黒き破壊者のヒーローアカデミア

プロローグ：ライダーたちの弟子

次元の狭間

まぁ簡単に言ってしまえば、世界と世界を繋ぐ橋

みたいなもんだ。

その次元の狭間に、俺こと黒寺(こくでら) 大翔(ひろと)は横になっていた。いや、正確に言えば似たとこに横になっていただな。

だって寝心地が違うんだもん‼️

「さてと、一度記憶を整理してみるか……まず俺はいつも通りに起きて、朝飯を食って、筋トレしてる最中に、俺たちの世界に怪人どもが攻めてきて、大輔が作ったチャンスを無駄にせずに戦って死んだ…………よし、ちゃんと覚えてるな」

「あなたも大輔くんと同じで、死んだというのに、あまり気にしていないのね？」

「おろ？」

自分の記憶が正常なのを確認していると、後ろから声が聞こえてきた。振り返ってみると、赤い髪の美人さんがいた。

「あら♪美人なんて嬉しいわ♪」

と言って嬉しそうな美人さん。

なるほどな

「人間さんじゃないみたいだな、あんた」

「ふふ♪彼もだけど鋭いわね♪流石は破壊者や怪盗、ライダーや戦士たちの弟子ね♪」

「おろ？俺の事をご存知で？あんたみたいな美人さんに知られてるとは、俺も有名になったもんだ」

「色々と知ってるわ。あなたが様々な世界を旅して力を手にしたこと。あなたの友人たちが死んだこともね」

「…………あんた、何者だ」

「ミステリアスな女性はここまでにしましょうか。私の名はメイア。世界を見守り、死んだ人間を転生させる女神です」

「女神さま……か」

俺は彼女が女神だと名乗った事に驚かなかった。

だって師匠に宇宙の神様いるんだもん‼️

「あなたも驚かないのね？まぁ予想してたけど」

「あ、やっぱり思考読めるんだ？」

「ええ。さて、本題に入るわね？黒寺大翔さん、

　あなたは死にました」

「知ってるというか、覚えてる…………でいいんだよな？この場合？」

「そうね、ここでは覚えてるが正解ね。だけどあなたの……ううん、あなた方の死は、本来ならないないものでした」

「あなた方？それに本来ならないって？」

俺は訳が分からず、首を傾げた。

「あなた方人間の運命は、本来なら生まれた時に決まるものなのですが、あなたとあなたの友人達は違いました」

「もしかして、師匠たちと出会った事がイレギュラーだったのか？」

「その通りです。あなた方は本来、あの方々に会う事はあり得なかったことなのです。ですが出会った事によりあなた方の運命は変わりました。それでもあなた方の死は、変わった後でもまだ先のはずでした」

「なるほど～…………それで、俺って転生するのか？転生させる女神様が相手してくれてるってことは？」

「えぇ、その通りです。特典を持って転生してもらうようになります」

「因みにどんな世界？」

「『僕のヒーローアカデミア』という世界です」

「確か、“個性”と呼ばれる火や水を出すといった様々な能力を持った人間が英雄(ヒーロー)と敵(ヴィラン)に別れていて、戦い合う世界だっけ？」

「だいたいあってます。正確に言えば、英雄(ヒーロー)を目指す少年少女の学園ものの世界です」

「なるほどなるほど……特典は幾つでも？」

「えぇ」

「ふむふむ」

俺は特典をどうするか悩む。

やっぱ、アレらだな。

「じゃあ１つ目、俺が生前に師匠たちから

　貰った力を“個性”として頼むよ」

「分かったわ」

「２つ目は、異世界で得た力を“個性”として頼むよ。無理そうなのは仕方ないからいい」

「異世界で得た力ね………うん、大丈夫そう」

「サンキュー!!あとは……ないな」

「分かったわ」

女神様は返事をすると、手を前に出した。

すると、俺の目の前に扉が現れた。

「そこを通れば、転生する世界へ行けるわ」

「ラジャー‼️」

俺は敬礼して、ドアノブに手をかける。

「色々とありがとな、女神様」

「気にしないで。それから、幸せにね？」

「おう!!あ、最後に聞きたいんだけど？」

「何かしら？」

「アイツらは……昭と大輔は転生したのか？」

「そのことね。大輔くんは転生したわ。昭くんは今、少し休養中よ」

「そっか」

「会いたい？」

「う～ん……いいや!!何か知らんけど、近いうちに会える気がするし。自力で会いに行くよ」

「そう」

「そんじゃ、またいつか!!」

俺はそう言ってドアを開ける。

そしてそこから発せられる光に包まれると同時に、俺の意識はブラックアウトした。

そしてこの時から俺の、仮面ライダーダークディケイドの新たな物語が始まるのであった。

---

ということで、急遽企画に必要になったダークディケイドとヒロアカのクロス作品です!!

次回は大翔の転生後の話です!!

次回も是非読んでください‼️

黒寺 大翔の設定(※ネタバレ注意)

今回は大翔の設定集です!!
サブタイトルから分かる通り、ネタバレが含まれていますので、読む際は注意してください‼️
話が進むに連れて随時更新します。

---

名前：黒寺(こくでら) 大翔(ひろと)

性別：男

年齢

25歳(前世)→15歳(今世)(原作開始時)

趣味

旅・読書・ゲーム・料理・ドライブ

特技

機械の魔改造

光家直伝笑いのツボ

好きな人・物・事

前世の親友たち・前世の仲間・家族・友人

りんご・バイク・犬・散歩

嫌いな人・物・事

友人を馬鹿にする奴・人を見下す奴

漬け物・人の夢を馬鹿にすること

個性一覧

個性１：ダークディケイド

能力

仮面ライダーダークディケイドへ変身する個性。

様々な仮面ライダーへ変身する事が可能と同時に

様々な仮面ライダーの武器や技が使用可能。

また、様々な仮面ライダーを召喚が可能と同時に

変身せずとも、様々な仮面ライダーの武器、幾つかの能力が使える。

ただし、疲れきっている状態などで変身すると

２、３回攻撃を受けただけで変身が解除される

個性２：キーブレード

能力

どんな鍵穴も開閉することができる、鍵のような形をした剣を出す個性。

根本に付けられているキーチェーンを付け替える事により、あらゆる姿のキーブレードへと姿を変え、そのキーブレードごとに鞭や弓矢、爪やハンマーなどに姿を変形して戦う事ができる。

個性３：魔法

能力

体に流れる魔力と呼ばれるエネルギーを使用して、火・水・氷・雷などを生み出し放出する事が可能と同時に、傷を癒したりするなど、攻撃意外にも使える個性。

ただし、魔力がなくなると魔法は使えず、魔力が回復するまでは使えない。魔力は、自然回復を待つか食べ物などを食べる事で回復する。

個性４：ディメンションオーラ

能力

未来や過去、場所や異世界などへ行ける個性。

応用として、相手の攻撃をディメンションオーラの中にいれ、ディメンションオーラを相手の後ろに出して、相手の攻撃をそのままぶつける事が可能。

個性５：盾

能力

父親の様々な銃を生み出す個性が変異した個性

様々な盾を生み出す事ができ、頭でイメージすればどんな盾でも生み出せる。

ただし、１日に生み出せる数に限りがあり、現在生み出せる盾の数は10個が限界である。

個性６：融合

能力

母親のあらゆる物を組み合わせる個性が変異した個性。

物と物を融合させて、新たな物を生み出す事ができると同時に、融合を解除して分離させる事ができる。

また、１度融合して生まれた物を、生み出す事ができる。

ただし、融合できる数に限りがあり、現在一度に融合できる数は３個が限界である。

個性７：ギンガ

能力

ウルトラマンギンガへと変身する個性。

ギンガスパークを使って、ウルトラマンギンガへと変身する事ができると同時に、ギンガスパークを槍型の武器へ変形させて攻撃することができる。

太陽の光をエネルギーにし、巨大化したり人間サイズで戦う事ができるが、巨大化すると３分間しか姿を維持できない。

太陽の光のエネルギーをストックし、変身が解除されそうになった際に、ストックしていたエネルギーを使って変身を継続させる事ができる。

旅してきた世界

１：仮面ライダーの世界

２：スーパー戦隊の世界

３：メタルヒーローの世界

４：キングダムハーツの世界

５：アベンジャーズの世界

６：レクリエイターズ

７：閃乱カグラの世界

８：フリージングの世界

９：メルヘヴンの世界

10：絶対可憐チルドレンの世界

11：戦姫絶唱シンフォギアの世界

12：ウルトラマンの世界

13：X-MENの世界

14：血界戦線

15：D.Gray-man

プロフィール

初代仮面ライダーディケイド、門矢士を始めとした仮面ライダーたちに鍛えられた、初代仮面ライダーダークディケイド。

ある日、幼馴染みで大親友と呼べる２人、門野 昭と海藤 大輔と散歩をしていると、突然目の前に世界へ通じるオーロラ、ディメンションオーラが出現し、そこから仮面ライダーディケイドこと門矢士、仮面ライダーディエンドこと海東大樹、仮面ライダークウガこと小野寺ユウスケ、仮面ライダーキバーラこと光夏海が、怪人たちと出てきて、怪人たちと戦い始めた。

その戦いを見ていた大翔たちは、夏海に襲いかかろうとしているショッカーの戦闘員を見つけ、逆に襲いかかって撃退した。

戦い後、士たちに何故無茶をしたのか聞かれた大翔たちは、「人数が多いくせに、不意討ちしようとしたから腹がたった」と答えた。

その理由を聞いた士と大樹は大笑いし、ユウスケと夏海は苦笑いしていた。士と大樹は３人を気に入り、旅に連れていくことにした。

旅に同行する事にした大翔たちは鍛えられながら仮面ライダーの世界を旅して回り、大翔は士と大樹が作ったダークディケイドライバーを受け取り、仮面ライダーダークディケイドとして、様々な世界を旅をし、世界を救ってきた。新たな世界へ訪れる度に鳴滝が現れ、『ディケイドを倒す為に力を貸してくれ』と言われ続けてきた大翔はブチギレ、ドロップキックを喰らわせ、口にタバスコを飲ませて気絶させた。

訪れた世界で、その世界の女性たちと良い関係を築くが、その度に鳴滝に邪魔をされたり、次の世界へ強制的に移動させられたりしてきた。

一度旅を終え、昭と大輔の２人と再会を果たした大翔だったが、翌日、自分たちの世界へ攻めてきた謎の怪人軍団と戦い、大輔が作ったチャンスを無駄にすることなく、謎の怪人軍団のボスを自分の命と引き換えに死亡した。

死後、女神メイアから自分たちの死が本来ならないことを聞き、転生する事にした。

転生後、人々の笑顔と世界の平和を守り、誰かの涙を拭えるヒーローを目指し、修行の日々を過ごしていた。