嫉妬姫のちょっと変わった高校生活 (キツネくん)
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プロローグ
ここ、何処?
目が覚めたら真っ白でなにもない空間にいた。
え?本当に何処?
遠くまで何もなくただただ白い区間が続いていて、目にあまり良くはなさそうだが特に眩しいわけでもない不思議空間、なんでこんな所に居るのだろうか、これはあれか?夢か?其れにしては意識がハッキリしているし、夢は今までの体験や想像がごちゃまぜに成って出来上がる幻覚、これが夢だとしたらどんな幻覚よ、とは言えこの結論は結局の所、勘でしか無いのだが。
夢でないとしたらここは現実ということになる、其れならばこの謎空間は建物の中ということになるのだが、私はこんな部屋を持っていないし、持っている知り合いも知らない、おい其処、そもそも知り合いが居ないだろとか言うな、悲しくなるだろ。
そんなことより、これが現実と仮定するのならば私を誘拐した物好きが居るってこと、誰だよそんな物好きな奴。
どんな奴何だ?せっかくなら美少女が良いな美幼女でもいい、それならこんな所に誘拐しちゃうヤンデレちゃんでも守備範囲内なのだがどうだろか。
とは言え、今は正直どんな奴が誘拐犯だろうがかまわない、会えば解るのだから会ってからのお楽しみに取っておこう。
なので今考えるべきは今何故このよくわからん空間にいるのかだ、見渡す限りの白、何処までも白い、真っ白である、シミひとつない、ほんとに何処?
まあそんなことはいい、ホントは良くないけど、重要なのは、なぜココにいるかだ、とにかく思い出せる範囲でいい、思い出してみよう。
「...さん...さん、聞こえますか?」
確か今日は土曜日、学校は休みだった、特に予定のなかった私は、美少女探しの旅に一人、若者の街渋谷へ出向いていた、美少女を探し彷徨いながらすれ違う女の子の、【乙π】を観察していた、小声で「乙π、乙π」と、つぶやいていたり、イチャつくカップルの男の方に殺気を向けてしまったりしたが、この誘拐もどきとは関係ないだろうし、別にいいだろう。
「良くはないと思います」
あとは、洋服屋で美少女が試着室に入っていくのを見て妄想していただけなのでこれも関係ないし、特に試着室へ吶喊した訳でもないし、別にいだろう。
「良くないと思います」
たしか、パンケーキを食べてみたり、タピオカミルクティーなるものを飲んでみたりそんな事をしつつ一日過ごした、そういえば、美少女に夢中で自分の洋服なんかを見なかったな、惜しいことをしたような気がするが、まあいい【乙π】をたくさん拝めたので良しとしよう、其れに私は渋谷よりも秋葉原のほうが好きだ、服はユ○クロやら、し○むらでいいしね。
「良くないと思います、女の子なんですからもう少しオシャレしましょうよ」
それから私は、寄り道などはせずまっすぐ帰ったはずだ。あぁ、そういえば公園で小学生ぐらいの、可愛い子女の子だったか男の娘だったかはよく分からないが、兎に角可愛い子がボールを追いかけて飛び出してきた、そうだ!その時、車が運悪く飛び出してきて、やばいと思って私は、兎に角女の子を付き飛ばいて、女の子を助けたはずだ、其れで、どうなったんだけ?
「...さん...さん!!」
私を呼ぶ声がした気がして顔を上げて見ると、そこには此世の者とは思えないほどに美しい女性が居た、神々しい後光を背負い、ギリシャ神話の女神様のような白いドレスを身に纏っている。
ここまでの美人はこれまでテレビの画面越しでも見たことがない、これは今後会うことが出来ないレベルだろう、これは!これはもう!
「結婚してください」
「変態さんはお断りです!!」
振られてしまった。即答である、やはり、私が女の子なのがイケないのだろか?
「違います!そうじゃなくて、変態さんはお断りですと言いました!というか、何なんですかいきなり、けっ、結婚を申し込むなんて!」
「あんまりにも美しかったので、つい、其れにその美しさは求婚しなくては失礼なレベルです!」
「何言ってるんですか?!ふざけてるんですか!?」
「ふざけてなんていません、わたしは、本気です。」
ふざけてるなんて心外です!あなたを思うこの気持に嘘なんて何処にもありません!
「もう、何なんですかあなたは。」
「あなたの夫です」
「違います!!」
「あ、妻のほうが良かったですか?」
「ホントに何なんですかー!!!?!」
閑話休題
「いいですか?定型文いきますよ、言いますからね!」
「おねがします」
「では言います、ようこそ、死後の世界へ。残念ですがあなたは、先ほど亡くなりました。」
「あぁ、うん。やっぱりそうなんですか。」
「あら、意外と落ち着いてるですね。」
「まあ、なんとなく分かっていましたから。そういえば、ここが死後の世界ならあなたは神様なんですか?」
いやまあ何となく分かっているけど、だってすごく美人だもん。それにあの乙πだ何だあの大きさは巨乳なんて生易しい代物じゃないあれは人外魔乳だ、なんとかしてワンタッチ出来ないものか、妥協して生じゃなくてもいいから。
「ちょっと!確かに大きいですが人外はひどいです!あんまりです!」
あれ?今声に出したっけ?
「まあ、私、女神ですから!心ぐらい読めます!」
なるほど、つまり私が今心のなかで下ねたを叫びまくると彼女は聞いてしまうわけだ、では温めに温めた下ねたで、セクハラしまくってやろう、3,2,1 おっp「やめてください!!!」
「だめですか?」
「だめに決まってます!もう、何なんですか、もう要件を済ませてしまいましょう。いいですか、いいですよね!?」
「もう少しゆっくり喋りましょう?」
「嫌です、さあ、あなたには今から転生してもらいます、いいですか?いいですよね!?」
「妻の頼みなら喜んで!!」
「そ~ですかでは、面白い特典あげますので行ってください、さあ」
なんか反応が薄いですねぇ...あ、そう言えば
「?ああ、あなたの助けた女の子は無事ですよ」
「それなら、良かったです」
「さあ転生させますね、いいですよね」
やたら急かされているがそんなに嫌われるような事をしただろうか。
「したからこんなに急かしてるです!!ていうかもう転生させますよ」
「えっと、どんな世界へ転生させられるですか?」
「あーえっと、まあ、行けばわかります」
「え、ちょm「では、あなたの第二の人生に幸運を」」
そう彼女がいい終えた途端、私の視界は真っ白になった
は~~ようやく行きましたか、とんでもない人を送ってしまった感ありますが、まあ大丈夫でしょう。あの人頭の中、胸のことばかりで、正直身の危険感じましたし。
つけた特典で緩和されることを願いますか。
しばらく休暇もらいますか...。
こんな感じで続けていこうと思いますのでよろいくお願いします
今回は、全く進まずパルスィもd×d要素もなくなってしまいましたが気ままに投稿していきますのでよろいくお願いします
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東方キャラってみんなかわいいよね
水橋パルスィ
東方Project的には序盤のボス、しかし、幻想郷が人外魔境なだけでありD×D的には魔王よも強い、
神器 緑の瞳
【嫉妬心を操る程度の能力】
自身の種族を強制的に橋姫へと変える程度の能力
変態性 パルスィになったことによりマシになった
ちょこっとリメイクしました
いつもパルパル燃え立つ嫉妬
橋姫もどきでパルスィもどき
うぉーたー・ぶりっじ 水橋パルスィです
這い寄らないから安心したまえ
どうも、水橋パルスィです、まあ、外側だけなのだけれど。
中学二年の時、前世の記憶が戻ると同時に神器の使い方を唐突に理解した時は、唐突な厨二病かと焦ったわ。
今世の私は小さい頃から自分は可愛い方だと自覚はしていたが、まさか、東方のパルスィなって転生してたなんて、そりゃあ、可愛いわけだ。
私はパルスィは結構好きなキャラだったが、鏡を見ても特別何も感じない、いやまあ十年位この体で生きてるわけだから、当たり前といえば当たり前だけど。
そういえば、今世はやたらと男の人にモテるんだけど、女の子にはあまりモテないのよね,,,ハーレムへの道は長い。
ああ、そういえばこれ【ハイスクールD×D】の世界みたいね、記憶が戻ってから悪魔に襲われて初めて知ったわ、前世では喧嘩すらしたこと無かったのに神器のおかげでだいぶ戦えるみたい。
私、悪魔に、美味しそうだのいい匂いだの言われて結構な頻度で襲われるんだけど、私そんなに臭うのかしら、乙女としても、自衛の観点からでも大問題なのでは?美味しそうな美少女、うーん、私なら襲うね。
まあそのおかげでかなりの数の戦闘をこなせて戦いなれてきたので良しとしましょう。
この世界のは【ハイスクールD×D】だって言ったけれど、私この世界の原作のこと全然覚えてないのよ、だいぶ前に見た作品なうえ、乙πしか見てなかったもの、セイクリッド・ギア?だったかしら?それと、駒王って地名で、何となくそうだった気がする程度の知識しか無い、こんなことになるならしっかり見とくんだったわ。
そうそう、原作の舞台となる駒王学園へ進学したわ、原作に関わりたいのもあるけど、でも、本当は去年まで女子校だったから、その上この学園は結構なお嬢様学校で、キレイなお姉様やかわいい同級生がたくさん出来るはずだ、其れにこういう女子校にはきっと生徒同士で姉妹になる文化があるはず!そういう環境なら「理解のある人」を見つけるのも出来るはず!というのが入学希望の一番の理由。
だから、私からすれば今年から行われる共学化は改悪だとすら思っているのだが、まあ、共学なりたての学校に飛び込もうとする勇者はそう多くは無いだろうし、それなりに偏差値のお高い学校なので主人公とその仲間たちは確実としても大したの男子生徒は入学しないだろうからまあ、楽園は守られたってことでいいか。
私の学園生活は特に何事もなく過ぎていってしまい一年目は、あの変態三人組と仲良くなってしまったぐらいね、盛大に喧嘩してたら、いつの間にか仲良くなったわ、ん?なんの喧嘩だって?アイツら乙πは大きさだっていうのよ、私は大きさより柔らかさだと思うの、そう言ってやったら喧嘩になったわ。
その時ね、私は言ってやったの「生乳も見たことない童貞が、魅力を語るんじゃねぇ」ってね、そしたらアイツら膝をついて負けたって言ってたわ、でも今でも大きさだって言ってるわ、解せぬ。
ああ、そうそう、兵藤一誠から、トカゲのような気配がするのだけれど何を持ってるんだったかしら、主人公らしい強力なものだったと思うけどよく覚えてないわ。
そんなこんなで、二年目の春事件が起きたあの妬ましい事件が
あの日、変態三人組はいつもどうりだった、そんな三人組に私は校舎裏に呼び出されていた。
今度はどんな碌でも無い事を考えてるのだろうかと考えながら彼らの呼び出しに応じると、兵藤がこんな事を言い出した。
「なあ水橋、次の体育前の女子更衣室を覗こうと思うんだけど、協力してくれ」
「……は?いやよ、覗くのは構わないけど私を巻き込まないでほしいわ」
「そんな事言わずに、頼む」と、松田「勝算はあるんだ」と、元浜
そんな事をのたまう、いくら言われても私はやるつもりはない、私だって女の子からの評価は大切だもの。なので当然
「嫌よ、私まで嫌われるじゃない」
「大丈夫だ、うまくやればバレることはないから」
「いやよ」
「うまくいった暁には写真をともに鑑賞しようではないか」
え、盗撮写真ってやつよね、ネットじゃ見たこと有るけど、リアルで?いや、でも...
「……いや、私はやらないわ、そんなことしなくても私は更衣室に堂々と入れるもの
じゃあ、教室戻るわね、あんたたちも遅れないように戻りなさいよ」
その後、彼らは宣言通りに覗きを行いボコボコにされていた。
そんななんでもない日の翌日。
朝、通学中あの兵藤が見知らぬ制服を着た見知らぬ美少女を連れていた【あの】兵藤一誠が、である。
そして私に気づいたあのトカゲモドキが私に声をかけてきた。
「よお!おはよう、水橋!」
「おはよう、そちらさまは?」
「ああ、このこ天野夕麻ちゃん、夕麻ちゃん、こいつ俺のダチの水橋」
「天野夕麻です、よろしくおねがいしますね」
「あ、ええ、よろしくね」
「そうそう、この娘、一応俺の彼女、じゃあまた学校で」
そう言って去っていった。
今なんて言った? オレノカノジョ?
兵藤のくせに?嘘でしょ?あんな変態の何処が良いの?美少女の私に彼女が出来ないのにあの変態には出来た?は??は???
妬ましい
妬ましい!妬ましい!
妬ましい!!妬ましい!!妬ましい!!
妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい
パルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル
この時、彼女が人間以外の気配を放っていたのに気づけていたのなら物語は大きく変わったのだろうが、動転しすぎて気づくことができなかった。
妬ましい!(挨拶)
第二回目でようやくパルスィやら、DDのキャラをらを出すことができました。
原作とはだいぶ違うキャラのようになってしまった気がしますがこれから、精進していきたいと思いますのでよろしくおねがいします。
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サブタイトルって難しい
どうも、変態に彼女ができていて妬みまくっているパルスィです。
なんであの変態に彼女ができるのになぜ、私にはできないのかしら?女の子だからかしら、せっかくだから女神様に美少年にして貰えば良かったですかね。あぁ妬ましい、パルパルパルパル
その日は一日、残りの変態2人と一緒に、トカゲモドキを妬みながら過ごした。
次の日の放課後
「なあ水橋、女の子とデートする時って何処に行けばいいんだ」
私は今、恋愛相談をされている、なんでもこの変態トカゲは明日デートするらしい。
これは彼女の居ない私に対するあてつけだろうか、それとも新手の惚気だろうか、どちらにしろ妬ましいったらありゃしない。
しかし、相談されても私は前世含め女友達と遊びに言ったり下程度で、恋人関係に成ったことすら無い、全く悲しい話だ、いくら美少女に転生しても、コミュ力は据え置きなのだから友達は多くないし、彼女なんて夢のまた夢、私が、デートプランを考えられる訳がない、だって、したこと無いから。悲しくなってきた。
「デートなんてしたことないんだから知らないわよ,,,ていうかあんた私より先に女の子とデートするとか、ネーターマーシー」
「フッ、いいだろ」
「パルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル」
本当、妬ましいわ、なんでコイツなのよ、寄りにも寄って、まだほら、隣のクラスだかの、顔の良いアイツ、えーと確か...き...き...木下?、えーと、ゆ...ゆう...祐介?、だかの方がまだ納得できる。
「なあ水橋、真剣な話どんなデートにしたらいいか一緒に考えてくれ、頼む!」
「そういえばなんで私なのよ」
ほんと其れよ、何が悲しくて、彼女持ち野郎の相談なんて受けなきゃいけないのよ、他の変態二人にでも頼みなさいよ
「俺と仲が良い女子ってお前ぐらいだしそれに、お前ならなんだかんだ言ってしっかり考えてくれそうじゃん」
「いや、何が悲しくて、なぜ私がそんなことしなきゃいけないのよ、帰るわ」
「いやいや待ってくれ、助けてくれ」
はぁ、返してくれる気はないと、なんかそれっぽいこと言うか、私だって経験ないし、的確なアドバイスなんて出来るかってんだ、其れで失敗したら本人の技量のせいにして責任逃れしよ。
「高校生の初デートなんて取り敢えず、ショッピングモールにでも行っときなさいよ」
「そんなもんでいいのか?」
「良いんじゃないかしら、ただ、デート中は下ネタをぜったいにいわないこと、他の女性や彼女の胸を凝視しないこと、これさえしっかり取り繕えれば、あんたルックスだけはそこそこなんだからなんとかなるんじゃないかしら?」
そう、コイツ、ルックスだけはそれなりに女性ウケするのよね、まあ、持ち前の変態性と女性耐性のなさで期会を全て逃してる残念な奴なんだけど。
「そんなもんでいいのか?」
「まあ、良いんじゃないかしら」
私だって知らないけど、最低限女の子が不快に思うところは取り除けると思う、多分。
「んなテキトウな、ていうか、やっぱりしっかり答えてくれるんじゃないか」
「いや、私はただ,,,」
嫉妬の対象が増えること自体は、早々悪い事ではない、と言いかけてやめた、彼は、トカゲを持っていても神器なんかについてはまだ何も知らない、私が嫉妬を喰む妖のような者だってことも知らない、まあ何も知らない人に言っても、痛い奴を見る目を向けられるのが関の山。
どうせこの学園にいる以上、近いうちに知ることになるんだ、私がわざわざ言う必要はない。
「?どうした?」
「なんでもないわ、私はもう帰るわよ」
「ああ、じゃあまたな」
「じゃあまた月曜日に」
何故、嫉妬が必要かと言えば、私の神器が橋姫にまつわるものなので、力を使ったりするのに嫉妬が必要で、嫉妬している時はすこぶる調子がいいのだ、だから、身近で幸せな妬める人がいなくなるのは、大きな損失なのだ。
なので、クリスマスやバレンタインに無くなられては困るのだ、一番のかきいれ時だからだが、そんな事は彼に言えない。
まあ、誤魔化せたっぽいので良しとしよう。
次の日
私は、松田と元浜から搾り取った嫉妬による、ものすごい量の妖力に悩まされていた。
いつも隠せている妖力を大幅に上回る妖力により私の気配がダダ漏れになってしまっている、これが結構問題なのだ、昨日の帰り道たった15分の間に2度ほど悪魔に襲われた、ここの管理者とやらは何をやってるのかしら。
そんなわけで今 、有り余る妖力を何とかしたいのだ、なので、いつも神器を発動させるとどこからともなく現れる、五寸釘と玄翁に妖力を纏わせてみる、難なく成功した、とは言っても少し強度が上がった程度だが、とりあえず100本ほどに纏わせ、橋姫モード(エルフ耳になり服装が原作のパルスィの物になる)の懐や右側の袖というか手首に着けてるあれにしまったり、詰められるだけ詰めたというか全部詰めたのだが、妖力はまだ余りまくっている。
あと妖力でやりたいのはスペルカード作りね、パルスィのスペルカードは東方地霊殿のやつだけなのに結構な数有るのよね、どうしましょう、使いこなせる気がしないわ、まあ、
有名所の【妬符・グリーンアイドモンスター】と【恨符・丑の刻参り】を作っとけば良いんじゃないかしら、もっと強いヤツは自分の実力で見るのは無理だった、Hardとか何なんですかね、あれ、パルスィにまでたどり着くことすら出来ずに諦めたわ、まあ、私は妖々夢Easyのチルノにも負けるほどクソ雑魚だから、シューティングゲームは絶対しないって決めたの。
で、スペルカードって確か、カードを作って、そのカードでどんな形に弾幕を撃つかを考えるだけだったはず、じゃあ、取り敢えず紙を切ってお絵かきかしら...あれ?これ妖力使わなくない?と言うかスペルカードルールがないならカードいらなくない?
うーん、これはもう、消費するよりも、制御して抑え込むか、妬みダイエットでもして、妖力を減らすほうが早そうね、あれ、でも妬みダイエットって、ネタだったかしら、海に向かって「バカヤロウ」とでも叫べば良いのだろうか、一人でやっても1グラムも減らなさそうね、むしろ太りそう。
抑え込むほうが良さそうね、妖力自体は感じられるし、操れるのでそんなに難しくはないと思うの、弾幕を作る時に妖力を無理やり丸く纏めるのときっとやりかたは同じはず、それにこの体はパルスィなのだからできるはずよ。
できた、驚くほどあっさり出来た、ぐいっとやったらすぐに出来た、拍子抜けするほど出来た。
これで外歩いても襲われないわよ!やったね!...納得行かないわ、今日一日の妖力消費に費やした時間は何だったのよ。
東方M-1グランプリ面白いですよね!
第7回のジェラシースターのパルスィさん可愛いですよね!
なので【妬みダイエット】パク、リスペクトさせていただいちゃいました。
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4
両親は、夫婦で世界の観光地を回りつつ【世界の歩き方】のようなものをかいている人
要は家に普段いないってとこだけが大事(主人公補正ってやつです)
少し手直しました
どうも、月曜日は布団から出たくないパルスィよ。
そう、きっとまだ日曜日よきっとそう、だからもっと寝ててもいいの、良いはずよ。
はぁ、馬鹿なこと考えてないでし支度しなきゃ。
~少女登校中~
教室にいると兵藤が浮かない顔してやってきた、あれ?あいつ幸せオーラ、何処やった?まったく妬めないオーラ出してんだけど、初デートでボロでも出したの?何したの?
「なあ、水橋お前も夕麻ちゃんのこと覚えてないのか?」
「,,,アンタの彼女でしょ?」
「覚えてるのか!?」
「何言ってるのよ、先週の話でしょ?」
失恋のショックでおかしくなったの?それともはじめから居なかったことにする、新手の現実逃避かしら。何方にしても全く美味しくないんだけど、もっと周囲や私がもっと妬めて美味しい嫉妬が収穫できそうな雰囲気出しててほしいんだけど?
「だよな!松田も元浜も知らねえって言うんだ」
「忘れたじゃなくて?」
「?ああ、そうだな、知らねえってよ」
なーんか変ね、あの馬鹿二人がストレートにぶん殴る以外の嫉妬の表現方法をするとはあまり思えない、それに今も猥談してるあの二人から嫉妬を感じない、明らかに異常な事が起きてるわね、こーれは原作始まったのでは?
「ふーん、で、どうしたのそんな浮かない顔して、ねえ、別れたの?それともデートでやらかしたの?それともそれとも、罰ゲームのいたずらだった??」ウキウキ
「いや、なんていうか、あれなんて言うんだ?」
「なに友達からやり直そうとか言われたの?」ウキウキ
張り合いが無いわね、もっとなんか、噛み付いてきなさいよ、つまんないわね。
なんか変な感じがすると思ったらコイツから時々襲ってくる悪魔みたいな気配するこれは、悪魔にされたか?経緯は覚えてないのけど、コイツが悪魔にならないと話が始まんないんだったわね、そういやあの彼女に殺されるんだっけ、だんだん思い出してきた、確かコイツ近々もう一回死ぬわ、コイツも大変ね、あーでも悪魔って美人ばかりだった気がするわ、妬ましわ。
「いや、なんというか、何だったんだろうなあれ」
「何があったのよ、お姉さんが聞いてあげるから話してみなさい」ウキウキ
「てめぇ、人の不幸を楽しみやがって」
「へへ、へへへ、ほらほら言ってみなさいよ、お姉さんがしっかり余すとこなく楽しんであげるから、へへへ」
「楽しむって、お前、あぁ怒鳴れるような気分じゃねぇ」
「重症ね」
つまんね
確か、今日の夕方公園で、天使だか堕天使だかに殺されるはず、そこで学園の二代お嬢様に逢う、その上助けられる、その上さらにベッドINである妬ましいことこの上ない、なんとかして変われないだろうか。
「朝、起きられないし、いつもより日差しが痛いんだ、これが失恋か」
違う気がする、きっと悪魔になったからだと思う。
「ほら、先生来るわよ、ちゃんとしなさい」
「へーい」
その日、兵藤は元気にならなかった、残りの二人が工口DVD鑑賞をすると騒いでいた、お前らがモテナイのはそういうとこが原因だぞ。
夕方、買い物帰りに公園へよってみる、何処の公園かは解らいので何箇所かはしごするつもりである、というか、どんな公園だったかしら、全く手がかりがないから探すのは無理かもしれないが、まあ、冷凍のものは買ってないので、急がなくてもいいだろう。
そんな事を考えていると向こうから兵藤がキョドりながら歩いてきた、変質者に見える、あまり声は掛けたくはないがしかたないが仕方ない
「あんた、さっきからキョロキョロして、変態じゃなくて変質者に見えるわよ」
「うわ!?なんだ、水橋か、あと変態は俺のアイデンティティじゃねえ」
「え、そうだったの?」
「そうだよ!?」
変質者に見えるけど、受け答えはハッキリしてるし、昼間と違って怒鳴り声を上げる気力もあるみたいね、まあ、顔色はあんまり良くはないけど。
「で、なんでキョロキョロしてたのよ、ちょっと話してみなさいよ」
「なあ、笑わないか、頭おかしくなったとか言わない?」
「,,,言われるようなことなの?大丈夫よ、ちゃんと笑ってあげるから」
「じゃあ言わねえ」
「まあまあ、話してみなさいよ、大丈夫大丈夫、笑わないから」
「ほんとか?」
「ええほんとよ、ワタシウソツカナイ」
ホントだからそんなジト目で見ないで。
「まあまあ、近くの公園にでも行って話しましょ」
これで例の公園にはつけるわ、取り敢えずはお悩み相談ね。
「で、どうしたのよ、暗闇がやたら明るく見えたりしてるの?」
「 」
おお、凄い顔してるわね、例えるならば鳩が豆鉄砲どころかショットガンで打たれたような顔って感じかしら...あれ?それ死んでね?
兎に角、すごく面白い顔をしている、もっとからかってやろうかしら。
「どうしたのよ、呆けた顔しちゃって」
「...なんで分かったんだ?」
「アンタ一回死んだでしょ」
「 」
傑作ね、写真撮ってやろうかしら。
「また、呆けてどうしたのよ」
「...なんで俺の夢の内容知ってるんだよ」
「それ、夢じゃないわよ、だって、アンタ悪魔になってるもの」
「 」
三回も見れば飽きるわね、やっぱり写真はいらないわ。
「今日はよく呆けるわね~」
「あ、悪魔!?な、何いってんだよ水橋」
「おやぁこれはこれは、悪魔じゃーないかそっちの少女は、ほう神器もちか」
「ほら、あのオジサンもそう言ってるじゃない、って何そんな震えてるのよ、まあいいわ、チョット下がってなさい」
そう言って堕天使から兵藤を庇うように立つ。
「お、おい水橋!?」
堕天使が光る槍を投げてきた、躱すことは簡単だが後ろに兵藤がいる、
私は神器を発動させ五寸釘の詰まった袖で光る槍を弾いた。
「ほう、驚いた、いい動きをするじゃないか、それにこの妖力、只者じゃないな」
「お褒めに預かり光栄よ、それと、兵藤、あんたもっと離れてなさい」
「ほう、一騎打ちか、受けて立つ」
「そ、よろしくたのむわ」
五寸釘を左に構え玄能を右に構える
堕天使は光る槍を構えている
「じゃ、いくわよ」
作戦としては短期決着を目指す。
時間をかければ兵藤が狙われてしまう、だから時間をかけずにできるだけ早く仕留める、それに油断しきってる間に何時も私を食べようとして来る悪魔を倒すときと同じように仕留める、私のことを餌、獲物としてしか見ていないうちに倒してしまいたい。
だから、わたしは五寸釘を投擲しながら突貫し堕天使の四肢に打ち付けた。
「ぬ!?」
「案外あっさり行っちゃったわね」
そう言いながら額に釘を刺した、我ながら容赦なさすぎる気がする。
でもまあ、何時もどうりね。
神器を使ってると何か、罪悪感とか全然わいてこないのよぇ、初めて悪魔を殺した時も特にトラウマにもなってないし、その日もぐっすり眠れたし、悪夢も見なかった。
神器で心まで橋姫になってるのかしら、でも、それにしては解除した時に揺り戻しが無いのよね、これでは私が...。
いや、これは考えないほうが良い、この世界の原作がハイスクールD×Dだと分かった時から悪魔になってそれなりの地位を手に入れて、小さなハーレムを作るのが目標なのだ、悪魔になる上で好都合だとでも思っておこう。
そんな考え事をしている時
赤い魔法陣とともに
「その子に触れないでってあら?」
リアス・グレモリーとその眷属がやってきた。
「あなた、確か二年の、水橋パルスィさんね、あなた、何者なのかしら?」
うお、何この悪魔サマ方、メッチャ美人しか居ないんだけど、これは他の悪魔っ娘も期待できそうね。
そういや私、殺されて看病されたかったんだった、やっちゃったわ。
戦闘シーンって難しいっす。
もっと細っ書いてたら訳わかんなくなってめっちゃ簡素化しちゃいました、
あと、主人公がパルスィっぽくない気がしますがパルスィさんです、うまく妬めない
もっと精進せねば
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5
「あなた、確か二年の、水橋パルスィさんね、あなた、何者なのかしら?」
えーと、何者かって聞かれましても、橋姫です!って言うわけにも転生者です!って言うわけにも
「えーと、ただの神器持ちですよ」
「ふぅん、それにしては、妖力が高すぎじゃないかしら。」
「えーと、そうなんですか?」
やべえ、めっちゃ緊張するんだけど、流石二代お嬢様、これはやばいわ、妬ましい、ホント妬ましい、妬ましすぎるわ。
「そうね、悪魔の魔力量的には中級悪魔位あるんじゃないかしら」
つまり私の見せてしまっている範囲は中級程度ってことかしら、もっと隠すべきかしら、下級程度まで落とせたらもっと襲われなくなる。
「ねぇ、あなたも私の眷属にならない?」
「,,,ゑ?」
マジ?このお姉様は何を言い出すの、え、そんなにサラッとそんな事言えちゃうの?妬ましいわー。
「水橋!大丈夫か、ってグレモリー先輩!?」
「あ、おかえり兵藤」
「おかえりって」
「無事ねイッセー」
兵藤は無事みたいね、悪魔にしろ堕天使にしろなんとかなったわ、流石、魔乳女神様からもらった特典。
眷属にはなれるみたいだから良いけど、烏討伐で死にかけて看病されたかったんだった、今日の夕食は焼き鳥かチキンステーキね。
少しさかのぼり ~一誠視点~
今俺は、水橋に恋愛相談をしている、そう恋愛相談である、明日夕麻ちゃんとデートなのだ、しかし俺はうまくやれる気がしないので貴重な女性の意見を聞きたいのである、何なら一から聞きたい、という訳でまず
「なあ水橋、女の子とデートする時って何処に行けばいいんだ」
まずココから聞きたい、初めての彼女なのだから、何もわからないのだ
「デートなんてしたことないんだから知らないわよ,,,ていうかあんた私より先に女の子とデートするとか、ネーターマーシー」
「フッ、いいだろ」
「パルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル」
ああ、始まった、これどういう意味なのかよくわからないかど時々聞く、まあ、すごい妬ましそうな目で見てくるから、ものすごい嫉妬してるのだろう。
「なあ水橋、真剣な話どんなデートにしたらいいか一緒に考えてくれ、頼む!」
「そういえばなんで私なのよ」
「俺と仲が良い女子ってお前ぐらいだしそれに、お前ならなんだかんだ言ってしっかり考えてくれそうじゃん」
水橋は、自分に害がなきゃ基本いいヤツなのだ、まあ言っても否定するだろうし、絶対言わないが。
「いや、何が悲しくて、なぜ私がそんなことしなきゃいけないのよ、帰るわ」
「いやいや待ってくれ、助けてくれ」
「高校生の初めてのデートなんて取り敢えず、ショッピングモールにでも行っときなさいよ」
ほら、やっぱり答えてくれた、だが帰られると困るのでいわないが
「そんなもんでいいのか?」
「良いんじゃないかしら、ただ、デート中は下ネタをぜったいにいわないこと、他の女性や彼女の胸を凝視しないこと、これさえしっかり取り繕えれば、あんたルックスだけはそこそこなんだからなんとかなるんじゃないかしら?」
「そんなもんでいいのか?」
「まあ、良いんじゃないかしら」
え、今の一言でちょっと不安になって来るんだけど、けどまあ、しっかり答えてくれた。
「んなテキトウな、ていうか、やっぱりしっかり答えてくれるんじゃないか」
「いや、私はただ,,,」
「?どうした?」
ただ?まあ話したくなさそうだし深くは聞かない。
「なんでもないわ、私はもう帰るわよ」
「ああ、じゃあまたな」
「じゃあまた月曜日に」
そう言って、水橋と別れた。
次の日
駅前で待ち合わせ、30分も前に来てしまったが楽しみで仕方ない、それに「大丈夫、俺も、今来たところだから」キリって言ってみたい、
「お願いしま~す」
うお、つい受け取ってしまった【あなたの願いを叶えます】まじかよ、今どきこんな詐欺に引っかかるやつなんているのかよ
「イッセーくん」
「おはよう、夕麻ちゃん」
「ごめんね、待った?」
「大丈夫、俺も、今来たところだから」
決まったー!!
ここから、水橋のアドバイス通りショッピングモールに来た、下ネタはなんとでもなる言わなきゃいいのだ、たが、おっぱいを見ちゃだめってのが辛い、気づいたら見てしまっている、だって前から巨乳なお姉さんが来たら見てしまうだろう?見てしまうよなあ、全国の紳士諸君!水橋のやつも酷なことを言う、夕麻ちゃん、あなたけっこうあるのね、おっとまた見てしまった、気おつけなば。
デートも終盤、夕方、公園で
「ねえ、初デートの記念に一つだけ、お願いがあるんだけど良いかな?」
こ、これは、あれですか、デートの記念にふたりは夕日をバックにキスする、やつじゃないか!?
「な、何かな?お願いって」
「死んでくれないかな」
え?今死んでって言った?いや、そんなはず
「え?それって、な、なあ夕麻ちゃん耳がおかしいみたいでさ、もう一度言ってくれない?」
「死んでくれないかなぁ」
そう言って夕麻ちゃんが変身を始めた、そうつまり、コスチュームチェンジ、生着替えである、まじかよ、今、ちらっとだけど見えたよな、確かに見えたよな、ついに見えてしまったよな生おっぱい!
こういうのなんだっけ眼福て、いうんだっけ?
て、そうじゃねえよ、なんで変身なんてできんだよ、それでもなくて、何なんだよその、背中の羽
「楽しかったわぁ、あなたと過ごした、初々しい時間、あなたが買ってくれたシュシュ、大事にするわぁ、だから」
彼女は赤く光る槍をかまえ
「夕麻、ちゃん?」
「死んで死んで頂戴」
「ゴメンね、あなた私達にとっての危険分子みたいだから排除させてもらってわ、恨むのなら、その身に、神器を宿した神を恨みなさい」
セイクリット?なんだって?
まじかよ、こんなことで簡単に、殺すなら最後におっぱい揉ませてくれても良かったのに、ああ、だめだ、もう体がほとんど動かねえ、俺これから死んじまうのか、ああ、俺生変たら、グレモリー先輩みたいな、美少女とイチャイチャできるような、イケメンに、なりたい。
目の前が真っ暗になって誰かがいるような気がする、何か言っているような気がする、でももう救急車わ間は合わないと思う
翌朝
目覚まし時計の不快な音で目が覚めた
「やべえ、嫌な夢見ちまった」
っとやばい支度しないと
夢だよな?
学校にて
「なあ、ホントに夕麻ちゃんのこと覚えてないのか」
「だから、そんな子知らねぇって」
「第一お前にカノジョ?ないない」
「んなはずあるか、ちゃんとメアドだって、あれ、無い!友麻ちゃんの電話番号もメールアドレスも無い!消えてる」
「お、リアス先輩」
「やっぱ素敵だよなぁ」
「お前、妄想ばっかしておかしくなったんじゃね」
「そんなわけ無いだろ、お前と一緒にするな」
「おい何処行くんだよ」
「水橋にも聞いてくる」
あいつならきっと、覚えているといってくれるはず、よく、妬ましいなんて言ってるけど、アイツラと違って、知らないなんていう、妬み方しないはず。
でも携帯の番号消えてたし、いや水橋なら、きっと、たぶん、恐らく。
「なあ、水橋お前も夕麻ちゃんのこと覚えてないのか?」
「,,,アンタの彼女でしょ?」
「覚えてるのか!?」
ほら、覚えてる!きっと携帯の番号はきっとうまく登録できていないだけだそうに違いない
「何言ってるのよ、先週の話でしょ?」
「だよな!松田も元浜も知らねえって言うんだ」
「忘れたじゃなくて?」
いやそこはあまり重要じゃない重要なのはアイツラが俺を騙したことだ。
「?ああ、そうだな、知らないいてよ」
「ふーん、で、どうしたのそんな浮かない顔して、ねえ、別れたの?それともデートでやらかしたの?それともそれとも、罰ゲームのいたずらだった??」ウキウキ
「いや、なんていうか、あれなんて言うんだ?」
「なに友達からやり直そうとか言われたの?」ウキウキ
そういや、あの夢は何処からが夢だったんだ?俺は確かに日曜日にデートをした水橋が知っているということは、告白や、恋愛相談は、夢じゃない、とすると、夕麻ちゃんは存在する、そして、デートもしたはずだ、せっかくの初デートを完全に寝過ごすことなんて無いだろうし、それに土曜お夜から月曜の朝まで寝ていたことになってしまう、これは不自然だろう、なのでデートはしたはずだ、問題は別れ際である、夕方の公園について以降が曖昧だ、夕麻ちゃんが変身して、ってとこから夢だろう、あれ?おっぱいも夢?
「いや、なんというか、何だったんだろうなあれ」
「何があったのよ、お姉さんが聞いてあげるから話してみなさい」ウキウキ
「てめぇ、人の不幸を楽しみやがって」
ていうか、不幸かすらわからない、昨日最後にどうやって別れたかがわからないのだから。
あと、お前、何時お姉さんになったよ。
「へへ、へへへ、ほらほら言ってみなさいよ、私がしっかり余すとこなく楽しんであげるから、へへへ」
「楽しむって、お前、あぁ怒鳴れるような気分じゃねぇ」
「重症ね」
でも、まあ、殺される夢を見たんだもんな
「朝、起きられないし、いつもより日差しが痛いんだ、これが失恋か」
失恋したこと無いなんていってる、アイツラや水橋より大人になったと思えば、
マジムリ
「ほら、先生来るわよ、ちゃんとしなさい」
「へーい」
あの薄情者二人は工口DVD鑑賞をすると騒いでいたが俺は行かない、行くような気分になれない。
帰り道何となく家に帰りたくなくてぶらぶらしているのだが、大分日が落ちて暗いはずなのに、街灯など無くても明るく見えるし、やたら遠くの声が聞こえたりする。
おかしい、これが失恋による影響?いやそんな事あるか?いや、無い。
「あんた、さっきからキョロキョロして、変態じゃなくて変質者に見えるわよ」
「うわ!?なんだ、水橋か、あと変態は俺もアイデンティティじゃねえ」
「え、そうだったの?」
「そうだよ!?」
「で、なんでキョロキョロしてたのよ、ちょっと話してみなさいよ」
「なあ、笑わないか、頭おかしくなったとか言わない?」
「,,,言われるようなことなの?大丈夫よ、ちゃんと笑ってあげるから」
「じゃあ言わねえ」
「まあまあ、話してみなさいよ、大丈夫大丈夫、笑わないから」
「ほんとか?」
「ええほんとよ、ワタシウソツカナイ」
ホントなんだろうな、こいつ、メッチャ笑いそうなんだけど
「まあまあ、近くの公園にでも行って話しましょ」
そういや、あの公園って、夕麻ちゃんと別れた
「で、どうしたのよ、暗闇がやたら明るく見えたりしてるの?」
「 」
なんで分かったんだ?水橋はなにか知ってるのか、じゃあ水橋に聞けば昨日の曖昧な記憶についても
「どうしたのよ、呆けた顔しちゃって」
「,,,なんで分かったんだ?」
「アンタ一回死んだでしょ」
「 」
嘘だろ水橋にも夢のことは話していないはずなのに
「また、呆けてどうしたのよ」
「,,,なんで俺の夢の内容知ってるんだよ」
「それ、夢じゃないわよ、だって、アンタ悪魔になってるもの」
「 」
「今日はよく呆けるわね~」
「あ、悪魔!?な、何いってんだよ水橋」
悪魔何いってんだよ、お前、二年の初めの自己紹介で「どうも、ウォーターブリッチこと水橋パルスィです、親しみを込めてミズパルってよでね☆」っていって大滑りしたようなやつだけど、お前は厨二病ではなかっただろ。
「おやぁこれはこれは、悪魔じゃーないかそっちの少女は、ほう神器もちか」
黒い羽、夕麻ちゃんと同じそれにセイクリットなんとかって、
「ほら、あのオジサンもそう言ってるじゃない、って何そんな震えてるのよ、まあいいわ、チョット下がってなさい」
「お、おい水橋!?」
やばい、体が動かない、、なのに、水橋が
堕天使が光る槍をかまえた、あれも夕麻ちゃんのとそっくり、いや今はそれより水橋が危ない!なのに、なのに全く体が動かない!
堕天使が光る槍を投げてきた、やばい水橋が危ない、
キン
軽い金属音がした水橋が槍を弾いたみたいだ、まじかよ
「ほう、驚いたいい動きをするじゃないか、それにこの魔力、只者じゃないな」
「お褒めに預かり光栄よ、それと、兵藤、あんたもっと離れてなさい」
え、いや俺だって戦える女の子の後ろに隠れて逃げるなんて
「ほう、一騎打ちか、受けて立つ」
「そ、よろしくたのむわ」
やばいと思い後ろへ一歩後退した、それだけのはずだ、俺の体マジでどうしちまったんだよ、それにさっきから素人の俺にもわかるほどの殺気を水橋から感じる、それを受けてなお平然としている羽のおっさんとの間に入れる気がしない、それに勝負は一瞬でついた、水橋が勝った。
その時、視界が真っ赤になった、やばいんじゃねこれ。
「水橋!大丈夫か、ってグレモリー先輩!?」
「あ、おかえり兵藤」
「おかえりって」
「無事ねイッセー」
水橋テメェ人の気も知らないで、ってなんでグレモリー先輩がいるんだ?それに、なんで俺の名前知ってるんだ?
今回は、視点を変えて書いてみましたし、長く書きました。
いかがでしたか?
次回はココまで長くはならないと思います
というか戻ります。
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6
今回のようなことが今後起きないよう、投稿前の確認をより一層強化し再発防止に努めます。
「あなた、確か二年の、水橋パルスィさんね、あなた、何者なのかしら?」
えーと、何者かって聞かれましても、橋姫です!って言うわけにも転生者です!って言うわけにも、私、水橋パルスィ!何処にでもいる普通の高校二年生!なんていう、ベッタベタな少女漫画風ギャグ漫画みたいな事言えるはずもなく、無難にいこう、もう自己紹介で失敗したくないの。
「えーと、ただの神器持ちですよ」
「ふぅん、それにしては、妖力が高すぎじゃないかしら。」
「えーと、そうなんですか?」
やべえ、めっちゃ緊張するんだけど、流石二代お嬢様、これはやばいわ、妬ましい、ホント妬ましい、妬ましすぎるわ。
「そうね、悪魔の魔力量的には中級悪魔位あるんじゃないかしら」
つまり私の見せてしまっている範囲は中級程度ってことかしら、もっと隠すべきかしら、下級程度まで落とせたらもっと襲われなくなるかも、それとも、もっとされけだして、威圧するべきかしら、と言うか、そもそもこの御方に私の素人が作った隠蔽が効いているとは思えないし、取り敢えずは現状維持でいいかしら。
「ねぇ、あなたも私の眷属にならない?」
「,,,ゑ?」
マジ?え、そんなにサラッとそんな事言えちゃうの?妬ましいわー、と言うか、良いの悪魔になれちゃうの、原作に本格的に関われるの?まじか、これなら美少女ハーレムの夢に大きく前進したってことか、これはもう主人公パルスィさんによる、ハーレム物語が始まったってことでいいのかしら?!
「水橋!大丈夫か、ってグレモリー先輩!?」
「あ、おかえり兵藤」
「おかえりって」
「無事ねイッセー」
兵藤は無事みたいね、堕天使もなんとかなったわ、流石、魔乳女神様からもらった特典。
眷属にはなれるみたいだから良いけど、烏討伐で死にかけて看病されたかったんだった、今日の夕食は焼き鳥かチキンステーキね。
「で、パルスィ、私の眷属になってほしいのだけど、どう「なります!」食い気味ね」
おっと、焦りすぎたかしら、クールになれ、私、向こうから、お誘いを頂いたのだ、悪魔になれることは確定したも同然、焦ることはない、ゆっくりお話しよう。
「なんでそんなに悪魔になりたいのかしら」
ハーレムのためなんて言えるわけない、なんとかして理由をでっち上げなくちゃ、えーとそうね。
「私は、神器のせいで半人半妖みたいな者なんです、だからなのかよく悪魔にや堕天使に襲われます、それが、悪魔になることで、少しは解決されたら良いな、と」
私はホントの事しか言っていない、これなら怪しまれないだろう。
「ふぅん、でも良いのかしら、悪魔は人間とは比べ物にならないほど長命よ、それが理由なのならば戦ったほうがマシかも知れないわよ」
ちょ、先輩!?なんで貴女が遠ざけようとしてるのかしら、困ります、困ります。
いや、でもそれでも気になるのは、先輩、長命種なんですよね、どんなタイプの長命種なんだろ、ある一定のところもでは人間と同じように成長して、そこからそのままの容姿で変わらなくなるのか、それとも、人間よりも成長の速度自体が遅いのか、どっちかしら、気になるわね。
「えーと、失礼ですが先輩、いま、お何歳ですか?」
「十八だけど?」
おお、外見が途中で止まる成長タイプだ、それなら、パルスィの美貌が損なわれることはない、それならなんの問題はないわね。
「あ、じゃあ、悪魔なりたいです」
「え、今の情報の何が決め手だったのかしら」
「あ、お気になさらず」
「そう...えと、じゃあ、眷属になってくれるってことかしら」
そう、それです、私は悪魔になって、悪魔のシステムを使って夢を叶えたいの、さあ、このまま私を悪魔にしてください!
「ええ、先輩の眷属なら喜んで」
「そう、じゃあ、眷属になって貰おうかしら」
「よろしくおねがいします」
「じゃあ、その魔法陣から動かないでね」
先輩がそう言うと、いきなり足入元に紅に輝く魔法陣が現れて、目の前が真っ赤に染まって...
背中が!背中が痛い!いや!背中だけじゃない!何かお腹?胸?のあたりも痛い!やばい!痛い!アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
何かさっきから、ゴキゴキ人体から鳴っちゃいけない音がガガガアアアア!
あと、さっきから兵藤うるさいわね!
激痛が収まり初めたころ
「水橋パルスィさん、あなたを歓迎するわ、悪魔として」
「A,ga,a...aa」
イヤイヤイヤ、今まだそれ何処じゃない歓迎されたけどそれどころじゃないんだって、痛い、まだ痛いんだって、ヤバいこれだけ痛いなら気絶させてほしい、自身の耐久力をこんなに恨んだのは初めてだ。
更に少し経って。
「パルスィ、動けるかしら」
「なんとか」
「ツラそうね、家まで送ってくわ」家、知ってるの?
「,,,パルスィ、あなたの家、どこかしら」
「あぁ、案内します」
「子猫、抱えてあげて」
え、マジで?この子私より小さいのだけれど
「はい、先輩じっとしててくださいね」
嘘でしょ、この子、私を簡単に持ち上げちゃった。
「この子、戦車の駒を使って悪魔になったの、だから筋力と体力に優れているの」
「そうなんですか、ちなみに、私はなんの駒を?」
「あなたも戦車の駒よ」
「何故?」
私、パワータイプな見た目してなくない?あ、私を抱えてるこの子もか
「ほかに、騎士と僧侶があるのだけれど速さも問題ないみたいだし、妖力もあるから、魔力も問題ないのよ、だけど兵士の駒も残ってないし」
「なるほど、あ、そこ右です」
少女移動中
我が家にて
「もう大丈夫みたいだけれど、ゆっくり休みなさい、放課後に使いを送るから、また明日ね」
「はい、また明日」
悪魔になったが、神器を使えば橋姫になるので、問題は特にないし、素の身体能力が上がったし、悪魔には美少女が多い気がするので良いことずくめだ。
「ご飯は、いいや、お風呂入って、寝よ」
あ、そう言えば自分のことでいっぱいいっぱいだったけど兵藤のヤツどうしたのかしら?
翌朝
お腹すいた、悪魔ヤバい、朝キッツ、昨日と比べられないくらい朝きつい、でも橋姫になると耳がエルフ耳になっちゃうし、そもそも、妖怪だから、あまり朝にあまり強くないのよ。
早く支度して学校行かなきゃ。
登校中、グレモリー先輩と兵藤がいた、朝から美女と一緒とか妬ましいんですけど。
「あら、パルスィじゃない、おはよう」
「おはようございます、リアス先輩は元気ですね、悪魔の朝って辛すぎません?」
「もともと、夜行性だから昼間はキツイかもしれないけど最初だけよ、すぐ慣れるわ」
「兵藤、あんたは、なんか元気そうね」
「そらそうだろ、朝から、あの二大お嬢様のグレモリー先輩に会えたんだぞ、テンション上がるだろ」
そうかも知れないけど、こいつ適応力高くない?私、朝めっちゃ辛いんだけど、こいつ何でこんな元気なのよ、妬ましいわ。
「キャーグレモリーお姉様とあの兵藤が一緒に!?」
「あ、ありえねえ」「なんで、よりにもよってアイツと!」
「それに、あの水橋ちゃんまで一緒じゃない!?」
「ありえない、ありえないわ!」
リアス先輩と兵動が一緒に登校したらそりゃそうなるわよね。
さすが、リアス先輩すごい人気ね、妬ましいわ、私も女の子からキャーキャー言われてみたいわ、妬ましいわ。
まあでも、私の名前の聞こえたし、しっかり擬態できてるってことね、このままハーフの金髪美少女としておとなしくしていれば私にも彼女の一人や二人できるんじゃないかしら
うん?去年も擬態して彼女ができなかったのだから擬態し続けるだけじゃだめ?行動を起こそうとして自己紹介でスベった話、聞きたい?
「おい、一誠なんでお前がグレモリー先輩と一緒にいるんだ俺たちはモテない同盟の仲間じゃないか」
「説明してもらおうか」
あ、兵藤殴られた
「パルスィ、放課後に使いを送るわね」
「あ、はい」
少し飛ばして放課後
さてそろそろ、リアス先輩からの使いの人?悪魔?が来るはずだ、さて誰が来るのか
「キャ~」
噂をすればなんとやら、きっとこの黄色い声援をもらってる妬ましいやつね。
「やあ、ちょっと失礼するよ」
うわー、何あのイケメン、妬ましい、キャーキャ-言われ慣れてる感じが妬ましい、私もイケメンになってみたいわ、なってキャーキャー言われたい、何なら女の子を美味しく、おっと、ここは学校だった、自重しなくては。
「やあ、兵藤くん、リアス先輩からの使いできたんだけどついてきてくれるかな」
「イヤー木場くんとエロ兵藤が一緒に歩くなんて」
「木場くん×兵藤なんてないわー」
「それと、水橋さんはいるかな」
「私よ」
「きみも一緒にきてほしいんだけど良いかな?」
「ええ、もちろん、リアス先輩からのお呼び出しなんでしょう?」
「キャー水橋さんまで」
「あのイケメン顔がいいからって、ミズパルちゃんにまで」
「木場くん×パルスィたん、許さん」
あれ?私思ったよりモテてる?これは私からアプローチするべき?で、誰に?と言うかその名で呼ぶなー!
「じゃあ行こうか」
部室にて
あら、子猫ちゃんがいるわ、うん?シャワーの音?あと兵藤こいつ興奮しすぎ、子猫ちゃんがいたからって、声に出すなよ、お前がモテないのはそういうとこやぞ。
「塔城さん、昨日は運んでくれてありがとね」
「いえ、もう体は大丈夫なんですか?」
「ええ、大丈夫よ、ありがとう」
「先輩、その、私のことは名前で呼んでほしいです」
「分かったわ、よろしくね、子猫さん」
「はい、先輩」
かわいい、子猫ちゃんかわいい、今のヤバない?妬ましわー妬ましい、コレきっと素でやってるのよね、すごく妬まし、お姉さん惚れちゃいそう。
「あら、あなた達が新しく入部する人たちね」
おお、二大お嬢様の姫島朱乃お姉様だやべえ、大和なでしこそのものみたいなみたいな人、お淑やかさが妬ましいわ。
「どうも、水橋パルスィです、よろしくおねがいします」
「どっ、どうも、兵藤一誠です」
「あらあら、ご丁寧にどうも、副部長の姫島朱乃と申します、以後お見知りおきを」
すごいわねココ、二大お姉様が二人共所属してるなんて。
「二大お姉様に、一年のマスコットがいて、さらに、シャワーを浴びている、なんて素敵な部活なんだ!」
ついに叫びやがったわこの変態、お前がモテないのはそういうとこやぞ(二回目)
「兵藤やめなさい」
「だがな水橋!ココで興奮せずしてなにが漢だ!お前もそう思うだろ?!」
私に振るんじゃない、そもそも私は女の子やぞ、でも、ここまでオープンに変態だと、寧ろ妬ましいわ。
「アンタと一緒にしないでくれるかしら」
ホントやめてほしい、子猫たんがすごい冷たい目をしてるから。
「イヤラシイ顔」
子猫タソ容赦ないわ、オブラートに全く包まないもの、惚れそう。兵藤も、女の子に直接罵られたんだからある程度自重するかしら?しないだろうな。
「おまたせ、ごめんなさいね、少し汗をかいてしまったから、シャワーを浴びていたわ」
「いえいえ、いま来たところですから」
コレ人生で一度は言ってみたいセリフよね、まあデートじゃないのだけど。
兵藤はデートでコレ、言ったんだろうな、妬ましいわ。
「さあ、これで全員揃ったわね、私達オカルト研究部はあなた達を歓迎するわ、でもオカルト研究部は仮の姿、もう分かってると思うから単刀直入に言うわ、私達は悪魔なの」
「ちょっと単刀直入過ぎてよくわかんないんですが」
「そのままの意味よ、と言うかイッセー貴方昨日超常現象を見たじゃない。」
「えっと、え、でも、あれ、あれ?み、水橋!」
え、あれだけの事があっても、まだ信じきれてないのかしら、まだ夢だと思っていそうね、一般的にはこんなものなのかしら、私はうろ覚えだけれど、原作かあることを知ってるから、そこまで焦ることはないけど。
「えーと、昨日の夕方の出来事は夢じゃないわよ、そろそろ現実性皆無な現実を見なさい」
「え、はあ?え?」
うむ、私に助けを求めておいて、全く信じて無いわよ、どうすれば信じられるのかしら、現実性がなさ過ぎる上に、大分トラウマみたいだし、これは手強そうね。
「昨日の黒い翼の男、アレは堕天使、アレらは昔から悪魔と冥界の覇権を巡って戦争をしているの、他にも、神に従い悪魔や堕天使を滅ぼそうとする天使が存在するわ、つまり三竦みね。ココまでは理解できたかしら」
「いやー、ちょっと普通の高校生にはハードルが高いお話で、な、水橋」
「私?まあ、何となく、分かったわよ」
コイツ、ハードルうんぬんの前に昨日のことを信じていないんだから、りかいできないわよね、コレが鈍感系主人公ってやつかしら、妬ましい、かしら?
「天野夕麻、忘れたとは言わせないわ、デートまでしたんですもの」
「っ、何処で聞いたのか知りませんがその事をオカルトで解決されても困るっていうか、不愉快なんで止めてもらえませんかね」
リアス先輩が何処からか写真を取り出した、あの妬ましいくらい幸せそうな兵動と天野さんのツーショットだ、これ、よく撮れてるわね、完全に隠し撮りだけど。
「彼女は確かに存在していたわ、堕天使としてね」
「松田も元浜も覚えてないって」
「覚えてる人もいたでしょう」
「でも、携帯の番号もアドレスだって」
私、今嘘つき扱いさせえてるのかしら。
「力を使って、人間から自分の記憶を消したのよ」
「そんなこと、じっ、じゃあ、なんで水橋は覚えてるんですか」
「それは彼女が人間でありながら神器により、妖力を保有していたから、今は、私達と同じ悪魔だから魔力も妖力も保有いていることになるわね」
「妖力?また知らないのが、それよりその、セイなんとかって夕麻ちゃんも言っていた」
「セイクリット・ギアですわ、人の身に規格外の力を神が授けるもの、歴史上の偉業をを成し遂げた人たちの殆どが所有したと言われれいますわ」
と、朱乃お姉様、うーん喋り方がおっとり系で素敵!おっと、全然関係ないわね、ちゃんとおなし聞いてますよ~。
「時には悪魔や堕天使の存在を脅かすものがあるの、あなたの中にのもあるのよ、それが原因で堕天使に狙われ、殺されたの」
「っで、でも、俺は今こうやって生きて」
「ええそうね、あなたが死ぬ直前、このチラシで私を呼び出したの、そして私が蘇らせたの」
リアス先輩が取り出したのは、【あなたの願いを叶えます】とその下に幾何学模様の書かれたチラシ、もっと他になかったのかしら、怪しすぎるでしょ。
「イッセー、左手を上にかざして頂戴」
「こ、こうですか?」
「そうよ、そして、目をつぶって、一番強い何かを、思い浮かべなさい」
「急にそんな事言われても」
「良いからやりなさい」
兵藤が大人しくてお上げ目をつぶる
「集中なさい」
うまく行ってないみたいみたいね、うん?あの位置から、あの体勢のリアス先輩を見ると、、見えるわね、妬ましいわ、止めたほうが良いわよね、というか蹴り飛ばしていいわよね、ああ、アレは完全に見てますね、てか、リアス先輩も分かりそうなのだけど、まさか、わざと?いやそんな訳ないか、よし蹴り飛ばそう、コレハセカイヘイワノタメ、コラテラル・ダメージ、ってやつよ
バコ
「いって、何すんだ水橋!」
「うっさい、バーカ、あんたが一番分かってるでしょうが!」
「バカってなんだバカって、今のは、誰でも見るって!」
「大人しく目を瞑ってればいいでしょ!」
「しょうがないだろ、パンツ見えたんだから!」
「なにが、しょうがないのよ、見なかったっことにするのが紳士でしょうが」
「あらあら、喧嘩はだめよ」
ゾクゾク
何今の、なんか背筋がゾクゾクした。
やばい、朱乃先輩の目、笑ってない。
「「すみませんでした!」」
兵藤と、二人揃って土下座するはめになった、なにが世界平和よ、きっと私がしなくても、工口かなんかが救ってくれる、大人しくしとけばよかった、めちゃ怖い。
「いいわ、まだ難しそうね」
「ていうか、なんかの間違いじゃないですか、俺がそんなの持ってるなんて」
「少なくとも、堕天使が持ってることを理由にあなたを殺したでしょう」
これは少し、手を貸してあげないとしばらく信じなさそうね、私の時みたいに、強い力を求めれば目覚めるんじゃないかしら。
「本当よ、ちゃんと、右腕にトカゲをくっつけてるじゃない」
「トカゲ?何言ってるんだ」
「そのトカゲ、引っ張り出してあげようか?」
まあ、乱暴やり方しかできないけど
「パルスィ、あなたそんな事できるの?」
「ええ、まあ、多分、だいぶ危ないけど」(出来るとは言ってない)
「水橋さん?今ちょっと聞き捨てならない事言わなかった?」
「言ってないわ」
危ないって言っても、対象はこの変態だし多少はね?
「やってみましょうか、パルスィお願いね」
「ちょ、リアス先p「任されました!」」
さっき、コイツのせいで私も、朱乃先輩に怒られたから、八つ当たりよ。
「じゃあ兵藤、ちょっと私に嫉妬しなさい」
神器を発動させ、【嫉妬心を操る程度の能力】を発動、緑の目が怪しく光りだし、兵藤の私に対する小さな嫉妬、嫉妬にもならないほど小さなヤキモチを強制的に膨らませる、膨らむ嫉妬は理性を蝕みいずれ体を支配する。
「意外と耐えるのね」
苦しそうな顔で嫉妬に耐え、私から距離を取る兵藤、もうひと押しほしいわね、
私は、隣で心配そうに見ている子猫ニャンに後ろから抱きつき胸を揉むふりをした、なぜふりかって?悲しいかな私のチキンハートではほんとに触るのは耐えられない。
「ふっざけんなコノヤロー!!!!」
兵藤の腕に紅い籠手が顕現する、お、思ったよりあっさりできた、理性は飛んだけど。
「パルスィ!?大丈夫なの?!」
「オラアアアアアアアアア」
あ、ちょっとやりすぎた、紅い籠手の右手で私の顔面狙って殴りかかってくる、子猫たんに悪い事としたわね、巻き込んだ以上最後まで子猫タソにだけは責任持って怪我させないわ、勝手に巻き込んだんだからそりゃそうなんだけど。
子猫ちゃんが居るから、下手に動けないんで、左手に妖力を集め紅い籠手を受け止め能力で嫉妬心を食べて強制的に沈静化する、うん...即席で作ったから美味しくない。
「水橋、テメエ、子猫ちゃんになんて事しやがる」
「あら?嫉妬が治まらない、おかしいわね」
「女同士だからって、羨ましいぞ、テメエ」
ふ、これが同性愛の利点よ特に女の子同士ならある程度トモダチ同士でベタベタしても怪しまれないの、あまり友達いないから知らないかど。
「大丈夫よ、胸は揉んでないわ」
「それだけじゃねえ、普通の、女の子が抱きつくならまだいいが、お前が抱きつくとなると意味が変わってくるんだよ!」
「なによ、私が普通じゃないみたいなこと言わないで欲しいんだけど」
いや、まあ、自覚はあるのよ、でも、人から言われると嫌よね。別に女の子が好きなのを認めたくない訳じゃない、むしろ、オープンにしても良いかもしれまい、でも人に言われるのは嫌、なんでだろ?
「はいはい、喧嘩しないの、また朱乃が怒るわよ」
おっと危ない忘れてたココで喧嘩するのは危険だった。
「それより、イッセー、神器を出せたじゃない、パルスィよくやったわ、でも、あんなに乱暴なことをするなら先に言いなさい」
「すみません」
「リ、リアス先輩!この腕どうすれば良いんすか?!俺このままじゃ生活できないっすよ!?」
「大丈夫よ、一度出せればすぐに、自由に出し入れ出来るように出来るわ、大丈夫よ、軽く念じてみなさい」
「念じる、引っ込め!、おお、無くなった!」
うまく行ったみたいね、いや~良かった良かった。
「せ、先輩、そろそろ離して」
子猫たんのこと忘れてたわ、離し難いわね、そのまま座って頭をなでてみる。
「にゃ?にゃぁ~」
可愛い、もうしばらく撫でてもいいかしら。
「イッセーも納得したみたいだし、早速だけど、あなた達も力を得るための活動を始めましょう、悪魔は人間と契約して対価をもらうことで力を蓄えるの、でも、今どき魔法陣を書いてまで悪魔を呼ぼうなんて人は殆どいないわ、だから、チラシを配るの」
なるほど確かに、そもそも、魔法陣の書き方なんて、今どき知ってる人なんていないだろう、それに、もし仮に知ることができても、信じないだろう。
「今日子猫に依頼が二件入ってしまったから、一件はイッセーあなたにお願いするわ」
「よろしくおねがいします」ナデラレナデラレ
「わ、わかりました、って水橋お前何時までやってんだ、羨ましいぞコノヤロ」
「っは、ゴメンね子猫、つい」
「いえ、あの、気持ちよかったです」
「うれしいわ、また機会があればしてあげる」
今の決まったんじゃないかしら!素敵なお姉様出来てたんじゃないかしら!
「それじゃあ、イッセー、魔法陣の真ん中で動かないでね」
いつの間にか魔法陣の準備が終わったみたいだ、私、休日の駅前とかに行くだけで力と妖力とか勝手に貯まるんだけど。
「じゃあ、飛ばすわね、いってらしゃい」
魔法陣が発光して目の前が真っ赤に染り、転移魔法が発動し、光が収まった時、
兵藤一誠がそこにいた。
今回も大分長くなりましたがこれくらいの方が、読み応えがあるっとことで納得します。
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