最速のヒーロー (向日水 錐)
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幼少期
プロローグ


ども。初めまして。初投稿です。
厨二病全開なのは許してください。
駄文でも、頑張ります。


「ごめんね・・・舜太。あなたと一緒にいてあげられなくて。あなたの夢は・・・とっても素敵なものなの、だから諦めないでね。愛してるってパパに伝えておいて。もちろんあなたも愛してるわよ舜太。」

 

この言葉を残して母は亡くなった。ヴィランによる殺人だった。母が襲われたそのすぐあとにヒーローがやって来てヴィランを捕縛した。聞いた話によるとそのヴィランは父に昔、捕らえられた腹いせで母を殺したそうだ。その話を聞いて俺は父をヒーローを恨んだ。この世で一番嫌いなものになった。

 

そうしてやさぐれていた時に父から1冊の日記帳を貰った。

 

母のだ。

その中にはこう記されていた。

 

「しゅんちゃんがヒーローになりたいってゆってたわ。『オールマイトみたいに強くてヴィランを倒しちゃうカッコイイヒーローになる』ってね。もちろんそんなヒーローもかっこいいけど、私は誰かを笑顔で助けるヒーローになって欲しいなって思うわ。でも、なりたい自分になるのが一番よね。」

 

他にも色々、俺や父についての事が書いてあった。

 

あるページを見つけた。それはもし母が死んでしまったらとか書いてあった。

 

「もし私が死んじゃったら。しゅんちゃんはパパとちゃんと仲良くやること。パパはしゅんちゃんを私の分まで愛すること・・・最後に2人とも愛してるよ」

 

その日記帳を見た俺はいつの間にか泣いていた。そして父に謝った。

 

「父さん。ごめんなさい。」

 

父も泣いていた。

 

「いいんだ、舜太。父さんがもっと気に掛けてれば良かったんだ。

辛い思いをさせてごめん。もう君を悲しませたりなんかしない。」

 

2人で抱き合いながら大泣きした。

 

そこからは早かった。

 

「父さん。俺・・・ヒーローになるよ。誰でも笑顔で助けて、どんなヴィランにも勝っちゃうそんなヒーローになる。だから俺を強くして欲しいんだ。」

 

「いいよ。本気なんだね。」

 

「うん、本気だよ」

 

俺の意思は硬かった。その目を見て父がしっかりと答えてくれた。

 

「じゃあ父さんの師匠の元へ行こう」

 

「師匠?そんな人がいたの父さん。」

 

「ああ、父さんの個性じゃヒーローをやるには武術が絶対に必要だったからね。」

 

とある道場へと着いた。そこには1人の若い人がいた。彼が父の師匠なのだろうかと考えた時。

 

「お久しぶりです。師匠」

 

「ありゃ、珍しい客やね。久しぶりって君が連絡寄越さへんからやろ?何言ってんの。まーええよ、生きてるって分かったからそれでよしとしたろ。んで横のちっちゃい子は?」

 

「僕の息子です。名前は舜太って言います。ほら挨拶して。」

 

そう促され挨拶をした。

 

「初めまして。早間 舜太です。」

 

初めて会う人で俺も緊張していたがしっかり挨拶できた。

 

「はい、礼儀正しい子は好きやで僕は。」

 

「ありがとうございます。」

 

すごく胡散臭い人だと思った。

 

「んで賢ちゃん要件はなんなん?教えてや。」

 

「僕の息子がヒーローになりたいって本気で言ってくれたのでこの子に修行を付けて欲しくて連れてきました。」

 

父が俺のことを本気で考えてくれていたのだと思った。

 

「ま、大方そんなことやろなーって思ってたし、別にええよ。じゃ月謝5000円ねー。」

 

「ありがとございます師匠。舜太を頼みます。」

 

「ええよー。君からの頼みや、けど個性にあった戦い方をするのがええやろ。やから、君の時と違って戦い方の基本を教える。そこからは彼自身が自分のスタイルを見つけるって感じで行くつもりやけどええかな?」

 

俺を抜きでどんどん話が進んでいく。

 

「師匠に全て一任します。」

 

「ほな明日からおいでや。面倒みたろ」

 

突然やってきたのに明日からという話が出た。俺としては嬉しいとこだが些か早すぎるのではと思っていた。

 

「門下生なんかおらへんから暇やったでな。何時でもおいでや。」

 

 




主人公の名前は早間 舜太(はやま しゅんた)くんです。
名前つけるのがいちばん難しいです。

すごいオリ主、暗い感じなんですけど、本来は明るい子です。
これから父と師匠、まだ出てない友達がだんだんと明るくしてくれます。

母が死んだ影響で少し大人びてかつ、くらい感じになってます。


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修行編

ども、頑張ります。蒸発したらごめんなさいです。


「おはようございます。師匠。」

 

次の日俺は師匠の元へ尋ねた。

 

「おう、おはようさん。ほな今日から頑張って修行してこか。」

 

師匠はせっかちな人なのだろう。来て早速僕に準備運動するようにと言ってきた。

 

「ほな舜太、今日から修行するんやけどな、君まだ、体が出来てへんねん。やから、まずは体力付けるとこから始めよか。じゃ、いまから僕が所有してる山の所までジョギングがてら二人で行ってみよか。」

 

たったいま、聞かされたが、師匠とんでもない発言をした気がした。が、それを気にしたら負けな気がしたのできにしない振りをした。

 

「あ、舜太、いま僕がなんで山なんか持ってんねんやろって思ったやろ。企業秘密ってやつやで。」

 

そういって、師匠はニヤニヤしてきた。少し腹が立った。

 

「俺みたいな子供相手に大人気ないですね。」

 

そんな返事を返したら。

 

「僕も心は少年のままなんやで。」

 

そうこうしているうちに山へ着いた。

 

「よっしゃ、着いたで。こっからが本番なんやけどな、舜太。僕この山にいくつか走るようのサーキットコースが用意してあんねんな。やから君にはそこを走って貰うで。でも、ちっちゃいからだで無理し過ぎるとあかんから週に2日ここに来てやってもらう。それ以外は道場の方でやろか。」

 

そう言って俺の修行は始まっていった。

 

数ヶ月後

 

 

正直言って師匠の修行、本当にしんどい。毎朝『おはようさん。しゅんちゃん今日も頑張ろか』って言いながらニヤニヤして俺を走りに連れて行く。俺のことを考えてのことなのだろうがきついところは正直ある。しかもこれは山でのサーキットとは別で街中を毎日10キロ走るというものだ。なんでやるのかを尋ねたら、『だって君の個性スタミナがないとあかんやろ』との事だ。その通りだと思った。だが別に、毎朝走ってから組手一時間もしなくていいですよね。

 

もうこれに関しては生活の一部として捉える事で半ば諦めて毎日走り、組手をするようになった。

 

これとは別に、道場での修行もするのだが、そこでは俺の個性にあった戦い方を学び始めた。これに関して。俺の個性は『高速化』これを理解した上で師匠は言った。

 

「瞬太、君の個性はっきり言ってめちゃくちゃ強くなる個性やで。両親に感謝しな。まぁ君も知ってるやろ思うけど、君のお父さんの個性とお母さんの個性はっきり言ってそんなに強くないけど、そのハイブリッドの君はめちゃくちゃ強なる」

 

そう俺の個性『高速化』この個性ぶっちゃけめちゃくちゃ強い。シンプル故に強いというやつだ。他の人より何十倍もの速さで動けるという個性だ。だがこの個性には大きなデメリットが4つある。

 

一つ目はスタミナがとてもいる。少ないとすぐに体力切れを起こしてしまう。

 

二つ目は自身の認識が追いつく速度で動かないと、何をしているのかわからなくなるし頭が熱くなる。

 

三つ目は速度を出し過ぎると体が壊れる。

 

四つ目はまたいずれという話だ。だが、それを上回るほどの強個性だと思っている。

 

余談だが、この個性の生まれ方を少し話たい。母は『身体能力のみの高速化』、父は『認識の高速化』両方のの良いとこどりなのだ。母の個性に関して疑問を持つ方が多いのだが、母は身体能力のみに特化して速くなるというものだった。それは認識が伴わないものだった。それを簡単に説明すると早く動けるが自分が何をしているのか分からないという状態だ。そしてもう一人、父の個性は人より何倍もの速さで認識できるというものだ。簡単にいえば個性を発動すると人より周りがスローに見えるというものだ。そんな母の弱点を父の個性でカバーしたのが俺の個性だ。この話だけ聞くと個性婚を疑われるが、そんなことはなく二人とも愛し合って俺を生んでくれた。俺にとってはそれがたまらなく嬉しかった。これは恥ずかしくて父には言えないがな。

 

さて、俺の戦い方なのだが、速さにものを言わせて本気で叩くというものだ。師匠がこれに合わせて、教えてくれたのは、一発一発に自分の力を、ちゃんと伝えられる、殴り方と蹴り方。

 

 

それともう一つ、個性無しでの状態で戦うための武術を教えてもらっている。これは、もし仮に個性が使えない状態になっても戦える様になるために教えてもらっている。 但し師匠から個性ありの状態でこの技使ってはいけないときつく言われた。

 

 

 

そんなこんなで俺は中学生になりましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




携帯がバグってしまいました。

瞬太に関してなのですが。師匠とあれこれしているうちに、少し明るくなってます。また書く気はないのですが、瞬太の父も見えないところで頑張ってます。父との関係はとてもよくなっています。


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中学生編
中学生編1


頑張ります。


中学生になった。

 

相変わらず師匠は『今日も修行張り切っていこか』とあのペースは崩していなかった。

 

ここでは学校の話をしよう。入学して一学期が終わろうとしていた。そこでまた新しい友人が出来ていた。

 

「なぁ瞬太、夏休み遊ぼうぜ!」

 

そう誘われたが夏休みは修行を主にしたいと思っているので

 

「あぁ、余裕があればな」

 

そう返した

 

「わかった。気が向いたら連絡してくれたらいいよ。じゃあね!」

 

そういって彼は帰っていった。

 

ここでの生活で俺はクラスメート何人かについて考えていた。今話しかけてくれた彼はクラスみんなから慕われるいわゆる良い奴という人だ、クラス全員に対して彼は優しかった。だからこそこんな俺にも話しかけてくれた。感謝はしている。それ以上の感情は持ち合わせていないがな。

 

俺には二人気になるやつがいた。それは爆豪と緑谷だ。俺から見てもこの二人の関係とても奇妙なものだと理解していた。二人は幼馴染らしいがどうも仲が良いとは思えなかった。

爆豪に関して言えば性格はゴミもいいとこではないかと思っていた。

だが俺にとって気に食わなかったのは緑谷だった。爆豪に対してされるがままになっていたところが俺にとっては腹が立った。爆豪の個性が怖いのは仕方ないが、何故しっかりと反論しないのか俺はそれが癇に障った。どこかオドオドしているのも気に食わなかった。

 

この頃俺は母の遺してくれていた言葉を忘れてしまっていた。

 

 

夏休み

 

俺は街中を散歩していた。

 

あるところで少年が泣いていた。俺は見向きもせずに通り過ぎようとしていた。通りすぎたすぐ後。後ろからきいたことのある声が聞こえた。それは緑谷だった。

 

「大丈夫?迷子になっちゃったの?お母さんは?」

 

そう聞く彼の姿だった。この光景、初めて見るものではなかった。入学してから何回も見たことのある姿だった。すごくモヤモヤしていた。だから、俺は緑谷と少年へと声を掛けた。

 

「どうしたんだ緑谷。何かあったのか。俺も手伝わせてくれ」

 

このモヤモヤはいま目の前にある問題を片付けてからにしようと思った。

 

「え。あ、う、うん、あ、ありがとう。えっと「早間だ」うん、ありがとう早間くん。」

 

それから一時間程経った頃だろうか、少年の母と父を見つけ。無事彼を親の元へ返すことができた。

 

「ありがとう。おにぃちゃんたち!!」

 

笑顔で彼は親の元へ走っていった。

 

「うん、気をつけてねぇー!」

 

緑谷がそう返した。そしてこちらに振り向き。

 

「早間くん、手伝ってくれてありがとう。」

 

緑谷はそう笑顔で俺に言ってきた。

 

「別に。俺はお前に聞きたい事が出来たが、先に問題を解決するのが先決だと感じただけだ。」

 

これに関しては一つも間違いはない。子供がいては、まともに話ができないと感じたからだ。

 

「え?そうだったんだ。で、僕に聞きたい事って何かな?」

 

「あぁそうだったな。緑谷なんでお前は人助けをしているんだ?」

 

これは俺がずっと疑問に思っていた事だった。何も出来ないはずのこいつが人助けなんてしているのか俺は不思議だった。

 

「何で何だろ?僕も深く考えたことないや。けど僕はヒーローになりたいんだ。」

 

俺はそこでそこで一つの疑問が出た。

 

「だが緑谷。ヒーローとは強くなければいけないのじゃないのか。誰にも勝てないヒーローはいらないんじゃないのか。お前の様な爆豪にされるがまま、何も出来ないお前がヒーローになんかなれないんじゃないのか。そんな大それたこと言えないんじゃないのか。」

 

俺はここで感情に任せて酷いことを言ってしまった気がした気がしたが気にしなかった。

 

「う、うん僕もそうだとおもうよ。」

 

「なら何故おまえは「だけどね早間くん」

 

緑谷はそう言って俺の声を遮って話し出した。

 

「僕のなりたいヒーローは

 

誰かを笑顔で助けちゃう。そんなヒーローになりたいんだ。

 

「だから僕はあの子に声をかけたんだと思うよ。」

 

俺は自分が恥ずかしくなった。母から残されていた言葉を忘れ、俺が目指したかったヒーローを完全に間違えていた。勝つヒーローじゃなくて、助けるヒーローに俺はなりたかったんだ。俺のモヤモヤがわかった。緑谷が何回も人を助ける姿を見て。俺は嫉妬していたのだ、緑谷が俺なんかよりよっぽどヒーローの向いていたのだと。そう心のどこかで感じてしまっていたのだ。それがやっとわかった。俺は母の言葉を思い出し。涙が出た。

 

「だだだ、大丈夫?早間くん何か僕気に障ることでも言ったかな。」

 

そう言って慌てる緑谷の姿を見て俺は笑ってしまった。

 

「ふふっ、大丈夫だ緑谷。これは気にしなくていい。そして聞いて欲しい。俺はお前に謝なければならない。俺はお前のことを何も出来ない奴と勝手に思っていた。ほんとうにごめん。俺は間違っていたんだ。本当にヒーローになれる奴はお前みたい奴なんだってわかった。本当にありがとう。お前は俺のヒーローであり、憧れだ!だから、ありがとう」

 

「えええぇぇ!?そんなこと急に言われても困るよ、早間くん。僕はただふつうのことを「だがそのふつうに当たり前のことが出来る奴がヒーローになれるんだよ」そうかな?」

 

「あぁ、そうなんだよ。なぁ緑谷、失礼なことを言うがいいか。」

 

「うん、いいよ。」

 

「緑谷、俺と友達になってくれないか。」

 

「え?そんな、僕なんかでいいの?」

 

「あぁ、お前だからいいんだ。これからよろしくな緑谷。俺は早間 瞬太。誰でも笑顔で助けちまう、そんなヒーローになりたい中学生だ。」

 

「うんよろしくね。瞬太くん。」

 

俺は誰よりも確信していた。緑谷は最高のヒーローになれると。

 

だから俺はそれを支え、誰でも助けるヒーローになると。

 

 

 




ちょっと今回アレかもです。

この時のオリ主、すこーしだけ荒れてます。怒ってると。ちょっと悪い奴になります。
あと原作キャラ初登場は緑谷くんでした。これでオリ主はもっと明るくなります。笑顔大事って気付きましたからね。緑谷のためならタマ晴れるレベルまで来てます。それだけ緑谷に憧れたんすねー。


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中学生編2

忙しめです


「おはよう、出久」

 

「うん、おはよう、しゅんくん」

 

いま俺たち二人は、師匠に元へ向かっていた。

 

あの件以来、俺は出久と仲良くなった。あのころ、からもう一年ほどたった。あの後、出久に師匠の元で俺と一緒に修行するかと提案してみたら、出久は喜んでその提案を受けてくれた。いまは俺と出久の二人で修行に明け暮れている。

 

「よう、おはようさん。二人ともそろてるな。ほな、始めよか。」

 

「「よろしくお願いします」」

 

「うん、ええ返事やで。そんなら今日はまず二人で実戦を意識したバトルといこか。しゅんちゃんは個性禁止な。」

 

「わかってますよ、師匠。」

 

「今日も勝たせてもらうぞ、出久!」

 

「今日こそ勝つよしゅんくん‼︎」

 

「ほな、はじめ!」

 

まず出久の右の大振りがでた。だが、出久がそんな大振りの攻撃をいきなり当てにくるわけがない、何かあると考え、上体を後ろに仰け反らせて避ける。その後バックステップで距離を開けようとしたが。出久はそれを読んでいたのだろう。

 

「そうくると思ってたよしゅんくん。」

 

そこから更に大きく踏み込んで前に出てきた。そして速度のある左を出して来た。

 

「いいな出久。だが、まだ甘いぞ」

 

そう言って俺は出久の拳を右手で受け、タックルを仕掛けた。それをもろに受けた出久。

 

「うぐっ、、」

 

その怯んだ隙を利用し、出久の顔を、殴り飛ばした。

 

「うおぉぉらぁ‼︎‼︎」

 

「そこまでやな。」

 

師匠の言葉で終わった。

 

「今のはしゅんちゃんの勝ちやな。出久も良かったねんけどな。」

 

「はい。」

 

「大丈夫か出久?」

 

出久に声をかける。勿論、手も貸してやる

 

「うん、大丈夫だよ。ありがとう。勝てると思ったのにな。なんであそこまで動けたの?」

 

出久はそう言って俺に返して来た

 

「簡単だよ出久は何か考えて攻撃してくると思ったからだよ。出なきゃ二発目でやられてた。」

 

「そっかまだぼくも考えが甘いのかもね。あそこからの動きをどうしようかな。でも今の僕の身体能力じゃしゅんくんと正面からやり合ってもまともに勝てないからブツブツ…」

 

また始まった出久の考え込むやつだ。

 

「ま、暫く考えさせたりな。これもしゅんちゃんに勝つための策や」

 

師匠の言う通りかもな。ほっといてあげよう。

 

「それにしても師匠、ここ最近の出久に成長は凄まじいですね。」

 

そうなのだ。ここに来てからの一年、出久は凄まじい勢いで成長している。

 

「まぁ、あの膨大な量の基礎訓練アホほど真面目にやってるで伸びはすごいんやろな。あんに細かったのに今では綺麗な細マッチョってやつやなぁ。」

 

そう言って師匠は笑っていた。実際そうなのだから本当に凄いと思う。そろそろ出久を戻すか。

 

「おーーい。出久」

 

そう言いながらデコピンを一発。

 

「いたぁ。なにする、、ごめんまたしてたね」

 

「いいんだよ別に、気にするなよ」

 

「よっしゃほな。基礎訓練いこかぁー」

 

「「はいっ❗️」」

 

 

 

 

 

 

「おし、二人ともお疲れさん。今日はもう終わろか。」

 

「「ありがとうございました!」」

 

そう言って今日の修行は終わって行った。

 

「よし帰ろう出久」

 

そう声をかける。

 

「うん。いいよ」

 

「きぃつけてかえりやー」

 

師匠からこえをかけてもらい。二人で道場を後にした。

 

二人で世間話をしつつ帰り、それぞれの家に別れた。

 

 

 

 

「とーさん。ただいま」

 

「おかえり、しゅんくん!」

 

奥から優しい笑顔で父さんが出てきた。エプロン姿で。いいのか父の威厳はないぞ。クマさんエプロンだと。

 

「ご飯できてるよ瞬太。その前にお風呂に入っておいで。」

 

母さんが死んでから父さんはあまり、仕事に行かなくなった。俺のために時間を使ってくれている。申し訳なくて一度仕事に行かなくていいのか聞いたら。『僕を誰だと思ってるの。元ナンバー5ヒーローだよ。資産なんて腐るほどあるよ。それに残りの時間はしゅんくんのために使いたいからね』そう返してきた。まぁ偶にめちゃくちゃ不機嫌な顔して仕事に行くんだけどね。

 

「わかったよ、父さん。お風呂ありがとう」

 

「いいんだよ。さぁ早く行っておいで」

 

父は微笑みながら俺に返してくれた。

 

こんな感じで父との関係はすこぶる良好になった。俺が出久と出会ったことで明るくなったのもあるんだがな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっとできました。
リアルが忙し過ぎる。ですすと面白い


さて、有りがちな出久くん強化です。日常回ってやつですね。


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中学生編3

かっちゃんに対しての介入にしてこうと思います。



これはある日の学校での出来事だ、俺がいつも通り学校が終わって家に帰ろうとしていた時だった。あいつは突然やってきた。

 

「おい、クソナードォ‼︎」

 

後ろから爆豪のこえが聞こえているが無視させてもらう。気にしたら負けってことだ。

 

「おぉい、聞いてんのかテメェ。ていうか聞こえてるだろ無視すんじゃねぇぇ!」

 

ここまできたら流石に無視するには限界がきたので反応する。

 

「なんだ爆豪?後言わさせて貰うが俺の名前は早間 瞬太だ。クソナードじゃねぇ。」

 

「はっ❗️知るかよ。お前最近よくデクと一緒にいるよな。」

 

「それがどうした。お前には何も関係ないだろ。なんだ羨ましいのか?出久はイイ奴だからな。」

 

勿論俺は出久とこいつが幼馴染なのも出久のことが気に入らないのも知っての上で煽っている。俺も出久には止められているが実際こいつのことが気に入らなくて締めるか迷っていたのだがあいつから食ってかかってきたのだから構わんだろ。

 

「ああぁぁん、んなわけねぇだろ。」

 

「じゃ、いいじゃないか別に」

 

「ちげぇ、お前のそのすまし顔が気に入らないんだよ。それにデクが調子に乗ってるのも気に入らねぇから来たんだよ」

 

なんだこいつ、クソ餓鬼じゃねぇか。こんな奴今まで見たことなかった。はずかしくないのだろうか。

 

「別に殴るなり何かするのは構わんが成績に傷を付けさせて貰うぞ。そうなると雄英にはいけないぞ。それでもいいならどうぞお殴り下さい。爆豪さん」

 

今までの人生の中で最高の笑顔かつ煽りである。これはムカつくだろうなとか考えてた。案の定、爆豪の顔を見たらかなりぶちぎれてた。だが事の重大さもわかっていたので手を出せないでいた。

 

「クソがッ!シネェッ」

 

こいつ語彙力無いのかと思うほどの返答だった。そう言ってどこか行こうとしていた。そこから更に爆弾を投下してみた。

 

「あ、爆豪くん、僕も雄英に行くつもりやからよろしゅうねぇ。」(懇親のニンマリ顔)

 

おれの思いつく限りで一番ムカつく煽り方は師匠の話し方で人を馬鹿にする時だ。因みにこれは実体験である師匠にやられた時メチャクチャ腹が立ったのを覚えている。

 

「あぁん、お前がくんじゃねぇよ、俺が一人だけで行って箔をつけるんだよぉ。だからやめろや。」

 

「いやいや、高校どこ受けるのなんて個人の自由だろ。爆豪に指図される事じゃ無いはずだ。それはいくらなんでも横暴すぎるんじゃ無いのか?」

 

「クソがッ」

 

そう言い残してどこかに消えていった爆豪だった。かなりキレてたな俺個人の腹の中では笑いが止まらなかった。のは内緒だ。出久との関係を聞こうと思ってたのに聞き忘れてしまった。まぁいいだろう。別の機会だ。

 

さぁ家に帰ってきた。これからどうしようという感じだが、今日は珍しく父さんが仕事に行っているのだ。珍しいこともあるもんだ。どうにも昔の知り合いからの要請らしい。『しゅんくん行きたく無いよぉヤダァ』とか言っていたのは人には言えないな。それに父さんはここから少し離れたところに事務所を持っている。そこの社長でヒーローの派遣をしており俺が学校の間にパソコンを使って指示をだし在宅で仕事をしている。三十人くらいは所属しているらしく、父がいなくても大丈夫なんだそうだ。なのに呼ばれるといううことはかなり重要な要件なのだろう。まぁ考えてもわかんないからいいや。

 

よし父さんが帰ってくるまでに基礎鍛錬と家事を終わらせておこう。今日は遅くなるって言ってたしな。

 

 

 

 

「ただいまぁ〜。しゅんくんいるのかい?」

 

帰ってきたようだ。

 

「あぁ、父さんおかえり。ご飯できてるぞ。まぁそれより先にお風呂に行ってきてくれ。その間にご飯温めておくよ。」

 

「うん、ありがとう。これならどこにでもお嫁に出せるよ」

 

そう言って父さんが返してきた。

 

「父さん、俺は男だぞ勘弁してくれよ〜。」

 

二人で笑い合った。

 

 

 




かっちゃん描きにくいです。先達の方々は凄いと思いました。
爆豪との因縁は雄英編でやります。

次話こそ原作行きます。


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中学生編4

頑張ります。
原作突入:です


出久と二人で歩いていた。

 

「なぁ、出久。どうしたらこれ以上個性の強度を伸ばせると思う?」

 

出久の分析能力に頼ってみることにした。最近個性の強度が上がらなくなっているのを少し悩んでいたのだ。

 

「どうなんだろうね、やっぱり限界以上に使うとかしかないんじゃないのかな。でも今でも十分強いと思うよ?」

 

確かに今のままでも十分なんだが、ここで立ち止まったら最高のヒーローを支えられないなとか考えていた。思い出した、今日父さんの代わりに買い物行くんだった。

 

「すまん、出久。少し用事を思い出した。先に帰る。ごめんな。また明日」

 

「うん、気をつけてね。また明日。」

 

 

 

 

 

ボウっ!!!!

 

遠くから音が聞こえた、気になったのでそちらに向かうことにした。そこには爆豪がヴィランに捕まっている姿が見えた。

 

「クソっ、これじゃ手が出せねぇ!!」

 

「水が出せる個性のやつはいねぇのかぁ!!」

 

「ありがとう、こっちはいま消火で精一杯だよ!畜生がよ」

 

「あの子には耐えてもらおう、すぐに有利な個性が来るはずだ」

 

爆豪が耐えるために爆破を連発して火事が起きている。こちらを見た

 

「ばくごぉぉぉ。いまたすけるっっ!!!!!!」

 

そう言って個性を使って飛び出した

 

「なんだあの子、凄いスピードだぞ!?

 

「「馬鹿やろー‼︎‼︎‼︎止まれ止まれぇぇぇぇ!!」」

 

もう一人俺と同じタイミングで飛び出す人物がいた。出久だ

 

「いずくっ!!」

 

「しゅんくん!!そいつは掴めない。風起こせる!?」

 

「任せろ、少し弱いがないよりマシだろ」

 

「オッラァぁぁ❗️!」

 

俺ができる最高の速度で蹴りを放つ。瞬間ボワッと風を起こした。だが爆豪から引き離すとまではいかなかった。

 

「クソガッ…」

 

俺は無力だ。だけど諦める理由にはならない。ヴィランに対して抵抗を仕掛ける。

 

「なんでテメェらが……」

 

爆豪が抵抗しながら話しかけてきた

 

「君が!」「お前が!」「「助けを求める顔してた!!!」」

 

そう言った瞬間後ろからオールマイトが現れ事件を解決した

 

 

 

 

 

 

「君たち危ないじゃないか。なんで飛び出した。ましてや君は無個性だろ!死ぬとこだったんだぞ!!」

 

腹が立った。勿論俺たちの身の安全のためだってのはわかっている。

 

「うるせぇぞ、何もできないとか苦手だとか決めつけて助けて欲しそうなやつ助けられなくて何がヒーローだよ。もう一回ヒーロー科で学び直してから俺達に説教しろよ。俺からしたら出久の方が何万倍もお前らよりヒーローだ。無個性でただ助けるために飛び出したこいつをお前らは叱れるわけねぇだろ!」

 

これは俺の本心であり、俺が言われるのはいいが出久を貶すのだけは許せなかった。

 

「しゅ、しゅんくんいいいいいすぎだよぉ。とりあえずおちついてよ。ね。」

 

少し熱くなりすぎた

 

「ああ…ありがとういずく、すまないな。」

 

「何があったんだい?」

 

俺たちの後ろから俺のよく知る人がきた。

 

「お疲れ様です。イグニッションさんこの子たちがヴィランに向かっていった子供たちです」

 

「ふぅ〜、しゅんくんに出久くん…ダメじゃないか危ないだろ。君たちは今回運良く助かったからよかったけど君たちがもし死んでしまったら!!悲しむ人たちがいるってことも考えて行動しなよ。」

 

「だけど、父さん「だけどもクソもないの!けどありがとう君たち二人の勇気ある行動に深い敬意を払うよ」なんだよ」

 

もっと叱られると思ったのに。拍子抜けである

 

「しゅんくんは帰ってから。お話だよ」

 

前言撤回である。どうやら今夜は俺の命日のようだ。

 

「、、、はい、、、」

 

「ど、ドンマイだよしゅんくん」

 

この出久の声はこの場にいるヒーローみんなの代弁でもあったのは知る由もない。

 

 

 

 

 

そこから俺たち二人は夕方ごろにやっと解放された。

 

「とんだ1日だったな出久」

 

「そうだね。あれそういえば用事は?しゅんくん」

 

「それなら父さんが済ませてくれたみたいだ。」

 

まぁ先に帰っておくようにって言われたってことはそうだよな。

 

「おい、てめぇら!」

 

後ろから爆豪に声をかけられる。

 

「テメェらなんぞに……救けなんざ求めてねぇぞ……一人でもなんとか…できたんだ。見下すんじゃねぇぞぉ!……恩うろうってか。クソナードどもがっ!」

 

そう言葉を残して行ってしまった

 

「なぁ出久あれって「私が、来グハッ!!」

 

「え?!」

 

俺の脳が個性も使ってないのにショート寸前だった。

 

「あの人オールマイトでいいんだよねいずくさん?」

 

出久も固まっていた

 

「違うぞ少年‼️私は八木さんだ。」

 

大嘘である目の前で血反吐吐きながら変身したら誰でも気づくだろ

 

「あー八木さんですか。すみません間違えましたって嘘だろぉ!!!!」

 

「おおおおおおおオールマイトぉぉぉぉ」

 

出久から俺への援護射撃が来た。しかも大きい声でどうやらあの固まった状態が終わったみたいだ。

 

「しょ!?少年バラシちゃダメだよ。これは本当に他言無用でマジで…」

 

大人の本気の頼み事初めてされました。

 

「あ、そうそう、君じゃなくて緑髪の子に礼と訂正、、、そして提案に来たんだ!!」

 

「君がいなければ、、、君の身の上を聞いていなければ!! 口先だけのニセ筋となるとこだった。ありがとう。それに銀髪の君にもその勇気に感謝する。」

 

「いえ、俺は何も」

 

「僕も無個性な上に、あなたの仕事の邪魔を」

 

「ちがう、無個性の君だったから!!!私は動かされた!!」

 

「トップヒーローは学生時代から多くの逸話を残している。彼らの多くが話をこう結ぶ!『考えるより先に体が動いていた』と!!」

 

「君もそうだったんだろう!?」

 

「は……い……」

 

出久は涙を流し蹲み込んでいる。背中をさすってやる。

 

「君はヒーローになれる」

 

「・・・・・・・・・・・!!!!!?!!?!」

 

出久が声にならずに号泣している

 

「あ、勿論銀髪の君もね!!」

 

とオールマイトがついでのように言ってきた、しかもテヘッて効果音が聞こえたぞオイ。

 

「ついでみたいに言わないでくださいよ!けどNo.1ヒーローから言われると嬉しいですね」

 

そう言って俺もニヒルな顔をして返した。

 




原作突入です難しかった。
君はヒーローになれるはやっぱ書きたいですよね。本当はすっ飛ばしてもよかったんすけどね。
主人公がいい感じに明るくなって嬉しい限りです。


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高校生編
継承


この話は軽く済まそうと思っていたら思いの外長くなってしまいました。



あれから出久はオールマイトに連れて行かれどこかに行ってしまった。まぁ俺は父さんのお説教が待っているのだから仕方ないのだがな。

 

「ただいま…父さんいるの?」

 

家のいそうな所を探しまわったがいなかった。まだ仕事中なのだろう。

 

「ただいまー。しゅんくんいるんだね。」

 

おっといいタイミングで帰ってきたみたいだ。

 

「あぁ、俺もついさっきかえっtギュッ!?!!?なんだよ父さん?!」

 

「なんだよじゃないよ、この世で一人しかいない息子が事件に巻き込まれて心配しないわけないだろう‼︎このバカ息子!!」

 

ハッとした。父さんの気持ちなんか一ミリも考えてなかったみたいだ。

 

「ごめん…父さん。心配かけて…ごめん」

 

「いいんだよ、心配もしたけどそれと同じくらい君が誰かのために飛び出して行ったって聞いた時は自慢の息子だって思えたんだ。だけど、今度からムチャしないようにね!」

 

父さんの愛が俺によく伝わってきた

 

「ありがとう父さん。やっぱり…父さんは最高の父親だよ。」

 

「よしこの辺でお話は終わり。ご飯食べに行こう!」

 

そう言って俺の体を離してくれた。

 

「焼肉に行こう。今日は贅沢しちゃうぞ!!」

 

上機嫌な父さんを見て笑顔になった。

 


 

出久から連絡が来た。

 

どうも大事な話があるからある海浜公園まで来て欲しいとのことだが。一体なんの話なのだろうか。いざ場所に着くと出久の他にオールマイトに師匠、それに父さんもいた。取り敢えず出久に声をかける

 

「どうしたんだ出久?大事な話って」

 

「うん。それなんだけどさ……個性が出たんだ。」

 

衝撃の事実だった。出久に個性が生まれた?個性は基本的に4歳までに出なければ無個性と判断されるはずなのに。

 

「な…なんで今頃…」

 

「うん。けど…しゅんくんに嘘は付きたくないから本当のことを言うよ。この個性はオールマイトの個性なんだ。」

 

!!!!???

 

衝撃の事実で今は頭が混乱している。

 

「?出久、それはどういう意味なんだ?」

 

「そうだよね。初めて聞かされたら訳がわからないと思う。だから、簡単に説明するよ。オールマイトの個性は力をストックし他人に譲渡する個性なんだ。」

 

なるほど理解できた。

 

「ようするに、その個性を出久が受け取ったってことでいいのか?」

 

「そう…だね。そういうことになるかな」

 

「やったじゃないか出久!!!!!!!!!これで本気で雄英を目指せるぞ!!!」

 

俺は出久がこのまま無個性のままだったら二人でヴィジランテになろうとか考えていた。けどこれで本気で二人で雄英に行けると思った。

 

「う、うん!」

 

「そうと決まれば個性ありきの実戦訓練といk「ほら、まちやしゅんちゃん。おじさんたち置いてけぼりやでぇ」あ、すみません師匠。出久に個性が出来たのが嬉しくって…」

 

「まぁ、出久に個性が宿ったなんて聞いたら君が一番喜ぶやろおもてたけどねぇ。な、八木ちゃんこれでもこの子が秘密をバラすと思う?」

 

師匠がオールマイトに話しかける。というか俺疑れてたんだな。

 

「いえ…すみません、亀石(かめいし)さん、私の疑いが深すぎました。」

 

オールマイトが申し訳なさそうにしている。ていうか師匠オールマイトの関係者なんだ。敬語使われてるしほんとに一体いくつなっだ。

 

「ま、僕のしゅんくんが秘密も守れない子な訳がないよね」

 

父さんも自慢気な顔してるし。

 

「よっし、出久…訓練しよう!」

 

強くなった出久と戦ってみたくなった。

 

「それなんだけどさ…まだ受け継いで時間が経ってないから個性の使い方がわからないんだ…ごめん…」

 

嬉しすぎて出久のことを何も考えてなかった。そうだった出久はまだ個性を受け継いだばっかだったんだ。

 

「すまない…出久のことを考えてなかった。」

 

「ううん!大丈夫だよ!逆に考えればそれだけ隼くんが僕のこと思ってくれてるってことだからさ!!うれしいよ!」

 

すごく出久からありがたい言葉をもらえて、俺も嬉しかった。

 

「ありがとう…出久!」

 

俺にはやっぱりもったいない友達だよ。出久の心の大きさが身にしみた瞬間だったよ。

 

「さあ!!緑谷少年と早間少年の美しい友情もそこまでにしてもらってもいいかな!!?これからは緑谷少年の個性の調整をしていくのだが!早間少年!!君はこの調整手伝ってくれるかな?!」

 

そんなものゆうまでもなくわかっているだろうに。

 

「そんなのもちろんですよ!!」

 

さぁここからは俺から出久への恩返しの番だ!

 

 




次話はもう一気に入試編書きます。


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入試

これでやっとって感じですよね。本当に申し訳なかったです。


さぁ今日は入試の日だ。俺こと早間 瞬太は割と燃えている。ぶっちぎりとまでは言わなくても主席で合格するつもりでここにやってきている。だから集中するために今日は出久とは別で入試に向かっている。ある程度の緊張も必要だからだ。さぁついたぞ

 

「雄英!!!!」

 

さてここからが勝負だ。

 


 

筆記の試験はかなり手応えありって感じだ。問題無くいけるはずだ。

 

今は、出久と爆豪の隣で実技試験の説明を受けている。思ったことは相変わらず、プレゼントマイクの声はデケェ。あれでマイクなしだぜ。なんて声してやがんだ。というか、また出久が横でブツブツ言っている。流石に入試の会場であまりそれは良くないので、口は塞いでおいだ。

 

「……ぉぉと!!"Plus Ultra "!!それでは皆良い受難を!!」

 

出久と爆豪と別れた後、実技の試験に向け。準備体操や個性の確認それとブーツとガントレットの軽い整備を済ませた。さぁ準備は万端だ。いつでもどうぞってかんじ。

 

「ハイ スタートォォ!!」

 

シュン!!

 

いや、まさか不意打ち気味にスタートするなんて思わなかったけど、高速化の個性があってホントに良かったと思う瞬間だった。

 

「おいおい!!なんなんだあいつ!!とんでもないスピードでスタートしたぞォォ!!!」

 

「あんなんずるいやろ!!」

 

「えぐいてぇ!?」

 

ズルイ?なんとでも言えばいいさ俺は確実に合格に向かうだけだ

 

「おっとぉ!2P見っけ!」

 

「ふっ!!」

 

俺の引き出せる、3割の速度で殴る。すると

 

ガシャっ!!という音をたててロボは壊れた。案外脆いもんだ。この調子でポイント稼がせてもらいますか!!

 

 

 

バコん!

 

「ふぅ」

 

これで50ポイント目か、かなりいいペースでいけてるはずだ。おっとあそこに倒れてる子がいるな。

 

「大丈夫か?」その言葉とともにその子に迫っているロボにソバットを当てて破壊する。

 

「ごめんね、君のポイント奪っちゃうみたいな感じになっちゃって。」

 

そう言って黒髪で長さが肩につくくらいの無口そうな女の子に声をかける。

 

「…ありがと…

 

いかにもって感じの返事だしミステリアスな返事が個人的には結構好きだなと感じつつ

 

「どういたしまして!じゃお互い頑張ろう。」

 

そう言ってまた走り出した。すると

 

 

ゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!

 

あれか。プレゼントマイクの言っていたお邪魔か。ドッスンとか言ってたけど、あれはゴジラの間違いじゃないのか?

 

「おいおいおいおいおい!!!なんなんだよあれぇぇぇ!!!!」

 

「ヤベェってあんなの逃げるしかないじゃねぇえか!!」

 

「にげろぉっぉぉ!!!」

 

まぁ普通そうだろうな。お邪魔って言ってたし逃げるのが正解なんだろうけどさ。まずは周りのかくにんしようぜ。

 

おっとあそこに、逃げ遅れてる奴がいるな。

 

シュ!!

 

「にげるぞ!」

 

精一杯の笑顔を作ってそいつを担いでにげる。

 

「ここまでくればって?どうしたんだ気持ち悪そうにして?」

 

「お前が高速で動くから気持ち悪くて……」

 

あぁそうだった。あの速度は普通に気持ち悪くなっちゃうわな。

 

「なんか…ごめん…」

 

そう言ってまたロボの近くを見る。

 

周りには誰もいないみたいだな。よかったって思ったらさっきの小声女子が逃げ遅れてんじゃん!おいおいおいおいおい!!!うえみろよっっ!!

 

走り出す

 

ボコォっ!!

 

「おいおい!あいつ踏み込みで地面割ったぞ!!」

 

ヤバイ!!この速度はちょっと無理があるかも。頭も熱いし。足も痛い。けど!助けられないよりマシだ!!

 

「まぁぁにぃぃあぁぁえぇぇぇ!!」

 

速度はそのまま、抱えて逃げ出す。危なかった。あと0コンマ何秒遅かったら潰されてた。

 

「はぁ、はぁ、だ…大丈夫…か?」

 

今のでスタミナ切れだよ。もう動けないな。

 

「うん…二回もありがとう。」

 

さっきの小声じゃなく今度ははっきりと声が聞こえた。綺麗な声だ。

 

「あぁ…どういたしまして!」

 

「しゅうううりょうぉぉぉぉ!!!!」

 

「「あ。」」

 

おわっちまったな。まぁいいや主席じゃないにしろ50P以上あれば合格だろう。

 

「じゃ、俺行くは。また、縁が有れば頼む」

 

綺麗な子だし、縁とか作ってもバチはあたらんでしょ。

 

「うん。」

 

小声女子とはそこでわかれた。

 


 

「しゅんくん!!届いたよ!雄英からの合否通知!!」

 

父さんが大慌てで俺の部屋に飛び込んできた。

 

「落ち着いてよ父さん。じゃ合否見てくるね!」

 

「え?父さんも一緒に…」

 

「ごめん…一人で見させて!」

 

そう言いながら父さんを部屋から出す。

 

『私が!!!投影された!!』

 

「オールマイトだぁ…ってオールマイトぉぉぉ!!!なんで??!」

 

『雄英に勤めることになったんだよぉ!!』

 

「ヘェ〜」

 

『さぁ!!君の合否についてなんだが!!合格だ!!!!』

 

「っしゃ!」小さくガッツポーズをする。

 

『しかもだ!!!なんと主席での合格だ!!!』

 

「まぁじ?!」

 

結構びっくりしている。まさか主席で合格するとはおもってなかった。

 

『ヴィランPだけならば2位の成績なんだけど我々が見ていたのはヴィランPだけじゃない!!!!人助けをする奴に救済措置がないわけがないだろう!!君は戦いながらも周りにいる子たちの事を気遣い時に助けていた!!それを評価しないわけがないだろ!!!さぁ早間少年ここが君のヒーローアカデミアだ!!』

 

「やったぁぁぁぁぁ!!!!」

 

え?

 

「父さん俺より先に叫ばないでよ!!」

 

大事なところを父さんにとられた気がするが気にしてもしょうがないよな!

 

「だって、本当に嬉しいんだからいいでしょ!!」

 

まぁ、その通りだよな。

 

「ま、おれも叫ぶんだけどね!」

 

「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

これで最高のスタート…いや違うな。

 

おれ的に言えば

 

最速のスタートができたってやつだ!!

 

 

 

 

 




すみません。
おり主のデメリットを修正しました。
あれだけだとあまりにもずるくないかと思ったので申し訳ないです。


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個性把握テスト

コメントしていただいた3名様ありがとうございます。

もっと精進していきます!


待ちに待った雄英高校の入学式だ。この日をどれだけ待ったことか…入試の終わってからの1ヶ月はひたすら師匠とオールマイトの元で出久の個性の調整と俺の個性の強度を上げることに努めた。個性は身体能力の一種のため、筋肉のように使えば使うほど強化されていく。なのでひたすら速度を上げるための訓練を行った。その内容は思い出したくもない。

 

さぁ、そんなことより準備も出来たし行くとしますか。

 

「父さん…行ってきます!」

 

とびきりの笑顔で伝える。

 

「うん!いってらっしゃい!楽しんでおいで!」

 

「もちろん!じゃ、いってくる!」

 

母さんにこの姿を見せてあげられないのが残念だが、そんな事は奇跡が起きてもないから心の中で伝える

 

『母さん…いってきます!!こんなに立派になったよ俺は見てくれてるな?!』

 

そして俺は歩き出した。

 

 

 

あそこにガチガチに緊張している出久を発見する。入試じゃあるまいし、あんなにガチガチにならなくてもいいだろ。

 

「出久、おはよう!」

 

「おおおおおおおはよう!?しゅんくん」

 

「そんなに緊張してもいい事ないぜ?…落ち着いていこうぜ!」

 

出久の緊張をほぐす。これで普段通りになるだろう。

 

「う、うん。ありがとう…しゅんくん!」

 

「いいってことさ」

 

さぁ学校の前についたはいいけど1Aの部屋がわかんねぇなっとおもったらいいとこに校内の見取り図があるじゃないか。流石雄英高校だな。

 

「出久、教室が分かったぞー。行こうぜ」

 

さぁここでクラス分けの話をしたいのだが、雄英高校ヒーロー科は2クラスありA組とB組に分かれており。それぞれ推薦入学2名一般入学18名の二十人ずつなのだが今年はどうも異例らしくそれぞれ一般入試の枠が1名ずつ増え各クラス21名で行くらしい。まぁオールマイトがいるしそんくらいの措置になるんだろうかね?まぁそんな事は置いといてって感じで行こう

 

「っとここだな。準備はいいか出久?あけるぞ!」

 

バン

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか!?」

 

すごい委員長タイプなメガネかけた子が注意してるその視線の先には……やっぱり

 

「思わねーよテメーどこ中だよ端役があぁ!!」

 

もう恥ずかしい。父さんあんな子に育てた…ハッ‼︎現実逃避しかけた。というかどこ行っても問題起こすのなあいつ。

 

「もう辞めときな、爆豪少しは大人になろうな。」

 

一応爆豪のことは止めておく。すると

 

「む!ありがとう!君は…

 

メガネくんが話しかけてくれた。嬉しいね。

 

「俺か?俺は早間 瞬太。気軽にしゅんくんとかしゅんちゃんって呼んでくれ!」

 

という感じで自己紹介をすると。

 

「そうかよろしく早間くん!!ぼ、俺は飯田 天哉(いいだ てんや)だ!よろしく!!」

 

僕と言いかけて言い直したってことなら指摘しないほうがいいかもな。いいとこの坊ちゃんかもしれないからへたなことは突つかない方がいいだろ。

 

「お友達ごっこがしたいなら他所に行け」

 

え?なにあの人でも多分担任なんだろうな。

 

「ここは…ヒーロー科だぞ。」

 

((((((なんか!!いるぅ!!!!))))))

 

「ハイ 静かになるまで8秒かかりました 時間は有限君たちは合理性に欠くね」

 

いや、こんなの騒いでも仕方ないでしょ、皆あんたが誰かわかあってないんだからさ。

 

「担任の相澤 消太(あいざわ しょうた)だ よろしくね」

 

やっぱり担任だったよ。ってホントに担任なのかよ。冗談半分くらいでおもってただけなのに。

 

「早速だがこれ着てグラウンド集合」

 

ってなわけで俺たち1Aのクラスのみんなは訳もわからずにグランドへ行くことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とゆー訳で着きました、グランドです。広い

 

「「「個性把握…テストォォ!?」」」

 

「入学式は?ガイダンスは?!」

 

よく言ったぞ丸顔女子さっき出久と楽しそうに話してたの見たぞー出久羨ましいぞ畜生

 

「雄英は“自由”な校風が売り文句 そしてそれは“先生側”また然り」

 

いやまぁ、言いたいことがわからない訳じゃないがあんまりじゃないのか?

 

「爆豪 中学の時ソフトボール投げ何mだった?」

 

「67」

 

「じゃあ“個性”使ってやってみろ。円から出なきゃなにしてもいいぞ はよ 思いっきりな」

 

そう言いながら相澤先生は爆豪にボールを渡す。あいつのことだからどうせ暴言でも吐きながら投げるんだろ

 

「んじゃまぁ 死ねぇぇ!!!

 

やっぱり。さすがとしかいえねぇよ

 

「なんだこれ!!すげ〜楽しそうじゃねぇか!!」

 

「705mってまじかよ」

 

「個性思いっきり使えるんだ‼︎流石ヒーロー科!」

 

今楽しそうって言った奴多いに同感だぞ!

 

「……楽しそう…か」

 

「ヒーローになるための三年間そんな腹積りで過ごすきでいるのかい?」

 

「よし トータル成績最下位のものは見込みなしで除籍処分としよう」

 

「「「はぁぁぁ?!!」」」

 

本気で言ってるぞあの教師。こいつは気を抜くといつ除籍処分にされてもおかしくないぞ気を引き締めないとな。

 

「生徒の如何は先生(おれたち)の自由 ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ」

 

そんな宣言の後にある生徒から

 

「いきなり除籍処分って理不尽すぎる!!」

 

との言葉が出たのだが

 

「社会は理不尽まみれだろ。Plus Ultraさ乗り越えてこい」

 

の一言で鎮圧。みんなドンマイ。まぁその通りなんだけどさ。もうすこし優しくても良いのではないかと思った。

 

そんなこんなで始まった

 

1種目 50m走

 

これは俺の得意分野でいいだろ。その前にメガネくんが走るみたいだ。足にバイクの排気口みたいなのがついているがって走り終わった。速いな。大方エンジンってとこだろ。この距離だと最高速とまではいかないだろう。しかも3秒4かありがとな。燃えてきた。

 

さてと出席番号順だと。俺は爆豪とか。負けるわけにはいかねぇよな。

 

「よーい ドン!!」

 

シュン!

 

「1秒84っておいおい!!早すぎるだろぉ!!」

 

まずまずってところかな。まだいけるな。地面壊してないし。

 

「爆速ターボ!!」

 

「あらあら爆豪さん遅いんじゃないっすかねぇ!?」

 

ここぞとばかりに爆豪を煽る

 

「うっせぇぞぉ!このモブがぁ!」

 

さぁそんなお怒り爆豪さんは置いといて出久の番だ。

 

「よーい ドン!!」

 

うんうん。いい感じじゃないか。この3週間がんばった甲斐があったぜ。

 

ここで本編とは関係ないが出久の個性についての説明をさせて欲しい。出久のワンフォーオールって言う(オールマイトから受け継いだ)個性は聖火の如く代々受け継がれてきた超パワーらしい。どうも話によると代が変わるごとに中身の出力が増しているらしい。水とコップで考えれば、コップが変わるごとに次のコップに元々あった分とワンフォーオールの水の分が合わさって次のコップへと流れていくようなものだ。

 

例を出す。Aという人はワンフォーオールという個性を持っています。これをBさんに譲渡しました。するとBさんはワンフォールと自分が持っていた分の水をそれぞれ合わせて持つことにより容量が増える。その増えた容量を次のワンフォーオール継承者に譲渡する形になるということだ。うん、わけわかんねぇ。まぁ分かったのは今の出久は8人分と出久1人の分の水を持っているって考えればいいらしい。

 

そして、このワンフォーオールの出力調整、非常に難しい。出久は最初0、100ででしか使えなかった。まぁ個性を暴発させるか使わないしかできなかった。そこはオールマイトに使い方を教わろうとしたのだが。オールマイトは根っからの天才気質らしく感覚でいけるとか言いやがった。それでいいのかNo. 1ヒーロー。そんなことは置いといて調整をしようということになった。ここからは師匠がアドバイスをした。

 

まず出久に個性を使っている時の感覚を聞いた。すると出久は電子レンジの中で卵が爆発するイメージだと言った。庶民的だなぁ。そこで師匠が提案したのは。ワット数でも落としてみたらどう?とのことだ。確かに爆発すると怪我するということは爆発させなければいいということだ。そこで分かったのは、当時の体では10%が限界だった。今は15%らしい。

 

そして次は使い方だ。

 

出久は最初、殴るタイミングだけにワンフォーオールを使っていた。けどそれは間違っているとおもった。俺の個性が正にそうだ。殴る瞬間手だけ早くするより全身を常に高速化させるほうが強いだろって話を出久にしたら、出久はハッとした顔で全身にワンフォーオールを流し始めた。するとどうだ。そこからの出久は強くなった。まず身体能力の底上げで、パワー、スピードが向上、それに伴うように反射速度も増したことで俺の高速化に追いついてきた。まぁそれも5割くらいまでだけどな。まだ俺の方が早いね!これは譲れない。

 

「3秒5!!緑谷めちゃくちゃはやいじゃねぇか!」

 

出久ならそんなもんだろって感じだから俺は出久に親指だけ立てて合図する。

 

「おい!!!!クソデク!!!なんだよそれはよぉおお!」

 

まぁでしょうねとは思いましたよ爆豪さん。さてさて、それは予想の範囲内なので、高速化で確保しようとしたが

 

「おい爆豪、そんなくだらねぇことすんな。」

 

そう言って相澤先生に捕まる。いやすげぇ!これがプロか、てか予測してた動きだったなあれ。多分、先生は出久と爆豪の関係を知ってるなこれは。

 

「じゃ、続けて行くぞー」

 

そう言って暴れる爆豪を縛り上げたまま相澤先生は話を続けた。

 


 

はぁ、疲れました。終わりましたよ把握テスト。結局1位は出久でした。

 

おれは3位です。八百万さんには勝てませんでした。いやね、握力測る時に万力はずるいですよ。俺なんてパワーないのに!クソー破壊力なら負けねぇけどな。

まー反復横跳びと50mと1500は俺の独壇場でしたけどね!!(負け惜しみ)

 

「あと、除籍は嘘だからなー」

 

え?!!

 

「「「「うぉおぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」」

 

全員大騒ぎです。そりゃそうですよね、あの人ガチの目してたからな。

 

「そんなの当たり前ですわ」

 

いや八百万さん、あれはホントの顔でしたよ。

 

あとぶどう頭の子泣きすぎだからね。そりゃ嬉しいだろうけども。

 

「あと、ケガしたやつはばーさんのとこいけよ。」

 

やっぱ相澤先生俺たちのことを考えてくれてる人なんだなって感じた。




もうくそ中途半端ですけど勘弁して下さい。

もう忙しくて。ごめんなさい。もう人生考えさせられる時期でした。

もう解決しましたけどねぇ!!!


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戦闘訓練1

ほんとに最近すみません。


雄英の授業についてだが、割と普通の高校何も変わらない事の方が多い。ヒーロー科だから違うなんてことは無く、一般教養もかなりの高水準で行われる。マイク先生の英語とかほんとにレベル高いぞ。

 

「わーーたーしーがー!!!普通にドアから来た!!!!」

 

「「「オールマイトォォォ!!!」」」

 

「すげぇ!ほんとに教師やってんだ!!」

 

銀時代(シルバーエイジ)のコスチュームだ!!!」

 

今の出久だろ絶対。

 

「画風違いすぎて…なんかすげぇ!!!」

 

それはおもう。完全にアメコミかなんかだろ。

 

「ヒーロー基礎学!!ヒーローの素地を作るための様々な訓練を行う課目だ!!」

 

単位も最も多いぞ

 

今、小声で結構大事なこと言ったよね。

 

「早速だが今日はコレ!!」

 

ん?なんだなんだ!

 

「戦闘訓練!!!!」

 

すげぇ。いきなりヒーロー科らしくなった!!

 

「戦闘…!」

 

と前の席爆豪から

 

「訓練…」

 

と後ろの席の出久から。

 

なんだかんだで仲良いのかもなこの2人。

 

「と!それに伴って…こちら!!!」

 

「入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえた…戦闘服!!!!」

 

「「「「おおぉ!!」」」」

 

戦闘服は燃えて来る要素のひとつだな。

 

「さぁ!みんな着替えて集合だ!!」

 

さて、超重要な俺の戦闘服(コスチューム)についてなんだけど、結構要望に書いた気がする。

 

上はピチピチの黒色の防弾防刃のスーツ(半袖)の上に白に近い水色のトレンチコートを羽織っている。勿論前は閉めてるぞ!走った時にバサバサして邪魔になっちゃうかもだからな!

 

下は黒のストレッチパンツだ!めちゃくちゃ動きやすいぜ!靴は足の動きを阻害しないブーツだ!めちゃくちゃ足先と踵は硬いぞ!これでヴィランも粉砕だぜ。

 

てな訳で派手な感じのコスチュームにしました。オールマイトみたいなのも憧れたけど、やっぱりやるならかっこよくが1番だからな!ヒーローはクールに熱く助けるって奴だ。普段はクールだけど燃える時は燃えないとな!

 

因みにこのコート!ワンタッチボタンをポンっと押すだけで!迷彩柄や黒やらに色が変化するぞ!サポート会社様々だぜ!

 

さぁ、皆さんやって来ました。訓練場。

 

割と俺のコスチュームは着るのが楽ちんなので。結構早めに着いていた。

 

お!すっごい露出度高めの子がいる。八百万さんだわ。ってことは服があると邪魔なんだろーなーくらいの考えは浮かぶな。けど、個性が何かまではわかんないや。

 

「しゅんくん!」

 

出久だ。

 

「出久か。」

 

おれはびっくりしたしていた。確かに出久はオールマイト好きだよ?しかもオールマイトの個性なのも分かってるぞ?だけどさ。それはわかり易すぎだよ。

その頭のうさぎの耳みたいなの。絶対オールマイトの髪の毛意識してんだろって。思うよね。

 

「なぁ、いず」

 

「あっ!デクくん!?かっこいいね!!地に足着いた感じ!」

 

麗日さんだな。

 

「麗日さ…うおお!!

 

おっと、これはいけませんねぇ。すごいピチピチのスーツだ。出久は女の子耐性低いからこれは緊張してまともに喋れない予感だぞ!!

 

「もっとちゃんと要望書けば良かったよ。パツパツスーツなった。」

 

出久照れてるな。

 

「ヒーロー科最高」

 

出久の隣で頭に紫のプヨプヨした奴載せてるのが発言した。

 

大いに賛成。

 

さぁ!!始めようか!!有精卵ども!!!!戦闘訓練のお時間だ!

 

いや、びっくりするよ。オールマイト。切り替え大事だけど。

 

「いいじゃないか!みんな!かっこいいぜ!!」

 

なんか褒められたので頑張ります。

 

さてここからオールマイトが戦闘訓練の説明をしたのだが長いので簡略化したぞ!

 

まず、2人1組で組むってこと。

 

次にヴィランチームとヒーローチームに別れること。

 

ヴィランチームは核を持っておりそれを制限時間内確保し続けること。

 

ヒーローチームは制限時間内にその核を確保すること。

 

そしてそれぞれ敵メンバーを確保するかのどれかで勝敗を決めるってことだ。

 

因みに1組だけ3人になるみたいだ。オールマイトいわく

 

「3人組でも!2人確保されたら終了だぞ!3人組と当たったチームはプルスウルトラさ!!!」

 

だってさ。丸投げかよ!

 

チームの組み方はクジだってさ!どうも即席でチームアップする可能性を見据えてのことらしいね!じゃ本番行こうか!

 

「このチームの分け方かなり左右されるんじゃないか。」

 

俺が出久に尋ねる。

 

「うん。そうだと思うよ、だってまだ僕達はブツブツブツブツブツブツ」

 

あ。やっちまったよ。尋ねたのが間違いだ。

 

「そいっ!!」

 

デコピンを1発

 

「いだ!!なにするのさって、僕がまた、考え事してのか。」

 

「そーゆーこと、お前のくじの番だぞ。」

 

さぁ。お待ちかねのチーム分けだが。

 

俺はどうやら尻尾のある尾白くんと透明人間葉隠さんと組むことになった。

 

「よろしくな!おれは早間 瞬太だ。しゅんくんとか、しゅんちゃんって呼んでくれ」

 

「うん!よろしくね!私は葉隠 透!!とおるちゃんってよんでよ!」

 

うん!可愛い!顔とかわかんないけどすっげぇ可愛いのは分かる!

 

「よろしく!俺は尾白 猿夫(ましらお)だ。」

 

「ましらおってかっこいいななんか。長いからまっしーでよろしくな。」

 

「まっしーか。そんな呼ばれ方した事ないな。けどよろしくな。」

 

さて作戦会議と行こうか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




コスチュームについてなんですけど。
ワンフォーオール継承者の口元隠してるコート着た人みたいなイメージでお願いします。あれ僕の中2心くすぐってきて最高なんすよ


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戦闘訓練2

今回は出久とかっちゃんの勝負です。

アニメのエンデヴァーかっこよ過ぎて吠えてしまいました。


さて、作戦会議も終わったところで。出久と麗日さんチームと爆豪と飯田くんチームが対戦な訳なんだけど、爆豪がありえないほど興奮してるし、おこり散らしてる。多分だけど出久の個性が関係してるんじゃねぇのかなって思う。

 

ま、あいつからしたら突然個性が出来たくそ雑魚ナードデクくんだからな。そりゃ面白くはないよな。だけど、そんなデクくんにボコボコにされて欲しいもんだね!

 

「さぁ!少年少女たち準備はいいかい?!ハイジャスタートォ!!!」

 

いや、オールマイトはじめ方の雑さよ。

 

お、2人とも窓からこっそり侵入したな。

 

「ねー!ねー!しゅんくんってさ、緑谷くんとはどーゆー関係なの?!」

 

葉隠さんが尋ねてきた。

 

「あー。中学時代に俺の事を変えてくれた、恩人ってやつかな。ほんとに感謝してもしきれないよ。」

 

「へー!そーなんだ!なんか緑谷くんってお節介焼きっぽいしね!」

 

「2人にはそんな過去があったんだな。」

 

「まっしーも聞いてたのか。なんか恥ずかしいよ。さ、そんなことより対戦を見ようぜ。」

 

 

 

出久side

 

 

 

「よぉ!!デクぅ。見つけたぞ。コソコソしてんじゃねぇよクソナードが!」

 

「か、かっちゃん!」

 

僕はここで予め麗日さんに指示しておいたことを行うようアイコンタクトを取った。

 

「っち!まて!おい丸顔!!」

 

「させないよ!かっちゃん!僕が相手だ!」

 

そういいながらフルカウル10%の準備を整えた。

 

ここで軽い挑発でも僕がやったのなら絶対にかっちゃんは乗ってくるはずだ!

 

「ムカつくんだよ!!このクソナードが!」

 

そう言ってかっちゃんは右の大振りを僕にだしてきた。でもこれは僕の予想の範囲内だ!それにその速度は僕に完全に見切れてしまうしね!

 

僕は地面を蹴り天井へと着地し、そのまま、かっちゃんに向かってラリアットをする。

 

一瞬僕の速度に気を取られた物の持ち前の反射神経でギリギリしゃがんで躱すかっちゃん。

 

「なんで、てめぇが個性使えてんだよ!くそが!」

 

「いつか君にも話したいけど!今じゃない!今は!!全力でかかってこい!」

 

かっちゃんの顔が歪む。

 

「こんのぉ!!クソナードがぁぁぁ!!」

 

そう言って。かっちゃんが突っ込んでくる。そこに拳を合わせる。だけど、爆破を使って上へと避けられ後ろへ回れらた。だけどあまい。僕は日々しゅんくんと修行してるのを忘れちゃだめだ。

 

あの速さに勝つために僕は周囲の状況把握と予測が必要だった。だからある程度予測は立てやすい!それにまだあの速さには遠く及ばない君なら目でも追える!

 

後ろに振り向きつつ、右の拳をあわせる。

 

「かっちゃん遅いよ!それにお腹がら空きだよ!」

 

そう言って、お腹を殴る。結構めり込んだ。

 

「ぐっ!!」

 

壁に叩きつけられるかっちゃん。

 

さて、確保テープ巻かなきゃ。だけど、かっちゃんがこの程度で、やられるはずがないから、警戒はしとかなきゃだけど。時間もあるし。早くやっちゃおう。

 

「やっと、溜まったぜ。死ねや!!!!」

 

ドォォォォォォォォォォォん

 

なんだよ!?こ…れ。すごい爆発だ。ちょっと食らっちゃって服が焼けたよ。それにあの爆音で耳が。

 

「いってて…」

 

「くそデクがよくもやってくれたなぁ!俺の篭手には俺の汗を溜めて放つ機能が着いてんだ、はじめて使ったけどすげぇ威力だったぜ!」

 

そんなのずるいとか思わないよかっちゃん。だって、君は勝つために生きてきた、No.1を超えるためにヒーローになるのも知ってる。

 

「だから!負けられないんじゃないか!!」

 

「ッッッッ!!!」

 

「おい!!!爆豪少年次それやったら!負けにするからな!」

 

オールマイトがなにか喋ってる。まだ、耳は治らないみたい。

 

「クッソがぁぁ!爆速ターボぉ!!!」

 

かっちゃんが爆破の推進力ですすんでくる。かっちゃんもこれで決めるつもりだ。手がパチパチいってる。すごい破壊力になるはずだ。なら、ぼくも!

 

「しぃいねぇぇ!!!」

 

「スマァァッシュ!!」

 

boooon!!!!!

 

僕とかっちゃんの拳が交錯する。

 

「今日は僕の勝ち…だよ、かっちゃん!」

 

危なかった。篭手の爆発をまともに食らってたら。僕の負けだった。

 

『爆豪少年確保だ!!!』

 

『デクくん!大丈夫?!!すごい音やったけど?!』

 

麗日さんからの連絡だ。

 

「大丈夫だよ。かっちゃんは確保出来た。飯田くんは?」

 

『なら良かった。飯田くんなんやけど、見つけたよ。場所は最上階の1番真ん中の部屋におる。』

 

麗日さんすごいや。

 

「そっか。麗日さんすごいよ。ありがとう!核の位置と飯田くんの位置を教えてくれる?」

 

『うん。核の位置は部屋のど真ん中に置いてある。飯田くんは唯一の入口方面に向いて立ってるよ。』

 

なら麗日さんは正面僕が後ろの壁を破壊しつつ侵入しよう。

 

「なら、麗日さんは部屋の正面近くまで移動して待機して。僕が指示をしたら一気に正面から侵入して。」

 

『うん!!わかった!!』

 

なら僕は急いで部屋の裏側へ向かおう。

 

 

 

 

『デクくん。私はもう位置に着いたよ!』

 

「了解。なら、いくよ。壁が壊れる音がしたら一気に侵入して、核の確保に向かいつつ、触れれるなら飯田くんを無力化して!」

 

『了解です!』

 

さぁ。集中するぞ、緑谷出久。ここが最終局面だ。

 

「はぁ!」

 

タックルをして壁を破壊する!

 

「んなぁ!!裏からだと!ヒーローが。くそがぁ!」

 

「飯田くん!確保にきたよ!」

 

僕の方に注意を引くんだ!

 

「ふっふっふっ!俺を捕まえることができるのかぁ!ヒーローが!」

 

「飯田くん!後ろガラ空きやで!」

 

「え?!」

 

麗日さんが飯田くんに触れ。浮かす。そして僕がフルカウルで一気に近づき。確保テープを巻き付け飯田くんを確保する。そして

 

「核!!かくほぉ!!!」

 

さぁ完全勝利だ!

 

『ヒーローチィー厶ウィーーン!!』

 




もう、ごめん。飯田くん


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戦闘訓練 3

お気に入りが100超えて歓喜か止まりません。

皆さんのお気に入り登録やしおりを見て元気がでます。ありがとうございます。


「ヒーローチームウイィーン!」

 

オールマイトの声で出久の戦闘訓練は終了した。

 

出久が戻ってきた。

 

「出久、お疲れさま。」

 

そう言っておれは右の拳をだす。

 

「うん!」

 

そう言いながらは出久は俺の拳に拳を合わせてくれる。

 

「さぁ!みんな今回の訓練の講評の時間だ!今回のMVPは誰か分かるかい?!」

 

「はい。」

 

八百万さんが手を上げる。

 

「八百万少女」

 

「緑谷さんですわ。迅速なヴィランに対する対応。作戦の考案。最後の麗日さんを生かす為の囮。ただ、戦っているうちに熱くなってしまうのはあまり良くありませんでしたわ。次いで、飯田さんですわ。自身で考え、ヴィランとは何かを考えていたのがよかったですの。もちろん麗日さんが悪かった訳じゃないでのよ。麗日さんは緑谷さんの指示を確実にこなし、最後の飯田さんに近づいた時の気配の無くし方はとてもよかったと思いますの。爆豪さんは独断専行、指示放棄。建物の破壊といい。どれも悪手と取れてしまう行動を行なっていましたの。」

 

「………うん。そうだね!ありがとう八百万少女!全部言われちゃったよ。

 

頑張れオールマイト!!

 

八百万さん流石としか言えないよ。そんなに俺じゃ考えられなかったかな。

 

「怪我してる人はリカバリーガールの所に行っておいでよ!!さぁ!次の試合だ!」

 

次は俺たちと、轟、障子ペアとの戦いか。

 

個性把握テストで見た感じじゃ、障子は手の複製あたり、轟は氷だけなのか?わからないけど戦いながら考えようか!

 

「よっし!出久が勝ったんだから負けらんないな。俺たちもがんばろうか!」

 

「もちろんだよ!しゅんくん!!」

 

「あぁ!そうだな!」

 

「じゃぁ!ヴィランチームは中に入ってくれ!!」

 

 

 

「とゆー訳で俺たちヴィランチーム最高に悪いやつで行こうか。」

 

とかなんとか言ってるけど、轟ヤバそうなんだよな。警戒は最初からしておくべきだな。

 

「もう!!私、靴も脱いじゃうもんね!!!」

 

((いや、それもう女子としてやばいのでは…))

 

「お、おう。」

 

「そ、そうだな!」

 

おれとまっしー固まっちゃったよ。どうすんだよ。

 

「はい!!!スタートォ!!!」

 

「「「!!!」」」

 

オールマイトいきなりすぎるぜ。まったく。

 

「じゃ、ボチボチやりますか!」

 

「おう!」

 

「うん!」

 

ピキピキ

 

なんだ?この音。

 

床が突然、凍り始める。

 

「え?」

 

やばい!!

 

俺は急いで。2人を抱え。既に凍りついている床に立つ。

 

「ごめん。とおるちゃん取り敢えず触っちまった。後で殴ってくれていいから今は集中してくれ。」

 

急いで2人を抱えたから葉隠さんのどこを触ってるか正直分かってない。だから謝った。多分胸とか触ってなんかないもんね!

 

「う、うん//」

 

やばいよ。これもう、今の返事で絶対胸触っちゃってんじゃん。オワタ。

 

「瞬太、この攻撃。」

 

「ああ、恐らくってか絶対轟だろうよ。障子が腕増えて氷出せるわけねぇよ。」

 

「これはやばいな。もう1発これ来たらまじで終わる。どうする。葉隠さん、瞬太。」

 

これは、やりたくなかったけど、奇襲しかねぇだろうな。あんな攻撃またされたらたまったもんじゃない。ならこっちは数の利を使ってくしかねぇ。

 

「籠城するのは良くない。だからこっちから仕掛けよう。」

 

「でもどうやって??」

 

「簡単だぜ、透ちゃん。俺は速度を活かして正面切って戦う。透ちゃんは見えない体を使って裏から奇襲。まっしーはここの防御しつつ、俺たちのどちらかのフォローだな。ま、なんだ俺が暴れるからその間に透ちゃんが確保テープ巻いちまうってことよ。まっしーはもう状況みてこっちに参戦してゴリ押しだな。」

 

「いやもう、考えてないよねそれ。」

 

葉隠さんから痛い指摘を頂いてしまった。

 

「瞬太はもっと賢い奴かと思ってたよ。」

 

まっしーには呆れられちゃったし。

 

「もう。じゃ2人が考えてさ。」

 

泣くふりをしながら言ってみる。

 

「私も考えるの嫌いなんだよね!!」

 

「俺も賢くはないんだよな!」

 

なんだよ二人とも大好きだぜ。

 

「よっしそれなら俺もういくわ。あと2人ともよろしく!」

 

 

 

おっと。奴さんたち見つけましたね。呑気に正面からのそのそ入って来てらっしゃいましたよ。ま、そりゃ俺たち氷漬けだと思うわな。甘いだよなぁ。轟さんよォ!

 

割とマジでやばかったけど。

 

『2人とも、見つけたぜ。正面からのそのそやって来てますよ。こいつぁ舐められてるなぁ。とゆーわけで俺は派手にやりますんで、よろしくね。』

 

2人が完全に中に入り核のある部屋へ真っ直ぐ向かい始めた。

 

??おかしいだろ。普通は核がある部屋が分かるはずないよな。なんでだ。

 

まさか!!!

 

「轟、もう一度確認のために中を索敵するぞ。」

 

「あぁ。頼む。」

 

「!!!!轟、3人とも氷漬けになっていない。足音がバラバラに聞こえるぞ。1人は近くもう1人は2階、もう1人は最上階だ。」

 

あぁ。最悪だ、障子が索敵能力保持とか。ずるすぎんだろ。なんでだよ。

 

『2人とも俺たちはもう氷ってない事がバレた。ここからは単純に火力勝負だ。まっしーも直ぐに来い!!』

 

クソが。奇襲も上手くいく可能性が低い。だが、俺が障子にもう索敵する余裕を作らせなければ透ちゃんの最強必殺技(俺命名)の後ろから確保テープが決まる確率あがるよなぁ!なら燃えてきた。

 

「よぉ、おふたりさん。初っ端氷漬けブッパで勝てたとか思ってたんだろうけど甘いんだよなぁ。」

 

俺は大袈裟に2人の前に現れた。これは一応時間稼ぎをやってるつもりなんだよな。

 

「時間稼ぎなら意味ないぞ。俺は索敵をまだ辞めてないからな。後ろから誰か来ても対応できる。」

 

やっぱ辞めてくんないっすよねぇそれ。ならしゃーないっすわ。

 

「早間、もう終わらすぞ。」

 

やばい轟がまた氷の準備がしてる。

 

だけど焦ることじゃない、そんな遅い初期動作、出た時点で俺にはもう見切れてる。

 

「ん?何がしたいんやろなぁ?」

 

「「??!!」」

 

2人とも驚いてら。そりゃそうだろうよ。10メートルは離れてる奴が次の瞬間にはもう2mもない距離に居るんだからな。

 

あと、煽る時師匠みたいになっちゃうの辞めないとな。後でバカにされる。

 

「轟!!!」

 

障子が叫び、三本の右腕で俺を殴りにくる。

 

「あたんねぇよそんな攻撃。」

 

俺は障子の攻撃を体の内側へ入りつつ避けそのまま。みぞおちへ拳をねじ込む。

 

「ふんっ!」

 

「っっっ!!!」

 

障子が膝をつく。

 

「っ!!おまえ!!」

 

轟が急いで氷の準備をする。

 

「いやいや、この距離で氷の準備は悪手でしょ」

 

右手から凍り始めるのが分かる。だが思い出して欲しい俺の個性は認識の感度も早くなる。ならそれはお前が動き出した、又は個性を発動する瞬間を誰よりも早く察知できる、そしてそれに高速で対処出来るのが俺の強み。

 

「はい!」

 

またもや、鳩尾に拳をねじ込む。

 

「ぐっ!!」

 

おっ!耐えるねぇ轟くん。普段から殴られてるのかな?

 

って!熱!!こいつ左手から火が出てんじゃねぇか!一旦距離をとる。

 

「ちっ!!」

 

何こいつキレてんの、訓練だよ。辞めてよね!俺が悪いやつみたいじゃん。実際今はヴィラン役だけど。

 

予想してなかったよ。氷だけじゃなくて火も出るのか。くっそ強じゃねぇか。

 

「お前そんなことも出来たんだな。ビックリだぜ!」

 

こんな状況でも時間は稼ごう。幸い障子はかなり強めにねじ込んだからまだ復活出来てないみたいだしな。それに葉隠さんが確保テープを巻に来るまでもう少しだけかかるしな。

 

「これは戦闘じゃ、使わねぇって決めてるんだ。」

 

は?こいつ何言ってんだ。

 

「おまえ、それ本気で言ってんのか?轟。だとしたら俺たち飛んだやられ役だぜ。お前たちには全力出さなくても勝てますってか?ふざけやがって。俺たちのことバカにしてんのか。」

 

「っ!!お前には関係ないだろ!!」

 

「関係あるだろ!俺たちとお前たちで全力で戦ってんじゃねぇのか。それをお前は半分の力で勝てるとか思ってんのか。それだったら尚更負けられねぇよ。今すぐ地べたに這いつくばらせてやる!!」

 

「うるせぇよ!」

 

轟が氷の準備を始める。だけどその準備が分かった時点で俺は対応できる。

 

「お前学習しろよ。それじゃ俺に勝てないぞ」

 

そう言って俺は轟の顎をアッパーで殴り、こいつを浮かせる。そして服の襟を掴み一本背負いのように轟を背中から叩きつけ、確保テープを巻きつける。

 

「俺を、俺たちを舐めてかかった結果だ、そんなんじゃ、救えるもんも救えなくなるぞ。」

 

「!!っっ!」

 

あ、やばカッコつけたはいいけど障子確保してねぇ。

 

「かっこいいねぇ!『そんなんじゃ、救えるもんも救えなくなるぞ。』だってさ。まっしー。」

 

「今の台詞は臭かったぞ。」

 

やっば2人にみられちゃった




あ、もうほんまにすみません。オリ主の話し方忘れてます。
許してください。何でもします。(何でもとは言ってない。)


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USJ編1

いやもう、すっ飛ばします。


「あんなセリフ私たちじゃ言えないよね。まっしー!」

 

「あぁ、そうだな。透ちゃん。」

 

あ、もういじるのホントやめて。泣いちゃう。

 

「うぅ。2人がいじめてくるよぉーいずくーー!」

 

ヤケクソで出久に頼ることにしてみた。

 

「え!!?!」

 

突然のことで焦る出久。

 

とゆーわけで、戦闘訓練を終え、放課後になり2人にいじられているところを出久に頼ったわけだ。

 

「でも、かっこよかったからいいんじゃないかな?!」

 

あ、出久いいやつだよ。ほんとに。

 

「そっか、ありがとな。」

 

「おぉい!早間!お前すげぇな!1人であれだけ戦えて熱いセリフも言えるなんて!男らしいぜ!」

 

と、赤髪ツンツンカチカチ君が声をかけてくれた。

 

「えっと?名前なんだっけ?」

 

「おぉい!覚えてないのか。おれは切島 鋭児郎だよ」

 

あぁ!そうだ、そんな感じの名前があったのを思い出す。

 

「そうか。すまない。ちゃんと覚えておらず申し訳ないね。」

 

「ま、いいけどな!そうだ!お前たちも反省会やろーぜ!」

 

今日の反省会のことだろうな。もちろんやって行こうとは思うが、出久の方をみる。

 

どうやら、出久もしていくようで頷いてくれた。

 

「おぉ!いいなそれ!やってくよ。」

 

てなわけで初めての戦闘訓練が終了したのだった。

 

 

その後の数日間では色々な事があった、マスゴミが来たり。(問題発言)

 

出久が学級委員長になったと思えば飯田が避難指示ボーイとなり皆を纏めたことで、やっぱり学級委員長になったりと、忙しかった。

 

 

 

 

と、色々な事があったがやって来ました救助訓練。

 

相澤先生に、指示され皆がコスチュームに着替えゾロゾロとバスに乗っていく。

乗る直前で飯田が皆、2列になって席に座ろうと言い出し、委員長パワー全開にしていたが、予想と違うタイプのバスだったらしくかなり落ち込んでた。

 

そんなことで落ち込むなよ委員長!ドンマイ!

 

とゆーわけで、移動中はそれぞれ談笑に勤しんでいたのだが、個性の話になり、

俺の話題になった。

 

「舜太の個性って、シンプルだからこそ弱点らしきものがないよな。」

 

切島からこんな発言が出た。

 

「いや、そんなことは無いぞ。おれ、近接戦闘がメインだから近づけなかったらなんも出来ねぇクソムシだぞ?だからなんだ、上鳴が常に帯電してたら俺は勝てないよ。簡単に言えばな。」

 

ま、本当は大怪我させてもいいなら石ころでも持って全力で投げてもいいんだけどな。速さがとんでもないから人に向けては使えないけど。

 

「たしかにな!」

 

「だから、おれは鋭児郎との相性は最悪だぞ、常にカチカチに出来ちまうお前とは戦いたくないもんだね!」

 

これは本当だ、この中で一番俺と相性最悪なのはまず間違いなく切島だと思う。

 

あいつの攻撃が当たるとは思えないが、あいつを倒す方法もない。だから、膠着状態がずっと続くと思うな。やってみなきゃわかんないけどね!!

 

「おい!お前たちもうすぐ着くから黙れよ。」

 

相澤先生、わざわざ使わなくてもいいのに個性まで使って黙らせに来た。怖い

 

 

「「「「すっげー!!!USJかよ!!」」」」

 

「あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。」

 

「そのなもウソの(U)災害や(S)事故ルーム(J)!!」

 

(((え?!ほんとに。USJだった!!)))

 

とそんな説明をしながら現れたのはスペースヒーロー「13号」だった。

 

出久と麗日さんが大興奮してるぞ!

 

ちなみにおれはヒーローにあんまり詳しくないからそんなに興奮しないぞ!

 

と、その後「13号」先生から個性のとっても大事なお話だった。

 

傷つけるためじゃなく人を救うために使ってね!とか人を簡単に殺せてしまう個性もあること、そしてその個性をちゃんと使う事が大事なんだよ的な事があった!

 

いや、流石プロヒーロー心に響くね。

 

ズズッ!

 

俺は視界の端に黒いモヤを捉える、中から強烈な悪意をかんじた。

 

「先生!!!!」

 

おれは慌てて相澤先生へ伝える

 

「真ん中の広場に黒いモヤがある。」

 

「一かたまりになって動くな」

 

相澤先生が叫ぶ

 

「「え?」」

 

俺以外の生徒はまだ理解出来ていない

 

「13号!!生徒を守れ!」

 

「何だアリャ?!また入試の時みたいにもう始まってんぞパターン?」

 

切島が呆けた顔をして言う。

 

「動くな、あれは」

 

俺は冷や汗が止まらなくなった。

 

(ヴィラン)だ!!!」

 

俺の生存本能がとてつもない警告音を鳴らす。

 

あれはやばいと。キケンだと。

 

そこからみんなの顔が焦り出す。

 

「子供を殺せば来るのかな?」

 

顔や身体中に手を付けている男がそう言っているのだけ聞こえた。

 

そこから全員の顔に恐怖の色が浮かぶ。

 

なんて最悪な日だ。




いやもうすみませんごめんなさい。

ゆるじでぐだざい


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USJ編 2

なんか、大暴れさせたいですよね。


「子供を殺せば来るのかな?」

 

その声は全員の耳に届いた。

 

大半が恐怖に震える眼差しを向けた。

 

だが、ここで震えてヒーローになれるものか。

 

「「「ヴィラン?!!」」」

 

「ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ。」

 

いや、そんなことは無いはずだ。

 

「そんなはずは無いだろうよ。ここに現れた。しかも、時間が俺たちの授業中。制圧したいなら深夜にでも侵入して、朝まで待機。俺たちが来た段階で蜂起し、制圧の方がヴィランっぽいのに。たまたまここに来るわけねぇよなぁ。計画してるはずだぜ。」

 

俺の言葉に切島は唾を飲む。

 

なんにせよ意図が読めない。俺たちを殺したいのか、それとも別の目的があるのか。

 

「13号避難開始!学校に連絡試せ。妨害されてる可能性もあるがな。」

 

「上鳴、お前も個性で連絡試せ。」

 

センサーがあるのに発動しないってさっき13号が言ってたからな。

 

連絡系統も妨害されている可能性が高いとみていいよな。

 

「先生は!?1人で戦うんですか?!」

 

出久が尋ねる

 

「あの数じゃ、いくら先生でも。」

 

そうだ、あんな大勢じゃ

 

「一芸だけじゃヒーローは務まらん」

 

え、惚れるかと思った。多分先生は俺たちを安心させるために行くのだろう。

 

「13号任せたぞ。」

 

そう言って相澤先生がヴィランに向け飛び出す。

 

広場の真ん中で、首に巻きつけている布、格闘術を使いヴィランを倒していく。

 

「すごい、、多対一こそが先生の得意分野だったんだ」

 

出久がこんな状況でも分析している。ヒーローオタク極まりないよな。

 

「おい。行くぞ、出久。」

 

俺が声をかける。

 

すると、俺たちの前に黒いモヤの男が突然現れる。

 

「させませんよ」

 

「「「?!!!!」」」

 

全員が驚く。

 

「初めまして、我々はヴィら「っせぇ。どけよ。」

 

俺が、皆の前に飛び出し、首の甲冑のある所へ蹴りをいれる。

 

「っと、危ないですね。不意打ちとは、それでもヒーロー志望ですか?」

 

何だこの感触。

 

「うるさい。ヴィランとゆっくり話せるほど俺はお人好しじゃないんでね。」

 

「ふふっ、そうでしたか。」

 

いちいちムカつくやつだよ。

 

「ちっ、なん、、って!」

 

おれは黒いモヤに沈めらる。

 

「「「「?!!!、?!」」」」

 

「しゅんくん!!」

 

出久がこちらに手を伸ばす。

 

 

くっそあちい。

 

「なんだ、ここは」

 

周りが燃えている。

 

ってことは火災ゾーンってところか。

 

「おいおい!!ガキ一人か???」

 

なんだよ、こっちにもヴィランが配置されてるのか。

 

なら、みんなも俺みたいにワープさせられて散り散りになってるな。この感じだと。

 

後ろからどさっと何かが落ちる音が聞こえた。

 

「まっしー!!」

 

「瞬太か!」

 

「心配だったんだぞ!」

 

おれは尾白がここに来たことで落ち着きを取り戻した。

 

「お前も呑み込まれて心配させやがって。」

 

『おいおいおいおい!!!!そんな感動の再会みたいなのやめてくれよなぁ!!」

 

っと、そうだったな。俺たちは今最高にピンチな状態なわけだ。

 

「なぁ。まっしー。こいつら全員ぶちのめすぞ。」

 

「あぁ。わかってる」

 

「ガキが調子乗ってんじゃねぇぞおらぁ!!!!」

 

その声を皮切りに10人以上のヴィランが俺たちの方へ押し寄せてくる。

 

じゃ、瞬殺させてもらいますよ。

 

「ぐぎゃっ!!」

 

一番近くにいた、右手から小さな炎が出ているヴィランのみぞおちを殴る。

 

「おまえら遅すぎだよ。それに大層なことしといて本当はカスみたいなチンピラの集まりなんじゃないのか?」

 

ここで俺の煽りスキルが発動する。

 

この一言でその場にいるヴィラン全員がブチギレてた。

 

「おい!!なにやってんだよ瞬太!」

 

やば、やらかしたかも。

 

「ごめん。まっしー。でも攻撃が単調になって捌きやすくなったんじゃないか?!」

 

「っ!!まぁ、そうだけどさ!」

 

「あと、ヴィランさんたちよぉ。俺のこと捉え切れてるやついないよなぁ?!」

 

ここで、ヴィランたちに焦りが生じる。

 

先ほど炎を出してたヴィランをぶちのめした一撃や、俺の動きを捉えれてる奴はいなかった。

 

あいつらからしたら。『あれ?!なんかあいつ倒れてね?てか早くね?状態である。』

 

「はい、焦ったね。その隙がダメなんだよ。それでもオタクらヴィランですかぁ?」

 

「言わせておけばこのガキ調子の、、、、」

 

私、早間さん、今あなたの後ろにいるの!

 

と、メリーさんっぽいおふざけはこの辺にして、後頭部を右手で掴み足を掛けそのまま地面にキスさせる。

 

「「「「?!!」」」」」

 

「おい!だいじょ、ぐっほぁ。」

 

声を掛けようとしたヴィランの後ろをとりジャーマンスープレックスを決める。

 

ここからは俺の一方的な蹂躙だった。

 

 

 

「そっちは終わったか?まっしー!」

 

おれは尾白に声をかける。

 

「いや、お前が殆ど終わらせたじゃねぇか。俺3人くらいしか相手してないよ。」

 

あり?そんな感じだったけ?

 

「なんかゴメン。」

 

「いや、いいよ。お前が強いのは俺もわかってるつもりだから。」

 

2人で情報を共有しこれから先の動きをきめる。

 

「ってことで多分この感じだと、散らされた皆の相手をしてるヴィランはチンピラみたいなカスばっかって感じだからあんまり心配しないでもいいけど、助けに行かない訳には行かないよな。」

 

「なら、舜太。1人で走り回りながら皆の助けに行けば?お前の速さならそれが出来るんじゃないのか?」

 

確かにそれはありなんだが。

 

「いやでも、まっ「俺なら大丈夫だ。」っ。」

 

尾白の目は本気だ。

 

「俺だって、弱くない。自分1人くらい自分で守れる。だから、みんなを助けてやってくれ。俺にまだ、自分1人しか守れる余裕が無いからな。」

 

そんなこと言われたら。

 

「分かった。無理はするなよ。」

 

「おう!危なくなったら逃げればいい!」

 

それはヒーローとしてどうなのだろうとか思うけど、ここには俺たちしか居ない。

 

それに俺たちの勝利条件はこの場から逃げること。なら、俺はA組の中で最速で逃げれると同時に。最速でヴィランを無力化出来る。ならみんなを助けてからでも、十分に逃げることが可能だよな。

 

「わかった。任せろ。行ってくる!!」

 

そうして俺は駆け出して行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




何とか書きました。


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USJ編3

はい。バカほど難産でした。データ飛ぶはでもうピエん。




と、駆け出してみたもののどの方向に向かえばいいのかも考えてなかった。

 

とりあえず音のする方とか思ってたけど、火災ゾーンにいたヴィラン(チンピラ)は目的のオールマイトを殺すという考えからみてもあまりに有象無象すぎる奴らだった。正直あんなの束になったところで千人集まってもオールマイトは蹴散らすとおもう。

 

ただ算段なしにここに来る馬鹿なら授業中にこない、ってことはどこかにオールマイトを殺せる策もしくはヴィランがいるって思ってもいいはずだよな。なら向かうべきはあの黒いモヤがいるであろう真ん中の広場だと思う。

 

だけど、救助を先にしたい。

 

ザッパーーーーン!!!!

 

あれは?水のあるエリアか?とんでもない音だぞ。見に行こう。

 

あれは!

 

「いずくーーー!!」

 

「?!!しゅんくん!!無事だった!ほんとに心配したんだから!」

 

ほんとに申し訳ないね。どうやらめちゃくちゃ心配させてしまったみたいだ。

 

「あぁ。こっちは大丈夫。それよりそっちはどうだ?」

 

「うん。一応ここのエリアのヴィランらしき人たちはあそこに浮かんでる。」

 

なんだあの塊り。紫のぶよぶよがついてるぞ。

 

「おう!なんか倒せたみたいでよかった。それに二人とも大丈夫かい?」

 

出久以外の二人にも声を掛ける。

 

「なにが大丈夫だよぉぉぉ!!!こっちは死にかけたんだぞ??!!」

 

紫のぶよぶよがついてる男の子がさけぶ。

 

「お、おう。なんかごめん。」

 

少しだけ申し訳なさを感じながらあやまる。

 

「私は大丈夫よ。」

 

「えっと、蛙水さん?だっけ?よかったよ!」

 

「梅雨ちゃんと呼んで。大丈夫よ早間ちゃん」

 

あれ?なんで俺の名前知ってんの?この子。

 

「そっか、よかったよ梅雨ちゃん。ていうかなんで俺の名前を?」

 

「それはあなたが「やばいよ!しゅんくん!!!」」

 

出久の声に会話を遮られる。

 

「先生がヴィランに!」

 

出久の声に反応し俺も広場の方に目を向ける。

 

そこには

 

ヴィランによって地面に叩き伏せられた先生がいた。

 

 

やばい。

 

あいつだ、オールマイトを殺す手段はあいつだ。

 

あいつはやばい。

 

なんとなくだけどわかる。

 

おれじゃ勝てないかもしれない。

 

 

だからどうした。

 

 

誰が先生を助ける。

 

オールマイト?

 

そんなの期待できない。ならいま、おれは覚悟を決めてあいつと戦うしかない。

 

「出久。行ってくる。」

 

「しゅんくん!?それはダメだ。死んじゃうかもしれないよ。」

 

「じゃあ、誰が先生を助けるんだよ。オールマイトか?今この場にいない人に助けを求めても意味がない。俺たちはヒーローになるんだろ?」

 

そうだ、俺たちはヒーローになるんだ。ならこの逆境も越えなきゃ意味がない。

 

「そうだけど、、、。なら、ぼくも行くよ。」

 

「出久は二人を。「いいわよ早間ちゃん。」梅雨ちゃん」

 

「貴方たち二人を止めるのが正解だと思うのだけど、先生を助けるのも大切だと思ったのよ。だから、二人は行ってきて頂戴」

 

「っ。ありがとう梅雨ちゃん。」

 

「ありがとう蛙水さん。」

 

「行くぞ。いずく」

 

「もちろん!!」

 

おれと出久は先生を助けに駆け出す。

 

 


 

 

「おいおい。チンピラヴィランくぅぅん。なにしてんのぉ?!それ俺たちの先生なんだよ。さっさと、そのクソ程きったねぇ手どかしてくれっか?」

 

不敵な笑みを浮かべて挑発する。乗ってくれたら御の字なんだけどな。

 

「ぁぁ?なんだよ、おまえ。むかつくなぁ、、」

 

その言葉を首をボリボリとかきながらこちらをむく、手だらけヴィラン。

 

しかもなんか、腹立ってるよね。絶対ムカついてるよね。

 

「だだだだだ、ダメだよしゅんくんを煽っちゃ。だけど、そこについては賛成だよ。早く、そこから手を退けなよヴィラン」

 

出久もちょっとジョークが通じるようになっちゃったよ。

 

「ま、そんなわけだから早くかかってこいよ。チンピラ。」

 

「いいよ、おまえさ。舐めてるだろ?やれ、脳無。」

 

「キェェェェ!!!////」

 

くる。

 

「出久。合わせてくれよ。」

 

「あ、うん!」

 

おれは出久に声をかけた後、脳無と呼ばれるヴィランの側まで、近寄る。

 

「なんだ!!!いつきたんだよ!!てめぇ!!」

 

「ヴィラン。ここで悪いお知らせだ、おれは。この世で

 

1番早いヒーローだ

 

世界中探したって俺より早いヒーローは居ない。俺が一番だ。オールマイトもホークスだって例外じゃない。

 

おら、かかってこいよ。」

 

脳無が俺に向かって拳を振る。

 

「さっきの話し聞いてた?おまえじゃ俺を捕まえることはできない。

 

いずくっ!!!

 

こい!!」

 

ヴィランの拳を避けてそのまま腕を取り背負い投げのようにして地面に叩きつける。

 

「スマァァッシュッ!!!」

 

出久が脳無の腹へ拳を叩き込む。

 

「そんな攻撃じゃ脳無を倒せる訳ないだろ。オールマイトの攻撃にも耐えられる複合個性で作り上げた怪物さ、再生とショック吸収。それに加えてオールマイト並みのパワーだ。おまえたちじゃ歯がたたないよ。」

 

脳無が起き上がり様に出久を殴る。

 

「ぐぁぁぁぁ!!!!

 

ボゴォォォォンンン!!!!

 

出久が壁にめり込む。

 

「おめぇ!!!!」

 

「ふはぁ!!あんな口聞いていたくせにやられてんじゃ世話ねぇよな!!!」

 

頭にきてるよ。

 

出久がやられておもった。

 

後悔した。

 

何が仲間を守るだ。

 

一番大切な友を仲間を守れずして何がヒーローか。

 

自身を犠牲に仲間を守る。

 

やってやるよ。

 

「もう、しらねぇや。これは使いたくなかったけど、おまえら、泣いて後悔しろよ。」

 

全身の体を全身の細胞を加速させる。

 

脳無までの距離は30m

 

詰めるまでに俺の最高速へと持っていく。

 

脚が痛い

 

だからどうした。

 

まだ加速しろ!

 

速度をあげろ!!

 

 

音を超え、光を超えろ!!!!!!

 

彗星の光(コメット・フラッシュ)ッッッッッ!!!!

 

脳無を殴り空へと吹き飛ばす。

 

音は遅れてやってくる。

 

ボッゴォォォォン

 

天井に穴が空き。

 

脳無はさらに空へと飛んでいく。

 

ボロボロの体を支えながら立ち、手だらけヴィランへ向く。

 

「ほら、ご自慢の脳無はお空の上だぜ。」

 

ざまぁねぇぜ。お前の驚く顔が見れて満足だよ。

 

やべぇ意識が。

 

「ありがとう。早間少年。私が、来た!!!」

 

オールマイトに支えて貰いながら。意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やべぇ。厨二病が止まらないよおぉぉふぇぇ。

はい、必殺技的なのだしました。意味は特に考えないでください。なんかカッコイイので許してください。

どーゆー感じかとか言われれば、全身ボッキバキにしながら殴るだけです。
取り敢えずめっちゃ早いのだけは分かるよね。

ほんのり修正しました


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体育祭編1

ヒロアカの映画はライジングしか見てないです。許してくださいピエん

今回バカほど雑です。普段も雑なのにやばいぃー


あの後、俺が気を失ってからはオールマイトが手だらけヴィラン死柄木弔を成敗しようとしたら、突然黒いモヤに呑み込まれ消えていったらしい。

 

こちらは俺と出久、そして先生以外は特に目立った怪我はせずに済んだ。

 

出久は打ち身と打撲。

 

先生は顔面と片腕骨折。

 

俺はなんと、両足と右手の骨折だけとはいかなかった。

 

俺の個性にはもう1つデメリットがある、それは自身を極端に加速させると少し歳をとる事だ。

 

歳を取ると言ったって、1歳ぽんと歳をとるんじゃなく今回は一月くらいかな?

 

といった感じでどれだけ犠牲にするかでまだ早くなるみたいな感じなんだ。

 

リカバリーガールにバレちゃったけど、黙って貰うことにした。

 

このことは出久や父さんにだって伝えてない。心配かけたくないからね!!

 

と、そんなことより目が覚めた時に父さんに号泣されちゃった。

 

『しゅんくんが大怪我した時、気が気じゃなかったんだからね!』

 

と言われてしまい。申し訳なかった。けど、

 

『ヒーローとしてはとても君の事を誇らしく思うよ。凶悪なヴィランに立ち向かうその心に賞賛を送りたい。』

 

褒められちゃったぜ!

 

そのあと横にいた先生に

 

『ありがとな。助かった。』

 

と、無愛想に言われたよ!ツンデレかな?!

 

などなど、色々あったがようやく学校に復帰出来る。

 

足と腕に関してはリカバリーガールが動ける程度に治してくれたよ!

 

めっちゃ疲れたけど!

 

はい、そんな訳で登校してきました。

 

「「「「早間くん??!!!!!」」」」

 

クラスの心が一つになったんじゃないのか?

 

「おう。みんな、おはよう!」

 

挨拶を返す。挨拶だいじだよね!

 

「怪我は、大丈夫なの?!!」

 

「お前、あの黒いのぶっ飛ばしたんだって?!」

 

「お前、彼女は?」

 

「お見舞い行けなくてごめん。」

 

「帰ってきてよかったー。」

 

凄い。質問攻めだ!

 

「怪我は大丈夫。黒いのは吹っ飛ばしたぞ。彼女は居ないな。そんなの気にしてないよ。おう!ただいま!」

 

それぞれに返事を返す。彼女に関しては答えなくても良かった気がするけどな。

 

「しゅんくん!」

 

出久に呼ばれそちらを向く。

 

「ごめん!君に無理をさせて「出久。ありがとう。悩ませたみたいだけどおれは大丈夫だ。帰ってきたから心配するな。」うん!///////」

 

「おい。さっさと座れ。」

 

ここでもう一度本当の意味でクラスの心がひとつになった。

 

「はい、体育祭やります。」

 

え?!

 

「「「「「「えええぇぇぇぇー!!!!」」」」」」

 

「「「めちゃくちゃ学校っぽいの来たァァァ!!」」」

 

体育祭か。『楽しそうだなー』とか口にされたらまた除籍とか言われそう。

 

「この体育祭、個性社会となってからはオリンピックの代わりのように夏の風物詩となっている。お前ら、ここで目立てば、世間に周知されるし、プロヒーローからも注目されるぞ。しっかりやれ。」

 

「センセーでも、ヴィランの襲撃があってすぐですよ?」

 

うわーそれ気になってた奴だよ。ついこの間ヴィランの襲撃があったのにやるのは危なくないのだろうか?

 

「それについては例年の5倍の警備を付ける。平たく言や、ヴィランになんか屈さないって意思表示だよ。」

 

流石雄英高校だよ。

 

「はい。じゃ授業集中して受けろよ。」

 

 

と、帰りの時間になったら周りがワラワラしだした。

 

教室の周りに他クラスの子達が集まってるみたいだ。

 

「なんなんやろね。」

 

麗日さんだ。

 

「なんなんだろうね。」

 

机に座りながら返事を返す。そんなことより麗日さん可愛いな、羨ましいぞ出久。

 

「おいおい。これがA組か?ぱっとしねぇなぁ!」

 

今の誰だよ。ぱっとしねぇはひどいぞ!

 

「あぁん?黙れモブども!帰るのに邪魔だどけ!」

 

あ、爆豪さんオコだ。

 

「なんだよ、ヒーロー科なのにそんなに偉そうな態度か。幻滅しちゃうなぁ」

 

それも確かにだ。

 

「普通科ってさ。ヒーロー科落ちてる奴もいるんだよ。それに、この体育祭はリザルトによっちゃ俺達も上に上がれる。」

 

お、紫色の髪の毛の子が爆豪たん挑発してるぅ。

 

「だから調子乗ってると足元ごっそり掬っちゃうぞってゆう宣戦布告に来たんだ。だから」

 

「ふーんそれ面白いなぁ。」

 

個性を使い紫色の髪の毛の子の真横に立ち肩を組む。

 

「「「!!!!???!!?!!」」」

 

「あ、ごめんごめん。ぼく早間 瞬太って言うんや。よろしくねぇ。」

 

にんまり笑顔を向けながら言葉を発する

 

「そーゆーの嫌いじゃないからどんどんやってよ。だけど、そいつの態度だけでヒーロー科はバカにしちゃ行けないぜブラザー?」

 

驚く顔が見れたので満足です。

 

「おいおいおいおい!隣のB組のもんだけどよぉ?!ヴィランと戦ったからってえらく調子づいてんじゃねぇのかァ?!」

 

隣のB組の人らしい。ヒーロー科だけど、パッとしないぜ!

 

「離せよ。」

 

っと、肩から抜け出して行っちゃったよ。まーいっか。

 

「爆豪、モブなんて言っちゃダメだ。おめぇも他人からしたらモブなんだぜ。言われたら腹が立つなら言わない!小学校で習うよね?これだから単細胞が服着て歩いてるって言われるんだぜ?」

 

「ちっ。うるせぇよ。」

 

と言葉を残し歩いて行っちゃいました。

 

「ま、そんな訳でA組のみんなも帰りたそうだし。解散してもらってもいい?」

 

と言うとぞろぞろ皆さん帰って行ってくれましたとさ。

 

と行ってくれたので個性を使い机に戻る。

 

「帰ってくれたね!なんだったんだろう?!」

 

何食わぬ顔して麗日さんに話しかける。

 

「ブホォ!」

 

あ、吹いちゃった。

 

「やめてよ!早間くん!ビックリするやん!」

 

「いやーごめんごめん。紫色の髪の毛の子がねいい感じに火付けしてくれちゃったから。消火活動に。」

 

「あのままやったら爆豪くんもってゆうてたかもなー。」

 

「さ、そんなことより出久が来たら帰ろうぜぇい。」

 

と、俺も帰路に着くのだった。

 


 

時は流れ。雄英高校体育祭当日

 

俺たちは今、入場前に集まることになってます。

 

「ねぇ、しゅんくん。」

 

出久に呼ばれる。

 

「なんだ?」

 

振り向くと出久は何時もより真剣な目と笑顔をむけ、

 

「君に、勝つよ!。」

 

いい宣戦布告だ。

 

1番の親友からのこの言葉

 

熱くなるよな

 

「おう、勝ってみろよ。俺のが早いし強いけどな。」

 

俺も不敵な笑みを浮かべ出久の方を見る。

 

「おい、クソナード。俺は負けねぇ。」

 

あらあら、爆豪ちゃんも俺に宣戦布告らしいですね。

 

「おう!かかってこい。」

 

轟くんには俺からいく。

 

「轟、次は本気でこい。お前のクソみてぇな意地に付き合うつもりはねぇからな。また、あんなことしてみろ次は地面にめり込むまで、ジャーマンスープレックスしてやる。」

 

「っ!うるせぇよ。お前には関係ないだろ。」

 

A組の入場だァァァ!!!!!

 

マイク先生の声が響く。

 

さてやりましょうかね!

 

目指せ優勝!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うわぁあぉぁぁぁ!
かけたァァァァお気に入り登録の数が必殺技出したら増えたァァァ。

毎話必殺技してやろうかと思いました。とゆうわけで、いいっすね心操くん使いやすい!!

とゆうことで本当に見てくれている方には感謝しかありません。ありがとうございます!感想待ってます!!!!!来たら舞います。書いちゃうがんばるのぉ!


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体育祭編2

映画の話を書きてぇ!!!!


ウワァァァァァァァァァァ!!!!!!!

 

という大歓声を浴びながら俺たちは会場へと入場した。

 

「うわぁーすごいねぇ。」

 

葉隠さん可愛い感想をゆうね。

 

でも、凄いわかる。非日常過ぎてびっくりだよね。わかる

 

「いやーすごい歓声だねー。」

 

うんうん。やはり注目されてるってことだね。

 

プロヒーローもチラホラ

 

「しゅんくーーーん!!!」

 

え???!

 

 

 

「父さん?!!!!」

 

「頑張れよ!」

 

今日、やたら楽しそうに仕事に行ったのも納得出来たよ。

 

「うん。頑張るよ!」

 

いやー親が来るとは思わなかったけど、とっても嬉しいね!

 

「やる気出して行こうか!!」

 

『選手宣誓!!!』

 

「ミッドナイトだ。」

 

いやー色っぽいですね!

 

「18禁なのに1年生のとこ居ていいのか?」

 

それは思うよね。

 

「んー完全にアウト。」

 

先生泣いちゃうぞ?

 

『はいそこ黙って!!』

 

ほら怒られた。

 

『入試1位の早間くん!』

 

「え?!お前1位なの?」

 

切島が反応する。

 

「え?そうだよ?知らなかったのか?ま、行ってくる」

 

『宣誓!!』

 

『ヒーローシップに則りがんばります!』

 

『こっからは俺個人の話しだ。皆、上目指せよ。今は俺がお前たちの目標だ。

 

全力で来い。全力で叩き潰してやる!

 

さぁみんな

 

Plus ultra!!だ!』

 

「「「「「「「「うわぁぁぁ!!!!」」」」」」」」

 

「舐めやがって。」

 

不貞腐れる奴。

 

「ふざけんなよ!」

 

憤りを覚えるやつ

 

「、、、」

 

無言で笑顔を浮かべるやつ

 

みんなそれぞれだね。

 

『そーゆー煽っちゃう感じ嫌いじゃない!!寧ろあり!!』

 

『はい。じゃー!第1種目いきましょう!!』

 

『こちら!!』

 

障害物競走!!!!!

 

「「「「「「「うわぁぁぁぁ!!!!」」」」」」」

 

『はい、じゃ!スタート位置について!!』

 

緊張するね!頑張ろう!

 

この競技悪いけど俺の1位に変わりはないね!

 

さぁーやっちゃいますか。

 

『スタートオォォォオォォオォォォ!!!!』

 

「さぁ!実況席に着くのはおれプレゼントマイクとミイラマンだ!!!」

 

「お前が勝手に連れてきたんだろ?」

 

「おいおい!見てみろよ!轟のやつ後ろの奴ら氷漬けにしてやがるぜ!なかなかえげつねぇな!」

 

「よく見ろ、アイツが氷を使うのを見越して避けるやついるだろ。早く実況しろよ。」

 

「悪ぃな!さぁ!先頭はでっけぇロボのとこだ!あいつ、後ろにわざと倒れるようにしてるぜ。なかなかしビィーな!!「おい。お前あいつ忘れてるだろ?山田。」は?!何言ってんだよ?轟が1位じゃねぇのか?って!!!!??」

 

「お前の目は節穴か?地雷原のとこ見てみろ。」

 

「おいおいおいおい!!!!」

 

「1位は早間じゃねぇかぁぁぁぁ!!!!」

 

「しかもあいつもう地雷原駆け抜けてるぞ?!!!!」

 

『おいおいおいおいおい!!こんなに早く1位が決まるとは思わなかったよ!!!もうスタジアムに帰ってきてやがった!!!!

 

『障害物競走1位は早間 舜太だぁぁぁぁ!!!!!』

 

「「「「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」

 

「いやー!独走って気持ちいいっすね!」

 


 

スタートすぐまで戻るぞ!!

 

『スタートオォォォオォォ!!!』

 

「ふっ!」

 

「え?隣のヤツ?どこ?」

 

「風だけ感じたけど。」

 

さぁ。スタートは完璧だった。入試ロボも抜くだけなら股下ダッシュで大丈夫だからな。

 

うわー。何だこのでっけぇ穴。

 

まージャンプでどーにかなっちゃうけどねぇーー。

 

さ、抜けてきたわけなんだけど、なんか、轟があのでっけェロボ氷らしたらしいな。流石だぜ!

 

マイク先生はどうやら俺が1位なの気づいてないな!

 

早すぎるってのもどうしたもんかな!!かなしいぜ!

 

『おい、よく見ろ。地雷原のとこ。』

 

あ、相澤先生気付いてくれてたみたいだ。

 

やっぱあの人俺達のこと好きだな。ツンデレかよ!

 

てか地雷原とか言った?

 

後ろを振り向くと。何個か爆発してた。

 

俺の速度だと踏んでも俺がすぎる頃にはまだ反応できてないみたいだな。

 

すげぇ、登場めちゃくちゃ派手な戦隊モノみたいになっちゃってるよ。

 

さぁ!抜けたぜ!

 

ここからは実況しやすいように普通に走るか!

 

『、、早間 舜太だぁぁぁぁ!!!!!』

 

最高の実況かよ!マイク先生

 

「「「「「「「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」」」」

 

気持ちいいね!こんな大歓声を1人で浴びるのは!

 

「いやー!独走って気持ちいいっすね!」

 

とゆーわけで第1種目は俺の1位ってことなんすよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




凄い雑です。勘弁してくれよなぁ!



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体育祭編3

お気に入りが200行きました!!!、!もう感謝感激雨あられ。

がんばります!




続々と帰ってくる。

 

2位は出久、3位は爆豪、4位は轟だ!

 

あとは、覚えてねぇ!

 

ささー上位42名が出揃ったぞ!!

 

「おい!早間!早すぎだろ!!!」

 

後ろから声をかけられる。

 

「切島か。そりゃ俺の個性ならそうなるだろうよ。あんなゴボウ抜き大したことないぞ。」

 

「いや、そうだけどもな!なんか派手で羨ましいっつうか、なんていうかよ。」

 

何を悩んでるのだろうか。

 

「前も、言ったかもだけどよぉ!お前の強みはそこじゃないだろ。硬くなれるのはこの競技に向いてなかっただけだ。それに素の身体能力でここまで来れたんだから、お前も凄いんだよ。」

 

切島のいい所はそこじゃないってことだよ。

 

「そっか。そーだな!何度もありがとな!!!」

 

『さぁ!!!次の種目よ!!』

 

と大きな声出しながらムチを振るうミッドナイト。絶対ここ居ちゃだめな先生だよね。18禁なのに。

 

「ミッナイ先生めちゃくちゃ張り切ってるな。」

 

切島が呟く

 

「俺たちに唾でもつけたいんじゃないのか?」

 

なんだか、嬉しいような悲しいようなだよ。

 

『次は!!騎馬戦よ!!!』

 

すごい。話だけ聞けば普通の体育祭だ!

 

絶対爆発騒ぎになりそうだけどな。主に爆豪さんのせいですけど。

 

ルールはこうだ!

 

1.俺たちで自由にチームをくめ!(2~4人で)

 

2.そして騎馬どうしでハチマキを奪い合う

 

3.さっきの障害物競走の結果でポイントを割り振る。そして、最後にポイントが多いやつの勝ちってことだ!

 

ちなみに下から順に5Pからスタートして、ひとつ上がる事に5Pずつ増えていくぞ!!

 

そしてなんと!1位は1000万点だ!ふぅ!クイズ番組のラストめちゃくちゃ正解したチームが優勝したみたいな感じだ!なんでだよ!

 

ま、多分だけど競争率高めるためだろうな。1位のハチマキの取り合いにさせることが目的だろうよ。

 

俺1位なんだよね。

 

先生に発表されたあと、めちゃくちゃ注目されちゃったよ。

 

さ、そんなことより今はチーム決めの時間なんだけどさ、俺、絶対騎手するより騎馬した方がいいよね。

 

しかも1人でだれか、担ぐ方が絶対つよいよね!

 

よし!軽い子さがそう!!

 

よし、あれしようか。

 

「俺と組みたい人。先着1名だよーーー!!!」

 

と、大声で叫んでみる。

 

ザワザワするけど誰も組みたがらねぇ。いやそうだよね。俺も1位とは組みたくないもん。なんか嫌だし。

 

「しゅんくん。ごめん。僕は君に勝ちたいから。戦わせてもらう。」

 

うん、そうだと思ったよ出久さん。

 

「おう!」

 

「誰がてめぇなんかと組むかカスが。」

 

うっわー。いじめっ子か?爆豪。

 

「うっせ、ばーか俺もお前となんか組みたくねーよー!!」

 

「……」

 

クールかよ。轟さん!

 

「はぁ。俺が騎馬なら絶対捕まらないのに」(ボソッ)

 

皆が今の一言を聞いていたみたいだ。

 

ある者は関係ないねとばかりに後ろを振り向き。

 

ある者はマジかよww!とこちらをみたり。

 

またある者は無視してみたり。

 

と、そんな中。

 

「なぁ、はやまぁーさっき言ってたこと本当か!?」

 

鼻血を垂れ流し、血走った眼でこちらに迫るムラサキのもぎもぎ(変態)峰田がやって来た。お前が八百万さんのケツに引っ付いてたの俺しってるからな!ヒーローは変態はダメなんだぞ!嫌いじゃないけどね!

 

「おう。本当だぜ。俺なら逃げ切れる。必ずな!」

 

これは間違いではない。さすがに重い人は運べない、障子みたいな感じだとアウトだ。ただ、峰田ひとりなら余裕だ。肩車さえしていればいいし。おんぶでもいける。

 

「なら俺と組んでくれ!!!」

 

うーん。いっか。

 

「いいぞ。やるか!お前騎手な。」

 

峰田にトラップでも大量にばらまいて貰うか。

 

「おう!任せろ!!ハチマキはぜってぇ離さねぇ!!」

 

「よし!作戦はこうだ!」

 


 

『さぁ!みんな準備はいいかしら!!!』

 

集中するぞ。10分逃げ切る。そしてあわよくばハチマキも奪う。

 

「行けるか。峰田。」

 

「おう。任せろとけって!」

 

その言葉信じるぞ。

 

「振り落とされるなよ。足はしっかり掴む。圧に耐えろよ。あと、オマケに

 

ゲロ俺の上ではいたらコロ○

 

ほな頑張ろかぁ〜」

 

峰田さん震え上がらせちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やってしまいました。

伯父上をお助けするの楽しすぎます。

それにapexも止まらんですよ。

ずっとやってしまう!


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体育祭編 4

うわぁーーーどうしよう主人公の見た目を変えます!ほんとに申し訳ない。


side解説席

 

『はい!!!スタートオォォォオォォ!!』

 

『ミッドナイト先生の号令で騎馬戦の開始だァ!!』

 

『おいおい!!早間&峰田チームはまさかの序盤から走り回ってるぞぉ!!!』

 

『なんであんな走り回ってんだ?ミイラマン!!』

 

『あいつはあんな無闇に走り回るはずがねぇだろ。何かしら考えがあると思ってるんだが。』

 

『おっとぉ!!!突然複数の騎馬の動きが止まってるぞ!!しかもなんだあのムラサキのブヨブヨしたやつは!!』

 

『そういうことか。』

 

『おいおい!なんだよミイラマン何がわかったんだ?!!』

 

『ミイラマンはやめろ山田』

 

『おいおい。頼むから名前は辞めてくれ。地味で気にしてるんだからよ。』

 

『峰田の個性。あいつの個性はヒーローに置いて考えれば最も大事な拘束する。という部分でとてつもない脅威となる。それを理解してやっているな。おい。山田あの二人とも見てみろよ。』

 

『あ、もう名前で大丈夫です。んで?なんだ?あの二人か?あ??!!!!』

 

2人が見たものは高速で動き回りながら紫のブヨブヨが四方八方に投げられてる状況だった。

 

『おいおいおいおいおい!!!なんだよあれ?地面にとてつもない量くっついてるぞ。ほぼ全ての騎馬があれに引っかかってるぜ?!!だけどよォ?なんであのとんでもねぇ量のブヨブヨを投げまくってる当の本人達はあんだけ高速に動いてて引っかかんねぇんだ?』

 

『簡単だろ。早間の個性で、周りに注意をむける状態を確保した上での限界値の早さがあれなんだろ。』

 

『あいつもしかしてだけど、ホークスよりはぇーかもな!』

 

『本人はホークスより早いとかほざいてたぞ。』

 

『かぁーーー!!!ビッグマウスなこったぜ。』

 

『だけど、あの程度でやられる騎馬じゃヒーローは務まらんだろ。みろ、何個かの騎馬がブヨブヨに対する対策を講じ始めたぞ。』

 

『つっても騎馬から離れて空中を飛び始めるやつと、地面にブヨブヨ沈めるやつ、凍らして通りやすくする奴らくらいか。つってもまぁ!多いけどな!!!さぁそろそろ半分程度だ!お前らまだやれよ!!プルスウルトラだ!』

 

『???!!早間&峰田ペア立ち止まったぞぉ!!!!』

 


side早間くん

 

「サンキュな峰田。頭大丈夫か?」

 

「なんとかな。だけどこれ以上はやっぱり痛てぇから節約させてくれ。」

 

「いや、お前が頑張ってあんだけあった騎馬をかなり足止めしてる。ここからは俺が頑張る番だぜ。大船に乗った気持ちで肩車されてろ。」

 

ってな訳で俺たちの作戦

 

『なんかよくわからん高速で動き回るやつから出てきたブヨブヨめちゃくちゃくっつく作戦!!!!!(今命名)』

 

を実施したんだが、こいつが思いのほか効いてる。

 

各騎馬はほぼ機動力が無くなるか。大部分そがれてる。

 

何組かは飛んじゃって、てんやわんやって感じになってる。

 

さぁ。ここから掛ってくる奴らはかなりできるヤツらだけだと思うんだがどうだろうな。

 

「しゅんくん!!」

 

出久

 

「おいクソ早間。」

 

爆発三太郎

 

「…………」

 

クールとヒートな反抗期君

 

「いや喋れよ轟!!!」

 

ってな訳でかかってきたのはこの3組。

 

やっぱりって感じだわ。

 

出久と爆豪が浮いてて、轟は地面を凍らせて騎馬ごとって事か。考えたね。

 

 

いや、待てよ!出久と爆豪の所も騎馬はブヨブヨの餌食になってない。

 

出久のとこは機械のホバーの部分が破壊されてる。

 

爆豪のとこは酸で溶かしたのか。

 

出久は大方、麗日さんの個性で浮いて、腰についてるワイヤーで回収して貰うって。それにしても常闇の個性すげぇな。出久のこと人間大砲みたいに投げ飛ばしてきたぞ。常闇がワイヤーを掴んで動かしてんのか。それにプラスしてワンフォーオールの風圧でも動いてるな。器用な騎馬だよまったく。

 

んで爆豪さんどうせ、爆破で飛んでるんですよね。分かってます。

 

みんな、俺のハチマキ狙ってんだよね!くぅー1位はつらいぜ。

 

「お前ら。俺に追いついてみろよ!峰田しっかり掴まってろ!」

 

「っ!!常闇くん!!しゅんくんの方にワイヤー引っ張って!」

 

「待てよォ!!」

 

「飯田!!」

 

っと、追いかけてきますね!3人とも!

 

会場をさっきよりも更に早く駆ける。

 

「っ??!!とと!!!」

 

地面がぬかるんでる。

 

「あ、そこ沈むよ。」

 

あれ、B組の子かな?凄いサラッと言っちゃうじゃん。

 

「うん。忠告ありがたいんだけどさ?!沈んでかかってから言っても意味ないよね!!!」

 

「いや、まぁ、ハチマキ(それ)欲しいからさ。言わないよね」

 

いやまぁ!そうだけど!なら何も言わずにきてよ!

 

「いやー怖いね!たけどさ!皆には言ってなかったことあるんだ。俺、なんとおっかなびっくり水の上走れるんだよ!」

 

そういいながら、とてつもない速度で足踏みを始める。

 

「いやー!!!これは疲れるからしたくないんだよ。」

 

会場中の人がこちらに注目している。

 

「いや。どういう原理なの?」

 

お!!B組の子が反応してくれたぜ!

 

「ん!!簡単だよ!!!!沈む前に足踏みするだけさ!!!でも、、すげぇ、、はぁ!疲れ、、はぁ!だよ!!その場にいるの。まだ前に走り続けるだけなら、3時間はぁ!!!でき、、はぁ!よ!!」

 

「「「「「「「えーーーーー。。。。」」」」」」」

 

なんだよ!みんな、俺が変なやつみてぇじゃないか。

 

「じゃ疲れるから行くよ。ほなまたねぇ。」

 

とまた、走り出す。

 

「嵐みたいだ。」

 

「骨抜!!なにしてんだ!!!」

 

「あ。ごめん。」

 


 

ここまではかなり順調に来れてる。

 

出久と爆発三太郎もとい爆豪くんもといヴィランもどき。の2人はお互いが空中という事もあいまり。俺たちそっちのけで熱い戦いしてたんだけど、途中でコピーするやつが爆豪に喧嘩ふっかけてしっかりと買われる自体になりました。

 

そこから出久と轟が交互にやってくる状態です。

 

峰田くん満身創痍

 

「おい!!早間頼む!もうこれ以上は頭もぎれねぇ!」

 

頭もぎれねぇって面白いな。

 

「わりぃな。限界超えてくれて、ありがとな。ちと、ここからはお前の援護無しになるから、ギア上げる。肩車辞めて、背中にくっついてろ。絶対離れんなよ!」

 

「分かってるけどよ。女が良かったぜ。」

 

また言ってるよこいつ。

 

「はいはい。またヤオモモにシバいて貰うぞ?」

 

「辞めてくれよ。なかなか痛かったんだぜ。あいつのレンチヘッドバンキング。」

 

「お前語彙力高ぇな。まぁ!いいや、ここからは彗星の様に走らせて貰いますよ!」

 

さぁ。来ちまったよ今まで別々のタイミングに来るように調節してたけど。アイツらが同時に来ちまう。

 

「しゅんくん。取るよ!!」

 

「来いよ。出久。俺に追いつけるならな!」

 

「常闇くん!!!!」

 

「あいよ!!!」

 

またあれか!

 

出久が平行で飛んでくる。

 

ダークシャドウなかなかパワーあるな。

 

俺はそれを躱す。

 

「発目さん!!」

 

???!!!

 

誰だ発目さんって!

 

あの後ろのメガネかけてる女子か!あれサポート科か?イヤにごつい装備してると思ったらって!!!!なんかでけぇ大砲構えてるけど!!

 

出久が俺たちの横を過ぎたことでワイヤーで左側を塞がれてる。しかも、もう出久は個性を使って旋回してこっちに向かってきてる。しかも出久を飛ばした騎馬もこっち寄ってきてるし!ダークシャドウ突っ込んでくるし!ならそのまま、後ろへ。

 

「まさか!!あなた達と同じ戦法になるとはおもいませんでしたよ!!私のドっカワイイ!!ベィビーを食らってください!!!」

 

boooon!!!!.!

 

なんか飛んできた。って外れた。

 

「おい!早間!止まれ!」

 

「なんだよ!峰田!」

 

俺は急停止をする。

 

「これとりもちだ!!」

 

??!とりもちって!!

 

「あのよく、くっ付く奴か!!」

 

「あいつ、俺たちと同じ戦法って言ったからさ、まさかと思って後ろ見たら真っ白なのが地面にくっ付いてたんだ。」

 

「ありがと。また、助かったぜ峰田。お前には助けられっぱなしだな。今度なんか奢るよ。」

 

「今は目の前のことに集中してくれよ!!早間ぁぁ!!」

 

って事で俺は右のダークシャドウがくっ付いてる騎馬か左の出久を突破する必要があるわけだが!

 

右は無しだな。あの発目さんが何してくるか分からん時点でOUTな上にもし、麗日さんに触られでもしたら絶対に負ける。

 

はぁ!出久を抜くのは骨が折れるよまったく!!

 

「悪ぃ!峰田!頭もぎるぜ!」

 

「??!!ってぇぇえ!!!」

 

「っ!!!早い!」

 

「悪ぃな!出久!今回も俺の勝ちだぜ!」

 

と、言葉を発しながら出久の体ブヨブヨをくっつけ。出久の体の上に乗り地面へと叩きつける。

 

「ったぁ!!!」

 

さて、出久は片付けたけど、まだいるよな、アイツらが。

 

俺と出久が争ってる時イヤに静かだったからな。

 

 

 

「飯田頼めるか。」

 

「取ってくれよ轟くん。」

 

『レシプロ!!バースト!!』

 

!!!!!

 

おいおいおいおい。まじか?!飯田こんなに早かったか。

 

「っっっ!!!!悪ぃ。飯田、あいつ。避けやがった。」

 

「っっ!!やっぱり、僕じゃ君の速さには勝てないのか。早間くん。」

 

あいつの足のマフラーから黒い煙がでてるな。どうやらこれが限界らしい

 

「いいや、そんなことは無いぞ飯田。正直いって今までで。俺が出会った中で俺以外でお前より早いやつはいなかったし。正直ビビってる。お前なら俺に着いてこれるかもって思ってもいる。だけど今じゃないみたいだな。」

 

「!!ありがとう。早間くん。」

 

「おう。お前なら俺に追いついてこれる。先進んでるけど、いつか、ここに来るって待ってるぜ。」

 

あんなに出来るとは思わなかった。ハチマキもを通り過ぎる時に奪ってやろうと思ったが、炎が怖いし、飯田も早かったで取れなかったよ。ま!いいさ1位は俺だからな!

 

 

 

『しゅうぅぅぅりょぉぉぉ!!!!!!』

 

という訳でミッドナイト先生の号令で終わりましたとさ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




えー。

我がオリ主

髪の毛銀髪でコートも白っぽい水色に変更です。それもおいおいやります。

ほんとにすみません。勝手に変えてしまった事をお許し下さい。

あとランパートてめぇは許さん!


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体育祭編5

すみません。気付けば今年も師走ですはぁ。

実家に帰れないのは寂しいものです


騎馬戦も終わり、結果はこうなりました!

 

1位 早間&峰田チーム!

 

2位 爆豪チーム

 

3位 心操チーム

 

4位 轟チーム

 

5位 緑谷チーム

 

さて、ここからは決勝トーナメントだ!いや、ホント最後は拳で語ろうって!ミッナイ先生が言ってた時はすげぇ笑顔だったぜ。こーゆーの好きなんだろうな。

 

そして、3位の心操チームなんだかどうもワケありらしくこのチームの内の2人のまっしーと二連撃くんが辞退した。どうも、記憶がぼんやりとしか覚えてないらしく、出るなら自分の力で出たいって言ってた。かっけぇぜ。ミッナイ先生また、興奮気味にムチ振り回してたぜ。あーゆー眩しい青春好きなんだろうけど、もしかして自分が灰色の青春時代過ごしてたから好きなのかもな。いやあの個性でそれは無いな。ちなみに残りの一人の漫画の吹き出し君は出れるなら出るよって吹き出しに書いてあった。面白すぎるだろ。

 

よって5位になっていた緑谷チームはしっかり全員決勝トーナメント出場となった。あそこはみんなで話し合って、2人出さなきゃ行けなかったから良かったのかもな。

 


 

「早間、緑谷。」

 

俺と出久が轟に呼び止められる。

 

「?」

 

「どうしたの轟くん。」

 

「俺は、お前たち2人に勝たなきゃいけねぇ。特に早間はこの間の借りも残ってる、それに緑谷はオールマイトに似てる。俺はそれがあるからお前たちに勝たなきゃいけねぇ。」

 

確かになとは思う。この間の戦闘訓練で俺が轟に勝ったし。緑谷はオールマイトに似てるは事情を知ってる俺からすると笑えないくらい合ってるから何も言えねぇ。けど1つ言えることがあるなら。

 

「その半分の力だけでか。」

 

轟にそう話しかける

 

「!!」

 

驚いてら

 

「当たり前だけどよ。こっちは常に全力で戦うのにお前はまた訳の分からん理由で氷の力だけ使って勝つつもりか?それなら前も言ったけど俺たちは飛んだピエロかなんかだよな。俺はお前たちと違って半分の力で勝てるってか。ふざけやがって。ま、そんなことなら俺が優勝する確率が上がるだけだよ。氷だけ使ってるお前になんでありえないね。」

 

「っ!お前には関係ねぇだろ。俺はこの半分の力で優勝してクソ親父の力、エンデヴァーの個性のことを否定する。しなきゃなんねぇんだよ。」

 

え?こいつの親父さんエンデヴァーなんだ。驚愕の事実。でもそれは関係ないんじゃないだろうか。こいつの個性はこいつの個性。エンデヴァーの個性はエンデヴァーの個性って考えればいいだろ。

 

「でも轟くん。その個性は君の力なんじゃないのかな?確かにお父さんの個性が入ってたとしてもそれが君に宿ってるってことはもうその力は君の力なんじゃないのかな?」

 

出久がいい事を言った。

 

「いや、そんなこ…」

 

轟は何かを思い出したように黙った。

 

「ま、自分で考えることだな。トーナメントで会おうや。あとは拳で語ろうぜ。行こうぜ出久。」

 

「う、うん。またね。轟くん」

 

俺と出久は轟を放ってご飯を食べに行った。

 


 

その後はご飯食べたり、楽しげなレクリエーションを見て楽しんだ。いやー女子のチアリーディング姿最高だね!まじほんとJKのあんな姿普通見れないぜ!最高だぜ!

 

なんだかんだで時間が過ぎトーナメントの時間となった。

 

ここで、トーナメントの説明をするぜ!!

 

1.セメントス先生が作ったリングから出たら負け!

 

2.審判が戦闘不能と判断したら負け!

 

3.「参った!」的なこといえば負けってことだ!

 

すげー!シンプルなガチンコ勝負だ!セメントス先生ナイスなリングだありがとう!

 

 

さぁ、決勝トーナメントの俺の組み合わせなんだが、切島と最初当たるみたいだ。普通に相性悪いかも知んねぇなー。やるだけやるしかないんだけど。

 

 

 

さぁ1回戦俺のとこまで軽くダイジェストさせてもらうぜ!

 

1回戦第1試合

 

緑谷VS心操

 

出久が最初洗脳されてたんだけど、OFAが暴発して洗脳が解けそのまま心操くんを場外へぶち込んで終わった。試合後はみんなが心操くんの事を褒めなんだか照れくさそうにしてた。試合中も俺はヒーローになりたいって叫んでたし中々いいハートしてんじゃないのかなって思った。出久も試合後話しかける度に洗脳くらってて笑えたぜ。

 

1回戦第2試合

 

轟VS瀬呂

 

轟君、怒りのステージ包むほどの大氷結で瀬呂を捕まえちゃいました。瀬呂くんの負けです。ドンマイ。

 

1回戦第3試合

 

上鳴VS漫画くん

 

開始早々、上鳴が一瞬で終わるからとか言ってたら漫画くんがドーンって書いてある文字で上鳴吹き飛ばして場外にしてた。あれ強くね?ヤバいやね。はいウェイドンマイ。

 

1回戦第4試合

 

飯田VS発目さん

 

飯田全身サポート用品つけて出てきて発目さんに遊ばれてたな。しかも発目さん全部のサポート用品説明し終わったらやり切った顔して自ら場外に歩いてったよ。飯田叫んでたな笑。あれは発目さんの勝利だよ。飯田は試合に勝って勝負に負けてたってゆーか完全にしてやられてたね。大方口車に乗せられたんだろうな。ご愁傷さま。

 

1回戦第5試合

 

芦戸VS峰田

 

騎馬戦組んだよしみで応援しようとか思ってたけど芦戸の酸で見事にブヨブヨ溶かされあれよあれよといつの間にかみぞおちぶん殴られグロッキーダウンで負けてたよ。いや、そこは執念だせよ!!女子に勝ってぐへへしろよ!とゆうわけでドンマイ。

 

1回戦第6試合

 

常闇VS八百万

 

まーダークシャドウ強いよね。八百万さんはね個性すげぇんだけどなまじ近接とかになるとちとね。あれに勝つ作戦を作りに嵌めるならまだしもこんなガチンコだとキツイとかはあるよな!ドンマイ

 

とゆー訳で俺のとこまでダイジェストさせてもらっぜ!

 

さぁて、ここから俺の出番だよ!

 

「さぁ!!次の試合はこいつらだァ!!!」

 

俺と切島が登場する。

 

「かなりの早物!まじ俺もあいつどこいるかわかんねぇ!1年生いや!ヒーロー界最速の男と自分で公言してる早間の登場だぁ!!」

 

「対するは!硬派なカチカチやろう!全員守れる切島の登場だ!!」

 

さぁーてやらせてもらいますかね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




何とかかけましたほんとすみません。 ‍♂️


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体育祭編6

いやー。はい切島くんね!

今回はかなり雑です。はい。


「切島よろしくな!いい勝負しようぜ!」

 

「おう!勿論だ早間!!」

 

『よぉぉし!おめぇら準備はいいな!!スタートォォ!!』

 

開始と同時に切島が踏み込んで来る

 

「お前相手に何していいか考えたけどやっぱわかんねぇからガチンコで殴らせて貰うぜ!」

 

いや考えて来いよ。って言っても、俺は切島との戦闘は別にしなくてもいいんだよな。あいつの服どっか掴んで場外まで走って投げ飛ばせばいいだけだし。あいつ個性が「硬化」だから空中で旋回とか無理だよな

 

「切島わりぃな!俺、この試合勝たせてもらうぜ」

 

そう言いながら切島のジャージの襟をつかみ場外寸前まで走る

 

「え!?」

 

切島どうやら引っ張られることにあんま気付いてない感じだな。これで終わりだわ

 

と思ったがそこでふと俺の頭の中をある考えがよぎる

 

「ってそんな事良くないよな。場外にぶち込んで勝ちじゃ面白くないし、本来の戦闘ならこれは出来ないよな。」

 

これは戦いってことだよな

 

「どういう事だよ早間!!」

 

切島が返事を返す

 

そう言いながら俺は切島を場外へ投げるのを辞めた。そして地面におろしあいつの目を見て言う

 

「お前に勝つってのは戦って勝たなきゃいけねぇよな」

 

「いや、でも今のお前の行動は間違ってないだろ。だってルールに書いてある勝利の仕方なんだから」

 

「だからってそれで切島に俺は勝ったって思えねぇよな」

 

切島に勝つってのは硬化を突破して何とかぶちのめすってことだよな

 

「お前に勝つってのはそんな事じゃなくてそのお前の個性を攻略することだろ」

 

切島が目を光らせる

 

「やっぱお前は熱い奴だよ早間。ありがとう!俺の土俵に乗ってくれて」

 

何言ってんだか。こちとら最速のヒーローだぞ?

 

「いいや、お前こそ近接戦闘は俺の独壇場ってこと忘れたかよ!」

 

2人して不敵な笑みを浮かべ元の位置へ戻る

 

「行くぞ切島!!」

 

俺がそう叫び

 

「来い!早間!!」

 

切島が応える

 

俺は切島の返事と同時に切島の方へと走り大股開いて立ってる切島の股下をスライディングし通り抜け通り抜けザマに後ろ足を取りうつ伏せに倒す

 

そしてその上から馬乗りになり首を絞める

 

やべぇ硬ぇよ。カッチカチだよ

 

「無駄だぜ早間。俺の硬化は絞め技も効かねぇ!」

 

そう言われ切島の背中を蹴り後ろへ離れる

 

「っ!効かねぇよ!!」

 

背中も硬いな。

 

「みたいだねぇ。びっくりするほど硬かったよ。案外絞め技なら行けるとか思った俺が馬鹿だったみたいだよ」

 

なら正面から殴るか

 

「次は俺から行くぞ早間!!」

 

次は切島から俺に向かって走ってくる。どんな攻撃してくるか見るのもありだな

 

「っらぁ!!!」

 

って右の大振りかよぉ!!

 

俺はそれを左側へと避ける

 

「いや、予想通りってゆうか、そのまんまってゆうか。なんか捻って攻撃してくるとか考えたけど!お前そんな奴じゃなかったよな」

 

いや俺の戦闘訓練見てたよね?!相手の攻撃を見てから捌けるの知ってるよね。轟とか障子とかみぞおちぶん殴ってたよね!2人ともまともに攻撃出来てなかったの見てたよね!

 

「俺にはこれしか出来ねぇ!お前の速度を捉えることは俺には無理だ!なら俺は俺の出来ることをする!そして男気を見せる!」

 

お!かっこいいね!でもそれ、あれだよね!

 

「うん。なんて言うかうん!OK任せろぶちのめしてやらァ!」

 

取り敢えず俺も殴るか。なんもしねぇよりマシだよな

 

「せいっ!」

 

そう言いつつ、切島の首元目掛けて蹴りを入れる

 

「っつぅ。かってぇ!!お前なんだよカチカチすぎるだろ。」

 

いやー硬ぇな

 

「当たり前だろうが!俺の個性は硬化なんだからよぉ!!」

 

かと言って攻撃を辞めるわけにはいかねぇよな

 

「オラどんどん行くぞ!」

 

次は切島の腹へ拳を突き出す

 

「ってぇ!ここも硬ぇな!」

 

「ったりめーだよ!俺は早間の攻撃を捉えきれねぇ。なら全身を常に硬化してお前の攻撃を耐えて、次の手を考える方がいい!」

 

なるほどな、こいつの全身を常に硬化させてるわけか

 

「なるほどなー。それはキツいかもだけどよ。お前それどれだけ硬化出来るんだろうな」

 

「何時間だろうと硬化出来るぜ!」

 

って切島は言ってるだろうけど個性は異形系じゃない限り常に発動は消耗して使えなくなるはず、わかりやすいのは相澤先生みたいな事だな。目が乾いたら閉じるって感じでどっかで全身し続けるのが大変になるはずなのは分かるけど、確かにこの試合中は大丈夫って言われても納得だよな

 

さて今何発か、入れて分かったことがある

 

「おい、切島」

 

俺が問いかけ

 

「なんだよ早間」

 

切島が応える

 

「お前全身ガチガチ固めてるの正直しんどいだろ、だからどこかは微妙に個性が効いてない所あるだろ。さっき俺が色んなところ殴ったり蹴ったりしたのには意味があった」

 

ま、本当はないんだけど。逃げる為の蹴りと何となく効くかなとか思った攻撃だし

 

「俺が一番最初にお前から離れた時に放った蹴り。あの時は初撃だから気付かなかったけど、割いている意識が低いところは明らかに個性が緩くなってるだろ。他2箇所に比べ明らか痛がり方も違ぇし何より俺の蹴りの感触自体も違った。首と背中の感触はまるで違ったぜ」

 

「っ!!!」

 

「おいおい!!図星だよみたいな顔すんなよ。って訳でよ、気張れよ切島。俺はこっからお前がどれだけ全身固め続けられるか、何処から綻ぶか確かめるからよ!!」

 

そこからは一方的に殴る蹴るの展開になっちまった。

 

ありとあらゆる箇所を蹴り殴り綻んだ所を数回攻撃を叩き込むようになった。だが切島も馬鹿じゃない。数回殴られれば気付いてそこを硬化してくる。そして俺はまた別の攻撃出来るところを探すの繰り返しになっていった

 

そろそろ倒れてもおかしくないんだけどな

 

だからって男気でやってる切島が倒れるわけないよな

 

「オラオラ!!早間お前のそんなひ弱な攻撃じゃ俺は倒れねぇぞ!!!」

 

そう言葉を発している切島は全身痣だらけだった。

 

かく言う俺も切島の硬い部分も殴り蹴りしてるから拳は皮が剥け血が飛び出し足も鈍痛がする

 

「やるな切島!お前は凄いよ。ここまでやって倒れねぇ奴はそうはいねぇ。普通なら心が折れてる。何度も何度も攻撃を受けても倒れずそして、立ち続けるそんなに簡単なことじゃない。ホント尊敬するぜ。まったくよ」

 

たけど、次で終わらせる

 

「はっ!当たり前だろうが!俺は皆を守るヒーローになるんだから!」

 

かっこいいこと言うねまったく

 

「行くぞ!切島ァぁ!!」

 

そう駆け出し俺は切島がギリギリ目で追える速度で(・・・・・・・・・・・・)、右の膝下に蹴りを放つ。

 

「ようやく俺も目が慣れて来たみたいだぜ!お前の速度を捉えた!」

 

掛かったな!その蹴りはフェイントだよ!

 

お前も疲れて来て個性の節約したいよな。全身気張り続けるのはしんどいだろうから目で追えるのならそこ固めるように節約するよな

 

ありがとう切島。おれはそれを待ってたんだ!

 

その瞬間切島の裏をとり、腰を持ち上げジャーマンスープレックスをかける

 

「甘いぜ切島!!!個性を節約したお前の負けだ!おっらぁ!!」

 

ドォーーン

 

ステージを揺らす程の衝撃を放つ。

 

土煙が立ち昇る

 

そこから1人土煙の中から出てくる。

 

「俺の勝ちだ。切島。」

 

切島の方を見る

 

「…………」

 

目が回ってるよ。

 

俺は黙って血塗れの右手を上に掲げる。

 

「「「うわぁぁぁぁぁ!!!!」」」

 

「勝者!早間!!!」

 

いやー勝つって気持ちいいね!手と足もめちゃくちゃ痛いけど!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ほんとすみません雑です。はいぃ。


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体育祭編7

空いてしまいました。すみませんっす。


切島との勝負は俺の勝ちで終わった

 

切島が引っ掛からず尚且つ個性を節約しなきゃあれはなかったようなもんだ。危ない勝ち方だったよ。あいつとは二度とやりたくないね。拳も足も痛いしよ。

 

「ちゆーーー!!」

 

「うへぇぁ。」

 

今俺はリカバリーガールの元で治療を行って貰ってる。

 

誰がばぁさんのチューを受けたいんだよ!治るけど!ありがたいけどさ!!

 

「何て言葉発してるのさ。感謝しなー!」

 

「いやほんと、ありがとうございます。」

 

リカバリーガールに治療の感謝を伝え、俺はトーナメント会場に戻る

 

ちなみに切島は俺の治療が終わった頃には目を覚ましてた。切島からは『やっぱおめぇは強えよ早間!!俺の完敗だった!またやろうぜ!』ってすごい笑顔で言われた。もう次は手袋と足もブーツ履いてあいつの硬化叩き壊してやる。『おう!』とだけ返事を返して戻ってきたのですが

 

麗日さんと爆豪の戦いが始まろうとしてた

 

「しゅんくん!!!こっち空いてるよ!!」

 

出久が笑顔で手を振り俺を呼ぶ。この笑顔はお姉さん系には絶対モテるよな。俺ですら可愛いとか言う感想が出るんだから。

 

「ありがとな出久。席取っててくれて。」

 

感謝を伝える

 

「ううん!いいよ!それより麗日さんの試合が始まっちゃうよ!さっき控え室に応援しに行ってきたら、凄く緊張してたけど、気持ちは仕上がってたよ!」

 

え?!出久さんもしかして女の子に応援しに行ってたの!!

僕、衝撃を受けてます。まさか好き……

 

「出久、お前もしかして麗日さんの事す」

 

「わわわわそそそそそんんんなことととないってて!!!」

 

うっわーこれは完全にあれだね。うん!そうだね!青春だね!俺よりしてるよね!

 

「そんなことより応援しようよ!」

 

「ま、そうだな。」

 

たしかにな。応援しなきゃね。さてはて、麗日さんがどうやって戦闘センスの塊野郎もといヴィランに勝つかな。全く勝機が無いわけじゃないけど障れるがどうかが問題になるだろうな。

 

「これは応援しがいがあるね。あのほぼヴィランくんに応援したくないし。」

 

「かっちゃんが可哀想だよその言い方は。」

 

「そうだぞ!早間くん!彼はあれでもクラスメイトだ!2人とも応援しよう!」

 

飯田ほんとに委員長気質だな。

 

「ま、確かに2人とも応援しなくちゃな。」

 

そんなこと言ってたら試合が始まった。

 


 

と、まぁ試合結果はおれの応援も虚しく麗日さんの負けで終わった。

 

でもあのガッツに戦術は最高にヒーローっぽくて俺は好きだったけど仕方ないよな。あんな戦闘の為に生きてるような奴とじゃ差があるのは確かだよ。

 

「麗日さん凄かったね。」

 

出久が呟く

 

「あぁ。かっこよかった。」

 

これは慰めに行ってやれよと声をかけるべきなのだろうか。

 

「出久、ちょっと」

 

そう声をかけたら、出久は立ち上がって

 

「僕、行ってくるね!」

 

と俺に声をかけて控え室に向かった。

 

いやはや、これは恋の香りがプンプンしますねぇ。

 

「ね、早間くん。」

 

芦戸と葉隠が俺に声をかけてくる。

 

「これは恋の匂いがしませんかねぇ!早間さん!!」

 

「いやはやお主も嗅ぎつけましたか、芦戸さん!」

 

「これは甘酸っぱい匂いがするね!芦戸ちゃん!早間くん!」

 

そんな与太話をしていたら出久が帰ってきた。

 

「おかえり、出久。どうだった。」

 

「凄く悔しかったと思うよ。僕も背中押されたような気がする。」

 

「そっか。」

 

かなり真剣な顔で帰ってきた。何かあったのだろうか。ていうかあったんだろうな。そりゃそうだよな。皆ここに来て本気でヒーロー目指してるんだから。

 

とそんなこんなで出久対轟が始まりそうになった。

 

控え室に行く前に一言だけ声をかけて出久を見送った。めちゃくちゃ緊張してたけど。さっき背中押されたとか言ってたじゃねぇか。ガチガチじゃねぇか。

 

始まる直前に麗日さんが帰ってきた。

 

「お疲れさん。すげぇ戦いだったぞ。かっこよかった!」

 

目が腫れてる。こいつぁ、泣いてたんだな。

 

こんな姿みたら、「男」早間、やる気出して爆発三太郎倒さなきゃなんねぇじゃねぇの。

 

「うん!ありがとね!やけどいまは!私も応援せなあかんから!みるで!」

 

いやぁ、こいつぁいい子ですよ!出久さん!このまま嫁に貰っちゃいましょう。

 

「そうだな。応援しよう。」

 

そんなこんなで出久対轟が始まった。

 

 

 




みじかめです。すみません。


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体育祭編 8

これは難しい話ばかりでした。


side 出久

 

「おぉ、いたいた」

 

「エンデヴァー…なんでこんなとこに…」

 

すごい威圧感だ

 

「活躍みさせてもらったよ、拳の風圧で飛ぶとは、オールマイトのようだ。」

 

まずい

 

「っ…何を言いたいんですか!僕はもう行かないと…」

 

知っている!?分からない。

 

「うちの焦凍にはオールマイトを超える義務がある。君との試合は焦凍にとって良い経験になると思ってる。みっともない試合なんて見せてくれるな。」

 

轟くんがなんでエンデヴァーを嫌っているのかがなんとなく分かった。

 

「直前に失礼した。言いたいのはそれだけだ」

 

「僕はオールマイトじゃありません」

 

「そんなもの当たりま…」

 

「当たり前のことですよね…」

 

「轟くんもあなたじゃない」

 

「だから、轟くんにそんな義務なんかないです。じゃこれで。」

 

エンデヴァーからの視線を受けながら僕は足早に会場へと入場していく

 

「……」

 


 

「来たな」

 

轟くんが僕を見据えて言葉を紡ぐ

 

「うん。負けないよ」

 

『緑谷(バーサス)轟!!!』

 

『START!!!』

 

開幕早々、轟くんの氷結がくる!

 

「フルカウル10%!」

 

拳で氷結を砕く

 

距離を詰めないと僕の攻撃は当たらない。

 

フルカウルのまま大きく前に踏み出した。

 

「ちっ…」

 

「ならもっと広範囲で攻めるだけだ。」

 

っ!!!

 

さっきよりも倍はある大きさの氷結でこっちに迫ってきた。

 

拳をぶつける。

 

だが氷は砕けない

 

「まずい!!」

 

「終わっちまえ!!」

 

氷を砕けなかった。そのまま押し流される、くそ。どうする!

 

「うぉーー!!」

 

左手の人差し指を犠牲に僕は轟くんの氷を破壊する。

 

氷が弾け飛んだ。

 

「お前、何したんだ?緑谷」

 

轟くんが疑問をぶつけてくる。

 

「さっきと一緒で、壊しただけだよ。」

 

左手を轟くんから見えないように隠す。

 

左の人差し指を犠牲に今の氷結を砕いた。このままブラフで黙せればいいんだけど。

 

ていうか、轟くんから白い息が見える。なんでだ。

 

「なら、これならどうだ。」

 

瀬呂くんを動けなくした、大氷結が迫ってくる。

 

くそ、これは指ひとつじゃ破壊できない。でも、ここで左腕を犠牲にして勝てるのか、分からない。逃げ道はない。くそ、ここで思うのもなんだけど、とてもいい個性だよ轟くん!

 

「スマーッシュ!!」

 

氷が爆散する。

 

激痛が走る。こんな自滅技久しぶりに使ったよ。

 

ただ、このチャンスを逃しちゃダメだ、壊した左腕の痛みは我慢して轟くんの元へ飛び込み拳をお腹へねじ込む。

 

「っぉぉおぉ!!!」

 

轟くんは後ろへ吹っ飛ぶが、痛みで集中がぶれ思ったよりミートしなかった。

 

「っ、ゲホッ」

 

青紫色に染まった、左腕を轟くんが見て驚く。

 

「っ!お前何してんだよ。自分を犠牲にしてまで勝ちたいのかよ。」

 

その言葉に僕は反応する。少し腹が立ってきた。

 

「当たり前じゃないか!ここに出る以上、僕は君に勝ちたいんだ!左腕を犠牲にしたって、負けられないんじゃないか!」

 

「なんなんだよお前。ムカつくな。」

 

そう言っている轟くんの顔は怒りが充ち、僕を睨んでいた。そして顔と身体の一部が凍って、震えていた。

 

「轟くん。君、個性にも限界があるんじゃないの?体震えてるよ。」

 

そう言われ轟くんの顔は歪んでいく

 

そうだ、個性だって身体機能なんだ。使えば使うほど消耗し、いつしか使うことが鈍くなっていく。

 

「でも、それってもう一方の個性を使えば解決できるんじゃないのかな。」

 

「だから、なんなんだよ!俺はこの氷だけで勝ってクソ親父を完全に否定する!お前に何が分かるんだよ!」

 

「わかんないよ!!だけど!だけど…そうやって半分の力だけで優勝するって言ってるのは、今は僕たちをバカにしてるのかと思うよ!」

 

「っ…」

 

「さっきの麗日さんとかっちゃんの戦いを見て僕は君が間違ってると思う。みんな本気で勝ちに来てるのに半分の力で勝てるって言ってて、巫山戯てるのかって思ってる。」

 

だから

 

「だから!全力でかかって来い!!」

 

「何の…つもりだよ……緑谷」

 

「全力?クソ親父に金でも握らされたか?イラつくよ……!」

 

そう言ってもう一度あの大氷結が来た。

 

クソ、どうする、もう一度ブッパするしかないのか。

 

「スマーッシュ!!」

 

僕は残っていた右腕を犠牲に氷を吹き飛ばし、轟くんに迫る。

 

「っクソ!はぇ。」

 

そして、殴るのではなく、蹴りを轟くんに放つ。

 

轟くんの腹部に膝をねじ込む。

 

そして、痛みを我慢していた、左手で轟くんを掴み外へ投げようとする、

 

「熱っ!!!」

 

手が熱くなって、思わず離してしまう。

 

これで轟くんも本気になってくれると思っていた。

 

「っクソ!なんでこんな時に出るんだ……」

 

そう言って、炎を引っ込めようとする、轟くんに僕は声を出す

 

「何で!炎を消しちゃうんだよ!!」

 

怒りを滲み出していた。本気になってくれたと思ったから。

 

「俺は!この炎を……エンデヴァーを否定してNo.1ヒーローになるため

 

「そんなの関係ないじゃないか!!!それは!!君の力だろ!!」

 

その時轟くんはハッと驚いたような顔を浮かべた。そして、とてつもない勢いで立ち上る炎が轟くんを包んでいた。

 

「勝ちてえって言ってるやつがよ……敵に塩を送るなんて…俺だってヒーローに!」

 

そう言いながらぎこちなく轟くんは笑っていた。

 

そこからはあっという間だった。

 

僕が轟くんに迫るが、周りが大氷結2連発のおかげでかなり冷えており、僕に向け炎が飛んできたことで、その周りの空気が熱膨張を起こし大爆発をおこし僕を吹き飛ばした。

 

そして、僕は場外になっていたみたいだ。気付いた時には救護室でベッドの上だった。

 

でも、良かったかな?!お節介はヒーローの基本だし、この負けは次に返せればいいか。

 

あっ!でもオールマイトに僕が来たって見せて欲しいって言われてたんだ……どどとどどどどうしよぉー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。すみません。もう難しいけど!自分が見たいものを自分で作ってするって奴なんで、地産地消みたいなもんなんで許して下さい。


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体育祭編 9

ほんと、ちょっと意欲があるうちに書いて地産地消します。


どうも、皆さんこんにちは、現場の早間です。

 

先程の出久対轟は非常に見応えもあり、最高にかっこよかったです。

 

特に出久が!!特に出久が!!!

 

大事なことなので2回言いました。

 

そんなこんなでぶっ倒れた出久の元へ

 

飯田と麗日さんと梅雨ちゃんと峰田と俺の5人で見舞いって程じゃないけど見舞いに来た。

 

「「デ緑出ク谷久くくん!!」」

 

うわぁ、八木さんだー。

 

ってなにしてんのー!!!!

 

いや弟子が心配なのは分かるけど!!凄いびっくりして血反吐はいてるし!

 

麗日さん不思議がってたよ!

 

『??初めまして?』

 

とかゆってるよ!

 

俺以外のみんながそれぞれの思ったことを出久に声をかけていく。

 

飯田と麗日さんと梅雨ちゃんはしっかり心配してるのに峰田は何故こうも塩を塗るんだ。

 

ほら梅雨ちゃんにしばかれるぞ。

 

「出久。」

 

「しゅんくん…」

 

なんて声をかければいいかわかんないけど、思ったことを口にしよう。

 

「最高にかっこよかったぜ。やっぱり出久は俺のヒーローだよ。」

 

「っ///ありがとう!照れるよ!」

 

と、そうこうしてたら

 

「うるさいよほら!!心配するのはいいけどこれから手術だからのとっとと出てくんだよ!!」

 

「「えぇ!!シュジュツー!!?!」」

 

とリカバリーガールに急かされ部屋を後にする。

 

「じゃ行ってくるよ出久。」

 

笑顔で出久に声をかける

 

「頑張って!しゅくん!」

 

笑顔で俺に応えてくれた。その目は少し、潤んでいた。

 

悔しかったろうな。勝ちたかったろうな。任せろ俺が優勝かっさらってくるから

 

と、そうこうしてるウチの俺の番が来た。相手はあの、

 

『パチパチパチ』

 

そう、常に感情は爆発してるでお馴染み爆豪だ。

 

もう手からパチパチさせてるよ。めちゃくちゃ睨んでるじゃん。そんなに俺のヘイト高かったか?

 

「俺はお前が気に食わねぇんだよ、このクソ星。だからおめぇをぶっ潰す。」

 

いや髪の毛の色しかないだろ星っぽいところ、いや彗星ってしてるけど、技名とか!

 

後、すごい物騒な言葉吐かないで!

 

「はいはい。そんなにカリカリしないで、牛乳飲んでる?カルシウム足りてないんじゃないの?」

 

少し挑発する

 

「うっせぇわぁ!!んなもん毎日飲んでるわゴラ!!」

 

えぇ。真面目に答えなくてもいいのにー。

 

「ふっ、爆豪ってなんか律儀なところあるよな。」

 

笑みが零れる。

 

「バカにしてんじゃねぇよ!!」

 

「いや何。別にバカにしてる訳じゃないさ、すまんな、怒らせちまったみたいで。」

 

『さぁさぁ!!2回戦のラストバトルだ!!盛り上がっていけよ観客!!!』

 

『全て1位で通過して来た男の登場だ!!!俺はホークスより早いと豪語してるが実際そう思わされてもおかしくないスピードでこの体育祭を駆け回ってる男!早間!!』

 

『相対するは派手な個性な癖に体育祭じゃぱっとしねぇーボムボーイ爆豪だぁ!』

 

いやマイク先生、俺より煽ってるよね!?凄い正面でブチ切れてる人いるんですけど!俺悪くないよね!

 

『さぁ!ラストの試合だ!おめーら気張っていけよ!!』

 

『START!!!』

 


side出久

 

僕は何とかギリギリしゅんくんの試合に間に合った!!

 

「緑谷くん!!ぼくの横が空いているぞ!」

 

「ありがとう!飯田くん!」

 

「君と轟くんとの試合、とても感じる事が多かった。君には気付きを与えられてばかりだ。ありがとう!糧にさせて貰うよ!」

 

えええ!?!凄い感謝されてるよ!!

 

「え、ああ、いいよ!全然大丈夫!」

 

ってすごい日本語おかしくなってるけど!

 

『START!!!!』

 

プレゼントマイクのはじまりの合図が聞こえ、飯田くんに向けていた視線を試合のステージを向けた。そこにあった光景に僕は驚いて声が出なかった。

 


side早間

 

ここで俺の個性のおさらいをしよう。

 

俺の個性は高速化。簡単に言うと人より何十倍も早く動けて早く物事を認識できる個性だ。

 

そしてこの物事っていうのは、視覚的、聴覚的、触角的、といった感覚の認識すら高速化させれる。

 

少し話は逸れるが、100m走にはフライングスタートをしてはいけないというルールがある。それは音が鳴る前にスタートしちゃいけないとか、鳴ってから0.1秒以内にスタートしてはいけないとかなんとか。そして、この0.1秒というのは医学的根拠に基づいて考えられている人間が最低でも、物事を認識してから行動を起こすまでにかかる時間なんてのは有名な話だ。

 

だが俺にそのルールは通用しない。

 

「悪いな爆豪。」

 

俺は小声で呟いた。

 

マイク先生の声が聞こえた瞬間に駆け出し、全力の飛び蹴りを爆豪へお見舞していた。

 

爆豪の胸に俺の両足が叩き込まれる。

 

隕石の衝撃(メテオライト・インパクト)!!」

 

この技の名前だ、なんてことはない、ただの飛び蹴り

 

だが65キロはある俺の全体重と、常人では目で追い切れない速度での突貫

 

この衝撃は隕石の如く。相手を吹き飛ばす。

 

爆豪は何も出来ずに。壁にぶつかり意識を飛ばしていた。

 

地面に落ち、ドサッという音と共に爆豪の場外が確定する。

 

「「「…………」」」

 

会場が静寂に包まれる。

 

『え?!』

 

マイク先生のアホ丸出しの声が会場の第一声となり場はとてつもない盛り上がりを見せた。

 

『おいおいおいおい!!なんなんだよ今のは!イレイザーお前、あんなのあるって知ってたのかよ!』

 

『いや、俺は知らないな。』

 

(知ってはいたが、今回は自滅しない程度での最高速での攻撃。まぁ、次を考えればそうなるか。)

 

『今回の勝者はあっという間に決まっちまった!!今まで色々な試合見てきたがここまで早かった奴、俺は知らねぇ!早間の勝利だァ!!!!』

 

『『うわぉぉぉ!!!!』』

 

すごい盛り上がりだな。

 

ていうか爆豪くん大丈夫だよね!速度を落としての突貫だったけど大丈夫だよね!脳無みたいに吹き飛ばしてないから大丈夫だよね!!

 

と、内心ヒヤヒヤしながらも俺は右手を上に突き上げていた。

 

 

 

 

 




凄いあれですけど、個人的に光と衝撃ってなんか光のが強いよねって感じがしててそういうわけ方しました。

自滅技は光ど普通の技は衝撃的な感じでやります。


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体育祭編 10

いやほんと爆豪さんが好きなファンには申し訳ないですけど、瞬殺させてもらいました(ニチャァ)

今回短いです


side出久

 

「え?緑谷くん今の見えてかい?」

 

僕はこれへの答えはYESだ。なんなら修行中に僕も吹き飛ばされてるから

 

「うん。一応ね、僕としゅんくんは一緒に鍛えて貰ってたから何回か喰らったこともあるくらいだし。」

 

飯田くんは悔しそうな顔をしていた。それはそうだ、目の前で自分よりも速くて強い人が居る。悔しくないわけが無い。でも、仕方ないとも思う。しゅんくんは小さい頃から強くなっていった下地がある。それも普通の人では有り得ないほど、長生きして、武に身を捧げていた人に扱かれていたんだから。

 

「くっ。僕と早間くんとの間にはとてつもなく遠い壁があるような気がしたよ。」

 

その悔しさは大事だと思う

 

「でも、しゅんくんは凄く嬉しそうにしてたよ。『飯田はいつか、俺と速さを競い合っていつか追い越してくれるんじゃないかって』僕に笑顔で語りかけてくれてたよ。」

 

こんな事は言わない方がいいのかもしれないけど、飯田くんはまだまだ、成長の発展途上だからこそ期待値のがとっても大きい。

 

「ふっ。早間くんは僕に期待してくれているんだな。なら、応えなくては!ありがとう緑谷くん。やっぱり君はお節介だな!」

 

「っ//ごめん。でしゃばりみたいになっちゃったけど」

 

「なに!構わないよ!感謝している!」

 

良かった。飯田くんに気を使われちゃったよ!!僕がつかわなきゃいけないのに!

 


side早間

 

俺は大声援を受けながらステージを後にする。

 

爆豪は担架に運ばれ救護室に連行されていた。途中で目覚めて俺に突っかかって来そうになったが、ミッドナイト先生に眠らされて強制連行だった。

 

『おい!!なんだよぉ!おめぇはよォ!!もっかいやれやぁ!!』

 

眠らされる前の最後の言葉です。目がヴィランのそれだったよ。こえーよ

 

でも、超元気で良かったわ。安心安心!

 

次からは準決勝なのだが俺の出番は次の試合の後なので、さっさと控え室に戻る。

 

その途中で父さんに会う。

 

「しゅんくん!!いやーかっこよかったよ!!!最高だよ!ビデオにも保存したしプロのカメラマンに写真も撮って貰ったし。家のテレビで録画もしてきたし!」

 

んんん!親バカ!!

 

「恥ずかしいよ父さん。でも、見に来てくれてありがとう。ていうかなんでここに?」

 

「ん!?職権乱用に決まってるよ!」

 

いやほんと!ヒーローかよ!?いやマジでヒーローかよ!?

 

「父さんそれしても大丈夫なの?」

 

「ふふっ!冗談さ。警備してたらイレイザー君にあってね、息子に声を掛けても良いか頼んだら『5分くらいならどうぞ』って許可もらえたんだよね。だから来たんだ!」

 

イレ先なんだかんだで生徒に優しくて俺は好きなんだよな。

 

「そっか。」

 

「うん。だから父さんもう行くよ!しゅんくんの頑張ってる姿を見たら僕も頑張らなきゃなってなったよ!ありがとう。しゅんくんやるからには」

 

「うん。勿論、優勝を取ってくる。出久との約束だしな。」

 

「そっか、そうだね!頑張って!息子の目標の応援は親の務めたがらね!」

 

「ありがとう、父さん。来てくれて嬉しいよ。頑張ってくる!」

 

「頑張れ!瞬太。」

 

1個聞きたかったんだ。

 

「なぁ父さん、エンデヴァーって酷い奴なのか?」

 

「うーん。父さんはあんまり炎司さんと関わりがないからどうとも言えないけど、昔は家族を大事そうにしていた記憶があるよ。1人息子さんを亡くされてからは変わっちゃった気がしたけど。」

 

「うん。そっか、ありがと。行ってくる!」

 

「うん!」

 


 

飯田対轟は恐ろしく早く終わった。飯田は油断をしちまったな。

 

ここまで、小細工無しの大氷結ブッパばっかしてた轟に上手い氷の使われ方をして、全身カチコチにされてた。ま、轟の場合掴まれたら掴み返して凍らせちまえばいいわけだしな。飯田、頑張ろうな。

 

そして、俺対常闇戦も恐ろしく早く終わった。ダークシャドウはちと厄介だったが、常闇自身の戦闘能力が如何せん高くないのが目立ったな。

 

あの個性はめちゃくちゃ強いが、常闇自身が強くない所が弱点となってしまっていたな。これで常闇自身もイレ先くらい強くなると、えげつない程強いヒーローの完成になっちまうが、それはまだ先だな。

 

『さぁさぁさぁ!!!これでこの体育祭のホントの最後の大一番だぜ!お前らもっともっと盛り上がっていけよぉ!!!』

 

「「「うぉぉーーー!!!」」」

 

この大歓声を受けながら俺と轟がステージで向かい合う。

 

「よぉ。ここまで来てやったぜ。最後の挑戦者がお前になっちまったな。俺は出久だと踏んでたが。まさかお前とはな。」

 

「うるせぇよ。」

 

こいつ何か考え事か?出久とやってた時は吹っ切れた顔してたのに。

 

「まっ!関係ないさ。本気で来いよ?出久にあんだけ煽られてんだ、ここで舐めた真似するんだったら二度と立てなくなるまで腹パンしてやるからな」

 

「おう。」

 

はぁーやだやだ上の空ですよこのハーフ君。

 

『それじゃぁ!START!!!!』

 

 




短めですが何卒


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体育祭編 11

9話、ちょっとだけ編集しました。

なんかお気に入りが300になってました。嬉しいです。

なんか嬉しいです。


どうせあいつの事だから、またくっだらねぇ意地を張って氷しか使うつもりがないんだろうなって思う。煽ってみるか。

 

『START!!』

 

マイク先生のスタートの声と同時に駆け出す。大氷結は俺自身対策するのが面倒臭い。よって接近戦を仕掛け、広範囲の攻撃を防ぐ。

 

俺が目の前に現れた事で少しだけ驚く轟。

 

「はい。これで僕の間合いやで?この近さで君、僕に勝てるんか?この間みたいに腹パン食らわせてゲロ吐き散らかさせてたろか?」

 

やばいやばい。いつも煽る時に師匠の真似を入れちゃうのやめた方がいいのに、あの人の地の話し方煽りスキル高すぎるんだよね。

 

「ちっ…」

 

舌打ちをしながら、氷を展開しようとする。

 

その動きを見逃さず、腹パンを捩じ込む。

 

「ゲホッ。」

 

あら?まだ吐かない?膝は着いてるみたいだけど。

 

「ほら立てよ。本気を出さないお前に俺は慈悲をかけてやるよ。」

 

そうこれはせめて本気になって欲しいための煽りだ。

 

初手、爆豪みたいに飛び蹴りを食らわせて場外なんて簡単なんだよ。

 

ていうか爆豪に勝つにはあれしか無かった。あいつの個性はスロースターターなだけあって。あいつが1番弱いタイミングで叩かないと面倒くさくなる。あいつの戦闘センスはサ〇ヤ人みたいなもんだ、生まれ持っての戦闘狂。戦う為に居ると言ってもいいほどあいつは強い。判断力、勘、予想、あいつは戦闘のためのスキルなら山程持ってる。個性無しならどっこいまであるのがアイツ。だからあいつの場合は仕方なかったと思って欲しい。

 

「おら、5秒待ってやったんだ。立てよ。半端もん」

 

「っうるせぇなぁ!」

 

そして地面に手を着いたまま、床から凍らそうとしてくる。

 

だが俺には手が氷って行くタイミングからわかる。だから轟の手を踏み抜く。

 

少し、折れたような音が聞こえた。

 

「ほら、痛がってないで掛かって来いよ。ヒーローは常にヴィランに負けてらんねぇんだろ。ほら、諦めてんじゃねぇよ。悪役(ヒール)になってやるからよ轟。立て」

 

「クソが。お前さっきからなに舐めてんだよ。」

 

あぁ??こいつ何言ってるんだ?

 

「お前の方が俺達を舐めてるだろ?本気で目指してない奴が俺に指図すんな。」

 

「うるせぇな!お前も緑谷も!何が本気で来いだよ。俺は今、分かんなくなっちまったんだよ!親父の個性を否定したかった。だけど、緑谷には俺の個性だとか言われた。だからよく分かんなくなっちまった。」

 

はぁーアホくさ。

 

「そうじゃないのか?お前の個性だろ。そんなの言ったらお前の親父は氷が使えるのかよ?使えねぇだろ?ならその時点で違うじゃねぇか。お前の個性は親父とは別なんじゃねぇか」

 

「っ違う!」

 

「違わねぇよ!馬鹿じゃねぇのか!世の中には親子で似たような個性がある。けど、そいつらはみん『俺はお母さんの個性と一緒だとかお父さんの個性と一緒』だとか言うのかよ!似てるだけで別の個性だろうが!」

 

 

「っだけど!!だけどよぉ……」

 

なんかこいつ!思春期なのか?多感な時期なのか?いやそうだったわ。俺もそうだもんな。

 

「うるせぇ!!!四の五の言う前にお前は俺に勝ちたいんじゃねぇのかよ!!!なんだ?あの体育祭前の威勢は嘘か?おめぇよぉ?!」

 

「嘘じゃねぇ!」

 

「なら、本気で来いよ。学生のお前や俺に出来ることは少ない。なら、今お前は何をしたいか。勝ちたいんだろ?それに、お前はエンデヴァーなんかじゃない。お前は……轟 焦凍だろ」

 

顔が笑ってる。

 

「俺は……」

 

炎が立ち昇った

 

いい顔になってきたじゃねぇかよ轟。

 

「なら、来いよ。焦凍……本気で勝ちに来い!!」

 

俺は右手を握り締め、轟の前に突き出す

 

「クソがよ……お前も緑谷も勝ちたいんじゃねぇのかよ。氷しか使ってない俺なら、簡単に倒せるだろ。」

 

そうだよ。だけど少し違う。

 

「本気のお前に勝ちたいから言ってるんだよ。」

 

「バカが……でも、ありがとな。」

 

その言葉を発した後、轟の体から冷気と炎がより1層強く滲み出た

 

「第2Rだ反抗期ボーイ!来いよ、俺がこの学校のトップだ!」

 

「行くぞ!早間!!!」

 

 

 

 




インターンはホークスの所ですね。んんん完全オリジナル


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体育祭編 12

意欲が無くならない前に書くんだ!おれよ!書けよ!


「うぉぉーーー!!!」

 

轟が炎を飛ばしてくる。

 

「くそ、炎ってのは厄介だな。避けるしかない。」

 

別に避けずに突っ込んでもいいんだけど、今それをすると不意を付いての良い一撃に持ってけないからやらないだけだけど!

 

どう近づくか。っていうか炎が常に出てるから轟の右側から殴らなきゃなんねーな。

 

一旦距離を取ろうとするが、そこで考える。果たしてここで離れていいのだろうかと。このままここから離れてしまえば大氷結なり広範囲に渡る炎がやってくる。

それをされた時。氷ならば初期動作を追えば防げるが炎は常時出ているため余り嬉しくはない。

 

ならば、ここは離れず接近戦を仕掛け、火傷覚悟でぶん殴るなり蹴るなりするしかないか。

 

それに服や靴が燃えても俺なら手足を振れば消せるしな。

 

「行くぞ。焦凍!!」

 

そう言いながら、轟の右頬を右の裏拳で殴る。

 

っ!冷たい?!まさか?!

 

右手を見やる。少し凍っている。ふーん!なるほどなるほど。

 

「お前、まさか常に冷気もにじませつづけてるな?」

 

「この土壇場で調整が出来るとは思わねぇから両方とも全開で常に展開させ続けてる。」

 

なるほどな。確かに調整するよりブッパのが強い。強個性あるあるってやつだな。ならば!

 

「お前もこれでヘブっ、」

 

轟の言葉を遮るように左頬を右手で殴る。

 

「ふぅ。手の温度がちょうど良くなったわ。」

 

「お前。馬鹿だろ。」

 

俺がやったのは簡単なこと。裏拳で凍っちまった右手で轟の左頬をぶん殴っただけ。それで手の氷を溶かした。

 

「お前自身その個性で、体温調節してるように俺が殴る位置さえ考えれば俺だって体温調節は出来るさ。」

 

「だからってお前の拳に対するダメージは馬鹿にならないはずだろ!?」

 

驚いた顔をする轟

 

あーそんなことね。そんなの

 

「気にすると思うかよ?そんなこと……俺は勝ちに来てるんだぜ?殴らなきゃ勝てないなら、ぶん殴るだろ?それにお前だって顔を2発も殴られたら痛えだろ?」

 

「やっぱ、お前バカだよ。」

 

そういった轟は更に火力と冷気を上げる。変な空気だ。

 

視界がぼやける。

 

陽炎ってやつか?

 

ていうかまずいよな?この状況、ここで熱膨張で爆発なんてされたら俺は耐えきれないぞ?ただでさえスピードの為に体重をそこまで載せてない俺の体じゃあの爆風には耐えられず場外になる。ならこれは早期決着と行かなくちゃなんねぇ。

 

「済まんな轟、終わらせるぞ?」

 

そう言って近寄る俺に轟は扇状に広く氷結を展開する。それを俺は右側、轟の左側へと、避ける。10m程距離が空く。

 

そして近付こうとしたら炎の壁を轟が展開する。

 

「これなら近付けれねぇだろ?!早間!」

 

いや甘いねぇほんと。さっきの俺の拳の下り忘れてる?

 

「いーや!そんなことは無いね轟!」

 

そう言いながら俺は炎の中を服が燃えても関係なしに突っ切った。

 

「っ嘘だろ!おめぇ!」

 

「嘘じゃないさ!轟、これで終いだ!」

 

轟の懐へ一瞬で近づき右手を握り締め、グッと拳を固める。もう助走ここまでで十分。

 

そして轟の腹へ拳を打ち込む。

 

「俺の勝ちだよ轟。」

 

吹き飛べ。空を駆ける星のように

 

彗星の衝撃(コメット・インパクト)ォォォォ!!」

 

轟が、意識を失い地面をバウンドしながら場外へと転がる。

 

いいの入ったわー。あれは痛いぜぇ轟さん。

 

『決着ぅぅぅぅー!!!』

 

『優勝は早間 瞬太だぁぁぁ!!!』

 

やっべぇー今見えたけど、エンデヴァーさんめちゃくちゃ燃えてね?めちゃくちゃ睨まれてるんだけど!見るの怖いから目を逸らせる

 

父さんは……あ、居たけどめちゃくちゃ手振ってるし笑顔だ。

 

ていうかエンデヴァーさん気付いてるよね?!俺の父さんの存在に気付いてめちゃくちゃ歩み寄ってるんだけど!

 

はい、親同士の会話は子供が聞くもんじゃないから無視でいいでしょう!(考えるのをやめた)

 

A組のみんなの席を見る。すげぇ笑顔だ。出久とか泣いてない?

 

『さぁーー!おめぇらこれから表彰式をするぜぇ!!ちょい待ちな!』

 

 


 

俺はあの後直ぐに救護室に轟と仲良くぶち込まれリカバリーガールの治療を受けた。今回は折れてもねぇから少しだけ休んでけとばぁさんにぶっ叩かれた。

 

そうして休んでいるうちに轟が目覚め、少し会話しているうちに相澤先生に呼ばれてステージに戻ってきた。

 

「それではこれより!!表彰式に移ります!」

 

ミッドナイト先生の言葉で表彰式が開始される。

 

表彰台の上に俺、轟、常闇の3人が並ぶ。飯田は?

 

「飯田くんはおうちの事情で早退になっちゃったのでご了承くださいな」

 

ミッナイ先生の補足助かる

 

おうちの事情かー仕方ないよなーというか大丈夫なんだろうか。おうちの事情ってなんかやばい事なんだろうな。今度あったら声掛けとかなきゃな。

 

「さぁ!!メダル授与よ!!今年のメダルを贈呈するのはもちろんこの人!!」

 

『私が』

 

『メダルを持って「我らがヒーロー!!オールマイトォォ!!!」

 

え?!そこ予行してて!めちゃくちゃ被ってるじゃん?会場の空気凄いあれですけど、微妙になっちゃってますけど!

 

常闇にメダルが授与される。

 

「常闇少年おめでとう!強いな君は!」

 

「もったいないお言葉」

 

「ただ!自力を鍛えないとやられちまうって事が分かったね!そこを鍛えたら君はもっともっと強くなれる!」

 

「……御意」

 

そう言ってオールマイトは常闇にハグをした

 

「轟少年.おめでとう」

 

「ありがとうございます。」

 

「今の君、特に決勝で見た君の力なら、もっともっと上へ強くそして、優しいヒーローになれる。」

 

「はい。ですが俺にはまだ清算しなきゃいけない物がある事を思い出しました。だからこれからその事と向き合っていくつもりです。吹っ切れた訳じゃないですから。」

 

「そうか。多くは語らんよ!だけど今の君なら必ず清算出来る。私は信じているよ」

 

そしてオールマイトはまた轟にハグをした。背中ぽんぽんしてるし。

 

オールマイトが俺の目の前に立つ

 

「さて!早間少年、防衛成功だね!」

 

「えぇ。このチャンピオン王座は3年間譲るつもりは無いですね」

 

笑顔で答える。

 

「君は本当に速いな、早間少年。ホークスよりそれに私より速いんじゃないのか?」

 

照れる。No.1ヒーローにそう褒められて嬉しくないわけが無い。

 

「そうですね。俺が世界で1番速い自信がありますよ。」

 

「くぅ!そのビッグマウスはどうかと思うが、そう思わせてしまうような、確かな実力が君にはあるからカッコイイんだろうね!」

 

「ありがとうございますオールマイト。」

 

「くくっ!かっこよかったぜ早間少年!!」

 

そう言いながら俺の首にメダルをかけるオールマイト。

 

『さぁ!!!今回は彼らだった!!しかし皆さん!』

 

『この場の誰にもここに立つ可能性はあった!!ご覧いただいた通りだ!競い!高め合い!さらに先へと登っていくそな姿!!次代のヒーローは確実にその芽を伸ばしている!!てな感じで最後に一言!!』

 

はぁー疲れたなー

 

『皆さんご唱和下さい!!せーの』

 

「「「プル『お疲れ様でした!!!!』え?」」」

 

ええぇ?!オールマイトさん?!!

 

「いやそこはプルスウルトラでしょオールマイト!!」

 

『あ、いや……疲れたろうなって思って……』

 

なんて締まらない閉会宣言なんだ?!!

 

と、僕達はこの後ホームルームがあるので教室に戻って相澤先生の話を聞く。

 

「じゃ、おつかれっつうことで明日、明後日は休校だ。プロからの指名などをまとめて休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかり休んでおけー。」

 

「あっ、それと爆豪、教室でずっと貧乏ゆすりみたいにカタカタすんな。うるさいぞ。お前が負けたって事実しかないんだからしっかり胸に刻んどけ。」

 

「じゃおつかれさんー」

 

とそれぞれ帰っていくと思っていたのだが。

 

「おい!!」

 

俺が呼ばれたと思い後ろを振り向く

 

「早間。俺はお前に負けた。けど、次は負けねぇからな!!しねくそがァ!」

 

「おう。待ってる、だから来いよ、上へ。」

 

「けっ!!」

 

いや可愛いねほんと爆豪さん。ブチ切れてましたけど、悔しそうでしたねぇ?!(にちゃぁ)

 

「しゅんくん!帰ろう!」

 

出久に呼ばれ俺も帰り出す。

 

「なぁ。早間。」

 

とまた誰かに呼ばれたので振り返る

 

「電話番号交換しないか?」

 

え?!いま轟くんが僕に電話番号を聞いたの?うそーん?キュンとするやん?

 

「お、おう、別に構わねぇぞ。なんか相談か?」

 

なんかしらの思いがあって聞いて来たのだろうと思い理由を尋ねる

 

「いや、単純にお前と訓練みたいなのをしてみたくて聞いた。正直、現状俺が知ってる中で接近戦が最も強いのはお前だと思ったからだ。」

 

やっぱそうですよね。うんうん、さすが轟くん、めちゃくちゃ向上心の塊だわなんか別のこと期待した俺が馬鹿だった。なんか友達とかの感じで来たと思ったのに。

 

「それに今度遊びに行こうぜ、緑谷とお前と俺の3人で。」

 

えええええええ?!??!

 

そうなの?!やっぱ友達イベなの?!俺、友達あんまりいなかったからめちゃくちゃ嬉しいぞ!

 

「おおお、おう!もちろん!」

 

「ええええ?!!!僕もなの?!!」

 

いや出久は別に驚かなくてもいいんじゃねぇのか?

 

「あ?なんか嫌だったか?」

 

いやいや滅相もございませんのことよ!

 

「いやなんも、別に轟が案外そういうの誘ってくれるとは思わなかったから、意外だと思ってさ」

 

「いやまぁ、友達は初めて出来たのかもな。ずっと特訓ばっかりだったから」

 

あぁなんて可哀想な子なの?家では特訓、学校では勉強、また家では特訓みたいな生活送ってたのね。は〜これは青春させなきゃ。

 

「おう!もちろん今度遊びに行こうぜ!なっ!出久!」

 

「うん!もちろんだよ轟くん!!」

 

やっべぇ、俺達、高校生してるぜ!青春だぜ!やろうしかいないけど!

 

「おら、おめぇらうるせぇぞとっとと帰って休め」

 

相澤先生に怒られ俺たち3人は本当に帰路に着くのであった。




捏造オブ捏造。妄想が止まらねぇ!最高だ!妄想が最高なんや。


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名前を決めたい

はい。すみません。忙しかったのです。ゆるしてください。うわぁぁぁ


 

 

体育祭後初めての登校日

 

「お兄さんたち」

 

俺と出久は電車内で声をかけられた

 

「「え?!」」

 

振り向いた先にはサムズアップをしているおっさんが立っていた

 

「体育祭2人ともお疲れ様!とってもかっこよかったぜ!」

 

なんと、あの放送を見ている人だったのだ。

 

そりゃそうだ、日本じゃオリンピックの代わりになってるくらいなんだ、見てる人もいるだろうなぁ

 

 

「あ…ありがとうございます!」

 

出久は嬉しそうに笑顔で答えていた。

 

「ありがとうございます!」

 

俺もそう答えた

 

「しかも、そっちのあんちゃんは優勝したんだろ!若い頃を思い出して暑くなっちまったよ!」

 

「そうそう!本当に2人ともかっこよかったぜ!」

 

「緑髪の子は案外小さいのに筋肉ついてんだねぇ!」

 

「2人とも頑張ってください!応援してます!」

 

「「………」」

 

2人とも電車の中で周りの人の圧に呆然としてしまっていた

 

2人電車をおり、学校に向かって歩き出した。

 

「なぁ、出久。やっぱり応援されるってのは気分がいいんだな。」

 

素直な感想を出久に伝えてみた。

 

「そうだね、しゅんくん。それにしてもしゅんくんは優勝してたからとてつもなく握手求められてたね。」

 

「あー、それはそうだよなぁ。あんだけ啖呵切って戦ったんだからそりゃそうだよなって話だよなぁ、まったく。」

 

俺は言葉を話しながら色々なことを考えていた。

 

そうこうしているうちに校門の前まで来た

 

「遅刻だぞ2人とも!!おはよう!緑谷くん!早間くん!」

 

「カッパに長靴!!!」

 

飯田偉いな。こんな日でも走って登校なのか。真面目か!いや関係ないか

 

「おはよー飯田ー」

 

って遅刻ったって予鈴5分前だぞ?飯田さんや

 

「飯田くん、遅刻って言っても5分前だよ」

 

よく言ってくれた出久。ほんと親友

 

「雄英生たるもの10分前行動が基本だろう!!」

 

それ、絶対飯田どこ行っても言ってるだろ

 

「まぁ、早めに着くっていうは大事なのは分かるけどよ、飯田さんや」

 

「…あ…」

 

飯田がなにか伝えたそうにこちらを振り向く

 

「2人とも兄の事なら心配無用だ、要らぬ心労をかけてすまなかったな」

 

そう告げる飯田の顔はいつも通りの笑顔に見えた

 

はぁー、家族が何かあったのに大丈夫なのだろうか。今度父さんにインゲニウムの話でも聞いてみるかな。

 

「「……」」

 

俺と出久は無言で先に行ってしまった飯田を眺めていた。

 

「おい出久。俺達も遅れる前に行こうぜ!」

 

「う、うん!」

 

2人して教室に近付いていくと中から声が聞こえてきた

 

「今日、来る途中すごい声かけられたよ!!」

 

盛り上がってるなか、教室に入ると瀬呂、切島、蛙水、芦戸、葉隠の5人で話している姿が確認できた。うん!いいね!青春って感じがするよね。

 

「私もジロジロ見られてなにか恥ずかしかった!」

 

葉隠さんに目線向けるって難しいよね絶対、後ろのおっさんとか見ちゃうよね。

 

「おっはよー、みんなー」

 

と、みんなに声をかけて教室に入る。

 

「「「おはよー、2人とも!」」」

 

「あ!お、おはよう!」

 

出久さん未だに女の子に対する耐性低すぎませんか?

 

ワイワイ、ガヤガヤ

 

ガラガラー

 

ピタッ

 

うぉ、すっげぇ、イレ先入ってきただけでこんな一瞬で静かになるのか。どっかの軍隊かと思ったよ。まぁ、怒らせると怖いもんね!仕方ないね!

 

「おはよう」

 

というかイレ先、包帯取れてないですか?あれだけミイラみたいだったのに。

 

「相澤先生、包帯とれたのね良かったわ」

 

お、梅雨ちゃん凄いね。先生にもあの話し方なんだ。というかあの子はほんと誰に対してもフラットでいいよな。平等って大事だからな。

 

「婆さんの処置が大袈裟なんだよ。んなもんより今日のヒーロー情報学ちょっと特別だぞ」

 

小テストか?法律の問題が出るのか?いやまぁもちろんこの早間さん勉強してますから答えられますけどもええどうぞどうぞなんでもござれですとも!

 

「『コードネーム』ヒーロー名の考案だ」

 

「「「「「胸膨らむやつ来たぁああああ!!!!」」」」」

 

めちゃくちゃ俺も盛り上がっちまったよ立ち上がって叫んじゃったし

 

ザワぁ

 

「というのも先日話してた『プロからのドラフト指名』に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み即戦力として判断される2、3年から…つまり今回来た指名は将来性に対する『興味』に近い。卒業までにその興味がそがれたら一方的にキャンセルなんてよくある」

 

こわ、イレ先怖い。怒らせたらダメ絶対

 

大人は勝手だ

 

峰田が凄んでらァ

 

「頂いた使命が自身へのハードルになるんですね!」

 

お、いいこと言うね透ちゃん

 

「そ、でその指名の集計結果がこうだ」

 

前のディスプレイに出たのは

 

早間:5037件

 

轟:3123件

 

常闇:350件

 

飯田:298件

 

緑谷:286件

 

爆豪:256件

 

上鳴:247件

 

.

.

.

 

え?!俺ダントツで多くね?やりすぎちゃった?

 

「とまぁ、例年はもっとバラけるんだが上位2人が持ってっちまったな」

 

「しゅんくん。凄い来てるよ」

 

「いや俺自身もびっくりだぜ?」

 

まさか、こんな結果になるなんてなぁ。

 

と、席の前の方で

 

「わああああ…」

 

「うむ」

 

と、麗日が飯田の肩をつかみ、ヘドバンみたいに振ってた。めちゃくちゃ面白いじゃねぇか。

 

「これを踏まえ…指名の有無関係なく。いわゆる職場体験に行ってもらう」

 

「「「!!!」」」

 

あー、この指名先に行けってことっすかねぇ?

 

「おまえらは一足先に現場みたいなのを味わっちまったが、プロの活動を実際に体験してより実りある訓練をしようってこった」

 

「それでヒーロー名か!」

 

「俄然楽しみになってきたなぁ!」

 

「ま、仮ではあるが適当なもんは…」

 

「つけたら地獄を見ちゃうよ!!!」

 

と、ムチをバチンと振るいながらやってきたのは、1年の教室に来てもいいのか18禁ヒーロー

 

「ミッドナイト!!」

 

「この時の名が!世に認知されそのままプロ名になってる人多いからね!!」

 

これ実体験なのかなぁ

 

「名は体をあらわすって言われるだろあれだよ。ま、名前のセンスは俺にはわからんからその辺をミッドナイトさんに見てもらえ」

 

面倒くさがってる感じあるけど俺じゃちゃんと評価してやれねぇから別の人連れてくるところがイレ先の優しさなんだろうな

 

「じゃ!考えてみてね!」

 

 

15分後

 

 

「じゃ、そろそろできた人から発表ね!」

 

これ、前で言わなきゃなんないんだ、なかなか度胸いるよなぁ

 

「いくよ…

 

と、あれよあれよと、みんなが出していく中、俺の番になった。

 

「んじゃ、俺ですかね!」

 

まぁ、俺は最初からキメてたんだよな。ていうか技名も、ほぼそれだしなぁ。

 

それにやっぱり早いって言ったらこれだよな!

 

「俺のヒーロー名は彗星ヒーローコメトかな…」

 

これには色々考えた。俺の髪の毛の色が白っぽい水色なこと、コートもそれと合わせた色にしたこと。それにさ、彗星って何となくかっこいいんだよな。それにコメトって可愛いし、覚えやすいからね!

 

「これには俺の体の1部の色から何となくでイメージしてたこと、それに早いからね俺は!」

 

「うん!うんうん!すごくキャッチーでいいんじゃないの!みんな覚えやすいし、色のイメージつけやすいのはいいと思うわ!」

 

「次!」

 

あ、残りは出久とアホ丸出し解答の爆豪くんに、深く考えこんでる飯田

 

出久はどうするんだろうな。そいや話したこと無かったなこのこと。

 

それに飯田は何を悩んでるんだよ。そういうの好きそうじゃねぇか。

 

飯田は悩ましげな顔を浮かべながら無言でフリップを立てた

 

「あなたも名前なのね」

 

って焦凍と一緒かよ。でもあの顔はなんかあるんだろうな。これは益々父さんに聞いてみてもいいかもな

 

と、そのすぐ後に出久がでてきた

 

そして、出久の立てた名前は

 

デクだった。

 

おいおい、そんなのお前恋してんじゃん。価値観変えられちゃってるよ。嬉しそうな顔しやがって。俺にその青春を分けろ。

 

まぁ、でもあの顔はちゃんと考えたんだろうな。爆豪とのこともちゃんとこれから精算してやるって顔してるしよ。俺は嬉しいよ、お前は本当に優しすぎる。

 

「この名前は嫌いだった。けど僕の事を見てくれた人たちが価値観を変えてくれた。それが本当に嬉しかったんだ!だから、この名前を使う!」

 

かぁーかっけぇよ。男になったね。出久さんよぉー。お父さんは涙が…

 

はっ!いかんいかん、俺は同級生です。OK?よし大丈夫だろう。

 

と、最後に残っちまった爆発三太夫こと爆豪くんが

 

「爆殺卿!!!」

 

などとのたまってこの授業は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




んもぅ、緑谷のデク肯定イベントは漫画で保管して!!私はこの名前が好きなんだ!それだけだ!

そして申し訳ありません皆様、1年ほど失踪してました。これからまた、地産地消していきます。見てくれた方ほんとうにありがとうございます!私の地産地消欲が続く限り書きます。


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職場体験 1

私はインターンはホークスのところにすると言ったので、ここは書きたかったことがあるのでオリ主には保須に行ってもらいます


 

 

そんなこんなで職場体験当日。朝から駅に集合するのだが、俺は父さんのところに行くことにした。それにはいくつか理由があり、職場体験のことを父さんに話したところ

 

【ヒーローネームを決めた日の夜】

 

「え!?しゅんくん職場体験行くの?!!」

 

「え?!そうだよ」

 

「じゃぁ!!僕のとこ来てよ!!!頼むよ!息子の晴れ舞台目の前で見たい!!それに僕なら教員免許持ってるししっかり指導できるよ!!」

 

「いや、ホークスかエンデヴァーのところに…」

 

「ヤダヤダヤダヤダ!絶対来てもらうから!こんな大事なことあんな羽着いた奴のとことか髭から炎が出てる奴になんか任せたくない!!」

 

「父さん…それ悪口になって…」

 

「そんなの関係ないね!僕はしゅくんと!仕事が!したいの!」

 

うわぁ、これが父親ってほんとですかぁ?

 

「分かった、分かったから!行くって!」

 

「やったぁぁぁぁ!!!!さーてと!父さん今日から仕事バリバリやっちゃうぞ!最近デスクばっかりだったから!現場立っちゃうもんね!!」

 

あー経営者って大変だよね。それに父さんのところ事務所とっても優秀な人多いから現場任せてもなんとかなるってこないだ言ってたような…

 

「それに、しゅんくんにはヒーローがどんな活動をするのか、犯罪者との対峙や警察との連携、そして市民の皆さんとのコミュニケーションを学んで欲しいからね。」

 

「うん。ちゃんと勉強できそうで何よりだよ…」

 

本当に俺と仕事がしたかったんだな笑

 

「任せて!スケジュール組んでタイムリーなところにも行って貰うからね」

 

【現在】

 

ってことがあり、父さんの事務所に行くことになったんだけど、集合場所が保須市になってるんだよな。これ絶対ヒーロー殺しだよな。タイムリーってほんとにタイムリー過ぎるよね。

 

それに出久は、オールマイトの師匠のところに行くって言ってたし今回は会えないだろうなぁ…

 

ってな訳で駅にて皆と挨拶をしていた。

 

「しゅんくん!お父さんのところに行くんだよね!でも、それならここ集合じゃなくてもいいんじゃないの?」

 

「それが保須市で現地集合になってるんだよ、多分ヒーロー殺し関連だと思う」

 

「そっか。気をつけてね。」

 

こんな真剣な顔して俺の事を心配してくれるのかよ。嬉しいね。

 

「おう。ありがとうな。それに保須には飯田と一緒に行くし、安心だよ」

 

「あ!そうだった!飯田くん…お兄さんが…」

 

「まぁ、今回は俺がちゃんとあいつと話し合っておくよ、飯田本当はもっと上のところから来てもおかしくなかった筈なのに保須に行くって事は多分…」

 

今回、飯田と場所が被ったと聞いた時、違和感を感じていた。さっき言っていた通り、飯田にはマニュアルさん以上のヒーローからの指名もあったはずなのにここに来ている。

 

これを聞いてヒーロー殺し関連以上の話題は考えられなかった。家族が被害にあった、その経験は俺にもある。だからこそ、飯田がここにいる理由も想像が着く。

 

「じゃ、瞬くん、頑張ってね!」

 

「おう!」

 

出久が駅の改札を通って行ったのを見守った後、俺は飯田に合流した。

 

「しゃ!飯田!行こうぜ!」

 

と声をかけたものの飯田の目はくらいままだった。

 

「……あぁ!そうだな。行こう」

 

ここから、保須に着くまでの間、飯田の返事はとても上の空でまともな返事が返ってくることは無かった。

 

保須の駅にて

 

「飯田。お前が何を思って、ここに来たのか、その心は俺にはよく分かんねぇ。だけどなんかあった時、お前を助けるのは俺たち友達だってこと。忘れんなよ。それに、お前とはまた一緒に走んなきゃなんねぇからな!」

 

「……あぁ。そうだね。ありがとう。もう行くよ」

 

「あぁ。またな」

 

そう声を掛けた後、飯田はこちらを振り返ることなく歩き出してしまった

 

あいつ絶対俺達のことちゃんと見てねぇだろうな。今の言葉もちゃんと聞けてなかったろうしよ。はぁ〜やだやだ!絶対なんかある気がしてなんねぇよ

 

「おぉーーい!!!瞬くん!!!!!こっちだよ!!!」

 

あの人。親バカなのか。いや親バカか

 

「あぁ!分かってるよ父さん。今行く!」

 

さぁ。先行きが不安だけど、しっかりお勉強してかなきゃなんねぇな!

 

波乱万丈の職場体験がスタートするのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。もうすみません。飯田はこの後きっちりぶん殴ります


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