作者の趣味・駄文・ご都合主義が含まれております。無理な方はブラウザバックを頼む。
駄作者だからもちろんの見切り発車の初投稿。
その程度一向にかまわんっ‼︎な読者の兄貴諸君、さあ行こうか
…ぴちゃん。ぴちゃん。
きっと今上では雨が降っているのであろう。
とめどなく天井から染み出す雫は少女の体をブルリと震わせる。
そこには、霜焼けだらけ傷だらけの体の少女がいた。その冷え切った体を温めるようなものなど何もなかった。紙よりも薄い服と呼べるかも怪しい布切れは濡れて冷たく少女に張り付き、その役目を果たしてなどいなかった。痩せて、ガリガリの体からはいつ骨が飛び出てくるのではないかと、疑ってしまうほどであった。与えられるかも怪しいあってないような食事のせいだろうか、彼女の腹の虫はいつしか一切の主張をしなくなった。
少女の周りも似たような状態だった。毛布などもちろんないので、お互いの肌を押し付けるように固まってどうにか寒さを和らげようとしている。所々から呻き声やすすり泣く声が漏れ出していた。
唯一いつもと違うをあげるとするなら、今日はなんだかやけにドタドタとうるさい。奴隷の脱走でもあったのだろうか。金属同士の擦れる音もした。
しかし、そんなことはどうだっていい。今は自分のことだけで精一杯だからだ
自分はどうにか生き延びるために、すぐ横で息絶えている死体たちの山の中に体を捻じ込む。こうしたところでほとんど変わらないが、ないよりは幾分かマシなのである。
少女は真っ暗闇の中で、自らを縛り付ける手枷足枷、冷たく居座る鉄格子を睨む。
この世の全てが恨めしく思える。
憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて仕方がなかった。
しかし、憎んだところでどうしようもなかった。
少女は今地下牢の中にいるのだから。
一体何度味わったかもわからないような深い絶望が彼女の胸を満たす。
ーガタドダドタ「ギャッ「あああああ パリン 「グァァァア「ギィやなぁ「いやダァ、いやダァドサリ、どサリ、ビチャリビチャリ「ウボァあ「ヒィィ ぐさり 「ナギァァァ ブシャァ‥…
うるさい。今日は本当にうるさい。上で騒いでいると、監獄は静かなのでよく響くのだ。今日の奴隷解体ショウはやけに豪勢なようだ。
そんな時だった。
瞬間派手な音を立てて、分厚い鉄の扉がぶっ飛び、これまたどでかい音を立てて入り口近くの鉄格子にあたり、耳障りな音をたてる。
そして、入り口からの差し込む光に一瞬眼しばたかせる。
沢山の足音と灯りの中の一つがこっちにやってきた。
一瞬助かるの?なんて思いが芽生えたが、世の中そう甘くないことを彼女は知っている。元々冷えていた心が、さらに冷えていくのがわかる。
それは少女の前の鉄格子の前に立つと、鉄格子など見えてないような足取りで、少女の前にやってきて、彼女を死体の山から引き抜き、温かな毛布をかけてくれた。数瞬遅れて、金属片がバラバラと地面に落ちる音がした。
それは、跪きながらも手に持っているランタンを彼女に近づけてきた。じんわりとかすかながらも熱が伝わってくる。
そして、その光はそれと少女の間にあった暗闇を消し去った。
互いの顔があらわになる。
ランタンを持つそれは自分とそんなに変わらないような歳の少女だった。
そして、彼女は私の顔を覗き込み、微笑みながら言った。
「もしかして、白馬の王子様が迎えに来たと思った?残念、わたしでした。」
乙女の淡い夢をぶっ壊すなんて‥…!!
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1話 裏
まっ、まあ完璧で幸福な読者なら許してくれるよなぁ⁉︎
それにしてもようやっと虐待パート開始?だぜ(開始とは言ってない)
つまり、実質初投稿
喧々轟々
あたりは悲鳴や怒号で満たされていた。
帝都で大きな力を持つ奴隷商人のオークション会場に突然現れた7人の不届き者達。
最初の方は、たった7人だけの侵入者だっただからだろうか。
多くの観客たちは、多数の屈強な傭兵による殺戮を幻視し、その口元を盛大に釣り上げ、成り行きを見守っていた。
傭兵たちは大量の銃で弾幕を張りつつ、各々の獲物で侵入者の口を永遠に塞ごうとした。
この侵入者を除く誰もが、侵入者の死を確信していた。
しかし、実際はどうだ。
押しつぶすように襲いかかった多くの傭兵が一瞬で首を落とされ、素っ頓狂な声をあげた。
中には細切れのようにされたものもあり、一瞬であまりに多くのものの血が飛び散ったがために、観客たちは一瞬視界を奪われた。
そして、観客達は信じられないないものを見た。
少ないのだ
その一瞬の間に、会場にいた傭兵の数は、はじめの半分ほどまでに減っていたのだ。
あまりの事態に、皆一様に立ち尽くしてしまった。
たった一瞬、されど一瞬
その一瞬は、彼らに多大なる犠牲を強いた。
さらに半分の傭兵の首が宙を舞った。
そして、一人の貴族が今更思い出したかのようにポツリと溢した。
「あっ…逃げなきゃ。」
そこからは早かった。圧倒的恐怖が人々に伝染し、正気に帰った観客たちは我先にと、2つしかない出口に駆け出した。
男もそのうちの一人だった。
前の人が倒れると、これ幸いにとより前へ、前へと身をよじる。
しかし、すぐに人の濁流は勢いを落とす。小さな入り口に大勢の人が殺到したため、なかなか前が進まないのだ。焦れて前のものを引き倒して、前へ前へと進もうとする。もうすぐです出口だと思った瞬間、後ろから伸びてきた手が肩を掴み、恐ろしい勢いで引き倒した。すぐに起き上がろうとしたが、大勢の足が全身をスタンプした。なんで俺が…その思考を最後に男はそのまま意識を失った。
アリアside
帝都のガン、長年大きな権力を奮ってきた人身売買商人、ジョンファミリーの根城をに、数名の部下とともに殴り込んでいた。
給料をもらっている以上は、それに見合う程度の職務は果たさなければ
という思いもあったがそれ以上にアリアは怒っていた。
彼らの虐待には美学がない
そう思ったからである。
だからだろうか。
彼女の持つ大ぶりな肉厚ナイフを握る手にも、自然と力が入る。
そして私は、銀閃の風になった。
吹き抜けた場所に鮮血の花を咲かせる風に。
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ー
私の前に分厚い鉄の扉。きっとこの奥にたくさんの商品たちがいる。
鍵なんて持ってないから純粋な脚力だけでぶっ飛ばした。
途端に、今までとはまた違った思わずむせ返すような酸っぱい匂いが鼻腔を突き刺した。
雨漏りで明かりが消えたのか、そこはひたすら黒く、暗かった。
手元のランプに火を入れ、鉄格子を切り飛ばしながら進んだ。
一番奥の牢屋で、ごそりと、死体の山が崩れた。
駆け寄ってみると、そこには、ガリガリでくすんだ赤髪?の少女が一瞬縋るような目をしたものの、すぐに死んだような表情で、こちらをじっとまっすぐ見つめてきた。
ーーーーこの時、アリアに電流走るッッ!!
的確な作業をしながらも、彼女の妄想は加速する。
この子今一瞬期待するような表情になったかと思ったら、すぐに全てを諦めきったような目をしたわ!
きっと、こう思ったのね。
「とうとう、来たのね!私をこの地獄から救い出してくれる白馬の王子様!」
なんて年頃な少女にありがちなな希望を抱いて、
「………なんでさ」
みたいな、理想と現実のギャップに打ちひしがれてしまったのね!
ああゾクゾクするわ!そうこれよ、これ!こーゆーのを虐待とゆうのよ!ただただ肉体を虐めるだけなんてナンセンスよ!
うふふふ、なら一瞬の春の夢のような淡い幻想を砕かれた少女にかける言葉はこれね
「もしかして、白馬の王子様が迎えに来たと思った?残念、わたしでした。」
うふふ、愉悦
とうとうオリ主の魔の手が‥…!!
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2話
『汚い艦娘を見つけたので虐待することにした』
https://syosetu.org/novel/128559/
まぁ、そんなこんなで初投稿です。
「…………ん」
カタカタとした振動に目を覚ます。
小さく小綺麗な部屋の中だった。
いや、違うここは馬車の中だ。
……寝ていたのだろうか。
その事実に気づいた瞬間、いつもの癖で、反射的に起き上がり、謝ろうとした。
どうしようもない、悪寒が体を駆け巡る。
こんな時はだいたい『躾』と称した拳や爪先が飛んでくるのだ。
それにここは馬車の中、とうとう自分もどこかの貴族に売られてしまったのだろうか。わざわざあんな地下深くまで奴隷を吟味しに来るようなやつだ。どうせロクな者ではない。
が、今回はそうはならなかった。
後ろ飛びで勢いよく壁に激突した少女が目にしたものは、決して暗いく、下卑た男の濁った目ではなく、薄く微笑む金髪碧眼の少女であった。
「どうしたの??」
段々と頭が覚醒し、記憶が戻ってくる。
-ーーーーーそうだ。私はあの時この奇妙な少女に助けられたのだ。
今一度少女をマジマジと見つめる。
真っ白なブラウスの上に、澄んだ水のような色の青のワンピースを着ている。
「どうしたの??」
薄い笑みを浮かべながら、彼女は再度問いかけてくる。
「あっ、あなたは一体……:」
「私?私のはね、アリアっていうの。あなたの名前も聞かせて頂戴。」
「…わっ、私はエリザベートって‥いい…ます」
どうしても、声が震えてしまう。
こんな散々罵られた醜い声では、きっとまたぶたれてしまうのだろう。
私はこの後どうなってしまうのだろう。
そんな言いようのない不安がこみ上げてくる。
「いい名前ね。エリザベート。」
「えっ……」
一瞬何を言われたのか、わからなかった。
脳が、その言葉の意味をゆっくり、ゆっくりと咀嚼する。
そして、完全に理解した時、彼女は泣いていた。
みるみる視界が涙でぼやけていく。
両親からもらった名前を彼女は一切の混じりっけなく褒めてくれたのだ。堪らなく嬉しかった。人前で奴隷の自分が醜いところなど見せてはならない。そう思って我慢しようとすれど、一粒、また一粒と溢れる涙が止まることはなかった。
雨が上がったのか、馬車の窓からさしてくるいったいいつぶりになるかもわからない太陽の暖かい光を浴びて、自分があの冷たく暗い劣悪な檻から出たのだと実感し、いよいよ涙が止まらなくなった。全身の力がねけ、がくりとその場に崩れ落ちて、わんわんと声を上げて泣いた。そんな彼女をぶつ存在もそこにはいなかった。
「わっ、私わぁ‥こっ、これから一体どうなる…んですかぁ」
しゃくり上げるような声でそんな質問をしたが、不思議と不安はなかった。
彼女は満面の笑みでこういった。
「もちろん、貴方はこれから地獄に行くのよ」
そして、私は救われました。
傷つき、ボロボロの少女でも容赦なく泣かせていくスタイル
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