藤の花のような君 (CONPACU203)
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番外編
藤の花のような君


夢で見た内容をそのまま描いた
うん、鬼滅の刃でなくてもいいとは私も思う。
題名はマシュて藤の花ぽくね?
花言葉も「優しさ」「歓迎」でぴったりだと思う



何がいけなかったのだろうか。呼吸法を学んだこと? まだ弱いというのに上級の鬼と戦ったこと? それとも……

 考えるのよそう私の名前は藤野立夏というなまえである。なぜか前世の記憶があり、この世界が鬼滅の刃だと知った時の私はすぐさま鬼殺隊に入るために行動した。

 いまでも馬鹿だと思う普通に考えても死亡率激高の鬼殺隊に入ろうとするとか、アホかと過去に自分に言ってやりたいね。

 ん? 今の状況? それなりの強さの鬼にやられて死にかけだよ。まぁ幸運なことにすぐさま殺すというよりなっぶてから殺すタイプの鬼で助かったよ。

 おかげで四肢がないけど生きてるしネ! はぁ男のだるまとかダレトクだよ幻覚が見えそうだぁ(錯乱)

 はっ! ヤンデレ系女子なら受け入れてくれるかも……? 名案じゃね? いや迷案か。

 バカなこと考えないと正気保てないゾ^~。

 ほら、なんかないはずの右手が痛むぞ、これが、幻肢痛(ファントムペイン)? 

 義手つけちゃう? サイボーグになっちゃう? 

 ん? なんか魔法陣みたいのが出てきて赤い風みたいのが見えるぞ~? いや風なのに赤いって認識できるのがおかしいけど

 なんかどっと何かが抜ける感覚がするなぁ

「せん、ぱい……?」

 ん? 先輩? ん?????? 

 そこにはボブカット切られた薄紫の髪に幸薄そうな雰囲気を醸し出す眼鏡正当ヒロイン、マシュがいた

 アイエエエエ! なぜ? マシュ? しかも格好普段というか白衣の制服姿!? 

 もしかして転生特典てマシュだった…?え? マシュマシュ? まてここは素数を数えて落ち着くんだ…2…3…5…7…11…よし落ち着いた。

「先輩! どうしてそんなことに……」

 ん? そんなこと? ああ、いまのすがた四肢がないリアルだるま状態でしたね

 それはね、マシュ。俺が弱かったからだよ

「どうしてですか先輩!」

 まあまあ、落ち着き給えよそう泣くな。いやマジで泣かないでくれ俺が泣きそう

「そう、ですね先輩が泣いてないのです。このマシュ・キリエライト泣きません」

 涙を拭うマシュ。

 ははは神よ感謝するこんないい子に会えるなんてというかもっと早くに出してくれよぉ! 神様ァ! 

 ああマシュ、守ってくれる盾がいない俺ってこんな弱かったんだなぁ。いつも鬼を狩るときは先輩について行っておこぼれを狩っていたし

 それなりの鬼と一対一で戦かったことなんてなかったなぁ。え? 入隊試験? それなりの規模で行動してる試験者集団に紛れ込んでいましたが、なにか? 

「そんなことありません! 先輩は強いですよ! 私なんかよりもずっと!」

 ははは、そんな卑下するな俺の立つ瀬がなくなっちまうよ。

 ああ、こんないい子に会えるなんて幸せだなぁ……

「先輩? 先輩! 先輩! マスター!」 

 揺らさないでマジで死にそう。やめて(切実) 

「先輩……」

 

 

 ────────────────────────────────────────────

 

 

 私マシュ・キリエライトが先輩に呼ばれた気がして呼び声に反応すると木できた建物の中に私はいました

 そこには四肢を失った先輩がいました

「せん、ぱい……?」

 夢だと思いましたつい先日まで元気でいた先輩が四肢を失っていたのです

 信じられませんでした。どうしてという気持ちがいっぱいになりました。

「先輩! どうしてそんなことに……」

 先輩は自分が弱かったからだと言いましたそんな辛そうな顔をしないでください

「どうしてですか先輩!」

 思わず声が出てしまいました。だというのに先輩は泣くなと言います

「そう、ですね先輩が泣いてないのです。このマシュ・キリエライト泣きません」

 先輩が泣いていないのですから私も泣くわけにはいきません

 先輩は盾がいない自分は弱いと言いました

「そんなことありません! 先輩は強いですよ! 私なんかよりもずっと!」

 特異点ではマスターとし指揮を執り絶望的な状況にいても打開策を考えていた先輩のほうが強いと私は思います

 先輩は私に会えて幸せだと言って目を閉じようとします。まさかと思いました

「先輩? 先輩! 先輩! マスター!」

 先輩を揺らすと揺らさないでくれと少し眠いだけだと言いました

「先輩……」

 先輩どうして、どうしてそんな穏やかそうに眠れるのですか。誰が先輩にこんな仕打ちを……

 優しい先輩のことです。きっと教えてくれないでしょうね、先輩が起きるまでせめてそばにいましょう。

 

 

 ────────────────────────────────────────────

 

 

 だれかの視点

 

 病室から話し声が聞こえる。この部屋は確か重症の藤野立夏という名前だったか。

 しかし、おかしいな今日は見舞いはだれひとりいなかったはずだが。

 病室をのぞく、そこにはうつろな目をした藤野立夏が虚空に向かって話しかけていた。

 無理もない鬼に嬲られ拷問をうけさらに四肢を失ったのだから。

 私にできるのはそっとしておくことぐらいだろう

 一瞬藤の花のような髪色をした少女がいたような気がするが

 瞬きをしたら消えたのでおそらく気のせいだろう

 私はその部屋からそっと離れた。




処女作だから文おかしくても許してね


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