

 

ダイ『でもおかしいですわね…』

 

千『何がですか?』

 

ダイ『鞠莉さん、私や果南さん、ご両親には怒ることはあってもそれ以外の人には全く怒らないはずなんですが…』

 

果『そういえば…』

 

蓮「らしいんだよ。」

 

ここまで言い終えると、カタン星人は何故か拍手をする。

 

カタ「素晴らしい!たいした推理力と観察眼だ!」

 

蓮「褒められても嬉しくない…お前、察するに俺の親父に倒された個体の息子ってところか…お前は俺が倒す!」

 

カタ「そうか…貴様が父の…ならば…」

 

「勝負!」

 

カタン星人は巨大化し、俺はフェニックスレットを出現させ変身プロセスをした。

 

蓮「フェニーーーックス!!」

 

俺もウルトラマンフェニックスとなり、カタン星人と対峙する。

 

カタ「貴様、1つだけ聞かせろ。」

 

『何?』

 

カタ「なぜ貴様は私達と闘う?何故争わなければならない!言ってしまえば、お前も宇宙人ではないか!」

 

そう言われたとき、俺は一瞬考えてしまう。確かに、そう言われれば俺もよく知らない人間からすれば侵略者の一人と思われても仕方がない。…けど

 

『簡単に言えば、ラブ&ピースが好きなだけ。そのために、それを邪魔するやつを倒すだけだ!』

 

「シェアッ!」

 

俺とカタン星人は組み合い、俺はかんぬきスープレックスの要領で投げ飛ばし続けざまに飛び蹴りをする。

 

カタ「やるな…あのタロウの血を引いてるだけはある。」

 

『へっ、俺は俺。親父は親父だ。そんなのに拘ってるようじゃ戦士にはなれねえよ!』

 

今度は前蹴りをするが、避けられたかと思えば嘴で脚を思いっきり噛まれてしまう。

 

「デヤアッ!!」

 

カタ「これだけではない!」

 

続けざまに目に目つぶし光線を食らってしまい、何も見えなくなる。

 

蓮(くっ…やつはどこだ?)

 

俺は膝をつきながらも、冷静に動向を探る。そんな中、こんなことをふと思い出した。

 

光の国にて

 

レオ『フェニックス、もしも敵の攻撃で目が見えなくなったとしたらお前ならどうする?』

 

フェニ『そんなの、当たるまで攻撃すれば…』

 

レオ『それではダメだ。それだと、人間達に甚大な被害が被る。こういう時こそ、心の目だ。両の眼ではなく、心の目…そして自らの聴覚に頼れ!しばらく、そういう特訓をするか?』

 

フェニ『ああ!!』

 

なるほど。レオはあの時こういうことを想定していたのか。それは目を閉じ、そして自分の聴覚に集中する。空気の流れ、音。全てに集中しているなか、少しだけ変わる。

 

カタ「死ねぇ!タロウの息子!」

 

『そこか!』

 

「シェアッ!」

 

フェニックスレットを擦り、炎エネルギーを瞬時に貯めてカウンター突きの要領でカタン星人の腹部に入れ込む。そして、フェニックスレット伝に炎エネルギーを延々と流していきやがてカタン星人は爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉視点

 

鞠「んっ…ここは?」

 

あの日…果南に怒られてから突然意識が失くなって…それで起きたら夜で…って、なんだろ?外で寝てる割には枕とまではいかないけど柔らかい気が…

 

蓮「起きた?」

 

鞠「Whats!?八雲先生!?///」

 

蓮「元に戻ったか…」ボソッ

 

何か言ってたけど、私には今の状況が掴めなさすぎてパニックになることしかできない。

 

蓮「えっと~…いいかな?」

 

鞠「えっ?」

 

蓮「クビの件、取り消しにしてもらえる?」

 

クビ?何のことかわからないけど、これを機にあの話を持ちかけることにしまぁした。

 

鞠「わっかぁりました!ですが、条件が1つ。それは、我がスクールアイドル部の顧問になることでぇす!understand?」

 

蓮「それくらいなら。」

 

これで、私達Aquorsは冬のラブライブに参加することができぃるようになりまぁした!




トドメの技はフレアカウンターゼロといいます。


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女神と勇者の悩み 1

ダイヤ視点

 

「お祭り?」

 

鞠「そうでぇす。今度内浦で行われるお祭りで、私達Aquorsがstage&屋台を仕切ることになぁりました!」

 

蓮お兄様が顧問になってすぐに部室に集合して、重大な発表かと思いきやこんなことでちょっと肩の力が抜けてしまいます。

 

果「屋台を仕切るって…この部じゃ、曜以外にマトモに料理できる人いないよ。」

 

鞠「ノープロブレム!なんってたって、プロにloseしない人がいまぁす!」

 

鞠莉さんが後ろを振り向くも、そこには誰もいなく室内のはずなのにヒューッと風が吹いたように感じました。

 

梨「えっと…プロ並みに料理が上手いのって…」

 

鞠「どこに行きまぁしたか八雲先生!?」

 

果「…みんなで探そっか。」

 

「うん。」

 

そうして、私達は二人一組(鞠莉さんは部室に残りました。)に別れ、それぞれ心当たりがあるところを探していきます。私とルビィが校舎裏に行くと

 

ニャーッニャー

 

蓮「美味しいかにゃ?よく噛んで食べるんにゃよ~」

 

野良猫が数匹いるなか、うつ伏せで今日のお弁当の残りなのか煮干しや玉子をあげている蓮お兄様がいました。

 

ダイ「ルビィ。」

 

ルビ「うゆ。」コクン

 

私達はお兄様の襟首を掴み、引っ張り出しました。

 

蓮「えっ!ちょっ、何!?」

 

ダイ「いいから!付いてきてください!」

 

蓮「ちょっ!まだ餌残ってるのに!みんにゃー、またにゃー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

鞠「全く!今日の放課後にmeetingすると言ったはぁずなのに、なにをしているぅんですか!?」

 

正座をし、理事長に怒られている俺だがそもそもの問題が1つあったのでそれを言うことにした。

 

蓮「いや、俺今この瞬間まで部室の場所聞いてなかったんですけど…」

 

果「えっ、確か鞠莉が教えるって言ってたような…」

 

蓮「今朝聞こうと思ったんだけど、理事長がどこにもいなくて…仕方なく自力で探そうとしたんだけど校舎裏でちょっとコケて、んで猫と戯れてたんた。」

 

正直、猫と戯れていたことに関するツッコミは来るだろうと思いながら構えていると何故か松浦さんは理事長を睨み付けていて、当の理事長本人は明後日の方向に顔を向けていた。

 

果「鞠ぁ莉ぃ…」

 

鞠「そ…sorry!すっかりforgetしてまぁした!!」

 

ふう…これで怒られずに済んだ。と思いながら、本題に入ることにした。

 

蓮「んで、ミーティングってなんですか?」

 

ダイ「鞠莉さんに変わって私が説明します。今度、内浦で行われるお祭りで私達がライブを行い更に屋台をするということになったんですよ。」

 

なるほど。そう思いながら、俺は屋台で提供する料理について考える。

 

蓮「んで…ここ内浦だと何が名産なの?」

 

千「んっと~…やっぱりミカンかな!」

 

果「え~干物もじゃない?」

 

花「干物はお祭りに合わないズラ。」

 

善「ミカンもお断りよ!」

 

おい。今のは単純な好き嫌いのあれじゃないか?と心の中で考えたが声にも顔にも出さないようにする。

 

蓮「どうするかねえ…家で一通り作って考えるか…」

 

ダイ「試食会ですね。私も付き合います。」

 

ルビ「ルビィも!」

 

蓮「念のため言っときますが、試食係は2人で結構ですので。」

 

そう言うと、理事長に津島さんと国木田さんが目に見えて落ち込む。が、俺は敢えてスルーしてメニューを頭の中で考え始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ視点

 

解散後、帰宅した私達は早速蓮お兄様が試作を始めたので食卓に着いて完成を待ちわびていました。

 

蓮「あがり。干物とミカンを使ったたこ焼き風。オレンジ色のソースと普通のソースで分けてるから食べ比べてみて。」

 

私は干物の方を、ルビィはミカンの方を食べます。美味しいのは美味しいのですが…

 

ダイ「ん~どことなく塩気や臭みが気になりますね…」

 

ルビ「こっちも、暖かいミカンってちょっと変な感じがするよ…」

 

蓮「そっか~やっぱ干物とミカンってそのまんま食う方がいいしな…さてどうすっか…」

 

テーブルに着き、たこ焼き風を食べながらノートを開いて考え事をするお兄様。私とルビィも懸命に考えますが、まったく妙案が浮かんできません。

 

ルビ「あっ!ミカン飴なんかどうかな?お祭りっぽいんじゃない?」

 

蓮「それは俺も考えたんだけどね、高海さん曰くそれを売りにした出店もあるらしいからな~」

 

ルビ「そっか…」ショボン

 

蓮「でも、そういうのどんどん出してって。いい案が思い付くかもだし。」

 

落ち込むルビィをフォローしているお兄様を見て、何故か私はルビィをジト目で見てしまいます。

 

蓮「ん?どうしたのダイヤちゃん。」

 

ダイ「えっ?」

 

蓮「なんかルビィちゃんのこと睨んでるようにも見えたし。」

 

ダイ「い、いいえ!な、なんでもないですわ!」

 

私はほくろをかきながら明後日の方向を見ます。2つの視線を感じながら。

 

ルビ「お姉ちゃん?」

 

蓮「しゃあねえ。二人とも、明日ちょっと付き合ってくれる?行きつけの八百屋で会議したいし。」

 

ダイ「はい、わかりました。」

 

何故かモヤモヤが消えないまま、今日が終わりました。




最近、再びバンドリを始めて薫さんの幼少期イベントで萌え死しかけました。

感想、よろしければお願いします。


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女神と勇者の悩み 2

前回のラブライブ!サンシャイン!

 

蓮)猫と戯れていた俺は、ダイヤちゃんとルビィちゃんに引きずられて部室に行き話を聞くと

 

ダイ『今度、内浦で行われるお祭りで私達がライブを行い更に屋台をするということになったんですよ。』

 

蓮)そういうことらしく、早速名産を聞いてそれに基づいた試作をしたけど全然上手くいかなくて、俺はダイヤちゃん達以外のある人達に助けを求めることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

次の日、ダイヤちゃん達を連れてピッコラ星人から教えてもらったある人の元に向かっていた。

 

ダイ「どこに向かってるんですか?」

 

蓮「俺がよく行く店の人に教えてもらった、グルマンっていう人がいるとこ。」

 

ルビ「そっか!その人にヒントを貰いに行くんだね!」

 

蓮「ピンポーン。ルビィちゃん、後で手作りプリンをプレゼント~」

そんなやり取りをしながら、俺達は橋の下にポツンと建っている掘っ立て小屋に辿り着いた。

 

ダイ「これが…グルマンという方の家…ですか?」

 

ルビ「ボロボロ…」

 

蓮「まあっ、会ってみなきゃわかんないでしょ。」 トントン

 

一先ず、ノックをしてみると中からゆっくりとまだ夏だというのにフードをすっぽり被った長袖の男が顔を出した。

 

「なんだ、お前らは?」

 

蓮「とある人物から、あんたがかなりのグルメと聞いた。あんたにアドバイスを請いたくて来た。これ、あんたの好物らしいな。」スッ

 

俺は持っていた袋からシェリー酒を取り出し差し出すと、無言で受け取り(入りな。)と言わんばかりに首を振ったのでお邪魔することにした。その中も、グルマンと呼ばれてるとは裏腹に足の踏み場もないくらいに散らかっていたがよくよく見るとフライパンや菜箸など、調理器具は清潔に整頓されている。

 

蓮(なるほど、調理器具だけは清潔にして味を落とさないようにしてるんだな…)

 

「料理人が勝負するのは料理だけだ…器具なんざおまけみたいなもんだ。」

 

彼の言葉に、ダイヤちゃんとルビィちゃんはクエスチョンマークを浮かべていたが俺は何となく理解できたため軽く笑って、座れと言わんばかりに首を振られた場所に座る。

 

蓮「本題に入らせてもらう。俺達は、数日後に行われる祭りで屋台を仕切ることになったが、今一つ作るものが決まっていない。名産を使用したものを試作してみたが、まったく上手くいかなかった。」

 

「…上手くいかなかったんなら、それでいいんじゃないか?」

 

ダイ「えっ?」

 

「上手くいかなかったのなら、それ以外の物を作ればいい。失敗は成功の元とも言うだろ?それはそれで切ればよい。」

 

なるほどな。そう納得した瞬間、俺はとあるアイデアが出てきた。

 

蓮「サンキュ!ダイヤちゃん、ルビィちゃん。帰って試作だ!」

 

ルビ「えっ?蓮お兄ちゃん!?」

 

ダイ「ま、待ってください!」

 

飛び出した俺を追いかけたのを確認したのか、俺にしか聞こえない声量で

 

「頑張るがよい、タロウの息子よ…」

 

蓮「ああ、サンキューなファントン星人。」ボソッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ視点

 

帰宅後、息をつく暇もなく台所に立ったお兄様は干物とミカンをまな板の上にのせていました。

 

ダイ「一体…どう…する…つもり…です…か?」ゼェゼェ

 

蓮「まあ見てな。」

 

そう言われ、差し出された麦茶を飲み干して居間の方で待っていると

 

蓮「これが俺にできる…祭りで出せる最高の品だ。食べてみてくれ。」

 

差し出されたものを一口、口にすると

 

「っ!美味しい!」

 

それは、先に出されたたこ焼き風とは違いしっかりとした味がしていてかつ内浦を感じることができました。

 

蓮「よし…あとはこれを上手く改良して出せばいい…」

 

そう呟き、再びお兄様は台所に籠って試作を始めました。

 

たこ焼き風とは違う、もう1つのお祭りのメインとも言える品を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「行け…ノスフェル。この街の人間を、死の恐怖の絶望させよ!」

 

我は、スペースビーストノスフェルを眼前に広がる街に解き放つ。

 

???「見せてみよ…タロウの血を引きし息子よ!」




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女神と勇者の悩み 3

前回のラブライブ!サンシャイン!

 

ルビ)お兄ちゃんに連れられて、グルマンっていう人の家に来たけどそこは

 

ルビ『ボロボロ…』

 

ルビ)正直、ルビィは懐疑的だったけどお兄ちゃんが悩みを話すと

 

『…上手くいかなかったんなら、それでいいんじゃないか?』

 

ルビ)こんなことを言われて、お兄ちゃんは納得したらしく帰ってから試作を始めて美味しいものができたの!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善子視点

 

善「全く…お母さんったら人使い荒いんだから…」ブツブツ

 

夜の10時を回る頃。私はお母さんに急にコンビニでのお使いを頼まれたため、夜道を歩いていた。

 

善「それにしても…昼間はそうでもないけど、夜になるとこんなに不気味…まさに我に纏わりつくダークロード!」

 

普段だったらここで

 

花『違うズラ。』

 

とズラ丸からツッコミがくるのに、今は来ない。それに寂しさを感じていたら

 

「ギシャアァ!!」

 

この世の物とは思えない声が聞こえ、振り向くと皮が向けたネズミみたいな推定10mほどの怪獣が私に向かってきていた。

 

善「…嘘!なんで!?と、とりあえず逃げる!」

 

私は全力で走った。けど、生まれつきの不運で転んでしまいあわや食べられるかと思ったけど…

 

ピキーン!!グワシャッ!!

 

善「ウル…トラマン…あ、ありがとう。」

 

最近現れたウルトラマンが、その怪獣を叩き潰しお礼を言うと一度だけ頷いて光の粒子になって消えた。

 

善「…あっ。お母さんからの買い物…行かなきゃ。」

 

その時、私は気づいてなかった。暗闇に潜む、瞳に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ視点

 

あれから数日が経ち、いよいよお祭りの日となりました。

 

鞠「本当にベリーヤミーなものがでぇきたんですか?」

 

蓮「百聞は一見にしかず。見ててください。」

 

そう言いながら、お兄様は準備を続けていて果南さんと曜さんも手伝い、私達はステージについてのミーティングを続けているとやがてお祭りがスタートしたようでした。

 

鞠「スタァートしました!」

 

蓮「よし…松浦さん。例のものを!」

 

果「了解です!」

 

果南さんはとうもろこし等を焼く網で、干物を焼き始め焼けたものからまず丁寧に身を剥がし骨の部分を更に焼き、パリパリにしたものを刻みます。

 

蓮「渡辺さん!そろそろいける!?」

 

曜「行けます!ヨーソロー!」

 

曜さんはかつて海の家で振る舞ったヨキソバの具を作ってお兄様に渡すと、お兄様は焼きそばを焼き始めそこに鶏ガラのスープを加えて更に果南さんから渡された干物を混ぜて特製醤油ダレを絡めました。

 

蓮「よし…ダイヤちゃん!」

 

ダイ「皆さん行きますわよ!」

 

「はい!」

 

そして、皆さん完全協力の元作成した特製のプラカードを掲げ声を出しました。

 

ダイ「いらっしゃいませー!特製内浦ソバはいかがですかー!」

 

「内浦…ソバ?面白そうだから、1つちょうだい。」

 

すぐにお父様と同い年くらいの男性に声をかけられ、ルビィは一瞬ビックリしましたがそれに気づかれないように私は前に出て

 

ダイ「ありがとうございます!一人前注文入りました!」

 

蓮「了解!」

 

すぐに果南さんがパック詰めをして、割りばしと共に輪ゴムで留めて私に渡しました。

 

ダイ「お待たせしました。500円になります。」

 

「見た目は普通の焼そば…でも、何が違うんだ?」

 

パックを開け、口に入れるまでの瞬間を私達は注目します。そして

 

「うまっ!これ、普通の焼きそばじゃない…ねえ、これどうやって作ってるの!?」

 

蓮「お答えしましょう。まず、具には普通の焼きそばと同じ、キャベツやニンジン、玉ねぎを使っていて肉の代わりに内浦名産の干物の身と骨。そして、自家製鶏ガラスープで麺をほぐして醤油と魚醤、胡麻油にミカンの皮を加えた特製タレで味付けをしました。」

 

「ミカン!?あ、でもそう言われれば仄かに柑橘系の香りが…」

 

蓮「それが干物や魚醤特有の香りを抑えてくれます。さあっ、皆さんご賞味を!」

 

気がつくと、周りに人だかりができていて一斉に注文をしようとしましたが

 

千「皆さん!一列に並んでください!」

 

花「内浦ソバはまだまだあるズラ!」

 

梨「一組ずつ注文を聞いていくので、どうかご理解ください!」

 

善「ご注文をお伺いいたします。」

 

皆さんの見事な連携で、手際よく注文を捌いていた中…

 

「ギシャアァ!!」

 

そんな叫び声が聞こえ、声がした方を見るとネズミのような怪獣がこちらに向かってきました。

 

果「フィンディッシュタイプビーストのノスフェル!あいつは、当時放送してたウルトラマンネクサスの中でも、特にヤバいやつだよ!」

 

「に、逃げろぉー!」

 

男性の一言で、皆が一斉に逃げ出し私達も逃げようとしたのですが

 

善「…」

 

花「善子ちゃん?」

 

善「はあっはあっはあっはあっはあっ…」

 

善子さんが過呼吸を起こし始め、その場に膝をついてしまいます。

 

果「…っ!まさか、ノスフェルと!?」

 

善「うん…はあっ、この前…はあっ夜道…で…」

 

そこまで言い終わると、善子さんは倒れて気絶したように思えました。

 

蓮「みんなは逃げて!俺は、津島さんを安全なところに置いてから逃げるから!」

 

お兄様の言葉に頷いた私達と、善子さんをお姫様抱っこに抱えたお兄様はそれぞれ逆方向に逃げ始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

蓮「ノスフェル…この前完璧に叩き潰したと思ったのに…」

 

俺は津島さんを適当な路地裏に隠れさせ、念のために俺が来ていた生地の薄いパーカーを被せてから出ていき、ブレスレットを転回した。

 

蓮「フェニーックス!!」

 

ウルトラマンフェニックスへと戻り、今なお進撃しようとしたノスフェルを蹴り飛ばしてこちらに注目させる。

 

「セヤッ!」

 

「ギシャアァ!!」

 

俺はノスフェルに掴みかかり、膝蹴りを腹部に連発。一瞬後退した隙に正拳突きで更に吹き飛ばす。そのまま喧嘩キックをしようとすると

 

「イダイヨォーー!!」

 

「グルジイーー!!」

 

「ダスゲデーー!!!」

 

ノスフェルからそんな声が聞こえ、怯んだ瞬間に爪を突き刺され更に投げ飛ばされる。

 

「ウアッ!!」

 

「ユルザナァーイ!!」

 

「イダァイヨォー!!」

 

倒れても尚、そんな叫び声がノスフェルから響き渡り俺は耳を塞いだままその場でのたうち回る。

 

『くそ…どうすれば…』

 

果「ウルトラマン!」

 

声がした方を見ると、すでに逃げたはずの松浦さんがいつのまにか戻ってきていてこちらを真っ直ぐ見つめていた。

 

果「仮になにか聞こえるって言うんなら…それはそいつに怨みを持ったまま殺された人達の怨念だよ!その怨みを晴らして…そいつを倒しなさいよ!!」

 

『怨みを…晴らす…』

 

その言葉で、俺はさっきまで苦しめられていた絶望の声が全く耳に入らなくなり構え直す。

 

「ハッ!」

 

懐に潜り込んでのキッチンシンクで怯んだところに、ダブルアームスープレックスの要領で投げ飛ばしマウントをとる。

 

果「そいつは口の中に再生器官がある!それを破壊しない限り、何度倒しても復活するよ!」

 

それを聞いた俺はフレアカウンターゼロの炎エネルギーで、口の中を焼き焦がす。

 

「ギジャアァ!!」

 

一気に苦しみの声をあげたノスフェル。マウントから離れ、バク転で距離をとってからフェニックスレットの翼を真っ直ぐに折り畳み、そこからフェニックスブレードを出現させる。

 

「デヤッ!」

 

「ギジャア!」

 

『輪切りにしてやるぜ!』

 

俺は走り出し、やっと起き上がったノスフェルの首を切り裂く。数秒後、ノスフェルの首が落ちそこから血のようなものがドクドクと溢れだす。

 

『焼き加減はレア…ミディアム…いや、ここはウェルダンだな!』

 

トドメに、アトミック光線を放ちノスフェルは爆散し燃え尽きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

「まさかノスフェルをああも容易く倒すとは…」

 

祭りの会場から遠く離れたところ、そいつらはそこにいた。

 

「ふふ、流石はタロウの息子…と言うべきかな?」

 

「ああ…でも、こうでないとな…こうでないと、復讐のしょうがない。フフフフ…ハハハハハハハハハ!!」




新年、明けましておめでとうございます。

こんな駄作ですが、本年もよろしくお願い致します。


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オリトラマン&オリ主紹介

前に、ざっくりと紹介したんですけどざっくりしすぎじゃね?と疑問に思ったのでこのタイミングでやらせていただきます。


八雲 蓮

 

身長 178cm 67kg 視力左右共に2.0

 

地球上でのウルトラマンフェニックスの姿。

 

青髪のやや長髪で、高い鼻と縁なし伊達眼鏡にやや鋭い目付きが特徴。笑顔が眩しい世間一般的に言えばイケメンの部類に該当する。

 

趣味は料理とガーデニング(主にハーブ系)料理では急遽、メニュー変更となっても美味なものを作ることができ、最近では自身の部屋や庭の一部を利用してハーブや小さなプランターで育てられる野菜を育て、彩りを鮮やかにしている。

 

性格は基本的にクールで優しいが、ウルトラマンでの戦闘時には稀に人々が目を背けるような戦い方をする。(わかりやすく言えば、ファイズの戦い方にRIDER TIME龍騎や小説版龍騎の浅倉の狂気が加わったようなもの。)

 

猫や子犬など、モフモフしたものや可愛いものが大好きで本編外でルビィ達とショッピングモールに行った時にゲームセンターで東○pro○○ctのいぬ○くやと八○藍ぬいぐるみを取るのに3000円かけたほど。

 

地球に来てすぐに、キン○マンを読んだためプロレス好きとなり多くの技を自身に取り入れている。

 

仕事中は、スーツを着ていることが多く私服は夏など暑いときは七分のシャツを、冬場では厚手のパーカーにジーパンを履いていることが多い。

 

 

ウルトラマンフェニックス

 

身長 57m 体重22000t 年齢 1万歳(地球人換算で21歳)

 

父譲りのウルトラホーンとメビウスバーニングブレイブのような炎のようなボディが特徴。

 

ウルトラ兄弟を師匠のように慕っておりウルトラマンの投げ技、セブンの念力、ジャックの武器の扱い方、エースの多彩な技、レオアストラ兄弟の拳法、80には幼少期から様々な怪獣、宇宙人、超獣のことを、メビウスとヒカリからはコンビネーション技術を学んでいた。

 

ゼロとは、父親同士が従兄弟である関係から幼少期から共に特訓をしていた親友であり、ゼロが光の国から追放されたときにはタロウだけでなくセブン、更には祖父である父にも掴みかかり激昂したほど。

 

フェニックスレットは、信頼している兄弟子のメビウスのメビウスブレスに自身の名の象徴である不死鳥の翼の装飾品を着けたものがよいとタロウに懇願して作ってもらった。

 

必殺技のアトミック光線は、温度が数百万度以上あり並大抵の怪獣達はすぐに倒れてしまうほどの威力がある。

 

フェニックスブレードは、メビウスやジャック、ヒカリとの修行で何度も折られながらも強度を増していき今ではダイヤモンドにも傷を付けられるほど。

 

他にも炎を主体とした様々な技を持っており、タロウ譲りのアクロバティックな動きで敵を撹乱し的確にダメージを与えていき倒すことが多い。

 

活動限界時間は3分だが、とある方法でエネルギーを蓄えることが可能。

 

ベリアルとトレギアのことを知っているかは、不明…




少し細かくしてみました。

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不死鳥VS闇の巨人 1

???視点

 

???「やはり…怪獣や宇宙人では力を完璧に見抜けないか…」

 

???「タロウの息子だからね。あの程度、容易くこなせるとは思う。」

 

とある廃れたビルの中…二人はそこにいた。一人は、黒いローブを纏いもう一人は普通の人間と変わらない姿で。

 

???「ならば…やつを使うか…」

 

???「やつ?」

 

???「ああ…メフィラスが支配しようとしてた宇宙でダークネスをいくつか産み出していたのだ。」

 

ローブは、広げた掌に息を吹き掛けると闇の粒子が発生しそこには目とカラータイマーが赤く黒いボディをした者が立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梨子視点

 

お祭りライブから数日。今はお昼前の授業で、顧問である八雲先生の物理を受けていた。

 

蓮「このように、月が地球の1/6程の重力しかないのは大きさが地球の1/4、重さが1/100しかないと証明されています。更に…」

 

キーンコーンカーンコーン

 

蓮「もう終わりか…予習復習しっかりとね。号令。」

 

「起立。礼。」

 

教材をまとめ、教室を出たのを見てから私と曜ちゃんは千歌ちゃんの席に集まると…

 

千「できた!!」

 

「??」

 

自慢気な顔で、ノートを見せられ曜ちゃんと目を細めながら見るとこの前のノスフェルという怪獣と戦っているあのウルトラマンの絵が描かれていた。

 

千「凄いよね~ウルトラマンフレア。」

 

曜「ウルトラマン…」

 

梨「フレア?」

 

千「うん。必殺技とか出すとき、炎がブワーってなるでしょ?だから、ウルトラマンフレア!」

 

千歌ちゃんらしい、単純だけど分かりやすい名前で私も曜ちゃんも顔を合わせて吹き出してしまった。

 

梨「ふふふふ…」

 

曜「はは…火なら、フレイムとかでもいいんじゃない?」

 

千「それだとヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!になっちゃうよ。」

 

蓮「それ、どこの魔法使い?」

 

後ろから先生に声をかけられ、驚きのあまり曜ちゃんと一緒に千歌ちゃんの机に寄っ掛かってしまう。

 

蓮「それより、高海さんはしっかり授業受けてよね。ウルトラマンがかっこよかったのはいいけどさ。」

 

千「はい…」シュン

 

曜「何か用ですか?」

 

蓮「あっ、そうそう。この間のライブの反省会とか放課後に行うって理事長が。午後の授業はしっかり受けてよ高海さん。」

 

それだけ言うと、先生はさっさと教室を出ていき私達はお昼を食べることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

蓮「フレアか…フしか合ってないけど、しばらくはいいか…」

 

校舎裏…そこには密かに猫が集まっていて俺はそこで昼を食うのが日課となっている。

 

「ニー…」

 

蓮「今日も来たのか。昨日買ったキャットフードと今朝の出汁の残りの煮干ししかないぞ。」

 

「ニャー…」

 

可愛い。俺は心の中で悶えるが、顔には出さず弁当用カバンからキャットフードと煮干しが入ってるタッパーを取り出して少しばら蒔いた。すると、隠れていた猫数匹が出て来てちょっと奪い合うように食べていた。

 

蓮(ああ…癒し。)

 

そんな事を考えながら、俺は自分の弁当を開けて食べ始めようとしたら…

 

ズドーン!!

 

そんな音と地震が起こり、それに驚いた猫達は皆逃げてしまった。

 

蓮(…殺す。)

 

弁当をしまい、震源地らしき場所を見るために屋上までジャンプし勢いよく着地すると…

 

花「ズラ!?」

 

善「えっ先生!?」

 

ルビ「今…跳んできた?」

 

タイミング最悪。屋上ではルビィちゃん達仲良し三人組がご飯を食べていることを、癒しの時間を邪魔されたお陰ですっかり忘れてた。

 

蓮「ごめん、その話は後にして!」

 

急いで柵に手をかけ、煙が立ち込めているところをじっくり見ていると横から津島さん達も一緒の方向を見始める。すると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヂャアッ…」

 

太古の昔…最強の闇の戦士と言われたティガダークが片膝をついていた。




更新が早いのは今だけだと思っててください。

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不死鳥VS闇の巨人 2

前回のラブライブ!サンシャイン!

 

蓮)授業を終え、俺は連絡事項を部員に伝えに戻ると

 

千『凄いよね~ウルトラマンフレア。』

 

蓮)フレアと名付けられた俺。それを置いといて、猫と戯れながら食事をしようとすると何かが降り立つ音が響き、音源となったやつに殺意を持ちながら屋上まで跳ぶと

 

ルビ『今…跳んできた?』

 

蓮)ルビィちゃん達に目撃されながらも、震源地らしき場所を見るとティガダークが片膝をついていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

蓮「あれは…ティガダーク!」

 

花「ティガ…」

 

ルビ「ダーク?」

 

善「な、なんなのあいつ…」

 

俺は内心興奮しながらも、外面は冷静を保ってるように見せながら続ける。

 

蓮「太古の昔…この星を闇で支配させたという巨人がいたという…愛憎戦士カミーラ、剛力戦士ダーラム、俊敏戦士ヒュドラの中でも最強の闇と言われた…それがティガダーク!」

 

善「正に光と闇…あのウルトラマンと対極の存在なのね…」

 

ルビ「おお!善子ちゃんが!」

 

花「ギラリとか中2臭いこと言わないズラ!」

 

善「失礼ね!私だってこういう真面目な話するときくらいあるわよ!ってかヨハネ!」

 

そんなやり取りを見ていると、ティガダークは立ち上がり…ハンドスラッシュで町を破壊し始め、学校の校舎ギリギリを掠り激しい振動が起こる。

 

蓮「うおっ!!」

 

花「ズラっ!?」

 

ルビ「ピギッ!? 」

 

善「ヨハ!?」

 

俺たちはバランスを崩し、その場に倒れてしまう。すると、一気に避難勧告のサイレンが鳴り始める。

 

蓮「とりあえず…逃げよう!」

 

俺の指示に静かに首を縦に振ったのを確認してから、屋上の出入り口のドアノブに手をかけるがいくら回しても押しても引いてもびくともしない。

 

花「嘘…」

 

善「私達…屋上に閉じ込められた…?」

 

どうする…さっきみたいに俺が三人を抱えて飛び降りる?いや、それだと誰かパニックを起こして怪我どころじゃすまないかもしれない。なら、変身してティガダークと戦う?俺の隙をついてここを攻撃するかもしれない。俺は一つ一つ策を考えていると…

 

ルビ「お兄ちゃん。」

 

蓮「な、なに?」

 

ルビ「ルビィ達を抱えて、ここから降りよう。」

 

ルビィちゃんからの提案に、俺だけでなく津島さん達まで驚きの表情を浮かべる。

 

花「ルビィちゃん!?」

 

善「何言ってんのよ!それで失敗したら、私達本当に天に召されるわよ!」

 

ごもっとも。

 

ルビ「それでも、お兄ちゃんならここから降りても平気だよね?」

 

蓮「な、何でそんなことを…」

 

ルビ「お兄ちゃん、さっきルビィ達の目の前までジャンプしてきたでしょ?その時、どう考えても足が折れてもおかしくないくらいまでの高さだったもん!そう考えると、大丈夫な気がして…」

 

花「ルビィちゃん!」

 

善「あんたアホなの!?先生があのウルトラマンなら納得がいくけど、普通の人間でしょ!?それなのに、大丈夫って…」

 

ウルトラマンなら、納得がいく…か。俺は、今四人とも助かる最善がやはりそれだと確信し打ち明けた。

 

蓮「そうだ。」

 

「えっ?」

 

蓮「俺が、あのウルトラマン…いや、俺の本当の名前はウルトラマンフェニックス…ウルトラマンタロウの息子だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ視点

 

お兄ちゃんが…ウルトラマン?

 

花「先生、今なんて言ったズラ?」

 

蓮「俺は光の国から来た、ウルトラマンフェニックスなんだ。そして、ルビィちゃんとダイヤちゃんの命の恩人。」

 

ルビ「えっ?」

 

蓮「俺が地球に来てすぐに、ペダン星人と交戦した。その時、人質に捕られていたのがルビィちゃん達だった…覚えてるでしょ?」

 

確かに…それを知っているのはルビィとお姉ちゃん。そして、助けてくれたあの人の3人だけ。

 

善「ルビィ、本当なの?」

 

ルビ「うん…」

 

蓮「そんなことより、わかったんならさっさと俺に掴まって。飛び降りるから。」

 

3人で同時に頷き、ルビィはお兄ちゃんの背中に。花丸ちゃんと善子ちゃんは両腕に掴まった。

 

蓮「ずっと言いたかった…大きくなったね。いくよ!」

 

お兄ちゃんは少し跳んで、地面に降り立った。

 

蓮「よし…次はあいつだな。」

 

善「よかったの?私達が誰かに言うかもしれないってのに…」

 

善子ちゃんがそう言うと、一瞬止まって少し考え事をしているかのように見えた。

 

蓮「ん~、それはそんとき考える。俺たちは地球上で活動するときの容姿なんかをすぐに変えられるしね。」

 

ルビ「それでも…ルビィは誰にも言わないよ!」

 

花「マルも言わないズラ!」

 

善「…ああは言ったけど、私もよ。行ってきて、ウルトラマンフェニックスさん。」

 

蓮「ああ…闇よ、お前は確かに強大で地球の運命を握っているのはお前かもしれない…地球の運命は、俺が取り戻し光の運命のままにしてやる!」

 

お兄ちゃんは右腕に、あのブレスレットを出現させ翼を展開してから下のクリスタルを回してfの字を描いて思いっきり突き出した。

 

蓮「フェニーーーックスゥ!!」

 

 




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不死鳥VS闇の巨人 3

前回のラブライブ!サンシャイン!

 

ルビ)お昼休みの最中、ティガダークというのが現れて町を破壊し始めてルビィ達は逃げようとしたんだけど

 

善『私達…屋上に閉じ込められた…?』

 

ルビ)攻撃の余波で、屋上から出られなくなったけどお兄ちゃんが跳んでここまで来たのを思い出して提案するけど

 

善『あんたアホなの!?先生があのウルトラマンなら納得がいくけど、普通の人間でしょ!?それなのに、大丈夫って…』

 

ルビ)って反対されたけど

 

蓮『俺の本当の名前はウルトラマンフェニックス…ウルトラマンタロウの息子だ。』

 

ルビ)ってこととルビィとお姉ちゃんを昔助けてくれた人っていうことが判明して、なんとか地上に降りてお兄ちゃんは変身して戦いに行った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

「デヤッ!」

 

「ヂャアァッ!?」

 

俺は変身し、再び町を破壊しようとしたティガダークにアッパーを入れ距離を作る。

 

「ウルトラマンだ…ウルトラマンが来てくれた!」

 

「頑張れ!ウルトラマン!」

 

「負けんなぁー!!」

 

「ハッ!」

 

「デェア…」

 

直ぐ様、ティガダークとロックアップの体勢になり互いに力を込め合う。

 

『成る程…最強の闇と言われたのは伊達じゃないな…けど、親父やゼロのパワーの方が凄かったぜ!!』

 

「セヤッ!」

 

「ヂェアァ!!」

 

ロックアップから、直ぐに握力のみで両腕にダメージを与え更に喧嘩キックで距離をとる。すると、直ぐ様ハンドスラッシュで反撃してくるが俺は両手で捌き逆にクリスタルを擦って放つフェザースラッシュでカラータイマー付近を攻撃。怯んだ瞬間に追撃しようとするも…

 

「デェ!!」

 

「ヴワッ!!」

 

眼からの赤い光弾で逆にダメージを与えられる。怯んで少し後退した瞬間、地盤沈下が起こり俺は埋まってしまう。

 

『しまった!!』

 

「フフフ…ハアッ…デア!!」

 

「ジャアッ!!」

 

何とか抜け出そうとするが、上空からの強烈な蹴りで更に埋められてしまい更にはカラータイマーまで点滅を始める。

 

ティコンティコンティコン

 

ルビ「ウルトラマン!頑張って!」

 

花「さっさと抜け出すズラ!!」

 

善「あんたじゃないとそいつに勝てないんでしょ!?だったら、さっさと戦いなさいよ!!」

 

遠くから、そんな声が聞こえた…

 

『そうだ…俺は…負けるわけにはいかない!!』

 

「ハアァッ…デア!!」

 

抜け出そうと、力を込めたが更に強烈な蹴りが脳天に命中して俺は一瞬朦朧としてしまう。それを見たティガダークは、両腕を広げ赤く発光する。すると、パワー形態のティガトルネードとなっておりダーラムの必殺技のファイアマグナムでトドメを刺そうとしてきた。

 

『っ!チャンス!』

 

俺は敢えて抵抗せずに、その技を食らった。

 

「っウルトラマン!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フッ…ハァッ!?」

 

ティガは勝利を確信したかのように笑う…が、直ぐ様驚愕した。何故なら、確実にトドメを刺したはずのウルトラマンが地中から抜け出していただけでなくカラータイマーも青く余裕綽々と立っていたからだ。

 

『残念…俺はウルトラ戦士の中でも特殊でね。炎を自分のエネルギー…つまりカラータイマーに取り込むことができるのさ。』

 

「ハアァッ…デヤアァァァ!!」

 

ティガは激昂したかのように、突撃してくる。が、それを狙っていた俺はクリスタルを擦る。普段の俺の炎エネルギーに、ティガの放った技が組合わさったことで爆炎の如く燃え上がる。そして、俺はフレアカウンターゼロをティガの腹に突き刺した。

 

『ティガダーク…さあっ、お前の罪を数えろ…そしてそれを償いながら消えろ!』

 

「デヤアッ!!」

 

そのまま、片膝を突きながら炎エネルギーを流し込む。抵抗しようと、俺の脳天に肘打ちやチョップを繰り返すが全く効かず…やがて

 

「ヂャアァァッ!!」

 

断末魔を上げながら、爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ視点

 

ティガダークとの戦いから数日がたった。今日は善子ちゃんと花丸ちゃん、それとお兄ちゃんとでピクニックに来ていた。

 

善「輝く太陽…ああ…いざ参らん!孤独なるヘブン!」

 

蓮「んなこと言ってると弁当俺達で食っちまうぞ。」

 

善「うう…食べるから残しときなさいよ!!」

 

お兄ちゃんがウルトラマンフェニックスであることは、今だけルビィ達だけの秘密にすることにした。なんで今だけかと言うと

 

蓮『いずれ正体は話さなきゃいけないときがくる…それまでここだけの秘密にしようぜ。』

 

とのことだった。

 

花「そういえば、前から気になってたけど…蓮さんって人間で言うといくつくらいズラ?」

 

蓮「んっと~本当は1万歳で地球人換算だと…21くらいかな?」

 

善「若っ!?」

 

本当に、ルビィ達と兄弟くらいの年の差であることに驚いてるのを他所にお握りを頬張るお兄ちゃん。

 

蓮「つうか、この3人でいるときくらい2人の呼び方変えて良い?」

 

花「ズラ?」

 

善「なら…私の事は堕天使ヨハネと!」

 

蓮「やだ。」

 

ルビ「えっ…ルビィは?」

 

蓮「ルビィちゃんはルビィちゃんのまま。なんかそういうのに滅茶苦茶鼻が利きそうな人、いるでしょ?」

 

ルビ「あぁ…お姉ちゃん。」

 

それはそうとあっさり却下されたことで、その場で落胆する善子ちゃんとそれを苦笑いで見つつもちょっと焦っているかのように見える花丸ちゃん…

 

蓮「…んじゃあ、ヨハ子とズラ子で。」

 

花「ズラ…子?」

 

善「ヨハ…子?」

 

蓮「だって、ずっとズラズラヨハヨハ言ってるから…なんか変?」

 

2人共、腕を組んで何度も首を動かしてうんうん考える。やがて結論付いたらしく、お兄ちゃんに勢いよく近づいた。

 

善「ほんっっっっとうにこの中でしか言わないのよね!?」

 

蓮「う、うん。」

 

善「それなら私もズラ丸もギリッギ…リOKだからね!!」

 

そんなやり取りを終えて、2対2のバトミントンを始めた。ペアは花丸ちゃんお兄ちゃん、ルビィ善子ちゃんで。

 

花「ズラァッ!?」

 

勢いよく転びながら、高くあげた花丸ちゃん。すると、善子ちゃんはギラリッ!として飛び上がった。

 

善「ヨハネ!クリティカルストライク!!」

 

蓮「ッグギュ!?」ティーン

 

強烈なスマッシュがお兄ちゃんのあそこに当たって、その場で悶え出した。

 

ルビ「だ、大丈夫?」

 

蓮「あ、ある意味パーフェクト!だ…」

 

花「会心の…一発ぅ~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「ティガダークをああもあっさりと…」

 

???「流石はタロウの息子…だな。」

 

???「まあよい。次なる手は打ってある。」

 

ローブの男はそう言いながらとある方向を見ると、赤い空が広がっている空間の中に目が緑色の生物が暴れていた。




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ウルトラ兄弟を超えていけ 1

この作品の設定では、Aquorsの親は全員ウルトラマンを見てます。




蓮視点

 

蓮「ふふ…いい感じに育ってきてんじゃん。」

 

黒澤家の庭のとある一角。そこには旦那の許可をとって、ちょっとしたハーブや野菜を育てている。別々の世話をしているとルビィちゃん達がやって来た。

 

ルビ「なにしてるの?」

 

蓮「この前植えたハーブやオクラの様子見。」

 

ダイ「休みの日はほとんどかかりっきりですよね。そういえば前々から思ってたんですけど、お父様とお兄様ってどうやって知り合ったのですか?」

 

それを聞かれて、俺は一瞬ドキッとしてしまった。何故なら…

 

黒父「2人とも、こんなところにいたのか。」

 

ルビ「お父さん。」

 

黒父「先程、小原さんから連絡があったぞ。なにか緊急らしい。」

 

ダイ「わかりました。ありがとうございます、ルビィ行きますわよ。」

 

ルビ「うゆ!」

 

足早に去っていったのを見て、俺は少しホッとした。

 

蓮「助かりましたよ、旦那。」

 

黒父「はは。ルビィとそのお友達以外にはまだ内緒だったな…フェニックスさん。」

 

蓮「だから、今の俺は八雲蓮ですって…」

 

実際、俺の正体を知っているのはもう2人…既にお察しであると思うが、この人達夫婦だ。本当なら相容れない俺とこの夫婦がどうやって出会ったか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれは…今から2年前の真冬の話だ

 

俺は、地球で家を持たずに暮らしていた。その日も、バイト終わりに夜道を歩いていたのだ。

 

蓮『地球だと、安定した仕事ってのは教師なのか…80と若干被るが資格とってみるか…』

 

黒いコートとネックウォーマーを口を覆い被さるように着て、ブツブツと参考書を読みながら歩いていると

 

『やめてください!』

 

『私はどうなってもいい!けど…妻だけは見逃してくれ!』

 

『うるせぇ!!』

 

路地裏から、そんな声が聞こえ俺は興味本意で見てみると夫婦に絡んでいる地球で言う不良風なザラブ星人、マグマ星人、バルタン星人がいた。

 

蓮『おい。』

 

ザラ『ああん!?』

 

蓮『町中でうるせえ…発情期の猿じゃねえんだ。もう少し節度を持て…』

 

マグ『うるせぇ!!』

 

逆上して襲いかかってきたマグマ星人をコートで顔を覆い被せてからローリングソバットで、バルタン星人をサマーソルトキックで、ザラブ星人をショルダータックルであしらった。

 

バル『き、貴様は…まさか…』

 

蓮『名乗る必要はない…今すぐ消えろ。消えないと…紅蓮の炎で焼き焦がす…』

 

できる限りの超低音ボイス。それで脅したら尻尾巻いて逃げ出した。

 

バル『くそ!覚えてろよ、タロウの息子!!』

 

蓮『…ザ・三下の台詞だな…大丈夫か?』

 

黒父『タロウ…?っ!もしかしてウルトラマンタロウのご子息!?』

 

蓮『あれだけでよくわかったな…まあっ、そうだよ。俺の名前はウルトラマンフェニックス。地球だと、八雲蓮って名乗ってる。』

 

黒母『お礼として、お食事でもどうですか?この先に美味しい和食のお店があるんですよ。』

 

グーッ

 

そう言われると、腹が減って招待に応じることにしたんだけどそれが今の運命に変わるなんて思いもしなかったな…

 

黒父『それにしてもウルトラマンってテレビの中の存在だと思ってたが、現実にいたとわな…』

 

蓮『パラレルワールドってやつだな。80から聞いたことがある。人間が創造したものは世界を創造するっていうらしい。』

 

黒母『タロウの息子…ということはゼロさんと出会ったことは?』

 

その時、俺は飲んでいた日本酒の手を止めた。ゼロが追放されたときの事を思い出していたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェニ『おい親父!なんでゼロが追放されたんだよ!?』

 

タロウ『宇宙警備法を破ったのだ。仕方あるまい。』

 

フェニ『仕方ないじゃねえよ!!あいつは俺と一緒に強くなろうって誓ってたんだよ!そんなあいつを追放したのかよ!?』

 

セブン『フェニックス、落ち着け。』

 

フェニ『落ち着いてられるか!!ってか、セブン!てめぇ、なんで自分の息子を顔色ひとつ変えずに追放できた!?どういう神経してるんだよ!?』

 

父『セブンはあれが最善の策と判断したのだ。』

 

フェニ『うるせえじじい!それより、早くゼロを呼び戻せ!あいつと約束してるんだ!一緒に強くなって、親父達を超えるウルトラ兄弟になろうって!だから早く呼び戻…』ドコッ!

 

親父、セブン、じいちゃんに立て続けに掴みかかったところで俺は親父に本気で殴られた。

 

タロウ『いい加減にしろ!ゼロは、やつのように闇に堕ちたりはしない!我々はそれを信じて、レオに託したのだ!戻ってくるまで、信じて待つのだ。』

 

フェニ『っ…』(強くなってやるよ…ゼロが戻ってきて、2人でハーフボイルドとか言われないためにも…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮『あるよ…ってか、親友。』

 

黒母『まあっ…』

 

黒父『それより、君が派遣されたということはこの星に何か危機が迫っているのかい?』

 

割りと核心ついた事言ってくるな。そう思い、話すことにした。

 

蓮『うん。親父達が倒した巨悪がこの星を狙ってるって。でも、これは自分の事だけどそろそろバイト生活も厳しくなってきてな…調べたら教師が安定してるってあったけど大学行く金ないし…』

 

黒父『なら、私が出そうか?』

 

蓮『はい?』

 

黒父『君の大学への編入、及び就職先を私が全面的にバックアップをする。卒業後、君は我々と共に暮らす。ウィンウィンじゃないか?』

 

その時、俺は正直ラッキー。って思い、それを了承しようと手を差し伸べようとしたら奥さんの方がやたらと目を細目ながら俺を見ていて

 

黒母『ああっ!!』

 

黒父『えっなに、ダメだった?』

 

黒母『今思い出しました!あなた、私と1度会っていませんか!?あの…銀行強盗から娘を助けてくれた!』

 

そう言われて、俺ははっきり思い出した。地球に来て古本屋というところに行った帰り、ペダン星人相手に読んだキン○マンの技を試した時にいた女の子と女性の事を。

 

蓮『ああ…あの時の。』

 

黒母『その節はありがとうございました!そのお礼といってはなんですが、是非援助させてください!』

 

黒父『そういうことだ。決まりだね。』

 

そこで俺達は固く手を握りあい

 

黒父『あっ、それからこれからは敬語で接してくれよ。』

 

蓮『めんどいからやだ。』

 

黒母『援助、打ち切りますよ。』

 

蓮『脅迫す…しないでください…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現在

 

蓮「ふう…」

 

黒父「どうした?」

 

蓮「別に…ちょっと昔思い出してただけです。」

 

再び育ててる野菜達の面倒を見ようとすると

 

ダイ「お兄様!Aquors緊急招集らしいです!」

 

蓮「…うそん。」

 

ダイ「本当ですわ!さあっ!start your engine。トップギアで参りましょう!」

 

ルビ「うゆ!」

 

テンションフォルテッシモな2人を追いかけ走り出す。

 

黒父「はは…お兄様、か。」

 

そんな声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「はあっ!」

 

全てが赤い空間。その中で金色の巨人と暗い青の巨人が戦っていた。

 

???「もっとだ…もっと学べ!そして、タロウの息子を倒せ!」




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ウルトラ兄弟を超えていけ 2

前回のラブライブ!サンシャイン!

 

蓮)休みの日、俺は趣味で育てている野菜達の面倒を見ていると

 

ダイ『お父様とお兄様ってどうやって知り合ったのですか?』

 

蓮)今のダイヤちゃんには話せないことを聞かれ、困ったところを旦那に助けてもらいその事を思い出していたら

 

ダイ『お兄様!Aquors緊急招集らしいです!』

 

蓮)妙にテンションが上がった2人を追いかけ始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ視点

 

鞠莉さんに呼び出された私達は小原ホテルに着き、案内された部屋に入ると既に果南さん達が到着していました。

 

果「遅~い。」

 

ダイ「これ…でも…急い…できたの…ですよ…」ハアッハアッ

 

ルビ「喉…渇いた…」

 

蓮「ウォーター、プリーズ。」

 

千「スイー、スイー、スイスイー。」

 

曜「千歌ちゃん。それも魔法使いだよ。」

 

そんな茶番を繰り広げ、とりあえず差し出されたお水を飲み干すとホワイトボードを転がしながら鞠莉さんがやって来ました。

 

鞠「YEAH!よぉーく来てくれまぁした!」

 

果「緊急って言うから急いできたけど、何の用?」

 

鞠「YES。Aquors全員でないと、決められないことでぇす…」

 

珍しくシリアスな雰囲気を醸し出す鞠莉さんに私達は緊張を隠せず、固唾を飲んで見守っていると…

 

鞠「Turn up!!」

 

勢いよくホワイトボードを反転させると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイ「これは…」

 

梨「あのウルトラマン…ですよね?」

 

鞠「YEAH!今日集まってもらったのは、このウルゥトラマンのNAMEを決めるたぁめでぇす!」

 

鞠莉さんの異様なテンションの高さに、私達は一瞬固まりました。そして

 

「そんなことかーい!!」

 

お兄様を除く全員からツッコミが入りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ視点

 

千「だから!炎を使うからウルトラマンフレアだって!」

 

鞠「NO!腕のブレスレットが鳥の翼のよぉうに見えたのでウィングでぇす!」

 

果「梨子達はどう思うの?」

 

梨「んっと…」

 

皆で話し合ってる時、こっそりルビィはお兄ちゃんの側によって

 

ルビ「ねえ、本当にいいの?」ヒソヒソ

 

蓮「何が?」ヒソヒソ

 

ルビ「その…名前を勝手に決められるなんて…」ヒソヒソ

 

そう言うと少しお兄ちゃんは考えて、そして

 

蓮「まっ、その時はその時よ。ヒカリだって、地球人に名付けられたって言うし。」ヒソヒソ

 

ルビ「そ、そう…なんだ…」ヒソヒソ

 

退屈そうに欠伸をしているお兄ちゃんを何となく見ていると

 

クワァーン!!

 

そんな音が響いて、一斉に外を見ると空がガラスみたいに割れてそこには赤い空間が広がっていた。そして中から赤と金色の巨人みたいなのが降りてきたの。

 

「エェラ…」

 

果「異次元超人エースキラー!かつてウルトラマンエースを苦しめて、更にはメビウスキラーとしてウルトラマンメビウスを苦しめたサイボークだよ!」

 

果南ちゃんの解説が終わったと同時に、エースキラーは眼から光弾を放ち始めて町を破壊し始めてルビィ達のいる部屋まで揺れ始めた。

 

「お嬢様!ここは危険です。ご友人の方達も逃げてください!」

 

鞠「わかったわ!みんな、彼は私が子どもの頃から仕えてる執事でぇす。信頼できる人でぇす!」

 

その言葉にうなずいたルビィ達は逃げようとすると

 

蓮「適当にはぐれたフリするから、ヨハ子ちゃん達と口裏合わせよろしく。」ボソッ

 

ルビ「やられないでね…」ボソッ

 

蓮「まっ、善処するよ。」ボソッ

 

やがて走り始めて、適当な分かれ道を見つけたお兄ちゃんは頷いてそっちに向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

蓮「好き勝手やってんじゃねえよ…」

 

俺は左のポケットから、あるものを取り出した。それは、かつてゼロととある惑星にて特訓をしていた際に見つけた鉱物。地球で言う、ダイヤモンドに近いがその輝きは更に眩く水晶のように透き通っている。

 

蓮「ゼロ…俺達は離れ離れになった。けど、俺は一人だと思ったことはない。これがある限り、俺達は繋がっていられる…行くぞゼロ。一緒に戦ってくれ…」

 

俺は鉱物を仕舞い、フェニックスレットを出現させ変身プロセスを経て元に戻った。

 

蓮「フェニーーックスゥ!!」

 

「デヤアッ!」

 

現れ様にエースキラーにレオ直伝の飛び蹴りを叩き込み、海に降りる。

 

「ハッ!」

 

「エェラ…エェラァァ!!」

 

起き上がると同時に、両腕を高く広げると全身が赤黒く発光する。発光が収まると、金色の部分が所々刺々しくなり赤い部分も赤黒く、爪先もかなり鋭くなり眼の色は闇のように暗く鋭くなった。

 

『おお、怖。けど、どうなろうと冷静になって戦え。メビウスとヒカリの教えだ!』

 

俺は構え直してエースキラーに立ち向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「さあ…タロウの息子よ。お前の実力を、じっくり見せてくれ…」

 

その男は、ラムネを開けながらとあるビルの屋上でその戦いを見ていた。

 

???「…我が友よ、見ているか?お前の息子が、私の最高傑作に倒される瞬間を…フフフフフ…ハハハハハ…」

 

笑っている…が、何故か表情は暗くやがて左の瞳から一筋の涙が落ちた。




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ウルトラ兄弟を超えていけ 3

前回のラブライブ!サンシャイン!

 

蓮)ウルトラマンとしての俺の名前を決めようという話し合いを、理事長宅で行っていると

 

『エェラ…』

 

蓮)突然、エースキラーが現れて俺は逃げるフリをして屋外に出てゼロとの思い出の品を手にしながら元に戻り、立ち向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ視点

 

「ここです。ここなら、安全と判断されました。」

 

鞠「サ、サンキューでぇす…みんな、いまぁすか?」

 

果「1、2、3、4、5、6、7、8。全員…あれ!?八雲先生は!?」

 

それを聞いた瞬間、ルビィは一瞬ビクッとしたけど花丸ちゃんと善子ちゃんにアイコンタクトをとると察してくれたみたい。

 

花「せ、先生ならさっき魔王によって分けられた道に行ったよ!」

 

ルビ「そ、そうズラ!」

 

善「ピギッ!!」

 

千歌ちゃんと曜ちゃん以外、目を細めて怪しんできたけど

 

「ハッ!」

 

「エェラ…エェラァァ!!」

 

お兄ちゃんとエースキラーが戦い始め、ルビィ達は固唾を飲んで見守ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

より禍々しい姿となったエースキラー相手に、俺は突撃していくがすぐに左腕を捕られ一本背負いのように投げられる。

 

「グワッ!」

 

『いいね…強ければ強いほど、俺は燃えるタイプなんだ!!』

 

「デュッ!」

 

???「ストリウム光線!」

 

どこからかそんな声が聞こえた。だが、それを気にせずに突っ込もうとするとエースキラーは両手を空高く掲げながら組んで、闇のようなエネルギーを貯めると親父と同じストリウム光線が放たれ、マトモに喰らってしまった。

 

「ウウ…ジェラァ…」

 

「そいつはエースキラーでも、メビウスキラーでもない…お前の尊敬するウルトラ兄弟全ての力を兼ね備えたウルトラキラーなのだよ…タロウの息子よ。」

 

『誰だ!?どこにいやがる!?』

 

???「そんなことは今どうでもいい…次はそうだね…レオヌンチャク!」

 

油断している俺に、ウルトラブレスレットをヌンチャク型に変形させたエースキラー改め、ウルトラキラーが襲いかかってきてレオより鋭いヌンチャク捌きに俺は手も足も出ず、昏倒してしまう。

 

「ウウ…デヤアッ…」

 

???「ははは…尊敬してるウルトラ兄弟にやられる感じはどうだい?」

 

Aquors「ウルトラマン!!」

 

ティコンティコンティコン

 

『くっそぉ…やられる…』

 

そう思ったとき、何故かゼロと特訓をしていた日々を思い出した。

 

『セッ!シエェェラ!!』

 

『フッ!ハアッ!!』

 

荒廃した惑星…そこでは誰も邪魔が入らないため俺達は特訓場として利用していた。

 

ゼロ『ウオッ!…へへ、今日は俺の負けかな?やっぱ、フェニックスは強いな。さすが、タロウ教官の息子だけの事はあるな。』

 

フェニ『お前もな、ゼロ。もうちょいで負けるとこだったぞ。互いに、親父達に鍛えられてるから五分と五分だろ。』

 

ゼロ『ああ…けど、いつか俺は自分の戦い方を見つけて親父達ウルトラ兄弟を超えて見せてやるぞ。』

 

フェニ『そうか…なら、俺はそれをも超えてやるぞ!』

 

ゼロ『それでも俺は更に先に行ってやる!』

 

そういうやり取りをして、互いに笑いあったあの日。その時の言葉で俺はハッとした。

 

『そうだな…ゼロ。俺は俺の戦い方で…仮想ウルトラ兄弟を超えてやる!』

 

「セヤッ!」

 

「エェラ!!」

 

???「ムーンサルトキック!!」

 

ウルトラキラーは80の得意技を放ってくるが、命中するより先に右足を捕りドラゴンスクリューの要領で投げる。

 

???「なに!?」

 

『悪いねぇ…さっきの気絶で大事な約束を思い出した。それをはたすために、俺のファイティングスタイルで行くぜ!』

 

「ハッ!」

 

ダイ「ウルトラマンさん!頑張って下さい!」

 

果「そんなやつ、さっさとやっつけてよね!」

 

千「ファイトだよ!」

 

地上からそんな応援が聞こえ、俺は再び闘志を燃やしてウルトラキラーに突っ込み怯んでいるウルトラキラーの首を自分の左肩に乗せ、頭上に逆さまに持ち上げて両足を掴む。

 

『キン○バスター!』

 

そのまま、軽く跳んで地面に叩きつけるとウルトラキラーの両足に亀裂が入ったような音がする。だが、そこで手を止めずにウルトラキラーを上に投げる。そしてウルトラホーンを背中に突き刺し、首と腿を掴んで反らせる。

 

『タワー○リッジ!!』

 

「シェラ!エェラァ!!」

 

「エェ…ラァ…」

 

必死に抵抗しようとするが、俺は決して手を緩めない。やがて、背中も亀裂が入るような音がし俺は技を解いて投げる。

 

『トドメだ!』

 

フラついてるウルトラキラーを余所に、俺は翼部分を折り畳みフェニックスブレードを出現させる。

 

???「くっ…メビュームナイトブレードで抵抗!」

 

ウルトラキラーの両腕からブレードが出現した。けど、俺は焦らずに突っ込みフェニックスブレードを縦に振るとウルトラキラーは防ごうとメビュームナイトブレードをクロスして防ぐ…が

 

バリーン!

 

その音と共に、メビュームナイトブレードは粉々に砕け散る。

 

「エェラ!?」

 

『残念…メビウスやヒカリ、ジャックとの特訓で何度も折られながらも強度を増してったんだ。今だったら、ダイヤモンドすら傷を付けられるぜ。』

 

「シェラ!」

 

???「やめろぉ!」

 

怯んでいるウルトラキラーの懐に入り込み、左下から振り上げ、右上から振り下げX字に傷を付ける。ウルトラキラーは何度か前後に揺れ、やがて仰向けに倒れて爆散した。

 

「シェラッ!」

 

復元光線で、壊れた箇所を修復し飛び立ち適当な高度で蓮の姿に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ視点

 

お兄ちゃんがエースキラーを倒して、ルビィ達は鞠莉ちゃんの部屋に戻った。少しすると

 

蓮「や、やっと…つい…た…」

 

鞠「Teacher八雲!どぉこにいってたぁんですか!?」

 

蓮「こういうのもなんだけど…ここ、広すぎ…俺、方向音痴だから迷ってたんですよ…」

 

お兄ちゃんは息を切らしながらも、なんとか説明を終えるとルビィの横に座る。

 

曜「まあっ、それは置いといてあのウルトラマンの名前なんだけど…」

 

千「フレア!」

 

鞠「ウィング!」

 

また、このディベートをするかと思えば

 

蓮「フェニックスは?」

 

果「えっ?」

 

梨「フェニックス?」

 

蓮「うん。炎使えて、翼があるからフェニックス。それでいいんじゃない?」

 

お兄ちゃんの、本当の名前を知ってたルビィ達は何も言わなかったけど果南ちゃん達は少しだけ固まっていた。

 

ダイ「フェニックス…」

 

千「いい名前!」

 

鞠「Yeah!この、ウルトラマンのnameはウルトラマンフェニックスでぇす!!」

 

ホワイトボードに、大きくフェニックスと書かれその後は別のメイドさんが持ってきてくれたおやつを食べることになったけど…

 

ルビ(そういえば…あの執事さん、どこに行ったんだろ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「俺だ。なんとか、やつらと接触できたがまだ詳しい動きは見えない。」

 

深夜。とある山林の中で、スマートフォンで連絡をしている者がいた。

 

???「そう…こっちも準備はまだまだかかるから、もうしばらくお願いしていい?」

 

???「了解。また動きがあったら、連絡する。」



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不死鳥VS地球の堕精霊 1

???視点

 

???「私の…ウルトラキラーが…」

 

???「所詮、造られたものだ。タロウの息子相手ではああなるのが当然だ…」

 

???「貴様!」ガッ!

 

ローブの男を、もう一人の男は暗い青の姿に変わって掴みかかるも掌からの念動波のようなもので離される。

 

???「ぐっ!」

 

???「となれば…やはり頼れるのはダークネスのみ。次は…こいつといくか…」

 

ローブの男が掌に息を吹き掛けると、ティガダークとは違うダークネスが2体立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曜視点

 

曜「くあっ…ああ…」

 

梨「珍しいね、曜ちゃんが欠伸なんて。夜更かし?」

 

曜「うん。千歌ちゃんのリクエストでね。ウルトラマンフェニックスのテーマソングを作るんだ!って。」

 

今日は平日…だけど、創立記念日で私達はお休みの日。それを利用して、私と千歌ちゃん、梨子ちゃんは水族館にアルバイトに来ていて今はイルカやアザラシのショーステージを掃除していた。

 

千「よーちゃーん!次は何すればいいのぉ?」

 

曜「んっと…確かいるか達の餌の補充だったかな?」

 

千「わかった~!」

 

足早に千歌ちゃんは去っていき、私と梨子ちゃんは黙々と作業を続けていると

 

ルビ「あっ!曜ちゃんに梨子ちゃん!」

 

梨「ルビィちゃん。」

 

蓮「俺もいるよ。」

 

曜「先生まで。どうしてここに?」

 

蓮「水族館に行きたいって言ったけど、ダイヤちゃんには保護者として俺が着いていくのを条件にOKもらったって訳。」

 

なるほど。そう思った私達は再び掃除を始めると、なぜか八雲先生はジト目で見ている。

 

蓮「掃除は隅から隅までしっかり。」

 

曜「えっ?」

 

蓮「ちょっと口悪くなるけど、なっちゃあいないんだよ。はい、もう一回最初から!」

 

普段は出さない大声を出され、私達は一瞬萎縮したけどすぐに掃除をやり直し始めた。

 

蓮「桜内さん。そこまだ汚れが残ってる。」

 

梨「は、はい!」

 

蓮「渡辺さん!そこ磨きが甘い!」

 

曜「うぇえ!?」

 

観覧席でソフトクリームを食べているルビィちゃんを余所に、先生は厳しく私達に掃除の指示をしていて腰が痛くなってきた頃に

 

蓮「もういいよ。充分綺麗になった。ソフトクリーム食べる?奢るよ。」

 

梨「いえそれは…」

 

曜「奢り!?やったぁー!」

 

遠慮しようとする梨子ちゃんの言葉を遮ると、先生は購買にソフトクリームを買いに行き私と梨子ちゃんは丁度休憩の時間になったからルビィちゃんの隣に座った。

 

曜「こ、腰が…」

 

ルビ「あはは…先生って、家の家事全般やってくれてるからそういうのになるとああいう風になるんだよね…料理も凄く美味しいし掃除も丁寧だからいいんだけど。」

 

梨「へぇ。あっ、だから試食係の話になっていらないって言われたとき善子ちゃん達落ち込んだんだね。」

 

蓮「はい、おまた~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

買ってきたソフトクリームを2人に渡し、俺は缶コーヒーを飲みながらもボーッとしてると

 

梨「それにしても…」

 

蓮「ん?」

 

梨「先生って、私服派手ですね。」

 

そう言われ、俺は今日着ている服を改めて確認する。赤よりのオレンジのシャツにジーパン、左腕には腕時計を右腕にはブレスレットを着けていたのだ。

 

蓮「そうかな?」

 

曜「確かに。そのブレスレットなんか、普段なら着けなさそうなのに。」

 

蓮「ああ…これは俺の親友から貰ったものでな。あいつとはしばらく会えそうにはないから、仕事や料理以外だと常に着けてるんだ。」

 

その親友とは勿論ゼロのこと。あいつと見つけたあの鉱石を、旦那に頼んでブレスレットへと加工して貰ったんだ。

 

ルビ「会えるといいね。その親友さんに。」

 

蓮「うん。さて、次は何見に行く?」

 

ルビ「アシカ!泳いでるアシカが見たい!」

 

蓮「OK。じゃあ渡辺さん、桜内さん。また後で。」

 

曜「ヨーソロ~」

 

梨「はい。」

 

子どもみたいに、無邪気にはしゃぐルビィちゃんを見て俺は少し口角が上がっていた。

 

蓮(兄貴って、こういう感じなのか…)

 

そんなことを考えながら、従業員が通る度に俺は一人一人の姿に注目する。やはり、人間が多いが中にはピット星人やミミー星人がいたが笑顔で楽しそうに働いていたため、俺は何も言わずにいた。

 

ルビ「あっ!お兄ちゃん!アシカだよ!」

 

蓮「ん…あっ、そうだね。」

 

こんな平和な日々が続けばいい。そんなことを考えながらも、ルビィちゃんの後ろから泳いでいるアシカを見ていると地響きがして俺もルビィちゃんもバランスを崩す。

 

蓮「大丈夫!?」

 

ルビ「う、うん。けど、今の…何?」

 

蓮「多分…怪獣かダークネス。」

 

怯えているルビィちゃんを、周りに人がいないのを確認してからそっと抱き寄せた。

 

ルビ「お、お兄ちゃん!?///」

 

蓮「ご、ごめん。けど、人を…特に異性を落ち着かせるにはこうした方がいいって地球に来た頃読んだから。」

 

ルビ「そ、そう。でも、ありがとう!」ウルウル

 

上目遣い!涙目!ベストマーッチ!

 

蓮「…ゲホッ!」

 

ルビ「ど、どうしたの?」

 

蓮「なんでもないよ。」

 

話には聞いていたが、これはベストマッチ過ぎてヤバイ。一瞬血吐きかけたぞ。

 

それは置いといて、俺達は外が見えるオープンスペースに急いで行くと

 

「デュア…」

 

「オワァ…」

 

ガイアダークネスとアグルダークネスが揃って内浦の海に立っていた。




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不死鳥VS地球の堕精霊 2

前回のラブライブ!サンシャイン!

 

曜)創立記念日を利用して、私達は水族館でアルバイトをしていると

 

ルビ『あっ!曜ちゃんに梨子ちゃん!』

 

蓮『俺もいるよ。』

 

曜)先生とルビィちゃんがやって来て、先生指導のもと一生懸命掃除をしたからご褒美としてソフトクリームを奢ってもらい、更に頑張っていると

 

『デュア…』

 

『オワァ…』

 

曜)この前のティガダークみたいな、ガイアとアグルが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

ルビ「お兄ちゃん…」

 

蓮「心配しないで。さっさと片付けにいく。」

 

俺は付けていたブレスレットを外し、フェニックスレットを出現させて元に戻ろうとしたら

 

曜「あっいた!」

 

ルビ「ピギッ!」

 

蓮(タイミング最悪!)

 

運悪く、渡辺さんと遭遇して俺は咄嗟に右腕をポケットに突っ込みフェニックスレットを隠した。

 

曜「二人とも…避難勧告出てるから…はやく…にげ…よ。」

 

余程急いだのか、汗がTシャツにまで滴っていて俺は1度目を反らしてから上着を脱いで頭から被せた。

 

蓮「暑いかもしれないけど、着た方がいいよ。俺は興味ないからいいけど、他の発情しやすい猿がすぐ発情するぞ。」

 

曜「へっ?」

 

渡辺さんは恐る恐る胸元を見たら、すぐに顔を赤くして上着を羽織った。

 

曜「あ、ありがとうございます…///」

 

ルビ「…」ジトー

 

蓮「?それより、早く逃げなきゃなんでしょ?」

 

「「っ!そ、そうだね!!」」

 

何故か妙に焦りだした二人を尻目に、逃げようとすると

 

「ジャアッ!!」

 

「デュワァァ!!」

 

ガイアダークネスとアグルダークネスがダブルスラッシュで攻撃を始め、運悪く俺達が向かおうとしていた方向の天井が崩れ、踵を返そうとしたがそこも崩れてしまう。

 

曜「うそーん!!」

 

ルビ「ルビィ達…また閉じ込められた!?」

 

蓮(どうする…今ここで変身すれば3人とも助かる。けど、巨大化して飛び出した瞬間に攻撃を喰らって巻き添えにしてしまうかもしれない。でも、このままでいたらいずれ倒壊して下手したら死ぬ…だとしたら、答えは3つ目だ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曜視点

 

私とルビィちゃんがパニックになっていると、さっきまで顎に手を当ててい考え事をしていた先生が一度頷いてから頭を上げる。

 

蓮「渡辺、ルビィ。俺の両手に掴まれ。」

 

ルビ「へっ?」

 

曜「先生。今、渡辺って…」

 

蓮「早くしろ!死にたいのか!?」

 

突然の大声に私もルビィちゃんもビクッとするけど、すぐにルビィちゃんは右腕に寄り添うように。私はそっと手を掴んだ。

 

蓮「ウルトラ、テレポート!ナウ!」

 

曜「えっ?」

 

すると、すぐに体が波打つように揺れて気が付くとさっき徹底的に掃除したショーステージの上に立っていた。

 

曜「先生…まさか!?」

 

ルビ「そのまさかだよ。曜ちゃん。」

 

蓮「ああ…俺が、ウルトラマンフェニックス。タロウの息子だ。一応言っとくが、本名だぞ。」

 

その事実に、私はただただ呆然としていたけど次にある疑問が浮かんだ。

 

曜「えっ、ルビィちゃん知ってたの!?」

 

ルビ「うゆ。この前、ティガダークが現れた時に善子ちゃん達と屋上に閉じ込められた時に。」

 

蓮「ついでに言っちまえば、ルビィちゃん達の両親も知っている。」

それを聞き、私はただポカンと口を開けることしかできなかった。けど、今考えれば何となく納得がいくことも多い。例えば、この前善子ちゃん達がキャラを一周させたあの言動や初めて会った日には校舎内の構造がわからないのにも関わらずに避難誘導しに行ったり。それら全てが昔、果南ちゃんと千歌ちゃんとで見ていたウルトラマンシリーズの主人公そっくり。

 

曜「そっか…なら、今日から私もその秘密を共有する一人だね!」

 

蓮「妙にものわかりいいな…まっ、その方が助かるけど。」

 

ルビ「まあ、曜ちゃんだからってのもあると思うよ。」

 

先生はそう言い終え、今度はガイアダークネスとアグルダークネスに体を向けた。

 

蓮「ガイア…アグル…貴様らがこの地球の運命を握ってるって言わんばかりに暴れてんじゃねえよ…この星の運命はこの星の住人が決める。そして、俺の運命は…俺が決める!」

 

ルビ「お兄ちゃん!」

 

曜「勝ってくださいね!」

 

蓮「ああ!!」

 

先生は勢いよく右腕を曲げると、ウルトラマンフェニックスのブレスレットが装着されていてその翼部分を広げクリスタルを回しfの字を描いて勢いよく突き出した。

 

蓮「フェニーーーックス!!」




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不死鳥VS地球の堕精霊 3

前回のラブライブ!サンシャイン!

 

ルビ)ガイアダークネスとアグルダークネスが現れて、変身しようとしたお兄ちゃんのところに

 

曜『二人とも…避難勧告出てるから…はやく…にげ…よ。』

 

ルビ)息を切らしながら曜ちゃんがやって来て、お兄ちゃんが汗で胸が透けてる曜ちゃんに上着をかけるとき、何故かジト目で見ていた。その後、崩れてきた瓦礫の中に閉じ込められたけど

 

蓮『渡辺、ルビィ。俺の両手に掴まれ。』

 

ルビ)お兄ちゃんのテレポートで脱出。同時に、曜ちゃんにも正体を明かして戦いに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

「デヤアッ!!」

 

フェニックスに戻り、空中からレオ譲りの鋭い蹴りでガイアダークネスにダメージを与え、着地してすぐに後ろ回し蹴りでアグルダークネスにもダメージを与える。

 

「セッ!」

 

「デュワァ…」

 

「デヤァ…」

 

まず走ってきたガイアダークネスに膝蹴りを喰らわせ、前屈みになった隙に背中伝いに背後に回ってからアグルのこめかみにハイキックを当てる。そのままアグルダークネスに追撃しようとするが

 

「デアッ!!」

 

ガイアダークネスに羽交い締めされ、一瞬油断した隙にアグルダークネスのダークフォトンクラッシャーでカラータイマー部分に大きなダメージを受けた。

 

「グワッ!!」

 

あまりの衝撃に、俺はうつ伏せのまま立ち上がることができない。それを待っていたと言わんばかりにガイアダークネスが踏みつけてくる。

 

曜ルビ「先生(お兄ちゃん)!」

 

『やべぇ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「あ~あ…」

 

水族館から遠く離れているが、今のこの戦いの状況が見えるところにその者はいた。

 

???「しゃあねえな…」

 

フードを目深く被った男は、右手を動かすと光輝いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

ガイアダークネスに何度も何度も踏みつけられ、カラータイマーが鳴り始めた。本気でヤバイ。そう思った瞬間

 

スーッバキィ!!

 

どこからか、鋭い蹴りが飛んできてガイアの顔面に直撃して吹き飛ばした。それに驚いたアグルの隙をついて、俺は前転で距離をとって顔を上げるとそこにはマントをつけ更にフードのようなものを目深く被っている巨人がいた。

 

『誰だ…お前。』

 

『…名乗る必要はない。こいつら程度にやられるような雑魚にはな…』

 

この程度。そう挑発されたガイアダークネスとアグルダークネスはその巨人に突っ込んでくる。ガイアダークネスの正拳突きをノールックでかわし、一本背負いで投げそのままローリングソバットの要領でアグルダークネスの腹にダメージを与えた。

 

『すげぇ…』

 

『…っち、この程度か…あいつらの方が全然強い…』

 

呆れながらそう言うと、ガイアダークネスとアグルダークネスは一列に並びダークフォトンエッジとダークフォトンクラッシャーを同時に放ってきた。

 

『っ!逃げろ!』

 

『…』

 

しかし、そいつは全く避けようともせずに片手を前に出しただけで光線を防いだ。それに、俺だけでなくガイアダークネスとアグルダークネスも呆気にとられていると

 

『トドメだ…』

 

そいつは、まずガイアダークネスの懐に入りアッパーカットの要領で鳩尾部分を殴り付け更にアグルダークネスには喧嘩キックからの回り蹴り連打でダメージを与えるとバク転し、そして

 

『ワイドショット!!』

 

『えっ?』

 

L字に構えて放つ、セブンとゼロの技の筈のワイドショットが放たれガイアダークネス達は爆散した。その風圧で、そいつのマントが外れその正体は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゼロ!ゼロじゃないか!?久しぶりだな!!お前、いつ追放を撤回されたんだよ!?』

 

親友でありトレーニング仲間のゼロだった。その事実に素直に喜んでいると、ゼロは俺の方を振り向きそして…

 

ゼロ「誰だ?お前…」

 

『っ!!』

 

そう言い、光となって消えた。すると、俺も活動限界時間を迎え蓮の姿に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「いいのか?あんな態度をとって…」

 

ゼロ「仕方ねえだろ…俺は…あいつが知っている俺じゃない。下手に話を合わせて拗れるよりは遥かにマシだ。」

 

???「そうか…おっと、お嬢が呼んでる。戻ろうぜ。」

 

ゼロ「ああ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

あいつが…俺を知らない?どういうことだ…

 

水族館から帰ってきた俺は自室に籠り、いぬ○くやのぬいぐるみを抱えながら布団を頭から被っていてさっきのゼロの言葉が無限ループしていた。

 

ゼロ『誰だ?お前…お前…お前…』

 

蓮「まさかあいつ…今の宿り主に心を操られているのか!?」

 

そんなことを延々と考えていると

 

ビュオーッ!!カッ!

 

閉めきっていた窓から突然突風が吹き出してきて、布団が剥がされ気が付くと招待カードのようなものが机の上に刺さっていた。

 

蓮「曲者ぉ!!!」

 

そう叫ぶも、誰もおらず俺は仕方なくカードを開いた。するとそこには

 

親愛なるわが友の息子よ。君を今宵のパリィナイトに招待したい。この時刻にこの場所に来ておくれ。

 

と書いてあり、俺は何が何だかわからなかったが、とりあえず誘いに乗ることにし旦那に夜に出掛けることを話し一先ず昼寝をすることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「さあっ…始めようか。死神のパーティーを!!」




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