俺達のハンター物語 (獅子龍)
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第0話・俺達のプロローグ物語

書きたいなぁと思って書きました。
文章超多めなので暖かい眼でご覧ください。


モンスターハンター……数多くのモンスターがいる世界でハンターと呼ばれる戦士たちがクエストや探検などをするゲームである。

 

多数の武器があり、その素材を狩りより良い装備をするためにより強いモンスターを狩っていく。

 

時には仲間達と協力して狩っていく。

 

自由な冒険ができるそれがモンスターハンターである。

 

 

 

「フゥー!!」

 

「パパパパオー!!」

 

「あ、ごめん当たった!?」

 

「無問題無問題♪(モーマンタインモーマンタイン)」

 

車の中で大音量で音楽を鳴らし思いきり叫んで楽しんでいる四人がいた。

 

四人とも同じ大学に在校していた。仲が良くいつも一緒にいた。四人の大学は寮生活で夜はモンハンを部活と称して楽しんでいた。

 

旬、有村、勝木、正志の四人の男達

 

旬は口癖に語尾にんがよくつく

 

有村は話し方が滑らかである。

 

勝木は言い方が少し男らしい

 

正志は優しい言い方をしている。

 

 

 

それぞれに言い方があると皆楽しいとかなり砕けた話し方になっている。

 

 

 

 

 

今日は午後の講義が休講になったため車で海までむかっていた。

 

 

 

「いやーしっかし、あの先輩が酔っぱらったとこは面白かったな!」

 

「蚊取り線香ーだっけ?」

 

「あー!あれね!」

 

「あれには、笑った!」

 

いつもどおり楽しい日々か過ぎていくはずだった……

 

 

 

 

 

「そういや、あのクエスト勝ってた?」

 

「いいや、装備がまだ弱くて」

 

「あのモンスター何が効くんだっけ~?」

 

「頭?んで氷だった気がするん」

 

「そういえばモンスターハンターワールドやった人いる?」

 

「俺はしてないね~」

 

「俺もやってないかなぁー」

 

「俺もやってないね」

 

「俺は、やったん」

 

「マシで!」

 

「えぇ~いいなぁ~」

 

「それな!」

 

「結構面白かったん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?前から来るトラック様子おかしくね?」

 

「なんか蛇行運転してる?」

 

その時トラックが急に加速しこっちに突っ込んできた!

 

 

 

「な!?」

 

「え?」

 

ガッシャーン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~天界

 

「あー!ちょっとなにやってるんですか!天使長!?」

 

「え、いや、ちょっとした手違いで……」

 

「なにが手違いですか!?」

 

「あーもうわかったよ!適当な特典付けて転生させればいいだろう!」

 

「そんな適当なんて!しかも四人全員転生するつもりですか!?」

 

「はいポチッとな」

 

「っておいー!!」

 

「うん!これでよし!」

 

「うんじゃないですよ!しかも四人全員同じ世界じゃないですか!?さらに設定もバラバラで!」

 

「……まぁなんとかなるでしょ」

 

「もう!!大丈夫かな……転生した世界、"モンスターハンター"の世界なのに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天使長の手違いで転生した四人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、四人のハンター物語である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございました!
更新は気長にやるので気長にお待ちください。


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第1話・俺達の転生準備物語

前から書いてたので投稿します。
かなり文章多めで読みづらいと思いますがご了承ください。


「……?ここは?」

 

周りを見渡すと白い世界だった。

 

この男の名前は旬、ちょっといやかなり太っている。

 

黒髪の短髪だ。ちなみにオタクである。

 

「気がついたか?」

 

「あなたは?」

 

「私は天使長の部下、ミルルと申します。」

 

「天使長の部下?」

 

「はい、私の上司である天使長の手違いであなた方は死んでしまいました。」

 

「あなた……方?」

 

「はい、あなたと共に死んだのはあなたを含めて四人います。」

 

「他の皆は!?」

 

「私が担当するのはあなたともう一人金髪の子です。」

 

「他の二人は?」

 

「天使長が対応しています。」

 

「それじゃ、有村は!?」

 

「今は眠っておられます。」

 

「俺は、どうなるんですか?」

 

「転生させます。天使長が適当にやろうとした所を何とか止めてあなた達に選んでいただきます。」

「!?」

 

「世界を選ぶことは出来ませんが特典は大丈夫です。」

 

「特典?」

 

「はい」

 

そう言いながら赤青黄のサイコロを掌に出し始めた。

 

「サイコロ?しかも信号みたい」

 

「えぇ気持ちはわかるわ」

 

「わかるの!?」

 

「説明を続けます。」

 

「え、あぁ」

 

「赤は能力の数、青は体や声など見た目、黄色は武器です。」

 

「なんでサイコロ?」

 

「サイコロを振っていただきその数によって与える能力が変わります。」

 

「具体的には?」

 

「それは、言えませんが数が多ければ良いものもあれば少ない方がいいです。」

 

「……運次第」

 

「その通りです。」

 

男はサイコロを握った。そして、

 

「それが運命ならそれに従うしかないね」

 

振った。

 

 

 

「出ましたね。赤6青3黄2ですね」

 

「その数の意味は?」

 

「赤は能力です。出た数により能力の数と強さを選べます。」

 

「それは、俺が選んでも」

 

「いえ、それぞれの数によって変わります。」

 

「6の場合は選べません」

 

「なるほど、そういうことか」

 

「ただ、要望は聞けます。」

 

「要望?」

 

「力が強いのとか、足が早いなど」

 

「それなら、優しいのがいいなぁ」

 

「了解しました。次に青です。3の場合希望を聞けます。」

 

「う~んなら痩せてるのがいいなぁ、あとは、食べてもそこまで太らないのがいい。あとは黒髪かな」

 

「了解しました。次に黄色ですが、これも選べて強いのが手に入ります。」

 

「それなら、双剣か日本刀かな」

 

「了解しました。」

 

 

 

「以上で特典はおわりです。次に記憶ですがどうしますか?」

 

「記憶?」

 

「前世の記憶、つまりあなたが死んだ世界の記憶です。記憶を持ったままでいきますか?」

 

「えっと、はい」

 

「了解いたしました。注意事項などはありませんがあなた方4名は同じ世界にいきます。」

 

「え、あ、そうなの」

 

「はい、ただ他のかたがどういう特典を授かったのか記憶があるのかどうかはわかりませんし伝えられません。」

 

「なるほど」

 

「それでは、準備はいいですか」

 

「また……」

 

「え?」

 

「また皆で笑えるならなんでも良いよ」

 

「かしこまりました。どうかお気を付けて」

 

そう言われあたりが真っ白になった。

 

きっとこれからがすんの第二の人生の始まりである。

 

 

 

「行ってしまわれましたね」

 

「うぅ」

 

「おや、起きましたか」

 

「ここは?」

 

「天界というべきでしょうか」

 

「えぇ天界!?いや~それはないでしょ~」

 

「現実です。」

 

「えぇ~」

 

「では、説明いたします。」

 

~事情説明中

 

目を覚ました男。名前は有村、言うなるキラキラネームである。金髪の短髪で背は少し小さい方である。ノリがよく優しいのが特徴である。

 

 

 

「なるほどね~ってとこは旬は先にいったのか」

 

「では、貴方にもサイコロを振ってもらいます。」

 

「はいよ~」

 

アルはサイコロを握りそして、振った。

 

 

 

「出ましたね、赤6青2黄2ですね」

 

「おぉ~良いじゃん!」

 

「では、赤はどうしますか」

 

「そうだなぁカッコいいのがいいなぁ、あとは、煙草がほしいね」

 

「了解しました。青はどうしますか?」

 

「坊主で赤がいいなぁ、がたいはデカイのがいいね」

 

「了解しました。黄色はどうしますか?」

 

「う~ん弓矢かなぁ、あとは、靴にかっけえのがいいなぁ」

 

「了解しました。」

 

「記憶は……」

 

「もちろんありでしょう!」

 

「かしこまりました。それではいきます。」

 

「はいよ~」

 

 

 

辺りが真っ白になっていく。

 

こうして有村の第二の人生が始まる。

 

 

 

~天使長

 

「ここは?」

 

目が覚めたのは三人目の男、勝木

 

がたいがよく黒髪の短髪、よくケータイで音楽を聴いてる。筋トレが好きでよく鍛えてる。

 

ダンスとロックが好きでフェスなどもいっている。

 

 

 

「おーす!元気?元気だよね?」

 

「え、あーはい?」

 

「実はねちょっとしたミスで君達は死んでしまったのよね~」

 

「え?君達?」

 

「そうそう一緒に乗ってた3人もだよ~」

 

「他の皆は?」

 

「一人はそこにいるでしょ?他の二人は部下が面倒みてるよ!」

 

「あの……」

 

「そして、君達は転生させます。」

 

「え!?」

 

「はいこのサイコロを振ってね」

 

「いや、説明は!?」

 

「ないないないないないない!!」

 

「えー!?」

 

「さっさと振れよ!このあと帰ってジ〇ジ〇を見ながらトリスのハイボールを飲む予定なんだから!」

 

「身勝手すぎる!!」

 

「さっさと振れー!!」

 

無理矢理サイコロを振らされる勝木

 

「出たな赤3青5黄3だな」

 

「んじゃ、赤と黄だけ選べるね」

 

「いや、説明がないんだけど?」

 

「めんどくさいなぁ~事情説明中」

 

「なるほど、なら力がほしいね」

 

「あとは?」

 

「武器はハンマーかな」

 

「んじゃ、それでいくね」

 

「え、あの」

 

「バイバイ」

 

「うわぁー!!」

 

勝木は真っ白な光に包まれた。

 

 

 

「う~ん」

 

次に起きたのは四番目の男正志

 

紙は少し長い黒髪、体型は普通の中

 

キャンプなどのアウトドアが好きで釣りなども好きである。

 

 

 

「あ、起きたねぇ~」

 

「ここは?」

 

「かくかくしましま」

 

「なるほど?」

 

「さてサイコロを振ってもらおうか」

 

「了解。」

 

「そういや君はチンチロ?が好きなんだろ?」

 

「うん、好きだよ。よく友達とやってたからね」

 

「なら、それで役が出たらご褒美をあげよう!」

 

「よっしゃ!いくぜ」

 

正志はサイコロを振った

 

「お!でたでた赤4青5黄6だね」

 

「これは、全部選べないがまぁいくか」

 

「え?」

 

「バイバイ」

 

「うわぁー!!」

 

正志は真っ白な光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様でした。天使長」

 

「おお~疲れたよ」

 

「では、これから能力と記憶について合わせていきたいのですが」

 

「ん?記憶?」

 

「え?」

 

「ん?」

 

「…………」

 

「…………」

 

 

 

「あー!!!」

 

「またですが!?天使長!!」

 

「だって忘れちゃたんだもん」

 

「何がだもんですか!しかもかなり適当にやってましたよね!?」

 

「そ、そんなことないよ~」

 

「いい加減にしないと……」

 

「あー!!悪かったよその分能力とか色々よくするからー!!」

 

「……はぁ程ほどにしてくださいね。」

 

「はーい!!」

 

 

 

 

 

「はぁ、記憶は送ってしまったら変えられません。致し方ありませんねキーワードで記憶が蘇るようにいたしましょう。」

 

「だねぇ~」

 

「ではまとめましょう」

 

「お願いね~」

 

「一人目……旬さんは赤6青3黄2ですね。要望は簡単にですが痩せてること双剣。能力はランダムで能力が与えられますね。

 

二人目……有村さんは赤6青2黄2ですね。要望は赤い坊主で弓矢。あとは、煙草ですね。

 

三人目……勝木さんは赤3青5黄3ですね。

 

四人目……正志さんは赤4青5黄6ですね。」

 

「三人目、四人目は選択はねぇがその分強くするか」

 

「ですね。」

 

「さて、どんな人生を送るのか」

 

「ええ、我らから彼等の人生に幸あれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天使長とその部下により彼等は転生をした。

 

彼等がそれぞれ何を手にしどんな人生を送るのかそれは、神さえも知らないことなのかもしれない。

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございました。
次回の投稿も気長にお待ちください。


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第2話・俺達のハンター序物語(柊・R)

読みづらいと思いますが暖かい目でご覧ください。
あと少し残酷な描写があります。ご注意ください。


~柊(旬)

 

初めまして、天使長の手違いにより転生された。旬です。今は、柊(しゅう)という名で生きてます。

 

話し方は前世と同じ語尾にんがたまにつく変な話し方である。

 

口癖は悪いけどなん

 

自分が住んでる街……いや村は?昔のような村だった。

 

多分この世界はモンスターハンターの世界なのかなと思ってる。なぜならあからさまなハンターですという人が歩いてるんだもん。

 

そのあと、なんやかんやあって今は二十歳になりました。

 

十歳になった途端頭に情報が流れてきた。

 

自分の特典、能力と武器について

 

見た目は黒髪の短髪、痩せていて食べてもそこまで太らない体質らしい。

 

武器はお父さんの知人に貰ったという、ある名人が打ったという二本の日本刀

 

どうやら俺の武器は日本刀の双剣らしい。それで2つらしい。

 

柄の所が赤と青がありどちらも同じぐらいの長さだが若干刀身に黒みがかかっている。

 

柄が赤い方の名前が陽炎、柄が青い方の名前が影水というらしい。

 

陽炎が右、影水が左の刀になった。

 

能力はそれに合わせてなのか頭に浮かんだのは

 

剣術3

 

体術3

 

となっていた。

 

説明として浮かんできたものは頑張って鍛えれば剣術と体術がすごくなるよ(鍛えなければ意味がない)

 

つまり努力しなければ何の意味もない能力ということらしい

 

 

 

そこから自分は鍛え続けた。どっかの少年漫画のようにがむしゃらに修行し続けた。

 

その結果……剣術と体術がすごくなりました。特典の割には修行しなければならなかったり、本当にすごくなったのかわからなかった。超能力というより三刀流って使っている人や抜刀術とか使ってる人みたいになったのかどうかはわからない。サイコロで6を出したが確かに微妙だと思う。

 

 

 

それから、二年の月日が流れた。

 

二十歳になった自分がハンターになる日が訪れた。

 

モンスターハンターの世界に来たからにはハンターになりたいと両親を説得してハンターになった。

 

ギルドマスターから言われたのは入試テストを行うとのこと、この世界はゲームとは違く死んだらそこで終わりらしい。

 

だからこそ入試テストを行い。本当にハンターになって良いのかを見極めるらしい。

 

テスト内容はケストドンを五体狩猟とのこと。

 

 

 

テスト当日……武器はもちろん陽炎と水影を装備しあらかじめに買っといた薬草をポーチに入れて準備完了。

 

装備はまだ全然ないため軽装備(薬草しかないのは金がないから!)

 

 

 

受付嬢に案内されついたのはキャンプ場

 

少し歩いて広いところにでると恐らくここは古代樹の森であることがわかった。

 

ゲームで見たことがあるからだ

 

エリア中央に存在する「古代樹」に向けて折り重なるように森が形成され、豊かな生態系が広がっている。

 

この地には豊富な水源があり魚を釣ることができる。

 

「古代樹の森……やっぱここはモンスターハンターの世界なんな」

 

予想が確信に変わった瞬間だった。

 

「んじゃ、まぁ、行きますか!」

 

 

 

柊はケストドンのいる海辺へと向かった。

 

ゲームをやってた柊はだいだいのことはわかるのだ

 

 

 

「いたいた」

 

柊の目の先にはケストドンが五体いた。

 

雄が三体雌が二体

 

ケストドン

 

草食モンスター

 

小さな前脚と太く発達した後脚を併せ持ち、二足歩行を行う姿は獣竜種と類似している。

 

身体は硬い甲殻で覆われており、額を覆うように形成された頭殻が最大の特徴となる。

 

雄の方が雌より体格に恵まれる傾向がある。

 

体色もやや異なり、雌個体は黄土色、雄個体はやや赤みの差した色を基調としている。

 

 

 

「悪いけど負ける気がしないん」

 

 

 

柊は勢いよく飛び出した。

 

柊に気がついたケストドンもまた戦闘体勢をとる。

 

近くに来た瞬間ケストドンの一体が柊に頭突きを食らわせる。

 

それを紙一重で避ける柊

 

特典に気がついたあの日から鍛え続けた柊の能力は、剣術は今やあのロロノア・ゾ〇や坂田銀〇に匹敵する。体術は、ロック・〇ーやロブ・ルッ〇に匹敵する。

 

それほどまでに鍛えた。いや、鍛えることができた。

 

 

 

「キュアアア」

 

二体目のケストドンが向かってくる。

 

柊はゆっくりと右の刀陽炎に手をつけた。

 

「…………………………ふぅ」

 

一息ついて

 

 

 

「影式 龍の型 ……」

 

ゆっくりと抜いて

 

 

 

「〝一閃 龍輪爽〟」

 

 

 

一本の線が真っ直ぐに貫いた。

 

その線の形はどことなく龍の形に似ていた。

 

柊は刀をゆっくりと鞘に戻した。

 

ケストドンは体勢を整えて向かおうとしていた。

 

チンッという静かな音がした。

 

瞬間ケストドンはバタリと倒れてそのまま動かなくなった。

 

 

 

「まずは一体なん」

 

「キュアアア」

 

「キュー!」

 

二体が柊に向かってくる。

 

 

 

柊は刀をどっちも抜いて二刀流になる。

 

腕を交差して構える。

 

「……影式 虎の型」

 

「キュアアア」

 

「キュー!」

 

「〝弐爪・虎切裂〟」

 

二つの爪が切り裂くかのようにケストドンの頭を

 

ボトッ

 

斬り落とした。

 

 

 

「キュアアアアアア!」

 

さらに一体が柊の背後をとった

 

「影式 鳥の型」

 

少し刀を上にあげ、まるで飛び立つかのように構える。

 

「〝一鳥乱〟」

 

一羽の鳥が今飛びだったかのように舞った柊の後ろで倒れるケストドン。

 

「キュー!!」

 

最後の一体が頭突きをしてくる。

 

「影式 甲の型」

 

刀を胸らへんで構える。陽炎は縦に影水は横に丁度十字になるように

 

「〝亀の甲・十文字〟」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピキッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パキッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キュアアアアア!!?」

 

ケストドンの頭蓋が割れた。

 

「悪いけどあんたの頭突きより俺の技(甲羅)のほうが固いらしい。」

 

「キュアア!!!」

 

それでもなお向かってくる。

 

「影式 蛇の型」

 

今度は二刀とも平行に並べる。

 

「〝蛇流・黒秦〟」

 

蛇が獲物を縛るかのように柊の斬撃もまたケストドンを絡み斬る。

 

「ふぅ~」

 

刀を少し振りゆっくりと鞘に戻す。

 

「クエスト……終わりなん。」

 

 

 

こうして入試テストに合格した柊はハンターになった。

 

 

 

 

 

 

 

これからが柊のハンター物語の始まりである。

 

 

 

 

~おまけなん

 

 

ギルマス「………………!!(゜ロ゜ノ)ノ」

副ギルマス「……………!!(゜ロ゜ノ)ノ」

海にいたマグロ「………!!(゜ロ゜ノ)ノ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~R・ブリット(有村)

 

 

 

おっす!俺の名前は前世は有村、今はR・ブリットという名で生きてる。

 

長いのでRて自分で読んでいる。

 

口癖は一服しますかと滑らかな口調が特徴である。

 

天使長の部下?によって転生されて、俺は森の中で眼が覚めた。名前は眼が覚めたら近くに紙に書いてあった。多分年齢的には十三歳ぐらいかな眼が覚めたと同時に頭に沢山の情報が流れてきた。

 

転生のこと前世のことそして、自分の能力のこと……

 

武器は希望通りの弓矢、矢の補充(自動式)

 

見た目は前世と比べるとかなり背が伸びていた。

 

髪は赤だった。さらに坊主イメージとしては桜木 花〇に似ている。

 

能力は

 

千里眼2

 

弓術2

 

矢の力1

 

煙1らしい。

 

千里眼は眼がいいらしい。しかし使いすぎると頭痛や目眩をするというデメリットがあった。

 

弓術は鍛えれば弓の技術がすごくなるというものらしい。

 

矢の力は矢が自動的に補充されるというものらしい。

 

また、瓶がなくても矢に工夫することができるのもこの能力らしい。

 

煙は煙草みたいのを吸えるというやつらしい、そのためには煙草(もどき)を作るための素材……適当な木・なんかの食材が必要らしい、それさえあれば煙草はできる。

 

いくら、吸っても害はないが味は素材にした食材に少し寄るらしい。あとは、ほぼ前世と同じ煙草だ。

 

 

 

武器の弓矢は今住んでる森の奥にあった。茶色の弓矢で、形はあまりなかった正確には弓という形がしてるが普通の弓という形だった。

名前は由弓(ゆみ)とつけた。自由な弓だからだ

 

これを手に入れたのが十五歳の時、それから練習していた。森の安全な所にキャンプを設置しそこで暮らしながら練習し続けた。

 

弓術は鍛えなければ何の意味もない能力だからだ

 

結果としてRはかなりの弓使いになった。曲射はもちろん遠くの物も千里眼の力もあり完璧に打てるようになった。

 

修行してるときにRはこの世界はモンスターハンターであることを知る。少しでも外に出ればモンスターがいるのだから当たり前だが。なのでRは知らぬままご飯や水を持ってくるのに本人が知らぬうちに気配の消し方もできるようになっていた。しかし気配も消せるので本格的な狩猟はしてなかった。

 

そして、二十歳になったときRはハンターになることを決意した。

 

ハンターといってもクエストがメインではなく探索がメインのハンターである。

 

いざ探索にいくために外に出る。

 

武器は軽装備だが少し暗めの服にしといた。

 

今まで集めた。薬草や煙草を持って外に出た。

 

 

 

 

 

「さてと行きますか~」

 

外に出て少し歩くと密林部分に出た。

 

回りは古代樹のねっこがあり、その下に洞窟や森が広がっていた。

 

 

 

「グルルル~」

 

「ん?」

 

Rの所に現れたのはジャグラスだった。しかも五体。

 

 

 

ジャグラス

 

古代樹の森に群れを成して出没する、牙竜種の小型モンスター。

 

細長い胴体と尻尾、下方に伸びるやたらと細い四肢、長い爪が特徴的。

 

全身を黄色と緑の鱗に覆われており、背中には赤みを帯びた棘が立ち並ぶ。

 

移動する際には四肢で胴体を支え、腹部は地面に擦らずに歩行する。

 

また、危険を感じると木などによじ登って逃げる場面も確認できる。

 

「ふぅ~」

 

Rは煙草を一回吸うと冷静に矢を選びジャグラスの前に放つ

 

選んだ矢はケムリの実によって作られた通称煙の矢である。

 

「〝失型・煙の矢〟」

 

ジャグラスの前に大きな煙幕が現れる。

 

そのうちにRは草むらに隠れる。

 

グシャ、煙草を消すと

 

矢を構える。

 

選んだ矢はハジケの実によって作られた。衝撃の矢

 

 

 

「…………」

 

静かに弦を引いて矢を構える。

 

「〝撃型・衝撃の矢〟」

 

そして、放った。

 

矢は一直線にジャグラスの頭を貫いた!

 

そして、そのまま二体目の首に刺さった。矢は衝撃の矢当たれば……

 

パンッ!

 

弾けた!!

 

 

 

そして、ジャグラスの頭と胴体がさよならした。

 

「シャアアア!」

 

「シャルアー!」

 

二体のジャグラスが草むらに向かう

 

そこから打ったと本能で予想したのだ

 

「行きますか~」

 

Rは自分の真上に向かって曲射をした。矢には石ころによって作られた。曲射専用の矢である。

 

「〝曲型・石雨矢〟」

 

上に打つと空から多数の石が降ってきた。

 

 

 

「シャア!?」

 

「ギャア!?」

 

降ってきた石に当たり苦しむジャグラス

 

真上に打ったのでRにも当たるはずだが千里眼のおかけですべて避けてる。

 

 

 

「さってと石の次は……」

 

再び曲射するしかし、次の矢は複数の矢によって作られた……矢の雨である。

 

「「グギャアアアアア!?!」」

 

 

 

「〝曲型・矢雨〟」

 

これもまた、千里眼により避ける。

 

矢の雨により頭と心臓などに矢が刺さり二体のジャグラスは倒れる。

 

 

 

残り一体。

 

 

 

「シャア……」

 

四体も倒され、逃げるジャグラス

 

「逃がさないよ~」

 

ゆっくりと構えるR……使う矢は少し長めに作っていて遠い獲物を狙える。

 

その距離は約五キロメートル

 

一呼吸置いて矢を……放つ。

 

「〝遠型・長針の矢〟」

 

放たれた矢は勢いよくジャグラスの頭に吸い込まれて刺さった。

 

ポッケの中にある煙草を一本取り出して

 

「ふぅ~一服しますか!」

 

その言葉と行動は狩猟が完了した合図だった。

 

 

 

ジャグラスを剥ぎ取りしてると弓矢に違和感があった。弓矢の形が少し変わってた。

 

「ん~この弓矢はモンスターを吸収して強くなるのか?」

 

そうこの弓矢は特典により倒したモンスターの、素材わ吸収して強くなれるのだ!

 

「なるほどね、一服も終わったし探索に行きますか!」

 

 

 

こうしてハンターRの物語が始まった。

 

 

 

 

 

 

おまけだよ~

 

 

アプノトス「………………(゜〇゜;)?????」

古代竜人「…………………(゜〇゜;)?????」

たまたま通りかかったハンター「……………………………(゜〇゜;)?????」

 

 

 

 

 

 

 

 




次回も気長にお待ちください。


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第3話・俺達のハンター序物語(勝美・マミ)

少し長くなってしまいました。
今回も暖かい目でご覧ください。


~勝美(有村)

 

こんにちは、私の名前は勝美

 

 

 

大塚蟻の荒地の近くにある村で生まれた。

 

口癖は壊してあげる・砕いてあげるわだ!!

 

私は物心ついた時から何故か鍛えるのが好きだった。

 

女性にしては珍しかったが自分の体が筋肉が強くなるのが止められなかった。

 

私が十八歳になった時親から武器を貰った。どっかの機械オタクが作ったという赤色のハンマーにエンジンがついた武器だった。片方がハンマーでエンジンによるブーストにより威力が増すとかなんとか。あとは、燃料とかハンマーの威力はモンスターの素材とかで補給できたり強くなったりするらしい。

 

イメージとしてはゴッドイー〇ー3のブーストハンマーに似ている。

 

武器の名前は、カタストロフィだ!

 

 

 

二十歳になった私の見た目は髪は長く、女性にしてはかなりの筋肉があり腹筋は8パックになっている。

 

胸はだいだいDカップ

 

普通の人より筋肉のつき方はすごかったらしい(特典のおかげ)

 

それと、私は他の人にはない特別な能力があるらしく

 

まず力が強い鍛えたからと言っても岩を持ち上げられるほどになっているとは

 

そして、体が堅い。まるで鉄のように体が堅くなれた。

 

あとは、耳栓のように大きい音を聞いても大丈夫だった。

 

 

 

勝美は気づいてなかったがこの三つが能力の特典で、見た目、さらに武器も特典はしっかり貰っていた。

 

力1

 

体堅1

 

耳栓1

 

どれも1だか最初からかなり強力になっている。

 

 

 

 

 

二十歳になり、ハンターになることを決意する。

 

理由は自分の力を試したい。皆のためにこの力を使いたいと思ったからだ。

 

 

 

この村にも一応ギルドはあり、入試テストなどはないが最初のクエストはガライーバ五体の狩猟である。

 

ガライーバ

 

水地に生息する大型の魚類で、咬魚とも呼ばれる。

 

ナマズに酷似した姿をしている。

 

体色はオリーブ色で腹が白く、橙色のヒレ、そして鋭い牙と複数対の髭を蓄えている。

 

 

 

勝美は装備を整えた。しかし、やはり最初なので腹だしの軽装備である。

 

ハンマーを装備してクエストへと向かった。

 

 

 

大塚蟻の荒地

 

広大な乾燥地帯と、古代樹を水源とした沼地が入りまじる地。

 

荒涼とした大地が特徴のフィールド。

 

エリアによっては沼地や森林、洞窟もある

 

 

 

「さぁ行きましょうか」

 

受付嬢に案内されついたキャンプ場

 

岩と岩の隙間に広がる少し広い空間でそこに設置されていた。

 

そこから少し歩くと広く広がったところに出た、

 

水が少し貯まっていて右にいけば沼地、左にいけば水場、そしてその中間にいた。

 

ガライーバは沼地、にいると聞いてた勝美は右に向かっていた。右に行き段差があり下へといくと、ガライーバが五体いた。

 

勝美に気が付いたガライーバは戦闘体勢をとり襲うとしている。

 

勝美もまた武器を構える。

 

ガライーバの一体が沼地から跳ねて勝美に噛みつこうとする。

 

「すぅ…………ハァ!!」

 

一息吸って……吐いた。

 

そして、ハンマーをおもいっきり振りガライーバの腹に叩き込んだ。

 

ガライーバはまさしく、くの字になり遠くに吹き飛ばされた。

 

「さぁ、砕いてあげるわ」

 

「シャアアア!」

 

三体のガライーバが勝美を囲むように体勢をとった

 

「そうね、三回かしら…………〝ブースト〟」

 

勝美がハンマーについている引き金のようなスイッチを押した。

 

そうするとハンマーのエンジンに点火する。まるで貯めるかのように爆発手前のようにたまっていく。

 

「〝ブースト〟〝ブースト〟」

 

合計三回ほど押して一気にエンジンを吹かす

 

それと、同時にガライーバが一斉に攻撃してくる。

 

「……ハァァ!!」

 

勝美は一気にエンジンを吹き出しその勢いのまま回転する。

 

ガライーバの一体に当たりそのまま回転するから二体目三体目と当たっていき

 

「ハァァァァァ!!」

 

ドン!!

 

近くにあった岩に向かって……叩き込んだ!!

 

「名付けるなら〝Explosion rotation(爆発の回転)〟って言ったところかしら」

 

 

 

最後の一体は逃げようとしていた。勝ち目はないと本能で察したのだ

 

 

 

「クエストはガライーバ五体狩猟……逃がすわけにはいかないわね」

 

勝美はまた、エンジンを吹かす

 

「今回は五回と三回かしら」

 

勝美はエンジンが下に向けると五回貯めて一気に吹き出した。

 

エンジンの爆発により勝美は天高く空に上がった。

 

「壊してあげる!」

 

勝美は三回エンジンを貯め、吹き出した。その勢いと落下による衝撃を合わせて打つつもりなのだ

 

ガライーバは逃げてるが勝美は確実に捉えていた。

 

「〝Large earth(大地大輪)〟」

 

ガライーバに振り下ろされたハンマーその衝撃は地面にヒビを入れ、飛び散った血はまるで大地に咲いた花のようだった。

 

ハンマーを持ち上げ肩に担き物凄い良い笑顔で一言

 

 

 

「クエスト完了♪」

 

それが彼女の最初のクエストの終了を合図した。

 

これが勝美のハンター物語の始まりだった。

 

 

 

 

 

・・・おまけよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルマス「…………………………(゜ロ゜)」

 

ベテランハンター「………………(゜ロ゜)」

 

お父さん「…………………………(゜ロ゜)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~マミ(正志)

 

 

 

どうも、僕の名前はマミ

 

陸珊瑚の大地の近くの研究基地って所で生まれたらしい。お母さんはそこの研究員なんだって

 

見た目は少し背は小さい方で銀髪の短髪だ

 

優しい雰囲気で一人称は僕で口癖はさぁ、奏でようだ!

 

僕が十五歳の時お母さんに呼ばれた。

 

「お母さん~何?」

 

「あら来たわねマミ、実はね貴方に渡したいものがあるの」

 

「渡したいもの?」

 

「えぇ、貴方がハンターになりたいと言ったときから発明してたのあなたの武器を」

 

マミは十歳の時にハンターになることを決意した。

 

理由は育ててくれた母への恩返しとここの研究基地のマスターでその人に沢山お世話になったのでその恩返しである。

 

「貴方の武器は狩猟笛……しかも特殊な狩猟笛なの」

 

「特殊?」

 

「これよ!」

 

バッっと手を広げて見せたのは、紺と白の狩猟笛と金色のフルートがあった。

 

狩猟笛の方は先に三本の気管があり、右側にはピアノの鍵盤があった。

 

その左側にはの奥に刃があり手動で出し入れ出来るようになっていた。また、トランペットみたいなピストンパルブが三つついていた。

 

三本の気管の方へと大きくなっており、その反対方向には小さい一本の気管があり、さらに、そこに持ち手がある。

 

大きさは普通の狩猟笛より少し小さめかもしれない。

 

全体的には紺だが所々に白で構築されている。

 

もう一個のフルートは一見なんともないフルートだ、強いていうならとても綺麗な金色でできているということ、また少し小さい方なのかもしれない

 

 

 

 

 

「それじゃ、一つずつ説明するわね」

 

「うん、お願いね母さん」

 

「まずは狩猟笛、名前はTHE・ピアノ!」

 

「ネーミングセンスー!!?」

 

「え、だめ?」

 

「ダメ……ではないけどもう少し工夫して」

 

「そうねぇ~マミはなんかあるの?」

 

「え!?僕?う~んニアとか?」

 

「ニア?」

 

「 讃歌の女神と言われてるポリヒュムニアからとった」

 

「なるほどね~それじゃ、名前は言いやすいし書きやすいニアね」

 

「書きやすい?」

 

「それじゃ、説明にいくわね。この狩猟笛は大きく三つの機能があるのよ」

 

「一つ目はこの左側にある刃ね、これは、持ち手の所にあるスイッチで出し入れ可能、基本は音だろうけどもしものためにね……」

 

「二つ目は音の発射よ!この持ち手の所にある小さな気管が空気を吸い込むの、これはこの狩猟笛の裏にあるスイッチでオンオフは可能よ、空気を吸い込むと音を構築できるの」

 

「奏でるではなくて構築?」

 

「そう、構築された音はこの大きな三つの気管から発射できるの、あとは、このピストンパルブは気管と繋がってるの一つ押せば気管から出る音は二つになるみたいにね全部押せば音はでなくなりこの狩猟笛の中に蓄積されるわ

 

使い方としては肩から腕にかけて乗せるようにまるでロケットランチャーを持つように使うのよ」

 

「ロケットランチャーがなにかわからないけど頭ではなく心で理解したよ」

 

「三つの目はこの鍵盤よ、これは、取り外し可能なの、まぁ少しコツはいるかもしれないけどね、この鍵盤は全部で二十あるの!あ、ちなみに白の鍵盤と黒の鍵盤は二つでワンセットよ」

 

「だから、白と黒交互してるけど最後に黒が一つずれてるのか」

 

「そうよ、この鍵盤はね音を反響させるの、狩猟笛についてるときは中の音を反響させるのに役に立ってるの、外して使えば道標に使えるわ」

 

「なるほど……すごいの作ったねお母さん」

 

「フフフッどや!!」

 

「どやっていう人始めてみた」

 

「次にフルートね」

 

「フルートの名前は?」

 

「THE……」

 

「あ、もういいです。こっちで考えます」

 

「ちぇ~」

 

「それじゃ、さっきの女神ならポリにしょうか」

 

「それじゃ説明だけどこのフルートは音を奏でる。それしかないわ」

 

「それだけ?」

 

「そう、それだけ、されどそれだけ」

 

「??」

 

「このフルートは奏でる演奏や音によってステータスに影響を与えることができるの」

 

「ステータス?」

 

「例えば相手に攻撃力低下とか自分に速度強化とかね、あとは、回復もできるわよ、狩猟したモンスターの素材で奏でられる能力も増えるわ」

 

「どの音がどのステータスになるとかは?」

 

「それは…………本能よ!」

 

「え~」

 

「以上が武器の説明よ…………私にはこれしかできないから」

 

「……母さん、ううんありがとう僕頑張るよ」

 

「えぇ!」

 

マミは知らなかったこの武器が特典であり能力だったと

 

音の力4(音によりステータスに変化ならびに武器を使った音の攻撃可、さらに、演奏のための技術と楽譜が頭に入ってる。)

 

モンハンにはない力が役を出した。特典らしい。

 

 

 

それから、マミは狩猟笛とフルートの使いこなす修行を行った。そして、五年の月日がたち二十歳になったマミはハンターとして初クエストをすることになった。

 

最初のクエストは陸珊瑚のシャムオス五体の狩猟である。

 

 

 

陸珊瑚の大地

 

 

 

陸にも海にも似た、豊かで不可思議な生態系が広がる高低差に富んだ台地。

 

そこかしこに陸生の珊瑚が大木のように生えている狩猟地。

 

巨大な珊瑚が折り重なるように形成された、高低差に富んだ台地が舞台となる

 

ピンク色の珊瑚や白い貝などさまざまな色彩の景色が広がり、絵になる風景も多い。

 

 

 

シャムオス

 

陸珊瑚の台地に棲息する牙竜種の小型モンスター。

 

牙竜種の中でも小柄かつ細身で、丸みを帯びたシルエットが特徴的である。

 

細長い体の大部分が鼠色に染まっており、背面から頭部にかけては茜色が目立つ。

 

四肢もかなり細いが、起伏の激しい台地の環境でも移動しうる跳躍力を秘めている

 

その指先には鋭利な爪が生えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陸珊瑚の少し高いところにあるキャンプ場についたマミは武器を装備。防具は軽装備で、薬草などを持っている。キャンプ場でマミはフルート……ポリを取り出して演奏を開始しするこの五年で演奏は完璧だった。

 

(とりあえず、〝体力増加、防御強化、音撃強化、速度強化、五感強化〟)

 

「うん、このくらいかな」

 

勢いよく降りていくマミ

 

「さて、とりあえず見つけようかな」

 

マミはフルートを使って音を奏でる。

 

(〝演奏・探索の序奏〟)

 

この音は当たった物質や生物の形を反響させ見つけることができる。

 

(!!)

 

「いた!」

 

マミは見つけたシャムオスへの方へといく、その途中フルートから狩猟笛とチェンジして装備する。

 

しばらく歩いてるとシャムオスが五体いた。マミに気づいたシャムオスは戦闘体勢をとる。

 

 

 

「さぁ、奏でようか!」

 

「シャアアア!」

 

「キュアアア!」

 

 

 

二体目のシャムオスが向かってくる。

 

マミは装備したニアが空気を吸い込み始めた。

 

そして、狙いを定めて音の玉を発射した!

 

 

 

「「ギャア!!」」

 

打たれたシャムオスは後方へと飛ばされる

 

「う~ん、貯めないとやっぱ倒せないかなぁ」

 

マミはピストンパルブを押して音を蓄積させる。

 

飛ばされた、二体のシャムオスが向かってくる。

 

「これなら……どうかなぁ」

 

パルブを話して音を発射させる。蓄積された音はさっきの音より大きかった。

 

「「ギャッ!」」

 

打たれた二体のシャムオスは飛ばされそのまま動かなくなった。

 

さらに、二体マミに向かってくる。

 

「試してみよう!」

 

マミは鍵盤を外してちらほらと刺していく。投げれば地面に刺さるので攻撃を避けながら刺していく。

 

「準備完了」

 

鍵盤はシャムオス二体を囲むように設置された。

 

マミはフルートを取り出して演奏を開始しする。

 

「〝反響演奏・Reverberating sound〟」

 

その音は力強かった。鍵盤に当たり音は反響しまた当たれば反響する。反響を繰り返し、まるで音だけの空間ができる。

 

中にいた生物は音がぶつかりその衝撃と耳に入っていくることにより無事では入れないだろう。実際音が消えたときには中にいたシャムオスは見るも無惨だった

 

一体のシャムオスが後ずさりしていた。そして、逃げた!

 

「逃がさないよ!」

 

マミはフルートで演奏を開始しする。

 

「〝速度低下、体力低下〟」

 

この演奏により逃げたシャムオスはスピードが低下し体力が落ちるため走れなくなっていた。

 

「追い付いた」

 

「!?」

 

逃げたはずなのにもう追い付かれたことに驚いていた。

 

マミは武器を構えた。

 

ここに来るまでにすでに蓄積していたのだ

 

さっきよりもさらに大きい音を発射した!

 

 

 

「ギャッア!!?」

 

逃げ道のないシャムオスは壁に当たりそのまま動かなくなった。

 

「演奏終了♪」

 

 

 

 

 

それがマミの初クエストを終了した合図だった。

 

こうして、マミのハンター物語が始まったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さん「………………………………(゜.゜)」

 

ギルマス「………………………………(゜.゜)」

 

研究基地にいるオトモ「………………(゜.゜)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回も気長にお待ちください。


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第4話・俺達のハンター中物語(柊)

技……ムズい!ムズいよ~
とりあえず、どうぞ!


~柊

 

 

 

柊は、ハンターの入試テストを無事にクリアし正式なハンターとなった。

 

 

 

柊はギルドマスター、略してギルマスに呼ばれていた。

 

「何かご用なん?」

 

「うむ、君を呼んだのは他でもない、実は君に瘴気の谷に行ってほしいのだ」

 

「瘴気の谷?あのくっさいって有名な?」

 

「う、うむ」

 

「なんで、また?」

 

「実はなうちのハンターの一人霞がクエストを受けて瘴気の谷に行ったきり帰ってきてないのだ……」

 

「受けたクエストは?」

 

「ドスギルオス三体の狩猟じゃ」

 

「ドスギルオス?」

 

 

 

ドスギルオス

 

「瘴気の谷」に棲息する牙竜種「ギルオス」が形成する群れのリーダー格。

 

口内に収まりきらないほど長く大きく発達した一対の「麻痺牙」が最大の特徴。

 

この牙からギルオス以上に強力な麻痺毒を分泌し、獲物を仕留める姿から≪痺賊竜≫とも呼ばれる。

 

ただ咬み付いて毒を注入するだけでなく、

 

この牙から抽出した麻痺毒液を取り纏め、外敵に向けて放つ中距離攻撃も持っている。

 

 

 

「それで、俺は何をすればいいん?」

 

「うむ、まずは彼女の無事を確保、瘴気の谷の奥には少し入り組んでいるがキャンプ地があるからそこまで運んでくれ」

 

「その、霞さんは今どこにいるん?」

 

「彼女は瘴気の谷の奥にある洞窟の奥にいるらしい。そこにはモンスターは入ってこないとのことだ、彼女からの手紙に書いてあった。」

 

「霞さんはどうやって連絡を?」

 

「彼女のオトモが命からがら近くにある研究基地へと手紙を届けたらしい。そこにいるハンターは一人しかおらず今出ているらしい、それでこちらへと研究基地のギルドマスターが手紙を送ってくれたのだ」

 

「なるほど」

 

「行ってくれるか?」

 

「そりゃ、もちろんなん」

 

「助かる、彼女のクエストは君が引き継いでくれ」

 

「と、いうことは俺のやることは霞さんの安全確保ドスギルオスの狩猟ということなん?」

 

「あぁ、こちらからは、君にウチケシの実を渡そう」

 

「ありがとうなん」

 

「頼むぞ!」

 

「了解なん!」

 

 

 

 

 

 

 

~しばらくして

 

瘴気の谷についた柊、装備はこの前とあまり変わっていないが腕にケストドンで作った防具を装備していた。特徴としては、肘の所にケストドンの頭蓋骨で作られた肘宛があった。

 

もちろん武器は双剣である。そして、貰っておいたウチケシの実と薬草を持っていた。また霞のための食料と水と毛布を装備していた。

 

 

 

瘴気の谷

 

不気味な、その様子は骸龍の棲み処である竜ノ墓場のように無数の骨が散乱し、

 

薄暗い空間にいかにも有害そうな黄色いガスが充満しているというもの。

 

この黄色いガスは"瘴気"と呼ばれ、このフィールドの象徴的要素の一つとなっている。

 

 

 

 

 

少し高い所にあるキャンプ地そこから、少し降りて瘴気の谷へと向かう。

 

「ここが瘴気の谷…………若干臭いな!?」

 

一気に鼻を摘まむ柊

 

「まぁ、いいや」

 

とりあえず奥に向かう柊

 

ゴロゴロ~ゴロゴロ

 

「ん?」

 

ゴロゴロと転がってきたのは白い大きい物体だった

 

骨のようなトゲが体のモンスターが転がってくる。

 

「うわっ!?なんなんあれ!?」

 

ゴロゴロ

 

「うおぉー!!!」

 

おもっいきり逃げる柊

 

「戦ってもいいけど、今は霞さん優勢なんよ」

 

ゴロゴロ

 

「だから!悪いけど逃げさせてもらうんよ!」

 

ゴロゴロゴロゴロ!

 

 

 

「あと!ゴロゴロ、ゴロゴロうるせぇ!」

 

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!?

 

「……影式・鳥の型」

 

右の刀に手をかけ構える柊、そして、抜くと同時に斬撃を放った!

 

「〝鳥乱・飛燕〟」

 

その斬撃はまるで燕のような形をしていて、右へ左へと角度を変えながら飛んでいく。

 

「お前が俺を追撃するなら……」

 

燕は角度を変えながら白い物体へと向かっていき

 

「……俺の斬撃はお前を追撃するん!」

 

まるで吸い込まれるように白い物体へと当たった!

 

「グルル?」

 

白い物体は転がるのをやめてその場に止まり周りを見渡す。そのうちに柊は瘴気の谷の奥へ奥へと入っていく。

 

(やっぱり、いくらモンスターでも死角からの攻撃をされたらどこかに敵がいるのではないかと思うんよ、その場に止まったのは正しい判断なんよ)

 

奥へ奥へと入っていくと酸の池があるところまで来た。

 

「ここら辺かな?」

 

しばらく歩いていると少し隙間があるところを見つけた。

 

「ここなん?」

 

入っていくと小さな池があり魚が泳いでいた。さらに、奥へと向かうと女性が一人座っていた。

 

「!!大丈夫ですか!?」

 

「!!あ、あなたは?」

 

「救世要請により来たハンターです。貴方を迎えに来ました。」

 

「あ、ありがとう」

 

「怪我は?」

 

「足を負傷していて立つのもやっとなの」

 

「なら、俺が抱えて運びますね。キャンプまで運んだらあなたのクエストを引き継いでくれドスギルオスを狩猟します。」

 

「ありがとう、ドスギルオスは一体は倒したの……でものこり二体に手こずって……」

 

「大丈夫です!俺が何とかします!さぁ、」

 

そういって霞をおんぶする柊

 

「それにしてもよくここがわかったね、かなり奥地だし……」

 

「たまたまです。」

 

「モンスターに遭遇しなかったの?」

 

「たまたまです。」

 

「…………本当に?」

 

(本当はゲームやってたからどうやっていけばモンスターに最小限会わないとか場所とか知ってるから早くついたとか色々あるけど)

 

「ホントウダヨ、ボクショウジキダヨ」

 

「なんで急にカタゴトになるのよ」

 

(俺が来た道は一人おんぶしながら行くのは難しいな仕方ないモンスターと遭遇する可能性はあるけど正規ルートで行くか)

 

そういって洞窟を出ると

 

「!?」

 

柊は異様な雰囲気を感じた。

 

(なんか、強いのがいるな、勝てる………かもしれないが霞さんを巻き込んでしまうな、仕方ない少し遠いが最初来たキャンプにいこう)

 

そういって最初に来たキャンプへと向かう柊

 

瘴気に当たりながらも霞と自分にウチケシの実を食べながら進んでいく。しばらく歩いていると

 

「予想はしてたけど当たんないでほしかったな……」

 

目の前にはドスギルオスが二体とギルオスが五体いた。

 

「……はぁ、しょうがないんな。」

 

「「グルルル……」」

 

「悪いけど、狩らせてもらうん!」

 

ドスギルオスと柊の闘いが始まった!

 

 

 

 

 

「グアアアアア!!」

 

柊に襲いかかるドスギルオス

 

「霞さん!少し派手に動くよ!」

 

横に飛んで避ける。空中で刀を抜き構える。

 

「……影式・虎の型」

 

「〝虎噛〟」

 

虎のような形をした牙がドスギルオスを噛みつく

 

「グアア!?」

 

ズササササ!

 

もう一体のドスギルオスが向かってくる。柊は刀を構える。一本は上にもう一本は下に構える。

 

「……影式・虎の型」

 

「〝孤虎の砕噛〟」

 

さっきの技の進化版である。一体の虎が大きくなり相手を噛み砕く!

 

「す、すごい!」

 

「いや、そこまで効いてないんよ」

 

「「グルルルル!」」

 

二体のドスギルオスは攻撃をくらったが致命傷どころかケロッとしていた。

 

「そ、そんな」

 

「くそ、この瘴気のせいなん、体力が減るわ、臭いわで最悪なん」

 

「ウチケシの実は?」

 

「残りわずかしかないん」

 

ジリジリと距離を詰めていくドスギルオス

 

「グルルル」

 

「クソ!この瘴気を消せれば!」

 

「!!」

 

「グギャー!」

 

襲いかかるドスギルオス略してドスギル

 

「……影式・龍の型」

 

(そうだよね、邪魔なんだよねこの空気が!!邪魔なら…………吹き飛ばせばいい!)

 

「〝龍層・三重龍層〟」

 

龍の形をした斬撃が三本柊を中心に囲むように回転していく

 

その斬撃により向かっていたドスギルはおもいっきり当たり体が斬られる。

 

さらに回転することによる風圧が生まれ周りにある瘴気を吹き飛ばしていく!

 

「瘴気が消えていく……」

 

斬撃が消えたときには周りの瘴気は完璧に消えていた。

 

ガブッ!

 

「うんうん、ウチケシの実はなかなか美味しいね………………さてとこれでやっと!万全に闘える!」

 

「グルルル!」

 

「グル、グルルル!」

 

「悪いけど、負ける気がしないんね!」

 

 

 

「グルアー!!」

 

「まずは一体なん!」

 

「影式・虎の型!!」

 

刀を先程と同様に上に下にへと構える。

 

己が回転し噛む力をさらにあげる!

 

「〝孤虎・破噛大乱!〟」

 

虎の形をした斬撃は回転により威力を上げドスギルの首に噛みつきそのまま、噛み砕き!首を斬り落とした!

 

「やった!」

 

「……ふぅ」

 

「グアッ!」

 

残った一体が麻痺毒液を吐き出した!

 

「「!?」」

 

咄嗟に霞を庇った柊は当たってしまい痺れてしまう!

 

「……ッ!」

 

「柊さん!」

 

「グアア!!」

 

容赦なく襲いかかるドスギル

 

「クッ!」

 

(せめて、せめて彼女だけでも!!……いや違うな)

 

「グアアアアアアア!!」

 

「悪いけど諦めるという選択肢はないな!」

 

(ここで諦めたらどちらにしても霞さんは酷いめに合う!なら!ここで倒す!)

 

「ウオオオオオオオ!!」

 

(影式・龍の型!)

 

柊は少し動く手を使って刀の柄を己の足に打った!

 

(龍小・駆け巡る龍閃!)

 

己の体を駆け巡る龍の斬撃

 

「…ッツ!!」

 

もちろん斬撃が体を巡っているのだから物凄い痛みが体を襲う。しかし、その痛みこそが柊の狙いだった!

 

麻痺毒により恐縮してしまった筋肉を細胞を強制的に呼び覚ます!

 

「よし!動ける!」

 

間一髪で避ける柊。

 

「グアア!?」

 

「今度はこっちの番だ!!」

 

刀を平行に前に真っ直ぐにかまえる。

 

「……影式・牛の型」

 

(一気に……貫く!!)

 

「〝牛輪・一頭角!!〟」

 

己自身がまるで牛のように刀が角のように一気に突っ込み!ドスギルを貫いた!

 

 

 

「グギャ……」バタン!

 

「悪いけど、クエスト……終わりなん!」

 

(か、カッコいい~)

 

 

 

こうしてクエストを完了した柊だった

 

そのあと無事にキャンプへと到着して、霞を無事にギルマスのところへとつれていくことができたのだった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけなん!

 

 

 

 

 

「本当に!本当にありがとう!柊さん!貴女は私の命の恩人です!」

 

そう言って柊を抱きしめる霞。端からみれば恋人のように見えるだろう

 

「そんな、大げさなんよ」

 

「いえいえ、このお礼は必ず!必ず!」

 

「……はぁ」

 

(これは、逃げられないんな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルマス「………………………(・д・ = ・д・)」

 

話を聞いたハンター「………(・д・ = ・д・)」

 

話を聞いた商人「………………(・д・ = ・д・)」

 

 

 

柊「……………………(´・ω・`)?」

 

 

 




読んでいただきありがとうございました!
次回も連続投稿なのでよかったらどうぞ!


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第5話・俺達のハンター中物語(R)

読みづらいと思いますがよかったらどうぞ!


~R

 

Rは森のキャンプで暮らしていた。Rは矢を工夫できる能力は〇〇と矢という風に作っていくと〇〇の矢ができるという能力だった。

 

Rはジャグラスを狩猟したあと色々実験を行っていた。

 

どれを足せばいいのか、どうすれば強くなるのかを実験しているのだ

 

「……すぅ……はぁ」

 

煙草を吸いながら実験していく。

 

「だいぶできてきたな~」

 

 

 

そんな、ある日

 

「はぁ……はぁ……誰か……助けて!」

 

「……くっ」

 

「はぁ……はぁ……」

 

Rのいるキャンプに3人くらいのハンターが入ってきた。

 

男が二人と女性が一人にのパーティーだった。

 

「ど、どうしたの!?」

 

「ドスジャグラス……に……やられた」

 

「と、とりあえず中に!」

 

キャンプの中に三人のハンターを入れてゲガの手当てをする。

 

しばらくして

 

「それで、ドスジャグラスって?」

 

「簡単に言えば、ジャグラスの進化版だね」

 

「進化版?」

 

「ジャグラスを大きくした感じでね。一体を倒すなら何てことなんだ。だけど一体倒したときにさらに三体出てきてね、対応しきれず、やられてしまった。」

 

 

 

ドスジャグラス

 

古代樹の森に出没する黄緑の牙竜種、

 

ジャグラスの群れを率いるリーダーで、≪賊竜≫の別名を持つ。

 

黄と緑を基調とした鱗を纏い、背部には朱色の小さな棘が一列に並んでいる。

 

また、後述する生態から、腹を大きく膨らませた姿が確認されることがある。

 

その腹を引き摺るように移動することがあり、生息域には特徴的な痕跡が残される。

 

特徴はその食欲旺盛な性格であり、空腹になると気性が荒くなる。

 

また、アプトノスやケストドンといったモンスターを仕留めると、

 

その死体を一気に丸呑みし、膨張した腹部に収めるという生態を有している。

 

大きく口を開き、決して小さくはないアプトノスを丸呑みする姿は圧巻である。

 

 

 

「そのドスジャグラスはどこにいるの?」

 

「この近くにいるとおもうわ」

 

「俺達を狙っていると思うね」

 

「なら……仕留めるしかないね~」

 

「「「!!?」」」

 

「な、な、なにいってんの!?」

 

「一人で勝てるわけがない!」

 

「たった一人に何ができるの!?」

 

「そうだね~出来ること言えば、そいつらを仕留められる。」

 

「……な!?」

 

「……ッ!」

 

「…………君に任せよう」

 

「「!?」」

 

「なにいってんのよ!?」

 

「そうだ!」

 

「彼の瞳には確かなる自信と覚悟ある。それにかけたい!」

 

「…………わかった、私も」

 

「俺もだ!」

 

「俺達に出来ることはクエストの報酬を君に上げること……そして、このモドリ玉を渡しておく」

 

「OK~任せてよ」

 

「私達が言うのもあれだけど気を付けてね」

 

「任せっきりになってしまい……」

 

「俺達に他に出来ることはないか?」

 

「ん~キノコとか虫とか持ってる?」

 

「俺達の持ち物のことかそれならいくらかあるけど」

 

「それをくれないかな~?」

 

「それは、構わないが……そのくらいでいいのか?」

 

「それがいいんだよ~」

 

こうして、いろんなキノコとか虫とかを手に入れたRは準備をしてキャンプからドスジャグラスへと向かっていた。

 

 

 

 

 

「すぅ~~はぁ~」

 

煙草を吸いながら歩いていく

 

「さてと~ドスジャグラスはどこにいるのかなぁ~

 

 

というより登っていくの方が正しかった。

 

古代樹を登っていき、森を見渡せる所についた少し狭いがその分モンスターも来なかった。

 

 

 

(わざわざモンスターのそばに行く必要はない……ジャグラスのような小型には距離が遠いとちょっとめんどくさいんだよね~)

 

(ドスジャグラスのような動きが遅いやつなら……近づく必要はねぇ~この目と矢があれば…………いける!)

 

「!!」

 

(いた!ドスジャグラス一体!)

 

Rの目線の先には一体のドスジャグラスがいたノソノソとゆっくり歩いていた。

 

Rの眼は確実に捉えていた。矢を構えてゆっくりと弦を引く。

 

「この距離、この角度、この眼なら!」

 

そして、矢を放った!!

 

その距離約五km!(歩いて約一時間ぐらいの先である。)しかし、Rの放った矢はまるで吸い込まれるようにドスジャグラスの首に当たった!

 

「グアア!?」

 

死角からの攻撃に少しよろけるドスジャグラス……略してドス!は周りを見渡している。しかし、近くには何もなかった。

 

「一発目…………仕込み完了~」

 

もう一度同じように狙いを定めて打つ!

 

次はドスの尻尾の付け目に命中!

 

「グア!?」

 

ドスはわからなくなっていた。どこから攻撃が来るのかわからなかったのだ

 

「二発目…………仕込み完了~」

 

最後にもう一度矢を放った!

 

矢はドスの腹に命中!

 

「これで……全部の仕込みは完了した~!」

 

 

 

次の瞬間ドスジャグラスはバタリと倒れこんでしまった!

 

「一発目は首に当たり、考えること……頭がバカになっていく~

 

二発目は尻尾に当たり、運動神経を低下させ動かなくなっていく

 

最後に腹に当たり心臓、その他の臓器の動きを停止させる。

 

これが……構築していき最後に完成する。〝毒型・構築の矢〟」

 

 

 

そのあとRは少し降りていた。ドスがいなかったからだ

 

 

 

かなり降りた所で広いところに出た。小さな池があり、草食のアプノトスが歩いていた。

 

「ここら辺にはいないかなぁ~」

 

ドドドドド

 

「ん~?」

 

音がする方を見てみるとドスジャグラスが走っていた。狙いはアプノトスらしい。

 

「確か、ドスジャグラスは食べると膨らむらしいね~なら、やらせないに限るね!」

 

岩で段差ができているところに素早く登り、矢を構えて放つ

 

「グギャア!?」

 

矢はドスジャグラスに当たり、ドスの狙いはアプノトスからRへ

 

 

 

「グアアルアー!!」

 

Rへ突進をかます

 

間一髪の所で右に避けるR

 

「なるほどね~その大きな口で、でっかい草食獣も俺自身も丸呑みってことだねぇ~」

 

「グアア!!」

 

「でもよぉ~その大きな口が弱点じゃねぇの~?」

 

Rはそういうと少し赤い矢を取り出した。そして、構えた。

 

「あまり沢山は作れなかったからよ~特別だぜ~」

 

大きな口を開け突進してくる。

 

「ここだ!」

 

Rは矢を放った!矢は真っ直ぐにドスジャグラスの口の中に入っていった。

 

「!!?」

 

ドスは口に異物が入ったことはわかった。しかし、理解は出来ただけだったなぜならわかった時には既にもう!

 

バン!!

 

「!?」

 

バタン!

 

………………爆発したからだ

 

 

 

 

 

「〝撃型・爆撃の矢〟これを腹に入れれば爆発して終わりだねぇ~」

 

 

 

二体目の狩猟を完了したのだ

 

 

 

「さぁ~残り一体だねぇ~」

 

そう言って煙草を取り出し吸い始めた。そして、最後のドスジャグラスを探そうとした瞬間!!

 

「キャー!!!」

 

「!?ま、まさか」

 

Rは一気に眼に全神経を使った!

 

これは、やるとかなり疲れてしまうためあまりやらないことだった。全神経を眼に集中することにより遥か遠くの物をすぐ先にあるように見ることができる。

 

Rが見たものは、先ほど助けた女性が今ドスジャグラスに食べられそうになっていた。

 

「クソ!ペッ!」

 

煙草を吐き出し潰し、そして、一気に走り出すR

 

 

 

(間に合えよ!)

 

「はぁ……はぁ……」

 

着いた時には女性は、既に飲み込まれていた。その証拠としてドスジャグラスの腹は少し膨らんでいた。

 

周りには先ほどの男性ハンターが腰を抜かしていた。

 

「あっ……あっ……」

 

「そ、そんなぁ……」

 

「チッ!」

 

Rはすぐに矢を構え、放つ

 

矢はドスジャグラスの首らへんに命中

 

「グアア!?」

 

「飲み込まれてすぐには消化しきれないはず……なら一気に決める!」

 

「グアア!!」

 

ドスジャグラスは狙いをRに定めて突進してくる。

 

それを避けながら矢を構える。

 

(動けば動くほどに消化は速くなる。俺が攻撃をやめたとしても消化が止まることではない!)

 

「時間との勝負だな!」

 

そう言って煙草を取り出し吸い始める。

 

「〝連型・五連射!〟」

 

一回で五つの矢を放った!その矢は全てドスジャグラスに当たるが勢いは消えなかった。

 

「やっぱなぁ~一本や五本ではそこまで効かねぇよなぁ~でもよぉ~それが一本に集束されてたらどうよぉ~」

 

「〝集型・十束の矢〟」

 

(一本が駄目なら五本……五本が駄目なら十本だ!しかもそれを一本に集束したなら威力はさらに上だ!)

 

ゆっくりと構えて突進してくるドスジャグラスに狙いを定める。

 

(それに狙うのはてめぇのその小さな、小さな脳ミソだ!!)

 

「グアアアア!!」

 

突進してくるドスジャグラス

 

「これで……しめぇだ!」

 

Rの放った矢は今までの中で一番勢いがあり、強力だった!

 

その矢はドスジャグラスのこめかみらへんを貫き、脳を貫通した!

 

そのまま前のめりに倒れこんだ!

 

「や、やった!」

 

「た、倒した!!」

 

「まだ終わってねぇよ~!!」

 

そう言いながらドスジャグラスの口を強引に開け中に入っていく。

 

少しして、また口が開きその中から女性ハンターを抱えたRが出てきた。

 

「「!!」」

 

「はぁ……はぁ……女性は無事だ」

 

「うっ……」

 

「だ、大丈夫か!?」

 

女性を男性二人に任せ、Rは一服し始める。

 

 

 

「すぅ~~はぁ~~これで、クエスト完了~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけだよ~!!

 

 

 

 

 

「貴女は私の……いや!私達の命の恩人です!」

 

「本当に!本当にありがとう!」

 

「貴方のことをこれから兄貴と呼ばせてくれ!!」

 

「いや、別にそんなたいしたことしてないし~やめてくれよ~」

 

 

 

「兄貴!」

 

「兄貴!!」

 

「兄貴!!!」

 

「はぁ~これりゃ~駄目だわ~」

 

 

 

 

 

女性ハンター「…………………ヘ(≧▽≦ヘ)♪」

 

男性ハンター1「………………ヘ(≧▽≦ヘ)♪」

 

男性ハンター2「………………ヘ(≧▽≦ヘ)♪」

 

 

 

 

 

 

 

R「…………………………はぁ(´-ω-`)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございました!
勝美とマミは後日ということで……


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