一夏達が白式の(魔)改造案について考えるそうです (恐怖の町)
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一夏達が白式の(魔)改造案について考えるそうです

コメディ系の作品が書きたくて書いた。いつも説明描写ばかりの暗い感じの作品しか書いていないのでそういうのがたまに乗り移ってるし勝手が分かっていませんが見てやって下さい。
あと何かアドバイスがあれば感想等に残してくれるとありがたいです。


 

一夏「なあ………千冬ね 千冬「織斑先生だ」ゴン! へぶっ!?」

 

千冬「第一、お前が言いたいことは分かりきっている。何故日曜日にお前達専用機持ちが招集されたか、だろう?」

 

一夏「まあ、それもあるけど………」

 

簪「この光景、どう見てもゼ○レの意思決定会議………」

 

鈴「私達モノリスなんだけど、これ誰のどういう趣味よ!」

 

一夏「というか、織斑先生だけゲン○ウみたいに腕組んで座ってるし、山田先生はもはや冬月……… 千冬「織斑。それ以上言っても良いがISを背負ってグラウンド5周したくなかったら辞めておけ」 ………(強権発動ですか………)」

 

シャル(っていうか、織斑先生は座ったままだけど、さっき一夏は誰に叩かれたんだろう?)

 

千冬「さて、お前たちを呼んだのは他でもない、ある重大な問題を解決するためだ」

 

箒「重大な問題………。文化祭やキャノンボール・ファストでの亡国機業(ファントム・タスク)の襲撃、修学旅行での大規模戦闘、それに、姉さん(篠ノ之束)の動きもある。そんな中で、話し合わなければならない内容とは」

 

千冬「そうだな。お前らはただ闇雲に戦うだけでなく、常に先の行く末を考えながら生きて行かなければならないことは分かっているだろう。そこで、今回の重大な問題というのが関わってくる」

 

ラウラ「教官!早くその重大な問題とやらの内容を教えて下さい」

 

千冬「そう急かすな。教えてやろう。その内容とは………」

 

 

一同「「「ゴクリ………」」」

 

 

千冬「一夏!」

 

一夏「はいっ!」

 

千冬「お前の白式についてだ」

 

一夏「俺の……白式?」

 

千冬「そうだ。お前……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白式に不満はないのか?」

 

 

 

一夏「え?」

 

一同「「「は?」」」

 

千冬「実はな。私も疑問に思っていたんだ。次々と第三世代ISが作られ、実戦投入もなされる中、どうして一夏に渡されたのが()()白式なのかが………!」

 

一夏「え、えーっと、千冬姉?」

 

鈴(いつになく織斑先生が悔しい顔をしている……)

 

千冬「分かるだろう!外面上は確かに第三世代のISだ!束が手を加えて雪片弐型には展開装甲を突っ込んで一部第四世代型技術が使われているのも確かだ!しかしよく考えてみろ」

 

シャル「雪羅になって射撃兵装がつく前は、雪片弐型一本と、それを十全に使うためのシステムであるバリアー無効化攻撃『零落白夜』、あとは瞬時加速(イグニッション・ブースト)時の加速力が高いだけの………、あ」

 

セシリア「暮桜と、仕様が変わらないですわ………」

 

ラウラ「………一応機体の馬力は違ったりはするのだが、インタフェース周りは暮桜とだいぶ似通っている。つまりだな、嫁はこれまで第一世代型ISで我々第三世代型IS相手に戦ってきたことになる」

 

山田「それに、雪羅になったことで燃費も悪くなったのもありますよね」

 

ラウラ「確かに遠距離兵装が加わって一見は強くなったのかもしれないが、あれはほぼデメリットでしかない。前身機である暮桜の観点から言えば、あれは雪片一本で運用する前提の機体だ。あれに更にシールドエネルギーを消費して使用する射撃兵装を追加していたら、教官は 千冬「織斑先生だ」 ………敵の懐に潜り込む前にエネルギーが切れてしまっていただろう」

 

シャル「僕が射撃兵装持たせたから………」

 

一夏「シャルのせいじゃないさ。トーナメントでもあの射撃訓練は役に立ったし、雪羅には感謝している」

 

簪「こんな機体のために私の打鉄弐式をないがしろにされるなんて………落胆」

 

千冬「これで白式の現状は分かったな。先程も言った通り、これから亡国機業との戦いは激化する。そこで今回は、白式の強化案を考えたいと思う」

 

セシリア「質問です、織斑先生」

 

千冬「なんだ、言ってみろ」

 

セシリア「白式には、追加武装も、後付武装(イコライザ)も付けられないのでは?」

 

 

 

千冬「それについては 束「問題ナッシング!この束さんの説得で白式は大幅な進化を遂げるのだ☆」 ………まだ出るなと言っただろう」

 

 

 

箒「姉さん!?」

 

セシリア「篠ノ之博士がどうしてここに!?」

 

束「束さんは激しく気まぐれなのだ、えっへん!」

 

千冬「はぁ………今回の議題を持って来たのは束だ」

 

一夏「大変申し上げにくいのですが……束さんは現在、敵では?」

 

束「うん、敵だよ?」

 

 

「「「即答!!?」」」

 

 

千冬「………コイツが何を考えているかは知らんが、とにかく白式が不遇だから何とかして欲しいそうだ」

 

シャル「うーん………考え直してみると、一夏って凄いよね。機体性能に頼らずある程度何とかしているのは」

 

箒「そうだな。最初ナヨナヨして機体性能と学習型AIに助けられてるガンダムパイロットとは大違いだ」

 

一夏(急にガンダムパイロットをディスり始めたよこの人!?)

 

セシリア「とにかく、一夏さんは織斑先生のクローンですし、一夏さんに追いつくようなISを考えていきましょう」

 

一夏「(セシリアはしれっとネタバレしてるし………)いきなり何なんだよ」

 

ラウラ「そうか………ならば嫁!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユニコーンガンダムはどうだ!」

 

 

一夏「い き な り そ れ か ! ?」

 

ラウラ「これしかないだろう。嫁がニュータイプであるかはともかく、織斑計画によって作られたその身体を以てすれば、最低でも想定通りの実力は発揮する筈だ!」

 

一夏「いや、織斑計画とかネタバレしてるけど、いいのか?」

 

セシリア「私もそれに同調しますわ。もしクラス代表決定戦の時にそれと当たっていましたら、私など一瞬の内にビームマグナムに撃ち抜かれていましたわ」

 

一夏「いやいや、駄目だ!あれは強過ぎる」

 

鈴「手加減している状況か!」ガン!

 

一夏「うおっ!?」

 

箒「討ち漏らした敵が味方を、私を殺すかもしれなかったんだぞ!」

 

一夏(パロってる割にリアルで死ぬかしれなかったから笑えねえ……)

 

千冬「無断行動したお前が悪いだろ」ゴン!

 

箒「痛い………」

 

ラウラ(さっきから一体誰が殴っているんだ………)

 

簪「それより、問題はNT-D……」

 

箒「ニュータイプデストロイヤーシステムの略だったな。相手がニュータイプであれば、強制的に殺戮するためのシステム、ということだが」

 

鈴「ぶっちゃけニュータイプってこの世界にいるの?」

 

シャル「一応この世界にはファンネルに似たような遠隔誘導兵器としてブルー・ティアーズがあるよね。じゃあ、セシリアはニュータイプ?」

 

セシリア「分かりませんわ。特殊兵装の遠隔兵器といっても操作方法はISの延長線上に位置するものでしてよ。ISの操縦は脳内のイメージが重要になってきますが、そう考えると、人間はみんなニュータイプみたいになってきますわ」

 

一夏「『人間はみんなライダーなんだよ!』風に言われましても………」

 

ラウラ「ニュータイプの検知方法というのも不明瞭だ。ニュータイプの例としてはシロッコやハマーンは相手に向けてニュータイプ特有のものと思われるプレッシャーを放っていたりもするが、そういうものをサイコフレームで感じとっているのか?」

 

山田「皆さん、ここで考察をしあっても仕方がないので、ニュータイプのお話についてはここで切り上げましょう」

 

束「まあ、そこらへんはこの束さんにお任せあれ〜☆サイコフレームやNT-Dの一つや二つ、再現させてみせるよ。それじゃ…… 一夏「だーっ!!何勝手に決定してるんですか!」

 

 

一夏「大体!ツッコミばかりで言いたいこと全然言えてないけど、俺は白式の改造を許可した訳じゃないし、第一に機体を変えるなんて話は 簪「NT-D発動時の負荷………どうしよう」 話聞いてます?」

 

鈴「そうわよね、変形するとスラスターが4つも増えて、角が割れてガンダムになるもんねぇ……」

 

箒「あと有名なBGMも流れるな、完全しょ 一夏「それ以上言っちゃだめだーっ!!」 な、何なんだ一夏は」

 

一夏「箒にそっちの方のネタを言わせると大変なことになるからな、ハァ………」

 

一夏(まさかだけど分かっていて使ってないよな………?)

 

簪「問題は、NT-Dを発動中の操縦方法。インテンション・オートマチックシステムによる操縦者の意思介した自動操縦によって、一夏の精神に負荷がかかること」

 

一夏「そう考えると、これってVTシステム………南極条約違反じゃないか?」

 

簪「それは核兵器の戦時使用を禁じた方。それに貴方はツッコミ役」

 

一夏「いや、ナチュラルに間違えただけだから!しかもツッコミ役じゃないから俺は!」

 

 

 

(((ツッコミ役じゃん………)))

 

 

 

山田「NT-Dを発動してからパイロットが意識を保っていられる時間は三分間と言われています。セシリアさんとの戦闘や日頃の模擬戦、襲撃事件の戦闘記録を鑑みて、一夏君の気絶はほぼ毎回起こりうることになるでしょう。しかし、その制約があってもなおそれを使用する有用性は高いものといえます」

 

一夏「毎回気絶して帰って来なければいけないってそれどういう罰ですか」

 

箒「だがお前だって同じようなものだろう。いっつも我々を庇って気絶して医務室に運ばれてるのがオチだろう。運ばれる頻度が増えるだけだ」

 

一夏「あー、まあそうだな……………って、それはもうちょっと箒達が気を付けなきゃいけない話だろ!それに今でさえ医務室の先生に迷惑かけているのにこれ以上迷惑をかけさせないで下さいよ!」

 

鈴「………とにかく、もう白式改造案はユニコーンガンダムで決定でいいよね?どうせ一夏の主人公パワーでサイコフレームが虹色に光ったり、サイコフィールド張ったり出来るようになるんだし、シンギュラリティー1なんだし、乗ってる人同じ内山○輝ボイスだし!」

 

一夏「ああ、もう!押し切ろうとするな!元々サイコフレームの発光自体どうやって光ってるか分かんないんだぞ!シールドファンネル推進機無しでどうやって飛んでるか分からないし、下手したらガンダムと一体化して戻れなくなるし、最後は一番言っちゃ駄目なやつだし!」

 

千冬「山田先生。会議を締めよう」

 

山田「それでは、白式の改造案はユニコーンガンダムで決定………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「待ってくれ!!」 え?」

 

一夏「お、お前は………」

 

 

 

「「「織斑マドカ!?」」」

 

 

 

マドカ「お前ら、()()()をよく見てみろ!」

 

ラウラ「なんだと………?」

 

シャル「え、セシリア………?」

 

箒「さっきからやけに静かだと思っていたが……」

 

 

セシリア「…………は、」

 

 

鈴「ど、どうしたのよセシリア!?」

 

 

セシリア「ガンダムは、敵ですわ!!」

 

 

一夏「どうしたんだセシリア!?やめろ、ファンネルをこっちに向けるな、うわあああああああ!!!」

 

 

マドカ「遅かったか……」

 

ラウラ「そうか、一夏の機体がユニコーンガンダムだと、セシリアが病むのか」

 

マドカ「そうだ、そして必然的に私が継続して紫枠を使うことになってしまう」

 

シャル「セシリアが黒枠(バンシィ)使っちゃうもんね………」

 

箒「ああ、紫枠はアンジェロだったな」

 

 

マドカ「………見るなぁ、見せるなぁ!!」

 

 

鈴「だ、大丈夫!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千冬「とどのつまり、一夏の機体は白式で良いという訳だ」

 

束「ま、そういうことだね〜☆」

 

山田「ということは、今日集まって貰ったのは………」

 

千冬「山田先生、ISを装着してアリーナで待っててくれ。暮桜を持ってくる」

 

山田「ヒィィ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり



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