藤丸立香の人理修復(二週目) (シャルロッ党)
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藤丸立香の人理修復(二週目)

脳内妄想の垂れ流し。
良かったら、どうぞ。


早速だが、自己紹介を。

俺の名前は藤丸立香。

何処にでもいる普通の高校三年生だ。

彼女いない歴=年齢で、趣味はゲームとアニメ鑑賞。

家族構成は父母俺妹。

好きな食べ物はオムライスとハンバーグとetc。

前世では世界を救って死んで、今世に転生した。

名前も前世と同じだったりする。

これが、何処もおかしなところは無い至って普通の俺の自己紹介だ。

前世の部分が普通じゃ無いって?

まぁ、少し特殊な所はあるかもしれないが至って普通の一般人だ。

決して自分を普通だと思い込もうとしているわけではない。

本当だよ?

しかし、そんな普通の俺がなんで・・・

 

「サーヴァントになってるんだよ!?」

 

これは、なんか色々あって二週目に入った元人類最後のマス

ターの物語。

 

Fate/Grand Order 強くてサーヴァント

 

おかしいとは思ってた。

前世と同じ名前で住んでいる家も同じ、親も同じ。

物心ついて記憶を思い出した時には、もう会えないと思っていた家族に会えてちょっと泣きそうになった。

妹はいなかったが、全てが前世と同じ方がおかしいと思い気にはしていなかった。

俺を転生させた神様が色々してくれたんだと思って、感謝していた。

あの頃感じていた感謝を焼却したい。

異常に気付いたのは、妹がとあるアルバイトに受かってからだった。

アルバイトをするのは全然構わない。人生経験を積めるし、新しい繋がりもできる。

でも、アルバイト先が問題だった。

(アルバイト先が俺の前世の仕事場と同じ名前なんですが、どういう事?)

それは非常に混乱した。

現状を理解するのに数日かかった。

分かったのは、あの駄神がやってくれやがったという事だ。

 

この世界はおそらく俺の前世の世界とほとんどが同じ世界だ。

俺は思い違いをしていたんだ。

妹は前世での俺の立場にあり、俺はいないはずの兄として生きている。

まさか、俺の方がイレギュラーな存在とは思わなかった。

カルデアに行くということは人理修復の旅に出るということ。

これからの妹の苦労を考えると涙が出てくるが、頑張って世界を救ってきて欲しい。

静かに見送ろうと思う。

えっ?お前は何もしないのかって?

いや、どうしようもなくないですか?

カルデアへの行き方なんか分からないし、そもそも職員として登録されていないんだから入れないだろ。

異聞帯も関わってくるなら無理やりにでも行かないといけないとは思うけど、何故か送られてきた駄神様からメールで【濾過異聞史現象は起こらないよ】って書いてあったからさ。

可愛い子には旅をさせよとも言いますから、俺はゆっくり無事を祈りながら人理修復が終わるのを待っておけばいいと思ったんだ。

 

そんな訳はなかった。

気がついたら森の中にいてサーヴァントになってた。

あのゴミ神様の事だからこのまま終わるとは思っていなかったが、やり過ぎじゃないですかね?

しかし、頭が痛い。

いや、比喩的な意味じゃなくて実際痛いんだよ。

俺のステータスが脳内に直接流し込まれたからだろうか、いやそれしかないわ。

うっ、こいつ、頭の中に直接!

茶番を挟みながら現実逃避する立香さんです。

 

自分のクラスはマスター。

聞いたことがないクラスだが、エクストラクラスだろう。

頭の中にある情報を探る。

サーヴァント召喚に特化したクラス。

俺はサーヴァントでマスターの二つの役割を持つということだろうか?

手の甲には懐かしい赤い令呪が浮かび上がっている。

服も礼装の上にコートを被った物に変わっている。

恐らくスキルの影響だろう。

真っ黒いコートとはこれを選んだバカはいい趣味をしている。

 

しかし、ここは何処だろうか。

周りは全部緑一色で、空も見えない。

しかし、俺がはぐれのサーヴァントである以上、ここが特異点であるのは確かなはずだ。

正直、似たような光景は何処でも見たので検討もつかない。

 

「キシャーー!」

 

聞き覚えのある蜥蜴のような鳴き声が耳に届く。

俺は直感的に鳴き声が聞こえた方向へ走った。

 

森を抜けた先で俺は驚くべき光景を目撃した。

何に驚いたと思う?

空を飛ぶワイバーン?

違う。ワイバーンぐらい見飽きている。

ワイバーンと戦う兵士達?

違う。ここがフランスだと分かった位だ。

ワイバーンと戦う、立花とマシュ?

違う。ちゃんと生きていてくれてお兄さん嬉しい!

一緒に戦うフランスの聖女?

違う。あれが姉なるものになるのか・・・。

何故かいる5人のマスターとサーヴァント?

正解!本当、何でいるんですかね!

百歩譲ってマスターの内、俺の知らない2人は除外しよう。

俺というイレギュラーがいる以上、前世と同じ状況になるとは限らない。

もしかしたら、2人とも一般枠かもしれないし。

だが、お前らは違うよな!

コフィンの中で冬眠に入ってなきゃおかしいだろ!

なぁ、カドック、オフェリア、パイセン!

あれー、レフが火薬の量を間違えたのかなー?

レフったらドジなんだから(キラっ!)

生きていてくれて嬉しいが、マジでどうなってる!

サーヴァントもヤバイよ!

エミヤ、アストルフォ、アナスタシア、シグルド、蘭陵王。

強いのばっかじゃんか!

こんなん邪ンヌが勝てる訳ないやろ!

フランスの特異点はもう解決ですねー。お疲れ様でしたー。

しかし、どうしたものかなぁ。

立花だけなら兄として協力しようと思ったが、あれだけ仲間がいるなら大丈夫だろうし。

ていうか、この状況は不味くないか?

普通の一般人の俺がサーヴァントになってるなんておかしいと思われるはず。

神霊の依り代という訳でも無く、普通に意識を持っている。

怪しまれるのでは?

・・・よし!三十六計逃げるに如かず。

戦略的撤退だ!

はっ、気づいたらこっちに向かってきている。

持ってくれよ、俺の脚・・・!

藤丸立香、走ります!

後で、ちゃんとステータス確認しよ。

 




召喚するサーヴァントは作者名で分かるよね?
一応、マテリアルも出します。


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サーヴァントのマテリアル(体験版)

何となく書いた。
ツッコミどころ満載かも。


マテリアル

 

正体不明のマスター

 

真名: ????

 

クラス:マスター

 

筋力…E

耐久…E

敏捷…E

魔力…A

幸運…A+

宝具…EX

 

クラススキル

英霊召喚(

令呪(?????)→ ???

単独?? A

直感B

 

保有スキル

耐毒EX

礼装交換C

群体行動B

????????

真名看破E-

????

 

宝具

・「???????????????宝具

・「??????????る」対??宝具

・「??????????」対宝具

・「大いなる混沌」禁断宝具

・「????????????????」対??宝具

 

サーヴァント紹介

謎に包まれたサーヴァント。

真名、一部のスキル、宝具の情報は読み取れなくなってており、その正体が全く予想出来ない。

恐らく、隠されたスキルの影響と思われる。

 

絆レベル1 まだ解放出来ません

 

絆レベル2 まだ解放出来ません

 

絆レベル3 まだ解放出来ません

 

絆レベル4 まだ解放出来ません

 

絆レベル5 まだ解放出来ません

 

 

 

ボイス

召喚

「召喚に応じ参上した、正体不明のマスターだ。

かなり弱いからあまり前線には出さないでくれよ。

・・・真名はひ・み・つ。」

会話1

「クエストに行くのか?

俺が力になれるとは思えないが。

・・・まぁ、指揮の補佐ぐらいはやらせてもらおう。」

会話2

「ダヴィンチか、何のようだ?

えっ、身体検査をしたい・・・だと。

嫌な予感しかしない!全力でお断りさせてもらう!」

会話3

「分かった。謝るから叩かないでくれ、邪ンヌ。

うん、ワンキルデッキを使ったのは大人気なかった。

だから、な。そろそろ勘弁してくれないか?

ちょ、やば、お前俺の耐久分かってやってんのかゴラ!」

会話4

「ホームズがいるのか!?

そうかー、厄介だなぁ。

何からボロが出てばれるか分からんし、極力会わないように・・・。やぁ、ホームズ!今日は天気がいいね!」

会話5

「清姫!いや、すまない。

知り合いに君とよく似た子がいてね。

少し過剰に反応してしまった。

・・・何で、後ろからも清姫の声が聞こえるんですか?」

会話6

「シャルロットを避けていないか、だと?

いや、嫌っているとかそう言う訳じゃないんだ!本当だとも!

なんというか、顔を合わせにくいと言いますか。

とりあえず、嫌っている訳じゃないからな!勘違いしないでよね!」

好きなこと

「ゆっくり寝ることかな」

嫌いなこと

「誰かの大切なものを踏みにじる事だよ。俺に言えた義理じゃないんだけどな」

聖杯について

「特にないかな。強いて言うなら家が欲しいとか?」

イベント開催中

「マスター、林檎の貯蔵は十分か?周回は地獄だぞ」

 




完全版がいつの日か出るといいなぁ。


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行き合ったりばったり

キャラの口調が分からんです。
違和感があっても許してください。


立花達から全力で逃げた俺は何とかあの森を抜け出す事が出来た。

これだけ離れれば大丈夫だろう。

しかし、サーヴァントになるというのは不思議なものだ。

ステータスはクソ雑魚の一言に尽きるが、それでも人間の頃よりも早く走れる。

人間のままだったら逃ららなかったかもしれないし、ゴミ神様には感謝しなければ。

・・・そもそも、こんな状況になったのはあのゴミのせいなんだから感謝する必要ないな。

 

だが、考え無しで森の外まで出てしまったが少し早計だっかな?

この黒いコートは草原だと緑の中にポツンと点があるように目立つ。

なるべく早く身を隠せる場所につきたいな。

ここから一番近い街は何処だっただろうか?

自分がかつて人理修復の為にフランスに来た時を思い出す。

たしか、ラ・シャリテという街だった。

そこで初めて邪ンヌと遭遇して・・・。

それと共に、苦い記憶も思い出す。

あの街が襲撃を受けるのは明日。

自分のステータスを確認する。

策は、ある。ある以上やらなければならない。

行き合ったりばったりのものだが、俺は軍師じゃないからしょうがない。

届かなかった命に手を届かせたいと思うのは普通のことだろう?

結局、森の外まで来たのは早計だったんですかねー。

 

再度森の中に入り立花達と鉢合わせしないよう注意しながら開けている場所を探す。

出て入っての二度手間のように感じるが、俺はさっきまでの逃げを無駄とは思わない。ていうか思いたくない。

ちょうどいい場所を見つけられたので召喚を行う。

俺のスキル「サーヴァント召喚(縁)」には、流し読みしたが特異点でサーヴァントをタダで一体召喚出来る様になっている。

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。

降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。」

詠唱を始めると、地面に魔法陣が描かれる。

閉じよ。(みたせ)閉じよ。(みたせ)閉じよ。(みたせ)

閉じよ。(みたせ)閉じよ。(みたせ)

繰り返すつどに五度。

ただ、満たされる刻を破却する。」

言葉が紡がれる度、魔力が収縮されていく。

「――――告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。

誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。

汝三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ。」

全て言い終わると、魔法陣が眩しいほどに輝く。

思っていたよりもかなり眩しかった。

おかげで、俺は現在進行中で地面で転がっている。

「目が!目が!」

クソ!召喚されたサーヴァントにこんな無様な姿を見せたくない!

早く、早く立たなければ!

「召喚に応じ参上しま・・・だ、大丈夫ですか!?」

俺のピンチ(笑)にサーヴァントが気づいたらしい。

情けないが、今は助けてもらうしかない。

「召喚されて早々すまないんだけど手を貸してもらってもいい?召喚の時のフラッシュで目がやられてて」

「わ、分かりました!」

無事サーヴァントの助けもあり、立つことが出来た。

視界も良くって来ているし、早速自己紹介をしてもらうか。

「助けてくれてありがとう。早速だが、君の事を教えてもらってもいいかい?」

「はい!アサシン、シャルロット・コルデーです!貴方が私のマスターですか?」

「あぁ、俺が君のマスターだ。名前は・・・秘密だ。」

シャルロットかー。前世ではマシュと同じくくらい長い付き合いのサーヴァントだ。一目惚れしたり心に傷つけられたり色々あったが個人的に頼りになるサーヴァントだ。

彼女の出身はフランスだから、この土地が触媒になったのかな?

「えぇ?何でですか?」

「後でちゃんと話すから今のところはマス・・・キャスターと呼んでくれ」

「ど、どういう事ですか?」

俺はシャルロットに今回の計画について話した。

「分かりました!」

よし!これで準備は整った。

「それじゃあ、彼らがいる場所を探そう。ついてきてくれ、コルデー」

「はい、マ、キャスターさん!あのう、一つお聞きしてもよろしいでしょうか。」

「うん?何か気になることでも?」

「私と、何処かでお会いした事はありますか?」

おかしいな事を聞くもんだな。

「君と会うのは(この世界で)初めてだよ。」

「そう、ですか。いえ、気にしないでください。少し貴方の声が懐かしい人に似ていたものですから。

さぁ、カルデアの人達がいる場所を探しましょう!」

シャルロットは私より前に立ち進んでいってしまった。

と思ったら、こっちに戻ってくる。

「・・・どっちにいけばいいんでしょう?」

迷子になりそうなのはこの世界でも変わらない様だ。

 

 




投稿は不定期です。
プロットはない様なものです。
番外編でTRPGさせたいです。


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目的のためなら非情にもなれる

書いててわけわかんなくなって来ました。
登場人物が多いと難しいですね。
いつも通り、口調についてはどうかご容赦を。


何とか立花達を見つける事が出来た。

少し離れた場所で、シャルロットに声をかける。

「コルデー、計画は忘れてない?」

「バッチリ覚えてますよ!」

「よし、なら始めようか。」

俺は被っているコートのフードをより深く被る。

 

シャルロットに先行してもらいながら、彼らのいる場所へとたどり着いた。

さて、ここからどう話しかける?

サーヴァント達はほとんどのサーヴァント達は俺達が隠れていることに気付いているだろう。

【マスター、私に任せてください!】

悩んでいるのが伝わったのか、シャルロットが念話で話しかけて来た。

ここはお願いしよう。やる気満々みたいだからきっと策があるんだろう。

【うん。コルデー、頼んだ!】

【がんばりますよー!】

一体何をするんだろう?

「すみませーん!お話よろしいでしょうか!」

ど直球!何の迷いもないストライクだ!

「はい、大丈夫ですよ。」

立花も何普通にOKしてるんだよ!

怪しがらなきゃダメだろ!

危機感が足りてないよ、全く!

まぁ、これがシャルロットの能力だからだろう。

「貴様ら、何者だ?」

「私はアサシン、シャルロット・コルデーです!こちらはキャスターさんです!」

威圧されていてもこの調子で進められるのは流石だと言える。

「アサシンとキャスター・・・。貴方達にマスターはいるのかしら?」

オフェリアさん!良いところを突いてくれる。

「えっと・・・どうなんですか?キャスターさん?」

(ゴニョゴニョゴニョ)

「私達が召喚された時にはマスターがおらず、彷徨っていたところを偶然出会い今に至る。そうです!」

うん!そのまま言う子がおりますか!

「マスター不在のサーヴァントか。芥、どう思う?」

「・・・普通はあり得ないけど特異点ならあり得るんじゃない?詳しくは分からないけど」

イケる!

一応、あちらの情報も知っておきたい。

前とは違うかもしれないからな。

(ゴニョゴニョゴニョ)

「私達も今の状況が分からない。出来れば何が起こっているか教えて欲しい。とキャスターさんが言っています!」

「・・・何で、そのキャスターさんは喋らないの?」

止めろ!見知らぬ茶髪ロングちゃん!

要らないことは気付かずそっとしておいてくれ!

「キャスターさんはかなりの人見知りなんですよ!」

良い切り返しだ、シャルロット!

だけど、それコミュ力低いと思われない?

「へー、人見知りのサーヴァントもいるんだね。アストルフォちゃん!」

「全裸の英雄もいるんだし、人見知りぐらいいるんじゃない?」

そうだ!サーヴァントも千差万別さ!

良い援護だ。アストルフォ!何かエロそうな子!

「皆さん、私からコルデーさんとキャスターさんに説明しますね。」

やっと話が進んだよ。

 

〜情報収集中〜

 

うん、ほとんどの所に変化はない。

違うのは一部のAチームのマスターが生きてたり、所長が生きてたりするぐらいだ。

あれ?こっちの世界の方がグッドな感じがする?

若干の敗北感を感じるが、そろそろ本題に移る。

(ゴニョゴニョゴニョ)

「明日、ラ・シャリテという街が襲撃に遭い崩壊する。

街の人間は全滅するので、貴方達にはそれを防いで欲しい。

って、それ、本当なんですか!聞いてないですよ、キャスターさん!」

うん、言ってなかったからね!

まぁ、これで動いてくれると良いんだが。

「何故、そんな事が分かる?」

(ゴニョゴニョゴニョ)

「・・・言う気は無いそうです。」

「そんな根拠もない情報を僕たちに渡してどうするつもりだ?そこに迎えって言うのか?信じるわけないだろ。」

カドック君、信じる信じないの問題じゃない。

アラフィフの教えだからネ!

一般人の善性と言うものを利用させてもらう。

(ゴニョゴニョゴニョ)

「えっ!?・・・信じる信じないは勝手だが、信じなければ君達は街の人間を見殺しにした事になる。信じれば、罠かもしれないが、街の人間は救われるかもしれない。君はどうか知らないが、他の一般人の子達はどうだろうね?と言っています。・・・キャスターさん、ちょっと意地悪が過ぎませんか!」

意地悪くて結構!ある程度非常にならなければならない時もあるのだよ。・・・嫌われたくはないなー。

『いやー、中々悪どいサーヴァントだね。

ここで彼らを仲間割れさせる気かい?』

ダヴィンチちゃん!悪どくないです!

(ゴニョゴニョゴニョ)

「こちらにそのつもりは無い。貴方達が信じなければ我々二騎で防衛を行う。しかし、我々のような雑魚サーヴァントでは救えない命が多すぎる。ゆえに、貴方達の助力をお願いしたい。私の話が嘘であったなら、喜んで私の命を差し出す。

貴方達にとっても悪い話ではない。そこに行けば必ず竜の魔女と激突する。この特異点を修正するためにも情報が必要なはずだが。・・・もう、それなら最初からそう言ってくださいよー、キャスターさん!」

俺、秩序・善なんで!

流石にさっきのは自分でも言い過ぎたと思うし。

「・・・私は信じるよ。」

我が妹!

「私も。信じる価値はあると思う。」

「俺もかな。」

茶髪!アホ!

「お前ら・・・はぁー、仕方ないな。今回だけだぞ?」

カドック!

「怪しい動きをしたら即殺すから」

パイセン!

「ここで輪を乱す必要もない・・か。

私も信じましょう。ですが、貴方を信用したわけではないので。」

オフェリアさん!

よし、これで良いぞ!

カドック君達が素直に聞いてくれるとは思ってなかったけど、最初だし後輩の意見を聞いてくれたのかな?

さて、話も終わったし楽にしよう。

【コルデー、色々ごめんね】

 

【マスター、事前に話しておいて欲しかったです!】

 

【いやー、出来る限り怪しまれたくなくてさ。

手伝ってくれてありがとう。】

 

【もう、どういたしまして!】

 

【彼らの料理でも手伝って来たらどう?

今は離れても大丈夫だろうし。】

 

【分かりました!これでも料理は得意なんですよ?

楽しみにしてて下さいね!】

 

別に俺は要らないんだが。

あぁ、もう行ってしまったし、仕方がないか。

少し眠っておこう。

何だか、疲れた。

 

 




文字にするのって本当難しいですね。
頭の中では上手く出来てるんですが。


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一時の休息

難産!


「起きて下さい、キャスターさん!」

シャルロットの俺を呼ぶ声が聞こえて目が覚める。

寝ていたのは1時間ほどだろうか?

今考えれば、例え疲れていたとしても寝るのは不味かった。

知っている人達に会って気が抜けていたのかもしれない。

もう少し考えて行動しなければいけないな。

【コルデー?】

「おはようございます!」

【うん、まだ夜だけどね。おはよう。

それで、何か用?】

「晩御飯の用意ができたので呼びにきました!」

【晩御飯?】

「はい!エミヤさんと一緒に作りました!これでも料理には自信あるんですよ?行きましょう!」

【いや、俺はいいや。サーヴァントだから食べなくてもいいし。俺の分はみんなで分けといて。】

「もう、そんな事言わずに行きましょう、キャスターさん!

みんながお腹いっぱいになれる量はありますから!」

連れて行こうとするコルデーに対抗するが、筋力で負けている俺は引っ張られながら連れて行かれた。

 

シャルロットにご飯を渡される。

とても美味しそうだ。

これ以上、駄々をこねるのは申し訳ないので頂く。

うん、エミヤとシャルロットが作ったと聞いていたので心配はしていなかったが、予想以上に美味しい。

「キャスター、少し良いか?」

俺がゆっくり食べていると、エミヤが声をかけて来た。

(ゴニョゴニョゴニョ)

「何だい?だそうです」

「街を助けに行くという事に異論はない。

だが、街一つを1日で崩壊させる相手に我々の戦力で迎えうてるのか気になってね。

答えてもらっても構わないか?」

(ゴニョゴニョゴニョ)

「恐らく問題はない。敵は5騎とデカブツ。デカブツは縁のあるあそこのシグルドがやれば良い。他は分担で1人一騎ずつで当たる。こちらは危なそうな者の所に随時乱入する。らしいですよ!」

「何故、彼がシグルドだと?」

口を滑らせた!何とかリカバリーを図らなければ!

(ゴニョゴニョゴニョ)

「真名看破を低いランクで持っている。それでだ。」

「真名看破を持てるのはルーラーだけじゃないのか?」

カドックゥ!

(ゴニョゴニョゴニョ)

「多少イレギュラーな存在だからだ。この様な事態でなければ俺はまず召喚されない。後、ルーラーではない。」

「他には何か持ってないの?」

お前もか、立花!

(ゴニョゴニョゴニョ)

「毒耐性が高い。他は言う気はない。」

「他はって事は他にも持っているってことだよね。」

アホっぽい子!何!?そんなにみんな俺の情報ほしいの!?

「はいはい!僕も質問!

キャスターは男?女?どっち?」

「男です!」

シャルロット!せめて俺の答えを聞いてから言ってくれ!

突如始まった質問責めはしばらくしたら治まった。

 

【マスター、お話よろしいでしょうか?】

カルデアのマスター達が寝静まり、ザーヴァント達が交代で見張りをしている時にシャルロットから何羽が入った?

【良いよ、コルデー。】

【マスターは何故、正体を隠すんですか?

カルデアの皆さんにも私にも。

何故、そこまで警戒をするんですか?】

まぁ、気にはするだろうな。

ここまで徹底して正体を隠すのだから。

しかし、バレると俺の今までの事を話さなければいけなくなる。別の世界線で人理修復したとか言えるわけない。

更にはAチームが敵対した事まで知られればカルデア内なギクシャクする可能性もある。

【今は話せない。】

【・・・そうですか】

【でも、ラ・シャリテの戦いが終われば話すよ。

その時にカルデアのマスター達からも一度離れるつもりだしね。】

【分かりました!その時にはちゃんと話して下さいね?】

【あぁ、約束するよ。ちゃんと話す】

その後もたわいのない話をしながら、夜はふけていく。

 




イマイチかもしれないですが、許して?


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先手必勝

駄文の中の駄文。
次からはもうちょっとクオリティ上がるから許して?

2月4日
ちょっと変えました。


早朝、ラ・シャリテへと向かう途中、俺は窮地に陥っていた。

 

「ファイトですよ、キャスターさん!

後、もうちょっとですから!」

 

シャルロットの声援を受け、ふらふらになりながらも歩く。

 

【ぎづい!】

 

サーヴァントで人間の頃よりも体の性能は上がっているはずなのに、何でこんなに辛いんだ!?

立花達から逃げた時はこんな事にはならなかった。

一度、ステータスを確認する。

 

筋力…EX

耐久…EX

敏捷…EX

魔力…EX

幸運…EX

宝具…EX

 

意味がわからない。

ステータスが更新され、変なことになっていた。

全てがEXになり、何処がどうなっているのか判別がつかない。

EXは規格外を意味するので、今はスタミナと足の速さがカスみたいになっているから、敏捷は規格外に低い・弱いということになるのか?

元々低かった敏捷・耐久・筋力は規格外に低くなったと考えた方がいい。

恐らく、元々高い魔力と幸運は規格外に高くなった筈だ。

一つ言ってもいい?

これ、人間の頃よりも弱くなってない?なってるよね!

アンリマユより弱いって!

 

「キャスター、僕が背負ってあげようか?」

 

ふらふらの俺を見かねてか、アストルフォから救いの手が差し伸ばされた。お願いしそうになるが、それで良いのだろうか?

・・・良いのだろうな!

俺は全力で頭を縦に振った。

 

 

一番のノロマが消えた事で、俺達はスムーズにラ・シャリテへと到着することが出来た。

今、立花達とは二手に分かれている。

街で情報収集する方と竜の魔女を警戒する方。

当然、俺達は警戒する方だ。

まぁ、ぶっ倒れて痙攣して消滅しかかっている俺は警戒なんてとても出来ないが。

 

「キャスターさん、大丈夫ですか!?」

 

(ゴニョゴニョゴニョ)

 

「大丈夫だ。問題ない。だそうです!」

 

「とても大丈夫そうには見えないのですが!?」

 

まぁ、ジャンヌが心配するのも仕方ないだろう。

もし、俺が今の俺と同じ姿をしている人を見たら同じことをするだろうし。

 

(ゴニョゴニョゴニョ)

 

「大丈夫、俺は銃で撃たれても腹わたいじられても平気だった男。何回も死にそうな目にあったがその度に立ち上がって来た。幸運EXは伊達ではない。だそうです!」

 

「キャスターさんが一体何処のサーヴァントなのかは気なりますが、その話の何処に幸運が関係しているのですか?

どちらかというと、耐久では?」

 

その後、何とか消滅せずに済み、たわいもない話をしながら遂にその時は訪れた。

 

「あれが、竜の魔女・・・」

 

ジャンヌと邪ンヌの問答が行われているのを聞き流しながら、相手の戦力を確認する。

 

かつてと同じ、ヴラド、カーミラ、デオン、マルタの4人とファヴニール。

 

ファヴニールは邪ンヌの性格だから最初から動かすとは思えないが、戦力差がある現状どう動いてくるかは不明だ。

 

(ゴニョゴニョゴニョ)

 

「オフェリアさん、キャスターさんが言いたい事があるそうです。」

 

気づかれないよう小声で言ってもらう。

 

「何かしら。今、緊迫した状況なんだけれど」

 

「セイバーの宝具でファヴニールにダメージをいれてだそうです」

 

「あの竜が、ファヴニール!?それは本当なの!」

 

「もうちょっと小声で話してください!

キャスターさんが魔術で強化するから一発だけでいいので撃って欲しい。気になるならモノホンに会ったそこの竜殺しに聞け?」

 

「・・・本当みたいね。」

 

オフェリアに親指を立てながら、サムズアップする。

 

「・・・タイミングは?」

 

「行きなさい、お前達!」

 

(ゴニョ!)

 

「今!」

 

「セイバー、令呪を持って命じます。悪しき竜を打ち倒して!」

 

そのタイミングにのせて、ありったけのバフを載せる!

 

これ、側からみたらどうなってるんだろうなぁ。

 

一瞬でコートが膨れ上がったりしてるのかな?

 

『瞬間強化』『全体強化』『魔力放出』『コード:F』『幻想強化』『ブルー・スプラッシュ 』『ファースト・シャイン』『オーバー・チャージャー』

 

「了解した。行くぞ、ファヴニール!真名解放。此れなるは破滅の黎明――『壊劫の天輪ベルヴェルク・グラム』!」

 

最大限のバフを持った『』はファヴニールへと命中し・・・・消しとばした。

 

邪ンヌが地面に落下していくのを見ながら思う。

 

火力出しすぎちゃった?

 

 

 

 




読んでて死になくなりました


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怒りん坊邪ンヌ

沢山の評価、お気に入り、感想ありがとうございます。
これからものんびりで短いですが、よろしくお願いします。




邪ンヌは激怒した。

必ず、あの黒尽くめのサーヴァントをぶち殺すと決意した。

 

「よくも・・・よくも私のファヴニールを!アレを手懐けるのにどれだけかかったと思ってる!バーサーク・サーヴァント達、他の奴らの相手をしなさい!あの黒いのは私のこの手で殺す!」

 

そう言いながら、邪ンヌ達が突っ込んで来た。

 

あー、やばいですね!

 

何故か分からないが、邪ンヌのヘイトが俺に全集中している。

 

意外と上からはこそこそやっていたのが見えていたのかな?

 

ジャンヌの相手をしなくて良いのかと聞きたいが、目の前まで来られている状況では出来ないですね!

 

今、この瞬間で全て使い切っても良いレベルの意思を感じる!

 

「死ね!」

 

「うぐぅ!」

 

旗をフルスイングされて派手に吹き飛ばされちゃったぜ!

なんて言ってられなくなってきた。

この感じだと、後一発でも受けたら確実に死ぬ。

・・今の状態で死んだらどうなるんだ?

もしもの事を考えて、邪ンヌの一撃で血塗れなのに加えて冷や汗も出てきた。

 

「マ、マスター!」

 

シャルロットが急いで駆け寄ってくる。

完全にマスターって言っちゃってるよ。

まぁ、しょうがないよなぁ。

令呪で縛っていたわけでもないし。

とりあえず、バレるとかそんな事よりも生存を優先する。

 

「マスター?それじゃアンタ、サーヴァントじゃ無いわけ?

でも、私のセンサーにはサーヴァントの反応がある。

・・・どうでも良いわ、死ね!」

 

もっと考えて!だから脳筋って言われるんだぞ!

 

「それ以上は、許しません!」

 

俺と邪ンヌの間にシャルロットが割って入る。

 

邪ンヌの旗とシャルロットのナイフがぶつかり合う。

 

鬼気迫る勢いのシャルロットだが、ルーラーとアサシンでは分が悪いとしか言えない。

 

加えて、邪ンヌには聖杯のバックアップがある。

 

シャルロットが押し負ける前に、令呪で強化を!

 

(大丈夫です、マスター!)

 

えっ?いや、シャルロットは筋力俺と同じEのはずじゃ・・・・・!?

 

なんで押し勝ってるの?いや、悪い事じゃ無いんだけど。

 

ステータス詐欺?詐欺なんですか?

 

「アサシンの癖に生意気な!」

 

「私の方が、戦闘経験は上、みたいですね!」

 

シャルロットにまともな戦闘経験あるわけないだろ!

 

あの子は、アサシン!暗殺者なんですよ!

 

そんなアホな事を考えながらも、次第に邪ンヌが押され始める。

 

「この!・・・何、ジル!今忙しいのよ!えっ、撤退しろ?

このままおめおめと帰れって言うの!・・・ちっ!命拾いしましたね!でも、次に会ったその時がアンタの命日だと思いなさい!全員、撤退しますよ!」

 

そう言いながら、邪ンヌ達は撤退していった。

 

何とか、終わったようだ。

 

街も無事で万々歳だな!

 

シャルロットの謎が出来たり色々とあったけど。

 

さてと、次は。

 

(コルデー?)

 

(はい、何でしょう?)

 

(ここから俺を持って離脱って出来る?)

 

(はい!シャルロットに任せてください!)

 

(じゃあ、お願いしちゃおっかなぁ!)

 

(了解でーす!)

 

「おい、キャスター。マスターって言うのはどう」

 

「皆さん、お疲れ様でした!それでは!」

 

カドック君が話しかけてきたが、シャルロットは速やかに別れの言葉を述べると俺を抱えて走り出した。

 

あっという間の事に、カルデアの人達も俺も意識が追いつかなかった。

 




シャドバのネメシスでメイシアで一撃で倒すのが好きです。

キャラ崩壊している感じがして否めない。


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