がっこうぐらしRTA 町の掃除屋さん√ (秋涼)
しおりを挟む

RTAスタート

何枚煎じかわからないけど、許可がでたのでリハビリ兼ねて書いてみます!!


さぁRTAをさっそく始めていきましょう。

 

 

がっこうぐらしのRTAは色々な方がやってますが、当初は多くの初心者の方等や『かれら』の効率のいい倒し方を模索する過程で気付くと達成してしまう、虐殺者エンドをRTAしようかと思いました。ただ、イベントもあまり多くなく無心でゾンビを屠殺するだけではつまらないので、その派生である町の掃除屋さん√をやっていきたいと思います。

 

町の掃除屋さんエンドは「かれら」を一万人撃破、主人公の正気度を0%以上、大学を除く、主要人物の全員生存かつ敵対状態ではないで達成できます。

 

プレイヤーは平気ですが、主人公は一応ゲームの中の登場人物ですからね、元は人間の『かれら』を倒してると正気度が減っていってしまうのでそれをどう維持しつつ効率良く『かれら』を倒し、なおかついかに人間関係を円滑に保つかが肝になってきます。

 

とりあえずキャラクリエイトは速度重視でランダムで行きたいと思います!

おぉこれは「お兄さん」ですね。よく引き締まったいいカラダしてんねぇ!

このお兄さんは名前はなく、なぜかお兄さんとだけ表示されます。

本名はあるみたいですが、ゲーム中で分かることがないのでいまだ分かりません。

町の掃除屋チャートを作っている時でもこのキャラクターは出たことがないので今から少しわくわくしてきますねぇ。

 

出現率は某ヤキウサクセスゲームでいうとセンス〇オールCがでるぐらいの確率ででるレアキャラです。

これは幸先がいいですね。

お兄さんは高校生ではなく、大学生ですがイシドロの学生でもありません、いったいどこの大学通ってるんですかね?ちなみに大学でサバイバル部に所属しており、仲のいい友達に留学生のウェスト君、ケネディ君がいるみたいです。

どっかで聞いたことある名前ですが、いまは重要じゃないので置いときます。ちなみにウェスト君とケネディ君もレアキャラででるみたいです。私は見たことないです。

 

それではスタートしていきたいと思います。

 

オープニングを見ながら今回の主人公となるお兄さんの説明をしていきたいと思います。

 

お兄さんの初期技能は「パルクール」「サバイバル」です。

「パルクール」は通常だと時間のかかる2階から侵入するルートなどにおいて、普段障害物で移動できない壁を足場さえあれば軽々と登って移動できる技能です。普通のゲーム内で取得するにはレアアイテムである教本を取得しなくてはいけない技能を最初から持っているのは素晴らしいです。

 

続いて「サバイバル」ですが、登山用ピッケル等レジャー関連武器に補正がかかるのとロッカーや引き出しでいいものを発見できる確率があがるというものです。

 

ステータスを振る前から初期ステータスが高いと色々メリットがある彼ですが、欠点があります。

見てください、このお兄さんの顔を!イケメンですが狐目といいかなり胡散臭い見た目をしてます。

 

喋っても軽薄な感じとみなされて初期印象がかなり悪くなり、好感度もあがりづらいです。

好感度があがらないとイベントが発生しないし、正気度がごりごり削れてそのままって感じの終わり方が多いのでそこに注意して進めていかないといけないといけません。

校外スタートの特典として高校の主要人物のゆき、りーさん、くるみ、めぐねぇ、みき、圭、チョーカーさんの中からなにかしらの関係性が与えられるのでそこを起点にして上手いこと進めていきたいですね。

 

それとごらんのとおり校外スタートの場合だと導入オープニングがスキップできません、これはロスですが、お兄さんの初期技能で十分取り返せるロスなのでそのまま続行します。

 

 

おっと若狭の奥さんからるーちゃんを迎えに行ってほしいとの電話がありました。

これは若狭家との家族ぐるみの付き合いか、りーさんの幼馴染だと発生するイベントです。

つまり今回はりーさん関係で高校組にアプローチをかけることになります。

 

やっと動けるようになりました。

 

自分の部屋の中を漁り、準備をします。

さすがサバイバルスキルですね。水、携帯食料と登山用ピッケル、登山用リュック、ロープが見つかりました。

全て持って行って外に出ましょう。

 

さて、家から出て高校組にアプローチできる好感度引き換え券ことるーちゃんを迎えに行きましょう

家を出ながらるーちゃんに電話をします。ここで電話に出るか出ないかは半々ですが電話に出るとるーちゃんの出現位置を確定させることができ、大分時間の猶予ができます。

お、出ましたね!彼女に体育倉庫の跳び箱の中にでも隠れてもらいましょう。

 

これで大分時間の余裕ができるはずなので寄り道をしていきます。

電話に出なかったらそのままダッシュで学校ですが、出たからね、るーちゃんにはすこし我慢してもらいましょう。ほかにやることがあるからしょうがないね。

 

スタミナがなくならない程度に調整しつつ、走っていくと、駅近くを通り、かれらに襲われている人と逃げていく人、状況が飲み込めてない人がいてカオスになってます。(パーティ会場かな?)

とりあえず人を襲っている『かれら』にピッケルで首を刺して引き摺り倒して頭を蹴ると見事にきれいに飛んでいきます。気持ちいいですね!

頭を飛ばしておけば戻って来た時に死亡確認やら不意に足を掴まれたりすることがないので安心です。

スキルの首飛ばしはまだ取得できませんが、ピッケルで的確に頸椎を刺せば砕けて首を蹴るだけで飛ばせる上に、頭は弾扱いなのでステータスがあがれば、頭を飛ばして『かれら』を倒すことも出来ますよ!

周りから悲鳴やら殺人よ!とか声が聞こえますが無視してある程度狩って経験値にしましょう。『かれら』も他の人を狙ったりするので自分だけに集中して集まってこないので割かし安全に倒せますのでここでレベルを少し上げてステータスをあげておきます。この現場を目撃した人は逃げるのでここに戻ってくるときも素通りした時より『かれら』の数が減ってるので便利です。

ここで持久力をさらに増加と工作スキルをとっとくとのちのち便利なので取得します。

 

小学校へいかずに道をそれて進むと『かれら』がいるので民家の塀にのって移動しましょう

パルクール技能のおかげで塀の上でも普通に走るのと変わらないはやさで走れるので『かれら』を無視していきます。

 

しばらく走っていると『かれら』に囲まれているお姉さんがいるので助けます。

この子はラジオのお姉さんなので助けて恩を売っておくとラジオシェルターが避難所兼拠点としてもつかえるのでセーフハウスとしても便利です。ここで助けておかないと好感度の関係でなかなか解放が難しいですし、なにより小学校が近いので小学校の『かれら』を全滅させるときの資材を保管しておくところに便利なのです。

小学校が近いので小学校の『かれら」を全滅させるときの資材を保管しておくところに便利です。

ここで助けておくとお姉さんの感染の可能性を0にもできるので是非推奨しておきたいところです。

 

まず後ろから一人の首をさっきと同じように飛ばしてお姉さんに近づくやつにぶつけて転ばせます。囲んでいるのは5人ですが2人転ばせたので運がいいですね。

これで道を開けたのですこし『かれら』から離れるようにいいますが、硬直して動きませんね。なんででしょうか。

しょうがないので手早く立ってる『かれら』の頸椎を折って、転んだかれらを倒して四角いコンクリートの上へ逃げるように指示しましょう。

とりあえず一緒に登ってコミュニケーションをとり、水と携帯食料もお姉さんへ渡して自分も少し満腹度と正気度を回復させてお姉さんに小学校へ妹を迎えに行くと伝え小学校へ行きましょう。

 

これでラジオシェルターは使えるようになったはずなので、急いで小学校へるーちゃんを迎えに行きましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい子だから、体育倉庫の跳び箱の中に隠れて、しっかり扉も閉めて私がいくまで静かにしてるんですよ」

 

普通にしてるだけでも軽薄そうな印象を受けるお兄ちゃんが珍しく真剣に話してたので理由は良くわからないけど言うとおりにした過去の自分をほめたい。

 

外から聞こえてくる悲鳴や叫び声を聞こえないように耳を塞いで耐える。

いったいいつまで待てばいいのか、外にいって探しに行けばいいかと思うけど外から聞こえてくる悲鳴がわたしの勇気をなくさせる。

 

はやく来て、お兄ちゃん

 

 

 




幼女をセルフ監禁して放置プレイする畜生がいるらしい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

小学校へ行こう!

続きを書こうと思った初日から終電ギリギリまでの残業なので初投稿です。


さぁ、引き続いて小学校へ突撃します!

太陽がだいぶ傾いてきましたがまだまだ時間があるので張り切っていきましょう!

小学校へ移動中に説明しましょう!『かれら』は基本無限湧きですが、街での湧き率は高くありません。ですので殲滅していくと数が減って探し回る必要が出てきて時間がかかるので効率が良くありません。

そこで活用するのが、イベントです!

介入しなければめぐねぇが感染する有名な雨の日イベントなどの時はたとえその場所にいる『かれら』を殲滅していたとしてもどこに隠れてたんだというほど湧いてきます。普通にプレイをしていると非常に厄介なこの仕様も今回のRTAだと非常に助かるうえにレベルも上がる美味しいイベントに早変わりです。

今向かってる小学校もその1つなのです!しかも小学校なのでかれらも小学生で耐久力も低く小さいので低学年ぐらいの『かれら』なら、駅前とお姉さん救出で上げたレベルで鍛えたステータスで武器を使わずに蹴りだけで倒すことができます。さらに誰かを助ける大義名分があるため、正気度が下がりにくくなるなどいいこと尽くめです!使命感など救出目的である程度正気度が下がりにくくなるのは男性キャラクターの良いところですね!(一部のキャラ除く)

『かれら』を倒すのに夢中になりすぎて、るーちゃんを回収するのを忘れないようにしましょう!このように町の掃除屋さんのエンドはイベントを利用しつつ

無限に湧くかれらを効率よく狩っていくついでに人も助けちゃおうという一石二鳥のルートです!

 

そんなこと言っているうちに小学校につきました。

早速小さい『かれら』を起点に蹴り飛ばして、ほかの『かれら』にあててボウリングのように飛ばしていきましょう。ある程度巻き込んで倒せますがまだまだストライクを取るのは難しそうですね。倒れているやつを踏み潰したりして、『かれら』をピッケルと頭飛ばしと併用して対処しつつ駐車場へ行きます。着いたら車の窓ガラスを割って防犯センサーを鳴らします。今回は一回目でアラームが鳴りましたが、鳴らない場合は高そうな車を狙いましょう!

これで小学校にいるかれらはどこかに引っかからない限りこの音におびき寄せられます。

 

車のアラームが『かれら』を引き寄せているうちに用務員室の近くにある灯油の保管場所の扉を壊し灯油入手、用務員室でライターを入手して適当に倒したかれらから手に入れた服の切れ端使って工作スキルで簡易火炎瓶(ポリタンク)をつくります。簡易と言ってもポリタンクに硬いものにぶつかったら壊れるように加工を入れてあるので容量も抜群の発火ポリタンクです。作製中に襲われないように用務員室の扉を閉めるのと部屋のクリアリングを忘れずに!作製できたら駐車場の車に集まっているかれらに放り投げます!かなり燃えて綺麗ですねぇ!

『かれら』はよく燃えるので音で集まってきた『かれら』に燃え移り暫くはオートでスコアが稼げます。小学校から出る頃には日が落ちて暗くなってくるので明かりも必要ですしね!

さて、そろそろ我らのるーちゃんを迎えに行きましょう!

彼女は体育館の体育倉庫にいるのでそこへ向かいます。

体育館の扉が開いてるので中に引っかかってるやつ以外駐車場に行ったみたいですね。うまくたどり着いてスコアになってくれてるとありがたいですね。

 

体育館に残っているかれらを始末して体育倉庫を開けましょう。

跳び箱を開けると半泣きでガダガタ震えているるーちゃんを発見しました!

飛びついてくるのであやしながら極力泣き声が響かないように泣かせてあやします。無事で良かったですねぇ!(屑)

あやしてる時間がロスだと思うかもしれませんが、ケアしないで発狂されたり、嫌われたりしたら再走案件なので大切に扱っています。

我らのるーちゃんですが能力は小学生なので低いですが、豆腐メンタルな姉と違い大分メンタルが強いです。それとるーちゃんの好感度があがって発生するイベントは正気度がぐんっと回復するイベントが多いので、お姫様を大切にしましょう!

迎えにいくのが大分遅れたので少し疲れていますが平気そうですね!落ち着いたら登山用リュックをるーちゃんに背負ってもらい、おんぶして登山用ロープでるーちゃんをお兄さんに固定します。

すこし機動力は下がりますがるーちゃんを誘導しながら移動するよりいいですし、カバンとお兄さんに挟まれて何してるかも見えませんからね!

お子様には刺激が強い映像なので配慮です!

それとゲームの仕様で要保護者牽引中などはかれらがなぜか大人しくなるいわゆるゾンデレが発動するのでさらに稼ぎやすくなります。

小学校から外に出るついでに進行方向のかれらをお掃除していきます。

車のアラームにおびき寄せられてかなりの数が来てますがパルクールスキルを使い塀の上を移動することでスルーできます。

 

るーちゃんをラジオシェルターまで護送して任務完了です。

ラジオシェルターの上から小学校の駐車場のほうの赤い灯りを見ながら休憩しましょう!お、どっかの車に引火したみたいで爆発音がしました。これはいい爆発ですね!80点!

 

 

 

 

 

 

 

最初の印象は精神が逝っちゃってる奴

 

助けてくれたのは感謝してるけど、ゾンビみたいになったとはいえ、人間の首を蹴り飛ばしても顔色1つ変えないでいやぁ危なかったですね!って笑顔でいってくるやつは普通に怖い。

ちょうどいい避難場所を見つけたし、多分彼もここに留まるだろうということで彼とどう向き合おうかと悩んでいたら、近くの小学校に妹を迎えにいくといって出て行った。

私も逃げる時に少しだけ見たが、あそこは外から見てもう地獄のようなありさまだった。彼の妹があそこにいるならば、あまり期待できないかもしれない。

ふと、妹を迎えにいくのに急いでいるはずなのに私を助けてくれたことに気づき、実はいい奴なのではと考えて、無事に帰ってきたらすこし話でもしてみようと思った。

 

 

食料や物資の確認をしていると彼が女の子を連れて戻ってきた。

彼は良かった良かったといいながら、私にベッドを使っていいか聞いて、私が許可を出すとそのままベッドに寝かせた。彼に聞くと彼女は安心して眠ってしまったらしい。一見噛まれた痕や怪我はないが、服の下とかに咬み傷などがないか確認しないと。

私の視線に気づいた彼は彼女は噛まれてないといい、心配なら自分が部屋の外に出たら調べてもいいといって出て行った。

 

念のため調べてみると同時に女の子を見る、非常に整った顔をしているが彼とは全く似てない。

彼の様子は妹の無事を喜ぶ本当の兄のようだった。

もしかしたら彼は自分の妹が死んだことに耐えきれず、この少女が本当の妹のように見えてるのかもしれない。

だけど精神的に勘違いしていたとしても女の子を一人助けたのは凄いことだ。

 

彼と話すときは女の子は彼の妹だという前提で話をしようとおもった。

こんな世の中になってしまったんだ。少しだけ救いがあってもいいじゃないか。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

高校へ

so-takさん、仮屋和奏さん、メイトリクスさん、ソフィアさん。誤字報告ありがとうございます。


さぁ続けていきましょう! 

 

駅前でラジオのお姉さん、小学校でるーちゃんを助け、駐車場でキャンプファイヤーと濃い一日でお兄さんも大分疲れていますが、まだ今日はやることがあります。

 

るーちゃん救出ボーナス、キャンプファイヤーで入り続けている経験値でレベルアップしたボーナスポイントで

ステータスを振り、技能をとります。『夜目』と工作のレベルを上げます。

 

『夜目』は名前の通り暗闇でも見えるようになるというもの、ライトよりは明るくないですが暗闇で携帯電話を開いたぐらいは見えるようになるので事故が減ります。ライトをつけて行動すると無駄に『かれら』を引き寄せることになるので静かに行動するのには必須です。

 

ラジオシェルターにて携帯食料と工作スキルで登山用ピックの整備とバッグに水と携帯食料をもって出かけます。

 

出る際にラジオのお姉さんにるーちゃんをお願いして出かけます。

道中はできる限り塀を伝ってぴょんぴょんしていきましょう。ある程度の段差や障害物などお兄さんには関係ないので最短距離で高校へ向かいましょう。

 

移動中暇なのでなぜ今日高校へ行くのか説明しますと。

初日は高校組は屋上で一夜を過ごしています。2日目になるとランダムでもう一日屋上で過ごすか、下の3階の掃除を始めるのですが、ゴリラこと胡桃ちゃんがゾンビを狩りつくしてしまいます。普段のプレイでは頼もしいですが、今回のプレイでは敵です。よって彼女を自衛に集中させるためにお兄さんが先に行ってお掃除しにいってあげるのです。

あと、夜は『かれら』は家に帰るので、校舎にいるのは物や扉にひっかかっているやつだけなので掃除は結構楽です。いやぁ、かわりに安全確保なんてお兄さんは優しいですね!

 

説明してるうちに高校に到着しました。校庭などにいる居残りの悪い生徒をお仕置きしながら、校舎の雨水の排水管を伝って登ります。一階からでもいいですが、戦闘中に階段から落ちてこられても困るのでチョーカーさんの救出を兼ねて攻略していきます。

3階を通りすぎて屋上をちょっと覗きます、高校組が身を寄せ合って眠っていて和みました。屋上に完全に登ってしまうとイベントが発生して朝になってしまうので、今回はスルーします。これで屋上に生存者がいるという情報が手に入りましたので3階の廊下に窓からダイナミックエントリーします。教室ひとつひとつ回って首を飛ばしつつ、倒し終わったら、死体を窓からポイしていきましょう。掃除が完了したら机とモップを組み合わせた簡易ゾンビ返しを作製して階段に設置しましょう。『かれら』返しは階段を上がってきた『かれら』が突起に当たってバランスを崩して階段から落ちるという罠です。簡易ですがある程度はバリケードの機能を果たしてくれるでしょう。

自分が設置した罠等をNPCが補強した場合も自分の作製物扱いなので、高校組が降りてきた後で補強なり、勝手にアップグレード等をしてくれると罠で『かれら』を倒したという判定になりお兄さんにスコアが入ってくるので美味しいです。

 

3階の掃除を終えたら次は2階です。チョーカーさんは2階の女子トイレか男子トイレにいますので2階を掃除してから様子を見に行きましょう。

クリアリングしてから扉をあけずに上から覗いてみるといました。柚村 貴依ことチョーカーさんです。いまは疲れて眠ってるみたいですね。下手に起こして叫ばれると『かれら』が寄ってきますし、変に逃げられてそのまま噛まれることもあるので、メモを食料と水と一緒にそっとトイレの中に入れてそのまま出ましょう。

『かれら』返しは『かれら』にしか効果がないのでチョーカーさんはそのまま避難してくれるでしょう。

 

屋上を確認していると『屋上に高校組がいる』という情報を書けるので明日の朝には向かってくれるでしょう。

 

2階に簡易『かれら』返しを設置してそのまま一階へいきます。校庭の居残りを排除してあるので教室や各自を掃除するだけで大丈夫です。掃除が完了したら職員玄関は扉をしめて施錠した後、技術準備室へいきましょう、

ロープ、木板、釘などを入手します。

技術室になぜかある丸太をつかってクラフトを行います。

丸太は武器としても使えますが、武器として完璧に使えるのは、ランダムキャラででてくる宮本君だけなので素材に使ったほうがいいです。時々このゲームはネタキャラを突っ込んでくるので頑張って出して遊んでみるのも一興ですよ。

木板と木板と釘を合わせて、頑丈さを上げて、丸太と技術室にあるワイヤーを組み合わせると、感圧式ハンマーが作れます。

木の板を倒すとそれに連動して丸太が下に下がり倒した『かれら』を吹き飛ばす罠です。

これを生徒用玄関に設置すると、朝登校してきた『かれら』を丸太くんが歓迎してくれるようになるので、定期的にメンテとアップグレードをすれば大分スコアが稼げること間違いなしです!

 

大分夜が更けてきたので、帰りにコンビニによってラジオのお姉さんへのおみやげ等をもって今日は帰宅しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋上の扉をノックする音で目を覚める。

昨日のやつらが扉を叩く音が思い出されて、身をすくめ、近くで寝ている丈槍さんを抱きしめる。

 

「誰かいるの!?いるなら早く開けて!!』

 

という叫び声が聞こえ、めぐねぇが慌てて扉のほうに駆けていき屋上の扉を開ける、扉から出てきたのはチョーカーが特徴のギャルっぽい女の子だった。

 

「貴依ちゃん!!」

 

「由紀!!」

 

抱きしめていた私から離れ、丈槍さんが彼女に抱きついた。

 

 

 

二人はしばらく泣きながら抱きついていたけど、落ち着いたのかこちらを見て

 

「あんなことになってから、ずっと2階のトイレに隠れてたんだ、疲れて寝ておきたら、食料と水と一緒にメモがあって屋上に人がいるって書いてあって向かったら、本当にいて助かったよ。

本当にありがとう、食料もくれたし、あいつらも排除してバリケードみたいなのも設置してくれたんだよね、一日ですごいと思う、私もよければ手伝わせてくれ」

 

「えっ……昨日はずっと私たち屋上にいたけど……」

 

「ちょっと見てくる!」

 

私がそう伝えると、恵飛須沢さんがシャベルを持って階段を下がっていった。

 

「メモを残していったのは私たちじゃないわよ」

 

「そうか……誰か分からないけど感謝しないと」

 

「少し、そのメモ見せてもらってもいいかしら?」

 

メモを受け取ってみると

 

屋上に生存者がいる。食料と水を飲んで落ち着いたら気を付けて屋上へ向かいなさい。

2階と3階は掃除しときましたが、やり残しがあるかもしれないので気をつけなさい。

 

と簡単な文字が書いてあった。

 

「へぇ~!すごい掃除屋さんが来てたんだね!」

 

「掃除屋って……そ、そうだな」

 

メモの文字を見て二人はそう話しているが私はメモの文字から目を離せないでいた。

なぜならメモに書いてある文字を書いたであろう人が分かってしまったから。

なぜ屋上に私がいるって分かっているのに会いに来てくれないのか。

もう大丈夫だよと私を抱きしめて、安心させてほしい。

彼が無事でよかったと思う気持ちとなぜ近くまで来たのに私に会ってくれないのという事が悲しくて涙が出てくる。

 

「どうしたの?」

 

突然、泣き出した私を心配する声が聞こえるが、私の涙は恵飛須沢さん達が帰ってくるまで止まらなかった。

 

 

 




屋上で皆が話し合っていても玄関で無双する丸太パイセン素敵です。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お買い物(買うとは言っていない)

so-takさん、誤字報告、校閲ありがとうございます。

皆様の報告に支えられているので初投稿です。


帰ってきたらそのままラジオシェルターの入り口の屋上で寝ます。

極力返り血は浴びないように計算して戦っていましたが、ピッケルを持っている手と蹴り飛ばしたりする足はやっぱり汚れてしまいますね。室内を汚すわけにはいかないのでそのままスヤァします。ベッドや寝具は明日揃えに行きましょう。その前に寝て体力や疲労度等を回復させます。

 

今頃、高校ではきっと謎の人物が校内を掃除してくれたと話題になっていることでしょう。

え?メモの筆跡でバレないかって?文字だけで人物を特定できるのは、恋人かそれに等しく愛情度が高い人ぐらいでしょう。若狭の母上から連絡がありましたし、若狭家との関係性はるーちゃんの反応からもりーさんと幼馴染だと思いますけど、なぜかこのバージョンだと関係性は表示されないので相手の反応見て判断するしかないんですよね。

幼馴染でも好感度が高いと、一回りーさんに会ったらなにかと自分の傍に居ようしますので、こんな色々な場所でジェノサイドパーティやってるの見たらりーさんじゃ持たないので接触するのはあとですね。お兄さんの存在がばれなきゃがっこうぐらしも楽しく過ごせるでしょう。

生活が安定したところに向かえば、好感度が一定以上ならば、資材やら食料などを娯楽品で交換できますし、拠点としても使えるので便利ですよ。

るーちゃんを高校に連れて行かないのかって?るーちゃんを雨の日に『かれら』が集まる危険な場所に置いていけるわけないでしょ!連れて行くとしても雨の日がすぎたあとです。

 

 

「お兄ちゃん、おきた?」

 

おっと目を覚ますと寝ているお兄さんの上に乗ったるーちゃんがニコニコしながらほっぺたをぺちぺちしてきます。かわいいですねぇ!

起きたことを示すためにやさしく頭を撫でると嬉しそうに笑って抱きついたあと

 

「お姉さんがおひるつくったから起こしてって」

 

るーちゃんと一緒にシェルターの中に入って3人でご飯を食べます。

食べ終わった後、カバンにいれてあったカバンから取ってきたお菓子をるーちゃんに渡します。

 

「たべていいの?」

 

おう食べていいぞ!おかわりもあるぞ!

 

「やった!」

 

「よかったねぇ、るーちゃん」

 

「うん、お姉さんもいっしょにたべよ!」

 

ラジオのお姉さんといっしょに嬉しそうに食べるるーちゃんを見て癒されます。

あ~正気度があがる音ぉ!

いやぁ癒しにまさる休息はないですね。

 

 

昨日の掃除でレベルアップしたボーナスポイントをステータスと技能に振っていきます。

 

技能は薙ぎ払いを取ります。薙ぎ払いは文字通り『かれら』が固まっていても抵抗なく薙ぎ払えるスキルです。

大型の刃物で薙ぎ払うとまとめて首を狩れたりします。

 

それと蹴り強化を取ります。蹴り強化は純粋に『かれら』を吹き飛ばす力を強化するのと、物を蹴った時の威力が増すスキルです。

 

 

 

 

 

「車?カギならあるけど、家の駐車場にあるんだよね」

 

ショッピングモールに必要な物を取りに行くための物資が欲しいので家の場所を教えてください。というとラジオのお姉さんが家の場所の地図と車のカギをくれます。

 

さて、そろそろ装備の手入れをして出かけましょう!

 

「お兄ちゃん、またでかけるの?」

 

おみやげ持って帰るからいい子で待ってるんですよ。

 

「おみやげはいらないからぶじで帰ってきてね!」

 

いい子ですねぇ、頭を撫でて外に出ます。

行ってきます!

 

 

ラジオのお姉さんの家はシェルターからそこまで遠くないのでそのまま最短距離で駆け抜けます。

ついたら車の周囲を掃除して、ショッピングモールに出発します。

 

車の運転中に説明しときましょう

障害物等の都合上車よりもお兄さんが走っていくほうが早いですが、今回は色々なものを持ち帰る必要がある為、車を使用します。

騙し騙しつかってましたが、そろそろ登山用ピッケルさんもお亡くなりになりそうなので新しいのとシェルターの入り口でキャンプする用の寝袋とテントも必要ですね。

あとは目に付いたものをもろもろ持っていきます。まだショッピングモールは生存者がある程度残っていて楽しく暮らしています。掃除しているのを見られるのはあれなんで静かに行きましょう。

みーくん救出のときは派手に行きますよ。

 

ショッピングモールに到着です。

入り口付近にいる『かれら』に蹴りの威力を試してみます。回し蹴りを頭へ繰り出しましたが、頭だけが飛んでいきました。これは人を蹴ってはいけない威力が出てますね。気をつけましょう。

 

とりあえずエントランスにいる『かれら』の首を飛ばして当ててボーリング方式で処理をしていきます。

蹴り強化で大分効率があがっていいですねぇ。

 

とりあえずアウトドアショップへ行き、最新モデルの登山用ピッケル、マチェット、登山用ブーツやテントや寝袋などを回収してまずは車に詰め込みます。その後電機屋にいって娯楽品などを

園芸用品で肥料、ついでになぜか置いてあった稲刈り用のサイスを回収し、ホームセンターで手ごろなサイズにカットしてある鉄パイプ、釘やボルトをカバンに詰められるだけつめてある程度纏めてから車に詰め込みます。

 

ショッピングセンターを出る前に罠も設置しときたいところですが、生存者がかかって死ぬ可能性があるので止めておきましょう。

いやぁ沢山いいものが置いてありましたね。『かれら』がちょくちょく湧いてきて邪魔でしたがある程度の物資が集まったのでそのまま車で来た道を戻ります。

 

 

帰りにガソリンスタンドで灯油をポリタンクに詰めて持っていきます。

なんでガソリンにしないのかって?管理が難しすぎて爆発したらやばいからだよ!ガソリンの爆発は過剰すぎて『かれら』を処理するだけなら灯油でつくった火炎瓶で十分です。

 

 

車でショッピングセンターから帰ってくると大分日が傾いて来てますね。

シェルターに戻って、ある程度往復して荷物をシェルターの入り口に置いて、テントを設置して中に寝袋を設置して自分の活動拠点完成です!!シェルターの中で爆発物とか調合するのは危ないからね。

これは明日から楽しみにですね。

 

 

ラジオのお姉さんに、ゲーム機やら娯楽物をおみやげに渡して、色々作るので危ないため、上に上がってこないように伝え、夜まで作れる限り、炸裂パイプ爆弾、火炎瓶などをつくれるだけ作って。頑丈なボックスにいれて保管しときましょう。

 

ある程度準備を終えたら、遅い夕食を摂り、高校へ仕掛けた罠のメンテナンスの為に高校へと走ります。

多少のロスになりますが道中のコンビニエンスストアに寄っていきます。初日に来たよりも大分荒らされていたものの運よくゼリー型携帯食料をゲットすることができたのでカバンに入れ高校へと向かいましょう。ゼリー型携帯食料は戦闘中でも使える為、戦いながら栄養を補給できる今回の目的にはぴったりの食料です。使いどころを間違えるとすぐ捨ててしまうためちゃんと敵との距離を取ってから使うのがポイントです。

 

高校につくともう3階は暗くなっていたので寝ているのでしょう。

設置した罠は周りに散乱した『かれら』を見るに大分頑張ってくれたのでしょう、もうそろそろ壊れそうなのでいったん技術室に部品を作製しにいきましょう。

 

 

 

なんで、めぐねぇが一階にいるんでしょうね?

 

 

 

 

 

 

職員室で発見した緊急避難マニュアルを読んでいてもたってもいられなくなった私は皆が寝静まった後、地下の避難区域を確認する為、1階へ向かった。誰が設置したのかとても残酷な罠に顔をしかめながらも私は保健室の前を通り地下の入り口へ向かう。

 

入り口にはシャッターが下りていて、それを開けようと力を入れる。

大分重かったがシャッターを開けて下に降りようとしたときに後ろから『かれら』に襲い掛かられた。

 

何とかすぐに噛まれるのは回避できたけど、一緒に倒れこんで顔を手で押さえ込んで噛まれないようにするのが精一杯だった。きっと緊急避難マニュアルの存在を今まで忘れていた私への罰なんだ。と諦めかけたそのとき急に私にのしかかっていた『かれら』の姿が消えた。

 

「こんな夜中に一人とか危ないですよ。こんばんは」

 

蹴られて壁の染みになった『かれら』と普通に夜道であったかのように挨拶をしてくる男の姿があった。

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

イベント:真夜中の学校にて

今回は短いので初投稿です。

so-takさん、ソフィアさん、メイトリクスさん、カド=フックベルグさん、クオーレっとさん、Nekuronさん 誤字報告ありがとうございます。


「立てますか?」

 

「えぇ……」

 

とっさに差し出された手を握ってそのまま座り込んだ状態から立たせてもらう。

改めて彼の全身を見るが、武器であろうピッケルと持っている手以外血に染まっていなかった。

じっと見ているのも失礼なので、とりあえずお礼を言うことにする。

 

「あの……危ないところをありがとうございました。私はこの学校の教師です。その……失礼ですが、あなたは?」

 

真夜中にこの学校にいる人に名前を尋ねる。危険な人だったら私がどうにかしなければ。ポケットに入っているドライバーの感触を意識する。

 

「怪我は……ないみたいですね。初めまして、若狭 悠里の兄みたいなものです。悠里がいつもお世話になってます」

 

「いえ、こちらこそ、彼女はしっかりしてますからこちらの方も助かっています」

 

彼が若狭さんが言っていた人なのだろう。こうして私と話しながらでも周囲を警戒している。

 

「2階と3階にバリケードを張ってくれたのはあなたですか?若狭さんが貴方が張ってくれたと言っていたので」

 

「悠里がですか?それは困りましたね、私のことは気付かれてないと思ったのですが……」

 

「あなたが、柚村さんに残したメモの字を見て、貴方だと確信したみたいですよ」

 

彼は困った表情で血に染まってないほうの手で頭を掻いている。

なぜ若狭さんに存在が知られると困るのだろうか

 

「すみませんが、悠里には私と会ったことは内緒にしてもらってもいいですか?」

 

「なぜです?一日に何回も貴方の話を聞くぐらい貴方に会いたがっているのに」

 

内容も惚気話のようなものなので、恵飛須沢さんも私もちょっと辟易している。

彼が居れば、彼女の話も

 

「だからですよ。彼女に会ったら余程のことがない限り私と離れようとしないでしょう、私のやっていることは生徒用玄関を見た通りですし……悠里はしっかりしていますが、あまり強くはないので」

 

「……貴方は平気なんですか?」

 

「あの子達はもう十分怖い目にあった。この状況が好転するか分かりませんが、せめて安心して過ごせる環境は与えてあげたいですからね」

 

平気かどうかは彼は答えなかった。

無理はしているのだろう、しかし彼を止められる言葉を私は持ち合わせていなかった。

 

「分かりました。若狭さんには言いません」

 

「ありがとうございます。では、私はこれで、その先になにがあるのかは聞きませんが、気を付けてくださいね」

 

さきほど蹴り飛ばした『かれら』の死体の足をもって引きずっていく彼の姿を見えなくなるまで私は彼の後ろ姿を眺めていた。

 

私は彼がやっているような事はできないだろう、今、私のできることをやろうと、緊急避難マニュアルを握りしめ、地下の避難区画へ向かっていく。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

駅へ

学校から帰ってきてお兄さんは睡眠中です。

いやぁ、昨日はめぐねぇと予定にない接触で取り乱しましたが、顔を繋げたと思えばオッケーです。めぐねぇが噛まれるぎりぎりだったので焦りましたが、なんとか助けられてよかったです。

他の問題はなぜ、りーさんにバレたのかってことですかね。まさかメモの文字で特定されるとは、予想外でした。めぐねぇの様子からりーさんの状態も大丈夫だと思いますが、予定より早めにるーちゃん(精神安定剤)と会わせるのも考えなきゃいけませんね。

あのイベントはめぐねぇが緊急避難マニュアルを見つけていると起きるイベントの一つです。試走中、2階まで安全確保していても一度も起こらなかったイベントなのですが、なにか別の要因があるんでしょうかね?しかし、チャート自体に支障はないので、そのまま走ります。

 

目を覚ますと横にるーちゃんが寝ていました。

起こしにきてそのまま寝ちゃったのでしょうか、とても幸せそうに寝ているのでそのままにしておきます。

起こさないように頭を撫でてみると、寝ているのにもかかわらず頭をこちらにぐりぐりしてきて、このまま続けたくなりますが、テントの外からラジオのお姉さんが覗いていたので我慢します。

 

「仲がいいね。ちょっと下に来てくれない?」

 

服を着替えてテントを出るとお姉さんに呼ばれたので下に行きます。

 

「暇だからラジオから音楽流したり、なにか受信出来たりしないか試してたんだけどさ……

 ちょっとこれを聞いてみてくれない?」

 

お姉さんが録音したデータを聞くと、これは圭が助けを求める通信ですね。

助けを求めるラジオは3日目からランダムで起こるイベントですが、今回は早いですね。

お姉さんがラジオを受信してくれるのでこっちはあまり気にしていませんでしたが、結構早い段階で助けを求める放送を受信できました。今日は駅前で派手にやるつもりだったので、ついでに助けるイベントを発生させてスコアブーストも狙いましょう。

 

ちょっと救出へ行ってくることを伝え、るーちゃんのお世話をお願いして出かけます。

 

「了解、あんた大分忙しく動いてるから、どこかで休みなよ」

 

お姉さんが気遣って声を掛けてくれますが、止まるわけにはいきませんので灯油の入ったポリタンクと簡易火炎瓶やパイプ爆弾などを持って駅へ出発します。

 

ポリタンクを持っているため機動力は落ちますが、大分掃除が完了しているので道中の『かれら』は躱していける数であり、そのまま無視して進みます。

 

駅前についたら中央で放置されている車を蹴っ飛ばして盗難防止アラームを鳴らします。

駅前ぐらいから圭の救出イベントが進行しているようで、異様に『かれら』の数が多いです。アラームを鳴らした後は近くにある建物の屋根の上にパルクールで登ってしばらく様子を見ます。

駅や町から何処かのライブ会場並みに『かれら』が集まってきたら引火しやすいよう細工したポリタンクを目掛けて火炎瓶を投げます。燃え始めた『かれら』に引火して、さらに火が強くなって燃え移っていきます。臭いがひどいですが気にしないようにしましょう!!

え?倒し方が小学校と一緒じゃないかですか?、これが一番大量に倒せるので仕方ないですね。

この方法は同行者がいるとドン引きされるので気をつけましょう。

 

あ、車が爆発した。汚い花火ですねぇ……

 

若干煙で視界が悪くなっていますが、気を付けていきましょう。

駅前の炎上パーティを尻目に屋根などを伝って駅の入り口ではなく、線路から侵入します。

入り口は駅前の炎上ライブ会場へ行く『かれら』でいっぱいなのでフェンスを乗り越えて線路から駅へ入ります。

 

線路を伝ってプラットホームへ行き、「かれら』を掃除します。

帰りにも通るので念入りに掃除します。

プラットホームに停車している電車に乗り込んでいる『かれら』には火炎瓶をプレゼントしていきましょう。

狭い車内に『かれら』がぎゅっと詰まっていてスコアがおいしいのでおすすめです。

 

ライブへ乗り遅れたファンを潰しつつ、駅長室へ進みます。圭に会った時に血まみれだと

印象が悪くなるのと私が背負っていくのを嫌がるので、首を飛ばす際は返り血を浴びないように素早く倒していきます。

 

駅長室の周りの安全を確保した後、駅長室をノックします。

 

「だ……だれですか?」

 

ラジオ聞いて助けに来たものです!

 

少し時間が経った後、ドアが開ける音が聞こえ、そっと扉を開けて覗いてきますが、時間がもったいないので無理やりドアを開けて中に入ります。

 

「ヒッ……」

 

急に入ってこられて、ビビってますが、重要な事ではないので強引に進めます。

 

失礼、今から外に出ますが、走れますか?

 

「足を挫いてしまって……すみません」

 

仕方ねぇな……

 

圭の足首を駅長室にあった包帯を使って応急処置を施した後、バックパックを圭に渡し背中に乗るように言いましょう!

 

行きますよ!

 

「はい!……ヒッ」

 

扉を出て、廊下は『かれら』の死体が沢山と血まみれな廊下を見て悲鳴を上げていますが、今更降ろすわけにもいかないので我慢してもらいます。

駅前へ続く通路に溜まっている『かれら』に圭にパイプ爆弾を取ってもらい放り投げながら線路に出ます。

後ろで汚い花火が上がっていますが、振り向いてる余裕はないのでそのまま駆け抜けます。

道は通りませんがスコアが美味しそうだったので、つい投げてしまいました!んーいい爆発のパイプ爆弾でした。圭ちゃんナイスチョイス!

 

「ウッ……」

 

吐かないでくださいね。きついようだったら目をつむっていてください。

 

「……はい」

 

汚い花火をまともに見ちゃった子もいるみたいですが、私の上に吐かないでくれたらそれでいいです。

帰った時にるーちゃんに臭いって言われたらショックですからね!

駅前はまだライブの真っ最中みたいなので迂回してシェルターを目指します。

途中にコンビニへ寄って取れる物資を補充しておきます。

駅前に近いコンビニは『かれら』の数が多いからか、あまり荒らされてないので、ついでに回収しておきます。拾ったのを背負った圭に渡せばそのままカバンに入れてくれます。

 

そろそろシェルターに帰りますか。女の子3人で中を使うとなると大分狭くなると思いますがしばらくの間我慢してもらいましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足を怪我して駅長室にあった無線機で助けを読んだら、しばらくしてあまり期待していなかった救援が来た。

扉へ強引に入って来たときは、襲われると思ったけど。謝罪もしてくれたし、足の応急処置もしてくれたのでいい人かなって思った。

私が足を怪我しているので彼が背負っていってくれることになった。

 

扉を出るとそこには私を追ってきた『かれら』がいっぱいいたはずなのに、あたり一面血だらけで首のない『かれら」の死体が無造作に倒れているのが見えた。

 

恐らく助けてくれた彼がやったのだろうけど、彼には返り血がついている様子が一切ないのが逆に恐ろしかった。

しかもバックパックからパイプを出してくれと言われて渡したら爆弾で、爆弾とは思っていなかった。

私を背負っているのにも関わらず重さを感じさせずにフェンスを駆けあがり駅を脱出する彼。

『かれら』を倒すときも、血が噴き出す位置を把握するかのように倒し、極力血を浴びないように倒しているようだ。

 

どれだけ『かれら』を倒したらこういうことができるようになるのか、それとも元から知っていたのか。

コンビニで物資を取ったあと、彼に背負われて彼の拠点へと向かう。

 

救援だと言われてつい付いてきてしまったが、これから私はどうなってしまうのだろう。

爆弾等を所持して、『かれら』を殺しても顔色一つ変えず。拠点に戻ったらなにが食べたいですか?と『かれら』を殺しながら聞いてくる彼に曖昧に返事をする。

 

 

拠点に連れていかれたら私はどうなるか不安でたまらないけど、すぐ殺されることはないと思う。

見栄を張って偉そうに語った手前、恥ずかしいけど、ごめんね美紀

外も結構怖い所だったよ……



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

私ができることを

屈曲粘体さん、障子から見ているメアリーさん、reiraさん、ろくろんさん
アキヤマさん、ベンKさん、ソフィアさん、メイトリクスさん、KJAさん、cf08@saltさん
reiraさん、マルレーンさん、ジャック・オー・ランタンさん

誤字報告、校閲ありがとうございます。




『サバイバル部監修 ゾンビサバイバルガイド』

 

彼の家に夕食を作りに行ったときに見つけた本だ。

表紙にゾンビの絵と青いつなぎを着た金髪の笑顔なマスコットがサムズアップしてる変な絵だった。

彼がスーパーにいっている間に部屋をあさったときに机の上に置いてあったものだ。

ちなみにエッチな本はクローゼットの中に隠してあった。

この前まではなかったので最近持って帰ってきたのだろうか、サバイバル部って書いてあるしサバイバル部は彼が大学で参加してるサークル名だったはず。

なぜサークルなのに部と名乗ってるのが不思議だけれど、考えてもしょうがないのでページをめくる。

 

最終目標は生き残ること、ただ生き残ることだけであり、英雄になろうとはしてはいけない。

 

最初のページに書いてあった言葉を見てページをめくると

 

写真付きで彼やそのサークル仲間だと思われる人たちがゾンビへの対処法や近接戦闘になった際の捌き方、頑丈なバリケードの作り方やシチュエーション別の素材の選び方等、様々なことが書いてあった。

 

なにより彼が写真で楽しそうにしてるのに笑みがこぼれる。

写真の中の彼は笑ってはないが楽しんでいるのが写真でもわかる。

 

ゾンビなんて本当にいるわけではないのに発生した時のことを想定して本気でマニュアルを作っているのだろう。

この前も宇宙人が攻めてきたらという題目で活動していると聞き、彼に大学生にもなってこんなくだらないことやって恥ずかしくないの?と聞いたら

全力でくだらないことを真面目にやるのが最高に楽しいと今までであまり見たことがない、最高に楽しくてたまらないという表情でいってるのを見てから、くだらないと彼に言うことをやめた。

 

思えば、小学校のころも秘密基地を作るのだと私を連れ出しては山や橋の下に秘密基地とやらを作って遊んでいた。その秘密基地もやたら凝ったものを作ろうとしていた。完成してしばらくたったらホームレスに占領されていたけど……

 

彼の感性は小学校の頃から変わってないのかもしれない。

それとも男というものは皆こういうものが好きなのだろうか。

 

しばらくサバイバルガイドを眺めていたが、彼がるーちゃんとスーパーから帰ってくる音がしたので階段を降りてレジ袋を彼から受け取り、夕食を作りに台所にはいる。

 

台所で料理しながら、彼がるーちゃんの面倒をみて遊んでいる音や声を聴くのが、私の細やかな幸せだった。

 

 

 

「りーさん、聞いてたか?しっかりしろよ」

 

胡桃の声で我に返る。今朝は懐かしい夢を見ていて。それを思い返していたら結構ぼーっとしていたらしい。しっかりしなくては。

 

「ごめんなさい、すこしぼーっとしてたみたい」

 

「ここは安全だから大丈夫だけど、気をつけろよ。……しかしここのところ大活躍だな。バリケードとか階段に設置した返しとかあれだけしっかりしてたらある程度はなんとかなるだろうし」

 

「えぇ、この机を固定して、あとは防火扉を降ろして2重にすれば2階に『かれら』が来ることはないと思うわ」

 

 私の言葉に笑顔を浮かべ、強めにバリケードを揺すりビクともしないのを確認してサムズアップする胡桃、初日に親しい先輩を自分で介錯をして落ち込んでいたので、心配だったが今のところは問題はないみたい。

2階の安全が確保できたら1階も割れる窓などを塞いで完全に要塞化したいところだが、まだ『かれら』の行動パターンを完全に調べきれていない為、ある程度分かったら胡桃と一緒に実施しようと思う。

 

「それにしてもりーさん、よくバリケードの組み立て方や補強の仕方知ってるな」

 

「彼がくれた本にね、書いてあったのよ」

 

食事の際にゾンビサバイバルガイドの話になり、気に入ったならあげるといわれそのまま貰った。内容にはあまり興味はなかったが、写真と一緒に眺めていたら自然と内容を覚えてしまっていたのだ。彼との話題以外に使い道がない知識がこんなところで役に立つとは思わなかった。できれば一生使いたくない知識だったけど……

 

「あぁ、例の入り口にえげつねぇ罠置いた人か。いや助かったけど、初めて見た時まじで吐きそうになった。近くまで来たんだからりーさんに顔を見せにくればいいのにな」

 

「私に構ってられないほど、きっとやることがあるのよ。罠とか校舎の掃除とか私のことは気にかけてくれてるっぽいし、今はそれでいいわ」

 

 

「そうかー、案外他のところでも同じようなことしているのかもな」

 

「そうね……そろそろ戻りましょうか、皆お腹空かしてるころだし、夕食をなにか作るわ。今日は野菜も使って麺もあったからラーメンでも作ろうかしら」

 

「よっしゃ!はやく帰って飯にしようぜ!」

 

ラーメン、ラーメンと歌いながら歩く胡桃と一緒に生徒会室へ歩く。

 

めぐねぇや他の皆には話していないが、るーちゃんが心配になる。あの日は彼がるーちゃんを迎えにいくと遠くの場所に出張中の母がメールで送ってきていたので無事なはずだ。

 

自分や皆で作った本には英雄になろうとはしてはいけない。と書いてあったのに学校でやったことは、この状況だと英雄に近い行動だ。

 

元々運動神経がいいのに加えて、大学でサバイバル部というサークルでゾンビサバイバルや災害発生など様々なシュチュエーションを想定して全力で活動、訓練する変なサークルに入ったせいで下手なアスリートより身体能力が高いと思う。よほどのことがない限り大丈夫だと思うが、やっぱり無事な姿を見ない限り、心配なのだ。

 

「りーさん、どうかしたか?」

 

「なんでもないわ」

 

難しい顔をしていた私に気付いた胡桃に返事を返し、私は生徒会室へと歩く。

 

 

彼がまたここに寄った時に完璧に拠点として仕上げたら、彼は褒めてくれるだろうか、初日は不安やストレスで取り乱してしまったが、私は私が今できることを一つずつやっていこうと思う。

 

彼とるーちゃんが無事でありますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アニメやゲームで、わけがわからない部活やサークルってよくあるよね。


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。