2度目の人生は追加戦士でした (DELTA-nuinui)
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2つの戦士

キキッー!ドォンッ!

 

死んだ........俺はアニメとかのお約束みたいに、トラックに跳ねられて死んだ....

 

 

 

 

 

 

そして予想通り

 

神「や〜や〜ナオヤくん?ごめんね〜」

 

あの世に行った俺は、軽い雰囲気で謝る神様の前にいた。

俺の名前は、【明石(あかし) 直也(なおや)】アニメや特撮が好きなオタク男子だ。

 

ナオヤ「....で、どこの世界で何をすればいいんですか?」

 

何となく色んな小説やアニメを見た俺は率直に聞いた。

 

神「うんうん、君が混乱するのもわかるよ〜でも君は今から異世界に........え?」

 

神様は目を丸くしながら間の抜けた声を出す。

 

ナオヤ「ですから『どこの世界』で『何を』すればいいんですか?」

 

少し強調して言う。

 

神「....え?ひょっとしてワシの説明いらない?」

 

ナオヤ「恐らく....多分ですが自分は、予期せぬ事故で死んだからお詫びとして異世界に転生させられる.....とかですよね?」

 

恐る恐ると言った感じで俺に質問してきた神様に俺は、そう言うと

 

神「話が早くて助かるよ〜!!!」

 

と妙に嬉しそうな感じになった。

 

神「じゃあ言うけどね!君には別世界でヒーローになってもらうから!」

 

ナオヤ「ヒーロー?マーベルのスーパーマンみたいな?」

 

神「あ〜なんと言うかね〜アメコミではないな」

 

アメコミでないとすると....あれ?

 

ナオヤ「ウルトラマンとか?」

 

神「おっしぃ〜!!国と特撮なのは、かーなーり!惜しい!」

 

....あれ?今のって....

 

ナオヤ「仮面ライダー?」

 

そう聞くと神様は、指をパチンとならして俺を指さす。

どうやら正解のようだ

 

神「半分正解!」

 

 

ナオヤ(仮面ライダーか〜どんなふうになるんだろ今だったらゼロワンだけれど異世界=ファンタジーだしウィザー........)

 

ナオヤ「半分?」

 

神「そ、半分♪」

 

ナオヤ(は、半分....じゃあ残り半分はなんだ....)

 

神「ヒントとしてはね〜ライダーと同じようで少し違う色とりどりなチームかな?」

 

ナオヤ「スーパー..戦隊?」

 

神「いぐざくとり〜!」

 

うわー発音も何もあったもんじゃねぇExactlyだな

 

ナオヤ「って戦隊!?ライダーもやって戦隊!?」

 

神「お〜初めて面白い反応しおったな〜」

 

愉快なものを見る感じで神様は、そう言い俺に2つのアイテムを渡してきた。

 

ナオヤ「これは?」

 

神「うむ!君がスーパーライダーとなる為の変身アイテムだ」

 

ナオヤ「スーパー....ライダー?」

 

神「スーパー戦隊と仮面ライダーの2つの力を持った君の事だ」

 

ナオヤ「待ってくれ!そもそも如何(どう)して両方の力が必要なんだよ!!」

 

神「まぁまぁ落ち着きたまえ、それはだな」

 

神「君が今から行く世界は仮面ライダーとスーパー戦隊が少しばかり対立している世界なんだ」

 

ナオヤ「え!?」

 

神「口で言うより見た方が早いかもな」

 

そう言うと神様の背後から、半透明なタブレットサイズの空中に浮かぶモニターが現れた。

 

ナオヤ(うわぁ〜神様なんでもアリだな)

 

俺は、そんなことを思いながらタブレット?を覗き込む。

 

そこには街で暴れるリーダー格の怪人と思しきウルトラマンのガンQにそっくりなヤツと、セミ人間みたいな戦闘員がいた。

 

??『ガーハハハ!泣ケッ!喚ケッ!コノ世界ハ【魔帝国ネゲルビア】ノ行動隊長デアル【モノジュール】様ガ占領スル!』

 

モノジュールと名乗るガンQ擬きの宣言と共に周りにいたセミ人間みたいな戦闘員達が『ジィー!!!!』と雄叫びをあげる。

 

神「アレが、この世界のスーパー戦隊の敵、異次元から来た【魔帝国ネゲルビア】だ」

 

ナオヤ「魔帝国...ネゲルビア...」

 

神「ヤツらの目的は地球を占領して、資源を食い潰すつもりだ」

 

ナオヤ(うわーノンエコなウルトラ怪獣だな)

 

??『そこまでよ!!』

 

ナオヤ「ん?」

 

ナオヤがタブレットの方を見ると、そこに赤・青・黄・緑・ピンク・シルバー

の6人組の戦士がいた。

 

モノジュール『オ、オ前達ハ!?』

 

??『炎の妖精!サラマンダー!レッドフェアリー!』

 

??『水の妖精♪ウンディーネ♪ブルーフェアリー♪』

 

??『大地の妖精!ノーム!イエローフェアリー!』

 

??『風の妖精 シルフィード グリーンフェアリー』

 

??『花の妖精 ピクシー ピンクフェアリー』

 

??『雪原の妖精!ジャックフロスト!シルバーフェアリー!』

 

それぞれが名乗りながらポーズをとった。

 

ナオヤ(あれ?全員女性?)

 

タブレットの戦隊達を見ると、なんと全員のスーツが女性型だった。

 

ナオヤ(しかし、どっかで聞いたことある声だな〜)

 

レッドフェアリー『正義を貫く女性戦士!』

 

6人『妖精戦隊!フェアリーズ!!』

 

背後で戦隊お馴染みの爆発

 

レッドフェアリー『Rady's GO!』

 

レッドフェアリーを掛け声と共にフェアリーズは的に向かって武器を構えて走り出す。

 

神「彼女達が、この世界の戦隊、妖精戦隊フェアリーズだ。ネゲルビアを倒すためにやって来た妖精達の力を借りて戦うぞ」

 

ナオヤ「全員女性なんですね〜てかシルバーいるし俺必要無いのでは?」

 

神「いやいや、この後じゃ」

 

すると彼女達が戦っている近くで爆発が起きる。

 

ドカーン!

 

人々『キャー!』『うわぁー!』

 

逃げる人々の背後から一体の怪人が現れる。

 

ナオヤ(あれ?コイツはウルトラ怪獣みたいな見た目じゃないな)

 

怪人の見た目は、黒と赤の縞模様をしたゴツイ人型の蜘蛛だ。

 

蜘蛛怪人『ギュエー!!!』

 

蜘蛛怪人は手から蜘蛛の糸を飛ばして逃げる男性の首に巻きつける。

 

男性『うっ』

 

蜘蛛怪人はそのまま男性に巻きついた糸を高速で回収しながら男性を釣り上げる。

 

男性『う、うわぁ!』

 

男性は、そのまま落下し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蜘蛛怪人『ギャブ!』

 

蜘蛛怪人に食われた。

 

ナオヤ「......」

 

神「あヤツが、この世界の仮面ライダーの敵【魔人(デデウム)】じゃ」

 

ナオヤ「デデウム?」

 

神「ああ、死んだ人間が神話生物となってできた姿じゃ」

 

ナオヤ「神話生物って!じゃあアレは人だった物?」

 

神「そうじゃ...ヤツらの目的は、『ただ生きること』じゃ」



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戦隊vsライダー

ナオヤ「...ただ生きる?」

 

神「そうだ...人だったあヤツらは、人であることを忘れ己の欲求を満たすためだけの存在となったのだ」

 

神様は悲しい顔をしてタブレットを見ていた。

そんな時(ブォーン)と音が鳴って俺もタブレットを見る。

 

神「そして...」

 

音の主は3人だった。それぞれバイクに股がり蜘蛛怪人に突っ込む。

 

 

 

 

 

 

 

『少女達』であった。

 

 

ナオヤ「え!?」

 

俺は明らかに驚いていた。

バイクに乗って怪人の元に女子高生達が向かうのも驚きだがそれより驚いたのは...

 

ナオヤ「【イナズマイレブンGОクロノ・ストーン】のベータに【ガンダムOO】の(ワン) 留美(リューミン)(1stシーズンの17歳バージョン)...それに【デート・ア・ライブ】の夜刀神 十香!!」

 

俺は目を見開いて彼女達の名を呼ぶ。

 

神「お、なんじゃ?知っとるのか?」

 

俺は、ばっ!と神様を見ながら

 

ナオヤ「知ってるなんてレベルじゃ無いですよっ!!俺が地球でアニオタやってる時に恋した子達ですよ!!」

 

と答える。

神様は、「お、おぅ」と若干引きながら答える。

 

ベータ『あらら〜私クモって嫌いなんだけどな〜』

 

留美『わたくしもでしてよ』ヤレヤレ

 

十香『何を言うか貴様ら!それでも正義の仮面ライダーか!!』

 

ベータ『え〜だったら十香ちゃんやってよ〜』

 

十香『なっ!貴様ぁ〜!』

 

蜘蛛怪人『ギュエー!!』

 

蜘蛛怪人は内輪もめしている彼女達に襲いかかる。

 

ナオヤ「あっ!危ない!!」

 

十香『やかましいぞ貴様!!』

 

十香の一喝で蜘蛛怪人は怯む。

 

十香は腰に仮面ライダーの変身ベルト(全く知らない変身ベルト)を付けて、彼女が通っていると思われる学校の制服のポケットからある物を出す。

 

ナオヤ「え?なんだアレ?」

 

十香が持っていたものは恐らく仮面ライダーの変身アイテムであろう物体である。見た目的にはパスケースに近いが、電王のソレとは違った。

十香は、パスケース?のスイッチを押す。

 

パスケース『フェニックス!』

 

十香は、フェニックスと喋ったパスケースを変身ベルトの上から差し込んだ。

すると、十香の後ろから巨大な不死鳥(フェニックス)が現れる。

 

フェニックス『キュエー!!』

 

ナオヤ(お!すげぇ!)

 

ベータ『ふぅ〜...しっかたねぇなぁ!』

 

おっとりした感じから急に荒々しく豹変する。

 

ナオヤ(ベータちゃんはベータちゃんだなぁ〜)

 

ベータ『おらぁっ!』

 

ベータもベルトを付けてパスケースのスイッチを押す。

 

パスケース『フェンリル!』

 

パスケースをベルトに差し込む。

 

ベータの背後に巨狼(フェンリル)が現れる。

 

フェンリル『オォーン!』

 

ナオヤ(そこはアテナじゃないんだな)

 

俺は苦笑した。

 

留美『まぁ....そういう事でしたら♪』

 

留美もベルトを付けてパスケースのスイッチを押す。

 

パスケース『ユニコーン!』

 

パスケースをベルトに差し込む。

 

背後に一角馬(ユニコーン)が現れる。

 

ユニコーン『ヒールルルルルゥー』

 

ナオヤ(うーん...作品違くね?)

 

3人『変身っ!』

 

3人がバックルの横部分に着いているレバーをカブトのキャストオフみたいに反対側に倒し込む。

 

変身ベルト『フェニィーックス!!モーフィングアァップ!!』

 

変身ベルト『フェンリィール!!モーフィングアァップ!!』

 

変身ベルト『ユニコォーン!!モーフィングアァップ!!』

 

変身サウンドに合わせて彼女達の背後のモンスター?達がそれぞれ光り、彼女達に憑依する感じに覆いかぶさり、彼女達は仮面ライダーの姿になる。

彼女達のモチーフは変身する時、後ろに現れたフェニックス、フェンリル、ユニコーンのモンスターだ。神様に聞いたところアイツらはデデウムと同じ神話生物とのこと。

ただし、デデウムと違い悪の力に染まっていない正義の神獣だそうだ。

ちなみに十香が変身したのは仮面ライダープリンセス、ベータが変身したのは仮面ライダーファング、留美が変身したのは仮面ライダーアンジェルスという名前だ。

 

蜘蛛怪人『ギュヴォ!?』

 

彼女達の変身を見て、蜘蛛怪人は何が起こったと言った感じで驚く。

 

十香『行くぞっ!!はぁっ!!』

 

十香もとい仮面ライダープリンセスは、背中から炎の翼を生やして天高く飛翔し、蜘蛛怪人(神様曰く名前はアリアドネデデウムらしい)を炎の剣で切り飛ばす。

 

アリアドネ『ギェー!!』

 

アリアドネは斬撃で吹っ飛ばされて、現在フェアリーズと戦っているガンQ擬きことモノジュールに衝突する。

 

モノジュール『アガッ!?』

 

アリアドネ『ギュッ!?』

 

モノジュール『アー!オ前ハ、デデウム トカ言ウ邪魔ナヤツ!!』

 

アリアドネ『ギェー!!』

 

ブルーフェアリー『ありゃ?アレってデデウムじゃない?』

 

イエローフェアリー『そうだな...クモのデデウムとは...ハァハァ』

 

フェアリーズ『......』

 

レッドフェアリー『とにかく!まとめて仕留めるわよ!!』

 

フェアリーズ『ええ!』

 

フェアリーズは、戦隊お馴染みの個人が持つ6つの武器を合体させたモノを作る。

 

フェアリーズ『完成!エレメントバリスタ!』

 

ナオヤ「............」

 

彼女達はバリスタと言ったが率直な感想を言うと

 

ナオヤ「迫撃砲じゃん!!」

 

彼女達の武器を合体させて出来たものは、地面に固定する小型大砲であった。

 

レッドフェアリー『ファイヤーエレメントアタック!!火の車!!』

 

レッドフェアリーの人が戦隊ならでわの攻撃内容を宣言してから迫撃砲もといエレメントバリスタの発射口に弾を込めて(ドォーン!!)と発車する。

発射された弾は、文字通りの火の車つまり全体が燃えた車に返信してモノジュールとアリアドネに超高速で突っ込む。

 

 

 

 

その瞬間

 

アリアドネ『ギュオォォオ!!!』

 

モノジュール『ギャアァァアア!!』

 

火車が衝突する前に怪人2体が炎に包まれ火柱が立つ。

 

ライダー立ちを見ると十香のベルトが『フェニィーックス!チャァージィングゥアタァーック!』と言っていた。どうやら怪人を包んだ火柱は十香が必殺技を使うために放ったものらしい。

 

十香『はぁぁああああぁぁぁぁあ!!!』

 

十香(仮面ライダープリンセス)の背中の翼がより一層大きく広がり天高く舞い上がった。そして十香は急降下してのライダーキックを放つ。

 

戦隊&ライダー『え?』←今更ライダーと戦隊がいることに気づいた。

 

そしてライダーキックをする十香とフェアリーズが放った火車が同時に怪人に命中する。

 

そして怪人2体は爆発し、十香はフェアリーズの火車の爆発に巻き込まれて吹っ飛ぶ。

 

十香『がぁっ!!』ドサッ

 

ピンクフェアリー『えええええええ!!!ライダーさんいますよっ!!』

 

ブルーフェアリー『もぉ〜またなの〜!』プンプン

 

十香『っ、危ないではないかっ!!』

 

レッドフェアリー『それはこっちのセリフよっ!!どこ見て戦ってるのよ!!』

 

神「始まったな」

 

神様が言った意味が分かって俺は「あー」と言う。

 

そして戦隊vsライダーの戦いが始まりお互い様々な能力と武器を使って戦う

 

 

 

そしてお約束

 

 

 

 

モノジュール『ジャジャジャジャーン!貴様ラー!ブッ潰スゥー!』

 

敵の巨大化

 

レッドフェアリー『ちっ!行くわよ!』

 

レッドフェアリーの掛け声と共にフェアリーズはブレスレットを操作してそれぞれの巨大な機械っぽい妖精達を召喚して乗り込み、合体して巨大ロボとなりガンきゅ....モノジュールと戦う。

 

十香『....引き上げるぞ』

 

留美『まぁ....そうなりますわね』

 

ベータ『ちっ!....あ〜あ....私達にも巨大ロボットがあったらな〜』

 

ナオヤ(いやJじゃあるまいし)

 

ライダー達は帰った。

 

そして戦隊も無事に勝利した。

 

神「分かったかね?」

 

ナオヤ「まぁ....俺はアイツらの中立の立場になって、潰し合いをしないようにすればいいんだな?」

 

神「そゆこと♪」

 

オッサンのオンプ言葉はキモイ

 

ナオヤ「はぁ〜分かりましたよ....十香達は俺の好きなキャラ達ですからね!やってやりますよ!!」

 

神「うむ!」

 

 

 

 

そして俺はフェアリーズの戦闘終了後の変身解除した人間体を見て更に興奮した。

 

ナオヤ「全員俺の好きな子じゃーん!!!!」

 

神(人選....間違えたかの....)



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フェアリーズの正体

今回自分の好きなアニメ女性を9人詰め込みました。
書いてて思いました。
自分ってキモイなと
でも書きたかったんで低評価なりブロックなりしていただいて構いません!!宜しくお願いします!


レッドフェアリー side

 

 

私は高校生になった。

 

そして

 

??『炎の妖精!サラマンダー!レッドフェアリー!』

 

??『正義を貫く女性戦士!』

 

??『妖精戦隊!フェアリーズ!』

 

同時にスーパー戦隊になった。

 

『あの日以来』

 

 

 

 

【5ヶ月前】

 

 

 

 

 

 

4月5日(入学式)

 

4月になって私はついに高校生になった!

私が通うのは【私立滲総佐久女学園】名前の通り女子高よ!

 

おばさん校長『え〜はい!新入生の皆さん!....ご入学!おめでとうございます!』

(眠くなるくらい長いからカット)

 

私(はぁ〜退屈ね〜)

 

 

教室

 

 

スズシロ先生『今日から皆さんの担任になるスズシロです。皆んな宜しくね』

 

クラスメイト『は〜い』

 

私(結構若い先生だな〜)

 

スズシロ先生『それでは出席をとるわね』

 

スズシロ先生は、あ~順番に名前を読んでいき、私の番が来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スズシロ先生『アスカ・ラングレーさん』

 

アスカ『はい!』

 

私の名前は【アスカ・ラングレー】よ!宜しくね!

 

スズシロ先生『........』

 

アスカ(あれ?スズシロ先生、なんか私と『もう1人』を見た途端に表情変わらなかった?)

 

そんなことを考えているとスズシロ先生は、そのまま何事も無かったかのように出席確認を続けて、全員呼び終わる。

 

 

 

 

しばらくして

 

 

 

 

 

スズシロ先生『それでは本日のホームルームは、これまでね』

 

クラスメイト『は〜い!』

 

皆んなカバンを持って仲良くなった子と『どっか行く?』とか話しながら教室を出て行く。

私も行こうとしたら

 

スズシロ先生『ラングレーさんと桜木さん....ちょっといいかしら?』

 

とスズシロ先生から私と、同じクラスの桜木ちゃんって子が呼び止められた。

確か下の名前は【ひな子】だったかな?

 

アスカ『ん?なんですか?』

 

桜木『は、はいっ!!』

呼び止められた桜木ちゃんは、すんごいカチコチになりながら(ガシャンッ!ガシャンッ!)とまるで昔のロボットみたいな歩き方をする。

 

アスカ(可愛いなこの子)

 

スズシロ先生『あなた達に別で渡したい物があるから一緒に来て』

 

アスカ『別?』

 

私が聞くとスズシロ先生は『ええ』と言って振り返って歩き始める。

何が何だか分からないまま、私と桜木ちゃんはついて行く。

私は桜木ちゃんと仲良くなろうと色々話しかけてみたら。人見知りなのか可愛い感じにパニックになっている。見ててほんわかする子ね。

ひな子ちゃんと色々話している内にスズシロ先生が『ここよ』と言って止まった。案内されたのは学校の備品庫だった。

 

ひな子『ここに....有るんですか?』

 

ひな子ちゃんが聞くとスズシロ先生は『ええ』と言って備品庫のドアノブに手をかけて、左腕の袖をまくった。袖の下には子供向けオモチャみたいなブレスレットが着いていて、スズシロ先生はブレスレットのスイッチを押した。

すると私の視界は、真っ白に包まれた。

 

 

 

 

 

 

アスカ『んっ....ん?』

 

しばらくして私の視界は晴れて、辺りを見回す。

 

 

 

 

そこには明らかに学校には、いや....『地球上には、存在するとは思えない空間』に私とひな子ちゃんとスズシロ先生はいた。

 

ひな子『え!?え!?えぇぇえええ!!!ここどこですかぁ〜!!!』

 

ひな子ちゃんが可愛らしいくらいに驚くから私は冷静でいられた。

ありがとう!ひな子ちゃん!

 

スズシロ先生『ここは私立滲総佐久女学園と繋がっている。妖精空間よ』

 

私とひな子ちゃんはスズシロ先生が、さも当たり前のように説明した内容についていけなくてポカンとする。

 

え?なに?妖精?

 

私が戸惑っていると突然『その通りダ〜!』と言う声が聞こえた。

 

私が辺りを見回すと目の前に(ボンッ!)と小さな煙の塊が出てきて煙が消えると中に、スイカくらいの大きさをした尻尾が燃えてる赤いイタチみたいなのがフワフワ浮いていた。

 

アスカ(え....なにこれ)

 

サラマンダー『オレはサラマンダーって言うんダ〜!よろしくダ〜!』

 

アスカ『よ、宜しく....アスカよ』

 

サラマンダー『知ってるダ〜!なんせ俺がお前を選んだんだからダ〜!』

 

アスカ『え!?私を選んだって何によ!?』

 

スズシロ先生『アスカさん達は妖精戦士に選ばれたのよ』

 

スズシロ先生が突然話して私が『妖精戦士?』と聞く。

ちなみに気づかなかったが、ひな子ちゃんの所にもピンク色のチェリンボ(ポケモン)みたいなのがいた。名前はピクシーというらしい。

 

ピクシー『アスカちゃんと...ひな子ちゃん....それにあと4人の子に、この世界の新たなスーパー戦隊....妖精戦隊....フェアリーズになってもらって悪い奴らをやっつけてもらうためだよ』

 

ひな子『フェアリーズ?』

 

サラマンダー『お前達のグループ名ダ〜!』

 

アスカ『え!?なに!?じゃあ私たち高校生しながら悪と戦うの!?』

 

サラマンダー『そうダ〜!』

 

スズシロ先生『大丈夫よ、あなた達以外にも高校生でスーパー戦隊をやっている人達がいるから』

 

アスカ『え?いや....私たちがやること決定なの?』

 

ひな子『私!頑張ります!!』

 

アスカ『え!?え!?ひな子ちゃんやるの!?』

 

 

ひな子『アスカちゃん!一緒に頑張ろ!!』

 

少し前のオドオドした感じじゃなく『(๑و•̀ω•́)و』な感じになっているから私にはどうしようも出来ず、渋々フェアリーズの一員となった。

 

しばらくすると私達がいる妖精空間に次々と別教室の教師と生徒が入ってきて、先生とその子を選んだ妖精がフェアリーズに入るように説得していた。

ちなみに説得している教師たちはフェアリーズではなく元々人に変身した妖精らしい。つまりスズシロ先生も妖精とのこと。

 

そして私含めた6人がフェアリーズになった。

 

メンバーは

【1年1組】担任 スズシロ・サオリ

アスカ・ラングレー(レッドフェアリー)

桜木ひな子(ピンクフェアリー)

 

【1年2組】担任 エルザ・グランヒルテ

青井 鈴(あだ名ブルーベル)(ブルーフェアリー)

ダスティネス・フォード・ララティーナ(あだ名ダクネス)(イエローフェアリー)

 

【1年3組】担任 艦娘 愛宕

リナリー・リー(グリーンフェアリー)

及川氷麗(シルバーフェアリー)

 

以上が私達!妖精戦隊フェアリーズのメンバーと関係する先生よ!!

見てなさい!魔帝国ネゲルビア!けっちょんけっちょんになっつけてやるんだから!!



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やっと男はヒーローになる!

ナオヤ「神様!俺やるよ!」

 

神「そうかそうか....君の活躍楽しみにしてるよ」

 

神様は、『ふぉっふぉっふぉ〜』と何処ぞの宇宙忍者みたいに笑う。

そして俺は神様から渡された変身アイテムについて説明を受ける。

 

神「まず君の腕に取り付けるのが戦隊ブレスレットの【ゼウスチェンジャー】だ」

 

ナオヤ「ゼウス?ゼウスってオリンポス神の?」

 

神「そうそう、そのゼウスじゃ....君は全知全能のスーパーライダーじゃからゼウスと言う名がピッタリと思っての」

 

ナオヤ「スーパーライダー....ゼウス」

 

俺がゼウスチェンジャーを見ながら言うと神様は続ける。

 

神「そして、そっちが仮面ライダーの変身ベルト【ゼウスドライバー】じゃ」

 

俺の腰に着いたゼウスドライバーを指さしながら言う。

 

神「スーパーライダーゼウスになるには、その2つのアイテムが必要じゃ」

 

ナオヤ「なるほど....ベルトとブレスレットって何か仮面ライダードライブみたいですね」

 

俺が笑いながら言うと

 

神「君が望めばドライブも出来るさ」

 

と言った

 

ナオヤ「....ん?ドユコト?」

 

俺は間抜けな声で質問する。

 

神「いやドユコトと聞かれても....スーパーライダーゼウスは、スーパー戦隊と仮面ライダー全ての力が使えるからの〜」

 

神様は、しれっと言う。

 

ナオヤ「は?............はぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーしばらくしてーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は彼女達がいる【フェアリーズvsライダーズ】の世界に来た。

 

ナオヤ「ここが....」

 

俺は辺りを見回す。

ビル街だったりコンビニやファミレス、普通に都内だと分かる。

 

神《無事に着いたようじゃな》

 

ナオヤ(!?)

 

俺は驚き辺りを見回し始める。

 

神《あ〜ワシは天界から君の脳内に語りかけとるんじゃ〜》

 

ナオヤ(脳内!?じゃあ今俺が考えていることは!?)

 

神《分かるぞ〜「念話出来んのか!?やっべ!超便利じゃん!!」じゃろ?エッヘン!》

 

マジでわかるみてぇだな凄いぞ神様

 

神様《エッヘン!》

 

神様《あ、そうそう!今、君のポケットに入ってるスマホに表示されたナビの場所に行ってくれ》

 

ナオヤ「ん?」

 

俺は言われた通りポケットに手を突っ込むと持っていないタイプのスマホがあった。そのスマホを操作してナビアプリを開くとここから3分ぐらい離れたところにセットされている。

 

ナオヤ(見た目の割にハイテクな神様だ)

 

神《見た目は余計じゃ》

 

俺は念話で神様に謝ってナビで表記されたところに向かう。

表記されたところは、コインロッカーだった。

俺はポケットを漁ると『10』と書かれたコインロッカーのカギを見つけ、ロッカーを開ける。

その中には、ご丁寧に財布と通帳と印鑑とマジックで丸が着けられた不動産チラシとカギがあった。

 

ナオヤ(........)

 

神《ふぉっふぉっふぉ〜これでしばらくは、生活に困らんぞ〜》

 

ナオヤ(これ誰の?)

 

神《お主の》

 

ナオヤ(マジで?)

 

神《マジじゃ》

 

財布の中は、5万円とクレジットカード、キャッシュカード、免許証、保険証があった。

俺は混乱のあまり目を回した。

 

神《しっかりせ〜》

 

神様の声に(はっ!)と目を覚ます。

至れり尽くせりすぎて軽くパニックになっていた。

 

神《とにかくまずは、そのチラシの拠点に行くのじゃ》

 

ナオヤ(あ、あぁ)

 

俺はチラシに乗っている物件の住所をナビに打ち込んで向かう。

 

そこに俺用のバイクまであってビックリだった。

 

神《まぁここまですれば生活に困らんじゃろ》

 

ナオヤ「困らないってレベルじゃねぇ!!」

 

俺は自宅となる家の中で突っ込む。

 

中はクローゼットやベッドやテレビや何からなんでも揃っていた。

 

神《これから世界を救う存在となるのじゃコレくらい当たり前じゃろ》

 

少なくともココまで優遇されたヒーローはいないよ....カーレンジャーとかが知ったら激昂するよ

 

神様が『まぁまぁ』と苦笑して言うと不意に俺の腕に着いたゼウスチェンジャーが(ピピピ!ピピピ!)となる。

 

ナオヤ「ん?」

 

神《どうやらネゲルビアのようじゃな》

 

ナオヤ「出撃だな!」

 

神《うむ!頑張るんじゃぞ!》

 

ナオヤ「おう!」

 

俺は自宅から出てバイクに乗って出発した。

 

 

 

 

アスカ(レッドフェアリー)side

 

私はフェアリーズの皆と街のショッピングセンターで買い物したり談笑していた。そしたら

 

(ピピー!ピピー!)

 

サラマンダー『皆んな大変ダ〜!近くでネゲルビアが暴れてるダ〜!』

 

とサラマンダーから私達フェアリーズの変身ブレスレット【ヨウセイチェンジャー】に、連絡が入る。

 

アスカ(あ〜もう!せっかくのショッピングなのに〜!!)

 

アスカ「みんな!ちゃっちゃと終わらせてショッピング続けるよ!!」

 

私が言うと皆んな(コク)と頷く。

 

 

 

 

 

十香(仮面ライダープリンセス)side

 

 

私の名前は夜刀神十香だ!

今は学校が終わって愛車(バイク)で帰宅する最中なんだ!

 

 

だが...

 

 

突然、十香の脳内に映像が流れる。

 

それはショッピングセンターで、変わった形状の斧を振り回して暴れる。牛みたいな魔人(デデウム)の光景だった。

 

十香(うむ...帰るのは少し遅れそうだな)

 

私は進路を自宅からショッピングセンターに変更し、バイク走行しながら腰に変身ベルトを付け、変身アイテムであるフェニックスの絵が描かれたパスケース【フェニックス・バイブルパス】のスイッチを押す。

 

バイブルパス『フェニックス!』

 

私はバイブルパスをベルトに差し込む。

するとバイクで走行中の私の背後に巨大な燃える鳥フェニックスが飛んでくる。

 

フェニックス「キュエー!!」

 

十香「行くぞっ!変身っ!」

 

変身ベルト『フェニィーックス!!モーフィングアァップ!!』

 

私はベルトのレバーを動かした。そうしたことにより背後にいたフェニックスが私に覆い被さり、私とバイクは仮面ライダープリンセス フェニックスフォームに変身した。

 

(ブォーンッ!)

 

十香「む?」

 

私は音のした方を見ると仲間の仮面ライダーファングことベータと、仮面ライダーアンジェルスことリューミンがライダーに変身して私の後ろにバイクで現れた。

 

十香「貴様たちも行くのか?」

 

ベータ「ええ♪...デデウムが暴れてるショッピングセンターにお気に入りのお洋服屋さんが有りますからね♪......ぜってぇぶっ潰してやるんだよ...」

 

留美「まぁわたくしも、同じ理由ですわね」

 

実に2人らしい理由だ!

でもまぁ仲間がいるなら心強い!

 

十香「そうと決まれば行くぞっ!!」

 

私達はバイクの速度を上げた。

 

 

 

 

 

ナオヤ(主人公)side

 

 

 

 

神《ナオヤよ!今からゆくショッピングセンターにデデウムまで出現しおったぞ!!》

 

ナオヤ(マジか!まぁ....どっちも倒すか!)

 

神《現在フェアリーズとライダー達がそれぞれ戦っておるからの...顔を売るデビュー戦にはピッタリじゃな!》

 

神様は、どこか楽しげに言ってきた。

 

ナオヤ「あぁ!そうだな!...だけどよ......今からやるのは遊びじゃねぇ!!」

 

俺はバイクの速度を上げて、頭の中でゼウスドライバーとゼウスチェンジャーを呼ぶ。すると俺の腰と左腕に変身アイテムが出現する。

俺はまず、右手でゼウスチェンジャーのスイッチを押す。

 

ゼウスチェンジャー『レンジャーチェーンジ!』

 

次にゼウスチェンジャーの有る左手でゼウスドライバーのスイッチを押す。

 

ゼウスドライバー『ライディングセット!』

 

ナオヤ「ライディングチェンジ!」

 

俺は、掛け声と共にゼウスチェンジャーをゼウスドライバーにかざす。

 

ゼウスチェンジャー&ドライバー『『コネクトクリア!ゼ〜ウ〜ス』』

 

やけにハモった歌と共に俺は金色の光に包まれる。

 

 

 

 

 

 

【ショッピングセンター】

 

ネゲルビアの怪人「ハハハ...トゥアッ!」

 

目から光線(ビピュー!!)

 

フェリーズの立ち位置爆発(ドカーン!)

 

リナリー(グリーンフェアリー)「うぁっ!」

 

ブルーベル(ブルーフェアリー)「きゃあっ!」

 

氷麗(シルバーフェアリー)「うっあぁっ!」

 

ひな子(ピンクフェアリー)「きゃあっ!」

 

ダクネス(イエローフェアリー)「うっ...ぐっ」

 

アスカ(レッドフェアリー)「皆んな!!」

 

レッドフェアリーはメンバーに駆け寄る。

 

アスカ「大丈夫!?」

 

氷麗「は、はい...なん...とか」

 

ブルーベル「ねぇ...っぐ...コイツ...強すぎない?」

 

ひな子「そうです...っ...ね...」

 

ダクネス「っぐ...こ、これは...なか...なか」

 

ネゲルビアの怪人「ハーハハハ!ドウシタ!妖精ドモ!コンナモンカ〜?」

 

リナリー「っ!るさいわね〜」

 

アスカ「まだ私たち...っ...本気...出てないし」キッ!

 

フェアリーズは、なんとか起き上がるが

とても大丈夫とは言えない状態だった。

 

それはライダーも同じ

 

 

牛のデデウム「グルァ!」

 

斧でライダー3人をぶっ飛ばす。

 

十香「うぐぅあっ!」

 

ベータ「きゃあっ!」

 

留美「あっ!」

 

状況はかなり最悪である。

 

俺は神様から見せてもらった映像に内心怖気付いている。

 

 

 

 

だが!

それと同時に好きな女の子たちをいたぶられてだいぶムカついている俺もいる!!

 

神《ふぉっふぉっふぉ〜怖気付いたのでは無かったのか〜?》

 

うるせぇ!今だってメチャクチャ怖ぇよ!!

でも!

 

 

でもな!

 

 

 

 

ナオヤ「それよりも怒りの方が勝手んだよぉおおおおお!!!!」

 

俺はバイクの速度を一杯にして敵に突っ込む。

 

ナオヤ「っざけんじゃねぇよ!このやろぉおおおお!!!」

 

 

 

 

 

 

アスカ(レッドフェアリー)side

 

ダメかも...ネゲルビアのヤツには強がっているけど......正直今回はもぅ死ぬかも...

 

(ブォーンッ!)

 

バイク?...仮面ライダーかな?...まぁアイツらもアイツらで牛のデデウムにやられてるみたいだけど...今更1人来たって同じでしょ...

 

(ブォーンッ!)

??「っざけんじゃねぇよ!このやろぉおおおお!!!」

 

...え?......今の声...男?

 

私は倒れながら視線を声のした方に向ける。

 

それは...バイクに乗った金ピカの戦士だった...

 

私はその時、彼が腕に着けてるものを見た。

 

あの腕に着いてるのって...私たちが着けてるヨウセイチェンジャーに、そっくりだった......じゃあ...アイツって

 

アスカ「スーパー...戦隊?」

 

 

 

 

十香(仮面ライダープリンセス)side

 

強い...今までのデデウムとは訳が違う...

 

フェニックス《十香!!大丈夫か!?》

 

フェニックスが私の身を案じているな...本音を言えば......大丈夫ではないな......

 

(ブォーンッ!)

 

む?バイクの音?...だが私を含めた仮面ライダーは全員いるぞ......フェアリーズとか言う戦隊達にバイクに乗るヤツでもいたのか?......いや...アイツらはアイツらで、両腕が太長いムチのようになっている二本角を生やしたトカゲのようなやつにやられてるみたいだな......私も...ここまでか

 

(ブォーンッ!)

 

??「っざけんじゃねぇよ!このやろぉおおおお!!!」

 

む?今の声...男か?

 

男など...ライダーにも戦隊にもいないぞ...

 

私は視線を声のした方に向けた。

 

金ピカな戦士だ...バイクに乗った金ピカの戦士が来た...

 

あのベルト...それにバイク...まさか...

 

十香「仮面...ライダー?」



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その男!戦隊にしてライダー!

バイクが(ブォーンッ!)と唸りを上げながら俺は叫ぶ。

 

ナオヤ「っざけんじゃねぇよ!このやろぉおおおお!!!」

 

その声に反応して、ウルトラマンのグドンみたいなネゲルビア怪人【ヴァリー】と牛のデデウム【ミノタウロスデデウム】は俺の方を向く。

 

ミノタウロス「ヴゥ?」

 

ヴァリー「ンァ?」

 

怪人達の動きが止まった事により俺は、容赦なくバイクで轢く。

 

ミノタウロス「ヴォー!?」

 

ヴァリー「ア゙ア゙~!?」

 

そして俺はバイクを止めて降りる。

 

アスカ「スーパー...戦隊?」

 

十香「仮面...ライダー?」

 

かなり重症で倒れている2人が同時に聞いてくる。

 

ミノタウロス「ヴヴヴ...ヴォー!!!」

 

ヴァリー「オラァ!テメェ!イキナリ轢クタァ〜ドンナ神経シテンダゴラァ!」

 

怪人2体が何か言ってるが俺は無視して彼女達の質問に答える。

 

ナオヤ(スーパーライダーゼウス)「俺はゼウス...スーパーライダーゼウスだ」

 

アスカ「スーパー?」

 

十香「ライダー?」

 

ヴァリー「エエイ!スーパーダカ、ライダーダカ知ラネェガ テメェヲココデブチ殺スノニ何モ変ワリネェゾ!!」

 

そう言ってヴァリーは自前のムチをブンブン振り回して、俺に襲い掛かる。

 

ナオヤ「よっと」

 

ムチを避けてヴァリーの腹を殴る。

 

トス...

 

恐らくダメージは0なパンチだろう

 

ヴァリー「ハッ!何ダァーソノヘナチョコパンチハ!!」

 

ナオヤ(う〜ん、やっぱ体鍛えねぇとな〜)

 

神《...おいナオヤよ......殴る蹴るなら誰にでもできるぞ...何のための『スーパーライダー』じゃと思っとる?》

 

ナオヤ(あっ!忘れてた!)

 

俺がハッとしていると

 

ヴァリー「テメェ!ボーットシテンジャネェッ!!」

 

ミノタウロス「ヴォー!!!」

 

ナオヤ(ヤバッ!)

 

次の瞬間、俺はヴァリーとミノタウロスに挟まれ

それぞれミノタウロスが手に持った斧をフリスビーみたいに投げ、ヴァリーが自身のムチ2本を伸ばして俺に迫ってくる。

 

そうだった...俺には『彼らの力』が有った!

 

俺は頭の中で、とある『戦隊』をイメージした。

 

ナオヤ(タイムレンジャー!)

 

次の瞬間俺はイナバウアーだかマトリックスだか分からんが、左足を上げて後ろに倒れ込む。

 

ただし地面についているのは俺の右足のカカトだけで、残りは無重力かのごとく浮いている。

 

ヴァリー「ナッ!?」

 

ミノタウロス「ヴァッ!?」

 

怪人2体は何が起こったといった顔をする。

俺がやったのは24番目のスーパー戦隊【未来戦隊タイムレンジャー】の銃弾の幕をマトリックスみたいなので避けるワザである。

 

そして、忘れてると思うがミノタウロスが投げた斧とヴァリーが伸ばしたムチが俺の真上で、すれ違って斧がヴァリーに当たり、ヴァリーのムチがミノタウロスに当たる。

 

ヴァリー「アイタァッ!」

 

ミノタウロス「ヴオッ!!」

 

そしてミノタウロスの斧は、ブーメランみたいに戻ろうとしてたので俺はミノタウロスの斧を空中で掴み、とある言葉を念じる。

 

ナオヤ(来たれ...大地を支える巨人の剣よ)

 

俺が念じた途端にミノタウロスの斧は、紫色に光って持ち手の部分が金色で、刀身の部分が薄紫色になっている。【仮面ライダークウガ】のタイタンフォームが持つタイタンソードとなる。

自分の武器が取られミノタウロスは『ヴォーガー!!』と鳴き声を上げて突進してくる。

ミノタウロスは突進してくる所は迫力あるが基本小回りとかも聞かないので、体の重心を傾けて、ミノタウロスを足かけして転ばせながらタイタンソードで首をはねる。

 

ミノタウロス(......)

 

ドカーン!

 

ミノタウロスは動かなくなり爆発した。

 

十香「なんと...」

 

ベータ「すごーい」

 

留美「あの方は...いったい」

 

彼女達がそれぞれ何か言ってるが、俺は目の前のネゲルビアと対峙してた。

 

ヴァリー「キエー!ムカツクー!【ミンミン】!ヤッチマエ!」

 

ヴァリーがミンミンと呼んだのは、ネゲルビアの戦闘員であるセミ人間のことである。

 

ミンミン's『ジー!!』

 

突如空間に裂け目が出来て、中から20体くらいのミンミンが現れた。

 

ナオヤ(.....この数なら...)

 

ヴァリーが『イケェッ!』と言う掛け声を出すと、ミンミン達は剣や槍を持って俺に突っ込んできた。

俺はすかさずタイタンソードを地面に刺し、ミンミン達を背にして両拳を強く握って、Aコロンビアみたいなポーズをとって、こう言う。

 

ナオヤ「ダイナマンっ!」

 

すると俺の背後で大きめな爆発と『ジ〜!!』と言うミンミンの断末魔が聞こえた。

 

振り返ってみるとミンミンは全滅していた。

 

ヴァリー「ナ、ナ...」

 

ヴァリーは何が起こったか分からない顔を再びした。

 

ナオヤ「トドメだ」

 

俺は頭の中で、とある言葉を唱える。

 

ナオヤ(ファイナルベント!龍騎!)

 

すると俺の周りをぐるぐる回るように仮面ライダー龍騎のミラーモンスター【ドラグレッダー】が飛ぶ。

そして俺は仮面ライダー龍騎の必殺技【ファイナルベント】のライダーキックをヴァリーにぶち込む。

 

ナオヤ「はぁあぁあああああああぁああああああああああああああああああぁぁぁ!!!」

 

ヴァリー「ギャー!」

 

ドカーン!

 

ヴァリーは爆発して消えた。

 

ひな子「す...すごいです!あの人すごいです!!」

 

氷麗「私達が束になっても勝てなかったネゲルビア怪人が...あんなに呆気なく...」

 

アスカ「あんた...いったい...」

 

ナオヤ「まて...まだ終わってない...だろ?」

 

俺はグドン擬きのヴァリーの死骸を睨む。

 

するとヴァリーの死骸がピカーっと光り巨大化する。

 

ヴァリー「テ〜メェ〜ラァ〜!!!コロスゥ〜」

 

アスカ「ちっ!みんな!行くよ!!」

 

アスカの掛け声に合わせてフェアリーズ達は、返事をして巨大妖精を呼び、合体させ巨大ロボにする。

 

フェアリーズ『完成!フェアリーオー!』

 

ナオヤ(初めから6体での合体てのも面白いな〜)

 

神《お主は戦わないのか?》

 

え?ひょっとして俺も巨大ロボあんの?

 

神《あるぞ》

 

よし乗ろう!

 

神《なら、お主のゼウスチェンジャーで何か呼べ》

 

......え!?『何か呼べ』って...そんな投げやりなの!?

 

神《別に全能のお主なら、どんな事だって出来るじゃろ?》

 

う、うーん.....................あっ!

 

神《その時!ナオヤの中で何か閃いた!》

 

なにBLACK RXみたいな説明してんだよ...

 

神《まぁまぁ良いでないか〜してどのような?》

 

まぁ見てなって!

 

ナオヤ「来いっ!」

 

俺がゼウスチェンジャーに向かって呼ぶと空間に3つの穴が空き、穴の中からそれぞれの『伝説』がやって来た。

 

アスカ「え!?」

 

サラマンダー《マジかよダ〜!》

 

ヴァリー「ナンダァ〜?」

 

神《む!?あれは!!》

 

 

 



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時を超えた共演!

俺はゼウスチェンジャーに向かって『彼ら』を呼ぶ。

すると願いが伝わり空間に3つの穴が開き『彼ら』が来てくれた。

 

ナオヤ「ブイレックス!」

 

ブイレックス「グオォー!」

 

ナオヤ「風雷丸!」

 

風雷丸「ニニニニ忍!風雷丸ただいま見参!」

 

ナオヤ「マッハルコン!」

 

マッハルコン「バリバリで行くぜぇ!!」

 

 

 

 

【フェアリーオーの中】

 

ダクネス「な、なんだアレは!?」

 

氷麗「忍者?」

 

リナリー「恐竜?」

 

ブルーベル「と、鳥?車?」

 

ノーム《すっげぇえええ厶〜!》

 

ダクネス(イエローフェアリー)の相棒妖精である。大地の妖精【ノーム】が目を輝かせて言う。

 

ダクネス「ノーム!?知ってるのか!?」

 

シルフィード《ノームだけじゃないフィ〜!妖精ならスーパー戦隊の先輩達は知ってて当たり前フィ〜!》

 

氷麗「スーパー戦隊の先輩方ですか?」

 

サラマンダー《おうダ〜!んじゃあ説明するダ〜!》

 

ブイレックス「グオォー!」

 

ジャックフロスト《あの背中から2本の主砲を生やした恐竜は【ブイレックス】24番目のスーパー戦隊【未来戦隊タイムレンジャー】の追加戦士【タイムファイヤー】が使うロボットだよ!》

 

ブルーベル「未来戦隊?」

 

ウンディーネ《タイムレンジャーは西暦3000年の未来からやって来たからネ》

 

フェアリーズ『凄っ!!』

 

風雷丸「二二二忍!行くでござるよ〜!」

 

シルフィード《あの胸元に三日月の着いた青い忍者は【風雷丸】さんよ♪26番目のスーパー戦隊【忍風戦隊ハリケンジャー】に出てくるカラクリメカよ!》

 

アスカ「なかなか可愛い見た目じゃない♪」

 

風雷丸「いや〜照れるでござる////」

 

フェアリーズ『聞こえてたんかい!!』

 

マッハルコン「バリバリ行くぜぇ〜!」

 

ノーム《彼は【炎神マッハルコン】35番目のスーパー戦隊【海賊戦隊ゴーカイジャー】が持った【炎神戦隊ゴーオンジャー】の愛で出来た大いなる力だ厶〜》

 

ひな子「愛...ですか?」

 

ピクシー《うん!マッハルコンはね〜ゴーオンジャーの炎神【スピードル】と【ベアールV】のお子さんだから♪》

 

フェアリーズ『えええええええ!!!?』

 

 

 

 

【場所は戻ってナオヤ(スーパーライダーゼウス)のとこ】

 

 

 

神《歴代の英雄を呼び出して合体でもするのか?》

 

ナオヤ(そうだよ!)

 

ナオヤ「レンジャー合体!」

 

するとブイレックス・風雷丸・マッハルコンが飛び上がり、それぞれ変形して合体する。

風雷丸は頭部・ブイレックスは胴体と膝あたり(アバレンオーのティラノ片腕が尻尾になってないバージョン)・そしてマッハルコンがブイレックスの脚部に靴みたいにドッキングしてブイレックスの両サイドに腕として着く。

 

見た目的には轟雷旋風神の頭部、アバレンオーの胴体(ブイレックスバージョン)、両腕両足がマッハルコンの外装みたいになっている。

 

俺は「はぁっ!」と言ってジャンプして乗るイメージをするとオーレンジャーみたいにコックピットに転送された。

 

ナオヤ「完成!忍竜神!」

 

神《......確かにお主の自由にさせたが...統一感無さすぎじゃないか?》

 

ほっとけ

 

ヴァリー「ナンダァ?アノ統一感ノ無イヤツハ?」

 

アスカ「なんなの...あの統一感の無いロボットは...」

 

ナオヤ「お前ら揃いも揃ってやかましい!!文句なら神にでも言ってくれぇ!」

 

俺はブチ切れてヴァリーにレックスレーザー(ブイレックスの背中から生えた2本の主砲)を撃ち込む。

 

ヴァリー「ギャー!」

 

ナオヤ「頭きたから最初っから必殺技だ!」

 

忍竜神の前左右に半透明の風雷丸・ブイレックス・マッハルコンが現れる。

 

ナオヤ「忍竜神!レジェンドインパクトォオオオオ!!!!」

 

俺が叫びながら攻撃ボタンを押すと、忍竜神とそれぞれの半透明な彼らが光を一点に集中させて、メガ粒子砲みたいなのをヴァリーに撃ち込んだ。

 

ヴァリー「エ!?エ!?マ、待ッテェエエエエ!!!」

 

ドカーン!

 

ヴァリーは大爆発を起こして消え去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして

 

 

 

 

 

 

 

 

アスカ「あんた結局何者なのよ?」

 

帰ろうとしたところで声がしたから振り返ると、フェアリーズのメンバーが変身解除した状態で揃って俺を見ていた。

ちなみに少し遠くで仮面ライダーの3人も変身解除して見ていた。(スーパー戦隊と仮面ライダーは別校で制服も違う)

 

正直目の前に好きなアニメヒロイン達が8人も勢揃いしているから、同様と興奮を隠すので精一杯になった。

それでも俺は変身したままだから顔には出てない。

心を落ち着けて俺は問いに答えた。

 

ナオヤ「さっきも言ったが俺はゼウス....スーパーライダーゼウスだ........お前たち戦隊とライダーを仲良くさせるために生まれた存在だ」

 

彼女達はキョトンとしてから一斉に『はぁっ!?』と言う。

 

アスカ「なんで私がライダー何かと仲良くなんなきゃならないのよ!!」

 

十香「それは、こっちのセリフだ....」

 

アスカ「ライダァ....」

 

十香「ふんっ」

 

ナオヤ「はぁ〜こうなってるから俺が呼ばれたんだよ」

 

ひな子「呼ばれた?....誰からですか?」

 

ナオヤ「言えん」

 

全員『え?』

 

いやだって神から連れてこられたとか頭おかしいだろ!

 

神《そうか?いいと思うんじゃがな〜》

 

信じて貰えるようになったらそうするよ

 

俺は歩きだす。

 

アスカ「ちょっと!どこ行くのよ!!」

 

ナオヤ「そろそろ帰りますのでお疲れ様でした」ペコ

 

ひな子「あ、これはすみません!お疲れ様でした!」ペコ

 

アスカ「ちょっ!ひな子ちゃん!コイツに乗せられないで!!」

 

ひな子は(はっ!)となる。やっぱり可愛い

 

ナオヤ「んじゃ」

 

俺は龍騎の力でミラーワールドに入る。

 

彼女達が追いかけて窓ガラスをペタペタ触るが入れる感じはない。

 

でも俺は彼女達が喧嘩しないか見届けたら普通に解散した。

 

よかった

 

神《正体を明かさんで良かったのか?》

 

ナオヤ「明かしたところで知らない奴だし、すれ違うだけで気まずくなりそうだから....その日が来るまで....かな」

 

 



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マジか!俺がシショー?

ナオヤ「はっ!ふっ!やぁっ!」

 

俺は自宅近くの誰もいない炭鉱跡地で、個人訓練を行っていた。

 

ナオヤ「おりゃぁっ!」

 

無人の炭鉱跡地にコダマする俺の声と剣を振った時の音

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

仮面ライダーブレイド「おらぁっ!」

 

ナオヤ(スーパーライダーゼウス)に殴り掛かる。

 

ナオヤ「ぐはぁっ!」

 

俺1人vsディエンドライバーで呼び出した15人の仮面ライダーとの『模擬戦』を行っていた。

 

仮面ライダーカブト「クロックアップ」

 

カブトが【クロックアップ】と言い、ベルトの横にあるクロックアップのスイッチを入れた。

 

 

その瞬間

 

 

 

(びゅんっ!)と、カブトは目にも止まらない速度で動き、俺に切り掛る。

 

ナオヤ「やられるかよ!!クロックアップ!」

 

俺も負けじとクロックアップして俺とカブト以外がスローモーションの中で、俺はカブトと肉弾戦を繰り広げる。

 

 

すると

 

 

ドンッ!と俺はカブト以外の何者かから殴られた。

 

ナオヤ「ぐはぁっ!」

 

俺は転び、相手を見た。

 

ナオヤ(...忘れてた...)

 

そこにはカブトと別の仮面ライダーがいた。

 

 

 

ファイズである。

 

ファイズがアクセルフォームになって、10秒間だけクロックアップと同じ速度になっていた。

 

ナオヤ「くそっ!数には数だ!!分身」

 

俺は【カクレンジャー】とかの忍者系スーパー戦隊の力を使って、クロックアップ空間の中でカブトとファイズに向き合う。

 

6人で

 

ナオヤ's『行くぞ!!』

 

相手ライダー1人に対し3人係で攻撃する。

 

ナオヤ1「ハイブリッドマグナム!」

 

ナオヤ2「火縄大橙DJ銃!」

 

ナオヤ3「ジカンギレード!」

 

俺(1・2・3)はカブトに【デカレンジャー】のデカレッドが持つ銃【ハイブリッドマグナム】と【仮面ライダー鎧武】カチドキアームズのDJのスクラッチディスクが着いた銃【火縄大橙DJ銃】(スローテンポモード)そして【仮面ライダージオウ】の【ジカンギレード】(ジュウモード)を撃ち込む。

 

カブトは倒れ、光となって消える。

 

ナオヤ(1・2・3)『よし!』

 

ナオヤ4『俺たちも負けねえぞ!!』

 

ナオヤ(5・6)『おう!』

 

ナオヤ(4・5・6)『ゴーカイチェンジ!』

 

残った俺3人は【ゴーカイジャー】の力で手元に変身アイテム【モバイレーツ】を出して【レンジャーキー】を差し込む。

 

モバイレーツ『サァーンバルカンッ!』

 

俺(4~6)は5番目のスーパー戦隊【太陽戦隊サンバルカン】に変身する。やっぱ3人組といえば彼らだよね!

 

ナオヤ's(サンバルカン)『バルカンスティック!』

 

3人はサンバルカンの万能武器バルカンスティックを持ってファイズに突っ込む。

 

 

 

しかしファイズ側にも動きがあった。

 

ファイズは自身の足にポインターを付けて必殺技の体勢になっていた。

 

ナオヤ(バルイーグル)「させるかよ!!」

 

バルイーグルはファイズがミッションメモリを抜こうとしたところをバルカンスティックで、叩いて阻止する。

 

ナオヤ(バルパンサー)「バルカンボールだ!!」

 

と言ってバルパンサーは、どこからともなくバレーボールを出す。

 

ナオヤ's(イーグル・シャーク)『OK!』

 

ナオヤ(バルパンサー)「いけっ!」

 

3人が了承するとバルパンサーは、バルシャークにトスをする。

 

ナオヤ(バルシャーク)「おうっ!」

 

バルシャークはレシーブして、バルイーグルにつなぐ。

 

ナオヤ(バルシャーク)「行けぇ!!俺ぇ!!」

 

ナオヤ(バルイーグル)「おうっ!!」

 

バルイーグルは天高く飛び上がりサーブの体勢になる。

 

すると

 

 

 

 

 

(ブォンッ!)

 

ファイズ「う、あ...」

 

ファイズ自信にクリムゾンスマッシュの時のポインターが着く。

 

ナオヤ(バルイーグル)「いけぇぇぇぇえええ!!」

 

バルイーグルはサーブした途端ボールは、ポインターと同じ真っ赤な色になり、まるで弾丸みたいな速さでファイズに命中し、爆発した。

 

そしてファイズは光となって消えた。

 

 

 

 

 

 

しばらくして訓練終了

 

 

 

神《...お主さきほど能力をミックスしてなかったか?》

 

ナオヤ「ん?ミックス?...あー...バルカンボールとファイズポインターのこと?」

 

俺が聞くと神様は『そうじゃ』と答える。

 

ナオヤ「と言ってもそん時ファイズのことしか、考えてなかったから...多分そん時のマグレかな?」

 

神《恐らくな......じゃが可能性としてお主の能力が進化した気がする》

 

俺は神様が言った言葉に『進化ね〜』と新聞を見ながら呟く。

 

新聞にはデカデカと『ライダーか?戦隊か?新たなヒーロー現る!!』と書かれていた。

 

 

 

 

 

アスカ(レッドフェアリー)side

 

【妖精空間】

 

リナリー「ねぇ...昨日の人のことニュースや新聞で大きく取り上げられてるよ」

 

ダクネス「みたいだな...私たちやライダーでも倒せなかった敵が現れ、絶望に染まろうとした時に余裕で倒した新たなヒーローだからな」

 

アスカ(一体あいつはなんなのよ...)

 

サラマンダー「にしてもアイツすごかったダ〜...スーパー戦隊や仮面ライダーの力を使ってたダ〜」

 

シルフィード「そうね...タイムレンジャーにダイナマン...ハリケンジャーにゴーカイジャー」

 

ノーム「よく良く考えれば無敵厶〜」

 

私たちがそんな話し合いをしていると、1年2組の担任エルザ・グランヒルテ先生(エルザ先生)が入ってきた。

 

エルザ「皆んな居るわね?」

 

ひな子「はい...ひょっとしてネゲルビアですか?」

 

ひな子ちゃんが聞くとエルザ先生は『ええ』と頷いて話を進める。

 

エルザ「場所は分かっているわ...フェアリーズ!GO!」

 

フェアリーズ『はい!』

 

ゼウスだかなんだか知らないけれどネゲルビアは私達が倒すんだから!

 

 

 

 

 

ナオヤ(スーパーライダーゼウス)side

 

 

訓練を終えて俺は近くの商店街を歩いていた。

 

 

 

すると

 

 

 

??「な、離さんか!!私は行かないと言ってるだろ!!」

 

ナオヤ(ん?)

 

俺は声のした方を見た。

 

そこには仮面ライダープリンセスこと(夜刀神十香)が、いかにもチンピラって見た目の奴らから絡まれていた。

 

チンピラ1「ね〜ね〜お姉ちゃんいいでしょ〜俺たちと遊べば楽しいって〜」

 

チンピラ2「そーそー」

 

チンピラはいかにもってくらい古臭い文句で十香を誘っている。

 

十香「私は行かないっと言ってるんだ!!早く離せ!」

 

チンピラ1「ちっ!てめえ女だからって暴力振るわねぇと思ったら大間違いだからな!」

 

チンピラ2「とっとと来いやゴルァ!」

 

うわ〜本性出すのはえ〜

 

十香「なっ!やめろ!」

 

十香は抵抗するが、ライダー体の時と比べてだいぶ弱いようだな。

 

ナオヤ(よし!ならぶっ飛ばすか!)

 

チンピラ1は『オラァっ!』と言って十香に汚ねぇ手で殴ろうとしたから俺はチンピラの背後から腕を引っ張って止める。

 

チンピラ1「あぁ?」

 

ナオヤ「いい年したオッサンが...何してんだよ?」

 

チンピラ2「んだてめぇは!!」

 

ドスをきかせて俺に怒鳴ってくるが、ただ五月蝿いだけで怖くもない......てか五月蝿すぎてなんて言ったか分からなかった。

 

 

チンピラ1「てめえ...こんなことしてタダで済むと思ってんのか?...あぁ?」

 

ナオヤ「いんや」

 

俺が返事をしてる間にチンピラは俺に殴りかかってきた。

 

チラッとだが十香が『危ない!!』って顔してるのが見えた。俺のこと心配してくれてる......めっちゃ感激!!

でも大丈夫だ

 

 

なんせクロックアップで目が慣れた俺にはマジで遅く見えたから、俺はチンピラのパンチを受け流す。

 

チンピラ1「なっ!?」

 

ナオヤ「返事くらい待とうぜ?心とか余裕ないの?オッサン」

 

チンピラ1「なっ!...てめぇ...マグレふぜえで調子乗んなや!!」

 

チンピラは顔を猿みたいに真っ赤にして懐からナイフを取り出して、俺に刺しかかる。

 

ナオヤ(ヤバっ!ナイフって!!)

 

見ると十香の顔はチンピラと違って青い。

これ終わったなって顔だ。多分俺も同じ顔してる。

 

ここに来てイキナリ怖くなった...だけどここまで来たら最後まで十香を守らなきゃな!!

 

俺の意思が強くなった途端(ドクン!)と心臓が強く動いた。

 

 

そして

 

 

 

『何かが乗り移るような感じがあった!』

 

(リュウレンジャー!天火星!亮!)

頭の中に何故かダイレンジャーが浮かんだ...

 

チンピラ「あがっ!」

 

ナオヤ(ん?)

 

よく見ると俺はリュウレンジャーの名乗りポーズをしていた。

 

リュウレンジャーは最初に両手を前に突き出す(かめはめ波の下の手は握ってる)ポーズをする。

 

その時俺は、チンピラのナイフを持った手を両手で押さえつけていた。

 

次にリュウレンジャーは下と上の手の位置を時計回りに変えて、自身の左側面に持ってくる。

 

その時に俺は、クルっと回す時に右手でチンピラからナイフをぶんどっていた。

 

次にリュウレンジャーは右手を後ろに回して、左手を前に突き出しながらしゃがみ込む。(突き出した左手はチョキの人差し指と中指がくっついている)

 

俺は右手に持ったナイフを後ろの路地に投げ捨て、姿勢を低くしてチンピラの腹に1発かます。(後ろでポチャンという音がしたから投げ捨てたナイフが排水溝とかに落ちたものだと思う。よっしゃラッキー!)

チンピラは『ぐふぅ!』と陸戦型の名を口にする。三体揃えはry

 

そして最後にリュウレンジャーは左手もろとも体を右側に回しこんでからの一気にばっ!と正面に体を戻しながらの決めポーズをする。

 

俺もチンピラの後ろエリを掴んで右に回し込見ながらのばっ!とチンピラを正面に放る。

 

チンピラ「がぁっ!」

 

チンピラ「うわっ!」

 

放り投げた先にもう1人いて、ぶつかった衝撃でそのチンピラも倒れる。

 

十香「おぉ!」(目がキラキラ)

 

ナオヤ「危ないから人の多いところに逃げよう!!」

 

俺は十香の手を取って走る。

 

十香「え!?ちょっ!うわぁ!」

 

チンピラ「あ、てめえ!待ち上がれ!」

 

チンピラが立ち上がって追いかけてくる。

 

ナオヤ(何かないか!何か...っ!有った!)

 

俺は十香をお姫様抱っこして走る。

 

十香「え!?/////ちょっ!////きさまぁ〜////」

 

悪い十香!今は急がないとなんだ!

 

アイツらより早く!速く!迅く!

 

するとまた俺の心臓が強く動いた。

 

(人に隠れて悪を斬る!忍者戦隊カクレンジャー見参!)

 

十香「え...ちょっ!なんだそれは〜!!」

 

十香が叫んでいるからなんだと思って見ると......

 

ナオヤ(え?...なにこれ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は十香をお姫様抱っこしたまま

 

 

 

 

 

 

『塀の上を走っていた』

 

 

 

 

忍者みたいに

 

 

 

 

 

 

神(ほほぉ〜覚醒は着々とだな)

 

 

しばらくして俺は十香を抱えながら公園に着いた。

 

俺は十香を下ろして直ぐに謝る。

 

ナオヤ「すみません!無我夢中で、その...色々セクハラなことしてしまって!!」

 

十香「......」

 

ナオヤ(はぁ〜俺イキナリBAD ENDだ...)

 

十香「いや...貴様は私を助けたくてした事だ...ちょっとビックリしたが...特に怒ってはないぞ」

 

ナオヤ「そ、それなら良いのですが......でも、すみませんでした!」

 

俺は十香に再び謝る。

 

(こんな奴とは二度と会いたくないだろうなぁ...)

 

俺はその場を後にs

 

十香「ちょっ!ちょっと待て!!」

 

しようとした所で、行く手を十香に阻まれた。

 

ナオヤ「え!?あ...ですよね......まずは警察ですよね」

 

俺は携帯を取り出して警察を呼んで自首しようとする。

 

十香「違う!!貴様のした事は、さっき許しただろ!!」

 

ナオヤ「え?じゃあ...他に何か用が?」

 

十香「私は!強くなりたいんだ!!...さっきの貴様の戦いや身のこなしを見てわかった...もしも戦ったら私は『2度目の敗北』を受けるだろうと...だから!」

 

彼女は(がしっ!)と俺の両袖を強く握り、俺をじっとみながら

 

十香「私を弟子にしてくれ!!...私の...シショーになってくれ!!」

 

と言った...

 

 

 

 



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ただいま

今回、戦隊チームは出ません。
ライダー要素も薄いです。
m(_ _)m


十香からの衝撃的な告白のようなものを受けた翌日...BAD ENDだと思ってた俺の昨日は、バラ色の明日になりました!

 

だけど......

 

十香「シショー!今日からよろしく頼む!」

 

俺の家の真ん前に、大荷物でにこやかな十香が立っていた。

 

...え?...えぇ!?ナンデ!?ナンデトオカチャントマルキマンマンナノ!?

 

神《落ち着かんかいバカもの...彼女は、お主の弟子なんじゃ...常日頃から師匠の元にいるのは、当たり前じゃろ》

 

当たり前......当たり前なのか?

 

神《当たり前じゃ》

 

十香「むぅ...シショー何を呆けておるのだ〜」

 

彼女は眉を八の字にしながら不安そうに俺を見る。

 

ナオヤ「あ、あぁ!ゴメン!...え〜とにしても夜刀神さn「十香!」え?」

 

十香「私はシショーの弟子な上に年下だ!だから下の名前でいいし、さん付けなど不要だ♪」

 

彼女は可愛い笑顔で言う。

 

ナオヤ「分かった...しかし十香...本気でウチに泊まるのか?」

 

十香「うむ!そのつもりだ!」

 

ナオヤ「ご両親とかは賛成なの?」

 

聞いた途端に十香の表情が曇る。

 

ナオヤ(あ...やべ地雷踏んだ)

 

俺は十香の過去とか知らないから何となくで聞いたけど、これでデデウムとかに殺されたとかだとメチャクチャかーなーり!ヤバい!

 

神《あ〜何しとるんじゃこのバカモンが〜》

 

俺はどうしようと考えて【タイムベント】を思い浮かんで使おうかというタイミングで「シショーは...私と暮らすのは...嫌か?」と十香は捨てられる子犬みたいな目で俺を見る。

 

ナオヤ「嫌じゃないです!!」

 

俺は頭がおかしくなったのもあり、本音を言う。

その途端、十香の表情が(パァ〜)と明るくなった。可愛い

 

十香「そうかそうか♪」

 

十香は実にルンルンと言った感じになる。

 

十香「あ、因みにお父さんとお母さんなら海外出張でアメリカにいるぞ♪」

 

ナオヤ&神(《はぁ!?》)

 

十香「あ、金銭面とかも気にしないでくれ!親が毎月仕送りしてくれるし、私自身もバイトとかしてるから心配ないぞ!!」

 

ナオヤ(え?)

 

十香「あと...お世話になるから幾らか出そうと思うんだが、あいにく誰かの弟子になったのは初めてだからな...こんな時、幾ら出せばいいのだ?」

 

いや俺も誰かを弟子にするなんて初めてだし金取る気ないから知らないよ...とりあえず

 

ナオヤ「これは、ただのボランティアだからいらないよ」

 

俺はそう答えると何故か十香が「おぉ!」と言う。

 

十香「さすがはシショーだ!器が大きいな!」

 

ナオヤ(どこがだよ)

 

 

 

しばらくして十香を正式に弟子とした。

 

 

【自宅付近の炭鉱跡地】

 

ナオヤ「まぁ...それじゃあ始めようか」

 

十香「うむ!お願いする!」

 

まぁ知ってるけど聞くか

 

ナオヤ「十香の戦い方は何だ?素手?武器?」

 

十香「いちおうは、剣を使う...だが状況によっては武器がない所もあるだろう」

 

ナオヤ「じゃあ両方やるか?」

 

十香「うむ!」

 

 

 

そして十香の修行(素手)を行う

 

ナオヤ「それじゃあ十香の実力を見せてくれ」

 

十香「え?...う、うむ」

 

ん?...あ、ライダーに返信してからが実力か...まぁここは知らないふり知らないふり

 

十香「行くぞ!!」

 

ナオヤ「来い!」

 

十香「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

十香は一気俺との距離を詰め、殴り掛かる。

 

...ミノタウロスより迫力はないな...

 

俺は体を少しずらして、殴るために突き出した十香の拳の手首を掴んで背負投する。

 

十香「があっ!」

 

頭は打たないようにしたが、下はマットでも芝生でもないジャリだ。

 

十香「うっ...く」

 

十香は立ち上がり(今度はやられない!)と言う顔をする。

 

ナオヤ「いい表情だ」

 

今から十香の反撃が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間

 

 

 

 

 

 

 

俺の脳内に映像が流れ込む。

 

【商店街】

 

怪人『グァー!』

 

商店街で怪人が暴れていた。見た目は複数の触手を背中から生やしたゴツイ半魚人だ。

 

コイツはデデウムか...

 

神《じゃな...見た目的にクラーケンじゃな》

 

俺は別に種類に興味はなかった。

十香の方を見ると十香も何か感じ取ったようだ。

 

ナオヤ「その顔...なにやら急用があるんじゃないのか?」

 

俺はわざとらしく十香に言う。

 

十香「ふっ...シショーは何でもお見通しだな♪」

 

ナオヤ「何でもは無理だがな...行ってこい」

 

十香「うむ!行ってきますだ!」

 

 

十香は自身のバイクに乗ってデデウムを倒しに行った。

 

神《お主は行かんのか?》

 

ナオヤ「行くよ...本の数分だけだけど、アイツはその数分でやる気に満ちているからな...俺も負けらんねぇ!!」

 

頭の中でゼウスドライバーとゼウスチェンジャーを呼ぶ。

俺の腰と左腕に変身アイテムが出現する。

右手でゼウスチェンジャーのスイッチを押す。

 

ゼウスチェンジャー『レンジャーチェーンジ!』

 

次にゼウスチェンジャーの有る左手でゼウスドライバーのスイッチを押す。

 

ゼウスドライバー『ライディングセット!』

 

ナオヤ「ライディングチェンジ!」

 

俺は、掛け声と共にゼウスチェンジャーをゼウスドライバーにかざす。

 

ゼウスチェンジャー&ドライバー『『コネクトクリア!ゼ〜ウ〜ス』』

 

変身したあと俺はバイクに乗って十香とデデウムが戦っている商店街に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

【商店街】

 

十香(仮面ライダープリンセス)side

 

現在商店街ではクラーケンと私とベータ(仮面ライダーファング)が戦っていた。

 

クラーケン「グァ〜!!」

 

クラーケンは背中の触手を動かして戦うだけで1歩も動かないまま私達を翻弄する。

 

ベータ「ちっ!このイカ野郎が!」

 

ベータは両手の爪を伸ばして襲いくる触手を引っ掻きながら払い、なんとか懐に入ろうとしていた。

 

私も剣で払ってはいるが、中々近づけない。

 

十香(くっ...こんな時シショーならどう戦うだろうか)

 

そんな事を考えていると突然

 

謎の声『チェーンソー..オン!』

 

と言う音が聞こえ、片足にチェーンソーを付けたゼウスが入ってくる。

 

ゼウスは足に着いたチェーンソーを蹴るように振り回し、クラーケンの触手を伐採していく。

 

ゼウス「触手はなくなった!」

 

ゼウスが十香を一瞥すると、そう言った。

 

十香「なんのマネだ...」

 

私は少しイラついていたのか冷えた声で言う。

 

ゼウスはマスク越しから「戦闘には、それぞれ個人の向き不向きがある。俺はお前たちの不向きのサポートをしただけだ」と言う。

 

不向き...か

 

ベータ「いっちょ前に言ってくれんじゃねぇかよ!」

 

ベータがゼウスに突っ込んだ。

 

十香「待て!ベータ!」

 

そしてゼウスは、体を少しずらしてベータを背負投する。

 

ベータ「がっ!」

 

なんだか

 

 

 

 

 

 

 

 

『似ていた』

 

 

私はシショーとの訓練を思い出す。

 

クラーケン「グァー」

 

十香(忘れていた...正直こんな奴は、どうでもいい!今はゼウスに勝ってシショー笑顔で『ただいま』と言うのだ!)

 

私はクラーケンとか言うヤツをチャージングアタックで倒してゼウスに向き合う。

 

だが

 

ゼウスは(うんうん)となにかに満足したように頷いて消えた。

 

ベータ「ちっ!...なんだったんでしょ〜あの人」

 

十香「分からん」

 

十香(ゼウス...次こそは)

 

 

 

私はバイクでシショーの家に行き。

 

十香「ただいまだ!」

 

と言った。

 

ただいま...いつぶりだろ...こんなセリフ...小学生くらいまでは一緒にいた、お父さんもお母さんも遠くに行って...ずっと1人だった...

 

そう思っているとシショーが笑顔で『おかえり』と言ってくれた。

 

私は泣きそうになった...いや...泣いた...玄関に立ち...私はシショーの前で大泣きしてしまった...シショーは慌てて私を宥めようと狼狽えていた。

 

 

 

ただいま...シショー

 

 

 



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風と共に戦士は降臨する

長引いてしまいすみません。
今度は十香達が出ません。
m(_ _)m


【ビル街】

 

(ジャキンッ!)と音がなり

ビルが崩れて爆発した。

犯人は、ボーグ星人みたいな全身を西洋甲冑に身を包んだネゲルビア怪人だった。

 

ネゲルビア怪人「オラァッ!」

 

腰に着けたサーベルを抜いてカマイタチのやり方で、ビルを破壊する。

 

ネゲルビア怪人「ガーハッハッハー!」

 

アスカ「そこまでよ!...えっと...鎧を着たヤツ!」

 

甲冑と言う言葉が出なかったのかアスカが何となくで表現した名称で呼ぶ。

 

ネゲルビア怪人「これは甲冑と言うんだ!そして俺はジャックフリート様だ!覚えとけ!」

 

ジャックフリート「まぁ...今から死ぬやつらに教えたところで冥土の土産程度だがな!」

 

今までのカタコト言葉のネゲルビア怪人と違って【ジャックフリート】と名乗る甲冑怪人は、メチャクチャ流暢(りゅうちょう)だった。

 

アスカ「誰がやられるものよ!皆んな!行くわよ!」

 

アスカの掛け声とともにフェアリーズは『おう!』と返事する。

 

アスカ「輝け!己のエレメント!」

 

フェアリーズ『change the fairy!』

 

アスカ達は自身のの腕に着いた変身ブレスレット【ヨウセイチェンジャー】のスイッチを押す。

するとそれぞれの色の光がアスカ達の足元から螺旋状に上がっていき、首から下を変身させ、顔をアップにした所でフェアリーズの頭部も変身される。

 

アスカ「炎の妖精!サラマンダー!レッドフェアリー!」

 

ブルーベル「水の妖精♪ウンディーネ♪ブルーフェアリー♪」

 

ダクネス「大地の妖精!ノーム!イエローフェアリー!」

 

リナリー「風の妖精 シルフィード グリーンフェアリー」

 

ひな子「花の妖精! ピクシー! ピンクフェアリー!」

 

氷麗「雪原の妖精!ジャックフロスト!シルバーフェアリー!」

 

それぞれが名乗りながらポーズをとる。

 

アスカ「正義を貫く女性戦士!」

 

フェアリーズ『妖精戦隊!「うるせぇ!」(ズバッ!)フェア(ドカーン!)きゃあっ!』

 

ジャックフリートはアバレキラー以来の名乗りの最中の攻撃をした。

実に腹立たしい

 

ジャックフリート「長ぇんだよ」

 

アスカ「あったまきたっ!皆んな!行くよ!」

 

アスカの掛け声で『おうっ!』と皆んな返事して各々の武器を出して突っ込む。

 

ジャックフリート「ふっ」

 

ジャックフリートが指をパチンと鳴らすと左右から、剣や槍を持ったミンミン(セミ人間みたいな戦闘員)が30体くらい出てきた。

 

ミンミン『ジー!』

 

ブルーベル「邪魔ぁ!ウォーターガン!」

 

ブルーフェアリーことブルーベルは手に水鉄砲を持ってミンミンに向けて撃った。

ウォーターガンが放った水流は明らかに水鉄砲など比べ物にならない本物の銃のような威力でミンミン5体を倒す。

 

ダクネス「行くぞ!!ランドアックス!」

 

ドーン!と言う音と共に、ミンミン5体をぶっ飛ばす。

 

ひな子「プラントショット!」

 

ひな子が地面にショットガンを打ち込むと着弾地点から2本の太いツルが伸びてきてミンミン5体に巻きついて締め付け、爆発する。

恐ろしい

 

氷麗「凍りなさい!アイスロッド!」

 

氷麗はアイスロッドを孫悟空みたいに棒の中心から、ぐるぐる回した途端いくつもの氷の塊が打ち出されて、当たったミンミン5体をカチコチに凍らせる。

 

アスカ「まとめて消し飛びなさい!!フレアガントレット!」

 

腕に装着するクロスボウから火矢が放たれて、ミンミン10体を燃やす。

 

アスカ「グリーン!決めて!」

 

リナリー「分かったわ!」

 

リナリーことグリーンフェアリーは両手から緑色の扇子を出す。

 

リナリー「フウオウギ!」

 

リナリーは2つの扇をバサッ!と相手に向かって扇ぐ、すると扇から竜巻が2つ出来てジャックフリートに向かう。

 

ジャックフリート「オラァっ!」

 

ジャキンッ!

 

 

リナリー「え?」

 

ブルーベル「うそ...」

 

なんとジャックフリートが竜巻をサーベルで切ったのだ。

 

ジャックフリート「なんだぁ?この『微風』は」

 

リナリー「くっ!」

 

アスカ「こんのぉ!フレアガントレット!」

 

アスカはジャックフリートの背後に回りこみ、バシュッ!と火矢を打ち込む。

 

ジャックフリート「ムダだ」

 

ジャックフリートは体を少しずらして避ける。

 

アスカ「...なんなのよ」

 

リナリー「くっ!...っ!」

 

リナリーは2つの扇で天高く舞い上がる。

 

フェアリーズ『リナリー!』

 

リナリーはTの字になって高速回転しながらジャックフリートに突っ込む。

 

リナリー「サイクロンギャラクシィィイイイ!!」

 

ジャックフリート「ふっ」

 

ジャックフリートは命中しそうなところで数歩動いて避けた。

 

リナリー「がはぁっ!」

 

フェアリーズ『リナリー!!』

 

フェアリーズがリナリーのとこに向かう。

 

ジャックフリート「...こんなものか...」

 

ジャックフリートは影となって消えた。

 

 

 

 

 

ナオヤ(...妙だな)

 

俺は十香の稽古の付き合いで、その場を抜け出せなかったから、ジャックフリートの戦闘情報を神様から見せてもらっていた。そして俺は不審に思うところが出てきた。

 

神《何がじゃ?》

 

ナオヤ(あのジャックフリートとか言う甲冑野郎...あんなに視界が悪いフルフェイスヘルムを被っているのに、何で背後に回ったアスカの攻撃や上空から急降下してきたリナリーの正確な位置情報が分かったんだろうと思ってな...)

 

俺が念話で答えると神様も《う〜ん...お主の言う通り確かに妙じゃな〜》と言う。

因みに今、俺は自宅のリビングに十香といるから念話で神様と話している。

 

 

...調べてみるか

 

 

 

 

【妖精空間】

 

リナリー「やあっ!はぁっ!」

 

リナリーはジャックフリートに負けた悔しさから己を鍛えていた。

 

シルフィード「リナリー...もうやめるフィ〜これ以上体が持たないフィ〜」

 

リナリー「やあっ!...大丈夫だから」

 

リナリーはシルフィードに笑顔で『邪魔しないで』と言わんばかりの印象だった。

シルフィードも「フィ〜」⤵︎ ︎と落ち込む感じに黙る。

そしてリナリーは鍛錬に戻る。

 

??「相棒の助言は聞くものだぞ」

 

突然の声にリナリーとシルフィードは『ん?』と声の主の方を見る。

 

ゼウス「邪魔するぞ」

 

ゼウスがいた。

 

リナリー「っ!ゼウス!!」

 

シルフィード「!?なんで『ここ』に入れるフィ!?」

 

ゼウス「俺は全スーパー戦隊と仮面ライダーの力が使える...戦隊であるお前たちフェアリーズの力も使える」

 

シルフィード「すごいフィ〜」

 

リナリー「何の用?負けて惨めになった私を笑いに来たの?」

 

リナリーはゼウスに分かるくらいに敵意を向けて話していた。

 

ゼウス「違う...と言うかなんで両者揃って仲介人に敵意剥き出しなんだ...」

 

リナリー「そんな事はどうでもいいわ!...違うなら何の用で来たのよ?」

 

ゼウス「忠告...いや、アドバイスだな」

 

ゼウスの返答にリナリーは「アドバイス?」と返す。

 

ゼウス「あぁ...グリーンフェアリー...君は十分にあの甲冑野郎を倒せる強さがある」

 

リナリー「っ!じゃあなんで私は負けたのよ!!」

 

ガン!と1回地団駄を踏む。

 

ゼウス「お前の観察力が欠けてたからだ」

 

リナリー「観察力?」

 

ゼウス「お前は1度、攻撃を防がれたから頭に血が上ってマトモな判断も観察もしないまま大技で突っ込んだだけにすぎない」

 

リナリー「あっ」

 

図星だった...ジャックフリートの態度や...自分の攻撃が軽く遇われたことにイラついてた。

 

ゼウス「今度は相手をしっかりと観察して行動に移れ」

 

リナリー「...うん...ありがとう...ゼウス」

 

彼女は初めてゼウスに笑顔を向けた。

 

 

 

 

 

 

しばらくして

 

 

 

 

アスカ「はぁ!?ゼウスを仲間に入れたいってどういうことよ!!」

 

アスカは納得いかないと言う顔をする。

 

リナリー「さっきね...この妖精空間にゼウスが来たの」

 

フェアリーズ『え!?』

 

ひな子「リナリーちゃん...さっきって...1人でずっと訓練してたよね?」

 

リナリー「うん...ジャックフリートとか言うヤツに負けて悔しかったから...シルフィードの声も聞かずに...ごめんね」

 

リナリーはシルフィードに謝るとシルフィードは「大丈夫フィ〜」と言う。

 

リナリー「その時にゼウスが現れたの...もっと相手を見れば倒せるって」

 

アスカ「ふぅ〜ん...で、ゼウスは何処にいんの?」

 

リナリー「調べたい事があるからって行っちゃった」

 

ひな子「ご連絡とかは?」

 

アスカ「出来るわけないでしょ、あんなの...電話番号だって知らないし「私知ってるわ」

 

リナリーの発言に皆んな『え!?』となる。

 

リナリー「どうする?...ゼウスは元から皆んなと仲良くしたいって言ってるけど」

 

アスカ「う〜ん」

 

アスカは(どうしたもんかな〜)と言う顔をしてると「わ、私!ゼウスさんと仲良くしたいです!」とひな子が言った。

 

アスカ「え!?ひな子ちゃん!?」

 

ひな子「ゼウスさんって男の人だから少し怖そうだけれど...は、初めてあった日に私達を助けてくれたから!」

 

ダクネス「うむ」

 

氷麗「確かにそうですね」

 

ブルーベル「私はどっちでもいいかなぁ〜♪面白ければ」

 

アスカ「え?ちょっ!皆んな!?」

 

ダクネス「正体が分からない怪しいヤツだからと言って命の恩人に変わりないし、アイツは敵ではなく私達と同じスーパー戦士だ...向こうが協力を願っているのなら受けるのもいいと思うぞ」

 

氷麗「ダクネスが変態発言をしないなんて...」

 

ダクネス「くっ////...これでも私だってスーパー戦士だからな!」

 

氷麗「まぁ...そうよね♪私もゼウスさんの協力、受けようと思います!」

 

アスカ「え、ちょっ氷麗まで、そんなこと言うの!?」

 

ダクネス「残るはアスカ...お前だけだぞ」

 

アスカ「う、う〜...だぁー!!!分かったわよ!協力すれば良いんでしょ!すれば!!」

 

リナリー「皆んな!」

 

すると

 

サラマンダー「はっ!皆んな!ジャックフリートが出やがったダ〜!場所はさっきと同じとこダ〜!!」

 

リナリー「っ!」

 

リナリー(ついに...来た)

 

この日...ゼウスはスーパー戦隊フェアリーズから認められた。

 

 

 

 

【ビル街】

 

ビル街のど真ん中...戦隊withゼウスとネゲルビアが対峙していた。

 

ジャックフリート「またオメオメと負けに来たのか〜」

 

ジャックフリートの言葉に周りのミンミン達が『ジージッジッジー』と笑う。

 

リナリー「負けに来たんじゃないわ...勝ちに来たのよ!!」

 

リナリーは(ばっ!)とヨウセイチェンジャーを構える。

 

リナリー「皆んな!行くわよ!!」

 

リナリーの掛け声とともにフェアリーズは「おう!」と返事をして同じく構える。

 

リナリー「輝け!己のエレメント!」

 

フェアリーズ『change! the fairy!』

 

フェアリーズは自身のの腕に着いた変身ブレスレット【ヨウセイチェンジャー】のスイッチを押す。

するとそれぞれの色の光がフェアリーズの足元から螺旋状に上がっていき、首から下を変身させ、顔をアップにした所でフェアリーズの頭部も変身される。

 

リナリー「風の妖精!シルフィード!グリーンフェアリー!」

 

アスカ「炎の妖精!サラマンダー!レッドフェアリー!」

 

ブルーベル「水の妖精!ウンディーネ!ブルーフェアリー!」

 

ダクネス「大地の妖精!ノーム!イエローフェアリー!」

 

ひな子「花の妖精! ピクシー! ピンクフェアリー!」

 

氷麗「雪原の妖精!ジャックフロスト!シルバーフェアリー!」

 

それぞれが名乗りながらポーズをとる。

 

リナリー「正義を貫く女性戦士!」

 

フェアリーズ『妖精戦隊!』

 

ジャックフリート「全く学習しねぇ奴らだ」

 

ジャックフリートはサーベルを抜く体制に入る。

 

ゼウス「させるか!ダイナマンッ!」

 

ジャックフリート達がいる所が突如爆発する。それと同時にフェアリーズは名乗り終わる。

 

ジャックフリート「ぬおぁ!?」

 

この時、初めてジャックフリートに攻撃が当たった瞬間である。

 

ゼウス「名乗りの最中に何度も攻撃されてたまるか!」

 

アスカ「あ、ありがと...」

 

ゼウス「ん?何か言ったか?」

 

アスカ「な!なんでもないわよ!!////...ばか」

 

アスカの反応にフェアリーズはクスクスと笑う。

 

ジャックフリート「ええい!良くもやりあがったな!ミンミン!行けぇ!」

 

ミンミン『ジー!』

 

ゼウス「やらせるかよ!ダブルビクター!」

 

ゼウスはタイムレンジャーが使う双剣(片方が長剣(スパークベクター)もう片方が短剣(アローベクター)と言う)を召喚した。そして『クロックアップ』を使って目に見えない速度でミンミンを切りまくる。

 

氷麗「うわぁ...」

 

ひな子「久々に戦うとこ見ましたけど凄いですね〜」

 

皆んな(コク)と頷く。

 

ゼウスは「次はコレだ!」と言ってダブルビクターを持った手をクルッと回す。すると手に持っているものがダブルビクターから変わった。

見た目は鬼の頭をつけた2本の太鼓に使うバチである。

 

ゼウス「音撃棒!烈火!」

 

【音撃棒】それは平成仮面ライダー6人目【仮面ライダー響鬼】が使う武器である。

ゼウスが音撃棒に意識を集中させると、音撃棒の先端にある鬼の頭が燃える。ゼウスは「はぁっ!」と言って音撃棒を振り回して炎をミンミンに飛ばす。

炎がミンミンに着弾して爆発する。

 

ジャックフリート「な、なんなんだお前は〜!?」

 

ゼウス「俺か?...俺はゼウス...スーパーライダーゼウスだ...まぁ...お前に言ったところで冥土の土産程度だがな」

 

ゼウスはジャックフリートが言ったことを真似する。

ジャックフリートは「ふざけんじゃねぇ!」と言ってゼウスに突っ込む。

ゼウスは手に持った音撃棒烈火から炎を出してジャックフリートに放つ。

 

ジャックフリート「当たるかバーカ!」

 

ジャックフリートは視界の悪いフルフェイスヘルム越しから正確に炎をサーベルで捌いて来る。

 

ゼウス「ふむ...」

 

ジャックフリート「おらおら!どした!金ピカ野郎!」

 

ゼウスは音撃棒烈火をクルっと回して武器をまた変える。

 

ゼウス「ドリノコ!」

 

ゼウスが変えた武器の名は『ドリノコ』【仮面ライダー鎧武】のドリアンアーマー(例をあげればブラーボ)が使う緑色をした2本のノコギリ状の剣である。

 

ジャックフリート「武器が変わったからってなんだと言うんだ!!」

 

ゼウス「こうする...ふっ!」

 

ゼウスはドリノコを使ってジャックフリートが使うサーベルの刃を切り落とす。

 

ジャックフリート「あ〜!俺のサーベルがぁ〜!!」

 

ダクネス「おぉ!」

 

氷麗「やりますね!」

 

ジャックフリート「ざけやがって!!」

 

ジャックフリートはゼウスに殴りかかる。

 

ゼウス「ふっ!」

 

ゼウスはジャックフリートのパンチを避けながらドリノコで切り込むが、一向に当たる気配がない。

 

ゼウス(何か変だ...何か...っ!そうだ!)

 

ゼウスはジャックフリートから距離を取って『あるもの』を出す。

 

ゼウス「ゴーカイチェンジ!」

 

ゼウスが手にしているのはゴーカイジャーの変身アイテム『モバイレーツ』とレンジャーキーであり、ゼウスはとあるスーパー戦士に変身(ゴーカイチェンジ)する。

 

モバイレーツ『タァーイムレンジャー!』

 

その姿の名はタイムレンジャーのタイムグリーンである。

 

ひな子「えぇ!?」

 

ダクネス「姿が...」

 

氷麗「変わりました...」

 

リナリー「緑...私と同じ////((ボソッ…

 

ブルーベル「でも...なんの意味があんの?」

 

タイムグリーンに変身したゼウスはジャックフリートをしばらく見てから「こう言う意味だ」と答えて「ボルパルサー!」と叫んでギターケースみたいに大きい2連装マシンガン『ボルパルサー』を出してそこら中の店や電柱に撃ち込む。

 

ひな子「きゃあ!」

 

アスカ「ちょっと!あんた何やってんのよ!!」

 

ジャックフリート「だぁー!!!てめぇよくもやりあがったな!!」

 

予想してないところで、ジャックフリートがいきなり怒鳴ったからフェアリーズは『え?』と言った感じになる。

その時ピンクフェアリーのひな子が「あ!アレ!!」と言ってゼウスが撃った箇所を指さす。

ゼウスが撃った箇所には、どれも監視カメラが着いていて、ボルパルサーの弾が当たったことにより壊れていた。

 

ゼウス「グリーンフェアリー...君に偉そうなアドバイスをしておいて相手をよく見てなかったのは俺の方だ...すまない」

 

ゼウスが急に謝るからリナリーは『?』となる。

 

ゼウス「タイムレンジャーのスーツには『クロノサーチ』と言う相手の情報を分析できる機能が有るんだ...コイツは近辺の監視カメラをハッキングして、お前達の攻撃を分析した後に受け流すか避けるか判断していただけに過ぎない」

 

リナリー「そうなの!?」

 

ゼウスは「あぁ」と答えてジャックフリートに言う。

 

ゼウス「もう『目』は無くなったんだ...そろそろ『その視界の悪いカモフラージュ』を外したらどうだ?」

 

アスカ「カモフラージュ?」

 

ジャックフリート「てめえ...俺の真の姿!キャストオフ!」

 

ジャックフリートは体を「Y」の字にして、ボーグ星人みたいな甲冑を取っ払う。

 

ひな子「えぇ!?」

 

ダクネス「あれは...」

 

ブルーベル「ロボット?」

 

その姿はウルトラ怪獣のユートムにそっくりだった。

 

ゼウス(つくづくネゲルビアはウルトラ怪獣のオンパレードだな)

 

ジャックフリート「てめぇら...死ねぇ!!」

 

と息巻いて走ってくる。

 

ゼウス「もうヤツにさっきみたいな驚異はない...ビビる必要は無いぞ」

 

アスカ「元から!」

 

リナリー「ビビってなんか!」

 

アスカ&リナリー『ないわ!!Lady's Go!!』

 

2人は叫びながらそれぞれ『フレアガントレット』と『フウオウギ』を構えてジャックフリートに突っ込む。

 

ダクネス「私たちも負けてらんないな」

 

氷麗「えぇ!」

 

ブルーベル「おっけ〜」

 

ひな子「は、はい!」

 

フェアリーズはジャックフリートに攻撃を仕掛ける。

 

ゼウス「...さて俺は」

 

ゼウスは背後を見る。

そこには

 

 

 

ミノタウロスデデウム「グォー!」

 

アリアドネデデウム「キシャー!」

 

クラーケンデデウム「キュー!」

 

3体の怪人(じゃまもの)がいた。

 

ゼウスは、かったるい感じでディエンドライバーを出して「こいつらと遊んでろ」と言い3枚のライダーカードを入れて撃ち出す。

 

ディエンドライバー『カメンライド!カブト!ガタック!ザビー!』

 

【仮面ライダーカブト】に登場する主役及び同じ世界のゼクトライダーを呼び出し、3人は一斉に『クロックアップ』を使ってデデウム3体を瞬殺する。デデウムを倒した後、ライダー達は光となって消える。

 

ゼウス「さぁ〜アイツらは」

 

ゼウスはフェアリーズの方を見ると

 

 

 

 

 

 

圧倒的にフェアリーズから勝っていて、ジャックフリートはボロボロになって「ぐはぁっ!」と言って倒れ込んでいた。

 

リナリー「なんだ...思ってたより弱いね♪」

 

アスカ「あ〜もう!あいつのお陰ってとこがムカつく〜!!」

 

リナリーは「まぁまぁ」とアスカを宥めてから「皆んな!行くよ!」と言ってフェアリーズの合体武器【エレメントバリスタ】と言う迫撃砲を出す。

 

リナリー「ウィンドエレメント!風船おじさん!」

 

ゼウス(なぬ!?)

 

迫撃砲もといエレメントバリスタが撃ち出した弾は、お祭りとかにいる『風船おじさん』の姿になって、ボロボロで倒れてるジャックフリートのところに駆け寄って(チョンチョン)と肩を叩く。

 

ジャックフリート「んぁ?」

 

ジャックフリートが風船おじさんの方を向いた途端、風船おじさんはジャックフリートの口にバルーンアートを作る時の空気入れを突っ込み、(シュコシュコ)と空気を入れる。

 

ジャックフリート「ん!?ん〜!!!」

 

ジャックフリートは、どんどん膨らみ

 

 

 

バーン!

 

最後は破裂した。

 

 

 

 

その後ジャックフリートは巨大化するも呆気なくフェアリーオーに倒された。

 

 

 

 

 

しばらくして

 

 

 

 

リナリー「ゼウス!...今日はありがとね!」

 

ゼウス「あぁ、こちらこそありがとう」

 

アスカ「言っておくけど!アンタは認めてあげるけど...ライダーとは仲良くできないわ」

 

ゼウス「そうか...いつかはなって欲しいものだ」

 

アスカ「いつかもむいかも無いわよ!ライダーときたら!あ〜もぅ!なんなのよあの自己中さは!!」

 

ゼウス「それでも君達と同じヒーローだ」

 

アスカ「でもさぁ...でもさぁ〜!!」

 

ゼウス「はっはっは〜...おっと、そろそろ俺は帰るよ」

 

ゼウスが帰ろうとした時アスカから「ねぇ」と声をかけられる。

 

アスカ「...あんたって変身解除するとどんな見た目なの?」

 

彼女達は一同にゼウスを見ている。

 




ご覧頂きありがとうございます!
読まれた方に質問です!
そろそろゼウスの正体バラしていいでしょうか?
コメントお待ちしております


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めちゃ速い!鳥怪人をやっつけろ!

アスカ「ねぇ...あんたって変身解除すると...どんな見た目なの?」

 

フェアリーズ達は俺を見る。

 

ナオヤ(ゼウス)「すまない...それは言えないんだ...」

 

俺が答えるとアスカは顔を険しくしながら「はぁ!?なんでよ!!」と言う、まぁそうなるよな...

 

ナオヤ「時が来たら教える...それだけは言っておく」

 

俺はバイクにまたがって走りだす。

 

リナリー「あっ!ちょっ!...行っちゃった」

 

 

 

土曜日

AM6:00

 

十香「はあっ!」

 

ナオヤ「ふっ!」

 

俺と十香は朝っぱらからジャージを着て、戦闘訓練を行っている。

今回は両者剣を持っている想定での戦いである。

使うのは竹刀ではあるが剣道着は、着ない。

普段から変身した状態で街中を歩いてるわけではない、だから装備をつける必要は無い。

 

十香「はぁっ!とぅあっ!」

 

ナオヤ「十香!振り終わったあとに隙が出来てる!」

 

俺は十香の背中を竹刀で(べしっ!)と叩く。

 

十香「あうっ!」(> <)

 

ナオヤ「ほらほら背中をやられるのは致命的だぞ〜」

 

十香「くっ!シショー!もう1回だ!!」

 

ナオヤ「おう!」

 

十香「はぁぁあああああぁぁぁぁぁ!!!」

 

十香は(ひゅんっひゅんっ)と連撃を繰り出してくる。

 

ナオヤ(よしよしいい感じだ)

 

十香「たぁあああ!!」

 

さっきと逆に俺に隙が出来、十香がもらったと言った顔になりながら剣を振り下ろしてくる。

 

ナオヤ(だが甘い)

 

俺は手に持った剣をその場で離して地面に手を付ける。

そしてそのまま体を軸にして十香を足払いする。

 

十香「があっ!」

 

十香は盛大にコケる。

 

ナオヤ「大丈夫か?」

 

十香「く〜...今のは行けたと思ったのだがな〜...さすがはシショーだ!!」(ふんっす!)

 

なぜご機嫌な犬みたいに頭のリボンをピコピコさせながら言うんだ...

 

ナオヤ「そろそろ飯にするぞ」

 

十香「うむ!」

 

俺と十香はリビングで朝食をすます。

 

十香「ではシショー!行ってきますだ!」

 

ナオヤ「おう!行ってこい!」

 

十香は手を大きく振ってきたから、俺も普通くらいだが手を振り返す。

 

神《随分と充実してきたの〜》

 

まぁ神様のおかげってとこもありますけどね

 

神《えっへん!》

 

相変わらずだな

 

神《あ、そうそうネゲルビアが出とるぞ》

 

何ついで感覚で言ってんだよ!!行かなきゃ!!

 

神《頑張るんじゃぞ〜》

 

 

 

 

【街中】

 

ビュンツ!と何かがビルとビルの間を飛んで行き、その時の衝撃波でビルの外壁などが崩れる。

 

ネゲルビア怪人「は〜はっはっは!」

 

ダクネス「そこまでだ!」

 

ネゲルビア怪人「あ?」

 

鳥型ネゲルビア怪人が声の主を見るとダクネス1人だけが立っていた。

 

ダクネス「輝け!己のエレメント!」

 

ダクネス「change!the fairy!」

 

ダクネス「大地の妖精!ノーム!イエローフェアリー!」

 

ルーダ「お前...フェアリーズか?このルーダ様に1人で挑む気かぁ?」

 

ダクネス「皆は野暮用で遅れるだけだ...それに」

 

ダクネスは(キッ!)とルーダを睨みつける。

 

ダクネス「私1人で十分だ!ランドアックス!」

 

ダクネスは武器を構えて「はぁぁああ!!」と突撃する。

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

 

 

 

(ルーダ)は降りてこない。

 

ダクネス「な!貴様ぁ!降りて来んか!」

 

ルーダ「馬鹿かお前?飛べるのになんで地面に足つけないといけないんだよ」

 

ダクネス「うぐっ」

 

ダクネスは正論を突きつけられて怯む。

 

ダクネス「ええい!こうなれば!(ロック)...だと周りのビルを破壊しかねんから砂嵐(サンドストーム)!!」

 

ダクネスが斧を振り上げると、それに合わせて砂嵐が舞い上がりルーダに向かうが

 

ルーダ「効かねぇよ!」

 

ルーダは自身の翼をバサッ!と羽ばたかせて砂を払う。

 

ダクネス「にゃ!?」

 

ついでにダクネスも吹き飛ぶ。

その時、俺はちょうど現場に到着したのでダクネスを受け止める。

 

ナオヤ(ゼウス)「大丈夫か?イエローフェアリー」

 

ダクネス「う〜...ん?はっ!ゼウス!来てくれたのか!?」

 

ナオヤ「あぁ...正体不明の俺を仲間にしてくれたんだ...ピンチの時は来るさ」

 

ダクネス「そ、そうか////」

 

ナオヤ「ところで他のフェアリーズは?」

 

ダクネス「あー...レッドとブルーは補習で...残り3人は別学年の先生から頼み事をされている...そのうち来ると思う」

 

ダクネスが(アハハ)と笑う。

 

ナオヤ「...仕方ない、敵は空を飛べる相手だ...グリーンフェアリーがいないとこの場は難しいだろう、俺がアイツを地上に落とすからその後は頼んだぞ、イエローフェアリー」

 

ダクネス「任せろ...それと私の名は『ダスティネス・フォード・ララティーナ』だ。これから私の のことは『ダクネス』と呼んでくれ」

 

ナオヤ「いや、そう言われてもな」

 

ナオヤ(まぁ知ってるけど)

 

ダクネス「ダクネスの方が短くていいだろ?」

 

ナオヤ「...分かった...頼んだぞ...ダクネス」

 

ダクネス「っ!////...任せろ!」

 

ナオヤ「よし!そうと決まれば地上で待っていてくれ」

 

俺はダクネスにそう言ったあと「来いっ!『サイバースライダー』!」と呼ぶ。

すると俺の足元に真っ赤なホバーボードが現れる。それは21番目のスーパー戦隊『電磁戦隊メガレンジャー』が移動時に使うサーフボード『サイバースライダー』である。

俺はサイバースライダーに乗り(フワッ)と浮かび上がってルーダの元へ向かう。

 

ルーダ「へっ!今更飛べた所で時速350キロで飛ぶルーダ様の敵じゃねぇんだよ!!」

 

ルーダは嘲笑いながら俺の元へ(ビュン!)と飛んでくる。

 

ナオヤ「そうか...『遅いな』」

 

俺が逆にバカにするとルーダは「なにぃ?」と言いながら突っ込んでくる。

そして俺はサイバースライダーの『速度を少し上げて』移動する。

 

 

 

ビュンッ!

 

 

ルーダ&ダクネス『なっ!?』

 

 

サイバースライダーの最大速度は時速550キロである。

その速度にルーダとダクネスは唖然とするが、俺のターンは終わらない。

 

ナオヤ「ガトリングスイッチ!オン!」

 

俺が呼ぶと『ガトリング!オン!』と言う音声と共に俺の右足に青いガトリングガンが現れる。現れたのは仮面ライダーフォーゼの19番アストロスイッチ『ガトリング』である。

俺はサイバースライダーをルーダの真後ろに着けて、ガトリングを(ブォォオオン)と発砲する。

 

ルーダ「あだっ!いでででで!!」

 

ルーダは弾薬が命中して、速度が落ちる。

俺は、すかさずルーダに急接近して『とあるライダー』をイメージして腕に『あるもの』を生やす。

 

ナオヤ「たまには地に足つけろ!大ー!切ー!ダァーン!」

 

俺は腕に『仮面ライダーアマゾン』の『ひれカッター』を生やして、ルーダの翼を大切断で切り落とした。

ルーダは真っ逆さまに地面に落ちる。

 

ルーダ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」

 

地面にダイナミック着地

 

ルーダ「あだっ!!」

 

その時にアスカ達フェアリーズメンバーが合流した。

 

アスカ「ダクネス!大丈夫だった!?」

 

ダクネス「あぁ!私1人だと危なかったがゼウスが助けてくれた」

 

リナリー「あ、ゼウス...」

 

ゼウス「ダクネス!奴は落としたから決めろ!!」

 

ダクネス「任せろ!!」

 

リナリー「...『ダクネス』?」

 

その時リナリー(グリーンフェアリー)の声が冷めた気がした。

 

ダクネス「皆んな!行くぞ!!」

 

ダクネスの声に全員が返事する。

 

ダクネス「大地の妖精!ノーム!イエローフェアリー!」

 

ブルーベル「水の妖精♪ウンディーネ♪ブル〜フェアリ〜♪」

 

アスカ「炎の妖精!サラマンダー!レッドフェアリー!」

 

リナリー「風の妖精 シルフィード グリーンフェアリー」

 

ひな子「花の妖精!ピクシー!ピンクフェアリー!」

 

氷麗「雪原の妖精!ジャックフロスト!シルバーフェアリー!」

 

ナオヤ(へぇ〜ダイレンジャーみたいにバラバラな順番の名乗りか〜)

 

ダクネス「正義を貫く女性戦士!」

 

フェアリーズ『妖精戦隊!フェアリーズ!』

 

ルーダ「くそぉ〜!!今更ノコノコと集まりあがってぇ!!」

 

翼を切られて飛べなくなったルーダは、フェアリーズに怒りをぶちまける。

 

ダクネス「言っただろ!『そのうち来る』とな!」

 

ダクネスが言うとルーダは「こんのぉ〜」と怒る。

 

ダクネス「最初から合体技行くぞ!」

 

ダクネスの声にフェアリーズは『OK!』と答えてエレメントバリスタを作る。

 

ダクネス「ランドエレメント!小石の連鎖!」

 

ダクネス「Lady's Go!」

 

迫撃砲(エレメントバリスタ)が(ズドンッ!)と音を立てて砲弾を発射すると、砲弾はそのへんに落ちてるような小石になってルーダの頭に当たる。

 

ルーダ「あいたっ!...あぁ?ふざけてんのか!!こんなもん!」

 

ルーダは「おりゃ!」と言って小石を蹴ると、小石はピンボールみたいにそこら中を跳ね返り、近くにいた風船おじさんに当たった。

風船おじさんが風船を離した。

 

ルーダ「あ?」

 

空へと飛んだ風船を近くを飛んでいたカラスが(パンッ!)と割る。

するとその音を聞いて驚いた窓清掃作業員が器材を落とした。

 

ルーダ「ん?」

 

その器材は下に置いてあったシーソーみたいに斜めおきの板に衝突して、もう片部に置いてあったバケツを吹っ飛ばす。

 

ルーダ「あり?」

 

そのバケツには洗剤が入っており、ルーダの頭に(バシャッ!)と被さる。

 

ルーダ「あ〜!!」

 

ルーダは洗剤で目をやられてパニックにおちいり、走り回って道路に飛び出して...

 

キキィーッ!!ドンッ!

 

トラックに跳ね飛ばされる。

 

ルーダ「あー!!!」

 

??「グアウ!」

 

ルーダは目が回りながら何かに衝突する。

 

ルーダ「あ〜...あ?」

 

バケツが取れて視界が晴れた。

ルーダがぶつかったのは、人型のトカゲ『リザードマンデデウム』だった。しかも何故かボロボロ

 

ルーダ「ん?...デデウム?...なんでこんなとこに?」

 

すると

 

??「ユニコォーン!チャァージィングゥアタァーック!」

 

と言う音声が聞こえ、ルーダは「ん?」と音のする斜め上を見る。

 

そこには(ワン) 留美(リューミン)が変身する仮面ライダーアンジェルスがユニコーンフォームでの必殺技『ユニコーンチャージングアタック』と言うライダーキックをリザードマンデデウムに行っている最中だった。

 

ルーダ「うそぉ〜ん!!」

 

ルーダはリザードマンデデウムと共に爆発した。

 

留美「あら?さっきのって...」

 

留美(仮面ライダーアンジェルス)はそのまま帰った。

 

そしてルーダは巨大化(翼は戻っていない)

 

アスカ「毎回うっとうしい!」

 

アスカ達は妖精を呼んでフェアリーオーに乗って戦う。

 

ナオヤ「んじゃあ俺も」

 

神《待つのじゃ》

 

ナオヤ「ん?」

 

神《今度は統一感出すのじゃぞ?》

 

神様は俺に念を押す。

俺は「はいはい」と答えて伝説を呼ぶ。

 

ナオヤ「来い!...と言いたいとこだが...」

 

神《あぁ...どうやら『あ奴だけでは無い』ようじゃな?》

 

ナオヤ(ああ)

 

俺の視界の先には10体ほどのミンミンを率いた、『別の』ネゲルビア怪人がいた。

どうやらルーダは囮で『こっち』が本体みたいだ。

 

ネゲルビア怪人の見た目はバルキー星人みたいだ。

 

ネゲルビア怪人「クックック〜よしお前ら!ルーダが妖精共を相手してる間に制圧するぞ!」

 

ミンミン『ジー!』

 

そうは問屋が卸さないよっと

 

俺は火縄大橙DJ銃(仮面ライダー鎧武の銃)を召喚して、ハイテンポモード(マシンガンモード)にしてミンミンを撃ちまくる。

 

ドドドドド!

 

ミンミン『ジー!!!』

 

ネゲルビア怪人「な!?誰だ!?」

 

ナオヤ「ま、通りすがりのスーパーライダーだ」

 

ネゲルビア怪人「スーパーライダー?...あ〜なんかそんな奴がいるって話し有ったな〜」

 

ナオヤ「まあいい...とっととやられろ!」

 

俺は火縄大橙DJ銃をローテンポ(大砲モード)にしてネゲルビア怪人に撃ち込む。

 

ズドンッ!

 

ネゲルビア怪人「うぉっと!あぶね〜」

 

ネゲルビア怪人「ここは消えます!」

 

するとネゲルビア怪人の色素が抜けて透明になる。

 

ナオヤ(マジか!?)

 

ネゲルビア怪人『へっへ〜ん!どうよ!見えねぇだろ!』

 

声だけはするが確かに場所がわからない。

 

ネゲルビア怪人『おらっ!』

 

俺は突然ドゴッ!と殴られる。

 

ナオヤ「ぐはっ!」

 

ネゲルビア怪人「ほらもういっちょ!」

 

また殴られる。

 

ナオヤ「ぐっ!」

 

ナオヤ(調子に乗んじゃねぇ!)

 

ナオヤ「ゴーカイチェンジ!」

 

俺はモバイレーツを出して『とある戦隊』になる。

 

モバイレーツ「メェーガレンジャァー!」

 

俺が変身したのは【メガレンジャー】のメガイエローだ。

メガイエローには『デジカムサーチ』と言われるヘルメットのデジカメを使うことによって『目に見えないものを写す』能力がある。

 

ネゲルビア怪人「隙ありぃ!」

 

ネゲルビア怪人はイキがって攻撃して来たが、『まる見え』なので右腕に着いた『バトルライザー』と言われるメガレンジャーが持っている強化ブレスレットの『01モード』のスイッチを押す。(01〜03まである)

01モードの機能は打撃攻撃(パンチ・チョップ)の強化である。

 

ナオヤ「ライザーパンチ!」

 

強化パンチをくらったネゲルビア怪人は「なんでぇ!?」と言いながら吹っ飛び、その瞬間に透明化が切れて元の姿が出てくる。

 

ネゲルビア怪人「ぐへぇ...」

 

ナオヤ「トドメだ」

 

俺はもう1回バトルライザーの01モードのスイッチを入れて、メガイエローが使える技『ブレードチョップ』をネゲルビア怪人に食らわせて倒した。

意外なことに巨大化しなかった。

 

ナオヤ(...あれ?ちゃんと倒したよな?)

 

神《そのはずじゃ》

 

ナオヤ(うーん...とりあえず死体をそのままにするのもあれだし焼却するか)

 

神《それがいいのう》

 

俺は仮面ライダー響鬼の音撃棒烈火を出してネゲルビア怪人の死体を燃やす。

ネゲルビア怪人は跡形もなく消えた。

ちょうどフェアリーズの戦闘も終わり戻ってきた。

今回は分からないこともあったが、無事に終わったようだ。

 

ダクネス「ゼウス...今回は、ありがとう」

 

ナオヤ「気にするな、俺はライダーと戦隊の味方だからな...いつでも助けに行くさ」

 

ダクネス「ふふっそうか」

 

リナリー「ねぇ」

 

リナリーの声がいつもと比べてメチャクチャ冷えてたから俺は「んっ!?ど、どうした?ぐ、グリーンフェアリー」とビビりながら返事をした。

 

リナリー「さっきダクネスのことイエローフェアリーじゃなくて........................ナマエデヨンデタワヨネ?」

 

ナオヤ(ひぃいいいいい!!)

 

ナオヤ「い、いやその...だ、ダクネス本人がそう呼べと言ったからな...「リナリー」ん?」

 

リナリー「私のこともグリーンフェアリーじゃなくてリナリーって呼んで!」

 

ナオヤ「あ、あぁ...分かった...リナリー」

 

リナリー「うん♪宜しい♪」

 

そして俺はフェアリーズメンバー全員を名前で呼び捨てしていい権利を得たのだった。

 



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突撃!友の師

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十香(仮面ライダープリンセス)side

 

ブォォオオン!(バイク音)

 

私の名は夜刀神十香だ!

今日もシショーに稽古してもらい、デデウムが出てきた時に向けてパトロール中だ!

 

十香「ふんふんふ〜ん♪」

 

ベータ「あらあら十香ちゃんご機嫌ですね〜」

 

留美「何かいい事でもありまして?」

 

十香「うむ♪今日もシショーから稽古してもらったんだがな!シショーの連撃を防げたのだ♪シショーも喜んでくれてな♪」

 

ベータ「へぇ〜十香ちゃんのお師匠様ですか〜」

 

留美「少し...気になりますわね♪」

 

十香「うむ♪2人も会ってみるか?」

 

ベータ&留美『えぇ♪」......楽しみだぜ」

 

 

 

 

 

ナオヤ(スーパーライダーゼウス)side

 

 

 

 

十香が『友達』を連れて帰ってきた。

 

ベータ「お邪魔しま〜す♪」

 

留美「失礼致します」

 

ナオヤ(......マジなベータと(ワン) 留美(リューミン)じゃん...)

 

俺は内心動揺した。

十香(俺の正体を知らない)と、ひとつ屋根の下で暮し...フェアリーズ(俺の正体を知らない)のメンバーに加えてもらって色々と慣れたつもりでいたが、そもそもベータと(ワン) 留美(リューミン)の2人とは未だ進展がない!!

 

ベータ「へぇ〜あなたが十香ちゃんのお師匠様ですか〜?」

 

突然ベータが覗き込む感じで顔を近づける。

 

ナオヤ「え?...まぁ...////」

 

ベータは「ふ〜ん」と言うと、おっとりした表情から一転して目付きなどが変わった。

 

ナオヤ(っ!?...来る!!)

 

その瞬間ベータは握り拳を俺の腹目掛けて殴り掛かって来た。

俺は少し下がって、両手でベータの拳を包んで握手する。

 

ナオヤ「や〜や〜十香のお友達なだけあって元気な子だね〜」

 

俺は必死に作り笑いをしてベータと握手する。

 

十香は気づいてなかったようで他所を見てたが、ベータも留美も驚いた表情になっていた。

 

ベータ「あ、あら〜ごめんなさい...」

 

ベータは俺の手を振り払って謝る。

 

ナオヤ「い、いいって!むしろ俺こそセクハラ紛いなことしてゴメン!」

 

十香「む?2人ともどうかしたのか?」

 

落ち着きの無い俺たちに十香が訝しげに聞いてくる。

 

ナオヤ「え?あ、あ〜大丈夫だから...な!?」

 

ベータ「え?っ!えぇ!そうですね!」

 

留美「まぁ何事もありませんでしてよ」

 

十香「むぅそうか...それならお互い自己紹介だな!」

 

ナオヤ「お、おぅ...俺は明石 直也だ」

 

ベータ「ナオヤさんですね!私は江野継(えのつぎ) 代美(よみ)って言います♪Aの次のBの読み方であだ名はベータって言います♪」

 

ナオヤ「ベータちゃんだね?宜しく」

 

俺が挨拶するとベータは「はい♪」と言って、おっとりした笑顔を見せる。可愛い。

 

十香「シショー、ベータはこう見えて荒々しい時があるから気をつけるんだぞ」

 

十香が心配して俺にひそひそ声で言ってくれる。

うん!知ってる!そのへんも踏まえて好きになった子だもん!

 

留美「では最後は(わたくし)ですわね♪(わたくし)の名は(ワン) 留美(リューミン)、十香さんの友人でしてよ♪」

 

お、おぅ...俺は留美のお嬢様な仕草の挨拶にドキッとしてしまった。

 

十香「むぅ〜シショー!玄関に立ってないで早く中に入るぞ!」

 

ナオヤ「え?あ、あぁ!ごめんごめん、さぁ!入って入って!」

 

ベータと留美はクスクスと笑っている。

ほんと可愛い!目の前に好きになったアニメキャラ3人がいるなんて!!しかも神様が用意したけど俺ん家に来てる!

 

神《まぁ〜お前ん家じゃから》

 

ナオヤ(ま、まぁそうだけどさ)

 

ベータ「ナオヤさんは、どんな経緯で十香ちゃんのお師匠様になられたんですか?」

 

神様と念話してると急にベータが話してきて俺は「え?」としか言えなかった。

 

十香「うむ!それはだな!」

 

十香は俺との出会いを語った。

内容は俺の知ってる内容プラス『俺の記憶にない脚色』だった。

確かに俺は十香を助けてお姫様抱っこして逃げたけど...

 

十香「シショーはナイフを持った不良連中を一瞬で制圧してな!それはもう惚れ惚れとするほど鮮やかでな!」

 

ベータ「へぇ〜」

 

留美(ふむふむ)

 

事態の収拾がつかなくなる前に俺は「待て十香」と言って止める。

 

十香「む?なぜ止めるのだシショー?ここからシショーが敵の増援から私を抱えて逃げるとこというのに!」

 

ベータ&留美『へぇ〜』

 

ナオヤ「ベータちゃん留美ちゃん、十香が言った内容は『だいぶ』脚色されてるから」

 

ベータ&留美『え!?』

 

十香「な!?どこが間違ってるのだシショー!」

 

最近『シショー』が『シドー』と聞こえてくる時がある。

 

ナオヤ「確かに十香を助けたけど相手の不良は2人だけだし、ナイフも片方しか持ってなかった上に増援なんか誰も来てないよ」

 

俺の発言にベータ達はジト目で十香をみる。

 

十香「あ、アハハ...違ったかな?」

 

ナオヤ「だいぶな」

 

十香「し、しかし!シショーは忍者みたいに私を...お、お姫様抱っこして塀の上を走ったぞ////」

 

十香は照れて目線を泳がせながら真実を言う。

 

ベータ「で、今度はどれくらい合ってますかぁ?」

 

ベータはヤレヤレと言った感じで俺に確認してくる。

 

ナオヤ「あ〜今度はちゃんとあってる////」

 

俺は頬をポリポリ掻きながら言う。

 

ベータ「あら〜!ごめんなさいまた十香ちゃんの妄言かと思っちゃいました♪」

 

ベータは『取っちゃった♪』の時みたいなテヘペロをする。可愛い

 

十香「も。妄言とはなにごとk...っ!」

 

十香が言いかけるタイミングで、俺の脳内にデデウムが現れた情報が流れる。恐らく十香達仮面ライダーもそうだろうと見ると3人とも表情が険しい感じになっている。

俺はフォローするために3人に「大丈夫か?」と言う。

すると3人は(はっ!)となる。

 

 

ナオヤ「...ちょっと急用を思い出したから買い物にでも行こうと思うんだが...留守を任せてもいいか?」

 

十香「あ、あぁ!すまないシショー!私も出る用事があるから家の鍵は閉めといて大丈夫だぞ!」

 

2人もコクっと頷く。

ベータ達は『お邪魔しました』と言って十香と出ていく。

 

ナオヤ(さぁ〜て)

 

神《ショータイムじゃな?》

 

ナオヤ「あぁ!」

 

俺の腰にゼウスドライバーと腕にゼウスチェンジャーを出して

スーパーライダーゼウスになる。

 

ゼウスチェンジャー『レンジャーチェーンジ!』

 

左手でゼウスドライバーのスイッチを押す。

 

ゼウスドライバー『ライディングセット!』

 

ナオヤ「ライディングチェンジ!」

 

掛け声と共にゼウスチェンジャーをゼウスドライバーにかざす。

 

ゼウスチェンジャー&ドライバー『『コネクトクリア!ゼ〜ウ〜ス』』

 

ナオヤ「よっしゃ!」

 

俺はバイクに乗って向かう。

 

 

【病院】

 

病院に重症の男性が搬送されてきて、しばらくして亡くなった。

その瞬間に男性は真っ赤に光り、『生き返った』

突然の事にオペを行なっていた先生や看護師の人は驚いた。

男性は辺を見回して状況を理解すると(ギュルルルル)とお腹がなり、医師達を見て舌なめずりして怪人となり、一瞬でオペ室は真っ赤に染った。

怪人は病院内の人を片っ端から食べていき怪人は『進化』した。

進化した怪人の見た目は、頭から2本のぶっといツノを生やした岩みたいな筋骨隆々とした3メートルくらいの怪人【オーガデデウム】だった。

 

オーガ「ウウ...腹減ッタ...」

 

ブォォオオン!

 

オーガ「ン?」

 

そこに仮面ライダーに変身した十香達が到着した。

 

ベータ「うわっ!おっきいですね〜」

 

十香「確かにな」

 

十香はオーガデデウムを観察する。

 

十香「体が大きいから足元を狙って体制を崩させるのがいいだろう......なるべく遠距離から仕留めるぞ!」

 

留美「承りましてよ」

 

ベータ「おっけー♪」

 

オーガ「ナンダァ?...テメェラァ」

 

オーガの一言に十香達は驚愕した。

デデウムが喋ったのである。

 

フェニックス《十香!アイツは『進化態』だ!》

 

十香(進化態?)

 

フェニックス《多くの命を摂取して強くなった個体だ...進化態のデデウムはゼウスの時のミノタウロスなんか目じゃない強さだ》

 

十香「っ!?」

 

十香は更に驚愕する。

ベータや留美も同じだった。

 

十香「くっ!...あの牛には負けたが今度のには負けん!」

 

ベータ&留美『え?』

 

十香(そうだ...私にはシショーからの教えが沢山ある!速い相手、デカい相手、硬い相手、武器を持った相手色んな時での対応があるのだ!)

 

十香「勝てないからと逃げたらもっと多くの人の命が消えるぞ!!」

 

ベータ「十香ちゃん...ちっ!わぁ〜たよ!やってやるぜ!」

 

留美「えぇ♪」

 

??「なら手伝おう」

 

突然の声に仮面ライダー達は『え?』と声の主を見た。

ゼウスだった。

 

留美「っ!ゼウス!」

 

十香「何用だ」

 

ゼウス「正義の仮面ライダーの助太刀だ」

 

ゼウスが答えるとベータが「助太刀だぁ?笑わせんじゃねぇ!」と言ってゼウスに襲いかかろうとしたら、彼女の相棒であるフェンリルから《待て!ベータ!》と言われる。

 

ベータ(もぉ〜なによぉ〜)ぷく〜

 

フェンリル《ゼウスはミノタウロスを倒せるほどの相手だ、この3人『だけ』で戦うより生存率が確実に高い》

 

ベータ「ちっ!...分かったわよ〜...宜しくお願いしま〜す」

 

実にお願いする気がないお願いだがゼウスは「分かった」とだけ答える。

 

オーガ「オイ金ピカァ...無視シテンジャネェ!」

 

オーガデデウムはゼウスに殴り掛かる。

 

ゼウス「ピンクフラッシュ」

 

ゼウスはとあるスーパー戦士の名を言うと、ゼウスの体はまるで重力が無くなったかの如くフワッと浮かんで、空中で何度かクルっと回ってオーガの攻撃を避ける。

 

オーガ「オリャァ!タァッ!アタレェ!」

 

十香「ゼウスに集中している内に撃つぞ」

 

十香の作戦に2人も頷き、それぞれ遠距離の武器を使ってオーガの足を狙う。

 

十香(仮面ライダープリンセス)はフェニックスフォームの状態で飛び上がり、自身の武器フェニッシャー(いつもは剣の姿)を銃モードにしてオーガデデウムに撃ち込む。

 

ベータ(仮面ライダーファング)はフェンリルフォームの状態で、ネイルカッターと呼ばれる篭手に着いた爪で、カマイタチを放つ。

 

留美(仮面ライダーアンジェルス)は元のユニコーンフォームからペガサスフォームとなって十香と一緒に飛行しながら弓で攻撃する。

 

オーガ「ガァァァア!!!鬱陶シイ!」

 

あまり効いた様子はなく、オーガデデウムはただ寝る時に聞こえる蚊の羽音程度にしか感じてなかった。

 

十香「くっ!」

 

ベータ「んだよあんの硬さはよぉ...」

 

留美「とんだ筋肉お化けですわね」

 

オーガ「ウルサイ!オレハオ化ケジャナクテ、オーガダ!!」

 

ゼウス「...オーガ...か」

 

ゼウスは頭の中でとあるベルトをイメージする。

するとゼウスのベルトがゼウスドライバーから暗いピンクのベルトに変わり『カードを入れる』

 

ベルト「カメンライド!」

 

十香「む?」

 

留美「ベルトが」

 

ゼウス「変身っ!」

 

ゼウスがカードを入れたベルトの両橋を押し込むと、ベルトは「オーガ!」と鳴ってゼウスの周りに金色の線が流れて変身した。

見た目は全身黒いスーツで、流れた線の部分は金色のままで目元の複眼(ゴーグル)は赤い姿【仮面ライダーオーガ】となる。

 

『エエエエエエエエ!!?』

 

その時デデウムも仮面ライダー達も驚いた。



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歩く日曜朝の特撮図鑑

今回は...とりあえず切ります!


【病院】

 

仮面ライダーオーガに変身したゼウスにデデウムも味方ライダーも驚いていた。ゼウスは仮面ライダーオーガの武器『冥界の剣(オーガストランザー)』と言う剣にミッションメモリを差し込んで長剣モードにしてオーガデデウムに切り掛る。

 

ゼウス「ふっ!」

 

オーガデデウム「グオッイタァ!」

 

さすが劇場版のメインダークライダーなだけあり、オーガデデウムの太いツノを切り落とす。

 

オーガデデウム「アァー!ツノガー!!」

 

ニョキっと切られたツノが戻る

 

オーガデデウム「戻ッター!?」

 

ゼウス「...マジか」

 

なんという再生能力だろうか、ゼウスは「だったら!」と言って別のカードをベルトに入れて変身した。

 

ベルト「カメンライド!」

 

ベルト「アマゾン!」

 

するとゼウス(仮面ライダーオーガ)の目が赤く光って変身した。

 

見た目はライダーと言うより怪人な姿のマダラオオトカゲのライダー【仮面ライダーアマゾン】に変身する。

 

十香「なっ!?」

 

ベータ「え?...怪人?」

 

フェンリル《あれは怪人では無い...アレはアマゾン、仮面ライダーアマゾンだ》

 

ベータ「アレ仮面ライダーなの!?」

 

仮面ライダー達はそれぞれの契約神獣達から話を聞いて、アマゾンがライダーだと知って驚く。

 

ゼウス(仮面ライダーアマゾン)「キキィー!」

 

オーガデデウム「エ?マタ変ワッタ?」

 

ゼウスはオーガの疑問を無視してアマゾンの必殺技を使う。

 

ベータ「ファイナルアタックライド!ア!ア!ア!アマゾン!」

 

ゼウス「ダイーセツーダァーン!」

 

仮面ライダーアマゾンとなったゼウスは、自身の腕に着いたヒレカッターでオーガデデウムを縦に真っ二つに切断する。

 

オーガ「ギャァアアア!!!」

 

更にゼウスはもういっちょっと横にも切り、オーガデデウムはまるで紙の如く、右上・左上・右下・左下に4分割されて、爆発した。

 

ゼウス「ふぅ〜」

 

十香「お、おい...大事無いか?」

 

ゼウスが「ん?」と見ると、恐る恐るな感じで夜刀神十香(仮面ライダープリンセス)が聞いてくる。

ゼウスは「あぁ、問題ない」と返事する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーガ「あ〜痛ぇ〜」

 

オーガデデウムが復活していた。

 

ライダー's『えっ!?』

 

オーガ「お前ぶっ飛ばす」

 

さっきよりも日本語が上手くなったオーガデデウムはゼウス(仮面ライダーアマゾン)に殴り掛かる。

若干速度やパワーもあがっていた。

 

ゼウス「クソっ!4分割でダメなら!...っ!」

 

ゼウスはカードをベルトに入れて変身する。

 

ベルト「カメンライド!鎧武!」

 

ベルト(ロックシード音声)「オレンジアームズ!花道!オンステージ!」

 

ゼウスの上から巨大オレンジが降りてきて、ゼウスの頭に被さって鎧となるライダー【仮面ライダー鎧武】に変身する。

 

十香「また変わった」

 

留美「いったい...何人いるのよ...」

 

だがゼウスの変身は終わらない。

 

ベルト「フォームライド!鎧武!スイカ!」

 

ベルト(ロックシード音声)「スイカアームズ!大玉!ビックバン!ヨロイモード!」

 

ゼウス(仮面ライダー鎧武)の頭上に巨大スイカが現れてゼウスは、押し潰されたようにスイカの中に入り、巨大なスイカアームズのヨロイモードとなってオーガデデウムと同サイズになる。

 

ベータ「デカっ!?」

 

十香「お、おぅ...」

 

ライダー達は驚いて尻込みする。

 

そして

 

 

ベルト「ファイナルアタックライド!ガ!ガ!ガ!鎧武!」

 

ベルト(ロックシード音声)「スイカスカァッーシュッ!」

 

スイカアーマーのゼウスからオーガデデウムに向けて巨大なスイカエフェクトが飛んで行き、オーガデデウムを動けなくする。

 

オーガ「うっぐ...」

 

ゼウス「輪切りにしてやるぜ!!」

 

ゼウスは鎧武スイカアーマーの武器『スイカ双刃刀』と言う薙刀で、オーガデデウムを乱切りして切り刻む。

 

するとオーガデデウムのいた所から真っ赤な果汁が吹き出して爆発する。

 

ゼウスは元に戻ってしばらく見てから「...よし!」と言う。

 

留美「...むちゃくちゃですわ」

 

十香「...だな」

 

ライダー達は若干引きつつも今度こそ大丈夫だと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

だが

 

 

 

 

オーガ「ぐあぁぁああ!!!」

 

 

ライダー's『しつこい!!』

 

その時、謎の4つの光がオーガの背後に現れた。

 

十香「むっ?」

 

??1(20代くらいの女性)「あらあら〜確かに再生能力『だけ』は高い子ね〜」

 

??2(チャラそうな高校生)「だろ?俺の見立てに間違いはねぇって」

 

??3(同じくチャラそうな高校生)「でもコイツ知能はメチャ低くね?」

 

??4(小学生くらいの少年)「まーまー...それでも『進化態』だからさ」

 

ベータ「ん?」

 

十香「なんだ?お前たちは」

 

女性「あ〜それはね〜...はっ!」

 

女性は右腕を『変身』させてライダー達に火の玉を放った。

 

ライダー's『うわっ!?』

 

オーガ「あ?なんだてめぇら」

 

少年「ま、一言で言えばキミの仲間だよ」

 

オーガ「仲間?」

 

チャラ男1「そーそー」

 

すると4人が『怪人』に変身した。

 

女性の見た目は翼を生やしたトカゲっぽい見た目の怪人【ドラゴン】

 

チャラ男1は頭はライオンで胴体は毛深く尻尾がヘビみたいな怪人【マンティコア】

 

チャラ男2はポケモンのレジロックみたいな岩石のロボットみたいな怪人【ゴーレム】

 

少年は背中から翼を生やした上半身はワシ、下半身はライオンみたいな怪人【グリフォン】

 

それぞれがデデウムとなった。

 

ゼウス「なっ...」

 

留美「くっ...」

 

ベータ「マジかよ...」

 

十香「コイツら全員がデデウムか...」

 

オーガ「お、おぉ!仲間だ!でもどうして?」

 

グリフォン「あ〜キミをね〜スカウトしに来たんだ〜」

 

オーガ「スカウト?」

 

マンティコア「そそ、お前も俺たちと同じ『進化態の上の存在』になったからね〜」

 

十香「進化態の...上?」

 

フェニックス《言うなればレベル3だ。通常のデデウムでは有り得ないような固有スキルを持った上位種ということだ》

 

十香「なるほど...」

 

オーガ「こんだけいればアノ金ピカも怖くねぇ!皆んなでやっちまおうぜ!」

 

ドラゴン「はぁ?なに私に命令してるワケ?」

 

ドラゴンデデウムの言葉にオーガデデウムは「え?」と言う。

 

ゴーレム「お前...自分の立場わかってないみたいだから言うけどさ〜」

 

 

ゴーレム「新入りの分際で舐めたこと言ってんじゃねぇよ」

 

オーガ「え?えぇ〜俺たち仲間なんだろ?」

 

グリフォン「仲間だよ...でも僕達に命令するのは違うんじゃないかな〜って」

 

マンティコア「ま、そういうことだからちょいとココは撤退と言う事で」

 

ゼウス「ん?撤退するのか?」

 

マンティコア「ん?あぁライダーくん達ゴメンね〜ちょっと新入り歓迎会すっからこの勝負無かったってことでヨロ〜」

 

十香「勝負?...んまぁ勝負...なのか?」

 

ゼウス「おい!乗せられんな!」

 

丸め込まれそうな十香によく言うと何処ぞのピンクみたいに可愛く「はっ!」となる。可愛いけど今はそれどころじゃない!

 

ドラゴン「ていうことだからバイバーイ♪」

 

ゼウス「な!待て!」

 

オーガを含めてデデウムは消えた。

 

ゼウス「クソ!そうはさせるか!!」

 

ゼウスは変身する。

 

ベルト「カメンライド!オーディン!」



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時を超えた鬼退治

【病院】

 

ベルト「カメンライド!オーディン!」

 

ゼウスは仮面ライダーオーディンに変身する。

 

十香「もうヤツは何処かに行ったのだぞっ!今更何を!?」

 

ゼウスは「こうする」と答えてカードを入れる。

 

ベルト「アタックライド!タイムベント!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【少し前の病院】

 

 

オーガデデウム「ナンダァ?...テメェラァ」

 

ライダー3人『!?』

 

時間が巻戻り、オーガデデウムはカタコトの日本語となる。

 

十香「くっ!...あの牛には負けたが今度のには負けん!」

 

ベータ&留美『え?』

 

十香「勝てないからと逃げたらもっと多くの人の命が消えるぞ!!」

 

ベータ「十香ちゃん...ちっ!わぁ〜たよ!やってやるぜ!」

 

留美「えぇ♪」

 

ゼウス「だったら手伝うぞ!」

 

ベルト「カメンライド!響鬼!」

 

ゼウスは現れるのと同時に紫の炎に包まれて【仮面ライダー響鬼】となってオーガデデウムに音撃棒烈火と言う太鼓のバチ型の武器で殴り掛かる。

 

オーガ「ナ!?ナンダテメェ!」

 

十香「その声...ゼウスか!?」

 

ベータ「え?でも見た目違くない?」

 

留美「しかしアレはゼウスですわね...何故だか『そう感じる』気がしまいますわ」

 

十香「確かに」

 

ゼウスは「はあっ!はあっ!」と音撃棒烈火でオーガデデウムを叩いていき、少し距離をとって音激棒烈火に念を込めて炎を灯し、オーガに炎を放つ。

 

ゼウス「はあっ!」

 

ゼウス(切ってダメなら燃やすまで)

 

オーガ「ウワッ!アチィー!」

 

オーガは暑がってはいるが大したダメージにはなっていなかった。

 

ゼウス「クソっ!」

 

オーガ「イキナリ出テ来テナンナンダテメェハ!!」

 

ゼウス「燃やしてダメなら!カクレンジャー!分身!」

 

するとゼウスの後ろから左右に同じゼウスが現れて、ゼウスが5人になった。

 

十香「なっ!?」

 

留美「増えちゃいました」

 

オーガ「エ?エ?...アリ?」

 

ゼウス×5『数で押切る!』

 

ゼウス達は、それぞれスーパー戦隊や仮面ライダーが持つ武器を出してオーガに攻撃する。

 

ゼウス1「メロディタクト!」(ファイブマンの武器)

 

ゼウス2「ピンクリボン!」(ゴーグルファイブの武器)

 

2人のゼウスがロングリボンの付いた武器を使って、オーガデデウムの両腕を左右から拘束する。

 

オーガ「ヌアッ!?動ケナイ!」

 

ゼウス3「ゲキワザ!ホウホウダン!」(ゲキレンジャーの獣拳技)

 

ゼウス4「ゾルダ!シュートベント!」(仮面ライダーゾルダの巨大な主砲)

 

ゼウス5「G4!ギガント!」(仮面ライダーG4の4連装ロケットランチャー)

 

拘束されたオーガデデウムを遠距離攻撃で3人のゼウスが攻撃する。

オーガデデウムは「グワァ!」と叫んで爆発する。

 

ゼウス4「...どうだ」

 

ベータ「流石に倒しちゃったんじゃない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが

 

 

オーガ「うがぁぁあああ!!痛えじゃねぇか!」

 

またオーガデデウムは日本語が流暢バージョンになって復活した。

 

ゼウス5「クソっ!何かてはないのか!?」

 

そんな時だった...

 

ゼウス1が3階の病室窓に置かれた怪獣のソフビを見つけた。

 

ゼウス1「...っ!!そうだ!皆んな!!」

 

ゼウス2〜5『ん?』

 

ゼウス1が「アレ!」と言って病室のソフビを指さす。

そしてゼウス達は一同に『あ〜』と納得する。

 

ベータ「え?え?...なに!?」

 

ゼウス2「こういうことだ!!」

 

ゼウス's『ゴーカイチェンジ!』

 

ゼウス達はゴーカイジャーの変身アイテム『モバイレーツ』で変身する。

 

モバイレーツ『タァーイムレンジャー!』

 

ゼウス5人がタイムレンジャーに変身した。

 

ベータ「え!そんなのもありなんですかぁ!?」

 

十香「ここまで来ると清々しいな」

 

仮面ライダー達が感想を言うと、ゼウス達に動きが出た。

 

ゼウス(タイムレッド)「ボルブラスター!」

 

ゼウス(タイムピンク)「ボルスナイパー!」

 

ゼウス(タイムブルー)「ボルランチャー!」

 

ゼウス(タイムイエロー)「ボルバルカン!」

 

ゼウス(タイムグリーン)「ボルパルサー!」

 

ゼウス達(タイムレンジャー)は、それぞれの巨大火砲『ボルユニット』を召喚する。

 

そしてその5つのボルユニットを合体させる。

 

ゼウス's(タイムレンジャー)『完成!ボルテックバズーカ!』

 

ゼウス(タイムピンク)「ターゲット!」

 

ゼウス(タイムレッド)「ロックオン!」

 

ゼウス(タイムレッド)「プレスリフレイザー!」

 

ゼウス(タイムレッド)の掛け声と共にボルテックバズーカから零下270度の加圧超低温光弾(プレスリフレイザー)と呼ばれる対象を圧縮冷凍(小型のフィギュア化させる事、相手はその状態だと時間が止まっている)させる弾を発射する。

 

オーガ「グッ...アアア!!」

 

オーガデデウムに弾が当たり、しばらく悶えたあとにオーガデデウムは小さなフィギュアになる。

せっかくタイムレンジャーになったので、タイムレッドのゼウスが圧縮冷凍したオーガデデウムの回収がてら、タイムレンジャーのゴーグルの機能『クロノサーチ』でオーガデデウムを見て分析する。

 

ゼウス「なるほど...」

 

十香「な、何がなるほどなんだ?」

 

ゼウス「コイツの体内の細胞には切断されても磁石のように、くっ付いて再生出来ると言う力を持ってるようだ」

 

十香「なんと!?」

 

留美「まぁ!」

 

ゼウスは圧縮冷凍したオーガデデウムをタイムレンジャーの専用カプセルに入れて回収した。

 

??1「あーあ...やられちゃったよ」

 

突然の声に仮面ライダー達は『え?』と声のした方を見る。

 

ゼウス(来たか)

 

??2「あれれ〜おっかしぃな〜」

 

??3「ま、雑魚だしいっしょ!」

 

??4「はぁ〜無駄足だったわね〜」

 

そこにいたのはタイムベントで戻る前にも現れた進化態のデデウム4人だった。

 

十香「なんだ?お前ら」

 

ゼウス「下がってろコイツらは進化態のデデウムだ」

 

ゼウスの説明に仮面ライダー達は『え!?』と驚く。

 

ドラゴン「へぇ〜私たちのこと知ってるんだ〜」

 

ゴーレム「これは意外」

 

マンティコア「ま、関係ないけどね〜」

 

ゼウス「歓迎会は失敗だな」

 

ゼウスのセリフに少年の見た目をしたグリフォンが「ま〜仕方ないね〜」と言ってピカーと突然光る。

その光にライダー達は『うわっ!』と怯む。

そんな時にドラゴンデデウムが「バイバーイ♪」と言った気がした。

視界が晴れると、デデウム達はいなくなっていた。

 

ゼウス「結局逃げるのか...」

 

これで時間は変えられた。

 

 

 

 

 

十香「そ、その...今日は助かったぞ!」

 

留美「助かりました」ペコッとお辞儀をする。

 

ベータ「...ありがと」

 

ゼウスは「気にするな」とだけ言って消える。

 



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SMART SCRATCH

十香いや10日も待たせましたm(_ _)m
今回はヒーローはいても変身は無いです


【自宅】

 

オーガデデウム戦が終わり、十香は学校に行ってるので今家の中には俺だけとなった。

 

ナオヤ「神様...」

 

神《ん?なんじゃ?》

 

ナオヤ「俺ってさ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナオヤ「『無職』だよね?」

 

俺はえらく溜めて神様に言った。

 

神《ん?お前にはスーパーライダーゼウスと言う立派な職業があるじゃろ?》

 

ナオヤ「あーいや...そんなブレイドみたいなのじゃなくてもっとさぁ...『世を忍ぶ仮の姿』的なヤツ」

 

俺が言うと神様は《あ〜》と言う。

 

神《確かに考えてみれば今のお前には、それらしい職業が無いのう》

 

ナオヤ「でしょ?だからバイトとかでも始めた方がいいのかなぁ〜て」

 

俺が部屋の天井を眺めながら言うと神様から《その必要は無い》と言われた。

 

ナオヤ「...なんで?」

 

神《今お前がスーパーライダーゼウスとして活動出来るように会社を作った。これでお前はちゃんとした正社員のヒーローだ!》

 

ナオヤ「...は?...はぁ!?」

 

 

 

 

【SMART SCRATCH 社】

 

ナオヤ「......でけぇ」

 

俺は会社の前で全体像を見ていた。

SMART SCRATCH 社は見ため的には、どこか飛電インテリジェンスみたいな大企業感があり、人通りも多すぎるくらいいた。

会社の中にはオシャレなカフェなども設立されていて俺にとっては場違い極まりない所だった。

すると会社の自動ドアが開いて中から1人の女性が出てきた。

 

ナオヤ「!?」

 

俺は驚いた。出てきた女性は【ONE PIECE】のボア・ハンコックだったからだ。

ハンコックがレディーススーツを着ている。

ヤバい...恐らく俺は想像してるよりも遥かに脂汗を垂らしているだろう。

 

ハンコック「明石直也くんね?」

 

ナオヤ「は、はい!」

 

ハンコック「ふふっ♪社長が中で待っているわ」

 

ナオヤ「はい!え?...社長?」

 

 

 

 

 

【社長室】

 

社長「や〜や〜待ってたよナオヤくん」

 

ナオヤ「ん?神様?」

 

社長は指をパチンと鳴らして、俺をゆびさす。

 

社長「いぐざくとり〜!」

 

ナオヤ「相変わらずの発音をしたExactlyですね」

 

社長「はははそう言うな言うな」

 

神様は一通り笑い終えて

 

社長「ようこそ!SMART SCRATCH 社へ!」

 

と言う。

『SMART SCRATCH 』通称SSは、神様が作った創業10年(らしい)と言う新しい会社だが、業績やら何やら色々デカいことをしている。

後日談になるが十香に伝えると。

 

十香『おぉ!シショーはそんな大企業の社員だったのか!!』

 

と言っていた。

それほどまでに凄い会社らしい。

 

社長「これからキミの活躍はウチでサポートするから存分に戦いなさい」

 

ナオヤ「は、はい!」

 

こうして俺、明石 直也は異世界でちゃんとした職を手に入れた。

 

 

 

 

 

しばらくして

 

 

 

 

 

 

ナオヤ「おはようございます!」

 

通行人のおじさん「はい、おはようね〜」

 

俺はSSのクリーンボランティア課に務めることになり、現在は挨拶運動がてらのゴミ拾いである。

クリーンボランティア課とは外に出てゴミ回収を行ったり、契約企業の清掃や修繕箇所などを見つけて国に報告した後、作業を行うと言う部署だ。

なぜ俺がココに配属になったかと言うと、パトロールも出来ていざネゲルビアやデデウムが現れても対処出来る職だからだそうだ。

 

ナオヤ(確かに自由だな)

 

ある意味バイトのような職業だが、これでちゃんとお金が貰える。

ちなみに怪人討伐をすると別途で貰える。

 

 

 

そんな時だった

 

 

 

??「ドロボウ!!」

 

と叫ぶ女性の声がした。

 

ナオヤ(マジか!)

 

俺はゴミ回収用のゴミ袋とゴミ拾い用トングを持って、急いで声のした方に向かう。

 

 

 

 

 

 

【声のした所】

 

俺は声のした方へ到着すると、ひったくりと思しき男性と

 

 

アスカ「人のものを盗んでんじゃないわよ!」

 

ブルーベル「そーだそーだ♪」(なんか楽しんでる)

 

残り4人『......』

 

妖精戦隊フェアリーズの6人が対峙していた。

 

男「っ!うるせぇ!そこをどけ!」

 

男は一括する。

 

アスカ「どかないわ!その人から盗んだものを返して警察に自首しなさい!」

 

さすがはアスカだ。一切怯む様子がない。

ひな子ちゃんは可愛くオロオロしてた。

 

男「くっ!女だからって知らねぇぞ!!」

 

男は逆上して懐からナイフを取り出して刺しに行った。

さすがにアスカ達も驚いた。

 

アスカ「やばっ」

 

俺はアスカと男の間に割り込んで前に立つ。

 

アスカ「え?」

 

男「んぁ?」

 

突然出てきた俺に、男は驚いた。

俺はその隙をついて、ゴミ回収用のトングで男の手を(バチンッ!)と叩いてナイフを叩き落とす。

 

男「いって!」

 

ナオヤ「人のモン盗むだけじゃなくて...女にまで手ぇ上げてんじゃねぇ!!」

 

俺は男に説教する。

 

男「っ!ざけあがって!」

 

ナイフを失っても男は襲いかかる。

 

男「おらっ!」

 

すると俺の心臓がドクン!と強く動き、頭の中に神様とは違った人の声が聞こえた。

 

??《お前の心意気...フンッ!実に泣けたでぇ!》

 

ナオヤ(今の声って)

 

すると俺は殴りかかってきた男の拳を掴んで(グイッ)と男を軽々と持ち上げた。

 

男「え?...う、うわっ!お、降ろせ!」

 

??『なんだぁ?落としてくれだって?』

 

男「い、言ってないだろ!降ろせっつったんだよ!!」

 

??『あ〜♪『投げ捨ててくれ』っつったんだな〜』

 

男「い、言ってねぇよ!!お願いだから助けて!!」

 

??『う〜ん...っ!そうや!ハンマー投げとかしてみんのもいいかもな〜』

 

男は青ざめる。

 

男「え、え...冗談だよな?」

 

??『ふふん...マジやで』

 

男は少し高く放り投げられた後に足を掴まれて、ハンマー投げ同様にグルグル回られる。

 

男「うわぁぁぁ!!!」

 

ナオヤ(ちょ、ちょっと!お前『キンタロス』だろ!?)

 

キンタロス《ん?なんや〜?お前さん俺のこと知ってんのか?》

 

ナオヤ(う、うん...電王のイマジン)

 

俺が言うとキンタロスは愉快そうに《そうや!》言って回転速度をあげる。

 

男は既に失神していた。

 

ナオヤ(ちょ!ストップ!ストップ!)

 

キンタロス《んぁ?》

 

キンタロスは大人しく止まってくれた。

体がだいぶふらついた。

 

そんなこんなでお巡りさんが来て事情聴取の末に男は窃盗及び銃刀法で逮捕された。

気が付くと俺に憑依してたと思われるキンタロスは、いなくなっていた。

 

ナオヤ「ふぅ〜」

 

アスカ「ね、ねぇ」

 

俺はアスカから声をかけられた。

 

ナオヤ「ん?」

 

アスカ「あの...さっきは、ありがとう...ございます」

 

そう言ってアスカはペコッと頭を下げる。

アスカに続いてフェアリーズのブルーベルを除いた皆んなが『ありがとうございます』と言って頭を下げてきた。

 

ナオヤ「いやいや!頭下げなくていいから!」

 

ブルーベル「みゅ〜アナタって強いのね!ね〜ね〜私とバトルしてよ♪」

 

リナリー「ちょっ!ブルーベル!」

 

ナオヤ「すみません...仕事中なので、自分はこれにて」

 

アスカ「あ、待って!せめてお互いの名前くらいは知っときましょ!私はアスカ・ラングレーよ!アスカって呼んでちょうだい!」

 

ナオヤ「あ〜はい」

 

ナオヤ(すんごい知ってる)

 

ナオヤ「宜しくお願いします。明石 直也です」

 

アスカ「ナオヤね♪ありがと♪」

 

そして青・黄・緑・ピンク・シルバーの順番で名前と呼び方を教えて貰った。

 

 

 

 

 

 

しばらくして

 

 

【自宅】

 

神《ふぉっふぉっふぉ〜♪ついに『知り合い』になれたの〜♪》

 

ナオヤ「...」

 

神《うん?黙ってどうした?》

 

ナオヤ「うぉー!!!」

 

俺は天高く両手を上げて叫ぶ。

 

神《な、ナオヤ?大丈夫か?病院いくか?》

 

ナオヤ「大丈夫です!俺は平気です!単純に嬉しいから叫んでんです!」

 

そんな時に十香が『シショー!ただいまだ!』と帰ってきた。

 

ナオヤ「おぉ!十香!おかえり!!」

 

十香「お、おう...シショーはいつにも増してご機嫌だな」

 

ナオヤ「おう!なんか色々行けそうな気がしてくるほど今の俺はご機嫌だぜ!」

 

十香が若干引きつつ『そ、そうか!シショーがご機嫌なのは弟子として私も嬉しいぞ!』と言ってくれた。ええ子や(泣)

 

俺は何となく水を飲む。

 

テレビ『次のニュースです。魔帝国ネゲルビアの幹部と思しき怪人が、別テレビ局をハイジャックしました。』

 

ナオヤ「ブフォー!!」

 

俺は盛大に吹き出した。



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魔の番組(ナイトメア・プログラム)

めっっっっっちゃ久々に投稿します!


ブオーン!

 

俺はニュースになっていたネゲルビア幹部が占拠したと思われるテレビ局に向かっていた。

 

神《ついに来おったか...》

 

 

俺は道中に変身して、テレビ局に到着する。

 

 

 

 

 

【テレビ局内】

 

入り口の段階でネゲルビア戦闘員のミンミンが『お出迎え』してるあたり、確実な状況だった。

 

ナオヤ「お前たちの相手をしてる暇は無い!」

 

俺はバイクから飛び降りて頭の中でとある武器を唱える。

 

ナオヤ(オートバジン!)

 

すると俺が乗っていたバイクが仮面ライダーファイズのオートバジンに変わり、さらにバトルモードである人型へと変形してミンミンにホバー移動しながら突っ込む。

 

ミンミン「ジー!?」

 

ナオヤ「撃て!」

 

俺の合図とともにオートバジンは、腕のホイール型ガトリングガンを(ブォーンッ!!)と発砲する。

 

ミンミン『ジー!!』

 

ミンミン達は爆発する。

だがいつも10体くらいだったミンミンだが、増援でまた10体現れる。

 

ナオヤ「しつけぇぞ!」

 

俺はディエンドライバーを出して、仮面ライダーを数名呼び出す。

 

ディエンドライバー『カメンライド!ダブル!オーズ!フォーゼ!ウィザード!ガイム!ドライブ!ゴースト!エグゼイド!ビルド!』

 

ナオヤ「2期スペシャルだ!」

 

ディエンドライバーのトリガーを引くと、9人の平成2期ライダーが現れてそれぞれのスタンスでミンミン達を一掃し始める。

俺は、その隙にテレビ局内に入ってリーダー格のネゲルビアを探す。

 

ナオヤ「くそっ!...どこだ...」

 

??「俺をお探しかな?」

 

ナオヤ「ん?」

 

俺は声のするほうを見ると、そこには両手がハサミじゃないバルタン星人がいた。

 

ナオヤ「なんだ...お前は」

 

シャキラ「俺の名は『シャキラ』魔帝国ネゲルビアの幹部だ」

 

ナオヤ「そうかい、ならお前を倒せば解決だな!」

 

俺は仮面ライダークウガのタイタンソードを召喚してシャキラに切りかかる。

 

ナオヤ「おらぁっ!」

 

その時

 

??「ウォーターガン」

 

(パシュバシュ)と俺目掛けて何かが飛んできて、俺は避ける。

 

そして撃った相手を見る。

 

妖精戦隊フェアリーズのブルーフェアリーことブルーベルだった。

 

ナオヤ「ブルーフェアリー!」

 

先ほどの攻撃はブルーベルのウォーターガンのようだ。

 

シャキラ「今度は外すな」

 

ブルーフェアリー「はい」

 

ブルーベルはウォーターガンを俺に向けて発砲してきた。

 

ナオヤ「なっ!?」

 

ブルーフェアリー「スプラッシュバルカン」

 

ウォーターガンから多数の水弾が発射される。

俺は咄嗟に回避する。

その瞬間、後ろから合流して来たディエンドライバーで呼び出したライダー達に当たり、彼らは一瞬でやられて消えた。

 

ナオヤ「なんだと!?」

 

シャキラ「むはははは!どうだゼウスとやら!俺の手にかかれば妖精も手篭めに出来てしまうんだよ…撃てぇ!」

 

シャキラの号令にブルーフェアリーがウォーターガンを再び連射する。

 

ナオヤ「うおっ!」

 

今度は当たってしまい、俺はテレビ局の外まで吹っ飛ばされる。

 

ナオヤ「いっつつ…っ!?」

 

俺は起き上がると今度はダクネスことイエローフェアリーがランドアックスを持って、俺に斬りかかってきた。

 

ナオヤ(操られてるのか!?)

 

ナオヤ「おい!イエロー!しっかりしろ!」

 

イエローフェアリー「うるさい!死ねぇ!」

 

イエローフェアリーの馬鹿力で振られた斧の威力は凄まじく、俺は回避するので、手一杯だった。

 

そこにシャキラが高笑いを上げながら現れた。

 

シャキラ「むはははは!どうだゼウスよ!『元』仲間の手によって散るがいい!」

 

ナオヤ(くそぅ!汚ぇことしやがって!)

 

俺がどうしようかと迷っていると後ろから「ランドアックス!」と声がした。

一瞬(背後を取られた!)と思ったが、イエローフェアリーは目の前にいる。

 

その瞬間、俺の背後から『もう1人』のイエローフェアリーが現れて、目の前のイエローフェアリーと戦いだした。

 

ナオヤ(あ!あのイエロー!にせものか!)

 

 



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