あなた達のそばに居たい (リュグナー)
しおりを挟む
第1話「出会い」
アニメ3期をみて、衝動が生まれ、衝動的に書いている。
主人公:秋原葉月。花咲川高校に通う高校一年生。クラスは香澄たちと一緒。全体的に平均より少し上な少女。普通ではないことをやろうとしてギターを練習するが、ギリギリ上手いと言えるライン。
好きなものは、肉じゃが、コロッケ
嫌いなものは、ナスと納豆
性格:可もなく不可もなくといったところ。真面目ぶるわけでもなく不真面目でもない。基本的に慎重で危ないことには近づかない。また、挑戦するややったことがないことは極力避けて通る。友好的ではあるが相性の悪そうな人とは関わらない(こころがその一人である)。しかし、退屈な日常は嫌いである。
原作ストーリーに大きく関わることはないが、ちょっとしたアドバイスや相談に乗ったりするサポート的存在。
『プロローグ?』
今日は入学式の日で晴れて高校一年になる。とは、言ったもののいつもと変わらない通学路。花咲川でエレベーター式で上がったからだ。いつも通りの道を通りながら、高校生になるという新鮮な気持ちがあって少し不思議な感じ。いつもと変わらないはずなのに少し変わって見える。……義務教育という枷から解き放たれたからだろうか?違うか。多分……。
「外部からくる人が気になってるからかな」
そう呟き、ふと空を見上げる。
春の穏やかな空だ。暖かく、そして少し冷たさを残した風が頬を撫でる。
ひらひらと桜が舞い散る。腕をを少し前に出して手を開けた。そこに桜の花びらが降りてきた。桜を見上げ、桜が散る様を見て美しく感じた。
気づくと私は期待と好奇心に駆られていた。そうだ、きっと私は……。
「学校が楽しみなんだ…!」
遅れるわけにもいかない。桜を見るのはほどほどにして学校へと向かった。
学校の校門が見えてきた。幾つもの見知った顔が向こう側から来ている。
「おはよう」
「おはよう!久しぶり!」
「そうだね。久しぶり」
中学の頃のクラスメイトたちと挨拶を交わす。やっぱり変わらないな。
校門を通り、クラス分けを見るためそのまま歩いていた。その時、後ろから誰かが走っているような足音が聞こえてきた。
「今日からお世話になります!」
その声に驚き、私は振り向いた。そこにいたのは……。
「猫耳?」
猫耳?の髪型をした少女だった。その少女は周りから見られて少し恥ずかしいそうにしてこちらに歩いてきた。私の前で止まった。
「おはよう!」
「おはよう」
「もしかしてあなたも新入生?」
「そうだよ。ところで君は?」
「私?私は戸山香澄!」
「戸山さんね「香澄!」…香澄。私は秋原葉月、よろしくね」
「うん!よろしく、葉月ちゃん!」
「じゃあ、クラス分け見に行こ!」
「そうだね」
戸や……香澄と一緒にクラス分けを見る。自分の名前を探す……。
「あった…!A組だ」
「え?ほんと!私もA組だよ!」
どうやら同じクラスになったようだ。これで退屈しなさそう。
ふと、微かにパンの香りがした。後ろを振り向く。そこにはポニーテールの少女、山吹沙綾がいた。
「あ、山吹さん?」
「あー、秋原さんじゃん。久しぶり」
「うん、久しぶり」
「葉月ちゃん、知り合い?」
「うん、中学の時のクラスメイト。パン屋の看板娘の山吹沙綾だよ」
「ちょ、やめてよね、そういうの。…間違ってはないけど……」
「パン屋!?いいなぁ。……ちょっとお腹空いちゃった……」
「じゃあ、手出して。これでも食べて…パンじゃないけど」
「ぃやったー!飴だ!ありがとう、さーや!」
「あ、うん。どういたしまして、戸山さん「香澄でいいよ!」香澄…」
「山吹さんも香澄に誑かされちゃった」
「言い方酷くない?」
「私、もう友達二人も出来ちゃった!」
「だって…さーやちゃん?」
「…わかったよ。葉月」
「ところでさーや、クラスはどこ?」
「私もA組」
「みんな一緒だね」
人が増えてきた。確認も終わったし邪魔にならないように教室に移動しようか。
「そろそろ行こうよ」
「うん!」
「はーい」
香澄とさーやと一緒に教室に向かいながら、何かが始まる予感がしていた。
目次 感想へのリンク しおりを挟む