ハイスクールD×Dサーガブレイヴ〜馬神弾の異世界物語〜《リメイク》 (ブレイヴ)
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〜序章〜
〜プロローグ〜


バトルスピリッツサーガブレイヴの三話を見て新たに書き直すことにしました。内容は少し変えますがほとんど同じ感じになります。


十二宮Xレアを持って別の時空に消えていったギデオンを追うべく…同じ時空に向かっていった馬神弾だったが…

 

「……ここはどこだ?」

 

ダンが着いた場所は荒地と言うほどの場所だった。

 

「俺は確かにギデオンを追って来たはずだ…だが、この時空にはギデオンの気配がない…それにこの荒れ具合は…戦争か?」

 

そう言って傷跡を見ながら考え始めてその荒地を歩き始めていく

 

「この傷跡…まだ新しい……それに血の臭いがする…。」

 

地面の傷跡を触りながらそう呟くと血の臭いがする方向へと足を運ぶ。

 

「っ!?これは!」

 

血の臭いが濃い場所に着くと当たりを見渡すダン…そこで見たものは、沢山の人達?が傷だらけで倒れており瀕死の状態だった。

 

「これは…一体…?何があったんだ?」

 

傷だらけの羽を生やしている人達を見ながらダンは、近づいていくと…

 

「ぐぁっ…」

 

「っ!大丈夫か!?」

 

声が聞こえた方にダンは走っていき

 

「おい!しっかりしろ!」

 

「うぐっ…に、人間…?」

 

「ああ…そうだ…って、そんなことはいい…何があったんだ?」

 

「はぁ…はぁ…はぁっ…!ここは…人間が来る場所じゃない…!早く逃げるんだ…!」

 

黒い羽を生やしている男がボロボロの身体でダンの服を掴みながらそう言って

 

「……断る。」

 

ダンは服を掴んでいる男の手を離してそう告げる。

 

「なっ!?何を馬鹿な事を!早くここから立ち去れ人間がいていい場所じゃないんだぞ!?うぐっ!」

 

男はダンのその言葉を聴いて怒りでそう叫ぶも傷だらけの身体な為、身体に負担がいき顔を思わず歪めてしまう

 

「アンタ達を放っておけないし…この先にいるアンタ達の仲間を助けなきゃいけない」

 

そう言ってダンは男に優しく語り掛けていく

 

「ただの人間が何を…」

 

多少小馬鹿するような発言をする男だったが、何故かダンに期待をしてしまう思考を巡らせてしまう

 

「今の俺は、人間じゃないからな……」

 

そう言うとダンの体内から赤宝石のようなものが浮かびそこから淡い赤い光りを発して傷だらけの者達を包むように光は広がっていく

 

「うっ…!」

 

少々眩しいのか男は目を瞑ってしまう…他の人達も同じように目を瞑ってしまいしばらくして光は徐々に消えていったのだった。

 

「っ!?なっ!傷が…消えている!?」

 

男は、自分の身体に変化がある事が分かって驚きながら目を見開いてしまう。男の声を聴いて他の者達も同じように身体を触りびっくりしていた。

 

「傷は治したが、身体の負担はまだ残っているから無理せず休むんだな…俺はこの先に用がある。」

 

ダンはそう言って気配があるところへと足を進めて行こうとして

 

「ま、待て!?傷を治した事には感謝するが!これ以上は行っては駄目だ!!死にに行くようなものだぞ!?」

 

思わず男はダンを引き止めようと手を掴む

 

「死にはしないさ……俺は勝つ事が仕事だからな…今も…そしてこれからも…」

 

そう言って男の掴む手を振り払い歩き出す。

 

 

 

 

 



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第一話「煌臨!超神光龍サジットヴルム・ノヴァ」

投稿が遅れてすみませんペースを出来るだけ早めにしますのでお待ち下さい。


ナレーション)ダンが異世界に来るまでの出来事を説明しよう…時間は遡り、この世界では…悪魔、天使、堕天使による三つ巴の戦いが行われていた互いに傷つき合い戦争は激化していくと思っていたが横槍するかの様に二体の龍が割って入ってくると二体の龍は争い始め…三つの種族を巻き込んで戦いは更に激化していく…やがて三つの種族は、一時休戦し二体の龍に対抗すべく戦い始めるが…力の差を思い知らされ三つの種族の部隊はボロボロになり、瀕死の状態までに陥ってしまう。

 

サーゼクス「はぁ…はぁ…」

 

ミカエル「これほどとは…」

 

アザゼル「まさに化け物だな…ありゃ…」

 

それぞれの代表格の三人はボロボロになりながらも二頭の龍を見つめる

 

 

???「フン…小虫が…随分と粘ってくれたな?」

 

白い龍はそう言って鬱陶しそうにサーゼクス達を見て

 

???「だが所詮は雑魚の集団よ…この我々の戦いに水を差した罰をくれてやろう…この者に裁きをな!」

 

そう言って赤い龍はボロボロの魔法少女の衣装を着た悪魔に狙いを定め

 

サーゼクス「っ!?に、逃げるんだ!セラフォルー!!」

 

サーゼクスは大声でその少女に叫ぶが…

 

赤い龍「もう遅いわっ!!!」

 

赤い龍は力を溜めた炎をその少女に向かってブレスをしていき

 

???「(あっ…私…死んじゃうんだ……ごめんね…サーゼクスちゃん…ソーナちゃん…)」

 

少女はそう思いながら目を閉じて赤い龍のブレスを受けてしまうのだった…

 

サーゼクス「セラフォルー!!!!」

 

サーゼクスは大声でその少女の名を叫ぶ

 

赤い龍「フン…たわいもない…」

 

サーゼクス「くっ!」

 

サーゼクスはそのまま力が抜ける様に四つん這いになると顔を歪めて悔しそうに地面を殴る

 

赤い龍「んっ…?」

 

すると赤い龍は何かに感じたのか少女にブレスした場所をみると…

 

ーーーーガアアアアアアッ!!!ーーーーー

 

大きな咆哮をあげる存在がいた…その存在は弓の様なモノを持った巨大なドラゴンがこの地に降臨するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

ナレーション)巨大なドラゴンが現れる数分前…ダンは、もっとも強い気配がある場所へと向かっていたのだった

 

ダン「確か…この辺で……っ!?あそこか!」

 

ダンは強い気配を感じ取ると目の前には二頭の龍とその二頭の龍の周りでボロボロになっている人達を見つける

 

ダン「あの双龍が原因だったのか…」

 

ダンはそう呟くと次の瞬間目を見開いたそれは…

 

ダン「あの赤い龍!あの女の子にブレスを吐くきか!!」

 

ダンはそう言ってデッキから一枚のカードを出して

 

ダン「そうはさせない!」

 

そのカードを掲げて

 

ダン「天駆ける闇祓う光!超神光龍サジットヴルム・ノヴァ!煌臨!!」

 

そう叫ぶとダンの背後から光を纏った巨大なドラゴンが現れるとダンと一体化すると球体となって少女を守る様に赤

い龍のブレスを受けるそして…

 

ーーーーガアアアアアアッ!!!ーーーー

 

咆哮という雄叫びをあげて無傷のまま二天龍に対峙するのだった

 

ーーーセラフォルーsideーーー

私はサーゼクスちゃん達と一緒に暴れている二頭の龍を討伐しようとしていたんだけど…全然歯が立たなくって私達はボロボロになって窮地に立たされているの…うぅっ…凄く身体中が痛いよぉ…そう思い立とうするも赤い龍は私を見つけると力を溜め始めブレスを放とうとしている…嘘っ…避けきれない…怖い…ぶるぶると身体を震わせなんとか逃げようと力を入れようとしたけれど…全然力が入らない…赤い龍はエネルギーを溜め終わると私に向かってブレスを吐き始めた…向こうで私を呼んでいるサーゼクスちゃん…

 

セラフォルー「(ごめんね…サーゼクスちゃん…ソーナちゃん…)」

 

私は心の中でお友達のサーゼクスちゃんと大好きな妹のソーナちゃんを想いながら目を閉じて赤い龍のブレスを受ける覚悟を決めて…

 

ーーー諦めるなーーー

 

…えっ?

 

ーーーー大丈夫だ…ここは…ーーー

 

とても優しく…とても暖かい…声が…

 

ーーー俺に任せろ!ーーー

 

力強くとても頼りになる男の人の声が…私の頭の中に届いた…

 

ーーーーガアアアアアアッ!!!ーーーー

 

セラフォルー「っ!?」

 

いきなり近くからドラゴンの咆哮が聴こえて目を開けるとそこには…

 

私を守る様にして二頭の龍に対峙する形で弓の様なモノを持った巨大な龍?がいた…

 

ーーーセラフォルーsaid endーーー

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

弓の様なモノを握っている巨大なドラゴン…“超神光龍サジットヴルム・ノヴァ”が赤い龍と白い龍と対峙するのだった

 

赤い龍「貴様っ!何者だ!!」

 

白い龍「我々に刃向かうきか!!」

 

二頭の龍は威嚇する様に大声で巨大なドラゴンに問う…

 

サーゼクス「あの龍は一体…」

 

サーゼクスは二頭の龍と対峙している巨大なドラゴンを観ながらそう呟く

 

セラフォルー「サーゼクスちゃん!!」

 

サーゼクスに向かって走るセラフォルー

 

サーゼクス「セラフォルー!?無事だったのか!」

 

セラフォルー「うん!あの大きなドラゴンに助けてくれたんだ〜♪」

 

嬉しそうにサーゼクスに話すセラフォルー

 

サーゼクス「あのドラゴンが…」

 

そう言って巨大なドラゴンを見つめて

 

アザゼル「おい!サーゼクス!!」

 

アザゼルとミカエルがボロボロにサーゼクスに近づいていく

 

サーゼクス「アザゼル、ミカエル…君達も無事だったんだね?」

 

二人が安心だと知ると胸を撫で下ろす

 

アザゼル「まあな…それよりあのドラゴンはなんだ?」

 

ミカエル「我々の味方でしょうか?」

 

二人は訝しめながらドラゴンを見つめてサーゼクスに問う

 

サーゼクス「それは…」

 

サーゼクスが自分の友を助けたことを話そうとするももしかしたらただの気分で二頭のドラゴンを倒した後我々を襲うのではないかとそのドラゴンに対して疑ってしまい言葉を濁す…すると…

 

セラフォルー「大丈夫♪」

 

セラフォルーはニコニコした様子でサーゼクスやアザゼルとミカエルを見る

 

サーゼクス「セラフォルー…?」

 

アザゼル「何が大丈夫なんだ?」

 

ミカエル「あのドラゴンは我々の味方ってことですか?」

 

セラフォルー「うん!だって…あのドラゴンさんは…とても優しそうな声で言ってくれたんだもん!俺に任せろって♪」

 

セラフォルーはそう言って三人に笑顔を向けるのだった。



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