IS・PWwithO(インフィニット・ストラトス・パワーアップワンサマーwithオリシュ) (嘘つき魔神)
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第1話:歴史が変わった日
春、それは出会いと別れの季節。暖かな光が新たなステップに上がるものを祝福する。まだ少し冷たい風が上がれなかったものを慰める。そんな季節に、世界、いや、歴史が変わった。それは、3人の男性によって起こされた。
この3人は、後の歴史において、こう表される。
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「……どうしてこうなった……」
「というか、普通最初の席順は名前順だろうに、何で俺も前なんだろうな?」
「……」
西暦2022年、IS学園。ここに、本来はあり得ない男子生徒が3人入学した。上から一夏、武、王牙である。本来、ここにいるはずがない男子生徒。何故、この3人はここにいるのか?それはまた後で語ろう。
とにかく、何度も言うがいない筈の男子生徒3人は当然注目を集め、視線が集まれば集まるほど一夏の顔は下がり、武の眉間に皺が刻まれ、王牙の心を沸かせる。つい先程この3人は顔を合わせ、同じ境遇になった仲間として親交を深めていた。ちなみに、この3人の席は教卓の真ん前……つまり、最も視線が集まりやすい場所にある。誰だ席決めた奴、出てこいと密かに武が息巻いているのを知らず、このクラス、1年1組の担任だろう女性が入ってくる。
「皆さん、入学おめでとうございます!今日から皆さんの副担任を勤める、
「「よろしくお願いします!」」
「「「「「……」」」」」
自己紹介をした山田先生を迎えたのは男子2人からの挨拶であった。その2人以外の挨拶はないが。山田先生の メンタルに ダメージ! 山田先生は 涙目に なった!
「……えっと、3人とも、挨拶してもらって、いいですか……?」
「「アッハイ」」
これ以上はいけない、それを察した2人は即座に立ち上がり、王牙もほんのちょっと遅れて立ち上がる。そして、教壇に立つ。
(し、視線が重い……!)
(本当に女だらけ……きっつい……)
(俺のハーレムは今ここから始まる……!)
それぞれの思いを胸に、自己紹介を始める……
「「「俺は……あ、お先どうぞ」」」
……3人同時に。これにはクラス揃ってずっこけた。そして、3人は集まり、自己紹介の順番を決めるべく話し合う。
「え、俺から?分かった……えーと、俺は硬牙武、趣味はダチと駄弁ったりとかゲームとか、しくよろ、次」
「あ、俺は織斑一夏、趣味は料理とかです、よろしくです、次」
「……神之原王牙、よろしく」
「「「「「……」」」」」
反応は 好調では ないようだ!一夏と武は、少しわたわたし、王牙は落ち着き払っている。そんな中、クラスに凛とした声が響く。
「もう少し長く喋れんのか、お前らは?」
「えっ、千冬姉……いたっ!?」
「織斑先生だ」
「い、一夏!?衛生兵、衛生兵ぇぇぇぇぇ!」
「ここに保険医はいても衛生兵はいない」
「……ウゾダドンドコドーン!」
山田先生が半泣きになるまで一夏、武、千冬の謎漫才は続いたのであった……
一夏モゲロ。(ラウラかわいい一ラウ尊い)
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第2話:歴史が変わった日の風景
(さぁ、始まるザマス!行(以下略)
「「……」」
今、1年1組は重い空気に支配されていた。それを発しているのは、1人の女子生徒と武だ。一夏もつい先程までは怒りを露にしていたが、武がキレ、そこから宥め役に回っている。人間近くに同じ状態の人間がいるとしっかりしなきゃと思うものなのだろうか?王牙は相も変わらず我関せずだ。
「……もういっぺん舐めた口聞いてみろ、ぶち転がすぞ
「あらあら……
「ひ、ひぃ……」
「……はぁ……」
クラスの女子が恐怖し、千冬はため息をつく。何故こうなったか?簡単な話、喧嘩である。
自己紹介の1時間目が終わり、そこで一夏が幼なじみの
2時間目の休み時間、男子勢の元に一人の少女がやって来た。名をセシリア・オルコット。イギリス代表候補生である。そこで、2人の知識不足が露呈、あからさまな女尊男卑思考を見せたセシリアに武が突っ掛かり、互いに好印象を持たぬまま休み時間終了。
3時間目、千冬がクラス代表を決めると言ったのだ。その理由を尋ねると、今は各人の実力にさほど差はなく、今決めても特に問題はないとのこと。そこで、3人は皆に推薦されたのだが……それをよく思わなかったセシリアが突っ掛かり、ヒートアップ、日本を侮辱するような発言をした。そこで、一夏も思わず言い返そうとしたが、それより先に武がぶちギレ、今度はこっちがイギリスを侮辱、そのまま空気は冷えに冷え、冒頭に戻る。
(殺す、ぜってぇ殺す、だってよぉ、神様は侮辱には殺人さえ許してくれんだからよぉ……)
そんなことを考えながら武は拳を握りしめる。正直、この喧嘩のけの字も知らないようなお嬢様に殴りかかっても負ける気はしない。だが、そんなことをすればこっちの立場が危うい。
「2人共、そこまでだ!しょうがない……オルコット、貴様はこいつらが弱いからクラス代表になるのに反対なのだな?」
「いえ、別にそういうのでは……いえ、その通りですわ」
「ふむ、ならいい、どうだ?推薦を受けた者全員でデスマッチというのは。これなら文句はあるまいて」
「……えっと、それって俺達も?」
「勿論、推薦を受けた者全員だからな」
そりゃねぇよ千冬姉……一夏は何だかお腹が痛くなってきた。王牙も僅かに緊張しているのか少し皮膚がテカっている。
「はっ、上等……!ビチグソ叩きのめすのに丁度いい!」
「ふふっ……下らない威勢ですこと……」
(あれ、もしかして私、判断を誤ったか……?)
更にヒートアップした2人のやり取りを見て、自分は墓穴を掘ったかもしれないと密かに思う千冬なのであった……
セシリア対一夏対武対王牙……右が漢字まみれで見辛い!
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第3話:訓練開始!
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「専用機、ですか?」
「はい……ここだけの話、織斑君達の操縦データとか、そういうのが欲しいらしくて……」
「あぁ、やっぱり……ですか……」
3時間目の休み時間、男子3人衆の元に山田先生がやって来て、あるお話をした。それは、3人に専用機を支給するという話だった。当然、他の女子が羨ましがるも、なんと王牙と武はその話を蹴ったのだ。
王牙は、自分の家が大手IS製造会社であり、他社が作るISより自分の家が作るISの方が安心できると、まぁ、理解できる。問題は武の方だった。クソビッチもといセシリアをこの手で叩きのめしたいと。で、勿論、今の時代男が女より強いというのはもはや時代遅れとでも言うべき考え、嘲笑が起きる。だが、武はやってみなくてはわからない、と。だが、セシリアは態度がアレとはいえ代表候補生。その実力は高いだろう。そこで、3人はアリーナで訓練を行うことにしたのだが……
「ごめんなさい!もうアリーナの予約はいっぱいで……」
「そ、そんなぁ……どうにかは……」
「ならないだろうな」
「ウゾダドンドコドーン!」
こうして、武は渋々専用機を受けとることになった。余談だが、その時の武の顔は死刑囚のようだったとか。
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そこで、3人が代わりにやり始めたのが……
「……はぁ!」
「あべしっ!」
「……篠ノ之、強いんだな」
「箒は強いぞ?確か、全国大会で優勝じてたからなぁ」
剣道である。間違ってもKE☆N☆DO☆Uではない。箒曰く、やらないよりましだろうと。
「……なぁ、王牙?俺、全然分からないんだけど……」
「どれ……あぁ、ここは……」
「ふむふむ……」
「せぃ!」
「アパー!?」
(何この光景……)
こうして、1人が箒と模擬戦、残り2人でISのお勉強という謎の光景が道場に出来上がったのだった……
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「……痛てぇ」
あの後、一夏が箒のビンタをもらったこともここに書いておく。それからも……
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「ふむ、一夏は居合がいいかもしれんな……」
「居合?あれか、鞘から剣抜いたらこう、斬撃がズバババー!ってやつ?」
「……斬撃はいらん、とにかく、一夏は居合の方が長けているかもしれん」
「そうか?俺はどっちかというと突きの方が……」
「ガトチュとか抜かしながら突っ込んでくる突きはアニメだけだ」
「そうだよ(便乗)」
「ウゾd……」
「くどい!」
全員でスタイルを構築していったり……
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「ぬわぁぁぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉん……」
「そうだよ(便乗)」
「お前らは何を言っているんだ……」
一夏が先輩のこと知らなかったり……
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「震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!
「ふざけとる場合かぁ!」
「あぁもう滅茶苦茶だよ」
「……そうだな」
コントが行われたり……こうして、1週間はあっという間に過ぎた……
今回は悪ふざけが過ぎた、だが私は謝らない。
……ごめんなさい!許してください何でもはしないけど許してください!
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