がっこうぐらし!RTA_ヤンキーちゃんで覚醒特殊エンド (どけどけうに)
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1話

初投稿です


はいどうも!、がっこうぐらしRTAやってくぞい!

 

今回目指すRTAルートはこちら!

 

『それでも生きるもの達』という覚醒エンドを目指します!

 

こちらのルート、覚醒エンド、というだけありまして

 

条件が生存者がプレイヤーを合わせた7人以上、及び4人が覚醒している状態でエンディングを迎えると発生する特殊エンドですねぇ、はーきっつ

 

しかもエンディングがハリウッドのゾンビアクションさながらのロックンロールなBGMと共にボロボロな制服のJKがキメ顔して終わるという、なんともたまらんエンディングなのですね、いいゾ〜これ

 

普通はじっくりと進める方が実況映するルートなんですが、今回はRTA!しちゃおうと思います!(既に頭)イキソ...いくぞぉ!(で、で、ででででん、かーん、でででん)

 

丸太を持った所でまずはお目当てのキャラが出るまでランダムDE、マワスンダ、ヨォ!

 

 

ーー数十分カットオオオオォーー

 

 

(お目当てが)デ、デマスヨ

 

でました!

 

本チャートに必須なキャラクター 浮島 波瀬ちゃんです!

 

 

 

マスクに茶髪ロングの泣きぼくろのスケバン風いいゾ〜これ(にちゃあ)

 

スカートはしっかり膝丈でちょっと長めにくらいに収めてるのもポインヨ高いっすねー、ちょっとJK感残しちゃう乙女度残すとこ+114514点

 

敬意を込めてヤンキーちゃんと名づけましょう。

 

スキルは《投擲Lv1》《逃走Lv1》《不意打ち》《道具改造》を複合した、《アウトロー》と、

 

コミュニケーション系の《人情家》、それと《剣道》の下位互換である《剣撃》

 

そして最大の特徴である《我武者羅》!これがつよつよです!

 

それともうひとつは彼女は隠し特性に《一匹狼》を持っています。

 

使える使えないのお話は後にして、見た目通りのヤンキーちゃんでしかも剣道女子だったみたいです...興奮しますねぇ!、濡れる!!(別作品)

 

 

スキルポイントは...やっぱりスキルを多く持ってるために、初期は少なめですねぇ

 

 

まあステータスはバランスよく纏まって更に精神値が少し高めという、いい感じのオールマイティキャラですねぇ!

 

その場その場の調整に使いたいので、まだ手はつけません!

 

 

 

 

強いと思うやろぉ?、そうやろなぁ(遠い目)

 

 

 

 

 

 

 

と、いう訳で今回は3日前からスタートします!、最大で七日前からスタート出来るのですが、

 

このゲーム、準備をすればする程に終盤キツくなります、しかもそれは終盤限定な訳じゃぁないんです。

 

プレイキャラの性能が上がれば上がる程、ヤツらもしっかりパワーアップする仕組みですので、パンデミック直後だと学園生活部の救助すらままならない危険もあります。

 

 

七日前にじっくりレベリングして泣きを見た方も多いのではないのでしょうか??

 

 

キャラの基本スペックが良い、元祖RTA盲目合気道美少女のSZKちゃんなんかだと逆にやりやすいとかもありますけどね。

 

ヤンキーちゃんはそこまでではありません、普通よりちょっと強いくらいですかね、そこも後で解説いたしますよぉ(焦らしプレイ)

 

 

 

 

難易度はNormalよりひとつ上のHARDにします、ヤツらを倒した際の経験値がウマウマになるので

 

それでは本編ストゥアトォ!

 

 

 

 

OP視聴は(変態)紳士の嗜みだ覚えとけよぉ?!

 

 

 

 

 

 

お、スタート地点昼間の公園ですかしかも小学校の前、時間は...お昼時。

 

中々に幸先がよろしいぞー。

 

 

というわけで速攻クイックセーブ!(唐突)

 

 

ここから更に乱数との戦いになります、開幕早々何をするかと言いますとですね。

 

 

 

 

りーさんの妹のるーちゃんの生存フラグを立てます。

 

 

るーちゃんの生存フラグを起こすには大きくわけて2つ方法があります。

 

1つ目はりーさんの幼なじみでプレイする事、これは初期に設定する事で、めぐねぇを含めた学園生活部のキャラ達の中からランダムで選択されるのでかなりオススメです、こうする事でるーちゃんの交通事故イベントにプレイキャラが介入した扱いになるので、自動で生存フラグが経ちます。

 

普通は幼なじみガチャをして手っ取り早く生存フラグを自動建築するんですが、

 

なんとヤンキーちゃん!幼なじみ設定が出来ないんです!そこも後ほど解説するとして、次

 

2つ目は少し面倒なんですが、るーちゃんの交通事故に居合わせて直接介入イベントを起こす事、他に幼なじみ設定されていたり、プレーンなエディットキャラでプレイしたい人向けへの措置ですね。3日前に小学校の終わり頃、お昼に絶対起こることがわかっています。

 

 

ただこの介入イベント、パンデミック前のりーさんの動きに合わせて起こるため、発見されたのはほぼ最近になります、更に事故らないようにQTEアクションを起こすのですが、

 

これがまたシビアでして、初見で運良く発生させてもほぼ失敗した上、後のりーさんとの関係が複雑になり、パンデミック後だと乱数によっては即効1抜け自殺をしかねないので、何人ここでGEOにGOされたわかりません。

 

 

発生日も絞られているとはいえランダム、更に難題なQTEを使ってようやっと条件が揃うるーちゃんの生存フラグなんですね

 

 

 

というわけで、小学校の向かいにある公園でとりあえず張り込みます、不審者の鑑だなこいつ。

 

 

そんな待機時間倍速タイム中をお過ごしな皆様のためにー

 

 

 

 

ヤンキーちゃんのスキルについて解説します!

 

 

 

 

 

 

まず気になったであろう複合スキル《アウトロー》から、これは《逃走Lv1》《投擲Lv1》《道具改造》《不意打ち》の複合になりますがまず最初に言うと、使えそうで使えないんです!!

 

 

皆さん大好き《投擲》スキルは仲間のカバーに使える有用スキル

 

そして《逃走》はエンカウントしたヤツらを背にダッシュすると一定時間スピードがあがるスキルでして、まあまあな有用

 

問題は残りのふたつ!まず《道具改造》、これはレベル無しの固定スキルでして、名の通り道具をカスタマイズ出来るのですが

 

まず《道具作成》が無いとほっとんどの物を改造できず、とらずに運用するには、まず学校の施設開放と手先が器用なりーさんの同行ではじめて使い物になります。

 

そして《不意打ち》これもレベル無しの固定スキルなのですが、《暗殺》の下位互換であり、ただ単純に背面からの攻撃にダメージ補正がかかります。

 

複合スキル、というのもあって、折角の《投擲》スキルをあげようとすると4レベル分を序盤に持っていかれるのは(スキルポイント)がシヌゥ!

 

更に上位互換であるスキルを取ろうとするとこちらはスキルを『進化』させる事になるので、2つ同時に進化させようとすると、計4つの複合なので4ポイント、無駄に2ポイントも使わされるのでこれも痛いです。

 

 

次に《人情家》これは友好度の上昇に補正がつく他、友好度によって発生するイベントの確率を緩和してくれたり、パンデミック後、精神値が自分よりも下回っているキャラがいる場合、状態『奮起』に成りやすくなります。

 

ですがデメリットとして、パンデミック直後はヤツらを倒すと精神値がごっそり削られる仕様や、マニュアルイベントなどのSAN値直葬イベをほかのキャラよりも真に受けてしまうので、調整が難しいスキルです。

 

ですが、今回の様な乱数イベもある程度までやりやすくしてくれます、なのでヤンキーちゃんにする必要があったんですね(いつもの)

 

 

そして《我武者羅》、これは長いクールタイムの変わりに周りをスローモーションにする事ができるリフレックスモードを使用する事が出来ます、これによってQTEなどが成功しやすくなるのですが、クールタイムが長すぎるため、パンデミック後はそのまま使うと使い物になりません

 

なので体力を犠牲にする代わりに発動できるという制約の下、連発する事になります、性能がつよつよな分リスクもあります。

 

 

《剣撃》はその通り、剣術よりも制限があるものの、剣系の武器に補正や強モーションを使う事が出来ます

 

 

以上、とてもピーキーな構成のキャラなので、いくらステータスのバランスが整っているもしても《人情家》と《我武者羅》のおかげで序盤は正直足しにならずにスキルに振り回されます、《アウトロー》でスキルを圧迫してしまうので、普通に扱うならまずプレーンエディットをおすすめします。

 

 

今回は《人情家》と《我武者羅》をフル活用してるーちゃんを生存させよう、という魂胆です!

 

その分JKの体を心身ともに酷使しちゃいますが、リョナじゃありません、RTAです、あしからず。

 

 

おっと、そんなこんなで正門から若狭姉妹がエントリーしましたね、ポニテりーさんエッッッ

 

というわけで、横断歩道でステンバーイステンバーイ

 

ピピー(車の音)

 

ゴッ!

 

ここからの手順は簡単です、横断歩道にダッシュで突っ込んでるーちゃんをかかえ、ハリウッドダイブします。

 

運が悪いとりーさんに突撃してしまい、りーさんがパンデミック時に負傷した状態でスタートしてしまうのでそこは祈ります。

 

 

というわけでダッシュ!!最初のQTEはボタン連打!某名人の秒間数十回連打の如く!、まだ《我武者羅》は使いません、ここの速度で次のコマンドの成功率が決まりますが、チャート作成時からの付き合いなのでご心配なく(親より見たコマンド画面)

 

 

 

 

横断歩道に入って...ここで発動します!

 

ここでのQTEはコマンド入力、かなり時間がシビアなので使って損はありません。

 

 

リフレックスモードを使ってもそこそこ判定が速い、、抱きかかえて、ダイブ!

 

 

この位置だとりーさんにぱふぱふしてもらうルートですので、更に《我武者羅》を重ねがけして体を捻ります、JKのopiとJSの命には越えられない壁があります、これぞ紳士の嗜み!(血涙)

 

 

そして波瀬ちゃんの背中がフェンス直撃!、体力がレッドゾーンですが、るーちゃんは無事かな??

 

 

 

ぽかんとしてますが無事見たいですね、姉妹揃って口開けてる、かわいい(ノンケ)

 

一応選択肢で「大丈夫か?」と心配するのコマンドで無難に声をかけて起きましょう。

 

後処理はりーさんに任せてクールに去ります

 

 

とりあえず、仕込みは完了です、るーちゃんイベントが成功すると強制的に次の日になってしまうので、残り2日は適度に出来ることをして起きましょうか

 

 

 




アニメで見た時は不動のりーさん推しだったんですが

コミック10巻の読み始めあたりの作り笑いで一気にゆきちゃん推しになりました、ゆきちゃんを養いたい人生だった


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その1 りーさん視点 悪夢とヤンキー

(2話でワンセットなので)初投稿です


 

 

 

 

 

一瞬の出来事だった

 

 

その日、私は生まれてはじめて、死というものを間近に感じた

 

 

 

高校も3年生になり、元々勉強は出来た方だった私は、真面目にコツコツ授業を受けていたので、単位も落とすこと無く、学校も少なくなった授業と園芸部の菜園に顔を出すくらいだった。

 

 

その日丁度るーちゃんの、妹の小学校の送り迎えに来ていた時だった

 

姉妹揃って、というか、私も活発な方ではなかったので、妹もかなり大人しい方だった

 

 

最近自由な時間が多く取れているためか、高校三年生ということもあって、進路について考えることはあれど、どうしても余裕を感じられずにはいられなかった

 

この後るーちゃんを家に連れ帰ったらどうしようか?

 

夕飯の買い物を済ませてしまおう、1度園芸部に顔を出すのもいいかもしれないし、何なら帰り道に少し寄り道でもしてしまおうか?

 

そんな風に、るーちゃんと手を繋ぎながらぼうっと考えていた

 

 

今思えば、それは油断だったのかもしれない。

 

 

 

 

急にるーちゃんが走り出してしまった、風で帽子が飛ばされてしまったのだ

 

ぼーっとしていたためかワンテンポ遅れて止めに行こうとした

 

 

視界の先の光景に、全てを奪われていた

 

 

帽子が飛ばされた方角は車道

 

 

 

クラクションを鳴らす車に当たる寸前だった

 

 

 

一瞬、後悔と喪失と恐怖が入り交じった感覚が、私を支配した、凍ったように体が動かない

 

 

まるでその先に何があるのか、わかってしまったようで、心臓が冷たい何かに、握り潰されるような感覚を覚えて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しゃらぁぁぁぁ!」

 

 

 

 

瞬間、雄叫びと共に何かの影が私を掠めていた

 

 

受け入れられない、しかし起こるはずだった惨劇が、私の前に起こっていなかった、

 

 

2転3転する現場に何が何だかわからないまま、ゴォン!と鈍い音がする後ろを、釣られるように振り返った、

 

 

「いっっだぁ゙...くっそ、アホガキ......」

 

 

余りにも衝撃的な体験だったのか、1秒事がまるで写真のように焼き付いていた

 

悪態をつきながら倒れ込む女性は、背中まで伸びた長い髪の茶髪、顔立ちはマスクをしているものの、キツめではあるが大人びて整っているのがわかる、上からスカジャンを羽織っているが、自分と同じ学校の制服なのがわかった。

 

 

「おい、ガキンチョ、どっか痛いかぁー?」

 

「((・・。)(。・・))フルフル」

 

先程のそれで、強く背中を打ったのか、少し怠そうな声でるーちゃんにきいた

 

るーちゃんは、ぽかんと口を開けたまま、その女性の胸の中で、首を横に振っている

 

かく言う私も未だに口が塞がらなかった

 

 

 

るーちゃんが生きている

 

 

 

 

「...るーちゃん......

 

 

 

 

 

 

 

 

るーちゃん!」バッ

 

 

マスクの女子から出て来たるーちゃんを、気づけば抱きしめていた

 

 

 

 

るーちゃんはまだ小さい子供だ、大切な家族なのだ

 

 

 

私が、もっとしっかり周りを見ておけば、くだらない事を考えていなければ

 

 

取り返しのつかない事になっていたかもしれない、一生苦しむような事になっていたかもしれない

 

心がえぐり取られる寸前だった

 

 

 

 

先程のそれが現実にならなかった事に震えて、安堵して、泣いていた。

 

 

「よかった...よかったぁ...うぅ...」

 

「りーねぇ...うー」

 

 

「...次はちゃんと見とけよ?おっとり女」

 

 

 

そう少し微笑んで呟いて、その人はどこかに行ってしまって、私はるーちゃんと一緒にそのまままだ倒れ込んでいた。

 

 

その後、警察との軽いやり取りをして、パトカーに送られて無事2人で帰宅した、るーちゃんと一緒に両親に怒られたが、いつもより我が家のありがたさが身に染みた、本当にこれから気をつけなければ、姉妹揃って顔を見合わせてそう思った。

 

 

卒業する前に助けてくれたあの人に、お礼を言わないと、同じ学校でよかった。

 

背中を打っていたようだから、何かその分も返さないと行けない

 

 

 

 

もうあんなに死と恐怖を感じる事はそうそうに無いだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





りーさんに怒られたい人生だった


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2話

たくさんの誤字報告、&感想、ありがとうございます

とても励みになるので、何卒温かい目で見守って頂けたら幸いです

それでは



初投稿です


幼女を死守する紳士RTA、はじまるよぅ!

 

 

はい、昨日はるーちゃんを無事に助け出し、放心状態な若狭姉妹を背にクールに去って終了しましたね!

 

りーさんの呆然とした顔がエッッッサイム!

 

 

と、い う わ け で

 

 

 

LEVEL UP! テレレレーン

 

 

パンデミック前のイベントもしっかりと友好度イベントになりますので、レベルアップうまうま!...馬になったわね。

 

あんだけ厳しいコマンド入力乗り越えたんだからさぁ...当たり前だよなぁ?

 

 

 

というわけでポイント獲得で、初期に温存したポイントとあわせて3ポイント程あります

 

まあまだ使わ(ないです)

 

 

ロード画面を挟んで、学校からのスタートですね!しかも朝の!、生徒用玄関のとこの柱に寄りかかっています、かっこいi......エッチです(鋼の意志)

 

パンデミック前はキャラによって多少異なりますが、大体は放課後の学校スタート、になるのですが

 

ヤンキーちゃんのようなヤンキーちゃんですと、授業があろうがなかろうが、大体遊びたい気持ちを抑えきれないのかショッピングモールや公園でスタートする時もあります、青春やなーって。

 

 

放課後スタートになっていない訳はこれから起こります!

 

 

 

 

そう、昨日のベストヒロインりーさんに会うためです

 

《人情家》のスキル持ちのためなのか、ヤンキーちゃんの固定演出なのかわかりませんが、昨日の事を気にして、りーさんが元気かどうかを確かめに来てるんですねー、百合百合しい友情いいゾ〜これ

 

 

お、そう言っていたら早速登校してきましたね、トコトコと小走りで尊敬の眼差しと共に昨日言いそびれたお礼と、打った背中の事を心配してきます、ゾクゾクしますよ

 

 

一言「問題無い」と無難に返しておきましょうか、ここから、更に分岐点です。

 

りーさんのその後を見届けたので、ヤンキーちゃんからするともう学校にいる用事はありません。

 

なので階段をあがってりーさんと一緒に2階に戻るもよし、そのまま真っ直ぐ登校する生徒の波を逆流するもよしです、が!

 

とりあえず1回、帰ろうとしてみましょうか。

 

 

はい!りーさんが「どこに行くんですか?」といつもの圧力フェイスで袖を掴んで来てますね!、フゥー表情コロコロ変わりスギィ!

 

とりあえず言い訳と一緒に「帰る」を選んでみると、更にいつものおかん具合でお節介を焼き始めます、これにはヤンキーちゃんもたじたじ、そして私はにっこり(にっちゃり)

 

 

そう、パンデミック前にりーさんと幼なじみ、及び友好度が一定まで行っていると、素行の悪いキャラはりーさんに世話焼きされるイベントが起こる事があります、変わって、変われ(豹変)

 

 

ちなみにヤンキーちゃんでるーちゃんイベントを成功しているとここまではほぼ確定演出です、更にお昼ご飯はりーさん手作り弁当でお昼ご飯デートです、約束された勝利の百合。

 

 

と、いう訳で2階まで拉致され自分の教室に行きます!

 

面倒な授業ムービーが2、3シーン流れるので倍速ぅ!

 

その間みなさまのために〜

 

ヤンキーちゃんの隠し特性について解説します!

 

特性《一匹狼》、初期設定の幼なじみが使えなくなる他、プレイキャラを含む2人以上での友好度イベントが発生しにくくなります、後はセーフエリア以外での単独行動時に若干のステータス補正が入りますがぶっちゃけおまけくらいです。

 

ですが、《人情家》との併用で逆にサシでのイベントが発生しやすくなるのが特徴です

 

また、ゆきちゃんや《話し上手》持ちのチョーカーさん達と友好度を高く保っていたり、るーちゃんや太郎丸を早い内に加入させたりすると集団イベントへのハードルがグッと下がります

 

 

ここも含めてかなり癖のあるキャラなんですね

 

本チャートの要である覚醒イベントを誘発する事にも繋がるのでサシでの友好度を稼ぎまくって百合百合する事が大事なのです!ゾクゾクしちゃいます。

 

補足ですが、更にヤンキーちゃんには無手の時の固定モーションがあり

 

ダッシュ攻撃時は単発でスタミナの燃費と引き換えにモーション値の高い体当たり

 

通常攻撃は敵のノックバック率が優秀ですが攻撃範囲にやや癖のある蹴り

 

武器チェンジで要所要所で切り替えることや、スキルを使い分ける事で、限定的に覚醒ゴリミや覚醒めぐねぇに匹敵するアタッカーになる事が出来ます

 

どこもかしもピーキーピキピキィ(ダダ滑り)、スライムになったわね...

 

それともう一つだけヤンキーならではのアイテムを所持しています、それは後程!

 

以上補足解説でした!

 

というわけでムービーも終わったので、りーさんとお昼ご飯を一緒に食べましょうか、りーさんの作る料理のバフは優秀ですからね、食べて損はありません

 

おぉ!直感力にボーナスが着きました!、パンデミック前のイベントが捗りますね!、流石りーさんですね、結婚シヨ(ド直球)

 

 

今度妹とあらためてお礼をしたいと言ってくれてます、姉妹丼かよドン勝だな

 

 

 

これはパンデミック後にもしっかり反映される内容です、小学校への遠征にはヤンキーちゃんの最後の隠し特性が火を噴くので、頑張ってるーちゃんを加入させましょう!

 

 

りーさんとお昼を共にしたら放課後、3年生なので授業が少ないようですね!、単位足りてるヤンキーとか、インテリヤンキーちゃんじゃないですか...ヤンキーちゃんなのにヤンキーちゃんしていない件について(ヤンキーのbrokenゲシュタルト)

 

 

はい、てなわけで、学園生活部に接触を計ります

 

パンデミック前も他のモブ生徒と同じく、しっかりと生活しているので、やろうと思えば、グラウンドでくるみちゃんの走る姿を眺めたり、資材を運ぶめぐねぇのめぐねぇを拝めたりと、作り込み最高だな!ありがとナス!

 

と、いう訳で教室から出てきた訳ですが、隣のクラスが騒がしいですねぇ?...これは!?

 

とりあえずクラスの人に近づいてイベント画面を起こします

 

教室の1席に座る女子生徒を見ながらひそひそと群がっていますねぇ...そう、座っているのは学園生活部の一員の丈槍由紀事、ゆきちゃんですね!

 

とりあえず本チャートの天使に群がるアホ共を選択肢『追い払う』を入力、おぉー、睨みをきかせて即退散です、流石ヤンキー

 

 

視線をゆきちゃんに向けるとちょっと怯えてますねぇ...ここは《人情家》スキルを信じてゴリ推しましょう!、百合とかいてアオハルだオラァ!

 

 

話しかける切り口は...とりあえず「何してたんだ」と単刀直入に聞いてちょっと強気に迫ってみますか

 

他にも「大丈夫?」と心配したり、「弱虫」など悪口を言う事も出来ますが、《人情家》スキルのおかげでただのツンデレ台詞に変わるので問題無いんですね、スキル名《ツンデレヒロイン》に改名したら?

 

 

ゆきちゃんが、ちょっと戸惑ってますね、「ふぇ」...だと!...最 & 高のエッッッ!、これが聞きたいがためだけのこのコマンドチョイス!、好きです(ド直球)

 

 

聞いたらちゃんと返してくれるのがゆきちゃんの良い所です、素直に居残り補習をしていたと返してくれます。

 

 

 

 

ほい、『居残りに付き合いますか?』と出たのでイベント発生です!、勿論YES!、りーさんだけではいざ知らず、ゆきちゃんと2人きりでドキドキ放課後補習、流石はギャルゲースキル《人情家》!、もうスキル名《百合ハーレム》に改名すれば?(デジャV)

 

 

というわけで1つの机で向かい合います、これはもう付き合っているのと同義ですね。

 

 

 

机の上の課題プリントは当然漢字、ここからはどんな方針で勉強を教えるかを選択して行きます、上手く行けばゆきちゃんともお友達になれます

 

 

ここは《人情家》のおかげである程度適当に選択していっても大丈夫ですが、どうせですからゆきちゃんスマイルに全力を尽くす、これ即ち(変態)紳士の嗜み、OK?

 

 

まずはゆきちゃんに『質問』から『好きな物』を聞いてみましょう、すると『ダリオマン』と元気良く返してくれます

 

このように多種多様な掛け合いがありプレイキャラの特徴によって答えもコロコロ変わりますが、今のゆきちゃんはお勉強が嫌過ぎて、アニメやゲームといったよくある真逆な物を連想しがちなので、ここまでの掛け合いまでは安定して引き出せます、あとは簡単です

 

ゆきちゃんのプリントから漢字『時雨』を選択し、『教え方』で『ダリオマンの新必殺技!』を選択します

 

するとあら不思議、目をキラキラさせて後はゆきちゃんの直感力つよつよな頭でダリオマンの自分だけの新必殺技や決め台詞を漢字プリントから編み出してくれますから、後は適度に脱線しないように誘導しつつ、軽い暗記テストをすれば終了。

 

 

 

 

評価は満点、ゆきちゃんの万遍の笑みの「ありがとー!」を頂きました、守りたいこの笑顔、これから死守すんだよ(固い誓い)

 

 

いい感じにイベントが終了した所でめぐねぇが教室に入ってきましたね、2人してめぐねぇに振り向くこの感じ、これはもう付き合(以下略)

 

 

めぐねぇが漢字の課題プリントを見て驚いている姿に胸を貼るゆきちゃん、無いわけじゃないこの感じ、飛び込みたいですね、飛び込めそう?

 

 

後は再度めぐねぇから出された課題テストが採点し終わるまで後ろで見届けます

 

どうやら無事満点のようだったので、めぐねぇからもお礼を言われましたね、これはめぐねぇの友好度もアップしたようです

 

最後にゆきちゃんのにへら顔(天使)を見届けて今回もクールに去りま、おや?ゆきちゃんが「名前教えて!」と袖を引っ張って来てます、これはあだ名呼びフラグですね!イベントの成功報酬うまスギィ!教えて得しかないので教えておきましょう!、「じゃあなっちゃんだね!」と天使スマイル頂きました!アッアッアッ(昇天)

 

 

 

これで多分りーさんとゆきちゃんはパンデミック後もある程度精神値を補強できたでしょう。

 

 

明日はついにパンデミック、ヤンキーちゃんの本領発揮です!

 

 




ゆきちゃんかわいいよゆきちゃん

大まかなプロットは出来ているのですが、キャラ視点も含めて少し今回は難産でした

今後ともよろしくお願いします


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その2 ゆきちゃん視点 漢字とヤンキー

RTAチャートの後書きにも書きましたが難産でした

ゆきちゃんのわかってないようでわかっている、本質で物を見る感じを出すのがとても難しかった...

拙い文章ですが


初投稿です


 

昔から良く、聴こえるほうだった

 

 

聴こえるというか...声だけじゃなくて、嬉しいとか悲しいとかそういうのが何となくわかる、って言った方がいいのかもしれない

 

 

別に超能力とか、そんなんじゃなくて、足が早いとか、歌が上手いとか、そういうちょっとした、得意分野みたいなものだ

 

 

最初は声だけだったけど、そのうち目や口の動き、顔を見ていてもそういうのが伝わるようになった、顔が動かない人とかも、なんとなく、そういうのがわかるくらい

 

 

けど、あんまり難しく考えるのは昔から苦手だったから、感覚的なものでしかない

 

 

大きくなっても変わらずそれは感じたけど、周りも大きくなるにつれてだんだん読み取れるものがごちゃごちゃして行って、怖かったり気持ち悪いものを感じる事も多くなった

 

 

 

 

だから、そういうのがあんまり感じない人と学校では一緒にいるようにした

 

そうしたら、とってもポカポカしたりキラキラしたりする人もいて、大好きな友達や先生が出来た

 

 

だけど学校だからなのか、完全にそれを無くすのは無理みたいで

 

 

 

今だってそうだ...教室の外にいる何人かが、こっちを見てクスクス笑ってる、あれだけ目立つようにやられたら普通だってわかるかもしれないけど、私からすれば最悪だった

 

 

見下すような、冷たいような感じが肌にまとわりついて気持ち悪かった、はやくここから離れたいけど、居残りの課題、めぐねぇとの約束があるから離れられない

 

 

 

めぐねぇ、

 

気持ち悪い感覚が人一倍無くて、一緒にいるとポカポカする人、大好きだ

 

他の先生みたいにうねうねした感じが全く無いから全然先生みたいに見えない、勿論、良い意味で

 

 

そんな大好きなめぐねぇを悲しい気持ちにさせたくなくて頑張ってるけど

 

 

外の子達は貼り付いたみたいに動いてくれない、多分私が嫌がってるのをわかっているから動かないんだ

 

 

このままじゃプリントに集中出来ない、後で様子を見に来るって言ってたから、めぐねぇが帰ってきちゃう、まだ1つとして出来ていない

 

 

どうしよう、つらい、苦しい、嫌だ

 

 

そう思った時だった

 

 

 

「?!」

 

 

教室の外からくる気持ち悪いのが消えた

 

その変わりに、物凄いギラギラした感覚が伝わった

 

多分このギラギラしたのは外の子達の怖がってる感じからして、そっちに向けてギラギラしてるんだ

 

 

外の子達はすぐにどこかへ行ってしまって、その変わりに教室の扉が勢いよく開かれた

 

扉から入ってきたのは、怖いマスクのお姉さんだった、いや、スカジャンとか来てるけど同じ学校の制服だから、多分同い年か後輩かな?

 

 

 

そう言えば...朝、玄関口で見かけたかもしれない、同学年の子に、もう3年生なんだからーとか、せめてお弁当だけでも食べていって下さいーって、腕を引かれて階段を上がって行ったのを覚えている、見た目も派手で目立っていたのですぐにわかった。

 

 

「なにやってんだ?」

 

「ふぇ?!」ビクッ

 

多分私のことを言ってるんだろうか、話しかけてきた、さっきのギラギラの余波がおさまってないのか、目がライオンさんみたいに怖かった、相当怒ってたんだろう

 

「えっと、えっと」

 

「あー...別にとって食うわけじゃねえって、何やってんだって聞いてんの」

 

 

怖がらせてしまったと思ったのか、わたしがキョドっていると申し訳なさそうにちょっと顔が和らいだ、今は、えっと

 

 

「えっと...居残りで、補習課題です」

 

流石に何も言わないのは悪いと思って答えたけど、怖くて敬語になっちゃった。

 

 

「んん...ぜんっぜん進んでねえな?漢字か」

 

私のプリントに興味が行くとギラギラしたのは完全に引っ込んでいた

 

 

「えへへ...国語はなんか苦手で眠くなっちゃうんだよねー、漢字とか全然覚えられないんだよね...」

 

「まあ、だりぃよなぁ、好きな本とか漫画なら別だけどよー、そうだなぁ...」

 

スカジャンの人は少し考え込んでから、こっちを見た

 

「アドバイスしてやるよ、猫帽子」

 

「え?」

 

そう言うと勢いよく私の前の席に座って、椅子の背もたれに寄りかかって来た

 

「お前、なんか好きなもんとかあるか?」

 

 

「うーんと、ダリオマン!」

 

余りにも勉強が嫌過ぎて、ずっと頭に浮かんでいたものが口から出た

 

「よォしよォし、それじゃあ...今からお前は、ダリオマンに剣術を教える師匠だ...それでだな、ダリオマンが悪を切り裂くため、お前が授ける剣術の必殺奥義、その名も、時雨!」

 

スカジャンの人は漢字プリントの「時雨」の文字をビシッと指さして言った

 

 

「おぉ...おぉぉぉ!」

 

なんかそれっぽい!

 

 

ただの漢字や言葉の並びだけだと勉強だと思って何にも感じなかったけど、そうやって考えると何だかワクワクしてきた

 

 

 

 

それからは早かった、ダリオマンの必殺技、決め台詞をスカジャンの人と考えまくっては覚えて、話が盛り上がり過ぎて脱線しそうになっても、楽しそうにひとしきり聞いてから、プリントに話題をもどす、その繰り返し

 

 

 

私が楽しく話していると、スカジャンの人も私に付き合ってくれてるのに凄い楽しくしているのが伝わってきて、それが私が楽しんでるからだとわかったから、嬉しくてもっと楽しくなって、だからもっと頑張ろうってプリントにも集中出来た

 

 

適度に休憩を挟んでスカジャンの人にテストして貰ったら見事満点だった。

 

「やった!...満点!はじめてだよ!!ありがとー!」

 

「ハッハッハ、後はあの国語教師に一泡吹かせてやるだけだな」

 

スカジャンの人も嬉しそうにそう言ってくれた。

 

 

「調子はどうかしら?」

 

丁度よくめぐねぇが帰ってきた、おともだち?またサボっていたの?なんて呑気な事言ってられるのも今のうちだよめぐねぇ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凄いわ...ゆきちゃん!満点よ!やればできるじゃない!!」

 

「ふふふん」

 

 

めぐねぇが私のテスト用紙を見て驚くなんてはじめて見た、私って凄いかも

 

 

だけどこれも全部、めぐねぇとダリオマンと、後

 

 

 

 

「じゃああたしゃお役御免だね」

 

そう言ってスカジャンの人は教室から出ていこうとしていた

 

 

「待って!」

 

だから咄嗟に服の袖を掴んでしまった。「あ?」と驚いた顔をするスカジャンの人

 

1番大事な事を忘れる所だった

 

 

「私はゆきだよ!丈槍由紀!猫帽子じゃないよ!貴方はなんていうの?」

 

「...浮島 波瀬だ」

 

「じゃあなっちゃんだね!、今日はありがとね!すごい楽しかった!!!、またお勉強教えてよ!なっちゃん!」

 

「な、な、なっちゃんって、おま」

 

こんなにも嫌いな事に頑張れたのはなっちゃんのおかげだ。だからお友達になって、次は私が何かお返ししなきゃね!

 

「お、おう、まあ暇があったら見てやるよ」

 

そっぽを向きながらそう答えてくれた。多分、というか絶対照れてる

 

 

ありがとね浮島さんって、めぐねぇからも言われて、耳まで真っ赤になってた。凄い、なんか湯気がでてそう

 

 

 

表情も感情も全部真っ直ぐな人なんだな、なっちゃんって

 

 

苦手な物が好きになれるのがこんなに嬉しいと思わなかった、それを教えてくれた人が友達になった

 

何だか学校が好きになりそうだ

 

 

明日も楽しみになってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ゆきちゃんに膝枕(うつぶせ)されたい人生だった...


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3話

すまねぇ、失踪してたわけじゃねえんだぁ

今回はかなり多めです

はい、おまじない

初投稿です


パンデミックという名のSAN値直葬イベントを生き残るRTA、はじまるよー!

 

 

はい、昨日はりーさんに引き続きゆきちゃんとお友達になっちゃいましたね!、ゆきちゃんのお勉強イベをクリアした事でめぐねぇの好感度もまあまあ上昇しているはずです

 

 

そしてパンデミックの当日を迎えましたね、他キャラと同様、しっかりと放課後STARTです、学校が襲われ始めるのは夕方頃から、そして今は大体14時頃の時間帯なので若干の猶予があるので、出来るだけ仕込みを済ませてしまいましょう

 

 

まずは武器ですが、これは屋上にある資材から調達出来ます

 

菜園に置いてあるもので武器に使えるものは、シャベル、枝切り鋏、角材、のこぎりの4つですが、今回は《剣撃》スキルの補正が入る角材をつかっていきます

 

それに伴って《アウトロー》の中の《道具改造》で容易にできる数少ない改造をする準備をします、まずは保健室で先生に話しかけて、包帯とテーピングテープを貰います、理由選択も〈部活〉や〈関節痛〉を選択すれば簡単に手に入りますので、治療や簡単な道具作成にも適しているので通常プレイでもおすすめです、この2つを角材と手に巻き付ければ攻撃速度、耐久力に補正がつきます

 

ヤンキーちゃんは他生徒と違ってスカジャンを装備しています、若干所持重量の値も増加していますので、購買で軽く使えそうな物を買っておきましょう、お菓子や小物など、後から調達できる物が殆どですが、パンデミック直後は少しでも精神値の余裕を持たせる事が覚醒特殊エンドへの鍵なので惜しみなくヤンキーちゃんのお財布をバーストさせていきましょう(無慈悲)

 

まずは日持ちするガムと飴玉、それと簡易的な止血やトイレにも使えるポケットティッシュ、折角《アウトロー》の中に《投擲Lv1》も入っているのでスーパーボールを幾つか買っておきましょうか、ゴム製で非殺傷の投擲アイテムで威力も大した事はありませんが、跳ね返ることで一体以上を標的にする事が出来るという他にはない独自の効果があります、撃破よりも突破や足止めに最適なアイテムですね、運が良ければ回収して再利用も可能です

 

他にも、こういった特殊アイテムや装備は幾つか存在しますが、収集にあまり時間をかけているとタイムロスになってしまうので隙があれば程度にしておきましょう

 

低レベル帯だとどうしても低火力になりがちなので、一々戦闘しているとその隙に囲まれてしまってガメオベラ、なんて事が後を絶たないので、序盤は救出イベントや学園生活部への貢ぎm...物資調達での好感度アップで経験値を稼ぎます

 

次はパンデミック直後のスタート地点の調整に入ります

 

りーさんは屋上の菜園に、くるみは覚醒素材先輩を抱えてくるのは確定で生存率はかなり高めなので、めぐねぇとゆきちゃんのスタート場所をヤンキーちゃんと合わせます

 

 

まずはヤンキーちゃんに3階の端の方の資料室に侵入して貰い、窓を開けてもらってアイテム欄を上へ、ヤンキーちゃんが初期から所持しているアイテムを使います

 

ヤンキーグッズその1、タバコとライターです!、ここでヤンキーちゃんにはヤンキームーブをして一息ついて貰い、少し待ちます

 

 

 

 

 

 

はい、イベント画面に入りましたね!

 

資材を運びに来ためぐねぇに見つかってしまいましたねぇ(ゲス笑い)、これには流石のめぐねぇもおこです、プンプン顔のめぐねぇもそそりますねぇ...こんな何してもかわいい高校教師がいていいのだろうか、いいんです(全肯定)

 

てなわけでゆきちゃんがいる教室に強制ワープしてめぐねぇにお説教されながら一緒に課題する羽目になってますね!タバコを取り上げるだけで指導室に引き摺らないめぐねぇちょろすぎんだろぉ!(建前)、ナイスゥ!(本音)ゆきちゃんの嬉しそうな顔もいいゾ〜これ

 

 

解説しますと、昨日のゆきちゃんとのイベントの評価次第でゆきちゃんと親しい間柄のめぐねぇにも影響を与えるようになっているので、めぐねぇもりーさんと同じく、素行の悪い生徒には好感度が一定以上あると積極的にこちらに介入してくるようになります、なので昨日のゆきちゃんとのイベントをこなしておく必要があったんですね

 

 

本来、喫煙はそこそこに好感度が下がる代物なのですが、めぐねぇもプンプンと腕組みをして胸部装甲をプンプンさせているだけで、ゆきちゃんも「めっ!だよ!」っと天使しているだけで終わっていますので、やはり《人情家》スキルのおかげで好感度ダウンを免れているようです、ゆきちゃんに永遠にめっ!されたいです(真顔)

 

 

ともあれこれでゆきちゃんとめぐねぇの屋上までの護衛はこれで確定していますが、問題はここからです

 

 

パンデミック時は、プレイヤーのレベルや準備の程度に応じてヤツらの襲撃度が変わっていきます

 

本来何の準備もしていないプレーンキャラやパンデミック時スタートを選択したキャラならば、屋上までのルートはSAN値直葬&移動チュートリアルだけで終わりますが、レベルアップする程にイベントをこなした現状、ヤツらの2、3体を退けて屋上に行く必要があります、そうなると無防備なゆきちゃんとめぐねぇも襲われてしまい即殺ダブルキルになりかねないので、そのための喫煙フラグだったのです

 

 

問題はその、ヤツらとの戦闘にあります、ただでさえ通常キャラでもSAN値の下がりやすいパンデミック時の初戦闘ですが、《人情家》持ちのヤンキーちゃんだと一体まともに相手取ろうとすると屋上でメンタルブレイクからの〈戦意喪失〉による長いバックアップ担当の任に着くことになりかねません、またこの後すぐにチョーカーさんやるーちゃん救出イベントという難易度ルナティックな現場もあるので、虎の子である《我武者羅》も温存する必要があります、2人と自身のメンタルを守りつつ、細心の注意払って屋上へ向かいましょう...序盤とは?

 

 

廊下での悲鳴が聞こえると同時にムービー画面ですね、BGMも不穏になってきました、ゾクゾクしますよ

 

めぐねぇが1人で様子を見に行こうとしますが、ここは〈同行〉を押して理由を〈勘〉と〈先生が心配〉を選択、漢気溢れるヤンキーちゃんにめぐねぇは了承してくれるので、ゆきちゃんもおまけでついてきます、SAN値の減り具合はある程度乱数なので、セーブをしたらゆきちゃんをドアップにして全身舐め回すように観察する儀式(乱数調整)をして廊下へ

 

 

 

するとあら不思議、所々で共食いフィーバーです、悲鳴と血の匂いのダブルパンチ、地獄絵図とはまさにKO☆NO☆KO☆TO☆!

 

ここで3人のSAN値チェック!

 

 

 

 

めぐねぇ:放心状態

 

ゆきちゃん:放心状態、腰抜け

 

ヤンキーちゃん:放心状態、嘔吐

 

 

 

ボロッボロやないかい!、ある程度乱数で決まるはずですが、引きが悪すぎますねぇ...乱数調整の儀式足りてなかったかな?

 

 

めぐねぇが1番ましに見えますが「何...これ」のセリフからして2人と変わりないですね、引きがいいと2人を避難させるために先導しようとしてくれるのですが...

 

 

ヤンキーちゃんも硬直して動けてません

 

そう言ってるうちにめぐねぇに一体近づいてきやがりました、ここはレーダー空気洗浄機事ゆきちゃんが誰よりもはやく気づいてめぐねぇに呼びかけますが、めぐねぇ動かねぇ!、流石要介護ヒロイン、って言ってる場合じゃねぇ!?

 

 

 

ヤンキーちゃんに赤いバフのような物がついて操作が可能になりました!、これは〈奮起〉のバフです!、ここは倒さずに蹴り飛ばしてしまいます、うちの貴重なおっぱい枠に何すんじゃボケ!

 

視界の隅が揺れてヤンキーちゃんも以前としてガタガタですが、〈奮起〉のおかげで制限はかかりますが行動は可能です、指示選択から〈避難〉を選びます、ゆきちゃんがすかさず「どこへ?」と返してくれますが、選択画面は空白で選択不可、パニックで頭が回っていないようですね、その変わりにめぐねぇが何とか〈屋上〉と答えを出してくれます、これは好感度を高く保っていて嬉しい部分ですね

 

 

運良くヤンキーちゃん達の周りはヤツらが迫ってきてはいませんし、さっきのめぐねぇ大好き野郎もまだ起き上がるまで時間がかかりそうです、綺麗なヤクザキックだったので内臓系にダメージが行ったようですね!、部位欠損等を狙えるのがヤンキーちゃんの固定モーションの良いところです、近くの階段から上へ行きますが、3階も既にヤツらがじわじわ侵入してきています

 

あー、ヤツらの餌食になった他生徒の場面を目撃してしまいましたね、あぁー⤴︎ ⤴︎⤴︎SAN値が減る音ぉー⤴︎ ⤴︎⤴︎、動きがまた完全に止まってしまいました、まずいですね、視界のゆらぎが大きくなって視界も制限されてきました、多分パニックでスキルや攻撃もまともに使えない状態でしょう、はよ屋上に避難しませうかね

 

って次はゆきちゃんの後ろにヤツらがきていますね、、ダッシュ攻撃のタックルで何とか防ぎましょう!

 

 

うぉぉおおおお!、YES!ロリータ!ノータッチ!、態勢が整っていなかったのかヤンキーちゃんも倒れ込んでしまいましたが、ヤツらを階段の下につき落とせまsあー、SAN値ィ...視界ぐらんぐらんで、いやこれ、普通に酔うやつ

 

 

ここはそこまで深刻な精神ダメージは本来食らいませんし、何なら戦闘スキルがあるキャラクターは上手くやればちょっとした経験値稼ぎや好感度稼ぎが出来るくらいです、生存、という強い意志の元なためか、精神が逝きやすい序盤にしてはまだSAN値にはマイルドな方です

 

 

原因はやはり《人情家》にあります、人道的でない光景、カルマ値の高い光景を見ると精神に多大なダメージを受けるのが、このスキルの最大の弱点です

 

ぶっちゃけカルマ値の高くない場所を探す方が至難なこのゲームです

 

パンデミック初日から夜が開ければ、精神値の低い比較的友好的な集団、学園生活部の面々がいるので、その分の〈奮起〉状態さえあれば、動く事が可能です、ですがそれでもケア出来ないほどのイベントや場所も多々あるのでそこは回避するなり、仲間に癒してもらう他ありませんから、気をつけていきましょう

 

 

 

ふぅ、3階も侵入こそされてますが、序盤とだけあってエンカウント率はかなり低めですしめぐねぇに起こしてもらってさっさと避難しましょう、SAN値こそ逝きかけてますがこれならギリギリ持つでしょう

 

 

 

 

 

アレェ?、ヤツらっぽい黒いモヤがまた視界の隅に見えるぞー?

 

 

 

 

動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け!、まずいですよ、嘘でしょ?!

 

 

いやいや、ゆきちゃんを咄嗟に抱きしめて庇うって、羨ましいなおい、って違う違う!、ほんとに動けないんかいわれ?!、いやぁ!無理無理!この状態で地下に抗ウィルス剤取りいくとか至難だわ!るーちゃん助けに行けなくなっちゃう!ガチロスだからぁ?!

 

 

あ、めぐねぇがヤツらを突き飛ばしてくれましたね...かわいい突き飛ばし方の割にノックバック距離えぐいな、流石筋力値NPC第2位、何とか支えてもらいながら屋上に着きましたね、りーさんもヤンキーちゃんの顔を見るや否や何事かと近寄ってきます、これはりーさんの好感度も思いのほか高いかもしれませんが、今はそれ所じゃありません

 

 

一足遅れた、我らがゴリラ事ゴリミちゃんが覚醒素材先輩と共に入場です、いやどうやって来たんやお前

 

 

くるみちゃんと素材はまだほっぽっておいて、ドアを突き破ろうと追ってきたヤツら何とか退けなければならないのでめぐねぇが扉にてて持ちこたえてます、はやいとこ参戦しましょうか、ここでのQTEはボタン連打ですが、るーちゃんフラグの時よりもボタンの連打での受付はかなりマイルドです、ヤンキーちゃんも決して筋力値と持久力は低くありませんし、余裕を持って行けるでしょう

 

おぉ、ヤンキーちゃんとめぐねぇに加えて今回はりーさんも入ってくれました、機転が利く良妻ですね、これはまだSAN値に余裕があるのかな?

 

 

扉前の奴らを退けた直後にゴリ美ちゃん誕生の儀がはじまりました、覚醒にあたって割り込むことはせずに、めぐねぇと一緒に〈叫ぶ〉を選択、セリフを「今すぐ離れろ!」にします、覚醒するにしてもSAN値はしっかりと下がるので呼び掛けで少しでもそこら辺を軽減しておきたいですね、焼け石に水かもしれませんが《人情家》持ちならば後々この選択も多少効果はあるでしょう

 

最後はしっかり、ゆきちゃんの抱擁でゴリ美停止、「なんでお前が泣くんだよ」のセリフはいつ聞いてもじんわりきます、後ゆきくるてぇてぇ、

 

 

てなわけで、満身創痍ですが、アイテムやスキルの温存は成功、1度一息ついてしまいましょうか

 

次回からが本番です、三階開放と救出イベントをこなしていきます!

 




遅れてしまってすいません、かなりの難産とボリュームになってしまいました

頑張って完走するのでご安心を


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その3 めぐねぇ視点 悪夢とヤンキー 1/2

ボリューム多すぎ、何コレ


手なわけで初投稿でぇす


最近自分が教師として向いているのか、不安に思う時がある

 

 

新任教師として未熟だとかそういう事ではなく、単純に、私、佐倉慈という人間そのものが教師として向いているのか、という事だ

 

 

先日も教頭先生から怒られてしまった、みんな「新任の先生にはいつもそうだ」と、洗礼のようなものだと言ってくれたが、こう悩んでいると本当にそれだけかと思ってしまうのだ、単純に自信が持てない

 

とてとてと資料の山を運びながら、昨日の事を思い出す

 

 

ゆきちゃんの一件もそうだ、あれ程国語の勉強が嫌だ嫌だと駄々を捏ねていたのに、漢字の小テストで満点を取っていたのだ...どんな魔法を使ったのかと思ってゆきちゃんに問えば、「なっちゃんと頑張った!」と声を大にして誇らしげに胸を張っていたのは記憶に新しい、実際、後ろには当の本人が満足気に頷いていたのも見ている

 

 

本人にどうやって教えたのかと聞けば、好きな物を聞いてそれと結びつけただけだと、何食わぬ顔で言われてしまった、生徒同士とはいえ、苦手意識のあるものに対してやる気を引き出すという行為はそう簡単なものじゃない

 

なっちゃん、浮島 波瀬さん、学校の中では生徒、教師共に名の知れた不良生徒、ちょっとした有名人だ

 

授業の無断欠席や素行不良が目立つが、それでも有り余る程に根の良いお人好し、というのが彼女の評判だった

 

噂だと最近車に轢かれそうになった小学生を体を張って助けてたとも聞いた、その話が本当なら凄いことである反面、人命救助とはいえ余りに自己犠牲的で危険だと思ってしまう、とにかく話題の尽きない目立ちやすい生徒だ、私も数える程しか言葉を交わした事は無いが、滲み出る人の良さ、というのはいくら見た目を悪く見せても隠せていない、という印象だ、今の時代に珍しい、一昔前の不良、といった具合だろうか

 

そんな一生徒としては特異な存在であれど、教師である自分が教えるという行為において生徒に遅れをとった事は事実なのだ

 

教え方の1つでも生徒のそれに劣る、いやそもそもとして生徒や教師だのと、そういった融通の効かない考え方自体が教師として失格なのかと、グルグルと考えてしまう

 

頭の中でそうこうしているうちに目的の資料室へつく

 

「あら?」

 

資料室の窓に見覚えのある人影が見えた、他でもない先程まで頭の中に思い浮かべていた、浮島波瀬その人だった

 

資料室は基本的に生徒の立ち入りは禁止のはずなんだけれど?、背中越しに何か物思いにふけっているように見えた

 

基本的に素行不良の生徒達は集団でかたまって行動する事が多いが、浮島さんは常に群れず1人でいることが多い、ゆきちゃんからも、昨日のきっかけは急に教室に入ってきて話しかけられたのがきっかけだと聞いた

 

そして、ゆきちゃんから友達だと言われて、もじもじと照れくさそうにしている顔も、私は見ている

 

 

他とかけ離れた存在とはいえ、年頃の女の子なのだ、いつも一人でいるのも、あの不器用な一面も、今現在こんな場所にいるのも、やはり彼女なりの理由があるのだろうか?

 

 

(......よし)

 

本当は注意をするだけで終わろうかと思ったが、ゆきちゃんとの事もあるし、これから会う機会も増えていくことだろう、教師として私も、彼女の事を知ろうと思った、生徒を知る事は教師として何より大事な事だから

 

 

「浮島さん、どうしたのこんな所で

 

 

「げぇ、佐倉先生」

 

話しかけた途端に、浮島さんはギクリと体を震わせて焦り出した片手に握っていたのは

 

〈アメリカン スピリット ウルトラライト〉

 

インディアンが描かれたオレンジ色の四角い紙の箱

 

 

「...浮島さん?」ニコォ

 

「ひゅい?!」

 

「ちょっと一緒に行きましょうか、それは没収します」

 

 

 

浮島波瀬は未成年喫煙者、それが私が教師として1番最初に知った事だった

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

「あはは、そっか、けど確かになっちゃんはスケバン!って感じするよね!そのスカジャンとか!」

 

カッコイイ!と笑うゆきちゃんといるのは2階の3年生の教室だ、勿論、浮島さんも一緒に

 

「本当は規則違反だからね?そのスカジャン、ゆきちゃんもほら、手が止まってるわよ」

 

「はーい」

 

 

 

今浮島さんには反省文を10枚程書かせていた

 

全く呆れたものだ、まさかあんな初交流になるとは思ってもいなかった

 

 

「ほんと、不良は不良らしく校舎裏でこそこそ吸っとくべきだったな、あそこぁ普段人が来ないからと思ったから油断しt「反省文、倍にした方がいいかしら?」なんでもないっす!」

 

やっぱり反省文じゃなくて、教科書の文章を丸暗記させるとかの方が良かったかしら?、ゆきちゃんは「めぐねぇも

怒ると怖いんだ」とか言わない

 

 

「けど流石に煙草よくないと思うなー、なっちゃん、若気の至りーってやつ?、なのかもだけど、私はちょっと心配だよ、肺が真っ黒になったらすぐ疲れちゃうんだよ?、そしたら一緒に遊べないもん」

 

そう嘆くゆきちゃんの顔は、いつもの元気一杯な彼女からは想像がつかない、憂うような悲しそうな顔だった

 

「な、なんだよ、昨日会ったばっかのやつに随分気にかけるじゃんかよ」

 

「昨日だろうと去年だろうと関係ないよ!、なっちゃんは私の漢字の先生で、友達でしょ!もうタバコはめっ!だよ!」

 

「あ、あんだよそれ、わぁったよ、仕方ねえな...」

 

まるで顔と言葉が同時に生まれたような、先程の表情とは真逆の笑顔に浮島さんはたじたじだった、私のお説教を聞いていた時なんかよりも何倍も申し訳なさそうな顔をしていた

 

「佐倉先生も人が悪いんだよ、指導室に連れてかずこれじゃ生殺しじゃねえか」

 

そう恨めしげにいう浮島さんの顔は、神妙に見えた

 

きっと、私や他の先生が何か言ったところで彼女は変わらないだろう、学校だから仕方ないと、生徒として建前だけ筋をとおしてまた、人目を盗んで同じ事をする、そんな気がした

 

周りへの関心が極端に低いのだ、それこそ、校舎裏ではなく、校内の少なからず出入りのある資料室で行為に及んだのもそれがあったからだろう

 

だから指導室には連れていかず、ゆきちゃんと会わせた

 

 

ゆきちゃんは純粋で正直な子だ、誰かの心の痛みや弱さを感じ取れる子だ

 

浮島さんが、彼女が1人だと思わせる環境が彼女を変わらせないなら、それそのものを変えてあげればいい、あのまま指導室に連れていくよりはきっと彼女には数倍得る物があると思った

 

 

教師として、きっとこれは過剰な干渉なのだろう、規則から外れた行いには、外れた分だけ、基準に乗っ取った指導を行う、それに馴染ませるのが、生徒への教師の責務なのかも知れない

 

けど、私も浮島さんも、人なのだ、全てがフラットに進む訳じゃない、だからこれは、私なりの指導の仕方、最善では無く、最良、本当に今の浮島さんが何か考えるための時間を、与えるのではなく、作る

 

これが正解なのかはわからないけど...

 

 

「なんつーか、確かに佐倉先生...いや、めぐねぇは先生っぽくはねぇのかもな」

 

「えぇ?!」

 

ちょうど頭を悩ませていた所にトドメをさすように浮島さんが言うものだから驚いてしまった

 

「あぁ、違う違う、悪く捉えないでくれよ、めぐねぇはさ、あたしが指導室で教頭に怒られたりしてもまた何食わぬ顔でタバコを吸うって思ったんだろ?、この反省文だって、要は教師として筋を通してるだけだ」

 

「そこまでわかっていたのね」

 

「あたしはあんたとつい昨日まで何の関わりも無かった、けど昨日と今日だけで、あたしに何が大事かって、めぐねぇは考えてくれた、あんた自身、教師としてバレたらやばいかもしれない方法で、ゆきと会わせてくれた、あたしに体を張って考える時間をくれた」

 

「浮島さん...」

 

そう話す浮島さんの顔は、穏やかで、真っ直ぐに私をみつめて、きっとこれなら明日からも大丈夫だろう

 

頭のモヤモヤとして思考も、彼女の顔を見ていたら、何だか薄らいでいた、決してこれからも軽視していい行いじゃないのかもしれない、けど

 

 

「なっちゃん、良い事言ってる感じだけど、耳真っ赤だよ?」

 

「うるせえうるせえ!、水差すんじゃねえよゆき!、まあ...なんだよ、その、め、めぐねぇは、あひゃ、あたしをだな」

 

 

「うふふ、なーに?」

 

今は彼女の成長を見守ろう

 

それがきっと教師としての、いや、もっとそう、すごく大事な大事な

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぎゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




頭が茹でってしまうような感覚でしたが成し遂げました、話が長すぎたので2つにわけました

誤字は自分でもチェックしていますが、毎度毎度ご迷惑おかけしてます


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その3 めぐねぇ視点 悪夢とヤンキー 2/2

私事ですが、初投稿の初投稿の時、アサルトゲーマー様や他愛読者様の誤字報告を頂いたことや、たくさんの感想を頂けることが長くかかってしまっても折れずやれるモチベーションになっています

いつまでかかるかわからない亀更新ですが見ていただけると幸いです


初投稿です


 

 

耳に纏わりつくような、断末魔のような悲鳴が浮島さんの言葉を遮った

 

さっきまでの睦まじい空気を壊すには充分だ

 

「ヒッ......な、なに?」

 

「...めぐねぇ、今の悲鳴のあげ方は」

 

「そうね、浮島さん」

 

普通じゃない、ここにいる全員が声だけで理解出来るほどに

 

 

「先生が見てきます、2人はここを離れないで」

 

「待った!、今の悲鳴が普通じゃないのはあたしらにも理解出来る、1人にならない方がいい気がする...もし行かせちまったら、あんたに何か起こるような、そんな気がする」

 

「1人にしないで?!...教室の外、凄く、物凄く怖い気がするの、なっちゃんもめぐねぇも、離れちゃ嫌ぁ」

 

そう、私と浮島さんの袖を掴むゆきちゃんの手は、小刻みに震えていた

 

他の先生方も今日はもう少ないし、確かに、現状で離れ離れになる方が危険かもしれない

 

 

「わかりました...もし何かあったら先生の誘導に従う事、いいわね?」

 

教師として生徒の安全を守る、私がやらなければ行けない事は明白だ

 

無言で頷く2人を背に、廊下へ出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

「クソが、なんなんだ...」

 

 

 

最初に声を上げたのは浮島さんだった

 

 

 

やっぱり、聞こえた悲鳴はただの悲鳴じゃなかった

 

 

断末魔そのものだったのだ

 

 

 

「い゙あぁ、あぁぁぁぁぁあ」

 

痛みにもがき苦しみ白目をむきだした生徒を押さえ付けるように何かが複数群がっていた、顔を歪める生徒の腹から何か伸びているのも見えた

 

 

 

 

グチャグチャ、グチャグチャ、グチャグチャと粘り気のある音がする

 

 

 

体液と肉が混ざりあった、咀嚼音だと気づいた

 

 

 

「「ア゙ー」」

 

群がって押さえつけているソレらは、人の形をしていた

 

 

「た、タスケ、ア、ア」

 

壊れたように口から泡を吹く生徒の腹は、内蔵が飛び出ていた

 

 

 

「何...コレ」

 

理解が出来なかった、いや、頭が理解するのを拒んでいる、理解しては行けない

 

 

鼻をつく腐臭は血の匂いが混ざっている、先程まで叫んでいた生徒はこと切れた人形のように動いていない

 

 

 

 

 

 

人が人を食べている

 

 

 

 

地獄だ

 

 

 

 

「うっぷ...うえぇ」

 

「...…いや、やだ、やだ、やだ」

 

浮島さんが吐き出していた、ゆきちゃんもその場にへたり込む

 

 

思考がおいつかない

 

あの生徒は無事?、確かめるために何をする?、あれは何?、何をして、私は何処にいるの?、夢なの?、じゃあ体で感じるこれは、怖い、嫌、ダメ、どうすれば、違う違う、今は、どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう考えて考えてどうしようどうしようどうしよう考えて考えて考えて考えて考えて考えてどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうシヨウどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうシヨウカンガえてカンガエテ

 

 

「めぐねぇ!」

 

「ア゙ー」

 

「!?、ヒ...」

 

ゆきちゃんの叫び声で僅かに正気に戻った、群がっていたソレの1つが、1番前にいた私に迫ってきていた

 

 

所々爛れている肌、生気のない目、口からはダダ漏れの体液、この世のものとは思えないおぞましい姿だった

 

放心していたからか、まるで目の前に急に現れたかのような感覚と、目の前のそれの醜悪さが恐怖に拍車をかけていた

 

なんとか距離を取ろうとしても体が石になったように動かない

 

「あ...いや」

 

もはや何の感情も乗せていない瞳と目が合ったような気がした、ただただ濁っただけの眼球は蛇に睨まれたようで、ただ命の危険とは別の、得体の知れない恐怖が私の心臓を精神腐らせようと侵食してくるのがわかった

 

 

 

 

「だぁぁぁ!」

 

体にソレの1つが触れるか否かの瞬間、横から弾丸のように影が見えて、ソレは壁に激突し転倒した、胃液と黒々とした体液が口から漏れ出ているソレは痙攣して立ち上がる素振りは見せていない

 

 

「無事か?!」

 

それが浮島さんだとすぐにわかったのは、私の生存本能が働きかけたのか、1周まわって放心状態から抜け出して冷静になったのか、はたまた両方かわからない

 

助かった、と意識した途端、死にかけたという恐怖と、はやくここからみんなを避難させないとという意志が体に駆け巡った、けれど反発しあうような2つの感情が体の中でごちゃ混ぜになって、頭が働かない

 

どうする?、まずは何を

 

 

 

「...早く行こう、やばい」

 

呟くように言った浮島さんの顔は正常とは言えない、顔面蒼白で今にも倒れそうだ、そう、避難だ、ここは離れなければ

 

「行くって、どこに?」

 

「...あぁ、あ」

 

引き攣ったような声で返すゆきちゃんの言葉に、浮島さんは返せていない、彼女もまた現状にギリギリなのだ

 

先程からそこらじゅうから悲鳴やうめき声が聞こえてきていることは、ここにいる全員がわかっていた

 

 

学校中がこの有様なら、人が1番多く出入りする1階は危険、仮に出られたとしても校外も同じ状況のはず

 

火事場の馬鹿力なのか、思考が一気に回り出す

 

校内でかつ安全を確保できる場所へ行くべき、職員室は、きっと同じ事になっているはず、体育館も、ダメだ広すぎてまず絶対に侵入されてる

 

出入口が1つで、なおかつまだ侵入がされていない場所

 

1階のそれより、まだ2階は悲鳴は聞こえてきていない、少なくとも周囲にそれらしいものは目の前のそれらしかいない、なら...

 

「...屋上へ向かいましょう」

 

捻り出すような声でそう告げた、2人は教室から出る時と同じように無言で頷く、ゆきちゃんに手を貸して立たせて階段を急ぐ

 

 

私もゆきちゃんも浮島さんも、自由のきかない足で屋上を目指した、恐怖という感情がこれ程までに体に機能する現状を、いつ内側にまでおよぶかも知らずに、ただ目先のせいに向かって、上へ上へと登っていた

 

 

「がぁ、ぁぁぁあぁぁあ!」

 

ただそれは天国への階段ではないのは確かだった

 

 

生徒がまた、食べられていた、生きながら

 

先程よりも生気を宿したその顔で

 

 

 

 

 

生きたいと手を伸ばす

 

助けてと手を伸ばす

 

痛い痛いと手を伸ばす

 

 

 

 

「もうやだぁ、もうやだぁ」

 

「あ、クソ、クソ、あ゙ぁ」

 

 

 

「...」

 

 

2人の顔がいっそう酷くなるのがわかった

 

私まで叫ばずに居られたのは、2人を生かしたいと思ったのか、ただの生存本能か、それとも教師としてのちっぽけなそれか

 

 

目の前のそれに、薄情さを超えた何かが心にのしかかるのは当然だった

 

 

 

ただ、思考が止まらずとも肉体まではそうはいかず、その場に張り付いたいたのは変わらなかった

 

 

 

「ア゙ー」

 

ゆきちゃんの近くにソレが近づくことを許してしまう

 

「ゆきちゃん!」

 

「!」

 

「うあああぁぁ!」

 

叫んだのはゆきちゃんではなく浮島さんの方だった

 

さっき私を助けてくれた時よりも無理矢理に、己を鼓舞するかのように、自分の内側を爆発させるが如く叫ぶと同時にソレに体当たりして、階段の下へと吹き飛ばしていた

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

下から起き上がってくる気配は無く、浮島さんは体制を崩したままだ、肩で息をして目の焦点もあっていないように見える、限界だ

 

 

焦る気持ちとは逆に体は動いてはくれない

 

 

 

「あ゙ー」

 

 

 

だけど待ってなんてくれない、待つなんて意味をソレは知らない

 

 

浮島さんの後ろにソレはいた

 

 

 

「だ...め......」

 

 

もう何度目かわからない、死の恐怖と、惨劇の予兆

 

私を、佐倉慈という存在を支配するのはそれだけで充分だった

 

体に力が入らない、脳が回らない、息ができない

 

何も、出来ない、感じられない?

 

 

「..!?、ちくしょう...」ギュッ

 

「……やだよ...やだ...」

 

浮島さんがせめてとゆきちゃんを抱きしめて庇っている、けれど肝心のゆきちゃんはもう動く気配は無い

 

 

 

 

ゆきちゃんの小テストで満点を取った時の嬉しそうな顔が、

 

浮島さんの不器用にそっぽを向く照れくさそうな顔が、

 

 

場違いな程に鮮明に頭を過る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダメ!」

 

 

ドンッ

 

 

 

もう何度目かわからない、死への恐怖

 

 

緊張も殺気もない、ただのなし崩しの突き飛ばしが、2人を救った、体が勝手に動いたとしか言えないそれは、確かに窮地を救った

 

 

「しっかりして!」

 

 

ここにいてはまずいと呼びかける本心に体を預けて、ゆきちゃんを再度引っ張り起こし、浮島さんに肩を貸し、屋上へ向かう

 

この階段は天国へ向けたそれでもない

 

断頭台へ向けたそれだと考えたくもない

 

 

悪夢が現実になる感覚は、私たちを蝕んでいた

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 






RTAチャートと噛み合わない部分は、次のキャラ視点でしっかりと補填しますのでご安心を、次は僕らのお嫁さんのくるみちゃんです




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