雪音クリスがやってきた (白黒犬カッキー)
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1話

「・・・え?」

 

少年は今の状況が飲み込むことが出来ず酷く困惑していた。

ベットで目が覚めた彼の腕には少女が眠っており少年の腕を枕にしていてゆっくりと静かに寝息を立てていた。

状況だけを説明するだけならこれだけでだいたいは伝わるが今の彼にはそこまでに至る経緯がまったくわからなかった。可愛らしい寝息を立ててる少女は見た目でもわかる胸、白く長い髪、誰から見ても可愛いというであろう少女の正体を少年は知っているが≪それ≫だけはあり得ないことであった。

だが現実に起きている以上理解しないといけない・・・なのだが。

 

「なんでこの子は俺のベットに俺の腕を枕にして寝てるんですかね?□□□□□が」

 

少女の顔をもう一度見て名前を呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガアッッッデェェェム!」

 

学校の帰り、とあるファミレスの一席で叫びを上げる少年。

他の客達は一瞬驚いて視線を少年の方に向け視線を向けられた少年はすぐさま頭を下げて謝り再び席に着くく。

 

「また来なかった・・・不幸だ・・・」

 

「毎度のガチャ爆死お疲れ様、もう少し静かにして貰って良いですかねぇ」

 

テーブルにスマホを置いて頭を置いて某幻想殺し少年の使う「不幸」を言いながらぼやけ、一緒に同席していた少年をドリンクバーで持ってきたメロンソーダを飲みながら先程叫んだ少年を見ながら呟く。

 

「今月のガチャは絶対来ると思ってたのに来ないのなんで・・・乱数教・大成功教・肉球教とかいろいろ試したのに~」

 

「因みに爆死何連突入したん?」

 

「100連ですが?」

 

「お前の爆死が俺のドリンクを美味しくするありがとうございます」

 

「死んでしまえ!」

 

愉悦顏で見てくる親友に中指を立ててもう一度スマホの画面を見る。

 

 

『戦姫絶唱シンフォギアXD』

 

 

スマホアプリのゲームのシンフォギアがリリースされ少年はずっとこのゲームをプレイしておりあるキャラが来てくれずため息を付いていた。

 

「なんで来てくれないんだ・・・ネフシュタンギアの雪音クリス・・・」

 

「推しキャラが来ないなんてかわいそうに」

 

そう、この少年はこのゲームにおけるヒロイン雪音クリスがめっちゃ好きなのである。

きっかけはアプリの宣伝からシンフォギアを知りそこから始めてる中見つけた雪音クリスに心を奪われ、グッズも集めるほどにはその推しっぷりを発揮していた。

 

「あっ俺、推しキャラの切ちゃんきた」

 

「ド畜生が・・・くらえレモン汁の水鉄砲」

 

「生レモンの汁強烈すぎぃ!目ガァ!目ガァ!」

 

悶える親友を見てこれ以上はもういいやと少年は帰ろうぜと親友に言いオケとを閉じながらグッドサインを送って一緒に会計をすまし、互いにファミレスを出て家に帰宅する。

 

「ハァ・・・」

 

家に到着し少年は眠気もあったためすぐにベットにダイブし横になりスマホを起動しもう一度アプリを開く。

 

「・・・次は眠り前単発・・・きょう・・・で」

 

 

そう言って少年はガチャ画面のペンダントを揺らし結果を見ずに意識を手放す。

そうしてスマホの画面が一瞬輝きだしたのだが少年は気づかず深い眠りに付く。

 

 

 

 

そして朝今に至る。

 

「なんで雪音クリスが俺の腕でねてるんでせうか?」

 




続!・・・けられるかなぁ(震え


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2話

「・・・んぅ」

 

「・・・!」

 

 

驚いている最中少年の腕を枕にしていたクリスが少年の動きに反応し瞼を開け、寝ぼけていながらも少年と目が合う。

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

数秒はの沈黙、お互いの距離は滅茶苦茶近く互いの呼吸が聞こえるくらいには密着していた。

 

「なぁ・・・」

 

「はい・・・なんでしょう」

 

沈黙の壁を最初に破ったのは口を開いたクリスだった。

 

『お前誰だぁ!?』

 

『グホォ!』

 

この瞬間彼の未来には殴られ吹っ飛ぶまでの世界が予想できてしまっていた。

彼女の性格ならきっとこうするであろう、だってファンなんですもの。

少年はこの一瞬この後クリスが言う言葉が思い浮かび返事をする。

 

「アタシ達って初対面だよな?」

 

「はい・・・そうですね」

 

「なるほど、つまりこの状況に対してなにか言うことは?」

 

〔ん?なんか予想してたのと違うぞぉ?クリスの性格なら殴られると思ったのに・・・〕

 

予想してたのと違う返答に疑問を持つがそれよりも先に質問に答えるのだが・・・

 

「ええと・・・こうなったことに関しませてはきっと不可抗力なんだと思いますが今別に言いたいことがあるんですよ・・・」

 

「いいぞ・・・言ってみろ」

 

「めっちゃ幸せです」

 

「そう・・・ならそのまま逝きやがれこの変態!」

 

「やっぱこうなるのねぇ!」

 

自分の気持ちを素直に答えた結果クリスはうんうんと頷くと少年の顏にビンタをおみまいし腹部に蹴りを入れベットから転げ落ちる。

 

「・・・ここ何処だ?」

 

落ちていった少年を見てクリスは現状を把握しようと周りを見ると信じられないものを目にする。

 

「なっ・・・なんだよ・・・これ」

 

目に映るのはまず入口の扉にあるポスター・・・ポスターぐらい何処にでもあるのだがそのポスターのタイトルに目がいってしまう。

 

『戦姫絶唱シンフォギア』

 

そう、目の前にあるのはクリス本人が出ている作品のアニメポスターであった。

 

「アタシだけじゃなくあの馬鹿と先輩達もいるだと?」

 

他にも数々のクリスグッズを見つけ自身の置かれている異常さに気付く。

 

「アタシのストーカーならともかく・・・シンフォギアの事も知っているしあいつらの事も知ってるとなると・・・」

 

いまだに伸びてている少年を見て詳しく話を聞くしかないかとまず適当に見つけてた紐を使って少年の手を縛ろうと動きその際に抱き枕に目とおすが・・・

 

「・・・あの抱き枕は見なかった事にしよう・・・」

 

自分の絵が描かれている抱き枕は見なかった事にしよう、これ以上受け止められる自信がないと思うクリスであった。

 

 

 




続け2本目の投稿

推しキャラに殴られたい(願望


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3話

 

 

「( ゚д゚)ハッ!・・・知ってる天井だ・・・普通か」

 

目が覚めるとそこは自身の部屋でボケを言い、起き上がると身体に違和感を感じ見ると両手が縛られていて辺りを見わたし犯人を捜そうとするとその人はいたのだが・・・

 

「・・・」

 

「あのぉ・・・!」

 

目の前にいる犯人ことクリスに声を掛けるがクリスのいる位置に気付き言葉を詰まらせる。

今彼女がいるのは本棚、そしてそのうちの一冊を読んでいる。

・・・そう、問題はその本簡単に言えばそれは少年がコミケで購入した同人誌タイトルは

『剣と銃の恋愛事情』

つばクリ本である。

 

「なっ・・・あぁ・・・」

 

「あっこれはやばい、あっ俺縛られてるんだった」

 

「アタシはこんな恥ずかしい事はしねえよ!」

 

「いや!これは想像で作ってるものでしてグヘェ!!」

 

ワナワナと震えだしたクリスを見て身構えようとするが縛られている為なにもできずに頭部にゲンコツを喰らう。

 

「っつう~・・・」

 

「なんだよこの本は!アタシと先輩が・・・そ・・・その・・・」

 

顔を真っ赤にしてモジモジしだしたクリスにめっちゃ可愛いと思ったのだがグッと堪えようと

 

「やっべぇめっちゃ可愛い!」

 

「っ!うっせぇ!」

 

「あぁ!しまったぁ!ノブァ!」

 

堪えようとした気持ちはどこ行ったのか素直に言ってしまい、再度ゲンコツを喰らわせられる。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・話が進まない・・・」

 

「・・・進みたいのなら殴るのをやめてもらっていいですかねぇ!?」

 

「お前があんな恥ずかしいセリフ吐くからだろ!?」

 

「俺は素直に言ったまでだし!大好きな推しキャラがんな事したら可愛いに決まってんだろ」

 

「まだ言うか!この変態!」

 

「いくらでもいえるぞこのかわいこちゃん!後ありがとうございます!」

 

「コイツ!・・・その辺のナンパ男よりたちが悪い」

 

「これぐらいなら30分は語れるぞ!」

 

「まだ言うつもりなのかよコイツ!」

 

そう口論して30分経過・・・

 

「・・」

 

「・・・」

 

言い合い続き二人は互いに疲れ、激しく息切れをしていた。

 

「・・・雪音さんやい・・・」

 

「・・・なんだよ・・・まだやるのか?」

 

「とりあえず、この話止めません?疲れたし、それに雪音さんがいる状況もホントにさっぱりわからないんです・・・」

 

「・・・わかった・・・」

 

疲れ切った二人はちゃんと本題に入ろうお互いに納得し話をやめてとりあえず休んでから話し合うことにしました。

 

「・・・できるならこれも外してください」

 

「あっ、それは嫌です」

 




思いつきの第3話!いやあエナドリ3本は体にきくぜぇ(夜勤中のテンション

・・・つばクリ本って良いよね(尊死


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4話

 

「さてと・・・」

 

どかっと椅子に座って我が物顏で座るクリス。

 

「この状況説明できるのか?お前・・・」

 

「いえ、まったく・・・なんでこんな摩訶不思議体験ビックリアンビリバボーになってるのか俺にわかりません」

 

いまだベットの上で縛られている少年はうーんと考えるもわからず、真っ直ぐクリスを見る。

 

「・・・ハッ!もしやこれは」

 

「?・・・なんかわかったのか?」

 

「これが噂に聞く逆異世界転移か!」

 

「なんだそれ?」

 

「あっごめん、たぶんていうかこれ絶対間違ってるわ」

 

「だったら閃いて言ってんじゃねえ!期待しただろうが」

 

まじごめんと謝る少年にクリスはため息をついて自身の携帯を取り出してカチャカチャと動かすが反応せずまたため息をつく。

 

「あの馬鹿達も連絡繋がらないしいったいどうなってんだ?」

 

「それってたぶん此処の電波がそれに対応できてないだけじゃない?」

 

「え?なんでそんなことわかるんだよ?」

 

「だって雪音さん・・・此処の人の世界の人じゃないしこの世界と向こうの世界が繋がるとは思えない・・・かな」

 

「・・・」

 

「ん?」

 

「なんか普通にその通りすぎて納得しかけたんだけどずいぶんと詳しそうだな」

 

「アニオタの理解力と無限の想像力・・・なめてもらっちゃいけない」

 

黙ってこっちを見るクリスにあれ?っと首を傾げて見ては詳しそうに話していたことから、ああ・・・そうかと少年は想像力豊富な為こうゆうのは簡単に想像できるとえへんと威張り散らして見せる。

 

「あっ一応補足するとね、この世界はノイズもいなければシンフォギアなんて存在してないよ」

 

「ハァ!?ノイズもシンフォギアも存在しないだぁ!?」

 

「イエスでございます」

 

驚くクリスに頷く少年。

 

「そうは言ってもなあ・・・直ぐに信じられられるわけないだろ」

 

「まあそうだよね・・・突然言われたら怪しさ満点だもん、でも此処にあるポスター見たでしょ?」

 

「あっああ・・・あれか」

 

クリスが写ってるポスターを見てはまた少年の方を見る。

 

「ただの一般人がシンフォギアなんて国家機密に触れてる奴知れるわけないじゃん」

 

「ふーん・・・ポスターはいいとして」

 

「・・・?」

 

「これは流石に引いた・・・」

 

そう言ってクリスは先ほどの雪音クリス抱き枕を取り出す。

 

「グホァ!」

 

クリスが見せたとたん吐血しだし倒れる少年。

 

「自分の好きな子に好きな子の抱き枕見られた、めっちゃ死にたい・・・」

 

「コイツ・・・そうとう重症だな」

 

「やっべ恥ずかしくて顔隠したいのに後ろに縛られてるから隠せないつらい・・・」

 

恥ずかしくて悶える少年にクリスはジト目で見ながら仕方ないと立ち上がって少年の拘束を外していく。

 

「ゆ・・・雪音さん?」

 

「勘違いするな?少し信用してやるだけだからな!」

 

「・・・」

 

帰る方法もあるしなとちょっと恥ずかしがりながら拘束を解いてやるともう一度少年の方を見ると少年はずっとクリスの方を見ておりどうした?と少年の前で手を翳してあることに気付く。

 

「・・・」

 

「コイツ・・・気絶してる!?」

 

恥ずかしがるクリスの顔を見た瞬間気絶したようだ。

 

 

 




そう言えば少年の名前決めてなかった


少年「は?」


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5話

感想欄を見た少年

「みんな俺の事変態だと思ってない?」

やったね少年掴みは完璧だね♬

「それを作ったのはお前だろうに」




ジュ~・・・・

 

「いやー、まさか雪音さんが現代世界に来るとは思わなかったなぁ」

 

トントントン・・・

 

「ずいぶんと冷静に言うけどこれ、かなりやばい事だぞ?」

 

ジュ~・・・サッサ・・

 

「そうだけど今の俺じゃ考えたところで答えなんて出ないよ。ただの一般ピーポーに出来ることなんてたかが知れてるわけだし」

 

トロー・・・

 

「まあ確かにそうだけどさ・・・」

 

コト・・・

 

「ハイ、お待たせ・・・」

 

「・・・ありがと」

 

気絶から復活した少年は起きてからまだ朝食を作ってなかった為良かったら食べる?とクリスに提案し、クリスはそれに賛成し食卓を二人で囲むことになったのだが。

 

「なあ、アンタ・・・親は?」

 

周りを見たクリスはどこかいた形跡はあるのだが少年の親がいないことに疑問を持ち少年に質問をする。

 

「両親なら今タイにいるよ、母親がタイの人で父親が日本、そして俺はハーフでございます」

 

「へぇ全然ハーフってのには見えないけど」

 

「そりゃね、育ちのほとんどは日本だし言葉だってタイ語はからっきしよ。まあ、なんて言っているのかは感覚で分かるんだけど」

 

「でっなんで両親だけで?」

 

「ばあちゃんの葬式だよ、俺は幼少期しか関わってないし向こう行ってもなってやめた」

 

そう言って少年は朝食を持ってきて食卓に置いていく。

朝食メニュー

ご飯・コンソメスープ・チーズハンバーグ

 

「・・・ごめんなさい」

 

「・・・?・・・ああ、大丈夫だよ。俺は別に・・・高校もあるしね両親いないぶん好き勝手できるし・・・ほら早く食べて、冷めちゃうぜ」

 

謝るクリスに平気な顔で答えては早く食べてと催促する。

 

「わかった・・・いただきます」

 

「召し上がれ・・・」

 

食べるクリスを見ながらじっくりと眺めうんうんと笑顔で見れば、少年も食べ始める。

 

「・・・うま!このハンバーグ凄いうまい!」

 

「おっホントか!いやあ雪音さんに絶賛されるとめっちゃうれしいねえ!」

 

もっもっっとハンバーグを頬張るクリスを見てめっちゃ可愛いと思い。

 

「めっちゃ可愛い・・・」

 

「・・・また、言ってる」

 

ジト目で見て来るクリスにあっやっべと笑って見せて、食事をする。

 

「ほんとに・・・そうゆうのは好きなやつに言ってやれよ・・・」

 

何度も言われ続けてもまだ慣れないのか頬を赤くしながらスープを啜ってはこの顔も見られたくないとそっぽを向く。

 

「・・・?俺は雪音さん一筋ですが?」

 

「・・・!うっさい!静かに食わせろ!」

 

「へい・・・黙りまーす」

 

クリスに布巾を顔面に投げつけられ静かに食べることにする少年。

 

布巾が顔にへばり付いた為、その時のクリスの赤面顔は見れなかった。

 

 




頬張って食べるクリスちゃんも可愛い(天を仰ぐ少年


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6話

 

「さて雪音さんやい、俺たちは今ご飯を食べた後あることに気付いてしまったんですが・・・」

 

「いや、突然深刻そうな顔してるけどなんも説明してないからわかるわけないだろ」

 

突然机の上で某碇なんたらのポーズで説明をしだす少年に冷静に返すクリス。

 

「・・・俺はこれから学校に行かねばならんのです・・・」

 

「おう・・・」

 

「そんでもって雪音さんは必然的にお留守番という形になるのですがよろしいので?」

 

そう、少年は学生の為これから高校に行かねばならない。その為クリスに一人にしてしまう為、心配をしていたのだが・・・

 

「なんだ?別にどこもいかないぞ」

 

「まじ?てっきり調べに外に出ていきそうだったし」

 

「うっ・・・まあこの世界の事も調べないといけないしな!」

 

「でしょうね・・・」

 

「・・・」

 

 

此処の事も調べたいが一人で調べるよりかは此処の事を自分より知ってる人、つまり少年といたほうが効率がいいと考え、その事を言おうと思ったのだが少年の事だからきっと・・・

 

『雪音さんと一緒に調べ物ができる?・・・ウッ(即死』

 

とか変な事言って尊死的な行動をとるとめんどくさいと思いあえて何も言わずにすることにした。

 

「なにも直ぐに帰れるわけじゃないんだからな。しばらくはにやっかいになる・・・」

 

「・・・つまり同棲・・・雪音さんと!?・・・ウッ(即死」

 

「何をやってもこうなるのかよ!」

 

等と会話をした後少年によろしくと言われ少年は高校に向かい自転車を走らせていく。

 

「・・・とまあ一人になっちまったわけだけど・・・」

 

少年を見送った後クリスは少年のベットに座り込んではどうするか考える。

 

「・・・そういえば確かアタシ達の事のDVDがあったな・・・」

 

そう言って特に気にすることなく自分たちの姿が描かれているDVD『戦姫絶唱シンフォギア』手を掛ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんで寝て起きたら雪音さんが横で寝てたんですよ」

 

「いや、なに寝ぼけた事言ってんの?」

 

教室のHRが終了し休み時間、少年は親友と雑談しながら今朝の出来事を

話すがあまりにも信用性がないため信じてもらえずにいた。

 

「いや、ほんとだって朝食だって一緒に食ったし!」

 

「いやだってねえ・・・アニメキャラが来るなんてそんな不思議な事世界が滅んでもあり得ないだろ。せめてホームステイとかなら信憑性あるんだけど」

 

「まあ、そうなんだけどさ・・・」

 

親友の確かな正論に口が出せずにどもってしまう。

 

「そもそもさっきから言ってるその子なんだけど」

 

「おっおう・・・雪音さんだろ?」

 

ずっと気になっていたのか少年に問いかける。

 

「そうそう、その雪音さんって誰だよ?」

 

「・・・は?」

 

 

 

 

 

 

その頃少年宅

 

「・・・アーマパージしてるところまで映ってるとか嘘だろ!?」

 

 

 

 





まさかのお気に入り100人達成してしまった(;´・ω・)

皆様には感謝ですありがとうございます(*'ω'*)

100人達成した記念でなにかしようかなあ・・・


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7話

 

「雪音さんを知らないってずっと俺がクリスちゃんまじ可愛ええって推してたキャラじゃん忘れたんか?」

 

親友の発した発言に疑問を持ち再確認しようともう一度確認しようとする。

 

「ん~初めて聞いたけど・・・なんならその戦姫絶唱シンフォギアっていうのも知らないよ」

 

「・・・ウッソだろ」

 

クリスどころか作品自体も知らないということに唖然とし自分の席に座る。

 

「ん?どうしたんだよ急に黙っちゃって」

 

「ごめん・・・ちょっと考えるから」

 

「おっおう・・・」

 

(雪音さんどころかシンフォギアの事も忘れてるって・・・もしかして雪音さんがこっちに来たから?)

 

皆の記憶からシンフォギアだけ消えた理由を考え、大まかな理由としてクリスがこっちに来たからと推測を立てるのだが・・・

 

「そもそも・・・なんで雪音さんがこっちに来たんだろ・・・」

 

そう考えるがやはりこれが正しく正解というところまではいかずこの事を考えるだけで一日の授業を終える。

 

 

「・・・解せぬ('ω')」

 

「いや自業自得でしょ・・・」

 

 

 

 

 

 

少年宅

 

 

「・・・」

 

あれからクリスは2期まで見終わりDVDを取り出してそれをしまい、その場で大きく息を吸うと膝を付いて・・・

 

「・・・アタシの裸・・・映りすぎだろ」

 

今までの自分の行動がこの円盤に全て詰まっている事を知っている事に驚きしかもまだ先の話がこんなにもあることに絶望していた。

 

「やばい・・・これ以上はアタシがもたなくなりそう」

 

自分の活躍するシーンを見るのは別に何ともなかったのだがきわどいシーンのアップや他人に見られたくないシーンのアップに関してだけはとてもじゃないが恥ずかしすぎて項垂れていた。

 

「・・・つまりアイツ、これ全部見たってことになるよな」

 

そう、このDVDは彼の物であるから自分のいろんなシーンを余すことなく見たということになる。そしてなりより彼は雪音クリス大好き人間、クリス情報はだいたい把握していても過言ではない。

 

「乙女の秘密を知ったんだ・・・これぐらいは罰当たることはないだろ」

 

拳を固めて不適な笑みを浮かべる。

 

「ククッ・・・早くアイツが帰った時の驚く顔が見たいなぁ」

 

 

 

 

 

「ただいまー雪音さんちょっと聞きたい事・・・が・・・」

 

家に到着すると直ぐに違和感を感じた。

 

「・・・あれ?なんかいい匂いが・・・」

 

入るなり謎のいい香りが少年の鼻に入ってくる。

 

「よぉ、いい時間に帰ってきたなご飯できてるぞ」

 

そう言ってクリスはちょいちょいと手招きをして案内をする。

 

「雪音さんの・・・ご飯・・・手料理!?」

 

「なんだよ・・・居候の身なんだからこれぐらいやるぞ?」

 

「あっ・・・そうなの?別にいいのに・・・」

 

「別にいいんだぜ?アタシの料理食わないなら「是非いただきます!!」おおう・・・」

 

クリスの手料理に驚きテーブルを見るとそこにはオムライスがテーブルに乗っかっており、居候の身であるからこれぐらいはと自分の頬を掻いては少し照れたりしていて少年はマジマジとオムライスを眺めては食べたいですと気合いのこもった声であげる。

 

「それじゃあ早速いただいても?」

 

「ああ・・・いいぜ。存分にたべやがれ」

 

「雪音さんの手料理とか最高すぎる!いただきます・・・」

 

「あっそうそうそう言えばDVDみたぞ」

 

「パクッ・・・!!」

 

うれしそうな顔で一口食べると同時にクリスの口からとんでもない発言を聞き固まる少年。

 

「・・・・・・」

 

「あまさかアタシのシーンがあんな風にでてるなんて思ってもみなかったぜ」

 

「・・・」

 

クリスの言葉をきちんと聞く少年。少年はわかっていたのだ。クリスに見られたという意味がどうゆうことになるのか。それよりも先ほどから口に入っているオムライスに異変を感じる。

 

「ゴフゥ!・・・ゲホォっゴホォ・・・ゆっ雪音さんまさか?」

 

「そう・・・そのまさか・・・」

 

オムライスを飲み込むと喉の痛みと舌の痛みが同時にやってきて突然せき込み咽せ始クリスを見る。

 

「お前・・・見たんだよな?」

 

「・・・はい・・・」

 

何を見たのかはすでにわかりきっていた。

少年は口の中の物を洗い流そうとコップに手を伸ばそうとするがそれをクリスが止める。

 

「・・・」

 

「あの・・・雪音さん?・・・」

 

おそるおそる少年はクリスの顏を見るとクリスはとてもいい顔で少年を見ていた。

 

「乙女の裸を見たんだからこれぐらい安いだろ?食べてくれるよな水無しでアタシの特性『ハバネロオムライス』」

 

「・・・ひゃい・・・」

 

その後少年の家で悲鳴が聞こえたのは言うまでもなかろう。

 

 

 




アンケート結果
響ちゃんに決定!

「私の出番が来た!」




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8話

アンケート初めて使ったけど終わらせ方がわかない作者です(´;ω;`)





 

 

「・・・くっひゃほ(食ったぞ)・・・」

 

「本当に全部食べるとか・・・お前アタシが言うのもなんだけどほんとに馬鹿なんだな」

 

あの後ハバネロオムライスを完食し、水をたらふく飲んでは回復する。

 

「なに言ってるんですかね?俺は出されたものは梅干し以外は全部食う男だぜ・・・それに雪音さんの手料理なんだかファンの俺にはとても幸せでございます」

 

「やめろお前!土下座すんな!」

 

呆れた顔でクリスに言われるもグッとこぶしを握って頷き、とても嬉しい事にクリスの前で土下座を行う。

 

「・・・あっそうそう雪音さん、今日帰ってくるときに少し調べたんだけどさ」

 

「・・・あっあぁ・・・」

 

思いついたように起き上がって少しわかった情報教えようと炬燵に座りなおすと、それを見たクリスも一緒に炬燵に入って座る。

 

「簡潔に言えば俺以外シンフォギアの存在が無かった」

 

「は?この世界はシンフォギアなんてないんだろ?」

 

「あっごめんそこじゃなくてこの『俺の家』を除いて何処もシンフォギアっていうアニメがなくなってたんだ」

 

親友が言ったことが気になり、帰りにアニメイトに寄ったのだがシンフォギアがなくなっており、またネットでの情報もなくなっていた。

 

「どうゆうわけかシンフォギア自体の記録が此処しかないみたいなんだよね・・・だから雪音さんが帰れる方法とかわかるのにかなり時間がかかるかも」

 

「・・・なるほど」

 

力になれなくてごめんっと謝り、頭を下げるがクリスは頷いて答え

 

「まあ外の情報なんかアタシにはさっぱりだから正直わかんないけど・・・」

 

「うん・・・」

 

「アタシの為に動いてくれたのには・・・まあなんだ・・・ありがと」

 

クリスにとって突然この世界に呼ばれ、何もできない中、少年の家に居候させてもらった上に帰還の方法も探ってくれた為、改めてお礼を言う。

 

「それにアタシ達の事知ってる人がお前だけで安心した」

 

「え?・・・」

 

「だってこの内容知ってるの、お前だけだし他の奴らが知ってることはないならそれはそれで良い」

 

「それで良いって・・・あ・・・」

 

そう言ってクリスが見せたのはクリスが見ていたDVDであった。

 

「まあこの馬鹿が主人公ってのはなんか癪だけどおかげでアタシがお仕置きできるのはお前だけになった訳だな」

 

「ええ・・・終わりじゃないんですかい?」

 

「あったりまえだろ!まだ全部見れてないんだから」

 

「うそん・・・」

 

その後食器を片付け、軽くシャワーを浴びて明日に備えて寝ることにする。

(ベットがクリス・少年が炬燵)

 

 

(・・・雪音さん寂しくないのかな・・・)

 

此処に来てからクリスはずっと一人の為何とかならないかなと考えるが何もできないことからとりあえず回らない頭から思いつくことはなくそのまま就寝する。

就寝したと同時に彼のスマホが光だししばらく発光しては消える。

 

 

 

 

 

 

そして朝

 

 

「・・・ウゥゥゥ・・・」

 

「・・・むにゃ・・・」

 

「・・・アタシの次はこの馬鹿かよ・・・」

 

先に起きたクリスが少年を起こしに来たのだがそこで見たのは苦しそうにしている少年とそれに思い切り抱き締めて寝ている馬鹿(響)の姿があった。

 

 





響「私の出番これだけ!?」




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9話

「・・・えへへ・・もう食べられないよ未来ぅ・・・」

 

「ウゥ・・・アナコンダはやばい・・・かなりやばい・・・死ぬぅ・・・」

 

「・・・えぇ・・・」

 

顔を引き攣らせて一緒に寝ている二人を見てクリスは考える・・・

 

「アタシの次はこの馬鹿が来るのか・・・いったいどうなってんだ?」

 

響は幸せそうに少年に抱き着いて寝ている・・・少年はそれに完全絞められている為、とても苦しそうな表情をしていながら眠っている。

 

 

「・・・これどうしよう・・・」

 

見た感じのカオスぶりに頭を悩ませる。

 

「たぶんコイツそんな関係ないように見えるけど・・・ほおっておこう」

 

朝からツッコムのも疲れてしまうためクリスは考えるのをやめ、二人とは違う位置に座ってあったまる。

 

「・・・あれ私・・・」

 

しばらくして目が覚める響。自分が見たことない場所に気付きまた何かを抱き締めているのを感じて顏を向けると寝ている少年が目の前に出てくる。

 

「・・・え?・・・ハッ!これはもしかして夢だでないとこんな一緒に寝てくれる彼氏なんていないよね!?」

 

目の前の出来事にまともな思考ができておらず目の前の少年を夢の中の彼氏として見て抱き寄せ・・・

 

「えへへぇ・・・夢なら何してもいいよねぇ・・・」

 

笑顔で少年の顏を近づけさせる唇を近づけさせる響。しかし此処には響と少年だけではなくもう一人いたのである。

 

「良いわけないだろこの馬鹿あ!」

 

「あいたぁ!?」

 

「グヌゥ!?」

 

クリスの全力のチョップを響の後頭部にぶつけ、その衝撃でそのまま響と少年の額に激突し痛みに悶える。

 

「いったあいい・・・あれ?夢じゃない・・・あっクリスちゃんいたの?」

 

「いたもなにも最初からいたわ!なに初対面の人にしかもちゅーしようとしてんだ!」

 

「だって夢だと思ったもん!私だって春欲しかったんだもん!」

 

「全力で抱き締めたんだぞ、よく見ろコイツめっちゃ苦しそうじゃねえか」

 

「いや、それはさっきクリスちゃんが私を殴ったからで・・・」

 

「なんか言ったか?・・・」

 

「なんでもありません・・・ゴメンナサイ」

 

涙目で訴えるもクリスの圧力に負け、直ぐに謝って少年から離れる。

 

「お前もいつまで寝てんだ!さっさと起きろ!」

 

そしてまだ寝ながら痛みに悶える少年の方を見て再度額にチョップをかます。

 

「いったああいいいい!」

 

飛び跳ねるように飛び上がり目を覚ますと響が目線に入り。

 

「雪音さんの次は響がきたあ!?」

 

「ど・・・どもー・・・」

 

「そのくだりはもうやったわ・・・」

 

驚く少年に挨拶する響に呆れるクリス。

 

「よし・・・じゃあお前ら起きたところで・・・正座しな」

 

「「え?なんで?」」

 

「聞こえなかったか?・・・せ・い・ざ・・・しろ」

 

「「あっはい」」




絶賛暴走中の響です('ω')


393「響?・・・」

謎の波動を感知!総員退避ぃぃぃ!!


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10話

ついにお気に入り200突破してしまった。

リア友「200行ったからまた誰か呼ぶの?」

作者「考えてないけど他になんかイベントはさみたいなあって」

リア友「アッじゃ・・・」

作者「?」

リア友「R18版そろそろだそっか?」

作者「・・・は?」


 

「それで・・・立花さんも此処に来ちゃったか」

 

「立花だなんて、響で良いよ~」

 

「そう?じゃあ遠慮なく・・・響」

 

「えへへ、なんか歳の近い異性がいなかったからなんか照れるな~」

 

「おっおう・・・」

 

「・・・」

 

正座させられた状態で少年と響の自己紹介が終わり、クリスの時と違って響(少年はじゃっかん引いている)と仲良くなっているのを見てクリスが面白くなさそうに見ていた。

 

「アタシの時と違ってずいぶんとよろしくやってるんだな。抱き合って寝てただけの事はあるな」

 

「え?俺と響抱き合って寝てたの?寝てたから全然わかんなかったけど」

 

「危うくキスしちゃうとこだったよ・・・テヘ」

 

「しかも初対面の人に!?え?響ってこうゆうキャラだっけ!?」

 

「いやコイツは馬鹿なだけだろ」

 

「だってぇ・・・だってぇ」

 

少年の起きてない事を良いことに唇を奪おうとしてた響はいやあ危なかったと照れていてそれを見ている少年の心にはキャラが全然違う響の姿に戸惑っているとその横でクリスがフォローを入れている。

 

「だってぇ、さっきも言ったけど歳の近い男子の友達もいなかったし、いやでもね?未来がいつも一緒にいてくれるから良いんだけどやっぱりそうゆう異性との交遊が必要かなってずっと思ってたんだけど目を開けるとそこにいたもんだから私の夢の中ならなんでもしほうだいだしそうゆう練習だってありだと思うんだもん」

 

「・・・なんか、俺の中の響像が崩れる瞬間を感じた」

 

「この馬鹿に夢見過ぎだ・・・」

 

マリアが聞いたら絶唱顏で怒られそうな響の発言に少年の中の主人公響のイメージが崩れ去る。

 

「あっそう言えば貴方誰なんですか?」

 

「そこからか・・・なんかツッコムの疲れたよ雪音さん」

 

「そんな顏でこっちみんな、毎度だぞコレ、知ってるだろ?」

 

「アッハイ・・・」

 

「なんで二人ともそんな疲れてるの?」

 

「「・・・ハァ」」

 

余りにもの響の暴走っぷりに会話も疲れ少年がクリスに助けてと視線を飛ばし呆れたクリスが仕方ないと響に説明をする。

 

「・・・カクカクシカシカ」

 

「・・・ええ!?此処別の世界なの!?そんでもってノイズもいないの!?」

 

「なんかデジャヴ~」

 

説明が終わると響は最初にあったクリスと同様の驚きをしてそれを見た少年がクスッと笑う。

 

「そっそれで今の現状変える方法がまったくもってないからコイツの家で世話してるってわけだ」

 

「え?俺、世話させられてるの?逆じゃない?」

 

「・・・」

 

「正座中のに膝をつつかないでもらってもいいかなああああああ!?」

 

正座している少年の膝をつつくと叫びを上げながら倒れてしびれに悶えていく。

 

「それじゃあ・・・私もこれから此処でお世話になればいいんだね!」

 

「まあ・・・それが一番なんだけど・・・」

 

事実響達の世界がわかるのはこの家だけしかないのでそのほうがいいのだがクリスは少年を見て

 

「やっばい・・・痺れすぎて卑猥な声でちゃう!・・・っぅ!」

 

「・・・アタシ達・・・帰れるのか?」

 

「あ・・・あのクリスちゃん、私もそろそろ崩したいかな~?なんて」

 

「あ``?」

 

「スミマセン・・・」

 

 

 

 



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11話

アンケート見てるとやっぱりクリスが多いね('ω')

そりゃそうかヒロインだもの





 

クリスと響がやってきて数時間、少年は幸いにも今日は休日であり二人の生活必需品を買いにデパート【パケットマート】に来ていた。

 

「はい、とゆう訳でパケットマート略してパケマに来ましたこれより二人の生活に欠かせないもの買っていただきたいと思っています」

 

「お~」

 

「良いのか?アタシたちにここまでして」

 

自分たちは迷い人であると同時に一応少年に迷惑を掛けているうえに此処までしてもらうのは気が引けたのか、申し訳なさそうに聞いてくる。

 

「何をいまさら、乗り込んだ船だしいくらでも付き合ってやるよそれに・・・」

 

「それに?」

 

「こんな雪音さん達と買い物ができるなんて夢でしかできないことが現実でできるなんて幸福すぎてやばい・・・」

 

「さっきまでのアタシの罪悪感返せ!」

 

「(´・ω・`)」

 

クリススイッチが入り少年は自分の顏に手を当てて嬉しそうにするのだがそれを見て悪いなあと思っていたクリスが罪悪感に駆られていたのがバカバカしく思いツッコミを入れる。

 

「まあ・・・やっぱり響も来た事だしさ、生活に必要な物はそろえたほうがいいと思うんだ」

 

「確かにそれはそうだけど・・・」

 

「?」

 

先程から少年の言っている一つの単語がずっと気になっていてクリスはずっと少年の方を見て

 

「あの馬鹿にはちゃんと名前で呼び合ってるのにアタシにはないのか?」

 

「・・・あっ・・・と・・・・」

 

そうクリスの事は名字で呼んでいた為クリスはずっとそれが気になっていた。

 

「一緒に住んでんだ、別にアタシの事も下で呼んでもらっても・・・良いぞ?」

 

そう言ってクリスは正直に話すが少し恥ずかしくなるが真っ直ぐ少年を見る。

 

「あ・・・うん。じゃあ・・・クリス」

 

「よろしい」

 

そう言ってクリスは満足したのか少年を置いて響のところに向かっていきその姿を見送っている少年は自分の口元に手を当て

 

「・・・やばい本人の前で下で呼ぶの・・・滅茶苦茶恥ずかしい・・・」

 

顏は隠しているが表情の方は恥ずかしく真っ赤に染めていて、しばらくその場から動くことが出来なかった。

 

「さあ、行くぞって・・・なんだよその顏」

 

響のところにやってきたクリスは何やらニヤニヤしている響がこっちを見ていてなんでニヤニヤしているのかわかってはいたがとりあえず聞いてみることにする。

 

「クリスちゃん、良かったね」

 

「!・・・うっさい」

 

響は察していたのかクリスの顔を見ては笑っていて嬉しそうに言うと、面と向かって言われたクリスは顔を赤く染める。

 

「「・・・マジで恥ずかしい」」

 

二人は同時に同じセリフを言うが二人は互いに気づくことなくそのままデパートの買い物を続けることにする。

 

 

 

 

 

 

「・・・」

 

少年達が歩いているところを眺めている少し小柄な人物が物陰から覗いていた。





感想見てこれは早急に393は召喚しなくては

少年「やめて!これ以上はうちの家計が絶唱する!」

ああ~^^壊れるぅ^^


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12話

 

「それじゃあ日用品でここから行こう」

 

響とクリスの服を調達する為に洋服店にやってきたのだが

 

「じゃあ、俺は別のところに行くからごゆっく・・・」

 

女性の洋服は普通に二人に任せようと二人に手を振って別れようと後ろを向くと、響に腕を掴まれる。

 

「・・・あの、響さん?この腕はなんです?」

 

「いやあ、せっかくだから私たちの洋服をコーディネートしてもらおうかなって・・・」

 

「ふぇ!?それはクリスに見てもらいなよ。俺だってそんな女子の洋服なんて詳しくないから無理だぞ」

 

「・・・クリスちゃんに自分の選んだ服、来てもらいたいと思いません?」

 

「よし、ついていこう」

 

「お前ちょろすぎだろ・・・」

 

女性用の服なんて全然気にする事なんてなかったから女子二人で見てもらった方がいいと思い任せるつもりでいたのだが響に腕を掴まれ問いかけるとまさかの選んでもらおうと連れていかれて断ろうとするも響の提案に直ぐに乗っかりそれを後ろから見ていたクリスに呆れられていた。

 

「じゃーん!どうかな?似合う?」

 

「おぉー、可愛い可愛い」

 

「悪くはねぇ・・・」

 

シャーっと試着室から出てくる響の姿に拍手をする少年とクリス。

 

「・・・なんだよ・・・」

 

「「ウッ・・・(気絶」」

 

「お前まで!?」

 

クリスの姿を見て可愛さのあまり気絶する二人。

そんなこんなで洋服選びを楽しんでいる中、少し休憩の為にレストラン等のコーナーにやってくる。

 

「ご飯♪ご飯♪」

 

「うっわすっごいご飯の量」

 

この時間の食べ放題コースを予約していた為入って注文をするやいなや響がご飯を大量に注文しご飯がやってきた量に驚いて感想を言う。

 

「コイツ食べ放題でも容赦しないからな」

 

「え、そうなの?」

 

響の様子を見てクリスはいつも見ている為あっけらかんとして答え響の方を見ていると少年の視線を感じては少し照れたように

 

「いやぁ、そんな情熱的に見られると照れるなぁ」

 

「むしろ冷めた目で見ているんですが、響のポジティブレベル高くない?」

 

「それがこの馬鹿だから・・・」

 

「二人とも酷い!」

 

楽しそうに会話していきクリスの荒い食べ方を見てまたも少年が死にかけたりしたのは言うまでもなかった。

 

「いやあ食べた食べたごちそうさまでした!」

 

「食べ放題じゃなかったら俺の財布が絶唱するとこでした」

 

「こっから先は外食は食べ放題のほうがいいかもな」

 

レストランから出てきて満足そうにしている響とレシートで注文した量を見て少年は食べ放題じゃなかったらと思うと恐怖で戦慄していた。

 

「・・・」

 

帰宅しようかと荷物を持って帰ろうかと歩いていると誰かの視線をクリスが感じ取る。

 

「・・・?なあ、あの小さい奴ずっとこっち見てるんだけど」

 

「ん?誰が・・・あ・・・」

 

クリスが少年に問いかけ、少年も向けられた視線えお辿るとそこには少年にとっては見知った小柄な男子がおり、見つけると見知った小柄な少年がこっちに寄ってくる。

 

「和君何してるの?」

 

「健太・・・」

 

「・・・?知り合い」

 

歩いてきた小柄な少年・健太が近づけば少年は知り合いに会うとは思わず気まずそうにしている。

 

「あっ初めまして・・・僕、甥っ子の健太です」

 

「あっこれはどうもご丁寧に・・・」

 

「甥っ子なのか・・・初めまして・・・」

 

律儀にお辞儀をする健太に響とクリスもつられてお辞儀をする。

 

「健太・・・詳しい話は後でしてあげるから今日はもう帰って良い?」

 

少年は焦っているのか健太から距離をとって早く帰りたいなぁと目をそらしてそれを見て疑問に思ったのかクリスは問いかける。

 

「なんでだ?甥っ子なんだから話とかあるだろ?」

 

「あっいやええと・・・そうなんだけど・・・なんていうかその・・・」

 

「・・・?」

 

なんて言えば良いのかわからないのか少年はどもっておりそれを見て健太は首を傾げて爆弾を投下する。

 

「それにしても良く立ち直れたね、この前なんか告白して玉砕されたっていうのに」

 

「ん”ん”!!」

 

「「え!?」」

 

言ってほしくなかった健太の一言に少年は唇を噛んでやられた顔をしそれを聞いた二人は驚いて少年を見る。

 

「やめてくれ・・・健太・・・その言葉は俺に効く」

 

今の少年の気持ちは逃げたい気持ちでいっぱいになっていた。

 

 

 

 

 




誰も393だなんて言ってないのにみんな393のこと信用しすぎぃ!


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13話

「健太君その話詳しく!」

 

「え?えっと・・・」

 

「やめてもらってもいいかなあ!?」

 

「まあまあいいじゃねえかアタシも聞きたいし」

 

「俺の黒歴史広げないでぇ!」

 

響が健太の肩を掴んでずいっと興味を持って話を聞こうとして少年が止めに入るもそれをクリスが静止し知られたくないのか嫌がっているがそれも次の一言で黙ることになる。

 

「いいじゃん・・・お前も【アタシ達】の黒歴史しってるもんな・・・」

 

「・・・どうぞ・・・私の玉砕録を堪能シテクダサイ」

 

「えっと確か中学から卒業までずっと隣の席の女の子に片思いして卒業で告白したのに返事が『ごめんね、いい友達ってしか見てなかったの』んで結局恋愛対象に見られること無くその日泣き崩れてそこからアニオタガチ勢に入ったと・・・でおけ?」

 

「健太・・・泣いていい?」

 

概ね健太の言ってる事はだいたいあっている為膝を付いて泣き崩れそれを響がヨシヨシと頭を撫でてあげる。

 

「・・・(なるほどだからコイツはシンフォギアなんてアニメを見るようになったのか」

 

「まあ和君劇的な玉砕から立ち直ったらアニメにはしりだしちゃったからね、アニメにかまけ過ぎて犯罪者予備軍に入ったら甥っ子として恥ずかしいよ」

 

「グフ・・・容赦すぎ」

 

淡々としゃべり続ける甥っ子に泣き顔でさらに崩れ落ちる。

 

「でも良かったよちゃんとアニメに走らないでちゃんと彼女作れて」

 

「ウッ・・・」

 

甥っ子の言葉に少年はまた口を塞ぐ。

確かに今は女の子と一緒にいるが良く考えれば彼女達は此処の世界の人ではない、どう説明すればいいのか考えると更に爆弾を投下する。

 

「ところで・・・二人の内、どっちが彼女さんなの?」

 

「「「!?」」」

 

此処で甥っ子の純粋な質問なのか聞いてきて3人は固まる。確かに一緒には住んでいるがそうゆう対象として見ることは無かった。

 

「いや別に彼女はまだ「はい!私だよ」「はい!?」」

 

「ついでに言えば一緒に寝たよ!」

 

「ホント!?そこまで進んでたんだ!」

 

「ちょおっと、まてえええいいい!」

 

少年が違うと否定しようとすると意外にも響が手を上げて彼女宣言をしたのだ。

それを聞いて当然少年とクリスは驚き甥っ子を一旦待たせ、響を連れて問い詰める。

 

「おい馬鹿どうゆうつもりだ!?」

 

「そうだぞ響!否定しようとしたのに健太の奴信じ込んでしまうじゃないか」

 

各々響に伝え、言ってしまった事が取り消せないとこまで来てしまい問いかけるが。

 

「だって健太君ずっと心配してたんだよ?安心させるにはこれがいいかなって」

 

「だとしても彼女だなんて・・・」

 

「そっそうだぞ・・・アタシ達はいつか帰らないといけないんだぞ!」

 

「だったらそれまででもいいよ。それともクリスちゃんが和君の彼女やる?」

 

「な!?」

 

「はい!?」

 

どうやら響は甥っ子が少年の事を心配していてたらしくほんとに安心させるためにわざわざ自分を犠牲にして安心させるために言ってくれたらしい。

響の事を聞いて少年はどもってしまうがクリスは此処の人ではないためまずいと伝えるが響はこうゆうときだけ頭を働かせそれまではいてあげると答えさらにはクリスにも彼女になればいいと答え二人はさらに驚く。

 

「どうせ私たちは一緒に住んでるんだから問題ないよね?」

 

「え・・・あ・・・」

 

「・・・?」

 

響の言葉に詰まってしまってクリスは少年の方を見るが少年はわからずクリスを見ては首を傾げクリスは何か考えると顔を赤くして今度は目を。

 

「アタシは別に・・・それならいんじゃないか?」

 

「え!?クリス?」

 

「やった!じゃあそれで行こうね!」

 

「あっおい!」

 

「あっ・・・」

 

まさかのクリスが根負けし肯定してしまい響がガッツポーズをして少年を連れて甥っ子のところに戻っていきその姿をクリスは眺めるだけで何もすることは無かった。

 

 

その後甥っ子に説明をし、解散帰宅をすることになり帰宅したのだが響はとても笑顔で少年とクリスは静かにしていてその日の一日が終わることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

三人がいたデパートの家電コーナーのテレビにて

 

 

『先ほど入ったニュースです、タイの首都バンコクのデパートでテロリストによる爆破が行われたとのこと、尚この爆発に巻き込まれた者の中に【一人】の日本人男性が巻き込まているとの情報が入り現在身元の確認を急いでいます』

 

 

 



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14話

 

「なあ響さん俺の言いたい事わかりますよね?」

 

「はい・・・」

 

「・・・」

 

正座して大人しくしている響、それを黙ってみるクリス、そして響の前に立っている少年。

 

「そうかじゃああえて言わせてもらおうか・・・なんでまた俺を抱き枕にしてるのかな?」

 

「だって・・・和君最初の時も暖かかったしそれに・・・」

 

「それに?・・・」

 

「・・・」

 

「もう私達、付き合ってるから良いでしょ?」

 

「ッ!・・・」

 

「それか・・・」

 

甥っ子の為に言った事を本気にしているらしく少年に大量のアプローチを掛けていた。ちなみに今回は少年が寝ている炬燵に潜り込み抱き着いて寝ていた(尚それを見つけたクリスにまた怒られている)。

クリスが響の言葉に大きく肩を震わし、少年はため息を付いて

 

「あのなぁ響、健太の為に言ってくれたのは感謝してるけどな、別にそこまで合わせる必要ないよ。それに響だって初彼が俺なんてやめとけ」

 

「私は構わないよ?それに和君なら全然」

 

「ブッ!」

 

やらなくてもいいと思って伝えるが響は構わず続けたいと答え、それを聞いて少年は盛大に噴き出す。

 

「え?なっなんで!?」

 

「だって私和君の事好きだもん」

 

「「・・・は?」」

 

響の思わぬ発言に二人は茫然と響を見る。

 

「・・・それはLike?love?」

 

「loveだよ」

 

「マジか・・・」

 

「なっなあ・・・」

 

少年が確認をするがその想像してた言葉でまさか響から言われるとは思ってなく座りクリスは響に問いかけようとする。

 

「一応聞くけど・・・いつから?」

 

「初めて見た時からだけど・・・あっこれって一目惚れってやつかな」

 

「なっなるほど・・・」

 

そう言うと響は照れたように答え、それを聞いたクリスは少年と同じように座る。

 

「・・・よし、じゃあテレビでも見ようか」

 

なんとも言えない空気になり変えようと少年は先ほどの怒りも忘れテレビを付ける。

 

『入りました情報ですタイの首都バンコクのデパートにて起こった爆破テロについてですが・・・』

 

「タイでテロ・・・随分と物騒な事件だね」

 

「あっうんそうだね・・・」

 

「確かお前の両親もタイにいるんだったな」

 

「うんそうだよ流石に巻き込まれる訳・・・」

 

『爆破テロに巻き込まれた日本人男性の名前は○○勝65歳無職妻と共にタイに訪れており妻であるリーンも同様に亡くなっております、また調べによりますとこの男性は歩行が不安定であり介助が必要でありその為逃走が間に合わず巻き込まれたか・・・』

 

「・・・おい、これって」

 

「ん?どうしたのクリスちゃん・・・和君?」

 

「なんだよ・・・コレ・・・・」

 

クリスは少年から両親の事を聞いていた為まさかと思い少年を見て、響も同様に少年を見るが明らかに様子がおかしいことに気付く。

 

「嘘だろ・・・おい」

 

だが少年の信じたくなかった思いは伝わることは無くテレビに映った二人の写真は紛れもなく少年の両親の顏であった。

 

 

 

 

 




気合い入ってまいりましたぁ!


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15話

「くそっ繋がらねぇ!」

 

「ちょっと、おい!」

 

「え?和君?」

 

少年の動きは速かった。国際電話で両親につなげようにも案の定繋がることはなく、それでも電話を続ける姿はとてもひどく、それを見た響は察してしまったのかクリスに問いかける。

 

「クリスちゃん・・・もしかしてニュースにでてた犠牲者って・・・」

 

「ああ・・・アイツのパパさんとママさんだ」

 

そう言ってクリスはこの部屋の中にある額縁を響に見せるとニュースで出てきた顔と一致し、驚愕する。

 

「嘘・・・」

 

信じられないように見てから響は少年を見ると少年はうなだれるように座り込んでいた。

 

「・・・なんで・・・繋がらないんだよ・・・」

 

「和君・・・」

 

「・・・」

 

繋がらない携帯を握りしめては俯き、響は少年の背中を優しくさすってやり、クリスは何かと重なる事があるのか何も言わずただ少年を見る事しかできなかった。

 

「これから・・・どうすればいいんだよ・・・誰か・・・誰でもいいから・・・教えてくれよ・・・」

 

この時ある異変にクリスと響は気づく。少年の手に握られている携帯、スマホが光りだしていたのだ。

 

「おっおい・・・それ」

 

「和君・・・それって」

 

「・・・え・・うぁ!?」

 

二人の指摘に気付いた少年は携帯を見ると少年も光に気付き、気付くと同時に強い閃光が三人の視界を真っ白に染め上げる。

 

「うっなに・・・が・・・!?」

 

「・・・うそだろ・・・」

 

「二人と大丈・・・夫・・・え?」

 

三人の視界が元に戻るとそこに驚く者がいた。

 

「いたた・・・切ちゃん大丈夫?」

 

「ぅぅ・・・何が起きたデスかぁ?」

 

「私にもわかないわ・・・」

 

「ここはいったい・・・!雪音か!?」

 

「先輩じゃないか!」

 

「響ぃ!」

 

「未来!」

 

「これは・・・転移、ですか?」

 

そこにいたのはマリア、切歌、調、翼、エルフナイン、未来のシンフォギアの主要メンバーがおり、この部屋に全員がそろう事となった。

 

「響!心配したんだよ・・・クリスと一緒に行方不明になったからずっと探してんだから」

 

「ごめん、未来・・・でも、今はそれどころじゃないんだ」

 

「え?それってどうゆう・・・」

 

そう言って響は少年の方を見て未来達もつられて少年の方を見る。

 

「えっと貴方は?・・・」

 

「なんで・・・みんなが・・・!?」

 

少年はなにかに気付いて自分の口に手を当てる

 

「まさか・・・まさか・・・!」

 

少年は思い出す。クリスがどうしてこっちに来たのか。

 

『クリスが欲しい』

 

響がどうしてこれたのか。

 

『クリスを一人で寂しい思いさせたくない』

 

そして最後。

 

『誰か・・・誰でもいいから・・・教えてくれ』

 

此処にいる皆ある条件からこちらの世界に来ていた。では条件とは、それは・・・

 

「もしかして・・・俺が、願ったか・・・!?」

 

それに気づいた瞬間ドクンッ!と少年の心臓を掴むような感覚におちいり、その場に倒れこんでいき苦しみだす。

 

「・・・!・・・和君!」

 

「あっ・・・がぁ!」

 

「おい、どうした!」

 

響とクリスが同時に少年の元に寄りそれに続いて他の者達も近寄る。

 

「デデデース!?」

 

「どうゆうことなの二人とも!?」

 

「いやそれよりもこの少年を!」

 

他の慌てて少年を見ておりもうこの部屋はパニックにおちいってしまい、そんな中少年は口にできない状態で苦しみ視界が悪くなり、皆を見て

 

(そうか・・・俺の・・・せいなんだな)

 

そう意識した瞬間、少年の意識が消え、動かなくなる。




ついに全員来てしまった。


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16話

「・・・」

 

目が覚めるとそこは自分の部屋ではなく鼻に薬品の匂いを感じ取る事ができ、病院に運ばれたと理解をする。

自分の足元に重はさを感じ起き上がると響が少年の太ももの部分を枕にしていて眠っていた。

 

「そっか、俺・・・夢じゃなかったんだな」

 

両親の死を感じ取り、そして響達がやってきた原因の判明・・・

 

「俺が願うと・・・それが現実になる・・・」

 

そう言って自分の手を見てから響の方を見る。

 

「・・・スゥ・・・」

 

相変わらず響は静かに寝ており少年の近くにいるためか嬉しそうな顔をしていた。

それを見てから再度自分の手を見て響に向けて手を伸ばす。

 

(もし・・・俺が願えば響は・・・クリスは帰れるのでは?)

 

そう言ってその手は響の方に近づきそして・・・

 

「なにやってんだ?」

 

「!・・・」

 

声がした瞬間手を引っ込める。

クリスがやってきていたのだ。

 

「クリス・・・か」

 

「おう・・・良かったな目が覚めて」

 

「・・・良くは、ないかな」

 

「だろうな・・・」

 

クリスは少し大人しくなってしまった少年を見ては両親の事については少し話をする。

 

「なあ・・・あんたのパパさんとママさんの事、聞いていいか?」

 

「・・・」

 

少年は少し考えてから口を開いて

 

「父さんって俺が産まれてから足が悪くなったんだ。ずっと座り込んだ生活でも良くしてくれてた。」

 

「・・・うん」

 

少年の話にまじめんに聞いては相槌を打って頷いてくれた。

 

「俺が小さい頃はまだリハビリ程度だっで歩行器使えば多少は歩けたけど中学にはもう・・・駄目になっちゃった」

 

「・・・」

 

「それでも父さんはリハビリもやり通してようやく海外に行く許可が医者からもらったんだ」

 

「そうか・・・」

 

「母さんも喜んでたよ、父さんが許可もらって一緒にばあちゃんの葬式にも連れていけるって何言ってるかわかんないタイ語で喋っては向こうにいる姉妹と話してたよ。だから俺は高校もあるし二人で行ってこいって進めたのんだ」

 

「そっか・・・」

 

自然と話していくうちに握っていた布団に力が込められていく。

 

「だけど・・・なんで・・・なんであの人達が死ななくちゃならなかったんだよ!なんであの時一緒にいられなかったんだよ!」

 

「・・・」

 

ポタポタと少年の瞳から涙が零れ始めて視界が歪んでいく。

 

「まだ・・・父さんと母さんが帰った時の為に考えたご飯だってあるのに・・・クリス達の事・・・紹介したかったのに・・・こんなの、爆破テロなんて」

 

そう言って少年は自分の瞳を隠すように手を翳しては震えはじめ

 

「人の死に方じゃねぇよ・・・」

 

そう言って何かが壊れたように少年は泣きはじめクリスは黙って少年の背中をさすってやり響はまだ寝た体制でいるが目が覚めていて少年がしゃべり始めたあたりからずっと聞いていた。

 

病室には少年の声が響き渡りその外では他の装者達も来ており廊下で少年の声を聞いていた。

 

「・・・とんでもないことで来てしまったな」

 

「ええ・・・そうね」

 

翼は少年の病室を見て呟きマリアも一緒に見ていく。

 

「今は話ができる状況じゃないみたいデス・・・」

 

「・・・ジー」

 

少年達の様子を扉越しから見つめる切歌と調コンビ。

そこにエルフナインと未来がやってくる。

 

「お待たせしました皆さん」

 

「あの人は目が覚めたんですか?」

 

「ああ、今しがた起きて雪音達と話していたよ」

 

そう言って翼が視線を送ると未来達も少年の方を見る。

 

「・・・普通そうですね」

 

「・・・む、普通そうとはどうゆうことだ」

 

泣いている少年を見ては違う視点で見ていた為か未来は違った感想を言って気になったのか翼が問いかける。

 

「あっごめんなさい、普通そうって言ったのは」

 

そう言って続けようとするとエルフナインが止めに入り、代わりに答えると皆の方に向きなおす。

 

「今先生から聞いた話なんですが彼・・・大木和雪さんの肉体が少しおかしいんです」

 

「おかしいって?」

 

「はい、おかしいといっても外見は変わらないのですが問題は和雪さんの細胞です」

 

エルフナインが出してきた紙には少年の事が書かれていて検査結果がかかれていた。

 

「あの人が倒れ、運ばれて検査した時彼の中の細胞の経絡系がほとんど損傷していて体中がボロボロになっていましたが・・・」

 

「その途中に損傷していた細胞が検査中に修復されたんです・・・すべての細胞がです」

 

「なに?それはいったい・・・」

 

「そうなんです、そしてその写真を見てください」

 

「・・・!」

 

もう一枚レントゲンの写真のコピーを見るとそこに映っているあり得ないものがあり翼とマリアを驚いてエルフナインを見る。

 

「これは医者の目には何も見えていないと言っていました」

 

「そうです、これは僕たちにしか見えないらしいんです」

 

そう言って翼たちはもう一度写真を見る。

 

そこに映っていたのは少年の心臓を中心に枝のような物が彼の全身を回っていて少年の心臓を覆うように纏っていた。

 

「もしかしたらあの人はボク達の知らない謎の力があると思います。それこそボク達を呼ぶ事ができるほどの強力な力を代償を払って」




「手紙の話・・・バッチリ映ってたデス・・・」

「あの子に・・・裸を見られた・・・」

「・・・やっぱりこうなるよなぁ」


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17話

 

その後無事退院できた少年は家の前で立ち止まってある事に気付く。

 

「・・・ん・・・どうしたの、入らないの?」

 

「・・・そう言えば気絶する前に翼とかマリア達を呼んじゃったよな」

 

「確かに、あの時は驚いたな」

 

扉の前で少年が後ろの二人の方に向きなおし。

 

「・・・わかってはいるけどもしかして・・・」

 

「・・・あ~」

 

少年が危惧していたのはDVDの事だった。以前クリスに見られていた為、見られたらやばいと思い、片してあるかなとクリスの方に視線を送るとクリスは理解したようにポンっと手を置き少年の方にOKサインを送り

 

「バッチリだぜ」

 

「そうか・・・良かった」

 

「全員視聴完了してる」

 

「ド畜生が・・・」

 

荷物を置いてはがっくりと項垂れ入るのを躊躇いさらに追い打ちを掛けるようにクリスがたたみかける。

 

「みんな平等にやられな」

 

「そんなぁ・・・」

 

「大丈夫だよ!和君の事はしっかり説明しといたから」

 

「・・・ちなみにどんな紹介したの?」

 

響がしっかりとしたフォローしたと言っていたが少年は響の事だから変な紹介されてそうな気がして聞いてみる。

 

「この世界でできた私の彼氏だよって言ってあげたよ!」

 

「とんでもない紹介をしてくれたなぁ!」

 

「ふえ?」

 

響がドヤ顔で答えるが少年がすぐさまつっこみ響は何を怒っているのかわからず首を傾げている。

 

「そんな事言ったら皆驚くに決まってんだろうに!」

 

「そうそう響が彼氏できたって言われたときはほんとにビックリしたんだから」

 

「ほらな未来だって驚くに決まってるし何より俺が怖い!・・・ん?」

 

少年が説明をすると後ろから未来の声が聞こえ同調するように答えると少年は誰と同調したのか一瞬理解が遅れ、理解ができると少年お顏が真っ青に染まる。

 

「・・・あっと・・・初めまして・・・」

 

「はい、初めまして和雪さん。響の『大事な親友』の小日向未来です」

 

首だけを動かし後ろを見ると未来が笑顔でその場に佇んでおり、とりあえず挨拶をするが未来の含みのある挨拶に負けて汗を流す。

 

「響がとってもお世話になったみたいでありがとうございます」

 

「お世話だなんて・・・全くです」

 

律儀にお辞儀をする未来に少年は90°直角お辞儀をする。なおクリスは横で笑っている。

 

「響がいなくなった間良く知りたいな・・・もちろん、和雪さんの事も」

 

「ヒェ・・・」

 

未来の瞳がとても冷えきっていてその場の空気が完全に極寒に変わる。

 

「楽しい話聞けるといいですよね・・・和雪さん?」

 

「・・・ハイ」

 

 




響「あれ?なんで寒く感じるんだろう」

クリス「お前のせいだけど」




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18話

「・・・」

 

少年の家の中で少年は正座していた。

 

「初めまして・・・知ってるとは思うけど私はマリア・カデンツァヴナ・イヴ。マリアでいいわ」

 

「アタシは暁切歌デース!」

 

「ん・・・月読調」

 

「僕はエルフナインです」

 

「風鳴翼だ・・・よろしく頼む」

 

「・・・コイツぁトンでもねえ事になったな。いや、俺のせいだけども」

 

それぞれの自己紹介を受けそれぞれの顏を確認した後、手を置いて俯いたまま答えて震える。

 

「結局はこうなっちまったな」

 

「いやぁ良かったよぉ前は寝てた時だったからだけど今回は誰も和君と一緒に寝ることは無かったね!」

 

「ちょっと、響さん?余計な事言わないでもらって良いですか?話がややこしくなりそう」

 

また目の前で余計な事を言ってしまう響に少年は急いで黙ってもらおうと手を打とうとするが・・・

 

「へ~、和雪さん響と一緒に寝てたんだぁ」

 

「ほらぁ!やっぱり」

 

響警察こと未来が少年の両肩を優しくつかみ微笑みながら力を入れていく。

 

「だってぇ未来との間には隠し事しない方がいいと思いましてぇ」

 

「なんで照れたように言ってるんですかねぇ。痛い、未来さん痛い!なんで強く握るんですかぁ!?とゆうかそこのペアもなんで混ざってんのぉ!?」

 

「・・・面白そ・・・ゲフンゲフン楽しそうだから」

 

「アタシ達も混ざるのデース!」

 

いつの間にか3人でコントのようにやってるのを見て何故か混ざる切調ペアに弄られている少年をマリア・翼・・エルフナインの3人は眺めてクリスは面白くなさそうに見ていた。

 

「なあ雪音・・・」

 

「なんすか?先輩」

 

「先ほど雪音が言っていたのだがもしかして雪音も寝たのか?」

 

「・・・」

 

響の発言にクリスは何もなかったのか?と気になって翼がクリスに問うとクリスは黙って視線をそらして何も言わずにいるが逆に黙ってしまうことで沈黙は肯定が成立し、それを理解したマリアが驚いて

 

「嘘・・・貴女もなの!?」

 

「だぁ!あえて何も言わなかったのに聞くな!察しろ!」

 

声を荒げて答えて顏を真っ赤に染めてクリスは叫ぶが盛り上がっていき一瞬の後に賑やかになっていく。

 

「少し心配しましたが、元気になって良かったですね」

 

「エルフナインちゃん・・・これが元気な人に見えます?」

 

「はい、とっても・・・」

 

未来・切調コンビに弄られながらエルフナインが少年の元に寄って弄られている少年を見て楽しそうにしているのを感じて喜んでいるが当の本人はそんな気がしてないのかジト目でエルフナインを見ていた。

 

「ですが元気がないからと楽しく迎えてあげたいとクリスさんが・・・」

 

「マジで!?」

 

「・・・」

 

なんと提案したのはクリスで元気のない少年を励まそうと思い動いてくれたらしく少年の方は見るとクリスは目を合わせてくれないが

 

「まっまあな・・・これぐらいどぉってことねぇよ・・・」

 

「・・・やだクリスの優しさが染み渡るぅ」

 

「・・・またか」

 

照れたように答えると少年の変なスイッチが入り両手をで顔を隠して感動する事となる。

 

「でも和雪さん・・・響がいるのに部屋のあれはないと思うの」

 

「・・・コロシテクダサイ・・・」

 

 




タイ・とある施設

「どうです?見つけましたか?」

「いえ、また休眠状態に戻ってしまって特定までには行けませんでしたが数日前に力の行使を確認、別の国だと判明しました」

「おぉ!それは行幸!それで場所は?」

「詳しい場所までとはいけませんが場所は・・・日本です」

「そうですか・・・では続けて観測を、きっとまた力の行使を行うはずです彼女は持っていなかったそうですしきっと日本の何処かにいるはずです」

「わかりました、引き続き《サーガ》と《ルイン》の観測を行います」


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19話

そして数日が経ち、少年は今実家にいる。

今まで住んでい家は元々健太の父親(少年の兄でもある)が使用していたが少年の父親の歩行が難しくなったあたりで過ごしやすいよう一階建ての家に住んでいた兄と交換していたのだ。

今回少年が実家にいるのは両親二人の葬式が終わりそのまま兄達と話をして元の場所に戻そうということで現在引っ越し作業を行っているのだが。

 

「流石にうちの家の援助をしてくれるのはありがたいんだけど、まさか皆の許可が下りるとは思わなかったなぁ」

 

「確かにそうだな」

 

「うわぁ・・・すっごい広いね」

 

「畳もある・・・」

 

「凄いデス!トロフィーがいっぱいあるデス!」

 

「この刀は!?・・・模造刀か・・・」

 

「いや翼、流石にあったら問題だと思うのだけど」

 

クリス達の事もバレてしまいそれについてもひと悶着あったのだがそれもエルフナインが何かしてくれたようで直ぐに了承してくれたみたいでこうして現在作業を行っている。

さて此処で一度部屋割りを紹介しましょう。

 

二階2部屋

 

切歌・調ペア その隣に響・未来ペア

 

一階畳部屋 別に2部屋

畳部屋に翼・マリア・エルフナイン

  

通常2部屋にそれぞれクリス・少年が入れることとなっている。

 

「うちの実家・・・なんでこんな広いの?」

 

元々少年の実家だったのだがまさかの大人数に対応している程の広さに驚愕していて思わずツッコミを入れる。

 

「確かに、和雪さん達って元々なんかやってるんですか?」

 

「簡単に言えば・・・スポーツ関係」

 

「あぁ・・・だからトロフィーがこんなに・・・でもこれいろんな種類のがあるみたいだけど」

 

「・・・ああ、俺の父が剣道、兄貴がサッカーとかでとってたんだよ。因みにこの中には健太の陸上競技で取ったもあるね・・・後で届けなきゃ」

 

「へぇ・・・健太君陸上やってるんだ」

 

どうりでスポーツ関係のトロフィーがたくさんあり、エルフナインと未来が眺めていて未来が健太に付いて少し興味がわいたのだが此処で見てた中である事に気付く。

 

「そういえば和雪君のはないの?見たところないみたいだけど」

 

そう少年のトロフィーだけがないのである。

 

「え?和君の無いの?」

 

聞いていたのか響もやってきてひょこっと顔を出しては聞き出しにやってくる。

 

「あぁ、うん・・・そうだよね。気になるよね」

 

少年はやっぱりそうだよねと腕を組んだように頷いてもう一度並んでいるトロフィーを見る。

 

「いやあ恥ずかしながら俺、この中で余り運動神経良くないんだよねまあ、良くないっていうか俺に合う奴が無かったんだけど」

 

そう言って照れくさそうに説明して荷物を持ってその場から離れようとする。

 

「まあ、人には得意不得意があるんだしいつか俺に合うやつがきっとあるよ」

 

少年は荷物を持ってその場を離れて部屋に戻っていく。

 

「・・・和君運動音痴なんだ・・・」

 

「響それ絶対に本人の前で言っちゃだめだからね?」

 

 

 

 

 

「お前!なんでそんな物持ってきやがったんだよ!捨ててこい!」

 

「嫌だ!もうこの世にコ一つしかない雪音クリス抱き枕は何が何でも死守するんだい!もうお風呂場で寝る生活とはオサラバしてふかふかベッドで一緒に寝るんだい!」

 

「本物がいるだろうがそれで良いだろ!」

 

「え!?クリスが俺に抱かれるの!?恐れ多くてできるわけないやんけ!」

 

「んな事言ってねぇ!」

 

「あっじゃあ私和君と一緒に寝る!」

 

「嫌でございますぅ」

 

「ひどい!?」

 

少年が向かった先で何やら楽しそうな会話が聞こえて来てわいわいしていてその光景をエルフナインが微笑ましそうに見ていて・・・

 

「これが痴話喧嘩なんですね」

 

「エルフナインよ・・・何処でそんな言葉覚えたの?」

 

 




エルフナイン健太両親を説得した方法

エ「ボク達は家族・・・ボク達は家族・・・」

兄・兄嫁「家族・・・家族・・・」

少年「マジかよ・・・」

まさかの洗脳である。



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20話

 

どうもおはこんばんにちは、和君こと俺です。

今俺は、校内で走っています。え?何故かって・・・後ろの声を聞いて・・・

 

「待てやゴラァ!」

 

「何こんな可愛い子の彼氏たぁどうゆうことだゴラァ!その肉削ぎ落としてやる!」

 

「後ろの殺意がやばいッピ!」

 

そうです俺は今逃亡しているんです。何故こんなことになったのか説明をしましょう。

 

 

 

遡って朝

 

「和雪さんちょっと良いですか?」

 

「ん?エルフナインちゃんどしたの?」

 

モゴモゴとパンを食べているところにエルフナインがやってきていて聞きたい事があるのか問いかける。

 

「和雪さんって学校に行くときって自転車で行ってるんですか?電車の方が早い気がするのですが」

 

「うーん、運動がてらに自転車使ってるだけだよ。流石に雨とかは電車使うけどね」

 

「そうなんですか・・・」

 

「どしたの?突然そんなことを聞いて・・・」

 

エルフナインの問に疑問を持ったのかどうしたのかと尋ね、牛乳を飲み・・・

 

「いえボクではないんですが響さん達もそちらに通うことになったので」

 

「ブフゥ!!」

 

盛大に牛乳を噴き出した。

 

「和雪さん!?大丈夫ですか?」

 

噴き出した牛乳を拭いて少年は心配して見つめてくるエルフナインを見て問いかける。

 

「え?ごめん、もっかい言ってくれる?俺聞き取れなかったなぁ」

 

「あっはい、響さん達も和雪さんのいる高校に通うことにになったのでその通学方法について聞こうと思ったので」

 

「え?来るの?俺の高校に?響達が?」

 

「はい!まだ数人ですが・・・」

 

そう言って見せてきたのは響・クリス・未来の学生証であった。

 

「マジか・・・え?でも戸籍とかどうしたの?住むのは大丈夫だけど戸籍だけは難しいんじゃ・・・」

 

「それはですね、じつはこの世界に来た時に調べたのですがこの世界ではボク達皆ちゃんと戸籍があるみたいなんです」

 

住民票もちゃんと用意されており3人の住所も此処になってるみたいでせっかくだからと通ってみてはどうかと思い作ってくれたようだ。

 

「流石にマリアさんと翼さんは通えないので待機という形になりましたがこの3名なら問題ないと思いましたので」

 

「すっげぇご都合主義、和君ビックリィ・・・」

 

因みに切歌と調はもう少し時間を掛けたら健太のいるところに送るらしい、いやなんでもありですか。

 

「あっだからみんな顔出してこないんだ」

 

「たぶんそれぞれ用意した制服に着替えてるんだと思います」

 

「ふーん、そうなんだ・・・制服に・・・制服!?」

 

納得した少年は少し考えてからある事に気付いた。

 

「つまりクリスの制服姿が拝めるのか・・・エルフナインちゃん!」

 

「はっはい!」

 

推しのクリスがうちの高校の制服を着てくれる、そこに気付き少年はエルフナインの肩を掴んでは優しい顔で見て・・・

 

「今晩はなにが食べたい?君の好きな物を作ろう」

 

「え?・・・じゃあハンバーグをお願いしてもいいですか?クリスさんが美味しいって絶賛していたので気になっちゃって」

 

「お安い御用さ!じゃあまた夕方!腕に海苔を付けてくるわ!」

 

「え?腕によりをかけてはでは!?・・・行っちゃいました」

 

少年は嬉しさのあまりにガッツポーズをしては直ぐに外にでてテンションが高い状態で家を飛び出していった。

 

 

 

 

 

そうして高校で予定通りに響達がやってきて編入する形で来たのだが。

 

「クリスの制服・・・ありがとうございます・・・」

 

「お前ちょっとキモイぞ」

 

制服姿のクリスに手をこすっては崇めるようにしてその哀れな姿を親友が横で見ていた。

 

「和君、どう?似合う?」

 

響が少年に近づきスカートをクルッと見せるようにしてくれて思わずその姿が可愛いと思い

 

「やっべ今の仕草めっちゃ可愛いと思ってしまった」

 

「和雪君口に出てるよ」

 

「なんと」

 

思わず口に出して言ってしまい未来にツッコまれ自分の口を塞ぐがもう遅かった。

 

「和君に可愛いって褒められた・・・えへへ」

 

とても嬉しそうにしている響を見て気になったのか親友が問いかける。

 

「ん?立花ってコイツとどうゆう関係なの?」

 

「・・・」

 

ふいに聞いてきた問いに少年は一瞬で察したのか立ち上がる。

 

「和君は私の彼氏だよ」

 

やはり言ってしまったカミングアウトそれからは早かった響の発言と共に少年と親友は教室を飛び出した。

 

「てんめぇ!いつの間に彼女作ったんだゴラァ!」

 

「やっぱり言いやがったなぁ響ぃ!」

 

そして今に至る。

 

 

 

「よかった・・・アイツ喜んでくれたな」

 

クリスは密かに喜んでくれていた少年を見ては喜んでいた。



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21話

それからいろいろあり一限目は自習になり、3人の自己紹介を行って(その時の響の例の発言によって教室内が騒がれたのは割合しよう、だって少年のボロボロの姿がすべてを物語っている)から少し騒がしくなっていたクラスも大人しくなりそこで先生が皆に声を掛ける

 

「はいじゃあ、みんなくそったれなリア充を十分に処した所で林間学校の話すっぞー」

 

「おいさく先、それって俺の事だよな、てかアンタも結婚してんやろがい」

 

「うるさい、俺は30代で勝ち組になったがお前は10代・・・この意味わかるな?」

 

「いやわかんねえよ」

 

「俺もそのくらいに勝ち組になりたかった。よって私は前に嫉妬してるので宿題を倍にします」

 

「ザッケンナ!職権乱用してんじゃねぇ!」

 

あまりにも砕けた口調で話す佐久間教師(愛称はさく先)に少年抗議するも軽く流して書類を読み上げる。

 

「ええ、なんだっけなそうだ今年は林間学校で沖縄に行くことになりましたのでこれから班決めよろしくな、編入性の皆も参加できるからな」

 

「え~・・・」

 

「この人・・・ほんとに教師なのかよ」

 

「これでもちゃんとした先生なんだけどな・・・まあこんな感じだから生徒の皆も楽に話せるし、人気もある・・・はぁ」

 

佐久間教師の発言にクリス達も唖然として少年に問いかけるが少年も佐久間教師をジト目で見ては軽く紹介してた呟き、ため息をついてから眺める。

 

「おっそうだ大木、あれだったら班組まね?沖縄でなんかやろうぜ」

 

「ん?そうだなぁ・・・あっ響達はどうする?ありきたりだけどどうせなら組まない?」

 

「ほんとぉ!組む組む!未来もクリスちゃんも良いよね!」

 

「私は響と組めるならなんでも良いよ」

 

「まっまぁアタシは構わねぇけど・・・」

 

クリス(沖縄って確か海が綺麗なとこだよな・・・なら・・・)

 

未来(沖縄の夜空を響と見れるかな・・・)

 

響(沖縄・・・なら水着買わなきゃ!)

 

親友(沖縄か・・・美味しいもの調べよ)

 

和(沖縄・・・何してやらかしてやろうか・・・)

 

こうして5人で班を組むことになったのだが、それぞれ沖縄で何をしたいのか考え(1人だけ沖縄とは関係ない事を考えているが)頷く。

 

「なら班の名前でも決めるか」

 

「じゃあ良いのあるぜい」

 

「なんだ?名前決まってるのか?」

 

親友に名前を決めようとするが少年が既に決めており、クリスが問いかける。

 

「ふっふーん、こう見えてこうゆうのは即決めしてたからな」

 

そう言って指を天井に向け叫ぶ

 

「その名前はリトルバs」

 

「待てぃ!それはいけない!」

 

少年が名前を言おうとするが親友のボールペン一刺しを脇腹に刺され阻止をされる。

 

「んまっ・・・つぁ・・・ちょぎ!」

 

 

 




こんな先生いた方が作者はめちゃくちゃうれしいです(真顔


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22話

どうも皆さん最近トイレと過ごす時間が多い作者です( ˘ω˘ )


「・・・スヤァ・」

 

「・・・あれ、疲れたのかな?」

 

授業も終わり、放課後の時間、少年は机に突っ伏して寝ておりその横には『5分寝かして』とカンペが置かれていてそれを見つけた響は軽く少年を揺らすも起きる事は無くカンペを見つけてどうしようかとクリス達を見る。

 

「でも和雪君、授業中ほとんど寝てなかった?」

 

「・・・は?」

 

「あっいつもこんなんだよ」

 

「うそだろ・・・」

 

未来の問に親友が答えてくれて思わずクリスは少年を見て驚く。実はこのカンペ、昼休みから置かれているのだ。

 

「コイツ・・・こんなんで単位とれてるのか?」

 

「ところがどっこいテストとか諸々取れれるんだよなぁ」

 

「えぇ・・・」

 

「頭良いってわけじゃないけど大事なところは抑えてるから多少は点数取れるんだよ・・・腹立つなぁ」

 

少年の頭部を拳でグリグリと攻撃していく。少年は未だ眠っており、表情は少し歪んでいたが

 

「こんなんで俺より頭良いとか腹立ってきたわ」

 

「もっもうその辺で良いんじゃないかな」

 

未だ頭部への攻撃をやめない親友に未来は止めに入るが止めに入るのと同時に少年の懐からアラームが鳴りだす。

 

スパァンッ!

「ぬぼぁ!?」

 

アラームが鳴り響き少年の右腕が動くと親友の顔面に目にも止まらぬ速さで少年の拳の甲がめり込むように入り親友はそのまま真後ろに飛んでいく。

 

「えぇ!?」

 

余りにもの速さに3人は驚き吹き飛ばされた親友を見ては何が起こったのか再度少年を見る。

少年はゆらりと立ち上がっては首元を抑えては親友をにらみつける。

 

「か、和く・・・ヒィ!」

 

「・・・俺が寝てる間に随分と楽しいことしてんじゃねえか」

 

「ちょっ落ち着けって・・・」

 

響が立ち上がった少年を見れば凄い形相に未来の後ろに下がりクリスが止めに入るも少年は歩みを止めずに親友の元に進む。

 

「てんめぇ俺の優雅な夢の世界を邪魔するなって何度言ったらわかんだぁ?」

 

スパァンッ!

 

そう言って少年が近寄ると親友も起き上がって少年の顔面に拳をたたきつけられる。

 

「ハッ!お前が俺より幸せになるなんざ2万年早いんだよってか彼女いる中で優雅にしてんな腹立つ」

 

「あの時言ったはずだが響と俺はなんもないと言っている。甥っ子の為に一芝居うってくれただけだ・・・俺は必要ないって言ったけど」

 

親友の拳は少年の掌に収まっており少年の顔面に届くことは無く、少年は親友の拳を握っては説明をする。

 

「ほほぅ・・・その立花はまんざらでもなさそうだけど?」

 

そう言って親友と少年はチラッと未来の後ろに隠れてこちら覗っている響を見ると響は少年と目が合うと手を振っては笑ってすぐに隠れる。

 

「・・・ノーコメントで」

 

「おおっとぉ?これは脈ありですかぁ?」

 

「んなわけあるかぁ!俺はクリス一筋だって言ってんでぇええ!?」

 

少年の言葉は最後まで届かず後ろからの奇襲にやられて地面に突っ伏す。

 

「おっおう・・・」

 

「またバカな事言いやがって・・・恥ずかしいって言ってんだろうが!」

 

少年を倒したのはクリスでその手には学生バックが握られていてバックには煙が出ていた。

 

「さあ帰るぞ馬鹿・・・」

 

「・・・」

 

「まっまたね!」

 

「また明日・・・」

 

気絶している少年の首根っこを掴んで引きずっては親友にじゃあなと別れ4人はさっさと教室を後にする。

 

「・・・これはまたとんでもない友達だな・・・」

 

4人を見送って親友は自分の荷物をまとめるが何かに気付いたのかもう一度後ろを振り返って。

 

「立花はともかく4人で帰る必要ある?」

 

 

 

 

 

 

「クックリスさん・・・首が、締まるぅ・・・」

 

「うっさい少し黙って引っ張られろ」

 

「グフゥ・・・」

 

 



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23話

密かにR18版を執筆中・・・結構難しい(´・ω・`)


 

「ぬぉぉぉぉぉ!」

 

「和君走って!追いつかれちゃうよ!」

 

「んなこたぁわかってんだよぉ!」

 

「和雪君!こっち!」

 

「わかった!」

 

少年は走る、甥っ子と未来と共に全力で逃げる。

いったい何から逃げているのかというと・・・

 

「流石にノイズもこっちに来てるなんて聞いてねぇぞ!」

 

変な色に不規則な動きをして3人を追いかける異形、ノイズが迫っていた。

 

 

 

それでは一度、遡って参りましょう。

 

 

「マジ死ぬかと思った・・・」

 

「変なことを言うお前が悪い」

 

「しょんぼりだよ(´・ω・`)」

 

「もう一発入れるか?」

 

「申し訳ありません・・・」

 

「綺麗な土下座見るの初めてかも・・・」

 

 

帰宅中の帰り道、少年達4人は自分達の家に向かって歩いていた。

 

「所で今日の晩御飯なんだろう・・・」

 

「今日はエルフナインちゃんのリクエストに応えるべくお手製ハンバーグでございます」

 

「和君のハンバーグ!やったぁ!」

 

「コイツの作る奴の中では悪くはなかったからな」

 

「そうなんだ、じゃあ期待しよっかな」

 

響が今日の夕飯に付いて問うと少年が朝方にエルフナインと約束していたハンバーグ作ると答えると響は喜んではクリスは素直に褒めて、未来は楽しみにしようとしていた歩いていた。

 

「おーい!みんなー!」

 

不意に後ろから声を掛けられ4人同時に振り向くと甥っ子が手を振ってこちらに走ってきていた。

 

「お?健太じゃん、部活はもう終わったのか?」

 

「うん!今日は軽くトレーニングメニューをこなすだけだったからさっさと終わらせて来たよ!」

 

「そっか・・・」

 

「やっほー、健太君」

 

「こんばんわ」

 

「あっこんばんは!」

 

後ろで響と未来が顏を出して挨拶をすると健太はお辞儀をして返してくれる。

 

「みんなはこれから帰りなの?」

 

「おう、因みに今日はハンバーグだけど良かったら来るか?」

 

「マジで?行く行く!」

 

少年が甥っ子にも夕飯に誘うと甥っ子は嬉しそうにして喜んで参加すると答える。

 

「そう言えば健太君って陸上部なんだよね」

 

「うんそうだよ、この間県大会優勝してきて関東大会の出場権を手に入れました!」

 

「そうなんだ、凄いね・・・」

 

「ありがとうございます!」

 

未来が前に甥っ子に興味があった為、元陸上部って事もあり話が進んでいき、盛り上がっていく。

 

「健太も話の分かる人に会えてよかったなぁ」

 

「?・・・お前は駄目だったのか?」

 

二人の会話に少年は微笑ましく見ており、少年のつぶやきにクリスが疑問を持ち問いかける。

 

「駄目ってわけじゃなかったんだけど、最初の頃はちゃんと付き合えたけど後半になるにつれて付いていけなくなっちゃった」

 

少年の遠い目にクリスは察してともに未来と甥っ子の会話を聞きながら歩いていくとあるものが目の前に、何の前触れもなく、ソレは出現した。

 

「・・・は?・・まず!」

 

少年が言うのと同時にソレは少年と甥っ子めがけて飛んでいき少年は逸早く気づくと甥っ子を庇って転がるように避ける。

 

「和君!・・・ッ!」

 

「心配は後だ!行くぞ!」

 

「うん!」

 

甥っ子を庇って避けた少年を見て響・クリスはすぐさまにペンダントを握りしめて唄う。

 

「・・・つゥ!・・・!」

 

甥っ子を庇って避けたが、背中を地面に強打し起き上がって背中をさすると二人の歌が彼の耳に届く。

 

「・・・これが、シンフォギア」

 

「お前はソイツ連れて逃げろ!此処はアタシ達が何とかする!」

 

「未来!和君と健太君を連れて逃げて」

 

「わかった!響もクリスも気を付けて!」

 

「了解だ!行くぞ、健太!」

 

「え?・・・え!?」

 

シンフォギアを纏った姿を見て少年は歓喜しようとするが今は状況的にそんなことをする余裕はなくクリスの声かけに反応し、少年と未来は甥っ子の手を引いて逃げていく。

 

「なんだって有象無象がいやがんだ!この世界にはノイズはいないんじゃなかったのかよ!」

 

そう言ってクリスはハンドガンをソレに、ノイズに狙いを定めてトリガーを引く。



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24話

やりすぎたと反省しています。

だから全力で走り抜けます!







和君がボソッ


「頼んだ二人共!」

 

少年を先頭に甥っ子と未来を連れて場を離れ、それを合図にノイズ達も動きだす。

 

「行くよ、クリスちゃん!」

 

「ああ!」

 

迫りくるノイズを迎撃しようと二人は構え、ノイズ達はツッコんで来るのだが。

 

「せい!・・・ええ!?」

 

「はぁ!?」

 

数体は撃破できたが、残りのノイズは二人を無視していき少年達が走っていった道を真っすぐ向かっていったのだ。

 

「アタシ達を無視した・・・だと?」

 

「まずいよクリスちゃん、和君達が!」

 

「んなこたぁ、分かってる・・・!?」

 

追いかけようとするが突然二人に異変がしょうじ、身体が光りだすと元の姿に戻ってしまう。

 

「嘘だろ!?」

 

「私たちのギアが・・・解除された!?」

 

自分の姿が元に戻ってもなお、ノイズ達は二人に気にすることなく、追いかけていき二人は考える事よりも先に追いかける。

 

「そんな・・・どうして」

 

「・・・」

 

少年を追いかけるノイズを追いかけ響は考えるが分からなかったが、クリスは心当たりがあるのか

 

(アタシ達を無視したのに追いかけるわ、アイツ達のあの統率が取れた行動・・・まさか)

 

ある仮説に辿り着く。

 

「この世界にあるのか?・・・ソロモンの杖が」

 

 

 

 

 

「ぬおおお!」

 

「和君早く!追いつかれちゃうよ!」

 

「んなこたぁわかってんだよぉ!」

 

「和雪君!こっち!」

 

「わかった!」

 

そうして今に至るわけで少年たちはノイズからの猛攻に逃げ、避けていくがノイズ達の様子がおかしい事に気付く。

 

「コイツら・・・なんか変じゃねえか?」

 

何かに気付いたのか少年は未来達が向かった方向とは別の方向に走っていく。

 

「和雪君!?そっちは!」

 

「逆方向だよ!和君!」

 

分かれてしまった二人は少年の方を見ると二人もある事に気付く。

 

「ノイズが・・・来ない?」

 

「まさか、和君を狙って!?」

 

複数のノイズ達は少年の所に向かっていったのだ。

 

「やっぱりな・・・こいつ等俺だけ狙うのか・・・なら話は簡単だ」

 

追いかけて来るノイズを確認して少年はにやける、狙っているのが自分自身だと理解すれば回りに被害が及ぶことはないと考える。

 

「ノイズの数は3・・・じゃあお前らが自壊するまでいっちょリアル鬼ごっこ開始と行こうかぁ!」

 

「和雪君!」

 

少年はノイズ達に追いかけられるも笑って行き速度を上げて二人を置いて走っていく。

 

 

 

 

「嘘、和君一人でノイズに追いかけられてるの!?」

 

「ごめん、急に分かれちゃったから・・・」

 

「そうなのか・・・」

 

響達が合流して現状を報告しあうと少年一人がノイズ達を引き付けて行ったことに響は青ざめる。

 

「でも・・・もう一個違和感はあったんだ」

 

未来が気になったのか思い出すように答える。

 

「和雪君が避けてる時なんだけど、あの人・・・避ける時とノイズが飛びつくタイミングがおかしいの・・・なんかこう・・・来る場所がわかるみたいな・・・」

 

 

 

 



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25話

「・・・」

 

市街地からなんとかノイズを引き連れて森に逃げ込んだ少年は地形を利用してノイズを撒くことに成功したのだが・・・

 

「どうしよう・・・降りれない・・・」

 

木に登って下を見れば、ノイズは少年を探しているのか未だにあたりを探っている。

 

「自壊するのを待つしか・・・ないか」

 

ノイズを見て、少年は少し太めの枝に乗ってはどうするか考える。

 

下に降りればノイズとの鬼ごっこ再開※嫌です

 

響達にもう一度助けてもらう※響達は携帯を所持してない為連絡の手段がない

 

大人しくノイズが消えるのを待つ※いつ自壊するかわからない

 

「・・・詰みやんけ」

 

顔を両手で覆って軽く絶望をしてると不意に携帯のブザーが鳴る。

携帯を開くとそこには我が家と書かれていて直ぐに取る。

 

『和雪さん、今何処にいるんですか!?』

 

「ちょお!エルフナインちゃん、ちょっとボリューム下げて、気付かれる」

 

そうか、家にエルフナインがいたことを忘れていた。エルフナインがいれば 翼やマリアがいたはず。

 

「エルフナインちゃん、風鳴さんとマリアさんに伝えて、場所は〇〇の奥の森だそこからなら時間が・・・!」

 

『和雪さん!?和雪さん!』

 

少年の言葉は最後まで伝わる事は無く途中で途切れてしまい、エルフナインは何度も反応を伺うが返事はなかった。

 

「ウッ!」

 

通話が途切れた理由は簡単であった、上から一体のノイズが降ってきて少年を枝ごと落としたのだ。

枝が折れ、足場を失えば当然少年はそのまま下に落ちてしまい、地面に背中を打ち付け激痛に顔を歪ませ叫ぶ。

 

「ガッァ・・・アアアアアアア!!」

 

余りもの痛みに叫べば2体のノイズも気付いて少年の方に向かっていく。

 

「グゥ・・・ヴー・・・ヴヴ・・・」

 

起き上がるのもやっとで、背中を後ろの木によりかかるように預けせまりくるノイズ達を見る。

 

(マジ・・・かよ・・・)

 

薄れていく意識の中、少年はこの最悪な状況になんとか考えようとする。

 

(こんな、ところで・・・死んでたまるかよ!・・・)

 

そして少年は意識を失いそれと同時に、周りの空気が変わりだしそして・・・

 

 

 

数分後

 

「確かこの森の何処かのはずです!」

 

「ええ、わかったわ!切歌と調はそっちをお願い、私と翼でこっちを探す!」

 

「ガッテンデース!」

 

「わかった・・・」

 

「承知!」

 

エルフナインと共にやって来たマリア達はそれぞれ手分けして少年を探し始める。

 

「・・・コレ!」

 

エルフナインはあたりを見渡しながら進むと地面から光が出ておりそこにたどると血だらけのスマホを見つける。

 

「・・・これって、和雪さんの・・・イタ!」

 

少年のだと分かれば近くだとこの辺の近くにいるんじゃないかと走り出し、躓く。

 

「イッタタ・・石?・・・!?」

 

躓いたのは石ではく人の足で、エルフナインは誰か察し、のぞき込むと背中の部分の衣服がどうやったのかわからないが破けていて白い肌が見えていて、さらに顔を見ればそれが少年の顔だと気づく。

 

「和雪さん!大丈夫ですか!?」

 

エルフナインが叫んで少年を揺すって起こそうとするが起きる事は無く、その声に聞いたマリア達がやってくるが。

 

「エルフナイン!見つけたのね・・・」

 

「彼は無事なのか・・・」

 

二人はやって来たのだが立ち止まって【それ】を見てしまった。

 

「どうかしたんですか?急いで和雪さんを治療しない・・・と」

 

二人の様子がおかしくエルフナインが声を出して二人の目線を追いかけてしまい、【ソレ】を見る。

 

「これは・・・いったい・・・」

 

翼が呟き眺めた先にあるのは、少年が寄りかかっていたであろう一部が真っ赤な血で染められ、さらには周りにノイズの物と思われる炭が付いていて、きわめつけに何かに噛みつかれた後のような跡が付いたボロボロの木であった。

 

 

 

 

 

 

 

 



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26話

 

『・・・あれ?此処・・・』

 

目が覚めると少年は見覚えのある部屋にいた。

この独特な鼻にくるような香りとこのいつもいる所とは少し違う熱気。

何よりこの部屋は昔、少年が小さい頃に使用していた場所でもあった。

 

『・・・俺がタイにいた時に過ごしてた部屋じゃん』

 

自分が昔使用していた部屋から出ようとすると扉の前で何やら騒がしいのかドタドタと音が聞こえる。

 

『・・く、・・・ンを・・・も・・・きてなさい』

 

『・・・なにしてんだ?』

 

外から何か聞くと少年は扉を開け、様子を見るとそこに母親の姿があった。

 

『・・・!』

 

死んでしまった母の姿に少年はこみ上げる何かに気付き自身の胸を掴んで母親を見る。

近くに近づいても気付くことは無く母親は何やら急いでいるのかいろんな荷物を運んでいる。

 

『夢・・・か』

 

母の姿はいくらか若く感じ様子を見る感じ、動きもいい、少年は直ぐに夢だと理解してその様子を眺めている。

 

『・・・早くなさい!』

 

後ろから人の声が聞こえ振り向くとそこには良く見知った人が小さな子供を抱えてた。

 

『婆ちゃんに・・・俺?』

 

小さな少年を抱えていたのは少年のおばあちゃんであった。

 

『早く、この子にあれを飲ませて、刻印を消さないと死ぬぞ!』

 

『そんな事わかってる!母さんも悪化させないでどうにか見てて上げて!』

 

『・・・?』

 

二人の様子を見て自分の身に何かあったのだろうかと思い出そうとするがのなにも思い出すことができなかった。

 

『俺そんなひどい状況なったことあったか?』

 

うまく思い出すことができずにその光景を眺めていると突然場面が切り替わる。

場面が切り替って少年はその場所を見て驚愕する事となる。

 

『なんだよ、これ・・・』

 

切り替わった場所は少し薄暗く至る所に蝋燭が設置されていて直ぐにどうゆうところか理解した。

 

『まるで祭壇じゃねえか・・・』

 

そこにいたのは母親とおばの二人、そしてもう一人・・・少年の姿があった。

祭壇の大事なところに置かれていたのは少年の姿があり、胸にはなにやら痣のような者が見えていた。

 

『・・・・・』

 

母は祈るように手を合わせていて、おばは何かを呟いていて少年はそのつぶやきを聞き取る事ができなかった。

 

『・・・痣?・・・!?』

 

胸の痣を見てそんなの 無かったと思い自身の体を見ると黒い痣が見えていた。

 

『な・・・なんだよこれ!?』

 

胸の痣を見て知らないことに気付いてしまい後ろに下がると近くの蝋燭の火が消える。

 

『・・・!』

 

何かを呟いたおばがこちら側に振り向くとこちらに向けて手を翳してくる。

 

『・・・な!?』

 

風のような何かが少年の周りを囲んでいくと一撃で少年の意識を刈り取ってく。

 

『・・・なっ・・なにが・・・!?』

 

薄れた意識のなか少年を祭壇を見つめると寝かされている少年に何かが入っていくのを見て意識が途切れる。

 

 

 

 

 

 

「うっああああ!!」

 

「突然なんだ!?」

 

次に目が覚めるとそこは自分の部屋で目の前で少年のそばにいたクリスが驚き少年の方を見る。

 

「・・・え?俺・・・」

 

辺りをみて何か思い出して突然上半身の衣服を脱ぎだす。

 

「・・・何もない・・・」

 

胸元を見るが何も無く普通の肌が見えていて安堵するとそれを見ていたクリスが

 

「なに突然脱ぎだしてんだ変態・・・」

 

「え?・・・あ・・・」

 

ジト目で見てくるクリスに気付くと少年はなにか考え・・・打開策を実行する。

 

「・・・(/ω\)イヤン」

 

「・・・フン!」

 

「グフゥ!」

 

自身の体を隠してボケる少年にクリスは思い切りボディに拳を叩き込む。

 

「・・・良いのありがとうございます・・・」

 

「・・・心配して損した・・・」

 

 

 

 

 



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27話

目が覚めた後、少年は直ぐにお腹が空き、皆で食べているのだが。

 

「にしても良く生きてたな~」

 

「そうだな・・・」

 

モグモグ・・・

 

「あっそれ取ってくれる?」

 

「あっああ・・・」

 

モグモグ・・・

 

「この世界にもノイズがいるなんて・・・なんか俺が原因な気がしなくもないけど、俺ノイズ欲しいなんて自殺行為な願いするわけないし、あっおかわりしよ響は食べる?」

 

「わ、私はもう良いかなぁ・・・」

 

モグモグ・・・

 

「ん、そうなの・・・じゃあ俺だけおかわりしよ」

 

「・・・ジー・・・」

 

モグモグ・・・ゴク

 

「あり?みんなどうしたん、俺の方見て・・・」

 

モグモグ・・・

 

「なあお前・・・気付いてないのか?」

 

「なにが?・・・」

 

モグモグ・・・

 

「和雪君今ご飯何回おかわりしたかわかる?」

 

「え?・・・あれ?何回したっけ?」

 

「もう5回はしてるよ」

 

「・・・嘘やろ」

 

気付けばかなりの数をおかわりしていたようでそれも自分は気づかなかったと感じていて、手元のご飯を見ては驚いていた。

 

「ほんとだよ、和雪君響より食べてるんだもんビックリだよ」

 

「マジかよ響より食べてるとか俺実は異常なのでは!?」

 

「え!?」

 

「確かに、この馬鹿より食べられるのは少しな・・・」

 

「クリスちゃんまで!?」

 

等と雑談をして、少年は席を立って食事を終わらせるとすぐさま移動する。場所は自分の部屋。

 

「お待ちしてました和雪さん」

 

「・・・やあ、エルフナインちゃん」

 

部屋にいたのはエルフナインで少年はどうしているのかわかっているのか椅子に座ってはエルフナインを見る。

 

「ボクがいる事に疑問に思わないって事はわかってるんですね?」

 

「まあ、ね・・・」

 

エルフナインの言葉に肯定すると少年は直ぐに頭を下げる。

 

「ごめん、ハンバーグ作る約束してたのにできなくて」

 

「・・・え?」

 

頭を下げる少年にエルフナインはポカーンとしていて気が付けば慌てて手を振る。

 

「あっ違います!決してそんなことは思ってないですよ!それに今回は別件の話についてお部屋にお邪魔しただけで・・・」

 

「え?・・・そうなの?」

 

慌てて否定してるエルフナインに少年も同じ表情で見れば互いにクスっと笑って見せては話を続ける。

 

「なんだ、二人とも勘違いしてたのか」

 

「みたいですね」

 

「それで、別件ていうのはやっぱり?」

 

「そうです、その話をするためにまずですね和雪さん」

 

少年は察しているかエルフナインの言葉を待ち、エルフナインは一拍間をおいてから・・・

 

「一度裸になって貰って良いですか?」

 

「ごめんなんて?」

 

何一つ察していなかった少年である。

 

 

 





食事をする前にあることに気付く少年。

少年「そう言えば健太は?」

未来「あっ健太君なら・・・」

調「私の顔見たら真っ赤にして帰っちゃった・・・嫌われてるのかな・・・」

少年・響「ほーん・・・ほほぅ」

クリス「こいつら絶対くだらない事考えてるな」


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28話

 

「ッ!」

 

「大丈夫ですか!?優しくしたつもりなんですが・・・」

 

「いや、大丈夫だよ。ちょっと冷たかっただけだから」

 

「そうですか、続けても大丈夫ですか?」

 

「良いよ、続けて」

 

「わかりました、それじゃあ失礼して・・・」

 

少年の部屋にて何かやっている二人そんな二人の会話を扉越しで聞いている物が二人・・・

 

「和君・・・」

 

「これは・・・気になるデース・・・」

 

どうやら聞き耳を立てていたのは響と切歌のようである。

中から聞こえてくる二人の会話に顔を赤くして聞いてはいるのだが響はまだ好いているので複雑な顔で聞いている。(ちゃんと少年と話をして普通の関係になりました)

 

「和さんってロリコンだったんデスね」

 

「うぅ・・・やっぱりアピールしても効果が無かったのはそうゆうことだったんだ・・・」

 

「何がだ?・・・」

 

二人してコソコソと話をしていると後ろから声を掛けられ後ろを向くと

 

「あっクリスちゃん・・・」

 

「何やってんだ?アイツの部屋の前で・・・」

 

「クリス先輩!和さんってロリコンだったみたいデス!」

 

「はぁ?なにわけのわからない事言ってやがる」

 

切歌の発言に首を傾げて近づくと部屋の中から声が聞こえクリスも同じように耳を傾ける。

 

「まさかエルフナインちゃんがこうゆうことできるなんて驚きだったよ」

 

「和雪さんにはお世話になっていますからこれぐらいはできるようにした方がいいかと」

 

「いやまあ・・・突然脱いでって言われた時は心臓飛び出しかけたわ」

 

「なんかスミマセン、他の皆さんは女性ですから、和雪さんには驚かせてしまいました・・・」

 

「いや、まあなんとなくは察せるから・・・ところでどう?」

 

「んぅ・・・とっても大きいですね・・・やっぱりボクの手じゃ収まりきらないです」

 

等のの会話が聞こえ、後半になるにつれてクリスが震えだす。

 

「あっあの・・・クリスちゃん?」

 

「なんかやばい予感がビンビンなのデース」

 

「・・・すぅー・・・はぁー・・・」

 

その時のクリスの表情は暗く見えないがとてつもなくやばい顔をしていると察知し響と切歌は震えだしはじめクリスは一度深呼吸をして呼吸を整えるとすぐさま行動にだす。

 

「てめぇ!なにしてんやがんだ!」

 

「エルフナインちゃんそのセリフは誤解を産むから訂正しなぬぼぁ!?」

 

「・・・え?クリスさん!?」

 

扉を思い切り蹴り飛ばし扉を吹き飛ばすと上半身裸の少年の背中をエルフナインがペタペタと触っていて先ほどまでの会話に対して少年がエルフナインに注意しようとするも飛んできた扉に反応が遅れて少年は扉の下敷きになり、エルフナインは吹き飛んで目の前から消えた少年に驚いて扉が飛んできた方を見るとクリスに気付いて、さらに驚く。

 

「おい、大丈夫か!アイツになんか変な事されなかったか!?」

 

クリスはエルフナインの方に寄るとエルフナインの体を気にして問いかける。

 

「え?・・・えと、ボクはいたって何もされていないのですが」

 

「・・・え?」

 

クリスは何もされてないと言っているエルフナインの身体を見る。

 

少年のベッドの上で普通に座っていて、特に服装には乱れている様子もなくむしろ綺麗なまである。そしてその脇にはモニターとなんかの器具が置いてあり、それを見たクリスはエルフナインに別の質問を投げかける。

 

「なあ・・・お前達いったい此処でなにやってたんだ?」

 

「ボクはここで、和雪さんのメディカルチェックをしてました」

 

「・・・メディカルチェック」

 

手を上げてエルフナインは答えるとクリスは間を開けてから復唱し今度は扉の下敷きになった少年の方を向く。

 

「・・・不幸だ」

 

扉の下敷きになった少年はピクピクと体を震わせて呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ベタすぎたかな?これがやりたかった(ゲス顔


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29話

 

翌日少年は甥っ子に呼ばれて現在甥っ子と一緒に出掛けていて結構ドリンクが美味しいスター〇〇通称ス〇バに来ている。

 

「う~、背中がまだ痛む・・・」

 

「なんかやったの?」

 

「・・・聞かんでくれ」

 

「あっ・・・うん」

 

昨日の出来事に遠い目をする少年に甥っ子は特に察するわけではないがとりあえず相槌を打っておくことにする。

 

「んで、なんで今日は俺を呼んだん?」

 

「あっ・・・それなんだけどさ」

 

「・・・?」

 

なんか様子がおかしく見えるのか自身の両指をつついている甥っ子を見て少年は、首を傾げながらドリンクを口にする。

 

「たしかそっちに住んでる調ちゃんなんだけどさ・・・どうやら俺、好きみたい」

 

「ブフゥ!?」

 

ガタァ!

 

「ちょぉ!きったないな~」

 

突然の甥っ子の告白に少年はドリンクを盛大に吹き出し机に溢す。

その時遠くで誰か聞いていたのか同じタイミングで椅子を揺らしてしまうがこちらには気付くことはない。

 

「悪い、いやまあ気づいてはいたんだけどまさかわが甥っ子からこんな可愛らしい相談が来るとは思わなかったわ」

 

「え?待って、気づいてたの?」

 

「そりゃあ、調を見て顔を赤くして逃げるなんざ照れてる以外にないだろうなって」

 

「・・・めっちゃ恥ずかしい・・・」

 

「何年お前と過ごしたと思ってんだよ、筒抜けだわ」

 

机を拭きながら答える少年に甥っ子は顔を赤くすれば、直ぐに顔を隠して羞恥に悶え、少年は吹き終われば席に再度座り直して微笑みながら甥っ子を見る。

 

「それで?そんな好きな子が出来てしまった恋する甥っ子事健太君は俺に話してどうしますか?」

 

「・・・仲良くなりたいんだけど何話せばいいのかわかりません」

 

「カーッ!憂い過ぎる!!」

 

顔を隠しながら答える甥っ子に少年は口を大きく上げて高らかに笑う、

 

「まあ、あの子は大人しいし、いい子だし普通に話をするぐらいいいんじゃないか?」

 

「・・・だって俺、和君みたいにコミュ力高くないもん」

 

「そんなもん関係ないよ、俺だってオタク仲間と最初語る時だって普通に行けるのに」

 

「・・・思い続けた子には?」

 

「・・・新奈の事は忘れなさい」

 

顔を揺らしがら話す甥っ子に少年は可愛らしい甥っ子を見て写真を撮っているとピタッと止まって少年の黒歴史を掘り返され、少年は顔を隠して悶え答える。

 

この甥っ子と少年、似た物同士である。

 

「それじゃあ、仲良くなりたいと、そうゆうことでオケ?」

 

「・・・うん」

 

小さく頷く甥っ子に少年は、ウンウンと頷いては腕を組んでちらっと後ろを見る。

 

「そうゆうことなら、この俺に任せなさいな。そして報酬としてまた兄ちゃんって呼んでくれも良いんだぜ」

 

「それは、嫌です」

 

甥っ子の方に向きなおせば自分の胸に手を当てて笑顔で言うが甥っ子にきっぱりと断られ、がっくりと肩を落とす。

 

「そんな~、昔は兄ちゃん兄ちゃんって呼んでくれてたのに、俺悲しいよ・・・」

 

「それは昔でしょ?それに実際兄弟関係なんてないから・・・」

 

「俺はいつでもウェルカムよ!」

 

「うるさいアホ・・・」

 

「辛辣ぅ!」

 

しょんぼりとうなだれる少年に甥っ子は冷めた目で見た後、席を立つ。

 

「うん?どこ行くん?」

 

「トイレだよ、直ぐに戻るから・・・」

 

「おう、行ってら・・・」

 

甥っ子はトイレに行くのを少年は見送っていなくなった後を見てからため息をつく。

 

「さて、どうしましょうかコレ・・・」

 

再度後ろを向くとそこにいたのは後ろ姿であまり見えていないが帽子を被って調、切歌、響が座っていて、響と切歌は調を見てにやにやして見ており、調は避けられている理由がわかってしまって顔を隠していた。

 

「・・・どうしよう」

 

単なる疑問だった事がまさかこうなるとは思っておらず調は聞いてしまった事に戸惑うことしかなかった。

 

 

 




甥っ子の春・・・あれ?少年の春は?


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30話

研究室にて以前ある反応を観測し追っていた作業員達は再度同じ反応を観測した。

 

「見つけました!日本の○○というところです!」

 

「~~~zz・・・」

 

「起きてくれますかぁ!?」

 

1人のスタッフがモニターを眺めて見つけては組織のリーダーである者を呼ぶがその本人は椅子に深く座ってタオルを顔に当てて熟睡しておりスタッフの女性がバインダーに手を取ってリーダーの顔面に叩きつける。

 

「いったぁぁいい!何するのハスク君こんなに気持ちよく寝てるのに起こすたぁ何事だい!?」

 

「人が徹夜して探してるのにあんたは寝てんじゃないよ!少しは職員を労ったらどうなんだよ」

 

「スタッフは手下僕は最高独裁者、故に道具証明完了でございます働け社畜共」

 

「こんのドブラック提督が・・・一辺死んでみる?」

 

「あっごめんなさいほんと、そのバインダー2つしまってほら・・・給料はずむよ」

 

「・・・仕方ありませんね・・・」

 

「ちょっろww、グホォ!?」

 

上司らしからぬ発言にスタッフ一同はため息をついてスタッフリーダーである女性は博士に抗議しするがふざけている博士の腹部に一撃を浴びせる。

 

「仕事しろアホ博士、でないと脳天かちわるぞ」

 

「うわ、こわ」

 

そういって博士は軽く首を鳴らして腹部をさすってデスクに戻ると目つきを変える。

 

「それで?今その力は【発現中】かい?」

 

「・・・いえ、先程までは確認されていましたが満たされたのか消えています。今回は長く発現していた為、特定がてきました」

 

「・・・発現から満たされるまでの時間は?」

 

「・・・およそ36時間です」

 

女性からの発言をもらい博士は顎に手を当てて考え込む。

 

「・・・思ったより長いな、これほど長いともしかしたら対象はかなり喰われているかもしれないな」

 

そう考えて、博士はトントンっと軽く顎を指でつつくと立ち上がって伝える。

 

「良し!じゃあちょっと日本に飛ぶわ」

 

「はあ?」

 

「他のみんなが行ったって場合によっちゃあ一大事ってこともあるしね、私が直にいって様子見てあわよくば回収!やばそうだったら速攻で逃げるコレよ」

 

「・・・」

 

突然博士自らが出向こうと言った瞬間全員が耳を疑ったが正論を言われて黙り込む。

 

「それじゃあ早い方が良いからね、2日後に発つからみんな任せたぞよ」

 

「・・・あの」

 

そういって離れようとする博士に女性は手を上げ声を掛ける。

 

「まだ誰がとは言ってないんですがそこはお気づきで?」

 

「・・・早く言おうよかっこよく締めようとしたのに」

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ペぇップション!!」

 

「なにそのヘンテコなクシャミ?」

 

 




とある映画を見た後の一日

少年「・・(-_-)zzz」

クリス「どうやって起こすか」

親友「ならこれがあるよ、ゴニョゴニョ」

クリス「?・・・そんなんでいけるのか?」

親友「やってみ?」

クリス「・・・おなかがくーくーなりました」少年の耳元

少年「ヒィ!?」

親友「おぉ・・・吹っ飛んだ」


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31話

「じゃあ和雪君、私達はこっちで見てくるから後でね」

 

「了解よ、じゃあ集合はこの時間にフードコートで」

 

「また後でね、和君、クリスちゃんの事よろしくね」

 

「・・・」

 

現在少年達4人でデパートにやってきており残り一週間を切った沖縄旅行の為に荷物を買いに来ていた。

着いては二手に分かれてやろうと響・未来ペア、少年・クリスペアで行動することになった。と言っても持っていくものはけっこう限られているが

 

「ところで良かったの?クリスも響達と一緒に行けばいいのに。水着とか他の女子と一緒に選んだ方が良いでしょ?」

 

「まっ・・・まあ確かにそうだけどなそれなら後で一人で買う・・・」

 

「・・・その心は?」

 

「絶対あの馬鹿が変なの着させてきそうだからゆっくり一人で探す」

 

「さいですか」

 

あんまり疲れたことしたくないと遠い目をしているクリスに少年は(変な水着・・・面積少ないやつとかかな?)と期待しながらそれを胸の内にしまって、ただ頷いてあげた。

 

「それに・・・」

 

「それに?・・・」

 

そう言ってクリスは少年の方を見てはじっと見て、少年はその視線に気付いて首を傾げる。

 

「アンタ一人にするとまた面倒な事に巻き込まれてそうだからな、監視だよ」

 

「ぐぇ・・・」

 

特に表情を変えない少年にため息を付いて脇腹をつついてやる。

 

「ええ・・・俺、そんな信用ない?」

 

「ったりめえだ、ほっとくとあの馬鹿みたいに問題連れてくんだから」

 

「ですよねー」

 

そうして話をするとまたクリスは黙り込んで少年の方を見る。

 

「どうしたんよ・・・そんなに見て、照れちゃうぞ?」

 

「・・・お前、アタシ達がいなくなったらどうするんだ?」

 

「・・・」

 

クリスが気にかけていた事、それは全員元の世界に帰還した後の事であった。

 

「アタシ達はこの世界に来て色々と生活して忘れかけてたけどお前、パパさんやママさんがいない中、お前1人でどうするんだ?」

 

「・・・」

 

確かに、原因は少年にあるのだがそれに対して、クリスは一人になってしまった少年が心配であったのだ。

 

「・・・確かにそうだね。みんなが帰ったあと、どうするか考えてなかったよ」

 

少し考えてから少年は答え

 

「普通にみんな帰ったあと、一人でシンフォギア見て、クリスを愛でてるかな・・・まあ一人にっちゃってもやってる事はクリス達が来る前までやってたことだからきっと変わらないよ」

 

「なっならよぉ・・・」

 

そう言ってクリスは少年に提案しようと投げかける。

 

「お前で良ければ・・・こっちに来ないか?」

 

「それって・・・俺がそっちの世界に行くって事?」

 

「そうだ、お前が来ればきっとあいつ等も嬉しいだろうしおっさんもお前の事は歓迎してくれると思う・・・」

 

クリスからの誘いに少年は驚き再度少年は問いかけ、クリスはそれを肯定し補足するが

 

「確かに、それはとっても魅力的だね俺が使った力ならもしかしたら行くことができるかもしれないね」

 

「なら!」

 

「だけどそれは絶対やってはいけないことだと思う」

 

「・・・」

 

それを聞いた少年はとても嬉しそうにしていたが否定したことにクリスは黙る。

 

「確か前に言っただろうけどクリス達が来た時、シンフォギアのまつわる物が俺の周り以外なくなっただろ?それは逆もきっと起こるかもしれない、俺が来ることによって、何かが起こるかも知れないと」

 

「確かにそれはそうかもしれないけど・・・」

 

そう言って少年は笑って見せる。

 

「でもありがとな、俺の事心配してくれて」

 

「べっ別に心配してた訳じゃ!」

 

「はいはい、そうしときますよ」

 

顔を赤くして声を出すクリスに少年は笑いながら軽く流して買い物を続けるのであった。

 

 




クリスのくわえ水着だって?
少年「………」
コイツ、死んでやがる!?


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32話

 

「ねぇねぇ未来、これなんてどう?」

 

「いいんじゃない?」

 

響・未来ペアは少年達と別れて、水着コーナーにおり二人で水着を選んでいた。

 

「こうゆうのとかもどう?響のイメージにピッタリだと思うんだ」

 

そう言って未来が取り出したのはオレンジの花柄のビキニで上から羽織る事ができるカバー上着もあるものである。

 

「これならおへそも隠せるしいざというときに見せられるし、それに響の可愛さも一層引き出す事もできると思うの」

 

「うん?未来、ちょっと何言ってるのかわかんない・・・」

 

未来の迫真の熱弁に苦笑いしてその水着を手に取る。

 

「でも未来が選んでくれた物だからこれにするね!そして今度は私が未来のを選んであげる!」

 

「フフ・・・ありがと、響」

 

嬉しそうにしてカートに水着を入れて次は選んであげようと少し離れた位置の水着を見つける。

 

「あっこれとか未来に似合いそう!」

 

「あっ響待ってよ~」

 

見つけて向かって行った響を追いかけて行き、たどり着いた響はその水着を手に取ろうとする。

 

「・・・あっごめんなさい」

 

「あ・・・すいません」

 

手に取ろうとした時、他の女性もそれを狙っていたらしく一緒に手を伸ばしてぶつかる。

 

「あら、君この辺じゃ見ない顏ね、何処の子?」

 

「ギクッ・・・ええと・・・そのぉ」

 

「あれ、響どうしたの?あれ、その人は?」

 

未来が追いつくと何やら二人で話しているから疑問に持って問いかけると女性は思い出すように手を叩く。

 

「あっごめんね、自己紹介がまだだったね、私は木崎新奈よろしく」

 

そう言って新奈と答えた女性は手を差し出してほほ笑む。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・わかりましたぁ!!」

 

少年宅の一室でエルフナインが叫ぶ。

 

「なにがわかったのかしら?」

 

そう言って叫ぶエルフナインの横でマリアが飲み物を持ってきて、エルフナインに渡す。

 

「ありがとうございます、マリアさん早速なんですけどこれを見てください」

 

見せてきたのは以前見せた少年のカルテとそのデータ、それを見てマリアは首を傾げる。

 

「これって、前に見せてくれた彼の者よね?」

 

「はい、以前響さん達が纏っていたシンフォギアが前触れもなく解除されたということを聞いて私なりに調べてみたんです」

 

響達のギアのデータを取り出してそれを渡す。

 

「響さん達のギアが解除されたのには元々この世界に私達が適応していないからと思っていました、ですが少し違ったんです」

 

「違った・・・というと?」

 

マリアが問いかけるとエルフナインが答える。

 

「一度和雪さんのメディカルチェックを行ったときお二方のギアを近づけてみたんです。そしたら二人のギアが反応したんです」

 

「それってまさか!彼も!?」

 

驚いたマリアが彼にもシンフォギアを纏う事ができるのか問いただすがエルフナインは首を横に振る。

 

「まだそれはわかりませんが、そこではないんです。解除されたのはその世界に適応されていた場所が離れたからなんです」

 

「ちょっと待って、適応された場所が離れて行ったのって・・・」

 

理解したマリアはエルフナインを見る。エルフナインは頷いて答える。

 

「和雪さんが離れた上でお二人のギアは適応されていたエリアがなくなって消えています。そして和雪さんの周りを覆っているエリアもボク達が来てからずっと展開されているんです」

 

 

 

 

 





響「咥え水着をしたら和君喜ぶかな?」

未来「私以外に見せるの禁止だからね?」

響「あっはい・・・」


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