耳飾りに神が宿っていた件 (iltukun)
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1話

暇潰しに書きました。笑


炭十郎「炭治郎、この神楽と耳飾りだけは必ず途切れさせず継承していってくれ。約束なんだ。」

 

ぼくの父さんはそう言い残し病気で他界した。父さんが死んでしまってぼくはすごく悲しくて一日中泣いていた。ぼくはその日泣きつかれて寝てしまっていた。その日にある夢を見たんだ。とても悲しくて辛い夢。その夢では継国と言う兄弟が出てきて主に弟さんの視点での夢だった。その後すぐに母さんと兄弟が家で血まみれでしんでいるイメージをみた。

 

炭治郎「う、うわぁぁぁぁぁ!?!」

 

僕は飛び起きて周りを確認する。どうやら夢だったようだ。夢にしては現実感がありすぎる。もう一度辺りを無見回す。すると凛々しい顔立ちをした父さんに雰囲気の似たお兄さんが部屋にいた。

 

炭治郎「う、うわぁぁぁぁぁ!だ、誰なんだあなたは!」

 

葵枝「どうしたの!炭治郎!」

 

母さんが慌てて部屋に入って来た。

 

炭治郎「か、母さん部屋に人が!」

 

葵枝「人?人なんていないじゃない。きっとあの人が死んで精神的に疲れているのね。汗もスゴいし。」

 

母さんはそういって僕を抱き締めた。すごく急でびっくりしたけれどすごく安心する。僕は気づくと涙を流していた。どうやらさっきみたイメージが頭から離れなくなり、母さんに抱き締められた瞬間溢れてしまったみたいだ。

 

葵枝「炭治郎。お父さんは死んでしまったけれどまだあなたには一人じゃないわ。私と兄弟たちが居るわ。安心しなさい。私はあなたをおいて何処にも行かないわ。」

 

僕が落ち着くと母さんは部屋から出ていった。どうやら母さんにはあのお兄さんが見えないらしい。よくみてみるとそのお兄さんは夢でみた継国兄弟の弟さんだった。ぼくはお兄さんに居てもたっても居られなくなり話しかけた。

 

炭治郎「あの、お兄さんは縁壱さんですか?」

 

僕が話しかけるとお兄さんは頷いた。

 

炭治郎「僕は竈門炭治郎と言います。」

 

縁壱「炭治郎。」

 

炭治郎「はい!縁壱さん。僕に剣術を教えてください!夢でみた縁壱さんみたいに強くなりたい!家族を守り抜くために!」

 

夢でみた家族が血まみれで死んでいるイメージ。あれは多分夢なんかじゃない。絶対に家族は僕が守り抜く。

 

縁壱「私は強者ではない。何も成せなかった無価値な存在だ。今の私は炭治郎。お前の耳飾りに宿る亡霊に過ぎない。いまだに自分の未練も果たせず彷徨っている。」

 

炭治郎「僕は強くならなくちゃいけない。かぞくを守るために!僕は本当かどうかわからないけど夢であなたの人生をみた!そしてこう思った!僕はあなたの未練を晴らしてあげたい。同時にあなたに師事したいと!」

 

俺がそう言うと縁壱さんは少し間をあけてから口を開いた。

 

 

縁壱「そうか。ならば炭治郎。お前に私の呼吸と視界の使い方のコツを教えよう。まず呼吸を身に付けなければ鬼には勝てん。そして私の未練をはらすこともできない。」

 

鬼!鬼って縁壱さんの夢に出てきた人の姿をした人を喰らうやつか!もしかしたらおれのみたイメージは鬼が家族を襲ったイメージなんじゃ!?

 

それから縁壱さんに色々教えてもらう日々が始まった。

 

 

 

 

次の日

 

炭治郎「母さん、禰豆子!ちょっと山に薪集めに行ってくるよ~。」

 

禰豆子「お兄ちゃん。気をつけてね。」

 

葵枝「炭治郎日が落ちるまでには帰るのよ。」

 

俺はそう言うと山のおくの方へと走っていった。もちろん薪を拾うことも目的の1つだけど主な目的は体力作りと呼吸の習得だ。縁壱さんによると俺は歳の割に精神が頑丈らしくしっかりと修練していけば縁壱さんの日の呼吸と言う呼吸を身に付けれる素質があるみたいだ。

 

縁壱「炭治郎。呼吸のイメージは心を落ち着けて肺一杯に空気を含み体に浸透させるイメージだ。」

 

炭治郎「はい!やってみます。」

 

すーはー、すーはー、すーはー。俺は呼吸を繰り返すが全然うまく出来ている感じがしない。

 

縁壱「炭治郎。そうではない私の呼吸に合わせてみるといい。」

 

縁壱さんはそう言うと大きく音をたてながら呼吸した。

俺は縁壱さんの呼吸に合わせて呼吸してみる。

 

縁壱「そうだ。炭治郎。その調子だ。」

 

なんだこれものすごくしんどい、肺がつぶれそうだ。

 

炭治郎「はぁ、はぁ、はぁ、縁壱さんこれものすごくしんどいです。とても続けることができません!!」

 

縁壱「最初はそんなものだ。肺が強くなるにつれて常に出来るようになる。」

 

それから俺は毎日縁壱さんと呼吸を練習した。そして

2年後俺は11になり、やっと常に日の呼吸が出来るようになり、縁壱さんの指導のおかげか全集中の呼吸をしているときすべてのものが透き通ってゆっくり見えるようになった。そして額に痣ができた。縁壱さんによると自分の体温と心拍をあげることにより引き出されるものらしい。とにかくこれでやっと剣術の修練に入れる!

 

 

11になってから縁壱さんと剣術の稽古を始めた。まず思ったのは縁壱さんは化け物だ。幽霊なのに木剣を持ちこちらがひたすら何時間攻撃を続けても一撃も当たらない。そして縁壱さんは寸土めで攻撃はしてこないものの型がものすごく多い。縁壱さんの型100を越えているんじゃないか?と思うくらい多彩だ。

 

それからまた2年がたち俺は13になった。まだ縁壱さんに攻撃は当たらないが剣をまともに合わせられるくらいにはなった。縁壱さんは俺が行き詰まっていると俺に合ったやり方で自分の技術を継承してくれるからおれ自身まだ縁壱さん以外と戦ったことはないけれど少し自信がついてきた。

 

縁壱「炭治郎。お前はこの4年で強くなった。道を極めた者が辿り着く場所はいつも同じだ。お前もいずれ私と同じところまでたどり着くだろう。」

 

炭治郎「はい!ありがとうございます!」

 

俺はその言葉が何よりも嬉しかった。これからも自分の家族を守るため。縁壱さんの未練をはらすために努力は怠らない!

 

このときの俺は鬼との初戦闘が迫っていることに気づきもしなかった。

 

 

 



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2話

駄文です。ご指摘いただいたので台本形式やめました。


俺は最近町に炭を売りに出ることが多い。

 

「炭治郎今日も町に炭を売りにいくのかい?雪だし無理して売りにいかなくてもいいんだよ。」

 

「大丈夫さ。もうすぐ正月だし腹いっぱい食わしてやりたいから行ってくるよ。」

 

まあ町まで走ったら1時間くらいでつくしいい修行になる。

 

「兄ちゃん今日も町にいくの?」

 

「おれも一緒にいきたい!!」

 

下の弟と妹がそんなことを言ってくる。

 

「今日は雪だから荷車を引いて行けないの、途中で休んだりできないのよ。」

 

そう言って母さんは俺から下の弟を引き離した。

 

「速く帰って来てね~」

 

「いってらっしゃい~」

 

家族に見送られ俺は家をでた。

 

家からでて1kmくらいで俺は走り始めた。

 

その後町につくとたくさん炭が売れた。

同時にいろいろ町でみんなのお手伝いをしていたからすっかり遅くなってしまった。

 

ちょうど町の関所をでたあたりで声をかけられた。

 

「炭治郎、お前まさか山に帰るつもりか?」

 

「俺は鼻がきくから大丈夫だよ。」

 

俺がそのまま走り出そうとするとおじさんは声をあらげて言った。

 

「いいから戻れ!泊めてやる。」

 

「やめとけ、鬼がでるぞ。」

 

鬼?だってならなおさら帰らなきゃな。俺はそのまま走り出した。

 

後ろからおじさんの声が聞こえるがお構い無しだ。

 

 

 

それから1時間ほどで家についた時刻は亥一つ時(21時)を過ぎた頃で母さんと禰豆子が出迎えてくれた。それ以外の兄妹はみんな眠ってしまっていた。

 

「炭治郎、お帰り。」

 

「お兄ちゃん、お帰りなさい!」

 

「ただいま」

 

その後おれも飯を食べてすぐに寝床に入り眠った。

 

「んぐぁ!??な、なんなんだこの臭い!!」

 

眠っていると急にものすごい血の臭いと今まで感じたことのない臭いがこの家に近づいて来ていることがわかり飛び起きた。

 

「炭治郎、鬼が近くにきている。」

 

縁壱さんがそう言うと、俺は木刀を持って外にでた。

 

するとゆっくりと額と頬に十字傷がある男が雪の中現れた。

 

「おや?こんな夜更けに出歩いているとヒトクイ鬼に喰われてしまうぜ。」

 

「まあ俺様がそのヒトクイ鬼なんだけどなぁ。」

 

「この十二鬼月であるこの病葉様を木刀でやろうとは常識知らずのガキもいたものだなぁぁ」

 

どうやらゴタゴタ言っているが鬼は病葉と言うらしい。

血の臭いがすごい。こいつここにくるまでに誰かを殺している!!俺はすかさず日の呼吸を深くする。

 

「炭治郎。恐れる必要はない。いつも通り私と稽古しているときのようにしていればあの程度の鬼問題ない。」

 

「はい!縁壱さん!」

 

やっぱり縁壱さんに言ってもらうと自信がわいてくる!

さあやってやるぞ!!

 

「独り言か?びびりすぎておかしくなっちまったか?」

 

俺は鬼を無視してそのまま木刀で鬼に斬りかかった。

 

「日の呼吸 原点·碧羅の天(へきらのてん)」

 

「ぐぎゃ?!」

 

俺は型の1つを使い鬼の関節の隙間に垂直に剣をふるった。すると鬼の右腕が鬼の胴体から離れた。

 

「な、なんなんだ?!こ、これはぁぁ?お、俺が斬られた?木刀で?!あ、あ、ありえないぃぁ?」

 

思ったよりもすんなりいけたな。もしかしてこいつ鬼の中でも弱い部類なんじゃないか?

 

「か、からだが震える。な、なんなんだこの細胞が恐怖する感覚は·······」

 

よし、鬼は右腕を切り落とされて同様しているようだ。縁壱さんも言っていたけど敵が手負いの時ほど慎重になおかつ一撃で決める好機でもあると。

 

俺はすかさず連続して型を繰り出す。

 

「日の呼吸 原点 炎舞(えんぶ) 」

 

「日の呼吸 原点 烈日紅鏡(れつじつこうきょう)」

 

「あ、」

 

鬼は言葉を発する暇もなくバラバラになった。

 

だが、まだバラバラにしたのに生きているみたいだ。

 

「炭治郎。鬼は特殊な鉱石で作られた武器で首をはねるか太陽の光に当てられなければ殺せん。」

 

「そ、そうなんだ。」

 

俺は縁壱さんの言葉を聴いて、バラバラになった鬼の肉片を日の当たる木に片っ端から打ち付けた。

 

「あ、お前こ、殺してやる。」

 

鬼が何か言っているがお構いなしだ。

後日のでまで2時間あるし縁壱さんと修行でもしておこう!俺はそれから縁壱さんと日のでまで稽古をしていた。今日も一撃も当たらなかったな。鬼にはすぐに当たったのに。やっぱり縁壱さんはすごいや!

 

きづいたら鬼は黒い灰になって消えていた。どうやら完全に臭いも消えているし倒せたみたいだ。これからも鬼がくるかも知れないから夜は注意しておかないとな。

 

 

一方その頃

 

「伝令、伝令、北方面の町にて十二鬼月の目撃情報あり、水柱、冨岡義勇は、現場へ急行せよ!!」

 

 

 

一方その頃

 

「なぜお前たちが集められたかわかるか?」

 

「病葉は何者かに殺られた。なぜ下弦の鬼はこれ程までに弱い?」

 

 

これから物語は急展開を迎えるのだが炭治郎はまだ何も知らない。



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