バトルスピリッツ 獄焔 外伝 特撮カードバトラー 真木シュウヤ (置き物)
しおりを挟む

特別編 【バトルスピリッツ 7-Guilt-の世界】
特別編 その1 【旅行者-トラベラー-】


どうも置き物です。更新できなかった期間にあったことをご報告…。
何と本作品がブラストさんの作品【バトルスピリッツ7-Guilt-】とコラボ致しました!
今回はコラボ回の後日談となっておりますので是非コラボ回をお読みになってから読んで頂けると幸いです!

前編(https://syosetu.org/novel/211455/5.html)
後編(https://syosetu.org/novel/211455/6.html)

それでは特別編をどうぞ!


どうも、真木シュウヤです。

いつもの店。元々声のデカい俺ですけど普段以上に声を荒らげていたっす。なぜなら…。

 

「だ!か!ら!俺異世界行ったんですって!」

 

「さっきから何度も聞いたぞ。夢でも見てたんじゃないのか?」

 

おかしい。

店長、オーマジオウや怪盗の事も忘れている。

さっきから上記のセリフを何度も繰り返しているんすけど。

タイムベントでもされたのか…?

いやいやいや。待て待て待て。

そういうことではなく…。何で店長(この人)は俺を疑うんですかねぇ!?

 

「あー!あー!そうやって夢オチにしようとする!あっったま来た!もう店長なんて知りませんからね!」

 

「おいおい。どこへ行く」

 

「そりゃ……ここでは無い何処かですよ!俺は止まりませんからね!アンタって人はァァァァ!」

 

とりあえず腹いせに叫び、店を後にする。

店長なんてもう知らねぇ!

この後の予定を繰り上げて、向かうはずだった場所に行くとこにした。

 

ーーーーーーーー

 

「えーっと…コレコレっと。これください」

 

「かしこまりました。こちら1200円になります。ありがとうございましたー」

 

「ふぅ…。これで勉強出来るっすね」

 

店から出た直後。予想外の人物がそこに居た。

 

「おや、ここにいたんだ」

 

ついこないだ事のある声が俺の背後から聞こえる。

 

「ってヘルさん!?何でこんな所に!?」

 

そう。

あの異世界・スピリッツエデンで出会った元研究者のヘルさんだった。

 

「まぁ、色々話したいことがあって来たんだ」

 

「そりゃはるばる別世界からドーモ…。折角来てくれたのに立ち話も何ですからサ店行きましょ!サ店!いい所知ってるんすよ!」

 

「それじゃお言葉に甘えて…。おじさんが言うのもなんだけどサ店って死語じゃない?」

 

「ウッ」

 

ヘルさんに痛いところを付かれ、俺は静かに冷や汗をかいたっす…。

 

ーーーーーーーー

 

店に入った俺とヘルさんはお互いに注文する。

 

 

「ここの代金、本当に君持ちでいいの?」

 

 

「まぁ異世界行く方が高いですし。…というよりか金額に出来るんすかね()」

 

 

「シュウヤ君良い事言うね。異世界旅行で商売出来たらおじさんもっと食っていけるかなー。どうかなー」

 

ヘルさんはオムライスを頬張りながら言葉を漏らす。

てか、異世界を商売道具にしてどうするんすか…()

 

「冗談だよ。シュウヤ君こそ、さっき本屋で買ってたのは何の本だい?」

 

「これすか?フフ…。聞いて驚かないで下さいね!あの怪盗野郎(シャドウ)に対抗する手段っすよ…!」

 

「シャドウに対抗できる本!?どういう-」

 

「フランス語の本ですよ!フランス語!」

 

「…へっ?」

 

拍子抜けた声がヘルさんから漏れた。

 

「あいつの言葉調べて見たらフランス語でして…俺、アイドルマスターシンデ〇ラガールズっていうゲームの担当アイドル相川千夏さんって言うんですけどフランス語話せて、それで担当しているアイドルが話してる言語だったのに分からないのが悔しくてそれでフランス語を学ぼうとさっき本屋で…あっ、相川千夏さんはですね23歳の大学…」

 

「あー!長い長い!おじさんそんなに語られても覚えきれないよ」

 

「さ、サーセン()ともかく俺はフランス語を勉強することにしましたよ!」

 

「そこはバトスピじゃないんだ…。ところでさっき突っ込まなかったけど…」

 

周囲を見渡し、確信したヘルさんは言い放つ。

 

 

「ここメイド喫茶だよね」

 

 

「ウグッ!」

 

ヘルさんは再度店内を見回していた。

それにつられて俺も店内を見てしまう。

辺りには俺達の他のお客さんに加え、メイド服を来た数人の女性が接客や会計をする姿があった。

 

「おじさん今まで入った事なかったからよく分かんなかったけど、ここメイド喫茶だよね。オムライスに愛情込めてケチャップかけてもらったし。あっ、オムライス美味しいよ」

 

「そ、そりゃどうも…」

 

知ってるサ店がここしかなかったのだ。

ちなみにここには高身長のメイドさんがいるのだ…憧れる。

 

「声に出てるよ。おじさんに女性の好み言われてもなぁ」

 

「嫌ァァァ!独り言が漏れてたァ!」

 

俺が恥ずかしがる中ヘルさんは黙々とオムライスを頬張る。

 

 

「あ、そうだ。お話というのは…?」

 

「おっと。オムライス食べるのに夢中で忘れてた。こないだの怪盗シャドウの事件に関してだよ」

 

「…!!」

 

ヘルさん曰く『この世界と別世界が干渉した原因であるオーマジオウの力が消え、元に戻ったものの、それに関わる記憶は全て消えた』らしいっす。

なんで俺が覚えてるのかというと、その力が酷使した場に居たことや、スピリッツエデンの影響がどーちゃらこーちゃららしい。

 

「…そんな事があったんすね。どうしよ…店長にキツい言葉言ったような…」

 

「だからいつもいる場所にいなかった訳だ」

 

「…俺、ちゃんと謝んないといけないですね」

 

「そうだ。その人の事を思っているのならちゃんと謝った方がいい。そしてもう1つ」

 

「ん…?」

 

「烈我君がいる街へ来ないか」

 

「…マジすか!?」

 

「烈我君と君が交わした約束を実現する為だ。悪い話では無いと思うけどね」

 

「…分かったっす。けど、時間を貰ってもいいですか?まずは店長に謝る為。そして、烈我と対戦する為のデッキを考える時間です」

 

「いいよ。それじゃおじさん、3日後に来るからね」

 

「分かったっす!それじゃよろしく伝えておいてください!」

 

そして俺はあの(いつもの)店に戻った…。

 

「…いらっしゃい」

 

「…」

 

続く沈黙。

時間が経てば経つほど気まずくなるばかりっす。

知らなかったとはいえ店長に酷いことをした事には変わりない。やっぱり帰ろうかな…。

 

「…悪かったな。話を聞いてやらなくて」

 

「…!!」

 

「信じるつもりはないが、否定せずに君の話を聞いて上げるべきだったんだな。すまない」

 

「…店長!」

 

思わず店長の方へ駆け寄る。

しかし、その足は直ぐに止まることとなる。

 

「ただし、シュウヤ君。店で叫ぶのはいかがなものかな?」

 

ギクッ!

 

「ここではない何処かってどこだ?」

 

 

ギギクッ!

 

 

「凄かったな。『あんたって人はァァァァァ!』っていう叫びは。店中、君に大注目だ」

 

 

ギギギクッ!な、なんかやばそうな雰囲気…。

 

 

「さぁ出禁になるか、その分私の店を手伝うか。どっちがいいかね?」

 

 

店長の背後から現れる紫のオーラ。オイオイオイ…!こないだのバルトアンデルスの比じゃねぇっすよ…!

 

「選 び た ま え !」

 

「ひぃぃぃぃ!店手伝いますぅぅぅぅぅ!」

 

こうして店を手伝う羽目になったっす…。

店長と俺の仲は元に戻った…のか!?

 

 

バトルスピリッツ獄焔 外伝

 

特撮カードバトラー 真木シュウヤ

 

『特別編その1【旅行者-トラベラー-】』了。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次回 バトルスピリッツ獄焔外伝 特別編!

 

 

 

「じゃあおじさんの装置で連絡してあげるよ」

 

 

「俺もシュウヤって奴とバトルさせてくれないか?」

 

 

『そいつと俺の欲望どっちが強いか試してやる!』

 

 

「見せてやるっすよ…これが!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

特別編 その2 【皇帝の旋律・雷光の少女】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ウェイクアップ!

運命(さだめ)のゲートを解き放て!

 

 




読んで頂きありがとうございます!なんと…続きます!
烈我の世界へ行くことになったシュウヤ。
そこで繰り広げられるバトルとは!?
ご期待していただければありがたいです!
何?次回予告で使用デッキがバレてるだって…?んなことは気にするな(小声)

そして完全に余談ですが作中に某アイドルゲームのアイドルを出しました。
彼女は置き物自身の担当でもあります(作中に関係なくてスミマセン。イッテミタカッタダケデス)

それでは【特別編 その2】をお楽しみに!




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

獄焔外伝 本編
第1話 『俺が出禁!?』


どうも。置き物です。
今回、陣禅祀さんが連載している『バトルスピリッツ獄焔』のスピンオフ作品を書かせて貰うことになりました。リンクはあらすじの方に載っけているので是非ご覧下さい!
この作品の主人公は『バトルスピリッツ獄焔』の第3話にて登場しました真木シュウヤ君です。
自分でリクエストしたキャラクターを自分で書くというのは何か不思議な感覚があるもんですね()
前置きはこれくらいにして特撮カードバトラー・真木シュウヤ君のお話をお楽しみ下さいー!


「あー…暇だ…」

 

ども。皆さんいかがお過ごしですか。

特撮カードバトラーの真木 シュウヤです。

バイト終えて暇になっちゃった俺はどうしたもんかと考えている最中ってとこで…。

 

「よし!暇つぶしにカゲトさんの行ってたショップにでも行くか!」

 

今日は休日。誰かぐらい対戦相手は居るだろう。

そう思って俺はカゲトさんと出会ったショップに行ったんですが…

そこで予想外の対戦相手が現れたとはこの時は思っても見なかったっす…

 

俺が店に到着してストレージを漁ってた時。

肩に何か感じたんですよ。

いや、別にホラーとかじゃないすよ?

 

「キミかね。真木シュウヤというカードバトラーは」

 

「は、はい。そうですけど…?」

 

「そうか…なら単刀直入に言おう」

 

 

 

「キミの出禁をかけてここで対戦しようじゃないか」

 

「はい〜?」

 

あまりの唐突さに特命係のあの人みたいなセリフがでちゃいました。

 

「てかアンタ誰ですか。人の肩に手ェ置いて!何様ですか!Qさまですか!!」

 

「いや実名だすのはまずいからやめようね。私はこの店の店長だ」

 

「へーっ、店長っすか。…!?店長ォ!?」

 

「キミの反応面白いね。マガジンマーク2つぐらいついてるよね。まぁ、それは置いといてだ」

 

店長が咳払いをした後、ある一言が放たれる。

 

「キミ、前に店来た時何したか覚えてる?」

 

「えーっと、カゲトさんのバトルして負けたんすよね…右手が光らなくて…何か俺らの存在外からの圧力感じました」

 

「いや、そこじゃないだろ。特に後半部分。キミ、ここでハーモニカ吹いただろ」

 

「あー…あれすか…」

 

そういえばそうだった。

唐突に吹きたくなっちゃったから入店する時にハーモニカ吹けばガイさんぽくてカッコよくね?と思ってやってしまった。

オーブニカ持ってくんの忘れたし。

そしたらめちゃくちゃカゲトさんとか周りの人から引かれたんすよね…。

 

「あれは若気の至りというかなんというか…唐突に吹きたくなったんですよ…これも何かの存在によって…」

 

「もう存在外とかいう言い訳はナシだぞ。それであまりにもお客さんから苦情が来てな…そこでキミを出禁にしようと思ったんだがキミも大事なお客さんであることには変わりない。そこでキミと出禁を賭けてバトスピで対戦しようと思うのだが」

 

出禁を決めるのにバトスピすんの?って思った貴方。

この作品のタイトル忘れてないっすか?

『バトルスピリッツ 獄焔 外伝』ですからね。

そりゃ、バトスピしますよ。

 

「俺、店出禁にされたくないっすよ!」

 

「それじゃ決まりだ。仮想バトルマシンまで来たまえ。キミと対戦する為に確保しておいたよ」

 

「さすが店長だぁ…」

 

てかそれって店長権限の濫用では…?

 

ーーーーーーーー

 

こうして店への出禁を賭けて俺と店長とのバトルが始まるのだった。

 

「それではシュウヤ君やろうじゃないか」

 

「俺の出禁がかかってますからね。遠慮しませんよ!」

 

「「ゲートオープン!界放!」」

 

TURN 1

 

「先行は俺が貰います。スタートとコアは無いっすね。ドロー、リフレッシュ、メインステップ。軽減なしの3コストでディケイドウィザードを召喚!」

 

ディケイドウィザード Lv1(1)BP 2000

 

バトルフィールドに仮面ライダーディケイドが現れる。

といってもその姿は仮面ライダーウィザードにカメンライドしたディケイドだ。

 

「それじゃ召喚時効果を発揮!デッキの上から3枚オープンして、その中のカード名に『ディケイド』/『ディエンド』を含むカードを1枚ずつ手札に加えますよ」

 

オープン :ディケイドビルド

:ディケイドカブト

:マシンディケイダー

 

「うーん…それじゃ『ディケイドカブト』を手札に加えて、残りを破棄。このままエンドステップまで」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :5

 

Reserve :0

 

Trash :3

 

Burst:無

 

Field:ディケイドウィザード Lv1(1) BP2000

 

TURN 2

 

「私のターンだ。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ。0軽減5コストで剥がれ落ちるウロコ山を配置」

 

店長の背後に今にも崩れそうな山がそびえ立った。

 

「そして、バーストをセット。このままアタックステップ、エンドステップだ」

 

《店長》

 

Life:5

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :5

 

Burst:有

 

Field:剥がれ落ちるウロコ山 Lv1(0)

 

TURN 3

 

「んじゃ…スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップまで。とりあえず赤1軽減の0コストでディケイド響鬼をLv1で召喚しますよ」

 

KAMEN RIDE HIBIKI!

 

特徴的な音叉の音が鳴り響き、響鬼の姿となったディケイドがバトルフィールドに現れる。

 

ディケイド響鬼 Lv1(1)BP 1000

 

「続いてディケイドウィザードをLv2にアップさせます」

 

ディケイドウィザード Lv1(1)→Lv2(3)4000

 

「それじゃ、アタックステップ!ディケイドウィザードでアタック!」

 

「フラッシュは無いぞ」

 

「こちらのフラッシュ!赤2軽減の1コストで仮面ライダージオウ ディケイドアーマービルドフォームの【チェンジ】を使用!」

 

【チェンジ】についてあまり知らない人もいるかもしれないんで解説するっす。

【チェンジ】は仮面ライダーコラボブースター及びコラボスターターから登場した能力で、仮面ライダーのフォームチェンジを再現したキーワード能力っすね。

まぁ手札からマジックの様に使用出来るスピリットの効果…って感じです。

最近は仮面ライダーだけじゃなく、デジモンやウルトラマン、はたまたゴジラにまで使われるようになった効果っす。

僕の好きな作品ばかりでヨダレが…

 

「コラコラ、シュウヤ君。解説するのはいいがヨダレが垂れてるぞ」

 

「す、すいません…てか、何で解説してんの分かったんすか()。まあ、いいや。とりあえず効果で系統:『仮面』を持つコスト6以下のスピリットと回復状態で入れ替えますよ」

 

ディケイドウィザードの姿が消え、代わりに仮面ライダージオウがパワーアップした姿である

ディケイドアーマービルドフォームが現れる。

 

「なるほど。【チェンジ】でディケイドウィザードを再び召喚するのか。フラッシュはない」

 

「こちらもないっす」

 

「それではそのアタック、ライフで受けよう」

 

《店長》

 

Life 5→4

 

「ライフ減少時でバーストは…ない」

 

「それじゃターンエンドっすね」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :5

 

Reserve :0

 

Trash :1

 

Burst:無

 

Field :ディケイド響鬼 Lv1(1)BP 1000

:仮面ライダージオウ ディケイドアーマービ ルドフォーム Lv2(3)BP 7000

 

TURN 4

 

「私のターン。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップに入るぞ。まずは赤と紫でそれぞれ1軽減0コストで亡霊怪獣シーボーズをLv1で召喚だ」

 

亡霊怪獣シーボーズ Lv1(1)BP 2000

 

体表に怪獣の骨そのものの姿をしたスピリットが召喚される。

コイツは初代ウルトラマンに登場した怪獣なんすよね。

 

「さらに紫2軽減1コストで旅団の摩天楼をLv2で配置する」

 

ウロコ山の隣に暗闇が覆う摩天楼のネクサスが配置される。

 

「配置時の効果で1ドロー。そしてシーボーズのLvを2に上げ、アタックステップだ」

 

亡霊怪獣シーボーズ Lv1(1)→Lv2(3)BP 4000

 

「シーボーズでアタック。その時、旅団の摩天楼のLv2効果を発揮!自分の系統:『無魔』を持つスピリットがアタックした時相手のスピリットのコアを1個リザーブに置くぞ。それではディケイド響鬼のコアを置いてもらう」

 

維持に必要なコアを失い、ディケイド響鬼が消滅する-。

…にみえた。

 

「そこだ!手札にあるディケイドカブトの効果を発揮!」

 

「何だと…?」

 

「ディケイドカブトは自分の赤のスピリットが破壊または消滅した時にコストを支払わず召喚出来るっす。それじゃディケイドカブトをLv1で召喚!」

 

ディケイドカブト Lv1(1)BP 5000

 

バトルゾーンのディケイド響鬼がカードを取り出し、ディケイドライバーに差し込む。

 

KAMEN RIDE!KABUTO!

 

ベルトの音声が鳴った次の瞬間、響鬼からカブトへとカメンライドしたディケイドの姿がそこにはあった。

 

「変わった効果だ…。フラッシュはあるかね?」

 

「ないっすよー」

 

「こちらもないぞ。BP4000でアタック中だ」

 

「ここはライフで受けますね」

 

《シュウヤ》

 

Life 5→4

 

「それではエンドステップだ」

 

《店長》

 

Life:4

 

Hand :4

 

Reserve :1

 

Trash :1

 

Burst:有

 

Field:亡霊怪獣シーボーズ Lv2(3)BP4000 疲労

剥がれ落ちるウロコ山 Lv1(0)

旅団の摩天楼 Lv2(2)

 

TURN 5

 

「俺のターンっすね。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ。メインステップ。それじゃ、厄介なネクサスを早めに退かしときますかね!赤1軽減の2コストでディケイドウィザードの【チェンジ】効果を発揮!相手のネクサスを1つ破壊しますよ。対象は…」

 

ん…?コレ…どっちが厄介だ…?

恐らく店長は系統:『無魔』のデッキだから旅団の摩天楼は維持しときたいはず…

けど、あのウロコ山。何かあるに違いない。

だから先に破壊しておこう。

 

「剥がれ落ちるウロコ山で」

 

ディケイドウィザードから放たれた炎がウロコ山を燃やし尽くした。

 

「そして【チェンジ】効果で仮面ライダージオウディケイドアーマービルドフォームと回復状態で入れ替えますよ」

 

これでまたディケイドウィザードを回収する手段は整ったっす。

 

「それじゃディケイドウィザードのLvを1にダウンさせて、ディケイドカブトのLvを2を上げます」

 

ディケイドウィザードLv2(3)→Lv1(1)BP2000

 

ディケイドカブト Lv1(1)→Lv2(3)BP7000

 

「アタックステップ。ディケイドカブトでアタック!Lv2・3 アタック時効果で自分はデッキから1枚ドローし、相手のBP5000以下のスピリットを破壊するんで亡霊怪獣シーボーズを破壊!」

 

『CLOCK UP』

 

ディケイドカブトが『アタックライド クロックアップ』のカードをベルトに差し込む。そして一瞬とも言うべき速さでディケイドカブトがシーボーズに攻撃を浴びせ、破壊する。

 

「それでは相手による自分のスピリット破壊時にバーストを発動だ。鬼岩要塞!バースト効果によって疲労状態のディケイドカブトを破壊する」

 

突如として現れた要塞から波動が放たれ、為す術なくディケイドカブトが爆散する。

 

「ぐぬぅ…」

 

ディケイドカブト後から【チェンジ】で回収しようと思ってたのになぁ…

 

「そしてコストを支払わずに配置。配置時効果で1ドローだ。そしてフラッシュ確認だがこちらは無いぞ」

 

「うーん…どのみち除去られそうだからなぁ…フラッシュ、赤2軽減の1コストでディケイドアーマービルドフォームの【チェンジ】でディケイドウィザードと入れ替えます。フラッシュありますか?」

 

とりあえず手札にディケイドウィザードがあればこのデッキは何とか動けるんで確保するのが吉だ…

 

「フラッシュはないぞ」

 

「了解です。それではターンエンドで」

 

《シュウヤ》

 

Life:4

 

Hand :6

 

Reserve :2

 

Trash :4

 

Burst:無

 

Field :仮面ライダージオウ ディケイドアー

マービルドフォーム Lv1(1)BP 4000

 

TURN 6

 

「私のターン。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ」

 

「しばらくは除去に徹するか…紫2軽減2コスト。落ち武者ボーンをLv2で召喚する」

 

落ち武者ボーン Lv2(3&Sコア有)BP 5000

 

矢に刺され、骸骨になりながらも未だ動くスピリットが現れる。

 

「そしてバーストをセットし、アタックステップだ」

 

「落ち武者ボーンでアタック。その時、アタック時効果によって相手のスピリットのコアを1個リザーブに置くぞ。なのでディケイドアーマービルドフォームのコアは0になり消滅する」

 

仮面ライダージオウディケイドアーマービルドフォーム→消滅

 

落ち武者ボーンが相手の生気を奪い去り、ジオウの存在を消滅させる。

 

「ぐっ…回収の為だったとはいえ、1コアで置いておくもんじゃないっすねぇ…」

 

「更に落ち武者ボーンの上にソウルコアが乗っているのでトラッシュにある紫のスピリットカードを1枚手札に加える。私は亡霊怪獣シーボーズを回収する」

 

落ち武者ボーンの力によってシーボーズはトラッシュから手札に戻る。

怪獣墓場にいたんだから眠らせてあげて…という原作的なツッコミは無粋だからしないでおくっす。

 

「フラッシュはないっすよ」

 

「こちらもないな」

 

「コイツもライフで受けましょう」

 

《シュウヤ》

 

Life 4→3

 

「それではターンエンドだ」

 

《店長》

 

Life:4

 

Hand :5

 

Reserve :0

 

Trash :2

 

Burst:有

 

Field : 落ち武者ボーン Lv2(3&Sコア)BP5000 疲労

:旅団の摩天楼 Lv2(2)

:鬼岩要塞 Lv1(0)

 

TURN 7

 

「ターン貰うっす。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メイン

ステップ。それじゃ0軽減の3コストで再びディケイドウィザードをLv1で召喚」

 

ディケイドウィザード Lv1(1)BP 2000

 

「それじゃ召喚時効果で3枚オープン!」

 

オープン :仮面ライダーディエンド(ネオディエンドドライバーver.)

:ディケイド龍騎

:仮面ライダーディケイド激情態

 

「それじゃ仮面ライダーディケイド激情態と仮面ライダーディエンド(ネオディエンドドライバーver.)を加えますよ。残ったディケイド龍騎は破棄で。手札増加後等のバーストはありますか?」

 

「いや、ないな」

 

「それじゃ…1軽減2コストでマシンディケイダーをLv2で配置」

 

マシンディケイダー Lv2(1)

 

ディケイドが乗るバイク型のマシンがネクサスという形で俺の背後に出現する。

 

「バーストをセットしてアタックステップ、エンドステップまで」

 

《シュウヤ》

 

Life:3

 

Hand :7

 

Reserve :1

 

Trash :5

 

Burst:有

 

Field :ディケイドウィザードLv1(1)BP3000

:マシンディケイダーLv2(1)

 

TURN 8

 

「私のターンだ。スタート、コア、ドロー…!リフレッシュ、メインステップ。まずは紫2軽減の0コストで再び亡霊怪獣シーボーズをLv1で召喚」

 

亡霊怪獣シーボーズ Lv1(1)BP 2000

 

店長のフィールドに再び亡霊怪獣シーボーズが召喚される。

 

「見せてあげようシュウヤ君。これが私のキースピリットだ…紫3軽減の4コスト!」

 

「禍々しき三つ首の王よ、我が(フィールド)に来たれ-!黒き骸王バルトアンデルスをLv1で召喚!」

 

黒き骸王バルトアンデルス Lv1(1)BP6000

 

地面が割れ、紫の光がバトルフィールドに広がってゆく。

そこから翼を広げ、咆哮を上げる三つ首のスピリットの姿が現れた。

 

「こ…これが店長のキースピリット…!」

 

思わず店長の言ったことをオウム返しにしてしまう。

それほどまでにこのスピリットの威圧感はとんでもなかった。

1番ヤバかったのはカゲトさんのアレですけど…()

 

「召喚不足コアは旅団の摩天楼から、維持コアは落ち武者ボーンから確保。それにより落ち武者ボーンと旅団の摩天楼はLv1にダウンする。いくぞ!アタックステップ!」

 

落ち武者ボーン Lv2(3&Sコア)BP 5000→Lv1(2&Sコア)BP3000

 

旅団の摩天楼 Lv2(2)→Lv1(0)

 

「黒き骸王バルトアンデルスでアタック!アタック時に疲労状態のコスト7以下の相手のスピリットを破壊するが対象はいない」

 

ん?それだけなのか?

いや、店長がこれだけの為に出すわけがない…

何かあるはず…

 

「そして()()()()()()()()()()()()連鎖(ラッシュ)発揮!」

 

赤シンボル…?そんなのどこに…

ウロコ山は破壊したし、赤シンボルは見当たらないはず…

 

「待てよ…確か!」

 

「そうさ。君の予想通り赤シンボルは存在する。この亡霊怪獣シーボーズがね…!」

 

亡霊怪獣シーボーズ。

コイツは色とシンボルを赤としても扱えるスピリット。

1コスト低くて似たような奴にソウルホースって居るんすけど

あっちと差別化できる点はズバリ系統。

シーボーズだからこそ旅団の摩天楼といった無魔サポートと組み合わせられるのはソウルホースにはない利点だ。

 

「バルトアンデルスの連鎖(ラッシュ)。相手は可能ならば必ずブロックする!」

 

「赤シンボルが欲しいって時に…!」

 

【チェンジ】でバルトアンデルス(あのカード)を除去しようにもコアが足りない。

 

「フラッシュはあるかね?」

 

「いや、ないです」

 

「それでは今フィールドに居るディケイドウィザードでブロックしてもらおうか」

 

「ぐぬ…」

 

襲いかかる三つ首がディケイドウィザードを蹴散らし、破壊する。

 

「ディケイドウィザードが…」

 

「それではこれでエンドステップ」

 

《店長》

 

Life:4

 

Hand :4

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:有

 

Field:落ち武者ボーン Lv1(2)BP 3000

:亡霊怪獣シーボーズLv1(1)BP 2000

:黒き骸王バルトアンデルスLv1(1)BP6000 疲労

:旅団の摩天楼 Lv1(0)

:鬼岩要塞 Lv1(0)

 

(さて、あのバーストがどちらのカードか気になるな。どちらにしよ反応されては困るから耐性がまだついていない状態のLv1のバルトアンデルスでアタックしたのだよ。さぁ…シュウヤ君。この程度で終わるバトラーではないだろう?)

 

TURN 9

 

「厳しいっすなぁ…。スタート、コア、ドロー。リフレッシュ。メインステップ。いや、まだ巻き返せる…!赤1軽減の0コストでディケイド響鬼をLv1召喚!」

 

ディケイド響鬼 Lv1(1)BP 1000

 

「続けて赤2軽減2コストでディケイドアギトをLv2で召喚!」

 

ディケイドアギト Lv2(3)BP 5000

 

KAMEN RIDE AGITΩ!

 

オルタリングの変身音が鳴り、ディケイド響鬼に続いてディケイドアギトがフィールドに姿を見せる。

 

「更に赤2軽減2コスト!ライドブッカーをディケイドアギトに直接合体(ダイレクトブレイヴ)!」

 

ディケイドアギトの手に剣へと変化したライドブッカーが握られる。

 

「ライドブッカーの召喚時効果を発揮!デッキの上から3枚オープンしてその中の系統:『仮面』を持つスピリットを1枚手札に加えます」

 

オープン :仮面ライダーゴーストオレ魂

:白晶防壁

:ディケイドクウガ

 

まだ引けない…けど貰えるものは貰っておこう。

 

「それじゃ仮面ライダーゴーストオレ魂を加えて残りは破棄しますよ。そして、アタックステップ!ディケイドアギトはLv1・2効果で指定アタックできるのでバルトアンデルスを指定アタック!」

 

さっきはディケイドウィザードをブロックさせられましたけど次はこっちの番っすよ!

ご自慢の破壊時耐性もまだついてない今がチャンス…!

 

「仕方あるまい。ブロックしよう」

 

「じゃあマシンディケイダーのLv1・2効果で系統:『仮面』を持つ自分のスピリットがブロックされたんで1ドローしますね」

 

ディケイドアギトがカードを差し込む。

 

FINAL ATTACK RIDE!A A AGITΩ!

 

ディケイドアギトが足を前へと出す。彼の足元には紋章が浮き出た。

その後構えを取り、蹴りを繰り出した彼は目の前の敵・バルトアンデルスに向かう。

ディケイドアギトのキックを受けた骸の王は爆発し、息絶えた。

 

「破壊後のバーストは…ないな」

 

「よし!それじゃこのままエンドステップまで」

 

《シュウヤ》

 

Life:3

 

Hand :7

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:有

 

Field :ディケイド響鬼Lv1(1) BP 1000

:ディケイドアギトLv2(3&Sコア)+ライドブッカー 合計BP 7000 疲労

:マシンディケイダーLv2(1)

 

TURN 10

 

「私のターン。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ。メインステップ。ふむ…こう来たか。ならば安全策でいかせてもらおう。私はデッキの上から3枚破棄する事でこのカードの召喚コストを3軽減し、紫3軽減の0コストで紫煙獅子をLv3で召喚!」

 

破棄 :スケープゴート

:旅団の摩天楼

:咎人の骨剣エグゼキューショナーズ

 

紫煙獅子 Lv3(5)BP 10000

 

その名の通り紫の煙を纏い、雄叫びを上げながら獅子がバトルフィールドに舞い降りた。

…って紫煙獅子ィ!?アイツの効果っていったら…

 

「その通り紫煙獅子のLv2・3効果。お互い紫以外のスピリット/ブレイヴカードを効果で召喚する際、5コスト余分に支払わなければ召喚出来んよ」

 

オイオイオイオイ。

めんどくせぇヤツ出しやがりますね…。

しかもご丁寧に維持コアは5コアと来た。

恐らくはあのカードを予測してなんでしょうけどね…。

てかまた人の心の中読んだでしょ()

 

「そして紫2軽減の3コスト。落ち武者ボーンに魔神姫を召喚。2個の不足コアは落ち武者ボーンから1個、シーボーズから1個確保する。シーボーズは消滅する。」

 

落ち武者ボーン Lv1(2&Sコア)→Lv1(Sコア)

亡霊怪獣シーボーズ Lv1(1)→消滅

 

「そして、落ち武者ボーンに魔神姫を左合体(ブレイヴ)させ、紫煙獅子を右合体(ブレイヴ)させる」

 

落ち武者ボーン Lv1(Sコア)+魔神姫 合計BP 7000

 

紫煙獅子 Lv3(5)+魔神姫 合計BP 14000

 

「ゆくぞ、アタックステップ。魔神姫を左合体した落ち武者ボーンでアタック。まずは魔神姫の左合体時効果から解決。自分のトラッシュにあるこのスピリットと同じマジックカード1枚を手札に戻す。私はトラッシュにある紫のマジックカード、スケープゴートを手札に加えるぞ」

 

魔神姫が自身から紫の色を解き放ち、舞う。

その力がマジックカードをトラッシュから手札に引き寄せる。

 

「続けて落ち武者ボーンのアタック時効果。ディケイド響鬼のコアを1個リザーブへ。ディケイド響鬼は消滅する!」

 

ディケイド響鬼 Lv1(1)BP 1000→消滅

 

「そしてソウルコアが乗っているのでトラッシュから再び亡霊怪獣シーボーズを手札に加えるぞ。さて、バーストはあるかね?」

 

グギギギギ…

アンタが縛ってんでしょうが…()

 

「バーストもフラッシュもねぇっすよ!」

 

「オイオイ。キレるな…私もないぞ」

 

「ライフで受ける!」

 

《シュウヤ》

 

Life 3→1

 

俺が伏せたのは仮面ライダーディエンド(ネオディエンドライバーver.)なんだけど、ライフ減少バーストを満たしたるのに紫煙獅子(アイツ)のせいで開けねぇ…。

しかも現況の紫煙獅子も控えてるしなぁ…。

 

「けれどライフが減少したことによってマシンディケイダーのLv2効果を発揮!相手によって自分のライフが減った時、BP7000以下の相手スピリットを破壊する!落ち武者ボーンを破壊!」

 

「そいつは必要経費…!さぁ、これで終わりだ。魔神姫を右合体(ブレイヴ)した紫煙獅子でアタック!」

 

「…フラッシュタイミング!赤3軽減の2コスト!仮面ライダーゲイツゲンムアーマーの【チェンジ】効果でシンボル2つ以上の相手スピリットを1体破壊する!」

 

颯爽とバトルフィールドに仮面ライダーゲイツのゲンムアーマーが現れ、魔神姫によって強化された紫煙獅子を消し去る。

その後、彼もこのバトルフィールドから姿を消した。

 

「何…?」

 

「まぁ、チェンジ元が居ないんでこのまま破棄されちゃうんですが」

 

あ、危ねぇ…。

マグネティックフレイム代わりに入れてたのが功を奏した…。

 

「店長、ちと急ぎすぎたんじゃないすか?」

 

「…反省しよう。エンドステップだ」

 

《店長》

 

Life:4

 

Hand :4

 

Reserve :6

 

Trash :3

 

Burst:有

 

Field :魔神姫 Lv1(0)BP 4000

:旅団の摩天楼 Lv1(0)

:鬼岩要塞 Lv1(0)

 

TURN 11

 

「俺のターン!スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!決めるしかない…!まずは赤1軽減の2コストで仮面ライダーゴースト オレ魂を召喚!」

 

仮面ライダーゴーストオレ魂 Lv1(1)BP2000

 

レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!

その変身音と共に仮面ライダーゴーストが現れる。

 

「仮面ライダーゴースト オレ魂の召喚時効果でトラッシュにある系統:『仮面』を持つスピリットカードを1枚手札に戻す!俺はディケイドカブトを手札に加える!」

 

「ディケイドカブトを加えられたか…!」

 

「更にバーストを張り替えますよ」

 

バースト

仮面ライダーディエンド(ネオディエンドライバーver.)→???

 

「行きますよ!アタックステップ!ディケイドアギトでアタック!」

 

「一気に決める気か…。だが、まだ終わらぬ!フラッシュ!紫3軽減1コストでスケープゴート!」

 

手札 4→3

店長 リザーブ 6→5

トラッシュ 3→4

 

スケープゴート…!?

 

「このマジックは自分のトラッシュにある紫のスピリットカード1枚をコストを支払わずに召喚する。ただし、スピリットの召喚時効果は発揮されないがね。蘇れ!黒き骸王バルトアンデルス!」

 

地中からあの強大なスピリット・バルトアンデルスが再び現れる。

 

黒き骸王バルトアンデルス Lv2(3)BP8000

 

「だけど、ここは突破する!フラッシュタイミング!」

 

「何だと…?」

 

「見せてやる…!全てを破壊し、全てを繋ぐ仮面ライダーの真の力を!」

 

ディケイドアギトがある物を取り出す。

その名はケータッチ。

ディケイドをある姿へと強化するアイテムだ。

 

KUUGA!AGITΩ!RYUKI!FAIZ!BLADE!

HIBIKI!KABUTO!DENーO!KIVA!

 

FINAL KAMEN RIDE! DE DE DE DECADE!

 

「煌臨条件はコスト6以上!ライドブッカーを装備したディケイドアギトに仮面ライダーディケイドコンプリートフォームを煌臨!」

 

平成ライダー9人のライダーカードが胸に付き、自身のカードが頭に付く。

別名・歩くライダー図鑑。

ディケイドが真の姿・コンプリートフォームへと進化を遂げる。

 

仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム

Lv2(2)+ライドブッカー 合計BP 12000

 

「ディケイドコンプリートの煌臨時効果!デッキの上から5枚をオープン!そして、その中の系統:『仮面』を持つスピリットカードを好きなだけ召喚する!」

 

「ここで更にスピリットを増やす気か…!」

 

「それじゃ5枚をオープン!」

 

 

オープンカード :ディケイドビルド

:ディケイドブレイド

:ディケイド龍騎

:仮面ライダーディケイドーライ ドブッカー装備ー

:ライドブッカー

 

「この中の系統:『仮面』を持つスピリット計4体を召喚!仮面ライダーディケイド-ライドブッカー装備の維持コア確保の為コンプリートフォームのLvは1に下がる!」

 

ディケイドビルド Lv2(3)BP8000

ディケイドブレイド Lv1(1)BP2000

ディケイド龍騎 Lv1(1)BP2000

仮面ライダーディケイドーライドブッカー装備

Lv1(1)BP6000

 

仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム

Lv2(2)→Lv1(1)

 

コンプリートフォーム。

ディケイド本編では各ライダーの最強フォームを呼んでたんすけど、バトスピにおいてはあらゆる系統:【仮面】持ちを召喚できるっす。

それが2018年のディケイドだとしても-。

 

「ディケイドブレイドの召喚時の効果を発揮!相手のネクサスを1つ破壊する!鬼岩要塞を破壊!」

 

ディケイドブレイドから放たれた斬撃が鬼岩要塞を崩壊させる。

 

「そしてディケイドビルドのLv2時効果でカード名に『ディケイド』/『ディエンド』を含む自分のスピリット全てをそのスピリットの最高Lvとして扱える!」

 

ディケイドビルドが他のディケイドに力を与える。

そしてこの効果が維持コア確保の為にLvの下がったコンプリートフォームの力を取り戻させる。

 

「更にコンプリートフォームのLv2・3常在効果で系統:【仮面】を持つスピリットのBPを+5000する!」

 

自らが呼び出したディケイドビルドによって力を得たコンプリートフォームはフィールド全ての仮面ライダー達に更なる力を与える。

その姿はまさしく平行世界の王だろう。

 

「なるほどな…!大量にスピリットを展開してきたか。だが、そのパンプアップは仇になるぞ!」

 

そう。

黒き骸王バルトアンデルスはLv2・3破壊時効果で相手の手札を破棄し、それがスピリットカードだった回復状態で場合残ることが出来る。

当然こちらの方がバルトアンデルスよりBPは大きい。

バルトアンデルスでブロックすればハンデスしつつ、擬似的な無限ブロッカーとしての役割を担う事が出来る。

 

「そんなの承知の上ー!フラッシュはありますか?」

 

「こちらはない」

 

「こっちもないっす。行け!コンプリートフォーム!」

 

「受けて立とう!バルトアンデルスでブロック宣言!迎え撃て、バルトアンデルス!」

 

骸王と並行世界の王。

2つの王が対峙する。

攻撃を仕掛けたディケイドコンプリートフォームが空高く飛び上がり、自身のライダーカードをベルトに差し込む。

 

FINAL ATTACK RIDE!DE DE DE DECADE!

 

現れたカードの列を通り抜けるようにディケイドがキックを放つ。

その衝撃にバルトアンデルスは耐えきれず爆散した。

ーだが。

 

「バルトアンデルスのLv2・3破壊時効果を発揮!相手の手札1枚を破棄し、そのカードがスピリットカードならば回復状態でフィールドに残る」

 

破棄カード :ディケイドクウガ

 

「破棄したのがスピリットカードなのでバルトアンデルスはフィールドに残る」

 

黒い爆煙から骸王の姿が姿を覗かせた。

 

「まだまだぁ!仮面ライダーディケイドーライドブッカー装備ーでアタック!Lv2・3アタック時効果でBP5000以下のスピリットを破壊!」

 

「その効果は不発だな…!」

 

「いいや!この効果は系統:『仮面』を持つスピリット1体につき、このBP破壊効果の上限を+1000する!今フィールドにいる『仮面』を持つスピリットは6体!よってBP11000以下のスピリットであるバルトアンデルスを破壊!」

 

「どうしても突破する気か…!再びバルトアンデルスの破壊時効果を発揮!」

 

破棄 :仮面ライダーディケイド

 

「再びスピリットなのでフィールドに残る!更にトラッシュの咎人の骨剣エグゼキューショナーズの【不死】を発揮!このブレイヴの【不死】は系統:無魔を持つ自分のスピリットが破壊された時に発揮できる!」

 

バトルステップ中にも関わらず、バトルフィールドのバルトアンデルスにあらゆるスピリットを『処刑』したブレイヴが握られる。

 

「紫2軽減の3コストで召喚し、直接合体(ダイレクトブレイヴ)!これによりバルトアンデルスのLvは1にダウンする」

 

店長 バルトアンデルスLv2(3)

→バルトアンデルスLv1(1)+咎人の骨剣エグゼキューショナーズ

合計BP 11000

 

なぜこのタイミングでー!?

 

「そしてそのアタックはライフで受ける!」

 

《店長》

 

Life 4→3

 

「そしてバーストを発動!選ばれし探索者アレックス!」

 

「ここでアレックス…!」

 

「バースト効果で召喚し、私はボイドからコア1個を増やす効果を選択!」

 

選ばれし探索者アレックス Lv1(1)BP5000

 

「そしてアタックステップを終了する」

 

現れたアレックスがコアの恵みを与え、敵対する者の攻撃を中断させた。

 

「押し切れると思ったんだけどなぁ…エンドステップ…」

 

《シュウヤ》

 

Life:3

 

Hand :4

 

Reserve :0

 

Trash :3

 

Burst:有

 

Field : 仮面ライダーディケイド コンプリート フォームLv3(1)+ライドブッカー 合計BP14000 ※ +5000(α)疲労

:仮面ライダーゴースト オレ魂Lv1(1)BP3000+5000(α)

:ディケイドビルド Lv2(3)BP 8000 ※+5000(α)

:ディケイドブレイド Lv3(1) BP7000 ※+5000(α)

: ディケイド龍騎 Lv3(1)BP8000 ※+5000(α)

: 仮面ライダーディケイドーライドブッカー装備ー Lv1(1)BP 10000+5000(α) 疲労

マシンディケイダーLv2(1)

 

※ ディケイドビルドの効果によって最大Lv扱い

(α)仮面ライダーディケイド コンプリートフォームの効果によるBP追加分

 

TURN 12

「私のターン…!スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!私はアレックスをLv2に黒き骸王バルトアンデルスのLvを3にアップ!」

 

選ばれし探索者アレックス Lv1(1)→Lv2(2)8000

黒き骸王バルトアンデルスLv1(1)→Lv3(6)12000

 

(私もそろそろ札が少なくなってきたな…!だが…!)

 

「私は紫2軽減の2コストでトーテンタンツを使用する。私は手札にある咎人の骨剣エグゼキューショナーズを破棄し、ディケイドビルドと仮面ライダーゴースト オレ魂からコア1個ずつをリザーブに置く」

 

破棄:咎人の骨剣エグゼキューショナーズ

 

しまった…!

ディケイドビルドのLvが…!

 

仮面ライダーゴースト オレ魂 →消滅

ディケイドビルド Lv2(3)→Lv1(2)

 

そう。ディケイドビルドが『ディケイド』/『ディエンド』のLvを最大として扱える効果はLv2の時のみ。Lvが下がればその力は消えてしまう。

 

「そしてアレックスに魔神姫を左合体《ブレイヴ》させ、アタックステップに入ろう。黒き骸王バルトアンデルスでアタック!この時咎人の骨剣エグゼキューショナーズのアタック合体アタック時効果でこのブレイヴを破棄することで、相手は相手のスピリット1体を破壊する!」

 

「こっちの数を減らしに来た…ディケイドブレイドを破壊します…」

 

エグゼキューショナーズが自らの姿を消し去ると同時にディケイドブレイドの姿が崩壊していく。

 

「更にバルトアンデルスアタック時効果で疲労しているコスト7以下のスピリットを破壊する。私は仮面ライダーディケイドーライドブッカー装備ーを破壊!」

 

バルトアンデルスの咆哮がディケイドに襲いかかり、破壊する。

 

「そして連鎖《ラッシュ》を発揮。可能ならばブロックしてもらおう…!フラッシュはあるかね?」

 

「いや、ないっす…」

 

「私もないな。それでは誰でブロックするかね?」

 

「ディケイド龍騎でブロックします…」

 

ディケイド龍騎がバルトアンデルスに薙ぎ払われ、その姿を消していく。

次々と自身のライフを守るスピリット達が失われてゆく。

 

「相手によるスピリット破壊後にディケイドカブトをコストを支払わずにLv3で召喚!ディケイドビルドは維持コアがないので消滅します」

 

ディケイドカブトLv3(6)BP12000

 

ディケイドビルド Lv1(2)→消滅

 

「このタイミングでディケイドビルドを消したか…」

 

(彼のディケイドカブトのBPは12000…私の魔神姫を左合体したアレックスと同じ。だが、決着をつけるには消さねばならんな…!)

 

「続けてアレックスでアタック!魔神姫の左合体時効果でアレックスと同じ色のマジック、トーテンタンツを回収する!」

 

再度、魔神姫がマジックカードを回収する。

 

「フラッシュ確…」

 

「そこだー!相手の手札増加によりバースト発動!」

 

「何…!!」

 

「仮面ライダーディケイド 激情態!バースト効果で相手のスピリットのコア3個をリザーブに置く!店長のアレックスから3個リザーブへ!」

 

FINAL ATTACK RIDE!

 

突如として背後から現れたディケイドがアレックスに向け、攻撃を叩き込む。

自身の存在を保つコアを失い、アレックスは消滅する。

そしてアレックスの居た場所には魔神姫のカードが残るばかりだった。

 

「…維持コアが無くなった為、アレックスは消滅する…」

 

「そして仮面ライダーディケイド激情態をLv3で召喚!ディケイドカブトはLv1にダウン!」

 

ディケイドカブト Lv3(6)→Lv1(2)BP 5000

仮面ライダーディケイド激情態 Lv3(4)BP12000

 

激情態。

それは仮面ライダーディケイドが『世界の破壊者』である事を受け入れた姿。

禍々しく歪んだ複眼と紫へと変色したクリスタルが彼の変貌を物語っている。

 

「…フラッシュはあるかね?」

 

「フラッシュはないです」

 

「こちらもないぞ。アレックスが消滅したことによってアタックが消滅する。…ターンエンドだ」

 

《店長》

 

Life:3

 

Hand :3

 

Reserve :2

 

Trash :2

 

Burst:無

 

Field :黒き骸王バルトアンデルス Lv3(6)BP 12000 疲労

:魔神姫 Lv1(0)BP 4000

 

TURN 13

 

「これが正真正銘のラストターンだ!スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!まずはディケイドカブトをLv2へアップ!」

 

ディケイドカブト Lv1(2)→Lv2(3)BP 7000

 

「更に赤2軽減の2コストでディケイドイリュージョンのメイン効果を使用!デッキから2枚ドロー!」

 

このカードは…!!

コイツがあればこのバトルを終わらせられる…!

 

「リザーブのコア残り2個を激情態に乗せて、アタックステップ!決めてやる!仮面ライダーディケイド 激情態でアタック!Lv2・3アタック時効果でBP12000以下のスピリット…魔神姫を破壊!」

 

ディケイドが手に持つミサイルランチャー・ギガントを構え、放つ。

そのミサイルが無惨にも魔神姫を破壊した。

 

「さぁ、フラッシュ確認ですよ!」

 

「フラッシュは…ない」

 

「こちらのフラッシュ!ディケイド激情態のLv3フラッシュ効果!自分の手札にあるスピリットカード1枚の【チェンジ】をコストを支払わずに使用できる!」

 

俺が使う【チェンジ】。それはー

 

「仮面ライダークウガ ライジングマイティの【チェンジ】効果!このターン、自分のスピリット全てのシンボルを赤のシンボル2つにする!」

 

激情態が作り出した銀の幕から最初の平成仮面ライダー・クウガが呼び出される。

現れたその姿は電気ショックによって変身が可能になったライジングマイティフォームであった。

 

「そしてこの効果で【チェンジ】を使用した時、そのカードを入れ替えずに召喚する!ディケイド 激情態をLv2にダウンさせて、仮面ライダークウガ ライジングマイティをLv2で召喚!」

 

現れたクウガは入れ替わることなく、その場に佇む。

 

仮面ライダーディケイド激情態Lv3(6)→Lv2(3)BP 10000

 

仮面ライダークウガ ライジングマイティ Lv2(3)BP 10000

 

「フラッシュは…ない」

 

「それではダブルシンボルを受けてもらいますよー!」

 

《店長》

 

Life 3→1

 

「続けてディケイドカブトでアタック!Lv2・3アタック時効果で1ドロー!破壊対象は居ないっす」

 

「フラッシュ…!紫1軽減3コストでトーテンタンツ!ボーン・トプスを破棄し、仮面ライダーディケイドコンプリートフォームとディケイドカブトからそれぞれ1個をリザーブへ…!」

 

仮面ライダーディケイドコンプリートフォーム→消滅

 

ディケイドカブト Lv2(3)→Lv1(2)BP 5000

 

コアを失い、コンプリートフォームの姿が消滅する。

だが、ディケイドカブトのアタックは止まらない。

 

「フラッシュはないっす…!」

 

「ライフで受けよう…。いいバトルだった」

 

《店長》

 

Life 1→0

 

《Congratulation! Winner:シュウヤ》

 

ーーーーーーーーーー

 

「俺の勝ちっすね…!」

 

「ああ。約束通りキミの出禁は取りやめよう」

 

っしゃあ!次は音叉辺りを…

 

「ただし、またハーモニカ等を持ち込んだ場合どうなるかは…分かっているな?」

 

その一言を告げた瞬間。

店長の背後にバルトアンデルスの姿が映り、咆哮した。

 

「うわぁ!?」

 

「ん?どうしたのかね」

 

「い、いや。なんでも…」

 

今の幻か…?

仮想バトルマシン使ってたからかなぁ…

もしかして店長の殺気っすか(小声)

 

「まぁ、トラブルさえ起こさなければ問題ないがね。よろしく頼むよ」

 

「いやいや…こちらこそよろしくお願いします。それじゃ、今日は何か疲れたんで帰りますかね」

 

「そうか。また店に来るといい。歓迎しよう」

 

こうして店の出禁を巡ったバトルは幕を閉じた。

意外な対戦相手だったけどいい経験になったっすね。

バトルを積み重ねていつかカゲトさんにリベンジしないとなぁ…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

バトルスピリッツ 獄焔 外伝

特撮カードバトラー・真木シュウヤ

第1話 『俺が出禁!?』 了。




いかがだったでしょうか?
バトスピ小説は書くのが初めてなのでガバガバなところがモロに出ちゃってるかもしれません…(汗)
誤字やプレミ等のご指摘があれば感想等で言っていただけると嬉しいです。
それではまた次回にご期待下さい!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第2話 『ウルトラマンゼロ10周年記念!使いこなすには2万年早いぜ!?』

置き物です。約1ヵ月ぶりになりました。
ガンダムコラボのカードが続々と公開されているので僕としてもめちゃくちゃ楽しみです。
好きなMSが出まくっているユニコーンを組もうと思ってますね。
今回の話はタイトル通りです。それではどぞ!



「あとー、これ下さい」

 

「シュウヤ君、結構買うね。」

 

どもっす。真木シュウヤです。

今日はいつものショップでカードを色々と買い込んでます。

 

「記念デッキなんですからねー。色々いるんすよ」

 

そういって1枚のカードを取り出す。

 

「ほう。ウルトラマンゼロか」

 

「ええ。言わずと知れたウルトラセブンの息子、今や若手のウルトラマンを引っ張っていく兄貴分的な存在なんですよね。そのウルトラマンゼロが10周年なんで記念して作ろうと思ったわけです」

 

そう。ウルトラマンゼロは地球でデビューしてから10周年を迎えたのだ。その記念のいわばお祝いデッキという訳っす。

 

「他にはどんなカードを使うのかね」

 

「とりあえずウルトラセブンと…あとこれとかですね」

 

「どれどれ。…このカード条件が厳しくないか?」

 

「店長。よく見てみて下さい。」

 

カードのテキスト欄を指さして、店長にテキストを確認してもらう。

 

「…!なるほど。だから今買ったこれが必要な訳か」

 

「そうですそうです!普通に合うと思うし、何より使ったら面白そうじゃないですか?」

 

「面白いデッキに仕上がりそうだな」

 

「他にはこんなのとか…」

 

他のカードを取り出そうした時-。

 

「オッスオッス。遅れた」

 

「よぉ」

 

「カゲトさんとアキラさん遅いっすよー」

 

あの2人(ご本家の面子)が来た。

 

「「あっ、店長」」

 

「私はついでかね。まぁいいんだが」

 

「シュウヤ何組んでんだ?」

 

「あっ、これですか。ちょうど話してたとこなんすけどウルトラマンゼロが地球でデビューして10周年なんでお祝いデッキっすよ」

 

「ほへー…俺らは全くそういうのに疎いんだけどそういう愛のあるデッキっていうのはいいな」

 

「そうっす。勝てるデッキじゃなくて自分の好きな物を形にできる。これがバトスピの魅力なんすよねぇ…」

 

「じゃあ折角だし、対戦してみようぜ。俺はアレでいくかな」

 

「カゲトのアレといったら…アレだな」

 

「アレアレ多いっすね()やってみれば分かるとは思いますが…」

 

「うーん、今日はマシンを使わずにやっか」

 

「おkです。それでは…」

 

「「ゲートオープン!界放!」」

 

TURN 1

 

「先行は俺が貰うぞー。スタートステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メイン!」

 

さて、カゲトさんのアレって何っすかね。

 

 

「俺は0軽減の3コストで暴龍王 ネロ・ドラグディウスをLv1で召喚する。ターン終了だ」

 

カゲト手札 5→4

リザーブ 4→0

トラッシュ 0→3

 

暴龍王 ネロ・ドラグディウス Lv1(1) BP 3000

 

《カゲト》

 

Life:5

 

Hand :4

 

Reserve :0

 

Trash :3

 

Burst:無

 

Field:暴龍王 ネロ・ドラグディウス Lv1(1)

BP 3000

 

「んじゃ、俺のターンで。スタートステップ、コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ」

 

シュウヤ リザーブ 4→5

手札 4→5

 

まずはこれだろう。

これがなくちゃ始まらないっすよ。

 

「0軽減の4コストでネクサス《光の国》をLv2で配置!」

 

シュウヤ 手札 5→4

リザーブ 5→0

 

ウルトラマンの強力なサポートカードである光の国。

これを初手から配置できれば後々楽になりますからね。

 

「そしてバーストをセットして、アタックステップ、エンドステップっす」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:有

 

Field:光の国 Lv2(1)

 

「光の国?あれ何すんだ…?テキスト確認していい?」

 

「あ、どぞどぞ」

 

「えーっと…とりあえず『ウルトラマン』を召喚する時コイツを疲労させたらフル軽減で召喚できて、効果破壊する度にコアブって事か」

 

「そういうことっす」

 

「これは厄介だな…じゃあ俺のターン。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ」

 

カゲト リザーブ 0→1→4

手札 4→5

 

「それじゃ、見せますかね。まずはネロ・ドラグディウスをLv2にアップ」

 

カゲト リザーブ 4→2

暴龍王ネロ・ドラグディウス Lv1(1)→Lv2(3)

 

「そしてこのスピリットはコストを5として召喚できる。赤1軽減、更にネロ・ドラグディウスはLv2・3効果で系統:龍帝を持つスピリットを疲労させる事で3コスト支払ったものとして扱える。よって1コストで五賢龍帝ピウスをLv1で召喚だ」

 

カゲト手札 5→4

リザーブ 2→0

トラッシュ 0→1

 

暴龍王ネロ・ドラグディウス→疲労

 

五賢龍帝ピウス Lv1(1)BP 6000

 

「これが五賢龍帝っすか…」

 

「おうよ!…ってお前の魔王獣にも入ってただろ!」

 

「そういえばそうでした()」

 

「オイオイしっかりしろよな〜?自分のデッキだぞ」

 

グゥの音も出ない正論を言われちまったっす…

あの五賢龍帝ピウスは確かLv2から厄介な効果を持ってる上にダブルシンボル。

放置するのは得策ではないのは明らかなもんで。

 

「ネロ・ドラグディウスはLv1からの効果で系統:龍帝を持つスピリットが召喚された時1ドロー。そして赤2軽減2コストでネクサス千識の渓谷を配置!更にバーストをセットしてエンドステップだ」

 

手札 4→5→4→3

 

「アイツ俺とやった時の動きまんまだな…」

 

「まぁな。偶然だ、偶然」

 

《カゲト》

 

Life:5

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :3

 

Burst:有

 

Field:暴龍王 ネロ・ドラグディウス Lv1(1)

BP 3000

:五賢龍帝ピウス Lv1(1)

:千識の渓谷 Lv1(0)

 

TURN4

 

「俺のターン。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ。

 

シュウヤ リザーブ0→1→5

手札3→4

 

「よし、それじゃ青1軽減の2コストでウルトラマンビクトリーをLv1で召喚!」

 

シュウヤ 手札4→3

リザーブ 5→2

トラッシュ 0→2

 

ウルトラマンビクトリー Lv1(1)BP 2000

 

「召喚時効果を発揮。自分のデッキから3枚オープンしてその中の『ウルトラマン』を含むスピリットを1枚手札に加えるっす」

 

オープンカード

:ウルトラセブン

:ゾフィー

:ゼぺリオン光線

 

「それじゃウルトラセブンを…」

 

「待てや」

 

「へ?どうしたんすか?」

 

「ウルトラセブンって名称:『ウルトラマン』じゃねぇじゃん。ゼペリオン光線は言わずもがなゾフィーも違うし、加える対象は無いはずだろ?」

 

「えっとですね。ウルトラセブンとゾフィーはカード名ウルトラマンとしても扱うんですよね」

 

「アッ()そうなの悪ィ」

 

「いえいえ」

 

まぁあまり知らない人がパッと見で分かるものでもないですし…。

 

「それじゃ改めてウルトラセブンを手札に加えてます。バーストあります?」

 

シュウヤ 手札 3→4

 

「ないぜ」

 

「了解です。更に青2軽減1コストでM78星雲をLv1で配置!」

 

シュウヤ手札 4→3

リザーブ 2→1

トラッシュ 2→3

 

「またウルトラマンに関係するネクサスか」

 

「そうっすねー。じゃあアタックステップに入ります!ウルトラマンビクトリーでアタック!」

 

「フラッシュ、バーストないぜー」

 

「それじゃあフラッシュタイミングで煌臨!」

 

「んん!?」

 

「煌臨対象は名称:ウルトラマン!ということでウルトラマンオーブエメリウムスラッガーをウルトラマンビクトリーに煌臨!」

 

シュウヤ 手札 3→2

 

「智勇双全、光となりて!ウルトラマンオーブエメリウムスラッガーがここに煌臨!」

 

「ほへ…」

 

「煌臨時効果!手札にある『セブン』『ゼロ』を含むカードを1枚ずつ見せることによって見せたカード1枚につき、ボイドからコア1個をこのスピリットに置く!」

 

さて俺が見せるのは…

 

「1枚目!ウルトラセブン!2枚目…紺碧のゼロ!」

 

「…はぁ!?」

 

「それじゃ2コアブー…」

 

「まてまてまて。何で紺碧のゼロなの!?」

 

「いや『ゼロ』って書いてるカードだし、色合うし、関係ない事ないし…」

 

解説しよう。ウルトラマンゼロの中の人は最強銀河究極ゼロ〜バトルスピリッツ〜で()()()()という事もあってオーディションを受けたらしい。まぁバトスピを愛するは皆さんご存知の通り主人公(一番星のレイ)てはなく目覚めのツルハシになったんですよね…。

 

「なるへそなぁ」

 

「いや何で心の声聞こえてんすか!?とりあえず効果で2コアブーストした事によってエメリウムスラッガーはLv2にアップします」

 

ウルトラマンオーブエメリウムスラッガー

Lv1(1)BP6000→Lv2(3)10000

 

「フラッシュありますか?」

 

「いや、ないぜー」

 

「それじゃ1点くらって貰いましょう」

 

「おうよー」

 

《カゲト》

 

Life 5→4

リザーブ 0→1

 

「それじゃあエンドステップで」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :2

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:有

 

Field :ウルトラマンオーブエメリウムスラッガーLv2(3)

BP 10000 疲労

:光の国 Lv2(1)

:M78星雲 Lv1(0)

 

TURN 5

 

「俺のターン。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ。メインステップ」

 

カゲト 手札 3→4

リザーブ 1→2→5

 

「それじゃ五賢龍帝ピウスと千識の谷をそれぞれLv2にアップ」

 

カゲト リザーブ 5→2

五賢龍帝ピウス Lv1(1)→Lv2(2)

千識の谷 Lv1(0)→Lv2(2)

 

 

「更に赤2白1合計3軽減の0コストでカメレオプス(RV)をLv1で召喚」

 

カゲト 手札 4→3

リザーブ 2→1

カメレオプス (RV)Lv1(1)BP3000

 

「おっ、モダニック・ドラゴンじゃないのか」

 

「まぁ試験的に入れてみたって感じだ。ピウスで軽減も満たせるしな」

 

「なるほど」

 

「まだ様子見だな。アタックステップ、エンドステップ」

 

《カゲト》

 

Life:4

 

Hand :3

 

Reserve :1

 

Trash :0

 

Burst:有

 

Field:暴龍王 ネロ・ドラグディウス Lv1(1)

BP 3000

:五賢龍帝ピウス Lv2(2)

:カメレオプス(RV)Lv1(1)BP3000

:千識の渓谷 Lv2(2)

 

TURN 6

 

「俺のターン。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップっす」

 

シュウヤ 手札 2→3

リザーブ 0→1→5

 

軽減要員のスピリットに加えてピウスが厄介っすね…

 

「とりあえず青1軽減の1コストで紺碧のゼロを配置。神託(コアチャージ)を行います」

 

シュウヤ 手札 3→2

リザーブ 5→4

トラッシュ 0→1

 

神託(コアチャージ)

:硯秀斗

:ウルトラマンメビウス

:ウルトラマンゼロ

 

「それじゃ対象は2枚なので2コア乗っけます」

 

紺碧のゼロ Lv1(0)→Lv1(2)

 

「続けて青3軽減3コストでウルトラセブンをLv1で召喚。紺碧のゼロに神託(コアチャージ)

 

リザーブ 4→0

トラッシュ 1→3

 

ウルトラセブン Lv1(1) BP 5000

 

紺碧のゼロ Lv1(2)→紺碧のゼロ Lv2(3)

 

 

「ウルトラセブンの召喚時効果で相手のコストが最も低いスピリットを破壊するので暴龍帝ネロ・ドラグディウスを破壊!破壊したので光の国の効果でウルトラセブンにコア1個を乗っけてLv2に上昇します」

 

暴龍帝ネロ・ドラグディウス→破壊

カゲト リザーブ 1→2

 

ウルトラセブン Lv1(1)→Lv2(2)BP 7000

 

「更にこのターン相手はこの効果で破壊したスピリットのコスト以下のマジックカードを使用できないっす」

 

「コスト3だったからマシか…いや、ネロ・ドラグディウスやられたのは痛いが」

 

「それじゃアタックステップに入って、ウルトラセブンでアタック。Lv2・3アタック時効果でトラッシュからネクサスカード1枚をコストを支払わずに配置するので、硯秀斗を配置。神託(コアチャージ)は行いません」

 

「それじゃ相手のスピリットがアタックした時五賢龍帝ピウスのLv2効果でカード名に『五賢龍帝』が入っているピウス自身を戻し、そのスピリットのBP合計まで相手のスピリットを破壊する。BPは8000なのでBP7000のウルトラセブンを破壊する」

 

カゲト リザーブ 2→4

 

「じゃあM78星雲のLv1・2効果。カード名に『ウルトラマン』を含むスピリットが相手の効果でフィールドを離れる時、このネクサスを疲労させることでフィールドから離れるスピリットを疲労状態で残すことが出来ます。この効果でウルトラセブンを残します」

 

「耐性を付けるネクサスか。了解ー。こちらフラッシュないぜ」

 

「フラッシュ貰って、紺碧のゼロの神技(グランスキル)で相手のコスト5以下のスピリットを破壊。対象はカメレオプス(RV)で。この効果で破壊した時、ボイドからコア1個を自分の青1色のスピリット/アルティメット/ネクサスに置くのでM78星雲に置きます。さらに光の国の効果でウルトラセブンにコアを1個置きますよ。」

 

紺碧のゼロ Lv2→Lv1(0)

 

M78星雲 Lv1(0)→Lv2(1)

 

ウルトラセブン Lv2(2)→(3)

 

カゲト リザーブ 4→5

 

「フラッシュありますか?」

 

「フラッシュないぜ」

 

「こちらもないですBP7000でアタック中」

 

「そのアタックはライフで受ける」

 

カゲト

Life 4→3

リザーブ 5→6

 

「それじゃライフ減少バーストで龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード。ライフ3以下なのでBP15000以下のスピリットであるウルトラマンオーブエメリウムスラッガーを破壊。そのままLv3で召喚」

 

 

ウルトラマンオーブエメリウムスラッガー →破壊

 

シュウヤ リザーブ 0→3

 

龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード Lv3(5)BP 13000

 

カゲト リザーブ 6→1

 

「M78星雲は使っちゃったしなぁ…エンドステップで」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :2

 

Reserve :3

 

Trash :4

 

Burst:有

 

Field:ウルトラセブン Lv2(2)BP7000 疲労

:光の国 Lv2(1)

:M78星雲 Lv2(1)疲労

:紺碧のゼロ Lv1(0)

:硯秀斗Lv1(0)

 

TURN 7

 

「俺のターン。スタート、コア、ドローステップ時に千識の谷の効果でドロー枚数を1枚追加。リフレッシュ、メインステップ。」

 

カゲト 手札 3→5

リザーブ 1→2

 

「赤1軽減の2コストで灼熱の谷をLv1で配置」

カゲト 手札 5→4

リザーブ 2→0

トラッシュ 0→2

 

灼熱の谷 Lv1(0)

 

「更にバーストをセット」

 

カゲト 手札 4→3

 

「アタックステップに入る。龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードのLv2・3・4アタック時効果でバーストをセットしている時、このスピリットのBP以下の相手スピリットを破壊するのでウルトラセブンを破壊!バーストある?」

 

ウルトラセブン→破壊

シュウヤ リザーブ 3→6

 

「いやないっすね。フラッシュもないんでライフで受けます」

 

シュウヤ

Life 5→4

 

シュウヤ リザーブ 6→7

 

「ライフ減少時、ウルトラマンタロウのバーストを発動!コスト8以下の相手スピリットを破壊して1ドローします」

 

龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード→破壊

カゲト リザーブ0→5

 

シュウヤ 手札 2→3

 

「そしてそのままLv2で召喚して紺碧のゼロと硯秀斗に神託(コアチャージ)

 

紺碧のゼロ Lv1(0→1)

硯秀斗 Lv1(1→2)

シュウヤ リザーブ 7→5

 

「おっけ。エンドステップだ」

 

《カゲト》

 

Life:4

 

Hand :3

 

Reserve :5

 

Trash :2

 

Burst:有

 

Field :千識の渓谷 Lv2(2)

:灼熱の谷 Lv1(0)

 

TURN 8

 

「俺のターン。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ」

 

シュウヤ 手札 3→4

リザーブ 5→6→10

 

「そういやシュウヤ、光の国のLv2効果使わなかったんだな」

 

「ん?いやアレ強制効果なんですよね」

 

「へっ?そうなの」

 

「確かに効果で破壊したらコアブ出来ますけどスピリットの上に置かなくちゃいけないんで。さっきは置く対象居なかったんすよね」

 

「なるほどなー。あっ、続けていいぞ」

 

「了解っす。じゃあ青と(ゴット)シンボルそれぞれ1軽減の0コストで群青早雲を配置します。神託(コアチャージ)は…行います」

手札 4→3

神託(コアチャージ)

:ウルトラセブン

:ウルトラマンビクトリー

:ゾフィー

 

神託(コアチャージ)対象が闘神なのでコア3個乗せますね」

 

群青早雲 Lv1(0→3)

 

「続いて青3軽減の1コストでマジックゼペリオン光線を使用。デッキから3枚ドローして3枚破棄するんですが、『ウルトラマン』を含む自分のスピリットがいる時破棄枚数を-2枚しますね」

 

シュウヤ リザーブ 10→9

手札 3→6

 

「うーん…じゃあウルトラマンオーブエメリウムスラッガーを破棄します」

 

破棄:ウルトラマンオーブエメリウムスラッガー

 

手札 6→5

 

「次に青1軽減の3コストで幻魔神を召喚」

 

シュウヤ 手札5→4

リザーブ 9→6

 

「じゃあ主役の召喚と行きましょうか!光の国の効果で『ウルトラマン』を含む自分のスピリットを召喚する時このネクサスを疲労させて軽減を全て満たしたものとして扱います。よって4軽減3コストでウルトラマンゼロをLv2で召喚!」

 

シュウヤ 手札 4→3

リザーブ 6→1

 

ウルトラマンゼロ Lv2(2)BP10000

 

「更に対象のスピリットが召喚されたので紺碧のゼロ、硯秀斗、群青早雲に神託(コアチャージ)

 

紺碧のゼロ Lv1(1→2)

硯秀斗 Lv1(2→3)

群青早雲 Lv1(3→4)

 

来たァ!ウルトラセブンの息子にして、若き光の国の戦士!

ウルトラマンゼロ!強力な効果を持ってるので使いこなすには2万年早いかもしれませんが、やってみせますよ!

 

「そしてウルトラマンゼロに幻魔神を左させて…アタックステップ!ウルトラマンゼロでアタック!まずはLv1・2・3アタック時に【強襲:2】を発揮。この時、硯秀斗の神域(グランフィールド)の効果で自分の『強襲』を含む効果に書かれた『ネクサス』を『ネクサス/創界神(グランウォーカー)ネクサス』に変更しているので硯秀斗自身を疲労させ回復!」

 

硯秀斗→疲労

ウルトラマンゼロ→回復

 

「続けてLv2・3アタック時効果で相手のバースト1つの内容を見ますよ」

 

「おk。これだな」

 

バースト:龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード(RV)

 

うそぉん!?RV後のヤマトっすか…。

バースト見れたの良かったけど紺碧のゼロとか早雲さんの神技(グランスキル)気軽に撃てなくなりましたわ()

 

「この効果で見たバーストのコスト以下のスピリットを破壊する効果とかあるんですけど対象ないんで不発ですね。それじゃダブルシンボル!」

 

「フラッシュタイミング。0軽減4コストで白晶防壁を使用。幻魔神とブレイヴしているウルトラマンゼロを戻す」

 

カゲト 手札 3→2

リザーブ 5→1

 

うーん、悩みどころ。

カゲトさんソウルコアは支払ってるから、

M78星雲で残して1点与えたらRVヤマト開くし、戻したら戻したでなぁ…。

いや、大人しく戻されとくか…。

 

「じゃあ幻魔神ごと手札に戻します」

 

シュウヤ 手札 3→5

リザーブ 1→3

 

「こっちのフラッシュは…ないですね。エンドステップで」

 

《シュウヤ》

 

Life:4

 

Hand :5

 

Reserve :3

 

Trash :7

 

Burst:無

 

Field:光の国 Lv2(1)疲労

:M78星雲 Lv2(1)

:紺碧のゼロ Lv1(2)

:硯秀斗Lv1(3)疲労

:群青早雲 Lv1(4)

 

TURN 9

 

「ターン貰うぜ。スタート、コア、ドローステップ時千識の谷と灼熱の谷の効果でドロー枚数を2枚追加して1枚破棄する。じゃあ焔竜魔皇マ・グーを破棄」

 

カゲト 手札 2→5→4

 

破棄:焔竜魔皇マ・グー

 

「リフレッシュ、メインステップ」

 

リザーブ 1→2→6

 

「赤2軽減の2コストでドラグノ祈祷師(RV)を召喚」

カゲト 手札4→3

リザーブ 6→3

トラッシュ 0→2

 

「おっ、祈祷師のRVか。入れたんだな」

 

「こいつも実験的な存在でな。召喚時効果で支払いにソウルコアを使用したのでトラッシュから系統:古竜を持つスピリットをコストを支払わずに召喚する。よって俺の魂のスピリットは復活する!来い!マ・グー!Lv2で召喚だ」

 

カゲト リザーブ 3→0

焔竜魔皇マ・グー Lv2(3)

 

「こんな感じでマ・グーとも相性いいし、ソウルコアも回収できる」

 

「更に千識の谷の効果で赤の軽減シンボルを1つ追加。5軽減2コストで魔帝龍騎ダーク・クリムゾンを召喚。召喚コストはマ・グーから確保し、維持コアはドラグノ祈祷師(RV)から確保する」

 

カゲト 手札 3→2

トラッシュ 2→4

 

魔帝龍騎ダーク・クリムゾン Lv1(1)BP6000

 

「召喚時効果発揮。デッキトップを7枚オープンし、その中の系統:龍帝を持つスピリットカードをコストを支払わず、転召させずに召喚できる」

 

オープンカード

:五賢龍帝ネルウァ

:五賢龍帝アウレリウス

:カメレオプス(RV)

:焔竜魔皇マ・グー

:五賢龍帝ピウス

:双翼乱舞

:千識の谷

 

「それじゃ五賢龍帝ネルウァ、五賢龍帝アウレリウスをそれぞれLv1で召喚する。維持コアは千識の谷から確保だ。残りは破棄だな」

 

五賢龍帝ネルウァ Lv1(1)BP 6000

五賢龍帝アウレリウス Lv1(1)BP 10000

 

ヤベェっすな…ダブルシンボル持ちが2体も…

 

「そしてアタックステップ開始時!マ・グーの効果でトラッシュにあるコアを好きな数このスピリットに置くことが出来る。全てのコアを回収し、マ・グーはLv3へとアップする!」

 

焔竜魔皇マ・グーLv1→Lv3(5)BP 10000

 

「更にマ・グーの効果でアタックステップ中、系統:竜人/古竜のBPを+3000し、Lv2・3効果で自分の系統:古竜を持つスピリット全てに赤のシンボルを一つ追加!」

 

焔竜魔皇マ・グー Lv3(5)BP10000+3000

シンボル 赤+赤

五賢龍帝ネルウァ Lv1(1)BP6000+3000

シンボル 赤緑+赤

五賢龍帝アウレリウス Lv1(1)BP10000+3000

シンボル 赤紫+赤け

 

五賢龍帝達がトリプルシンボルですとぉ!?

 

「まずは五賢龍帝ネルウァでアタック。トリプルシンボル!」

 

「フラッシュタイミング!0軽減4リミテッドバリアを使用。不足コストはM78星雲から確保!このターンコスト4以上のスピリット/アルティメットではライフは減らないっす。更にソウルコアを支払いに使用したので、灼熱の谷を手札に戻します」

 

シュウヤ 手札5→4

リザーブ 3→0

トラッシュ 7→11

 

M78星雲 Lv2(1)→Lv1(0)

 

カゲト 手札 2→3

 

「おっけ。やっぱり防御マジック握ってるわな。エンドステップ」

 

Life:4

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :0

 

Burst:有

 

Field :焔竜魔皇マ・グーLv3(5)BP10000

:魔帝龍騎ダーク・クリムゾン Lv1(1)

BP 6000

:五賢龍帝ネルウァ Lv1(1)BP 6000疲労

:五賢龍帝アウレリウス(1)BP10000

:千識の渓谷 Lv1(0)

 

「ターン貰います。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ」

 

シュウヤ 手札 4→5

リザーブ 0→1→12

 

「…やるしかない!まずは光の国の効果でこのネクサスを疲労させて2コストでウルトラマンエックスをLv1で召喚!」

 

シュウヤ リザーブ 12→9

手札 5→4

 

ウルトラマンエックス Lv1(1)BP 4000

 

「対象が召喚されたので紺碧のゼロ、硯秀斗、群青早雲に神託(コアチャージ)!」

 

紺碧のゼロ Lv1(2)→Lv2(3)

硯秀斗Lv1(3→4)

群青早雲 Lv1(4→5)

 

「そして召喚時効果でトラッシュにある赤/青のスピリットカードを1枚手札に加えます!よってウルトラセブンを回収!」

 

シュウヤ 手札 4→5

 

「更に青3軽減の3コストでウルトラセブンを召喚!」

 

シュウヤ 手札 5→4

リザーブ 9→5

 

ウルトラセブン Lv1(1)BP 5000

 

「召喚時効果を発揮!相手の最もコストの低い焔竜魔皇マ・グーを破壊!これでコスト7以下のマジックカードは使えなくなりましたね。更に光の国の効果でウルトラセブンにコア1個乗っけるんでLv2になります」

 

焔竜魔皇マ・グー→破壊

 

シュウヤ リザーブ 0→5

 

ウルトラセブン Lv1(1)→Lv2(2)BP 7000

 

「マズイなオイ」

 

「続けて青4軽減の3コストでウルトラマンゼロをLv1で召喚!」

 

シュウヤ 手札 4→3

リザーブ 5→1

 

ウルトラマンゼロ Lv1(1)BP 6000

 

「カゲトさん。このターンで決めてやりますよ」

 

「ほぉ〜ん?言ってくれんじゃん!じゃあ見せてみろ!」

 

「それを可能にするのがこの1枚っすよ!青1軽減の3コスト!轟魔神を召喚!召喚コストの不足分はウルトラセブン、光の国の上から1個ずつ支払います。これによってウルトラセブンと光の国のLvが下がります」

 

シュウヤ 手札 3→2

リザーブ 1→0

ウルトラセブン Lv2(2)→Lv1(1)BP 5000

光の国 Lv2(1)→Lv1(0)

 

「そして轟魔神をウルトラセブンとウルトラマンゼロにそれぞれ合体(ブレイヴ)させてアタックステップ!ウルトラマンゼロでアタック!アタック時に【強襲:2】で硯秀斗を疲労させて回復!更にLv2からのアタック時効果でバーストを見ます!といってもさっき見たRVヤマトですね。そのコスト以下…つまり8コスト以下の魔帝龍騎ダーク・クリムゾンを破壊!更に破壊に成功した時、そのバーストを破棄します!」

 

龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード→破棄

 

魔帝龍騎ダーク・クリムゾン Lv1(1)→破壊

 

カゲト リザーブ 5→6

 

「んなっ…!さっき不発に終わった効果ってこれの事か…!」

 

「ダブルシンボル!フラッシュあれば!」

 

「ねぇなぁ…五賢龍帝アウレリウスでブロック!ブロック後フラッシュもないぞ」

 

「こちらもないです」

 

ウルトラマンゼロLv2(1)+轟魔神(右合体)合計BP 18000 勝

vs

五賢龍帝アウレリウスLv1(1) BP 10000 負

 

 

「続けてウルトラマンゼロでアタック!【強襲:2】!紺碧のゼロを疲労させて回復!」

 

「フラッシュねぇーよ」

 

「こちらもないのでダブルシンボル!」

 

「ライフで受ける!」

 

カゲト

Life 3→1

 

「これでラスト!ウルトラマンゼロでアタック!それではゼロの決め台詞を一つ…。『俺のビックバンは止められないぜ!』」

 

「フラッシュねぇからな。一思いに殺ってくれ」

 

「それ俺ん時にも言ってなかった?」

 

「ウルセー!アキラ!お前とはまた決着つける!」

 

「決め台詞聞いてねぇ!()」

 

カゲト

Life 1→0

 

WINNER:真木シュウヤ

Congratulations!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「チクショウ…龍帝を出す用の軽減要員軒並み消されたの痛すぎるだろ…」

 

「まぁそう考えると祈祷師のリバイバルはいい選択肢になったんじゃないか?」

 

「おう。後ウルトラセブンでマジック使えなかったのもなぁ。白晶2枚目握ってたのにさ…」

 

「ゼロの連パンも痛かったな。」

 

「ウルトラマンゼロ10周年記念デッキはどうやら成功のようっすね」

 

「そうだな。シュウヤもカゲトにリベンジできた事d…」

 

「いや、俺まだリベンジ出来てないですよ!」

 

「えっ、そなの?」

 

「カゲトさんの魂がマ・グーなら俺の魂は魔王獣っすからね。あの時(※獄焔 第3話参照)のリベンジを果たす時になったら魔王獣で挑まさせて頂きますからね」

 

「ソウナノカー。まぁ、そん時になったら相手してやっから」

 

「いつの日かってやつすか()新たな力を得た魔王獣を楽しみにしてて下さいよ!」

 

「おうよ。いつでもリベンジ受け付けてるからな!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

バトルスピリッツ 獄焔外伝

特撮カードバトラー・真木シュウヤ

第2話 『2万年早いぜ!?』 了。

 

 




いかがだったでしょうか?楽しんで頂ければ幸いです。
前書きしました通りガンダムコラボによってモチベ爆上がり中なので更新スピードも上がる(と思います)
プレイングミスや感想等などありましたらお待ちしております。
それではまた次回。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

『PHASE1自由と可能性の獣』

どうも置き物です。遂にガンダムコラボが発売されましたね。
筆者はユニコーンを早く組んで回したいと思ってます(ウズウズ)
今回から新キャラクターとしてガンダムを操るカードバトラー
『イオリ』君が登場します。
今後ガンダムのデッキを扱う時にはほとんど彼が登場すると思うので
どうぞよろしくお願いします。
また誠に勝手なのですが今作品では文章が長くなるのを避けるために
ガンダムもしくはカード名称を省略させて貰っています。
例:ストライクガンダムなら『ストライク』、ユニコーンガンダム[ユニコーンモード]ならユニコーンもしくはユニコーンモード等
もしかしたら読みにくいor分かりづらいといった意見もあるかもしれませんので感想等でお教え頂ければ有難いです。
前置きが長くなりました。それでは本編をどうぞ!




時は某日。いつものショップ。

今日はそう!バトスピのガンダムコラボスターターの発売日。

さっそくデッキを2つ手にしてレジへと向かう。

 

「店長ー。ユニコーンのスターター2箱くださいな」

 

「分かった。3300円だな」

 

「3300円丁度っと…。ありがとうございます!」

 

そう言いながらお金を渡し、商品(構築済みデッキ)を受け取る。

いやぁ、ガンダムコラボのカードがようやく使えるとなるとうずうずする。

情報だけでカードは手に入りませんでしたもん()

 

「よしとりあえず開封して、3積む物と入れ替えてっと…」

 

ショップの中でそんなこんなしていると…

 

「見つけたぜぇ!昨日の強いやつ!」

 

「!?…ってその声は!」

 

「俺が!俺達が!ガンダムだ!」

 

入店直後のガンダム宣言。

やっぱりおめぇか!イオリ君!

イオリ君はバトスピ仲間の一人で幼い頃からガンダムを愛し続けている。

根っからのファンなのだ。

 

「おっ、組むって言ってたUC(ユニコーン)のスターターちゃんと買ってんのな」

 

「一応有言実行って事で()後デルタプラスとかリゼルとかは確保しなきゃならん」

 

「君、可変モビルスーツ好きすぎるでしょ」

 

「しょうがないでしょ!好きなもんは好きなんだから!君の事だからスターター全部買ってると思うんだが…どうすか、1発対戦していく?」

 

「いいねぇ。イオリ、SEED行きます!」

 

「ロメオ・エイト、UCのスターターデッキを試す。こらえてくれよ!」

 

「誰がリディ少尉やれっていったんや()」

 

「UCだしなぁ()じゃあ店長バトルマシン借りてもいいっすか?」

 

「いいぞ。今誰も使ってないしな」

 

「ヤッター!ブッパー!」

 

「それではいこうかシュウヤ君」

 

「いきなり大佐ァ!かよ!」

 

この口調だと店長喋ってるみたいになんすけど、UCに登場するフル・フロンタル大佐です。

 

「それじゃ…」

 

「「ゲートオープン!界放!」」

 

TURN 1

 

「先行貰うっす!スタートステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ」

 

シュウヤ 手札 4→5

「まずはコイツから!0軽減の3コストでスタークジェガンをLv 1で召喚!」

 

シュウヤ 手札 5→4

リザーブ 4→0

トラッシュ 0→3

 

スタークジェガン Lv1(1)BP 3000

 

赤のシンボルが砕け散り、バトルフィールドに

地球連邦軍のモビルスーツ・スタークジェガンが大地に立つ。

ー降り立ったその瞬間。

 

「「う…うぉぉぉぉおおお!!」」

 

感動の嵐!

何て技術力なんでしょ!仮想バトルマシンって!

俺とイオリ君。

二人して叫ばずにはいられなかった。

 

「いや、カッコよすぎるだろコレ…」

 

「マジでな。召喚時効果忘れるなよー」

 

「そうすな。じゃあ召喚時効果でデッキの上から3枚オープンしてその中の系統:『母艦』を含む赤のネクサスカードとカード名に『ユニコーン』を含むカードを1枚手札に加える」

 

オープンカード

:ユニコーンガンダム[ユニコーンモード]

:宇宙世紀憲章

:ネェル・アーガマ[UC]

 

「それじゃあ、ネェル・アーガマ[UC]とユニコーンガンダム[ユニコーンモード]を加える。残った宇宙世紀憲章はデッキの上に戻す」

 

シュウヤ 手札 4→6

 

「やることもないんでエンドステップまで」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :6

 

Reserve :0

 

Trash :3

 

Burst:無

 

Field:スタークジェガン Lv1(1〈Sコア有り〉)

BP 3000

 

TURN 2

 

「ターン貰う。スタートステップ、コアステップ、リフレッシュステップ、メインステップ」

 

イオリ 手札 4→5

リザーブ 4→5

 

「後攻でよかった。0軽減の4コストでストライクガンダムをLv1で召喚!」

 

ストライクガンダム Lv1(1〈Sコア有り〉)

BP 4000

 

ストライクガンダム。

機動戦士ガンダム SEEDの主人公キラ・ヤマトが操縦するモビルスーツ

で地球連合軍が『ヘリオポリス』と呼ばれるスペースコロニーで開発していたモビルスーツ5機の中の1機です。

白のシンボルが砕け散って、バトルフィールドに()()()()()()()()が現れる。

ん?ストライクガンダムって色があるからカード間違って描写してんじゃない?と思った読者さんもいるかもしれません。

ところがぎっちょん!

ここからがバトルマシンの凄いところ!

 

「さてアタックステップ!ストライクガンダムでアタック!アタック時ボイドからコア1個をこのスピリットに置いてLv2にアップ。そしてLv2になった事により…【PS装甲】発揮!」

 

ストライクガンダム Lv1→Lv2(2〈Sコア有り〉)

 

ストライクガンダムのLvが上がり、グレーだった本体が色が付く。

そう。Lvが上がることでPS装甲を起動して戦う事の原作再現がなされている。

憎い演出っすねぇ!

っとそうだ…【PS装甲】について少しだけ説明しときましょうか。【PS装甲】はOPERATION SEEDから登場した新能力で一定のコスト以下に働く【装甲】といった感じっすね。

正式名称はフェイズシフト装甲。原作では色々な説明がされてるんですが、まぁざっくり言うと実弾兵器が効かない特別な装甲って認識でいいです。

 

「フラッシュないっす」

 

「こちらもないんでね」

 

「ライフで受ける!」

 

ストライクが手に持つ対装甲コンバットナイフ『アーマーシュナイダー』で俺のライフを切り裂く。

動きを見る限り、機動戦士ガンダムSEED第2話の『武器はこれだけか…!』のシーンが仮想バトルマシンに反映されてるっぽいですね。

再現度たけーなオイ。

 

シュウヤ Life 5→4

リザーブ 0→1

 

「それじゃエンドステップかな」

 

《イオリ》

 

Life:5

 

Hand :4

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:無

 

Field:ストライクガンダム Lv2(2〈Sコア有り〉)

BP 6000 疲労

 

TURN 3

 

「スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ」

 

シュウヤ 手札 6→7

リザーブ 1→2→5

 

「よし、1軽減の4コストでユニコーンガンダム[ユニコーンモード]をLv1で召喚!」

 

シュウヤ 手札 7→6

リザーブ 5→0

トラッシュ 0→4

 

ユニコーンガンダム[ユニコーンモード]Lv1(1)BP 4000

 

バトルフィールドに一角獣の名を冠するガンダム・『ユニコーン』が現れる。

 

「召喚時効果を発揮。デッキの上から5枚オープンしてその中のカード名『デストロイモード』を含むカード全てを加えるっす」

 

オープンカード

:リゼル

:デルタプラス

:ハロ

:ユニコーンガンダム[デストロイモード]

:ロト

 

「よしユニコーンガンダム[デストロイモード]を加えて残りはデッキの下へ」

 

シュウヤ 手札 6→7

 

「じゃあスタークジェガンとユニコーンのコアを入れ替えてっと…。アタックステップ、エンドステップ」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :7

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:無

 

Field:スタークジェガン Lv1(1)

BP 3000

:ユニコーンガンダム[ユニコーンモード]

Lv1(1〈Sコア〉)BP 4000

 

「殴らんのね」

 

「まぁ僕はチキンハートですし()殴るならデストロイモードのダブルシンボルオラァン!的な人間であることは君はよく知ってるだろう」

 

「まぁね。じゃ、ターン貰う」

 

TURN 5

 

「スタート、コア、ドロー、リフレッシュ。メインステップ」

 

イオリ 手札 4→5

リザーブ 0→1→5

 

「よし白1軽減の3コストでアークエンジェルをLv2で配置」

 

イオリ 手札 5→4

リザーブ 5→0

トラッシュ 0→3

 

イオリ君がアークエンジェルのカード置いた瞬間。

地球連合所属の戦艦・アークエンジェルがイオリ君の背後に現れる。

 

アークエンジェル Lv2(2)

 

「タリア艦長!アークエンジェルです!」

 

「それSEED Destinyに出てくるアーサーのセリフな()」

 

ツッコミどもです()

ともあれアークエンジェルも新能力【弾幕】を持っている。

弾幕はネクサス版【PS装甲】とも呼べる能力。並の効果では破壊できない。

ただし、【弾幕】の登場と同時に『ソードストライクガンダム』や『ガンダムヴァーチェ[トランザム]』といった【弾幕】に対する手段も登場しているのでガンダムミラーマッチの場合は注意しなければいけないかもしれないっすね。

 

「じゃあアタックステップに入ろう。ストライクでアタック。まずはアークエンジェルLv2の効果で系統:『MS』を持つ自分のスピリットがアタックしたのでボイドからコア1個を自分のスピリットに置く。続けてストライクの効果で更にボイドからコア1個を自身に乗せる」

 

ストライクガンダム Lv2(2→4〈Sコア有り〉)

 

うおっ…2個も増えた()

 

「そしてここからがストライクの本領発揮!」

 

「まさか…!」

 

「そう!【換装:ストライカーパック】発揮!」

 

またまた新能力の【換装】。

対応するスピリットのアタック時もしくはブロック時に発動し、回復状態で入れ替わる。

既存の能力でいったら俺の得意とする【チェンジ】に近い感じっすね。

ターンに一回という制限はあるもののフラッシュタイミングを挟まずに入れ替われる利点がある。

 

「ストライカーパックはエールを装備。エールストライク、発進!」

 

ストライクが手札に戻り、バトルフィールドから姿を消す。

そして、次の瞬間。

エールストライカーパックを装備したストライクが再びバトルフィールドに現れた。

てか、エールストライクのポーズよく見たらSEEDのOPでやっとる種ポーズやんけ!

種ポーズに関してはググッてもらえば画像出てくると思うんでよければご覧ください。

 

「うわぁ…カッコよすぎやろ…」

 

「そだねぇ。フラッシュある?」

 

「ないっす。ライフで受ける!」

 

シュウヤ Life 4→3

リザーブ 0→1

 

「それじゃターンエンドだね」

 

《イオリ》

 

Life:5

 

Hand :4

 

Reserve :0

 

Trash :3

 

Burst:無

 

Field:エールストライクガンダム Lv3(4〈Sコア有り〉)

BP 7000

:アークエンジェル Lv2(2)

 

TURN 5

 

「俺のターンっすね。スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ」

 

シュウヤ 手札 6→7

リザーブ 1→2→6

 

「そいつはヤバいからな…!遠慮なくやらせてもらう!赤2軽減の3コスト!デルタプラスをLv1で召喚!」

 

シュウヤ 手札 7→6

リザーブ 6→2

トラッシュ0→3

 

デルタプラス Lv1(1)BP 4000

 

バトルフィールドに地球連邦軍試作モビルスーツであるデルタプラスが現れる。

このデルタプラスは可変機構を持っていて、モビルスーツの形態とは別にウェイブライダーと呼ばれる巡航形態になれる。

 

「召喚時効果を発揮。BP10000以下の相手スピリットを1体破壊する。コイツのコストは5!よって【PS装甲】によって阻まれない!」

 

デルタプラスがビームライフルを取り出し、エールストライクに向けて射撃する。

一度はシールドで防ぐストライクであったが、

二度目の射撃がエールストライクを貫いた。

PS装甲が苦手とする高威力のビーム兵器をモロにくらいエールストライは為す術もなく、破壊された。

 

イオリ リザーブ 0→4

 

「エールストライクが…!」

 

「更にデルタプラスのLv1からの効果でこのスピリットとカード名に『ユニコーンガンダム』を含むスピリットは相手の効果ではフィールド/手札に戻らないっす」

 

ユニコーンガンダムとデルタプラスがお互いの背を預け合い、一歩も引かない姿勢を見せる。

 

「そして2軽減の2コストでマジック、宇宙世紀憲章を使用!デッキから2枚ドローしてフィールドに置くっすよ」

 

シュウヤ 手札 6→5

リザーブ 2→0

トラッシュ3→5

 

シュウヤ 手札 5→7

フィールド→宇宙世紀憲章

 

「更にバーストをセットしてアタックステップ、エンドステップ」

 

《シュウヤ》

 

Life:3

 

Hand :6

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:有

 

Field:スタークジェガン Lv1(1)

BP 3000

:ユニコーンガンダム[ユニコーンモード]

Lv1(1〈Sコア〉)BP 4000

: デルタプラス Lv1(1)BP4000

:宇宙世紀憲章(フィールドに置かれている)

 

「そのデッキだとバースト枠間違いなくアレなんだけど、さてはストライクを躊躇わせにきたね」

 

「バレバレっすよね()」

 

「まぁね。ターン貰うよ」

 

TURN 6

 

「スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ」

 

イオリ 手札 4→5

リザーブ 4→5→8

 

「よし。1軽減の3コストでストライクガンダム[ディアクティブモード]をLv2で召喚」

 

イオリ 手札 5→4

リザーブ 8→3

トラッシュ0→3

 

ストライクガンダム[ディアクティブモード]

Lv2(2)BP 4000

 

バトルフィールドにグレー色のストライクが現れる。

先程のストライクとは違って能力に【PS装甲】を持たないのでLvが上がっても色が付かない。

理由があるとするなら第1話のシーンからこのカードが作られているって事ですかね。

あの時はPS装甲起動していませんでしたし。

 

「召喚時効果でデッキの上から4枚オープン。そしてその中のカード名に『ストライクガンダム』を含むカード全てを手札に加える」

 

オープンカード

:ブリッツガンダム

:ランチャーストライクガンダム

:ジャスティスガンダム

:ハロ

 

「それじゃランチャーストライクガンダムとディアクティブモードのLv2効果でこのスピリットの効果でオープンされた系統:『MS』を持つスピリットカード1枚を加えるのでブリッツガンダムも手札に加える。残ったカードは下だね」

 

イオリ 手札 4→6

 

「続けて白2軽減の1コストでブリッツガンダムをLv2で召喚」

 

ストライクと同じく地球連合が開発したモビルスーツであるブリッツガンダムがバトルフィールドに現れる。

 

イオリ 手札 6→5

リザーブ 3→0

トラッシュ 3→4

 

ブリッツガンダム Lv2(2)BP 4000

 

「更にバーストをセット。アタックステップ、エンドステップ」

 

《イオリ》

 

Life:5

 

Hand :4

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:有

 

Field:ストライクガンダム[ディアクティブモード]Lv2(2〈Sコア有り〉)

:ブリッツガンダムLv2(2)

:アークエンジェル Lv2(2)

 

TURN 7

 

シュウヤ 手札 6→7

リザーブ 0→1→5

 

「このターンで決めさせてもらう!スタート、コア、リフレッシュ、メイン!」

 

「俺は赤2軽減の2コストでマリーダ・クルスをデルタプラスに直接合体(ダイレクトブレイヴ)!」

 

シュウヤ 手札 7→6

リザーブ 5→3

トラッシュ 0→2

 

ということで新系統:『パイロット』のカードの登場です。

そのカード群の如く、ガンダム作品に登場したパイロットをカード化したものでパイロット単体ではBPが低く、アタック・ブロックも出来ないものの系統:『MS』を持つスピリットと合体(ブレイヴ)することで真価を発揮します。

デルタプラスのハッチが開き、そこにさっき召喚されたパイロットのマリーダ・クルスが乗り込む。

 

デルタプラス+マリーダ・クルスLv1(1)合計BP 7000

 

「続けて赤2軽減の2コスト!バナージ・リンクスをユニコーンガンダム[ユニコーンモード]に直接合体(ダイレクトブレイヴ)!」

 

シュウヤ 手札 6→5

リザーブ 3→1

トラッシュ 2→4

 

続いてユニコーンに乗り込むのは機動戦士ガンダムUCの主人公バナージ・リンクス。

原作通り、彼とユニコーンの相性は抜群。

それはこれから見せるとしましょう。

 

ユニコーンガンダム[ユニコーンモード]+バナージ・リンクス Lv2(3)合計BP 12000 シンボル 赤+赤

 

「赤のシンボル2つって事は…」

 

「その通り…!メインでフラッシュ!今、一角獣(ユニコーン)が目を醒す。【NTーD】発揮!」

 

バトルフィールドにいるユニコーンの装甲が足から開いていき、赤い部分であるサイコフレームが顕になる。

ユニコーンモードのカードは手札に戻ったものの、バトルフィールドにいるユニコーンは姿を消すことなく『変身』を続ける。

『変身』は下半身から上半身、バックパックへと続いてゆき、一角獣を模した頭部へと到達する。

そして、一角獣の部分が変形。

角が開き、ガンダムを象徴する顔(フェイス)へと変化した。

 

【NT-D】はOPERATION UCから追加された新能力。フィールドにシンボル2つ以上のスピリットがいるときカード名『デストロイモード』回復状態で入れ替わる効果に加え、追加効果を発揮します。

原作においてユニコーンはニュータイプを感知するとNTーDが起動し、サイコフレームを展開。デストロイモードへと変身する。

デストロイモードとなったユニコーンはニュータイプを狩るハンティングマシーンへと変貌するんすよね。怖ぇ…。

 

ユニコーンガンダム[デストロイモード]+バナージ・リンクス

Lv2(3) 合計 BP16000 赤赤+赤

 

「入れ替わった時、相手スピリット1体を破壊する!破壊対象はディアクティブモード!」

 

デストロイモードとなったユニコーンは背中にあるビーム・サーベルを引き抜き、ディアクティブモードを斬り裂く。

 

ストライクガンダム[ディアクティブモード]→破壊

イオリ リザーブ0→2〈Sコア有り〉

 

「更にフィールドに置かれている宇宙世紀憲章は【NT-D】を発揮した時手札に戻せる」

 

シュウヤ 手札 5→6

 

「デストロイモードでライフを一気に持っていく算段か…!」

 

「その通り!行けっ!潰せ!デストロイモードでアタック!バナージ君の【合体(ブレイヴ)中】アタック時効果で1ドローする」

 

シュウヤ 手札 6→7

 

「続いてデストロイモードのLv2・3アタック時効果!相手の回復状態のスピリットを1体破壊し、回復!更にバトル終了に相手のライフを1点リザーブに置く!」

 

バトルフィールドにいるデルタプラスが上昇し、飛航形態ウェイブライダーへと変形する。

それに続きユニコーンも上昇し、デルタプラスのバックパックを掴む。

そしてユニコーンがウェイブライダー形態のデルタプラスの上に乗りあがった。

デルタプラスに乗ったユニコーンはビームマグナムを発射し、ブリッツガンダムを撃ち抜いた。

 

ブリッツガンダム→破壊

イオリ リザーブ 2→4〈Sコア有り〉

 

「ならば、破壊後バーストを開かせてもらう!

『あなたを守るから』!」

 

「ここでか…!」

 

「捲ってみせるさ…!あの男に出来て私に出来ないはずがない…!

 

あっ!その台詞なんか、クルーゼ隊長っぽい!

 

「バースト効果で自分のデッキから2枚オープン。その中の系統:『MS』を持つコスト5以下のスピリットカードをコストを支払わずに召喚出来る!」

 

オープンカード

:ストライクガンダム

:ストライクガンダム[ディアクティブモード]

 

「来てくれ!ストライク!Lv2で召喚!維持コアはアークエンジェルから確保!」

 

ストライクガンダム Lv2(4)BP 6000

 

リザーブ 4→2〈Sコア有り〉

アークエンジェル Lv2→1(0)

 

「ここでストライクガンダム…!」

 

「そしてストライクガンダムの召喚時効果を発揮!()()()()()()()()1()()()()()()()

 

破棄:ユニコーンガンダム2号機 バンシィ[デストロイモード]

 

「しまった…!バンシィを維持する分のコアが!」

 

「君はデストロイモードでの連続アタックを狙っていたけど、それが仇になったね。マリーダさんでコアの回収が出来なかったんだ」

 

「ぐぅ…!だけどこのターンで君に勝てれば問題ない!ユニコォォォン!」

 

俺の声と共にデルタプラスが加速し、ストライクの目の前にユニコーンが迫る。

その瞬間ー。

 

「この瞬間を待っていたんだ!」

 

「なっ…!?」

 

「フラッシュタイミング!煌臨!」

 

「煌臨…まさか!」

 

「想いだけでも力だけでもダメだから…。

それでも守りたい世界があるんだっ!煌臨条件は【白&コスト5以上】!Lv2効果でコストが上昇しているストライクにフリーダムガンダムを煌臨!」

 

イオリ 手札 4→3

リザーブ 2→1

トラッシュ 4→5《Sコア有り》

 

フリーダム Lv3(4)BP 13000

 

突如ユニコーンが持つビーム・マグナムが破壊され、爆発する。

爆発によって体勢を崩したユニコーンとデルタプラスはバトルフィールドへと落ちてゆく。

バトルフィールドの上空。そこから1機のモビルスーツがゆっくりと舞い降り、ストライクに重なる。

ストライクが翼を得て『自由』を冠するガンダム・フリーダムへと姿を変えてゆく。

機動戦士ガンダムSEEDの主人公キラ・ヤマトがラクス・クラインに導かれ、手に入れた新しい『翼』。

 

「煌臨時効果を発揮!相手スピリット全ての効果を無効にして相手のスピリット2体を好きな順番でデッキの下に戻す!」

 

「…!!」

 

バトルフィールドに落ちたユニコーンの頭をフリーダムのルプス・ビームライフルが撃ち抜き、破壊。()()()する。

戦闘が続行できないユニコーンはバトルフィールドから姿を消した。

 

「完全には破壊していない…?これはもしかして不殺の再現か!?」

 

フリーダムを手に入れてからのキラ・ヤマトは相手の頭部や武装といった所を狙って攻撃する

『なるべく相手を殺さない』というスタイルを取っている。

効果で破壊し()()のではなく、無力化しバウンスして彼らの居るべき所へ()()

この事がフリーダムの能力に反映されているのだ。

 

「おっと、デッキバウンスの対象はユニコーンだけじゃないぜ!」

 

「デルタプラスっ…!!」

 

思わずバトルフィールドを見る。

ビームライフルを構え、連射するデルタプラスに対して、その攻撃を盾で防ぐフリーダム。

そして、フリーダムに目掛けて飛び込んできたデルタプラスはビーム・サーベルを引き抜き、フリーダムに一太刀を浴びせようとする。

だがその一閃は瞬時にフリーダムに回避され、フリーダムの持つラケルタ・ビーム・サーベルがデルタプラスの脚を斬り裂いた。

飛行不能になったデルタプラスは為す術なくバトルフィールドに落ちてゆき、そのまま消滅する。

 

デストロイモード→デッキ下

デルタプラス→デッキ下

 

「これはまるで…舞い降りる剣のシーン…!」

 

今回のマジックカードにもなっている『舞い降りる剣』。

フリーダムの代表的なシーンなんですが、そのシーンが今ここにバトルスピリッツで再現された。

 

「バナージ君とマリーダさんは残す…エンドステップ…っ!」

 

《シュウヤ》

 

Life:3

 

Hand :7

 

Reserve :4

 

Trash :4

 

Burst:無

 

Field:バナージ・リンクス Lv1(0)

:マリーダ・クルス Lv1(0)

 

「俺のターン。スタート、コア、ドロー…!」

 

イオリ 手札 3→4

リザーブ 1→2

 

「来た…!リフレッシュ、メインステップ」

 

イオリ リザーブ 2→7

 

来たってことはまさか…!!

 

「白2軽減の2コスト!キラ・ヤマトをフリーダムに直接合体(ダイレクトブレイヴ)!」

 

機動戦士ガンダムSEEDの主人公 キラ・ヤマトがフリーダムに乗り込み、真の力を発揮し始める。

 

『キラ・ヤマト。フリーダム、行きます!』

 

イオリ 手札 4→3

リザーブ 7→5

トラッシュ0→2

 

フリーダムガンダム Lv3(4)+キラ・ヤマト

合計 BP 18000

 

ここでキラ君を引いてくるとは…!流石!

 

「続けて白2軽減の2コストでアスラン・ザラをLv1で召喚!」

 

手札 3→2

リザーブ 5→3

トラッシュ 2→4

 

アスラン・ザラ BP 1000

 

アスラン・ザラも機動戦士ガンダム SEEDに登場するパイロット。

 

「更に!白4軽減の3コストでジャスティスガンダムをLv2で召喚!維持コアはフリーダムから確保!」

 

ジャスティスガンダム Lv2(2)BP 9000

 

フリーダムLv3→2(2)+キラ・ヤマト合計 BP14000

 

「そしてジャスティスガンダムにアスラン・ザラを合体(ブレイヴ)させる!」

 

アスランもまた自分のモビルスーツへと乗り込み、戦闘準備へと入る。

 

ジャスティスガンダム+アスラン・ザラ Lv2(2)合計 BP 14000

 

『アスラン・ザラ。ジャスティス、出る!』

 

『行こう、アスラン!』

 

『ああ!』

 

そんな声が聞こえたー。

 

「さぁて、反撃開始といこうか!アタックステップ!キラ君を合体(ブレイヴ)させたフリーダムでアタック!キラくんの【合体(ブレイヴ)時】アタック効果でこのスピリットのコスト以下のスピリットを手札に戻せる!対象はバナージ君だ!」

 

バナージ・リンクス→手札

 

「この効果で手札に戻した時ボイドからコア1個をこのスピリットに置く!」

 

フリーダム Lv2(2→3)+キラ・ヤマト 合計BP 14000

 

「フラッシュタイミングっ!ビーム・マグナ…」

 

返り討ちにする為マジックを撃とうと、リザーブを確認する。

だけど。

 

「1コア足りないか…!フラッシュはないよ…」

 

「こちらもフラッシュなし。いっけぇえ!ダブルシンボル!」

 

「くっ…!ライフで受けるっ!」

 

フリーダムのラケルタ・ビーム・サーベルが俺のライフを斬り裂いて、ライフを2つ削る。

 

シュウヤ Life 3→1

リザーブ 4→6

 

ダブルシンボルを受ける衝撃の大きさに思わず瞼を閉じる。

再び瞼を開いた瞬間。

フリーダムがメインスラスターを展開し、高機動空戦モードである『ハイマットモード』へと移行していた。

 

「アタックを終えた筈のフリーダムの動きが止まらない!?」

 

「フリーダムのLv2・3『このスピリットのアタック時』効果。バトル終了時、君のライフを1点トラッシュに置く」

 

その言葉と共にフリーダムの全武装を展開した攻撃『ハイマット・フルバースト』が俺のライフを撃ち抜いた。

 

「流石はイオリ君…。完敗っすね」

 

シュウヤ Life 1→0

トラッシュ 2→3

 

WINNER:イオリ

Congratulations!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「やっぱりイオリ君は強いなぁ…」

 

「シュウヤもいいとこまでいってたんじゃない?」

 

「いやぁストライク捲ってそこからフリーダム出てくるとは思わなかった…()それにしても仮想バトルマシンの技術力凄かった…」

 

「そうだねぇ。動いてるモビルスーツとか良かったよね」

 

「デルタプラスとか…可変するとこ生で見れた…」

 

「ってユニコーンそっちのけかいな。ホント可変モビルスーツ好きだねぇ」

 

「もっと動くの見たかったな…(小声)リゼル出せてないし…」

 

「じゃあ、もう一度対戦してみる?」

 

「是非!今度は負けないぜぇ!」

 

「その心意気いいねぇ!それじゃ…」

 

「「ゲートオープン、界放!」」

 

こうしてもう一度イオリ君のSEEDデッキと対戦したっす。

 

まぁ…負けたんすけどね!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

バトルスピリッツ獄焔 外伝

特撮カードバトラー 真木シュウヤ

『PHASE 1 自由と可能性の獣』了。

 

 




いかがだったでしょうか?
ガンダムコラボをきっかけにバトスピを始める方やガンダムコラボからガンダムの世界に触れる方が増えれば嬉しいですね。
プレミ・誤字のご指摘、感想や意見等お待ちしております。
それではまた次回。それでは。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幕間- ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!?-

どうも置き物です。投稿遅れました!
理由はミリシタでイベランしてたからです!(白状)
久しぶりの投稿!なんですがコレ本編ではございません…()
この回はいわゆる雑談回にあたる訳ですが、僕の感じている事を獄焔外伝という作品を通じてキャラに喋って貰っている形になります。
そのため、もしかしたら不快になる要素があるかもしれませんが、それでもよければ読んでいけると嬉しいです。
あと、少なめなんでスグ終わりますよ(小声)


皆さんどうも、シュウヤです。

今日も毎度おなじみあの店に居ますよ。

勿論、あの2人も一緒です。

 

「うーん…なんでかなぁ…」

 

「そんなに唸ってどうしたんだよ、シュウヤ。腹空かせた犬か?」

 

悩んでいる時、隣にいたカゲトさんが俺に突っ込む。

 

「なんすかその例え()いや、バトスピのウルトラマンコラボでなんで『ウルトラマンジード』が参戦してないのかなって…というかまだカード化されてないのもありますし」

 

「へ?ウルトラマンって前からあるからもうカードあるんじゃないのか?」

 

「あー、全部はまだ出てないです…」

 

「けど仮面ライダーコラボとか見ると結構出てるイメージがあるんだがな」

 

カゲトさんに続き、アキラさんも突っ込む。確かにその通りなんすけど…。

 

「仮面ライダーは半年に1回くらい出ますから…(小声)ブースターの出るスピードが早いんで当然供給も早いんですよ。

もう平成ライダー後数作品残ってるくらいですから。

これ、コラボブースターに限っての話なんですけどウルトラマンのコラボブースター最後に発売されたのいつかご存知ですか?」

 

「えー…分かんないけど、1年前くらい?」

 

「最後に発売したの2017年の6月です()」

 

「「えっ、そうなの?」」

 

なんでハモったんすか()

 

「ともかくジードがくるとめちゃくちゃメリットあるんすよ。それについて雑談しようかなと…」

 

「ほーん…まぁ、言ってみてくれよ」

 

「まずはやっぱり新しい『ウルトラマン』の追加ですね。名称:ウルトラマンをサポートする『光の国』や『来たぞ われらのウルトラマン』といったカードもしっかり使えますよ」

 

「『光の国』は見たけど『来たぞ われらのウルトラマン』ってどんな効果してんだ?」

 

「簡単に言えば『M78星雲』の創界神(グランウォーカー)ネクサス版ですね」

 

「そりゃ強くないか…?」

 

「強いっす()このカードにマジで助けられてますから…更にウルトラマンベリアルの息子っていう設定があるのでそれを採用するなら、ベリアルのように青/紫のスピリットで系統は『冥主・闘神』になりそうですね」

 

「ほうほう。それはそれで面白そうだな」

 

「続いてウルトラマンゼロやベリアルの強化が出来るんすよ」

 

「へー、そうなのか」

 

「ウルトラマンゼロとベリアル自体は前にカード化されてるんすけどねその強化形態までは収録されてなかったんですよ。一応べリアルは『銀河皇帝』の方もありますけどね。ジードに登場した新たな形態である『ゼロビヨンド』と最強形態『ベリアルアトロシアス』を収録すれば強化に繋がりますよ。特にジードの敵怪獣の多くは怪獣同士の融合で誕生した『ベリアル融合獣』なので名称:『ベリアル』も光りますよ。そろそろ怪獣側にも強化来て欲しいんですがね()」

 

ワンチャンもしかしたら世界の破壊者(ディケイド)ヤンホモ(ディエンド)みたいにウルトラマンゼロ(2017年ver.)とか作られたりして…。

 

「そして極めつけはウルトラマンファン待望のニュージェネレーションヒーローズデッキが組めるという訳ですよ!」

 

「ニュージェネレーションヒーローズ…?」

 

「ニュージェネレーションヒーローズはウルトラマンギンガ以降のウルトラシリーズに登場したウルトラマンでもちろんジードもその中に入ってますよ。ギンガ、ビクトリー、エックス、オーブ、ジード、ロッソ、ブル。一応ウルトラマンタイガ達も含まれてるらしいです。」

 

「ニュージェネレーションヒーローズっていうけどさ、バトスピにどのくらい参戦してんだ?俺全くわかんねぇけど」

 

「えー…ジード以外全部です…(小声)」

 

「ファッ!?」

 

「マジです。ロッソとブル、タイガ達は放送当時に作られましたし…。ジードはブースターとコラボスターターが発売するまでのちょうど空白期間(※)にあたってて、タイミング逃しまくってんですよ…」

 

※参考:

コラボブースター 『ウルトラヒーロー大集結』発売 2017年6月24日

ウルトラマンジード 放送開始 2017年7月8日〜12月23日

コラボスターター『光の巨人達たち』 2018年9月14日〜10月18日(受注期間)

 

「そりゃなんとまぁ…うん、キツイな()」

 

「後ジードさえ来れば…!ニュージェネクライマックスの再現がバトスピで出来るのに…!ぐぬぬ…」

 

思わずマガゼットンを引けなかった(何時ぞやの)時のように呟いたっす…。そして、ここで俺の本音が表れる。

 

「ぶっちゃけますとプレ〇ン等でスターターデッキやカードセット出してくれるのもありがたいんですよ。毎回新規貰ってる上に強いですし。けど、そろそろ一般販売のブースターで出るのをみたいんですよね。さっきも言ったんですがまだまだ出てないカードもあります…ウルトラ兄弟でカード化されてないウルトラマンA(エース)やレオ、80(エイティ)…他のウルトラマンも色々…」

 

「お、おう…」

 

「デジモンファンの皆様が2年間もの歳月、ブースターを待ち続けたように、我々ウルトラマンのファンもブースターをお待ちしております(血涙)」

 

「そっか。いつかジードや他のウルトラマンのカードでバトルできたらいいな」

 

「ですね!そのためにはギリギリまで頑張りたいですわ…」

 

「よし。んじゃせっかく店にいるんだしバトルすっか」

 

「おう。来な、カゲト!てかそれ目的で来たんじゃないのか()」

 

「あっ、後で俺にもバトルさせてくださいよォ!?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

バトルスピリッツ獄焔 外伝

 

特撮カードバトラー 真木シュウヤ

 

『幕間- ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!?-』了。

 

 




雑談回いかがだったでしょうか?
ざっくり語らせて頂いたので詳しい事は(多分)端折っています。
そして6月20日から新ウルトラマン、ウルトラマンZが放送されます!
ウルトラマンゼロの弟子で、PV見たんすけどカッコよすぎて今からめちゃくちゃ楽しみです!皆様も宜しければご覧下さい(ダイマ)
それではまた次回をお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

『幕間 ショップバトル編!敗北のシュウヤ!』

どうも置き物です。
今回はタイトル通りの幕間回です。何やら不穏なタイトルですが…()
そして今回、某型月作品のパロディキャラクターが登場いたします。
完全に趣味のキャラですが内容も含めて面白可笑しく読んで頂けると嬉しいです。
それではどうぞ!


「よし、そろそろ行きましょうかね」

 

どうも。真木シュウヤです。

今日はいつもの店とは違うとこでショップバトル、通称SBに出ようかと思うっす。

理由はまぁ…武者修行ってとこですかね()

 

店に入った俺はSBの受付票に名前を記入するっす

ホームとは違うアウェー感ェ…

それから数分後。

 

「えー、今からショップバトルの参加者を確認します。シキさん。富竹フラッシュさん。マッキーさん。勇者王さん…」

 

次々にカードバトラーの名前が呼ばれていく。

ってか凄い名前の人居るっすね()

 

「今回は人数が多いので予選を行ってから、本戦を開始したいと思います。皆様頑張って下さい!それでは…」

 

「「ゲートオープン界放!」」

 

数十分後。

波乱のSB大会の予選とも言うべき試合が終わり、優勝を争う本戦へと幕は進む。

 

えー、皆様。

大変申し訳ないのですが真木シュウヤ…

 

初戦で敗退しました()

 

そう、運悪く当たってしまったのだ。

あの噂のバトラーに…!

 

 

 

まずこうなってしまったことから話さなければならない。

それはあるカードで面白いことをしたいと思っていたです。

 

「『超古代尖兵怪獣ゾイガー』!コイツの面白いところは名称:『神』をサポートできる所!よしよし色々探してみよう…。ほう!ふん!むんっ!ユニバァァァス!」

 

てな感じでデッキが出来て面白そうだったんでこれで行くことにしたっす。

 

「それではシュウヤさんとシキさんお願いします」

 

店員さんに連れられ、席に座る。

 

「よろしくっす」

 

「アンタが俺の対戦相手か?せいぜい満足させてくれよ」

 

何だこの満〇先生みたいな人…。

まぁ俺も(ハーモニカの一件で)言われたことあるんすけどね()

着物(?)に革ジャンって凄い服装だ…

 

「よ、よろしくお願いします…」

 

ここまでは良かったんっすよ…ここまでは…

 

第1ターン。

シュウヤは主人公補正により制限1のネクサス・海底に眠りし古代都市を配置し、ターンエンド。

 

「主人公補正って言うな!()」

 

≪シュウヤ≫

 

Life:5

 

Burst:無

 

Field:海底に眠りし古代都市 Lv1(0)

 

第2ターン。シキはレッドフィールドを使用。

デッキから2枚ドロー。更にバーストをセットし、ターンエンド。

 

≪シキ≫

 

Life:5

 

Burst:有

 

Field:レッドフィールド

 

第3ターン。

シュウヤはオイル怪獣タッコングをLv1で召喚。

更に海底に眠りし古代都市の効果。系統:『異合』を持つスピリットが召喚された為、リザーブに1個コアを置いた。

 

オイル怪獣タッコング Lv1(1)

 

続けて海底に眠りし古代都市のLvを2に上げたシュウヤ。

 

海底に眠りし古代都市 Lv2(3)

 

海底に眠りし古代都市のLv2効果で系統:『異合』を持つ自分のスピリットのシンボルをそのスピリットが持つシンボルと同じ色のシンボル2つになる。

この効果でシンボルを得たシュウヤは青3軽減の1コストで超古代遺跡ルルイエを配置。

ターンを終了した。

 

≪シュウヤ≫

 

Life:5

 

Burst:無

 

Field:オイル怪獣タッコング Lv1(S)

   海底に眠りし古代都市 Lv1(3)

   超古代遺跡ルルイエ Lv1(0)

 

第4ターン。シキはゴッドシ―カー・ロロドラをLv1で召喚。

 

 

ゴッドシーカー・ロロドラ Lv1(1)

 

召喚時効果でシキはデッキの上から3枚オープンし、対象カードである『赤の世界』を手に入れ、残りのカード『焔竜魔皇マ・グー』、『リュ―マン・ダッシュ』を破棄した。

更にシキは赤の世界を配置。配置時効果で最もBPの低いオイル怪獣タッコングを破壊するも、タッコングの破壊時効果でゴッドシーカー・ロロドラが破壊された。

 

 

「チッ…。ターンエンドだ」

 

 

≪シキ≫

 

Life:5

 

Burst:有

 

Field:赤の世界 Lv1(0) 

   レッドフィールド

 

第5ターン。シュウヤは古代怪獣ツインテールを召喚。

このスピリットも系統:『異合』であるため海底に眠りし古代都市の効果が発揮され、コアが増えた。

更に海底に眠りし古代都市の効果でシンボルが増えているツインテールの赤シンボルで軽減。

オートバジン ビークルモードを配置した。

 

オートバジン ビークルモード Lv1(0)

 

シュウヤの展開は止まらない。

続けて超古代尖兵怪獣ゾイガーを召喚。海底に眠りし古代都市のレベルを下げつつも異合スピリットを展開する。

 

海底に眠りし古代都市 Lv2→1(3→2)

 

超古代尖兵怪獣ゾイガー Lv1(1)

 

手札が尽きるのを狙ったかのようにシュウヤはマジック、フォースドロー(RV)を使用。

不足コストは海底に眠りし古代都市から確保した。

これによりシュウヤは4枚の手札を補充。バーストセットに繋げた。

 

海底に眠りし古代都市 Lv1(2→0)

 

バーストセット

 

「これでターンエンドっす!」

 

≪シュウヤ≫

 

Life:5

 

Burst:有

 

Field:古代怪獣ツインテール Lv1(1)

   超古代尖兵怪獣ゾイガー Lv1(S)

   海底に眠りし古代都市 Lv1(0)

   超古代遺跡ルルイエ Lv1(0)

   オートバジン ビークルモード Lv1(0)

 

第6ターン。

 

「こい、ワイズ・ドラゴン」

 

シキはワイズ・ドラゴンを召喚。

 

ワイズ・ドラゴン Lv1(S)

 

ワイズ・ドラゴンを召喚したシキ。だが、召喚時効果でネクサスを()()()()()()()

更にシキは百識の書架渓谷を配置。

 

「アタックステップだ。開始時にワイズ・ドラゴンの効果を発揮。自分のトラッシュのSコア以外のコア5個までを系統:『起幻』を持つ自分の赤のスピリット/ネクサスに置ける。俺はこいつに全部置く」

 

ワイズ・ドラゴン Lv1→4(S→6S)

 

「そしてワイズ・ドラゴンでアタック」

 

ここでシキは百識の書架渓谷を転醒。

百識の主 ウィズダンブールへと転醒させ、転醒時効果で1ドローした。

 

ワイズ・ドラゴン Lv3(6S→5S)

 

百識の主 ウィズダンブール Lv1(1)

 

「そのアタックはライフで受けるっすよ!」

 

シュウヤ Life 5→4

 

「ライフ減少によってバースト発動!選ばれし探索者アレックス!バースト効果で召喚!更にボイドから1個をリザーブに!」

 

選ばれし探索者アレックス Lv1(1)

 

シュウヤはアレックスの効果でアタックステップを終了した。

 

「この辺にしておいてやるよ。ターンエンドだ」

 

「いや効果でアタックステップ終わったんですがそれは…()」

 

≪シキ≫

 

Life:5

 

Burst:有

 

Field:ワイズ・ドラゴン Lv3(5S)

   百識の主 ウィズダンブール Lv1(1)

   赤の世界 Lv1(0) 

   レッドフィールド

 

第7ターン。シュウヤは更に物量作戦を開始する。

シュウヤはアレックスを合わせた青のシンボル3軽減とツインテール、オートバジンビークルモードの2つでフル軽減1コスト、宇宙怪獣エレキングを召喚。

 

宇宙怪獣 エレキング Lv1(1)

 

宇宙怪獣エレキングの召喚時効果で3枚ドローしたシュウヤは3枚の手札を破棄する。

破棄したのは『超古代尖兵怪獣ゾイガー』、『スサノヲの轟天神殿』、『古代都市ルルイエ』の3枚だ。

 

そして海底に眠りし古代都市の効果で1コアブースト。

 

「青3軽減の3コスト、龍皇海賊団 船長ホワイトジャック!コイツを召喚っす!」

 

龍皇海賊団 船長ホワイトジャック Lv1(1)

 

「俺は止まらねぇからよ…召喚時効果でトラッシュからスサノヲの轟天神殿と2枚目の古代都市ルルイエを配置!配置したネクサスに付き1ドローっす!更にコイツも異合なんで海底に眠りし古代都市で1コアブーストするっすよ!」

 

 

「フフ…次の俺のターンでアンタを倒してやるっすよ!」

 

シュウヤはそのままターンエンド。

 

≪シュウヤ≫

 

Life:4

 

Burst:無

 

Field:古代怪獣ツインテール Lv1(1)

   超古代尖兵怪獣ゾイガー Lv1(S)

   選ばれし探索者アレックス Lv1(1)

   宇宙怪獣 エレキング Lv1(1)

   龍皇海賊団 船長ホワイトジャック Lv1(1)

   海底に眠りし古代都市 Lv1(0)

   超古代遺跡ルルイエ Lv1(0)

   オートバジン ビークルモード Lv1(0)

 

シュウヤの敗北まで あと3ターン。

 

 

「えっ。なんすかこのナレーション…」

 

第8ターン。 

シキは再びレッド・フィールドを使用。不足している1コスト分はワイズ・ドラゴンから支払った。

 

ワイズ・ドラゴン Lv3(5S→4S)

 

新たにカードを2枚ドロー。

そしてアタックステップを開始したシキはワイズ・ドラゴンの効果によって百識の主 ウィズダンブールにトラッシュのコアを2個置き、Lv2にしてターンを終了した。

 

≪シキ≫

 

Life:5

 

Burst:有

 

Field:ワイズ・ドラゴン Lv3(4S)

   百識の主 ウィズダンブール Lv2(3)

   赤の世界 Lv1(0) 

   レッドフィールド

 

シュウヤの敗北まで あと2ターン。

 

(な、なんなんすかこのナレーション…けど俺には勝つ算段があるっす!)

 

第9ターン。遂にシュウヤが動く。

 

「フフ…、行くっすよ!」

 

 

 

「大地の龍は止まることを知らず!凶龍爆神ガンディノス(RV)!Lv1で召喚!」

 

 

 

凶龍爆神ガンディノス(RV)Lv1(1)

 

 

「そして!ここから人海戦術っすよ!」

 

シュウヤは怒涛のスピリット展開を開始する。

 

古代怪獣ツインテールを召喚。コアブースト。

 

 

古代怪獣ツインテール Lv1(1)

 

 

続けて暴君怪獣タイラントを召喚。コアブースト。

 

 

暴君怪獣タイラント Lv1(1)

 

 

更にオイル怪獣タッコング、月光怪獣再生エレキングを召喚。更にコアブーストが行われる。

 

 

オイル怪獣タッコング Lv1(1) 

 

 

月光怪獣再生エレキング Lv1(1)

 

 

そして海底に眠りし古代都市のLvを2にアップ。

 

海底に眠りし古代都市 Lv1→2(0→3)

 

「ゾイガーのソウルコアとガンディノスのコアを入れ替えて、アタックステップ!行け!凶龍爆神ガンディノス(RV)!ゾイガーの効果でソウルコアが乗っているカード名に『神』が入っているガンディノスは最高レベルとして扱われるっす!」

 

凶龍爆神ガンディノス(RV)Lv3(S)※超古代尖兵怪獣ゾイガーの効果で最高レベル扱い

 

「更にアタック時効果でBP10000以下のワイズ・ドラゴンを破壊して、1ドロー!」

 

「フラッシュはねぇよ」

 

「俺もないっす。1点っす!」

 

「ライフで受ける」

 

シキ Life 5→4

 

「そしてガンディノスの【超強襲】を発動!バトル終了時、俺のオートバジンビークルモードを疲労させ、回復!相手のライフを1つリザーブに置くっす!」

 

シキ Life 4→3

 

「凶龍爆神ガンディノス、もう一撃ィ!」

 

「ライフで受けるぜ」

 

シキ Life 3→2

 

「バーストを発動するぜ。選ばれし探索者アレックス(RV)だ。バトルが終了したらアタックステップを終了する」

 

選ばれし探索者アレックス(RV) Lv1(1)

 

「そしてバトル終了時、古代都市ルルイエを疲労させて回復し、1点ライフを削る!」

 

シキ Life 2→1

 

アタックステップが終わり、シュウヤはターンエンドする。

 

Life:4

 

Burst:無

 

Field:古代怪獣ツインテール Lv1(1)

   超古代尖兵怪獣ゾイガー Lv1(1)

   選ばれし探索者アレックス Lv1(1)

   宇宙怪獣 エレキング Lv1(1)

   龍皇海賊団 船長ホワイトジャック Lv1(1)

   凶龍爆神ガンディノス(RV)Lv3(S)※超古代尖兵怪獣ゾイガーの効果で最高レベル扱い

   古代怪獣ツインテール Lv1(1)

   暴君怪獣タイラント Lv1(1)

   オイル怪獣タッコング Lv1(1)

   月光怪獣再生エレキング Lv1(1)

   海底に眠りし古代都市 Lv1(0)

   超古代遺跡ルルイエ Lv1(0)

   オートバジン ビークルモード Lv1(0)

 

シュウヤの敗北まで あと1ターン。

 

「本当になんなんすかこのナレーション…()この盤面で負ける方がおかしいっすよ!」

 

第10ターン。シキは果たしてどのような手段で勝つのであろうか。

 

メインステップ。シキはアレックス(RV)を疲労させ、リザーブからコア1個を追加した。

 

「お前、ここから俺が勝つって言ったらどうだ?」

 

「ファッ!?そ、そんな訳ないでしょ…」

 

「いや、勝てるさ。お前の()()()()()()()()()()()()()

 

「ヒョッ?」

 

「-生きているのなら、神様だって殺してみせる」

 

「!?」

 

「赤2軽減の5コスト。戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴンをLv2で召喚-」

 

戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴン Lv2(3)

 

「ゴッドスレイヤー・ドラゴン!?」

 

確かその名の通り『神』を狩るスピリット…。

どっかで聞いたような…。

…まさか『神殺しのまあや』!?

 

説明しよう。

『神殺しのまあや』とは戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴンをキースピリットとしてバトルする事で知られている()()()()()()()()()

彼女は『神』を狩ることを生きがいとし、創界神ネクサスが登場した時にもありとあらゆる手段で狩り殺していたという。

 

最近の彼女は

 

「転醒編で神殺しがこんなに手に入ったからな。俺の欲求も満たされる」と語っている。

 

ちなみに『まあや』というあだ名は『マジで危ないヤバいヤツ』の略である。

 

「いや、ナレーター!『ヤバい』と『ヤツ』でまあやの『や』被ってるでしょ…!じゃねぇや!この状況がやべぇんだわ!」

 

「なにごちゃごちゃいってんだ。緑1軽減と赤2軽減刃狼べオ・ウルフ(RV)をゴッドスレイヤー・ドラゴンに左合体(ブレイヴ)するぞ」

 

「んなっ…だけどそれだけで俺のライフは…」

 

「いくぜ、アタックステップ。ゴッドスレイヤー・ドラゴンで超古代尖兵怪獣ゾイガーを指定アタック。更にもう一つのアタック時効果で相手のネクサスを破壊し、コイツは回復する。俺は海底に眠りし古代都市を破壊する」

 

「何ィィ!?指定アタックとネクサス破壊に、回復まで!?」

 

「ブロック後のフラッシュはあるか」

 

「い、いや…ないっす」

 

「俺もない」

 

圧倒的BPの差。当然ゾイガーは破壊される。

 

「刃狼べオ・ウルフ(RV)の効果だ。BPを比べ、相手スピリットだけを破壊したからな相手のライフを2個リザーブに置くぜ」

 

シュウヤ Life 4→2

 

「更に赤の世界の効果でお前のライフを1個削る」

 

シュウヤ Life 2→1

 

 

「ぐぬぬ…全て自分がまいた種なんすけど『神殺し』に遭遇してしまったのはキツイっすね…()」

 

 

「これで最後だ。ゴッドスレイヤー・ドラゴンでガンディノスを指定アタック。ゴッドスレイヤー・ドラゴンはカード名に『神』が入っている奴とバトルするとき、こいつのBPを+5000する。スサノヲの轟天神殿を破壊し、回復」

 

 

「ぬうぅ…フラッシュないっす!」

 

 

「同じくフラッシュないぞ。これが神を殺すってことだ。覚えとけ」

 

 

「ヌオオオオッ!」

 

 

シュウヤ Life 1→0

 

WINNER:シキ

 

Congratulations!!

 

「えーと、シキさんでしたっけ…?俺のボロ負けです()」

 

「まーな。お前のデッキ独特すぎるだろ。何だよタッコングやツインテールって」

 

「しょ、しょうがねーでしょ!ウルトラマンコラボ(実質ウルトラ怪獣なんすけどね)混ぜて赤青を中心とした『異合』兼『神』が付くガンディノスをサポートするデッキなんすから…」

 

「へー、そうなのか。だからあのゾイガーとかいうやつ入ってたのか」

 

「シキさん、次お願いしますー」

 

「お前、割と面白いやつだな。気にいった。今度会ったら、また相手してやるよ」

 

「アッハイ(小声)シキさんもお元気で」

 

「じゃーな。まぁ頑張れよ」

 

そういって彼女は次の対戦席へと向かっていった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

…回想終わり。

こうして俺は1回戦で敗北したわけです()もうきつかったですね!(クソデカ声)

にしても一人称が『俺』の女性カードバトラーですか。

珍しいっすね…。会ったの光黄さんに次いで二人目だ…。

ちなみに光黄さんはこの街とは違う所で会った人っす。あのバトルは楽しかったなぁ。

ともあれ何故だかシキさんに気に入られてしまったっす…。

ゾイガーがウケたんすかね…?分かんねぇや()

そう思いながら帰ることにしたっす。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

バトルスピリッツ獄焔 外伝

 

特撮カードバトラー 真木シュウヤ

 

『幕間 ショップバトル編!敗北のシュウヤ!』了。

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
実はバトルスピリッツ獄焔外伝には明確な時系列というのは決まっておりません。
本家『バトルスピリッツ獄焔』のどこかしらで起こった話…と一応位置付けてます。
ですのでいわば短編的な所もあるわけです。
この回は今後更新されるコラボ回【特別編その2】の後のお話になりますのでそちらの更新の方をお待ちしていだければ幸いです。
また今回バトルをダイジェスト形式にしてみました。ナレーションも合わせてアニメのようなスピード感(?)を演出できた…と思います(多分)
この形式についてもご意見頂けると幸いです。
それではまた次回の更新をお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

【幕間 ガンダムコラボブースターカード紹介!】

どうも置き物です!
遂にガンダムコラボブースターが発売されましたね!
僕は友人の協力もあってUCや【袖付き】・【ザフト】を組めそうです。またチーム・トリニティのデッキも組もうとしているのですがレシピが全然見つからないので開拓するしかないと思っております(血涙)
今回はコラボブースターのカード紹介ということでバトルスピリッツwikiより多数引用しております。
そのため、読みづらいところがあると思いますのでご了承頂ければ幸いです。
それでは本編をどうぞ!


時は5月某日。

ガンダムコラボブースター【宇宙(そら)を架ける戦士】のカードリストが公開された翌日。

とあるカードショップで2人の男は悩んでいた。

 

「おいカゲト、昨日のヤツ見たか?」

 

「あったりまえだろ。ガンダムの奴か」

 

神田カゲトとその友人・宍道アキラ。

数秒の時を置き、2人は同時に口を開く。

 

「「…全く分からん!」」

 

慌ててカゲトとアキラはスマホを取り出す。

 

「何だこのジンクスってカード!?何故に29枚まで入れれるの!?」

 

「終末の光の49個って微妙な数じゃねぇか!?他のカードも訳分からんけど!」

 

「とりあえずコイツらは原作で何かしらがあったヤツらだろ…だがガンダム無知の俺たちでも流石に使われそうなXレアについては知っておきたいよな」

 

「そうだよなー。じゃあシュウヤに聞いてみるか?」

 

「うーん…シュウヤってアイツ特撮コラボカードしか分かんないことないか…?」

 

「まぁコラボ繋がりだ。何か知ってるかもしれん。連絡入れてみろよ」

 

「へいへい。しゃーねぇなぁ」

 

アキラの提案に乗り、カゲトは渋々シュウヤへ電話をかけ始めた。

 

「はいもしもし、シュウヤっすけど。カゲトさんが連絡してくるなんて珍しいっすね」

 

「まぁな。唐突で悪いがお前ガンダムコラボ詳しい?」

 

「あー、それほど詳しいって訳じゃないっすね。ただ…」

 

「そうか、じゃあ切るわ」

 

「ちょっ待て待てまてぃ!待てや!」

 

「ええ…(困惑)なんだよ…」

 

「いや困惑したいのはこっちっすよ()実は知り合いにガンダムむちゃくちゃ詳しいカードバトラー居るんすけどそいつ呼びましょうか?」

 

「えっ、お前友達居たの?」

 

「…こっちから切りましょうかぁ!?(半ギレ)」

「冗談だって。俺らガンダム全然知らねぇからカードについて教えて貰いたいんだよ」

 

「そういうことすか。それならなんで先に言わないんですかね()」

 

「お前いじってて面白いからに決まってんじゃあ〜ん?!」

 

「いじられること慣れてるんでいいんすけど()分かったっす。とりあえずそいつの予定聞いて行けそうだったら今日行きますよ」

 

「了解ー。よろしく頼むわ」

 

「どうだった?」

 

「シュウヤの知り合いが教えてくれるらしいぞ。予定が合えば今日には来るってよ」

 

「そうか。とりあえずシュウヤ待ちか」

 

シュウヤside。

 

さてさて。

ガンダムコラボといえばやっぱりあの人ですよ。皆さんは覚えてますかね!そう彼ですよ!

『PHASE1 自由と可能性の獣』に出てきたイオリ君です。

俺にガンダムを教えてくれた友人っす。

『機動戦士ガンダムOO』の作中の言葉を借りるならガンダムマイスターといっても過言ではないですよ。マジで!!!

 

「あっ、もしもしイオリ君すか?」

 

「そうだよ」

 

うぉっ!?

いきなりCVリボンズ(黒アムロ)で返事するとかやめてもらえますかねぇ!?()

 

「何か用かい?」

 

「いやそれがねぇ…」

 

さっきのカゲトさんとのやり取りをイオリ君に話す。すると彼も納得してくれたようで

 

「了解!トランザム!」

 

「待てぃ!()そのまま家出る気かアンタは!場所はこの前対戦したとこでよろしく」

 

「了解した。イオリ、突貫します!」

 

通話切れちった…。まぁ、イオリ君のことだから大丈夫だとは思うんすけど…。

さて俺も急いで店に向かうことにしますかね!

 

ー『いつもの店』

 

「シュウヤの奴はどうなったんだ…?」

 

「気長に待ってろって。来るかどうかも分かんねぇんだし」

 

「そうだけどさぁ…」

 

カゲトとアキラが話している時、店の自動ドアが開いた。

ここから自分のパートっすよ!ナレーション!

 

「カゲトさん!お待たせしたっす!」

 

「おお、シュウヤか」

 

「ということでガンダムに詳しいカードバトラーのイオリ君を連れてきたっすよ!」

 

「どもっす」

 

「初めましてだよな?俺は神田カゲト。使用デッキは龍帝・古竜だ。んでコイツは宍道アキラ。メイン系統は剣獣だが、緑なら結構何でも使うそうだ」

 

「おいおい。俺のセリフ盗るなよなぁ。まぁそんな感じだ」

 

「なるほどなぁ。んでカゲト…さんは何が知りたい訳で…?」

 

「カゲトでいいよ。シュウヤと同じ歳なんだろ?」

 

「俺もカゲトと同じだ」

 

「おっけ。じゃあカゲトとアキラで」

 

「おう!よろしくな」

 

「それじゃ本題に入りますか。ガンダムのカードリスト見て唸ってたらしいですが…」

 

「…そうだよ(小声)とりあえずXレアについて教えて欲しいんだ。あとちょくちょく気になるカードもあるんだけど…」

 

「分かった。どれから知りたいの?」

 

「うーん…とりあえずアキラ頼むわ()」

 

「俺に押しつけかよ…とりあえず俺が気になるのはこの『ダブルオーライザー』と『アルケーガンダム』が気になるな」

 

「おっ、いい所目をつけるねぇ。両方『機動戦士ガンダムOO』に出てくるMSだね」

 

「アキラ緑じゃねぇーのかよ」

 

カゲトさんが言葉を漏らした瞬間。

アキラさんの腹パンがカゲトさんに叩き込まれた。

 

「お前さぁ、どうみたってこのブースターに緑のカード入ってる訳ないだろ。」

 

「…じょ、冗談に決まってんだろバカ野郎…」

 

あー…そのまま机に伏せちゃったよこの人。

口は災いの元とは言いますけど…。

そんなカゲトさんは放っておいてカード解説に移ります。

 

スピリット

8(4)/青/MS・CB

<1>Lv1 7000 <3>Lv2 11000 <6>Lv3 16000

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

ボイドからコア1個ずつを、系統:「CB」を持つ自分のスピリットすべてに置ける。

さらに、カード名に「ガンダム」を含む自分のスピリットが2体以上いるとき、相手の手札すべてをオープンして手元に置く。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

相手の手元のカード1枚を破棄し、コスト8以下の相手のスピリット1体を破壊する。

バトル終了時、自分のトラッシュにあるカード名に「ガンダム」を含むカード3枚をデッキの下に戻すことで、このスピリットは回復する。

シンボル:青青

 

イラスト:森下直親

 

フレーバーテキスト:

兵器を越えた性能を秘めし、ガンダムを超えた存在。

 

※バトスピwikiより引用。

 

「イオリ、ダブルオーライザーって同じ弾に入っているダブルオーガンダムと何か関係あんの?」

 

「ダブルオーライザーはダブルオーガンダムに支援機のオーライザーが合体したものだよ。あと、ガンダムを超えた存在だからね。ガンダムじゃないんだよ」

 

「な…なるほどな。とりあえずガンダムじゃないのは分かった()てか効果で手札に全手元とかヤベーな()しかもそれ破棄して破壊したりするし…」

 

「作中で人々の意識を感応させてたから多少はね?()」

 

「このモビルスーツってそんな事出来るのか…。じゃあ次にアルケーガンダムについて知りたいんだが」

 

「アルケーね。それじゃ合わせてパイロットブレイヴも解説した方がいいかな」

 

「へー。パイロットいるのか、そいつは気になる」

 

「それじゃアルケーのテキストを確認しましょうか」

 

スピリット

7(3)/青/MS

<1>Lv1 8000 <3>Lv2 12000 <5>Lv3 15000

手札にあるこのカードは、スピリットのアタックによってライフを減らしたか、スピリットが破壊されたとき、1コスト支払って召喚できる。

Lv1・Lv2・Lv3:フラッシュ『このスピリットのアタック/ブロック時』

3コストまでを支払うことで、支払ったコストにより、次の効果を発揮する。

1コスト以上:コスト7以下の相手のスピリット1体を破壊する。

2コスト以上:このスピリットは回復する。

3コスト:ターンに1回、自分のアタックステップなら、自分は、相手の手札1枚を内容を見ないで破棄し、相手のライフのコア1個をリザーブに置き、相手のデッキを上から6枚破棄する。

シンボル:青

 

イラスト:森下直親

 

フレーバーテキスト:

アリー・アル・サーシェスの駆るスローネシリーズの実戦配備最終形態。

 

※バトスピwikiより引用。

 

「…何か3つで効果といえばマグナマイザーとか思い出すんだが。スピリット破壊、回復、ハンデス・ライフバーンにデッキ破棄。ともあれ効果の一つ一つが強いな」

 

「そうだね。この3種類の効果っていうのはアルケーが搭載している3基の擬似GNドライヴが元かな」

 

「ほへー。なるほど」

 

「ってシュウヤは何関心してんだよ」

 

「いやー、俺まだOO履修出来てないですからねー。途切れ途切れだったんで全話見返してるんですよ」

 

>約束したはずの二人さえ 気づかず通り過ぎて行く

 

「って今見てるんかい()」

 

「シュウヤ、店で見てると怒られないか…?」

 

「大丈夫っすよ。ちゃんとイヤホン付けますから」

 

「それならいいが…。アルケーガンダムのフレーバーテキストに書いてるスローネシリーズって今弾に入ってる奴らの事か?」

 

「そうそう。スローネアイン、ツヴァイ、ドライ。ガンダムスローネツヴァイを元にしてパイロットのアリー・アル・サーシェス専用機として作られたのがアルケーって訳。という事でパイロットのアリー・アル・サーシェスも紹介しよう」

 

ブレイヴ

6(4)/青/パイロット

<0>Lv1 1000 <0>合体+7000

このブレイヴはスピリット状態のとき、アタック/ブロックできない。

Lv1『このブレイヴの召喚時』

相手のブレイヴ1つか、系統:「起幻」を持たない相手の創界神ネクサス1つを破壊する。

合体条件:MS/MA&コスト6以上

【合体中】『このスピリットのアタック時』

ターンに1回、このスピリットは回復できる。

このスピリットが相手のライフを減らしたとき、このブレイヴの『このブレイヴの召喚時』効果を発揮できる。

シンボル:青

 

※バトスピwikiより引用。

 

「あ゛ー゛っ゛!゛」

 

「うぉわっ!?」

 

大声を出して急に目覚めるのは古竜バk…ゲフンゲフン カゲトさんだった。

 

「うるさすぎてイヤホンしてても聞こえましたよ!どうしたんすか!?」

 

「コイツだよ!コイツ!何で人間の癖に創界神ネクサス破壊できんの!?おかしいだろ!人が神殺せるってなん…」

 

カゲトさんが最後の言葉を言いかけた時。

彼は再びテーブルに顔を伏せていたっす。

 

「やれやれ…声が大きいのはシュウヤ君だけだと思ったんだがな」

 

て、店長?いつの間に…。

 

「…店長、今何したんすか?」

 

「当て身」

 

そういうと店長はスタスタと店の奥の方へと戻っていった。

やっぱ怖ぇわこの人…。

 

「…解説続けようか」

 

「お、おう…」

 

「召喚時効果について。とりあえずブレイヴ破壊は言わずもがなパイロットを殺害の効果の再現です、ハイ()。創界神ネクサスを破壊する効果はアリー・アル・サーシェスにとって神という存在はしないのさ。ライフ減らした時にも召喚時を使える効果は、戦争屋としての彼そのものだよね。色々破壊するし()」

 

「しかも合体した時のBPの上がり方ヤバくないか…?」

 

「そこは卓越した戦闘センスや技術の賜物って訳で。この人1機で複数のガンダム相手に圧倒してたし…」

 

「そうなのか…。後俺が気になるのもう1つ聞いてもいいか?」

 

「いいよ。どれかな」

 

「このジンクスってカードは何で29枚まで何だ?20でも無く30でもない。そこが気になってるんだ」

 

「ああ、それね。ジンクスはOO本編で計30機作られて3つの組織に提供されたんだけどどっかの変態(グラハム・エーカー)解体(バラ)したから29機なんだよね()」

 

「バラしてどうしたんだ?」

 

「自分の機体の強化に使った」

 

「ええ…(困惑)。けどダブルオーライザーとアルケーガンダムについては分かった。ありがと」

 

「じゃあ次は俺ね」

 

アキラさんの質問が終わると机から声がした。

さっきまで倒れていたカゲトさんがいつの間にか復活してた。

このまま閉店まで寝込むかと思ったっすわ()

 

「やっぱり赤だよ赤。フルアーマー・ユニコーン?って奴とシナ海、じゃなくて…」

 

「…もしかしてシナンジュっすか…?」

 

「そうそう、それそれシナンジュ」

 

どうなったらシナンジュがシナ海になるんだこの人は…。

 

「コイツらの性能一体どうなってんだってぐらい強いから聞きてぇのよ」

 

「了解。とりあえずフルコーン(※フルアーマー・ユニコーンの略称)からね」

 

スピリット

9(4)/赤/MS

<1>Lv1 10000 <3>Lv2 12000 <6>Lv3 20000

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック/ブロック時』

BP10000以下の相手のスピリット/アルティメット2体を破壊する。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

最もBPの高い相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

バトル終了時、BP15000以下の相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。

この効果発揮後、相手のスピリットがいないとき、相手のライフのコア2個をリザーブに置く。

シンボル:赤赤

 

イラスト:kaz

 

フレーバーテキスト:

ラプラスの箱を巡る戦い、その最終座標へ。

 

※バトスピwikiより引用。

 

「本当にフィニッシャーって感じだな。効果使えばこのスピリットのシンボルも合わせて決めに行ける感じだな。けど9コスの赤4軽減だろ?彷徨う天空寺院とか使わなきゃいけねぇな」

 

「あのー…カゲトさん重要な事忘れてないすか?」

 

「ん?何がだよ」

 

「【NT-D】ですよ【NT‐D】」

 

「【NT‐D】…?」

 

オイオイオイオイオイオイ。

まさか知らないとか言うんじゃないんすよね…

こっから説明するんすか!?

 

「シュウヤ!とりあえずカゲトに【NT-D】

のテキストをミテモラウンダッ!」

 

「は、はいぃ!」

 

後半アスラン・ザラになりかけていたイオリ君の声に驚いて俺は慌ててバトスピwikiのページを見せた。

 

LvX:フラッシュ【NT-D】

フィールドにシンボル2つ以上のスピリットがいるとき、このスピリットは自分の手札にあるカード名に「デストロイモード」を含むスピリットカード1枚と回復状態で入れ替えられる。

そうしたとき、(追加効果)。

 

※効果詳細はバトスピwikiより引用。

 

俺とイオリ君のバトルを見て貰った方には説明不要だとは思いますけどユニコーン系列が持つキーワード能力です。

 

「へー。ダブシンのスピリット居たら回復状態で入れ替えねぇ…入れ替え!?」

 

「絶対チェックしてなかっただろお前…」

 

「そ…そんなことねぇし。お前とやった時煌臨とか理解してたろ!」

 

「その割には重疲労は知らなかったみたいだが?」

 

「…」(唇を噛み締める)

 

「はいはい。そんな漫才してる場合じゃないっすよ。イオリ君、続き頼んます!」

 

「君らいっつもこうなの…?()とりあえずいえることは後攻2ターン目にはゲームエンドまで持っていくことが可能ってことだよ」

 

「ファッ!?マジか…」

 

「それだけUCは破壊力あるって事なんすよ…」

 

「次シナンジュ行ってみよか」

 

スピリット

6(4)/赤/MS・袖付き

<1>Lv1 8000 <3>Lv2 13000

Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』

このターンの間、系統:「袖付き」を持つ自分のスピリットすべては相手の効果を受けない。

Lv1・Lv2『自分のアタックステップ』

自分のスピリットがブロックされたとき、このスピリットは回復する。

【合体中】Lv2『自分のアタックステップ』

カード名:「フル・フロンタル」との合体中、このスピリットのシンボルを赤シンボル3つにする。

シンボル:赤

 

イラスト:森下直親

 

フレーバーテキスト:

赤い彗星の再来、フル・フロンタルの乗機。

 

「ト、トリプルシンボル!?どういう事だよ…()」

 

「通常の3倍の速度って事っすよ(小声)他のMSの3倍の速度で移動するのをイメージした再現かと…」

 

「ええ…(困惑)しかも召喚したターン系統:『袖付き』に効果を受けないを与えて自分のスピリットがブロックされたら回復とかおかすぃー…」

 

カゲトさんが口を尖らせながら呟く。

そんなにならなくても…(小声)

 

「ブロックされて回復はシナンジュの前に立ちふさがった連邦のMSを次々と撃墜したことの再現だね」

 

「ほうほう。コイツのパイロットも同弾収録なんだな」

 

「フル・フロンタルね。今テキスト見せるわ」

 

ブレイヴ

6(4)/赤/パイロット

<0>Lv1 1000 <0>合体+6000

このブレイヴはスピリット状態のとき、アタック/ブロックできない。

Lv1『このブレイヴの召喚時』

相手が相手のスピリット1体を破壊しなければ、自分はデッキから2枚ドローする。

合体条件:袖付き&コスト5以上

【合体中】『自分のアタックステップ』

系統:「袖付き」を持つ自分のスピリットすべてをBP+5000する。

【合体中】『このスピリットのアタック時』

相手のスピリット1体を指定してアタックする。

シンボル:赤

 

※バトスピwikiより引用

 

「なんか破壊迫ってるんですが…」

 

「この効果は機動戦士ガンダムUCの『episode2』で地球連邦軍の戦艦『ネェル・アーガマ』に強襲かけた時の再現だね。ラプラスの箱に由来するものを引き渡すか、ネェル・アーガマを撃沈させるかを選択させてる」

 

「な、なるほど…。BPのパンプアップに加えて、指定アタックもあるのか。シナンジュの効果といい相性良いな」

 

「そりゃシナンジュはフル・フロンタルの専用機だからね。組み合わせるとバケモンになるよ」

 

「ん?てかシナンジュってもう1枚無かったっけ?」

 

「ああ、[ロケット・バズーカ装備]の事ね」

 

スピリット

7(4)/赤/MS・袖付き

<1>Lv1 7000 <3>Lv2 10000 <4>Lv3 13000

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

系統:「起幻」を持たない相手の創界神ネクサス1つを破壊する。

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

相手のネクサス1つを破壊し、自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

バトルしている相手のスピリットを消滅/破壊したとき、このスピリットのシンボル1つにつき、相手のライフのコア1個をリザーブに置く。

シンボル:赤

 

イラスト:マスクド

 

フレーバーテキスト:

シナンジュに実体弾の追加装備をした状態。ネェル・アーガマとガランシェールを

待ち構えていたゼネラル・レビルに単機で接近、終始圧倒した。

 

※バトスピwikiより 引用。

 

「うーん…さっきのアリー・アル・サーシェスといい、このシナンジュといい何で人間やモビルスーツが創界神割れるの…ねぇ?」

 

確かにカゲトさんの言いたいことは分からない事は無いっすけどね()

 

「それにはきちんと理由があると思うよ」

 

「イ、イオリ君…?」

 

「シナンジュって言うMSには、可能性の神と言う存在の否定があるんだ。正確に言えばそれはフロンタル自身なのだけど。また人を超えた神とは違う存在として在る。それが破壊効果に繋がったんじゃないかな?」

 

「おお…?」

 

カゲトさんはワードの多さにポカーンとしていた。

 

「そしてUCの中で『宇宙世紀は神の世紀との決別』って言ってたし、創界神ネクサスとの決別かな。そういう意味合いもあると思うよ。B社が雑にそういう効果を付けた訳では無いことを知っていただきたい」

 

「」ポカーン

 

「なるほど…」

 

カゲトさんは放心してたけどアキラさんは納得していた様子だった。

 

「けど系統もよくわかんねぇよなぁ『連合』とか『ザフト』とか…俺、ガンダムといえばジオン?だっけそれぐらいしか知らないな」

 

「それなら説明するよ…」

 

「あー!イオリ君待って待って!」

 

「ん?どしたん?」

 

「尺がないから次回やるよ!次回!」

 

「えっ、まだX枠のフリーダムとプロヴィデンスが…てか次回って()」

 

「次組織も合わせて説明しよう!うん!」

 

ということで続きます!()

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次回 バトルスピリッツ獄焔 外伝。

 

『系統と組織』

 

君の中のニュータイプが、目を醒ます。

 

 




いかがだったでしょうか?
次回に続きます!(小声)
架空バトスピでも丸々1話カード紹介に使った回は(恐らく)ないのではないでしょうか(多分)
また次回のカード紹介に向けて『このカードについて解説して欲しい!』というものがあれば感想等で是非お書きになってください!
次回の内容で解説させて頂きます!
なお各カード解説文に関して、ガンダム好きの友人が監修してくれています。本当に感謝してもしきれませんね…!
それではまた次回もお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

【夏の特別編 ししょう〜師匠〜】

バトルスピリッツではお久しぶりです。置き物です。
前回の更新から約2ヶ月。
冨樫病(?)にかかっていましたが遂に連載再開します!
久しぶりのバトル描写という事で拙い部分があるとは思いますが、楽しんで頂けたら幸いです。
今回はシュウヤ君の師匠が登場。どんなバトルになります事やら。


「店長ォ……暇っすね……」

 

「……確かにな」

 

店長と駄べりながら呟く。店の中には俺以外客が居ない。

暑い。他の店員さんも頻繁に水分補給を行う有様だ。

暑い。他のお客さんが居ないから暇だ。

暑い……。暑い暑い暑い暑い!

 

「うるさいぞ。あと声出てるからな」

 

チョップと共に忠告をされる。すいません一人言は無自覚なもんで……。

 

「けど暑すぎませんか?冷房効いてます?」

 

「エアコンならちゃんと付けてるだろ」

 

「それにしては暑いっすよ。なんですか電気代滞納してるから涼まな……」

 

言い終わろうとした瞬間、店長から紫のオーラが出ている事に気づく。

 

「何か言ったか?」

 

いえ何も!(ヴェッ!?マリモ!)

 

こうして俺は口を噤むことにした。

紫のオーラ怖いからやめて欲しいっす()

後、そのオーラ結構熱いんで……()

 

内心ツッコみをいれていると、自動ドアが開く音がした。

しかし、振り向いて見ると誰もいない。

オイオイ、エアコンで涼みたくて速攻で入ってきたかぁ?

 

「誰っすかねぇこんなクソ暑い時にくる物好きは」

「物好きで悪かったなぁ……♡」

 

「うぉわぁ!?」

 

声のする方へ思わず顔を向ける。

その人は俺が良く知ってる人だった。

だけどこの人。俺の右肩に顎乗っけてんすよね()

顎を離し、俺の目の前に移動する。

 

「シュウヤ、元気にしてたか?」

 

「JJさんビックリするじゃないすか……後、早く離して下さいよ!」

 

「つれねぇな。折角様子見に来てやったのによ」

 

そういってJJさんは俺の身体から離れていった。

 

「シュウヤ君、その人は君の知り合いかね?」

 

「あっ、はい。店長はJJさんと会うの初めてでしたね」

 

JJ(ジェイジェイ)さん。

俺の尊敬するカードバトラー兼師匠とも言うべき存在。バトスピを始めたばかりの頃、俺に【魔王獣】のデッキについて色々叩き込んでくれた人だ。

職を転々としながらも、俺を気にかけてくれている……らしい。

これ本人から聞いた訳じゃないすからね(小声)

 

「最近はこの店でバトルの腕を磨いている……って事でいいんだよな?」

 

「そ、その通りっすよ!」

 

まずい、店の話……。

早くこの話を切り上げないと店長が……。

 

「まぁ初来店の時、ハーモニカ吹かれたがな」

 

店長ォォォォォォォォ!!

 

「……おい、シュウヤ。てめぇハーモニカ吹きやがったのか?」

 

「そ、そうっす…(小声)」

 

やっべぇ……やり過ごさなきゃ……(使命感)

店に迷惑かけたってバレたら俺もうボコボコにされますよ。

いや、もう店長が俺の方チラチラ見てるから店長にボコされそうなんですけどね!

 

「あの音色やめろって言ってるだろ!」

 

へっ……?

 

「あの音色苦手だって何回言えば分かんだよ!お前のハーモニカ頭に響くから結構キツイんだよ!分かるか!?なぁ!?」

 

あー……そっちっすか()

 

「大丈夫っすよJJさん、俺ハーモニカ吹いたらここ出禁になっちゃいますから()」

 

「……なるほどなぁ。お前、店で吹かないように気をつけろよな?」

 

急に冷静になるJJさん。

というのもJJさんは何故か俺のハーモニカの音が苦手らしい。ちなみにオーブニカの音は大丈夫らしく、こないだラジカセ担ぎながら聴いてたぐらいだ。

このご時世ラジカセ使ってる奴とかいるのかはさておき、なぜ俺の所に来たんすかね?

 

「JJさん、今日は何用すか?」

 

「何用って遊びに来たに決まってんだろよ。勿論バトスピで。お前の腕がどれくらい上がったか試してやるよ」

 

「……抜き打ちって奴すね!かかってこいですよ!」

 

「それじゃあ店長さん。バトルマシン借りるぜ?」

 

「いいだろう。この申請用紙に記入頼む」

 

「あいあい」

 

JJさんが用紙に書き込んだ後、俺達は使用許可を貰い、バトルマシンへと足を進める。

 

「それじゃいくぜ」

 

「うっす!」

 

「「ゲートオープン!界放!」」

 

TURN1

先行はJJさんだ。

 

「先行は貰った。スタートからメインまでいくぜ。俺は0軽減1コストでゲッコ・ゴレムを召喚」

 

青のシンボルが砕けちり、ヤモリの様なスピリット

ゲッコ・ゴレムがバトルフィールドに召喚される。

 

ゲッコ・ゴレム Lv1(1)

 

「更にゲッコ・ゴレムには俺のメインステップ中白シンボルを2つ追加する能力がある。青シンボルと白シンボル1つずつで合計2軽減1コスト。

宇宙ロボットキングジョーブラックをLv1で召喚!」

 

バトルフィールド上空に突如として4つの円盤が出現する。

あれは鳥か!?飛行機か!?

そして、円盤達は合体を始める。

4つの円盤はロボットを構成する部分(パーツ)だった。

それらは合体すると1つの巨大なロボットとしてバトルフィールドに降り立ち、大地を揺らす。

 

いや!キングジョーブラックだ!

 

宇宙ロボットキングジョーブラック Lv1(1)

 

キングジョーブラック。

『大怪獣バトルシリーズ』に登場し、あの宇宙恐竜ゼットンとも互角に渡り合える圧倒的な強さを誇る。

俺も大怪獣バトル見てたけど合体ロボットは男のロマンっすよ、マジで!

……ん?けどキングジョーブラックの能力って確か……。

 

「ご名答、【超装甲:赤/紫】だ♡」

 

「そ、そりゃないっスよ!師匠!!」

 

「だぁれが師匠だ。これで俺はターンエンド」

 

《JJ》

 

Life:5

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :2

 

Burst:無

 

Field:ゲッコ・ゴレム Lv1(1)

:宇宙ロボットキングジョーブラック

Lv1(1)

 

TURN2

 

「俺のターンっすよ!スタートからメインまで!俺は破壊神スペースゴジラを召喚!」

 

バトルフィールドに両肩に大きな水晶体を持つゴジラ、スペースゴジラが姿を見せる。

 

「召喚時効果を発揮!デッキの上から4枚オープンしてその中のネクサスカード1枚を加えるっす!」

 

オープンカード

:大魔王獣マガオロチ

:タワーに集まる邪悪

:合体魔王獣ゼッパンドン

:風ノ魔王獣マガバッサー

 

「俺はタワーに集まる邪悪を手札に加えて、残りは破棄しますよ!」

 

「出だしは上々ってとこか」

 

「そうっすね。俺はバーストをセット。アタックステップ、エンドステップっす!」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :4

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:有

 

Field:破壊神スペースゴジラ Lv1(1)BP4000

 

TURN3

 

「俺のターン。スタートからメインまで行くぜ。まずはリザーブのコアとキングジョーブラックのソウルコアを入れ替えだ。そして白2青1軽減1コスト。さっきリザーブに戻したソウルコアを支払いに使い、無双鉄神インぺライザーを召喚。」

 

無双鉄神インぺライザー Lv1(1)

 

次に現れるのはまたもやロボット怪獣。

頭部の三連ガトリング砲が特徴的なこの怪獣の名はインぺライザー。

『ウルトラマンメビウス』に登場しウルトラメビウス、そしてウルトラマンタロウを苦しめた強敵。破壊されても再生するその脅威の戦闘続行能力は子供心にトラウマを残しましたよ…()

 

「インぺライザー……!そんなトラウマスピリットを()」

 

「召喚時効果発揮すっぞー。相手のスピリット、破壊神スペースゴジラを手札に戻す。更に召喚コストにソウルコアを使用したのでボイトからコア1個をコイツ以外のスピリットに置く。コアはキングジョーブラックに置くぞ」

 

キングジョーブラックLv1→2(2)

 

「更にゲッコ・ゴレムのLvを2にして、ターンエンドだな」

 

ゲッコ・ゴレム Lv1→2(2)

 

《JJ》

 

Life:5

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :1

 

Burst:無

 

Field:ゲッコ・ゴレム Lv2(2)

:宇宙ロボットキングジョーブラック Lv2(2)

:無双鉄神インぺライザー Lv1(1)

 

TURN4

 

「俺のターンっす!スタートからメインまで!」

 

「まずは体勢を整えるっすよ!俺は4コストでタワーに集まる邪悪を配置!」

 

タワーに集まる邪悪。

俺の十八番(オハコ)とも言えるべきネクサス。

このネクサスに何度も助けられているっす。

 

「更に1軽減2コストで灼熱の谷を配置してターンエンドっすよ!」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :6

 

Burst:有

 

Field:タワーに集まる邪悪 Lv1(0)

:灼熱の谷 Lv1(0)

 

TURN 5

 

「俺のターン。スタートからメインまで。」

 

「コアが足んねぇ事はないな。俺は白2軽減1コスト。鋼鉄魔神の【アクセル】を使用。デッキの上から3枚見て1枚ずつデッキの上か下に戻せる」

 

JJさんはデッキトップを確認した後、このまま上の方が良いと判断したのか準番を並べ替えて、デッキの上に戻した。

 

「更にNo.28ソルジャーストアハウスを配置。不足コストはゲッコ・ゴレムから確保」

 

ゲッコ・ゴレム Lv2→1(2→1)

 

JJさんの背後。

一瞬にして和風の城が建築されるかと思えば、その中には違和感の塊としか思えないミサイルがある。更には厳重な警備が敷かれているのか上空にある無数の飛行船が周囲を絶えることなく見張っている。

 

「配置時効果を発揮。デッキの上から4枚オープンしてその中のブレイヴカードを1枚手札に加える。更にソウルコアを支払いに使用してるからな、系統:『機人』を持つスピリットカード1枚も手札に加える」

 

オープンカード

:アルテミックシールド

:氷の覇王ミブロック・バラガン

:奇機械宇宙人ガピヤ星人サデス

:鋼鉄魔神

 

「アルテミックシールドは白の効果でオープンされたから回収する。更にブレイヴカードの鋼鉄魔神、系統:『機人』を持つ氷の覇王ミブロック・バラガンを加える。残ったカードは破棄されちまうがな」

 

奇機械宇宙人ガピヤ星人サデス→破棄

 

……流石JJさんだ。動きに無駄がない。

最後に見えた2枚目の鋼鉄魔神以外は先程の【アクセル】でトップを操作した物。

更にミブロック・バラガンとガピヤ星人サデスを並べて戻すことでミブロック・バラガンを加えつつ、トラッシュにいても効果を発揮出来るサデスを破棄出来るように仕込んでいた。

この人、やっぱり出来る……!

 

「宇宙ロボットキングジョーブラックのLvを下げ、No.28ソルジャーストアハウスのLvを2にする。更にバーストをセットしてターンエンドだ」

 

《JJ》

 

Life:5

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :3s

 

Burst:有

 

Field:ゲッコ・ゴレム Lv1(1)

:宇宙ロボットキングジョーブラック Lv1(1)

:無双鉄神インぺライザー Lv1(1)

:No.28ソルジャーストアハウス Lv2(1)

手元:鋼鉄魔神

 

 

TURN 6

 

「俺のターン。スタート、コア、ドローステップ時に灼熱の谷の効果でドロー枚数追加して1枚破棄するっすよ。破棄はマガゼットンを破棄するっす」

 

マガゼットン→破棄

 

「リフレッシュ、メインステップ。まずは赤2軽減1コストで風ノ魔王獣マガバッサーを召喚!」

 

バトルフィールドに青い翼を持つ、翼竜のような怪獣が竜巻と共に舞い降りる。魔王獣の一体、マガバッサーだ。

 

風ノ魔王獣マガバッサー Lv1(1)

 

「マガバッサーか。無難な札だな。」

 

「続いてマジック、マガタノ迅雷を使用!デッキから2枚ドロー。更にソウルコアを支払いに使用しているのでトラッシュのカード名『魔王獣』を含むスピリットカードを回収する!俺はマガオロチを回収しますよ」

 

「そしてタワーに集まる邪悪、灼熱の谷をそれぞれLv2にしてアタックステップ!マガバッサーでアタック!アタック時1ドロー!」

 

「それじゃNo.28ソルジャーストアハウスのLv2効果。相手のスピリットがアタックした時ボイトからコア1個を系統:『機人』を持つ自分のスピリットに置く。俺はキングジョーブラックに置き、Lvが再び2に上がるぞ」

 

キングジョーブラック Lv1→2(1→2)

 

「俺はフラッシュはねぇ。だがシュウヤ、お前の事だからあるんだろ?」

 

「ご名答!フラッシュタイミング!タワーに集まる邪悪の効果を発揮!」

 

タワーに集まる邪悪のLv1・2効果。

お互いのアタックステップ中、手札にある『魔王獣』を含むスピリットカードを破棄することでそのスピリットが持つアタック時効果を発揮する。

今回破棄するのは大魔王獣マガオロチ。

BP5000以下のスピリットを2体破壊し、破壊したスピリット1体につき1ドローするものだ。

対象はゲッコ・ゴレム及びインぺライザー。

キングジョーブラックはBP以前より【超装甲】の関係上効かないっすよ。

タワーからマガオロチのマガ迅雷が放たれ、ゲッコ・ゴレムとインぺライザーを襲った。2体のスピリットは為す術なく、破壊された。

 

「マガオロチの効果でゲッコ・ゴレムとインぺライザーを破壊。更に2体破壊したので2ドロー!」

 

「……少しは使い方が分かってきたじゃねぇか。魔王獣にとって大事なのはトラッシュだけじゃねぇ。手札も重要だ」

 

そう。だからこのバーストは双翼乱舞。

JJさんの召喚時効果発揮に合わせて新たなる魔王獣や防御札を引くために仕込んでるっす。

 

「だが、目に見えているものだけを捉えようとするのは直せよ?」

 

「へっ……?」

 

「相手によるスピリット破壊時によってバースト発動!」

 

「!?」

 

覇王(ヒーロー)Xレアの力、お借りします!魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー!」

 

伏せていたバースト。それは先程No.28ソルジャーストアハウスで手札に加えていた氷の覇王ミブロック・バラガンではなかった。

 

「まぁリバイバルなのは許せよな?バースト効果によって相手のバースト1つを破棄!」

 

突如、セットされていた双翼乱舞のカードが爆発。

バーストエリアから姿を消す。

 

「返してくれよ!俺の双翼乱舞!」

 

「返さねーよ。そして相手のスピリットかアルティメット1体をデッキの下に戻す。あばよ、マガバッサー」

 

更にどこからともなく吹いた桜吹雪がマガバッサーを包み込む。

マガバッサーはなすすべなくデッキの下へと追いやられた。

 

「そして魁の覇王 ミブロック・ブレイヴァーをLv2で召喚ッ!」

 

魁の覇王 ミブロック・ブレイヴァー(RV)Lv2(2)

 

バトルフィールドで桜吹雪が舞う中。

覇王Xレアのカードであるミブロック・ブレイヴァーが手に持つ太刀を振り、空を切りながら姿を現した。

 

「どうだデッキバウンスの味は」

 

「デッキバウンスはこのデッキにおいてキツい事の一つ。師匠の言う通りっすね……!」

 

「フッ……。歓心してる場合かよ」

 

「ともあれ何も出来ないっすからこのままターンエンドっすよ」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :9

 

Reserve :1

 

Trash :3s

 

Burst:無

 

Field:タワーに集まる邪悪 Lv2(2)

:灼熱の谷 Lv2(1)

 

TURN 7

 

「そろそろゲームエンドへ持っていくのを考えなくちゃいけねぇな。スタートからメインまで」

 

「俺は白2軽減2コストで手元から鋼鉄魔神を召喚。そして鋼鉄魔神をキングジョーブラックと魁の覇王ミブロック・ブレイヴァーにそれぞれに合体(ブレイヴ)!」

 

鋼鉄魔神。名前通りの鋼鉄みたいな硬さを持つのだろうか。

この異魔神ブレイヴの両手から力が放たれ、キングジョーブラックとミブロック・ブレイヴァーを強化する。

 

「更に白2軽減の2コスト、防衛センター急襲を配置。」

 

No.28ソルジャーストアハウスの南に突如現代的な建物が立ち並ぶ。 このネクサスは名前の通り、『ウルトラセブン』第14話にてキングジョーが六甲山の防衛センターを急襲したシーンが元になっている。

ちなみに六甲山は兵庫県の南部に位置しており、No.28ソルジャーストアハウス……。

つまり兵庫県のネクサスと(えん)があるカードでもある。

 

「キングジョーブラックのLvを下げ、防衛センターのLvを上げる。」

 

キングジョーブラック Lv2→1(2→1)

 

防衛センター Lv1→2(0→1)

 

JJさんは着々と布陣を固めつつあった。

その布陣は攻撃にも防御にも対応できる。

防衛センター急襲の効果は相手のアタックステップ、自分の白のスピリット全てのBP+3000、更にカード名に『キングジョー』を含むスピリットは全て疲労状態でブロックできる。

つまり俺のターン中、キングジョーブラックは鋼鉄魔神と左合体(ブレイヴ)しているのを含め、BP9000。

このBP以下のスピリットのアタックは全て通されなくなる。

そして、防衛センター急襲Lv2効果。

バトル終了時このネクサスを破壊すればアタックステップを強制終了。

もちろん、先程手札に加えたアルテミックシールドを使用する可能性もある。

この守りをどう突破するかが俺の課題っすね……!

 

「更にバーストをセット。これでアタックステップだ。鋼鉄魔神を合体したミブロック・ブレイヴァーさんでアタックだ。更に鋼鉄魔神の【左合体中】/【右合体中】は相手のネクサスの効果を受けねぇぞ。まぁタワーに集まる邪悪はスピリットの効果発揮させてるから関係ないがな。除去札はあんのか?」

 

「フラッシュは……ないっす」

 

「それじゃ2点…貰うぞ」

 

鋼鉄魔神で強化されたミブロック・ブレイヴァーの一太刀。

一瞬のうちに俺のライフを2点奪い去った。

 

《シュウヤ》

Life 5→3

 

「キャハハハハ……!その程度で俺が教えた【魔王獣】を使おうってのか?笑わせるなよ……!」

 

JJさんの笑いは突如として怒りに変化し、こちらを睨む。

 

「キングジョーブラックでアタック。これはどうする」

 

「コイツもライフで……受けます!!」

 

《シュウヤ》

Life 3→1

 

キングジョーブラックのペダニウムランチャーから放たれた一撃。

ミブロック・ブレイヴァーと同じく鋼鉄魔神によって強化されている攻撃は俺のライフを確実に奪い、瀕死の状態まで追い込む。

 

「どうした、その程度か。俺に()()()魔王獣を見せてくれるんじゃないのか。ああ!?」

 

叱責。全くどこまでも厳しい人っすね……。

 

「……ここからですよ。俺の魔王獣は……!!」

 

「……そうか。じゃあ見せてみろよ、シュウヤ。俺はターンエンド」

 

《JJ》

 

Life:5

 

Hand :2

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:有

 

Field:宇宙ロボットキングジョーブラック

Lv1(1)+鋼鉄魔神(左合体)合計BP 6000

:魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー(RV)

Lv2(2)+鋼鉄魔神(右合体)合計BP 15000

:No.28ソルジャーストアハウス Lv2(1)

:防衛センター急襲 Lv2(1)

 

TURN 8

 

「初めに言っておくがシュウヤ、魁の覇王ミブロック・ブレイヴァーには『相手のアタックステップ終了時』に発揮される効果がある。」

 

「……」

 

「お前がアタックしていなかった時、お前のライフのコアを1個リザーブに置く。この意味が分かるか?」

 

「このターン、必ずアタックしないと行けないって事っすね……」

 

「突破してみろよ。俺の布陣を」

 

「俺のターン。スタート、コア、ドローステップ時にタワーに集まる邪悪と灼熱の谷の効果。ドロー枚数を2枚追加して、1枚破棄っす……!!」

 

来た。中々来ないと思ったけどここまでデッキを掘り進めれば来るっすよね……!!

 

「俺は土ノ魔王獣マガグランドキングを破棄!」

 

「この盤面でそいつを破棄するのか。……それがてめぇの選択って訳か」

 

「見せてやりますよJJさん!あなたから教えて貰ったこのデッキで!」

 

そうだ。見せなくちゃいけない。師匠に俺の成長を!

 

「まずは赤2軽減の3コストで輝竜シャイン・ブレイザーを召喚!」

 

輝竜シャイン・ブレイザー Lv1(1)

 

現れるのはアニメで大活躍したブレイヴ、輝竜シャイン・ブレイザー。

合体して真価を発揮するブレイヴだが、まだその合体先は出ていない。

 

「……何?」

 

「更にビックバンエナジーを使用!このターン、俺の手札にある系統:『星竜』を持つスピリット全てのコストは俺のライフと同じになるっす!」

 

これで準備は整った。後は召喚をするだけだ。

 

「託されし大魔王獣の命よ……星を喰らい、今目覚めろ!!超大魔王獣マガタノオロチを召喚!」

 

超大魔王獣マガタノオロチ Lv1(1)

 

「……来たか。マガタノオロチ」

 

「そしてマガタノオロチに輝竜シャイン・ブレイザーを合体《ブレイヴ》ッ!更にリザーブとタワーに集まる邪悪からコアを確保し、Lv3にアップ!」

 

マガタノオロチLv3(5)+輝竜シャイン・ブレイザー 合計BP20000

 

「BP20000だと…!!」

 

「コイツは堪えるはずっすよ!」

 

やれる事はやった。

後はJJさんにこの一撃をぶつける!

 

「アタックステップ!マガタノオロチでアタック!アタック時効果を発揮!まずはLv1・2・3アタック時効果でBP以下の相手のスピリット、魁の覇王ミブロック・ブレイヴァーを破壊ッ!更に破壊する事でこのスピリットに赤のシンボルを1つ追加する!」

 

お互いネクサスの効果でBPが上がっているといってもマガタノオロチがミブロック・ブレイヴァーのBPを上回っているのは明らかだった。

マガタノオロチから放たれたマガタノ迅雷がミブロック・ブレイヴァーを焼き尽くす。

 

「そして輝竜シャイン・ブレイザーの【合体(ブレイヴ)時】の効果を発揮!BP8000以上の相手スピリットを破壊した時、破壊したスピリット1体につきライフのコアを1個リザーブに置く!」

 

《JJ》

Life 5→4

 

「更にマガタノオロチLv2・3効果!自分のトラッシュにある『魔王獣』を含む自分のスピリットカードが持つ『このスピリットのアタック時』効果をこのスピリットが全て得る!」

 

それぞれの魔王獣の力をマガタノオロチが使用し、効果が発揮される。

 

「マガバッサーのアタック時効果!1ドロー!」

 

「マガゼットンのアタック時効果!BP15000以上を破壊するっすけど対象がいなくて、破壊出来なかったので1ドロー!」

 

「マガグランドキングのアタック時効果!相手のネクサスを2つ破壊する!」

 

マガグランドキングの能力。『ウルトラマンオーブ』本編にてビル群を次々と倒壊させた一撃。マガ穿孔が放たれ、No28.ソルジャーストアハウスと防衛センターを薙ぎ払ってゆく。

あまりにも強烈なレーザー光線に建物は崩壊の運命を間逃れない。

 

「ゼッパンドンの効果!シンボル1つのスピリットを破壊する効果は【超装甲】によって阻まれる。だけどリザーブのソウルコアをトラッシュに送ってこのスピリットは回復する!」

 

合体魔王獣ゼッパンドン。

『ウルトラマンオーブ』本編で宿敵ジャグラスジャグラーが主人公クレナイ・ガイさんを倒すために作り出した合体魔王獣。

破壊と回復の効果を併せ持つ強力なスピリットだ。

 

「トリプルシンボル!更にマガタノオロチは回復状態。どうっすか!?」

 

更にライフ減少バーストを開かれても、回復したマガタノオロチで再度アタックすれば召喚されたミブロック・バラガンを破壊。更にマガタノオロチ自身の効果によってシンボルは更に増加し、シャイン・ブレイザーによってライフバーンも狙える。

ようやく師匠に1本取れそうっすね!

 

「……ああ。お前は良くやった。だが……」

 

 

()()()()()()()()()()()()って言ってるだろ?」

 

 

怪しい微笑みと共にJJさんはバーストエリアに手を伸ばす。

 

「相手スピリットのアタック後バーストを発動!」

 

「な!?」

 

ミブロック・バラガンじゃない!?

 

「宇宙ロボットキングジョー。おジョーさん出番ですよ?」

 

JJさんがそう告げると、先程のキングジョーブラックと同じように4つの円盤が飛来し、合体。

本家本元のキングジョーが出現する。

特徴的なのは特殊な合金で構成されたボディ。胸に灯る光と光沢。

今、バトルフィールドにいるどのスピリットよりも存在感があるだろう。

 

「バースト効果。このターンの間自分のスピリットの1体のBP+10000。俺は選択するのは当然、キングジョーブラックだ。更にそのスピリットは回復する!」

 

元は同じ製作者(ペダン星人)が作ったロボット兵器。どこか通じるものがあるのかキングジョーブラックはキングジョーの力を得、立ちあがる。

 

「そしてキングジョーを召喚だ」

 

先程合体したキングジョーがバトルフィールドに足をつけ、地響きが起こる。

 

「更にフラッシュタイミング。アルテミックシールドを使用。このバトルが終わればアタックステップ終了だ」

 

…マジすか。

 

「迎撃しろ、キングジョー」

 

JJさんの命令を受けて、キングジョーは4つに分解。

マガタノオロチの攻撃を交わしながら、怪光線を放つも堪える様子は無く、マガタノ迅雷がキングジョーの中心部を貫き、破壊した。

 

「これでアタックステップ終了だな」

 

「……ターンエンドっす」

 

《シュウヤ》

 

Life:5

 

Hand :8

 

Reserve :0

 

Trash :6s

 

Burst:無

 

Field:超大魔王獣マガタノオロチ+輝竜シャイン・ブレイザーLv3(5)

合計BP15000

:タワーに集まる邪悪 Lv1(0)

:灼熱の谷 Lv2(1)

 

TURN 9

 

「シュウヤ。お前さんはよく頑張ったと思うぜ」

 

「師匠……!!」

 

「だから俺は師匠じゃねぇっての」

 

少し呆れ気味に師匠は答える。

そしてドローを終えた師匠はー。

 

「あー……。俺、サレンダーするわ」

 

《カードバトラー JJさんのサレンダー申請を承認しました。

よってカードバトラー シュウヤさんの勝利となります。》

 

突如として流れる音声ガイダンス。

 

《Congratulation! Winner:シュウヤ》

 

勝敗を決したのを確認したバトルマシンが稼働を停止する。

 

「……えっ!?」

 

「俺の負け♡ほら、見てみろよ」

 

JJさんはそういって対戦台の向こうからカードを見せる。

2枚の手札。それは両方、氷の覇王ミブロック・バラガンのカードだった。

 

「俺をここまで追い詰めるくらいに腕を上げてるようだな。……認めてやるよ」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「だが、いつも言ってるだろ。見えるものが全てじゃねぇ。加えたカードが絶対そのバーストとは限らねぇからよ」

 

「お、押忍!」

 

「押忍か……。お前もアイツと同じ事言ってんのか」

 

JJはシュウヤの押忍という言葉に反応し、思わず苦笑いする。

 

「なんか言ったっすか?」

 

「……なんでもねぇよ。シュウヤ、俺喉乾いてんだわ。ラムネ買ってこい」

 

「えー!?なんで暑い中買いに行かないとダメなんです!?」

 

「対戦付き合ってやっただろ。そのお礼になんかしてもらわねぇとな」

 

「……もう!分かりましたよ!買ってくればいいんでしょ、買ってくれば!」

 

俺は半ばやけくそ気味に外へと駆け抜けていった。

けど、嫌な感じはしない。

あの人(JJさん)に認めて貰えた事が嬉しかったからだ。

バトスピを初めてから最初に出来た目標。

それがJJさんに認めて貰う事だった。

ただそれが嬉しくて、こうして外へラムネを買いに行くのだ。

この気持ちを抱えていれば暑さなんて吹き飛ぶ…

 

(クッソうるさいセミの鳴き声)

 

「……あちぃわ!」

 

バトルスピリッツ獄焔外伝

特撮カードバトラー・真木シュウヤ。

【夏の特別編 ししょう〜師匠〜 】了。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

シュウヤがラムネを買いに行ってから数分後。

JJは店の商品を持ち、店長がいるレジへと来ていた。

 

「んじゃこれくれよ」

 

「分かった。……これ12枚全部宇宙ロボットキングジョーのカードじゃないか」

 

「は?無限回収だけど?」

 

「……なるほどな。12枚合計で600円だ」

 

「毎度ってか?」

 

「そういえばなんだが」

 

「ん?」

 

 

「君、何故アルテミックシールドともう1枚のミブロック・バラガンをすり替えたのかね」

 

 

 

「……さぁ?何のことやら」

 

 

 

「とぼけないでくれ。君がシュウヤ君に手札を見せるまでに、手札にあったアルテミックシールドとデッキの下にあったミブロック・バラガンを瞬時に入れ替えた。はっきりと見たから間違いはない」

 

()()()()()()()()()()()()という店長の指摘。常人ならばその話のトンチキさに引いてしまうだろう。

だがJJはその言葉を受けると口角が釣り上がり、僅かながら笑みを浮かべる。

 

「……あ〜あ。なんでバレちゃうかね。店長、アンタの動体視力人間じゃねぇよ」

 

「失礼だな。私はれっきとしたこの街出身の人間だぞ。それ以上でもそれ以下でもない。それより君の方が人間ではないと思うがね。」

 

「チッ……。シラ切ってる訳じゃないのが恐ろしいぜ」

 

「なぜサレンダーなんかを」

 

「別に。単にアイツの力を認めてやったんだよ。俺は腕を上げたのか試してやるとは言ったが、勝てとは言ってないしな」

 

「……そうか」

 

「俺はこれから仕事で店を出るが、店長さんよ。シュウヤの事よろしく頼むぜ?」

 

「まぁ悪いようにはしないさ」

 

「あと、ハーモニカは吹かせるなよ?」

 

「……。その点では君と合意だな」

 

こうしてJJは店を後にした。

彼の仕事とは何だろうか。それを知っているは彼自身だけだ。

 




いかがだったでしょうか?
誤字脱字や感想、プレミの指摘などありましたらご報告して頂けるとありがたいです。
それではまた次回!
2020/09/05 本編のセリフに誤りがあったので修正しました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

【夏の特別編 死神と呼ばれるスピリット】

どうも置き物です。
今回も夏の特別編って事でやっていきます!
当作品の人気(?)キャラクターのシキさんとゲストキャラのバトスピを楽しんで頂ければ幸いです。それではどうぞ!



「ったく。今日もあちぃな」

 

彼女は冷凍庫を開ける。

それは冷凍庫というにはあまりにも違和感がありすぎた。

そこにあるのはストロベリー味のハーゲンダッツだけ。

そんな違和感に目もくれずシキはハーゲンダッツを手に取り、机へと持っていく。

 

「今日の予定は……なんにも無しか」

 

アイスを食べながら、呟く。

ショップバトルもなければ、フレンドリーバトルもない。

今日も退屈な1日か、と思っていた時ドアを叩くする音がする。

 

「シキ、いるんだろ?開けてくれよー」

 

「……はぁ」

 

仕方なく扉を開ける。そこには彼女が見慣れた男の顔があった。

 

「よぉ、シキ。退屈にしてたか?」

 

「まぁーな。アニキこそ何しに来たんだよ」

 

彼女がアニキと呼ぶ人物。

彼の名はナナヤ。時々こうやって彼女の様子を見に来ているのだ。

 

「お前が退屈してると思ってな、カードバトラーのちょっとした情報を持ってきたってわけだ」

 

「んだよ。それだけか」

 

「それだけって何だよ。せっかく情報持ってきてやったのに」

 

ナナヤは少し困った顔をした後携帯を取り出し、情報を確認し始めた。

 

「カードバトラーの中に気になる奴ってそいつは死神って呼ばれてるらしい」

 

「……死神ねぇ」

 

「どうだ?神殺しのまあやとしては見逃せ……」

 

途端、シキは七夜の顔を殴っていた。

しかも先程までハーゲンダッツを食べていたスプーンでだ。

 

「いってぇ!何すんだよ!」

 

「アニキ、こないだその名前で呼ぶなっていったばかりだよな」

 

「……あー、悪ィ。お前を怒らしたって分かったらアイツにも何言われるか分かんないしな」

 

「で、死神ってやつはどこにいるんだ」

 

「おっ、食いついたな。3丁目のカードショップOZ(オズ)だよ」

 

「了解。じゃあちょっと行ってくる」

 

すぐさま自室に戻った彼女は外行きの服に着替え、デッキケースを持ち出す。そのまま玄関へ向かおうとしたとき。

 

「待てよ。ミネラルウォーターぐらい持ってけり。熱中症になっちまうぞ」

 

七夜が声をかけてから数秒後、彼女の背後に投げられたミネラルウォーターのペットボトルが迫る。

シキは瞬時に振り返り、ペットボトルをキャッチした。

 

「ナイスキャッチ」

 

「ガキかよ」

 

その一言を置いて、彼女は外へと出かけていった。

 

「『ガキかよ』ねぇ。けどな、シキ。お前も冷蔵庫の中身ぐらいしっかりしろよな」

 

ナナヤは冷蔵庫を閉める前に中身を確認する。

その中はミネラルウォーターで埋め尽くされていた。

 

 

シキが店についたのは家を出てから数十分後。

ナナヤが言っていたフリー対戦で武者修行しているといっても、終えてしまえばこの店から居なくなってるかもしれない。

 

「……俺の負けだ」

 

「よぉし!お兄さん、対戦あんがとよ」

 

店に入った時にはバトルが終わり、勝敗が決していた。

勝者であるバトラーの名は出尾(でお)アズナと記載されていた。

 

「すげぇなぁ、アイツ。もう何連勝だ?」

 

「そんなのもう数えてねーよ!()()()のやつ、挑んでくるバトラー片っ端から倒してんだぜ?」

 

「流石、死神って言ったところかな」

 

(死神。あのカードバトラーが?)

 

出尾アズナ。

彼の外見はどうみても少年。

そんな少年が本当に死神と呼ばれているのだろうか。

 

「…おい。アイツが本当に死神か?」

 

「ああ、そうだ……ってあんた神殺しのまあやか!?」

 

「『神殺しのまあや』って……あの!?」

 

「はぁ……声がでかいぞ。店に迷惑かけるだろ」

 

「お、おう。すまねぇな。アンタの言う通り、アイツが死神って呼ばれてる出尾アズナだよ」

 

ならば、実際にバトルで確かめるしかない。

 

「さぁて、次の相手は居ないのかぁ?もしかしてこの店のやつ全員倒しちまったか?」

 

「次は俺が相手だ」

 

シキは身を乗り出し、出尾の方へ近づく。

 

「おっ!次は綺麗な姉ちゃんが相手か!気分が上がるぜ!」

 

「出尾。俺がアンタを倒して、連勝を止めてやるよ」

 

「出尾ねぇ。俺、あんま自分の苗字気に入ってないんだわ。気軽にデュオって呼んでくれよ。そっちの方がカッコイイしな!」

 

「お喋りはその辺にしてやろうぜ、出尾」

 

「オイオイ!この流れだとデュオって呼んでくれるじゃねぇーのか!?」

 

「ゲートオープン、」

 

「……ったく。姉ちゃんもせっかちだな!」

 

「「界放!」」

 

TURN 1

 

「先行は俺だ!スタートからメインステップまで!俺は0軽減3コストで旅団の摩天楼を配置!」

 

デュオの背後に現れるネクサス。

骸骨をモチーフとした建物と周囲に夜の街を思わせる摩天楼が広がる。

 

「配置時効果で1ドロー!やっぱ基本っていうのは大切だぜ!更に紫1軽減0コストでソードールをLv1で召喚だ!」

 

ソードール Lv1(1)

 

バトルフィールドには人間と同じくらいの身長を持つスピリット、ソードールが現れる。

 

「バーストセットして、ターンエンドだぜ。返すよ、姉ちゃん」

 

《デュオ》

 

Life:5

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :3

 

Burst:有

 

Field:ソードール Lv1(1s)BP1000

:旅団の摩天楼 Lv1(0)

 

TURN2

 

「俺のターン。スタートからメインまで。俺は道化竜メルトドラゴンをLv1で召喚!」

 

道化竜メルトドラゴン Lv1(1s)

 

「ゲッ!そいつは!」

 

「ああ。召喚時効果を発揮。相手のネクサスを1つ破壊できる。

 

メルトドラゴンの吐き出す火が街全体を焼いてゆく。

仕舞いには街が燃え尽き、破壊されてしまう。

 

「そして破壊した時、自分のトラッシュにあるソウルコア以外のコア3個をリザーブに置くぜ」

 

道化竜メルトドラゴン Lv1→3(4s)

 

「最初から手厳しいなぁ姉ちゃん」

 

「これで終わりじゃない。1軽減3コストで百識の書架渓谷を配置」

 

先程戻したコアを使い、転醒ネクサス 百識の書架渓谷を配置した。

 

「いくぜ、アタックステップ」

 

「いきなり仕掛ける気かい?」

 

「メルトドラゴン、行け」

 

メルトドラゴンがデュオの前に駆けてゆく。

 

「そして起幻を持つスピリットがアタックした事で転醒条件を満たす。このカードを裏返し、リザーブからコア1個を転醒後スピリットに置く」

 

先程までネクサスだったものがスピリットへと姿を変え、フィールドに現れる。

 

「カウント増加。更に百識の主ウィズダンブールが転醒した時の効果で1ドロー」

 

カウント 0→1

 

百識の主 ウィズダンブール Lv1(1)

 

「なるほどな。へっ……フラッシュタイミングはねーよ!」

 

「俺もない」

 

「ライフで受けるッ!」

 

《デュオ》

Life5→4

 

「バーストはないぜぇ」

 

「俺はこのままターンエンドだ」

 

《シキ》

 

Life:5

 

Hand :4

 

Reserve :0

 

Trash :3

 

Burst:無

 

Field:道化竜メルトドラゴンLv1(1s)BP3000

:百識の主 ウィズダンブール Lv1(1)BP5000

 

TURN3

 

「俺のターン!スタートからメインまでいくぜぇ!」

 

「まずは下準備だよな!俺はもう1体ソードールを召喚!」

 

ソードール Lv1(1)

 

「さてとシンボルは揃ったぜ!ソードール2体のシンボルを白として扱って、氷楯の守護者オーシンをLv2で召喚!」

 

氷楯の守護者オーシン Lv2(2)

 

「何?」

 

「この程度で驚いちゃいけねぇぜ、姉ちゃん。ソードールは紫の低コススピリットの役割もあるがもちろん白だって有効活用するんだぜ?」

 

「……オーシンか、厄介だな」

 

「その通り。オーシンの効果でコスト3以下の自分スピリット全ては相手の効果で破壊された時、フィールドに残れるぜ。これで俺のソードールは生き残りやすくなったってわけだ。アタックステップは行わねぇ。このままターンエンドだ!」

 

《デュオ》

 

Life:5

 

Hand :2

 

Reserve :1s

 

Trash :1

 

Burst:有

 

Field:ソードール Lv1(1)BP1000

:ソードール Lv1(1)BP1000

:氷楯の守護者オーシン Lv2(2)BP4000

 

TURN 4

 

「俺のターン。スタート、コア、ドローステップ時、百識の主 ウィズダンブールの効果でドロー枚数を1枚追加するぜ」

 

「ウィズダンブールには上手いことすり抜けられちまうか」

 

「俺はバーストをセット。更にメルトドラゴンとウィズダンブールのLvを2にアップ」

 

「そして赤の世界を配置。配置時効果でソードールを破壊だ」

 

赤の世界。龍の頭をした火山から灼熱が放たれ、ソードールを襲った。

だがオーシンの力が働き、ソードールは何とかフィールドに留まる。

 

「オーシンの効果。ソードールは疲労状態で残させてもらうぜ!」

 

「俺はこのままターンエンド」

 

 

《シキ》

 

Life:5

 

Hand :5

 

Reserve :0

 

Trash :1

 

Burst:有

 

Field:道化竜メルトドラゴンLv1(2)BP4000

:百識の主 ウィズダンブール Lv2(3s)BP9000

:赤の世界 Lv1(0)

 

TURN 5

 

「世界が出てきちまったか。こりゃこっちも早く動かねぇとヤバそうだな!スタートからメインまで入るぜ」

 

(紫軽減がたんねぇなぁ……。ここは様子見か?)

 

「俺は紫と白それぞれ1軽減でさまよう甲冑をLv1で召喚!」

 

さまよう甲冑 Lv1(1)

 

「さまよう甲冑の召喚時効果で1ドロー!」

 

「そこだ。召喚時効果発揮でバースト発動。双翼乱舞」

 

「げぇっ!?」

 

「デッキから2枚ドロー。更にコストを支払って2ドロー。コストはウィズダンブールから確保する」

 

「チィ、俺のターンだからオーシンすり抜けられちまうし、普通に使われるよりハンドアドバンテージ稼がれちまったか。ターンエンド」

 

《デュオ》

 

Life:4

 

Hand :3

 

Reserve :1s

 

Trash :1

 

Burst:有

 

Field:ソードール Lv1(1)BP1000

:ソードール Lv1(1)BP1000

:氷楯の守護者オーシン Lv2(2)BP4000

:さまよう甲冑 Lv1(1)BP1000

 

TURN 6

 

「俺のターン。スタート、コア、ドローステップ時にウィズダンブールでドロー枚数追加。リフレッシュ、メインだ」

 

「バーストをセット。さて、どうしたもんか」

 

シキのデッキ。

神殺しである、ゴッドスレイヤー・ドラゴンをキースピリットとし、赤をメインに構築されたこのデッキ。

先程の赤の世界といった効果破壊効果を持つカードは何枚か投入されているが、オーシンの効果で相手のシンボル供給源であるソードール等を破壊できない出来ないのは厄介だ。

そして自身の色とシンボルを白として扱う効果。ソードールのような低コストスピリットだけでなく、オーシンのようなスピリットもいる為相手のデッキタイプは依然不明。

近いといえば【白紫連鎖(ラッシュ)】だが、どのような手で来るのかはまだ分からずじまいだ。

 

「だが……踏み込むか。俺は赤3軽減2コストでワイズ・ドラゴンを召喚!」

 

ワイズ・ドラゴン Lv1(1)

 

「更にファイター・ドラゴンをLv1で召喚。維持コアはメルトドラゴンから確保」

 

大剣を持ち、鎧を身にまとった戦竜のスピリットがバトルフィールドに現れる。

 

ファイター・ドラゴン Lv1(1)

 

「総攻撃ってかぁ?」

 

「行くぞ、アタックステップ。アタックステップ開始時にトラッシュにあるソウルコア以外のコアを5個をワイズ・ドラゴンに置くぜ」

 

「 ファイター・ドラゴンでアタック。その時、ファイター・ドラゴンを転醒!」

 

ブレイバー・ドラゴン Lv1(1)

 

カウント 1→2

 

「転醒時効果でBP10000以下のオーシンを破壊。更にこのターンの間、相手はアタックステップを終了出来ないぜ」

 

オーシンは再び自身の効果を発揮させ、疲労状態で留まる。

 

「やってくれるじゃないの!フラッシュタイミング!マジック、白晶防壁を使用!オーシンに乗ってるコアとリザーブのソウルコアを支払いに使うぜ!」

 

氷楯の守護者 オーシン Lv2→1(2→1)

 

「バウンス対象は百識の主 ウィズダンブール、お戻りよ!更に支払いにソウルコアを使ってるから俺のライフは1しか減らねぇ!」

 

「このアタックはどうする?」

 

「ライフで受ける!」

 

《デュオ》

Life 4→3

 

「本来ならここで赤の世界のバーン効果を受けちまうとこだが、白晶防壁のおかげで減らねぇ」

 

「やる事はもうない。ターンエンドだな」

 

《シキ》

 

Life:5

 

Hand :9

 

Reserve :1

 

Trash :1s

 

Burst:有

 

Field:道化竜メルトドラゴンLv1(1)BP4000

:ワイズ・ドラゴン Lv3(4)BP10000

:ブレイバー・ドラゴン Lv1(1)BP5000

:赤の世界 Lv1(0)

 

TURN 7

 

「ふぅ、何とか持ちこたえたか。お前ら生き残ってくれててありがとよ!」

 

デュオはバトルフィールド上のスピリットに呼びかけるように話す。

 

「姉ちゃん……いや、神殺しのまあやさんよォ」

 

「何だよ。知ってたのか、俺の事」

 

「あったりまえよ!俺の相棒を召喚するぜ!」

 

「来な。相手になってやるさ」

 

「いくぜ!紫3軽減の3コスト!死ぬぜぇ……。コイツを見た奴はみんな死んじまうぜぇ!」

 

「死神さんのお通りだ!死神剣聖ダークネス・メアを召喚!」

 

デュオの声と共に、闇の霧から現れるスピリット。黒と金で装飾されたローブを羽織り、黄金の鎌を持つ。

そしてフードから紅き目を持つ骸骨が、相手バトラーの眼を狙い済ましていた。

その風貌、正しく死神。

他のデュオのスピリットより大きい威圧感をシキは感じ取っていた。

 

「こいつが死神……!!」

 

「召喚時効果を発揮!【抜刀】!」

 

【抜刀】。

それは剣使(けんし)スピリットの一部が持つキーワード能力。【抜刀】の発揮タイミングはそれぞれの剣使スピリットによって異なるが、ダークネス・メアの場合は召喚時。

自分の手札にあるこのスピリットと合体(ブレイヴ)可能な系統:『剣刃』を持つブレイヴカード1枚をコストを支払わずに召喚できるのだ。

 

「俺は魔剣デスサイズを召喚!そのまま直接合体(ダイレクトブレイヴ)!」

 

金色の鎌は仮初の武器。

ダークネス・メアの真なる武器が現れた今、仮初の鎌など不要。

本来の力を発揮するブレイヴを手に入れ、相手の生命(いのち)を刈り取る。

 

「魔剣デスサイズの召喚時効果!自分のデッキの上から『ダークネス』と入っているスピリットが出るまでオープンだ!ただし、6枚までしかめくれねぇけどよ」

 

オープンカード

:深淵の巨剣アビス・アポカリプス

:さまよう甲冑

:巨神獣ファーゾルト

:黒皇機獣ダークネス・グリフォン

 

「よし!黒皇機獣ダークネス・グリフォンは頂いてくぜ!」

 

黒皇機獣ダークネス・グリフォン→手札

 

「そんなもんまで入ってんのかよ」

 

「いいシュミしてんだろ?」

 

口元をニヤケさせながらデュオは笑う。

 

「アタックステップ!行っちまいな、合体スピリット!アタック時、ダークネス・メアの効果を発揮!」

 

自身の武器、デスサイズを突き刺すや否や先程トラッシュへと送られたはずのさまよう甲冑が

地面から紫の煙と共に現れる。

 

さまよう甲冑 Lv1(1s)

 

「こいつはアタック時に自分のトラッシュにあるコスト0/3の紫のスピリットを1体召喚できるわけよ。そしてさまよう甲冑の召喚時効果で1ドロー」

 

生命を奪うだけでは無い。

生命を与え、蘇みがえらせることも死神の思いのままなのだ。

 

「フラッシュはないぜ」

 

「俺もないぜ。まあやさんよ、このアタックはどうするー!」

 

「ライフで受けてやるよ」

 

生命を刈り取る鎌の一撃。その軌道はシキの首元を狙うも、コアが彼女の盾となりライフを2つ砕くのに留まった。

 

「……ちっ!」

 

《シキ》

Life 5→3

 

「ライフ減少によってバースト発動!選ばれし探索者アレックス(RV)!」

 

選ばれし探索者アレックス(RV)Lv2(2)

 

アレックスがバーストエリアからバトルフィールドへと駆け抜ける。

そして大地へと飛び降り、召喚された。

 

「アタックステップは終了だ」

 

「さっきの礼は返したぜ!ターンエンド」

 

《デュオ》

 

Life:3

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :3

 

Burst:有

 

Field:ソードール Lv1(1)BP1000

:ソードール Lv1(1)BP1000

:氷楯の守護者オーシン Lv1(1)BP4000

:さまよう甲冑 Lv1(1)BP2000

:死神剣聖ダークネス・メア+魔剣デスサイズ Lv1(1)合計BP7000

:さまよう甲冑 Lv1(1s)BP2000

 

TURN 8

 

「俺のターン、スタートからメインまで。まずはアレックスを疲労させて、1コアブーストさせてもらうぜ」

 

「そろそろ俺もキースピリットを出す時が来たか」

 

「くるか……神殺し!!」

 

「ー死神に死を与えてやる。ゴッドスレイヤー・ドラゴンを召喚!」

 

左手に盾、右手に大剣を持つ荒々しき竜。

神殺しの異名を持つ古竜、ゴッドスレイヤー・ドラゴン。シキの通り名の由来にもなったキースピリットだ。

これまでも数々の神を葬り去っており、彼女との結び付きも強い。

 

ゴッドスレイヤー・ドラゴン Lv2(3)

 

「召喚コストはリザーブとアレックスから。維持コアはワイズ・ドラゴンから貰う」

 

選ばれし探索者アレックス(RV)Lv2→1(1)

 

ワイズ・ドラゴン Lv3→1(4→1)

 

「アタックステップ。開始時にトラッシュにある3コアをワイズ・ドラゴンに戻す。」

 

ワイズ・ドラゴン Lv1→3(1→4)

 

「そしてゴッドスレイヤー・ドラゴンで死神剣聖ダークネス・メアを指定アタック!」

 

シキに従い、ゴッドスレイヤー・ドラゴンがダークネス・メアに向かって勢いよく駆け抜けていく。

 

「ゴッドスレイヤー・ドラゴンの効果で名前に「神」が入っているスピリットとバトルした時BP+5000だ!」

 

 

死神といえど「神」に変わりない。

ゴッドスレイヤー・ドラゴンの神を()()一撃が死神に()()()()()

異様な光景が目の前に広がっていた。

 

「……さすがは神殺しってとこか!だが、隠し玉の存在を知らなかったみてぇだな!」

 

「相手による自分のスピリット破壊によりバーストを発動。ランパートウォール!」

 

「バースト効果で破壊されたダークネス・メアをトラッシュから回収!」

 

ローブが闇の霧に溶け、その中から紅き目の骸骨が姿を見える。

そしてゴッドスレイヤー・ドラゴンの方を向き、嘲笑うかのようにカタカタと音を鳴らした。

 

「死神っていうのは、中々しぶといんだぜ?」

 

「いや、単なる付きまといだろ」

 

「そして手札にあるブレイヴか系統:『武装』を持つスピリット1枚を、コストを支払わずに召喚できんのよ。俺が出すのは……」

 

()()()()()()()()()

 

「何……!?」

 

この一手にはシキも予想外だった。

 

「来な!光翼の騎神ペガシオーネ・カスタム!」

 

バトルフィールド上空。両翼に美しい翼を持つスピリット、ペガシオーネ・カスタムが地上へと舞い降りてくる。

翼から落ちてくる羽根は風に流され、ゆっくりと散らばってゆく様は武装スピリットであるはずなのにどことなく生き物らしさを感じさせていた。

 

光翼の騎神 ペガシオーネ・カスタム Lv1(1)

 

「ソードールは維持コア確保のため、消滅させるぜ」

 

ソードールから存在を保つためのコアが消え、ペガシオーネ・カスタムに組み込まれる。

 

「光翼の騎神ペガシオーネ・カスタムの召喚時効果!俺はさまよう甲冑2体とペガシオーネ・カスタム自身を破壊!」

 

ペガシオーネ・カスタムが右手を横にしながら、前に突き出す。

そして、スイッチを押す要領で親指を手の内側に動かした。まるで手の中にスイッチがあるかのような動きだった。

すると、突然さまよう甲冑2体とペガシオーネ・カスタムは大爆発を起こす。特にペガシオーネ・カスタムの爆発は凄まじく、このスピリットの破片がバトルフィールド辺り一面に飛び散る程の衝撃だった。その衝撃がゴッドスレイヤー・ドラゴン、ワイズ・ドラゴン、ブレイバー・ドラゴンを襲った。彼らはバトルフィールドから消え去り、手札へと戻ってしまう。

 

「どうなってる…!!」

 

「ペガシオーネ・カスタムの召喚時効果だ。俺のスピリットを好きな数破壊する事で破壊したスピリット1体につき相手のスピリットを手札に戻すぜ!」

 

「ちっ……。転醒すべきだったか」

 

「そしてコストを支払ってフラッシュ効果を使用。このバトルが終了した時、アタックステップを終了するぜ!」

 

「ターンエンドだぜ」

 

《シキ》

 

Life:3

 

Hand :12

 

Reserve :8

 

Trash :0

 

Burst:無

 

Field:道化竜メルトドラゴンLv1(1)BP4000

:選ばれし探索者アレックス(RV)Lv1(1)BP 3000

:赤の世界 Lv1(0)

 

TURN 9

 

「よし!俺のターン!スタートからメインステップまで!俺は紫1軽減1コストでボーン・ダイルをLv1で召喚!」

 

ボーン・ダイル Lv1(1)

 

「ボーン・ダイルの効果で自分のメインステップ中、このスピリットに白のシンボルを2つ追加する!」

 

「来るか、アイツが」

 

「おうとも!俺のもう1体のキースピリット!来な!黒皇機獣ダークネス・グリフォンッ!」

 

バトルフィールドの空が割れ、その中からダークネス・グリフォンが姿を見せる。

そのままバトルフィールドの大地へと急降下したダークネス・グリフォンは爪を血に付け、雄叫びを上げた。

 

黒皇機獣 ダークネス・グリフォン Lv1(s)

 

「不足コストは魔剣デスサイズ以外のスピリットから確保だ!」

 

「ダークネス・グリフォンの召喚時効果を発揮。相手のスピリット2体までを手札に戻す!まぁ、この状況でバウンスは使いたくねぇが、強制効果だから仕方ねぇ。メルトドラゴンとアレックスは手札に帰りな!」

 

ダークネス・グリフォンの口から吐かれたブレスがメルトドラゴンとアレックスを包み込み、手札に戻してしまう。

 

「更に紫のシンボルがあることで【連鎖(ラッシュ)】発揮!デッキから2枚ドロー!」

 

残されたデスサイズは紫色に輝き、ダークネス・グリフォンの隠された能力を発揮させる。

 

「そして魔剣デスサイズをダークネス・グリフォンに合体(ブレイヴ)!」

 

主を失い、フィールドに突き刺さっている魔剣デスサイズをダークネス・グリフォンは爪で掴み、上空へと放り投げる。

投げられたデスサイズはダークネス・グリフォンによって咥えられ、合体(ブレイヴ)は完了した。

 

「お前、勝負を決めに来たって訳か」

 

「おうとも!退路はもうねぇ……。なら、俺は1歩でも前に進みたいのさ。いくぜ、アタックステップ!合体スピリット、いけっ!」

 

ダークネス・グリフォンはシキを狙い、歩みを進める。その歩みは次第に加速してゆき、フィールドを駆けていった。

 

「ダークネス・グリフォンの【合体(ブレイヴ)時】効果を発揮!ターンに1回コイツは回復する!おっと【連鎖(ラッシュ)】もあるんだがよ、相手のスピリットがいねぇから不発だぜ」

 

「フラッシュタイミング!白晶防壁(RV)!俺のカウントが1以上。よってこのターンライフは1しか減らない!」

 

「だが、1点は受けてもらうぜ!」

 

ダークネス・グリフォンの爪と鎌が襲いかかる。

白晶防壁の効力が本来失われるはずだったライフ2つを1つに抑え込む。

 

《シキ》

Life 3→2

 

「俺はこのままターンエンドってね。さぁ来な!」

 

《デュオ》

 

Life:3

 

Hand :3

 

Reserve :0

 

Trash :4

 

Burst:無

 

Field :黒皇機獣ダークネス・グリフォン+魔剣デスサイズ Lv2(2s)合計BP12000

 

TURN 10

 

「俺のターン。スタートからメインステップまで。死神、お前の実力は十分わかった。」

 

「そりゃ嬉しいぜ。神殺しさんに言ってもらえるとよ」

 

「もう一度……神殺しを見せてやる。選ばれし探索者アレックス(RV)を召喚」

 

選ばれし探索者アレックス (RV)Lv1(1)

 

「そのまま疲労させて1コアブースト。更に赤2軽減0コストでリューマン・ダッシュを2体、連続で召喚」

 

リューマン・ダッシュ Lv1(1)

 

リューマン・ダッシュ Lv1(1)

 

「あっという間に軽減揃えやがったか……」

 

「さぁ、来な。ゴッドスレイヤー・ドラゴン……!!」

 

ゴッドスレイヤー・ドラゴン Lv1(1)

 

「更に3軽減2コスト。刃狼(じんろう)ベオ・ウルフ(RV)を召喚。そのまま左合体(ブレイヴ)!」

 

シキが召喚するのは異()()ブレイヴ。

神を狩ることを信条としている彼女だが、異魔神であろうと使用する。

『神』をもって『神』を制す。

利用できるものは利用するのが彼女のスタイル。

ベオウルフの刃がゴッドスレイヤー・ドラゴンに取り付けられ、その身を強化する。

 

「ゴッドスレイヤー・ドラゴンのLvを2にアップ。

 

ゴッドスレイヤー・ドラゴン+刃狼ベオ・ウルフ(RV) Lv2(3)合計BP15000

 

「いくぜ、アタックステップ。ゴッドスレイヤー・ドラゴンでダークネス・グリフォンを指定アタック!」

 

「受けて立つぜ!」

 

ぶつかり合う刃と爪。大剣と鎌。

キースピリット同士が火花を散らし、一歩も引かない姿勢を見せる。

だがー。

1手上回っていたのはゴッドスレイヤー・ドラゴン。相手の一瞬を突き、大剣がダークネス・グリフォンの喉元を切り裂いた。

 

「フラッシュはあるか?」

 

「……」

 

「残念ながらフラッシュねぇんだな。運に見放されちまったなこりゃ」

 

デュオは苦笑いしながら答える。

 

「ベオ・ウルフの効果。BPを比べ、相手スピリットだけを破壊した時、ライフを2点削る」

 

《デュオ》

Life 3→1

 

 

「更に赤の世界の効果。相手のライフのコア1個、ー貰うぜ」

 

「……降参だ。潔く負けを認めるぜ!」

 

赤の世界から放たれた火炎がデュオを包み込み、最後のライフを削った。

 

《デュオ》

Life 1→0

 

《Congratulation! Winner:シキ》

 

「すげぇ!あの姉ちゃん、デュオの連勝記録止めやがった!」

 

「これが神殺しのまあやか……。アンタと戦えて良かったよ」

 

「俺も楽しかったぜ。……あー、疲れた。俺、もう帰るぜ」

 

「オイオイ、嵐のように来て帰っちまうなんてな。まっ、機会があったらまたバトルしようぜぇ」

 

「ああ。じゃーな、()()()

 

「おう!……って今俺の名前呼んだ!?」

 

ふと自身の名前を呼ばれたデュオは嬉しさのあまりにシキに駆け寄ろうとするもシキは歩く速度を早めて行き、デュオは追いつけなくなる。

 

「ちょ、ちょっと!!もう1回呼んでくれよォ〜!!」

 

ーシキの活動はまだまだ続きそうだ。

 




いかがだったでしょうか?誤字・脱字、プレイミス等ありましたらご報告して頂けるとありがたいです。
それでは次回もお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。