あくのカイリキー (茜 空)
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あくのカイリキー

とある方の見てみたい意見をもらってチャレンジしてみました。
補足。外見はBWの研究員(♀)を想像してもらえれば。あの知的美人が快楽堕ちしてアヘ顔晒してイきまくる様子をお楽しみください(ゲス顔



 遺伝子の組み替えを行い、強大な戦闘力と凶暴な心を植え付けられた恐ろしいポケモンがいる。

 実はこの個体が誕生するにあたり、研究のために改造されたポケモンがいた。そのポケモンは廃棄されるはずだった。だが、ある研究員によってこっそりとロケット団地下アジトに移され、研究、改造を続けられていた。

 やがてそのポケモンはここでも廃棄処分される事が決定された。しかし、その決定が実行されるより前に事件は起きた。

 

 

———————————————————————

 

 

「ほう、侵入者か」

 

 ロケット団地下アジトの研究ラボ区画。そこで侵入者を知らせるアラーム音を聞き、一人のはぐれ研究員(♀)が呟く。このはぐれ研究員こそ、こっそりとこのアジトにポケモンを移した張本人だ。

 はぐれ研究員はまだこの時、危機感など微塵にも感じていなかった。ロケット団は巨大な組織であり、この地下アジトは広く、団員も多い。

 しかし、予想外のことは起きるもの。その侵入者は破竹の勢いで進撃を続け、とうとうこのはぐれ研究員のいる区画まで迫ってきたのだ。

 はぐれ研究員は焦った。もしここに到達され、敗北すればどうなるのか。ではそうならないようにするにはどうしたらいいか。そこでふと、廃棄処分が決定されたあのポケモンを思い出す。

 

 あいつを使えばこの状況を打破できるかもしれない。

 

 どうせ処分されるものだ。ならばせめて自分の役に立って処分されるべきだ。それに自分が研究、改造したポケモンがいかに優秀かを見るいい機会にもなる。素晴らしいアイデアだと自画自賛したはぐれ研究員は、そのポケモンを解放するために動きだす。

 そしてポケモンは目を覚まし、開放された。この時代に存在しない、そしてこのポケモンが絶対に持つはずのないタイプ「あく」を持って。

 

「おはようカイリキー、我が叡智の結晶よ。私がお前の母であり、トレーナーだ」

 

 はぐれ研究員は開放したポケモンに話しかける。だが。

 

「っぐぅっ!?」

 

 カイリキーはかけられた言葉に一切耳を貸さず、はぐれ研究員を壁に押し付けて拘束した。

 

「ちっ、やはり本能の赴くままの獣と変わらんか」

 

 そしてその行動をはぐれ研究員は読んでいた。凶暴な心を持たせた結果、知性を感じる行動を取らなかったためだ。

 

「フーディン!バリヤード!」

 

 なのであらかじめポケモンをボールから出し、エスパータイプのポケモンを使って強制的に侵入者と戦わせようと考えた。しかし彼女は知らない。このカイリキーにエスパーの技が通じないことを。

 目的を達成したと確信していたはぐれ研究員だが、カイリキーの力は一向に弱まらないことに気づく。

 

「どうした?フーディン、バリヤード!」

 

 かくとうタイプに強いエスパー、それに保険も兼ねて2体のポケモンで対処しているのだ。それなのにカイリキーにその効果がまったく見られない。はぐれ研究員が少し焦り始めた時、カイリキーが不敵に笑った。はぐれ研究員の心音のレベルが一つ上がる。そして気づく。まさかこいつ、効いてない?と。

 はぐれ研究員の顔色が目に見えて変化したその時、カイリキーは笑みを深めた。そして。

 

 ドンっ!!!

 

 カイリキーから黒い衝撃波が放たれ、2体のポケモンは簡単に吹き飛ばされあっさりと戦闘不能になった。

 

「馬鹿な!格闘タイプの技一つでエスパータイプがあっさり戦闘不能だと!?しかもあの技はなんだ!見たことも聞いたこともない!」

 

 それはのちに「あくのはどう」と呼ばれる技で、知らないのも当然のものだ。

 

「ヒィっ!?」

 

 現在拘束されてる事実と現時点で自分に打つ手がないこと、そして未知の恐怖がはぐれ研究員を襲う。そしてそれは失禁という失態へと発展した。だがはぐれ研究員はそれどころではない。なんとか助かる道はないか必死になって考える。

 そしてその間にも事態は進むのである。

 

 ビリィっ!

 

「ひっ!」

 

 カイリキーは現在、腕一本ではぐれ研究員を拘束している。そして今、空いてる手の一つがはぐれ研究員の白衣の下にあった服を下着ごと破り捨てたのだ。

 露わになったのは、豊満で成熟した肉体。実はこのはぐれ研究員は二十歳を過ぎたばかりでまだ若い。そのみずみずしい身体がカイリキーの目の前に晒された。

 

「なっ!?」

 

 はぐれ研究員も女の端くれ、身体を見られた恥ずかしさで一瞬恐怖を忘れたが、同時に思い出した記憶が彼女を絶望へと叩き落す。

 このカイリキーは、とあるポケモンを生み出す(・・・・)ための改造実験体だ。つまり、性欲を持ち、籠絡させ、孕ませられる能力を持っている。それは女として最悪を意味した。そしてその最悪の絶望は現実となってはぐれ研究員に牙を剥く。

 

 カイリキーはニヤニヤしながら自由な3本の腕をはぐれ研究員の性感帯へと伸ばし、弄びだした。豊かな胸はカイリキーの逞しい手によって様々に形を変え、蹂躙される。そして下の秘所も強引に太い指を受け入れさせられる。

 

「痛っ!」

 

 当然そんな愛撫で経験の少ないはぐれ研究員が感じ、濡れるはずもなく痛みに襲われる。痛みと嫌悪感から、今精一杯できる強がりでカイリキーを睨みつけるが、それはカイリキーの欲望の火に油を注ぐ結果にしかならなかった。

 胸を弄っていた腕の片方が、はぐれ研究員の顔を顎クイで持ち上げる。その顔は割と美人と言っても差し支えないくらいには整っていて、睨む顔が逆に唆る。

 カイリキーはその顔を快楽で歪め、染め上げたいと強く思った。

 そう、このカイリキーには自我があるのだ。知性を感じない行動は、いつかスキができた時、こちらを警戒させないため。そしてその悪知恵は実を結び、今の結果を生み出した。

 カイリキーは獲物を前に舌舐めずりをして、その唇を奪った。

 

「んんっ!?」

 

 そして強制的に舌をねじ込み、無理矢理唾液を送り込み、その口内を舌で楽しむ。

 抵抗は無意味だった。力で勝てないはぐれ研究員は、閉じた口を強引にこじ開けられ、口内に舌が侵入され、なす術なく唾液を飲まされた。

 舌を噛み切ってやろうとしたが、非力な彼女の力ではそれも叶わず、逆に太い舌で口内を好き勝手に貪られた。その小さな口や舌が、大きくて力強い口や舌に何度も何度も絡め取られ、嬲られ、従わされる。

 そうしてる間に彼女に変化が現れ始めた。

 

「んっ♡」

 

 はぐれ研究員は身体の奥から何か疼くようなものを感じた。そして陵辱され続けている口や舌が、甘い痺れを訴えてくる。頭はモヤがかかったようにぼーっとしてきて、どんどん思考力を奪う。

 実はカイリキーの体液は媚薬になっていて、その効果が出始めたのだ。そう、女を籠絡させるという女にとって脅威の能力が彼女の身体を侵食し始めた。

 

「んん……♡ちゅっちゅっ♡ヂュルルルルルッ♡」

 

 いつしか彼女はカイリキーの口や舌を受け入れ、自らも積極的に口づけをし、舌を絡ませる。その度に彼女はカイリキーの唾液によって内から改造され、より快楽に弱い身体へと変えられていく。

 ある程度はぐれ研究員の口を堪能したカイリキーはゆっくり唇を離す。口から覗くお互いの舌から伸びる一本の線が細くなって切れた時、はぐれ研究員は我を取り戻した。そして快楽を感じた事、自らが望み、進んで快楽を享受した事実に大きなショックを受けた。だが事態はもっと最悪だった。彼女は気づかないうちに引き返せない所まで身体を侵食、改造されてしまっていたのだ。

 

「あっ♡」

 

 気づいた時にはもう遅い。彼女がキスに夢中になってた間にも唾液は流し込まれ続け、胸や秘所もどんどん快感を感じるように改造されてしまっていた。

 そのうえでカイリキーの愛撫も続いていて、改造された性感帯はさっきまでとはうってかわってあっさりと開発されてしまった。そして弱点が増え、それを全部知られてしまっていた。

 乳首は快感を求めてこれでもかというほどに固く尖り、来たる衝撃を今か今かと待ち構えている。

 秘所は既にカイリキーの太い指を二本飲み込み、嬉しそうに愛液を垂れ流している。

 彼女は再び快楽の海へと放り込まれ、深く、深く沈められていく。

 だがはぐれ研究員はまだ達してはいなかった。はぐれ研究員の反応をしっかり観察し、学習していたカイリキーが快楽は与えつつも決して達さなように加減していたからだ。

 そして一つの確信を持ったカイリキーが、はぐれ研究員の腕の拘束を片方だけ外し、その手を自分のパンツの中へ強引に入れる。

 

「……熱くて、硬くて、おっきぃ……」

 

 逃げ出せる可能性のあるチャンスに彼女は気づかない。それどころか熱に浮かされたような目と、期待してるような呟きとともにパンツの中で怒張したそれを確認するかのように弄る。

 その様子を見たカイリキーは、残った2本の腕で乳首と秘所、それぞれの弱点に強めの衝撃を与えた。

 

「あ゛っ♥」

 

 その一撃で達せるほど、快楽の波は溢れるギリギリで止められ、そして快楽に弱い身体に改造、開発されてしまっていた。

 彼女の身体が快楽で震え、一気に力が抜ける。

 カイリキーはそのタイミングで彼女を開放した。はぐれ研究員に今、逃げ出せる千載一遇のチャンスが到来したのだ。

 だがカイリキーには逃げ出さない、いや、もう逃げ出せないという確信があった。

 達して身体に力が入らず、へたり込んでしまった彼女の前にパンパンに膨らんだ股間を突き出す。

 

「あ……♡」

 

 彼女は差し出されたそれから目が離せなかった。そしてそこから香る独特の匂いが彼女の脳内を犯し、理性を陵辱する。

 そしてゆっくりと手を伸ばし……その凶器が眠っている封印を自ら解いてしまう。

 ブルン!という音が聞こえそうな勢いで凶器が姿を表す。凶器は反り返りながらも天を向き、とても大きくて逞しく、禍々しい。

 

「あぁ……♡」

 

 封印を解いたことにより、香りはより濃密に辺りに漂った。そしてはぐれ研究員はその匂いと強い存在感に完全にやられてしまい、まるで操られているかのように引き寄せられていく。そしてそれが目の前にまで近づいた時。

 

「もうだめ♡」

 

 彼女の中の抵抗の最後の砦が陥落した。

 それも無理のない話だ。ただでさえその手の経験が少ないのに加え、性的快感を知ったのも初めてなのだ。耐性がなさすぎた。そこへ強烈な快楽を無理矢理身体に教え込まされれば、敗北は目に見えていた。

 はぐれ研究員はその凶器に頬ずりをして、先っぽに軽くキスをする。それはまるで身体を捧げ、隷属を誓う儀式のようだった。

 それから彼女は躊躇うことなくその凶器に舌を這わせ、咥えて、飲み込んだ。

 

「レルーっ♡ヂュルルルっ♡ジュポッ♡ジュポッ♡」

 

 そして半分ほどしか咥えられなかったことも気にせず、いきなり激しくしゃぶりだした。いや、むしゃぶりつく、と言った方が正しいか。その顔は恍惚とし、嬉々としてその行為を行う。

 彼女の口内には先程自分を狂わせた香りが口いっぱいに広がっていた。美味しいわけがない。少しツンとして、どちらかと言えば臭いと表現できるその香りは、今の彼女には最高に美味であり、癖になる味だった。

 もっと。もっとこのエッチな味のするコレを味わい尽くしたい。

 その想いがさらに彼女にその凶器を激しくしゃぶらせる。

 

 どんどん激しくなっていく彼女の口の奉仕と快感に、カイリキーはかなり満足していた。自分を好き勝手に改造し、都合が悪くなれば廃棄、挙句に自分のいいように戦わせようと画策したバカ女が今、自分の前でひれ伏し、股間に顔を埋め、奉仕をしている。

 最高だ。最高に気分がいい。

 そしてその気持ちはすぐに射精感という形で身体に現れた

 カイリキーはそれを解放する直前、はぐれ研究員の頭を掴み、股間に押し付けた。

 

「モガっ!?んぶううっ♥ングっ♥ングっ♥ングっ♥」

 

 押し付けられた直後は苦しかったが、それからすぐに訪れた熱い本流が喉奥を直撃、それが凄まじい快感をたたき込んできて、彼女はそれだけで軽くイってしまった。しかもその本流は、感覚を置いて何度も何度も送り込まれてくる。その度に彼女は甘イキしながらその毒を口に溜め、味わい、飲み込む。

 やはりこの体液も特別製だった。性に直接関係のある体液だけに、催淫効果も強く、身体に及ぼす影響も大きい。そして中毒性も。

 結果、はぐれ研究員は内臓すらも快感を感じる器官へと変えられ、口も秘所と変わらない快感を得てしまう卑猥で下品な性感帯へと作り変えられてしまった。

 

「んぉっ♡ヂュルルルルルッぢゅぱっ♡ぢゅぱっ♡」

 

 長く訪れた本流が途切れてもなお、彼女はおしゃぶりをやめなかった。それどころか。

 

「ヂュルルルルルっ♡ングゥゥィィィィ♥ジュルっ♡ぢゅぱっ♥」

 

 口で快感を得られるようになったことでさらに激しくなり、時折甘イキするようになった。その姿はまるで餌を貪るメスブタ。そんな行為に及ぶまで彼女は身も心も堕とされていた。

 

「ちゅぽっ♡……え?なんで止めるの?もっと!もっとしゃぶらせて!」

 

 しかしカイリキーは彼女を股間から引き剝がした。それが不満だったはぐれ研究員はカイリキーの足にしがみつき、自身でも気づかない下品でいやらしい言葉を平気で使い、懇願する。

 カイリキーはそんな彼女に冷たい視線を送り、突き飛ばした。

 

「きゃっ」

 

 後ろへと倒れ込んだはぐれ研究員に、ゆっくりとカイリキーのその巨体が覆い被さる。

 そこで倒れた衝撃と痛みで、はぐれ研究員が再び我に返る。だがもはやどうすることもできない。巨体に覆い被さられ、カラダには力が入らず、今も快楽の余韻がカラダの中を駆け回っている。

 そんな彼女の視線の先、自身の秘所には、禍々しいカイリキーの凶器が今にも自分を貫こうとしていた。

 彼女は恐怖した。だが、快楽に敗北し隷属した本能が、カラダが、あれを受け入れろと囁く。あれは自身を天国へと誘ってくれるものだと、逆らってはいけないものだと訴えてくる。そして彼女は……

 

 クパァ♡

 

 顔を恐怖に歪ませながらも、どこか期待するように顔を赤く染め、女として絶対にしてはいけないメスの服従のポーズをキめた。

 カイリキーはそれを見て邪悪に笑った。そして。

 

「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛♥♥」

 

 ゆっくり、味わうように彼女の膣内へ沈み、突き進む凶器。その先端、カサの部分が肉を掻き分けながら奥へ奥へと侵入していく。膣肉を削られ、抉られる度に彼女の視界は点滅し、何度も軽く絶頂へ連れていかれてしまう。そして、ようやく奥までたどり着いた時には彼女の意識は随分遠い所まで飛ばされてしまっていた。だが、彼女にとっての天国であり、地獄はここから始まる。

 カイリキーの凶器ははぐれ研究員の秘所には大きすぎた。隙間なく入り込んだそれはミチミチと音が聞こえてきそうなほど口はいっぱいまで広げられ、凶器もまだ半分程しか埋まっていない。しかしそんなこともお構いないに、カイリキーの凶器は活動を始める。

 

「あ゛っ♥あ゛っ♥あ゛っ♥あ゛っ♥」

 

 挿れるだけでも何度も絶頂へ連れていかれるほど弱体化した膣だ。もはやほぼ全体が弱点といっても過言ではないそこを、反り返った禍々しい凶器が遠慮なしに何度も往復する。はぐれ研究員はさっき以上の回数を絶頂させられてしまい、意識はさらに遠い所へ飛ばされて戻ってこれなくなる。

 だが彼女の身体は喜び、与えられる過剰な快楽に打ち震えていた。それはあるいは愛液、あるいは潮となって表現される。そして本体の意思など無視して勝手に身体を凶器に適応させていく。

 しばらくすると、彼女の膣はあの反り返った大きくて禍々しい凶器を全て膣内へ納めていた。何度も何度も往復する凶器に狭かった膣内は押し広げられ、調教され、フィットするまで拡張されてしまった。もう完全にその凶器を納め、気持ちよくするための専用の形に作り変えられてしまったのだ。そして……

 凶器が不意に動きを止めた。途端、膣内の奥、子宮が熱に襲われる。カイリキーに中で出されたのだ。

 繰り返し訪れるあついマグマのような熱が膣内を、子宮を染め上げる。そしてその衝撃で強制的に戻された意識に強烈な快楽を叩き込んだ。その最高の絶頂は脳に、身体に深く深く刻み込まれる。

 

「あ゛っ♥熱っ♥なにこれっ!?こんなの知らないっ♥こんなっ♥気持ちいいのっ♥知らないっ♥♥」

 

 挿れられて気持ちいい。ピストンされて気持ちいい。でも膣内に出されるのが一番気持ちいい。はぐれ研究員は、あの時の選択は間違っていなかったと思い知らされた。そしてあの反り返った大きくて逞しくて禍々しい凶器に、女の、メスの喜びを心と身体にしっかりと教え込まれた。

 その凶器が今、凶器たる所以を発揮する。その強力な催淫効果でただでさえ弱点であり、快感を感じやすいこの場所も類にもれず、弱体化し、改造してしまう。

 だがそれはこの凶器のおまけでしかない。この凶器の最大最悪の武器は精子だ。この精子こそが最後に残った、女にとって最悪で絶望な能力だ。

 この精子はポケモン、人問わず妊娠させることができる。しかも必ず母体と同じ種族の雌が生まれる。母体の種族を増やせるように改造してあるのだ。

 その精子がはぐれ研究員の膣内の奥、子宮へと放たれた。その凶悪な精子達は膣や子宮を改造しながら奥へと向かう。そして目的地へ到達すると無理矢理卵子を引きずり出し、その卵を蹂躙し、屈服させて着床してしまう。

 こうしてはぐれ研究員はその自らが自負する優秀な研究成果を自らの身体で受けることになってしまったのである。自らを快楽漬け、種付けされるという結果を持って。

 そしてまだはぐれ研究員の受難は終わらない。まだここは天国と地獄の半分も終わっていない。カイリキーの凶器はまだ全く衰えていないのだ。

 程なくして、はぐれ研究員の膣内で沈黙していた凶器が再び動き出す。ひたすら快楽を求めて、自分の欲望を満たす為に。

 

 数時間後。ある程度欲望を吐き出して満足したカイリキーは、ずっと繋がったままだった膣から自身の凶器を抜く。そこから大量の精子が溢れ出した。

 はぐれ研究員は膣内を抉られ続け、快楽に翻弄され、数え切れないほど絶頂させられ、何度も中に出されて意識を飛ばされた。身体は隅々まで改造されてしまい、普段から疼いて男を欲してしまう変態で淫乱なものにされてしまった。もう快楽には逆らえない。その快楽を与えてくれるカイリキーの所有物(モノ)になったのだ。

 カイリキーは自分の所有物(モノ)になった女を見下しながら邪悪に、満足に笑う。そしてまだ意識の戻らない女を担ぎ、侵入者も気づかなかった研究ラボを後にして、アジトから姿を消した。

 

 




うーん、同じような表現が多かったのは自身の反省点ですかね。
よかったら感想や評価お願いします。

11/19、評判が良かったっぽいのでもう1話やろうかと思います。が、連載抱えながら手をつけるので少々時間ください。がんばって今年中には投稿したいなぁと考えてます。


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魅入られる者たち

前回の反省を踏まえての投稿。それでも多いというツッコミは甘んじて受けます。修行中の身なので。反省し、理解し、次回に活かせばいいのだよ!(開き直り)


 ヤマブキシティ、格闘道場の地下にある秘密の特訓場。

 

「あっ♡あっ♡もうきもちよくしないでぇ♡まけるのがクセになる♡すきになっちゃうぅ♡」

 

 そこにはその歳には似合わない快感で蕩けた顔で喘ぐ少女がいた。

 快活そうな彼女はたまたまホウエン地方から武者修行のために道場へ来ていたバトルガールだ。しかしここの道場主から煽られ、挑んでしまった相手が悪かった。

 相手はポケモン、それもかくとうタイプであるカイリキーだった。何故かかくとうの技(・・・・・・)に弱いカイリキーだったが、地力が違いすぎた。それも当然の話だ。このカイリキーは、とある最凶ポケモンを作り出すための実験体。当然強さも計り知れない。

 ポケモンも自分も敗れ、腕力でねじ伏せられ、勝者であるカイリキーに敗者の自分がヴァージンを奪われ、カラダを貪られる。だが少女にとって1番辛いのは、それが今まで生きてきた中で1番気持ちいい(・・・・・)ことだった。

 負けるのは大っ嫌いだったはずだ。ヴァージンを奪われたのも、カラダをいいようにされるのも悔しくて仕方ないはずなのに。実際さっきまではそうだったのに。今はそれが気持ちいい。その事実は彼女にとって大きなショックであり、今までの価値観が揺らぎ、暴力的な快楽によってその思考を塗りかえられていく。

 

 

「フフ、価値観変わっちゃうくらい気持ちいいでしょう?わかるわ。私も同じだったもの」

 

 少女を組み伏せるカイリキーに抱きついている全裸の女性が妖艶に笑う。彼女こそこのカイリキーを生み出した親であり、研究、改造した1人であり、その能力によって価値観を壊され、変えられ、カイリキーの所有物(モノ)になったいわば最大の加害者であり、被害者だ。

 だからこそ分かる。女を堕とすその能力の凶悪さを。女が一度捕まれば、逃げる術はないと。あとは快楽で根底から作り変えられてしまうしかないと。

 

「たすけて♡たすけ……あ゛っっっ♥♥♥」

 

 ここにきて今日1番の快楽が彼女を襲う。カイリキーに腰を掴まれ、逃げ場のない状態で膣内の最奥、子宮に直接押し付けられながら射精されたのだ。敗者というのを嫌でも知らしめられる服従のポーズで貫かれ、そこから快楽の波状攻撃に晒され弱った彼女の身体と心にそれはまさに必殺の一撃、トドメだった。

 カイリキーの凶悪な精子は彼女の膣内、身体、思考と次々に作り変え、敗者の証を妊娠という形で子宮へと刻む。そして全てにおいて屈した彼女の身体は降参の合図を数メートルにも及ぶ盛大な潮という形で表現した。

 

「あ、あはは♥ボク、変えられちゃったぁ♥もうかてない♥だってまけたほうがきもちいいんだもん♥」

 

 アヘ顔を晒しながら彼女は呟く。その言葉は彼女が変えられてしまった証拠だ。今ここで彼女は生涯の負け犬に、カイリキーの所有物(モノ)なったのだ。痛みや苦しみには耐性があった彼女も、快楽には耐性がなく、耐えることができなかった。もっとも、あったとしても堕ちるタイミングが多少遅くなっただけだろうが。

 

「ようこそこちら側へ。歓迎するわ」

 

 その変化を見届けていた女性、はぐれ研究員が遥か遠くに意識を飛ばされた少女の頭を撫でる。

 

「でもそこはまだ入り口に過ぎないの。これからもっともっと気持ちよくされて、何度も何度もイかされて、この子の好みの心とカラダにされちゃうの。でもね、女に生まれよかったって思わせてくれる最高の時間(とき)よ。さぁ、女の幸せを存分に楽しんでいらっしゃい♡」

「あ゛っ♥」

 

 少女の全てを作り変えたカイリキーの凶器がその膣内で再びその猛威を振るいはじめる。はぐれ研究員の言った通り、少女の天国と地獄はまだ始まったばかりだ。

 

「羨ましい……あっ♡」

 

 少女を羨んでいると、逞しい腕が彼女を抱き寄せ、キスをする。彼女はそれを喜んで受け入れ、自分から抱きつきさらに激しく求めた。彼女の要望に応えるようにキスはディープで激しいものへとエスカレートし、彼女は恍惚とした表情を浮かべてゆく。

 さらにはバトルガールを相手にしてなお余る腕二本が、はぐれ研究員の身体を弄びはじめる。乳首を抓られ、膣内に強引に指を入れられるが、改造された彼女の身体には関係がない。むしろその痛みに似合った快楽が彼女を襲い、喜びとなる。彼女はすぐにその与えられる快楽に夢中になり、没頭した。

 

 2人の女を相手にしながら、カイリキーはこちらを伺っている人物にその顔を向け、邪悪に笑った。

 そう、その場にはもう1人、その一部始終を見届けた人物がいた。

 カラテ王。

 この道場の主であり、このカイリキーを匿い、少女を唆した人物。

 出会いはまだ数日前だが、鮮明に覚えている。彼は出会って一目でカイリキーの強さを見破った。そして自分では勝てないと悟った。しかし同時に惹かれた。その絶対強者の放つ不思議な魅力に。その力に。

 だから彼は危険を承知で自らの懐に匿った。そして自分の感じたものがどれほどのものか知りたかったために、1人の少女を唆し、犠牲にした。その結果が今、目の前でおきた全てだった。

 

「くくっ、笑ってやがる。お前、俺が試したのを承知だったな?」

 

 カイリキーに聞こえたかどうかはわからない。が、多分そのニュアンスの言葉は伝わっているだろうと彼は確信していた。彼が試したように、カイリキーもこの結果を持って彼を試したのだ。自分にとって有益か否か。どうやら合格らしい。そう、彼もまた笑っていたのだ。

 ふと彼は子供の頃に見たアニメ映画の1幕を思い出す。貧乏軍人の参謀が「かわいい化け物だぜ おめえは」と呟くシーン。それが今の状況とそっくりなのだ。

 あの日折れたはずの牙が、錆びついてたはずの野心が疼くのを感じる。そしてそれがうだつの上がらない敗北者に巡ってきた幸運か、はたまた破滅の罠か。だが自分の運命(チップ)をかける選択肢は決めた。もう、引き返すことはできない。

 

 

 

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「あらあら、もう終わり?だらしないわね」

 

 ヤマブキシティ、ジムの隣にある格闘道場。このむさ苦しい道場で、異彩を放つ少女が1人、威勢をあげていた。彼女は隣のジムから挑戦しにきたサイキッカーだ。だがそれは建前であり、本当は自分より弱い者をいじめて自分の嗜好を満足させるために来たのだ。

 

「大の男が揃いも揃って情けないわね。こんな小娘1人まともに戦うこともできないなんて。あー情けない。ナツメさんがが勝ってウチが正式なジムになって本当によかったわ。こんな弱小トレーナーばかりじゃ恥を晒すだけよ。もうある意味もないんだし、とっとと閉鎖した方がいいんじゃない?」

 

 こんな事を言われて男たちが悔しくないわけがない。だが実際に勝てない。相性が悪すぎるのだ。そのことを抗議してもきっと彼女は聞く耳を持たない。すでに何度もやって、「そんなの言い訳」と一蹴されている。ここの主であるカラテ王や隣のジムリーダーにも直訴した。しかしこちらも「放っておけ。すぐに飽きる」と聞く耳を持たず、隣のジムリーダーに至っては完全無視ときた。

 

「クソが!ガキが言わせておけばぁぁぁ!」

 

 とうとう我慢ができなくなった1人の男が襲いかかる。が。

 

「ユンゲラー、ねんりき」

「ぐっ!?」

 

 ねんりきによって動きを止められる。そして。

 

「そのガキに手も足も出ないあなたたちは何なのかしら?弱いっていうのは罪なことね。あーいやだ」

「ぐわっ!?」

 

 目の前で散々こき下ろされ、吹っ飛ばさて壁に激突、気を失った。

 

「さ、次の相手は誰かしら?まぁ誰が来ても結果は見えてるんだけど。なんなら全員でかかってくる?」

 

 全員でかかっても五分五分、下手をすれば負ける。男たちはそう感じた。だからこそ、男たちは自分達が情けなかった。厳しい修行に耐え、己を磨き、相棒のポケモンと一緒に精進してきた。それなのに隣のジムの下っぱトレーナーにすら束になっても勝てないかもしれない。それは今までの努力は全て無駄だと否定されることに等しい。

 男達のプライドや心が折れかかったその時、その声は響いた。

 

「あははっ。おねーちゃんバカなんじゃない?かくとうタイプがエスパータイプに特に相性が悪いこと知らないの?」

 

 道場の奥から出てきたのは先日、武者修行で訪れたバトルガールだった。だが色々様子がおかしい。一緒に出てきた白衣の美女と異様な雰囲気を持つカイリキーもそうだが、何よりおかしいのはこの少女。その幼い身体に似合わない女の色気やフェロモンを色濃く漂わせている。数日前とはまるで別人だ。

 

「あら、そんなの言い訳よ。それより何?その口の利き方。あなた目上の人に対する礼儀っていうのを教わらなかったのかしら?」

「へー。今までこの道場にいたみんなをバカにしてたバカなおねーちゃんはそんな事が言えるんだ。ボク知ってるよ。そういう人を「恥知らず」って言うんだよね?」

「喧嘩売ってるのかしら?弱いくせに」

「あ、頭の弱いおねーちゃんでもそれは理解できるんだ。でも正確にはそっちが売ってきた喧嘩だよ?」

「上等!泣いて謝っても許してあげないから!」

「あは♡それはボクの台詞かなー。敗北の味を知るといいよ。すっごく気持ちよくて、きっとクセになっちゃうから♡」

 

 彼女の最期の台詞、その後半は声が小さくて聞き取れる者はいなかった。

 

「行くわよ!」

「待ちなさい」

 

 まさに勝負が始まる瞬間、それを止める声が入った。声をかけたのはバトルガールやカイリキーと一緒に出てきた白衣の女性。

 

「何?今更やめようって言わないでしょうね?」

「もちろんよ。あなた、相当勝つ自信があるんでしょう?ならそのカラダ、かけても問題ないわよね?」

「はぁ!?あなた何言って」

「こちらはこの道場の存続をかけるわ」

「「「はぁ!?」」」

 

 この言葉には怒涛の展開についていけず、半ばギャラリーと化していた男達からも驚愕の声が上がった。

 

「あなたのその下品で大きな声がこちらまで聞こえてたわよ。いいでしょ?道場主さん」

「ああ。こいつが負けたらこの道場を畳んでやろう」

 

 いつのまにか来ていたカラテ王はバトルガールとカイリキーを指して許可を出す。普通なら絶対に受けない勝負。だがカラテ王はこのカイリキーが負ける気がしなかった。むしろ楽勝だと踏んでいた。

 

「いいわ。乗ってあげる。もし私が勝ったらこの道場を畳む。ありえない話だけど、もし私が負けたら私はカラダを差し出す。もう変更は許さないわ」

「いいわ。それじゃ始めましょう」

 

 男衆が不安な表情で見つめる中、今度こそ勝負が開始された。

 

「どいつもこいつもムカつくのよ!弱者は弱者らしくヘコヘコしてこっちの顔色伺ってればいいの!とっとと負けてて吠え面かきなさい!こんな弱小道場潰して二度と私の前に出てこれないようにしてあげる!ユンゲラー、ねんりき!」

 

 サイキッカーは勝利を確信していた。強そうに見えても所詮はカイリキー。エスパータイプの敵ではないと思っていた。そして残った生意気なバトルガールはさんざんいたぶってやろうと考えた。ついでにあの鼻持ちならない白衣の女と一緒に。

 

「宣言通り泣いて謝ったって絶対に許さない。あなたもそこの女も裸にひん剥いてここの男どもに姦させてあげる!私にカラダをかけさせたんだもの。あなたたちにもそれくらいの覚悟はあるはずよね?」

 

「ふふふ」

「あはは」

 

 敗北に絶望して許しを請うかと思いきや、返ってきた反応は真逆。まるでこちらを見下すような嗤い。それは彼女の癇に障った。

 

「何がおかしいの!もうあなたたちは負けたのよ?敗者は敗者らしく頭を下げなさい!」

「おねーちゃん、頭だけじゃなくて目も弱いの?よく見てみなよ?」

「はぁ?何を言って……」

 

 彼女はそこで信じられないものを目にした気分だった。かくとうタイプであるはずのカイリキーに、エスパー技が全く効いてないように見えたのだ。カイリキーは腕を組み、不気味に嗤っている。

 

「なっ、なんで効いてないの!?ユンゲラー!」

 

 ユンゲラーが手を抜いている。そう思ってそちらを向いてみれば、必死にねんりきを使いつづけるユンゲラーの姿。

 

ご主人様(マスター)、このばかなおねーちゃんにも敗北の味を、負ける快楽を教えてさしあげてください♡」

 

 それを聞いたカイリキーが笑みを深め、静かに、ゆっくりと歩き出した。

 

「ひっ!?」

 

 サイキッカーはここに来て一気に恐怖に陥った。エスパー技が効かない。即ちそれは自分が手も足も出ない事と同義だからだ。

 

「あらあら、どうしたのかしら?急に怯えたりして」

「あっははは。おねーちゃんの格好情けなーい」

 

 そこで彼女は2人がこのカイリキーにエスパー技が通じない事を知っていたと思い込んだ。知っていたのははぐれ研究員だけでバトルガールは知らないのだが。ただ共通しているのは、カイリキーに改造、作り変えられてしまった2人にはこのカイリキーが負ける場面を想像できないことだ。

 

「あっ、あなたたち卑怯よ!エスパー技が通じないポケモンを出してくるなんて!」

「あら?エスパー技が通じないタイプなんて存在しないでしょう?」

「それにもしそれがあったとしても問題ないよね?だっておねーちゃんはさっき道場の皆に言ってたじゃない。そんなの言い訳だって」

「そん…な……」

 

 そう、エスパー技が通じないタイプは存在しない。一般的(・・・)には。

 そして彼女は何より、自分の発した言葉によって、逃げ道を閉ざされた。もう彼女に、逃げ場はない。

 ゆっくりと、確実に迫る恐怖。

 

「い、いや……」

 

 その恐怖に耐えられず、震え、後ずさるサイキッカー。

 

「ふふ、なんだかあの時の私を見てるみたい」

 

 はぐれ研究員は初めてこのカイリキーに襲われた頃を思い出し、過去の自分の姿を重ね見る。同時にその時の快感を思い出してしまい、カラダが疼きはじめてしまった。

 

「ゆ、ユンゲ」

 

 サイキッカーは残された儚い希望を託し、相棒ポケモンの名を呼ぼうとしたが、言い終わる前にカイリキーの姿がかき消え、ユンゲラーが崩れ落ちる。

 

「か、からてチョップで一撃……ありえない」

 

 悪い夢を見ているようだった。かくとうタイプに強いはずのエスパーがかくとう技で、しかも威力も高くないからてチョップで一撃で倒されたのだから。だが彼女は勘違いをしていた。あれはからてチョップではない。あくタイプの技、つじぎりだ。カイリキーはそれを手刀で行ったのだ。もっとも、この時代に存在するはずのない技だ。勘違いして当然だった。

 これで彼女を守るものは何1つ残っていない。いや、自分自身が残ってはいるが、役に立たないのは本人が1番分かっていた。

 

「……ごめんなさい。私が、悪かったです。許してください」

 

 とうとう彼女は外聞もプライドも捨てて土下座した。いや、正確には恐怖で心が折れてしまったのだ。震えながら涙を流して、必死に地面に頭を擦り付けて懇願する。

 

「許してください。もう2度と、こんなことはしません。偉そうな態度もとりません。言い訳だなんて言いません。反省してます。だから、許してください」

 

 その言葉と姿は、ギャラリーと化していた男達にとってずっと望んでいた光景。散々好き勝手されたあの高慢な女が震えて泣きながら土下座。それはあまりにも情けない姿だ。今までの鬱憤を晴らし、仄暗い優越感を満たす最高の瞬間だった。

 

「あなた、勘違いしてるわ。私たちは別に謝罪を要求してたわけじゃない」

「おねーちゃんがかけたおねーちゃん自身に用があるんだよ。あ、泣いて謝ってもダメだよ。それはおねーちゃん自身がよく分かってるよね?」

 

 ここでも彼女は、自身の放った言葉に苦しめられることになった。

 

「すみません、許してください!お願いです!許してください!」

 

 それでも彼女は繰り返す。もはや自分が助かる道は、勝者の慈悲にすがることのみなのだから。

 そのカイリキーは、彼女の前で足を止める。そしてひれ伏す彼女の手を掴み、吊るし上げた。

 

「ひゅるして、ください、ひぐっ。ひゅるひてくだはい!」

 

 涙と恐怖で顔をくしゃくしゃにして、喋る言葉も覚束ない。そして彼女の下半身は、恐怖に耐えきれなかった代償が漏れ出ていた。

 

「わらし、まらしょじょなんれす。おねがいれす。ひゅるひてくらはい!」

 

 その言葉を聞いたカイリキーの顔が一層邪悪に歪む。そして得た戦利品を誇らしく掲げるように彼女を吊るしたまま、出てきた奥へと戻っていった。

 

「あ、待ってくださいご主人様(マスター)

「なかなかの獲物だったでしょう?だから、ご褒美をもらえないかしら?あの子見てたら前の自分と重なって疼いちゃって♡」

 

 2人の美女と美少女を侍らせながら。

 

 翌日。

 

「今までの横暴な態度と無礼の数々、本当にすみませんでした!」

 

 再び道場で土下座をするサイキッカーの姿があった。

 ただし、昨日とは違い謝罪している相手は、言葉通り散々横暴な態度をとり、自身の嗜好を満たすために侮辱し続けた男たちに、だ。

 男たちは困惑した。それも当然だ。今まで彼女から受けてきた数々の仕打ちを考えれば、どうやったらここまで変わるのか、と。

 それともう1つ。彼女から漏れ出す女の色気。昨日見かけた2人には遠く及ばないものの、一般から見たらかなり魅力的であり、それは昨日まではまったく感じられなかったもの。バトルガール同様まるで別人。これだけ変われば困惑も当然と言えよう。

 同時に、昨日味わったあの仄暗い優越感が蘇る。それも今度の土下座の相手は自分たちだ。満たされる。いや、もはや溢れ出してしまう。それは表情となって男たちに表れていた。

 その男たちの表情を見たサイキッカーはゾクッとした。悪寒や嫌悪感ではない。逆だ。カラダと心が期待してしまったのだ。

 前日、敗北した彼女はもちろん処女を奪われ、犯され、負ける快楽と男に屈する気持ち良さを散々叩き込まれた。もちろんその証を子宮に刻んで。価値観を壊され作り変えられた彼女は、下品な言い方をすれば、オチ○ポには勝てなかったよ。を地でいくメス。

 そんなカラダにされてしまった彼女が男たちから下卑た笑みで見られる。それだけで彼女は発情してしまう。乳首が硬く尖り、子宮は男の象徴を求めてキュンキュンと疼きはじめ、下半身をしっとりと濡らす。

 その結果、彼女からメスの濃厚な気配が溢れ出して辺りを包み、支配する。

 その気配は漏れなく男たちを刺激し、気がつくとほぼ全員が股間を盛り上げていた。今土下座をしているあのムカついてた女を見てるとムラムラする。目が離せない。今すぐ襲いかかって今までの鬱憤をあのカラダにぶつけてメチャクチャにしてやりたい。お高くとまってたあの顔を泣き顔と快楽でヒィヒィ言わせたい。そんな衝動が男たちの中でどんどん肥大化する。

 

 ゴクリ。

 

 誰かの唾を飲み込む音が聞こえた。

 そんな中、ゆっくり頭を上げたサイキッカーの顔は完全に発情したメスそのもの。紅潮し、目は潤んでトロンとしており、息は荒い。

 そしてそのままゆっくりと這うように目の前に男に、いや、男の股間へと近づいていく。その手を伸ばし、目的のものに触れた。

 

「今まで迷惑をかけた分、この大きくて逞しくて立派なオチ○ポで私にオシオキしてください。その怒りを私のカラダに存分にぶつけて恨みを晴らしてください。自分勝手で身勝手だった小娘の生意気マ○コに、鍛え抜かれた大人チ○ポで叱ってください。男に、チ○ポに勝てないとたくさんたくさん教え込んで2度と逆らえないようにしてください」

 

 こんな空気の中、そんな事を言われれば理性の崩壊など目に見えた結果だ。男たちは飢えた獣のようにサイキッカーに群がる。着ていた服は破かれ、カラダは弄ばれ、咥えさせられ、両手は握らされたまましごかされ、下の穴は前も後ろもずっぷり挿れられ貫かれた。

 

「オラっ、もっとしっかり咥えろ」

「おっぱい柔らけぇ〜」

「こいつこんな目にあってるのに乳首ビンビンだぞ。マゾなんじゃねぇの?」

「おいおい手がおざなりになってるじゃねえか。ちゃんとシゴけよ」

「へっへっへっ。どうだ俺様の鍛え抜かれたマッスルチ○ポは。気良すぎて最高だろ?」

「なんだお前、感じまくって後ろの穴までキュンキュン締め付けまくりじゃねーかこの変態女が。実は最初っからこうやって嬲りものにされたかったんじゃねぇの?」

 

 サイキッカーは身体全体を使われて慰み者になる。だが彼女は喜んでいた。疼くカラダは望んでいたものを与えられ、心は期待通りとなった現実に歓喜した。快楽に身を委ね、思考は快感で真っ白に染まっていく。

 彼女のハッピータイムは、まだ始まったばかりだ。

 

 その様子を少し離れたところで見ていた者たちがいた。はぐれ研究員とバトルガール、カラテ王、そしてカイリキーである。

 カイリキーは胡座をかき、美女と美少女を侍らせて邪悪に笑っている。カラテ王はその隣で仁王立ちで腕を組みながら、かなり鬱陶しかったあのサイキッカーの末路に少し胸のすくものがあった。

 

「あらあら、彼女嬉しそうね。でもあれだけの人数の鬱憤と精力を全部受け止めきれるのかしら?」

「大丈夫だよ。ご主人様(マスター)のアレに比べたら全然へーき。まあもし受け止めきれなくて完全に壊れちゃってもいんがおーほーってやつじゃない?」

「いいのか?せっかくの獲物なのだろう?」

「いいのよ。この子、1回でアレに飽きちゃったみたいなの。もういらないからあの男たちにあげるんですって」

「なんとまあ。あの性悪女も見てくれはそう悪くなかっただろうに」

「あの程度じゃダメみたい。自慢じゃないけど私や」

「ボク!」

「くらいの美女や美少女じゃないと」

「なるほどな。合点がいったが、そんなとびきりのやつはそういまい」

「あら、いるじゃない。隣のジムにとびきりの女が」

「……ナツメか」

「ピンポーン。あなたも楽しみなんじゃない?昔こっぴどくやられたんでしょ?」

「ああ」

 

 平坦な言葉で返したが、彼女の言葉に心臓の鼓動が1段階上がる。

 あの女を敗北させる。

 惨めに土下座させて、許しを乞わせて、慰み者にして……

 

「ふふ、思った以上に楽しみなようね」

 

 気がつけば自分もさっきの男たち同様、股間を盛り上げていた。だがそれも仕方ない。それは何度も妄想した出来事。それを現実にできる日がくるのだ。

 

「私たちが相手をしましょうか?」

「いや、いい」

「そう言うと思った。しっかりと溜めておかないとね」

 

 自分でとびきりと思える女が相手をしてくれる。そんな幸運これから先にはないかもしれない。が、それ以上にあの妄想が実現するのであれば、少しでもとっておいてあの女にぶつけてやりたい。そんな考えもこの白衣の女には見抜かれていたようだがまあ関係ない。

 カラテ王は妄想を広げながら邪悪に笑う。

 そしてカイリキーも、目の前の痴態を眺めつつ最高のオンナ2人に奉仕をさせはじめながら邪悪な笑みをさらに深めた。

 




よかったら感想や評価お願いします。
1話目同様、評判良さそうならもう1話追加。まあみんなもうお分かりでしょうがもし追加ならナツメをガッツリいこうと思います。

12/11、追加描きます。来月までには投稿予定です。

それ以外の意見などは活動報告のほうへよろしくお願いします。


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