魔法少女ハルカ☆マギカ (凌729)
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序章 その出来事は突然に
プロローグ


今日から魔法少女ハルカ☆マギカスタートします!
よかったら是非読んで見ていって下さい♪


こんにちは!

私は星川 ハルカ、見滝原中学の1年生です、突然ですが私には大切な人がいます。それはパパの星川 海斗、ママの星川 夏美、後お姉ちゃんの星川 玲香です。私は家族が大好きです♪まぁその事はさて置き、現在担任の早乙女先生の話が長いです。

 

 

 

「目玉焼きはソース派ですか?醤油派ですか?はい!中沢君!」

 

 

 

担任の早乙女先生はそう指摘していた。

 

 

 

私は醤油派かなぁーとそんな事を考えながら私は外を見る、ちなみに私の席はベランダ側で外がよく見えるのだ。

 

 

 

(静かな日だね…)

 

 

 

私は空を見ながらそんな事を思っていた。

 

 

 

「転校生を紹介しまーす。暁美さん入って来てー」

 

 

 

すると早乙女先生のそんな声が聞こえた

 

 

 

「はい」

 

 

 

すると美人とも言える人が入ってきた。

 

 

 

チラッ、チラッ

 

 

 

「!?」

 

 

 

すると転校生は友達の鹿目まどかさんを見た後、私の方を見て驚いていた。

 

 

 

「それじゃあ、暁美さん自己紹介いってみよう。」

 

 

 

「…暁美 ほむらです。…よろしくお願いします」

 

 

 

暁美さんは早乙女先生の声ですぐにハッとなり、自己紹介をした。

 

 

 

その後、暁美さんは質問責めにされていて具合が悪くなったのか保健委員の鹿目さんと教室を出て行った

 

 

 

「あのさぁ、ハルカ〜」

 

 

 

すると突然、友達の美樹さやかが声を掛けてきた。

 

 

 

「どうしたの?さやか」

 

 

 

「えっと、お願い宿題写させて!!」

 

 

 

またかとため息を吐きながら、私は鞄からノートを取り出しさやかに渡す

 

 

 

「ちゃんと返してよ」

 

 

 

「わかった〜〜」

 

 

 

さやかはそう言いながら自分の机へと戻って行くのだった。そんな感じで時間は過ぎて行き下校時間になる

 

 

 

「ハルカ〜、今日はノートありがとうね!お礼にこのさやかちゃんが何か奢ってあげよう!」

 

 

 

「本当に!?じゃあーー」

 

 

 

「ハルカ〜、一緒に帰ろう〜♪」

 

 

 

すると教室ドアから私の姉、玲香お姉ちゃんが来た

 

 

 

「わかった〜!っと言うわけだからさやか、また今度ね♪」

 

 

 

「了解〜、じゃね〜」

 

 

 

「じゃあ、また明日!

 

 

 

そして私はさやかとまどかに挨拶し、お姉ちゃんと帰路に着く。

帰り道私はお姉ちゃんと話をしながら帰っていた。

 

 

 

「お姉ちゃん、今日の夕飯何だろねぇ〜?」

 

 

 

「何でしょうねぇ〜、っ!!!」

 

 

 

(ドンッ!)

 

 

 

すると突然お姉ちゃんに突き飛ばされる

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

私は訳も分からず転がるその直後ーー

 

 

 

(ドガーーーン)

 

 

 

一台のトラックがお姉ちゃんを引いた。

 

 

 

「お姉ちゃんっ!!!」

 

 

 

その直後私は救急車と親を呼び病院へと向かった!

 

 

 

そこでお姉ちゃんは緊急手術となっていた。

 

 

 

「ハルカ、玲香は!?玲香は何処なの!?」

 

 

 

すると私の連絡を聞いたパパとママが来て早々に私を問い詰めた。

私のことは一切心配せず玲香お姉ちゃんの事を私の体を揺らしながら聞いてくる。

 

 

 

「今、手術中だよ。」

 

 

 

私はそんな中冷静に答えた。それがいけなかったかも知れない

 

 

 

(パァーーン)

 

 

 

病院の手術室の前で乾いた音が鳴る。

 

 

 

「ッ、ママ…?」

 

 

 

「んで…、何で貴女はそんなに冷静なのよ!!玲香がこんな事になっているのに!」

 

 

 

「夏美やめないか、ハルカだって驚いているんだ!」

 

 

 

パパはママ押さえながら言う

 

 

 

(パッ!)

 

 

 

すると手術室の電気が消え1人の先生が出てくる

 

 

 

「先生っ!!!玲香は!?玲香は助かったんですか!?」

 

 

 

「手術は無事成功しましたが、まだ危険な状態です。」

 

 

 

「玲香は助かるんですか!?治るんですか!?」

 

 

 

ママは医師の両腕を掴みながら叫ぶ

 

 

 

「落ち着いて下さい、まだ分かりません。怪我の方ですがかなり酷く後遺症などが残るかもしれません。それと一応覚悟はしておいて下さい」

 

 

 

そう言って先生は通り過ぎて行き直後お姉ちゃんは病室へと運ばれた。

私は未だに実感がなく後から行くと言って病院の屋上へと来ていた。

 

 

 

「お姉ちゃん・・・」

 

 

 

私はそう言葉にしながらママに叩かれた事を考えていた。

 

 

 

「戻ろう…」

 

 

 

そして私はお姉ちゃんの病室まで来て入ろうとしたところでパパとママが話している声が聞こえて病室に入るのやめ、その場に立ち止まっていた。

 

 

 

「何で玲香なのよ…。ハルカだったらよかったのに…」

 

 

 

「っ!!!」

 

 

 

ママのその言葉を聞いた瞬間、私は涙が出て口を手で押さえていた。

 

 

 

「なっ、なんて事を言うんだ!」

 

 

 

パパは声を少し荒げそうママに言った

 

 

 

「だって玲香は天才なのよ!勉強もスポーツも家事も!なのにあの子は何もかもが普通で、玲香みたいに天才でもない!ならあの子が身代わりになるべきよ!!」

 

 

 

ママは病室で少しずつ声を荒げながら叫ぶ。私はここでパパならちゃんと否定して言い返してくれると思った。だけどーー

 

 

 

「ハルカが普通なのは仕方がないだろう、あの子は玲香とは違う!!!」

 

 

 

「!!!」

 

 

 

パパのその言葉を聞いた瞬間私の中の何かが壊れた気がした。そして耐えられなくなりその場から逃げ出した。




はじめまして!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
少しずつですが完結まで頑張っていきますので、どうか次回も読んでくれると私の根気とやる気と嬉しさが上がります!感想などもお待ちしています。それではまた次回!


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第1話 出会いと契約

前回までの簡単なあらすじ

主人公星川ハルカの通う見滝原中学に転校生の暁美ほむらがやって来る

ハルカは姉の玲香と下校する

下校途中トラック接近するも姉の玲香がハルカを庇って意識不明の重体

ハルカは親が話してるところを聞いてしまう。←今ここ

それではどうぞ!


(ハルカ視点)

 

 

 

お姉ちゃんの病室でパパとママが話してるのを聞いてしまい泣きながら病院から逃げ出した私はとある公園へと来ていた。

 

 

 

「ひぐっ、私が、私が悪いんだトラックに気付かなかったから…」

 

 

 

私は泣きながら自分自身を責めに責める。

 

 

 

「どうしたの?大丈夫?」

 

 

 

私は泣きながら自分自身を責めていると、そう声を掛けられたのだった。

 

 

 

(???視点)

 

 

 

私は巴マミ。この見滝原で魔法少女をやっているの。

魔法少女、それはどんな願いでも願いを叶える代わりに人々の敵、魔女と戦う運命を任せられる少女達のこと。私はその魔女が居ないかパトロールしているところだったんだけど、そこで人の泣き声が聞こえてきた。その場へ行ってみると1人の女の子が泣いていた。

 

 

 

「どうしたの?大丈夫?」

 

 

 

私はその子の近くまで行きそう声を掛けました。

 

 

 

(ハルカ視点)

 

 

 

突然誰かに声を掛けられた私は涙を拭いながら声がした方を見る。

すると私と同じく見滝原中学の制服を着た黄色い髪の女の人が立っていた

 

 

 

「隣、失礼するわね。私は巴マミ。貴女は?あっ、これ使って」

 

 

 

「ありがとう、ございます…。私は星川ハルカです。」

 

 

 

目の前の人は私の隣に座りながら自己紹介しつつハンカチを貸してくれた。そのハンカチで涙を拭う。

 

 

 

「…何があったの?」

 

 

 

「えっとーー」

 

 

 

私は今日起きたことを全て巴さんに話した。

もしかしたら少しは楽になるかもしれないと思って。

 

 

 

「そんな事があったの…。でも貴女のお姉さんなら大丈夫よきっと元気になるわ。」

 

 

 

巴さんは私を励ましながらそう言ってくれた。

 

 

 

「けど例え目を覚まして元気になったとしても、後遺症等が残るみたいです…。だから私はどうやってお姉ちゃんに償ったらいいのか…。」

 

 

 

「……」

 

 

 

巴さんは私がそう言うと黙ってしまった。

 

 

 

「もし、お姉さんが元の生活が出来る方法があるって言ったら貴女はどうする?」

 

 

 

「医師が言うんですから、無理ですよ!!奇跡や魔法でもない限り。」

 

 

 

突然、巴さんがそう言って来たので、私は叫びながらそう反論する。

 

 

 

「あるのよ。奇跡も魔法も。」

 

 

 

「そんな事がある訳……」

 

 

 

「キュゥべえ!!」

 

 

 

目の前の巴さんが突然叫ぶ。

 

 

 

「読んだかいマミ?」

 

 

 

「えっ!?」

 

 

 

すると何処からか声がしたかと思ったら目の前に謎の白い生き物?が現れた。それを見て私は驚いていた。

 

 

 

「キュゥべえこの子との契約可能?」

 

 

 

「もちろん、可能だよ。」

 

 

 

巴さんはキュゥべえという生き物に聞いていた。キュゥべえは答えていた。

 

 

 

「あの巴さん、この生き物は一体…?」

 

 

 

「この子はキュゥべえ、私の大切な友達よ。そして1つだけどんな願いでも叶えてくれる子よ。」

 

 

 

巴さんは白い生き物もといキュゥべえを抱き抱えながらそう話す。

 

 

 

「どんな願いでも…。」

 

 

 

私は少し興味が湧いてきていた。もしそれが本当の事で、願いが叶うのなら私はーー。

 

 

 

「どんな願いでも僕は叶える事ができる、だけど契約したら魔法少女となり魔女と戦う事になるんだ。」

 

 

 

「魔法少女…?魔女…?」

 

 

 

そこでキュゥべえから色々な単語が出てくる。

 

 

 

「そう。そしてキュゥべえと契約して出来上がるのがこのソウルジェム。これを使って魔法少女となって魔女と戦うの。」

 

 

 

「魔女と戦う…」

 

 

 

私は巴さんとキュゥべえの言葉を聞いて少し怖くなり始めた。

 

 

 

「さて君はどうするんだい?」

 

 

 

キュゥべえはそう聞いてくる。

 

 

 

「本当にどんな願いでも叶うの?」

 

 

 

「もちろんさ。」

 

 

 

私がそうキュゥべえに聞くと、キュゥべえは答える。

 

 

 

「なら私の願いはーー」

 

 

 

その同時刻とある病室ではーー

 

 

 

(???視点)

 

 

 

「ん、此処は…?それに私は確か…」

 

 

 

「玲香目を覚ましたのね!?」

 

 

 

私は目を覚ました。

 

 

 

「ねぇ、お母さん。ハルカは?」

 

 

 

「知らないわあんな子なんて。突然何処かに行っちゃったみたいだし」

 

 

 

お母さんの言葉を聞いて少し驚く。もしかしたハルカは自分を責めているかもしれないと私は思っていた。

 

 

 

(キュゥべえ視点)

 

 

 

「ハルカ。君の願いは、エントロピーを凌駕したーー」

 

 

 

キュゥべえがそう言うと、目の前には銀と黒い色の衣装を着た魔法少女が立っていた。




今回も読んでくれた方ありがとうございます!
そして、ハルカが魔法少女になりました。
この先どうなって行くのか期待しながらお待ち下さいませ♪

ハルカの見た目

オレンジ色の髪のポニーテールで身長160くらい。





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第2話 魔法少女としての始まり

前回までのあらすじーー

ハルカは、親の言葉を聞きその場から逃げ出す

公園で巴マミと出会う

白い生き物キュゥべえ現れる

説明を受け、キュゥべえと契約し魔法少女になる。

姉の玲香が目を覚ます。←今ここ

それではどうぞ!



キュゥべえと契約したハルカは、魔法少女となった。

そしてハルカが魔法少女となって数日が経った

 

 

 

(教室・ハルカ視点)

 

 

 

「ふわぁ〜〜」

 

 

 

私は口を押さえながら大きな欠伸をする。

 

 

 

「ハルカ寝不足??」

 

 

 

するとそこへ、さやかとまどかがやってきてさやかがそう問いかける

 

 

 

「う〜ん、少しね〜」

 

 

 

「あはは」

 

 

 

私が答えるとまどかは笑っていた

 

 

 

「ハルカが寝不足なんて珍しい事もあるもんだね〜」

 

 

 

「ん〜、そんな事ないと思うけどな〜」

 

 

 

さやかの問いかけに私は少し考える素振りをして答える

 

 

 

「星川さん少しいいかしら?」

 

 

 

するとそこへ転校生の暁美ほむらさんがやって来た。

まどかとさやかは少し驚いた表情で見ている

 

 

 

「ん、暁美さんだっけ私に何か用?」

 

 

 

「星川さんと話がしたいの、1人で屋上に来て。」

 

 

 

暁美さんはそう言うと行ってしまった。

 

 

 

「まどか、さやかちょっと行って来るね!」

 

 

 

「うん。」

 

 

 

「行ってら〜」

 

 

 

私はまどかとさやかにそう伝え2人の返事を聞いた直後、

教室を出て屋上へと向かった。

 

 

 

「来たよ、暁美さん。それで私に話って何かな?」

 

 

 

私は屋上に入ると目の前にいる暁美さんにそう問いかけた。

 

 

 

「星川さん、貴女何者?」

 

 

 

「何者って、ここ見滝原中学の一般中学生だと思うけど?」

 

 

 

すると暁美さんは少し険しい表情となった。

 

 

 

「嘘では無さそうね…。けど貴女…」

 

 

 

(♪〜〜、♪〜〜、♪〜〜)

 

 

 

暁美さんが何か言いかけた時、学校の予鈴が鳴る。

 

 

 

「あっ、時間。暁美さん話はまた今度でいい?」

 

 

 

そう言って私は屋上を後にした。

 

 

 

(暁美ほむら視点)

 

 

 

「あ…、ちょっ…」

 

 

 

「・・・」

 

 

 

星川さんと話してたら予鈴が鳴ってしまい話があまり出来なかった。私はその後少し考えながら教室へと戻った。

 

 

 

(ハルカ視点)

 

 

 

「ん〜。(結局暁美さんが話したい事ってなんだったんだろう?)」

 

 

 

私は少し考えつつ教室へ入り自分の席に座るのだった。

 

 

 

 

(ーー放課後ーー)

 

 

 

 

「さやか、まどか〜一緒に帰らない?」

 

 

 

私は2人の席に向かいそう声をかけた。

 

 

 

「ごめん、私とまどかでちょっと寄るところがあるから…」

 

 

 

「ごめんね、ハルカちゃん…」

 

 

 

2人は私に謝りつつそう言ってきた。

 

 

 

「そっか、ならしょうがないね…。」

 

 

 

「本当ごめん、後で埋め合わせするからさ。じゃあーー」

 

 

 

「ごめんね…」

 

 

 

さやかとまどかは、そう言って教室から出て帰って行った。

 

 

 

「・・・」

 

 

 

私は少し暗くなっていた。

 

 

 

「帰ろ…」

 

 

 

私はそう呟き教室を後にした。この時私のソウルジェムは少し穢れが溜まり始めていたのを私自身全く気づかなかった。それが今後、この街で大変な事になるとも知らずに…。

 

 

 

 

(ほむら視点)

 

 

 

「・・・(今度こそ必ず救ってみせるわ)」

 

 

 

「やぁ、珍しいね。君がこんな所に居るなんてさ」

 

 

 

私が考えていると、声がしたので振り向くと私の大嫌いな白い生き物、キュゥべえがいた。

 

 

 

「何しに来たの…?用がないならさっさと消えなさい。」

 

 

 

私は怒り口調でキュゥべえにそう言いつつ魔法少女に即座に変身し、銃口を向ける。

 

 

 

「はぁ…、どうして君は直ぐに僕を殺そうとするんだい?全くわけがわからないよ。」

 

 

 

「黙りなさい!!!」

 

 

 

(パァァン、パァァン、パァァン)

 

 

 

「全く僕を殺しても無意味だって言うのに、何でそれがわからないのかな?」

 

 

 

「くっ…」

 

 

 

(パァァン)

 

 

 

「え、ほむらちゃん…!?」

 

 

 

「!?」

 

 

 

私が何度も何度もキュゥべえを撃っていると、そう声がし、その方へと向くとキュゥべえを抱き抱える私の大切な人、鹿目まどか、彼女がいた。

 

 

 

「そいつから離れなさい!!!」

 

 

 

「ダメだよ、ほむらちゃん。この子怪我してる!」

 

 

 

私は鹿目さんにキュゥべえから離れるように怒鳴る。だけど彼女はそれを聞かず私の方を向いたままそう答える

 

 

 

(ブシュゥゥゥゥーーーー)

 

 

 

「!?」

 

 

 

するとそこへ消化器を持った青い髪の美樹さやかが、私に消化器を放ちながら現れた。

 

 

 

「まどか、こっち!!」

 

 

 

「うん…」

 

 

 

2人はその場出て行こうとする、その時ーー

 

 

 

(ズズズ…、ズズゥゥゥ…)

 

 

 

「くっ、こんな時に!!」

 

 

 

私の目の前の壁などが少し黒い何かに浸食されて行く。そう。これは、魔女の結界になりつつあるのだろう。だけど私は先ほどの2人を追わなければならないが、この魔女の結界も無視出来ない。

 

 

 

(キン、ドォォォーン)

 

 

 

すると突然、魔女の結界が消えてさっきの場所に戻った

 

 

 

「魔女なら逃げたわ、追うのだったら行きなさい。」

 

 

 

「私が用があるのはーー」

 

 

 

目の前の魔法少女巴マミが言いつつ、私がそう言いかけようとした時だったーー

 

 

 

「聞き分けがないのね、見逃すって言ってるのよ?」

 

 

 

「ちっ」

 

 

 

やむを得なく私はその場を後にするのだった。




今回も読んでくれてありがとうございます。

どうでしたでしょうか??
感想コメントなど気軽にお待ちしています♪

それでは、また次回!


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第3話 魔法少女とは

ハルカが魔法少女になる。

教室で暁美ほむらに呼ばれハルカは屋上へ向かう

まどかとさやかと一緒に帰ろうと誘うも断られ一人で帰る

ハルカのソウルジェムが少し穢れる

ほむら、キュゥべえを撃つもまどか達に止められる←今ここ


(マミ視点)

 

 

 

「さて…、もう大丈夫よ。」

 

 

 

マミは、背後にいる二人の女子に伝える

 

 

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

 

「あの貴女は?」

 

 

 

ピンク色の髪の女の子が私にお礼を言った後、もう一人の青い髪の女の子がそう問い掛けてきた。

 

 

 

「私は巴マミ、あなた達と同じ見滝原の生徒よ」

 

 

 

私はそう2人に言いつつ変身を解いた

 

 

 

「「変身した!?いや解けた!?」」

 

 

 

2人は声を揃えてそう叫んだ

 

 

 

「そしてその子はキュゥべえ、私の大事な友達なの」

 

 

 

「よろしくね!」

 

 

 

私がキュゥべえを二人の女子に紹介すると、キュゥべえが起き上がり二人に向かって軽い挨拶をする

 

 

 

「「喋った!?」」

 

 

 

二人は再び声を揃えて叫ぶ

 

 

 

「キュゥべえ、もしかしてこの子達も…」

 

 

 

「「?」」

 

 

 

「うん、そうだよ。まどか、さやか君達にお願いがあるんだ!」

 

 

 

(さやか視点)

 

 

 

「何であたし達の名前を?それにお願い?あたしとまどかに?」

 

 

 

「うん。あのね、僕と契約して魔法少女になってほしんだ!」

 

 

 

あたしは目の前の生き物?に問いかけるとそう答えが返って来る

 

 

 

「魔法少女??」

 

 

 

まどかが頭に疑問浮かべながらそう呟いた

 

 

 

「詳しい話がしたいから今から私の家に行きましょう」

 

 

 

マミさんがそう言ったのでついて行く事にした。

 

 

 

(巴マミ宅・マミ視点)

 

 

 

「私、一人暮らしだから遠慮しないで上がって?」

 

 

 

「うわぁ、素敵な部屋!」  「綺麗!」

 

 

 

二人は私の部屋を見ながらそう呟いた

 

 

 

「まぁ、ろくにおもてなしの準備もないんだけどね?」

 

 

 

私は紅茶とチーズケーキを二人に出しながら言った

 

 

 

「うまっ」

 

 

 

「さやかちゃん…」

 

 

 

「キュゥべえに選ばれたからには他人事とは言えないものね、魔法少女の事を説明しておくわ。」

 

 

 

「二人ともこれを見てくれる?」

 

 

 

そう言いながら私はソウルジェムを二人に見せる

 

 

 

「綺麗…」

 

 

 

そう鹿目さんが呟く

 

 

 

「これは、ソウルジェム魔法少女の魔力の源よ。キュゥべえによって選ばれた女の子が契約により生み出される宝石なの。」

 

 

 

私はソウルジェムを二人に見せながら説明を始める

 

 

 

「契約って?」

 

 

 

「そう、僕との契約によってソウルジェムを手にした物は魔女と戦う使命を課さられるんだ。…でもその代わりに一つだけどんな願いでも僕が叶えてあげられるんだ!」

 

 

 

「「!」」

 

 

 

それを聞いた二人の表情が驚いた様子になる

 

 

 

「何でもって…!?本当に何でも叶うの!?」

 

 

 

キュゥべえの言葉を聞いた美樹さんが立ち上がり叫ぶ

 

 

 

「うん、叶うよ」

 

 

 

「でもその戦わなきゃいけない魔女ってなに?」

 

 

 

すると美樹さんが座りながらキュゥべえに問いかける

 

 

 

「マミのような魔法少女が希望を振りまく存在なら、魔女は逆に絶望を撒き散らす存在なんだ」

 

 

 

美樹さんの質問にキュゥべえが答える

 

 

 

「世間でよくある理由のよく分からない自殺や事件などはかなりの確率で魔女の呪いが原因なの。魔女は常にあなた達が迷い込んだ結界に身を隠している。私が助けに来なければあの場所から一生出れず生きては帰れなかったと思うわ」

 

 

 

私はキュゥべえの答えにそう言葉を付け足しながら言う

 

 

 

「「・・・」」

 

 

 

それを聞いた二人は黙り込んでしまう

 

 

 

「そ、そんな怖いものと戦っているんですか…」

 

 

 

「えぇ、命懸けよ。だからあなた達も契約する時は慎重に選んだ方がいいわ」

 

 

 

鹿目さんは恐る恐るそう私に向かって問いかけてきたので、そう答える

 

 

 

「うーん、美味しい話ではあるんだけど、流石にねぇ…」

 

 

 

「マミさんの他に魔法少女はいるんですか?」

 

 

 

美樹さんが考えながらそう呟いていると鹿目さんがそう質問してきた

 

 

 

「さっき居た例の転校生とか!?」

 

 

 

「えぇ、私も見かけたけどかなり強い力を持ってるみたい」

 

 

 

美樹さんが少し身を乗り出しながらそう言う

 

 

 

「でも、魔法少女って魔女を倒す正義の味方なんでしょ?何でまどかを狙ったわけ?」

 

 

 

「彼女の狙いは僕だよ。新しい魔法少女が生まれるのを阻止しようとしたんだろうね」

 

 

 

「??」

 

 

 

美樹さんの問いかけにキュゥべえが答える

 

 

 

「魔法少女は必ず味方同士ってわけじゃないの。魔女を倒すとそれなりの見返りがあって、手柄の取り合いで衝突する方が多いわ」

 

 

 

「じゃあまどかがキュゥべえに声をかけられるって分かってて、自分の都合の悪い敵を増やさない為に絡んできたって事?」

 

 

 

「恐らくね…」

 

 

 

「・・・・・・。」

 

 

 

「どうしたの?キュゥべえ」

 

 

 

「いや、何でもないよ」

 

 

 

美樹さん達と喋っていた時急にキュゥべえがベランダの方を向いたので私はキュゥべえに問いかけた。

 

 

 

「そうだ!、ねぇ二人ともしばらく私の魔女退治に付き合ってみない?」

 

 

 

「「えぇ!?」」

 

 

 

「魔法少女がどんなものなのか、自分自身の目で確かめてみればいいと思うの!」

 

 

 

(時刻は少し遡る・ハルカ視点)

 

 

 

「まどかとさやかの用事って何だったんだろう・・・」

 

 

 

私は学校の帰り道歩きながら家へと向かっていると、、、

 

 

 

「うーんやっと家に帰って来れた〜〜」

 

 

 

「突然治るなんて不思議な事もあるものねぇ〜」

 

 

 

「正に奇跡だな。それにしても姉の退院の時なのに、ハルカは来ないなんてな、何処に行ったのやら」

 

 

 

「知らないわ、あんな子!!」

 

 

 

目の前の我が家に丁度家族が帰って来た所だった。私は、近くにあった電柱に隠れて家族の会話を聞いていた…。

 

 

 

「ッ!!!」

 

 

 

ママの言葉に私は悲しくなって涙を流す

 

 

 

「私、ハルカを探してくる。」

 

 

 

すると、お姉ちゃんがそう親に言った

 

 

 

「退院したばかりなんだから、今は家でゆっくりしましょ?それにあの子はまだ学校だろうしね」

 

 

 

「そっか、まだ学校の時間だっけ。そうだよね、忘れてた」

 

 

 

そう言うと家族3人は家へと入ってしまった。

 

 

 

「・・・」

 

 

 

私は家へと向かわず来た道を引き返した。今はなるべく早くその場を離れたかったから。この時も私は気づかなかったんだ、ソウルジェムの穢れがまた少し溜まっている事に…。




今回も読んでくれてありがとうございます
そして皆さんお久しぶりです!
リアルが少し忙しかったので投稿出来ずすみませんでした。
落ち着いて来たので少しずつまた投稿していこうと思いますので、
よろしくお願いします!それではまた次回までーー
感想などお待ちしてます♪


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第4話 孤独と魔法少女見学

まどかとさやかは、巴マミに助けてもらう

マミの家にて魔法少女の事を知る

マミ、まどかとさやかに魔法少女見学を提案する

その頃、ハルカは帰宅する所に家族の話を聞いてしまう
↑今ココ


(まどか視点)

 

 

(ピピピピッ、ピピピピッ、カチッ)

 

 

 

「んっ、あれ?もう朝…?」

 

 

 

私は寝ていたベッドから起き上がる。

 

 

 

「おはよう、まどか!」

 

 

 

「うわぁっ!」

 

 

 

突然声がして、私は驚き声のした方へと向くとそこに居たのはキュゥべえだった。そして私は朝食を食べて学校へ向かった。

 

 

 

(ハルカ視点)

 

 

 

とある公園のベンチに私は横になって眠っていた

 

 

 

「んんっ、あれ?私、何で公園のベンチに…?(あっ、そうだった!昨日帰宅する所に外に家族が居て…)」

 

 

 

「はぁ〜、これから、どうしよう…。取り敢えず、もう少し休んで何か食べ物買いに行こう…」

 

 

 

私はベンチに座ったまま、学校へは行かず一人色々と考えるのだった

 

 

 

(一方その頃、星川家では)

 

 

 

(玲香視点)

 

 

 

「ん、朝だ。そうだ、ハルカ帰って来てるかな?」

 

 

 

ベッドから起きた私は制服に着替えて、ハルカの部屋へと向かった。

 

 

 

「ハルカ〜、朝だよ〜。」

 

 

 

扉をノックしながら声を掛けるも、返事は無い。

 

 

 

「ハルカ〜、入るよ?」

 

 

 

(ガチャッ)

 

 

 

「あれっ?居ない、もう学校行ったのかな、でもまだ時間じゃないし。まさか、まだ帰って来てない…?そんな事ーー」

 

 

 

私は確認するべく家族が居るであろうリビングに向かう。

 

 

 

(バンッ!!!)

 

 

 

「あら?おはよう、玲香。」

 

 

 

「起きたのか、おはよう玲香」

 

 

 

リビングへと入ると、両親が朝の挨拶をしてくる。

 

 

 

「おはよう。っじゃなくて、ハルカは帰って来てないの?」

 

 

 

私はリビングにも居ないハルカの事を両親に聞いた

 

 

 

「部屋に居ないのなら帰って来てないんじゃない?全く何処ほっつき歩いているんだか…」

 

 

 

「何だ、ハルカ帰って来てないのか?何処か友達の家にでも泊まったんじゃないか?」

 

 

 

両親はハルカの事を心配するでも無くそう言葉にした。

 

 

 

「何処かに泊まるにしても連絡くらいあるはずなのに…。(大丈夫だよね?)」

 

 

 

私はあまり深く考えず朝食を取り学校へと向かった、この時の私自身を後に酷く後悔することなるなんて思ってもいなかった。これが、私とハルカの運命の分岐点だなんて、この時の私は少しも思ってもいなかった。

 

 

 

(通学路)

 

 

 

(まどか視点)

 

 

 

「あっ、おはようー!さやかちゃん、仁美ちゃん!」

 

 

 

「おはようございますわ、まどかさん!」

 

 

 

「あっ、まどか、おはよう!ってえぇ!?(何でいるのそれ!?)」

 

 

 

さやかちゃんと、仁美ちゃんに挨拶をすると、さやかちゃんが私の肩の方へと視線を向けて驚いていました。

 

 

 

「(なんでいるのそれ!?)」

 

 

 

「(大丈夫、私達以外見えないみたい。それと、声に出さなくても会話が出来るらしいよ)」

 

 

 

「(まさかのテレパシー!?あたし達、もうそんにマジカルな力が?!)」

 

 

 

「(いや、これ僕の力だからね?)」

 

 

 

「お二人とも、無言でどうしたんですの?」

 

 

 

私とさやかちゃんが小声とテレパシーで話していると、仁美ちゃんが不思議そうに私達にそう聞いてくる。

 

 

 

「あっ、仁美ちゃん…」

 

 

 

「はっ!!お二人はまさか、言葉で交わさずとも目と目で解り合う間柄なのですか…?昨夜の間で急展開!?キャー!これが、禁断の愛!?そんな間にわたくしは入れませんわー!」

 

 

 

「いやいやいやねーよ!って早!」

 

 

 

「行っちゃったね…」

 

 

 

仁美ちゃんは何を勘違いしたのか私達に言うだけ言うと走って行ってしまいました。

 

 

 

「さやかちゃん、私達も行こっか…」

 

 

 

「う、うん…」

 

 

 

私達はそう言うと学校へと向かうのでした。

 

 

 

(見滝原中学の教室)

 

 

 

「(ってかさアンタついて来ちゃって良かったの?転校生このクラスだよ?命狙われてんでしょ?)」

 

 

 

「(マミもいるし学校の方が安全だと思うな)」

 

 

 

「(でもマミさんのクラス三年だから遠いよ?)」

 

 

 

私達はキュゥべえのテレパシーでさやかちゃんと会話をしてます。

 

 

 

「(大丈夫、話は聞こえているわ)」

 

 

 

「(わっ、マミさんおはようございます!)」

 

 

 

突然テレパシー内にてマミさんの声が聞こえ、私はマミさんに挨拶をした。

 

 

 

「(ちゃんと見守ってるから安心して。それに、あの子だって人前で襲ってくるような真似はしないはずよ)」

 

 

 

「(ならいいけど…)」

 

 

 

(ガラララッ)

 

 

 

「(ッ!!)」

 

 

 

「(ビクッ!)」

 

 

 

するとそこへ教室の扉が開きほむらちゃんが入って来て、その直後こっちは向いて睨んできました。そして私達に視線を外して、自身の席へと座りました。

 

 

 

「(大丈夫だよ、まどか)」

 

 

 

「コクリッ(う、うん…)あれ?そう言えばハルカちゃんまだ来てないね?」

 

 

 

私はコクリと頷いた直後、ある席を見つめてそう言葉にしました。

 

 

 

「あっ、確かに。いつものハルカなら、もう既に来ていてもおかしくないんだけど…」

 

 

 

「(ハルカちゃん、どうしたんだろう…?)」

 

 

 

私はハルカちゃんが来てない事を、疑問に思っていました。その後、早乙女先生が教室に来てホームルームが始まりました。その後の授業でも、ハルカちゃんは来ませんでした。




皆さん、お久しぶりです。
一年とちょっとって感じですかね?
超久々の魔法少女ハルカ☆マギカ投稿しました。
次もお待たせさせてしまうかも知れませんが、のんびりとお待ち下さると幸いです。それと新たに小説も考えていますのでそちらも投稿されましたら読んで頂けると嬉しいです。それではまだ、次回まで。


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