賢者の孫の軌跡 (犬大好き)
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第一話

ユウナ「あ?」

 

またか?またなのか?

 

もう最初カットでよくね?

 

ということで簡単に説明

 

ここは賢者の孫の世界、もうすぐ試験だから行ってこい

 

答えは頭の中に送り込んでおいたからあとSクラス二人分増やした

 

だと、もちろんユウも今回はいるぞ

 

PS.大食いだと引かれるかもしれないからDBの世界以外普通にしといたよ

 

筆記試験

 

おお!問題を見るだけで、答えが浮かび上がってくる!

 

でもちょくちょく出ないから、一位にならせる気はないんだろう

 

実技試験

 

先生「次はユウ・ブランドー君」

 

ユウ「イフリート、全部燃やしちゃっていいぞ」

 

ゴオオオオオオ

 

受験生「なんてやつだ!無詠唱で、あんなでかい火を!」

 

次が出てきた

 

先生「つ・・次はユウナ・ブランドーさん」

 

ユウナ「はい」

 

ハアアアアア

 

ドウン

 

ヒューヒューヒュー

 

先生「え!?金髪になって髪が伸びた!?」

 

バランスボールぐらいの気弾を作る

 

ユウナ「やりすぎたらすいません」

 

ドオオオオオオオオオオン

 

ユウ「やりすぎだぞ!」

 

ユウナ「まだ調整できねえや」

 

ユウ「他のやつら、守ってなかったらどうなってたと思う!」

 

ユウナ「ホントごめんって、練習場戻すから、クロノス頼む」

 

ギュルルルル

 

受験生「も、戻っていく・・」

 

先生「もうわけわかんない」

 

終了

 

神様がくれたお金と市民証をもってがっこうぐらしの時に使った穴で日にちを過ぎ・・・結果見事二人ともSクラス!

 

その日に製服をもらった

 

入学式

 

男「てめぇケンカ売ってんのか!!」

 

ユウ「うるさいな」

 

ユウナ「無視しろ」

 

これで魔法やらの世界は・・・二個目かな?

 

ユウナ「魔力って向こうのやつ受け継がれてるのかな」

 

ユウ「そうなんじゃねえの?」

 

先生「静かにしろ!!入場だぞ!!」

 

ユウナ「黙るぞ」

 

入る

 

パチパチパチパチ

 

色々な話を聞いている

 

ユウ「だる」

 

ユウナ「言うな」

 

司会「それでは続きまして新入生代表挨拶です、今年度入学試験主席合格者、シン=ウォルフォード君」

 

シン「はい」

 

ザワザワ

 

ユウ「なんだ?」

 

ユウナ「どうでもいいから、速く終わらせてほしい」

 

同級生「何言ってるんだ!?ウォルフォードってことはアイツが英雄様の孫ってことだぞ!?」

 

ユウナ「あっソウナンダー」

 

シン「ご紹介に与りました新入生代表シン=ウォルフォードです。今日のこの良き日に皆様に見守られこのアールスハイド高等魔法学院に入学できた事を大変嬉しく思います、私は幼い頃より祖父母や知人から様々な事を学んで参りました。しかし共に暮らす祖父が森の奥に隠居していた為、私は世間知らずに育ってしまいました。そんな折とある方に言われたんです「学院に入って常識を学んで来い」と王都に来てから私は環境は劇的に変わりました、すでに何人かの友人も出来ました。私にとって人との出会いこそ大切で重要なことです、ですので皆様!世間知らずだからと言って仲間はずれにはしないで下さいね?そんな事されると泣いてしまうかもしれません、そして保護者及びご来賓の皆様そして在校生・教師の皆様何とぞ、三年間御指導御鞭撻の程よろしくお願い致します。新入生代表シン=ウォルフォード」

 

パチパチパチパチ

 

国王「今年は英雄の孫という規格外が紛れ込んでいる、同級生たちは彼から色々と学ぶと良いきっと皆の固定観念吹き飛ばしてくれることだろう、皆が大きく成長してくれる事を切に願っている」

 

入学式終了

 

先生「ここがお前達Sクラスの教室だ」

 

入って

 

先生「入学おめでとう、担任のアルフレッド=マーカスだ。元魔法師団所属だよろしくな、今日は授業がないから学院を見て回るなり他の生徒と交流するなり好きにしろ。明日の午前中は学院の案内、午後からは実技講習に入る」

 

コッ

 

机に何か入ってるのか?

 

見てみると、銃があった・・・ペルソナかな?

 

まあその時が来たら使おうと思う

 

その後、シンがシシリーに呼ばれていたが

 

どうでもいいからみんなから見えないところで穴に入って寝た

 

次の日

 

ユウが先に行ったので急いで行く

 

グワン

 

ユウナ「間に合った?」

 

トニー「あれ?今どうやってきたの?」

 

ユウ「ギリ」

 

ユーリ「いや、それより。そのシッポ何?」

 

ユウナ「え?」

 

ブンブン

 

服の隙間から!?

 

ユウナ「いや・・・これは・・」

 

リン「サル・・ですかね?」

 

ユーリ「サルのシッポが生えてるの?」

 

ユウナ「助けてユウ」小声

 

プイ

 

そっぽ向くな!

 

ユーリ「握ったらどうなるのかしら」

 

ユウナ「ストップ!それだけはダメだ!」

 

ギュ

 

ユーリ「あ、ごめーん握っちゃった」

 

ヘナヘナヘナ

 

バタッ

 

シン「あれ?どうしたの?なんで倒れてるの?」

 

シシリー「大丈夫ですか!?」

 

ユウナ「シッ・・・ポ・・・」

 

シシリー「シッポ?」

 

ユーリ「これの事かしら」

 

マリア「え?生えてる?」

 

アリス「だあ!!間に合った!?お?なんで倒れてる人いるの?」

 

マリア「とりあえず・・放してあげたら?」

 

ユーリ「そうね」

 

ムクッ

 

バッ

 

放した瞬間すぐに離れた

 

ユウナ「できればもう二度と掴まないで・・お願いだから」

 

ガラッ

 

先生「全員いるなーっん?何してんだ?」

 

オーグ「さっきから見てたけど、ユウナにシッポが生えててそれを皆でいろいろしてました」

 

ユウナ「見てたんなら助けてよ!」

 

オーグ「いや・・だって面白かったから」クックックック

 

ユウナ「おい!」

 

先生「ちょっと見せてくれないか?」

 

ユウナ「先生といえど絶対に嫌です」

 

先生「嫌なら仕方ないか・・ならみんな席に座れ、ホームルーム後は昨日言った様に校内見学行くぞー」

 

移動中

 

先生「まず学院の校舎は大きく分けて二つ、一つは授業で使う校舎もう一つは生徒会室・実験室・研究室等に使われる校舎だ、研究室は研究会を作った連中が放課後に使用してる」

 

ユウナ「部活か」

 

ユウ「部活だな」

 

先生「研究会は例えば・・・放出系魔法を研鑽する「攻撃魔法研究会」付与魔法での魔道具制作を目的とする「生活向上研究会」身体強化魔法極める「肉体言語研究会」・・・等がある」

 

ユリウス「ぜひ参加したいでござるなあ・・肉体言語研究会」

 

オーグ「ユリウス、私の事は気にせず入っていいぞ、むしろ入れ」

 

ユウナ「アレだな、私たちは全部できるな、魔法はイフリート達ができるし、付与せんでもイフリート達に持たせたらいいし、強化はカオスの力で体だけメメントス状態にすれば、強くなるし」

 

ユウ「入っても意味ねえな」

 

トニー「さっきから何のこと話してんの?」

 

ユウ「なんでもねえ」

 

オーグ「シンにはどこも物足りないんじゃないか?いっその事自分で研究会を立ち上げてみるか」

 

シン「え!?」

 

先生「ウォルフォードの作る研究会か興味深いな」

 

リン「確かに興味深い」

 

アリス「もし作るならあたしも入りたい!!」

 

ユーリ「私も入りたいかもぉ」

 

トニー「僕も入りたいねそこに入ればずっとSクラスにいられそうだ」

 

オーグ「・・・先生どうすれば研究開発くれるんです?5名以上の会員と顧問教師後は申請書が受理されれば立ち上げだ」

 

トール「研究会名前も必要になりますね」

 

シン「ちょっ・・みんなちょっと待って・・・」

 

シシリー「シン君が研究会を作るなら私も入らないといけないですね?」

 

アリス「「英雄研究会」ってのはどう?シン君にマーリン様とメリダ様の事教えてもらうの」

 

先生「もうそれあるぞ、活動内容は授業後にでも決めるか、参加者もその時決めよう」

 

その後

 

先生「ここが練習場」

 

移動

 

先生「ここが食堂だ、時間もちょうどいいから昼飯食べてから、さっき教えた練習場に来い」

 

昼飯後

 

先生「さて今日の授業だが・・・とりあえずそれぞれの魔法を見せてもらおうか、実際にクラスメートの魔法を見て各自学べる部分もあるはずだ」

 

最初は身体強化

 

どんどんみんなやっていく

 

シンは化け物

 

俺と同じくらいのことした

 

トニー「・・・!!さすがにすごいな!!」

 

トール「これが英雄の孫か・・!!」

 

ユリウス「これほどとは・・・」

 

リン「いいの思いついた」

 

ユーリ「ん?」

 

リン「研究会の名前「究極魔法研究会」ウォルフォード君ならすべてを消滅させる攻撃魔法とか絶対破れない防御とか転移魔法とかそのうち使えそうだし」

 

アリス「良いね!凄そうな感じ出てるし!!」

 

ユーリ「参加者はSクラス全員?ユリウス君は?」

 

ユリウス「あっ接写もやはりそっちに・・・」

 

オーグ「ちっ」

 

アリス「じゃそれで決定~~~♪」

 

ユウ「その前に俺たちもやっていいか?」

 

先生「今お前らが喋ってる間に、用意しておいた」

 

ユウナ「お前先でいいぞ」

 

ユウ「イフリート任せた」

 

ゴオオオオオオ

 

トニー「こう言っちゃ悪いとは思うけど、シン君のを見た後じゃね・・」

 

ユウナ「よし次は私だな」

 

ユウ「ぶっ壊すなよ」

 

ユウナ「わかってるって」

 

まずアレだな

 

ユウナ「カオス」

 

グワ~ン

 

歪めて

 

怪盗服になった

 

アリス「あれってどういう魔法なの?」

 

ユーリ「まったくわかんな~い」

 

ユウナ「次は」

 

ハアアアアア

 

ドウン

 

ヒューヒューヒュー

 

ユリウス「髪が伸びた!?」

 

トール「髪が金色にもなってますよ!」

 

ユウナ「最後に」

 

コオオオオ

 

ボッ

 

アリス「あれは魔法なの?それとも手が燃えてるの?」

 

ユウ「お前、本気でやってんじゃねーよ。そうと疲れるだろそれ」

 

ユウナ「速めに終わらせるさ」

 

ベジットソードを作る

 

波紋がベジットソードを流れ赤く燃え上がる

 

ユウナ「やっぱりできた」

 

ベジットソードを一振りすると

 

スパパパパン

 

ボッ

 

バチバチバチ

 

全部戻した

 

ユウナ「水魔法は・・」

 

体の中を探す

 

魔力は・・

 

これはペルソナ・・・これは波紋・・・これは気・・・

 

あった!

 

ズバババ

 

シュウウウ

 

ユウナ「オッケーできた」

 

シン「これが普通じゃないのか?」

 

皆「非常識だよ!!」

 

次の日

 

昼飯

 

オーグ「登下校の送り迎えはどうするんだシン?カートが自宅謹慎になったなら・・危険はなくなったわけだが」

 

シン「そうだな・・護衛はもう必要ないかもな」

 

シシリー「え、そう・・・ですよね、護衛・・ですもんね」

 

シン「けど護衛じゃなきゃ一緒に通学しちゃいけないってことはないだろ、家同じ方向なんだし」

 

シシリー「そっ・・・そうですよ!!同じ方向ですもん!!一緒に通学したっておかしくないです!!・・・・・・・・・・あ」

 

マリア「もうシシリー興奮しすぎ~~っ」

 

シン「マリアも一緒に通学するだろ?」

 

マリア「お邪魔じゃなければね~」

 

シシリー「おお邪魔なワケないでしょマリアなな何言ってるの!?」

 

オーグ「動揺しすぎだクロード、しかし流石だなみんなの前で「オレと一緒にいろ」とか私には真似できん」

 

シン「いつ俺がそんなこと言った!?」

 

シシリー「一緒に・・・」

 

マリア「シシリーが変な所にひっかかってまーす」

 

ははは

 

マリア「そういえばシンって移動中も索敵魔法使ってるよね?あれ何で?」

 

シン「何でって・・・こっちに害意向けられたらわかるだろ?」

 

トール「?シン殿・・害意がわかるんですか?」

 

シン「ああ・・そうかえーと・・トールは魔物狩った事ある?」

 

トール「あるわけないじゃないですかこの前まで中東学院生ですよ?」

 

シン「魔物の魔力って禍々しいっていうか・・・普通じゃないんだよ、敵意をモロにこっちに向けてくるからね、そういうのって人間にも少なからずあって・・それを察知してるわけ」

 

リン「ウォルフォード君って魔物を狩った事あるの?」

 

シン「あるよ」

 

トニー「ちなみに・・・初めて魔物を狩ったのは?」

 

シン「10の時」

 

皆「10歳ぃ!!?」

 

シン「確か・・3メートル位ある熊だったかな」

 

皆「熊ああ!!?」

 

ユウナ「え?なに?それってすごいの?」

 

トール「普通出来ませんよ!10歳で!!」

 

ユウナ「たかが熊だろ?」

 

トール「たかが!?」

 

ユウナ「たかが熊だよな?」

 

シン「ああ」

 

トール「もしかしてですけど・・・ユウナさんも常識ないんですか?」

 

ユウナ「そりゃあ、別の世界から来たんだから当たり前だろ」

 

皆「はああああ!!!??」

 

ユウナ「え?お前らまだ私の事同じ世界の人間だと思ってたの?シッポあるのに」

 

マリア「何かの魔法に失敗したのかと・・」

 

ユウナ「これは、別の世界生まれた時の種族だ、サイヤ人っていうんだがサイヤ人はみんなシッポ生えてるんだよ」

 

ユーリ「今年ヤバくない?」

 

アリス「ヤバい」

 

ユウナ「そのまた別の世界じゃ弟が吸血鬼になったり、宇宙人にあったり、ペルソナゲットしたり・・後は人も一回殺したな・・」

 

オーグ「・・今聞き捨てならない単語が聞こえたんだが」

 

トニー「人を・・・殺したって・・」

 

ユウナ「あ・・・ちゃんと理由はあるぞ!勘違いするな!」

 

オーグ「なら、後で聞こうもうすぐ研究会の説明会だ、終わった後ならいくらでも聞ける」

 

シン「お、もう時間か」

 

出る

 

!!

 

ユウナ「お前ら、ちょっとヤバいぞ」

 

ユリウス「え?

 

奥に誰かいる・・・殺気を出しながら近づいてくる

 

ハアアアアア

 

ドウン

 

普通の超サイヤ人だ

 

シン「シシリー!!オーグ!!制服に魔力を通せーっ!!!」

 

ドッ

 

ユウナ「抑える!」

 

ドドドドドドド

 

上に方向を変え魔法を上にやり魔法は消えた

 

ユウナ「覚悟はできてるんだろうな?」

 

トール「大丈夫ですか!?」

 

ユウナ「サイヤ人は頑丈なんだ」

 

オーグ「あれは・・カートか!?」

 

マリア「何で!?謹慎中じゃなかったの!?」

 

シン「オーグ・・・これはもうダメだろ?」

 

オーグ「ああ・・これは完全に殺人未遂だ、到底見過ごすことは出来ん・・・!!」

 

ガクガク

 

カート「貴様きさまキサマキサマキサマギザマ゛ーッ!!!!」

 

シン「・・なあオーグ」

 

オーグ「・・何だ?」

 

シン「あれ魔力の制御出来てると思うか?」

 

オーグ「・・・思わんな」

 

シン「・・マズくね?」

 

オーグ「・・マズいな」

 

シン「皆を避難させろ!!」

 

オーグ「わかった!!」

 

ユウナ「これはどうしようか・・・」

 

あれを使う時か?

 

ズアッ

 

シン「がっ!!」

 

突風でシンが少し後ろへ

 

シシリー「シン君!!」

 

ザワザワザワ

 

カートの髪がだんだん上がっていく

 

ギリギリ

 

歯ぎしりの音でかすぎ

 

眼が真っ赤に染まる・・・・プラーガかな?(バイ〇〇〇ードやってれば分かる)

 

シン「マジかよ・・・魔人化・・しやがった・・・・!!!」

 

校内から人が出てきた

 

シン「みんな逃げろーっ!!こいつは魔人化した!!ここにいると巻き添えを食うぞ!!」

 

男子生徒1「ま・・魔人・・!?・・・うわああーっ!!!」

 

女子生徒「きゃあああ」

 

男子生徒2「助けてぇぇぇ!!」

 

アリス「あたし達も早く離れよう!!」

 

トニー「そそっその方がよさそうだっ」

 

シン「オーグお前達も逃げろ」

 

オーグ「!?シン・・・お前まさか・・」

 

シン「コイツを王都に放つわけにはいかない、俺が食い止める」

 

オーグ「ならば私達も」

 

シン「魔物も狩った事ない奴が何言ってんだ!!」

 

ユウナ「まあ私は残るけど」

 

シン「お前もだよ!!」

 

オーグ「・・・シン・・私達は邪魔か?」

 

シン「・・・ああ邪魔だな」

 

オーグ「全員直ちにこの場を離れろ!!私達がいてもシンの足手まといになるだけだ!!」

 

シシリー「そんな・・シン君だけ残して何て・・」

 

オーグ「メッシーナ!!引きずってでもクロードを連れていけ!!」

 

マリア「は・・はい!!」

 

オーグ「トール!!ユリウス!!教師に連絡して対処を急げ!!」

 

トール&ユリウス「はっ!!」

 

オーグ「ユウナも早く逃げ」

 

ドウン

 

バチバチバチ

 

ユウナ「これが超サイヤ人2だ・・さっきのは1」

 

カート「ゴアアアアア」

 

向かってくる

 

コオオオオ

 

パンチを避けて同時に顔面に波紋疾走

 

カート「ガアアアア!!ジャマヲ・・スルナアアアア」

 

シン「言葉を・・・発した!?」

 

ユウナ「理性が残ってるつうことか、戻せるのか?」

 

シン「分からんが、試したいことがある、カートを抑えてくれないか?」

 

後ろに回り込み動けなくする

 

シンが腹パンを決め込む

 

カート「ゴゥアアッアアッ!!!」

 

学院の壁に飛ばされる

 

ドゴォ

 

ユウナ「ガハッ」

 

ベチャ

 

吐血する

 

ユウナ「まだまだってことか・・」

 

シン「ユウナ!」

 

ユウナ「お前は戦いに集中しやがれ!」

 

カート「ウォルフォォォードォォオオ!!!」

 

ユウナ「なんだ!?」

 

カート「がああああ」

 

シン「待てよオイ・・・その魔力量は・・・!!」

 

ユウナ「こいつはちょっと・・ヤバいんじゃないの?」

 

シン「やるしか・・ない!!」

 

超音波振動と書いてある剣を取り出す

 

シン「カートォォッ!!!」

 

ザン

 

ドッシャアアア

 

ユウナ「なんだよ・・一人でも倒せるんじゃねえか・・ヘル、カートの魂を・・」

 

ヘル「わかってるわ」

 

銃はまだ使うなってことか

 

オーグ「大丈夫かシン!?」

 

シシリー「シン君ケガは・・」

 

シン「・・・ああ・・大丈夫・・」

 

シシリー「シン・・君・・」

 

シン「カート・・アイツ・・シシリーの事つけ狙ってたし・・魔人にまでなっちまったけど・・それでもオレ・・討伐するしか・・・できなかった事が悔しくて・・絶対におかしい・・・!!こんな事・・なにかあるはずなんだ・・こんなことになった理由が・・」

 

シシリー「・・・シン君」

 

オーグ「シン・・」

 

マリア「信じられない!カートが魔人化したときはもうダメかと思ったのに・・・」

 

トール「自分も死を覚悟しました・・!」

 

リン「ウォルフォード君凄かった」

 

アリス「ね!!ね!!魔法もすごかったけど剣で魔人の首をスッパリって!!」

 

ユリウス「あれなら騎士養成学院でも主席を狙えるで御座らんか?」

 

トニー「家は代々騎士の家計だけど、あんな綺麗な剣筋は見たことないねえ」

 

ユーリ「ウォルフォード君ってぇやっぱり凄い人?」

 

シン「・・・お前ら・・見てたのかよ・・」

 

ユウ「そういや、ユウナは?」

 

シン「そうだ!ユウナ・・・・」

 

ユウナの方を見るが

 

ユウナは死んだように動かない

 

シン「嘘・・だろ・・・?」

 

シシリー「そんな・・・・!」

 

ユウ「・・・」

 

オーグ「・・付き合いは短かったが・・・立派な墓を建ててやるぞ・・」

 

ユウ「イフリート、ユウナを下ろしてくれ」

 

ガラッ

 

めり込んでたユウナを下ろすときに瓦礫が落ちる

 

ユウ「クロノス、落ちる瓦礫を全部取ってくれ」

 

ユウの前までユウナが来た

 

ユウ「・・・」

 

ユリウス「ユウ殿・・・」

 

ガッ

 

ユウがユウナを蹴った

 

皆「ええええ!!?」

 

ユウ「生きてるだろ、起きろ」

 

ユウナ「お前止め刺す気か?」

 

オーグ「なんだ、生きてたのか」

 

ユウナ「これでも死にかけてるんだけど・・」

 

ユウ「アリエル、回復してやってくれ」

 

アリエル「はい」

 

回復中

 

ユウ「サイヤ人って、死の淵から復帰すると強くなるんだろ?それ狙ったろ」

 

ユウナ「知ってたの」

 

ユウ「あんだけ時間ありゃあな」

 

回復終了

 

オーグ「それにしても・・・シン、お前これから大変だな」

 

シン「?何が?」

 

オーグ「歴史上二体目の魔人が現れたんだぞ?それをこんなにアッサリ・・」

 

兵士「殿下ーっ!!!ご無事ですかっ!!?魔人はどこに!!?我々が全力をもって・・・!!!」

 

オーグ「もう終わった」

 

兵士「えええええ!!?」

 

オーグ「あそこにいるのがそうだ」

 

兵士「・・・・!!ま・・・まさか魔人を・・討伐したのですか・・・!?」

 

オーグ「ああ・・私じゃないがな」

 

兵士「・・・?こんな・・ただの魔法学院の生徒が・・・?」

 

オーグ「こんなとはなんだ、彼はシン=ウォルフォード・・魔人討伐の英雄マーリン=ウォルフォードの孫だぞ」

 

兵士「けっ・・・賢者様のお孫様ですかーっ!!?」

 

男子生徒「お・・おい・・魔人は・・どうなったんだ・・?」

 

女子生徒「もう大丈夫なの・・・!?」

 

男子生徒「誰かあそこに倒れて・・」

 

女子生徒「やだ・・・!!首が・・」

 

シン「・・・すみませんマント・・借りても?」

 

兵士「え?あ・・ああ・・」

 

マントをかける

 

女子生徒「ちょっと・・何が起きたのよ・・!?」

 

男子生徒「だ・・誰か死んだのか・・!?」

 

ザワザワ

 

オーグ「みんな安心しろ!!魔人は賢者マーリン殿の孫シン=ウォルフォードが討伐した!!」

 

お、おお・・・・うおおおーー!!!!

 

凄い!!さすが賢者様の孫だ!!

 

英雄!!新しい英雄だ!!

 

賢者様の孫・・・シン=ウォルフォード!!

 

シーン!!シーン!!シーン!!シーン!!

 

マリア「すご・・シンコール」

 

シーン!!

 

シン「恥ずすぎる・・やめて・・」

 

シーン!!

 

オーグ「やっぱりこうなったか・・・魔人の遺体の処理は頼めるか?」

 

兵士「お任せください殿下、今後の処置につきましては追ってご報告いたします」

 

オーグ「シン・・皆一度教室へ戻ろう」

 

戻る途中

 

シン「・・・」

 

シシリー「シン君・・・大丈夫ですか?」

 

担任「おお!お前達・・・心配したぞ、ウォルフォード!ケガは無いか!?」

 

シン「大丈夫です・・先生」

 

担任「そうか・・・良かった・・!」

 

シン「アルフレッド先生オーグ・・それに皆、聞いてほしい話があるんだ」

 

教室

 

シン「今回の騒動・・・最初から最後まで違和感ばかり感じるんだ、まずカートの行動自体が過去の様子から見ても不自然すぎる、学院での権力行使が禁止されているのは誰だって知ってることーーーなのに未遂に終わったとはいえ二度もそんな行動を見せている、オーグから警告を受けた・・だ、そもそもあそこまで身分にこだわる奴が、身分の頂点にいるオーグの言葉をなぜ聞けない?・・・でここからが俺が今日感じた違和感、謹慎中だったカートがアソコニ現れたことも謎だけど・・・それよりも、あんなに簡単に魔人化するものなのか?」

 

担任「・・・!!確かにおかしいぞ・・過去に魔人化した人間は・・長年鍛錬を積んだ高位の魔法使いだった・・!!その魔法使いが超高難度の魔法の行使に失敗し魔人化したと伝えられている・・!!」

 

トール「カートは学院に入学したばかりの人間・・・たとえ魔力の制御に失敗しても・・暴発する程度のはず・・!!」

 

シン「そう・・魔力の制御に失敗しただけで魔人化するなら、そこら中魔人であふれてるはずだ」

 

リン「確かに魔法の暴発くらいならよく見る、私もした事ある」

 

シン「危ねーなおい!周りも吹っ飛ばす危険があるから気をつけろよ」

 

リン「うん、これから気をつける」

 

オーグ「・・・ではなぜあんな不自然な形で魔人化したのか・・・か」

 

ユリウス「なぜで御座る?」

 

ユーリ「分かんないわねぇ」

 

アリス「あたしも~っ」

 

ユウナ「ヒント出まくってるのに分からないのかよ」

 

オーグ「・・まさか・・そんな・・事が・・!?」

 

シン「オーグ、多分その想像は俺と同じだよ、カートが魔人化したのは偶々じゃない」

 

シン&オーグ「人為的に・・魔人化させられた・・!!」

 

グオン

 

ユウナ「ユウ行くぞ」

 

皆「え?」

 

ユウ「わかった」

 

シン「いやいやいや、ちょっと待て!この流れで帰るのかよ!」

 

ユウナ「あんな奴ばかりが、魔人なるなら1000人いても、消し去れる」

 

オーグ「カート以上に強いやつならどうする」

 

ユウナ「今のところは大丈夫だろ、あそこまでおかしくならないと魔人化しないなら、正当な判断ができずにまっすぐ向かってくるから、それを消し去ればいい、だが問題はその先だ」

 

シシリー「その先?」

 

ユウナ「今の段階で途中なら・・いまよりもっと早い段階で魔人科化できるようになってしまったら、数は増えるし理性を保った奴がどんどん出てくるってことだぞ?もしかしたらもういるかもしれない、だから色々試してくる、学院はちゃんと来るから」

 

出て行って荒野でいろいろ試した後寝た

 

何個か魔法覚えた

 

俺も悠も



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第二話

悠から優斗になってもみんなの違和感が働かなくなりました


借りてる家に誰か来ますた

 

国のなんたらとか言ってたけど

 

簡単に言うと誰にも魔人化のこと言うなですな

 

もうそのまま朝になったから

 

ユウトは蹴っ飛ばして起こした

 

学校行くときに

 

シンの事がなんたらとか言ってたけど

 

どうでもいいからさっさと学校へ

 

教室に行く前にシンにあった

 

ユウナ「大変そうだな」

 

シン「そりゃね」

 

マリア「この二人すっごい見せつけてくんのよ!!」

 

シシリーとシンを指さす

 

ユウナ「あ~大体わかった、大変だったな。でもアイツら二人とも悪気がないっていうのが恐ろしいよな」

 

教室について

 

ガラ・・・

 

アリス「昨日うちに国の使いの人が来たんだけど・・・」

 

リン「私の家にも来た」

 

トニー「ボクの所もだねぇ」

 

アリス「街の様子見てきたんだけどだけどね、みんな浮かれてたよ。新しい英雄が生まれたって」

 

トニー「それは僕も見たね、でも昨日の話をを聞いてしまうとねぇ・・・」

 

ユーリ「私も家族に聴かれたわぁ話せる範囲で話したら皆凄く興奮しちゃった」

 

先生「ほら皆、席着けー」

 

席に着く

 

先生「昨日の騒ぎで学院中が浮ついている、ウォルフォードはなるべく一人になるな。出来れば女性陣の誰かと一緒にいろ・・・男だけでいると女に囲まれるぞ」

 

オーグ「よく知りもしない女に囲まれてみろ、面倒くさいぞ」

 

経験ありきだな、あれは

 

シン「困ったな・・・」

 

オーグ「諦めろ、今度叙勲を受けるさらに騒ぎが大きくなるぞ」

 

研究会説明後

 

ウォルフォード君!!ぜひ!!ぜひとも我が「攻撃魔法研究会」へ!!

 

何言ってんのよ!!メリダ様から直々に付与魔法を教えてもらってるのよ!?彼には「生活向上研究会」が相応しいわ!!

 

いいや彼の身体強化魔法は「肉体言語研究会」でこそ生かされるものだ!!

 

英雄様のお孫さんは「英雄研究会」に入るに決まってるでしょ!?

 

助けてやろう

 

飛んで上から捕まえる

 

ユウナ「大丈夫か?」

 

シン「大丈夫じゃねえよ・・・」

 

ユウナ「カオス、教室までつなげてくれ」

 

ブウン

 

アリス「ええ!?」

 

ユウナ「シンが逃げるのにしんどそうだったから連れて来た」

 

ユウト「・・・それ笑うとこ?」

 

ユウナ「違う」

 

がやがや

 

トール「我々「究極魔法研究会」に入りたいって一年が殺到してますけど・・・」

 

先生「全員入れるわけにもいかんしな・・・異空間収納の魔法が使える事・・・を最低基準とするか」

 

一年たちに近づき

 

先生「黙れっ審査するから全員並べっ!!」

 

オーグ「やっぱり騒ぎになったな・・・」

 

シン「実感した・・・」

 

オーグ「まあこれが落ち着けばとりあえず叙勲まで騒ぎにはならないだろう、明日からは通常の授業のみになるしな。後はお前が気を付ければいい」

 

シン「・・・だといいけどな」

 

次の日の放課後

 

シン「今更だけどさぁ、俺達の「究極魔法研究会」って何を研究すんの?」

 

オーグ「ノリで決まった感じだったからな、何をするかまでは知らん」

 

シン「ノリかよ、命名者さんは?」

 

リン「私もノリで言った、後悔はしてない。ウォルフォード君なら色んな魔法を極めそう、私もそれに協力したいし極めたい」

 

シン「・・・んじゃみんなで魔法を極めましょうって事でいいのか?」

 

リン「それでいい・・・というか今はユウナの生い立ちの方が気にn」

 

失礼します!!

 

男子「お疲れ様っス!!」

 

女子「お、お疲れ様です」

 

シン「君らがAクラスから研究会にはいる事になった二人だね、どうぞ中へ。えーと・・・いつの間にかこの「究極魔法研究会」の代表になってた・・・シン=ウォルフォードです、よろしくね」

 

ぽかん

 

 

男子「き・・究極魔法研究会?」

 

女子「そんな名前だったの?」

 

ユウナ「名前知らないで入ったのかよッ!!」

 

マーク「自分はマーク=ビーンです!!家は鍛冶屋をやってます!!「ビーン工房」ってご存知ないっスか!?」

 

トニー「へえ「ビーン工房」って有名な所じゃないか」

 

シン「知ってるのか?トニー」

 

トニー「うちは騎士の家系だって言ったろ?・・・僕はあの男女比に耐えられずに魔法学院に来たけど、ビーン工房の武器は切れ味もいいし憧れだったんだよねぇ」

 

マーク「入り用のものがあれば言ってください!サービスするっス!」

 

トニー「それはうれしいねぇ」

 

ユウト「怪盗の時のナイフとか作ってもらったらどうだ?」

 

ユウナ「・・・あいつらに本物は扱わせられねえ、作ってもらうにしろ私達だけだな」

 

アリス「何の話?」

 

ユウナ「・・・まあ後で話す」

 

オリビア「えと、オリビア=ストーンです。マークとは・・・幼馴染です、家は「石窯亭」っていう食堂をしていまして・・・店の手伝いの為に魔法を覚えました」

 

アリス「石窯亭!?超有名店じゃん!!あそこの石釜グラタンが最高なんだよねぇ、学院の合格祝いを「石窯亭」でしたんだ!超~~美味しかったんだから!」

 

トニー「ボクの家は予約が取れなかったよ」

 

オリビア「あ・・・あの良かったら皆で来て下さい、おもてなしします」

 

アリス「やったねシン君!これは凄い人材だよ!」

 

シン「失礼な褒め方すんな!・・ところでマーク、オレ武器を新調しようと思ってるんだけど・・・頼めない?」

 

マーク「イヤイヤ!ウォルフォード君の剣って魔人を倒した剣っスよね!?それに代わる剣なんてそうそうないっスよ!?」

 

剣を出しながら言う

 

シン「じゃ、俺の剣ちょっと見てくれる?」

 

マーク「・・・!!普通の・・・鉄製の剣じゃないっスか・・・!!しかも薄くて耐久性もあまり・・・本当にこれで魔人を切ったんスか・・・!?」

 

オーグ「見せてくれ、確かにこれは・・・」

 

シン「剣は普通だけど魔法を付与してあるんだ、魔力を通してみろよ」

 

オーグ「・・・!!これは・・・刃が微細に振動している・・・!?」

 

丸太を取り出してオーグに投げる

 

シン「・・・で、これ切ってみ?」

 

ユウト「普通に丸太を取り出すのをやめてほしいんだが・・」

 

スパッ

 

オーグ「なっ・・・何だこれは・・・全く力を加えずに・・・」

 

シン「バイブレーションソード、刃に超高速な振動を加えるとそういう風に物が切れる様になるんだ」

 

マーク「・・・薄い刃・・・そういう条件だけでいいなら自分でも打てます・・・後はウォルフォード君と相談しながらになるっスけど・・・」

 

シン「助かるよ!今までは人伝に頼んでたから細かい調整とか出来なくてさぁ」

 

マーク「こんな物まで作っていたんだねぇ・・・」

 

ユーリ「凄いわよねぇ、私も付与魔法得意なつもりだったけどこれ見ちゃうとなぁ・・・」

 

シン「ユーリだってその内出来る様になるよ、付与魔法ならばあちゃんに教えてくれるよう頼んどこうか?」

 

手を掴んで

 

ユーリ「ええっメリダ様にぃ!?やぁん超嬉しい!!私の家ホテル経営してるの~お泊まりしたい時はいつでも言ってねぇ、お礼にサービスするからぁ」

 

シン「・・・それにしても叙勲が終わったらますます気軽に外を出歩けなくなりそうだな・・・いっそ変装するか姿を消して出歩くしか・・・」

 

トール「・・・姿を消すって何ですか?」

 

シン「いやこうやって」

 

パッ

 

シシリー「え!?シン君どこですか!?」

 

マリア「うそ、急に消えた・・・!?」

 

ユウト「いや、ここにいるだろ」

 

ドカッ

 

シン「いや、痛えよ!」

 

ユウナ「ユウト、ちょっと来い」

 

ユウト「え?」

 

ズルズルズル

 

ユウト「え?ゑ?絵?」

 

ドカァ

 

ユウト「すいませんした」土下座ァァァ

 

シン「うん、まあいいけど」

 

皆『何されたんだ・・・?』

 

マリア「それより今の!!どうやったの!?」

 

シン「光学迷彩の魔法を使ったんだよ、人間の目って光が反射したものを見てるだろ?だからオレの周囲に魔法で干渉して光を歪めてやると、オレの周りの風景に反射した光がオレを迂回して前にいる人間に見える。結果オレが消えた様に見えるってわけ」

 

俺以外分かってねえ・・・優斗は分かれよ

 

シン「ここは「究極魔法研究会」なんだからこれくらいで驚くなよ・・・」

 

皆「いきなり究極すぎる」

 

マリア「これはあれね、シンが究極の魔法を開発していくのを生暖かく見守る会になりそう」

 

リン「そんな事ない、私は少しでもウォルフォード君から学びとる」

 

シシリー「陛下が仰っていたシン君が魔法の固定観念を壊してくれるって・・・こういう事ですね」

 

ユリウス「ちょっと壊しすぎな気がするで御座る」

 

マーク「む・・・無詠唱っスか・・・!!」

 

オリビア「さすがSクラスね・・」

 

リン「ていうか、シンのインパクト強すぎでスルーされかけてたけど。ユウナってどういう感じでここまで行きついたの?」

 

ユウナ「・・・とりあえずあの二人ついて来れなそうなんだけど」

 

マーク「行けます!・・・多分」

 

オリビア「はい・・・・多分」

 

あっダメな奴だこれ

 

ユウナ「キャバオーバーしても知らんからな」

 

これまで経緯を話した

 

マーク「・・・・」

 

オリビア「・・・・」

 

ユウナ「明後日の方向向いてるよ」

 

オーグ「私もいまだに信じられない、だが信じるしか・・・ないのか?」

 

ユウト「ないな」

 

ユウナ「間違いない」

 

シン「当たり前だ」

 

オーグ「なぜお前も乗っかてくる」

 

リン「ごめん、よく考えたら。シンの後にこんな話させられたら、理解できないわ・・・」

 

結果

 

キャバオーバー 五人

 

ギリギリ    六人

 

余裕      二人

 

そのあと何とか意識を戻して放課後

 

シン達が何か喋ってるが・・・

 

それより右斜め前のでっかい建物が気になるんだが・・・

 

シン「うおっ・・・デカい建物だな何だここ?」

 

オーグ「警備隊の練兵場だ」

 

シン「国が管理する設備なのに割と庶民の区画に建てられてんだ」

 

オーグ「軍務局と違って民間での活動も多いからな」

 

ユウナ「誰かいるな、しかも相当強い」

 

オーグ「何?」

 

ゴゴゴゴ・・・

 

ユウナ「危ない!!」

 

皆を押しのける

 

ドゴォ

 

道の逆側に吹っ飛ばされる

 

ユウト「ユウナ!!」

 

シン「なっ・・・何だぁ!?壁が急に・・・」

 

中に入っていく

 

おいてくなよぉ・・・

 

男「おや」

 

シン「やっぱり中に人が・・・」

 

一旦起きて・・・

 

ガラガラガラ

 

シン「両目に眼帯・・・オーグ・・・まさかあれって前に言ってた中等学院の・・・」

 

コオオオオ

 

波紋で壁にくっついて・・・

 

ドウン

 

超サイヤ人に変身

 

身体強化魔法からの跳躍強化、そして速度上昇

 

オーグ「間違いない・・・オリバー=シュトロームだ・・・!!」

 

オリバー「これはこれは・・・アウグスト殿下にシン=ウォルフォード君ではないですか」

 

グググ

 

ドミニク「お逃げ下さい殿下!!奴は魔人騒動の首謀者です!!」

 

シン「お前がカートに・・・何かしたって事か?カートの今までの不自然な行動も・・魔人化したのも・・!!」

 

オリバー「・・・そうですよ、いやぁ面白い程思い通りに踊ってくれましたねぇ・・・とはいえ、魔人化したにも拘らずあそこまで弱かったのは計算外でしたけどねぇ・・・・・おや、貴方も私が許せませんか?」

 

シン「ああ・・・許せねーよ・・・!!お前を放置するとまた騒動を起こしそうだからな・・・!!」

 

ドン

 

ユウナ「後で説教な」

 

シン「え?」

 

殴る瞬間に障壁ができる

 

ギャン

 

ピシ・・ピシピシ

 

シュン

 

バリン

 

割れる瞬間に逃げたか

 

シュン

 

オリバー「まさか、物理で障壁を破るとは・・・」

 

シンがオリバーの後ろに行き

 

切る瞬間に避けられる

 

オリバー「危ないですねその剣、魔道具ですね?」

 

シン「さあねっ」

 

ドドドドドドドドド

 

地面から大きな針が出てくる

 

それを避け空中に行った所で

 

ゴオオオオ

 

また障壁を出して防御

 

シン「なっ・・・宙に浮かぶとか反則だと思うんですけど?」

 

オリバー「今のは焦りましたよ、さすがは英雄の孫・・・魔人を討伐するだけの事はある」

 

シン「そりゃどう・・・もっ!!」

 

オリバー「何っ!?」

 

ドウッ

 

シン「一瞬ならオレでも飛べるんだよっ!!」

 

オリバー「く・・・あっ・・・・!!ぐ・・・・」

 

ザザザザ

 

魔法でおしていく

 

ピシ

 

仮面にひびが入る

 

オリバー「・・・調子に・・・のるなぁぁぁーーー!!!」

 

ゴア

 

魔力で振り払う

 

ルーパー「うおっ!!」

 

カラン・・・

 

仮面が取れる

 

シン「赤い・・目・・・!?」

 

ドミニク「そんな・・・まさか・・・」

 

ルーパー「嘘だろ・・・」

 

オリバー「やってくれましたねぇウォルフォード君、出来れば正体を隠したまま去りたかったんだすけどねぇ」

 

ドミニク「そんな事がありえるのか・・・!?理性を失った魔人でさえ国を滅ぼしかけたんだぞ・・・」

 

オルト「それが・・・意識を保ったまま・・・!?」

 

兵士「ひ・・・・マ・・・マジかよ・・・・」

 

シン「理性があるって事は好き勝手暴れまわるってわけじゃなさそうだな」

 

オリバー「無秩序に力を使えばあなた方は私を討伐に来るでしょう?そんな面倒で愚かな事はしませんよ」

 

シン「・・・!?人間に害を与える気はないって事か?」

 

オリバー「フフフアハハハハ何を期待しているのですか?君は!人間なんて心底どうでもいい存在ですよ!!利用しようが!騙そうが!殺そうが!!この体になっては何とも思わなくなったんですよ!!アハハハハハ!!」

 

ドドドッ

 

ギュアッ

 

ドゴッ

 

天井に穴をあける

 

オリバー「・・・フフ、あらぬ方向に魔法を放ってどうしました?恐怖で手元が狂いましたか?」

 

ユウト「アウラ」

 

オリバー「いつまでも何のつもりですか!?」

 

シンに突っ込む瞬間

 

ユウト「万物逆転!!」

 

ブオオオオオ

 

オリバー「なっ!?」

 

止まる

 

オリバー「これは!?」

 

シン「風魔法!?」

 

ユウト「ユウナ!!」

 

ゴオオオ ドウン

 

超サイヤ人ゴッド!

 

ユウナ「ゴッドバインド!!」

 

動きを止める

 

オリバー「こ・・れは・・・!!」

 

ユウナ「動きを止めた!さっきから溜めてる魔法を撃て!!シン!!!」

 

シン「わかった!!」

 

手を振り上げ・・・そして振り下ろすと無数の熱光線がオリバーに降りかかる

 

オリバー「グゥアァアアッ」

 

ゴッ

 

爆発が起きる

 

ルーパー「おぉあっ」

 

ゴゴ・・・

 

オーグ「奴はっ・・・!?」

 

兵士「や・・・やったのか・・・!?」

 

ユウナ「フラグ言うな!」

 

ユウト「だが魔力探査にはかからんぞ?」

 

ユウナ「気は・・・わからない、消えたのか、小さすぎるのか」

 

シン「・・・倒した・・・のか・・・!?」

 

魔術師「お・・・おお、魔人を・・・それも理性を保ったままの魔人を・・・討伐してしまうなんて・・・」

 

うおおやったぞーっ!!さすがは賢者様のお孫さんだっ!!

 

シシリー「シン君!!」

 

マリア「ちょっと平気なの!?」

 

シン「ああ、オレは大丈・・・夫・・・って、え?」

 

ぺたぺたぺた

 

めっちゃ触るやん

 

シシリー「ほ・・・本当ですか!?ケ・・・ケガとかは・・・?」

 

これは脈あり・・・

 

シシリー「し・・・心配させないでくださ・・・」

 

スウウウ

 

黒髪に戻る

 

ユウト「なあ、俺たちも頑張ったよな・・・・?」

 

ユウナ「主人公は一番目立つものだ・・・私達は小説では主人公でもこの世界では所詮仲間どまりだよ・・・ハハハ」

 

オーグ「なんだか、あそこだけ不穏な空気なんだが・・・?」

 

ドミニク「ご無沙汰しております、アウグスト殿下。一体、なぜこのような所に?」

 

オーグ「なに、学校帰りに友人と街を歩いていただけだ」

 

ドミニク「危のう御座います・・・お立場をお考え下さい」

 

ルーパー「固いこと言うなよドミニク、護衛に加えて彼まで付いてんだぜ?見たろ?魔人を討伐しちまう程だぞ」

 

シン「討伐・・・ですか・・・」

 

ヘル「ちょっと」

 

ルーパー「何だぁ?浮かない顔してよ、魔人とはいえ人を手にかけるのは気が滅入るか?」

 

ユウナ「何?」ハハハ

 

ルーパー「胸を張りな、君のおかげで魔人と相対しながら生き延びる事が出来た。改めて礼を言うぜウォルフォード君」

 

ヘル「まずその乾いた笑いやめなさいよ」

 

ルーパー「・・・にしても噂通りスゲェ強ぇな」

 

オルト「新英雄と言われるだけ、ありますね」

 

ユウナ「ごめんごめん、で?何だ?」

 

ドミニク「剣の腕も一流だ、ミッシェル様に聞いていた通りだな」

 

ヘル「あいつ、生きてるわよ」

 

そこから先、シン達の話は耳に入ってこなかった

 

ユウナ「それは・・・本当か・・・?」

 

ヘル「ここから北北東、数㎞先の路地裏」

 

スペクテッドを取り出しその方向を見る

 

遠視、透視発動

 

いる!!確かにいる!!

 

・・・飛んで行っちまった

 

シン「どうしたんだ?・・・てかなんだそれ」

 

ユウナ「いや・・・なんでも・・・ない」

 

シン「?まあいいけど、そろそろ行くぞ」

 

ユウナ「ああ」

 

しばらくして

 

シン「なあユウナ」

 

ユウナ「何?」

 

シン「さっきから何か変だぞ?今の返しも、いつもなら「なんだ?」だろ?」

 

ユウナ「・・・そもそも会ってそんなに日が立ってないんだが・・・まあそこはいいわ・・・皆シュトロームを倒したところで水を差すようで悪いと思って言ってなかったが、シュトロームは生きてるぞ」

 

!!?

 

オーグ「それは本当か!?」

 

ユウナ「ヘルが見たって言って、このスペクテッド・・・まあ色んなものが見えるようになるんだが、これで遠くが見えるんだ。それで見たがすぐに飛んで行ってしまった」

 

シン「思った通りだ」

 

マリア「思った通りってどういうこと?」

 

シン「今まで熱光線であんな爆発が起きることはなかった、多分シュトロームがわざと爆破魔法とかで爆発させてその反動で抜け出して逃げたんだろうな」

 

トール「それじゃあ、まだシュトロームは倒せてはなく。また誰かを魔人に・・・?」

 

オーグ「なら今分かっただけいいだろう、知らず知らずのうちに来られるよりはましだ」

 

シン「ならすぐに、じいちゃんたちにも言っておかないとな」

 

その夜

 

ユウト「なあ」

 

ユウナ「なんだよ」

 

ユウト「お前、男だよな?」

 

ユウナ「・・・頭打ったか?そりゃ男だよ」

 

ユウト「いや・・・日に日にどんどん女っぽくなってきてるから・・・」

 

ユウナ「マジで?」

 

ユウト「たまに女の子座りするし、ちょくちょく口調まで女っぽく」

 

ユウナ「まあ、何年も女の子してたらそうなるか」

 

ユウト「・・・・」

 

ユウナ「・・・・」

 

ユウト「寝るか」

 

ユウナ「だな」

 

寝た



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第三話

叙勲式はカットー!!して

 

数日後

 

ユウナ「バカヤロー!!何で起こさなかった!!?」

 

ユウト「俺も今起きたんだよ!!そもそもこんな事してる暇ねえだろ!!?」

 

ユウナ「それもそうだ!!」

 

さっさと朝飯と服を着替えて

 

ユウナ「カオス!」

 

ブワーン

 

トニー「うわ・・・君たちもできるの?」

 

ユウナ「何が?」

 

通ってゲートを閉じる

 

ユーリ「どう考えたらそんなのできるのぉ?」

 

ユウナ「いや、別に場所と場所を繋いでるだけだぜ?」

 

・・・

 

????

 

うん、分かってないね

 

シン「何でわからないんだろうな、皆」

 

皆「賢者様も分からないのに分かるわけないよ!!!」

 

ユウナ「う~ん・・・そうか?」

 

ガラガラガラ

 

先生「何してんだ?速く席に座れ」

 

ユウナ「へ~い」

 

放課後

 

シン「おほん、ここの所異常な事件続きでまだ何か起こる可能性は十分に考えられるので、それに備えて皆のレベルアップを図ります!」

 

オーグ「お前が企んでたのは、これか・・・」

 

マリア「具体的には何するの?」

 

シン「まずは皆がある程度の攻撃・防御魔法を使える様にする、まず確認。強力な魔法を使う為に一番必要な事は?」

 

リン「詠唱の工夫」

 

アリス「イメージを強める」

 

めちゃくちゃ驚いてるな

 

アリス「え?違うの?」

 

シン「何より大事なのは魔力の制御だろ!?大きい魔法を使うにはそれなりの量の魔力制御が出来なきゃ話にならない!!」

 

ユーリ「魔力の・・・制御?」

 

リン「それそんなに大事・・・?」

 

シン「・・・試しにマリア、魔力障壁を展開してみ」

 

ブンッ!

 

マリア「ほいよ」

 

シン「・・・ダメだね障壁が薄い、これじゃほとんど魔法を防げないぞ・・・・じゃ今度はシシリー、この前付与した指輪の防御魔法を展開してみて」

 

トニー「わ!!」

 

アリス「すごい魔力障壁!!」

 

ユーリ「壁が二重に・・・?あっ物理障壁も付与されてるぅ」

 

シン「これにはオレの魔力制御のイメージが付与してある、そのイメージに添って付与してある魔法が必要な魔力を集めて魔力・物理障壁を展開してるんだ」

 

オーグ「・・・確かに制御されている魔力が凄い・・・」

 

シン「オーグ達はシュトロームの障壁を見たろ?あれだけ扱える魔力がデカけりゃ障壁も相当のものになる、確かにイメージは大事だけどそれを具現化するには、それに見合った魔力が必要になる。だからまずは全員魔力制御を鍛えよう」

 

アリス「シン君はいつも魔力制御の練習してるの?」

 

シン「ああ毎日ね。試しに今からオレが、この教室だけに魔力を制御して見せようか?」

 

!?

 

ドウン

 

シュインシュインシュイン

 

ブワッ

 

ヒュルヒュルヒュル

 

バシューン

 

ぞわぞわ

 

オーグ「・・・・・っ!!」

 

シシリー「これ・・・は・・・」

 

マリア「何て・・・濃密な・・・」

 

フッ

 

スウウ

 

鎧と超サイヤ人が解ける

 

シン「・・・って事でこれから毎日魔力制御の練習!サボんなよ?」

 

何で超サイヤ人に・・・体が反応したのか?

 

イフリート「いきなり変なの感じたから、急いで鎧になったが・・・大丈夫か?」

 

ユウト「大丈夫だ」

 

シン「あと目標は全員無詠唱で魔法が使える様になる事」

 

皆「えーー!?」

 

シン「戦闘中そんなヒマないし・・・相手に使う魔法バレたら意味ないだろ・・・・リンは暴走させんなよ」

 

リン「させないったら!」

 

シン「・・・何かリンって暴走魔法少女ってイメージだよな」

 

リン「・・・その呼び名は気に入った」

 

シン「いやほめてねえぞ?」

 

マリア「何ていうか・・・やっぱり」

 

トニー「彼だけは規格外だよねぇ」

 

一番後ろにいたから気づかなかったみたいだな

 

帰りなんだが

 

来たぞー!!

 

シン様ぁー!!

 

シン「げっ」

 

ウォルフォード君一言ーーーっ!!

 

シン「学院まで押し掛けるか・・・」

 

マリア「凄い執念・・・」

 

アリス「ていうか私達学院から出られないじゃん!」

 

シン「・・・・仕方ない・・・ここはまた・・・」

 

ゲートでシンの家へ

 

メリダ「おやシン、こりゃまた沢山友達連れてきたね」

 

シン「いや、校門の前も凄い人だかりで・・・仕方ないから皆連れてきた」

 

アリス「けけ、賢者様だよ!!導師様も!!本物!!」

 

ユーリ「感激~~っ」

 

マーリン「ほう、そうかそうか。シンの指導で魔法の練習を始めたか」

 

アリス「シン君には、賢者様が魔法を教えられたんですか?」

 

マーリン「まあのう・・・ただ、この子の場合イメージの仕方が特殊なんじゃ」

 

アリス「え?」

 

マーリン「そこはワシとも違っていてのう、シンは魔法を使う時「結果」ではなく「過程」をイメージする。例えば火の魔法を使う場合・・・「火とは何か?」「なぜ燃えるのか?そこに明確なイメージを求めるんじゃ、その結果同じ火の魔法を使ったとしても、シンの場合は全く別物のとてつもない威力になるわけじゃ」

 

マリア「確かにゲートの魔法や光学・・・姿を消す魔法なんかも、私達とはそもそも発想が違う魔法だものね」

 

シシリー「シン君のその発想は・・・いつもどこからくるんですか?」

 

シン「え!?」

 

ユウナ「なんかこいつの発想って俺の世界と似てんだよな~?まるで俺の世界から来たみたいに」

 

マーリン「詠唱はあくまで魔法を使う際のイメージの補完。まずは制御できる魔力の量を増やす事じゃ、さすれば自ずとイメージ通りの魔法が使える様になる・・・例えばこんな風にの」

 

ゲートを開く

 

シン「あ!!じいちゃんそれ!!」

 

マリア「シンのゲートの魔法・・・!!」

 

マーリン「ほっほっ苦労したがの、仕組みと理屈を紙に書いてもらってようやっと理解出来たわい・・・・シンの魔法はシンしか使えないわけではない、魔力制御とイメージがちゃんと出来ればみんな使えるんじゃ。皆覚えておいてくれ、シンは規格外であっても決して理不尽な存在ではないよ」

 

!!

 

ドウン

 

ヒューヒューヒュー

 

ビッ

 

バシュ

 

ビームが飛んできたのを掴んで消す

 

ユウナ「誰だ!!」

 

ダダダダ

 

ユウナ「チッ」

 

逃げ足が速い

 

マーリン「おかしい、この家の周りは悪しき者が入れない様にしているはずなのだが・・・」

 

メリダ「どこかミスして穴でも空いてるんじゃないのかい?」

 

マーリン「そうじゃの・・・とりあえず皆はそろそろ帰ったほうがいいじゃろう、シン」

 

シン「うん、それじゃあみんな帰ろう」

 

マリア「う、うん」

 

次の日

 

ガラッ

 

シン「おはよう、暴走魔法少女」

 

リン「・・・・・」

 

シン「暴走させた?」

 

その日の放課後

 

剣が完成し

 

防御魔法付与のアクセサリーを貰い

 

数日後

 

先生「この度王国から通達があった、今の所シュトロームからは何の声明もない為各国が連携し「旧帝国」を監視するということで話が進んでいるが・・・有事に備え軍人はもちろんだが学生もレベルアップを図ることに決まった、具体的には騎士と魔法使いの連携の強化だ・・・よってお前達には騎士養成士官学院との合同訓練に参加してもらう」

 

その後の休み時間

 

シン「合同訓練かぁ、確かに騎士との連携は将来的に必要だろうからなぁ・・・・?何?皆のそのビミョーな顔」

 

オーグ「そうか、シンは知らないのか」

 

シン「何が?」

 

マリア「あのねシン、魔法学院は魔法をメインで強化するから身体をあまり鍛えないでしょ?逆に騎士学院は身体を鍛えるのがメインで魔法はさっぱりなワケ、それで昔から騎士学院の生徒は魔法学院をモヤシってバカにしてて・・・」

 

トール「うちは向こうを脳筋ってバカにし合ってるんですよ」

 

シン「だけど非常事態にそんなこと言ってる場合かよ」

 

アリス「分かってるんだけどさあ」

 

リン「モヤシと言われるのはガマン出来ない」

 

ユーリ「イラっとするわよねぇ」

 

シシリー「私は別に大丈夫ですけど・・・」

 

トニー「僕もちょっと前までアッチ側だったからねぇ」

 

ユリウス「拙者は何も言えんで御座る」

 

マリア「シンみたいに両方使えれば問題ないんだけどさー」

 

シン「オレだってたまたまミッシェルおじさんに教わっただけで・・・」

 

トニー「ミッシェルって・・・剣聖ミッシェル=コーリング様!?」

 

シン「うおっ何だ急にトニー・・・そんな有名なの?」

 

トニー「剣で右に出る者はいないっていう程の大人物だよ・・・」

 

トール「賢者様に魔法教わって導師様に魔道具教わって剣聖様に剣を・・・」

 

マリア「そりゃシンみたいなのが出来上がるワケよ」

 

アリス&マリア「とにかくあいつらと仲良くするのは絶対ムリ!!」

 

ユウト「とりあえず、面倒な事になりそう」

 

当日

 

訓練内容は各学院から4名ずつ計8名でパーティを組んでの実践だ

 

それぞれが王国近くの森に入り魔物を討伐してもらう

 

国から派遣された教官が同行するが決して油断はしない様に

 

一応結構進んで

 

トニーとユリウスといるんだが・・

 

ピタッ

 

フリオ「魔法学院に逃げた軟弱者め・・・!!見ていろよトニー=フレイド・・・!!」

 

ユウト「お前何したの?」

 

トニー「ごめん心当たりない」

 

オオカミが出てくる

 

フリオ「おらっ!!くそっ」

 

ユウナ「また一人で・・・」

 

教官「コラァ!!フリオォ!!連携の訓練だっつってんだろうがぁ!!」

 

ドウ

 

ギャイン

 

トニー「危なかったねぇフリオ君」

 

ニコニコニコ

 

フリオ「誰が助けろって言った!?邪魔すんじゃねえ!!」

 

ユリウス「・・・まだ一匹噛みついてるで御座るが・・・」

 

教官「いいかげんにしろ!!」

 

バコッ

 

トニー「昔は仲良くやってたじゃない、せっかくの機会だし強力出来ないかなぁ」

 

フリオ「・・・・・いつだってお前はそうだ・・・俺より一歩先へ・・・くそっ・・・魔法まで使える様になりやがって・・・」

 

ユウト「ライバル心からか対抗意識持ってるんだな」

 

ユウナ「それだけじゃないだろ・・・ていうかトニーの性格ならなんかやらかしてそう」

 

ユリウス「絶対何かあったで御座る」

 

トニー「ひょっとして・・・昔あれが好きだった子が僕に告白してきてさ、お付き合いする事になったんだよ・・そーいえばその頃から彼が冷たくなったような・・・」

 

うん、それだよ

 

トニー「・・・あの時は悪かったよ、だけど僕にとっても君はライバルなんだ。昔みたいにお互い認め合ってやっていきたいと思ってる」

 

フリオ「・・・!!フレイド・・・・くそっ・・・彼女がお前と仲良くしてるのを想像して・・・俺はそれが許せなくて・・・どうせちっぽけだよ俺は・・・」

 

トニー「ああ、その点なら大丈夫!!割とすぐ彼女とは別れたから!!キスまでしかしてないし!安心してフリオ!!」

 

フリオ「テメェやっぱり殺すっ!!」

 

トニー「ええっ何でだい!?」

 

!!

 

この気は!!

 

ユウナ「皆じっとしとけよ」

 

トニー「え?」

 

魔物「ガルルルル」

 

教官「ライオンの魔物!?災害級だぞ!!」

 

ユウナ「ユウト、やるぞ」

 

ピカーッ

 

ユウト「わかった、みんな出て来い!!」

 

バババババ

 

最上級魔法(インフェルノとか)が全方向から降り注ぐ

 

ユウト「イフリート」

 

ブワッ

 

ヒュルヒュルヒュル

 

バシューン

 

トニー「何それ、始めて見た」

 

ユウト「シミラーダガー・リニアー!!」

 

ババババババ

 

ユウナ「か・・・め・・・は・・・め・・・」

 

バッ

 

右に避ける

 

ユウナ「波ー!!」

 

ドギューン

 

魔物「ガアアアアァァァ・・・」

 

スウウゥゥ

 

教官「まさか倒してしまうとは・・・」

 

そういえば・・・

 

ユウナ「ヘル、こういう魔物の魂ってどうなるん」

 

ドギュン

 

ドサッ

 

優斗『心臓を一発!?』

 

トニー「え?」

 

?「ふっ」

 

ユウト「誰だ!」

 

ダダダダ

 

ユウト「逃がさない!!!」

 

シュタタタ

 

ユリウス「ユウナ殿はどうするで御座るか!?」

 

ムクッ

 

トニー「え!?」

 

ユウナ「悲しみの輪か・・・首の皮1枚つないだな、カオス」

 

スペクトッドを取り出す

 

ユウナ「さっきの奴は・・・向こうか、アリエル回復してて」

 

シュタタタ

 

教官「あ・・・あいつら本当に人なのか・・・?」

 

トニー「そのハズなんですけどね・・・・」

 

フリオ『あれ?俺のこと忘れてる?』

 

ユウトはというと

 

シュタタタ

 

ユウト『止まった?』

 

ザッ

 

ユウト「なんだお前は・・・?ゴキブリ?」

 

?「あんなものと同じにされたくはないな」

 

ザッ

 

ユウナ「くそっ一体誰だった・・・んだ・・・セル・・・だと・・・!?」

 

ユウト「セル?」

 

セル「私を知っているのか、なら話は早い」

 

何故だ・・・?B〇Xさんの動画を見たうえで作者は出したのか・・?

 

セル「あの方にお前達を殺せと言われた」

 

ユウナ「またあの方かよ、名前を言えよ名前を」

 

セル「名前は絶対に言うなと言われてるものでな」

 

ユウナ「お前は誰かの下に着くような奴ではなかったと思うのだが」

 

洗脳か何かか?・・・・こいつがそんな隙を見せるか?

 

セル「私はお前達の知っている次元から来たのではない、この意味が分かるか?」

 

悟飯たちを殺したのか?

 

ユウナ「超サイヤ人2じゃ倒せないってことだろ?だったら3もしくは4で倒せばいいだけだろ」

 

セル「それで済めばいいなぁユウナ」

 

ユウナ「行くぞ!!」

 

ピカーッ

 

ユウト「ああ、イフリート!ウンディーネ!アラメイ!アウラ!!」

 

ユウナ「・・・本当カラフルだなお前」

 

セル「よそ見をしていいのか?」

 

ユウナ「なっ!?」

 

速い!

 

ドガァ

 

グッ

 

ギューン

 

ドガアアン

 

ユウト「クッ・・オラァ」

 

シュン

 

ユウト『避けられた!!』

 

ドガァ

 

ユウト「ぐっほおぉぉ」

 

ドガガガガガ

 

セル「もう終わりか?ウォーミングアップにもならないぞ?」

 

ガラララ

 

ユウナ「くそ・・・」

 

シュン

 

セル「みじめだな、今まで戦って来たといっても、身体がいくら強かろうと所詮は戦闘力3もない雑魚なんだよ。貴様は」

 

ユウナ「俺は・・・!!」

 

セル「これで終わりだな」

 

ドオオオン

 

セル「!!」

 

シュン

 

よけて撃ち放った方向を見る

 

シン「お前・・・!!俺の友達に何してんだ!!」

 

シシリー「大丈夫ですか!?」

 

ユウナ「来るな!さっさと逃げろ!!」

 

セルがシンの後ろに行き殴ろうとするのを見て

 

ユウナ「クロノス!!」

 

ドギューン

 

ユウト「くそっ・・・」

 

ユウナ「やるぞ」

 

ユウト「わかった」

 

両方で挟んで

 

殴り倒す

 

ドカバキ

 

ドドドドドドドドド

 

ユウナ「そろそろいいだろ、それじゃあ」

 

誰もいない方向に殴る

 

ユウナ「そして時は動き出す」

 

ドゴオオオオ

 

セル「ブルアアアア!!!」

 

バキバキバキバキ

 

ドガシャア

 

シン「どういうことだ?」

 

ユウナ「とりあえず、アイツは敵だ。他の皆がいたら本気も出せないし、もしかしたら死人が出るかもしれねえ」

 

ユウト「皆は引き上げさせてくれ」

 

ジーク「・・・わかった!俺は他の班に知らせてくる、お前はこいつらを安全な場所にやってくれ!」

 

クリス「私が行った方が良いんじゃないかしら?」

 

ジーク&クリス「あ?」

 

シン「今それしてる場合じゃないから!!」

 

ジーク「さっきの見ちまったらあっさり倒せるんじゃねーのかって、ちょっと思ったりな」

 

オーグ「いっその事、ここで見た方が勉強に・・・」

 

ユウナ「あいつは流石にダメだ、ピッコロの細胞ですぐに回復しちまうし、倒しきれなかったら悟空やベジータの細胞でパワーアップしちまう・・・・そもそも普通に強い」

 

ユウト「死にたくなかったら、さっさと逃げたほうが」

 

ドガァ

 

ユウトを殴ろうとしたセルを真正面から同時に殴る

 

ザザザ・・・

 

ユウナ「油断してんじゃねー!」

 

セル「ウォーミングアップはこれくらいにするとしようか」

 

マリア「今のがウォーミングアップ!?」

 

オーグ「これは本当に逃げた方がよさそうだな・・・!」

 

クリス「皆さんこっちへ!!速く!!」

 

ダダダダダ

 

セル「本当にこの私を倒せると思っているのか?」

 

ユウナ「やってみなきゃわかんねえ!!」

 

セル「ふっついて来れるのか?」

 

飛んで

 

ドガッ

 

ドガッドガガガガ

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

シン「戦いの反動で星が揺れてるのか!?」

 

バキ

 

同時に顔面を殴る

 

ユウナ「お前もそろそろ本気出せよ!!」

 

セル「お前ごときこれで十分だ!!」

 

ドガガガガガ

 

ドゴッ

 

ドン

 

ドン

 

ドン

 

衝撃波がどんどんできる

 

セル「まだまだこんなものではないだろう!!」

 

ユウナ「オラァ!!」

 

ドガガガガ

 

セル「まだまだ弱いぞ!!」

 

ドガァ

 

ズザザザザザ

 

回し蹴りを食らい

 

下に落ちていく

 

セル「最後はこの技でこの星ごと消してやろう」

 

まさか!!

 

ユウナ「ふざけんなよクソが!!」

 

ドゴゴゴ

 

ドウン

 

バチバチバチ

 

セル「かめはめ・・・」

 

ユウナ「かめはめ・・・」

 

シン「何をする気なんだ・・・!!」

 

セル&ユウナ「波ーー!!!!」

 

ドギューン

 

ガガガガガガ

 

シン「そういう事か!なら俺だって!!」

 

ドギューン

 

何かを放ち

 

グググ・・・

 

上にやってから

 

セルに落とす

 

ずっと続くがぜんぜんこたえてない

 

ユウナ「く・・・これで少しは・・・!!」

 

セル「ぐ・・・・とでもいうと思ったか?」

 

ゴゴゴゴゴ

 

おされ始めてる!?

 

ユウナ「うおおおおおおおお!!!!!!」

 

セル「それで終わりか?」

 

ユウト「インフェルノ!ワンショットキル!ギガントマキア!エイガオン!漆黒の蛇!サイコキネシス!アトミックフレア!心理の雷!万物逆転!コウガオン!明けの明星!ダイヤモンドダスト!!」

 

周りから攻撃が行く

 

セル「ぬうう・・・」

 

ユウナ「今だーー!!!!」

 

ゴゴゴゴゴ

 

セル「な!?」

 

ゴゴゴゴゴ

 

セル「ブルアアアア!!!」

 

・・・・・

 

倒した・・・?

 

ドサッ

 

シン「やっとかよ・・・あんな強いやつがいるなんて・・・」

 

ユウト「はあ・・・はあ」

 

セル「今のは少し危なかったな」

 

ユウト「なんだと!?」

 

シン「うおお!!」

 

セル「邪魔だ」

 

ドガァ

 

腹を肘うちする

 

シン「ぐっ・・・」

 

ガクッ

 

ドサッ

 

ユウト「シン!!」

 

セル「お前も黙っていろ」

 

ビッ

 

ユウト「ゴフッ」

 

ドサッ

 

デスビーム!!

 

セル「後はお前だけだ」

 

ここで終わりなのか?このまま何もできずに死ぬのか・・・?

 

セル「ぬ?」

 

・・なんだ?

 

セル「いいのか?・・・・わかった」

 

ユウナ「・・・殺さない・・・のか?」

 

セル「今は生かしておいてやるということだ、命拾いしたな」

 

シュン

 

気も・・・消えた・・・

 

ユウナ「皆・・・とりあえず俺たち連れてって・・・・・・」

 

イフリート達に連れてってもらった

 

ザワザワ

 

アリエル「回復終わりました」

 

ユウナ「ふううう・・・そっちはどうだ?」

 

シシリー「終わりました」

 

シン「全く歯が立たなかった・・・」

 

マリア「あんな敵がこれから何体も出てくるの・・・?」

 

ユウナ「あいつは魔人とはレベルが違う、それにアイツはたぶん当分出ない」

 

リン「ねえ!大変だったって聞いたけど・・・」

 

シン「お前も大丈夫じゃないだろ・・・また暴走させたな?」

 

ユウト「しんみりしてんのも俺等らしくねえな!」

 

ユウナ「それもそうか」

 

シン「ところでよ、ピッコロやらサイヤ人ってなんだよ」

 

大体話す

 

シン「そんな世界があるのか・・・」

 

ユウナ「そのうち会う機会があったりしてな!」

 

シン「さすがに勝てる気がしねえな・・・」

 

ジーク「大丈夫だったか!?上には連絡しておいた、今日は休めだと!後は」

 

ジーク&クリス「俺&私に任せろ&て・・・・あ?」

 

ユウナ「ぶれないな・・・」

 

シン「昔からだよ」

 

その日はさっさと帰って寝た



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