A Daughter of the Gods (gooty)
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In the myth behind.

どうも!他の小説も書かないと行けないのは分かってても今作を書きたかったgootyです。
今作は六本木サディスティックナイトの子たちにも登場してもらってます。
少し今期のドラマに近いものがあるかもしれませんがぜひ読んでみてください!


その日はいつもどうり都会らしい喧騒感に包まれていた。

罵り上げる不良共。仕事終わりの飲み会をするサラリーマン達。しかしそんないつもとは違うことがこの日は起きようとしていた。

…そう、この日を境にこの国の裏を見ることになる。

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俺は学校の屋上でいつもどうりタバコを吸っていた。スマホを見ながら退屈そうに。そんな時ある声がする。

「おい、またタバコかよ。俊輔。」

「悪いかよ。」

来たのは友人の不破彼方だ。彼は俺に弁当を手渡した。

「あんたの美人な姉さんからだよ。」

「姉さんじゃねぇっつってんだろうが。ただの同居人だ。それよりお前も授業サボってなにしてんだ?」

「めんどくさくなって。」

「不良が。」

「お前程じゃねぇよ。」

そんな時1件のLI○Eが。

「わりぃ早退するわ。」

「いつものか?俊輔。」

「あぁ。」

「お前みたいなやつでも警察になれんのが不思議だわ。」

「黙っとけ。」

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2020年。日本ではテロや、指名手配の殺人事件犯、指定暴力団や半グレなどの凶悪事件を取り締まるために18歳までの子供で作られた『捜査5課』が警視庁にて新たに新設された。そこに刑事として彼、相良俊輔は働いていた。

「こちら相良。ただいま現場に着きました。」

今回の司令は度々クスリの売買をしている半グレ集団「スフィア」の分団のアジトに強行突入するというものだった。公安なども手を貸してくれて、なかなか大掛かりなものだった。

「相良。いいな?」

「了解ぃ…面白ぇじゃねぇか。なぁ純一。」

「これは遊びじゃねぇ。」

「わりぃわりぃ」

安藤純一巡査部長の合図で突入する。

しかしもぬけの殻だった。

そこには壁に大きく落書きで、「The god dropped the wing and borrowed the hands of the dirty person」

と書かれていた。俊輔は呟いた。「神は翼を落とし、穢れた人の手を借りた。…?」

そして彼は下を見たとき、気がついた。

「みんな逃げろ!」

すぐさま逃げる一同。その倉庫から去った直後、倉庫は木っ端微塵に爆破した。

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その夜仕事に向かう同居人、蔵重ミズキを仕事先に送る為に愛車のインテグラを走らせていた。「そうか。足がつかんか。」とミズキは呟く。ミズキの働くバー『night Jewel』はヤクザや凶悪な犯罪を個人的に取り締まる裏の顔を持っている。

窓を開けて走ると聞こえるいつもの街の喧騒感。しかし信号にかかり、不意に外を見た時、目を見開いた。向こう側のビルから落ちる少女がいた。彼は「やべぇ!」と叫び車を走らす。ミズキは咄嗟の判断で彼にパトランプを渡す。そして彼はミズキに「ハンドルを固定して!、指示したらサイドを引いて」と言った。ミズキは小さく「了解」と呟きハンドルを持つ。彼は懐からコルト・ガバメントを出すと街路樹にひたすら打ち込む。そしてビルの前に倒れる街路樹。それを三本重ねた。そこ少女が落ちる。「引いて!」急停車するインテグラ。車から彼は降り、少女の無事を確認する。脈を測った時、少女の腕には「A Daughter of the Gods」と書かれていた。「神の娘…?」彼は咄嗟に昼見た「The god dropped the wing and borrowed the hands of the dirty person」(神は翼を落とし、穢れた人の手を借りた。)という1文を思い出した。

これが後に大きな陰謀に繋がるということはまだ知らない。




どうでしたか?
それでわー
(エンディングはGENERATIONS from EXILE TRIBEの少年をイメージしてください。聴いてねw)


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The daughter of God meets the truth of the truth.

俊輔は車を走らせた。隣に眠る少女の話を聞くために。

六本木の郊外のとあるマンションの36階。彼の部屋だ。彼はとりあえず自分のベッドに少女を寝かす。「中々目を覚まさないな。」『Night Jewel』に休むと伝えたミズキが話しかけてきた。「まぁ無理とねえさ。あの高さから落ちてんだもん。気長に待つさ。」

 

コルト・ガバメントを整備しながら待っているとその少女が目覚めた。

 

「お、目覚めたか、だいJ」

すると少女は銃を俊輔に向けた。

「あなたも何か私にするの?」

「どういうことだ?」

「アイツらと同じように不意に眠らせて変な実験するんでしょ?」

「アイツらって誰だよ。俺はなんも知らない。」

「…そう。」

「あんた、名前は?」

「…分からない。」

「記憶喪失…!?オイオイマジか。」

「そういう貴方は?」

「俺は…相良俊輔。警視庁捜査5課の刑事。」

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「んで、よく分からんしほっとくと不味いから連てきたと。」彼方が学校の屋上にて事情を聞いて返す。

「そういう事だ。」

「とか言ってヤラシイこと考えてんじゃねぇの?」

「馬鹿、んな訳ねえだろ。」

「ヤラシイこと?」少女が尋ねる。

「いや…なんでもない。」俊輔は咄嗟に答えを濁し、タバコに火を付ける。

「そう言えば、この子名前ねぇんだろ?」

「そういやそうだな。…よし『A Daughter of god』なら『神奈』だ。」

そんな話をしている途中、屋上の給水タンクに銃弾が当たる。

「なに…?」

「来る…」

神奈が震え始める。向かいのビルを見るとそこにはきらっと輝くスコープが。

「くそっタレ!」

俊輔はその方向に咄嗟にガバメントを向け1発放つ。

スナイパーは素早く逃げ、腰から出したサブマシンガンを撃った。

「おいおい…彼方、どっか隠れとけ!」

神奈を抱えあげ、渡り廊下まで走る。やまない銃弾の雨。

それをかわしながら飛び降り下にあるインテグラに神奈を乗せる。

まだ狙っているスナイパー

「よく見ろ!」俊輔は叫ぶ。するとスナイパーは動きを止める。そのまま彼はどこかに消える。

「大丈夫か?」彼方が降りてくる。

「あぁ…」(なんだ…あの機械のような反応…。)

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どこかの地下。

そこには多くのモニターがならんでいて、常に誰かがモニターを睨んでいる。

「…そうか、『アダム』と『イブ』が出会ったか。」

そこには俊輔、神奈の2人がいた。

「そうですね、新たな改革の始まりです。大臣。」

「大臣はよせ。引き続き監視を続けろ。」

「了解しました。」

「…それと、あの実験のために材料が欲しい。」

「了解です。悪いガキ、たんまり用意しときます。」

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上野公園、俊輔は誰かに呼び出された。

「よっ、俊ちゃん。」

「誰かと思いきやお前か、今井。」

そこに居たのは今井康介。捜査5課から公安に引き抜かれた異例の過去を持つ。

「奇妙な女を拾ったらしいじゃないの。」

「あんたには関係ない。」

「それがどうもあの例の半グレが関わってるらしくて。」

「スフィアか」

「そ、五課と追うことになった」

「なぜ公安が?」

「俺にもわかんねぇ。ということだから捜査資料が欲しい。」「コピーならあるぞ」「…貰うわ」「ん」そうすると今井は俊輔からタバコを1本抜いて吹かした。

「程々にな。」grスープラに乗り込みながらいった。

「お前もな。」

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神奈を連れ俊輔は夕食の材料を調達するために出かけた。いつもどうりタバコを1本抜いて吹かすと、「俊輔はさ、なんでタバコ吸ってんの?」と神奈が聞く。「精神安定剤みたいな?」そんな会話をしていたその時、銃声が3発ほど響いた。「まじぃ!」そう言って急いで路地裏に逃げる。しかしそこの付近にもスナイパーがいるらしく2発ほど撃ち込まれる。間一髪のところでかわす。(…あいつらか…どこだ?)

するとまた2発ほど撃たれる。それをかわすと同時に方向を割り当てガバメントを抜く、そして3発撃つ。

見事相手のライフルに当てたらしく相手は逃げていくのを見た。「まて!」しかし間に合わず相手を逃す。壁を見るとそこにはまたでかく文字が書かれていた。『The daughter of God meets the truth of the truth.』「神の娘は真実の番人と出会う?」それがどのような意味を持つのかはまだ彼にはわからない。




久しぶりでしたねー
でわー


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