がっこうぐらし! マルチプレイ風 四次創作小説 (影響を受ける人)
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セーブ001 一日目

初めて投稿。緊張するなぁ…
完結目指せるかな?

登場キャラクター

プレイヤー01 結月ゆかり  → 霊咲鈴花 (れいさき すずか) 巡ヶ丘学院三年 女性
プレイヤー02 弦巻マキ   → 甘露莉々華(あまつゆ りりか) 巡ヶ丘学院三年 女性
プレイヤー03 東北ずん子  → 雪野しずく(ゆきの しずく)  巡ヶ丘学院三年 女性
プレイヤー04 東北きりたん → 櫛灘潤子(くしなだ じゅんこ) 巡ヶ丘学院三年 女性
プレイヤー05 吉田君    → 大木大介(おおき だいすけ)  巡ヶ丘学院三年 男性


ゆかり「さてさて、皆さんおそろいですね?」

マキ「うん。それで、今日のゲームは何かな?」

ゆかり「それはこれです!【オープンワールド がっこうぐらし!】

ずん子「これですか。流行に乗り遅れているのでは?」

吉田君「ほほう。以前からイベント盛りだくさんであり、未だに大人気の作品ですね」

 

マキ「これって個人プレイしか出来なかったと思うけど、交代しながらややるの?」

ゆかり「違います。このたびのアップデートにより…」

ゆかり「マルチプレイが可能となったのです!」

マキ「へぇ。そうなんだ」

ずん子「それは、おもしろそうですね」

 

きりたん「なるほど、だからこのメンバーが呼ばれたわけですね」

ゆかり「ゲーム慣れしている我々が、先にマルチプレイの動画投稿しようというわけですよ」

ゆかり「すでに皆さん。それなりにやり込んでいるでしょ?」

きりたん「そうですね。アサルトゲーマー様のRTA動画に始まり、いろいろなRTA動画を輩出しています」

マキ「あー… 自分はRTA出来ないから、まったりプレイが多いかな」

 

吉田君「自分もです。ですが全イベントをコンプリートしようと、のめり込んだものですよ」

ずん子雪野ちゃんの百合イベントは正義です! やるならば、自分が彼女をやりますよ!!」

ゆかりお、おう。やる気十分で大変よろしいかと思います…」

ゆかり「と、とりあえず。マルチプレイという事もあり、かなり調整が入っているようです」

ゆかり「ある程度の情報入手も出来ています」

 

マキ「それは頼もしい」

ゆかり「わかっているのは、クラフト関連が重要になっている事ですね」

ゆかり「耐久力の低下があり、アイテム入手も難しくなっているとか」

きりたん「うわ。それは、たいへんですね」

吉田君「このゲーム。結構リアル志向ですから、制約が更にキツくなると考えると…」

 

ゆかり「代わりに修復が容易になっているようです。」

ゆかり「更にスキルブックが追加され、熟読具合と熟練度によりクラフト時間に影響が出来るとか」

マキ「ハードモード?」

ゆかり「概ね間違っていませんね。」

マキ「初見プレイでやるのは嫌だなぁ…」

 

ゆかり「大まかなイベントはかわっていないようですから」

ゆかり「あ、あと。強化個体の出現もあります」

吉田君「ますますやる気がなくなる情報ですね」

ゆかり「まあ、まあ… まずは、キャラ作成からいきましょうか!」

 

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プレイヤー01 結月ゆかり  → 霊咲鈴花 (れいさき すずか) 巡ヶ丘学院三年 女性

プレイヤー02 弦巻マキ   → 甘露莉々華(あまつゆ りりか) 巡ヶ丘学院三年 女性

プレイヤー03 東北ずん子  → 雪野しずく(ゆきの しずく)  巡ヶ丘学院三年 女性

プレイヤー04 東北きりたん → 櫛灘潤子(くしなだ じゅんこ) 巡ヶ丘学院三年 女性

プレイヤー05 吉田君    → 大木大介(おおき だいすけ)  巡ヶ丘学院三年 男性

 

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ゆかり/霊咲鈴花「皆さん。趣味が入っていますね」

ゆかり/霊咲鈴花「というか、レアキャラが3人もいる時点で、本気具合がわかります」

マキ/甘露莉々華「まあね。少しの情報だけど、警戒する事にこしたことはないしね」

ゆかり/霊咲鈴花「ずんちゃんは宣言道理ですね。」

ずん子/雪野しずく「ええ! もちろん好感度調整でりーさんを選びます!

 

きりたん/櫛灘潤子「姉様・・・(呆」

吉田君/大木大介「クラフトメインキャラクターにキャラ制作したのですが、男性でも大丈夫ですかね?」

ゆかり/霊咲鈴花「そうですねぇ… 確か調べた中に…」

 

〈プレイヤー同士、互いの好感度を最大まで上げると恋人状態となり、NPCと恋人関係にはならない〉

 

ゆかり/霊咲鈴花「という不確定情報があるのですよね」

吉田君/大木大介「ふぅむ。ならば、マキさんと組みますかね」

マキ/甘露莉々華「それはなんで?」

吉田君/大木大介「いえ。単純に戦闘面で役に立たないという共通点があるからです。深い意味はありません」

マキ/甘露莉々華「それなら良いけど」

 

ゆかり/霊咲鈴花「とりあえず、ゲームスタートです」

きりたん/櫛灘潤子「あ。開始日時が選べるのですね」

ゆかり/霊咲鈴花「そうです。といっても七日前。三日前。当日の三種類だけですけどね」

ゆかり/霊咲鈴花「事前準備が出来る分だけ七日前が有利そうに思えますが、色々穴がありそうなので当日にします」

ゆかり/霊咲鈴花「よろしいですか?」

 

四人「「「「「は~い」」」」」

 

ゆかり/霊咲鈴花「OPを全部みて…さぁ、好感度調整です」

 

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結月ゆかり  → 丈槍由紀:8 恵飛須沢胡桃:0  若狭悠里:0  直樹美紀:0 佐倉慈:2 その他【未選択】:0

弦巻マキ   → 丈槍由紀:0 恵飛須沢胡桃:0  若狭悠里:0  直樹美紀:0 佐倉慈:0 その他【プレイヤー05】:10

東北ずん子  → 丈槍由紀:0 恵飛須沢胡桃:0  若狭悠里:10 直樹美紀:0 佐倉慈:0 その他【未選択】:0

東北きりたん → 丈槍由紀:0 恵飛須沢胡桃:10 若狭悠里:0  直樹美紀:0 佐倉慈:0 その他【未選択】:0

吉田君    → 丈槍由紀:0 恵飛須沢胡桃:0  若狭悠里:0  直樹美紀:0 佐倉慈:0 その他【プレイヤー02】:10

 

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ゆかり/霊咲鈴花「あれ? きりちゃん。胡桃ちゃんに極振り?」

きりたん/櫛灘潤子「ええ。脳筋同士ですし」

ゆかり/霊咲鈴花「えぇ… 胡桃ちゃんって、そこまで脳筋じゃないけど?」

ゆかり/霊咲鈴花「まあいいや。さてさて自分は知力最低なので… ああやっぱり、ゆきちゃんと一緒に補習中ですね」

マキ/甘露莉々華「自分は放送室だよ。選んだ部活が放送室だからね」

 

ずん子/雪野しずく「私は屋上です。悠利ちゃんの横でお手伝い中です」

きりたん/櫛灘潤子「胡桃ちゃんの近くに出ると思ったのに、体育館の近くです。運動部を選んだはずなのに…?」

吉田君/大木大介「自分は科学室です」

ゆかり/霊咲鈴花「パンデミック発生はゲーム時間20分後です。テキパキ動きましょう」

 

丈槍由紀「おわったよぉ~」

霊咲鈴花『あたし、死ぬ…』

 

ゆかり/霊咲鈴花「ああゆきちゃんが机に突っ伏している。同じようにすずちゃんも…」

ゆかり/霊咲鈴花「いいわぁ… かわいい♪

 

佐倉慈「二人共これで終わりよ。」

 

ゆかり/霊咲鈴花「めぐねえも笑顔がまぶしいですね。この後すぐ曇りますが」

マキ/甘露莉々華「移動開始したらNPCの話し声に不穏なものがあったよ。まあ暴動のニュースなんだけどね」

きりたん/櫛灘潤子「そう言えば聞き忘れましたが、先輩は助けた方が良いですか?」←胡桃嬢に合流する為、移動中

ゆかり/霊咲鈴花「先輩? ああ彼ね。無理よ」

きりたん/櫛灘潤子「覚醒要員だからですか? ネームドではないですが、助けた方が良いと思うのですが?」

 

ゆかり/霊咲鈴花「違うの。どうやっても助からないから無理なのよね」

ゆかり/霊咲鈴花「彼、イベントで必ず噛まれるから」

吉田君/大木大介「それは無理ですね…」

ゆかり/霊咲鈴花「そうなのよ。って、先生出て行っちゃだめ! もうちょっといて!!」

ずん子/雪野しずく「あー。今教室前に到着したのだけれど、こっちから話かけた方が良いかしら?」

 

ゆかり/霊咲鈴花「お願いします!」

ゆかり/霊咲鈴花「ふぅ。へんな行動させられる前に、呼び止められて良かった」

ゆかり/霊咲鈴花「私はゆきちゃんとお話でもしましょうかね。」

マキ/甘露莉々華「ねえ、ゆかりちゃん。地下室の噂って言うのがあるんだけど」

ゆかり/霊咲鈴花「はい? 聞いた事がありませんね。どういうものでしょうか?」

 

マキ/甘露莉々華「どうも、地下室は防災用の物資が貯蔵されているっていう奴なんだけど」

ゆかり/霊咲鈴花「えぇ… 此処でネタバレに近い噂があると?」

ゆかり/霊咲鈴花「マルチプレイ仕様でしょうか? 他には何かありますか? 他の皆さんは?」

きりたん/櫛灘潤子「こちらはないですね」

吉田君/大木大介「同じく」

 

ずん子/雪野しずく「私は聞こえるよ。二つ。一つはシェルターハウスについての噂

ゆかり/霊咲鈴花「シェルターハウスについての噂。ですか」

ゆかり/霊咲鈴花「それってラジオお姉さんが避難する、例の建物ですよね」

ずん子/雪野しずく「二つ目は完成間近のスーパー銭湯についてだね。天然温泉らしいよ?」

ゆかり/霊咲鈴花「は、はぁ。スーパー銭湯ですか…」(汗

 

ゆかり/霊咲鈴花「しかし。お風呂につかる事で正気度の回復が見込めますし、疲労度も回復できますから、探索してみると良いかもしれませんね」

ゆかり/霊咲鈴花「お。イベントムービーと言う事は… パンデミック開始ですね」

ゆかり/霊咲鈴花「先輩さんが噛まれて胡桃ちゃんが顔面蒼白に。すでに決められた事とはいえ、ちょっと彼女が哀れですね」

きりたん/櫛灘潤子「自分はこのまま胡桃さんを護衛します

ずん子/雪野しずく「先生を先導しつつ、モップで押し返すよ!」

 

吉田君/大木大介「体型のデメリットで移動速度が遅いから、近くの場所に立てこもった方が良いかな(汗」←それでも屋上を目指す

マキ/甘露莉々華「はやく、はやく♪」←すでに避難済み

吉田君/大木大介「ひぃひぃ。このペースなら何とか“かれら”がくる前に、屋上に到着できそうです。あ、ゆかりさん達だ」

ゆかり/霊咲鈴花「無事に吉田君と合流できましたね。このまま屋上を目指しましょう。殿は任せて下さい」

 

柚村貴依「ま、待ってくれ! 自分も連れて行ってくれ!」

 

ゆかり/霊咲鈴花「へ? なんでチョーカーさんが此処で合流するの!?

ゆかり/霊咲鈴花「いままでこんな事有りませんでしたよ!? 彼女って、次の日に捜索する事で仲間になるはずなのに!」

ゆかり/霊咲鈴花「RTAだったら嬉しいでしょうけど。まったりプレイで予想外の事が起きると、今後が心配だなぁ…

ゆかり/霊咲鈴花「とりあえず二人がかりで扉を押さえましょう」

ゆかり/霊咲鈴花「りーさんが状況把握できずに困惑しているのは良いとして…」

 

ω・`)ちら

 

ゆかり/霊咲鈴花「ゆきちゃんと抱き合うチョーカーさんが、尊いなぁ」(現実逃避

マキ/甘露莉々華「おーい。きりたん達も、危なげなくきたよー」

ゆかり/霊咲鈴花「あれ。いつの間に… 尊い現場を目撃していたら、時間が吹き飛んだ?」

マキ/甘露莉々華「普通にボーッとしていただけでしょ」

 

ゆかり/霊咲鈴花「イヤァ。チカラジマンガイルト、バリケードガラクデスネ」

 

ゆかり/霊咲鈴花「……ゴホン。気を取り直して、皆さん構えて下さい」

ずん子/雪野しずく「何ですか? 今ちょうど、バリケードになるロッカーを倒す所なんですけど」

吉田君/大木大介「後は胡桃ちゃん覚醒タイムですから。何もないでしょう?」

ゆかり/霊咲鈴花「いえ。情報が確かなら…」

 

「ガアアアアアァァァァァァ!!!」

恵飛須沢胡桃「せ、先輩!?」

 

四人「「「「「ゑ!?」」」」」

 

ゆかり/霊咲鈴花「来ました。最初の殺意、強化個体“先輩”です」

ずん子/雪野しずく「ちょっと、こんな話聞いていないのですが!

ゆかり/霊咲鈴花「あ、言い忘れていました」(テヘペロ

マキ/甘露莉々華「……」(絶対これ、驚かす為に黙っていたな)

ゆかり/霊咲鈴花「強化個体“先輩”は、通常の“かれら”とは違い、大股でそれなりに早く近づいてきます

 

ゆかり/霊咲鈴花「さらに大ぶりの両腕振り回しがあり、耐久力も1.5倍高くなっています」

吉田君/大木大介「それって… かなり危ないのでは?」

ゆかり/霊咲鈴花「危ないですよ。ですので、早く武器を作るか、そのまま渡して下さい」

マキ/甘露莉々華「ちょっと! 莉々華ちゃんは、非戦闘員なんだけど!」

きりたん/櫛灘潤子「私も攻撃が大ぶりですから、巻き込んでしまいそうです。とりあえず途中で拾ったモップで、ついて牽制します!」

 

「グアァァァ!!」

恵飛須沢胡桃「やめて。やめてくれ!!」

 

マキ/甘露莉々華「…あれ? “先輩”君、胡桃ちゃんを攻撃しない?」

ゆかり/霊咲鈴花「設定を見るとですね。どうにか胡桃ちゃんは認識しているようなのですよ。なので彼女に対しては攻撃しません

ゆかり/霊咲鈴花「その代わりに、こっちが攻撃を受けます」

きりたん/櫛灘潤子「そうなんですか。だから胡桃さんが近づいても、押しのけるように振り払うのですね」

ゆかり/霊咲鈴花「そうなんです。おっと、先生には近づけさせませんよ。ほうらこっち、こっち」

 

ゆかり/霊咲鈴花「ちなみに我々が倒す事が可能なのは、変わり有りません」

ゆかり/霊咲鈴花「しかし。時間が10分程経過すると…」

ずん子/雪野しずく「イベントムービーで、原作同様の結果になると」

ゆかり/霊咲鈴花「そうなのです。なので、時間を稼いでいきましょう」

ゆかり/霊咲鈴花「10分立てばイベントです。あと1分もないですね。このまま…」

 

きりたん「…えい。」←スコップを拾い、猛攻撃で“先輩”殺害

 

ゆかり/霊咲鈴花「え“…!? き、きりちゃん。なんで殺害しちゃうのですか!?」

きりたん/櫛灘潤子「なんとなくですが、胡桃さんばかりにとどめを刺させるのは違うと思いまして」

ゆかり/霊咲鈴花「だ、だからといって…!」

きりたん/櫛灘潤子「まったりプレイですが、これは私なりのわがままです」

きりたん/櫛灘潤子「幼馴染みなのです。たとえ恨まれても… 好きだった人を殺す …そんな事は、させてはいけないと思うのですよ」

 

ずん子/雪野しずく「きりちゃん…」←きりたんの頭をなでる。

ゆかり/霊咲鈴花「…わかりました。きりちゃんの意思を尊重します」

ゆかり/霊咲鈴花「メイン戦闘要員は二人もいますし、胡桃ちゃんは戦闘面寄りの万能型ステータスになるでしょうが、問題はないでしょう」

ゆかり/霊咲鈴花「おおっと。ゆきちゃんとめぐねえの正気度が低くなっていますね」

ゆかり/霊咲鈴花「めぐねえの介護を、ずんちゃんお願い。私はゆきちゃんに話しかけます」

 

霊咲鈴花『ゆき、あんた大丈夫か?』

丈槍由紀「エッグ… グス…」

柚村貴依「……大丈夫じゃないよ。……何が起きているの」

 

ゆかり/霊咲鈴花「この会話内容から推測すると、どうもすずちゃんはチョーカーさんともお知り合いになっているようですね」

ゆかり/霊咲鈴花「しかし。メンタル系のスキルがないから、これ以上どうしようもない!」

マキ/甘露莉々華「こんな時は莉々華ちゃんの出番だね」

ゆかり/霊咲鈴花「お任せします」

ゆかり/霊咲鈴花「さて… この後どうしましょうか。」

 

ゆかり/霊咲鈴花「校舎内に残っているはずだったチョーカーさんが、現時点で屋上に。」

ゆかり/霊咲鈴花「だから、校舎内に無理に入る事はないですね。そうなると……」

マキ/甘露莉々華「この場にいる全員の正気度回復が優先だと思うよ。それから埋葬だね」

きりたん/櫛灘潤子「そうですね。マキさんが全員に話しかけて、メンタル回復したら埋葬に取りかかりましょう」

ずん子/雪野しずく「あれ? 思ったよりめぐねえの正気度が回復していませんね。私の雪野ちゃんで、【甘え上手】を使って回復させましょう」

 

マキ/甘露莉々華「う~ん。思ったより回復しない。 あ、自分の正気度がちょっと下がっているのが原因か」

きりたん/櫛灘潤子「すみません。皆さんの目の前で撲殺しましたから」

ゆかり/霊咲鈴花「いえ。きりちゃんのせいではありません」

吉田君/大木大介「そうですね。きりたんの覚悟は伝わっています」

吉田君/大木大介「それはそうと。出来合いですが簡易槍(耐久強化)2本と、モップ(耐久強化)を3本作りました」

 

ずん子/雪野しずく「簡易槍は私がもらうとして、モップ(耐久強化)ってなに?」

吉田君/大木大介「ほら、畑で使う緑色のパイプ有るじゃないですか。屋上に畑がある関係なのか、有ったので強化素材として使いました」

ゆかり/霊咲鈴花「とりあえず、時間経過で正気度を回復させましょう。翌日に先輩を埋葬して、三階制圧を目指します。」

ゆかり/霊咲鈴花「ずんちゃんは「るーちゃんを救出してきますよ!!」あ、はい」

ゆかり/霊咲鈴花「おっと。もう良い時間ですし、今日は終わりましょう」

 

吉田君/大木大介「そう言えば聞いていませんでしたが、セーブってどうするのですか?」

ゆかり/霊咲鈴花「一日経過しないとオートセーブされません。あと、全員が寝るとオートセーブされます。言っていませんでしたか?」

 

四人「「「「「いってない!!」」」」」激怒

 

ゆかり/霊咲鈴花「ひ、ひえぇぇぇ!!」

 




何とか書き上げたぞ!

>>2020/01/01 誤字修正 ソフィア様、ありがとうございます!
>>2020/01/05 大幅な改訂を行いました。


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セーブ001 一日目 証言ファイル01 

一人称で書いたけど、大丈夫かな?
読みやすくなかったら改良していきたいと思います。
駄文ですので、期待しないでね。
一人称で、誰かと会話しています。


━━━恵飛須沢胡桃の証言━━━

 

ん? ああ。あの時の事聞きたいのか。

最初から聞きたい? …お前、嫌な奴だな。

ああ、大丈夫だ。一応自分の気持ちには蹴りつけているよ。

ジュンがああしなかったら、自分がしていたと思う

絶対にしていたな。 アア、あの人は憧れだったんだ。初恋だったんだ。

 

まぁ… はかなく散ったけどな。

櫛灘潤子について?

幼馴染みだ。家が近所

ジュンは脳筋だ。だが、腕っ節以外がないわけじゃない。

それでも馬鹿って訳じゃない。

後輩にはかなり優しかったし、ぶっきらぼうだけど面倒見は良かった。

 

あの時も、後輩達と一緒に部活道具を片付けていた。

それが終わって帰って来た時に、先輩が…

慌てて噛みついた奴を突き飛ばして、周りを見回したらもう大騒ぎさ。

あいつら、呻き声はするけど小さくて声が聞き辛いし。

変に気配が薄いから気が付かなかった。

 

もうあの時点で、大分侵入されていたんだろうな。

運動部のかけ声で五月蠅かったろうし。誰もが気が付くのが遅れたんだ。

その後はアイツが周りに避難するように呼びかけながら、近づいてくる奴らを殴り飛ばしていたよ。

一応手加減はしていたな。ジュンの奴も、躊躇いはあったと思う。

靴を替える余裕なんてなかった。そのまま安全な場所を求めて進んだ。

 

校舎の中も大騒ぎ。安全な場所があるかわからなくて不安だった。

その度にジュンが「諦めるな」「俺がついている」って言ってくれなかったら、屋上にもたどり着いていなかったと思う。

そうこうしているウチに何とか屋上に着いたけど、扉は閉じていて奴らがいた。

アイツらは執拗に扉をたたいていたけど、ジュンがいつの間にか手に入れていたモップでどかして(ぶっとばして)、その隙に屋上に出る事が出来た。

ジュンは、まだその時点では殺してない。殺さなかったんだ。

 

元々同じ学校の奴らだったんだ。攻撃できても、殺すなんて、そうそう出来るわけがない。

屋上に来てりーさんは、まだわかってない状態だった。

でも、校庭を見てようやく状況がわかったんだろうな。酷く狼狽えていたよ。

とにかく離れたかった。あの地獄に通じる扉から。

物音があって振り返ると、ジュンがロッカーを持ち上げて二段重ねにしているのが見えた。

 

アイツ、本当に馬鹿力だよな。ちょっと笑えた。

状況がわかっていなかったから、話し合おうとして… そうだよ。その時に先輩が変化したのは。

いや、階段を上がる途中から身体から熱が消えていくのはわかっていた。

わかって無視していた。

だって、先輩は色々出来た。何でも出来ると思っていた

だから、大丈夫だと思ったんだ。

 

特別な人間なんていないのにな。でも私は信じて…裏切られた。

あー… 先輩が裏切ったわけじゃない。現実が理想を、願望を切り捨てただけさ。

先輩は、アイツらになった。

大声を上げて、すごい興奮したような状態だったな。

確か…強化個体だっけ? 先輩はそういう存在になっていたよ。

 

思わず取り押さえようとしたら、ものすごい力で振り払われた。

人は無意識に力をセーブしている。それはなぜか? 自分で自分を破壊してしまうからだ。それぐらい強い力だった。

一歩一歩、先輩は歩いて先生達の方に向かっていった。

襲われなかったのかって? 私に目もくれないで、一直線だった。

私達の様子が気になっていたジュンが最初に気が付いて、すずかの奴が腰のナイフを引き抜いた。

 

異常に気が付いた先生達だけど、ちょうどドアの圧力が酷くなっていたから離れられなかった。

唯一だった男子の大介は、武器を作っていたけど間に合いそうになかった。

モップを持っていたしずくが構えて、他は…押さえているか腰が抜けているかだったと思う。

ジュンもモップで牽制していたけど、先輩はお構いなしで突っ込んでくる。

 

私が何度も先輩を取り押さえようとしたけど、全然駄目で…

どうしよう。どうしよう。どうしたら先輩を“止める”(殺す)事が出来る?

そう考えているウチに、ふっとスコップが目に入った。

もうその時の、私の精神も限界だったんだろうな。

それを使って止める(殺す)しか、私には考えつかなかった。だから手に取ろうとして…

 

そうだよ。ジュンが、私がとる前に手に取って… 先輩を… 殺した。

何度も、何度も、叩き込んで。腕で防がれても怪力で叩きまくった。

けど、どうしても倒れないから足の膝を壊して、立てなくさせて…

一応運動部だったからな。人間の弱点なんかも熟知していたよ。

倒れ込んだ先輩の頭を… 悪い。もうこれ以上は話せない。

 

ただ。アイツは、ジュンは私の代わりに殺した。殺してくれた。

最初の頃は多少恨んでいたよ。「お前は殺しちゃいけねぇ」なんて言われたから、じゃない。

私に“殺させてくれなかった”事を恨んでいたんだ。

今ならわかる。アイツは優しいから。私が先輩を殺す事が許せなかったんだ。

ジュンは。最高の親友(最悪な仇)だよ。

 

 

 

━━━柚村貴依の証言━━━

 

うん? 取材? なんで自分に…

はいはい。わかりましたよ。正直言ってあの時の事はあまり思い出したくないけど…

あの時、わたしは二階で由紀とすずかの補習が終わるのを待っていたんだ。

理由? 買い物する予定だったんだよ。三人で

でも二人共。今日の小テストが散々だったんだ。

 

めぐねえ… えっと、佐倉先生がそれではいけないと言って、そのまま補習にレッツゴー。

それに付き合う形で私も残っていたんだ。

二人と友達になったきっかけ?

由紀は高校に入ってからだな。なんか「精神年齢が低い奴がいる」と思っていたよ。

それで、わたしは態度とか口調がこんなんだから、私は友達が出来にくくてね。

 

皆からは、チンピラみたいに思われていたんじゃないかな?

だけど、ゆきはそんな事お構いなしに話しかけて、正直いって面食らった。

まあ、そのおかげでクラスに溶け込めたんだけど。

ん? ああ。すずかについてか。

あいつはゆきと一緒に補習していたから知った…かな。

 

ブチョウメン目つきが私よりも悪いから、ずっと一人だった。

しかも影が薄い

すずかの実家を思えば当然だったけど、当時は異様にしか見えなかった。

成績が悪いから良く居残りしていて、その御陰でゆきと知り合いになったみたいだ。

最初はゆきも、どう話しかければ良いかわからなかったみたいだ。

 

ゆきは意外と勘が良いから、なんとなく気が付いていたんだろうな。アイツの正体に。

でもさ、わからない問題で唸り声を上げて。

脂汗流して必死に問題を解いている姿を見た時。

「人間だったんだな」って思った。ゆきにも素直に言ったよ。

そうしたら「すずっちは元から人間だよ?」いわれて、あはは。あの時も笑ったなぁ…

 

〔少しの間笑い続ける〕

 

はぁ。はぁ。えっと、話を戻すか? そうか、戻すぞ。

その日は佐倉先生、かなり気合いを入れていたから、二人の目が死んでいたのを思い出したよ。

苦手な科目が一緒だから、二人は必死に解いていた。

でも時間がかかりそうでさ。仕方がないから購買部に行く事にしたんだ。

購買部の品揃え、かなり良くてお菓子も手に入ったからな。よく利用したよ。

 

品揃えが良い理由も、今思えば助かったけど反吐が出る。

ああ、悪い。話を戻すよ。

お菓子を買った後、他の仲の良い子と時間潰しで話していた。

他愛もない話さ。恋愛だったか、駅近くに可愛いお店が出来たとか。そんな感じ。

今はもう思い出せないよ。それだけ、普通の話だった。

 

いた場所? えっと、確か… 二階の、真ん中じゃない… 端よりだったはず。うん

中央階段から離れていたのは覚えているよ。そのせいで、逃げるゆき達と合流できなかったんだから。

気が付いたのは、目の前で話していた子が唐突に噛まれたから。

お互いに何が何だかわからなかった。

でも、痛かったんだろうな… 「痛い」「助けて」って叫んでいた。

 

手を伸ばしてきて、すがろうとして、わたしは何も出来なかった。

非現実的過ぎて、頭が停止していたんだと思う。

それでも、私は下がってしまった。危険だと思ったからかな?

その子が倒れて、群がられて、周りでも被害が出始めて…

それから逃げ出した。

 

最初は下に逃げようとした。でも、アイツらが上がってくるのを見て上に逃げた。

三階に到着したけど、教室からアイツらが出てきて悲鳴を上げそうなになった。

いや。上げたかもしれないな。

当時は混乱していたし、あんまり整理できていないんだ。悪い。

もう駄目だと思って、ロッカートイレに閉じこもろうとしたんだけど…

 

ゆき達の事を唐突に思い出してさ。ゆきは大丈夫だろうか? そう思ったら、気になってきて…

危険だと思わなかったのか? 思ったよ。

すでに廊下はアイツらがいたし、捕まったらアウト。

ゲームでも同じさ。ゲームよりも無慈悲だけど。

それでも、ゆき達と合流する為にがむしゃらに動いた。

 

手を伸ばして生きたアイツらを… もしかしたら、助けを求めていたかもしれない手を無視して、わたしは走った。

必死に走った。そんなに距離はないはずなのに、長く感じたな…

中央階段に出た時、ちょうど四人がいた。

佐倉先生、ゆき、しずく、すずか。四人とも無事だった。

その姿を見て、私が口にした言葉はなんだと思う?

 

「ま、待ってくれ! 自分も連れて行ってくれ!」

 

だった。

知り合いの子を見捨てて、道中の生存者も無視して、自分が助かる事しか考えていなかった。

考えられなかった。

四人の姿を見て安堵したのは間違いないけど、それよりも自分が可愛かったみたいだ。

それは仕方がない? ああそうか。アンタも経験者だもんね。

 

でもさ、思っちゃうんだよ。

自分の都合で見捨てて、自分の都合でゆきとすずかを理由にして、自分は何様だって。

だからかな。次の日からわたしは武器を手に取った。

手に取って自分の為に、皆の為と言って自分の為に戦った。アイツらを殺した。

吐かなかったのかって? 吐いたよ。

 

でも結局、わたしは補助みたいなもんだったけどな。

すずかが、あんなに強いなんて知らなかったよ。

スパパーンって、殆ど斃した。いや、もう一人だけで良いんじゃないかって思ったね。

最初の時の話はこれで終わりさ。

どこにでもあるような、何の面白みもない話だろ?

 

 




以上ですね。
投稿二回目。最後までやっていけるだろうか?
というか、キャラの心情を勝手に書いたような物だけど、大丈夫かな(汗
お気に入りが2020/01/03時点で7件!
UAが250近く!!
感謝、圧倒的感謝!!
校舎の見取り図が欲しい… 明日購入しにいこう。そうしよう。




自分で作った方が早いかな?
2020/01/04 ソフィア様、誤字の指摘ありがとうございます。


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