蔵馬。何百年も生きた狐が進化した妖狐であり、1000年を超える時を生きる宝具専門の盗賊。
霊界特別防衛隊に追われ霊体の状態で人間界に逃げ込み、受精卵に憑依融合し沢木浩介として生まれ変わった。
妖力が戻り次第姿を消すつもりだったが両親と兄、恭介の愛情が魔物である彼に人の心を芽生えさせてしまった。
最初はそのことに戸惑い、信じることができなかったが両親の死により慕っていたことを自覚し人間として生きていくことを選ぶ。
中学時代、邪眼師・飛影との出会い。人間としての初恋の相手、喜多嶋麻弥を助ける為に飛影と共闘。妖怪・八つ手を退治する。その件に関する記憶を麻弥の蔵馬への恋愛感情ごと、夢幻花の花粉により消去。気持ちを伝えることなく二人の恋愛は潰えた。
高校時代、兄の恭介を人質に井川アサギが囚われの身となる。肉体を乗っ取られた兄を救うため飛影、剛鬼と組み霊界3大秘宝を盗み出す。霊界探偵・浦飯幽助と出会い宝の1つ、願いを叶える代わりに命を吸い取られる魔の鏡(暗黒鏡)を使用、幽助の協力により命を失わずに済んだ。
幽助への借りを返す為、飛影逮捕に協力する。霊界は蔵馬に情状酌量の余地ありと判断。
妖魔街の四聖獣との戦い、減刑を条件として浦飯幽助、桑原和真に飛影と共に協力する。
幽助達の仲間となったため、暗黒武術会のゲストとして強制エントリーされる。大会の最中、敵の罠によって危機に陥るが、敵のアイテムにより、一時的に妖狐の姿に戻れるようになる。
仙水忍率いる能力者集団が魔界と人間界との境界トンネルを開けようとする。阻止叶わず、トンネルは開通する。幽助、人間から魔族に大隔世遺伝を起こす。
恭介・アサギついに結婚、心から祝福する。
魔界3大実力者、黄泉。かつて蔵馬の相棒だった男。黄泉に半ば脅迫され、その配下に加わる。暗黒武術会でかつて闘った、鈴駒、錬金妖術師・酎、呪氷使い・凍矢、風使い・陣、死々若丸、美しい魔闘家・鈴木を配下に加え、黄泉の軍事参謀総長となる。
幽助が魔界統一トーナメントを提案。それに賛同し、凍矢たちと共に黄泉から離反。魔界3大実力者、躯も幽助の提案に賛同。3大国家はそれぞれ解散し魔界統一トーナメントが開催される。蔵馬は本戦出場を果たすも、二回戦、魔界整体師・時雨との試合で燃え尽き三回戦敗退。優勝は元魔界3大実力者、闘神・雷禅のかつての友、煙鬼に決定。煙鬼が魔界大統領に就任し、蔵馬は人間界に戻る。
対魔忍として活動も行っていたが目立たないように動いていた。
能力は高坂静流の上位互換。
自身が妖怪であることは隠している。
続くのだろうか?
魔界の状況や味方の能力者(幽白)など細かいことは気にしないで読んでください。
重ねて書きますが続くのだろうか。
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1
関東圏の某地、五車町にある政府直轄の対魔忍育成機関 五車学園。
その校長室で三人の男女が話し合っていた。
「いったいどうしてあの2人に纏の任務を任せたのですか」
沢木浩介、校長である井川アサギの義弟である。
「浩介、それは「兄さんには聞いていません!」・・・」
実兄である井川恭介が答えようとするも一喝で黙ってしまう。
「今回の纏の任務。その目的の関係上よ」
「ヨミハラでの水城不知火の捜索と救出。その為には、本人確認をスムーズに行える娘のゆきかぜと幼いころから交流がある秋山凜子が適任と判断したわ」
アサギが浩介の問いに答える。
「・・・」
水城不知火
かつてはアサギと共に最強と呼ばれていた対魔忍、5年前に地下都市ヨミハラで任務中に消息を絶っていた。
ヨミハラ
首都圏外郭放水路から徒歩で丸一日以上かかる地中300メートル先にある闇の地下都市。
政府の力も対魔忍の力も及ばず、日本において最も闇に近い歓楽街。
「理由は理解しました。しかし、どうやってヨミハラに潜入させたのですか。あの二人では誰の手引きもなく潜入は不可能でしょう」
戦闘能力は同世代の中でも抜き出ているが今回のような潜入調査には全く向いていないというのが2人に対する評価だ。
「別件で捕らえた奴隷商人を使った、名はゾクト。今回の協力と引き換えに今までの罪を見逃すと言ったら飛びついてきたよ。こちらとあちらの連絡役もゾクトが務めている、その定期連絡では何の異常もなし」
恭介が答えた。
奴隷商人を利用してのヨミハラへの潜入。
ゆきかぜと凜子が纏ったのは、ゾクトに捕らえられた哀れな奴隷という身分。そのまま奴隷として娼館に売られ、娼婦に扮して捜査を行う段取りだ。
対魔忍がヨミハラに潜入するにはそれくらいの手しかないが、ゾクトが裏切れば、全ての前提が崩れてしまう。
「いくら何でも雑過ぎませんか、それにどうして今になってこんな任務の話が出たのでしょうか」
「数ヶ月前に、ヨミハラで不知火が目撃されたという情報がもたらされたのよ」
「数年行方不明だった人が突然見つかる時点で怪しいですがもう動いている以上は仕方がありませんね」
「義姉さん、至急救出任務の許可をください、詳しい作戦内容は事後報告で構いませんね」
既にゆきかぜ、凜子がヨミハラに潜って時間がたっている。早ければ早いほど望ましい。
「許可します。人員の編成はどうするつもり」
「・・・達郎君を連れて行こうかと考えています、本人の意思次第ですが」
自分1人でのほうが良いのだが関わっている者が全員彼とつながりが深い。何らかの罠の可能性が高いと踏んでいるが連れていきたいと思ってしまう。
「では準備にかかりますので失礼いたします」
どうしたら考えてることを簡単に文章にできるんだろう
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お詫び
この度は投稿停止宣言、申し訳ございません。
理由はあらすじに書いた通りで、続きをコツコツと書いていたのですが蔵馬と言うキャラクターを全く活かせていないものになっていきただただ、魅力を損なっていくだけだと判断したためです。
このサイトで対魔忍の作品を読んで何となくで書き始めましたがこれじゃない感が書いていてすごく、使いこなせないと思い知らされました。
この作品自体は私の初投稿作品なので削除はせずに残しておきます。
改めまして、読んでくださった方々には感謝とお詫びを申し上げます。
以下はできていた文章です。
「行きます、ゆきかぜと凜子姉を助けに」
「達郎君の意気込みは分かった、表向きには任務の監視役としてヨミハラに行くことになる、ただ覚悟はしておいてくれ、あの2人がどんな目にあっているか分からない。考えたくはないがすでに何者かの手に落ちているかもしれない」
奴隷商人ゾクトの手引きでヨミハラへとやって来た浩介と達郎。
そこでゆきかぜと凜子に再開しホステスとして潜入していると報告を受けた。
「どうでしょうかこう「蔵馬だ」すみません」
「名が知られていないというのは武器になることもあるからな、気をつけろ霧夜(きりや)」
ヨミハラにあるホテルの一室、そこで達郎を咎めながらも蔵馬は迷っていた。ヨミハラに来る前に飛影に頼み2人を透ししてもらっていた。2人はアンダーエデンという娼館で奴隷娼婦として調教を受けているということが分かった。
「ひとまず情報収集をしてくる、実はここに来る前に2人に関する情報があったんだが、その確認とそうだった場合の準備も」
「だったら俺にもやらせてください」
「いや、君にはあとでやってもらいたいことがあるんだそれに備えてしばらくは休んでいてくれ」
(我ながらずいぶんと甘くなってしまったな、2人の現状は把握できているのに)
ホテルを出た蔵馬は人気のない路地裏へとやってきていた。人目がないことを確認しそこで本来の姿である妖狐へと姿を変えた。
「こ、これでい「しー」」
最後まで言葉を発させず意識を刈り取り、夢幻花を嗅がせ記憶を消す。
蔵馬は数件の娼館を回り金を集めていた。盗賊だった蔵馬にはお手の物である。
充分な資金が確保でき、次の行動に移るために姿を戻す。
蔵馬は娼館アンダーエデンへやってきていた。入ってすぐに幾人かの警備員にボディチェックをされ、そのまま待合室へと通される。待っていると案内のスタッフが現れ、娼館のシステムを説明され奴隷娼婦の写真とプロフィールが載っているリストを渡された。
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