がっこうぐらし! RTA 全員生存END 参考記録 (相感)
しおりを挟む

RTA開始~パンデミック開始まで

元々某ISを見て、完成度にブルっちゃうよしてて、がっこうぐらし!のSSまで書かれて読み専になろうと思ったら気がついたら書いちゃってたので初投稿です。


 空前のRTAブームに便乗したRTA、はっじまーるよー!

 

 今回走るのは「がっこうぐらし!」、様々なキャラクリと豊富なシナリオ、そしてクソみたいな難易度の戦闘がウリの今流行りのゲームです。

 計測開始は先駆者様に習って、「はじめから」を選択してからエンディング後の「つづく」が表示されるまでとします。

 「卒業」しても大学生編が始まるからね、つづくのは当たり前だよなぁ?

 キャラクリは……フヨウラッ! ランダムガチャイクゾー!

 キャラクリなんて時間かかる行為、RTAでは必要、ないです。

 目標はSZKちゃんですがランダムなためここで膨大なリセゲーが始まります(1918敗)

 先駆者兄貴はSZKちゃんをレアキャラと言ってましたが、それもそのはずこのゲーム、キャラクリして得られる初期技能が重要になります。

 通常プレイならば神スキルになるものも、RTAでは屑スキルになるものも多いです(工作系)

 スタミナ系はいいぞぉ、ジョジィ……回避系もだ。

 

 ………………どぼじで男キャラなのぉおおおおおおおお!!!!!

 

 失礼、取り乱しました。

 そういえば視聴者様方は、このRTAで女主人公が多いと思ったことはありませんか?

 ホモだから当たり前だよなぁ? とか申し訳ないがノンケはNGと思った人はクッキー☆を114514回リピート再生してホラ。

 

 ぶっちゃけノンケはNGがあってるんですけどね初見さん。

 このゲーム、友好度、愛情度という数値があり、愛情度MAXで恋人になることが出来ます。

 通常プレイで好みのキャラとイチャコラしてぇ!! とソッコーで愛情度をMAXにしてイチャコラに勤しんだり、最後の最後で死んで泣き顔を見た兄貴姉貴たちも多いでしょう。

 実はこのゲーム、異性間だと愛情度が上がりやすいんですよね。

 なんの問題ですか♂ なんの問題もないよね……これがあるんですわ。

 

 修羅場ァ……ですかねえ(ジャガー構文)

 ハーレムプレイでよくあるアレです、ハイ……。

 愛情度が高いキャラが複数いると修羅場というイベントが発生します。

 

 「命かかってる土壇場ダルルォ!? 命かかってるからやってんだよ!!!(開発者インタビュー原文ママ)」

 

 まぁ、原作ではありえない、キャラたちが武器片手に大乱闘する姿は見ものではあるんですが(当然バッドエンドルート)

 RTAではスキルポインヨの取得のため、積極的に彼らと戦うために意外と愛情値が稼ぎやすいというデータがあります。

 修羅場が発生すると最悪、りーさんがエンカウントするだけで包丁刺してDEAD ENDさせてくる、どこぞの絢爛舞踏ゲームキャラみたいなことになります。極まった人だとこの状態からクリアさせるとかいうマゾプレイするとか聞きましたがマジですかねえ?

 

 話が逸れ過ぎましたね、上記の理由からノンケはN……おっファッ!?

 君は行方不明になっていた「本田紅葉」くんじゃないか! RTAイクゾー!!

 

 彼は優秀なサバイバーです。スキルに「忍者」を持っています。

 アイエエエエエエエ!? と思ったあなた、彼は忍者であってニンジャではない、いいね?

 アッハイな方は彼で通常プレイするとかなり楽にクリアできます。

 「忍者」ですが「暗殺」、「発見」、「聞き耳」、「工作」の複合スキルになってます。

 強い! 絶対に強い! と思うじゃろ? 彼はデメリットスキルも持ってます。

 「寡黙」、口数が少ないため会話によるSAN値回復なしや一部イベントが短縮されるという効果があります。

 ただしRTAではこのデメリットはないに等しいです! それならばやるしかねえ!!

 技能ポインヨはすべて持久力にまわしてイクゾー!

 

 OPはスキップできないため等速で皆様にお見せします。飽きた? 俺も見たんだからさ(893敗)

 まぁ、OP中に今回のRTAのチャートをちゃーんと見せます(HHME)

 王道を行くぅ、全員生存ルートですかねえ……。

 先駆者様をリスペクト……ではなく、これが一番安定してるチャートだからです。

 やっぱ数は力なんやなって、拠点防衛とか食料回収やらは一人だと狂いそう、狂う! と忙しくなるのである程度自動でやってくれるキャラが増えるのはタァイム的にもうまあじです。

 そろそろOP終わりますね、開始位置はランダムなので下手すると下校中ってこともありますあります。

 個人的にはめぐねえと会える「職員室」、ゆきちゃんがいる「教室」、メスゴリラ姉貴がいる「校庭」スタートがベネですねえ。

 今回は……「屋上」!

 マジすか(棒読み)

 

 まぁ、りーさんに挨拶してから校内に戻るってルートに変更し、しますよ(ヌッ)

 ほいじゃサクサクっと挨拶して校内にもど……

 

「どこに行くの紅葉? 手伝ってくれるって言ったじゃない」

 

 ンンンンンンンンンンンンマッ!? アァッ!??(予想外の言葉に混乱中)

 なんで? なんで? なんで?

 (愛情度)持ってないじゃーん!! それに引き継ぎプレイじゃなくてニューゲームスタートだからこんな愛情度が5以上のときに出るセリフ出すわけないじゃーん!

 さてはリセットしすぎてフラグがバグったのか!?

 

「全く黙ってればかっこいいっていう中二病設定捨てない? 幼馴染だから付き合ってあげてるけど、友達だったらアウトよ、あなた」

 

 あっ、そっかぁ(MUR顔)

 幼馴染パターンですねコレワ……ver2.0から追加された幼馴染設定ですね。

 これによって色々なキャラの幼馴染になれると聞いて、幼馴染属性持ちの友人が歓喜してましたね。ただ幼馴染は敗北者じゃけえ……。

 ちなみにランダムで幼馴染につくのは珍しいです、こういうのもあるからちゃーんと見なきゃいけないのになぁ。

 ただリセットに疲れたので続行します(RTAの屑)

 ここで重要なのはりーさんの言葉には絶対服従することです。

 ブッチッパしてもいいですが、不信感を持たれて思わぬところでメガトンコインするのがりーさんです。

 発売当初、お姉さん属性に惹かれた奴らの阿鼻叫喚は記憶に新しいですね(当事者)

 

 りーさんの畑仕事を手伝います。若干体力が削れますが、救済処置なのかアウトブレイクのイベント後に全回復してます。

 あっ、そうだ(唐突)、へい、りーさん今育ててるものはなんだっけ?

 

「えっ? 何ってあなたも一緒にやったでしょ?」

 

 なんとここで育てていた野菜を選べます。

 あぁ~いいっすねえ、迷わずキャベツとカボチャを選びましょう。

 先駆者兄貴はサツマイモを積もってましたが、カボチャもいいゾ~これ(先駆者の努力を顧みない屑)

 わっせわっせわっせ(少年屋上菜園中)

 

「……ねえ、土弄って暮らすのもいいと思わない?」

 

 選択肢で「嫌でござる」なんて選ぶもんなら、りーさんのSAN値がぐぐーんと下がって、最悪アウトブレイク後に屋上から飛び降ります(1敗)

 無難な選択肢を選びましょう。幼馴染キャラは愛情度が上がりやすいのでルートにはいちゃ…ったぁ! なんてことになればたぁいむが死にます(真顔)

 「……考えておく」くらいならママエアロ。

 

「ふふっ、言質取ったわよ?」

 

 怖いなぁとづまりすとこ。

 でもりーさんがお嫁さんとか夜の生活は最高やろな(ノンケの屑)

 ここでゆきちゃんを連れてめぐねえがやってきます。

 オッスオッス。

 

「こんにちは、少し見学させてもらっていいかしら?」

「わぁ~」

 

 ゆきちゃんが目を輝かせていますが、挨拶だけにしましょう。

 序盤は不確定要素が多すぎて、先駆者兄貴たちも阿鼻叫喚になっているので多少はね?

 貴重なゆきちゃんの悠里さん呼びを堪能しつつ、心配そうにやわらかスマホを見ているめぐねえに話しかけましょう。ここで話しかけるとかけないとでは、のちのイベントのSAN値減少に変化が出ますので。

 

「えっ? えぇっとなんでもない、なんでもないから大丈夫よ!」

 

 そしてめぐねえが同僚の先生から電話を受けますので、気付かれないようにスコップを取得しましょう。

 忍者ですので片手持ちできる武器には補正がかかるからです。あとシャベルを先に取得してしまうとくるみちゃんの覚醒イベントがキャンセルされて、最悪死にます(1敗)。通常プレイなら絶望と声優姉貴の迫真ボイスを堪能しましょう。

 おっと、校庭から悲鳴が上がりましたね、ほんへ開始です。

 

「な、なに?」

 

 りーさんが困惑して屋上から校庭を見ようとしますが止めましょう。

 絶賛お肉パーティ ブシャ生肉だらけだよが開催されているので、ここでもりーさんのSAN値が減少します。

 幼馴染キャラじゃなければ振りほどかれるので、りーさんの序盤のSAN値を維持したいのであれば幼馴染を選択しましょう。筋肉ゴリラマンでも強制イベントなのか振りほどかれます(10敗)

 「様子を見てくる」と言って、屋上から出ます。

 「忍者」ですので若干移動スピードが早いため、邪魔されることなく屋上から出られます。

 りーさんのSAN値が心配ですが、ここでは経験値のほうが大事です、イクゾー!!

 

「ま、待って!!」

 

 屋上から出るとくるみちゃんと覚醒素材先輩が駆け上がってきています。

 

「ッッッ!?? なにしてんだ、早く逃げろ!!」

 

 「早く行け、ここは食い止める」と選択肢、くるみちゃんと覚醒素材先輩を行かせましょう。

 くるみちゃん覚醒イベントで全員のSAN値が下がりますが、なんとかなります、してみせる!(強者の風格)

 初、彼らとの戦闘です……が実はここ無限湧きなんですよねえ。

 いや解析班によると限度はあるらしいですが、全滅させるには四時間ほどかかるのとあまりの容赦のなさで全員の好感度が0になります。

 なので規定のスキルポインヨが得られたら撤退し、イベントで次の日を迎えます。

 見どころさん!? があまりないので今回はここまでにいたします。

 

 

 

****

 

 

 

 

 私の幼馴染は忍者だ、と言ったら笑われるだろうか?

 本田紅葉。寡黙で何考えてるかわからないと言われて、私以外とはあまり喋らない彼。

 ただ話すと優しい人だというのはわかる……わかりにくいけどね。

 いつもどおり彼と妹と一緒に登校して、いつもどおり彼と授業を受けて、いつもどおり彼とご飯を食べて、いつもどおり彼と園芸部をして過ごす。

 冗談半分本気半分で将来のことを話してみた。

 

「……考えておく」

 

 やったとガッツポーズをする。

 彼の考えておく、は“やってもいい”と同義だということは長い付き合いでわかってる。

 つまり将来は一緒にいてくれるということだ。

 るーちゃんも彼のことを気に入ってるし、三人で暮らすのも悪くない。そう思ってたときに邪魔が現れた。

 佐倉先生とゆきちゃんと呼ばれた生徒だ。

 せっかく彼と二人きりになれるように、他の部員には辞めてもらったのに見学なんて……ただ変な噂が立っても困る。

 それに私と彼の育てた野菜を褒めてくれるゆきちゃんは悪くない。

 ……視界の端で佐倉先生と彼が話すのを見るまでは、だけどね。

 

「……大丈夫ですか?」

「えっ? えぇっとなんでもない、なんでもないから大丈夫よ!」

 

 珍しいどころの話ではない。彼が誰かと話すなんて一年に数度あるかないかだ。

 佐倉先生が綺麗だからだろうか? あのとても二十歳を超えた女性とは思えない童顔に巨乳、クラスの男子たちもいいと言っていた。

 ……スタイルなら負ける気がしないのにッ。

 

「きゃあああああああああ!?」

 

 甲高い悲鳴が上がった。

 なんだろうと声のした方に行こうとすると、彼が肩を掴んで私を止めた。

 

「行くな……血の匂いがする」

 

 彼の真剣な表情に私は息を飲む。

 血の匂いと彼は言ったか? リアル忍者である彼がそういったのなら『そういうこと』なんだろう。

 見たいという好奇心はなくなり、ただならぬ様子を感じ取ったのか震えているゆきちゃんを抱きしめる。

 

「……様子を見てくる」

「ま、待って!!」

 

 瞬間移動でも使ったんじゃないかって言うほど、彼は早かった。

 止める暇もなく、私や佐倉先生の横をすり抜け、音もなく屋上から出ていく。

 追いたい気持ちはあった、けれど彼が本気になる事態が本当に起きているなら足手まといでしかない。

 数秒後に扉の向こうから怒鳴り声が聞こえ、扉を叩く音が聞こえた。

 佐倉先生が確認しに行って、知り合いの声だったのか扉を開けて迎え入れる。

 

「恵飛須沢さん!?」

「先生、この人を頼むッ!! 私はあのバカを止めてくるッ!!」

 

 血だらけの男子生徒を床に下ろすと、恵飛須沢と呼ばれた女子生徒は扉を開けようとするが私は肩に手を置いて質問する。

 

「今はここから動かないほうが良いわ。それに行ったのは私の……その、と、友達よ! 大丈夫、鍛えてるからよっぽどのことが無い限り大丈夫よ!」

「そのよっぽどのことが起きてるんだって!!」

 

 錯乱しているのか、一向に落ち着かない恵飛須沢さんに苛立ちを覚える。

 私だって好きに行かせてるわけがない、けど本当にどうしようもないなら私が行っても邪魔になるだけ……ッ。

 

「下はもうダメなんだよ、もうあいつらが……」

「あいつら……?」

 

 彼女の言葉が引っかかる。

 あいつら? あいつらとはなんなの? そんな考えが頭を巡ったときに、さっきまでうずくまっていた男子生徒がムクリと立ち上がった。

 

「せ、先輩?」

 

 返事もしない彼はゆらゆらとおぼつかない足取りでこちらに向かってくる。

 表情が見えたとき、私は凍った。

 人間の顔じゃない、もっと違うナニカの顔。

 アレはなんなの……?

 一歩一歩近づく彼に、恵飛須沢さんは何も出来ずに立っているだけだった。

 ソレは恵飛須沢に手を伸ばしながら……いや、違う、伸ばしてきてるのは私にだ。

 

「悠里さんッ!!」

 

 ゆきちゃんの声が遠くに聞こえる。

 嫌悪感から後ろに下がった私の足に何かが当たる……大きなスコップだった。

 『ソレ』は私の制服を掴むとよだれを垂らした口を開けて、私に向かってくる。

 ……このときの私の感情は怖い、とかではなかった。

 

 ――――気持ち悪い。

 

 嫌悪感から手を引き剥がすと、地面を転がりながらスコップを手に取る。

 丁度いい重さ、コレなら眼の前のアレくらいなら潰せると思った。

 

「……えっ? 何する、の? 止めて、止めてぇええええええええええええ!!!!」

 

 呆けていた恵飛須沢さんの声が聞こえる。

 止める? 何に対して? コレは私に乱暴しようとしたのに? 十年以上、彼のために磨き続けたこの体に対して?

 

 ――――ふざけないで。

 

「……ッ!」

 

 感情のままシャベルを振り下ろした。




○本田(ほんだ)紅葉(もみじ) ステータス
 ・「忍者」
  文字通りの忍者、ただし壁走り、分身のジツ、瞬間移動、身代わりなどは使えない。代わりに「暗殺」、「発見」、「聞き耳」、「工作」のレベル1相当のスキルが使用可能。ただしレベル2になるには上記のスキルLv2までに必要なスキルポイントの合算したポイントが必要(つまり4ポイントなら4×4で16ポインヨ必要)

 ・「寡黙」
   コミュ障ではなく、喋らないだけ。会話による正気度が回復が無くなり(好感度上昇がなくならないとは言ってない)、一部イベントが短縮される。通常プレイならRPに必要なスキルではあるが、ソレ以外なら要らないデメリットスキル

○基礎能力
体力:ふつう
筋力:ふつう
知力:ふつう
直感:アカン死ぬぅ!
持久力:アイエエエエエエエ!? ニンジャ、ニンジャナンデ!?



カラテ:彼らしすべし慈悲はない



がっこうぐらしRTA流行らせと言われたので書きました。
いつもどおり続くかどうかは……んまぁそうわからないですね。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

屋上~3階制圧カットまで

間違えてR-18禁つけて期待させちゃった兄貴が早速出たので修正しました。
申し訳ナス! だから投稿するね……。


 投稿初回からガバッたRTA、はっじまーるよー。

 前回の続きからですが……経験値、うまそうやなほんま。

 戦闘ですが、決して一対一を崩さないようにしましょう。

 筋肉ゴリラキャラではないので、持久力あるけど横槍でガブリとかされたらそこでリセットです(110敗)

 「合気道」のスキルがあれば無双プレイもやれるので、通常プレイなら取っておくといいゾ~これ。

 

 戦術ですが……突っ込め、突っ込めっていってんだYO!!

 RTA放棄かと思う人もいるかも知れませんが、これであってます。

 屋上に続く階段ですが、くるみちゃんがごちそう先輩を連れて行ったおかげでゾンビトレイン状態となっているため、下手にここで応戦すると死にます(10敗)

 応戦するなら三人ほど用意して、モップでチクチク階段下へ落としてください。なんとかなります、ならなかったら? リセットゾ(真顔)

 

 Foo↑↑ 気持ちぃい!!(ゾンビなぎ倒し)

 階段下にスーパーヒーロー着地をしてなぎ倒したあと、折り重なって身動きできない彼らに忍さ――ごほん、暗殺を叩き込みます。

 期待値は3体ほどですが……やったぜ、なんと四体殺れました。

 

 その後は全力で逃げます(ガチ逃走)

 逃げたら、アイテム回収も兼ねて教室を巡りつつ彼らの足を狙って転倒させていきます。

 転倒させると一定時間、暗殺が狙えますので序盤のスタミナでも十分無双できます。

 序盤詰まってる人は、たぶん頭潰さなきゃ死なないと思ってる兄貴姉貴が多いと思うので足を狙って転倒、暗殺か追撃が鉄板です。全員、シャベル姉貴みたいなゴリラじゃないから序盤は中々辛いねんな。

 運がいいとここでチョーカー姉貴と出会えますが……ダメみたいですね。

 アウトブレイク初期でここでエンカウントすると、屋上に行けと言うだけで合流できるんですが、ママエアロ。

 

 大体三十匹ほど狩れば2レベほど上がるので、そこで屋上に帰還します。

 

 ~~~ニンジャ無双中~~~

 

 ぬわぁあああああああああん疲れたもぉおおおおおおん!!

 ひたすらに転倒からの暗殺するだけの作業ですが疲れます。

 足撃って体術使うゲームみたいだぁ(直喩)。

 武器であるスコップ兄貴ですが……ダメみたいですね(武器破損)

 110弱くらい頑張れやと言いたいですが、15体ほど暗殺叩き込んで壊れないスコップってなんだよ(困惑)

 武器は不良からドロップしたポケットナイフに変わっています。

 このゲーム、意外と暗殺モーションが凝っていますので、今まで頭蓋骨にスコップかけますね(直刺し)だったのが、邪剣夜行きましょうねえ(頸動脈スパーッ)とスタイリッシュになるのでナイフ系モーションはすこ。

 2レベに上がったので「料理」と持久力に割り振ります。

 SAN値回復のために「料理」スキルは必須です。好感度上げも出来ますしね!

 

 QTEでスイスイ抜けつつ(100敗)、屋上に駆け込みましょう。

 全身血だらけですが、今回は幼馴染ルートですので幼馴染キャラがフォローしてくれます。ただしくるみちゃんが幼馴染の場合は「お前も、お前もそうなんだよな?」と病みルートに入りますので、ヤンデレ好きな方は一度プレイ、しよう!

 おー、ビールビール! ビール冷えて…………アァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(目力先輩)

 

 なんでシャベルをりーさん持ってるんですかね!? というかくるみちゃんと言い争いしてるし!?

 私知らない!!(錯乱)

 ……あっ、思い出しました。

 りーさんに異性幼馴染がいてなおかつ好感度が一定あって、害意がある男性キャラに触れられると覚醒りーさんになるのを。

 覚醒素材先輩ですが、くるみちゃんを狙うように設定されてますが、位置取りが甘いと他のキャラを狙います。ここでもめぐねえが食い殺されて全滅なんてルートもあります(一敗)

 ランダム要素が多いゲームですが、こ(の)フ(ラグ)管(理)無(理)ゾ。

 なーんで本走に限ってガバるんですかねえ(チルドレン特有の屑運)

 とりあえず二人を落ち着かせましょう。未覚醒シャベル姉貴は戦闘が出来なくなりますが、工作面では優秀です。積載量が違いますよ、余裕の馬力だ。

 というか真面目に言うとここで殺し合ったら、ゆきちゃんとめぐねえが自殺して強制的に「二人だけの学園生活」ENDです。

 

 ……んんん? 説得コマンドが出ないんですが、すいませぇーんKNSTですけどまぁだ時間かかりますかねえ?

 忍者、どうにかしろ、まじで。

 あっ、「寡黙」スキルのせいで説得コマンドが出ないのか、HAHAHAHA……ああああああああああああああ、ふーざーけーるーなー。

 詰んじゃう、詰んじゃうぅううううううううううう!!

 

 ……フゥ↑ー! スッキリしたぜ。

 初っ端から叫んでばかりですが私は元気です。

 リカバリー案は既に見つかったぜ!(なおオリチャーな模様)

 

「紅葉!?」

「お、お前!?」

 

 ハクサイかけますねえ(お水バシャー)。

 死んでる覚醒兄貴先輩の体を洗い流して、着ているワイシャツで綺麗に磨きます。

 ワイシャツが一個駄目になりますが、男は度胸、なんでもやってみるもんさ。

 綺麗になった踏み台先輩の脇に、濡れたワイシャツを捨てると呆然としてる四人の脇を通ってブルーシートを取ります。

 それを先輩にかけると選択肢で「(無言で合掌)」と出るため、選択します。

 しばらくするとくるみちゃんが膝から崩れ落ちて泣き出すので、放って合掌を続けましょう。

 アニメと同じで、泣きながらゆきちゃんが抱きついて二人して泣くので、こっちもな、泣きますよ……泣けるかぁああああああ!!

 完全にロスですよ! ブルーシートだって貴重な物資な上、ワイシャツも防具なのぉおおおおお!! 今、素肌! 半裸の男が男女比1:4の中とか好感度がイグゥウウウウウウ!

 あぁああああああもうやだああああああ!! ……ただRTA続けるんですけどね。

 

「……優しいんですね、本田くんは」

 

 あ、あれ? めぐねえがこっちの手を握ってくれました。

 血まみれで事前好感度無しなら、ここで怯えられるのが先駆者兄貴からわかるんですがなんのフラグもなしに握られるのはんにゃぴ。

 感動的なBGMが流れて、泣き続けるくるみちゃんとゆきちゃん、で半裸の男子生徒の手を握ってるめぐねえ、シャベルを持って校庭をにらみつけるりーさんとか……なにこれ?

 

 とりあえず暗転してるってことはセーフってことだな!(ガバガバ理論)

 とりあえず試走も兼ねてこのルート楽しみますよ楽しみ楽しみ。RTAは楽しんでなきゃやってけないってソレ一番言われてるから……。

 

 

 

 

 おはよーございまーーーーす!!

 

 昨日のガバ運を取り消すために……飯にしようや。

 幸いにしてライターは持ってますねえ! これも不良系が持っているのでドロップを狙いましょう。

 容器は科学実験室から持ってきたビーカーとかで代用します。

 鍋は職員休憩室に運がいいとあるんで祈りましょう(20敗)

 序盤から料理するチャートを組みたい場合、3Fに何があるのかないのか、それと回収するものは決めておきましょう。学生鞄に入れられるのは限られてるし、重量オーバーで食われます(15敗)

 

 「料理」レベル1では作れる料理などたかが知れてますが、温かいものどうぞすると追い詰められたときには染み渡りますねえ。強運チャートだとここで調味料を入れたりしますが、今回はないです(無慈悲)

 最低でもポケットナイフは3本ツモリましょう(迫真)、ツモらなければリセットです(回数不明)

 今回はカボチャのスープ(自然風味)を作ります。

 切って、煮て、ビーカーに入れただけですが、序盤はこれでもSAN値が回復しますねえ!

 

「……ごはん……?」

 

 よく眠れたかい?(宿屋のおじさんムーブ)

 こういうときに真っ先に目を覚ますのはゆきちゃんです。ニッコリ笑顔を……出来ないんですよねえ。意外と知られてないというか書かれてないんですが「寡黙」は表情があまり変わりません。

 だからRPでは役に立つんですがねえ。

 

「お汁作ったの?」

 

 選択肢はろくにありませんが無難に「食え」を選択。

 ちなみにここで謎肉を入れて、ゆきちゃんのSAN値直葬するやついるらしいっすよ(一敗)

 警戒心が強いゆきちゃんですが、おそるおそる手を伸ばして、ゴクリと一杯。

 

「……温かいね」

 

 あぁ~~~パパになるんじゃぁ~~~~^。

 PC版だと業が深いですがゆきちゃんとパパ棒プレイできるらしいのでロリコン兄貴はプレイして、どうぞ。

 ちらほらと起き出してきた面々にスープを渡します。

 ここで重要なのは自分の分は作らないこと、男は我慢しとけ……ではなく、こんな状況でも私達を気遣ってくれるんだと好感度アップします。チョロいぜ!

 ただここでシャベル姉貴改め、未覚醒くるみちゃんのフォローをしましょう。

 覚醒してると開き直れますが、未覚醒状態だとか弱きゴリラと化すので。

 

「……昨日は、ありがとな。先輩を……先輩を、せん……ぱい……」

 

 声を押し殺して泣き始めるくるみちゃんはたまらねえぜ。

 ……コホン。ここでの選択肢はそう、ですねえ……あっ、無言しかねえや。

 とりあえず泣き止むまでくるみちゃんのそばにいましょう。

 タイムが死ぬ? オリチャー発動してるから死んだよ(死んだ目)

 ちなみにこのままの状態を維持して、ギリギリ正気を失わせるか失わせない境界で愛情度上げると「幻の先輩」ルートに入りますので、やってない兄貴はやれ(豹変)

 

「なんか、言えよ……優しい言葉かけるとかさ」

 

 「……かけてどうなる」を選んどきましょうか。

 この状態のくるみちゃんは、愛情度が上がりやすいです。依存先を探してるといえばソレまでですが。

 ビクリと肩を震わせて、泣くくるみちゃんを尻目に、ホモは往く(王者の風格)

 

 本来のチャートに戻りましょう。

 まずは3階の制圧です。とりあえず三日目までに3階の制圧を終わらせておけばチョーカー姉貴が見つかります。男なのに女子トイレはいるとかいかんでしょ。

 

「わ、わたしもいきます!」

「私もよ」

 

 駄目だ(コマンドー)

 ぶっちゃけ3階は序盤に制圧する予定なのか、難易度が低いです。

 しかしメンバーが覚醒りーさんと要介護キャラ二人は危険が危ない。

 くるみ姉貴? やつは油断さえなけりゃ基本感染しません、試しに一階に突っ込ませましたが生きて帰ってきました、なんだあの異能生存体!?

 寡黙キャラなので説得できるか、不安ですが……おっ、ラッキー。

 「お前はここを守れ。やれるのはお前しかいない」

 

 幼馴染設定だからですかね、意外と喋ってくれますねえ!

 渋々と言った様子ですが、りーさんは従ってくれます。これで噛まれて帰ってきたら心中ENDになるので気をつけましょう(1敗)

 3階無双は昨日と同じなのでカットするため、キリがいいのでここまでにします。

 

 

 

***

 

 

 

 シャベルを下ろす、音がする、下ろす、音がする、下ろす音が……。

 

「もういい!! もういいだろぉ!?」

 

 誰かが私にめがけてタックルしてくる。

 泣きながら、シャベルを握りしめ、奪おうとするので抵抗した。

 

「ッ!!! 先輩は、先輩は死んでる、もういいって言ってんだろッ!!」

「邪魔っ、しないでっ!!」

 

 体をバネに彼女……恵飛須沢さんを跳ね飛ばす。

 運動は得意ではなかったけど、こういう状況だからかしら、火事場の馬鹿力があるみたい。

 

「「……」」

 

 佐倉先生もゆきちゃんも突然の出来事で何をしたら良いのかわからないのか動かない。

 冷静になってきた頭でどうするか決める。

 殺す? いいや駄目、私と彼が生き残るためには他人が必要。

 ただ恵飛須沢さんは……「まともじゃない」。

 最悪の状況を考えて……ここで……。

 

「ほ、本田くん!? ヒッ――」

 

 佐倉先生の声に驚いた私達は、屋上の入り口を見る。

 真っ白なワイシャツを真っ赤に染めた彼がそこにいた。

 冷たい目線で私達を見て、次は倒れてるアレを見る。

 ただ見られてるだけなのに動けなかった、蛇に睨まれた蛙というのは、こういうことを言うのだろうかと半ば現実逃避気味に考える。

 彼は後ろ手で、屋上の鍵を閉めると音もなく歩き……服を脱いだ。

 

「は、はぁっ!?」

 

 恵飛須沢さんが叫ぶが、私は脳内フォルダに彼の裸体を激写するのに夢中だった。

 服を脱いだ彼が向かったのは水道。驚く私達を尻目に体についた血を洗い流し、近くにあったバケツに水をためる。

 するとそのバケツを倒れているソレにかけた。

 

「な、何をする――――へっ?」

 

 激高した恵飛須沢さんだったが、口を開けて放心する。

 私達も同じだった。

 彼は血まみれのソレを服で拭っていた。

 見る見るうちに綺麗になっていくソレを見て、彼は一息ついたと思ったらブルーシートをかけて……手のひらを合わせて合掌し始めた。

 

「お、お前……」

「…………」

 

 身動きすることもなく、合掌する彼を見て私は手に持ったシャベルを落とした。

 あぁそうか、ソレじゃない、私は人間を殺したんだ、それを理解して俯く。

 恵飛須沢さんもようやく現実を飲み込めたのか、膝から崩れ落ちて泣き始める。ゆきちゃんが飛び込むように彼女を抱きしめると一緒になって大声で泣き始めた。

 どうしたら良かったんだろう、そう思いながら佐倉先生の方を見る。

 

「……優しいんですね、本田くんは」

 

 ……あぁ、油断なんてするんじゃなかった。

 彼を狙うやつなんてどこにでもいるってことを忘れるところだったわ。

 

 

 

 

***

 

 

 

 一晩経って、アレは夢なんじゃないかって思った。

 嫌な夢で全部が全部、あたしの悪趣味な夢で、明日からは代わり映えのしない毎日が続く。

 そう、そんな都合のいい夢。

 

「……あっ」

 

 あるわけがなかった。

 硬い床に、ブルーシート……昨日のは夢じゃなかったと嫌でもわかる。

 吐きそうになって蹲る。今でも思い出せる、先輩が園芸部の人に襲いかかって、それで先輩の首にシャベルが――――。

 

「……食え」

「へっ?」

 

 仏頂面の半裸のやつがあたしの思考をストップさせ……あわわわわわっわあわ。

 

「ふ、ふ、服を着ろよっ!?」

「ない。だから食え」

 

 あたしの目の前に突き出されたのは、ビーカーの中に入ったカボチャ……のスープだと思う。

 不格好で匂いを嗅いで見ても、カボチャな匂いしかしない。

 

「これだけか……あっ」

 

 こいつの後ろにあるプランターを見てわかった。

 園芸部が育ててたカボチャを煮てくれたんだと。食料なんてこの状況にあるわけがなく、なんとか用意してくれたのもわかった。

 あんな状況で、ビーカーとか鍋とか確保してきたこいつが微妙に恐ろしいけど無いよりかはマシだろう。

 

「てか不格好なカボチャだよな、切ったのは誰だよ」

「紅葉くんよ」

 

 素っ気なく言ってスープを啜ったのは、昨日のアイツ……てか目の前のこいつは紅葉っていうのか。

 にしてもこいつ、熱くないのか? ビーカー手に持ったままあたしの目の前に突き出しっぱなしだし。

 

「熱い」

「早く言えよ!?」

 

 慌てて持って、水を啜る。

 のどが渇いていて、水分が欲しかった……ッッッッッ。

 

「あっつぅ!」

「当たり前でしょ、頑張った彼のご飯に文句つけるからよ」

 

 フッとバカにしたように鼻を鳴らす園芸部員に腹が立つが……作ってくれたやつはあたしが受け取るまで、ずっとこれ持ってたんだよなと思うと怒れなくなった。

 もちろんスープ自体は何も味がしない、いや多少はカボチャが溶けて美味しいけど現代食に慣れたあたしの舌はもっと刺激がほしいという。

 けれども腹ペコだったのと温かいものだったせいか、あたしたちは無言でおかわりをして食べきってしまった。

 気になるのはあたしが食べてた間、こいつはずーっとあたしの側を離れなかった。

 ……本当は嫌だけど、それでも心配してくれてることくらいはわかった。

 ただ、こいつとあの園芸部員は友達みたいだし、その友達と喧嘩しないか心配なのかもしれないけど。

 落ち着いたので……紅葉に感謝の言葉を伝えて見ようと思って口を開けた。

 

「……昨日は、ありがとな。先輩を……先輩を、せん……ぱい……」

 

 ポロポロと涙が溢れる。

 昨日アレだけ泣いたのに、まだ泣き足りないのはあたし自身驚いた。

 泣いてる最中に、まだ紅葉はあたしの側にいた……こいつ、なんか言えよ。

 

「なんか、言えよ……優しい言葉かけるとかさ」

「……かけてどうなる」

 

 ぶっきらぼうにそう答えた、アイツの顔は……少し悲しそうに見えた。

 




R-18と勘違いさせたお詫びなので今後はこんなハイスピードはむーりー。
がっこうぐらし流行らせこら!! 流行らせコラァ!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3階制圧~オリチャー発動まで

感想と高評価兄貴が多くてやべえよ…やべえよ…と震えているので初投稿です。


11/26追記、特大ガバがあったので修正しました。なーんで階段が2つなんですかねえ、屋上含めて3つじゃねえかお前(作者)の頭ガバガバじゃねえか(嘲笑)許してください、なんでもはしませんから!!


 りーさんがクソやべー地雷キャラだと思われても、そのとおりと返すしかないRTAはーじまーるよー!

 

 今回は倍速中の3階掃除中に、幼馴染ルートの利点と欠点を軽くお話します。

 まず利点ですが、特定キャラの好感度が上がるためそのキャラに不都合な行動を取り続けなければ、まずハブられたり、彼らの群れに出荷よーなんてことはありません(ないとは言ってない)

 ここで高校編の幼馴染ルートの各キャラの簡単なボーナスを書きます。

 

 ゆきちゃん:全キャラの初期好感度の上昇

 クルミ・クルミ:「体力」「筋力」「持久力」ボーナス、戦闘スキル一つランダム取得

 りーさん:家庭菜園の初期配置決定、菜園で育てた野菜のボーナス

 めぐねえ:防衛時に全能力アップ、回避系スキル一つランダム取得

 エロガーターベルト(みーくん):「知力」ボーナス、工作スキル一つランダム取得、初期スタートがショッピングモール

 圭ちゃん:「直感」ボーナス、索敵スキル一つランダム取得、初期スタートがショッピングモール

 チョーカー姉貴:スキル「ムードメーカー」取得、全キャラとの好感度に+補正と-になる場合、一定確率でフォロー。開始地点が校内のどこか(ランダム)

 

 正直RTAではくるみ姉貴一択ですが、通常プレイではチョーカー姉貴がおすすめです。サバサバして、他幼馴染ルートのキャラと違って、他キャラと恋仲になっても笑って祝福してくれます(なお裏で号泣してる模様)。ただ彼女と恋仲になったら、二股は止めましょう、絶対にバレて「血と嫉妬の狂乱」ENDか「ずっと一緒ダヨ」ENDになります(一敗ずつ)

 ここまで読んだ兄貴は幼馴染ルートでは利点ばっかやんけ! と思うでしょうが、コレは製作者の罠です。

 

 欠点として幼馴染キャラは主人公、つまりプレイヤーキャラに執着します。

 特にゆきちゃんルートではそれが顕著なため、幾人ものホモたちがあのピンク色の悪魔にメガトンナイフされました(敗北数計測不能)

 RTA的に不利ですが、フォローしてくれるキャラがいるというのはありがたいんですよねえ。

 コメントでも指摘がありましたが、無双しすぎるとキャラにドン引きされることがあります。そら(元人間を躊躇なく死体にすれば)そうなるよ。

 ただそこがRTAプレイヤーとしての腕の見せどころさん!? なので、みんなも通常プレイ、キャラクリランダムプレイしよう!

 

 以前も話しましたが3階は、序盤で制圧を想定してるおかげかかなり制圧が楽です。

 無限湧きではないため、教室ごとに「聞き耳」をして大まかな数を把握、釣りだして転倒、暗殺コンボで確実に倒していきます。スタミナが不安であれば、屋上に続く階段で休息しながら戦いましょう。

 二日目は3階を制圧して、バリケード設置できればコレで万事OKだわ(チャー研)

 このとき掃除ロッカーなど、人一人隠れられそうな場所は片っ端から開けておきましょう。

 下手に放置しておくと、かれらがこんにちは、ようこそリセットへとなるので目をさらにしましょう(50敗)

 

 おっとそろそろ掃除(暗殺したかれらを窓から投げ捨てる作業)が終わりそうです……なんで等速に戻してるんですかねえ?

 

「ヒッ……」

 

 おっファッ!? チョーカー姉貴!? 君はトイレに引きこもっているはずのチョーカー姉貴やんけ!?

 いや、マズイですよ!? 3階制圧したから軽く60体以上は屠ってる主人公兄貴の格好は血まみれです。

 好感度も愛情度もないチョーカー姉貴がこんな状態みたら……。

 

「う、うぁあああああああああああああ!???」

 

 あっ、おい待てい(ガチ焦り)

 脇目も振らずに逃げるチョーカー姉貴にたまらずメニューを開きます(完全なるガバ)

 やべえよ……やべえよ……朝飯食べたから(スタミナ回復ボーナス)。

 

 ……ここでオリチャーを発動します!

 まずはスキル画面に行き、「投擲」と「ホバク・ジツ」を取得します。

 本来なら持久力にガン振りチャートなんですが、誤差だよ! 誤差!! 序盤なので挽回出来ます出来ます。

 そのままメニューを閉じずに、装備画面で適当に投げられるものを選択し、メニューを閉じて「投擲」スキルを使用してチョーカー姉貴の足に当てます。

 イヤーッ!!

 

「ンアーッ!?」

 

 ギャグみたいな流れですが、忍者をとって投擲すると主人公が喋るようになって当たるとどんなキャラでも上記のような叫び声をあげます。男ならグワーッ、女ならンアーッと……開発スタッフはヘッズ、はっきり分かんだね。

 とりあえずこれでコケるので、再度メニューを開いて適当な紐類のアイテムを選択します。

 続いて「ホバク・ジツ」を使用します。レベル1程度の縛りでは簡単に抜け出されますがRTA走者には問題ありません。

 そのまま肩にチョーカー姉貴を乗せて、ほら(屋上に)いくどー。

 

「なっ!? 離せ!! 離せよ!! こんの変態ッ!!!!!」

 

 ジタバタと暴れるチョーカー姉貴のせいで、ただでさえ少ないスタミナと体力がガリガリ削られて気持ちがいい(錯乱)

 かれらのドロップ品とチョーカー姉貴を抱えているせいで、重量オーバー状態のため移動速度がウンコ…ウンコ…(罵倒)。さらに一定時間、QTEが発生し失敗するとチョーカー姉貴が逃げ出してリセットです。

 にしてもチョーカー姉貴、別名シュレディンガーのトイレ姉貴と呼ばれるほどトイレで発見されることが多いのに、二日目、それもトイレから出ていた状態で会うとか割と初めてな経験ですねぇ。

 本来のチャートだと3階の女子トイレ以外を殲滅して、ゆきちゃんと好感度稼ぎも兼ねて女子トイレを回ってチョーカー姉貴を探し出すというものでしたが、完全にチャートが壊れちゃった、私のチャート……こんなものぉ!!(オリチャー)

 まぁ、原作3巻を持ってる兄貴姉貴たちは見取り図を見ていただくとわかるんですが、3階のトイレは端と端の2箇所にあるので行った先にいなかったらそれだけでロス確定です。

なんとか屋上までつくとチョーカー姉貴を放り投げます。

 そいつは好きにしていいよ!!

 

「た、たかえちゃん!?」

「ゆき……ゆきなのか!?」

 

 泣きながらチョーカー姉貴の胸に飛び込むゆきちゃんはあぁ~たまらねえぜ!

 その横でぶっ倒れます(ガバ)

 一定時間、限界までスタミナと体力が削れた状態を維持すると気絶状態になります。ちなみに初回では安全地帯まで気絶しない仕様のため安心! ただスタミナが回復しない状態で移動するので、かれらとエンカウントしたらおやつたぁいむに突入します(一敗)

 

 気絶のロスタイムは三時間、起きた時間は大体お昼過ぎなので今から必死にバリケードを作れば夜中までには間に合うでしょう。

 オリチャーですが不足の自体に備えています、ガバガバなRTAだけど最低限はね?

 

 さぁ、視界が開けてきました、行動開始――――

 

 ガシャン。

 

 ん????????????

 

「あっ、起きたのね、紅葉。悪いけど拘束してるわ」

 

 (両腕を縛る紐を見て)なんで?(三代目並感)

 (ハイライトオフッのりーさん見て)なんで??(兄貴ボイス)

 ナンデ???(NRSボイス)

 待って、待ってクレメンス。百歩譲ってチョーカー姉貴に拘束されるのはわかるけど、幼馴染キャラに拘束されるとかナンデ?

 

「……一人で無茶しないでよ! あなたに何かあったら私はどうしたらいいのよ!!」

 

 いや、そのときはリセットすればええし(無慈悲)

 ……冗談はさておき、ここは素直に謝りましょう。

 下手に抗え、最期までをすると精神不安定になって、最悪死にます。

 万能ステータスで、頼れるお姉さんですが崩れるときは真っ先に崩れるのがりーさんです。

 ただおかしい、こういうりーさんはもうちょい愛情度をあげないとならないはずですが……調査不足ですねコレワ。

 

「今、佐倉先生たちがバリケード作ってるわ。その間、あなたはここにいて、ね?」

 

 問答無用でアッハイと頷きましょう。

 ロスですが、気絶状態から復帰するとスタミナが半減した状態でスタートされるので、もう一度休息を行いましょう。

 短いですが今回はここで切ります。

 

 

 

****

 

 

 

 

 あの日、帰宅しようとした私の耳に聞こえたのは絶叫と……何かの咀嚼音。

 必死で逃げて、トイレに閉じこもった私は、耳を抑えてガタガタと震えていた。

 聞こえない、「助けて」とか「開けて」とか「なんで」とか聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない……。

 ……いつの間にか寝ていた私は、夢じゃないかと思ってトイレの扉に手をかけて――――唸り声で、再び体を縮こませた。

 いつまでここにいればいいんだろう、帰りたい、お母さんもお父さんも大丈夫だろうか、ゆきはどうしてるかな? 泣いてるんじゃないか、と現実逃避気味に必死で何かを考えた。

 そんなときだ、外で声が聞こえたのは。

 

「イヤーッ!」

 

 叫び声じゃない、むしろ奮い立たせる勇猛さを感じた。

 そっと扉に耳を当てて様子を伺う……。

 

「足払いっ! イヤーッ!!」

「アンサツ・ジツ!! イヤーッ!!」

「アイエエエエエエエエ!? アンブッシュ!? アンブッシュナンデ!?」

「アーイイ……遥かに良い……」

 

 打撃音となにかが吹き出る音、そして誰かが走る音、そして声が聞こえた。

 何がなんだかわからなかったけど、ただ一つわかるのは誰かが戦っているということだけ。

 しばらく音が続き、そしてパタリと音が止んだ……終わったの、かな?

 

「……ッ」

 

 わからない、わからないけど動かないよりマシだと自分に言い聞かせて、トイレの扉を開けて、トイレから出て……へたり込んだ。

 

「な、に……これ」

 

 廊下が血まみれだった。

 真っ赤じゃない場所はなく、床、天井、窓ガラスといたる所に鮮血が飛び散っていた。

 むせ返る匂いで、胃の中のものを吐き出す。ただ何も食べていないせいか出てくるのは胃液だけだった。

 ゴホッゴホッと咳を何度もして、口を拭う。

 正直吐き気はまだある、けれどここにいたらやばいそれだけはわかった。

 へたり込んでいた足に力を込めて、歩き出そうとしたときぴちゃりと血を踏みしめる音が聞こえた。

 

「……」

「あっ、うわぁっ、あぁあっ」

 

 そこに立っていたのは体全部を赤く染めた男子生徒だった。

 右手にはドス黒いナイフを持ち、左手には……何かを引きずっていた。

 何かじゃない、人だ。まだ首から血を流してる人だった。

 男子生徒はジーッと私を見ると、引きずっていた人を窓から放り投げた。

 グシャっと人の体が落ちた音で、私は叫びながらたまらずに走り出した。

 

「う、うぁあああああああああああああ!???」

「イヤーッ!!」

 

 走り出した私は、足に当たった何かで躓く。

 床が血だらけというのも相まって、自分でも驚くくらい滑ってしまった。

 まずい、まずいまずいまずいまずい体を動かさなきゃ、動かさないとッ!!

 

「……」

 

 あっという間に手足を縛られて、身動きが取れない状態にされる。

 恐怖で体が動けない、何をされるのかわからない。

 そいつは私を抱えると歩く。

 

「なっ!? 離せ!! 離せよ!! こんの変態ッ!!!!!」

 

 抜け出そうと動くが、そいつは悠然と歩いていく。

 階段を登って、扉を開いた途端、そいつは私を地面に投げる。

 痛みのせいで肺から空気がなくなる……ッツゥ……。

 痛みで唸っていると複数人の駆け寄る音が聞こえる。仲間がいるのかよ、私はどうな――――。

 

「た、たかえちゃん!?」

 

 その声でハッと顔を上げると、泣きそうな顔でこっちを見るゆきがいた。

 

「ゆき……ゆきなのか!?」

「よかった、よがっっだよぉおおおおおおおおおお!!」

 

 泣きじゃくりながら胸に飛び込んでくるゆきを抱きとめる。

 温かいゆきの体に触れて、ドッと感情が溢れてくる、良かった、本当に良かったぁ。

 視界がブレ、自然に涙が溢れる。お互いに泣きじゃくっているとドサリと誰かが倒れる音がした。

 私をここまで連れてきた男子生徒だ。

 

「紅葉ッ!!!!」

 

 髪の長い女子生徒……おそらくは三年生の先輩が駆け寄り、必死に体を揺する。

 

「紅葉くん、ち、血が……」

「くそっ、お前何をしたんだよっ!!」

 

 めぐねえが顔を青くしながら立ち尽くしていて、ツインテールの体操着のやつが私の胸ぐらを掴んできた。

 ふざけんなッ!!!

 

「私はただ隠れてて、出てきたらコイツが血まみれで、逃げようとしたら足に何かぶつけてきたんだよ!! ていうかお前らこそなんだよっ! 女ばっかで男一人!? ゆきに変なことしてたらただじゃ――――」

「こいつは、一人でアイツラを倒してたんだよっ!! アタシたちのためにっ!!」

 

 お互いに叫んだからか、私達は息を吐きながら見つめ合う。

 先に視線を外したのはどちらかわからない、だが舌打ちしながら腕の中にいるゆきが震えていたのに気づいてもう一度強く抱きしめる。

 ちらりと隣を見ると、紅葉と呼ばれた男子生徒は息をしてるらしい。脈を三年の先輩とめぐねえが測ってホッと一息ついていた。

 ……訳がわからない、本当に。

 

「……その、ごめん、気が立っててさ」

 

 数分後、ツインテール……いや胡桃はそう言って謝ってきた。

 ゆきは私の膝で寝ている、泣きつかれて寝るってコイツ何歳だよ、ホント。

 事情は聞いた。

 昨日のアレのあと、めぐねえ、ゆき、紅葉、悠里先輩、胡桃先輩は屋上に退避してたらしい。そして今朝早くから、安全確保として紅葉が3階を『掃除』している最中、私と出会い、そしてこうなったらしい。

 

「いや、いいよ、私もパニクってたし、悪いのは全部アイツだ」

 

 悠里先輩に紐で縛られている紅葉を指差すと、胡桃先輩は苦笑する。

 先輩は「念の為、噛まれてないとは思うけど起きるまでこうしましょう」って言ってたけど、なんか目が怪しかったんだよなぁ、息も荒いし、どうしたんだろ?

 

「まぁ、目の前に血まみれのナイフ持ちがいたらすっげー怖いよな」

「殺人鬼って見飽きたと思ったけど、映画の中だけだよ、リアルじゃすげー怖い」

 

 ちょっと漏れたのは内緒だ。

 ……にしてもたった一人で、アレだけの数のゾン……いや「かれら」を殺すのは、ちょっと異常だと思う。

 そう胡桃先輩に言うと、ものすごい神妙な顔をして頭を抱えたあとポツリと言った。

 

「忍者、だって言ったら信じるか?」

「冗談にしては面白くないよ」

「普通なら冗談だって笑い飛ばせた。けどこの状況でアレだけできるやつが普通とでも? それこそありえないだろ?」

 

 ……忍者、あの漫画やゲームとかで引っ張りだこの?

 現実味がない、ないけど今の状況のほうが現実味がないと言ってしまうと認めてしまうような気がしてぐっと堪える。

 縛り終えたのか悠里先輩とめぐねえがこちらに歩いてきて、座る。

 

「とりあえず全部返り血だったわ……どれだけ殺したのよ、彼」

「わかんない、でも廊下はスプラッター映画だよ」

 

 私の言葉にめぐねえが声にならない悲鳴を上げる。

 思い出したら気持ち悪くなってきた……。

 雰囲気が暗くなるが、めぐねえが頭を振って、パンと手を叩く。

 

「と、とりあえず下に降りましょう。このままここで生活は出来ないわ」

「……だな、紅葉のかばん見たけど色々入ってた、コレでバリケード作って当面の安全は確保しようぜ」

「当面っていつまで?」

 

 その言葉を言った途端、私はしまったと思うがもう遅い。

 全員が項垂れる。

 いつまで続くんだろうか? 街からは音が聞こえない、聞こえるのはかれらの唸り声と引きずる音。

 警察は? 自衛隊は? スマホには電波も入らない、何もわからない……安全を確保してもその後はどうなる? 助けを待つ? 助けは来るの? 親は無事なのか、心配じゃないのか?

 そんなマイナスな考えがどんどん頭を回っていく。

 どうせ助けが来ないなら、いっそここから――――。

 

「たかえちゃん……」

「ゆき……?」

 

 眠っていたゆきが、偶然なのか私の手を握る。

 ……馬鹿なこと考えちゃった、そうだよ、私がここで死んだりしたらゆきはどうなる? 友達が死んだらゆきはきっと壊れてしまう。

 ギュッと手を握り返して、私が前を向くとめぐねえが優しい顔で微笑んでいた。

 めぐねえ、そういう顔も出来たんだな。

 

「ごめんなさい、変なこと言った」

「いや、いいよ。考えないようにしてたけどさ、なんか大丈夫って気になってた……とりあえずみんなでバリケードづくりでいいかな? 夜までにはあいつも起きるだろうし、改めてそこで今後の方針を決めよう」

 

 胡桃先輩の提案に私達は頷いた。

 

 

 

****

 

 

 

「……これは、すごいな」

 

 言葉を失うというのはこういうことを言うのだろう。

 赤、赤一色だった。

 赤黒く変色し始めてるそれは、かつて私の……いや、私の生徒たちだったものから流れ出たものに違いないと頭が理解した瞬間、体はそれに反応する。

 吐き気がこみ上げる、けど吐いちゃ駄目、これをしたのは私の生徒でもあるのだ。

 

「めぐねえ、大丈夫か? 無理なら――」

「いいえ、先生も行きます。これ以上本田くんばかりに負担はかけられないわ」

 

 本田くんが気絶するまで、どこか私は彼がロボットのように思っていたからだ。

 学校でも無口無表情を貫き、私ですら声を聞けた経験は少ない謎の多い生徒。唯一幼馴染である悠里さんと仲がいいことがわかるくらいだ。

 噂では、彼女の妹さんとも仲がいいと聞いたが真偽はわからない。

 ただ昨日、悠里さんが……殺してしまった彼にしたことを思い出して、考えを改めた。

 血まみれの彼の体を洗って、ワイシャツで綺麗にするとブルーシートで包んで合掌したのだ。

 私はただ怯えていただけなのに、彼は何も言わずに行動で場を収めた。

 そして私は、教師なのに彼のことを理解せず上辺だけ見て判断してしまっていた自分を恥じた。

 彼だって、ロボットではなく血の通った人間なのに。

 

「……死体は、どうしたのかしら」

「……窓から捨ててたよ」

 

 柚村さんがそう言ったので、窓の外をちらりと見ると……たまらずに胃の中のものを吐き出した。

 おそらくは数十体ほどの「かれら」が地面に横たわっていた。

 

「めぐねえ、やっぱ戻ったほうが……」

「うっ、うぇっ……うっぐ、だ、大丈夫、先生だって、何かしなきゃ」

 

 口元を拭って奮起する。

 そう、私だけだ、私しかいないのだ。

 彼らを守ってあげられる大人は私しかいない。

 それに一番つらいのは、コレを全部やった本田くんなのだから。

 

「もしも何かがいたら、迷わず逃げて、立ち向かおうとしちゃ駄目」

「うん、わかってる。武器もないしな!」

 

 何も持ってない両手を見せびらかして笑う胡桃さんを見て、私は苦笑する。

 結局の所、私こと佐倉慈は何も出来なかった。

 というか、胡桃さんがほぼ全部やってくれた。机を四個積み上げて持ち上げたときは柚村さんと一緒に呆然としたものだ。

 四苦八苦しながらバリケードを3つある階段に設置すると……もう夜だった。

 

 




RTA部分が短くて申し訳ナス!
あと遅れて申し訳ナス! 指怪我してたのと有給とって旅行行ってきました。
スマホだとなんかSSかけなくなる、書けなくならない?

あと真面目にお礼を、こんな流れに乗ったミーハーな二次に評価と感想をありがとうございます。完結まで頑張るので、みんな見とけよ(フラグ)

あとりーさんルート終わったらみーくんルート書きたい(希望)でも時間ないから誰か書いて(他力本願)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

休憩終わり~ラジオ姉貴との出会いまで

やっぱみんなりーさん好きなんすねえ(アンケート結果見ながら)
じゃけんかわいいりーさんがいっぱいいっぱい見れる原作を、見よう! ただ最終回の雑にフラグ立ては狂いそう、狂う(発狂)


 オリチャー発動してもうこれチャート投げ捨てたほうがいいんじゃね? と思うRTA、はっじまるよー。

 

 休憩してたら夜になってますねえ!! ダイナモ感覚!!(やけくそ)

 ぶっちゃけくくりつけられた紐から抜け出すことは可能ですが、最悪腰紐ルートに入るのでそれは回避しましょう(三敗)

 さてはて夜になり、拠点は屋上から我らが原作厨大歓喜の生徒会室、つまりは後の学園生活部の拠点となる場所にお引越しです……まぁ、RTAだから結成イベ見る前に逃げるんだけどな!!

 

 さてはて夜になったら、まずやることは腹ごしらえです。

 まぁ、簡単な料理しか出来ないので職員休憩室にあったカップラーメンと屋上の野菜をぶち込んだラーメンです。

 ここで注意するのは肉が入ったラーメンを出すのは止めましょう、めぐねえが泣きます。

 この辺にぃ、うまいラーメン(インスタント)あるらしいっすよ、食べませんか?(押し付け)食べましょうよ(提案)食べろ(豹変)

 

「わ、わかったよ! だからおしつけ、あっつぅ!?」

 

 特にくるみちゃんには倍プッシュだ! の勢いで食わせましょう。

 通常プレイでは覚醒素材先輩を殺しているので、数日間飲まず食わずで倒れたなんて経験をしたプレイヤーもいるんじゃないですか?(自己体験)

 まぁ、今回はりーさんが覚醒しているのでそこまで追い詰めないと思いますが、通常プレイの癖がね(RTA走者にあるまじきルーティーン)

 

 さてはて全員が無言でラーメンを啜ってる間に、これからの予定を話しましょう。

 まぁ、視聴者兄貴姉貴はわかっているでしょう。

 そうです、るーちゃんとラジオ姉貴の救出イベントです。ラジオ姉貴ですが……なんとこの時点でも救出可能というのが判明したため、急遽チャートにぶち込みました。

 

 ちなみにるーちゃんは三日目の朝までに救出しないと自動的に死亡です。

 あんな幼女すら容赦なく殺すとかブッダテメッコラーッ!! 寝てんのかー!! と言いたくなりますが、サツバツな世界だからね、しょうがないね。というか原作だと交通事故で死んでるとかいう救いもねえ展開なので、時間制限くっそきつくても救済ルートを作ってくれたスタッフに感謝しましょう。GO is GOD。

 ただ問題は……ラジオ姉貴救出もするから半日以上かかるんですよねえ、行き帰りに。

 帰るときはラジオ姉貴の車を使えばヘーキヘーキ。

 

「ッ!!! 駄目に決まってるでしょう!!」

「悠里先輩の言うとおりだよ、いくらあんたが強いからって無茶苦茶すぎる」

 

 りーさんとチョーカー姉貴が止めますが、だから僕が往く(威風堂々)

 というかこのイベントで、同行キャラはフヨウラッ! ほぼ走って夜間移動するので道に迷ったら即座にアウトです。

 

「……なぁ、なんでお前はそんなに自分を追い詰めるんだよ。それに今すぐ行かなくたって」

 

 (RTAで)早く(終わらせるために)助けるのは当たり前だよなぁ?

 それにるーちゃんもくっそ可愛いので、加入すればゆきちゃんと今日は私と私でダブル精神癒やし要因だ、ができるので余裕ある人はやってどうぞ。

 というかくるみちゃんがしおらしすぎて調子狂いますね、いつもならシャベル振り回してゾンビ無双するのに、今回は運搬役とか原作壊れる~(既に遅い)

 

「……ねえ、今回も私はお留守番なの? 紅葉」

 

 当たり前だよなぁ? というか、ついてこられても邪魔なんでここにいて(切実)

 バリケードは作りましたが、見張り役がいないとめぐねえあたりがガブガブされたりするからね(一敗)

 俯くりーさんの頭を撫でておきましょう、そして必ず帰ることとるーちゃんを連れて帰ることを約束しましょう(絶対)

 下手すると追いかけてきて、がぶり→リセットなんてことがまれに起きますので幼馴染キャラはくるみちゃん以外はちゃんと言いくるめてどうぞ。

 くるみちゃんは勝手にランボーしてるんで……。

 

「約束、約束よ……」

 

 ゆびきりげんまん、嘘ついたらメガトンコインするゆびきった!

 よし、それじゃいくぞー!! と窓を開けてダイブしましょう。よし忍者、鳥になってこい。

 

「「「「「!?!???!?!??!!!!?????」」」」」

 

 全員の声にならない叫び声をバックに、自由落下……はしません。

 まず壁ギリギリで落下します、すると下の窓枠に引っかかるのでうまく着地しましょう、出来なかったらリセットです(数敗)

 校内を駆け抜けてもいいんですがこっちのほうが早いし、お手軽だし忍者っぽいので僕はこれを使ってます。

 あとは件の小学校まで駆け抜けるだけなので……学校の外について、お話します。

 

 学校の外は物資が豊富に落ちていますが、バイオハザった直後はかれらと生存者が多くいるので、危険地帯です。

 なので遠征するなら最初の雨がある一週間後、安定を取るなら一ヶ月は学校に籠もりましょう。最悪武装したヒャッハー集団に蹂躙(文字通り)されるので気をつけましょう、大体大学編で出る武闘派を思い出してください、あんなのがダース単位できます。

 ただ物資、特に武器系のドロップは外のほうが優秀です。

 戦闘大好きという方は、武器を現地調達しながら外で戦うと楽しいですよ(おすすめ)

 

 さて、夜の学校の外ですが当然のごとく真っ暗闇です。

 ですので不意の遭遇からの噛みつかれコンボが一番の事故要因でしょう。生存者? ホバク・ジツ使えばええやん。それか「投擲」で手足のどこかに当てて首を掻っ捌けば即終了です。

 マップは頭に叩き込みましょう、最適な距離を覚えておけばおそらくは深夜には小学校について、朝までにはラジオ姉貴に合流できます。

 

 道中では適当な店によって「ラジオ」を入手しておきましょう。

 そしてカチカチッと1242KHzに合わせましょう。

 

『……誰か、誰か聞いてない? こちらは個人避難シェルターの……お願い聞いてたら助けて。物資を貯蔵してるからしばらく持つけど、一人はその……心細いの、誰か聞いてる? ねえ……だ――――』

 

 よし!(フラグ構築完了)

 ラジオを切って、バッグの中にしまいましょう。

 ラジオの出番はまだもう一回だけあります。

 ちなみにこの頃はまだワンワンワン放送局と名乗ってなかったらしく、原作での前向きな放送内容ではないため、他のキャラに聞かせるとSAN値が削れます。

 ただ段々と前向きになっていくので、通常プレイでは日々前向きになるラジオ姉貴の内容に生活部メンバーが勇気付けられるという嬉しい特典があるので、ぜひ聞いてみてくれよなぁ、頼むよー。

 

 そうこう話してるうちに小学校につくぅ!

 コンシューマ版だと学校のかれらは大人だけですが、PC版だと子供たちの死体もガッツリあるので卒業旅行編で寄って、SAN値直葬されるというデストラップが待っているので、通常プレイでも一人で行ったほうがダメージは少ないです。

 るーちゃんは小学校2Fのどこかにいますので、聞き耳をしながら探しましょう。

 

 あっ、注意するのはかれらと戦闘しないことです。

 ゆきちゃん以上にSAN値が低い彼女が頭パーンな死体なんか見たら速攻で発狂です。

 姉妹揃って豆腐メンタルかよぉ!!

 なので姿勢を低くして隠密行動です。

 夜間はこちらでも視認しにくいですが、それは向こうも同じことです。

 聞き耳しながら相手の位置を探って、回避もしくは暗殺して適当な空き教室に放り込みましょう。ただあんまやりすぎても血に塗れるのでやるのは最悪三体までとしてください。

 

 みぃーつけたぁ(某ニンジャボイス)

 寝てるらしく、寝息が聞こえますねえ……空き教室の教壇の内側に丸まっててカワイイヤッター!!

 そーっと教室に入って、肩を叩きます。

 寝ぼけ眼をこすりながらこちらを見ると、体を震わせて胸に飛び込んできます。

 

「もみにーッ……!!」

 

 あぁ~、あぁ~~~~~~(浄化される音)

 通常時ならお兄ちゃんですが、りーさんと幼馴染だとるーちゃんとも幼馴染ですので呼び方が男なら「○○にー」、女なら「○○ねー」と呼んでくれます。

 ちなみに通常時でも好感度と愛情値を上げることによって上記の呼び名になるのでペド兄貴姉貴は頑張ってどうぞ。

 

 さて幼女の柔らかボディを堪能するのもいいですが、夜も深けて(只今午前一時)なので移動します。

 当然るーちゃんは背負いますが、ここで余ってるポイントで「運搬」レベル1を取得して、残りは全部持久力にぶちこんでやるぜ!!

 「運搬」は文字通り、何かを運搬するときにスタミナ消費が抑えられますので取っておいて損はないです。

 

 さてるーちゃんですが、目をつぶっておいてねと言うのを忘れずに。

 死体や凄惨な現場を見るとすぐに発狂するからね、時間も時間なので目をつぶるとこちらに体を預けて爆睡するので意外と夜救出が楽なんですよね。

 

 こっからまたステルスと移動ですが、退屈しているであろう皆様のためにぃ~……ショッピングモール編をお話します。

 みーくん、圭ちゃん幼馴染ルート限定のルートですが学校よりも広く、おまけに物資も豊富なためクリアするだけなら学校よりも楽、ではありません。

 かれらの数は多いわ、食料品がある地下は停電してるため噛まれる危険性あるわ、原作での生存者組がいつの間にか噛まれて圭ちゃん離脱イベントが起きるわで大変です。

 ただみーくんを残して圭ちゃんと二人で旅立つ「二人きりの旅」ENDや圭ちゃんに取り残されたみーくんが女性主人公の場合、主人公を圭ちゃんだと誤認したままクリアすると「幻想の親友」ENDや太郎丸と主人公が生き残ると出る「ローンワンダラー」ENDなどなど盛りだくさんです。

 

 んー、まだ着きませんねえ。

 じゃあ気が早いですが、ラジオ姉貴についてOHANASHIします。

 原作では六巻に出てきたキャラですが、おそらくは空気感染からのかれら化してしまい、我らがゴリラ、くるみ・くるみちゃんに天へと帰らされた姉貴です。

 ステータス的には平凡で、特にコレと言ったスキルはありませんが、大容量のキャンピングカーと貯めに貯めた食料品が手に入るため、正直キャンピングカーのオマケみたいな扱いですが、この姉貴正気度がアホみたいに高く、どんな状況でも発狂することがほぼないと言っていいほどのカチカチメンタルをしています。

 そのため、現状では戦えるのが覚醒りーさんしかいない我が陣営に必要な戦闘要員といえます。

 

 あと大人二人組にすることで、めぐねえのメンタルが劇的に快調に向かいます。

 お酒もあればさらに良しといえますが、現状でもりーさんの愛情度がなんかやばい方向に行ってるため、大事を取ってお酒回収はなしだ!

 

 ……と話していたらラジオ姉貴の家に着きましたね。

 はえー、おっきい(感想)。

 とりあえずるーちゃんを起こして、しっかりと肩につかまっているようにいいます。

 ここで起こさずにメガトンるーちゃん、やって主人公キャラが発狂死したやついるらしいっすよ?(一敗)

 

「んっ、もみにー……ちょっとにおう」

 

 そら(かれらぶっ殺して、シャワーも浴びてないから)そうよ。

 実際、このままではいけないのでラジオ姉貴のシェルター内にあるシャワーと寝床で休憩しましょう。

 徹夜したせいで、主人公兄貴は限界すれすれです。……あとるーちゃん近い、近くない?

 ママエアロ、さて屋上に続く梯子を登ったら、目の前のハッチを開きます。

 さらに内部に続く梯子を降りるとラジオ姉貴の住宅におじゃましま~す(PINKボイス)

 まぁ、ここでもハッチ付きの扉がありますが不用心にも開いているのでそのまま扉をスライドします……さて。

 

「うわぁあああっ!!」

 

 QTEで襲いかかってきたラジオ姉貴の攻撃を避けます。

 なんでかって? そらおめー何も言わずに入ってくるやつを歓迎するほどの余裕は今のラジオ姉貴にはありません。大人の女性で美人さんだからね、男を視認したらそらぶっKILLするわな。

 一撃避けたら、るーちゃんが泣き出すのでそれを聞いたラジオ姉貴がハッとした顔でこちらを見ると、鉄パイプを落として膝から崩れ落ちます。

 泣く子にはホモもノンケもレズも勝てない、はっきりわかんだね。

 

「な、なんで、子供が……キミは……?」

 

 寡黙だからいい選択肢出るかわかりませんが……おっ、「助けに来た」とかいいセリフ来ましたねえ!!

 好感度爆上げですよ~、ラジオ姉貴の個別ENDはまだ確認されていないのでガシガシいい選択肢上げましょう。修羅場化しないキャラいいゾ~これ!

 

「助けに来たって……キミはその……ラジオを聞いて?」

 

 そうだよ(同意)

 だから温かいシャワーとレトルトごはんください! もうスタミナゲージがイキスギィ!! イクイクイク!!と点滅してるのではよ、はよ(滝汗)

 ラジオ姉貴は基本、来る者拒まずの種壺姉貴なのでよっぽど非道なことをしなければ受け入れられます。

 涙目のるーちゃんをホラ見ろぉ! ここまで一人で生き抜いたんだゾ! というか救済イベが難易度高すぎて壊れるわ!

 

「……わかった、けど変なことしないでね。女だと思って舐めたら駄目だよ」

 

 済まないがノンケはNG。

 とりあえずシャワー、シャワー! 温まってるかぁ?

 

「もみにー、るーもシャワーあびる、いっしょに」

 

 ……俺、ホモちゃうかもな(ロリコン並感)

 とりあえず一緒にシャワーイベントで暗転するので本日はここで切りとうございます。

 

 

 

***

 

 

 

 るーはおっちょこちょいだって、りーねーともみにーによくいわれる。

 おきにいりのぼうしがとんでいってめいわくをかけた。

 ありさんをかんさつしてたらひがくれてた。

 ……なきそうになりながら、いっつもりーねーやもみにーがさがしだしてくれた。

 だからこんかいもっておもった。

 

 どれくらいじかんがたったのかわからない。

 せんせいたちも、きょうしつにいたこたちもみんないなくなっちゃった。

 なきたかったけどないてるこからたべ……いなくなっていったからるーはなかなかった。

 けどもうおなかもすいたし、のどもかわいた……りーねーにあいたい、もみにーにもあいたいよぉ。

 そうおもってたらもみにーがきてくれた。

 

「……待たせた、るー」

「もみにーッ……!!」

 

 どのくらいはなれてたのかわからない。

 けどひさしぶりにかいだもみにーのにおいはいつもよりつよくて……あんしんする。

 もみにーのにおいをかぐといつも、おなかのしたあたりがきゅうーってしめつけられる。

 りーねーにそうだんしたら、わらって「そう、もうちょっとしたら一緒に、ね」っていってたけどなんだろう?

 

「……すまない、怖かったな。悠里も無事だ」

「うん、うんっ」

 

 むねにかおをうずめて、いっぱいいきをすう。

 あたまがふわふわしてきて、あったかいきもちがあふれてくる。

 もみにーがおぶってくれて、くびすじにはなをちかづけて……からだがふるえる。

 めをつぶってろっていわれたから、めをつぶるともみにーのにおいとからだのかんしょくだけがるーをつつんでくれる。

 ぎゅーっとおなかのしたがあつくなる……おしっこはしたくないのに、へんなのもじもじする。

 ずっとめをつぶっていると、いつのまにかねちゃったみたいでもみにーにおこされる。

 あたりはまっくらで、めのまえにはおおきなおうち? みたいなのがあった。

 

「……ラジオで聞いた、ここで助けを待つものがいる、と」

 

 もみにーはやさしい、しゃべらないだけでるーのことをいちばんにかんがえてくれる。

 りーねーよりも……。

 

「掴まっていろ」

 

 いわれなくてもつかまってる。

 でもぎゅーっとみっちゃくしていっぱいいきをすうのはいいよね?

 もみにーがはしごをのぼって、へんなとびらをあけて、またはしごをくだって、そしておおきなとびらをひらいたとき、こわいかおをしたやつがもみにーにむかってなにかをふりおろした。

 もみにーになにかがかすって、ひょうじょうをゆがめる。

 ――――なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで?

 

 あたまにいっぱいなんでがおおいつくされて、るーは――――いつもどおりおおごえでないた。

 こうするとみんなこまったかおをしてやめてくれる。

 もみにーとりーねーがるーをなかまはずれにするときも、こうするともみにーがやさしいかおをしてるーにかまってくれる。

 りーねーだけにもみにーはわたさない。

 

「な、なんで、子供が……キミは……?」

「助けに来た」

 

 なぐってきたやつともみにーがはなしてるとき、ないてるふりをしてそれをみる。

 かみはみじかくて、おむねはりーねーよりもない、へんなかっこうしてるそれは、もみにーにいろいろきいていた。

 もみにーはうなづくだけだったけど、それはためいきをつくとこういった。

 

「……正直、キミを信用するのはまだ早いと思うけど、この子に免じてシャワーとご飯、あと休息することを認めるよ」

 

 ……やっぱりりーねーのいうとおりだ。

 もみにーはりーねーとるーが……うぅん、るーがいっしょじゃなきゃふらふらいってしまう。

 

「シャワー浴びてきなよ、その……臭うよ?」

「もみにー、るーもシャワーあびる、いっしょに」

 

 そういうとそれはしかめっつらをする、りーねーもこのごろそういうかおでみるけどうらやましいのかな?

 だってりーねーははずかしがって、もみにーといっしょにはいれないもんね。

 あそこならもみにーとふたりっきりになれる。

 

「……仕方ない、いくぞ」

 

 そういっていつもみたいにおひめさまだっこしてくれるもみにーがだいすき。

 ……あぁそうだ、みんないなくなってもどらないなら、もみにーとふたりきりになってもいいよね。

 おかーさんもいってた、るーはいもうとだからりーねーはがまんしなきゃいけないって……だからいいよね? りーねー?

 

 

 

***

 

 

 

 私が生き残ったのは偶然と必然が重なったからだ。

 売れないバンドをしていた私は、偶然実家に帰っていた。

 そして父さんからもしも何かあったら、別宅として確保しているシェルターに逃げろとも聞いていた。

 何かなんてない、明日も明後日もバンドをやって、そうやって生きていく。

 父さんはランダルコーポレーションに勤めていて、小さい頃はそっちにいくと周囲から思われていた。

 

 ふざけるなと反発して出ていったのが高校卒業後。

 そうして大学中退してバンドを結成したが売れずに、燻っていった頃、父さんから電話があった。

 気は済んだか? と。

 怒る気力も湧かなかったわけではないが、勝手に飛び出した娘に電話してきてそれで許した父さんの寛容さに気づけないほど子供では無くなった。

 ……あとで考えると、あのままそこで燻っていたら私は、歩く死体の仲間入りをしていただろう。

 

 自宅に着いて、父さんの姿がなく電話したら……怒号となにかの咀嚼音が聞こえた。

 

『シェル、ターにいけえ!! 万が一のときに作った、大丈夫だ!! 安心しろ、父さんもすぐ――――』

 

 激しい音と共に電話が繋がらなくなった。

 尋常じゃない様子だと思った私は着の身着のまま、走り出した。

 周囲から聞こえてくる音はヘッドホンで聞こえないふりをした……だってそうじゃない、人が人を食べてるなんてそんなの現実じゃない。

 

 別宅は昔のままだった。

 勝手に入り浸って貼ったポスター、集めていたCDの数々、そして私用の服など……ホコリを被ってないソレを見て、私は泣いた。

 父さんがどうしてこんなシェルターを作ったのかなんて知りたくもない。

 もしも外の様子を予想していたとしたら……いや、そんなはずはない。あの人畜無害を地で行く性格の父さんがそんなことをするはずがない。

 ないんだから……。

 

 一日泣いて、起きて、それでも元に戻ってないことに絶望しながら備え付けてあった放送設備を使う。

 こんなことなら緊急用の電波を知っておくべきだったと後悔する。

 助けて、ここにいる、食料もあると言ったが返答はなかった。

 その日はずっと起きてようと思い、椅子に座りながら無線機を弄る……雑音だけで何もない。

 無駄だったと時計を見て思う、もう朝になるかならないかそんな時間。

 ため息をついて、凝り固まった体を伸ばすと……音がした。

 

「ッ!?!??」

 

 救助隊? と思ったが違う。

 音からして一人だ。まさか助けに来てくれた? と思った。

 嬉しさのあまり、椅子から立ち上がって、そこで気づく。

 もしもそこにいるのが悪意ある人物なら? 私は女一人だ、それに物資もここには沢山ある。

 一人だけなら数年は暮らしていける量……そんな場所を見つけたらどうなる?

 奪われるならまだいい、もしもそれが男で悪意があったら? そんな考えが思い浮かんでいたら、鉄パイプが見えた。

 念の為、そう念の為だ……振りかぶるわけじゃない、自衛のために持つだけだ。

 

 鉄パイプを持ち、扉横で待機する。

 殴るわけじゃない、そうだ警戒して何が悪い、そうだ私は悪くない。

 開く扉、スローモーションのように開いたソレから出てきたのは男……そう判断した私は無我夢中で鉄パイプを振り下ろした。

 だが、男はそれを避けて距離を取る。

 私は外したと舌打ちをして、再度構えようとして……眼の前にいた子たちを見て、鉄パイプを落とす。

 

 高校生くらいの男の子と小学生の女の子だった。

 女の子がびっくりしたのか大声で泣いてしまった。

 私は何をしようとした? 怖がって危うく、年下の子たちを殺しかけた?

 

「な、なんで、子供が……キミは……?」

「助けに来た」

 

 静かだけど、芯を持つ一言に泣きそうになる。

 だけど油断はしない、まだ完全に味方だと決まったわけじゃない。

 

「助けに来たって……キミはその……ラジオを聞いて?」

 

 コクリと頷いた男の子は、かばんからラジオを取り出す。

 ……というかあのかばん、巡々丘高校のものだけどここからかなり距離あるよね?

 まるで物語の主人公みたいだよ、と思うと……その、少し臭う……いやごめん、訂正かなり臭う。

 

「……わかった、けど変なことしないでね。女だと思って舐めたら駄目だよ」

 

 一応釘を刺すが、もしも本気で来られたら私は太刀打ちできないってことはわかる。

 振り下ろした鉄パイプを避けて、戦う様子を見せられたら正直勝てる気がしない……それにちらりとかばんの中身見えたけど、ナイフとかいっぱい入っていたよ。

 男の子に臭うよと言うと、顔をしかめっ面にする……うーん、無表情キャラかと思ったけど意外と表情豊かかな?

 シャワーを浴びてきなとも伝えると、一緒に入ると言う連れてきた女の子を、慣れた手付きでお姫様抱っこするとシャワー室へと行った。

 んー、あの二人知り合いかな? 兄妹って感じじゃない……というか女の子のほうの視線が少し気になった。

 ……泣いてたと思った、けどなんだか大げさすぎだと思ってしまう私は疑り深いのだろうか。

 

「考えすぎ、だよ、ね?」

 

 そうだ、一人ぼっちでいたから精神が疲れてしまったんだよ。

 ……そうだ、カレーを作ろう。美味しいものを食べれば、きっと嫌な考えも吹き飛ぶはずさ。

 

 




るーちゃんを変態にしてすまんな、本当にすまん、だが私は謝らない。

さてはてがっこうぐらし! 終わりましたねえ……終わっちゃったぁ!(慟哭)
見てないホモは見ろよ、見ろよ! 色々言われてるけど僕は好きですねえ(初撃)大好きです(追撃)愛してるんだ君たちをぉおおおおお!!(ラストショット)と三回も男汁を出したんや。
まぁ、このRTAではガッツリネタバレする方向でいくので、見てないホモは読んで来て♡


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ドライブ~めぐねえが犬になるまで

お ま た せ。
仕事が忙しいのと更新される兄貴たちのものとアズレンやってたら遅くなったので初投稿です。


 やっとほんへ終わったほんへが大団円で嬉しいRTA、はっじまるよー。

 

 るーちゃんとのお風呂イベントはカットです(無慈悲)

 そんなの(入れたら)パパ(CERO)に怒られちゃうだろ!! あとノンケシーンはNG(ホモの鑑)

 

 さてはてお風呂、というかシャワーですがこれはSAN値を保つのにひじょーーーに重要です。

 だから早めにシャワーが解禁される3階を開放するべきなんですよ(力説)

 あっ、ちなみに今までの戦闘やらイベントで、プレイヤーキャラのSAN値は限界まで削れています。

 SAN値を削りすぎるとゆきちゃん状態、やったねるーちゃん状態、自殺、発狂etc……など永続的なバッドステータスが付きます。なのでなるべくイイものがつくことを祈りましょう。

 今回は「精神的依存」がついてますねえ!! これは表面上は大丈夫ですが、仲間が危機に陥ったり、死んだりするとすっげー取り乱すバッドステータスです。

 お前犬かよぉ!! ワンって言うんだよ、3回だよ3回。

 寡黙で精神的依存……こいつ、メンヘラじゃな?

 まぁ、冗談はさておき、悪くはないです。これで「サイコパス」なんて引いた日にゃ、変なところでキャラが勝手に発狂したりするので通常プレイではSAN値に気をつけようね!

 

 さて、シャワーと休憩、ご飯を食べたらお昼前くらいにはなってます。

 ここでのご飯はランダムですが、主にカレーが出ることが多いですねえ! カレーいいです、体力とスタミナにバフ、さらにSAN値回復もできるので積極的に使っていきましょう。

 

「それで、キミはその巡ヶ丘高校で生き残って、幼馴染であるこの子を助けるため単身突撃、それで途中でラジオ聞いて私のことを知ってここに……主人公かっ!!」

 

 そうだよ(メタ発言)

 もぐもぐカレーを食いながら頷きます。

 今はラジオ姉貴の説得中です。「寡黙」で選択肢が限られますが、人肌恋しい(意味深)ラジオ姉貴は下手な選択肢を選択しなければホイホイ付いてくる優しい人です。

 というか付いてきてもらわないと、チャート壊れるから114514!! というか来てクレメンス。

 

「……メリットは? 私がここから離れるメリットを教えて頂戴」

 

 一人ぼっちは……寂しいもんな(ANKボイス)

 実際、このまま放置するとラジオ姉貴が死ぬので学校で水を飲ませないといけません。水が特効薬とかこマ? と思うでしょうが事実なのでしょうがないね。

 もう少し時間を置いたラジオ姉貴だと断られるのですが、一週間以内のラジオ姉貴なら勧誘できる、というかしろ(豹変)

 

「確かに一人は寂しいけど、キミの話が本当だって保証は……」

「……もみにーはうそつかない」

 

 るーちゃんやめろォ!!(建前) ナイスゥ!(本音)

 

「わかった、わかったよ。行くよ……とりあえずご飯食べて、あとキミ、紅葉クンは荷物を詰め込むのを手伝って頂戴。詰め込めるだけ詰め込んで行くよ」

 

 やったぜ!(ガッツポーズ淫夢くん)

 ラジオ姉貴(キャンピングカー)ゲットだぜ!!

 ご飯を食べ終えたら早速準備をしましょう。持っていくのは食料品だけでOKです。水は学校の水を飲めば予防も出来てOKです。

 持っていくのはカンパンとかの保存食を優先してください、あとは野菜系。肉ももう少しあとじゃないと喜ばれません、プレイヤーキャラは気にせず食べてくれますがね、根性ねえな(無茶振り)

 

 キャンピングカーに詰め込めるだけ詰め込んだら、運転はラジオ姉貴に頼んでるーちゃんとドライブを楽しみましょう。運が悪いと生存者との戦闘もありますがなかったので……話すネタなんかあったかなぁ、先駆者兄貴たちがガン掘りしてるので解説することがんにゃぴ……。

 

「……キミは……なんでそうまでして誰かを助けようとするの?」

 

 おや、ラジオ姉貴が話しかけてきましたね。ラジオ姉貴の好感度は欲しいのでいっぱい話しますか、好感度・愛情度はマスクデータにされちゃったので先駆者兄貴みたいに確認できないのがいやーキツイっす。

 それにラジオ姉貴には愛情度設定されてないでしょうし、所詮二話限りのモブじゃけえ!

 

 さてラジオ姉貴への返答ですが……ふむ、「理由が必要か?」とかにしておきましょうか。善人RPいいゾ~これ。

 

「……気が狂ってるのか、それとも底抜けに優しいのか、あるいはどっちも、かな? 正直、キミは狂人だ。それだけははっきり言っておくよ」

 

 原作のあなたも実際狂人だと思うんですけど(特大ブーメラン)

 あぁ、そうだドラァイブタイプスピード(運転)について話しておきましょうか。

 基本的にめぐねえ、ラジオ姉貴が生存していれば彼女たちに運転は任せまスゥ。

 ただこの二人が死亡、もしくは未加入の場合は主人公、もしくは学園生活部メンバーが運転することになります。

 「運転」スキルを取っているとイニシャルがDなアレやワイルドな速さのアレ真っ青なカーチェイスができます。

 まぁ、かれらを轢き殺せますが当然耐久力がガリンゴリンと削られて、すぐに廃車になるのでできる限り避けましょう(一敗)

 ただ運転は作り込みが甘いのか、ハンドル操作がひでたるとじゅんぺい並にやべーです。

 ちょっと動かすだけで、車体がすっごい動くよ! PC版だとMODがあるのである程度制御できるらしいですが、MODの入れ方わからないです(無能先輩)

 

「見えたよ、学校だ!」

 

 わーい、学校ら(TM並感)

 さて、と学校が見えてきたらちょーっと掃除しなきゃいけません。

 先駆者兄貴たちの解説を見た皆さんならご存知でしょうが、昼間の学校はかれらがうじゃうじゃいます。見ろ、人がゴミのようだ! と言いたくなるくらい。

 真正面から突っ込んだら、ステーキ(直球)は不可避ですのでラジオ姉貴たちにはここで待機してもらいましょう。

 本当は下校時間過ぎたほうが楽なんですが、これ以上先延ばしにするとりーさんあたりが我慢できなくなって学校の外に出ることあるんですよねえ……(五敗)

 

「……やっぱりキミは狂人だよ」

 

 ラジオ姉貴に苦笑されますが、RTAなんだからリスク背負ってタイムを大事にするのは当たり前だよなぁ?

 

「もみにー、いかないで……っ」

 

 るーちゃんがズボンを引っ張って止めてきますが、すまんな、本当にすまん(天狗)

 というか主人公兄貴の服のことを完全に忘れてました……ママエアロ。

 ここでるーちゃんを抱きしめて、耳元で「安心しろ、必ず悠里の元に連れて行く」と約束しましょう。

 そうすることでるーちゃんが快くいかせて――――。

 

「やっ」

 

 ……いかせて――――

 

「やーっ!!!」

 

 行かせろォ!!!!!!!

 

「りーねーとあったらもみにーがるーとずっといっしょにいてくれないもん!!」

「ヒュー、色男だね」

 

 ラジオ姉貴どうにかしろォ!!

 どうすっぺ、どうすっぺ……ガチ想定外な事態置きすぎじゃないですかね(困惑)

 愛情度が高いんですかねえ? 実はるーちゃん救出の通しプレイこれが初なんですよねえ(RTAの屑)

 ……しゃーない、やりたくなかったけど強硬策に出ます(オリチャー)

 

 まずズボンを掴んで離さないるーちゃんを背中に乗せます。

 続いてラジオ姉貴に頼んで紐をるーちゃんに巻いて、主人公にも同じように巻きます。しっかりと巻いてください、おぉう! もっと締め付けてくれオルルァン!(ドラゴン田中)

 さらにるーちゃんに目隠しをしましょう。犯罪臭たっぷりですね! どっからどう見ても人攫いです本当にありがとうございました。

 

「……犯罪者、かな?」

 

 こちらをジト目で見るラジオ姉貴を無視して、ここで待機するように言います。

 るーちゃん? 説得なしになんか背中に顔埋めてめっちゃ深呼吸してるので大丈夫でしょう、大丈夫かな?(不安)

 さて、ここからは持ち物はナイフ一本だけでいいです、残りの荷物は置いていきましょう。

 

 準備ができたらオリチャーについてお話します。

 元々のチャートは駐車場のかれらをぶっ殺して(直球)車を止めて、主人公が3階まで上がって、セーフゾーンからカーテンで作った紐を下におろして、るーちゃんとラジオ姉貴を引っ張り上げるというチャートでした。

 これからやるのは忍者プレイしてたときに見つけた裏技を流用したものになります。

 壁蹴りで2階まで登ります(真顔)

 どういうこっちゃと思う人いるでしょうが、実際見てもらったほうが早いと思うので見てもらいましょう。

 

 まずは学校に入ります。

 校門から玄関口までは比較的にかれらが少ないので、普通に走って突破します。

 ここで注意するのは、絶対にるーちゃんをかれらに掴まれないように立ち回ることです。掴まれたら最期、QTEなしにガブリです。容赦ねえな(素の感想)

 さて玄関口まで着いたら、適当なかれらを一体誘導します。

 丁度いい位置についたら、そいつにめがけて助走をつけて……肩にめがけてジャンプします。そして着地と同時にさらにジャンプして玄関口の屋根へと降り立ちます。

 今後、この技をジェットストリームアタックと呼称します。

 忍者プレイしてるときに偶然見つけたんですよね、落下忍殺……もとい落下暗殺連続で決めたろとか遊んでたら出来たんですよね。ただ仕様なのかバグなのか、「忍者」スキル持ちじゃないと出来ないので、通常プレイではやらないようにしよう!

 さて成功したら、次は二階の教室に「聞き耳」をします。

 今の時間帯、生前の行動をするかれらは一階の学食に集中していますので二階も安全っちゃ安全です。

 ただモンスターハウスになっていることもあるので、勢いで行ったら死にます(一敗)

 

 「聞き耳」では教室内に残ってるのは一人……一人、お昼時、教室に誰もいない……あっ(察し)

 一人なら問題ないのでスルーしましょう、決して走者のリアルを思い出して同情したとかではありません。

 割れた窓から教室に侵入しましょう。このとき、音を立てないようにしましょう、下手に音を立てるとかれらが寄ってきます。

 ボッ――――ごほん、お一人様かれらに涙しつつ、廊下に出たら静かに、それでも急いで3階に上がりましょう。

 廊下にはかれらが複数人いますが、階段を上がってしまえばこちらのものです。

 そのまま階段を静かに上がり、バリケードを超えたら工事……完了です。

 廊下は……綺麗になってますねえ!! どうやら今日一日は掃除をしていたようです。

 バケツを持ってポカーンとしてるゆきちゃんが出迎えてくれました。

 

「……忍者さん? ゆ、悠里さん、忍者さんが帰ってきたよー!!」

 

 バケツを持ちながら走っていくゆきちゃんを尻目に、るーちゃんと自分を縛っていた紐をナイフで切ります。

 るーちゃんの目隠しを取って準備完了です、ホラ、今日からここがキミの家だよ(なお二週間後くらいには燃える模様)

 

「もみにー、ここって――――」

「るーちゃん……ッ!」

 

 アホみたいにすげースピードで走ってきたりーさんがるーちゃんに抱きつきました。

 オパーイがブルンブルンしててあぁ、たまらねえぜ(ノンケの屑)

 ワンワン泣きながらるーちゃんを抱きしめるりーさんにな、涙がで、でます……あれ? るーちゃんも「りーねー」って泣きながら抱きつくはずなんですが、ふくれっ面なんですが、今回のるーちゃんちょっとチャートと違う、違わない? ま、まぁ誤差だよ! 誤差!!

 

 まぁ、休んでる暇はないぞ忍者! 出撃だ! と牛乳飲んで爆撃しそうな悪魔なセリフを言いながら、キャラを動かしましょう。

 

「少しは休めよ!?」

 

 おっ、乙女ゴリラ姉貴じゃん、オッスオッス、あのさぁ、まだ救助者いるからさ、手伝ってほしいことあるねんな。

 

「悠r……りーさんの妹だけじゃないのかよ!? あぁもうわかった! わかったから!! 何すればいいんだよ!」

 

 おや、あだ名呼びしてますね、知らんうちに仲良くなってていいゾ~これ。

 とりあえず無事そうなカーテン全部持ってきてホラ。それをつなげてロープにするんだよ、あくしろよ。

 

「繋ぐ? カーテンを……あぁ、そういうことか! 任せろ!」

 

 ゴリラは賢い、はっきり分かんだね。

 実際は「助ける者がいる」「カーテンだ、多く」「それを繋ぐ」程度しか、主人公兄貴は言ってません。「寡黙」じゃなくて口下手かよお前ェ!!

 とりあえずカーテン集めはくるみちゃんに任せて、職員室に向かいます。

 3階が安全になって、掃除も終わってる、そしてめぐねえがいない……多分、アレを見てますね、コレワ。

 

「こんな、こんな、の……」

 

 先駆者兄貴が必死に燃やそうと頑張った緊急避難マニュアル読書イベントですね。

 読んだキャラのSAN値直葬される悪魔のイベントですが、敢えて放置してました。

 なんでって? SAN値直葬されためぐねえって可愛いじゃろ?(趣味)

 リカバーが大変ですが趣味とRTAを兼用してもいいじゃない、苦行なんだから(忍者)

 

 さて、冗談はさておき、なんで燃やさずにめぐねえにマニュアルを読ませたかと言うと、刷り込みを行うためです。

 めぐねえですが、ぶっちゃけ無能な働き者です。覚醒するならまだしも、通常時なら自分が死のうとも生徒だったかれらを攻撃することはありません。

 なのに、「大人だから頑張らなきゃ」と張り切りガールになって、勝手に行動して勝手に噛まれることがあります。

 なのである程度行動を操れるように、首輪をつけます……あっ、PC版ではワンワンプレイ(意味浅)もできるので、鬼畜兄貴姉貴はやってどうぞ。

 全部読み切ったところで、わざと足音を鳴らしてめぐねえに気づいてもらいます、お ま た せ。

 

「ヒッ……ほ、ほん、だく、ん」

 

 ガチガチと歯を鳴らしながらへたり込むめぐねえに嗜虐心がオーバードライブしそうになりますが、我慢です。

 選択肢は「何を見た?」にしましょうか。

 

「た、ただのマニュアルで、っです」

 

 怯える姿がたまらねえぜ(嗜虐心10%)

 このときゆっくりと距離を詰めましょう。一気に行くとめぐねえが精神崩壊を起こしてゆきちゃん化します。

 

「来ないで、来ないでぇっ!!」

 

 マニュアルを投げ捨てて、体を震わせながら蹲るめぐねえになったら一気に近づいて……抱きしめましょう。

 安心させるようにたっぷり抱きしめてあげてください。ただ長くやりすぎて、りーさんに見つかったらリセットです(真顔)

 ほーらよしよしよーし、辛かったねー、怖かったねー、大丈夫だよー。

 

「本田、くん、本田くん……」

 

 トントンと背中を叩いて上げるのもいいゾ~これ。

 抱きしめて、めぐねえの体が力を抜けたのを確認したら頭を撫でてあげましょう。

 

「本田くん……本田くん……」

 

 堕ちろ! 堕ちたな!(洗脳完了)

 これでめぐねえは都合のいい女になります(屑発言)

 主人公の言葉に従順になりますし、勝手に行動はしなくなります。

 よーし、犬だよ犬、ワンって言ってみろよ(嗜虐心50%)

 

「ワン!」

 

 グッボーイ、グッボーイ(嗜虐心上昇中)。

 ……いかんいかん危ない危ない。この動画は健全なRTA動画なんです、青少年のナニカが危ない描写はいけません!(手遅れ)

 ハイライトオフッ! なめぐねえの魔力はやべえよ、やべえよ、続きは君たちの目で確かめてみてくれ!(攻略本並感)

 

「……本田くん、私は駄目な先生ですよね? でもいいんですよね? 駄目な先生で、甘えて、溺れてもいいんですよね? ねえ本田くん?」

 

 おっ、やべえ(青少年保護育成条例的に)110番だな?

 とりあえず頭を撫でてあげましょう。それとみんながいる前ではいつもどおりにするように言いましょう。

 

「そう、よね。こんな状態見られたら困惑しちゃうわ……あぁでも見せつけたいって気持ちあるかも」

 

 お前ドMかよぉ!!!??? まぁ、そう仕向けたんですが(屑)

 妖しく笑うめぐねえに、とりあえずマニュアルを金庫入れよう! と提案しましょう。誰かが見たらSAN値直葬されるからね。

 

「……そう、ね。誰かが見たら大変だものね」

 

 金庫の中にマニュアルを入れたのを見届けたら、めぐねえを撫でましょう。

 こうすることで依存度が更に高くなります。

 ちなみに愛情度が上がってるように見えますが、忍者兄貴と同じようにSAN値削りすぎて「精神的依存」になってるだけです。好感度は上がるだろうけど、こんなイベントで上がる好感度とかたかが知れているからヘーキヘーキ

 

「誰かに撫でられるのっていつ振りかしら……気持ちいい」

 

 さて、そろそろ準備が終わると思いますが、長くなりそうなので今日はここまでです。

 

 

 

 

***

 

 

 

 ただの避難指示書、そう私は考えていた。

 だから掃除を彼女たちに任せて、私は職員室へ向かった。

 

「職員室は先生が掃除します、ゆきちゃん、テストは残しておくからあとでたっぷり勉強しましょうね」

 

 自分の発言に吐き気がする。

 私は教師ではなく、汚い大人の考えから職員室に向かった。

 そんなわけがない、そう考えつつも誰かと一緒に行かなかったのはそういう考えがあったからだろう。

 

「なに、これ……」

 

 書かれていたのは避難指示だった。

 そう、避難指示書、今回の事件を想定されたもの。

 多くの人命が危機にある時は、少数の人命の損耗を躊躇ってはならない。

 その一文を読んだ時、私は胃からせり上がってくるものを我慢できずに吐き出した。

 ここはどこだ? 研究所? 政府機関? 大人が集まる場所? 違う、学び舎だ。

 子どもたちが将来を、今を、そして誰かと笑い合うために通う場所なのだ。

 なのに人命の損耗? 大人が書くことかと頭に血がのぼる。

 だがふと冷静になった頭がこう囁く。

 

『知らなかった、そう知らなかった、私はこんなもの見てもないし聞いてもいない。だから私のせいじゃない』

 

 チガウ。

 違う、違う、違う、違う、違う、違うッ!!!!

 

「う、うぇえええっ!!!」

 

 胃の中のものを吐き出しきって、胃液すら絞り出すように吐いた私は荒く息を吐く。

 違うわけがない、ここにあったのだ、私が通い、仕事をしていた場所にこれがあった。

 赴任して早々に見せてくれた、そのときは止められて見なかった。

 日常を過ごしていくと徐々にだが忘れていった。そう忘れていたのだ。

 誰もが忘れて、そして誰も対応しなかったからこの始末なのだ。

 誰かが読んでいれば生徒たちを避難させることだって出来たかもしれない。

 悠里さんに殺人をさせず、本田くんに『掃除』をしてもらうこともなく、安全な場所に避難できたかもしれない。

 そう出来なかったのは誰のせい? 誰のせいなの?

 

『お前だろ? 佐倉慈、お前のせいだ』

「ふぐっ、おぇっ……うっ、うぅうううううっ」

 

 無様に、泣くしか出来なかった。

 情けなくて、悔しくて、そして不甲斐ない自分を憎悪した。

 終わりにするなら簡単にできる、そこにある窓から飛び降りればいい。

 けど出来ない、いやすることは許されない。残ってる大人は私だけだ、頼りなくても、何も出来なくても、大人は私しかいないのだ。

 ここで逃げてしまったら、私は――――私はっ。

 

 ――――パリン。

 

 えっ?

 

「……」

 

 そこに立っていたのは、半裸姿の本田くんだった。

 冷たい目で、私を見ている。

 その視線は私の持っている――――ッッ!!!

 

「ヒッ……ほ、ほん、だく、ん」

 

 何に怯えたのか、私は後ろに下がろうとしてバランスを崩して尻餅をつく。

 立ち上がろうとしても力が入らない。

 

「何を見た?」

「た、ただのマニュアルで、っです」

 

 苦しい言い訳なのはわかっている。

 けれどそう言うしかなかった。

 すると彼はゆっくりと私に近づいてくる。

 情けないことに私は、取り乱して彼から距離を取るしかなかった。

 泣き叫び、隠そうと思ったマニュアルすら放り投げ、挙句の果てに蹲って泣くしかできなくなった私。

 罵声を浴びさせられるかもしれない、殺されるかもしれない、この期に及んで私は自分の保身しか考えていなかった。

 けれど彼は私をゆっくりと起こすと抱きしめてくれた。

 

「ほん、だくん」

 

 何も言わずに抱きしめてくれる、安心させるように。

 だ、め、コレは駄目だ。

 堕ちる、堕ちてしまう、私が教師ではなく、ただの弱い人間だと堕ちてしまう。

 振りほどこうとしても振りほどけない、むしろ彼の包容が強くなっていく。

 駄目、だめぇ……。

 

「本田、くん、本田くん……」

 

 まるで赤ん坊をあやすように、彼は私の背中をトントンと叩いてくれる。

 ドロドロと私の理性が溶けていく。

 この人になら、この人じゃなきゃ

 

(だ、めぇ……)

 

 最期の力を振り絞って離れようとする。

 この人には悠里さんがいる、あんなにも慕ってくれる子がいるのに、そこに割り込むのは駄目。

 そもそも生徒と教師なのだ、私達は。

 こんな世界になっても越えてはイケない一線があるのに、それなのに私は、本田くんから離れられず力を抜いてしまった。

 

(あっ……)

 

 ベキンとなにかが折れた、折れてしまった。

 大事なものだ、私を、佐倉慈を教師としていたものが折れてしまった。

 そうなってしまったら――――堕ちるしかない。

 

「本田くん……本田くん……」

 

 心地が良い、折れたものなんてどうでもいい。

 この人に包まれてるだけで幸せだ。

 何も心配することはない、そもそも私がやったことはなんだろう? バリケード設置も胡桃さんの功績で、夜の見張りだってやったのは悠里さんだ。その他は全部、この人がやったこと。

 何も言わなくてもこの人はやってくれる。なら任せてしまおう、大人の責任も、教師の責任も、もうどうでもいい。

 私は彼に飼われよう。

 

「……犬、みたいだな」

「ワン!」

 

 羞恥心はなかった。

 異常な光景だろう、はたから見れば。

 年下の男の子に媚びへつらって、なんのプライドもなく撫でられる。

 うぅん、撫でてくれる。まるで芸が終わった犬を撫でるようにじっくりと……。

 

「……本田くん、私は駄目な先生ですよね? でもいいんですよね? 駄目な先生で、甘えて、溺れてもいいんですよね? ねえ本田くん?」

 

 私は本心を口に出す。

 彼にすがりついて、犬のように頭を擦り付けながら……彼は何も言わない、けれど頭を撫でてくれる。

 

「……みんながいる前では教師としていろ。これは見せるな」

「そう、よね。こんな状態見られたら困惑しちゃうわ……あぁでも見せつけたいって気持ちあるかも」

 

 平然とそういう言葉を放つ私に頭の奥底で何かが叫ぶ。

 ……おそらくは残った私の『大人』の部分なのだろう。

 大きな声で叫ぶそれを、私は強引にかき消して、彼の撫でる手にされるがままになる。

 

「そのマニュアルに何が書いてあるか、興味はない。金庫にでも隠せ」

「……そう、ね。誰かが見たら大変だものね」

 

 そう。誰かが見て、誰かが『犬』になってしまったら困る。

 恋人にはなれない、大切な人にはなれない、だけど『犬』としてなら彼はそばに置いてくれる。

 こんな何も出来なくて、誰かにすがることしか出来ない私を受け入れてくれるのは彼だけだ。

 『犬』は一匹でいい、彼に撫でられるのも、抱きしめられるのも私だけでいい、私だけがいい。

 

「誰かに撫でられるのっていつ振りかしら……気持ちいい」

 

 そのまま私は目を閉じて、彼の手だけを感じる。

 あぁ、こんなに簡単なことだったのになのに、何故私は大人でいたのだろう。

 こっちのほうが楽なのに……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そ――――で―――私はき――――し――――です』

 

 かき消したナニカの言葉が、頭にずっと残っていた。

 




○『堕ち犬』
 極稀に「精神的依存」から派生するバッドステータス。一見すると「精神的依存」と同じだが、愛情度が一気に上がり、依存するキャラの言うことを聞く『犬』となる状態。「精神的依存」と同じように一見すると普通だが、『犬』が増えたら排除しようと動く。
 ただ理性は残っているので場合によっては改善することもあり得る。
 RTA的にはただのガバ。

○ジェットストリームアタック
 某機動戦士のアレ。「俺を踏み台にしたぁ!?」
 簡単に言うと二段ジャンプのようなもの。猶予時間は対象に触れたタイミングだけとかいう割とシビア。
 成功すると通常では届かない場所に行ったり、八艘飛びよろしくかれらをジャンプ台に移動できるようになる。
 実は「忍者」スキル取得限定の仕様、なお走者はきっちり検証していないため気づいてない模様。非公式な名称は「エネステ」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ラジオ姉貴回収~三日目終了まで

ランキング見ていたら、なんか入ってたので初投稿です。

あとみんなメス犬ねえに興奮しすぎぃ!! これはKENZENなRTAだゾ! 申し訳ないがノンケはNG。

あとアンケートありがとナス! りーさんが圧倒的で草。でも次点で好きなゆきちゃんが最下位で悲しいなぁ……。

12/8追記 そしてタイトルガバで草も生えない、やっぱホモガキの思考は糞やな!(血反吐)何が二日目だおるぁん!! 三日目だルルォ!?


 都合のいい女となっためぐねえがいるRTA、はっじまるよー。

 

 めぐねえを存分に撫で回して、とても教師とは思えない表情にさせたのを見届けたら胡桃・ゴリラモンド姉貴と合流します。

 言ったとおりカーテンをつなぎ合わせてロープが出来ていますねえ!!

 まぁ、本来のチャートだとここはりーさんに頼む予定だったんですが誤差だよ誤差! こんな初期段階で覚醒りーさんとかそんな不安定要素組み込めるわけ無いだろ!(半ギレ)

 

「こんなのでいいか?」

 

 おーええやん、なんぼなん?(ご満悦)

 ちなみに道具作成ですがゆきちゃんには絶対にさせないでください。資材を無駄にされます(辛辣)

 めぐねえにも頼まないように、一応作成できますがクッソ出来が悪いので掴まってると破けます(一敗)

 さて元々のチャート通りに駐車場に、ラジオ姉貴の車を誘導するのですが学校から離れた場所に止めてください。

 カプ○ンヘリに巻き込まれて爆発炎上したら、終盤でもう気が狂うほど気が狂うっ!(一敗)

 まずは上から駐車場を確認します、この時十体以上いれば掃除しましょう。

 今回は……よし(NKNくんボイス)

 五体ほどしかいません、甘ちゃんが、ペッ。

 

「……アタシもいけたらいいのにな」

 

 おや? 知らぬ間に好感度稼いでいたようで信頼イベントみたいですね。

 歯噛みしながら俯く胡桃ちゃんは新鮮でいいゾ~これ。

 ただ覚醒状態でないので、足手まといはNG。

 んー、まぁここはフォローしておきましょうか、選択肢選択肢……ろくなのがねえ!! 止めたくなりますよ~「寡黙」ぅ~。

 ここは「いてくれるだけでいい」にしときましょう……おっ? ナンパかな?

 

「は、はぁ!? おまっ、お前、からかうなよ! それにりーさんがいるだろ!?」

 

 巨乳もいいけど普乳もいいよね(守備力高め)

 顔真っ赤にしながら腕をブンブン振り回す胡桃ちゃんかあいい(ホッコリ)。ただあの腕に当たると体力七割方持ってかれるので距離をとりましょう。ショタだと下手すると全損するから気をつけよう(一敗)

 

「……ったく、あといつまで半裸のままなんだよ、着とけ」

 

 おっ、ありがとナス!

 やっぱりゴリラは優しいんすねえ、ワイシャツをくれました。

 完全に新しいもの装備するの忘れてましたね、半裸のまま夜中全力疾走とか露出狂かな?

 

「気をつけろよ、何かあったら駆けつけるからさ」

 

 そう言って手を伸ばしてくる胡桃ちゃんの手をとらずに、握りこぶしを突き出しましょう。

 

「んっ、なんか映画みたいだな」

 

 そうすると胡桃ちゃんが同じように握りこぶしを突き出して、打ち合います。

 普通に手握るのもいいんですが、僕は映画みたいでこっちのほうが好きです。

 さて、胡桃ちゃんとの信頼イベが終わったら行きますよー、行きますよー1919。

 昨日と同じ方法で玄関まで降りたら、校門までダッシュします。お昼過ぎなので学食と校庭に集まっているため、今現在は少ないですが、ここからはスピード勝負です。

 どうしても車の音でかれらが集まってしまうため、下手すると囲まれて詰みます(一敗)

 なので信頼イベントでレベルアップしたときに取得した、スキルポイントを使って「疾走」を取りましょう。

 移動速度が早くなるスキルですが、忍者と合わさってスキルレベル2並みの速度になります。

 サラマンダーよりはやーい!(YY)

 校門を飛び越えたら、真っ直ぐラジオ姉貴の車を確認します。

 運が悪いと黒塗りの高級かれらに絡まれていますが……ヨシ!(現場猫)

 周りには誰もいませんので運転席のドアを叩いて、ラジオ姉貴に作戦を伝えましょう。

 

「……荷物はどうする?」

 

 んなもん後だ、後。

 物資回収は夜やります、下校すれば校内はほぼかれらがいなくなるため、比較的に安全に回収ができます。

 とりあえずラジオ姉貴だけ安全地帯に行かせれば後はどうにでもなるんだよぉ!!(ガバチャー)

 あと忘れないうちに車に置いてある自分のかばんは回収しましょう。ここでラジオ忘れて、後の休息のときガバッたやつ、いるらしいっすよ?(二敗)

 

「キミに頼り切りなのは申し訳ないけど……やるしかないか」

 

 そうだよ。

 覚悟が決まったのを見届けたら、車に乗って出発シンコー! イクゾー!!

 アクセルを全開にして、敷地内に突っ込みます。その際、かれらを何体轢いたか覚えておきましょう。

 五体以上轢いたら「修理」スキルを取ります。チャート的にラジオ姉貴の車前提で考えてるから半壊したらリセットです。

 

「ついっ、たぁっ!!」

 

 駐車場にドリフトしながら停車したら、そのままドアを開けてスーパーヒーローランディングを行います。えっ? RTA的に必要あるか? ないです(断言)ただの趣味です(屑)

 ただ早く行動ができるので、もたついてるラジオ姉貴が降りてくるまで残ってる五体を片付けましょう。

 通常なら足払い→暗殺コンボですが今回は「投擲」を取ってるため、暗殺しつつ近づいてきたら「投擲」でヘッショをキメましょう。

 ……あれ? 「投擲」スキルと併用するとものっそい殲滅速度上がるんですがソレは。脳筋チャートから流用したのがまずかったのか、今後「投擲」は必ず取るようにします(チャート変更しながら)

 

「映画か何かかな?」

 

 カッコイイダルルォ!? と冗談はさておき、しっかりと車のロックを確認したらラジオ姉貴を抱えて走ります。

 「運搬」と「疾走」スキル取ってるから、ぶっちゃけ二人で走るより安定するんですよね。

 ただ筋力上げてないのでクッソスタミナ持ってかれるけど、この後休憩するからヘーキヘーキ。

 

「ま、待った!! 恥ずかしい!! 年下の男の子に抱えられるとか待って、シャワーとか浴びてないからその、わぷっ!?」

 

 大人のお姉さんがワタワタする様子は可愛いですが、騒ぎすぎると寄ってくる奴らが要るのでお口チャックです。

 そのまま走っていると生徒会室の窓が開いて、ゴリラがロープを垂らしてくれます。

 ただ音に釣られて、登っていく予定の教室からかれらが手を伸ばしてくるかもしれないので、一階の教室を確認していなかったら、即座にジェットストリームアタックで二階に上がります。

 

 さてまずはロープが垂れてる教室ですが……よし! いねえ! ほらいくどー!!

 

「しっかり捕まってろー!!」

「た、頼んだよ!!」

 

 さて適当な一体を釣って私も二階に上がりましょう。

 オーライオーライ、いやっふー!!(配管工ボイス)

 さて次は二階の教室ですが……ボッチくんしかいませんねえ! というかいつまでうつむいてるんだアイツ(困惑)

 運がいいゾ~これ、オリチャーでもいけるやん。

 

「もうちょい! もうちょいだから!!」

「あわ、あわっわわっわっ」

 

 可愛い(小並感)

 さてワタワタするラジオ姉貴がゴリラに回収されたのを見届けたら、二階の教室に入って帰りましょう。

 オリチャーで不安でしたがなんとかなりましたね、さて教室から出て三階へ向かいましょう。

 

 ぬわぁあああああああああああああんつかれたもぉおおおおおおおおおん(体力、スタミナレッドゾーン)

 思わぬガバがありましたが、無事救出完了です……。

 この後、夜中の回収に備えて休息を行いましょう。

 

「忍者さんおかえり!」

「……マジで忍者なんだな」

 

 ゆきちゃんとチョーカー姉貴出迎えご苦労! でも余裕ないから休ませて(気絶寸前)

 フラフラと体を揺らしながら、生徒会室に入ります。

 ドサリと床に座り込んで、バッグからラジオを出しましょう。

 偉大なる先駆者様の動画を見てる方ならご存知でしょうが、クラシック鑑賞会と参りましょう。

 休息と合わせて体力・スタミナの回復速度が上昇します。さらに時間が経てば音につられて学園生活部など生存者が来ますので好感度も上がって、うん美味しい!

 さぁ、みんな114514!!

 

「………………」

 

 ――――静かな曲だ、疲れ切った心と身体が癒やされるような気がする

 

 いやメッセージはいいねん、誰か来て! 早く! ねえ誰か!

 

「………………」

 

 ――――音楽室があったな、周囲の安全が確保出来たら演奏をやってもいいかもしれない

 

 いや、あの……あのぉ!?

 

「………………」

 

 ――――スシが食べたい、まぐ……いやタマゴだな

 

 ……(攻略wikiチラ見)

 

「………………」

 

 ――――スベシ、コロスベシ

 

 はえー、全員生存ルートさらに開拓されてる。あっ、ショッピングモールルートもあんじゃん。隠しキャラルートもあぁ~いいっすねえ!!(wikiガン見)

 

「………………」

 

 ――――そろそろ休息もいいだろう、さぁガンバルゾー!

 

 おっ、そうだな(白目)

 えー、第一回音楽鑑賞会でしたが、えー参加者は……誰一人来ませんでした(無職ボイス)

 

 どうしてっ! なんでこうなるのよっ! なんでっ! なんでっ! こんなのっ! どうしようもっ! ないじゃないっ!(りーさんボイス)

 何てことだ……君の罪(ガバチャー)は止まらない、加速する……っ!(AINボイス)

 おかしい、本来なら全員集合、クラシック鑑賞しながら自己紹介の流れだったんですがどうしましょ……ま、まぁ極稀に来ないってwikiにあったしそれを引いたんでしょう(楽観視)

 

 さて休息が終わりましたら物資回収タイムです。

 外を見て、完全に暗闇になっていることを確認してから回収メンバーに声をかけましょう。

 覚醒りーさん! 胡桃ちゃん! ラジオ姉貴! イクゾぉ!!

 本当は胡桃ゴリラ姉貴とラジオ姉貴と主人公の三人なのですが、今回は覚醒りーさんにも働いてもらいましょう……というか放置気味だからここいらで頼っておかないと暴走しちゃう(震え声)

 

「わかったわ……ゆきちゃん、るーちゃんをお願いできる?」

「はぁーい! るーちゃん、お姉ちゃんと一緒に待ってようか」

「……ゆきだけじゃ不安だ、私も見ておくよ」

「わ、私に任せないのっ!?」

 

 るーちゃんがふくれっ面でこちらに抱きつこうとしますが、ゆきちゃんとチョーカー姉貴にドナドナされていきますねえ! あとスルーされためぐねえが涙目になってますねえ。

 

「にしてもこの人数で大丈夫かな? 外は結構いたけど……」

「駄目だったら陽動とか考えないとだな……ですね」

「いいよ、タメ口で。こんな状況で歳もなにもないし、自然体で接してくれたほうが私もありがたいかな」

 

 ヤダ、イケメン……とラジオ姉貴と胡桃ちゃんの会話を聞きつつ、いざ鎌倉(出発)

 ちなみに夜中回収しに行くことによって、夜にかれらが少なくなることも認知して♡が出来て一石二鳥です。

 ただ油断されても困るので、三人には懐中電灯を渡しておきましょう。暗闇から出てきてガブリなんて事になったらリセットです。あと三人には運搬用のかばんも渡しておきましょう。

 

「……アイツら少なくないか?」

「もしかして帰宅時間だから帰った、とかではないよ……ね?」

「わからないわ、けど油断せずにいきましょう」

 

 よし!(フラグ完了)

 とりあえずメイン火力要員に「夜は少なくなるかも……?」と思わせておけばOKです。

 あとは何日かすれば自分たちで調べてわかってくれます。

 主人公が言ってもいいですが、余計なこと喋りすぎて「さてはオメー黒幕だな?」と思われたらリセット案件ですので気をつけましょう。

 

 無事に駐車場まで着いたら、ドゥンドゥン荷物を運び出しましょう。

 ただ二人一組で、一人ずつ勝手に行かせたら噛まれたことがあるのでここは安定チャートでいきましょう。

 

「ふんぬらばっ!」

「……えぇ……?」

 

 ゴリラがかばん三つ装備してるんですがこれは……やべえな(素)

 いつもはシャベルがあるので、一つか二つなんですが物資回収チャートではくるみちゃんにシャベル渡さずに運搬役に徹してもらったほうが早いかもしれませんね!

 いやでも初期くるみちゃんはシャベルに依存してるので下手したらSAN値直葬されるかも。まぁ、この走りが終わったら検証しましょう。

 さて予想外なゴリラの力で早々と終わりそうなので、倍速をかけましょう。

 

 ~~少年少女運搬中~~

 

「こんなに……よく貯蔵してましたね」

「父さんが昔から集めてたんだ、ウチにまだあるからまた持ってくるよ」

 

 (序盤にしては)膨大な物資に、メスい……めぐねえ含めて目を輝かしています。

 実際、一週間くらいは持つ程度には運んだので当面はバリケード強化などに力を入れられるのが、ラジオ姉貴回収チャートの強みですねえ。

 さてここはドバーッと食料を使って豪華な食事をしましょう。

 と言ってもレトルトですが、ここ二日間まともに飯を食べてない生活部メンバー、チョーカー姉貴、るーちゃん、そして人肌(意味深)に飢えていたラジオ姉貴は涙を流しながら食べます。

 

「う、うぅう……」

「美味しい、美味しいよぉ」

「ぐすっ、ぐす……るーちゃん、食べたいものあったら言ってね、お姉ちゃんが取ってあげる」

「もみにー、それとって」

「たかえちゃん、あーん」

「ばかっ、やめろって! 恥ずかしいから!」

「誰かと一緒に食べるってこんなにいいものなんだね」

 

 なんか……温かい!

 心温まるイベントですねえ、見飽きてるけど(屑発言)

 腹いっぱい食べたら、今日の見張りの話になります。

 

「数が少ないけど、一応いるよなぁ」

「なら私が行くよ、新参者だ。それにこんなときくらいは大人をさせてくれよ」

「わ、私もいきます!!」

 

 おや、ラジオ姉貴はチャート通りでしたが、めぐねえもですか、大丈夫? ナデナデする?

 

「そ、それは朝にしてくれたら嬉しいかなぁって……ご褒美、くれますか?」

 

 紅潮した顔で見るのは、いやマズイっすよ(BPO案件)

 というかなんか精神的依存とは違う? 違くない? んー? んー、まぁいいか、可愛いめぐねえ見れるし、セーフセーフ。

 とりあえずめぐねえを撫でたら、寝室(生徒会室)に向かいましょう。

 さてあとは寝袋に包まって寝るだけですが……。

 

「もみにー、いっしょにねよ?」

 

 あぁ~^^^^^^^^^パパになるぅ!

 るーちゃんの愛情度が高いと発生する添い寝イベントです。SAN値が回復する嬉しいイベントですねえ!

 ちなみにこれを見た後にるーちゃんが死亡すると主人公が「るーちゃん(人形)」と添い寝する幻覚イベントを発生させるので、絶対に死なせないようにしましょう(厳命)。周りのSAN値も減少するからね、しょうがないね。

 

 たまにりーさんも乱入する通称姉妹丼も発生するのですが、今回は遠慮してもう寝てますねえ、相変わらず恐ろしいほど寝付きがいいっすねえ。

 周りも温かい目で見ていますので、寝袋に包まってそのまま寝ましょう。

 それでは今回はキリが良いのでここまでにいたしとうございます。

 

 

 

****

 

 

 

「……静かだね」

「そう、ですね」

 

 月明かりだけが二人を照らしていた。

 静か、そう静かだ。

 時折唸り声が聞こえるが、それ以外は何も聞こえない。

 

「……佐倉、センセーだったっけ」

「佐倉で、いいですよ。姫美那(きみな)貴桜(きお)さん」

「んじゃ佐倉さんでいいか」

 

 姫美那は苦笑しながら、慈の肩を叩く。

 対する慈も苦笑しつつも外を見る。

 黒一色、電灯も何もついていない外を見てため息をつく。

 

「……生存者は、いないんでしょうか?」

「わからない、わからないけど今は生きてることを喜ぼうよ。この先がどうなるかはわからないけど、さ」

 

 姫美那もため息をつく。

 どうなるのかわからないのは確かだ。

 ラジオ設備は送信も受信も出来た、最初の方は聞こえてた避難指示、政府の連絡なども2日でほぼすべて途絶えた。あるのは自動送信の音声のみ。

 今、生きているのも奇跡のようなものだとわかっている。

 

「なるようになるしかないよ、なんせこっちには忍者がいるんだから」

「そう、ですね。彼ならどうにかしてくれます」

 

 その時、姫美那は足を止めた。

 慈も足を止め、振り返らずにじっと黙っている。

 

「……彼、紅葉くんに頼り切るのは駄目だよ。限界すれすれだ」

 

 姫美那はそう断言する。

 音楽が聞こえた、そう救出されてすぐ、水で喉を潤していた姫美那の耳にクラシックが聞こえてきた。

 ラジオ音源で音質は悪かったが、落ち着いたテンポの音楽は心をたしかに癒やしてくれた。

 姫美那を含めた生存者たちが集まって、音がなんなのか確かめようとして……扉を静かに閉めた。

 

「体はそうじゃなくても、心はボロボロなんだ」

 

 静かに、身動き一つせずラジオの前で膝を抱えていた紅葉がいた。

 その表情は何もなかった、そう何も浮かんでいなかったのだ。

 ただじっとラジオを聞いている姿だけだったのに、誰もがその部屋に入ろうとせず紅葉が出てくるまで待っていた。

 

「確かに私達は紅葉くんに救われたよ? でも、私達は大人なんだ、だから――――」

「だから、なんです?」

 

 ゾクリと姫美那の体が震えた。

 振り返った慈の顔には笑顔があった、ただその笑顔が空虚なものに見えたのは見間違いだろうか?

 たった数時間しか経っていないが、姫美那から見た慈は「良い人そうなおっちょこちょい」だった。とてもじゃないがこんな表情をする人だとは思えなかった。

 

「なんなんです? 彼が任せろと言ったんです、なら任せればいいじゃないですか」

「ッ!! それでも、それでもキミは――――」

「ええ、教師、でしたよ」

 

 寂しげに、それでいてなぜか清々するような声色でそう言った慈は顔を赤らめる。

 

「大人で、教師で、私が頑張らなきゃって思ってました」

「ならっ!!」

「でも彼は言わないけど赦してくれたんです、こんな教師にも大人にもなりきれなかった私を、赦してくれたんです」

 

 ニコリと顔を赤らめながら慈はそう言って体を震わせる。

 今でも思い出せる、抱きしめられたときの感触、硬かった胸板、彼の匂い、音、目、手付き……あぁ、なんて素晴らしかったんだと。

 

「ッッッッ」

「羨ましいですか?」

 

 慈は臆面もなく言う。

 姫美那は何か言おうとして口を必死に動かすが、何も言えずに項垂れる。

 

「……あぁ、彼のせいじゃない、私が悪いんです。何も出来ず、生徒たちにやらせてしまった、こんなダメなやつを、彼は、紅葉くんは赦してくれた。だから、いいんです」

「……おかしいよ」

 

 絞り出すように言う言葉に、慈は頷く。

 

「おかしいですよね、でも紅葉くんが赦してくれたからいいんですよ」

「キミはっ!! キミはっ……っ~~~~~~~~!!!!」

 

 声にならない叫び声が木霊する。

 姫美那はガクリと膝をつく。慈はいつもと変わらぬ笑みで近づき、手を差し伸ばす。

 

「それでいいんです、あなたはそれで。私は……もう駄目なんです」

「…………」

 

 力なく項垂れる姫美那は手を伸ばそうとしない。

 慈は月明かりを見上げながら、目を細める。

 

「早く朝にならないかな」

 

 

 

****

 

 

 

 彼とるーちゃん、ゆきちゃんと柚村の寝息が聞こえたとき、私は隣で寝ているフリをしている胡桃を見る。

 彼女は頷きながら、そっと寝袋から出る。

 私も同じように起こさないように出て、部屋の外へと出て適当な教室に入る。

 

「……」

「……」

 

 二人して黙ってしまう。

 ポツリと胡桃が言った。

 

「シャベル、貸してくれないか?」

 

 視線が注がれるのは、私の手の中にあるシャベル。

 彼女の、大事な人を殺してしまったその凶器。

 それを貸せと彼女は言う。

 

「りーさん頼むよ」

「なんで?」

 

 理由なんて言わなくてもわかっている。

 私より彼女のほうが身体能力は上だ。それに彼についていけるのもおそらく彼女だけだろう。

 

「確かにりーさんは、その、先輩を……あいつらを殺した経験がある。だからシャベルを持つのはりーさんのほうがいい、けどあたしのほうが――――」

「嫌よ」

 

 はっきりと言う。

 嫌、そう嫌なのだ。

 だって、そうしたら……彼の隣に立つのは胡桃になってしまう。

 

「ッ!! りーさん、紅葉が好きなのはわかってる!! けどこれ以上アイツに負担はかけられない! 見ただろ? あいつ、あんなに心がボロボロなのにまだ動こうとしてるんだ、あたしたちを守るために! なら、運動部だったあたしが動けたほうが負担は減る!」

「……だとしても、嫌よ」

 

 醜い嫉妬心だと笑われるかもしれない、だけどそれだけじゃない。

 嫌なのだ、天真爛漫に笑う胡桃が血に塗れる姿を見るのは。

 

「嫌なの……胡桃、人を殺す瞬間ってわかる?」

「そんなの――――」

「わからない、ううん、わからなくていいの」

 

 無我夢中だった、嫌悪感があった、彼以外に触れられたくなかった。

 その結果、私は一人の人を殺した、殺してしまった。

 殴った感触、飛び散った血しぶき、泣き叫ぶ胡桃、どれも今にして思えば後悔しかない。

 

「胡桃、実はね……私、もう一人殺したの」

「えっ……?」

 

 そう、紅葉がるーちゃんを助けに行った夜、巡回してた時に一人、バリケードにしがみついていたのを見つけた。

 だから殴った、バリケードが破られたらどうなるか思いたくもなくて。

 シャベルを抱えて、一突きした。

 尖った先がソレの頭部を貫いて、力なく後ろに倒れて、そして階段を転がっていった。

 

「……その時、どう思ったと思う?」

「どう、って」

「あぁ、安心したって思ったのよ」

 

 包み隠すこと無く、胡桃にそう言う。

 安心した、安心してしまった。

 人を、変わってしまったとしても人を一人殺して安心してしまった。

 

「四肢がね投げ出されて、動くことないの。……それを見て、安心してしまったのよっ」

「でも、それは……」

「仕方なかった、じゃああなたの先輩を殺したのも仕方なかったの?」

 

 胡桃の表情が変わる。

 真っ赤になっていき、口を開こうとして――――我慢するようにうつむいて、拳を握った。

 

「違うわよね? そういうことよ、誰かを殺すっていうのはその気持ちを誰かにさせてしまうってことなの」

「……だから、だからって、だからってッ!!!」

「……紅葉の苦しみは想像がつかないわ」

 

 ギュッとシャベルを握りしめてそう言う。

 私達を助けるためとはいえ、何人のかれらを彼は殺したのか想像もつかない。

 仕方なかった、この一言ですべて解決するなら、彼があんな表情をしながら膝を抱えるわけがない。

 ……もう遅いのかもしれない、けれど私は――――。

 

「私は、彼と一緒に地獄に落ちるわ、生きるために」

「りーさん……」

 

 胡桃が顔を上げると涙がこぼれていた。

 私はそれを隠すように抱きしめる。

 

「いいの、だから胡桃は今まで通りみんなの役に立って、彼と私がかれらからあなたたちを守るから」

「りー……さんっ!!」

 

 ぎゅぅっと抱きしめながら、声を押し殺して泣く胡桃の頭を撫でる。

 そう、それでいいのよ胡桃……あなたは優しいまま――――彼と私とるーちゃんのために動けばいい。

 

「りーさん、ごめん、ごめん……もみじぃ、ごめんよぉっ!!」

「大丈夫、大丈夫よ――――だから胡桃、これからもお願いね」

 

 友情を感じてないわけじゃない、胡桃は大切な友人で生き残った仲間なのは間違いない。

 だけどそれまででしかない。

 もしもこの先、彼の隣に立とうとするなら……そう、ね。

 

「きっと先輩さんも見てるわ」

「うん……うんっ」

 

 彼と同じ死に方がいいかしら、愛する二人はいつも一緒……ねっ、胡桃。

 そういえば今日来た人、紅葉にお姫様抱っこされてたけどどういうことなのかしらね。

 そして佐倉先生……はもう少し様子を見ましょう、もしも、もしも思ったとおりならその時は――――。

 

「りーさん、りーさんっ」

「大丈夫よ、胡桃……だからね」

 

 

 

 オネガイダカラ、ワタシヲクルワセナイデ。

 




『ずっと二人』END
 覚醒素材先輩が胡桃以外のキャラクターに殺され、なおかつ同じ武器で胡桃を殺害したときにエンディングで流れる別END。綺麗な丘で、胡桃と覚醒素材先輩が泣きながら抱き合い、二人は幸せなやさしいキスをして終了というもの。
 愛する二人はいつも一緒、はっきり分かんだね。


すいませーん、KNSTですけど! まーだ二日目なのに地雷ありすぎてクリアできるか不安になってきたゾ! まぁ、連鎖爆発するのは終盤だから安心して、どうぞ。それにまだまだ爆弾増えるからね、トキメモかな?(他人事)


ちなみにりーさんはちゃんと胡桃ちゃんを友達と思ってるゾ。ただソレ以上にMMJとるーちゃんが大事過ぎるだけだから、表面上は問題ないぞ! よし!(現場猫)


ラジオ姉貴の名前は適当につけました(小声)ただ書いてる時、これ読めんゾってなって草。


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。