蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援をする (ジェットプテラ)
しおりを挟む

プロローグ

駄目な作品かもしれないですか暖かい見守って下さい。お願いします。
m(__)m


ハァ何でこうなるの?

アカデミア賞を取って二十歳を祝って家族と一緒に過ごす為に飛行機を使って日本に帰るつもりが

 

「この飛行機は我々が乗っ取った」

 

「政府に今我々の要求をして居る」

 

「もし政府が我々の要求を飲まない時はこの飛行機の乗客皆殺しだ」

 

テロリスト共にに飛行機をハイジャックされた。

取り敢えず今の状態を確認しないと、テロリストは全部で五人全員が武装して居る五人中一人がアサルトライフル、二人がハンドガン、残りは警棒ですか。

さてどうやって奪還しますか。

〜十分後〜

警察もだいぶ来たしアサルトライフルを持っているテロリストがコックピットにいって警棒を持っているテロリストが来た。

やりますか。

 

「あのすみませんトイレ行きたいんですが良いですか?」

 

「ハァ我慢できないのか?」

 

「すみませんできそうも無いんです。」

 

「たくしょうがないな監視付きでいいなら行かしてやる」

 

「ありがとうございます 」

 

そう言ってトイレに行って

扉閉めてトイレの壁に張り付いていつでも蹴りが打てるようにしてトイレの水を

[ぽん、ジュシャーーーー]

 

「要が済んだらとっと出ろ」

 

「あのすみませんトイレの扉が開かないのでそちらで開けて下さい」

 

「しゃないほら開けっ「せいやぁぁぁぁ」フッベェェェ」

 

まず一人目、警棒を持って

「おっめえ何している」

今度はハンドガン持ちですか

[バン、バン]

二発発砲ですか、でも緩い

[カッキン、カッキン]

手に持っている警棒で銃弾を弾いた。

 

「うs「隙あり」グルベン」

 

一瞬にして近づいて面、何か変な弾末を吐きましたね

後ハンドガンは回収してと

 

「「死ね、アマ」」

 

今度は二人同士に警棒を持っているテロリストの攻撃はバックステップで回避してハンドガン持ちは先ほど回収したハンドガンで

[バン、ガキン]

ハンドガンを弾いて肩に狙いをつけて

[バン]

 

「ぎゃっああああ」

 

命中

 

テロリストC「テメー」

 

警棒を持ったテロリストが大きく振りかぶった腕を捕まえて

 

鞘波氷水「せいやぁぁぁ」

 

一本背負いを決めて直ぐに

 

鞘波氷水「ハァぁぁぁぁ」

 

テロリストB「ヒデブ」

 

ヒップドロップで締めました。

後何処かで聞いた断末魔を聞きました。

コックピットにいたテロリストが

 

「テメー何[バン、バン、バン]グギャぁぁぁ」

 

座りながら、左脚、左肩、右腕にヒット

 

「キャビンアテンダントさん今の内に乗客を」

 

「あっはい」

 

そう言ってキャビンアテンダント達は緊急装置を使って乗客を避難して私はテロリストの監視

其れにしても初めて人に向けて身体に打ったな

本物の銃はお父さんが的に打たしてくれたし

演技の時は血のりが溢れるだけど

でも本物の銃を人に向けて身体に打って本物の血が溢れた手に持っていた銃がカタカタ震えていた。

1分後

 

「お客様が最後です。」

 

「分かりま「てめーだけでも死ね」しまった」

 

テロリストが隠し持っていたデリンジャーで私に狙いをつけている。

私は急いでデリンジャーに狙いをつけて

[バン、バン、キンー]

銃弾でデリンジャーを弾いたけど胸に違和感があるし出口にいるキャビンアテンダントさんもこっちに向いて顔を青くしている。

私はそっと手を胸に触って確認すると赤かった。

そして口には鉄の味が充満して

 

がっは

 

うつ伏せに倒れて血を吐いた。

 

「キャぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

そしてそれを合図に特殊部隊が突入してテロリストを押さえて私の所に来た。

でも意識が、此れ、当、り、ドコ、ロ、ガ、っ

 

気が付いたら白い場所にいて椅子に座っていた。

ちょっと待って状況を確認しないと

まず私はアカデミア賞を受賞と二十歳を祝う為に飛行機で日本に帰ろうとしたらテロリスト達がハイジャックして、私が返り討ちにして、私も脱出しようとしたらアサルトライフルを持っていたテロリストのデリンジャーによって胸を撃ち抜かれて・・・

 

「胸!!!」Σ(゚д゚lll)

 

私は急いで胸を確認した。

 

「無い、銃弾跡が無い」

 

私は胸に触ったけど普通の胸だ。

どう言うこと?

 

「ちょい待ち、今、最終ウェブに到着したから1分待ってて鞘波氷水」

 

声がする方を見たらモンスターストライクに出てきそうな白髪の髪の少年が椅子に座ってスマホを弄っていた。

てか何で私の名前を?

 

「はい終わり、初めましてだね。

僕の名前カエサルだよ。

こう見えて神様だよ。」

 

名前もカエサルですか。

てか

 

「モンスターストライクに、似ていません?」

 

「それな!!よく言われる。」

 

言われるですね。

 

「それで仕事しないとね。」

 

そう言ってカエサルは右手の指を

[パチン]

鳴らしたらカエサルの左手に紙が急に現れた。

 

「!?」

 

「ハァぁぁぁぁ(笑)、ビックリするね。

そんじゃ、やりますか」

 

「ハァ」

 

「鞘波氷水、鞘波氷水(さやなみこおすい)

二十歳、

職業はアクション俳優、副業は歌手及び声優で

色んな賞を取っている。

祖父は剣道の道場破りで有名な剣道家、剣術は祖父から習った。

祖母は大学の教授で解らない所は片っ端から教えてもらい小中高は常に上位をキープ

母は歌手で歌姫で有名、歌の旨さはは母親譲り

父は有名アクション俳優、アカデミア賞を何度も受賞して居る。アクションスキル及び射撃スキルは父から習った。

妹はバイクレーサーで色んなグランプリを優勝、只今オートバイ世界最高峰レース【MotoGPTM】を挑戦中

見た目や家族構成が、【Go!プリンセスプリキュア】に登場する海藤みなみに似てる為に中学二年生の時のあだ名は【キュアマーメイド】になっていた。

死因はテロリストが打った球が心臓を貫通をして血液の大量出血による死亡、何か間違えていたら言ってね」

 

「一応合っていますが、よく分かりましたね」

 

「そら神様だからね。

そんじゃあ次に今からやる事に説明するね」

 

「?」

 

「此処は転生を準備する部屋だよ」

 

「転生⁉︎」

 

「そう、本来は死んだ魂を十人集めてその中でくじ引きで一人だけ転生させる人を決めて転生する準備をする為の部屋なんだよ」

 

「そうなんですか(・・;)」

 

「まぁ盛大すぎるよね。

ちなみに君はくじ引きで決まってないから」

 

「(・・!)どうして?」

 

カエサル「理由は君の死期を早めちゃったんだ」

 

「えΣ(゚д゚lll)ちょっと待って何で早めちゃったの?!」

 

「御免なさいm(__)m、僕の部下が本当は死ぬ人を間違えて君の死期を早めちゃったんだ」

 

「どれぐらい早めちゃたの?」

 

「30年位です。」

 

「何やってくれたんですか」

 

「だから君を転生させて新しい人生を歩んで欲しい、多少の無茶な要望も答えるよ」

 

「罪滅ぼしですか」(ー ー)

 

「そうだけどジド目で見ないで下さい、お願いします」

 

「分かりました」

 

「話がそれたけど、この転生の部屋はくじで決めた魂とイレギュラーの魂を転生の準備する為にあるだよ」

 

「ハァ」

 

「そんじゃあ次に転生の準備をしますか。」[パチン][ガッシャ]

 

私の前にガシャガシャが現れた。

 

「そんじゃあそのガシャガシャマシンで転生先を決めてね」

 

「ガシャガシャマシンで転生先を決めんですか」

 

「そうなんだよ、前までは好きな世界に転生先を決める事が出来たけど、バカ系の踏み台転生者共が世界を滅ぼすケースが多発してね。それを防ぐ為にガシャガシャによるランダム制にしたんだよ」

 

「ハァぁぁぁぁ」(苦笑)[ガッチャガッチャ]

 

「それで何が出た(・・?)」

 

私はカプセルに入っていた紙を広げた。

 

「えっと【盾の勇者の成り上がり】て書いています」

 

「あそこか、それで何か知っている事ある?無いなら少しの知識を入れるけど」

 

「大丈夫です。私この物語の内容【チェインクロニクル3】で多少知っています。」

 

「確かにあれコラボしたな。

となると前半しか知っていて後半はあんまり知らない人?」

 

「はい」

 

「そう、はい次」[パチン][ガッコン]

 

「急すぎませんか?」

 

「そう?ガシャガシャマシンの中身を変えたから。

中身は特典の数を決める紙が入っているから」

 

「分かりました」[ガッチャガッチャ]

 

「中身は?」

 

「えっとⅪと書いて有ります」

 

「11ね、次は好きな能力を11個、選んでね」

 

「其処はガシャガシャではないんですか?」(苦笑)

 

「此処をガシャガシャにしない理由は、流石に能力をガシャガシャで決めるのも何か気が引けるから、後、仮面ライダーのオーマジオウなどの神の力を特典出来ないから、気を付けてね」

 

「あれ神様の力なんですね。オーマジオウの力は」

 

「そらあれじゃん、ラスボス級の敵を片手を振るっただけで全滅、その上、新しい時間軸を作るしあれが神の力では無いならあれを何と言う?」

 

「そうですね」

 

「それで特典の内容決まった?」

 

「はい、決まりました」

 

「そんじゃあこの紙に《特典内容》の部分を考えて書いてね」[パチン]

 

私の前にあったガシャガシャマシンは消えて机と羽ペン、インク付き私のプロフィールが書いている紙が現れた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

特典内容は

Ⅰ怪盗戦隊ルパンレンジャーのルパンブルー

Ⅱ侍戦隊シンケンジャーのシンケンブルー

Ⅲ仮面ライダーブレイブ

Ⅳ仮面ライダードレイク

Ⅴ Go!プリンセスプリキュアのキュアマーメイド

Ⅵ ドキドキ!プリキュアのキュアダイヤモンド

Ⅶシンフォギアの天羽々斬

Ⅷペルソナ5の喜多川祐介の能力

Ⅸまどか☆マギカの美樹さやかの能力

Ⅹ他者用の変身アイテム

 内容

 仮面ライダーサソード

 キョウリュウゴールド

 仮面ライダーシノビ

 キュアセレーヌ

 マギアシリーズのソウルジェム、ランダム

Ⅺ 他作品の技を及び武器を引き出す事が出来る本

 内容

 プリキュア

 マギカシリーズ

 ペルソナシリーズ

 シンフォギアシリーズ

 勇者であるシリーズ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「そんじゃあ今から質問しながら細かい調整するよ」

 

「わかりました」

 

「まずは1番から9番はレベル上げてアンロック出来るようにしておく?」

 

「はい、お願いします」

 

「ふぅん他の転生者、特に踏み台転生者はしないのに君はやるんだ」

 

「えぇ、強い力に振り回されて死ぬの真っ平ごめんです。のでゆっくりで使い慣れたいです」

 

「そうなんだ。次は10番の他者用の変身アイテムは?」

 

「確か物語の序盤で王様が仲間を用意したい、物語の途中で新しい仲間が入って、私について来て死んだら悪いなと思います。」

 

「じゃあ何でこの内容にしたの?」

 

「(盾の勇者の成り上がり】の世界は魔法中止の中世世代で銃系の変身アイテムや細かい手順が必要な奴だと困惑してしまうと思いまして、簡単な手順で変身が出来る奴にしました」

 

「成る程ね、わかった。」

 

「次に11番の他作品の技をエンチャント出来る本は?」

 

「(盾の勇者の成り上がり)の主人公、岩谷尚文が序盤で苦労人なるからちょとした手助けができたら良いなと思いました。」

 

「そうなんだ、じゃあ付与する相手で付与出来るか分かるようにしておくね」

 

「ありがとうございます」

 

「そうじゃあ」[パチン][ゴトン]

 

「その扉を潜ったら新しい人生がスタートだよ」

 

「そうですか、私のわがままを聞いてくれてありがとうございます」

 

「どういたしまして、僕的には部下の罪滅ぼしの為にやった事だから、後他者用の変身アイテムなどはトランクに入れたから」

 

「分かりました」

 

「そんじゃあバイバイ」

 

「えぇ、また来る日を、後私の家系が私の事を聞いて来たらこう伝えて下さい『盾の勇者を影から支える存在になった』と」

 

「了解」

 

私はそう言って扉を潜った

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

転生先の世界の説明をして貰いました。

第二話スタートです。(^O^)/ではどうぞ


私は扉を潜って光に視界を奪われ、光がなくなるとトランクを持って魔法陣の前に立っていた。

ここが盾の勇者の成り上がりの世界ですか。

 

「ここは?」

 

どうなっているかのか気になったのか剣を持った少年がローブを着た男に尋ねる。

 

「おお、勇者様方ッッ!この世界をお救い下さいッッ!!!」

 

「「「「は?」」」」

 

状況の分からない4人は声を揃えてそう答えるしかなかった。

私は少し分かっていたが詳しく分からないから

 

「すみません、多分此処にいる皆んないきなり過ぎてわからないので説明をお願いします。」

 

私は説明する様に頼んだ

 

「色々と込み合った事情があります故、ご理解していただく言い方ですと、勇者様達を太古の儀式で召還させていただきました」

 

「召還…」

 

弓を持った少年が尋ねた事にローブの男が答えた。

 

「この世界は今、存亡の危機に陥っているのです。勇者様方、どうかお力をお貸しください」

 

ローブを着た男達は深々と私達に頭を下げた。

 

「そうだな、まずは話を‥‥」

 

「嫌だな。」

 

「そうですね。」

 

「俺たちは元の世界に帰れるんだよな?話はそれからだ。」

 

「説明次第ではその仕事を受けよう」

 

盾を持った男が話を聞こうとし喋る最中、他の四人が遮るように言った。

 

「あの‥ええと‥」

 

予想外の言葉にローブを着た男達がタジタジになるが、構わず、言葉は続く。

 

「人の同意なしに、いきなり呼び出した事に対する罪悪感をお前らは持ってんのか?」

 

「仮に、世界が平和になったら、用済みとばかりにポイっと元の世界に戻されてはタダ働き同然ですしね。」

 

「それで?こっちの意思をどれだけ汲み取ってくれるんだ? 話によっちゃ俺達が世界の敵に回るかもしれないから覚悟しておけよ?」

 

3人ともが自身の武器を突きつけてローブを着た男を威嚇している。

説明位聞かないのかこの三人は少し葉っぱをかけますか

 

「三人共少しは説明を聞かないか?今は右も左もわからない状態でこの世界で過ごせるか?」

 

「そ、そうです。まずは王様と謁見して頂きたい。報酬の相談や、その他諸々の重大な話はその場でお願いします。」

 

「なんで、そいつの肩を持つ。」

 

「そうですね。」

 

「お前そいつとグルじゃねえよな?」

 

「生憎、私も太古の儀式とかで召喚された人間だ、後、小説で例えるなら異世界召喚とみた」

 

「ふん。」

 

「まあ、嫌いではないですけど‥」

 

「確かに俺も好きなジャンルだが、まだ認めた訳じゃねえからな?」

 

少し治ったか此れで話が進むかな?

 

「ま、まずは王様と謁見して頂きたい。報酬の相談はその場でお願いします」

 

ローブの男の中の代表のような男が大きな扉を開けさせて道を示した。

 

「…仕方がないな」

 

「ですね」

 

「ま、どいつが相手でも話は変わらねえけどな」

 

それに着いて行き、暗い部屋を抜けて石造りの廊下を歩く。

しかし、窓から見えた風景に5人は息を飲んだ。

どこまでも空は高く、中世ヨーロッパの様な街並みが広がっていた。

ホゥ此れが異世界転生かやっぱり人生はわからない事だらけだ。

歩いて行くうちに謁見の間に彼らは辿りついた。

 

「ほう、こやつ等が古の勇者か。にしても一人多くないか?まあよいワシがこの国の王、オルトクレイ=メルロマルク32世だ。勇者達よ、顔を上げい」

 

と言っても部下しか下げていないが

 

「さて、まずは事情を説明せねばなるまい。この国、更にはこの世界は滅びへと向かいつつある。」

 

「終末の予言に、次元の亀裂.......」

 

王の話をまとめると、まずこの世界には終末の予言なるものが存在するらしい。

予言によれば、いずれ波というものが幾重にも繰り広げられ、その波の齎す災害を退けねば世界が滅ぶという。

その予言の年が今年であり、予言の通り、古より存在する龍刻の砂時計という道具の砂が落ち出した。

この龍刻の砂時計は波を予測し1ヶ月前から警告するという機能を持っている。

伝承では1つの波が終わる度に1ヶ月の猶予が生まれ、また襲いくるという。

当初、この国の住民は予言をあまり信じていなかったが、予言通りに厄災が降り注いだ。

次元の亀裂がこの国、メルロマルクに発生し、凶悪な魔物が大量に亀裂から這い出してきたという。

その時は国の騎士と冒険者により辛くも乗り切ることが出来たが次の波は更に強力なものになる。

このままでは対処しきれないと考えた国の上層部は伝承に則り勇者召喚を行ったというのが事のあらましだ。

言葉がきちんと通じるのも、伝説の武器の能力によるものらしい。

 

「話は分かったが、召還された俺達にタダ働きをしろと?」

 

「都合のいい話ですね」

 

「だな。自分勝手としか言いようがない。滅ぶんなら勝手に滅べばいいだろ。俺達にとってはどうでもいい。」

 

「確かに、助ける義理はないよな。タダ働きした挙げ句、平和になれば『さようなら』とかされたらたまったもんじゃないしな。というか帰れる手段があるのか聞きたいし、その辺どうなの?」

 

「私は衣食住の三点とお金を貰えば仕事する」

 

「安心せい、もちろんある。」

 

そう言うと、王はそばに控える大臣に目線を送る。

 

「はい。もちろん、勇者様方には存分な報酬は与える予定です。」

 

私以外の4人は小さくガッツポーズをする。

 

「では勇者達よ、それぞれの名を聞こう。」

 

「俺の名前は、天木錬(あまきれん)、年齢は16歳、高校生だ。」

 

剣の勇者、天木練。体格は165cmと小柄で、線は割と細い。

顔は整っており、茶色がかった黒髪のショートヘアで切れ長な瞳に白い肌、雰囲気は寡黙な印象を受ける。

 

「じゃあ、次は俺だな。俺の名前は北村元康(きたむらもとやす)、年齢は21歳、大学生だ。」

 

槍の勇者、北村元康。体格は175cmくらいで、線は割としっかりしていた。

顔は整っているが天木練と比べると、やや男らしく、金髪の長髪でポニーテールにしており、少し軽薄そうな印象だ。

 

「次は僕ですね。僕の名前は、年齢は17歳川澄樹(かわすみいつき)、高校生です。」

 

弓の勇者、川澄樹。体格は160cmと勇者の中でもっとも小柄で、線も細く華奢といった感じだ。

顔は整っており、天木練よりも中性的で、黄緑がかった金髪が若干天然パーマが入ったウェーブヘアーで、物腰は穏やかながら芯は強そうな印象。

 

「次は俺だな、俺の名前は岩谷尚文(いわたになおふみ)。年齢は20歳、大学生だ」

 

本作の主人公、岩谷尚文、この先色んな困難が待ち構えているからタイムパラドックスを引き起こさないように影から支えますか

 

「最後に私、私の名前は鞘波氷水。年齢は二十歳、元の世界では俳優と言う仕事をしていた」

 

「ふむ。レンにモトヤスにイツキにコオスイか」

 

「王様、俺俺!」

 

「ああすまんな、ナオフミ殿」

 

あれはわざとですね。

それと集中するといつも尚文を蔑んでるような視線して居ますね。

 

「大方、分かった。それでじゃ。ええと、コオスイ殿。そなたは何の勇者か?鞄の勇者か?」

 

「いや、えっと、蒼青の勇者になっています。」

 

そう私が今考えた嘘を言ったら、メルロマルク32世が控えている大臣に視線を送る。

 

大臣が私に小さな光の玉を飛ばし、納得したような顔でうなづくと王に耳打ちをする。

 

「‥何?確かに蒼青の勇者と出る?真か?お主が言うのじゃからそうなんじゃろう。分かった。とりあえず勇者として扱うとしよう。」

 

なんかボソボソ言ってるが

てか今思いついた嘘で通用した。

 

「では皆の者、己がステータスを確認し、自らを客観視して貰いたい」

 

(・・?)ステータス何それ?

 

「えっと、どのようにして見るのでしょうか?」

 

川澄樹が王におずおずと進言した。

 

「何だお前ら、この世界に来てすぐに気付かなかったのか?」

 

天木練は情報に疎い連中だと呆れたように声を出した

 

「何だお前ら、この世界に来て真っ先に気が付かなかったのか?」

 

「視界の端にアイコンが無いか?」

 

天木練に言われるがまま視界の端にあるアイコンに意識を集中する私

すると、軽い電子音がしてパソコンのブラウザの様な画面が大きく視界に映る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鞘波氷水

職業蒼青の勇者LV.1

装備

異世界の服

ドレイクゼクター

ゲーマドライバー

ショドウフォン

VSチェンジャー

プリンセスパフューム

キュアラビーズ

美樹さやかのソウルジェム

天羽々斬

喜多川裕介のペルソナの仮面

ただのトランク

スキル

オート回復

受けたダメージは自動回復します。

状態異常無効化

全ての状態異常を無効にします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

此れが私の今の能力か、てか本当に蒼青の勇者だったんだ。

後オート回復と状態異常無効化は絶対、美樹さやか能力だよね

後でトランクの中身を 見ますか。

 

「Lv1ですか.......これは不安ですね。」

 

「そうだな、これじゃあ戦えるかどうか分からねぇな。」

 

「と、いうよりも、なんなのだコレは?」

 

「勇者殿の世界では存在しないので? これはステータス魔法というこの世界の者なら誰でも使える物ですぞ。」

 

「なるほど。」

 

「それで、俺達はどうすれば良いんだ? この値は不安すぎるぞ。」

 

「勇者様方にはこれから冒険の旅に出て、自らを磨き、伝説の武器を強化していただきたいのです。」

 

「強化? この持ってる武器は最初から強いんじゃないのか?」

 

「いえ!伝承によりますと召喚された勇者様が自らの所持する伝説の武器を育て、強くしていくそうです。」

 

「伝承ね。その武器が武器として役に立つまで別の武器とか使えばいいんじゃね?」

 

北村元康はくるくると槍を回しながら話を進める。

 

「そこは後々、片付けてけば良いだろ。頼まれたならとにかく、俺達は自分磨きをするべきだよな」

 

異世界に勇者として召喚されるというシチュエーション、是が非でもやってみたいという思いが彼らの中で沸々と湧いていく。彼らは未知という魔力に魅せられ、興奮が冷めない状態だった。この場に居る私以外の四人は自らの武器に夢中になっていた。

 

「俺達五人でパーティーを組むのか?」

 

「お待ちください勇者様方」

 

「ん?」

 

これから冒険に出ようとする勇者達を引き留める大臣。

 

「勇者様方は別々に仲間を募り冒険に出る事になります。」

 

「それは何故ですか?分散せずにみんなで戦えば良いのではないのですか?」

 

「はい。伝承によると、伝説の武器はそれぞれ反発する性質を持っておりまして、勇者様達だけで行動すると成長を阻害すると記載されております。」

 

「本当かどうかは分からないが、俺達が一緒に行動すると成長しないのか?」

 

そんな説明を受けていると、皆、伝説武器のマニュアルとヘルプを見つけた。

 

『注意、伝説の武器同士を所持した者同士で共闘する場合。反作用が発生します。』

 

「となると仲間を募集した方が良いのか?」

 

北村元康の呟きに王が反応する。

 

「ワシが仲間を用意しておくとしよう。なにぶん、今日は日も傾いておる。勇者殿、今日はゆっくりと休み、明日旅立つのが良いであろう。明日までに仲間になりそうな逸材を集めておく。別々に旅立つとはいえ、波の時には肩を並べて戦うのじゃ。各々交流をしておくと良いぞ。」

 

五人「「「「「ありがとうございます。」」」」」

  

その日は皆、王の用意した来賓室で休む事になった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

確認と手に入れた力の試運転

第3話スタートです。


来客室の豪華なベッドに座り、勇者達はそれぞれの武器を見つめながら説明に目を向けていた。

外は日が沈んでおり、それだけ集中している。

確認した所によると、まず、伝説武器は整備を必要としない特殊な武器であり、持ち主のLvと武器に融合させる素材、倒したモンスターによってウェポンブックが埋まっていく。

ウェポンブックとは、変化させることの出来る武器の種類を記載してある一覧表である。

私の場合、敵をを倒すとLVが上がり現在ロックされている能力がアンロックされると分かった。

 

「なあ、これってゲームみたいだな」

 

尚文が周りにそう問いかけると、ヘルプを見るのに集中しているせいか、全員が空返事をして答えた。

 

「ってか、ゲームじゃね?俺は知ってるな、こんな感じのゲーム」

 

元康は尚文の問いに自慢げに言い放つ。

 

「え?」

 

「というか有名なオンラインゲームだろ。知らないのか?」

 

「いや、俺も結構オタクやってると自負してるが、知らないぞ。聞いたこともねえ。」

 

「お前知らねえのか? これはエメラルドオンラインっていうゲームだぞ?」

 

「何だよ。そのゲーム?聞いたことも無いぞ。」

 

「お前このタイトル知らねえって、本当にネトゲやったことあるのか?超有名タイトルじゃねえかよ。」

 

「俺が知ってるのはオーディンオンラインとかファンタジームーンオンラインとかだ。それ本当に有名タイトルなのか?」

 

「なあお前は何か知ってるか?」

 

尚文が私にそう問いかける。

生憎、私はパソコン系のオンラインゲームをやっていないからわからないが私がやっていたゲームを言っておくか

 

「生憎、私はパソコン系のオンラインゲームをやった事が無いが私がやっていたスマホゲームだと思が・・・」

 

「皆さん何を言っているんですか、この世界はネットゲームではなくコンシューマーゲームの世界ですよ」

 

「違うだろう。VRMMOだろ?」

 

「はぁ? 仮にネトゲの世界に入ったとしてもクリックかコントローラーで操作するゲームだろ?」

 

元康の問いに錬が首をかしげて会話に入ってくる。

 

「クリック? コントローラー? お前ら、何そんな骨董品のゲームを言ってるんだ? 今時ネットゲームと言ったらVRMMOだろ?」

 

「VRMMO? バーチャルリアリティMMOか? そんなSFの世界にしかないゲームは科学が追いついてねえって、寝ぼけてるのか?」

 

「俺も知らねえな。嘘言ってんじゃねえだろうな?」

 

「はぁ!?」

 

錬は元康に威嚇した

そういえば、天木練は一番早くステータス魔法ってのに気が付いたな。

何か手馴れている印象を受けるが

 

「あの……皆さん、この世界はそれぞれなんて名前のゲームだと思っているのですか?」

 

樹が軽く手を上げて尋ねる。

 

「ブレイブスターオンライン」

 

「エメラルドオンライン」

 

「知らん。」

 

「最初はチェインクロニクル3だと思ったが王等を見たらや、説明を受けて違うと分かった」

 

「あ、ちなみに僕はディメンションウェーブというコンシューマーゲームの世界だと思ってます」

 

皆、それぞれが自分がどの世界だと思っているゲームの名前を告げた。

 

「待った!一旦、情報を整理しようぜ」

 

元康は額に手を当てて一同を宥める。

 

「錬、お前が言ってるVRMMOってのはそのままの意味で良いんだよな?」

 

「ああ」

 

「樹、尚文。お前らも意味は分かるよな?」

 

「SFのゲームで見た覚がありますね」

 

「ラノベとかで読んだ覚えがある」

 

「そうだな。俺も似たようなもんだよ。じゃあ、錬。お前のそのブレイブスターオンラインだったか…?それはVRMMOなのか?」

 

「ああ。俺がやりこんでいたVRMMOはブレイブスターオンラインという。この世界はそのシステムに酷似している」

 

錬は元康の問いに答える。

 

「それがホントなら、お前のいる世界に俺達が言ったような古いオンラインゲームはあるか?」

 

「これでもゲームの歴史には詳しい方と思ってるがお前達の言うゲームは聞いたことも無い。お前達の認識では有名なタイトルなんだろ?」

 

錬は首を横に振り、尚文や元康に尋ねると二人は頷いた。

そのあと首相の名前を一斉に言った。

私の場合、吉田寅之助が日本の首相だ。

そして一つの結論に至った。

 

「どうやら、僕達は別々の日本から来たようですね。」

 

「そのようだ。間違っても同じ日本から来たとは思えない。」

 

「という事は異世界の日本も存在する訳か。」

 

「時代がバラバラの可能性もあったが、いくらなんでもここまで符合しないとなるとそうなるな。」

 

「確かにな。時代が違うくらいなら知ってる単語が少しはあるはずだからな。」

 

「このパターンだと、みんな別々の理由で転移した気がするのだがな」

 

「あまり無駄話をするのは好きではないが、情報の共有は必要か…」

 

「俺は学校の下校途中に、巷を騒がす殺人事件に運悪く遭遇してな?」

 

「ほうほう。」

 

「一緒に居た幼馴染を助けて、犯人を取り押さえた所までは覚えているのだが...」

 

錬はおそらく刺されたのであろう、脇腹を擦りながら説明する。

 

「十中八九、刺されてんじゃねえか。」

 

「俺もそうとしか思えない。そんな感じで気が付いたらこの世界にいた。」

 

「じゃあ、次は俺だな。」

 

軽い調子で、元康が自分を指差して語り出す。

 

「俺はさ、ガールフレンドが多いんだよね。」

 

「「「......」」」

 

「リア充、爆発しろー」

 

顔が整っていて、女好きの雰囲気そのままの発言に、元康以外の全員が呆れたような顔を見せる。

 

「それでちょーっと...」

 

「二股三股でもして刺されたか?」

 

錬が小馬鹿にする様に尋ねると、元康は目をパチクリさせて頷いた。

 

「なんで分かったんだよ。それにしてもさ?いやぁ……女の子って怖いね。」

 

「マジかよ。」

 

元康の話を聴いて、次に樹が手を胸に当てて、話し出す。

 

「次は僕ですね。僕は塾帰りに横断歩道を渡っていた所……突然ダンプカーが全力でカーブを曲がってきまして、その後は……」

 

「「「「……」」」」

 

そのまま轢かれたのだろう、3人の中で1番理不尽な理由だ。

 

「異世界転生の基本パターンだな。」

 

「え?皆さん達の世界では普通なんですか?」

 

「まあ、フィクションの世界で異世界転生するってなったら大概トラックとかダンプに轢かれてるからな。」

 

「そうなんですね。確かに‥僕の世界にもそういう感じのがありますけど。少数派ですね。」

 

「次は私だな、私の場合は飛行機にテロリストがハイジャックして来たが返り討ちにしたんだが最後にヘマしてしまいテロリストが打った球が心臓がに当たり意識が虚になって気が付いたら此処にいた。」

 

私はそう言いながら心臓を指で刺した。

 

「大変だったな」

 

私が前に出て話し出すと、樹と同じように哀れんだ目で私を見て、元康に至っては慰めようとしていた。

 

「あー……この世界に来た時のエピソードって絶対話さなきゃダメか?」

 

おや?尚文が口ごもってる。

どうしたんだ?

 

「そりゃあ、みんな話しているし」

 

「そうだよな。うん、みんなごめんな。俺は図書館で不意に見覚えの無い本を読んでいて気が付いたらって感じだ。」

 

元康、樹、錬は尚文に冷たい視線を向けていた。

 

「でも…あの人盾だし…」

 

「やっぱ……所も?」

 

「ああ」

 

ヒソヒソと三人は尚文に聞こえないように内緒話をし始めた。

何かあの三人がやっていたゲームの盾の職業ロクな目に合ってないのか?

 

「じゃ、じゃあみんな、この世界のルールっていうかシステムは割と熟知してるのか?」

 

「ああ」

 

「やりこんでたぞ」

 

「それなりにですけど」

 

「いえ…」

 

話題を逸らそうと尚文が四人に問いかけると、私以外の三人がそう答えたので尚文は少し安堵した。

 

「な、なあ。これからこの世界で戦うために色々教えてくれないか?俺の世界には似たゲームは無かったんだ」

 

それでも、分からないことには変わらないので尚文は熟知している三人に尋ねる。すると、錬は冷たく元康と樹はとても優しい目で尚文を見つめた。

 

「うん」

 

「最初は防御力が高くて良いんだけど、後半に行くに従って受けるダメージが馬鹿にならなくなってな…」

 

「うん…」

 

「高Lvは全然居ない負け組の職だ」

 

「Nooooooooooooooooooooooooooo!!」

 

聞きたくなかったと言わんばかりに尚文は絶望の雄叫びをあげた。

 

「アップデート!アップデートは無かったのか!?」

 

「いや、システム的にも人工的にも絶望的で、放置されてた。しかも廃止予定だったしなぁ…」

 

「転職は無いのか!?」

 

「その系列が死んでるというか…」

 

「別の系統職になれるネトゲじゃなかったな」

 

さらに、元康を問い詰めるが返ってくる答えは絶望的で尚文の顔は青ざめていく。

 

「お前らは!?」

 

「悪い…」

 

「同じく…」

 

尚文がすがるように錬と樹に目を向けると二人とも目を逸らして、そう言った。

尚文が可愛そうだから少しヒーリングを与えるか

 

「尚文、ちょといいか?」

 

「何?」

 

凄い勢いで私を振り向いた。

ちょっとビビった。

 

「ゴホン、ゲームじゃないが私が読んでいた小説で尚文みたいに盾の職業で無双していた少女の話が有ったのを思い出したんだ。」

 

此れは私の愛読書の(痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います)の主人公のメイプルの事だ

それを聴いた尚文は

 

「マジ、教えてくれ、頼む」

 

尚文はそう言いながら私の肩を掴んで揺さぶっていた。

樹と練はおどおどしているし、元康は尚文をにらんでいる。

 

「分かった分かった。

だから一回話してください」

 

「すまん」

 

そう言って私の肩を離した。

そして四人とも興味深々で此方を見てきた

 

「それでは説明するね。

世界観は練が言ったVR系のゲームで、その少女が最初に職業を決める設定でその時に決めたのがさっき言った、防御だけが取り柄の不人気職業「大盾使い」決めた理由は単純に「痛いのは嫌だから」たんだ。

その上与えられたステータスポイントを防御性能に極振したんた」

 

「マジですか」

 

「何やっているだ、その子」

 

「積んでね?」

 

「続けてくれ」

 

「分かった。

その少女は極振りして防御特化した為に鈍足になり序盤に登場するモンスターにサンドバッグ状態になっていたんだ

でも防御に極振りした為にダメージは0か、一桁で疲労したモンスターをザックとトドメを刺す感じでLVUPしていた。

さらに手に入るステータスポイントを更に防御に振って、それを繰り返しやっていたらその少女がやっていたゲームで随一の防御を手に入ったんだ。」

 

「それで」

 

「更にサンドバッグ状態になっていた為にダメージカット系や状態異常無効系のスキルを中心に手に入り、その上、攻撃力が皆無の為にモンスターを食べて攻撃していたんだ」

 

「「うっああ」」

 

「引くわ」

 

「出来そうにも無いな」

 

皆んなドン引きするよね

 

「ゴホン、そのおかげで敵を飲みこみを自分の攻撃に変える暴食系のスキル、を手に入り、ほぼ無双になった。

つまりどんな職業でも使い手次第で大きく変わるとゆう事」

 

「「「「おぉぉぉぉ」」」」[[[[パチパチパチ]]]]

 

「ありがとうございます」

 

「そうなっると防御だけでも最強の一角の方でお願いしたい!」

 

尚文が祈るように盾に手を当てている。

尚文、嘘ではない。

鍛え次第では強くなる

多分、攻撃力は皆無だど思う

 

「地形とかどうよ?」

 

「名前こそ違うが殆ど変わらない。これなら効率の良い魔物の分布も同じである可能性が高いな」

 

「武器ごとの狩場が多少異なるので、同じ場所には行かないようにしましょう」

 

「そうだな、尚文もそう思うだろう?」

 

「う、うん」

 

「勇者様、お食事の用意が出来ました。」

 

「ああ。案内してくれ」

 

このタイミングで食事が昼ご飯がまだだったな頂こう

錬が部屋に来たメイドに頷いて案内を求め皆着いて行った。

皆が扉を開けて、案内のメイドに騎士団の食堂に招待された。ファンタジー映画のワンシーンのような城の中にある食堂で、テーブルにはバイキング形式で食べ物が置いてあった。

 

「皆様、好きな物をお召し上がりください」

 

「なんだ。騎士団の連中と同じ食事か」

 

錬が少し不服そうに呟く。

 

「いいえ。こちらにご用意した料理は勇者様方が食べ終わってからのご案内となります」

 

案内のメイドは首を横に振り、コックの方へ視線を向けた。

 

「ありがたく頂こう」

 

「ええ」

 

「だな」

 

「頂きます」

 

そこから食事を摂りしばらくして、食事を終えると部屋に戻り

 

「私以外寝たが、さてやりますか」

 

そう言って私はトランクを持って《ゲーマドライバー〕を取り出し腰に装着して〔キメワザスロットホルダー〕にあるボタンを一回押して

 

『ステージセレクト』

 

て別空間である草原に移動した

 

「さて移動したので早速見ますか」

 

そう言って私はトランクを開けた。

中身はしっかりと望み通りにの物が入っていた。

上には〔サソードヤイバー〕に《ガントレッド式のガブリチェンジャー〕と〔ザンダーサンダー〕それと〔獣電池のプテラゴードン〕と本がある。

下は〔スターカラーペンダント〕と〔キュアセレーネの変身用、変身スターカラーペン〕と〔やぎ座、いて座、みずがめ座のプリンセススターカラーペン〕〔シノビヒョウタン〕〔透明なソウルジェム〕と頼んだ覚えたがない〔黒色に緑色ラインの飛電ライズフォン〕と青い箱?そして手紙

 

「此れ、私、頼んだ覚えないが?」

 

そう言って青い箱を取ったら急に文字が現れた。

《押せ》

 

「押せ?」

 

私は青い箱を触れているとボタンみたいな感触があった。

 

「此れか?」

 

[ポチ]

急に光り輝り出した。

私は目を急いで眼を覆った。

そして光が収まると其処には

 

「初めまして、鞘波氷水、ボクはラケルでケル」

 

ラケルがいた

 

「ちょっと待て何でラケルが青い箱になっていたの?」

 

「それは神様が人前に出すのを避けて青い箱にしたケル

そして氷水が触ってアンロック出来るようにしたケル」

 

「サイですか。

そんじゃあ早速やりますか。」

 

そう言って〔キュアラビーズ〕を取り出して

 

「ラケル」

 

「はいケル」[ポン]

 

そう言ってラケルはキュアダイヤモンドの変身アイテム〔ラブリーコミューン〕になった。

そして

 

ラケル

プリキュア・ラブリンク!

L・O・V・E

服装や髪型が変わってキュアダイヤモンドの変わった。

「英知の光!キュアダイヤモンド!! 」

 

「此れがキュアダイヤモンドですか」

 

服装を確認していると腰に〔ゲームドライバー〕があった。

 

「ちょと待て何でゲームドライバーが?」

 

私が慌てて考えるとラケルが

 

「スイ、神様の手紙」

 

「スイ?」

 

「そうケル。

コオスイは言いにくいからスイ、ケル」

 

「わかった。

えっと手紙?

・・・∑(゚Д゚)ハァ‼️」

 

そう言ってトランクを見た

 

「有った有った、あれか」

 

そう言ってトランクに入っていた手紙を取り中身を見た

『ハロー、氷水ちゃんこの手紙を読んでいる事は無事に転生出来たみたいだね

他者用の変身アイテムの説明とサプライズを手紙を書いてトランクに入れたから

まず他者用の〔サソードヤイバー〕の〔サソードゼクター〕はこの世界に転送完了済みだから使用者が呼べばすぐに来るから

次に他者用のキョウリュウゴールドについて。

使用した〔獣電池〕は時間を置いておけばすぐに使えるから時間は1分ぐらいだから

後使いたい技に必要な獣電池はバックルに来るから。

そしてキョウリュウゴールドのパートナーのプテラゴードンも転送済み。

使用者が獣電池を投げれば直ぐに来るから。

最後に〔透明なソウルジェム〕の説明

このソウルジェムは使い手で色を変えてそして一番使い手に合った魔法少女の武器になるから

それでトランクの変身アイテムの使用者は必然に来る

から大丈夫だから焦らずにいてね。

サプライズの内容はオリジナル組み合わせが出来るからね。

それと風鳴翼が愛用しているバイクと〔マシンゼクトロン、ドレイクver〕はも転送済みだからね

新しい人生を送ってね。

カエサルより

PS、其れと〔飛電ライズフォン〕は岩谷尚文と友好関係を築く為に必要かなと思って勝手に足しました

因みに飛電ライズフォンは社長専用の奴を改造したから投げれば、バイクに変形するよ』

 

「成る程とそれが此れとあれか?」

 

私がトランクルにある〔飛電ライズフォン〕と腰にある〔ゲームドライバー〕を指してラケルに問い掛けた。

 

「そうケル」

 

そうなると神様には感謝しないと、そして私が次にやる事が

 

「試しにやりますか」

 

そう言っていつの間にか手に持っていた〔タドルクエストガシャット〕のボタンを押した

 

タドルクエスト

 

その音声共に後ろにタドルクエストのタイトル画面が空中に現れて其処から宝箱が現れた。

そして

 

「術式レベル1」

レッツゲーム! メッチャゲーム! ムッチャゲーム! ワッチャネーム!?

アイム ア カメンライダー!〉

 

キュアダイヤモンドの格好に頭に騎士の甲冑みたいなバイザーが付いて身体には白色のプロテクトがついた。

 

「成る程、次は、術式レベル2」

ガッチャーン!レベルアップ!タドルメグル、タドルメグル、タドルクエスト!

 

白色のプロテクトが吹っ飛んで代わりに青いのプロテクトがになっていて左手には小さな盾があった

そして私が右手を振ったら

ガシャコンソード!

〔ガシャコンソード〕が現れた。

 

「試しにあれやりますか」

 

そう言ってガシャコンソードのAボタンを押して

コ・チーン!

氷剣モードになってゲームドライバーから抜いた、〔タドルクエストガシャット〕を〔ガシャコンソード〕に刺して

ガシャット!キメワザ!

そして更に攻撃用のラビーズを取り出して

 

「ラケル」

 

セットしてラブリーコミューンにハートマーク書いて、更に〔ガシャコンソード〕の引き金を引いて

 

煌めきなさい! ダブルトゥインクル《クリティカルストライク》!

 

〔ガシャコンソード〕を振ったら大きな氷塊が出来た。

 

「凄い」

 

私は驚いている。

 

「まさかレベル1でこんな大きな氷塊が出来るとはレベルアップすれば更に強くなるな」

 

自慢げになっていた。

いかんいかん力に魅せら得て浮かれているとは半人前だ。

 

「さて寝ますか」

 

そう言って変身を解いて・・・そう言えば

 

「ラケル、あのトランクどうしましょう?」

 

「スイ、任せるケル」

 

そう自慢げに答えるとトランクに近づいて魔法陣を展開してトランクは其れに飲み込まれた。

 

「ラケル今何やったの!?」

 

「何て、空間魔法ケル」

 

「空間魔法?」

 

「そうケル、スイが荷物に困らない様に神様がボクに与えた力、ケル

因みにバイクは僕が持っているケル」

 

「サイですか」

 

私は腰にある〔ゲームドライバー〕を外してゲームエリアを解いてベットにダイブして寝た。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

仲間とコミニケーションを取ります。

第4話スタートですね


翌朝、朝食を終えて私達は謁見の間に集まって

 

「勇者様のご来場」

 

謁見の間の扉が開くとそこには冒険者と思しき姿が多々あった。魔法使いや剣士を始め、武闘家や騎士がいた。

数は15人、一人3人か

五人は礼をした。

 

「前日の件で勇者の同行者として共に進もうという者達を募った。どうやら皆の者も、同行したい勇者が居るようじゃ」

 

ふと冒険者の中に【チェインクロニクル3】にコラボした【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか】の主人公、ベル・クラネルにそっくりな、少年と目が合った。

そんな事をやっていると王様が

 

「未来の英雄達よ。仕えたい勇者と共に旅に出るのだ」

 

こっちが選ぶのでは無くあっちが選ぶのか、こうなると判らなくなる。

そして結果はこうなった。

錬、4人

樹、5人

元康、4人

尚文、0人

私、2人

 

ふむ、誰もいない尚文を除いてわたしが仲間は一番少ないか。

私の後ろに並んだ冒険者はさっき目が合った。

ベル・クラネルにそっくりな少年。違う部分は目の色が紫だ。

それとキュアセレーネの変身者、香久矢まどかにそっくりな弓を持った女性だ

私の感で、多分だか数合わせの為に募集した冒険者だと思う。

考え事をしていると尚文が

 

「ちょっと王様!」

 

「う、うむ。さすがにワシもこのような事態が起こるとは思いもせんかった」

 

「人望がありませんな」

 

と尚文が異議を唱えていた。

果てなぜ尚文に人が付かないんだ魔法使いや弓使いなどは壁役があって効果を発揮すると思うが、私の後ろに着いた弓使いの子に後で聴こう。

と新たに考えているとするとローブを着た男が王様の前に現れて内緒話をする。

 

「ふむ、そんな噂が…」

 

「どうしたんです…?」

 

元康が微妙な顔をして尋ねた。

 

「勇者達の中で盾の勇者はこの世界の理に疎いとの噂が城内で囁かれているそうだ」

 

王は淡々と尚文にそう告げた。

 

「昨日の雑談、盗み聞きされてたかもな…」

 

元康が尚文の脇を肘で小突くとヒソヒソと声を落として少し、不味そうに憶測を尚文に告げる。

 

「てか、錬!四人も居るなら分けてくれよ」

 

怯える羊のような目をして錬に同行したい冒険者達は錬の後ろに隠れる。

 

「俺はつるむのは嫌いだ。付いてこれない奴は置いてくぞ」

 

錬は突き放す口調で言ったが、冒険者達はそこから絶対に動くことは無い。

 

「元康、これ酷くないか!?」

 

「まあ…」

 

元康の方へ並んだのは全員女だった。

 

「まさか、偏ってしまうとは…」

 

樹は困った顔をしながらも、慕う仲間達を拒絶出来ないでいた。

 

「均等に分けた方が良いんでしょうけど…無理矢理では士気に関わりそうです」

 

樹の言葉にその場に居る冒険者達は頷く。

 

「だからって、俺は一人で旅立てってか!?」

 

「あ、勇者様。私は盾の勇者様の下へ行ってもいいですよ」

 

元康の仲間になりたがっていた女が片手を上げて立候補した。

 

「良いのか?」

 

「はい」

 

あの女は確か尚文に冤罪をかける奴だったな。

後で尚文にはっぱをかけるか。

と新たに仲間が一人増え、喜ぶ尚文をよそに赤毛の女を見ながら(チェインクロニクル3)の知識を思い出していた

 

「他にナオフミ殿の下に行っても良い者はおらんか?」

 

王が尋ねるも、誰も手を上げなかった。

 

「仕方がない。ナオフミ殿はこれから気に入った仲間をスカウトして人員を補充せよ。月々の援助金を配布するが代価として他の勇者よりも今回の援助金を増やすとしよう」

 

「は、はい!」

 

王は嘆くように溜め息を吐き、言う。

 

「それでは支度金である。勇者達よ受け取るのだ」

 

私達の前に五つの金袋が配られた。

 

「ナオフミ殿は銀貨800枚、他の勇者殿には600枚用意した。これで装備を整え、旅立つが良い」

 

「「「「「は!」」」」」

 

それぞれ敬礼をして謁見を終えた。

 

「尚文」

 

「なんだ?氷水」

 

私は謁見の間を出ようとする尚文に声をかけた。

そして

私は尚文に耳打ちをした。

 

「此れは警告だ。

あの女は100%信用しない方がいい」

 

「なんでだ?あんなにいい子なのに。」

 

「忘れたか、私の前の仕事」

 

「えっと役者か?」

 

「そうだ。私には解る。

あの女は役を演じている。

だからあんまり信頼しない方がいい」

 

「考えすぎな気もするけど‥ああ、分かった。」

 

「勇者様ー!早く行きましょー!」

 

「あ、マインさんが呼んでるしもう行くわ!」

 

「わかったまたいつか」

 

「それでは私達も行こうか?」

 

「「はい!」」

 

「元気が良いね」

 

「ありがとうございます。

それで最初に武器屋に行くんですか?」

 

「確かに最初は武器屋に行くのにも良いが

最初にこの世界の文字と歴史が知りたいから本などを売っている店も」

 

「在りますが、コオスイ様は武器を持っていませんよね?」

 

「確かに見た目は武器を持っていないが見た目だけで判断するのは良く無いぞ」

 

「「?」」

 

「後で説明する。

だからまずは本などを売っている店を案内して欲しいです。」

 

「「あ、はい」」

 

〜移動中〜

 

「此処が本などを売っている店です」

 

「そう、それじゃあ入ろうか」

 

そう言って店に入った

 

「初めてのお客さんねえ」

 

店内に入ると奥に小太りの魔女みたいな格好をした女性が座っていた。

 

「初めまして、蒼青の勇者の鞘波氷水です」

 

そう言うと魔法屋の婆さんは少し困惑したような表情をした。

 

「困惑するのも無理もないですね。

今回の目的はこの世界の文字と歴史を知る為に教育系の本を買いたい

後地図も」

 

「それなら彼処の本棚に置いているわ

それと地図はこっちで用意するわ」

 

「ありがとうございます」

 

さて目的の本棚の前に来たのは良いがどれがどれた?

と悩んでいると

 

「コオスイ様、文字など関係の本ははこっちで歴史関係の本はこっちです」

 

ベル・クラネルにそっくりな少年が本を教えてくれた。

 

「ありがとう」

 

「どういたしまして」(^ω^)

 

「さてどれを選んだ良いのか判らない

二冊ぐらいで別々の奴をお願いできるか?

中身は歴史と文字を勉強する奴で」

 

「分かりました」

 

そう言って少年は直ぐに本棚を見て二冊の本を取り出した。

 

「一応聞くが題名は?」

 

「メルロマルクの歴史と四聖物語です。」

 

「そう、わかったわ。

この二つと地図をお願いするわ」

 

「はいはい」

 

私達は本を買って外に出た

 

「さて、そろそろ、腹が減る頃でしょ」

 

「「はい」」

 

「それで食事出来る場所を知らないかしら?」

 

「それならあそこにあります」

 

弓を持った女性がそう言った

 

「そうかなら其処に行こう」

 

〜移動中〜

 

「いらっしゃいませ」

 

そう言って席を案内された。

 

「さて此処で自己紹介をしようと思っている。

後、好きな物を頼んで良いから。

お代は私が払うから」

 

私がそうな事を言うと

 

「そんな」

 

「流石に」

 

「其れにコオスイ様の武器や防具のお金が無くないますよ。」

 

二人が心配してくれた。

だか私には心配はそんな物は要らない

 

「大丈夫だ、私からすれば要らないもの、だからこうやって食事を振る舞える。

だから遠慮しなくていい」

 

「コオスイ様が良いなら」

 

「遠慮なく」

 

「因みに私のは一番安いランチで」

 

私がそう言うと

 

「分かりました。」

 

「でもどうして安いランチを?」

 

「もしお金が少なくなった時の為に今の内に食べ慣れてないと後々大変になる」

 

「「成る程」」

 

二人が納得している

 

「それなら僕も安いランチを」

 

「それじゃあ

すみません

一番安いランチを三つください」

 

「分かりました」

 

そう言って店員はキッチンに向かった。

 

「別に安いランチにしなくても良いのだが」

 

「私達だけ好きな物を食べるのを気が引けます」

 

「そう言い事です」

 

「そうか、自己紹介をしようか」

 

「「はい」」

 

「まずは私からだ。

知っていると思うが蒼青の勇者、鞘波氷水だ」

 

「次に僕の名前はライク・アサシンです。

職業はシーフです。

新米ですが宜しくお願いします」

 

「私はルナ・アルテミスです。

職業はアーチャーです。

同じく新米です」

 

「そうか、ライクとルナかこれからもよろしく」

 

「宜しくお願いします」

 

「こっちも宜しくお願いします」

 

「質問です」

 

「何だ、ライク?」

 

「コオスイ様て蒼青の勇者ですよね」

 

「そうだが」

 

「水魔法と氷魔法が得意な勇者なんですか?」

 

「半分正解と半分不正解だ」

 

「もう半分は?」

 

「その答えは今此処で答える物ではない

時が来たら答える

さて次は私の番だ。

どうして私に着いてきた?

中身が分からない私に着いてくる事は何か理由があると思うが?」

 

「僕の場合は最初に剣の勇者に着こうと思いましたが、コオスイ様を見たら何て言うか、コオスイ様について行けば新しい自分を見つけられる気がするんです」

 

「ライクはそれが理由か

次はルナ」

 

「私ですか

私は最初に槍の勇者に着いて行こうとしたんですか、新米だけの理由で蹴り落とされたら、ライク君が誘ってくれてコオスイ様を見たら何か引き込まれて、コオスイ様に着いて行くことにしました」

 

「それがルナの理由か。

次に質問するのはルナか、

何か答える範囲の質問なら何でも答える」

 

「其れならなぜコオスイ様は私達みたいな新米を受け入れたんですか?」

 

「成る程、その理由は君達を見ていたら可能性が有りそうだからだ」

 

「「可能性?」」

 

「そう可能性だ。

皆んなそれぞれの可能性を持っている。

その可能性を最大限に引き出せそうだからだ」

 

「「ありがとうございます。」」

 

「お待たせしました」

 

話し合いをしてたら料理が来た。

 

「さて、料理が来たから頂こう」

 

「「はい」」

 

そう言って私達は料理を頂いた。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

蒼青の勇者の初陣

第5話スタートです。


さて食事も済んだし次は

 

「何か欲しい物はあるかしら?」

 

「いえ今は無いです」

 

「私も無いです。

弓の補充は城に来る前に済ませました」

 

「そうかならモンスターが出る場所を案内をお願い出来るかしら?」

 

「「はい」」

 

私は二人の案内で城門の方に行く事に、途中で、国の騎士が会釈をしたので私は会釈で返した。城門を抜けると見渡す限りの草原が続いていた。一応石畳の道があるが一歩街道から外れると何処までも草原が続いているくらいに緑で覆いつくされている。

歩いていると、尚文がバルーンを一心不乱に殴り続けている姿を見つけた。

その後ろにマインが心にもない応援をしている。

声を掛けておくか

 

「尚文」

 

「あっ氷水」

 

「元気でやっているね。

所でそれ大丈夫?」

 

「うん全然痛くもないし、むしろ噛みつかれてても気がつかないくらいだよ」

 

「流石は盾の勇者ってところだな」

 

バルーンが尚文の腕を噛み切ろうとガジガジしているのに、全く気にも留めずそう言った。

あ、また別のバルーンが尚文の頭に噛み付いた。

 

「勇者様、頭にバルーンが……」

 

「ん?あ、本当だ」

 

マインに指摘され尚文が頭に噛み付いたバルーンに気がつく。

これが盾の勇者の防御力か、直で見ても信じられないくらいだな。

そう思っているとライクが

 

「そう言えばコオスイ様、あの時の質問の答え教えて下さい」

 

「「質問?」」

 

尚文とマインが首を傾げてこっちを見ている。

少し尚文達に手札を教えておくか

 

「さっき料理が来る前にお互いに質問して、

その時ライクが蒼青の勇者は何を持っているか?

練は剣の勇者、樹は弓の勇者、元康は槍の勇者、そして尚文は盾の勇者、それぞれ自分が持っている武器が勇者になっている」

 

「そうだな」

 

「それで私の場合、色になっている」

 

「確かにそうだな」

 

そう言われて歩き出して

 

「ライクが水魔法と氷魔法が得意な勇者と答えたが、

此れは半分正解で半分不正解」

 

「じゃあもう半分は何って、てか氷水、其方は危ないぞ。

てか防具はどうした」

 

尚文が私に危ない教えてくれたけど、尚文の声に反応した三体のバルーンが私に迫ってきた。

大丈夫、私は此れぐらいでやられないから。

そう思いいつの間にか手に持っていた〔ドレイクグリップ〕を前に突き出して

 

「此れがその答えだ」

 

そして私に噛みつこうとした三体のバルーンが急に来た飛行部物体に弾かれた。

因み正体は〔ドレイクゼクター〕だ

 

「えっ何?」

 

「大丈夫ですか?

コオスイ様」

 

「トンボ?」

 

ルナは何が起きたか判らず混乱している。

ライクは私の心配をしてくれた。

尚文は飛行物体がトンボなのか考えている

そんな事は他所に私は〔ドレイクゼクター〕と〔ドレイクグリップ〕を合体させて銃にして、構えて

 

「変身」

HENSHIN

 

仮面ライダードレイク(マスクドフォーム)になった。

尚文達は

 

「コオスイ様‥?」

 

「お、おい‥氷水‥なんだ、その姿‥」

 

それぞれ驚いている

 

「此れは私の能力の一部、やらせて頂きます。」

 

そう言って再度私に飛びついた三体のバルーンを〔ドレイクゼクタ〕で打ち抜いた。

 

「此れが私の力でライク、君が知りたい答えだ。」

 

「あっ、はい」

 

ボーとしていたライクが急いで返事した。

可愛いかも

 

「尚文、私達此れからこの先の森に行くからまた後で会おう」

 

「おう」

 

「行くぞ二人とも」

 

そう言いながら変身を解いた

 

「「はい」」

 

あんまり驚き過ぎて声が小さくなった

 

〜移動中〜

 

「さて到着だ。

さて二人の実力が見せて欲しい」

 

「分かりました」

 

「頑張ります」

 

そう言ってライクは短剣を逆手に持って、ルナは弓矢を構えている。

ちょうど茂みからウサギみたいなモンスターが三匹、出て来た。

私はステータスで名前を確認したウサピルと解った。

すると画面の端にこんな文章が書いてあった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

同行者設定

をすれば経験値が入ります

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そんな事を思っていると

 

「ルナさん、援護をお願いします」

 

「分かった」

 

そう言ってライクは走りながら自分に襲ってくるウサピル二匹を短剣で切って三匹がライクの上を取ったが、ルナが放った矢に刺さり木に串刺しになった。

 

「コオスイ様終わりました」

 

「お疲れさま、御免なさいけど如何も同行者設定がまだみたいだった為今からするね」

 

「「え?」」

 

二人は驚いているが私はほっといて同行者設定をして

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ライク・アサシン

ルナ・アルテミス

の同行者設定完了しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「実力まあまあ、此れから伸びそうと見た。

それと二人に聞きたいことがある」

 

「何ですか?」

 

Imyuteus amenohabakiri tron

そう言うと私の体は光に包まれて

 

「コオスイ様」

 

「何?」

 

二人は今起きている現象に戸惑っている。

そして光が収まると、ロングヘアからポニーテールになって〔天羽々斬(第一形態)〕になっている

 

「コオスイ様?」

 

「コオスイ様、髪型が」

 

ルナは私に戸惑っている。

ライクは私だと解ったみたいで髪型が変わった事に指摘してくれた。

私は手に持っている刀のアームドギアの刃を二人に向けて

 

「単刀直入言う此れから私と一線混じって貰う」

 

「どうしてそんな事」

 

「此れから戦う物同士が戦う必要が無いんでは」

 

ライクはこの事に驚いている、ルナは戦う事に疑問を思っている。

 

「確かに戦う必要が無い」

 

「なら」

 

「だからこそ。

此れから命を預ける同士、お互いの実力を知る為だ」

 

私がそう言うと

 

「わかりました。

僕達の実力を示します。」

 

ライクがそう言い

 

「コオスイ様がそう言うなら見せます」

 

ルナもやる気になってくれた。

 

「やる気になってくれてありがとう。

最初に言っておく

レベルは貴方達が上だか、レベルはただの飾りだと、今此処でそう思いなさい」

 

そう言ってフォックスの仮面を付けてライク達に向かって走り出した

 

「ルナさん」

 

「分かりました」

 

そう言って弓を構えて私に向けて撃って来た。

傷けたくないから威力を殺している。

 

「ルナ、そんな物で私を止められると思うな」

 

私は走りながら、手に持っているアームドギアで

[カキン]

ルナが放った矢を真っ二つにした。

真っ二つにされた矢は私の後ろの木に刺さった

 

「嘘!」

 

「ルナ、こんな事で驚くな、戦場では何が起きるか判らない、だから常に平常心を持て。

ルナ、ライク、私を殺すつもりで来い」

 

私は言いながら、今の出来事に驚いているルナに向かっているが

 

「ルナさん、下がって」

 

ライクはルナを庇うように前に出た。

 

「コオスイ様」

 

そう言って逆手に持った短剣で切り掛かって来た。

私は手に持っているアームドギアで防いで鍔迫り合いになった。

 

「ライク、君は私の刀を弾いて此れを終わらせるつもりか?」

 

「!?」

 

ライクは此れからやる事を見抜かれて驚いている。

 

「確かに、さっき、私は殺すつもりで来いと言った。

なに為っらている」

 

「でもコオスイ様が」

 

「なに、私は此れぐらいで死にはせん。

だから全力で来い」

 

ライクを見つめていると

 

「ライク君、離れて」

 

の声が聞こえて二本の矢が飛んで来た。

お互い直ぐに離れて、私は手に持っているアームドギアで

[カキン、カキン]

矢を真っ二つにした。

その後、ライクが斜め下から切り込んで来た、私はバックステップで躱した。

 

「ルナさん、ありがとうございます」

 

「どういたしまして」

 

「ルナ、今のは良かったぞ。

敵が他の物に夢中になっている所に矢を入れるの素晴らしい事だ。

ライクは敵味方の場所を良く把握している」

 

「「ありがとうございます」」

 

「だから、もっと深く踏み込んで来い」

 

「分かりました。

でもどうなっても知らないですよ」

 

「本気を出させて頂きます」

 

ライクとルナの目が本気になった。

二人とも熱くなったみたい

 

「ああ、貴方達の今の全力を見せてみよ」

 

ライクが私に向かって来た。

なんか口走っている。

取り敢えず、私はアームドギアを居合斬りの構えて私の間合いに入るのを待つ

そしてライクが私の間合いに入った。

そしてライクを斬り伏せたが、空振りで終わった。

 

「貰いました。

コオスイ様」

 

「此れで終わり」

 

ライクは魔法の類で私の目をごまかして後ろに回った。

ルナは私に向けて弓矢を構えて、そしてライクが持っている短剣を私の首に斬り付けようと近づこうとした時

 

「ライク、ルナ、確かに終わりだ。

貴方達が。

来たれ、ゴエモン

 

私がそう言ってフォックスの仮面を外した。

そして光り輝き、突風が吹き上がった。

 

「うぁぁぁぁ」

 

「何?」

 

ライクは空中にいた為、突風に吹き飛ばされ地面に落下

ルナは急に起きた事にビックリして構えていた矢を離してしまい私に矢が向かってしまった。

 

「コオスイ様、すみ、ま、せん、‼️」

 

驚いているなルナ、何せ、私の後ろにキセルを持った歌舞伎役者みたいな人物がいるからだ。

此れは(ペルソナ5)の心の怪盗団のメンバーの一人フォックス事、喜多川祐介のペルソナのゴエモンだ

そしてもう一つ驚いている理由は、ルナが放った矢が私に届く前に氷で受け止められているからだ。

 

「ルナ、君に最初に言った事がある、戦場では何が起きるか判らない。

だから常に平常心を持てと」

 

「コオスイ様、何ですかそれ」

 

「此れか、此れはペルソナと言う、此れも私の力の一部だ。

そして此れが終わりの理由だ」

 

私がそう言うと、ゴエモンが息を吹いたら冷たい冷気が周りに吹き上がり、広がり、

 

「コオスイ様、ちょっと待って・・・

 

コオスイ様、寒い

 

氷がライクとルナを捕まえた。

横になっているライクは全身を氷漬けにしてルナは顔以外、氷漬けにして震えている。

 

「二人とも降参か?」

 

降参しますから、早く氷を溶かしてください。寒いんです❄️ 

 

・・・

 

ルナは顔以外氷漬けになって寒くて降参、ライクは全身に氷漬けにされていて返事が出来ない。

 

「よし、分かった」

 

そう言って(〔天羽々斬〕を解除して〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして【溶】を二つ書いた。

 

はぁ、助かりました。

 

溶けた!でも寒い

 

二人とも震えている。

更に〔ショドウフォン〕で【焚火】を書いて焚火を作り【布】を二つ書いて布を作って二人に差し出した。

 

「コオスイ様、ありがとうございます」

 

「何ですかコオスイ様、空中に文字が出て、其処から焚火と布が現れたんですか。

後、ライク君、何平然としているんですか!?」

 

「最初は僕も驚いたけどコオスイ様、こんな物より、もっと凄い力を持っていそうだからいちいち驚いている暇がないと思っています」

 

「そう、なんだ」

 

「悪く無いぞ、ライク

臨機応変に変える力は戦場では必要な力だ」

 

「ありがとうございます。

コオスイ様」

 

「それでライク、ルナ、貴方に聞きたい事がある」

 

「何でしょう?、コオスイ様」

 

「正義と真実を何と心得る?」

 

「正義?」

 

「真実?」

 

「そうだ。

貴方達が正義と真実を何と心得るか

知りたいだ」

 

「分かりました。

ただ時間を下さい」

 

「私も」

 

「分かった少し待つとします」

 

〜数分後〜

 

「コオスイ様、答えが出ました」

 

「私もです」

 

「では聞かせて貰おう」

 

「では僕から行かせてもらいます。

多分ですか、

正義と悪は存在しない。

存在するのはそれぞれの正義のみ

悪になるのは他人の正義と命を無視した正義のみ

そして正しい正義になるのは沢山の正義を束ねる、遍く命を守る正義のみ」

 

「ホォー、その理由は」

 

「僕は四聖勇者の物語などの物語が好きで昔、虐めやれていた子を助けたんですか。

今度は僕が悪と決められちゃって虐められて、それが嫌で部屋に閉じこもっていた事がありまして。

その時、お爺ちゃんに言われた事があるんです。

「正義と悪は存在しない。

存在するのはそれぞれの正義のみ

悪になるのは他人の正義と命を無視した正義のみ

そして正しい正義になるのは沢山正義を束ねる、遍く命を守る正義のみ」

最初に言われた意味が分からなかったんですか。

時間が経つにつれてその意味が分かりもう一度家にある四聖勇者の物語を片っ端から読み漁り考えたました。

そして僕なりに考えた正義が

正義と悪は最初から存在しない、

あるのは人それぞれの正義を持っている

沢山の他人の意見と命を捨てる事は正義ではなく悪である

正しき正義は沢山の意見を聞き沢山の命を守るのが正しき正義だと、其れが僕なりに考えた正義の在り方です。

真実は分かりませんが」

 

「其れなら私が真実を答えます。」

 

「ルナ、では答えよ」

 

「真なる真実は偽りの嘘に埋もれている、だから周りにある真なる真実にたどり着く為に必要な鍵を見つけ出せ」

 

「その理由は?」

 

「私も幼い時、学校で無実の罪を被せられてしまいまして。

いくら皆んなにやっていないと言っても、皆んな信じてもらえなくて、部屋の中で一人で泣いていたんです。」

 

「それで」

 

「そしてたらお父さんが来て泣いている理由を聞いて来たんです。

私は泣いて理由を言いました。

そして理由を聞いた、お父さんが私にさっき言った事を聞かしてくれました。」

 

「ふむふむ」

 

「そして、お父さんが私に更にこう言ったんです。」

 

『お父さんがある程度片付けるから、ルナはいつも通り学校に行くといいよ。まぁ時間は掛かるけど』

 

「そう言われて、学校に行けば濡れ衣の事で虐めらたんですか。

1週間ぐらいで学校に行くと皆んながコロッと態度を変えたんです。

皆んなに理由を尋ねると、私の事をよく思っていない人達が私に罪をかぶせる為にやった事が分かったんです。

お父さんが私の為にやった事であの時言われた事が分かったと思います。

目に映るのが本当の真実が全てでは無い

目に映らない真実見つけ出してを照らし合わせて

本当の真実を導き出せ。

其れがお父さんがあの時言った意味だと私は思います」

 

二人の正義と真実を聞いた私は思わず

[パチパチ ]

拍手して

 

「そうか、二人とも素晴らしい。

私が求めている答えを出した。

合格だ。

君達にプレゼントを渡そう、ラケル」

 

そう言って私のポケットから、〔ラブリーコミューン〕になっているラケルが飛び出して

 

「はいケル」[ポン]

 

そう言って元の姿になった。

 

「コオスイ様、其れなんですか?」

 

「此れは、私の助手のラケルだ」

 

「宜しくケル」

 

「宜しくお願いします。

僕の名前はライク・アサシンです。

其方がルナ・アルテミスです。」

 

「よ、宜しくお願いします。」

 

ライクはもう慣れていてルナの分の自己紹介までしている、ルナは少し戸惑いはしているけど返事を返している。

 

「それでラケル、トランクルをお願いできるか?」

 

「はいケル」

 

そう言って空間魔法で閉まったトランクを取り出した。

 

「空間魔法!!」

 

「此れラケル君がやったの?」

 

「そうケル」

 

ルナは空間魔法に戸惑っていて、

ライクはラケルが今やった事に確認して

ラケルはそう言った

 

「ゴホン、さて二人ともこの中に入って居るアイテムを一つ選べ、そして使い慣れよ」

 

そう言ってトランクを開けた。

そして二人は悩んで

 

「えっと僕は此れにします」

 

ライクは〔シノビヒョウタン〕を取った。

 

「私は此れにします」

 

ルナは〔スターカラーペンダント〕と〔キュアセレーネ用の変身スターカラーペン〕を取った。

 

「そうかなら変身出来るか?」

 

「はい、なんか此れを取ったら急に使い方分かった気がします」

 

「私も」

 

「ではやってみよ」

 

「「はい」」

 

「では僕から」

 

そう言ってライクは〔シノビヒョウタン〕の蓋を開けて腰に液状の〔シノビドライバー〕を流して腰に巻かれた。

そして空中に浮遊している、〔メンキョカイデンプレート〕を手に取り

 

「変身」

〔メンキョカイデンプレート〕を〔シノビ ドライバ〕をセットして〔メンキョカイデンプレート〕を回して

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

ライクは仮面ライダーシノビになった。

 

「此れが僕!?」

 

そう言って身体中触り始めた。

 

「じゃ、じゃあ次に私が」

 

≪推薦BGM、キュアセレーネ へんしんシーン≫

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

[ ♪〜♪〜♪〜

 

煌めく、星の力で!!

憧れの"わたし"描くよ!!

 

トゥインクル♪

トゥインクル、プリキュア!

 

トゥインクル♪

トゥインクル、プリキュア!

 

スター☆トゥインクル

 

スター☆トゥインクルプリキュア!♪

 

ルナの服装がキュアセレーネになり

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

そして変身が終わりキュアセレーネになったルナが、キュアセレーネになった格好見てそして

 

「コオスイ様何ですか!!此れ、何服装が変わってフリフリになっているんですか。

後何で私歌っていたんですか?」

 

赤顔になりながら私に文句を言って来た。

 

「そう言っても、取り敢えず私も変身するから取り敢えず落ち着いて」

 

そう言って私は〔プリンセスパフューム〕と〔ドレスアップキー〕を取り出して

 

≪推薦BGM、プリキュア・プリンセスエンゲージ!≫

 

プリキュア!プリンセス・エンゲージ!!

 

 

澄み渡る、海のプリンセス!キュアマーメイド!!

 

そう言ってキュアマーメイドに変身して

 

「此れでOK?」

 

「うっ、OKです」

 

ルナが何か後味が悪そうな感じになった。

 

「と、取り敢えず、ルナ、ジャンプしてみて」

 

「こうですか?」[ドン]

 

と言いながらジャンプしたら高く飛び上がた。

そして

 

「ちょっと待て、え、何此れ何で私がこんなたかk・キャアぁぁぁぁ落ちる」

 

そう言いながら落ちて来た。

私はルナをお姫様抱っこで受け止めた。

 

「大丈夫?」

 

「あ、はい、大丈夫です」

 

頬っぺたが赤くなっているけど、多分大丈夫そうだ。

 

「さて、そろそろ帰るか」

 

「はい、けどどうやっては元に戻るんですか?

 

「其れなら、ライクは〔メンキョカイデンプレート〕を外せば元に戻る。

ルナの場合は元に戻れと考えば戻る」

 

そう言いながらキュアマーメイドの変身を解除した。

二人と私に言われた通りにやったら変身が解除した。

 

「ラケル、バイク出して、後トランクを閉まって」

 

「分かったケル」

 

そう言って空間魔法でトランクを閉まて入れ替わるように翼のバイクが出て来た。

 

「コオスイ様何ですか其れ?」

 

「此れは私が元いた世界であった乗り物、バイクだ。」

 

「「ばいく?」」

 

「そうだ。

此れは早いぞ。

取り敢えず乗って帰るぞ」

 

そう言って私はバイクに跨りハンドルを握った。

 

「分かりました。

僕は後で乗ります」

 

「そうかなら、ルナ、次にライクだ」

 

「「はい」」

 

そう言って私、次にルナ、そしてライクの順に乗った。

ラケルは(ラブリーコミューン)になり私のポケットに入った。

 

「では行くぞ」[ブロロロォン]

 

アクセル全開でスタートした為、

スピードは速い方だ。

その為

 

「コオスイ様、ちょ速いです。」

 

ルナがそう文句、言って来た。

だか今の私はそんなことは聞こえない

その為後でこっびく怒られた。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

影の支援をスタート

第6話スタートです。
後皆さんに報告があります。
ので宜しくお願いします。


さて先程城門前までバイクを飛ばしてルナに怒られた、私は今食堂で晩ご飯を食事している。

ルナはプンプンしながらご飯を食べている。

ライクは(苦笑)しながらご飯を食べている。

因みに尚文が見える場所で食事している。

 

「ルナ、さっきは悪かった。

だから、気を取り直しくれ」

 

「嫌です。

私が嫌と言ってもスピードを落さずに寧ろ更にスピードを上げたんですよ

許す訳ないんじゃ無いですか」

 

「分かった。

後渡し忘れた物がある」

 

「何ですか?」

 

「ラケル、すまんが〔プリンセススターカラーペン〕を全て出してくれないか?」

 

「スイもʅ(◞‿◟)ʃやれやれ、ケル

取り敢えず出すケル」

 

ラケルがそう言って空間魔法からやぎ座、いて座、みずがめ座の〔プリンセススターカラーペン〕を机の上に出した。

 

「何ですか此れは?」

 

ライクが質問して来た。

 

「此れは、ルナが使う、キュアセレーネの技を強化するアイテムだ。

因みに角が生えている女性がやぎ座で、弓を持った女性がいて座で、水瓶を持っている女性がみずがめ座だ」

 

そう説明したが

 

「「?」」

 

二人とも?マークが出た。

成る程この世界には星座が無いんだ。

 

「説明の仕方が悪かった。

私の元いた世界には夜空に輝く星を繋ぎ合わせて見る風習があって、その名前は星座と言われている

そしてその星座のやぎ座、いて座、みずがめ座の力を込めたペン、其れが〔プリンセススターカラーペン〕だ」

 

「そうなんですね」

 

「後ライク、技を出したい時は」

 

「出したい技は手で印を結ぶ事ですよ」

 

「よく分かったね、一度も言っていないが」

 

「手に取った時、此れに関する情報が頭に流れて来たんです。」

 

「そう、なら説明する必要ないわね」

 

「はい」

 

楽しい食事をしていると尚文が席を外した。

 

「御免けど、少しばかり席を外す」

 

「分かりました」

 

「行ってらしゃい」

 

そう言って食堂を出て路地裏に回り〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして空中に【影】を書いて影武者の自分が出来て、更に【思考】を書いて影に入れた。

 

「影、あの二人の相手をお願いできるか?」

 

「任せろ、オリジナル」( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

そう言ってドヤ顔で返して来て食堂に戻った。

 

「さてやりますか」

 

≪推薦、怪盗戦隊ルパンレンジャーのテーマ≫

 

私は〔VSチェンジー〕と〔ブルーダイヤルファイター〕を取り出して〔ブルーダイヤルファイター〕を〔VSチェンジー〕にセット

 

BLUE!

してダイヤルを回して

2・6・0

そしてグリップを握って

マスカレイズ!

銃口を回転して

怪盗チェンジ

「ハァっ」

引き金を引いて

ルパンレンジャー!

 

そして私はルパンブルーになった

更に(ドレイクグリップ)を握ってドレイクゼクターが来て〔ドレイクグリップ〕と〔ドレイクゼクター〕を合わせて

 

「変身」

HENSHIN

 

と言ってもルパンブルーの顔以外、ドレイクのマスクドフォームを合わせた感じになった。

更にドレイクの尻尾を引っ張ってマスクドフォームのプロテクターが外れ掛けて

 

「キャストオフ」

CAST OFF!

CHANGE DRAGONFLY!!

 

マスクドフォームからライダーフォームになった。

特徴はルパンブルーに赤いマフラー巻かれた。

 

「クロックアップ」

Clock up

 

〜移動中〜

 

食堂の路地裏から一瞬にして尚文が寝ている部屋の屋根裏に移動完了

流石、クロックアップ、とにかく早かった。

肝心な尚文は無防備な状態で銀貨の袋と鎖帷子が置いてある。

さて仕事、仕事

私は屋根裏から降りて

クロックアップ中にそこら辺に落ちてた、ボロ布着と石ころを尚文が持っている銀貨の布袋と同じ布袋に詰めた奴に〔ショドウフォン〕を筆モードにして【化】を二つ書いた。

そうなるとボロ布着が尚文が持っている鎖帷子になり

石ころは銀貨になった。

其れをすり替えて又屋根裏に登り今度は〔ショドウフォン〕を携帯モードにしてカメラ機能を起動して録画システムを起動していつでも撮影出来るよ待機して待っていると、廊下を歩く音が聞こえてきた。

少ししてガチャリとドアが開く音が聞こえると誰かが中に入ってくる。屋根裏の隙間から目を凝らして見るとマインだった。

私は録画をスタートした。

マインか机の前まで歩いてくると、私が用意した偽物の鎖帷子と銀貨の袋を何の疑い無しに手に取り

 

「フフフ……馬鹿な男、騙されちゃって……明日が楽しみだわ」

 

そう言ってマインは出て行き、足音が遠くなるのを待った。

 

「よし行った」

 

「クロックアップ」

Clock up

 

〜移動中〜

 

私はクロックアップを使って尚文の寝部屋から食堂の路地裏に戻って来て、〔美樹さやかのソウルジェム〕を使って影を呼んで影が来るまでに、さっきショドウフォンに録画された映像を確認した。

 

『フフフ……馬鹿な男、騙されちゃって……明日が楽しみだわ』

 

映像はしっかりとマインをしっかりと姿を捕らえていた。

此れで証拠映像は確保

後は明日にするか。

 

「待たせたか?」

 

「いや待っていないわ」

 

「そうかでは失礼する」

 

そう言って影は消えた。

私は食堂に戻ったら酔っ払って潰れたライクとルナがいた。

ライクがこっちに気が付いたのか?

こっちを向いて

 

「コオスイ、様〜

お酒〜強い、デス、ね 」

いや唯の寝言だった。

影、相当飲ませたな。

私は食堂を会計を済まして二人を担いで宿に戻って私は寝た。

尚文の鎖帷子と銀貨はラケルが閉まってくれた。

 

〜翌日〜

 

「こんな早く集合かけるとは何があったんだろ?」

 

私達は兵士に呼び出され城へ向かっていた。

 

「そうですね。

王さうっぷ」

 

「私達はゆっくうっぷ」

 

二人共バケツ持ちながら顔を青くしている。

 

「大丈夫か?」

 

「大丈夫、では無い、です」

 

「コオスイ様が強い酒を頼みまくってい、おろロロ

私達に飲ませっおろロロ」

 

ルナがバケツの中で[ピーー]を履いた。

 

「大丈夫、ぶでおろロロ」

 

ライクもバケツの中で[ピーー]を履いた。

 

「とにかく、目的地に到着するから、他の勇者の仲間に頼のも」

 

「そうしま、ウップ」

 

「私達、相当キツ、ウップ」

 

謁見の間に着くと、そこにはくさりかたびらを着た元康と、泣いているヴィッチ、そして錬と樹がいた。

ふむ、とりあえず私が冤罪にかけられることはないようだな。

 

「氷水も来たか、てか、一体何があったんだ?」

 

「すまんが昨日、強い酒を飲ませ過ぎて二日酔いさせてした。

だがら二日酔いを治せる人いる?」

 

他の勇者のメンバーでそうゆう事が出来る人がいて助かった。

 

「其れで何があった?」

 

練が元康とマインに向かってそう聞く。

 

「ひぐ…実は……」

 

「マイン、俺が代わりに説明しよう」

 

元康はヴィッチを宥め、代わりに何があったかを説明した。酒に酔った尚文がヴィッチに無理やり迫って強姦しようとしたと。

 

「なんだと!本当に仲間にそんな事をしたのか?」

 

「酷い話ですね…無理やり仲間に手を出そうとするなんて…しかも逆らえない様にとは…」

 

90%嘘だな

確かにマインが尚文に何かを勧めていたが、尚文は其れを受け取らなかった。

そうな事を考えていると、インナー姿の尚文が兵士に連行されてきた。

 

「な、何だよ。その態度」

 

まるで尚文を悪人かのように私のチーム以外を覗く全員が睨んでいる。

てっきり私以外、皆んなと一緒に尚文を悪人と判断すると思ったが

 

「本当に身に覚えが無いのか?」

 

元康が仁王立ちで尚文に問い詰める。

 

「身に覚えってなんだよ。…って、あー!」

 

元康がくさりかたびらを着てるのを見て尚文は目を見開き、驚愕した。

 

「お前か!枕荒らしだったのは!」

 

「誰が枕荒らしだ!お前がまさかこんな外道だとは思わなかったぞ!」

 

「外道だって!?何のことだ?」

 

尚文の返答に謁見の間の空気は重くなり、裁判所のようだ。

 

流れが裁判所の様な雰囲気で話が進んでいく。

 

「して、盾の勇者の罪状は?」

 

「罪状?何のことだ?」

 

「うぐ…ひぐ…盾の勇者様はお酒に酔った勢いで突然、私の部屋に入ってきて無理矢理押し倒してきて」

 

「は?」

 

「盾の勇者様は『まだ夜は明けてねえぜ』と言って私に迫り、無理矢理服を脱がそうとして」

 

「ちょっま「私、怖くなって…叫び声を上げながら命からがら部屋を出て元康様に助けを求めました」

 

「何言ってるんだ?昨日は飯を食い終わった後は部屋で寝てただけだぞ?」

 

「嘘吐きやがって、じゃあなんでマインは泣いてるんだよ」

 

「何故お前がマインを庇うんだ?というかそのくさりかたびらは何処で手に入れた」

 

「ああ、昨日、一人で飲んでるマインと酒場で会ってな。しばらく飲み交わしてると、マインが俺にプレゼントってこのくさりかたびらをくれたんだ」

 

「は?」

 

確かに周りの人達を騙すのには十分だ。

 

「そうだ!王様!俺、枕荒らし、寝込みに全財産と盾以外の装備品を全部盗まれてしまいました!どうか犯人を捕まえてください」

 

「黙れ外道!」

 

尚文は王に進言するが王は尚文の進言を無視して言い放つ。

 

「嫌がる我が国民に性行為を強要するとは許されぬ蛮行、勇者でなければ即刻処刑だ!」

 

処刑宣告か、少しばかり手助けするか

 

「すみませんが、王様、ちゃんと調査して導き出した答えなんですか?」

 

「そうですよ!王様!ろくに調べずに俺を犯罪するは酷いです。」

 

私が手を挙げて王様に質問して尚文が便宜した。

 

「黙れ

ちゃんと調査して導き出した。

其れが此れだ」

 

そう言って尚文の側の傍に居た兵士が下着を持ってきた。

そうなるとひっくり返すのは絶望的だ。

しょうがない、やりますか

私は〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして誰も後ろが見えない位置に行き、身体の後ろで【折紙】を書いて折紙を作成、次に【手紙、文字】書いて其れを折紙に付与させた。

折紙をチラ見したら、ちゃんと頭に思った文字が書かれていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

尚文へ

先ほど、弁護したがひっくり返す事が出来なくて御免なさい。

昨日の出来事の真相と貴方に渡したい物がある。

だがら12時あたりで町1番の武器屋の前で待ってて下さい

氷水より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして【折鶴】を書いて其れも付与したら折紙が空中に浮かび勝手に折られて折鶴になった。

私がそんな事をやっていると尚文が謁見の間を出た。

最後に【宛先、尚文】と【透明】書いて付与させた。

すると折鶴は透明になり私の手元から離れた。

そして尚文を抜いて、伝説武器等の説明と色んな道具が支給された。

 

〜数時間後〜

 

説明が終わり其々散らばっり、私達は

 

「さてそろそろお昼頃だ。

私は用事があるから此れに入っている分だけで先に食事してくれ」

 

そう言ってある程度入っている銀貨の袋を渡してその場を去ろうとしたら

 

「待って下さい。

コオスイ様、まさかと思いますが、尚文様の所に行くつもりですか?」

 

そう言われてライクを向いて

 

「ライク、どうしてそう思った?

もし私がそうなら、どうする?」

 

「そうでしたら、僕も連れて行って下さい」

 

「私もお願いしまします。」

 

ライクとルナが尚文に会いに行くと言い出した。

 

「てっきり私を引き留めようとするかと思いました。その理由を聞こう?」

 

「尚文様のあの時の目、昔の僕達と一緒でした。

だがら真実を知りたいんです」

 

「私もです」

 

「そうか、なら数秒待て」

 

そう言って〔ドレイクグリップ〕を持って〔ドレイクゼクター〕が飛んで来て銃にして

 

「変身」

HENSHIN

 

私は仮面ライダードレイク、マスクドフォームになった

更にドレイクゼクターの尻尾を引っ張り

 

「二人共伏せろ、キャストオフ」

 

CAST OFF》

プロテクターが吹き飛び

CHANGE DRAGONFLY

 

仮面ライダードレイク、ライダーフォームになった

 

「コオスイ様何ですかその格好?」

 

「昨日見せた奴のもう一つの姿だ。

クロックアップ」

CLOCK UP

 

そう言って私はショドウフォンを持ちながら高速状態になり城を駆け巡って城の兵士や大臣果てには王様に、頭の後ろに回りショドウフォンを筆モードにして【思】と【覗】を描き、思い出を覗き込んだ。

そして最初にクロックアップした場所に戻って

 

「お待たせ、さて行こうか」

 

そう言って二人を見たら口を開けてポカンとしている。

ヤバイ今何が起きたのか分からずに混乱している。

 

「お二人さんしっかりして」

 

「ハァ、すみません、急にコオスイ様が居なくなって、周りを見たら急に現れたんです」

 

「何ですか、今のは何ですか!?」

 

「此れは、私のが持っている。

能力で一番早い姿だ」

 

「「そ、そんなんですか」」

 

「取り敢えず二人共、変身しよ、事は急ぐことになる」

 

「分かりました」

 

「わ、わ、分かりました」

 

そう言って二人共、自分の変身ツールを取り出して、仮面ライダーシノビとキュアセレーネになり私は

 

「二人共こっちだ」

 

そう言って会いてる窓に走った。

 

「ちょっコオスイ様、其れ扉じゃないです。てかライク君も!?」

 

「一刻も争う事態なんですよね。

ならいちいち扉を探している暇、無いですよね。

コオスイ様」

 

「其処まで、では無いが、尚文を待たせていると悪いからな」

と言いながら窓からライクと一緒に飛び降りった。

 

「もうどうなっても知らないです。」

 

そう叫びが聞こえて上を見たらルナも窓から飛び降りった。

 

〜移動中〜

 

城を飛び出して屋根をつたい尚文が待っている武器屋に到着して、尚文の前に着地した。

尚文はマントを羽織っていた

 

「待たせたな尚文」

 

「いや俺もちょうど来た所、てかなんだその姿」

 

「いや、何言っている?

昨日見せた奴の一枚下の姿だ。」

 

そう言いながドレイクゼクターを尚文に見せて

ライク、ルナも私達の前に着地した。

 

「そうか、という事は後ろにいる奴はお前の仲間か」

 

そう言って尚文は嫌な顔した。

 

「すまんが尚文の事を犯罪者と見ていない

むしろ昔の自分を見ていると本当の真実を見たい言ったから連れて来た。」

 

「そうか、なら真相と渡したい物を寄越せ」

 

「そんなんだか、立ち話も何だし店の中に入っよう」

 

そう言って私は店の中に入って、

 

「おいちょと待て」

 

尚文も釣れるように店に入ってライクとルナも店に入った。

 

「いらっし、て何だ?

てか盾の兄ちゃん、何だ此奴は」

 

「すみません、オーナー、私の名前は鞘波氷水、イレギュラーの勇者である蒼青の勇者です。

こっちが私の仲間のライクとルナです。」

 

そう言いなが〔ドレイクゼクタ〕を外して変身解除をしてライクとルナも変身解除した。

 

「そ、そうか、で何をして来た。」

 

「今日起きた事件の真相と買い取りをしてほしいと思いました。

なおオーナーさんにも見て欲しいと思いましてここに来ました」

 

「だがら、早く真実を教えよ」

 

いやだちを見せながら私に言って来た。

ライクが尚文を宥めている

 

「分かった。

オーナーさんもこっちに来て下さい」

 

「おぅ」

 

そう言って私の周りに来た。

私は〔ショドウフォン〕を出してカメラ機能のアルバムを引き出した

 

「おいそれ携帯電話じゃないか。しかもガラケーだし」

 

「「「ケイタイデンワ?」」」

 

携帯電話を知らない3人は首を傾げた。

 

「俺の世界にあるどんなに離れていても人と会話が出来るものだ」

 

「兄ちゃん達の世界、結構便利だな」

 

オーナーがそう言っている間に私は動画を再生した。

再生内容はマインが尚文の鎖帷子と銀貨を盗んだ瞬間の動画だ。

 

『フフフ……馬鹿な男、騙されちゃって……明日が楽しみだわ』

 

そして動画が終わり尚文が

 

「おい、何であの時、此れを見せなかったんだ」

 

尚文が怒り私に怒鳴った。

 

「勿論此れを見せれば尚文の罪がなくなるけど、此れが普通の裁判ならの話ならば」

 

「どうゆう事⁉️」

 

尚文が困惑している。

 

「まずマインはこの国に存在しない」

 

「どうゆう意味だ」

 

「偽名なんだマインは、本当の名はマルティ=メルロマルク、この国のメルロマルクの第一王女だ」

 

「思い出した。

あん時、お嬢ちゃん何処かで見たと思ったら王女様だ」

 

「つまり此れを出しても揉み消されて更に私も犯罪者扱いさせる事が出来るだ」

 

「そうか、すまん」

 

尚文取り敢えず落ち着いたが嫌な顔した。

 

「おまけにこの国で根付いている宗教の名前が三勇教なんだよね」

 

「?」

尚文は首を傾げている。

尚文は分かってないな。

 

「説明するけど、この国、メルロマルクで根付いている宗教で相当、盾の勇者を相当嫌っているだ」

 

「ハァ、どうゆう事だ?」

 

「この国は人間主義で亜人に獣人などを嫌っていて、尚文の前の盾の勇者は亜人や獣人を助けたんだ」

 

「つまり昔の盾の勇者がやった事に気に食わなくて、その腹いせをを俺にぶつけて来たんか?」

 

「そうなる」

 

「ふさげるな!!こっちは来たくって来たんじゃなくて、昔の盾の勇者がやった事の腹いせをぶつけてくるな」

 

「だがらだ、盾の勇者と蒼青の勇者を敵に回した事に後悔させてやろうじゃ無いか」

 

「あぁ、そうだな。

てかいいのか」

 

「構わない真実を捻じ曲げる国に刃を向け無い理由はない」

 

「そうか」

 

なんか尚文の顔が吹っ切れたようだ。

 

「目標はこの国に根付いている三勇教をぶっ潰して更にこの国の王、オルトクレイ=メルロマルク32世とその娘、マルティ=メルロマルク第一王女を王族から罪人するので良いか?」

 

「あぁそうだな、其れで行こう」

 

「あっちなみにライク、ルナ、其れとオーナーこの話を聞いた以上、他人に話したら」

 

〔ショドウフォン〕を筆モードにして【刀】を書いて〔シンケンマル〕を取り出して

 

「乱切りにするつもりで」

 

良い笑顔しながら刀を指で挟みながら[スーーー]と撫でながら脅迫した。

 

「分かっているて

あんな物を見せたら俺でも許せねよ」

 

「僕もです」

 

「私もです」

 

「済まんな、危険な道になるながついて来てくれてありがとう、其れで次に尚文渡したいものがある。

ラケル」

 

「はいケル」[ポン]

 

そう言って私のポケットから飛び出して〔ラブリーコミューン〕から妖精姿になった。

 

「何だ、そいつ」

 

初めてラケルを見た尚文とオーナーはびっくりしている。

 

「この子は私のパートナーのラケル」

 

「宜しくケル」

 

「此方こそ」

 

「其れでトランクを」

 

「分かったケル」

 

そう言ってラケルは空間魔法でトランクを取り出した。

 

「どうなっているだ、此れ」

 

オーナーは興味津々

尚文は唖然している

ルナとライクは苦笑いしている

 

「此れはボクが持っている空間魔法ケル」

 

ラケルが自慢に話している間に私がトランクを開けると尚文の鎖帷子と銀貨の袋が入っている

私は〔飛電ライズフォント〕と尚文の鎖帷子に銀貨の袋、更に本を取り出した。

 

「此れだ。

尚文に渡したい物は」

 

そう言ってカンターに置いた。

 

「おい其れ、俺の奴、何で氷水が持っているだ。

今元康が持っているだぞ」

 

「アレは私が用意した偽物だ。

おかしいと思らない?

何で私がマルティが盗んだ瞬間を録画しているか」

 

「確かにそうだ」

 

「其れは私がマルティより早く盗んだがらだ」

 

「それじゃあ今元康が着ているのて」

 

「ボロ布着だ」

 

「銀貨は?」

 

「石ころだ」

 

「あのいつ盗んだんですか」

 

その事でライクが質問した。

 

「そうだな、私が食事中に席を外した時だ」

 

「ちょと待って下さい、あの時直ぐに帰って来ましたよね」

 

「あれは影武者だ」

 

そう言って〔ショドウフォン〕を筆モードにして(影)を描いたら影の私が出てきた。

私とラケル以外驚いている

 

「そういう事だ」

 

「お嬢ちゃん何者だ」

 

「蒼青の勇者です。

次に此れだ」

 

そう言って影をしまいその上、〔飛電ライズフォン〕を手に取って尚文に渡した。

 

「スマホじゃん、にしては画面が小さいな」

 

尚文が〔飛電ライズフォン〕を、色んな角度を見ている

 

「其れはただのスマホじゃない。

試しにバイクのアイコンをタッチして見てよ」

 

「こうか?」

 

そう言ってバイクのアイコンをタッチしたら

《Changing to super bike motorcycle mode.》

 

「そうしたら地面向けて投げる」

 

「こうか?」

 

尚文が飛電ライズフォンを投げた。

変形しながら大きくなりながらするとバイクになった。

 

「何だ、バイクになったぞ」

 

私とラケル以外、皆んなまた驚いている。

 

「此れが〔飛電ライズフォン〕の最大の特徴だ

因みに其れ尚文にあげるよ。」

 

「いいのか」

 

「良いよ。どうせ私とあの3人は王様から援助を頂くし尚文はハナから与えるつもりはないからあの3人が欲しがる奴を尚文に与えるよ」

 

「そうか、なら頂こう。

後此れどうやってしまうだ?」

 

「ホームボタンを押せば戻る」

 

「ホームボタンは、此れか」

 

そう言って尚文はホームボタンを押して、バイクからスマホになった。

 

「因みに私が持っているガラケーの電話番号を登録しているから、いつでも電話が出来る。

次に此れだ」

 

私は本を取った。

 

「悪いが盾を出してくれ」

 

「分かった」

 

そう言って私に向けて盾を出した

私は本を開くてキュアミントのページを開けた。

するとステータスからこの本の説明が来た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

必殺技を使う時は(プリキュア)を言わなくてもOKで

す。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

成る程なら、キュアミントにあったカードを二枚取った。

中身はキュアミントのプリキュア・ミント・プロテクションとプリキュア・エメラルド・ソーサーだ

 

「尚文良いか?」

 

「お、おう良いぞ」

 

そう言ってキュアミントのカードを近づけた。

すると盾に吸われた。

 

「お、なんかスキルが入った。」

 

「そうかでなんて描いてある?」

 

「えっと〔ミント・プロテクション〕と〔エメラルド・ソーサー〕…お、この〔エメラルド・ソーサー〕攻撃も出来る」

 

「そうか、だか、此れは武器じゃないからMPを使う。

だがら気を付けよ」

 

「分かった」

 

「次に此れだ」

 

そう言って本からカケラを取り出した。

 

「何だ其れ?」

 

「良いかや」

 

そう言って尚文の盾に入れた。

 

「どう?」

 

「何か、カースシリーズが解放されたけど、何かノイズみたいな物がかかって今は使えないな」

 

「そう」

 

取り敢えず成功と、今のはシンフォギアに登場する聖遺物の魔剣ダインスレイフの欠片、私が介入したからいつカースシリーズが解放されるか分からないからな

 

「尚文、今回は此れでお終い」

 

「終わり?」

 

「そう、沢山スキルを入れるのは出来るけど、

其れは尚文の成長を妨げるし今あるスキルを使い慣れておかないといけないからな」

 

「そうだな」

 

「波を乗り越えたら新しい力を与えるから其れまでに今の力を使い慣れておくと良い」

 

「分かった。

そう言えばどうしてアイツらの陰謀がわかったんだ」

 

「アルティがきな臭くてこっちで調べたらわかったからだ」

 

「そうかありがとう」

 

そう言って私に渡した物を持って尚文は店を出た。

 

「次にオーナーさん」

 

「お、おう何だ」

 

「オーナーさん堅くならなくて良いですよ」

 

そう言って私は〔美樹さやかのソウルジェム〕を取り出して私の体が光って美樹さやかの魔法少女姿になった。

 

「おい、いつ着替えたんだ」

 

オーナーさん相当驚いている

ライクとルナは苦笑いをしている

私は其れを気にしずにマントから軍刀を一本取り出して〔ショドウフォン〕を筆モードにして【永久保存】

を書いて、試しに変身を解いたら軍刀が残っていた。

 

「よし成功と。

オーナーさん、この刀を売りたい、最低でも銀貨十枚で」

 

「おっおう、分かった」

 

そう言ってオーナーは虫眼鏡を持ちながら、刀を手に持った。

 

「魔法剣の類だな。

此れ自動回復(小)と状態異常半減がついているな。

銀貨50枚でどうだ?」

 

「其れで良いよ。

其れと頼みたい事がある」

 

「何だ」

 

私は本を開いて一枚目のカードを引いた。

中身は〔七瀬ゆきかのレイピア〕

そして〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして【紙】を二個書いて紙を二枚出して、一枚目は【文字、手紙】を書いて紙に付与した。

紙に文字が浮かび上がった。

 

「見かけない字だな」

 

「此れ?

私達がいた世界の文字だからね」

浮かび上がった文字はこう書かれていた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

練へ

この手紙を読んでいる事は無事に届いた事だね

どうしてこんな回りくどい事をしている理由はこの

手紙が元康に行かない様にしている為だ。

其れで本題に入る。

本題は貴方と話がしたい。

勿論タダでは無い、ちゃんと報酬を用意する。

この手紙と一緒に入っているカードを貴方の武器に

近づける。

そうすると貴方の武器がそのカードを吸ってそのカ

ードに刻まれているスキルを得る

無論此れは前金だ。

私の所に来た時にこのカードを出す。

もう一つの紙は私の元に君を転移する魔法陣を施し

ている

使い方は転移の魔法陣を描いてある紙を地面に置い

て、20秒後に転移する。

因みに戦闘中に放り込まれる可能性が高いけど責任

は取りません。

氷水より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

私はもう一つの紙に【転移、魔法陣】【目的地、私ノ居場所】【発動条件、地面】書いて更に【封筒】を作り手紙、魔法陣、カードを封筒に入れた。

 

「オーナー此れを剣の勇者に渡して下さい」

 

「家はは宅配は出来ないが、俺も真実をしっているからな、わかった任せよ」

 

「ありがとうございます。

後、水色のローブありませんか?」

 

「あるぞ。

ちょと待ってよ」

 

良かったあって

 

「はいよ」

 

「値段は?」

 

「銅貨五十枚」

 

「はいよ」

 

そう言って

銅貨五十枚を払った。

 

「ありがとうございます。

ルナ、ライク行くぞ」

 

「ちょっと待って下さい。

欲しい物がありますので買って良いですか?」

 

「分かった。

オーナーさん更衣室を貸してください」

 

「はいよ」

 

私は更衣室に入って先程買ったローブを着た。

 

「ライク、ルナ、買えたか?」

 

「「はい」」

 

「では行くぞ」

 

「「はい」」

 

私達は店を出た。

 




波が来るまで時間が有りますので皆様に依頼を投票して下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

シノビとセレーネの試運転

第6話スタートです。



さて、尚文に渡したい物は渡したし、練にも手紙出したし、次にやる事は、

 

「ライク、ルナ、そう言えば昨日渡した。

奴試しておく?」

 

「はい」

 

「私も使ってみたいです。」

 

「そう、なら少し遠くに行きましょうか?」

 

〜移動中〜

 

「大丈夫?ルナ」

 

今、私達はバイクを使って昨日行った森よりちょと奥に行って、絶賛ルナが乗り物酔いをしている。

 

「大丈夫では無いです。

てかライク、貴方なんで大丈夫なの」

 

「えっと、職業関係で速いのとバランス感覚を鍛えているからかな?」

 

「そ、ウップ」

 

「とにかくあそこの木陰で休もう」

 

「そうします」

 

そう言ってルナは木陰で休む事にした。

 

「そうなると、ライクから行こうか」

 

「はい」

 

ライクは返事をして〔シノビヒョウタン〕を取り出し、蓋を開けて中身を腰に流して〔シノビドライバー〕が装着されて空中に浮遊している〔メンキョカイデンプレート〕を手に取り〔シノビドライバー〕セットして

 

「変身」

〔メンキョカイデンプレート〕を回した

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

ちょうどシノビの変身音に気が付いたモンスターが来た。

 

熊見たいなモンスターが一体とキノコのモンスターが三体が出た。

 

「行きます」

 

そう言ってモンスターの群れに走った

キノコのモンスターが三体同時に来た。

ライクは走りながら右手を胸に当てて〔スティッキーシュリケン〕を実体化させて真ん中ののキノコのモンスターに投げた。

的になったキノコのモンスターは真っ二つになった。残った両端のキノコのモンスターが攻撃して来たが、回転しながらジャンプして躱して空中で両手で両脚に備わっている〔スティッキークナイ〕を二本実体化させて投げた。

投げた〔スティッキークナイ〕は両端のキノコのモンスターに綺麗に二本ずつに縦に串刺しになった。

着地したがいつの間にか熊のモンスターが来ていた。

そして熊のモンスターの攻撃でライクのお腹を貫通したが其れはライクでは無く、紫色のマフラーをしている丸太だった。

本物のライクは後ろに回っていた。

熊のモンスターがライクの気配に気が付いたのか丸太ごと裏拳で攻撃してきたが、ライクは踏み台にしてジャンプして

 

忍法キリステ

 

腰から忍者刀を取り出した。

熊のモンスターは上に向けて爪で攻撃してきたが

 

セイバイ忍法

 

ライクは煙になって消えた。

熊のモンスターは消えた事に戸惑っている。

熊のモンスターが戸惑っている間にライクは分身を作って連続攻撃を始めた。

特に手足などを中心に攻撃をして最後の蹴りはは頭を後かとも無く消し去った。

 

「終わりました。

コオスイ様」

 

そう言いながら変身を解除しながら話した。

 

「ライク、初めてにしては上出来だったは、あの熊のモンスター、胴体を狙わなかったのは売る為かしら」

 

「ありがとうございます。

分かっていましたか。

流石がです」

 

「次にルナ、次だけど大丈夫かしら?」

 

「大丈夫です。

沢山休みましたから」

 

ルナはそう言いながら〔スターカラーペンダント〕と〔キュアセレーネ用の変身スターカラーペン〕取り出して

 

≪推薦、キュアセレーネ へんしんシーン

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

[ ♪〜♪〜♪〜

 

煌めく、星の力で!!

憧れの"わたし"描くよ!!

 

トゥインクル♪

トゥインクル、プリキュア!

 

トゥインクル♪

トゥインクル、プリキュア!

 

スター☆トゥインクル

 

スター☆トゥインクルプリキュア!♪

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

変身が終わり、ルナが顔を赤くして私の方を向いて

 

コオスイ様、これ何とかなりませんか。

此れすっごく恥ずかしいですけど (//∇//)

 

「そう言っても、私にはどうもならないから諦めよ」

 

私がそんな事を言うと

 

そんな(ToT)

 

ルナが泣き出した。

 

「ルナ、泣くな泣くな」

 

分かりました(;ω;)

 

ルナも諦めて

 

[ガサガサ]

 

草むらから音がする方を向いて

 

がぅぅぅぅぅ

 

狼のモンスターの群れが草むらから出てきた。

数は二十匹ぐらいか

 

「ホッォォォン」

 

の鳴き声でルナに襲ってきた。

ルナは下を向いてた。

 

「ガッウ」

 

狼のモンスターが五匹、同時に襲ってきたが、ルナはバックステップで回避して胸から三日月を出して其れを手に取り、弓にして〔キュアセレーネ用の変身スターカラーペン〕を持ち、矢を書き、セットして〔キュアセレーネ用の変身スターカラーペン〕で矢を引き

 

「プリキュア・セレーネ・アロー」

 

そう言いながら其れを離した。

放たれた矢は5本に拡散して五匹の狼のモンスターを同時に頭から尻尾まで貫通した。

 

「や・く・」

 

「えっ何?」

 

もうやけくそです!!

 

急にルナが大きな声を上げた。

 

「どうしたの、ルナ!!」

 

「どうもこうもないです。

こんな恥ずかしい行動されるですか。

服は可愛いですが

 

「何か御免」

 

「もういいです。

諦めましたから、今はあのモンスターに八つ当たりします。」

 

そう言いながら〔やぎ座のプリンセススターカラーペン〕を持っている。

そして〔スターカラーペンダント〕にセットして星を描きやぎ座のマークが胸に吸い込まれて赤紫色の三日月を出て来て手を取り、山羊の頭の装飾が施されている弓にして〔やぎ座のプリンセススターカラーペン〕で矢を描き其れを弓にセットして引っ張り

 

プリキュア・やぎ座セレーネ・アロー

 

そう言いながら弓を離した。

放たれた矢は五本に拡散して五匹の狼にヘッドショットが決まり即死、勝ち目が無いと分かった十匹の狼のモンスター達はルナに背を向けて逃げ出したが、ルナは〔やぎ座のプリンセススターカラーペン〕から〔みずがめ座のプリンセススターカラーペン〕に入れ替えて、〔スターカラーペンダント〕にセットして星を描きみずがめ座のマークが胸に吸い込まれて、見た目が水ぽい三日月が出てきて手に取って〔みずがめ座のプリンセススターカラーペン〕で弓を描きセットした。

弓矢は水をコーティングした感じになった。

ルナは其れを上に上げて

 

プリキュア・みずがめ座セレーネ・アロー

 

矢を離した。

放たれた矢は空に高く飛んで其れが花火みたいに花が咲いて其れが十匹の狼のモンスターの頭に刺さって即死が決まった。

 

「見事だ、ルナ

まさか三回の攻撃でモンスターの群れを片付けるとは」

 

「まさか、私も出来るとは思っていませんでした」

 

「そ、そんなんだ」

 

ルナ、恐ろしい子、まさか勘でやったのか此れを

 

「お二人さん、此れで自分の道具の特徴を掴めたので今から私達は別れて其々でモンスターを狩る事にします」

 

「その理由は?」

 

ライクは理由を聞いて来た。

 

「理由は同業者設定をフル活動したいからだ。

範囲は其々の声が聞こえる範囲にしようか?」

 

「「分かりました」」

 

「それと狩ったモンスターを中央に集める事にしましょうか?」

 

「「分かりました」」

 

そう言って其々変身してモンスターを狩っていた。

因みに私は〔天羽々斬〕を装着してモンスターを斬りまくった。

倒したモンスターはラケルの空間魔法で仕舞ってくれた。

 

〜1時間後〜

 

「さてそろそろ帰ろうか?

モンスターの死骸はラケルが仕舞ってくれたし」

 

「そうですね」

 

「はい」

 

二人とも賛成してくれた事だし

 

「ラケル、バイクを」

 

「了解ケル」

 

「バイク!!Σ(゚д゚lll)」

 

ラケルが翼のバイクを取り出したが

何かルナの顔が青くなった。

大体、分かっている。

ルナは乗り物酔いをしやすい体質だからな

 

「ルナ、変身を解除しなくて良い」

 

「はい?」

 

そんなやり取りしながら私はバイクに跨った。

 

「どうした、行くぞ」

 

「はい」

 

ルナが私の後ろに乗り、その後にライクが乗り

[ブロロロォン]

私はバイクを出した。

 

〜移動中〜

 

城壁前まで来た。

 

「今回、酔いをしませんでしたね。」

 

「そうだね」

 

「やっぱり思った通りだ」

 

「「思った通り?」」

 

「私が渡したアイテムは人体の色々な機能を向上させる事が出来る。

つまり今回、ルナが酔いをしなかったのは〔スターカラーペンダント〕のおかげ」

 

「そうなんですか。

でもこの格好でバイクになるのは、恥ずかしいです(//∇//)

 

そう言いながら変身を解除した。

この後、魔物の死体などを買い取ってくれる店に行ってラケルが閉まってくれた物を全部を売った。

総額は銀貨五十枚手に入れて宿に行き3人部屋を確保して

 

「そう言えばライクとルナ、二人に聞きたい事がある」

 

「何でしょう?」

 

「ギルドなど人々の依頼を受ける事が出来る場所あるかしら」

 

「ありますよ」

 

「其れなら明日お願い出来るかしら」

 

「分かりました」

 

「私も久々に依頼を受けたいです」

 

「そう、ありがとう、其れなら寝ましょう」

 

「そうですね」

 

「「おやすみなさい」コオスイ様」

 

「おやすみなさい」

 

其れにしても二人ともハモりやすいね。

そう思いながら私も寝た。




次回はアンケートで集計した、依頼を受けます。
締め切りを始めます。
締め切りは三月1日です。
ので早期のアンケートの投稿お願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

クエスト開始

第八話出来ました。
ではどうぞ


「コオスイ様、此処が王都のギルド館です」

 

今日はギルド前に来ている。

理由はお金の確保だ。

流石にモンスターの素材だけだとやっていける自信が無い。

だからギルドで依頼を受けて報酬を頂く事にした。

それと依頼を受けている途中で面白い物が入るかもしれないからだ

 

「コオスイ様このクエストどうでしょう?」

 

そんな事を考えているとライクが一枚の紙を持ちながらこっちに来た。

 

「何かしら」

 

私はライクから紙を貰ったが、書かれている文字が読めなかった。

 

「ライク、御免なさいけど何で書いてあるの?」

 

「え?」

 

「私、この世界に来て日が浅いから文字が読めないの」

 

「そうでしたね。

すみませんでした。

代わりに翻訳します」

 

「別に気にしなくて良いよ。

それでなんて書いてあるの?」

 

「えっとですね」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

依頼名、遺跡調査

依頼内容、この度、新しい遺跡が発見がされ

ました。

その為に調査をする前に罠などの危険物を取

り除く作業を求む。

それとある程度調査も

依頼条件3人以上

報酬、銀貨三百枚と遺跡から出て来た物の一

その他、馬車を用意しています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

其れがこの依頼内容だ。

遺跡調査か、確かに建物の中での戦闘ははやっていない。

やってみる価値はあるな。

其れに遺跡調査ならアレの18番だ。

そんな事を考えているとルナが来て

 

「コオスイ様、この依頼やりたいです」

 

ルナが持って来た紙を受けて、ライクが内容を翻訳してくれた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

依頼名、モンスター討伐

依頼内容、村の付近に生息しているモンス

ターを討伐

依頼条件、レベル5以上

報酬、銀貨五十枚

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

モンスターの討伐か確かに剣を鍛えるのも良いが、流石に変化を与えるか

 

「御免なさい、この依頼次回にしないかしら?

変わりにこっちの依頼をしない?」

 

私はルナが持って来た依頼を下げて変わりにライクが持って来た依頼を見せた。

ルナが( ´△`)ショボン顔になった。

ルナのやる気を与えるか

 

「今まで屋外の戦闘はやっているが屋内の戦闘をまだやっていない。

更にまだ誰も踏み込んでいない、だから何が起こるか分からない」

 

「確かに屋内戦闘はやっていませんが。

波戦は屋外です。」

 

確かに波は屋外が中心だ。

だけど

 

「良い経験になる。

やって損は無いと思う」

 

「そうですか?」

 

ルナが残念な顔になっていた

 

「次回の依頼はルナが決めてくれないかしら」

 

「本当ですか⁉️」

 

「本当よ。

だから今の依頼をクリアしましょ」

 

「はい」

 

さっきの残念な顔から明るい笑顔になった。

どんだけやりたかったのか

そう思い私はルナが持って来た、依頼の紙を戻そうとしたら

 

「其処に居るのってコオスイさん達ですよね」

 

私達は声がする方を向いたら弓の勇者、川澄樹とその一行がいた。

 

「樹か、それで何のようかしら?」

 

私がそう言ったら

 

「僕は依頼を受ける為に来ました。

そう言うコオスイさんは達?」

 

「私達も似たような感じた」

 

「そうですが、所で手に持っている物は」

 

樹が私が持っている物を聞いて来た。

 

「此れ、モンスター討伐の依頼が書かれている紙よ

見てみる?」

 

「えぇ、見せてもらせます」

 

そう言って樹に紙を渡して、ルナが持っている依頼をを受ける為にカウンターに向かって依頼を受けた。

依頼を受けた時、受付嬢から馬車がある場所に案内された。

 

「さて馬車は誰が運転する?」

 

私は俳優関係で馬に乗るシーンがあったから多少乗れるが馬車になると専門外だな。

と考えていると

 

「私が運転します」

 

ルナが手を上げて来た。

 

「ルナ、出来るか?

なら頼んで良いか」

 

「任せてください

久々ぶりに馬車に乗れる」

 

「何か言った?」

 

「いえ何でも」

 

「そうか。

それとライク、馬車に乗っている時この世界の言葉を教えてくれない?」

 

そう言いラケルが察知してくれて空間魔法から四聖物語を取り出し私はキャッチした。

それにしてもいつの間にかラケルの空間魔法に仕舞っていたのが驚いている。

 

「えっ、はい分かりました。

コオスイ様」

 

ライクは最初は戸惑っていたが直ぐに切り替えて引き受けてくれた。

 

「ありがとう、ライク」

 

〜移動中+勉強中〜

 

「到着しました。

コオスイ様、ライク」

 

「もうそんなに経ったか、ありがとう、ルナ」

 

「ルナさんありがとうございます。」

 

「さてライク、ルナ、変身開始」

 

「「分かりました」」

 

そう言いながら其々の変身アイテムを取り出して

 

≪推薦、キュアセレーネ へんしんシーン≫

 

「変身」

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

♪〜♪〜♪〜

 

煌めく、星の力で!!

憧れの"わたし"描くよ!!

 

トゥインクル♪

トゥインクル、プリキュア!

 

トゥインクル♪

トゥインクル、プリキュア!

 

スター☆トゥインクル

 

スター☆トゥインクルプリキュア!♪

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

其々変身完了した。

 

「コオスイ様、今回は何ですか?」

 

ライクが今回使っている力の正体を聞いて来た。

 

「今回は遺跡探検に向いている装備にした」

 

今回、私が使った力は風鳴翼の〔天羽々斬〕に実装されているギアの一つ、〔トレジャーハンターギア〕を使っている。

まさか第一形態で出来るとは、天羽奏や小日向未来とセレナ・カデンツァヴナ・イヴのギアが第一形態で心像によるギアの変化起こしたから〔天羽々斬〕でも出来ると思ってやってみたら出来た。

 

「それじゃあ、コオスイ様、ライク、そろそろ行きましょう」

 

「そうだな、最初に私、次にルナ、最後にライクの順で行こう」

 

「そうですね」

 

「分かりました」

 

私→ルナ→ライクの順に行くことにした。

 

〜探索開始〜

 

私はゴーグルを掛けながら遺跡探検を始めた。

 

「私が踏んでいないブロックは出来るだけ踏まないように」

 

「如何してですか?」

 

ルナが質問して来た。

 

「今、私が今、使っている力はこうゆう遺跡探検にむいていて、今、掛けているゴーグルで罠を判別している」

 

「そんなんですか。

ありがとうございます」

 

ライクがお礼を言っている。

 

「因みにライクのシノビの力にも罠などを見分ける機能が備わっているから」

 

「そうですね。

僕も今使っています」

 

「早いな」

 

「それ程でもないです」

 

[カッチ]

 

「今誰が押した?

言っておくが私では無い」

 

「僕も違います」

 

「「まさか」」

 

そう思いルナを向いたら

 

すみません、私です(゚д゚lll)

 

顔を青くしているルナがいた。

足元を見たら、ルナが踏んでいるブロックが周りのブロックより少し凹んでいる

その時後ろから[ガッコン][ゴッドン][ゴロゴロ]遺跡探検でよくなる音がして皆んなで見たら大きな岩がこっちに来た。

 

「逃げろ!!」

 

「「ウァアアアア」」

 

「すみません、すみません、すみません、すみません、すみません」

 

「今は誤っている時では無い、今は逃げる時」

 

「そうですよ。

とにかく逃げましょう」

 

「そうです、てか前、前」

 

「前?」

 

ルナが前を指摘して前を見たら壁があった。

 

「どうするんですか?

あれ」

 

ライクが質問して来た。

私は〔トレジャーハンターギア〕をフル活用した。

すると左右の壁に押し込めるブロックが見えた。

 

「ライク、見えるか左に押せるブロックがある。

私は右のブロックを押す」

 

「見えてます、分かりました」

 

そう言って、お互い走る速度を上げて、私とライクは同時にブロックを押した。

[ガッコン]

の音がして前の壁とライクがいる左の壁が[ゴゴゴゴ]と音を立てながら上がった。

私は直ぐに伏せて前の壁の先を見たら更に壁があった直ぐにトレジャーハンターギアのナイフを取り出して、

 

「ライク、伏せてそしてバックステップしろ」

 

「ハァ、はい」

 

そう言ってライクは直ぐに伏せて、私はライクの後ろの壁を飛び込みながら切ってそのまま横穴に入って壁に張り付いて

次にライクが私の下に来て

 

「ルナ、こっちだ」

 

「分かりました」

 

そう言ってルナも飛び込んで来た。

 

大岩は私達の横穴を通り過ぎて[ガッコン]の音がした。

すると私達が入った横穴が上に動き出した。

 

「な、な、何ですか?」

 

「分からない。

それとライクそろそろ退いてくれないかそろそろキツい」

 

えっ・・・す、す、すみませんでした

 

慌てながら私の下から引いてくれた。

あの慌てぶりから顔まで赤いな

そう思っていると[ガッコン]音がして[ガラガラガラ]の音がする方を向いたら壁が動いて大きな広間が広がっていた。

 

「何ですか此処は?」

 

「多分だか、ルナが起こしたトラップは此処に行くための鍵か」

 

「えっとどうゆうこと?」

 

「えっと、ルナさんが起こしたトラップはこの広間に行くための鍵なんです。

あのトラップを起動しなかったらこの部屋に来れなくて、逆にトラップを起動してもあのスイッチを起動しなかったらあの大岩に潰されていると思います。」

 

「ライク解説ありがとう

つまりルナが起こしたトラップで此処に来れた。

ありがとうルナ」

 

「ルナさんありがとうございます」

 

「ど、如何いたしまして」

 

「さて此処にある目の前にあるのは何でしょう?」

 

「確かにアレ気になりますね」

 

広間に大きな四角い物体がある、一応〔トレジャーハンターギア〕を広間全体を見たが何も反応無い

 

「ライク、其方はどうだ」

 

「こっちも無いです」

 

「そうかなら良いよ」

 

そう言って四角い物体に近付いた。

その近くに石板があった。

 

「石板ですか」

 

私の肩からライクとルナが覗かしていた。

 

「そうなんだか、ライクとルナどちらか読めるか?」

 

「僕は無理です」

 

「古代語なので私は読めます」

 

「そうかなら翻訳をお願いできるかしら?」

 

「分かりました。

『我試練を受ける者

この試練を達成し者は赤き戦士の力の根源の道具をさすげる』」

 

ルナが石板を読み終えると石板が地面に下がり、大型四角い物体が赤く光出して変形を始めた

 

「ライク、ルナ、下がれ」

 

「「はい」」

 

≪推薦、絶刀・天羽々斬≫

 

私達は四角い物体から離れた。

四角い物体が変形して上半身しか無いゴーレムになった。

ステータスで確認したら

ガーディアンゴーレムと解った

確認していると

 

「コオスイ様、危ない‼️」

 

ライクが大きな声で叫んでくれて前を見たらガーディアンゴーレムの左手が飛んで来た。

私は急いで体を捻りながら上に飛び擦りながら回避して、その上〔トレジャーハンターギア〕のナイフをロケットパンチして来た左手と左手首の関節部分に投げた。

見事に関節部分に刺さった。

後ろを向いたら左手が戻って来た。

直ぐにバク転で回避した。

左手首に戻った左手は異物が入っている為か左手と手首が誤作動を始めた。

残った右手で私に振り上げて攻撃したが

 

「プリキュア・いて座セレーネ・アロー」

 

流星みたいな攻撃が飛んで来てゴーレムの右手を弾いた。

このメンバーであの攻撃方法ができるのはただ一人

 

「ナイスだ、ルナ」

 

「ありがとうございます」

 

私は〔トレジャーハンターギア〕の左手に内蔵されているレーザーワイヤを縦横無尽に張り巡らせて、私はそれに乗り突き進んでいる。

ゴーレムは右手で私を吹っ飛ばすつもりが、されるつもりは無い

私は手に持っているナイフを刀に替えて向かってくる右手を

 

光刃連刹

 

で切り捨てた。

そして

 

「ライク、ルナ、チェックメイト」

 

「分かりました」

 

「では」

 

そう言ってライクとルナはゴーレムに向かって走り出した。

ゴーレムが最後の悪足掻きなのか目から赤色のレーザーを打って来たが

 

「ライク、ルナ、危ない‼️」

 

が要らない心配だったな

二人はレーザーを回避してレーザーの熱が膨張して地面を爆発してライクとルナが空中に浮かばされた。

ゴーレムは顔を上げたが、ライクは右手で胸を触って〔スティッキーシュリケン〕を実体させて、

ルナは〔みずがめ座のプリンセススターカラーペン〕を取り出して〔スターカラーペンダント〕にセットして〔みずがめ座のプリンセススターカラーペン〕で星を描きみずがめ座のマークが出て来て胸に吸い込まれて水のコーティングされた三日月が胸から出て来た。

ルナは其れを手に取り、弓にして〈みずがめ座のプリンセススターカラーペン〕で矢を描きセットして矢を引いて

 

プリキュア・みずがめ座セレーネ・アロー

 

同時に攻撃を放った。

放たれた攻撃はゴーレムの頭にヒットした。

ヒットした頭はごなごなになった。

そしてステータスから

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

レベルが10に上がりました。

解放レベルに達しました。

一覧展開します。

仮面ライダーブレイブ、〔ドレミファビート〕

ルパンブルー、〔サイクロンダイヤルファイター〕

キュアマーメイド〔クリスタルプリンセスロッド〕〔アイスキー〕

天羽々斬〔第二形態〕が使えるようになりました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ライク、ルナ、良かったわ」

 

「「ありがとうございます」」

 

やり取りしていると広間から[ゴゴゴゴゴゴゴ]の音が響き始めた

 

「何ですか?」

 

「落ち着けルナ、背中合わせになれ」

 

「「はい」」

 

そう言って私達は背中合わせになり其々の武器を構えた。

構えているとゴーレムの後ろにあった一部の壁が[ガラガラガラ]と音を立てながら動き出して階段が現れた。

 

「警戒は怠るな、行くぞ」

 

「「はい」」

 

お互いをカバーしながら階段を上がった。

すると金や銀のなどの装飾が施されたお宝が沢山あった。

 

「凄いですよ、コオスイ様、全部お宝です」

 

「コオスイ様、見て来て良いですか?」

 

「良いわよ、ただし少し待って」

 

「「?」」

 

私は二人の前に立ち、手に持っている刀を床にに投げた。

すると刀が刺さった床が[パカ]と開き、ある程度経つと天井の石が降って来て穴を埋めた。

 

「やっぱりか、反応があると思って、試しに刀を指してみたら此れか」

 

二人の方を見たら

「「((((;゚Д゚)))))))ガグガグガグ((((;゚Д゚)))))))」」

 

[ガグガグガグ]と顔を青くしている。

ライクは仮面をしているから顔が見れないが多分、顔を青くしているな

私が先手を打ってなかったらミンチになっていたからな

 

「遺跡は何が起こるか分からない、だから慎重に進むのが一番だ」

 

「「((((;゚Д゚)))))))分かりました((((;゚Д゚)))))))」」

 

そう言って私達は宝物庫の探索をした。

ルナはお宝の鑑定をしている。

私とライクは初めて知ったがルナは商人の娘で幼い時から目を養っていたのか鑑定の魔法が使えるみたいでお宝の鑑定をしている。

ラケルはルナが鑑定した、お宝を空間魔法入れた。

ライクは床に罠がないか調べている。

私は壁を調べている。

すると壁に何か掘られている。

私は壁に掘られている物を見たら、私は驚いた。

この世界に無い文字、日本語があった。

私はそれを読んだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

桃の線を引かれている鋼鉄の隼は一度、輝く突撃する飛蝗に打ち落とされ地獄に落ちるが、地獄の炎を飲み込む全てを焼き滅ぼす不死鳥になる、その名は□

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

最後の部分は書かれてないが、多分だが桃の線を引かれている鋼鉄の隼は仮面ライダーゼロワンに登場するライダー迅、輝く突撃する飛蝗は仮面ライダーゼロワン、シャイニングアサルトホッパーだと思う。

其れに迅はゼロワンにやられているからな。

だが地獄の炎を飲み込む全てを焼き滅ぼす不死鳥になるは解らない。

取り敢えず〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして【迅】を壁に書くと[ガラガラガラ]私の前にある壁が上に上がっり出した。

私は直ぐに後ろに飛んでナイフを構えた。

 

「どうかしましたか、コオスイ様」

 

ライクが異変に気が付いてこっちに来た。

 

「大丈夫だ。

それよりも隠し通路だ」

 

私とライクは隠し通路を進んだ。

ルナは鑑定に集中して気が付いていない。

すると部屋が広がっていて其処には一つ台座があって

短剣と小さな四角い物体が置いていた。

 

「何ですかね此れ?

短剣は分かりますが、コオスイ様?

コオスイ様?」

 

ライクは見ながら分からず私に聞いて来たが、私はそんな事よりも今凄く驚いている。

仮面ライダーゼロワンの変身アイテムの一つ〔ザイアスラッシュライザー〕と〔バーニングファルコンプログライズキー〕があるからだ。

 

「ライク、すまんが直ぐに他の壁を調べる」

 

「え、ち、ちょっと待って下さい」

 

そう言って〔ザイアスラッシュライザー〕と〔バーニングファルコンプログライズキー〕を手に取り部屋から出た。

馬鹿な、生前で俳優関係の噂でしか聞いた事が無いが此れは本来この世界では手に入らない物だ

私はそう考えながら宝物庫を調べたら日本語で掘られている壁が後四つあった。

其々にこう書かれていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

悪意の意思を持つ天の眼を管理する人形は善意を持つ天の眼を管理する人形に物事を教えるが悪意の意思で本来の目的を忘れ新たな扉を開くその名は□

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その花はくノ一であり商人であり武器は己の拳であり

その花の名は□□

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

魔法使いの世界で一般的に復旧している仮面

の鎧の名は□□□

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人と人がお互いの技術を磨き、学びの園の都

で九番目の轟遠の烈斧

その轟遠の烈斧が使う武器の獣の名は□□

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俳優関係とアニメの声優関係の仕事をやっていたから直ぐに解った。

一つ目の文章は仮面ライダー雷の事だ。

悪意の天の眼はアーク、善意の天の眼はゼア

其れを管理する人形はヒューマギアの雷と昴の事だ。

それで新しい扉を開けるは〔アサルトウルフ〕の事だろうか

二つ目の花の名は菖蒲だ。

くノ一で商人で武器が拳で名前が花、で思い付くキャラが閃乱カグラの菖蒲しか思い浮かばない。

三つ目は仮面ライダーメイジだ。

魔法の世界で復旧している仮面の鎧は、大量生産されていて魔法関係はメイジしかいない

四つ目は学びの園の都で武器を使うアニメは(学戦都市アスタリスク)で斧を使うキャラクター、レスター・マクフェイルで彼が使う武器〔ヴァルディッシュ=レオ〕に獅子の名前がある。

其々の四つの壁の文章の空欄に【雷】【菖蒲】【メイジ】【獅子】を書いた。

すると掘られている四つの壁が上に動いて隠し通路が現れて部屋を調べたら案の定この世界に存在しないアイテム〔フォースライザー〕と〔ドードーゼツメツライズキー〕のセットに菖蒲の手甲と具足の一式、更に〔ヴァルディッシュ=レオ〕があった。

オマケに〔メイジのベルト〕と〔メイジウィザードリング〕があった。

特に〔メイジウィザードリング〕は赤色だ。

眺めていると

 

「コオスイ様、何ですか此れは?」

 

興味津々でライクとルナが覗き込んで来て、ライクが質問して来た。

 

「あっライクか、此れは私の世界にある物語に登場する武器や道具だ。

ライクとルナが使っている奴と同等の奴だ。」

 

「それって」

 

「そう。

この世界で決して手に入らない物」

 

「其れなら何で遺跡にあったんですか?」

 

「其処が謎なんだ。

更に言えばこの経年劣化が無いんだ

まるで最近あの隠し扉に入れた感じだ」

 

「謎ですね。」

 

「なぁ、ライクとルナ、報酬で遺跡で発見した物を一割、貰えるあったよね」

 

「ありましたね」

 

「確かに」

 

「悪いけど、その一割を此れにしたいんけど良いかしら?」

 

「良いですよ。

下手に此れが出回るのは避けたいですし」 

 

「私達には分からない物ですからね」

 

「御免なさい」

 

「お宝、仕舞ったケル」

 

ちょうどラケルもお宝を仕舞、終わった事だし

 

「さて出口を探さないと」

 

宝物庫は無さそうから、ゴーレムがいた場所まで戻る事にした。

そしたらさっきまで無かった下に行く階段があった。

 

「コオスイ様、あれ出口ですよね?」

 

「間違いない」

 

私達は階段を下りると

階段を下り終えると私達が入った入り口だった

 

「何か入り口と出口変わってませんか?」

 

「細かい事は気にするな」

 

私はそう言いながら馬車に乗った。

 

「そうですね」

 

ライクとルナも乗った。

馬車の配置は行きと同じの配置で帰った。

ギルドに戻り、依頼主に調査した遺跡の報告と一割の貰う物を内容を話した。

依頼主は調べたそうな顔してたがすんなり承認してくれた。

それで遺跡のお宝と報酬を交換して後宿に行き二人部屋と一人部屋を頼んだ、一人部屋ライクで、二人部屋は私とルナにして寝た。

 

鞘波氷水の精神世界↓

 

「それで何の用ですか?

カエサル様」

 

私の夢の中で私を転生させた神様、カエサルがいた。

 

「いやぁね、君が今日手に入れたアイテムあれについて説明しに来たの」

 

「あれですか確かに気になっていました」

 

「あれは、不正に人を転生させようとした、神がいてね。

あれは不正転生者の特典だったの」

 

「成る程、それでカエサル様、不正転生をしようとした神様はどうゆう理由でやったんですか?」

 

「何、遊ぶ駒が欲しかっただけみたい」

 

私は言葉が出ずに頭を抱えていた。

 

「それでその神は僕が取り押されて未遂で終わって不正転生者と特典を処分しようとしたんだか、不正をした神が悪足掻きで不正転生者と特典を君のいる世界に転生させたみたいで」

 

「がカエサル様が不正転生者と特典は分離させた」

 

「そうなんだよ。

君の今日の運命の本を読んだら遺跡探検すると書いていたの思い出したて特典を上書きして今日、君が探検した遺跡を改造して隠したんだ」

 

「それであの隠し扉は?」

 

「万が一不正転生者があの遺跡で特典を見つけた時の保険を掛けて君が見つけたらショドウフォンで開けれるようにしたんだ」

 

「其れにしては謎謎でしたよ」

 

「まあね」

 

「それであのアイテムは頂いて良いですよね」

 

「良いよ、ただし不正転生者を捕まえてくれるなら」

 

「そうですか、そう言えばその不正転生者、転生した後、なんか目的、有りましたか?」

 

「あったね。

何でも【リリカルなのは】の世界に転生してハーレムを築くつもりだったみたい」

 

「なら捕まえる理由が出来ました」

 

「理由は?」

 

「英雄やハーレムを望む者はよくな奴しか居ない」

 

「でも望んで成功して居る人も居るよ?」

 

「その人は欲が深くなく今を乗り越える力と今の生活を守る力を手に入ればそれで満足の人達だ。」

 

「確かにそうだね。

なら不正転生者を捕まえたら特典をプレゼントするよ」

 

「分かりました

それと不正転生者の特徴は?」

 

「其れならショドウフォンに送信するよ」

 

「分かりました」

 

「さてそろそろ時間だよ」

 

カエサルがそう言うと意識が薄れて来た

 

「其れと君のショドウフォンに僕のアドレス入れたから」

 

「ありがとうございます。

また会う日まで」

 

私はそう言って意識を手放した。




次回は天木錬一行対戦します。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

他の勇者と模擬戦します

第九話出来ました。
今回はいまいちかもしれないんですが温かく見守ってダメな部分指摘してください
それではどうぞ(^o^)/


さてカエサル様の会話が終わり目が覚ましたら泊まった宿の部屋

 

「あ、コオスイ様、おはようございます。

今日も頑張りましょう」

 

「そうね、頑張りましょう」

 

私は〔ショドウフォン〕を手に取り、開いて神様からのメールを確認した。

内容は

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コオスイ君此れが不正転生者のリストだよ

不正転生者、赤村劣火、18歳

生前、前科あり、公然罪

        殺人罪

それとその不正転生者の特典は六つ

内容一つ目、仮面ライダー迅、一式

  二つ目、仮面ライダー雷

  三つ目、仮面ライダーメイジ、オリジナ

ルカラー

  四つ目、ヴァルディシュッシュ=レオ

  五つ目、菖蒲の武器、一式

  六つ目、メラメラの実の炎人間

いやごめんね一から五まで君に送れたけど六

つ目はもう食べられていてね。

だから炎は気を付けてね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

成る程、炎は気を付けますか。

 

「どうかしましたか?

コオスイ様」

 

「何でもない、其れよりも朝ご飯を食べるはよ」

 

「はい」

 

その後ライクと合流して宿の朝ご飯を食べて色々の店に回り、薬などを買って城門まで歩いてその後は、バイクに乗って森に行った。

因みにルナは乗り物酔いをしない為にあらかじめキュアセレーネに変身している。

 

「さて今日魔物k[パァァァァ]」

 

私が今日の予定を言うとした時、私の後ろに青色の魔法陣が現れた。

 

「何ですかあれ?」

 

「分からないけど」

 

ルナは弓矢を構えて、ライクは〔シノビヒョウタン〕を取り出して中身を出してシノビドライバーを腰にセットして〔メンキョカイデンプレート〕を持ちいつでも変身できるように構えている

 

「ライク、ルナ構えなくて良いよ」

 

「「え」」

 

私がそう言ったら魔法陣から剣の勇者、天木錬とその一行が現れた

 

「コオスイ、何の真似だ?」

 

練がそう言いながら私が書いた手紙を出した。

 

「手紙に書いている通りだよ」

 

「何⁉️」

 

「練は尚文の事をどう見ている?」

 

「あいつの事か?」

 

「そう」

 

「女に手を出したクズだ」

 

「やっぱりか。

其れなら此れを見たらまだ言える?」

 

私は〔ショドウフォン〕を手に取り筆モードにして【映像、投影】を書いて空中に映像を投影した。

内容は勿論、マルティが盗んだ瞬間の映像、見終わって練は

 

「どうゆう事だ。!

マインが尚文の鎖帷子と銀貨の袋を盗んでいる?」

 

「其れについては順に説明するね。

まずマインはこの国に居ないから」

 

「どういう意味だ?」

 

「マインの本当の名前はマルティ=メルロマルク

この国のメルロマルクの第一王女だ」

 

「何、其れは本当か」

 

「本当よ。

なんなら、君の仲間に聞いてみたら」

 

練は仲間に確認して改めて私に質問して来た。

 

「なら尚文は何で犯罪者にされる?」

 

「それは、この国に根付いた宗教、三勇教が関係して居るは」

 

「三勇教?」

 

「そう三勇教は剣、弓、槍を崇めている宗教なんだよ」

 

「おい待て、剣、槍、弓、盾で四聖勇者だよな。

なら何故盾を崇めていないだ?」

 

「其れは練達の前の勇者が関係して居るからだ」

 

「前の勇者?」

 

「そう尚文の前の盾の勇者が亜人や獣人を助けたんだけどこの人間主義の国、メルロマルクの一部の人間はよくないと思って居る人にが居るみたいでそんであんな結果になったんだよ」

 

「そうか」

 

練は気を落として居る。

 

「後悔しているの?練」

 

「ああ、何であの時何であの言葉を言ったのか後悔して居る」

 

そう言って私に背を向けた。

 

「練に何処に行くの?」

 

「尚文に謝りに行く」

 

「そうか、でも今尚文は何処に居るか分からない状態だ。

少し待てって」

 

私は〔ショドウフォン〕を携帯モードにして電話機能の連絡先から尚文の〔ライズフォン〕にかけた。

そして

 

『氷水か何の用だ』

 

「今回電話をかけた理由は今日、練に出会ってあの映像を見せた」

 

『其れで?』

 

「謝りたりと言っている」

 

『そうか』

 

「変わるね。

練、ほれ」

 

そう言って〔ショドウフォン〕を練に投げた。

錬は〔ショドウフォン〕をキャッチをしたが

 

「すまんが、何だこれ?」

 

そう言えば練は脳波に干渉して五感に擬似的な感覚を伝えるダイブ型VRなどが存在する近未来的世界の日本から召喚されたんだよね。

骨董品レベルのガラケーはテレビしか見ないよね。

 

「練、ガラケーていう昔の携帯電話だ」

 

「此れが!」

 

「取り敢えず早く出なさい」

 

「あ、そうだな」

 

そう言って練は電話を始めた。

 

「ラケル、本出して」

 

「分かったケル」

 

そう言ってラケルは空間魔法から本を取り出してページを巡った。

 

巡っていると練が私に近づき

 

「尚文から変われて言ってきた」

 

「そう、分かった」

 

そう言って練からショドウフォンを返して貰った。

 

「尚文、私だけど」

 

『氷水か』

 

「練の事何だけど温かい目で見ててくれないかしら」

 

『どうしてだ?』

 

「彼多分だけど幼馴染み以外あんまり人と関わっていないと思うの。

だからゆっくりで良いから関わってくれないかしら?」

 

『わかった』

 

「其れと此れは私の我儘だけど、元康の前で練と尚文が友好関係を見せない方が良い」

 

『マイティの事か』

 

「そう、下手したら練も犯罪者にされる可能性があるから」

 

『わかった』

 

「電話切るね」

 

『またな』

 

そう言って私は電話を切った。

 

「練、お願いがある」

 

「何だ?」

 

「練と尚文の友好関係はあんまり人に見せない方が良い。

特に元康の前で」

 

私が言った意味が分かったみたいで

 

「分かった。

お前たちそれで良いか?」

 

後ろの仲間も首を縦に振った。

 

「其れと手紙の内容」

 

「報酬のことね」

 

ちゃっかりと報酬の事を覚えていたか。

私は本から三枚を抜き取った。

内容は

一枚目は天乃鈴音の大剣

二枚目は弥勒蓮華の精霊刀

三枚目はマリア・カデンツァヴナ・イヴのアガートラーム

 

「この三つから好きなカードを一枚選んで」

 

「全部くれるじゃないのか」

 

「当たり前でしょ。

ゲームと違って命は一つだからね。

まずはこの力を十分に使い慣らさないと」

 

そう言って練は一枚目の天乃鈴音の大剣を選んだ。

そして練は自分の武器の剣に近づけた

カードは剣に吸い込まれた。

 

「そう言えば氷水」

 

「何かしら?」

 

「このカードを読み込んだ時、天乃鈴音とか七瀬ゆきかの名前が出るんだが、誰なんだ?」

 

「私が知っている物語の人物の名前」

 

「そうか」

 

「所で練、頼みたい事がある」

 

「何だ?」

 

「私達と模擬戦しない?」

 

「ハァ?」

 

「此れから波に立ち向かう同士お互いの実力を知りたいからだ。

其れと一番このVRゲームで鍛えた剣術を見たいからだ

無論ただではない」

 

「そうか、所でレベルは?

俺は20だ」

 

「私は10」

 

「仲間は?」

 

「えっと待って」

 

私は急いでステータスを確認して

 

「ライクは13で、ルナは12」

 

「こっちは全員17

氷水、レベル低くないか」

 

「別に気にして無い、私にしてはただの飾りだ」

 

「どうゆう事だ」

 

「やれば分かる。

対戦形式は三対三でいいか?

こっちのメンバーが少ないから」

 

「構わない」

 

「ありがとう、練」

 

そう言って其々離れた。

 

私は変身アイテムの一つ、〔天羽々斬〕のギアペンダントを取り出した。

ライクはあらかじめシノビドライバーを着けている

ルナは乗り物酔い防止の為に予め変身して居る

 

「氷水、武器はどうした」

 

「案ずるな今から出す。

Imyuteus amenohabakiri tron

 

私がそう言うと私の体は光に飲み込まれた。

 

「何だ⁉️」

 

皆んなは眩しい光に目を閉じていた。

光が収まると私の体は〔天羽々斬〕第二形態になっていた。

 

練と一団は驚いている。

ライクとルナは見慣れたのか反応を示さない

 

「氷水なんだそれ」

 

練はあんまりの出来事に驚いている

 

「私は蒼青の勇者、私が知っている物語に登場する人物の力を使えるみたいで何故か青色系しか無い」

 

「チートか」

 

「チートでは無い。

その力を使う者がその力を使いこなせるかによる」

 

練のメンバーは格闘家と魔法使いかの編成出来たか

 

「ライク!!」

 

「はい!!」

 

ライクは私の返事に答えて〔シノビドライバー〕に〔メンキョカイデンプレート〕にセットして

 

「変身」

 

〔メンキョカイデンプレート〕を回して

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

《推薦BGM、月煌ノ剣》

 

「蒼青の勇者、鞘波氷水押して参る」

 

其れを合図に其々走り出した。

 

ライクは格闘家、ルナは魔法使いに向かった。

成る程自分の力の限界を試したいから手馴れの方に行ったか。

私は練に向かって行った。

 

「一つ目の太刀 稲光より 最速なる風の如く

 二つ目の太刀 無の境地なれば 林の如し」

 

練の剣と私の刀が激突して鍔迫り合いになった。

 

「氷水、舐めているのか」

 

「生憎舐めていないく本気だ」

 

私達はお互い弾き飛ばして

 

「流星剣」

 

練がスキルを出して来た。

 

「百行夜行を恐るるは

 己が未熟の水鏡

 我がやらずで誰がやる

 目覚めよ…蒼き破邪なる無双」

 

私は刀を太刀にして

蒼ノ一閃

で相殺しい、煙が上がり、私は太刀を捨てて、煙に飛び込み逆立ちして

逆羅刹

殺意を込めて連続で斬り込んだ

 

「何?」

 

練は自分が持っている剣で逆羅刹を防ぐが、防げなく吹き飛ばされた。

 

「幾千、幾万、幾億の命

 すべてを握りしめ振り翳す

 その背も凍てつく破談の一閃

 散る覚悟はあるか?」

 

私は直ぐに連続でハンドスプリングをしながら脚部のブレードをバーニアを展開し回転を始めて

無想三刃

此れも殺意をを込めて突っ込んだ

 

「ちょ」

 

直ぐに練は直ぐに避けて

 

雷鳴剣!!

 

雷を纏った剣を光を放って攻撃して来たが私は

 

「今宵の夜空は刃の切っ先と

 よく似た三日月が香しい

 伊邪、尋常に…我がつるぎの火に

 消え果てよ」

 

を歌いながら刀を二本取り出して其れを連結させてを纏らせ回転させながら雷を切った。

 

「なぁ!!」

 

練はあんまりの出来事に驚いている

 

「こんな事に気を取られるとは」

 

そのまま突き進んで

風輪火斬

で斬り伏せて刀を分離させて倒れている練に刀を向けて

 

「練、続けるか」

 

「ち、降参する」

 

「と、言っても私の負けだ」

 

「どうゆう事だ?」

 

「周りを見よ」

 

そう言って周りを見渡すとボロボロになりながら私の仲間にトドメの一手の手前で止めている練の仲間がいた。

 

「此れはチーム戦で一対二で其方の勝ちだ。

それで反省会しないか」

 

この後、練のチームと私のチームでポーションを飲みながら反省会をした。

ライクは忍術などで格闘家を翻弄していたが最後で油断して攻撃を許してしまい負けてしまった事に注意された。

ルナは木に隠れながら矢を連射してたが矢の源であるペンを撃ち抜かれて其処から一気に弱点された点を注意された。

私は仲間を信じりすぎることに注意された。

練の仲間も反省点を言われて練は

 

「私的には、武器のシステムを理解しているが剣の特性は分かっていないね」

             

「ハァ、どうゆう事だ。٩(๑`^´๑)۶」

 

「簡単よ。

剣道などやっていないね」

 

「うっ」

 

図星みたいだ。

 

「私が貴方に勝てたのは剣道をやっていたから刀の特性を知っていたそれだけよ」

 

其れを言われて練は考えた。

 

「つまり貴方の剣術を習い獲物をよく知る事が一番強くなる方と

もう一つ貴方少しは仲間に背中預けなさい」

 

「どう意味だ?」

 

「其れも簡単よ

貴方、召喚されて翌日その子達、貴方に集まったんでしょ。

つまり貴方を信頼している事そうでしょ貴方達?」

 

私達が練のチームメイトに問いかけたら全員首を縦に振った。

 

「だから貴方も背中を預けなさい」

 

「だが「つるむのは苦手だ」うっ」

 

「少しずつでも良いから慣れていきなさい。

此れはVRゲームでは無い、現実よ。

一回死ねばコンティニューが出来ないから其れを忘れないでね」

 

「分かった」

 

殺すつもりでやっていて正解でした。

この世界はVRゲームなどでは無く現実、尚文は多分この世界を現実を見ているが元康と樹は多少ゲーム感覚でやっていると思うし特に練はダイブ型のVRゲームをやっていたから召喚された中で一番、ゲームだと勘違いしていると思っていたが多分此れなら心配はいらないな

 

「さて約束の品を出すよ。

ラケル」

 

「はいケル」

 

私のポケットからラケルが出て来た。

 

「何だ」

 

練達は驚いている

 

「この子はラケル、私の助手だ。

ラケル、アレを」

 

「了解ケル」

 

そう言ってラケルは空間魔法で〔ザイアスラッシュライザー〕など全部出した。

 

「此れが報酬だ。

人数分あるから好きな物を一つ選んでね」

 

「良いのか?」

 

「良いよ。

私の我儘に付き合ってくれてありがとう」

 

〜十分後〜

 

「氷水、此れにするぞ」

 

練や練の仲間はアイテムを選び終えたみたいだ。

練は〔ザイヤスラッシュライザー〕

格闘家は菖蒲の武器一式

盗賊は〔フォースライザー〕

魔法使いは〔メイジのベルト〕

戦士は〔ヴァルディシュッシュ=レオ〕を選んだ。

 

「そんじゃ道具n「見つけたぞ」何だ?」

 

皆んなが声をする方を見たら

赤髪の男がいた。

 

「誰だ?」

 

「多分あれ私の客だ。」

 

そう私が捕まえないといけない不正転生者、赤村劣火だ。




最後までお読みいただきありがとうございます。<m(__)m>
次回は錬達が原作よりレベルアップします
其れと活動報告で発表が有ります。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

不正転生者に粛清と新しい力の試運転

第十話完成しました。
僕の小説を読んでくれてありがとうございます。<m(__)m>
錬の仲間達の名前を決める、企画の期限を決めました。
期限は来週の土曜日にします。
それまでプランを決めて投稿してください。
それでは「蒼蒼の勇者は盾の勇者を影から応援をする」の第十話「不正転生者に粛清と新し力の試運転」どうぞ。(^o^)/

※第九話予告は先延ばして第十一話にします。
誠ながらすみませんでした。<m(__)m>


私達の前に現れた人物それは

私が捕まえないと行けない不正転生者、赤村劣火

 

「見つけたぞ。

其れを寄越せ」

 

特典の事を言っているだよね。

けど

 

「何言っているかさっぱりわからないわ」

 

「そうだ。

氷水が持って来た物だ」

 

練が私の名前を言って来たんで練を突いて

 

「私の名前今言わないで、敵に情報を与える意味になるから」

 

「そうか!!」

 

「四の五のうるせー」

 

敵さんこっちの話、聞いてなかったけど火を出して来てこっちに向けて来た。

私は〔プリンセスパフューム〕と〔マーメイドドレスアップキー〕を持って皆んなより前に出て

 

火が私達を飲み込んだ。

 

「ハァぁぁぁぁ。

大人しく「澄みわたる海のプリンセス!キュアマーメイド!! 」なぁ!!」

 

私は急いでキュアマーメイドに変身して〔クリスタルプリンセスロッド〕に〔アイスキー〕を刺してプリキュア・フローズン・リップルで氷のドームを作って防いでもう一回

 

高鳴れ、氷よ! プリキュア・フローズン・リップル!!

 

で辺りの地面を凍らせる。

正直に言って期待外れ過ぎるは。

広範囲に炎を拡散し過ぎて熱が弱かったしエースの技、炎上網炎戒してから攻撃すれば多少温度が上ったのに。

多分能力を授かってそれほどたっていないな

だけど油断してやられないようにしないと

 

「俺の攻撃を防いだを褒めてやるだが此れは防げるか?

火拳!!

 

多少エースの技は使えるかだか

 

「皆んなさん拡散して

そしてラケル」

 

「はいケル」[ポン]

 

私が合図で拡散したが私はそのまま残り〔ラブリーコミューン〕になったラケルに

 

「ラケル」

 

〔キュアラビーズ〕をセットして

 

「プリキュア!ラブリンク!!」

 

「L・O・V・E!!」

 

キュアマーメイドのコスチュームが変わった。

腹出しの部分が無くなりでかい水色のリボンが付いて

胸には青色のハートのブローチが付いて

頭のポニーテールは少し丸くなりキュアマーメイドのティアラの後ろにキュアダイヤモンドの髪留めが付き

両手首と首には金のアクセサリーが装着され

スカートにはラケルを入れるポシェットが付いた。

そしてラケルに〔攻撃用のキュアラビーズ〕をセットして更に〔クリスタルプリンセスロッド〕に〔アイスキー〕を差して

 

煌めき! 高鳴れ‼︎ プリキュア・トゥインクル・フローズン・ダイヤモンド・リップル

 

でさっきよりも強力な氷の盾のを作り火拳を防いだ。

 

「なぁ!!」

 

さっき火拳が迫っていてあれをやっていなかった。

 

英知の光!キュアマーメイド‼︎ダイヤモンドカスタム

 

「塞げているのか!?こうなれば、蛍火

 

私の周りに淡い小さな炎が囲んだ。

なら

 

「死ね」

 

その合図に私を囲んでいた淡い小さな炎がこっちに迫って来て私を中心に爆発して煙が上がった。

 

「氷水」

 

「コオスイ様」

 

「此れであの女を仕留めたぞ。もったいなかったが俺の邪魔する奴はいらね」

 

「貴様何をした」

 

練が劣火に剣を向けている。

ライク、ルナ、練の仲間達も劣火に攻撃態勢をしている

 

「何て決まっているだよ。

あの女は俺の邪魔をするから消し済みにしたんだよ」

 

「なぁ」

 

「そうだお前達も殺「遺体確認しずに次に行くのは愚弄のする事よ」なぁ!!」

 

煙の中から無傷で更にモードエレガントになって現れた。

 

「馬鹿な、俺の蛍火を受けて無傷だと」

 

「あら貴方の炎どれも此れも生温いは」

 

「馬鹿な馬鹿な此処に来る前に試し撃ちしてモンスターを倒したんだぞ」

 

「あらならそのモンスターが弱かったでしょ?

ならあんなちっぽけな火で倒せたんでしょ?」

 

「黙れ、黙れ、黙れ」

 

両手で火銃を連射をしているが、さっきの事で相当動揺していて命中低下に速度低下を起こして居る。

だから安心して歩ける。

 

「何で当たらない、糞、糞、糞が」

 

「それしかやらないなら今度はこっちの番,お覚悟は宜しくて?」

 

「ヒィ、来るな」

 

もう一回ラケルに〔攻撃用のキュアラビーズ〕をセットして〔クリスタルプリンセスロッド〕にも〔アイスキー〕を差して今度はモードエレガントになっているから更に強力な奴を

 

煌めき! 高鳴れ‼︎ プリキュア・フローズン・マーメイド・ダイヤモンド

 

劣火の周りに水溜りが出来て其処から水柱が出来て劣火を飲み込み氷付けにされた。

私はスカートを持ってお辞儀をして

 

「ご機嫌よう」

 

すると皆んなが来た

 

「コオスイ様大丈夫でしたか?」

 

「お怪我とかは」

 

「其れなら大丈夫よ」

 

「氷水、アレをどうやって防いだんだ?」

 

「あら答えは簡単よ。

今の私の姿を見たら分かると思うは」

 

そう言いながら〔プリンセスパフューム〕と〔マーメイドドレスアップキー〕を見せた。

それで練が考えて一つの説を立てた。

 

「まさか変身中の無敵を利用したのか?」

 

「正解、と言っても私も成功するとは思っていなかったんだけどね」

 

「それであいつどうする?」

 

錬が人差し指を氷塊に刺した

 

「あれ?其れなら私が片付けるわ」

 

そう言って私は氷塊に近づきエレガントモードを解除して低く構えて足払いをした。

すると刃物で切ったよう氷塊にずれて[ドスン]と落ちた。

 

「お、おい、氷水今何をした?!」

 

「何て、決まっているじゃん、足払いで鎌鼬を起こして切っただけよ」

 

私がそう言うと格闘家以外、皆んな呆れていた。

格闘家は目をキラキラさせてこっちを見ている。

 

「多少滑りやすいから気おつけてね」

 

そう言いながら氷塊を押した。

 

〜移動中〜

 

人目がつかない場所まで来てキュアマーメイドを解除して〔ショドウフォン〕を取り出して連絡先で神様に繋いだ。

 

「もしもし、カエサル様」

 

『聞こえるよ。

電話を寄越したのはターゲットを捕まえた事だね』

 

「はい、今氷漬けにしてます」

 

『そう、にしては早くない?』

 

「彼方から仕掛けて来ましたから、返り討ちにしました。」

 

『そうか、なら報酬の件をしないと』

 

「ありがとうございます」

 

「〔ショドウフォン〕でルーレットを送ったからそれで報酬の数を決めてね」

 

「分かりました」

 

そう言って〔ショドウフォン〕耳元から離したら画面がルーレット画面になっていた。

私は決定ボタン押したらルーレットが回り始めて再度決定ボタンを押したらルーレットが止まり始めて数秒したら2で止まった。

 

「2で止まりました」

 

『こっちも確認したよ。

其れで何をする?』

 

「其れなら、一つ目は他人用の〔ビートルフォン〕

      二つ目は自分用でリリカルなのはのスバル・ナカジマの〔マッハキャリバー〕でお願いします」

 

『わかった。

不正転生者を回収するために部下の天使に頼んだ物を送るね』

 

「分かりました。

ありがとうございました」

 

『如何いたしまして』

 

そう言って私は電話を切って〔ショドウフォン〕を仕舞っていると私の前に金色の魔法陣が展開されて其処から一人の女性が出て来た。

 

「鞘波氷水様で宜しいですか?」

 

「合っています」

 

「そうですか。

其れはカエサル様から預かってい品物です。」

 

そう言いながら天使は小さなトランクを出した。

 

「ありがとうございます」

 

そう言いながら私は頂いた。

 

「いえ、此れが私の仕事なので、其れで後ろに氷塊が私の回収品ですか?」

 

「そうですね。

それと伝言頼めるかしら」

 

「はい何でしょう?」

 

「カエサル様に頂いた力、恥が無いように頑張ります」

 

「分かりました。

では失礼します」

 

天使は氷塊を押しながら魔法陣に向かった。

 

「さようなら」

 

私がそう言うと魔法陣に入った天使はお辞儀して転送された。

 

さて私は小さなトランクを開けた。

其処には〔ビートルフォン〕とギジメモリの〔ビートルメモリ〕セットとスバル・ナカジマの〔マッハキャリバー〕が合った。

私はマッハキャリバーを首に付けた。

すると

 

『ハロー、新しいマスター、私の名前は〔マッハキャリバー〕です。』

 

〔マッハキャリバー〕が私に話してきた。

※本作のマッハキャリバーは日本語で行きます。

 

「こちらこそ初めまして、私の名前は鞘波氷水よ」

 

『OK、マスター認証鞘波氷水

術式はベルカ式にしますか?』

 

「ベルカても回復魔法使えるだよね。

マッハキャリバー?」

 

『出来ますが、マスターに回復魔法の適性が無いと出来ません』

 

「そう、でも其れでお願い」

 

『分かりました。

術式はベルカ式に設定します』

 

「そう言えば〔マッハキャリバー〕」

 

『何でしょう?』

 

「私の事を新しいマスターて言ったよね。

まさかだけど」

 

「いえ、私は並行世界のスバル・ナカジマの〔マッハキャリバー〕を元に神に作られた存在、言うなれば〔マッハキャリバーMark2〕です。」

 

「そう」

 

良かった。

スバル・ナカジマの〔マッハキャリバー〕だったら直ぐに神様に連絡して返品するつもりだ

 

「此れから宜しくね。

〔マッハキャリバー〕」

 

『此方こそ宜しくお願いします。

マイマスター』

 

「早速だけどセットアップ出来る?」

 

『出来ます』

 

「なら、〔マッハキャリバー〕、セットアップ」

 

私がそう言うと足元に青いベルカ式の魔法陣が展開させた。

 

『セットアップ』

 

〔マッハキャリバー〕がそう言って、私はスバルのバリアジャケットをイメージして変身が終わるて姿を見たら。

腹出しやガントレットにローラーブーツに服装は原作通りだけど髪型が違う。

ハチマキリボンからポニーテールを留めるリボンになっている。

 

「成る程多分私の髪が長いからこうなったの?」

 

『さあ?』

 

〔マッハキャリバー〕もわからないのね。

まぁいいか

 

「〔マッハキャリバー〕、試運転するから、ひとっ走り付き合ってね」

 

『YES』

 

ローラーブーツのマフラーから煙が上がって走り出した

 

「早い早いよ、〔マッハキャリバー〕」

 

『スピードを落としますか?』

 

「いや大丈夫、むしろ上げて」

 

『分かりました』

 

〔マッハキャリバー〕が更にスピードを上げてくれた。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

錬達も新しい力、試運転開始

第十一話完成しました。
今回は錬の仲間達の名前応募は無かったのでこちらで決めました。
それとアンケートをやります。
ので応募お願いします。
では第十一話スタートです。(^o^)/


マッハキャリバーを使って練達がいる場所まで戻っている。

そして錬達を見つけた。

 

「マッハキャリバー、ブレーキを掛けて」

 

『良いんですか?今地面に氷が張っていますが?』

 

「大丈夫、考えがあるから」

 

『分かりました。

ブレーキを掛けます』

 

〔マッハキャリバー〕がローラーブーツにブレーキを掛けたが〔マッハキャリバー〕が言ったように地面に氷が張っている為、スリップを起こしたが直ぐにスケートの感覚で錬達の前で止まった。

 

「氷水なんだ其れは?!」

 

「此れ、此れも私の一部の能力だよ」

 

「そうか、ハァァ(苦笑)」

 

他のメンツも苦笑いして居る

 

「そうだ錬、此れをやるよ」

 

私は練に〔ビートルフォン〕と〔ギジビートルメモリ〕を渡した。

 

「氷水、ガラケーだよな。

さっきの奴とは別の奴だよな?」

 

「そうだよ。

但し其れは高性能だよ」

 

「高性能?」

 

「そう、USBメモリみたいな物あるよね?」

 

「此れか?」

 

「ボタンあるよね。

其れを押してみて」

 

「此れか?」

 

〈ビートル〉

 

「そしたら、〈ビートルフォン〕にUSBメモリを差し込める部分が有るよね」

 

「此処か?」[ガチャ]〈ビートル〉

 

「そしたら〔ビートルフォン〕を開いて」

 

錬は〔ビートルフォン〕は無言で開いて

 

「そしたら此処の決定ボタンを押してね」

 

私は指を指した。

 

「此処を押せば良いのか?」

 

「そう」

 

私はそう言って練は決定ボタンを押したら

 

〈ビートル〉[ガチャ、ガチャ、ガチャ]

 

〔ビートルフォン〕の携帯モードからライブモードになって錬の頭を周りを飛び始めた。

 

「おい、氷水なんだ此れは?

ガラケーから甲虫になったぞ」

 

「それがビートルフォンの最大の売りだ。

電話も出来るし偵察なども出来るよ」

 

「そうか」

 

「戻したい時は手を出せば戻る」

 

「こうか?」

 

練が試しにやってみたら、ビートルフォンが手元に戻りビートルフォンがライブモードから携帯モードになった。

 

「次に〔スラッシュライザー〕の使い方を教えるわ」

 

そう言いながら私は〔バーニングファルコンプログライズキー〕を錬に差し出した。

 

「なんだ此れは?」

 

「〔バーニングファルコンプログライズキー〕で〔スラッシュライザー〕に必要なアイテムよ」

 

「そうか?」

 

疑いながら〔バーニングファルコンプログライズキー〕を受け取って色んな角度で見ている。

〔スラッシュライズー〕は〔ショットライザー〕と同じ構造しているから

 

「まずは〔S-CONバンド〕を腰に装着する」

 

「ちょ何している」

 

そう言いながら錬の腰に無理矢理に装着する。

 

「次に〔マウントベース〕に〔スラッシュライザー〕装着する」

 

「如何やってだ?」

 

「こうするの」

 

錬が手に持っている〔スラッシュライザー〕を取り〔マウントベース〕に[ガシャ]と音を立てながらセットした。

 

「次にバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押す」

 

「此れか?」

 

錬が私に言われたように〔バーニングファルコンプログライズキー〕のライズスターターを押して

 

インフェルノウィング!

 

「そしたらスラッシュライザーにプログライズキーを指せる部分が有るよね」

 

「此処か」[カシュ]

 

「其れでブログライズキーのカバーを動かす」

 

そう言って私は錬の横に行きライズキーパーを動かした。

 

バーンライズ!

 

〈Kamen Rider... Kamen Rider... Kamen Rider...〉

 

「最後に引き金を引けば終わり」

 

「引き金?此れか?」

 

スラッシュライズ!

 

スラッシュライザーから真っ赤な隼が出て来て空中で一回転をして練の後ろに回り、真っ赤な隼の翼が外れて

 

「何だ?此れは?!」

 

バーニングファルコン、The Strongest wings bearing the fire of hell〉[ピッギャアー]

 

が錬を包み込んで仮面ライダー迅、バーニングファルコンフォームになった。

仮面ライダーになっても四聖武器の剣は持っている

 

「氷水なんだ此れは如何なっている」

 

錬は何が起きたのか、分からず体を触り始めている。

錬の仲間達も驚いている

 

「取り敢えず落ち着いて」

 

そう言いながら私は〔マッハキャリバー〉に備わっているテレビ電話機能を使って錬の今の姿を見せた。

 

「此れが今の俺か?」

 

「そう、落ち着いた?」

 

「あぁ、落ち着いた」

 

「次に練の今の状態について説明するね。

今の錬は空を飛べる」

 

「何?其れは本当か‼︎」

 

そう言って顔を近づけた。

 

「本当だよ。

後、顔が近い」

 

「すまん」

 

そう言って離れてくれた。

 

「説明するね。

まず錬が使っている鎧は名前が有って仮面ライダー迅だよ」

 

「仮面ライダー?

なんだ其れは?」

 

「仮面ライダーは私の世界であった物語で今錬が使っているアイテムは敵キャラが使う装備なんだよ」

 

「敵キャラ」

 

練は少し引いていた。

 

「大丈夫だよ。

其れで仮面ライダー迅は空中戦が出来て更に火炎攻撃も出来るよ」

 

「そうか、如何やって空を飛ぶんだ」

 

「背中に翼を生えよ、と思えば出来るよ」

 

 

「何言っているんだこいつはみたいな顔しないで、取り敢えずやってみて」

 

「分かった」

 

練はジト目で見ながら言ってきた。

そして練が少し集中すると背中に翼が生えた。

 

「出来た。

其れで次は何をすればいい?」

 

「次は翼に集中して如何飛ぶかイメージをすればいい、物は試しやってみて」

 

「分かった」

 

練はそう言って集中している。

すると翼が動いて

 

「お、浮いた。

て、ち、ちょと待、止まれ」

 

何か無茶苦茶に飛び始めた。

 

「練、まさか制御出来ない?」

 

「氷水、此れ如何やって制御するんだ‼︎」

 

「取り敢えず翼の制御を離して」

 

「それやったら落ちるが」

 

「大丈夫、私が受け止めるから」

 

「氷水、信じるぞ」

 

練がそう言うと落ち始めた。

私は急いで

 

「プロテクション」

 

〔マッハキャリバー〕のプロテクションを使って[ふわり]と柔らかく受け止めた。

 

「大丈夫、練?」

 

「大丈夫だ。

其れにしても扱いにくいな此れは」

 

「まさかと思うが練、半信半疑んでやった?」

 

錬が首縦に振った

 

「やっぱりか、多分だか今回の暴走は疑いながらやった事だと思う」

 

「如何ゆう事だ?!」

 

「多分疑いながらやったから上手く制御ができなかったんだと思う」

 

「何を言っている?」

 

「まぁ見て。プロテクション」

 

そう言って私はプロテクションを展開して

 

「練、試しに触ってみて」

 

練は無言でプロテクションを触った。

錬の手を

[ふわり]と押し返した。

 

「此れが如何した」

 

「次に此れを触ってみて。

プロテクション」

 

私はもう一度プロテクションを作った。

 

「さっきと同じ…‼︎」

 

そう言って練はもう一度プロテクションを触ったが今度は[ふわり]とならず

 

「如何ゆう事だ。?

氷水さっきと同じ魔法だよな?」

 

「そうよ。

イメージを変えただけで結構変わるから、今度はしっかりとイメージしながらやってみてよ」

 

「分かった」

 

そう言って練は又、集中して翼を展開して今度は上手く飛んだ。

 

「ウィングロード」

 

私はウィングロードを作り練と同じ高さに上がった。

今は一本だけ限界だけど鍛えるうちに沢山出せるかもしれない

 

「練、上手くできたじゃん」

 

「イメージをしたら上手く出来る物なんだな」

 

「そう、今度は着地してみよう。

イメージは背中のジェットパックでゆっくりエンジンを吹かしながらゆっくり着地する感じで」

 

「もし失敗したら」

 

「失敗したら」

 

私はウィングロード から飛び降りた。

今の高さはビル十階ぐらいある

 

「プロテクション」

 

柔らかいプロテクションを作り[ふわり]とその上に着地した。

そして

 

「私が受け止めるから、思い切って来なさい」

「分かった」

 

そう言って練がゆっくりと降りて来て、上手く着陸した。

 

「上手くいったわね、練」

 

「あぁ」

 

「次に強力な技を出したい時はスラッシュライザーをマウントベースから外してもう一回ブログライズキーを押して」

 

「こうか?」[ガッシュー]

 

インフェルノウィング!

 

「そして引き金を引く」

 

 

《color:#ffffff》バ《/bgcolor》

  《/bgcolor》

 《/bgcolor》

  《/bgcolor》

   グ レイン《/bgcolor》

  

 

試しに切りに近くにあった木を切ったら、切り口から火を吹いて、木は消し済みになった。

 

「凄いな此れは」

 

「今はこんな威力だけど、鍛錬などを積み重なれば今より強い威力になる」

 

そして今、思いだしたが私この世界に来てから全然武術の鍛錬をやっていない。

明日しっかりやりますか。

 

「次は誰がやる」

 

私がそう言うと

 

「私が」

 

その声は格闘家が手を挙げていた。

 

「えっと、名前は?

私は君達を知らないから、名前を教えてほしいけど良いかしら?」

 

「はい私の名前は、キャサリ・マリー・コネです」

 

「そう、皆は?」

 

「ダガー・レジャー」

 

「俺はアクセル・ロペスだ」

 

「私はマジェッド・マイケルです。」

 

「そう、ダガー、アクセル、マジェッドとそれとキャサリか、名前はこれで合っているかしら?」

 

「合っている」

 

「そうだ」

 

「間違いでは無いです」

 

「合っています」

 

「そうか、其れでキャサリとアクセルが選んだ武器は練みたいに変身機能が無い代わりに装備すれば、身体力向上、防御力向上がある」

 

「そうなんですか」

 

「確かに身体が軽いな」

 

キャサリンとアクセルは試しに身体を動かして確認している。

私はキャサリとアクセルにそう言ったがふと疑問が出る。

何で私、この武器などを自信満々で説明が出来るか?

後で神様に聞こう。

 

「其れとキャサリンにはデメリットがある」

 

「何ですか其れは?」

 

「さっき防御力向上と言ったが服などの着物などの防御力は上がらないから」

 

「其れてつまり」

 

「そう爆発系を食らって身体は無事だけど服は絶望的わ」

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ

練様達もし服を破けたら見ないで下さい」

 

練達は首を縦に振っている。

ライクも混じって縦に首を振っている

 

「一応、服が破けてもその武器に記録させている衣服に早着替えが出来るが」

 

「そうなんですか、良かったです。」

 

「ただ、デメリットがあって、その機能を使うと衣服が破けて一回×××にならないといけないから」

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ

コオスイ様其れどうにかなりません!!」

 

キャサリが涙目になりながら私の肩をがっしり持って揺さぶってきた。

 

「一応武器屋に行けば何とかなると思う。

其れでキャサリとアクセル、の武器を頭の中で仕舞うと考えればコンパクトになる。

こんな感じに」

 

そう言いながら私は〔マッハキャリバー〕のバリアジャケットを解除して元の格好になった。

 

「そうなんですか、やってみます」

 

キャサリンとアクセルを目を閉じて意識を集中すると

キャサリに装備されていた〔菖蒲の手甲と具足〕と〔ヴァルディシュッシュ=レオ〕が光を粒子になって〔菖蒲の手甲と具足〕はリング系のアクセルになってキャサリの両手両足に装着された

〔ヴァルディシュッシュ=レオ〕は小さな棒状になりアクセルのベルトに装着された。

 

「此れは便利だ」

 

「ありがとうございます。

コオスイ様」

 

「如何いたしまして。

次にマジェッドとダガーのアイテムについてだ。

最初はダガーだ。」

 

そう言ってダガーに近づいて

 

「起動方法は練と同じだかおさらいをしましょ。

まずは其れを腰に付ける」

 

「こうか?」

 

〈フォースライザー〉

 

「次に〔ドードーゼツメツライズキー〕のボタンを押して起動」

 

「氷水、ちょと良いか?俺が使った〔バーニングファルコンプログライズキー〕と今ダガーが使う〔ドードーゼツメツライズキー〕は如何違うだ?」

 

練が〔プログライズキー〕と〔ゼツメツライズキー〕の違いを質問して来た。

 

「其れは〔バーニングファルコンプログライズキー〕の〔プログライズキー〕は私や練のいた世界に存在している動物のデータが記録されていて〔ドードーゼツメツライズキー〕の〔ゼツメツライズキー〕は昔は存在していたが何やらかの原因で絶滅した動物のデータが記録されている。

違いは此れぐらいで基本構造は同じだ」

 

「そうか、氷水ありがとう」

 

「ダガー、続きをするわよ」

 

「分かった」

 

ドードー

 

「次にフォースライザーにセット」

 

「えっと此処か?

 

♪♪♪]

 

〔フォースライザー〕に〔ドードーゼツメツライズキー〕がセットされてアラームが森に鳴り響いた。

 

「大丈夫か何だよな。

氷水」

 

「大丈夫よ、練の待機音と同じだから。

そしてこのレバーを引っ張て終わり」

 

そう言って〔フォースエグゼキューター〕の部分を人差し指で刺した。

 

「此れは引っ張れば練様みたいになるですか?」

 

「うん、なる」

 

「分かりました」

 

そう言ってダガーは〔フォースエグゼキューター〕を引っ張って

 

フォースライズ!Break down.

 

そうしてダガーは仮面ライダー雷になった。

 

「そんでおまけ機能があって、背中に剣が備わっていて肩に手を掛けると出てくる。」

 

「こうか?」

 

疑いながらダガーは肩に手を掛けると

 

[ジャキン]

 

二本の刀〔ヴァルクサーベル〕が出て来た。

 

「すげぇ、ただ刀身が長くないですか?」

 

「そうかしら

少し長いナイフだと思えば良いわ

使っていれば慣れてくるし」

 

「そうですか?」

 

「其れに練と一緒に鍛錬を積めば強くなるはよ」

 

「はぁ」

 

「其れで電気系の機能が付いている。

其れと強い技を出したい時はもう一回レバーを押して引っ張れば出せる」

 

「こうですか?」

 

ダガーは私が言われた通りにレバーを押して戻した。

待機音が鳴り響いてレバーを引っ張った。

 

   

 

木に向かい〔ヴァルクサーベル〕から斬撃を十に飛ばして

 

ゼツメツ ディストピア

 

 

木は十に切り裂かれた。

 

「ダガーも鍛錬を忘れずに頑張れば今より強力になるから」

 

「分かりました」

 

「次はマジェッド」

 

「はい、えっとコレを腰に着ければ良いですか?」

 

「合っているは」

 

そう言ってメイジのベルトを着けて

 

[♪]

 

起動音が鳴って待機状態になった

 

「コオスイ様、変形したんですか?」

 

「大丈夫よ。

待機状態になっただけだから。

この指輪を右手の指に装着してベルトに翳せば先の形になる」

 

そう言って空間魔法から〔ドライバーオンのウィザードリング〕とその他の指輪を出した。

マジェッドは私の言われた通りに右手の指に装着して

ベルトに翳した。

 

ドライバーオン、ナウ

 

メイジのベルトに変形した。

 

「次にこの指輪を左手の指にはめてベルトの手を反対させて翳せば練とダガーみたいに変身が出来る」

 

そう言いながら〔メイジのウィザードリング〕出した。

 

「あのコオスイ様、どうやって手を反対にするんですか?」

 

マジェッドの質問に私は近づいて座り

 

「えっと、此処に二つのレバーがあるからこの二つを上下の位置を反対にすれば手も反対になるから」

 

と言いながらベルトに付いている二つのレバーの上下を反対にして

 

シャバドゥビ タッチ ヘンシン シャバドゥビ タッチ ヘンシン

 

の待機音がなり私は離れてマジェッドはベルトに翳した。

 

チェンジ ナウ

 

左斜め下から赤いメイジの魔法陣が現れて下から斜め上に上がって仮面ライダーメイジになった。

 

「そんで次にメイジの魔法の使い方について」

 

そう言って私は〔コネクトのウィザードリング〕を出した。

 

「メイジの指輪には魔法が一つ記録されている。

指輪の絵を見たら何の魔法か軽く分かるわ」

 

そう言って〔コネクトのウィザードリング〕を差し出した。

 

「この指輪の名前は〔コネクト〕で魔方陣で空間と空間を繋ぎ、遠くの物を手に取ったりする事ができる魔法よ。

やってみたら分かるは」

 

私がそう言ってマジェッドは〔コネクトのウィザードリング〕を手に取り右手の指に嵌めてレバーの上下を反対にして

 

ルパッチ マジック タッチゴー コネクト ナウ

 

するとマジェッドの右横に魔法陣が現れた。

 

「その魔法陣に手を突っ込んで武器を取り出して」

 

「分かりました」

 

マジェッドは言いながら魔法陣に手を突っ込んで何かを引き摺り出した。

引きずり出した物はメイジの武器の一つ〔ライドスクレイパー〕を取り出した。

 

「箒?コオスイ様なんですかコレ?」

 

「武器になる、乗り物にもなるアイテム〔ライドスクレイパー〕だ。

試しに其れを跨いで浮かべとイメージすれば錬達みたいに飛べるよ」

 

私はそう言うとマジェッドは〔ライドスクレイパー〕に跨った。

すると浮かんだが直ぐに着陸した。

 

「飛ぶて難しいですね」

 

「地道に頑張れば飛べるよ。

それと、錬、悪いけど袋持っているか?」

 

「コレで良いか?」

 

「ありがとう、残りの指輪をを入れるね」

 

そう言って袋に残りの〔ウィザードリング〕入れた。

因みに内容は

テレポート

バリア

グラビティ

チェイン

ホーリー

ジャイアント

スペシャル

エクスプロージョン

ブリザード

サンダー

 

「練、一通り渡したからそろそろ行くわ」

 

「分かった」

 

「其れと変身を解除したい時は練とダガーの場合は〔ライズキー〕を外して変身解除したいと思ったら出来るから。

其れとマジェッドは普通に変身解除と思えば出来るから」

 

「そうか、ありがとう」

 

私にお礼を言ってダガーと練は〔ライズキー〕を外して練とダガーとマジェッドが変身解除された。

 

「またいt「待ってください」何だキャサリ」

 

「私と手合わせお願いします」

 

「その理由は?」

 

「先程、氷塊を足で切りを落としましたよね。

だから手合わせお願いします」

 

「分かったわ」

 

私はキャサリの頼みを聞いて〔プリンセスパフューム〕と〔マーメイドドレスアップキー〕を取り出して

 

≪推薦BGM、プリキュア・プリンセスエンゲージ!≫

 

プリキュア!プリンセス・エンゲージ!!

 

 

澄み渡る、海のプリンセス!キュアマーメイド!!

 

本日2回目のキュアマーメイドです。

 

「さあ、お覚悟を決めなさい」

 

「分かりました。

所でコオスイ様、聞きたい事がありまして、どうやって武器を出すんですか?」

 

皆んな少しこけた。

 

「武器を出したいと思えば出るから」

 

「分かりました」

 

キャサリンは目を閉じた。

すると両手、両足に付いているリング状のアクセサリーが光り出して〔菖蒲の手甲と具足〕が現れた。

 

「そう、ならいつでも来て」

 

「分かりました。

キャサリ・マリー・コネ押して参ります」

 

そう言ってキャサリが突っ込んできて右ストレートにで顔に殴って来たが、私は首を左に傾げてストレートを躱してキャサリが直ぐに左の回し蹴りをして来たが両手でキャサリの左足を逆立ちで乗りすぐに脚部を開けて左回し蹴りを入れた。

顔面にヒットして両足を掴んでいた両手を離してキャサリは左に飛ばされて直ぐ近くにあった木にぶつかり煙が上がった。

私は綺麗に一回転して着地した。

 

「氷水、少しやり過ぎた」

 

「確かに少し威力が強かった。

御免なさい。

キャサリ、大丈夫?」

 

「大丈夫ですよ」

 

煙からキャサリの声が聞こえた。

防御力向上のお陰だな。

そしてキャサリンが煙から現れて

再度構えた。

 

「今度はこっちから行くわ」

 

そう言って少し前に倒れてその勢いを使って加速してキャサリの下を取り

 

「速い!!」

 

キャサリンの足を足払いで払って直ぐに立ち上がりキャサリの腹に一発目に拳腹の技

鏡花水月

二発目は貫手の技

花鳥風月

三発目は膝蹴りの技

百花繚乱

四発目は拳の振動で相手の身体を壊す技

柳緑花紅

五発目は合掌した手を開きながらぶつける技

飛花落葉

六発目は両手で水平手刀で脇腹を打つ技

錦上添花

七発目は足を斧刀を見立てかかと落とし技

落花狼藉

この七つ技を全て合わせた技。

 

七花八裂

 

私は大きな声でその技を放った。

キャサリンに技落花狼藉で放ったせいで地面に衝突して土煙を上げた。

 

「おい、氷水さっきよりもやり過ぎた!!」

 

「ごめんなさい。

私もやり過ぎたと思う」

 

こんなやり取りしている間に土煙が治った

この時皆んなビックリした。

なんせキャサリンの服が破けて産まれた姿になっていた。

多分私が調子ぶっこいて七花八裂を繰り出して服の耐久を超えたみたい。

私は急いで練達を見たら男達顔を赤くしていた。

マジェッドは魔導書で顔を隠している。

 

「アクセルかマジェッド、すみませんがローブ貸してください」

 

アクセルとマジェッドのローブを借りてキャサリン被した

 

「取り敢えず、マジェッド、悪いがテレポートで王都で戻ってキャサリに新しい服買ってあげてくれ」

 

「分かりました」

 

テレポート ナウ

 

練はマジェッドに銀貨の袋を渡してテレポートで多分服屋に行ったね。

 

「所で、氷水さっきの技あれ何だ」

 

「あれ、生前にお爺ちゃんと一緒に見たアニメであった技をそのまま再現した奴。

一応威力は殺して、その上キャサリの防御力が上がっていたから大した怪我はしてない、だから大丈夫だ」

 

「そうか」

 

「一応、回復させておく」

 

そう言って「美樹さやかのソウルジェム」を取り出して変身した。

白いマントに金色のフォルティッシモのヘアピンが装着された。

そして手から水を出して水がキャサリを包み込んだ。

 

「な、何だそれ」

 

「此れ、回復効果が付与されている水だ。

平たく言えばポーションだ」

 

美樹さやかの癒し効果を水に込めて

キュアマーメイドの水流操作で包み込んだ。

勿論、空気は確保している

 

「全身に包み込む必要ある?」

 

「多分無い、ただやってみただけだ。

もし怪我をしたら遠慮なくいってくれ」

 

練とやり取りしているとメイジの魔法陣が現れて服を持ったマジェッドが出て来た。

 

「練様、服のサイズがわかりませんでしたのでちょと大きめのサイズを選びました」

 

「そうかありがとう」

 

「カボガボガボ」

 

ちょうどキャサリも起きた。

起きて早々溺れ始めたから直ぐに解除した。

 

「キャサリ、身体の調子どう?」

 

「ゴホ、ゴホ、大丈夫です。身体もさっきよりも調子良いです」

 

「そうか、なら」

 

そう言ってマジェッドに行って服を取りキャサリの近くに置いて

 

「それに着替えなさい」

 

キャサリが首を傾げて周りの視線が気になって自分の姿を見たら産まれたままの状態になっていた事に気が付き顔を赤くして

 

練様、見ました?

 

いや俺は何も見てない

 

右に同じく」

 

俺もだ

 

ぼ、僕もです

 

「私は魔導書を見ていました」

 

「取り敢えず着替えよ」

 

「はい」

 

と言いながら服を持って茂みに隠れて着換えた。

私はキャサリの生まれた姿を隠す為にドロドロになったアクセルとマジェッドのローブを水流操作で汚れを取り除いて〔VSチェンジャー〕と〔サイクロンダイヤルファイター〕を取り出してセット

 

サイクロン!

 

ダイヤルを回して

 

3・1・9、マスカレズ

 

グリップを握って銃口を回転して

 

怪盗ブースト

 

威力押されながら風の球体をイメージをする。

そして引き金を引いた。

すると風の球体が現れて中にローブがあり乾かし始めて解除したらローブは乾いた

 

マジェッドが用意した服を着替え終わた。

シンプルな白い服と茶色のズボンとベルトで少しぶかぶかだ。

 

「練、私そろそろ行くわ。

それと此れ」

 

そう言ってローブを返した。

 

「そうか俺達、そろそろ行く」

 

「またいつか」

 

そう言って練達と別れた。

その後ライクとルナと協力してモンスターの群れを倒した。

その後王都の宿に戻り安い3人部屋を選んでライクとルナは寝た。

私は〔ショドウフォン〕を取り出して神様に電話を掛けた。

 

「もしもし、カエサル様」

 

『氷水君、こんな夜に電話は珍しいね』

 

「少し聞きたいことが有りまして」

 

『何?』

 

「〔スラッシュライザー〕たち何ですが。

私が覚えて無い内容をスラスラ言えたんですが」

 

『あれか、〔スラッシュライザー〕などは最初に触った人間に高速学習が備わっているだよ』

 

「だいぶ、危険な賭けをしましたね」

 

『でも賭けは勝ったから良いじゃん』

 

「あんまりやらないで下さい」

 

『あれ、其処は二度とやらないで下さい、じゃ無いの?』

 

「たまに危険な賭けをしないといけない時もあるからです」

 

『確かに一理ある』

 

「聞きたいことが聞けたのでそろそろ切ります」

 

『またね』

 

「失礼しました」

 

そう言って電話を切って〔ショドウフォン〕を片付けて私も寝た。




最後までお読みいただきありがとうございます。
次回も皆さんに楽しみいただけるように頑張ります
後、感想とアドバイスを頂ければ嬉しいです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新しい仲間をを買いました

第十二話出来ました。
今回も読んでいただきありがとうございます。
それでは第十二話をどうぞ(^o^)/


錬達に〔スラッシュライザー〕などを渡して丸2日経った。

あの2日間とも朝練したし今日は遠出をする為に仲間と一緒に買い出しをしている。

今まで王都からバイクで行って帰ってくれる範囲でモンスターを狩っていたがレベルを更に上げる為に少し遠出する事にした。

「ライク、ルナ、次に何が必要?」

 

「テントや鍋と食器に寝袋それに食材は買いましたから旅などで病気になった時に必要の薬ですね」

 

薬か、キュアマーメイドの力と美樹さやかの力を合わせればポーションが出来るが、流石に波の前にドッペルを解放するは不味いから

 

「そうしよう、足りなくなったら私が作ろう」

 

「はい」

 

「分かりました」

 

そう言って薬屋に行ったら、薬屋から尚文とケモミミの少女が出て来た。

 

「尚文、ひさぶり」

 

「あぁ」

 

「所でその子どうしたの?

迷子?」

 

「いや俺の奴隷だ」

 

異世界あるあるの一つ、奴隷制度あり、尚文が奴隷の少女が居ると言うことは

 

「やっぱりスキルだけじゃやっていけないから奴隷を買ったその認識で合っているか?」

 

「大体それであっている」

 

「そうか、なら」

 

私は少女の前に座り

 

「始めまして私の名前は鞘波氷水だ。

蒼青の勇者をしている。

だから青の勇者や好きな言い方で言って構わらない」

 

私は何も持ってない手を少女に出して目の前でグーにして[ポン]と華を咲かせた。

 

「ラフタリアです。

青の勇者様」

 

「何かしら」

 

「尚文様とどうゆう関係ですか?」

 

私は目線を尚文に見た。

尚文は目線を逸らした。

 

「訳ありの友達(仮)かな」

 

私がそう言ったら周りの空気が不味くなった。

 

「そうだ。

氷水悪いがこの前のあれ、ラフタリアにやってくれないか」

 

空気を変える為に尚文がスキルブック(私が付けました)の事を行って来た。

 

「分かった。

彼処の路地裏でやる。

ライク、ルナ、『ラケル空間魔法をローブの下から出して銀貨袋を出してくれないかしら』『分かったケル』この金で必要なポーションを買って来てくれないかしら、私は少し尚文と話がしたいから」

 

そう言ってラケルの空間魔法から銀貨が入っている袋を出した。

因みに〔マッハキャリバー〕を手に入れたお陰で念話を覚えた。

そのお陰で空間魔法の出し入れが簡単になった。

 

「分かりました」

 

そう言ってライクとルナに銀貨袋を渡して薬屋に行った。

 

「さて尚文行こうか」

 

「そうだな」

 

〜移動中〜

 

「さて尚文やるぞ『ラケル、スキルブックを出して』」

 

『分かったケル』

 

ローブの仲間に魔法陣が現れて其処からスキルブックを取り出して本を開けた。

最初にのページに出たのは〔加賀見まさらの短剣〕が出た。

この後どうすればいいのかしら?

勇者ならその本人が持っている特殊武器に近づけばそのスキルが手に入りるが。

特別武器を持ってない人はどうやってスキルを入れればいいのか焦っていた時[ピロン]の音が鳴った。

ステータスから文章が現れてスキルブックの説明だ

私はラフタリアの近くに座り

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まずカードを選びます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

無難に一番おすすめの〔加賀見まさらの短剣〕にしますか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カードを取ります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

カードを取りました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

対処の頭にカードを貼って下さい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ラフタリアの頭にカードを貼りま⋯

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※注意、対処の頭に高速学習を施しますので酷い頭痛に見舞われますので細心の注意して下さい

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「え」[ピト]

 

急に注意事項が現れて急いで手を引いたがカードはラフタリアの頭に貼り付いて、頭に吸い込まれて

 

「うっ、痛い、痛い、痛い、痛い」[ゴロゴロゴロゴロ]

 

ラフタリアが頭痛が痛くて頭を抱えて転げ始めた。

 

「氷水、どうゆう事だ!!」

 

尚文はあんまりの出来事に驚いて私の胸ぐらを掴んだ。

 

「取り敢えず落ち着いてしっかりと説明しますから取り敢えず離して」

 

「しっかりと説明しろ」

 

と尚文は離してくれた。

 

「勇者など特別な武器を持っている人はその武器を触媒にしてスキルを手に入るけど、特殊な武器を持ってない一般人は直接、頭に入れて学習させるみたいでその時に膨大なデータを入れるから頭痛がおこるみたいで」

 

「其れで」

 

「尚文がノーリスクでスキルが手に入る理由はその盾が負担を抑えてくれるみたいです。」

 

私はステータスの説明文を読みながら尚文に説明した。

 

「そうか」

 

「丁度ラフタリアの落ち着いたみたい」

 

私はラフタリアと同じ目線にした。

ラフタリアはさっき私がした事に怯えている

 

「ごめんね。ラフタリアちゃん急に痛い思いをさせて。

『ラケル金貨を取り出したい』『スイもやれやれだな』『悪かったと思っている』此れは私のお詫びよ」

 

念話でラケルとやり取りしながら空間魔法から金貨を取り出した。

 

「そんな大金頂けません」

 

だよね。

なら

 

「尚文に渡してくれないかしら」

 

「其れなら」

 

ラフタリアは私が出した金貨を手に取り尚文に渡した。

 

「氷水、良いのか?此れ」

 

「良いよ。其れは尚文とラフタリアの謝罪金だ。

もし謝罪金が多いなら買いたい情報があるからそれに乗せて欲しい」

 

「其れで買いたい情報は何だ?」

 

「奴隷は何処で買える?」

 

「其れなら」

 

〜尚文の道案内の説明中〜

 

「ありがとう、尚文」

 

「どうとないから」

 

「それとラフタリアに与えたスキルは短剣製作と透明化の二つだから」

 

「ラフタリアに与えたのは一枚だよな」

 

「そうだけどカードの中にはスキルが最低でも一つで多くて三つだから」

 

「成る程」

 

「そろそろ仲間所に行くは」

 

「そうか」

 

「またいつか」

 

「いつか」

 

そう言って尚文と別れて薬屋に向かって扉を開けようとしたら、ライクとルナに出くわした。

 

「コオスイ様、尚文様とお話し終わりましたか」

 

「終わったと急に買いたい物がある」

 

「其れは何ですか?」

 

「奴隷だか」

 

「「!!」」

 

二人ともびっくりしている。

 

「コオスイ様何で奴隷が必要なんですか?」

 

「その理由を言って良いがまずは移動しながら話そう。

入り口を防いでいるから」

 

私がライクとルナを後ろに指を刺した。

ライクとルナは釣られてみると入り口を塞いでいるのに気がついて

 

「「すみませんでした」」

 

「良いから行くわよ」

 

そう言って尚文が紹介してくれた奴隷商に向かって歩く事にした。

 

「さっきの質問は尚文のラフタリアを守る為だ」

 

「其れはどうゆう事ですか?コオスイ様」

 

ルナが更に質問して来た。

 

「多分だか王様達は相当尚文の事を嫌っているから相当妨害して来ると思う。

その中で尚文の横に、えっと」

 

「亜人の子供ですか?」

 

「其れだ。

亜人の子供の名前がラフタリアで

尚文が犯罪者を良い事にラフタリアを取り上げる可能性がある」

 

「でも犯罪者だとしても奴隷を取り上げるのは」

 

「普通に不可能だか。

決闘などの交換条件で取り上げる事は出来る。

多分元康が一番突っ込んでくる。

だがら元康が私が買った奴隷を尚文の奴隷と間違えて喧嘩をふっかけて来たら私も参加できるから」

 

「成る程、ですか何で元康様なんですか」

 

「多分マルティの犬になっているからだ」

 

「「あぁ、成る程」」

 

ライクとルナは私が言っている意味を納得した。

 

「後此れも言っておく。

私は確かに尚文を守る為に布石を買う為に言ったが間違いなく私達の仲間だ。

だがら普通に接してくれるか

亜人だがら迫害や偏見などをしない。

もしその子が他の人達に迫害や偏見などにあったら守てそばにいて欲しい」

 

「「分かりました」」

 

「ありがとう二人とも此れから茨の道を一緒に着いて来てくれてそれで目的地に着いたぞ」

 

「此処が奴隷商」

 

「テントですね」

 

「そうだな」

 

尚文が紹介してくれた場所はサーカスのテントみたいな場所だった。

 

「所でライクとルナ、ポーション何個買った?」

 

「えっと」

 

「回復系ポーションが十個、全状態異常を治すポーションを十個、薬が十個で残り銀貨六十枚です。」

 

ライクはおどおどしていたから変わりにルナが変わりに答えた。

 

「そうかなら私だけで行くからライクとルナは人の邪魔にならない場所で待っててくれないかしら

後銀貨の袋返して下さい」

 

「分かりました」

 

そう言って銀貨袋を返してくれた。

私は奴隷商に入った。

店内の照明は薄暗く、仄かに腐敗臭が立ち込めている。

獣のような匂いも強く、環境はあまり良くないようだ。

見渡す限り檻が設置されていて、中には人型の影が蠢いている。

丁度この奴隷商のオーナー?のシルクハットを被っている人が来た。

 

「これはこれは、新たなお客様ですかな?ハイ」

 

「貴方が此処のオーナー?私は盾の勇者の紹介出来た蒼青の勇者の鞘波氷水だ」

 

「オォなんとお得意様の紹介で来ましたか。

フフフ、勇者様が奴隷を欲しがるとは」

 

「其れで奴隷を見たいが亜人の他に何かいる?」

 

「獣人のです。ハイ」

 

「で、その亜人と獣人とは何なんだ?違いはあるのかしら?」

 

「亜人とは人間に似た外見ですが、人とは異なる部位を持つ人種の総称。獣人とは逆に亜人の獣度合いが強いものの呼び名です。はい」

 

「なるほど、カテゴリーでは同じという訳か」

 

「ええ、そして亜人種は魔物に近いと思われている故にこの国では生活が困難、故に奴隷として扱われているのです」

 

「そうか、後奴隷には何か施しているのかしら?」

 

「鋭い、奴隷には奴隷紋を施していまして其れで奴隷は主人に逆らう事ができず」

 

[パチン]と指を鳴らしたら。

 

近くにいた奴隷の胸に紫色の紋が光出して苦しみ出した。

 

「このように指示一つで罰を与えることが可能なのですよ」

 

「成る程」

 

「さて、当店の説明してもらいました。お客様はどのような奴隷がお好みで?」

 

「そうね。レベル10以下、性別は問わない、予算は銀貨六十枚以内で」

 

「そうなりますと此方になります」

 

そう言って奴隷商のオーナーは移動して私は着いて行った

 

「所で蒼青の勇者様少しよろしいでしょうか?」

 

「何かしら?」

 

「如何して奴隷を欲しがるでしょう?

盾の勇者様と違って予算や支援わ受けている貴方が奴隷を欲しているか気になりまして?」

 

「そうね。私も奴隷には興味がある

そして盾の勇者を守る布石を買う為に」

 

「盾の勇者様の?」

 

「貴方も盾の勇者の悪い噂を耳にしているわね」

 

「えぇ確かに耳にしてます」

 

「其れで盾の勇者の奴隷を王国は取り上げるつもりだと思う。

だがら私の奴隷を王国は尚文の奴隷と間違えて取り上げたら私も参加出来るようにする為の餌だ」

 

「成る程、そうでしたか、ご使命のボーダーを満たせる範囲だとここが限界ですな。

しつこいようですが、これより低くなると、正直……」

 

「分かっている。

此方は入り口より死の臭いが濃い」

 

「分かって頂きありがとうございます」

 

「なら私が直接見て判断して決める。

其れでよろしいかしら」

 

「えぇ構いません」

 

「其れなら決まったら呼ぶは」

 

そう言って私は奴隷を片っ端から見ていた。

ふと目に止まった。

黒髪で黒いケモミミの女の子で顔が見れないがぐったりと寝転んでいて、至る所あざや打撲などの痕があっる。

果てこの子何処かで見た気がする。

 

「オーナーさん」

 

「なんでしょ、奴隷を決めましたか」

 

「この奴隷は?」

 

「この奴隷はキャット種でして、前の主人は相当な拷問が好きでその時の傷でして、更に相当反抗的で痛めつけても睨む目は辞めなかったですか、此処に来た途端にこの有様です」

 

奴隷商の説明を受けて私は一つ仮説を建てた

 

「オーナー、多分だかこの子はその拷問好きの主人から逃げる為にワザと反抗的になったんじゃないかな」

 

「其れはどうゆう事でしょうか」

 

「多分拷問好きな主人は亜人などを痛めけてその悲鳴を聞いて楽しんだが、反抗的になれば直ぐに解放されと思いやったんだけ其れが裏目に出てより拷問が酷くなった。

そして解放されて心が緩んでこうなったと思う」

 

「そうですか」

 

「オーナーこの奴隷にするは」

 

「宜しいんですか、この奴隷はそう長くないですぞ」

 

「大丈夫、

私が治しておく其れと此れぐらいの反逆の意思が欲しい。

値段は」

 

「銀貨30枚ですぞ」

 

「そうですか分かりました」

 

「では奴隷紋を準備します」

 

奴隷商は檻の鍵を取り出して檻を開けた。

キャット種の少女は立ち上がって檻から出来て顔が見れた。

【転生したら剣でした】の主人公の一人フラン だ。

奴隷商はキャット種の少女に首輪に繋ぐ。

それから鎖で繋がれた少女を引きずって、元来た道を戻り、少し開けたサーカステント内の場所で奴隷商は人を呼び、インクの入った壺を持ってこさせた。

そして小皿にインクを移したと思うと私に向けて差し出した。

 

「さあ勇者様、少量の血をお分けください。そうすれば奴隷登録は終了し、この奴隷は勇者様の物です」

 

「そうですか」

 

ナイフを自らの指に軽く突き立て血が滲むのを待ち、小皿にあるインクに数滴落とす。

奴隷商はインクを筆で吸い取り、少女が羽織っていた布を部下に引き剥がさせて、胸に刻まれている奴隷の文様に塗りたくる。

 

「っ、く…う゛ッ…あ゛あ゛ああああぁぁ…ッ…!!」

 

奴隷紋は光り輝き、私のステータス魔法にアイコンが点灯する。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

奴隷を獲得しました。

使役による条件指定を開示します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

色々と条件が載っている。

私は『嘘をつかない』と『主の命令を拒否する』をにして違反をした場合、激痛で苦しむように設定して同行者設定もした。

私は少女の目線に合わせて座り

 

「私の名前は蒼青の勇者、鞘波氷水

さて君の名は何?」

 

私の質問に少女はいきなり顔面パンチをしてきたが私は顔を傾げて躱した。

少女は体調が悪くてバランスを崩して案の定、奴隷紋が紫色に光出してに苦しみだした

 

「貴方戻ろうとしたでしょ。

貴方が私を殴って怒らせて又売り飛ばされてあの檻の中に戻ろうとしたでしょ。」

 

少女は苦虫を噛み潰した様な顔になった。

 

「その様じゃ図星ね。

大丈夫私達は貴方に危害を加えないから安心して」

 

そう言いながら〔プリンセスパフューム〕と〔マーメイドドレスアップキー〕其れと〔美樹さやかのソウルジェム〕を取り出して

 

プリキュア!プリンセス・エンゲージ!!

 

 

澄み渡る、海のプリンセス!キュアマーメイド!!

 

キュアマーメイドWマーメイドカスタムになった。

少女と奴隷商は目を丸くしていたが私は気にしずに右手から水を作り少女を包み込んだ。

少女は最初溺れると思い手足をバダバタ動かしていたが息が出来ると分かり大人しくなった次に〔VSチェンジャー〕と〔サイクロンダイヤルファイター〕を取り出してセット

 

サイクロン!

 

ダイヤルを回して

 

3・1・9、マスカレズ

 

グリップを握って銃口を回転して

 

怪盗ブースト

 

水をテントの外に出した汚れやあざに打撲などの傷がなくなり変わりにびしょ濡れになっていた。

私は〔VSチェンジャー〕を少女に向けて威力押されながら風を起こした。

此れぞ即席ドライヤーなんちゃって

少女は乾いて綺麗になった。

 

「さてもう一回聞くわ、貴方の名前は」

 

少女は顔を横にして

 

ソキャート

 

声を小さくしているが今の私には聞こえる

 

「ソキャートか、分かった。

オーナーさん又いつか。

其れとオーナーさん此れを」

 

私は銀貨を二枚、指で弾いた。

 

「勇者様此れは?」

 

「奴隷紋代」

 

「成る程では又のご利用」

 

「ソキャート行くわよ」

 

私は変身を解除してソキャートと一緒に奴隷商を出た。

 

「お帰りなさい。

コオスイ様」

 

「ただいま、其れと武器屋に行くわ」

 

「「はい」」

 

〜移動中〜

 

武器屋に着いて入って

 

「いらっしゃい!てどうしたんだ。青の嬢ちゃん」

 

私が奴隷を持っている事に武器屋のオーナーは驚いている。

 

「ちょとした対策かな?」

 

「何で疑問型なんだ。

其れで何の用だ」

 

「この子用の防具が欲しい。

予算は銀貨二十枚」

 

「武器は?」

 

「こっちで用意する

ライクとルナ、悪いけどソキャートの面倒見てくれない?

私はオーナーさんに用事があるから

其れとソキャート貴方が一番使いやすい防具を選びなさい」

 

「分かった」

 

とソキャートは首を縦に振った

 

「「分かりました」」

 

ライクとルナは返事をしてソキャートと一緒に防具コーナーに行った。

 

「其れで青の嬢ちゃん、俺に何の用事だ?」

 

「この前、私が売った武器あれどうなりましたか?」

 

「あれか良い値で売れたぞ」

 

「そうですかなら今度は、此れを売りたいんですか

Imyuteus amenohabakiri tron

 

私の体は光に包まれて

 

「又か!!」

 

オーナーさんは又同じ現象が起きて目を覆った。

そして私は〔天羽々斬〕を纏った。

そして〔アームドギア〕の刀を左手に持って〔ショドウフォン〕を筆モードにして右手で持って【永久保存】を書いて其れに付与をして私は変身解除した。

〔アームドギア〕しっかりと残されていた。

 

「此れを買い取って欲しい」

 

「そうか、なら少し待っていろ」

 

オーナーさんは〔アームドギア〕を手に取り虫眼鏡で見ていた。

私はライクとルナの方を見たらソキャートの質問を受け答えている。

私は安心してオーナーを見た。

 

「青の嬢じゃん、すげ代物だな。

銀貨百枚でどうだ?」

 

「其れで構いません」

 

「そうかなら銀貨百枚だ」

 

「ありがとうございます」

 

「コオスイ様、ソキャートちゃん、防具を選び終えました。」

 

「そうかなら、オーナーさんこの防具は値段は?」

 

「銀貨二十枚だ」

 

「銀貨二十枚ね」

 

そう言って銀貨二十枚を支払った。

次に私は

 

『ラケル、トランクを取り出して』

 

『分かったケル』

 

念話でラケルに指示をして空間魔法からトランクを取り出して私はトランクを開けた。

 

「ソキャート、この中から自分に一番合っている武器があれば其れを手にして私を呼んでね。」

 

「分かった」

 

そう言ってソキャートはトランクにあるアイテムを見て〔サソードヤイバー〕を手に取り私に近づいて

 

「あなたのことを何て呼べばいい?」

 

「好きに呼べばいい」

 

「なら、おーなーと呼ぶ」

 

「そう、なら決まったか?」

 

「うん、この剣を振りたい」

 

「オーナー少し振っていい?」

 

「良いぞ、ただし横に振るのはだめだ」

 

「縦に振るならOKみたい」

 

「分かった」[ブン、ブン]

 

そう言ってソキャートは〔サソードヤイバー〕を縦に振って直ぐに

 

「此れにする」

 

「分かった。

其れと、貴方が選んだ防具を着けなさい」

 

「うん」

 

ソキャートはそう言ってソキャートが選んで防具を持って更衣室に行って着替え始めた。

 

「青の嬢じゃん、そう言えば何で奴隷を買ったんだ」

 

オーナーは私が奴隷を持っている理由を聞いてきた。

 

「オーナーすみませんが耳貸して頂きます」

 

「そうか」

 

そう言ってオーナーは耳を貸してくれた。

 

「最初はこの国に対策の為に買ったつもりで性別などは問わないつもりでいたが、あの子を見たらそうとも言いきれずにあの子を選んだ。

ただそれだけです」

 

「そうか」

 

「終わった」

 

丁度オーナーの質問を答え終わったらソキャートが着替え終わった。

 

※ソキャートの今の格好は【ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター】の〔ハード・レザー〕一式で背中に〔サソードヤイバー〕を背負っている。

 

「ライクとルナ、其れとソキャート行くわよ」

 

「「はい」」

 

「分かった」

 

そう言って武器屋を出て草原まで徒歩で行った。




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケート締切日は今週の日曜日です。
それまでアンケートを受付します。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ソキャートの力試しと買った理由+新しいシステム

第十三話完成しました。
アンケートで募集した、新しい力出ます。
それでは第十三話スタートです。


私達は今、歩いて草原に着いてバイクに乗りリュート村付近の森に着いた。

バイクを四人乗りは危なかった。

ライクが転げ落ちる所だった。

因みに前からソキャート、私、ルナ、ライクの順です。

 

「ライクとルナ、悪いけど今日この辺で野宿したいが良いか?」

 

「構いません」

 

「私もです」

 

「ありがとう、私はソキャートの実力を観たいから準備お願い出来るかしら?」

 

「「はい」」

 

「ありがとう、ソキャート、さっきの内容を聞いていた?」

 

「聞いていた」

 

「なら貴方の実力を観たい」

 

「分かった。おーなー」

 

そう言って茂みからモンスターが出た。

ウサギのモンスターが三匹出た。

ソキャートは背中に背負っている〔サソードヤイバー〕を引き抜き構えて、突っ込んだ。

モンスターも襲ってきたがソキャートは焦る素振りを見せずにモンスターを

 

「と」

 

ウサギのモンスターを縦に斬り、次に横に肩を構えて同時に襲ってきたウサギのモンスターを

 

「セイヤー」

 

回転斬りで切り捨てた。

 

「此れでいい?」

 

「良いよ」

 

「おーなー」

 

「何?」

 

「おーなーさっきの店でおーなーと店主の話が聞こえた。

私の事、国の対策とか言った。

あれ何?」

 

さっきの話を聞いてたか。

下手に隠して私の命を狙える可能性があるな。

何せ私の命を狙うなを奴隷紋に入れてないから寝て居る所を狙われたらひとたまり無い

 

「分かった。

貴方を買った理由を話わ」

 

そう言って息を一回吸って

 

「貴方は四聖勇者を知って居る?」

 

「うん、剣、槍、弓、盾で四聖勇者」

 

「そう、其れで盾の勇者は?」

 

「私達、亜人と獣人に生きる権利を与えてくれた」

 

「なら、この度、四聖勇者伝説の波が起こりました。国は四聖勇者と私を呼びました。ではこの国の盾の勇者の評価は?」

 

「悪い」

 

「答えは?」

 

「盾の勇者を守る盾であり生贄」

 

「半分正解で半分不正解」

 

「なら何?」

 

「私が盾の勇者を影から守る盾になる。

そして貴方達は私のファミリアだ」

 

「ファミリア?」

 

「家族とパーティを合わせた感じよ。

貴方が好きな捉え方で良いわよ」

 

「なら家族で」

 

「そう、ならさっき貴方が質問したから次に私が貴方の事を知りたいから質問して良い?」

 

「答える範囲で」

 

「ありがとう、貴方さっきの戦い、ある程度剣を使えたよね。

あれ何処で教わったの」

 

「両親」

 

「両親ね。

そうなると両親は戦闘経験あるみたいね」

 

「うん、冒険者」

 

両親は冒険者で奴隷つまり

 

「両親は戦闘などで死亡、ソキャートは生き残ったが運悪く奴隷関係の人に捕まり奴隷にされて私に出会った。

其れで合っている?」

 

ソキャートを見たら少し驚いていた

 

「大体合っている」

 

その後はソキャートが自ら話してくれた。

両親はソキャートに広い世界を見て欲しくて家族と一緒に冒険していた。

剣術は旅の合間に両親が教えてくれた物。

理由は万が一ソキャートが戦闘に巻き込まれた時用と両親が死んだ時一人で困らない様。

勿論料理やその他も教えられている

其れで、とある亜人の村に立ち寄っていてソキャートは現地の女の子と話していたらがそこに波が起こり、急いで両親に合流して戦闘に参加した。

でも波のモンスターは最初は対処出来たが段々と数が増えて強くなり対処が出来ず両親は傷を負い崖まで追い込まれてこのままでは家族揃って死ねと分かり両親はソキャートを崖に突き飛ばした。

ソキャートは急いで現場に戻るのに丸1日かかり辿り着くと大量のモンスターの死骸と両親の形見しか無かった。

その後は両親の墓を作り、村の人達から村を復興を協力する条件で一人で旅が出来るまで村に住ませてくる提案を飲んでいざ復興しようや先に亜人狩りを目的できた国の兵士が来て村は全滅そしてソキャート達の亜人は奴隷されてその後はあの奴隷商が言った生活を送っていた。

 

「成る程ね、『ラケル、ローブ下に空間魔法からスキルブックを取り出して』『分かったケル』私達は波に戦う勇者のファミリア、自然に波に戦う定めだ。

だから貴方は波に戦う意思はあるかしら?」

 

空間魔法からスキルブックを取り出して〔常盤ななかの日本刀〕のカードを取り出して

 

「ある」

 

更にカードを取り出した。

 

「なら最低、最悪の運命を抗う力は欲しいか?」

 

「欲しい」

 

「ならこの札を頭に貼れば願いの物が手に入る。」

 

そう言いながらカードを差し出した

 

「ただし「分かった」」

 

奪い取る感じてとって二枚同時に頭に貼った。

まだ説明中だし二枚同時にやると

 

うっぎぁぁぁぁぁ、痛いいたいイタイ、頭が割れる、後変な声が、今かけないで

 

相当転げ回っている

 

「どうしたんですかコオスイさ、てかどうしたのソキャート」

 

「大丈夫、ソキャートちゃん」

 

ライクとルナがソキャートの以上に気が付きつき私の所に来た。

 

「ライクとルナ、悪いね。

ソキャートがゆっくりやる事を急にやって今こんな感じになっている」

 

「そうですか」

 

「ソキャートちゃん大丈夫?」

 

「…」

 

ソキャートがよだれを垂らしながら気絶している。

多分、急に莫大な情報を流して脳が追い付かず気絶したみたい。

 

「今はそっとして置こう」

 

「「はい」」

 

この後、スキルブックを空間魔法に仕舞って私とルナでソキャートに寝袋入れて暖炉を作り皆んなで晩飯を作りました。

 

〜料理中〜

 

料理も終盤に差し掛かる時、ソキャートが起きた

 

「ソキャート、おはよう」

 

「おはよう」

 

「起きたばかり悪いけど食器を出して」

 

「分かった」

 

頭痛の余波があるのか顔をしかめている。

 

「出した」

 

「ありがとう」

 

そう言って食器に装った。

因みに晩飯はクリームシチューを作りました。

前世でお婆ちゃんと一緒に作ったの良い思い出だな

 

「召し上がれ」

 

「「「はい」」」

 

この後皆んな食べ終わりキュアマーメイドになって水の力を使って皿洗いをしているとソキャートが私の側にきて

 

「おーなー、さっき急に頭が痛かった。

それと変な声が聞こえた」

 

ソキャートはさっきの出来事が気になっていた。

私はソキャートにタオルを渡し

 

「答えを聞きたいなら皿洗い手伝ってね」

 

「分かった」

 

ソキャートはそう言って私が洗ったお皿を吹き始めた。

 

「まずは私の説明を最後まで聞かなかったよね」

 

「御免なさい」

 

「そう、ならまずあれはスキルカードよ」

 

「すきるかーど」

 

「そう、あれには少なくて一個、多くて3個のスキルが入っている」

 

「そうなんだ」

 

「良い所は直ぐにスキルを覚える事、悪い所はさっき頭痛かったでしょ」

 

「痛かった」

 

「あれ一枚ずつ入れる物を貴方は一気に貼ったから頭痛も2倍になったんだよ」

 

「二度とゴメン」

 

「解れば宜しい。

二つ目はスキルカード副作用よ」

 

「成程」

 

ちょうど皿洗いが終わってキュアマーメイドの変身を解除して手を拭いていると

 

「尚文様にやっていたあれ意味があったんですね」

 

とライクが言ってきた。

 

「ライクもやる?」

 

「やります」

 

「私も」

 

ルナも手を挙げた。

 

「ライク、ルナさっきの説明を聞いていると思うが酷い頭痛が出来るけど良い」

 

「構いません」

 

「コオスイ様だけ前に行かしません。

私達一緒に前に行きましょう」

 

成る程自分達はまだ半人前だから一歩でも踏み込む勇気が欲しいのね。

 

「分かったわ」

 

私は空間魔法からスキルブックを取り出して本を開いて

 

「二人と欲しいスキルある?」

 

二人に本を渡した。

するとステータスからメッセージが来た

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※注意、鞘波氷水以外が開くとランダムでモ

ンスターが一体出ます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

やり過ぎな防衛機能付きですか。

まぁ良いでしょ此れを悪用する人には良い薬ですし。

そう考えていると

 

「決めました。

コオスイ様」

 

「私もです」

 

「其れで何を選んだの」

 

「僕は〔純美雨の爪〕で」

 

「私は〔環いろはのクロスボウ〕で」

 

ライクとルナが選んだ〔純美雨の爪〕と〔環いろはのクロスボウ〕のカードを取り出して

ちょっと待てよ

 

「ライクとルナ、この本の文字読めるの?」

 

「読めます」

 

「私も」

 

「そう」

 

どうゆう原理だ。

まっ良いや

 

「なら二人共このカードを選んだ理由を聞かせて宜しいかしら?」

 

「僕は侵入調査や敵に不意打ちが成功する可能性を上げるために其れを選びました」

 

「そう、なら、ルナは?」

 

「私は皆んなの役に立ちたくて回復が出来て自分の持ち味を最大限生かせるスキルが其れだと思いまして」

 

「そう、なら行くわよ」

 

「お願いします」

 

「私もです」

 

そう言ってライクにはを〔純美雨の爪〕を貼り、ルナには〔環いろはのクロスボウ〕を貼った。

二人共悲鳴を上げていないが頭を抱えていて居る。

 

「終わりました」

 

「私もです」

 

「其れなら試しに武器を取り出してみよう」

 

「「はい」」

 

ライクとルナは目を閉じて意識を集中して居ると

ライクの右手に青色の光が集まりルナには左手にピンク色の光が集まり出した。

光が収まるとライクの右手には〔純美雨の爪〕が装着されて、ルナの左手には〔環いろはのクロスボウ〕が装着された。

 

「コオスイ様出来ました」

 

「私もです」

 

「おめでとう」

 

そう言って次にスキル試してやって見て言おうとしたら

 

「おーなー私も出来た」

 

急にソキャートが私に声が聞こえてソキャートの方を見たら

 

「ほら」

 

両手に〔常盤ななかの日本刀〕を持ってドヤ顔しているソキャートがいた。

 

「ソキャート、凄いけど危ないから仕舞ってくれない?」

 

「分かった」

 

ソキャートは日本刀を同時に回して鞘に入れた。

 

「ライク、試しにスキルを使って私に化けれる?」

 

「分かりました。

やってみます」

 

ライクは又目を閉じた。

するとライクの周りが歪みだしてライクが私に化けた。

 

「出来ました」

 

声帯も私と同じだ

 

「そう、なら解除して」

 

「分かりました」

 

ライクは私の姿を解除した。

私がホッとして居ると急に後ろから突風が吹き荒れて踏ん張っていて突風が止むまで目を隠して突風が止み突風の正体を見たら私、ライク、ルナ、はビックリしている。

なんせソキャートの後ろには【ペルソナ4】の主人公鳴上悠(なるかみゆう)のペルソナ〔イザナギ〕がいたからだ

 

「おーなー何か出た?」

 

私は相当動揺しながら

 

「そ、ソキャート、其れどうしたの?」

 

「何かまた変な声が聞こえてペルソナて言いながら札をこの刀で切ったら此れが出た」

 

と言いながら〔サソードヤイバー〕を背中から出した。

 

「仕舞れる?」

 

「やってみる」

 

ソキャートはそう言って〔イザナギ〕に手をかざしたら〔イザナギ〕が消えた。

 

「消えた」

 

「そ、そうね、なら次はその刀についてね説明するね」

 

「此れ?」

 

そう言いながら〔サソードヤイバー〕を見た。

 

「そうこの武器達は鎧を内蔵しているの」

 

私はそう言いながら〔ドレイクグリップ〕を取り出した。

 

「でも小さい」

 

ソキャートは〔サソードヤイバー〕を見ながら言った。

 

「今から其れを見せる」

 

そう言いながら〔ドレイクグリップ〕を前に突き出した。

するとワープゲートが現れて〔ドレイクゼクター〕が飛んで来た。

そして〔ドレイクゼクター〕と〔ドレイクグリップ〕が合わさり

 

「変身」

 

HENSHIN

 

私は仮面ライダードレイク(マスクドフォーム)になった

 

「こんな感じかな」

 

「おぉぉぉぉ、私もやる」

 

ソキャートは目をキラキラしながらそう言ってソキャートは〔サソードヤイバー〕を構えた。

 

「所でどうやってやるの?」

 

[ズゴ]

 

ソキャート以外、私達全員転けた。

 

「ごめんね、説明しなかった方が悪かったね。

今説明するね」

 

「分かった」

 

「まずはこんな感じの虫を呼ぶ」

 

私はそう言いながら〔ドレイクゼクター〕を見せた

 

「虫?」

 

「そう基本的に鎧は虫がいないと発動しない」

 

「如何やって虫を呼ぶの」

 

「そうね。虫は基本、主人に危険が来た時と主人が戦いと感じたら来るようになっている」

 

「分かった」

 

ソキャートは目をつぶって〔サソードヤイバー〕を構えた。

するとソキャートの足元の地面から何か盛り上がり

 

STANDBY

 

の音声と共に飛び出しソキャートは其れをキャッチした。

因みにソキャートがキャッチした正体は〔サソードゼクター〕だ。

 

「おーなーこの後は?」

 

「刀の裏にセット出来る所に其れをセットする」

 

「此処?」

 

ソキャートは〔サソードヤイバー〕のセット部分を指で刺した。

 

「そう」

 

「へんしん必要?」

 

私が変身言った事か

 

「別に必要はない

私はノリで行ったから」

 

「分かった。

変身」

 

ソキャートは〔サソードヤイバー〕のセット部分に〔サソードゼクター〕をセットした。

 

HENSHIN

 

ソキャートは仮面ライダーサソード(マスクドフォーム)になった。

 

「おーなー出来た」

 

「そうね。ならもう一つやるわよ」

 

「?」

 

「ライクとルナ」

 

「何でしょう。

コオスイ様?」

 

「呼びました。

コオスイ様?」

 

「これやるから避難して」

 

そう言いながら〔ドレイクゼクター〕を出した

 

「「分かりました」」

 

そう言いながら近くの木に行き

 

「「隠れましたのでどうぞ思う存分やって下さい」」

 

「わ、分かった」

 

其処までびびる必要は無いと思うが

そう思い〔ドレイクゼクター〕の尻尾を引っ張ってマスクドフォームのプロテクトが外れて

 

「キャストオフ」

 

CAST OFF!

CHANGE DRAGONFLY!!

 

「こんな感じパート2かな」

 

「おぉぉぉぉ、私も出来る?」

 

「出来るよ」

 

「如何やって?」

 

「この虫の尻尾を押す」

 

「こんな感じ?」

 

そう言いながら〔サソードゼクター〕の尻尾を押した。

するとマスクドフォームのプロテクトが外れかけて

 

「おーなーこの後は?」

 

「キャストオフて言う」

 

「きゃすとおふ」

 

するとマスクドフォームのプロテクトが弾かれて

 

CAST OFF!

CHANGE SCORPION!!

 

「おーなー出来た」

 

「今度はあの木に向けて強い技を出そう」

 

「おぉぉぉぉ」

 

「最初に見本見せるね」

 

そう言って〔ドレイクゼクター〕の羽を畳みスコープを作り再度〔ドレイクゼクター〕の尻尾を引っ張って

 

「ライダーシューティング」

 

RIDER SHOOTING

 

を木に狙いを付けて引き金を引いた。

木に命中してでかい風穴が開いて倒れた。

 

「おぉぉぉぉ、私もやる」

 

そう言いながらソキャートは私の前に出て〔サソードゼクター〕の尻尾を上げて下げて

 

RIDER SLASH

 

〔サソードヤイバー〕の刀身に紫色の光出してソキャートは〔サソードヤイバー〕を構えて

 

「らいだーすらっしゅ」

 

言いながら紫色の斬撃を放った。

木は斜めに紫色のラインが入って数秒経ってから木が切れた。

 

「おーなー出来た」

 

「凄い事をしたね、如何やってやったの」 

 

「感」

 

感であれをやるか相当剣をやっているな

ゼクターが勝手に離れたのでは変身を解除された。

 

「なら私が持っている剣の技を教えるが。

その話乗るか?」

 

「乗る、其れと此処に来る時に乗ったあれの使い方教えて」

 

バイクの事ね

 

「僕も良いですか」

 

ライクもか

 

「実はばいくで移動していたら落ちそうになって危なくなりましたから僕もばいくの扱い方を教えて欲しいです」

 

「分かったわ、なら今は寝るわよ。

今は体を休めるのが一番良いよ」

 

「分かった」

 

「分かりました」

 

「ルナ寝るわよ」

 

「はい」

 

そう言って全員寝た。

因みに魔除のお香を焚いているからモンスターに襲われる心配は無い、多分

 

〜翌朝〜

 

異変に気が付いたのは私が朝日の光を眩しくて右手で顔を覆った時、買った覚えが無ければ付けた覚えがない水色の銀のブレスレットをしていた。

見た目は真ん中に水色の宝石が合って両端に二匹のサメの彫刻があった。

そして最初に出た言葉は

 

「何これ?、取り敢えず外そう」

 

と思いブレスレットを右手首から外した。

そして

 

『ラケル、空間魔法を出して』

 

『ふぁぁぁ分かったケル』

 

私の目の前に空間魔法が現れて其処に投げ入れるが何故か手から離れない。

手を幾ら振っても離れない。

 

「どうかしたんですか?」

 

「ライク、丁度良い、此れを外すのを手伝って」

 

「いつブレスレット買ったんですか?」

 

「すまんが買った覚えが無い上に付けた覚えが無いブレスレットが朝付けられていた」

 

「分かりました。

手伝います」

 

そう言って手の平の上に乗っているブレスレットを外そうとライクを持って

 

「行きますよ」

 

「来い」

 

そう言ってお互い引っ張ったが

 

「「うぐぐググ」」

 

一向に外れない

 

「ハァハァどうなっている?」

 

「まるで四聖武器みたいですね」

 

「ライクどうゆう事だ?」

 

「四聖武器は使用者が死ねまで外れないみたいで」

 

「ライクまさか」

 

「まさか」

 

( ^∀^)「「はぁぁぁぁぁ」」(^∀^ )

 

「遅くない?」

 

「遅いですね」

 

取り敢えず神様に電話しないと、思い、謎のブレスレットを右手首に装着して〔ショドウフォン〕を取り出して開けるとメールが来ていた。

この世界でメールを送れるのは尚文と錬それと神様だけ

取り敢えず開こう。

と決定ボタンを押してメールを開いた。

内容は

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鞘波氷水へ

ごめんね。

波に参加の登録に必要なアイテムを渡すのを

忘れていて今そちらに送ったから

お詫びに新たな力、二つと新しい仲間を送るね。

因みに仲間はラケルの空間魔法に仕舞っているから

カエサルより

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そうですか

そう言えば龍刻の砂時計がどうとか王様が言っていたな。

最悪〔天羽々斬〕で登録する予定だったし、とにかく何か追加されたか確認しないと。

ステータスで確認すると

新しい力は仮面ライダーアビスと水波レナの能力か。

仲間はクロミアて何かしら、取り敢えずラケルの空間魔法からクロミアを取り出そう。

私の能力は大体把握しているからクロミアを知った方が良い。

そう思って居ると

 

「コオスイ様、おはようございます」

 

「おーなー、おはよ」

 

ルナ、ソキャートも起きたみたい。

 

「二人共おはよう」

 

『ラケル、クロミアを取り出して』

 

『何ケル?』

 

『神様の新しい特典の事』

 

『成る程ケル、分かったケル』

 

そう言ってラケルが空間魔法の魔法陣が現れた。

空間魔法陣から何故かバイクが出た。

私はバイクは詳しく無いがある程度わかる。

私はそう近ずきバイクを見た。

車種〔スズキ・B-KING〕か

と見ていると

 

「コオスイ様、其れもばいくですか?」

 

「そうよ、此れは?」

 

バイクの車体にとあるマークがあった。

そのマークはオートボットのマークだった。

私は試しに〔スズキ・B-KING〕の車体を[コン、コン]

と叩いた。

すると〔スズキ・B-KING〕が変形して

 

「皆んな離れよ」

 

「「「はい」」」

 

そう言って皆んな〔スズキ・B-KING〕から離れた。

その間〔スズキ・B-KING〕は人型ロボットになった。

私はいつでも変身出来るように〔美樹さやかのソウルジェム〕を隠し持っていた。

そして私に近づいて

 

「初めましてオーナー、私はウーマン・オートボットのクロミアです。

宜しくお願いします」

 

オートボットでクロミアでこの形状はてまさか

 

「貴方て【トランスフォーマー/リベンジ】に登場した、クロミア?」

 

「其れで合っています」

 

「そうか」

 

「所で後ろの3人は私に武器を構えていますが?」

 

構えている?

私が後ろを見るとライク、ルナ、ソキャートは変身して其々の武器を取り出している。

 

「えっと、ライク、ルナ、ソキャート悪いけどこの子は新しい仲間だよ。

だから武器を収めて変身を解除して」

 

「コオスイ様が言うなら」

 

「分かりました」

 

「分かった」

 

そう言って其々武器を仕舞ってくれた。

 

「悪いね、この世界の住人は貴方みたいに自分で動いて喋れる人形を知らないのだから警戒したみたいだ」

 

「そうですか」

 

「取り敢えず全員集合して」

 

「「「はい」」」

 

「各自自己紹介お願いね」

 

「分かりました。

私はウーマン・オートボットのクロミアです。

宜しくお願いします」

 

「僕の名前はライク・アサシンです」

 

「私はルナ・アルテミスです」

 

「ソキャート」

 

「後私の自己紹介を忘れていた。

蒼青の勇者の鞘波氷水よ」

 

「分かりました。

オーナー名は鞘波氷水、ライク・アサシン、ルナ・アルテミス、ソキャート、はオーナーの仲間で宜しいですか?」

 

「良いよ、皆んなは?」

 

「僕は良いですよ」

 

「私も」

 

「構わない」

 

「分かりました。

そう登録します」

 

「其れとソキャート」

 

「何?」

 

「悪いけバイクはクロミアで良い?」

 

「構わない」

 

「そうか、ありがとう、クロミア悪いけどソキャートと悪いけどコンビ組んでくれるかしら」

 

「了解しました」

 

「ソキャート、バイクの乗り方とテクニックをある程度教えるからその後はソキャートとクロミアと一緒に乗り方を磨いてくれるかしら」

 

「分かった」

 

「クロミアも其れで良いかしら?」

 

「分かりました」

 

「そう言えばクロミア」

 

「何でしょうか?」

 

「【トランスフォーマー/リベンジ】のクロミアはアーシーとエリータワンで意識が統一されているよね。

でも貴方は個としているね。

どうゆう事?」

 

「それは神様が私の個を作り貴方の支えになるよう作られています」

 

「そう、なら今日も開始だ」




次回は波戦をやります。
あと感想待っています。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

龍刻の砂時計と波の前日

第十四話出来ました。
後この度会社に就職しました。
ので投稿スピードは落ちます。
のでお含みおき下さい。お願いします<m(__)m>
では第十四話


新しい力と仲間が入って2週間が経った。

村から村に渡って、クエストをしたいモンスターを倒したいポーションを作ったり薬屋や鍛冶屋に行って武器とポーションの作り方を教わりや試しに作ったりした。

そのお陰でブレスレットから鍛冶スキルと薬調合スキルが出来た

その間にソキャートとライクにバイクの乗り方を教えた。

ソキャートとクロミアのコンビの成長は凄かった。

私がバイクの乗り方を教えバイクアクションは軽く教えたらその後はソキャートとクロミアと一緒にアクションを考えてソキャートの高い身体能力とクロミアのトランスフォーム機能をバイクアクション組み込んでいた。

そのお陰で障害物や道が無い場所もスイスイ進んでいる。

ライクはソキャートほどでは無いが障害物は何の園でクリアしている。

其れと最近気が付いた事はステータスでパーティ項目を見たら

ーーーーーーーーーー

私 LV49

ライク LV40★

ルナ LV40★

ソキャート LV30

クロミア LV?

ーーーーーーーーーー

クロミアは人型で人では無いのかレベルがわからない

そしてライクとルナに何か星が付いている。

此れは何を指しているのか解らず考えているとルナが私に近づいてきて

 

「どうかしましたか?

コオスイ様」

 

「ルナか、実はライクとルナのLVに★が付いたのだかルナはなんか分かるか?」

 

「ランクアップですね」

 

「ランクアップ?」

 

何かゲームみたいなシステムだわ

 

「この世界の人たちはレベルが40までと決められて星は最大になった印です。

レベル30から龍刻の砂時計でクラスアップが出来まして、今後の伸びしろは力寄りとか魔力寄りとか決められるだけでなくレベル上限も100にまで増やすことがでます。

さらにクラスアップすればステータスも増えますので波の前にやった方がいいですよ」

 

「成る程、ならライク、ソキャート」

 

私はライクとソキャートを呼ぶと[ブロロロォン]と音が聞こえて来た。

 

「どうかしましたか?コオスイ様?」

 

「呼んだ?」

 

ライクは〔マシンゼクトロン〕に乗ってソキャートはクロミアに乗って来た。

今思いだしたがソキャートの体格が高校生並み急に成長した。

理由を3人聞いたが、如何も亜人は子供の時に急激にLVアップすると其れに合わせて身体も急激に成長するみたいだ。

そのせいで一回、王都に戻り新しい鎧と服を買う羽目になった。

それは置いといて

 

「王都に戻ってランクアップするわよ」

 

「ランクアップ出来るんですか?

コオスイ様」

 

「皆んな出来るわよ」

 

「おぉぉぉぉ」[パチパチ]

 

ソキャートが拍手をしている。

 

「ラケル、バイクを取り出して」

 

「分かったケル」

 

空間魔法陣が現れ其処から風鳴翼のバイクが現れた。

私は其れに跨り

 

「では行くわよ」

 

ルナは変身して跨り

 

「「「はい」」」

 

 

そう言って王都に向かった。

 

〜移動中〜

 

王都の城壁に辿り着いて其処でバイクを降り空間魔法に仕舞い、徒歩で龍刻の砂時計を保管している三勇教の教会に到着した。

教会に入ると教会のシスターがこっちに来て

 

「蒼青の勇者様一行ですね」

 

「はい、時間の確認とクラスアップをしに来ました」

 

「わかりました、クラスアップには準備が必要なので中でお待ちください、ご案内します」

 

そう言って案内されてた。

すると予想よりもかなりでかい砂時計が真ん中にあった。

 

その前に尚文と大きくなったラフタリア?がいた。

 

「尚文久しぶり」

 

「あぁ氷水か」

 

今の尚文の装備は少々野蛮っぽい装備で身軽に動きやすいような装備でした。防御力が少し心配ですが盾を持ってるので大丈夫だと思う

 

「オーナー、この人達は?」

 

「この人が、盾の勇者の岩谷尚文と盾の勇者の仲間のラフタリアかな?」

 

「なんで疑問型なんだ。

其れに間違いなくラフタリアだ。

何を言っている」

 

いやいや最初にあった時は小学生ぐらいの身長だったのが短期間で高校生ぐらいになっているじゃないか

 

「取り敢えず、尚文、登録しておこ」

 

「そうだな」

 

私と尚文はに龍刻の砂時計に近づいてブレスレットを向けた。

するとピーンという音が聞こえて一本の光が砂時計の真ん中の宝石に届いた瞬間に視界の隅に残り時間が現れた。

ーーーーーーーーー

  20:11

ーーーーーーーーー

残り時間は二十時間…この間に何ができるのか…考えていると

 

「ん?そこにいるのは尚文と氷水じゃねえか?」

 

そこには女の仲間を数人連れた、槍の勇者元康が歩いて来た。

ふと尚文の方へ視線を向けると殺意に満ちた表情していた。

 

「お前らも波に備えて来たのか?」

 

その視線はなんともいやらしく、蔑むような視線で尚文を上から下まで一瞥する。

 

「なんだお前、まだその程度の装備で戦っているのか?」

 

尚文がビリ賓を作った理由を其処にいる王女なんだよ

原作より多少金銭は上がっているが贅沢は言えない状態だ

 

「あの、氷水、ちょといい?」

 

「何かしら」

 

「なんで低い装備しているの?」

 

元康は私の今の格好を疑問にしている?

今の私は格好は青い服に黒いスカートで鉄の胸当てがあり右手には神様から貰ったブレスレットをして水色のフード付きのローブをしている

 

「生憎だか私には高い金を出して防具をするのは意味が無いから軽装備で十分よ」

 

「そうか」

 

尚文は元康を無視して時計台を後にしようとすると

 

「何よ、モトヤス様が話し掛けているのよ!聞きなさいよ!」

 

と、尚文の殺意の根元である、マインが後ろから顔を覗かせる。これでもかと尚文は睨みつけるがマインは変わらず、尚文を挑発するように舌を出して馬鹿にする。

 

「ナオフミ様?こちらの方は……?」

 

ラフタリアが首を傾げながら奴らを指差してそう言う。

 

「誰だその子たち。すっごく可愛いな」

 

と言ってラフタリアに近づいて

 

「始めましてお嬢さん。俺は異世界から召喚されし四人の勇者のうちの一人、北村元康と言います。以後お見知り置きを」

 

鼻にかかった態度でラフタリアに近づき、キザったらしく自己紹介する。

 

「は、はぁ……勇者様だったのですか」

 

「あなたのお名前はなんでしょう?」

 

「えっと……」

 

困ったようにラフタリアは尚文に視線を向け、そして元康の方に視線を移す。

 

「ら、ラフタリアです。よろしくお願いします」

 

「チ」

 

尚文は舌打ちをした。

すると

 

「あ、元康さんと…………尚文さん、氷水さん」

 

樹は舌打ちをした尚文を見るなり不快な者を見る目をし、やがて平静を装って声を掛ける。

その後ろから錬がクール気取りで無言でこちらに歩いてくる。

 

「……」

 

それぞれがゾロゾロと仲間を連れて、時計台の中の人口比率はものすごい増えた。

 

「貴女は本日、どのようなご用件でここに?貴女のような人が物騒な鎧と剣を持っているなんてどうしたというのです?」

 

「それは私がナオフミ様達と一緒に戦うからです」

 

「え?尚文の?」

 

元康が怪訝な目で尚文を睨みつける。

 

「お前、こんな可愛い子を何処で勧誘したんだよ」

 

元康が上から目線で尚文に話しかける。

 

「お前に話す必要は無い」

 

「てっきり一人で参戦すると思っていたのに……ラフタリアお嬢さんの優しさに甘えているんだな」

 

「おい…今のは」

 

「ん?あ、悪い…」

 

流石に危険な事だから、不謹慎だと言いたげに錬が元康を制する。

 

「勝手に妄想してろ」

 

尚文は腹立たしく思いながらも、錬と樹の方にある出入り口へと歩き出す。

 

「尚文、波で」

 

私はそう言って錬と樹は道を開けた。

 

「波で会いましょう」

 

「…死ぬなよ」

 

そしてそのまま外に出てしまいました。

そして入れ違うようにシスターが入ってきました。

 

「勇者様、クラスアップの準備が整いました」

「お、やっとか」

「ですね」

 

 そう言えばクラスアップですね……はて?

 

「あの、尚文さんはクラスアップしないのか?」

 

「ん?どうせレベル足りてないんだろ、ほっとけよ」

 

 言い方はともかくレベルが足りてないなら仕方ない。

そう言えば

 

「皆んなのレベルはなんですか?」

 

「俺か?効率的な魔物を狩ってるから今は46だな」

 

「凄いですね、僕は43です。氷水さんと錬さんは?」

 

「俺は49だ」

 

「私も49よ」

 

その後クラスアップした。

その後は私達は薬屋に行って空の薬瓶を百個買って美樹さやかの能力とキュアマーメイドの力で万能ポーションを作った。

これも最近分かったのだかこの二つ能力で作ったポーションを薬屋に見せたら傷や呪いに状態異常など幅広く効くみたいだ。

流石に百個は作るのはきつかった。

お陰で〔美樹さやかのソウルジェム〕が八割濁った。

〔ソウルジェム〕を完全に濁らせるのは波の時だ

其れとやって置かないことを。

私はショドウフォンを取り出して電話帳から錬の〔ビートルフォン〕に掛けた。

 

「[プルルルル、ガチャ]もしもし錬?」

 

『俺だ』

 

「明日の波戦、錬はどうするの?」

 

『ボスの所に行くが』

 

「そうか、なら近くに村があったら?」

 

『早めにボスを討ち取って出来るだけ被害を押される。

波はボスを倒さないと「続く」』

 

『あぁそうだ』

 

「分かった。元康と樹は?」

 

『多分、俺と同じことを考えている』

 

「そうか、なら波が村の近くで起きたら私達は村の避難させて二次災害を抑える、終わり次第そっちに向かうから、其方はボスを仕留めてね」

 

『分かった』

 

「じゃあ、波で」

 

『あぁ、波で』

 

そう言って電話を切った。

次に尚文の〔ライズフォン〕に電話を掛けた。

 

「[プルルルル、ガチャ]もしもし尚文?」

 

『こんな夜遅く何の用だ?氷水』

 

「さっき錬に電話で聞いた情報がある」

 

『其れで?』

 

「如何も近くに村があっても錬、元康、樹はボスの所に行くみたいだ」

 

『な、本気なのか、あの3人は』

 

「電話で大きな声を出すな、尚文」

 

『あ、悪かった』

 

「説明するね」

 

『してくれ』

 

「如何も波は大元を叩かないと一切治らないみたいで村の人達を避難させてもモンスターが次から次に来るみたいで」

 

『つまり村人を避難させても避難所にモンスターが来て二次災害が起きると』

 

「そう捉えて構わらない」

 

『ちょっと待て、他の波のモンスターは如何するだ?』

 

「基本、国の騎士や高レベルな冒険者は雑魚モンスターだけど」

 

『村人にしては驚異になる』

 

「そう、だから私は村の近くに波が起きたら村の避難に回るから尚文は好きな方に回って良いよ」

 

『なら俺も其方に行くぞ』

 

「そうかなら波の時は私達が前に出るから尚文は私がこぼしたモンスターを狩てほしい」

 

『分かった』

 

「其れと私の仲間、其方に向かわせるから」

 

『其れはありがたい話だな』

 

「私の話を聞き入れてありがとう」

 

『あんたには借りがあるからな』

 

「そうかなら明日、私の背中を預ける」

 

『期待するな』

 

「分かっている。

では波で」

 

『そうだな』

 

と尚文から電話が切れた。

 

「どうかしましたか?

コオスイ様」

 

とルナとソキャートが来た。

明日の打ち合わせしとおかないと

 

「ソキャート悪いがライクを読んできて」

 

「分かった」

 

そう言ってソキャートはライクの部屋に行った。

 

「コオスイ様、どうしてライクを呼んだですか?」

 

「明日の波戦に軽い打ち合わせをしたいから」

 

「成る程」

 

「オーナー、連れて来た」

 

「そう、ならライク入って」

 

「あ、はい」

 

そう言ってライクは部屋に入った。

 

「明日の波戦で二つのグループに別れます。

一つ目は波の大元を叩くグループ、二つ目は村人を避難させるグループに別れます。

其れで私達は後者の村人を避難グループになりました。」

 

「コオスイ様、他の勇者様はどう動きますか?」

 

ライクが質問して来た。

 

「其れについては剣、槍、弓は前者、尚文は私達と一緒に後者だ。

其処で誰か一人、尚文の援護してもらいたい」

 

「其れなら僕が行きます」

 

とライクが手を挙げた。

 

「分かった。

予定は波が村の近くで起きたら私とルナ、ソキャートは私と一緒に村の最前線に出て私とソキャートは斬り込んでルナサポートで」

 

「分かりました。

コオスイ様」

 

「了解」

 

「ライクは私達がこぼした敵を尚文と一緒に片付ける」

 

「避難が終わったら大元を叩くで良い?」

 

「僕は良いですよ」

 

「私もです」

 

「なら解散」

 

「「「はい」」」

 

私が言ったら直ぐに解散をした。

 

「さて寝ますか」

 

そう言って私は寝た。

明日は初めての波だ。

死なない程度に頑張るか。

私は意識を離した。




最後までお読みいただきありがとうございます。
此れから遅い投稿になりますがご容赦ください。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ウェーブ1

第十五話完成しました。
仕事の合間に書いた物です。
それでは第十五話どうぞ(^o^)/


朝起きて皆んなで朝ご飯を食べて城壁の外に出てラケルに頼んで風鳴翼のバイク、〔マシンゼクトロン(ドレイクver)〕、クロミアを出して跨り待機している。

因みに今の現状は私とルナが風鳴翼のバイクでライクは〔マシンゼクトロン(ドレイクver)〕に跨りソキャートは指示に通りにクロミアに跨っている。

 

「皆んな、初めての波戦は命懸けで戦うつもりで」

 

「「分かりました」」

 

「了解」

 

さて何で行こうかな?

村の近くで起こらなかったら天羽々斬で斬り込んで、波が村に近くで起こったら波のモンスターが村に来て私と尚文が倒したら死体が出来ての村人はその処理をする…

あれにしますか

そう思い〔アビスのカードデッキ〕を持った。

酷い耳鳴りがし始めた。

私は風鳴翼のバイクのサイドミラーを見たらアビスラッシャーとアビスハンマーがいた。

私はサイドミラーに〔アビスのカードデッキ〕を翳したら〔Vバックル〕が現れた。

 

「コオスイ様、其れは?」

 

私の近くにいたルナが私の異変に気が付いて質問して来た。

 

「波戦で使うから直ぐに分かる」

 

そう言い私はステータスで波の時間を見たら

ーーーーー

00:01

ーーーーー

後1秒、なら

 

「皆んな行くぞ」

 

「「「はい」」」

 

そして

ーーーーー

 00:00

ーーーーー

世界中に響く大きな音が木霊した。次の瞬間に、フッと景色が一瞬にして変わる。転送されたのだろう。

 

「空が赤いな」

 

「赤いですね」

 

そう思っていると渦巻みたいな亀裂からモンスターが出て来た。

 

「コオスイ様、リユート村付近です!」

 

ライクの報告でリユート村付近と分かり

村の近くで起きたか.

なら私は〔アビスのカードデッキ〕を持って

 

「手筈通りに行くぞ」

 

「「「了解」」」

 

STANDBY

 

ライク、ルナ、ソキャートはそれぞれの変身アイテムを手に取り

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

「「「変身」」」

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

HENSHIN

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

私は仮面ライダーアビス、ライクは仮面ライダーシノビ 、ソキャートは仮面ライダーサソード、ルナはキュアセレーネになり

私は自分に喝を入れる為に

 

「では押して参る」

[ブルルー]

 

エンジンを蒸して私達はリユート村に向かった。

途中で〔ライズフォン〕バイクモードに跨っている尚文とラフタリアに出会した。

 

「尚文手筈通り行く」

 

「分かっている」

 

「其れとライクがサポーターだ」

 

「分かった」

 

「もう直ぐリユート村だ。

尚文」

 

「あぁ」

 

そう言って壊されたリユート村の壁と波のモンスターが見れた。

 

「では私達は村に入るモンスターを片付ける。

尚文達は村に入ったモンスターを」

 

「分かった」

 

「其れと私の使い魔を二匹、貴方に託す」

 

そう言いながら〔アビスのカードデッキ〕一枚のカードを取り出して左腕に装着されている〔アビスバイザー〕にセットして

 

Advent

 

すると目の前に地面に鏡が現れた。

其処からアビスラッシャーとアビスハンマーが現れた。

私はアビスラッシャーとアビスハンマーの前で止まり

 

「スラッシュー、ハンマー敵を倒して其れを食え

例え私が変身解除しても其処に残り全ての敵を倒して食え

そして食べ終わったら鏡の世界戻れ

其れと間違えて人間を食うな」

 

アビスラッシャーとアビスハンマーは首を振った

 

「尚文ではまた」

 

そう言ってまた風鳴翼のバイクのエンジンを掛けて尚文とライクに別れた。

〜移動中〜

尚文に別れて走行していると村に入るモンスターの群れがあった。

 

「ルナ、ソキャート」

 

「はい」

 

「何?」

 

「ルナは悪いがこの体制で弓矢を引き敵を狙え。

ソキャートはクロミアと一緒にメチャクチャに駆け巡れ」

 

「無茶ですがやってみます」

 

と言いながらバイクの後部座に立った

 

「了解、オーナー」[ブロロロォン]

 

ソキャートはクロミアのエンジンを更に蒸して私達よりも更にスピードを上げた。

 

「ルナ、私が出来るだけバランスを取る。

だからルナは狙うだけに集中して」

 

「分かりました」

 

と言いながら〔みずがめ座のプリンセススターカラーペン〕を持って〔スターカラーペンダント〕に刺して抜いて星を描き〔スターカラーペンダント〕に吸い込まれて

 

「みずがめ座」

 

そして水の三日月が胸から出て来て、其れをルナはキャッチすると弓に変形して〔キュアセレーネ用変身スターカラーペン〕を持ち弓矢を構えて

 

プリキュア・みずがめ座セレーネ・アロー

 

矢を放った。

放たれた矢のスピードはソキャートを抜いてモンスターの群れのモンスターを貫通しながら真ん中辺りに着弾した。

着弾した矢を中心に[ドン]と爆発した。

 

「やるわね、ルナ」

 

「コオスイ様に思いつく戦術を教えてくれましたから」

 

「そうか、なら私もやるか」

 

運転しながら〔アビスのカードデッキ〕から一枚のカードを引いて〔アビスバイザー〕にセットした。

 

Strike vent

 

すると右腕に〔アビスクロー〕に装備されて右腕を前に突き出すと水流が出て散らばった波のモンスターを飲み込み切り刻んだ。

波のモンスターがこっちに来た

私はバイクを止めて

 

『ラケル、クロミア以外仕舞って』

 

『分かったケル』

 

「此処から私とソキャートは白兵戦だ。

ルナは私の遠距離戦だ」

 

「分かりましたが、ソキャートは白兵戦と騎馬戦ですか?」

 

ルナに言われてソキャートの方を見たらクロミアに乗りながら〔サソードヤイバー〕でモンスターを切ったりクロミアから自ら飛んで斬撃を降したり、イザナギを呼んで共に敵を乱切りしたい、操縦者がいないクロミアは自らトランスフォームして左腕に装備されているブラスターを使ってモンスターを吹っ飛ばしてバイクに戻りまたソキャートが乗り込んで新しい群れに突っ込んだ。

 

「そうだな。白兵戦と騎馬戦だな。

取り敢えず私たち開始だ」

 

「そうですね」

 

「ルナ、私のサポートを求む。

ソキャートはクロミアが付いているから大丈夫だ」

 

「了解」

 

私は〔美樹さやかのソウルジェム〕を取り出して使用した。

すると仮面ライダーアビスに白いマントが装備された。

私はマント両手を突っ込んで軍刀を引っ張ってモンスターの群れに突っ込でそしてモンスターを切り刻んだ。

〜数分後〜

 

「ハァハァ」

 

敵を切り込んでルナのサポートがあったが流石に敵の数が多くて敵の攻撃を喰らってしまったが美樹さやかの能力で直ぐに回復をした。

 

「大丈夫ですか?コオスイ様」

 

「大丈夫だ。今は敵を倒す。ただそれだけだ」

 

「はい」

 

そう言えばこの前見たら八割濁っていたが今は何割り切っているかな?

そう思い〔美樹さやかのソウルジェム〕を見たら殆ど濁っていた。

そうか、ならやるか

 

「ルナ、悪いが少しモンスターを召喚をするから下がって他のモンスターをやってくれ」

 

「其れはどうゆう意味ですか?」

 

「こうゆう事だ」

 

そう言って左手に持っていた軍刀を落として〔Vバックル〕にセットされている〔アビスのカードデッキ〕を抜いた。

〔Vバックル〕から〔アビスのカードデッキ〕抜かれたことにアビス解除されて美樹さやかの魔法少女の格好をしている私になった。

そして右手に持っている軍刀で指を切った。

美樹さやかの自己再生が始まり副作用で〔美樹さやかのソウルジェム〕が濁った。

 

「私はこの運命に後悔は無い」

 

と何故が口走り、そして〔美樹さやかのソウルジェム〕は完全に濁って私の足元から黒い輪が現れて私の足元の下に騎士の格好をした人魚が現れ私は其れに乗った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

恋慕のドッペル

その姿は、人魚

この感情の主は年相応の恋に悩み、

一人では背負いきれぬほど過酷な運命を選択した。

そしてそのドッペルもまた恋を夢見ながら空中を自在に泳ぎ回り、

主のためにがらんどうの体から音を奏でる。

自身が発する音波にのせることで数多の剣を飛ばし操り攻撃できもするが、

このドッペルを使い続ける限り

胸に秘めたわだかまりから逃れることは出来ないだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「コオスイ様、何ですかそのモンスターは⁉️」

 

「此れは私の心にある感情を具現化した。

もう一人の私だ」

 

そう言いながら私は右手に持っている軍刀を指揮棒みたいに振った。

恋慕のドッペルの後ろに無数の剣が現れてモンスターの群れに突っ込んだ

突っ込まれた、モンスターの群れは切り刻まれた。

そして恋慕のドッペルは役目を終わって黒い輪を潜って消えてソウルジェムの濁りも消えた

 

「ハァハァハァハァ」

 

私は少しの疲労感をがあり膝を着いてしまった。

理由は分かる。

ドッペルを解放する前の戦闘の疲れとドッペルを解放をした時の疲れが重なって今の疲労感に繋がったと思う。

 

「コオスイ様⁉️」

 

「大丈夫だ」

 

「大丈夫じゃ無いですよね。

一回、引きましょ」

 

「悪いが此処を引くのは出来ない前を見よ」

 

そう言いながら右手に持っている軍刀を前に掲げた

ルナは釣られて見ると私達に向かって来るモンスターの群れが来た。

 

「此処で私達が潰れば尚文とライク、其れに村人が危険な目にある。

だから無茶をしても押し通す」

 

と言いながら軍刀を杖にして立ち上がった。

 

「分かりました。

ならコオスイ様の無茶に付き合います。

ので今は此処を乗り越えましょう」

 

「そうだな。

では蒼青の勇者、鞘波 氷水押して参る」

 

そして一番前にいる屍食鬼の首を手に持っている軍刀で切り落とした。

すると

[ピコン]

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

LVアップしました。

新しい能力が解放されます。

解放内容

キュアマーメイド、〔バブルドレスアップキー〕

キュアダイヤモンド、〔ラブハートアロー〕

仮面ライダーブレイブ、〔ハンタークエストゲーマーレベル5〕

ルパンブルー〔シザーダイヤルファイター&ブレードダイヤルファイター〕

シンケンブルー〔舵木ディスク〕

天羽々斬の第三形態およびイグナイトシステム使用出来ます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この土壇場で新しい力が手に入るとは、なら私はこの力を使う。

そう思い、持っている軍刀を私に向かって来る屍食鬼に向けて投げた。

投げた軍刀は見事に屍食鬼の脳天に刺さり絶命した。

その間に〔ゲーマドライバー〕を腰に装着して右手には〔タドルクエスト〕左手には〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕を持ってスイッチを押した。

 

タドルクエスト〉〈ドラゴナイトハンターZ

 

の音声が流れ私の後ろには〔タドルクエスト〕と〔ドラゴナイトハンターZ〕のホロ映像が流れ、宝箱とドラゴンが出て来た。

 

「コオスイ様、今度は何ですか!?」

 

ルナは私がやった事に困惑している。

けど

 

「ルナ今は驚いている暇はない」

 

「あ、はい」

 

とやり取りしながら〔ゲーマードライバー〕に〔タドルクエスト〕と〔ドラゴナイトハンターZ〕を刺して

 

ガッチョーン!

 

「術式レベル5」

 

言って〔ゲーマードライバー〕のレバーを開く。

 

ガッチョーン!レベルアップ!タドルメグル、タドルメグル、タドルクエスト! アガッチャ!ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ~イト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!Z

 

音声が流れ〔ゲーマードライバー〕から〔タドルクエスト〕と〔ドラゴナイトハンターZ〕のエフェクトが私の前に現れ私を通過したら、空中に飛んでいるドラゴンが分解され私の身体に騎士甲冑みたいに装着されて最後に私の顔に騎士甲冑見たいなゴーグルが装着された。

私は仮面ライダーブレイブハンタークエストゲーマーレベル5マーメイドカスタムになった。

変身した後に私の身体中に電撃が回った。

 

「うっぐう、少し無茶をしたな」

 

「ちょ、本当大丈夫では無いですよね」

 

原因は分かっている。

この〔ドラゴナイトハンターZ〕四人協力を目的に作られている。

其れをフルドラゴンモードにしてる上にさっきのドッペル解放で体力を相当使っている。

余計に身体に起きる痛みが酷くなる。

 

「とにかく今はモンスターを狩るぞ、私が休むのは波が終わった時だ」

 

「分かりました。

終わったら本当に休んで下さい」

 

「私の無茶に付き合ってありがとう、この波が終わったら休ませてもらう」

 

そう言って左腕に装備された〔ドラゴナイトガン〕を撃ちながらモンスターの群れに突っ込んだ。

ルナは私の後ろにいて弓で私のサポートをしている。

そして私の間合いに入ったモンスターは右腕に装備された〔ドラゴナイトブレード〕で乱切りにして飛んでいるモンスターや遠距離攻撃をするモンスターには〔ドラゴナイトガン〕でぶち抜き、拡散したモンスターの群れには〔ドラゴナイトファング〕に内蔵されている火炎放射器で焼き滅ぼす。

そして私の死角から襲って来るモンスターは〔ドラゴンクロー〕による回し蹴りを入れる。

がなにぶん敵が多いがルナのサポートがあり少しは楽だ。

そう思っていると赤い空が青い空になった。

 

「コオスイ様、波が終わりましたね」

 

「終わったな。

私は少し休むは」

 

そう言いながらレバーを戻してガシャットを抜いた。

 

「分かりました。

残りの敵は私とソキャートで片付けます」

 

「そうか」

 

そう言いながら近くにあった木に行き他のモンスターが居ないか確認して、もたれながら座りやばいくらいの疲労感が急に来た。

ドッペルの解放に〔ドラゴナイトハンターZ〕の使用と来て疲れない理由がない

そう思い意識を離した。




最後までお読みいただきありがとうございます。<m(__)m>
感想をお待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

宴と茶番

第十六話完成しました。
今回は文章を短くしましたので早く投稿出来ました。
それと今回はアンケートを開始いたします
それでは第十六話どうぞ(^_^)/



波戦で疲れて寝ている私は一定感覚揺れる振動で

 

「うっうん」

 

起きた。

目の前にはライクとソキャートがいた。

隣はルナが膝枕してくれていた。

 

「コオスイ様、起きましたか?」

 

「此処は?」

 

「王族の馬車です」

 

ルナが今の状態を説明してくれた。

寝ている私をルナとソキャートが村まで運んで村のベットで寝かせる予定が村に来た王国専用の馬車が来た。

理由は城でパーティをする為だ。

現在私は馬車を使って城に向かって居る。

因みにクロミアはもう仕舞っている。

尚文達も私達の後ろの王国専用の馬車に乗っている。

 

「そうか、ならライクとソキャート」

 

「何でしょう?」

 

「何?」

 

「報告を、私はルナと一緒に居たからライクとソキャートを見ていないから」

 

「分かりました」

 

「了解」

 

ライクとソキャートの報告を聞いた。

ライクは言われた通りに村に入ったモンスターを尚文とラフタリアと一緒に倒した。

途中、空が明るくなったら尚文がラフタリアを庇う様に丸まった事に疑問になって空を見たらでかい炎の塊が出来てて急いで尚文の元に行き、尚文の影に入って、その後に火の雨が降って来た。

やったのは王国の騎士団で、理由は盾の勇者がが波のモンスターと戦っていたから纏めて焼き払うとゆう事だ。

四十八苦、盾の勇者の排除だな。

その後、騎士団に迫っているモンスターを尚文達が倒して騎士団長は錬達の援護に向かうと命令をしたが副団長は其れを無視して尚文と一緒にモンスターを討伐した。

因みに騎士団はスラッシュとハンマーを波のモンスターと間違えて攻撃しようとしたが尚文とライクが私の使い魔と説明して分かってもらった。

次にソキャートはとにかくイザナギとクロミアと一緒にモンスターを倒した。

倒したモンスターは私がスラッシュとハンマーに指示を出していたのを覚えていて波が終わったら直ぐに私の元に行きラケルを回収してスラッシュとハンマー餌にする為にラケルの空間魔法に仕舞った。

 

『ラケル、他の物は大丈夫?』

 

『大丈夫ケル。

新しい空間先を作ったケル』

 

『そうか』

 

こんなやり取りをしていると馬車が止まり扉が開き

 

「蒼青の勇者一行様到着しました」

 

「そうか、なら皆んな行きましょう」

 

「「「はい」」」

 

「そうそうソキャート、悪いけどラフタリアと一緒に食事してくれない?」

 

「分かった」

 

そう言って会場に向かった。

〜移動中〜

 

「勇者諸君!! この度は誠に大儀であった! 前期の被害とは雲泥の差にわしも驚きを隠せん!今宵は宴だ!!存分に楽しむがいい!!」

 

さて王様の言葉を無視してパーティ会場について其々楽しんでいる。

ソキャートはラフタリアと一緒に色々な料理を取って食べている。

ルナとライクは其々、料理を取って食べている。

感じな私は

 

「お疲れ、尚文」

 

「そうだな」

 

私はラフタリアとソキャートにすれ違いをして赤ワインを片手に窓に腰掛けている尚文と話している

 

「尚文、気をつけた方がいい。

多分今夜仕掛けて来るから」

 

「そうか」

 

「一応カードは切っているから」

 

「そうか、一応ありがとう」

 

そう言って尚文から離れて

 

「錬、お疲れ」

 

「お疲れ、氷水」

 

「多分だか尚文の妨害を今夜仕掛けて来るか」

 

「そ「おい!尚文!」」

 

来たか。

 

「私ちょっと発破を仕掛けて来るから」

 

そう言いながらワインを一口飲んで尚文と元康に向かった。

 

「そうか」

 

人混みをかき分けて何時でも入れる感じ待機した。

 

「聞いたぞ!お前と一緒に居るラフタリアちゃんやあの子は奴隷なんだってな!」

 

「だからなんだ?」

 

「『だからなんだ?』……だと?お前、本気で言ってんのか!」

 

「ああ」

 

引っかかっている。

女馬鹿の元康なら私が用意した餌に見事に食らい付いた。

 

「人は……人を隷属させるもんじゃない!まして俺達異世界人である勇者はそんな真似は許されないんだ!」

 

「何を今更、俺達の世界でも奴隷は居るだろうが。許されない?お前の中ではそうなんだろうよ。お前の中ではな!」

 

「き……さま!」

 

元康は尚文に向けて矛を構える。

 

「勝負だ!俺が勝ったらラフタリアちゃんたちを解放させろ!」

 

「なんで勝負なんてしなきゃいけないんだ。つーかラフタリアはともかくあの子て何処の子だ?」

 

「ハァ、黒髪で猫耳で黒い鎧をしていて背中に紫色の剣を背負っている子だ」

 

「あの子か」

 

「そうだ。

そして俺が勝ったらラフタリアちゃん達は解放してもらう!俺が負けたらラフタリアちゃん達は好きにしろ!」

 

「何故お前の許可がいる?

其れにその子は「話は聞かせてもらった!」」

 

尚文と元康が言い争っていると、人の波がモーゼの十戒のように二つに分かれて王様が尚文らの前に現れた。

 

「勇者ともあろう者が奴隷を使っているとは……噂でしか聞いていなかったが、モトヤス殿が不服と言うのならワシが命ずる。決闘せよ!。

この国でワシの言う事は絶対!従わねば無理矢理にでも盾の勇者の奴隷を没収するまでだ」

 

「……チッ!」

 

「勝負なんてする必要ありません!私は――ふむぅ!」

 

その時ラフタリアが騒がないように口に布を巻かれて黙らされる。

 

「本人が主の肩を持たねば、苦しむよう呪いを掛けられている可能性がある。奴隷の言う事は黙らさせてもらおう」

 

さてそろそろ行くか。

 

「元康、黒髪で猫耳で黒い鎧に背中に紫色の刀を背負っている女の子って其れソキャートの事?」

 

私はそう言いながらワインを回しながら尚文と元康の元に行った。

 

「ソキャートちゃんて言うんだ。

てか何で氷水が尚文の奴隷を知っているだ?」

 

「何でて、決まっているんじゃない、ソキャートは私の奴隷よ」

 

私がそう言うと周りの空気が凍った。

そして暫く静止が支配された。

静止を破ったのは元康だった

 

「俺の聞き間違いだよな」

 

「あら、聞き間違いじゃ無いわ。

さっき言った通りにソキャートは私の奴隷よ」

 

そう言いながら残りのワインを飲み干した。

 

「何で氷水が奴隷を!」

 

元康は私が奴隷を飼っているのか疑問に相当動揺している。

 

「理由は簡単よ。

此処は異世界の国、この国の奴隷制度を知りたくて奴隷を買ったの。

其れと元康君」

 

「何だ?」

 

「貴方に良いことを教えるわ」

 

「良い事?」

 

「そう、この人間主義の国はメルロマルクは盾の勇者を評判は悪いけど、亜人主義の国のシルトヴェルトは盾の勇者は四霊勇者の中では評判が良いのよ。

だからラフタリアも其れを信じて尚文に付いて来ているのよ」

 

「そんな馬鹿な、だってさっきマルティが「盾の勇者があの子を奴隷してこき使っている」な」

 

私が大体マルティが言いそうな言葉を言ったら元康が驚いている。

 

「大体あの女が言いそうに言いたい事は分かり易い。

其れと元康、貴方今三択の選択の時間よ」

 

「何だ?」

 

「何て決まっているじゃない

決闘の内容よ。

まず一つ目は貴方が尚文と決闘して勝ったらラフタリアを奴隷から解放する。

この場合ソキャートは奴隷から解放されない。

二つ目は私と決闘して勝ったらソキャートを奴隷から解放する。

この場合ラフタリアは奴隷から解放され無い。

三つ目は私と尚文と決闘してソキャートとラフタリアを解放する。

この場合、貴方に掛かる負担は倍になる。

この三択だ」

 

「女の子に手を掛けるのは気が引けるが、ラフタリアちゃんやソキャートちゃんを解放する為に俺は3を選ぶ」

 

女馬鹿の元康がめちゃくちゃ食らいついてきた。

私的には良いけど。

其れと尚文の近くに行き

 

「尚文其れで良い?」

 

「おい待って何でとんとん話で行く?」

 

私は尚文の疑問に答えるために近づいて耳元にこう言った

 

「多分だか尚文とラフタリアを離すためだ。

此処で断った場合無理矢理ラフタリアを没収つもりだ。

だから此処は元康と戦って勝ってラフタリアを守った方が良い」

 

「そうか、なら」

 

尚文はそう言って腰掛けていた窓から立って元康に向いて

 

「分かったその勝負受け立つ」

 

「なら「ただし俺が勝ったら迷惑料として銀貨五百枚用意しろよ。

其れで元康が勝ったらラフタリアを解放する」」

 

「因みに私が勝ったら元康君のポケットマネーから銀貨二百枚で、元康が勝ったらソキャートを解放する」

 

「よかろう。元康殿もそれでかまわんか?」

 

「ええ、構いません。」

 

「それでは決闘じゃ!」

 

そして、宴が終わるまでに数時間が経ち、決闘と言う茶番劇が行われる城の庭移動した。

今、決闘会場と化していた、辺りには松明が焚かれ、宴を楽しんでいた者達がみんな勇者の戦いを楽しみにしている。

さすがに元康自身のプライドが許さなかったらしく、尚文VS元康の1対1になった。

因みに私は元康の次に戦う為に尚文の後ろで待機している。

ライク、ルナ、ソキャートは錬達に預けた。

 

「では、これより槍の勇者と盾の勇者の決闘を開始する! 勝敗の有無はトドメを刺す寸前まで追い詰めるか、敗北を認めること」

 

「最強の槍と盾が戦ったら、どっちが勝つかなんて話があったよな。尚文!潔く負けを認めろ!」

 

「始め!」

 

「うおおおおおおおおおおおおお!」

「でりゃあああああああああああ!」




最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のアンケート内容女馬鹿槍の勇者北村元康の処刑方法です
締切日土日です
それでは次回作をお楽しみ下さい

PSアンケートの件ですが此方の設定ミスで古い方を評判されました。
ので設定を直したのでどうぞアンケートに参加してください。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

盾の勇者には偽りの敗北を、槍の愚者には青の処刑を

第十七話完成しました。
アンケートの設定をミスをしてしまいました。
すみませんでした。
それでは第十七話どうぞ(^o^)/


さて始まりました。

茶番劇から始まった。尚文と元康の決闘

王様、本当に盾の勇者を潰した為にやるのは流石にやりすぎだな。

始まった物はしょうがない。

この決闘を見届けるか。

確かマルティの横槍で負けるけど何で負けるか知ら無いが、ま、良いか。

開始と共に元康が尚文に突っ込む。でもそれを尚文は防ぐ。槍と盾のぶつかり合いが始まる。

 

「止めたか。流石は盾の勇者ってところだな」

 

「お前の負けだ。これが最強の槍と盾の勝負なら俺の盾を貫けなかった時点でお前の負けだ!」

 

確かに防御に隙がない限り、攻撃は通らない。

尚文が槍を弾いた。

 

「乱れ突き!!」

 

元康の矛が一瞬にして分裂し、複数に別れた矛は尚文へと飛んで行く。今の一撃はスキルである。

 

「ぐっ…!」

 

尚文の突進は止められない。盾で頭を守りながら走り抜ける。だが、これを完全に防ぎきるのは難しく、肩と脇腹を掠り尚文の身体へと痛みを与えた。掠り傷だ。

尚文はあれぐらいでやられ無いからな。

 

「エメラルド・ソーサー」

 

お返しに私が渡したスキル、エメラルド・ソーサーを出して投げた

確かにあれは防御に攻撃もできる万能スキルだ。

投げたエメラルド・ソーサーは見事に元康の腹に当たった。

 

「痛、何だそのスキルは…あっ?」

 

何か元康が何かに気が付いた。

 

「いてっ!」

 

元康の腹にはオレンジ色の丸いものが噛み付いていた。

尚文はマントで隠されていた自分の体を見せる。

尚文の体にはオレンジバルーンがいっぱい噛みついていた。

武器が使えないからそれを武器に。

まぁ、魔物を使ってはいけないってルールで言ってなかったし。

 

「何のマネだ?」

 

「どうせ勝てないなら嫌がらせでもしてやろうと思ってな?」

 

今の尚文には最善、最高の戦術だ。

 

「正々堂々戦えってんだ!」

 

元康が槍で再び攻撃した。

すると尚文の盾が黒い犬の顔が付いた盾に変わり、それが飛び出し噛み付いてきた。

 

「エアストシールド!」

 

今度は緑色の盾を出現させ、そして元康に飛んでいって攻撃をした。

今のは効いたな。

 

「シールドプリズンッ!!」

 

オレンジバルーンを2個投げ、元康の周りに緑色のエネルギーの盾と鎖が現れて其れを囲んで元康とオレンジバルーンを同時に閉じ込めた。

 

「こら!やめろ!地味にいてぇ!」

 

中でオレンジバルーンの攻撃を受けているみたいだ。

しかし尚文も考えたね。

いくらオレンジバルーンが弱いとはいえ、あんな逃げ場がないせまい場所で、しかも得物が槍の人間が襲われたらひとたまりもない。

其れにしてもそれにしてもさっきから尚文の悪口などが聞こえる。

卑怯とか華が無いとか、確かに試合だか戦場になれば綺麗も汚い無いんだか

と思っていると元康を閉じこめていた緑色の盾が消えた。

時間切れか。

 

「さっさと負けを認めろ、これ以上醜態を晒すなモテ男。」

 

「誰が降参なんか‥」

 

「そうか。ならお前の顔と股関を集中的に攻撃してやろうか?」

 

尚文、悪党顔になっているよ。

と思っていると尚文の後ろにいたマルティが片手を尚文に向けて何か空気の塊を作り出した。

まさか

 

「尚文、後ろ!」

 

「後?」

 

尚文に警告を放ったが時すでに遅かった。

マルティはもう風の魔法をもう放っていて尚文の背後を強く押され私の所に飛んで来た。

その後は隙を突かれ、元康の猛攻を受け始めてしまう。

 

「ライトニングスピア!」

 

「うわぁぁーー!!」

 

必殺技を受け、倒れてしまった。

 

「俺の勝ちだ」

 

私は急いで尚文に近づいて

 

「尚文!!」

 

と声を掛けた。

 

「大丈夫だ」

 

そう言いながら立ち上がって

 

「待て、一対一の決闘に横槍が入った。今の勝負は無効だ」

 

「はっ?」

 

「お前の仲間が決闘に水を差したんだ」

 

「はっ!負け犬の遠吠えだな」

 

「違う、氷水も見たよな。

元康の仲間が魔法を使ったのを」

 

「えぇ、確かに使ったのを見たよ」

 

「そうだよな!そこにいた奴らは見ていただろう!あの女!元康の仲間が!魔法を使ったの!」

 

と尚文は周りに意見を求めたがしかし、誰一人何も言わなかった。

 

「罪人の勇者の言葉など信じる必要はない。

槍の勇者よ!其方の勝利だ。

そして蒼青の勇者、罪人の勇者の肩を持つ必要は無い」

 

と王様そう言いながら権利を挙げて真実を蹴った。

本当に尚文の邪魔するつもりか

 

「流石ですわモトヤス様!」

 

「あぁ」

 

元康と抱き合うマルティの姿、見ているだけで吐き気がする。

横槍するマルティも悪いが他人が与えた偽りの勝利に酔いしれる元康はもっと悪い

 

「見事だったぞ!モトヤス殿!」

 

「はっ!」

 

元康のもとに王が来た。

私は本当にこの人が王様なのか疑い始める

 

「流石は我が娘マルティが選んだ勇者だ」

 

「えぇ、パパ」

 

あらかじめ王様の記憶を盗み見しているから

驚きは無い

 

「それにしてもマインが王女様と知った時は驚いたよ」

 

「はい!私も世界平和の役に立ちたくて」

 

世界平和に立ちたいなら何故戦力を減らす真似をする。

私には分からない

 

「尚文様!」

 

ラフタリアが悲痛な声をあげた。

 

私はすぐにそちらを見る。

そこには膝をつき、目に見える程の邪悪なオーラが身体中から溢れ出している尚文がいた。

カースシリーズが正式に解放されたか。

私がダインスレイヴのカケラで擬似的に解放しただけ

本当の解放はしてない

 

「尚文」

 

私は尚文に近寄った。

 

「寄るな!」

 

私は思わず立ち止まってしまう。

 

「俺は…やってない‥やって‥ないんだ‥」

 

尚文は涙を流しながら、壊れたロボットのように呟き続けている。

 

尚文‥

私は再度王様達の方を見た。

ラフタリアに刻まれている奴隷紋を解除する所だ。

たく貴方達が勝手に呼んだ立場なのに勝手に冤罪を掛けて挙げ句の果てにはラフタリアを奪い取る。

流石に私でも許せない

だけど、あんたらのの計画には誤算があるぞ。それは‥

 

パァン!

 

「は…?えっ…?」

 

「この、卑怯者!」

 

「え、ちょっと…?」

 

叩かれた元康は呆気に取られたような顔をする。

 

「卑怯な手を使う事も許せませんが、私が何時助けてくださいなんて頼みましたか!?」

 

「なっ!?モトヤス様になんて事を!」

 

「で、でもラフタリアちゃんはあいつに酷使されてたんだろう?」

 

「貴方がナオフミ様の何を知っているのですか!ナオフミ様はいつだって私に出来ない事をさせませんでした!私が怯えて嫌がった時だけ戦うように呪いを使っただけです!」

 

「それが駄目なんだ!戦いは強要するもんじゃない!」

 

「ナオフミ様は武器が使えないのです!なら誰かが戦うしかないじゃないですか!」

 

「だからといって君が、その役目を担う必要なんてないだろ!きっと奴らのことだ!ボロボロになるまで使われるに決まってる!!今はそうじゃなくても、いずれそうなる!!」

 

「ナオフミ様は今まで一度だって私を魔物の攻撃で怪我を負わせた事はありません!疲れたら休ませてくれます!」

 

「い、いや…アイツはそんな思いやりのあるような奴じゃ…」

 

なら援護射撃しますか

 

「悪いね、元康、ラフタリアが言っている事は本当よ、もし尚文が貴方のイメージ通りなら、今頃この子は此処には居ずに唐の昔に死んでいるはずよ」

 

「嘘だ!尚文はそんな奴じゃ…「これを見てまだあなたはそんな事が言えるのですか!だったら貴方は病を患ったいつ死ぬかもしれない奴隷に手を差し伸べる事が出来ますか?

更にナオフミ様は私が食べたいと思ったものを食べさせてくださいました!病で苦しむ私に貴重な薬を分け与えてくださいました!貴方にそれが出来ますか!」

 

「で、出来る‥!少なくともアイツよりかは‥!」

 

「なら貴方の隣には私ではない別の奴隷がいる筈です!それに!ナオフミ様の事をよく知りもしない癖に少なくともなんて軽々しく言わないでください!」

 

「確かに、貴方の仲間たちは全員人間ね」

 

尚文‥お前良い仲間に出会えたな。

ラフタリアは君の事をここまで思ってくれる、この子がいたら尚文は大丈夫だ。

 

言いたい事を言うと、ラフタリアは流れる涙を拭いながら。

尚文へ歩いてくる。私はラフタリアの方へ歩く。

 

「ラフタリアちゃん、尚文をこれからも頼むわよ

今の彼を救えるのは一番彼と長くいる君だけだと思ってる。」

 

「コオスイ様じゃ無くて私ですか?でも何をすれば‥」

 

「簡単よ。

此れから尚文に理不尽な理由を突き付けて尚文の道を隠して来て尚文は道を失い迷子になる。

なら貴方の役目は?因みに二つあるは」

 

「ナオフミ様の剣と道標?」

 

「正解、ならこれからも尚文をよろしくね」

 

「はい」

 

「其れとそろそろ行った方が良いよ。

後は任せて。

尚文の分も君の分も仇をとって置くから」

 

「はい!」

 

ラフタリアの返事を聞いて私は元康の方を見た

 

「元康どうする?ラフタリアの回収を失敗したが私の奴隷のソキャートを解放するかしら?

まさかと思うがラフタリアを回収する為に約束しただけで私の約束は破るのかしら?

其れとも女の私に負けるのが怖いのかしら?」

 

「いや、女の子に手を出すのは気が引けるが、ソキャートちゃんを解放する為にやるしかない」

 

「そう、あれをやる理由が揃った」

 

「あれ?」

 

「直ぐに解るわよ」

 

「そうか。

其れとコオスイ、武器は?」

 

「何、直ぐに取り出すわ」

 

そう言って右手に〔VSチェンジャー〕を左手に〔ブルーダイヤルファイター〕を持った。

 

「ちょ、銃は卑怯だぞ」

 

「良いではないかしら、私は女よ。

此れくらいハンデを貰う権利あると思うはよ」

 

「そ、そうだな」

 

「其れにこの子はそれだけじゃ無いは」

 

「其れどうゆう意味?」

 

「こうゆう意味よ」

 

≪推薦BGM、怪盗戦隊ルパンレンジャーのテーマ≫

 

そう言って左手に持っている〔ブルーダイヤルファイター〕を〔VSチェンジャー〕にセットして

 

BLUE!

 

ダイヤルを回して

 

2・6・0

 

そしてグリップを握って

 

マスカレイズ!

 

銃口を回転して

 

怪盗チェンジ

 

「ハァっ」

 

引き金を引いて

 

ルパンレンジャー!

 

そして私はルパンブルーになった。

 

「なぁ!、姿が変わった」

 

元康、結構驚いている。

ならあれも言いますか。

そう思い手元に一枚のカードを取り出して。

元康の足元に投げて[サク]とカードが地面に刺さった。

 

「うん、何だ?」

 

元康は何の疑い無しに地面に刺さったカードを拾った。

それと同時に宣言した

 

「予告する。

盾の勇者、岩谷尚文から偽りの嘘で奪った勝利を奪い返せて頂きます。

蒼青の勇者、鞘波氷水より」

 

「なぁ、あれは俺、実力手に入れた勝利だ‼︎」

 

「なら此処で意を示せ」[パチン]

 

そう言って指を鳴らしたら元康が持っているカードが小さく爆発した。

 

「うあ」

 

元康は爆発で少し怯んだ。

その間に元康の懐に潜り込んで

 

「なぁ‼︎」

 

「せい」

 

元康の腹にヤクザキックをお見舞いした。

元康は吹っ飛ばされて地面に2、3回、回転したが直ぐに体制を治して

 

「乱れ突き‼︎」

 

槍のスキルを私に放ったが

少し遅いと思って右手に持っている〔VSチェンジャー〕を左手に持ち替えて右手に〔ルパンソード〕を取り出して、全部、叩き落とした。

 

「なぁ」

 

元康は自分のスキルが刀一本で防がれたのを驚かれた。

私は其れを他所に〔VSチェンジャー〕を空中に投げて

〔ルパンソード 〕をソード部分からマジックハンド部分を左手に持ち替えて元康の右手を掴んで思い切り、[グイット]引っ張った。

 

「イタタタ」

 

あんまりに驚いていて槍を握る力が無くて槍ごと右手が引っ張やれた。

此れは嬉しい誤算だ、私その間に空いている右手で顔面をストレートに殴って次に男の大事な部分と言われている、を蹴った。

 

「ハッる」

 

何かさっき顔面を殴ったせいなのか顔のあざの青色なのか顔色の青色か判らない。

一応、私もドラマの最終回の撮影でアクション監督が最後だし本物の殴り合いのシーンを撮りたい理由でCGやアクター無しの本気の殴り合いした。

其れも集団で。

最初は良かったけど、後ろから股を蹴られてあんまりの痛さに蹲ってしまってその後、少し袋叩きの集団リンチされたがお爺ちゃんが教えてくれた、武術で何とか凌いだ。

その後、少し包帯などを巻いて家に帰ったら家族に心配されて、その理由を家族に話したらアクション監督の住所や電話番号を聞いて来たから電話番号だけ教えたら、翌日アクション監督が私の家に来ていきなり土下座した。

その後はお爺ちゃんにお婆ちゃんにお母さんに父さんと問題を起こした、アクション監督にO☆HA☆NA☆SIしたみたいだけど何故かお話の部分が【魔法少女リリカルなのは】の高町式のO☆HA☆NA☆SIに聞こえたし母さんが私と妹に急遽に1万円をお小遣いを渡して遊んでいってねを覚えている。

家に帰ったらゾンビぽくなったアクション監督と出会した。

あれは一種のトラウマだった。

其れで問題になったシーンは良かったのかそのドラマ過去最高の主張率を記録してそれでドラマは人気になって

バラエティ番組に出演した時なんかそのドラマの格闘シーンを突かれた。

そう思いいながら〔ルパンソード〕のマジックハンドで掴んでいる右手を離して回し蹴りをした。

元康は金○の痛みでろくに防御して居なくクリティカルヒットされてぶっ飛んで土煙が上がった。

そして空中に投げた〔VSチェンジャー〕を右手でキャッチして土煙に向けて三発撃った。

因みに威力は弱めている

結果、

 

「痛、ぐぶ、アギャ」

 

多分全弾命中

流石に此れで潰れたら話にならない。

そう思っていると

土煙が晴れた。

其処には槍を杖代わりにしてガニ股になって立っている。

 

「なあ、元康、降参した方がいいわよ。

さっきのやり取りして今の自分の実力分かったでしょ」

 

「そ、それは、出来ない。

ソキャートちゃん、開放、する為に、降参、出来ない」

 

「そうか、ならさっきよりも痛い目にあるわよ。

其れと邪魔しないで」

 

左手に持っている〔ルパンソード〕で後ろに向けて斬を入れた。

すると空気の塊みたいな物を切れた。

犯人は分かっている。

マルティだ。

さっきみたいに私を飛ばしてその間に元康は体制を治して、そして反撃して逆転勝利するつもりだが、悪いねマルティの立ち位置や風の流れを読んでいれば直ぐに解る。

 

「そんじゃあ処刑タイム、開始」

 

そう言って〔ルパンソード 〕を仕舞って〔ドレイクグリップ〕を取り出した。

すると何処から〔ドレイクゼクター〕が飛んで来て〔ドレイクグリップ〕と〔ドレイクゼクター〕が合わさって銃になった。

そして

 

「変身」

 

HENSHIN

 

ルパンブルーにドレイクのマスクドフォームのプロテクトが装備された。

 

「なぁ‼︎」

 

「更に」

 

〔ドレイクゼクター〕の尻尾を引っ張った。

するとマスクドフォームのプロテクトが外れかけて

 

「キャストオフ」

 

〈CAST OFF!〉

 

マスクドフォームのプロテクトが外れて飛んだ。

 

〈CHANGE DRAGONFLY!!〉

 

ルパンブルーに赤いマフラーが装備されている。

 

「クロックアップ」

Clock up

 

そして私は高速状態になって姿を消した。

 

「消えっt、ぐっふ」

 

元康が何か言ったけど今は潰すと思いながら腰に回し蹴りを入れた。

次に四つん這いになった元康の周りを回って〔VSチェンジャー〕と〔ドレイクゼクター〕の銃口を空に向けて引き金を引いて球を連射した。

流石、クロックアップ、銃から放たれた球が空中で止まって見れる。

皆んなからは多分早すぎて何かなんだか、わからない状態。

そして

 

「食らいなさい」

 

四つん這いになっている元康に横に行き、腹を蹴り上げた。

私の速さに見惚れている無防備の元康は打ち上げられた。

そしてその先は私が放った球の中心点だ。

そして

 

CLOCK OVER

 

私の高速形態が解除されて

 

「え!?ギャぁぁぁぁ」

 

「モトヤス様」

 

私が放った球が一気に元康の元に殺到した。

380度からの一斉射撃、此れを食らって無事なのは尚文だけ。

 

「さあ、仕上げよ」

 

そう言って〔ドレイクゼクター〕の羽を畳んでスコープを作り〔ドレイクゼクター〕の尻尾を引っ張って、其れを空中に投げて、更に〔サイクロンダイヤルファイター〕を取り出して〔VSチェンジャー〕にセットされている〔ブルーダイヤルファイター〕を外して〔サイクロンダイヤルファイター〕をセット

 

サイクロン!

 

すると空気の流れが私の後ろに集まり出した。

またマルティの妨害だけど空気の流れで直ぐに解る。

私に不意打ちしたいなら気配を消して高速で仕留めてください

マルティは風の弾丸を放ったが私は高く回転しながらジャンプで躱した。

そしてダイヤルを回して

 

3・1・9、マスカレズ

 

落ちてくる元康を超えてグリップを握って銃口を回転して

 

怪盗ブースト

 

そして空中に投げた〔ドレイクゼクター〕をキャッチして、落ちる元康に〔ドレイクゼクター〕のスコープを覗いてロックして

 

サイクロンライダーシューティング

RIDER SHOOTING

 

私のオリジナル必殺技を放った。

空中にいた元康は私の必殺技をもろに食らって地面に熱いキスをした。

私は華麗に着地して

 

「貴方が盾の勇者の岩谷尚文から嘘で奪った勝利は予告通りに奪い返せて頂きました」

 

これ以上誰も文句の言いようがない勝利を収めた。

 

「其れにしても、もう少し早く来れなかったの?錬、樹」

 

「すまん、兵士に足止めを食らった」

 

「其れにしてもやりすぎですよ。

氷水さん」

 

「確かに、だけど女馬鹿には此れぐらい罰は良いよね?」

 

「確かにですね」

 

「異論は無い」

 

「ならもう寝ましょう」

 

「そうだな」

 

「そうですね」

 

そう言って私と錬と樹は女馬鹿をほったらかしにして城の庭を後にした。

私が部屋に戻ろうとしたらルナ、ライクにソキャートが迎えに来てくれた。

 

「お疲れ様でした、コオスイ様」

 

「オーナー、かっこよかった」

 

「コオスイ様、良かったです」

 

「そう、所で剣の勇者と弓の勇者が兵士に足止めされて居たを聞いたけど、それ本当?」

 

「はい、レンさまと弓の勇者が兵士と言い争って居ました。」

 

「そう」

 

本当に国を潰す気かしら、王様達は

 

「今宵はもう遅いから休みましょう」

 

「「「はい」」」

 

そう言ってライクと別れて与えられた部屋で今日を終わらせた。

明日何をしよう




最後までお読みいただきありがとうございます。
今回もアンケートを取ります。
期限は小説三つ分か四つ分です。
次回もお楽しみ下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

またまた新しい力とソキャートの願い

第十八話出来ました。
今回は少し無理やり感が出来ていると思います
無理やり感が在りましたらご遠慮無く感想言ってやって下さい
それでは第十八話どうぞ


私が目を覚ますと目の前にカエサル様がいた。

 

「氷水ちゃん、初めての波お疲れ様」

 

「お疲れ様です」

 

「其れで初めての波はどうだった?」

 

「そうですね確かに勇者が呼ばれるのも納得します」

 

「そう言うと?」

 

「数は多いですし、倒せば倒した分だけ強くなります」

 

「そうか」

 

「そうとカエサル様、今回私を呼んだのはこんな下らない事では無いですね」

 

「そうゆうと?」

 

「簡単ですよ。

神様が簡単に下界の人間にこんな事を下らない感想を聞く為降りれば他の神様が黙って居ませんよね。

唯一、他の神様が文句言われず接触できる方法は選ばれし人間に新しい力を与える事と人間に厄災を予言として教える事ですよね」

 

「そうだね。

確かに君に新しい力を当たれる為だよ」

 

「そうですか。

其れで新しい力は?」

 

「僕の友達の神様が趣味で作っている物を少し頂いてね。

君にも少しおそそ分けをしようかなと」

 

「其れでその神様は何を司っていますか?」

 

「防具と武器だね。

転生者の防具と武器は殆ど彼が作っている」

 

「そうですか」

 

「二つ選んでね」[パチン]

 

とカエサル様が指を鳴らした。

すると私の前にホログラムパネルが現れた。

内容は全部、防具50と武器50だった。

 

「少し考える時間を下さい」

 

「ゆっくり選んでね。

そうそう自分以外の武器や防具だったら一つ選んで構わないから」

 

〜30分後〜

 

「カエサル様、決まりました」

 

「其れで?」

 

「【インフィニット・ストラトス】のセシリア・オルコットの〔ブルー・ティアーズ〕と【キルラキル】犬牟田宝火の〔探の装〕で。

其れと他人用は仮面ライダーのバルカンセットでお願いします」

 

「二つとも電子機器ね。

選んだ理由は?

其れとバルカンの理由もね」

 

「多分ですか尚文は援助が無くなる気がしますので私なりの援助する為に高度な演算処理が出来る物が此れだと思いまして

バルカンは勘です。」

 

「そうか。

あんまり弄り回さないでくれる」

 

「原作を崩すとやっぱり大変な事が起きますか」

 

「そうだね。

僕が責任囚われるからね」

 

「善処します」

 

「僕の上司達がやばいと判断しなければOKだから」

 

「分かりました。

でも神様がこの短期間で新しい力を与えるのも問題だと思います」

 

「其処を突いてくるか。

痛い、だから当分は観戦だけにしておくから

じゃあまたね」

 

「分かりました。

失礼しました」

 

そう言って私の意識が薄れて、意識を離した。

そして私が意識を拾った時には昨日寝た部屋だった。

隣にあった机には畳まれた〔探の装〕と小さな箱と横には【A.I.M.S】と書かれているアタッシュケースがあった。

私はベッドから降りて小さな箱を開けたら待機状態のピアスになっている〔ブルー・ティアーズ〕があった。

早速装備するか。

そう言って耳に待機状態の〔ブルー・ティアーズ〕を装備して今着ている服を脱いで代わりに三つ星極制服である。〔探の装〕を着た。

ピッタリだ。

流石神様が作った服だ。

次にアタッシュケースを開けたら〔エイムズショットライザー〕とバルカンが使う〔プログライズキー〕の〔シュウティングウルフプログライズキー〕と〔パンチングゴングプログライズキー〕其れに〔アサルトウルフプログライズキー〕に〔アサルトグリプ〕付きと来た。

其れとウルフの中で一番豪華で後ろにガトリング見たいな弾倉が付いている〔プログライズキー〕があった。

確か仮面ライダー迅バーニングファルコンの次にバルカンの強化が出るか出ないかの噂があったな

確か名前は…書いていないな

絶対バルカンの強化アイテムだな

理由?

ゼロワンの狼はバルカンしか居ない

取り敢えず、アタッシュケースを閉じて

 

『ラケル』

 

『何ケル』

 

『空間魔法を出して』

 

『分かったケル』

 

空間魔法陣が私の前に現れて其れに入れたら

 

「コオスイ様、おはようございます」

 

「オーナー、おはよう」

 

「ルナ、ソキャート、おはよう」

 

ルナとライクが起きた。

 

『ラケル閉まって』

 

『分かったケル』

 

と空間魔法陣が無くなった。

 

「コオスイ様、その服は?」

 

「此れ、なんか朝、起きて軽く此れを調べたら何か此れがあったから装備した」

 

そう言いながらブレスレットを見せながら言った。

 

「そうですか」

 

「分かった」

 

「ライクと合流するか」

 

「「はい」」

 

その後ライクと合流して朝飯を食べて収集がかけられて謁見の間で全員合流した。

 

「では今回の波までに対する報奨金と援助金を渡すとしよう」

 

王様の声で金袋を持った側近が現れる。

 

「まず最初に錬殿、やはり波に対する活躍と我が依頼を達成してくれた報酬をプラスして銀貨3800枚、そして樹殿……貴殿の活躍は国に響いている。よくあの困難な仕事を達成してくれた。銀貨3800枚だ。

次に元康殿はすまんが昨夜の決闘で蒼青の勇者に負けて決闘の内容合わせて少し落とさせていただく。

よって銀貨3900枚だ。

そして蒼青の勇者の評判の良さは我の耳に入っている。

よって決闘と合わせて銀貨3000枚だ。」

 

とうとう私の名前を言わなくなったか

 

「それと盾にはもう少し頑張ってもらわねばならんな。

援助金だけだ」

 

尚文も名前ではなく盾しか言われないてか勇者抜きですか。

 

その後は其れ解散して私は尚文に寄った。

 

「尚文、おい此れ」

 

銀貨千枚が入っている袋を投げた。

 

「氷水か、てこんなにもらって良いのか?」

 

「良いよ。

多分私の次に強いのは尚文だから

其れと無駄使いしないでね」

 

「そうか、助かる」

 

何か尚文の顔が少し明るい。

 

「其れと此れも」

 

あらかじめ用意して居た勇者であるシリーズの〔防人の大楯〕のカードを取り出して尚文に差し出した。

 

「あぁ、ありがとう」

 

そう言って尚文は受け取って盾に入れた。

そして尚文は盾を変換させたが[ドゴン]あんまりの重さに落とした。

 

「ちょと重いな此れ」

 

「確かにさっき、ドゴン、て音がしたからね。

此れは範囲攻撃の時か大きな敵の時にに使った方が良いわね」

 

「そうだな」

 

「そろそろ別れた方が良いわよ」

 

周りの目線がこっちに向けて来ている。

 

「またいつか会いましょう」

 

「そうだな」

 

そう言って尚文と別れた。

私達が城を出ようと思った時

 

「お待ちください勇者様」

 

 そこで別の扉からメイドが呼びかけて来ました。

 その手には水晶玉を持っていて何やら詠唱を始めた。

 

「どうかしましたか?」

 

「勇者様の魔法の適正診断をしますのでこの水晶玉を覗いてください」

 

「分かりました」

 

私は試しに水晶玉を覗き込んだ。

すると水晶玉は青と水色に光出した。

 

「なるほど、コオスイは水と氷と回復に適正がありますね」

 

多分私が使っている能力が水と氷が多いから其方に反応したのかな?

 

「わかりました、少々お待ちください」

 

そう言って入って来た扉から出ました。

直ぐにメイドが水晶玉を3つほど持ってきた。

 

「おまたせしました勇者様、勇者様の適正にある水晶を持ってきましたのでお使いください」

 

「ありがとうございますが、何分魔法には弱いから説明出来るかしら?」

 

「分かりました。

水晶玉を持ったまま解放するようにイメージしてください」

 

解放するイメージか、取り敢えずやってみるか

そう思いながら水晶玉の一つ取った。

すると何が私の中に入って来た。

すると[ピロリン]と音が流れて

ーーーーーーーーーーーーーーーー

新しい魔法が解放されました。

ファストアクア

ツヴァストアクア

ファストヒール

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「この魔法の正体は?」

 

「はい、渡した順番から水が出る魔法、その強化版、体力を回復する魔法です」

 

「そう、分かった。

ありがとうございました」

 

「良い旅を」

 

メイドと別れて城を出た。

さて今日は何をしようかなギルドに行ってクエストを受けるか其れとも行き当たりばったりのモンスター狩するのも良いな

と考えていると

 

「オーナー、お願いがある」

 

ソキャートがお願いをした。

私は歩く足を止めた。

 

 

「内容は?」

 

「救助」

 

「人数は?」

 

「二人」

 

「ターゲットの名は」

 

「苗字はわからない。

名前は解る」

 

「名は」

 

「リファナとキール」

 

「場所は」

 

「分からない」

 

「理由は?」

 

「意識を離して居たから」

 

「ならあそこに行くぞ」

 

そう言って再度歩き出した。

 

〜移動中〜

 

「久しぶりに来ましたね。

コオスイ様」

 

「確かに久しぶりね

奴隷商」

 

そう思い奴隷商のテントを見た。

 

「ライクとルナは其処で待って」

 

「「分かりました」」

 

「ソキャート行くぞ」

 

「いやだ」

 

とソキャートは拒否をした。

当然奴隷紋が起動して紫色の電撃が走った。

 

がぁぁぁぁ

 

当然苦しみだした。

 

「何勘違いしている。

ソキャートの救助の依頼を調べる為にここに来たの。

さっきの会話で寝て居て場所が分からないて言ったよね」

 

「本当?」

 

「本当よ」

 

「分かった」

 

ソキャートはそう言ると紫色の電撃は解除された。

私達は奴隷商のテントに入ようとしたら卵を抱えている尚文達に出会した。

 

「つい最近振りね。

尚文」

 

「確かにだな、氷水」

 

「私達は奴隷商のオーナーに用事があるから」

 

「そうかなら俺達には用事は無いな」

 

「又いつか」

 

「そうだな」

 

そう言ってまた尚文と別れて奴隷商のテントに入った。

 

「此れは此れは、蒼青の勇者様ではないですか。

今回の要件は」

 

と奴隷商のオーナーが迎えてくれた。

 

「この子の奴隷紋を解除したい」

 

「売却ですか?」

 

「違うは単に奴隷紋の解除と情報が欲しいだけよ」

 

「そうですか。

失敬しました」

 

「分かってくれたらならは良いはよ。

取り敢えず奴隷紋を解除して」

 

「分かりました」

 

そう言って一旦奥に行って何か持って来た。

 

「其れは?」

 

「聖水でございます。

呪いを特には此れが一番ですので」

 

「そう」

 

「では行かせていただく為に座らせ頂きませんか」 

 

確かに奴隷商のオーナーの背ではソキャートの奴隷紋は解除出来ないわね

 

「ソキャート、お座り」

 

「はい」

 

そう言ってソキャートは座った。

 

「では行きます」

 

そう言って奴隷商のオーナーは聖水を奴隷紋に掛けた。

すると奴隷紋みるみる無くなった。

 

「此れで奴隷紋は解除しました」

 

「分かった。

次に情報よ。

値段は銀貨五百枚で。

因みに其れに奴隷紋の解放値段が入っている」

 

「構いませんよ。

其れで欲しい情報とは」

 

「この子がを買う時に言った拷問好きの主人を聞きたい」

 

「其れになりますとイドル=レイビアになります」

 

「場所は」

 

「少々お待ち下さい」

 

そう言って棚から地図を持って来て広げた。

 

「此処から歩いて2日、馬車で丸一日ぐらい掛けて着く亜人解放区域の隣になります」

 

奴隷商のオーナーはそう言いながら地図にある部分指した。

 

「其処か」

 

「此れで宜しいですか?

他にも欲しい情報はございませんか?

その場合、追加でお代を頂きます」

 

「いや、十分だ。

ソキャート行くわよ」

 

「分かった」

 

「又のご利用を」

 

そう言われて奴隷商を後にした。

外に出てたら外に待機して居る。

ライクとルナが居た。

 

「あ、コオスイ様」

 

「次はどちらに行きますか?」

 

ルナが次の目的を聞いて来た。

 

「武器屋だ」

 

〜移動中〜

私達は武器屋に到着して入った。

 

「青の嬢ちゃん、いらっしゃい」

 

武器屋のオーナーが出迎えてくれた。

 

「お邪魔しますね」

 

「で、今日はまた武器を売りに来たのか?」

 

「違いますよ。

今回は買いに来ました」

 

「珍しい事もあるな」

 

「売りっぱなしも、しゃくですからね」

 

「そうか。

で、何を買うんだ?」

 

「そうですね。

指抜き手袋とガントレットですね。

予算は銀貨、五十枚以内で」

 

「そうなると。

ちょと待ってろ」

 

そう言って武器屋のオーナーは店の奥に行った。

 

「オーナー」

 

ソキャートが呼んだ。

私はソキャートの方を向いた。

 

「何?ソキャート」

 

「オーナー、此れ買って」[ジャッキー]

 

両手にナイフを5本ずつ扇状態に展開した。

 

「理由は?」

 

「飛び道具が欲しい」

 

「弓じゃあ駄目?」

 

「投げナイフがしっくり来る」

 

「分かった」

 

「因みにナイフは50本」

 

「その理由は?」

 

流石にソキャートだけ使うには多い。

一応理由を聞かないと

 

「ライクの分も含まれている。

後ルナは矢が欲しいみたい」

 

「二人共武器が欲しいの」

 

「うん」

 

一応ライクとルナも理由を聞かないと

 

「ライクとルナ」

 

「「はい、何でしょう」」

 

「矢とナイフが欲しいみたいけど、理由を聞かせて欲しい」

 

「其れなら私が先にいきます。

理由はコオスイ様がくれた道具は便利です。

矢が無尽蔵に出ますし強力な技を出したい時はペンをインクに刺して星を描けば出せます。

ですが其れは着替えた後です。

着替える前に不意打ちを食らったら意味が無くなりますから万が一不意打ちを食らっても直ぐに対応出来るように矢を補充したいです」

 

「ライクは?」

 

「ルナと同じです」

 

「そうなら買いましょ」

 

「青の嬢ちゃん持って来たぞ」

 

と武器屋のオーナーはカウンターに指抜き手袋とガントレットを置いた。

 

「ありがとうございます。オーナー

後、刀ありますか」

 

「かたな?」

 

オーナーの反応からしてなさそうだな

だか

 

「刀身が片方しか無い剣です」

 

「其れならあるぞ。

ちょと待ってよ」

 

武器屋のオーナーは又店の奥に行った。

さてその間に指抜き手袋とガントレットを選ぶ

さっき百枚から五百枚まで言ったが改造して〔インテリジェントデバイス〕にするから安い奴にするか。

でも耐久性が心配だな。

取り敢えず指抜き手袋は安い奴にするか。

そう考えながら銀貨三枚の指抜き手袋を手に取ると

 

「青の嬢ちゃんお待たせ。

取り敢えず刀身が片方しか無い剣を全部持って来たぞ」

 

そう言いながらオーナーはカウンターに刀を置いた

刀の内容は〔シミター〕〔シャムシール〕〔ファルシオン〕〔サーベル〕だった。

此処は〔シミター〕にするか

 

「オーナーこの剣にするは」

 

「まいど」

 

やり取りした後は〔シミター〕を取った。

取り敢えず護身用の刀は確保と

と考えていると[バッチン]と〔シミター〕が私の手から弾き飛ばされた。

鞘に入っていない〔シミター〕は天井に刺さった。

 

「おいおい、青の嬢ちゃんもか」

 

「知っているですか?」

 

「なんでも盾の兄ちゃんが剣を持った時弾き飛ばされたみたいで、盾の兄ちゃんが言うには何でも同じ武器しか使えないみたいで」

 

「そうですか、なら他の武器も試します。」

 

「そうだな」

 

その後は槍に斧、弓に杖、短剣にガントレット挙げ句の果てには盾を持ったが、全部[バッチン]と弾かれた。

 

「おいおい、青の嬢ちゃんとことん武器に嫌われているな」

 

「そうですね」[ピロリン]

 

急にステータスが現れた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※注意※

ブレスレットに内蔵されていない武器は使用不可です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それを早く教えなさい

 

「何でもブレスレットに内蔵されている武器は何の問題もなく使えるですが」

 

そう言いながらブレスレットを掲げた。

 

「そうか、それで青の嬢ちゃん、何だ其れは?」

 

「此れですが、何でも蒼青の勇者の証みたいです」

 

「そうなのか、この前来た時にはそんな物付けていなかったよな。」

 

「私は相当なイレギュラーの勇者みたいでソキャートの装備を買った翌日に何故か装備されていました」

 

「そうか」

 

「所でこの中で安くて耐久性が高いガントレットはどれですか?」

 

「そうなると、安くは外して、このアダマン鉱石で作ったガントレットになるな」

 

「そうですか。

値段は?」

 

「ピッタリ銀貨五十枚だ」

 

「そうですか。

其れで両手でお願いします。

後この指抜き手袋も両手で、ナイフ五十本と矢は…ルナ、矢は何本必要?」

 

「えっと50本で」

 

「矢は五十本で」

 

「そうか、沢山買ってくれるから少し割引するぞ。

銀貨百五十枚でどうだ?」

 

「本来の値段は?」

 

「銀貨二百枚」

 

「分かった。

その値段で買う」

 

「まいど」

 

そう言って銀貨百五十枚入りの袋を出した。

 

『ラケル空間魔法を出して』

 

『分かったケル』

 

と私の前に空間魔法陣が現れて武器屋で買った両手セットのガントレットと指抜き手袋を空間魔法陣に入れた。

ナイフはライク、ソキャート其々25本ずつ持った

ルナは筒に矢を50本を入れた。

 

「つぐつぐ便利だなその魔法」

 

「確かに便利ですよ荷物が嵩張らないから」

 

「そうか」

 

私達は出入り口に行って

 

「又お世話になります」

 

「また来いよ」

 

武器屋のオーナーにそう言われて、私達は武器屋をあとにした。

 

「コオスイ様次は何方に?」

 

「服を作る道具が欲しいから裁縫屋に行きたい」

 

「それならこっちにあります。」

 

ルナはそう言って皆より前に出て案内をして私達はルナの案内に付いていく事にした。

~移動中~

ルナの案内で一つの店の前に着いた。

 

「此処です。」

 

「そう、ありがとう」

 

とルナにお礼を言って裁縫屋に入った。

 

「いらっしゃいませ」

 

と薄い茶髪のショットカットで眼鏡を掛けている女の人が出迎えてくれた。

 

「服を作るためにのセットが欲しい。

出来れば旅の合間でも出来るタイプで」

 

「分かりました。

少し待ってください」

 

そう言って女の人は店の奥に行って直ぐに戻って来てカウンターに糸切りハサミ、布切りハサミ、メジャーそれから針刺しが入っている針セットの箱に組み立て式の機織り機がセットになった裁縫セットを置いた。

 

「それから色付きの繊維が欲しい

13種類で赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫、白、灰色、黒をお願いします」

 

「分かりました。

少々お待ちください」

 

と女の人は糸の棚から色を選び出した。

どうして服を作る気になったのは尚文達の為である。

尚文には〔インテリジェントデバイス〕を作るとして

ラフタリアには〔極制服〕を作ると決めた。

それで問題が起きた。

それは極制服の命である〔生命戦維〕が無い

最悪〔探の装〕の〔生命戦維〕を抜き取って〔探の装〕を二つ星にしてラフタリアの極制服を一つ星にするか

でもそれは戦力低下してしまう

はっきり言って〔原初生命戦維〕さればいくらでも作れるが無い。

勇者の力なんとかんらないのかな

と考えていたが[ピロリン]とステータスからメッセージが流れた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

生命戦維が作れるようになりました。

作り方

蒼青のブレスレットに生き物を入れてください

生死は問いません

あとは自動で作ります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

此れはうれしい誤算だ。

 

「お待たせしました」

 

と丁度女の人が戻って来た。

 

「値段は」

 

「えっと、銀貨千枚になります。」

 

「分かりました」

 

そう言って銀貨千枚入っている袋を渡した。

「はい、確かに受け取りました」

 

その後は空間魔法で勝ったのを全部入れた。

お店の人少々ビックリしていた。

 

「私達失礼します」

 

「又のご利用ください」

 

私達裁縫屋を出た

 

「コオスイ様、次は」

 

「少しバイクで遠出するわよ」

 

〜移動中〜

 

バイクで遠出する為に王都の城壁の外側に行った。

 

「コオスイ様、何でバイクで遠出するんですか」

 

ルナが、質問して来た。

目的を言っていなかったな。

 

「目的を言っていなかったね。

今回の目的は非公式の救助依頼だ。

依頼主はソキャート

ターゲットの名前はリファナとキール

目的地は此処から歩いて2日、馬車で丸一日の亜人解放区域の隣の領土主のイドル=レイビアの屋敷だ」

 

「つまりソキャートの友達を救う任務ですが?」

 

「そう言う事だ。

他に質問は」

 

「「…」」

 

「無さそうね。

此れよりソキャートの友達救出作戦を決行する」

 

「「「はい」」」

 

「ラケル、空間魔法でバイク全て出して」

 

[ポン]「分かったケル」

 

と〔探るの装〕に備わっているポーチから〔ラブリーコミューン〕から妖精体になって両手を挙げると、ラケルの魔法陣が展開されて其処から風鳴翼のバイクと〔マシンゼクトロン〕にクロミアを出した。

 

「僕はこれで失礼するケル」[ポン]

 

とラケルはまた〔ラブリーコミューン〕になって〔探の装〕に備わっているポーチに戻った

それとラケル、いつ入った。

 

「取り敢えず行くはよ」

 

そう言って私とキュアセレーネに変身した、ルナは風鳴翼のバイクに跨り、ライクは〔マシンゼクトロン〕に跨りソキャートはクロミアに跨った。

 

「では行くぞ。

目的は亜人解放区域の隣の領土主のイドル=レイビアの屋敷だ」

 

「「「了解」」」

 

そう言ってイドル=レイビアの屋敷に向けて走った。




最後までお読みいただきありがとうございます。
まだアンケートをやっていますので自由に参加して下さい
次回もよろしくお願いします


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

侵入して救助

第十九話が完成しました。
コロナ影響でで家にいる時間が増えましたのでやる事が増えました。
では第十九はスタートです。(^o^)/


さてバイクで飛ばして今日中の夜にイドル=レイビアの屋敷に着いた。

それで現在は仲間たちと一緒にイドル=レイビアの屋敷の近くの裏山で晩飯を食べながら話をしている

 

「ソキャート、救助ターゲットの特徴を言ってくれない?」

 

「キールは狼で青髪で男の子」

 

「「「ふむふむ」」」

 

「リファナは女の子で白髪でえっと獣は分からない」

 

「そうか、ご馳走様でした」

 

食器を置いて立ち上がってイドル=レイビアの屋敷を見ながら〔ブルーティアーズ〕のヘッドギアだけ起動してハイパーセンサーで屋敷を確認した。

流石に私兵が警備している。

私は〔ブルーティアーズ〕を停止して

 

「さて皆んな集合」

 

「「「はい」」」

 

と仲間が集まった。

 

「さて今回の非公式の救助作戦の説明する」

 

「「「はい」」」

 

「今回の作戦は屋敷に無断に入って救助する為、犯罪紛いになります。

ので隠密が求められますので私、ライク、ソキャートで行います。」

 

「「「はい」」」

 

「作戦の流れは私とソキャートが侵入してキールとリファナを回収する。

それだけで配置ついては私とソキャートが救助、ライクは屋敷の何処かで隠れて私がもし合図したら私達の補佐をお願い」

 

「はい」

 

「ルナは此処で待機。

もし私が合図を出したら屋敷に矢の雨降らせて」

 

「はい、所で合図は?」

 

「其れは此れ」

 

そう言いながら〔ブルーティアーズ〕を両手に展開して右手に〔スターライトmkIII〕を展開した。

〔スターライトmkIII〕を構えてそして近くの木に発射した。

青色のレーザーが木に当たり風穴が空いた。

 

「此れが合図」

 

「分かりました」

 

私は〔ブルーティアーズ〕解除して

 

「此れより非公式救助作戦を決行する。

各員配置に付け」

 

「「「了解」」」

 

STANDBY

 

其々変身アイテムを取り出して、私は〔ドレイクグリップ〕を取り出して

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

「「「変身」」」

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

〈〈 HEN S HIN〉〉

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

「ソキャート次にキャスオフして」

 

「分かった」

 

「「キャストオフ」」

 

CAST OFF!

CHANGE DRAGONFLY!!

CHANGE SCORPION!!

 

マスクドフォームからライダーフォームになった

 

「ライク、ルナ行ってくる」

 

「コオスイ様、ご無事で」

 

「いってらっしゃい、コオスイ様」

 

「行ってきます」

 

「ソキャート次にクロックアップするよ」

 

「くろっくあっぷ?」

 

そうかクロックアップの説明まだだった。

 

「クロックアップは高速で移動する物よ。

ほら槍の勇者の止めの前に私が姿を消したよね。

あれよ」

 

「どうやるの?」

 

「速くなったらなるイメージを持ってクロックアップて言うの」

 

「分かった」

 

「「クロックアップ」」

 

〈〈 Clock up〉〉

 

と高速形態になってその場から消えた。

其れで今の私とソキャートは高速形態になっている為に周りの人達には何かが通り過ぎたとしか認知しか出来ない

そのままイドル=レイビアの屋敷に向かった。

屋敷の城壁は飛びこれで中庭のオブジェクトで少し止まり隠れて

 

「ソキャート、ターゲットの場所は」

 

「地下」

 

「案内して」

 

「分かった」

 

再度移動してソキャートの案内に付いて地下に続く階段で下に降りて鉄格子の前で止まり。

そして

 

〈〈CLOCK OVER〉〉

 

「此れがクロックアップ?」

 

「そう、癖になりそう?」

 

「なる」

 

「なら、次は」

 

そう言って〔ブルーダイヤルファイター〕を取り出して鉄格子の鍵穴に翳した。

すると緑色の光を出しながら[ガッチャ]と音がして鉄格子が開いた。

 

「此処からは時間と勝負だよ。

今からターゲットを見つけたら直ぐ鍵を開けて回収が終わり次第脱出する」

 

「分かった」

 

「作戦再開」

 

「了解」

 

少し移動した。

 

「オーナー、見つかった」

 

「男、女」

 

「男」

 

「分かった」

 

と〔ブルーダイヤルファイター〕で鉄格子の鍵穴に翳した。

緑色の光を出しながら[ガッチャ]と音を立て直ぐに開いて牢屋に入った。

 

「だ、誰?」

 

と手錠に繋がれている犬耳の男の子がいた。

 

「君を救助する者」

 

手錠の鍵穴に〔ブルーダイヤルファイター〕を翳して緑色の光を出しながら[ガッチャ]と手錠を解除した。

 

「次行くぞ」

 

「はい」

 

とソキャートがキールを背負って調査を再開した。

と移動していると

 

「いた」

 

「ターゲット?」

 

「ターゲット」

 

と鉄格子の鍵穴に〔ブルーダイヤルファイター〕を翳して緑色の光を出しながら[ガッチャ]と開けた。

牢屋の中には寝そべってぐったりいる女の子がいた。

 

「リファナちゃん!!」

 

キールはリファナがを読んでいる。

この子がリファナか、私は手首を持って脈を確認した。

脈が無い、て言うか浅すぎる

今日決行して正解だった。

取り敢えず私の万能ポーションを掛ける。

すると怪我が治ってくる。

すると[カツ、カツ、カツ]と足音が複数してくる

やばい鍵を閉めるのを忘れていた。

こうゆう時に〔トリガーマシン〕があればロック出来るだけど

取り敢えず、私はリファナを背中に背負って

 

「ソキャート脱出するわよ」

 

「分かった」

 

「「クロックアップ」」

 

〈〈 Clock up〉〉

 

と加速して地下から出た。

そして中庭の直ぐに茂みに隠れると

 

〈〈CLOCK OVER〉〉

 

と丁度クロックアップが切れた。

すると

 

「侵入者だ、侵入者だ、侵入者だ」

 

バレた。

地下から出て来た私兵が大声を出した

すると城にいた私兵が動き出した。

取り敢えず合図をしないと

 

「ソキャートとこの子をお願いするわ」

 

「分かった」

 

とソキャートにリファナを預けて〔スターライトmkIII〕を展開した。

流石にデカ過ぎで茂みから飛び出した。

そのせいで私兵にこっちに気が付いた。

とにかく合図をしないと

〔スターライトmkIII〕を上に向けて引き金を引いた。

すると夜空に向かって青いレーザーが出た。

そのせいで余計に私兵が来た。

 

「侵入者め。

其処に居るので分かっている。

大人しく投降しよ」

 

投降しないよ。

其れよりもう上が明るい、私は上を見たら星の様に水色の光が降り出した。

私は急いで〔スターライトmkIII〕を閉まって〔ブルーティアーズ〕を両手に展開してを茂みから両手を出した。

すると水色のの光の矢が降って来た。

あらかじめ〔ブルーティアーズ〕を展開したお陰で絶対防御が発動した。

其れで敵の私兵達は

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

と敵私兵達は矢の雨でやられたみたいだ。

と思っていると後ろに気配がした。

私は後ろを見たら仮面ライダーシノビ に変身しているライクだった。

 

「コオスイ様、向かいに来ました」

 

「そうか、なら脱出開始」

 

「「はい」」

 

と今の私達は身体能力が高いし今の矢の雨で殆どの敵がある程度やられたし簡単に脱出、出来た。

取り敢えずルナが居る裏山に戻る

〜移動中〜

とルナが居る裏山に到着した。

 

「コオスイ様、ライク、ソキャート、お帰りなさい。その子達が例の子達ですか」

 

「そう、其れよりも逃げるわよ」

 

「はい」

 

と私とルナは風鳴翼のバイクに跨り、ライクはキールを前にして〔マシンゼクトロン〕に乗り

 

「クロミア、変形して」

 

「分かりました」[ガッチャ、ガシャ、ガッシュウ]

 

とクロミアはトランスフォームして

 

「この子と私を担いで逃げる」

 

「了解しました」

 

とクロミアは右手でリファナを持ってソキャートはクロミアの左肩に乗った。

 

「では行くぞ」

 

と移動して王都の近くの森まで移動した。

 

〜移動中〜

 

王都の近くの森に到着した。

逃げる為に相当バイクで飛ばしたからまだ空が暗い

寝袋をキールとリファナに被せた。

 

「ラケル、クロミア達を仕舞って」

 

「分かったケル」

 

とクロミアの前に魔法陣が現れて呑みこんで仕舞った。

 

「さて皆んな変身解除して良いよ」

 

「「「はい」」」

 

と其々解除して

 

「女の子が起きるまで休んでね」

 

「「「はい」」」

 

と其々休み出して

 

「あんたら、何者だ」

 

とキールは警戒しながら私に質問して来た。

 

「私は蒼青の勇者の鞘波氷水だよ」

 

「蒼青の勇者?」

 

「そう」

 

「なら何で俺とリファナちゃんしか助けなかった」

 

「その理由は依頼で依頼内容がピンポイントで君とリファナの救助になっていた。

その依頼を出したのは木の上で寝ている猫の亜人だ」

 

と私はソキャートに指を出した

 

「そうか。

そうだ!ラフタリアちゃん、あんた、依頼出せばどんな依頼をやってくれるのか」

 

「報酬を出せばね」

 

「なら助けて欲しい人がいる。

だから報酬は俺の体で払う」

 

「分かった。

名前は?」

 

「ラフタリア」

 

「特徴は?」

 

「茶髪で女の子で「狸の亜人」な‼︎」

 

「合っている?」

 

「合っているけどどうしてラフタリアちゃんを?」

 

「悪いけど今ラフタリアは盾の勇者の仲間になっているから自然と波と戦っている」

 

「なら、ラフタリアちゃんが居る場所に連れてくれ」

 

「良いけど。その後どうするの」

 

「その後はラフタリアちゃんと一緒に波と戦う」

 

「そう、でも今盾の勇者は少し厳しい状態だから暫く私達と一緒に行動する?

自然とラフタリアに会えるからその間に強くなれば良いわよ」

 

「分かった。

あんたと一緒に行動するよ」

 

「なら宜しくねキール君」

 

起きたらもう一人に今後の事を聞こうと

と私も寝て全員寝た。




最後までお読みいただきありがとうございます。<m(__)m>
そろそろアンケートを締め切りますのでアンケートの参加はお早めにどうぞ
では次回もお楽しみ下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新しい力と製作開始

第十二話が出来ました。
小説の後は新しいアンケートをします。
盾の勇者一行が使う専用アイテムのアンケートはたっぷり取れましたので終了します。
新しいアンケートのタイトルは小説の後になります。
では第十二話スタートです。(^o^)/


私が目を覚ますと太陽が登っていた。

ライク、ルナ、ソキャート、キールとリファナはまだ寝ている。

さてキールは私の仲間になったがリファナはまだ説明していないし今後の事も聞かないと

今後の事で思い出した。

尚文達に新しい防具を作らないと

尚文には〔インテリジェントデバイス〕で

ラフタリアには〔極制服〕を。

星の数は三つ星にはどうかしら?

取り敢えず〔極制服〕に必要な〔生命戦維〕の生産はブレスレットで出来るみたいで後、残っている問題は尚文の〔インテリジェントデバイス〕の作成の方法だけ

そもそも原作で〔インテリジェントデバイス〕などの〔デバイス〕の作成と管理はデバイスマイスターで行われているから作成シーンが無いだから作り方が分からない。

一掃の事、このブレスレットが教えてくれれば私で作ると思うだけど

と考えていると[ピロリン]となってステータスからメッセージが届いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自動作成機能が追加されました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自動作成機能?

取り敢えず説明を見ないと

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

蒼青の勇者ブレスレットに作りたいアイテムや防具、武器のレシピ覚えさせて必要な材料を入れると時間と魔力を使ってアイテムや防具、武器を作る事が出来ます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つまりレシピと必要な材料を入れれば〔デバイス〕や〔極制服〕も作れるかもしれないわ?

取り敢えず今作れるリストを見ますか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

生命戦維

一つ星極制服

二つ星極制服(オーダーメイド可)

三ツ星極制服(オーダーメイド可)

デバイスのコア

ISのコア

特製のポーション

???

 :

???

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

殆ど?しか無いが

それにしても一つ星極制服は完成した服に対して

二つ星と三ツ星はオーダーメイド可能なのかを知りたい

取り敢えず説明文を

と考えていると[ピロリン]と音がなった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

二つ星極制服と三ツ星極制服はカスタマイズ可能の為オーダーメイドも対応しています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なるほどね。

次はデバイスのコアにISのコアが入っていた。

此れは嬉しい

取り敢えずデバイスのコアには何が必要かな

と私はデバイスのコアの名目に意識を集中した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

魔法石1/0

宝石1/0

材料が足りない為製作出来ません

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

成る程、所で宝石が必要なのかな?

私は考えながら意識を宝石の名目に集中した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

宝石

使う宝石でデバイスの機能が変わる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

成る程、次にISのコアの材料はと

と次に私はISのコアの項目に意識を集中した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

魔法石1/0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これだけ。

簡単わね

取り敢えず今は生命戦維を作るとしましょ

と私は立ち上がって近くの木に行って

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

と起動詠唱を唱えて〔天羽々斬〕を纏った。

しっかりと〔イグナイトシステム〕が内蔵されている。

と其れは置いといて

私は手に持っている刀で木を根本を斜めから切り捨てた。

木は向こうがらに倒れた。

私は〔天羽々斬〕を解除して

ステータスを起動して生命戦維の項目を選んだ。

すると

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ターゲットに近づけて下さい

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と指示があった

私はその通りにブレスレットを切り倒した木に近づけた。

するとブレスレットから糸が出て来て切り倒した木を包み込んで呑みこんだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は急いでステータスで何か変化あったか確認した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

10:00

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ステータスの横に十時間の数字があった。

魔力も減っている。

所で今の木で三つ星極制服出来るのかな?

すると[ピロリン]と音が鳴って確認した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今ので二つ星極制服が一着、一つ星極制服が二着が出来ます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三つ星極制服を作るに木をもう一つ斬らない。

と思って切った木に近い木に移動して今度は美樹さやかの魔法少女に変身してマントから軍刀取り出して木を斬った。

そしてブレスレットに近づけて生命戦維に変換と

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

20:00

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

製作時間が増えたけど構わない。

次の波まで時間があるから1日ぐらいなら余裕、服の制服にたっぷり時間を作りたいから

とやっていると

 

「おはようございます。

コオスイ様」

 

「コオスイ様、おはよう御座います」

 

「おはよう」

 

丁度3人も起きたしキールにリファナも起きた。

さて朝ご飯を作りますか

 

「皆んな、おはよう」

 

〜料理中〜

 

料理と言っても空間魔法に保管した途中まで斬ったパンとフライパンで焼いたソーセージと同時に焼いた微塵切りした玉ねぎに塩で味を整えて作った即席ホットドッグ因みに数は一人二つまで

 

「さて二人共、悪いが今出せる物は此れしかないから、取り敢えず今は其れで我慢してね」

 

と言ってみたが、奴隷生活が長かったのか警戒して居る

料理は二人が見える用に作ったけど、どうやって警戒を解こうか

 

「二人共料理に薬や毒は持ってないながら

心配なら私の奴と交換する?」

 

と言ったらキールが無言でホットドッグが乗っている皿を出した。

 

「分かった」

 

と私はキールが出した皿を受け取り代わりに私のホットドッグを交換した。

そしてキールがリファナのホットドッグを取って代わりに交換したホットドッグを乗せた。

 

「其れじゃ皆さん頂きますか」

 

「「「はい」」」

 

と皆んなホットドッグを食べ始めた。

私が作ってなんだけど結構美味い胡椒が合えばもっと美味しく出来るけど胡椒が高い、今はこれで我慢と

思いながら食べているともう食べ終わっていた。

その後は皆んなで片付けた。

片付けが終わってあの子達のご飯を出さないと思い〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして【鏡】を書くと私の身長と同じぐらい鏡が出て来た。

するとアビスラッシャーとアビスハンマーが[ヒョッコリ]と出て来た。

 

『ラケル、モンスターの死骸を四体出して』

 

『分かったケル』

 

と空間魔法陣が出て来て其処から波のモンスターの死骸が四体出て来た。

 

「スラッシュ、ハンマー、朝飯」

と私が言うとスラッシュとハンマーは鏡から手を出して鏡の中に引き込んだ。

その後は〔ショドウフォン〕の筆モードで【消】と書いた。

すると鏡は消えた。

次は二人の今後の事を聞くか

 

「さて二人共、自己紹介をしないとね」

 

と言って立ち上がり

 

「私の名前はイレギュラーの蒼青の勇者、鞘波氷水だ」

 

「蒼青?」

 

「そう、今回の勇者召喚で呼ばれた5番目の勇者だ」

 

「其れで僕は蒼青の勇者の仲間のライク・アサシン」

 

「と同じくルナ・アルテミスです。

気軽にルナて呼んで下さい」

 

「そして君達の救出依頼を出した張本人」

 

「ソキャート、キール君にリファナちゃん、二人共久しぶりだね」

 

「俺は知らねぞ。

こんな人は」

 

あれソキャートの間違い。

もしくは私達が間違えて連れて来たのか

 

「ねぇまさかだけどソキャートちゃん?」

 

「うんソキャートちゃんだよ

波が来る前にラフタリアちゃんと一緒に好きな人と言ってリファナちゃんは盾の勇者と付き合いたいて言ったよね」

 

「うん、言ったよ」

 

「其れとキール君、ラフタリアちゃんの提案を真っ先に賛成したのよね」

 

「したけどなんで其れを知っているだ」

 

「其れはリファナちゃん次に賛成と言った余所者黒猫の亜人の子供、あれ私だよ」

 

「そんな嘘だ、だってその子、俺達と同じ子供じゃないか」

 

「忘れたの、私達亜人は子供の時に急激にレベルアップすると其れに合わせて身体も成長する。

つまり私はレベルアップして成長した。

それだけの事」

 

「そ、そうか」

 

「其れとラフタリアも成長しているから」

 

「そうか」

 

「さて再開に浸るのも其れぐらいにして今後の事を話したいけどいいかな?」

 

「オーナー水刺さないで」

 

「御免ね

リファナ」

 

「あ、はい」

 

「リファナは此れからどうするの?」

 

「どうする?」

 

「そう、私達は波と戦う存在だ。

だから私達についてくれば波に戦える

勿論波と戦うないくても良いわ。

因みにキール君は波と戦うみたいよ。

キール君、合っている?」

 

「確かに波と戦うと言った」

 

「そうみたいよ。

リファナは?」

 

「あの少し良いですか?」

 

「私が言える範囲なら何でも答えるわよ」

 

「ラフタリアちゃんは生きているですか」

 

「ピンポイントに攻めて来たね。

その質問は答えわよ。

勿論生きている。

其れにソキャートみたいに成長しているし盾の勇者と一緒に波と戦っている」

 

「なら私も戦います」

 

「そう、ラフタリアやキールも波と戦っかうから?」

 

「あ、はい」

 

「なら生半な覚悟では無く、本気の覚悟を此れから見せなさい」

 

「はい」

 

「分かったはラケル、あれを出しなさい」

 

[ポン]「はいケル」

 

と空間魔法陣が現れてそこから私がここに来てから持っているトランクと【A.I.M.S】と書かれているアタッシュケースが出て来た。

 

「好きな物を選びなさい」

 

とトランクを開けた。

最初から持って来たトランクには《ガントレッド式のガブリチェンジャー〕と〔ザンダーサンダー〕それと〔獣電池のプテラゴードン〕に〔透明なソウルジェム〕が入っている。

A.I.M.S】のアタッシュケースには〔エイムズショットライザー〕とバルカンが使う〔プログライズキー〕一式がある。

 

「俺は此れにする」

 

とキールは〔エイムズショットライザー〕を手に取った。

 

「えっと、私は此れにします」

 

と〔透明なソウルジェム〕を手に取った。

 

「さて二人共選んだね。

其れで二人共説明必要かしら?」

 

「お、お願いします」

 

「俺も」

 

「そう、わかった。

まずはリファナからね。」

 

「はい」

 

「リファナが選んだ宝石は〔ソウルジェム〕よ」

 

「そうるじぇむ?」

 

「そう、其れは人の魂を具現化した宝石。

と言っても中身が入って無い。

だから今から君の情報を入れる」

 

「?」

 

「つまり其れの所有者を登録するの」

 

「如何やって登録するんですか」

 

「〔ソウルジェム〕に魔力を流せば所有者登録が完了する」

 

「えっとこうですか?」

 

リファナは目をつぶって〔ソウルジェム〕を持ってる手を力を込めた。

それにしても〔透明なソウルジェム〕の説明スラスラ言えたわね。

多分カエサル様のおかげかしら?

すると〔ソウルジェム〕が白く光出した。

すると〔透明なソウルジェム〕から〔白いソウルジェム〕になった

 

「えっと勇者様、此れは?」

 

「其れで登録完了」

 

「えっと次は」

 

「次はそのソウルジェムに込めてある力を解放するイメージをすれば力が使える」

 

「こうですか?」

 

とまた目を閉じるとリファナの身体を光出した。

あんまりの眩しさに目を瞑った。

そして光が収まって再度リファナの方を見たら、白いドレスアーマーと右手にレイピアを持っているリファナがいた

其れにしても【魔法少女たると☆マギカ】の主人公ジャンヌダルク事タルトと同じ格好になっている

 

「えっと勇者様何ですか⁉️」

 

リファナはあんまりの出来事に驚いている

 

「其れが君が波と戦う為の鎧と武器だよ」

 

「よろいとぶき?」

 

「そう、次はキール君だよ」

 

「其れで此れはなんだよ」

 

〔エイムズショットライザー〕を色んな角度で見ている

 

「其れは〔ショットライザー〕と言う銃だ」

 

「じゅう?」

 

成る程ねこの世界は銃の認識が無いか

 

「特別な武器で認識で良いよ。

今から其れを使い方を説明すわ」

 

「宜しく」

 

「まずは此れを腰に付けて」

 

と【A.I.M.S】のアタッシュケースから〔Z-CONバンド〕を取り出した。

キールは私から〔Z-CONバンド〕から受け取った。

 

「こうか?」

 

と〔Z-CONバンド〕を腰に付けた。

 

「次は?」

 

「次はさっき腰に付けた奴に〔ショットライザー〕装着する」

 

と私は言ってキールから〔エイムズショットライザー〕をくすねて〔Z-CONバンド〕にセットした。

 

〈ショットライザー〉

 

「次にこの二つのうち好きな方を選んで」

 

と私は右手に〔シューティングウルフプログライズキー〕と左手に〔パンチングゴングプログライズキー〕をキールの前に出した。

 

「じゃあ此れで」

 

と右手の〔シューティングウルフプログライズキー〕を手にした

 

「次に灰色の押せる部分があるよね」

 

「此れか?」

 

「そう、其れ押してみて」

 

とキールは〔シューティングウルフプログライズキー〕にあるボタンを押した。

 

〈バレット! 〉

 

「次は展開が出来る部分があるよね」

 

「此れの事」

 

「そう、其れを開いたら〔ショットライザー〕に刺す」

 

「分かった」

 

とキールは〔シューティングウルフプログライズキー〕の〔ライズキーパー〕を開こうとしたが中々開けられず。

持ち方を変えて両手に力を込めているが子供の握力では開けず。

とうとう諦めて

 

「おい如何なっている開かないぞ」

 

「わ、分かったから、今度は〔ショットライザー〕に刺してみてよ」

 

「分かった。

開かなかったらしばくから」

 

「分かった分かったから」

 

〔エイムズショットライザー〕に〔シューティングウルフプログライズキー〕を刺した。

 

〈オーソライズ! 〉

 

そして今度は〔ライズキーパー〕が動いた

 

〈Kamen Rider...Kamen Rider... Kamen Rider...〉

 

「次は」

 

「次は引き金を引く」

 

「引き金?」

 

「引き金は銃を玉を出す部分」

 

と言いながら〔VSチェンジ〕を取り出して引き金の部分を刺した

 

「分かった」

 

と〔エイムズショットライザー〕の引き金を引いた。

 

〈ショットライズ! 〉

 

と音声が流れて銃弾が発泡されて縦横無尽に駆け巡って左手に銃弾が当たり銃弾が弾け身体に装甲が足から順に身に纏っていく。

 

シューティングウルフ!

The elevation increases as the bullet is fired.

 

キールは仮面ライダーバルカンになった。

 

「おい、如何なっているんだ」

 

とキールは戸惑っている。

私はこう言った。

 

「其れが波と戦う為の君の鎧と武器だよ」

 

「此れが」

 

「そう」

 

「其れじゃあこの〔エイムズショットライザー〕の使い方を教えてよ。

あんたが一番使い方が解っているみたいし」

 

「分かった」

 

と言って皆んながいない方を向いて

 

「其れじゃああの木を的を狙おうか」

 

「分かった」

 

「最初は私から行くね」

 

〔VSチェンジ〕を片手で構えた。

其処から引き金を引いた。

すると銃弾は見事に木にヒットした。

 

「次はキール君の番だよ」

 

「分かった。

当ててみせる」

 

と意気込んで〔エイムズショットライザー〕私と同じ構えて狙いを木に付けたが初めて銃を撃つから威力が分からないから〔エイムズショットライザー〕に片手を持っていかれて尻餅を着いた。

放たれた銃弾は尻餅の影響で斜め上にずれて外れた。

 

「初めて撃つのに片手で撃つからそうなるよ」

 

「なら如何やって撃つんだ」

 

「簡単よ。

両手で構えば良いんだよ」

 

そう言うとキールは立ち上がり

 

「こう?」

 

と今度は両手で〔エイムズショットライザー〕を構えた

 

「そしたら両手に力を込める。

そうすればさっきみたいに〔ショットライザー〕に身体を持っていかれずに済む」

 

「分かった」

 

そして両手に力を込めて引き金を引いた。

今度は両手がちょっと上がっただけで的の木には掠ったが威力が高い為、風穴が空いた。

 

「今はこんな物だかキール君が腕を磨いたらもっと凄いのが出来るから」

 

「凄いの?」

 

「こんな感じに」

 

と〔VSチェンジー〕空中投げて私は一回転した。

途中でキャッチして直ぐに発泡した。

放たれた銃弾は木に当たり

次にバク転しながら発泡した。

此れも放たれた銃弾はさっきと同じ場所に当たった。

 

「こんな感じかな」

 

「おぉぉぉぉ」

 

「其れとリファナちゃん」

 

「あ、はい」

 

「リファナちゃんの場合はゆっくりと身体に馴染ませることかな」

 

「馴染ませる?」

 

「そう、身体には急激の変化あったから頭では処理しきれない。

だからゆっくりと身体に馴染ませて使いこなせるようにしましょ」

 

「はい」

 

「それじゃあ皆んな昼ご飯にしましょ」

 

「「「はい」」」

 

其れで今日の昼ご飯はパンに焼いた牛肉を挟んだサンドイッチとサラダとスープです。

その後はキールとリファナの実践訓練の名前の魔物狩りをした。

因みに配置は前衛にライク、ソキャート、リファナ。

後方はルナ、私、キールにした。

因みに如何して私が後方支援した理由はキールの射撃仕方を教える為で今回使った能力はルパンブルーで武器は〔VSチェンジー〕である

暗くなるまでやって王都の宿に泊まって1日が終わった。




最後までお読みいただきありがとうございます。
されでは新しいアンケートのタイトルを発表します。
タイトル眷属の勇者の色は何色?です。
こちらが一覧表になります。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=237062&uid=292492

それでは次回もお楽しみ下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

盾の勇者と共闘1

第二十一話が完成しました。
アンケートはまだ受付していますので参加は誰でもOKです。
では第二十一話どうぞ(^o^)/


キールとリファナの初めての実践訓練してから2日経って私達は今とある洞窟を目指している。

その理由は魔法石を手に入れる為。

此処までの経緯を話しましますと

加工前の魔法石や宝石を手に入れ為に宝石商に訪れて加工前の魔法石と宝石が欲しいと頼んだ。

如何して加工前の宝石が欲しいのは何となくだ。

加工前の宝石は直ぐに用意されたが魔法石は取れる洞窟にモンスターが住みついてそのせいで出回って無いと言われた。

ので私達がその住み着いたモンスターを討伐して魔法石を手に入れ為洞窟に向かって居る。

其れと加工前の宝石はエメラルドにした。

因みにメンバーは私、ルナ、ソキャートになって居る。

キールとリファナは今回の討伐は無理と判断してライクと一緒にレベル上げをしてもらって居る。

其れとライクにはキールにバイクの乗り方を教えている。

理由はキールがバイクに乗って自分で運転して見たいと言ったからだ。

ので私が愛用して居る、風鳴翼のバイクを預けて居る。

其れと目的地は王都より遠くにあるから〔マッハキャリバー〕をセットアップして〔マッハキャリバー〕に備わっているローラーブーツで走行している。

 

「コオスイ様」

 

「何かしら?ルナ」

 

「そろそろ目的地周辺です」

 

「そう。

マッハキャリバー」

 

『何でしょう?』

 

「目的地はこの辺かしら?」

 

『確かに目的地は近いですか。

周辺に生命反応があります』

 

「どれくらい?」

 

「人間が3人、モンスターが一匹、戦闘は無いです」

 

「マップ出せる?」

 

『勿論です』

 

と私の前の空中にディスプレイが投影された。

赤色のマーカーにその後ろに緑色のマーカーが三つあり、赤色のマーカー付いてくる感じで緑色のマーカーが移動している

 

『因みに人間は緑でモンスターは赤です。

其れと動物は黄色です』

 

「そう」

 

さて此れは如何判断するか?

と考えていると

 

「コオスイ様目的地が見えてきましたが他に何かあります」

 

とルナの報告でディスプレイを閉じて前を見ると確かに何かある。

馬車と白い何か

 

「とにかく近くぞ」

 

「「はい」」

 

と白い物体に近づいた。

近づいて徐々にハッキリ見える。

白い物体はでかい白い鳥だった。

馬車の周りには黒い魔法使いの格好した人と茶髪で今にも口からキラキラのアレを出そうとして居る人と見慣れた緑の格好した人がいた。

あれって

 

尚文

 

と大きな声を上げた。

こっちに気が付いたのか尚文はこっちを見た。

 

「氷水か」

 

と私達は尚文達の前に止まった。

 

「久しぶりにね、尚文」

 

「そっちこそ」

 

と会話して居ると

 

「ご主人様、その人達誰?」

 

とでかい白い鳥が喋った。

 

「尚文、あの鳥何?」

 

と顔には出していないが内心はちょっと驚いて居る。

ソキャートはでかい白い鳥に近づいている。

ルナは口に手を押されて驚いている。

 

「あれか、フィロリアルのフィーロだ」

 

「フィロリアル?

ルナ、フィロリアルて何かしら?」

 

と私は分からないからルナに質問した。

ルナは[ビック]と意識を戻って来た。

 

「フィロリアルは街の中で馬車を引いている鳥何ですが」

 

「おかしな部分があるの?」

 

「はい、普通のフィロリアル此処まで大きくなりませんし其れに喋りません」

 

とルナの説明聞いて真顔になり

 

「尚文、何処で手に入れたの?」

 

「知らん、奴隷商で買った魔物の卵から生まれて適当に育てて居たらあんな風に育った」

 

「そう。

因みに尚文、如何して此処までの来たの?

私達はこの先にある魔法石の採集と住み着いたモンスターの討伐」

 

「奇遇だな

俺も魔法石と魔物の討伐だ」

 

「そう、なら共闘は如何?」

 

「其れは良いな」

 

「それじゃあ宜しくね」

 

「あぁ、宜しく頼む」

 

と共闘を結んだ。

 

「其れとフィーロちゃん?」

 

「何?」

 

「私は君の主人の友人の蒼青の勇者の鞘波氷水よ。

えっと尚文此れで合っている?」

 

「何故俺に聞く。

一応合っているが」

 

「そうか」

 

「私はルナ・アルテミス」

 

「ソキャート」

 

「フィーロはフィーロだよ」

 

「其れとライクは?」

 

尚文はライクがいない事を聞いて来た。

 

「彼?新人の指導を任せているの」

 

「そうか」

 

「それじゃあそろそろ行こうかしら?」

 

「そうだな。

所で氷水、目的地わかるか?」

 

「大丈夫、宝石商から聞いているから」

 

「そうかなら」

 

「ルナ、ソキャート」

 

「ラフタリア、フィーロ」

 

「そろそろ行くぞ「わよ」」

 

と尚文と被った

 

「「「はい」」」

 

「ハァい」

 

ラフタリアは何故か顔が青くなって如何にも口からキラキラが吐きそうになって居る。

 

「尚文、何でラフタリアが吐きそうになっているが」

 

「フィーロの運転であうなっている」

 

確かに馬車にサスペンションやゴムタイヤは無いからね

 

「ラフタリアは不参加した方が良いと思う」

 

「氷水もそう思うか」

 

「えぇ」

 

「そうか、ならラフタリア、此処で休んでいいぞ」

 

「分かりました」

 

で、フォーメーションは前衛は私、ソキャート、尚文で中間は魔法屋のおばちゃんとルナで後衛はフィーロで洞窟に行く事にした。

因みに私、ルナ、ソキャートは変身している。

ソキャートはマスクドフォームになっている

そして私はマッハキャリバーのままにしている為ローラーブーツでローラーダッシューで移動している。

そして横穴に入ってから数分歩いていた。

私は〔マッハキャリバー〕でサーチャーを飛ばして空中ディスプレイでモンスターを確認して居る。

 

「氷水、何している?」

 

「サーチャーて言う魔法でレーダーの役目があって今こうやって教えてくれるの」

 

とディスプレイを反対にして尚文に見せた。

 

「便利だな」

 

「尚文の分のインテリジェントデバイスを作るから」

 

「インテリジェントデバイス?」

 

「今、私が装備している奴」

 

「本当か⁉️」

 

「本当よ、其れとラフタリアの分も作るから」

 

「助かる」

 

「因みにインテリジェントデバイスじゃ無いよ。

其れとモンスターが来た」

 

「助かる」

 

「皆んな構えて」

 

と其々皆んな構えた。

とモンスター倒しながら進んでいると

 

「宝箱?」

 

進んでいると宝箱らしきものを発見した。

 

「と言っても空いているわね」

 

しかしその宝箱はもう空いており中身は空っぽだった。

そして横には石板があって何かが書かれていた。

 

「古代語ね。

この種子が世に出ない事を切に願う。

人々が飢えに困らぬようにという願いは災厄の形であらわれるだろう」

 

 それを魔法屋のおばちゃんが読んでくれた。

どうやら何かやばいものが入っていたらしい。

 

「もう空いてるって事は」

 

「どこかでその種子が」

 

「今のご時世は波のせいで飢えに困っている場所があると思うから多分其処辺の人が持っていったのかしら?」

 

「今は魔法石だ」

 

と再度歩いた。

歩いていると

 

『マスター』

 

「何かしら」

 

「其れ喋れるの!?」

 

「そう、インテリジェントデバイスは高度なAIが搭載されているから人間と喋っていると同じよ」

 

「そうか」

 

『モンスターが接近してます』

 

と〔マッハキャリバー〕の報告を聞いた時、薄い霧が出て来た。

と、突然にコウモリのモンスターが現れて攻撃して来たので〔マッハキャリバー〕のガントレットで殴った。

すると

 

「ファスト・アンチバインド!!」

 

魔法屋のおばちゃんが魔法を唱えると視界が晴れる。

そこには無数のコウモリのモンスターがいた。

 

「惑わされないで!痛みも声もみんなこの魔物の幻惑よ!」

 

「成る程ね。

でも私には効かない」

 

私には状態異常無効化がある。

と〔マッハキャリバー〕を構えて

 

「カートリッジ、一発!!」

 

〔マッハキャリバー〕に搭載されているマグナム式のカートリッジ弾倉から[ガシュン]と音がして手に空気の塊を作って散弾弾みたいにイメージして

 

「リボルバーシュート ‼︎」

 

と空気の塊を放った。

すると空気の塊が破裂して無数のコウモリ型のモンスターが一気に倒した。

 

〜数分後〜

 

「ふぅー、あらかた片付いたな」

 

コウモリの魔物を倒す事に成功した。

 

「驚いたね、そんな事もできるなんて」

 

「ありがとうございます」

 

と私はお礼を言いながら尚文にコウモリの魔物の死骸を渡し、盾に吸収させた。

 

「さて行くか」

 

そして一同は進み出す。

 

〜移動中〜

 

進むと広い所に着いた。

そこには辺り一面に膨大な魔法石があった。

 

「綺麗ね」

 

「オーナー何か居る」

 

ソキャートがあるものを指差す。

皆んなはそこを見た。

キマイラみたいなものがいた。

 

「キマイラみたいだか和風なのは私だけかしら?」

 

「いいえ、あれはヌエよ。小型だけど危険な相手だわ」

 

「成る程ねなら私が先…「だぁぁぁぁ」ちょっと待って」

 

とフィーロが先走り出した。

 

「あいつ!頼む援護してくれ」

 

「分かった。

ルナは死角から狙ってソキャートは加速して切って」

 

「「はい」」

 

「キャストオフ」

 

CAST OFF!

CHANGE SCORPION!!

 

とソキャート事サソードがマスクドフォームからライダーフォームになって

 

「たあぁー!」

 

フィーロがヌエに向かって飛び蹴りをしようとするが避けられる。

 

「ツヴァイト・ファイヤーブラスト!」

 

 魔法使いのおばあちゃんは杖でヌエが火ダルマになったが直ぐに消された。

私は〔マッハキャリバー〕をガントレットを地面に付けて

 

「ウイングロード ‼︎」

 

と青い魔力の道を3本作ってを洞窟中に縦横無尽に張り巡らせた。

 

「皆んなその道は私が作った道、だから好きに使って構わない」

 

「分かった」

 

「分かりました」

 

「「はい」」

 

とソキャートとフィーロがウィングロードに乗って走り出した。

其れでルナは弓矢を作り構えて放って、ソキャートは〔サソードヤイバー〕でヌエに斬りつけて、フィーロは蹴りを入れるがヌエは飛んで避けられるが、私は直ぐにローラーブーツのギアを上げてウィングロードを駆け上がり

 

「カートリッジ、二発!!」

 

カートリッジ弾倉から[ガシュン、ガシュン]の音がしてガントレットのホイールが回転してそこから着地直後のヌエの頭上から飛び降りて

 

「ハァァァァァ」

 

ガントレットを降ろしたが

着地したヌエは避けてヌエの身体がバチバチ青白く光出した。

 

「くっプロテクション‼︎」

 

ヌエは放電してきたが私は咄嗟に空いている左手で直ぐにプロテクションで防いで地面に付いている右手をバネにしてバク転をしてローラーブーツが地面に着地した瞬間にバックダッシュして尚文達の居る所に戻った。

 

「死角から狙った積りが避けられた」

 

「あの魔物、如何やって俺たちの場所を把握しているだ?」

 

「ご主人様、あいつ音にすごく反応する」

 

「音ね、尚文、爆音系の何か無い?

私の場合、歌系しか無い」

 

「爆音系て言っても……」

 

と尚文が少し考えていると

 

「あるぞ。少し前に新しい解放された」

 

と言って盾を変えた。

盾にメガホンが付いている。

 

「フィーロここに向かって叫べ!

そして皆んな耳塞げ‼︎」

 

と言われて私達は直ぐに耳を塞いだ

 

「うん!わぁぁぁぁぁ〜!!」

 

フィーロも盾に向かって大声で叫ぶ。

そしてヌエの耳から血が吹き出た。

 

「今だ、フィーロ」

「今よ、ルナ、ソキャート」

 

と尚文と被った。

 

「分かりました」

 

「「はい」」

 

とルナは〔いて座のプリンセススターカラーペン〕を手に取り〔スターカラーペンダント〕を刺して抜いて星を描き弓矢を作り構えて

 

プリキュア・いて座セレーネ・アロー

 

を撃ち込んだがヌエは目で其れを捉えて回避行動をとる積りが

 

「クロックアップ」

Clock up

 

とソキャートは加速形態になり最初にヌエの前足を斬りつけてターンをして次に後ろ足を切り落とし

 

Clock Over

 

で加速が終わり足を切られたヌエは血を吹き出しルナの矢が胴体を貫通して

 

「てらぁぁぁぁ」

 

とフィーロの飛び蹴りが顔面に決まり[バキ]と音がした。

 

「終わったね。

尚文」

 

「そうだな」

 

「さてさて魔法石を」

 

と私は〔マッハキャリバー〕をに搭載されている振動拳で魔法石を振動で根本を削って手に入れた。

 

「ラケル、エメラルド出して」

 

『分かったケル』

 

と魔法陣が現れて其処からエメラルドが出て私はキャッチして〔バリアジャケット〕を解除してブレスレットに魔法石とエメラルドを入れた。

するとステータスからこんなメッセージが来た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

デバイスコアの種類は?

インテリジェント

ストレージ

アームド

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

尚文と約束で〔インテリジェントデバイス〕を作る約束したから〔インテリジェントデバイス〕で。

項目のインテリジェントに意識を集中した。

すると次にステータスから次のメッセージが来た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

デバイスコアの型は?

攻撃型

支援型

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

尚文に合わせて支援型にと支援型に意識を集中すると[ピロリン]となって

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

製作開始します

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と作り始めた。製作時間は

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

24:00

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

丸一日か、まだ時間があるから良いか

その後は尚文達と別れてライク達と合流して王都の宿に戻って宿に行き部屋を二つ取り晩ご飯を食べて部屋分けは男女別に別れた。

男女で思い出したがキールは男の子では無く男の娘だった事だ

あの時は驚いた。

発覚したのはライクとキールが一緒に風呂が入った時だ。

皆んな驚いたし一番驚いたのは本人だ

キールは両親に男の子として育てられて本人は男の子と勘違いをしていてショックを起こして丸一日ベッドとお世話になった事があった。

こうして今日の一日が終わった。




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケートの内容の一覧表は此方になります。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=237062&uid=292492
締め切りは皆さまの投票結果で決まります。
それでは次回もお楽しみ下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

盾の勇者と共闘2

第二十二話完成しました。
新しいアンケートを行います
それでは第二十二話どうぞ(^o^)/


今日は女王直属の影と言う侵入工作部隊から他の勇者の後始末をして欲しくて土下座する勢いで頼んで来た。

依頼報酬も結構良いのでので私達はその依頼を受けた。

依頼内容はとある村に住み着いた魔物の討伐と多量の除草剤を配達する其れだけ

とある作業する為に馬車とフィロリアル、二匹を借りて村に向かって居る。

御者はルナでライクとキールは馬車の後ろで実践運転練習の名目でバイクに乗って村に向かっている。

ソキャートは馬車の中で寝ている対してリファナ馬車酔いを起こしてはいつでもキラキラが出て来ても構わない様にバケツを持っている。

キールとリファナで思い出した事がある。

キールとリファナは急激にレベルアップした為に身体が成長して高校生ぐらいになって居た。

それと胸はリファナが貧乳でキールが抑えめの巨乳になっていた。

お互い胸について悩みまくっていた事が新しい記憶だ

感じな私は馬車の中で昨日出来た〔インテリジェントデバイス〕のコアを元にデバイスを箱の中で製作して居る。

土台はキールとリファナを救出する前に買って居た、ガントレットと指ぬき手袋。

因みに工具は魔法石を手に入れた、翌日に武器屋のオーナーの紹介の道具屋で銀貨百枚分の工具セットを買った。

そして〔インテリジェントデバイス〕の調整と設定は〔探の装〕にしている。

そして〔マッハキャリバー〕が最終確認してくれる。

と言ってもデバイスの調整や設定は大まかにして居る。

理由はまず一つは尚文の利き手がどっちなのか分からない。

次に〔インテリジェントデバイス〕は大まかに調整して成長する。

細かい調整と設定は私の仕事。

其れとプログラミングはお婆ちゃんとお婆ちゃんの助手から少しの教わっただけ。

とインテリジェントデバイスの製作と大まかに設定と調整をしていると

 

「コオスイ様、前方にフィーロちゃんを発見しました」

 

ルナの報告を聞いて〔インテリジェントデバイス〕の製作を中断した。

勿論箱の中に閉まった。

確かにデカイ白い鳥が馬車を引っ張っている。

 

「ルナ、報告ありがとう」

 

「如何いたしまして」

 

と会話していると

 

「氷水か」

 

と馬車の後ろから尚文が話しかけて来た。

 

「尚文、久しぶり」

 

「と言っても二日分か?」

 

「そうかもしれないわ。

所で尚文は如何して此処にいるの?」

 

「この先の村に除草剤を配達の依頼を受けたから今向かって居る。」

 

「ちょっと待て、尚文、この先、その村にモンスターが住み着いたみたい」

 

「おい、聞いてないぞその情報は」

 

「尚文、確認するわよ。

私達は女王直属の侵入工作部隊、影て言う部隊から直接受けた。

尚文は?」

 

「俺達は信頼出来る商人から除草剤を運んで欲しいと頼まれた。」

 

「「「………」」」

 

とお互い無言になった。

そして

 

「なぁ、氷水、その女王直属の侵入工作部隊、影は何を氷水に頼んだ?」

 

「いや何でも他の勇者が後始末をして欲しいと土下座の勢いで頼んで来たから依頼を受けた」

 

「「「………」」」

 

又無言になった。

そして

 

「なぁ氷水」

 

「言いたい事はわかる」

 

「この除草剤とその影が持って来た情報」

 

「元康、錬、樹の誰かやった不始末ね」

 

「そうだな、この三馬鹿の誰かやったか分からないか?」

 

「其処まで分からない。

尚文は?

例えば頼れる商人からは?」

 

「一応情報がある」

 

「聞かせて欲しいわ」

 

「そうだな、元康が飢饉の村に奇跡の種を持って来た。

その情報がある」

 

「ねぇ、尚文」

 

「氷水、言いたい事は分かる」

 

「この前の遺跡で開いていた宝箱あったよね。

まさかね」

 

「まさか、うん?ちょっと待ってよ」

 

と馬車の前に行った

そして再度馬車の後ろに来た。

 

「そろそろ目的地に着くぞ」

 

「そう」

 

「だが、少し寄りたい場所がある。

ついて来い」

 

「分かったわ。

ルナ」

 

「分かりました」

 

とルナは分かったみたいで私は馬車の後ろに行きライクとキールに

 

「尚文と一緒に目的地に行くけど寄り道するわよ」

 

「「はい」」

 

と尚文が寄り道について行く事にした。

その間に〔インテリジェントデバイス〕の作業する事にした。

 

〜到着〜

 

「本当に助かりました。ここも蔓で埋め尽くされるところでしたから」

 

と村長が挨拶して来た。

 

「火で焼き払ってしまえばよかったのでは?」

 

ラフタリアの言う通り火で焼き払えばよかったのでは?

 

「とれる手段は全て試したのです。冒険者も集めました。しかし状況は」

 

 色々試したらしいが状況は変わらずのままであった。

 

「しかも植物が魔物化して襲ってくるのです」

 

「魔物化?」

 

「立ちが悪いわね」

 

と村長と話をして居ると

 

「ギャーー!!」

 

すると悲鳴が上がった。

 

「冒険者達がレベル上げの為に村へ行かれたのです。

止めたのですが」

 

「フィーロ!冒険者達を連れて戻って来い!」

 

「うん、うおっかった」

 

フィーロを口に何かを入れながら言った。

そしてフィーロはそのまま村へと向かった。

フィーロが戻って来るまで作業に戻る為にとリファナの方を向いた。

リファナがラフタリアに近づいて

 

「ラ、ラフタリアちゃんだよね」

 

とラフタリアが[ビクッ]となりリファナを振り向いて

 

「り、り、リファナちゃん?だ、だよね」

 

動揺しながら確認した。

 

「そうだよ、リファナちゃんだよ。

お互い大きくなったね。

ラフタリアちゃん」

 

「うん」

 

とお互い抱き合いながら涙を流した。

 

「リファナちゃん、所でキール君生きて居る?」

 

ラフタリアが一番聴きにくい質問して来た。

 

「き、キール君は一応生きて居るけど」

 

「なら今何処居るの?」

 

「えっと、私達と一緒に旅をしているの」

 

「なら合わせて」

 

「う、うん分かった。

キール君‼︎」

 

「何だ?

リファナちゃん」

 

とリファナに呼ばれたキールはリファナ達の元に向かった。

 

「ラフタリアちゃん、この子がキール君だよ」

 

とリファナが説明した。

 

「リファナちゃん、嘘だよね、キール君は男の子だよね」

 

小さい頃キールの面影がある女の人がいて名前がキールなのでラフタリアが相当動揺している

 

「ラフタリアちゃん、此れが真実なの、キール君は男の子で無く男の娘なの」

 

「そうな」

 

とラフタリアは驚愕の顔した。

 

〜数分後〜

 

ラフタリアも時間を置けば落ち着いたみたいだ。

その間、私は馬車の中で〔インテリジェントデバイス〕の製作をしていた。

と冒険者達を連れたフィーロが戻って来た。

 

「植物の魔物、ぐねぐねしていて毒とか酸を吐いてるのもいたよ。弱いのにあんな所へ行くなんてこの人達馬鹿だね」

 

私は〔インテリジェントデバイス〕の製作を中断して馬車から出て来た。

 

「最後の一言は余計でしょ」

 

「えぇ〜」

 

「えぇじゃありません」

 

とラフタリアとフィーロがやり取りして居ると

 

「あれはまさか」

 

「神鳥の聖人だ」

 

神鳥の聖人とは尚文達の事である。

喋る鳥と一緒にいて人助けをしている事からそう呼ばれたらしい。

それを聞き、病人を治してほしいとも頼まれた。

 

「これは」

 

尚文達がテントに入るとそこには蔓で体を侵食された人でいっぱいだった。

 

「お願いします!聖人様の力でどうか!」

 

「治るかはやってみないと分からない」

 

尚文は病人のとこに行き、盾の力で除草剤を強化し病人にかけた。するとみるみるうちに蔓は消えてしまった。

 

「次だ!」

 

「尚文手伝うは」

 

「助かる」

 

「全員除草剤を片っ端から持って来て」

 

「「「「「はい」」」」」

 

私も勇者の力で除草剤を強化して尚文と次々と人々を治療した。

 

「良かったですね」

 

「あぁ、治療費もらったらとっとと退散するぞ」

 

「私は此れからモンスター退治するけど、尚文達もモンスター退治した方が良いよ」

 

「如何ゆう意味だ?」

 

「此れよ」

 

と私が後ろに指を刺すと村長達が頭を下げていた。

 

「神鳥の聖人様!どうかこの村をお救いください!」

 

「如何してこうなる?」

 

私は尚文に近づいて

 

まあまあ、此処は引き受けた方が良いわ

 

はぁそれどうゆう意味だ

 

簡単よ。

此処でこの頼み事を受けたら神鳥の聖人様の名が挙がるわよ

 

そうゆうものか?

 

そう思うはよ

 

「そうか、まあ良いか、おい」

 

「あ、はい」

 

「如何してこうなったか説明しろ」

 

「分かりました」

 

と私と尚文は話を聞く為に木箱を持って来て座った。

 

「飢饉に瀕死していた村に槍の勇者様が来訪されました」

 

興味が無いと思っていた尚文が少し姿勢を直した。

 

「話を聞いた勇者様が、近くの遺跡に封印された。

植物の種子を持って来てくれました。

「奇跡の種子だ」と言って」

 

「尚文此れは」

 

「あれだな」

 

「錬金術師が作った、失敗作」

 

「皆、大喜びでした。

しかし」

 

「成長しすぎて村ごと飲み込まれてしまいました」

 

「えぇ、対策を調べて居るうちに村に伝わる伝承に行き渡りました。

かつてこの辺りに根白にしていた錬金術師がある種を作り

しかし何故か封印されたと」

 

「しかも一時期この辺りはその植物に支配されたと」

 

「ちょっと待ってそんな伝承があったのに誰もその種とやらを疑がらなかったのか?」

 

と村長達は目を剃らせた。

 

「勇者様が持って来たから安全な物だと思い込んでいた、か」

 

すると村長達は座り込んで袋を尚文に差し出した。

 

「治療費と魔物の討伐費は前金で全額お支払いします。

どうかこの村をお救い下さい」

 

と村長達は頭を下げた。

尚文は袋を受け取り

 

「元康のバカの尻拭いは腹ただしいが貰った分の仕事はする」

 

「私は元々この村のモンスター討伐する為に居るからね。

所で私と尚文別々に別れた方が良いわよ」

 

「そうだな経験値が入らないからな」

 

と尚文言いながら盾を変形させた。

 

「その盾はもしや」

 

「行くぞ、フィーロ」

 

「全員集合」

 

「は〜い」

 

「「「「「はい」」」」」

 

〜移動〜

 

と尚文と分かれて雑魚の植物のモンスターを狩っていた。

リファナとキールのレベルアップをする為に大物は狙わない。

大物は尚文にに譲る。

因みに尚文にはこの事は話している。

其れとフォーメイションは前衛はソキャート、リファナ、ライク、キールで後衛はルナ、私でやっている。

理由はキールはまだ〔ショットライザー〕をまだ使いこなせていないから出来るだけ近くで撃つことにした。

其れと皆んなには変身を禁止で戦闘している。

理由は此処んところ変身して戦闘していた為、素の戦闘は全然やっていない、其れに小物ばかりだから変身しなくても倒せる。

肝心な私達の武装は私は右手には〔VSチェンジー〕と左手には〔シンケンマル〕逆手で持っている。

でソキャートとキールは自分の変身武器の〔サソードヤイバー〕と〔ショットライザー〕で戦闘、ライク、ルナ、リファナは武器屋で買った武器で。

最初はいつも変身して身体能力が上がっている為、少し頭と身体が全然付いて来なかったが、今は少しマシに動けて居る。

と雑魚の植物のモンスターを狩っていたら急に蔓や植物モンスターが枯れ始めた。

尚文達が大元をやったみたいね

 

「皆んな、尚文の所に行くわよ」

 

「「「「「はい」」」」」

 

〜移動〜

 

村の中心に移動すると枯れた大きな木の上で何かを拾っているラフタリアとフィーロと盾で何かをいじって居る尚文がいる。

私は尚文に近づいて

 

「何して居るの?尚文」

 

「氷水か、これだよ」

 

と言って赤い物を三つ地面に投げた。

すると赤い物から蔓が伸びって一気に育った

私は直ぐに〔シンケンマル〕を鞘が無い居合斬りの構えたが直ぐに枯れた。

 

「何をして居るですか?」

 

ラフタリアが質問して来た。

 

「植物改造とゆうスキルを手に入れたから実験してみた」

 

「今倒したばかりなので危ない事をしないで下さい」

 

ラフタリアが言ってるのはごもっともだ。

この後は避難所に戻り晩ご飯を食べて馬車の中に戻り日にちが変わる時間まで〔インテリジェントデバイス〕の製作をして〔探の装〕に備わって居るデバイスで調整と設定などをしていた。

勿論〔マッハキャリバー〕が最終確認している。

そして0時になったら寝巻きに着替えて〔極制服、探の装〕を畳んで毛布に包んで寝た。

其れで起きたのは[ガラガラ]の音で起きた。

 

「何事」

 

と寝巻きから〔極制服、探の装〕に着替えて馬車から出て来た。

 

「ライク、何事?」

 

「コオスイさ…、どうしたんですか?凄い隈ですね」

 

「此れ、昨日作業を没頭して寝るのが遅くなっただけだから」

 

「そ、そうですか」

 

「其れで何の騒ぎ?」

 

「何でもナオフミ様があの種を改造して安全性になりました」

 

「どんな感じに?」

 

「何でも成長性はそのままにして変異性を抑えた為怪物にならないみたいです」

 

「そう、なら帰る支度を始めるよ」

 

「はい」

 

「皆んなにも伝えてね」

 

「はい」

 

と言っても依頼の除草剤を運び終わったからいつでも帰れる。

と思っていると

 

「氷水、お前はどうするだ?」

 

「何の事?」

 

「この後の事だ」

 

「私は影から依頼報酬をいただく為に王都に戻るから、尚文は?」

 

「信じられる商人にこの果実と種を売り付けるから」

 

「そう、其れと例の件そろそろ出来るから」

 

「そうか」

 

「後は人格データを入れれば完成する」

 

「凄いな」

 

「インテリジェントデバイスは常に使い手と成長するからね」

 

「此れと同じか」

 

と尚文は盾を見た

 

「それは違うかな」

 

「違う?」

 

「そう、例の奴は大まかな成長と設定しか出来ないの」

 

「そうか、其れで細かい調整はどうするんだ?」

 

「私がやるから」

 

「そうか、じゃあな」

 

「そうね。

次にあった時に例の物を完成させるわ」

 

と言って私達は尚文に別れて王都に戻り影から依頼報酬を受け取り〔インテリジェントデバイス〕の製作と調整、設定を丸一日使った。

因みにライク達は昨日と同じ変身禁止で戦闘して貰った。

怪我も無かった。




最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のアンケートは前回予告した通り眷属の勇者の色は何色(再)です。
此方が一覧表になります。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=237688&uid=292492
では次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

盾の勇者と共闘その3とカースシリーズ

第二十三話出来ました。
アンケートはまだまだやっています。
それでは第二十三話どうぞ


〔インテリジェントデバイス〕の製作と調整、設定をして今日完成した為、昨日愚かにしていた朝練をする為に草原に出て〔ショドウフォン〕の筆モードで【木刀】を描く、すると文字から木刀になった。

私は素振りを百回して次に目を瞑り頭の中に私の影を作り一騎打ちするイメージをしてイメージ通りに身体を動かす。

此れが難しい、人間の頭で二つの事を同時にやるのは苦手てで両方を両立するのは相当な集中力が必要だ。

もし片方だけでも集中を途切らせると続か無い。

イメージの方を途切らせると動きが止まってしまう。

動きの方を途切らせると身体のバランスを崩してしまう。

この鍛錬の仕方はパソコンで電子書籍で見つけた漫画に載っていた。

確か名前は………忘れた。

でもキーワードは覚えている。

キーワードは【一億年、落第、連打】の三つだ。

と影と剣劇を繰り広げて鍔迫り合いをしてお互い離れて私と影は刀を収めて礼をした。

目を開けると全身黒尽くめの人物が立っていた。

 

「影かしら?」

 

「はい、女王直属の影で御座います」

 

「そう、其れで今日はどう言ったご用件で」

 

「誠に申し上げにくいんですが、又三勇者様の後始末をお願いいただけませか」

 

「成る程ね、なら剣、弓、槍のうちのどれかしら?」

 

と言いながら〔ショドウフォン〕の筆モードで【消】を描き木刀を消して次に【布】を描きタオルを出して汗を拭いた。

 

「宜しいんですか」

 

「宜しいも何も、三勇者に借りを作る機会だから」

 

「分かりました。

今回は剣の勇者様の後始末ををお願いします」

 

今回の件は錬が噛んでいるのか

 

「内容は?」

 

「はい、何でもとある村の近くの山に住んでいたドラゴンを倒したのですが」

 

「死骸処理とかしなかったの?」

 

「はい、剣の勇者様が死骸処理をせず更に村人達が死骸管理をおろそかに村の観光名所にした為、村に疫病が流行りました」

 

「分かった

取り敢えず依頼を達成したら再度此処に来る。

その時に依頼報酬をお願いするわね

其れと何処の村かしら?」

 

「分かりました。

村は東の○○村です」

 

と言うと影は消えた。

 

「さて朝飯にしますか」

 

と近くの川で身体を洗い、皆んながいる宿に戻って朝飯を食べて、〔ショドウフォン〕を取り出して錬の〔ビートルフォン〕に掛けた。

掛ける理由は○○村の人達がドラゴンの死骸を村の観光名所にした理由を聞くことにした。

そして

 

「錬かしら?」

 

『俺だか』

 

と錬と確認してこの電話を録音した。

 

「錬、少し聞きたい事がある」

 

『何だ?』

 

「東の○○村、知っているかしら?」

 

『彼処か、俺がドラゴンを狩った場所の近くの村だ』

 

「其れでその死骸は?」

 

『ドラゴンを倒す前に村人達が死骸を残して欲しいと頼まれたから倒した後は少し武器に吸収させて、その後は何もせずにそのままにした』

 

「最初はドラゴンの死骸をどうする予定だったの?」

 

『何てドラゴンの死骸を武器に吸収させて死体を片付けようとしたが』

 

「その後の○○村の今どうなっているかしら?」

 

『いや分からない』

 

「とある情報から○○村に疫病が発生したみたいよ」

 

『なぁ⁉︎』

 

「一応あんたの後始末するから今度会った時報酬出してね』

 

『分かった』

 

「其れと今度同じ事をする時は血抜きの解体作業してよ」

 

『分かった。

今後気を付ける』

 

「そう、分かった。

じゃあね」

 

『あぁまたな』

 

と言って電話を切った。

 

「コオスイ様、どうかしましたか?」

 

「ルナか、いや何でもない。

其れよりも依頼を受けた」

 

「え、いつの間に⁉︎」

 

「早朝に、依頼人は女王直属の影からだ」

 

「そうですか、で場所は?」

 

「東の○○村だ」

 

「確か最近ドラゴンで有名になった村ですだよね」

 

「正解だ。

その村で疫病が起きた」

 

「なぁ⁉︎」

 

「原因は村のドラゴンの死骸管理にあるみたい。

全員注目」

 

「「「「はい」」」」

 

「私達は此れより依頼で疫病が流行って居る東の○○村に向かう。

依頼内容はドラゴンの死骸処理とポーションの配達だ。

質問はあるかしら」

 

「……」

 

「無いわね。

なら行くわよ」

 

と城壁の向こうの草原に行きバイクを全部出して私とルナは風鳴翼のバイクに跨りソキャートとライクはクロミアに跨りキールとリファナは〔マシンゼクトロン〕に跨った。

そして東の○○村に行った

 

〜移動〜

 

とバイクで移動していて山に入ると尚文と会った。

運転しながら

 

「又会ったね、尚文」

 

「氷水か」

 

「尚文、この先の村、疫病が流行って居るけど」

 

「其れが狙いだ」

 

「薬を高く売る為でしょ」

 

「正解だ。

そういう氷水は?」

 

「こっちは錬の後始末だよ」

 

「何故錬が出てくるんだ」

 

「何てこの先の村は錬が倒したドラゴンで一時有名になった村よ」

 

「なら、その村で疫病が起きたんだ?」

 

「そうね。

そろそろ休まない前方に旅の人が来ているから、そこで話すわ」

 

と言うと

 

「分かった。

フィーロ、少し休憩だ」

 

「は〜い」

 

尚文と私達は止まって休んだ。

前に来た旅人は仲間たちに任して

私と尚文は仲間達と離れて

 

「さっきの質問答えてもらう」

 

「分かった。

此れを聞いてね」

 

と言って〔ショドウフォン〕を取り出して錬の会話記録を流した。

 

『錬、少し聞きたい事がある』

 

『何だ?』

 

『東の○○村、知っているかしら?』

 

『彼処か、俺がドラゴンを狩った場所の近くの村だ』

 

『其れでその死骸は?』

 

『ドラゴンを倒す前に村人達が死骸を残して欲しいと頼まれたから倒した後は少し武器に吸収させて、その後は何もせずにそのままにした』

 

『最初はドラゴンの死骸をどうする予定だったの?』

 

『何てドラゴンの死骸を武器に吸収させて死体を片付けようとしたが』

 

『その後の○○村の今どうなっているかしら?』

 

『いや分からない』

 

『とある情報から○○村に疫病が発生したみたいよ』

 

『なぁ⁉︎』

 

『一応あんたの後始末するから今度会った時に報酬出してね』

 

『分かった』

 

『其れと今度同じ事をする時は血抜きの解体作業してよ』

 

『分かった。

今後気を付ける』

 

『そう、分かった。

じゃあね』

 

『あぁまたな』

 

此処で録音が切れた。

 

「つまり今回の疫病は村人達の自業自得て事か?」

 

「そうなるね。

其れと尚文、薬の値段上げるつもりでしょ」

 

「よく分かったな」

 

「正直、尚文は王国の援助は当てにならないから。

此処が稼ぎ時だね」

 

「そうだ」

 

「其れ本来の値段の1・5位の値段が良いわよ」

 

「其れ如何ゆう意味だ?」

 

「簡単よ、この前の植物問題を起こした村にみたいにお金は無いと思うからよ」

 

「そうか、だか稼がせて貰う」

 

「程々ね。

其れと例の物を昨日完成させたから其れで大目に見てね」

 

「分かった。

其れで手を打つ」

 

「ありがとう、そんじゃあそろそろ行きましょう。

其れとこの事は錬はもう話しているから」

 

「そうか、なら行くぞ」

 

と旅人と別れて○○村に行く事にした。

 

〜移動〜

 

そして東の○○村に到着した。

すると建物からご老人が出て来た。

 

「こんな所に一体何の用だ?」

 

「行商人だ。薬を売りに来た」

 

「行商人?はっ!?このフィロリアルはまさか神鳥の?先生!」

 

すると男は走り出しある所へ向かった。

 

「何事ですか?」

 

「神鳥の聖人様が来てくれたんだよ!先生!」

 

「先生?」

 

「この村で治療師をしている者です。あの?貴方様は本当に」

 

「俺は薬を売りに来ただけだ」

 

「私は依頼を受けた者よ」

 

「そうですか。

いやーそれでもありがたい。私が作る分では到底足りないのです」

 

 尚文達が中に入るとそこには苦しんでいる人達が多くいた。

 

「先生!この方達は?」

 

「あぁ、薬を売ってくださるそうだ」

 

「この状況なら俺が飲ませた方がいい」

 

「そうね、私も手伝うは」

 

「そうか、そいつは助かる。なら氷水はあっちを頼む」

 

「分かった」

 

こうして私と尚文は治療を行った。

治療を終わって尚文は報酬を貰って

一応、治療師から説明をしてもらって明日死骸処理をする事を約束して治療院から出て

 

「尚文、此れが例の物よ」

 

とエメラルドを嵌め込んだ黒い穴あき手袋を渡した。

 

「此れが〔インテリジェントデバイス〕か?

俺からしたら宝石を嵌め込んだ穴あき手袋にしか見れないが」

 

「尚文、何をイメージしたの?」

 

「何て、デバイスて言うから、此れとか電子機器みたいな物だと思ったが」

 

と言いながら〔ライズフォン〕を取り出した。

 

「悪いね尚文、〔インテリジェントデバイス〕はとにかくコンパクトに出来ているの。

この子も〔インテリジェントデバイス〕よ」

 

と〔マッハキャリバー〕を取り出した。

 

「これも〔インテリジェントデバイス〕なのか」

 

「そう、名前は〔マッハキャリバー〕よ」

 

『久しぶりです。

ミスター尚文様』

 

「なぁ、この声、あの時のガントレットの声」

 

「そう」

 

「随分コンパクトだな。

服に武器を合わせてこのサイズか」

 

「と言っても魔力で一から作るからこんなにコンパクトになるの」

 

「便利だな」

 

「尚文、ユーザー登録した方がいいわよ」

 

「そうか、で如何やってやるんだ?」

 

「其れを嵌めなさい」

 

「こうか?」

 

と尚文は〔インテリジェントデバイス〕を手に嵌めた。

すると空中にディスプレイが投影された。

 

「その子はサポートと防御に特化させたけどその子はまだ名前が無い尚文が名前付けてね」

 

「面倒だな」

 

「御免なさい」

 

「まぁ、良いか、少し考えさせてくれ」

 

と言ってデバイスを外して空中ディスプレイが消えた

 

「分かった。

明日頑張りましょう」

 

と言って尚文と別れて寝た。

 

〜翌日〜

 

私はいつも通りに剣を磨いている。

疫病が流行っている場所なので万が一の為に〔天羽々斬〕を纏い、刀を持ち、影と一騎打ちした。

変身した為いつもよ集中と身体能力が上がっているが足の踏み込みが緩くその隙に影に斬られて転けてしまった。

 

「流石に集中と身体能力が上がっているがイメージが全然追い付いてなかったか」

 

そう、影の次なる手を考えながら私の次なる手を考えて身体を動かすのが全然噛み合っていない。

正直最初に見様見真似でやったら次に何を如何動くか悩んで全然鍛錬にならなかった。

やっている内に段々と鍛錬になって来て素の時はギリギリやって行けるが変身すればさっき見たいにしくじってしまう其処が今の私の問題点だ。

と鍛錬を終えて変身を解除して皆んなで朝飯を食べてドラゴンの死体処理の準備をして尚文は馬車に乗り私達は疫病にを発症しないように変身してバイクを出して跨って出発した。

私は〔キュアマーメイド〕に変身している。

途中モンスターが襲って来たが尚文達が吹っ飛ばした。

 

〜到着〜

 

そして私達はバイクを閉まって其々ハンマーに鶴橋とスコープを持ってドラゴンの死骸に近づいた。

するとラフタリアが

 

「ゴホ、ゴホ」

 

と咳き込んだ。

 

「きつかったら下がっていろ。

此処は空気が悪い」

 

「そうだよラフタリアちゃん、此処は下がった方が良いよ」

 

「いえ、大丈夫です」

 

「そうか。

しかしもっと前に飯にするだった。

こんな物を見たら食力が失せる」

 

と私達が後ろを見たらフィーロが赤い実を食べて

 

「見てたらお腹空いてたの、ゲフ」

 

「食べ過ぎよ」

 

「ハァ」

 

とラフタリアが注意して尚文は呆れて再度ドラゴンの死骸に近づいて

 

「其れにしても一苦労だな」

 

「そうね、早く終わらせて帰りましょう

其れと〔インテリジェントデバイス〕の設定やった?」

 

「決まった。

だからこうやって手に嵌めているじゃ無いか」

 

と私に〔インテリジェントデバイス〕を嵌めている手を見せて来た。

 

「そうね」

 

すると[ガラ]何が落ちた音がした。

私はドラゴンの死体を見たらドラゴンの死体にたかっていた虫が離れてドラゴンの死骸は動き出して血は戻るようにドラゴンの死骸に戻って行て死骸の筈のドラゴンが動き始めた。

 

「グォォォーー!!」

 

「ドラゴンゾンビ」

 

「一旦逃げるぞ!」

 

「はい!」

 

「キール、ルナ、ライクは飛び道具を使って下がりながら射て退却するわよ」

 

「「「「「はい」」」」」

 

と私達は尚文の馬車に戻ろうとしたらフィーロが飛び出した。

 

私達は一同にフィーロを見た。

 

「ドラゴン嫌い」

 

と言って突撃した。

私は急いで〔ブルー・ティアーズ〕を全部纏い〔スターライトmkIII〕を構えて

 

「ルナ、キール、ライクはフィーロを援護射撃、リファナとソキャートは死角から近づいて攻撃」

 

「「「「「はい」」」」」

 

フィーロの援護射撃を始めた。

するとフィーロは私達の所に戻ったらドラゴンゾンビの口から紫色の煙を吐いた。

 

「皆んな、俺の後ろに」

 

と私達は尚文の後ろに回った。

そして

 

「シード、起きろ!」

 

『YES、ボス』

 

と尚文は、私が作った〔インテリジェントデバイス〕を起動してガントレットにした。

見た目は銀色のガントレットにエメラルドの宝石が埋め込まれている。

〔インテリジェントデバイス〕の名前はシードか

 

『シールド展開』

 

と私達の周りにドーム状のバリアが貼られて更に尚文自身もドーム状のバリアを貼った。

するとドラゴンゾンビは毒のブレスを吐いたが尚文が守ってくれたがラフタリアが

 

「ゴホ、ゴホ、ゴホ」

 

と咳き込んだ。

 

「「ラフタリアちゃん」」

 

とキールとリファナは心配してラフタリアに近づいた。

まだまだ調整、設定が必要だなと思っていると

 

「もう怒った」

 

と再度突撃した。

 

「フィーロ、勝手に」

 

私は又〔スターライトmkIII〕を構えてフィーロの援護射撃をした。

 

「取り敢えず氷水、一回引くぞ、ラフタリアが」

 

「分かった。

全員に通達ラフタリアがピンチ引きながら攻撃しながら退却」

 

「「「「はい」」」」

 

「は…フィーロちゃんが」

 

とフィーロを見たら又ドラゴンゾンビに突撃している。

 

「あいつ、フィーロ」

 

と尚文はフィーロを読んだらフィーロはこっちを見たがドラゴンゾンビはフィーロを飲み込もうとしている私は直ぐ〔スターライトmkIII〕で頭に狙い付けて引き金を引いてレーザーを撃ったが、ドラゴンゾンビは肉が腐っていた為レーザーは貫通して軌道をすらずらせなかった。

そして[ガブリ]と音がして赤い液体が出て丸呑みにしてた。

 

「フィーロ‼︎」

 

直ぐに毒のブレスをして来たが尚文が守ってくた。

毒のブレスが収まった。

フィーロの体型とドラゴンゾンビが噛んだ場所、そして血液の量が噛み合わない。

だから私は〔ブルー・ティアーズ〕の〔ハイパーセンサー〕を使ってフィーロの安否を確認した。

結果は生きている。

赤い液体が何なのかは知らないが、フィーロが生きているなら血液じゃ無い

と尚文に報告しようとした時、急に背筋が凍るぐらいの禍々しい気配がした。

直ぐに尚文を見たら無言でドラゴンゾンビに近づいた。

 

「いけません、ナオフミ様」

 

ラフタリアの呼び声も聞こえていない

まさか私は〔ブルー・ティアーズ〕を解除して美樹さやかの〔ソウルジェム〕を取り出して直ぐに変身した。

その間にドラゴンゾンビが尚文の存在に気が付いて前足で攻撃して来た

 

「ナオフミ様ぁぁぁぁ」

 

とラフタリアは尚文の事を心配する。

 

「そんなナオフミ様まで」

 

と気を落として四つん這いになるが

 

「ラフタリア、気を落としている所悪いが尚文は生きている」

 

「本当ですか!?」

 

「悪い方に」

 

と私が尚文にのいる方を指差した。

尚文はその攻撃を盾で防いだが尚文の全身に赤い丸と線が浮かび上がって来た。

 

「ナオフミ様‼︎」

 

とラフタリアが尚文に近づいたが尚文を中心に砂嵐が吹き荒れた。

私達は手で顔を覆って砂嵐が収まって尚文を見たら尚文の盾が黒く禍々しく緑色の宝石が血みたいに赤々しい宝石になっていて燃えている。

その間にドラゴンゾンビは尻尾で尚文に攻撃して来たが尚文は盾で防いで

 

燃えよ

 

とドラゴンゾンビの尻尾に燃え移った。

とその間に尚文がドラゴンゾンビに近づいて行った。

あれがカースシリーズか生で見ると本当に禍々しい、無事カースシリーズも解放された。

と思っていると何が何なのか混乱して居る尚文とぐったりとして所々黒いアザがあるラフタリアが居た。

やばい忘れていた。

私は急いで尚文達の所に行った

 

「かの者を癒せ、ファストヒール、かの「尚文‼︎」

 

「氷水か、ラフタリアが」

 

「分かっている尚文、回復系の魔法を掛けているがラフタリアの火傷が治らない」

 

「そうだ、如何なっているだ!?」

 

「ラフタリアを蝕んでいるのは呪いよ」

 

「呪い⁉︎」

 

「そう、多分だけどその盾の炎は呪いの効果が入っている。

だから普通の回復系魔法では効果は無いと思う」

 

「お、俺のせいで」

 

「落ち着いて、取り敢えず私達がラフタリアを呪いを解除するから。

尚文はドラゴンゾンビを引き寄せて」

 

「わ、分かった」

 

と尚文はドラゴンゾンビに近づいた

私は直ぐに万能ポーションを作って、入れる器が無いから直接垂れ流しの感覚で全身にラフタリアに掛けた。

 

「うっぅぅぅぅぅ」

 

と黒いアザがが消えるがそのせいで痛みがあるみたいで、ラフタリアは悲鳴を上げた。

すると

 

「グォォォー!」

 

とドラゴンゾンビが悲鳴を挙げた。

私達はドラゴンゾンビの方を見たら、確かにドラゴンゾンビが悲鳴を上げている。

そしてドラゴンゾンビが倒れてしまった。

私はラフタリアに肩を貸して尚文の所に行った。

 

「やったのか?」

 

「分からない。

取り敢えず尚文、盾を構えて」

 

「呪いの解除、終わったのか?

ラフタリア大丈夫か?」

 

「大丈夫です。

ナオフミ様」

 

「いえ、応急処置しただけ、しっかりとした場所で処置しないといけないわ」

 

「そ、そうか」

 

と尚文と会話しているとドラゴンゾンビの腹が動き出してそしてその腹が破裂する。

そして

 

「ぷあー」

 

「嘘でしょ」

 

「やっと外に出られた」

 

とドラゴンゾンビの腹からフィーロが出て来た

正直に言って忘れていた。

 

「あっご主人様とお姉ちゃんとコオスイ姉ちゃん」

 

「貴女、怪我は?あんなに血が」

 

 ラフタリアはあの血が出ていたのを思い出す。

 

「血?あーあれフィーロのゴハン!」

 

「「ゴハン⁉︎」」

 

「ドラゴンにパックンされた時に吐いちゃったの!!」

 

「尚文、ラフタリア、御免なさいフィーロは実は最初生きていたの」

 

「それは分かる。

てか知っていたのか、氷水」

 

「知っていたなにも、直ぐにフィーロの安否を確認して尚文に伝えようとしたら、その盾を出してラフタリア諸共ドラゴンゾンビを焼いたじゃん」

 

「其れはすまん」

 

「謝る相手はラフタリアよ。

其れよりもあれを片付けてラフタリアを呪いを解除しましょ」

 

「分かった」

 

「ラフタリアちゃんは私と馬車に戻りましょ。

今の貴方は呪いのせいで上手く動けないから」

 

「分かりました」

 

「皆、ドラゴンゾンビの処理お願いするわ」

 

「「「「「はい」」」」」

 

と尚文達に任せて私はラフタリアを肩を貸して馬車に戻った。

ドラゴンゾンビの撤去中にキールが尚文に憎しみ混じりで絡んで来てトラブルを起こしたがライク、ルナ、ソキャート、リファナが対処した。

ドラゴンゾンビの撤去が終えて私達は尚文の馬車ににお邪魔して○○村に向かった。




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケートの内容の一覧表は此方になります。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=237688&uid=292492
それでは次回もお楽しみ下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

今後の予定と迷い少女

第二十四話が出来ました。
今回はお話を短くしました。
アンケートはまだやっています。
それでは第二十四話スタートです。(^_^)/


尚文達がドラゴンゾンビの処理して○○村に戻り治療院でラフタリアの呪いの状態を確認した。

服の下までしっかりと呪いが付いていた。

私を万能ポーションを包帯に付けてラフタリアに巻いた。

その間、キールが又、尚文に絡んでいた。

まぁ、ライク、ルナにソキャートとリファナが抑えてくれた。

ラフタリアの治療が終えて尚文達と私の仲間の戻った。

 

「「「「ラフタリア「お姉「「「ちゃん」」

 

尚文にフィーロ、キールにリファナが心配してくれた

 

「えっと、ご迷惑をお掛けしました」

 

「良かった、ラフタリアちゃんが生きてて」

 

とラフタリアとキールとリファナの幼馴染みの空間が出来てた。

 

「氷水、ちょっと良いか」

 

「何かしら、尚文」

 

「此処では言えない」

 

と尚文は治療院を出た。

私は付いて行き

 

「其れで要件は?」

 

「ラフタリアを頼む」

 

「其れ如何ゆう意味かしら、尚文」

 

「あの時、フィーロを殺された時怒りに任せて結果、ラフタリアを苦しめた」

 

「其れで?」

 

「ラフタリアをお前の所に送りたい。

アイツの幼馴染みがいるから」

 

「尚文」

 

「氷s…[ゴッチン]なぁ」

 

と私は尚文の胸もとを掴んで尚文に頭突きをした。

が尚文は攻撃皆無の防御と支援特化の勇者だった事を忘れていた為こっちが痛くて座り込んでしまった。

尚文は私がいきなり頭突きをした為ポカンとして居る。

私は頭を押さえながら立ち上がり涙目で

 

「悪いけど尚文、その頼み事は受け付けしないわ」

 

「なぁ、其れ如何ゆう意味だ⁉︎」

 

「ラフタリアていう子は尚文、貴方に救われた存在よ」

 

「だか俺がラフタリアを「傷つけた」なぁ」

 

「今の尚文が言いたい事は直ぐに分かるわ。

其れに尚文があの時、怒りに飲み込まれた時、危険だと分かっていながら、ラフタリアは自ら自分から飛び込んだよ。

其れは尚文、貴方に全てを預ける忠誠心があるからよ」

 

「そうなのか?」

 

「たく、その鈍感も盾の勇者のせいなのかしら」

 

「何故盾が出てくる」

 

こんなに鈍感を持っている主人に居るラフタリアも苦労しているね

 

「其れと尚文、私が作ったデバイス壊したでしょ」

 

と私は〔シード〕を嵌めている手を指で刺した。

 

「すまない」

 

「良いわよ。

私も〔インテリジェントデバイス〕を作るのは初めてなの。

だから修復するわよ」

 

「助かる」

 

と尚文からシードを受け取った。

 

「見事に壊したね。

尚文」

 

「すまん」

 

「別に良いわよ。

原因はあの黒い盾かしら?」

 

「あの時頭に『チカラが欲しいか?』を尋ねられて」

 

「YESと答えた」

 

私はそう言いながら〔マッハキャリバー〕を取り出して

 

『〔マッハキャリバー〕〔シード〕の破損確認して』

 

〔分かりました〕

 

「其れで今までの憎しみが走馬灯みたいに流れて来た」

 

「成る程ね」

 

『シードの破損確認が確認出来ました』

 

『其れで?』

 

『人格データの破損は免れていますがその他は破損して居ます』

 

『改造プランは?』

 

『出来ています』

 

『そう』

 

「ならしばらく〔シード〕を預かるは。

其れとラフタリアの強化アイテムを作りたいから何かラフタリアの得意な奴ある?」

 

「えっと、魔法屋によると幻影魔法が得意て言っていた。

だか何でそんな事を聞く?」

 

「なぁに、此れから作る奴は成長しなければ自ら設定もしないの。

だから最初から聞く必要があるの」

 

「そうか」

 

「波まで時間が無いから私は明日の戦闘はパスで」

 

「分かった」

 

「其れと私の仲間お願いね」

 

「分かった。

其れと聞きたい事がある」

 

「何かしら?」

 

「レベルのところに星がついてるんだが何か知らないか?」

 

私は其れを聴いて[ビック]震わせた。

 

「御免なさい、其れはレベルが限界を迎えた印なの。

もしレベルを更に上げたいなら龍刻の砂時計でしないといけないの」

 

「なぁ聴いてないぞ」

 

「御免なさい。

私も其れを忘れていて今思い出したの」

 

「なら明後日王都に行くか」

 

「其れ私達ついていって良いかしら?」

 

「良いが」

 

「其れじゃあおやすみ」

 

「あぁ、おやすみ」

 

と言って尚文と別れた。

途中キールに出会った。

 

「ラフタリアちゃんを盾の勇者からこっちに移せないのか?」

 

「無理ね。

ラフタリアの道を選ぶのはラフタリア自身、キールや私にはそんな権利は無い。

だから諦めて」

 

「なぁ」

 

「其れにラフタリアは盾の勇者に救われた。

其れを忘れないでね」

 

と別れて部屋に入り寝た。

 

〜翌朝〜

 

起きていつも通り朝練してラフタリアの包帯を交換して朝食を食べて尚文達を見送って私は部屋の扉にこの世界の文字で【部屋に入って来ないでください、作業中です。】を貼って部屋に篭り

 

「さてやりますか」

 

と言ったら襟が閉まって星が光出して

〔三つ星極制服、探の装〕が解けて分解して再構築を始めて

 

「三つ星極制服、探の装」

 

と〔三つ星極制服、探の装(戦闘モード)〕に着替えた。

 

「やっぱり裸になるか」

 

と少しがっかりして私は〔シード〕を取り出して〔探の装〕に繋げて

 

『マッハキャリバー』

 

『何でしょう』

 

『貴方が作った修復プランを見せて貰うは』

 

『分かりました』

 

と〔探の装〕のゴーグルに映し出された。

成る程ね、〔シード〕はしっかりとあの黒い盾のデータを取っているね。

其れを元に〔マッハキャリバー〕が修復プランを組み立てたか。

このプランにはルビーが必要か

 

『ラケル、ルビー出して』

 

『分かったケル』

 

と魔法陣から加工前のルビーが出て来た。

因みに此れは他のデバイスコアを作る為に買った物

と話を戻して〔シード〕とルビーをブレスレットに入れて私は〔探の装〕に備わっているキーボードで必要プログラムを打っている。

確かに演算能力は【キルラキル】の中で一番ね

と[カタ、カタ、カタ、カタ]とキーボードを打って必要なプログラムを入れた。

後はブレスレットが勝手にやってくれる。

〔探の装〕を解除して次は

 

『ラケル、今度は機織り機と糸を出して』

 

『分かったケル』

 

と機織り機と糸を出して貰い組み立てラフタリアに合わせて黒い糸に赤い糸其れに茶色の糸を選んで、そしてブレスレットから〔生命戦維〕を取り出して機織り機に最初は黒い糸をセットして機織りを始めた。

因みに其々の生地に5%ずつに生命戦維を織り込んだ。

作業に集中したせいで昼ご飯を食べずに夕方になってしまった。

尚文達が帰って来たので作業を中断して晩飯を食べてラフタリアの包帯を交換した。

今度は尚文が巻いている

 

「うっう」

 

「痛むのか?」

 

「いえ、平気です」

 

「すまない、俺のせいで」

 

「其れは言わない約束ですよ」

 

「そうそう、誰だって大切な仲間が目の前で殺されば復讐心にに駆られるはよ」

 

と尚文とラフタリアを話していると扉が空いて皆んなそっち見た。

其処には金髪て背中に羽があり白い服で裸足の少女が居た。

そして

 

「ご主人様、ただいま」

 

と其れを聞いて私は固まった

 

「あ、お帰り」

 

「ラフタリア姉ちゃん大丈夫?」

 

「うん」

 

「あのね、フィーロねお友達が出来たの!」

 

其れを聞いて私の考えが当てはまった

 

「さっきのメ「ちょ尚文」な、何だ氷水」

 

「まさかと思うがこの子で白くてデカイフィーロじゃ無いよね」

 

「そうだが」

 

「遺伝子操作が出来る盾を持っているの?」

 

「持っていない其れより、フィーロ、さっきのメルって子だろう」

 

「うん、フィーロと同じで色んなところを旅してるんだって」

 

「へぇ〜」

 

「でねフィーロの知らない事いっぱい教えてくれたの!」

 

「そうか」

 

「でねでねフィロリアルと遊んでたらみんなとはぐれちゃって困ってるんだって」

 

 

「良かったな、うん?逸れた?」

 

「ナオフミ様」

 

ラフタリアある方を見るとそこには

 

「夜分遅くに申し訳ありません。

その、どうか少しの間だけご一緒させていただけないでしょうか?」

 

メルと言う子がいた。

 

「ちょっと待て。どう言う事だ?」

 

「私は王都に向かう途中だったのですが…その…フィロリアルさん達とえっと…遊ぶ事に夢中になってしまい護衛の方とはぐれてしまったんです!」

 

「護衛?」

 

「聞けば聖人様達は明日王都に向かわれとの事、どうかそこまでご一緒させていただけませんか?」

 

と尚文が考えている

 

「身勝手なお願いだと言う事は分かっています。でもどうしても戻らないといけないんです!お願いします!」

 

メルは頭を下げた。

 

「ご主人様、フィーロからもお願い」

フィーロもお願いした。

 

「ナオフミ様、困っている人見過ごす訳にはいきません!私からもお願いします。」

 

ラフタリアもお願いした。

 

「…礼金はきっちりもらうからな」

 

 考えた末、送る事になった。

 

「はい!父上に頼んでみます!」

 

その後は作業に戻り少しやって寝た。




最後までお読みいただきありがとうございます。
まだまだアンケートをやっています。
此方が一覧表になります。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=237688&uid=292492
では次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

帰還と槍には拳骨を

第二十五話が出来ました。
今回は早く仕上がりました。
それとアンケートは終了致します。
それでは第二十五話スタートです。(^_^)/


今日もいつも通りに朝練をして朝食を食べて王都に戻る為にフィーロの馬車の荷物を私の空間魔法に入れている。

理由はラフタリア専用の〔三つ星極制服〕を作る為に少しでも時間を作る為に乗せて欲しいと頼んだ。

尚文に理由を話したら返事二つで乗せて貰った。

 

「尚文、積み込む終わったよ」

 

「氷水、助かる」

 

とフィーロの馬車に乗った。

因みにフィーロの馬車に乗っているのは尚文、私、メルしか乗っていない

他はバイクに乗っている。

ライクとルナは風鳴翼のバイクに乗り、キールは〔マシンゼクトロン〕に乗ってソキャートはいつも通りにクロミアに跨り、ラフタリアとリファナは尚文に頼んで〔ライズフォン(バイクモード)〕を出して貰い乗っている。

尚文に「いつラフタリアがバイクに乗れたの?」と質問したら尚文曰くラフタリアが自分もバイクに乗りたいと言って来たから自分で教える範囲で教えたそうだ。

と実発しようとしたら村人達が集まって来た。

 

「貴方達にはどう感謝の言葉を述べたら良いのか」

 

「俺は薬を売りに来ただけだ」

 

「私は依頼で来ただけ」

 

「ありがとうございます」

 

と私達は○○村を後にした。

私は移動中に機織り機で今度は茶色の布生地を作っている。

夕方になって今夜は野宿にした。

私は作業を中断して私はテントを貼った。

その後は皆んなでバーベキューをした。

バーベキューを終えて皆んな寝て私は中断した作業を再開して尚文は火の番をしながら魔導書を読んでいる。

 

「なぁ、氷水」

 

「何かしら、尚文?」

 

「ラフタリアの専用のアイテムて服なのか?」

 

「そうだけど」

 

と軽く話をしていると

 

「あ」

 

「起こしたか?」

 

「いいえ、そろそろ交代しましょうか」

 

「今夜は良い寝ていろ」

 

と尚文がラフタリアの事を心配していると、ラフタリアは起き上がって、尚文に近づいて

 

「二人共静かになりましたね」

 

「さっきまであんなに騒いでいたなんだ」

 

「寒く無いんですか」

 

「あぁ」

 

と尚文が言うとラフタリアが尚文に布を掛けた。

 

「冷えるといけないんで

其れとコオスイ様大丈夫ですか」

 

「大丈夫よ」

 

「そうですか」

 

尚文の右隣に座った

しばらくすると

 

「あら?」

 

「どうしたラフタリア?」

 

「メルさんは?」

 

「ん?」

 

三人はメルがいない事に気づき、私は作業を中断して探すとフィーロの近くにメルが着ていた服があった。

 

私達はフィーロに近づいた。

ラフタリアはメルの服を拾った。

 

「此れ、メルさんの服ですよ」

 

「そう言えや、同族も食おうとしてたなあ」

 

「そうなの」

 

「はい」

 

「ラフタリア、氷水」

 

「はい」

 

「何かしら」

 

「何も見なかったことにしないか」

 

「何を言っているですか」

 

「証拠を隠滅すれば」

 

「ナオフミ様」

 

「じゃあ、フィーロがどっかの貴族の娘を食べたて事業しに行くのか?」

 

尚文とラフタリアが焦って会話しているとフィーロが起きた。

 

「うーん?どうしたの?ご主人様」

 

「ねぇフィーロ、メルさんは?」

 

「メルちゃん?メルちゃんはフィーロの羽の中で寝てるよ。メルちゃん起きて」

 

するとフィーロの羽がもぞもぞと動き出す。

 

「プハァ!」

 

何とそこからメルが現れた。

 

「どうしたの?」

 

「何してるんだ?」

 

「フィーロちゃんの羽毛、フワフワで気持ちいいんです」

 

「だから服を脱いだと」

 

「うん」

 

「でもどうやって?」

 

 ラフタリアは恐る恐るフィーロの羽に手を入れる。

 

「うわぁ、暖かくって気持ちいい〜Z〜Z〜Z」

 

そのまま寝てしまった。

 

尚文はその羽を拾う。

 

「この羽、催眠効果でもあるのか?」

 

「さぁ?」

 

と私は戻り中断した作業を続けた。

 

〜翌朝〜

 

メルの頼みで彼女を王都まで連れて行く事になった尚文達、無事彼女を送る事が出来た。

 

「皆さん、本当にお世話になりました」

 

「フィーロ、メルちゃんを送って行っていい?」

 

「礼金はちゃんともらって来いよ」

 

「はーい、行こう!」

 

「はい」

 

そう言い二人は歩き出す。少しして二人は再度振り向く。

 

「さようなら!」

 

と私はメルの振りに合わせて返した。

 

「寂しくなりますね」

 

「また会えるだよ」

 

「はい」

 

「其れで氷水達はどうするんだ?」

 

「私は依頼主に合って依頼品を頂くは。

皆んなは次の波に備えて欲しいか良いかしら?」

 

「「「「「はい」」」」」

 

と皆んな其々別れて行動した。

 

「そうそう、尚文、後で依頼品を山分けするわ」

 

「良いのか」

 

「良いのよ。

尚文も参加したから」

 

「其れは助かる」

 

「じゃあまたね」

 

「またな」

 

といって私は〔マッハキャリバー〕を取り出してローラーブーツに履き替えて影が待って居る草原に向かった。

 

〜移動〜

 

と草原に到着した。

 

「お待ちしていました。

蒼青の勇者様」

 

と影は私の後ろに現れた。

私は振り向いて

 

「其れで依頼品は?」

 

「此方になります」

 

と銀貨の袋を差し出した。

私は受け取った。

 

「確かに受け取ったわ」

 

「其れでは私は失礼します」

 

「えぇ、また何処かでありましょ」

 

「えぇ」

 

と影は姿を消した。

 

さて尚文に会いましょう

と三勇教の教会に向かった。

 

〜移動〜

 

三勇教の教会に到着すると丁度、尚文とラフタリアが出て来た。

 

「尚文、如何だったかしら」

 

「氷水か、駄目だった。

なんでも王の命令でクラスアップが出来なかった」

 

「あの、王様とことん尚文を嫌っているね」

 

「しょうがね。あそこに向かうか」

 

「あそこ?」

 

「あぁどれ… 「た、盾の勇者様!」

 

と私達は声をした方に向いたらこっちに向かう騎士がいた。

 

 

「逃げるぞ!」

 

 尚文が声を上げるとラフタリアと私は走り出す。

 

「ど、どうして逃げるんですか?」

 

「追ってくるんだ。

逃げるしかないだろう」

 

「なら私が時間稼ぎするわよ。

其れと尚文、一旦ラフタリアと別れた方が良いわよ。

多分仲間が居るわよ」

 

「色々助かる」

 

と私は止まって尚文を追っている騎士の首元を掴んだ。

 

「グェ、いきなり何をするんですか蒼青の勇者様。

あ、待ってください盾の勇者様!」

 

「ねぇ君、盾の勇者に用事あるのかしら?」

 

「あります。

のでその手を離して下さい。

お願いします」

 

「なら私が伝えるけど」

 

「いいえ、盾の勇者様に直接伝えたいんです」

 

「分かったわ、なら私が盾の勇者に話をして取り付く場所を作るわ。

なんせ君みたいに王様の人間で盾の勇者に話しかけてくる奴は警戒しているから」

 

「分かりました」

 

「えっと尚文は」

 

私が尚文を探していると[ドーン!!]と大きな音がした。

 

「騎士君」

 

「なんですか?」

 

「今日、何か祭りあったかしら」

 

「いえ、無いですが」

 

「なら急ぐわよ

〔マッハキャリバー〕セットアップ」

 

『YES』

 

と〔探の装〕から〔バリアジャケット〕に着替えて騎士の青年をお姫様抱っこした

 

「え、ち、ちょと待…「ウィングロード!!

 

と魔法で作った道を屋根ぐらいの高さに貼りめくらせてローラーブーツで走行した。

大きな音がした広場に行くと馬鹿槍(元康)が尚文にちょっかいを出している。

周りは乱闘状態になっている人々がいた。

周りを沈ませるのはアレぐらいしか無い。

 

「騎士君」

 

「はい、何でしょうか、蒼青の勇者様」

 

「数秒間、鳥になって来て」

 

「え、其れ如何ゆうi…「ウォぁぁぁぁ」ちょ待って下さい」

 

と騎士君の持ち方を変えて大空に投げて私はスピードを上げて

 

「カートリッジ 、三発」

 

『YES』[カシュ、カシャ、カシュ』

 

とカートリッジ システムを使って〔ウィングロード〕を飛び込み

 

「もーとーやーすー」

 

「え、氷すi…「リボルバーシュート‼︎

 

[ドッゴォォォォォォォォン!!!!!!!](1カメ、私の斜め前側から)

[ドッゴォォォォォォォォン!!!!!!!](2カメ、真横から)

[ドッゴォォォォォォォォン!!!!!!!](3カメ、尚文目線側から)

 

と元康の頭に拳骨を落とした。

そして着地して

 

「やばい、やり過ぎた」

 

と私は呟いた。

其れもそのはず元康の顔面が石畳にめり込んでいるしタンコブもサッカーボールぐらいに膨らんでいる。

更に周りの人達も静まり返ってこっちを見ている

と私が思考をフリーズして居ると

 

「うぁぁぁぁぁぁぁ」

 

と上から声がして広場にいる皆んなは上を見た。

騎士君が涙目になりながら落ちて来た。

忘れていた。

直ぐにお姫様抱っこでキャッチして地面に下ろした。

 

「空の旅は如何だったかしら、騎士君」

 

「いや、死にかけましたから!」

 

「御免なさい。

其れと尚文」

 

「何だ?」

 

と尚文は嫌な顔になった。

 

「この騎士君、尚文に用事があるみたいで少し聴いてくれないかしら?」

 

尚文は少し考えて

 

「氷水には借りがあるから少し聞いてやる」

 

「ありがとうございます」

 

と騎士は頭を下げた。

 

「なら場所を移動しましょ」

 

「そうだな」

 

と私達が背を向けて広場を後にしようとしたら

 

「待ちなさい」

 

と私達を呼び止める声がして私達は振り返ると国の騎士達と馬鹿王女(マルティ)がいた。

 

「如何してこうなったか説明を求めます」

 

私は尚文の前に出て

 

「説明も何も、そこの馬鹿槍勇者が盾の勇者にちょっかい出してそのせいで此処の広場に居る住人達が乱闘状態になっていたから其れを鎮める為に私がこの元凶に拳骨を撃ち込んだだけです」

 

「なぁ、此れは国が認めた決闘です。

証拠に此処に国の正式な証があります!

その決闘に横槍を入れるのはマナー違反です。」

 

とマルティが権利書を出して来た。

随分ご丁寧に用意して居るわね。

まぁ取り敢えず流石にやり過ぎたので馬鹿槍の治療しますか

 

「でしたら今此処で槍の勇者、元康の治療をします」

 

マルティは私が急変な事を言うから眼を丸くしている。

其れと尚文が私に近づいて耳元で

 

「おい、この馬鹿を治療したら又俺が襲って来るぞ」

 

「大丈夫よ。

見ていて」

 

と〔バリアジャケット〕を解除して〔美樹さやかのソウルジェム〕を取り出して変身して即席でポーションを作りそのまま元康に掛けた。

因みにいつも通りにポーションを作っていない。

少しレシピを変えたから。

私が作った即席ポーションを元康に掛けた。

元康のタンコブは直ぐに引っ込んだが

元康が急に手足を[バタバタ]激しく動き出して、元康は石畳から抜けて

 

頭が痛い、あたまがいたい、アタマガイタイ

 

と頭を押されながら転げ回った。

そう今作ったポーションの中身は怪我や痛みを直ぐに治す代わりに痛みが急激に痛みが襲って来る物。

と私は尚文の方に向いたら尚文は手でナイスと合図を出していた。

すると

 

「これは何事ですか!!」

 

少女の声が聞こえ、声の方を見た。

そこにはメルがいた。

 

「姉上一体これは?」

 

メルが疑問が思っていると私はメルに近づいて

 

「メルさん、姉上てあの人?」

 

と私はマインに人差し指を刺した。

 

「はい、其れで姉上一体これは?」

 

と再度質問して来た。

 

「其れは私を答えるわ」

 

と私は此れまでの事を説明した。

 

「そうでしたか。

申し訳ございません。

姉上がとんだご無礼を」

 

「別に構いませんよ

メルティ=メルロマルク第二王女様」

 

と私はお辞儀して、メルはマルティに近づいて

 

「姉上随分とお戯れがすぎるようですが?」

 

「わ、私は勇者様の補佐として責務を全うしているだけですわ」

 

「民の往来で決闘させるのが補佐ですか?」

 

「っ!?」

 

私はメルとマルティンのやり取りを見て居ると尚文が私に近づいて

 

「氷水、マルティンが押されている?どういうことだ?」

 

「多分、立場上、マルティンよりメルの方が権力が強いと思うわよ」

 

「そうか」

 

「くっ……妹の分際で私に歯向かうつもり?」

 

「事の次第に寄っては母上に報告をします。」

 

「ちっ……」

 

するとメルが街の人達に頭を下げていく、立派な子ね。

 

「ナオフミ様!」「コオスイ様!」

 

そこにラフタリアとフィーロが来た。

其れに私達の仲間達も来た。

 

「何があったんですか?」

 

「あぁ、元康の奴がまた……」

 

「フィーロちゃん」

 

 そこに頭を押されながら元康がフィーロの手を握る。

 

「君の名前はフィーロちゃん何だろう?」

 

「うん!」

 

「可哀想に尚文に馬車馬のように働かせているんだね?」

 

「馬車を引くのは好きだよ」

 

「おのれ!尚文!あのデブ鳥の他にもフィーロちゃんにまで馬車を引かせるなんて!」

 

と元康は頭を押されながら尚文に槍を構えた。

 

「フィーロの事デブ鳥って言った……」

 

フィーロは俯きながらつぶやく。

 

「えっ……?」

 

「この前もフィーロの事笑ったし!」

 

「え?俺がいつフィーロちゃんの事笑った!?」

 

ドロンと煙が出てフィーロはフィロリアルの姿に戻った。

 

「槍のひときらーーーい!」

 

元康は驚いて震えだした。

 

「えっ……んじゃフィーロちゃんが‥あのデブ鳥‥」

 

元康が言った瞬間フィーロは元康の股間を蹴り上げた!

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「一回鳥になって来なさい!」

 

元康は高く飛ばされ、瓦礫に落ちた。

 

「元康さまぁーーーーーー!早く!治療院に!」

 

マインは慌てて元康の元へ行く。

 

やれやれと頭を抱えるメルがいた。

 

「フィーロの勝ち!」

 

と私達は拍手して

尚文は

 

「良くやったぞ、フィーロ」

 

「ナオフミ様」

 

「いつも酷い目に合って居るんだ。

あれくらい当然だ」

 

「もう何、スッキリした顔して居るんですか」

 

「まぁまぁ、落ち着いてラフタリアちゃん」

 

「神鳥の聖人様いえ、盾の勇者様。そして蒼青の勇者様、お話がございます……」

 

「尚文、場所変えましょう。

騎士君の話もそこで聞くけど良いかしら?」

 

「構いません」

 

と私達は武器屋に移動した。




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケートはしばらく伏せます。
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二回波戦準備

第二十六話完成しました。
今回は急遽アンケートをします。
それでは第二十六話スタートです。(^_^)/


私達は騎士君とメルティの話を聞く為に尚文がお世話になっている武器屋に到着した。

 

「あんちゃんら……ここは話す場所じゃねぇよ……」

 

「色々あった、ここで会議させてくれ」

 

「おいおい、いくらなんでもそれはないぜ」

 

「すいません、近くでいい場所がなくて」

 

「すみません,オーナー」

 

「ったく」

 

「で?お前は何者なんだ?」

 

尚文はメルに質問をした。

「改めまして私はメルロマルク王位継承権一位第二王女メルティ=メルロマルクと申します」

 

「「「「「「「「第二王女!?」」」」」」」」

 

私達と尚文とラフタリアは驚いた。

 

「おういけいしょう?」

 

フィーロは難しい言葉をを聞き返した。

 

「メルさんは妹なのに継承権が1位なのですか?」

 

ラフタリアはメルティに質問をする。

 

「はい、本当です。姉上はあの性格ゆえ昔から色々と問題を起こし今では私のほうが上なのです」

 

「だろうな。あんなのが1位だったら国が崩壊する。」

 

メルティは話を続けた

 

「あなた方が盾の勇者様と蒼青の勇者様だったとは……いえ、丁度良かったのかも知れませんね。」

 

「何かしら」

 

「私は……」

 

[ガタン]「悪いが話しはここまでだ」

 

 突然尚文は立ち上がりメルティを見る。

 

「俺はお前の事信用出来ない」

 

尚文、王族関係を毛嫌いしていたね。

 

「出ていけ」

 

「待ってください、私の話を!」

 

「お前たち王族の話しなんか聞く必要ない」

 

「ねぇ尚文少しこの子のO☆HA☆NA☆SIを聴かないの?」

 

「お前聞いてなかったのか、こいつはあの女の妹であの父親の娘なんだぞ。

其れとお話しの部分が少し物騒に聞こえたんだが」

 

「気のせいよ」

 

「そうか?」

 

と尚文としょうもない話をして居ると騎士君と同じ王国の騎士が扉を開けた。

 

「メルティ様、王がお呼びです」

 

とメルティは武器屋から出て行った。

 

「少しくらい話を聞いてやっても良かったんじゃねえか?」

 

「知らん。」

 

「ねえねえ!メルちゃんなにかしたのー?」

 

「フィーロ、もうあの子とは遊んじゃいけません!」

 

「ぶー!なんでー!」

 

「其れで騎士君は尚文に何の用かしら」

 

「あ、はい、お願いします!我々を波の時だけでも良いので御一緒させて下さい!」

 

騎士君が頭を下げた。

 

「へぇ物好きが居たもんね」

 

私は驚いた。城の兵士達は王の息がかかってるせいでみんな尚文を嫌ってると思ったが、一枚岩ではないようだな。

 

「以前の波で僕たちは勇者様の戦いに感銘を受けました!是非勇者様の力になりたいと」

 

「別に波で戦いたいだけなら俺について来なくてもいいだろう」

 

「いえ、僕たちは盾の勇者様と戦いたいんです!」

 

「目的は何だ?」

 

「我々はリユート村出身なんです!盾の勇者様と鎧の勇者様に家族を救って貰いました!」

 

「つまり恩返しがしたいと」

 

「はい」

 

「騎士君、質問良いかしら?」

 

「はい何でしょ?」

 

「さっき貴方一人じゃ無くて我々て言ったわね。

つまり他にも居るっ事よね」

 

「はい」

 

「其れで集まったメンバーは?」

 

「えっと僕と同じ前衛が2名で後方が2名です。」

 

「如何する?尚文」

 

尚文が騎士君に近づいてアクセサリーを出した。

 

「銀貨150枚」

 

「えっ?」

 

「それだけの金を出せたら考えてやる」

 

若い兵士達は戸惑いを隠せなかった。

尚文らしい判断ね

 

「どうした?これで俺の信用を買えるんだぞ?」

 

「‥‥分かりました!今から集めてきます!」

 

若い兵士達は尚文の意図は掴めていないが、金を工面する為に店から飛び出した。

 

「売れ残りのアクセサリーをあんな大金で売りつけるなんて」

 

「あんちゃんはやっぱあんちゃんだな」

 

「そうね、其れで尚文この後は?」

 

「次の波に備えて色々事を準備するつもりだ。

手始めにこっれを頼む」

 

と尚文は自分の装備をエルトハルトに渡す。

 

「オーダーメイドか?足りない素材はおまけするとして……これぐらいはかかるな」

 

「そうか助かる」

 

「そうだ、尚文」

 

「何だ?」

 

「悪いがラフタリアのサイズを測りたいからラフタリアを借りるね」

 

「服か?」

 

「そう」

 

「分かった」

 

「のでオーナーさん、更衣室をお借りします」

 

「おぅ」

 

「さて行きましょう。

ラフタリア」

 

「え、あ、はい」

 

と私はラフタリアを連れて更衣室に入った。

 

「其れで何の用ですか?コオスイ様」

 

「私がラフタリアの専用の服を作って居るの覚えて居るかしら」

 

「あ、はい、覚えています」

 

「其れでね。

貴方の身体を調べたいの」

 

え、エェェェ〜

 

「まぁ取り敢えず服や鎧を脱いでね」

 

「ちょ、待ってください」

 

「波まで時間が無いから問答」

 

「いやぁぁぁぁ」

 

と無理矢理ラフタリアの鎧や服を脱がしてラフタリアのスリーサイズを測った。

その後ラフタリアは服と鎧を着て更衣室を出た。

 

「おい、何か凄い物が聞こえたんだか」

 

「御免なさい。

時間が無いもので」

 

「なら波までに間に合わせよ」

 

「わかっているはよ。

其れとしばらくライク達をお願い出来ないかしら?」

 

「ハァ、何言っているだ?」

 

「そうですよ。

コオスイ様」

 

ルナが代表で言ってきた

 

「ラフタリアの服を作る為にしばらく一人にして欲しいの。

だからお願い」

 

「其れでしたら構いません」

 

「何で俺がそんな事をしないといけないんだ」

 

「あら、もし私の依頼を受けたらラフタリアの服の代金を支払いをチャラにするわよ」

 

「分かったその依頼を受けよう」

 

「ありがとう其れじゃ波まで

其れと此れも」

 

尚文に銀貨の袋を投げて尚文達とライク達と別れて私は宿で部屋を取って〔生命戦維〕を織り込んだ布生地から〔極制服〕作り始めた。

私自身〔極制服〕を作るのは初めてだか何故か作り方が分かる。

其れに裁縫セットを魔力強化しているからスイスイ作れる。

取り敢えず徹夜覚悟で作るつもりだ。

 

〜三日後〜

 

三日間連続で徹夜したから目元に隈が出来た。

其れに宿を三日間借りたから少々お金とが掛かったが其れに身割った物が出来た。

とにかくこの服をラフタリアに届けないと、私はポーションを飲んで少し寝て夕方に武器屋に向かった。

 

〜移動中〜

 

寝たお陰で少しスッキリした。

取り敢えず武器屋の前に到着した。

私は扉を開けようとしたら

 

胸のプレートにはドラゴンゾンビの核を埋め込んで、ついでに自動修復機能を付けた自信作だ

 

裏から声がしたので向かった。

 

「親父、あんたはそんなに俺を盗賊団のボスにしたいのか?」

 

「とってもお似合いです」

 

「ご主人様かっこいい!」

 

「今の尚文にはピッタリだわ」

 

「氷水いたのか、てか凄い事になっているな、特に目元が」

 

「此れの製作を徹夜したから」

 

と尚文に見せた。

マジシャンぽいスーツとシルクハットを尚文達に見せた。

 

「シリーズ名は〔極制服〕で個体名は〔三つ星極制服、幻の装〕」

 

「何かマジシャンぽいな」

 

「ラフタリアの十八番の幻影魔法の最大に活かす為に思い着いたのがこれよ」

 

「そうか、ラフタリア取り敢えず着替えておけ」

 

「あっはい」

 

と私から〔極制服〕を受け取って武器屋の更衣室に向かった。

 

「其れにしても青の嬢ちゃん腕前凄いな」

 

「其れ程でも有りません。

この世界に来る前にも衣装のデザインに衣装作りをしていましたから。其れと此れも」

 

『ラケル、空間魔法出して』

 

『分かったケル』

 

と私の前に空間魔法陣が現れて私は手に入れて尚文の〔インテリジェントデバイスのシード〕を渡した。

 

「治ったのか」

 

「そう、だから受け取ってね」

 

「分かった」

 

尚文は私から〔インテリジェントデバイスのシード〕を受けった。

 

「一応其れの説明するわ」

 

「助かる」

 

「前回の尚文の戦闘のデータを元に改良して、もし尚文が黒い盾にしたら強制的にあるモード発動するようにしている」

 

「あるモード?」

 

「使ってみたら分かるわよ」

 

と尚文と会話して居ると

 

「あの一応替え終わりました」

 

「そうかラフタ…リア」

 

其処には赤色で胸に黒い星が三つと襟には黒い星が三つあるコートを着て下にはいつも通りの鎧と服を着ているラフタリアがいた。

 

「お、おいラフタリア、何だそのコート。

俺は氷水が作った服を着ろと指示したはずだが」

 

「あ、はい尚文様の言われた通りにコオスイ様が作った服を着たんですか、最後の帽子を被った途端に服が光って気が付いた時にはこの格好になっていました」

 

「おい、如何なっている氷水、説明しろ」

 

「〔極制服〕は純度があって、今ラフタリアが着ているのは純度30%になっているわ」

 

「なら何故純度100%にしなかったんだ?」

 

「出来るのは出来るんだけどその場合は装着者を殺してしまうの」

 

「なぁ」

 

「安心してアレは私が作った物で純度30%だから安全よ」

 

「そうか」

 

と皆んなでやり取りして居ると

 

「失礼します。

勇者様!!!」

 

そこに尚文達と同行したいと言っていた騎士達が現れた。

 

「そこら中走り回ってなんとか集めました。銀貨150枚です!」

 

尚文は騎士君から袋を受け取り中身を確認して袋を騎士君に返した。

 

「その金でもっとマシな装備を整えろ」

 

「えっ?では僕達を」

 

「簡単に死なれたら面倒だ」

 

「ありがとうございます!」

 

「勘違いするな。俺を利用したり陥れようとしたら、それなりの報いを受けてもらうからな!」

 

「所で尚文、私の仲間は?」

 

「其れか、武器屋の中に居るぞ」

 

「ありがとう」

 

と言って尚文に別れて表の武器屋の入り口から入った。

 

「あ、コオスイ様」

 

ルナが最初に気が付いて他のメンバーも私を見た

 

「皆んなお帰りなさい。」

 

「「「「「ただいま」」」」」

 

「皆んなは何して居るの?」

 

「キール君とリファナちゃんの不意打ち対策の武器と防具を新しいの買っています」

 

「其れで決まったかしら」

 

「えっと」

 

「ルナさん決まりました」

 

と私とルナの前にリファナが来た。

 

「キールも決まったかしら?」

 

「はい、キール君は決まってカウンターに居ます」

 

私はカウンターを見たら確かにキール君が居た。

其れに二人分の防具と武器があった。

 

「其れでお支払いは?」

 

「さっき錬様と出会いました。

コオスイ様のお礼代と言ってくれました」

 

「あ、御免なさい。

私、忘れていたわ」

 

「まぁ無かったらコオスイ様の付けにするつもりでしたので」

 

後で尚文に面倒代を支払いをして置かないと。

 

「ルナ」

 

「何でしょう」

 

「悪いけどもう一度尚文に会って来る」

 

「え、如何してですか」

 

「ちょっと用事が出来たから」

 

と武器屋を出て左右を確認した。

丁度武器屋から離れていく尚文達が居た。

 

尚文〜

 

「何だ?氷水」

 

「此れを受け取って」

 

と私は尚文に袋を差し出して尚文は其れを受け取って中身を確認した。

 

「良いのかこんな物を受け取って」

 

「良いのよルナ達の面倒を見てくれて其れのお礼よ」

 

「そうか、受け取って置く」

 

「其れで波が始まる前、集合場所は何処にする?」

 

「武器屋の前が良いんじゃないか」

 

「そうね。

あそこにしましょ」

 

「波までに整えておけよ」

 

「分かったわ。

またね」

 

「波で」

 

と別れてルナ達と合流して私が泊まっている宿に行って其々休んで私は〔ショドウフォン〕を取り出して錬の〔ビートルフォン〕に掛けた。

 

[プルプルプル]

[ガチャ]「もしもし私だけど」

 

『氷水か、其れで何の用だ?』

 

「明日の波戦は前回と同じで良いかしら?」

 

『其れで構わない』

 

「分かった。

明日会いましょう」

 

『分かった』

 

と錬との連絡を切り寝た。

 

〜翌朝〜

 

私はいつも通りに仲間達より早く起きて朝練して朝食を食べて私達は武器屋にやってきた。

そして尚文達と騎士君達と合流した。

 

「来たか。」

 

苦言もなしにエルハルトが扉を開けて迎えてくれる。もう、どうやら自分の店を作戦会議の場所にされる事には目を瞑る事にしたらしい。

 

「其れで氷水、作戦は如何するだ」

 

「前回の作戦とほぼ同じでメンバー編成は村に入るモンスターの討伐は私達で村に入ったモンスターの討伐と村人達の避難は尚文達と騎士君達で良いかしら」

 

「俺達は良いがお前達も其れが良いが?」

 

「はい、構いません」

 

「其れと氷水達、変身しておけ」

 

「そうね。

テレポートした後にモンスターの群れのど真ん中に居たら運が良くて中傷で運が悪ければ死亡になる可能性があるから。

皆んな変身して」

 

「「「「「はい」」」」」

 

「其れとキール此れを使って」

 

と〔プログライズキー〕の〔パンチングコングプログライズキー〕と〔アサルトウルフプログライズキー(〔アサルトグリップ〕付き)〕をキールに目掛けて軽く投げた。

 

「おっと」

 

其れを二つともキャッチした。

 

「何だこれ?」

 

「君の専用アイテムだ。

最初は黒い方を使ってもしボスモンスターに出会ったら新しい青い狼を使って。

使い方は青い狼と同じよ」

 

「分かった」

 

「では変身開始」

 

「「「「「はい」」」」」

 

「何が始まるんだ?」

 

「まぁ見てろ」

 

私は〔シンフォギアペンダント〕を取り出して、ライクは〔シノビヒョウタン〕から〔シノビドライバー〕を腰に巻き手には〔メンキョカイデンプレート〕を持ち、ルナはスターカラーペンダントと紫のスターカラーペンを取り出して、ソキャートは背中に背負っている〔サソードヤイバー〕を取り出して

 

STANDBY

 

と石畳から〔サソードゼクター〕飛び出して来て其れをキャッチして、リファナはいつの間に自得したのか指輪から〔ソウルジェム〕を取り出して、キールは〔Z-CONバンド〕を腰に巻き〔ショットライザー〕をセットして右手には〔パンチングコングプログライズキー〕を持っていて

 

パワー!

 

〔エイムズショットライザー〕に〔パンチングコングプログライズキー〕を刺して

 

〈オーソライズ! 〉

 

〔ライズキーパー〕を動かして

 

〈Kamen Rider...Kamen Rider... Kamen Rider...〉

 

と右手で引き金掴んで

 

「「「変身!!!」」」

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

〈ショットライズ! 〉

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

HENSHIN

 

パンチングコング!

"Enough power to annihilate a mountain."

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

「こりゃ、たまげたな、青の嬢ちゃんは変身するのは知っていたが仲間も出来ていたのか」

 

私以外の初めて見るエルトハルトはルナ達の変身に驚く。

話しているうちに残り10秒となる。

 

「よしそろそろだ」

 

「お前達頑張れよ」

 

と私はオーナーに手を振った。

そして時間が0になり私達は飛ばされた。




最後までお読みいただきありがとうございます。
感想や誤字脱字バンバン書いて構いません
それでは次回もお楽しみ下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ウェブ2

第二十七話完成しました。
今回は戦闘です。
付け焼き刃感が出ています。
それでもOKならこのまま進んで下さい。
それでは第二十七話スタートです。


現在私達は強制テレポートされて尚文達と騎士君達と別れて村の外から来るモンスターを倒している。

私は〔天羽々斬〕を使いモンスターを斬っている。

因みに今の使曲は〔絶刀・天羽々斬〕

ライクとルナはコンビネーションでモンスターを倒している。

ソキャートは前回と同じクロミアとイザナギを使って縦横無尽に倒している

そして今回波戦を初めてのキールとリファナは偶にチラッと見たが大丈夫だった。

キールは〔パンチングコング〕のパワーと〔ナックルデモリション〕で敵を倒している。

時々〔パンチングコング〕に振り回されている。

いきなり私が付け焼き刃したから

リファナはレイピアを使って冷静にモンスター顔を的確に射抜いて遠くにいるモンスターは光魔法を使って倒している。

と言っても彼此3時間が経っている。

そのせいで風鳴翼の曲は今二週目に入っている。

前回はすんなり終わったが今回はやたら長い。

正直に言って早く終わって欲しい3時間も歌っている為少し喉が痛いと思っていると

 

お〜い、氷水

 

と尚文がこっちに来た。

私は立ち止まった。

 

「尚文、どうs、ゴホ、ゴホ

 

「おい、大丈夫が?」

 

「大丈夫、少し歌い過ぎただけ」

 

と言いながら私が作ったポーションを取り出して飲んだ。

 

「そ、そうか」

 

「其れで何の用かしら」

 

「あ、そうだった、俺達は元康達がいる所に向かうが氷水はどうする?」

 

「そうね、私もいい加減に波を終わらせたいから私も向かう」

 

「そうか、俺達は先に行く。

其れと村の防衛はあいつらにやらせている」

 

騎士君達か、取り敢えず

 

「全員、戦闘、中止、集合」

 

と全員集まった。

 

「今から盾の勇者と一緒に波の原因を倒すつもり

私について来るなら行くわよ」

 

「えぇ、僕はついて行きます」

 

「ソキャートも」

 

「私達は」

 

「コオスイ様の仲間です」

 

「あぁ」[ゴン]

 

とキールは拳同士をぶつけた。

 

「そうう、なら行くわよ」『ラケル、バイクを出して』

『分かったケル』

 

と空間魔法陣から風鳴翼のバイクと〔マシンゼクトロン〕を出した。

 

「「「「「はい」」」」」

 

私は〔天羽々斬〕を解除して〔マッハキャリバー〕と〔ラブリーコミューン〕になっているラケルを取り出した。

 

「ラケル、今回は付き合って貰うわ」

 

「分かったケル」

 

「プリキュア!ラブリンク!!」

 

「L・O・V・E!!」

 

更に

 

「マッハキャリバー、セットアップ」

 

と徐々に姿が変わり

 

「英知の光!キュアダイヤモンド!!マッハカスタム‼︎」

 

其々バイクに跨っている

 

「それじゃあ、皆んな行くわよ」

 

「「「「「はい」」」」」

 

と私達は練達と尚文が居る場所に向かった。

因みに私はバイクに乗らなくて〔マッハキャリバー〕のローラーブーツで移動している。

 

〜移動〜

 

移動していると空に幽霊船がありその上には白い動く何かが居た。

多分あれがボスモンスターだと思う

私は直ぐ様

 

ウィングロード!!

 

と魔法の道を作り幽霊船まで続く道を作って私達はその上を走った。

 

ウィングロードからジャンプすると尚文と練、其れに樹に元康がいた。

他にもモンスターがいるが全員がお化けぽいモンスターに向いている。

あれがボスモンスターだ。

其れとラフタリア〔三ツ星極制服、幻の装〕を覚醒している。

今のラフタリアの恰好はフィルムの装飾を施したコートに映写機を連想させるシルクハットを被っている(*イメージはバトライド・ウォーⅡのシネマを服にした感じ)

とそう思いながら攻撃用のラビーズを〔ラブリーコミューン〕にセットしてにハートマークを書いて

 

「マッハキャリバー、カートリッジ 、二発」

 

『YES』[カシュ、カシュ]

 

そしてガントレットに魔力を貯めて更に魔力とガントレットの周りに氷を纏わせた。

そして

 

プリキュア !ダイヤモンドパイルシュート‼︎

 

と白いお化けぽいモンスターに叩き込んだ。

下に落ちる重力の力と魔力強化した腕の力で叩き込んだ。

更にガントレットに纏わせた氷が割れて魔力爆発を起こして白いお化けぽいモンスターは幽霊船の甲板に叩き込まれた。

直ぐにバク転して尚文達と合流した。

樹に元康に練達が倒れている。

 

「お待たせ尚文」

 

「いや早かったぞ」

 

「そう、其れと第二波が来るから」

 

「二波?」

 

と白いお化けぽいモンスターにでかい長刀と光の槍と光の矢と手裏剣にクナイが刺さって更に追撃でロケットパンチと光弾にミサイルがヒットした。

上を見たら私の仲間達が上から降って来てライク、ルナ、ソキャート、は綺麗に着地してクロミアは白いお化けぽいモンスターを弾きながら私達の所に来て空間魔法陣に入った。

キールは〔ナックルデモリション〕を両手に戻してアイアンマン着地した。

そのお陰で幽霊船の甲板が少し沈んでいる。

ソキャートは着地体制に入っていないがキールがお姫様抱っこでキャッチしたが[バキ、バキ、バッキ]と幽霊船の甲板が音を立てながら下の階に落ちた。

私達と尚文達は空いた甲板の穴を覗き込んだ。

因みに風鳴翼のバイクと〔マシンゼクトロン〕はラケルが回収済みです。

 

「キール君、リファナちゃん大丈夫」

 

「ラフタリアちゃん、大丈夫だよ」

 

「俺もだ」

 

「良かったわ、なら早く戻りなさい」

 

「「分かりました」」

 

と全員、白いお化けぽいモンスターを見た。

するとステータスからあのモンスターの名前が現れた。

名前は次元ノソウルイーターと書いてあった。

其れで次元ノソウルイーターはリファナ、ルナ、イザナギの拘束を解いて空中に浮遊していて錬、樹、元康が戦闘していた。

 

「皆んな行くわよ」

 

「「「はい」」」

 

と其々自分の武器を取り出して構えて、キールとリファナも落ちた穴から戻って来て、リファナはレイピアを構えて、キールは〔アサルトウルフプログライズキー〕を取り出して〔ショットライザー〕に入っている〔パンチングコングプログライズ〕を抜いて〔アサルトウルフプログライズキー〕に付いている〔アサルトグリップ〕のボタンを押して

 

アサルトバレット!

 

〔ショットライザー〕にセットして

 

オーバーライズ!

 

〔ライズキーパー〕を動かして

 

〈Kamen Rider...Kamen Rider... Kamen Rider...〉

 

と右手で引き金を掴んで引いて

 

〈ショットライズ! 〉

 

の音声共に銃弾が放たれて次元ノソウルイーターの周りを不規則に跳びなら次元ノソウルイーターの死角から銃弾からオオカミの幻影に変形して攻撃してキールに向かって来た。

キールは左手をグーにしてオオカミの幻影を殴ると

 

レディーゴー!アサルトウルフ!

"No chance of surviving."

 

キールの周りに人工衛星みたいな機械が現れて装甲を作って装着して仮面ライダーバルカンアサルトウルフになった。

私達はキールの変身が終わり私達と尚文達は次元ノソウルイーターに向かった。

先に先行したのはライク、ソキャート、フィーロ、で自分達の獲物の忍者刀と〔サソードヤイバー〕と爪で攻撃し更にソキャートがイザナギを召喚して攻撃した。

次にラフタリアと私リファナで、ラフタリアは

 

「ハァァァァァ」

 

剣から斬撃を繰り出して、私は空気を集めて魔力で固めて

 

「リボルバシュート‼︎」

 

次元ノソウルイーターに放って、リファナは手元に光の槍を持っていって

 

ラ・リュミエール!

 

次元ノソウルイーターに投げた。

ラフタリア、私、リファナの攻撃が命中して更にルナ、キールの援護射撃がヒットした。

又ライク、ソキャート、フィーロが攻撃しての繰り返し。

いつかは倒せるが錬達が次元ノソウルイーターを引き摺り出すのに時間をかけ過ぎたから出来るだけ早く終わらせたい。

と考えながら次元ノソウルイーターを殴って其れを足場にして錬の近くで着地した。

錬達を見ると錬、マジェッド、ダガーは生身だった。

アクセルとキャサリはしっかりと私が渡した武器を使って居る

 

「錬‼︎」

 

「何だ」

 

「あれどうしたの?」

 

「あれ?」

 

「私が渡した物〔スラッシュライザー〕達」

 

「すまん忘れていた」

 

「拠点か宿に忘れたかしら?」

 

「いや存在自体を忘れていた」

 

「持っているの?」

 

「一応持っている」

 

「なら使いなさい」

 

「そうさせて貰う」

 

と錬はそう言って〔スラッシュライザー〕を取り出してあらかじめ装備してある〔マウントベース〕にセットした。

ちょっと待って〔マウントベース〕をセットしてて〔スラッシュライザー〕を忘れていた。

話にならないわよ。

其れを他所に錬は〔バーニングファルコンプログライズキー〕も取り出して

 

インフェルノウィング!

 

で〔スラッシュライザー〕に〔バーニングファルコンプログライズキー〕をセットして

 

バーンライズ!

 

次に〔ライズキーパー〕を動かして

 

〈Kamen Rider... Kamen Rider... Kamen Rider...〉

 

そして引き金を引いた。

 

スラッシュライズ!

 

スラッシュライザーから真っ赤な隼が出て来て空中で一回転をして練の後ろに回り、真っ赤な隼の翼が外れて

 

バーニングファルコン、The Strongest wings bearing the fire of hell

[ピッギャアー]

 

が錬を包み込んで仮面ライダー迅、バーニングファルコンフォームになった。

 

「なら行くわよ」

 

「あぁ分かった」

 

と錬と一緒に次元ノソウルイーターに突っ込んだ

 

「カートリッジ 一発」

 

『YES』[カシュ]

 

ガントレッドに付いているホイールが回り出した。

錬は背中に翼を出して全身に炎が包み込んだ

 

「「ハァァァァァ‼︎」」

 

錬と同時に攻撃を叩き込んだ。

錬は斬って飛んで通り過ぎて、私は殴った衝撃で次元ノソウルイーターから少し離れた。

次元ノソウルイーターは私に尻尾で攻撃をして来た。

私は咄嗟に

 

プロテクション‼︎

 

で次元ノソウルイーターの攻撃を防いで直ぐに

 

バリアブレイク‼︎

 

プロテクションを爆破して爆発の衝撃で次元ノソウルイーターから離れた。

衝撃のせいで着地が出来ずに転がりながら尚文達に近づいた。

 

「大丈夫か!?」

 

「大丈夫、咄嗟にシールドをはったから」

 

「そうか、ならラフタリア、氷水」

 

「はい」

 

「何かしら?」

 

「憤怒の盾を使う」

 

と尚文そう言って盾を右手から左手に持ち替えて

 

「すまない」

 

「言ったじゃないですか。

私はナオフミ様の剣です。例えどんな地獄であろうとついて行きます」

 

「そうね、私も悪魔と一緒に地獄で相乗りするつもりよ」

 

そう言って〔マッハキャリバー〕とキュアダイヤモンドを解除して〔ギアペンダント〕を取り出して起動詠唱を歌い〔天羽々斬〕を纏い胸のコンバーターを握った。

イグナイトモジュールを使うつもり

 

「何があったらラフタリアを頼むぞ」

 

「ううっ」

 

「分かった」

 

「最後までナオフミ様のお側に」

 

「私も其処が地獄でも付いていくつもりだ」

 

尚文はラフタリアと私の答えに答えた。

私もぶっつけ本番ですがやりますか

 

「あぁ、来い!憤怒の盾!」

 

イグナイトモード

 

と尚文は盾を憤怒の盾に変形させて『シード』も例のモードにした。

[シード〕のイグナイトモードは一言で言えばカースシリーズの力を堪えきる為のモードである。

見た目はガントレットが銀色から黒色になり、宝石はエメラルド色から真っ赤なルビー色になる。

そして

 

「イグナイトモジュール――抜剣ッ!!」

 

と胸のコンバーターを握り締めて[カチ]とスイッチを押して外し、

 

Dainsleif

 

そしてコンバーターは空中で変形すると光の刃のような物を展開した。

そしてそれはそのまま

 

「ぐぁあああああああああっ!!」

 

私の身体を貫いた。

同時に、私の身体をどす黒いオーラのような靄で覆っていく。

はらわたをかき回すような衝動………こそが破壊衝動が。

確かに此れは簡単に飲み込まれる。

だけど此処で暴走したらナおフミたちにカオがみセラえナい。

それレになオフみもイグなイトもじュウにひッテキするもノをツかッてィる.

 

そウカんタンにヌriつブらせるモのKA‼︎

 

意識が継ぎ接ぎになりながら何とかイグナイトモジュールを纏えたが

 

「ハァはぁ、ハァ」

 

イマDemoハかイシょウどがオそってクる

三勇者達も異変に気が付いた。

 

「何だあれ!?」

 

「お、おい」

 

元康がフィーロに気が付いてフィーロを指を刺して皆んなが見るとフィーロが凶暴化していた。

 

「ドラゴンゾンビの影響で」

 

「うがー!!」

 

 フィーロが飛び立つとソウルイーターに強烈な蹴りを放つ。受けたソウルイーターは地面に落ちる

 

「うおぉぉぉー!!」

 

「ガァあぁぁぁぁ!」

 

私と尚文はソウルイーターに向かって突っ込み。

尚文は次元ノソウルイーターに盾を付けると盾から出る炎で焼き、私は刀を太刀に変えて尚文の炎を無視しながら破壊衝動に任せて太刀を乱暴に振り回した。

IマはMEのマエのテきをタオさなイと.

後ろで何言って居るが分からないが今は倒す。

と攻撃していると次元ノソウルイーターが体制を治して私と尚文は飛ばされた。

私は四つんばいに着地して再度次元ノソウルイーターに突っ込もしようとしたら

 

フィニッシュ忍法

 

と回し蹴りが私の顔面に飛んで来て私は幽霊船のマスト後ろの壁に激突した。

そのお陰で破壊衝動が収まった。

やった犯人直ぐに解った。

 

「何してくれてるのライク」

 

「コオスイ様こそ何やっているんですか‼!」

 

「敵を倒す為」

 

「そうだとしてもいつものコオスイ様では無かったですよ」

 

「やっぱりか」

 

「僕達を頼って下さい」

 

「そうですよ。

一人だけ問題を抱えないで下さい」

 

とルナも来た。

 

「そうさせて貰う」

 

「「はい」」

 

と私は立ち上がり次元ノソウルイーターを見ると練、樹、元康が次元ノソウルイーターに攻撃していた。

私も休めないな。

と太刀を刀に変形させた。

 

https://www.youtube.com/watch?v=j9e47iYUk1A

 

『罪…滅…狂…獄…絶…刀

 悪…行…即…瞬…殺』

 

とBeyond the BLADEのイントロが流れてきて

 

「行くわよ」

 

「「はい」」

 

「邪鬼の遠吠えの残音が月下に呻き狂う

 今宵の我が牙の切れ味に同情する」

 

と次元ノソウルイーターを加速してで連続で斬り付けて

フィーロが次元ノソウルイーターが攻撃して来て錬と元康に交代して

 

「どうだ」

 

「格好付けているが対してダメージ通っていないが」

 

「なぁ」

 

直ぐ様、錬と元康の前に出て

 

「其方の戒名に記す字をどう掘るか?明示せよ

 断末魔の辞世の句は 嗚呼…是非もなし」

 

太刀にして居合斬りで斬撃次元ノソウルイーターに

 

蒼刃罰光斬

 

を繰り出した。

 

「所詮はケモノと変わらぬのか?錆に折れゆくのか?

 迷い惑い尽きぬ日々よ されど今は

 外道に哀の一閃「悪、行、即、瞬、殺」

 

次元ノソウルイーターが攻撃して来て私はバックステップで回避して

 

「餓狼の光る牙は自らをも 壊し滅す諸刃のよう

 歯軋りながら血を噴く事も 知りえて尚も食う」

 

「シールドプリズン」

 

尚文がスキルで次元ノソウルイーターを捕縛して

 

「チェンジシールド!ビーニードルシールド!」

 

直ぐ様、盾を棘のある盾に変え、その盾の棘がソウルイーターに何本も突き刺さった。

 

「その愚かな罪人への我が決めたる罰の名は鉄の処女の抱擁に全身を貫かれる一撃なり!」

 

「剣は剣としか呼べぬのか?」

 

「叫びすらも抱かれ苦痛に悶絶するがいい!」

 

「違う、友は翼と呼ぶ」

 

「アイアンメイデン!」

 

拷問具のアイアン・メイデンが現れて開き

次元ノソウルイーターは吸い込まれて入った。

 

「錬、付き合って」

 

「あ、分かった」

 

「我が名は「夢を羽撃く者」也」

 

私は脚部ブレードのスラスタで飛翔して剣と脚部ブレードに炎を纏わせて高速回転して尚文が出したアイアン・メイデンごと

 

羅刹零ノ型

 

で真っ二つにした。

その後はイグナイトモジュールを解除して自由落下をしたが

 

「大丈夫か?氷水」

 

「大丈夫、ありがとう錬」

 

と錬がお姫様抱っこで回収してくれた。

そして幽霊船の前のほうに下ろしてくれた。

 

「にしてもだいぶ危険な事をしたな」

 

「そら錬が私の合図を受け取ったじゃ無いの?」

 

「そうだな」

 

「所で」

 

「何だ?」

 

「波ていつ終わるの?」

 

と私は後ろのマストの上を見たらマストの上に和風姿の格好を人が居た。

更に

 

「キアァァァ〜!!」

 

和風姿の人が立っているマストから二体目の次元ノソウルイーターが出て来た。

 

「二体目!?」

 

「こんなのゲームになかったぞ」

 

「遊び感覚でやるな、錬」

 

と錬を叱り直ぐに刀を構えて斬り掛かようとしたら和風姿の人はマストを飛び降り次元ノソウルイーターに無数の攻撃をした。

その攻撃は針で布を刺すようすんなり入り、次元ノソウルイーターを倒した。

 

「この程度の雑魚に苦戦とはそれでも世界の命運を背負う勇者ですか?」

 

一撃で次元ノソウルイーターを倒した。

あの人私達よりも強い

 

「おや、どうやら‥勇者は二人と眷属の勇者が1人のようですね。貴方と其処の貴方と隣の貴方の名前は?」

 

私と錬は尚文の隣に行き

 

「人に尋ねる前にまず自分からじゃないのか?」

 

「これは失礼、私の名前はグラス」

 

「グラス?」

 

「いうなれば貴方達勇者とは敵対関係にある者です」

 

「尚文だ」

 

「氷水」

 

「錬だ」

 

「ナオフミ、コオスイ、レンですか。では始めましょうか、真の波の戦いを」

 




最後までお読みいただきありがとうございます。
感想や誤字脱字が在りましたらご遠慮言って下さい。
次回もお楽しみ下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

敵の勇者と新しい眷属の勇者

第二十八話が出来ました。
今回は短めにして新オリキャラが出ます。
其処と新しいアンケートを取ります。
それでは第二十八話スタートです。(^_^)/



現在私達は少々厳しい状態だ。

船体から二体目のソウルイーターが出現したが、突如現れた謎の女グラスによって倒された。

今の私達は次元ノソウルイーターとの戦闘で少々状態が悪い

 

「かかってこないのですか勇者ナオフミと勇者コオスイ?そこにいる従者でも差し向ければいいでしょう」

 

悪いけど此処は逃げたいと考えていると

 

「従じy⋯グェ」

 

「僕達が?」

 

「尚文と氷水の?」

 

私は急いで錬の首を引っ張った。

元康と樹は反応してしまい仲間共に構えている。

 

「「ふざけるな!!」」

「おい氷水何してくる⁉︎」

 

「此処は元康と樹に行かせて出方を見た方が良い」

 

と錬と会話して居ると

 

「流星槍!」

 

「流星弓!」

 

2人の技がグラスに当たった。

しかし彼女には効果なくなんともなかった。

ノーガードでダメージ無しと来ましたか。

ますます逃げた方が良い

 

「この程度とは」

 

 すると彼女は扇子のようなのを広げた

 

「輪舞零ノ型 逆式雪月花!!」

 

 彼女の技で元康と樹とその仲間達は吹っ飛ばされた。

 

「やはり所詮は従者ですか」

 

此れはますます逃げた方が良い

 

「錬、此処は逃げた方が良い。

元康と樹とその仲間の確保お願い」

 

「あぁ、分かった」

 

私は錬と別れて尚文の隣に行きアームドギアを構えた。

 

「少しは楽しませてください」

 

「悪いが楽しませるつもりはない」

 

そう言い尚文はポーションを飲んで盾を構えて

 

「シールドプリズン!」

 

シールドプリズンでグラスを閉じ込める。

そして私は低い姿勢でグラスに近づいた。

案の定、グラスはシールドプリズンを破壊した。

私は刀を下から入れた。

が[ガチ]と扇子で防いだ。

此れは鉄扇か

と私の上からラフタリアが剣を上から入れた。

がもう一つの鉄扇で防いで返した。

その瞬間に

 

「テャアアア」

 

とフィーロが蹴りを入れたがグラスは其れを受け流して折り畳んだ鉄扇で風を起こした。

咄嗟に尚文が私達の前に出て盾で防いで盾から蛇を出す。

その蛇はグラスに噛み付いたが。

 

「この程度の毒で倒せると?」

 

しかし彼女には効果は無かった。

 

「フィーロ!」「ソキャート!」

 

「ハイクイック!」「クロップアップ」

 

Clock up

 

フィーロとソキャートはグラスに高速による連続蹴り連続斬りをするが両手の鉄扇で全部防がれてしまう。

 

「一瞬で八回の蹴りと十回の斬りは見事……ですが届きません」

 

「「はぁ!」」

 

 背後からラフタリアとライクがグラスに攻撃をするが

 

「話になりませんね」

 

しかしこれもグラスは両手の鉄扇で防がれ、両方の剣も折られてしまった。

彼女は攻撃態勢をとる。

 

「全員、俺の後ろに!」

 

「逆式雪月花!」

 

「シールドプリズン!」

 

 シールドプリズンでなんとか攻撃を防いで解除された瞬間に右にルナ、左にリファナ、真上にキールが出て

 

プリキュア・いて座!セレーネ・アロー!

 

ラ・リュミエール!

 

アサルトチャージ!

 

「はあぁぁぁ‼」

 

とルナは矢を撃ち、リファナは槍を投げて、キールは足先に青色のエネルギーで狼の頭部を作成し空中を回転しながらグラスにキックを入れるが。

グラスはルナの矢を鉄扇で簡単に弾き飛ばして次にリファナの槍は体を一回転して回避、キールの必殺技を鉄扇一本で防いで鉄扇を開いた瞬間に青色のエネルギーで出来ている狼の頭を砕いて直ぐに鉄扇を畳んでキールの横に行き軽く払うように鉄扇を振った。

キールは凄い勢いで私達の後ろに飛ばされて変身を強制解除された。

 

「緩いです。

其れと私の攻撃を受けて立っているとは……さて先程の炎のような盾と黒い鎧はいつ使ってくれるのですか?」

 

 彼女の言う炎のような盾は恐らく尚文の憤怒の盾で黒い鎧は私の〔天羽々斬〕の〔イグナイトモジュール〕の事であろう。私も尚文も多分そう思ってるであろう。

 

「ナオフミ様」「コオスイ様」

 

 尚文はラフタリアを見て私はライクを見て察して私と尚文はお互い見つめて首を縦に振った。

 

「来い憤怒の盾!」

 

イグナイトモード

 

 

「イグナイトモジュール、抜剣」

 

Dainsleif

 

尚文が憤怒の盾を呼び出すとまた鎧と〔シード〕も変わる。

私も〔イグナイト〕に変わったが私とフィーロもまた凶暴化する。

私はギリギリ意識を保って居る。

暴走しているフィーロはグラスに蹴りを入れるが

グラス余裕でフィーロの蹴りを鉄扇で受け止めて逸らし

 

「言ったでしょ、届かないと」

 

鉄扇でフィーロのお腹を軽く突くとフィーロは吹き飛ばされて私達の後ろに飛ばされた。

 

「ラフタリア、フィーロを頼む」

 

尚文がそう言うとグラスに突進する。

盾を当てると炎を出し彼女を炎に包んだ。

しかし彼女には効果がなく、扇子で炎を払った。

 

「私を焼くには涼し過ぎます」

 

そう言うとグラスは扇子を構える。

私は咄嗟に尚文の前に出て

 

「輪舞破ノ型 亀甲割!」

 

 扇子から矢のようなのが発射され、私は〔アームドギア〕を使ってグラスの攻撃を〔アームドギア〕の刃で防いで逸らしたが〔アームドギア〕は折れた。

 

「先程の攻撃を逸らしましたか。

ですが自慢の刀は折れてしまいましたが」

 

「生憎まだ刀は持っているのでご心配を無く」

 

「そうですか」

 

とグラスと会話しながらもう一度、アームドギアを作り構えた。

グラスも、もう一度同じ構えをして

 

「輪舞破ノ型 亀甲割!」

 

さっきと同じ攻撃して来た。

私はもう一度〔アームドギア〕で防いだ。

だかさっきと同じ様にならない様に

 

「尚文、盾を構えて」

 

「おう」

 

私はアームドギアを上手く扱ってグラスの攻撃を威力を弱めて尚文にパスをした。

尚文は盾で防いだが、貫通して鎧の一部が大破した。

 

「この攻撃でも倒れないのですか?さっきよりも威力は強めたはずですが?」

 

「氷水が威力を弱めてくれたからな」

 

「そうですか。

ですが黒い炎は近接攻撃をすると発動する。遠距離からの攻撃では発動しない」

 

どうやら彼女は尚文の炎を見破ったようだ。

 

「切り札があるでしょ?出し惜しみせず見せて下さい」

 

「其処まで言うなら望み通りにしてやる。

シールドプリズン!」

 

グラスをシールドプリズンで閉じ込めた。

そして空中に上がり

 

「チェンジシールド!アイアンメイデン!!」

 

 そしてグラスをシールドプリズンごとアイアンメイデンの中へと入った。

私はジャンプして更に脚部ブレードのスラスタで飛翔して剣と脚部ブレードに炎を纏わせて高速回転して尚文が出したアイアン・メイデンごと

 

羅刹零ノ型

 

で真っ二つしようと瞬間

 

「思ったより威力はありませんね」

 

『!?』

 

アイアンメイデンの中からグラスの声がしたのだった。

アイアンメイデンは破壊され、そこから無傷のグラスが出てきて勢いよく回っている私の手を持っている刀を鉄扇で防いで私の回転を止めた。

私は急いで脚部ブレードのスラスタを入れたがもう一つの鉄扇で防いで私の刀を弾いた。

私は嫌な予感がして

 

プロテクション‼︎

 

プロテクション

 

咄嗟に〔マッハキャリバー〕を使いプロテクションを貼った。

グラスは私が貼ったプロテクションごと腹に鉄扇で軽く突っついた。

プロテクションは皿を割る様に砕けて私に強い衝撃が来てそのまま尚文達の後ろの幽霊船の甲板に叩き付けられて

 

がハァ

 

口から吐血した。

 

「おい大丈夫か‼︎、氷水」

 

「だ、大丈夫」

 

と直ぐにポーションを取り出して飲んだが

 

「すまんが骨を行っているかもしれない」

 

「だよな」

 

そしてグラスは[スット]着地した。

如何にかして此処を切り抜けないと考えていると

上から無数の紫色の閃光が降って来てグラスは全部踊る様に回避した。

 

「誰ですか?私の邪魔をする物は」

 

とグラスは邪魔をされた事に腹を苛立たせている。

すると私達の周りに無数の鏡が浮遊しながら私達を守る用に囲んで来た。

そしてその鏡を操っている張本人が私達の前に降りて来た。

髪型と髪色は【マクロスΔ】の【ワルキューレ】のメンバーの美雲・ギンヌメールにそっくりで

そして彼女が纏っているのは【戦姫絶唱シンフォギア 】に出てくる最弱にして最凶のシンフォギア〔神獣鏡〕だ。

と見ていると

 

「貴方、名前を何と」

 

と突然幽霊船が揺れて

 

「ち、時間切れですか、残念です。貴方を倒すのに時間を掛けたいです」

 

「奇遇ね私もよ、この勝負は預けましょ」

 

この声

とグラスは浮遊して上に上がり

 

「此度は退きますが、その程度の強さでは次はありません。

波で勝つのは私達である事をお忘れなきよう」

 

と光って消えて空が赤色から元の青い空へとなった。

尚文達とライク達をは乱入者を警戒していた。

私達を助けた人はこっちを見た。

顔は〔神獣鏡〕バイザー覆い隠されている。

私は天羽々斬を解除してルナの肩を借りて立ち上がり

 

「皆んな大丈夫その人は私の友達よ」

 

「ハァ?」

 

「久しぶりね八九紫彩(はっくしあや)

 

「あらその声、鞘波氷水かしら」

 

と言いながらバイザーが上下に割れた

其処に居たのは私の旧友、八九紫彩だった。

 

「其れの他にあにがあるの」

 

「其れもそうね♪」

 

こうして異世界に来て旧友に出会った。




最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

王国逃亡開始(前)

いつも読んでいただきありがとうございます。
第二十九話が完成しました。
それではスタートです。(^_^)/



二回目の波でグラスの戦闘も終わって尚文に一旦別れて私の旧友の八九紫彩の2人だけで話をして居た。

因みに紫彩の服装は【オーバーウォッチ】のソンブラの服装だ

 

「紫彩」

 

「何かしら?氷水♪」

 

「何で貴方が此処の世界に居るの?」

 

「あら、其れならそのままお返しするわ」

 

「?」

 

「何でテロリストに心臓に撃ち抜かれた貴方が此処の世界に居るの?」

 

「其れは転生してこの世界を救う勇者になっただけ。

次は紫彩が答える番よ」

 

「そうね。

あれは〜」

 

〜氷水OUT〜

〜紫彩story〜

 

貴方が死んで一ヶ月が経って

 

「○○さんは右から責めて。

△△さんは左から敵を抑えて。

✖︎✖︎さんは私に付いてきて援護射撃を」

 

『『『了解』』』

 

いつも通りにゲーム友達と一緒にFPSをやっていて、いつも通りに勝ってゲームを終了して

 

「ハァ、氷水も死んで退屈になっちゃったね」

 

とため息を吐きながらゲーミングチェアを回転していると[ピロリン]とパソコンにメッセージが入った。

 

「何かしら?」

 

と私はメッセージを開いた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

貴方は今の世界に退屈していますか?

YES、NO

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

何かしら新手の広告かしら

と考えながらYESを押した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

其れなら新しい世界に行く準備して試練を開始ます。

まずは貴方の分身を作りましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ていきなりアバター作成画面になったから私と同じ様に作ってOKを押したら

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次に貴方が好きな物語の登場人物の能力を入力して下さい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

になっていたから、取り敢えずこう入力した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

オーバーウォッチのソンブラの能力

美雲・ギンヌメールの能力

ルーテシア・アルピーノの能力

シンフォギアの神獣鏡

キュアフォーチュン、新旧有

仮面ライダー滅

乃木園子の能力

保澄雫の能力

OK

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ある程度入力してOKを押したら

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

其れでは試練を開始します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

といきなり画面が変わって私が作ったアバターが赤色の空に森のステージに居て四方八方モンスターが居て私のアバターに攻撃して来た。

けど私の操作テクニックで倒しわ、正直に言って私の敵じゃ無かったわ。

最後の一体を倒したら

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

試練は達成されました。

此れより新しい世界の旅は開かれました。

新しい世界を楽しんで下さい

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そのメッセージを見終わったら急に画面が光って両腕

で目を覆って居たら頭を打ったわ。

最初はあんまりにも光が眩しくてゲーミングチェアから転げ落ちた思っていて目を開ける驚いたわ。

何せさっきまでプレイしていたエリアに居たのよ

 

「えっとどうなっている?」

 

頭の中がフリーズしていると

 

キシャァァァァ

 

と後ろにリザードマンの団体が私に襲って来ての私は直ぐに逃げるけど右手に違和感を覚えた。

私は直ぐに右手を見たら紫色の宝石を埋め込まれている紫色の手袋を嵌めていてソンブラのサブマシンガンを持っていた。

取り敢えず其れでリザードマンの団体を倒したわ。

 

「何だかしら、取り敢えず調べないと」

 

最初に私の身体を調べたらソンブラのトランズロケーターのビーコンがあった。

 

「まさかね」

 

試しに近くの木にビーコンに投げて発動すると空中にテレポートして木の枝に

 

「おっとっと」

 

危なく着地したわ

 

正直に言って驚いたわ人生でテレポートするのは、その後はコートの内側ポケットに〔フォースライザー〕と〔スティングスコーピオンプログライズキー〕に〔フォーチュンピアノ〕と〔プリチェンミラー〕

に勇者であるシリーズのスマホがあって首にはギアペンダント、左手の薬指にはソウルジェムを入れる指輪と〔フォーチュンピアノ〕の指輪があったわ。

勿論、手袋を調べたらルーテシア・アルピーノのデバイス〔アスクレピオス〕だったわ

その後は木から降りて探索したわ

勿論、私の襲って来るモンスターはソンブラのサブマシンガンで倒したわで探索して居ると遠くに空を飛んでいる幽霊船を見つけて

 

「あそこには何かあるかしら?」

 

と疑問を持ちながら〔ギアペンダント〕を取り出して

 

Rei shen shou jing rei zizzl

 

と起動聖詠を歌ってコートから〔神獣鏡〕に着替えて

〔神獣鏡〕の特有のホバーを使って幽霊船に行った。

 

〜紫彩OUT〜

〜氷水story〜

 

「其れで私達を見つけて、いかにもピンチだったから鏡を取り出してグラスに攻撃した」

 

「そうゆう事♪

次は私ね」

 

「そうね」

 

「此処はどこ?」

 

「そうね、此処は〜」

 

〜説明中〜

 

「成る程ね、この世界は【盾の勇者の成り上がり】の世界なのね。

通りで見た事にある人物が居たものね」

 

「其れで貴方、この後どうするの?」

 

「決まっているじゃない。

貴方のパーティに入るつもりよ」

 

「その方が助かるわ」

 

と私と紫彩は握手した。

すると[ピロリン]とステータスが入ってきた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー--------------------

眷属の紫魔の勇者、八九紫彩が仲間になりました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー--------------------

 

初めて聞いた単語だ。

名前からして部下みたいな配置ね。

と考えていると丁度良い所に

 

「蒼青の勇者様〜」

 

と騎士くんが私を呼びながら走って来た。

 

「貴方、蒼青の勇者て呼ばれているのww( ^∀^)(笑)

 

「笑うな」 (//∇//)

 

騎士くんが私達の近くについて

 

「ハァハァ、そちらの方は?」

 

「私の友人だ」

 

「そうですか」

 

「其れで要件は?」

 

「あ、はい城の動向をお願いします」

 

「相手は?」

 

「あ、はいオルトクレイ王です」

 

と聞いて私は難しい顔をした。

 

「私以外に呼ばれている勇者は?」

 

「えっと、盾の勇者様も呼ばれています」

 

「分かったわ行くわ」

 

「ありがとうございます」

 

とお辞儀してくれた。

正直に言ってこの子みたいに素直な子が沢山居るのが望ましいね。

 

とその後は仲間と合流して村から出るまで紫彩の自己紹介をして村から王都までの移動は私が〔マッハキャリバー〕のローラーブーツ、ライクとルナは風鳴翼のバイク、ソキャートと紫彩はクロミア、キールとライクは〔マシンゼクトロン〕で移動した。

 

〜移動〜

 

その後は尚文と合流して仲間達を城の応接室に預けた。

そして

 

「水晶球で見させてもらった。よくぞ波を鎮めてくれたな、非常に遺憾だがな」

 

はっきり言って尚文が波のモンスターを倒すと何か都合が悪い言い方している。

 

「一つ尋ねたい事がある。お前達はどうやってその強さを手に入れた?」

 

「はぁ?」

 

「お前達はあるまじき力を持っている。その秘密話す義務がある」

 

此れは間違い無い錬、樹、元康に尚文と同じ強化方法を施して尚文の功績を揉み消すつもりね。

と考えていると。

 

「さあ話せ、嘘偽りなく真実のみをな」

 

と王様が言うと尚文は人差し指を下に向けて

 

「知りたければ土下座をしろ」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「なぁ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

とんだ大胆な事をしたな尚文

なら

 

「私も条件がある。

その条件は盾の勇者の仲間のクラスアップをさせる事」

 

「其れ良いな」

 

と尚文は私の提案に評価してくれた。

 

「其れで王様、どちらを選ぶ?

尚文の条件が嫌なら今すぐ教会に尚文のクラスアップの許可書を書いてもらう。

其れで私の条件が嫌なら今すぐ土下座をしてもらう」

 

「グゥ」

 

「さあ選べ」

 

「貴様ら‼︎」

 

と私達の周りに王国兵士が囲み剣を向けて来た。

 

「今の俺達はお前を殺し正面から逃げ切る事が出来る」

 

「は、ハッタリを」

 

ファストスピード、ツヴァイトスピード、ドライファスピード、なら今此処で貼ったりでは無いと証明しましょ」

 

と魔導書で覚えたスピードを上げる魔法を声を小さく吐いて〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして【刀】を描き〔シンケンマン〕を手に取り鞘無しの居合斬りの構えをして、刀を下から上に上げて次に刀を下に下げた。

すると「カラ、カララン」と次から次に私達を構えて居た兵士の剣が綺麗に切れた。

構えて居た兵士は驚いている。

その間に再度筆モードで【消】を描き〔シンケンマン〕を消して

 

「其れでも波の化け物倒した、俺達とやりたい奴は居るか?」

 

謁見の間に居る兵士はお互いに顔を見ている

 

「波が終わって元の世界に帰れるまで最低限協力してやる。

だから二度と俺達の邪魔をするな」

 

「そうゆう事よ」

 

と私と尚文はそう言って謁見の間を出ようとしたら

 

「王に対する不敬絶対に許さんぞ!」

 

オルトクレイは尚文達に怒った。

沸点が低いわ

と思っていると

 

「そうだ。忌々しい貴様らの奴隷にその償わs[バン、バン]なぁ‼︎」

 

私は王様が全て言い切る前に〔VSチェンジャー〕を素早く取り出して後ろ向きで王様の王冠スレスレで当てた。

結果王冠は横の繋ぎがなくなり王様の膝に落ち尚文は振り向きオルトクレイを睨んだ。

睨まれたオルトクレイはたじろいでしまった。

 

「貴様がどんなに薄汚い手を使おうが俺は仲間を必ず守り抜く。二度と俺から何も奪わせない」

 

私も振り向き

 

「もし私と尚文の仲間に指一本でも触れたら、その時は貴方の頭が吹き飛ぶわよ」

 

そして私と尚文が謁見の間を出ると閉まった時に中から「許さんぞ!盾と蒼青!!!」と聞こえてきたが、知らない

と廊下を歩いていると

 

「良かったか?氷水」

 

「何か?」

 

「あのクズに喧嘩を買って」

 

「大丈夫よこの国で私を倒せるの尚文しか居ないと思うから」

 

「そうか」

 

私と尚文は階段を降りた所で、貴族の女性っぽい人とすれ違う。

見た感じ、高そうな扇で口元を隠し、そして高そうなドレスを着た女性だ。

だか貴族の女性が出すはずの無い気配を出して居る。

 

「此度の活躍お見事であった……でごじゃる」

 

「ハァ?」

 

今の言葉で分かった。

この女性は貴族では無い

 

「勇者様達の活躍で皆がその功績を認めざるを得なくなりました。その中には盾の勇者様達を快く思っていない勢力も混じっております」

 

「何が言いたいの?」

 

すると女性はロザリオらしきものを出した。

 

「善なるは表の顔、その裏は暗躍と陰謀……今後はより一層慎重に行動された方が良いかと……でごじゃる」

 

「忠告を感謝します」

 

私がそう言うと女性は頭を下げて行ってしまった。

 

「ごじゃる?」

 

「尚文、多分だかあの女性は暗殺系の事をやっている感じよ」

 

「そうなのか?」

 

「私の前世の仕事は?」

 

「俳優」

 

「正解、其れと暫く尚文と一緒に行動したいが良いかしら?」

 

「理由を聞いて良いか?」

 

「私も王様の喧嘩を買っちゃったから一時避難する為」

 

「そうかなら構わない」

 

と他愛の話をしてラフタリア達と合流して尚文の旅を準備する為に武器屋に移動した。

その間に尚文達に紫彩を澄まして

 

「まさか王様相手に喧嘩売るとはな」

 

「売ったのではない、売られたんだ」

 

「そもそも彼処の王様は召喚する前から尚文に喧嘩を売るつもりだったよ」

 

「全く買い物は家だけにしておけよ。

しかしクラスアップはどうするんだ?

そんな状況じゃあ龍刻の砂時計を使わせてくれないだお」

 

「シルトベルトかシルドフリーデンに行こうと思っている」

 

と尚文が言うとオーナーはカウンターに地図を広げて

 

「まぁ兄ちゃんならいつか行くだろうと思ってたよ」

 

オーナーは地図に指で刺して

 

「お勧めはシルドフリーデンだ」

 

「奴隷商にもシルドフリーデンを勧められた。

亜人国家だか人間寛容だと」

 

「あぁ、もう一方はのシエルトベルトは亜人絶対主義の極端な国だからな。

だか盾の勇者なら…」

 

「ご主人様またお出かけするの?」

 

オーナーの話を遮ってフィーロが尚文に質問した。

尚文は微笑んだ。

 

「ヤッタァ」

 

「馬車なら一月は掛かるが鳥の嬢ちゃんならもっと早いだろう。

必要な物は一式見繕って馬車に積み込んでおくぜ」

 

とオーナーはカウンターを離れた。

 

「其れとラフタリアに代わりの剣を」

 

「剣は予備が有ります」

 

「だか」

 

「今度も長旅です。

節約すべきかと」

 

「大丈夫ぶよ。

私も少しお金を出すわよ」

 

「ですか」

 

「其れにオーナーも少しはサービスすると思うは。

其れと皆集合」

 

と私の掛け声で皆集合した。

 

「これから長旅に出ますので旅に必要な物を買いに行きます」

 

「はい」

 

「「分かりました」」

 

「分かった」

 

と皆んな会話しながら私達も旅に必要な物は買い回って王都に出た。

因みに移動手段は尚文とラフタリアはフィーロが引く馬車で、私が〔マッハキャリバー〕のローラーブーツ、ライクとルナは風鳴翼のバイク、ソキャートと紫彩はクロミア、キールとライクは〔マシンゼクトロン〕で移動して居る。

 

「こんなに早く出発出来るなんて、エルトハルトさん手際がいいですね」

 

「あぁ」

 

「そうね」

 

その後馬車を止めて、皆んな食事を取った。

因みに料理したのは私だ。

私が食事を終えると尚文が空を見ている

 

「どうかした?尚文」

 

「いや、何でもない」

 

とコップの残りの飲み物を飲み干したら

 

「見つけました!」

 

どこからか声が聞こえた。その声を聞いた尚文は嫌そうな顔になった。みんな声の方を見た。

 

「あっ、メルちゃん」

 

 騎士団を連れたメルティだった。

 

「お〜い久しぶり」

 

「フィーロ」

 

「尚文様、わずかとはいえ一緒に旅をした仲じゃないですか」

 

「ご主人様、メルちゃんいい子だよ」

 

「其れに裏は無さそうよ」

 

 そう話している内にメルティはこっちに来た。

 

「盾の勇者様と蒼青の勇者、其れと皆様、王都に戻り、オルトクレイ王と再度面会していただきたいのです」

 

「断る」

 

「無理ね」

 

「王に対する非礼を詫びて和解してほしいのです」

 

「断る」

 

「だから無理よ」

 

「勇者様の力は波を止める為に必要です。

同時に王による援助がなければ勇者様だって」

 

「援助?協力してやってんのはこっちだ、波を収めるまではな」

 

「其れに尚文には最初から援助なんて無いわ」

 

するとメルティは下を向いてしまった。

 

「ナオフミ様」

 

「こいつも王族だ」

 

相変わらずだな尚文も

すると

 

「何で……何でそうなのよ!貴方も父上も!」

 

 下を向いていたメルティが声を上げた。これにはみんな驚いた。

 

「勇者と王がいがみ合ってるなんて絶対にダメなの!」

 

「メルちゃん?」

 

「フィーロちゃんそう思うよね!」

 

「えぇと?」

 

「蒼青の勇者様もそう思うよね!」

 

「さあ」

 

「ラフタリアさんもそう思うでしょう!」

 

「私はナオフミ様の剣なので」

 

「ほらみんなもそう言ってるわ」

 

「言ってないだろう」

 

「いいからちゃんと父上に謝って!じゃなきゃ父上が母上に叱られちゃうでしょう!」

 

私はメルティから目線を外して考え事をした。

切れ方はお父さんそっくりね。

でもどうしてお父さんと姉はあんななのにこの娘はこんなにも素直なんだろう?

不思議でしょうがないわ。

そう言えば父上が母上に叱られちゃうて言って居たが確か歴史の本でメルロマルクは女系王族の国って書いていた。

其れを聞く為にと目線戻したが目線はメルティに向かずメルティの後ろで待機して居る兵士に向いた。

この視線は悪意が込められている。

そう思っていると騎士の一人が剣を抜いてメルティに向かって走り出した。

私は直ぐに〔ドレイクグリップ〕を取り出してハイキックの体制に入って尚文はメルティの手を引っ張り騎士の剣を盾で防いで私は騎士の顔面にハイキックを叩き込んだ。

此れは少々やばくなってきた。

あの女性の忠告が当たったかも




最後までお読みいただきありがとうございます。<m(__)m>
次回お楽しみ下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

王国逃亡開始

第三十話できました。
今回はアンケートをやります。
それでは第三十話スタートです。(^_^)/


王国の騎士に顔面に容赦なくハイキックを叩き込んで私達と騎士達の真ん中まで飛ばした。

一応正当防衛で片付くかしら?

すると後ろに待機して居た騎士達が私がハイキックを叩き込んで延びている騎士を回収して

 

「己れ!メルティ王女を人質にするとは!」

 

「人質だと?」

 

駄目だった。

 

「騎士達よ!正義は我らにある!盾の悪魔と其れに加担している蒼青の勇者を断罪せよ!」

 

騎士達が尚文達に向かって走り出した。

 

「とうとう悪魔扱いか」

 

尚文は盾を変えた。

 

「ラフタリア、フィ…「尚文、ストップ」氷水⁉︎」

 

尚文が言い切る前に私が手を出した。

 

「秒で片付けるから、ソキャート」

 

と尚文とソキャートに〔ドレイクグリップ〕を見せた。

 

「分かった」

 

「やって来い」

 

と尚文は盾の構えを解いた。

ソキャート私の隣に来て

その間に騎士達が迫ってきたが〔ドレイクゼクター〕が飛んできて騎士達を妨害して〔サソードゼクター〕は私達に近い騎士にアッパー感覚で攻撃した。

〔ドレイクゼクター〕私の元に来て〔ドレイクグリップ〕と合わさり銃口を上に向けて

〔サソードゼクター〕はソキャートの手にキャッチして〔サソードヤイバー〕にセットして

 

「「変身」」

 

〈〈 HEN SHIN〉〉

 

直ぐ様〔ドレイクゼクター〕と〔サソードゼクター〕の尻尾を引っ張ってマスクドフォームのプロテクトが外れ掛けて

 

「「キャストオフ」」

 

CAST OFF!

CHANGE DRAGONFLY!!

CHANGE SCORPION!!

 

マスクドフォームのプロテクターが外れてライダーフォームになった。

因みに外れて吹き飛んだマスクドフォームのプロテクターは

 

「「「「「「「うわぁぁぁぁ」」」」」」」

 

騎士達に当たった。

直ぐ様

 

「「クロックアップ」」

 

〈〈 Clock up〉〉

 

でクロックアップを発動した為周りが遅く感じる様になった。

 

「ソキャートは騎士達の武器を全部破壊して」

 

「分かった」

 

そう言いながらソキャートは〔サソードゼクター〕の尻尾を上げて下げて

 

RIDER SLASH

 

〔サソードヤイバー〕の刀身に紫色の光出して、私達は動いた。

先にソキャートが行き、必殺状態の〔サソードヤイバー〕で騎士達の剣を切り落としてその後に私が〔ドレイクゼクター〕で騎士達の両足を撃ち抜いている。

最後に水晶玉を持っている騎士と其れを守っている様に騎士が居たが直ぐ様、私とソキャートは一瞬で近づいて、私が水晶玉を蹴り飛ばして次にソキャートが鞘ごと剣を叩き割って護衛の騎士の両足を打ち抜き水晶玉を持っていた騎士は〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして(縄)を描き縄を実体化させて縛って

 

〈〈CLOCK OVER〉〉

 

とクロックアップが切れて周りの動きが普通に進んで自由落下して来た水晶玉をキャッチした。

因みに騎士達は

 

「「「あぁぁぁぁ」」」

 

「足が、足が」

 

急に両足を打ち抜かれて悲鳴や痙攣などを起こしながら野垂れ回って居る。

捕まえた騎士は引きずりながら尚文の前に出して私とソキャートは変身を解除して〔ドレイクゼクター〕は空を飛び何処に行って、〔サソードゼクター〕はソキャートの手から離れて地面に潜った。

次は

 

「何故第二王女を俺達の目の前で殺そうとした」

 

「ふん」

 

すると尚文は騎士の胸倉を掴み

 

「答えろ‼︎」

 

「悪魔と話す口などもたぬ」

 

「ちっ」

 

と雑に騎士の胸倉を離した。

すると尚文は何かに気がついて拾った。

全員、尚文が拾った物を見た。

 

「三勇教のロザリオですね」

 

「三勇教?」

 

「尚文、忘れたの?私達が召喚されて尚文に冤罪を掛けられてその後に武器屋で冤罪を掛けられた本当の意味を教えた時に出て来た国教よ」

 

「あ、あれか確か剣と槍と弓を崇拝するメルロマルクの国教、だったか?」

 

「正解」

 

「我が国の体制を脅かした罪、身を持って知るがいい!!」

 

となると

 

「尚文、ライク、キール、悪いけど足を怪我した騎士たちとそこに居る騎士をメルティが乗って来た馬車に適当に積んで」

 

「おい、氷水それどうゆう意味だ⁉︎」

 

「分かりました」

 

「了解」

 

「理由は時間稼ぎする為よ」

 

「なんか考えて居る事は分かった。」

 

「次にソキャート、ラフタリア、紫彩、騎士達が乗っていた馬を適当に走らせて」

 

「分かった」

 

「分かりました」

 

「やってみるわ」

 

「それでリファナ、フィーロは食事を片付けて」

 

「分かりました」

 

「は〜い」

 

「其れでルナは」

 

「あ、はい」

 

「此れ何かしら?」

 

と騎士から奪った水晶玉をルナに出した。

 

「其れは人の動きや物の動きを記録出来る水晶玉です」

 

「なら此れは閉まったほうが良いわね」

『ラケル、魔法陣を』

 

『分かったケル』

 

とルナと私の間に魔法陣が現れて水晶玉を入れた。

 

「おい、氷水、言われた通りに馬車に乗せたぞ」

 

「ありがとう、尚文」

 

「氷水、言われた通りに馬を適当に走らせたわ」

 

「ありがとう、紫彩」

 

「コオスイ様、片付けが終わりました」

 

「そう尚文、馬車に乗って逃げるはよ」

 

「ハァ?逃げる?」

 

「多分この事件は三勇教が一枚噛んでいるわ、だから時間稼ぎをして国境を出るのが一番の最善策よ」

 

「そうか」

 

私が腰を落としているメルティを見て

 

「其れと第二王女も乗せてね」

 

「ハァァ、何であいつも乗せるんだ⁉︎」

 

「何て決まって居るじない、多分あの子は国に返したら殺されて私達のせいにされるわよ。

此処は私達と一緒に逃げた方が良いわよ」

 

「あぁ〜分かった」

 

「ありがとう、尚文。

其れと私ちょっと仕掛けをして来る」

 

と騎士達が乗っている馬車に近づいて馬車を引いて来た二匹の馬を180度動かして二匹の馬のお尻を叩いて来た道を動かした。

次に〔マッハキャリバー〕を取り出して

 

「マッハキャリバーセットアップ」

 

『セットアップ』

 

〔マッハキャリバー〕セットアップして手の平に青く光る丸い物を二つを作り出した。

此れはサーチャーだ。

情報は多い方が良いから

とサーチャーは浮かび城の方に飛んだ。

そしてローラーブーツで尚文達の所に向かった。

 

「おい何してるだ!?」

 

「大丈夫よ尚文。あの馬車は運転手が居ないから適当に事故を起こすから」

『ラケル、バイク、全部出して』

 

「そうか」

『分かったケル』

 

と言いながら鳥になったフィーロの隣に行き丁度魔法陣から風鳴翼のバイクとクロミア〔マシンゼクトロン〕が出て来てライク達は其々乗り

 

「尚文、出発」

 

「分かった」

 

とキャンプ地から逃げる様に出発した。

 

〜移動〜

 

暗くなり隠れやすい林を見つけてそこで野宿する事にした。

私は席を外して〔ショドウフォン〕を取り出して錬の〔ビートルフォン〕に電話を掛けた。

 

[プルプル、プルプル、プルプル

ガチャ]

 

「もしもし錬かしら?」

 

『俺だか』

 

「御免なさい、今日中に伝えないといけない事があるの」

 

『何だ?』

 

「多分だけど近い内に国から私と尚文が第二王女を殺したデマを流す筈よ」

 

『本当か!?』

 

「本当よ第二王女の護衛の騎士が私達の目の前で殺そうとしたから更に記録する水晶玉を持ってたから、証拠物件として確保しているわ」

 

『そうか』

 

「其れと頼み事があるの」

 

『何だ?』

 

「この事は知らないフリをしてて」

 

『如何してだ?』

 

「理由は簡単よ、壁に耳あり障子に目ありよ」

 

『そうか、てかこのやり取りを聞かれたらお終いの気がするが?』

 

「其れもそうね。

其れと剣の磨いているかしら」

 

『一応、素振りやあいつらと手合わせしている』

 

「良かった。

もしやっていなかったら私が直接、死合する所だったから」

 

『おい、何か物騒な発言が聞こえたんだが』

 

「気のせいよ、其れじゃあ切るわ」

 

『そうか』

 

「またね」

 

と錬の電話を切り皆んなの元に行き紫彩に近づいた

 

「何の用かしら?氷水」

 

「電話番号、交換しておかない?」

 

「確かに通信手段は確保した方が良いわね」

 

と紫彩は【勇者であるシリーズ】のスマートフォンを取り出して、私は手に持っていた〔ショドウフォン〕を出した。

 

「ガラケー?」

 

「〔ショドウフォン〕よ」

 

「確か【侍戦隊シンケンジャー】の変身アイテムだったかしら?」

 

「正解、取り敢えず電話番号交換しない?」

 

「そうね」

 

「其れと後で尚文の電話番号交換したら如何かしら?」

 

「そうね貴方が通信不通になった時に便利ね」

 

と会話しながら電話番号を交換して紫彩は尚文の所に行き私は寝袋に包まり開いている〔ショドウフォン〕で神様に電話を掛けた。

 

[プルプル、、プルプル、プルプル

、ガチャ]

 

「もしもしカエサル様ですか?」

 

『そうだけど?』

 

「少し聞きたいことがあるんですか?」

 

『何かな?』

 

「私の友人の紫彩八九が此方の世界に来たんですか?

此れは如何なっているですか?」

 

『あ〜あれか実は僕の友神が悪塞げて君の世界の住人を其方の世界に送ったみたいでね。

其れとその有神は締めておいたから』

 

「ありがとうございます」

 

『如何いたしまして。

其れにして直ぐに返して下さいて言うじゃない?』

 

「私も旧友と出会って居ますし私が神と話し出来るなんて言ったら何言っているんだ此奴になりますよ。

出来れば寝ている時に元の世界戻せれば理想です」

 

『其れもそうだね。

其れと友達の事は戻す事が出来ないの』

 

「理由は」

 

『僕は転生専門で別の専門の神担当なんだよ』

 

「そうですか」

 

『罪滅ぼしにお詫びの品を送るけど何が良いかな?』

 

「今じゃ無くて良いですか?」

 

『構わないよ』

 

「ありがとうございます」

 

『要件は此れぐらいでいいかな?』

 

「はい、失礼します」

 

とカエサル様の電話を切り私は寝た




最後までお読みいただきありがとうございます。<m(__)m>
アンケートに感想&評価待っています。
次回もお楽しみに下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦闘&逃走開始

第三十一話完成しました。
今回は長めに作りました。
ので楽しんでください。
それでは第三十一話スタートです。(^o^)/


メルティ王女を保護して王国を逃亡して丸一日たった。

私はラフタリアと一緒に変身魔法を使って買い物と町の様子を見ていた。

変身魔法で変身した姿は私が【マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝】の水波レナでラフタリアはレベルアップして身体が成長する前の姿だ。

其れとラフタリアはケモミミを隠す為にフードを被っている。

そして此処も王国の騎士が居て私達のデマを流していた。

私は直ぐに必要な物を買って街から出て変身魔法を解除して馬車を置いてある場所で尚文達と合流した。

 

「尚文、其方は?」

 

「あっちこっち俺達の事だらけだ」

 

「そう」

 

現在私達は見つからないよう隠れて過ごしている。その間に情報収集もやっていた。

すると

 

「こっちもよ」

 

其処には忍者衣装をしている紫彩とシノビになっているライクが居た。

因みに紫彩が忍者衣装をしているかと言うと〈フォーチュンピアノ〉を使って変装したのである。

すると尚文は懐から三勇教のロザリオを取り出した。

尚文は其れを見て何か思い出して

 

「よく分からないが、どうせ王の悪巧みろう。

彼奴の父親のせいで俺たちは八方塞がりだ」

 

尚文の言葉を思い出して私は〈マッハキャリバー〉を取り出してサーチャーから送られて来た映像を確認している。

その間

 

「父上の命ではありません」

 

「だったら誰の命令だ?」

 

「恐らく姉上が」

 

「お前を殺して継承権一位の座を奪いに来たって訳か。

だかあの時お前を襲ったのは王直属の騎士だったんだろ?

父親もグルだと考えるのが道理だ」

 

メルチャは下を向いている。

 

「彼奴らの事だ。

全部盾の悪魔の企てっ事にして濡れ衣着せちまえってか?」

 

「違います!父上はそんな事しません!」

 

尚文はオルトクレイも今回の事に絡んでいるのではないかと思っているとメルティはそれを否定した。

 

「何でそう言い切れる?」

 

「だって父上は……」

 

「庇う必要ないだろう。

あんな父親なんか」

 

「メルちゃん」

 

「違うもん……違うもん!何で分かってくれないの!貴方も父上も!喧嘩なんかしてる場合じゃないのに!父上ともう一度話し合って!」

 

メルティが尚文に説教するも彼は無視し、偵察へ行ってしまう。

 

「ナオフミ様」

 

「蒼青の勇者様、盾の勇者様を説得してよ!」

 

「答えはNO」

 

「何で!」

 

「答えはは簡単、先に喧嘩をふっかけて来たのは貴方達王国の方よ」

 

「だから謝るって言っているじゃないの」

 

「あの王様は私達に謝る姿勢が無いの」

 

「私が説得するから」

 

「不可能よ」

 

「如何して分かるの!

やってみないと判らないじゃないの!」

 

「理由は簡単、数年前から亜人に家族を殺され続け、亜人のせいで自分の手で家族を殺してしまったからよ」

 

「どういう事!?」

 

「こういう事よ」

 

と〈ショドウフォン〉を取り出して筆モードにして(記憶、覗、夢)を描きもう一つ(記憶、思イ出)を書いた。

(記憶、覗、夢)はメルティに行き(記憶、思イ出)は私に来て思い出すのは召喚されて尚文が免罪をかけられてた日で何で尚文に免罪を掛けた理由を知る為にオルトクレイ=メルロマルク32世の記憶を覗き其れらしい理由の記憶を思い出してメルティと目と目を合わした。

するとメルティは急に眠たくなりそのまま夢に行った。

 

「コオスイ様、メルさんに何をしたんですか?」

 

「何この子の父親が如何して嫌っている理由を夢の中で見せただけ」

 

すると

 

「ご主人様、お帰りなさい」

 

尚文が戻ってきた。

 

「第二王女、寝ているのか?」

 

「今日は色々あったから寝ちゃった見たいね」

 

とメルティに毛布を包ませた。

 

「其れと尚文、国を出るのかしら?」

 

「あぁ夜明け前に出発する。

準備しておけ」

 

「分かった。

フィーロちゃんメルティをお願いね」

 

「は~い」

 

とフィーロにメルティに預けた。

 

「ナオフミ様、行き先は何方に?」

 

「もう決めてある」

 

と言って全員夜逃げの荷造りして荷造りが終わったらフィーロの馬車を

 

「ラケル、魔法陣」

 

「はいケル」

 

魔法陣が出て来てフィーロの馬車を次元の中に入れた。

そして順番交代しながら寝て夜明けになって移動した。

山を越えて丁度休める岩場があったので

 

「此処でしばらく休も」

 

「うん」

 

「第二王女、大丈夫か?」

 

「えぇ」

 

と不機嫌に答えた。

 

「疲れていらっしゃんですよ」

 

「そうかしら?」

 

「所で行き先をシルトヴェルトにしたのは如何してですか?」

 

「警備の差だ。

あれだけ警戒していると事は彼奴らにとって都合が悪い国なんだろ」

 

「つまり敵の裏を突く」

 

「そうだ。

そして逃げるには良い場所かもしれない」

 

すると

 

「はい!」

 

とラフタリアは満面の笑顔で答えた。

そしてその夜

 

「ねぇメルティ」

 

「何ですか?」

 

「貴女のお母さんの事について聞かせて欲しいの」

 

「そういえば俺も気になってたんだ」

 

私と尚文はメルティの母親について気になっていて丁度良い機会と思った。

 

「母上はこの国の女王よ」

 

「女王?」

 

「女王だから父上よりも偉いの」

 

「女王の方が力を持ってるの?」

 

「メルロマルクは女系王族の国だから」

 

「て事はあの王は婿養子だったのか(笑)」

 

「あの言葉そのままの意味だったんだ(笑)」

 

尚文と私は王が婿養子と知った途端笑い出した。

 

「何がおかしいのよ!」

 

「あんなに偉そうにしてたのに(笑)」

 

と皆んな笑った

すると鳥が飛び

 

「行くぞ」

 

と移動した。

移動しているとラフタリアが後ろを向いた。

 

「ラフタリアちゃん、どうかした?」

 

とリファナが心配した。

 

「リファナちゃん、大丈夫だよ」

 

と再度移動した。

その間王国の騎士達が私達を探していた。

私達は騎士を見つけるたびに方向を変えて移動してとうとう道幅が細い道を歩いていた。

 

「此処も駄目か。

少し戻るぞ」

 

と尚文がそう言うと全員来た道を戻ろうとしたらメルティが踏んだ岩場が

 

「うっぁぁぁ」

 

崩れた。

直ぐに尚文はメルティの手を取り私は尚文が

落としそうになった荷物の紐をキャッチした。

そして

 

「居たぞ!あそこだ!」

 

「見つかったか。

走れるか」

 

「えぇ」

 

「あの岩の先まで走るぞ」

 

と私達は走った。

その間にも騎士達が集まって来た。

すると尚文が止まって全員止まってその先を見ると崖だった。

そして後ろを見たら騎士達が集まって先頭には

 

「もう逃げられませんよ。

貴方達は完全に包囲されています。

無駄な抵抗はやめてメルティ王女を解放してください!」

 

三勇者の元康、樹、錬とその仲間達がいた。

私は錬に向けてウィンクしたら錬は首を軽く振った

 

「解放も何も拘束してないぞ!」

 

「白々しい、証拠はあがってるんだぞ!」

 

「何か1人増えていますが、さぁメルティ王女をこちらに」

 

「お待ち下さい勇者様方」

 

メルティが前に出る。

 

「私はこの通り無事です。

盾の勇者様が私を守ってくださいました!」

 

「ちょっと待て、尚文がメルティ王女を誘拐したんじゃないのか?」

 

ここで練が発言をした。

ちゃんと演技している

 

「この度の騒動には大きな陰謀が隠されています。命を守ってもらう為私から望んだ事です」

 

「守ってもらう?」

 

「盾の勇者様が私を誘拐して何の得があるのでしょう?女王様はおっしゃっていました、今は人と人が手を取り合い、一致団結して災いを退ける時だと。

これ以上無駄な争いをしている余裕はこの世には無いのです。

どうか武器をお収めください」

 

「こいつの言う通りこれは陰謀だ。

俺が知っている事を話す、だから… 「耳を傾けてはいけません!」」

 

尚文が言おうとしたところをマインが遮る。

私は〈マッハキャリバー〉を取り出して首に掛けて

 

『マッハキャリバー、録画』

 

『分かりました』

 

と〈マッハキャリバー〉を録画を始めた

 

「盾の悪魔は洗脳の盾を持っています!あの忌々しい盾は話をするだけで相手を洗脳する力を持っているのです!」

 

「そんな嘘誰が信じるんですか?」

 

「嘘ではありませんわ。

三勇教会の調べでは一月程前から各地で盾を崇拝する邪教が現れたの事です」

 

「また三勇教か」

 

「盾の悪魔は神鳥の聖人と名乗り人々を洗脳して回っていたのです!」

 

「姉上…」

 

「まぁ可愛いそうなメルティ、すっかり盾の悪魔に洗脳されてしまって」

 

バレバレな嘘なのにバレないのはある意味凄いと思っていながら手を背後に隠して〈ショドウフォン〉を取り出してメール機能で文章を打っている。

 

「そうか。

じゃあラフタリアちゃんもフィーロちゃんに其れに氷水さん達も尚文に」

 

マインの言っていた事を元康は信じてしまった。

てか私達も含まれている。

確かに尚文と一緒に行動して居るから

 

「違います!私達は洗脳なんてされていません!」

 

「そもそもこの盾にそんな力があるならこんな状況になっていない筈だ!」

 

「其れに私達も洗脳されて無い。

私は状態無効化のスキルを持っている、仮に私の仲間がそうならライクはどうなの?」

 

と私達は反論を言った。

 

「だが無いとは言い切れない。

俺達を納得させる根拠があるなら」

 

練は尚文達の言った事を受け入れなかった。

 

「尚文、第二王女を一度こっち引き渡してくれ。

絶対に危害は加えないと保証する」

 

練は尚文にメルティの引き渡しを要求した。

 

「確かに戦わずに済むならそれがいいかもしれない」

 

「練様のおっしゃる通りですわ。

メルティの身の安全が第一ですもの」

 

マインが練の腕に抱きついた。

 

絶対黒だ私達の目が届かない場所で暗殺する気満々だ。

其れにメルティを見たら怖がって尚文のマントを握っている

 

「さぁ、一緒に帰りましょう」

 

ダメ、戻ったら殺される

 

怖がるメルティの声を聞いて私は前に出て

その間に尚文にメッセージを送信した

因みに文章は

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あいず

にげるならせきをいっかい

たたかうならせきをにかい

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「練、貴方の申し出はありがたいわ、だけど王位継承第二位のマルティ第一王女に王位継承第一位のメルティ第二王女は任せられない」

 

「どういう事だ?」

 

「な、何を言ってるのかしら?メルティの大切な妹よ」

 

「実の妹を殺して継承権一位の座を奪う。

其れが今の貴方が王位を確実に手に入れる方法よ」

 

「そんなわけないでしょ」

 

「なら何で姉である貴方が妹であるメルティ第二王女が王位継承権で負けているの」

 

「そ、其れは」

 

「答えは簡単よ。

妹には何をやっても勝てないから王位継承権第一位が手に入らないから妹であるメルティ第二王女を殺せば自然と王位継承権第一位が自分の元に転がってくるからよ。

おばさん」

 

「っ!?」

 

 私の言った事にマインはたじろぐ。

 

「ゴホ、そうゆう事だ。

守るって約束したから……フィーロ!」

 

「はーい!」

 

とフィーロは変身して

 

「マッハキャリバー、セットアップ」

 

『セットアップ』

 

とバリアジャケットを纏った。

更に

 

バレット!

 

STANDBY

 

〈オーソライズ!

Kamen Rider...Kamen Rider... Kamen Rider...〉

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

「「「変身」」」

 

Rei shen shou jing rei zizzl

 

 

〈ショットライズ! 〉

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

HENSHIN

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

シューティングウルフ!

The elevation increases as the bullet is fired.

 

全員変身して更に

 

CAST OFF!

CHANGE SCORPION!!

 

ソキャートはマスクドフォームからライダーフォームになった。

 

次に私は右手を地面に置いて

 

ウィングロード!!

 

と叫ぶと足元から魔法で出来た道が6本出て来た。

 

「ふん」

 

「突っ切れ!!」

 

と尚文はマルティ達に突撃して右に曲がった瞬間に私、ルナ、キール、紫彩はバックステップして

 

「リボルバシュート!」

 

「プリキュア 、セレーネアロー」

 

して、キールは〈ショットライザー〉で攻撃して紫彩は足のホバー機構からミラービットを出して

 

流星

 

を放ってマルティ達の足元に当てて煙幕を起こして

 

「エアストシールド!」

 

とエネルギーの盾を出してフィーロは其れを足場にして三角飛びをして下にある道に目掛けて飛んだが

 

「させるか!」

 

 その時元康が何かを投げた。それはフィーロの足についた。

するとフィーロは人の姿になり、乗っていた尚文、ラフタリア、フィーロ、メルティが落ちてしまった。

 

「尚文!メルティ!」

 

「フィーロちゃん!ラフタリアちゃん!」

 

とライク達はウィングロードを上手く使って尚文達の元に行き、私は体勢を整えて直ぐにフィーロの元に行った。

するとマインは空に魔法を打った。

 

「信号弾……増援かしら」

 

そんな事を考えていると

 

「フィーロちゃーん!」

 

元康がフィーロを捕まえていた。

 

「放して!あれ力が」

 

「フィーロちゃんがずっと天使の姿でいられるように国の錬金術師に作って貰t

離れなさい、ロリコン勇者が」あっぎゃぁぁぁぁ」

 

と元康を後ろから思い切り顔を右からスピードが乗った回し蹴りを入れて蹴り飛ばして左手に〈ブルーダイヤルファイター〉に持ちフィーロについている足枷の鍵穴に翳した。

〈ブルーダイヤルファイター〉の下から緑色の光出して[ガチャ]と外れて直ぐにフィーロを抱えて尚文の元に行き

 

「尚文、足枷は外したからいつでも変身できるわよ」

 

「助かr…危ない!」

 

「えっ!?」

 

尚文は私の背中を押して私達の前に出た。

すると火球が飛んで来た。

放ったのは勿論マルティだ。

 

「マインさん!何をしているんですか!?」

 

「氷水達を殺す気か!?」

 

「先に攻撃してきたのは向こうです」

 

再度攻撃しようと溜めに入った。

私は尚文の横に出て

 

「カートリッジ 、一発」

 

『YES』[カシュ]

 

とカートリッジシステムを使ってグローブに付いているホイールが回転して

 

「ツバイトヘルファイヤ!、ツバイトファイヤアロー!」

 

「リボルバシュート!!」

 

とお互い魔法が放って最初の魔法の衝突は私の魔法が勝ったが次の魔法衝突は相殺された。

 

「何をしている辞めろ!」

 

と錬はマルティに辞めろを言っているがマルティはお構い無しにポーションを飲んで飲み終わって

 

「洗脳が解けなければ殺すしかないわ」

 

今度は連続で火球を撃って来た

 

「プロテクション!」

 

『プロテクション』

 

と魔力障壁を出して防いだ。

 

「ナオフミ様、コオスイ様少しの間メルさんの事をお願いします」

 

「あぁ」

 

「分かったわ」

 

とラフタリアは移動して

 

「氷水、第二王女の事を頼む」

 

「分かった。

メルティ王女少し下がりましょ」

 

「えぇ」

 

と私達は下がって

 

「来い、憤怒の盾」

 

と尚文はカースシリーズの憤怒の盾を起動した。

 

「うおぉぉぉぉぉ!!!」

 

「あの盾は!?」

 

「さぁ、盾の悪魔に正義の鉄槌を!」

 

マルティの後ろから弓矢を持っている騎士が来て

 

「放て!」

 

と一斉に矢が飛んで来たが今は憤怒の盾にしている為に焼かれ、お返しにキール、ルナ、ライク、紫彩が遠距離攻撃している

キールは〈ショットライザー〉で射撃して、ルナは矢を撃ち、ライクは手裏剣とクナイを投げて、紫彩はミラービットで応戦して居る。

すると少し上が明るくなっていた私とメルティは上を見たら徐々に大きくなっている火球があった。

犯人は分かっている

 

「リファナ、ソキャート、メルティの護衛を」

 

「了解」

 

「あ、はい」

 

とリファナとソキャートにメルティの護衛を任せて私は

 

ウィングロード!

 

『ウィングロード』

 

と一本ウィングロードをマルティの足元まで伸ばして私はウィングロードの上を走った。

道中は矢が飛んで来るが、私は

 

「プロテクション!」

 

『プロテクション』

 

と左手に魔力障壁を出して矢を防いでマルティの前まで来たら幻影魔法で隠れていたラフタリアが現れて

 

「させません」

 

「ラフタリア避けろ!!」

 

「はい!!!」

 

とラフタリアの魔力刃がマルティを心臓辺りを貫き私はスピードを乗せた右ストレートをマルティの腹に

 

「セイㇵァァァァァ」

 

「がハァ」

 

叩き込んだ。

ラフタリアは回避してマルティはくの字になりながら吹っ飛んだ。

私は直ぐにラフタリアをお姫様抱っこして更にウィングロードを作り尚文の所に行った。

その間は矢が飛んで来たが、ウィングロードで防いだ。

 

「盾の悪魔とその一味と其れに加担している蒼青の勇者一行を討ち滅ぼせ!」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ウォォォぉぉぉぉぉ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

と騎士達が雪崩れ込んで来た。

 

「待て、辞めろ」

 

と錬が静止を掛けるが騎士達は聞こえてない。

尚文の憤怒の盾が赤色の光が増して何かが割れる音がして

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

爆発的な風が吹き騎士達を吹き飛ばして道は落ちた。

 

「一体何が?」

 

「錬、この事件の裏に何があるのかお前なら理解できるはずだ」

 

「おい、待て尚文」[カラン]

 

と尚文は錬の足元に三勇教のロザリオを投げて尚文達は背を向けて歩いた私は最後まで錬を見ていて最後に私になった時私は右手を挙げて頭を下げて謝った。

そして錬と別れた。




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケートはまだまだ続いていますのでジャンジャン参加してください。
其れと感想と誤字脱字も受付しています。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦闘後

第二十二話が完成しました。
其れと最近悩みが出来てしまいました。
のでこの小説第二十二話を最後までお読見いただいた、ユーザーさんに打ち上げます。
それでは第二十二話スタートです。(^_^)/


「ここまでなら大丈夫だろう」

 

馬鹿第一王女(マルティ)の捜索網から無事には離れる事ができ、私達は休んでいる。

すると茂みが動いて全員其々の武器を構えて茂みを向いた。

私は〔マッハキャリバー〕を手に持って構えている。

 

「待って!あれは私達の味方、女王直属隠密行動部隊影の一人よ」

 

「女王の?」

 

「盾の勇者殿、そして蒼青の勇者殿、この姿でお目にかかるのはお初でごじゃる」

 

「その喋り方」

 

「貴方昼間に城ですれ違った貴族の娘に化けていた人ね」

 

「その通りでごじゃる」

 

 尚文達は城で会った女を思い出した。

 

「単刀直入に申し上げるでごじゃる。盾の勇者殿と蒼青の勇者殿には、女王陛下に拝謁してほしいのでごじゃる」

 

「女王に?」

 

「今回の件は根が深いでごじゃる。協力をしてほしいでごじゃる。この誘拐事件も盾殿と蒼青の勇者の活躍に危機感を抱いた者がでっち上げたもの」

 

「また面倒な奴らが現れたね」

 

「それで女王様と会って私達に何か得があるの?」

 

「それも全て陛下にお会いすれば分かる事でごじゃるよ」

 

そう伝え、影は尚文達から姿を消した。

 

「ち、ちょと待って下さい」

 

と私が呼び掛けたら

 

「何でごじゃるか?」

 

とメルティの近くの木からぶら下がって私達の前に現れた。

 

「此れを女王に渡して下さい」『ラケル、水晶玉を出して』

 

『分かったケル』

 

と私の前に魔法陣が現れて私は水晶玉を取り出した。

 

「此れは何でごじゃるか?」

 

「此れは今回の事件に発端になった瞬間が記録されています」

 

とそう言うと影は私が持っている水晶玉を受け取って

 

「分かったごじゃる。

陛下に届けるでごじゃる」

 

と言って素早く私達の前から姿を消した。

 

「とりあえず今後の事については決まったな」

 

「そうね」

 

尚文は地図を出し、広げた。

 

「女王がいるのはシルトヴェルトとは逆方向か……なぁ第二王女この国を知ってるか?」

 

尚文がメルティに質問したが、彼女はそっぽを向いた。

 

「そういえば第二王女、お前魔法が使えたんだな」

 

「……って言わないで!」

 

「何だ?」

 

「第二王女って言わないで!」

 

メルティは声を挙げた。これにはみんな驚いた。

 

「何だいきなり?」

 

「尚文、もしかしてメルティって呼んでほしいの?第二王女じゃなくて」

 

「そうです蒼青の勇者様。第二王女、第二王女って私を仲間外れにしないで!」

 

「お前だって俺の事を盾の勇者って呼ぶじゃないか」

 

「なら私はナオフミって呼ぶわ。だから私の事もメルティって呼びなさい」

 

「呼び捨て!?」

 

とラフタリアは気を落としている

 

「分かったよ、第二王女」

 

「もう」

 

「メルティ、これで良いか?」

 

「もう一回」

 

「ハァ?」

 

「もう一回、名前呼んで」

 

「メルティ」

 

「絶対に守りなさいよ、それとありがとう」

 

するとラフタリアが立ち上がり

 

「どうした?」

 

「いえ、何でも有りません」

 

するとラフタリアはケモミミをピクピクした。

ソキャート、キール、リファナもケモミミを動かした。

 

「この匂い」

 

「キール君、ソキャートちゃん、この匂い」

 

「間違いない」

 

「何かを焼いている。

其れも大規模に」

 

私は握っていた〔マッハキャリバー〕を取り出して

 

「〔マッハキャリバー〕マルティを監視させている〔サーチャー〕の映像出して」

 

『分かりました』

 

と〔マッハキャリバー〕から空中にディスプレイが投影され映されたのは

 

氷水OUT

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

映像STAR

 

マルティが騎士と魔術師達が山に向いてて

 

『放て‼︎!』

 

とマルティの合図共に騎士達火矢山に放ち魔術師達は炎の魔法山に放った。

着弾した火矢と炎の魔法は山に一気に燃え広がり山火事になった。

 

『メルロマルク全土の諸公に伝達を』

 

『ハァ』

 

隊長クラスの騎士がマルティに膝をついて伝達を言って

 

『仰せのままに』

 

とマルティは満足に後を去った。

私に監視されているのも知らずに

 

映像OUT

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

氷水STAR

 

「とうとう手段を選ばなくなったわね。

貴方の姉さん」

 

「姉上」

 

「どうせ俺達を炙りだす為に火を放ったんだ。

行くぞ」

 

と山火事から背を向けて避難して夜を明かした。

其れで現在畑近くの茂み隠れている。

尚文が戻って来た。

 

「尚文、どうだったかしら?」

 

「シルトヴェルトに向かうのは諦めた方がよさそうだ」

 

「となると、女王の元に行きましょ」

 

「そうだな」

 

と女王の元に向かうことにした。

数分間歩いていて休憩している。

私達は畑仕事をしている亜人を見ていた。

 

「この辺は亜人の方達が多いですね」

 

「そっか!」

 

メルティが何かを思い出した。

 

「どうかしたの?」

 

「この辺に知り合いの貴族がいるの、もしかしたら力になってくれるかもしれない」

 

「貴族?」

 

「今は亜人が奴隷みたいに使われているけど、昔人と亜人の架け橋になろうとした貴族達がいたの、その貴族のリーダーが立派な方でセーアエット領の領主だったんだけど、最初の波でその方が亡くなって」

 

「最初の波?」

 

紫彩が疑問を浮かべて居た。

 

「俺や氷水がこの世界に来る前に起きた波だ」

 

尚文が説明してもらい納得した。

 

「同じ志を持っていた貴族達は父上の命で辺境に追いやられてしまったの」

 

「あいつの亜人嫌いも相当なもんだな」

 

「そうね」

 オルトクレイの亜人嫌いに尚文と私は呆れていた。

 

「「はぁぁ(苦笑)」」

 

ライクとルナは苦笑いをする始末

 

「ん?どうしたラフタリア?」

 

 ラフタリアの様子がおかしい事に尚文は気づき

 

「ソキャート、キール、リファナ達も」

 

「私達の住んでいた村はセーアエット領の保護区でした」

 

「波の後セーアエットは暴徒に襲撃を受けたって」

 

ラフタリア達の故郷の村は最初の波で被害を受けた。この波でラフタリアとソキャートは両親を失ってしまった。

その波の後暴徒によって襲撃されたとメルティは言った。

 

「そうですね、私の村を襲ったのは暴徒と化したこの国の兵士達です」

 

なんとラフタリアの故郷の村を襲った暴徒は暴徒と化した国の兵士達だった。

これを聞いた亜人以外、全員は目を見開いた。

キールは悔しくて顔をして両手で[バチン]と音を鳴らしてリファナは顔を暗くして下を向いた。

ソキャートは上を向いている

 

「ハァ、この国の奴らはロクな事をしないわね」

 

「ごめんなさい」

 

「何もメルティちゃんが悪い訳無いから」

 

「王族としてきっと何か出来たはずなのに、私達は何もしなかった」

 

メルティは一度目を閉じ、開きラフタリアを見た。

 

「ラフタリアさん、キールさん、リファナさん、ソキャートさん、その兵士達の特徴を教えて」

 

「「「「えっ?」」」」

 

亜人の4人はメルティが

言った事に驚いている

 

「事が済んだら私がその兵士達を罰します」

 

「「「「はい!」」」」

 

ラフタリア、キール、リファナ、ソキャートは元気に返事した。

 

「立派ね」

 

「っで、お前の知り合いの貴族がこの辺にいるんだろう?」

 

「えぇ」

 

「その貴族が信用出来るかどうかだ」

 

「正にその通りですね」

 

全員が振り向くとそこに一人の男がいた。

 

「お久しぶりです。ライヒノット」

 

「メルティ様ようこそお越し下さいました。初めまして私はこの地の領主ヴァン・ライヒノットと申します」

 

このライヒノットと名乗る男こそメルティが話していた知り合いの貴族である。

この人私達全員に気が付かせずに後ろを取る。

只者じゃない

 

「立ち話もなんですので、私の屋敷で話をしませんか?」

 

ヴァン・ライヒノットの提案で彼の屋敷に移動した。

 

「成る程、私の領地には逃亡の末辿り着いたと言う事ですか」

 

「あぁ」

 

「騎士団からは盾の勇者様と蒼青の勇者が追跡を振り切る為近隣の山々に火を放ったと聞きましたが」

 

「全部出鱈目だ。

恐らく第一王女がでっち上げたんだろう」

 

「やはり。私もメルティ様の身を案じ、領内の見回りをしていたところでした。

長旅でさぞお疲れでしょう。しばらくの間我が屋敷でゆっくりしてください」

 

この屋敷の使用人が食事を持ってきてくれた。

それぞれに配った。

 

「はぁぁぁぁ、ご主人様食べて良い?」

 

「待て」

 

「うん?」

 

「まだこいつの事を信用した訳じゃ」

 

そこにライヒノットが食事を摘み、口に入れた。

 

「うん美味しい。ご安心ください毒なんて入っていませんよ」

 

「頂きます」

 

とフィーロが手掴みで料理を食べようとしたら

 

「フィーロ‼︎行儀が悪いわよ」

 

「は〜い」

 

とナイフとフォークを手にした食べた。

 

「ナオフミ様、私達も頂きましょう」

 

「人の行為を疑うのは失礼にも程があるわ」

 

と尚文達の会話していて、私達も食事を始めた。

 

「逆に疑わないのはもっとダメけどね」

 

「あんまり長居は出来ない。

明日の朝には出発するぞ」

 

「そんなに早く?」

 

「長居すれば嗅ぎ付けられる危険性が高くなるからな」

 

「そうだけど、もう少しゆっくりしたかったわ」

 

「女王の元に行けば幾らでも休めるは」

 

「メルティ王女、少し変われましたね」

 

「えぁ」

 

「以前は無理して大人びた態度をとって居ましたが。

如何やら盾の勇者様と蒼青の勇者様と旅をして良き方向に成長なさって居ますね」

 

「うぐっ」

 

「悪い方向の間違いだよ」

 

「黙りなさい」[ガチャ]

 

「食事中だぞ。

静かにしろ」

 

「ナオフミのせいでしょ」

 

と私達は食事を続けた。

その後私達は大きな客間の室内に案内されて

 

「お布団気持ちいい。

フカフカ」

 

フィーロはベットでゴロゴロしている。

ソキャートは鎧を脱いでいる。

 

「少しは休んだらどうなの?」

 

「いつ襲撃されるか分からないからな、こういう時は休まないようにしている」

 

「ナオフミ様、私が見張りを致しますのでナオフミ様は早めにお休みください」

 

「其れに屋敷周りに〔サーチャー〕を十個出したから不審者を見つけたら直ぐにお知らせするわ」

 

「そうだな」

 

「何でラフタリアさんや蒼青の勇者様の言うことは聞くの」

 

「別に」

 

 そう言うと尚文はベッドに横になった。

 

「メルちゃん、フィーロこのお家、探索したい」

 

「………そうね行きましょう」

 

と部屋に出た。

 

横になった尚文をラフタリアは毛布を掛けて

 

「もう少し優しくして上げても良いんじゃないんですか?」

 

と尚文ワザと身体を逸らした。

私達は交代しながら寝る事にした。

深夜呻き声が聞こえて起きるとラフタリア、キール、リファナ、ソキャートが何かに魘されていて尚文とライク、ルナ、紫彩が看護していた。

 

「氷水、起きたか」

 

「皆んな如何したの?」

 

「えっとですね。ラフタリアさん、キール君、リファナちゃん、ソキャートちゃんが急に魘されましたのでナオフミ様、ライクと私とシサイ様と看病していました」

 

「そうなら私も手伝うわ」

 

と私もラフタリア、キール、ソキャート、リファナの看病をした。

寝ながら魘されて寝言「もう辞めて」や「お願い」を言っている。

此れは悪夢か。

でもこの子達は基本、悪夢何か見ないはずなのに。

此れは多分明日大変な事になりそうだ。

とラフタリア、キール、リファナ、ソキャートの魘されが収まって私寝た。




最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは最近出来た悩みを打ち上げます。
最近出来た悩みは新しい二次小説を書いて良いのか悩んでいます。
それではアンケートを取ります。
アンケートは四段階に分けて行います
最初に新しい二次小説作成を書く、書かない
最初、の書くが投票が多かった場合は次に移ります。
二番目世界線です。
期限が来たら次第次に移ります。
三番目は主人公を兄弟姉妹にするか、しないか、です。
これも締め切り来たら次に移ります。
四番目主人公の見た目と能力決めです。
此れは一覧表作りますのでお楽しみ下さい。
アンケートはバンバン受け取ります。
其れと感想や誤字脱字も受け取ります。
其れでは次回もお楽しみ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

かくれんぼと殴り込みの準備

皆さん「蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援する」の第三十三話が完成しました。
それとアンケート結果を発表します。
新しい二次小説を書く、それとも書かないの結果は書くが二票、書かないが三票です。
よって書かないに決定します。
この場合は来年の一月やります。
個人的な事を挟んでしまいすみませんでした。m(__)m
それではどうぞお楽しみください(^O^)/


私はいつも通りに早朝に起きてライヒノットの屋敷の庭を借りていつも通りに鍛錬して居る。

今回は〔天羽々斬〕を使って出来るだけ早く刀を振るっている。

無論、頭の中ではもう1人の私と戦うイメージをして居る。

そして刀を横に一閃入れて止まり刀を仕舞って頭を下げて〔天羽々斬〕を解除した。

すると

 

『マスター、此方に向かって来る団体が来ています』

 

〔マッハキャリバー〕の〔サーチャー〕は屋敷の他にも広範囲に拡散さてある為異変が有れば直ぐに分かる。

 

「〔マッハキャリバー〕映像出せる?」

 

『出せます』

 

と私の目の前に空中ディスプレイが表示された。

黒い馬車が3台が有り殆どが武装した人間だ。

此れは色々まずいかも

 

「〔マッハキャリバー〕セットアップ‼︎」

 

セットアップ

 

と〔バリアジャケット〕に着替えてライヒノットの寝室に向かう為にローラーブーツを走らせた。

玄関を壊すの気がひける為に普通に開けて

 

ウィングロード

 

ウィングロード

 

と地面スレスレに〔ウィングロード〕を引いた。

理由は簡単、私を匿って居るライヒノットの屋敷を汚したくないからだ。

と私はウィングロードの上に乗り走った。

因みに通った〔ウィングロード〕は消して居る。

何か会った時の為だ。

そう思っているとライヒノットが歩いて来た。

 

「これはこれは蒼青の勇者様、おはようございます」

 

「ライヒノットさん、おはよう御座います」

 

と〔ウィングロード〕を止めて降りて

 

「其れで蒼青の勇者様は何か急ぎの用事あるのですか?」

 

「実はライヒノットさんを探していましてこの映像を見て下さい」

 

と空中ディスプレイを展開して今でも追尾させている〔サーチャー〕の見せた。

するとライヒノットは

 

「蒼青の勇者様、今すぐとメルティ様と盾の勇者様達を叩き起こして此処から逃げて下さい‼︎」

 

「ヤバイ状態かしら?」

 

「ヤバイ状態です。

簡潔に説明しますと隣町の貴族が私が盾の勇者と蒼青の勇者様達を匿っている事を踏んで来ています」

 

「確かにヤバイわね」

 

「私が時間稼ぎしておきますので蒼青の勇者様は直ぐに盾の勇者様とメルティ様を起こして逃げて下さい」

 

「分かりました」

 

と再度ローラーブーツのマフラーを蒸して〔ウィングロード〕を再度作って尚文達が寝ている寝室のドアを勢いよく開けて

 

「全員起きている!?」

 

「何だ!?氷水か、どうかした?」

 

「どうかしましたか氷水様」

 

「何かありましたか?」

 

「急に大きな声で呼ばないでよ」

 

私の呼びかけで反応したのは尚文、ライク、ルナ、紫彩が反応した。

ラフタリア、ソキャート、キール、リファナを見ると魘されている。

 

「尚文、ライク、ルナ、紫彩、悪いが隣町の貴族が尚文達と私達を匿っていると思って、数分後乗り込んでくる」

 

「其れは本当か!?」

 

「本当よ。

これを見て」

 

と尚文、ライク、ルナ紫彩に空中ディスプレイを見せた。

 

「確かに本当だな」

 

「コオスイ様、此処を拡大して下さい」

 

とルナの指摘で映像を拡大するとライヒノットの屋敷が写っていた。

 

「此処まで来ていたか」

 

「取り敢えず逃げる準備を」

 

「そうだな」

 

「氷水の意見に賛成」

 

「分かりました」

 

「了解しました」

 

その後男女別々の部屋で着替えてラフタリア達の状態を確認する為に再度寝室に入った。

相変わらず魘されている。

私と尚文をカーテンの隙間で確認したら馬車はもう屋敷の近くで止まっていた。

すると

 

「リファナちゃん!」「ラフタリアちゃん!」「リファナちゃんとラフタリアちゃん!」

 

仲良し3人組のラフタリア、リファナ、キールが同時に起きた。

 

「大丈夫か?」

 

「リファナ、キールも」

 

「あ、はい」

 

「大丈夫です」

 

「こっちもだ」

 

「まずい事になった」

 

とラフタリア、リファナ、キールもカーテン隙間を覗き込んで驚いている。

理由はライヒノットが隣の貴族の私兵に連れかれていた。

 

「領主様がどうして」

 

「隣町の貴族が私達を匿っていると踏んで乗り込んで来たの。

取り敢えず「どうかしたの?」ソキャート今すぐ着替えの服を持ちなさい」

 

「分かった」

 

とソキャートも起きた。

さっきまで魘されていたのが嘘みたいに寝ぼけながら起きた。

 

「其れとラフタリア、リファナ、キールも着替えを持って」

 

「もう着替えました」

 

「私も」

 

「俺も」

 

と私とソキャートの短いやり取りでラフタリア、リファナ、キールは着替え終わっていた。

俳優並みの早着替えだと思っていると

 

「オーナー着替え終わった」

 

ソキャートも着替え終わっていた。

取り敢えず

 

「今は逃げるよりも隠れた方が良い」

 

「其れはどういう意味だ」

 

「多分、隣町の貴族の私兵が乗り込んでくるから逃げている間に鉢合わせしたら色々面倒な事が起きる。

其れにフィーロとメルティ王女の事もある。

多分隠れている筈。

だから私達も隠れた方が良い」

 

「其れで何処に隠れるんだ?」

 

「其れは此処よ」

 

と〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして()と(梯子)を書いて()は天井に行き穴が開き(梯子)は具現化した。

 

「ライク、ルナ、リファナ、キール、紫彩は天上裏で隠れて私、尚文、ラフタリアは他の場所で隠れる」

 

「見つかる確率を下げる為に?」

 

「そう、作戦開始」

 

と私の合図でライク、ルナ、リファナ、キール、紫彩は直ぐに上に行き全員登ったら私は再度()と()を書いて穴を閉めて梯子は消した。

丁度メイドが入って来て

 

「盾の勇者様、蒼青の勇者逃げ道を用意が出来ました」

 

「逃げるよりも隠れやすい場所に案内して欲しい」

 

「其れはどういう意味でございますか?」

 

「悪いけど仲間を置いていくのは出来ないの」

 

「そうゆう事だ」

 

「分かりました」

 

とメイドと一緒に部屋から出た。

 

「こっちです」

 

とメイドの案内で厨房の棚に隠れてメイドは何事もなく朝食の準備をしていると

 

「おいそこのお前何をしている!」

 

「料理の準備を」

 

「いいからこっちに!!」

 

キッチンに兵士が入って来てしまい、使用人を連れ出そうとした。

 

「何をしているのです!!」

 

そこにメルティが現れた。

 

おい氷水、メルティはフィーロと隠れているんじゃないのか!?

 

知らないわよ

 

と私と尚文が小声でやり取りしていると

 

「私はメルロマルク国第二王女メルティ=メルロマルク!無礼な行いは許しません!」

 

「第二王女?」

 

「本物か?」

 

「これはこれはメルティ王女様」

 

そこに太った男が現れた。男が現れた瞬間、私と尚文と隠れていたラフタリアの様子が変わった。

いかにも敵討ちする気満々で剣を抜こうとしていた。

尚文は剣を抜こうとしていたラフタリアの手を押されて

 

少し様子見よ

 

其れに今は問題を起こさない方が良い

 

「ご無事で何よりです。

御身を暗示ではせ参じました」

 

「イドル=レイビア。昔父上と共に戦場で戦ったと聞いています」

 

 太った男の名はイドル=レイビアというオルトクレイ王と昔戦場にいた者らしい。

うん?イドル=レイビア何処かで聞いた事がある名前ですね。

そう考えている間にも話は続いている。

 

「ここにいるのは貴方の私兵ですね」

 

「如何にも」

 

「今すぐこの屋敷から兵を引きあげなさい」

 

「その前に盾の悪魔と加担している蒼青の勇者はどこにいるのでしょう?」

 

「盾の勇者様と蒼青の勇者様はこちらにはおられません」

 

「ほう」

 

「私がお願いしたのです。どうか私を置いてこの場からお逃げくださいと」

 

あいつ

 

肝が据わっているわね

 

「私が直接父上に進言します!そして必ず盾の勇者様の疑いを晴らしてみせます!さぁ私を早く王都に連れて行きなさい!」

 

「承知しました。

では私の屋敷で出発の準備を致しましょう。お連れしろ」

 

イドルの号令でイドルの私兵は動いた。

一瞬メルティと目が合ったが首を横に振った。

 

はぁ、はぁ

 

その間にもラフタリアの呼吸が乱れていて今にも剣を抜き突撃する気まんまだった。

尚文はラフタリアの手に握って

 

落ち着け、メルティの意思を無駄にするな

 

そうよ。

それに隠れている意味もなくなるわ

 

とラフタリアに言い聞かせた。

ラフタリアは悔しそうに剣を収めた。

そしてイドルの私兵が全員いなくなった事をメイドさん達と〔サーチャー〕に確認して寝室に移動して〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして()と(梯子)を書いて()は天井に行き穴が開き(梯子)は具現化させて私達は屋根裏に移動した。

屋根裏に移動したら、ライク、ルナ、キール、リファナ、紫彩が居て更にフィーロも居た。

 

「コウスイ様、ご無事でしたか」

 

「えぇ無事よ。

ただ」

 

「ただ?」

 

「メルティ王女がイドルて言う貴族から私達を逃がすために囮になったの」

 

私がそう言うと

 

「なぁ、本当か!?」

 

キールが反応して私の胸倉掴んだ。

 

「本当よ。

それとキール落ち着きなさい」

 

「すまない」

 

キールは私の胸倉を離した。

キールは悔しそうな顔をしてリファナはメルティ王女の事が心配おろおろしている。

そして私は二人の顔を見て思い出した。

ソキャートの頼み事で二人を救出する時のにソキャートと一緒に侵入した場所だ。

と思い出していると尚文が私に声掛けて来た。

 

「なぁ氷水この後どうする?

メルティを見捨てて逃げるのも一つの手だが」

 

「それはバッドルートになるからメルティ王女を救出した方が正解よ」

 

「だな、あいつは俺を信じてくれた。

俺はそんな奴を裏切りたくない」

 

「なら決まりね」

 

「そうだな」

 

「助けようメルちゃんを!みんな!」

 

全員が頷き、メルティの救出が決まった。

そして全員表に出て尚文達は鳥状態になったフィーロの背中に乗り、ライク、ルナは風鳴翼のバイク、ソキャートとリファナはクロミアでキールと紫彩は〔マシンゼクトロン〕に乗り、私は〔マッハキャリバー〕を使ってローラブーツで移動してメルティ王女が居るイドルの屋敷に向かった。

それと私が開けた穴と梯子は片付けました。

 




最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

殴り込みと決着

第三十四話が出来ました。
いつも読んでありがとうございます。
今回アンケートをやりますのでもし参加してください。
では第三十四話どうぞ(^O^)/


メルティ救出を決めた私達はあれから飛ばして私達はイドルの屋敷に到着して近くの建物の屋根で見ていた。

 

「あれがあいつの屋敷か」

 

「そうね、間違いないないわ」

 

「あれ?氷水行った事あるのか?」

 

「あるわよ、ソキャートのお願いでキールとリファナを救出した時に」

 

 私と尚文は後ろ居るラフタリア達の顔も見るために後ろを見たら、ラフタリア、キール、リファナ、ソキャートの表情が険しかった。

 

「あのイドルって奴の事何か知ってるのだろう?」

 

「キール、リファナにソキャートも」

 

ラフタリア、キール、リファナ、ソキャートとってイドルは自分や亜人達を奴隷として酷い目にされた。

彼女にとってあの男は許しがたい相手なのである。

 

「はい」

 

「あぁ」

 

「はい」

 

「うん」

 

「お前達はここに残ってもいいんだぞ」

 

「いえ、今の私達にはこの力があります。

過去と向き合いたいんです!」

 

「そうだな、ラフタリアちゃん」

 

「ラフタリアちゃんに付き合うよ」

 

「うん、私も」

 

尚文と私はラフタリア達にはこの場に残らせようとしたが、彼女は否定した。

過去と向き合う為に。

 

「分かった」

 

「その目、覚悟は出来てるみたいね」

 

とラフタリア達を見ていると近くから騒がしい音がした。

私達は其方を見ると農具を持っている亜人達がイドルの屋敷の門の前で集まっていた。

 

「あれ何?」

 

「あの領主様を慕う亜人の方達が押しかけて来たのでしょう」

 

 あの亜人達はライヒノットを慕う者達で、彼を捕らえた事に怒った亜人達が暴動を起こしているようだ。

丁度良い

 

「ちょうどいい、あの騒ぎに乗じて屋敷に潜入する」

 

「賛成、皆変身」

 

「「「はい」」」「了解」「分かった」「OK」

 

それぞれの変身アイテムを出した。

 

バレット!

 

STANDBY

 

かわるるん

 

〈オーソライズ!

Kamen Rider...Kamen Rider... Kamen Rider...〉

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

「「「変身」」」

 

プリキュア!きらりん、スターシンフォニー!!」[ド♪ド♪ド♪

 

プリキュア!プリンセス・エンゲージ!!

 

〈ショットライズ! 〉

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

HENSHIN

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!キュアセレーネ!!

 

シューティングウルフ!

The elevation increases as the bullet is fired.

 

夜空に煌めく、希望の星!キュアフォーチュン!!

 

澄み渡る、海のプリンセス!キュアマーメイド!!

 

全員変身して更に

 

CAST OFF!

CHANGE SCORPION!!

 

ソキャートはマスクドフォームからライダーフォームになった。

 

「行くぞ」

 

「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」

 

と屋敷の堀を横切って城壁は飛び越えて侵入した。

 

「侵入者だ!」

 

イドルの私兵が見つかりぞろぞろ私兵が出てきた。

 

「フィーロ思いっきり暴れろ!その間に俺達がメルティを助け出す!」

 

「ライク、ルナはフィーロサポートを」

 

「うん!」

 

「はい」

 

分かりました

 

「はぁ!」

 

フィーロから降りたラフタリアが剣で私兵達に攻撃をして、キールとリファナは高確率で私兵に肩や足に攻撃が当たり、ソキャートは

 

RIDER SLASH

 

必殺状態の〔サソードヤイバー〕で私兵達の剣を切り落として、私が体術を使い剣が壊れた私兵達を無欲化している。

紫彩はソンブラのサブマシンガンを使って遠くに居る私兵、弓を持っている私兵を落としている。

 

「追え!」

 

と移動しながら無力化してもぞろぞろ屋敷から私兵が出てくが

 

「えい!」

 

「せい!」

 

「プリキュア 、セレーネアロー」

 

「「うわぁー!」」(以下略)

 

フィーロが羽で風を起こして私兵を吹き飛ばしてライクは仮面ライダーシノビの〔スティッキーシュリケン〕と〔スティッキークナイ〕投げ、ルナはキュアセレーネの技、セレーネアローを放って私兵にヘッドショットを連続で決めている

私達は屋敷の中庭に侵入するとラフタリア、キール、リファナ、ソキャートが屋敷を見ていた。

多分過去の事を思い出している。

と私が思っていると、ラフタリア、キール、リファナ、ソキャートはすぐに切り替える。

中庭を移動していると

 

「メルちゃん!」

 

とフィーロが壁を壊して入ってきた。

私は少々呆れて前を見たらキールとリファナが閉じ込められて居た地下に続く階段を見つけた。

私、ラフタリア、キール、リファナ、ソキャートは階段に近づいて前に止まった。

 

「この先に何かあるの?」

 

尚文はラフタリアの元に行き、尋ねた。

 

「今はメルティ救出が最優先だ。ここは後にしよう」

 

「はい」

 

「そうね」

 

「いたぞ!あそこだ!」

 

 そこに私兵達が来てしまった。

 

「はぁ!」

 

「たぁ!」

 

その兵士達を私、ラフタリア、キール、リファナ、ソキャートが攻撃する。

私達から抜けた私兵の一人が尚文に剣を振り下ろすも盾で防ぐ。

その盾の蛇が私兵に噛み付いた。

 

「その毒は強力だすぐ解毒しないと死ぬぞ」

 

そう言われた兵士は怯えてしまう。

 

「だが俺の言う事を聞けば助けてやる。メルティはどこだ?」

 

「案内するから解毒を!」

 

脅迫じみたやり方で道案内させて私達は付いていった。

 

~移動中~

 

「この先にメルティ王女がいる。

だから解毒剤を」

 

「確認してからだ」

 

「メルちゃん」

 

と壁を破壊しながら突撃した

なんか私兵が居た筈だが気にしない

 

「メルちゃん!」

 

「フィーロちゃん!ラフタリアさん!蒼青の勇者様!」

 

破壊された壁にはフィーロ、ラフタリア、私が立っていた。

すると今度は左の壁を壊しながら黒い物体が飛んできた

 

「今度は何だ!?」

 

壁を破壊した正体はパンチングコングの〔ナックルデモリション〕だ

となると

 

「キールさん!リファナさん!ソキャートさん!」

 

そこにいたのは〔ナックルデモリション〕を再装備した、パンチングコングになっているキールとリファナ、ソキャートが居た。

メルティ王女は安全を確保する為に私の所に行こうとしたらイドルはメルティを捕まえ、剣を向けた。

 

「動くな!そこから一歩でも動いてみろ!王女の首が飛ぶぞ!」

 

人質戦法か、だけど

 

「一歩も動かなければ良いんだな?」

 

お馴染みの声が聞こえて

 

「エアストシールド!」

 

メルティ王女とイドルの間にエネルギーの盾が現れて分断して

メルティ王女は直ぐに私達元に行き

 

「えい!」

 

フィーロはイドルを蹴り飛ばした

 

「見事よ。

尚文」

 

「そうか」

 

と尚文、ライク、ルナが遅れて入って来た。

それと道案内に使った私兵に解毒剤を投げた。

私兵は受け取るとそそくさに逃げた。

 

「何で来たの?」

 

「子供を見捨てて逃げる勇者なんて聞いた事ないからな」

 

「それに逃げたらもっと悪くなるからね」

 

「私がやった事が台無しじゃない」

 

「それでもありがとう」

 

とそう言いながらメルティ王女の頭撫でた。

 

「わしをコケにしよって、貴様ら拷問では済まさんぞ!命を持って償わせくれる!」

 

 イドルは怒りながら鞭を出した。

 

その時ラフタリア、キール、リファナ、ソキャートはイドルに向かって歩き出す。

其れにキール、リファナ、ソキャートは変身を解除している。

 

「この亜人風情が!」

 

イドルは鞭を振るい、ラフタリア達に傷をつける。

イドルがまた鞭を振ろうとするが、ラフタリアが剣で攻撃した。

攻撃されたイドルは腰が抜けたのか床につく。

 

「ま、待て……止めろ!」

 

ラフタリアは剣をキールは〔ショットライザー〕をリファナは護身用のレイピアをソキャートは〔サソードヤイバー〕をイドルに向けた。

 

「ヒィィ!!許してくれ!」

 

「そうやって命乞い可哀想な亜人達を……貴方は!!」

 

ラフタリア達ははイドルに怒り、涙を流す。

 

「た、頼む!命だけは!」

 

「地下室で多くの亜人の命を奪った貴方が命乞いですか!」

 

「お前まさか……前に地下で飼っていたあの村の亜人か!?」

 

イドルはラフタリア達が以前自分が奴隷としていた亜人だった事を思い出した。

 

「ま、待て!あの時わしがお前達を買わなかったら野垂れ死ぬしかなかったのだ!」

 

「黙れ!お前がした事を俺達が忘れるとでも?忘れない!忘れる訳がない!」

 

「わしが悪かった!謝る!この通り!」

 

 イドルは土下座をし、謝罪をした。

 

 

「こんな男に……」

 

 ラフタリア達はイドルに攻撃しようと動き出して

 

「止めろ!止めてくれ!」

 

「ラフタリア達がそいつを殺す事でお前達のは過去に決着を着けられるのか?お前達が強くなったのは力だけじゃないはずだ?」

 

尚文に言われたラフタリア達は攻撃しようとしていた武器を下げた。

 

「尚文ありがとう」

 

「どういたしまして」

 

「貴方は多くの可哀想な亜人の子供達を痛ぶり殺した最低の人間です。私は貴方を許さない。でもここで殺せば私は貴方みたいな卑怯者と同じになってしまいます。だから命は奪いません。生きて自分の犯した罪を償ってください」

 

「忌々しい……この虫ケラが!」

 

イドルが剣を抜いてラフタリア達に攻撃しようとするが

 

プロテクション

 

「なっ!?」

 

「コオスイ様」

 

イドルの剣は私の〔プロテクション〕で防いでいた。

更に

 

「バインド」

 

バインド

 

とイドルに拘束をして

 

「ラフタリア達の、この男に対する憎しみや想いよく伝わったよ!

正直に言って私も嫌いだ!」

 

と言いながら〔マッハキャリバー〕のバリアジャケットを纏ってラフタリア達を飛び越えて

 

最初に落花狼藉でイドルの頭を叩き込んでイドルの前に着地して〔バインド〕を解除して次に百花繚乱で前に倒れそうなイドルを蹴り上げて飛花落葉で両手の手刀で両肩にバツ印を入れるように打ち直ぐに両手を引っ込めて合唱して錦上添花を腹に打ち込み右手を引っ込めて直ぐ入れ替える様に右手で鏡花水月を腹に入れて又入れ替えるように左手で花鳥風月で腹を貫いて直ぐに左手を抜いた。

左手は真っ赤に成っていた。

私は無視して右手を握って〔マッハキャリバー〕のホイールが回り柳緑花紅を打ち込んで

 

七花八裂!!!

 

がはぁ

 

血を吐きながら吹っ飛び後ろの窓が割れてイドルは落ちた。

私は返り血を浴びて落ちたイドルを見た。

 

「ラフタリア達は生きて自分の罪を償えと言っていたが、最早生かす必要が無かったか」

 

私は呟いて上を見て私の上に水を生成して水を被って返り血を流した。

 

「コオスイ様……私達」

 

私は振り向いたらラフタリア達の表情が暗くなった。

自分のせいでイドルを殺させたと思っていた。

 

「別に貴女のせいじゃないわよ」

 

「でも」

 

「これで良かったのよ。

もしかしたら貴女達はあの男に殺されたかもしれしれない

其れにあんな男を殺したぐらいで私の手が汚れたりする事はないよ。

何より君達が卑怯者にならずに済んだから」

 

「「「コオスイ様」」」「オーナー」

 

「そうだな、ラフタリア達のせいじゃない。

氷水はお前の為にあの男を」

 

「ナオフミ様」

 

 尚文も今回の事は自分達のせいじゃないと言った。

 

「盾の勇者様と蒼青の勇者、ありがとうございます助かりました。

 

「ライヒノット怪我は?」

 

「大丈夫です」

 

「ファストアクアヒール」

 

 部屋に入って来たライヒノットをメルティは治療をした。

 

「今のうちに逃げましょう」

 

「あぁ、その前に」

 

「此処にいる亜人を助けましょ」

 

と言って亜人が囚われているいる地下室に繋がる階段に移動した。

その間、私の両手が震えていた。

流石に人を傷つけるのと人を殺すのは違うわね。

と思いずつ移動した。




最後まで読んでいただきたいありがとうございました。
今回のアンケートは氷水の新しい力を追加します。
次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

救出と避難

第三十五話完成しました。
今回はランページバルカンを作るのにこだわりました。
少しバクがありましたが修正しました。
ので第三十五話をどうぞ(^O^)/


私達は今、イドルが亜人の子供達を拷問するための地下室で亜人の子供達を牢屋から解放していた。

前に来たよりも死の匂いが濃く、前に来たよりも人数が減っていた。

私もそう思い〔ブルーダイヤルファイター〕を持ち牢屋の鍵を片っ端から開けている。

意味はないが何故が片っ端から開けたくなった。

そして最後の牢屋の鍵を開け終わり尚文と合流した。

 

「尚文、生存者は?」

 

「あそこにいる双子しかいなかった」

 

「そう」

 

私もまだまだ未熟で弱いね。

本当ならキールとリファナの救出の時に全員を助けたかったが、あの時は異世界召喚されて日が浅く。

もし助けられても子供の大人数で匿ってくれる人も知らず、それで捕まり子供達とキール、リファナ、ソキャートは又イドルの屋敷に行き、ライクとルナは犯罪者の勇者に加担したレッテルを貼られて、私は尚文よりももっと悪い立場になっていたはず

 

「はぁ~」

 

とため息が出てしまった

此処で落ち込んでもしょうがない、これからもっと強くならないとね

と思い直して全員この地下室から出た。

階段の前には紫彩が居た。

紫彩はイドルの私兵がまだ隠れているかもしれないと思い屋敷の中を探索していた。

 

「氷水、生存者居た?」

 

「えぇ、居たわ」

 

「そう、なら早いとここんなお屋敷おさらばしよう」

 

「そうだね」

 

全員この屋敷から出ようとすると、急に地面が揺れた。

 

「何だ?」

 

「ご主人様、あそこ」

 

フィーロが何かを見つけた。

 

「生きていたのか」

 

「殺すつもりでやったのに」

 

死んだと思っていたイドルだった。

そのイドルは石碑の近くで

 

「おぉ、偉大な神を、我に悪魔を成敗する力を」

 

すると石碑を中心に魔法陣が現れた。

 

「まさか……あれは!?」

 

「何か知ってるのか?」

 

「あの石碑は過去の勇者様が魔物を封じる為に建てた物、まさかその封印を解こうと!?」

 

なんとあの石碑には過去の勇者が封印した魔物がいるようだ。

イドルは今その封印を解こうとしているのだ。

 

「さぁ!全てを破壊せよ!封じられし獣よ!盾の悪魔達に神の裁きを!」

 

石碑が壊れ、地面が割れ、そこからティラノサウルスのような魔物が現れた。

 

「もう誰にも止められん!盾の悪魔達さえ殺せばわしは神に祝福されるのだ!」

 

イドルが叫ぶも、魔物に踏み潰されてしまった。

 

「グオォォー!!」

 

屋敷から魔物の咆哮が響いた。

 

「あのデブなんてもの甦られせてくれたの!!」

 

「紫彩、文句言ったって仕方ない。

一旦逃げるぞ!」

 

「はい!」

 

 全員逃げ出し、魔物が見つからない所に隠れた。

 

「大丈夫か?」

 

「えぇ、なんとか」

 

「あの貴族、尚文達を倒す為だけに魔物の封印を解くだなんて!」

 

「全くだ」

 

「右に同じく」

 

 イドルがやった事にメルティは怒り、それに尚文と私が同感する。

 

「さて、ここからどう[ドーン!]っ!?」

 

 尚文がどうするか考えようとした時、魔物がこっちに来てしまった。

 

「どうしてここが?」

 

「この!」

 

フィーロが魔物に突撃した。

 

「フィーロ!」

 

尚文も盾を変え、戦闘態勢に入る。

 

「尚文如何するの?町の中心部なのよ」

 

「分かってる!町の外まで誘導してからだ!」

 

「なら、私に任せて」

 

と言って〔バリアジャケット〕とキュアマーメイドを解除して〔VSチェンジャー〕ど〔ブルーダイヤルファイター〕を取り出して

 

BLUE!

2・6・0

マスカレイズ!

怪盗チェンジ

 

「ハァっ」

 

ルパンレンジャー!

 

ルパンブルーになり

 

「更に」

 

〔VSチェンジャー〕のグリップを握って銃口を回転して

 

ゲットセット!レディ?飛べ!飛べ!飛べ!

 

引き金を引いて

 

〈ゴー!ブ・ブ・ブ・ブルー!〉

 

〔VSチェンジャー〕のトリガーを引くと〔ブルーダイヤルファイター〕が巨大化した。

 

「はぁ!?」

 

「えぇ!?」

 

「これは!?」

 

「なんと」

 

これを見た尚文、ラフタリア、メルティ、ライヒノットは驚いて。

 

「コオスイ様ならあり得ますね」

 

「確かに」

 

「「(・o・)」」

 

「オーナー凄い」

 

「実物を見るなんて」

 

ライクとルナは驚きを超えて呆れていて、キールとリファナ開いた口が塞がらない、ソキャートは素直に感想言い、紫彩は見たことある為別の意味で驚いている

 

「これに乗って町の外まで誘導してみる」

 

「大丈夫なのか?」

 

「任せて」

 

「だったら頼んだぞ」

 

「任せて!

それと『ラケル、バイク全部出して』」

 

『わかったケル』

 

魔法陣からバイクが出て来て。

 

「皆頼んだよ」

 

「「「「「「「はい」」」」」」」

 

「それとキール」

 

「何だ?」

 

「此れを」

 

と〔ランペイジガトリングプログライズキー〕を投げ渡した。

 

「此れは?」

 

「使い方は言わなくてもわかるよね」

 

「大体分かる」

 

「あと最初に渡した使い方しか使えないから」

 

「あれか」

 

「なら行くわ」

 

とベルトにあるワイヤー装置を使って屋敷の高い塔に登りそこから〔ブルーダイヤルファイター〕に乗ってコックピットに〔VSチェンジャー〕を差し込んで

 

「さてやりますか」

 

すると私の前に

 

Lady?

 

とディスプレイが現れて、私は左手で左から右にスワイプ

 

GO!

 

になり〔ブルーダイヤルファイター〕のダイヤルが回転して尾翼に内蔵されているガトリング砲が出て来た。

それを魔物に撃った

撃たれた魔物はこっちに気が付いて私はわざと低空飛行しながらガトリング砲を撃った。

もちろん魔物も黙っていなく尻尾で攻撃したり噛みついてきたが私は回避した

画面に移動している尚文達が居た。

 

「みんないるわね

なら遠くへ行きましょ!」

 

ガトリング砲を魔物の顔面に撃って魔物を誘導した。

そして人気の無い場所へと辿り着いた

 

「ここなら思う存分戦えるね」

 

と言って私は〔ブルーダイヤルファイター〕を上昇させて其処から飛び降りた

〔ブルーダイヤルファイター〕は小さくなり私の手元に来た。

そしてルパンブルーを解除して〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして

 

「一筆奏上」

 

と言いながら()を描いて

 

「はぁ」

 

シンケンブルーになった

因みに名乗りはカットします

更に小さい〔折神〕の〔龍折神〕が出てき

私は手に持ち

 

「折神大変化」

 

と言いながら()を書いて〔折神の龍折神〕に付与させる

すると〔龍折神〕はでかくなって私は〔龍折神〕のコックピットに入り〔シンケンマル〕を指して操縦桿にして待機状態で魔物の上に落ちて其処から龍になり

 

「尚文達大丈夫?」

 

『その声、氷水か』

 

「そう、そして私の〔折神〕その名は龍お⋯『てらぁぁ!!』[ドコン‼]きゃぁぁぁ」

 

『えぇぇ』

 

とフィーロが〔龍折神〕を蹴った。

そのおかげで〔龍折神〕は倒れた。

フィーロの蹴り威力あり過ぎ

そして

 

『ドラゴン、吐け‼コオスイ姉ちゃんを吐け‼』[ドカン‼ドカン‼

 

フィーロは私が〔龍折神〕に食われていると勘違いして魔物ごと踏みつけしている。

 

「ちょ、尚文止めて」

 

『お、おうわかった

おいフィーロやめろ』

 

『ドラゴン、吐け‼コオスイ姉ちゃんを吐け‼』[ドカン‼ドカン‼

 

『フィーロやめろ‼これは命令だ!』

 

『ドラゴン、吐け‼コうわぁぁぁ!』

 

と魔物紋が発動して〔龍折神〕を踏んでいた為こけてしまい落ちた。

 

『ご主人様ひどい』

 

『さっさと辞めないのがないのが悪い』

 

『それでもコオスイ姉ちゃんが』

 

『それなら大丈夫だ』

 

「そうよ、私は食べられていないから」

 

とフィーロを納得させる為〔龍折神〕から一回降りてシンケンブルーを解除した。

 

「コウスイ姉ちゃん」

 

「フィーロ、あのドラゴンは作り物で私があの中に入って操縦するの。

だから攻撃しないでね」

 

「わかった」

 

とフィーロに説明して再度〔龍折神〕に入って

 

「一筆奏上」()

 

と又言ってシンケンブルーになってシンケンマルを指して〔龍折神〕の体制を直した。

丁度魔物も体制を直して〔龍折神〕を睨めつけていいる

其れとライク達も変身して、新しい変身アイテム〔ランペイジガトリングプログライズキー〕を与えたキールは〔ランペイジガトリングプログライズキー〕の〔セレクターマガジン〕を回して

 

 

私の言う通り〔ライズキーパー〕を手で動かして

 

〔ショットライザー〕にセットして

 

 

〈Kamen Rider...Kamen Rider...Kamen Rider...〉

 

『変身!』

 

の掛け声共に右手で引き金を引いて

 

 

の音声共に銃弾が放たれてマンモス、チーター、蜂、虎、ホッキョクグマ、蠍、鮫、ゴリラ、隼、狼の〔ライダモデル〕変形して魔物

を攻撃して狼が急にキールの方向に転回して無数の弾丸になりキールに向かった。

キールは冷静に弾丸を殴る、蹴るで対象しながらアーマを纏い、残りのライダモデルもキールの方向を向いてそれぞれのアーマになり

装着され

 

G athering Ro und!マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!

 

 

そして魔物は私の〔龍折神〕に突撃してきたが〔龍折神〕を待機状態にして回避して一気に龍に変形して魔物の腹に入れて打ち上げた。

地面に落ちた魔物は

 

「てらぁぁ!!」

 

とフィーロの踏みつけが命中したが、魔物はケロッとしていて顔を大きく振ってフィーロを飛ばして起き上がって大きく口を開けてフィーロを丸のみしようとしたが

 

「エアストシールド!」

 

フィーロの足元にエネルギーのシールドを張りフィーロは其れを踏み台にして回避して更に

 

「てい!たぁ!」

 

「ツヴァイト・アクアスラッシュ!」

 

「テヤァー!」

 

「ハァ、ハァ」

 

「せい」

 

プリキュア・いて座!セレーネ・アロー!

 

流星

 

ラ・リュミエール!

 

[バン、バン]

 

フィーロが突撃し、メルティが魔法で、ラフタリアとソキャートが剣でルナは弓矢で、紫彩は〔神獣鏡〕で、キールは〔ショットライザー〕でライクは〔スティッキーシュリケン〕と〔スティッキークナイ〕投げて、リファナは自分の魔法で槍を作り投げて魔物に攻撃する。

しかし魔物は頑丈で攻撃が効いていなかった。

 

「ご主人様、足場!」

 

「エアストシールド!セカンドシールド!」

 

フィーロは尚文が出した盾を足場にして魔物に頭突きをした。

しかし効いていなかった。

私も〔龍折神〕の水流を放つが此れも効かず。

ジリ貧状態だ。

 

『氷水、このままじゃあジリ貧だ。

憤怒の盾を使う』

 

「分かった」

 

尚文が憤怒の盾を使うために盾を構えるが

 

『駄目』

 

急に脳内に声が響く、私は〔龍折神〕の首を振って周りを確認したがそれらしき人物は居なかった。

 

『ナオフミ、蒼青の勇者様、当たりの様子がおかしいわ』

 

メルティの言った通りに周りに霧が出て始めた。

 

『此れは、魔法の霧?

とても高位の結界だわ』

 

『結界?

閉じ込められたことか』

 

「マルティ達の仕業じゃないのは確かの事ね」

 

『ラフタリアちゃん、キール君、ソキャートちゃん』

 

『間違い』

 

『何か来ます』

 

『数、多数』

 

亜人組の報告を聞いて身構えると

 

『フィロリアルさん⁉』

 

多量のフィロリアルが走ってきた。

それも規則正しく並んで走っている

そして私達と魔物を円で囲むように待機して居る。

私は〔龍折神〕を上手く操作して尚文の後ろに待機させた。

尚文は憤怒の盾を使うが何かに驚いている

 

『その力、頼らないで欲しい』

 

『誰だ‼』

 

すると急に風が吹き後ろの湖から気配がして全員後ろを見た。

湖は徐々に波が広がり其処から巨大な物体が出てきた。

 

『なぁ!』

 

私達の頭上を飛び越えて砂煙が上がり砂煙が収まって巨大の物体の正体は巨大なフィロリアルだった。

 

『まさかフィロリアルクイーン?』

 

『かっこいい』

 

メルティはあの巨大なフィロリアルをフィロリアルクイーンと言った。

フィロリアルクイーンは翼で私達を下げるようにして

 

『下がっていて』

 

『如何やら竜帝の欠片が体質に合わず巨大化したみたい。

今すぐその欠片を渡すなら

命まで奪わない

直ぐに去って』

 

とフィロリアルクイーンは警告するが

魔物には馬に念仏であり聞く耳を持たなく

 

『ぐおぉぉぉ‼』

 

とフィロリアルクイーンに向けて走った。

 

『危ない』

 

とメルティは心配の声を上げたが

 

『しょうがない』

 

と蹴り飛ばした。

此れは全員驚いた

魔物は後方に行き今度は口から火炎攻撃したが

 

『温い』

 

とフィロリアルクイーンは翼を広げて防御魔法を張り防いだ。

余波で熱風が襲ってきたが私は直ぐに〔ショドウフォン〕の筆モードで()を書き〔龍折神〕の水を使って防いだが其れでも強力で防ぐのがキツイ

 

『手短に終わらせる』

 

とフィロリアルクイーンは姿勢を低くして姿を消して。

その後、音と空気の輪っかが来た

まさかあの巨体でソニックウェイブを起こしたのか

そして魔物後ろにフィロリアルクイーンに表れて魔物は何かに刻まれたように血しぶきをあげて湖に倒れた。

此れは私も

 

「はぁぁぁ(苦笑い)」

 

するしかなかった

フィロリアルクイーンが魔物の死体から何かを探している間に私は〔龍折神〕から降りてシンケンブルーを解除して〔ショドウフォン〕の腕モードで(小)を書き〔龍折神〕を小さくした。

ライク達も変身解除した

フィロリアルクイーンも探し物が見つかり懐に仕舞ってフィロリアルクイーンは尚文を見た。

 

「盾の勇者様、でいいんだよね?」

 

「あぁ」

 

「色々と話したい事がある。だけどこの姿では失礼、少し待って。」

 

するとフィロリアルクイーンが光に包まれると少女へと姿を変えた。

 

「じゃあ自己紹介から。世界のフィロリアルを統括する女王をしている、フィトリア」

 




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケートはまだやっていますので自由に参加して下さい。
それでは次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

晩飯と話し合い

第三十六話が完成しました。
完成させた理由は今週四連休ですので時間がありましたので書いて完成させました。
次回からは一週間に一本だけになります。
それでは第三十六話スタートです(^O^)/


「フィトリア?それって?」

 

「知ってるのか?」

 

「えぇ。遥か昔に召喚された勇者が育てたという伝説のフィロリアルよ」

 

 メルティがフィトリアについて説明した。

このフィトリアというフィロリアルはかつての勇者に育てられたフィロリアルらしい。

 

「遥か昔?つまりこいつはその名前を受け継いでるって事か?」

 

「ずっと前からこの名前はフィトリアだけ」

 

「いつかフィーロもあのくらい大きくなれる?」

 

「あそこまで大きくなったら養えないから捨てるぞ」

 

「むうぅ〜」

 

 尚文の発言にフィーロは頬を膨らます。

因みに私達はフィトリアサイズになったフィーロを想像して苦笑いした。

 

「ここまで成長するには普通のフィロリアルの数十世代分は時間が必要だから安心して」

 

「えぇ!?」

 

フィトリアのぐらいになるにはかなりの長い年月が必要らしい。

 

「次は盾の勇者様一行と⋯えっと何の勇者様一行自己紹介して」

 

「岩谷尚文だ」

 

「うん」

 

「ラフタリアと申します。

よろしくお願いします」

 

「よろしく」

 

「フィーロはフィーロっていうの」

 

 フィーロが自己紹介をするが、フィトリアは頷くだけだった。

この態度にフィーロは頬を膨らます。

 

そんな事を気にせず、フィトリアはメルティを見た。

 

「前に会ったよね?あの時は助けてくれてありがとう」

 

どうやらフィトリアはメルティと会った事があるようだ。

 

「はい、メルティ=メルロマルクです。よろしくお願いします」

 

「じゃあメルたんだね」

 

「メル……たん?」

 

「会った事あるのか?」

 

「えぇ、外交先から王都へ戻る道中で知り合ったの」

 

「前にも似たような事をやってたのか」

 

尚文は最初にメルティと会った時の事を思い出す。

次にフィトリアは私達の方を見た。

 

「鞘波氷水、蒼青の勇者をやっているわ」

 

「僕の名前はライク・アサシンです」

 

「私はルナ・アルテミスです」

 

「リファナです。

よろしくお願いします。」

 

「キール」

 

「ソキャート」

 

「私は八九紫彩、私も勇者で眷属の勇者の紫魔の勇者をやっているわ」

 

「それで俺達に何の用だ?」

 

「先ずは経緯を説明するけど、ここではゆっくり話せない。

案内するからこっちへ」

 

フィトリアの近くには馬車があった。

 

「いや、その前に」

 

尚文は倒れている魔物の方へ行った。

 

「ドラゴンに関係する物を四聖勇者が武具に入れるのはいや」

 

「盾を強化する大事な素材だ」

 

「それに盾に禍々しい痕跡を感じる。

呪われた力は確かに強力だけど代償も大きい、使ってはだめ」

 

フィトリアは尚文の憤怒の盾を見抜く。

更にフィトリアは私を見た。

 

「貴女も盾の勇者とは別の気配を感じがする」

 

「具体的には?」

 

「感情の暴走」

 

「ご名答」 

 

フィトリアは〔イグナイトモジュール〕の暴走の仕方を言い当てやられて思わずご名答と言ってしまった

 

「制御出来ているから問題ない」

 

「私は厳しいは」 

 

「そう。

だからいずれかは抑えがきかなくなる」

 

「だが竜の素材も憤怒の盾も生き残る為には必要な物だ」

 

「確かに貴女の言ってる事は正しいわ。

でも今の私達にとっては希望でもあるのよ」

 

「そう、好きにして」

 

尚文は改めて魔物のとこに行き、素材を盾に吸収した。その後其々馬車に乗った。

 

「ポータル」

 

すると光に包まれた。光に包まれると別の場所へと着く。

 

「何ですか今の?」

 

「一瞬で移動するなんて」

 

「凄い」

 

 ポータル能力にラフタリア、メルティ、リファナは驚く。

 

「凄いな。遺跡か」

 

「歴史を感じるわね」

 

「ぼろい」

 

 その場所には遺跡のような建物があった。

 

「最初の勇者が守った国の跡地と言われている場所らしい」

 

「曖昧だな」

 

 今みんながいる場所は最初の勇者が守った国の跡地らしい。

 

「フィトリアが生まれる前より前の場所、一応管理してる」

 

「ここはフィロリアルの聖域なの?」

 

「そう。本当はあまり人を連れて来ちゃダメ」

 

「ヘェ〜」

 

「だったら多少は安全そうだな」

 

[[ぐうぅぅ〜]]

 

フィーロとフィトリアのお腹が同時に鳴った。

 

「取り敢えず、ゆっくり休むといいと思う」

 

「おいおい、まぁ休憩するか」

 

「やったー!」

 

「今日は大変な一日でしたね」

 

「色々とね」

 

それもそのはずである。

屋敷での戦いなど色々あり、疲れがたまっている。

 

するとラフタリア達の表情が暗くなった。

 

「あの子達は大丈夫でしょうか?」

 

 ラフタリア達はあの双子の心配をしていた。

 

「ラフタリアさん、ライヒノットさん達がついているから大丈夫よ」

 

「そうですね」

 

ルナがそう言うとラフタリアは安心した。

 

「先ずは飯にしよう。みんな腹減ってるだろう」

 

それから全員で食事の用意をした。

因みに料理担当は私と尚文です。

料理が出来て全員食べていると

 

「美味しいね」

 

「美味しい」

 

「まるで姉妹みたいね」

 

 メルティはフィーロとフィトリアを見てそう言う。

 

「あぁ、雑な食べ方もそっくりだな⋯まぁそれはそれとして⋯それあのドラゴンのスープだってわかっているのか?」

 

私達はさっきのやり取りを思い出している

 

「人にはあぁ言っておいて⋯お前も食うんだったらもっと肉を残しておいたのに。

ほらおかわり」

 

「ドラゴンは嫌いでもおいしいのはしょうがない」[ボリ、バリ

 

「お前なぁ⋯」

 

「あのナオフミ様」

 

 ラフタリアに言われて尚文が向くとフィロリアル達がこっちを見ていた。

 

「あぁもう分かった作ってやるよ!デカイ鍋と食材持ってこい!」

 

 するとフィロリアル数匹が馬鹿でかい中華鍋を持って来た。

 

「尚文、手伝う?」

 

「あぁ頼む」

 

「全員仕事」

 

で、料理監督は尚文、フィーロとフィロリアル達は食材投入、私と紫彩は、私が〔ブルー・ティアーズ〕、紫彩は〔神獣鏡〕を使って

デカいお玉で食材を混ぜている。

ライクとキールは、ライクがシノビ、キールはランページバルカンに変身して火を起こして、残りのメンバーは薪をくべている

 

~数十分後~

 

「はぁどうしてこいつらにもご馳走してやらなきゃいけないんだ」

 

フィロリアル達は食事を終えると眠ってしまった。そこにフィトリアが来る。

 

「何だ?おかわりならないぞ」

 

「分かってる。丁度いいから話がしたい」

 

「私達もいいかしら?」

 

私と紫彩も来た。

 

「いいよ、来て」

 

私達は移動しながら話し合いをしている。

フィトリア壁の上歩いている

 

「封印された魔物が解き放たれたを知りたい」

 

「知っていて俺達の所に来たと思っていたが」

 

「フィトリアが来たのは新たなクイーン候補を見つけたと報告があったから」

 

「クイーン候補?もしかしてフィーロの事か?」

 

 尚文はフィトリアの言うクイーン候補にフィーロを挙げた。

 

「うん」

 

「一つ聞いていいか」

 

「何?」

 

「フィーロは何で他のフィロリアルとは目に見えて違う育ち方をしているんだ?」

 

「確かに」

 

 尚文と私はフィーロが他のフィロリアルとは違う育ち方をしているのに疑問に思った。

 

「それは……」

 

フィトリアは歩くのを止めて

 

「勇者が育てたから」

 

 フィーロがああいう育ち方をしたのは勇者である尚文が育てたからというらしい。

 

「勇者が育てたから?」

 

「教えて」

 

「ん?」

 

「どうして封印が解けたのか?」

 

~説明中~

 

「はぁ〜」

 

「何だよ?」

 

フィトリアが溜息を吐いた。

 

「呆れている。終末の波が近づいているのに愚かな争いをしている四聖勇者に」

 

溜息を吐いていたのは四聖勇者の愚かさによるものだった。

 

「悪いのはあいつらだ」

 

「盾の勇者が亜人排斥の国に嫌われているのは知っている」

 

「なら分かるだろう。だから俺達は国境を越えてまで」

 

「それでは解決にならない」

 

フィトリアは止まり、尚文の方を向いた。

 

「向き合って。

人間と亜人がどれだけ争うとも、勇者がいがみ合うのは許されない」

 

 そう言うとフィトリアは再び歩き出す。

やがてとある場所へと辿り着く。

 

「四聖勇者は知らない?砂時計の事?」

 

「龍刻の砂時計の事か?それなら知っている」

 

「私も知っている」

 

「私は初耳」 

 

「じゃあ何で世界中の波に参加しないの?」

 

「「「!?」」」

 

 フィトリアの世界中の波という言葉に私達は目を見開く。

 

「世界中の波?」

 

「それって?」

 

「メルロマルク以外でも波は各地で発生しているって事か?」

 

 「四聖は元々それぞれの国が一人を召喚して波に対処するもの」

 

 なんと四聖勇者は元々それぞれの国が一人を召喚し、波に対処するものだった。

 

「そんなの初耳だぞ」

 

尚文にとってこれは驚くべきものだった。

そして私は顔に手を当てて

 

「メルロマルクに帰ったら屑王にアイアンクローを噛まさないと」

 

怒り気味物騒なことを言った。

 

「フィトリアは頼まれた所はやっている。でも四聖は他の場所に参加していない」

 

「他の国にも砂時計がある事を最近知っだ」

 

「右に同じく」

 

「私はそれも知らない」

 

「正直人間がどうなろうとも関係ない。フィトリアは育ててくれた勇者の願いで戦っている」

 

「勇者、願い?」

 

「フィトリアの役目は世界を守る事」

 

私はフィトリアの事を忠実な犬だと思った。

 

「だけど、フィトリアだけじゃ勇者がいなきゃ守れない」

 

「お前は俺達より強く見える」

 

「今はそう。でもいつか……」

 

 フィトリアの積み上げた石が崩れ落ち、その内の一つが粉々になった。まるで何かを意味するかのように。

 

「波の特性の倒せば強くなる奴かしら?」

 

「だから勇者は必要だと」

 

「その通り、だから他の勇者と協力して」

 

「あいつらと和解しろって」

 

「勇者同士は協力しないといけない。それが世界を守る為に必要な事」

 

「其れは厳しいわね特に尚文が」

 

と言って目線を尚文に向けた

 

「無理だな。

あいつらが国が俺を排斥しようとしているんだ」

 

「事情はある程度聞いた。

でも勇者同士が争うのはだめ」

 

「随分こだわるな」

 

「それだけは認められない事だから」

 

「一応聞くけど盾の勇者、剣の勇者、蒼青の勇者、紫魔の勇者の四人じゃダメ?」

 

「ダメ、蒼青の勇者は四聖勇者と似ていて似つかない存在で補欠的存在で紫魔の勇者は眷属の勇者で論外」

 

「私達が弓の勇者と槍の勇者を説得して盾の勇者と仲直りさせるのは?」

 

「私達?」

 

紫彩が私を見ている

 

「そう、協力してね。

紫彩」

 

「なんで貴方の手伝いをしないといけないの」

 

「ごめんね」

 

「其れもダメ、盾の勇者が直接しないとダメ」

 

「錬以外仲良くする意思がないんだからしょうがない」

 

「どうしても?」

 

「あぁ」

 

「そう。

ならしょうがない。

もう凄く昔の事で記憶も朧げだけど、でもこれだけは正しいって覚えてる」

 

フィトリアが立ち上がり

 

「波で大変だと言うのに勇者同士が争っているのなら……」

 

見下ろすように私達を見て

 

「世界の為に四聖を殺す」




最後までお読みいただきありがとうございます。
まだまだアンケートはやっていますので参加して下さい
それでは次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

フィトリアとフィーロ

第三十七話が出来ました。
今回は重大発表があります。
重大発表はこの小説の一番下にあります。
では第三十七話スタートです。


昨日、フィトリアの話を聞いてその後就寝して今日もいつも通りに起きて鍛錬している。

昨日のフィトリアの『世界の為に四聖を殺す』を聞いて刀を振る気分ではないから〔マッハキャヤリバー〕の〔バリアジャケット〕を纏って腰には〔ゲーマドライバー〕を巻いて〔キメワザスロットホルダー〕のステージセレクト機能を使って草原のステージにしてバグスターウイルスの戦闘員を出して其れをただ殴る、蹴る、魔力弾を撃つを繰り返している。

そして

 

「せいやあぁぁぁ」

 

百体目のバグスターウイルス戦闘員を殴ってすぐさまステージを解除して休んだ。

流石にステージを解除せずに休めばバグスターウイルスの戦闘員に袋叩きさせる。

一呼吸を置いて〔バリアジャケット〕も解除した。

流石に百体殴って蹴るもすれば汗をかく

ので茂みに隠れて

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

起動詠唱を歌い〔天羽々斬〕を纏った。

其れも水着型ギアである。

流石に誰かに生まれた姿を見せるのは駄目だと思って〔天羽々斬、水着型ギア〕を纏った。

其れは置いといて、〔ショドウフォン〕を手にして筆モードにして(小雨)を書いた。

すると小さな雨雲出ていて私の上に来て雨が降って来た。

更に(石鹼)と()も書いて具現化させて雨雲から少し離れて体を洗い。

洗い終えたら雨雲に行き石鹼を洗い落とした。

()を二つ書いて雨雲と石鹼を消した。

残った濡れた布は(乾燥)を書いて乾かして体に残った水分を吹いて布も消して〔天羽々斬〕を解除してこの布も〔ショドウフォン〕で()を書き布も消した。

するといい匂いして来た。

尚文が調理していると判断して移動したらフィトリアと出くわした。

 

「フィトリア、ちょっと良いかしら?」

 

「何?」

 

と移動しながら会話をした。

 

「昨日の言葉、本気で実行するの?」

 

「出来ればしたく無いけど世界の為なら殺す」

 

「そう、其れで私達を如何するの?」

 

「一応、新しい四聖勇者が呼べたら貴方達が先導者になって欲しい」

 

「もし新しい四聖勇者が呼んでも来なかったら?」

 

「その時は貴方も殺す」

 

「紫彩は?」

 

「紫魔の勇者は眷属の勇者だから殺さない」

 

「そう、そう言えば眷属の勇者は何なの?」

 

「此れも凄く昔の事で記憶も朧げだけど確か代行者」

 

「代行者?」

 

「そう、世界を守る勇者が出来ない事を代わりにやる存在」

 

「具体的には?」

 

「忘れた」

 

私は少しこけた。

 

「忘れたって」

 

「此れも昔の事だから」

 

「そう」

 

と会話していると尚文達が先に食事していた。

 

「氷水、遅いぞ」

 

「コオスイ様、先に食べています」

 

「構わないわよ。

フィトリアと話していたの」

 

「話?」

 

「そう」

 

と言いながら私の分、テーブルに置いていた朝食の皿を手に取った。

そしてフィトリアがメルティ王女の隣に立ち

 

「フィトリア?」

 

「どうしたのです?」

 

「リベレイション ウィンドプリズン」

 

 フィトリアはメルティを風のようなもので閉じ込めてしまった。

 

「メルティ!」

 

「メルちゃん!」

 

「何これ?」

 

メルティ王女は混乱して風の檻を触れようとしたら鎌鼬が起きて指を少し切った。

 

「メルちゃんに何するの!?」

 

「メルたん、貴女には人質になってもらう」

 

「人質?どういう事だ?」

 

「盾の勇者と蒼青の勇者、約束して。他の勇者達と仲良くするって」

 

「メルちゃんをそこから出して!」

 

「じゃないとメルティをどうにかするって事か?それは出来ないと言った筈だ!」

 

「私はやるけど?」

 

「其れではダメ。

だからフィトリアはお願いする」

 

「何故そこまで勇者の和解にこだわる?」

 

尚文はフィトリアが他の勇者との和解にここまでこだわるのか疑問に思った。

 

「フィトリアを育ててくれた勇者との大切な約束だから。そして波から世界を救う為に勇者同士の協力は絶対に必要だからお願い」

 

「何度頼まれようと俺はあいつらと和解する気はない」

 

「なら、新たな勇者を召喚する為に、フィトリアが今の勇者を全員殺す」

 

 フィトリアの発言に全員が目を見開く。

 

「昨夜言っていた事はそうゆうことか」

 

 尚文は昨夜のフィトリアとの会話を思い出し、合点がつく。

 

「その方が世界の為になる。どうか他の勇者と和解して」

 

「それでも、それでも無理だ。わざわざメルティを人質にする必要ない。俺を殺したければ殺せばいい。だが」

 

 尚文は盾を構える。

 

「ただでやられるつもりは元々ないけどな」

 

尚文が憤怒の盾を出そうとするが、

 

「ダメ」

 

 フィトリアが妨害した。

 

「なっ!?」

 

「盾の勇者の気持ちは分かった」

 

「何?」

 

「それならば盾の勇者とその従者達だけでも波と戦えるくらい強いって、フィトリアに証明して」

 

「証明って?」

 

「どうすればいいんだ?ここでお前と戦うのか?」

 

「盾の勇者の強さは大体理解している

其れと蒼青の勇者と紫魔の勇者も」

 

 そう言うとフィトリアはフィーロを見て指差す。

 

「フィーロと一騎打ちしたい」

 

「フィーロ!?」

 

フィトリアの突然の指名に驚くフィーロ。

 

「フィトリアが実力を認めたらメルたんを解放する。

それから勇者達を殺すのもしばらくやめる。

執行猶予」

 

「よく分かんないけど、フィーロが勝てばご主人様は殺されないし、メルちゃんも自由になるんだね?」

 

「いや、ちょっと待てフィーロ」

 

「だったらフィーロやるよ」

 

尚文が止めようとするもフィーロはフィトリアの挑戦を受ける。

 

「フィトリアはこの姿で戦う。だからフィーロも人の姿で戦って」

 

「分かった」

 

フィーロはエルトハルトから貰った手袋をして構えた。

 

「だから待てって!」

 

「尚文」

 

私は尚文の肩に手を置いて呼びかけた。 

 

「氷水」

 

尚文は尚もフィーロを止めようとするが、私は尚文を止めた。

 

「ここはフィーロに任せよう」

 

「いいのかよ!?」

 

「彼女は貴方やメルちゃんの為にやろうとしているのよ!あの子にやらせてあげて」

 

「氷水」

 

 尚文は周りのみんなを見ると皆頷いた。

 

「分かった」

 

 尚文は言う通りにする事にした。

 

「こっちへ」

 

 フィトリアはフィーロを案内し、結界を張った。

 

「じゃあ行くよ」

 

「いつでも」

 

フィーロが飛び立つと勢いよくフィトリアに向かって蹴る。

 

「遅い」

 

しかしフィトリアはそれを紙一重で避け、フィーロを掴むと上へ投げた。

投げられたフィーロはすぐに態勢を直し、下を見るがフィトリアはいなかった。

 

「あれ?」

 

「フィーロ上!」

 

ラフタリアがフィーロに伝えるもフィトリアのチョップを受け、地面に叩きつけられた。

 

「フィーロちゃん!」

 

私は尚文の顔を見たら何でフィトリアがフィーロを対戦相手に選び、人型で戦うのか疑問に思っていた。

 

「クソ!フィーロ!闇雲に突っ込むだけじゃダメだ!もっと頭を使え!」

 

「相手の動きをよく見てください!」

 

尚文とルナはフィーロにそう伝えた。

 

「ご主人様、ルナお姉ちゃん」

 

「隙を見て服も再生させろ!魔力を込めて少しでも防御力を上げるんだ!」

 

「分かった!力の根源たるフィーロが命ずる……理を読み解き彼の者を激しき真空の竜巻で吹き飛ばせ、ツヴァイト・トルネード!」

 

 フィーロは魔法を発動し、竜巻を放つ。

 

「真空の竜巻を無効化せよ、アンチ・ツヴァイト・トルネード!」

 

 しかしフィトリアも魔法で防いで粉塵が起きて。

 

「隙だらけ」

 

 フィトリアの攻撃でフィーロは吹っ飛んだ。

 

「圧倒的ね」

 

「これじゃ服を再生させる暇なんて」

 

紫彩とラフタリアがフィトリアの圧倒的な戦いにそう述べた。

尚文はメルティの方を見て歩き出そうとした。

 

「尚文、辞めた方が良いわよ」

 

「氷水」

 

「メルティ王女を助けようとするんでしょ

フィトリアにバレて攻撃されるわ」

 

「でも」

 

「そうよ氷水の言う通りよ。

バレて攻撃されるのがオチよ」

 

「紫彩、まで」

 

紫彩も私の意見に賛成した。

 

「そういう事よ。大人しく見た方が良い」

 

私にそう言われ、尚文はメルティの方へ行くのを諦め、戦いを見る。

 

「フィーロは何の為に戦っているの?」

 

「そんなの決まってる、ご主人様の為!」

 

 フィーロはフィトリアにパンチをかまそうとしたが、フィトリアは躱す。

 

「昨日のドラゴンにも、フィトリアにも勝てないくせに盾の勇者の力になれる訳がない」

 

「フィーロ負けないもん!ご主人様の為に強くもん!」

 

「そんな気持ちだけでは無理!」

 

フィーロがフィトリアに駆け出すもチョップをし、更に魔法で攻撃した。

 

「もうご主人様に怪我をさせない。フィーロが……フィーロがもっともっと強くなるから!」

 

「フィーロ」

 

「フィーロちゃん」

 

「そう」

 

フィトリアが魔法の発動に入った。

 

「あれは?」

 

「空気中から魔力を集めてるの?そんな事が出来るなんて」

 

 フィトリアは空気中から魔力を集めていた。

 

「フィーロ!」

 

「ご主人様」

 

「落ち着いて相手の攻撃をよく見るんだ!お前なら出来る!」

 

フィーロに向かって尚文は叫んだ。

そしてフィーロは魔法の発動に入った。

 

「遅い」

 

「でも、負けない!」

 

 フィーロは勢いよく跳び、手に魔力を込め、フィトリアに向かった。

着けていた手袋が破れ、爪のようなものになった。

 

「スパイラル・ストライク!」

 

フィトリアに攻撃するも彼女も障壁を張り、フィーロの攻撃を防ぐ。

それでもフィーロは攻撃した。

そして

 

パリィィィン!

 

障壁が粉々になり、フィーロの攻撃がフィトリアの頬に掠った。フィーロはその勢いで地面に突っ込んでしまった。

 

「ナオフミ様、コオスイ様!フィーロが魔法であんな攻撃を!」

 

「あぁ」

 

「そうね」

 

「フィーロちゃん」

 

 これにはみんな驚いていた。

 

「フィーロは……はぁ、はぁ」

 

 フィーロはなんとか立ち上がり、歩き出すが、もう限界のようだ。

 

「負けない……ご主人様、フィーロもっと強くなるから。ご主人様も、メルちゃんも、ラフタリアお姉ちゃんも、それにコオスイお姉ちゃん、みんなも守れるくらい強くなるから」

 

「うん」

 

フィーロはとうとう膝をつく。

 

「だから絶対に負けない」

 

「もういいよフィーロ。貴女の勝ち」

 

フィーロが勝った。

 

「えっ?」

 

「メルたんも解放する。よく頑張った」

 

 結界は解除され、メルティも解放された。

 

「フィーロちゃん!」

 

メルティは泣きながらフィーロに抱きついた。

 

「メルちゃん」

 

そこに尚文達も来た。

 

「あっ、ご主人様……フィーロ勝ったよ」

 

「あぁ、凄いぞフィーロ」

 

尚文はフィーロを褒め称えた。他のみんなも彼女褒め称えた。

 

「フィーロ」

 

「コオスイお姉ちゃん」

 

私はフィーロに近くと彼女を撫でた。

 

「よく頑張ったわ。偉いよ」

 

「えへへ」

 




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケートは明日の八時に締切させてもらいます。
のでバンバン参加して下さい
其れと感想及び誤字脱字の指摘も受け付けています。
其れとこの下が重大発表に続く道です↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=243474&uid=292492
其れでは次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

旅たち

第三十八話が完成しました。
今回は文章を短くしました。
それとアンケート結果はこうなりました。
(1) 安藤 創世のメックヴァラヌス
(2) 詩音千里の能力
(7) グランシャリオ
(1) キュアビューティ
(2) テイルブルー
ので「アカメが斬る!」のグランシャリオになりました。
出す時はバカンスの時です。
其れでは第三十八話「旅たち」どうぞ(^O^)/


先ほどのフィトリアとフィーロの戦闘でフィーロはボロボロになりながらも、尚文や仲間を守りたいという強い意志が彼女を勝利へと導いた。

現在フィーロはフィトリアの回復魔法を受けている。

 

「よく試練を乗り越えた」

 

「?」

 

試練というフィトリアの言葉にフィーロは?を浮かべた。

 

「お前は試されたんだ」

 

「ほどんど脅しに近かったけどね」 

 

「そう、試練を乗り越えられなかったら、フィーロは死んでいたし、盾の勇者も死んでいた」

 

 フィトリアはそう言うとティアラを出した。

 

「何それ?」

 

「これはフィトリアの試練を乗り越えた証、頭を下げて」

 

フィトリアはフィーロの頭にティアラを被せた。

 

「フィーロ貴女にフィトリアの第一継承権を与える」

 

「けいしょう?」

 

「フィーロがフィロリアルの次期女王になるって事か?」

 

「そうね」

 

「あらら」

 

「フィーロちゃん凄い!」

 

「えぇ〜」

 

 するとフィーロの頭にあったティアラが消え、頭からアホ毛が生えた。

 

「これが王位継承の証?」

 

「アホ毛じゃねぇか」

 

「か、可愛い!」

 

「あぁ!?何か変なの生えた!イヤー!」

 

 フィーロはアホ毛を引っこ抜いてしまった。

ところがそのアホ毛はまた再び生えた。

 

「あぁー!」

 

「また生えた!」

 

「あらあら」

 

「ハハハ」

 

ルナとキールは笑った。

 

「えぇぇ」

 

「いくら抜いても生えてくるから諦めて。成長する度にその毛は増えていくから」

 

「そんな風になるの?」

 

 尚文はフィーロのアホ毛を興味津々に見ている。

 

「それと盾の勇者と蒼青の勇者にも」

 

「俺も?アホ毛はいらんぞ」

 

「私もよ」 

 

「違う、もっといい物、盾と腕輪を出して」

 

 私と尚文は盾と腕輪を出すとフィトリアは自分のアホ毛を抜き、それを盾と腕輪に入れた。

すると[ピロリン]と音がなって直ぐにステータスを確認すると全ての能力向上に呪い耐性Ⅲが付いた

 

「一応礼を言う」

 

「ありがとう」 

 

「どう致しまして。だけどまだ盾の勇者にだけ話すことがある」

 

「まだ何かあるのか?」

 

「あの……その私達ってフィーロちゃんを試す為だけに利用されたって訳じゃないよね?」

 

「うん。メルたんにも悪い事した。何か欲しい物はない?」

 

「えっ?それじゃ……えっと……えっとね……」

 

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

 

「凄い!凄い!高い!」

 

 メルティは今巨大フィロリアルとなったフィトリアに乗っている。メルティがフィトリアに頼んだのは彼女に乗ることだった。

 

「夢みたい!」

 

「あいつはあんなのでいいのか?」

 

 その様子を尚文達が下から見ていた。

 

「いいんじゃない、彼女あんなに喜んでるし」

 

「むう〜、フィーロも早くおっきくなりたい!」

 

「その時はアホ毛も何本になっいることやら?」

 

「いやー!!」

 

フィーロはアホ毛を抑えた。その様子を見てみんな笑った。

 

「そうだ[ピカン!]」

 

この時、私は閃いて首に〔マッハキャヤリバー〕を掛けて〔ブルーティアーズ〕を起動して巨大フィロリアルとなったフィトリアに乗っているメルティの元に飛んで

 

「メルティ王女」

 

「あっ、蒼青の勇者様」

 

とメルティが此方の存在に気がついで私は

 

「〔マッハキャヤリバー〕録画起動」

 

『YES』

 

と空中ディスプレイが表れてメルティが移っていた。

それとメルティは私に向けて手を振っていた。

そして

 

「楽しかった」

 

フィトリアに乗れた事が良かったのか、メルティは満足な顔している。

 

「今日はまだ始まったばかり。

もう少しゆっくりしていけばいい」

 

「ふえ、でも」

 

メルティは尚文を見た。

 

「まぁ、フィトリアがそう言うんならいいんじゃないか?」

 

「そうね」

 

「本当?」

 

「お祝いだから。みんなも改めて歓迎する」

 

「えぇ〜、新たな女王の誕生を祝ってってフィーロの事?勝手に決めないでよ!」

 

 するとフィロリアルの一体がフィーロを咥えると背中に乗せた。

 

「おめでとうフィーロちゃん」

 

 すると今度は別のフィロリアルがメルティを背中に乗せた。それに続くようにラフタリア、ライク、ソキャート、ルナ、リファナ、キール、紫彩も乗せた。

そしてそのまま走った。

それを尚文とフィトリアと私は呆然と見た。

 

夜になると宴が始まり、みんなフィーロを祝った。

食べたり飲んだり踊ったりとと大盛り上がりとなった。

私と紫彩のツインラブによるコンサートが行われた。

因みに歌は【マクロスF】の【ライオン】です。

そして皆が寝静まった時に尚文とフィトリアが移動をしているのを見て私は〔VSチェンジャー〕と〔ブルーダイヤルファイター〕を取り出してルパンブルー変身して隠密行動した。

 

「昼間の話しの続きか?」

 

「本当に仲良くしようとしたの?」

 

「またそれか」

 

「疑いを晴らそうとした?」

 

「それは……」

 

フィトリアに言われ、尚文は思い出す。これまで彼は何を言われようとただ黙ってるだけだった。

 

「確かに、どうせ信じる訳がないと諦めていたかもな。

まぁ信じてくれた奴は居たがな」

 

「だけどちゃんと違うって話さなきゃ罪を認めた一緒」

 

「そうかもな」

 

「フィトリアは貴方達をここから出す時四聖の勇者が近くにいる場所に下ろすつもり」

 

「お前もついて来るのか?」

 

「これ以上フィトリアは関わらない。

関わるだけの価値があるかを見せてほしい」

 

「分かった。

そこでちゃんと話せって事だろう?出来る限り善処してみるさ。

話は終わりか?」

 

「まだある四聖が一人でも欠けた状態で波が来るとそれだけ波の防衛が厳しくなる。

それなら四聖を全員殺して召喚し直した方が世界の為」

 

「四人で話し合って誰一人欠ける事なく和解しなきゃどっちにしろお前に殺される訳か

だけど氷水や紫彩も居るけど」

 

「それでも四聖が一人でも欠けいけない。

何度目の波の後か分からないけれど、世界が全ての命に犠牲を強いる時が来る」

 

「世界が全ての命に?」

 

「勇者はその戦いに参加するか選択を迫れる。フィトリアはその時を待っている」

 

「選択?」

 

「人々の為か、世界の為かの二択。

世界の為を選べば多くの命が犠牲になる。

でも使命を果たす事が出来る」

 

「人々の為を選ぶとどうなる?」

 

「茨の道」

 

「お前はどこまで知っているんだ?」

 

「フィトリアも忘れている事が多い、だけど覚えてる。

世界を救うのと人々を救うのは別。

過去の勇者は人々を救う道を選んでほしいと願っていた」

 

「よく分からんが、勇者としてはそっちを選ぶべきなんだろうな」

 

「今のままじゃ無理。

盾の勇者一人じゃ乗り越えるのは難しい」

 

「なぁ、何で俺なんだ?他の勇者を説得した方が早いかもしれないぞ」

 

尚文は何故元康や練、樹ではなく自分なのか疑問に思った。

 

「フィトリアは盾の勇者を他の勇者達よりは評価している」

 

「何故だ?」

 

「新たなクイーン、フィーロを育てた盾の勇者が悪人の筈はない」

 

「俺は悪人だ」

 

「そう言う事にしておく。

盾の勇者はちゃんと他の勇者達と話が出来るだけの器があるとフィトリアは思っている」

 

確かに私は少ししか尚文を見ていないが、尚文は世間渡りがうまいと思う。

たぶん私よりも

 

「それに余りにも四聖が弱い。

このままじゃフィトリアが手を下さなくても遠からずみんな死ぬ」

 

「そんなにもこの先の戦いが厳しいのか?氷水達が居ても可?」

 

「確か蒼青の勇者達も強いと思う。それでも」

 

「だったらますます憤怒の盾の力が必要になるな」

 

「どうしてもあの盾の力を使わないといけないなら……」

 

 するとフィトリアが尚文に魔法をかけた。

 

「これは?」

 

「呪いの盾の侵食を抑える。

それでも完全に抑え切れるものではないから出来る限り使わないで」

 

「殺すとかなんとか言ってた癖に、なんだかんだで優しいなフィトリアは」

 

「っ!?」

 

フィトリアが何か思い出した様な顔になった。

 

「まぁここまでしてもらったからにはやるだけやってみるが、余り期待はするなよ」

 

するとフィトリアが横になり、尚文の膝に。

 

「重いんだが」

 

「お願い……盾の勇者」

 

「なぁ、お前を育てた勇者ってまさか盾の?」

 

「忘れた。

フィロリアルは忘れっぽい」

 

「そうか。

それよりもう出て来たらどうなんだ?」

 

私、尚文、フィトリア以外の気配も無いし

 

「バレてたの?」

 

と私は茂みから出た。

 

「何となくな」

 

そう言われて私はルパンブルーを解除して尚文の下に行き座った。

 

「話しは聞いていたわ。

私も出来る限りの事はしてみるわ」

 

「氷水」

 

「兎に角明日頑張りましょう」

 

「そうだな」

 

そう言って全員、寝ている場所に行き寝た。

 

翌日

 

「送っていただいてありがとうございます。フィトリアさん」

 

 尚文達はフィトリアの力で他の勇者が近くにいる場所まで送ってもらった。

 

「ラケル、馬車出して」

 

「了解ケル」

 

とラケルの空間魔法からフィーロの馬車を出した。

 

「フィトリア、他の勇者は近くにいるのか?」

 

「うん、反応がある」

 

「そうか」

 

「錬と樹なら良いんだけど」

 

「そうだな」

 

と言いながら馬車に乗り

 

「フィトリア、今までありがとう」

 

「元気でな」

 

「また会いましょ」

 

とフィトリアと別れて今いる場所から一番近い勇者の下に向かった。




最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

馬鹿(元康)と口喧嘩

第三十九話が完成しました。
深夜テンションで作りましたので誤字脱字及びシステム障害が在りましたら遠慮なく申し上げてください。
其れでは第三十九話「馬鹿(元康)と口喧嘩」どうぞ(^O^)/


「兵士も何人かいるわね」

 

「そうか。

にしてもそれら便利だな」

 

現在、尚文と私達は関所の近くにいる。

私が〔三ツ星極制服、探の装〕を装着して更に〔ブルーティアーズ〕のヘッドギアを装備して〔ブルーティアーズ〕のハイパーセンサーで辺りを見渡し、〔三ツ星極制服、探の装〕で分析をしていた。

 

「でもここを越えないといけないといけないんでしょう?」

 

「はい、ルナさん。

ここを超えさえすれば国境はすぐそこなのに」

 

ラフタリアは地図を見てそう言う。

進む為にはあの関所を越えなければならないのだ。

 

「ラフタリアちゃん他のルートは?」

 

「ここから迂回するとさらに数日はかかりますね」

 

キールは他のルートがないかラフタリアに聞いたが、迂回するとなると数日はかかってしまう。

 

「フィトリアさんが言うには他の勇者が近くにいるんでしょう?この際迂回した方がいいんじゃないかしら?」

 

「どうするの?」

 

「どうしますかナオフミ様?」

 

尚文は考える。

このまま関所に行くか、迂回するか。

 

「このまま関所に向かう。樹か練がいたら事情を話して通してもらう」

 

「もし通してくれなかったら?」

 

「その時は強行突破だ」

 

「分かった」

 

メルティは尚文の強行突破の案に賛成した。

尚文はメルティを不思議そうに見た。

 

「何?」

 

「いや……評判が悪くなるからやめろとでも言うかと思った」

 

「イドルみたいにモンスターを召喚してまで盾の勇者を倒したいなんて言い出す奴がいるのよ。

なり振りなんか構っていられないんだから」

 

「確かに、行くぞ出発だ」

 

全員出発し、関所へと向かった。

 

と私と尚文達はフィーロの馬車に乗り。

後は全員バイクに乗った。

此れには理由がある

私は〔ショドウフォン〕を取り出して錬の〔ビードルフォン〕に掛けた

 

[プルプル、ガチャ]「もしもし、錬かしら?氷水よ」

 

『氷水か』

 

「今、錬は何処にに居るの?」

 

『今か?樹達と一緒に三勇教会が保管している四聖武器の模倣品が隠し場所に居る』

 

「模倣品?」

 

私は聞き返してしまう

 

『あぁ、俺達が調べた情報では』

 

「ふむ」

 

『かつて伝説の勇者達の武器を四種類の武器を複製しようと試みたらしい』

 

「ふむ」

 

『其々の勇者のが持つ武器に変形して同じ技を繰り出せる究極の武器だ』

 

「成程ね。

今思い出したけど私が呼んでいた歴史の本に乗っていたわ

だけど何百前に噴出したと本に書いてあったわ」

 

『あぁ此方もマジェッド達と樹のパーティーに四聖武器の模倣品の事を聞いたが

何百前に噴出したと教えられて来たみたいで』

 

「そう、きな臭いね」

 

『そうだな。

其れとそろそろ切るぞ。

お目当ての物の近くに来たから』

 

「分かったわ」

 

と錬の電話は切れた。

 

「尚文」

 

「何だ?氷水」

 

「錬と樹はまだ三勇教会を探っているわ」

 

「マジか、となると」

 

「そうなるね」

 

と私と尚文の考えが一致すると

 

「ご主人様、槍の人がいるよ」

 

フィーロが指差したほうを見ると元康がいた。

 

「よりによってあの馬鹿か」

 

「最悪ね」

 

私と尚文は呆れた。

 

「どうしますか?」

 

「今更引き返せない。

このまま向かうぞ!」

 

「あっち側が武力行使して来たら反撃して会話に持ち込みましょう」

 

「そうだな」

 

「其れと白旗作っておく?」

 

「頼む」

 

彼らはこのまま向かう事になった。

その間に私は白旗を作った。

材料はフィーロの馬車の屋根を修復する為の布と私の能力の一部〔水波レナのトライデント〕で白旗を作った。

其のお陰で水波レナの魔法少女の格好になっている。

そして元康の前に停まり

 

『ラケル仕舞って』

 

『はいケル』

 

とフィーロの馬車とバイク全部をラケルの空間魔法に仕舞って全員、元康と向かい合う。

私は白旗を挙げて

 

「元康、話がある。

こちらに戦う意思はない。ここを通してくれればそれでいい」

 

「言いたい事はそれだけか?」

 

「はぁ?」

 

何か元康怒りで好戦的ね。

と考えていると 

 

「言いたい事はそれだけか!!盾の悪魔!!」

 

 元康が尚文に向かって槍を突き出す。尚文は盾で防ぐ。

 

「ナオフミ様!」

 

「尚文!」

 

「話しも聞かずいきなり突きかかってくるか?」

 

「洗脳の盾を使い、未だにフィーロちゃんやラフタリアちゃん、氷水さんを奴隷として使う。

なんて卑劣な!!」

 

「お前まだそんな戯言を信じているのか?とんだ馬鹿だな」

 

尚文が未だに元康が洗脳の盾を信じているのに呆れていた。

すると元康はライクを指差す。

 

「そしてお前は!洗脳した氷水さん達を襲ったりして好き勝手な事をしてるコイツと同じ最低野郎だ!」

 

「僕はそんな事しません」

 

「言い訳するんじゃねぇ!!」

 

元康が槍で攻撃してきたが、これも尚文が盾で防ぐ。

 

「いい加減にしなさい!」

 

私は白旗の材料にした〔水波レナのトライデント〕を地面に指して尚文を飛び越えて〔水波レナのトライデント〕で元康を攻撃するも彼は避けてしまう。

 

「さっきから何なの元康!?こちらの話しを聞かず一方的に!?」

 

そう言いながら白旗を地面に指した

 

「コイツは最低な奴なんだ!氷水さんも近くで尚文の悪行見ていたでしょ」

 

「そんな盾はない!話しを聞け元康!俺は戦うつもりはない!そもそもこの前も!」

 

「俺がこの世界に召喚されたのも……思えばお前を倒す為だったんだな!」

 

元康は技の発動に入る。

 

「流星槍!」

 

「氷水!」 

 

「尚文!」

 

私は直ぐに尚文の後ろに回り込んで

尚文は盾を構えて元康の流星槍を受け止める。

 

「尚文大丈夫?」

 

「あぁ、大丈夫だ」

 

私は尚文の隣に立ち

 

「元康、何故そこまで怒るの?一体彼が何をしたって言うの?」

 

「そうだ元康、何でそんなに怒ってるんだ?この前逃げられた事が村にムカついたのか?」

 

「お前にとって……錬や樹はその程度だったという事か?今ようやく分かった、お前が本当の悪魔だという事が!!」

 

「はぁ?」

 

「何言ってるの?」

 

尚文と私は元康が何を言ってるのか分からなかった。

 

「同じ勇者だ仲間だ口からでまかせを言い、俺達を油断させ、そして……お前は……お前だけは!!」

 

元康が槍を勢いよく尚文に振り下ろすが、尚文は盾で受け止める。

私はバックステップで下がった。

 

「俺が絶対に!」

 

尚も攻撃を続ける元康

 

「おい!一体俺が何をしたって?」

 

「自分の胸に聞いてみろ!!」

 

私は元康が本気で尚文を殺そうとしてる事を感じた。

 

「許さない、樹と錬を殺したお前を、絶対に!!」

 

元康の発言に全員が驚く。

 

「樹と錬が?」

 

「殺した?どういう事だ?」

 

「惚ける気か?この悪魔め!」

 

二人は互いに距離を取る。

 

「俺が何故ここまでは怒り悲しんでいるのか、二人を殺したお前が一番知っている筈だ!それを貴様……」

 

「一体どういう事なのです?剣と弓の勇者様が殺されたなんて?」

 

「メルティ王女にも洗脳の盾を使ったのか?どこまで汚いんだ!」

 

「だからそんな物はない!」

 

私は直ぐに〔マッハキャヤリバー〕を取り出して

 

『〔マッハキャヤリバー〕直ぐに〔シード〕経由で尚文に念話を飛ばして

それと〔シード〕に念話のやり方を教えて』

 

『わかりました』

 

そして

 

『繋がりました』

 

『尚文聞こえる?』

 

「こo『振り向かず声を出さないで』!」

 

尚文は頭の中に直接私の声がした為振り向いて声を出そうとしていた。

私は直ぐに止めた。

 

『今尚文の頭の中に私の声を響いているのは念話で魔法版の通信よ

やり方は〔シード〕がやってくれるから尚文は頭の中で喋りたい事を思い浮かべて』

 

すると

 

『こんな感じか?』

 

『そうそう』

 

『で如何してこんな事を今教えた?』

 

『元康の先の言葉本当か嘘か』

 

『それか、元康が言った事が本当なら』

 

『この先、厳しいかもしれないわ、

取り敢えず錬と樹の安否確認するわ』

 

『分かった』

 

『時間稼ぎお願いね』

 

と一回尚文と通信を切って

 

『〔マッハキャヤリバー〕〔ショドウフォン〕経由で錬の〔ビードルフォン〕に繋げて

其れと私の通信状態は念話で』

 

『分かりました』

 

〔マッハキャヤリバー〕にそう支持すると

 

[プルプル]

 

と着信音が鳴り

 

[プルプルプル、ガチャ]

 

『錬生きている!!』

 

とポーカーフェイスを決めているが内心では戸惑っている。

そして出て来たのは

 

[ゴォォォォォ‼]生きていますよ。氷水さん

 

樹だった。

 

『樹!!如何してその携帯は錬に渡したのに』

 

[ゴォォォォォ‼]それなんですが、今僕は錬さんと錬さんの仲間のマジェッドさんと一緒にの空を飛ぶ箒に跨って空を飛んでいますので手が空いている僕が変わりに出ていますので錬さんやパーティメンバーなど全員生きています。

其れで何の用ですか?

 

私は安心して

 

『実は元康が錬と樹が死んだと言ったの』

 

[ゴォォォォォ!]あぁ、実際殺されかけましたので

 

『本当なの!!!』

 

[ゴォォォォォ!]はい、正直に言って女王直属の影に助けてもらなかったら死んでいました

 

『犯人は分かるかしら』

 

[ゴォォォォォ!]えぇ分かります

 

『それで』

 

[ゴォォォォォ!]マジェッドさんと影と僕の仲間からよると今回使われた魔法は高等集団合成儀式魔法「裁き」でした。

其れを使えるのは

 

『三勇教会かしら』

 

[ゴォォォォォ!]そうです。

更にメルティ王女とマルティ王女を亡き者して国を乗っ取ろしています。

現在其方に三勇教会はいますか?

 

『いや居ないわ』

 

[ゴォォォォォ!]分かりました。

直ぐに向かります

 

と通信が切れた。

丁度

 

「嘘ではありませんわ」

 

「マイン!」

 

 マルティが現れた。

それと仲間の女も。

 

「教会の影から得た確かな情報ですわ。

盾の悪魔は街に封じられていた魔物を解き放ち、隙をついてレン様とイツキ様を殺したと」

 

「チッ!」

 

「そんな」

 

「モトヤス様、洗脳の盾にはお気をつけを。

悪魔の言葉に惑わされてはいけません。

それと彼女達は洗脳されてそう言わせたのです。

彼女達を洗脳の呪縛から解放させるのです」

 

「あぁ勿論だ。

俺は騙されない!彼女達も救う!」

 

「あの馬鹿、どこまであの嘘を鵜呑みにするのよ」

 

 マインの言う事を信じ過ぎている元康に私は怒りを超えて、呆れている。

 

「あの女はいつもいつも」

 

「姉上、まさか」

 

「さぁ、勝負の時ですわ!」

 

 マインが何かを浮かび上がらせると周りに何かが出現した。

 

「これは?」

 

「捕縛の雷監です!」

 

「そう、術者ごと対象を雷の檻に閉じ込め、決して逃げられない魔法道具よ」

 

「もう逃げられないぞ!二人の仇を討たせてもらう!」

 

「落ち着いてよく考えろ元康!お前は自分の目で確かめていないものを信じるのか!」

 

「俺は……俺の信じる仲間達を信じる!」

 

『尚文もう無理よ、ああいうのは実力行使してO☆HA☆NA☆SIした方が良い』

 

 私はもう元康には何を言っても駄目だと感じ、戦うしかないと尚文に進言する。

 

『そうだな、其れとお話の部分で寒感を感じたが』

 

『気のせいよ』

 

「全員変身!!」

 

そう言い名が私は変身を解除して全員其々の変身アイテムを取り出した

私は〔天羽々斬〕と〔美樹さやかのソウルジェム〕

紫彩は〔フォースライザー〕と〔スティングスコーピオン〕を取り出した。

 

ショットライザー

 

フォースライザー

 

 

ポイズン!

 

 

STANDBY

 

〈Kamen Rider...Kamen Rider...Kamen Rider...〉

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

「「「変身」」」

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

〈《font:111》フォースライズ!

 

HENSHIN

 

G athering Ro und!マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!

 

スティングスコーピオン!Break down.

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

其々変身完了した

因みに私の今の格好は〔天羽々斬〕に白いマントにベルトがされて〔ソウルジェム〕はベルトに装着されている

更に

 

「キャストオフ」

 

「〔三ツ星極制服、幻の装〕」

 

「〔シード〕起きろ〕

 

CAST OFF!

CHANGE SCORPION!!

 

〔YESボス〕

 

ソキャートはマスクドフォームからライダーフォームになり

ラフタリアは〔三ツ星極制服、幻の装〕を覚醒している

尚文は〔シード〕起動した

 

「行くよ!」

 

今ここに戦いの火蓋が幕を開ける。




最後までお読みいただきありがとうございます。
次回話アンケートを取って元康を全員で袋叩きにします。
次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

馬鹿槍達に鉄拳制裁

第四十話完成しました。
徹夜勢いで書きましたが、多分大丈夫です。
其れとアンケートもしますのでよろしくお願いします
其れでは第四十話スタートです。(^O^)/


「うおぉぉぉー!!」

 

元康が槍で尚文に突こうとするが、防せいで。

 

「シールドプリズン!」

 

シールドプリズンで元康を閉じ込める。

私は直ぐに左手に〔美樹さやかの剣〕右手に〔アームドギア〕を持って姿勢を低くして元康の下に行った。

そして

 

[バリィィィーン!!]

 

シールドプリズンが破壊されてしまった。

ここで尚文と元康のレベルの差が出てしまった。

だか其れを埋めるのは私達だ。

シールドプリズンを目隠しの役割を果たして下にいる私を見ていないだから簡単に一撃を入れられる。

と考えながら

 

「はぁ!」

 

両手を剣を使って下から上に×印を入れるように斬撃を入れた

 

「がぁ、だか」

 

元康は槍を兜割の様に大振りしたが私は時計回りに回転しながら躱して回転した時の遠心力を使って顔面に右蹴りを入れた。

 

「氷水!」

 

紫彩の声を聞き、咄嗟に元康の顎にサマーソルトキックを叩き込んだ。

 

「がはっ」

 

元康は空中に打ち上げて私は其のままバク転しながら元康から離れる。

 

「うわぁ!!」

 

私に打ち上げられた元康は紫色の矢に撃たれ、元康は更に吹っ飛ぶ。見ると〔アタッシュアロー〕を構える紫彩の姿がある。

 

「モトヤス様!」

 

 

そして私は尚文の隣に立ち

 

「フィーロ!」

 

「はーい」

 

とフィーロは突撃の構えをしている

 

「行かせません!力の根源たる次期女王が命ずる」

 

マインが魔法の詠唱に入った。

 

「随分傲慢な詠唱だ」

 

「森羅万象を今一度読み時、かの者達に火の雨を降らせよ!ツヴァイト・ファイヤースコール!」

 

尚文達に火の雨が迫る。

 

「かの者達に降り注ぐ炎の雨を妨害せよ!アンチ・ツヴァイト・ファイヤースコール!」

 

メルティの魔法が尚文達を火の雨から守った。

 

「尚文」

 

「行けるな?、フィーロ」

 

「うん」

 

とフィーロは元康に突撃して

 

「はぁ!」

 

フィーロは爪で攻撃するが元康は槍でフィーロの爪を受け取める。

 

「させない!ツヴァイトエアーショット!」

 

元康の仲間の女がフィーロに攻撃しようとするもフィーロは人間態になり回避して

元康はフィーロを振り払ってフィーロは空中で回転しながら後ろに行き

 

「交代!フィーロ!」

 

「分かった!氷水お姉ちゃん!」

 

その間に私がもう一度姿勢を低くして元康に突撃した。

今回ばかりは元康はしっかりと見ていて槍を突いてきたが左手に持っていた〔美樹さやかの剣〕を使って槍の起動をずらしてすれ違いざまに右手のアームドギアで一閃を入れて左手に持っている〔美樹さやかの剣〕を元康の影に刺した。

元康の仲間も攻撃して来たけど直ぐに元康に回り込んで

 

「ぐへ、氷水さん、がは、俺を盾にしないd、ぐは」

 

元康を盾にしてやり過ごして更に両手をバンザイさせてバックステップで元康から離れて

 

「フィーロ交代!」

 

「はい」

 

と体勢を立て直したフィーロと交代して、以前フィトリアに使った爪の攻撃した。

 

「えちょ、何で動けないnぐぇ、ぐは、ごふ」

 

何度も元康の腹にお見舞いして元康は吹き飛ばされる。

其れに元康の影に刺さっていた〔美樹さやかの剣〕も抜けた

それと元康が動けないのは影に物を差して敵の動きを止める技

影縫い

をしたからだ

 

「凄い!」

 

「フィトリアさんとの戦いの中で身につけた技をもう自分のものに」

 

その戦いぶりをメルティとラフタリアは感心する。

その間に元康は体制直したが肩で息をしている。

 

「フィーロちゃんごめん。例え君を傷つけても練と樹のために俺は戦う」

 

元康はフィーロに突撃するが尚文が防いだ。

 

「流星槍!」

 

スキルを上空で発動するが此れは尚文が防いだ

 

「まだまだ、乱れ突き!」

 

今度は乱れ突きを使うが今度は私が前に出て左手に〔美樹さやかの剣〕を持ち両手の剣で全部捌いてカウンターを入れた。

元康に少し下がり

 

「くそ、マイン!みんな!」

 

「ツヴァイト・ファイヤー!」

 

「「ツヴァイト・エアーショット!」」

 

マインと仲間の女が魔法を放った。その魔法は元康の槍に集まる。

 

「あれは?」

 

「炎と風、そして俺の槍が合わさった合体スキル。

エアバーストフレアランス!」

 

元康が尚文に技を放つ。尚文が盾で防御するが押される。

 

「ナオフミ様!」

 

「ツヴァイトエアーショット!」

 

元康の仲間がさらに追撃を入れるが

 

「ツヴァイトアクアショット!」

 

メルティ王女が防いでくれた。

 

「きゅあぁぁ!」

 

「メルティ」 

 

「ナオフミ様」

 

にしても元康便利のスキル持っているわね。

私も出来ないかな。

と考えていると

 

[ピロリン]

 

とステータスからメッセージが来た。

何々?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マジックアローブースト

発動条件

斬撃系のソードスキル+貫通系のアロースキル+ブーメランスキル+斬撃系の風魔法

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

此れが合成スキルレシピですか

確かにできる

 

「尚文」

 

「何だ?」

 

「合成スキル使いたいから時間稼ぎお願い」

 

「あぁ任せておけ。

ラフタリア!元康達の攻撃見ていたな」

 

「はい」

 

「ソキャート、ルナ、ライクも」

 

「うん」

 

「はい」

 

「分かった」

 

「ラフタリアちゃん達、そいつの味方をするなら容赦しない」

 

「力の根源たる我が命ずる、理を今一度読み解き姿を隠せ。ファスト・ハイディング!」 

 

「ハイディングシールド!」

 

ラフタリアが元康に向かって跳び、それを見て元康は槍を構える。

しかしラフタリアの前に盾が出現した。

 

「チェンジシールド!」

 

盾が変わり、以前の波で手に入れたソウルイーターシールドに変わる。

そのまま元康に噛み付いた。

 

「モトヤス様!」

 

その間に〔天羽々斬〕と美樹さやかの魔法少女の姿を解除して

〔VSチェンジャー〕と〔ブルーダイヤルファイター〕を取り出して

 

BLUE!

2・6・0

マスカレイズ!

怪盗チェンジ

 

「ハァっ」

 

ルパンレンジャー!

 

ルパンブルーになり

丁度ソウルイーターシールドは元康から尚文の元へ。

 

「スキルポイントが吸われた!?」

 

ソウルイーターシールドの能力で元康はスキルポイントを吸われ、吸われたスキルポイントは尚文のスキルポイントに。

 

「舐めやがって!」

 

尚文に向かって突撃して槍を突くが尚文は体を軽く捻って躱して左手で槍を掴んだ。

 

「スキルを使わなくても」

 

「フィーロ!」

 

「ハイクリック」

 

とフィーロは魔法強化して

 

「あれえぇぇぇ」

 

と蹴り飛ばされて

 

シザー

 

ダイヤルを回して

 

9・6・3、マスカレズ

 

グリップを握って銃口を回転して

 

怪盗ブースト

 

と左手で〔VSチェンジャー〕の引き金を引き左手に盾、背中に大きなブーメランが装着させ直ぐに右手もって

 

「フィーロちゃんやラフタリアちゃん更に氷水さんを操って攻撃させるなんて」

 

「まだ分からないのか」

 

「何?」

 

「氷水」

 

と私、ライク、ルナ、ソキャート、キ―ル、リファナ、紫彩が前に出て

 

〈カウンターダウン〉

 

すると元康の周りにが水上都市風になり

 

「え、此処何処?」

 

と慌てている

そんな他所に

 

パワーランページ

スピード

 

〈3〉

 

"Progrise key comfirmed. Ready to utilize."

 

〈2〉

 

 

《font:94》スコーピオンズアビリティ

 

〈1〉

 

〈メガトン忍法〉

 

プリキュア・いて座!セレーネ・アロー!

 

「ライダースラッシュ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈0〉

 

RIDER SLASH

 

スティングカバンシュート

 

ラ・リュミエール!

 

〈イタダキストライク〉

 

 

 

 

 

 

と其々の必殺技が決まり爆発して煙が上がり暫くすると地面に倒れている元康とマルティ王女達が居た。

 

「何故だ?クラスアップした氷水さん達は兎も角、クラスアップしてないのに何故そんなに強いんだ?それも洗脳の盾の力なのか?」

 

 元康は信じられなかった。

レベルの差はこちらの方が有利な筈なのにそれなのに敗北をしてしまった事に。

 

「お前が楽しく勇者ごっこをしてる間に俺達は地道に戦い、スキルを取得してきた」

 

「嘘だ!そんなありきたりな説明で納得出来るか!」

 

「だが事実だ。

ありきたりな事をちゃんとやってきた俺達にお前は負けた」

 

「レベルが高いからと言って強いとは限らないからね」

 

「もういいだろう元康?俺の話しを聞け」

 

「それでも……それでも俺は樹と練の仇を取る。ここで負ければメルティ王女も、ラフタリアちゃんも、氷水さん達も盾の悪魔のものとなってしまう!」

 

元康はなんとか立ち上がる。

 

「それだけは絶対に出来ない!なぜなら俺は槍の勇者だから!」

 

「それでこそモトヤス様!さぁ、私に盾の悪魔の首と妹メルティを!」

 

「はぁ〜、どうする?」

 

「一層の事、手足を折って戦意を落とす?」

 

と物騒な事を吐きながらルパンブルーを解除して〔マッハキャリバー〕をセットアップした

 

「「っ!?」」

 

 その時、フィーロと紫彩が何かを感じた。

 

「フィーロちゃん?」

 

「妙です。あれだけいた兵士達の姿がない」

 

ラフタリアの言う通り、あれだけいた兵士達がいつの間にかいなくなっていた。

するとフィーロが鳥の姿になり、マイン達を尚文の近くに。

 

「フィーロ何を?」

 

「ご主人様、盾!あの黒い盾にして!でもって上にいっぱい出して!でないと無理!」

 

「上?」 

 

「何を言って?」

 

「尚文!言う通りにしてください!」

 

「紫彩?」

 

「さっき高エネルギー反応を確認しました!上空からこちらに向かってきます!急いでください!」

 

「分かった」

 

尚文はすぐに憤怒の盾にして

 

「シールドプリズン!」

 

 シールドプリズンを出現させ、全員を閉じ込めた。

 

「もっと上にも!」

 

「エアストシールド!セカンドシールド!」

 

さらに上にも盾を出現させた。

 

「私もプロテクション」

 

「私も」

 

と紫彩は滅を解除してスマホを取り出して勇者アプリを起動して蓮のアイコンを押して〔乃木園子の勇者服〕に着替えて更に〔ルーテシア・アルピーノのデバイス〕も起動させて

 

「プロテクション」

 

と尚文のシールドに合わせてお互い5枚ずつ計10枚を張った

 

「何なのいきなりこんな!」

 

「姉上黙ってて!」

 

「来る」

 

そして上空から光が真っ直ぐこちらにきた。

 

「な、何!?」

 

尚文のエアストシールドとセカンドシールド、私と紫彩のプロテクションが簡単に割れた。

 

「あぁ!ヒビが!」

 

 ルナがシールドプリズンにヒビが入ってるのに気づく。

 

「このままじゃ」

 

私は直ぐにプロテクションを張り直した。

今回のは魔力を多く入れた。

紫彩も槍を傘にして防いで

 

うおぉぉぉー!!

 

「「はあぁぁぁー!!」」

 

 尚文も気合を入れて盾を構え、防ぐ。

やがて光は消えた。

全員無事だった。

 

「「「ハァ、ハァ、ハァ」」」

 

攻撃を防いだ私、尚文、紫彩は肩で息をしている

 

「これは?」

 

全員が唖然とした。

私達が居る場所は隕石が降ったような跡地になっている。

 

[パチパチ]

 

『っ!?』

 

拍手が聞こえ、みんながその音の方を見た。

 

「いや〜素晴らしい。高等集団合成儀式魔法『裁き』を受けて平然としているとは」

 

「お前は!」

 

「さすがは盾の悪魔ですね」

 

そこにいたのは

 

「教皇!」

 

今回の事件の黒幕であり三勇協会のトップの教皇だった。




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
最後にアンケート及び感想、誤字脱字もよろしくお願いします
次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

黒幕と模造品

第四十話が完成しました。
まだまだアンケートをやっています。
ので参加してください。
其れでは第四十話どうぞ(^O^)/


この国の国教、三勇教の最高責任者である教皇が現れた

 

「お前は、王都の大聖堂に居た」

 

「おや、覚えていましたか。ではその罪もお分かりですね?」

 

「罪?」

 

尚文に関する冤罪が多すぎて分からない。

と私が考えていると 

 

「盾の悪魔は聖水を恵んだ神の慈悲を感謝しないどころかこの国の人々を惑わし、扇動しました。」

 

「尚文、何やっている。

聖水ならいくらでも作るのに」

 

「すまん、流石にお前に頼りすぎるのも悪い気がして」

 

「それにより……神の代行者としてあなた方を浄化いたします」

 

神の代行者ね。

この異世界は魔法があってそのせいで文化レベルは近世前夜か中世末期位だと思う 

それ故に神々の信仰心も私達が居た世界より高い

だから自分の事を神の代行者と言う人も出て来てもおかしくわない

と私が考えていると

 

「バルマス教皇!!貴方何をしたか分かっているの!!槍の勇者と次期女王のこの私が死ぬところだったのよ!!」

 

マインが教皇に怒った。

三勇教の最高責任者である教皇の名前バルマスなんだ。

始めた知ったわ。

 

「槍の勇者一行も次期女王も盾の悪魔によって殺された、そう言う筋書きになっております。つまり、あなた方は生きる屍」

 

「何を?マイン、あいつは一体何を言っているんだ?」

 

「生きる屍が本物の屍になったところで何も問題はありません。これも全て神の思し召しです」

 

死人に口なしですか

 

「なんて身勝手な!」

 

「呆れた理論ね。誰かさんみたい」

 

教皇の身勝手な言葉にラフタリアは激怒し、メルティはマインを見る。

 

「あぁ、ご安心ください。王族に代わる統治機構も用意済みです」

 

ご丁寧に国を乗っ取ろとしているし 

 

「なっ!?馬鹿な事を!私達無くしてこの国を治める事など!」

 

「地位と権力を利用し、神の代行者たる教会すら蔑ろにする王族など国にも民草にも不要。

寧ろ害悪です。

それは勇者も同じ事、私達が信仰する人々を救い、波から世界を救う存在。

ところが……」

 

バルマス教皇が言いたい事は分かる

 

「槍の勇者は封印された化け物を解き放ち、剣の勇者は疫病を蔓延させ、弓の勇者は権威を示さず、各地で問題を起こし、蒼青の勇者は盾の悪魔と共闘して犯罪を犯し、信仰を貶めるような勇者など偽者です」

 

私もカウントされていた。

私達尚文の手伝いしてたから三勇教は私達の存在を鬱陶しい思っていたのね

 

「お、俺は世界の為によかれと思って、練や樹だってそうだ。それを偽者「黙りなさい」ブヘェ!

 

私は元康の下に行き元康の頭を〔マッハキャリバー〕の右手で思いっきりぶん殴った。殴られた元康はそのまま地面に顔を突っ込む。

その元康を地面から出し右手でアイアンクローをぶちかました。

 

「キャー!!モトヤス様!ちょっと蒼青の勇者何を!!」

 

私は無言で左手で銃の形にして魔力弾を撃ってその魔力弾はマルティの眉間に当たり地面に倒れて

 

-------

 

言葉にならない様な悲鳴を挙げている

 

「こ、氷水さん、痛いです。

放して下さい」

 

「何がよかれと思ってよ……ヨクに物事を調べずにあのマルティ王女(バカ王女)に言われるがままに動いて世界の人達に迷惑をかけたと思ってるのよ。

世界の為とかふざけないでね!あんた達がやったのは最早犯罪よ!!

そうですよね、バルマス教皇」

 

私はは元康を静かに怒りで説教した。

 

「その通り、その愚かさが何よりの証、彼らもまた要らぬ調査とやらを始めてしまいました」

 

「調査?」

 

「故に神の裁きが下ったのです」

 

バルマス教皇の言った神の裁きを聞き未だ私にアイアンクローで掴まれている元康は

 

「神の裁き?ちょ、ちょっと待てよ尚文が殺したんじゃ?」」

 

混乱して眼だけ尚文を見た。

 

ハッハッハッ!

中々の茶番でしたが」

 

すると信者から剣を差し出してバルマス教皇の手に剣を持った。

金の剣?

と観察していると

 

「槍の偽勇者と幾度踏み潰してもしぶとく生に執着する盾の悪魔に浄化の裁きを……の前に」

 

 教皇は私を見た。

 

「我々の更なる脅威である忌々しき蒼青の悪魔に浄化の裁きを」

 

「私に!?」

 

私は咄嗟に元康を放り投げて 

 

「この国に正しき秩序を!」

 

「蒼青の勇者様、気をつけて!あの剣は!」

 

メルティが忠告すると剣に光の粒が集まり剣の刀身が光りだした。

 

『〔マッハキャヤリバー〕あの光はまさかと思うけど』

 

『はいあの光は高濃度の魔力で出来ています』

 

つまり

 

「分かった。

〔マッハキャリバー〕カートリッジ十二発‼交換は私がやる‼」

 

『YES』[カシュ、カシュ、カシュ、カシュ、カシュ、カシュ

 

と〔マッハキャリバー〕に内蔵されているマガジンのカートリッジ全部使いガッツポーズで空の薬莢を捨て青色のベルカ式の魔法陣からスピードローダーにセットされているカートリッジが出て来て直ぐに手に取り〔マッハキャリバー〕のマガジンにセットして[カシュ、カシュ、カシュ、カシュ、カシュ、カシュ]と魔力が高まって来て

 

「〔ブルーティアーズ〕‼プロテクション‼」

 

と〔ブルーティアーズ〕を纏いプロテクションを張ったバルマス教皇が剣城を振り下ろし、光を放つ。

光は私に向かう。

そしてプロテクションにぶつかり合った。

しかし、威力が強大なのかプロテクションにヒビが入り始めてプロテクションが割れて私は咄嗟に〔ブルーティアーズ〕の兵装である

〔ブルーティアーズ〕六機と〔スターライトmkII〕も盾にしたが全部貫通して私は悪足搔きする為〔インターセプター〕の刃で防いだが刃が折れてISのシールドエネルギーによるバリアーや絶対防御が発動したが衝撃が凄く吹き飛ばされ煙が挙がる

 

「「氷水!」」

 

「「コオスイさん!」」

 

「「「「コオスイ様」」」」

 

「コオスイお姉ちゃん!」

 

「オーナー」

 

 煙が消えると。

ボロボロになった〔ブルーティアーズ〕と〔マッハキャリバー〕を纏ている傷だらけの氷水が出てきた。

 

「氷水!」

 

 尚文達が氷水の元へ。

 

「大丈夫か!」 

 

「うぅ、だ、大丈夫よ」

 

「良かった!生きてて!」

 

「まだ死ぬつもりは無いわ」

 

「無事だったのか」

 

「えぇ、私の能力で防御力が高い奴で防いだおかげで致命傷は免れたわ。

其れと〔マッハキャリバー〕大丈夫?」

 

『大丈夫です戦闘は出来ませんがコアは無事です。』

 

「そうなら良かった」

 

「でも、蒼青の勇者様酷い怪我よ」

 

「尚文とメルティ王女お願いします」

 

「あぁ」

 

「分かったわ」

 

 尚文とメルティ王女は私に回復魔法をかけ、なんとか回復した。

 

「よし、けど無理はするなよ」

 

「あぁ、ありがとう」『ラケル、ポーション出して』

 

『大丈夫ケル?』

 

『大丈夫よ』

 

『分かったケル』

 

と言いながらラケルからポーションを受け取りそのまま飲んだ

 

「それでも、鎧が」

 

メルティ王女がボロボロになった〔ブルーティアーズ〕見て心配してくれた

 

「大丈夫よ」

 

と〔ブルーティアーズ〕と〔マッハキャリバー〕を解除して待機状態にするとペンダントとイヤーカフスに罅が入っていた。

私はブレスレットに待機状態の〔マッハキャリバー〕と〔ブルーティアーズ〕を入れた。

そしてステータスを確認すると

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マッハキャリバー修復完了まで168時間

ブルーティアーズ修復完了まで336時間

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

えっと計算すると〔マッハキャリバー〕が一週間で〔ブルーティアーズ〕が二週間か

と考えていると

 

「流石は盾の悪魔の仲間の蒼青の悪魔、中々やりますね。試し撃ちはこれぐらいで本気でいかせてもらいましょう」

 

「今のが!?」

 

なんと今の攻撃はは試し撃ち程度だった。

するとバルマス教皇の持っていた剣が光出して槍に変わった。

 

「剣が槍に」

 

「間違いないわ」

 

「メルちゃん、何か知ってるの?」

 

「はい、あれは四聖武器の模倣品よ」

 

「四聖武器の模倣品?」

 

「嘗て、伝説の勇者達が持つ四種類の武器を複製しよう試みたらしいの。

それぞれの勇者が持つ武器に変形し、同じ繰り出せる究極の武器。

何百年も前に紛失したと教えられたけど」

 

 なんとあの武器は勇者達の武器を一つにしたものだった。

 

「そんな武器、反則じゃないか!なぁ、マイン本当なのか?」

 

「知りませんわ!」

 

「あの武器はこの国と三勇教の歴史を学ぶ者なら誰でも知っている程の有名なもの。

見つかったら大騒ぎになる」

 

「えぇ!?」

 

「だけど三勇教は隠し通してた」

 

「紛失したと言うのも三勇教が流した嘘だと思う」

 

「でもそんな武器があるなら勇者なんて召喚したんだ」

 

 尚文は思った。

そんな武器があるなら勇者を召喚する必要はない筈。

 

「あの武器は膨大な魔力を消費するものよ。

さっきの一振りで普通の魔術師数十人分の魔力を消費している筈

つもりバルマス教皇の後ろには千を超える信者がいるは」

 

とメルティ王女に変わって私が説明した

 

「さすがは第一位王位継承権を持つメルティ様よく学ばれている。

其れに蒼青の悪魔もこの武器の弱点を知っていたとは。

其れに比べて陰謀に夢中で王族としての教養を身につけてこなかった者とは違いますな」

 

バルマス教皇にそう言われたマインは彼を睨んだ。因みにそれを聞いた私は小さく笑った。

 

「蒼青の悪魔が言った通り、伝説の武器に必要な魔力はここにいる全ての信者達によって支えられています。

皆さん、これは我らが神と盾の悪魔と蒼青の悪魔の戦い、神の名の下に行われる神聖な戦なのです。

神の力たる神聖な武器に祈りを捧げましょう」

 

するとバルマス教皇の後ろにいた信者達が祈り始めた。

 

「そして盾の悪魔と蒼青の悪魔、最後の偽勇者を浄化するのです」

 

「厄介な相手だ。メルティあの信者達をどうにか出来ないのか?眠らせるとか」

 

「私は精神系魔法は習得してないの。それにあれだけの魔力があるなら抵抗力も高い筈、全員眠らせるなんて無理」

 

「尚文、広範囲攻撃は出来るけど、其れには一回上に飛ばないと出来ないし敵さんも其れが分かっていて防御魔法を仕組んでいるはず其れには時間が必要」

 

「ち、何か策は無いのか?」

 

と尚文が考えていると

 

「許さないぞ!身勝手な理由で俺達を騙し、都合が悪くなれば処分するだなんて!そんなのは悪の所業!勇者として見過ごす事は出来ない!」

 

元康は叫んだ。

 

「何だかとても」

 

「槍の人うるさい」

 

「あの馬鹿」

 

「なんかカッコ悪い」

 

 ラフタリア、フィーロ、紫彩、ソキャートは呆れていた。

 

「教皇!俺はお前を倒す!そして樹と練の仇を取る!ライトニングスピア!」

 

バルマス教皇に向かって技を放つ。

しかし案の定バルマス教皇の前に障壁を張り、防いだ。

 

「バリアだと!?」

 

「あの魔力障壁を突破しない限り、教皇に攻撃する事は不可能よ」

 

「氷水の言う通りだ。まずはあの魔力をどうにかしないと」

 

「一人でダメなら尚文と氷水さん」

 

「「はぁ?」」

 

「今こそみんなの力を合わせる時だ。いくぞ!」

 

「次期女王に逆らった罪、万死に値するわ」

 

 マインと仲間の女達が魔法を詠唱した。

 

「姉上」

 

「槍の人も仲間もうるさい」

 

そして、それが元康の槍に集まる。

 

「合体スキル」

 

「これで終わりだ!バーストフレアランス!」

 

 技を放った。煙が出た。

 

「やったか?」

 

「元康それフラグ」 

 

「フラグ?」

 

「嘆かわしい」

 

 煙が晴れるとそこには傷一つないバルマス教皇が立っていた。

 

「ダメか」

 

「大人しく神の慈悲を賜れば良いのに無駄な足掻きを続けるなど……まぁ、悪魔にかける慈悲はないのですが」

 

「無駄な足掻きかどうか試してやる!」

 

元康は槍を回して

 

「流星槍‼」

 

流星槍を放つが此れも魔力障壁で防がれる。

 

「流星槍も効かないだと」

 

「魔力障壁は鉄壁。

盾の悪魔とは違うんですよ」

 

「あれも信者の力なのか」

 

「集めた膨大な魔力で強力な魔力障壁を張っているは」

 

「つまり強力の攻撃出ないと突破できないわ」

 

「では次は此方から行きましょう」

 

バルマス教皇が槍を振ると火を放って私達を囲むように燃え上がった。

 

「如何です?軽く一振りでこの威力!」

 

「そんな武器使うなんて卑怯だぞ!正々堂々と勝負しろ!」

 

「この力なら悪魔すら浄化するでしょう」

 

あれで全力の攻撃をされて今の私状態と尚文が防ぎ切れるかどうか。

しかも向こうの魔力は膨大、連続で攻撃されたら終わりだな

と尚文の顔を見たら険しい顔をしている

 

「さぁ、遂に神の慈悲を示す時!」

 

とバルマス教皇が槍を振用途瞬間

 

「ハンドレッドソード!」〈バーニングレイン!

 

 

「流星弓!」

 

教皇に向かって攻撃が飛んで来た。教皇は障壁を張るが、障壁は粉々に破壊された。

 

「今のは?」

 

 全員が飛んで来た方向を見た。そこにいたのは……

 

「済まん遅くなった」

 

「なんとか間に合ったみたいですね」

 

「練!」

 

「樹!」

 

援軍として登場した仮面ライダー迅バーニングファルコンと仮面ライダーメイジに変身している錬とマジェッドそして樹だ。




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
次回もお楽しみにして下さい
其れとアンケートやっています。
少し付け加えるとこうなります↓
怪盗→ルパンエックス&パトレンエックス+仮面ライダールパン
土木建築士→トッキュウ六号+キラメイシルバー
キメラ→ジュウオウザワールド+仮面ライダービースト
それと感想、誤字脱字もよろしくお願いします
以上です。
では次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

勇者全員集合

更新が一週間遅れて第四十二話が完成しました。
誠に申し訳ございません。m(__)m
遅れた理由は自分が納得する文章がなかなかで来ませんでした。
今日やっと自分が納得する出来る文章が出来ました。
其れでは第四十二話どうぞ(^O^)/


大分前に連絡した錬と樹が到着した。

 

「おや、神の裁きにより、浄化したはずの2人が生きていたとは。」

 

「ふん、残念だったな。俺たちは影に助けられた。」

 

「遺体の有無の確認をしなかった貴方が悪いのですよ!」

 

「そう言えば氷水が錬達の安否確認するて言っていたな」

 

と尚文はこっちを見た。

 

「えっと、御免忘れていた。」

 

「まあいっか」

 

と尚文と話をしていると錬と樹はクレーターの中心に来た。

 

「まさか幽霊とかじゃ」

 

「勝手に殺すな」

 

 練はそう言うと剣を地面に刺す。

 

「ハンドレッドソード!」

 

 無数の剣と仮面ライダー迅の〔バーニングスクランブラー〕を飛ばすが、バルマス教皇が障壁を張り防いだ。

 

「術師の半数を魔法障壁の作成に当てなさい」

 

「よろしいのですか?武器への魔力供給に一層の時間がかかりますが」

 

「彼らにも時間が必要でしょう。

己れの過ちに気づき、神に浄化を願うべきだと時間が」

 

「仰せのままに」

 

バルマス教皇が信者と話しているそこに樹が弓を放つが、障壁で防ぐ。

 

「厄介ですね」

 

「お、おい、お前達一体どう言う事何だ?」

 

「確かに殺されかけた。

だがそれは失敗した。それだけだ」

 

「それだけって?」

 

「三勇教が怪しいと考えた俺と樹は、奴らに悟られないよう調査を始めた。

すると大聖堂で俺達の仲間がある機密文章を見つけた」

 

「それは四聖武器のレプリカが存在するというものでした」

 

尚文達と別れた後、練と樹は三勇教の調査を開始した。

その時に彼らの仲間が四聖武器の複製品に関する機密文章を見つけた。

 

「それが密かに収められている場所を調査する事にしたんですが、そんな僕らを疎ましく思ったんでしょう。

三勇教は卑劣にも偽の祠に僕らを誘き出して暗殺を企んだのです」

 

武器があると思われる場所を調査したが、それは三勇教の罠であり、彼らは攻撃を喰らった。

 

「間一髪のところを影と名乗る女王陛下の直轄部隊に助けてもらいました」

 

しかし、危ないところを女王の直轄部隊である影に助けてもらった。

 

流石女王直属行動部隊影、樹と練の動きも調べていたのね

 

「僕の手柄を横取りしたのも恐らく三勇教の仕業でしょう。尚文さんは濡れ衣を着せられた訳です」

 

樹君、濡れ衣も何も勝手に誤解して突っかかって来たのはライク達から聞いているわよ

 

「濡れ衣とは本当ついてないな……ギャー!」

 

私はしれっと尚文の肩を掴もうとしようとした元康の足を踏ん付けた。

 

「こ、氷水さん?」

 

「ついさっき尚文さんに濡れ衣を着せて殺そうとした人が何を言ってるのですか」

 

「いや、あれは」

 

「言い訳無用です」

 

更に強く踏んだ

 

「痛い、いたい」

 

「氷水、今はコイツの事はいい」

 

「分かった」

 

と私は足を引っ込めた。

 

「5人集まりましたか。ですが、私が負けるのはあり得ません!

私達の勝利は神により約束されております!」

 

「そうですか、なら、行きますよ練さん」

 

「あぁ」

 

樹と練が教皇に向かった。

バルマス教皇は槍を振り、炎で二人を攻撃したが、二人は躱す。

 

「流星弓!」

 

樹が流星弓を放つ。

バルマス教皇は障壁を何枚か張って防ぐが、全て破壊された。

 

「流星剣!」〈 インフェルノウィング!

 

練が流星剣と〔スラッシュライザー〕を同時に使う。

バルマス教皇はそれを受け止めるが、押されてしまった。

 

「今ので魔力を」

 

どうやら今ので魔力が切れたようだ。

 

「教皇様の武器が」

 

「大丈夫なのか?」

 

「もうすぐ女王の討伐軍がここに来る」

 

練が女王の討伐軍がここに来る事を告げると信者達は驚く。

 

「女王?」

 

「母上がここに!?」

 

「えぇ、影からの情報です。

今すぐ投降すれば女王から寛大な処置がいただけるでしょう!」

 

「武器を置いて投降しろ!」

 

討伐軍が向かってる事を知ると信者達は戸惑い、慌て出す。

 

「狼狽てはなりません!先にも言いました、これは悪魔と神との一戦。

決して楽な戦いではありません。

ですが、我らの勝利が揺らぐ事はない。

何故なら神に祝福されているのは我らなのですから。

女王の討伐軍など恐れる事はありません。偽勇者が何人集まろうと伝説の武器と厚い信仰心を持つ我らの敵ではないのです!」

 

バルマス教皇の言った事に信者達は安心し、落ち着きを取り戻す。

 

「何なんだあいつらは?俺達は伝説の勇者だぞ」

 

「ここは懲らしめないといけませんね.

非常に不服ですが、非常事態なので貴方の力も借りることにします」

 

 元康、樹はバルマス教皇との戦闘を決める。尚文とは仲間の方を、私は錬をを見るとみんな頷く。

 

「俺達、勇者5人」

 

「共闘といきますか」

 

私と尚文、錬は

 

「メルティは魔法で援護してくれ」

 

「分かったわ」

 

「錬、お前はどうする?」

 

「一緒に行かせてもらう」

 

「そうか。氷水、さっきも言ったが無茶はするな。」

 

「分かったわ、尚文」

 

元康と樹が振り向くと尚文達が作戦会議をしていた。

 

「尚文、何をしてるんだ?」

 

「お前らと連む気はない」

 

「おい!何勝手な事を言ってるんだよ!」

 

「さっき勝手に戦闘を始めた奴に言われたくない」

 

「ですが、この状況で自分達だけで独自に動くのはあまりにも身勝手ではありませんか?」

 

「確かに、力を合わせなくてはならない、だか」

 

「お前達に頼らなくても生き残る。

どっちかつーとお前らより氷水達の方が頼りがいあるしな。後錬も」

 

 尚文は元康と樹との共闘を拒否した。

 

「でも、このままじゃ確実に死ぬぞ。

しかも理不尽な罪を被せられたままだ!それでいいのかよ?」

 

「貴方だけには言われたくありません」

 

「えっ?」

 

「うんうん」

 

「槍の人うるさい」

 

「というか邪魔」

 

 ラフタリアの言った事にメルティは頷き、フィーロ、キールは文句を言う。

 

「そもそも三勇教をのさばらせたのはお前らが原因だろう!三勇教の思惑にまんまと乗っかって自分勝手に動き回ったマインが一番悪いが、それに騙されて乗っかった元康、お前も同罪だ」

 

「ちょっと!私がモトヤス様が騙したなどと人聞きの悪い事を言わないで!」

 

「五月蠅いよ、王位継承第二位さん」

 

「なっ!?この!」

 

「まぁまぁマイン落ち着け」

 

私の安い挑発に突っかかろうしたマルティを元康は止める。

 

「槍の勇者様は姉上の企みなど一切知らなかったようですが」

 

「そ、そうだ。

俺は仲間であるマインの事を信じただけで何も悪い事……」

 

「仲間の言う事を鵜呑みにして、自分で考えないのは信じているのとは違う。

お前が自分で考える頭を持ってたらここまで話が拗れなかった」

 

「元康、貴方は自分で考える力を持ちなさい。

それと少しは人を疑う事もしなさい、それが仲間であっても」

 

「仲間を疑う!?そんな事!」

 

「いや、尚文と氷水の言う通りだな」

 

 練が元康の肩に手を置き、尚文と私に同意した。

 

「まぁまぁ、元康さんも反省していますし、ここは僕の顔を立てると思って」

 

「(*´Д`)ハァ何を言ってるの樹も同類よ」

 

「あぁ、前にも言ったが、樹、お前の正義のヒーローごっこのせいで残された連中は難民になり、困窮する事になった」

 

「ですが、あの時懲らしめていなければ人々はずっと苦しんで!」

 

「勇者の力で全て解決なんてしないわ。

勇者の意向を見せて、権力者に圧力をかけるとか出来た筈よ」

 

「なっ!?」

 

「樹、貴方は力の使い方を考えなさい。

くだらないごっこ遊びをする暇があるなら」

 

「で、ですが其れは錬さんも言えることです。

錬さんが倒したドラゴン、腐った肉が毒を撒き散らして村は全滅しかかったと風の噂で聞きました」

 

「錬」

 

「確かに俺が倒したドラゴンが村を全滅しかけたのは本当の事だ。

だか氷水に言われて直ぐに俺の全財産を村の賠償金として出した。」

 

「後で影に聞くから嘘ついたら死合ね」

 

「おい待って如何してそうなる?!氷水」

 

「後で指きりげんまん 嘘ついたら針千本飲ますを本当の意味を調べてね。」

 

「理を今一度読み解き、かの者を水の力で守りたまえ!アクア・シールド!」

 

と錬と話し合いしていたらメルティが尚文に魔法をかける。

 

「ラフタリアとフィーロ、氷水達、其れと錬達にも頼む」

 

「分かったわ」

 

「お前達の考えなしの行動が三勇教をのさばらせる結果になったんじゃないか」

 

「そ、そういう貴方は何をしてたんですか?」

 

「お二人のフォローです」

 

「ご主人様、尻拭いだっていつも怒ってた」

 

「貴方達の後片付けにどれだけ苦労したと思っているのかしら?」

 

「尻拭い?」

 

「そ、そうだ!お前らが悪い!」

 

錬と樹のやった事に元康が声を挙げる。

 

「貴方がそれを言いますか!今の自分の立場を少しは弁えてほしいですね!」

 

「ろくに戦いもせず、女の言いなりになってデレデレしてただけだろう」

 

 負けじと樹と練も反論する。

 

「女は関係ないだろうが!今はお前達の身勝手な行動が尚文にスゲェ迷惑をかけたって話[チーン]ギャーーー!!」

 

私は少しむかついたから、元康の大事なとこを蹴った。

元康はそのまま蹲る。

 

「オォォォ」

 

「モトヤス様!ちょっと!一体何を!」

 

私はマルティを無視し、元康に近づき、頭を鷲摑みした。

其れも魔力強化した手で

 

「こ、氷水さん?」

 

「元康、貴方もう忘れたの?自分が封印された魔物を解いて蔓だらけにした事を?」

 

「あ、あれは村の連中が困っていたから」

 

「確かに、私も最初村を見た時、村の人達に事情を聞いて呆れたわ。

危険なものの筈なのに勇者がくれた物だから安心だと受け取ったと」

 

「だろ?」

 

私は元康の頭を更に強めた。

 

「こ、氷水さんイタイイタイ[メキメキ]ち、ちょ頭からメキメキ音が鳴っています」

 

「でもね、勇者への信頼はそれ程厚く重いって事なのよ!それを少しは自覚しなさい!この大馬鹿が!」

 

私は元康の頭を離す。

 

「元康と樹は勇者と煽てられて好き勝手やりたい放題、その結果が、肝心の波でもロクに連携も取らずに無様な姿を晒しただけ。

あのグラスとかいう女はともかく、ソウルイーターはお前らがきっちり連携していれば苦戦する事なく倒せた筈だ」

 

「教皇の言う通り、こんな勇者じゃ愛想尽かされて当然よね」

 

「よく分からないけど、槍の人が悪い!」

 

 「フィ、フィーロちゃん、!そりゃ無いよ!俺だって頑張ってたんだから!」

 

「えぇ〜、でも、ご主人様や氷水お姉ちゃん達の方がもっと頑張ってた」

 

「いやはや、見るに耐えませんな」

 

 すると今まで黙っていたバルマス教皇が声を出す。

 

「この期に及んで仲間割れとは……仮にも勇者と呼ばれていたというのになんという醜態。

やはりすぐに浄化すべきですね。

幸い、魔力を溜める時間は十分にありました」

 

 そう言うとバルマス教皇は槍を掲げ、攻撃態勢に入る。

 

「さようなら、偽勇者!そして盾の悪魔!」

 

「やっぱり魔法攻撃ね」

 

「ナオフミ様来ます」

 

「ブリューナック‼」

 

とバルマス教皇は攻撃するが尚文が前に出て

 

「うおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

と憤怒の盾で防いだ。

 

「同じだ。

俺にとってはお前らも教皇も迷惑を顧みず力を振りかざいし其れを悪とも思わない。

そして何より俺から大事なものを奪おうとする。

お前たちは屑だ。

だかあいつを倒して生きて帰るまで協力してやる」

 

「尚文さん」

 

「勘違いするな許したわけではない。

ただフィトリアと約束したからな」

 

「そうゆう事」

 

「ようやく五人の勇者が揃いましたね」

 

「あぁ」

 

「俺の足を引っ張るなよ。

お前ら」

 

「お前もな」

 

「なぁ」

 

「成長したね、尚文」

 

「言っとくがこの戦いが終わるまでだ」

 

「はいそれでいいと思います」

 

「そうねその方法で行きましょう」

 

「私もラフタリアちゃんの意見に賛成です。」

 

と紫彩は槍を肩に担ぎ、リファナはレイピアを構えて

 

「先ずは教皇を何とかして母上に合わないと」

 

「そうですね。

その方が後が楽になります」

 

「僕も賛成です」

 

とライクとルナが賛成して

 

「フィーロ頑張る」

 

「ソキャートも頑張る」

 

「そんじゃぁいっちょやりますか」

 

と言いながらソキャート〔サソードヤイバ―〕を、キールは〔ショットライザー〕を構える。

 

「皆、俺に力貸してくれ」

 

「勇者の力見せてあげましょ」

 

私は〔ギアペンダント〕を取り出して

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

と〔天羽々斬〕を纏って右手に〔アームドギア〕の刀を持った

 

「それと錬、マジェッド」

 

「そうだな、マジェッド」

 

「分かりました」〈テレポート ナウ

 

とマジェッドの後ろに魔法陣が現れて其処から錬と樹の仲間たちが出て来た。

錬の仲間であるダガーは仮面ライダー雷に変身済み、キャサリ、アクセルは武装済みだ。

 

「力を合わせて奴を倒そう!!!」




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
次回は戦闘回になります。
ので少し更新が遅れます。
如何かご容赦お願いします
次回もお楽しみにしてください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

決戦其の1

長らくお待たせしました。
第四十三話が完成しました。
考えて書きましたが人間の感情が難しく違和感があると思います。
其れでも良いと思う方どうぞ(^O^)/
其れではどうぞ(^O^)/


私達は現在強力戦を引き今回の黒幕バルマス教皇を倒す事になった。

 

「愚かな」

 

とバルマス教皇は自分が持っている模造品に魔力を集めだした。

 

「ナオフミ様、コオスイ様」

 

「既に魔力を集め始めやがった。

撃たせてたまるか」

 

「なら切り捨てるのみ」

 

と私は元康達を追い抜き

 

「魔法を撃たせるな!!」

 

「分かっている!!」

 

私達はバルマス教皇に近づこうとしたら

 

「邪魔はさせません!」

 

とバルマス教皇が叫ぶとバルマス教皇の後ろから

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

無数のメルロマルクの兵士が出て来た。

ご丁寧に接近戦対策もしている。

私の感が正しければあちら側の兵士全員三勇教の人間だ。

となると全兵士は死兵になっているはず峰内などは意味をなさない

 

https://www.youtube.com/watch?v=IxmROrDvlfQ

 

「あゝ⋯風に鳴るは 哀し剣ノ歌」

 

と何処からともなく音楽が流れて来た。

 

「虎も恐るる如き 唸る【蒼ノ一閃】」

 

 

手に持っている〔アームドギア〕を太刀にして私達にに向かってくる死兵に蒼ノ一閃を放ち、更に

 

地獄へと通りゃんせ 

一つ

二つ

罪を数えて候ふ」

 

太刀で死兵を切り捨てた。

他のメンバーを確認すると、樹は矢を放ち矢が着弾同時に爆発して、

元康は槍で死兵を吹き飛ばして、

錬は仮面ライダー迅の飛行能力を使いハンドレッドソードと〔バーニングスクランブラー〕を死兵に飛ばし、

ダガーは〔ヴラルクサーベル〕の刀身に雷を纏わせて其れを死兵に斬撃を飛ばして、

マジェッドは〔グラビティリング〕で重力で死兵を止めて其処から〔エクスプロージョンリング〕で爆発させ、

キャサリとアクセルは自分の獲物で死兵を倒している。

それで私の仲間は、ライクはルナを守りルナはライクの背中を守りながら死兵と戦い、

ソキャートはクロックアップを使い〔サソードヤイバ〕で死兵を切り捨てて、

キールはランページバルカンの必殺技の一つランペイジパワーブラストで死兵を薙ぎ払い、

リファナは光の槍を死兵に投げて、紫彩は死兵の攻撃を転移の魔法陣で攻撃を返しながら槍で攻撃している。

死兵を倒しているがぞろぞろ援軍が来が、援軍の前にフィーロが立ちそのまま突撃しながら進み鳥状態になりバルマス教皇に目掛けてジャンプした。

 

「フィーロ!!」

 

「っのバカッ一人で⋯っ」

 

確かにあれでは格好の的だ。

私はフィーロの下に行こうとしたが死兵が道を塞いでしまう。

だか

 

「いざ翼参る 譬え神でも

不義理は許さね」

 

私は〔アームドギア〕をフィーロより上に目掛けて投げた。

そしてバルマス教皇は模造品を構えてフィーロに目掛けて攻撃してきたが、上空から壁ぽい物が降って来てフィーロを守って折れた。

 

「壁?」

 

とバルマス教皇は降ってきた物を疑問に思っている側から

 

「いや剣だ」

 

と私は死兵の頭、フィーロの背中、折れた巨大化した剣を踏み飛び越えて

 

「介錯すら 堪だしい」

 

と新しい〔アームドギア〕を作り太刀にして蒼ノ一閃を二回斬撃を出したが障壁が展開されて防がれて更にバルマス教皇は模造品をこっちに向けて魔法を放った。

 

「下郎に遅れなど可笑しい」

 

と両足の脚部のブレードを使い上に上がり

 

「覚悟の太刀影の錆になりて」

 

と太刀を空に掲げて

 

「還らむ!!」【千ノ落涙

 

とバルマス教皇とその後ろの信者に目掛けて千ノ落涙を降らせたがバルマス教皇は直ぐに模造品を大振りの構えして振るうと広範囲の攻撃になって千ノ落涙を打ち消されてそのまま直撃されると思ったが私の前に紫色のベルカ式の魔法陣が現れて、私は直ぐに魔法陣に目掛けて脚部のブレードを吹かした。

魔法陣に触れると転移されて尚文の隣に着地して近くに居る死兵に太刀を鞘の様に腰に持って来て抜刀術の【蒼刃罰光斬】で切り捨てる。

 

「フィーロもそうだか氷水!!

無茶するなって言っている側から無茶するな!!!」

 

「私が助けなかったら大怪我だったよ」

 

「御免なさい、でもこうでもしないと援軍が来るもんで」

 

「確かに」

 

「こいつら⋯っ

倒れても倒れてもむかってきやがる⋯っ」

 

「正義の為死ねことも辞させない我が教徒たちです。

いつまで持ちますかな⋯?」

 

私達に向かって来る死兵を〔アームドギア〕で切り伏せていると

 

「おい、お前ら。

早く蹴散らせ」

 

「やっている‼

数が多いんだよ!!!」

 

「その点はやはり時間を稼げるあちらが有利ですね」

 

バルマス教皇を見ると模造品に魔力が溜まり終わりそうだ。

 

「ナオフミ!

いちいち相手にしていたら魔力が溜まり終わってしまうわ!」

 

「ちっ

フィーロ

元康をこっちへ投げろ」

 

「へ?」

 

あんまりの唐突に元康は混乱している?

 

「わかったーーーっ」

 

「どわあああぁぁ」

 

あんまりの唐突さに戦場の全員は元康を見ている

 

「元康!?」

 

「なにを⋯」

 

「元康!!俺を攻撃しろ」

 

「なるほど!」

 

「みんな散れ‼!」

 

メルティ王女と錬は理解して錬は直ぐに尚文の前に居る仲間に指示した。

 

「おおおおおおおっ」

 

元康は尚文に攻撃して尚文は憤怒の盾で防いだ。

 

「セルフカースバーニング‼」

 

バルマス教皇達に目掛けて呪いの炎を放った。

それで呪いの炎を食らったバルマス教皇達は

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「力の根源たる私たちの神が命ずる 真理を今一度読み解き奇跡として呪いを浄化せよ! 聖域

」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

と集団浄化魔法で呪いの炎を無効化され更に呪い状態になった死兵を回復させた。

私は無茶苦茶な回復効果に呆れていると

 

[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[ドドドドドドドドド]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]

 

「おや」

 

「来たか」

 

と全員振り返ると

 

「我らは三勇教討伐軍である!!!

我が国家を脅かすどころかそもそもの教えである勇者を葬ろとするその所業断じてー[]」

 

討伐軍の隊長が言っている時にバルマス教皇はブリューナクを放ち討伐軍が居た場所は大爆発を起こした。

 

「討伐軍が」

 

「やれやれせっかく溜た力を一回分使ってしまいましたね。

剣・槍・弓⋯すべての聖武器の力を扱える私こそが神に選ばれし者⋯いえ私こそが神⋯!!」

 

討伐軍を倒してバルマス教皇は調子をこき始めた。

 

「さぁ、再び裁きの時が来たようです

今度は更に念入りに浄化して差し上げますよ」

 

と一人で高等集団儀式魔法裁きを放つ準備をしている。

 

「だめだ間に合わない」

 

「みんなっ尚文の所へ」

 

「そうは言ってもさっきだってギリギリだったのに次も耐えられるの?」

 

メルティ王女の言う通りあの時は殆ど体力と魔力があった更に〔マッハキャリバー〕は修理中と

と考えていると

 

「はぁ

自分で神とか

どんだけ視野が狭いんだよ」

 

とバルマス教皇の欠点を言っている

 

「だけどな視野の狭さなら俺だって負けてねぇんだよ」

 

「尚文?」

 

と錬は疑問を浮かべている。

私は今から尚文がやる事に気が付いて

 

「尚文本気でやるの?」

 

「あぁ、本気でな」

 

「そう」

 

「ラフタリア

手を」

 

と尚文は手を出してラフタリアは頷いて尚文の手を取り

 

「グロウアップ」

 

と憤怒の盾から禍々しいオーラが流れ始めた。

 

「なんだ?」

 

「尚文!?」

 

そして

 

Aala-!1

 

と言葉のない叫びを挙げて

 

「ナオフミ様!ラフタリアはここですそばにいますっナオフミ様⋯!」

 

呪いの炎に焼かれてもお構いなく尚文に抱き着く

 

「ラフタリアさん!?」

 

「前もそうだったんです。

引き留めないと、ナオフミ様に声を届けないと」

 

ラフタリアが身を挺して引き留めていると

 

「ちょっと何やっているのよ!?

もうあの光が来るのよ!?」

 

マルティ王女がいちゃもん付けて来た。

 

「早くなんとかしなさいよ!!

たt[ゴキ]「マイン‼!」

 

と此処に来て一番ムカついたのでマルティ王女に回し蹴りを入れて空中で三回転して頭から落ちた。

 

「聞きなさいこの世界一の馬鹿王女

今尚文が危険な状態になっていても私達を守ってくれるのに其れをいちゃもん付けるのは間違いだ。

頭を冷やせ」

 

と異世界に来て本気で怒った。

そして

 

「残念ですがお別れです。

さようなら盾の悪魔」

 

と裁きのチャージが終わり裁きを放とうとしている。

今からだと絶唱も間に合わないし万が一間に合ってもこっちは一人の命に対して彼方は千人分の魔力ハッキリ言ってしまえば防げない

今は尚文を信じか

と尚文を見るとメルティ王女とフィーロも尚文に抱き着いている。

多分今の尚文ならこのピンチを乗り越えそうだ。

と思っていると尚文の目が開き

 

「ナオフミさっ「フィーロ!!俺を乗せて飛べ!!!早く!!!」

 

と直ぐにフィーロは尚文を背中に乗せて飛びそして裁き当たる同時に裁きは広範囲に拡散してバルマス教皇の後ろの信者達に

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

に直撃した。

 

「慌ててはなりません‼

信じる者に裁きは下りません!!これは悪魔の所業です!!」

 

と慌てている信者を落ち着かせて上を見た。

私達も上を見ると更に禍々しくなった盾を持っている尚文が居た。

 

「悪魔め、どこまでも」

 

とフィーロは着地してラフタリア、メルティ王女、私は尚文の下に行き

 

「ナオフミ様」

 

とラフタリアは尚文に抱き着いた。

 

「ナオフミ様、良かった!」

 

「もうヒヤヒヤしたわよ!!」

 

尚文はラフタリアとメルティ王女を見て

 

「ラフタリア、メルティ」

 

少し落ち込んでいる。

無理も無いわね。

 

「ごしゅじんさま、だいじょうぶ?」

 

フィーロも心配している。

 

「すまない助かった」

 

「尚文落ち込んでいる暇は無いわよ」

 

と言いながら私が作った万能ポーションを二つ出した

 

「すまない、頂く」

 

と尚文は受け取り

 

「ラフタリア、メルティ」

 

とラフタリアとメルティ王女に渡して直ぐに飲んだ。

 

「尚文」

 

と振り返ると

 

「どんどん禍々しくなってゆくな」

 

「そうだな

呪われた俺の最強の盾だ」

 

「ねぇ尚文」

 

「何だ?」

 

「私も良いかな」

 

と言って胸元のペンダントを触った。

 

「俺の無茶を止めなかったから好きにしろ」

 

「そうさせてもらう

ライク、ルナ、ソキャート、キール、リファナ、紫彩」

 

「「はい」」

 

「何?」

 

「何だ?」

 

「(*´Д`)はぁ~

また無茶するつもりね」

 

「あぁそのつもりだ。

もし暴走したらその時は」

 

「分かりました。

その時は攻撃します」

 

「射貫かれても文句言わないでくださいよ」

 

「分かった」

 

「私もラフタリアちゃんみたいに頑張ります」

 

「もし暴走したらぶっ飛ばす」

 

「最悪〔神獣鏡〕使うわ」

 

「皆迷惑掛けて済まない」

 

と胸のペンダントを握り

 

「イグナイトモジュール、抜剣」

 

と一回[カチ]となりペンダントを外し投げ空中で止まり変形して私に所に戻り胸を貫き黒いオーラが溢れだし

 

「ぐぁあああああああああっ!!」

 

と破壊衝動が全身に駆け巡って意識が朦朧になって来て意識途切れた。

 

現実世界OUT→鞘波氷水の心理世界STORY

 

で目が覚めると

 

「此処は?」

 

私が過ごした高校の生徒会室だった。

だけど歪んでいて目の前には仮面を付けた五人がいてで真ん中の人が

 

「此れより会議を始めます。

議題は蒼青の勇者の鞘波氷水についてです」

 

と思わず立ち上がって叫ぼうとしたらこの光景を思い出いした。

その間にも真ん中の人がクリップボードを持ち上げて

 

「職業は女優で在りながら格闘に歌に勉学を完璧にこなす為誰も付いて行けず常に周囲から浮いてしまう」

 

確かにずば抜けていて周りから浮いている

と考えていると

 

「今までは相談できる人が居たが今は相談ができる人が居ずに悩んでいて其れを相談できずに独りぼっち」

 

確かに其処は否定できない

 

「貴方は独りぼっち」

 

「もう分かったから一回仮面外そうもう一人の私、いやゴエモン」

 

「あら、正体分かっていましたか」

 

そう言って真ん中の人が仮面に手を掛けて仮面を外した。

そして顔を見ると私と同じ顔をしていた。

いやもう一人の私、ゴエモンだ

 

「大抵の人は自分の弱さを言われて動揺するはずだけど」

 

「そうね。

だけど見た事のあるセットをみて思い出して冷静を取り戻したの」

 

「やはり【プリキュア5】の水無月かれんのトラウマの世界を真似たのが間違っていたわ」

 

「次はこっちの番よ。

如何してこんな真似をするの?」

 

「簡単よ。

貴方はまだペルソナの力を手に入れていないのよ」

 

「確かにカエサル様から貰っただけで解放の手順を踏んでいない」

 

「えぇその通りよ。

その証拠に初めて使った時の威力が半分も出ていなかったわよ」

 

「そうね

あの時はレベルが低かったから、其れで片づけたわ」

 

「それで如何したら貴方の前に出れるか考えて、考えた結果〔天羽々斬〕に搭載されている〔イグナイトモジュール〕を利用して出るつもりだたんだけど」

 

「あの時は出なかったの?」

 

「確か岩谷尚文だっけ?

あの人が〔イグナイトモジュール〕と同時にカースシリーズを起動させた為私が出る前に暴走してしまい入る暇がなかったのよ」

 

「でも今は前にいるよね」

 

「今回は先にカースシリーズが起動してその後に〔イグナイトモジュール〕が起動したから今回は出れたの」

 

「そうなのね」

 

「それで最後の質問するは貴方は独りぼっち?」

 

「愚問よ

今は確かに独りぼっちだ。

だから此れから変えて行くつもりよ」

 

「そうなら見せてもらうわ」

 

と言ってゴエモンは「パチン」と指を鳴らした。

すると私の頭に酷い頭痛がして来て

そしたら顔に仮面が付けられた。

 

「いざや、此処に契約を結ばん

我は汝、汝は我

人世の美醜の誠のいろは

貴方が教えてやるといい」

 

と私は落ち着いてきて仮面に手を掛けると

 

「よろしくて、ゴエモン‼」

 

と出血しながら仮面を外して私の周りに冷気の渦が出来た。

 

鞘波氷水の心理世界OUT→現実世界STORY

 

と目を開けると私を中心に冷気の渦が出来て三勇教の信者が凍っていた。

そして今の私の姿は〔イグナイト〕を纏っていて手にはフォックスの日本刀を持っていた。

ルナの方を見て

 

「ルナ、現所報告」

 

「あ、はい現在三勇者がバルマス教皇に攻撃しました。

ですがバルマス教皇は弓のスキルミラージュアローの幻術を使い信者をバルマス教皇に見える用にしてかくらんするつもりみたいでしたが先程コオスイ様の冷気で幻術が説かれました」

 

「そう、なら行くわ」

 

そう言って私は走りジャンプして

 

「ふべ」

 

元康の頭を踏みつけて尚文を飛び此れて目に映ったの辺り一面信者や死兵が氷漬けにされた景色。

私は信者や死兵の頭、肩を使って飛び此れて居ると下半身を氷漬けされて模造品を槍に変形にして氷を砕いているバルマス教皇を見つけて私はバルマス教皇の下に近づいた。

バルマス教皇は私の存在に気が付いたのか氷を砕くのを辞めて模造品こっちに向かて来た。

さて如何しますか避けて尚文に任せるか、それともアームドギアを太刀に変えて切り伏せるか悩んだが直ぐに答えが出た。

 

「尚文任せる!!!」

 

「ずいぶん勝手だが任せろ」

 

言ってバルマス教皇の方を見た。

 

「ブリューn「アル・ドライファ アイシクル・プリズン!!」

 

と下半身が氷漬けされたバルマス教皇がスキルを発動する前に更に全身を氷漬けされた。

 

「今です!!」

 

私は両手には漆黒の〔アームドギア〕を持ち死兵の頭を使って空に飛び

尚文が後ろで

 

その愚かなる罪人への我が決めたる罰の名は神の生贄たる絶叫!我が血肉を糧に生み出されし竜の顎により激痛に絶命しながら生贄と化せ!

 

詠唱している。

私は更に両手の剣と脚部のブレードの両方から炎が吹き上がり回転を食われて鳳凰になり全身が氷漬けにされたバルマス教皇を目掛けて突撃して

 

鳳凰極翔閃

 

縦に切り捨てて着地して更に

 

「「ブラッドサクリファイス」」

 

と尚文が言うとそして地面が盛り上がり、赤黒いトラバサミが現れ、氷漬けのバルマス教皇を氷ごと挟んだ。

普通のトラバサミとは違い、噛み合わせる部分が多重構造となっている。一言で表現するのなら地面から生えたサメの口のような物だと思えば良いと思う。

バルマス教皇は氷漬けと私が縦に切り捨てた為悲鳴を挙げなずに模造品ごとトラバサミに挟まれたまま、地面に沈んでいった。

 

「きょ、教皇様が‥悪魔に負けた‥」

 

教徒達は自分の支えだったバルマス教皇が死んだことには失意で皆膝をつく。

更に

 

「勝敗は消しました!武器を捨て投降しなさい」

 

と先程バルマス教皇に全滅されたと思った討伐軍がまだ居た

私は後は討伐軍に任せて〔天羽々斬〕を解除して尚文の下に行き其処で目にしたのは

 

「ナオフミ様!」

 

「ごしゅじんさま!」

 

「ナオフミ様!しっかりして下さい」

 

「ナオフミ様!ナオフミ様!」」

 

全身に切り傷が出来て其処から血が流れて倒れた尚文と其れを見てラフタリアとフィーロが動揺してライクとルナは尚文の意識を確認しながら鎧など外して包帯で切り傷を防いでいてリファナと紫彩は集中しながら回復魔法を使って尚文を癒している。

キール、ソキャートは

 

「すみません討伐軍で回復できる人来てください‼

盾の勇者が死んでしまいます‼」

 

「誰か‼」

 

大声で助けを呼んでいた。




最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は新しいアンケートします。
ぜひ参加して下さい
其れでは次回もお楽しみにして下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

その後

大変長らくお待たせいたしました。
第四十四話が完成しました。
一週間ずつ投稿を掲げましたが無理でした。
すみませんでしたm(__)m
アンケートはまだまだやっています。
其れでは第四十四話スタートです。(^O^)/


私は急いで尚文達の下に行き

 

「ルナ!此れは如何なっているの?」

 

「こ、コオスイ様、ナオフミ様が詠唱してブラッドサクリファイスを使って数秒後に何者かに剣で切り刻まれたように傷が出来て出血多量で倒れました」

 

「外部からの攻撃は?」

 

「その線は無いです」

 

じゃあ何で剣で切り刻まれたようの傷をしているのか悩んで顔を見ると黒い痣があった。

もしかしてと思い尚文の小手を外すして腕を見ると大量の切り傷と黒い痣があった。

 

「ルナ、ライク、リファナ、紫彩、この傷は黒い盾の呪いで出来た傷だ。

ライク、ルナは切り傷に包帯を掛けてリファナ、紫彩、も切り傷を中心に回復魔法を掛けて呪いは私がやる」

 

「「わかりました」」

 

「はい」

 

「お願いね」

 

「そしてソキャート、キール其れとラフタリアは討伐軍から回復魔法を使えるもの医者を連れて来て」

 

「了解」

 

「分かった」

 

「あ、はい」

 

「其れには及びません!」

 

と私達は崖を見るとフィロリアルに乗り扇子を掲げている人が居た。

 

「母上!?何故ここに!」

 

メルティが驚愕の声をあげる。

母上?て、ことはこの人が女王。

 

「リファナ、紫彩と私以外は離れて」

 

「「はい」」

 

とルナ、ライクは直ぐに離れてラフタリアはフィーロを抱えて離れた。

 

「皆の者!盾の勇者様の治療を最優先にしなさい!これは女王命令です!」

 

女王は指示すると治療兵達が尚文を囲み、

 

「隊長は誰?」

 

「私です」

 

「尚文を直す場所」

 

「王都の王族御用達の城下の治療院です。」

 

「移動方は?」

 

「馬車で」

 

「盾の勇者の仲間で足の速いフィロリアルが居る。

其れに馬車を引かせる。

手配して」

 

「分かりました」

 

と指示をして治療兵の隊長は承認してくれた。

 

「其れと馬車は何処に止めてあるの?」

 

「其れなら案内します」

 

と1人の治療兵が案内を申し出た。

 

「フィーロ!この人がご主人様を治す場所に行く馬車を案内してくれるからついて行って」

 

「分かった」

 

とフィーロは治療兵の案内に付いて行った。

 

「盾の勇者を運ぶ?」

 

「えぇ、そうしましょう」

 

「ラフタリア、尚文を運ぶの手伝って」

 

「あ、はい」

 

と私、ラフタリア、治療兵の隊長その他治療兵3人で尚文の身体を持ち

 

「「「「「1、2の3」」」」」

 

と尚文を持ち上げて運んで

 

「此方です」

 

治療兵の隊長の案内で移動して紫彩とリファナは移動しながら回復魔法を掛けている。

移動していると馬車に繋がっているフィーロが居て尚文を馬車に乗せて私とラフタリア、紫彩、リファナ其れと治療兵の隊長その他治療兵3人も乗って

 

「フィーロ、この人の指示に従って移動して」

 

「分かった」

 

と移動した。

 

「此処で出来る応急処置あるかしら?」

 

「えぇ有ります」

 

「なら教えて」

 

「分かりました。

傷などの応急処置は終わっていますが、呪いの処置が終わっていません」

 

「呪いの解除は確か聖水でしたか?」

 

「はい、その通りです。

ですが盾の勇者様の呪いを解除出来る聖水の量がありません」

 

「其れなら私が持っています」『ラケル、ポーション出して』

 

『分かったケル』

 

と空中に魔法陣が現れてポーションの瓶が出た。

 

「其れはありがたいです」

 

「其れでどうやって応急処置するの」

 

「はい先ずは桶に入って居る包帯に其れを入れて下さい」

 

「分かりました」

 

とポーションを桶に入れた。

 

「次に包帯を交換する為に包帯を解いて下さい」

 

「解いた包帯は?」

 

「此方で回収します」

 

「分かった」

 

と尚文の包帯を私、ラフタリア、治療兵の隊長その他治療兵3人で解いた。

紫彩とリファナの回復魔法のお陰で出血している傷は殆ど塞がっている。

 

「それで聖水を浸した包帯を巻いて下さい」

 

治療兵の隊長の指示の下、紫彩とリファナ以外全員、包帯を持って尚文を巻いた。

医療系のドラマに出ていたお陰で応急手当の包帯巻き等は出来ている。

ただラフタリアはうまく巻くことが出来ていなかった。

 

「ラフタリア、巻きが緩いわよ」

 

「す、すみません」

 

「其処は私がやるからラフタリアは此れを尚文に口移して」

 

とポーションの瓶を渡した。

 

「わ、わ、私がやるんですか」(@_@)

 

とラフタリアは顔を真っ赤にして私に質問して来た。

 

「普通に飲ませても咳き込みをして其れを吐いてしまうから的確に尚文に飲ませるには其れしかないの」

 

ラフタリアが担当していた場所を包帯を巻きながら答えた。

 

「私がナオフミ様に」

 

と少し戸惑っている

 

「早くしてやらないなら私がやるわ」

 

とラフタリアは顔を真っ赤にしてポーションの瓶の蓋を開けて一気に飲んで尚文に間接キスをしてポーションを口移しした。

 

「すみませんナオフミ様」

 

と顔を真っ赤ににして謝った。

それで尚文の全身に包帯を巻き終わって丁度

 

「皆さん到着しました」

 

とフィーロの手綱を持っていた治療兵が目的地に到着した事に報告して来て

 

「「「「「「1、2の3」」」」」」

 

私達はもう一度尚文を持ち上げて尚文を治療院の手術室まで運んだ。

その間にも紫彩とリファナは移動しながら回復魔法を掛けて居た。

そして治療院の手術室に到着して中に入って手術台に乗せて

 

「ありがとうございます。

後は私達がやっておきますので休んでください」

 

「分かりました」

 

と私達は手術室を出た。

 

「ラフタリア、貴方も呪いを持っているから直して来なさい」

 

「あ、はい」

 

「行こ、ラフタリアちゃん」

 

「うん」

 

とラフタリアとリファナは私達と別れた。

 

「それにしても貴方、応急処置いつ覚えたの」

 

「医療系のドラマに出演して其処から覚えた」

 

「そう」

 

と移動しながら近くにあった椅子に座る。

 

「其れと紫彩」

 

「何?」

 

「尚文に回復魔法を掛けてありがとう」

 

「彼が死なれたら色々面倒なことが起きそうだから」

 

「えぇその通りで御座います」

 

私でもなければ紫彩のでもない声がして首を左に向けると仮面ライダーバルカン、ランペイジバルカンに変身しているキールとお姫様抱っこされている女王が居た。

私と紫彩は椅子から立ち上がり

 

「初めまして私はメルロマルクに召喚されたイレギュラーの五番目の勇者、蒼青の勇者、鞘波氷水です」

 

「同じく蒼青の勇者の眷属の勇者、紫魔の勇者、八九紫彩です」

 

と頭を下げて自己紹介して

 

「私はこの国メルロマルクにおける権力第一位であり女王のミレリア=Q=メルロマルクです」

 

とミレリア女王は頭を下げた。

その後ミレリア女王は話がしたいと言い治療院のテラスに移動してその間、キールはラフタリア達の下に行きすれ違う様にソキャート、ライク、ルナと合流した。

治療院のテラスに到着して、そして又ミレリア女王は頭を下げて

 

「この度は四聖勇者が一人、盾の勇者、イワタニ ナオフミ様を支えて下さい。

ありがとうございます」

 

「いえ、私はただ友人を助けるためにやっただけで其れが三勇教の壊滅する結果に成っただけです。

其れに女王も他国の軍隊がメルロマルクが来ない為に説得して下さい。

ありがとうございます」

 

と私が頭を下げるとミレリア女王は驚いた顔して顔を挙げた。

 

「ご存知でしたですか」

 

「いえ予測でしたがミレリア女王の顔を見て確信に変わりました」

 

「えぇ、その通りです。

コオスイ様、本来四聖勇者の召還は優先順位を各国で取り決め、その後聖遺物の破片を使って行い一人ずつ召喚を行わねばならないからです」

 

「ちょっと待て氷水とミレリア女王」

 

と紫彩が慌てた声を挙げて私とミレリア女王はは振り向いた。

 

「だって盾、剣、弓、槍の全部は此処メルロマルクにあるじゃ」

 

「差し詰め万が一失敗しても大丈夫な様に予備の聖遺物の破片を一気に使ったんでしょ」

 

「えぇその通りです。

勇者召喚は大変難しい儀式のはずでした。

失敗して珍しくありません」

 

「だけど三勇教は王様そそのかして各国の取り決めを破り聖遺物の破片を四つ一気に使って勇者の召還して」

 

「四聖勇者の召還を成功させてしまったのです!!!」

 

とミレリア女王は王様と三勇教の行いに付いて思い出して怒り手に持っている扇子を折りそうな勢いで力を込めていてそれを見てライク、ルナ、ソキャート、紫彩はびっくと引いた。

 

「⋯はぁ、失礼いたしました」

 

「更にメルロマルクは聖遺物の破片を四つしか使っていないのにイレギュラーな五人目の勇者である私が誕生して各国は其れに更に激怒を起こし一側即発状態になりミレリア女王は其れを鎮める為に動き回った」

 

「はい、たとえ我が国に非があったとしても、其れを皮切りに戦争になってしまっては元も子もありません。

其の為に今日まで尽力してまいりました」

 

「それで尚文にはしっかりと詫びは入れるの?」

 

「えぇ其のつもりです。

三勇教を邪教して廃止して新たに四勇教を国教にして更にイワタニ様の此れまでの波の対処と三勇教を退けた功績を称え我が国の最高位の勲章の叙勲と報奨金として金貨五百枚を捧げ更にイワタニ様に掛けられている冤罪を国民の前で晴らします」

 

「なら証拠が必要ですね」

 

「えぇその通りです」

 

「影を呼んでください」

 

「分かりました」

 

とミレリア女王は手を叩くと私と紫彩とミレリア女王の三角形の位置の真ん中に登場した。

 

「お呼びでしょうか?」

 

「記憶を記憶する水晶玉をもっているでしょうか?」

 

「此処に」

 

と懐から水晶玉を出した。

私は最初に左手首に装備している蒼青の勇者のブレスレットから〔修理中のマッハキャリバー〕を取り出して左手に持ち替えて右手には〔ショドウフォン〕を持ち携帯モードから筆モードにして

 

「マッハキャリバー、マルティに関係する記憶全部用意して」

 

『分かりました』

 

その間に〔ショドウフォン〕の筆モードで(記憶、移)を書いて文字は〔マッハキャリバー〕に掛り〔マッハキャリバー〕から青色の光で0と1の文字が水晶玉に移った。

 

「確認お願いします」

 

「分かりました」

 

と確認の為影に指示を出して影は水晶玉を起動した。

最初に出て来たのは

 

『フフフ……馬鹿な男、騙されちゃって……明日が楽しみだわ』

 

私が召喚された翌日のあの時の夜の映像が流れた。

此れを見た、ミレリア女王は頭は抱えて

 

「(*´Д`)はぁ」

 

とため息を付いた。

 

「証拠の提供して下さいありがとうございます」

 

「いえ、当たり前をしたことですので」

 

と言いミレリア女王と別れた。

尚文の手術はミレリア女王との会話の間に終わり個室の病室にいる

私達は其処に入ると包帯でグルグル巻きになりうつ伏せで寝ている尚文を囲み様にラフタリア達が居た。

ラフタリアが言うには尚文の呪いが解除されるのは全治一か月ぐらいかかるみたい

そして私達は其処で一夜を過ごした。

 

翌日

 

窓側の椅子で寝ていた私が目覚めると其処に移ったのは尚文を囲みながら寝ているラフタリア、リファナ、フィーロ、メルティで近くにあった椅子と机の所には机に脚を乗せながら椅子で寝ているキールと腕を枕にして涎を出しながら寝ているソキャート、向こうのソファーでは恋人の様に寝ているライクとルナが居てその隣で広く寝ている紫彩が居た。

私は背筋を伸ばそうとしていつも通りに鍛錬する為に部屋を出ようと扉に行きドアノブに手を掛けようとしたら後ろから物音がして振り返ると尚文が起きていた。

私は手に掛けていたドアノブから離して

 

「尚文、おはよう」




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
次回もお楽しみにして下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

その後一日

皆さん長らくお待たせしました。
第四十五話が完成しました。
其れと新しいアンケートもしますのでよろしくお願いします。
其れでは第四十五話どうぞ(^O^)/


私は今起きた尚文に挨拶して少し近づいて

 

「此処は?」

 

「此処は王都にある王族御用達の城下の治療院。

何処まで覚えている?」

 

「何処まで?」

 

と尚文は少し考えていると

 

「思い出した。!

俺は俺自身の呪いで死にかけたか」

 

「そう、此処の医者に言うと全治一か月そうよ」

 

「そうか」

 

「ラフタリア達結構心配していたよ」

 

と言いながら私は部屋から出る為に扉に近づいてドアノブに手を掛けると

 

「そうなのか?」

 

と尚文が質問して来たが私は扉を開けて

 

「彼女達が起きたらしっかりと謝っておきなさい」

 

と言って部屋から出て扉を閉めて廊下の窓を開けて其処から飛び降りて屋根に着地してそのまま走って他の屋根や城壁を飛び移りながら訓練所に移動した。

 

~移動中~

 

忍者みたいに移動した為、時間を短縮できて訓練場に到着した。

朝早いのか訓練場には一人も居なかった。

私は〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして空中で()を書いた。

そして文字が光りだして私の右手には〔シンケンマル〕が握られていた。

最初は剣道の素振りを千回やってその後は自分の目を瞑って自分の影をイメージしてそれで剣戟をする。

一通りやって影から離れて〔シンケンマル〕を収めて頭を下げて〔ショドウフォン〕の筆モードで()を書き〔シンケンマル〕を消して今度は水波レナの魔法少女の姿になってトライデントを出して目を瞑りながら構えて自分の影をイメージする、そう今日からやるものは影の実践で槍術、体術、銃術もやる事

此れを忘れていた。

最初は剣を中心とした特典だった為、剣術を中心とした鍛錬だった。

だか後からトライデントや狙撃銃に体術などの追加特典を見落としていいた。。

だから今日からこれ等を鍛錬に組み込むにした。

基本の突きと払いにトライデントを立ててポールダンスの応用編の体術等を駆使してそれらを出来るだけ早く途切れないように繫げる事を意識する。

ある程度やったら構えを解いて頭を下げて水波レナの魔法少女の姿を解除する。

手に持っていたトライデントも消える。

次に右手に〔VSチェンジャー〕を持ち左手には〔ゲーマドライバー〕を持ち其のまま腰に付けた。

そしてそのまま左手で〔キメワザスロットホールダー〕を押して

 

ステージセレクト

 

で私を別空間の草原に移動した。

移動した理由は簡単、訓練に実弾を使い乱射する為流れ弾が他の人に当たらないようにしないと行けない

と〔VSチェンジャー〕を額に当てて目を瞑り自分の影を作り目を開いて目の前の影に走りながら近づき連射する。

そして私と影の距離がゼロ距離になり銃を乱射しながら体術をする。

お互いパンチ、キックを素早く繰り出している。

影が銃を私の眉間に構えて発射さえる前に左手で銃口を反らして逆にこっち側が銃を構えて発射すれば、影は体を回転して回避してそのまま回転蹴りを入れて来た。

私は腰を落として回避したが影はサッカーキックの構えをしているのを見えて私は直ぐにバク転をした。

結果影はサッカーキックを下から上に蹴りを入れて私は顎を掠って、影は其のまま私に目掛けて銃を連射して私は連続でバク転しながら回避しながら銃を連射した。

そしてお互い距離を取って銃を構えるがお互い構えを解いてお互い頭を下げて〔VSチェンジャー〕を仕舞った。

今度は目を瞑って意識を高めて体術の構えをした。

影も此方と同じ構えしてお互い同時に踏み込んだ。

お互い攻撃してその攻撃を防いでまた攻撃を繰り出すその繰り返している。

お互い拳と拳がぶつかり合いお互い後ろに飛び直ぐに構えたがお互い構えを解いて頭を下げる

影と一通りの模擬戦闘をやって休憩をかねた朝食する為に〔ゲーマドライバー〕を外してステージを解除し、訓練場を後にした。

 

~移動中~

 

食堂に到着して串付きのサンドイッチを頂いて席に着いて食べていると

 

「見つけましたよ、氷水さん」

 

と樹とその仲間がこっちに来た。

樹達の手にはトレーを持っていてその上には料理が乗っていた。

そのまましれっと私を囲むように座った。

私はポーカーフェイスをして

 

「要件は?」

 

「話が早くて助かります。

要件は錬さん達が使っている武器や防具を僕達にも頂きたいです」

 

「その情報何処で手に入れた?」

 

「僕達が氷水さん達の下に行こうとした時に錬さんとたしかマジェッドさんが僕達の目の前で変身しましてその後、錬さんがガラ携帯を貸して下さて氷水さんが電話をかけてくれてこう言いましたよね。

『樹!!如何してその携帯は錬に渡したのに』と」

 

「確かにそう言ったよ」

 

「ですので僕達にも其れを頂けないんでしょうか」

 

無理ね、あれはカエサル様が遺跡に仕込んだもだから

 

「結論から言うと断るは」

 

「理由を聞いていも良いですか」

 

「あれは偶々遺跡にあった物を其のまま錬に渡したものだから持っていないの」

 

「でしたら今度遺跡で出て来た物が使える物だったら僕達にくれませんか?」

 

「考えても良いわよ。」

 

「な「正し」なんですか」

 

「弱かったらあげないよ」

 

と言って最後のサンドイッチの串を抜いて食べた

 

「どうゆう意味ですか?」

 

とサンドイッチを食べ終わってサンドイッチの串を右手に持って

 

「君達はスキルとステイタスに依存過ぎるの、だからこんな事をされても気が付かないの」

 

と串を持っている右手を素早く動かして樹達が今食べている皿に乗っている料理を串に刺した。

 

「こんな風にね」

 

と言いながら串に刺さっている料理を食べた

 

「なぁ!いつの間に」

 

「更にこっちもよ」

 

と左手にはナイフとフォークを持っていた。

 

「其れ僕のナイフとフォーク」

 

そう樹が動揺している間に左手で樹が両手に持っていたナイフとフォークを奪っただけ

 

「此れがあげない理由よ」

 

と左手で持っているナイフとフォークを樹が食べている料理に投げナイフ感覚で投げて刺さり串に刺さっている料理を食べ終わって立ち上がって食器と串を返して食堂を後にした。

 

~移動中~

 

食堂を後にして現在城の屋根上に立っている

最初は訓練場に行ったが兵士が訓練して居たので誰にも邪魔されないように屋根上に居る。

さっきと同じく腰に〔ゲーマドライバー〕を巻き左手で〔キメワザスロットホールダー〕を押して

 

ステージセレクト

 

で私を別空間の草原に移動した。

が、目の前には百を超えるバグスターウイルスの戦闘員が居た。

格好は全員騎士の格好で武器は剣と杖が半分ずつ。

 

「願ったり叶ったりね」

 

と言って〔タドルクエストガシャット〕と〔ドレミファビートガシャット〕を取り出して

 

タドルクエスト~♪』『ドレミファビート~♪

 

とボタンを押した。

私の後ろに二つのホログラム映像が流れて其処から宝箱と〔ビートゲーマ 〕が出て来た。

 

ガシャット、ガシャット

 

と〔ゲーマドライバー〕に〔タドルクエストガシャット〕と〔ドレミファビートガシャット〕に指して

 

「術式レベル3!」

 

レバーを起こして

 

ガッチャーン!レベルアーップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!アガッチャ!ド・ド・ドレミファ・ソ・ラ・シ・ド!OK!ドレミファビート!

 

と仮面ライダーブレイブビートクエストゲーマーレベル3に変身して目の前に選曲する為のホログラム映像が出て来た。

私は右腕に装備された〔ドレミファターンテーブル〕をスクラッチして曲を選んで決定した

 

https://www.youtube.com/watch?v=XuCCfA8yfug

 

選んだ曲名はNowhereだ。

私は走った。

杖を持っているバグスターウイルスの戦闘員が私に目掛けて火球を撃って来たが命中せず後ろで爆発した。

私は再度〔ドレミファターンテーブル〕をスクラッチして右手に持っていた〔ガシャコンソード〕の刀身に音符型エネルギーを纏わせて其れを飛ばして前線に居たバグスターウイルスの戦闘員に目掛けて撃った。

吸い込まれる様に行き命中して爆発して煙が挙がった。

私は其のまま突っ込んで混乱しているバグスターウイルスの戦闘員を〔ガシャコンソード〕で切り捨てる。

徐々に煙が晴れて混乱が収まりバグスターウイルスの戦闘員は陣を組み直して私を囲んで剣を持っているバグスターウイルスの戦闘員が私に切り込んで来た。

けど私は呼吸を整えながら冷静に対処している。

体を反らして回避したい、〔ガシャコンソード〕と〔ドレミファターンテーブル〕で防いで〔ガシャコンソード〕と体術でカウンターを打ち込む。

そうしていると杖を持っているバグスターウイルスの戦闘員が集まって集団で火球の一斉発射の準備を目撃した。

私は近くにあった宝箱を足で蹴った。

宝箱が開くと黄色の〔エナジーアイテム〕が出て来て其のまま私の所に来て

 

高速化

 

剣を持って切り込んで来るバグスターウイルスの戦闘員を高速で回避をしながら〔ガシャコンソード〕のAボタンを押して

 

コ・チーン!

 

氷剣モードになり直ぐにBボタンを押して冷気音が流れ三回目にBボタンを押すと今よりも冷気音が強くなり其れを地面に刺してトリガーを押すと冷気の衝撃波が出て周りのバグスターウイルスの戦闘員を凍らせた。

私は凍った地面をスケートの感じで滑りながら〔ゲーマドライバー〕に刺さっている〔タドルクエストガシャット〕を

 

ガッシュート

 

抜いて其れを〔ガシャコンソード〕に

 

ガシャット

 

刺した。

〔ガシャコンソード〕はさっきよりも強力な冷気が出て来て横構してトリガーを押して

 

キメワザ!タドルクリティカルフィニッシュ

 

と薙ぎ払いして氷漬けされたバグスターウイルスの戦闘員を叩き割って〔ガシャコンソード〕に刺さっている〔タドルクエストガシャット〕を

 

ガッシュート

 

抜いて〔ガシャコンソード〕のAボタンを押して

 

カ・チーン!

 

と〔ガシャコンソード〕の炎剣モードにして更に

 

ガッシュート

 

〔ゲーマドライバー〕に刺さっている〔ドレミファターンテーブル〕を抜いて〔ガシャコンソード〕に

 

ガシャット

 

刺した。

〔ガシャコンソード〕はさっきと同じぐらいの熱気を出してきて

 

キメワザ!ドレミファクリティカルフィニッシュ

 

と今度は上空に目掛けて剣を振った。

炎を纏った音符型エネルギーは上空に飛び拡散しながら地面に着弾して爆発してバグスターウイルスの戦闘員は消滅した。

私は〔ゲーマドライバー〕のレバーを戻して変身を解除した。

 

「ラケル」

 

ポン]「何ケル?」

 

と〔ラブリーコミューン〕形態から妖精形態になったラケルが私の〔三ツ星極制服、探の装〕のポケットから出て来た。

 

「バグスターウイルスの戦闘員が出て来たんだけどあれ何?」

 

「あれはカエサル様がスイが鍛錬で困らないように〔ゲーマドライバー〕に仕込んだシステム、ケル」

 

「そう、私は知らないけど」

 

「説明は僕がする予定だったケル」

 

「そう」

 

と言いながら〔ゲーマドライバー〕を外して別空間から元の空間に戻った。

 

「聞きたいことそれだけケル?」

 

「そうね」

 

「なら僕は失礼するケル」[ポン]

 

と妖精形態から〔ラブリーコミューン〕形態になったラケルは私の〔三ツ星極制服、探の装〕のポケットに戻った

私は昼ご飯を食べる為に其処から移動した。

 

~移動中~

 

食堂に向かっている間私は思い出して

 

「影」

 

と叫ぶと

 

「何の御用でおじゃる?」

 

と背後から声がして振り向くとメイドが居た。

 

「移動しながら良いかしら?」

 

「かしこまりました。

でおじゃる」

 

と移動した。

 

「剣の勇者が問題を起こした村に謝罪して賠償金を払ったのはホント?」

 

「ホントでおじゃる

額も剣の勇者様がギリギリ生活出来る範囲になっています」

 

「そうなら良いわよ」

 

「では失礼するおじゃる」

 

と影は素早く姿を消した。

そして食堂に到着して昼ご飯はカルボナーラぽい奴にして食べて食器を片付けて食堂を食べて中庭に移動して木に登り其処で昼寝を始めた。

 

~昼寝中~

 

私は昼寝から起きて〔ショドウフォン〕を開いて時計を見ると丁度三時を指していた。

私は木から降りて又〔ゲーマドライバー〕を腰に付けて

 

ステージセレクト

 

で私を又別空間の草原に移動した。

先程と同じ構成のバグスターウイルスの戦闘員が居た。

私は〔タドルクエストガシャット〕と〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕を取り出して

 

タドルクエストガシャット~♪』『ブレード~♪

 

とボタンを押した。

私の後ろに二つのホログラム映像が流れて其処から宝箱が出て来た。

 

ガシャット、ガシャット

 

と〔ゲーマドライバー〕に〔タドルクエストガシャット〕と〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕に指して

 

「術式レベル5!」

 

レバーを起こして

 

ガッチャーン!レベルアーップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!アガッチャ!ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナーイト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!ブレイブ!

 

と仮面ライダーブレイブハンタークエストゲーマーレベル5に変身してそのままバグスターウイルスの戦闘員に目掛けて走った

杖を持っているバグスターウイルスの戦闘員は火球を連発して来たが、私は右腕に装備されている〔ドラゴナイトブレード〕で私に命中する火球を切り捨て更に宝箱も斬って其処から〔エナジーアイテム〕が出て来て私に吸い込まれて

 

高速化!マッスル化!

 

高速化で早くなりバグスターウイルスの戦闘員の真ん中に到着して直ぐに左手に〔ガシャコンソード〕を持って

 

『『ガッシュート』』

 

右手で〔ゲーマドライバー〕から〔タドルクエストガシャット〕と〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕を抜いて

 

ガシャット

 

と〔ガシャコンソード〕に〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕を刺して右手に持っている〔タドルクエストガシャット〕と左手に持っている〔ガシャコンソード〕交換して持ち替えて

 

ガシャット

 

〔タドルクエストガシャット〕を〔キメワザスロットホールダー〕にそして同時にボタンとトリガーを押す。

 

キメワザ!タドルドラゴナイト

 

ともう一度交換して持ち替えて私が回転すると右腕に装備されている〔ドラゴナイトブレード〕と左腕全体が伸びってバグスターウイルスの戦闘員を切りまくて全てのバグスターウイルスの戦闘員を切り終わって〔ドラゴナイトブレード〕と左腕が掃除機のコードの様に戻る。

私は〔ゲーマドライバー〕のレバーを戻して変身を解除して〔ゲーマドライバー〕を外して別空間から元の空間に戻ってその後は散歩するように城を歩いた。

夕食はピザのマルゲリータを食べた。

尚文達が居る部屋に戻って扉を開けたら

ライクと鉢合わせして

 

「コオスイ様見つけました!!」

 

と後ろを向いて叫んだ。

するとルナ、ソキャート、キール、リファナが来てその後紫彩も来た。

 

「私達が起きたら居なくて」

 

「だからオーナーを探したけど」

 

「けど?」

 

「いくら探して見つかりませんでした」

 

「俺とソキャートが気配を捉えても直ぐに気配が消えるから」

 

「そうなのね、紫彩の転移を使えば一発で辿りつくのに」

 

「其れなんだけど捉える為には〔マッハキャリバー〕が必要でね」

 

「そうなのね。

確かに今〔マッハキャリバー〕は修理中ね」

 

「まぁ、とりあえずお帰りなさい」

 

「ただいま」

 

と仲間と合流して私の今日の行動を根掘り葉掘り聞かれて寝た。




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
アンケートもやっていますので参加お願いします。
上位二つが作品に出ます。
では次回もお楽しみにして下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

終結の裁判

遅くなり申し訳ございません。
ですが第四十六話が完成しました。
最近やりたい事が沢山ありまして其れをやっていました。
其れでは第四十六話スタートです。(^O^)/


私はいつも通りに早く起きて鍛錬して食堂に行き朝食を食べてミレリア女王から私だけ城に来て欲しいと頼まれて城に移動して紫彩達と別れて城に入って、丁度尚文と出会った。

 

「尚文」

 

「氷水か」

 

「コオスイさん、おはようございます」

 

「コオスイお姉ちゃん、おはよう」

 

と挨拶して階段を登った。

 

「外すごい人でしたね」

 

「あぁ」

 

「そうね」

 

「メルちゃんは?」

 

「お城に着くなり騎士の皆さんと先に行きましたね」

 

「多分女王と一緒だよ」

 

「そうね」

 

と階段の踊り場に到着して方向転換して更に階段を上がろうとしたら上に錬、樹、元康が居た。

 

「無事で何よりです」

 

「あんな危ない力を使った後にしては大丈夫そうだな」

 

「其れでも中身はガタガタなんだかな」

 

「特に呪いでね」

 

「其れよりもマインを知らないか?

あれきり全然姿を見せないんだ」

 

「マルティなら多分騎士と一緒よ」

 

「そうなのか?」

 

「多分サプライズを用意しているとか」

 

「そうか、絶対それだ」

 

「(*´Д`)はぁ~」

 

と尚文はため息を吐き私は呆れて錬を見ると首を横に振った。

丁度大臣が来て

 

「五聖勇者様、ご入場くださいませ」

 

と大臣の案内で謁見の間に到着した。

ミレリア女王が玉座に座っていてその隣にはメルティ王女が居た。

メルティ王女が友達と出会ったように手を軽く振っていた。

多分フィーロに振ったと思う

 

「ようこそ五聖勇者の皆様」

 

「マインは何処だ?」

 

「王様も居ませんね」

 

と元康と樹が疑問を思っていると

 

「二人を此処れ」

 

ミレリア女王がそう言うと謁見の間の扉が開いた。

其処に居たのは手錠を付けられたマルティと王様が居た。

 

「マイン‼」

 

「モトヤス様‼助けて」

 

「王様にも手枷を⁉

どうゆう事ですか」

 

「多分マルティと王様は今罪人扱いでしょうね」

 

「えぇその通りです」

 

と元康と樹は驚きながら振り向いた。

 

「其れでは始めましょうか。

愚かな王廃と第一王女の弾丸裁判を」

 

ミレリア女王がそう言うと周りが騒めき出した。

 

「ママ酷いこんなのはあんまりよ」

 

「女王何故こんな暴挙に出るのだ。

お前らしくない」

 

と王様が前に出おうとしたら横に居た兵士の槍で止められた。

 

「この場は五聖勇者様立ち合いの下、国の根幹を揺るがす大罪を犯した者たちを女王である私自ら捌くために設けたものです」

 

「何⋯お

まさか盾の悪魔に操られて⋯」

 

と王様が言い終わる前にミレリア女王が手を翳すと緑色の光が光った。

 

「うおぉぉぉ」

 

すると王様の体が凍った。

無詠唱で的確に王様だけ凍らせるとは凄い

と思っていると

 

「盾の勇者様にその様な能力は在りません。

少し考えれば簡単でしょう」

 

ミレリア女王が言っている間に王族直属の魔導士がトレーを持って来た。

トレーの上にはインクに筆、ナイフが乗っていた。

 

「な、なんなの」

 

とマルティがうろ垂れているそのさなかミレリア女王はトレーに乗っているナイフを取り

 

「裁判の公正を期すため一時的に奴隷紋を刻みます」

 

自分の指に軽く刺してインクに垂らしてマルティの隣に居た兵士はマルティを押された。

 

「実の娘何て事をするんだ!!」

 

と元康は文句を言うが

 

「マルティ王女から嘘の証言を言われると裁判が進まないから奴隷紋を使ってホントの事を吐かせるですよね」

 

「えぇその通りです。

ですから奴隷紋を使って裁判を行います」

 

「そんな、私は素直で誠実ないい子でしょ」

 

よく大罪人レベルの事をして起きながらよく言えたなと呆れていると

王族直属の魔導士がマルティの前に行き、座り、筆に奴隷紋のインクを浸してマルティの胸に筆を入れ

 

「うあぁぁぁぁぁ!!」

 

とマルティに奴隷紋が刻まれて少し落ち着いて

 

「改めて裁判を取りおこなります。

とは言え貴方達が犯した罪は言い逃れが出来ずに明白」

 

「そんなのやってみなきゃ分からないんじゃないか。

ていうか一体どんな罪を犯したって言うんだ」

 

頭に手を宛てって

 

「(*´Д`)はぁ~」

 

とため息を付いた

元康、ハッキリ分かるレベルの罪なのに

と思っていると

 

「この度の一連の事件、偽りの聖武器所持し世界の救世主である四聖勇者改め五聖勇者の抹殺を目論んだ三勇教の教皇はその場で打ち取りました。

三勇教残党の目下つも進めています」

 

「それが如何したと言うんだ」

 

「忌まわしい事に第一王女も三勇教と結託していたのです」

 

「なんだって!」

 

「これについて反論はありますか?」

 

「三勇教と結託するわけ」

 

と言おうとすると奴隷紋が紫色に光

 

ぎゃあぁぁぁ

 

と電撃が走りマルティは悲鳴を上げた

 

「第一王女あろうものが国家転覆を目論むとは」

 

「ち、違うわ盾どころ四勇者を殺そうとしてその上、王家まで、そんな恐ろし事に私が関わるわけないんじゃない」

 

今度は奴隷紋が起動しなかった。

 

「ほ、ほら奴隷紋も反応しないじゃないか」

 

「次にメルティを殺そうとしてその罪を盾の勇者に被せようとした事は?」

 

「だからそんなこtぐぁぁぁ

 

と奴隷紋が反応した。

其れで回りがざわついた。

 

「マ、マルティ、それは本当か」

 

王様は今回の事件を殆ど知らないみたいだ

 

「違う、違うのよパパ、私は」

 

と又奴隷紋が紫色に光

 

ぎゃあぁぁぁ

 

「三勇教と共謀しメルティを亡き者にして継承権一位の座に着こうとして其の為、盾の勇者を誘拐犯にしたげあげ、メルティが逃げる野山に火矢を放った。

違いますか?」

 

「ハァ、ハァ、メルティは私の可愛い妹よ違いにきまてるるるるるるるる

 

と奴隷紋が反応した。

 

「確かに彼女は本気で第二王女殺そうとして居た」

 

「えぇそれはこの目で見ましたよ」

 

「そうな」

 

「本当よ。

ミレリア女王、あれをお願い致します」

 

「えぇ、蒼青の勇者から提供された証拠があります」

 

とミレリア女王が言うと水晶玉を持っている魔導士が現れて水晶玉から映像が流れた。

映像はマルティが兵士と魔導士を使って野山に火を放ってその後今此処にいる騎士団長に指示して映像は止まった。

 

「ま、マルティ、な、なんと事」

 

「又、貴方も三勇教と示し合わせて私が不在の時に五聖勇者を一度に召喚した。」

 

「あの恐ろしい波に対抗するにはどうしても勇者の力がどうしても必要だった。

其れに盾は我が娘に対し犯してはならない禁忌を」

 

「そうだ、尚文はマインを襲ったんだぞ」

 

ラフタリアとフィーロの顔が険しくなった

 

「ではマルティに聞きます。

貴方は盾の勇者様に強姦されかけたのですか?」

 

「そ、そうよ私h」

 

と言いかけている時に奴隷紋が紫色に光出して

 

ぎゃあぁぁぁぁぁ

 

と奴隷紋が起動した。

其れでマルティは倒れた

 

「「なぁ」」

 

樹と元康は驚いている。

錬は予め私が教えているため驚いていない

 

「う、嘘だ。

出鱈目だ」

 

「でしたら槍の勇者様も一時的に所有者として登録いたしましょう」

 

「よっよしまってろマイン‼

無実を証明してやる」

 

と元康はマルティに奴隷紋を刻んだ

 

「あの夜お前は尚文に強姦されそうになったんだよな!?」

 

「えぇ!!そうよモトヤスさmうあぁぁぁぁ

 

と言いかけたが奴隷紋が発動した。

その後は三文芝居より酷い茶番が続いて殆どの人は其れにドン引きして居た。

そして

 

「此れでお分かりになったでしょ

この者たちは王族とゆう身分で在りながら以下に卑しく汚い手を使い難なく実績無く対立する物達を貶め己ガ為に権力手に入れろうとしていたのが」

 

「ち、違う私hぎゃあぁぁぁぁぁ

 

奴隷紋が発動した。

此れも嘘か

 

「確かに儂は王族にあるまじき行為したかもしれない」

 

急に王様が口を開いて自分の罪を認めた。

それで回りがざわついた。

 

「だがそれも皆、我が愛する国の為家族の為その為に儂は盾を排除したのだ。

盾は悪魔だ。

嘗て我が家族受けた災いを此度も必ず齎す。

断じて許さん、断じてな」

 

私は自分の手を頭にやれやれと振った

最後のチャンスまで棒に振ってまで尚文の事を排除したのか

 

「はぁ判決を言い渡します。

オルトクレイ及びマルティの両名は王族の身分を永久に剥奪します。

そして本来なら即刻死刑ですが、盾の勇者であるイワタニ様はこの二人をどういたしますか?」

 

と謁見の間に居た人は全員尚文を見た。

私もだ。

本人も驚いている

 

「どうゆう事だ!?」

 

「イワタニ様は五聖の中で蒼青の勇者であるサヤナミ様と同等での一番の功績をしておきながら一番の迫害を受けていたイワタニ様にはその権利があります」

 

確かにその通りだな。

と思っていると

 

「いかがなさいますか?

イワタニ様」

 

とミレリア女王が言い終わると直ぐに

 

「どっどうか復讐なんてお考えはおやめください」

 

とマルティが命乞いして来た。

 

「復讐は復讐を呼ぶだけですわ。

賢明な盾の勇者ならお分かりになりますよね?」

 

周りは超が付く位ドン引きしている

一応奴隷紋も起動していないから本気で命乞いしている

 

「どうかその慈悲の心で女王に進言を!

貴方一人が溜飲を下げればよい事ではありませんか」

 

あんまりにも虫が良すぎる。

私は利き足の右足の床をトントン鳴らしている

 

「どうかどうかお願いたします。

ナオふみさm」

 

あんまり虫が良すぎるから

私はマルティの顔面に回し蹴りを放って寸止めで止めた。

風圧でマルティは黙らせて、そして

 

「殺せ

死刑だ‼

こいつらを二人を死刑にしろ」

 

尚文の堪忍袋の緒が切れた。

 

「でないと俺の気が収まらない‼」

 

「ナオフミ様」

 

ラフタリアも少し引いている

 

「おっ横暴よ!

仮にも勇者のすることなの!?」

 

「よくもぬけぬけとそんな言葉を口にできるな‼

もうたくさんだ!!!

それこそ俺が受けた理不尽だ!

思い知ればいい‼

だが」

 

と言って尚文はミレリア女王を向き

 

「一応こいつらは腐っていても王族だ。

安易に死刑する難しはず」

 

「えぇそうですね。

三勇教の不祥事に続いて

元⋯とはいえ王族を安易に処罰すれば諸外国からの評価にも影響するでしょう」

 

「なら死んだ方がマシだと思わせる刑なら良いだろ?」

 

「そうですね。

それなら許可をしましょう」

 

「そうだな」

 

「ナオフミ様」

 

「この世界に呼ばれて冤罪をこうむってからずっとこの時を待っていたんだ。

死刑以外なら、どんな刑でも俺の望むままにしていいんだな?」

 

「もちろん何をお望みですか?」

 

「なら手始めに今すぐ中継を切れ」

 

「分かりましたが理由を伺いて宜しいですか?」

 

「理由は単純だ。

後で大勢の前で直接大体的に発表する為だ」

 

「そうですか」[パンパン]

 

とミレリア女王は二回ぐらい手を鳴らした。

 

「今ので中継を切りました。

それで何をお望みですか?」

 

「そうだな」




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
アンケートはまだまだやっていますので自由に参加して下さい
其れと感想と誤字脱字バンバンお待ちしております。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

パーティーと重大発表

遅くなりましたが第第四十七話が完成しました。
漫画を買いましたので多分更新スピードが上がるはずです。
其れでは第第四十七話どうぞ(^O^)/


尚文が要望をミレリア女王に伝えて、ミレリア女王が「準備をします」と言って一時解散してライク達と合流して準備が終わるまで訓練場を借りてライク達と一緒に鍛錬して丁度12時になった時に訓練場に城のメイドが来て「準備が整いました」と言って私達は鍛錬で出た汗を流す為軽く水浴びして大広間に移動した。

大広間の扉の前で尚文達と合流して無言で同時に扉を開けた。

其処には色んな料理と冒険者がいて特に亜人と獣人が多いそして尚文の所フィーロは

 

「わぁーこれ全部食べていい~!?」

 

私は苦笑いした。

 

「全部って⋯フィーロ」

 

ラフタリアも呆れている。

 

「あぁ食え食え!俺達の為の宴だからな」

 

「そうね」

 

「好きなだけ食ってこい!」

 

「はーい」

 

とフィーロは料理に目掛けて走った。

 

「私、フィーロちゃんを見ておきます」

 

リファナも走った。

急にフィーロが止まってリファナも急ブレーキを掛けて止まったが尻餅を付いた。

 

「大丈夫、リファナ「「ちゃん」」「お姉ちゃん」」

 

私、キール、ラフタリア、フィーロが心配してリファナに近づいて声を掛けた。

リファナは尻を撫でながら

 

「大丈夫です」

 

「如何した?」

 

「メルちゃんはどこー?」

 

「そのうち来るだろ、行って来い!」

 

「はーい」

 

と再度フィーロは走り

 

「フィーロちゃん、ちょっちょっと待って」

 

尻を撫でながら走るリファナ。

私は苦笑いで見守ると

 

「たっ盾の勇者様と蒼青の勇者様」

 

私達と尚文達が振り返ると二回目の波で共闘した兵士達が居た。

 

「あの⋯」

 

「お前達来ていたのか」

 

「あの時のメンバー全員いるね」

 

「あっはい」

 

「如何した?」

 

「あっいえ、本当は警備の任務があったのですがイキナリ呼ばれまして⋯こういう所は初めましてで⋯キンチョーします」

 

「今回のパーティーは盾の勇者が主役だから無礼業で良いと思うは。

でしょ尚文」

 

「そうだな。

お前達堅苦しいのは無しだ」

 

「あっはい」

 

と会話して居ると

 

「勇者様?」

 

「あ!盾‼盾の勇者だ!!」

 

「それに蒼青の勇者だ!!」

 

「うあぁっ目の前に居るぞ!!」

 

「豪華な宴のようですが⋯来ている方はなんだか冒険者が多いですね亜人の方も⋯」

 

「どうやら国内外から広く人を呼んだらしいそれでお前達の事も調べて呼んだんだろうな」

 

「影を使ってかしら?」

 

「そうだろうな」

 

と面白く話し合っていると

 

「この宴で重大な発表があると聞きました。

其れに盾の勇者様が関係してるって⋯僕たちそれでとても楽しみで⋯!」

 

彼の目がキラキラ輝ていた。

 

「盾の勇者様が‼ついに盾の勇者認められる時が来たんだって⋯!!!」

 

「⋯まぁ望んでいたのと少し違うだがな」

 

「確かに」

 

「何でもない、せっかくの機会だゆっくりしていってくれ」

 

と兵士達と別れた。

 

「そう言えば尚文」

 

「なんだ?」

 

「あの時、死刑から別の刑に変えたの?」

 

「あぁ、あれか、あれは単なる約束を果たす為だ」

 

「約束?」

 

とラフタリアが不思議そうに尚文の顔を見た。

 

「ラフタリアは知らないか。

俺達が召喚された翌日で氷水と交わした約束」

 

「あれ覚えていたの」

 

「当たり前だ。

氷水達には色々貸しがあるからな」

 

「分かった。

貸しを一つ返して貰ったから」

 

とこの後皆で料理を食べているとミレイア女王とメルティ王女が壇の上に出て来た。

 

「皆様、良くおいで下さりました。

この宴は此度の事件に際し尽力下さった方々への感謝の宴で御座います。

中でも勇者様方におかれましては」

 

とミレイア女王が話している中、二階からフィーロが出て来て

 

「あっメルちゃーん」

 

と大声でメルティ王女を読んだ。

メルティ王女は手を振って返した。

 

「さて宴の途中ではありますが、この場を借りて皆様にご報告がございます」

 

とミレイア女王が後ろを振り向いて

 

「彼の物をこれへ」

 

とミレイア女王は兵士にそう指示すると

 

後ろに手枷を付けた王様とマルティ王女が連れて来た。

 

「王?」

 

「王様だ」

 

「王女もいるぞ」

 

「混乱を招いた罰として今より、この者達から王族の身分を剥奪し⋯元国王オルトクレイをクズ(・・)、元王女マルティをビッチ(・・・)とその名を永久に改める事といたします。」

 

会場に居る参加者は驚ている。

 

「更に誤った名はを口にする者は厳罰を設けることに致しました。

本来は極刑を与えるべき所ではありますが⋯」

 

とミレイア女王は首を後ろに向けると尚文が居て

 

「このご沙汰は盾の勇者様の格別のご温情によるもので御座います」

 

「さすが盾の勇者様⋯!!」

 

「そう言えばビッチには冒険者として偽名がありましたね。

其方はどういたしましょう。

イワタニ様?」

 

「アバズレ」

 

「⋯ナオフミ様」

 

とラフタリアは呆れていた。

 

「しょうがないでしょ散々アバズレ=ビッチ良いようにされていたから此れぐらい大目に見なさい」

 

「ではその名で登録を!」

 

「此れからクズ王って事になるのか?」

 

「もう王じゃないて」

 

「ビッチにアバズレ⋯くぷぷっ」

 

「やだぁ⋯呼びたくないでしょ」

 

「この」

 

ガキンッ

 

クズは素手で手枷を壊して襲おうとしたが

 

「ゆっ許さんぞっこの盾ぇぇぇぇぇぇ⋯え?」

 

兵士達がクズに武器を向けて止めた

 

「なっ何をするワシは⋯「クズ(・・)だろう?」

 

と言って尚文はこれまでに完璧に良い笑顔している。

 

「う⋯っぐぐっ」

 

「こっこんな辱め許せない⋯っ

殺す⋯っ隙あらば殺してやるわ!」

 

ビッチが憎しみを込めて言うが全然迫力が無い

 

「やれるもんならやってみろ奴隷紋の制約で其れこそ死ぬぞ。

死刑を免れたって言うのにな」

 

「そうですよ、ビッチ、貴方は復讐は復讐を生むと言いましたよね?

先ずは自分で実践なさい

自業自得ですよね」

 

「あぁ俺もそう思う」

 

「酷い罰ではありますが良い落としどころだと思います」

 

錬、樹は賛成した。

 

「おっ俺はどんな事があっても信じてる⋯!マイ」

 

と元康が言い終わる前にミレイア女王が睨んで

 

「あっア⋯っアバズレ!!!

 

と元康は怯んで大声でアバズレを言った。

 

ビッチはトマトみたいに顔を真っ赤した。

 

「はっはは

そんな顔が見たかった!!」

 

と尚文笑いながら言った。

 

「⋯ようやく分かりましたが?貴方方の立場が?

イワタニ様だけではありません。

貴方方の愚行によって多くの民が苦しんだのです。

王族であったプライドがあると言うのならせめてその気概を此処で示しなさい

目の前でその頭を下げ改めて盾の勇者様にご尽力をお願いするのです」

 

「ん?」

 

「ビッチは奴隷紋が在りますが。

クズ自らその場に跪かなければ⋯」

 

 

「ぬぅ」

 

クズの後ろに兵士が来た。

 

「これ以上の恥を晒したく無いのであれば⋯わかっかていますね?」

 

私は〔ショドウフォン〕、紫彩は勇者のスマートフォンを取り出してお互いカメラモード起動して

 

「ぐっぐうううぅ⋯」

 

「ヴヴヴヴ⋯」

 

とクズとビッチが膝を地面に付いて頭を下げて

 

「「おっお願いします⋯っ

こっこれまでの事水に流してっどうがこの国をっ世界をっお救いぐださい。

盾の勇者様」」

 

とクズとビッチが全て言い終わると周りは[ぽかん⋯]がしていたが

 

「おっ」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うおおおおおっ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「\(^o^)/盾の勇者様万歳(/・ω・)/」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

と歓喜が挙がった。

少し時間を立ってて

私、尚文、ラフタリア、ミレリア女王、メルティ王女がバルコニーに集まり

 

「ふぅ

俺を利用したな?

女王」

 

「何の事でしょう?」

 

「まぁ、自分の身内を裁くんだやりすぎくらいが丁度良いんだろうが⋯

其れでも死刑よりはマシだてな」

 

その一言でミレリア女王とメルティ王女は目を開いて

 

「イワタニ様には敵いませんね

ですが嘘では御座いません

あの二人は常時見張りを付け次に何かあった時には処刑も辞しません」

 

「当たり前だ。

まぁでもあの土下座は良かったな最高だったぞ。

くっくっくっ」

 

「ナオフミ様悪い顔になっていますよ」

 

「私と紫彩、あの時の奴を動画に取ってあるわ」

 

「其れは良いな。

後でシードに送ってくれ」

 

「了解」

 

「コオスイ様もナオフミ様を煽らないで下さい」

 

「まだ宴は続きますが。

勇者様方には別の席もご用意しております」

 

「別の席」

 

「えぇ徐々に厳しくなる波を乗り越える為もっと連携し効率良くレベル上げをしていただける提案が御座います」

 

「へぇ!其れは良いな」

 

「そうね」

 

「準備が整いましたらお声をかけますので⋯「あーっ」

 

とそこにフィーロが来た。

 

「メルちゃんっやっと見つけたー!!」

 

「メルちゃーん!!」

 

「フィーロちゃん⋯っ」

 

「ねーねー!ここすっごく広いよ!また探検しよーよ!!」

 

メルティ王女はミレリア女王を見て

 

 

「構いませんよ。

メルティ、宴が終わればイワタニ様達はご出立されるのですから」

 

「んー?でもメルちゃんもいっしょだもんねー?」

 

「フィーロちゃん

フィーロちゃんわたしもう一緒に旅は出来ないの」

 

「えっ」

 

「フィーロ、メルティは俺達とは住む世界が違うんだよ」

 

「なっなによっその言い方!!」

 

「だってその通りだろ次期女王を連れまわせないんもんな」

 

「言い方が悪いけどそうなるね」

 

「わたしっわたしは」

 

メルティは涙を流した。

 

「メルちゃん如何したの!?

何処か痛いの!?」

 

「うっうっ⋯」

 

「もう会えないの⋯?」

 

「ううんまた会えるよ⋯フィーロちゃんが来てくれれば」

 

「⋯やっやだ~!!!

メルちゃんと離れたくない~!!

ずうっとずうっと一緒だよぉ~」

 

とフィーロは泣きながらメルティ王女に抱き着いた。

 

「フィーロちゃん」

 

「フィーロ、メルティちゃんを困らせてはダメですよ」

 

「ラフタリアさん」

 

と少し考えて

 

「フィーロちゃんよく聞いて

わたしにはわたしにしか出来ない事が在るの」

 

「フィーロちゃんにはフィーロちゃんにしか⋯解る?」

 

「⋯うん、多分」

 

「わたし今回の旅で痛感したの

この国はまだいっぱい問題があるわ。

それもナオフミと蒼青の勇者達に合わなければ実感する事も無かったかも知れない

ラフタリアさん達の故郷での事母上に話しました。

必ずこの国を人と亜人が仲良く暮らせる国にします。

待って居て下さい⋯!!」

 

「はいお願いします」

 

と言ってメルティ王女は尚文を向いて

 

「?何だよ」

 

「⋯本当に⋯本当に短い間だったのに⋯まるでずっと前から一緒に旅していたみたいだった⋯ナオフミ⋯⋯」

 

とメルティ王女は服を握った。

 

「?何だ?聞こえないぞ?」

 

「っ、守ってくれてありがとうっ」

 

と言って振り向いて走り

 

「フィーロちゃん!!探検!!行くんでしょ!?」

 

「うっうん。

まっまってよ~」

 

「なんだ?あいつ⋯次期女王と言ってもまだ子供だな」

 

「二十歳未満は大抵子供よ」

 

「そうですね。

ですが少し安心しました。

この国の未来も少しは明るくなりそうです」




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケートはまだまだやっていますので参加募集です。
一番目は鬼滅の刃の水の呼吸と日輪刀です。
二番目は今の所閃乱カグラの夜桜の手甲です。
二番目の逆転ホームランが狙えますので是非参加宜しくお願い致します。
其れでは次回もお楽しみにして下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

情報交換=勇者会議

遅くなりましたが第四十八話が完成しました。
今回は文章が可笑しいかもしれませんが温かい目で見てもらいその後誤字脱字の指摘をお願いします。
其れではスタートです。


ミレリア女王が準備が整いライク達と別れてとある小さい個室に入った。

其処には尚文、錬、樹、元康、其れとミレリア女王が居て、私は開いている席に座った。

 

「それでは、ようやく全員揃ったということで、お話しさせていただきます。

近々カルミラ島が活性化するという情報が入りました。

ですので勇者様がたにぜひ彼の地で強さでに磨きをかけて頂きたい所存でございます。

渡航の船や宿の手配滞在費などは全面的に我が国がご支援致します」

 

「⋯?活性⋯?」

 

尚文が女王に聞く。

 

「尚文、多分ゲームとかのキャンペーンでレベルがいつもより上がりやすくなる奴だと思うわ」

 

と私がそう言うと

 

「コオスイ様、その通りです。

活性化というのは10年に1度、その地域で手に入る経験値が増加する現象です。」

 

「あぁ、あれか」

 

と尚文が思い出した感じで納得した

 

「今日こうして集って頂いたのもまさにそういう趣旨あってのことで在ります。

勇者様方はその聖武器の性質上近くにあると干渉しあって成長を妨げてしまう為、皆様独自にレベル上げをして来た事を存じます。

そこでカルミラ島で効率よくレベル上げをして頂く為に今この場で情報交換などいかがかと存じます」

 

「そうだな、分かった」

 

「私も賛成」

 

「俺もだ」

 

と言って樹達を見ると急に黙り込んだ

 

「いかがいたしましたか?御二方」

 

ミレリア女王が疑問を持ち質問すると

 

「情報交換⋯と言っても」

 

「殆どありませんね」

 

と返してきた。

私はミレイア女王に目線を向けてと人差し指でテーブルを叩いて音を鳴らすと其れを察したのか

 

「ご理解頂けて居ないようですので有り体に申し上げましょう。

イワタニ様とコオスイ様後レン様以外の勇者様方においてはその強さに難ありとの意見が御座います」

 

ミレリア女王がそう言うと樹、元康の目が開いた。

 

「何だって」

 

「やるべき事はやって来た筈です」

 

樹と元康は反論して来たがミレリア女王は冷静に

 

「先の三勇教との戦いで一番有効な対処をなさったのは何方ですか?

その前の波では御二方は敗れたどころが連携すらもままならなかったとか⋯

此れから更に厳しくなるであろう波に対して勇者様方の結束は必要不可欠です。

其の為の情報交換の話し合いとお考え下さい」

 

「⋯」

 

と樹と元康が考えて

 

「そういう事ならまず尚文さんと氷水さんから話すべきでしょう」

 

「べき?」

 

「私と尚文から話す理由は?」

 

「言っては何ですが貴方達の仲間は不自然に強すぎます。

尚文さんの禍々しい盾と氷水さんの漆黒の鎧にしてもそうです」

 

「確かにフィーロちゃんもラフタリアちゃんも何かすごい頼りになる強さだもんな」

 

尚文はちょっと引き気味だから私が先に

 

「私の所は特別な事はしてない

戦闘以外では毎日訓練して身体を慣らさせてるだけよ」

 

私がそう言うと

 

「嘘を言っていけませんよ氷水さん

率直にお聞きします。

何処に行けばそれらの力が手に入るのですか?」

 

樹の素っ頓狂な質問に私と尚文は

 

「「は?」」

 

と言ってしまう

 

「言い方を変えましょう。

何処で神様に会いチート能力を授かったのかと聞いているのです」

 

「チートぉ!?」

 

私と尚文がご都合主義の物語の主人公みたいな展開して居る為、私達の後ろに神が居ると思っている。

確かに私の後ろに神様が居るけど教えるつも居は無い。

樹達に其れを教えると其れは樹達の停滞に繋がるから

そんな事を考えていると

 

「そんなんじゃねぇよ!!」

 

「だってそうじゃないですか!!

盾職が戦力になるなんて十分チートですよ!!」

 

とそう言いながら尚文に人差し指を刺した。

 

「そうだそうだ!!

俺達がその力を手に入れればもっと強くなれるだろ」

 

私は其の考えに呆れた。

新しい力を手に入れれば強くなる考えはいつか成長が止まり停滞に繋がるのに

と考えていると

 

「分かった本当の事を教えてやる。

その代わりお前達も俺に教えろ

ヘルプに載っている物でも良い

復習を兼ねてイチから教えろ!

出なきゃ俺は教えないぞ」

 

「私も同じく、其れと情報次第では良い物を渡すわ」

 

「俺も持って居る情報だす」

 

「分かった」

 

「分かりました

まず、僕らの武器はスキルツリーのようなもので解放されていきます。」

 

それは私は持って居ないな

 

「それで僕のやっていたゲームとは似ていますが、違うところもあります。」

 

「全部おんなじじゃねえのか?」

 

「違いますよ、元康さん。正確にいうと知ってるのもありますが、知らないのもありますね。」

 

「じゃあ、俺は樹の続きから話そうか。

みんなも知ってると思うが、俺たちの武器は魔物とかの部位を吸わせて強化し、一度変化させても過去に変化させた武器は消えない。だが俺のゲームとは違う点もある。」

 

「装備ボーナスだ。

スキルの習得はスキルポイントと熟練度だった。

装備しておくことで何時でも使える様になる訳じゃない。」

 

「じゃあ、次は俺か。

武器は同じ系統‥俺なら槍だな。

別の槍を持てばウェポンコピーが発動するよな?」

 

「ええ。」

 

「そうだな。」

 

「おい、待て。それ知らねえぞ?」

 

「尚文、それは初耳?」

 

「知らねえ。」

 

「そうね私も初耳よ」

 

そこからは色々知らない話を聞けた。

 

「おいそれはお前達の共通認識なのか?」

 

「あぁ」

 

「そうだな」

 

「常識ですよね?」

 

「ウエポンコピーにアイテムドロップ、登録した場所に飛べる転移スキルの存在⋯お前ら其れ自分で見つけたのか?」

 

「最初は武器屋で他の武器を試そうとするだろ?」

 

「モンスターを倒したらゲームと同じ様にやったら出て来た」

 

「龍谷の砂時計の砂を吸わせたんですよ。

ちゃんと項目を確認しておかないからこうなるですよ」

 

と樹が尚文を見下していて

 

「では、それ以外で武器を強くする方法を言いましょうか。」

 

樹が言う。

 

「方法?」

 

此れは私聞き耳を立てる

 

「それはレア度です。武器はレア度です、付与効果は二の次です。」

 

「嘘だな。」

 

「樹さぁ。嘘はダメだぜ?」

 

「はぁ!?本当ですよ!」

 

嘘ではないな。

樹の怒り方が違う。

見破られた焦りからくるやつじゃない。

だか確信が無いから泳がせる。

 

「何を言っているんだ。

武器の強さは熟練度だろう」

 

「違う違う強化精錬とステータスの高さが物を言うんだ。

ったく冗談が過ぎるぜ」

 

「(。´・ω・)ん?」

 

「呆れましたねそんな大嘘⋯尚文さん、氷水さん!騙せても僕は騙せません」

 

「そっちこそよくそんな平然と嘘が付けるな」

 

「おい待て!お前だって間違ってるじゃないか」

 

「ハァ!?どうかしていますよ!!

ヘルプを開ければ書いて有る事じゃないですか」

 

と尚文悩んでいて

 

「⋯?何処にもお前達の言う項目は無いぞ?

ウエポンコピーしかないぞ」

 

「「「そんなハズ無い」」」

 

と錬、樹、元康はハモッた。

そして言い争いに戻った。

私はミレリア女王を見ると困り顔していた。

私は右手に魔力を集めて

 

げんごつげんごつげんごつ

 

「少しは頭冷えたかしら?」

 

「「「ハイ、ヒエキリマシタ」」」

 

私は仁王立ちしてその前には頭に立派なタンコブが乗っていて正座している錬、樹、元康がいて、尚文とミレイア女王は苦笑いをしている。

 

「今度騒いだら頭にアイスを二つ乗せてトリプルアイスにするわよ」

 

と言うと錬、樹、元康は顔を青くして

 

「「「ハイ、ニドトサワギマセン」」」

 

と答えた。

 

「なら戻りなさい」

 

「「「ハイ、ワカリマシタ」」」

 

錬達は椅子に座った。

 

「それで三人ともに聞くけど間違いないよね」

 

「はい」

 

「間違いありません」

 

「俺もそうだ」

 

三人ども嘘を言っている仕草も無いし少し試しますか

 

「尚文、鑑定のスキル持って居るかしら?」

 

「一応持って居るが」

 

と尚文そう言い、私は〔美樹さやかのソウルジェム〕と〔水波レナのソウルジェム〕を同時に展開して

格好が美樹さやかのコスチュームと水波レナのコスチュームを混ぜったコスチュームになった。

全員驚いている間に右手に〔水波レナの三ツ又槍〕、左手に〔美樹さやかの軍刀〕を持って其れを錬、元康の目の前に刺して次に〔ショドウフォン〕を持って筆モードにして【弓】を書くと〔ウォーターアロー〕になって、其れを樹の前に置いた。

 

「今から私が渡した武器をウエポンコピーして其々の強化方法で強化しなさい。

口で言うより現実的なはずだから」

 

「そうだな」

 

「その方が証明になりますね」

 

「じゃ俺から行くぞ」

 

元康が〔水波レナの三ツ又槍〕を持って暫くして〔水波レナの三ツ又槍〕を離して背中に有った聖武器の槍を持って

 

「行くぞ」

 

すると槍が変形して〔水波レナの三ツ又槍〕になった。

私が渡した〔水波レナの三ツ又槍〕の違いは赤い宝石が有るか無いかだ。

 

「なぁ!!」

 

「本当ね。

尚文、鑑定」

 

「おっおう」

 

と尚文は元康が持って居る〔水波レナの三ツ又槍〕を見つめていてそして私に目を合わせて

 

「元康、強化」

 

「おう」

 

と元康はステータスを開いて何かを操作していて

 

「終わったぞ」

 

「尚文」

 

「おう」

 

と尚文は又元康が持って居る〔水波レナの三ツ又槍〕を見つめていて

 

「確かに強化されている」

 

「ほら見ろ」

 

「ぐう」

 

「⋯」

 

元康が言っている事が証明されて錬と樹を歪めた。

 

「次」

 

「なら俺が」

 

今度は錬が〔美樹さやかの軍刀〕を持ち腰に有った聖武器の剣を抜き取り〔美樹さやかの軍刀〕に変形させて

 

「尚文」

 

「分かっている」

 

と尚文は錬が持って居る〔美樹さやかの軍刀〕を見つめていてそして私に目を合わせて

 

「錬、強化」

 

「分かった」

 

と錬はステータスを開いて何かを操作していて

 

「終わったぞ」

 

「尚文」

 

「おう」

 

と尚文は又錬が持って居る〔美樹さやかの軍刀〕を見つめていて

 

「確かに此れも強化されている」

 

「だから嘘は言って無いぞ」

 

「「ぐう」」

 

「次」

 

「僕が最後ですね」

 

最後に樹が目の前に有る〔ウォーターアロー〕を持って暫くして〔ウォーターアロー〕を机に置いて背中に有った聖武器の弓を持って其れを〔ウォーターアロー〕に変えて

尚文も流れが分かり直ぐに樹が持って居る〔ウォーターアロー〕を見つめていて又目線をこっちに向けて

 

「樹、強化」

 

「分かっています」

 

と言いながら樹はポシェットから鉱石を取り出して其れを弓の聖武器に入れてステータス画面で操作して

 

「終わりました」

 

もう言わなくて分かって居る為直ぐに鑑定スキルを使っている。

 

「樹も上がっている」

 

「ほら、僕は嘘を言ってませんから」

 

「うぐ」

 

「ぐう」

 

錬と元康が苦虫を食い潰したよう顔をしている

 

「尚文、何か変化があるかも知れないから確認して」

 

「そうだな。

此れを見せられて変化が無いのは可笑しいからな」

 

と言って尚文はステータスを確認する。

すると尚文は目を擦ったりステータスを閉じたり開けたりして

 

「お前達が言って居た奴、全部追加されたぞ」

 

「なぁ本当か」

 

元康を筆頭に錬、元康、樹もステータスを確認するが

 

「尚文、何処に有るんだ其れ」

 

「俺も無いぞ」

 

「尚文さん、嘘を言わないでください」

 

と揃ってそう言った

 

「いやいや本当だってヘルプに追加されているから」

 

このままじゃあ埒が明かないから

 

「尚文ヘルプに何て書いてあるの?」

 

「えっと」

 

と尚文はヘルプに追加された説明文を読むと錬達は目を丸くした。

 

「それで三人ともどう思う」

 

「如何って」

 

「それ此方の説明文と同じです」

 

「俺もだ」

 

聖武器の違いに私達は頭を抱えた。

 

「女王はどう思う?」

 

と妙な空気の中、尚文がミレイア女王に質問するが

 

「申し訳ありませんが聖武器の事は私には」

 

「そうだよな。

取り敢えず武器ごとに強化方法が違う説を立ててみるのは如何でしょうか。」

 

「まあ、そう言うことにしておきますか。」

 

「ああ、それが一番筋が通っている。」

 

「めんどくせえからそれでいい。」

 

「次に私が、強化方法はレベルアップでして、一定のレベルに上がるとロックされて居る能力が解放されわよ。

あと不定期的にですが能力が追加されます。

そして追加される能力に共通点が二つあります」

 

「共通点?」

 

「はい、まず一つ目の共通点は私が居た世界の物語に登場人物の能力よ。

そして二つ目の共通点は登場人物のイメージカラーが青色もしくは水色と言った青系のカラーです」

 

「だから蒼青の勇者なんですね」

 

「其れと基礎練習を欠かさずにやっている事が強さの秘訣かしら」

 

そう言って私は尚文の方を見る。

私の意図が分かったのか、うなづいて

 

「教えよう。

俺と氷水の力は似ているが別物だ。

俺のはカースシリーズと言ってな。

とある感情の昂りにより発現するんだ。

だが、そう簡単じゃねえ。

俺の例だと‥1回目は堂々と不正をしたのに、圧力で周りを黙らせて俺を陥れたクズとビッチに対してだ。

2回目はとある村の依頼で仲間を殺されたと思い込んで解放した」

 

「1回目は理解できないかもしれないけど、2回目は分かるはずよ?

つまり、大切な物を目の前で壊された位の消失感がないとカースシリーズが解放されないの」

 

私は最後に少々トゲがある言い方で締めたが、3人とも反論できずに黙り込む。

 

「他に別の事を答えようか。何故ラフタリアやフィーロが強いのかだ。」

 

それを聞いて反論できずに俯いていた3人が顔を上げる。

 

「あれは奴隷使いの盾と魔物使いの盾によるものだ。特別に出所も教えておく。奴隷使いの盾は、奴隷紋を結ぶ時のインク、魔物使いの盾はフィーロが産まれた卵のカラだ。」

 

「なるほど、出所が分かってるなら俺たちもなんとかできそうだな。」

 

元康が納得していると、樹が急に手を挙げた。

 

「どうした?」

 

「あのう、カースシリーズっていう項目がないんですけど。」

 

「確かにな。俺のところもないな。」

 

樹の言葉を聞いて確認した錬も同じだ。

 

「それは変だな。俺の時はサァー‥と目の前が真っ赤になったな。」

 

「なるほど、今の尚文さんがそう言うなら、信じる価値はあるんじゃないですか?もしかしたら、解放されて初めてブックに現れるとか。」

 

「一応、私の奴も言っておこうかしら?」

 

「気になるし」

 

「そうだな俺も知りたいし」

 

「えぇお願いします」

 

「私のはイグナイトモジュールと言って感情を人員的に暴走させるシステムなの。

もし成功すれば戦力を強化できるんだけど」

 

「もし失敗したら?」

 

と樹が質問して来た。

 

「失敗した場合だと感情を人員的に暴走させているから意識が破壊衝動しか残らず、ただ周りの動くものを全て敵と認識して死ぬまで攻撃をする殺戮兵器になる」

 

そう言うと尚文以外引いて居る。

 

「一応止め方教えておくわ」

 

「「「お願いします」」」

 

錬、樹、元康が同時にお願いされた。

 

「簡単よ。

強く殴れば止まうわよ」

 

「其れだけですか」

 

「其れだけ」

 

あんまりに簡単な方法にポカンとしている

 

「儀式みたいな事は?」

 

「しなくてもOKよ」

 

「そうですか」

 

「ミレイア女王そろそろ解散を」

 

と私がそう言うと

 

「そうですね。

解散しましょう」

 

と其々解散した。

それと余談だがライク達とラフタリア達の所に酔っ払った樹の仲間が突っかかって来て尚文の悪口言ってラフタリアとリファナが切れてボコボコにした。




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケートは変化が無いので此れで最後にします。
感想及び誤字脱字をお願い致します。
次回もお楽しみにして下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お墓参りと出港

皆さん遅くなりましたが第四十九話完成しました。
此れは今年最後の投稿にになります。
其れと更新スピード今年よりも遅くなります。
理由は新作小説を書きましたので同時進行で書きます。
其れでは第四十九話をどうぞ(^O^)/


情報交換して翌日、現在私達はカルミラ島に向けて買い出しをしてカルミラ島に行く船がある港町の行く途中にキールとリファナの生まれ故郷ある為マシンゼクトロンに載っているキールとソキャートとリファナの案内で街道を走っている。

因みに私は〔マッハキャリバー〕をセットアップして、ライクとルナは〔風鳴翼のバイク〕に乗り、ソキャートと紫彩はクロミアに乗っている。

 

「コオスイ様」

 

リファナが声を掛けて来た。

 

「何かしら?」

 

「前方に」

 

と言いながら前を人差し指で刺す方を見ると馬車と大きな白い鳥が居た。

 

「尚文ね」

 

と私達はスピードを挙げて馬車の隣に着いたら

 

「氷水達か」

 

と尚文が言うと私は右手を挙げた。

 

「で氷水何の用で」

 

「キールとリファナそれにソキャートの用事」

 

「そうか俺達も似たものだ」

 

「なら一緒に行こうかしら?」

 

「そうだな」

 

と言って一緒に移動してボロボロになった村に到着して

 

「各自自由高度で」

 

「「「「「はい」」」」」

 

と言って其々移動した。

 

私、尚文、紫彩だけになった時

 

「盾の勇者様方々」

 

呼ばれて全員後ろを見たらライヒノットが居た。

 

「ライヒノットさん」

 

「ご無沙汰しております」

 

「お前達が埋葬してくれたのか」

 

「えぇ、此処に居る皆で」

 

「そう、死んだ人達が安らかに寝て欲しいね」

 

「そうですね。

私は立場上人間と亜人の間の取り持ちを買って出れ居るのですが⋯国の宗教が四聖教に変わっても⋯なかなか溝は埋まらなくて」

 

「大変だな」

 

「大変ですね」

 

「大変ですよ」

 

「嫌になる事だってあるだろう、自分がこんな事しなくちゃいけないんっだ⋯と」

 

「ありますねぇしょっちゅうです」

 

「「「「⋯」」」」

 

「其れでも前に進まないと変わらないから」

 

「そうですね。

勇者様方々はご存知ですか?

セーアエットのご領主は亡くなりましたが、そのご息女はご存命そうです。

ラフタリア達のようにこの村の生き残りはまだ何処かに居るかもしれません。

その方達の為にも何が出来れば良いのですが」

 

と思い出しながら村の教会を目指して歩いていた。

 

「何か出来る事か」

 

「此れが一番難し」

 

「そうねいくら勇者でも出来る範囲小さいもんね」

 

「そうだな」

 

と思っていると

 

「おーいそこの坊主と嬢ちゃん達」

 

と誰かに声を掛けられて其方を向くと

 

赤髪の青年が居た。

 

「もしかしてこの村の奴か?」

 

「いっいやただ立ち寄っただけだ」

 

「私達も似たものよ」

 

「そうかそれにしても酷い物だな。

見渡す限り瓦礫の山⋯坊主達の所も大変だたろう」

 

赤髪の青年そう言うと尚文が不機嫌になった。

 

「あ、如何した?坊主」

 

「あのな俺達はこれでも全員二十歳なんだが⋯お前とそう変わらんと思うが」

 

「あぁ悪い悪い俺より年下っぽく見える奴にはついな。

まぁ気にするな」

 

と赤髪の青年と話をしていると

 

「ラルクそろそろ行くわよ」

 

「ウィン、港町で宿が無くなって野宿なるからね」

 

と水色の髪色の女性と丸い宝石が付いて居るシルクハットを被ってアルセーヌルパンみたいな恰好している茶髪の青年が来た。

 

「あぁ、分かった」

 

と言って私達と離れていく

 

「絶対勝たないとな」

 

「えぇ」

 

「あの人の為にも」

 

と小さく聞こえた。

 

「じゃあな」

 

と彼らと別れた。

その後尚文と一緒に行動して港町に着いて

 

「はぁぁああ!?

俺達の部屋が無い!?」

 

と尚文が大声で叫ぶ。

 

「もっ申し訳ございません!!」

 

とこの船の船長とクルーが頭を下げた。

 

「説明」

 

「あっはい

勿論専用のお部屋はご用意していたのですが⋯先に来られた勇者様が⋯その⋯お使いになると⋯船長室なども明け渡してしまいましたので⋯現在開いているお部屋が剣の勇者が抑えた部屋しかなく⋯」

 

と私は手をおでこに当てて当てて呆れた。

確かに仲間多いけど人数分ぴったりに部屋用意してある筈のに

 

「今一般船室の客を下船させるように手配しておりますのでもう少々」

 

「待ちなさい

他の客を下船させる行為を辞めなさい

少し盾の勇者と話をするから」

 

「あっはい」

 

と私が言って私達は丸くなって

 

「それで如何する尚文?」

 

「如何するもこうするも決まっているだを錬が抑えた部屋を氷水達が使い俺達が他の客と相部屋になる其れだけだ」

 

「そうね。

そうしましょう」

 

と話し合いが決まり船長に向いて

 

「相部屋でもいい」

 

「あっはいっお仲間の方とご一緒して下さるなら此方としても「じゃなくてだ!!一般客との相部屋でもいいって言ているんだ。

そんで錬が抑えた部屋を氷水達が使うんだ」

 

と尚文がそう言うと船長とクルーがキョトンとしている。

 

「其れも出来ないのか?」

 

「いっいえ出来ます。

ですが宜しいのですか?」

 

「俺が良いっ言って居るんだ」

 

「分かりました」

 

と尚文と別れて錬が抑えた部屋に移動して部屋に入ってその後船の甲板に移動するそこに居たのは

 

「おぇ‥」

 

「おぉ‥」

 

「ぐぇっ‥」

 

完全に船酔いをしている錬、樹、元康

 

「な、なんで尚文と氷水は酔ってないんだよ‥」

 

「俺は生まれてこの方、乗り物で酔った事がない」

 

「私は‥元々乗り物酔いはしにくい体質だし、吐き気よりもテンションが優っているからしら。」

 

と説明していると何かが此方に来る気配がして〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして()()()の三つを書き〔シンケンマル〕皿、桶を具現化して桶を甲板に置いて

 

「尚文!!」

 

「おっおう」

 

尚文に目掛けて皿を投げて私は目を閉じて〔シンケンマル〕を居合切りの構えして

 

「てい!」

 

とフィーロの掛け声が聞こえて私は目を開いてジャンプすると鮫ぽい魔物が目に入って直ぐに居合切りで斬り頭、身、内蔵の三種類に分けて元康の肩に停まり直ぐにジャンプして

 

「せいや!」[ドガッ!]

 

鮫ぽい魔物がまた打ちあがりフィーロが私目掛けて鮫ぽい魔物を蹴りで飛んできて其れも居合切りで頭、身、内蔵の三種類に分けた。

その後手摺の上に着地して後ろを見ると返り血を浴びた甲板と錬、樹、元康が居て尚文は〔防人の大楯〕で防いでいてしっかりと鮫ぽい魔物の身を皿でキャッチャーしている。

頭と内臓はしっかりと桶に入っていた。

 

「ご主人様今日の晩御飯は焼き魚だよ」

 

と良い笑顔で報告して来たが

 

「悪いけど先程私がバラしたからフィーロが考えている焼き魚できないよ」

 

「そうなの?」

 

隣に尚文が来て

 

「そうだ。

てかあいつ泳げたのか」

 

「今ツッコム所其処じゃないですよね」

 

「血と魚臭い」

 

と錬と樹そう言って頭下げた

 

「よっ盾の坊主とあの時の嬢ちゃん」

 

昨日であった三人組が来た

 

「私は二十歳だし貴方の名前知らないから貴方の事を坊主て呼ぶわよ」

 

「其れは嫌だな。

そんじゃあ俺達の名前教えるは、俺はラルク⋯ラルクベルク」

 

「私はテリス=アレキサンドライトと申します」

 

「最後に僕が。

僕はシーフ―ルパン」

 

「なるほどねラルク、テリス、シーフ―ね」

 

「んじゃぁこっちの名前教えたから今度は嬢ちゃんの名前だな」

 

「氷水⋯鞘波氷水」

 

と私がそう言うとラルク、テリス、シーフ―がお互いの顔を見て

 

「「「コオスイ?」」」

 

と言って今度は私の顔をじっと見て

 

「ぷっ⋯「「「はははははっ」」」盾の坊主と同じ冗談キツイぜ」

 

何か察して私は尚文の隣に行き

 

「尚文なんかあったの?」

 

「俺も名前言ったんだがどうも盾の勇者は外道て認識されてて」

 

「そう」

 

ラルク達に向き直して

 

「ラルク達、聞くけど蒼青の勇者てなんか噂ある?」

 

私が質問すると

 

「蒼青の勇者ね」

 

とラルク達は考えて

 

「俺達が聞いた蒼青の勇者の噂は普段は大人しいが一度体に血が付けば全身が返り血に染まるまで老若男女問わず色んな殺し方する女でそしてそいつは盾の勇者の部下だ」

 

「ぷっ確かに私に似合わないね」

 

「だろ」

 

「其れでラルク達から見てどう思う?」

 

「そうだな⋯さっきあれを倒しても理性があったからな」

 

「そうありがとう」

 

「で?本当は何て名前なんだ?」

 

「一応氷水だけど噂の人と同じ名前だから」

 

「そうか」

 

「それで尚文に用事あったんでしょ?」

 

「そうだっと言っても用事があるのはテリスがな」

 

とラルクの後ろに居たテリスが前に出た。

 

「ラフタリアさんから聞いたんだけど宝石細工が得意なんですね。

アクセサリーを作ってくれ貰いでかしら?」

 

「唐突だな、作るのは良いのだが材料が無いと」

 

尚文がそう言うとテリスは袋を出した

 

「このうちのどれか一つを使ってちょうだい。

勿論お金は別に払うわ」

 

と尚文はテリスの袋を受け取りその中でルビーのように赤い宝石を天に翳した。

 

「どうかしら?」

 

「レベル上げの合間にやるから多少時間がかかる。

それでよければ」

 

「ぜひお願い」

 

「よかったなテリス」

 

「えぇ」

 

尚文が良い笑顔になったけど

 

「頼むぜ盾の坊主」

 

少しやれやれな顔になった。

すると船がきしみ出した。

 

「波が高くなってきたな此れは在れるな」

 

「そうなのか」

 

「夜は結構揺れるて船員が言って居たからな」

 

その夜結構船は揺れた。

私のパーティで一番乗り物弱いルナは案の定船酔いしてキュアセレーネになってやり過ごした。

そして翌朝にカルミラ島の港に着いた。




最後までお読みいただきありがとうございます。
今年最後の投稿になりました。
来年は仕事や最新の小説で更新が遅くなります。
どうか御用所下さい
では来年もよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

カルミラ島活動初日

皆さん少し遅くなりましたが第五十話が完成しました。
因みにこれは私がもう一つり扱っている小説「蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強」の同時投稿です。
此方も宜しくお願い致します。
https://syosetu.org/novel/246192/
其れと最後にアンケートをやります
其れでは第五十話スタートです。(^O^)/


「坊主たちは何氏へ此処へ来たんだ」

 

「何しにって」

 

「ラルク、活発化しているカルミラ島に来たら答えは一つでしょ」

 

「まぁそうだよなぁ!

なぁせっかくだから一緒にレベル上げしないか?」

 

「はぁ?」

 

「私は賛成よ」

 

「決まりだな」

 

「ちょっなに勝手に決めているんだ」

 

「良いじゃん。

船で一緒になったのも何かの縁だろ!

其れにテリスとシーフ―と三人だけってのも面白くねぇからよ。

たまには大人数でやるのも楽しいんじゃないかってな!」

 

「分かったけど私と尚文別々にやった方が効率が良いから日にちをずらしてほしい」

 

「そうだな俺達もそうしてくれ」

 

「よし!決まりだな。

島の勝手がわからないからある程度分かってから一緒にやろうぜ!」

 

「あぁ」[ぱんっ

 

「了解」[ぱんっ

 

とラルクとハイタッチして

 

「じゃあまたな!」

 

「感じのいい方達ですね」

 

「そうかぁ?結局俺の事盾の勇者だって信じなかったぞ」

 

「しょうがないでしょ今の尚文と噂の盾の勇者は性格が真逆なんだから」

 

「其れもそうだが⋯なんだ、なににやにやしているんだっよ」

 

ラルクが尚文の事を良い人て言ったから嬉しいみたいで

 

「フィーロレベル上げがんばるー!」

 

「私もやる気が出てきました!」

 

「?

まぁ良いか」

 

まぁ朴念仁人の尚文は分かって居ないみたいだ

 

「勇者御一行様!お待ちしておりました!」

 

と考え事をしているとバスガイドさんのような旗を持ったメルロマルクの軍服を着た初老の男性が迎えにきてくれた。

 

「ワシの名はハーベンブルグ。

爵位は伯爵です。」

 

「あ、ああ。」

 

「よろしくお願いしまね。」

 

私と尚文は挨拶を返す。

 

「えー⋯此方が五聖勇者様御一行様で間違いございませんか?」

 

と私、尚文、ハーベンブルグは気まずい感じで錬、樹、元康の方を見る。

其処には[ぐでぇー⋯]の感じで船酔いで潰れている錬、樹、元康と仲間たちが居た。

 

「あぁ⋯」

 

「三人とも情けないよ『ラケル、万能ポーションを人数分出して』『分かったケル』

ポーションを人数分出すから回して其れを飲んでおきなさい」

 

と魔法陣が展開されて其処から人数分の万能ポーションが出て来た

 

「氷水、助かる」

 

「氷水さん、ありがとうございます」

 

「うぷっ、気持ち悪い」

 

と万能ポーションを回して其々飲んだ。

 

「この島にいらしたことですし、せっかくですから勇者様方にはこのカルミラ諸島の始まりから知っていただく事からはじめましょうか。」

 

とハーベンブルグの案内で中央市場に移動した。

 

「まず古くは伝承の四聖勇者がここで身体を鍛えたというのが始まりでして――」

 

当たり前だけど私は含まれていない。

ハーベンブルグの説明を聞いていると変なオブジェを見つけた。

 

「ご覧下さい。

あれはこの島を開拓した先住民の像です」

 

サンタが被っている、いわゆるサンタ帽と呼ばれるやつを被ったペンギンと、ウサギと、リスと‥恐らく犬がトーテムポールみたいに四匹折り重なっている銅像が飾られている。

横で尚文も同じように眺めている。

 

「先住民?人間というよりもまるで⋯「獣ね」あぁそうだな」

 

「お?盾と蒼青の勇者様はお目が高い。あれはこの島を開拓した伝説の四種類の魔物であるペックル、ウサウニー、リスーカ、イヌルトです。」

 

「この島に、あんなのがいるのか?」

 

「いえ、開拓を終え。新たな地へ旅立ったそうです。

その後、姿を見たものはいません。

ちなみに名前の由来はかつて此処で体を鍛えた四聖勇者様の世界基準で一番近い動物の名前を聞いて自ら名づけたそうです」

 

「あ⋯成程いいセンスだことで

うん?なんだ、これ。」

 

尚文が何かに気づく。

私もそれを見ると石碑に何か文字が刻まれていた。

 

「ああ、それは四聖勇者が遺した碑文ですね。新たな勇者が現れた時に備えて記すという伝承がありますね。」

 

「どれどれ」

 

私と尚文は覗く。

日本語でもなければこの世界の文字でもない

でも私は理解した。

私は横に移動する。

すると

 

「おいコレ偽物だぞ」

 

「あ本当ですね」

 

「どうゆう事だ?」

 

「勇者に伝えるのなら読める文字で書かれている筈です。

こんな文字読める訳が在りません」

 

「ブ~~~二人とも不正解の不合格だよ」

 

とちょっと子供ぽく言ってみた

 

「は?」

 

「どうゆう事ですか」

 

「この石板は先代の四聖勇者が残した抜き打ちテストだよ。

尚文正解を」

 

「あぁお前ら魔法使えるか?」

 

「使えるぜ?

それがなんだよ」

 

「どうせアイテム頼りで真面目に魔法書は読まなかったくちだろ。

コレはこの世界の魔法文字だ。

文字自体はこの世界のものだが魔力が込められて適性が無いと理解が出来ない。

例えば俺は回復と援護、ラフタリアは光と闇の適性がある。

同じ魔導書を呼んだが同じ魔法は覚えられなかった」

 

「で?

読めるのか?

読めないのか?」

 

「⋯いけそうだ。

ええと⋯力の根源たる盾の勇者が命ずる⋯伝承を今一度読み解き⋯彼の者の全てを支えよツヴァイト・オーラ‼!」

 

尚文が唱えるとぼんやりとフィーロが透明な魔法の膜に包まれ始めた。

 

「わー

何か力がみなぎる~」

 

とフィーロがハイジャンプした

尚文の場合はバフ系の魔法ね。

 

「まさか……全能力値上昇の⋯伝説のが使う魔法の碑文だ‼」

 

「因みに私の場合は力の根源たる蒼青の勇者が命ずる⋯伝承を今一度読み解き全ての傷ついた者を癒せツヴァイト・オールヒールオーラ」

 

と私の手から光の弾が出て来てある程度の高さになると破裂してドーム状に展開してポカポカして来た

 

「こっちは広範囲回復の魔法だ」

 

「すげぇ!俺たちも覚えようぜ!」

 

他の3人が魔法を覚えようと碑文の前に集まる。

だが‥

 

「よ、読めない‥」

 

「勉強不足ね」

 

「尚文さんと氷水さん‥魔法言語理解の盾もしくはスキルはどこで手に入れたんですか?」

 

「ねぇよ!!自力だっつってんだろ‼

またそれか‼」

 

「そうそうさっきも言ったけど、これは先代の四聖勇者が残した抜き打ちテストだよ。

後者の四聖勇者が確りとこの世界の文字を勉強しているか確認する為の奴だから」

 

「そうだ。

それに俺はオーラで氷水はオールヒールオーラを読み取ったがお前らが同じだとは限らないだろ」

 

錬、樹、元康お互いの顔みて

 

「もっといい魔法を覚えるかも‼

アバズレ!

コレ読めないか!?」

 

「えぇ⁉」

 

「マルド読めませんか?」

 

「イツキ様コレは他人が読めても意味あるもので」

 

「「はぁ~」」 

 

私と尚文はため息をついた

 

「ハーベンブルグさん次に行きましょう、他に何かありますよね?」

 

「そうですね。

では宿に行くまでのカルミラ諸島での注意事項についてと移動手段を――」

 

伯爵の話を掻い摘んで説明する。

カルミラ島の魔物の生息地は今、活発化していて、魔物の生活サイクルが加速しているそうだ。

つまり鼠算式に魔物が増殖を繰り返している為、冒険者や勇者に討伐してもらわなければ非常に困るという状況だ。

で私達はその状況に便乗してLvを上げるのが今回の目的だ。

だから、できれば魔物を見たら全てを倒してくれる方がありがたい。

他の冒険者に道を譲るような謙虚な真似はしなくても良いが、他の冒険者が戦っている所に乱入するといらぬ騒ぎが起こるので控えて欲しいとの事。

つまり横取りは禁止。どれだけレアモンスターが出ても他を当たれと。

移動手段は島内の場合は小型の小船が常にあり、運んでもらえるらしい。

最悪、泳いでも渡れるそうだ。

泳げない事はないが‥他の奴が困るな。

そして女王の用意した宿は今でも最上級クラスの建物だった。

私が今まで寝泊まりした宿や私の家よりも遥かにデカいまるで他校混合交流修学旅行に行ったリゾートホテル並みだ。

多分元は城か何かなのだろうか?

とにかく豪華な作りに清潔な雰囲気。壁は大理石のような石材で作られていて、光沢がある。

何かの石像が噴水の役目を果たしていて、どうにも異世界にいるという感覚を薄ませる。

そして今私達は振り当てられた部屋にいるソキャート、キール、リファナはバルコニーで景色の眺めていて私、紫彩はソファーに座って反対側のソファーにライク、ルナが据わる

 

「流石に大きいね。氷水」

 

「さすが国一番の権力者であるミレリア女王が手配してくれただけあるね」

 

「そうですね」

 

「結局今日は観光で終わっちゃいましたね」

 

「そうねルナ、だけど収穫もあった」

 

「はい」

 

「明日は狩りになるが今日よりも疲れる筈、特に精神面で」

 

「確かに」

 

「そうですね」

 

「はい」

 

「錬は良いとして、元康は兎も角、樹がね」

 

「そうね。

無理でしょうね」

 

「はい」

 

「でしょうね。

そうそう紫彩」

 

「何かしら?

氷水」

 

「今夜話したいことがあるから」




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
急遽アンケートをを広げてみました。
今回のアンケートは蒼青の勇者の眷属勇者、紫魔勇者、八九紫彩の新しい能力です。一番と二番で多い奴を出しますので是非参加して下さい。
次回もお楽しみにして下さい。(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新しい力inカルミラ島

遅くなりましたが第五十一話が完成しました。
アンケートにご協力ありがとうございました。
其れではスタートです。(^O^)/


。深夜零時、ぴったりに目を開け音を立てずにベッドから降りてバルコニーに行って波風を当たっていると紫彩が来た。

 

「来たね紫彩」

 

「氷水、貴方が話したい言ったはずよ」

 

「そうね。

ただし此処では話し合いしないよ」

 

と〔ゲーマドライバー〕を取り出して

 

ステージセレクト

 

〔キメワザスロットホルダー〕にあるボタンを一回押して別空間で昼間のとあるビルの屋上に移動した。

 

「そこまでして大切な話なの?」

 

「そうね。

紫彩聞くけど神って存在する?」

 

「其れは愚問ね。

前の私なら存在しないって言って蹴るけど

こんな事になったから存在するかもね」

 

「分かった」

 

と言って〔ショドウフォン〕を取り出してカエサルに電話を掛けた。

 

プルルルル、プルルルル、プルルルルガチャ

 

『どうしたのこんな遅くに電話を掛けて』

 

「すみませんカエサル様に話して欲しい人が居まして」

 

『誰?』

 

「八九紫彩です」

 

『彼女ね。

分かった』

 

「紫彩」

 

とショドウフォンを投げた。

 

「おっと」

 

紫彩はそれをキャッチャーして

 

「もしもし何方ですか」

 

氷水OUT→紫彩ON

 

「もしもし何方ですか」

 

『君をこの世界に送った友神と言ったら』

 

「その神が私に何の用事ですか?」

 

『もし元の世界に戻れる権利が在るならどうする?』

 

「それですか。

私はゲーマでやりかけのゲームやまだプレーしてないゲームがたくさんありますからね」

 

『じゃあ戻る?』

 

「戻りませんよ」

 

『理由を聞いていいかな?』

 

「最高で最難のゲームを捨てる馬鹿な事をしませんから」

 

『ゲームてそれ』

 

「えぇこの答えは狂人の答えです。

どうも私は其れに足を突っ込んだみたいで楽しんでいます。

其れに私はこの出来事を友人に丸投げする気もありませんから」

 

『そう、分かった』

 

「代わりに特典が欲しいんですが」

 

『罪滅ぼしにやるけど』

 

「分かりました。

欲しいのは二つ、インフィニット・ストラトスの〔サイレント・ゼフィルス〕と#コンパスの狐ヶ咲甘色の刀と狐の仮面で」

 

『一つ目は分かったけど二つ目は狐ヶ咲甘色の能力や技も欲しい?』

 

「欲しいです」

 

『分かった。

氷水に変わって欲しい』

 

「分かりました

氷水」

 

と氷水に向けて〔ショドウフォン〕を投げた。

氷水は無言でキャッチャーして

 

「もしもし」

 

紫彩OUT→氷水ON

 

「もしもし」

 

『氷水、彼女は元の世界に戻らないみたいだよ』

 

「でしょうね」

 

『分かって居たの彼女が戻らないって』

 

「えぇ高校の時の紫彩はeスポーツとサバゲ―の時が一番楽しそうでしたから」

 

『この世界に来る前から片足に突っ込んで居たのか』

 

「そう言う私はこの世界に来る前にから両足に突っ込んで居てこの世界に来て全身に漬かっていますので」

 

『類は友を呼ぶか』

 

「はい」

 

『それで特典は?』

 

「お任せにします」

 

『そうか』

 

とカエサルがそう言うと勝手に電話が切れて

私と紫彩の間にミッドチルダ―の魔法陣が展開されて光出して其処から人影が現れた。

光が収まるとリリカルなのはに登場するルーテシアの召喚獣のガリューが両手に左手に紫色の長いアタッシュケースを右手には青色の長いアタッシュケース持って居て頭にはハピネスチャージプリキュアのキュアフォーチュンのパートナー妖精のぐらさんが乗っていた。

ガリューが紫彩に向かって歩き出して

 

「おっアンタが俺達のパートナーになる八九紫彩か」

 

「そうよ」

 

「でこっちが紫彩のバディの鞘波氷水だな」

 

「正解」

 

「ほんじゃあ自己紹介だぜ。

知っていると思うが俺の名はハピネスチャージプリキュアに登場してキュアフォーチュンこと、いおなのパートナーのぐらさんでこっちがリリカルなのはstrikersとリリカルなのはvividに登場してルーテシア・アルピーノの召喚獣ガリューだぜ」

 

「随分大盤振る舞いね」

 

「そうね」

 

「ほんで此れがアンタ達の特典が入っている鞄だぜ」

 

「ありがとう」

 

「いただくわ」

 

と受け取って中身を確認すると上の方には日本刀と巻物があり達筆で(水の呼吸)と書いてあった。

下の方には青い柄に黒の刃の青竜刀風の片刃の剣と青色で青色で真ん中が光っているキューブの三つが入っていた

私は手始めに日本刀をアタッシュケースから取り出して鞘から抜いた。

刀身は鋼色で試しに両手で持って強く握ると刀身が鋼色から刃の方は青色で鎬の方は水色になり、更に白い波模様が刻まれた。

日輪刀と確信した私は刀を鞘に戻して今度は巻物の紐を解いて中身を確認した。

内容は水の呼吸の壱ノ型から捨壱ノ型と応用技と改良技の全部が書いていた。

私は巻物を巻き戻して

懐にしまった。

次に青竜刀風の片刃の剣をアタッシュケースから取り出した。

何かの特典が分からないから取り敢えずブレスレットに入れるとステータスからメッセージが来て内容を確認すると

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アカメが斬る!の〔グランシャリオ〕が追加されました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

成程ねアカメが斬る!の〔グランシャリオ〕ね。

異世界の生活が長いせいか元の世界の記憶が薄れてて忘れていた。

最後に謎のキューブを見た取り敢えず取ってブレスレットに入れろと思ってキューブを取ると急に意識が薄れて来て目を閉じった。

意識が戻り目を開けるとビルの屋上ではなくとある港で目の前には一隻の駆逐艦があり念の為に周りを見渡すと小屋の窓にカレンダーが在り

丁度×印が付けられていて今日の日付が分かった。

 

「1938年12月21日」

 

と私がそう言うとまた意識が薄れて来て目を閉じって意識が戻り目を開けると今度は先程の駆逐艦の甲板の上に居たそして周りは海戦が起こっていた。

そしてまた意識が薄れて来て目を閉じって意識が戻り目を開けると先程の駆逐艦が解体されていた。

後ろを向くとカレンダーがあり此れにも×印があって見て

 

「1949年6月11日」

 

とまた意識が薄れて来て目を閉じった

 

こ⋯す⋯こおすい氷水」

 

と誰かの呼びかけで目を開けると目の前にガリューの顔面と目が合い

 

「紫彩、何の真似?」

 

「ばれていたか」

 

「悪いね」

 

と紫彩の方を見ると腰に日本刀を持って居て頭には狐の仮面を頭に乗せていた。

 

「それが紫彩の特典」

 

「そう。

其れで何で急に倒れたのかしら?」

 

「あぁ、あのキューブを取ったら急に意識が飛んだかしら?」

 

「ふん、あれ〔メンタルキューブ〕よ」

 

「〔メンタルキューブ〕?⋯⋯⋯アズールレンの?」

 

「そう、でどうするの?」

 

「取り敢えずブレスレットに入れるわ」

 

と床に転がっていた〔メンタルキューブ〕を取ろうとしたら〔メンタルキューブ〕が氷上を滑るような格好で移動を始めてビルの屋上から自ら落ちた。

 

「紫彩どうする?」

 

「如何するのもこうするのも追いかけるに決まっているでしょ。

追いかけるわよ」

 

「そうね」

 

「ガリュー付いてきて」

 

とガリューは首を縦に振った。

私は非常階段を使って駆け下りて紫彩はガリューにお姫様抱っこで一気に降りた。

私が途中で非常階段から飛び降りて地面に着地すると

 

「氷水〔メンタルキューブ〕はあっちに行ったよ」

 

と紫彩が指さす方を見ると〔メンタルキューブ〕は港の方に移動していた。

私達は直ぐに追いかけるように移動した。

私は自分の足で追いかけて紫彩はガリューにお姫様抱っこされるまま追いかける

私は水の呼吸を使うために出来るだけ深く呼吸しながら〔メンタルキューブ〕を追いかける。

〔メンタルキューブ〕を追いかけているととうとう港に入って真っ直ぐに港の海岸に進み、海岸の縁にたどり着いた〔メンタルキューブ〕は、宙に浮き、海の上に着地して、先ほどよりも遥かに明るく輝き始めた。

それと同時に、近くに設置されてる時計台が狂い始めた。

短針が12を、長針が5をやや越えた辺りで止まったかと思うと、逆回りに時が進み始めた。

すると、光り輝いていた〔メンタルキューブ〕は、バクテリアのように増殖し始めた。

私と紫彩、ガリューはただそれを見つめるだけしか出来なかった。

時間が経つにつれ、数を増やしていくそれが艦の形を形成していくのがわかった。

20分ほどで艦体が出来上がり、残り数分で上部構造物が完成するような勢いで、やがてマストの先端まで完成し終わると、光が霧散し艦体が露わになる。

 

「紫彩、何の艦?」

 

「ごめん、氷水流石に艦を言い当てる自信が無い」

 

紫彩がそう言うと、艦上に人影を認めた。

それは人間離れした跳躍で目の前に降り立ってきた。

少女姿は白いワンピースと耳のついたフード、王冠を模した髪飾りを身に着け、背丈に似合わない槍を持った可愛らしい少女だったのだ。

私は呆れて手を頭に当てて苦笑いした。

互いの距離が1メートルほどに縮まった時

 

「一応君の指揮官の鞘波氷水だ。

ジャベリン」

 

「はい指揮官、よろしくお願いします。」

 

「早速だけど君の艦を片付けてくれないかしら。

この世界は現実世界では無く現実に近い仮想空間だから仮想空間を解除すると大惨事になるから」

 

「わかりました」

 

とジャベリンは人間離れした跳躍で自分自身の艦に戻ると直ぐに艦が青く光り其処から無数の〔メンタルキューブ〕になりジャベリンに一か所に集まり艤装を装備したジャベリンが現れて海面に着地して其処から海面をスイスイ滑りながら進んで段差はハイジャンプで飛んで私達の下に来た。

 

「明日朝一では他のメンバーに自己紹介するから其れまで休憩。

紫彩も其れで良い?」

 

「えぇ其れで良いよ」

 

「はい、わかりました」

 

と私は仮想空間を解除してそれぞれベットに入った。

因みにジャベリンは私のベッドに入った。




最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

カルミラ島二日目前編

皆さん第五十二話が完成しました。
今回は急遽アンケートを取りたいので短めにしました。
其れと夜桜の徹甲の件は暫くしたら出します。
其れではスタートです。
どうぞ(^O^)/


朝になり私はベッドから降りていつも通りの日課の鍛錬する為〔ゲーマドライバー〕を腰に巻き〔キメワザスロットホルダー〕にあるボタンを一回押そうとしようとすると

 

「う~~~んしきかん~」

 

と目をごしごししながら私の方を見ているジャベリンが居た。

私は思い出して

 

「ジャベリン、少し付き合って欲しいからこっちに来て」

 

「分かりました」

 

少し眠いのかフラフラ来た。

 

そして私は〔キメワザスロットホルダー〕にあるボタンを一回押して

 

ステージセレクト

 

で別空間の昼間の港に移動した。

 

「付いてきて」

 

「はい」

 

私は〔プリンセスパフューム〕と〔マーメイドドレスアップキー〕手に持ってキュアマーメイドに変身して海面の上に着地してジャベリンは艤装を出してジャベリンも海面の上に着地して少し移動した。

少し移動してジャベリンの方を振り向き

 

「さてジャベリン」

 

「あっはい」

 

「今日からモンスターを狩りをするからジャベリンの能力を見たいの」

 

「分かりました。

其れじゃあもぎd「実弾で良いよ」わかりmええぇぇーーー

 

「可笑しな事を言ったかしら」

 

「言いましたよ。

模擬戦なのに実弾を使うのはそれ模擬戦じゃなくて実践ですよ」

 

「其れもそうね」

 

「ですので模擬弾にしますね」

 

「後で実弾の威力を見せてね」

 

「分かりました」

 

とお互い距離を取って

 

「ジャベリン準備OK」

 

「OKですよ。

指揮官」

 

「スタート」

 

と私が言うとジャベリンは突っ込んで来た。

私は意識を高めながら呼吸して、目を開けたらジャベリンが目の前まで来てジャベリンの連続突きが来た。

私はそれらを連続で紙一重で交わす。

やはり兵器として生まれたKAN-SENは人間よりも戦闘力が高いその証拠に人間が意識しにくい部分狙って来ている。

試しにジャベリンの槍を躱して其のまま槍を掴むとジャベリンの足元からスクリュー音がして私は咄嗟に頭を後ろに反らすとジャベリンは槍を軸にしながら足の艤装のスクリューの勢いが乗った回し蹴りが飛んできた。

直ぐに私は反撃に出る為ジャベリンの槍を離してサマーソルトキックを入れたがジャベリンは槍を上手く扱って防いでわざと蹴り上げやれて其のまま艤装の砲塔ををこっちに向けて連続で撃って来た。

私はバク転して着地してジグザグバック走行で回避した。

その間にもジャベリンは海面に着地して砲弾と同時に魚雷も撃って来た。

私は一回止まり直ぐに動き、走ってホップ~てんかい、で砲弾と魚雷を回避してジャベリンは突きを突いて来たが私は槍の持ち手の太刀打ちに手で掴み腕の力で上に躱した。

上に飛んだ私をジャベリンは私目掛けて砲弾を撃って来た。

私は其れを蹴り返して別の砲弾に当てて煙幕を張った。

ジャベリンは気にせず其のまま砲弾を撃ち更には対空砲も撃って来た。

そして

 

虚刀流 落花狼藉

 

と私はかかと落としをしてジャベリンは槍で防いで押し返された。

私は空中で回転しながら後退して着地したが目の前に全体が灰色で先端が黒い棒状で白い細い線を引いて居た。

私は海面を水柱が立ちきそうな位、海面を蹴った。

すると私の目の前で大爆発が起こった。

理由はジャベリンが私の着地地点に目掛けて魚雷を撃って来ただけだ。

魚雷が到達する前に衝撃を送って魚雷に誤爆を起こした。

 

「そろそろやめるかしら」

 

「そうですね」

 

とお互い構えを解いて別空間を解くと同時に私は変身、ジャベリンは艤装を解除した。

 

「あっオーナ、おはよう」

 

「ソキャート、おはよう」

 

部屋に戻ると最初に気が付いたのはソキャートが挨拶してきて

 

「「「「コオスイ様、おはようございます」」」」

 

「ライク、ルナ、キール、リファナ、おはようね」

 

次にライク、ルナ、キール、リファナが同時に挨拶して来た。

 

「日課の鍛錬お疲れ様、そしておはよう、氷水」

 

「紫彩も」

 

と最後に紫彩にも返した。

 

「所でコオスイ様、其方は?」

 

ライクがジャベリンがを指摘して来た。

 

「この子ね。

昨夜の深夜に急に腕輪から現れて来たの多分だけど蒼青の勇者の特典かもしえないの宜しくね」

 

「「「「「はい」」」」」

 

「所で名前は?」

 

ルナが質問して来た。

私はジャベリンの耳元に口を寄せて

 

自己紹介

《xsmall》それと先私が言った事を忘れずに」

 

「え、あっはいしkじゃなくてマスター、初めまして私は蒼青の勇者の特典の一つのジャベリンです。

よろしくお願いします」

 

「「「よろしくお願いします。」」」「「よろしく」」

 

「全員自己紹介」

 

「「「「「はい」」」」」

 

「僕の名前はライク・アサシンです。

職業はシーフです」

 

「私はルナ・アルテミスです。

職業はアーチャーです」

 

「ソキャート、剣士でサソード」

 

「私はリファナで職業は聖騎士です」

 

「で俺はキールで仮面ライダーバルカンだ。」

 

「自己紹介も終わったから朝ご飯にしましょうか」

 

「「「「「「「おおぉぉーー」」」」」」」

 

と食堂に向かった

 




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
今回のアンケートは「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います×盾の勇者成り上がりのコラボネタをやるか?やらないか?」です。
理由は簡単で痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思いますのスマホゲーム「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います らいんうおーず」の盾の勇者成り上がりのコラボイベントを見てやりたくなりました。
ただストーリー重視にするかそれともイベント重視にするか悩んでいます。
ので後押しお願いします。
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

カルミラ島二日目後編

毎度おなじみの第三十三話が出来ました。
今回もアンケートを取りますので是非参加して下さい。
其れではスタートです。


私達は朝ご飯を食べて幾つかの島に向かう為に港に向かっている最中

 

「全員に言っておくけど今日は変身禁止縛りで行くわよ」

 

「コオスイ様どうしてですか?」

 

「此処の所、変身に頼っているからね。

其れにカルミラ島に来た理由は身体を鍛えるために素の状態で鍛えないといけないからね」

 

「そうですか、分かりました」

 

「はい、分かりました」

 

「了解」

 

「よし、了解!」

 

「はい」

 

「指揮官、分かりました」

 

「めんどくさいけど分かったわ、氷水」

 

と会話して港に着くと

 

「お、青の嬢ちゃん」

 

「昨日振りね、鎌の坊主達」

 

「おいおい返しがうまいじゃん、コオスイ」

 

「少しやり返しさせてもらったよ、ラルク」

 

ラルク達にに出会った。

 

「其れでコオスイ、今からレベル上げか?」

 

「そうゆうラルク達も朝早くレベル上げでしょ?」

 

「おう、そうだな。

所でお前の後ろに居る奴は?」

 

「私の仲間でファミリアだよ」

 

「マジか、てっきりコオスイ、盾の坊主の仲間だと思っていたぞ」

 

「昨日予め行った筈よ」

 

「あれそうゆう意味かよ」

 

「そうよ。

其れで私達と一緒にやらない?」

 

「おう、良いぞ。

まずはz「それは移動中でもできるでしょ」そうだな」

 

と船に向かいながら移動した。

 

「コオスイ様此方の人達は?」

 

「ライク達は初めて出会ったね」

 

「はい」

 

「ライク達が離れている時に出会った人たちよ。

結構気前が良いのよ」

 

「そうですね」

 

と全員船に乗って幾つかある、とある島に向けて移動した。

 

「其れじゃあ自己紹介を始めましょう」

 

「そうだなまずは俺達からだ。

俺はラルク⋯ラルクベルク」

 

「私はテリス=アレキサンドライトと申します」

 

「最後に僕が。

僕はシーフ―ルパン」

 

「次は此方ね。

ライク」

 

「はい、僕の名前はライク・アサシンです。

職業はシーフです」

 

「私はルナ・アルテミスです。

職業はアーチャーです」

 

「ソキャート、剣士」

 

「私はリファナで聖騎士です」

 

「俺はキールでガンナーだ」

 

「私は一度会って居るけど自己紹介するわ。

紫魔の勇者、八九紫彩よ」

 

「私はジャベリンでえっと」

 

「戦士で槍使い」

 

「そうそう戦士で槍使いです。」

 

「?まっあいか、宜しくな」

 

「此方こそ宜しく。

所でラルク達の職業は?」

 

「あぁそれか、俺が戦士でテリスが魔法担当でシーフ―がシーフだ」

 

「そう、其れと到着したわよ」

 

「そうだな」

 

と船がに船着き場に到着して島の中に移動した。

 

「そう言えばコオスイ達のレベルはいくつだ?」

 

「あぁ、忘れていいた」

 

「忘れていた!」

 

ラルクが驚いていた

 

「私達はレベルよりも技術を優先的にするからレベルを確認する事もレベルの存在を忘れていたのよ」

 

「マジかよ」

 

「マジよ。

今確認するわ」

 

と私はステータスを見て

 

「高い順で私が69でライクとルナが65でソキャートが64で紫彩は39でレベルの事を忘れていてキールとリファナが30で止まり、ジャベリンは昨日で会ったばかりでレベル5」

 

「そうかレベルの事を忘れていなければもっと高かったな

それとジャベリン低いな」

 

「そうねラルク達は?」

 

「うちはテリスが50でシーフ―が51で俺が54だ」

 

「クラスアップ済ね」

 

「おう」

 

「フォーメンションはラルク、ソキャート、リファナが前衛で私、ライク、紫彩が中衛でテリス、シーフ―、キール、ルナは後衛でジャベリンはレベルが低いから後衛の護衛でOK?」

 

「構わねえぞ」

 

と会話して居ると黒い兎が出て来てステータスで確認するとカルマ―ラビットファミリアと出て来た。

 

「皆、団体様の到着よ。

盛大に接客してよ」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

「おう任せておけ」

 

と指示を出して言うと凄い数の兎のモンスターに囲まれて更に周りよりも大きい兎のモンスターが出て来た。

ステータスで確認するとカルマラビットと出た。

 

「陣は前衛と中衛は後衛を守りながら各自雑魚を撃破その後にボスを倒す」

 

「おう」

 

「「「「分かりました」」」」

 

「「分かった」」

 

「分かったわ」

 

「オフコース」

 

「了解」

 

と其々動いた。

私は〔日輪刀〕を鞘を抜き肺を負担を掛けながらとことん深く呼吸しながら雑魚であるカルマ―ラビットファミリアの首だけ斬る。

ラルク、ソキャートとリファナは其々の獲物である〔サソードヤイバー〕、鎌、レイピアでカルマ―ラビットファミリアを切り裂き、ライクは素早く移動しながらクナイで攻撃して紫彩は所持している〔ソンブラの銃〕と〔狐ヶ咲甘色の日本刀〕で応戦、後衛組はテリスは魔法、キールは〔ショットライザー〕シーフ―は〔エックスチェンジャー〕みたいな銃?と〔ルパンガンナー〕みたいな銃、ルナは弓矢で援護射撃して私達の攻撃から抜けたカルマ―ラビットファミリアはジャベリンが倒す。

そしてカルマ―ラビットファミリアのボスカルマ―ラビットも黙っておらず手で攻撃して来た。

私はカルマラビットの攻撃を〔日輪刀〕で軸をずらしてカルマ―ラビットの腕に乗り走りながら斬り込みを入れる。

軸をずらされたカルマ―ラビットは倒れた。

直ぐに私は飛んでカルマ―ラビットの脳天目掛けて〔日輪刀〕で真っ二つにした。

 

「おいおい、コオスイ、もうボス倒したのかよ」

 

頭を掻きながらラルクが私に近づいた。

 

「先に手を出したのはこの子達よ。

私は軽く反撃しただけよ」

 

「軽くって」

 

ラルク私が狩った半分になったカルマ―ラビットを見る。

 

「完全に倒しているだが」

 

「そうね」

 

「まあ良いか、んじゃまぁこの獲物半分頂くぜ」

 

「協力になっているからOKよ」

 

「そうか、シーフ―」

 

「オーライ」

 

ラルクとシーフ―が半分になったカルマ―ラビットをラルクは鎌を独特的ポーズして、シーフ―はシルクハットの帽子のつばを手で掴んだ

その瞬間私達は驚いた。

なにせラルクの鎌とシーフ―のシルクハットが半分になったカルマ―ラビットを吸収した。

 

「如何した?」

 

「いや⋯少し驚いただけだから」

 

「ラルク無理もないよ。

何せ武器や防具を魔物が吸収するなんて」

 

「そうね」

 

「そうか?」

 

「取り敢えず私達も氷水」

 

「そっそうね紫彩」

 

と私達も残りのカルマラビットの死体を私はブレスレット、紫彩は手袋で吸収回収した。

 

「お、コオスイ達俺達と同じ者を持って居るのか」

 

「そうよ」

 

「そうかそんじゃあ行くぞ」

 

「そうね」

 

この後色んな種類のカルマシリーズと対戦した。

そしてお昼ぴったりに昼ご飯を食べて

 

「そんじゃあ俺達は休憩する為に町に一回戻るがコオスイ達どうする?」

 

「そうね全員どうする?」

 

「僕はまだやれます」

 

「私はまだ矢がありますので大丈夫です」

 

「やる」

 

「俺は全然大丈夫だ」

 

「私もやります」

 

「私もかな」

 

「そうみたいだから此処で別れましょう」

 

「そうか。

また会えたなら宜しくな」

 

「えぇ宜しく」

 

とラルク達と別れた。

 

「そんじゃあ午後分も頑張ろう!」

 

「「「「「「「おぉー‼」」」」」」」

 

夜になるまでその島の奥地に行きのカルマシリーズのモンスターを狩りまっくた。

 

「そんじゃあそろそろ限界だから戻りましょ」

 

「そっそうですねコオスイ様」

 

連続でカルマシリーズとやりあったので私も含めて疲れが出て来た。

 

「兎に角町に戻るけど敵に油断しないように」

 

「「「「「「「了解」」」」」」」

 

と来た道を戻ると誰かが焚火していた。

私は其の人たちが直ぐに分かった。

 

「尚文」

 

「氷水」

 

「えぇ尚文もカルマシリーズのモンスターを狩りを?」

 

「そうだな、奥になると敵のレベルも違うからな」

 

「そうね」

 

「それで氷水は如何するだ?」

 

「これk「「「「「「「「「「!!!」」」」」」」」」」」

 

急に私達の目の前が白くなった




最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

防御特化の大楯達と盾の勇者+蒼青の勇者 1話

第五十四話が完成しました。
今回から少し寄り道しますのでストーリが止まります。
其れとアンケートをしますのでジャンジャン参加して下さい
其れではスタートです。(^O^)/


行き成り目の前がまっしに染まり徐々に目の前が回復すると其処には南国の島のカルミラ島の森では無く別の森のであった。

 

「何が起きた?

全員大丈夫か?」

 

「フィーロは大丈夫!」

 

「私も問題ありません」

 

「私もだ

皆大丈夫かしら?」

 

「僕も大丈夫です」

 

「私も」

 

「大丈夫」

 

「はい、大丈夫です」

 

「俺もだ」

 

「はい、ジャベリンも居ます」

 

「そうね大丈夫よ。

氷水、尚文」

 

「そうだな」

 

「ですが何だったでしょうか?

突然目の前が真っ白になりましたけど?」

 

「さあな、詳しくは分からないが何処がか知らない場所に転移させられたって事は間違いないだろうう」

 

「そうね、私も尚文の意見に賛成するわ

取り敢えず情報収集しましょ」

 

「そうだな」

 

すると

 

「あ、あの!」

 

「誰だ?」

 

と声がする方を見ると真っ黒で真っ赤な薔薇が目立つ鎧を着ている黒髪の少女とその後ろに居る青尽くめの衣装に茶髪のポニーテールの少女が居た。

私は紫彩に念話を繫げた。

 

『紫彩』

 

『氷水、言いたい事分かるわ』

 

『楓の木のメイプルとサリーだよね』

 

『そうかもしれないけどまずは自己紹介を聞かないてから判断しましょ』

 

『そうね』

 

と念話していると

 

「わ、私メイプルって言います」

 

「私はサリー」

 

『やっぱり楓の木のメイプルとサリーだったね』

 

『そうね』

 

『取り敢えずNWO(NewWorld Online)サーバーにハッキングしてクエストを制作して私達がクエストNPCだと思えさせないと』

 

『そうね分かった』

 

と更に念話していると

 

「……お前が転移魔法で俺たちを呼び出したのか?」

 

「ち、違います!すごい光だったので何が起きたのか見に来ただけですよ!」

 

「俺は尚文。メイプルと…サリーだったか?すまないがここはどこだ?」

 

「町の東にある森の中です」

 

「カルミラ島のどのあたりか、教えていただければありがたいのですが…」

 

「カルミラ島?NWO(NewWorld Online)の中でカルミラ島って名前は聞いたことないなぁ」

 

「ニューワールドオンライン?なんだその名前?まるでゲームの名前じゃないか?」

 

「うん、NWO(NewWorld Online)っていうゲームですよ!」

 

「なっ!?」

 

尚文が驚いていた

 

「ねぇごしゅじんさまーげーむって何?」

 

「フィーロ、今は大事なお話中なので静かにしていましょう。」

 

「私も良いかしら?」

 

「はい?」

 

「そのNWO(NewWorld Online)てPCゲームそれともVRゲームかしら?」

 

「はいそうですか何か」

 

今の質問で確信した。

此処は痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。の世界と

 

「メイプルとサリーだったな、大体の事情はわかった、すまないが俺たちは元の場所に帰るために先を急ぐ」

 

「元の世界へ帰るか⋯

ねぇメイプル」

 

とサリーとメイプルが小声で会話して居る。

私は唇の動きで大体会話の内容を理解した。

 

「これってクエストの一種じゃないかな!

一緒に帰る方法を探してあげましょう!」

 

二人とも私達のクエストNPCだと思っていいる。

 

「クエスト!なら面白そうだし」

 

「もしよかったら、私達手伝いますよ!

この辺の事なら詳しいですし」

 

「…悪いな、初めて会った人間をそこまでしn「尚文ストップ」ぐふ」

 

と私は尚文に足払いしながらラリアットを繰り出した。

 

「ごめんねメイプルちゃんとサリーちゃん少し尚文と会話するから」

 

と少し尚文を引っ張り

 

(# ゚Д゚)「行き成り何するんだ、氷水」

 

「御免ね尚文でも此処は彼女達に甘えた方が良いのよ」

 

「どうゆう事だ」

 

「簡単よ私達この世界の事知っている?」

 

「知らないから此れから調べんだよ」

 

「それが行けないのよ」

 

「は?どうゆう事だ」

 

「あの子達から見た私達は?」

 

「氷水、何が言いたい?」

 

「クエストNPCとしてみているのよ」

 

「それが如何しているんだ?」

 

「もし私達が好き勝手に行動したら運営達が私達の事をバグと思い込んで私達を削除してくると思うの」

 

「はぁどうゆう事だ」

 

「この世界はゲームの仮想世界で私達が好きに勝手に動くと運営は其れをバグと認識して私達消そうと動くの」

 

「なら反撃すれば良いだろう」

 

「して撃退したら強力なバクと見なしてこの仮想世界が消されるの」

 

「おいまさか其れて」

 

「そう私達諸共この世界を削除される」

 

「ち、胸糞悪いな」

 

「だから此処は甘えましょ。

其れに私達が異世界に来た最初の夜の事覚えている?」

 

「あぁ、一応覚えている」

 

「其れで私がとある物語を紹介したよね」

 

「そう言えばそうだな。

確か大楯を選んだ少女の物語だったか?」

 

「そうそうそして目の前に居る少女」

 

とサリーとメイプルの方を見て

 

「マジか」

 

「マジよ」

 

「なら頼むか」

 

サリーとメイプルの方に行き

 

「お願いできるかしらメイプルちゃんとサリーちゃん」

 

と私がそう言うとメイプルとサリーの目の前にディスプレイが現れて何かを押してディスプレイ消えて

 

「お願いします」

 

「有り難う、そうそう自己紹介がまだだったね。

私の名前は氷水、異世界で蒼青の勇者をしているの。

それで後ろに居るのが私の仲間の」

 

「僕はライクです」

 

「私がルナです」

 

「ソキャート」

 

「キールだ」

 

「リファナです」

 

「ジャベリンです」

 

「蒼青の勇者の眷属の勇者の紫魔の勇者の紫彩よ」

 

「でこっちが盾の勇者の」

 

「知っていると思うが尚文だ」

 

「ラフタリアです」

 

「フィーロはフィーロだよ」

 

「そんじゃあ私達のギルドホームに行きませんか?」

 

「そうねそうしましょう」

 

と私達はメイプル達のギルドホームに移動した。

道中に現れたモンスターは返り討ちした。




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
今回のアンケートはアンケートの数の多さ利用したアンケートです。
一人二択で決めやれる数は一つです
上からメイプル、サリー、クロム、イズ、カナデ、カスミ、マイ、ユイになります。
ので兎に角参加して下さい
其れでは次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

防御特化の大楯達と盾の勇者+蒼青の勇者 2話

いつも読んでくださいありがとうございます。
今回は第五十五話が完成しました。
前置きを置いといて其れではスタートです。(^O^)/


メイプルの案内で大きな木の中をくり抜いた木の家に到着して中に入った。

 

「じゃーん!、此処が私達のギルドホームです」

 

「わぁ、良い場所ですね」

 

「ああ、助かる」

 

「そうね」

 

と周りを見渡して観察をする。

 

「ねぇ、お腹すいたー!」

 

とフィーロが言ったら

 

「ふふ、何か食べ物するわね」

 

と水色の髪をしていてゴーグルをしている女性が来た。

 

「あ、イズさん」

 

「聞きなれない声がすると思ったらお客さんか珍しいな」

 

と今度はブラッドレッド―カラーのちょっと怖い鎧を着た男性が来て

 

「「初めまして」」

 

「こんにちは」

 

次は如何にも双子の感じがする少女と赤と白のツートンカラー男の子が来て

 

「メイプル、紹介してくれないか?」

 

最後にやまとなでしこの言葉にぴったりの女性が来た。

 

「うん分かった」

 

とメイプルが変わりに説明してくれた

 

説明中

 

「尚文さん、氷水さん、紫彩さん、ラフタリア、フィーロ、ライク、ルナ、ソキャート、キール、リファナ、ジャベリンだな」

 

「其れで元の世界に帰る方法を探してメイプルが連れて来たって事か」

 

「俺達から強力を頼んだんだ。

何か転移系のスキルやアイテム、伝承について知っている奴いるか?」

 

と尚文が質問すると

 

「走って帰っちゃダメなの?

コオスイ姉ちゃんが仕舞っている馬車があればフィローが走って皆を運ぶよ」

 

とフィーロが爆弾発言した。

 

「フィーロちゃんが馬車を引くんですが!?」

 

「うん!いつもごしゅじんさまたちを乗せてひっぱているの」

 

とフィーロがそう言うとユイの目が生ごみを見る目で尚文を見ている。

 

「はぁ⋯そんな目で俺を見るな。

本人が引きたいって言うんだがら、仕方か無いだろ」

 

「其れにフィーロ初めて会った人の前で馬車を引きたいて言わないでね」

 

「どうして?」

 

「ご主人様が変な目で見られるから」

 

「そうなの?」

 

「伝承か⋯そう言えば前の図書館でそんな話を呼んだ事が在るよ」

 

「本当か!」

 

「其れを詳しく」

 

「うん、確か異世界の砂時計って名前で町から離れた所にあるダンジョンに有るはずだよ」

 

「ナオフミ様、手がかりが見つかって良かったですね」

 

「ああっ明日様子を見に行ってみよう」

 

「はい」

 

「やりたいことがあるし」

 

と氷水はサリーの方を見た。

 

「ふふっじゃあお話も終わったことだし、お食事にしましょうか」

 

「わーい」

 

とフィーロが大喜びして皆食事した。

 

食事中

 

「本当に今日は此処に止めて貰って良いのか?」

 

「勿論ですよ。

人は多い方が楽しいんですし」

 

「ねぇごしゅじんさま退屈だから遊ぼうー」

 

「俺は此れから町に行きアイテムの買い出しだ」

 

「私は個人的の用事があるから」

 

とサリーの方を目線だけ見るとサリーはウィンクした。

 

「ちぇー、じゃあ他の人に遊んでもらうもーん」

 

「私達でよろしければ一緒に遊びませんか?」

 

「良いの!?」

 

「僕もやる事ないし遊べるよ」

 

「やったー!」

 

「全員自由行動で」

 

「「「「「「「はい」」」」」」」

 

そしてフィーロ、リファナ、ソキャート、キール、ジャベリン、メイプル、マイ、ユイ、カナデは草原に遊びに行き。

尚文、紫彩、ラフタリア、ライク、ルナ、クロム、イズ、カスミは町に行き買い出し

そして氷水とサリーは

 

「驚いたわ初めて出会ってから数時間でアイコンタクトが出来るなんて」

 

「それはあんな意味ありの目線をされたら気づきますよ」

 

「にしては其れは達人レベルよ」

 

「そうですか?」

 

「其れは置いといて始めましょ」

 

「そうですね」

 

と言いながら〔美樹さやかのソウルジェム〕を取り出して魔法少女の姿になりマントから二本の軍刀を取り出して右手はしっかりと上向きに握り左手には逆手持ちして、サリーも自分の武器(獲物)を取り出して、お互いある程度の距離を取り、そしてお互い走りだして二人は武器(獲物)を振るい接触して火花が散って鍔迫り合いになり

 

「「始めましょう私達の戦闘(ゲーム)を」」

 

と言った後にお互い離れて私は地面に着陸した瞬間、私は手に持って居る軍刀を二本投げた。

サリーは走りながら軍刀を避けて私に近づいて。

私はサリーを目線から外して直ぐにマント裏から軍刀を二本取り出してサリーを見るが目に映るサリーとサリーの気配の位置が少しずれている。

が私は直ぐに右手の方の軍刀で目に映るサリーを右上から左下に行くように斬る。

目に映るサリーが軍刀の刃に当たる瞬間、幻の様に消えてサリーの気配が私の右側に行きサリーの武器(獲物)であるダガ―で切りに来くる気配がした。

私はさっき空振りした攻撃を利用してトリプルアクセルの様に体を捻り左回転しながら右側に上から下に軍刀を振るう。

刃を振るった場所から

 

ガキン

 

と金属音が鳴る。

其処からサリーが現れて。

 

「衝撃拳」

 

サリーは押し返すように私を空中に打ち上げて

 

「ファイアボール、ウォーターボール、ウィンドカッター」

 

と三つの魔法攻撃を私に撃って来た。

私はファイアボールとウォーターボールを軍刀で斬ってウィンドカッターは両方の軍刀で防いで軍刀の刃事ウィンドカッターを砕いた。

刃が折れた軍刀をサリーに刃の方を向けて投げたが交わされた。

私は捻りながら回転して着地した。

サリーも着地した瞬間を見逃さなずに私に近づいて

 

「ダブルスラl!!!」

 

と二回攻撃しようとしたがサリーは体を後方に反らしてバク転して後方に下がった。

サリーが後退理由は

 

「惜しかったわ当たりそうだったのに」

 

氷水がムーンサルトを繰り出したからだ。

 

「私は良かったですけどね」

 

とお互い一定の距離を取りながら動いて直ぐに近づいた。

私はサリーに連撃を繰り出したがサリーは其れを完全に躱すかダガ―で弾いて私の連撃の合間を縫って

 

「ダブルスラッシュ、パワーアタック、ウィンドカッター」

 

で連続で攻撃する。

私は躱すか、軍刀で防ぐ、致命傷をならない部分であえて攻撃を受ける、の三択で攻撃を防ぐ

私は左手をマントに突っ込んで三本の軍刀を指の間に挟んで下から上に切り上げたがサリーはバックステップで交わしたが途中で三本の軍刀を止めて軍刀の刃を時間差を開けながら刀身を射出した。

サリーは射出した軍刀の刀身をダガ―で防ぐその間に私は美樹さやかの回復の力で受けた傷を治す。

 

「驚きましたよ。

私の攻撃には状態異常攻撃Ⅱがあるんですが何でピンピンしているんですが?」

 

「これ、実は私は状態異常無効化のスキルを持って居ているから状態異常攻撃は効かないの。

それにオート回復も有って浅い傷は直ぐ回復するの」

 

「マジですが。

なら朧、覚醒」

 

サリーがそう言うとサリーも肩に白い狐のモンスターが現れた。

 

「朧、影分身」

 

とサリーと朧が沢山増えた。

 

「手数を増やしてきたね」

 

と言いながら美樹さやかの魔法少女の姿を解除して〔天羽々斬のギアペンダント〕を取り出して

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

と私が歌を歌ったので〔天羽々斬のギアペンダント〕が光出して私の体を飲み込んで天羽々斬、海賊型ギアに変身した。

私は変身した後すぐにとあるポーズをすると影分身したサリー軍団の真ん中のサリーから渦潮が現れてサリー軍団を飲み込んだ。

渦潮に飲み込まれたサリー軍団が行きついた先は海の中でサリー軍団の周りには海賊の刀、カットラスが海の中に浮かんでいてそれらが一気にサリー軍団に向かった。

 

旋水乱刃

 

殺到したカットラスはサリーの分身に刺さって消えるがその中の一人だけ動きに切れがあり、自分に来るカットラスを蹴ったり、ダガ―で反らしてカットラス同士をぶつけたり魔法で防いだりして居る。

私は其れに狙いつけて渦潮から抜け出した瞬間を狙う為何時でも飛び出せるように構えていると

渦潮から爆発が起きて水柱が立って其処からサリーが飛び出してきて私は突撃してカットラスを振るった。

がサリーの体にカットラスの刃が当たった瞬間サリーの体が蜃気楼の様に消えた。

私は下を見るとダガ―を構えているサリーが見えた。

そしてサリーは私目掛けて突っ込んで来た。

私は咄嗟に

 

「プロテクション・W」

 

と防御魔法を二枚展開して一枚目をサリーの攻撃を防いでもう一枚を手を着いて腕を曲げて其れをバネみたいに戻して回転する

サリーは

 

「ウィンドカッター、ウィンドカッター」

 

風の刃を二枚を放って来た。

私は回転する中カットラスを上手く扱いながら風の刃を反らした。

そして着地してサリーの方を見た。

 

「驚いたわあの時の爆発、あれ貴方が人為的起こした物でしょ」

 

「バレちゃいましたか。

私的には氷水さんのスキルの方が凄いと思いますよ」

 

「理由は?」

 

「あの時、構えた瞬間渦潮が急に現れて分身含めて飲み込まれたと思った瞬間海の中にいてそんで周りには刀、が海の中に浮かんでいてそれらが一気に襲って来ましたから焦りましたよ。」

 

「其れにしては余裕で対処じゃあないかしら?」

 

「いやいや動きにくい水中の中で動くのは相当疲れるですよ」

 

《推薦BGM、Defender`Z Brand!》

 

「なら此処からは純粋にやらないかしら?」

 

と言いながらもう一本のカットラスを持った。

 

「其れは良いですね」

 

サリーはダガ―を構えて

 

「いざ押してまいる」

 

お互い接近した。

 

「舞い散る時の花に 幾夜も己を問う

(Ya-na)低きには水は流れ (I-e-)人も人も同じく⋯無常に」

 

お互いの武器(獲物)がぶつかり離れてお互い連続を入れる。

 

「崩れても消え去る(為す術なく)無力の極みに(涙は枯れ)

否⋯然れども嘆きすら 断罪の刃へ変え

一閃に願いを込め この四肢千切れようとも

防人」

 

と私はお互い攻撃して行く中、私はカットラスで防ぐか体を動かして回避しているのに少しずつ切り傷を作っているに対してサリーは完全に攻撃を防ぎ回避して居る。

今のまま行くと負ける。

だから勝つ為出来るだけ深く集中して早く呼吸する。

ただ無心に今居る敵の事だけを

 

「屍山血河の幾許を築き敗れれば

命の火を外道から護ることが

答えはあるのか?

光は射すのか?」

 

とこの瞬間サリーが躱す動きが少し見えて其処に目掛けて

 

「剣よ道を切り開け⋯!剣よ⋯」

 

カットラスを下から上に突き上げて

 

ガキン

 

「なぁ」

 

とサリーのダガ―を弾き飛ばして更にサリーのほっぺたを掠った。

 

ハァハァ、御免なさい。

この勝負⋯ハァ、私の⋯負けよ」

 

と強制変身解除されながら私は大の字で倒れた

 

「大丈夫ですか、氷水さん」

 

サリーは少し驚きながらこっちに来た。

 

ハァハァ、大丈夫⋯ハァなわけないよ。

何よ⋯ハァハァ、私の⋯攻撃⋯そのダガーを弾いて掠り傷しか出来ていないのよ。

少し自信なくすわよ」

 

「それは、私はこのゲームをやって一度もダメージ受けていませんから」

 

「なら私が最初にダメージを与えたの」

 

「はいその通りです」

 

「なら少し高見を登れたわ。

有り難う」

 

「どういたしまして

其れと質問です」

 

「何?」

 

「最後の攻撃。

あれまるで私が避ける先が分かって居る様に攻撃しましたね。

あれ何ですか?」

 

「あれね」

 

と私は立ち上がり

 

「私も分からないわあの時無我夢中で剣を振っていたから」

 

「そうですか」

 

「ただ」

 

「ただ?」

 

「昔、読んだ本で似たような技があったの

確か見聞色だたかしら」

 

「見聞色?」

 

とサリーは首傾げる。

 

「そう、簡単に言えばの第六感で

その気になれば未来予知が出来てしまうかも知れない物よ」

 

「そんな事が」

 

「私の場合は意識極限まで達したんでしょうね。

其れよりもそろそろ帰りましょ」

 

「そうですね」

 

とサリーは弾かれたダガ―回収して一緒にホームに帰った




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
アンケートはまだやっていますので参加して下さい
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

防御特化の大楯達と盾の勇者+蒼青の勇者 3話

第五十六話が完成しました。
アンケートはまだやっていますので是非とも参加して下さい
其れではスタートです。(^O^)/


私とサリーはホームに戻り晩御飯を食べてメイプル達はログアウトした。

 

「にしても本当にゲームの世界なのか此処は」

 

「えぇそうよ。

だからあの時勝手に動かない方が良いのよ」

 

「だな」

 

と尚文はこの世界がゲームの世界としみじみと理解した。

そして私達は其々の場所を選んで寝た。

因みに私と紫彩はホームの屋上を選んだ。

選んだ理由は

 

「カエサル様、すみませんが少々お願いします」

 

『良いけど今ゲーム中だからプレイしながら聞くけど良いよね』

 

「構いません」

 

そうカエサル様に電話する為だ

 

『で要件は?』

 

「はい、今私達は空間変異で(盾の勇者の成り上がり)の世界から(痛いのは嫌なんで防御力に極振りしたいと思います)のNWO(NewWorld Online)のゲーム世界に居ます」

 

『え、ちょっと待て今確認する』

 

と〔ショドウフォン〕から無音が響く。

そして

 

『此方も確認して確かに数時間前に空間が乱れて壁に穴が開き君達が転移されて居る』

 

「そうですか。

一応救済措置が見つかりましたので自力で戻います」

 

『そう、じゃ何で僕に電話したの?』

 

「実はNWO(NewWorld Online)の中を勝手に移動するとNWO(NewWorld Online)の管理者が私達をバグと認識して来て攻撃してくると思い最悪NWO(NewWorld Online)を削除して来ると思い今クエストNPCの役を演じています」

 

『確かにその判断は間違いないね。

今年上映される(フリー・ガイ)もモブキャラの主人公が勝手に動いた結果ゲームの世界が削除される予告映像が流れたからね』

 

「すみませんその映画私知りませんが」

 

『そうだよねw君が死んだ後に上映される映画だからね』

 

「はい、其れと本題に戻らされて貰います」

 

『そうだね。

要件は?』

 

「クエスト報酬を用意したいので特典をコピーしてプログラム化した物を下さい」

 

『特典自体じゃなくてコピーしてプログラムした物ね。

理由は?』

 

「はい、特典は昨日貰いましたので連続で特典を貰うのは流石に何かのルールに引っ掛かりそうで特典をコピーしてプログラム化した物なら特典では無く別物ですので何かのルールに引っ掛かる心配がありません」

 

『確かにそうだね』

 

「其れにこの世界はゲームの世界なので私がプログラムを組み立てインストールすれば本物の特典と変わりません」

 

『そうか、で肝心な中身は何をするの?』

 

「其れはお任せにします」

 

『そう、なら今、楓の木のホームに居る?』

 

「居ます」

 

『ならその子たちにピッタリの奴をにするよ』

 

「お願いします」

 

『それと渡し忘れていたもの用意するね』

 

「常々ありがとうございます」

 

と電話を切ると私の後ろに魔法陣が現れて見ると其処からキャリケースが現れた。

 

「氷水、其れがクリア報酬が入っているの?」

 

「正確にはクリア報酬のパーツや素材が入っているだけ」

 

「其れってつまり」

 

「今から作る」

 

と言いながら私はキャリケースを開ける。

入っていたのは少しごつい手甲とUSBメモリーが入っていた。

 

「氷水、この手甲て」

 

と紫彩の質問を聞きながら手甲を持った。

 

「多分だけど(閃乱カグラ)の〔夜桜の手甲〕だと思う」

 

「それ私も思った。

氷水」

 

私は試しにブレスレットに手甲を近づけたら手甲はブレスレットに吸い込まれて

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔夜桜の手甲〕がインストールされました

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「やっぱり(閃乱カグラ)の〔夜桜の手甲〕だ」

 

「其れで此れは?」

 

紫彩はUSBメモリーを持って私に質問して来た。

 

「多分だけど其れにクリア報酬のデータが入ってると思う」

 

「此れに⁉」

 

「確認してみる」

 

と紫彩の手に持って居るUSBメモリーを手に持って空中に投げて〔三ツ星極制服、探の装〕の襟が閉じって襟の星が光出して

 

「〔三ツ星極制服、探の装〕」

 

と〔三ツ星極制服、探の装〕起動して空中に投げたUSBメモリをキャッチして〔三ツ星極制服、探の装〕のにUSBメモリーを指して〔三ツ星極制服、探の装〕のキーボードを操作する。

 

「確かに此れにクリア報酬が入っているが?」

 

「が?」

 

「神様に頼んで組み立て式にして貰ったからバラバラの状態になっている」

 

「だからあの時パーツや素材が入っているだけて言ったのね」

 

「で如何する私一人で組み立てる事が出来るけど」

 

「流石に貴方一人にやらせる訳にはいかないわ。

其れに一宿一飯の恩もあるし」

 

「そうね。

お願いするわ」

 

「任せて頂戴」

 

と言いながら紫彩は〔ソンブラの服〕に付いて居るケーブルを〔三ツ星極制服、探の装〕の開いて居るUSBコネクターに繋いで作業を開始した。

作業中

その作業は朝日が昇る前に片付いた。

 

「お疲れ様、氷水」

 

「其れは紫彩もお疲れ様」

 

と言いながら横になった。

 

「取り敢えず誰かが起こして来るまで寝ましょ」

 

「そうね私達でも相当時間掛かったものね」

 

と言いながら私達は意識を離して寝た。

 

睡眠中

 

ライクとルナが起こしに来て私と紫彩は起きて私特性ポーションを飲んで朝ご飯を食べて異世界の砂時計があるダンジョンに向かった。

 

「ギルドホームを出て結構歩いたが、異世界の砂時計があるダンジョンはまだ先なのか?」

 

「うんまだ先だね。

因みにこの辺からモンスターのレベルが少し高くなるから注意して」

 

「このメンバーなら苦戦する事は無いし心配しなくても大丈夫だけどね」

 

「此処まで何度も戦闘がありましたが皆さん強くて驚きました」

 

「フィーロもビックリ!、マイお姉ちゃんとユイお姉ちゃんってすごい力持ちなんだもん!」

 

「「攻撃力極振りだからね」」

 

「きょく、ふり?」

 

「因みに私は防御極振りだよ」

 

「特化しているっての事だ。

此処だと其れが当然なのか?」

 

「いやかなりの変わり種だ。」

 

「そうよ、相当な技術か運が無ければ成り立たない(*´〇`)~ふぁ~」

 

「そうだなメイプルとマイとユイ以外は偏りはあるが、そこまで極端なステータスじゃないからな」

 

「それにしてもコオスイ様とシアヤ様が私達よりも遅くまで寝ているなんて珍し事も有るんですね」

 

「えぇ、お礼の品を徹夜で作っていたの」

 

「そうなんですか」

 

と歩きながら話していると

 

「皆さん話は其処まです」

 

とラフタリア達、亜人組は其々の武器を取り出して

 

「其処に居るの分かってるよ、出てきたら?」

 

とサリーも武器を出した。

私はブレスレットから〔夜桜の手甲〕を取り出した。

 

「まさか私の存在に気が付くとはね。

って其れよりも君達、今すぐそいつらから離れるんだ!」

 

ナルシストの緑色の髪をした少し上等な装備をした青年だった。

 

「そいつらてって尚文さん達の事?」

 

「ああ、そいつらは君達を騙そうとしている!私が悪の手から救ってあげよう」

 

「何言って居るんだコイツ?」

 

「ちょっとわからないね」

 

私は似たデジャブを感じて

 

「尚文このデジャブ感じたことない?」

 

「奇遇だな俺もだ」

 

「ナオフミ様、此れって」

 

「ああ、ビッチがまた何かやっているのかもしれないな」

 

「と言いても絶対居るわ」

 

「だな、だが降りかかる火の粉は払うだけだ!行くぞ」

 

とナルシストの緑色の髪をした少し上等な装備をした青年と戦闘になった。




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

防御特化の大楯達と盾の勇者+蒼青の勇者 4話

第五十七話が完成しました。
今回は中途半端になりましたが其れでも暖かく見て下さいm(__)m
其れとまだアンケートを行っていますので是非参加して下さい。
特にマイ&ユイの部分に投票して下さいm(__)m
未だにゼロ票です
其れではスタートです。(^O^)/


結論から言うと

 

「クッ⋯流石にこの人数差では厳しいか⋯覚えてろよ」

 

人数差で袋叩きにしてナルシストの緑色の髪をした少し上等な装備をした青年は三下位のお決まりの捨てセルフを言って逃げた。

 

「よし、其れじゃあ気を取り直して、ダンジョンに向けてしゅっぱーつ!」

 

「おー」

 

「フィーロちゃん、元気いっぱいだね」

 

「うん、フィーロ、まだまだへっちゃらだよ!」

 

とメイプル、マイ、ユイ、フィーロが楽しく会話して居る中は私と尚文は念話で

 

『尚文、今回の襲撃どう見る?』

 

『あれか、どうせ、さっきの襲撃者の口ぶりから裏でビッチが糸を引いて居る可能性は高いな』

 

『そうね。

私もそう考えたわ』

 

『『だからメイプル達を巻き込むのは悪いか』ら護衛クエストを中断するのは辞めた方が良いわよ』

 

『おいなんで俺のセリフが分かったんだ』

 

『役者をやっているとその人物になりきる為にその人物のどう考えているか想像するの。

だから尚文になりきる為に今尚文考えを予想したの』

 

『あいからず氷水には敵わないな』

 

『其れは誉め言葉で受けっとっておくわ

其れと護衛クエストを中断するのは辞めた方が良い理由は聞くかしら?』

 

『ああ、頼む』

 

『理由は単純で、此れから来るかもしれない襲撃者は私達だけなら精々パーティー位の集団なら撃退出来るけどこの世界のギルドが脅威なの』

 

『ギルドが?』

 

『えぇそうよ。

多分だけどビッチが掲示板を使って来て其れに目を付けたギルドが私達に襲ってくる可能性があるわよ』

 

『確かにそうだな』

 

『だからメイプル達の助けが必要なの

其れとメイプル達を遠ざけても無駄よ

多分メイプル達は襲撃イベントと思い込んでいるから。

試しに遠ざけてみて』

 

『⋯分かった』

 

と尚文から念話が切れて

 

「すまない。

やっぱり此処からは俺達だけで行く事にする。

見ず知らずのお前達を、危険に晒すわけにはいかないからな」

 

「危険?皆で行けば大丈夫ですよ」

 

「いや、さっきのような襲撃者がまた現れた時俺一人でお前達全員を守れる保証が無い」

 

「わあ!襲撃イベント!やっぱり楽しそう!!ふふふ、どんな敵が出て来るかな?」

 

「⋯⋯⋯」

 

「イベントは難し方が燃えるしね!じゃあ皆、気を引き締めて行こう」

 

「ナオフミ様⋯どうしましょうか?」

 

『ねぇ尚文私が予想通りになったでしょ』

 

『そうだな』

 

『もう答えは見つかって居るでしょ尚文』

 

『あぁそうだな』

 

「なんだか俺達と此奴で、危機感が違うみたいだが⋯⋯危険を承知で来てくれるんだ。

構わないだろう」

 

「フィーロも皆と一緒がいい!」

 

「ああ、そうだな。

メイプル、其れじゃあこの先も一緒に来てくれ」

 

「任せてください」

 

と楓の木のリーダであるメイプルの認証を得てダンジョン向かった。

 

移動

 

「さあ、もう少しでダンジョンに到着するはずだよ」

 

とカエデが目的地近いと報告してくれた直後

 

「なるほど、珍し護衛クエストを受けているという話は本当だったみたいだな」

 

何処から声が聞こえた。

 

「ミィ⁉」

 

「待って居たぞ、メイプル」

 

と全身真っ赤な女性と少し際どい僧侶服を着ている女性に白と黒の白と黒のツートンカラーのパーカーの男性、更に見た目は普通だか強敵の風格がある青年、後はその他大勢の赤と黒を中心とした服装と帽子をかぶっている戦闘員が出て来た。

 

「炎帝ノ国が如何してこんな所に居るんだよ」

 

「噂を確かめるためですよ」

 

「その護衛対象を倒すことが出来ればメイプルと同じ位の強いスキルが手に入るって噂がネットで広まっているんだ」

 

「そんな根も葉もない噂を!」

 

「だから此処で確かめさせてもらう!」

 

「まったく⋯あのビッチがやりそうな事だな」

 

「彼女噂を広めるの得意もんね」

 

「そうだな」

 

「かなり強そうな相手ですが、やるしかないようですね」

 

「ごしゅじんさまー。

やっっけていいの?」

 

「ああ全力で行くぞ」

 

「各員縛り解除、自由に変身してOK」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

「分かったわ」

 

「メイプル。

戦うしかないよ」

 

「うん!尚文さん達は絶対守って見せるんだから!」

 

 

STANDBY

 

かわるるん

 

 

「〔ショドウフォン〕」

 

Kamen Rider..Kamen Rider...Kamen Rider...〉

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

「「「変身」」」

 

一筆奏上

 

プリキュア!きらりん、スターシンフォニー!!

 

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

HENSHIN

 

G athering Ro und!マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

夜空に煌めく、希望の星!

キュアフォーチュン!!

 

「〔シード〕起きろ〕

 

「〔三ツ星極制服、幻の装〕‼」

 

〔YESボス〕

 

と其々変身が完了して更に

 

「キャストオフ」

 

CAST OFF!

CHANGE SCORPION!!

 

ソキャートはマスクドフォームからライダーフォームになり

私は〔秘伝ディスクホルダー〕から〔共通ディスク〕を取り出して〔シンケンマル〕に〔共通ディスク〕をセットして〔シンケンマル〕を抜刀して〔共通ディスク〕を回した。

〔シンケンマル〕は形を変えてしてシンケンブルーの固有武器〔ウォーターアロー〕になっり

 

「全員突撃開始」

 

と大規模な戦闘が開始された。




最後までお読みいただきありがとうございます。
次回はちゃんと戦闘シーンを書きます。
其れでは次回もお楽しみにして下さい。
其れとアンケートも↓↓↓


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

防御特化の大楯達と盾の勇者+蒼青の勇者 5話

第五十八話が完成しました。
アンケートはまだやっていますのでジャンジャン参加して下さい。
其れではスタートです。(^O^)/


「全員突撃開始」

 

と私が叫んで〔ウォーターアロー〕を引いてリーダー核のミィに向けて水の矢を放った。

水の矢は真っ直ぐにミィに向かったが周りの戦闘員とは違うがモブ感が漂る青年の金の剣で弾かれた。

 

「ミィ!」

 

「シン、助かった爆炎!」

 

とミィはすぐさま広範囲の攻撃して来た。

私は直ぐに前に出て〔ショドウホン〕を取り出して筆モードにして空中に(津波)を書いた。

(津波)の文字はすぐに津波になり爆炎を飲み込んだが爆炎の温度が高くて水蒸気爆発を起こして爆風が起こて土煙が舞い

 

「えっと御免さっき突撃開始と言ったけど振り分け如何する?」

 

其れを煙幕にしながら作戦会議した。

 

「ちょっと待て考えずに突撃て言ったのか!?」

 

「だから御免て言ったの。

私はさっき私の矢を弾いた男をやる」

 

「えっと、じゃあ私がミィをやります」

 

とメイプルが手を挙げた。

 

「そんじゃあ私はマルクスをやりますか」

 

と二本の短刀を構えて

 

「氷水、私はハレンチ聖女やるは」

 

と紫彩は〔ソンブラの銃〕をくるくる回しながら立候補した。

 

「後は各自適当にで」

 

「おう」

 

「心得た」

 

「任せて」

 

「「「了解」です」」

 

「「「分かりました」」」

 

「分かった」

 

「任せろ」

 

「尚文達も良いよね」

 

「分かった」

 

とフィーロは鳥モードになって

 

「ナオフミ様どうしますか?」

 

「なーーあもう如何にもなれ」

 

「決まりね」

 

と言って私は土煙から飛び出した。

 

「出て来たぞ」

 

と何処かの戦闘員がそう言うと近距離系の戦闘員は其々の武器を持ちこっちに来て遠距離系の戦闘員は弓矢や魔法を構えて

 

「撃て!」

 

と魔法と矢がが飛んで来た。

私は止まり直ぐに手に持って居る〔ショドウフォン〕の筆モードで空中に(防壁)の文字を書く。

文字を書くとモジカラが発動し、私の前にに煉瓦の壁が出現して敵の遠距離攻撃を防ぐ。

更に〔ショドウフォン〕の筆モードで空中に(貫通、拡散)を書いた。

モジカラが発動し〔ウォーターアロー〕に吸い込まれる様に入って、私は前に煉瓦の壁が有るにも関わらず〔ウォーターアロー〕を構えて放った。

水の矢は煉瓦の壁は貫通して次に水の矢は枝分かれする様に拡散して私に向かって来た近距離系の戦闘員と私に向けて魔法や矢を撃って来た遠距離系の戦闘員は

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ぎゃああぁぁ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

水の矢を射抜かれた。

私は穴が開いた煉瓦の壁から離れるように走り私に標準を合わせている遠距離系の戦闘員や私を標的にしている近距離系の戦闘員は走りながら〔ウォーターアロー〕で射抜く。

私は少し余裕が出来たので周りの様子を見る。

メイプルと尚文達は赤髪のミィと戦闘員が対決して居る。

サリーとライクとルナは白と黒のツートンカラーのマルクスと戦闘員が対決して居た

紫彩は際どい修道院服を着ている女性の人と戦闘員が戦闘して居て

残りは其々自由に戦闘員と戦闘して居た。

私も自分の戦闘に戻る為に視線を戻すと目の前に金の刃物が飛んで来て後ろに戦闘員も来た。

私は直ぐに〔ウォーターアロー〕を〔シンケンマル〕に戻して飛んでくる金の刃物を絶妙な力加減と角度調整で戦闘員に行くように弾いた。

金の刃物は戦闘員に刺さり戦闘員の動きは止まり私は直ぐに金の刃物が何処から飛んで来たか確認しながら周辺を見渡した。

直ぐに発信源を見つけた。

近くに私の右側に中心を守る様に戦闘員を配置してその中心に周りの戦闘員とは違うがモブ感が漂る青年が居て手には先程の金の剣とは別に刀身が無い剣を持ち青年の周りには金の刃物が浮かんでいた。

私は直ぐに右側に方向転換して青年の方を向かった。

青年を守る様に配置された戦闘員と青年の周りに浮いている金の刃物は私が来た事でこっちに来た。

私は走りながら金の刃物を弾きながら戦闘員を切り捨てて最後の戦闘員を切り捨て青年の方に向かいながら走った。

青年が刀身が無い剣を振ると金の刃物が私の方を向きもう一度刀身が無い剣を振るとこっちに飛んで来た。

更に私の後ろから今まで弾いて来た金の刃物が飛んで来て金の刃物の包囲網が出来ていた。

私は止まり右手に一本の〔シンケンマル〕だけで弾て足さばきで避けているががジリ貧なので私は空いて居る左手で〔VSチェンジャー〕を取り出して〔VSチェンジャー〕の銃口を青年に向けて金の刃物を弾いて避けながら撃った。

金の刃物を弾いて避けながら撃った為命中精度はいつもより低下して居たが何発かは青年の方に向かった。

青年は自身の左腕に装備している盾で防ぐと足さばきで避ける。

私は青年の足周りに〔VSチェンジャー〕の光弾を撃った。

 

「おっとと」

 

と急に足周りを撃たれて少しよろけて、私は其のスキを見逃さず直ぐに金の刃物の包囲網を抜けて青年の方を向かい走りながら〔VSチェンジャー〕撃った。

青年は顔や胸を中心に盾で守った。

盾で顔が見れなくなった時にバネの様に足にぐっと力を込めて其れを一気に開放する。

すると一気に青年の前に立ち

 

「なぁいつの間に」

 

と言っている間に青年の腹に

 

(´*ω*)、;'.・グッハ!!

 

ヤクザキックを叩き込んだ。

青年は少し芝生を転がる。

すると周りを飛んで居た金の刃物の全部が青年が持って居た刀身が無い剣に行き金の刃物が合体して一本の金の刀身になりそして刀身が無い剣と合体して私の最初の攻撃を弾いた金の剣となった。

 

「随分変わった剣を持って居るわね」

 

と青年に言うと

 

「随分見る目が有るじゃん、あんた」

 

と腹を抱えながら剣を杖にしながら立ち上がった。

 

「貴方幹部クラスの人間かしら?」

 

「おいおい其処まで見抜いているのか

何時俺が幹部と分かった」

 

「簡単よ。

貴方私の水の矢を弾いた事、後は貴方を中心陣が組まれて居た事かしら?」

 

「正解だ」

 

「名前をお聞きして宜しいでしょうか?

此れから戦闘ワルツを踊ってくれる相手の名前を知らずに踊るのは失礼ですので」

 

「そうかよ。

シン、二つ名は崩剣のシンだ」

 

私はシンケンブルーの変身を解除して

 

「そうですか、では名前を教えて下さったので返すのも礼儀です。

私の名前は蒼青の勇者、鞘波氷水だ」

 

と礼をしながら

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

と起動詠唱を歌って〔天羽々斬〕を纏って太もも辺りの〔天羽々斬〕のギアパーツから四振りの剣が出て来て私は二振りの剣を持ち残りの二振りは私の後ろで空中に浮遊して待機している。

 

「おいおい俺と同じ崩剣か?それとも崩剣に似た遠隔操作系の剣か?」

 

「ご名答〔天羽々斬ヤントラ・サルヴァスパギア〕だ」

 

と言って私は右手の剣を振ると私の後ろで空中に浮遊しまがら待機して居た。

剣の刃先がシンの方を向き剣はシンの方に飛んで行った。

シンは落ち着きながら金の剣を構えて

 

「崩剣!」

 

と言うと金の剣は崩壊して金の刃物になり私の剣に向かったがサイズが違い私の剣はシンの金の刃物を弾きながら進んだ。

シンは私の剣を盾で剣を反らし

 

「ちっ、流石にサイズが違い過ぎる」

 

もう一振りの剣を避けながら言い金の刃物を私に飛ばしてきたが私は冷静に金の刃物を手に持って居る二振りの剣で弾き二振りの剣を投げて更に先程の二振りを遠隔操作でシンを挟み撃ちするように操作した。

シンは其れをジャンプで私の挟み撃ちを躱した。

躱された瞬間私は直ぐに走り出して腕をクロスして挟み撃ちが失敗した二振りの剣をすれ違いする前にキャッチして空中に居るシンに斬りかかった。

 

「げぇ」

 

シンは盾をを構えたが、クロスした腕を戻した下から上の×斬りに吹き飛ばしてシンは三回バウンドした。

私は其の内に全ての四振りの剣を私の下に集めて更に太もも辺りの〔天羽々斬〕のギアパーツから二振りの剣を追加した。

 

「此れにて最後だ」

 

四振りの剣は回り出して其処から其々ポーズを取っている少し薄いホログラムの私が現れた。

私が先頭を走るとホログラムの私が付いて来た。

 

「なぁ、だか分身して居るつもりだかバレバレだ。

 

とシンは刀身が無い剣を構えて

 

「崩剣!」

 

と更に金の刃物がが別れて倍になり私の方に向かって来たが壁になる様に二人のホログラムの私が前に出て手に持って居る剣で金の刃物を弾いてくれてシンと私の距離が近くなり二人のホログラムの私が左右に別れて私はジャンプして其のままシンに突っ込みすれ違い様に一閃を入れて更にホログラムの私が連続で一閃を叩き込んでその間本物の私は回りこんでシンの前に立ちもう一度、

 

残影無刃衝

 

一閃を入れた。

 

「マジか女に二度も敗れるなんてな」

 

と切り傷から紫のポリゴンが溢れて消滅した。




最後までお読みいただきありがとうございます。
アンケートはまだ票が入っていない物が有れば数が均等に票が入っている物があります。
其れでは次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

防御特化の大楯達と盾の勇者+蒼青の勇者 6話

第五十九話が完成しました。
この後に報告がありますので是非見て下さい
其れでは第五十九話スタートです。(^O^)/


私は崩剣のシンを倒して更に周りに居た雑魚敵を倒して私は〔天羽々斬ヤントラ・サルヴァスパギア〕を解除してメイプル達の方を向いた。

 

「クッ⋯護衛対処がここまで戦えるのは誤算だった。

次に会うときは必ず、この借りを返させてもらうぞ」

 

と炎帝ノ国は撤退していった。

 

「ふー、大変だったね。

皆大丈夫?」

 

「はい!メイプルさんのお陰でダメージは受けませんでした」

 

「私も平気です」

 

「まさか炎帝ノ国と戦うなんて、びっくりしたけどね」

 

「尚文達は大丈夫か?」

 

「フィーロは大丈夫!」

 

「私は大丈夫、皆は?」

 

「僕は大丈夫です」

 

「私も」

 

「うん、大丈夫」

 

「私とキール君は大丈夫です」

 

「ああ、問題ないメイプルには助けられたからな」

 

「そうね。

まぁ氷水は圏外だったけど大丈夫そうわね」

 

「身捧ぐ慈愛ですね。

素晴らしい魔法だと思います」

 

「ギルドマスター自慢のスキルだからな」

 

「メイプルはこのメンバーのリーダーだったのか?」

 

「え、えへへ、楓の木って名前のギルドなんです」

 

「楓の木か良い名前だな」

 

「そうねリーダーの名前が入っているからね」

 

「そんじゃあ先を急ごう。

炎帝ノ国以外のギルドも来たら厄介だ」

 

と私達は異世界の砂時計があるダンジョンに向かって進んだ。

 

移動中

 

暫く進むと

 

「本で読んだ場所と同じだし、此処が異世界の砂時計があるダンジョンで間違いないはずだよ!」

 

「まだ何か罠があるはずだ、全員気を付けて進もう!」

 

と其々装備を出した。

私は〔シンケンマル〕と〔VSチェンジャー〕、ライクは短剣とクナイ、ルナは弓矢、ソキャートは〔サソードヤイバ〕リファナはレイピア、キールは〔ショットライザー〕、紫彩は〔ソンブラの銃〕を

そしてダンジョンに突撃した。

 

攻略中

 

ダンジョンを攻略してダンジョンの最深部に到着した。

と言ってもメイプルのスキル身捧ぐ慈愛の恩智で私達が受けるダメージは0でただモンスターと私達を倒すプレイヤーを倒す単純な作業になった。

 

「到着。

此れが異世界の砂時計だね」

 

「確かに俺達の世界にある龍刻の砂時計よく似ているな」

 

「そうね、装飾やガラスの形状もほぼ同じね」

 

「これなら⋯」

 

と尚文が言い切る前に

 

「何者!」

 

と私が〔シンケンマル〕を投げナイフの感覚で投げて更に〔VSチェンジャー〕をランダムで三発発砲したが

 

ガキンキンキンキン

 

と金属で弾変える音がして皆が其方を向くと金髪で聖騎士のような青年に、黒髪黒目で迷彩柄のバンダナとローブを着ている男性に、金髪でメンバーの中で一番背が低い女性に茶髪に茶色の鎧と斧を持っている大男、青い兜と鎧を装備しているその他大勢の人達が来た。

 

「成程。

ネットの噂はあまり信用していなかったが、今回ばかりは真実だったみたいだな」

 

「集う聖剣!?」

 

「その盾を持った男と白い服を着た女が、護衛対処ってやつか?」

 

「そいつらを倒せば、強えスキルがもらえるんだろ?楽勝だぜ」

 

「ふふん♪今日こそはやっつけちゃうだから!」

 

「今度はペインさん達が相手なの!?」

 

「さっきの人達と同じか、それ以上の強敵ですね」

 

「ラフタリア見る目があるね」

 

「炎帝ノ国にも勝てたんだし、気を引き締めれば大丈夫!」

 

「確かにその人たちだけど不安ね」

 

と今回の騒動の黒幕であるビッチが出て来た。

 

「はぁ⋯⋯⋯やっぱりお前かこの面倒な事態を引き起こしたのは」

 

「尚文さん、この人は?」

 

「何かにつけて俺を陥れようとするクソ野郎だ」

 

「そして多分今回の騒動の黒幕で名前は覚えなくていい三流三下だから」

 

「そうですね。

私も多分ですがこの方々や先程戦った方々に、嘘の噂を吹き込んだのもおそらくは」

 

「フィーロこの火キライ!」

 

「でも、どうして尚文達を狙っているんだ?」

 

「こんな奴の考える事は知らん」

 

「と言いても三流三下が住んでいた国が盾の勇者を敵対している宗教を国教していたから盾の勇者は敵と認識しているから」

 

「そう、そしてメルロマルクから遠く離れたこの地なら、誰にもま邪魔されず盾の勇者と蒼青の勇者を亡き者にできるからよ!」

 

「なるほど。

古典的な悪役って事ね」

 

「さっき貴方達はトップクラスの冒険者グループ炎帝ノ国と戦って消耗している。

そんな状態で最強と謡われる集う聖剣と、私達を相手に戦えるかしら?」

 

「確かにあんまり好きにはなれないかな」

 

「さあクリスマスローズ様。

あの悪逆非道な盾の勇者と蒼青の勇者を倒し、新たな力を手に入れましょう」

 

「もちろんだマイン!美しく華麗な剣で打ち倒してあげましょう!」

 

「俺たち以外にも護衛対処を狙うギルドがいたか。

なら、先を越されないようにしないとな」

 

「いくぞ!噂の真偽を確かめさせてもらうぞ」

 

「来るぞ!構えろ!」

 

「了解」

 

と私はクラウチングスタートの構えをして足に魔力を貯めて

 

「位置に着いてよーい「いっくよー!」ドン」

 

とメイプルとセリフが被ったが足にため込んだ魔力を一気に開放して一瞬にしてペインの後ろに居た、ビッチの目の前に行きスピードを殺さず其のままジャンプしてドロップキックの放つ体制になり

 

「えぇ」

 

とビッチは腑抜けた声を出してビッチの顔面に目掛けてドロップキックを放った。

ビッチは諸に

 

ぐっぴ

 

私のドロップキックを食らい私は其のまま腰に〔ゲーマドライバー〕を腰に付けて〔タドルクエスト〕を取り出して

 

タドルクエストガシャット~♪

 

ガシャット

 

ビッチの顔面を踏み台しながらペインに向かい跳んだ

 

「ペイン!

後ろだ!」

黒髪黒目で迷彩柄のバンダナとローブを着ている男性が私のスピードを目で追えたのかペインに警告した。

 

「分かって居る」

 

とペイン其のまま回転切りをしながらこっちを振り向いた

 

「術式レベル1」

 

ガシャットレッツゲーム! メッチャゲーム! ムッチャゲーム! ワッチャネーム!? アイム ア カメンライダー!

 

と変身中は無敵になるので其のまま攻撃を防いで仮面ライダーブレイブレベル1に変身して更に〔ゲーマドライバー〕の腰にある〔キメワザスロットホルダー〕にあるボタンを一回押して

 

ステージセレクト

 

で私はペインにタックルを決めて、私諸共ペインを別の次元に飛ばした。




最後までお読みいただきありがとうございます。
報告内容は第五十四話からやっているアンケートが決まりませんので
少し内容を変えます。
投票数が均等もしくは投票が入って居ない奴を中心にアンケとを行います。
分けると
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ーーーーーーーーーーー
|決定した物             |まだ決まって居ないのは|
|メイプル=バリバリの実       |クロム        |
|サリー=ハリケンブルー       |カナデ        |
|イズ=覇道十二星天、天秤座のリーブラ|マイ         |
|カスミ=炎の呼吸と日輪刀      |ユイ         |
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ーーーーーーーーーーー


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

防御特化の大楯達と盾の勇者+蒼青の勇者7話

第六十話が完成しました。
次回で痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思いますのコラボが終わります
其れではスタートです。(^O^)/


〔ゲーマドライバー〕の〔キメワザスロットホルダー〕に内蔵されているステージセレクト機能で別空間を作りそのままペインにタックルしてゲームエリアに入って其のままゴロゴロと転がって直ぐに立って辺りを見渡した。

ゲームエリアは中世ヨーロッパ時代の洋風の城だった。

 

「此処は?」

 

「ようこそ私の世界に」

 

と言いながら仮面ライダーブレイブクエストゲーマー レベル1変身解除した。ゲーマドライバーのレバーに手を掛けた。

 

「と言っても私の固有結界なんだけどね」

 

「となると君を倒せばこの世界から抜け出せる事か」

 

「そうなるね」

 

と会話しながら〔ギアペンダント〕を取り出して

 

「なら倒させてもらうか。

仲間が待って居るか」

 

タドルクエスト~♪

 

ガシャット

 

「そうはさせないわよ。

術式レベル2!」

 

ガッチャーン!レベルアーップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!

 

と一気に仮面ライダーブレイブクエストゲーマー レベル2に変身完了して更に〔天羽々斬のギアペンダント〕を前に出して

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

と天羽々斬の起動詠唱を歌うと仮面ライダーブレイブクエストゲーマー レベル2のプロテクターが全部外れて強制的に変身解除されたが〔三ツ星極制服、探の装〕が弾けたが直ぐに天羽々斬のインナーウェアが装着され更にプロテクターが現れてブレイブクエストゲーマー レベル2のプロテクターと〔天羽々斬〕のプロテクターが融合して私に再装着された。

私は今の自分の姿を見た。

ベースは〔天羽々斬の騎士型ギア〕だか所々が仮面ライダーブレイブクエストゲーマー レベル2のプロテクターが装備されていた。

頭の甲冑のばいざの部分はBRへっどーQST2のアダマントバイザーが装着されていて胸の方はメックライフガードが装着され、肩の方はアームドアンブレイカーが装着され左手にはリヴァーサルシールドが装備されていた。

 

「さっきから姿が変わるんだかその姿に名前は在るのかい?」

 

「こうゆうのは滅多にやらないから基本ないけど今、名を付けるなら天羽々斬ブレイブナイトギアカスタムズ」

 

「そうかなら行くぞ」

 

とペインは両手剣を構えた

 

「待ってくれたお礼にさせてもらいます」

 

と右手に〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣を左手に〔ガシャコンソード〕を持って構えた。

お互い構えながら見つめ合い私とペインしか居ない世界は詩音に包み込まれた。

私達の間に落ち葉が落ちて来てそれが地面に完全に落ちた瞬間私とペインは同時に踏み込んで

 

「ハアアァァァ」

 

「セイヤアアァァ」

 

とお互いの武器がぶつかり合い鍔迫り合いになった。

直ぐにお互いは離れてまた突っ込んだ今度は剣と剣のぶつかり合いになった。

私が〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣で攻撃すればペインは自身の剣で攻撃を受け止めず、攻撃を反らして直ぐに攻撃を入れて来るが私は冷静にもう一本の剣〔ガシャコンソード〕で防ぎペインの剣を弾き直ぐに〔ガシャコンソード〕のBボタンを3回押しつ突きの構えを取り突くと炎は火炎放射器の様に真っ直ぐに進んだが、ペインは横なぎで斬撃を飛ばして炎をかき消して其のまま私の方に向かって来た。

私は直ぐに〔ガシャコンソード〕のAボタンを押して

 

コ・チーン!

 

と氷剣モードになり直ぐにBボタンを押して冷気音が流れ三回目にBボタンを押すと今よりも冷気音が強くなり〔ガシャコンソード〕と〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣をペインの斬撃目掛けて同時に力強く振り下ろした。

振り下ろされた剣はペインの斬撃を打ち消し更に氷結の斬撃を繰り出されたがペインはまた真っ向から私の氷結の斬撃を打ち消し更にさっきよりも強い斬撃を繰り出された。

私は其の斬撃が自分の今の能力では打ち消すことが出来ず更に今からレベルアップする時間もなく回避する事を専念する事にした。

と私は横に転んで回避しながら〔ドレミファビート〕を取り出したが目の前に私に飛んで斬りかかったペインが迫って来た。

私はリヴァーサルシールドで受け止めたが左手にかかる痛みを我慢しながら〔ドレミファビート〕のボタンを押した。

 

ドレミファビート~♪

 

と私の後ろにビートゲーマが現れて其のままペインの顔面に回し蹴り入れて私から離れた。

ビートゲーマは其のままペインに向けて音符攻撃をするがペインはまぐれなのか分からないが全ての音符攻撃をGOODやPERFECTをたたき出しミスする事もなく全ての攻撃を裁いて居た。

私は其の間に〔ゲーマドライバー〕のレバーを戻して〔ドレミファビート〕を

 

ガシャット

 

刺して直ぐにレバーを握って

 

「術式レベル3!」

 

と言いながら引っ張った。

 

ガッチャーン!レベルアーップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!アガッチャ!ド・ド・ドレミファ・ソ・ラ・シ・ド!OK!ドレミファビート!

 

と天羽々斬ブレイブナイトギアカスタムズ改めて天羽々斬ビートブレイブナイトギアカスタムズ

になりドレミファターンテーブルをスクラッチすると

 

〈推薦BGM、EXCITE〉

 

曲が流れて来た。

曲は仮面ライダーブレイブが登場する作品、仮面ライダーエグゼイドのOP曲EXCITE

私はリズムよく両方の剣を振ると少しずつ攻撃力が上がってくるのが分かる。

私は回転する力を利用しながら隙間が無い連撃を繰り出すがペインは致命傷の攻撃を全部捌かれている。

そして曲が終盤に差し掛かると私は少し焦りテンポを上げた。

がペインはそれらを捌かれて最後の〔ガシャコンソード〕の大振りは躱されてペインがくるっと回転した。

私はペインの剣で体を斜めに斬られるビジョンを感じてペインが此れから放たれる斬撃の太刀筋を予測して〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣で体を守る様に構えた。

私のビジョン通りにペインは私の体に斜めにゼロ距離から斬撃を繰り出された

予め〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣を守る様に剣を構えたが衝撃が強く一瞬して後ろに下がり受け止めることが出来ないと理解して〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣を持って居る手に力を込めて其れを反らすように剣を動かす。

剣は罅を入れながらなんとか受け止めて何とか斬撃を反らしたが〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣が根元から折れた。

私は直ぐに〔ガシャコンソード〕のBボタンをまた三回押して今度は横なぎに振ると氷の壁が出来、私は直ぐに〔ゲーマドライバー〕のレバーを戻し

 

ガッシュート

 

〔ドレミファビート〕を引っこ抜いて代わりに〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕を持ったが

氷の壁が横一線に綺麗に斬れた。

私は直ぐに〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕のボタンを押した。

 

ドラゴナイトハンターZ~♪

 

とビートゲーマのプロテクターが外れてペインに向かいペインは剣で弾くが最後のプロテクターを弾いた瞬間そのプロテクターの後ろに居たハンターゲーマが居てハンターゲーマはドラゴナイトブレードで攻撃するがペインは直ぐに体制を直してハンターゲーマのドラゴナイトブレードを剣で捌き変わりにカウンターを入れた。

ハンターゲーマは直ぐに離れてドラゴナイトガンで乱射して最後にドラゴナイトファングの火炎弾を撃ち込むがペインは銃弾を剣で弾き火炎弾は剣を振り下ろした風圧でかき消して其の風圧でハンターゲーマを私の所まで吹っ飛ばされた。

私とハンターゲーマがぶつかりそうになる前に〔ゲーマドライバー〕に〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕を指してレバーに手を掛けて

 

「術式レベル5!」

 

と引っ張って

 

ガッチャーン!レベルアーップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!アガッチャ!ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナーイト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!ゼット!

 

と天羽々斬ビートブレイブナイトギアカスタムズ改めて天羽々斬ドラゴンブレイブナイトギアカスタムズになり更に曲が流れて来た

 

〈推薦BGM、FLIGHT FEATHERS〉

 

私は新しく作った〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣を手に強く持ち姿勢に足を込めながらを出来るだけ低くして一気に戻してペインに近づいた。

 

「Deja-vuみたいなカンカク 制裁みたいなプラトニック

かさね合うメモリー 届いて Wishing

重力みたいに惹かれて 一ミリのズレもなく

ハートのど真ん中 射抜いたSong」

 

と〔ガシャコンソード〕、〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣、ドラゴナイトブレードの斬撃、ドラゴナイトガンの銃撃、ドラゴナイトクローのクロー攻撃、ドラゴナイトファングの尻尾攻撃の6種類の連撃攻撃を繰り出すがペインは後退しながらも致命傷の攻撃を全部捌かれている。

 

「抱きしめて⋯この罪⋯

両手すりぬけてゆくプロミス

お願いMy star⋯どうか今⋯

旅立つツバサの 風をAh奏でて」

 

と連続で連撃を繰り出している為ペインに段々と動きが読まれ始めてドラゴナイトブレードを振り下ろした瞬間避けられて其れをペインは足で踏んで固定して私は直ぐにドラゴナイトガンをペインに向けるがペインは裏拳で弾かれて、弾かれた方を見てしまい私は直ぐにペインの上を見た。

其処に映ったのはペインが剣を大きく振り挙げた姿だった。

そして大きく振り挙げた剣は勢い良く振り下ろされた。

その衝撃は地面が減り込みクレーター出来たが

 

「何?」

 

「悪いね私はまだ死ぬつもりは無いは」

 

私はペインの剣をドラゴナイトファングで真剣白歯刃取りで受け止めた。

私はペインの剣を横にずらして

 

「さぁ Starting!始まるシンフォニー 伝説は此処からと

この光のLiveは シンクロニシティ]

 

ペインの脇腹をドラゴナイトクローで蹴りを入れて後退させペインの脚で固定されていたドラゴナイトブレードとドラゴナイトガンをクロスさせ一気にペインに近づいて

 

「さぁ Amazig 奇跡起こそう 震えるくらいでいい

たぶんそれだけの  物語なんだ信じて My road」

 

加速した力とクロスした腕を戻す力の攻撃は諸にペインの入り城壁まで飛んで行った。

 

はぁはぁ、まさか此処まで私と遣り合え人と出会えるなんて」

 

「奇遇だね。

僕も剣であそこまで遣り合える人と出くわすなんて」

 

私は声がする方を見ると土煙からペインが出て来た。

 

「まさかと思うけどダメージ入って居ないかしら?」

 

「いやしっかりとダメージは入って居るよ」

 

「其れは良かったわ

入って居なかったらゲームエリアを解除してメイプルと尚文と一緒に袋叩きするつまりだったけど」

 

「其れは勘弁してほしいな。

だかこれで最後にしろうか」

 

「そうね」

 

私は〔ゲーマドライバー〕に刺さっている〔タドルクエストガシャット〕と〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕に手を掛けて

 

『『ガッシュート』』

 

〔ゲーマドライバー〕から〔タドルクエストガシャット〕と〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕を抜いて

 

ガシャット

 

と〔ガシャコンソード〕に〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕を刺して〔タドルクエストガシャット〕を〔キメワザスロットホールダー〕に刺してそして同時にボタンとトリガーを押す。

 

キメワザ!タドルドラゴナイト

 

〔ガシャコンソード〕と〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣を構える。

すると〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣の刀身が開いて私は天高く飛んでペイン目掛けて降下して、ペインは横に剣を構えて

 

「破砕ノ聖剣、壊壁ノ聖剣、断罪の聖剣」

 

と今までスキルを使って来なかったペインが此処で使って来た。

 

「さぁ Breaking!壁を壊そう 天に轟くメッセージ

つながる真の力 シンクロニシティ

さぁ Flying!夢の果てまで 心のあるがままに

一人じゃないと 教えてくれるよ君の声」

 

と謡いながら私の〔ガシャコンソード〕、〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣、ドラゴナイトブレード、ドラゴナイトガンとペインの聖剣がぶつかり合い凄い衝撃が走る。

その衝撃凄まじくて私のドラゴナイトブレード、ドラゴナイトガンやペインの鎧の一部が外れる衝撃で

 

「わ、悪いがこの勝負勝ったさせてもらう」

 

と言い名がら〔天羽々斬の騎士型ギア〕の剣が折れて直ぐに其れを捨てて〔ガシャコンソード〕を両手で持ち力を込めて

 

「さぁ Starting!始まるシンフォニー 伝説は此処からと

この光のLiveはシンクロニシティ

さぁ Amazing 奇跡起こそう 震えるくらいでいい

たぶんそれだけの物語なんだ信じて My road」

 

とペインの剣を押し切り

 

聖雷ノ閃耀

 

を叩き込んだ。

 

「この勝負私の勝ちだ」

 

私は強制的変身解除されてゲームエリアも解除された。

 

「そうだな」

 

と言いながらペインの体から紫のポリゴンが溢れて私とペインは同時に倒れて意識を失った。




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
アンケートはまだやっていますので是非参加して下さい。
其れでは次回もお楽しみにして下さい。(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

防御特化の大楯達と盾の勇者+蒼青の勇者 8話

第六十一話が完成しました。
其れと時間設定をを間違えりまして十二時間遅れで投稿します。
誠に申し訳ございませんm(__)m
今回で「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います」のコラボが終わります
其れに付きまして新しいアンケートを行います。
其れではスタートです。(^O^)/


私はペインと激しい剣戟をして意識を離した。

少しして意識が覚醒して来た。

私はゆっくりと目を開けるとルナが膝まぐらしていた。

 

「ルナか」

 

「コオスイ様‼」

 

ルナは驚いて私の名前を言った。

 

「皆さんコオスイ様が起きました!!!」

 

と私が起きたことに大きな声で報告した

 

「静かにして、寝起きには少し個垂れるから」

 

「すみません」

 

とルナと会話して居ると

 

「おぉ、起きたか氷水」

 

「ああ、尚文おはよう」

 

と尚文とメイプル達が来た。

 

「お前が寝ている間に砂時計を調べていた」

 

「結果は?」

 

「砂時計自体には転移する機能はないが此処からならポータブルシールドが使えるみたいだ」

 

「そう、其れは良かった」

 

「にしても相当無茶したな。

氷水」

 

「無茶?」

 

「お前この世界のトッププレイヤーのペインと一対一で勝ったそうだな」

 

「えぇそうよ。

あれは骨が折れそうだったわ。

物理的に」

 

「だろうな。

メイプル達も驚いて居たからな」

 

「そうね。

其れとビッチはお持ち帰りするかしら?」

 

「ああ、そのつもりだ。

最初は置いていくつもりだったんだか。

流石にこの世界の住人に迷惑を掛けられないかな」

 

「そうねその方が良いわ」

 

と尚文と会話して居ると

 

「氷水さん起きましたか」

 

とメイプルが声を掛けて来た。

 

「メイプルか」

 

「すごいですよ。

ペインさんを倒すなんて」

 

「まぁ、骨が折れそうだったわ。

物理的に」

 

「ハァぁぁ」

 

とメイプルが苦笑いしていた。

メイプルと会話して居るとサリー達が来た

 

「起きましたか氷水さん

それにしても驚きぱなっしですよ。

家のメイプルに続いてペインを単独で撃破するなんて」

 

「あれメイプルもペイン撃破したの?」

 

「はい撃破しました。」

 

私は立ち上がり

 

「なら同類ね」

 

「はい」

 

「そんじゃあ紫彩」

 

「待って居たわ、氷水」

 

と空中ディスプレイを展開しながら紫彩がこっちに来た。

 

「皆様、現時刻を持ちまして私達を目的地に到着して護衛を完了しました」

 

と私がそう言うとメイプルの前に空中ディスプレイが現れた

 

「やった!」\(^_^)/

 

「報酬につきましては」

 

と私がそう言うと〔三ツ星極制服、探の装〕の襟もとが閉じて襟元の星が光、其れに続くように〔三ツ星極制服、探の装〕も光出した。

 

「〔三ツ星極制服、探の装〕」

 

に変身して

 

「繋げるわよ。

氷水」

 

「ええ、やって良いわよ紫彩」

 

と私は許可を下して〔三ツ星極制服、探の装〕に付いて居たコードと紫彩が着ている〔ソンブラの服〕の付いて居るコードを繫げて氷水は〔三ツ星極制服、探の装〕のキーボード操作をした。

するとメイプルの前に会った空中ディスプレイが一回、閉じて再度空中ディスプレイが現れた。

 

「氷水さん此れは?

なんか拷問の大楯とバリバリの実て書いてあるんですが」

 

「報酬は皆さんの戦闘スタイルに合わせた物にしたの」

 

「へぇー、其れじゃあ、拷問は趣味じゃないから、バリバリの実にします」

 

とメイプルは空中ディスプレイを押したら空中ディスプレイが閉ざされメイプルの目の前に宝箱が出て来た。

そしてサリーの目の前に空中ディスプレイが現れた。

 

「何々、ハリケンブルーと魔法の二丁拳銃か。

魔法の二丁拳銃は良いけど此処はゲーマーとしてはハリケンブルーが何なのかは見逃せないからハリケンブルーにします」

 

とサリーは空中ディスプレイを押したら空中ディスプレイが閉ざされサリーの目の前に何かのマークが刻まれた木箱が出て来た。

そして次はクロムの目の前に空中ディスプレイが現れた。

 

「次は俺か。

何々仮面ライダー斬月とガイソーグか。

此れは悩むな斬月だけなら刀系の武器と思うからガイソーグにしたが、仮面ライダーが気になるな」

 

とクロムは少し悩んで

 

「よし決めたガイソーグも気になるが仮面ライダーの方がもっと気になるからな」

 

とクロムは空中ディスプレイを押したら空中ディスプレイが閉ざされクロムの目の前に銀のアタッシュケースが出て来た。

そして次はイズの目の前に空中ディスプレイが現れた。

 

「次は私ね。

そうね私は此方にするわ」

 

と言いながらイズは空中ディスプレイを押したら空中ディスプレイが閉ざされイズの目の前に十二星座の天秤座のマークが刻まれている豪華な棺桶が出て来た。

そして次はカナデの目の前に空中ディスプレイが現れた。

 

「イズさん何選んだんですか」

 

とメイプルがイズに質問して来た

 

「私はね、天秤座のリーブラ方を選んだわ」

 

「へぇー」

 

「次は僕ね。

蒼天の書は僕と相性は良いと思うけど僕も面白い方にするよ」

 

とカナデは空中ディスプレイを押したら空中ディスプレイが閉ざされカナデの目の前に金の蝶の刻印が刻まれた木箱が出て来た。

そして次はカスミの目の前に空中ディスプレイが現れた。

 

「私は無難に選ばさせてもらう」

 

とカスミは空中ディスプレイを押したら空中ディスプレイが閉ざされカスミの目の前に惡鬼滅殺の文字が刻まれた木箱が出て来た。

そして次はマイの目の前に空中ディスプレイが現れた。

 

「えっと、私ですか

えっと、えっと何にしたら」

 

と悩みだした。

 

「マイちゃん」

 

「は、はい、何でしょう」

 

「もし悩んだときの対処方法教えようか」

 

「はいお願いします」

 

「まず目を瞑る」

 

「目を瞑る」

 

と言いながらマイは目を瞑い

 

「左右どちらかの手を挙げる」

 

「左右どちらかの手を挙げる」

 

と言いながら右手を挙げた。

 

「最後に」

 

「最後に?」

 

「挙げた方の手を振り下ろす」

 

「こうですか?」

 

と言われるままに降ろされた手が空中ディスプレイを押され空中ディスプレイが閉ざされマイの目の前に緑色のラインが入った黒い箱が出て来た。

そして次はユイの目の前に空中ディスプレイが現れた。

 

「私はお姉ちゃんと違って迷う事は無い」

 

と言いながら空中ディスプレイを押され空中ディスプレイが閉ざされユイの目の前に謎のマークが入った箱が出て来た。

 

「其れじゃあ皆選び終えたので私達は失礼します」

 

と言いながら〔三ツ星極制服、探の装〕を解除した。

 

「マイお姉ちゃん、ユイお姉ちゃん、また遊ぼうね!」

 

「「うん!、今度会った時は私達、もっと強くなっているよ」」

 

「皆さん、本当にありがとうございました。

この恩は忘れません」

 

「私達も楽しかったよ!

また遊ぼうね」

 

と嬉しそうに言って居るメイプルを尚文は

 

「⋯」

 

黄昏ている。

 

「何黄昏ているのよ」

 

「氷水か、メイプルは俺と同じ楯使いで、メンバーから遵われている楓の木のリーダーか」

 

「何か一つ掛け違って居れば俺にもそんな未来が会ったかもしれないな」

 

「そう私からすればメイプルも尚文も差ほど変わらないけどね」

 

「そうか

⋯ああ約束だ」

 

と尚文は盾をポータブルシールドに変えて構えて

 

「ポータブルシールド!」

 

と私達を光で包み込んだ




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
アンケートの参加お願いします
其れで次回もお楽しみください。(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

楓の木後日談、前編

第六十二話が完成しました。
楓の木のメンバー八人分は流石に多いので分けました。
今回試運転するメンバーはメイプル、クロム、イズ、カナデです。
次回はカスミ、マイ、ユイ、サリーです
其れではスタートです。(^O^)/


「ポータブルシールド!!」

 

と尚文の盾を中心に眩しい光出して、光が収まると尚文達はと氷水達消えていた。

 

「うわ、一瞬でいなくなちゃった」

 

「元の場所ってのに、帰ったんだね」

 

「「ちょっと寂しいです」」

 

「彼らには彼らの生活がある。

今は素直に喜ぼう」

 

「それにしても、結局これは何だったんだ」

 

「キーアイテムが異世界の砂時計だし、他の世界からこのゲームの中に召喚されちゃったってイベントかな?」

 

「そうじゃないかな。

ちゃんとクエスト開始のメッセージもあったし」

 

「うん

またいつか、尚文さん達と氷水さん達と会えたらいいよね」

 

「うん、そうだね

それとメイプル」

 

「分かって居るよ。

皆クエストのクリア報酬を確認するよ」

 

「「「「「「「おぉぉ!!」」」」」」」

 

「そんじゃあまずは私から」

 

とメイプルは手に持って居る宝箱を開けた。

楓の木のメンバーはメイプルが持って居る宝箱を覗き込んだ

 

「メイプル、これ何?」

 

とサリーはメイプルに質問した。

宝箱に入って居たのは不思議な模様が刻まれていた果物だった

 

「えっとねアイテム名は〔バリバリの実〕だよ」

 

「メイプル説明文はなんて書いてあるんだ」

 

「えっとね」

 

とメイプルはメニューを開いた

 

バリバリの実

食え

 

「それだけ‼」

 

とメイプルは激しく突っ込んだ

 

「何かモンスターの卵を思い出すね」

 

「そうだね。

取り敢えず食べるね」

 

「うん」

 

「頂きます」

 

と〔バリバリの実〕を食べた

 

「如何味は」

 

「う~んこの前食べた悪魔と同じ味かな」

 

と感想を言いながら食べて食べ終わると

 

[ピロリン][ピロリン]

 

と新しいスキルが入った音がした

 

「確認するね」

 

とメイプルはメニューを操作して新しいスキルを見た

 

バリア人間

手の人差指と中指を絡ませた状態でバリアと言うと一定の範囲に破壊不能のバリアを成型できる

 

かなづち

水に浸ると毎秒全ステータスが低下する

破棄不可

 

「かなづちはカススキルと見て良いとしてバリア人間は何だ?」

 

「さぁ、兎に角やってみます」

 

とメイプルは手の人差指と中指を絡ませた状態で

 

「バリア」

 

と叫ぶとメイプルの前にガラスみたいな透明の板が出て来た。

 

「バリアてこうゆう事か」

 

とクロムはメイプルが出したバリアを鉈で叩くと

 

[ゴン][ゴン]

 

と鈍い音がした。

 

「確かに堅そうだな」

 

「メイプル、此れどれくらい出せそう?」

 

「やってみる」

 

とメイプルはバリアを操作して大きくする。

テニスコート位のサイズになった時にバリアが止まり

 

「此れが限界です」

 

「大体テニスコート位だね。

後メイプル何枚出せる」

 

「バリア」

 

と言うが新しいバリアが出なかった。

 

「一枚ね。

メイプルありがとう」

 

「どういたしまして

次はサリーだね」

 

「そうだね」

 

と今度はサリーが木箱を開けるとブレスレットと木箱と同じ模様が刻まれているメダルが入って居た。

 

「サリー其れは」

 

「ちょっと待て今確認するから」

 

とサリーは誰も見えないようにメニューを開いて内容を確認してしばらくすると少し顔を赤くして戻って来て

 

「あの、私は一番最後にして欲しいだけど良いかな?」

 

「?良いけど。

皆は?」

 

「俺は構わないぞ」

 

「私もよ」

 

「僕も」

 

「私もだ」

 

「「私達もです」」

 

「そっそうありがとう」

 

と言いながらサリーは後ろに下がった。

 

「となると次は俺か」

 

とクロムは言いながらメニューを操作してアタッシュケースを取り出して座ってアタッシュケース地面に置いた。

 

「何で俺だけ世界観が違う入れ物なんだ?」

 

「さぁ?」

 

とクロムはぼやくがリズは受け流す。

 

「兎に角開けるぞ」

 

アタッシュケースを開ける。

中に入って居たのは左に日本刀みたいなパーツが付いて居て右に白い仮面に緑の兜を被って居る人物のイラストがあ

る装置と

 

「南京錠にメロン、スイカ、にでかい南京錠に後此れ何だ?ロケットか?」

 

メロン、スイカが描かれている南京錠とロケットみたいな白い仮面?の南京錠が入って居た。

 

「兎に角説明文読んだら」

 

「そうだな」

 

とクロムはメニューを操作してアタッシュケースに入って居た物の説明文を呼んだ。

 

「何々、日本刀みたいなパーツが有る奴が〔戦極ドライバー〕でメロン、スイカ、あと分からない奴が〔メロンロックシード〕、〔ウォーターメロンロックシード〕、〔カチドキメロンロックシード〕、〔フォーゼロックシード〕か」

 

「そんでそんで」

 

「待て待てゆっくりやるから。

まず〔戦極ドライバー〕を腰に置きます。

こうか?」

 

とクロムは説明文を読みながら〔戦極ドライバー〕を腰に当てた。

すると〔戦極ドライバー〕が勝手にクロムの腰に黄色の帯が巻かれた。

 

「次に〔メロンロックシード〕、〔ウォーターメロンロックシード〕、〔カチドキメロンロックシード〕、〔フォーゼロックシード〕のどれかを手に取り解除しますか。

取り敢えずメロンで。

そんでこうか?」

 

メロン

 

と〔メロンロックシード〕を解除するとクロムの頭上に円を描くようにフィスナー、クラックが現れてフィスナーが開くと其処から大きなメロンが出て来た。

 

「此れ大丈夫か?」

 

「大丈夫よ。

⋯多分」

 

「おいおい他人事かよ。

まぁやってやるよ

次に〔戦極ドライバー〕のくぼみに〔ロックシード〕をセットして閉じてカッティングブレードを下します。

こうして、こうか?」

 

ロックオン

 

ソイヤッ

 

〔戦極ドライバー〕のカッティングブレードを下すと大きなメロンがクロムの頭上目掛けて落ちて来て其のまますっぽんと頭にハマり

クロムの赤黒い鎧から純白の白いライダースーツが装着され

 

メロンアームズ、天.下.御.免

 

と大きなメロンが割れると其のまま鎧になって仮面ライダー斬月メロンアームズになっていて左手には〔メロンディフェンダー〕を持って居た。

 

「すごいな一瞬で姿が変わるなんて其れに盾まで、そんで武器は?」

 

と体をくるくると回って居ると

 

「此れか?」

 

と腰に付いて居る〔無双セイバー〕を取った。

 

「短刀なのかコレ、あと刀なのに銃の機構が付いて居るだが」

 

とぼやきながら〔無双セイバー〕の後部スイッチのバレットスライドを引くと刀身を引くと刀身が光って引き金を引くと弾丸が発射された。

 

「マジか本当に銃と剣だ此れ」

 

と言いながら銃を四発撃つと弾切れになった。

 

「四発ね。

次は此れだ」

 

と〔ウォーターメロンロックシード〕を取り出して

 

ウォーターメロン

 

と〔メロンロックシード〕を〔戦極ドライバー〕から外して〔ウォーターメロンロックシード〕を

 

ロックオン

 

セットした。

するとクロムの頭上に円を描くようにフィスナー、クラックが現れてフィスナーが開くと其処から大きなウォーターメロンが出て来た。

 

ソイヤッ

 

〔戦極ドライバー〕のカッティングブレードを下すと大きなウォーターメロンがクロムの頭上目掛けて落ちて来て其のまますっぽんと頭にハマり大きなウォーターメロンが割れて鎧になった

 

ウォーターメロンアームズ、乱れ玉・ババババン!!

 

仮面ライダー斬月ウォーターメロンアームズになっていて左手には〔ウォーターメロンガトリング〕を持って居た

 

「さっきとは差ほど変わらないが明らかに此れガトリングだよな」

 

と〔ウォーターメロンガトリング〕を誰も居ない方に向けると無双の弾丸が放たれた。

 

「すげぇ

そんじゃあ次は此れだ」

 

クロムは〔フォーゼロックシード〕取り出して

 

フォーゼ

 

と〔ウォーターメロンロックシード〕を〔戦極ドライバー〕から外して〔フォーゼロックシード〕を

 

ロックオン

 

セットした。

又クロムの頭上に円を描くようにフィスナー、クラックが現れてフィスナーが開くと其処から今度はフルーツではなく〔フォーゼロックシード〕の顔と同じ物が出て来た。

 

「何か知らないがやるしかないか」

 

ソイヤッ

 

〔戦極ドライバー〕のカッティングブレードを下すとフォーゼの顔がクロムの頭上目掛けて落ちて来て其のまますっぽんと頭にハマり大フォーゼの顔が割れて鎧になった

 

フォーゼアームズ、青・春・スイッチ・オン!

 

仮面ライダー斬月フォーゼメロンアームズになっていて右手には〔ロケットモジュール〕を持って居た。

少し体を縮こまって

 

宇宙キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

と叫んだ。

 

「ちょ、クロム何行き成り宇宙キターて叫んでいるのよ」

 

とイズは驚きながらクロムに質問した。

 

「いや何かやらなくちゃいけない感じがして、無意識に」

 

「無意識て大丈夫?」

 

とイズは心配した。

 

「大丈夫だにしても今度はロケットかよ」

 

と言って居ると〔ロケットモジュール〕ロケットエンジンの火が出始めて

 

「え、ち、ちょっと待、てええぇぇ」

 

と行き成りのロケット発射でクロムは無茶苦茶に飛び始めた。

 

「大丈夫、クロム」

 

「大丈夫じゃないから助けて」

 

と助けを求めた

 

「バリア」

 

とメイプルがクロムの前にバリアを張り

 

[ゴオオオォォォ]

 

とクロムはバリアに当たり大きな音を出した。

〔ロケットモジュール〕のロケットエンジンの火が止まりクロムは落ち始めたが

 

「バリア」

 

とメイプルがボウル状にバリアを張りなおして受け止めた。

そしてそのままゆっくりと下して地面にバリアが接触した瞬間にバリアを解除した

 

「ありがとうなメイプル」

 

「大丈夫ですかクロムさん」

 

「ああ、大丈夫だ」

 

と言いながらクロムは変身解除した。

 

「流石に痛かったから今日は此処までだ。

次はイズだ」

 

「はいはい次は私ね」

 

とイズは天秤座のマークが入った棺桶の前に立ち

 

「開けるわよ」

 

と言いながら棺桶を開けた。

入って居たのは薄茶色で肩で切りそろえた髪にカチューシャにメイド服を着用している女の子で目は閉じていた。

 

「お、女の子?」

 

メイプルは恐る恐る言うが

 

「違うかしら」

 

とイズは否定する

メイド服を着用している女の子は目を開けると棺桶から出て来て

 

「初めまして私は覇道十二星天が一人、天秤のリーブラ、以降お見知りおきを、マイマスター」

 

とスカートを持ちながらぺこりとお辞儀しながら自己紹介した。

 

「マイマスターは私で良いかしら?」

 

「間違いありません」

 

「そう、私の名前はイズよ」

 

「ではイズ様よろしくお願いいたします」

 

「宜しくね。

そんじゃあ貴方は何ができるかしら」

 

「はい此方が出来ます」

 

とリーブラはそう言いながら両手を挙げると右手と左手を其々の別の武器にした。

 

「右手が射撃武器、右の天秤(ズベン・エル・ゲヌビ)で左手は接近武器、左の天秤ズベン・エル・カマリが装備されておりスカートにはホーミング弾が内蔵されています」

 

「凄いわね」

 

「更に私には切り札が内蔵されています」

 

「切り札?」

 

「はいその名は固有スキル、ブラキウムです。

防御スキル貫通の絶対命中99999固定全体ダメージです。

ですか24時間のクールタイムが必要です」

 

「成程ね」

 

「其れと私の戦闘力はこの世界のゲームバランスを簡単に壊れますのでセーブされています。

ですので先ほど言ったブラキウムのスキル内容も変わってきます。

防御スキル貫通の絶対命中99999固定全体ダメージではなく防御スキル貫通の絶対命中999固定全体ダメージになります」

 

「そうありがとう。

そんじゃ次に行きましょう」

 

「そんじゃ次は僕だね」

 

とカナデはメニュー操作して昆虫の装飾がされた木箱を取り出した。

 

「さて何でしょうね。

リーブラ」

 

「いえ私は自分の事以外知りませんのでこの木箱に入って居る物は知りません」

 

「そうなのね」

 

「取り敢えず開けるよ」

 

とカナデは木箱を開けると赤茶色のスチームパンクなサーベルと小さな本が入って居て小さな本のタイトルは昆虫大百科と書かれていた。

 

「カナデ、其れ剣だよね」

 

「うん、剣だね。

でも選択する時、剣の事は書かれて居なくて代わりに仮面ライダーサーベラだったから剣は変身アイテムみたいかな?」

 

「それってクロムさんみたいな感じになるのかな」

 

「多分そうじゃない」

 

とカナデはメイプルと会話しなが説明文読んでいる

そして説明文を読み終えて

 

「そんじゃ行くよ」

 

左手に〔煙叡剣狼煙〕を右手には〔昆虫大百科〕を持ってページを開いた

 

昆虫大百科

この薄命の群が舞う、幻想の一節…

 

〔昆虫大百科〕を閉じて〔煙叡剣狼煙〕にセットした。

すると軽快な音楽と同時にでかい〔昆虫大百科〕が現れて

 

「変身」

 

狼煙開戦!

FLYING! SMOG! STING! STEAM! 昆虫CHU大百科!

揺蕩う、切っ先!

 

と、でかい〔昆虫大百科〕が開くと煙が出て来てカナデの体を煙が包み込んで煙が晴れるとそこに居たのは仮面ライダーサーベラに変身したカナデが居た。

 

「結構ファンタジな変身だったね」

 

「僕もそう思う。

それに此れは此れだけじゃない見たいし」

 

と言いながらノロシトリガーを押すと

〔煙叡剣狼煙〕から煙が出て其れをカナデを包み込む。

カナデを包み込んだ煙はまるで生き物様に動き出した。

ある程度動くと煙からカナデが出て来た。

 

「此れはなかなか面白いものが手に入ったよ」

 

とカナデはそう言いながら変身を解除した。

 

「次は」

 

後編に続く




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
次回もお楽しみにして下さい。(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

楓の木後日談後編

第六十三話が完成しました。
今回で(痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います)が終わり本編に戻ります。
其れではスタートです。(^O^)/


「私だな」

 

カスミが出た。

カスミは空中ディスプレイを出してメニューを操作して惡鬼滅殺の文字が刻まれた木箱を取り出した。

 

「では開けるぞ」

 

とカスミは木箱を開けると一太刀の刀と巻物が入って居た。

最初に巻物を取り出して巻物の紐を解いて中身を確認する

 

「カスミさんなんて書いてあるですか」

 

とメイプルはカスミに質問するが

 

「書いて居ないだと?」

 

とカスミはそう言う

 

「書いて居ない?」

 

サリーはカスミの横から巻物を覗くと巻物が白紙だった。

 

「スカですかね?」

 

「かも知れないが次に行こう」

 

カスミは巻物を置いて今度は人たちの刀を手に取り鞘から抜き取った

 

「普通の刀ですね」

 

「普通だな」

 

「普通ね」

 

その刀は何処にもある様な鋼色の刀だった。

 

「確かに何処にも有りそうな刀だか」

 

と言いながらカスミはゆっくりと刀を両手で持ち、握る力を強くすると刀身は見る見る鋼色から真っ赤な紅蓮色に変わった行った。

そして先ほど見ていた巻物が独りでに巻き戻り紐が結ばれてそして題名が浮かび上がった。

カスミは刀を鞘に戻して巻物ををもう一度手に持った

 

「炎の呼吸」

 

とカスミはそう呟いて巻物の紐を解いて巻物をを開くと先程は違いスキル入手のエフェクトが現れた。

そして

 

[ピロリン]

 

と新しいスキルが入った音がした

とカスミはメニューを開いてスキルを確認すると

真っ赤な紅蓮色の刀を持ち少し歩いてメイプル達と離れて鞘から刀を抜き取って

構えて

 

炎の呼吸

 

とカスミがそう言うと周りの空気が震えて来て

 

壱ノ型 不知火

 

と刀を横に振るうと刀身から炎のエフェクトが噴き出した。

 

弐ノ型 昇り炎天

 

と今度は刀を下から上に刀を振り挙げると円状に炎のエフェクトが出て来た

 

参ノ型 気炎万象

 

と先程とは逆に上から下へと弧を描く様に刀を振り下ろして

 

肆ノ型 盛炎のうねり

 

と今度は自分自身の目の前で円状に炎のエフェクトを出して

 

伍ノ型 炎虎

 

と先程生成した円状の炎のエフェクトから炎の虎が飛び出してきた。

 

「「「おおぉぉ」」」

 

とメイプル、マイ、ユイが目をキラキラさせながら見ていた。

そして炎のエフェクトが無くなるとカスミは真っ赤な紅蓮色の刀を地面に刺して片膝をを付いた。

 

「カスミさん、大丈夫ですか」

 

とメイプルはカスミを心配しながらノロノロとゆっくりと近づいた。

 

「あぁ、大丈夫だ少し連発し過ぎた」

 

「連発し過ぎた?」

 

とメイプルは少し?を浮かべた。

 

「あぁどうも此れは体力を使うようでな」

 

「HPをですか?」

 

「いや体力の方だ。

少し疲れたから休む」

 

と刀を鞘に納めて皆の場所に戻った。

 

「えっと次は⋯」

 

「私です」

 

とマイが手を挙げた

 

「ではマイちゃん」

 

「分かりました」

 

とマイはメニューを操作して緑のラインが入って居る黒い箱を取り出した。

 

「では開けます」

 

と緑のラインが入って居る黒い箱を開けると中に入って居たのは黒色の装甲に走る緑色のラインと、悪魔を思わせる角を生やしたヘッドパーツ、更に赤く輝く単眼型のカメラアイが特徴の人形が入って居た。

 

「マイちゃん、此れは?」

 

「えっとでね待って下さい」

 

とメニューを操作して

 

「えっとですね。

此れは〔LBCSのベクター〕です」

 

「えるびしえすのべくたー?」

 

メイプルは聞きなれていない単語に首を傾けた。

 

「やってみます。

行きます。

LBCSコネクト!ベクター!」

 

『初期設定を行って下さい』

 

と電子音性が鳴り響いただけで他の変化が無かった。

マイは顔を真っ赤にして静かに体育座りをした。

 

「ま、マイちゃん大丈夫だから初期設定しろか」

 

「は、はい」

 

とマイはメイプルと一緒に初期設定をして

初期設定を終えて

 

「もっも、もう一回します」

 

と言いながら人形状態のベクターを持って居る右手をを挙げて

 

「え、LBCSコネクト!ベクター!」

 

『カウンターシステム起動、スキンフィールド展開、コネクト・コンプリート』

 

と人形状態のベクターのパーツがバラバラに散らばってバラバラになったベクターパーツが人間が纏えるサイズの装甲に変化してそれらがマイの体に装着された。

 

「出来た。

出来ましたよメイプルさん」

 

「良かったねマイちゃん」

 

と二人は喜んでいる

 

「マイちゃん、その状態できる事はあるかな?」

 

サリーはマイに質問した。

 

「待ってください」

 

とマイはメニューを操作して説明文を呼んだ。

 

「えっとですね。

メイプルさん、一部で良いので機械神を展開して下さい」

 

「うん良いよ

機械神、右手展開!」

 

そうメイプルは叫ぶと右手に赤いラインが出て来て右手を覆うと砲身になった。

 

「こんな感じで良いかな?」

 

「あ、はい」

 

とマイは答えてメイプルの機械神の右の砲身に手を置き

 

「ゴーストジャック!」

 

マイがスキル名を言うとベクターの装甲の緑のラインから紫のラインに変わったが直ぐに戻ったが

 

「え、ナニコレ⁉」

 

ベクターの装甲から赤紫色のオーラがメイプルの機械神の右の砲身を染み込むように流れて来て染み込み終えると物凄いスピードでメイプルの右手から離れてマイの右手に機械神の右の砲身に装備された。

 

「ちょ、マイちゃん何したの?!」

 

「えっとですね。

なんかベクターを装備している間使えるスキル、ゴーストジャックみたいで触れた機械は全て支配下に置けるみたいです」

 

「じゃあ、今のマイちゃんは機械の女王様になっているの?」

 

「多分そうです」

 

「へ、其れじゃあリブラちゃんも操れるかしら?」

 

イズは質問した。

 

「分かりませんがやってみます」

 

「そんじゃあ」

 

とリズは振り返ると

リブラは目視できるまで後ろに下がり背中のジェットパックを使って空中に浮かんでいた。

 

「えっとリブラちゃん」

 

とリズは叫んで

 

「すみませんが断固拒否させてもらいます」

 

とキッパリと断らわれた。

 

「そうよね操られたらどうなるか分からないものね。

さっきのは無しで」

 

そう言うとリブラはこっちに来た。

 

「次は私です」

 

ユイが手を挙げた。

 

「ではユイちゃん」

 

とメイプルがそう指示するとユイはメニューを操作して謎の紋章の小箱を取り出して

 

「開けます」

 

と小箱を開けるとハンマーの様なアクセサリーが入って居た。

 

「私のは此れです」

 

と皆に見せるように取り出した。

 

「ユイちゃん其れは」

 

「アクセサリーと思いますが」

 

Freut mich, dich kennenzulernen(初めまして)

 

急にアクセサリーが喋り出してユイは驚いた。

ユイは恐る恐る。

 

「喋れるんですか」

 

Ja ich kann reden (はい、喋れます)

 

「えっと名前有りますか?」

 

Ja, habe ich (はい、あります)

 

「名前は何ですか?」

 

Das ist Graf Eisen (〔グラーフアイゼン〕です)

 

「其れじゃあ次は何か機能有りますか?」

 

Ja, habe ich (はい、あります)

 

「その機能は?」

 

|Ja, Sie können dem Besitzer magische Unterstützung bieten, Angriffsunterstützung leisten und die magische Kleidungsbarrierejacke verfeinern, die den Besitzer schützt.《はい、所有者の魔法サポート並びに攻撃サポートや所有者を守る魔導服バリアジャケットの精製などが出来ます》

 

「其れは今できますか?」

 

|Nein, ich kann nicht, weil die Grundeinstellungen noch nicht abgeschlossen sind《いいえ、初期設定をが終えていませんので出来ません》

 

「それじゃあ、今この場で出来ますか」

 

Ja, du kannst (はい、出来ます)

 

「其れじゃあやりましょう」

 

Einverstanden.(了解)

 

とユイはメニューを操作して設定を弄って

 

「そんじゃあ行くよ」

 

Einverstanden.(了解)

 

ユイの足元に真っ赤な小箱と同じ紋章が浮かび上がった。

 

「グラーフアイゼン、セットアップ」

 

Einverstanden.Konfiguration(了解、セットアップ)

 

ユイとグラーフアイゼンはそう言うと赤い光を包み込んで光が収まると其処には真っ白でピンク色ラインが入って居る鎧ではなく真っ赤なゴスロリの服にちょっと不気味な兎のアクセサリーが付いて居る真っ赤なベレー帽を被って居るユイが居た。

 

「此れがバリアジャケット?」

 

自分の今の格好を見渡しながらグラーフアイゼンに質問した。

 

Ja, das ist richtig (はい、その通りです)

 

「なら解除」

 

Einverstanden.(了解)

 

とバリアジャケットを解除すると真っ赤なゴスロリの服から真っ白でピンク色ラインが入って居る鎧から戻った。

 

「此れで皆やったから解さn「まだサリーがやって居ないよ」⋯」

 

とサリーが勝手に仕切って終わらせようとしたがメイプルが待ったを掛けた。

サリーは少し固まり

 

「超加速」

 

とスキルを使って逃亡するが

 

「リブラちゃん」

 

「はい」

 

リブラは背中のジェットパックで空を飛び

 

「ホーミング弾」

 

とスカートを両手で掴むと弾丸が出て来て

 

「発射!」

 

と言うとホーミング弾が発射された。

ホーミング弾はサリーを追尾したがサリーは体を上手く操作してホーミング弾を回避して回避されたホーミング弾は地面に着弾して土煙が挙がったリブラは何の迷いもなく自分の右手を右の天秤(ズベン・エル・ゲヌビ)に変えて土煙に半円形を描くように攻撃した。

暫くすると土煙からサリーが出て来たがリブラはサリーを追いかけず別の方向に向かって進んだ。

暫くすると土煙から出て来たサリーは消えてリブラが進んで居た方向からサリーが〔バット〕現れた。

そしてもう一度

 

「ホーミング弾」

 

とスカートを両手で掴むと弾丸が出て来て

 

「誤射修正、発射!」

 

もう一度ホーミング弾を発射した。

ホーミング弾はサリーを追尾したが

 

「その攻撃は見切った」

 

と自慢にそう言てホーミング弾を躱すがホーミング弾をは急に方向転回してサリーの近くの地面目掛けて進み地面に着弾して爆発した。

サリーは宙に打ち上げられてリブラを其れをキャッチして

 

「メイプルさん、蓋が開いた状態の箱みたいににバリアを展開して下さい」

 

「り、了解、バリア」

 

とメイプルはリブラのゆう通りに開いた箱状にバリアを展開してリブラを其処に目掛けてサリーを入れて

 

「閉めてください」

 

「OK」

 

とバリアの箱の蓋を閉じた

サリーは直ぐに立ち上がり

 

ドンドン

 

とバリアがを叩く

 

「イズ様掴まれました」

 

「上出来よ」

 

「メイプルこれ解除して」

 

とサリーがメイプルに頼むが

 

「うん駄目」

 

「そんな」

 

「だって皆見せたのにサリーだけ見せないの駄目だし、最後にやるって言ったのサリーだし」

 

「そうだけど」

 

「だからやって」

 

とメイプルはサリー目掛けて上目遣いを使ってピュアビーム発射した。

 

「ううぅぅ」

 

とサリーは堪えたが

 

「マイちゃん、ユイちゃん」

 

「「はい」」

 

と今度はマイ、ユイもサリー目掛けて上目遣いを使ってピュアビーム発射した。

 

「ううっぅぅわっ分かったよ」

 

とサリーは諦めてメニューを操作して木箱を取り出して木箱を開けて木箱に入って居たブレスレットを腕に装備して木箱と同じ模様が刻まれているメダルをブレスレットにセットして

 

「に、忍風シノビチェンジ」

 

少し顔を赤くしながら決めポーズしてブレスレットに付いて居るメダルを回すと瞬間にハリケンブルーに変身した

 

「「「おおぉぉ」」」

 

「だから嫌だったんだよ。

クロムさんやカナデみたいに変身の一言で変身できる奴が良かったのに」

 

とサリーは体育座りで落ち込んでいた。

 

「えっとごめんね」

 

落ち込むサリーをバリアを解除してメイプルは慰める。

 

「こうなったら八つ当たりして来る。

忍法・木の葉がえし」

 

とサリーはそう叫ぶとサリーの周りに木の葉が集まり、集まった木の葉を巻き上げサリーの姿が木の葉で見れなくなると木の葉を巻き上げが止まり木の葉が落ちるとサリーの姿が居なくなった。

 

「そ、そんじゃあ解散で」

 

「そうね」

 

とイズはリブラの腕に抱えられて

 

「又今度ね」

 

とリブラのジェットパックで飛んで行って

 

「僕も失礼するよ」

 

とカナデは右手に持って居る〔煙叡剣狼煙〕のノロシトリガーを引き〔煙叡剣狼煙〕から煙が出て来てカエデを包み込んだ。

晴れると其処にはカナデの姿は居なかった。

 

「「其れじゃあメイプルさん私達も失礼します」」

 

とマイは〔LBCS、ベクター〕を纏ってプレート状の物に乗って浮遊してユイは〔グラーフアイゼン〕のバリアジャケットに着替えて飛行魔法を使って空を飛んで

 

「「メイプルさん、また明日」」

 

と飛んで行った。

 

残ったのはメイプル、クロム、カスミの三人で

 

「それじゃあ私達はシロップに乗って帰りましょか」

 

「そうだな」

 

「そうさせてもらう」

 

「シロップ出て来て」

 

とシロップを呼んで

 

「巨大化」

 

「カメ」

 

巨大化させその上に乗り

 

「サイコキネシス」

 

とシロップを浮かばさせて其のまま町に移動した




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
次回からカルミラ島編に戻ります。
次回もお楽しみにして下さい。(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戻って来てレッツパーリィ

第六十四話が完成しました
今回は何にもないですがよろしくお願いします
ではスタートです。(^O^)/


尚文のポータブルシールドで私達を光に包み込まれて光が収まると目に入ったもの南国系の植物の森に南国独特の気温に風を肌で感じた。

 

「尚文戻って来たね」

 

「そうだな」

 

私はライク達の方を振り向いて

 

「点呼、ライク」

 

「此処に居ます」

 

「ルナ」

 

「はい」

 

「ソキャート」

 

「うん」

 

「リファナ」

 

「キール君と一緒です」

 

「キール飛ばしてジャベリン」

 

「はいジャベリンいます」

 

「紫彩」

 

「此処に居るわ」

 

「全員居るね。

尚文」

 

「俺達も全員居るぞ」

 

「そう、はぐれたら大変だからね」

 

「だな取り敢えず町に戻るぞ。

流石に丸々一日離れから混乱していると思っているしな」

 

「尚文、其れなんだけど多分混乱して居ないと思うわ」

 

「どうゆう事だ?」

 

「あそk[ガサ⋯]‼」

 

と近くの茂みが音が出て来て私達は武器を取り出した。

 

[ザ、ザ、ザ、ザ、ザッ]

 

と徐々に足音が近づいて来た

 

「魔物か?」

 

「いえこの足音は人間!?」

 

正体が見える範囲に着た瞬間

 

「凝んなトコに居たのか!坊主に嬢ちゃん‼

探したぜ、まったく」

 

鎌を構えたラルクに二丁の銃を構えていたシーフ―にその後ろにテリスが居た。

 

「お前!何で此処に」

 

「何でじゃないだろ」

 

「舟渡が血相変えてたぜ

坊主と嬢ちゃんどもが何時まで経っても帰って来ないってな」

 

「其れは悪かったな丸一日俺達を探してくれて」

 

「何言って居るんだお前達を探し出し始めたのはつい先ばかりだぞ?」

 

「そっちk『御免尚文』何の用だ、氷水』

 

と私はラルクと尚文の会話が混乱する前に念話で割り込んだ。

 

『そこの焚火見て』

 

「焚火?」

 

尚文は焚火を見ると焚火の火は消えていなかった。

 

『私達がメイプルの世界に行っている間こっちの世界は数分程度しか時間が進んで居ないの。

証拠に焚火の火は放置すると一晩で消えるのにこの焚火の火は消えていないの』

 

『そうか、助かった』

 

「俺の勘違いだった」

 

「そうか」

 

「迷惑を掛けたな」

 

「いいっていいって、気にすんな

良し行くか」

 

私達はラルクを先頭に移動した。

忘れがちだがビッチの事をしっかりと覚えているのでビッチのマントを持って引きずりながら移動した。

町に戻るとビッチを探している元康が居て其れを見た尚文達はビッチの事を思い出したのか元康の目に入らないように隠密行動を取ったが案の定見つかり私はすっとビッチを出して嘘を言い元康はビッチをお姫様抱っこして宿に向かい私達はラルクに其のまま酒場に行き

 

「坊主と嬢ちゃん達が無事なのを祝って乾杯」

 

と完全にパティーイになって居た。

私はコップの酒を飲んだ

そう言えば私がこっちに来た年齢が二十歳なりたてで飲んだ酒は赤ワインだけこれで二回目になった。

と思っていると

 

「ベー

何かや―‼」

 

フィーロが泣き出した。

 

「(。´・ω・)ん?酒は嫌いか?嬢ちゃん」

 

如何やらラルクが調子こいてフィーロコップに酒を入れたみたいだ。

 

「ラルク!子供にむやみに酒を進めるな」

 

「はっはっはっ」

 

と尚文がラルクを注意しながらフィーロの面倒を見てラルクは笑い流す

私はフィーロのコップの酒を飲み干してフィーロのコップに魔法で水を入れた

 

「尚文」

 

「あぁ助かる」

 

とコップを持った

 

「其れとラフタリア達も駄目だぞ」

 

と尚文はラフタリア、ソキャート、リファナ、キールを注意した

 

「あらラフタリアさん達は大人でしょ?それとも苦手なのかしら?」

 

「いえ⋯

お酒を飲んだことが無くて」

 

とラフタリア、ソキャート、リファナ、キールは尚文を見た

その間にテリスとシーフ―に近づいて

 

「実は」

 

とこの世界の亜人の体質を教えた。

 

「成程、つまりは体は大人で中身は子供だからお酒を飲ませるべきかを悩んでいると」

 

「そうなる」

 

「でも彼の答えが見つかったみたいだよ」

 

とシーフ―そう言うと

 

「⋯わかった飲まれない程度にな」

 

「はいッ」

 

「ソキャート、リファナ、キールも飲まれないのに」

 

「うん」

 

「分かりました」

 

「おう」

 

と其々のタイミングで酒を飲んだ

 

「そうだ、ラルク、テリス、シーフ―に迷惑かけたから私からお酒を奢るわ」

 

「マジか」

 

「マジよ」

 

とカウンターに向かいお金の袋を取り出して店員に頼んでカウンターに立たせてくれる事を承認してもらい〔ショドウホン〕を取り出して筆モードにして()を書き私の体に入り込んで女性用のバーテンダーの服に着替えてお金を店員に渡して棚から片っ端から酒瓶を取り出して小さなコップに注いで味見して戻して又別の酒瓶を取り出すを繰り返して一通り味見を終えて私は棚から其々の酒瓶を数本取り出して木のコップに適量になるまで入れて柑橘類のフルーツの汁を入れて皿で蓋をして振るう

ある程度振るうと別の木のコップを用意してお酒以外が入らないように力を調整しながら木のコップに入れる。

取り出した其々の酒瓶を数本を棚に戻して又棚から別の其々の酒瓶を数本取り出しすを繰り返して三人分を作りトレーに乗せて席に戻った。

 

「お待たせ」

 

「待った⋯ぞ⋯」

 

「コオスイさんその恰好は?!」

 

と私の格好でラルク、テリスは驚いて居た。

 

「此れかしら?

このお酒を造るに身が締まるのよ」

 

とトレーに乗っている木のコップをラルク、テリス、シーフ―それぞれ渡した。

 

「うんじゃあ頂くぜ」

 

「えぇ頂くわ」

 

「僕も頂かせてもらうよ」

 

と三人ともほぼ同じタイミングで飲んで

 

「嬢ちゃん美味しいぞ」

 

「そうね。

スッキリしていて飲みやすいわ」

 

「今まで飲んだことがフレーバーだよ」

 

「どういたしまして」

 

と私が振り向くと私に向いている視線が沢山合った。

私は直ぐに

 

「私からの奢りは無いけどお金さえ払えば出すわよ。

この人達と同じ奴を」

 

そう私が言うと

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「おおお おおお おおお おおお おおお」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

と喜んでくれて私はカウンターに戻りカクテルを片っ端作った。

私のカクテル目当ての客を捌き終わると尚文が来た

 

「尚文もカクテル?」

 

「其れもあるがお前と話したい」

 

と銀貨を置いた。

 

「分かったわ」

 

と棚から其々の酒瓶を数本取り出して

 

「其れで話て?」

 

「今日で皆の知らない所が見た」

 

「急に如何したの」

 

と木のコップに酒を入れて前を見て話した

 

「フィーロと紫彩は歌う事は知っていた」

 

と尚文が見ていた方を見るとフィーロ、紫彩、ジャベリンが一緒に歌っていた。

 

其れであんなラフタリア達を見たのは始めてだ」

 

と今度はラフタリアの方を見た

男に混ざり腕相撲していてキールは飲まれていて調子こいて居る。

リファナはキールを黙らせろうと慌てていた。

 

「そうね私もよ」

 

「お前もか」

 

「えぇ普段お酒なんか飲ませたことが無かったものよ。

現にソキャートがお酒に弱いなんて」

 

「そうなのか」

 

と言いながら尚文はソキャート達の方を見た。

ソキャートはライク、ルナと一緒に顔を赤くさせながら机に寝そべって居た。

 

「その通りだな」

 

「今度皆でどんちゃん騒ぎ時はアルコール度数が低い奴にしないかしら?」

 

言いながら木のコップに蓋をして振った

尚文は其処に会った果実を食べて居た

するとラルクが来た。

 

「嬢ちゃん達楽しそうじゃねぇか

坊主ももっと楽しめよ

酒が足りないなら俺が奢るぞ。

嬢ちゃんの奴だがな」

 

「いや頼んであるからいい

其れとその坊主ってのやめろよ」

 

「お前が本当の名前教えてくれないからだろ」

 

「俺が本物だって証拠を見せてやろうか?」

 

「盾の形を変えるってのなら駄目だぞそんなの珍しくもない」

 

「ぐ⋯」

 

「他にも形を変える武器あるの?

あっ尚文出来たわ」

 

「あぁありがとう」

 

と尚文用に作ったカクテルを尚文に出した

 

「あるぞ俺の所じゃ結構あったぞ。

現に俺が持って居る奴も変形するし

其れと俺も頼むは」

 

とラルクは銀貨をカウンターに置いた。

 

「分かった」

 

とそう言いながら尚文が食べて居る木の実を一つ、つまんで食べた。

味はワインを極限まで圧縮した濃厚な味だった。

と尚文のカクテルを作った酒瓶を棚に全て戻してラルクのカクテルを作る為別の酒瓶を取り出して同じように作ってカクテルを出して又尚文が食べて居る木の実を一つつまんで食べた。

 

「出来たわよ」

 

「おうサンキュウ」

 

と木のコップを持って

 

「所で坊主と嬢ちゃん、お前達さっきから何食べてんだ?」

 

「其処に置いてあった果物を」

 

「何だよ勝手に食ってんのか」

 

「後で金を払えば良いかなと思って」

 

「私も後で払うつもりよ」

 

「なんだよ~シラフなフリしてシラフなフリして結構アレか~?

そんなに旨いのか?

コレ」

 

「うまいわよ

味はワインを極限まで圧縮した濃厚な味よ」

 

「言われてみたらそんな感じがするな」

 

と会話して居ると

 

「ああっ」

 

と店員が驚いてこっちを見ていた。

 

「⋯あぁ済まない、金なら後で」

 

と尚文が謝罪している途中

 

「あっいえそうではなくて⋯それはルコルの実と言って水樽に一粒混ぜてやっと飲める酒の素で⋯」

 

私はルコルの実と言う果実の側には確かに水樽があった。

そして

 

「そんなモノ其のまま食べたら」

 

と店員の説明中にラルクがふらつき始めて、私はラルクが持って居るコップを回収する同時に倒れて口から蟹の様に泡を吹きだした。

ラルクの隣に居たテリスは

 

「⋯あらやだ」

 

そして見ていた店員は

 

「大変だ!ルコルの実に当たって倒れたぞ!」

 

「早く吐かせろ!」

 

と大騒ぎになった。

私と尚文は無言でルコルの実を食べて

 

「尚文、体に変化ある?」

 

「いや無い。

そうゆう氷水は?」

 

「無いわ」

 

「⋯強いのねナオフミさんとコオスイさん」

 

と言えない空気になり私はラルク用のカクテルを飲んだ




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

波前

第六十五話が完成しました。
今回はサブタイトル通りです。
其れではスタートです。(^O^)/


ラルクが蟹の様に口から泡を吹いて倒れて二日後私達は魔物を狩って居ると島の役人から収取要請が来た。

私達は言われるままにハーベンブルグの屋敷に行き私と紫彩達と別れた。

役人の案内で部屋に入ると尚文、錬、元康、樹、ハーベンブルグが居た。

 

「来ましたね。

氷水さん」

 

「よしみんな揃ったな。

ついさっき海に潜って水中神殿である物を見つけた」

 

「ある物?」

 

と私が疑問していると

 

「龍刻の砂時計だ」

 

「「「「!!!」」」」

 

私も含めて驚いた。

 

「まさか⋯!」

 

「嘘じゃない後で連れて行く。

砂時計を認識しないと転送されないかもしれないからな」

 

「そんな神殿がこの地にあるとは⋯っ」

 

「此処で波が起こったことは無いわけか」

 

「尚文、対策は?」

 

「さぁ?、どうする?」

 

「如何とは?」

 

「無視する、という選択肢もある」

 

「盾の勇者様!?」

 

「正直、波の正体が何なのかが分からない

精々魔物が溢れかえる災害位の認識だ。

龍刻の砂時計が世界に点在するという事は其々に地域の区分が有るという事だと思う。

その範囲は定かではないが、此処カルミラ諸島の周辺は地形的に」

 

「海での戦いになると⋯?」

 

「潜って分かったがあの状態で剣もうまく当たるかわからん、勿論守りも⋯

海での戦いは正直俺には自信が無い」

 

「なら海上戦と水中戦は私達に任せて、尚文達は船の上の戦闘をお願いできるかしら?」

 

「其れなら任せろ」

 

「なら海上戦と水中戦は氷水さん達に任せて、どれくらい何です?あと⋯」

 

「あと約二日」

 

「二日!?」

 

「もし無視をする場合は二日で島に居る人々の避難をするしかない」

 

「避難と言っても何処へ⋯!?

今は冒険者も多くいますし⋯っ」

 

「そうね此処は無理に避難せず波を向かい打つ」

 

「そうですよ。

勇者に逃げるかと問うとは⋯其の為に此処にレベル上げに来たんじゃありませんか」

 

「まったくだ。

丁度良い腕試しじゃないか!」

 

と尚文が少し笑った。

 

「よし、では出来るだけの事はしよう提案何だが⋯」

 

と尚文は提案を挙げた。

 

「船と兵⋯ですか?

領地守護の為の軍船と水兵はおりますが⋯」

 

「前に尚文がやった分隊を一緒に転送させるっていうアレか?

船と兵ごと⁉」

 

「海上に投げ出される可能性を考えれば妥当な案ですね。

でも陸や浅瀬だったら⋯そもそも船も転送できるのですか」

 

「もし船が転送せずに兵だけ転送したら私が氷で足場を作るわ」

 

「そうゆう事だ。

ヘルプに無いので不明だが手荷物は可能だろう?

海上に出るリスクを考えば陸に出た時は船を放棄するしかない。

俺達五人がそれぞれ編隊を組み何処へ出ても即座に対応できるようにしておく事が重要だろう」

 

「⋯ネットゲームの大規模戦闘のようなもんか?俺やった事あるぞ」

 

「⋯じゃあ作戦案は在るか?

どの様な陣形で臨むのか状况への対処パターンは?」

 

「何だよ⋯っ

知ったふうじゃないか!」

 

「俺だって百人規模のギルド経験位は有るんだよ」

 

「この場ででもうまく仕切って居るつもりの様ですけどつまりあなたが指揮をとりたいという事ですか?」

 

「違う俺達には無理だと言いたいんだ」

 

「そうね時間が有ったら訓練を組み立ててコミニケションを取ったりするけど」

 

「あぁだから俺達がすべきことはゲームでいう所のエースプレイヤーとして先陣を切って戦う事だ。

この世界に詳しく兵の運用にたけた有能な指揮官下で「くだらん」錬」

 

と錬が会話の途中で割り込んだ。

 

「結局は他人任せという事だろうそもそもそんな人物に当てがあるのか?」

 

と錬が今回の波から離れる仕草を始めた。

 

「つまりはいつもの波の時と同じように行動する為に編隊を「其れが下らんと言っている。

なれ合いはお前達だけでやってくれ」

 

と錬は部屋から出ようとした。

 

「錬!」

 

尚文は錬を追いかけて

 

「まさか単独で行動するつもりか?

砂時計の場所も知らないくせに」

 

「知る必要はない。

俺は波から降りる」

 

と完全に波から離れると宣言した。

と思っていると

 

『おい、氷水』

 

と尚文から念話が来た。

 

『何かしら?』

 

『錬、どうかしたのか?』

 

『さぁ、ただ⋯』

 

『ただ?』

 

『女優の感で錬は何かに怯えているかしら?』

 

『怯えている?』

 

『さぁ、そこまでは分からないわよ』

 

と念話して尚文は少し考えて

 

「錬、まさかと思うが⋯海が怖いのか?」

 

と尚文がそう言うと錬は[ぴく]と反応して

 

「俺は泳げるっ」

 

と大声で叫んで暫くしてやってしまったと後悔した顔をした。

そしてすぐに元康が左脇、樹が右脇、私が両足を掴まれて連行しながら部屋から出た。

 

「尚文さん、まずは水中神殿に案内して下さい」

 

「そうだ。

嘘だと困るからな」

 

「ま、待てお前ら

だからっ俺はっ波から手を引くと

てゆうか何で氷水もやっているんだ!?」

 

「今から嘘か本当、白黒はっきりさせるのよ。

嘘だとしても船の上で戦えれば良いし船が水没したら仮面ライダー迅バーニングファルコンになって逃げればいいでしょ」

 

「そうだけど」

 

と錬はグタグタと駄々をこねていたが小舟の船着き場について

 

「「「いっせっせの」」」

 

「ちちょっとまt」

 

「「「せい」」」

 

[ポイ]錬を海の方に投げて[ドボンッ]と水柱を挙げた。

 

「氷水さんは兎も角元康さん泳げますか?

勿論僕は泳げますけど⋯」

 

「ああ見せてやるよ俺の華麗な泳ぎ」

 

「なっ何をなさってるんですか!?勇者様方‼」

 

とハーベンブルグが慌てて追いかけて来た。

尚文は私の隣に来て座り込んで

 

「ああ本当にな」

 

「昨日の酒場よりも驚いたわね」

 

「そうだな⋯立てばいいのに」

 

と浅瀬で覚えている錬を見ながら

浅瀬で溺れている錬を回収した。

 

「まさか錬が金槌とは⋯」

 

「浅瀬で溺れるとか⋯漫画ですか」

 

「はははダッセェ」

 

「万能ではありませんが、一定時間水中で息ができる魔法がございます。

其れを使えばレン様も⋯」

 

ハーベンブルグがフォローを入れると

 

「フッ

仕方ないなそこまで言うなら俺も波に参加させてもらおう!」

 

と水中で息ができる魔法が有ると知ったとたんに手のひら返ししてドヤ顔を決めて来た。

 

「⋯プッ」

 

「ダッセェ」

 

「そう言えばその神殿は海底にあるのですよね。

尚文さんも魔法を使って?」

 

と樹が疑問に思っていたことを質問した

 

「ああ俺は⋯」

 

と[スッ]と翼で何か持って居るフィーロが現れて翼で何か持って居る物を尚文の前に出した。

サンタ帽子を被って居るペンギンの着ぐるみだった

そしてペンギンの着ぐるみ後ろから尚文の盾を持って居る方の腕が出て来て

 

「コレで」

 

少しの無言が有ったが

 

「⋯俺は魔法で行くからな」

 

「うん俺も」

 

「ええ僕も」

 

「私は自分の能力で行くわ」

 

と〔天羽々斬のギアペンダント〕を取り出して

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

と天羽々斬の起動詠唱を歌い〔天羽々斬水着型ギア〕を纏って海に入った。

其れに続いて錬、元康、樹も海に入って来てペンギンの着ぐるみを着た尚文も入って来た

結局錬は神殿近くで溺れ帰りは潔くペンギンの着ぐるみを着て

 

「凄い、泳げる」

 

とはしゃいだ。

と二日間出来る事をした

具体的にはライク達のクラスアップをしたいポーションを作ったりした。

そして現在ミレリア女王が用意した船とは別に私は〔天羽々斬水着型ギア〕を纏い〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕の上に乗り右手に〔クリスタルプリンセスロッド〕左手には〔エレガントアイスドレスアップキー〕を持って居る

万が一船が転送させずに兵と尚文達だけ転送された場合瞬時に氷のフィールド生成するのが私の役目になって居る。

カウントダウンを見て見ると

 

00:01

 

00:00

 

とゼロになり船一同は転送して波に向かった。




最後までお読みいただきありがとうございます。m(__)m
次回もお楽しみにして下さい。(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第三回波戦

第六十六話が完成しました
前振りは置いといて
其れではスタートです。(^O^)/


私達を転送して直ぐに〔クリスタルプリンセスロッド〕に〔エレガントアイスドレスアップキー〕をセットして氷の足場を作ろうと〔クリスタルプリンセスロッド〕を振り下ろそうとしたが船事転送完了して居たので寸止めで止めた。

直ぐに回りを見渡したが亀裂が見つからず上から無数の気配がしたのでゆっくり上を見ると上に亀裂が有り其処から無数の魔物と今回のボスと思われるでかい魔物がが降って来た私は直ぐに〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕を横に一回転させて魔力を流して水上バイク並みの推進力が出て来て私は一回回り上空に向かった。

そして〔エレガントアイスドレスアップキー〕を指しっぱなしの〔クリスタルプリンセスロッド〕で即席の巨大な氷の刀を作り〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕の横からも推進力を入れて回転しながら今回のボスと思われるでかい魔物の胴体に

 

「てゃゃゃぁぁぁぁ」

 

とすれ違う様に一直線に斬撃を入れた。

切り終えると即席の巨大な氷の刀は折れた。

その間にも無数の魔物が私目掛けて襲うよう落ちて来た。

私は直ぐに〔クリスタルプリンセスロッド〕を仕舞って両手に〔天羽々斬水着型ギア〕の氷の刀を持ち〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕に又魔力を流して(エウレカセブン)の様に空を飛びながら魔物を斬りながら尚文達が乗っている船に向かう

 

~移動中~

 

尚文が乗っている船はまだ健在で私は高度を減らしながら近づいて両手に持って居る〔天羽々斬水着型ギア〕の氷の刀を捨てて〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕を飛び降りて船の上に着地して私に目掛けて落ちて来る〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕の持ち手でキャッチして大剣の様に振り魔物を斬る。

尚文が見えると

 

「大丈夫、尚文」

 

「ああ、氷水か、大丈夫だ」

 

「で今回は如何するの?尚文。

私は海に潜ってでかい魚を捌くつもりけど」

 

「確かに氷水はそうけど

今回の波で盾の俺に出来る事が⋯あるのか!?」

 

「ありますとも!」

 

と今回の大艦隊総指揮官であるミレリア女王が宣言して来た。

 

「どうか我らの船をお守りください盾の勇者様と蒼青の勇者様」

 

「船ってこの艦隊全部か!?」

 

「大きく出ましたね。

女王」

 

「ええ、そうです。

既に数隻奴によって失っております。

あのデカブツの注意さえ引いていただければ。

どうか⋯!」

 

「やっておく?尚文」

 

「そうだなやるか」

 

と尚文はフィーロにに乗り私は〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕に乗り空を飛んだ。

 

「流石に女王簡単に言ってくれる」

 

「相当私達を信用している証拠よ」

 

「だな」

 

「あっごしゅじんさま、あそこ」

 

とフィーロが言う方向を向くと

船の先頭で鎌を振っているラルクとその背中を守っているテリスとシーフ―が居た。

 

「ラルクとテリス其れにシーフ―!参加して居たのか⋯!」

 

と尚文の口元が笑っていた。

 

「⋯上手くいくかな?ごしゅじんさまとこおすいおねえちゃん」

 

「さぁ?やってみないとわからん⋯が

これは女王の言う通り⋯盾である俺と」蒼青の勇者である私の仕事よ」

 

と私と尚文、フィーロは同時に海に潜った。

そしてすぐさま尚文が

 

「ヘイトリアクション!」

 

とスキルを発動した。

すると無数の魔物が尚文目掛けて殺意むき出しで殺到して来た。

私は両手に〔天羽々斬水着型ギア〕の氷の刀を持ち殺到して来た魔物を切り刻み始めようとしたが今回のボス次元の勇魚が私事尚文を飲み込もうとこっちに来たので私達は急いで浮上すると次元の勇魚も追いかけて来た。

其のまま海に出ると次元の勇魚も海に出て来た。

 

「出て来たぞ」

 

インフェルノウィング!

 

「今度こそ」

 

「此れでお終いです」

 

と其々の技を繰り出して

 

 

《/bgcolor》

  《/bgcolor》

 《/bgcolor》

  《/bgcolor》

   グ レイン《/bgcolor》

 

と其々の必殺技が次元の勇魚に命中して煙が挙がった。

 

「やりましたか?」

 

「まだです。

女王」

 

と私が叫ぶと次元の勇魚がこっちに突っ込んで来た私は〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕を巧みに使って次元の勇魚を回避して尚文が防いでいる間に両手に持って居る〔天羽々斬水着型ギア〕の氷の刀と足を上手く使って〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕を挟んだで其のまま魔力を流して水上バイク並みの推進力で私自身を縦に回転しながら次元の勇魚の体を切り刻みながら駆け下りて最後まで行くと両足で挟んでいる〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕を足で上手く操作して、〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕に乗り空中で体制を直した。

そして大きく息を吸って

 

「ラフタリア、ライク、ルナ、ソキャート、キール、リファナ、紫彩、ジャベリン」

 

と叫ぶと

 

メガトン忍法

 

プリキュア・いて座!セレーネ・アロー!

 

「ライダースラッシュ」〈RIDER SLASH

 

パワースピードエレメント

《font:94》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラ・リュミエール!

 

「ふぅー」

 

「ストライクフレーム展開最大出力くっらえ」

 

 

 

 

 

 

響信

 

と其々の必殺技が次元の勇魚に命中した。

因みに今の紫彩の格好は私と同じ〔神獣鏡水着型ギア〕だ

 

「まだ足りない⋯っ」

 

と其々の船から魔法や弓矢にバリスタで色んな攻撃を繰り出す。

私は直ぐに左手に持って居る〔天羽々斬水着型ギア〕の氷の刀を捨てながら移動して

 

「錬!!」

 

「氷水」

 

と仮面ライダー迅バーニングファルコンに変身して空を飛んで居る錬を呼んだ。

 

「〔ザイアスラッシュライザー〕を〔S-CONバンド〕セットして、早く」

 

「わっ分かった」

 

と錬は私のゆう通りに〔S-CONバンド〕に〔ザイアスラッシュライザー〕をセットして

私は〔ザイアスラッシュライザー〕を持って居た錬の右手を掴んで

 

「次に必殺技発動して発動箇所は羽で私と方向は反対方向よ」

 

「何にlt」

 

「良いから早く」

 

「分かった」

 

インフェルノウィング!

 

と引き金を引いて

 

バー二ング レイン ラッシュ

 

と羽から物凄いの熱気が出て来て私の乗っている〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕の推進力とは反対に推進力が出て来て私達は回転始めた

 

「何が有っても離さないで」

 

「と言って回転する必要あるか?此れ?」

 

「あるよ」

 

と言って私はきつい回転の中〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕を踏ん張りながら操作して回転しながら次元の勇魚近づいて

 

「せやややゃゃゃぁぁぁ」

 

とすれ違いざまに次元の勇魚の体に斬撃を入れた

傷は私だけの時よりも深い傷が入って居た。

 

「もっ⋯もう無理だ」

 

「もう⋯っ少し⋯っふんばt⋯あ」

 

と繋いでいた錬の右手が離れた。

離れたことで回転のバランスは崩れて錬は上、私は下に放り投げられた。

私は出来るだけ空中でバランスを整えて其のまま海にダイブした

そして浮上した後は全部が終わって居た。

次元の勇魚は私が入れた傷の他にも無数の傷が入って居て死体になってぷかぷか浮いて居た

私は泳いで次元の勇魚の死体に近づいてぷかぷか浮いて居る次元の勇魚の死体に乗った。

 

「尚文此れは」

 

「ああ、此れかラルクとシーフ―が倒した」

 

「お、嬢ちゃん、悪いな最後の攻撃は悪くなかったがトドメは俺達が頂いたぞ」

 

「別に良いよ。

誰がトドメ刺しても文句ないから」

 

「そうか」

 

とラルクが会話して居ると

 

「あ‼あなたですね‼」

 

と樹、元康、錬が来た。

 

「どうやらあなたの攻撃がトドメになったようですけど、この魔物の素材は我々が貰い受けますよ」

 

とんだ強欲な考えだな私は思っている。

樹と元康は尚文と錬に任せて

 

「悪いねラルク、盾の勇者の尚文と剣の勇者の錬は勇者と呼べるかもしれないけど槍の勇者の元康と弓の勇者の樹は到底勇者と呼べれないかしら?」

 

と言いながら〔天羽々斬水着型ギア〕の氷の刀を右手に持った

 

「ああ、そうだな嬢ちゃんと坊主とそこの赤い鳥みたいな奴は勇者と呼べるが黄色の奴と別の赤い奴のそいつ等は呼べれないぐらい弱いな」

 

「そう言ってくれて助かるよ此れが終わった後どうやって訓練組み立てようとしたから」

 

「そうかなら⋯⋯⋯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今が狩り時か」

 

とラルクは自身が持って居る鎌で私目掛けて振り下ろした。

私は自分自身が持って居る氷の刀で防いで其のまま鍔迫り合いになった。

 

「ほ~俺の攻撃を防ぐとかアンタどういった感をしているんだ」

 

「此処に来る前は役者だったものでこうゆうものは敏感なのよ」

 

「成程、だから俺の初見の攻撃を防げたのか。

ならこの攻撃はどう防ぐ」

 

私はラルクが後ろから〔エックスチェンジャー〕みたいな銃?と〔ルパンガンナー〕みたいな銃を持ちながらシーフ―が走って来た

私は直ぐにラルクの鎌を弾き買いして尚文達がが居る場所までバク転するとバク転する前私の場所に銃弾が撃ち込まれた。

 

「て、氷水何やっているんだ」

 

「尚文防御して」

 

「ぼうgy‼」

 

と尚文と会話して居るとラルクの大振りが放たれた。

その大振りから突風が吹き荒れて元康と樹が吹き飛ばされた。

私は再度ラルク達の突っ込んだ。

シーフ―が手持って居る〔エックスチェンジャー〕みたいな銃?と〔ルパンガンナー〕みたいな銃で私目掛けて連射して来た。

私は手に持って居る〔天羽々斬水着型ギア〕の氷の刀を放り投げて〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕を持って〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕の腹で銃弾を全て防いでラルクに斬りかかったがもちろんラルクに鎌で防がれた

横から銃弾が来て私はもう一度〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕で銃弾を防いだが、後ろから熱気を感じて私は銃弾を防ぎながら後ろを見た。

テリスがこっちに向けて青い炎を出して来た。

私は銃弾を防ぎながら〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕を次元の勇魚の死体に刺して

 

「〔ショドウホン〕」

 

と〔ショドウホン〕を取り出して筆モードにして【】と書くと私の前に氷壁が出来てテリスの青い炎を防いで氷の壁が溶けると同時に弱まった青い炎の中から火傷をして居ないラルクが突っ込んで来た。

私は次元の勇魚の死体に刺して居た〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕を引っこ抜いてラルクの攻撃を防いだが〔美樹さやか 波乗りverのサーフィンボード〕が綺麗に切れた。

私は直ぐにバックステップをしたがお腹に浅い切り傷を受けた

私は美樹さやかのオート回復でお腹の浅い切り傷を直しながら尚文達の所に戻った

 

「おっおい、此れは如何いう事だ?ラルク」

 

「いやぁどうなってんだか、俺がの方が聞きたいくらいだよ。

まさか、嬢ちゃんが本当に蒼青の勇者とはな

となると坊主が盾の勇者か。

お前達に恨みはないが世界の為に死んでくれ」




最後までお読みいただきありがとうございますm(__)m
次回もお楽しみにして下さい。(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ラウンド2

第六十七話が完成しました。
前置きは置いといて其れではスタートです。(^O^)/


私は先程ラルク達の攻撃を防いで尚文と錬と一緒に立っている。

ラルクはもう一度私に鎌で攻撃して来た。

私は〔天羽々斬水着型ギア〕の氷の刃生成して両手で持ちラルクの鎌を防いで鍔迫り合いになった

 

「「「「「コオスイ」」様」」」「指揮官」

 

と私の名前が聞こえてラルクの後ろを見るとライク、ルナ、ソキャート、リファナ、キール、ジャベリンが居て

 

「なっ何をしているんですか!?」

 

ラフタリアも来ていた

皆私達の所に行こうとがテリスとシーフ―が

 

「お願いだから、そこを動かないでくれる」

 

「ソーリー、悪いけどこの先は行かせられない」

 

が通せんぼしていて応援が見込めない状態だった

 

「私達勇者以外は手に掛けたくないの」

 

この言葉で一つの確信する。

と思っていると

 

「おいおいよそ見していると場合じゃないぞ」

 

ラルクの言葉で( ゚д゚)ハッ!と我に戻り直ぐに両手で持って居た〔天羽々斬水着型ギア〕の氷の刃を左手だけ離して左腕をお腹を防ぐように置くと、ラルクが私の腹目掛けてハイキックを繰り出した

お腹を守って居た左腕は

 

メキメキ

 

とお腹が軋む音を立てながら行き

 

「ハアァー」

 

とラルクは蹴りに力を入れて私は

 

がハァ

 

とお腹の空気を全部出され血反吐を吐きながら後方に居る尚文と錬が居る場所まで飛ばされた。

 

「「氷水‼」」

 

と尚文が私を受け止めて錬が仮面ライダー迅バーニングファルコンの翼をラルク達の方に飛ばして追い打ちしろうとしたラルクを止めた。

 

「大丈夫が?!氷水」

 

「左腕の骨が完全に行って左腕が捻じ曲がった以外大丈夫よ」

 

「大丈夫じゃねだろ。

お前は下がって居ろ」

 

「大丈夫よ此れぐらい直ぐに治るわ」

 

と言いながら〔天羽々斬水着型ギア〕の変身を解除して〔 美樹さやかのソウルジェム〕を取り出して魔法少女の姿になると同時に捻じ曲がった左腕が映像の巻き戻しの様に左腕が戻った

尚文は驚愕していたが私は無視して左手をグッパーしながら確認して私は立ち上がりマントから軍刀を取り出してラルクの方を見た

錬は仮面ライダー迅バーニングファルコンの翼でラルクの上を取っていたがラルクは鎌で鎌鼬を起こして仮面ライダー迅バーニングファルコンの翼の片翼を一発で一刀両断した。

翼を斬られた錬はバランスを崩して海の上に落ちそうになって居てラルクが鎌鼬で追い打ちしろと構えて居た。

私は急いで手に持って居る軍刀を

 

「ラルク!」

 

「!」

 

と叫びながら軍刀を投げた。

更に私は空から落ちて来ている錬を目掛けて走りながらマントから追加の軍刀を取り出してラルクに目掛けて投げた。

ラルクは其れを全て落とした

その間私はジャンプして錬を掴まれて

 

「させるか!」

 

とラルクがこっちに目掛けて鎌で鎌鼬を連射して来た。

 

「尚文、盾、足場」

 

の三つの単語を言うと

 

「ファストシールド、セカンドシールド」

 

と尚文が私のやりたい事に気が付いたのか私の進路方向に二つのエネルギーの盾が私に前に現れて私は其れを足場にして進路方向を変えて鎌鼬を躱した。

私は次元の勇魚の死体の上に着地して錬を降ろした。

 

「⋯またかっ」

 

と尚文が小さく吐いた言葉を耳にして

 

「裏切るのか!?

お前も」

 

と叫んだ。

完全にラルク達を信頼して居たみたいだ。

 

「裏切る?

⋯ああ、悪いな俺達を信頼してくれていたのに」

 

とラルクが突っ込んで来た。

私は居合切りの構えをしてカウンター狙いでラルクに目掛けて走り出した。

私とラルクの間に私に二丁の銃を向けながら構えたシーフ―が割り込んで来た。

そして初弾を撃って来た。

私は居合切りで初弾を防いだ

シーフ―は直ぐに二丁の銃で連射して来た。

私は走るのを止めてマントからもう一本、剣を取り出して二刀流で銃弾を防いだ

その間にラルクはシーフ―の肩を足場の様に使って大ジャンプした。

私はシーフ―の銃弾を右手の軍刀で防ぎながら左手に持って居る軍刀をラルク目掛けて投げた。

結果は焼け石に水で簡単に防がれて私を通り越して尚文に攻撃したが尚文は盾で防いで弾き返した。

さらに追撃で錬が仮面ライダー迅バーニングファルコンの翼でスピードが乗った剣でラルクに攻撃した。

ラルクは鎌で防いでわざと弾かれる様に衝撃を逃がそうとしたが

 

「錬合わせて」

 

「分かった」

 

とシーフ―の銃弾の中を回転しながら飛んだ。

少し銃弾で擦り傷を作るが今は気にしない。

そして錬はラルク目掛けて仮面ライダー迅バーニングファルコンの翼を投げて来た。

ラルクの前には錬の仮面ライダー迅バーニングファルコンの翼が、後ろには回転で遠心力が入った軍刀を持って居る私。

両方防ぐのは不可能に近い状態

 

「貰った!」

 

と言いながらラルクの背中を目掛けて軍刀を繰り出そうとしたが

 

ガキンッ

 

とラルクは何処から取り出したのか分からない二本目の鎌で私と錬の攻撃を防いでいた。

 

「何が貰ったて?」

 

私は直ぐに軍刀を逆手持ちにして次元の勇魚の死体に刺して私は其れを足場にしてジャンプした

直ぐに私が居た場所に二本の鎌の回転切りが来ていた。

流石に私もあれ喰らって居たら死んでしまうとラルクの上を取りマントから軍刀を取り出してラルクに投げたが此れも防がれてしまう。

そしてこのままバク転しながら尚文と錬が居る場所まで戻る。

 

「⋯そんな顔するなよ。

俺だって心苦しんだよ」

 

「そうでしょうね

異世界の何かの勇者の眷属勇者。

鎌の勇者ラルクベルクと怪盗の勇者シーフ―ルパン」

 

と私がそう言うとラルク達は目を丸くしていて

 

「は、はっはっはっ」

 

と突然ラルクが笑い出した。

 

「此奴は驚いたもう俺達の正体見抜いたのか」

 

「どうゆう事だ。

氷水」

 

とまだ理解して居ない尚文は私に質問して来た。

 

「其のままの意味よ。

ラルク達は此処の世界の住人じゃない。

そしてラルク達の世界でも波が起こっているの」

 

「「なぁ!!」」

 

と尚文と錬は驚いた。

 

「ああ、コオスイのゆう通り

俺達は此処の世界の住人じゃない

そして此処と同じで俺達の世界でも波が起きている」

 

「そしてラルク達は波全体を早く沈めている方法知っている」

 

「その通りだ」

 

「その方法がこの世界の勇者を殺してこの世界その物を消滅させる」

 

とそう言うと皆驚愕していた。

ラルク達も別の意味で驚いた

 

「参ったな其処まで知っているとは、コオスイ、アンタ何者だ」

 

「別にこの世界で五番目の勇者、蒼青の勇者鞘波氷水だ」

 

と構えをした

 

「マジかこの世界でも五番目の勇者いるのか」

 

と頭を抱えていた

とラルクが鎌を自分の頭に持ってくると矢が飛んで来て防いだ。

 

「矢⋯っ」

 

矢が飛んで来た方を見ると

 

「勇者様に仇なす狼藉者め!!

次は当てるぞ」

 

今回の波戦に参加していた冒険者が居た。

 

「お」

 

「ラルク!」

 

「おお⋯」

 

「⋯ただで済むと思うなよ⋯っ」

 

元康と樹が立ち上がった

 

「手が抜き過ぎじゃない?」

 

「ノーノーテリス殺さず生かすのは難しものだ」

 

「シーフ―のゆう通りだ。

殺さずってのは難しんだよ」

 

「ラルク!

何を考えているか知らんがやめろ!

お前と氷水の話が本当だとして⋯

此処ではアウェーだぞ」

 

「ま、勇者だけやれるのが一番なんだけどよ

俺達とナオフミとコオスイの戦いを邪魔するってんなら⋯「「ーだから⋯勇者は此処にもいるぞ‼」」」

 

と元康と樹が突撃した。

とテリスがラルクの隣に立ち

 

「悪いけど、派手に行かせていただくわ」

 

と両手を掲げるとラルクの鎌に雷が降って来た。

 

「元康、樹、防御しなさい」

 

と叫ぶが遅く

ラルクが鎌を振り下ろした。

振り下ろされた鎌から雷が拡散する。

拡散した雷は周りの船を真っ二つにした。

 

「今度はちゃんと寝といてくれよ

出ないと次は加減は死ねぇからな」

 

「加減?

今のが⋯か?」

 

「拡散されても十分威力あったけど」

 

「ええそうよ

ちょっとちゅういをそらさせてもらっただけ。

船を沈めるのが本気じゃないわ。

その証拠に!

貴方達はあれくらいの攻撃じゃあピンピンしているじゃない」

 

と私の後ろにライク達が来た

 

「ーっ其れは⋯っ「寄せラフタリア、何言っても無駄だ」」

 

「ええ、やるしかないわよ」

 

「そうだな、ラフタリア、フィーロ」

 

「ライク、ルナ、ソキャート、リファナ、キール、ジャベリン」

 

「「やるぞ」」

 

「切り替えてくれたみたいね」

 

「コオスイは最初から本気でやってくれたし

⋯物わかり良いのがナオフミの良いトコロだ」




最後までお読みいただきありがとう御座いますm(__)m
次回もお楽しみにして下さい。(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦闘

第六十八話が完成しました。
前振りは無しで、其れではスタートです。(^O^)/


「なぁ」

 

とラルクがこっちに突撃して来た。

私は其れに合わせてマントから八本の軍刀を取り出して両手の指と指の間に挟んで持ち、私も走り出した。

ラルクは私目掛けて鎌で薙ぎ払いしたが私はジャンプして空中で体を捻って両手の指と指の間に挟んでいる八本の軍刀を真下に居るラルクに軍刀を全部投げたが、ラルクは体と腕を使って鎌を自分の上に持っていき鎌を回転させて私が投げた軍刀を全部防いだ。

 

「尚文、錬、後任せた。

全員集合!」

 

と言いながら私は其のままラルクの後ろに着地してラルクを無視してシーフ―とテリスに向かいながら又マントから八本の軍刀を取り出して其のまま軍刀を全部投げた。

そして私を追い抜くように紫色のエネルギーの斬撃と矢と手裏剣とクナイ、白いエネルギーの槍、銃弾、砲弾が飛んで来た。

私は軍刀の刀身を使って後ろを確認するとライク、ルナ、ソキャート、リファナ、キール、ジャベリンが其々の遠距離攻撃をシーフ―とテリスに繰り出していた。

シーフ―とテリスは落ち着いて居てシーフ―は両手に持って居る二丁の銃で紫色のエネルギーの矢と手裏剣とクナイ、銃弾を打ち落としてテリスは

 

「輝石・業炎!!」

 

と次元の勇魚の死体から火山の噴火のような業炎が噴き出して紫色のエネルギーの斬撃、白いエネルギーの槍、砲弾がをかき消した。

其のまま私達に向かって来た。

 

「全員散開!」

 

と指示を出して私はマントから軍刀を縦に積み重なる様に積んで体を上に運んでテリスの攻撃を躱した。

私は急いで後ろを見るとルナはライクにお姫様抱っこ、ソキャートはサソードのクロックアップ、リファナはキールの右手、ジャベリンはキール左手を掴んでキールはランページバルカンのファルコンの能力を引き出して背中に翼を出して其々躱して尚文と錬は尚文が先頭で錬達は尚文の後ろに居た。

尚文はテリスの魔法を防ごうと構えて居た。

そして尚文とテリスの魔法が接触しろうとした瞬間

 

[ドパァンッ]

 

テリスの魔法が飛散した。

私は何かの作戦と考えてテリスを見た。

テリスは自分の手首にあるアクセサリーを見ていて

 

「そう、貴方は戦いたくないのね。

仕方ないわこの子には休んでいてもらいましょう」

 

と独り言を吐きながらアクセサリーを外した。

私はチャンスと思い足場にした軍刀を蹴ってテリスに向かった。

私はマントから二本の軍刀を取り出して両手其々持ち空中で体を捻り回転して遠心力を付けてテリスに軍刀を振り下ろした。

が私とテリスの間にシーフ―が割り込んで

 

「ノーノ―、レディーが着替えている間は攻撃するのはマナー違反」

 

「そう其れは悪かったわ」

 

二丁の銃で私の軍刀を防いだ。

そして私の後ろかラルクの攻撃が来る予知が来て私はシーフ―を足場にしてジャンプしてギリギリでラルクの攻撃を躱した。

其のままバク転しながら軍刀を投げて尚文の所まで戻った。

 

「悪いな、ナオフミ

さぁ続きをしようか」

 

とラルク、シーフ―、テリスは構えた。

 

「いつまで時間をかけているのですか?ラルク」

 

と上から声が聞こえて私達は上を見た。

そしてつられる様に目線を下げた。

 

「おお嬢ちゃんそっちは済んだのか?」

 

「私が来たからには非道な盾の勇者と蒼青の勇者などに後れは取りません」

 

「またまたぁ

嬢ちゃんの話を信じたおかげでこっちは⋯ナオフミとコオスイを見つけるのにひと苦労だったのによ」

 

[ゴク]

 

私は唾を飲み込んだ。

 

「うすうすそうじゃないかと思っていたが⋯そうか⋯お前ら仲間か」

 

と幽霊船で私達を蹴散らしたグラスが現れた。

 

「⋯ナオフミとコオスイでしたか?

またお会いしましたね」

 

「ああできればもう会いたくなかったがな」

 

「こうなってしまったら回避は出来そうにも無いわね」

 

「ああ」

 

「今度は逃がしませんよ

決着を付けましょう」

 

「そうね」

 

と言いながら美樹さやかの魔法少女の姿を解除して〔天羽々斬のギアペンダント〕を握った。

 

「ーラルク、貴方は下がって居なさい。

盾の勇者と蒼青の勇者は私が討ちます」

 

「は⁉

何言ってんだ。

嬢ちゃん、せっかくナオフミとコオスイとの戦いを楽しんでいたとこだって言うのに」

 

「そうな事だろうと思っていました。

それが証拠に⋯彼の物達は本気出してはいません」

 

「どういうこと?」

 

「彼の物達が本気で戦うときに戦う盾と纏う鎧は⋯もっと禍々しい」

 

私のはイグナイトモジュールの事

 

「へぇ⋯!まだまだ手を残してるってワケか⋯流石だなぁ

ますます戦や合いたいじゃねぇか」

 

「⋯ラルク、そんなだから任せておけないのですよ」

 

と物凄い勢いで突撃して来た私はバックステップして

 

「ちょっ、嬢ちゃんっ」

 

私は急いで

 

Imyuteus ame

 

と天羽々斬の起動詠唱を歌うが間に合わず

 

「さあ、本気を」

 

とグラスの扇子と尚文の盾が接触する場所まで迫って来てしまい接触する瞬間グラスの目が一瞬変わり全力で後ろに下がって、次の瞬間上から無数の紫の閃光が降り注いだ。

 

「いやー尚文の盾に当たった瞬間を狙ったんだけど攻撃全部外れたわ」

 

と上から〔神獣鏡〕を纏て顔にはバイザーを掛けていた紫彩が無数のミラービットを従いながら上から来た。

 

「その恰好、あの幽霊船の時の」

 

「久しぶりね。

前回の襲撃者さん」

 

とバイザーを上下に別れて素顔を出した。

 

「その顔、紫の嬢ちゃんか」

 

「ええそうよ」

 

「其れと嬢ちゃん、ナオフミは別に手を抜いたりはしてこないと思うぜ?」

 

「いつの間にか技がうてなくなってたからな」

 

とラルクは魂癒水を取り出して其のまま飲んだ。

そして

 

「嬢ちゃん」

 

「⋯ええ、わかりました。

もう侮りません」

 

「来るぞ。

俺に考えが有る!

ラフタリア」

 

「はい!」

 

「あれは持って来ているか?」

 

「はい持って来ています」

 

「尚文、紫彩とリファナは必要?」

 

「ああ必要だ」

 

「紫彩、リファナ!」

 

「はい」

 

「ええ」

 

「ラフタリアに付いて行って」

 

「分かりました」

 

「ええ、わかったわ」

 

と単純に作戦立てている間にも

 

「輝石・吹雪」

 

「合式ノ型 逆式雹雪月花!!」

 

とグラス達は合体攻撃技を繰り出してきた。

 

「流星盾」

 

「プロテクション」

 

尚文と紫彩の合体防御技で防いだ。

 

「錬、紫彩、頭下げなさい」

 

尚文、私、錬、紫彩は頭下げると、ラルクが鎌で薙ぎ払いを繰り出してきた。

私はラルクの顔を見ると笑っていた。

私も少し口元が緩む。

 

「シールドプリズン!!」

 

「おわっ⁉」

 

と尚文がラルクをシールドプリズンで閉じ込めた。

 

「ラルク!」

 

次にフィーロ、ライク、ソキャートが一瞬でテリスの下に行きフィーロが足で

 

「ひゃ⋯っ」

 

テリスを押し倒して

 

「「動かないで」下さい」

 

とライクは〔シノビブレード〕ソキャートは〔サソードヤイバ〕を喉元に付けていた。

 

「ミス「テリス」」

 

「「はなしなさい」てもらおうか」

 

とフィーロ達を攻撃するが

 

「「させない」るか」

 

と私はドロップキック、錬は仮面ライダー迅バーニングファルコンの翼の推進力を使った体当たりでグラスから引きはがして

 

私、ルナ、ソキャート、ジャベリン、錬、ダガー、マジェッド、キャサリ、アクセルで囲んで其々の武器を構えいる

因みに私は〔VSチェンジャー〕を構えて居る。

 

「シーフ―!」

 

とグラスがシーフ―を心配している中、背後からラフタリアは剣、リファナは槍を構えて奇襲したがグラスには躱された

 

「ーその剣⋯ッ」

 

ラフタリアとリファナが持って居る剣と槍に注目するばかりか

 

「隙あり」

 

「しまった!」

 

紫彩の存在を忘れていた為簡単に〔神獣鏡〕の帯に捕まり

 

「ツヴァイト・オーラ」

 

と尚文がラフタリア、リファナ、紫彩にバフを掛けて

ラフタリアの剣、リファナの槍、紫彩のミラービットの光線がヒットして

 

ああああああああああ!

 

とグラスが絶叫の声を出した。

 

ラフタリアが持って居る剣が

 

ボン

 

「!?」

 

「ラフタリアちゃん」

 

と破裂する音がした。

 

「ミス「グラス」さん」

 

とテリスは宝石を投げ。

シーフ―は今まで使っていた片方の〔エックスチェンジャー〕みたいな銃?だけ仕舞っい。

 

「御免なさい」

 

「変身」

 

テリスは宝石を投げて

シーフ―は〔ルパンガンナー〕みたいな銃の銃口を掌を押し込むとクラシックな音楽が流れて来て〔ルパンガンナー〕みたいな銃をおおきく振りかぶっると宝石が飛び散り出して宝石が砕かれ幻想的になって居た。

 

「輝石・収縮爆」

 

Lupin

 

とテリスが投げた宝石が爆発して

シーフ―の砕けた宝石が一か所に集まりアーマーになりそして重なるとシーフ―が仮面ライダールパン変身した。

シーフ―自身が回転して〔ルパンガンナー〕みたいな銃いや〔ルパンガンナー〕を乱射する。

乱射された銃弾は其々対処したがその間に私達の包囲もを抜けた。

 

「ラフタリア!フィーロ!」

 

「ライク!ソキャート!リファナ!紫彩!」

 

「「大丈夫か!?」」

 

「平気だよ!

ごしゅじんさま!」

 

「ええ、大丈夫よ」

 

「手応えは在ったのですが⋯」

 

「ああダメージはでかそうだ⋯」

 

「そうね。

ラフタリアの剣、リファナの槍、紫彩のミラービットの光線に尚文のバフ乗せだからね」

 

テリスと仮面ライダールパンに変身したシーフ―の肩を借りて肩で息をしているグラスが居た。

 

「ミス「グラス」さん」

 

「⋯問題ありませんよ⋯

以前対峙した時より確実に強くなっている⋯

⋯成程、ラルクが好みそうなタイプですね」

 

とテリス、シーフ―、グラスが会話している間こっちも会話している。

 

「⋯残念ながらこれはもう使えません」

 

と言いながら刀身が無く刀のつばがひび割れている刀を出して来た。

 

「大丈夫まだリファナと紫彩がいるから」

 

「そうだよ。

ラフタリアちゃん」

 

「ええ任せて」

 

「この戦い勝つぞ」

 

「ええ」




最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

決着その二

第六十九話が完成しました。
前振りも思いつかないのでもう行きます。
其れではスタートです。(^O^)/


「認めざるをえません。

もし次に相対する事が有ればさらに強さを手に入れえている事でしょう。

故に次は無い」

 

とグラスが奥義から無数の斬撃を繰り出したが明らかに弱っている。

 

「よし!ラフタリア!フィーロ!」

 

「全員突撃!」

 

「この機を逃すな!!」

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

と私は〔天羽々斬〕を纏い、私と尚文は大声で叫びグラス達に突撃した。

フィーロ、ライク、ソキャートはテリスに向かい

私、ルナ、キール、ジャベリン、錬、ダガー、マジェッド、キャサリ、アクセルで攻め

ラフタリア、リファナ、紫彩はグラスに攻撃した。

 

とラフタリアの剣とグラスの扇がぶつかり合い鍔迫り合い状態になった

其れもリファナの光の槍と紫彩の紫の閃光を注意をしながら

リファナ、紫彩とグラスの間にラフタリアが来るように間合いを取っている。

 

「魔法剣はあれでお終いですが?」

 

「貴方には剣を折られてばかりですねでも。

剣ばかりが武器ではありませんよ?」

 

と鍔迫り合い状態から終わり少し離れてグラスが直ぐにもう一つの扇でラフタリアで攻撃しようと瞬間

 

「エアストシールド!チェンジシールド!

ソウルイーターシールドだ!」

 

「な⋯っああああああああああ!

 

とソウルイーターシールドがグラスの魔力を喰らいグラスは絶叫する。

 

「錬、任せた」

 

と言って私が高く飛びグラス目掛けて刃を向けてリファナの槍と紫彩と紫の閃光も当たろうとしたが

シールドプリズンで閉じ込めていたラルクが出て来てソウルイーターシールドを鎌で切り裂き更に鎌の風圧で

 

「「きゃぁぁぁぁ!!」」

 

とリファナ、紫彩を吹き飛ばして、私の刃を鎌で受け止めた。

私は直ぐにラルクを踏み台にしてジャンプした。

直ぐに銃弾が飛んで来た。

私は尚文の隣に立った。

 

「ラルク」

 

「ああ!文句は後でな。

大丈夫か?お嬢!!」

 

とラルクは心配するが

 

はあっ、はあっ、はあっ

 

とグラス肩で息をしている

 

「よし!

この調子で行くぞ!!」

 

「流石だよ、ナオフミとコオスイ

もはや手段を選んでいる暇はねぇ。

シーフ―、あれ使うぞ」

 

「OK」

 

とシーフ―が変身解除して

鎌とシルクハットを構えて

 

「俺達も切り札を使わせてもらうぜ」

 

と鎌とシルクハットから魂癒水が出て来た。

其れも八本も

 

「ミス「テリス」こいつをお嬢に」

 

「回復するつもりだ!!

止めろ‼」

 

「皆一番強い奴を‼」

 

と私はジャンプ、紫彩はホバーで高く飛び

手に持っている刀を足元に投げると剣が巨大化してそのままライダーキックの体制でスラスターを展開して

 

天ノ逆鱗

 

で突撃した

勿論全員

 

メガトン忍法

 

プリキュア・いて座!セレーネ・アロー!

 

「ライダースラッシュ」

 

RIDER SLASH

 

 

ラ・リュミエール!

 

《font:83》久遠《/color》≫

 

「ストライクフレーム展開最大出力くっらえ」

 

インフェルノウィング!

 

ゼツメツ ディストピア

 

キックストライク ナウ

 

と其々必殺技を繰り出したが

 

「あるだけ使ってくれ。

本当は節約したかったが⋯アイテムは使うときに使わないとな」

 

「YES、ラルクのゆう通り」

 

とテリスは思いっ切り八本の魂癒水をグラスに浴びせるとグラスから濃厚で濃密な魔力が溢れだした。

其れはこの場のいる仲間全員が膠着してしまう悪漢に襲われた。

私は少し膠着したが直ぐに正気に戻り巨大の剣を足場にして

 

「紫彩、御免」

 

「え、ち、ちょっと待って」

 

紫彩を抱きかかえてそして足のスラスターを使って直ぐに復帰できる範囲までグラスの射線から離れると

 

[ズァバァッ]

 

と今まで聞いた事が無いぐらいの大きな音が響いた。

後ろを見ると海が割れていた。

そして直ぐに

 

[ゴォオッ]

 

尚文とグラスを中心に大爆発した。

爆風が消えて尚文を見るとあの時の決戦で使った諸刃の剣ならぬ諸刃の盾を出している。

 

「紫彩、御免、後はどうにかして」

 

「え、又、心の準備が」

 

と紫彩を空中に放り投げて私は足のスラスター最大に吹かせて

 

「イグナイトモジュール――抜剣ッ!!」

 

と胸のコンバーターを握り締めて[カチ]とスイッチを押して外し、

 

Dainsleif

 

そしてコンバーターは空中で変形すると光の刃のような物を展開した。

そしてそれはそのまま私の身体を貫き〔天羽々斬、イグナイト〕を纏い。

両手に刀を持ち刀と足のスラスターから炎が噴き出して其処から回転して鳳凰になり

 

鳳凰極翔閃

 

を繰り出したがグラスは此方を見向きもせずに開いた扇を振ると物凄い突風が起きて私の鳳凰極翔閃をかき消した。

私は唖然としている中先程感じた悪漢が又襲われて直ぐに両手に持って居る刀と足のスラスターを最大出力で横に移動すると極太な光線が飛んで来た。

勿論繰り出した本人はグラスだ。

私は急いで尚文達の下に行った。

 

「大丈夫か?氷水」

 

「えぇ何とかね」

 

「⋯こりゃすげえや」

 

「此れは僕も驚いたよ」

 

此れをやった本人も驚いていた。

 

「⋯ラルク、シーフ―

 あのアイテムはー⋯」

 

「俺達には技に使う力を回復させるもんだけどよ。

お嬢には驚異的な強化道具だろ!」

 

「ええ⋯自分でも驚くほどに⋯

これでようやくお互い本気でやれますね」

 

「いや、今の貴方は本気以上でしょう」

 

と私は文句を言いながら刀を構えた。

 

「ええ、そうでしたね」

 

「錬達、今すぐに元康と樹を回収して逃げなさい」

 

「何言って居るんだこおs「いいから逃げなさい」っ!」

 

「此れはあの弱い二人を巻き込まずに戦える保証が無い。

だから私達が本気で戦える舞台を整えて欲しいの。

此れは錬しか出来ない相談だから」

 

「俺からも頼む」

 

「⋯分かった」

 

と少し間を開けて錬は私の頼み事を承知してくれて直ぐに錬は翼を広げて空を飛び元康と樹を回収して前線を引いてくれた。

 

「それで攻撃しないの」

 

とグラス達を見た。

 

「ええ、彼らを見逃しても何の問題もありません。

其れに彼らが邪魔で本気出せないら今回は見送ります」

 

「そう」

 

「なら行こうか。

尚文」

 

「ああ」

 

其れを渇きに戦闘が開始した。

私と尚文はグラスを、ラフタリア達はラルクを、ライク達はテリスとシーフ―を其々対処している。

正直言ってしまうとキツイ

回復+強化で強くなったグラスは何とか尚文が防いで直ぐに私が攻撃して均衡を保て要るが其れはいつ崩れるが分からない早期に早く大技を繰り出さないと私と尚文がやられる。

と考えていると

 

「ヒュッ」

 

と上から何か落ちてくる音がしてきて私達は直ぐに上を見た。

其処には空中に誰か放り投げられた三つの樽と〔神獣鏡〕を纏ってミラービットを出している紫彩が居て

 

「酔いつぶれなさい。

あと氷水、さっきの仕返しよ」

 

と紫彩のミラービットが三つの樽を攻撃すると三つの樽は爆発して赤い煙と赤い雨が降って来た。

直ぐに尚文がドーム状のエネルギシールドを張ってくれたお陰で赤い煙と赤い雨を浴びなかった。

一方グラスは何かわからずに赤い煙と赤い雨を諸に浴びた。

するとグラス達は顔を赤くして千鳥足になり座り出した。

 

「みんな⋯大丈夫⋯?」

 

「大丈夫よ⋯だけど何⋯コレ⋯毒⋯!?」

 

「こ⋯このカンジは⋯ルコルの実⋯‼」

 

「や⋯っやばいっ⋯シーフ―⋯お嬢お」

 

「まかせt「行かせないよ」邪魔⋯しないでくれないかな」

 

「一世一代のチャンスだからね邪魔するわよ」

 

と私はシーフ―に立ちふさがった。

 

「お前でも酒の味がわかる様で何よりだ。

確り味わえよ、此れで最後「だめです‼」ラフタリア!?」

 

「その盾はダメです!!!」

 

私は直ぐに尚文とラフタリアのやり取りを察して直ぐにフィーロと同じタイミングで行動してグラスを攻撃を繰り出すが

其処にはグラスが消えていて上を見るとグラスを脇に抱えているラルクが居た。

 

「ラルク⋯っ」

 

「放せっラフタリア‼」

 

私は直ぐに上に飛び手に持って居る刀を太刀に変えて居合切りの構えで蒼刃罰光斬繰り出そうとしたが下から攻撃の予感がして下に

 

蒼刃罰光斬

 

繰り出した。

下から来た攻撃は防いだが目に映ったのは〔ルパンガンナー〕こっちに向けているシーフ―が居た

すぐさまシーフ―は〔ルパンガンナー〕を連射して来た。

私は連射して来た球を捌いた。

 

「チャンスなんだっ今が⋯っ」

 

「まだ……っやれますったとえ刺し間違えてもー!!」

 

「わかっている、わかってるよ、嬢ちゃんっ

でもな⋯っ時間切れだ⋯」

 

とテリスが魔法で煙幕代わりの旋風を起こして消えた。

私は〔天羽々斬、イグナイト〕の変身を解除した。

 

「ーくそっ

あと一歩だったのに⋯っ

倒せたかもしれないのに⋯ーっ

くそぉぉ⋯っ」

 

暫くしてミレリア女王と錬が乗る船が着た。

 

「⋯ナオフミ様」

 

「はぁ⋯助かったよ、ラフタリア」

 

少し尚文は落ち込んでいた。

 

「そして女王」

 

とミレリア女王と錬が来た。

 

「大丈夫か?氷水達と尚文達」

 

「大丈夫だ」

 

「ええ大丈夫よ。

ただ敵は逃がしたけど」

 

「いえいえ、ご無事で何よりです

労いの言葉どうぞ彼の者に掛けてやってください」

 

「彼の者?」

 

「ええ前線にルコル爆樽を運んだ紫彩様と」

 

と上から〔神獣鏡〕を纏っている紫彩が降りて来て

 

「勇敢にもルコル爆樽にしがみつく⋯あの者に」

 

「ふええええ⋯」

 

とサンタ帽子を被って居るリスの着ぐるみが居て

 

「⋯」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「⋯誰?」」」」」」」」」」」」」」」」

 

私達、尚文達、錬達、全員同じことを言ってしまった




最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

波の後

第七十話が完成しました。
其れではスタートです。(^O^)/


あの波の後、私達はとある一室で会談していた。

 

「先日の波での影の功労者はシアヤ様と彼女でありましょう」

 

「⋯ああ、あれには本当に助かった」

 

「そうね。

彼女がルコル爆樽しがみつき其れを紫彩が見つけて運んでくれたお陰で尚文が重症にならずになったわ」

 

「⋯はあ」

 

「リーシアちゃんだっけ?

可愛い子になのに着ぐるみなんてもったいない」

 

「⋯あのシリーズの付与効果は馬鹿に出居ない」

 

「我々がうかつに魔法や武器で攻撃できずに考えあぐねていた折に、彼女はルコルの爆樽の不発弾を抱えてイワタニ様達の直ぐ近くまでいて其れをシアヤ様が運んでくれたお陰で効果的なサポートを行う事が出来ました。

カワスミ様は良いお仲間をお持ちですね」

 

「⋯ありがとうございます、女王

ですが。

少々買いかぶり過ぎです。

彼女があの場に居たのはただの偶然でしょう。

僕の仲間になって日が浅くていろいろと心配する事が多いので、お役に立てた奇跡にただただ感謝しかありません」

 

「⋯そうだな、昨日まで島の治療院で寝込んでた奴らには奇跡も起きやしないもんな」

 

「「なっ」」

 

と元康と樹が立ち上がり

 

「何だと⁉」

 

「チートのくせに‼」

 

「はあ⁉

まだそんな事を⋯‼」

 

げんごつげんごつ

 

「少し静かにしなさい」

 

「「ハイ」」

 

と私は元康と樹にたん瘤を乗せた。

 

「其れじゃあミレイア女王、どうぞ」

 

「コオスイ様、ありがとうございます。

⋯波に魔物以外の勢力が有る事は誤算でした⋯

相手が知性ある人間となるとレベルに頼る強化方法では太刀打ちできないでしょう。

城に戻り次第皆様には戦闘訓練を受けて頂いた方が良いかもしれません」

 

私は少し口元が緩んだ。

錬は顔に変化はない

元康と樹は少しいやそうな顔をした。

尚文は堂々と不機嫌な顔をした。

 

「何がご意見がおありならば⋯」

 

「いえ

レベル上げの成果を発揮できずに残念です」

 

「では其々の分野での指南役を募りましょう」

 

「思えばそのあたりは随分独学だ。

助かる」

 

「そうね。

組手をそろそろやりたいし」

 

「では準備が整うまでは島でごゆるりと」

 

と解散となって元康と樹は部屋から出て生き残ったのは私、尚文、錬、ミレイア女王だ

 

「見たか?氷水、錬、女王

あいつらの不満そうな顔つくづく努力が嫌いな奴らだよ」

 

「そうね」

 

「なぜもっとはっきりと言ってやらない?

負けイベントを何回繰り返すつもりだとな!」

 

「⋯イワタニ様

おそらく現時点で其れは逆効果となりましょう」

 

「そうね、今までレベルとスキルの二つだけ頼って来たのを此処で訓練をしろと言われると少し抵抗は覚えると思うわ」

 

「ああ、俺も今まで訓練せずに急に訓練しろと言われると俺も抵抗を覚える」

 

「ええその状態で闇雲に説教などすればより頑なになるだけです。

特にイワタニ様、貴方様の前では⋯非を認めないのは劣等感の裏返しとも取れます。

最もいつまでもアメが無ければ気概がわかないようでは困るのですが」

 

と私達も部屋から出た。

 

「⋯ぅたく何処まで世話を焼かせるつもりなんだあいつら⋯」

 

「しょうがないわ。

私達が最低でも役に立つぐらいまで見守りましょ」

 

「そうだか⋯」

 

と尚文が考えに入ると前方からリスの着ぐるみを着ているリーシアが大荷物を抱えてこっちに来た。

尚文は考え事をしていて前を見ていない。

リーシアは大荷物のせいで前が見れてないと思うので私は

 

「失礼、尚文」

 

「え!?」

 

と左手で尚文の襟を掴み横に移動させ右手でリーシアの大荷物の三分の二をリーシアに気が付かせずに滑らかに荷物を持ちリーシアの後ろに立った。

 

「ふぇ!?

荷物が荷物が」

 

リーシアは行き成り荷物が無くなったことに驚いて居た。

 

「探し物は此れかしら?」

 

「ふぇ!?」

 

とリーシアが振り返る

が今のリーシアは尻尾がでかいリスの着ぐるみを着ている為

振り返るだけで尻尾が荷物にぶつかってバランスを崩すが

 

「おっとっとっとっとと」

 

私は何とかバランスを取り

 

「尚文、パス」

 

「えっちょっと待t⋯うぉわっ」

 

と私が持って居る荷物の一部を尚文に渡した。

尚文は何とかキャッチした。

 

「行き成り何するんだ、こおs「ふぇ!?そっ蒼青の勇者様と盾の勇者様⁉」お前は⋯」

 

「私達が居た最前線の場所に不発弾のルコルの爆樽を運んだリーシアちゃんだよね」

 

「あっはいそうです」

 

「やっぱりそうね。

あの時の着ぐるみのままだから分かりやすかったよ」

 

「お、おっお覚えてえ頂き誠に有り難う御座います」

 

「そんなに畏まらずに」

 

「にしてもお前⋯またパシらされてるのか?」

 

「ち⋯違いますよ

皆さんの為の買い出しです」

 

「「⋯」」

 

「あの⋯蒼青の勇者様と盾の勇者様、お荷物を」

 

「樹の部屋まで運ぶんだろ?

手伝おうか?」

 

「めめめ、滅相も無い」

 

「と言っても着ぐるみで視界は悪いし、着ぐるみの厚みで持てる数は少ないでしょ」

 

「ふっふええ

で⋯でも⋯っ」

 

尚文がイラつき出した

 

「いいから行くぞ」

 

「ふええっ」

 

と尚文のごり押しで荷物を運ぶことになった。

 

「あ、ありがとうございます」

 

と私達が廊下を歩いていると

 

「なあ」

 

尚文が口を開いて

 

「お前、樹に弱みでも握ら得てんのか?」

 

「ふぇええ⁉イツキ様はそんな方じゃありません」

 

「いや、思うだろ。

お前の扱いを見て居れば⋯」

 

「そうね。

私や剣の勇者と槍の勇者も同じ考えになるわ。

特に槍の勇者は口うるさくなるわ」

 

「だな。

此れも何かの縁だ。

どんな事情か聞いてもいいか?」

 

「わっ私如きの話っきいても何も」

 

「だぁあっいいから話せ」

 

「ふぇええ」

 

「落ち着いてリーシアちゃん。

私と盾の勇者は君に興味があるのだから、お願いね」

 

「分かりました。

わ⋯私此れでも貴族の出なんです。

と⋯とっても貧乏でしたが。

領民との折り合いも良くて慎ましやかに日々を過ごしていました。

ですがある時から領地の畑が荒らされたり、酷い商談に乗せられたり悪い事が続くようになりました。

そんな折の事、隣町の領地の貴族がやって来て言ったのです。

娘を担保として奉公に出すなら金と用心棒を貸してやる⋯と」

 

「⋯成程、その悪い事ってのは隣町の貴族の仕業で、さしずめ理由は領地の乗っ取りってとこか?」

 

「ふぇえっ凄いです盾の勇者様っっ」

 

「リーシアちゃんが分かりやすく説明してくれるからね。

続けて」

 

「あっはい、波の被害も重なって生きるのもやっとの中お金はなかなか集まらず⋯

私も奉公の名ばかりに監禁されて⋯そんなとき手を差し伸べてくれたのがイツキ様でした。

そしてその恩に報いる為に家族に見送られて仲間になったと。

 

「ふうん⋯その悪徳貴族を成敗した後はどうなったんだ?」

 

「えっと確か隣町後と私の両親が管理する事に⋯

⋯正直その後の事はよく知らないんです。

私は家を飛び出してイツキ様の元へ⋯

まっ魔法は少し得意だと思ってたんです。

でもイツキ様のパーティーでは前衛を増やしたいと⋯

ドジばかりで全然上手く出来ないんですけどそれでも私⋯っ」

 

「リーシアさん?」

 

と会話の途中だけど目的地に着いた。

 

「やっと帰ってきましたね全くどこで⋯

何か用ですか?尚文さん、氷水さん」

 

「あ、あの蒼青の勇者様と盾の勇者さまは「おい樹」

 

尚文がリーシアに押し付けるように荷物を渡すが私が変わりに受け取った。

 

「いつまでこんなの着せてるつもりだ通行の邪魔だろう。

次から気を付けさせろよ」

 

尚文はそう言って去って居た。

 

「私は単にあの時のお礼がしたいだけだからね。

其れと樹此れを」

 

と荷物を差し出すが

 

「リーシアさん」

 

「あ、はい」

 

樹の代わりにリーシアが受け取ろとしていた。

私は二回に分けてリーシアに荷物を渡した。

 

「其れじゃあ又話し合いましょ」

 

と私も去って自分の部屋に戻ると

 

「氷水が丁度戻って来たわ」

 

と紫彩が〔乃木園子の勇者スマホ〕で誰かと話していた。

 

「紫彩、誰から?」

 

「尚文から、なんでもフィーロのアホ毛と翼を触媒にしてフィトリアの通信が有るみたいで今繫げるわ」

 

と〔ルーテシア・アルピーノのデバイス〕を操作して空中ディスプレイが現れてフィーロが写る。

 

「尚文繋がったわ」

 

『ああ、此方も確認した。

フィーロ始めてくれ』

 

『うん分かった。

波の亀裂から人が出てくるのはたまにあるんだって』

 

『グラスやラルク達に会った事あるのか!?』

 

『あの人達じゃなかったって言ってるケド⋯』

 

『やっぱり他にも⋯』

 

『⋯フィトリアは知ってるのか?

ラルク達の正体⋯亀裂の向こう側の事ー』

 

『うんと~⋯

分かんないって

でもね、魔物を吸ってドロップ品を出す武器ってのは勇者武器だけ』

 

『『「「「「「「「「‼」」」」」」」」』』

 

私達は驚く

 

『四聖勇者以外の勇者⋯?』

 

「それって私みたいな眷属の勇者の事」

 

『うんそうみたい。

四聖以外にも紫魔の勇者の様に眷属の勇者は存在する。

でもそのどれとも違う気がするって⋯

この世界とは⋯ちが⋯う?』

 

「尚文、私の仮説が証明されたね」

 

『そうだな。

亀裂の向こうの勇者⋯』

 

『もしどこかの波で合ったら倒しとくって~~』

 

『頼もしい事で⋯』

 

「そうね」

 

『だからほかの勇者の事はくれぐれもーー⋯』

 

『あー⋯はいはい』

 

「わかっているわ」

 

『完全に見限るつもりはねぇよ。

したいのはやまやまだかな

もっと鍛えて強くなるのは大前提だ。

だか最悪のケースに備えてグラスレベルと対等に戦える戦力、新しい仲間はやはり必要になるだろう』

 

「そうね特に尚文がメンバー少ない」

 

『そうですね。

波では島の冒険者が多く参加してくれましたけど⋯信頼できて実力のある人となると難しそうですね⋯』

 

『信頼できる冒険者か⋯』

 

「此処で考えても埒が明かないわ、此処は食堂に行って食事しながら話し合いましょ」

 

『そうだな』

 

「皆は」

 

「僕も賛成です」

 

「私も同意見です」

 

「私も」

 

「俺はお腹がすいたし」

 

「そうですね」

 

「其れじゃあ行きましょ」

 

「ええ」

 

とジャベリンを先頭に私達は食堂に移動した。




最後までお読みいただき有り難う御座います
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

松平片栗虎流、殴り込み&説教+お仕置き

第七十一話が完成しました。
今回は重大な発表が有ります
リンクは下に張っておきますので是非読んでください
其れではスタートです。(^O^)/


食堂で尚文達と合流して食事しながら此れからの計画を立てて温泉に入って自分たちの部屋に戻ろうとしたら

 

「ねーごしゅじんさまー海で泳いできていいー?」

 

「はぁ?」

 

急にフィーロが海で泳ぎたいと言って来た

 

「夜の海で泳ぐ気か?」

 

「え~だって~」

 

「そう焦らなくても⋯暫く島に足止めだ。

何と言っても船の被害がひどい

波のボスも大きすぎて解体を頼んでいるが現状は後回しだ」

 

「島の活性化の影響で転移(ポータル)スキルは使えないし⋯まあしょうがないな」

 

「⋯やっぱり無傷と言うわけにはいきませんね。

波は⋯」

 

「そうね、特に船の被害の殆どがラルク達によるものだからね」

 

「だな」

 

「ジャベリンは駆逐艦を出して指揮官たちを運べますが如何しますか?」

 

私と紫彩はジャベリンが何者か分かって居る為驚かないが尚文は少し驚いて居た

 

「大丈夫よ。

今はゆっくり休みたから」

 

「分かりました」

 

「氷水」

 

「何かしら?尚文」

 

「今ジャベリンの奴、駆逐艦出せるとか言ったか?」

 

「言ったけど気にしないで海上戦闘でもないから流石に使うの気が引けるから」

 

「そっそうか」

 

「じゃあ泳いできていい~?」

 

「だから明日にしろって言ってんだ。

今さっき温泉につかったばかりだろ。

ベタベタのまま寝る気なのか?」

 

「え~~~」

 

尚文と会話して居るとラフタリアが

 

「ナオフミ様、コオスイ様、あれ⋯」

 

私達はラフタリアが指さす先を見ると、浜辺で

 

「槍の勇者と弓の勇者様の⋯」

 

元康とリーシアが何かを話していた。

 

「本当だな珍し組み合わせだな」

 

「えっ泳ぐのかな~」

 

「ないだろソレは⋯ナンパだろ、どうせ⋯」

 

「いや、そうとも限らないわあれは。

今リーシアは泣いているから」

 

と私はリーシアを指さすと顔を両手で隠しながら泣いていた

 

「本当だな」

 

「行ってみましょうか?」

 

「だな」

 

私達は元康の方へ歩いて行った。

 

「元康!

いい加減にしろよ。

節操が無いのは知っていたがないくら何でm「尚文!!氷水さん!!」!?」

 

尚文が話している途中、元康は尚文の肩を掴んだ

 

「良い所に来てくれた!

この子を頼む!」

 

「はあ!?

おい自分の後始末は自分でつけろよ。

どうせ無理やり手を出して「はぁ手なんか出してねぇよ!

お前じゃあm[げんごつ]其れはビッチが尚文を貶める為に着いた嘘よ。

其処は間違えないでね」ハイ」氷水、助かった」

 

「兎に角頼んだからなっ」

 

「あっおい」

 

と元康は私達に面倒事を押し付けて逃げたが私は直ぐに追いかけて私の周りに入れた瞬間にドロップキックを元康に放った。

放ったドロップキックは

 

「ぐぇ」

 

元康の背中に命中してうつ伏せに倒れて更にヘッドロックを掛けた

 

「氷水さん、痛い痛いです。

ギブギブ

 

「揉め事を他人に任せるならすべて話しなさい。

少し考える時間が欲しいなら明日話なさい。

後此れぐらいで音を上げたら別の意味で話にないません」

 

と言いながら更に強く〆る

 

ギブギブギブ頭割れる割れる

明日話しますので解放して下さい」

 

「分かったわ」

 

と元康に掛けていたヘッドロックを解放した

 

「痛かった。

兎に角明日話しますので俺はこれで失礼します」

 

「ええ、明日」

 

と私達は分かれた。

私は尚文の下に戻ったがリーシアは居なかった。

そして私達は自分たちの部屋に戻った

 

次の日、私は尚文を回収して元康の部屋の前にまで行き私が部屋をノックすると、「はーい!」と元康の仲間の女が満面の笑みでドアを開けた。

 

「元康は部屋に居るかしら?」

 

「確かに居るけど」

 

「昨日話すと約束したからこっちから出向いたわ」 

 

元康の仲間の女は頭を掻いて

 

「分かった読んで来る」

 

とドアを閉じて暫くすると

 

「お待たせしました氷水さん」

 

と元康が扉開けた

 

「元康、昨日の約束覚えて居るよね。」

 

「一応覚えているから外で話しましょ。」

 

元康が女達に留守番してるように言って出てきた。

 

「説明してくれ。じゃないと俺たちは動けない。」

 

「ああ、わかった。話す。だが、その後は今度こそお前らに任せるからな?」

 

「ええ構わないわ」

 

私がそう言うと元康は話し始めた。

何でもリーシアは樹に冤罪をかけられていた。

罪状は樹の腕輪を破壊したことだった。

部屋に帰ってきたリーシアはいきなりそう告げられたらしい。

もちろん違うとリーシアは反論したが、ほかの仲間達がリーシアが壊して、それを隠したのを見たと証言。

それでもやってないものはやってないとリーシアが反論すると樹は思いもよらない判決を下した。

解雇だった。

それを樹が告げた瞬間、樹の仲間が、ほくそ笑んだのをリーシアは見た。

だが、それどころではないリーシアは縋り付くように樹に撤回を求めた。

樹は一瞬、目を泳がせながら撤回しようかと悩んだらしい。

だが仲間達がこぞって''ここで許したらつけあがる!''だとか、''正義の名の下に断罪すべきだ!''とか言ったらしい。

結局、その言葉に流される形でリーシアはパーティを追放されてしまったと言う。

それを聞いた私達は、ビッチの時よりも怒りが湧き上がり、樹の部屋に向かった。

その間に〔ショドウホン〕の筆モードにして(服)を描き私の服装をマフィア風のスーツに着替えて売店で棒付きのキャンディを買って口にして樹の部屋の前に到着して今日治ったばかりの〔マッハキャリバー〕を

 

「〔マッハキャリバー〕バリアジャケット無しでセットアップ」

 

Yes, setup(はい、セットアップ)

 

と〔マッハキャリバー〕のナックルとキャリバーを装備して

 

「目の前の扉にプロテクション張って右足にバリアブレイクを」

 

I understa(了解しました)

 

そして準備万端にして

 

女泣かせのアホ樹、出て来なさい!!!

 

と私は大声でドアを右足で蹴破っていた。

私が扉にあらかじめ張ったプロテクションと右足にセットしたバリアブレイクのお陰でドアが爆発四散をして樹の部屋が派手に散らかった。

 

「な!?氷水さんなんなんですか!?」

 

先程お茶会して居たのかひっくり返った椅子から頭にティーカップを被って居た樹が現れた

 

「なんなんですか?じゃないわよ!この女泣かせ野郎が!」

 

ビッチの時よりも更に起こって居る為口調が崩れる

 

「貴様ら!イツキ様になんて口の利き方だ!」

 

鎧の男が私に掴みかかってくるが、私は鎧の男の顔を〔マッハキャリバー〕のナックルで鷲摑みして思いっ切り地面に減り込むように叩き落として更に〔マッハキャリバー〕のキャリバーで地面に減り込んだ鎧の男の頭を更に地面に減り込む。

 

「‥邪魔しないでいただきますか?俗物ども。」

 

私は黒の満面の笑みで樹を睨みつける。

 

「俺たちはお前が掲げる正義とやらに失望したぞ。」

 

尚文も私に負けないくらい怒りを露わにしながら言う。

 

「ちょ、ちょっと待って下さい!

尚文さんが何で怒っている事は十歩譲って良いですが

氷水さんが此処まで怒ること僕、何かしましたか!」

 

樹は私が此処まで過激になる事に慌てていた。

 

「ええしたよ。

だから今から三秒以内に全員星座しないと樹のどったまをぶち抜くわよ」

 

と言いながら左手に〔VSチェンジャー〕を取り出した

 

「わかりましt「1[バンバンバン]」「「2と3は?」」」

 

樹達は私が猶予は三秒と聞いてが私が一秒で発砲したことに突っ込んだが

 

「知らないわ。

女泣かせにそんな数字は必要ないわ」[バンバンバン

 

と言ってまた発砲した

 

「わっ分かりました分かりましたから撃つのは辞めてください」

 

と直ぐに樹達は正座した。

 

「本当に何なんですが、こっちは優雅にティータイムしていたのに」

 

「尚文」

 

「ああ、そんなに波で活躍したリーシアが許せなかったか?」

 

と私の代わりに尚文が言ってくれた。

 

「何ですって!?

彼女がそんなこと言ったんですか!?」

 

「リーシアは何も言ってねぇよ。

俺達にはな

慌てる所を見ると図星か?」

 

「何なんですか貴方は⁉

僕をあざ笑いに来たんですが」

 

「⋯分かってないな。

俺達は今お前らに怒ってるんだよ。

それ以上でも以下でもない

リーシアは元康に事情を話した後悲願したらしい

樹は悪くない

樹を責めないで欲しいと。

疑われる自分が悪いと

元康は痴情のもつれで死んでこの世界へ来たらしくてな

リーシアの様に病的なほど一途な奴が苦手らしい

だからこれは俺達のただの怒りだ。

謝れ!リーシアに」

 

と尚文は指を指すが樹は睨み

 

「黙って聞いておけば

俺達の方が嘘をついていると⁉

何を根拠に⋯っ」

 

と肌黒い男が突っかかて来た

本来なら鎧の男が来ると思うが私の手で地面に減り込んでいる

 

「女王が使役する隠密部隊

奴らは忍者みたいな連中で色んな情報を逐一女王に挙げてるぞ?

腕輪を壊した真犯人がこの中に居るってこともな

勿論女王は其の事でお前らを責めたりはしない

ただ常に俺達は監視されているんだよ。

何時でも弱みを握られるようにな!」

 

「はぁ⋯」

 

と樹がため息をついて

 

「分かりました。

本当の事をお話します」

 

「イツキ様」

 

「此れは全てリーシアにさんの為なんですよ。

実は僕は知って居たんですよ。

皆が話し合って自ら悪事を背負うと決めたことを⋯

何とも仲間想いな話じゃないですか。

リーシアさんは戦いには向いて居ない故郷で暮らした方が幸せだ⋯とね。

彼らはただ彼女の方から言い出す機会を与えようとしただけ⋯」

 

「イ⋯イツキ様‼

ええ!そうです!そうですとも!」

 

あんまり土地狂った事に私は唖然していた

 

「とんだ正義だな!

たかが一人解雇する為に冤罪をでっち上げとはな‼

リーシアが戦いに向いてないだと⁉

前に出て傷つく覚悟のない役立たずが言えることか!!」

 

「辞めて下さいっ」

 

後ろから大声が聞こえて振り返ると

 

「リーシア⋯!」

 

リーシアが立っていた。

いつからいたのかは知らないけど。

 

「イツキ様を悪く言わないで下さい⋯

イツキ様、私がご迷惑でしたか⋯?

私、要らないですか⋯?

イツキ様のお役にはこれっぽちも立ちそうにありませんか⋯?」

 

「貴方みたいに弱い人とはやっていけません」

 

 樹の言葉を聞いたリーシアは涙を泣かして

 

「分かりました」

 

とリーシアは去る様に走り出した。

 

「リーシア!」

 

『マッハキャリバー』

 

Yes, what (はい、何でしょうか)

 

『紫彩のデバイスにショートメッセージを』

 

Yes, what's in it?(はい、内容は?)

 

『今すぐ波辺に行きリーシア自殺を阻止』

 

|Yes send to Shisai in "Go to the Wave Now and Stop Lecia Suicide"《はい『今すぐ波辺に行きリーシア自殺を阻止』で紫彩に送信します》

 

「尚文、紫彩を手配したからリーシアの事をお願い、私は樹に一発入れる」

 

「ああ、わかった」

 

と尚文はリーシアを追いかけるように走った

 

『後〔マッハキャリバー〕のナックル解除』

 

Yes(はい)

 

と右手に装備されていた〔マッハキャリバー〕のナックルが解除された。

 

「樹」

 

「はいなんでしょう?」

 

「さっきリーシアを弱いて言ったよね」

 

「ええ、言いました」

 

「二つ、良い事をを教えてあげる。

一つ、たかが一回目だけで自分よりも成果を挙げた仲間を憎む奴は大抵弱い」

 

と左手で樹の服の胸元を掴かんだ。

 

「そして二つ目はリーシアは貴方が思っているほどはるかに⋯」

 

と言いながら右手の第一関節先を指の根元に沈みかませるように折りたたみながら一切の不純物を絞り出すように巻き込んでいく。

最後に親指で締め込み、次に前足に体重を乗せて踏み込む見ながら体を前に出して其れを同時に腰を滑車の要用で樹の服を掴んでいる左手を引き、右手の拳を伸ばす。

最後に右腕に回転を加えて右手の拳に螺旋の力を入れる

 

強い!!!

 

と樹の顔面に拳を叩き込んだ。

私の拳を叩き込まれた樹はバルコニーを飛び此れて其のまま外に飛んで行った。

私は後ろを向き

 

「何で私に殴られたか、三途の川で考えなさい」

 

部屋から出る為、扉に向かう

 

「イツキ様‼」

 

と樹の仲間達は直ぐにバルコニーに向かった。

私は其れを無視して樹の部屋から出た。

暫く廊下を歩いて

 

「やっちゃった」

 

と派手に後悔した。

流石に怒りに任せすぎちゃった

と反省している中私は〔VSチェンジャー〕を取り出してある場所を撃つと

 

カキンカキン

 

と金属の何かで光弾を弾く音がして私は音がする方を見ると

 

「流石蒼青の勇者殿、此方を見ずに的確に此方を撃つとは見事でごじゃる」

 

女王直属隠密行動部隊影が居た。

 

「少し聞きたいんだけど」

 

「何でごじゃる?」

 

「流石にあれはやり過ぎたかな?」

 

「確かにあれはやり過ぎたでごじゃる」

 

「やはり」

 

「弓の勇者様は影が丁寧に治療院に運んでおいたでごじゃる。

医者の見た所、体の損傷は軽かったでごじゃるが

顔面が一番酷かったでごじゃる

顔面には複雑な傷口が入っているでごじゃる」

 

「其れで、リーシアは?」

 

「リーシアと言う女性は盾の勇者様の神鳥が救出したでごじゃる。

そして盾の勇者様の説得で一時的盾の勇者様の仲間になったでごじゃる」

 

「そう。

其れと⋯」『ラケル、空間魔法陣を』

 

『分かったケル

其れで何を取り出すケルか?』

 

『お金ね』

 

と念話をしながらお金を取り出した。

 

「取り敢えず此れで弓の勇者の治療費にして欲しい」

 

「分かったでごじゃる」

 

影はお金が入って居る袋を拭け取る。

 

「其れとミレリア女王に伝言お願い」

 

「内容は何でごじゃる」

 

「弓の勇者を怒りに任せて殴って治療院送りにしたので暫く無償で兵士の模擬戦の相手をやります、と」

 

「分かったでごじゃる」

 

と影はその場を去った。

私も自分の部屋に戻って寝た。




最後までお読みいただき有り難う御座います。
其れでは重大発表行いますリンクはこの下に張りました。
尚二つあります
ハーメンversion↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=270532&uid=292492
Pixivversion↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16361076











其れでリンク先の内容を読んだ事なので皆さん是非ともアンケートに参加して下さい
其れでは次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

下準備其の1

第72話が完成しました。
今回は短めでお送りします。
其れとアンケート何ですが、アンケートの集計率が非常に低いので身が手乍ら誠ながらに申し訳ございません。m(__)m
其れではスタートです。(^O^)/


リーシアを仲間に入れた尚文一行

船が治るまで島の活性化でレベル上げをした。

船が治ったのでメルロマルクに帰る事になった。

 

「船のめどが立った。

島の活性化中だが此処でのレベル上げは切り上げて城に戻るぞ」

 

「ミレリア女王とメルティ王女が私達を強くしてくれる人達を用意してくれているみたいだし」

 

「だな」

 

と尚文と他愛ない会話して居ると。

リーシアがキョロキョロしていた。

 

「樹なら別の船だ。

此処にはいない。

言っておくが、リーシア

お前はしばらく樹に会うのは禁止だストーキング行為はもってのほかだと思え」

 

「⋯えっ!?」

 

「そうねその方が良いわね」

 

「蒼青の勇者様もですか!?」

 

「樹もムキになっている筈だ。

顔を合わせて良い事は何もないと思うが?」

 

「そんな⋯っ

あ⋯あまりイツキ様の事を悪くないで⋯ください⋯っ」

 

ラフタリアがリーシアに近づいた。

 

「あんな目に合っているのにまだ庇うんですが⋯?」

 

「⋯」

 

「リーシアさんにとっては大切な人なんですね⋯いつかわかってくれます。

一緒に頑張りましょう」

 

「⋯ラフタリアさんも⋯?」

 

「ふぃーろもふぃーろも!!」

 

「そうね。

ラフタリアちゃんも頑張るなら私達も頑張るから」

 

と女子グループが出来上がって皆楽しそうになっている。

 

「もうフィーロったら」

 

其れを見ていた尚文は少しジド目で見つめていた。

 

「尚文もあの輪に入ったら?」

 

「無理言うな」

 

と船旅をしてフィーロの馬車に乗り換えてメルロマルクの城に着いた。

 

「お帰りなさいませ!母上!

其れにフィーロちゃん達」

 

とメルティ王女が出迎えてくれた。

 

「メルちゃーん」

 

「メルティ」、留守番中変わりありませんでしたか?」

 

「公務も滞りなく」

 

「よろしい」

 

「母上にからの命で腕に覚えがある者の候補を纏めさせました。

三勇教に肩入れし投獄もしくは左旋されたものは省いております」

 

「誰かいそうか?」

 

「交渉次第ですが何とか致しましょう」

 

「メルロマルクの次の波までは約二週間半其れまでにはできるだけの事はしておかねばカルミラ島での波の教訓は生かせません。

他にもご要望が有ればできる限り対応致します」

 

「それじゃあ⋯」

 

と尚文の要望で国の倉庫である閲覧を要望した

もちろんOKが出た。

 

「へぇ⋯流石に広いな。

国の倉庫なだけは在る。

どんなものが置いてあるんだ?」

 

「リストは此方です⋯が必要な素材をご指定いただく方が早いかもしれませんね」

 

「少し見させてもらおう。

素材を盾に吸わせても?」

 

「はい、ウェポンコピーとやらもご自由に、お望みならば鍛冶師にご要望の品を作らせることも可能です」

 

「ああそれなら贔屓の所がある」

 

「ええそうね。

私達もお世話になっているは」

 

とエルハルトの武器屋に行った

 

「よう盾のアンちゃんと青の嬢ちゃん

そろそろ来る頃だと思っていたぜ。

如何だった島はレベルは上がったかい?」

 

「有意義だった数日でレベルが30以上も上昇したからな」

 

「そうね私達も30は越えたわ」

 

「30以上!?

っはぁーさてはアンちゃん達相当無理したな?」

 

「⋯いや?」

 

「簡単に30超えたわ

ねぇ尚文」

 

「ああ、そうだな」

 

「いやいや待て待て、幾ら上がりやすいとは言ってもクラスアップ後にそんな速度で上がったなんて聞いた事ねぇよ。

地味に長い活性化の期間内でも25言ったら過労死レベルだぜ?」

 

「其れは知らなかったな⋯⋯」

 

「えっと皆は⋯」

 

と私は皆に聞くがライク、ルナ、ソキャート、キール、リーファは全員首を横に振った

 

「伝説の武器の加護⋯か?」

 

「かもなあ

それはそうとアンちゃん達」

 

「ああ分かって居るよ。

今の俺達に合う最高の武器防具を仕立ててくれ」

 

と尚文が懐からメモ用紙を取り出し

 

「代金は全部国が支払うから、ラケル」[パァン]

 

「はいケル」

 

私が指パッチンすると其れを合図にラケルが空間魔法陣から様々な素材を出した

 

「ったくいい身分なったなぁアンちゃん達⋯」

 

エルハルトは尚文のメモを受け取り読む

 

「かなり希少な素材もあるじゃねぇか!」

 

「島で採った物や城の倉庫に有った物の一部だ」

 

「必要で足りなり物があれば出来るだけ早く追加で用意させるけど?」

 

「よしわかった。

嬢ちゃん達は良いとして」

 

「其処の薄紫色の髪をしている嬢ちゃんと寝間着みたいな物を着ているのは新し仲間だろ?

獲物は何を使っているんだ」

 

「はい、ジャベリンは槍です」

 

とジャベリンは何もない所から槍を出して

 

「わっ⋯私は剣を⋯「親父が何か見積ってくれないか?」

 

とリーシアが言いかけた瞬間尚文が覆いかぶさった。

 

「構わないがそいつを脱いでもらわんとな」

 

「リーシア」

 

「ふっふええっ」

 

「お前自分で魔法が得意だと言ってただろう。

出来れば俺はお前に後衛を任せたいんだ」

 

「ふぇ

どっどっちらもやります!!」

 

「分かったから一応見てもらえ」

 

「そうと決まったなら薄紫髪の嬢ちゃん」

 

「はい、ジャベリンになんでしょ?」

 

「その槍見せてもらえないか」

 

「はい構いません」

 

とジャベリンはかうんに乗せた。

エルハルトはジャベリンを見た。

 

「シンプルな鉄の槍だが相当いい鉄を使っているな。

ありがとうな」

 

「どういたしまして」

 

「親父脱ぎ終わったぞ」

 

と着ぐるみ脱いだリーシアが居た

そしてエルハルトはリーシアの手首を見始めて

 

「ふぅむ

見た感じだとレイピアが良さそうだ。

後衛もさせたいとなると魔法加護も欲しいな。

弓か槍ってのもあるが⋯力が居るから嬢ちゃんにはお勧めしないなぁ」

 

「ゆっ弓はダメですっ」

 

とリーシアが大声を上げた。

 

「⋯樹と被るのが嫌か?」

 

「い⋯いえ皆さんに当ててしまいそうで⋯」

 

「⋯」

 

「まぁオーナさんも弓はお勧めできないって言って居るからね」

 

「あ、ああそうだな、兎に角頼んだよ親父⋯」

 

「おうよ!任せとけ」

 

といろいろ預けてエルハルトの武器屋を後にした

 

「ふぇぇ⋯

せっかく着ぐるみ頂いたのにまた取られてしまいました⋯⋯」

 

「人聞きの悪い言い方をするな!

改良に預けただけだ」

 

「あの親父さんはとても腕のいい方ですからきっと素晴らし装備になりますよ」

 

「ふえっ

素晴らしい着ぐるみに⋯!?」

 

「装備ね」

 

私は軽く突っ込んでおく

 

「おい大事なのは見た目じゃないからな

あとお前本当に強くなる気があるのか!?」

 

「ふぇぇっ」

 

「まぁまぁ尚文落ち着いて」

 

「そうね此れはゲームじゃない現実よ」

 

と私と紫彩は落ち着かせる

 

「そうだか」

 

と会話して居ると城に着いて訓練所まで行き

 

「其れじゃあまず自己紹介をしてもらおう」

 

「リ、リーシア=アイヴィレッドいいます」

 

「私の名前はジャベリンです。

宜しくお願いします」

 

「私の名前は八九紫彩で蒼青の勇者の眷属の紫魔の勇者をやって居るわ」

 

「私はリファナ」

 

「俺はっキール」

 

「ソキャート」

 

「私はルナ・アルテミスです」

 

「僕はライク・アサシンです」

 

「はーいフィーロはフィーロだよっ」

 

「ラフタリアです。

よろしくお願いします」

 

「其れで私は蒼青の勇者の鞘波氷水で」

 

「さっ次はナオフミ様ですよ」

 

「あ?俺も?」

 

「当たり前です」

 

「うんうん、私達が自己紹介したから最後に尚文よ」

 

「そうか?

取り敢えず盾の勇者の岩谷尚文だ

早速だがリーシア」

 

「あ、はい」

 

「リーシア、俺の奴隷になれ」

 

と悪党顔負けの悪党顔を出した

 

「え⋯!?」

 

と肝心なリーシアは混乱している




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみにして下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦闘顧問と模擬戦

第七十三話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


行き成り尚文から奴隷宣言が言われたリーシアは

 

「ひっひぃいいいっ」

 

と逃げた。

 

「捕まえろ!

生きて返すな!」

 

と悪役顔負けの悪役ぶりを出している。

 

「ナオフミ様⁉」

 

「きゃあぁあっ」

 

とリーシアは鳥状態になったフィーロに捕まった。

 

「フィーロもっっやめなさいっ」

 

暫くして

 

「⋯まったく冗談はほどほどにして下さい。

行き成り、()()()()()()()、て言ったら誰も逃げます。

ですのでもっと配慮のある言い方をして下さい」

 

「……あの……盾の勇者どっ奴隷は冗談ですよね?」

 

「いや奴隷は本当だ」

 

「ひいいいっ」

 

とリーシアは逃げようとするがラフタリアにに抑えられて逃げられない

 

「尚文、ストレートじゃなくてマイルドに説明しなさい」

 

「だな。

悪かったって兎に角落ち着け」

 

とリーシアは落ち着いて

 

「俺には奴隷と魔物の仲間に有効な成長補正と言うものがある。

レベルアップでの能力の伸びを良くするものだ。

リーシアのステータスを城の魔術師に鑑定してもらったが。

リーシアはレベルは在るがステータスが低い。

此れから戦闘訓練をするにしても基礎としてのレベルステータスは欲しい所ーと俺は考える。

既に高レベルのリーシアはレベルアップによるステータス上昇はあんまり期待して居ないが……レベルリセットしてやり直すという手か」

 

「私の訓練で技術を磨く方法もある」

 

「次の波が近づいているお前達にはできれば即戦力になって欲しいが……此れは俺達の提案だどうするが自分で決めてもらって構わない」

 

と尚文の説明が一通り終わると

 

「イワタニ様、サヤナミ様、此方でしたが」

 

ミレリア女王が誰か連れて来た。

 

「女王」

 

「ミレリア女王」

 

「お仲間の方々もお揃いですね。

丁度お捜しておりました。

お時間を頂いてても」

 

「ああ構わない」

 

「そうね。

其方が私達の顧問の一人ですね」

 

「ええサヤナミ様のゆう通りです。

ご紹介いたします。

これなるはエクレール=セーアエット

我が国で五本の指に入る剣術の使いで御座います」

 

「剣術……と言う事はそいつが指南役の一人か」

 

「お初にお目にかかります。

盾の勇者殿と蒼青の勇者殿

私は剣の指南役故盾の勇者殿には直接教えできず蒼青の勇者は風の噂で高度な剣術を持って居ると聞きましたがお仲間の指導に当たっては粉骨砕身これに当たる所存です」

 

と堅苦し挨拶をされてラフタリアが

 

「あの、今セーアエットとおっしゃいましたか?」

 

「ああ」

 

とエクレールはラフタリア達を見て

 

「そうかお前達が……」

 

とエクレールは急に片膝を付けて頭を下げて

 

「我が父の領地を守れなかった私を恨んでくれていい」

 

「領主様の娘さん」

 

「どっどうか頭上げて下さい」

 

「そうですよ私達は恨んでいませんし」

 

「うん」

 

「其れに俺達を襲った元締めは蒼青の勇者様がボコボコして魔物に押しつぶされたしな」

 

「ああ、波でなくなったっていうラフタリア達の村の……

と言う事はお前も波の生き残りだろう?

今までは何処に?」

 

「何とか予想が付くけど」

 

「……恥ずかしながら投獄されておりました」

 

「罪状は反逆罪で在りましたがその実は奴隷狩りを行った騎士に刃向かったためと調べが付きました」

 

「はぁ~やっぱりね」

 

私は予想通りの答えに私はため息を付いた

 

「自分の無力を恥じ入る日々でありましたが女王に仰せつかったこの大佐

此れからの我が国我が領地の民の為になるのであればとお引き受けしました」

 

「……エクレールさん」

 

「成程、この国の貴族にしてはなかなか気骨のあるやつじゃないか」

 

「そうね。

だけど」

 

「確かなのか?腕は」

 

「勿論です。

私が保証を⋯」

 

「いいえ女王

盾の勇者殿のご懸念はごもっともです。

此処は一つ胸をお借りしたい」

 

「となると私が担当ね」

 

「そうだな頼むは氷水」

 

「ええエクレール、貴方の相手は私ね」

 

「構いません。

お願いします」

 

と移動してロープが無いリングぽいの上に立ち私は〔ショドウフォン〕を筆モードして()と書き〔シンケンマル〕を取り出して構えて

 

「先にエクレールに攻めてその後私が攻めるで良いかしら?」

 

「構いません。

では行きます」

 

とエクレールはレイピアを抜き突きを繰り出した私は〔シンケンマル〕を使って突きを逸らす

 

「良い突きよ」

 

「恐れ入ります。

ではもう少し……」

 

と更に早い突きを連続で繰り出した

私はエクレールの突きを全て〔シンケンマル〕の刀身で逸らした。

そしてエクレールは後ろに下がり

 

「流石五聖勇者の中で一、二を争う強さを持って居ますね」

 

「其れは誉め言葉ね。

次は私ね」

 

「はい宜しく尾根がします」

 

私は〔シンケンマル〕を居合切りの構えをした。

 

「蒼青の勇者殿、その構えは?」

 

私の構えに疑問を思っている

 

「抜刀術居合切り。

私が知っている中で一番刀を最速で繰り出せる技。

何時でも迎撃出来るように構えて」

 

「分かりました」

 

エクレールは私のゆう通りに構え直して。

私は目を閉じて

 

フウウウゥゥゥ

 

深く息して一気に目を開いて強く踏み込む一気にエクレールの目の前に移動した。

エクレールは急に現れた私に目を見開きビックリしている

私は〔シンケンマル〕を抜刀してエクレールのレイピアを斬る為刀を振るった。

エクレールは遅れて剣を動かして私の〔シンケンマル〕とエクレールのレイピアが触れた瞬間

 

ガキン

 

と鳴りエクレールのレイピアの刀身が宙に舞い地面に刺さった。

そして私の〔シンケンマル〕はエクレールの首に寸止めで止まって居た。

 

「……参りました」

 

「そのようね」

 

と私は〔シンケンマル〕を首から話して〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードで()と書き〔シンケンマル〕を消した。

 

「蒼青の勇者殿は私の力の及ぶお方ではない様だ」

 

「そうでもないわ。

少しレイピア見せて良いかしら」

 

「構いませんが」

 

私はエクレールからエクレールが使っていたレイピアを受け取りレイピアの刀身を見た。

 

「やはりね」

 

「蒼青の勇者殿、どういたしましたか?」

 

「折れた部分を見て欲しいの」

 

「此処ですか?」

 

「そう、折れた部分が何か堅い物をぶつけて砕けた跡があるよね」

 

「はい」

 

「本当なら此処の部分は砕けてたんじゃなくて綺麗に斬れた後になるの」

 

「ふむふむ」

 

「つまりエクレールは私の動きに途中から付いて来れたの。

並の剣士なら私の動きに付いて来れずに剣を綺麗に斬れるの」

 

「つまり」

 

「相当強いよエクレールは」

 

「ありがとうございます」

 

とエクレールと会話して居ると

 

「少し聞いていいか?」

 

「はいなんでしょう?盾の勇者殿」

 

「お前の今の剣に特殊な効果を付与したりできるか?」

 

「付与ですか?」

 

「例えば魔法剣とか」

 

「成程、蒼青の勇者殿」

 

「ええ」

 

私はエクレールのレイピアをエクレールに返して

 

「このような?」

 

と折れたレイピアから魔力が流れて即席の魔法剣になった。

 

「その剣で防御力に比例した攻撃や防御力を無視する攻撃は出来るか?」

 

「私の流派には無いですが……存在するとは聞いた事が在ります」

 

「となるともう一人の顧問の担当になるわね」

 

「……やはり私では指南役としては力不足ね」

 

「いやお前の実力は十分だ。

その技術と知識増分に学ばせてくれ」

 

と尚文は手を出してエクレールに向ける。

 

「そうね後私達の模擬戦相手にもね」

 

「だな」

 

「あいわかった」

 

とエクレールは尚文の手を握った。

 

「……イワタニ様とサヤナミ様少しよろしいでしょうか?」

 

とミレリア女王に呼ばれて少し移動して

 

「何だ?女王」

 

「指南役の件なんですが

何名か其々の分野の物達に打診し承認を得ました。

皆エクレールの様に信頼おける者達です。

ですが肝心の」

 

「……あ、なんかわかったぞ」

 

「そうね」

 

「肝心の他の勇者がポイコットしているんだな?」

 

「まだそこまで明確なものではないのですが…

既にこの城には付いておいでなのですが、アマキ様以外其々が勝手に行動して居る為なかなか捕まりません。

参加するようにはこれからもお声掛けしてまいりますが」

 

私と尚文が振り返ると錬達も合流して

 

「まずイワタニ様、サヤナミ様、アマキ様方だけでも指導を受けて頂ければと」

 

「私はYESの一択だけ」

 

「俺は正直なトコロ顔を合わせたくないんで俺は構わないが」

 

「そうもまいませんでしょう…指南役には変幻無双流の老師にも打診いたしましてイワタニ様のおはなしをいたしましたところ快く引き受け下さいました。

その者ならばイワタニ様、サヤナミ様、アマキ様をはじめほかの勇者様方もさらなる高みへと引き上げて下さるでしょう」

 

「そんなすごい流派なのか?

俺は知らないが氷水は知っているか?」

 

「私も知らないわ」

 

「伝説にも残っているほどの幻の流派で過去の対戦でも目覚ましい成果を挙げたお方で御座います。

本日中にはご到着なさるという事です」

 

「ふうん」

 

「楽しみね」

 

私達は皆の訓練を見ると

 

「ふぇぇっもう駄目です」

 

とリーシアがばてた。

 

「え?そうですか?」

 

「フィーロへいき~」

 

「いやさすが勇者殿を支えていらして達だ。

私も付いてゆくのがやっとだよく鍛錬していやっしゃる」

 

「いえそれほどは……」

 

「フィーロなんもしてない~」

 

「なんと!

となると」

 

とエクレールはライク達と錬達を見た。

 

「いや僕達はコオスイ様の下で鍛錬しています」

 

「俺は氷水の勧めでマジェッド達と一緒に鍛錬を付けている」

 

「フィーロはそもそもフィロリアルで魔物だが…そういえば俺も基礎訓練はしていないな。

一緒に走って見ていいか?」

 

「勿論」

 

と私と尚文は皆と合流して一緒に走った。

 

~ラーニング~

 

何分がっ立ったのか分からず其のまま走るが

 

「たっ盾…っ殿…!」

 

「こ…お…水」

 

「そ…っその辺で……」

 

とエクレールと錬達がへばている。

 

「…おかしいなぜんぜんつかれていない…」

 

「ええまだいけます」

 

「そうね」

 

「もともと運動が得意ってわけではないんだが」

 

「レベルの力もあるのでしょう。

ステータスが高ければスピードも持久力も底上げされる。

皆様には剣術の訓練のみで問題ないだろう」

 

とエクレールの説明を聞いて尚文は

 

「エクレールはステータス的には氷水より低いと思うが先程の氷水の居合切りを途中から付いて来れたのは剣術の成果と言う事だな」

 

「その通りだ

例えば」

 

とライク、ソキャート、リファナ、紫彩、ラフタリア、リーシア、錬、ダガ―に木剣を持たして

 

「様々な流派があるが其々に意味がある物だ」

 

と言いながらエクレールはラフタリアに木剣の握り方や構えを少し教えて

 

「そして反復と経験によって」

 

とラフタリアとリーシアが向かい合って

 

「より己の力を引き出せるようになる!」

 

とエクレールが言って居る中ラフタリアは軽く木剣を振るとリーシアの木剣が高く打ち上がり

 

「ふっふえぇっ」

 

とリーシアは尻餅をついた。

 

「もっと手加減してやれ」

 

「いやラフタリア相当手加減したわ」

 

「そうなのか?」

 

「は、はい軽く振っただけです」

 

「ラフタリアは筋が良い、少し教えただけだと言うとのに⋯」

 

「大丈夫ですか?」

 

「は⋯はい」

 

とラフタリアは尻餅をついたリーシアを起こした。

 

「なぁエクレールから見てリーシアはどうだ?

剣術は得意そうか?」

 

「リーシアですか?

まだ分かりかねますが⋯今の所はステータスやセンスと言うよりは心持ちの方が気になるところだ」

 

「そうね。

まだ心の整理が終わって居ないと思うわ。

其れで」

 

「ライク、ソキャート、リファナ、紫彩の方は」

 

と私達はライク、ソキャート、リファナ、紫彩を見た

一対一で模擬戦をしていた

リファナVS紫彩はリファナは木剣をレイピアの構えで突きを繰り出して紫彩は木剣を逆さ持ちでリファナの突きを捌いている。

ライクVSソキャートはライクは逆手持ちでソキャートは普通に持って壁や障害物などを使った立体高速戦闘を繰り広げていた。

 

「さすが蒼青の勇者殿の仲間だ。

高い剣術に地形を使った上手く使った戦闘を繰り広げている」

 

「一応私の経験から得た戦術を其々に有った戦い方をを教えただけよ」

 

「流石です」

 

「それでフィーロの方は⋯」

 

とフィーロの方を見ると

 

「っとーーっ」

 

と木剣を投げてハイジャンプして鳥状態になってくちばしで木剣を食われた。

 

「何と言うか剣術を超絶している」

 

「いや、剣術じゃない」

 

「だな、あれはただ遊んでいるだけだ。

 って良い。

でもあいつは勉強したわけでもないのに魔法を自然と使いこなしたりするんだよなぁ。

魔物の感?ってのもずば抜けているし⋯人間用の稽古は必要ないかもな」

 

[ぐううぅぅぅ⋯]

 

とフィーロのお腹が鳴ったので城の食堂に移動した。




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみに下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

訓練開始

第七十四話が完成しました
ではどうぞ(^O^)/


私達はフィーロのお腹の音を聞いて食堂に行き昼ご飯にした。

 

「そうだエクレールちょっといいいかしら?」

 

「はいなんでしょうか?」

 

「この後私達の仲間も見て欲しいんだけど」

 

「と言いますと」

 

「ああ、正確に言えば一対一の模擬戦をして欲しいの」

 

「其れは構いませんが。

理由を聞いて構いませんか?」

 

「一応皆鍛錬しているんだけどマンネリがあるからエクレールの新しい刺激が欲しいの」

 

「私がその勤めが務まるか分かりませんがその約私が行わさせてもらいます」

 

「有り難う。

皆この後エクレールが模擬戦の相手をしてくれるけど参加するかしら?」

 

私は皆に質問する。

 

「僕は構いません」

 

「私も」

 

「私はすっごくやりたい」

 

「私もやりたいです」

 

「俺は腕試しだな」

 

「ジャベリンいつでもOKです」

 

「私はのんびりやるわ」

 

「だそうよ。

エクレール、お願いするね」

 

「ええ、お任せください」

 

と私達は食事を終えてラフタリアを含めて訓練所に戻ると元康達と樹達が居た

 

「元康、樹」

 

「氷水さん」

 

と元康は返事を返してくれて樹は完全に無視をされた。

流石に顔面ドストレートはやり過ぎた。

 

「取り敢えずこの人が私達の剣の指南役の」

 

「エクレール=セーアエットです」

 

「どうも」

 

「先、私と模擬戦をしたけど彼女は貴方達よりもかなり強いから」

 

「へ~」

 

「取り敢えず模擬戦してみたら分かるは」

 

「取り敢えずやってみますか」

 

「エクレール、御免ね。

勝手に話を進めて」

 

「いえ、構いません少し私の強さを見せた方良いと思います」

 

とエクレールと元康は台に上がりお互い向き合う。

すると

 

「氷水!、ラフタリア!

 

「ナオフミ様」

 

と尚文がこっちに来て遅れてミレリア女王とリーシアと謎の老婆がこっちに来た。

此れを見た尚文は

 

「どうなってるんだ?」

 

「私が勧めたの」

 

「氷水が!!」

 

「そう、元康達はこの鍛錬の意味が分かって居ないから一回エクレールと模擬戦をして其の意味を分からせた方が良いと思うの。

その方が手間が省けると思うの。

良いですねミレリア女王」

 

「そうゆう事なら構いません」

 

「ならミレリア女王の許可を頂いたので」

 

私は台に上がり

 

「二人とも確認だけど魔法やスキルの使用は禁止、もし使った場合は私が止めるから。

勝利条件は先に急所を取った方が勝ちOK?」

 

「ええ、構いません」

 

「俺も其れで良いぞ」

 

「それなら始め」

 

と先に動いたのは元康で走りながら槍を突きの構えをして

 

「取った!」

 

が突きを繰り出したがエクレールは冷静にレイピアを鞘から抜いてレイピアの刀身で槍の起動をずらしながら元康の後ろを取り元康は突きの勢いでバランスを崩して四つん這いになりエクレールそっとレイピアを元康のうなじに向ける。

 

「勝者、エクレール」

 

勝ったエクレールは

 

「⋯嘘だろ?

まるで話にならないではないか」

 

と元康の技術の低さにがっかりしていた。

 

「もっもう一度だ!」

 

と元康はもう一度槍を構えてエクレールに仕掛けるがエクレールはレイピアで簡単に防ぐ

 

「モトヤス様!」

 

「構いません陛下

せっかくの機会だ。

このまま稽古をつけてやろう。

気が済むまでー」

 

とエクレールが喋っている途中で

私は〔シンケンマル〕を取り出してエクレールと元康の間に割って

 

「エアストバッシュッ」

 

と元康がスキルを使って来たが私は空気の塊を〔シンケンマル〕で斬った

 

「おい!スキル禁止と言ったろ!!元康」

 

「そうね。

私はしっかりと魔法とスキルは禁止と言ったわ」

 

「⋯」

 

「モトヤス様」

 

とミレリア女王は元康を呼んで

 

「⋯いかがでしたか?エクレールの剣の腕は」

 

「えっと凄いと思います」

 

「では稽古の方は」

 

「えっと氷水」

 

「此れ受けた方が良いですか?」

 

「そうね」

 

「受けます」

 

「イツキ様は⋯?」

 

「⋯ええまあ⋯」

 

「其れは宜しいこと。

では丁度皆様が揃っている事ですしカリキュラム組んでしまいましょう。

他の指南役を全て此処へ。

其れから残りのお仲間の方も⋯」

 

「いっ⋯今すぐ?」

 

「ええ忙しくなりますよ。

何せ学ぶべきことはたくさんあるのです。

次の波まで出来るだけの事はしていただけますよ」

 

とミレリア女王の宣言で元康と樹は少しぶるっと体が震えた。

私は其れを無視して謎の老婆の方に行き

 

「尚文、ミレリア女王、この方が指南役の変幻無双流の老師様ですか?」

 

「ええ」

 

「そのなんだ魔法をじゃなくて気を使う流派みたいで」

 

「尚文、説明が難しいなら説明しなくて良いよ」

 

と言いながら私は構えて

 

「実際体験した方が分かるから。

お願い出来ますかこの世界の最強流派、変幻無双流の老師様」

 

「そう言われてしまれば断る理由は御座いません」

 

と老師様も構えて

 

「では行きます。

虚刀流、鏡花水月!」

 

虚刀流の最速の技を老師に繰り出したが老師の手が触れた瞬間、物凄い気負いで痛みが走って来て私は直ぐににバク転で老師さまから離れた。

私は痛みを感じた手を振って

 

「流石この世界最強もうなずけます」

 

「勇者様にそう言っていただくとは嬉しいものですな」

 

「先程のアレは衝撃を返したじゃなくて、何と言いますかこう、気で返したという感じでしょうか?」

 

私がそう言うと目に留まらない早業で私に近づいて

 

「なんと!気が分かるんですか蒼青の勇者様!!」

 

老師様が目を大きく見開得ながらこっちに質問して来た

 

「俺でもわからなかった奴をか?」

 

「ある程度ですかね。

昔おじいちゃんに似たようなものを喰らった事が有るから」

 

「昔ってお前のじいちゃん何者だ」

 

「アニメ好きの武闘家。

取り敢えず」

 

私は其処に在った石を拾って

 

「さっき老師様からカウンターを喰らったお陰で大体掴めました。

こんな感じですかね?」

 

私は拾った石を荒削りな気を使って石を粉々にする。

 

「それですじゃ」

 

「氷水も気が使えるのか!?」

 

「蒼青の勇者様、粗削りですが気が使えております。

変幻無双流の次期後継者のリーシア門下生と一緒に鍛錬を組んで貰いたい」

 

「その様子じゃリーシアも気が使えるみたいね。

分かった。

私も協力するわ」

 

「おお感謝ですぞ蒼青の勇者様」

 

「此れから老師様に教えて頂く身ですので私の事は氷水門下生で十分です」

 

「そうですかなら此れからは蒼青の勇者様ではなくコオスイ門下生と呼ばせていただきます」

 

その後色んな指南役が来て剣術に槍術に瞑想や魔術の学問に戦術の学問など幅広く行い現在は錬、元康、樹達は食堂で仲間と一緒にバテてる。

 

「⋯なんだろうコレ懐かしい感じが⋯」

 

「完全に学校ですよこんなの⋯」

 

「一応鍛錬していたが流石に疲れた」

 

「⋯バテてんな此奴ら。

氷水あれで本当にエクレールよりもレベルが高いのか?」

 

「あれはレベルよりも体力のなさね」

 

と尚文と会話して居ると

 

「ナオフミ様とコオスイ様!!」

 

「「ラフタリア!」」

 

「そう言えば魔法学の時間ね」

 

「もしかしてリーシアと」

 

「はいいますか?リーシアさん」

 

「今は樹が居るから他の場所で食事をして貰っている」

 

「あ~」

 

「私が案内するから」

 

「そうですかお願いします」

 

「あ、待てラフタリアと氷水」

 

「お前らさっきまでエクレールと剣の稽古だったろ?

大丈夫か?ちゃんと」

 

「ああ、大丈夫休める時は休んでいるから」

 

「はい!私はエクレールさんとお弁当を頂きました」

 

「いやそうじゃなくて⋯」

 

私は尚文の事を無視してリーシアの下に向かった。

 

~時間が立ち~

 

現在私は樹と会わない為ずらしたリーシアと一緒に老師様講師を受け座弦をしている

 

「はいそこまで!」

 

「ふぇ」

 

「うんん」

 

「さぁでは次じゃリーシア門下生とコオスイ門下生

コレじゃ」

 

と大きい岩があった

 

「ではリーシア門下生、前にワシがやったように気で崩すのじゃ」

 

「むぅう~、とー!」

 

とリーシア勢いでやったが

 

ぐぎぃっ

 

「ふぇえぇ~」

 

「ダメじゃ全然集中できとらん

次コオスイ門下生」

 

「はい。

其れと老師様、私は前にやった奴を見ていませんので我流で行かせてもらいます」

 

「そうでしたな。

ではやってみなさい」

 

私は気を練って掌に貯めて拳底を大岩に放った。

拳底が大岩に当たった瞬間大きな罅が入った

 

「そうですぞ。

リーシア門下生感覚を思い出せ!!

お主は一度成功しておるのじゃから」

 

「ふぇえぇ~」

 

「やってるな」

 

「聖人様」

 

「尚文」

 

と尚文が来た。

 

「悪いな婆、リーシアを別にして貰って」

 

「なんの」

 

「⋯その気を感じ取るってやつ俺もやったがいまいちわからん」

 

と尚文から差し入れの飲み物を貰う

 

「気とは体をめぐる生命力のようなもの」

 

「私感覚で言えば血液に近い存在かな」

 

と言いながら私は尚文から差し入れの飲み物を飲む

飲むと体がポカポカして来る

 

「そのようなもんじゃな。

その気をコントロール出来れば聖人様の言う防御力比例攻撃を防ぐことも出来る」

 

「⋯ふぇ?

ふわぁ~この水凄いですね」

 

「体がポカポカします⋯!」

 

「え?温めたりしていないけどな」

 

「そうなの?

てっきり尚文が温めたと思ったのわ」

 

「ぬっ!

それじゃ!リーシア門下生とコオスイ門下生その熱を内にとどめるように意識するんのじゃ」

 

「ふっふぇえ!?

え?え?留めるってどうやって!?」

 

「取り敢えずポカポカが冷めないように容器に入れる感じで」

 

「そうじゃあそのイメージまま突いてみなさい」

 

「ふぇえええっ」

 

さっきと同じように突いて今度は大岩に小さいが罅が入って居た。

 

「!」

 

「どうですじゃリーシア門下生」

 

「⋯もうポカポカしたの覚めちゃったみたいです」

 

「ふむ⋯リーシア門下生は気を止めることがまだできぬ様子⋯」

 

「⋯」

 

「所で尚文此れって何て呼ぶの」

 

「命力水て言って活力を与える薬らしけどまさか気の事なのか?

凄いな俺も飲んでも何ともなかったのに⋯」

 

「いや聖人様とて同じじゃ気づいとらんだけでな。

その気付きを得る為に本来なら山籠もりをする物じゃからの」

 

「⋯そうかと言ってもハードスケジュールだからなぁずっと山にはいられない」

 

「さもありなん

まずはじかんをかけてすこしずつじゃ」

 

「そうね取り敢えず命力水を3ダースぐらい用意して下さい」

 

「明日用意するは」




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみに下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

調査前

少し早いですが第七十五話が完成しました。
下に重大発表がありますので是非とも見て下さい
其れではスタートです


私達は訓練で昨日と同じ山で座禅していると

 

「いやあ~もう飽きた~」

 

とビッチが座禅を解いていて文句を言った。

初心者は大抵は此処で挫ける

 

「これ!」

 

「いったぁっ」

 

「まだ座禅を辞めてはいかん」

 

「何でよババア!

これに何の意味があるっての!?

私はモンクじゃないのよ!?

こういうのは武闘派のやる事でしょう!?」

 

「変幻無双流の気の概念はいわばすべての基礎

経験や資質を磨いてゆくには近道はない。

先ずは時間を掛けてその気を感じ取るのじゃ!!」

 

「時間かけてっても言われてもどれ位かかるものなんですか?」

 

「このアイテムも聞いているか分からないしなぁ?」

 

「そうね。

この変幻無双流はこの世界の(スキル)に頼りにせずその人の実力だけでだからそれぞれ達成する時間がバラバラなの。

其れと命力水は効果は出ているけど気を読み取れる力ないと分かりにくいよ」

 

「コオスイ門下生のゆう通り

最低でも一カ月、人によっては数か月かはたまた一年か十年か⋯

山野精機の中で籠らねば概念すら理解できないであろうの」

 

と老師様がそう言うと

 

「冗談じゃない

そんな悠長なことはしてられねぇよ」

 

「そうです!確実に次の波まで間に合いません。

皆さん帰りますよ」

 

と元康と樹と仲間たちが帰り出そうとしていた。

 

「おい!お前ら!」

 

「尚文達も辞めろよ困難役に立つか?」

 

「今から始めねば何時まで経っても習得は出来んぞ」

 

「必要ないだろう」

 

槍を構えて岩を砕いた。

 

「ほらスキルを使えば一発だ!」

 

「その位なら僕だって」

 

樹もスキルを使って岩を砕いだ

 

「はぁ~」

 

私は元康と樹の傲慢に呆れて

 

「見てられない、たかが単純で簡単に手に入るスキルで小さい岩を壊しただけでいい気になって様じゃあ弱いわ」

 

「「なぁ」」

 

元康と樹は少し動揺して

 

「それじゃあ氷水さんはスキル無しで僕達よりも大きい岩を壊せるんですか」

 

「そうだそうだ」

 

と元康と樹は文句を言って来た

 

「なぁ、おm」

 

私は尚文を手で止めて

 

「分かった。

スキル無しで樹達よりも大きい岩を壊せば良いのね」

 

「まぁ、そうなりますね」

 

私は樹から言質を取り私は少し辺りを見渡して元康と樹よりも一回り小さい岩に向かった

 

「氷水さん其れ小さいですよ」

 

「黙って見ていて」

 

私は自分の両手の指十本を同時に荒削りの気を込めて小さい岩に指十本を同時に減り込ませて両足にも荒削りの気を込めて地面にしっかりと踏み込んで

 

ふー-う⋯⋯はあああぁぁぁー--

 

と一呼吸を入れて力を籠めて力を入れる

 

「ですから氷水さんそんなちい⋯さ⋯!?」

 

と樹は言い切る前に黙ったその理由は

一部の地面が動き出して

 

はあああぁぁぁー--

 

そこから小さな岩だと思っていた物は元康と樹が壊した岩よりも二回りも大きい岩の一部分だった。

そして私は中腰になりながらその大きな岩を持ち上げて

 

「せい!」

 

と地面に置いて

 

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ

 

私は流石に元康と樹が壊した岩よりも二回りも大きい岩を持ち上げた事に体力を使ってしまい息切れを起こしている中、両掌にさっきよりも雑な荒削りの気を込めて

 

「ハアァ」

 

と両掌による発勁を繰り出した

最初はなんも起きなかったが暫くして岩に罅が入って行き最後には岩は大きな欠片になりながら砕けた。

 

はっぁ、はっぁ、はっぁ、はっぁ、此れで、文句、無い?」

 

私はさっきよりも息を荒くしながら言った。

 

「確かに僕達も大きい岩で壊しましたが

ですが僕達がちょっと本気出せばそれ位の大岩を破壊出来ます」

 

「な、お前r」

 

私は又尚文が言い切る前に手を翳して黙らせて

 

「ええ、そうね確かに貴方達がより強力なスキルを使えば簡単に抜かせるけどスキルに頼っている貴方達とスキルに頼って居なくて自分の腕を磨いている私どっちが強い?」

 

私は尚文の方を見た。

尚文は理解したのか

 

「そうだ、常日頃から腕を磨いている氷水と毎回毎回お荷物になっているお前ら達じゃあ圧倒的に差が有るんだ。

その差を埋めるにも今までのやり方に限界があるから別の方法を試してんだろうが!

少しは努力をだなー」

 

「努力?

俺達は選ばれてこの世界の勇者になったんだぞ?

俺達が弱いっていうならもっと強い奴が世界を救えばいいじゃないか。

帰るぞ!」

 

と元康と樹とその仲間達は帰って行った

 

「ナオフミ様」

 

「駄目ね。

完全に心が折れる出来事に出くわさないとゆう事を聞いてくれないわね」

 

と私は座り込んだ

 

「ああそうだな。

其れにしても気だけでこんな大岩を持ち上げて殴らず壊すなんて」

 

と尚文は大岩の残骸の方を見た。

 

「流石に気だけであんな大岩を壊すのは流石に疲れた。

老師様、評価は?」

 

「ふむ、気の練り方はまだまだ荒く体力の消費も無駄が多く。

岩を破壊する時の気の練り方が雑で大きな欠片が多い。

まだまだ精神じゃな」

 

「ですね」

 

私達も城に戻り

 

「いいでしょう。

勇者様方のご不満は分かりました。

我が国の砲身が受け入れられぬというのであれば残念ですが此れまでです。

我が国の支援を打ち切り解放いたします。

ご自由に他国へ行かれるがよいでしょう。

ただし条件が御座います。

謎の魔物討伐と一週間後に起こる波への参加、この二つの達成が自由への条件です」

 

「謎の魔物?」

 

「何だソレ⋯」

 

「確か此処ん所、種類はバラバラが共通して甲羅を持って居て全て東から来ていると」

 

「ええ今各国を騒がしている事案です。

先日つい我が国にも現れましてコオスイ様が先ほど言ったように種類はバラバラですが共通して甲羅のような特徴を持ち東の方角から群れを成してやって来ると言うのでっす」

 

「群れで⋯波でもないのか?」

 

「はい原因は調査中ですが、兎に角同時多発で⋯手に負えなくなってきているのが現状です。

魔物の件も波の件も急を要する案件であるともに勇者としての資質を今一度試すにはうってつけの機会

ぜひとも我々をお救い下さいませ勇者様」

 

「分かったやってやろうじゃねーか!!

其れで腫れて自由の身だ!!」

 

元康と樹はやる気満々だかミレリア女王は元康と樹が失敗して私達が解決すると見込んでこれを頼んだと思う。

ミレリア女王の真相を知らず私達はエルハルトの武器屋に移動した。

 

「稽古を中断して魔物討伐だって?」

 

「そう東から来る甲羅を持って居る魔物」

 

「ああ、例のアレか?」

 

「そんなに噂になっているのか?」

 

「まあな冒険者にも依頼が沢山ってなもんでうちは商売繁盛だよ。

でもなぁたまに聞く雑魚の大量発生位のもんかと思ってたからなぁ。

波が控えている勇者様にもお声がかかると思うと物騒だな

最近城が荒ただしく感じたのもそのせいかもな⋯」

 

「まぁそんなわけで予定よりも早いが出来ているか?」

 

「ライク達の分も」

 

「おうよ。

バッチリだぜ!!」

 

ラフタリア達の武器とライク達の武器が出された。

 

「うわぁ⋯!まっちろ!!」

 

「心なしか以前よりも軽くなったような⋯」

 

「扱いやすくなってる筈だぜ。

マイナス効果を打ち消してあるからな」

 

「切れ味を落とさずにか?

流石オヤジだいい腕をしているな」

 

「ライク達の武器は?」

 

「一応アンちゃん達はサブの様がメインにしても良いと思わせるぐらい上がったからな」

 

「だそうだけどライク達は?」

 

「はいいい武器です」

 

「私達の為にあるみたいで」

 

「使いやすいです」

 

「うん」

 

ライク、ルナ、リファナ、ソキャートは答えたが

 

「と言いても俺は銃だからな」

 

「私は事情アリの訳ありな槍です」

 

「私は自分の武器しか使えない」

 

キール、ジャベリン、紫彩は苦笑いしていた。

 

「まぁ其れよりもこっちも見てくれ」

 

前はサンタ帽子を被って居たペンギンの着ぐるみがフィーロの着ぐるみになって居た。

 

「どうしてそうなった?」

 

尚文は困惑していた

 

「わーいフィーロだ~」

 

「この前鳥の嬢ちゃんが友達と遊びに来てくれたろ?」

 

「だからどうして?」

 

「でもこれ凄く着心地良いですよ」

 

といつ着替えたのか私も分からなずリーシアが着ている。

 

「おい、なに勝手に着て居るんだ」

 

「でもステータスは上がってるだろ?」

 

「マジかよ⋯」

 

と私達は楽しい会話を終えてフィーロの馬車で荷物を積んでいた

 

「あらかた積み終わったか?」

 

「そうね此処に合った荷物は片づけた」

 

「そうかエクレールは」

 

「ライク、ルナ、紫彩さんと一緒に薬屋さんですもうすぐ戻るかと」

 

「よし戻ったらすぐに出るぞ」

 

「キール達はまだ店に居るかな?」

 

「読んできます」

 

「えへへ~馬車でお出かけ久しぶり~」

 

「ーったく⋯」

 

「いいじゃないの」

 

と私と尚文はフィーロの馬車に背中預けていると

フードを被って居る女性が急に現れた。

顔は見れないけど東当たりの独特な特徴な髪飾りが見えた

 

「盾の⋯聖武器所有者様とイレギュラーの聖武器の所有者様であらせますね?」

 

「ええそうなるね」

 

「誰だ?」

 

私は〔ショドウホン〕を取り出して筆モードにする

 

「お願いします。

私を倒してください」

 

「ーは?」

 

私は〔ショドウホン〕の筆モードで()を描き〔シンケンマル〕を握り

 

「このままでは使命を果たせません」

 

「おい勝手n⋯「貴方人間じゃないね」氷水何やって居る!?」

 

私は謎の女性の喉元に〔シンケンマル〕の剣先を向ける。

 

「この女性見た目は人間だけどグラスと近い気配がする」

 

「なぁ!?」

 

と尚文が盾を構える。

 

「直観だけど貴方相当高等な魔物の魂の霊体とお見受けいたします」

 

「イレギュラーの聖武器の所有者様、話が早く助かります。

お願いします。

でなければ無意味な犠牲者がこれからもー⋯」

 

謎の女性が言い切る前に突風が吹き荒れて私は思わず目を閉じてしまい目を開けると中国美人の顔が見えて

 

「ナオフミ様とコオスイ様」

 

と急にラフタリアの声が聞こえて思わず振り返ってしまいもう一度中国美人の女性が跡形もなく消えていた。

 

「エクレールさん達も戻りましたよ」

 

「おい今此処に居た⋯」

 

「え?

⋯いました?

誰か

後コオスイ様何で刀を握っているんですか?」

 

「いや私が読み間違えてしまい刀を抜いてしまったの」

 

「へぇー

珍しいわね氷水が読み間違るなんて」

 

「気を付ける」

 

私は〔ショドウホン〕の筆モードで()を描き〔シンケンマル〕消して

私と尚文は其々移動した




今年三作目の二次創作小説が出来ましたぜひとも読んでください
https://syosetu.org/novel/277011/
其れでは次回もお楽しみ下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

使い魔

第七十六話が完成しました。
其れではスタートです。
どうぞ(^O^)/


私達は尚文達と一旦分かれて其々で調査に行く事になった尚文は元康が問題を起こした村を私は錬が問題を起こした村に移動した。

移動は私は〔マッハキャリバーのキャリバー〕、ライクとルナは〔風鳴翼のバイク〕、キールとリファナは〔マシンゼクトロン〕ソキャートとジャベリンはクロミアに乗って目的地まで移動する。

因みに紫彩は〔サイレント・ゼフィルス〕を使って私達よりも早く移動している。

そしてもう少しで目的地に到着する時に

 

『マスター、紫彩様から通信が来ました』

 

「繋げて」

 

『はい』

 

私は〔マッハキャリバー〕に紫彩の通話を受け取った。

 

『氷水、今何処!』

 

「二、三分で到着する」

 

『なら一分で来て』

 

「何かあったの?」

 

『現在村が例の魔物に襲われている』

 

「状況は?」

 

『村に滞在している冒険者と私の〔サイレント・ゼフィルス〕で対応して居るけど何分小さい魔物が多くて〔サイレント・ゼフィルス〕のファンネルだけじゃあ対処が間に合わない』

 

「分かった一分ぐらいでそっちに着く」

 

『頼んだわ』

 

私は通話を切って

 

「皆、今向かっている村に例の魔物が攻めている少しスピードを上げる」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

「ウイングロード」

 

『ウイングロード』

 

と私の足元から光の道が現れて私達は其れに乗り空を掛ける。

そしてある程度の高さまで登ると目的地の村が見えた。

 

「皆変身。

あとラケルバイク仕舞って」

 

「分かったケル」

 

と言ってウイングロードの生成を辞めて私達は空中に飛び出した。

そしてラケルは空中に空に飛んで居るバイクを空間魔法に仕舞った

普通の一般冒険者は慌てるが私達は違う

 

 

と私達は其々の変身アイテム取り出して

 

 

STANDBY

 

『Kamen Rider...Kamen Rider...Kamen Rider...』

 

スターカラーペンダント!

カラーチャージ!

 

「「「変身」」」

 

「〔ブルー・ティアーズ〕」

 

 

誰じゃ?俺じゃ?忍者! シノービ、見参!

 

HENSHIN

 

G athering Ro und!マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!

 

夜空に輝く、神秘の月明かり!

キュアセレーネ!!

 

「キャストオフ」

 

CAST OFF!CHANGE SCORPION!!

 

と私は〔ブルー・ティアーズ〕を装着してライクはシノビ、キールはランペイジバルカン、ソキャートはサソード、ルナはキュアフォーチュンに変身した。

因みにこのまま行けば落ちるが

 

『Falcon Abilities』

 

キールはランペイジバルカンのファルコンのアビリティ【ウィング】によって背中からピンク色のエネルギーの羽が出て来てライクとルナを捕まえて飛び、私はルナ、リファナ、ジャベリンを捕まえて空を飛ぶ

村の近くまで来たら

 

「投げるぞ」

 

「はい」

 

「うん」

 

とキールは空中で回転し始めて徐々に回転数が上がって良き

 

「はあああぁぁぁー--」

 

とライクとソキャートを投げた。

ライクとソキャートは徐々に村に近づいて

 

「ライク、背中借りる」

 

「え、なn、ちょっと待て、わぁぁぁ!!」

 

とソキャートは空中で体制を直してライクの背中を踏み台にして近くの屋根に着地してその上を走った。

踏み台にされたライクは少し空中でバランスを崩したが直ぐに直して屋根の上に回転しながら着地して直ぐに走った。

キールは其のまま村に突っ込んだ。

其れを見た私達は

 

「私達もやる?」

 

「「「いやいやいや」」」

 

を首を横に振った

 

「私達にはあんな度胸は有りません」

 

「私も」

 

「ジャベリン達は普通に行きましょう」

 

「「うんうん」」

 

「其れよりキール君無茶苦茶だよ」

 

私達は普通に空を飛びながら村に入った。

村はライク、ソキャート、キールの三人で殆ど方が付いて居た。

私は〔ブルー・ティアーズ〕の通信機能を使って紫彩の〔サイレント・ゼフィルス〕に通信を使った。

直ぐに繋がって

 

「紫彩?」

 

『氷水、御免忙しい』

 

「どうかしたの?」

 

『村はライク、キール、ソキャートと冒険者に任せて後続を叩いているんだけど例の魔物の大型が多数来ている』

 

「直ぐに行く」

 

『頼んだ』

 

と通信が切れて私は

 

「リファナは怪我を人を此処の治療院の人達と治療をして」

 

「分かりました」

 

「ラケル、ポーション出して」

 

「はいケル」

 

と空間魔法から箱に入ったポーションを出した。

 

「助かります」

 

と言ってリファナは箱に入ったポーションを持って治療院に行った。

 

「現在、紫彩が村を襲った魔物の後続に攻撃している。

私達は此れから其れを倒します。

ので此れから振り分けします」

 

「「「「「はい」」」」」

 

「私、ライク、ソキャート、キールは私と一緒に紫彩の増援に向かいます」

 

「分かりました」

 

「うん」

 

「了解」

 

「ルナとジャベリンは村にいる冒険者と協力して魔物の残党もしくは私達が撃ち漏らした魔物の撃破を」

 

「はい」

 

「了解です指揮官」

 

「其々開始」

 

と私とキールは空を飛びライクとソキャートは走って紫彩が戦っている場所まで移動した。

 

~移動中~

 

紫彩が戦っている場所にたどり着くと空には甲羅を背負っている大鷲に飛竜が飛んで居て地上に甲羅を背負っている雪男にマンモスが居た。

紫彩は〔サイレント・ゼフィルス〕のファンネルを最大限に使って魔物を倒しているが魔物が多くて捌き切れていない。

私は直ぐに

 

「〔ブルー・ティアーズ〕!!」

 

と〔ブルー・ティアーズ〕の〔ブルー・ティアーズ〕を全部飛ばして私は〔スターライトmkIII〕を構えて〔ブルー・ティアーズ〕と一緒にレーザを撃って魔物を蜂の巣にする。

キールも加速して魔物の群れに突っ込んだ。

地上もライクの忍法とソキャートのクロックアップを使って地上の魔物の群れを一掃した。

私は紫彩に近づいた。

 

「大丈夫紫彩?」

 

「一応大丈夫、でも疲れたわ後は頼んだわ」

 

「分かった」

 

と私は〔ブルー・ティアーズ〕を操作しながらスターライトmkIII構えてライク、ソキャート、キールを援護する。

その後、後続の魔物が全部片づけて私達は村に戻って

 

「ライク、キール、ソキャート、ルナ、ジャベリンは今回の騒動で出た被害を調べて来て」

 

「「はい」」

 

「了解」

 

「うん」

 

「了解です指揮官」

 

と其々散っていき

 

「紫彩は私と一緒に治療院に行き怪我人を直そうか」

 

「休みたいけど分かったわ」

 

と紫彩はルーテシア・アルピーノのバリアジャケットを纏って私も〔美樹さやかのソウルジェム〕を取り出して美樹さやかの魔法少女の格好になって治療院に向かった。

 

~移動中~

 

治療院に入っると

 

「此れは蒼青の勇者様」

 

と治療院の医院長が出迎えて来た。

 

「取り敢えず片っ端から治療するから」

 

「はい分かりました。

所で其方の方は?」

 

医院長は紫彩の方を見た

 

「私の友人」

 

と言って治療を始めた。

怪我している人を治療していると体の一部に緑色の突起物があった。

私は其れを抜こうと掴んで引っ張たら

 

「痛い痛い痛い」

 

と急に患者が苦しみ出した。

私は直ぐに〔ショドウホン〕を取り出して筆モードで(麻酔)を描き治療している人の体に入った。

そして又引っ張たて

 

「痛いですか?」

 

「痛くないです」

 

「なら抜きます」

 

「え、抜くってなn」

 

「抜きました」

 

と抜いた物を見せた。

 

「此れは?」

 

「貴方の身体に刺さって居ました」

 

「そうですかありがとうございます」

 

「では消毒します。

其れと今体の痛感が麻痺していますので麻痺が切れると痛いので我慢して下さい」

 

「え、其れてどうゆう意味ですか?」

 

「直ぐに分かります」

 

と私は其れを持って

 

「医院長」

 

「はい蒼青の勇者様なんでしょうか?」

 

と医院長を呼んで

 

「さっき患者からこれが刺さていました」

 

「あの患者もですか?」

 

「其れと言うと」

 

「はい治療した患者全員に其れと同じ物が刺さていました」

 

私は其れを見て考えていると

 

「オーナー!大変!」

 

サソードに変身しているソキャートが治療院に来た。

 

「ソキャートどうかしたの?」

 

「さっき牧場から例の魔物が現れた」

 

「第二波が来たの!?」

 

「違う牧場の動物から出て来た」

 

ソキャートの言葉を聞くと私と医院長は私が持って居る物を見て

 

「蒼青の勇者様まさか」

 

「そのまさかね」

 

と一つの答えを導き出して

 

「ソキャート直ぐに皆に報告して家畜と村中にいる人を治療院に集めて」

 

「分かった。

クロックアップ」

 

Clock up

 

とクロックアップして治療院を後にした。

 

「勝手に決めてすみません」

 

「いえいえ、蒼青の勇者様達にはこの村を救っていただいた恩が有りますので多少な無茶は聞きます」

 

「其れは有り難う」

 

と私達は村中の人々と家畜を見て緑色の異物を取り除いた。

一通り取り除いた後

 

「では私達は城に向ってこの事を報告します」

 

「ええ頼みました」

 

私は紫彩の転移魔法で城に戻った。




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみ下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

会議と出発

第七十七話が完成しました。
其れではスタートです。


私達は紫彩の転移魔法で城に戻り紫彩達と一旦分かれてミレリア女王に報告しろうと移動していると

 

「「「あ!」」」

 

と尚文とリーシアと錬と合流した。

 

「詳しい話は移動しながら」

 

「ああ」

 

「そうだな」

 

私達は一緒に移動する。

 

「二人と何か分かった事がある?

私の所は例の魔物は生きている生き物に寄生中の様に卵を植え付けるみたいだ」

 

「俺も氷水と同じだ」

 

「俺はこの事態知っているぞ」

 

私と尚文は思わず足を止めた。

 

「「今すぐ話なさい!!」せ!!」

 

「わ、分かったが当てにするなよ」

 

と私達は再度移動しながら錬は話してくれた。

錬が語るには、自分がやって居たVRゲーム内で東に生息するレイドボス、霊亀がいて

霊亀はゲーム内では疫病を広め、人々を洗脳して操る黒幕な存在らしい。

 

「成程ね」

 

「取り敢えず後でリーシアが詳しく調べるからそれで判断だな」

 

「はっはい、頑張ります」

 

私は謁見の間の前に到着すると

 

「おお、勇者様方」

 

と兵士が声を掛けて来た。

 

「ミレイア女王と話がしたい」

 

「わ、分かりました。

どうぞ入り下さい」

 

私達が入ると

 

「捕まったか!?」

 

「あ⋯いえ盾、剣、蒼青の勇者様がお見えです」

 

「⋯っああ⋯イワタニ様にサヤナミ様にアマキ様⋯」

 

「「?」」

 

尚文と錬は?が出ていたが

私は何か察して

 

「まさかと思いますが槍の勇者と弓の勇者が何か問題を起こしましたか?」

 

と質問すると

 

「サヤナミ様には敵わないですね。

現在キタムラ様とカワスミ様が消えました」

 

「「ハアアァァァー他の勇者が消えた!?」」

 

「正確には国外逃亡と言った方が正解かな?」

 

「はいコオスイ様のゆう通りです。

国境を強引に突破したとの報告がありました」

 

「持ち場を放棄してか!?

あいつr」

 

私は尚文が言い切る前に手を翳して言葉を止めて

 

「尚文それ以上は言わなくても分かる。

錬あの二人が行く方は」

 

「ああ、多分原因がある東に行ったと思う」

 

「確かに東側の国境を越えた報告があります」

 

「それでミレイア女王、追跡は?」

 

「道中でフィロリアルや飛竜を乗り継ぎ休みなく進んでいるらしく⋯付けられていた影も振り払う勢いで⋯」

 

「狙いは手柄ね」

 

「ええ、抜かりました⋯私の付けた条件が彼らの気持ちを逸らせてしまった⋯」

 

「人の心を完全に読むことは出来ませんから気に落とさないで下さい」

 

「そう言ってもらえると少し軽くないました。

彼らだけで原因が立つことが出来ればよいのですが⋯

万が一その身に何かがあったとしたら」

 

「国際問題に判断しかねないと」

 

「はい

追跡も困難なこの状況では手を貸すことも出来ません⋯

メルロマルクの波まであと四日ほどしか無いというのに」

 

「女王!

来たばかりだが少し考えがある。

俺は又村へ戻る

リーシアは此処で思い当たる物語が何だったか調べてくれ」

 

「わ、分かりました」

 

「何なら私の仲間を二、三人を寄こすけど」

 

「助かります」

 

「イワタニ様、どうするおつもりで?」

 

「連絡を取ってみようと思うあいつなら何とか出来るかも知れない。

フィロリアルの女王ならな!」

 

「成程ね。

そうだ、錬」『ラケル私の全財産を出して』

 

『分かったケル』

 

「何だ?」

 

私はラケルの空間魔法陣から私の全財産が入った袋を取り出して

 

「受け取って」

 

と私は袋を投げた。

投げた袋は錬の下に行き

 

「なぁ!ちょt⋯ぐへ」

 

錬は何とかキャッチして中身を確認した

 

「おい、何の金だ此れ」

 

「其れは私の全財産で、其れで衣服に薬、食材など買っておいて多分あの二人、何かしでかすと思うから」

 

「⋯分かったやっておく」

 

「お願いね」

 

私達は謁見の間を後にして私は〔ショドウホン〕を使って紫彩に指示をしてリーシアに紫彩、ルナ、ライクを手配した。

残りのソキャート、リファナ、キール、ジャベリンは私と一緒に尚文が担当している村に転移した。

そして

 

「ー--あ、フィトリア??」

 

「繋がったか!?

ゴホン

勇者が東のある場所へ向かったらしいんだ。

俺達をあいつらの所へ飛ばして欲しい

前に乗せてくれたお前の馬車があるだろう?

あれでー」

 

「⋯」

 

「おいっフィトリア聞いているのか!?」

 

「⋯ごしゅじんさま、もう無理だって『出来れば手伝いたかったけど五聖勇者が此処まで仲が悪いならー』もう諦めてってー⋯」

 

「フィーロ、それって」

 

「えっとね、まだあるよ。

『いつか世界が全ての命をに犠牲を強いる時が来る。

その時勇者は選択を迫られる。

‘‘命の為‘‘か‘‘世界の為‘‘か。

世界の為を選べば多大な犠牲こそあるが使命は果たせる。

上手くすればもう‘‘波‘‘は来ない。

だから二勇者の事は諦めてー』⋯だって!」

 

「⋯波が来なくなる⋯!?」

 

「どいう事なんだ。

ちゃんと説明しろ」

 

『どの道二勇者にはもう追いつけない。

あそこはフィトリアの管轄外だから⋯

二勇者は選んだ‘‘命の為‘‘を、結果的にだけど

そして自らの命を落とす』

 

「ちょっと待て!

お前はあいつ等がやろうとしている事を知ってるのか!?」

 

『だから何?

二勇者に追いついて彼らの行動の是非を問い詰めて五聖は一つになる?

話し合いお互い協力しあって勇者として』

 

「確かに無理ね」

 

『だから残念だけどもう盾の勇者と蒼青の勇者に出来る事何もない、諦めて』

 

「ごしゅじんさまーフィトリアの声切れちゃった~」

 

「⋯出来る事は無いなどと⋯っ二勇者の安否もだが、あの使い魔も放っておけと言う事か!?」

 

「エクレールさん⋯っ」

 

「フィロリアルの女王は人に愛想を尽かしてしまわれたのかの」

 

「それは分かりません老師様」

 

と私達が色々考えていると

 

『マスター、紫彩様から連絡来ています』

 

と〔マッハキャリバー〕連絡の報告が来た

 

「繋げて」

 

『はい』

 

と空中にディスプレイを出すと

 

『繋がった!翼愛達今すぐ城に戻って来て』

 

「何か分かったの?」

 

『今回の事件の原因が分かったの』

 

紫彩からリーシアに変わって

 

『はい今回の事件を引き起こした魔物は霊亀です』

 

とリーシアが持って居た本のとあるページの挿絵を見せて来た挿絵には山を背負っている亀とその隣のページには私達が倒した魔物の挿絵が乗って居た。

 

「分かった。

今すぐ戻る」

 

と私はディスプレイを切って

 

「尚文」

 

「ああ、分かって居る」

 

私達は城に戻り錬達、紫彩達、ミレリア女王と合流して会議室に移動した。

 

「リーシア、たしか霊亀か?」

 

「はい過去の勇者様の伝説が書かれている物語に出て来るんです。

山を一つその背に背負うほどの大きな亀で物語には使い魔を使役している描写も有ります」

 

「そう言えば俺の世界でもそう言うののが居たな確か蓬莱山を背負った四霊とかいうやつのひとつ⋯」

 

「私の世界では中国の伝説に出るは」

 

「俺も似たものだ」

 

私達が会話しているっと

 

「思い出しました。」

 

ミレリア女王が扇子で地図のとある部分を刺して

 

「伝説では過去の勇者の手によって封印され彼の地にはその名を戴く国が出来たのです。

霊亀国は我が国の東方に位置します」

 

「成程繋がったのう」

 

「ええ十中八九、二勇者様は霊亀の元へ行かれたのでしょう」

 

「わざわざ殺されに⋯か?」

 

と会議室は一瞬に静まって

 

「フィトリアは少なくともそう思っているだろうさ」

 

「そうね自分の実力も知らずに」

 

「⋯でっでも物語では勇者が封印していますよ!?

冷気の体内に入って呪文を唱えて」

 

「無理ね。

元康と樹とその仲間達で同行できるサイズを超えているわ」

 

「そうだな⋯呼び戻すべきだ。

山を背負う程の大きな相手だぞ」

 

「このまま五聖が欠けてしまったらこれからの波は⋯」

 

「きつくなるね」

 

「そう言えばフィトリアさんが気になる事を言って居ましたよね⋯

‘‘命の為‘‘か‘‘世界の為‘‘か。

上手くすればもう波は来ないかもしれないって⋯」

 

「龍刻の砂時計は今だに次の波への時を刻んでいます。

何を持って波が止まるのか分かりかねます。

肝心の霊亀本体もまだ確認されていません。

現地は相当混乱しているとは思いますが⋯」

 

「山が一つ動いたとなればわかりそうなもんじゃがの」

 

「もっ物語には封印を解く方法は勇者が墓まで持って行ったとあります⋯っ

そう簡単には復活できないのは」

 

と色々議論が飛び交う中

 

「あのね。

さっきのフィトリアの声⋯元気なかったよ⋯」

 

とフィーロの言葉を聞いて

 

「尚文は如何したいの?

私は二勇者(あの馬鹿ども)の尻拭いした後はお仕置きするつもりよ」

 

「そうだな。

追いかけよう、此処でこうしていても始まらない

あいつらが直ぐに殺されないことを祈るしかないな」

 

「まぁその後はきつめに訓練(お仕置き)ね」

 

「⋯ええそれしかないでしょう。

先々に居る影に何なりとお申し付けください。

霊亀や二勇者様の動向の情報も可能な限り届けさせます。

ご武運を」

 

「氷水、錬、皆行くぞ」

 

「ええ」

 

「ああ」

 

と私達は会議室を出て尚文が担当していた村に全員転移した。

錬達が買って来た荷物はラケルの空間魔法に収納して私達は二手に分かれた。

先に行き元康と樹を見つけたら回収する、偵察回収部隊

メンバーは錬、マジェッド、紫彩になっている。

移動方法は錬は仮面ライダー迅のバーニングファルコン、マジェッドは仮面ライダーメイジのライドクレバー、紫彩は〔サイレント・ゼフィルス〕を使って最短で飛行する

尚三分前に直ぐに飛んで行った

遅れて霊亀を本格的に倒す討伐する、討伐部隊

メンバーは私、ライク、ルナ、ソキャート、リファナ、キール、ジャベリン、尚文、ラフタリア、フィーロ、エクレール、老師様、リーシア、キャサリ、ダガー、アクセルになっている。

移動方法は私は〔マッハキャリバー〕、ライクとルナは〔風鳴翼のバイク〕、キールとリファナは〔マシンゼクトロン〕、ソキャートとジャベリンはクロミア、ラフタリアとエクレールは〔ライズホッパー〕尚文、老師様、リーシア、キャサリ、ダガー、アクセルはフィーロの馬車でフィーロは引きをやって居る。

 

「頼むぞフィーロと氷水!

お前達のウイングロードと足が頼りだ」

 

「うん任せて」

 

「ええ、フィーロ行くわよ」

 

「うん」

 

「ウイングロード」

 

『ウイングロード』

 

と私の前に青色の魔法の道が出て来て、私は〔マッハキャリバーのキャリバー〕を最大の加速で走って。

その後は皆が付いてくる。

兎に角止まるつもりは無いから魔力切れを起こしそうなときは魔力回復薬をかぶのみで飲んで止まらず走って影の情報が欲しい時だけ止まって私とフィーロ休憩するの繰り返しをする。

 

ゴクゴク⋯プッは~

 

と魔力回復薬をかぶのみで飲んで無理矢理回復する。

一瞬視界と意識がぼやけて倒れそうになるが意識を何とか踏ん張って立て直して走る。

 

「大丈夫か、氷水」

 

はぁ、はぁ、大丈夫」

 

と瘦せ我慢しながら走ると

波が来る感触が来て思わず私は周りを見るが周りの変化は無かった。

と混乱している中

 

「氷水、フィーロ!!

少し止まってくれ」

 

「え~?」

 

「分かった地面に降りる」

 

私はウイングロード操作して地面に付けて其処で私達は止まった

私とフィーロは

 

「つっ疲れた」

 

「フィーロちょっと寝てもいい?」

 

「ああ!」

 

「コオスイ様、フィーロちゃん、お水です」

 

「ルナ、有り難う」

 

「ルナ姉ちゃん、ありがとう」

 

「ナオフミ様!⋯やはり外に変わったことはなさそうですけど」

 

「何かが起こったんだだから感じた。

⋯まさか」

 

私は立ち上がり尚文の隣に立ち

 

「私もそんな感じがする」

 

と会話して居ると

 

『マスター、紫彩様からメッセージが来ています』

 

「繋げて」

 

『はい』

 

私達に前に空中にディスプレイが現れて

 

『繋がった錬』

 

『そうか、尚文、氷水』

 

「紫彩、錬、其方で何か起きた?」

 

『それが⋯』

 

『霊亀が復活した』




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみ下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

作戦会議

第七十八話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


「紫彩達、取り敢えず、情報の報告を

今影すぐそばにいるから」

 

私は電話をスピーカーをONにした

 

『ええ、分かって居るわ。

でも私の〔サイレント・ゼフィルス〕のハイパーセンサーでギリギリ確認できたんだけど、霊亀は西に向かっているの。

後途中で元康と樹の反応をキャッチしたの』

 

「其れで⁉

どうなったんだ!?」

 

『反応が消失してハイパーセンサーでも確認できないの』

 

「イツキ様⋯!!」

 

とリーシアは大声をあげて崩れそうになるがラフタリアとエクレールがキャッチした。

 

「落ち着けまだ決まったわけじゃない」

 

「ええ、そうね。

其処は如何なの?」

 

「はい、五聖勇者の生死は確認できる術が御座います。

只今その機材があるフォーブレイの教会に確認を要請しています」

 

「だ、そうよリーシア」

 

「はい」

 

「それで⋯俺達は如何すればいい?」

 

「先ずは合流お願います。

対霊亀戦に備えて近隣諸国と組織する事となった、連合軍へ」

 

「紫彩もそこで合流で」

 

『ええ、分かったわ。。

〔サイレント・ゼフィルス〕のハイパーセンサーを使って向かってみるは』

 

私達は近隣諸国が組織した連合軍の本拠地に移動して紫彩達と合流した。

そして会議するテントに私、尚文、錬、紫彩の勇者が入った。

中には近隣諸国の最高司令官などの重要人物がいて私達が席に座って会議が始まった

 

「五聖勇者様は何をしておられる!!

此処に居られるのは盾の勇者様、剣の勇者様、蒼青の勇者様とその眷属の勇者、紫魔の勇者様のみ⋯!聞けば他の二名は行方が知れないの事⋯!」

 

「世界を救うのが勇者の筈であろう!!」

 

「わが身可愛さに逃げたのではあるまいな!?」

 

「恥知らずが!!

此れはメルロマルクの責任でもありますぞ!!」

 

出るは出るは罵声の嵐

がミレリア女王は動じなく

 

「先ずは誤解なき様に申し上げておきますが

二勇者様は霊亀の足を止めるに向かわれましたのです。

霊亀の出現を予見し、一足早くメルロマルクを発たれました。

混乱の中ご一報が遅れたことお詫びいたします」

 

と嘘と本当を混ぜた発言した。

 

「しかしまだ、霊亀は動いているだろう!?」

 

「まさか二勇者様はすでにもう⋯」

 

「二勇者様は健在です。

おそらく今も霊亀の側で戦っておられる筈です」

 

とミレリア女王が全員驚く発言をした。

 

「本当か!?」

 

「はい、先程のフォーブレンの教会から返答がありました。

異変が有れば知らせがあるでしょう。

ですから今の所は」

 

とミレリア女王の言葉に

 

「⋯イツキ様」

 

と盗み聞きしているリーシアの声が聞こえて

 

「⋯我らはっ我らはただ自国が蹂躙されるのを黙って見ているしかないのか⋯?」

 

「いいえ、此処からが我らの仕事です。

残念ながら二勇者様が事を収められて居ない以上古の方に倣うしかありません。

我ら連合軍にて魔法部隊を結成し、霊亀内部より心の臓の封印を試みます」

 

「魔法部隊⋯!!」

 

近隣諸国の重要人物はミレリア女王が言った言葉に疑問を持った。

ミレリア女王は其れを見てメルロマルクの兵士に合図送る。

其れを見たメルロマルクの兵士がリーシアが見つけた本を持って来た

 

「このほど古の勇者様が行ったという封印の魔法の概要が文献として発見されました。

ただ再現するには人数を要します。

人材は出そう我が軍にも手慣れはいる」

 

「だがどうやって乗り込む?

奴は動いて⋯しかもデカイ」

 

「作戦はあります。

是非⋯お力を貸し戴きたいです。」

 

その後ミレリア女王の作戦を説明して

 

「ご安心ください。

我らには三勇者様がおります。

いざとなれば必ずや我らをお守りくださるでしょう。

そうですね」

 

「「「「「「「「「おお⋯勇者様⋯!」」」」」」」」」

 

「ええそうね。

霊亀の足は私と剣の勇者が斬るは」

 

私は錬を見て。

 

「ああ、そのつもりだ」

 

「で、守りは守るのが十八番盾の勇者の担当」

 

「同然だ」

 

とミレリア女王の作戦が決まって現在私達は作戦の舞台になる谷の街を見下ろせる峠にいる。

 

「⋯よくそんな作戦が通りましたね」

 

「今まさに霊亀が歩を重ねていて襲来が避けられないとあれば囮として町を差し出して同情と復興祖金をせしめるくらいしなけばやってられないだろうよ」

 

「わざと誘い込み町ごと霊亀を谷に落としめる⋯か

何とも口惜しかろう」

 

「老師様、此れが最も確実で死者ださない方法ですから」

 

「避難は間に合うのでしょうか?」

 

「間に合わなければそれまでだ。

何とか逃げてもらうほかない」

 

「そうだな」

 

私達は作戦の為に峠に降りる

途中

 

「あっ勇者様っ」

 

「盾の勇者様に蒼青の勇者様、剣の勇者様まで」

 

私達は仕草すると

 

「「「「「「「「「「わぁ~!!」」」」」」」」」」

 

「「ナオフミ様⋯!」」

 

ラフタリアとリファナがキラキラした目で尚文を見る

 

「な、なんだよ」

 

「大分人気になったね」

 

「そうだな」

 

「使える物は何でも使う

其れで事が上手く運ぶならな」

 

「フィーロ戦うよ!!

あんな奴やっつけちゃうもん」

 

「ああ、そうだな。

やれることをやるしかない」

 

と私達はミレリア女王のテントに移動して作戦のシナリオを確認する

ミレリア女王の作戦のシナリオの説明を聞いていると

 

「ナオフミ様!」

 

ラフタリア達がテントに入って来た

 

「避難⋯遅れているみたいなんです。

私達も手伝いに行っても⋯」

 

「いやラフタリア達は此処に⋯」

 

と尚文が言い切る前に

 

「蝙蝠が⋯っ

蝙蝠の群れが来るぞ⋯」

 

私達は直ぐにテントを出ると

 

「避難民に向かっているぞ」

 

「くっ」

 

「尚文」

 

「分かって居る

ヘイトアクションッ!!」

 

と尚文がヘイトアクションを使うと蝙蝠の群れがこっちにUターンして来た。

 

「錬!!」

 

「ああ」

 

私は〔天羽々斬のギアペンダント〕、錬は〔スラッシュライザー〕と〔バーニングファルコンプログライズキー〕を取り出して

 

インフェルノウィング!

 

バーンライズ!

 

『Kamen Rider... Kamen Rider... Kamen Rider...』

 

「変身」

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

スラッシュライズ!

 

バーニングファルコン、The Strongest wings bearing the fire of hell

 

と直ぐに変身て

 

「錬、合わせて」

 

「そのつもりだ」

 

私は剣を振ると

 

千ノ落涙

 

を繰り出して私の技を抜けた蝙蝠は迫って来たが

 

インフェルノウィング!

 

と錬は独楽の様に回りながら雷と炎を出しながら蝙蝠の群れに突撃して

 

 

《/bgcolor》

  《/bgcolor》

 《/bgcolor》

  《/bgcolor》

   グ レイン《/bgcolor》

 

それでも抜けて来た蝙蝠は多く乱戦になりながらも剣で応戦した

 

「氷水、錬、霊亀の下に行くぞ

ラフタリア、フィーロついてこい」

 

「キール、紫彩」

 

「了解」

 

「分かったわ」

 

「マジェッド付いてこい」

 

「分かって居ます」

 

私達が霊亀の下に行こうとしたら

 

「イツキ様⋯っあのっ私も」

 

「フィーロの足が遅くなる!

お前達は避難民の方を」

 

「ナオフミさん⋯」

 

と私達は空を飛び

 

「時間を稼ぐだけでいい!」

 

「はい。

どうしますか!?」

 

「一点集中だっ」

 

「そうねそれがベターね」

 

私は刀を太刀に変えていざ霊亀を見ると

 

「「「「「「「「ー--っ!!」」」」」」」」

 

と私達は驚いた。

霊亀の首が落とされていた




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみ下さい
PS容赦なく誤字脱字の報告など送って来てもOK


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

探索

第七十九話が完成しました。
其れではスタートです。(^O^)/


私達は既に首を落とされた霊亀を見て私達は戻ると

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「

わあああぁぁぁぁー---」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

兵士や冒険者が私達の下に殺到して

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「勇者様が霊亀を倒したぞ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「これで⋯町は守られた」

 

私は直ぐに上に逃げると

 

「ちょっ」

 

「お前ら」

 

「ちょっと待って

違う!俺達じゃない!」

 

皆が尚文と錬を胴上げの体制に入って

 

「俺達は霊亀を倒していない!」

 

と地面に衝撃が走った。

皆は衝撃の発信源を見ると

 

「⋯全く浮かれ過ぎじゃて

聖人様達のお言葉をもっと静かに聞くように!」

 

と老師様が地面に手を置いて地面に亀裂を入れていた。

私は老師様の近くに着地して

 

「老師様鎮めて頂き有り難うございます」

 

「本来ならコオスイ門下生が鎮めるのを思わず手が出てしまったわい」

 

私達は皆に説明して

 

「偵察によれば」

 

影の偵察の情報をすり合わせた。

 

「霊亀の首が落ちて絶命していた⋯と」

 

「俺達が付いた時にはすでにその状態だった」

 

「私達よりも先に誰かがやったと推測される」

 

「きっと二勇者達だろう!!」

 

「なぜすぐにお連れしない!?

近くに居られるんだろう!?」

 

「いや私達の範囲で居なく。

影」

 

「はい、私達も辺りを捜しましたが蝙蝠が居るばかりでお姿が見えず⋯」

 

「しかし霊亀が死んだのは事実!」

 

「そうだ!

町は⋯我々は助かったことに変わりない」

 

「いや」

 

「喜ぶのはまだ早い

霊亀の使い魔は飛び回っているし

波のカウントだって止まったまま⋯」

 

「先代の勇者が霊亀を殺さず封印したのは霊亀が不死身の可能性があるわ」

 

と私がそう言うと周りの空気が悪くなった。

 

「霊亀が動かない今、私達が霊亀の身体に入って心の臓に封印を施すチャンスであるわ」

 

私がそう言えば周りの空気は戻った。

 

「偵察は霊亀の周辺までだな?」

 

「はいまだ⋯」

 

「分かった。

予定通り、霊亀の体内へ行く何か起きるかわからない

調査隊の編成をたのむ!

首を落とした奴もあるいは」

 

と私達は霊亀に上った

本来なら私が〔ブルーティアーズ〕紫彩が〔サイレント・ゼフィルス〕を使って偵察に行くが体を鍛える為に徒歩で歩いている。

途中紫彩がバテてしまいしょうがなく〔サイレント・ゼフィルス〕を使って霊亀全体を偵察に行った。

 

「一度上ってしまうと」

 

「此処が霊亀の背の上だって事を忘れそうだね、ラフタリアちゃん、キール君」

 

「そうだね」

 

「どんだけデカイなのか」

 

「本当に⋯ここから体内への道があるのか⋯?」

 

「その筈です」

 

「その筈って⋯」

 

「実はメルロマルクにある書物で霊亀の事が書かれている文献が英雄譚ととある古い旅行記しかなく」

 

ルナが目を細めながら指で頬を掻きながら答えて

 

「はい、英雄譚の方は物語の側面が強いので正確な場所まではわかりませんので、古い旅行記の方を持ってきました」

 

とリーシアは目をキラキラしながら答えた

 

「本当に大丈夫なのか⋯?」

 

「無いよりましでしょ」

 

「そうだが」

 

「霊亀国はあんまり周辺とは国交が盛んで無かったようで内情は隣国でも詳しくない⋯らしいから⋯」

 

とエクレールの霊亀国の解説を聞きながら移動していると

中国特有の建物が目に入った。

 

「⋯こんな建物初めて見ました」

 

「はい、僕もです。

ソキャートは?」

 

「無い」

 

「中華風⋯だな」

 

「これ‼旅行記の記述にもあります!」

 

「蓬莱山にはたしか立派な寺院があったかのう」

 

「来たことがあるのか!?」

 

「昔の事でおぼろげですじゃの」

 

「そうですか」

 

「にしてもとんだ場所に寺を作ったもんだな」

 

「神殿や寺院はその土地の気が集まる場所に建てられる。

そうそうありませんて⋯」

 

「成程」

 

「此処はまだほんの入り口です。

旅行記にはこの先に町があると書かれています。

まずは其処にー」

 

「ごしゅじんさま」

 

「どうした。

魔物の気配でも感じたか?」

 

「ううん気配はないよでも⋯匂いがする」

 

「匂い?」

 

と尚文が疑問に思っていると

 

「やっと来たわね。

氷水達」

 

先に偵察していた紫彩と合流したが何故かマスクしていた。

 

「紫彩、如何だった?」

 

「駄目ね霊亀国は滅んでいたわ。

取り敢えずマスクする事をお勧めするわ」

 

と紫彩の勧めで調査隊全員マスクして霊亀国の最初の街に入った。

其処には倒壊した建物に死体がそこら中に転がって居た。

酷い死臭が匂って来た

 

「⋯ナオフミ様っこれ⋯」

 

「間違いないわね」

 

「⋯真っ先に苗床にされたんだろうな⋯

使い魔の姿は今の所見えないが⋯念の為警戒を⋯」

 

「何と無残な⋯」

 

「取り敢えず錬、此処は別れて調査しましょ」

 

「ああ、そうさせてもらう」

 

と瓦礫の撤去に死体の集めなどは錬達と調査隊に任せて、私達は町の奥の建物に向かった。

 

「旅行記によれば古より伝わる絵巻や建造物が多々あって我々の知らない文化財の宝庫だとあるんですが⋯此処です」

 

私達はリーシアの案内でとある建物に入った。

 

「霊亀自体が傾いている。

十分気を付けろ」

 

「はい」

 

建物の中は倒れたい、ひび割れなどがあるが其れでも立派な作りで

 

「⋯さぞ尊厳な寺院だったんだろうな」

 

「えぇ、そうと見えるね」

 

と言いながら〔ショドウホン〕のカメラ機能で撮影している。

 

「この辺の物はなんかは売れば結構な値が付きそうだな」

 

「イワタニ殿!」

 

「此処で死者ともに朽ちるより復興資金として生者の為に役立てた方が良いんじゃないか?」

 

「⋯むぅっ」

 

エクレールは複雑な顔をしていた。

 

「まぁ其処の奴らはただの火事場泥棒だと思うが⋯」

 

「な!

この狼藉者め!!」

 

振り返ったエクレールは怒りながら剣を抜刀し始めた。

 

「フィーロ!」

 

「うん!」

 

と尚文の指示でフィーロが動いて

 

「はいおさえておさえて~」

 

フィーロは器用に嘴でエクレールを捕まえた。

 

「これ以上死体が増えたらフィーロの鼻まがっちゃう~」

 

「くっ」

 

「取り敢えずそこの四人」

 

「「「「あ、はい」」」」

 

私が呼ぶと四人はこっちを向いた

 

「取り敢えず第一に被害があった国の為にお宝を集めて良いけど猫糞は二の次、三の次で良いから復興資金を集めて欲しいわ」

 

「「「「はい、分かりました」」」」

 

と兵士はお宝を外に運んだ。

 

「こ、コオスイ殿、略奪行為を見逃すのか!?

今見逃せば略奪行為は拡散する!

エスカレートすれば歯止めが利かなくなるぞ。

秩序を失えばただの暴徒だ」

 

「そうなるわね。

尚文」

 

「ああ、分かった。

フィーロ、一緒に行ってやれ」

 

「イワタニ殿」

 

「ルナ、ライク」

 

「「はい!」」

 

「一緒に行ってきて欲しい」

 

「「分かりました」」

 

「後⋯ババアも頼めるか?」

 

「是井とも」

 

「じゃあ行こうか

ルナお姉ちゃんとライクお兄ちゃんと赤い野菜のみたいな人」

 

「やっやさ⋯私はエクレールだ!

フィーロ殿」

 

「エクレアお姉ちゃん?」

 

「フィーロそれだとスイーツの名前になるよ」

 

「だね」

 

「ライク殿、ルナ殿ゆう通りだ。

それと何処からアが出てくるのだ!!」

 

と会話しながら寺院に出た

 

「真面目だなエクレールは⋯」

 

「騎士だからね」

 

「影によってこの惨状は女王の知るところになるだろう

後の采配は任せた方が良い

俺達は其れよりもー」

 

「尚文」

 

紫彩は尚文の肩を触った。

 

「どうかしたのか?」

 

「ラフタリア達」

 

「?ラフタリア達がどうかs⋯」

 

と尚文がラフタリア達の方向を見るとラフタリア達は暗い顔をしていた。

 

「すみません⋯大丈夫です。

少し昔を思い出してしまっただけで⋯」

 

「私も」

 

「あぁ、俺もだ」

 

多分村の事を思い出していると思っていると

 

「難しいですね。

この建物はそう長くはもたないと思います⋯

このままでは失われて⋯二度と戻らない⋯」

 

「なんだリーシアも略奪賛成派か?」

 

「ちっ違います!!」

 

「其れじゃあ文化保護派?」

 

「そう、それです。

こういう文化財は⋯昔の人の声を聞ける唯一のものだから⋯

私達だってそれが無ければ此処には来られませんでしたし⋯」

 

リーシアは隣の部屋に案内されると其処には壁画が沢山あった

 

「すごい⋯」

 

「此処を見て下さい」

 

とリーシアが指す場所は

 

「霊亀か!」

 

「おそらく

この構成を見ると何かの物語を綴っているように思えるのですが」

 

「文字⋯読めませんね」

 

と文字が掠れていた。

 

「聖武器じゃあ文字までは翻訳できないからな⋯」

 

「其れに欠損も多いわね」

 

「でも写真に取った方が良いわね」

 

と言いながら〔ショドウホン〕のカメラ機能で撮影する

 

「だな」

 

「そうね」

 

と尚文は〔飛電ライズフォン〕紫彩は〔乃木園子の勇者スマホ〕で撮影する。

 

「霊亀の謎が書かれているかもしれませんが⋯

町の人が生き残ってくれたら⋯」

 

「あいつら⋯二勇者どもは此処へ来ただろうか?」

 

と尚文が疑問を口にした

 

「分からないわね」

 

「そうか、あいつらが霊亀の首を落としたとは思えないが」

 

「そうね。

もし元康と樹が霊亀の首を落としたなら大分後ろで倒れている筈よ」

 

「だよな。

生きている筈なのに何処にもいないという事は⋯」

 

「霊亀の首を落とさず直接に乗り込んで体内に入った線が濃いね」

 

「だな。

俺もそう思う」

 

私達がそう言えばリーシアは希望を見出した顔になり

 

「イッイツキ様!!

体内へはどうやって⋯!!」

 

私は避けてリーシアは尚文に抱きついた。

 

「待て待て!今それを捜してるんだろうが」

 

「イツキ様ぁっ何処かにサインでも残して下さっていれば⋯っ」

 

「遺跡に落書きする迷惑観光客かよ⋯

そんな都合よく⋯」

 

「あったわよ」

 

「「「「「え!?」」」」」

 

と紫彩の驚きの声で私達は紫彩の方を見た。

紫彩は例の壁画の左下端の部分に座って居た。

 

「此処に」

 

「ホントか!?」

 

私達も其処に行き壁画の左下端の部分を見る

其処にあったのは

 

「本当にあった」

 

「其れも日本語で書いてある」

 

 




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみ下さいm(__)m


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

報告

第八十話が完成しました。
其れではスタートです。(^O^)/


「⋯二ホン⋯?」

 

「日本語だこれは⋯」

 

「私達がいた世界の文字よ」

 

「ナオフミ様の世界の⋯!?」

 

「⋯言われる勇者文字と言うものですね。

やっぱりイツキ様のメッセージですが!?」

 

「違うね」

 

「ああ、よく見ろ

昨日今日のものじゃない」

 

「ところどころ掠れて読めない部分があるけど。

具体的に居れば過去に霊亀を封じた勇者がその封印を解いてはいけないと私達、後世の勇者に警告する為に掘った物よ」

 

「解いてはならないって⋯そんな簡単に解けてしまうようなものでしょうか」

 

「分からんぞビッチとか二勇者とかそういう事にかけては一流だからな」

 

「いっいまのどういう意味ですか!?」

 

「例えば物語やボードゲームで培った知識で封印を解くなどの事かな」

 

私はリーシアの疑問を答えながら〔ショドウホン〕を筆モードにして()、()、()、(馬楝)を書く、すると具現化して筆、桶、紙、馬楝が出て来た。

そして私は更に()を書くと桶の中に墨が入った。

 

「此処⋯犠牲者を出すことは世界の為ともなりえる⋯フィトリアの言っていたことに通じるな」

 

「世界の⋯」

 

私はラフタリアの声を聞きながら筆を使って墨を練る。

 

「封印について具体的に書かれている個所などありますか?」

 

「そうだな

封印は七つ目に破られる⋯7⋯新しく現れたこの表示に関係ある⋯か?」

 

「もしあったらそれは七日、七週間、七カ月、七年後などの意味になるわね」

 

と言いながら例の文字に筆を使って墨を塗る。

 

「数字といれb⋯て!!

氷水何やって居る!!」

 

と私がやって居る事に尚文がやっと気が付いた

 

「そうですよ

貴重な壁画に墨塗っているんですか!?」

 

「決まっていいるじゃん

写し絵よ」

 

「写し絵ですか?」

 

「そう。

リーシアの予想ではこの建物は倒壊する可能性が有るんでしょ」

 

「あ、はい」

 

「だからこうやって写し絵を取っているの。

尚文其処に在る紙をリーシアと協力して端に付けて」

 

「そうゆう事なっら先に言え。

やるそリーシア」

 

「あ、はい分かりました」

 

と尚文とリーシアは協力して文字が彫られた端に紙を当てて

私は馬楝を持ち紙の反対の方の端を持って

 

「紫彩、キール此処お願い」

 

「ええ、分かったわ」

 

「了解」

 

と紫彩とキールと交代して私は馬楝で紙を擦った。

そして紙を外すと

 

「完成」

 

と綺麗に写し絵が出来た。

 

「でも文字が反転していますけど」

 

リファナのゆう通りに写し絵は転写すれば必ず反対になってしまう

文字の場合必ず鏡文字で書かないといけない

 

「其処は此れでカバーするわ」

 

と言いながら〔ショドウホン〕を取り出して筆モードにして(反転)を書くと文字が反転して鏡文字から普通の文字に戻った。

 

「其れで気を取り直して

数字と言えば最後の八⋯勇の字⋯勇者といえば四聖では⋯?」

 

「もう一つシリーズあるわ」

 

「はぁ?」

 

と私が言った言葉に尚文が驚いていた。

 

「はい、コオスイ様のゆう通りで8ではないんですが7であれば七星勇者の伝説と言うものがあります」

 

「七星?」

 

「四聖よりも身近で庶民的と言うか⋯召喚に応じた異世界の者しかなれないなれない四聖と違い七つの眷属器に選ばれれば誰でもなれると聞いています」

 

「其処の壁画の右下の方に丁度七人書いてあるわ」

 

私は右下の方を刺した。

 

「本当だ。

それにしても⋯俺は召喚に応じた記憶は無いけどな」

 

「ナオフミ様」

 

「でも私が読んだ物語は霊亀を封じたのは四聖勇者の筈ですし⋯八を冠する勇者の話は⋯分からないですね⋯」

 

「⋯まぁ今更勇者が他にもいたと言われても驚かないがな」

 

「そうね」

 

「⋯それにしても⋯久しぶりに日本語を見たな」

 

「私もよ」

 

「⋯何だ?霊亀の使命ってなんだ?」

 

「尚文そう言えb⋯」

 

私が言い切る前に

 

[ゴ]

 

と大きな音が響き建物に亀裂が広がり出した。

 

「ナオフミ様⋯?」

 

「右後ろ!!」

 

「分かって居る」

 

と尚文が私達を庇う様に後ろに行き盾で瓦礫を防いで

 

「此処は危ないっ。

速く外へ」

 

私達は建物から出る為に走った

 

「ほらリーシア走れ!!」

 

「はっはいいいっ」

 

「氷水」

 

「持って居る」

 

と写し絵を見せた

 

「紫彩」

 

私が紫彩を呼ぶと

 

「全部写真に収めているわ」

 

と〔乃木園子の勇者スマホ〕を見せた。

私達が建物の外に出ると先ほど無かった大きな岩が合った

 

「どうした!?何があった!?」

 

「落石ですっ

岩壁が脆くなって居たらしく」

 

「怪我人はいるか!?

リーシア!

フィーロ達を呼んで来い」

 

「はっはい」

 

「各自オールフリーで救命活動開始」

 

「「「了解!!」」」

 

 

STANDBY

 

「〔マッハキャリバー〕」

 

『Kamen Rider...Kamen Rider...Kamen Rider...』

 

「セットアップ」

 

「「変身」」

 

『セットアップ』

 

 

HENSHIN

 

G athering Ro und!マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!

 

「キャストオフ」

 

『CAST OFF!CHANGE SCORPION!!』

 

と其々変身して救命活動を行った。

そして救命活動が終えて私達はミレリア女王に報告する為に一度霊亀に降りた。

錬達は先に戻り万が一備えて道具を集めている

 

「そうですか⋯ともあれご無事で何よりでした」

 

「おそらく霊亀が動き回って居た影響だろう

体内へ向かうルートも何処かに埋まって居るのだと思う」

 

「二勇者様は?」

 

「生憎まだ見つかって居ない」

 

「分かりました。

霊亀の調査は様子を見つつ続けることとしましょう

イワタニ様とサヤナミ様には二勇者様の探索の方を優先していただきたいです」

 

「構わない」

 

「私は報告が有るからパスで」

 

「分かりました。

ではお願いします」

 

尚文は後ろを向きテントの出入り口向かう中

 

「尚文、霊亀の方か霊亀の後ろどちらを調べる?」

 

「⋯霊亀の後ろ」

 

「そう、お願いね」

 

「ああ」

 

尚文がテントを出て私達は

 

「サヤナミ様、先程の意味は?」

 

「さっきの調査で霊亀の寺院から勇者文字が見つかったわ」

 

私が言うと

 

「誠ですか!?」

 

とミレリア女王が物凄い勢いで食いついて来た。

 

「ええ、寺院が倒壊しているかもしれないけど写し絵はしっかりと取ってあるは」

 

とミレリア女王に写し絵を渡した。

皆写し絵を覗き込んだ。

 

「間違いありません。

勇者文字です」

 

「何と書いてあるんだ」

 

「簡潔に内容を言えば霊亀の封印は一切解いてはならない、と」

 

「「「「「なぁ!!」」」」」

 

皆を驚いていた。

 

「では何で霊亀の封印が溶けたんだ」

 

「其処で私は此れまでの情報を纏めて一つの仮説を立てた」

 

「仮説ですか?」

 

「今回の騒動は異世界の勇者が関わっている」

 

「「「「異世界の勇者!?」」」」

 

ミレリア女王以外驚いていた。

 

「あの者ですか」

 

ミレリア女王はラルク達の思い出していた。

 

「ミレリア女王、御存知ですか?」

 

「ええ、カルミラ島で五聖勇者を殺そうとゆう重罪を起こしました」

 

「なんと、では今回の騒動は異世界の勇者が起こしたのか

何と卑怯な」

 

「ですが此れは鎌の勇者、扇の勇者、怪盗の勇者が起こした物ではありません」

 

「「「「「!!」」」」」

 

私の言葉に全員驚いていた。

 

「どうゆう事だ。

先ほど蒼青の勇者様が異世界の勇者が起こしたかもしれないと」

 

「ええ言いましたが鎌の勇者と怪盗の勇者ではない別の勇者が起こした物だと予測しました」

 

「別の勇者!?」

 

「ええ、鎌、扇、怪盗の三名は正々堂々と襲ってきました」

 

「確かに私達が見える用に隠れもせずに五聖勇者を襲っていましたね」

 

「其れに鎌、扇、怪盗は勇者とその仲間以外を殺さないように動いていた」

 

「!!確かに怪我人は出て来るも死者の報告は来ませんでした」

 

「ですが今回の騒動は卑怯で勇者とその仲間以外の莫大のな死者が出ました」

 

「つまりこの騒動には鎌、扇、怪盗関わって居ないと?」

 

「いえ関わって居ます。

寧ろ貢献してしまうもの起こしています」

 

「其れは?」

 

「霊亀の首を落とした事です」

 

「「「「「なぁ!?」」」」」

 

流石に別の意味で全員驚いていた

 

「待ってくれあれは二勇者様が霊亀の首を落としたのではないのか!?」

 

「はい現在の二勇者の実力では不可能です」

 

「「「「なぁ!!」」」」

 

「これh⋯」

 

「サヤナミ様その先は私が説明します」

 

とミレリア女王が私の隣に立った。

 

「ミレリア女王」

 

「此れはクズが起こしたでき事で其の比はメルロマルクにあります」

 

「分かりました」

 

私は一歩下がった。

 

「二勇者様が弱い理由はメルロマルクの元王オルトクレイ=メルロマルク32世、今はクズになって居ます。

クズが行った愚弄は知っておりますね?」

 

「ええ」

 

「勿論」

 

「確か三勇教の思惑に五聖勇者を一度に召喚したと」

 

「ええ、その上盾の勇者様を罵声したと」

 

「その通りです。

その上残った勇者様を甘やかされ、英雄のように扱われて鍛錬を疎かして戦闘はスキル頼みでこの世界の人間のちょっと強いだけ。

カルミラ島の異世界の勇者の戦闘は真っ先に二勇者が脱落しました」

 

「其れを直す為に指南役を要しましたが其れされも投げだす始末」

 

と私達は説明を終えると周りがやばくなって、そして

 

「では此れからの波は如何するつもりだ!!」

 

「そうだそうだそんな弱い勇者で如何波を対抗するつもりだ!!」

 

勿論皆怒った。

私は直ぐに正座して大きく頭を振り下ろし土下座する。

地面には小さなクレータが出来た

 

「ですので私達が強い勇者にします」

 

私は顔を上げると額が出血していた。

 

「今回の騒動が終息次第、二勇者の意志関係なく私達の手で強くしてみせます」

 

私はまた頭を下げた

私の土下座で回りの空気が変わった

 

「分かりました。

蒼青の勇者様達に任せます」

 

「有り難うございます」

 

そして私達とミレリア女王はメルロマルクに戻って錬と合流した




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみ下さい(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二回目作戦会議と突撃

第八十一話が完成しました。
今回は少しプログラミングの一部が上手く作動して居ませんが如何か温かく見守ってください
其れではスタートです。(^O^)/


私は錬と合流して万が一霊亀が復活しても良いように物資を搔き集めていた。

そんで私は霊亀国の寺院で見つけた勇者文字の復元を歩きながらしていた。

 

「氷水、さっきから何と睨めっこしているんだ?」

 

「霊亀国で勇者文字が見つかった」

 

「本当か!?」

 

「ええ、ただ経年劣化が合って文字が消えていたの。

だからこうやって残っている文字から消えた文字を予測を立てて文章をを直しているの」

 

「そうか」

 

と私が勇者文字と睨めっこしていると東から強烈の光が光った。

私と錬は思わず東の方角を見た。

 

「氷水、今の光」

 

「最悪の想定をした方が良いわね」

 

会話して居ると

 

「コオスイ様」

 

「レン様」

 

とルナとマジェッドがこっちに来て

 

「「今すぐ皆を集めろ」て」

 

「「はい」」

 

と私と錬は急いで城に戻ると兵士がこっちに来て

 

「「蒼青の勇者様、剣の勇者様」」

 

「何か?」

 

「女王の直々の指令が至急会議室に」

 

「「分かった」わ」

 

と私達は会議室に移動した。

会議室には尚文、ラフタリア、フィーロ、リーシア、エクレール、老師様、ミレリア女王が居て更にあの時に出会った女性が居て私は思わず〔ショドウホン〕を取り出して筆モードにして()を書き〔シンケンマル〕を取り出して構えてしまった。

 

「待て待て気持ちは分かるが今はそれどころじゃないから其れ締まれ」

 

「御免なさい」

 

私は尚文の言葉を聞いて()を書いて〔シンケンマル〕を仕舞った。

 

「では改めまして女王陛下、ご無沙汰しております」

 

「まさか貴方は⋯なぜここに⋯!!」

 

とミレリア女王は驚いていた。

 

「陛下には世界会議の折に何度かお会いいたしましたね」

 

「あった事が有るのか!?」

 

「このホウライ妃は霊亀国王の愛妾であり

ご本人を前にしてぶしつけではありますがあんまりいい印象ではありません」

 

「⋯嫌な女を演じておりましたからね。

便宜上の名はオスト=ホウライ

王に取り入り内政をに干渉し⋯国を乱して多くの魂を回収するのが私の役目でした」

 

とホウライ妃から霊亀の存在をする意味、役目などを説明された。

 

「まさか⋯!

霊亀の目的がそんな⋯っ」

 

「本来は霊亀本体が自ら動きだし魂を回収するのは最終手段でありました。

私も聖武器の勇者の力及ばず望まれれば封印の解き方を教える事で役目を終える筈でした」

 

「確認だけど」

 

私は手を挙げて

 

「その封印の解き方は槍の勇者か弓の勇者もしくはその他に教えた?」

 

「いえ、教えていません

何分いつの間にか封印が解けていましたから」

 

「そう、次にこの事態は過去にあったかしら?」

 

「いえ、霊亀自らが暴走してしまうなど私が知って居る範囲で無いです。

ですので本来の役目から外れる事ですが私に出来る事が有るならばどんなことでも協力を惜しみません」

 

とホウライ妃は提案して来た。

 

「私は賛成。

この中で霊亀を一番詳しいのが彼女しかいないので」

 

「俺もだ」

 

「⋯サヤナミ様の意見はごもっともです。

本来であれば相容れぬ立場

⋯ですが今は目的を同じくする同誌して、余計な干渉は致しません。

貴方が霊亀の使い魔であったという事は此処だけのことと致しましょう。

連合軍の士気に関わります。

⋯とても多くの物が国や肉親を失っているのですから」

 

とホウライ妃は頭を下げて私達は連合軍が居る部屋に移動して

 

「私、錬、尚文、ミレリア女王が作戦を説明する」

 

「時間がない

先ずは奴を止める」

 

「私達で霊亀の首を落として」

 

「今度こそ入り口を見つけて体内に入って封印を施す」

 

「それで道案内は霊亀国のホウライ妃が行う」

 

「お任せください」

 

「それで連合軍は使い魔への対処と盾の勇者様、剣の勇者様、蒼青の勇者様方への魔法でのサポート

そして体内に置いての封印の際に行う集団魔法の行使をお願いします」

 

「問題は棘ミサイルとビームみたいな攻撃だが⋯」

 

「尚文それは?」

 

「ついさっき霊亀を偵察して来た時に霊亀が攻撃して来たんだ」

 

「口からの雷光は大地の力すなわち龍脈を使った力⋯と思われます。

龍脈の弱い場所では使えません」

 

「であれば好都合じゃの」

 

「と言いますと、老師様」

 

「ふむ、霊亀は此方に直進して来るようであるから必ず龍脈の弱いポイントを通る筈じゃ」

 

と老師様が地図にとある場所に指を指す。

 

「⋯よしそこが決戦の場だ」

 

と直ぐに会議を終えて連合軍は決戦の準備を始めた。

粗方、錬が物資を集めてくれたお陰でスムーズに準備が整えて、フィーロの新し馬車に乗った。

因みに前まで使った馬車は霊亀の攻撃で吹き飛んだみたい。

尚文、ラフタリア、リーシア、エクレール、老師様、キャサリ、ダガー、アクセル、ルナ、ライク、ソキャート、リファナ、ジャベリンは馬車の中。

私、キール、紫彩、錬、マジェッドは馬車の屋根の上に居る。

 

「なぁ、氷水」

 

「何?」

 

「尚文の作戦でラフタリア、フィーロ、氷水、ソキャート、俺の5人がかりで首を落とすっていうが大丈夫なのか?」

 

「何?怖くなったの」

 

「いや確認したいだけだ」

 

「たぶん行けるよ」

 

「その根拠は?」

 

「感かしら」

 

「感か」

 

「それより変身しておきなさい。

多分霊亀の間合いに入った」

 

「分かった」

 

と其々の変身アイテムを取り出して

 

インフェルノウィング!

 

 

ドライバーオン、ナウ

 

バーンライズ!

 

 

シャバドゥビ タッチ ヘンシン シャバドゥビ タッチ ヘンシン

 

『『Kamen Rider...Kamen Rider...Kamen Rider...』』

 

「〔ブルー・ティアーズ〕!!」

 

「〔サイレント・ゼフィルス〕!!」

 

「「変身」」

 

 

『《font:94》スラッシュライズ!

 

 

《font:403》『チェンジ ナウ』

 

バーニングファルコンThe Strongest wings bearing the fire of hell』

 

G athering Ro und!マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!《/font》』

 

其々変身を終えて其々の飛行能力を使って空を飛ぶ。

その直後に無数の棘が飛んで来た。

 

「其れじゃあ皆手筈通りに」

 

「ああ」

 

「分かって居るわ氷水」

 

「了解」

 

「了解です」

 

私と紫彩は背中合わせて、私は〔ブルー・ティアーズ〕のスターライトmkIIIとブルー・ティアーズを紫彩は〔サイレント・ゼフィルス〕のファンネルと星を砕く者(スターブレイカー)を使って棘を打ち落とす。

私達の攻撃からすり抜けた棘は

 

パワー

 

インフェルノウィング!

 

スピード ランページ

 

 

 

スピード

 ー
 

  

 ン
 

   グ レイン

 

と必殺を使って棘を一掃する。

其れでも潜り抜けた棘はマジェット

 

バリア ナウ

 

「はぁ!」

 

〔バリアウィザードリング〕を使って防ぐ

 

「コオスイお姉ちゃん達ありがとう」

 

とフィーロがお礼を言っている間に霊亀の足元にたどり着いた。

霊亀が足を大きく上げて一気に振り下ろした。

馬車は大きく飛んだが尚文達は脱出して

ラフタリア、エクレール、老師様、ソキャート、は鳥形態になったフィーロの背中に乗って霊亀の足を垂直に上る。

私も霊亀の足をすれすれに垂直に飛ぶ

 

「ラケル、垂直にバイク出して」

 

「分かったケル」

 

と魔法陣が現れて

 

「垂直にバイクを出す」

 

真っ直ぐ出て来た〔風鳴翼のバイク〕を私はハンドルを握っりながらアクセルを吹かせる

徐々にスピードが乗って来て私は霊亀の足にタイヤを付けて

 

「〔ブルー・ティアーズ〕解除!!」

 

〔ブルー・ティアーズ〕解除して直ぐに腕の力で体を持ち上げてバイクに跨り

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

〔天羽々斬〕の起動聖詠を歌って〔天羽々斬〕を纏う。

 

「ソキャート!!」

 

「うん」

 

とサソードに変身して居たソキャートが

 

「クロックアップ」

 

Clock up

 

とクロックアップしてこっちに来て〔風鳴翼のバイク〕に跨った。

 

下では

 

「ツヴァイト・オーラ!!」

 

「ファスト・パワー!!」

 

「我がオスト=ホウライが天に命じ地に命じ理を切除し繫げ膿を吐き出させよう。

我の力よ我が前に居る者達に力を授けよ!

金剛力!!!」

 

力が出て来る私達の前に皮膚から虫ぽい使い魔が現れたが、エクレール、老師様が前に出て使い魔を倒して更に

後方からライク、リファナ、ジャベリン、キャサリ、ダガーが飛んで来た。

アクセルの〔ヴァルディッシュ=レオ〕を使ってここまで飛んで来た

其のまま使い魔を倒す作業に入った。

 

「飛び降りるよ」

 

「うん」

 

私とソキャートはバイクを飛び降りた

バイクは其のまま走って

 

「ほい」

 

ラケルがバイクを空間魔法に仕舞った

 

「ナイス、ラケル」

 

「ふふん」

 

と直ぐに私達は

 

「エアストシールド

セカンドシールド」

 

尚文が作ったエネルギシールドを足場にして私達は霊亀の首に刀を構えるが

霊亀は素早くこっちに向いて雷光の発射体制に入って居た。

 

「「「「「!」」」」」

 

そして雷光が発射されたが

 

「ドリッドシールド」

 

と三枚目のエネルギシールドを張ってくれて私達は直ぐに後方に行って尚文に手を振って

 

「もう一回行くわよ」

 

「はい」

 

「うん」

 

「了解」

 

「ああ」

 

インフェルノウィング!

 

「ライダースラッシュ」

 

「八極陣」

 

「すぱいらる」

 

天ノ逆鱗

 

バー二ングレイン

 

『天命剣!!』

 

『とるねいど』

 

と私達の技で霊亀の首を斬った。




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみ下さい(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

異変と時間稼ぎ

第八十二話が完成しました。
どうそ、楽しんでは
どうぞ(^O^)/


私達が其々の技で霊亀の首を落として私達は反対方向の足に着地した

 

「見事!」

 

「氷水」

 

「ええ、分かって居るわ、けど」

 

「けど?」

 

私が言った言葉にラフタリアは疑問に思っていた。

 

「私の感だけど、これ簡単に終わらないわ」

 

「終わらない?」

 

と今度はソキャートが疑問に思った。

すると

 

ぶちゅ、ぶちゅ、ぶち⋯、じゅぶぶ⋯、ぶちゅ、じゅぐ⋯

 

と霊亀の肉から不気味な音が鳴り始めた。

 

「何の音だ?」

 

「はぁ~、錬」

 

「何だ?」

 

「もう一回行くわよ」

 

「行くって」

 

「イグナイトモジュール、抜剣!!」

 

と言いながら胸のコンバーターを握り締めて[カチ]とスイッチを押して外して投げって

 

Dainsleif

 

投げったコンバーターは空中で変形すると光の刃のような物を展開して私の方に戻って来て私の胸を刺さる。

すると赤黒い靄が私を包み込む。

私は持って居るアームドギアで靄を切り捨てると天羽々斬、イグナイトになった。

その間、私達が斬った部分に無数の霊亀の蝙蝠型の使い魔が集まって霊亀の体内に入った。

すると

 

ぐぢゅっ、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

 

不気味な音が一層に大きくなった

 

「錬、必殺の準備して」

 

と言った後私は何の迷いもなく霊亀の足から飛び降りた。

 

「ちょ、ちょっと待て」

 

遅れて飛び降りた。

その間霊亀の首が再生し始めた。

 

「氷水、まさか」

 

「そのまさかね。

錬、行くわよ」

 

と私は左手を上にあげると

 

「ああ、分かった」

 

と錬は私の左手を掴んでくれた。

 

インフェルノウィング!

 

と私は足のスラスターと錬は翼で其々時計回りになるように吹かして回転し始めて、完全に再生した霊亀の首に目掛けて向かって行き

 

 

そして私達は火の鳥になり

 

《color:#ffffff》バ《/bgcolor》

 《/bgcolor》

《/bgcolor》

 《/bgcolor》

  グ レイン《/bgcolor》

 

鳳凰極翔閃

 

と霊亀の首を切ったが浅い。

 

「「ハァぁぁぁぁ!!」」

 

と何度も霊亀の首を回りながら切ってそして斬り落とした。

切り落とした衝撃でバランスを崩したが私は直ぐにアームドギアを刀から巨大な太刀に変えて

霊亀の右前足を切断した。

そして攻撃に時間を割り当てた為、私は着地が出来ずに地面にバウンドした。

 

「「氷水、大丈夫か!?」」

 

ゲホゲホ、大丈夫、其れよりも霊亀は?」

 

と私達は霊亀の方を見ると霊亀の使い魔達が斬った首と右前足から霊亀の体内に中に入って直ぐに再生し始めた。

其れも早く、そして完全に再生した霊亀は切り落とされた首を踏み潰しながら連合軍の方に走り出した。

 

「このっ」

 

「尚文、足止め!!」

 

と言いながら霊亀の影に目掛けてアームドギアを投げた。

 

「分かって居る。

シールドプリズン!!」

 

影縫い

 

と尚文はシールドプリズン、私は投げたアームドギアが巨大化して霊亀の影に刺して影縫いを繰り出した

 

「⋯すごいっ

あんな大きいものを止めるなんて」

 

「いや⋯」

 

「此れは時間稼ぎしか出来ていない。

今のうちに打開策w」

 

私が言い切る前に霊亀の使い魔がぞろぞろ出て来た。

私達は直ぐに霊亀の使い魔を倒し始めるが

その間に霊亀は尚文のシールドプリズンと私の影縫いから抜け出して、再度連合軍の方に向かって走り出した。

連合軍はただ見ているだけではなく攻撃魔法を繰り出すも焼け石に水で全然効いて居ない。

 

「くそっ、足止めすら出来ないのか!?」

 

「なら再d『⋯えて』!」

 

『もう少しだけ耐えて!!』

 

「ごしゅじんさま!」

 

「ああ

今のは俺にも聞こえたぞ」

 

「えぇ私も」

 

「もしかして近くに来ているのか!?」

 

「今ね。

急いで向かってるって!!

フィトリア!!」

 

「今さらか!?」

 

「其れだけ異常事態の様ね」

 

「それで、少しってどれぐらいだ!?」

 

「えっと⋯フィトリア?」

 

「いや いい分かった!

少し保たせればいいんだろ?

文句は言わせないからな」

 

尚文が憤怒の盾を出した。

 

「ナオフミ様っその盾はー」

 

「引っ込んでろ!!」

 

と少し口調が悪くなっていたが

 

「心配するな少し炎を使うだけだ」

 

と集まった霊亀の使い魔に向けて憤怒の盾の炎を放った。

霊亀の使い魔は全部燃えて消滅した。

更に少しだけ霊亀にダメージを与えた

 

「流石に堅いが⋯」

 

「狙い通りだね」

 

「あぁ、時間は稼ぎそうだな」

 

と霊亀の首がこっちに向いた

 

「フィーロ、氷水!!

皆を連れてここを離れろ」

 

と言うが

 

「フィーロ」

 

「尚文、ごめん⋯、できそうにない」

 

私は頭を抱えた。

 

「何いっt!?」

 

と尚文が言い切る前に黙り出した。

霊亀の光線が放たれたが尚文の憤怒の盾で防いだが

私は赤黒い靄が出て来て私は包み込んだ。

 

「っナオフミさ、ま」

 

「オオオオオ」

 

「がああああ」

 

と私とフィーロは雄叫びを挙げた。

其れに反応した霊亀の使い魔が襲って来たが

私とフィーロは倒し始めた。

 

「何だ!?

何が起きている⋯!?」

 

「この禍々しい気の流れはあの盾と鎧から!?」

 

「ナオフミさっー」「コオスイさっー」

 

とラフタリアとライクは私と尚文に近づこうとするがホスト妃が静止させ

 

「我ホスト=ホウライが天に命じ地に命じ理を切除し繫げ膿を吐き出させようー増悪の盾と暴殺の剣よ。

我が前に居る者を薙ぎ払え!!」

 

とホスト妃の右手に尚文の憤怒の盾から漏れる黒い靄と私のイグナイトモジュールから漏れる赤黒い靄を集める

それによって私と尚文は自我を戻した。

そしてホスト妃は

 

「黒龍炎!!」

 

を発動した。

存在するだけで霊亀の使い魔を焼き滅ぼして黒龍炎は霊亀の首に向かって飛んで行った。

その威力は凄まじく一発で霊亀の首と左前脚が消し炭になった。

 

「ーっはっ」

 

「はぁはぁ」

 

「な⋯助かった⋯?」

 

「媒体から力を引き出す魔法は私の得意とする物です。

本来は人から力を引き出せば命にかかわりますが⋯何とも底知れぬ盾と鎧ですね」

 

とホスト妃の右腕を見ると火傷を右腕全体にしていた。

 

「オストさんっ、その腕⋯」

 

はぁホスト妃、はぁご迷惑お掛けしました」

 

「いえ、こうでもしないとやばかったのは肌で感じました。

其れよりも」

 

「はぁ、そうですね」

 

「そんな⋯」

 

「ーくそ、もう⋯これ以上は足止めできないぞ」

 

と驚異の再生で焼け落ちた霊亀の首と左前脚が再生して又進みだした。

直後

 

『ーすまない、呪いの盾を使わせてしまうなんて』

 

「来た!!来たよ!!」

 

と尚文はラフタリア、私はライクとルナの肩を使って霊亀の下に脱出を始める。

 

「世界の為になら仕方ない事と思っていたけれど⋯今の霊亀は世界の敵」

 

「世界の敵はフィトリアの敵!!」

 

フィトリアが霊亀サイズのデカさになっていた。

其れも今のフィトリアのサイズにピッタリ戦車も持って居た。

其れでも尚文達はフィーロで私達はバイクで脱出する。

因みに私はソキャートの後ろに乗って紫彩は〔サイレント・ゼフィルス〕で飛ぶ。

と走っているとフィーロが転んだ。

私達は思わず止まって振り返ってしまった。

 

「大丈夫、尚文?」

 

「ああ大丈夫だ。

其れよりも大丈夫か!?

フィーロ」

 

「うん任せてってフィトリアが⋯」

 

今私達の目の前には大怪獣映画のようなシーンが私達の前に有った。




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみ下さい(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

潜入&探索

第八十三話が完成しました。
其れではスタート(^O^)/


ついさっきフィトリアが到着した。

前回見たサイズでは無く霊亀と同じサイズになっており更にそのサイズに合った戦車?を持って来た。

そして霊亀とフィトリアがぶつかり合った。

その衝撃は凄まじく

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うわっ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

風圧で私達は吹き飛ばされた。

 

「尚文、氷水、あれって」

 

「あぁ、前であったことがあるが、⋯あいつ前より大きくなってないか⋯!?」

 

「多分霊亀と同じサイズになっているわ」

 

「だとしてもあんな戦車みたいなものまで⋯」

 

とフィトリアの戦車?に備え付けられている砲身が発射して霊亀の頭と首にに命中した。

 

「やった!」

 

「エクレール、此れは簡単に終わる案件じゃないわ」

 

「あぁそうだな。

寧ろ悪くなってる⋯!」

 

霊亀はただ再生じゃなくて首と頭を二つ増やして三つ首になった。

三つ首になった霊亀は光線を放ったがフィトリアは避けて

 

「ごしゅじんさま!」

 

とフィーロが呼んだので私達は振り返ってフィーロを見る

 

「フィトリア外から甲羅を割れそうにないから、今のうちに霊亀の中にへ、だって」

 

「⋯そうだな」

 

「そうね」

 

「其れしかないな⋯」

 

と私達は急いで連合軍の方に向かって合流してミレリア女王に説明した。

 

「分かりました封印の魔法部隊はいつでも出せます」

 

「よし」

 

「ですが如何乗り込みますか?」

 

私達は激突する霊亀とフィトリアを見る

 

「⋯馬車である程度近づいて」

 

激突する霊亀とフィトリアを見ながら尚文が作戦を説明するが。

霊亀が光線を乱れ撃ちして来て

 

「無理ね」

 

「無理だな」

 

と私と錬が尚文の作戦を却下する。

 

「確かに状況的に厳しくなっていますね」

 

「じゃあ氷水、錬は如何するんだ?」

 

「それは」

 

私は錬を見て其れを察知した錬は

 

「俺の仲間のマジェッドがテレポート系の魔法が有るから其れで行く」

 

錬は後ろに居るマジェットを指さす

 

「お任せください」

 

とマジェットはお辞儀した。

 

「そうゆう事なら良いか。

女王」

 

「えぇ、分かりました

アマキ様の作戦で行きましょう」

 

「其れじゃあ簡潔にメンバー編成は如何する?錬」

 

「そうだな。

マジェッドの護衛で俺だけで、氷水からは?」

 

「私は紫彩」

 

「何かしら?」

 

「確認だけど紫彩もテレポート系の魔法使えるよね」

 

「えぇ使えるわ」

 

「となると、……私達からは紫彩がテレポート系の魔法を発動要員で私とキールが護衛で行きます。

良いよね?キール」

 

「構わないぞ」

 

「ならアマキ様、サヤナミ様どうかお願いします。」

 

「其れじゃあ行こうか」

 

「あぁ、行くぞマジェット」

 

「分かりました」

 

「紫彩、キールも」

 

「えぇ」

 

「了解」

 

と其々の変身アイテムを取り出して

 

インフェルノウィング!

 

 

ドライバーオン、ナウ

 

バーンライズ!

 

 

シャバドゥビ タッチ ヘンシン シャバドゥビ タッチ ヘンシン

 

『『Kamen Rider...Kamen Rider...Kamen Rider...』』

 

「〔ブルー・ティアーズ〕!!」

 

「〔サイレント・ゼフィルス〕!!」

 

「「変身」」

 

 

『《font:94》スラッシュライズ!

 

 

《font:403》『チェンジ ナウ』

 

バーニングファルコンThe Strongest wings bearing the fire of hell』

 

G athering Ro und!マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!

 

と変身を完了して

 

『コネクト ナウ』

 

マジェットはコネクトを使って〔ライドスクレイパー〕を取り出して私達は飛んだ。

そして簡単に霊亀の上に行き降下した。

霊亀の甲羅は棘があったが簡単に着地できた。

 

「マジェット!!」

 

「ええ分かって居ます」

 

マジェットは〔テレポートウイザードリング〕を嵌めて

 

『テレポート ナウ』

 

とメイジの魔法陣を展開した。

其処から連合軍の封印魔法部隊が来た。

 

「紫彩も」

 

「えぇ、分かってるは」

 

と〔サイレント・ゼフィルス〕を解除して指に嵌めている指輪から〔ソウルジェム〕が出て来た。

そして保澄雫の魔法少女の姿になった。

そして保澄雫の固有魔法、空間結合を発動して連合軍の封印魔法部隊をテレポートした。

そしてメイジの魔法陣から私達の仲間、ミレリア女王、尚文の順で転移して来てメイジの魔法陣は閉じた。

 

「良いんだな、女王

後戻りはできないぞ」

 

「ええ構いません

私程に指揮にたけている人物は存じません。

其れに保険は掛けておりますので」

 

何かあったのか分からないけどミレリア女王も来てくれた。

 

「⋯前と同じ霊亀の背の上とは思えませんね⋯!」

 

と霊亀が揺れて石柱が倒れて来た。

 

「フィーロ

フィトリアにもう少し静かに戦えと言え!!」

 

「ええ~!?」

 

「無理と思うけど」

 

とホウライ妃が

 

「重力反転浮遊」

 

と私達が襲っていた揺れが止まった。

 

「皆様私からあまり離れないで下さい」

 

「オスト、体内への道は分かるか?」

 

「入った事が有りませんので勘が頼りになりますが⋯」

 

「であれば私の出番でごじゃるな」

 

と独特な語尾が聞こえて私達は其方を見ると

 

「影!

連絡がないので案じましたよ」

 

「もったいないお言葉

此処にとどまり調査をして居た甲斐が有りましてごじゃる。

ご案内いたすでごじゃる」

 

と私達は影を先頭に歩き出す。

そして到着したのは

 

「前に来たのとは別の⋯」

 

「寺院ね」

 

別の寺院であった。

 

「形があるだけまだマシでごじゃる。

他の街などは突き出た針山に殆どがこそげ落ちてしまったでおじゃるよ。

お陰で此処を見つける事が出来たでごじゃる」

 

と岩壁に洞窟が有った。

 

「此処が体内への入り口か?」

 

「おそらく」

 

「おそらく?」

 

「多分探索途中ね」

 

「その通りで、途中までしか探索できてないでごじゃる」

 

「ほ⋯本当なら寺院と直結してたって事ですよね?」

 

「多分だけど」

 

「な、なら、ないですかね?案内図とか⋯」

 

「この先体内ってか?この惨状を見て言ってるのか」

 

「紙ならチャンスがあったけど全部石板だからね」

 

「石板の案内図ではないでごじゃるが⋯」

 

と影がメモ帳を取り出して

 

「気になるもののスケッチは取っておいたでごじゃる」

 

「此れは勇者文字⋯?」

 

「なんだって?」

 

私、尚文、錬がメモ帳を見た

メモ帳には詳しく勇者文字のスケッチが取って合った。

 

「流石に勇者文字の解読は出来ぬ故⋯」

 

「いや、上出来だ」

 

「だが⋯」

 

「パズルのピース状態になってやがる⋯」

 

「読めぬでごじゃるか?」

 

「いや読める」

 

「確かに」

 

「読めなくもない⋯が」

 

「頭⋯」

 

「心臓⋯」

 

「同⋯此処同時じゃない?」

 

「確かに読めn⋯」

 

と霊亀が揺れた。

 

「イワタニ様ここは⋯」

 

「そうだな、先に進むしかない」

 

私達は影の案内で洞窟に入って進んだ。

 

「探索が済んでいるのは此処まででごじゃる」

 

「あれは?」

 

尚文が指さす方向を見ると甲羅を背負って居る魔物が倒されてあった。

 

「霊亀の使い魔ね」

 

「その通り、この先は使い魔も多いでごじゃる」

 

「部隊を分けましょう。

此処を仮の拠点と致します。

手分けしてルートの探索を」

 

「分かった」

 

「ああ」

 

「分かったわ、ミレリア女王」

 

ライク達をミレリア女王と一緒にさせて別れて私達は進んだ。

 

「私が離れれば術も薄れますが⋯」

 

「仕方ないあの人数を連れまわすのはかえって危険だ。

速く道を見つけて戻るしかない」

 

「そうね」

 

「お前の勘に期待しているぜ」

 

と早速分かれ道が現れた。

 

「さぁどっちへ行く?」

 

「⋯こっち⋯いえこちら⋯?」

 

とホウライ妃が悩みだした。

 

「何も感じないのか?」

 

「いえ、逆です。

何か強い思念のようなものが遮って来るのです」

 

「つまり黒幕が妨害して来ているのね」

 

「ええ、霊亀を操るものと同じ⋯どんどん強くなる一方です」

 

「⋯時間がない影、紫彩、錬そっちの二つは頼めるか?」

 

「承知でごじゃる」

 

「ええ、構わないわ」

 

「ああ、俺もだ」

 

「フィーロとリーシアはそっちだ」

 

「はーい!」

 

「ふええ⋯っ」

 

「氷水は俺達と一緒に行くぞ」

 

「えぇ、分かったわ」

 

と別れて移動した。

 

「…すみません。

お力になれず…」

 

「なら無駄口は辞めろ」

 

「そうね。

相手は霊亀を操れる存在

簡単に居場所特定を出来ると思わないわ」

 

「だな、行くぞ」

 

私達は移動した。

ある程度歩くと

 

「ん?突き当り?

いや別の横道か⋯」

 

と尚文が横道を覗くと

 

「!なんだ?」

 

四人の冒険者?が居た。

 

「其れとも連合軍の⋯?

霊亀が動き出して取り残されたのか?」

 

と尚文が質問するが

 

「「「⋯」」」

 

三人とも黙り込むが。

 

「えぇその通りなんですよ。

此処を探索して居たら帰れなくなりましたので」

 

革製の帽子を被っている男性が代表で答えた。

私は目を細めて

 

「この先に連合軍が待機して居る。

其処に合流しろ此処は危険だ」

 

「お⋯おう。

いっいや分かりました」

 

と鉢巻の男性が言い直したことに違和感を覚えた。

尚文は其のまま

 

「その道を真っ直ぐだぞ」

 

「ど⋯ども」

 

「有り難う御座います」

 

と四人は去ろうと瞬間、霊亀が揺れて

 

「うぉっ」

 

と鉢巻の男性はバランスを崩してラフタリアにぶつかり

 

「わっ悪いな嬢ちゃん」

 

私は男性の行動で違和感が確実なものに変わって私はラフタリアにアイコンタクトして

 

「ラフタリア!!」

 

「はい、コオスイ様」

 

と私は〔日輪刀〕を、ラフタリアは剣を抜いて

私はツインテールの女性、ラフタリアは鉢巻の男性に斬りかかった。

鉢巻の男性は背中に有ったバトルアックスでラフタリアの剣を防ぐが、ツインテールの女性は背中に有る剣ではなく()()()()()()()()で私の〔日輪刀〕を防ぐ

 

「おい、急に如何したんだ!?

ラフタリアと氷水」

 

「ナオフミ様、すみません

ですがこの四人組は幻覚の魔法の気配がします」

 

「シーフ―は演技合格だけど、ラルクにグラス、演技が駄目よ」

 

四人とっも驚いて居て、鉢巻の男性とツインテールの女性は私の〔日輪刀〕とラフタリアの剣を弾いて後退して、革製の帽子の男性は()()()()()()()()()()を取り出してショートカットの女性は持って居る杖じゃなくて腕を伸ばしたが

 

「アンチ・ミラージュ!!」

 

「くっ」

 

ラフタリアのアンチ・ミラージュの魔法で幻影魔法を払うとそこに居たのは

 

「お前ら⋯っ」

 

「ちっばれちゃあしょうがねぇっ」

 

「「ラルク!?」」

 

と尚文とラフタリアは驚いていたが私は驚いて居ない

 

「ラルク、そのセリフ辞めて⋯状況にハマり過ぎて哀しくなる」

 

「だから姑息な手を好かないのです。

現に蒼青の勇者にばれている始末」

 

「そうだね。

よく考えてみたら僕達の知っているの少ないのっだたね」

 

「テリスにシーフ―⋯グラスまで!?」

 

「お知合いですか⋯?」

 

「えぇお知合いよ。

敵だけど」

 

「お前達は波の時に向こう側に帰った筈だ!

どうしてまたこっち側に⋯!

しかもよりによって霊亀の中に⋯!」

 

「さあて知りたいか?坊主達」

 

とラルク達は武器を構えた。

 




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみ下さい(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

霊亀の心臓

第八十四話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


今私達の前には異世界の住人ラルク、テリス、グラス、シーフ―がいる。

私は〔日輪刀〕を構えながら

 

「ラルク、少し良いかしら?」

 

「うん?何だ」

 

「私は一つの仮説を立てたの其れを聞いてくれる?」

 

私はそう言って

 

「――⋯」

 

とラルクが何かを言う前に

壁から無数の霊亀の使い魔が出て来た。

 

「!?使い魔!?」

 

「壁から⋯!?」

 

「ラフタリア、氷水!前の敵をっあいつら――ラルク達を逃がすなー!!」

 

と私とラフタリアは急いで霊亀の使い魔を片付けるがラルク達は居なかった。

 

「――っくそっ

分かれ道は無かったはずなのに⋯どこへ消えたんだあいつら⋯っ」

 

「なんだか使い魔が庇ったようにも見えましたね」

 

「ええ、そうね」

 

「霊亀を操る強い思念。

其れが使い魔達を完全に支配しています。

おそらくは黒幕が直接⋯」

 

「あいつらかもしれない」

 

「あいつらって⋯」

 

「ラルク達だ。

前の波の時、あいつらは自分の世界の為に此方の勇者を殺しにきたと言っていた。

今度は霊亀をつk「其れは無い」なぁ!?」

 

私は尚文の仮説をばっさり切り捨てた。

 

「氷水それどういう事だ!?」

 

「ラルク達は必ず正々堂々と波の時で決着を決める人間よ。

ましては勇者と勇者の仲間だけしか狙わない。

もし一般人が戦闘で乱入して来るなら魔法で足止めするだけ」

 

「確かにそうだな」

 

「今回の騒動はラルク達のルールに反する気がする」

 

「そうですね。

私もコオスイ様の意見に賛成です。

姿を偽って逃げる必要やましてや霊亀を操るなんて⋯」

 

「確かにお前達が言いたい事は分かるがじゃあ何で奴らは此処に居たんだ?」

 

「効率重視で霊亀を操ている他にの勇者を止める為とか」

 

「まぁ、氷水の言い分が今の所しっくりくるな」

 

「異世界の眷属器ですが。

成程一理ありますね」

 

私達は急いで拠点に戻る。

 

「あー!

ごしゅじんさま、帰ってきたー!!」

 

「どうっだったでおじゃるか?」

 

「ダメです行き止まりばっかりで⋯」

 

「途中俺達以外の⋯冒険者に合わなかったか?」

 

「いや⋯」

 

私達は影が作った地図を見る

 

「隠し通路の類でもあるかも知れんでおじゃるな」

 

「隠し通路……」

 

「霊亀の身体で考えると肉体を使って通路を隠すかな?」

 

「そうかもしれないでおじゃるな」

 

と私達が考えていると。

 

「フィーロ使い魔のにおいや⋯気配は無いか?」

 

尚文はフィーロの直観を頼ったが

 

「むしろあちこちざわざわしてるよ?

カベとかユカとか……」

 

「此処は霊亀そのものの中じゃからのう」

 

「さすがのフィーロ殿の鼻も聞かないか」

 

「其れで構わない。

此処の近くで一番ざわざわするところは分かるか?」

 

「ん~~」

 

とフィーロは歩き始めて尚文は其れに釣られて歩き始めた。

そして

 

「ここ⋯かな?」

 

「ここ?」

 

「曖昧ね」

 

「うん、ほんのちょびーっとだけど、やわらかいの」

 

とフィーロ足に力を入れると岩の床なのに簡単に凹んでフィーロが足の力を抜くと元に戻った

 

「確かに言われえてみれば、周りの岩肌とは別の生命の力を感じます」

 

「となると⋯」

 

私は尚文の方を見て

 

「ああ、試してみるか」

 

盾から瓶を取り出して

 

「フィーロこれを掛けて見ろ。

強酸水だ。

俺の予想だが多分こいつは⋯」

 

と私は小さない殺気を感じて直ぐに〔日輪刀〕を鞘からぬいって大きく呼吸を吸って

 

「水の呼吸、漆ノ型 雫波紋突き」

 

を繰り出すが水のエフェクトが出なかったが今はそれで十分だった。

なにせ〔日輪刀〕が刺したのは

 

「ラルク!?」

 

「いや違う」

 

私がそう言うとラルクがドロドロに溶けだした。

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

そうこれはラルクに化けたなにかなのだからだ。

直ぐに私の後ろからグラス、テリス、シーフ―の偽物たち私に襲って来たが。

 

「水の呼吸、陸ノ型 ねじれ渦」

 

と体を捻りながら技を繰り出したが此れも水のエフェクトが出なかったが後ろに居た偽物を全部切り捨てた。

そして偽物たちはドロドロに溶け始めた。

 

「尚文!」

 

「ああ、分かっている

フィーロ其処のそいつにもな」

 

とフィーロは強酸水の瓶を地面に投げると

 

「ヴヴヴヴ」

 

強酸水の効果に垂れきれずに霊亀の使い魔(擬態型)が自ら擬態を解いた。

 

「使い魔⁉」

 

「擬態していたんですね。

それも岩肌にも擬態を⋯」

 

「ということは――その奥が本来の進路」

 

「私は三体やったから後は任せた」

 

と〔日輪刀〕を鞘に戻して

 

「ああ任せておけ。

女王」

 

「ええ、お見事ですイワタニ様とサヤナミ様、では皆の者、後始末を」

 

と集団リンチで霊亀の使い魔(擬態型)を片付けた。

 

「正しい道を全ての使い魔の擬態で防いでいたという訳か。

さっきラルク達が消えたのもこれで合点が行くな。

きっとあの場所にも隠し通路があったんだ」

 

「この先にラルクさん達が居るのでしょうか⋯?」

 

「ここが心臓(正解)へのルートならそう考えてもいいだろうな。

まずは先遣隊で行ってみるしかない」

 

私、ソキャート、尚文、ラフタリア、フィーロ、ホスト妃で行く事になった。

 

「ごしゅじんさま~」

 

「ああ、入ったんだやっと霊亀の体内にな」

 

「フィーロの口の中見たい」

 

「……

その手で俺に触るなっよ」

 

「此れで手で洗ってね」

 

と水の球体を作った。

 

「コオスイおねえちゃん、ありがとう」

 

と私達は霊亀の使い魔を倒しながら進んだ

 

「――これは⋯龍刻の砂時計」

 

「いや違うわ、龍刻の砂時計なら龍の装飾が程化されている筈。

それに⋯」

 

「砂が青いね」

 

「何でこんなところに⋯」

 

「……これは、魂を収集する器です。

霊亀の犠牲になった者たちの魂が砂になりこれが満たされる時、結界を生成⋯する筈でした」

 

と私達が砂時計を見ていると

 

「オストさん、その腕⋯っ」

 

オスト妃の腕が治り始めた。

 

「心臓に近づいている証拠です。

⋯私も使い魔の端くれですから⋯行きましょう。

目的の場所は近いです」

 

と私達が歩くと大きな目玉がこっちを見て熱線を撃って来た。

私達は急いで

 

「うわっ」

 

二手に別れて

 

「皆大丈夫か!?」

 

「はいっ」

 

「間違いありません。

あれが⋯霊亀の心臓です」

 

「流石に活きが良いな」

 

「まぁ良すぎて自営機能が有るけど」

 

「そうだな。

連合軍を連れてくるとなると⋯少し弱らせておく⋯というのは可能だろうが?」

 

「再生にエネルギを回すという意味では可能かもしれないわ、

オスト妃」

 

「分かりません。

只の攻撃が有効かどうが」

 

「分からないなら試してみるか?」

 

と尚文は勇魚の盾に切り替えて、私は〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして

 

「一筆奏上!」

 

(水)を書きシンケンブルーになりシンケンマルを抜いた。

ソキャートもサソードに変身した。

そして私達は霊亀の心臓に近づいた。

霊亀の心臓の目がこっちを向いて熱線を撃って来たが尚文は勇魚の盾で防いだ。

 

「この程度の熱線なら功の盾で十分だな。

一気に距離を詰めるぞ」

 

と私達が霊亀の心臓に近づくと

霊亀の心臓の目から熱線じゃなくて黒いエネルギー弾を撃って来た

 

「いけません!

あれを受けては⋯!」

 

とオスト妃が注意するも遅く黒いエネルギー弾を勇魚の盾で防ぐと尚文が急に勇魚の盾を地面に着いた

その間にも霊亀の心臓目からの黒いエネルギー弾を発射させようとしたが

 

「させないよ!

すぱいらるすとらいく!!」

 

フィーロが霊亀の心臓の片目を潰した

もう片方の目はフィーロに向いており

私とソキャートはラフタリアの幻影魔法で近づいて

私は〔シンケンマル〕に〔龍ディスク〕をセットして

 

「少し」

 

「ライダースラッシュ」

 

「大人しくしてください!」

 

『Rider Slash』

 

と其々の剣と刀で霊亀の心臓を切り落とした

すると

 

「ぐっ⋯」

 

「オスト」

 

私達は急いで近づくと霊亀の心臓が再生を始めた。

 

「大丈夫ですか?

オストさん」

 

「⋯大丈夫でない方がよかったのですけど」

 

私達は再生している霊亀の心臓を見る

 

「やはり封印でないと駄目か」

 

「そうね」

 

「今のうちに戻って魔法部隊を連れてこよう」

 

「⋯いいえ意義は有りました。

分かりました。

黒幕のいる場所が⋯」

 

「なんだって!?」

 

「理由は?」

 

「心臓が止まった瞬間僅かながら力の流れを捉えました。

暴走、異常再生⋯すべて合点が行きました。

勇者文字の意味も⋯すべて⋯

⋯戻りましょう。

封印を施しそして黒幕の元へ」

 

「ええ」

 

「だな」

 

私達は進んだ道を戻った。




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみ下さい(^O^)/
PS感想、評価、誤字脱字、待って居ます


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

霊亀封印と黒幕

第八十五話が完成しました。
今回はアンケートを行いますので最後まで読んでください。
其れではスタートです。(^O^)/


私達は連合軍の元に戻り

 

「心臓を見つけた。

直ぐに引き返す準備を――⋯」

 

と直ぐに連合軍を引き連れて霊亀の心臓を目指した。

途中

 

「コア?

心臓の他にコアが有るのか?」

 

「心臓はエネルギー運用の為のものであって、急所ではなかったのです。

コアを撃破しなければエネルギーある限り再生を突けます。

ですが再生を続ける限り心臓のその先にあるコアへは辿り着けません」

 

「そうか

其れで必要になって来るのが⋯」

 

「勇者文字で書かれた文献に合った頭と心臓の同時破壊」

 

「そうです。

其処に再生を阻害する封印を施すのです」

 

「頭と心臓⋯!!!」

 

「なるほど文献は其の事を記していたでおじゃるか」

 

「⋯不思議です。

まるで靄が晴れたかのように分かります。

我が身の事がハッキリと⋯」

 

「それって心臓を潰したことで?」

 

「そうかもしれません」

 

「⋯それにしても頭と心臓を同時に何て⋯」

 

「外はフィロリアルの女王に頼むほかないが⋯」

 

「そうですね老師様」

 

「フィーロ」

 

「はーいっ」

 

少しして霊亀が揺れて

 

「オッケーだって~」

 

と私達が歩いて居ると

 

「着きました。

この先は心臓の反撃が予測されます」

 

「よし確認しよう」

 

「そうね」

 

「魔法詠唱にかかる時間は?

予め唱えておくことは可能か?」

 

「可能ではありますが射程が有ります。

予めの至近距離での詠唱が必要です。

集団儀式魔法なので唱え始めればその場を動けません」

 

「⋯」

 

「其処は尚文の得意分野でしょ」

 

「だな」

 

「そうだか、手伝えよ」

 

「ええ、分かって居るわ」

 

「あぁ」

 

「ラフタリアとフィーロは迷わず心臓へ攻撃しろ」

 

「ソキャートとジャベリンとリファナも攻撃に加わって」

 

「俺達からは俺とアクセルが出る」

 

「エクレールとババアは二人の援護だ」

 

「ルナ、ライク、キールは飛び道具で援護して」

 

「ダガーとキャサリ、援護頼んだ」

 

「魔法部隊は俺と氷水が守る。

良いか?」

 

「構わないわ」

 

と〔マッハキャリバー〕を出した

 

「後錬」

 

「あぁ、マジェッドを魔法部隊に付ける」

 

「では私と影は遊撃として控えましょう」

 

「頼む」

 

と其々役職が決まる中

 

「あ、あの私は⋯」

 

「そうね、私もよ」

 

リーシアと紫彩の役職が決まって居なかった。

 

「お前達は⋯」

 

「後方での援護と防衛が良いと思うは、今回の霊亀は操られているから壁から使い魔が出て来るかも知れないから」

 

「そうだなリーシアと紫彩は後方を頼む。

不規則の事態が起こった時は頼んだ」

 

「⋯はい」

 

「ええ、分かったわ」

 

「ではよろしいですか?」

 

「ええ、マッハキャリバーセットアップ!!」

 

『セットアップ』

 

と私は〔マッハキャリバーのバリアジャケット〕を纏って全員其々の役職をする為に動き出したが

 

「みなさんっ待っ」

 

オスト妃が何かを言う前に霊亀の心臓から()()()()()()が出て来た。

私と尚文は咄嗟に魔法部隊の前に出て

 

「プロテクション!」

 

『プロテクション』

 

バリア ナウ

 

で咄嗟に障壁を出して魔法部隊を防ぐが、障壁の範囲外に居た、ラフタリア、フィーロ、ソキャート、ジャベリン、リファナ、錬、アクセル、ルナ、ライク、キール、ダガー、キャサリ、影が()()()()()()に当たった。

すると影の一人が急に膝をついた。

咄嗟にリーシアが保護してくれた。

 

「ち…力が…」

 

老師様は壁などを使って()()()()()()を回避して

 

「いかん力を吸われたのじゃっ

あの白い塊に触れてはいかん」

 

「老師様もう遅いです」

 

とその間にも()()()()()()は心臓に戻り直ぐに光線を繰り出したが私達は防いだ。

が私達が防げなかった魔法使いが眩暈などを起こしていた。

老師様はラフタリア達を回収して

 

「まずいのう

奪ったエネルギーで反撃されては詠唱どころでは」

 

「だとしても適応力が早すぎます」

 

「だとすると黒幕の仕業か」

 

私達が予測を立てている間

 

「ひどい…っ…フィーロの力で⋯ごしゅじんさまを攻撃するなんて⋯っゆるせない⋯っ」

 

フィーロが大きく呼吸すると気の流れが変わった。

 

「――ほう、流石には聖人様の神鳥⋯!

裏変幻無双流を体得しておられるとは⋯」

 

「裏何て存在するんですね老師様

〔マッハキャリバー〕」

 

『はい』

 

「カートリッジ六発!!」

 

『はい』[カシュカシュカシュカシュカシュカシュ]

 

と言いながら私もフィーロがやって居る事を見よう見まねで〔マッハキャリバー〕の補助を使って気を集める。

 

「コオスイ門下生も荒く未熟だか裏変幻無双流を」

 

「怯んではなりませんっ

詠唱を!!」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「力の根源たる我等が命ずる心理を今一度読み解き厄災の四霊霊亀を止める楔を今此処――に」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

そして私とフィーロは一斉に集めた気を一気に放出して霊亀の心臓を破壊して、直ぐに

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「高等集団儀式魔法「封」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

破壊された霊亀の心臓の周りに黒い魔法陣が展開された。

心臓音は続くので私達は構えが解けないが、徐々に心臓音が小さくなり、やがて静音が来て黒い魔法陣が白く染まった。

 

「――成功です」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ワァァァ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

と皆喜んだ

私は構えを解いて〔マッハキャリバーのバリアジャケット〕を解除して

 

「フェーズ1完了」

 

と私は思わず言ってしまう。

 

「そうね。

氷水」

 

「ええ、尚文、錬」

 

「氷水」

 

「何だ?」

 

「フェーズ2に行きましょう」

 

「あぁ」

 

「だな」

 

と私達はオスト妃の方を見て

 

「…我オスト=ホウライが天に命じ地に命じ理を切除し繫げ膿を吐き出させよう…

”我„よ我が最深部へ道を開け」

 

と霊亀の心臓部分が形を変えて螺旋階段が現れた。

 

「コアへの道です⋯この先に霊亀を操って居る黒幕が居る事でしょう」

 

私達が螺旋階段に集まって居ると

 

「お覚悟ください」

 

「えぇ、分かって居るは黒幕は霊亀を自由自在に操る上に改造が出来てエネルギー操作に長けていると」

 

「えぇ、その通りです。

たとえ聖武器の所有者であっても⋯」

 

「其れが何だ此処まで来て引き返せるか」

 

「えぇそうね。

ケジメをつけてもらわないとね」

 

「だな」

 

「⋯私が申し上げたいのは⋯何よりもまずコアの破壊を優先して下さい。

そうすれば霊亀が集めたエネルギーは世界へ四散する事でしょう」

 

「わかった」

 

「あぁ」

 

「えぇ」

 

と私達だけで螺旋階段を下りた。

途中

 

「⋯ナオフミ様。

霊亀を倒せばオストさんは死んでしまうんですよね」

 

「何を今さら⋯」

 

「分かり切っている事でしょ」

 

「はい”覚悟„と言われたので⋯世界の為に死ぬ事を望み望まれるというのはどんな覚悟なのでしょう」

 

「ラフタリア」

 

「――すみません雑念でした。

こんな時に⋯」

 

「それに誰にもわからい答えだから自分なりに探す事をお進めするは」

 

「⋯はい」

 

と私達は螺旋階段を下りる。

そして光が見れ始めて

私は〔VSチェンジャー〕と〔ブルーダイヤルファイター〕を取り出して

 

BLUE!

2・6・0

マスカレイズ!

怪盗チェンジ

 

とルパンブルーになり

 

「あれが…コアか…!」

 

と尚文が言っている側で〔サイクロンダイヤルファイター〕を持った。

 

「気を付けて下さい。

何処かに――」

 

とリーシアがとある方向を見て私も釣られてみると水槽みたいな容器に元康と

 

「イツキ様!!」

 

樹が居た。

リーシアは何も考えずに走り出した。

同時に紙と紙が擦れる音が聞こえて直ぐ様に〔VSチェンジャー〕を横に戻してセットしてある〔ブルーダイヤルファイター〕を抜いて

 

「っまてっ」

 

と尚文はリーシアを止めるように手を伸ばして

私は〔サイクロンダイヤルファイター〕を〔VSチェンジャー〕にセットして

 

『サイクロン!』

 

尚文はリーシアを捕まえると空中に電気が流れる

その間に私は〔サイクロンダイヤルファイター〕のダイヤルを回して

 

『3・1・9』

 

と尚文とリーシアは電気の正体を見た

 

「紙⋯!?」

 

私は其れを無視して〔VSチェンジャー〕を縦て

 

『マスカレイズ』

 

と攻撃して来た方に〔VSチェンジャー〕を向けて〔VSチェンジャー〕の引き金を引いて

 

『怪盗ブースト』

 

とプロペラの形の弾丸が二つ放たれたが

 

「おっと」

 

と攻撃してきた相手は何か操作したのか壁と床から人型の霊亀の使い魔を出して私の攻撃を人型の霊亀の使い魔で防いだ。

直ぐに私は〔VSチェンジャー〕を横に戻して〔サイクロンダイヤルファイター〕からカルミラ島のレベルアップで手に入れた新しい力〔マジックダイヤルファイター〕に交換して

 

『マジック!』

 

ダイヤルを回して

 

『0・2・9』

 

〔VSチェンジャー〕を縦て

 

『マスカレイズ』

 

と〔VSチェンジャー〕の引き金を引く

 

『怪盗ブースト』

 

と〔VSチェンジャー〕は変形して巨大な弓、マジックアローになった

直ぐに矢を三つ生成してマジックアローを引いて同時に三つの矢を放った。

放たれた矢は人型の霊亀の使い魔を貫通して其のまま霊亀のコアに向かったが

 

「させるかよ」

 

と相手は手に持って居た本から数枚の紙を取り出して投げると紙から電気が流れて矢を全部防がれた。

 

「あっぶね、あっぶね。

不意打ちしたつもりがまさか反撃されて俺の計画がパッアになるところだったわ

となるとお前達相当強いな。

ここにいる二人ときたら異変に気付いたのはいいがてんで弱くてさっ俺が連れて来てやった

よーこそ霊亀の最深部へ感想ある?」

 

と私はマジックアローを引いて黒幕に矢を放ったが人型の霊亀の使い魔の武器で防がれた

 

「はっ安心したよ殺しても心が痛まないクソ野郎みたいでね」

 

「そうね」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
今回のアンケートの内容は
「ラルク達の五人目の勇者は何?」です。
中身はこちらになります。
1人目、歯車の勇者
見た目、アンティ・キティラ
能力
ゼンカイジャ―一式
ツーカイザー
ステイシーザー
クラウンギア
ヘルブロス

2人目、時計の勇者
見た目、時崎狂三
能力
刻々帝
仮面ライダークロノス
暁美ほむらの魔法一式
タイムファイヤー
零刻なウォッチャーリューズのガジェット

三人目、糸の勇者
見た目、犬吠埼樹
犬吠埼樹の勇者システム
千変万化クローステール
編糸細工
ダウルダブラ
あるるかん

です。
では次回もお楽しみ下さい(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

事件の全て

第六十五話が完成しました。
まだアンケートはやって居ますので是非参加して下さい
其れではスタートです(^O^)/


私達は現在霊亀を操って居た人物と接触していた。

 

「人々を襲った霊亀の使い魔

其の本体の封印を無理矢理解いて操り。

其処の二バカ拉致した⋯

全ての黒幕がお前だな」

 

「⋯今更のこのこやって来てドヤッてんなよ?

まさか追い詰めたとでも思ってんの?

おめでたいね。

霊亀はまだ俺の手中にあるんだぜ」

 

「ならそのエネルギー源と操作盤を破壊したらどうなるでしょうね」

 

と言いながらマジックアローを構えたが

 

「させるかよ!!」

 

と黒幕が手を動かすそうと霊亀のコアが光り、壁や床から人型の霊亀の使い魔が現れて其のまま私に攻撃して来たが

 

「「はぁ!!」」

 

「「せい!!」」

 

「たぁ!!」

 

「⋯!!」

 

とライク、ルナ、ソキャート、キール、リファナ、ジャベリンが霊亀の攻撃を防いで私は霊亀のコアと二人が入って居る水槽に目掛けて矢を放ったが

 

「ほい」

 

本から紙を投げると紙から電撃が流れて矢を打ち落とした。

私は直ぐに切り替えてライク、ルナ、ソキャート、キール、リファナ、ジャベリンが抑えている全ての人型の霊亀の使い魔の目に当てて

 

流星

 

紫彩の〔神獣鏡〕の流星で当た方も無く消す

 

「氷水達が直ぐに倒すが此奴ら新たな使い魔か?」

 

「そうだと思うは不完全だけど人型だから」

 

「あ⋯

イツキ様が……」

 

と水槽の中に入って居た樹と元康が苦しみ出して其処から光が線に沿って霊亀のコアに集まって霊亀のコアが光出した。

 

「まさか聖武器からも力を奪って……!?」

 

「なんてこと⋯!」

 

「おいおいと言う事は⋯

霊亀の異常な再生の言ったにもなって居たって事か!?」

 

「其れが妥当ね」

 

と言いながらマジックアローを引っ張って矢を連続で放つ

 

「すげぇだろ?

お前ら凡人には思いつくことも出来ないだろうが

俺ぐらいになるとこういう芸当も出来ちゃうワケ

なのにあんなに何度も首を落としてくれちゃってさぁ⋯

少し町や国を潰したくらいじゃ全然エネルギーが溜まんないいわけよ

⋯それとそこの青い奴⋯俺が喋っている時は攻撃辞めって俺の説明を聞いて居ろ!!」

 

言いながら黒幕は本の紙をばら撒いて矢を防いでいた。

 

「御免なさいね

貴方みたいな引きこもりの自慢話を聞いて居る余裕は無いので」

 

「だな」

 

と尚文も盾から障壁を出して霊亀の使い魔を押し返して私がマジックアローで射抜く

 

「たく人が自慢話をしている時は攻撃しないのが常識d⋯」

 

と私は容赦なくマジックアローで黒幕に矢を放ったが

 

「あっぶな」

 

と黒幕は攻撃を防いだ。

 

「たく、まぁ良いかここの聖武器は盾と⋯えっと青い奴が一番使えそうだな。

楽しみだねぇその力」

 

と私の攻撃を霊亀の使い魔で防ぐ

 

「答えなさいっ

お前は何者か!

なぜこのような事を!」

 

とオスト妃は黒幕に質問した。

 

「へぇこの世界の守護獣はこんな真似にもできるのか

道理で此処への道もすんなり開くわけだ」

 

「?どういう⋯」

 

「「滅びるんだよこの世界は」」

 

と私は黒幕のセリフと同じセリフを被せって言った

 

「⋯ておい何でお前が俺のセリフ知っているんだ」

 

「こう見れて女優だから大体分かるわ。

「滅びるんだよこの世界は」の後は⋯どうせ波の戦いに負けて滅びる世界なら消えちまうなら俺が有効活用してやらないとな!⋯かしら?」

 

と黒幕の口調に似せて本来黒幕が言うセリフを言った。

 

「大体そうだな」

 

黒幕は私にセリフを全部言われたのか呆れていた。

 

「つまり、お前は⋯っ異世界の眷属器の所有者⋯!!」

 

「異世界の⋯勇者⁉」

 

「ラルク達の仲間かっ」

 

「尚文、其れは違うわ。

でしょラルク達」

 

私はマジックアローの矢を捻りながら引いて明後日の方向に向けって放った。

放たれた矢は明後日の方向に飛んでいく

 

「馬鹿が何処に向けて撃って居るんだ」

 

「なら最後まで見ていなさい」

 

「ハァ?」

 

()()()()は矢の飛んで居る方向を見ていた

すると徐々に矢は曲がって行き最終的に霊亀のコアに向かって行った。

 

「はぁ⋯!?」

 

いち早く我に戻った黒幕は

 

「させるか!!」

 

黒幕は後ろを向いて紙を投げて防いだが

 

「青の嬢ちゃん言う通りだ

そして」

 

「輝石・紅玉炎」

 

と私達の後ろから包み込むように炎が来たがその炎には

 

「この炎…熱さを感じない…?」

 

「この炎は放った人が味方だと思う人は効かないの、でしょテリス?」

 

「ええ」

 

「そんで、やって良い事と悪い事が有るって知ってるか?

眷属器が泣いてんぞ」

 

とラルク達が現れて黒幕に鎌を当てている

 

「何言ってんだどうせお前らが滅ぼす世界だろ?」

 

「させるつもりはないけどね」

 

「ラルク⁉」

 

「よぉ坊主

助かったぜなかなか此奴の所にたどり着けなくてな」

 

「貴方方は仲間ではないのですか?」

 

とオスト妃は警戒しながらラルク達に質問した。

 

「冗談言うなよ」

 

「その言い方だとラルク達は決闘派、そんで今回の黒幕は効率派の人間でしょうね」

 

「その通りです。

キョウ=エスニナ、本の眷属器の勇者

貴方の行為は眷属器の所有者として侵してはならない領域を踏み越えました

たとえ敵対する世界といえど守護獣を操るなど言語道断」

 

「そしてこの戦いに無抵抗と関係ない一般の人々を殺した為」

 

「我等が眷属器の命よりお前を屠ります」

 

とラルク達は武器を構えた。

 

「眷属器の命?

お前ら物に使われてんのか?

ちゃんと脳味噌あるか?

いい子ちゃんしてるとバカ見るぜ」

 

と霊亀の使い魔の裏拳がラルク達に当たり、樹達が入って居る水槽の方に吹っ飛ばされた

其れを皮切りに他の霊亀も起き上がり出した。

 

「ナオフミ様⋯?」

 

「まだ倒せてならなかったか⋯」

 

私はマジックアローを解除して〔マジックダイヤルファイター〕取り外した。

 

「ギャハハ!!かっこわり!!

ほらよ返すぜ

 

本から紙が出て来て其の紙が発火して

 

「文式一章・火の鳥!」

 

キョウはラルク達に目掛けて攻撃を繰り出した私と尚文は同時に走り出した

私は〔シザーダイヤルファイター&ブレードダイヤルファイター〕を取り出して

 

『シザー‼︎』

 

〔VSチェンジャー〕にセットして

ダイヤルを回して

 

『9・6・3、マスカレイズ』

 

と私と尚文はラルク達の前に立ち、尚文は盾を構えて、私は〔VSチェンジャー〕を回して

 

『怪盗ブースト』

 

とキョウの攻撃が着弾する瞬間に〔VSチェンジャー〕の引き金を引いて私達の周りが爆発する。

煙が上がる中、煙の中から黒い物体が飛んで来て其れがキョウに向かって来た。

 

「危な」

 

とキョウは避けるが黒い物体はブーメンの様に曲がって行き、煙が晴れた私の手元に戻った

黒い物体の正体は〔ブレードダイヤルファイター〕が変形した巨大ブーメランであった

 

「たっく青い奴、隙あれば俺に容赦なく攻撃して来るとか頭ぶっ飛んでいるぞ。

それにしても敵同士が手を組むってか」

 

「坊主と青の嬢ちゃん!!」

 

「私達はキョウを倒して霊亀の活動を停止させてエネルギーを戻す。

ラルク達は私達と同等と戦う為にキョウを倒す」

 

「あぁだから利害が一致しているうちはな」

 

「そうね」

 

私は錬達を見た。

錬達は霊亀の使い魔の対応していた。

私は錬に任せられると思ってキョウの方を見る

 

「言っとくけどさぁ、そいつら役に立たねーぜ?

波が起きなきゃな」

 

「?どういうことだ?」

 

「確かに波のような気迫が無いけど」

 

「「「「⋯」」」」

 

「⋯この世界と私達の世界じゃ理が違うの。

ただ波の間は少し特殊で二つの世界のやり合っと時ほどの力は出せないってことだ」

 

「おいおい大丈夫かよ」

 

私は〔シザーダイヤルファイター〕の巨大シールドの死角から魂癒水×十本を出してグラスに渡した。

其れに気が付いたグラスは受け取り巨大シールドの後ろで飲み始めた。

 

「その点、俺は違う。

力が足りなければ引き出せばいいからな。

ついでに、お前らのエネルギーも頂くか!?」

 

と霊亀の使い魔が突撃して来たが。

ラルクとグラスが前に出てラルクは霊亀の使い魔の一体を一刀両断、グラスは魂癒水の効果(?)でパワーアップしたので無数の霊亀の使い魔ごとキョウに攻撃するが咄嗟に霊亀の使い魔を出して防いだ

 

「おいおい、今のなんだ!?」

 

「防御力比例攻撃か!!」

 

「レベル低くてもやれなくはないんだぜ

これでも霊亀の首を落としてここまで来たんだ。

其れに今のグラスの嬢ちゃんは波と同等の力を取り戻しているんだ」

 

「えぇ」

 

「俺らの世界の不始末は俺らの手で付けるっ」

 

とラルクとグラスはキョウ目掛けて飛んで

 

「コアを!!コアを狙って!!

其れですべてが終わりますっ」

 

オスト妃の声でラルクとグラスは咄嗟に狙いをキョウから霊亀のコア変えて向かった。

キョウは釣られて後ろを向きその瞬間私は巨大ブーメランを大きく振りかぶって投げたが急に私達の身体を何かで押さえつけられて倒れた。

 

「こっこれは⋯っ超重力⋯!?」

 

「お前ら自分のしてること本当に分かってんのか?

敵の世界助けてさ

手段もいいも悪いもねぇっつの」

 

とキョウはラルクを踏みつける。

 

「ラルクっ」

 

とグラスは超重力の中で立ち上がろうとするが

 

「ほい」

 

と更に重力を掛けられて地面に塗り付けられた

 

「どうなっているんだ。

いきなりパワーアップするとか、後で調べるか

さぁてこんな中でまともに立って居られるのは」

 

とキョウはオスト妃の方を見て

 

「お前だけかぁ~~?」

 

「⋯この力は私が得意とするものです」

 

「ああ知ってるよ

お前()()()()だろう

つまり霊亀自身」

 

「⋯っ」

 

「なん⋯だって?」

 

「一目でわかったぜ

お前は他の使い魔とは違う

霊亀の全てを思いのままにする俺の支配から逃れている。

お前が知らせ導くか無ければこいつら今頃霊亀でぺちゃんこだったのによ。

まさか外部に重要機関を独立させてあるとは⋯」

 

「そのようですね。

私も心臓に近づいて初めて理解しました。

私の意志は霊亀の意志返しなさいっ私の身体⋯っ」

 

「どうせ死ぬから要らないだろ?」

 

とキョウの後ろから光の触手が出て来て

 

「俺が大事に使ってやるよ!!」

 

と光の触手でオスト妃に攻撃を繰り出して

 

「逃げろっオスト」

 

「いやその必要は無いわよ」

 

と私が言った通りにオスト妃は光の触手を避けて

 

「待って居て下さいっ私が近づければ超重力場も⋯っ」

 

「あ本当?」

 

光の触手の数本ががこっちに向いて私を拘束して来た。

 

「はいどーぞウェルカ~ム」

 

「⋯っ」

 

「くそ⋯」

 

今の私は〔シザーダイヤルファイター〕の巨大シールドを装備しているから、ルパンブルーと巨大シールドを解除すれば隙間が出来て逃れるけど其れは一度だけ。

その後の事も考えないといけない

 

「ほら如何する?

このままだとエネルギー吸われて死んじゃうかもな~」

 

「⋯脅しですが?

霊亀(わたし)に彼らは人質たりえません

後に世界の安寧のため必要な犠牲になるだけです」

 

「イキがるなよ。

お前に何ができる?

撤退して新たな勇者を連れてくる?

そんな人間もういないだろ

霊亀を憎んでる奴は五万といる中で大切な四聖⋯いや五聖を見殺しにして今更誰もお前を信じる奴なんていない

もう積んでんだよ

これ以上手間かけさせるなよ?

俺が笑っているうちに⋯」

 

とオスト妃の後ろからリーシアが現れて

 

「リーシアさんっ」

 

「あっと一人忘れてたか

でもまあ雑魚が一人増えても変わんねーよ?そんなふざけたカッコの奴に⋯」

 

「怖いんですか?

こんな奥にこもって霊亀を操って⋯使うのは奪った力ばかり⋯あげくに人質をとって人の弱みを握って怖いんですか?弱いのが」

 

「あ?」

 

「私は弱いから分かります貴方は私以上弱い」

 

「うぜぇなお前今すぐ死ぬか?」

 

今まで顔を変えなかったキョウが変わって居て其れを見た私は思わず口元が緩んだ

 




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみ下さい(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

反撃

第八十七話が完成しました。
其れでスタートです(^O^)/


キョウの余裕の顔が崩れたのは良いんだけど問題はどうやって私を拘束している。

光の触手をどうやって抜けるかだ。

今の私は〔シザーダイヤルファイター〕の巨大なシールド事拘束されているから解除すればほんの少しだけ光の触手の拘束が緩んで抜けれるけど、其れじゃあダメ相手の意表を射抜かないといけない。

今の私が考えられる手はまずリーシアが何かをしてキョウの目を釘付けにして、次に〔シザーダイヤルファイター〕の巨大なシールドを解除して〔ラブリコミッション〕に変身して居るラケルと〔マッハキャリバー〕を後ろに回してその後は人間形態になったラケルが〔マッハキャリバー〕を装備してキョウを倒すのが今私が考える手なんだけど、問題が有る。

其れが〔マッハキャリバー〕が重すぎる事だ。

〔マッハキャリバー〕の使い手のスバル・ナカジマと私は気軽に使っているが周りの人間にしては重過ぎるみたいだ。

漫画版の”魔法少女リリカルなのはViVid”で八神はやてとリインフォースⅡが一切持ち上がらない描写があった。

其れに試しに尚文達も持たせたがフィーロと老師様は片手で持ち上がってそれ以外は両手でしか持ち上がらないもしくは持ち上げるのが出来ない。

小学生の人間形態になれないラケルには無理の話だ。

 

『こおすい、なんか失礼なこと思っていないケル。

僕も頑張れば持ち上げられるケル』

 

ラケルが念話で文句を言って来た

 

『でもラケル、前回〔マッハキャリバー〕を持ち上げられなかったでしょ』

 

『うぐ、そうかもしれないけど今日こそ持ち上げるケル』

 

と活きこんで居るけど其れでもまだ決め手がない

と考えている時

 

『大分困って居るみたいだな』

 

とラケル以外の声が来て私は思わず振り返ると〔グットストライカー〕が私の身体に乗って居た。

 

『グットストライカー!?』

 

『おうおいらの名前はグットストライカーだぜ』

 

『何で今まででで来なかったの』

 

『それは氷水がピンチになった時に華麗に登場しろうと思ってたんだけど

なかなかピンチにならなかったけど今度はピンチだと思って来たんだ』

 

『其れは良かった今私すっごくピンチだから』

 

『其れは良かったぜ

とうとうおいらの番だぜ』

 

『ラケル準備いい?』

 

『いつでも行けるケル』

 

『マッハキャリバーは?』

 

『いつでも行けます』

 

『氷水私も嚙ませてね』

 

と紫彩からも念話が来て

 

『そう言えば紫彩も妖精が居たね』

 

『おお此処には居ないが、直ぐに行くぜ』

 

と此処には居ないぐらさんの念話が来た

 

『そうなると直ぐに決行しましょう』

 

と私が有る方向を見ると

 

「あ~~~~……一気にシラけた。

もう消えろ」

 

とキョウが光の触手をリーシアに向けて攻撃を繰り出した。

 

「オストさんしゃがんで」

 

とオスト妃がリーシアの言葉を素直に聞いてしゃがむと光の触手はリーシアの後ろの地面に当たった。

 

「リーシアさんっオストさんっ」

 

ラフタリアは心配して声を挙げた

 

「私から離れないで」

 

とオスト妃とリーシアがこっちに来た。

 

「突っ込んで来る気か⋯!?」

 

「サクッと⋯死ねってんだよ!!」

 

と光の触手で攻撃を繰り出すが

 

「次に右」

 

と躱して

 

「左です」

 

更に躱す。

リーシアが確りと気を呼んでいる

 

「後は其のまま――「――っ」」

 

「そのまま?

何だって!?」

 

とキョウが苛立ちや焦りで広範囲攻撃を繰り出した。

 

リーシアとオスト妃は咄嗟に二手に分かれて広範囲攻撃は爆発して煙が上がった。

が煙の中が光出した。

 

「強くなりたい

人より何が秀でる物が欲しい

自分に力あればと何度も思いました。

でもあなたのやり方は違う」

 

煙が晴れると

 

「私のあこがれの正義に反します⋯!!」

 

と気で光の剣を作り其れを投擲した

キョウは体をずらして攻撃を躱したが光の短剣は樹達が入って居る水槽に直撃して割れた。

キョウはリーシアに近づいての髪を引っ張り上げて

 

「馬鹿じゃねぇの!?

今のが精一杯か?

ああ?

それとも力いっぱい頑張って私えらい~か?

教えといてやるよ勝った方が正義なんだよ!

つまり俺!!」

 

完全にキョウはリーシアに釘付けされている。

私は〔シザーダイヤルファイター〕の巨大なシールドを解除してその時に出来た隙間に

 

『ラケル、マッハキャリバー、グッドストライカー』

 

『分かったケル』

 

『了解』

 

『おう』

 

直ぐに〔ラブリコミッション〕形態のラケル〔マッハキャリバー〕〔VSチェンジャー〕を後ろに回して〔VSチェンジャー〕を両足で掴んで妖精形態になったラケルが〔マッハキャリバー〕掴んで次に〔VSチェンジャー〕を掴んで止まった。

そして光の拘束が再度〆られる

 

「俺がお前らが悪だ。

悪が栄えたためし無しってなあっ」

 

とリーシアを超重力で捉えた事に夢中でオスト妃が私達の所に来ている事に気が付いて居ない。

 

「…いっ…」

 

「あ?」

 

「…怠けてない…

私があこがれを諦めてない限り……私は貴方に屈してません⋯!!」

 

「もう屈してんだろぉが!!

超重力で立つことすらできねぇのにっ

あの女が居なければ⋯っ」

 

とキョウが何かに気が付いて

 

「あの女⋯」

 

とキョウが振り返るとオスト妃が尚文に付いて居た

 

「力を貸して下さい…っ

盾の勇者としての力を…!!」

 

とキョウが動こうとしたが

 

「もう遅い、グッドストライカー」

 

『おう任せておけ』

 

〔グッドストライカー〕は自ら〔VSチェンジャー〕に入り

 

『グッドストライカー

MAKE A GAME!』

 

「ラケル」

 

「はいケル」

 

とラケルがダイヤルを回して

 

『3・2・1』

 

と〔グッドストライカー〕事〔VSチェンジャー〕を蹴り上げて落ちて来る〔VSチェンジャー〕を器用に左足でグリッブに引っかけて右足で銃口を回す。

 

『アクション』

 

と私の身体が光出すと拘束されていない私が二人出て来た。

 

「なぁ!?」

 

キョウは驚いて居る隙に

 

「ラケル」

 

「了解ケル」

 

其の隙に私は体を最小の動きで方向を変えて

更に〔マッハキャリバー〕を持ったまま妖精形態から〔ラブリコミッション〕形態に戻ったラケルをキョウ目掛けて蹴り放った。

2人の分身の私もキョウ目掛けてルパンブルーのベルトにあるワイヤー装置を取り出してワイヤーを発射する。

発射されたワイヤーはキョウの両足に引っかかた。

その間にも私が蹴り放ったラケルがキョウの顔面に向かって行く。

キョウは一度に起こった事に頭の処理が追いつけずに

 

「いって」

 

と顔面に当たりラケルは上に行き、キョウは後ろに倒れそうになるが踏ん張るが、分身の二人のワイヤが両足に引っかかって居る為引っ張っただけでバランスを崩して倒れた。

更にラケルは人間形態になりその上〔マッハキャリバー〕を装備して〔マッハキャリバー〕のキャリバーを履いて居る足から落ちて来た。

 

「へぇ!?」

 

此処で〔マッハキャリバー〕のおさらいを

〔マッハキャリバー〕のナックルとキャリバーはすっごく重く一般人が持ち上げるのは困難

其れが重量×超重力の二つが合わさるとどうなるかは皆さん分かりますね

そして肝心なキョウは転倒の際目を瞑って居た為反応が遅れて

 

「ブきゃあ!?」

 

とキョウは〔マッハキャリバー〕を装備したラケルに顔面を踏まえて地面に減り込んだ。

その間にも

 

「刻み込まれた魔法から上位の魔法を紡ぐイメージを」

 

「上位!?」

 

「集中して!

私に感覚を合わせて⋯!

我霊亀が天に命じ地に命じ理を切除し繫げ膿を吐き出させよう⋯」

 

と演唱し始めて

 

「龍脈の力よ

我が魔力と勇者の力と共に力を成せ」

 

演唱の続きを尚文が読む

 

「力の根源たる盾の勇者が命ずる

森羅万象今一度読み解き彼の者達に全てを与えよ

アル・リベレイション・オーラ」

 

すると私達を拘束する光の触手に罅が入って光の触手が砕けた。

キョウはラケルを退かして私達を見て

 

「其れほどのパワーアップが出来る筈が⋯」

 

とキョウは予想外の出来事に慌てていた

 

「気じゃ、気が内から溢れてきよるっ」

 

「凄い⋯っ」

 

「皆さん⋯っコアを⋯!!」

 

とオスト妃が叫ぶ。

その時のキョウはリーシアの不意打ちを躱すが

 

「ガリュー!!ぐらさん!!」

 

とキョウの目の前にベルカの魔法陣が展開されてそこから

 

「てりゃぁー-!!」

 

「!!」

 

とガリュー、ぐらさんが出て来てキョウに突撃して来た。

 

「くぅ!!」

 

とキョウは回避行動を取ろうとするが

 

「「はぁ!!」」

 

と後ろから来た、私の分身二人が〔ルパンソード〕のマジックハンドモードの部分で後頭部を殴られて動きが止まり

ぐらさんは頭突き、ガリューはドロップキックが決まった。

そして更に

 

「まだまだ!!」

 

人間形態のラケルが乱入して来て大乱闘状態になって居た。

 

「ぎさm⋯ぐへ!⋯らぁぁ⋯はぅ!!」

 

私達は其れを無視して突撃したが

霊亀の使い魔が妨害して来た。

 

「くっ」

 

「じゃm⋯がう!!邪魔だ」

 

とキョウがガリュー達を退かして

霊亀の使い魔でガリュー達を拘束する

 

「何度も言わせんなよなぁ⋯っ

霊亀の力はまだ俺のもんなんだよ!!」

 

キョウが慌てながら威嚇するが、オスト妃は其れを無視して尚文の盾に触れると

 

「いいえ」

 

「!」

 

「此処にも有ります」

 

と尚文の盾が変形してオスト妃が膝をついた

 

「オスト」

 

「私の⋯全ての力です⋯

お願いです。

その盾で私を倒して⋯」

 

と私は一回〔グッドストライカー〕を〔VSチェンジャー〕を外す。

すると霊亀の使い魔に拘束されていた私の分身が消えて

 

「尚文」

 

「ああ、やるぞ」

 

「もう一回お願いね」

 

『おう任せろ』

 

再度〔グッドストライカー〕を〔VSチェンジャー〕にセットする

 

『グッドストライカー

MAKE A GAME!』

 

ダイヤルを回して

 

『3・2・1』

 

銃口を横にする。

 

『アクション』

 

と再度私の分身が出て来て私は〔VSチェンジャー〕を構えて分身の私は〔ルパンソード〕のソードモードとマジックハンドモードを其々構える。

尚文も盾にエネルギーが溜まり

 

「やらせるかぁあぁ」

 

キョウは霊亀の使い魔を私達に襲わせるが皆が守ってくれた

 

『イタダキストライク!』

 

と尚文と私は其々の必殺技を放ち其れが霊亀のコアに当たり霊亀のコアが砕けた。

〔VSチェンジャー〕をクルクル回して

 

「永遠にアデュー」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
まだアンケートはやって居ますので是非参加して下さい。
其れでは次回もお楽しみ下さい(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

終戦と異世界

第八十八話が完成しました。
そろそろアンケートを締め切りますので是非参加して下さい。
其れではスタートです(^O^)/


私達が霊亀のコアの破壊をした。

と言っても九割は尚文で貫通はしていないが大きな穴が開く程の攻撃で

 

「⋯」

 

尚文も素っ頓狂している

 

「なんて力だ⋯」

 

衝撃が凄まじい中

 

「…クソ…」

 

と声がして私達が振り返ると

 

「クソックソックソックソックソッ

台無しにしやがって⋯!!

この俺の計画がッだぞ!?

どれだけの手間かけたと思ってんだっ

膨大なエネルギを集める筈だったのに⋯っ」

 

と言いながらキョウは右手を出すと

 

「此れっぽっちだっ」

 

砕けた霊亀のコアが光に変わってキョウの右手に集まり始めた

 

「な⋯っ」

 

私は急いで〔グッドストライカー〕を外して〔VSチェンジャー〕をキョウの方向に構えて撃ったが

 

「効くか!!」

 

と左手で本で開くと勝手に紙がキョウの周りで飛んで私の攻撃を防ぐ。

その間にも砕けた霊亀のコアがキョウの右手に集まる

 

「コアの…エネルギが…!!」

 

私はヤバいと思い〔マジックダイヤルファイター〕を〔VSチェンジャー〕に刺した。

 

『マジック!

0・2・9

マスカレイズ

怪盗ブースト』

 

と右手に〈マジックアロー〉が装着されて直ぐに構えて放ったが

 

「だから効くか!!」

 

とキョウの周りを飛んでいる紙が放電して防いだ。

 

|[バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバ]《「おめでたいね‼世界に還るとでも思ったか!?すでに加工済みなんだよバァカ!!」》

 

私に警戒して雷のバリアを解かず其のまま喋って居る為何を言っているが分かりにくいが何もないキョウの後ろで黒い穴が開いた。

 

「わっわっ」

 

「まずい」

 

とラルク達が走り出すが雷のバリアのせいで近づけづ

 

[バチバチバチバチバチバチバチ](「待つかよブッ殺す‼後で必ず!!!」)

 

「キョウ‼」

 

本人は締まったつもりが私達にしたら最後で締まらない終わりをしたキョウは黒い穴に入って居た。

そして雷のバリアが解けてラルク達は急いで黒い穴の元に移動した。

 

「テリス、シーフ―」

 

「間違いないわ」

 

「由々しき事になったね」

 

「そうね

帰ったのよ。

私達の世界に⋯!!」

 

「逃がしたのか!?」

 

「……逃がすものか

という訳だからよ坊主

後は任せとけ」

 

「おい後って⋯っ」

 

「迷惑かけたな

⋯すまなかった」

 

とラルク達がすまない顔をしながらキョウが潜った黒い穴を

 

「この落とし前は必ず⋯‼」

 

潜った。

 

「待って!!このままで済むワケ⋯」

 

追いかけるように尚文と私もに黒い穴に近づこうとしたら

 

[バチィ]

 

「「!!」」

 

手に電気が走ったような痛みが来て思わず倒れた

 

「ナオフミ様!!」

 

「コオスイ様!!」

 

とラフアリアとルナは近付いて来た

その間に勝手にステータス画面が現れて

 

「⋯な、なんだコレは」

 

とステータス画面はこう書かれていた

 

禁則事項

 

五聖の他の世界への  

侵攻は禁止されています

 

「この文章を其のままの意味で捉えると⋯」

 

「えぇ⋯五聖は世界の守り手⋯他世界への侵攻は⋯むしろ眷属器の役目⋯」

 

私達は後ろを見るとオスト妃の身体が徐々に光の粒子になりかけていた。

 

「オスト⋯っ」

 

「⋯時間が有りません。

消滅する前にお伝えする事が⋯」

 

「……っこんな……」

 

「こんなのあんまりです‼」

 

「リーシアさん⋯」

 

「おかしいです。

あんな奴にいいようにされて⋯っ

コアのエネルギーまで奪われてオストさんは自分を犠牲にして⋯悔しいです⋯っ

理不尽ですよ⋯っ」

 

「なら奪え返せば良いだけよ。

私も最後の最後で詰めが甘かったし少しぶん殴りたくなったから」

 

と言って立ち上がった

 

「その通りです。

⋯私の事は良いのです。

むしろ喜ばしい事です。

やっと本来の責務を果たせる⋯」

 

「⋯っお前は其れで納得出来るのか?」

 

「出来る出来ないではありません。

運命(さだめ)です……」

 

「うっうっ」

 

とリーシアは泣き出して

 

「うっゔ~~⋯」

 

フィーロはもらい泣きをしている。

 

「オストさん。

ありがとうございました」

 

「…私は…あの今日がしたように世界中から命を集め恨まれ憎まれ望まれて死ぬはずの存在なのです。

なのに⋯なのにこんな私に感謝を⋯涙を流して下さるなんて嬉しい⋯っ」

 

「⋯勇者様方」

 

オスト妃が手を振るっと光が出て来て私達の武器に吸収されてまたステータス画面が現れ

 

「これは⋯っ」

 

ステータス画面にはこう書かれていた。

 

特例許可

 

他世界への五聖の侵攻を

条件付きで許可します 

 

「霊亀から特例の申請をしました。

私が倒れれば次の四霊鳳凰も時期に目覚める筈ですが

なんとか時間を稼ぐよう施します。

皆さんの聖武器ならエネルギーを回収し本来の結界として力として使う事が出来るでしょう。

世界は無慈悲です秩序は万人にとっての正しさではなく常に選択と犠牲を強いる⋯

ですから此れは霊亀…

 

オスト妃の身体の光の粒子化が早くなり

 

「ではなく…オスト…の私と…しての…死の報いをキョウに…必ず⋯」

 

とオスト妃は完全に光の粒子になって消えた。

 

「分かった。

その願い心得た」

 

「⋯聖人様

かなり危ういワシが気を送っておるが一刻も早く連れ還らねば……‼」

 

「イツキ様……」

 

「ババアとエクレール其れとリーシアは二勇者を頼む」

 

「私から錬、ルナ、ライク、ジャベリンはこの世界に波が来た時に対処をお願いしたい」

 

と私は頭を下げた。

 

「あぁ構わない」

 

「指揮官が帰る場所が残る様にジャベリン達が」

 

「はい、僕達が世界を守ります」

 

「ですのでコオスイ様気にせず行ってください」

 

「ありがとう。

其れと」

 

私は〔ショドウホン〕を取り出して筆モードで(紙)を書くと紙が現れて私は其のままに紙に文字を書く。

そして折りたたんでもう一回文字を書いて

 

「あの二バカが起きたら渡してね」

 

と言いながら錬に出す

 

「⋯⋯あぁ⋯分かった」

 

少し錬は戸惑っていたが何とか受け取った

無理もない書かれて居た文字には

 

鍛錬を驕った二馬鹿共へ

 

荒々しく達筆で文字書かれて居た。

 

「あっ

あの私も一緒に⋯!」

 

「良いのか?

樹には」

 

「行きます。

其のまま樹様の側には居られませんっ」

 

「なら帰った時は樹自ら頭を下げられるいい女なりましょ」

 

「はい」

 

「随分出遅れた」

 

「そうね」

 

「行くぞ」

 

と私、尚文、ラフタリア、フィーロ、キール、リファナ、ソキャート、紫彩の八人で黒い穴に

 

「「反撃だ!!」」

 

落ちるように入った。

暫く落ちると

 

「皆居るか!?」

 

「今の所ははぐれ無し!?」

 

「そうか、この流れの先にきっと出口が⋯」

 

と突如キョウの幻影が現れた。

 

「気を付けろ‼これは奴の罠ー」《/color》

 

と尚文が言い切る前に

 

[バチィイ]

 

「リーシア!?

フィーロ!!」

 

「ナオフミ様!!」

 

「ラフタリア!!」

 

其処で私達の意識は途切れた。《/boxbgcolor》

 

「――さ……フミさっ⋯」

 

と尚文を呼びかける声に聞こえて私の意識は覚醒して起き上がると

 

「あ!コオスイ様は起きましたか!?」

 

「リーシア、此処は?」

 

「分かりません」

 

「そう、取り敢えず尚文に呼びかけて

周りの状況は私が確認するから」

 

「分かりました

ナオフミ様、ナオフミ様」

 

と私は周りを確認した。

見た目は牢獄だが周りに物が置かれて居る為多分牢獄の機能はしていないと分かる。

更に見渡すと

 

「なぁ」

 

私は驚いた何せそこにはレベルを上げる前の体系のリファナが居た。

私は直ぐにステータス画面を開いて見ると更に驚いてた

 

「⋯リーシア

此処は⋯?」

 

「気が付いたら此処に」

 

「えぇ私も同じよ。

其れよりも尚文ステータスを見て」

 

「ステータスか?」

 

「いいから」

 

「⋯分かった」

 

と尚文はステータス画面を見て

 

「はぁあああ!!」

 

と大声が響いた。

何せ私達のレベルが1になっているからだ




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回新しいアンケートを行います
次回もお楽しみ下さい(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

探索

第八十九話が完成しました。
今までやって居たアンケートを締め切ります。
そしてアンケート発表します結果はこうなります。
(6) 歯車の勇者
(5) 時計の勇者
(1) 糸の勇者
ですので(6) 歯車の勇者を採用します。
それと新しアンケートを行います。
内容は下に書きます。
其れではスタートです(^O^)/


「どうなってるんだ!?

今まで開放した。

殆どの盾が使用不可!?」

 

「落ち着きなさい!!

ほら深呼吸しなさい。

ヒヒフーと」

 

私は思いっ切りチョップした。

 

「いや、氷水は何でそんなに落ち着いてんだ!?

其れと何でラマーズ法?」

 

「そんなの簡単でしょ、オスト妃やテリスの言葉を思い出しなさい」

 

「オストとテリス……まさか」

 

「そのまさかよ」

 

「いやいやいやいやそんな

⋯ラフタリア

ラフタリアはどうなってる⋯!?

フィーロは⋯二人は無事か!?」

 

と尚文は急いで何かを調べるが

 

「――ああくそっ

奴隷紋も魔物紋も機能していない⋯っ」

 

「分からないんですか?

居場所⋯」

 

「パーティーにも二人の名前が無い⋯」

 

私も確認する。

 

「そんな事って」

 

「ない!今まで観測できないだなんて

今までそんなに離れたことが何て⋯」

 

「ちっ近くに居ないだけですよね。

きっと遠くに出ちゃったんですよっ

何処にもいないワケじゃ?」

 

「そうね。

リーシアの仮説が現実味はあるわ。

私の方もリファナ以外パーティーから外れている。

つまりあんまり離れると機能がしないみたいね」

 

「冗談じゃないっ」

 

尚文はとことん焦って居た。

 

「おいっ誰かっ」

 

私は慌てる尚文が無視して牢屋の扉に近づき

 

「いないのか!?」

 

〔ブルーダイヤルファイター〕を取り出して鍵穴に当てたが

 

「居るだろ俺達を閉じ込めた奴が⋯っ」

 

一向に緑色の光が発光しない為

 

「ナ⋯ナオフミさんっ」

 

まさかと思い牢屋の扉を触れて推すと開いて

 

「どいてろ

リーシア!氷水!」

 

私は牢屋を出て

 

「こうなったら力ずくd⋯て、氷水!?」

 

私が牢屋に出ている事に尚文が驚いて居た。

 

「この牢屋、鍵がかかって居ないみたいで、もし鍵がかかって居たら私が速攻で開けるから」

 

「えっと⋯つまり閉じ込めてなかった」

 

「そうなるね」

 

と尚文は黙り込んで少し考え始めた。

私は牢屋に戻り

 

「リファナ、リファナ」

 

とリファナを揺らすと

 

「うっう~ん、こ⋯コオスイ様?」

 

「おはようリファナ」

 

「おはようございます」

 

「さてまず自分の身体を見なさい」

 

「体?」

 

とリファナは自分の身体を見て少し驚いて体中をベタベタ触り始めて

 

「コ、コオスイ様、わっ私元の身体に⋯」

 

「戻って居る」

 

「えぇぇぇぇ!?」

 

と絶叫を挙げた。

 

「兎に角出るけど先ずは服をどうにかしないとね」

 

「え!?服?」

 

そう今のリファナの格好は大人の服を着た子供の状態だ

私は〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして(縮)と書くとモヂカラが発動して服が縮小して子供サイズに戻った。

 

「⋯変ですね牢獄なのに見張りの一人もいないんなんて……」

 

「ああ確かに変だ」

 

「此処は牢獄じゃない別の何かだね」

 

「ああそうだな明らかに何かが住み着いてる」

 

「これ竈ですが?

すごい⋯快適そうです」

 

「牢獄だけどな」

 

「いったいどんな人がこれを⋯」

 

「さぁなただわかるのは」

 

「牢のが安全だろうこの外より」

 

「コオスイ様」

 

「えぇリファナ分かって居るは」

 

「何ですかアレ⋯」

 

「おそらくアレが出入口だ」

 

「其れもテレポートゲート系の類ね」

 

「ふぇえ!?」

 

「他に其れらしきものが無い」

 

「もしかして行くんですか」

 

「主が帰って来るのを待つか?

どんな奴かも知れないのに?」

 

「で、でも今はレベルが⋯」

 

「リーシア

今の俺にとって今はお前が頼りだ」

 

「キョウを追い詰めた時の威勢は如何した?」

 

「其れに私達は変幻無双流を覚えているし」

 

「ババアもお前の才能には一目置いて至ろう」

 

「⋯」

 

「此処でじっとしていてもレベルは上がらない

ラフタリア達も⋯探せない」

 

「そうね、ソキャートに紫彩⋯」

 

「キールくんも」

 

「俺が先に行くついて来い」

 

「は⋯はいっ」

 

「分かりました」

 

「えぇ」

 

とテレポートゲート?を潜った。

そして私達の目に広がったのは

 

「海!?」

 

砂浜に辿り着いた。

 

「別の空間へ続いてそうではあったが⋯脈絡なさすぎだろ⋯」

 

と私達は歩き出して

 

「な⋯何かどうなってるんですが⋯!?」

 

「俺が知るか」

 

「そうね。

アレを作った張本人に聞かないと分からないわ」

 

「異世界ってこんな変なトコロなんですね」

 

「お前の世界だって俺にしたら十分変だがな」

 

「そうね。

兎に角リーシア!

 

「あ、はい!」

 

「リファナ!」

 

「はい!」

 

「自分が居た世界で通用する常識は五割⋯いや一割しか通用しないと思って居なさい」

 

「「分かりました」」

 

「だか確かに……

何だか感じが妙だ⋯」

 

「感じ」

 

と尚文は止まって海の方を見た。

 

「一見普通の海の様に見えるが……あの先に言えないような」

 

「船が無いからですか⋯?」

 

「そういう意味じゃないんだが⋯」

 

「そうね。

直感で言えば⋯壁に書かれた風景で箱庭のような感じね」

 

「あぁそんな感じだな」

 

「箱庭ですが?」

 

「まぁ、兎に角辺りを探ってみよう」

 

と歩くのを再開して

 

「あんまり離れるなよ」

 

と言ってる側からホワイトダンボルの名前のモンスターが二匹現れて襲て来たが

 

「ハァ!!」

 

私は手に気を込めて殴り

 

「ナオフミさんっ」

 

と尚文は盾で防いでホワイトダンボルを掴まれて

 

「慌てるな雑魚だ」

 

とホワイトダンボルのダンボールを開けて此方に見せた。

中身は大きな目と長い舌しか分からなかった。

 

「「ひぃいいっ」」

 

「ひいいっじゃない

早くトドメを刺せ!」

 

「あっはっはいっ」

 

とリーシアがトドメを刺す。

 

「此奴はおそらくバルーンみたいなやつと見て良いな」

 

「そうね。

それより尚文」

 

「何だ?」

 

「私達此れから別行動しない?」

 

「何でだ?」

 

「だって経験値が入らないから」

 

「あ!そうだったな。

この程度なら思ったより行けそうだ。

ある程度時間が経ったらあのゲートに集合だ」

 

「えぇ、分かったわ」

 

と私と尚文は別々に移動した。

 

「さて今は簡単に倒せるけどいつ強敵が襲ってきてもいいように装着しないとね」

 

「はい」

 

とリファナは〔タルトのソウルジェム〕を取り出して魔法少女に変身した。

私は大剣の形状をした「鍵」と呼ばれる状態の〔グランシャリオ〕を取り出して地面に刺して大剣の柄を持ったまま

 

「グランシャリオォォォォォ!!!」

 

と叫ぶと私の背後の地面から

 

「え!?ち、ちょっと待て」

 

〔グランシャリオ〕の素材となった超級危険種の姿が現れて其れが私の装着されて鎧になった。

更に両腕をクロスさせて一気に広げると〔夜桜の手甲〕が装着された。

 

「散々後回しにしたけど試しますか」

 

と私達は森の奥に行く。

途中魔物が襲って来たが片っ端から片付けてリファナは仕留めきれなかった魔物にトドメを刺す。

その間にも経験値が入って来る

そんな事をやっていると川を見つけた

 

「コオスイ様川です」

 

「そうね。

少し休憩しましょ」

 

私達は川に近づいて

 

「リファナ」

 

「はい」

 

「解除せずにそのまま休憩敵はいつ来るかわからにから」

 

「そうですね」

 

と言う私は〔夜桜の手甲〕を残して〔グランシャリオ〕を解除して川の水を飲んで直ぐに〔グランシャリオ〕を再装着した。

 

「コオスイ様、素材の整理整頓をして置きますね」

 

「えぇお願いするわ」

 

と私は少しリファナから目を離すと

 

ぶくぶく

 

と小さく聞こえて振り返ると同時に

 

[ザッバァッ]

 

と河童型の魔物が現れた。

素材を整理整頓していたリファナは気が付いておらず

 

「リファナ!!」

 

私は直ぐにリファナを呼んだが

 

「え!?」

 

リファナは理解が出来ていなく

私は直ぐに腰を下ろして右腕を後ろに回して〔夜桜の手甲〕の銀色のピストン部分が伸びて空気が圧縮され一気に正拳突きを繰り出す。

伸びていた銀色のピストン部分が一気に戻り圧縮されていた空気が出させて其処から空気弾が発射された。

発射された空気弾は最初に下に居たリファナを押し倒し次に後ろに居た、河童型の魔物を吹き飛ばして河童型の魔物の後ろにある木をへし折って飛んで行った。

 

「え、嘘、いつの間に」

 

リファナは急いで起き上がりレイピアを構えた。

吹っ飛ばされた河童型の魔物は戻って来て威嚇するが私達はその後ろに居る存在に目が行ってしまった。

そして河童型の魔物も自分の後ろから来る影に気が付いて後ろを見ると私達より大きい熊型の魔物が現れた。

私達は思わず固まってしまた

そして熊型の魔物は一発で河童型の魔物をミンチにした

熊型の魔物はミンチにした河童型の魔物を食べ始めた。

私はゆっくりと音を立てずに構えを取って居ると。

 

『マスター、ナオフミ様から連絡が来ました』

 

『〔マッハキャリバー〕、念話で繋いで。

今〔ショドウフォン〕が出せないから』

 

『分かりました』

 

と〔マッハキャリバー〕を通して

 

『氷水、生きているか!?』

 

『えぇ生きているは』

 

『今何処に居る?』

 

『川だけど』

 

『川⋯川に河童みたいな魔物に出くわしたか!?』

 

『出くわしたけど。

河童より凶暴な熊型の魔物に出くわしたわ』

 

『なぁ!?今からそっちに行く。

だから其れまで時間稼いで置け』

 

『えぇ分かったわ。

其れと私の場所送っておくわ』

 

『助かる』

 

『マッハキャリバー』

 

『分かりました』

 

と会話して居ると熊型の魔物は河童型の魔物を食べ終わると今度はこっちを見て

 

「リファナは私の後ろでサポート」

 

「はい!!」

 

と直ぐにリファナは私の後ろに行くと同時に熊型の魔物が左腕を振り下ろしながら襲って来た。

私は両腕の〔夜桜の手甲〕の銀色のピストン部分が同時に伸びて空気が圧縮されてると同時に体を右側に少しずらすと〔グランシャリオ〕の鎧と熊型の魔物の爪がを擦りながら私は避けて左手の拳に気を込めてが熊型の魔物の頬に当てた瞬間に圧縮空気入りのカウンターの左フックを繰り出す。

熊型の魔物首が右に曲がったが直ぐに戻ったが今度は右手の拳に気を込めて圧縮空気入り右アッパーで熊型の魔物の顎を撃ち抜いた

熊型の魔物は仰向けになったが戻ると同時に両手で攻撃を繰り出したが私は其れを両手で受け止める。

其のまま力比べになったが徐々に私が抑え込まれる。

私は気を両足に込めてジャンプして腹をドロップキックするが熊型の魔物は倒れず私の方に倒れ始めた。

背中に激突すると痛みが走ったが私は気にせず熊型の魔物を柔道の要用で投げる。

投げた先にはリファナが居たがリファナは直ぐに避けてレイピアで熊型の魔物の右目を指した。

 

――――

 

右目を攻撃された熊型の魔物は大声で挙げてリファナ向かって攻撃を繰り出そうとするが

 

「させない」

 

私は直ぐに熊型の魔物の懐に入って熊型の魔物の腹を殴る。

其れも早く殴る。

殴られた熊型の魔物は少し怯んだが、その間リファナ右側に移動する。

熊型の魔物も自分の目を刺した人物を追ったが右目を潰された熊型の魔物は簡単見逃す。

その間に私は少し下がってもう一度空気を圧縮して気を込めたアッパーカットを両手で繰り出した。

熊型の魔物はさっきよりも大きく体が沿ったが戻ろうろうと頑張っているが両腕の〔夜桜の手甲〕にもう一度空気を圧縮して直ぐに熊型の魔物の身体を上って肩車の形になる。

そして両腕の〔夜桜の手甲〕で両サイドに頭に置いて気を両腕に込めての空気と気をを一気に出す。

圧縮された空気と気は凄まじい威力になり熊型の魔物の頭を揺さぶり脳震盪になってふらふらになって私が背中を蹴るとそのままうつ伏せの状態で川の中に倒れた。

すぐさま私は右腕で熊型の魔物の頭を押さえる。

最初の時は[ぶくぶく]と空気が浮かび上がっていたが時間が経つにつれて空気のの量が減って行き完全に空気が出なくなった時にバックステップで離れてリファナの下に行く

 

「大丈夫か氷水!?」

 

遅れて尚文達が来て

 

「えぇ生きているはさっき熊型の魔物を片付けたから」

 

と熊型の魔物の方に指を指す。

 

「驚いた。

まさか尚文と同じレベルと聞いて居たのにその魔物を倒すなんて」

 

と聞き覚えが無い声が聞こえて其方を見ると黒髪のツインテールの女性が居た。

 

「尚文、此方は?」

 

「あ、ついさっきであったばかりの」

 

「俺の名前は風山絆(かざやまきずな)

こっちの世界の元は四聖で今は五聖の狩猟具の勇者だ」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
それと今回行るアンケートの内容は
「刀の勇者はどちらにするか?」
意味は其のままになります。
其れでは次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

食事と整理整頓

第九十話が完成しました。
其れとまだアンケート行っています。
是非参加して下さい
其れではスタートです(^O^)/


「其れじゃあ今度は此方ね

私の名前は鞘波氷水、五聖の蒼青の勇者をやって居るわ」

 

私は〔グランシャリオ〕と〔夜桜の手甲〕を外して、

 

「此方が⋯」

 

「蒼青の勇者様の仲間のリファナです」

 

「宜しくね」

 

手を出して握手を求めた。

 

「⋯」

 

絆は少しぽかんしている

 

「うん⋯どうかしたの?」

 

「いや⋯ナオフミだっけ?

その時は全開で警戒されたのに」

 

「ああ、其れは絆がさっき狩猟具の勇者て言ったから、多分人間には攻撃が出来ない系と見ている」

 

「ご名答、オレの聖武器は狩猟具は人を傷つける事が出来ない」

 

「成程ね。

其れじゃあ私の蒼青の勇者の説明するね。

私の聖武器は私が住んでいた世界であった物語に登場するイメージカラーが青と水色のキャラクターの能力が使える」

 

「へぇ~大分()()()に似ているんだ」

 

()()()?」

 

「オレの方の五聖の五人目の勇者の事だよ」

 

「だったらいつか会って見たいわ」

 

「其れよりご飯でも食べない?

良い獲物仕留めて来ちゃうよ」

 

私は〔ショドウフォン〕を取り出して時間を見ると確かに正午前だった。

 

「そうね。

お願いするわ」

 

「おう任せておけ」

 

と絆は先頭で歩き始めた。

 

「おい、氷水」

 

「何かしら、尚文?」

 

「随分あいつを信用して居るけど」

 

「尚文何度でも言うけど私は女優よ。

他人の演技を見抜けるなんて簡単よ」

 

「だけど」

 

「兎に角行きましょ」

 

と私達も歩き始める

絆が中心で食材を集めて

 

「此処でご飯を作ろう」

 

「牢獄へ行かないのか?」

 

「あそこも良いけど此処のが眺めが良いだろ?」

 

「そうね。

其れに牢獄で食べるのも少し抵抗を覚えるわ」

 

「でしょ

魔物も定期的に掃除しているから安全だと思うよ」

 

と集めた食材を屋外調理場に置く中

 

「おい⋯いい加減ソワソワするのは辞めろ」

 

尚文はソワソワするリーシアを注意する。

 

「は、はい

で、でも着ぐるみ脱いじゃうと落ち着かなくて」

 

「どうせバグって使えない装備だ。

着ていても意味がない」

 

「一応、代わりになりそうな奴造ってみたけど」

 

と私はある物を出した。

 

「えっとコオスイ様、此れは?」

 

「ホワイトダンボルの素材で作ったダンボールロボットの着ぐるみ(※よつばと!のダンボールロボット)」

 

「あ、有り難う御座います」

 

とリーシアはダンボールロボットの着ぐるみを着始めた。

 

「氷水、いつの間にアレを作ったんだ?」

 

「ホワイトダンボルの素材で作れる着ぐるみあったから、聖武器で作った」

 

「そうか」

 

「あの⋯着替えました」

 

私達はダンボールロボットの着ぐるみを着たリーシアを見る。

 

「えっと着心地はどうかしら?」

 

「えっとですね⋯着心地は悪くないんですけど。

腕が曲がらないんですけど」

 

リーシアはそう言いながら腕を振る

 

「なら脱げ」

 

「ふええぇぇ!!」

 

「腕が曲がらないなら戦闘に支障が来るからな」

 

と会話して居ると

 

「ならオレのドロップ品でよければやるってさぁ⋯」

 

「⋯」

 

「あ⋯私は今着ている服も聖武器の一つだから大丈夫」

 

「そうか」

 

「⋯貸せ

俺が料理してやる」

 

と尚文は服をめくって腕を出した。

 

「いいって、いいって気にせずに……」

 

「何か入れたら困るからな」

 

絆は魚を持って

 

「え~~⋯

オレの刺し身美味しよ」

 

私は絆からその言葉聞いた瞬間に〔日輪刀〕を取り出して一瞬で抜刀して絆が持って居る魚に振るって鞘に戻す。

 

「うん?

何かした?」

 

と絆が疑問になって

 

「もうしている」

 

と言って皿を二枚取り出して一枚の皿を絆がっ持って居る魚の下に向けて投げて上手く目的の場所に置く。

すると絆が持って居る魚の頭と尻尾以外重力に従って落ち始めてもう一枚の皿に内蔵を受け取り絆が持って居る魚の下にある皿に実が落ちる。

 

「おぉー!凄い!!」

 

〔ショドウフォン〕を取り出しながら筆モードにして(包丁)と書いて実体化して

 

「という訳で私が下拵えするから尚文頼んだわ」

 

「ああ任せろ」

 

と私と尚文は慣れた手つきで料理を始めた。

 

「リーシア、リファナ」

 

と絆が小声でリーシアとリファナを呼んで

 

「えっと、何でしょうか?」

 

「あの二人って結婚しているの?」

 

「け、結婚!?」

 

「ナオフミ様とコオスイ様は結婚して居ません」

 

「ええ本当に?

だってあんなに阿吽の呼吸しているのに」

 

絆は私達の方を見る

 

「尚文」

 

私は包丁で捌いた魚類や野菜を切って斜めに打ち上げる

 

「ああ」

 

尚文は私は斜めに打ち上げた魚類や野菜をボウルに入れて調理に移る

 

「き、基本、勇者は仲間を引き連れて別々に行動するのが基本で⋯」

 

「う~ん。

で本当のこt⋯」

 

と絆が言い切る前に私は

 

「尚文、串」

 

「ああ」

 

と尚文は串を投げて私はキャッチャーして其のまま後ろに居る絆に目掛けて投げる。

投げた串は絆の目と鼻の先を通り過ぎて砂浜に刺さる。

 

「絆、私達の関係は同じ目的で戦うだけで良好な関係を気づいているだけ」

 

「そうだぞ。

俺は氷水に微塵も恋心持って居ないぞ」

 

「ハイ、ワカリマシタ」

 

と絆はカタコトで返した。

そして完成した料理を机に並べて

 

「頂きます」

 

と食べ始めた。

 

「うんまっ

すごいや

こんな手のかかる料理を此処の道具で作っちゃうなんて!」

 

「⋯できる事しかしていない

其れに氷水の下拵えが有ったこそ出来る物だ」

 

と食事を続ける。

 

「皆でご飯食べるのっていいね」

 

「⋯キズナさんてずっと一人なんですか?」

 

「いやリーシアその予測は違うわ」

 

「うん

氷水の言う通り、ずっとわけじゃないけどここ数年人に合ってなかったから。

実はずっとソワソワしてたんだ~

オレの事なら何でも聞いてよ~」

 

「すっ数年ですか!?」

 

「うん途中で数えるのも虚しくなってやめちゃったけど⋯

君達も災難だったよね。

人が信じられないのも分かるよ」

 

「⋯どういう意味だ?」

 

「君達もでしょ?

君達も此処無限迷宮に投獄されたんだろ?」

 

「「「迷宮!?」」」

 

「絆、其処詳しく」

 

「あれ、知らなかったの?」

 

「絆と私達じゃ投獄方法が違うと思うから」

 

「そうか。

オレの場合だと⋯オレ人と戦えないだろ?

遭難して一人の時に捕まっちゃってさ。

その時に聞いたんだ。

一度は居ると二度と出られない隔絶された空間、其れが無限迷宮」

 

「⋯そんなハズはない

お前は五聖なんだろ。

波が起これば転送されて出られハズだ。

違うか?」

 

と尚文は質問するが

 

「何?其れ」

 

「こんな現象

〔マッハキャリバー〕最初の波の映像を」

 

『YES』

 

と空中ディスプレイが現れて流れているのは私達が最初に戦った波の記録映像だ

絆は其れを見て

 

「知らないな

俺が投獄された時はそんな現象は起こって居なかったな。

でもそんな伝承が有るって聞いたなぁ

借りに起こってても此処じゃ影響がないかも。

密林や砂漠、海底まで行ける所は何処へでも行った。

でも未だに此処に居る。

時間が腐るほどあるからこういう拠点をいくつも作って生活してるってワケ」

 

「成程ね」

 

「ふぇぇぇっ

もうイツキ様に合えないんですかぁあっ」

 

と大声を上げながらでリーシアが立ち上がった。

 

「いやですぅ」

 

「バカ!落ち着けっ」

 

「其れにリーシア、貴方自分から候補したんでしょ」

 

「そ、そうですけど」

 

「うんうん

分かるよ。

その気持ち」

 

「⋯お前やけに落ち着いているな」

 

「そうでもないよ

一通り絶望はしたし

其れにあんまり変わらないと思って

異世界に召喚されたのと迷宮に投獄されるのとの違いがさ

此処は人が居なくて寂しいけど技能やドロップが有るお陰である程度は自分で工夫していける。

苦労すればその分レベルも上がって攻略も進む。

オレは諦めてないよ。

まだやりつくしてないんだ。

そしていつか迷宮を出て元の世界へだってかえる」

 

と真っ直ぐな信念な宣言を聞いて

リーシアは座り

 

「⋯フッハハハッ」

 

「なっなんだよう」

 

「いや悪かった

俺は岩谷尚文

盾の勇者で氷水と同じでお前とは別の世界の五聖だ

俺が何故ここに来たか話す」

 

尚文は霊亀の事件を全て喋った。

 

「そのキョウって奴クソだね」

 

「そうね〔マッハキャリバー〕キョウの顔を出して」

 

『YES』

 

と又空中ディスプレイが現れてキョウの顔写真が出る。

 

「ふうん、成程んね此奴がキョウね

って言うかオレと尚文の世界敵対してるの?

誰が決めたの?

そんな事⋯」

 

「お前の世界から来た眷属器?の勇者達が言っていた」

 

「そうね。

自分達の世界の為にと私と尚文が殺されかけたり」

 

「かと思えばキョウのやり方ルール違反だとかで共闘したりしたが…グラスとラルクっていう――…」

 

と絆の動きが止まって

 

「グラス?グラスに会ったの?」

 

「お前知ってるのか?」

 

「グラスは仲間だよ俺の大切な…!

この羽織だってグラスから

でもグラスが…ラルク兄さんが…尚文を?

俺が無限迷宮(こんなトコ)に居る間にそんな事になってたの⋯!?」

 

「一応映像は有るわよ」

 

「…見せてくれ」

 

「〔マッハキャリバー〕」

 

『YES』

 

と空中ディスプレイからグラス達の戦闘映像が流れて絆はご飯を早食いしながら食い込む様に見る

そして映像が終わると

 

「⋯絆?」

 

「やっぱり閉じこもってると変化が無いのにもなれちゃうよね。

外の話は刺激が強いや」

 

「お前は俺の話、氷水の映像を信じるのか?」

 

「尚文、氷水はオレを信じてくれたから話して映像を見せてくれたんだろ

真相は自分で直接確かめるよ。

此処を出てからグラス達に直接」

 

「あ、あの…水を差す様であれなのですが…どうやって出ます⋯?」

 

「キズナさんがさっき説明したように此処は無限迷宮一度は居ると二度と出られない隔絶された空間て」

 

「目星はついてんでしょ?絆」

 

「あぁ、目星は付いて居る。

でもそ前に⋯」

 

と絆が聖武器から鎧を三つ出した。

 

「此れを」

 

「そうだな」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「ありがとうございます」

 

其々鎧を着始めた。

 

「氷水は要らないんだけ?」

 

「そうね今着ている服は”キルラキル„登場人物”犬牟田宝火„の〔三つ星極制服 探の装〕になる」

 

「〔探の装〕ね。

なんか探索が得意そうな奴だね」

 

「その予測は正解よ。

絆」

 

「おぉ、いや見た目が電子機器みたいなデザインだと思っていたんだけどね。

あ、着られた?

レベルに有った物だと其れくらいなんだけども⋯」

 

「ああ問題ない

で?

如何するんだ?」

 

「じゃあ~ん」

 

絆はディスク見たいな物を取り出した

 

「何だソレ?」

 

「ある仕掛けの前に飛べる道具」

 

と絆はその道具を投げるとワープゲートが生成された。

 

「ついて来て」

 

私達は其のまま絆に付いて行く。

 

「強めの敵が出るエリアだから気を付けてよ」

 

ワープゲートが出ると

 

「遺跡?」

 

エジプト風の遺跡だった。

 

「行けるとこは探索済なんだけどさぁ

此処の仕掛けをは解けなくて先へ進めないんだ」

 

「成程、一人じゃ解けない仕掛けって事か?」

 

尚文、リーシア、リファナは

 

 

「な…なんかワクワクして来ました…!」

 

スイッチに向かうが

絆は別の方向を歩き出した。

 

「尚文そっちじゃない」

 

「「「え?」」」

 

「そう、こっちこっち」

 

絆の案内で移動する。

 

「仕掛けを解くんじゃなかったのか?」

 

「其れよりも気になる事が有ってさ

尚文の話を聞いて思い出したんだ。

無限迷宮は元々城砦にするつもりで魔術師が作ったらしいんだけど

空間と魔力が暴走を起こしてでくっちがのない空間になったんだって

でもこの迷宮の入り口には巨大な魔物が出るという逸話もあるらしくて⋯」

 

「⋯?」

 

「何が言いたいんだ?」

 

「その逸話、迷宮の魔物が出て来たものだったとしたらどう?」

 

「そうか…!

魔物が仕掛けを解けるとは思えない…」

 

「そう!

其処で…此処だよ」

 

絆は通路のある場所を指さす

 

「?ただの通路じゃんないのか?」

 

「うん

…このへん、えっとここ…ここかな?」

 

と何か探し始めて、見つけて手招きをする。

私達が行くと、ステータス画面が現れて

 

「渡航禁止の警告文…!」

 

内容は

 

禁則事項

 

五聖の他の世界への  

侵攻は禁止されています

例外処理から逸脱

 

此処に来る前に内容だったが違う部分がある其れが”例外処理から逸脱„だ

 

「一度わたってきた尚文達でもまた警告文が出るんだね」

 

「待て!

そもそも此処は何が有るんだ!?」

 

「何もないよ

どれだけ調べてもただの通路

ただ此処のポイントだけ警告が出る。

何処かに本当に異世界へのアーチが合って影響が出てるのかもだけど⋯」

 

「成程ねだから警告文の最後に”例外処理から逸脱„が出るのね」

 

「それでオレの考えを言うよ。

この無限迷宮は出口が無いワケじゃない。

いくつもの空間が無限に繋がってしまっているだけなんだ

そして⋯意外と脆いかもしれない」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
感想、評価、誤字脱字待って居ます。
其れでは次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

無限迷宮から脱出

第九十一話完成しました。
まだアンケートを行っていますので是非参加して下さい
其れではどうぞ(^O^)/


「えっとつまり空間と空間を無理に繋いでいるから繋目が脆いと見て良いのね?」

 

「そうゆう事」

 

「そんで、この無限迷宮に脆弱性があるのは分かった。

問題は其れをどう利用して外へ出るかだ」

 

「確かにそうね」

 

「お前の聞いた逸話どうやってこの空間から逃れたと思う?」

 

「其処だよね⋯」

 

私達は考えて

 

「はい」

 

とリファナが手を挙げた

 

「リファナ」

 

「はい、私の考えはこうゆう壁を魔物が壊して其処から出たて言うのは?」

 

「「「「あああ」」」」

 

「確かに

その考えは無くはないね」

 

「そんじゃ次、オレ」

 

と今度は絆が手を挙げた。

 

「オレの場合は、この迷宮の何処かの空間で⋯魔物が巨大化あるいは増殖したとして⋯

空間そのもののキャパを超えたかあるいは⋯確かリファナちゃんだっけ?」

 

「あ、はい、そうですが」

 

「リファナちゃんが言った魔物が空間ごと破壊したと考えている」

 

私達は一度歩き出して

 

「魔物が空間のキャパを超える…?

何て事ありえるんですか…?」

 

「うんまあ無理だよね。

普通」

 

「でしょうね。

その理屈は伸縮性が高いゴム風船に破裂する位の空気を送り込むと同じだから」

 

「そう言う事

其れについては相当なイレギュラーだと思うよ。

でなきゃオレ苦労していないし」

 

「とっくに此処から出ているでしょ」

 

「そうだな」

 

「ふぇえぇええ~~」

 

とリーシアが悲鳴じみた叫びをした。

 

「おい!余計なこと言うな面倒が増える」

 

「え~~」

 

「其れは御免なさい

でも仮説を立てて一つ一つ試す事は大切よ」

 

「そんで、オレが思うに其々の空間ごとにバランスが有るんだと思う。

掃除をしても時間が経つと魔物はある程度の大きさや数に復活するんだ」

 

「それってゲームみたいにパッと湧く感じか?」

 

「どうだろう…

でも次の日には元に戻るもんでもないかなぁ。

数カ月・数年単位で育つと思う」

 

「…お前、此処に年単位で居るって言ってな。

今いくつだ?」

 

「其れを乙女に聞く質問じゃないわよ」

 

と私はツッコミを入れる。

 

「今?

ん~…」

 

「おい年を数えるのも辞めたのか?」

 

「十八歳かな?」

 

「――ろっ……」

 

尚文は言いたい事を言い留めて

私は思わずリファナと絆の身長を比べてしまった。

身長は同じだった

 

「あ”-!

其処、今ロリババァって言おうとしたろ!

後其処、今リファナとオレの身長を比べたろ

このヤロウ!!」

 

絆が怒った

 

「へぇ

知ってるのかロリババアって?」

 

「オレだって転移者なの!

上から目線辞めろっての!」

 

「ろり?」

 

「ばばあ?」

 

「あ、あの…コオスイ様」

 

とリーシアが小さく私に尋ねて来た

 

「そ、その⋯ろりばばあ、て何ですか?」

 

「ロリババアは、年齢の割には身長が低く子供の様な人を言う言葉なの」

 

「て、氷水!!

オレが尚文に文句言っている間にリーシアになんちゅうもの教えているの。

其れと、リーシア!!」

 

「ひっいぃぃ」

 

「余計な事は覚えなくて良いから、忘れて!!」

 

「は、はい」

 

「…オレだって気にしてんだからさ…

育って…ないの」

 

絆は自分の身体に悩みを言っている側で尚文はしんそうどうでもいい顔をしていた

私は苦笑いをする

 

「…あれ?」

 

「お前の成長の話はさておき」

 

「さておき?」

 

「どのみちイレギュラーが起きるまで待ってられない」

 

「そうね」

 

「ツッコミ無し?

ねぇナシ?」

 

「ツッコミ以前に人間、十八歳を超えると成長がn⋯」

 

「ア”-!!ア”-!!

何も聞こえない!!

十八歳を超えると成長が伸びないとか聞こえない!!」

 

行き成り耳を塞ぎながら大声で具体的な理由を叫ぶ

 

「兎に角、わざとイレギュラーを起こしてやればいい

絆、無限迷宮で一番狭い空間を知ってるか?」

 

尚文は絆に質問するが

 

「ア”-!!ア”-!!

オレがこの異世界に来た方法はVRMMOをやろうと本体に電源を入れてログインした時。

だからこの体はアバターだ

だから元の世界に戻れば成長するはず」

 

とさっきの事まだ引きずって居た。

 

「おい!絆!」

 

「何だっよ!尚文」

 

「もう一回言うぞ。

この無限迷宮で一番狭い空間を知ってるか?」

 

「それなら付いて来て」

 

と絆は移動を始めて私達は付いて行く。

 

~移動中~

 

「此処が無限迷宮で一番狭い空間だよ」

 

其処は廃教会だった。

 

「此処が本当に一番狭いのか?

牢獄の方が狭い気もするが…」

 

「あそこは隠し通路もあって案外広いんだよ。

此処は正真正銘この部屋だけ」

 

「…あの…窓の外は…?」

 

「見えるだけで空間としては先は無いよ

で?

如何するつもり?」

 

尚文は()()()()()()()()()()()

「此れを使う」

 

「えっと、奇跡の実ですか?」

 

とリファナは質問する。

 

「そうだ。

奇跡の実だ」

 

「懐かしいね」

 

「あの、コオスイ様⋯その⋯奇跡の実って何ですか?」

 

「リーシアも旅をしていた時に槍の勇者の噂で聞かなかった?」

 

「其れなら多分聞いた事があります。

確か⋯飢饉に苦しむ村に槍の勇者様が現れて近くの遺跡に行き奇跡の実を手に入れて村を救った、と聞いて居ますが」

 

「実際は昔の錬金術師が作った失敗作で一度地面に置けば勇者以外誰も手に付けられない勢いで成長して魔物化する奴だ」

 

「ふぇええ!?

そんな危ない物なんですか!?」

 

「安心しろ此れは俺が品種改良して成長は凄いが魔物化はしない奴だ」

 

「そ、そうなんですね」

 

「そんで絆」

 

尚文は奇跡の実を絆に渡した

 

「ん、オレ?」

 

「お前、植物改造の技能はあるか?」

 

「いんや」

 

「そうか、なら手持ちが少ないが仕方ない。

一つ武器に吸収させて開放出来るか試してくれ

今の俺達はじゃレベルが低くてできないんだ」

 

「分かった」

 

と絆は奇跡の実を狩猟具の聖武器に吸収させると

 

「へぇ此れ式神強化に似てるね」

 

「出来たなら変異性と増殖機能を限界まで上げておけ」

 

「任せておけ」

 

もう一つの奇跡の実に手を加えて

 

「できたよ。

言われた通りにめいっぱい変異性と増殖機能を上げてやった」

 

「よし

最後に其れを奥へ」

 

絆は尚文の言う通りに奇跡の実を廃教会の奥に投げる。

 

「そして俺達は……一時退避」

 

私達は廃教会から出てゲートの前で待つ。

 

「ど…どうなって…」

 

とリーシアが言い切る前にゲートを破壊しながら廃教会にいた鎧の魔物と植物一緒にが出て来た。

直ぐに絆が鎧の魔物を斬って倒した

 

「⋯すごいな

魔物がゲートを超えての空間の行き来は出来ないはずなのに⋯」

 

「流石奇跡の実だな」

 

「そうね。

確認しましょ」

 

「そんじゃあオレが先頭を歩くは」

 

と絆がゲートに入ると

 

「うっわ

なんとか大変なことになって⋯る?」

 

「成功ね」

 

「だな。

一応聞くが、今までこんなふうになった事は?」

 

「ないねー⋯」

 

「んじゃま又オレが先に行くから」

 

「その後に私達が付いて行く感じね」

 

「頼んだ」

 

「お願いします」

 

「ふぇぇっ

あ、あの、どっ何処に繋がって居るかも分からないのに⋯っ」

 

「今更何言ってんの」

 

「そうよ。

私達は此れしか方法が無いの」

 

「まぁ、リーシアさん、慣れですよ。

慣れ」

 

「兎に角、いい加減騒ぐ以外の事をしろリーシア」

 

「ふぇ⋯っスミマセン」

 

「どうせ此処はもう持たない」

 

「そうね」

 

私は周りを見るとそこら中にスパークが走って居た。

奇跡の実の異常な増殖で無理矢理行ったのだ。

 

「此れでやっとスタートラインだ」

 

「行くよ!!」

 

と私達は飛びこむと

 

「い”!?」

 

「空中!?」

 

私は直ぐに急いで後ろを振り向きリーシアとリファナの後ろを見ると空中にガラスが割れたように穴が開いて居た。

私は体を元の体系に戻しながら〔ブルーティアーズ〕を纏って

 

「はい、ほい、それ」

 

と絆、尚文、リーシア、リファナをキャッチャーして、一回転しながら地面に着地した。

 

「氷水、助かった」

 

「そうですね」

 

「ふぇえ!?」

 

「てか一回転する意味あった?」

 

「さぁ?」

 

会話して居ると

 

[ドサッ]

 

何か落ちる音がして皆で見るっと奇跡の実の幹が落ちていて成長始めていた

 

「やばっ

除草剤だ!

アレをほっとくと災害になる」

 

「OK!」

 

絆は除草剤を取り出しながら近づいて

 

「サクッと仕留めよう」

 

奇跡の実に除草剤を掛けて枯れさせた。

 

「片付いたかな?」

 

「そうね。

空に有った穴は消えているから」

 

「…迷宮は消滅したのか?」

 

「いや、多分あの空間は無くなったね。

でも代わりに別のに空間繋がるだけだろうけど…」

 

「で?

此処は何処だ?」

 

「…迷宮であった孤独感は無いが…

外と言う事で良いのか?」

 

「確かに、行き成り空中に放り投げられたし

私も尚文と同じ意見よ」

 

尚文は絆の方を見て

 

「おい絆、此処が何処かわかるか?」

 

尚文は質問するが絆は後ろに有った建物を見ているだけで

 

「おい絆、聞いて⋯」

 

尚文が言い切る前に

 

「――や…やったぁ!!」

 

行き成り大喜びを始めだした

 

「外!

外だ!!

まぎれもなく迷宮の入り口だよ!」

 

「――と言う事は……」

 

「そうね。

そう見ても良いみたいね」

 

「オレが召喚された…オレの世界だ!

わあぁあっ」

 

其のまま大はしゃぎをしていた。

 

「おい待て等い事は此処は敵地じゃ」

 

「尚文、その心配は無いわよ」

 

「氷水の言う通り大丈夫!!

絶対に脱出できない無限迷宮に見張りは居ないよ。

それどころか誰も近づこうとしないんだ!!」

 

絆は大はしゃぎのままで尚文の手を握って

 

「やった…やった…!!

ありがとうっありがとう尚文!!

此れでもうオレは一人じゃないんだ⋯!」

 

「はっ」

 

尚文は何か思い出して

 

「ナオフミさん……!」

 

「ああ!」

 

私も思い出してステータスを開くがソキャートとキールの反応がない。

 

「…やはり奴隷紋は機能してない…」

 

「尚文も駄目の様ね」

 

「ああ、そのようだが

警告は出ない」

 

「確かに」

 

「何?

他のメンバーの項目の反応が良くないの?」

 

「一応反応はしているが」

 

「こっちも同じよ」

 

「少しでも反応が有るならこの世界に入ると思うけどもしかしたら相手にも何か変化有るのかも⋯

だとすると早く探した方が良いかも」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

今後の行動の予定

第九十二話が完成しました。
アンケートは圧倒的に
(14) ラフタリア (原作通り)
(1) ソキャート (オリジナル展開)
が多かったので刀の勇者はラフタリアになります。
其れで更に新しいアンケートを出します。
発表は下で行います。
其れではどうぞ(^O^)/


「何せ尚文達が無限迷宮に落ちて来たくらいから君たちの仲間に何が有っても不思議じゃない」

 

「そうね」

 

「くそ⋯っ

せめて居場所だけでも解れば⋯」

 

「其れよりも早く出ないといけないんじゃ」

 

「そうだった、そうだった」

 

絆は塀の方向に移動する。

其れに私達は付いて行く

絆は塀に上って確認して狩猟具の釣り竿を垂らして其れをロープ代わりにする。

 

「…本当に見張りが居ないんだな」

 

「でも長居は無用だ。

脱獄に気が付かれていないうちにこの国を出ないと」

 

「そうね。

尚文」

 

「何だ?」

 

「あれ持って居るでしょ?」

 

「持って居るぞ」

 

と言いながら〔飛電ライズフォン〕を取り出し

 

『Changing to super bike motorcycle mode.』

 

とバイクに変形して

 

「す、すげぇええ!!

尚文あれ乗って良いか?良いよね」

 

絆は目をキラキラしながら尚文に頼んで

尚文は面倒くさそうに

 

「はぁ、良いぞ」

 

「やった!」

 

と絆は〔飛電ライズフォン〕基〔ライズホッパー〕に近づいて

 

「ほい」

 

ジャンプして〔ライズホッパー〕に跨ってハンドルを握ったが

 

「く、[スカ]く、[スカ]く、[スカ]」

 

脚がシフトペダルに届いておらず

 

「笑えよ。

ロクにペタルが届いていないオレを笑えよ」

 

少し可笑しな感じになってしまった。

 

「兎も角俺が運転する」

 

尚文は絆の後ろに乗りハンドルを握ってシフトペダルを履んだ

 

「リーシア、俺の後ろに乗れ」

 

「はい!?」

 

「いいから」

 

「わ、分かりました」

 

「そんじゃあ私達も。

ラケル」

 

「はいケル」

 

私の隣に魔法陣が現れて〔風鳴翼のバイク〕が出て来た。

私は〔風鳴翼のバイク〕に跨り

 

「後ろ失礼します」

 

後ろにリファナが乗って

 

「そんで絆、どっちに進めばいいんだ」

 

「あっち」

 

と絆が指を指した方向に尚文は〔ライズホッパー〕を走らせた。

其れに続いて私も〔風鳴翼のバイク〕を走らせた。

 

「そんで如何するんだ?」

 

「とりあえず、オレを召還した国へ行こう」

 

「お前の⋯?

ハッキリさせておくが俺達はお前と仲間になったつもりは無い」

 

「も~~提案だよ対案!

其処に人探しの得意な奴が居るんだ!

そいつに頼めばきっと尚文達の仲間は直ぐ見つかるよ」

 

「…その話本当だろうな?」

 

「早まる気持ちはわかるけど信用してもらいたいな」

 

「俺もグラスを捜してもらいたいからさ

さ!先ずは街道を目指してGO!GO!」

 

「随分図々しいな」

 

と言いながらもバイクを走らせる。

そして街道に到着して私達は〔ライズホッパー〕と〔風鳴翼のバイク〕を降りて其々仕舞った。

此処からは有る気になり

 

「そう言えば俺達今何処に向かっているんだ?」

 

「龍刻の砂時計だよ」

 

「龍刻の砂時計?

この世界にも龍刻の砂時計があるのか」

 

「尚文のとこにも有るんだね」

 

「ああ

次の波まで時を刻んでるんだ」

 

「はー成程

もしかして迷宮を出てから現れるようになった此れがカウントダウンかなぁ」

 

絆は何かを見ていて

 

「まぁ、おそらく国境越えは難しと思う

監視も厳しいし…むしろ首都へ向かった方がリスクが少ない」

 

「わざわざ首都に?

大丈夫なのか?」

 

「面は割れてない筈だし

人が多い方が紛れやすいでしょ」

 

「木を隠すなら森に」

 

「そう言う事

そして龍刻の砂時計まで辿り着ければ其処からオレの国まで転移できる。

後情報収集もしておきたいしね。

迷宮が長ったから…」

 

「成程」

 

リーシアとリファナがキョロキョロと周りを見渡していた

 

「すっすいません」

 

「まだ何も言ってないだろ…

珍しいんだろメルロマルクとは全然違って和っぽいもんな」

 

「和、あ、はいそれに…

…時折聞こえてくる話し声が…

未知の言語で興味深いです」

 

「あっそうか…!

俺達は翻訳されるけど…」

 

「はい、なので私は困って居ます」

 

「確かに俺も文字が読めないな…

氷水は如何だ?」

 

「私も読めないわ。

でも漢字に似ている奴はギリギリ読めるは」

 

「確かに」

 

「簡単なのならオレが読めるよ」

 

「…そう言えば、お前金は持ってるのか」

 

「それも少しなら」

 

絆がそう言うと尚文の顔は虚無の顔になって居た。

 

「…なんだよ尚文その顔」

 

「なっ何かあったんですか」

 

「この先動くならお金が少ないと考えていたでしょ」

 

「そうだ。

因みにこの街道の先に見えるのは…首都か?」

 

「多分違う」

 

「そうね。

街の規模が小さい」

 

「だからや宿場街なんじゃない」

 

「何だ多分って」

 

「言っても俺さほど詳しいワケじゃないからこの国」

 

「絆が召喚した国の隣国だからね」

 

「そう言う事」

 

「それで首都まではどれ位だ?」

 

「町に着いてから調べようと思ってて」

 

「絆、尚文の質問は其処じゃない」

 

「数日か?数か月か?だ」

 

「……数日?」

 

「と言う事は、数日の宿代、食事代

数日歩くなら装備もある程度揃えたいところで…」

 

「う、うんつまり?」

 

「つまり⋯氷水が言った通り金が要るな」

 

「「「あああ」」」

 

絆、リーシア、リファナは口を揃えて納得する。

 

「其れに私達はこの世界のお金の単位が分からない。

だから絆、あそこに有る鎧の値段は何?」

 

私は横に有る武器屋の鎧を指さす

 

「三十玉銀…だね」

 

「ぶっ

で玉銀の他に何かある?」

 

「私達の所は銅貨、銀貨、金貨だったわ」

 

「こっちだと玉銀の他に銅文、金判…って単位だな

でもあれで三十玉銀はないよ。

買うのは別の街のが良いかもね」

 

「成程

金策の方法だが

まずどれ位必要になるかざっと目標が欲しい所だ。

先ず一番金がかかりそうなのは武器防具だろうから」

 

と尚文が候補を上げていると

絆が

 

「あ」

 

何か思い出したのか声を挙げた。

 

「ふぇえっ」

 

「何だ無駄にリーシアを驚かせるな」

 

「…ごめん」

 

「その様子だと何か忘れていたような感じね」

 

「そうなんだよね。

もう一つ金がかかるもの忘れてた…」

 

「何だ?」

 

「手形だね」

 

「手形⁉」

 

「そう、関所を通るのに必要なんだ」

 

「大丈夫なのか…?

その…」

 

「指名手配されてなきゃ問題ないと思うけど…」

 

絆は江戸時代に出て来そうな看板を見る

私は多分指名手配書と書かれている方を見て

 

「うん、今の所オレたちの事は掛かれてないみたい。

あ、でも迷宮の上空に何かが溢れ出て消えたって噂されてるみたいだ…

ゴシップ的に書かれているだけだけど気を抜かない方が良いかも」

 

「成程な

所で氷水」

 

「何?」

 

「其れを見つめているけど」

 

「これ多分指名手配書と書かれて居るけど。

注目しているのは絵」

 

「「「「絵?」」」」

 

「悪人ぽく加工して居るけど此れ紫彩達だと思う」

 

私は指を指す

 

「確かに」

 

「言われてみればシアヤさんに見えます」

 

「其れにラフタリアちゃん、キール君も」

 

「更にこれとこれとこれとこれ何だけど」

 

私は指を指して

 

「グラス、ラルク、テリス、シーフ―に似ていない」

 

「まさか」

 

「後で確認しましょ」

 

私は看板に張ってある指名手配書を取る。

尚文は行列の集団を見て

 

「何だ?あの行列…」

 

絆に質問する

 

「ああ、アレは俺達には関係ないよ。

ドロップ待ちの列だもの」

 

「ドロップ?

ドロップって五聖や眷属器の武器で出来るあの?」

 

「そう、其れを再現した奴だよ。

そんで今やって居る人は晶人(ジュエル)…力を得た宝石が人になったて言う種族の人達が作ったらしいんだ」

 

「確かに宝石の事が詳しい彼らだったら時間を掛ければ聖武器の宝石も解読できそうもね」

 

「確かに

因みにテリス姉さんあの人もそうだよ」

 

「へぇ…となると

あれはグラスと同じ種族か…」

 

「そう魂人(スピリット)て言うんだ。

魔力・生命力や魂力が統一されている珍し人達なんだよ」

 

「色んな種族の方が居るんですね」

 

「そうだね。

因みにあの人たちは草人だね

んで此処は流良組合だからね。

色んな人や物、情報が集まって来るんだ」

 

「冒険者ギルドってトコだな

…そのドロップ品てのは高く売れるのか?」

 

「物によるよでも流良人…冒険者の金策としてはポピュラーな方法だね」

 

「にしても…凄いです。

勇者様しか出来ない事を皆が当たり前にしてるなんて…」

 

「勿論還元率は勇者武器のが良いよ。

あくまで再現だから」

 

「成程ね」

 

絆は手を顎に手を宛てて

 

「レアなドロップ品が有れば一度に稼げはするだろうけど…この辺の魔物じゃどうかなぁ…」

 

「俺の盾の中にまだ取り出していないドロップ品なら有るがどうだろう。

レアではあると思うぞ」

 

「尚文達の世界の?」

 

「確かにレアだけど」

 

「此方でちゃんと機能しますかね…?」

 

「確かにバグってたら厄介だな

 

「……よし手近な宿でもとろう。

ひとまずそこで見せてよ」

 

私達は宿に向かい尚文と私はドロップ品を出した。

 

「取り敢えず私達が持って居る薬系だとこのへんか…」

 

絆は一つの小瓶を取って。

 

「此れはどんな効果在るの?」

 

「魔力水だな。

その名の通り魔力が回復する」

 

「大地の結晶みたいなもんか」

 

絆は小瓶を置いて別の小瓶を取って

 

「此れは?」

 

「それは魂癒水だ。

SPが回復する」

 

「SP

魂力の事かな?」

 

「一応、漢字で書くと魂を癒す水と書くから」

 

「成程ね。

オレの知る限りだと魂力をするアイテムはこっちには無いなあ」

 

「ない?

スキルが使えなくなったらどうするんだ?」

 

「自然回復が基本だよ」

 

「カルミラ島の…俺のいた世界の波の時にラルクが使ってたぞ?

グラスなんか其れを使った後急に強くなって…」

 

「回復したの?

魂人のエネルギーも?」

 

「いや回復と言うよりはまるでレベルが一時的に跳ね上がったような…」

 

「同じなんだよ。

魂人にはレベルが無い。

エネルギーの総量がイコール強さなんだよ

けれど魂人はエネルギーをアイテムで回復できない。

自然回復か同族に分けてもらうしかない」

 

「…あの時私もその場に居たので分かります。

海が割れたのを始めてみました…

生きた心地がしませんでした」

 

「一応、映像が有るけど、見る?」

 

「ああ見せてくれ」

 

「〔マッハキャリバー〕」

 

『はい』

 

空中ディスプレイが現れて映像が流れた。

流れている映像はグラスが魂癒水をがぶ飲みしてその後一撃で海を割ってそこで映像が終わった

 

「マジか、とんでもない珍品だよ。

魂人なら喉から手が出るほど欲しいはず…」

 

「なら決まったな」

 

「そうね」

 

「でも未知の品物で買い取りの前例もない。

誰もその効能を知らないのにどうやって売るの…?」

 

「其処は任せておけ」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
其れでアンケートの内容はを発表します。
内容は「次回作は?」です。
此方が次回作の候補は此方になります。
TIGER & BUNNY
日本国召喚
蒼天のソウラ
ポケットモンスターSPECIAL
クラス最安値で売られた俺は、実は最強パラメーター
SAKAMOTO DAYS
シャングリラフロンティア
RWBY
それでこれ等をある法則に基づき三つに分離します。

単体原作登録
日本国召喚
シャングリラ・フロンティア

シリーズ原作登録
蒼天のソウラ
ポケットモンスターSPECIAL

原作登録なし
TIGER & BUNNY
クラス最安値で売られた俺は、実は最強パラメーター
SAKAMOTO DAYS
RWBY

其れでは時間を掛けて集計します。
其れでは皆様の投票を待って居ます。
後感想、評価、誤字脱字待って居ます。
では次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

商売

第九十三話が完成しました。
アンケートはまだやって居ますので是非参加して下さい。
其れではどうぞ(^O^)/


魂癒水を売る為に尚文が取った策は路上販売だ

因みに尚文は狐、絆はペンギン、リーシアはひょっとこのお面を被って居て、私は〔三ツ星極制服、探の装〕から青い着物に着替えて、リファナは〔マッハキャリバー〕が入って居るハンドルが付いて居る木箱を持って居る

 

「こっこれって怪しくないですか…!?」

 

「今から目立つことをするから念の為だ。

お前はもろ異国語だからあまりしゃべるなよ。

そんじゃあ頼むぞ氷水」

 

「ええ、任せて」

 

私はリファナに合図を送るとリファナはハンドルを回す。

すると木箱から音楽が鳴り始めた。

 

「強くなれる理由を知った

僕を連れて進め」

 

私は歌い出した

 

「泥だらけの走馬灯に酔う

こわばる心」

 

私の歌が通行人達に聞こえて

 

「震える手は掴みたいものがある

それだけさ」

 

ある程度の通行人達は足を止めて

 

「夜の匂いに

空睨んでも」

 

私の歌を聞き始めた

 

「変わっていけるのは自分自身だけ

それだけさ」

 

更にこの人だかりを見て通行人達は足を止めて私の歌を聞く

 

「強くなれる理由を知った

僕を連れて進め」

 

唱のサビに入っる為に

 

「どうしたって!」

 

力強く入る。

 

「消せない夢も

止まれない今も

誰かのために強くなれるなら

ありがとう

悲しみよ」

 

サビに入って私の視線が増える。

 

「世界に打ちのめされて負ける意味を知った

紅蓮の華よ咲き誇れ!

運命を照らして」

 

私は歌い終わると頭を下げた

其処に

 

「さぁさ

このお嬢さんの歌も素晴らしいが、この異国の妙薬、魂癒水も素晴らしいよ」

 

尚文が魂癒水の小瓶を見せた

其れは絆の合図で

 

「コホンッ」

 

軽く咳をして

 

「あら~~妙薬ってお前さんっ

どんな効果が有るんだい~~」

 

「よし来た!

じゃあ、試しにみるかい?って言いたいところが

残念だか此れはあんたじゃ効果は実感できない!

そこで!」

 

尚文はある三人組に指を指して

 

「ハイ!

あなたですよ!

あなた!

魂人のあなた方!!」

 

魂人の三人組は少し驚いて戸惑っていた。

 

「この妙薬の素晴らしさを知っていただくにはあなた方に試して頂くのが一番!」

 

尚文は小皿と筆を取り出して小皿に魂癒水を注いで筆に浸す。

 

「経口で無くとも皮膚に塗るだけでも効果が有りますよ!

試すだけなら勿論タダ!

さぁさ!

物は試しと思って…」

 

魂人の三人組の女性が半信半疑の顔をしながら腕を出して尚文は魂癒水を浸した筆で腕を塗ると

暖かい光が魂人の女性を包み込む

更に魂人の三人組の男性二人も腕に魂癒水を浸した筆で腕を塗ると

 

「…えコレ…っ」

 

「何だこの薬…っ」

 

魂人の女性と同じく暖かい光が魂人の男性二人を包み込む。

 

「馬鹿なっ

気のせいじゃ…っ」

 

「もうひと筆…もうひと筆塗ってくれ…っ」

 

他の魂人も試して人が人を呼ぶ状態になって

更に

 

「嘘じゃないっ本当だ!

本当にエネルギーが回復したんだ…」

 

最初に体験した魂人の男性が勝手に宣伝を始めて更に人が来る

尚文は

 

「はいはい

どうぞどうぞ

彼方さんも此方さんも効果を試してみて下さい!

ああほら押さないで押さないで~」

 

片っ端から試させている。

 

「おや今日の手持ちが終わってしまった」

 

「信じられないこんな薬が有った何て…」

 

「どうやって仕入れた…!?

ドロップか!?」

 

その薬を売ってくれ…!言い値で買うから…!」

 

「これはこれは…

こんなに多くの方に魂癒水の素晴らしさを知って頂けて私も嬉しい限り

こうしましょう!

明日又此処へ魂癒水を持ってまいります!

ただ何分精製が難しい薬なので数はあまりご用意できかねますので…」

 

尚文は左手を大きく広げて右手で指を4つ揃えて

 

「9本

明日は9本の魂癒水を競りにて提供させて貰いましょう!

お友達も誘って是非どうぞ…!」

 

私達は宿に戻り

 

「…ナオフミさん別人みたいでしたね…」

 

「そうか?」

 

「…いやぁ恐ろしい…」

 

絆はペンギンのお面を手に持って顔を隠して

 

「魂癒水を使って即席オークションを開くなんて…いや~~恐ろしい…」

 

「物は良いのに正規処か闇のルートも無いんじゃな

正直、反応が良すぎて俺も驚いてたが…さて明日はどんな奴が釣れるかな……?」

 

「其れと此れの確認もしないといけないね」

 

私は指名手配書を取り出した。

 

「絆、読めるか?」

 

「えっと何々?」

 

と紙を見つめて

 

「えっとね。

減退牢獄で脱獄騒ぎが有った。

牢は警備していた看守達の話では、まず最初に獣の耳がした子供が幻影を見せて看守を騙してお守りを奪い大暴れ。

更に大暴れに飽き足らず減退牢獄の囚人を全員脱獄させた。

主犯格の特徴は一人目は黒髪で魂人の女性で髪を二本結んでいる。

二人目は赤髪の男性で大きな鎌を背負っている

三人目は水色の髪の晶人の女性で髪を束ねている

四人目は短い茶髪の男性

五人目は茶髪で獣の耳の女の子供

六人目は黒髪で白いメッシュが入っている獣の耳の男の子供

七人目は黒髪で獣の耳の女の子供

これ等に思い当たるのが有れば情報提供も富む

情報を提供した者は五十玉銀

捕まれた者は五金判を捧げる。

だそうだ」

 

絆の言葉を聞いて

 

「「「「……」」」」

 

思わずだまりこんっで

 

「まさかね」

 

「そのまさかだよね」

 

「電話掛けてみるね」

 

私は〔ショドウホン〕を取り出して紫彩に電話を掛ける

暫くすると

 

『氷水!?』

 

「紫彩!?」

 

通信が繋がって

 

「取り敢えずデバイスを使って…」

 

『テレビ通信ね』

 

「そう〔マッハキャリバー〕テレビ通信」

 

『はい』

 

私達の前に空中ディスプレイが現れて紫彩の顔が映った

 

「紫彩、顔を確認した」

 

『此方もよ』

 

「それでラフタリアとフィーロはそこに居るのか?」

 

尚文が割り込んで入って来て

 

『その声はナオフミ様』

 

と映像から少し幼いラフタリアが出て来た。

 

「ラフタリア」

 

『ナオフミ様』

 

ナオフミとラフタリアは空中ディスプレイに近づいたが

 

「あ!」

 

『きゃあ!』

 

バランスを崩して倒れた。

 

「アハハ

尚文、再開して喜ぶのは良いけど落ち着いて」

 

『そうね。

焦り過ぎるとこうなるよ』

 

「ラフタリアちゃん大丈夫?」

 

今度はリファナが割り込んで来た

 

『その声リファナちゃん』

 

今度はラフタリアと同じ位のキールが現れて

 

『ソキャートも居るよ』

 

ソキャートも出て来た。

 

「一応此方はリーシアがいる」

 

「はいいます」

 

「其れでフィーロは居るかしら?」

 

「そうだ!フィーロは!?」

 

と尚文は空中ディスプレイを覗き込むと

 

『……』

 

紫彩は首を横に振った。

 

「そっちに居ないのか?」

 

『すみません。

てっきりフィーロはそっちに居ると思っていましたが、多分大丈夫ですよ。

あの子強いですから』

 

「そうだな」

 

「それでそっちにグラス達居る」

 

『居るけどどうして分かったのかしら?』

 

「合わせたい人が居るの。

絆」

 

「ああ……えっとグラスそこに居るか?」

 

『その声は‼』

 

グラスがスライディングで割り込んで来た。

 

『キズナ』

 

「グラス久しぶり」

 

『よ…良かった…永遠に会えないと思って居ましたが』

 

「其れはオレもだよ」

 

『あいグラスの嬢ちゃん、何かキズナの声が聞こえたんだか』

 

『私も』

 

『僕もだよ』

 

「ラルク兄さん、テリス姉さん、シーフ―兄さんもそこに居るの?」

 

『えぇ居ます。

此方に来てください』

 

『何だ何d…てっマジか』

 

「ああ、マジだよ」

 

『キズナ!?』

 

『アンビリバボー』

 

と驚きの声が響く

 

『其れで今まで何方に居ましたが』

 

「其れなんだか無限迷宮に居たんだ」

 

『『『『なぁ‼』』』』

 

グラス、ラルク、テリス、シーフ―は驚きの声を挙げて

 

『まさか無限迷宮に放り込まれたのか!?』

 

『確かに無限迷宮は盲点でした』

 

『だとしてもよく其処から出られたわね』

 

『これも驚きだよ』

 

『何ですか、無限迷宮て』

 

『無限迷宮は一度は要ったら出られない場所なのよ』

 

「尚文が出してくれたんだ」

 

「正確に言うと私達は無限迷宮に放り込まれたの」

 

「でも尚文のお陰で出られたんだ」

 

『そうですか、

ナオフミ』

 

「何だ?」

 

『此度はキズナを出して頂き誠に有り難う御座います』

 

「別に無限迷宮から出る為についでに一緒に脱出させただけだ」

 

「それでこれなんだけど」

 

私は指名手配書を見せた

 

「此れって紫彩達がやったの?」

 

私がそう言うと紫彩、グラス、ラルク、テリス。シーフ―の目線が泳いでいた

 

「やったのね」

 

『…はい』

 

紫彩が自白した

 

「あえて言わないけど今は合流するのが先決

絆合流先は?」

 

「取り敢えず帰路の龍脈で帰るから其処で」

 

『おう』

 

「其れじゃあ通信切るね」

 

『ええ』

 

私達は通信を切った。

 

「取り敢えず合流の目途が立ったけど」

 

「フィーロはラフタリアと一緒じゃないかったか」

 

「フィーロの事は後々調べようか」

 

「だな。

今は金が先だな」

 

「そうね」

 

私達は寝て

魂癒水を宣伝した場所で待って居ると一気に人だかり出来た。

 

「待ってたよ…!」

 

「さぁ早く売ってくれ…!」

 

「お待たせしました…!

皆さんどうぞお静かに…!」

 

「絆」

 

「…うん来てるね冒険者の魂人に交じって怪しそうなのが…」

 

「身なりの良さそうなのからゴロツキまで…一日で良く集まったな」

 

「噂も馬鹿にならないね」

 

「じゃあ始めるとするか」

 

尚文が一呼吸を入れると

 

「それでは一玉銀から!」

 

「十五玉銀!」

 

「十五玉銀!

五十銅文!」

 

「二十玉銀!」

 

「三十玉銀!」

 

「よろしいですか?

ハイ!では三十玉銀で落札」

 

「ふぇえ…っ

ヨロイと同じ値段で売れちゃったです」

 

普通なら此処で閉めるけど尚文は何かをする気がある。

そう思っていると

 

[ガシャガシャンッ]

 

ガラスが砕ける音がして全員が音がする方を見るとリーシアが転んで

 

「ああ…っ

薬が…っ」

 

「てってへんだぁ~~

薬が二本残して全部割れちまったぁ~~っ」

 

流石に貴重な薬が割れると

 

「何してくれたんだコイツ…‼」

 

「もったいない‼」

 

「ふぇ…っ

ふぇえ!?」

 

「この為にも金搔き集めて来たんだぞ!?」

 

「なんだ!?

言葉が分からないのか!?」

 

一気に堪忍袋が切れる切れる

流石にリーシアは自分が置かれている立場を理解して

 

「ふぇぇえ~~っ」

 

咄嗟に土下座して

 

「御免なさいっ

御免なさいっ

御免なさいっ

御免なさいっ

御免なさいっ

御免なさいっ

御免なさいっ」

 

リーシアの本気の土下座で怒りが引いて

 

「申し訳ありませんっ

不測の事態により次で最後とさせていただきますっ

遠き国に古より伝わる奇跡の妙薬、魂癒水‼

泣いても笑っても恨みっこなし!

では一玉銀から!」

 

「三十玉銀!」

 

「三十玉銀!

五十銅文!」

 

「五十玉銀!」

 

「三金判!」

 

「五金判!」

 

「ハイ!それでは五金判で落札です」

 

その後私達は五金判で落札した人に魂癒水を渡して直ぐに逃げた。

途中でゴロツキに出くわしたが私が掃除した

 

「はぁ~~

恐ろしい~~

一日で五金判以上稼いじゃったよ

恐ろしい~~」

 

「あまりいい手じゃないが

俺達には時間がない

手っ取り早くやるには焦らせてから釣り上げるのが一番だ」

 

「…でもちょっと目立っちゃったんじゃない?」

 

「あれ以上長居したら危なかったな。

転売や製造方法はもっと大きな金になるから…

リーシアもよくやった。

迫真の演技だったな」

 

「そうね」

 

「はい凄い演技でした」

 

「…途中から演技どころじゃなかったです…」

 

「普段のが役に立ったじゃないか

そう言えば絆、氷水!」

 

「もちもち!」

 

「五人分買えたわ」

 

「だから準備万全だよん!

そっちはどーお?」

 

「ああ着れた」

 

「こういう服は初めて来ました」

 

「そうですね」

 

「お~~」

 

「レベル上げもしておきたいが……真っ直ぐ向かうか龍刻の砂時計へ」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

絆の世界の龍刻の砂時計

第九十四話が完成しました。
アンケートはまだ行っていますので是非参加して下さい
其れではどうぞ(^O^)/


私達は龍刻の砂時計が首都に目指してる。

その途中で

 

「驚いたな。

まさか…使うだけで経験値の入るアイテムが有るなんて…」

 

私達もアイテムを使うと経験値が入った

 

「そうね。

確かに有難いわ」

 

「一番驚いてるのはオレだよ。

其れオレが使っても魔力が回復するだけなんだよ」

 

「大地の結晶だったか?

これに関しては魂癒水の様に種族の違いと言うより世界の理の違いみたいだな」

 

「そうだね。

尚文、リーシア、氷水、リファナにはこの世界とは違うルールが適用されてるみたいだ」

 

「全部が違うってわけでもないみたいだが…」

 

「なんだよなぁ…

例えば…」

 

私達の後ろに大型な魔物が四体現れて

私は〔マッハキャリバー〕を取り出して

 

「〔マッハキャリバー〕」

 

「はい」

 

「セットアップ」

 

『セットアップ!』

 

〔マッハキャリバーのバリアジャケット〕を纏い

絆は猟師聖武器を取り出して棍棒に変形させて私は絆と一緒に大型な魔物が四体と戦闘に入って瞬殺した。

 

「せっかく魔物を倒しても勇者同士が近くに居ると経験値はゼロ

本当ならパーティー組んでオレが魔物を倒していければレベル上げも楽なのに…

其れに何で氷水はこの魔物を瞬殺できるんだ?」

 

「鍛えているから」

 

「いや、答えになって居ないから

取り敢えずコイツ等から大地の結晶が出る筈だから」

 

絆は倒した魔物を猟師聖武器に近づけると

魔物の死体が光出して猟師聖武器に吸収された

 

「…お前の武器は本当に色んな武器になるんだな」

 

「まぁね。

他にも槍や弓、スリングショットなんかにも出来るよ。

どれも対人攻撃は出来ないけどさ」

 

「弓…」

 

猟師聖武器から大地の結晶を四つ取り出して

 

「ほら!大地の結晶!

多分これが最後になると思うよ」

 

「最後?」

 

「そうなると目的地が近づいて来たのね」

 

「そう、寄り道はしないんだろ。

この森を抜けたら…すぐそこが目的地だと思うから…」

 

絆の言う通りに村を超えて首都に到着した。

すぐさま龍刻の砂時計が有る建物に向かうが

 

「なぁ…あの奥が砂時計のある建物か?」

 

「おそらく」

 

「人も多いが…心なしか警備も多い気が…」

 

「うん…」

 

私達は一旦団小屋に行き、団子を買って

 

「もしかして俺達の脱獄がバレたか?」

 

「いやそれはない」

 

「何で言い切るんだよ」

 

「バレてるなら何で関所を通したのさ」

 

「龍刻の砂時計まで誘い出して捉えるとか?」

 

「もしくは」

 

私は紙を取り出して

 

「此れを龍刻の砂時計で逃がさない為とか」

 

尚文と絆に指名手配書を見せる。

 

「どちらもあり得るな。

この国でオレとラルク兄さん達の顔が分かる奴位は居るけど…

でもこれじゃ警戒して近づかないよ…」

 

「……

…本来はどういう施設なんですが?

 

「と言うと?」

 

「あ、あのえっと…

例えば私達の世界の龍刻の砂時計と言えば認めらえればクラスチェンジが出来る施設として一般にも開放して居ましたが…」

 

「転職のこと?

其れもあるけど一番はドロップかなぁ」

 

「前の街でも例が出来たアレか」

 

「そう

龍刻の砂時計は地方の疑似的な装置より入手が多くて人気なんだ。

国の重要施設だから多少厳重なのは覚悟していたけど…」

 

「おい待ってお前はどうやって砂時計に近づくつもりでいた?」

 

「ん~?

強行突破」

 

「そうなるわね」

 

「そうそう

パーティー編成してるから最悪オレだけが辿り着ければ転移は可能だし…」

 

「お前…戦えなくて迷宮に放り込まれたくせしてそんな…」

 

「あの時とはケースが違うかなぁって…

でもあんなに警備と人でごった返してるなんて思わなかったよ」

 

「人の減ったころ合いに出直すしか…」

 

絆がそう言うと

 

「あら、お客さん

そんなこと言ってたら終わっちまいますよ。

其れと追加の団子です」

 

「追加の団子?」

 

私は追加された団子を置かれた方を見ると

 

「う~ん♪」

 

団子を両手の指に八本持ち一本ずつほうばって食べるリファナが見えた

 

「はぁ!」

 

私に見られているのに気が付いたリファナは

 

「す、すみませんお腹が空いているもんで」

 

「亜人はレベルが上がるにつれ体も変わっていくからしょうがないね」

 

「はい」

 

リファナはそう言ってまた一本ほうばって食べる

 

「それで終わるってどう意味なの?」

 

「お客さん旅の人でしょ?

世紀の瞬間を見物しに来たんじゃないのかい?」

 

「すみません。

私達情報収集が苦手なもんでもしよろしければ教えて下さい」

 

私はそう言うと

 

「そうね。

なんでも隣国の天才術師さんとやが五聖と眷属器の勇者さんでないと出来なかった。

龍刻の砂時計の転移スキルを再現できたとかで、

今日はそのお披露目があるらしんですよ。

 

其れを聞いた私達は

 

「尚文」

 

「あぁ、分かって居る。

あいつじゃないかもしれないが見る価値あるな。

絆、リファナ、行くぞ」

 

「あ、分かった」

 

「あ、はい」

 

「リファナも」

 

ふぁ~い(はい)

 

私は直ぐにお金を入れている袋を出して瞬時にお皿の数を数えて慣れた手つきでお金を出す

 

「代金は多分あって居ますので此処に置いておきますのでご馳走様でした」

 

私は尚文を追いかける。

 

「確かにピッタリよ」

 

声が聞こえたので安心して尚文を追いかける

 

そして私達は木影が出来ている塀に昇り施設から出て来た男性を見る

 

「流石ですわ!」

 

「上手くいくと思っておりました」

 

「どうやら成功したみたいだ」

 

「なんかちやほやさてんなぁ」

 

「まぁ、勇者しか出来ないことをしたからね」

 

「別人…ですね」

 

「ああ」

 

「変装をしてないわ」

 

「それって例のキョウって奴?」

 

「でもそいつ眷属器の勇者なんでしょ?

別人で当たり前じゃない?」

 

「まぁそうなんだが…天才術師ってフレーズが気になってな……

だが本当にただの天才だったようだ」

 

「よし気が済んだから一旦離れよう。

警備が落ち着いたら改めて…」

 

私は視線を感じて視線の方を見ると例の天才さんと目が合って

 

「その必要はないよ」

 

「へぇ」

 

「なんだ?

俺のファンか?」

 

天才さんの言葉を皮切りに集まって居る人々の目線が集まり

 

「ん?」

 

天才さんの近くに居たご老人が

 

「あ…っ」

 

「やばっ」

 

「リファナ変身して」

 

「あ、はい」

 

私とリファナは変身して

 

「脱獄犯だ‼

捕らえろ‼」

 

「バレた!!

逃げたら二度と近づけなくなる…」

 

私は〔美樹さやかの魔法少女姿〕リファナは〔タルトの魔法少女姿〕に変身を完了した

 

「リファナ、フラッシュ!」

 

「はい」

 

リファナの手の掌に光が集まって

 

「ハァ!」

 

まぶしい光が辺り一面を照らす。

 

「突っ込め‼」

 

私達は塀から飛び降りる

尚私の狙いは光の輝きで影出来る事だ。

私はマントに両手を入れて軍刀八本を取り出して影に向けて投げて影ごと地面に刺さして

 

影縫い

 

を繰り出す

絆はご老人の顔をドロップキックをお見舞いして着地する。

私達も着地する。

 

「止まるな!

一気に駆け抜けろ!」

 

私達は施設に侵入するが私は軍刀を一本取り出して振り向いてこっちに目掛けて飛んでくる火球に投げた。

火球と軍刀がぶつかった瞬間に爆発した。

爆風が此処まで来て思わず足を止めてしまう

 

「世紀の瞬間を拝みかったのかな?

脱獄までするとは熱心なファンだ。

だけど俺に迷惑を掛けるのは良くない」

 

「あ?」

 

「なんだコイツ」

 

「ナルシスと」

 

「だな」

 

「誰がナルシストだ

いいからさっさと…捕まるか死ぬかしろよな」

 

火球を連続撃って来た。

私は軍刀を二本を取り出して火球を斬るが私達の方に向かって来なかった火球は施設を破壊した」

 

「ひぃっ」

 

「見境ないな!?

アイツ…っ」

 

「やっぱキョウ同類だな」

 

「そうね」

 

「周囲の被害を考えない天才様だ」

 

 

天才さんの近くに居る女性がクナイを突撃して来た

私は軍刀で受け止めている間に天才さんは私の後ろに居る尚文達に火球を放った。

咄嗟に尚文が前に出て

 

「おっと観念したか」

 

「なめるなよ

流星盾‼」

 

私は女性達が持って居るクナイを軍刀で切り捨てバックステップで尚文の下に行き軍刀を二本取り出した

 

「少しの間堪えて!

龍刻の砂時計はすぐそこだ!」

 

「砂時計が目的…!?

転移の再現はそう簡単には…いや」

 

天才さんは理解して

 

「お前達…っ勇者か…っ」

 

「だったらどうするの?」

 

「お前達‼

奥だ‼

奥の奴を狙え‼」

 

「はいっ

ですが…此処からでは砂時計に当たります…‼」

 

「構うな!此処で逃がせば…」

 

天才さんの右手にエネルギーが収束され

 

「俺の名声に傷がつくだろう!?」

 

絆目掛けて光弾を二連打ち出したが、一つは尚文に防がれて、もう一つは私の足に魔力を収束して

 

「はあぁぁぁ!!」

 

蹴りで打ち返した

 

「…嘘だろ」

 

天才さん達はあんまりの出来事に驚いて固まり光弾が弾着して

 

「「「「うあぁぁぁ!」」」」

 

爆発した

その間に絆が龍刻の砂時計に辿り着き

 

「残念あんたが騒がなければもう少し穏便に行けただろうに」

 

絆が龍刻の砂時計に触ると私達の身体が発光して

 

「待って…!」

 

「じゃあね天才さん」

 

私達は転移した

転移が終えて

 

「大丈夫、おっては来れないよ。

あの天才さんが再現したのが帰路の龍脈なら一度行った事のある砂時計にしか転移できないから…」

 

「なら安心ね」

 

「ふぅ…」

 

「キズナ様…?」

 

と第三者の声が聞こえてその方向を見ると

 

「おいみんな!

キズナ様だ!」

 

「キズナ様が帰って来て来たぞ――っ」

 

すると私は視線が上からもあるのに気が付いて上を見ると

 

「俺達が姉御に知らせて来る」

 

「頼みましたよカッタナ―、リッキー」

 

「あいよ」

 

見た事があるフォルムの赤い奴と青い奴が飛び去った。

 

「キズナ様っ」

 

人々が集まり出した

 

「へへ、ただいまっ!」

 




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

会談

第九十五話が完成しました。
前回まで行っていたアンケート名「次回作は?」
今回で終わります。
アンケートの結果は此方になります。
(2) TIGER & BUNNY
(0) 日本国召喚
(0) 蒼天のソウラ
(4) ポケットモンスターSPECIAL
(0) クラス最安値、最強パラメーター
(0) SAKAMOTO DAYS
(1) シャングリラ・フロンティア
(1) RWBY
尚アンケート名「次回作は?」は「19人+1人のリリィ×仮面ライダー」で行われます。
其れではどうぞ(^O^)/


座っっていた私達は立ち上がり

 

「みんな変わりない?」

 

「キズナ様」

 

色んな人がぞろぞろ現れて絆を囲む

 

「よくぞ戻られました…!

今まで何方に…!!」

 

「キズナさん慕われてますね」

 

「…勇者ってのはそう言うもんだろ

普通は…」

 

「ふぇ?」

 

「いや尚文も慕われて居るでしょ」

 

私達が会話して居ると

 

「皆聞いて!」

 

絆はこっちに来て

 

「紹介するよ!

リーシアと尚文と氷水とリファナ!

オレの命の恩人なんだ」

 

その言葉で

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「おぉぉおおお」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

大衆の歓迎の歓声を受けて

 

「ふぇえっ」

 

「怯えんな!

一応歓迎されてる」

 

「でも少しビビるわ」

 

「ですね」

 

一人の男性が尚文の手を握って

 

「有り難う御座います!

キズナ様は大切な五聖勇者様の一人

もしもの事がなくて本当に…」

 

男性は感謝しているが尚文の顔が浮かれて居なかった。

無理もない。

何せここは私達の異世界と敵対している異世界だ。

もしバレれば色々問題が出て来る。

私は如何やって切り抜けろうと考えていると

 

「尚文達もだよ。

尚文達も勇者なんだ。

異界の五聖勇者!」

 

絆が私達の正体を思いっ切りばらしたせいで空気が

 

「勇者…異界の…?五聖」

 

思いっ切り変わって目線も歓迎から敵対に変わった。

私は頭を抱えて如何やって切り抜けろうと考えていると

 

「何?

その反応、歓迎してくれないの?

オレの恩人を」

 

絆のドスの効いた声が此処に居る全員がたじろく

 

「…キズナ様

今の話は本当で御座いますか…?」

 

「嘘言ってどうするのさ

尚文達が異界の勇者なのがそんなにマズいの?」

 

私は息を吸って

 

「私は異界の五聖勇者が一人、蒼青の勇者の鞘波氷水、そして此方が五聖勇者が一人、盾の勇者の岩谷尚文だ!」

 

私は大声で注目を集める

そして私は記憶を辿って仮説を言う

 

「本来五聖勇者は自分たちの異界を守る存在であり他の異界を渡る事が出来ないが異常の事態の為、守護獣霊亀の権限で此方の異界を渡った。

そしてその異常事態は其方側の眷属の勇者が一人、本の勇者キョウ=エスニナよって引き起こされた」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「なぁ!?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

私がそう言うと全員が驚いていた。

私はすかさず

 

「本の勇者キョウ=エスニナは私達の異界の守護獣霊亀を操り己の欲望の為に勇者ではない者を蹂躙した。

私達は霊亀の心事オスト=ホウライ妃並び扇の勇者グラス、鎌の勇者ラルク、怪盗の勇者シーフ―と晶人テリスと協力して本の勇者キョウの野望を砕いだが、本の勇者キョウは予め集めて取って置いた霊亀のエネルギーを持ってこっちの世界に逃げた。

グラス、ラルク、シーフ―とテリス達はキョウは追いかけて、私達も追いかけるがキョウの罠に嵌り無限迷宮に放り込まれた。

そして狩猟具の勇者風山絆と出会い無限迷宮を出て一緒に此処まで来た。

もし私達が敵対する存在なら狩猟具の勇者風山絆は今此処には居ない筈だ!」

 

私がそう言うと

 

「キズナ様、この者が言う事は誠なんですか!?」

 

「本当だよ。

向こうの世界の事はラルク兄さんなら知って居るかも知れない。

けどオレの恩人の事は変わりない」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「……」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「知ってるんだみんな、波の事もルール違反の事も」

 

絆は顔を上げて

 

「グラス!

グラス達は何処!?

全部話してもらうから…!」

 

絆が私達の元に来て

 

「誰であってもオレの恩人に無礼は許さないよ!」

 

絆のお陰で会談に持ち込めた

場所は会談室で私、尚文、絆、リーシア、リファナ、シクールのお偉いさん三名、紫彩経由のテレビ通信でグラス、ラルク、シーフー、テリスが会談する事になった。

最初に私達が絆の出来事を細かく説明した。

 

「…そうですか

無限迷宮でそのような事が

事実が明らかになった今無限迷宮を擁するミカカゲには正式な抗議を…」

 

「そんなの後で良いから…!

いやそんなのじゃないけど

おもっくそ抗議して欲しいけど!」

 

「で?グラス達はまだ龍刻の砂時計には辿り着けてないの?」

 

正座しているグラスが

 

『はい、数日後に龍刻の砂時計が有る場所に辿り着けます』

 

答える。

 

「それと若もご無事で」

 

シクールのお偉いさんの一人がそう言うと映像越しのラルクは顔を横に向けた。

 

「若?」

 

尚文は不思議そうに言うと

 

「ラルク兄さんは若くしてこの国のシクールの王様だよ」

 

絆が言う

 

「へぇ、若ね」

 

『若って言うな坊主!!』

 

明後日の方を向いていたラルクはこっちを向いて文句を言って来た

 

「なら俺を坊主って言うな若」

 

『ぐぐ』

 

「其れよりも本題に入りましょう」

 

私はそう言ってシクールのお偉いさんの方を見る。

シクールのお偉いさんは

 

「えっと、キズナ様はその波の事は何処までご存じで…?」

 

「知らないよ!

ほぼ!

知ってることと言えば

波と言う現象を使ってグラス達が異界へ侵攻し、尚文と氷水を殺そうとしたって事だけ…!

オレはさグラスの事もラルク兄さんの事も知ってるよ。

良い人達だ

異世界に召喚されて何も分からないオレ達に良くしてくれた。

もちろんこの国の人達みんなもだよ。

オレはこの国に召喚されて良かったと思ってる。

だからこそ信じられないんだ…

…ね?

話して?

どうしてこんなことになってるの」

 

シクールのお偉いさん達は気まずいながらも

 

「…伝承が有るのです」

 

口を開いた。

 

「伝承には四聖と書かれてましたが今は五聖ですので四聖の所は五聖と言いましょう。

五聖は世界の危機が起こった時に人々を救うとは別の本来の役目があるという伝承です。

五聖とはその役割の要石と呼べる存在…波が起こった時その五聖全てが失われば…その世界は滅ぶと」

 

「五聖が…?」

 

「五聖を殺すその役目が八星の役目ですか?」

 

私がそう言うと

 

「……其方の異界の眷属勇者は何と呼ばれているのか分かりませんが此方は九星と呼ばれています。

其れで、答えは、はい…」

 

シクールのお偉いさんは弱弱しく答えた。

 

「だからって尚文達を狙ったの!?

何でそんな事…!!」

 

絆は大声を上げながら質問した。

 

「世界の為」

 

尚文が突然声が出た

 

「ラルクはそう言っていた。

グラスは至っては祟高な戦いともて言ってたな」

 

尚文は映像越しのグラスの方を見た

 

『ええ言いました』

 

「五聖を殺して相手の世界を滅ぼすことで残った世界は救われるとか…?」

 

尚文が信用性がない答えを言った為、絆は少し固まったが直ぐに理解して国のお偉いさん達の方を見た。

 

「…その通りです。

波とは異界との衝突融合であり

波との戦いに勝った世界は延命できる…と」

 

「成程ね。

つまり異界と異界を遮る壁が壊れかけて融合してしまう状態ね」

 

「…はい」

 

「…なにそれ…」

 

「ハッ、なるほどなるほどな!

色々合点が行った。

異界まで来た甲斐があったな」

 

「世界が融合するって言うけどそうなったらどうなるワケ?」

 

「…伝承では…ともに滅びる…と」

 

「なんで?」

 

「そ…そこまでは…」

 

「……」

 

「――だってさ尚文

全く困ったもんだよ」

 

「そうだな

お前と俺で戦う事になっても勝敗はつかなそうだから

氷水頼んだ」

 

私は何の躊躇も無く絆に〔VSチェンジャー〕を向けた。

 

「やはりっ」

 

私達の周りの人達が動き出した

 

「皆待って」

 

「なぜ庇うのです!?」

 

「キズナ様はこ奴らに騙されておるのです…!」

 

会談室は一触即発状態に入った

 

『あの…皆さん注目して下さい。

氷水悪いけど其れを降ろしてくれない』

 

『えぇ、その武器を降ろしなさい』

 

私達は空中ディスプレイを見るとグラスが〔ソンブラのサブマシンガン〕を持って居る紫彩の右手を捻りながら扇の眷属器で紫彩の喉元に当てていた。

その後ろではラフタリア、キール、ソキャート、ラルク、シーフ―、テリスが其れぞの獲物(武器)でお互いに向けていた。

 

「待て待て!!!

何皆して一触即発状態に入って居るの。

今はそうじゃないだろ

氷水いいからそれ降ろして

後グラス達も」

 

私は絆から〔VSチェンジャー〕を離すとグラス達も獲物(武器)を降ろした

 

「( ´Д`)=3 フゥ……って!?そうじゃなくてラルク兄さんもグラスもみんなどうかしてる…!!

伝承だけを鵜吞みにするなんてバカバカしいカビの生えた生えた文献じゃなくてどのような現象であるかちゃんと調べようとしたの!?」

 

「…しかし伝承をないがしろにするワケには…」

 

「そう言う事を言ってるんじゃなくて…

だってこんなの可笑しいだろ…他の世界を犠牲にして自分達は生き残る…

其れしか方法がないなんて…

オレは認めないよ。

今後シクールが擁する眷属器の勇者は異界への侵攻はしないと約束して

グラス達も」

 

『……はい』

 

「尚文と氷水、色々思う所は有るだろうけど其れで収めてくれないかな?」

 

「思う所が有るのはそっちだろ。

認めないと言うが他に方法が無かったらどうする?

あるかも分からない方法を探すより今此処で俺達殺した方が手っ取り早い。

もしくは俺達が今此処でお前を殺せば――」

 

「矢張り其れが目的か!?」

 

私達の周りに居た人達が今度は武器を取り出して魔法を放つ準備に入って居る

 

「だから、皆待って」

 

「キズナ様どうして止めるんですか⁈」

 

「こ奴らは二回もキズナ様を殺すと宣言したんですよ!」

 

「ナっナオフミさんっ何を言って…」

 

「――尚文心にもないこと言うのはやめてよ」

 

「そこに居る奴らは全員其の選択肢を考えて居た筈」

 

「尚文は諦めるの?

…其れしか方法が無かったとして

でも其れは最終手段でしょ?

オレはまだやりつくしてない。

無限迷宮は二度と出られない牢獄の筈だった。

でもオレは此処にいる。

敵国から生還も出来た。

全部嘘みたいな本当の出来事だよ。

出来ないと決め付けるのはバカ見たいでしょう?」

 

「ふふ、そうね。

尚文、私達も帰ったら片っ端から文献に伝承調べて見ましょ」

 

「……だな」

 

会談が終わりそうになった時

 

「「姉御をお連れしました」」

 

見た事があるフォルムの赤い奴と青い奴が会談室に入って来た。

 

「カッタナ―!リッキー!」

 

「知ってるやつか」

 

「ああ、オレと一緒に召喚された…」

 

開いて居る扉の前に

 

「お待たせしました!!」

 

金色一色の少女がスライディングしながら現れて

 

「歯車の勇者と使い魔かな?」

 




最後までお読みいただき有り難う御座います。
アンケート名「次回作は?」が行われる二次作品「19人+1人のリリィ×仮面ライダー」は此方になります↓
https://syosetu.org/novel/277011/
では次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

歯車の勇者

第九十六話が完成いたしました
其れではどうぞ(^O^)/


歯車の勇者は金色を中心にした鎧で仮面で顔を分からなかったが何処かで見た事がある格好だった

 

「紹介するよオレと一緒に召喚された歯車の勇者、車第 黄歯菜(しゃだいきはなな)だ」

 

私は聞いた事がある名前にアンティ・キティラに似た姿に見開いた

 

「初めまして」

 

黄歯菜は頭を下げて

 

「歯車の勇者をしている車第 黄はn……」

 

私の顔を見て固まり

そんな事を絆は知らず其のまま

 

「そんで赤いのが」

 

「おいらがカッタナー」

 

「青いのが」

 

「俺がリッキーだ」

 

絆がカッタナーとリッキーの自己紹介しているが私は黄歯菜に近づいて

 

「えっとまさかと思うけど○○高校の車第 黄歯菜かしら?」

 

私はそう言うと

 

「……せ……ぱ」

 

黄歯菜は声が小さく声も途切れ途切れだった。

 

「黄歯菜どうしたの?」

 

「せ?」

 

「ぱ?」

 

絆、カッタナ―、リッキー心配になって黄歯菜の顔を覗く

 

「氷水先輩――!!」

 

私の事を先輩と呼んだ。

其れと行き成り大声で叫んだことで

 

「「「うぁああ‼」」」

 

盛大に驚いたが絆は直ぐに気を取り直して

 

「待って何で黄歯菜が氷水の事を知って居るの。

其れに何で氷水の事を知って居るの」

 

黄歯菜が私の自己紹介無しで私の事を知っている事に驚いていた。

 

「まさか……」

 

絆はカッタナ―とリッキーの方を見て

 

「おいら達じゃない」

 

「俺達は姉御と一緒に居たから」

 

カッタナ―とリッキーは否定する。

 

「絆落ち着いて」

 

「いや氷水は落ち着き過ぎるぞ」

 

尚文のツッコミが飛んでくる。

 

「其れは黄歯菜と言う子は私の高校の後輩だから」

 

「へぇ~氷水の後輩なのk……」

 

尚文の言葉が続かなかった

 

「こ!」

 

「う‼」

 

「は!!!」

 

「い!!!!」

 

尚文、絆、カッタナ―、リッキーの順で言葉が続いて

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「『『『『『『はあぁぁぁ‼‼』』』』』』」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

全員の絶叫が流れた

空中ディスプレイがこっちに来て

 

『皆うるさいよ。

其れよりも久しぶりだね。

黄歯菜』

 

紫彩も顔を出した。

 

「えっ!?紫彩先輩もこっちの世界に来ているんですか」

 

黄歯菜の言葉に

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「『『『『『『ええぇぇぇ‼‼』』』』』』」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

又全員の驚いた声が響いた。

 

『だからうるさいて』

 

『いや、驚くわ普通』

 

『そ、そうね。

まさかキハナと一緒の世界出身になると』

 

「黄歯菜、何で貴方が此処にいるのかしら?」

 

「えっとですね。

何か寝ている時に勝手に此処の世界に来たみたいで

成り行きでこの世界の五聖勇者になりました。

氷水先輩は……」

 

「転生ね」

 

「そ、そうですか」

 

「なぁなぁ、姉御」

 

「姉御だけ盛り上がるのは良いけど俺達にも教えてくれよ」

 

カッタナ―とリッキーが割り込んで来た。

 

「あ、そうだったね。

この人は私の高校時代の先輩の」

 

「五聖勇者、蒼青の勇者の鞘波 氷水よ」

 

「それと」

 

今度は紫彩の方を向いて

 

「私のもう一人の先輩の」

 

『蒼青の勇者の眷属勇者、紫魔の勇者の八九紫彩よ』

 

「「初めまして、姉御がお世話になって居ます」」

 

「『此方もお世話になって居ます』」

 

私達は頭を下げた。

 

「おいら達も自己紹介した方が」

 

「だな」

 

「さっきもやったがおいらがカッタナ―で」

 

「俺がリッキーだ」

 

「おいら達は姉御の勇者の力の一部だ」

 

「成程ね。

行き成りだけど模擬戦しないかしら?」

 

私は行き成り模擬戦しないかと言うと

 

「行き成りですか!?」

 

黄歯菜は驚いたが

 

「いいですけど」

 

簡単にOKを出してくれた

 

「おいら達は構わないけど」

 

「周りが」

 

「そうだよ。

行き成り模擬戦とか」

 

「絆、黄歯菜とは知り合いだけど戦えるのか知りたい。

その上で一緒に行動したいの」

 

「いやだとしても……」

 

「いや氷水が言いたいのは分かる」

 

「尚文!?」

 

「俺もこいつの能力が知りたいからな」

 

「別に私は構いませんが」

 

「ああもう、分かった」

 

絆の許可を戴いて私達は移動してこの城の訓練所に辿り着いた。

沢山のギャラリーの中私と黄歯菜は向かい合って

 

「お互い怪我しない程度にしてね」

 

絆の言葉に私達は

 

「ええ」

 

「分かって居る」

 

そう言う

黄歯菜は〔ギアダリンガー〕と〔ツーカイザーギア〕を取り出してセットして

 

『まわせ!』

 

「チェンジツーカイ!」

 

〔ギアダリンガー〕の舵輪を回すと

 

『ツーカイザ!』

 

音楽が流れると同時に踊り出した。

 

『Hey!』

 

「なぁ、絆」

 

『Hey!』

 

「なに?尚文」

 

『Hey!』

 

「何で踊っているんだ?」

 

『Hey!』

 

「えっと……何かあれ使うと勝手に踊るみたいなんだ」

 

『Hey!』

 

「何だその機能」

 

『Hey!』

 

「さぁ」

 

尚文と絆が喋っている間にダンスが終わり私に目掛けて〔ギアダリンガー〕を向けて引き金を引く

 

『ヨーソロー!』

 

〔ツーカイザーギア〕が発射されて黄歯菜の身体に包み

 

『ツーカイにレボリューション!』

 

変身を終えて

 

「海賊のパワー ツーカイザー!」

 

名乗りも終えて今度は私の番で〔VSチェンジャー〕と〔ブルーダイヤルファイター〕を取り出して

 

BLUE!

2・6・0

マスカレイズ!

怪盗チェンジ

 

ルパンブルー変身して

 

「ルパンブルー」

 

名乗りをして直ぐに私達は走りだしてながらお互い〔ギアダリンガー〕と〔VSチェンジャー〕向けあって発砲した。

私はアクロバットを駆使して回避

黄歯菜はいつの間にか足に歯車のローラースケートを装備していた。

黄歯菜は急に方向転回して私の所に向かって来た

私は〔ルパンソード〕を取り出して私達はぶつかって鍔迫り合いなって私が弾くと黄歯菜は歯車のローラースケートの回転を利用して回し蹴りを繰り出した。

私は〔ルパンソード〕で軌道をずらして〔VSチェンジャー〕を向けるが〔ギアトリンガー〕で防がれて今度は私が弾かれて

 

『ダンシング!』

 

黄歯菜は〔ギアトリンガー〕の舵輪部分で殴って来た。

私は防ぐが

 

『ツー!』

 

『カイ!』

 

『ツー!』

 

『カイ!』

 

防いだ部分に〔ギアトリンガー〕から音声が四回流れて舵輪部分に似たスタンプが張られた。

急に黄歯菜はバック走行しながら私から離れて〔ギアダリンガー〕を私に向けて来た。

私は直ぐに回避行動を取ったが黄歯菜は其のまま引き金を引くと

 

『フィニッシュ‼』

 

錨状のエネルギー弾が発射された。

それらにはホーミング機能が付いて居るのか私を追いかけて来る。

私は壁の方に行き身体を捻りながらジャンプして壁を蹴り回転しながら錨状のエネルギー弾を打ち落とした上に黄歯菜にも撃つ。

 

「カッタナー!」

 

「あいよ!」

 

黄歯菜は〔ギアダリンガー〕に〔ツーカイカッタナーギア〕をセットして

 

『まわせ!』

 

〔ギアダリンガー〕の舵輪を回して

 

『シンケンジャー!』

 

さっきとは違って和風の音色が流れると同時に私が放った弾丸を踊りながら

 

『ソレソレ!ソレソレ!ソレソレソレ!』

 

〔ギアトリンガー〕で叩き落とす

同時に踊りも終わって引き金を引く

 

『ヨーソロー!

シンケンにレボリューション!』

 

カッタナ―が黄歯菜の所に行き分離して一体化した

先程までのツーカイザーから額にはシンケンジャーの番号である33が刻まれ

シンケンレッドを模した漢字の「火」が加えられたシンボル

胴体にはハイパーシンケンジャーのような赤い陣羽織

胸部には頭部同様の「火」のシンボルが現れる。

〔ギアトリンガー〕の刀身を出して

 

「クールに侍、シンケンフォーム、いざ参る!」

 

私に向かって来た

私は〔VSチェンジャー〕で発砲するが

 

「甘い!」

 

弾丸を全て斬った。

そして私は斬りかかるが私はルパンブルーのバックルにあるフックショットを使って上に行きある程度の高さに到達すると私はルパンブルーの変身を解除して〔ショドウホン〕を取り出して筆モードにして

 

「一筆奏上!」

 

(水)を書き

 

「はぁ!」

 

シンケンブルーに変身して〔共通ディスク〕を〔シンケンマル〕にセットからの抜刀して

 

「水の呼吸、捌ノ型、滝壷」

 

繰り出した。

黄歯菜は

 

「ぐぬぬ!」

 

〔ギアトリンガー〕で防ぐ

私は直ぐに離れて三歩で黄歯菜の距離を詰める

 

「水の呼吸、陸ノ型、ねじれ渦」

 

技を繰り出した

 

「ぐぅ!」

 

〔ギアトリンガー〕で防ぐが

踏ん張りが甘かったのか吹っ飛ばされて

 

「がはぁ!」

 

黄歯菜は壁に激突する。

私は直ぐに走り出した

 

『まわせ!

セーンタイジャー!』

 

黄歯菜は何かして居るけど私は無視して突きの構えをして

 

『セーンタイにレボリューション!』

 

ルパンエックスの幻影が現れたが

 

「水の呼吸、漆ノ型、雫波紋突き」

 

私は水の呼吸の最速技雫波紋突きを繰り出したが

其れよりも先にルパンエックスの幻影が黄歯菜と合わさって

 

[ガキン!]

 

金属音が鳴る。

雫波紋突きが決まったのに黄歯菜何も無かったように平気で

 

「捕まえました。

氷水先輩」

 

私の〔シンケンマル〕を握って〔ギアトリンガー〕振り下ろして来た

私は〔共通ディスク〕を回して〔シンケンマル〕変形させる。

変形したお陰で黄歯菜の手から簡単に取れた

そして変形した〔ウォーターアロー〕で防いで

私はバックステップで黄歯菜から離れて其のまま矢を放つが黄歯菜には効いて居なかった。

返しに黄歯菜はトゲトゲの歯車を手裏剣の様に投げて来た。

私は〔ウォーターアロー〕で弾いて直ぐにシンケンブルーの変身を解除した。

 

「〔マッハキャリバー〕!

セットアップ!」

 

『セットアップ!』

 

私は〔バリアジャケット〕を纏って

一気に距離を詰めながら〔リボルバーナックル〕を大きく振りかぶって

 

「振動破砕!」

 

黄歯菜のお腹に思いっ切り殴った。

振動破砕は振動で殴るので

 

「がは!」

 

確実にダメージが入るが

 

「ぐぅ!」

 

私の拳にもダメージが入る。

 

私は〔マッハキャリバー〕を使って一回転して回し蹴りを繰り出して黄歯菜を壁まで吹っ飛ばす。

私は痛みを我慢して構える。

 

「いっ痛いんですけど

氷水先輩」

 

「ごめん、黄歯菜が思っていたより硬かったから思いっ切り殴った」

 

「其れでも手加減して下さい。

私も一発殴らせてくださいよ」

 

「出来たらね」

 

「ならリッキー」

 

「お、おう」

 

〔ツーカイザーギア〕を〔ギアダリンガー〕にセットして

 

『まわせ!

オーレンジャー!』

 

今度はエジプト風の音楽が流れて踊って引き金を引く

 

『ヨーソロー!

チョーリキにレボリューション!』

 

今度はリッキーが黄歯菜の所に行き分離して一体化した。

オーレッドを模した星の記号が加えられたシンボル

肩と腰にはキングレンジャーの鎧のような青い装飾

胸部には頭部同様の星型シンボル

バックルからはオーレンジャー5人のシンボルが加えられた前垂れが現れる。

 

「熱血超力!オーレン!フォーム!オーレェ‼」

 

更に黄歯菜は〔ゲキレンジャーギア〕を〔ギアダリンガー〕に入れて

 

『まわせ!

セーンタイジャー!』

 

引き金を引く

 

『セーンタイにレボリューション!』

 

今度はゲキチョッパーの幻影が現れたて黄歯菜と一体化して右手には〔サイブレード〕が装備された。

私は

 

「ウィングロード!」

 

『ウィングロード!』

 

魔法の道を作って

 

「行くよ」

 

「はい」

 

私達は走り出してぶつかりそうになった時

 

「二人とも辞めんかい!」

 

絆はそう言いながら私達を釣り糸で結ぶ

 

「それ以上戦闘だからそれ以上はダメ」

 

『其れはねぇーよ』

 

ラルクは空中ディスプレイ越しに文句を言うが

 

「ラルク兄さん」

 

絆をラルクを睨めつける。

 

『うぐ……』

 

ラルクは黙る

 

「取り敢えず二人とも変身解除して」

 

私達無言で変身解除する。

 

「取り敢えずオレの家に行くよ」

 

絆は其のまま歩く

私達も一緒に付いて行く




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

式神

第九十七話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


私達は絆の後ろに付いて歩く。

 

「氷水も兎も角何で黄歯菜も本気になるんだよ」

 

「ご、御免まさか先輩がルパンエックスの防御を防御力比例攻撃じゃない攻撃で突破して来たから、つい」

 

「ついじゃない‼」

 

「まぁまぁ絆の姉貴」

 

「姉御も悪気が無かった事だし」

 

カッタナ―とリッキーが絆を落ち着かせろうと話しているが

 

「そんなの関係ない‼」

 

無理だった

兎に角私達は歩く

 

「わぁ綺麗ですね…!」

 

私はリーシアが向いている方を向く

海と夕日の定番な組み合わせの風景だけど確かに綺麗だった

絆はリーシアの声に反応して

 

「いい所でしょ?」

 

歩いて居ると家が見えて来た。

 

「あ!

ほらあそこ!」

 

絆がその家に指を指す

 

「あそこがオレ達の家だよ」

 

「オレ達?」

 

私は疑問に思って

 

「ルームシェア?」

 

黄歯菜に質問する。

 

「はい、ルームシェアです」

 

「俺達あそこに住んでいるからな」

 

「成程ね」

 

その間にも例の家に辿り着いて絆が懐から鍵を取り出して扉の鍵穴に入れて扉を開けた。

 

「やっぱり誰もいないか…」

 

「あの…私達今でも住んでいますけど」

 

「あ、御免御免、忘れていたよ。

兎に角、此処はさオレが皆で住める場所って事で立てて貰ったんだ」

 

「へぇ…」

 

私達が周りを見ていると

 

「わぁ…っすごいっ写し絵ですね!」

 

リーシアが棚の上に置いてある写真(写し絵)を見た

写真には絆に黄歯菜、カッタナ―、リッキー、グラス、ラルク、テリス、シーフ―に地元の漁師達、其れと空中に浮く台座に乗って居る魔法使い?の男性が写って居た。

 

「皆さん良い顔してらっしゃいますね」

 

「そうね」

 

私達が写真を見ていると

 

「凄いや…

暫く留守にしていたのに変わりないよ」

 

「まぁ、私達が住んでいるしグラス達も掃除手伝ってくれたから」

 

「そうなんだ

グラス、真面目だな」

 

絆は黄昏ていると

 

「盾の勇者様?」

 

リファナの声で私は振り向くと尚文が何か思って居て、リファナが不思議そうな顔して居た。

私は

 

「絆が羨ましい?」

 

「いやそんな事は無いと言えば嘘になるな」

 

「そう、いつかこんな感じな写真が撮れるように頑張ろうか?」

 

「……だな」

 

「部屋は有るから

今日は好きなトコで休んで

明日は例の人探しが得意な人を呼んでもらうように頼んでおいたから」

 

尚文は何か覚悟を決めて

 

「…なぁお前はグラスと如何やって出会ったんだ?」

 

尚文が思いっ切りな質問した。

絆は

 

「…っ」

 

少し驚いていた。

 

「珍しいね。

尚文がそんな質問するなんて」

 

「いや、嫌なら話さなくていい」

 

「嫌じゃないよ。

オレとグラスが出会ったのは随分昔になっちゃたかなぁ」

 

その後絆の話を聞いて

 

「――あ~何か帰って来たって感じするなぁ~

この家で人と話してるとさぁ~」

 

「お前日本帰る気ないだろ」

 

「あるよ~~」

 

「尚文も氷水も元の異世界戻ったら思うかもよ?」

 

「…どうだかな……」

 

「そうかもしれないね」

 

翌朝

 

私達が例の人に出会う為に城に移動して居ると尚文が突然後ろを振り向いた。

私も釣られて振り返るとリーシアが何かを書きながら歩いていた。

書いて居る為歩行スピードが遅いので尚文がリーシアの元に行き

 

「リーシア!」

 

「ふぇぇっ

…あっナオフミさん」

 

「こんな処で何してたんだ

ぼうっとしてるから迷子になるぞ

ちゃんとついて来い!」

 

尚文がこっちを向いて歩いて来て

 

「言葉も分からないのにのんきな奴だよ

全く…」

 

「でも言葉の勉強はしっかりとしているよ」

 

「だとしても今此処でやるか?」

 

そんな話をしている間に城に辿り着いてある部屋に向かった

 

「あ、来た来た」

 

「悪い待たせたな。

そいつが例の?」

 

「そう人探しの得意な奴!」

 

「買いかぶり過ぎです。

私は貴方一人見つけられなかった」

 

「逆でしょ

其れだけ無限迷宮が特殊だったって事だよ。

エスノバルトに無理なら他の誰にも無理だもの」

 

「初めまして異界の聖武器所有者様達

お話は伺っております。

キズナの事、本当に有り難う御座います」

 

エスノバルトが右手を出して

 

「利害が一致しただけだ」

 

尚文が握手すると尚文が固まった

 

「「「「?」」」」

 

「どうかした?

尚文」

 

「お前人間じゃないな?」

 

尚文が突然冗談みたいな事を言った。

 

「人間じゃないってどう見ても…」

 

「違和感?

なんだろうなこの…」

 

「フィーロやフィトリアみたいな感じ?」

 

「ああ…そんな感じだ。

とういう事は魔物か?」

 

「…流石ですね。

如何にも」

 

エスノバルトの姿が変わって

 

「ワタシはこの世界を代々守ってきたとされる魔物の末裔です」

 

「珍しいね。

エスノバルトが初対面でその姿を見せるのって」

 

絆がリーシアとリファナに近づいて

 

「エスノバルトはこの姿を可愛いって言われるの嫌がってるんだ」

 

「別にそれだけの理由ではないのですが…

不思議ですね。

ナオフミさんには嫌なカンジがしません。

さて本題に入りましょう」

 

エスノバルトが色々取り出して机に置いた。

 

「お探しになりたいのは…」

 

「俺の仲間がふたりで主従契約を結んでいる」

 

「其れで私も仲間さんにんでひとりが主従契約を結んでいる」

 

「異界に来た弊害なのかあいつらに何か起こって居るのか…居場所がまったくわからないんだ」

 

「幸い私の仲間が通話できるけど敵にばれる為通話は控えたい」

 

「成程……

特定の人物を捜索するにあたっていくつかの方法があります。

が世界の理の異なる異界人となると…」

 

「…ねぇエスノバルト

オレも…グラスを捜して欲しいんだ。

今何処で如何してるのか…

早くグラスに会いたいんだ…」

 

「…そうですね。

ワタシも一刻も早く知らせたいです

キズナが無事に国に戻った事

…彼女はずっと心配して居ましたから」

 

エスノバルトが急に

 

「そうそう

忘れる所でした。

グラスからこの子を預かって居たのです。

 

エスノバルトの身体から何かを取り出した

 

「この子?」

 

エスノバルトは其のまま絆に渡すと

 

「ありがとう‼

そうか…グラスと一緒に居たんだね」

 

「あなたが居なくなった時グラスはその子を頼りに随分貴方を捜しました。

けれど足取りは掴めず…

危険な目には遭わせられないとワタシに預ける事も多かったので彼女は探し足りないだけだと思うようにしていたらしいのですが…

今から六日ほど前、その子が騒いだ事が有って…」

 

「無限迷宮から出た時だ…!」

 

「おい、俺達を置いてくんな。

一体そいつは何なんだ?」

 

「私達には木札にペンギンの絵が描かれているしか見えないんだけど」

 

「この子はねグラスと一緒に作った…」

 

木札が溶けるように煙になって

 

「式神のクリスだよ!」

 

ペンギンになった。

其のまま

 

「ペン!」

 

「うん…!

オレもまた会えて嬉しいよ…!」

 

「どうでしょう、キズナ

ナオフミさん達にも式神を授けるというのは…」

 

「それいいよ!」

 

「尚文、氷水は動物というか、こういうのに好かれそうなカンジする護衛にもピッタリだもの」

 

「盾の俺に護衛?」

 

「クリスは対人戦が出来ないオレの為に戦ってもくれるよ!」

 

「…その式神とはぐれてちゃ意味ないだろ」

 

「ゔ…」

 

「其れでエスノバルト、式神は?」

 

「はい、式神は人や物を触媒に生み出すいわば分身んです。

そのクリスはキズナとグラスの所縁のある触媒から作り出され本人たちと見えない結びつきがある。

捜し人に所縁のある触媒から式神を作れば、たとえ理の違う異界であっても導いてくれるでしょう」

 

「探し人に所縁のあるもの…?

なにかあったか…?」

 

「ああ、私は多分ない」

 

「でしたら……」

 

私達はエスノバルト移動して私達も付いて行き龍刻の砂時計に到着した。

 

「龍刻の砂時計の力を借りれば武器に入れた素材でも取り出せます」

 

「…そんな事が出来るのか」

 

「何かありませんか?」

 

私達はステータス画面を操作する。

 

「あ~やっぱり無い」

 

私は無かったが

 

「俺はあった。

コレを」

 

尚文は盾から髪の毛を取り出した

 

「これって、もしかしてラフタリアさんの…」

 

「間違いありません

この色ラフタリアちゃんの髪の毛です」

 

「ああ、その通りだ。

昔、散髪した時にな。

あの時は何でも盾に取り込んでいたから…」

 

「わかりました」

 

エスノバルトはラフタリアの髪の毛を持って魔法陣の上に置き

 

「ではこちらへ」

 

尚文も魔法陣の上に行き

 

「では担い手の血を」

 

尚文はナイフで自分の指を切って血を出した。

出血した血はラフタリアの髪と混ざり

 

「今此処に願うのは彼の者を守り力となる者

彼の者の魔の欠片にして眷属の創造なり産まれいずるは――」

 

エスノバルトが詠唱を終えると

 

「…?」

 

エスノバルトが何か疑問始めた

其れに気が付いた尚文は

 

「どうした?」

 

「少し様子が…

思った以上に具現化が早い…!?

この触媒の主は一体――!?」

 

爆発して煙が現れて其処から何か飛び出して来た

 

「尚文!」

 

私は尚文は呼ぶが

 

「おわっ」

 

尚文は飛び出して来た何かにぶつかって倒れた。

私達は急いで尚文の下に行く。

 

「なっ尚文!?」

 

「ナオフミさんっ大丈夫ですか!?」

 

「てて…」

 

尚文の胸元で何か動いて私は其方を向くと

 

「ラフ―」

 

ラフタリアの髪の毛の色と同じ狸が居た。

 

「……とりあえず成功って事でいいのカナ…?」

 

「自信ないね」

 

「えっとこんな事は私も初めてなので何とも言えないんです……

どうですか……?」

 

「どうって……」

 

「違和感などは…」

 

「…まぁ紛れもなくラフタリアの毛から出来そうな…面影ありそう…な?」

 

尚文も曖昧な答えが出た

 

「ラフ?」

 

「……」

 

尚文は無言で式神を

 

「ラフ

ラフ

ラフ―」

 

撫でまくった

 

「…問題無さそうだよ?」

 

「既に自我も確立していそうな…

肉体にもう精神が定着して居るなんて…」

 

「ラフタリアさんって人は特殊な種族の人だったりする?」

 

「…普通の亜人さんですよね?」

 

「はい……あ、でも私達が生まれる前にラフタリアちゃんの両親は引っ越しして私達の村に来たと両親に聞いて居ます」

 

「引っ越しにね」

 

「なんだか新しい盾が解放されているな…」

 

「式神強化が出来る筈だよ。

まぁおいおいうやりなよ」

 

「…問題ないのであれば進めましょう」

 

エスノバルトは地図を出した。

 

「まずは探し人の目星を付けましょう。

キズナ」

 

「OK!

クリス、グラスの気配その方向と大体の距離探してくれる?」

 

「ペン!」

 

クリスは地図の上に乗り

 

「ペン~」

 

「……

こちらもラフタリアの行方を頼む

ラフちゃん」

 

尚文が予想外の名前を付けた事に絆は驚いて

 

「ちゃん付け…」

 

「…なんだその顔は……」

 

「もしかしてラフ―って鳴くから?」

 

「違う。

ラフタリアの名前からだ」

 

尚文と絆が喋って居る間に

クリスとラフちゃんが

 

「ペン!」

 

「ラフ―!」

 

同時に地図の同じ場所に指を指した。

 

「其処にグラスとラフタリア達が居るのか?

おいもう少し細かい地図は…」

 

絆とエスノバルトが

 

「まさか監獄を脱獄したと言っていた

此れはまずいね」

 

「まずいですね」

 

気難しそうな悩み顔になって居た。

 

「どうした?」

 

「尚文

この国はまずいよ」

 

「どうまずいんだ?」

 

「う~ん…一言で言うと、少し前のオレ達と同じ状況に陥って居るかもしれない

その国の名はレイブル

オレ達が脱出してきた国とは同盟国だ。

砂時計以外の脱出方法が考えられない点もにている。

更に厄介な牢獄がある事でも有名だ」

 

「おい其れって相当ヤバいじゃ」

 

「でも脱獄できたと言っていたし」

 

「ああ、だから確かなのはグラス達程の手練れが未だに砂時計まで辿り着けていないという事…となれば迎えに行く」

 

迎えに行く為に私達は部屋から出た




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
其れでは次回もお楽しみ(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

フィーロ奪還

第九十八話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


私達は今エスノバルトが持って居る船の勇者の力を使って移動して居る。

船に乗っている間はフィトリアの事を思い出す。

フィトリアが使っていた戦車は多分眷属器だと思う。

何せ戦車から大人数用の相乗り馬車が出て来て其れが浮遊して居たからだ。

帰ったら探して聞きたいと思って居ると目的地の付近の森に到着して私達は降りた。

 

「私は此処まですが…」

 

「いや、助かったよエスノバルトの船じゃないと入国すら出来なかったもん」

 

「まさかお前も眷属器の勇者だったとはな」

 

「ええ私は船でして隠密行動には向いて居ないんです」

 

「五聖が再び敵対国に侵入する事に国の方々は心配していますが」

 

「素早く穏便に行くならオレ達だけで行くしかないだろ?

それに今回は黄歯菜も居るし」

 

「ハハ、頑張ります」

 

「そうですね。

黄歯菜頼みましたよ」

 

「分かりました」

 

「おいら達に」

 

「任せておけ」

 

「…ではご武運を」

 

エスノバルトと船が消えた

 

「消えた…!」

 

「エスノバルトの船は龍刻の砂時計の繋がりを渡るんだ。

でもこの国はオレ達の時と同じで転移や交信の妨害の魔法があちこちに有る」

 

「あまり頼れないって事か…」

 

「其れよりも」

 

「ああそうだな」

 

「クリス」

 

「ラフちゃん」

 

尚文と絆がクリスとラフちゃんに指示をしてクリスとラフちゃん少し瞑想して

 

「ペン!」

 

「ラフ―!」

 

クリスとラフちゃんは同じ場所を指した

 

「此処でも同じ方向を指してますね」

 

「ああ、はぐれていない証拠だ」

 

私達はクリスとラフちゃんが指した方向に歩くと町に入った

私達は歩いて居るとリーシアとリファナが足を止めた

私は気が付いて振り返って

 

「リーシア、リファナどうかしたの?」

 

心配する

 

「あ、はい、その私が理解できる言葉…単語がふって…聞こえた気がして」

 

その言葉に内心驚いて

 

「リファナも聞こえた?」

 

リファナに質問して

 

「はい」

 

リファナは手を出して

 

「助けて、メルちゃん、ご主人様などが今でも聞こえます。

と言うか聞き覚えがある声です」

 

私も耳を澄ましてみると

 

「助けて、ごしゅじんさまぁああ」

 

確かに聞き覚えのある声が聞こえて思わず

 

「尚文!」

 

大声で呼んだ。

 

「うん?氷水どうかしたか」

 

尚文達がこっちに来た瞬間

 

「ラフタリア探しを中断して!」

 

「どうしてだ?」

 

「フィーロが見つかった!」

 

「!?」

 

尚文は思わずラフちゃんを落とした。

リファナが咄嗟にラフちゃんをキャッチした

尚文はそのまま私の両肩を掴んで

 

「其れ本当か!?

何処なんだ!?」

 

私を揺さぶって来た。

 

「分かったから止めて」

 

尚文は咄嗟に揺すりを辞めて、私はリファナの方を見て

 

「リファナ、案内して」

 

「あ、はい分かりました」

 

リファナは私達を案内する為に来た道を戻り出した

私達を付いて行くように走り出した

 

「にしても氷水、急にフィーロを見つけたて言ったね」

 

絆は私に質問して来た

 

「私じゃないよ。

リーシアとリファナがこの世界で使われていない言葉を聞いて

私も耳を澄まして聞いてみたらフィーロの声が聞こえたの」

 

「随分凄いな」

 

走りながら軽い会話して居ると

リファナが止まって有る建物を指さして

 

「此処です」

 

リファナが指さしたのは落語家の亭号のような建物だった。

入り口の近くに看板があって其処に書かれていた絵を見た。

絵には長い金髪に白い翼に服に青いリボンして居る幼女が書かれていた

 

「なんて書いてある」

 

「えっと…

空から舞い降りた翼ある幼き天女

ひとり四十銅文…」

 

不意に

 

「なぁお前見たか?」

 

見物客の声が聞こえて見物客同士の話し声に耳を傾けた。

 

「見た見た!

本当に翼が生えてて空に浮いてさ!

でもずっと訳の分からない言葉で鳴いててさぁ…」

 

見物客同士の話し声を聞いて居ると

 

「やぁあああああっ」

 

フィーロの叫び声が聞こえた。

 

「もうやぁああぁっ

誰か助けてぇええっ

助けてメルちゃぁああん

ごしゅじんさまぁああ」

 

尚文は其れを聞いたのか並んでいる人を押しのけて建物に入った。

私は急いで

 

「あのすみません」

 

建物の関係者の腕を掴んで

 

「何だ!?今金を払わなかった奴を追いかけないといけないのに」

 

「其れに付きましてすいません。

私が変わりに払いますので」

 

私はお金が入った袋を出した。

 

「そういう事なら構わないが。

兎に角お前も入れ」

 

「有り難う御座います」

 

建物の関係者と一緒に入ると

 

「見たいなら金払え!!」

 

尚文と建物の関係者ともみくちゃになっていたが

 

「おいお前ら」

 

私と一緒に来た建物の関係者が尚文を抑えていた二人に話し始めた。

その間私は尚文が見つめていた先を見た。

 

「ごしゅじんさま…」

 

空に飛んで居たフィーロが居た。

 

「おいお前」

 

私は呼ばれて

 

「あ、はい何でしょうか」

 

「支払ってもらうぞ」

 

「分かりました」

 

私は入場料と迷惑料を払って

 

「今度から気を付けろ」

 

「はい、気を付けます」

 

その後、絆達と合流して説明して別れて情報を集めて屋根の上に集合した。

 

「近くの組合で聞いて来たところ

此処は貴族のバカ息子が道楽でやっている見世物小屋らしい

評判はどちらかって言うと良くない」

 

「やはりね。

私も得た情報も似たもんよ」

 

「どうしてこんなことになってしまったんでしょか…」

 

この世界じゃ翼の生えた種族なんて聞き覚えが無いもの」

 

「確かに」

 

「目立ちすぎたんだよ」

 

私達は会話して居ると尚文が突然

 

「飛んでた」

 

「え?」

 

羽ばたきだけで飛んでた

フィロリアルは空を飛ばない

跳躍は優れているが羽ばたきだけでは飛べない」

 

「まぁダチョウの様なカンジね」

 

「ああ」

 

「じゃあ別人」

 

「いや違う、服装に髪型、声が私達が知っているフィーロと同じだから」

 

「ああ間違いなくフィーロだ」

 

絆は尚文の背中を叩いて

 

「付いて居るじゃんオレ達

もう少しで見逃す所だった。

早く助けにいってやろう」

 

 

「お前に言われるまでもない」

 

私達は見世物小屋の裏口を目指して移動した。

 

「あれが裏口だな」

 

「見張りは居ないみたいだけど…」

 

「もし見つかって戦闘になったら……」

 

「まぁどうにかなるわよ」

 

「だな

念の為に盾を使えそうなものに変えておこう」

 

尚文はヌエの盾に変えて

 

「ええそうね」

 

私も〔VSチェンジャー〕と〔ブルーダイヤルファイター〕を取り出して

 

『BLUE!

2・6・0

マスカレイズ!

怪盗チェンジ』

 

「怪盗チェンジ」

 

ルパンブルーに変身した。

 

「じゃあオレ達のスキルも使っておくか」

 

「お前達の?」

 

最初に

 

全隠蔽狩(ぜんいんぺいがり)

 

絆がスキルを付与して

黄歯菜が〔ギアトリンガー〕と〔ルパンレンジャーギア〕を取り出してを取り出してセットする。

そして黄歯菜が〔ギアトリンガー〕のハンドルを回して

 

42バーン!

 

ババン!ババン!ババン!ババン!

 

と待機音が流れて引き金を引くと

 

『《font:94》ババババーン!

ルパンレンジャー!

 

〔ギアトリンガー〕から怪盗戦隊ルパンレンジャーの幻影が現れた。

ルパンレンジャーの幻影は光の弾になり私以外に身体に入って行く

絆と黄歯菜が動いたため私達も移動して

 

「全隠蔽狩は気配や足音何かを殺せるスキルだよ」

 

「それでルパンレンジャーで警備などに敏感にしました」

 

「まぁこの夜の闇はもってこいさ

気づかれなきゃ気が付かない」

 

「何だそれ」

 

「たとえば探知魔法とか?

気が付かれると効果なくなるんだ。

まぁ黄歯菜のスキル付与は消えないけどね

…と言っている側から…この鍵穴魔法がかかってる。

無理に開けると音なるな」

 

「魔力付与?」

 

「うん細工師じゃないとコレは難しいけど」

 

絆は〔レッドダイヤルファイター〕を取り出して鍵穴に近づけると緑色の光が発光して

 

[ガチャ]

 

音がして扉を開けた。

私達は見世物小屋に侵入した。

 

「リーシア離れるなよ」

 

「ふぇぇ…」

 

「ラフ―」

 

ラフちゃんが勝手に移動し始めた。

 

「ラフちゃん!」

 

「ラフ―」

 

私達は急いでラフちゃんを追いかけ始めた。

移動中

 

「うぇ…っ

こんな処で酒盛りかよ…」

 

「良いご身分だな…

こいつら…随分フィーロで稼いだみたいだな…」

 

「そうね」

 

私達はラフちゃんがとある部屋に入った。

 

「ここか?

ラフちゃん」

 

「ラフ―」

 

「此処が一番悪趣味な部屋だね」

 

「多分例のバカ息子の部屋だと思う」

 

「でもフィーロさんの姿は見当たりませんよ。

多分此処じゃ……?」

 

「ピィッ」

 

鳥の鳴き声が聞こえて私達は鳴き声がした方を見た。

 

「…なんだ!?雛鳥?」

 

鳥かごに一匹の雛鳥が居た。

私は何処か見覚えある毛並みに注目した。

 

「ふぇ!?

この鳥私達の事に気づいて…!?」

 

「おかしいな…こんな雛鳥に…!?」

 

会話している間にも雛鳥は鳴く為

 

「ん~…」

 

バカ息子が寝返った

 

「やばっ

悪いけど黙ってもらうよ」

 

絆は狩猟具の聖武器を取り出そうと手に掛けた瞬間私は止めて

 

「氷水?」

 

「尚文、この毛並みに見覚えない?」

 

「確かに見覚えあるな……まさか!?」

 

尚文は直ぐにステータス画面で確認すると

 

「まさかお前がフィーロ?」

 

「ピィピィッ」

 

「わかった!

わかったから静かにしろ!」

 

尚文の言葉通り静かになった

 

「探しているのってこの子?」

 

「ああだがいつもと姿が違う。

それに…なんだこの札…」

 

「これ使役札だ

本来なら魔物を札に封印するものだけど…」

 

「フィーロには俺の魔物紋があるから…中途半端に使役してるってわけか…」

 

尚文は鳥かごを開けろうとするが

 

「くそっ此れ如何開けるんだ…?

 

「警報は無いみたいけど札と連動してるみたいだ…」

 

「尚文こそこそする必要ないでしょ」

 

「だな…少し手荒な方法で行くぞ

我慢しろよフィーロ」

 

 

尚文がステータス画面を操作すると魔物紋が浮かび上がりスパークし始めた

絆が動いて

 

「えっえ?」

 

リーシア戸惑っていたが絆は鳥籠と使役札を斬った

そして

 

「ごしゅじんさまぁっ」

 

大声で尚文は飛びついて尚文は受け止めた。

 

「うああああん」

 

フィーロは大泣きし始めた

絆、リーシアは慌てて止めるが

 

「まぁあんなひどい事していたししょうがないですよね」

 

黄歯菜がそう言って

 

「そうね」

 

私はそう言う

 

「夢じゃないよね?

本当に助けに来てくれたんだよね」

 

「…ああ来たぞ助けに」

 

感動な再開だけど

 

「なんだぁお前ら…」

 

「…うんまぁそうだよね……

おい尚文ズラかるよ!」

 

「その必要ないよ」

 

私が指を指した場所には

 

「なんの騒ぎすかぁ~」

 

手下が集まていた

 

「尚文やるつもりでしょ」

 

「ああ」

 

「…んあ?

ああ!?何お前…

俺の天女に何してくれてんだ!?

さては金づるを奪いに来たな!

野郎どもそいつを――」

 

「誰のだって?

こいつはもともと俺んトコの魔物(やつ)なんだよ

随分好き勝手してくれたもんだな…?」

 

「ちょっちょと尚文!

相手する気!?」

 

「ふぇっ」

 

「尚文、速攻で片づけるでしょ」

 

「ああ時間は取らない

なにせあいさつぐらいはしないとな?

こいつが味わった恐怖の分位は…

なぁ!」

 

ヌエの盾から音がなったがそれだけだった

 

「あ…?

何だ?ハッタリか?」

 

バカ息子はハッタリと判断したが

私は自分の勘で

 

「皆耳塞いで」

 

と言った後に耳を塞いだ

 

「何言っているんだアマ

まぁいいふざけやがってこの野郎…」

 

瞬間に

 

「ぎぃぃぃぃいいいいいぇいいい」

 

ヌエの盾から爆音の鳴き声が響いた




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

逃走と進歩

第九十九話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


尚文が持って居るヌエの盾が雄叫びを叫び暫くすると

 

「ひぃいぃいいいい」

 

「うぅうぅ…」

 

「わぁああ…」

 

「いぃいぃ…」

 

貴族のバカ息子と取り巻きが発狂したように苦しみ出した。

 

「何…

何したの…?尚文」

 

「さぁな」

 

尚文が少し動くと

 

「ひぃいいいっ」

 

「さぁなじゃねぇのよ。

この惨状その盾のせいでしょ?」

 

私は取り巻きに近づいて

 

「そうね。

四十八区、恐怖系の精神攻撃したでしょ?」

 

「まあな

俺に敵意がある相手の恐怖心を煽っただけだ。

苦しんでいるのはこいつらの勝手だ」

 

「勝手って…

あきらかに何かに苦しめられてるでしょ…」

 

「多分ラフちゃんの仕業よ」

 

私はラフちゃんの方を指さす

 

「ラーッ」

 

ラフちゃんが威嚇しながら

 

「ラフウゥウウゥゥ…」

 

何かのスキルを発動して居た

 

「ラフちゃん…」

 

「俺じゃないっ」

 

貴族のバカ息子が突然叫び出した

 

「俺はただ…っ

俺の…天女をてにいれたからっ見世物小屋に丁度良いってオヤジが…」

 

随分発狂して顔が歪んでいる。

其れを見た尚文は

 

「いいねぇ

久々だこういうの…」

 

バカ息子の髪の毛を鷲摑みして

 

「見苦しいだよ

フィーロを鳥籠に押し込めてた奴が良いわけか

責任の所在を言うならな

フィーロを捉えた奴

見世物にした奴

其れを金を払って見た奴

見世物小屋(ここ)が堂々と存在するこの町この世界全部同罪だ。

今度は俺が見物してやるよ。

お前がもがき苦しむ様を…楽しいなぁ…?

ああ!?」

 

私はバカ息子が白目向いて涎をだらしているのを気が付いて

 

「尚文気絶しているよ」

 

「ああ?…本当だ」

 

尚文は放すとバカ息子は重力に従って落ちた。

 

「やっぱり尚文ダークヒーロー向いて居るかもね」

 

「俺もそう思っている」

 

「…あーと」

 

絆は辺りを見渡した。

私も見渡すとバカ息子の様に気絶している人もいれば今でも幻覚に苦しんでいる人もいる。

 

「気ぃ済んだ?」

 

「はぁ――――…」

 

「ラフーー」

 

「…まぁこんなもんだろ。

…人間って意外とタフだよな

此れだけの事をしてもまだ死んでいない」

 

「と言っても前みたいな生活は送れそうにもありませんよね?」

 

黄歯菜は其処に在った棒でバカ息子を突っついて居る。

 

「だな」

 

「精神が行っていたからな」

 

カッターとリッキーも黄歯菜と一緒に突っついている。

 

「…私だったらきっと耐えられていないです…」

 

「……」

 

「何だ

絆文句でもあるのか?」

 

「いやぁ

むごい事すんなぁと思って

でもスッとした!

だからあんまし文句言いたくないんだけど…多分

 

絆が戸を開けると

 

「ちょっと騒ぎになっちゃってる」

 

下に騒ぎを嗅ぎづいたのか役人が提灯を灯しながら此処に集まり出していた

 

「ふえぇっ」

 

「コオスイ様それはヤバいんでは」

 

「やばいね」

 

リーシアとリファナが慌てている

 

「長居し過ぎたねぇ~

如何するその盾で乗り切る?」

 

絆が提案するが

 

「ひっ」

 

フィーロが怯えている

 

「いや、その必要はない」

 

私は〔ショドウホン〕を取り出して筆モードでと書く

そして襖が開く瞬間にの文字から膨大な煙が出て来て私達の姿を隠す。

 

シールド(尚文)!」

 

「ああ、ポータブルシールド!!」

 

私達は転移した。

 

「うわっとと…と…此処って…」

 

転移先は

 

「エスノバルトに送ってもらった場所だ」

 

「町の外

え!?

転移使えたの!?」

 

「直接行って登録した場所三カ所に飛べるというだけのスキルだ

エスノバルトが送ってくれた此処なら…と念のために登録しておいた」

 

「あの街には運よく妨害魔法が無かったって事か」

 

「其れに暫くはフィーロの健康状態を見ながら行こう」

 

「だな。

行こう」

 

私達は移動した

 

~翌日~

 

絆と黄歯菜は川で

 

「…よっ

しょっと」

 

「はい!」

 

魚釣りをして

 

「あっわわわっ」

 

「「ほいさ!」」

 

リーシア、カッタナ―、リッキーがキャッチした。

 

「流石キズナさんとキハナさん…!

次から次へと…」

 

「「よ、国一」」

 

「へっへー」

 

「私は能力追加で釣りのスキルを手に入れただけですから」

 

「でも、流石にちょっと釣り過ぎたかなーと思うけど…」

 

絆がある方向を見ると

 

「ん~!

美味しい」

 

フィーロが焼き魚を食べ乍ら

 

[ぐうううぅぅぅぅ]

 

「食いながら腹を鳴らすな」

 

尚文は魚を焼き

 

「でも元気で良かったです」

 

リファナが魚に串を指して

 

「今まで食べられなかった分を食べさせましょう」

 

私は魚の内臓と骨を取り除く

 

「全然足りなそうだね…」

 

「これじゃ焼くのも追いつかん!

フィーロ!

お前はもう生で食え生で!」

 

「え~~~」

 

「なら今から刺身にする?」

 

「おう刺身を出せ」

 

私は直ぐに三枚おろしをして刺身を作る。

 

「まぁ流石にもう此処ではこれ以上釣れないかな

魚がいなくなっちゃうよ」

 

絆はそう言いながらフィーロに近づいて

 

「ね!フィーロちゃんのレベル上げにもなるし。

お姉ちゃんと少し狩りに行こっか!」

 

「お姉ちゃん……」

 

尚文が小さくそう言うと

 

「あ”?

何か文句ある?」

 

絆は聞き問えていた。

 

「行く行く~!

釣り竿のお姉ちゃん~!」

 

「フィーロ

其れを言うなら狩猟具の人が正しい」

 

「お姉ちゃん」

 

「……ツッコムとこ其処かよ」

 

「ハッハッハッ

絆落ち着いて」

 

「???」

 

「…キズナお姉ちゃんで良いと思いますよ」

 

「へへへ!」

 

「……

まぁ兎に角さっさと成長して俺達の足になってもらわないとな」

 

「足?」

 

「フィロリアルは移動に欠かせない鳥だ。

おれ達の世界では馬車を引いてた。

フィーロで移動できるようになれば人探しもぐっと楽になる」

 

「尚文、其れは出来ないと思う」

 

「どうしてだ?」

 

「ああ、オレも氷水、に同意見だ」

 

「絆まで」

 

「オレが思うに…

フィーロちゃんフィロリアルて奴じゃなくてハミングフェーリーだと思うよ」

 

「は?」

 

「ほらフィーロが捕まって居た時の姿の奴」

 

「そうそれ、この世界の魔物の鳥だよ

其の雛

オレも人化する前の姿はそう見えたよ」

 

「別の魔物…?」

 

「ハミングフェーリーは空を飛ぶ歌声が綺麗な魔物だよ

出世魚みたいに成長に従って色んな呼び名があるくらい」

 

「ごしゅじんさま!」

 

フィーロが突然立ち上がり

 

「みて!」

 

翼を広げて羽ばたくだけで空を飛んで

 

「どう?」

 

尚文は唖然して

 

「…凄いな」

 

そう言って

 

「…この世界にはフィロリアルはいないのか?」

 

「うん馬車を引く鳥の魔物とかはね…」

 

飛び上がったフィーロが着陸して

 

「あのねごしゅじんさま、フィーロね。

いまあんまり馬車キョーミないんだ。

でもでもねさっき空を飛んでみたらね。

楽しかった!

ムリヤリの時はイヤだったけど今は楽しかった!」

 

「…そうだな。

お前が楽しいならまぁ、いいか…」

 

尚文は何かを諦めてクリスとラフちゃんの案内を徒歩で移動して別の街に到着した

掲示板に行き

 

「…どうだ?

 

「多分これでしょ」

 

私はある記事を指さす。

 

「氷水、正解

見世物小屋の天女盗まれる。

犯人未だに捕まらず」

 

「窃盗扱いかよ」

 

「まぁしょうがないよ。

殆ど奪取したからね」

 

「ピピィ…」

 

「あ、あのこれ…」

 

「この人相書きね…」

 

「尚文が目撃者を全員ビビらせながら気絶させたお陰で似ていないし

私に関してはルパンブルーだし」

 

「それでも人が多いトコでフィーロちゃんやクリス達を大っぴらにしなければそう気づかれないようにしないと」

 

「毎度思うがこの程度の情報で良く捕まえられえると思うよな」

 

「前に見たラフタリア達の人相書きもまだあるし」

 

「まぁオレ達は暗がりと煙で見られて居ない筈だから」

 

「そんなもんかね」

 

「まぁ目立たないに越したことはないよ。

クリスたちやフィーロちゃんは人前に出さないようにして…」

 

「他にめぼしい記事は?」

 

「えっと刀の眷属器の選定式行われる…かな」

 

「眷属器の選定式行?」

 

私はそう言って

 

「歩きながら説明するよ」

 

私達は町の外まで歩き

 

「確認だけど刀の眷属器ってあの眷属器か?」

 

「はい、ラルクさんやグラスさんが持って居る奴です」

 

黄歯菜が答えた

 

「国が管理している眷属器だけどまだ所持者がいない場合は選定式ってのをやるらしいんだ

所有者がいて初めて使える物だしね。

そういう選定式っは誰でも参加できるもんじゃないし

そのうえ眷属器に選ばれないとなれないからなかなか見つからないんだって

オレ達の立場的にはこの国では一生見つかって欲しくないね」

 

「国と国とのパワーバランスが崩れるってことか」

 

「最悪戦争になりかねなりますので」

 

「そうそう」

 

「流石に俺達も戦争は御免だ」

 

私達が札になっているラフちゃんの案内通りに歩いて居ると目の前に人だかりが出来ていた。

その先を見ると

 

「道が塞がっている…?」

 

門が閉まっていた。

私は聞き耳を立てると

 

「…ここからは通れない」

 

「引き返すしか…」

 

そう言う言葉が聞こえてくる

私達に気が付いた引き返そうとする通行人が

 

「あんたたちも帰んな!

都につづく道は全部ダメだよ!」

 

「全部?」

 

「何故だか門が全部閉じてるらしいのさ」

 

通行人がこっちに来て

 

「この先へ行っても馬車やら人やらで引き返すのもままならなくなるのよ」

 

「都を丸ごと封鎖!?

なんで…」

 

「こっちが聞きたいよ。

今日中に荷を届けなきゃならんのに…

此れじゃ中の奴らも干上がっちまうだろうに…」

 

私達は少し移動して絆はクリスの札を出して

 

「おそらく探し人達はあの先にいると思う。

龍刻の砂時計も其処に在るしね。

うまく転移できるのであればそれで良いけど都を封鎖なんてまともじゃない」

 

「何かが起きてる…?」

 

「そう見ても良いね」

 

「だね」

 

「刀の選定…

そう言えばあの記事…刀の選定の結果が書いてなかったよな…

所有者が選ばれたのか選ばれなかったのか…それを外…他国に知られたらマズい事が有るとすれば…刀の眷属器がもし第三者に奪われていたとしたら――」

 

沈黙が少し支配して

 

「よしなんとかして都に入るぞ」

 

私達は都の方を走り出した

 




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

再開

第百話が完成しました。
この作品を書いて二年が経ちます。
未だに呼んでくれる人が居て嬉しいです。
これから頑張ります。
其れではどうぞ(^O^)/


私達はある程度都に近づいて大地の結晶を集めて

 

「ごしゅじんさま~

みてみて!」

 

「お

雛じゃなくなったな」

 

フィーロを進化させた。

 

「少し成長できたね。

でも現時点だと此処までかなぁ」

 

「十分だ。

レベル1だったことを思えば…」

 

「まぁそうなんだけどさ…

もう少し余裕が有れば人を乗せて飛べたかもねってさ…」

 

「ハミングフェーリーってそう言う魔物なんですか…?」

 

「らしいよ?

あ、でも成長に分岐が有るんだっけかな?」

 

「侵入するならやっぱ水路か?」

 

「定番じゃない?」

 

「だか見通しが良さそうだからたきに隠れるくらいはしないと…」

 

「此処からじゃ見張りも分からないなぁ

……

フィーロちょっとその辺を見て来てくれるか?」

 

「あ!

空から偵察いいねぇ

出来れば都の様子なんかも少し分かると…」

 

「や――!

また捕まったらやぁ~~」

 

捕まって居たトラウマが蘇ってフィーロは拒否をした。

 

「…っ」

 

「ごしゅじんさまぁぁっ」

 

「フィーロ」

 

「や――

やぁぁぁっ」

 

「フィーロ聞け」

 

尚文は一回フィーロの名を呼んで

 

「お前は捕まらない

今のお前には自由に飛べる翼がある」

 

「でも…」

 

「お前は走るのが得意だったろ?

飛ぶのも同じだ。

お前は何も変わらない

そうだろ?」

 

「……そうかな」

 

「そうだ」

 

「ホントに?

嘘じゃない?」

 

「ああ

オレが嘘ついたことあったか」

 

「…あるよ~」

 

「……」

 

「はぁ…」

 

「あのちょっと良いですか?」

 

黄歯菜が手を挙げた。

 

「なんだ?」

 

「尚文さんじゃなくてフィーロちゃんの方です」

 

「フィーロ?」

 

「はい。

フィーロちゃんは尚文さんから離れたくないんですよ」

 

「うん」

 

「ならいい方法があるんだけど」

 

「「「「いい方法?」」」」

 

右手に〔ギアトリンガー〕左手に〔キュウレンジャーギア〕を持って

 

「はい、私達が小さくなってフィーロちゃんの背中に乗って都に侵入するのは如何でしょか?」

 

「そんな事が出来るのか!?」

 

「はい出来ます」

 

黄歯菜は〔キュウレンジャーギア〕を〔ギアトリンガー〕に嵌めてハンドルを回す

 

41バーン!

 

ババン!ババン!ババン!ババン!

 

と待機音が流れて引き金を引くと

 

『《font:94》ババババーン!キュウレンジャー!』

 

とテンビンゴールドの幻影が現れて黄歯菜に〔ケンビキョウキュータマバランスカスタマズ〕を渡した後に黄歯菜と一体になって左腕には〔セイザブラスター〕が装着されていた。

黄歯菜は右手に持って居た〔ケンビキョウキュータマバランスカスタマズ〕を〔セイザブラスター〕に

 

ケンビキョウキュータマ

 

セットされて右手で操作して〔セイザブラスター〕の折りたたまれているグリップを展開して〔セイザブラスター〕を私達に向けて〔セイザブラスター〕のグリップを握って

 

「おい、ちょっ……」

 

「待て待て」

 

「ふぇぇ」

 

「コオスイ様!?」

 

皆は攻撃用の光弾が発射されると思い

尚文は盾を構えて絆は逃げようと後ろを向いてリーシアとリファナは慌てるが

 

「大丈夫」

 

「氷水!?」

 

「ぐへ!?」

 

私は右手で尚文の聖武器の盾を抑えて左手で絆の服の襟を掴む。

 

「大丈夫て如何いう意味だ?」

 

「受けたら分かる。

リーシア、リファナもこっちに来て」

 

「あ、はい」

 

「分かりました」

 

リーシア、リファナはこっちに来て

 

「フィーロは少し離れて」

 

「うん」

 

フィーロは飛んで離れた。

 

「黄歯菜準備OK」

 

「はい分かりました」

 

黄歯菜はトリガーを引いた

 

セイ・ザ・アタック

 

〔セイザブラスター〕から光弾が人数分が発射されて私達は其れを受けた

直ぐに黄歯菜は〔セイザブラスター〕を自分に向けてトリガーを引いて光弾を撃って受ける。

すると私達は徐々に小さくなってミニフィギュアまで小さくなった。

 

「ふぇぇ」

 

「どうなっているんだ?」

 

「此れって言わなくても黄歯菜の仕業だね」

 

「はいその通りです。

この〔ケンビキョウキュータマバランスカスタマズ〕には物体を小さくする能力があるんです」

 

「そう言う事。

此れでフィーロの背中に乗れるわ」

 

「だな、フィーロ」

 

尚文が大声で叫ぶと

 

「ごしゅじんさま!」

 

こっちに来て着地の体制に入るが

 

「フィーロ少し抑えろ」

 

私達は小さくなっている為フィーロ羽ばたきが強風になっている。

 

「ごしゅじんさま達小さくなったね」

 

「ああ、誰かさんのお陰でな」

 

尚文はこっちを見て

 

「「ハハハ」」

 

私達は苦笑いした。

 

「兎に角乗りましょ」

 

「だな。

フィーロ」

 

「うん任せて」

 

フィーロは尚文に顔を近づけて器用に嘴で尚文の服を掴んで自分の背中に乗せて

私達も背中に乗せてもらい最後に私の番になったが

 

「フィーロ、私達は自力で飛ぶから」

 

「だな」

 

「そもそも俺達いつも浮いて居るし」

 

「そうだな」

 

私は〔ブルーティアーズ〕を起動させて

 

「そう言う事だからフィーロ飛べ」

 

「うん、わかった」

 

フィーロは羽ばたき私は追いかけるように飛ぶ。

都に入って屋根に着陸して私が〔ショドウフォン〕を取り出して直ぐに()と書いて元のサイズに戻った。

 

「…案外楽に入って来れましたね」

 

「…人混みに紛れたらと思ったけどいないねぇ」

 

「戒厳令とかでも敷かれているのか?」

 

「そう見て良いわね」

 

「うへぇ」

 

「ごしゅじんさま!」

 

フィーロの呼び声でいっせにフィーロの方に向く

 

「なんか道のむこーの方に武器持った人がいっぱいいたよ。

なんか堀みたいに!」

 

私達はフィーロの案内に従って進んで建物の影から

 

「やっぱりだ何かを逃がさないように包囲している」

 

「今は外より内を警戒してるって訳ね」

 

尚文は懐から札になっているラフちゃんを取り出して

 

「ラフちゃん」

 

札になっているラフちゃんはある場所を指さす。

 

「尚文

あの先だって」

 

「「「「「「……」」」」」」

 

私達は無言になり

リーシアが

 

「包囲されているのって…まさか…」

 

「ラフタリアちゃんにキール君……」

 

リファナが幼馴染の二人(ラフタリア、キール)の心配をする。

 

「どっちにしてもこの状態じゃ確認仕様がない」

 

「…もし近くに居るなら…」

 

尚文はステータス画面を展開して

 

「奴隷紋のサーチが使えるかもしれない

上手く行ければラフタリアの今のステータスも分かる」

 

「お!

いいねぇ!

其れって簡単な連絡とかできたりする?

どうにかしてオレ達が此処にいる事が伝えられたらいいんだけど…」

 

「其れは無理

私も奴隷紋を使った事が有るけど出来るのは命令と奴隷のステータス確認だけ」

 

「そうか残念」

 

「それと何故か尚文が硬直している」

 

「あ、本当だ。

尚文…どうした?」

 

「…ない

ラフタリアの…奴隷紋の登録が無くなっている…」

 

「え…!?」

 

「この前まではあったのに…」

 

「ラフタリアちゃんが奴隷紋消したとか?」

 

リファナがそう言うと

 

「いや、ラフタリアは自ら奴隷紋を入れたいと言った事が有るから…」

 

「其れでもラフタリアさんがナオフミさんの奴隷ではなくなったという事ですか?」

 

「如何いう事?

それってつまり…」

 

「何らかの方法で契約が解除されたが…」

 

その先は尚文の口から言えずに私達の後ろ上から猛獣特有の気配して

私達は振り返ると白い虎が襲い掛かって来た。

尚文はヌエの盾に変えて私は〔日輪刀〕を居合切りの構えをして白い虎に

 

「水の呼吸、壱ノ型、水面斬り」

 

私の業で虎は簡単に斬れて地面に落ちた。

 

「尚文、氷水」

 

「大丈夫だわ」

 

「ああ、大丈夫。

氷水が倒してくれたお陰でな」

 

「そうかそれにしても……」

 

絆は狩猟具の聖武器を出す。

今私達は

 

「町中に魔物…!?」

 

魔物に囲まれているのだ

 

私達に襲って来る魔物を

 

「水の呼吸、参ノ型、流流舞い」

 

襲って来る魔物をカウンターで切り捨てる。

すると

 

「ラフちゃんっ」

 

勝手に実体したとおもうと

 

「ラフー!」

 

勝手に走り出して

 

「ラフちゃんっ待て!

ラフちゃん!」

 

尚文も走り出した。

 

「尚文!」

 

私も追いかけ始める

 

「リファナは絆とリーシアと黄歯菜と一緒に行動して。

私は尚文を追いかける」

 

「分かりました」

 

「先輩もお気をつけて」

 

私は尚文を追いかける。

尚文は立ち止まって

 

「何処だ!?」

 

「尚文?」

 

「氷水、ラフちゃんとフィーロが」

 

「落ち着きなさい」

 

軽くチョップする。

 

「焦って失敗するよりも落ち着いてゆっくり確実に目標を達成しましょ」

 

「……あっああそうだな」

 

会話して居ると

 

「おや…?

見た事ある顔だな。

特殊にも俺に殺されに来たのか…?」

 

尚文興味なく

 

「あ?

誰だお前」

 

「ほら、私達を取り逃がした人」

 

「ああ、あれか」

 

そう言うと

 

「まあ‼

なんて口の利き方!!」

 

「この方をどなたと心得ているの!?」

 

勝手に取り巻きの女性達が喋り出して

 

「この方は最高峰の魔術師にして人々の希望――」

 

解説途中尚文は完全に背中を見せた

 

「――ってちょと!

最後まで――」

 

自称天才様が右手を出して来た。

其れを見た私は〔マッハキャリバー〕を取り出して

 

「セットアップ」

 

『セットアップ』

 

一瞬でバリアジャケットを装備して自称天才様の右手から火球が豪速球が放たれて私は咄嗟に体を捻りながらサッカー漫画の様な蹴りで自称天才様の火球を蹴り返した。

 

「クソ」

 

自称天才様は障壁を出して防いだ

 

「何なんだよお前は

魔法を蹴り返すと非常識だろ」

 

「生憎常識も非常識も関係ないのでね」

 

「まぁいい

どうせお前達も眷属器を狙って来たんじゃないんだろうな…?

あれはこの俺が正当に受け継ぐべきはずのもので…」

 

「うるせえよ

ベラベラベラベラとお前にも眷属器とやらにも興味ないんだよ。

オレが探している県は唯一無二の一級品だ」

 

「ええそうね。

私も同じよ」

 

「…は?

やっぱりお前も探してるんじゃないか?

害虫駆除はマメにしておかないとな?」

 

「害虫…?」

 

私は構えをして自称天才様を睨みつけると

 

「やめなさい!」

 

服装は違うが見覚えのある髪型の二人の女性が私達に割り込んで

 

あなたはたかが刀一振りの為に守るべき民を傷つけるのですか。

そんなだから眷属器に見向きもされないのです」

 

手に持って居る()()()()()と〔サソードヤイバー〕を構えて

 

「ナオフミ様

貴方の剣只今戻りました」

 

「同じくオーナーの剣も戻った」

 

ラフタリア、ソキャートが私達の前に現れた

 

「――遅い!」

 

「そしてお帰り」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
此れからも宜しくお願いします。
其れでは次回もお楽しみ(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

交渉

第百一話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


「――なるほど…

ラフタリアを選ぶとはこいつは見る目があるな」

 

「そうね。

欲望も無ければ強欲もなくただ忠実の為に動くラフタリアの精神は混じりけも無い質の良い鋼と同等見える

そして主人に答える為にただ鍛えた剣術は名刀…いや刀の眷属器と同等の美しさを持って居るは」

 

「氷水も見る目があるな」

 

「役者は伊達では無いわ」

 

「そうだな。

もっとも選ばれなかった腹いせに未練がましく追い回して来る奴を主にはしたくないだろうがな」

 

「はぁ~、そうねただ褒められたいばかりに手段を選ばずに欲望や強欲のままに動くのでは質の悪い鋼に成り下がり

勇者になりたいだけで空いて居る理由で魔術師が畑違いの刀の眷属器を伸ばせば更に質の悪い鈍らの刀が出来てしまう」

 

「…流石ナオフミ様、コオスイ様

まだ何も言っていないのに」

 

「オーナーすごい」

 

「いや」

 

「状況を見れば大体わかる」

 

「そうね」

 

「天才様の反応が…いや…そこのクズは非常に分かりやすい」

 

「ええ、そうね」

 

「言わせておけばぁ…!」

 

天才様が突撃して来た。

私は何時でも迎撃出来たが尚文が動いたので遭えて尚文に譲って天才様の刀を受け止めた。

 

「そもそもその刀は我が国の所有物…‼

其れを奪って逃げた盗人を国を挙げておうのは当然だろう⁉」

 

「其れは……」

 

ラフタリアは迷っていたが

 

「いや違う」

 

私は尚文と天才様の間に割り込んで

 

「尚文!」

 

「ああ!」

 

尚文が盾で天才様の刀を弾いて直ぐに私が〔リボルバーナックル〕を付けている右手で

 

「ハァ‼」

 

天才様の腹部を殴る

 

「くッ⁉」

 

天才様は咄嗟に持って居た刀で腹部を守る様に刀を持って来たが

 

[バキン!!]

 

刀は折れて其のまま天才様の腹部を殴った

 

「ぐふッ⁉」

 

腹部を殴られた天才様は其のまま取り巻きの女性が居る場所まで飛んで行った。

私は構えを解いて

 

「眷属器は人を選ぶ傾向があると言われている。

人が眷属器を選ぶんじゃない

眷属器が人を選ぶだと思う」

 

「其れに…手ばせるものならとっくにやってる」

 

尚文は盾を天にむけて掲げて

 

「盾、今すぐ俺の前から消えろ」

 

と盾に命令するが盾は変化がない

 

「な?

無理だ

本当に眷属器を手に入れたいなら選ばれた者を柔軟した方が賢明だ。

ラフタリアを殺しても…」

 

「刀の眷属器がラフタリアを選んだ時点で貴方は永遠に選ばれない」

 

「ああ」

 

「…ナオフミ様、コオスイ様」

 

天才様は起き上がって

 

「…なんだ?

お前達の持って居るソレは…

盾と小手?

そんな眷属器あったか…?」

 

「異界の五聖武器だバカ

まぁお前が知らなくても仕方ないがな」

 

尚文がそう言うと

天才様は両腕を上に上げて

 

「じゃあ」

 

無数の火球を生成して

 

「死んどけ……!」

 

こっちに飛ばして来た

 

「――チッ

何処までも話の通じない……」

 

「其れは最初からでしょ」

 

私達は構えるがラフタリア、ソキャートが前に出て

 

「任せて下さい」

 

「私達」

 

ラフタリア、ソキャートが前に出て

 

「三日月閃‼」

 

ラフタリアが無数の火球を切り捨てて

 

「合わせ二連‼」

 

ソキャートが斬撃を天才様に向けて繰り出した

 

「チッ」

 

天才様は咄嗟に障壁を張って防ぐ

私はその間に尚文を見ると何かを見惚れていた。

その先にはラフタリアが居た。

ラフタリアとソキャートがこっちを見ると

 

「ナオフミ様‼」

 

「オーナー!!」

 

叫んで急いで周りを見ると虎の魔物が四方から襲って来た。

 

「くっ」

 

尚文はどうやって防ぐが悩んでいたが

私は上から覚えある気配がして

 

「尚文、上!」

 

私は〔リボルバーナックル〕を上に向けてプロテクションを張り直ぐに

 

「雷電大車輪!!」

 

雷が降って虎の魔物が一撃でやられた。

屋根の上から

 

「よう!」

 

私達は声がする方向を見て

 

「坊主に青の嬢ちゃん!

元気そうだな」

 

「ラルク…とテリス」

 

「其れにシーフ―」

 

「流石にラフタリアさんね

もう刀を自分のものにしてる」

 

「ああ、芸術な剣裁きだ」

 

「其れに嬢ちゃん達の着物に有ってるだろ!

俺のイチオシ!」

 

「…やっぱり一緒だったのか…」

 

尚文を睨むが

 

「尚文、睨まないでも良いでしょ。

其れに尚文も見惚れていたでしょ」

 

私はそう言ってラフタリア達を見る。

ラフタリアは巫女服でソキャートは装甲が薄いくノ一服だ

 

「……そうだが」

 

「其れに俺達だけじゃないぜ」

 

ラルクがそう言うと空から

 

「グラス!」

 

その後ろから

 

「尚文!!

会えたよ!

グラスに会えた…!!」

 

少しほほえましくなっていると

 

「ふっふぇぇええっ」

 

聞き覚えのある悲鳴が聞こえて其方を見ると

〔エイムズショットライザー〕を持って後方に居る天才様の取り巻きに向けて撃つリファナと翼を出しながらリファナをお姫様抱っこしながら抱えてこっちに飛んでくるキール(ランペイジバルカン)

 

「少しは静かにしなさい!」

 

「すみません~!?」

 

〔神獣鏡〕を纏って〔ソンブラのサブマシンガン〕天才様の取り巻きに向けて乱射しながらホバー移動する紫彩と紫彩に米俵持ちされているリーシアがこっちに来た。

 

「久しぶりキールに紫彩」

 

「あ!」

 

「えぇ、氷水も久しぶり」

 

「ラフタリアちゃん!」

 

「リファナちゃん!」

 

ラフタリアとリファナは久しぶりの再会にお互い抱きついた

更に

 

「ごしゅじんさま~!!」

 

フィーロが尚文の胸元に抱きつく

 

「フィーロ!

ラフちゃん!」

 

尚文は戸惑るがその間にも天才様の取り巻きが迫って来るがラルク達が降りて来て其のまま押し返した。

 

「まさかこいつら全部あいつの取り巻きって奴か?」

 

「あらうらやましいの?」

 

「何処が良いのか分かんねぇて事だよ」

 

「美学は其々あるから」

 

「そうね、シーフ―の言う通り

あの子達にしか分からない物が有るんでしょうね。

気の毒だわ」

 

テリスがそう言うと天才様はその言葉に反応して

 

「気の毒?

どっちがだ?」

 

私達の周りには天才様とその取り巻き、兵士、虎の魔物に囲まれている。

 

「ワザワザ一か所に集まって来るとは…おめでたい思考をしているな。

この街中で転移スキルは使えないぞ。

大人しくしていれば…そうだな眷属器を持たない奴は命を助けてやってもいい

どうする?」

 

天才様が勝ち誇っているが私達の考えは変わらない

 

「どっどどどっ如何するんですかぁ!?」

 

「リーシア落ち着け!

相手に吞まれるな」

 

「そうね。

リーシア、深呼吸しなさい」

 

「あ、はい」

 

「でも本当に如何するんだ⁉」

 

「流石に数が多いわよね」

 

「やる事は変わりません」

 

グラスは扇の眷属器を構えて

 

「力で押し通るまで」

 

「そして最短で龍刻の砂時計に到着する。

 

「ええ、その通りです」

 

「其れとソキャート変身しなさい」

 

「うん、わかった」

 

『STANDBY』

 

「変身」

 

『HENSHIN』

 

ソキャートはサソードに変身した

 

「…そうだね

でもその前に少し時間をくれない。」

 

絆は天才様に近づいて

 

「黄歯菜ちょっと来て」

 

「はい」

 

更に黄歯菜も絆の所に行った。

 

「覚悟を決めたか?」

 

天才様をそう言うが

 

「オレは五聖、狩猟具の勇者、風山絆だ。

そんでこっちが」

 

「歯車の勇者車第 黄歯菜です」

 

「…狩猟具と歯車?

あの…?」

 

「なんだ?命乞いか?

五聖だから殺すなと?」

 

「そう受け取ってもらってもいいよ。

オレは此処で死ぬ事はで居ない。

それは君達にとってもそうだろう?

刀の選定式でのことも不慮の事故であったとはいえ、

国同士の礼節を欠いた事だったとお詫びしよう。

無事に帰国した暁には国にかけあって正式に…」

 

絆が言いかけている途中で天才様は

 

「正式に…?

戦争でもするか?」

 

物騒な事を挟んで来た。

 

「そうならない為の話し合いをしたい」

 

「お前達は五聖かもしれないが、王ではないだろう?

個人の口約束は信じられないね」

 

「その通り

此れはオレの個人的な希望」

 

「オレの望みは此処にあるすべての眷属器を手に入れたいね。

刀以外は黙って居れば俺のものだ。

そしてお前はそうだな…どこかに幽閉でもしておくか?」

 

その言葉にグラスが

 

「!」

 

反応して私は小言で

 

「そんな事はさせない」

 

「そうですか」

 

グラスと軽い会話して

 

「そもそも圧倒的不利な立場でのお願いなんぞ聞ける分けねぇんだよ」

 

「大体予想していたけど、絆これをひっくり返す切り札札を持って居るでしょ」

 

「はぁ~、出来ればこの切り札は切りたくなかったけどね」

 

絆はため息を付いて

 

「じゃあこれならどう?」

 

絆は狩猟具を釣り竿に変えて大きく振りかぶった。

其れを見た私達は咄嗟に伏せてその後に、絆は全体に届くように振った。

そして先端にあるルアーを此処に居る全員に当てて最後に天才様にも当てた。

周りにいる人たちは何かされたのか分からず

 

「何をした…」

 

「少しでも対等に話し合いをしたいと思って」

 

「対等だと…?」

 

「そう

擬餌倍針(ぎじばいしん)

次のダメージが二倍になるスキル

狩猟具の勇者は人にダメージは与えられないけど、戦えないワケじゃない」

 

「は?

そんな事で抑止になると…」

 

絆は狩猟具を刀に変えて右側の屋根に居る虎の魔物に目掛けて刀を振り下ろすと

右側の屋根に居た四匹の虎の魔物は一瞬でミンチになった。

周りの人達は驚いて居た

 

「言ったでしょダメージが倍になるって

オレじゃ人に攻撃は出来ないけど……」

 

私達は絆を守る様に囲んで

 

「今の俺は一人じゃない」

 

私達は其々の武器を構える。

其れを見た人達は

 

「ひっ」

 

「ひいいいっ」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「わぁあぁあっ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

蜘蛛の子を散らすように逃げ始めた

 

「絆、少しやり過ぎた?」

 

私は絆に確認を取る

 

「やり過ぎた」

 

そして肝心な天才様は

 

「まっ待て!

逃げるなっ

お前達何してる!

行け‼」

 

ビビって人任せを始めた。

 

「は…っ」

 

「はいっ…っ」

 

天才様の取り巻きも虎の魔物の様にひき肉になってしまうのではと恐怖で固まる。

其れを見た天才様は

 

「この俺が行けと言っているんだっ

何を恐れる事が有る⁉

死ぬ気で行けば――っ」

 

完全にビビって居て其れでも眷属器欲しさの矛盾で焦りながら指示をする

その間天才様の間合いに入る侵入者に気が付かずに

 

「ではあなたが行けばいいのでは」

 

「うん」

 

「だね」

 

「ああ、そうだな」

 

ラフタリアとソキャートが刀の眷属器と〔サソードヤイバー〕で天才様の身体に×印になる様に斬り捨てた

 

「向かう相手を間違えてますよ」

 

「あ”?

クs…」

 

最後まで言えずに

 

[ドパン!]

 

キールの〔ショットライザー〕の弾丸とリファナの光の槍が天才様の頭に当たって破裂した。

其れを見た天才様の取り巻きは

 

「キャ、キャァァアアアア…」

 

悲鳴を挙げた。

私達は其れを無視して龍刻の砂時計に向かう。

 

「クズだったな」

 

「ナオフミ様っ」

 

「本当の事だ

さしずめクズ二号だな」

 

「まぁ確かに自己中心的感情だったし」

 

「そうです

記憶に留める事は有りません」

 

「……」

 

「……いい駆け引きだったな。

あの場で全員倒すのは難しかった。

お陰で俺達はまだ生きてる

もし、もっとうまくやれたと思って居るならとんだ思い上がりだ」

 

「おい坊主…!」

 

「…そうだね

心のどこかで期待していた

ああする事で上手くやりおおせる。

思い通りになるんじゃないかって…

難しいね。

話し合いって」

 

「其れでもオブラートに包んだら」

 

「オレがそんな事が出来る人間ではないのは知って居るだろ」

 

「そうね」

 

「さぁもう着きますよ。

帰りましょう。

我が国シクールへ」

 

私達は龍刻の砂時計でシクールに戻った。




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

説教

第百二話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


そして私達はシクールに戻って波に参加した

 

「と言う事なの」

 

『だからと言って何でそっちの波に参加しているんだ!』

 

私は〔天羽々斬〕を纏いながら左手に〔アームドギア〕、右手に〔ショドウフォン〕を持って錬に電話している

私の右側から来た魔物を切り捨てる。

 

「其れは勿論キョウを倒す為だから」

 

『だからと言っても、

てk⋯おっと、ちょっと待て』

 

私は目の前から襲って来た魔物を縦に切って更に左手で〔アームドギア〕を器用に回して逆手持ちにし〔アームドギア〕を持って居る左腕を挙げて勢いよく私の左の横脇腹当たらないように擦れ擦れで刀を振り下ろして私の後ろから襲って来た魔物の脳天を一刺しで倒した。

 

「構わらないけど」

 

『すまん

皆俺を守れ。

今俺は氷水と会話して居る

 

『『『『了解』』』』

 

『『『分かりました』』と言うか別世界に居るコオスイ様と繋がって居るんですが?』

 

『ああ、俺にも原因は分からないが何故か繋がって居るんだ』

 

「其れは波が世界と世界を繋げる道になっているから一時的に繋がっているの」

 

『氷水!聞こえていたのか』

 

「まぁね。

其れよりも皆に守れながら私の会話して居るのね」

 

『其れはそうだろう電話しながら魔物と戦うのはきついぞ』

 

「確かにね」

 

と会話しながら私に襲って来る魔物を片っ端から切り捨てる。

 

「私は今電話しながら魔物を斬って居るんだけど」

 

『マジか』

 

「ええ本当よ。

あ!」

 

『あ、て何だ!?』

 

「尚文とこっちの世界の五聖勇者が波のボスを倒したみたいだから波が終わる」

 

『そうか』

 

「取り敢えず電話切るよ」

 

『ああ、分かった』

 

私は電話を切って

 

「さてと残党を倒しましょ」

 

アームドギアの腹を撫でながらそう言って構えを取って

 

「いざ推して参る!」

 

私は走りながら片っ端から切り捨てる。

 

~討伐中~

 

そして討伐が終わって私達はシクールの城に戻って現在、絆の権限でグラスを正座させて

 

「オレが何で怒ってるか…わかる?」

 

「ま、まぁまぁキズナの嬢ちゃん…」

 

「そ、そうよ

波から戻って来たばかりなのだし…」

 

「其れに少し食事してからも…」

 

「私もきつく言えないけど少し落ち着いてからの方が…」

 

「「姉御の言う通り…」」

 

皆が絆を落ち着かせろうと言葉を並べようとするが絆は一睨みでラルク、テリス、シーフ―、黄歯菜、カッタナー、リッキーも正座させた。

絆は其のまま

 

「オレは今日初めての波だったわけだけど…亀裂からは誰も出てこなかった。

出て来たのは無差別に暴れる魔物だけ。

誰もオレを殺しに来なかったよ?

伝承の通り五聖の殺し合いが波の戦いなら誰も来ないのは可笑しいよね?」

 

「っそれは――」

 

「やられる前にやるのです。

憶測ですが、あちらの世界は波への知識が乏しい

誰もこの現象を理解できていない」

 

「…何も知らない相手を騙し討ちするつもりだったの?

キョウのやった事と何が違うっていうの?」

 

「騙し討ちではありません!

正々堂々と勝負を挑んで――」

 

「正々堂々?

氷水は兎も角尚文は戦えない五聖だよ?

それを――」

 

「だからっ

それはキズナも同じでしょう…?」

 

グラスの一言と普段のグラスでは考えられない顔をしていた為周りが静まった。

其の静音を破ったのが

 

「ふっはははっ」

 

尚文で

 

お前もそんな顔するんだな」

 

「ナオフミ様……」

 

「言わせろ、ラフタリア」

 

尚文は一歩前に出て

 

「俺達は例えどんな理由であれ殺されてやるつもりは無いが…」

 

「えぇ」

 

「だが、その顔を見たら世界の為に死ぬと言われるよりは腑に落ちる」

 

「…言われているよラルク、シーフ―」

 

「「……」」

 

「…いっぱいあるんだよ。

守りたいものが」

 

「つまるところ…この話は平行線だ」

 

少しお通夜ムードになって

 

「…キズナ、私はやはり譲れません」

 

グラスは扇の眷属器を取り出し構えて

 

「キズナの為なら私は――…!」

 

私も〔日輪刀〕を取り出して居合切りの構えを取ったが

 

「だ―かぁ―らぁーっ」

 

キズナがグラスの頬っぺたを引っ張って

 

「オレはそう言う短絡的な所を怒ってんの!!

その理屈が正しいならオレは生涯迷宮に閉じ込められて居た方が世界の為だった事になる!

そうでしょ?

後氷水は刀取り出しているの締まって締まって」

 

私は刀を仕舞って

 

「其れで話を戻すけど…オレは有ると思ってる。

五聖が強制的に波に転送される本当の意味が」

 

「本当の意味…?」

 

絆の言葉に皆は考え始めて

 

「波の鎮圧に貢献すること?…」

 

皆は尚文の方を見て

 

「でなければ氷水達とは違う俺みたいな戦う事すら出来ない勇者が波に参加する意味がない」

 

「私もその意見に賛成です」

 

大衆の中に居たエスノバルトが発言して皆はエスノバルトに道を開けてエスノバルト其のまま私達の元に来て

 

「今回の波で分かった事が一つあります」

 

私達は会議室から龍刻の砂時計まで行き

 

「キズナが参加する事で次の波への周期が遅くなったことです」

 

「え⁉そんなハッキリ違うの?」

 

「はい、少なくともこの砂時計の地域はそうです。

五聖が正しく波に参加し鎮める事が本当に世界を救う事に繋がるとするなら…

残念ながら五聖を先に殺してしまう事が自世界の勝利に繋がる事も間違いとは言えない事になりますが…」

 

「何が間違いで何が正しいかは誰が決めるの?

オレにはキョウがやってる事もグラス達も大差なく思えるよ」

 

絆はグラスの元に行き

 

「オレが波で殺されてしまうかもしれない事を恐れるなら、オレを殺しに来る奴と戦ってよ!!

どうしてグラス達が殺しに行っちゃうの…?」

そんなのらしくないよ…」

 

今度はエスノバルトの部屋に行くとエスノバルトは本棚から古い書物を四冊取り出して机に置いた。

 

「此れは私の管理する迷宮古代図書館で最近見つかった書物です。

古代の文字で書かれて居てキハナ様の勇者の力の一つである()()()()()()()の力を持ってしてもまだ解読に時間がかかりそうなのですが…」

 

丸い何かと何かがぶつかりそうな絵が有って

 

どうやら波について事が書かれていそうなのです

私達の知っている伝承もほんの一部まだまだ世界には解き明かされて居ない謎が沢山あります」

 

「じゃじゃあ…!

研究を続ければ本当に二つの世界を救う方法が分かるかも何だね?」

 

「かもしれない」

 

「かも…!」

 

絆が希望を見出していると

 

[ドサ…]

 

何か落ちた音がして振り返ると

 

「テリス…!」

 

テリスが腰を抜かしていた。

 

「…ごめんなさい…

なんだか気が抜けてしまって…

…そっか、そうだね…うん

やっぱり嫌だったのね。

ナオフミさんを殺すの

性分に合わない事をするのは良くないんだわ」

 

私はテリスに近づいて手を差し出して

 

「其れに尚文を殺したらあの時、腕輪と同じ輝きに二度とお目に抱えないでしょ?」

 

「あれコオスイさん、私あの子をナオフミさんから貰ったと言った覚えが無いけど」

 

「カルミラ島の波の時、尚文に向けて魔法を撃った時に寸止めで飛散したでしょ。

もしテリスがアクセサリーの宝石に宿る意志から力を引き出しているなら。

其のアクセサリーは尚文に攻撃できないと思うの」

 

「クスッ、コオスイさんは何でもお見通しですね」

 

テリスは私の手を取って立ち上がった。

 

「……

坊主、青の嬢ちゃん、謝罪をさせてくれ」

 

ラルクは右手を差し出したが

 

「必要ない」

 

「ええ、そうね。

必要ないわ」

 

絆とラフタリアは呆れていた

 

「お互いの立場が変わったわけじゃないし、俺がお前だったら同じ事をしていただろう。

其れに俺達が今欲しいのは協力だ」

 

「ええ、そうね。

この世界の法則や地形には分からない事だらけだから教えて欲しいの」

 

「ああ、キョウの居所を探して奪われたものを取り返す。

どうだ?グラス」

 

「いいでしょう。

元より此方もそのつもりだったのです。

あの者だけは放って置けません」

 

「グラス…」

 

「よし決まりだな」

 

「そうね。

ならラルク、その手は謝罪じゃなくて協力の握手だ」

 

「だな」

 

私達は握手した。




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
感想、評価、誤字脱字、アンケートを待って居ます。
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

宴と国際情勢

第百三話が完成しました。(^O^)/
其れではどうぞ


取り敢えず話し終わったので今まで出来なかった事をする。

絆がシクールに戻って来た事を一般公開する。

発表するだけでシクール全体は祭り騒ぎに早変わりしたて広場は飲めば騒げばの大騒ぎになった。

 

「絆が戻って来ただけで此処まで騒がれるのは凄いね」

 

私は少し遠い目で見て

 

「だな」

 

尚文は手に持って居たコップの飲み物を飲んだ。

 

「ナオフミ様とコオスイ様」

 

私達の名前が呼ばれたので声がする方向を見るとラフタリアが居て

 

「此方に居たんですね。

もう凄いですね。

国中がお祭りで…あちらこちらで大騒ぎ!」

 

「其れさっき氷水も行っていたが騒ぎ過ぎなんだよ。

飯がタダなのは良いが……」

 

尚文は冷めた顔で飲み物を飲む

 

「でもフィーロの食事も浮いたし、その当人は楽しんでいるから良いんじゃない?」

 

「ですね。

フィーロは大はしゃぎですよ」

 

「お腹いっぱい食べられるし歌も前以上に上手くなってて……」

 

「あ、そうだ!

リーシアさん!」

 

「リーシアがどうかしたの?」

 

「はい、ナオフミ様とコオスイ様は知って居ました⁉

この国の文字が普通に読めるので聞いたら、此方に来てから勉強したと言っていて…

魔法とかの力を使わなくても会話も出来るようになって…!

信じられなかったです…!

…本当にすごい…」

 

「そうね。

ほぼ独学で文字や会話できるのは凄いわ」

 

「……

鞘、いい出来だな」

 

尚文はラフタリアの鞘を褒めた。

 

「――あ、はい

この国の鍛冶屋の方にお願いしていた……」

 

「この国の鍛冶屋に感謝しなさい」

 

「はい。

ナオフミ様とコオスイ様が言うのですから間違いない出来ですね。

ずっと抜き身だったので落ち着きました」

 

尚文は窓の方を見て

 

「良かった。

……よかった。

無事で本当に良かった…」

 

ラフタリアの安否の事でそう言って尚文はラフタリアの方を見た。

 

「…私

…私はナオフミ様の事…

全然心配してませんでした…っ」

 

ラフタリアは言ってることとやって居る事が反対になっていた

流石に尚文は驚いて居た

 

「はぁ…⁉

なっ何で泣くっ

っていうか何だソレ⁉」

 

「だっだって…ナオフミ様は大丈夫…っ

コオスイ様やリファナちゃんが側に居るからきっと大丈夫だから今までどんな状況でも乗り越えてこれたから…

そう言い聞かせるようにして…

でも私は…私は…大変な時にナオフミ様の側に居られず。

キール君やシアヤ様と一緒に居ましたが多分私一人じゃ何も出来なかった。

奴隷紋も消えてしまって…――ナオフミ様の剣、失格です…!」

 

ラフタリアが大泣きし始めた。

其れを見た私は尚文に近づいて

 

「ラフタリア、見た目大人だけどまだまだ子供よ」

 

小声でそう言うと

 

「そうだったな。

……久しぶりに見たな…ラフタリアが泣くの」

 

「はぁ?」

 

ラフタリアは素っ頓狂な声を挙げて尚文は明後日の方向を向いて

 

「いや、お前より泣き虫が多いからならなウチは」

 

尚文はラフタリアの頭に手を置いて

 

「其れにお前そんな体して居るから忘れがちだけどお前がまだ子供だったってこと」

 

「――私はもう子供じゃ…っ」

 

「だから頼もしくなったって言ってるんだよ。

俺の剣がより一層磨きがかかって帰って来たってな」

 

「そうね。

かなり腕が上がって見て取れるわ」

 

「…それと、その巫女服

刀によく似合って……」

 

「よう、坊主と嬢ちゃん達!

飲んでるか⁉」

 

ラルクが割り込んできて尚文の言葉が途切れた。

 

「ラフタリアの嬢ちゃん!

坊主に出会えてよかった。

坊主に出会えるまでソワソワしてたんだぜ」

 

私達はラルクを白い目で見て私は〔リボルバーナックル〕を装備して装備した右手でラルクの頭を

 

「え⁉」

 

鷲摑みにした。

ラルクは私がやりたい事に気が付いたのか顔を青くして

 

「青の嬢ちゃん、待て待て‼」

 

待ったを掛けるが私は無視してゆっくり力を籠める。

 

「痛い痛い、嬢ちゃんギブギブ」

 

ラルクは私の右腕にタップをする

私は力を籠めるのを辞めて

 

「…何しに来たラルク」

 

「なにって…コレは俺達と坊主達の和解記念の宴だろ?」

 

「そう思ってるのはお前だけだ

やれ、氷水」

 

私は力を籠める

 

「痛い痛い痛いから、青の嬢ちゃんギブギブだから

後放して下さい」

 

私は雑に放したがラルクは綺麗に着地して

 

「兎に角すねるなよ坊主に青の嬢ちゃん~」

 

「坊主っていうな!

酔っ払い‼

もう向こうに行けよ。

お前!」

 

「つれねぇなぁ坊主は~」

 

突然ラルクは私達を解放して私達を隠れ蓑にする様に隠れた

 

「若!」

 

声がする方を見て

 

「若はどちらか⁉」

 

国の関係者がラルクを探していた

其れを見た私と尚文はお互いの顔を見て口元に両手を持っていき

 

「「シクールの若は此方に居ます」」

 

大声で叫ぶ

 

「あ⁉バカ、何バラしてくれるんだ」

 

ラルクは私達に詰め寄って文句を言って来たが

 

「直ぐにバレるわよ」

 

「…で、なにやらかしたんだ?若」

 

「何もしてねぇよ

後、若って言うな

…折角国中が盛り上がっている時につまらない用事で呼ばれたくないんだよ

だからっ匿ってくれって坊主と嬢ちゃん‼」

 

「さっき氷水が言った通りにすぐバレるのがオチだ!

若‼」

 

「そうそう、其れにもう見つかっているわ」

 

私が下を向くと

 

「ええ、その通りよ」

 

いつの間にテリスが居た。

尚文とラルクは驚いて居た

 

「緊急事態なのよ。

宴を楽しむのも、どっちでもいい事で揉めるのも、つまらない用事の後にして」

 

テリスの案内でとある一室に移動した。

其処には私以外のメンバーが揃って居た。

シクールのお偉いさんは揃ったことを確認して

 

「たった今入って来た情報です。

レイブルが占領されました」

 

「レイブルって……」

 

「オレ達が先日までいた国だ」

 

「刀の眷属器を保管していた国ね」

 

「そのレイブルを占領したのが……」

 

「ルワーレ」

 

グラスが扇の眷属器でとある国を指して

 

「本の眷属器の勇者、キョウの居る国です」

 

「キョウの…!」

 

ミカカゲも既に手中にあるとの情報も」

 

「……無限迷宮のあった国」

 

「この三国同士は同盟関係にあり。

我が国とは折り合いがつかないことが多くありました。

特にルワーレについては…その…」

 

「?」

 

「歯切が悪いね」

 

「え、まぁ」

 

「俺が話す」

 

ラルクが言い始めた

 

「シクール国の代表眷属器の所有者としてルワーレにキョウの行動への責任を追及した。

国としてキョウを断罪するなら良し、出来ないならキョウを引き渡せ…とね」

 

「その様子なら」

 

「青の嬢ちゃんの察しの通り、引き渡しは拒否

まあ想定内だ」

 

「…致し方ないのでしょうな…」

 

「腐っても私達と同じ眷属器の勇者だし」

 

紫彩は紫魔の眷属器を触りながら答えた

 

「ああ」

 

「……」

 

「え…?

どういう事ですか…!?」

 

「戦争になる…ってことか」

 

「眷属器が国家間の均等を保って居たのなら」

 

「その勇者を差し出せと言われば反発もするだろう」

 

「切っ掛けを作っちゃたって事です…?」

 

「さぁ?」

 

「レイブルという国が狙われたのは……

刀の眷属器が失われて均衡が崩れたからでしょうか」

 

「「「ラフタリアちゃん」」…!」

 

尚文、キール、リファナは心配するが

 

「自惚れないで下さい。

同じく占拠されたミカカゲには鏡の眷属器の所有者が居た筈です。

遅かれ早かれこうなっていたでしょう。

貴方の所為ではありません」

 

グラスが不器用な励ましをしたが

 

「どうして……

どうしてこうなっちゃうのかな…?

世界の危機に一丸となって立ち向かわなきゃいけないのにバラバラじゃないか…!」

 

「キズナ…」

 

兎に角、宴はお開きになって

 

「今の所進軍の情報は無いらしいが…

準備はしとかないとな」

 

人々は戦争の準備に入った。

 

「この国を守れない」

 

「そうね」

 

「にしても戦争の準備ねぇ……」

 

「なんだよ坊…ナオフミとコオスイ」

 

「お改める気になったか?

ラルク」

 

「フフッ」

 

「俺だってキズナの嬢ちゃんと気持ちは同じだ。

こんなつまらない用事で宴をお開きにしなきゃならないなんてな」

 

「……

やっぱりこれからもお前を若と呼ぶかな」

 

「あ⁉

裏切り者!」

 

「なら殿?」

 

「いやまだその器じゃない」

 

「じゃあ大将」

 

「其れは其れで嫌だな」

 

ラルクとの会話を終えて其の後、私はレイブルの兵士役になってシクールの兵士と模擬戦をした。

そして絆の家に戻って尚文、ラフタリア、フィーロ、リーシア、私、紫彩、ソキャート、キール、リファナ、絆、黄歯菜、グラス、カッタナ―、リッキーがリビングで集まって

 

「へぇ~コレ尚文が作ったの⁉」

 

「ああ

盾につけるアクセサリーだ。

付与効果が期待できる。

前に作ってもらった事が有って、工房を借りて作ってみたんだ。

他にも装備を見直したいと思っていてな。

特にフィーロには何か作ってやらないとな」

 

「わーい!」

 

フィーロは喜んだ

 

「そう言えばフィーロの服はあっちの物だったわね。

レベルの低下を考えて此処で使えるステータスアップの服を作らないとね」

 

「ああ」

 

「えーいいなぁ

ねぇねぇ、オレも!オレも!」

 

「ああそうだな

時間があったらな」

 

「……」

 

リビングは静まり返った

 

「なんだか静かですよね…」

 

「ああ

戦争になりそうな情勢ではあるが、戦争はまだ起こって居ない

そもそもこの状況だって奴の仕込んだ事の筈だ」

 

「来るのか?」

 

「来るってまさか」

 

黄歯菜が何か心当たりがあるのかそう言って

 

「来るわね」

 

「間違いなく」

 

「ああ、来る。

キョウの放った刺客が…!」

 

尚文の言葉通りに

 

コンコンッ

 

外から扉を叩く音が鳴る。

 

コンコンコン⋯]

 

私は気配と音を殺して扉の元に移動して扉の上に張り付いた。

 

「――どなた?」

 

絆は扉を叩いた人物に質問した

 

「此方聖武器の所有者のお宅でしょうか?

私は貴方達に天誅を下しに来たものだ」

 

其れを聞いた私達は敵と理解して

 

「キョウに伝えろそういうのは間に合っているってな」

 

尚文は冗談を言うと扉が砕けた。

現れたのは緑色のポニーテールの女剣士が現れて

 

「四の五の言わずに…」

 

私は扉の枠を両手で掴んで足を畳みながら下に降りて

 

「かかtt…え!?」

 

緑髪の女剣士は行き成り現れた私に反応出来ずに

 

「ハァ!!」

 

私が繰り出したドロップキックを顔面にクリーンヒットした




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

襲撃者

第百四話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


私がドロップキックした女剣士は軽く草原に向かって三回バウンドして止また。

私は

 

「〔マッハキャリバー〕セットアップ」

 

『セットアップ!』

 

私は〔バリアジャケット〕を纏った。

女剣士は起き上がって、こっちに走って来てある程度の距離に辿り着くと

 

「貴様!

人が喋って居る途中で攻g⋯」

 

私は女剣士が喋っている途中で足に力を籠めて一気に距離を詰めて回し蹴りを繰り出して

 

「なぁ!?」

 

女剣士は身体を屈めて躱した。

 

「〔マッハキャリバー〕ウイングロード」

 

『ウイングロード!』

 

魔力の道であるウイングロードを生成して〔マッハキャリバー〕を装着している足をウイングロードに付けるとローラーが回転し始めて移動初めて其のまま女剣士の頭に向けてオーバーヘッドキックを繰り出す。

女剣士は手に持って居ると剣の腹で私の蹴りを受け止めた。

私は〔マッハキャリバー〕のホイールを回転させる。

剣とホイールから火花が出て来る。

剣の下に居る女剣士は

 

「熱いわ!!」

 

私を押し返して私を弾き飛ばした。

私は空中で体制を整えて絆の家の玄関に着地して少し焦げ目と煙を出しながら絆の家に入って止まった

 

「…氷水、聞くけど今のがキョウの刺客…?」

 

「だと思うよ」

 

「だなむしろしっくりくると思うが?

明らかに何かを吹き込まれた。

馬鹿な善人だ」

 

「元康や樹みたいな?」

 

「そうだな」

 

私達が会話して居ると

 

「貴様ら‼」

 

女剣士も入って来た。

 

「人が喋っている途中で攻撃して来るとか非常識だぞ!」

 

「いや、私その上に張り付いて奇襲の機会を伺って居たので」

 

私は出入口の上を指さす

 

「ベストのタイミングで攻撃するのが常識でしょ?

ねぇ、尚文」

 

私は尚文の方を見て

 

「ああ、そうだな」

 

「やはりキョウの言う通りだな」

 

「例えば?」

 

「戦争を起こそうとしている…!」

 

「根拠は?」

 

「そう聞いたからだ!!」

 

「…タダの馬鹿か…」

 

尚文は呆れながら盾を白虎クローンの盾に変える。

女剣士手に持って居る剣で突きを繰り出す。

尚文は盾で受け止めた。

 

「キズナ!

後ろへ!」

 

「此処は任せて」

 

グラスと黄歯菜が前に出た

 

「…尚文…」

 

「お前が異界の四聖か

その盾聞いていた通りだ。

お前が狩猟具の所持者をたぶらかせし、この世界に騒乱を巻き起こそうとしているのだろう」

 

「違う!

尚文は…」

 

「絆、御免なさい

この手の相手は一回倒さないと話を聞いてくれないから」

 

「ああ氷水言う通りだな。

…お前の正義感とやらには敬服するよ」

 

紫彩は〔神獣鏡〕、ソキャートはサソード、キールはランペイジバルカン、リファナは魔法少女、黄歯菜はゼンカイカイザーに変身して

ラフタリア、ソキャート、キール、リファナ、グラス、黄歯菜も前に出て紫彩は後ろに居る

 

「多勢に無礼も承知の上での行動なんだよな?」

 

ラフタリア、ソキャート、リファナ、キールは攻撃を仕掛けた

女剣士は四人の攻撃を剣で防いで

 

「「「!」」」

 

「こっちが一人だと思って舐めるなよ。

卑怯者ども!!」

 

四人は後退するとグラスと黄歯菜が前に出た

 

「襲撃して来たのは其方でしょう⁉

キズナの家を壊しておいて善人ヅラとは片腹痛い!!」

 

グラスが技を繰り出し

 

「私達悪い事していないんですけど」

 

〔ギアトリンガー〕を連射する

 

「しらを切るつもりか

其れに悪党のくせに小さい事を…」

 

剣を掲げて

 

「雷鳴剣」

 

電撃を繰り出した。

 

「何ですか⁉

あの人…!

滅茶苦茶です…」

 

「そうだね…」

 

「其れに」

 

「なんだか様子が変だ…」

 

「ごしゅじんさま…なんか…あの剣変なニオイがする…」

 

「変なニオイ?」

 

「うん知ってるけど違う…

イヤなニオイ…」

 

フィーロがそう言うと女剣士が持って居る剣の水晶部分が目玉の様に動いた。

 

「分かったぞ…!

キョウの奴またやりやがたな…‼

霊亀の力を使いやがった…‼」

 

女剣士は突きの構えをして尚文に向かって突撃して来た

私は尚文の前に出て

 

「尚文、受け止めてね」

 

私は女剣士の剣を真剣白刃取りで受け止めたが女剣士の勢いが強すぎるので私は後ろに飛んで

 

「お、おい」

 

後ろに居る尚文が受け止めて尚文ごと少し後退りする

 

「氷水、なんちゅう無茶するんだ」

 

「御免なさい

其れよりも此れを破壊した方が良いわね」

 

「ああ、あいつの事だ何かしても可笑しくね」

 

「そうね

虚刀流、百花繚乱」

 

私は真剣白刃取りをして居る剣を下から膝蹴りで上に弾いた。

女剣士は上に挙がった剣に釣られて後ろに後退した

私は上に飛んで天井に足を付けて女剣士に向かって飛んだ

 

「虚刀流、落花狼藉」

 

踵落としを繰り出した

女剣士は其れを横に飛んで避ける。

ラフタリア、ソキャート、キール、リファナ、グラス、黄歯菜が囲んで攻撃を繰り出すが女剣士は対処する。

フィーロが女剣士に目掛けて

 

「ツヴァイト・ウイングカッター!」

 

を繰り出す。

女剣士は剣で魔法を斬ると女剣士の右腕が何かに引っ張られて其のままラフタリアに斬りかかった。

ラフタリアは受け止めて鍔迫り合いになって

 

「今すぐにその剣を捨てで下さい!

貴方は騙されています…!」

 

そう言うが

 

「なんだと…?

私を懐柔しようとしてもムダだ‼」

 

女剣士は聞く耳を持って居なかった

 

「埒があきません!

さっさと倒してしまいましょう!」

 

グラスがそう言うとラフタリアはグラスの方を見て

 

「待ってください!

利用されている人ごとですか⁉」

 

「手加減して勝てる相手ですか⁉」

 

言い争ている間に女剣士は突きを繰り出して来た

私は二人の前に立って又真剣白刃取りでしっかりと受け止めた。

 

「言ってる場合じゃないぞ

コレは――」

 

剣の水晶部分が目玉の様に動き回る

其れを見た私は女剣士が持って居る剣を縦方向に力を入れると剣の刀身は

 

「なぁ!」

 

簡単に折れた

そして私は折れた刀身を

 

「虚刀流、女郎花」

 

女剣士に投げ返した。

女剣士は首を横にして躱した。

その間に私は折った剣を蹴り上げた。

その衝撃で女剣士から離す事に成功した。

 

「でかした!」

 

尚文は安心した声を挙げるが

 

「まだ」

 

私はそう言う

折れた剣の水晶部分が女剣士を向いて剣の茎が生き物の触手の様に変形した

 

「「「「「「「「「「「!」」」」」」」」」」」

 

「え…?」

 

触手は女剣士の腕に巻きついて

 

「ひいっ」

 

更に触手は私が折った剣先を取り折れた部分同士をくっ付け、折れた前に戻った

ラフタリアは女剣士の後ろに回り込んで刀を振り挙げて

 

「御免なさい」

 

何処から札が飛んで来て触手に張り付くと炎が出て来た。

炎の熱で触手の拘束が緩んでラフタリアはすぐさま蹴りに変えて剣を蹴り飛ばした。

蹴り飛ばした剣は絆の家を出て

 

「キール‼」

 

「了解」

 

パワースピード エレメント、ランページ

 

 

ジエレメントブラスト

 

キールの攻撃が決まって剣は爆発した。

そして私と尚文が絆の家に出ると光の弾が出て来た私達の元に来て私の腕輪と尚文の盾に吸収された。

 

「霊亀の力が戻ったか…」

 

私達は女剣士を見て直ぐに拘束を始めた。

 

「でかしたぞ、リーシア

死なれては話が聞けないからな。

言っとくが舌を噛み切ろうとしてもムダだぞ。

魔法でいくらでも回復出来るからな」

 

「…

殺すなら殺せ!

お前達悪党の言いなりにはならん」

 

「…流石に言わせてもらうよ。

君、キョウに殺されそうになったんだよ?」

 

「キョウはそんな事はしない‼」

 

「…したんだよ。

あの武器は間違いなくキョウが作った物だ」

 

「――それはっ…」

 

女剣士はぷいっと横を向いた

 

「こいつ…っ」

 

「なら質問を変えるよ。

あの武器の説明は受けた?」

 

「それは――」

 

女剣士は気まずそうな顔をした

 

「その様子なら説明は受けていないね」

 

私と会話して居ると

 

「城へ連れて行きましょう」

 

行き成りグラスがそう言う

 

「悠長に会話して居る暇もありません。

城へ連れて行って拷問なりなんなりして吐かせるべきです」

 

「確かに私達を襲撃してきたし」

 

「そうするか…」

 

「!

やはり悪党め!

やれるものならやってみろ!

私は屈しないぞ」

 

「…本当におめでたい奴だな」

 

「あ~あこんな事にしてくれちゃってまあ…」

 

「後で片づけましょう」

 

「皆来てくれ。

ポータルで行こう」

 

尚文は龍刻の砂盾に変えて

 

「登録しておいたんだ」

 

「こんな使いかたすると思わなかったがな…」

 

尚文はポータルシールドを使うが発動しない

 

「どうしたの?

ポータルが使えない…?」

 

「妨害されている…?」

 

「紫彩」

 

「駄目ね。

私も同じよ」

 

「其れって前に居た国の様に…ですか?」

 

「城に転移封じの様なものを施したという話は聞いて居ませんが…」

 

「黄歯菜」

 

「私も聞いて居ません」

 

「おいらもだ」

 

「ああ」

 

会話して居ると

フィーロが外に出て

 

「フィーロ?」

 

飛び始めた

 

「なんだ?」

 

「…なんだか様子が変です…

あの方向は…」

 

私もラフタリアが見ている方向を見ると一部明るくなっていた

 

「まさか」

 

私は〔ブルーティアーズ〕を纏ってフィーロと同じ高さまで飛ぶ

そして私が見たのは城が燃えていた

 

「ごしゅじんさま!

お城!

お城が燃えている‼」

 

「しまった…っ

こいつはキョウの陽動だ!

城が襲われている…‼」

 

私は直ぐに降りて地面に着地する

 

「今すぐ城へ行こう!」

 

「この人はどうします…?」

 

「こうなった以上連れては行けません。

その辺の柱に括り付けて…」

 

「私も連れてけ!」

 

「お前、自分の立場分かって居るのか…?

お前のお陰で無事戦争の火蓋が切られたワケだ」

 

「独断なんだ…

話を聞いて…

カッとなって其処の青い人の言う通り武器の説明を聞かずにくすねて此処まで来た…

だからキョウは関係ない

其れを証明するっ連れて行ってくれ」

 

「あ”ぁ?」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
感想、評価、誤字脱字待って居ます。
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

キョウの悪行

第百五話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


「キョウの無実を証明するだと⁉」

 

女剣士は唐突に耳を疑う発言した。

 

「其れは難しいわね」

 

「ああ、明らかに馬鹿げている。

明らかに敵だと明言する奴を連れて行くワケがないだろう。

時間の無駄だ。

ラフタリア此奴に猿ぐつわでもしておけ!」

 

「まっ待って‼

いやっいい!

猿ぐつわでも何でもしてくれ。

連れて行ってくれるならっ私は何をされても構わない」

 

其れを聞いた私達は

 

「尚文連れて行こう」

 

「正気か?」

 

「私もその意見は賛成」

 

「氷水もか」

 

「彼女は言っている事は本当と見ていいわ」

 

私は女剣士と同じ目線になって

 

「目の色は濁りが無い色

そして城が攻められている言葉を聞いて何が起こっているのか分かって居ない故に焦りと同じ動揺している。

彼女が言った独断で此処に来たのは間違いないわね」

 

「其れと時間が惜しい。

話して聞かないなら見せるしかない」

 

「つまり言葉で聞かせるより見せた方が現実的で手っ取り早い」

 

「ああ、取引しよう。

今、城で起こっている事がキョウの所業であったなら、君の知っている事を全部話してもらうよ?」

 

「悪党と取引しない!

私はキョウへの疑いを晴らしたいだけだ!」

 

「お前…っ捕虜だと言うのに、キズナの慈悲をはき違えて…」

 

グラスが喋っている途中で絆が止めた。

 

「現場を見たら考えが変わるかもしれないよ」

 

「其れに、何をされても良いって言ったよね」

 

絆は懐から札を取り出して女剣士のおでこに張り付けた。

 

「命令札

オレの意にそむいた場合は罰則を与えるからそのつもりで」

 

「奴隷紋みたいなもんか?」

 

「そっちのは詳しくないけど、此れはそんなに万能では無いんだ。

だけど…」

 

「いや、分かって居る。

私の名はヨモギ=エーマール

武士に二言は無い」

 

尚文は考え始めた。

私は気が付いて

 

「尚文、どうかしたの?」

 

「いや…」

 

尚文はリーシアの方を見て

 

「な、なんです?」

 

「何でもない」

 

尚文はそう言うがリーシアは

 

「…辞めて下さい。

比べるのは辞めて下さい。

イツキ様はあんな奴とは違います」

 

「…悪かったよ」

 

「大分言うようになったわね」

 

「だな」

 

会話して居ると

 

「尚文、氷水、リーシアそろそろ行くから集まって」

 

絆の言葉を聞いて絆の元に行くと龍刻の砂時計の元に転移した。

 

「皆居るね?」

 

私は数えて

 

「ええ、皆居るわ」

 

「此処は…龍刻の砂時計か」

 

「近くの砂時計へ飛べるスキル、帰路の写本だよ。

此処からなら城が近いから

急ごう」

 

絆、グラス、クリスは部屋から出ろうと出入口に向かうが

 

「動く必要ないよ」

 

私の言葉に絆達は止まり

 

「其れはどうゆう意味」

 

「尚文違和感覚えているんでしょ」

 

「ああいくら何でも可笑しすぎる」

 

「どうゆう意味で」

 

「静かすぎる…」

 

「今此処は封鎖中です。

特定の者以外は転移も行えないように機器も施して…」

 

グラスがそう言って

 

「はっ!」

 

何か思い出して

 

「封鎖中なら警備の兵は如何した?」

 

「お城の応援に…でしょうか?」

 

「いや私達の死角になる柱で剣を抜きながら寝ているわ(気絶)

 

私は有るん場所を指指さす。

皆が其処を見ると一見すると分かりにくいが柱からはみ出ていて多分此処の警備をしていたと思っていた城の兵士が剣を抜きながら寝ていた(気絶)

其れを見た皆は其々の武器に手を掛けて

 

「…此処は封鎖して居ると言っていたな。

この世界では誰でも転移が行えるという事か?」

 

「その通りです。

帰路の写本のスキルを再現したアイテムは一般にも広く使われています」

 

其れを聞いた私は

 

『紫彩、罠を仕掛けて』

 

紫彩に念話を掛ける

 

『奇遇ね。

まぁ尚文が警備兵が居ないと聞いて不審に思って張ってあるわ』

 

『流石』

 

念話で会話して居ると

 

「皆、砂時計から離れるな」

 

全員後ろ見始めて私も()()をする為に後ろを見る。

其れを見ていた者は好機と思い一気に駆け込んで来て

 

「敵は既に此処へ入り込んでいるぞ…‼」

 

敵は私達の頭上を取る為にジャンプする。

そして槍を振り下ろそうと構えた瞬間、敵の周りに紫色に発光する球体(スフィア)が現れてそれらが光の帯に変換して

 

「なぁ!」

 

敵を捕縛した

 

「グラッチェ、紫彩」

 

「どういたしまして、おまけに此れを付けるわ」[パチン]

 

紫彩が指パッチンすると空中で捕縛されている敵に一本の紫色に発光する鎖が現れた私は其れを〔リボルバーナックル〕のホイール部分に巻いて

 

「〔マッハキャリバー〕」

 

『はい』

 

〔リボルバーナックル〕のホイール部分が鎖を巻き込みながら回り出した

鎖は徐々に〔リボルバーナックル〕のホイール部分に巻かれて敵がこっちに来た。

ある程度の距離まで来た時に

 

「紫彩」

 

「ええ」[パチン]

 

紫彩が又指パッチンすると鎖は消えた

鎖は消えたが勢いは消えずに私の元に来る。

そして構えを取ってベストポジションが来るまで待った。

ベストポジションが来た瞬間に〔リボルバーナックル〕を装着している右手で拳を振るった。

拳が当たる瞬間、敵の顔を見ると体の右半分が白い虎の女性だった。

そして拳が当たり白い虎の女性を殴り飛ばす。

殴り飛ばした白い虎の女性は床をバウンドしてもう一度バウンドする前に左半分が鳥になって弓を持って居る女性と顔右半分と体左半分が亀になって剣を持って居る女性が白い虎の女性を受け止めて亀の女性が剣で紫彩のバインドを破壊して鳥の女性は白い虎の女性に回復魔法を発動して私が殴った傷を治す。

 

「な…っ」

 

「半…獣人⁉」

 

尚文達は驚くが

 

「君は…どうしたんだ…?

その姿…‼」

 

別の意味で驚いて居た

 

「知っているのか…?」

 

「嘘だろ‼

オレ達は2度ほど会って居るじゃないか⁉」

 

「確かに見覚えはあるわね」

 

「氷水もか

ほら、あの自称天才術士の後ろにいつも控えていた」

 

「確かに居たね」

 

「となると…成程

お前達キョウに魂を売ったな?」

 

「なんだって!?」

 

絆は驚いた

 

「いや何で貴方が驚いて居るんの?」

 

「いや驚くろ色々と」

 

「確かにな」

 

私達が会話して居ると

 

「魂を売っただって?」

 

白虎の女性が割り込んで来た。

 

「慕って居た奴を殺されて別の奴に覆したんじゃないのか?」

 

尚文がズバッと言い張って

 

「ナオフミ様…っ」

 

ラフタリアは呆れていた

 

「出なければ何故キョウのために働く?

其の体もキョウに与えられたものだろう」

 

「ヨモギだったかしら?

今更聞くけどキョウは人体改造にも手を出しているのかしら?」

 

紫彩が質問して

ヨモギは

 

「いや、魔物を弄って居た事が有るがアレは知らない」

 

戸惑いながら答えた。

 

「お前が言う事は何が真実で何が嘘は知らないが

多分キョウの目的はおそらくこの国の砂時計を占拠し。

直接大軍を此処に送り込む。

手遅れかも知れんがそろそろ目を覚ませ

後悔をこれ以上増やしたくなければな」

 

尚文はダメもとで交渉するが

 

「何を偉そうに…!

全部、ぜんぶ、ゼンブッ

お前達のせいじゃないかっ」

 

交渉は決裂して突撃して来た。

尚文は白虎クローンの盾を出して

 

「流星盾‼」

 

を発動したが

白虎の女性の槍の一突きで流星盾は破壊した。

其のまま尚文の顔に槍が刺さりそうになるが尚文は紙一重で躱す。

白虎の女性は其のままラフタリア槍先を振るった

ラフタリアは(刀の眷属器)で防ぐが白虎の女性は槍を[くるうっ]と回すとラフタリアは転倒して其のまま白虎の女性はラフタリアの顔の横に刺した。

 

「「ラフタリアちゃん」」

 

キール、リファナは動くが鳥の女性と亀の女性が遮って来た。

其のままキールは鳥の女性、リファナは亀の女性と対峙を始めた。

その間にも

 

「確かにキョウは言った。

このペンダントをこの国の龍刻の砂時計を登録すれば勝てる、と

私達の願いを叶えると…あの方を…蘇らせて下さると――‼」

 

「死者の…復活…⁉」

 

私達は驚く中

 

「違う」

 

ヨモギが大声で叫ぶ。

全員ヨモギの方を見て

 

「私の知るキョウはそんな事は言わない…!

そりゃあ…大切な人が失われれば取り戻したい…とは思う…

でも…君達のやり方は間違っている…」

 

「正しいかどうか等お前に聞いて居ない…」

 

「いや!

ダメなんだっ

その武器を早く捨ててくれ」

 

叫ぶが遅く、彼女達の武器から触手が出て来て

 

「え…?」

 

「なっ」

 

「なにコレ…⁉」

 

触手は彼女たちの腕に絡み出した。

 

「ゔあ”ア”ア”ア”ア”」

 

「まずい…っ」

 

ヨモギは慌てて

 

「君っ」

 

リーシアに近づいて

 

「あの札をっあの武器を燃やしてくれっ、私の時みたいに‼」…」

 

そう言うが

 

「いや待ってっ

下手に切り離しても爆発させる場所がないっ」

 

「爆発の規模が分からない。

此処で爆発すると私達の後ろには砂時計もある…!」

 

「なら俺がさっきやったみたいに氷で覆ったらどうだ」

 

キールはそう言うが

 

「それは駄目だ。

爆発で氷が散乱して被害が出る。

後、此処は…市街地だ!」

 

「転移…もうかつに出来ないか…!

どうにか郊外まで運んで…」

 

「その暇もないわ」

 

私がそう言うと

 

「どうゆう意味だ」

 

「あれ」

 

私が指さすと

 

「ツ、ツグミ⁉」

 

ツグミと呼ばれた白虎の女性が頭を抱え始めた。

 

「どっどうしたの…?」

 

二人はツグミを心配する

そして

 

「ツグミ⁉

人の部分が…少なくなってきてる…⁉」

 

さっきまで顔半分だった虎の部分が全体まで広がっていた

更に

 

「ガゥゥッ」

 

仲間である二人を襲い始めた。

 

「ツグミ!辞めて!

私達が分からないの⁉

ツグミ‼」

 

「理性も薄れてきたわね」

 

「狩猟具の勇者‼

この札を剝がしてくれ‼

あの子を止めないと…!」

 

「気持ちは分かるけど…」

 

「駄目だ!

剥がしてどうなる⁉

君は武器も持って居ないのに止められるワケないだろ!?」

 

「其れに持ってたとしてもアレをどうにかする術を持って居ないでしょ。

だから私達任せて」

 

そう言って

 

「と言っても私が持って居る能力であの子を元に戻す方法が無いわね」

 

「だったら言うな。

兎に角、ラフタリア

武器を切り離せ!

ズダズダにしても構わないっ出来るか⁉」

 

「できますが⋯」

 

「如何するつもり!?尚文‼」

 

「悪いが説明してる暇がない」

 

ツグミがこっちに襲って来た。

 

「ラフタリア‼」

 

「信じます!」

 

ラフタリアは(刀の眷属器)で槍を細かく切り刻んでツグミから切り離して

 

「堪えろよっフィーロ‼」

 

盾を白虎クローンの盾からカースシールドに変えて槍を吸収して

 

「シールドプリズン‼」

 

自分自身を閉じ込めた

 

「ナオフミ様‼」




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
感想、評価、誤字脱字を待って居ます。
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

襲撃収取

第百六話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


尚文は自分自身にシールドプリズンを発動した。

 

「何⁉

あいつは何をしたの⁉」

 

「恐らく、武器を無理矢理に引き剝がし吸い込んだんだ。

盾の中に…周りを爆発に巻き込まないように…‼」

 

「一応尚文は五聖の中でずば抜けて防御が高いんだけど、下手したら無事で済まない」

 

そう思って居るとシールドプリズンから

 

「ぐうっ

がぁぁあっ」

 

尚文の悲鳴が聞こえた。

 

「ナオフミ様!」

 

ラフタリアが心配する中

ラフタリアの後ろから獣化したツグミが襲って来た。

 

「「ラフタリアちゃん」」

 

キールとリファナは叫び私とキール、リファナは咄嗟に動いた。

其れよりも尚文がシールドプリズンから出て来てラフタリアを守り

下がったツグミに私が

 

「虚刀流 落花狼藉」

 

踵落としを繰り出してツグミを地面に叩きつけて

 

「キール、リファナ」

 

「おう」

 

「はい」

 

起き上がろうとするツグミにキールはランページバルカンの左手に備わっている能力の一つ目のホッキョクグマのライダモデルのアビリティ、ブリザードを発動してツグミの右腕を氷漬けにした

更にランページバルカンの左手に備わっている能力の二つ目の蠍のライダモデルのアビリティ、ポイズンの蠍の尻尾の様な伸縮刺突ユニットでツグミの両足を拘束して

 

「キール、神経毒、弱で」

 

「分かって居る」

 

直ぐに神経毒、弱を生成し伸縮刺突ユニットの先頭にある針でツグミに刺した。

リファナは拘束して居ない左腕に関節技を決めている。

私はツグミの胴体を抑える。

が其れでもツグミは

 

「ガァアアア」

 

キールの神経毒、弱を撃ち込まれているのに右腕を拘束して居る氷が小さいながらも罅が割れる

 

「武器を破壊したにも関わらず理性は戻らず…」

 

「力が増している」

 

「だな…」

 

感想を言って居ると突然尚文が急にふらついて

 

「ナオフミ様っ」

 

「ソキャート、フィーロの容態は?」

 

「少し苦しそう」

 

「尚文さっきの武器盾から出せる?」

 

私は質問するが

 

「冗談じゃない」

 

私の質問とは違う内容を吐いた

尚文はツグミの方を見て

 

「おい、お前分かってんのか?

うざいくらい盲信する単細胞なアホと弱みと握れば捨て駒に丁度良いマヌケと自己犠牲もいとわず自滅するバカだとあいつに思われてんだぞ⁉」

 

ツグミ達に説教を始めた。

 

「仇を打ちたいなら受けてはやろう。

だがそんな姿にされては救いたかった相手の事も思い出せないだろうが…!!!

せめて」

 

私達は尚文の後ろに死んだはずのオスト妃が見えてしまい思わず拘束を緩めてしまい

 

「抗って見せろ…‼」

 

「ガァァアアア」

 

突然苦しみながら暴れ出して

 

「キャァア!」

 

「リファナちゃん」

 

「くぅ!」

 

私達の拘束から抜け出した。

そしてツグミは頭を抱えて苦しみ出した。

 

「ツグミ…⁉」

 

仲間が心配するが

 

「ごしゅじんさま‼

来るよ」

 

「やはりダメです。

仕方ありませんが此処は――」

 

ラフタリアが刀の眷属器を構えるが

 

「獣の気配が強いね」

 

絆が尚文より前に出て

 

「だったらオレの出番だ」

 

狩猟具を構えた

 

「キズナ‼

何をするつもりです⁉」

 

グラスが心配するが

 

「まさかと思うけどやるつもり?」

 

私は絆がする理由を理解して

 

「ああするつもりだ。

もう救える方法が此れしか思いつかないから」

 

「そうなら覚悟が決まったようね?」

 

「あぁ、覚悟は決まっている」

 

ツグミは絆に向かって襲って来た

 

「キズナ!!」

 

グラスは扇の眷属器を構えて向かうが

 

「忘れたのグラス。

オレの狩猟具の勇者」

 

絆は一歩踏み出して

 

「獣ならオレに斬れない物は無い」

 

ツグミの無数の斬撃が入って

 

「だから人の部分は残る」

 

ツグミを覆っていた白虎の皮膚が剥がれて

 

「ツグミ!!」

 

皮膚が無いツグミだけが残った。

尚文はツグミを受け止めた。

私、黄歯菜も尚文の下に移動した。

 

「尚文、氷水、黄歯菜、回復をお願い

獣化した部分を沢山削ぎ落したから重症だ」

 

「分かった」

 

黄歯菜は〔ギアトリンガー〕に〔ゴーゴーファイブギア〕を取り出してセットする。

 

23バーン!

 

ババン!ババン!ババン!ババン!

 

と待機音が流れて引き金を引くと

 

『《font:94》ババババーン!ゴーゴーファイブ!』

 

ゴーピンクの幻影が現れて黄歯菜の身体に入った。

 

「氷水先輩、尚文さん、今私医療特化の能力を手に入れましたので私の指示に従って下さい」

 

「分かった」

 

「氷水がそう言うなら分かった」

 

私はそう返事して黄歯菜はツグミの手を握った。

 

「い…生きているのか…?」

 

「…まだ人ならば…

けれども身も心も完全に獣になり果てていたとしたら…」

 

「氷水先輩、尚文さん後遺症無しで中級系の回復魔法で応急処置が出来ます。

一度に上級系魔法で行ると後遺症がでますので気負付けて下さい。

其れと毒の除去も忘れずに」

 

「分かった。

ツヴァイト・ヒール!」

 

「ツヴァイト・ポイズンアンチ」

 

尚文は中級系の回復魔法のツヴァイト・ヒールで回復させ私は神経毒、弱の除去をする。

暫くして

 

「……黄歯菜の言う通り人として死ねそうだな」

 

尚文の腕にはある程度皮膚が戻ったツグミが居た。

私達はホッとして

 

「思い切ったことをしたな」

 

絆は振り返ると

 

「其れを言うなら尚文だよ。

あの武器を取り込んで大丈夫なの?」

 

「「!」」

 

私達は思い出した。

 

「そう言えばキョウ絶対にあの槍に小細工をした感じが有ったけど大丈夫?」

 

私は心配するが尚文は

 

「……」

 

黙り込む

 

「ごしゅじんさま」

 

フィーロは声を掛ける

 

「心配するな大丈夫だ」

 

「そう言えば、説教の最後でオスト妃の幻影が見えたわ」

 

私がそう言うと

 

「そうか、助けられたな…」

 

「ツグミ…」

 

二人は心配になってこっちに来たが

私達は其々構えて遮った。

 

「オレ達は城へ行くよ。

ラルク達が心配だし

この子にもちゃんと治療が必要だ」

 

「応急処置しかしてないから下手したり死ぬかもしれないわ」

 

「…お前達は如何する?

まだアイツに踊らされるか?」

 

尚文がそう言うと二人は武器を下げて

 

「一緒に行く?」

 

私がそう言うと

 

「頼む」

 

亀の女性はそう言って

 

「黄歯菜、ゴーゴーファイブ、カクレンジャー、デンジマン、ゴレンジャーのサイドカー付きのバイクを全部出して」

 

「はい、分かりました」

 

新たに〔ギアトリンガー〕を3つ取り出して其れを〔ゴレンジャーギア〕、〔カクレンジャーギア〕、〔デンジマンギア〕を同時に真上に放り投げる

その間にもう一度〔ゴーゴーファイブギア〕が入って居る〔ギアトリンガー〕を回す。

落ちて来る3つの〔ギアトリンガー〕を黄歯菜は歯車で出来ている手で受け止めて回す。

 

23バーン!

 

1バーン!

 

18バーン!

 

4バーン!

 

『『『『ババン!ババン!ババン!ババン!』』』』

 

と待機音が流れて引き金を引くと

 

『《font:94》ババババーン!ゴーゴーファイブ!』

 

ババババーン!ゴレンジャー!

 

ババババーン!カクレンジャー!

 

ババババーン!デンジマン!』…」

 

〔ブルーマシーン〕〔グリーンマシーン〕〔デンジマシーン〕〔シャークスライダー〕〔シャークランチャー〕〔コマンドアタッカー〕に乗ったゴーレッド、ニンジャブルー、ニンジャホワイト、ニンジャイエロー、ニンジャブラック、デンジレッド、アオレンジャー、キレンジャー、ミドレンジャー、モモレンジャーが現れて全員バイク、サイドカーから降りるとゴーレッドは私、ニンジャブルーはキール、ニンジャホワイトは亀の女性、ニンジャイエローはソキャート、ニンジャブラックは鳥の女性、デンジレッドは黄歯菜、アオレンジャーはラフタリア、キレンジャーはフィーロ、ミドレンジャーは尚文、モモレンジャーはリーシアに入って来た。

私達は直ぐに私は〔コマンドアタッカー〕、キールと亀の女性は〔シャークスライダー〕、ソキャートと鳥の女性は〔シャークランチャー〕、黄歯菜は〔デンジマシーン〕、ラフタリアとフィーロは〔ブルーマシーン〕、尚文とリーシアは〔グリーンマシーン〕に乗った

リファナと紫彩は〔コマンドアタッカー〕、絆とグラスは〔デンジマシーン〕、ヨモギは〔シャークスライダー〕の空いている部分に乗る。

怪我人であるツグミは〔グリーンマシーン〕のサイドカー部分に乗せてリーシアは尚文の背中に捕まっている。

 

「私が先頭で走るから尚文は最終日で走って」

 

「ああ」

 

私は壁に向かって走り出した

 

「コオスイ様、壁、壁!!」

 

リファナは慌てるが

 

「大丈夫」

 

〔コマンドアタッカー〕に内蔵して居るレイザー弾・パルスレーザーカノンと〈アタッカーポッド〉の先端ある2つのドリルからビームを壁に向けて連射する。

着弾した壁は脆くさせて其のまま〔コマンドアタッカー〕で体当たりする。

脆くなった壁は簡単に壊れて其のまま走った。

後ろにはキール達を先頭に私に付いてきている。

其のまま城に向ってバイクを走らせた。

 

サイドカー付きのバイクで激走中~~~

 

「コオスイ様、お城が見えてきました」

 

リファナの言う通りに城が見えて来た。

城の城門は空いており私達は其処に入る。

城には火の手が上がっていた

其のまま私達は城に正面玄関から入って全員降りて

 

「私達の仲間は多分こっちに居る」

 

亀の女性は先頭に走る。

 

「ちょ、待って」

 

尚文は止めようとするが

 

「尚文、彼女を信じましょ」

 

私が止める。

 

「多分貴方達、同族の気配がするんでしょ?」

 

「ああ」

 

「私達と同じ気配がする」

 

「信じるぞ」

 

二人の案内で付いて行くと二人と同じ症状の女性が三人とラルク、テリス、シーフ―が居た。

二人は其のまま白虎の女性の槍を獣化した部分で壊した。

 

「「「!」」」

 

「お前達…っ

裏切ったのか!?」

 

「聞いて!

私達は嵌められたのよ!」

 

「何を言っているの⁉

あの方が蘇らなくなっても良いの⁉」

 

「違う‼

違うわ‼」

 

「でも現に――」

 

口論になっている間に白虎の女性は

 

「グゥゥアッァアッ」

 

頭を抱えて苦しみ出した

壊れた槍も動き出した

 

「何⁉」

 

壊れた槍から触手が出て来て白虎の女性は

 

「ガァァアアッ」

 

理性も獣化したが

 

絆が狩猟具で獣部分を削ぎ落して、壊れた槍は尚文が盾で吸収した。

 

「キズナの嬢ちゃんにナオフミ!」

 

ラルクは驚いて居るが

 

「紫彩、黄歯菜!」

 

「ええ」

 

はい

 

私が白虎の女性(削ぎ落された)を受け止めて

 

黄歯菜が手を握って診断して

 

「後遺症無し、中級系回復魔法で行けます」

 

カルテを出す

 

「分かったわ」

 

紫彩が中級系回復魔法で直す。

 

「悪いけど、話は此れが……

終わってからだ!!!」

 

一気に四人同時に獣化した部分を削ぎ落して私達が直ぐに直した

そして城の襲撃は此れで終わった




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

出発進行

第百七話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


昨日の襲撃を終えて私、尚文、ラルクは城のテラスに居て

 

「被害の方は如何だ?」

 

「思ったほどじゃない」

 

「そうでしょうね。

相手は龍刻の砂時計狙いだったからね」

 

「ああ、乗っ取られて居たら思うとゾッとするけどな」

 

「…捕虜は如何している?」

 

「治療はさせているがまだ何も肝心な話はしていないらしい。

完治までまだ掛かりそうと言うのもあるが…

精神的なものもありそうだな」

 

「そうね。

好きな人は私達に殺されたし藁にすがる気持ちでキョウに頼み込んだら使い捨ての駒にされたからね」

 

「そうだな」

 

私とラルクは尚文の方を見る

 

「同情はしないぞ」

 

「知っているわ」

 

「坊主はそんな奴だからな」

 

「おい」

 

「兎に角行きましょ」

 

「だな」

 

私達は城のテラスから移動する。

 

「あいつら」

 

尚文は私達の後を追いかける

私達は城の治療室に向か途中でラフタリア達と合流して城の治療室に向かうと出入り口の前には

 

「ほう札を剥がしてもらったのか?」

 

命令札を剥がされたヨモギが居た。

 

「相変わらず絆は甘いな」

 

「其れが良いんじゃないのかしら」

 

「そうかもしれないな

で、如何した?

中に入らないのか?」

 

「……」

 

「真実を知るのが怖いのか?」

 

「真実とは何だ?

昨日――見た事が真実だとして今まで私が見てきたキョウは真実ではないのか?」

 

「其れは分からないわ。

逆に聞くけどキョウは今まで生物系の実験などをして居る所を見た事あるのかしら?」

 

「いや無い。

基本はキョウは一人で実験などをやる事が多いから」

 

「そう」

 

「だけど私はキョウを信じたい」

 

「ならそうしろ」

 

「そうね」

 

私達はヨモギを抜いて城の治療室に入る。

 

「なっいいのか⁉

またお前達を襲うと言う事だぞ」

 

「…成程、絆が札を外す訳だ。

奴を信じたいなら迷わず今此処で俺達に向かってくればいい」

 

「まぁ、その時は全力で止めるわ」

 

「そうだが、キョウへの信頼が揺らいだ。

其れがお前の真実だ」

 

尚文がそう言うとヨモギの目にはありえない物を見た時の目をして居た。

私達は無視して絆と黄歯菜の元に行く

 

「尚文、氷水」

 

絆は私達に気が付いた

 

「…殺せ

私達は失敗した。

あの方はもう戻らない……」

 

「まだキョウが死者を蘇らせると思っているのか?

死にたいなら自分で死ね。

他人に頼るな」

 

尚文の言葉にツグミは

 

「何だとお前…っ」

 

怒り乍ら起きて

 

「どの口で…っ

そもそもお前達があの方を殺したから…っ」

 

ツグミの言葉に

 

「あの時」

 

ラフタリアが遮って

 

「私にはあの人が貴方達をけしかけて…盾にしているようにも見えました。

躊躇して居る貴方達を無理矢理に…

まるで自分の所有物のように、貴方方が其処までして尽くすべき相手には見えませんでした」

 

ラフタリアは言い切った。

 

「…分からないだろうな」

 

ツグミはベットのシーツを握って

 

「アイツにも優しい所は有った。

でなければこんな事にはなって居ない…

キョウが私達にくれた力は本物だった。

だからすがってしまった。

信じかった。

他にやる事が思いつかなかった。

アイツの周りは何時も刺激だった…

権力や強さに固執したり女に弱くていつもトラブルを起こしていたから、私達はいつも振り回されて…」

 

「…勘弁してくれ」

 

ツムギの言葉に尚文が文句を言い切る前に

 

「ぐt…「はい、ストップ」ぐむ⁉」

 

私は手で尚文の口を防ぐ

その間にツグミは涙を流して

 

「嫌いじゃなかったんだ…

……あんな奴でも嫌いじゃなかったんだ…!!!

…お前達の所為だ…‼」

 

其れを聞いた尚文達は出入口に向かって

 

「話にならない。

キョウの事はまだ聞き出せそうも無いな」

 

尚文達は治療室から出た。

私は近くにあった椅子を持って来てツグミの横に座った。

そして私はアプローチを変えてツグミ達が愛した天才様の事を聞いた。

出合い、生活、刀の眷属器の動機、等色々聞き出した。

ツグミは多少寂しそうに答えてくれた。

其の後全員にツグミと同じ質問した。

帰って来た内容は殆ど皆似た内容だった。

私はこれ以上彼女達から聞き出せる情報は無いので私も治療室を出て就寝した。

 

翌日

 

ヨモギが昨日、尚文に私達をキョウの屋敷に案内すると申し出て私達は城の会議室に集まっていた。

 

「キョウの屋敷があるのは此処だ」

 

地図に指を指す。

 

「首都から離れた場所だな」

 

「そうだ。

この森には人を惑わす霧が常に立ち込めていて一種の要塞になっている」

 

「…またらしい所に隠れているな」

 

ヨモギは不機嫌そうになる。

 

「まぁ、相手は人体を弄って居るからな」

 

「お前もか⁉」

 

「で?

侵入する方法はあるのか?」

 

「無しか

まぁいい。

勿論だ」

 

ヨモギは懐から

 

「この鈴だ」

 

鈴を取り出した

 

「此れを持つものは屋敷まで迷わず行ける」

 

ヨモギは自信満々に言うが会議室は静まる

 

「…な、なんだ」

 

会議室の静音を破ったのは

 

「其れ本当に使えるのか」

 

尚文だ

 

「うっ疑うのか⁉」

 

「爆発する武器を持っていたんだ。

当然だろ」

 

「其れに其れもキョウが作った物でしょ」

 

「ああ、そうだ」

 

「キョウが遠隔操作でその効果を解除されて居るかもしれないし」

 

「ああ、そうだな」

 

私達がそう言うとヨモギは慌てながら

 

「こっこれは私が何度も使って居る物。

問題あるはずないだろう!」

 

ヨモギは自信満々に答えた。

 

「…お前はキョウ屋敷によく出入りして居たのか?」

 

「…そうだ。

あの日も、私はキョウの屋敷に居た。

怪我をして帰ってきたキョウは私の知らない顔をして居た。

思えばその後あっという間に出来上がったのがあの武器だ」

 

「…奪った霊亀の力で禄でもない物を作ってくれたな」

 

「そうね」

 

「ああ、まったく…

お陰でこの国も動かざるを得ない」

 

其の後会議を終えて私達はラルク達の行きつけの鍛冶屋に行き新たな装備を作ってもらった。

そして私達はエスノバルトが指定した場所に向かっている。

 

「本隊はルワーレを目指して進軍中

俺達も準備出来次第後を追う」

 

「でもそれは建前でしょ。

尚文、私達の目的は」

 

「ああ、俺達の目的地はキョウの屋敷、だよな?若」

 

「ああ、国の事は国同士でだ。

ウチの兵士は精鋭ぞろいだぜ。

坊主と青の嬢ちゃん

勇者のケリは勇者が付ける!」

 

「ええ、その通りです」

 

私達の目の前にエスノバルトが居た

 

「エスノバルト!

お前も行くのか」

 

「はい

私も眷属器の所有者…勇者の端くれですから…」

 

「そうだな。

キョウが何を企んでいるのか分からない」

 

私達は真上を見る

 

「助けが増えるのは良い事だ」

 

「そうね。

其れに移動も安心になるわね」

 

其処には空中戦艦があった

 

「だな。

其れに新し装備間に合って良かったぜ。

いい仕事をする鍛冶師だったよ。

お陰でレベルの低さも少しはカバーできそうだ

所でリーシアは何処だ?」

 

尚文はリーシアを探す。

 

「あいつの装備も作ったってのに…」

 

「そう言えばキズナも居ないわね」

 

「ペン―」

 

「キズナは捕虜の様子を見に行っているようです。

色々と気にかけていましたから…」

 

「紫彩と黄歯菜が付き添って居るから直ぐに来るでしょう」

 

私がそう言うと私の後ろにベルカの魔法陣が現れて

 

「噂をすれば…」

 

ベルカの魔法陣からリーシアと絆が息を切らして紫彩と黄歯菜がケアをして居た。

流石に何かあったのか私達は質問する。

そして帰って来た言葉が

 

「捕虜の一人が砂時計の間で捕まった?」

 

「気づいた時は焦ったよ。

開戦のごたごたもあって見張りも少なかったし…」

 

「でも私の転移魔法のお陰で先回る出来たでしょ」

 

「其れは助かりました。

紫彩先輩」

 

「何故砂時計に…」

 

「まだキョウの甘言を信じている奴が居るのか?」

 

「自暴自棄になっていたんだと思います……

傷のせいで上手く聞き取れませんでしたがうわごとのように誰かの名前を呼んでいました」

 

「クズ2号の亡霊でも見えたのか?」

 

「確かに魂人(スピリット)なら死んだ人が見えているかもしれないわね」

 

私が冗談に言うと

 

「その…居なくなった捕虜とは…魂人(スピリット)ではありませんか?」

 

グラスが反応した。

 

「いや…確かにそうです」

 

リーシアが答えると

 

「ずっと引っかかってはいたのです」

 

「なんだ?

ハッキリ言え」

 

「…キョウはもしかしたら――」

 

グラスは言い切りそうになるが

 

「――いえ。

これはすべて私の推測です。

皆揃って居るなら直ぐにでも向かいましょう。

行けば分かる事です。

キョウの屋敷へ」

 

グラスの提案で直ぐに空中戦艦に乗って出発する事になった

 

「うわぁ~いっ

お空だぁ~」

 

フィーロ、ラフタリア、キール、リファナ、ソキャートは下の景色を見て

 

「うちの兵の野営地ね。

前衛はまだ先かしら」

 

テリスは解説する

 

絆、ラルク、エスノバルト、紫彩、黄歯菜は空中戦艦に備え付けの球体機型の地図を見つめて

 

「ルワーレにあると言う霧の森までは砂時計の龍脈に乗っても三日という所でしょうか

ルワーレは飛行師団も待って居ます。

途中戦闘は免れません。

この艦に武装は有りますが」

 

「私も戦闘参加するけど」

 

「紫彩先輩、レベル低いですから私達がやります」

 

「ああ俺達に任せておけ」

 

ヨモギは一人で黄昏ている。

そして私、尚文、グラスは人目が付かない場所で

 

「ナオフミ、コオスイ少し良いですか?」

 

「さっきの話か?」

 

「ええ」

 

グラスは後ろを見て他人が居ないか確認して私達の方を見たが私は人差し指に魔力を固めて魔力弾を生成してある場所に目掛けて魔力弾を放った。

放たれた魔力弾は空中戦艦の壁に当たって

 

「あった!?」

 

小さい悲鳴が聞こえた

 

「!」

 

グラスは急いで悲鳴が聞こえた場所に向かった。

そしてグラスに右手首を握られて左手でおでこ押されているリーシアが現れた

 

「リーシア⁉」

 

「若干気配感じていたけどまさかリーシアとはね」

 

「すみません。

話し声が聞こえたので」

 

「兎に角リーシアも聞いて下さい」

 

リーシアも会話に入った。

 

「では話を戻します。

皆の前で話すべきか悩んだのですが、やはり誰かには話しておくべきかと思いまして」

 

「それって⋯」

 

「ヨモギに聞かれたくない話か」

 

「…まぁそうですね」

 

「歯切れが悪いな」

 

「兎に角話って何かしら?」

 

「ナオフミ、コオスイ、リーシアは魂と言う概念は分かりますね?」

 

「魂の概念…?」

 

リーシアは分かって居ないが

 

「ええ、科学的に言えば人間の人格を決める部分で…」

 

「人間の身体に宿っている精気…

死ぬと幽霊とか呼ばれるようになるアレだろ?」

 

「ええ

氷水が先ほど言ったように私達魂人は死者の魂をより身近に感じる事が出来ます。

其れこそ視えるのです

魂人の中には肉体の死を分かれと思わない者も居るくらいです

普通の魂人なら蘇生できると言われても安易にのらない筈です。

ですがキズナ達の話を聞いた時…彼女がそれにすがる物が有ったのではと思いました。

蘇生に必要な魂と其の器が

 

「「器ー…」」

 

尚文とリーシアが言い切る前に

 

「ストップ!」

 

私が両手で口を塞ぐ

私はグラスの方を見ると首を縦に振って私は両手を退かす。

 

「器って死体か?

其れとも別の人間もしくは…」

 

「其処までは分かりません」

 

「でも人間の定義は健全なる魂は 健全なる精神と 健全なる肉体に宿る、だったかしら?」

 

「ええ、ですので普通死体に魂を戻しても蘇生とは呼べません。

其れはもはやアンデッドです。

けれど彼女達を騙せるほど巧妙な物をそれだけの為に作ったとは思えません」

 

「そうだな。

あいつに利が有る事でないと…」

 

「キョウは自分最優先で行るタイプ」

 

「にしても死者…と言うより人体蘇生か?」

 

「クローン研究?」

 

「そうとも言うな。

マッドサイエンティストが好みそうな研究材料じゃないか…」

 

尚文は考えていると何か思いついたのか

 

「――いや待てよ」

 

「そのまさかね」

 

「ナオフミ、コオスイも気づきましたか?

キョウの研究目的は他人の蘇生ではありません。

おそらく最終目的は自身の魂の再定着と其れに最適な器。

たとえ肉体が滅んでも器を移し替えて生きながらえる不死です」

 

「クズ2号はその実験か…!」

 

「それに多分最適な肉体には霊亀から奪ったエネルギーが入って居る」

 

「となるとあの武器はそうゆう意味が。

なるほど確かにヨモギの前では話せないな」

 

「ええ…」

 

「キョウに話を付けに行くと言っているようですが、キョウは聞く耳を持つとは思えません。

私はキョウを討ちます。

その時に邪魔されては困るのです」

 

「其れは違うよ。

私達が討つが正しよ」

 

「ああ、当然だ。

あいつのしてきたことを思うと、死んで悲しむ女が一人でも居る事が胸糞悪いな」

 

私の脳内にキョウの死に悲しみ泣きじゃくるヨモギの姿が思いつく。

私は空中戦艦の屋根を見て

 

「そうね」

 

そう言った




最後までお読みいただき有り難う御座います。
感想、評価、誤字脱字を待って居ます。
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

銀魂流カチコミ

第百八話が完成しました。
特殊タグの乱れは有りますが愛嬌でご了承ください。
其れではどうぞ(^O^)/


私達を乗せる空中戦艦は只今ルワーレの飛行師団にぶつかって居た。

ルワーレの飛行師団は空が飛べる魔物に騎乗した人たちの事で無数の空が飛べる魔物に囲まれているが。

 

「歓迎が凄いな」

 

「そうね。

堂々パレードして居るんですもの」

 

「でもノープログレム」

 

「ええ、問題ありません。

この程度ならコバエ同然」

 

ラルク、テリス、シーフ―、グラスの四人がかりで殲滅して居る。

 

「流石だな」

 

「そうね。

そして終わるわ」

 

私がそう言うと

 

「確かに兵が引いてゆく」

 

「ええですが、引けたからではない様です」

 

「不用意に立ち入れば霧に惑わされるからな」

 

ヨモギが歩きながら

 

「此処が霧の森だ。

屋敷は近い」

 

私達の元に来た

ヨモギは例の鈴を取り出して

 

「このまま進んでくれ」

 

空中戦艦はヨモギの言う通り進む

 

「…こう霧が濃いと……」

 

進むにつれて霧の濃度が上がって行き

 

「本当に進んで居るのか分からなくなるわね」

 

一向に変化が無く

 

「まだ直進…」

 

「直進だ」

 

ヨモギは焦り出し始めて

 

「見えて来る筈だ。

すぐにキョウの屋敷が…‼」

 

直進して霧を抜けると

 

「ここは…

森の外?」

 

空中戦艦は霧の森の外に出てしまった

ヨモギは両手で窓を叩いて

 

「そんな…」

 

「見捨てられたな」

 

「そうね。

やっぱりキョウは貴方が持って居るアイテムを野放しにする筈も無いわね」

 

「まぁ想定内だが…」

 

「何が手が有るのか?尚文」

 

「どうせ手荒な手でしょ?」

 

「そうだなあ…

霧の森にバイオプラントを放り込む」

 

「い”⁉」

 

「キョウが此処に居るのが確定なら森ごと潰せば早いだろ」

 

「其れにキョウの作品もすべて破壊できそうし」

 

「さらに言えばのこのこ姿を現すかもしれんぞ」

 

「大陸ごと潰されちゃうよ‼」

 

「いや村一つ飲み込むだけだから大丈夫だよ」

 

「だな。

よしやるぞ」

 

「だからストップ‼」

 

「ナオフミ様、コオスイ様

冗談はそのあたりで」

 

「其れに相手はマッドサイエンティストよ。直ぐに対応さるのがオチよ」

 

「ですのでもう一度霧の中へ行きませんか?

今度は船を降りて…」

 

ラフタリアの提案で私達は空中戦艦から降りてラフタリアを先頭に霧の森を歩く

途中で

 

「ラフ―」

 

ラフちゃんが何かに反応して

 

「ラフちゃんにも分かる?」

 

「ラフラフ―!」

 

「ラフタリアちゃん何が分かるの?」

 

「俺達にも分かる説明してくれよ」

 

「リファナちゃん、キール君

分かったよ

だけどもっと先の方で話すから

では皆さん私達から離れないようにしてください」

 

ラフタリアは再度歩き始める

ある程度歩くと

 

「次は其処の木の向こうを左に曲がって折り返しします」

 

「ちょっと待て!

其れでは戻ってしまうぞ!」

 

「はい

この霧は幻影の魔法によく似ています」

 

「そうか

ラフタリアちゃんは其れを逆手にとって屋敷まで行こうとしているのね」

 

「マジか」

 

「ええ、だからこれで良いんです」

 

ラフタリアの言う通りに霧から屋敷が現れた。

 

「流石ラフタリアだ」

 

そう感心している間に霧でよく見えないが屋敷から獣の視線を感じて其々の武器を取り出し

 

「ヨモギさん、私の後ろに…」

 

「何かいるか?

フィーロ」

 

「いるよ…

いっぱい…!」

 

そして霧から出て来たのは

 

「おでましか…!

例の…獣化された人間…‼」

 

若干女性の面影を残しているが殆ど白虎、玄武、朱雀にされた者達が現れた。

直ぐに絆は狩猟具を刀に変えて獣化した者達を切り刻み

 

「どうだ!?」

 

と振り返るが

 

「だめだ」

 

尚文が調べて

 

「死んだ。

もう手遅れだ」

 

そう告げた

更に

 

「多分こいつら全員…」

 

屋敷から更に出て来る

 

「皆変身して」

 

私は〔天羽々斬〕を取り出した

 

「「「はい」」」

 

「えぇ」

 

 

「快盗チェンジ」

 

「チェンジ全開!」

 

 

『エックスナイズ!』

 

4

 

STANDBY

 

『Kamen Rider...Kamen Rider...Kamen Rider...』

 

『ババン!ババン!ババン!ババン!』

 

『快盗Xチェンジ!』

 

「「変身」」

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

「Rei shen shou jing rei zizzl」

 

 

HENSHIN

 

『ルパンエーックス!!』

 

『《font:94》ババババーン!』

 

G athering Ro und!マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!《/font》』

 

「孤高に煌めく快盗!ルパンエックス!」

 

「秘密パワー!ゼンカイザー!」

 

「キャストオフ」

 

CAST OFF!CHANGE SCORPION!!

 

変身が完了して獣化した者達を狩るが

 

「…あ……あ…と………ありがとう」

 

聞こえる

 

「ちっ、やりづれぇな」

 

「キズナ…っ」

 

「…聖武器が認識してくれない

なのに最後には少しだけ人に戻って…

オレ達は全て救えるほど強くない」

 

「そうね。

私達が今できるのは彼女を殺して魂の開放しか彼女を救うしか無いわ…」

 

と言いながら〔天羽々斬〕で一気に斬り捨てる

 

「キリが有りません」

 

エスノバルトは船の眷属器を戦闘機に変えた

 

「皆さんは先へ!

此処は私が引き受けます。

恐らく先進的なダメージも相手の思う所でしょうから」

 

「そうね。

その判断が正しいわね」

 

「エスノバルト!

でも…っ」

 

絆は心配するが

 

「クリス⁉」

 

クリスが自ら絆から離れてエスノバルトに着いた

 

「ありがとう

心強いですよ」

 

その間にも獣化した者達は襲って来るが戦闘機に付けられているガトリング砲から攻撃が放たれて

 

「言って下さいっ

早くっ

キョウの所へ‼」

 

私達はキョウの屋敷に向かう

 

「黄歯菜、エンチャント」

 

「エンチャント?」

 

「相手はマッドサイエンティストだ屋敷にも何か仕込んでいる筈

だから爆発解除したい。

ただ生半可な火力ではダメだから」

 

「分かりました。

でも何を使えば…」

 

「最初に〔ギアトリンガー〕と〔ゴーバスターズギア〕でレッドバスターのウイークポイントで加速して

〔ギアダリンガー〕でテリスは〔キラメイジャーギア〕のキラメイシルバーとラフタリアは〔シンケンジャーギア〕でシンケンレッド志葉薫Verで〔ギアトリンガー〕ラルクには〔キュウ―レンジャギア〕のヘビツカイメタル、ソキャートは〔ガオレンジャーギア〕で〔破邪百獣剣〕、リファナには〔キョウリュウジャー ギア〕で〔ケントロスパイカー〕を出して

シーフ―は〔サイレンストライカー〕を持って居るかしら」

 

「YES、もちろん」

 

シーフ―は〔サイレンストライカー〕を私に差し出して私は〔サイレンストライカー〕を受け取って

 

「黄歯菜は〔ゼンリョクゼンカイキャノン〕を、で呼ばれて居ない人たちは黄歯菜に回って」

 

私はそう言うと

 

「分かった」

 

尚文達は動いて黄歯菜の後ろに絆、グラス、リーシア、尚文、フィーロの順に並んで

 

「黄歯菜!」

 

「はい」

 

黄歯菜の手には〔ギアトリンガー〕と〔ゴーバスターズギア〕が握られて居て

 

36バーン!

 

ババン!ババン!ババン!ババン!

 

『《font:94》ババババーン!ゴーバスターズ!』

 

レッドバスターの幻影が現れて其のまま黄歯菜に吸い込まえた

すると黄歯菜は〔シンケンジャーギア〕〔ギアトリンガー×3〕〔キュウ―レンジャギア〕〔ガオレンジャーギア〕〔キョウリュウジャー ギア〕を上に投げて〔ギアダリンガー〕に〔キラメイジャーギア〕をセットして舵輪を回す

 

『センタイジャー!!ヨーソロー!!セーンタイにレボリューション!!』

 

〔ギアダリンガー〕の引き金を引くと〔シャイニーブレイカー〕を持ったキラメイシルバーの幻影が現れて

黄歯菜は直ぐにレッドバスターのウイークポイントの加速を使って〔ギアダリンガー〕にセットしてある〔キラメイジャーギア〕を抜いて〔シンケンジャーギア〕をセットする。

そして又舵輪を回す

 

『センタイジャー!!ヨーソロー!!セーンタイにレボリューション!!』

 

引き金を引くと〔烈火大斬刀〕を持って居るシンケンレッド志葉薫Verの幻影が現れる。

落ちて来る〔ギアトリンガー×3〕をレッドバスターのウイークポイントの加速を使って同じ高さで受け止めて〔キュウ―レンジャギア〕〔ガオレンジャーギア〕〔キョウリュウジャー ギア〕を同時に〔ギアトリンガー×3〕にセットする。

 

41バーン!

 

25バーン!

 

37バーン!

 

レッドバスターのウイークポイントの加速を使って同時に〔ギアトリンガー×3〕のハンドルを回して

 

『『『ババン!ババン!ババン!ババン!』』』

 

同時に引き金を引く

 

『『『『《font:94》ババババーン!』』』』

 

キュウ―レンジャ!

 

ガオレンジャー!

 

キョウリュウジャー!

 

〔ギアトリンガー×3〕からヘビツカイメタル、〔ルパンマグナム〕を持ったルパンレッド、其々の武器を持ったガオレンジャーとキョウリュウジャーが現れて其々テリス、ラフタリア、ラルク、キール、ソキャート、リファナ入って行き其々手には〔シャイニーブレイカー〔烈火大斬刀〕〔ルパンマグナム〕〔キューザウェポン、キューシックル〕〔ダークキュータマ〕〔破邪百獣剣〕〔ケントロスパイカー〕手に持って居た

私も〔VSチェンジャー〕を持って〔サイレンストライカー〕をセットする

 

『〔サイレンストライカー〕』

 

そして〔VSチェンジャー〕の向きを変えると

 

『グレイト・パトライズ!!』

 

そして引き金を引く

 

『超・警察チェンジ!!』

 

〔サイレンストライカー〕が発射されてその後三つに分かれて

シーフ―に装着されて

 

『Pat-Ranger!!』

 

「スーパールパンエックスッ!!!」

 

其々いつでも必殺技が討てる状態になって

 

「皆必殺技を」

 

の合図を皮切りに

 

『燃やせ!スーパー戦隊パワー!』

 

『ビーム一丁!』

 

 

『喜んで!』

 

『ゼンカイ! ゼンカイ!』

 

 《font:94》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャラクシー

 

「成敗!」

 

「邪気退散」

 

蒼ノ一閃

 

久遠

 

『ダイ・ダイ・ダイゼンカイ!』

 

 

 

 

 

 

『ババババーン!ドドドドーン!』

 

其々の必殺技がキョウの屋敷に命中して大爆発した。

 

『見事なり!!』

 

「なあ、氷水此れは少しやり過ぎじゃないか?」

 

「あぁ確かにそうね」

 

「キョウは生きているかな?」

 

「多分生きているでしょ」

 

爆発で起こった黒煙が晴れると屋敷の奥にある半壊した扉の向こうの部屋で椅子から転げ落ちているキョウが若干見える。

私は直ぐにキョウの所に行く




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ディメンションウェーブ

第百九話が完成しました
其れではどうぞ(^O^)/


私達は爆破したキョウの屋敷の研究所の元出入り口の元に行き

 

「キョウ!

生きているか?」

 

一応ヨモギがキョウの生存確認する。

するとグラスが何か気が付いた。

私達も其れを見ると部屋一体に

 

「これは…っ」

 

「全部同じ人間…っ」

 

バイオカプセルにクズ2号(尚文命名)が無数存在していた。

出入り口近いバイオカプセルは割れている

 

「此れがキョウの研究…」

 

「魂の器…!!!」

 

人造人間(ホムンクルス)…っ」

 

尚文がそう言いきったタイミングで部屋一体に有ったバイオカプセルが一斉に割れて中に居た人造人間(ホムンクルス)がゾンビの様に動き出して私達の元に殺到した。

 

「どうして気が付かなかった…?

どうして分からなかった…⁉

知りたくなかった…‼」

 

私達の元に辿り着く前にクズ2号の人造人間の一体に札が張られて其れに続いて全てのクズ2号の人造人間に張られて一斉に発火した

 

「リーシア‼」

 

「ふぇぇ…っ

すっすみませんっ

私…っ

頂いた札いっぱい使っちゃって…」

 

「いや助かったよ」

 

「そうね。

今のは最適な動きよ」

 

「其れにこれ以上消耗させられるのは御免だ」

 

私達が見つめる先には

 

「はぁ?

勝手に人の家に爆撃してから入って来たくせに何言ってくれちゃってんの?」

 

キョウが転げ落ちた際椅子も一緒に倒れたのか、椅子を立ち直して座り

 

「ったく使えねぇな…

そいつも、そいつの女も…」

 

キョウの発言に流石にヨモギはぶっちぎれて近くにあった多分試作品の例の剣を持って

 

「キョォオウッ」

 

キョウに突撃した

 

「――っバッカあいつ…っ」

 

突然キョウとヨモギの間に人が割り込んでヨモギの試作品の例の剣を鏡で受け止めた

 

「「!」」

 

尚文と私は別々の意味で驚いた。

尚文は鏡で剣を受け止めている事に驚いて

私は、気配を感じなかったことに驚いた

 

「あの鏡…っ」

 

テリスは何が知って居たようでその間にも鏡を持って居る人は

 

「月…詠…‼」

 

そう言うと鏡は光出してヨモギを弾き返した。

私は地面に落ちる前に受け止める

 

「ヨモギさん!」

 

「チっお前は本当によく突っ込むな‼」

 

「しょうがないわ。

其れにアレには流石に怒れるわ

ねぇ、ラルク」

 

「ああそうだな」

 

「何か知って居るのか」

 

「…眷属器だ。

キョウお前…っ

鏡の勇者に何をした…‼」

 

「眷属器の勇者⁉

あれが…⁉

…あれはどう見ても…」

 

「死体よ」

 

「なぁ!?」

 

私の言葉に驚いて

 

「――何てこと…っ」

 

グラスも驚いて居た

 

「持ち主が死ねば眷属器はその身を離れる…だから…」

 

「考えただろ?

残してあんだよ!

魂をほ~んの一部だけな……!」

 

「それによって眷属器は使い手がまだ生きていると誤認する」

 

「ああ、その通りだ。

あれにも期待して居たんだけどなぁ。

呆気なく刀をを奪われるとはねぇ。

まぁ新しい眷属器の所有者が二人も居るし代わりにお前らを手に入れればいいんだけどよぉ…!」

 

尚文がラフタリア達の前に出て盾を構えた

 

「やれるもんならやってみろ…っ

下種野郎…っ」

 

「あ?

怒った?

おーこわっ」

 

「なぜだ?

キョウ、なぜこんな事をする?…」

 

ヨモギが駄目もとでキョウを説得を始める。

 

「お前の研究はこんな事の為にあるのではないだろう?

世の為人の為に……

皆がお前の発明を喜んでいたのに…‼

だからついて来たのに…

もうお終いだ…っ

お前の罪は償いきれるものじゃない…っ

せめて私が引導を渡してやろう。

安心しろ、私も直ぐに一緒に――」

 

ヨモギは自決する覚悟を持っていたが

 

「はぁ?キモッ

お前は何だ?

俺の母親にでもなった気でいるのか?

はぁぁー⁉

やめろや、虫唾が走るっっ」

 

如何やらキョウにはその思いが伝わって居なく

 

「お前が俺の側に居たのも自分の為だろうがよ。

称賛される俺の側にいて優越感を味わっていたんじゃないのか?

世の為人の為とうそぶく奴はみんなそうだっ

俺はその点超正直に生きてるぜ?

使える奴と使えねぇ奴

ハッキリしとかないとなぁ。

損得がない奴なんて逆に信じらんねぇだろ?

…お前も前はもうちょっとかわいげあったのに柔軟されて敵を招き入れやがって…

あ~あぁ裏切られたなあぁ。

他に男でもできたんだろぉあ⁉

中古女が視界に入ってくんじゃねぇよ。

ボケがっ」

 

キョウにはそんな感じでヨモギを認識して居る。

確かにヨモギはキョウが作った武器を勝手に持ち出して(私達)に捕まって其のまま(私達)を此処に連れて来たから裏切られた認識されても文句が言えない

 

「幼い頃から俺は知識に溢れていた。

そして俺の技術に感嘆した連中が群がって来たのさ。

研究はことごとくウマくいった。

群がるハエを選別すれば国の中区にすら手が伸びるようになった。

今や俺の策略で世の中までもが動く

俺は此処が気に入った、手放したくない。

この世界の唯一の欠点は一度死んだら()()()()()()()な事…‼」

 

キョウが言った()()()()()()()の言葉に私は静かに反応した。

 

「な…何を言ってんだ…⁉」

 

ラルクは何を言っているのかさっぱりわからない様だ

キョウはお構いなしで話を続ける

 

「そんなものは現実(クソゲー)だけで十分だ」

 

私は尚文の側に移動して

 

「尚文、まさか」

 

「ああ、俺もそう感じる」

 

小声で話し込んで居ると、

 

「キョウが…おかしくなってしまった…

皆がお前の才能に群がってもてはやして…

だからお前は…」

 

「あ”?

俺は俺だ

産まれてこのかた他人がどーのは関係ない」

 

キョウは鏡の勇者(動く死体)の髪の毛を引っ張て

 

「お前もう消えろ」

 

鏡の勇者(動く死体)が持って居る鏡が光線が発射された。

尚文はヨモギの前に出て盾を魔竜の盾に変えて光線を防いだ。

 

「…何処の世界も同じだな。

言葉は通じても話が通じない奴らがいる」

 

「其れも自分が物語の主人公だと思うタイプの」

 

「あぁ、こいつも大概が…

俺達はお前みたいな事を言う奴よく知って居る」

 

「そうね。

其れに…」

 

私は〔天羽々斬のアームドギア()〕をキョウに向けて

 

「異界の本の眷属器勇者キョウ=エスニナ。

私達の世界の守護獣、霊亀のエネルギーを奪った大罪その命で繋がらせてもらう」

 

全員戦闘態勢に入って

 

「だから、お前はもう喋んな」

 

尚文の言葉で私達は動いた。

 

「うぜぇえええっ」

 

キョウは鏡の勇者(動く死体)を出したが、ラフタリアが簡単に首を跳ねた。

鏡の勇者(動く死体)は手に持って居た鏡の眷属器を手放す

 

「仇は取ります」

 

カッコよく決めているが

 

「ラフタリアその死体はまだ動く!」

 

そう言って

 

「え?」

 

ラフタリアは何のことが分かっておらず

その間に首を跳ねられた鏡の勇者(動く死体)は動いて鏡の眷属器を再度キャッチャした。

 

「動いて…」

 

「ソキャート!」

 

「うん」

 

私とソキャートはアイコンタクトで合図をおくり私はアームドギア()、ソキャートは〔サソードヤイバー〕を使い鏡の勇者(動く死体)とすれ違う様にの胴体に大きな×印を入れる。

×印を入れられた鏡の勇者(動く死体)は胴体を四等分に切り落とされて地面に落ちた。

私は目線だけ後ろに向けるとまだ鏡の眷属器を持って居る左手首だけ動いて私の方に向いて居て

 

「避けろ、氷水」

 

尚文はそう言って私は軽くジャンプして光線を避けながら同時に鏡の勇者(動く死体)の左手を切り捨てて其のままキョウの首を狙ったが

 

「危なっ」

 

キョウは間一髪で避ける

私は更にアームドギア()を上に持っていき振り下ろす

 

「なんの!」

 

キョウは眷属器で防いだ。

 

「貴方、どうせ鏡の勇者(動く死体)を操る為にリモートコントロール出来るようにして居るでしょ

 

「ああその通りだ。

だから首を跳ねても動くぞ

そう言うが俺に構ていても良いのか」

 

その間にも切り落とされた鏡の勇者(動く死体)は鏡の眷属器を右手を掴んでは私にむいていたが

 

「心配無用」

 

私がそう言うと近くに居たソキャートは〔サソードヤイバー〕を振ると鏡の眷属器を持って居た右手の右腕が輪切りに切り落とされて鏡の眷属器は下に向いて光線が発射されて不発に終わる

 

「チ、分かって居たか」

 

キョウは私を弾いた。

私は空中で姿勢を整えてみんなの元に戻った。

 

「あ~あ此処まで壊されたか」

 

キョウは近くにあった動かないクズ2号のクローンを見て

 

「まあいい」

 

キョウは細切れになった鏡の勇者の死体に手を翳す

 

「グラス…!」

 

「視えます…

眷属器を縛り付ける、捕らわれた魂…!」

 

「器されあれば何度でも…!」

 

キョウはクズ2号のクローンに鏡の勇者の魂を入れる瞬間

 

「リーシア‼」

 

「はいっ」

 

札を投げてキョウ横で弾けた

 

「あ”あ”~?

しょっぼ魔法札なんかでこの俺様が…」

 

弾けた魔法札が

 

「使役札ですよ…!

魂喰らい(ソウルイーター)を封じた…!」

 

ソウルイーターに変わりキョウが持って居た鏡の勇者の魂が食われた。

そして役目を終えたソウルイーターは消えると同時に鏡の眷属器は床に落ちた

 

「これでもうその鏡の主は居ません」

 

グラスがそう言うと

 

「だから?」

 

キョウの後ろから何処からともなく人型の霊亀の使い魔が現れて

 

「なんだっつーんだよ‼」

 

「霊亀の使い魔‼」

 

ラルクは驚いて居たが人型の霊亀の使い魔は一瞬で細切れにされた。

 

「天才様はつくづくバカだな

対人でなければ絆は最強だぞ?」

 

絆の手で

絆はキョウに近づく

 

「キズナ…!」

 

「大丈夫だよ、グラス

オレと黄歯菜は五聖だ。

五聖が死ねば波が激しさを増す。

世界が滅びに近づくのはお前だって困るだろ?

…本当はオレ達は協力して波に立ち向かわなきゃならないのに…残念だ」

 

絆がしんみりしている中

 

「うぜぇ

敵世界の五聖と慣れ合って自分んトコの眷属器の勇者を殺そうとするやつが語るんじゃねぇよ」

 

本の眷属器から無数の紙が出て来て

 

「其れで世界救えんのかよぉおお」

 

台風の様に回り出した

 

「…うぜぇうぜぇうぜぇうぜぇうぜぇうぜぇうぜぇうぜぇうぜぇうぜぇうっぜぇっ~」

 

紙は尚文の魔竜の盾と私の〔天羽々斬〕に纏わり付く

 

「‼なに…⁉」

 

「嘘でしょ!」

 

私は急いで紙を剥がそうと手を動かすが紙は意思が有るかの様に剥がれない

 

「待てキョウ!!

何をするつもりだ…!」

 

「てめぇの正しさで説教すんなよなぁっ

てめぇらうぜぇから

俺様がサクッと世界救ってやるよ。

敵の世界の五聖を殺してなぁっ」

 

私はヤバいと感じて体を〔天羽々斬〕に纏わり付いた紙のせいで上手く動けなく

その間にも

 

「異なる世界」

 

キョウは演唱を始めた。

 

「異なる聖

異なる防壁を打ち砕き…」

 

グラスはいち早く動いたが

其れよりも早く

 

「かの現象を引き起こせ

ディメンションウェーブ」

 

キョウが演唱を終えた。

すると絆、グラス、ラルク、テリス、黄歯菜、シーフ―の足元が突然光出した

 

「うそだろっ――」

 

絆、グラス、ラルク、テリス、黄歯菜、シーフ―が私達の目の前から

 

「…消えた…」

 

消えて残ったのは私、ソキャート、キール、リファナ、紫彩、尚文、ラフタリア、フィーロ、リーシア、ヨモギ、キョウ

 

「まさか…」

 

私は急いで〔ショドウホン〕を取り出して錬に電話を掛ける。

直ぐに出て来てくれたのでスピーカーモードにして

 

「錬!」

 

『氷水、悪いが手短に頼む。

今大変なことになって居る』

 

「まさかと思うけどそっちでも波が起きているの?!」

 

『そうだ。

急に波が起きて……まさか!?』

 

錬の言葉を聞いて全員キョウの方を見る。

キョウは悪党感が有る笑みを浮かべていた

 

「ええ、其のまさかね」

 

「起こしたのか…⁉

波を――」




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

代償の強化

第百十話が完成しました
其れではどうぞ(^O^)/


「刀の眷属器はダンマリか?

敵世界の主人を選ぶようなマヌケだからなぁ。

世界の危険はどーでもいいか?」

 

「ラフタリア、相手の言葉に気にしなくてある程度聞き流しで十分よ」

 

「うん、私もそう思うから」

 

「其れにあいつ、世界救うと言いながら波を起こした奴だし」

 

「あぁ、で

目的は分断化?

俺の召還を妨害して?

その為にだけに波を?

お前何したか分かってんのか?」

 

尚文が言った後に私達に力が漲って来る

 

「波が起これば俺達は二つの世界の力が使えるんだぞ?」

 

尚文の盾が霊亀の心の盾に変わった。

確かに二つ分の力が来るのは分かって居たが相手は二つの世界を引っかけまわす事が出来る頭脳

自力で波を引き起こすのは天才だが分断の為に波を起こすのは少々安易すぎる。

と考えていると

 

「知ってるよ。

飛ばした奴らは後で始末してやるさ」

 

私は何か仕掛けてくると判断して居合切りの構えをする。

すると床が光出す。

光は魔法陣であって

 

「先ずはお前の霊亀の力を戴いてからなァ!!」

 

キョウがそう言うと尚文の盾に変化が起きた盾から霊亀の力が漏れ出した

私は急いで居合切りを床に書かれている魔法時に切り付けるが

 

「無駄だ。

そんな程度で俺が書いた魔法陣が停止するか」

 

キョウの言う通りに魔法陣はまだ光を放っており

尚文がぐらつき出して

 

「ナオフミ様!」

 

ラフタリアが心配する

その間にも霊亀の力は天井にある装置に吸われて

 

「ぐっうぅぅ」

 

霊亀の力を抜き取られた尚文は片膝をつく

更に霊亀の心の盾からただの盾に変わった。

 

「いいねぇ、いいぬぇ!

力が満ちてくねぇ…!

もはやオレにはできないことなど無いてかあぁあ⁉」

 

絆にバラバラにされた霊亀の使い魔が逆再生の様に巻き戻り元に戻った

私達は急いで尚文を守る様に配置した。

私は霊亀の使い魔を一刀両断して通り過ぎるが切り落とした霊亀の使い魔は再生している。

私は気にせずにリーシアの隣に立つ

 

「フィーロ今すっごい元気なんだよ」

 

「ええそうですね」

 

「だ――か――ら――さぁあ。

無駄だっつってんの‼」

 

キョウの手元に目覚えのあるエネルギーが溜まって居た。

 

私は急いで

 

「リーシア、あの時の感覚は覚えているかしら?」

 

「あの時の感覚?」

 

リーシアは私が言っている意味が分かって居なかったが

キョウは手元に集めていたエネルギーを発動する。

すると私達の身体が急速的に重くなる

 

「あ、はい何とか覚えています」

 

「なら敵の策にハマった様に倒れて。

敵を騙す時は味方から」

 

「あ、はい」

 

私達は急いで地面に倒れる。

 

「な…っ」

 

「此れは…っ」

 

キョウ以外全員地面に倒れている。

キョウは全員重力の拘束をしたと思っているが

私は指を動かすと重力の影響を受けていなかった

 

「リーシア動かせる?」

 

「無理です」

 

と言いながら地面に小さくながらも元居た異世界の文字で

 

いけます(※翻、行けます)

 

私とリーシアは重力の拘束はされて居なかった。

 

「両世界のレベルが合算したから?

無敵になって?

俺も倒せるってか?

バァァカ、この重力はちょっとやそっとじゃ抜け出せねぇよ。

この力を使いこなせねぇ奴に勝ち目なんてねぇんだよぉっっ」

 

剣を持った霊亀の使い魔を使って重力で動けない尚文達にトドメを刺そうとするが

 

「リーシア!」

 

「はい!」

 

私とリーシア超重力の中を動いて私はアームドギア()をリーシアは短刀を取り出して尚文達にトドメを刺そうとする霊亀の使い魔の剣に触れた瞬間に霊亀の使い魔は一瞬で砂になった

 

「リーシア‼氷水‼」

 

「は…?

お前達…立ってる…のか?

というより何をした⁉」

 

キョウはあり得ない物を見た様な顔をして居てリーシアは

 

「分かりませんっ」

 

堂々と答えた。

 

「おちょくってんのか?

てめぇ…」

 

キョウは私達に霊亀の使い魔を仕向けたが

私とリーシアは一瞬で撃破した。

其のままキョウに向かう

 

「レベルの合算によるステータスの上昇⁉

いやだとしたら生半可な上昇率じゃないぞ…!」

 

キョウは急いで原因を探るがその間にリーシアがキョウの元に辿り着いてキョウの左肩に

 

「がぁっ」

 

突き刺す

 

「キョウ…」

 

キョウは苦し紛れに本の眷属器から無数の紙をばら撒いたが

 

「リーシア、防御比例攻撃、離れなさい」

 

「はい」

 

見分色?で防御比例攻撃と来ると予測して私はリーシアを下げると指示する。

リーシアはキョウの左肩に刺さった短刀を抜きながら離れてすり替わる様に私が前に出てアームドギア()で紙を斬り落とすが全て斬り落とすのは無理で五、六枚が残り其処から防御比例攻撃が来た。

体に激痛が流れるが我慢できる程度で私は左手でキョウの服を掴んでアームドギア()を持って居る右手でキョウの顔面を殴り飛ばす

 

「はぁ、はぁ」

 

激痛に見舞われて肩で息をする。

私は直ぐに息を整える

 

「クソ…クソ…‼」

 

キョウは悪態をつきながら自分を治療して

 

「お前いつも…っ

青い奴は分かる。

あっちの五聖勇者だから

だけどただの雑魚のくせに…っ

いつもいつも俺の前に…っ

なんなんだよぉっお前…っ」

 

リーシアは私の隣に立ち

 

「…わかりません

でも、運命と言うものが有るのでしたら、私は今あなたを阻むために此処に居るのです!」

 

キョウは何度も邪魔されて事にイラつく

 

「よく言った。

リーシア…」

 

後ろから声が聞こえて

 

「そうね。

仲間が頑張っているのだから今度は尚文の番よ」

 

「あぁ、逆境からが本番だ…」

 

尚文はただの盾からラースシールドⅣに変えて

 

「こんな…重力ぐらい…っ」

 

立ち上がり

 

「我盾の勇者が」

 

オスト妃が教えてくれたアル・リベレイション・オーラの演唱を唱え始めたと思ったが

 

魔竜憤怒の力を借りて天に命じ――」

 

アル・リベレイション・オーラの演唱では無く別の禍々しい演唱だった

 

「あの時のステータスアップの魔法か⁉」

 

キョウは勘違いして演唱の邪魔をするが

 

「邪魔をさせない」

 

私はアームドギア()をもう一本取り出してアームドギア()同士を合体させて両端に刃のある薙刀に変えて回転させて紙を斬る

 

「――力とと生と勇者の力と共に――」

 

尚文の演唱が止まった。

唱えたい演唱とかけ離れている事に気が付いたようだ。

止まって居る尚文に

 

「止まるな尚文」

 

薙刀を回しながら叫ぶ

 

「キョウに対するあなたの怒りは其の物じゃないでしょう。

其れに仲間を信じなさい」

 

私がそう言うと

 

「ごしゅじんさま‼

使って、ごしゅじんさま

こおすいお姉ちゃん言う通り、フィーロがんばる」

 

「私も…です」

 

今度はラフタリアが

 

「背負います。

一緒に…‼」

 

二人の声を聞いて

 

「力の()()たるの勇者が命ずる――」

 

尚文は覚悟を決めて演唱を再開する

 

「リーシア‼」

 

「はい」

 

リーシアはヨモギの元に行く

 

の物等に代と共に全てをえよ」

 

私は咄嗟にバックステップで尚文の下に行く

 

「アル・サクリファイス・オーラ」

 

禍々しいオーラが尚文が流れる。

なおリーシアはヨモギを抱えて安全な場所まで運ぶ

 

「恐らくいろんな情報やシステムを掌握して人を脅し欺き利用して来た。

安全な場所からお前の敗因は喧嘩を売る奴を間違えた事だ」

 

「そうね。

私達にだ

皆!」

 

私はそう言うと

 

「おう、やってくれ」

 

「ラフタリアちゅんが頑張っているのに私達も覚悟を決めないといけません」

 

「うん、準備出来ている」

 

「私は危険な橋は渡りたくないけど、怒っているのは私達も同じ」

 

「分かった

青の勇者が魔剣気の力を借りて天に命じ力とと生と勇者の力と共に力の()()たる青の勇者が命ずるの物等に代と共に全てをえよ

アル・サクリファイス・オーラ」

 

私達もアル・サクリファイス・オーラを発動する。

確かに力が湧くが体が蝕む感触が伝わる。

同時にステータス画面が勝手に作動する。

其れを見たら

 

「氷水、まさかと思うけど貴方も」

 

「そうね。

来ているんでしょ」

 

「ええ」

 

「なら行きましょう」

 

私と紫彩はシンフォギアのギアペンダントチャームに触って

 

「イグナイトモジュール抜剣」

 

を取り出してスイッチを押すとシンフォギアのギアペンダントチャームが変形して胸に突き刺さる

そして私達に黒い靄が包み込まれて先に私がイグナイトモジュールが装着されて遅れて紫彩もイグナイトモジュールが装着された

 

「ハァ、ハァ」

 

「そう言えば紫彩はぶっちゃけ本番だったね」

 

「ええ飲み込まれそうになったけどね」

 

「なら」

 

私は〔ゲーマドライバー〕

 

「そうね」

 

紫彩は手には〔アークスコーピオンプログライズキー〕持って腰には〔絶滅ドライバー〕が巻かれていた

私は〔ゲーマドライバー〕を腰に当てて巻かれて

紫彩は〔絶滅ドライバー〕を起動する。

次に私は〔ガシャットギア デュアルβ〕を取り出して

 

TADDLE FANTASY!

 

『アークスコーピオン!』

 

Let's Going King of Fantasy! デュアルガシャット!

 

「「変身!」」

 

プログライズ!アーク!』

 

デュアルアップ!

 

『Destraction!Ruin!Despair!Extincion!』

 

タドルメグルRPG!

 

『アークスコーピオン !』

 

タドルファンタジー!

 

『"The conclusion after evil climbs the top of the highest mountain of rocks."』

 

私は仮面ライダーブレイブファンタジーゲーマーレベル50、紫彩は仮面ライダー滅 アークスコーピオンの装甲が追加された。

私はアームドギア()をキョウに向ける。

 

「何度でも言う異界の本の眷属器勇者キョウ=エスニナ。

私達の世界の守護獣、霊亀のエネルギーを奪った大罪その命で繋がらせてもらう」




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみにして下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

決戦その3

第十一話が完成しました
特殊タグが少しバクり気味ですが温かい目で見て下さい。
其れではどうぞ(^O^)/


アル・サクリファイス・オーラ使ったのは良いのだが

 

「「「「「「「「ぐっうううっがぁあぁああっ」」」」」」」」

 

今でも破壊衝動などが今でも襲って来る

 

「ラフ―ラフラフ~!

ラフフ!!!」

 

ラフちゃんも頑張って私のサポートしてくれる。

 

「手に負えてねぇじゃねぇかっ

イキがるのも大概にしろ――」

 

キョウは私達に目掛けて攻撃すが私達は何もして居ないの左手が簡単に

 

「‼」

 

ぽろっと引きちぎられた

引きちぎられた左手を私達を見送ると天井にある霊亀の力を収めているカプセルがひび割れて一気に割れた。

器が無くなった霊亀の力は私と尚文の聖武器に収められた。

 

「霊亀の力が…」

 

霊亀の力がキョウの手元から無くなって

超重力が

 

「動ける…」

 

解除された。

ヨモギは

 

「キョウ…!」

 

キョウの心配する

 

「いってぇぇぇえええっっ

おまっおまえらぁっ」

 

キョウは本の眷属器から数枚の紙を取り出して其れを包帯替わりにして止血をする。

 

「殺すっ

今殺すっ

今すぐっ」

 

そう言っている間にも

 

「こっ…」

 

ラフタリア、フィーロ、キール、リファナ、ソキャートが目の前まで迫って居て

最初にラフタリアは刀の眷属器を振り下ろしたがキョウはラフタリアの刀の眷属器を本の眷属器で防ぐ。

次にフィーロが攻撃態勢に入る。

キョウは三体の霊亀の使い魔を使ってフィーロの攻撃を防ごうとするが

キールがランペイジガトリングプログライズキーのシリンダーを

 

パワー

 

回して

 

スピード ランペイジ

 

キール、リファナ、ソキャートが

 

「クロックアップ」

 

『Clock up』

 

動き出した。

 

 

一緒んで三体の霊亀の使い魔を

 

スピード

 

細切れにした

 

『CLOCKOVER』

 

そしてフィーロの攻撃を邪魔する存在がなく

フィーロは攻撃が繰り出す

キョウは急いで本の眷属器から

 

「クソッ」

 

無数の紙を取り出して其れを重ねて盾替わりにしてフィーロの攻撃を防ぐがラフタリアの刀の眷属器で簡単に

 

「クッッソォォッ」

 

簡単に切り捨てられる。

其処から尚文が前に出て

 

「ぐっっ」

 

片手でキョウの首を掴んで持ち上げた

 

「…っっつ!!!」

 

キョウは本の眷属器から無数の紙を使って尚文に攻撃するが其れは悪手で

 

「セルフカースバーニング‼」

 

尚文から炎が吹き上がっりキョウを炙り焼く

 

「キョウ…っ」

 

ヨモギがキョウの心配する中尚文はキョウを離し捨てる

 

「…そその力…っ

死ぬ気かお前等…

相打ち覚悟とか…

だ…ダセェ…」

 

「命乞いしてもいいぞ

聞く気は無いがな」

 

「…はっははっ

命乞いだって?

それはこっちのセリフだっつの…‼」

 

キョウの本の眷属器が禍々しい変化していた。

 

「本の…カース⁉…」

 

尚文が驚いている中尚文達を囲む様に無数の黒いエネルギーで出来ている羽根ペンが取り囲んで居た。

そしてそれらは動き始めて尚文に襲って来たが

 

[パチン!]

 

私が指パッチンをすると羽根ペン型のエネルギー弾が消えた。

 

「氷水、助かtt…」

 

尚文が言い切る前に突然片足を膝について

 

「ググゥウウ」

 

苦しみ出した。

 

「尚文!」

 

「ギャハハハハッ

ダッセェ‼

呪いに呑まれてやんの

身を呈した特攻ご苦労様!

盾の性だねぇっ

同情はしねぇーがな!!!

ギャハハ‼

そんでお代わりだ!」

 

キョウの言う通りに又羽根ペン型のエネルギー弾が生成された

 

「させるつもりは無いでしょう」

 

私は又

 

[パチン!]

 

指パッチンするが羽根ペン型のエネルギー弾が消えなかった

 

「バーカ!

同じ失敗するつもりはねーよ!」

 

「なら」

 

 

[パチン!]

 

指パッチンすると黒い靄が尚文を包む様に現れて羽根ペン型のエネルギー弾から守った。

 

「そ…そう言うお前こそ、カースシリーズを…」

 

「此れはオレの奥の手でも何でもねーんだよ。

多少の代償はあるけどなぁ

此れが天才とバカの差なんだよ。

だからバカは」

 

キョウは自分自身の後ろに羽根ペン型のエネルギー弾を生成して

 

「次の人生ガチャに期待して」

 

生成した羽根ペン型のエネルギー弾からエネルギーを貯めて

 

「己を呪ってさっさと消えろ‼」

 

紋章の様な魔法陣を生成を終えて

 

「黙示録‼」

 

紋章の様な魔法陣から高エネルギーのビームが放たれた

 

「紫彩!」

 

「分かって居るわ」

 

紫彩が尚文の前に出て〔絶滅ドライバー〕にセットされている〔アークスコーピオンプログライズキー〕を押すと背中から〔神獣鏡〕のミラービットと仮面ライダー滅、アークスコーピオンの伸縮刺突ユニット〈デストアナライズ〉が五つずつ出て来てミラービットと〈デストアナライズ〉が接続されるとミラービットにエネルギーが提供されてミラービットの一つがキョウの黙示録に出て

 

 

エクスティンクションインパクト

 

キョウの黙示録を鏡を角度を付けながら跳ね返してキョウに返した。

 

「発想が貧相すぎるんだよ」

 

キョウは跳ね返された黙示録を受け止めて本の眷属器から無数の紙が出て来てそれらが旋回すると砲身になって

 

「返すぞ!」

 

さっきよりも威力が上がった黙示録が帰って来た

 

「尚文」

 

「ああ」

 

紫彩は尚文の隣に行き一緒に黙示録を防ぐ

尚文達の後ろには

 

「…っ」

 

物凄い衝撃が伝わって来る

 

「一瞬で死ねないよなぁ盾はしかもザコを守って苦しみながら…だ‼

あーあ俺は盾じゃなくて良かったなぁ」

 

「お前いちいちイラつくな…いいだろう

一瞬でカタをつけてやる」

 

尚文は教皇を殺したブラッドサクリファイスを使おうとしている

流石に

 

「「!」」

 

ラフタリアとフィーロは気が付いて

 

「ダメですナオフミ様‼

其れを使うと――」

 

ラフタリアが止めろと尚文が尚文の元に行こうと瞬間オスト妃の幻影が現れて尚文を止める。

そして尚文はラースシールドⅣから霊亀の心の盾にしてビームを出してキョウの黙示録と均衡し始めた。

 

「霊亀の力を…‼

無駄遣いしやがって…

その力は俺様が使うんだよぉおおぉっ」

 

キョウは黙示録の出力を上げて来た。

尚文は一瞬ふらつくが

 

「ラフタリア!!!フィーロ‼」

 

が尚文を支えて

 

「私達だって…‼」

 

更に後方から剣の型のエネルギー弾が放たれて

 

「ガッ」

 

キョウの顔面に当たる

 

「リーシア!」

 

「まだです。

まだ…私達は負けてません」

 

「そうね。

皆行ける」

 

「オウ」

 

「うん」

 

「はい」

 

「ええ」

 

私は〔ガシャコンソード〕と〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕を取り出して、紫彩は〔アタッシュアロー〕を取り出して

リファナは濁った〔タルトのソウルジェム〕を前に両手で祈りの体制に入り、ソキャートとキールは其々の武器を構えて

私は〔ゲーマドライバー〕のレバーを操作して更に〔ガシャコンソード〕を〔ドラゴナイトハンターZガシャット〕にセットした。

 

キメワザ!

 

紫彩は〔絶滅ドライバー〕にセットされている〔アークスコーピオンプログライズキー〕を抜いて〔アタッシュアロー〕に

 

《color:#800080》『"Progrise key confirmed. Ready to utilize."

《font:111》アークスコーピオンズアビリティ!』

 

 

『《font:94》チャージライズ!

 

 

「ライダースラッシュ」

 

フルチャージ!

 

「浄化のドッペル!」

 

私の後ろに魔王の炎を纏った龍が現れて、紫彩は身体に大型の浮遊ユニットが装着されて〔アタッシュアロー〕を構えると浮遊ユニットから黒い色エネルギーがアタッシュアローのエネルギー矢の発射口に集まり、リーシアの背中から花が咲き其処から巨大な四本腕の鎧が現れて、キールとソキャートは其々の武器にエネルギーが溜まり

私達は其々の必殺技を放たれる体制になって

 

タドルドラゴナイトクリティカルフィニッシュ‼

 

『アークスコーピオンカバンストライク暴虐

 

『Rider Slash』

 

必殺技を繰り出して尚文と混ざり割った

 

「舐めるな!!!」

 

キョウは引きちぎられた左腕をある場所に向けると羽根ペン型のエネルギー弾はそっちに向かってある箱の元に行き箱の蓋を開ける。

箱から出て来たのは何かの四角い物体が十個ぐらい出て来て羽根ペン型のエネルギー弾が四角い物体に刺さる。

するとキョウの黙示録は出力が上がった。

 

「まさか!?」

 

「其のまさかだ。!

此れは霊亀の力を貯め込む器の試作品だ。

流石に霊亀の力を貯め込むの無理だったが捨てるのも勿体ないから取っといて正解だったわ‼」

 

少し押され気味になるが

 

「確かに貴方は強いけど……だとしても!!」

 

私がそう言うと鏡の眷属器が尚文の前に来て更に出力が圧倒的に上がった。

 

「なっ鏡の眷属器!?

主もいないのに…っ

たかが物の分際で…‼」

 

キョウが押され始めて

 

「ありえないっ

単純な力の競い合いで…この俺様が…‼」

 

「おめでとう

人生ガチャの時間だ

次の人生もクソであれ」

 

 

 

 

 

 

私達の攻撃がキョウを飲み込んだ




最後までお読みいただき有り難う御座います。
感想、評価、誤字脱字を待って居ます
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

呆気ない終わり

第十二話が完成しました。
今回は短めで終わらせます。
其れではどうぞ(^O^)/


私達の必殺技がキョウを飲み込んで残ったのは半分ぐらい焼け落ちた椅子と大きな穴が開いた壁だけだ。

私達は呪いと全力を出したお陰で思わず変身を解除して座り込んでしまう

 

「やっつけたー!」

 

フィーロは喜んでいるが

 

「いや、まだ油断するなよ」

 

「そうねあの外道マッドサイエンティストがやられた時の保険を掛けているかもしれない」

 

私は少しふらつきながら立ち上がる

ヨモギは本の眷属器を見ているとラフちゃんが

 

「ラフゥッラフフ!!」

 

嚙みつきだした

 

「あっコラ何を…‼」

 

ヨモギが手を伸ばそうとした瞬間、本の眷属器が一人でに浮かび出した。

 

「そこか!」

 

私は〔VSチェンジャー〕を取り出してエネルギー弾を発砲する。

本の眷属器はエネルギー弾を躱す。

 

「フィーロ‼

あの本を逃がすな‼」

 

「え?

…うん‼」

 

フィーロは人から鳥に変わって本の眷属器に向けて

 

「と――――!!!」

 

飛び蹴りを決めるが

 

[ボゴンッ]

 

「⁉」

 

床を履み抜いた

 

私達は急いでフィーロの元に行くと

 

「ごしゅじんさま!」

 

床を履み抜いた先には階段が続いていた

 

「やはりなまだ終わっちゃいない…!

あれ程他人を捨て石にしておきながら…氷水が言った通りキョウは保険を掛けていやがったんだ…‼」

 

私達は急いで駆け下りると其処には魂が具現化したキョウとバイオカプセルに入って居るボディースーツを着ているキョウの身体があった

 

「ギャハハハッ

俺に抜かりはねぇ‼

霊亀の力を内包した完成体だ!!!

お前等なぞ秒殺してやるっ

今の俺は――」

 

キョウは勝ちを確証していると思うが

 

「「フィーロ‼」」

 

「ハイクイック!」

 

フィーロは一気に加速してキョウの魂が入る前にバイオカプセルごとボディースーツを着ているキョウの身体を蹴った。

バイオカプセルは割れてボディースーツを着ているキョウの身体は床に落ちて更にフィーロが踏みつける

 

「変なのー

コレ、もう死んでるよ」

 

魂が入って居ないので元から死んでいるのと同義でありバイオカプセルでギリギリ生きている(仮死)状態の為フィーロが蹴り壊したので完全な死(壊れた)に繋がった

其れをまじかで見ていたキョウは

 

「なにしてくれてんだてめぇえっっ」

 

ブちぎれて魂の形が変質した

 

「俺の最強の身体をっ

俺の…俺のぉぉっ」

 

「ナオフミ様……!」

 

「魂が悪霊になったか?」

 

「そうね。

そう見てもいいわよ

そもそも魂だけだとちょっとした事で悪霊になりやすいわ」

 

「なら良いな

此れで魔物と一緒だ

リーシア」

 

リーシアは尚文の考えを読み取って一枚の使役札を取り出して使う。

出て来たのはソウルイーターだ

 

「馬鹿が‼

この俺がこんな魔物如き…っ」

 

キョウは最少は楽観的に感じていたのに、

 

[バクンッ]

 

食われ始めると

 

「うっうそだ。

俺は天才の筈だ…」

 

今の自分の立ち位置がヤバいと感じて

 

「そっそうだお前にもホムンクルスを造ってやるっっ」

 

私達に提案を持ちかけて来た

 

「この俺の特別製だぞ⁉

俺に出来ない事は無いんだっ

てめぇのそのクズなスペックを変えてやるよっ

すげぇだろっ俺は…っ

俺は…!!!

俺は…‼

完璧な人生を…っ

手に入れ…転生で最強に…っ」

 

「新しい体に乗り換えるのが転生?

往生際が悪いな。

転生先が自分で決められたら、誰も苦労しねぇんだよ」

 

「其れに今の身体で十分だから貴方の提案は蹴らせてもらうわ」

 

「いやだぁぁぁ

死にたくねぇえぇっっ」

 

私達が無理だと知ると否

 

「ヨモギ‼

ヨモギ‼

お前まだ俺のこと好きなんだろ⁉

忘れらんねぇんだろ⁉」

 

ヨモギに助けを求めて来た。

 

「助けてくれぇ俺の事を助けろよ!!!」

 

私は〔日輪刀〕を取り出してから直ぐに振り返ってヨモギを見ると

 

「ヨモ…」

 

ヨモギの目にはハイライトが消えていてそれを見たら安心して〔日輪刀〕を収めた。

そしてキョウの魂は完全にソウルイーターに食われると同時にボディースーツを着ているキョウの身体が光出してその光が尚文の盾に吸われて

 

ステータス画面が突然現れて

 

任務完了

霊亀の力を取り戻しました

 

と出て来た

 

「…終わったぞオスト」

 

「そうね。

でも残って居る物があるわ」

 

「そんなものはあったか?」

 

「キョウが引き起こした戦争」

 

「ああ、確かにそうだな。

皆行くぞ」

 

「そうね」

 

「はい」

 

「は、はい頑張ります」

 

「うん」

 

「フィーロ疲れた」

 

「休みて」

 

「キール君、フィーロちゃんもうひと頑張りだよ」

 

「でも休みたいのは本当ね」

 

私達は急いで戦場に向かう




最後までお読みいただき有り難う御座います。
感想、評価、誤字脱字を待って居ます
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

凱旋

第百十三話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


私達はキョウを倒したがキョウが残した置き土産の後始末に追われた。

戦争区域に入っては私が〔天羽々斬〕を使って無数の剣を生成して両陣営を綺麗に分断にしてヨモギが持って居た本の眷属器からキョウが今日までキョウが行って来た悪行の映像を発表して和平条約を結んでその後色んなことをして

 

「スミマセン、皆さん」

 

「いや忙しそうだしな」

 

「何事も後始末が大変なのは変わりないわ」

 

「えぇ、一度始まってしまったものを終わらせるのはなかなか難し用です。

それでも…はじめは敵対して居たものが主を失った眷属器たちまでもが、キョウの始めた戦争を終わらせようとしている。

私にはまるで奇跡のように思えてなりません」

 

「其れを思えるならロマンティストね」

 

「だな」

 

「えぇ」

 

私達が会話して居ると

 

「尚文、氷水!!」

 

絆達がこっちに来て其のまま袋を

 

「はいコレ!」

 

尚文に渡した

 

「ふぃ~間に合って良かったよ~」

 

「なんだコレ…!」

 

尚文は戸惑って私が袋の中を見ると

 

「道具に魔物の素材だね」

 

「ハァ!?」

 

尚文は驚いていたけど

 

「餞別だよ。

尚文達だって色々くれたでしょ」

 

絆は右手をグーサインにして後ろを指す

グラスにはこの世界でも魂癒水を作れる魂癒水の再現レシピ本

テリスには尚文作のアクセサリーの試作品の数々

 

「いやそんなの大したものじゃ…」

 

「それらは結構大したものよ」

 

「そうなのか?」

 

尚文が疑問を持って居ると

 

「あの」

 

ラフタリアの声がして振り返ると

 

「お返します

…やはり持っては帰れません」

 

刀の眷属器を差し出して

 

「この世界を守る眷属器なのでしょう?」

 

返却の意志を示す

 

「そりゃそうなんだが…」

 

ラルクは戸惑っている。

何せ勇者武器は所有者が死ぬまで離れる事が無い為だ。

悩んでいると

 

「今はその時では無いのでしょう。

其れに其方の世界になりたいのかもしれません。

キョウが霊亀を目指させてしまったことで次の四霊が次期目覚める筈なのですから」

 

「…そうですね。

また霊亀のような危機が…」

 

「その時はおそらく俺達は手伝えねぇからな…

霊亀の力が戻れば結果波はしばらく止まるだろうし…」

 

「よく言うよ

若はそれどころじゃねぇだろ

和平がんばれ」

 

「後で泣き言言っても聞かねーぞボウズ」

 

尚文とラルクは悪徳じみた笑みをしながら言った

 

「ハァ~

其れじゃあ黄歯菜も頑張って」

 

私は黄歯菜に手を差し出して

 

「はい、氷水先輩、紫彩先輩も頑張ってください」

 

黄歯菜は最初に私に握手して次に紫彩にも握手した。

尚文はステータス画面を展開した

ステータス画面には

特例処理を完遂するための帰還時間

00:01

となっていた

 

「時間だ」

 

そう言うと私達の周りで突然光出した。

転移が始まった。

 

「尚文!氷水!」

 

絆に呼ばれて絆を見る。

 

「オレ達はずっと仲間だ!

たとえもう会えなくても。

勇者として共に頑張っていこう!」

 

私は思わず口元が緩んで

 

「そうね。

取り敢えず二つの世界を巻き込んだ事件が有ったらまた共闘しましょ」

 

「其のつもりだ。

それまでさようなら。

ありがとう…!!」

 

光が眩しくなって私達の視界は白くなった。

そして光が収まると尚文の霊亀の心の盾から膨大なエネルギーが溢れだして

 

「…!」

 

「ナオフミ様…!」

 

「戻ったんだ。

霊亀の力が」

 

「そうして帰って来た」

 

其の後私達は霊亀を解体作業している人たちに見つかりミレリア女王が直々に迎えに来て馬車に乗ってメルロマルクの王都に向かう。

王都に入ると否か盛大な歓迎で向かれてくれた。

 

「すっすごい歓迎されてますね…」

 

「マジで俺達が世界救ったのか」

 

リーシアとキールは戸惑っていた

 

「民の惜しみない感謝の意で御座います

どうぞ手を振ってお応えください」

 

「…趣味じゃないな」

 

「そうね。

其れに勇者の名は安くないわ」

 

「そうですか」

 

ふと倒壊した建物が目に入った

 

「…なるほど

盾の悪魔にも感謝したくなるか」

 

「尚文、貴方は盾の勇者でしょ」

 

「俺は勇者より悪魔が気に入っているんだ」

 

「ナオフミ様」

 

ラフタリアが注意する

 

「霊亀の使い魔までは防ぎきれませんでした。

ですが我が国はまだ良い方です」

 

暫くすると

 

「…おい、ラフタリア」

 

尚文が呼び掛けて

 

「巫女服が…!」

 

ラフタリアが着て居る巫女服がノイズが走り出した

 

「わっ私もです…」

 

「俺も」

 

「私も」

 

「右に同じく」

 

リーシア、キール、リファナ、ソキャートの装備品にもノイズが走り出した

 

「フィーロのは平気だよ~?」

 

フィーロの装備品にはノイズが走って居なかった。

 

「互換性のない素材が使われているのか…」

 

尚文の装備品にもノイズが走っていた。

 

「未知の物質ですか?

興味深い…」

 

「向こうの世界じゃあ技術も随分進んで居て色々餞別を貰って来たが…使えるかな…」

 

「一応道具類などは別に使えたわ」

 

「確かに

それとラフちゃん大丈夫そうだな」

 

「実際フィーロが無事だったし」

 

「だな」

 

「本当に…よくお戻り下さいました。

お聞かせください。

波の向こうの世界で…何が有ったのかを――…」

 

私達はミレリア女王に向こうの世界で起こった事を話して次に私達が居ない間にこの世界で起きた事を謁見の間で聞くことになった。

謁見の間には

 

「「「お帰りなさいコオスイ様(指揮官)」」」

 

ルナ、ライク、ジャベリンが迎えに来てくれた。

 

「氷水」

 

錬も居た。

 

そして私達は居ない間に何が起きたかを聞くと。

 

「はぁあああ!!

――またいなくなっただと⁉

あの二バカは!!」

 

「錬!!」

 

私は問答無用で〔日輪刀〕を取り出して振り下ろして

 

「待て待て落ち着け」

 

剣の聖武器で防ぐ

 

「どうゆう事かな。

説明してくれるかな?

説明次第では死合だよ」

 

「分かって居るから先ずは武器を収めてくれ。

説明が出来ないだろ

後試合の試の部分が死に聞こえたぞ」

 

「気のせいよ」

 

私は〔日輪刀〕を収めた。

 

「…返す言葉もございません。

霊亀の内部からお救いした後しばらく昏睡状態だったのですが…

お目覚めになってから事の次第をご説明差し上げた後忽然と姿を消したんですが」

 

「俺達が逃げようとした二人を捕まえたのは良いんだが、突然波が起きて一緒に転移して其のまま魔物を倒していたが…

あの二人忽然と姿を消したんだ」

 

「つまり捕まえたのは良いんだけど波が起きて一時解放して共闘したら逃げられたと?」

 

「まぁそうなるな」

 

「はぁ~それは私達にも責任が有るから死合は無し」

 

「だか、何で理由は⁉

又修行させられるのか嫌なのか⁉

キョウにまんまと利用されたってのに‼」

 

「だからなのでしょうか…

呆気なく敗北しただけではなく敵の手にまで落ち何もかもが耐えられなくなったのではないかと…

勿論この事はこうにはしておりません…

巷では霊亀暴走の原因は二勇者であるとの噂も出ており何か問題が起きる前に連れ戻せないかと行方を追っております」

 

ミレリア女王がそう言うとリーシアがふらつき出して倒れそうになるが

 

「リーシアさん‼」

 

キール、リファナ、ソキャートが支えた。

私達は一度其々の個室に入って其々こっちの世界の服に着替えて一度尚文の部屋に行く。

途中で錬達も出会って

 

「尚文、入るよ」

 

「ついでに俺も入るぞ」

 

入ると足元で

 

「イツキさま…」

 

体育座りで暗黒オーラを生成しているリーシアが居た

 

「先程からずっとああなのです」

 

「まあ気持ちは分かるが…」

 

「取り敢えず気分展開に外に出ない?」

 

「そうだな此処に居てもいい案が浮かばないからな」

 

「其れに俺達も付いて来ていいか」

 

「そうね。

錬の意見も聞きたいし」

 

私達は気分展開に霊亀の死体がある場所まで移動する。

その間にそれぞれ意見を言って

霊亀の死体に辿り着いて

 

「そんじゃあ纏めるぞ

オストが言うには次に目覚めるのは鳳凰

そんで正直に言うと今のままで勝てる気がしない。

その理由として二つ

まず一つは俺と氷水が禁忌の力の代償のせいでステータスは通常の三割ほどまで落ちている

一応錬はババアのお陰でそこそこ強くなっているが俺達より弱い」

 

「ああ三割まで落ちているのに俺達のステータスは尚文と氷水達を超えていないからな」

 

「二つ目が霊亀の被害によって国々も疲弊して居てあまりあてに出来ない」

 

「そうね。

無理させると国が崩壊してしまう」

 

「悩み事ね」

 

「「「う~ん」」」

 

私達が悩んでいると

 

「町中で亜人の子を見かけました。

主を失った奴隷かはたまた孤児か、町が荒廃するとああいう子が増えます。

不本意ながら…帰って来たんだなと思ってしまいました」

 

「そうだな。

ラフタリアちゃんの言う通りだな」

 

「そうだねキール君」

 

「そうか…そうだよな」

 

尚文が何かを思いついたようだ

 

「え?」

 

「行くぞラフタリア。

プランが浮かんだ!」

 

私達は尚文が言われるがままにメルロマルク城まで戻った。

丁度昼だったので其のまま昼食に入る。

 

「今はこのような物しかお出しできませんがどうぞ養って下さい」

 

私達は食事する

 

「おいしぃ~っ」

 

「本来でしたら勇者様方の凱旋祝賀を大々的に催したかったのですが…」

 

「そう言うのは良い

国としても今は大変なんだろ?」

 

「其れにそう言うのは全て終わってからの方が良いでしょ」

 

「ああ、俺も賛成だ」

 

「だか勇者に褒賞を与えても良いと言うなら欲しいものがあるが良いか?」

 

「イワタニ様が?

勿論可能な範囲であれば…」

 

「領地が欲しい」

 

尚文の言葉で食事をしている全員の手が止まって尚文を見る

 

「領地…?

イワタニ様が…ですか?」

 

流石の発言で思わずミレリア女王は聞き返してしまう

 

「失礼ながらイワタニ様はこのようなそとには無頓着なおかただと思っておりました」

 

「勿論ただ土地が欲しいワケじゃない。

有事に備えた私兵の育成と資金作り、その下地となる俺が運営できる土地が欲しい。

波の向こうの世界の世界の五聖達は、領地ではないがその拠点を持って居た」

 

「なるほど…」

 

「そんなに立派な所でなくていいんだ。

波などの被害が著しい一から復興しなきゃいけない場所が良い」

 

「たとえばどんな場所?」

 

私が質問すると

 

「そうだな、たとえばラフタリアの故郷の村とか…」

 

「え…」

 

「ルロロナ村」

 

「そうそれ」

 

「セーアエット領をご所望ですが?」

 

「エクレールの土地を奪う気は無いんだ。

領主は一代かぎり…むしろエクレールままでもいい」

 

「其れにいくら商売上手の尚文が領主になって領地を上手く回せる気がしない」

 

「ああ氷水の言う通りだ。

だから、小さいがラフタリアの村を任せてもらえるなら……」

 

「あ…あのナオフミ様本気ですか?

私達の…村を再建して…下さるのですが…か?」

 

「波で壊滅した亜人特区を盾の勇者様が復興…」

 

ミレリア女王は尚文の妙案に

 

「すばらしい…!」

 

食らいついた。

 

「エクレール嬢には私から話しておきましょう。

イワタニ様であれば反対はしないでしょう

実のところあの地は最初の波の被害が出て行こう復興が思うように進んで居なったのですが、メルティを補佐に付けたのも其の為……

イワタニ様が復興するとなれば亜人の国に対してのアピールにも…」

 

ミレリア女王の言葉に

 

「ちょっとまて」

 

尚文が待ったを掛けた

 

「俺は別に慈善事業や政治をしたいワケじゃない

あくまでも有事に対して単独でも対処できる場を作りたいんだ。

もちろん衣食住を整えて経済を回せるようにするつもりだが」

 

「そんで其処から私情が出て来るんでしょ」

 

「ああ、その通りだ。

最重要は私兵の育成だ」

 

「傭兵を募る…ということですか?」

 

「其れも良いけど傭兵は出費がかさむ」

 

「ああだから安くする為に買おうと思う

集めるのは亜人の奴隷できれば子供

そして全員を奴隷契約を結ばせる。

奴隷私兵を造るのだ!!!」

 

悪党じみた顔で言い切った




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ルロロナ村、復興

第百十四話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


尚文のとんでも発言で全員尚文を見る。

フィーロ直ぐに食事を再開する。

尚文も

 

「奴隷狩りで連れ去れた村の生き残り、まずそいつらを買い集める。

ラフタリア、キール、リファナと面識があるなら扱いやすいだろうし。

何よりまた故郷で暮らせるようになるんだ良い結束力になるだろう」

 

「み…皆兵士にしちゃうんですか…?」

 

「勿論適材適所は考える。

だが上手くいけば…俺の思い通りになる従順な人材が纏めて手に入ると言う事だ‼」

 

尚文の顔が完全悪党がする顔になっていた

 

「…ラ、ラフタリアさん…っ」

 

「おい、氷水大丈夫なのか、あれ!?

完全に悪党の奴だぞ」

 

「えぇ、大丈夫よ。

現に…」

 

私はラフタリア達を見る

 

「まあ……そう言うおかたですよね。

ナオフミ様は」

 

「だな」

 

「ちょい悪な盾の勇者様」

 

「なんだ?

異論でもあるのか?」

 

「いえとんでもありません。

物は言いようと言いますか……

元住民に自立した生活力を身に付けさせるには自分の奴隷にした方が手っ取り早いというしょう?」

 

「だな俺達いろんな場所に旅して居たから料理に」

 

「掃除の仕方やD(でぃ)I(あい)Y(わい)の仕方などコオスイ様から教えてくれましたし」

 

「其れに、リーシアさんと同じです」

 

「成長補正ですか…」

 

「そのうえで子供が良いのは値段と仕込み買いが有るから…とか。

ナオフミ様なりの合理性が有るのでしょうが。

無理して悪ぶっているように見えると逆にこちらが恥ずかしくなります」

 

「だな俺達とってナオフミ様はちょい悪な盾の勇者様だからな」

 

「うん、物語に出て来る盾の勇者様とは少し違う」

 

「お前ら…言うじゃないか」

 

「誰に育ててもらったと思っているんですか?」

 

「そうだそうだ、俺達勇者様達に育てられたんだぞ」

 

「と言っても私とキール君はコオスイ様に育てられたんだけどね」

 

「すごいですね。

ラフタリアさん達…

特にラフタリアさんは何だかまるで…

長年連れ添った夫婦の様な…」

 

リーシアさんは軽い爆発宣言を言ったらラフタリアの顔が一瞬で真っ赤になった上に湯気が出た。

 

「なっな、な、何て事言うんですか⁉」

 

「ふええっ」

 

今までの様子から一気に変わって慌て始める。

 

「確かに夫婦と言っても差し違わないな」

 

キールはからかっており

 

「私、将来盾の勇者様と結婚したいて願ったのに、なんでラフタリアちゃんが叶えているのかな?」

 

リファナは頬をぷくっと膨らましている

 

「リーシア、キール、リファナ違うぞ。

ラフタリアは娘だ」

 

「ナオフミ様⁉」

 

「コホンッ」

 

ミレリア女王が咳払いして全員ミレリア女王の方を見る。

 

「その…申し上げにくいのですが…

その件についてはご報告が有ります」

 

「その様子じゃ悪いニュースのようね」

 

「はい、見つかっておりません」

 

「見つからない?」

 

「はい

セーアエット領の亜人達を即時解放するようにと触れを出したのです。

ですが結果は著しくなく…

所有して居た者は既に売却していたことが分かりました。

その先の足取りが分かっておりません。

現在その筋の者に行方を調べさせております。

責任を果たせず申し訳ありません」

 

「しょうがないわ。

亜人嫌いの国なんだし」

 

「想定して居ないワケじゃないが

別に構わない」

 

「申し訳ございません」

 

私達は食事を終えて尚文は人数を確保する為に私はある程度お金を渡して奴隷商に向かい私は

 

「えっと土、砂、はルロロナ村付近で沢山取れる。

石は岩石系の瓦礫から取れる。

灰は木材系の瓦礫と貝殻を燃やせば取れる。

竈は元からルロロナ村に有る奴で良いとして

買う必要なのは大きなふるい用の木材、丸い木材と土台になる木材、後金網

コンクリートの型は平らで物体の変形が無いように大きな金板と木枠は手づくりでいいかな?

それから木枠などを組み立てる為に鋸は私の刀で良いとして木槌と釘が必要ね」

 

と建築用のコンクリートレンガを制作に必要な物を集めていた。

 

「なぁ、コオスイ様」

 

今まで集めた者を私がリアカーを引いて後ろにはキールとライク右にはリファナとジャベリン左には紫彩とソキャートが居る。

 

「どうかしたのキール」

 

「そのこんくりーとて言う物を作らなくても女王様が資材用意してくれるじゃないのか?」

 

「確かにそうだけど

今は色々と猫の手を借りたい状態なの流石に私達だけに建築資材を貰うのは気が引けるし。

何より亜人の食い扶持はバカにならないから」

 

「「あぁ!」」

 

「確かにそうですね」

 

「うん、沢山食べる」

 

そう亜人の子供はレベルが上がれば上がるだけ体の成長するが何処の世界も0から1を作り出すのは不可能で食事でエネルギーを確保するんだがその食事がバカにならない。

何せキール、リファナ、ソキャートがレベルが上がるにつれて食事量が合わせて大人三十人前なって居たから。

其れが大体二十人ぐらいになると速攻でお金が無くなる。

ので出来るだけ自給自足の必要がある。

私達は必要な物を集め終わってルロロナ村に戻る。

ルロロナ村には先に尚文達が

 

「尚文!」

 

「氷水か」

 

戻っていた。

尚文の近くには十七人の亜人の子供たちが居た。

 

「この子達が例の子供達?」

 

「あぁ、そうだ」

 

私は亜人の子供達を見ると暗かった。

 

「尚文何か言った」

 

「別に、ただ今の現状を少し言っただけだ」

 

「成程ね」

 

納得していると

 

[ぐぅうぅうう…]

 

「腹の虫かの?」

 

「フィーロちゃん?」

 

私達はフィーロの方を見る。

フィーロは首を横に振るった。

その間にも

 

[ぐるるる]

 

腹の音が鳴る。

私達は音が鳴る方を見ると

 

[[[[[[[[[[[[[[[[[ぐぅぅうぅう]]]]]]]]]]]]]]]]]

 

亜人の子供達が打ち合わせたかのように一斉に腹の音を鳴かせた。

 

「しまった。

そういや飯がまだだったな」

 

「!

ナオフミ様作りませんか?

ごはん

みんなで!」

 

ラフタリアの提案で皆で料理を作る事になったが

 

「流石にこの大人数で料理を作るのは効率が悪いし。

何より奴隷生活が長かったので禄に風呂に入って居ないでしょ」

 

「そう言えばそうだな」

 

「なので先ずは体洗いましょ」

 

料理は尚文に任せて

私を筆頭にコンクリートレンガに使う桶を使って亜人の子供達の身体を洗う事にした。

水は私の魔法で出して石鹼とタオルは〔ショドウホン〕の筆モードで()と(石鹸)を描いて出す。

私は亜人の女の子の身体を洗う。

洗い終わるとリファナ達に体を拭かせる。

因みに男の子たちはライクとキールに任せた。

殆どの子達はキールの身体を見て少し気まずそうにしていた。

その間に尚文は亜人の子供達と協力して料理を完成させていた。

出来た料理を皿に盛って

 

「ほら」

 

差し出す。

其れを食べた亜人の子供たちは料理を食べると笑顔になって男女問わずにむさぼり食べ始めた。

元からルロロナ村にいた子供たちは涙を流していた。

 

「…おいしいでしょ?

ナオフミ様のご飯」

 

「…うん」

 

「…盾の勇者様良い人?」

 

「ん~…」

 

ラフタリアが悩んでいると

 

「悪い奴じゃねーよ

性格はあーだけど」

 

「何か言ったか?」

 

「でも本当の事でしょ」

 

「だな。

本当事だし」

 

私と錬は付け足す

 

「お前ら」

 

「ごしゅじんさま!

おかわり!」

 

「ハイハイ」

 

楽しい食事をしながら私は奴隷紋を付ける必要性を説明して。

食事後、尚文は高級奴隷紋を入れて

私はコンクリートレンガの作業に必要な道具を一人で作成して各場所に道具を置く

 

「よし

此れから俺達はこのルロロナ村で活動する

まぁやる事は色々あるが、まずは倒壊した建物の撤去と」

 

「建築資材の確保」

 

「を同時に行う。

撤去は俺と」

 

「俺達が中心で行う」

 

尚文と錬達の男性陣が行う

 

「建築資材の確保は私を含めた女性陣が行う」

 

「両方とも重労働だぞ

俺は怠け者は嫌いだ」

 

尚文は十八番の悪党顔になって

 

「ビシバシ馬車馬のように働いてもらうから覚悟しとけよ…!」

 

言う

亜人の子供達はビビっていて、ラフタリア、キール、リファナ、ソキャートは呆れていた。

私は尚文の頭に割と本気の拳骨を

 

「あいた」

 

振り下ろした。

尚文は頭を抱えて

 

「行き成り何するんだ!?」

 

「誰が悪党みたいな顔で子供達を脅して如何するの?」

 

「いや変に甘からせてぐうたらするよりはマシだろ」

 

「そうかもしれないけど

兎に角、此処からは私が仕切るね」

 

 

「まぁ氷水がそう言うなら構わない」

 

「尚文ありがとう

其れじゃあ移動しながら説明するね

まず倒壊した建物の大きな瓦礫は盾の勇者と剣の勇者と仲間の男性達が瓦礫を細かく砕くので此処で六人がをある場所まで細かく砕かれた運ぶ。

この時に岩石系と木材系の瓦礫はしっかりと分けておく事、此れは重要だから忘れずに」

 

私はそう言いながら移動する

 

「木材系の瓦礫は此処に置く」

 

私達は少し大きい竈の前に立った。

 

「此処で二人係でが木材系の瓦礫と後から貝殻が来るからそれらを焼却して灰にしてバケツに入れる。

此処ではキールが火の番をする」

 

「了解」

 

「其れで誰かやる?」

 

私がそう言うと

 

「私が」

 

亜人の少女が名乗り出た。

 

「其れじゃあお願いね。

木材が来るまで待機してね

次に…」

 

私達はルロロナ村の端の境界線の壁まで移動する。

其処にはスコップが三個と亜人の子供の身長と同じ高さに印が記さされた棒があった。

 

「其処の君はルーモ族のイシアちゃんだったかな?」

 

「あ、はい」

 

「良かった。

其れでイシアを含めた三人は壁に沿って穴を掘って欲しい

高さはこの棒の印に合わせてね

此処ではキャサリが担当」

 

「頑張ります」

 

「其れで此処を担当する子は?」

 

私がそう言うと三人の亜人は手を挙げた。

 

「其れじゃあ作業開始して」

 

私はそう言うとイシアを含めた亜人の子供達は穴掘りを始める

 

「それじゃあ、次」

 

私達が移動する。

目的地に到着すると其処に在ったのは先程亜人の子供達を洗う為に使った大きめの桶があり其の上に私が作成した大型のふるいと砂フルイ台がそれぞれ二台がありと一輪車一台あった

 

「此処ではこの大きなふるいを使ってきめ細かい土と砂を創る場所。

この大きいふるいを砂フルイ台の上で振るるときめ細かい土と砂が下に落ちる

人数は土ふるいは二名、土を運ぶのが一名

此処での担当はリファナで、やり方はふるいに土と砂を乗せる

其れで穴掘りと土と砂を篩に掛けをして欲しい

此処での担当する子は?」

 

三人の亜人の子供達は手を挙げた。

 

「其れじゃあ土を運んで来て。

其れと土と砂は混ぜない為に一台だけ作業してね。

砂は後で運んでくるから其れまで土を行ってね。

次に」

 

少し離れた場所に別の大きな桶と一輪車、吊るし式はかりが一台ずつ有った。

近くに鍬が二個、置いてあった。

 

「此処で私が指定した物を混ぜる場所

其の為、此処での担当は私が行います。

其れと岩石系の瓦礫は此処に集めてね。

其れじゃあ瓦礫集め班は誰は行う?」

 

私がそう言うと亜人の子供達は六人手を挙げた。

 

「其れじゃあ瓦礫を集めて来て」

 

手を挙げた亜人の子供達は移動した。

 

「最後に」

 

私達は砂浜に移動する。

一輪車とスコップが置いてあった

 

「此処では砂をスコップで一輪車で集めて混ぜる場所まで運ぶ

もう一つは貝殻を焼却所に運んでね。

此処での振り分けは最後に残ったメンバーで行う。

其れで此処の担当はソキャートが担当。

其れじゃあ作業開始」

 

私はそう言うと亜人の子供達は作業を始める。

 

「それで残ったラフタリア、ルナ、紫彩は適当にで良いから手伝ってね」

 

「分かりました」

 

ラフタリア達は移動する。

私も自分の作業場所に行く




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ルロロナ村の仕事と食事事情

第百十五話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/

PS、2024年の最新作の準備に入りましたので是非参加して下さいね。
下にリンクを張って置きますので
https://syosetu.org/novel/310344/


さて今私達はコンクリートレンガの作成作業している。

一応工業学校の学校間交流学習を行った時にコンクリートレンガを作ったことがあるが大分昔の事なのでうろ覚え状態だが取り敢えず行う

瓦礫や土に砂を運んで来た亜人の子供達に

 

「其れじゃあこれからコンクリートレンガの作成に入ります」

 

「「「「「「は、はい」」」」」」

 

先ずは色んな所から来た材料を吊るし式測りで測る

そして図り終わった砂、土、岩石系の瓦礫を砕いた石、木材系の瓦礫や貝、動物の骨から作った石灰を大きい木の桶に入れてよく混ぜる

タイミングを見て私が水魔法で水を加えて又混ぜる。

其れを繰り返すとセメントになる。

セメントをバケツに移し替える。

次に鉄板の上に木枠に古い油を塗ってから乗せて動かない様に固定する。

其れを鉄板を全体に二十個乗せる。

其処に

 

「セメントを流して」

 

「あ、はい」

 

亜人の子供がセメントを木枠に流して

 

「はい、ストップ」

 

「はい」

 

止めて木槌で叩いて空気を抜いてそれから木枠からはみ出したセメントを鏝を使って他の木枠に流す。

 

「次」

 

「はい」

 

其れを繰り返してセメントを流す。

セメントが無くなると

 

「はい、其れじゃあ皆で作ってみましょう」

 

「「「「「「はい」」」」」」

 

亜人の子供達はコンクリートレンガの作成作業を始める

私は混ぜ方が甘かった場合は手伝い、水魔法で水を出すなど亜人の子供達の成長の為殆どの事は亜人の子供達だけで作業させている。

ある程度時間が経つと作業を中断して尚文の所に行く。

尚文の本来の目的の為のレベルアップ作業に入る。

 

「班分けは任せる。

大人数だと経験値の入りが悪いんだっけか?」

 

尚文がリーシアに質問すると

 

「そうですね。

基本は公平に入るのですが…

六人を超えると減って行ってしまいます」

 

その真実を初めて知った私は

 

「私、ライク、ルナ、ソキャート、キール、リファナ、紫彩、ジャベリン」

 

パーティーメンバーを数えて

 

「はぁ~、カルミラ島で経験値が入りにくなったのはこういう理由なのね」

 

「別に氷水にはあんまり関係ないだろ?」

 

「そうだけど」

 

他愛無い会話して居ると

 

「では私とフィーロ、リーシアさん、リファナちゃん、キール君の班分けましょう」

 

「おう任せておけ」

 

「うん」

 

「ふぇぇ…頑張ります…」

 

「ちゃんと戦ってレベルを稼いで来い。

でないと胸の奴隷紋がお前達を苦しめるぞ。

…まぁ褒美の飯は用意しといてやる

フィーロついでに肉になりそうな魔物でも持って帰ってこい」

 

「そうね。

今フィーロが引いている馬車が収まりきらない位持って帰ってきてね。

そうでもしないと食糧庫が今日の晩飯で消えるから」

 

「あーそうだなフィーロ兎に角いっぱい狩って来い」

 

「うんわかった――行ってきまーす」

 

ラフタリア達は亜人の子供達レベル上げの為に出掛ける

 

「其れにしても尚文」

 

「何だ?」

 

「鞭と飴の振り方上手いね」

 

「伊達にラフタリアとフィーロの育てにはなれているんだ」

 

「そうね。

其れじゃあ私達の作業に入りましょ」

 

「だな」

 

其の後ミレリア女王が用意した兵士と資材が来て尚文は復興計画を説明して私は瓦礫の撤去の仕方やセメントレンガの作り方の説明などを行った。

夕方になると魔物を山ほどに積まれたフィーロの馬車を支えながらラフタリア達が帰って来た。

私と尚文は魔物の解体して阿吽の呼吸で慣れた手つきで料理を作り

 

「召し上がれ」

 

亜人の子供達は食事をする。

皆、奴隷生活が長すぎて思わず手掴みで食事している子が多いけど気にしない

其れで私と尚文はお代わりする子達の為に追加で料理を作っている。

食事の後は其々の時間になり、私、尚文、錬はポーションの作成している。

 

「なあ、氷水、尚文」

 

「うん?」

 

「何だ?」

 

「今まで俺、ポーションなどの薬は聖武器の自動作成機能で作っていたんだが手作りの方が効果が大きいな」

 

「まぁな、あの時の俺はほとんど聖武器の事を知らなかったから手作り一択だったなんだが、今比較して結構な差があるな」

 

「そうね。

確かに其れに面白いでしょ」

 

「あぁ」

 

「でも結構つらいな」

 

尚文は作業して居た手を止めて体の力を抜いた

 

「そうだな」

 

錬も手を止めて体の力を抜いた

私は止めずに作業していると

 

コンコン

 

ノック音が聞こえて私達は後ろを向くと

 

「ラフタリア?」

 

ラフタリアが何か困っているような顔をして居た。

 

「どうした?」

 

「その…ナオフミ様とコオスイ様にお願いが…」

 

錬を置いてラフタリアに付いて行くと

 

[ぐるるるる]

 

亜人の子供達全員が盛大にお腹の音が鳴り響いていた。

 

「皆お腹が空き過ぎて…眠れないみたいで…

急にレベルが上がったからだと思うのですが…」

 

「そうね。

そう見ていいわね」

 

「やっぱりですか。

其れで夜食をお願い出来ませんか?」

 

ラフタリアがそうお願いするが

 

「…ラフタリアちゃんでいいのに」

 

ルロロナ村産まれの亜人の子供達の一人が言うと

 

「ラフタリアちゃん料理上手だったでしょ?」

 

「え?」

 

「うん、そうだよ。

ラフタリアちゃんがいいよ」

 

「私達より料理が上手いから」

 

「わざわざ勇者様達に頼まなくても……」

 

「…そうなのか?」

 

「いえっできなくは無いんですがナオフミ様達程では…」

 

「いいな。

俺もお前の料理を食べてみたい。

作ってくれ」

 

「そうね。

ルロロナ村のご当地料理が良いわね」

 

「え”っ」

 

ラフタリアが驚愕な顔をして居た。

 

「…なんだその顔」

 

「あ…いえ…

ナオフミ様達が食べたら問題点を色々指摘されそうで…」

 

「お前

俺達を何だと思ってるんだ?」

 

「まぁ普段から美味しい料理を作って居るからね」

 

「はい、其れに本当にナオフミ様やコオスイ様みたいにその場に有る食材を美味しく料理するなんてとっても…

霊亀の肉のレシピなんて知りませんし…」

 

「そんなもんか…」

 

「そうね殆どアドリブだらけだからね」

 

「そうだな…」

 

尚文は亜人の子供達を見て少し口元を緩めて

 

「…まぁいいラフタリア手伝いくらいしろ」

 

「はっはい」

 

「特にキール、ソキャートは積極的に手伝いなさい」

 

「分かった」

 

「はぁ、俺?」

 

「そう、私達と別れてラルク達にたっぷりお世話になったでしょ。

万が一私達と逸れて料理が出来ないとそこら辺あるキノコを食べて腹壊すわ」

 

「うぐ…分かった」

 

私と尚文の指導の下でラフタリア達が料理して出来た料理は美味しかった

 

~次の日~

 

朝ご飯

 

「一番から五番の串が焼き上がったから錬、持って行って

尚文、手が止まっているよ」

 

昼ご飯

「はい、チャーハン出来上がり更に盛りつけたから錬、持って行って

後其処手づかみで食べないスプーンを使いなさい」

 

晩御飯

 

「じゃんじゃん盛りつけて、あの子達の食力は大人顔負けだから」

 

私がテキパキ料理を作っていると尚文と錬が

 

「「ちょっと待てい‼」」

 

私に怒鳴り気味で待ったを掛ける

 

「何で俺達があいつ等の料理を沢山料理を作らないといけないんだ」

 

「そうだそうだ。

俺なんか出来た料理をテーブルに運んで開いた皿を下げる事を永遠に行っているぞ」

 

「しょうがないでしょ。

亜人はレベルが上がるにつれてお腹を空かせやすい体質なんだから」

 

「だとしても……」

 

尚文が言いかけて途中で

 

「ゆーしゃさまーおかわりー」

 

亜人の子供達が空いた皿を持って来た。

尚文は睨みが

 

「キャーコワーイ」

 

あんまり効果が無い

 

「はいはい、お代わりね」

 

「ラフタリア!

食材を持って来てくれ」

 

「あ…あのそれが…」

 

ラフタリアが気まずそうにして居る

私達は最悪の予測が出て来た。

 

「もう底をついてしまって…

狩りの獲物全部もです」

 

「なぁ、尚文、氷水もう休んでいいか?」

 

「そうね。

一旦休憩にしましょう」

 

「だな。

ラフタリア、この鍋の奴を配っておけ」

 

「あ、はい」

 

ラフタリアは尚文が手を掛けていた鍋を皆の方に持って行った。

 

「なぁ氷水」

 

「なに?

尚文」

 

「此れヤバくないか

マジで破産するぞ」

 

「そうね。

何か手を打たないと破産するわね。

なんか打開策ないかしら?」

 

「一応あるが、ラフタリアに確認を取らないとな」

 

私達はラフタリアの元に行き

 

「ラフタリア話がある」

 

「あとキール、リファナも」

 

「…はい」

 

「うん?」

 

「どうかしましたか」

 

後ろから

 

「ごしゅじんさまー

フィーロおかわり~」

 

と言うが

 

「ない」

 

「もう在庫切れよ」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ええ~!?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「もう食材が空だからな」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ええ~!?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

俺達ちゃんと借りして来ただろ⁉」

 

「其れも全部今消えた」

 

今食べて居る物や空いた皿を見て

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「え”ぇ”え”~!?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

私達は無視して

 

「其れでだラフタリア、キール、リファナ

こいつを使いたいんだが、いい場所はあるか?」

 

尚文はラフタリアある物を差し出す

 

「――これは…!」

 

元康が起こした問題の奇跡の実だった

 

「これ奇跡の実ですね」

 

「げぇ、俺達の村を植物塗れにするつもりか?」

 

「其処ん処は大丈夫だ。

ちゃんと品種改良はしてあるから」

 

「其れは大丈夫ですね。

ならいい場所が有ります」

 

ラフタリア達の案内である場所に行く。

 

「止めないんだな」

 

「複雑な所ですが、今は背に腹は代えられません

この辺りは荒野ですから多少は大丈夫と思います」

 

「だな村から離れているし」

 

「盾の勇者様が品種改良を施しているから大丈夫だよ」

 

尚文は奇跡の実を投げて地面に着弾すると同時に一気に芽が出て直ぐに成長して立派な大樹になった。

私達は皆を読んで

 

「なに…コレ…」

 

「昔南西の村で問題を起こした植物だ。

勿論改良はしてある。

決まった食事で足りない時はこの実を食べろ

一日中いつでもいくらでも食べて良い」

 

「勇者様達がいつでもこの実で料理造ってくれんの?」

 

亜人の子供がそう言うと

 

「違う‼

奴隷の飯を一日中作る主人があるか」

 

「其れに私達が留守の時は料理を作れないから」

 

「だからこれからは少しずつお前達にも仕事任せて行くからな。

たとえばこの植物の管理、調合や細工それと料理…」

 

のタイミングで

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ええ~!?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

の驚きの声が出た。

 

「勇者様のご飯が良い~」

 

「すっごく美味しいのにぃ~~」

 

凄い反響だった。

 

「覚えればお前達でもうまい飯は作れる!

其々好みの味付けなんかもあるだろう?

例えば…親の作った料理とか…」

 

「尚文」

 

私は肘でぐいぐい押すと

 

「あ」

 

尚文も亜人の子供達の地雷を踏んだと思ったが

 

「だったら」

 

キールが

 

「魚が食べたいっ」

 

そう言って来た

 

「肉と野菜ばっかりでも

盾の勇者様達の料理なら我慢出来たけど」

 

「…そうだね」

 

「うちのお母さんの得意料理、魚の煮物だった!」

 

「うちは焼き魚!!!」

 

「確かにレベル上げのついでに狩りばかりでしたから…」

 

「…そうか

近いもんな海」

 

私達は海岸に移動する。

 

「昔は猟師も沢山いたんですよ」

 

「漁村の思い出の味…か

ラフタリアの家も魚が多かったのか?」

 

「…まぁそうですね」

 

会話して居ると

 

「いっぱい捕れたら勇者様、料理作ってくれよな――‼」

 

「だから!

お前達が作るんだろ⁉

思い出の味‼」

 

「俺達魚捌いた事無いもん」

 

「――ったく。

素潜りは出来るのに捌き方は分からないのか」

 

「漁の仕方は凄腕の漁師さんに教えてもらったりしてたんですよ」

 

「それってもしかして水棲系の亜人の…」

 

「そうです!

コオスイ様の様に海の中を自由自在で皆の憧れで…!

 

「子供は真似したくなりますもんね…!」

 

「皆見た目に反して思う以上に幼いです。

村がこんなにならなければ…きっと教えてもらえてました」

 

「…まぁそうだな。

お前達だって」

 

「わっ私は違います!

もう立派な大人です」

 

「え?

私たちの年齢はあの子達とほぼ同じだよ」

 

「現にこの体はレベルを上げて無理矢理成長しているだけだし」

 

「そういう所だよ」

 

この後取ってきた魚の捌き方などを教えた




最後までお読みいただき有り難う御座います。
次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

商売と傭兵の国 ゼントブル

第百十六話が完成しました。
今回は訳ありで短くなりました。
訳は下に書きます。
其れではどうぞ(^O^)/


私は変わらずコンクリートレンガの作成をする。

山ほどあった瓦礫は無くなりリサイクルコンクリートレンガが作れなく今では一から作る純正コンクリートレンガを作っている。

物売りは尚文の十八番なので尚文に任せて私はコンクリートレンガと亜人の子供達の訓練を指導する。

勿論自分の訓練を忘れずに行う。

亜人の子供達と一緒に変幻無双流を特訓している。

そしてある日、尚文がお世話になっている奴隷商が来た。

 

「此れは此れはお久しぶりです。

蒼青の勇者様」

 

「ええ、そうね。

最後に会ったのは確か…」

 

私はソキャートの方を見る

 

「ええ、其処のキャット種の亜人を買い上げた時ですね」

 

「おい、早く要件を言え

でなければとっと帰れ」

 

「んんん…!

この塩対応…

またしてもゾクゾクしてしまいました…!」

 

「奴隷商さんはドMでした?」

 

「いえ、盾の勇者様塩対応に体が震えているだけです」

 

「それをドMと言うんだよ」

 

茶番を少し行ってから作りたての家に勇者全員を含めて入って茶菓子を出した

 

「セーアエット領ルロロナ村出身の奴隷について情報が入りました」

 

其れを聞いて私は懐からお金が入った袋を取り出して奴隷商の前に置いた。

 

「前金」

 

奴隷商はお金が入った袋を取り中身を確認して

 

「おお、蒼青の勇者様は盾の勇者様と違って太っ腹ですね」

 

「ケチ臭くて悪かったな」

 

「其れで仕入れた情報は?」

 

「おっとそうですね。

勇者様方はゼルドブルと言う国はご存知ですかな?」

 

「俺は知らん」

 

「私は一応調べたけど行った事が無いから分からないわ」

 

「俺は何度か言った事があるが観光レベルでしか知らんぞ」

 

「でしたら説明しますぞ

商売と傭兵の国ゼントブル冒険者ギルドとも大きなパイプを持ち、武器防具から薬品等までも一手に扱う営業都市でもあります、ハイ」

 

「確か、その場で手に入らない物は無い場所、が謳い文句だったな」

 

「剣の勇者様の言う通りですぞ

国王は存在せず大商人が議員となって運営して居る国でして、戦争にはゼントブルの影ありと言われているほど闇が深い国であります」

 

「戦争には莫大なお金が動くからそう言う噂が出ても可笑しくないわね」

 

「ええその通りです

私の一族も其処に本拠地を構えております」

 

「…なるほど

有ったんだな取引が」

 

「ハイ」

 

奴隷商の口元が動いた

 

「ですが少々不可解な現象が起こっているようです」

 

「と言うと?」

 

「実を言うと高額取引が起こっているのです」

 

「高額取引?」

 

「ハイ

今ゼントブルではルロロナ村出身と言うだけで高値で売れるそうなのです。

種族でも男女でもなく…

しかもその亜人が本当にルロロナ村出身かどうかなど証明も出来ないのに…です」

 

「…偽物までも売れてるっていうのか…⁉

…なんで、何でそんな事に…」

 

尚文が少し考えて

 

「…俺達が原因か?」

 

「え⁉」

 

「流石‼

勇者様!!!

察しが良い!!!」

 

「尚文の考え当たりの用ね」

 

「ええ、霊亀の討伐後、勇者様方の活躍は世界の人々の知る所となりました。

そしてその優秀な奴隷も…」

 

「…‼」

 

「おい待て!!!」

 

キールが思わず机を

 

[ガシャン!!!]

 

叩きながら立ち上がり奴隷商の胸倉を掴んで

 

「俺達一度もルロロナの事を言っていないぞ

まさか…」

 

「とんでもない‼

お客の情報を他人に話す事は信頼を落とす行為なので話しておりません。

多分ですが其々の情報網で得た情報だと思います」

 

私はティーカップを持って

 

「だからキール、離しなさい」

 

と言った後ティーカップに入って居るお茶を飲んだ

 

「…分かった」

 

キールは奴隷商を放して

 

「先程を言ったように勇者様方が連れている奴隷の出身を調べ、いつしかその奴隷の出身地の亜人を欲しがる者が徐々に高値を付けて行き…完全に一人歩きしてしまっているようです。

ハイ」

 

「まさか短期間で其処まで膨張して居るなんて」

 

「…そんなの偽物のほうが多くなって逆に価値が下がるんじゃ…」

 

「ええ、ですからメルロマルクの公用語更にはセーアエット領の方言を使える事が条件になっておるのですが…

メルロマルクの人間からすれば突き焼き刃だと分かる者も多いとか…」

 

「それでも売れるって事か…ふさげてやがる」

 

「相手はメルロマルクの人間じゃないからね」

 

「そんでお前はそのゼントブルに本物が居ると思うか?」

 

「おりますでしょう!

今や世界中の亜人の子供が集められておるのです。

その中で本物のルロロナ村の子供を見つけられるのは」

 

奴隷商はラフタリア達を見ながら

 

「貴方方だけです。

さぁ如何ですか

善は急げですよ…!」

 

私達は直ぐにゼントブルに向かう準備して

 

「という訳で俺はゼントブルへ行く

ラフタリア、氷水、錬、昼の村は任せたぞ」

 

「あぁ」

 

「任せて」

 

私達はそう言うが

 

「え…」

 

ラフタリアは少し膠着して

 

「わ…私も行きます…っ

と言うか私達が行かないと…

 

「分かってる。

昼と言ったろ。

昼は俺とフィーロが馬車で進む。

夜は辿り着いた場所からポータルを使って一度村に帰って来る

ゼントブルまでは…」

 

「フィロリアルの足で一週間半と言う所でしょうな」

 

「だそうだポータルは言った事がある所でしか使えないからな。

向こうについたらお前達も一緒に来い必要だからな」

 

ラフタリアは気まずそうな顔をして直ぐに頷いた。

 

「足りるの?

お金…たくさんいるんでしょ?」

 

亜人の子供の一人がそう言うと

 

「其処は大丈夫でしょう」

 

私は奴隷商の方を見て

 

「ええ、其れについては心配には及びません。

ゼントブルは商売と傭兵の国、勇者様方も一発お稼ぎになられたらよろしいのですよ…‼」




最後までお読みいただき有り難う御座います。
如何して短くなったかと言うと、この蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援をするは漫画版を参考に書いて居ますので漫画版の最新刊の二十二巻を今回書き終わりました。
ので最新刊が出るまでお休みになります。
なので他の小説で我慢して下さい

蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強
https://syosetu.org/novel/246192/

19人+1人のリリィ×仮面ライダー
https://syosetu.org/novel/277011/

私のSPECIALカラーはオレンジ色
https://syosetu.org/novel/305613/

まだ名前が無い物語
https://syosetu.org/novel/310344/

其れでは最新刊が出るまでお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ルロロナ村の襲撃

第百十七話が完成しました。
盾の勇者の成り上がりのコミック版の最新作が出ましたので久しぶりの投稿になります。
其れからアンケートも行いますので是非参加して下さい。
詳しい内容は下で発表します。
其れではどうぞ


私は尚文がゼントブルに向かっている

一応錬の転移を使ってセントブルに向かうのも良かったんだが何故か尚文には適応されず。

私の〔ブルー・ティアーズ〕で飛んで行こうとしてもマッハの風圧に尚文の盾スキルでは無理なのでなくフィーロの馬車で行く事になった

その間に私達は子供達に村の復興とは別の作業をさせる。

其れは

 

「勇者様、言われた通りの深さの穴が出来たよ」

 

「こっちも」

 

村の復興と同時に村の迎撃システムの一つの落とし穴を作って居た。

理由はこの国は三勇教からこの世界の初めての宗教である四勇教を国教になった為に三勇教を今でも支持しかつ亜人差別を続ける人達には息苦しくなりこの国を捨ててゼントブルに逃げろうと考えて更に逃げる前にルロロナ村を襲撃してくると思い壁の外にはルロロナ村の出入り口に繋がる道以外は落とし穴尽くしで

ルロロナ村の中には物見櫓や江戸にあった水汲み場を至る処に用意する。

そんで訓練も魔物からメルロマルク兵士と一緒に村に侵入する組と村を守る組に分けて対人戦を行う。

勿論武器は模擬戦専用の武器で

戦闘が終われば防衛システムの穴を埋める為に会議する。

其れを繰り返していると

 

「ゼントブルに辿り着いた」

 

転移から帰って来た尚文がそう報告して来た。

 

「そんで今日にルロロナ村出身の亜人が出ると奴隷商の奴から情報があって今夜にラフタリア達をゼントブルに連れて戻る」

 

「やっとか」

 

「分かりました」

 

「頑張ろうね。

ラフタリアちゃん、キール君」

 

三人共は活きこんで居た。

 

「其れじゃあ私達は村の守りに専念するわ」

 

「あぁ頼んだ」

 

尚文はラフタリア、キール、リファナを連れてゼントブルに転移した。

其れを見送って居たルロロナ村生まれの子供が

 

「ねぇ、勇者様」

 

「何かしら?」

 

「ラフタリアちゃんは連れて帰って来るかな」

 

「まぁお金は心もとないから暫くはゼントブルで路銀稼ぎしてくれるから直ぐには戻って来ないね。

でも盾の勇者様は色んな意味で優しいからね。

其れまで待とうか」

 

「うん」

 

「其れから全員注目!」

 

そう言うと子供達は私の方向を向いて

 

「今日は盾の勇者様が不在の日それ故に三勇教の支持者達が襲撃してくると思います。

それ故に私達は作戦を再確認します。

全員教会に移動」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

私達はルロロナ村の教会に移動した。

そんで私はルロロナ村の地図を開いて引き用具や駒を置いて

 

「其れじゃあ。

今までの対人戦訓練で何処から相手が攻めやすい場所や村の設備の確認などを話し合いましょ」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

子供達は会話を始める。

私はその間に王都で買った紙を重ねて厚紙にして更に其れをコップの形にして数十個を作り透明な糸の束を取り出す。

ふと子供達を見ると悩んで居たので

 

「一度外に出て実際見るのが良いよ」

 

そう言うと子供達は教会から出て行った。

其れを見た私は

私は剣の聖武器の機能を弄って居た錬を向いて

 

「錬!」

 

「なんだ?」

 

「さっき糸電話を作ったから此れを設置に行きましょう」

 

そう言うと

 

「糸電話?」

 

錬は首を傾げていた。

そう言えば錬はVRMMOが有る世界から来たんだ。

ガラパゴス携帯が伝説が言われる位未来だから糸電話なんて知らないのも無理も無いか

 

「此れは糸電話で固定的だけど電気を使わない電話手段だよ」

 

「電気を使わないのか」

 

「そう、流石に中世的な世界に電気は使いにくいから」

 

「成程な」

 

「今から此れを教会の屋上に設置して物見櫓に全部に設置する」

 

私は教会の屋上まで上がる。

屋上に辿り着いて紙コップの一つに小さな穴を開けて其処に透明の糸を通す

そんで予め糸電話を設置を見越してコップホルダーに糸電話を設置して

 

「そんじゃ行って来る」

 

私は紙コップと透明の糸の束を持ちながら教会の屋上から飛び降りて近くにあった建物の屋根に着地して其のまま一番遠い物見櫓まで移動する。

そんで私は物見櫓まで辿り着くと私は梯子を使わらずに一気に物見櫓の最上階の部屋に入った。

部屋に入って透明の糸をぴんと張ってから糸の束から切ってもう一つの紙コップに小さな穴を開けて其処に通して結び此方も予め用意しておいたコップホルダーにセットして

 

「もしもし、錬聞こえる?」

 

言って直ぐに

 

『あぁ、聞こえるぞ、氷水』

 

錬の声が聞こえた。

 

「原理は糸でピンと張った糸が音を振動で伝ってそっちの紙コップが音を再生して居るんだ」

 

『成程な』

 

「だから弛んで居ると振動がそっちまで届かないの」

 

『だがらコップホルダーの様なもので固定するんだな』

 

「そう」

 

その後私は教会と全ての物見櫓を往復して全ての紙電話を設置で来た。

その途中で錬達とライク達、其れから私に変装させた人形に紫彩が操り人形方法で動かして一回ルロロナ村を出てもう。

私は水波レナの変身魔法でルロロナ村の子供に変身して錬達とライク達を見送る。

その後、村の防衛会議から戻って来た子供達に紙電話の仕組みと使い方を教えて実際使ってもう。

其れから実際見た防衛設備の穴を埋めて、メルロマルク兵士にプレゼンテーションして夜になった。

夕食は私が作って食べて子供達はワンツーマンで物見櫓で見張りをして貰っている。

残りは教会で寝てもらう。

私は教会の最上階で待機して各物見櫓の連絡を待つ

暫くすると

 

『勇者様大変!』

 

私は聞こえた紙コップから聞こえて

 

「敵襲?」

 

『知らない大人たちが物見櫓に火矢突っ込んで来た』

 

「了解。

大人たちを叩き起こして」

 

『了解』

 

「他の物見櫓の子達、他から侵入者が来るから警戒は怠るな」

 

『『『『『『『『『『『『『了解』』』』』』』』』』』』』

 

私はそう連絡して私は一時的にルロロナ村から出て行った錬達に襲撃されている合図をする為に魔力弾を生成して其れを打ち上げて花火の様に炸裂させる。

そして直ぐに私は子供達が居る場所まで一気に駆け下りて

 

「敵襲!」

 

叫ぶ

 

「敵!?」

 

子供達は起きて横に置いてあった武器を取ってキョロキョロする。

 

「敵が来ている。

付いて来て!」

 

私はそう言って教会から出る。

遅れて子供達も出て私に付いて行く。

連絡された場所に行くとかなりの建物が燃えていた。

私達は一度立ち止まる

 

「僕達が復興した村が…」

 

「火の消火活動は私が行うから

皆は大至急、メルロマルク兵士と共同して逆賊を殺さずに捕らえよ」

 

「殺さなの」

 

「殺すか殺さないのは終わった後で!

兎に角訓練の成果を見せろ」

 

「「「「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」」」

 

子供達は直ぐに私の言う通りに動いた。

私は〔水波レナの三叉槍〕を取り出して其れを振るったら水が出て来て其れで消火活動を始める。

時より子供達の様子を見てピンチになったら逆賊の注意を逸らす為に〔水波レナの三叉槍〕を逆賊が反応できるスピードで投擲させる。

逆賊は私が投擲した〔水波レナの三叉槍〕に反応して武器で弾くか避けるが

 

[パチンっ!]

 

指パッチンをすると〔水波レナの三叉槍〕が水になって破裂させて逆賊を怯ませるそして再度〔水波レナの三叉槍〕を再生成させて消火活動を再開する。

そうして居ると

 

「!」

 

仮面ライダー迅バーニングファルコンに変身して居る錬が最初に来て遅れて武装したライク達が来た。

其処からは直ぐ様に逆賊は捉えられて残りは消火活動と怪我した人の治療になった。

そうして居ると

 

「皆!?」

 

ラフタリア、キール、リファナがこっちに来て

 

「あ、お帰り」

 

私は変身魔法を解いた。

ラフタリア、キール、リファナは子供達の方に言って遅れて来た尚文とリーシアにも

 

「お帰り」

 

「じゃないだろ襲撃か?」

 

「そう尚文が留守で私達が村を出たら襲撃して来た」

 

「だろうな。

そんで如何して侵入を許したんだ?」

 

「ちょっとね。

三勇教の残党を捕らえる為にね。

ほら今後の事を考えて不法な目は積んだ方が良いでしょ。

其れにこの子達の実践訓練と思えば良いと思うじゃないかな?」

 

「はぁ~

今回は見逃すが次回からは相談しておけ」

 

「分かったわ」

 

私達は逆賊の元に行く。

 

「殺さなかったのか?」

 

「蒼青の勇者が殺さずに捕まえよて指示されたから」

 

「其れに尚文はこうゆうのが好きなんでしょ?」

 

「そうだな。

お陰で話は聞けるな」

 

逆賊は首を振りにした

 

「こいつ…」

 

「やはり三勇教の残党だな」

 

遅れて来たエクレールが答えた

 

「この地が波で被害を受けた時亜人狩りをして居た元兵士達。

イワタニ殿の名誉が回復した際に国の手から逃れたと聞く。

コオスイ殿の読み通りにルロロナ村の亜人高騰を受けて舞い戻ったのだろう」

 

「そう思って餌を撒いて正解だったわね」

 

「ふうん」

 

尚文は子供達の方を向いて

 

「どうする?

こいつの処遇はお前らに任す。

何ならトドメを刺しても良いぞ」

 

「そうね。

その時は私が拷問から人間の急所教えるわ」

 

「なっ

ゆっ勇者が言う事か!?」

 

「やっと口を開いて言う事がソレか…」

 

「この件については私も何も言うまい

其れだけの事はして居る」

 

「其れにメルロマルクではない人間を殺しても罪やバッシングは無いからね」

 

そう言うとルロロナ村の出身の子供達は逆賊の前に立って

 

「…殺した村の人達父さんと母さんをかえせ…」

 

其れを皮切りに

 

「売り払った村の子供達を返せ!!!」

 

「そーだ!

そーだ!

今でも必死に探してるのに…っ」

 

「勝手に売られたのにっ」

 

怒りが爆発した。

 

「如何して僕らが買い戻さなきゃいけないんだっ

そのお金があればきっとー」

 

その言葉にラフタリア達は反応して

 

「ラフタリアちゃん、キール君」

 

「リファナちゃん、俺も同じことを考えて居た」

 

「なら言います」

 

ラフタリアが一呼吸を置いて

 

「売りませんか?

その人達、奴隷商さんに頼んでゼントブルのオークションで、いえ亜人の国のシルトヴェルトの方が良いかもですね

彼方では奴隷と言えば人間らしいですから…」

 

「…!」

 

「ラフタリア、ナイスアイデア」

 

「だな、いい案だ

この盾の勇者の庇護する村を襲う奴らがどうなるのか…

いい見せしめになる

金も手に入るしな」

 

「其れに元三勇教の指示していた貴族で兵士で盾の勇者に楯突いたから高額で取引さるから」

 

「そいつは良いなそうゆうのは早い方が良い」

 

その後の展開は早く尚文は直ぐにセントブルに居る奴隷商の元に転移で移動して私は〔ショドウフォン〕の筆モードで()と書くと檻が出て来て私達は其処に逆賊を入れて錬は再襲撃に備えて留守番を頼んで転移目的で私は〔ブルー・ティアーズ〕と紫彩は〔サイレント・ゼフィルス〕を使って仮面ライダー迅バーニングファルコンに変身して居る錬の案内でゼントブルに向かった。




最後までお読みいただきありがとうございます。
其れではアンケートを此方になります。
「双子が選んだ世界=特典は?in蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援をする」
です。
此れは来年2024年に新しく投稿する二次小説を決める物です。
私が取り扱っている小説でも同じ投票を行っています。
現状はこうなって居ます

私のSPECIALカラーはオレンジ色
(1) 転生したら剣でした
(1) 防振り
(2) リリカルなのはViVid
(0) 異世界はスマートフォンとともに
(0) TIGER & BUNNY
(0) 【さびついた剣】、魔剣に化けました
(1) 戦記絶唱シンフォギア
(0) 魔法少女特殊戦あすか
(1) 僕のヒーローアカデミア
(0) 魔王学院の不適合者

蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強
(4) 転生したら剣でした
(0) 防振り
(1) リリカルなのはViVid
(0) 異世界はスマートフォンとともに
(1) TIGER & BUNNY
(0) 【さびついた剣】、魔剣に化けました
(3) 戦記絶唱シンフォギア
(1) 魔法少女特殊戦あすか
(0) 僕のヒーローアカデミア
(4) 魔王学院の不適合者

です。

此れを合わせると
(1+4=5)転生したら剣でした
(1+0=1)防振り
(2+1=3)リリカルなのはViVid
(0+0=0)異世界はスマートフォンとともに
(0+1=1)TIGER & BUNNY
(0+0=0)【さびついた剣】、魔剣に化けました
(1+3=4)戦記絶唱シンフォギア
(0+1=1)魔法少女特殊戦あすか
(1+0=1)僕のヒーローアカデミア
(0+4=4)魔王学院の不適合者

になります
ぜひ投票して下さい
其れでは次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

デパートと偵察

第百十八話が完成しました。
アンケートは遠慮なく投票して下さい。
其れではどうぞ


私は〔ブルー・ティアーズ〕、紫彩は〔サイレント・ゼフィルス〕を使って錬は仮面ライダー迅バーニングファルコンに変身して居る為マッハで移動して朝にはセントブルに辿り着いた。

私達は直ぐにセントブルの龍刻の砂時計が有る場所に向かって転移登録をする。

そんで尚文が教えてくれた奴隷商の元に行く

辿り着くと奴隷商と尚文が話し合っていた

 

「尚文」

 

と呼ぶと

 

「氷水!」

 

尚文がこっちを向いて

 

遅れて奴隷商もこっちを向いて

 

「「此れは此れは、剣の勇者様に蒼青の勇者様と眷属の勇者である紫魔の勇者様ようこそゼントブルへ!!」」

 

奴隷商が二人に増えて思わず

 

「「「!?」」」

 

固まってしい目をパチクリしてしまう

 

「おい大丈夫か?」

 

尚文は心配して声を掛けてくれる。

 

「大丈夫、少し驚いただけ」

 

「あぁ、流石に俺も驚いた」

 

「そうね。

奴隷商、聞きたい事が有るんですが」

 

「はい何でしょう?」

 

紫彩が最初の質問をする

装飾が少ない奴隷商が答えた

 

「奴隷商は影分身、出来たの」

 

「いえいえ。

私には其れは出来ません。

此方が私の叔父ですハイ」

 

「叔父!?」

 

紫彩が驚いて居た

 

「そんなに似ているとよく間違われない」

 

今度は私が質問する

 

「言われてみたら風呂上がりの時バスタブ姿でいるとよく間違われますハイ」

 

「確かに叔母以外しょっちゅう間違われていますハイ」

 

「だろうな」

 

「うんうん」

 

そうゆうやり取りして私達は一度メルロマルクのルロロナ村に戻る。

尚文は城に行き私は子供の炊き出しをする。

尚文が城から戻って来たタイミングで全員でゼントブルに向かう

ゼントブルに辿り着いて行く当てもなく歩く

 

「どこかいい大会は見つかりそうですか?」

 

「トーナメント方式のチーム探して貰っているが少し難航して居るようだ」

 

「チ…チーム戦ですか…?」

 

「安心しろお前は出ない」

 

「そうね。

リーシアは武より文の方が得意からそっち担当ね」

 

「あぁ、その通りだ」

 

「そんで俺達はどうするんだ?

俺達も大会に出るか?」

 

「いや氷水達はリーシアと協力して俺達に賭けて欲しい」

 

「マッチポンプね」

 

「その通りだ。

其れから資金が足りなかったらお前達にも協力してもらうぞ」

 

「其れは構わないけどとことん足りないでしょ。

更に言えば買い取られたルロロナ村の子も考えば更に必要でしょ?」

 

「耳が痛くなるがそうだな」

 

「大会は奴隷商に選んでもらいましょ

そんで手頃の大会が有ったら参加する?」

 

私は振り返ると

 

「あぁ俺もは出るぞ」

 

「ラフタリアちゃんもキール君も頑張っているのに私だけ出ないの嫌だから私も出ます」

 

「僕はコオスイ様のサポートします」

 

「私も同じです」

 

「私も出る」

 

「ジャベリンも」

 

「私は大会次第で出るかな」

 

今度は錬の方を向いて

 

「錬達は?」

 

「俺は剣術中心のやつ」

 

「私は武術中心で」

 

「俺はレンさまに付いて行くぞ」

 

「俺もアクセルと同じだ」

 

「私はこうゆうのは苦手なので遠慮しておきます」

 

「成程ね」

 

「まぁ何をするにも準備が必要だから、空いた時間で色々準備しよう。

そんで錬」

 

「なんだ?」

 

「出来れば品揃えのいい店に行きたいんだが…」

 

「まさか…

ウェポン・コピーするんですか…?」

 

「お前も出来るだろ、四の五の言わずにやれ

村の亜人の為だ。

んで錬いい場所ないか」

 

「と言っても俺は旅行感覚で来たから詳し事は分からないぞ」

 

「…じゃじゃあゼントブルで一番大きな店に行きますか?」

 

「…あそこか」

 

「はい、レン様の思いついたと思っています」

 

リーシアの案内で辿り着いたのは

 

「何でも揃って居る所だそうです…!」

 

「やっぱり此処か」

 

「…まるでデパートだな…」

 

「あぁそうだな」

 

「デ…?」

 

「異世界にある店の種類の一つ」

 

「成程」

 

「よく知ってたなこんなトコ」

 

「奴隷商さんに町の事を軽く聞いておいたので…

有名なお店ですし…」

 

「でかした!

行くぞ!!」

 

私達は店に入る

店の中は完全にデパートであり色々と別れて見て回った。

私はポーションと食材を中心に見て回った。

ポーションと食材はメルロマルクでは珍しく売って居なさそうな物を中心に買った。

その分出費は少し痛かった。

私は紙袋を抱えながら

 

「錬、ラフタリア、紫彩」

 

「氷水か」

 

と合流して尚文の元に行く

 

「ラフタリアか

でどうだった?」

 

「いくつかコピーしてみましたが…」

 

「正直に言ってイマイチだった」

 

「…だよな、やはりオーダーメイドに限るか」

 

「!」

 

なんかラフタリアが何か気が付いて

 

「皆様アレ…」

 

ラフタリアが指差す方向を見る

 

「霊亀の素材のものでは…?」

 

「確かに!

輸出しているとは聞いていたが…」

 

私達が近づくと

 

「これは…!!」

 

霊亀の剣を見た尚文が

 

「ラフタリア!

この剣はコピーできるか!?」

 

「剣をですか?

すみません

私は刀でないとコピーできないみたいで」

 

「そうか…刀の勇者だもんな…」

 

尚文は錬の方を向いて

 

「錬は出来るか?」

 

「出来なくわないが一回触らないと無理だぞ」

 

「そうか」

 

「其れに此れは近々オークションに出される非売品みたいですね」

 

「惜しいな…一目で名品だと分かる一品なのに…

剣じゃなく刀だったらなぁ~

はぁぁ~」

 

「そっちの惜しいですか?」

 

「ナオフミさん」

 

リーシア達も合流して

 

「何かめぼしい物はあったか?」

 

「いえ…」

 

「フィーロあっちの金ピカのー」

 

「そうかなかったか」

 

「まぁ私は子供達の為の食材と使えそうなポーションを見本の為に買ったぐらい」

 

「そうか。

仕方ない

正体がバレない様な装備を…」

 

「おやもしや盾の勇者様では?」

 

私達が思わず振り返ると如何にもこの店のオーナーの人が居た

 

「…しらん

誰の事だ?」

 

尚文はしらを切ったが

 

「おやおや私の事をお忘れですか?

ほら以前に神鳥の馬車で助けて頂いた…」

 

そう言うと

 

「あ…」

 

尚文とラフタリアが何かを思い出したのか

 

「アクセサリー商!?」

 

「です」

 

如何やら知り合いのようだ

 

「如何して此処に…」

 

「如何して言われましても此処は私の店だからですから」

 

「此処が⁉

お前の⁉」

 

「大きい店でしょう」

 

「大きいてゼントブルで一番の大きさでしょ」

 

「えぇ、所で其方は蒼青の勇者様と剣の勇者様の御一行でしょうか?」

 

「えぇ」

 

「あぁ」

 

「此れは此れは、わたくし昔盾の勇者様が神鳥の馬車をして居た時にお世話になった事が有るんです」

 

「そうなんですか」

 

「其れでもう店は見て回れましたか?

自慢のアクセサリーは?」

 

アクセサリー商はそう言うが

 

「いやアクセサリーは自分で作れる!」

 

尚文がそそくさに出ようとするが

 

「素晴らしい!!

闇のコロシアムに出場されるのですね」

 

何処で仕入れたのか思わず尚文は立ち止まる。

 

「ああエントリーはまだでしたかな?

オッと此れは失礼

勇者様はお目立ちになっては困るのでしたね」

 

「…お前は何処まで知ってる?」

 

「商売の事でしたらある程度」

 

「流石、商人は情報は鮮度が命と言ったものね」

 

「えぇ

更に聞けば勇者様方は領地を持たれたとか…」

 

尚文は向き直して

 

「出店したいなら金をとるぞ」

 

店を出ようとする

 

「言葉は頂きましたからね」

 

私達も付いて行く感じで店を出る

 

「ナ…ナオフミさん、あの方と知り合いなんですか…!?」

 

「前にちょっとな

…有名な奴なのか」

 

「其れよりもあんな大物と仲良くなっているの事に奴隷商の親子とは別の意味で驚いたよ」

 

「あぁそうだな」

 

「俺だって驚いて居るんだぞ。

初めて出会った時は一人で大きなバック背負って歩いていたんだぞ」

 

「睨まれたら商売が出来なくなるとか聞きますう~」

 

「ハハハ…

安心しろ

嫌われていないみたいだから…」

 

「確かにそうだけど、嫌われないように頑張りましょう」

 

「努力する」

 

私達は奴隷商の元へ行く

 

「盾の勇者様、いい大会が見つかりましたぞ」

 

奴隷商の叔父の方がそう言いながらノートを出して机の上に置いて私達に見せて来た。

 

「武器商人ギルドが主催の大会?」

 

「ええ、お探しの条件にピッタリの大会です

いわゆる闇のコロシアムですハイ

 

「どう違うんだ?

普通のと…」

 

「極端に言えば…

正々堂々とは戦えない

という所でしょうか?」

 

「…それって」

 

「ルールはあります

ルールがそうなって居ます。

…そうですね。

一度ご覧になられては?

一見の価値ありですよ

其の場の雰囲気も含めて…」

 

「そうね。

何も知らずに突撃して死んでしまわないように」

 

「だな」

 

「其れからオークションの事も有ります」

 

奴隷商が五枚の紙を出した

私は素早く見て

 

「此れと此れの時間が被って居るわね」

 

私は時間が被って居る者を出した

 

「ハイ

そして次回もルロロナ村の亜人が出品予定との情報が有ります」

 

「其れじゃあ外せないな」

 

「よしコロシアムの方へは俺…」

 

「私も行くわ。

一度、闇のコロシアムの雰囲気味わいから」

 

「あぁ俺も付いて行く」

 

「そうか、それでラフタリア」

 

「キール、リファナ」

 

「オークションの方は任せる」

…大丈夫か?」

 

「はい、私の仕事です」

 

「其れに俺達も付いて居る」

 

「頑張ります」

 

其れを聞いて直ぐに行動した

 

フィーロとジャベリンは先にルロロナ村に帰らせて三グループに分けた

一グループ目はリーシア、ライク、ルナ、ソキャート、キャサリ、ダガー、アクセル、マジェッドの調査部隊

二つ目はラフタリア、キール、リファナ、ラフちゃんと何かあった時の為の紫彩を入れた捜索隊

最後に私、尚文、錬のコロシアム偵察隊に別れて捜査を始めた。

 

そんで私達はコロシアムに辿り着いた。

コロシアムは四段になって居て一段は選手の戦いの場、二弾は観客席、三段は飲食が出来る観客席、四段が上級階級の観客席、更に賭博エリアもあった。

私は見渡していると

 

「やー!

相変わらず弱いわね‼」

 

私達は下を見ると背中に少し大きめの銛を背負っている女性

 

「ナディアに勝てる奴なんていねぇだろ~!?」

 

「そうだ!

そうだ!」

 

「じゃあこのお金は頂いて行くわね~」

 

男達とが飲み比べをして居た。

 

私達は開いて居る席に向かい尚文と錬が座り

私は今戦っている選手を見る

対戦カードはパンダの獣人と像の獣人だ

 

「其れじゃあ私飲み物を貰ってくるわ」

 

「あ?

俺は要らないぞ」

 

「そんな事をして居ると、飲まないなら下の混雑して居る観客席に行けと言って摘まみ出されるよ」

 

そう言うと錬は下を向いて

 

「其れは嫌だな。

エールを頼んだ」

 

「俺は一番安い酒を一つ」

 

「分かった」

 

私はカウンターに行き

 

「エールと此処で一番安い酒を一つずつそれから酒精が一番高い酒をボトル事でお願い

会計は此れでお願い」

 

私は金貨一枚出して

 

「そうかい。

少し待ってな」

 

カウンターを担当して居た男性は少しかがんで

 

「お釣りだ」

 

お釣りの代金を出した。

 

「それからパンダの獣人にベッドしたいからあそこにいる青い服の男性と緑の男性が居る所に…」

 

さっきまで男達と一緒に酒の飲み比べして居た銛を背負っていた女性が尚文達に絡んで居た

 

「どうかしたのか」

 

「いや何でもないあそこに運んで欲しいの」

 

「そうか分かった。

其れからあそこで投票券が買えるぞ」

 

「ありがとう」

 

私は軽快なステップで投票の販売所に辿り着いて

 

「まだやって居ますか?」

 

「おうやって居るぞ」

 

私はお金が入って居る袋を出して

 

「ならパンダの獣人に全賭けで」

 

周りの男性は驚いて居た。

私は気にせずに

 

「随分気前がいいな」

 

投票の販売所の担当者は直ぐにパンダの獣人の投票券に変えてくれた。

私は尚文達が居る場所に行く

尚文は席を立とうとしていたが立ち止まって居て

 

「今回勝つのはササちゃんよ」

 

「あのパンダの獣人ササと言うんだ」

 

「あら貴方はこのお兄さんの連れの子ね」

 

「えぇ」

 

「因みにササは私がラーサズサーを呼ぶときのあだ名なの」

 

「そうですか」

 

そう言って開いて居る席に座り私が頼んだ酒精の高い酒をグラスに注いで一気に飲む

 

「あらいい飲みっぷりね」

 

「どうも」

 

話していると

 

「あのパンダ?」

 

銛を背負って居る女性はにっこりと笑う

 

「何でそう思う?」

 

「さぁ何でかしら」

 

話をして居るとラーサズサーが地面に叩きつけて像の獣人が

 

「とどめだっ」

 

跳び蹴りを繰り出した瞬間ラーサズサーの口元が緩んで

 

「バンブークロ―!!」

 

闘技場の地面から無数の竹が物凄い勢いで生えて像の獣人を持ち上げて天井に激突してレフェリーがラーサズサーの右手を挙げて

 

「勝者ラーサズサー!」

 

宣言された。

観客背からは爆音の音が響いた。

 

「そんじゃあ私はラーサズサーに賭けたから換金して来るから」

 

「行ってらっしゃい」

 

私は換金場に移動した




最後までお読みいただきありがとうございます
感想、評価、アンケート、誤字脱字を待って居ます。
其れでは次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

作戦開始前

第百十九話が完成しました。
アンケートにじゃんじゃん投票して下さい
其れではどうぞ


先程の試合で予想を当てたので投票権を換金場で換金する為に移動する。

 

「換金をお願いします」

 

「あいよ」

 

換金担当の男性は換金してお金が入った袋を差しだして。

 

「終わったよ」

 

「有り難うございます」

 

私は其れを受け取り尚文達の所に戻ろうとするが

 

「其処の姉ちゃん少し良いか?」

 

ゴロツキたちに絡まれた。

 

「さっきエルメロに賭けたのに負けちゃって俺達の金が無くなった人だよ」

 

「だからそのお金を恵んでくれないか?」

 

「はぁ~」

 

私は軽く右足を出した。

ゴロツキ達も喰らいつく様に見て来て私は其処で一気にゴロツキの一人の顎を蹴り上げた。

顎を蹴り上げたゴロツキの頭は天井にスポットと嵌って首から下がプラーンなった

 

「……」

 

ゴロツキは少し膠着するが

 

「…何してくれてんだこのアマ」

 

と懐からナイフを出そうとした瞬間に蹴り上げた足を振り下ろしてゴロツキを床に減り込ませた。

其れを見ていたゴロツキは私を見て

 

「其れでまだやる?」

 

と言いながらお金が入って居る袋を〔ブルー・ティアーズ〕の量子化機能を使って収納して蹴りの体制に入る

其れを見たゴロツキ達は

 

「「「「「すみませんでした」」」」」

 

謝りながら私に道を譲った

 

「……」

 

私は気にせずに尚文達の元へ行く。

そんで尚文達の辿り着くと机には無数のジョッキが置いてあった

私は思わず

 

「なに追加の注文して居るの」

 

「違う。

このヨッパライが勝手に注文した奴だ」

 

「そうそう、私が頼んだ物よ。

だから貴方も一緒に飲みましょ」

 

私は席に座って

 

「其れを飲む前に私が頼んだ物を飲まないといけないので」

 

私は自分が頼んだ酒精が高い酒をグラスに注いで一気に飲み干す

 

「それ、かなり酒精が高いお酒でしょ?

大丈夫?」

 

「大丈夫ですよ。

貴方位強いんで」

 

「ふう~んなら良いわよ。

そんでお兄さんは他に聞きたい事はあるぃ~?

それともぉ~お姉さんの事にする?」

 

尚文は誘われたが、尚文はジョッキを取って一気に

 

「ぷはっ」

 

飲み干して

 

「ふうん…

そう来なくちゃ…」

 

其処からは尚文と観客席に居る観客者からナディアと呼ばれた女性の独壇場になった

周りの人達は全員こっちに釘付けになって居た。

尚文とナディアは気にせずに

 

「次の大きな戦いを知ってるか?」

 

「チーム戦の奴ね。

優勝賞金は金貨150枚‼

破格よねぇ

スポンサーが武器商人ギルドだから、高価な武器が選手に投げ渡されるでしょうね」

 

「例の観客が金で選手を援助するやつか、直接相手を攻撃されたらたまったもんじゃないぞ」

 

会話しながら机にあったジョッキを飲み干した。

私と錬は終わるまでチビチビと酒を飲んで居る

 

「流石に観客から闘士への直接攻撃は厳禁だから安心して

 

「…さっきのは援護魔法みたいだが…」

 

「他には地形を弄るとかかしら、飛べる相手に対しては檻が用意されるなんてのもあったわね。

勝てばファイトマネーは貰えるけど…

正直出場するより試合に賭けた方が夢があるわよぅ。

其れこそ一点賭けなんかを狙えば…命をかけるよりは安全にお金が稼げるわよ?」

 

ナディアは笑顔で言う

 

「お兄さん達急いで大金が欲しいんでしょ?

多いのよそういう子」

 

「一点賭けを担当する奴が居るから大金は手に入るが

…お前は俺が死ぬと思ってんのか?」

 

「其処まで思ってないわよ、でも勝てない試合に出るのはオススメしないってだけ」

 

「…なぜそんな事がお前に分かる?」

 

「やだぁ。

ただの勘よ、勘‼」

 

私はボトルに残って居る酒を全てコップを注いで飲みながら目を細めながらナディアを見る。

 

「気に障ったならゴメンなさい。

心配になっちゃったのよ」

 

ナディアは尚文の腕を絡めて来て

 

「お姉さん、お酒強い人好きだから。

ね?」

 

上目遣いで尚文を見るが

 

「忠告どうも」

 

無視して立ち上がった

 

「行っちゃうの?

楽しくなってきたところだったのに」

 

ナディアの言葉を尚文は流し聞きしながら机に硬貨を置いて

 

「酒代は払う

そこそこ話が聞けたからな」

 

「毎晩此処に居るから

気になる事が有れば又教えてあげるわよ」

 

「…さっきの試合なんでパンダが勝つと分かった?」

 

「勘かしら」

 

私も立ち上がり

 

「勘は勘でも戦士の勘でしょ?」

 

「そうとも言うね」

 

「行くよ」

 

私は錬を呼び私達は

 

「またねぇ、お兄さん達」

 

観客席を後にする

その途中で

 

「尚文」

 

「何だ?」

 

「あのナディアて言う人かなり強いよ」

 

「如何して思うんだ?」

 

「勘と経験、後は筋肉の付き方になるわ」

 

「筋肉の付き方?」

 

「其々の人間が生活する中で筋肉の付き方が変わるの

あのナディアの筋肉の付き方が戦闘や水泳で武器は槍類なの」

 

「其処まで分かるのか

そんでどれ位強いんだ?」

 

「そうね…」

 

私は錬の方を見て

 

「錬達五人がかりでも勝てないかもしれない」

 

「そんなにか!?」

 

「実際やってみないと分からないけど此れだけは言える。

尚文、たぶん彼女が此処での一番の壁になるかも知れないから気を付けて」

 

「氷水がそうまで言うなら気を付けておく」

 

私達は集合場所の奴隷商に向かう

 

~移動~

 

「お帰りなさいませ」

 

私達は奴隷商に辿り着く

 

「いかがでしたかな?

コロシアムは」

 

「まぁ雰囲気は大体分かった」

 

「其れに優勝候補の顔を見えたし」

 

「では盾の勇者様だけ参加登録なさいますか?」

 

「ああ」

 

「私は格闘系の大会が有ったらお願いね」

 

「俺は剣限定の大会だ」

 

「えぇ勿論ですともハイ」

 

「…それから皆さんの手伝ってもらって今度の大会の事を少し調べましたけど…

結構なのあるチームとか人じゃなくて野生の魔物を出す参加者もいるみたいですね…」

 

「ああ、野生の魔物には注意しろと俺も聞いた」

 

「えぇさしずめ手懐けせずにそのまま出しているんでしょ」

 

「だが、名のあるチームが多いならむしろ好都合だ。

そうでないと俺達がダークホースならないからな。

俺達はあくまで無名の傭兵って事にしておく。

勿論顔も名前も隠す」

 

「え~!?

ごしゅじんさまってよんじゃダメなの~?」

 

「フィーロ其処は違うわ。

尚文の本名を読んじゃいけない事でごしゅじんさまはあだ名だからセーフだよね?」

 

「それは…まあいいだろ…

俺達は大会に参加すると共にリーシア、氷水、錬は俺達に賭けろ。

勿論最も配当の多い一点賭けだ」

 

「ふえええっ」

 

「そうだな」

 

「ナディアにぶつからなければ余裕でしょ」

 

「氷水何でここであの酔いどれの事を言うんだ?」

 

「何となく戦士の勘かな?」

 

「兎も角、この手は二度と使えない」

 

「そうでしょうね。

ピンポイント過ぎて嗅ぎつけられるからね」

 

「あぁだから命をかけるコロシアムにはうってつけだ。

それでも足りるかどうか…」

 

尚文が言いかけている途中で

 

「「すっ「いちいちウザいぞっお前等っ」」」

 

奴隷所の親子が遮る前に尚文が先に盾の聖武器を使って遮った。

 

「リーシア引き続き皆を使ってコロシアム周りのデータを集めてくれ。

今からでも何か役に立つかもしれん」

 

「…わかりました」

 

「して勇者様、リングネームは如何致しますか?」

 

奴隷商にそう言われて

 

「む、そうだなぁ…」

 

悩んで居ると

 

「只今戻りました」

 

ラフタリア、キール、リファナ、ラフちゃん、紫彩が戻って来た

 

「ご報告あります」

 

ラフタリアの言葉を聞いて私達の顔が少し硬くなる

そしてラフタリア達の報告を聞いて

 

「…そうか」

 

「売られた先は把握済みです。

後は…」

 

「金…だな」

 

尚文がお金の事で悩んで居ると」

 

「ね―ね―」

 

フィーロがラフタリアのローブを引っ張て

 

「ラフタリアお姉ちゃんの事はなんて呼べればい―の―?」

 

さっきの話をしてさっきまで居なかったラフタリアは戸惑って」

 

「それはただのお姉ちゃんにしとけ」

 

「はーいっ」

 

話がとんとん拍子進んで行き混乱するラフタリア達に

 

「なんの話です?」

 

「俺達ついさっきここに来たばかりで話が見えないんだが」

 

「はい」

 

「氷水、説明お願い」

 

「うん」

 

「ラフ」

 

「実は…」

 

私はついっ先の話を説明する。

 

「…という訳」

 

「成程偽名ですか…」

 

「何か思いつくのは有るのか?」

 

「…そうですね…」

 

「参加登録の書類も記載しますので、正体が連想されないものがよろしいかと…」

 

「…そう言われるとますますムズかしいな…」

 

「でしたら…

勇者文字…もといナオフミさん達の世界の言葉はどうでしょう…

それでしたら関連づいた名前でも私達には分かりませんし…」

 

「…ならチーム名はロックバレー一行で」

 

「かしこまりました」

 

 奴隷商は書類に記入する

 

「如何言う意味なんですか?」

 

 ラフタリアが質問をするが

 

「まんまだ」

 

そう返してしまう

 

「尚文、さっきリーシアの言葉を聞いて居なかったの?

私達の世界の言葉だとラフタリア達の世界では通じないから」

 

「そうだったな」

 

「そんでロックバレーは雪の坂を木の板で滑る場所を意味するの」

 

「雪の坂を木の板で滑る場所…」

 

とラフタリア、キール、リファナは考え始める

その間に尚文は

 

「俺の名前はロックにしといてくれ」

 

 自分の偽名を決める

 

「フィーロ!!

 フィーロは⁉」

 

 フィーロはそう言うと

 

「ん~じゃあ…」

 

「ラフタリアはシガラキ、フィーロはヤキトリだな」

 

「尚文、シガラキて滋賀県甲賀市信楽の信楽焼の事を言っているの?」

 

私がそう言うと

 

「…」

 

顔をスンと真顔になり

 

「そうだな」

 

「…なんですかそのカオ…」

 

「嫌ならラフちゃん2号にするか?」

 

「何で私が2号何ですか⁉

別に嫌では無いです!」

 

ラフタリアがそう言っていると

 

「や――!」

 

フィーロがだたをこねた

多分ヤキトリの意味を動物の勘で捉えたんだと思う

 

「む…フィーロは察しが良いな…じゃあハミングで」

 

「はーいっ」

 

今度は元気に返事してこのやり取りを見ていたラフタリアは

 

「待って下さいシガラキも酷い名前なんですか??」

 

不安になりながら尚文に質問する

尚文は答えそうも無いから紫彩が〔乃木園子の勇者スマートフォン〕を駆使して信楽焼の狸の置物の画像を出して

 

「多分尚文達が言ったシガラキの信楽焼はこうゆうを言う物だよ」

 

ラフタリアを見せる

 

「な、な、…何ですか⁉」

 

ラフタリアが絶叫して紫彩の腕を掴んで

 

「ナオフミ様此れは如何ゆう事ですか!?」

 

尚文に詰め寄る

 

「何だ⁉

行き成りうるさいぞ」

 

「如何したもこうしたもありません。

なんですか此れは!?」

 

ラフタリアは尚文に紫彩の〔乃木園子の勇者スマートフォン〕が持って居る手ごと突き出してを前に駆使して信楽焼の狸の置物の画像を見せる

 

「信楽焼が如何したのか?」

 

「このタヌキは何ですか!?」

 

「何って俺が居た世界で有名な置物なんだが」

 

「だとしてももう少しマシな狸の置物は無かったんですか?」

 

「いや、有名過ぎてこれしか思いつかなかったなんだ

いやならラフタリアが決めれば良いだろ」

 

「えっと……無いです?」

 

「よし登録を済ませたら一度村に戻るぞ。

大会当日まで少しでも元手を増やして俺達自身に賭けるのは投票券販売が締め切られる直前」

 

「あぁ」

 

「えぇ」

 

と私達は一度村に戻りお金を集める為に商売をする




最後までお読みいただきありがとうございます。
感想、評価、誤字脱字、アンケートを待って居ます。
其れでは次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

試合初日

第百二十話が完成しました。
アンケート「双子が選んだ世界=特典は?in蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援をする」を締め切ります。
結果はこうなりました

(0) 転生したら剣でした
(1) 防振り
(0) リリカルなのはViVid
(0) 異世界はスマートフォンとともに
(0) TIGER & BUNNY
(0) 【さびついた剣】、魔剣に化けました
(3) 戦記絶唱シンフォギア
(0) 魔法少女特殊戦あすか
(1) 僕のヒーローアカデミア
(0) 魔王学院の不適合者

次の投票先は此方になります
https://syosetu.org/novel/277011/
其れではどうぞ!


作戦当日私達は其々別れて動いた

 

尚文、ラフタリア、フィーロは大会にエントリー

リーシアが率いるライク、ルナ、ソキャート、キャサリ、ダガー、アクセル、マジェッドは引き続き選手の情報捜査

キール、リファナ、ソキャートはルロロナ村で警備

私と錬は投票ギリギリで尚文の投票券を買い占めてから前回と同じ飲食が出来る観客席に移動して私達が座ると同時に

 

「又出会ったわね」

 

ジョッキを持って居るナディアが来た。

 

「そうですね。

 すみません」

 

私はウェイターを呼んで

 

「はい」

 

「机がギリギリ乗る分だけジョッキを」

 

「分かりました」

 

「えへ、大分お姉さんの事を分かって居るわね」

 

「酒好きにはこれが一番でしょ」

 

「そうね」

 

私とナディアは話していると尚文が入って来た。

対戦相手はトパークファミリーだそうだ

 

「あら、お兄さん達エントリーしたのね」

 

「と言ってもロックだけですけどね」

 

「そう言えば貴方達の名前を聞いて居なかったわ」

 

「私はウェーブでこっちの男性がブレイド」

 

「どうも」

 

「ふぅん、ウェーブちゃんとブレイドちゃんね。

 宜しくね」

 

と会話して居ると

 

「お待たせしました」

 

ウェイターが沢山のジョッキを持って来た

 

「飲みながらロックちゃんの試合を見ましょ」

 

「そうね。

 其れでももう試合が終わったんだけどね」

 

「ろっ、ロックバレー一行ぉぉぉっ勝ぉぉ利ぃいいいいぃぃぃっ」

 

喋っているだけで終わって居た

 

「そうね。

 だけどメインは此処からよ」

 

「さぁ皆様おまちかねぇええっ

 今夜のメインディッシュはどちだぁ~!?

 グリフィンの登場だぁああっ」

 

檻に入って居る野生のグリフィンが入って来た。

其れも三匹とも

 

「今回はグリフィンなんですね」

 

「えぇそうね。

 ロックちゃんのチビッ子がトパークファミリーの武器を持ったけどどうなるのかしら?」

 

「其れではぁっっはじめっ」

 

其れを皮切りに三つの檻が開かれてグリフィンが出て来たが

フィーロが初手でさっき拾ったモーニングスターを投げた直後にモーニングスターから発火してグリフィンの顔を焼きラフタリアが刀の聖武器でグリフィンの首を跳ねようと刀を振るったがグリフィンの首を落ちなかった

ラフタリアは急いで離れた。

今度はグリフィン三匹同時にが攻めて来た。

尚文がラフタリアを庇う様に盾で防いで直ぐに強化系の魔法を使ったのかラフタリアとフィーロの身体にオーラが纏いフィーロがグリフィンの死角の頭上をから先頭で先程フィーロに顔を燃やされたグリフィンの左前脚目掛けてモーニングスターを振り下ろして切断する。

切断されたグリフィン鈍感なのか切断部分を見て尚文とラフタリアから目を離していた。

その間にラフタリアがもう一本の刀を取り出して三匹のグリフィンの首を同時に跳ね飛ばす

 

「しょ…勝者…ロックバレェエエ一行ぅううう~~!!」

 

尚文達はそそくさに出た

 

私は席を立って

 

「其れじゃあ私達は投票券をお金に変えて行くわ。

 錬行くよ」

 

「あぁ」

 

錬も席を立って私の後を追いかける

私は投票場に行き買い占めていた投票券をお金に変えた。

お金を奪おうと男どもが近づくが私は蛇睨みからの足を出す。

其れを見た男ども一瞬で引いた。

私はお金が入って居る袋を〔ブルー・ティアーズ〕の量子化機能を使って収納して元の席に戻る

席には

 

「ゴクゴク」

 

ジョッキのお酒を飲んで居たナディアが居て沢山あったジョッキは空っぽだった

 

「ナディア、全分空っぽになるまで飲んだね」

 

「あら、そう言えばもう無くなって居たわ」

 

「まだ私、飲んで居ないのに、新しく注文する」

 

私は再度ウェイターに注文しろと呼びかけろうとするが

 

「その必要は無いわもう頼んでいるから」

 

「そうですか」

 

私達は席に座る。

すると尚文が来て

 

「ロック!」

 

私は名前を呼んで手を振るった。

私達に気が付いて

 

「……」

 

は無視して開いて居る席に向かう。

私は再度

 

「ロック!」

 

再度呼ぶ

尚文は諦めてこっちに来て

 

「いらっしゃい♡お兄さん」

 

尚文は苦手な顔をしていた

 

「まぁ可愛い顔しちゃって」

 

尚文は席に座り

 

「見たわよぉ~~

 良い感じに勝ち進んでるじゃない?」

 

「…わかったのか?

 仮面してたが…」

 

「そりゅあロックちゃんの体つきとか歩き方で分かるわよ~

 其れにウェーブちゃんが教えてくれたのも有るし」

 

「ウェーブ?」

 

「あら?

 知り合いじゃないの?」

 

ナディアは私の方を見て尚文も遅れて私のを見て

 

「すまない。

 普段は本名で呼んでいたから偽名は慣れていないだ」

 

「そうなんだ。

 因みに私はナディアよ

 そう言えば大会は慣れた?」

 

「…どうだかな」

 

「なぁに!?」

 

ナディアは尚文の背中を叩いて

 

「もっと喜びなさいよぉっなにせ…」

 

ナディアは今解体されているグリフィンを見て

 

「あのグリフィンを倒しちゃたんだもの!!」

 

「やはり注目カードだったのか」

 

「そ~よぉ~

 皆注目しだしてるわロックバレー一行ってのは何なんだって」

 

此処に居る全員がこっちを見ている

 

「ね、ロックちゃん

 奢らえてよ」

 

「は?」

 

「お祝いよ!」[パチンッ]

 

ナディアが指パッチンの合図でウェイターが様々なボトルのお酒を持って来て

 

「快進撃の!!」

 

机に置いて空っぽのジョッキを片付ける

 

「お前に祝われる筋合いはない

 お前が飲みたいだけだろう」

 

「あらいいじゃない」

 

「そうね。

 ナディアの奢りでただでお酒が飲めるから」

 

「そうそう」

 

ナディアはボトルに手を掛けて

 

「ついでにコロシアム参加者の心得ってのを教えてあげちゃおうかな」

 

蓋を開けろうと触る

 

「心得?」

 

「まぁここではよくある話…」

 

蓋が取れてナディアは慣れた手つきで有る物を入れる

 

「なんだけどねぇ」

 

尚文と錬は気が付いて居ないが私は気が付いているが敢えて黙る

 

「えー只今の試合

 不戦勝となりました!!

 よって次試合はー」

 

解説の声を聞いている間にナディアはジョキにさっき小細工した酒を入れて

 

「さあどうぞ」

 

尚文は何か裏が有ると感じていたが敢えてジョッキを手に取り一気に飲み干して

 

「で?

 心得ってなんだ?」

 

ナディアは目を大きく見開いて驚いて居た

 

「如何したもったいぶるなよ」

 

「ん~そうねぇ」

 

ナディアは尚文の手を取り

 

「論より証拠!」

 

席を立ち

 

「少し夜風に当たりに行きましょ」

 

尚文を引っ張て観客席を出ろうと動く

 

「ちょっと待て!

 俺は試合を…」

 

「しばらくは勝ち残れない子ばかりよ。

 ロックちゃんには当たらないわ」

 

観客席を出た

 

「何がしたかったんだあの女は?」

 

錬は疑問に思っている間に私はナディアが空けた瓶に入って居る酒をジョッキに入れて飲み干して

 

「やはりあれを仕込んで居たわね」

 

「あれ?」

 

「錬、腕出して」

 

「あぁ」

 

錬は腕出して私はジョッキに残っている一滴を錬に腕に垂らして

 

「飲んでみて」

 

「?まぁ分かったが」

 

錬は腕の一滴を口にする

 

「!?」

 

錬は急に机に倒れて

 

「こ、氷水

 な、なにを、の、飲ませた」

 

私は再度ジョッキに酒を注いで

 

「酒よ

 其れもルコルの実、薄めずの100%入りのよ」

 

「なぁ!?」

 

「この試合で不戦勝が多い理由はナディアが相手にルコルの実100%入りの酒を振舞って酔いつぶれたんでしょ」

 

ジョッキに入って居る酒を飲む

 

「こ、こおすいは、大丈夫、なのか」

 

「私はナディアに尚文並みに強いよわ。

 残った奴は私が全て飲むわ」

 

私は尚文が帰って来るまで机に乗っているボトルを飲む




最後までお読みいただきありがとうございます。
盾の勇者の成り上がり二十三巻が切れたのでしばらく休みます
感想、評価、誤字脱字を待って居ます。
其れでは新刊が出るまでお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

準決勝

第百二十一話が完成しました。
久しぶりに漫画版の盾の勇者の成り上がりの最新刊が出ましたので投稿します。
其れではどうぞ


錬はルコルの実が入った純度の高い酒で酔いつぶれて机で寝て私は尚文が帰って来るまで机に乗っているボトルと残って居るお酒を全て飲んで居ると

 

「あ、尚文お帰りなさい」

 

尚文が戻って来た。

 

「あぁ、其れで俺が戻って来るまで此処で飲んで居たのか?」

 

「そうなるね。

 まぁナディアが奢ってくれたもんだし飲まないと」

 

「そうか

 其れで其処で酔いつぶれている錬は?」

 

「あぁ錬はルコルの実が入った純度の高い酒を一滴飲んでこうなった」

 

「あぁ成程な」

 

「なおふみ~こおすい~さけ~つよい~」

 

「そうだな。

 自分でもそう思って居る」

 

私はその間に最後の酒を飲んで

 

「其れじゃあ行きましょうか」

 

私は立って錬に手を掛けて

 

「ほいっと」

 

錬を米俵持ちで持ち上げる。

 

「錬を軽々と持ち上げるな」

 

「コツを掴めば簡単に持ち上げられるよ」

 

「そ、そうか」

 

「其れじゃあ行こうか」

 

私達はゼントブルの拠点である奴隷商に戻った。

 

~移動中~

 

私達がゼントブルの奴隷商に戻ったら

 

「あ!」

 

ラフタリアがいち早く気づいて

 

「お帰りなさいませナオフミ様」

 

次に

 

「コオスイ様、お帰りなさい」

 

ライク達が迎えに来て

 

「レン様……て、レン様どうかしましたか!?」

 

マジェッド達が迎えに来たが酔い潰れている錬を見て慌ただしくした

 

「錬はちょっとルコルの実の液を一滴飲んじゃってこうなっただけだから」

 

「ルコルの実ですと!?」

 

「兎に角、安静にさせて」

 

私は米俵抱えをして居た錬をアクセルに差し出して

 

「分かりました」

 

アクセルは受け取りマジェッド達は部屋から出る。

 

「どうだ?

 今日のオークションは」

 

「今回は…いませんでした」

 

「キールにリファナも同じ意見?」

 

「あぁ」

 

「えぇ」

 

「そう」

 

「其れでリーシアは…」

 

尚文がそう言うと

 

[ドタドタドタ]

 

何が走って来る音が聞こえて私達は其方を向くと

 

「ふぇええっ」

 

リーシアが涙目に鳴りながら部屋に入って来た。

遅れてキャサリ、紫彩、奴隷商の職員が入って来た。

 

「如何しました!?」

 

ラフタリアが心配して

 

「なんだが道すがらずぅ~と此方を窺う視線を感じていて…」

 

「一応、剣の勇者の仲間と紫魔の勇者に奴隷商が用意してくれたボディーガードが居るのだから襲わエる心配は無いけど」

 

「えぇ、私達がリーシアさんを守って居ましたから」

 

「……」

 

「其れでも怖っかったですぅ~」

 

「剣の勇者の仲間と紫魔の勇者が居ましたが全員女性だったので一応うちの者を護衛につけておいて良かったですな」

 

「そうね。

 幾ら強くても女性って言うだけで襲ってくる馬鹿も居るから」

 

「…

 ラフタリアは?

 一応聞くがコロシアム参加者に襲われたりはしなかったか?」

 

「え?

 アレってコロシアム参加者だったんですか?」

 

ラフタリアは驚いて

 

「襲われたんですか!?」

 

リーシアは別の意味で驚いて居た

 

「何で私達の時は襲われなかたんですかね?」

 

「多分彼のお陰だと思うから」

 

紫彩とキャサリは奴隷商の職員を見て

 

「あぁ成程」

 

「其れで襲ってきた奴は如何したんだ」

 

「身を守る為にキール君とリファナちゃんと協力して撃退しましたけど…」

 

「ふえぇえっっ」

 

「流石ラフタリア達だ。

 其れで殺ったか」

 

「殺して居ません?

 痛めつけて見せしめにキール君に頼んで氷漬けにしました」

 

「おうしっかりと大通りで凍らせたぞ」

 

「そうかいい見せしめだぞ」

 

「でもただのゴロツキだと思って居たんですが…」

 

「どっどどど如何言う事ですか?

 私達の時の視線もまさか…」

 

「其のまさかと思うけどコロシアム参加者だね」

 

「ふえぇえ!!」

 

「まぁリーシアは試合に出してはいないが感づかれているかもしれん。

 念の為に今日は村に戻って休もう」

 

「そうね。

 此処んで休んでコロシアム参加者が襲撃して来たら迷惑になるから」

 

と私達はルロロナ村に戻って情報共有する為に私、紫彩、錬、ラフタリア、リーシア、フィーロ、ラフちゃんが集まって居た。

 

「…闇討ちですか」

 

「まあ今日の所はたいした奴ではなかった」

 

「弱体しても尚文なら簡単に返り討ち出来るし」

 

「其れにナディアも居たから数秒程度で片付いたでしょ」

 

「まぁそうだな

 取り敢えず…皆もくれぐれも知らない奴から受け取った物を迂闊に口に入れないよーに

 …俺の方はこんな所だ。

 リーシアの方は?

 どうだった?」

 

「あはいっ」

 

リーシアは慌てながらメモ帳を取り出して

 

「闇のコロシアムの資料を何とか閲覧する事が出来ました。

 大会に常勝して居る注目選手とか大体分かりました」

 

「へぇ…よく見らえたなそんなの」

 

「奴隷商さんやアクセサリー商さんが口をきいて下さって…」

 

「…ああ、あいつら本当に権力有るんだな…」

 

「実際、ゼントブルで一番のデパートを持って居るからね」

 

「其れにシアヤ様が様々な書物を物凄い勢いで閲覧して重要な部分を出したお陰で直ぐに纏める事が出来ました」

 

「と言ってもデバイスのお陰ね」

 

と言いながら待機状態の〔ルーテシア・アルピーノデバイス〕を見える様に撫でる

 

「そうか

 で?

 気になるチームは居たか?」

 

「は、はいっ

 ――あっとその…居たには居たんですが…」

 

「なんだ?

 さっさと言え」

 

「実は今回の優勝候補のチームが単独の一人なの」

 

「はい、シアヤ様の言う通り、今回の大会はチーム戦なのに一人で参加して居て…」

 

「更に件の人物は様々の大会の殆どが、優勝もしくは上位に入って居るんです」

 

「そんな人が居るんですか…」

 

「よほど腕に自信が有るんだろ

 其れで名前は?」

 

「えっと…リングネームはナディア

 闇のコロシアムでは有名でとても強いそうです」

 

リーシアがそう言った後に尚文が何か思い当たるのか右手を顎に当てて考え始めた。

 

「…如何しました?」

 

「いや…」

 

この後解散して其の日を終えて。

尚文が闇のコロシアムが戦闘して

私、錬は尚文に賭けてお金を確保する。

残りのメンバーは闇のコロシアム関係を洗って居て準決勝の前で控え室で

 

「いよいよですね…」

 

作戦会議して居た。

因みに控え室には尚文、ラフタリア、フィーロ、リーシア、錬、私、紫彩、キール、リファナが居る

 

「次の準決勝の相手はあのナディアて人です…」

 

「つよいひとー?」

 

「ああ、雷の魔法を得意とする銛使いだ。

 見たのは少しだけだったがなかなかの身のこなしだった」

 

「ナディアで…」

 

「雷の魔法を得意で…」

 

「銛使い…」

 

ラフタリア、キール、リファナは何か思い当たる事が有るのか考えるが

 

「皆で調べて見たんですか

 彼女には今回の大会の主催がスポンサーについてるみたいですぅ~」

 

「成程其れは俺達には不利だな」

 

尚文がニヤつく

 

「…ナオフミ様」

 

「なんだが楽しそーなカオしてる」

 

「はぁ?」

 

「ふさげるなよ。

 こんな時に…いや…いいか」

 

「其れに尚文達なら不利に妨害は十八番でしょ」

 

「まぁそうだな」

 

私達は別れてリーシア、錬、私、紫彩、キール、リファナは観客席に移動して

尚文、ラフタリア、フィーロは闘技場の会場に出る。

私は〔マッハキャリバー〕に念話する

 

『〔マッハキャリバー〕、ナディアと尚文の会話を聞きたいから尚文のシードに連絡を入れて』

 

Yes(はい)

 

〔マッハキャリバー〕は暫く黙り込んで

 

Master, I connected the mind to the seed(マスター、シードに念話繋げました)

 

『ありがとう』

 

私は念話の会話を聞こうとしたがもう会話が終えていて

 

『それではぁはじめぇえぇ』

 

フィーロとラフタリアがナディアに突撃した

 

『元気が良いわねぇ』

 

ちゃんと会話が聞こえる

その間にもフィーロとラフタリアがナディアに目掛けて其々の武器を振るったがナディアは銛を回転させていなして弾くとフィーロに目掛けて蹴りを入れて吹き飛ばす

 

『ハミング!!

 大丈夫か⁉』

 

『ったぁ~い』

 

その間にもラフタリアは刀の眷属器でナディアに斬りかかるが銛で受け止めて

 

「太刀筋が真っ直ぐね。

 剣みたい、其れじゃあ刀がかわいそうね」

 

ラフタリアが剣を使って居たのを見抜く

確かに私もラフタリアに刀教えたがまだ付け刃状態、ナディアに通用しないか

 

『力の根源たる勇者が命ずる伝承を今一度読み解き彼の者全てを支えよ

 ツヴァイト・オーラ!!』

 

尚文はツヴァイト・オーラでラフタリア上げるが

 

『アンチ・ツヴァイトオーラ』

 

アンチ系魔法を発動して尚文はツヴァイト・オーラを無効にしてラフタリアが力を抜いた瞬間にラフタリアを押し倒した

 

『シガラキ!!』

 

尚文はちゃんとラフタリアの偽名を言えたが

 

「「ラフタリア!」ちゃん!」

 

キールとリファナは本命を言ってしまう

私は眼にも止まらない勢いで

 

「痛て!?」

 

「痛!?」

 

頭に拳骨を落とす

 

「二人とも気を付けなさい

 会場に居るのはラフタリアではなくシガラキ」

 

「そうでした」

 

「気を付ける」

 

その間にも

 

『言ったでしょう?

 お姉さんには勝てないって、さぁ次はロックちゃんがかかってらっしゃい』

 

と会場は盛り上がる

 

『ロックちゃんて…いつもこの子達に戦わせているわよね?

 自分はいつもトドメばっかり…』

 

何か色々と勘違いして居るかラフタリアの幻影魔法にまんまと掛かって居るかのどちらかだ。

尚文は

 

『俺は真打ちなんだよ』

 

『そう?

 なら…』

 

銛を掲げると

 

『お姉さんもちゃんとお相手しないと…ね』

 

銛に電気が

 

[バチバチ]

 

と集まる

 

『おお~っと早速出るか!?

 ナディア選手の決め技‼

 ドライファ・サンダーバストがぁ!!!』

 

司会者の言う通り

 

[ズガガアァンッ]

 

ドライファ・サンダーバスト尚文に直撃して煙が出て尚文の姿が見えない

 

『ナ…』

 

『ごしゅじんさま…!』

 

ラフタリアとフィーロは心配して

 

「決まったな…!」

 

「やっぱりナディアだよ」

 

「あいつ死んだが?」

 

観客席に居る客は好き勝手に言うが尚文はあれ位で死なない

煙が晴れると

 

『たっ耐えたあ~!!

 ナディア選手の電撃を耐えきったぁあっ』

 

無事な尚文を見た観客は盛り上がり

 

『ごしゅじんさま~!!』

 

『…そうです

 ナ…ロック様こんな試合なんかでやられるワケがありません…!』

 

ナディアは尚文に接近して銛で攻撃するが尚文は盾の聖武器で防ぐ

 

『やるわね~

 お姉さんの決め技だったのに…』

 

『そりゃどう――もっ』

 

尚文は盾の聖武器を巧みに使ってナディアを弾き飛ばして

 

『シールドプリズン!!』

 

シールドプリズンでナディアを閉じ込めた

 

『盾の…中?』

 

ナディアが戸惑っている間に

 

『今だ!

 行けるか!?』

 

『はいっ』

 

『うんっ』

 

ラフタリア、フィーロはシールドプリズンに閉じ込められて居るナディアに近づくがシールドプリズンの一部から凸と突き出して其処から一気にシールドプリズンが破壊された。

 

『結局戦うのは貴方達なの?』

 

其処から銛の突きで一気に尚文をコロシアムの壁に激突させた。

 

『お姉さんもっとロックちゃんの事知りたいわあ』

 

「ふ、ふええっ」

 

リーシアが戸惑っている間に観客達は盛り上がる

 

「いいぞおっ

 こうでないと!」

 

「ロックってのもなかなかやるじゃねぇか!!」

 

「あっさり負けられちゃつまんねぇや!!」

 

「もっと楽しませてくれよ」

 

私は観客の声を無視して念話に専念する」

 

『…金か?

 お前も金が目当てで此処に…』

 

『愚問ねそれとも命乞いのつもり?

 私を買ってくれるのかしら?

 ルロロナ村の子のかわりりに…

 あの子達よりもいい働きしちゃうかもねぇ。

 ロックちゃんは強い奴隷が欲しいんでしょう?』

 

『はぐらかすな俺はただ…』

 

『でも残念お金はお姉さんに勝たないと…』

 

ナディアは銛を持ち直して

 

『手に入らないのよ!!』

 

尚文に振りかざした。




最後までよろしくお願いします。
感想、評価、誤字脱字を待って居ます。
其れでは次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

マーダーピエロ

第百二十二が完成しました。
此れで今年の投稿は終わりです。
来年もよろしくお願いします。
其れではどうぞ


ナディアは尚文に目掛けて銛を振りかざした。

防御では四聖唯一高いので

 

[ゴッ]

 

ナディアの銛は砕けた

 

『銛が…!』

 

『おおっと、ナディア武器があっ砕けたあっ』

 

ナディアは砕けた銛を見ながら

 

『あらあら…

 ロックちゃんって結構固いのね』

 

と言った後に砕けた銛を捨てると

 

会場外から砕けた銛と同じ銛が飛んで来てナディアは其れを拾う

今のは支援者の支援と分かる

尚文達は構え直す

 

『…諦めないのね』

 

『…お前の方こそ

 この期に及んでもまだ、俺達と戦いたくなさそうだな?

 そっちこそ降参したらどうだ?』

 

『言うわねぇ』

 

ナディアは視線だけある場所を見つめてから尚文達を見つめ直す

 

『…でも、そうねぇ

 考えても上げて良いわよ』

 

するとナディアの周りにエネルギー風が出て来て

 

『お姉さんのスポンサーと交渉してくれるなら…ね!』

 

何かをするのが分かる。

 

『おお~っとまさかまさかぁ?

 来るのかあ~!?』

 

「ふぇっ」

 

観客席が盛り上がる

 

『ナディア選手の獣人化ぁだぁぁ』

 

『獣人化!?』

 

確か獣人は獣に近い存在を獣人種、人に近い存在を亜人種と区別して居た

 

『なんだ!?

 獣人化って!』

 

私は尚文の声を盗み聞ぎする

 

『獣の度合いが強い状態になる事です。

 任意に変身できる亜人種が居るんです。

 そして変身すると――』

 

ナディアの姿がみるみると変って行き、鯱の獣人に変わった

 

『能力が跳ね上が――』

 

ラフタリアが途中で喋るのを辞めて動きが止まった。

ナディアは棒立ちして居るラフタリア目掛けて突撃した

 

『シガラキ!!』

 

尚文が咄嗟にシールドを張ってナディアの突撃を防ぐ。

 

「リファナちゃんアレって」

 

「キール君もそう思うよね」

 

リファナとキールは何か思い当たる事があるのかナディアを見つめながら

 

『ぼうっとしてるくらいなら降参しなさい。

 死んじゃうわよ』

 

ナディアはそう言うがラフタリア、私達の所に居るキール、リファナはほぼ同時に

 

『「「サディナ…姉さん?」」』

 

其れを聞いた私は

 

「サディナ姉さん?」

 

とオウム返ししてしまう

更にラフタリアは甲冑のバイザーを上げて

 

『私です

 サディナ姉さん』

 

『…ラフタリアちゃん…?』

 

観客は静まり返って

 

「キール、リファナ知り合い?」

 

「はい、私達の村で一二を争う位強い人で」

 

「俺達に泳ぎなどを教えてくれた」

 

「知り合い……か?」

 

尚文もナディア、改めてサディナは聞こうとするが、サディナは銛を尚文目掛けてフルスイングして尚文は盾で防ぐ

 

『サディナ姉さん!?』

 

『スポンサーが見ている』

 

其れを聞いて尚文は直ぐに対応して

 

『詳しく聞かせて欲しいわ、ロックちゃん』

 

サディナは銛で尚文を押して

 

『ラフタリアちゃんを戦わせたわね』

 

『…ああ』

 

『村の子達は皆そう、のどかで慎ましやかな漁村の子達よ戦う事なんて…』

 

『避難は受け付けるが…

 お前が同郷の者なら今まで何をして居た?

 今のルロロナ村が如何なって居るのか知って居るのか?

 波の時は何をして居た』

 

『そうよ

 私が漁になんか出ていないで直ぐに村に戻って居たら今頃…

 だから買い戻すの一人残らず汚れたお金でも借金をしてでも…』

 

銛から雷を出して尚文とフィーロ飛ばして、其の隙にラフタリアが奇襲して

 

『サディナ姉さん

 ロック…ナオフミ様は私を救ってくれた恩人なの。

 コロシアムにだって村の皆を救うために来たんだよ。

 本当だよ』

 

私は其の隙に

 

「〔マッハキャリバー〕透明のサディナの元にサーチャー出して」

 

Yes(はい)

 

〔マッハキャリバー〕から透明のサーチャー出てサディナの元に辿り着いて

 

『えっと聞こえますか?

 ナディア改めてサディナ』

 

『コオスイ様!?』

 

『その声、ウェーブちゃん!?

 何処から…』

 

『サーチャーを使った念話です。

 其れでラフタリアは今の状態を維持』

 

『あ、はい!』

 

『サディナ、取引しませんか?』

 

『取引ねぇ』

 

『内容は私達が後ろ盾になる事です。

 私の本当の名は鞘波氷水、蒼青の勇者

 其れからブレイドは天木錬、剣の勇者

 そしてロックは岩谷尚文、亜人達が好きな勇者の盾の勇者』

 

『あぁ、成程ね。

 道理であんなに硬い理由は分かったわ』

 

『其れからシルトヴェルトじゃないけどメルロマルクも後ろ盾になってくれる。

 サディナはルロロナ村の子供達を全て回収したらその後は如何するつもりだったんですか?』

 

『耳が痛いわね。

 ルロロナ村の子供達を買い戻す事しか考えて居なかったわ

 そうね四聖勇者と国が後ろ盾になってくれるなら喜んで乗ってあげるわよ』

 

『有り難うございます。

 其れでスポンサーを裏切る事になりますけど

 もしサディナが裏切りもしくは失敗した時の処置は?』

 

『そうね。

 私が負けたら私の後ろに待機して居るマーダーピエロちゃんが登場してそのまま戦闘に入るわよ』

 

『分かりました。

 其れから、多分ですがサディナが裏切った時の往復処置としてルロロナ村の子供達を売り飛ばす事を考えられます。

 今ルロロナ村の子供達を何処に居ますか』

 

『そうね。

 ○○地区の××の建物に居るわよ』

 

『分かりました。

 仲間に伝えます』

 

私は念話を切って

 

「紫彩、錬、リファナ、キール」

 

「氷水?」

 

「なんだ!?」

 

「どうかしましたか」

 

「今すぐ○○地区の××の建物に行って。

 其処にナディアが今まで集めたルロロナ村の子供達が居る。

 この後、ナディアはスポンサーを裏切るから往復処置で売り飛ばされる可能性が有るから」

 

「マジか

 リファナちゃん今すぐ行くぞ」

 

「うん」

 

「了解だ」

 

「えぇ」

 

紫彩、錬、リファナ、キール直ぐに会場を離れる前に

 

「錬、紫彩、券を」

 

「あぁそうだった」

 

「お願いね」

 

紫彩と錬は尚文の券を受け取ってコロシアムを後にする

 

「…降参よ」

 

サディナは降参宣言して

 

「やたぁ~…」

 

リーシアが万歳するが

 

「辞めなさい」

 

私は直ぐにリーシアを取り押さえる

 

「どうしてですか?」

 

そんなやり取りをしている間に

 

『こっ…降参と言う事は…

 チームロックバレー一行勝利ぃいいい!!』

 

実況者から勝利宣言した

私は急いでリーシアを抱えて逃げる様に観客席から離れながら

 

「〔マッハキャリバー〕尚文に念話を入れて」

 

Yes(はい)

 

そうしている間にも私達は死角になる場所に移動して

 

「何降参してんだてめぇ~!」

 

「大事な試合分かってんのか!?」

 

「ロックバレー、なにしてくれんだ!?」

 

「金返せぇっ」

 

観客席から罵倒の嵐が聞こえて

 

「勝ちだ勝ちだ!!」

 

尚文の念話と叫び声が聞こえて来る

 

「俺達の勝ち!

  文句有る奴は下りて来い!!」

 

と尚文がそう言うと

 

[ドオッ]

 

より一層と罵倒が激しくなった。

 

『あら~火に油ねぇ』

 

『お前も当事者だろ!!

 何を吞気に…!』

 

『今更慌ててもねぇ

だって既に周りは…敵だらけ…だもの…』

 

『皆様っ、ご静粛にぃぃっ』

 

実況者の声が響いて観客達は一斉に黙った。

 

『…誰だ?』

 

『この大会を主催して居る武器商人よ。

 お姉さんのスポンサー』

 

『正確に言えば(元)でしょ』

 

『氷水!』

 

『シードを使って盗み聞きして居たから』

 

『なら助けろ』

 

『そうしたいのは山々なんだけど…』

 

と私が言いかけている最中に

 

『会場の皆様!

 ご声援を有り難うございます!

 皆様の熱気にお応えしまして特別に!!

 今回の激闘を見せてくれた闘士達に更なるエキシビションマッチに挑戦していただきましょう!!』

 

『はぁあ!?』

 

尚文は色んな意味で驚いている中

実況者は

 

『内容は』

 

説明をする

 

『ロックバレー一行とナディアの共闘!!

 昨日の敵は今日の友!?

 手を取り合って強敵を倒せるのかぁぁあ!?』

 

観客席にプラカードを持って居る美女が入って来て

 

『特例で先の試合での掛け金の返還もOKだ!!

 さぁ皆様、奮ってご参加――』

 

実況者の声を遮る様に

 

『ふざけるなっ』

 

尚文の念話が頭に響く

其れを同時に

 

「リーシア、もう一回尚文に賭けるよ」

 

「あ、はい」

 

私達は投票場に移動する

その間にも

 

『これまでも妨害を受けて来たが…

 此れじゃあ実質試合向こうじゃないか!?

 そんなに俺達に勝たれたら困るのか!?』

 

『そうよ

 全ては運営の手の内

 …戦うしかないわ

 下手にゴネても不戦敗になるだけよ』

 

『…くそ何が一攫千金だ。

 本当に真っ黒だなコロシアムは!!

 

『しょうがないよ。

 金貨が億体で動くから』

 

『そうよう

 お姉さんの苦労少しは分かってくれたかしら?

 気を付けて次の試合も真っ黒よ』

 

私達は投票に辿り着いて

 

『次の試合も真っ黒よ』

 

『さぁっ

 気になる相手は~?

 マーダーピエロだぁ』

 

サディナの後ろで待機して居たマーダーピエロが出て来てその間にも私はサディナVS尚文で得たお金を課金して再度、尚文&サディナVSマーダーピエロの試合に尚文達のベッドする

 

『あら~』

 

『強いのか?』

 

『期待の大型新人ってトコかしら

 運営は本気よ

 私の負けた損失もだけど…ロックちゃん…ナオフミちゃんどんだけ大穴だったの』

 

『ちょっと待てなんでお前が俺の名前を知って居るんだ?』

 

『まぁ、ラフタリアちゃんとコオスイちゃんがが教えてくれたんだよ』

 

『何教えているんだ!』

 

私は尚文の愚痴を念話で聞きながら

 

「次に行くよ」

 

「あ、はい」

 

私は次の場所に移動しながら

 

『御免!

 交渉の材料に使ったから

 其れからナディアVS尚文のオッズは〇:×で尚文&サディナVSマーダーピエロのオッズは□:△です』

 

『成程ね其れはスポンサー達は怒って躍起になるわね』

 

『…』

 

念話でやり取りしながら尚文達が見えるコロシアムの人気が無い場所に辿り着く

 

『あの二体は操り人形…!

 敵は一人か!

 舐めやがって…!』

 

『言ったでしょう?

 真っ黒だって

 既に会場のあちこちに居る魔法使い達がに寄って強化の魔法が施されている筈よ』

 

『強化!?

 そんなコトまでやるのかよ』

 

サディナの言葉を聞いて直ぐに〔三ツ星極制服 探の装〕と〔ブルー・ティアーズ〕を纏って〔三ツ星極制服 探の装〕の体表面のキーボードをタイピングしながら〔ブルー・ティアーズ〕のハイパーセンサー機能を使ってコロシアムの全体を調べると確かにサディナの言う通りに強化魔法に弱体化魔法が発動して居る

 

『確かに強化に弱体化の魔法が発動して居ます』

 

『そうでしょ

 其れにさっきの試合でもそうよ?

 お姉さん強かったでしょう?

 因みにコオスイちゃん言ったように今はナオフミちゃん達と同じ弱体化の魔法が掛かってるみたいけど…』

 

『は…?

 え!?』

 

『だから言ったのよ

 関わらないでって』

 

『何言ってるんですか!』

 

ラフタリアが一瞬でマーダーピエロの操り人形が持って居る武器を細切れにする

 

『そうやって全部ひとりで抱えるつもりだったんですか?

 私だって戦えるんです』

 

「リーシア此処から尚文に補助魔法を!」

 

「え、ですが他の妨害魔法で意味がないと思いますが」

 

「私が叩く」

 

私は〔ブルー・ティアーズ〕の〔スターライトmkIII〕を構える

 

「あ、はい」

 

「さっさと終わらせて後悔させましょう

 私達を敵に回したことを…!!」

 

私達の戦いが始まった。




最後まで呼んで下さってありがとうございます
感想、評価、誤字脱字を待って居ます
其れでは次回もお楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一件落着

第百二十二が完成しました。
此方もよろしくお願いします。

私のSPECIALカラーはオレンジ色
https://syosetu.org/novel/305613/

19人+1人のリリィ×仮面ライダー
https://syosetu.org/novel/277011/

蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強
https://syosetu.org/novel/246192/

仮面の猫と青の光の戦士のデュエット
https://syosetu.org/novel/310344/

其れではどうぞ


私が〔ブルー・ティアーズ〕の〔スターライトmkIII〕を構えている一方で

ラフタリアとフィーロが前に出て

 

『さっさと終わらせて後悔させてやりましょう。

 私達を敵に回した事を…!!』

 

『よく言った、シガラキ!』

 

尚文は主催者に指を指して

 

『最高の娯楽を提供してやろう

 この状況で俺達が勝つ事によってな!』

 

主催者の周りの人達は

 

「武器だ!

 さっさとマーダーピエロにっ

 武器を!!」

 

大声で叫んで斧、槍、剣、刀が投擲されたが

 

すふぅうう~、ふぅうう~

 

私は深呼吸してから〔スターライトmkIII〕の引き金を引いた。

〔スターライトmkIII〕からレーザーが出て来て投擲された武器の一つに当たり投擲された武器はレーザーに貫かれて壊れて直ぐに私は投擲された武器の数だけ引き金を引いて其れに合わせてレーザーも出て全ての投擲武器を壊した。

私は次に強化の魔法と弱体化の魔法を発動している魔法使いの為にレーザーの出力を抑えてに照準合わせて引き金を引いた。

レーザーは真っ直ぐに魔法使いに向かってヒットした。

レーザーは出力を抑えて居る為、魔法使いの身体を貫通せずに火傷傷だけで済んでいる

そして私は〔三ツ星極制服 探の装〕を使って確認する魔法の効果は確かに消失している

魔法が切れた事を

 

『尚文魔法の効果は消した』

 

念話で伝える

 

『其れは助かる』

 

尚文は念話を切ってマーダーピエロの方を見て

 

『別に正面から相手してやる事は無い。

 糸だ、操り人形から伸びる糸を狙え』

 

『『はいっ』』

 

『…』

 

『サディナ

 ぼうっとして居るなら位なら邪魔だから下がってろ』

 

『…言ってくれるわね』

 

サディナは銛を構い直して

 

『見てなさい』

 

ラフタリアに合わせてジャンプして操り人形の糸を狙おうとしたが、360度から糸が出て来て刀の眷属器と銛に

 

『『!?』』

 

絡まった

此れをやったのはただ一人

 

『スパイダーネット』

 

そして更に糸が増加して刀の眷属器と銛に纏わり付く

私は急いで刀の眷属器と銛に絡まって居る糸に照準を合わせると同時にレーザーの出力を高めて引き金を引いた。

ねらい通り糸はレーザーで焼き切って次の糸に標準に合わせて引き金を引いてレーザーを撃ったが

 

『!?』

 

マーダーピエロが糸を追加して刀の眷属器と銛に纏わり付いて居る糸を守る様に配置する

 

サディナは直ぐに銛を手放した瞬間に銛は糸でミイラ巻き状態になった。

一方でラフタリアは

 

『…!!』

 

『ラ――

 シガラキちゃん武器を離して!!

 早く』

 

サディナはそう言うが

 

「…そう言われてしましても…」

 

勇者武器の特性で手放す事が出来ない。

そうしている間にもマーダーピエロの糸で完全に拘束されてしまった

 

『なら――』

 

マーダーピエロの操り人形が武器を持って迫っている中、尚文はラフタリアに手を翳して

 

『ツヴァイト・オーラ!』

 

強化魔法を発動するが

 

[シィ…ン…]

 

不発に終わる

 

『コオスイ、如何なって居る

 俺達に妨害している魔法使いは排除したんじゃないのか?』

 

『ちょっと待って』

 

私は直ぐに〔三ツ星極制服 探の装〕の索敵能力を使って原因を探ると

 

『私の真下にサポートの魔法使いが集まって魔法を発動している』

 

『な!?』

 

そんなやり取りしている間にもマーダーピエロの操り人形は手に持って居る武器を振り下ろして来た

 

『ラ――』

 

『お姉ちゃんっ』

 

フィーロがモーニングスターを投擲して其れがマーダーピエロの操り人形にヒットした。

モーニングスターには炎の魔法が付与されて居る為マーダーピエロの操り人形は炎上して、其れに吊られてラフタリアを拘束している糸にも燃え移って操り人形と糸は灰になった

 

『でかした、ハミング!!

 そのモーニングスターで本体も…』

 

尚文がそう言うが

 

『投げちゃった』

 

フィーロの言う通りに今フィーロの手元には無く尚文達とマーダーピエロの間に落ちている。

そして流れる様にマーダーピエロは糸でモーニングスターを回収する。

 

『氷水!』

 

分かって居る直ぐに標準合わせようとするが

 

「居たぞ!」

 

「あそこだ!」

 

その声を聞いた私は思わず振り返ると闇のコロシアムの係員が迫って来た

 

「ふぇえええ!

 コオスイ様、如何するんですか!?」

 

「任せて」

 

〔ブルー・ティアーズ〕の〔ビット型の武器のブルー・ティアーズ〕を展開して出力を抑えたレーザーを闇の係員に乱れ撃ちして

 

「ぐわっ!」

 

「熱!」

 

抑え込み直ぐに〔スターライトmkIII〕を構え直そうとするが

 

「なぁ!?」

 

マーダーピエロの糸が〔スターライトmkIII〕に絡まっており直ぐに回収しようとするが其れよりも早くマーダーピエロに〔スターライトmkIII〕を奪われた

私は奪い返そうと〔ミサイルを搭載したブルー・ティアーズ〕を使ってミサイルを撃ったが其れも糸で絡め捕らえてしまう。

更に私達を捕まえようと糸を追加して来て私はリーシアを回収して低空飛行で狙撃ポイントを離れながら

 

『尚文、ごめんマーダーピエロと闇のコロシアムの係員のせいで此れ以上の援護射撃が出来ない』

 

『マジ…』

 

一瞬念話が途切れたが

 

『流星盾――!』

 

直ぐに聞こえたが

 

『スキルシール』

 

と不穏な単語を聞いてしまった。

私は係員に低空飛行で逃げながら

 

「〔マッハキャリバー〕映像を!」

 

Yes(はい)

 

直ぐに映像が出た。

私と一緒に見ていたリーシアが

 

「あぁああ!?

 ナオフミ様達が捕まって居ます」

 

リーシアの言う通りに尚文達、サディナがマーダーピエロの糸に捕まって居た。

 

「コオスイ様如何するんですが?」

 

「私達は今係員から逃げないといけない。

 だから援護できない

 まぁ尚文達ならどうにかなるでしょう」

 

「そうでしょうか」

 

と会話していると

 

『――こうなったら』

 

尚文の声が念話で届く

 

『フィーロ!

 フィロリアルの姿になれ!』

 

正体をばらしてでも勝とうとしている

 

『もうこの際背に腹は…』

 

尚文が指示を出している途中で

 

『んっんっ

 あ――…』

 

フィーロが行き成り発声練習をして居る。

流石に

 

『なんだ?

 何のマネだ!?』

 

尚文は困惑する。

フィーロは

 

『おうた!』

 

と答えた後に

 

『スゥゥウウ』

 

息を吸って

 

『ララァァア…』

 

歌い出した。

歌は観客達や私達にも届いていた

 

『なんだ?』

 

『歌?』

 

『あいつが歌ってるのか?』

 

『なんて…情熱的な…』

 

全員が見とれていると、突然糸が燃え始めた。

其れもマーダーピエロを巻き込む範囲で

此れにはマーダーピエロは驚いて尻餅付いて居る

サディナは糸から解放された銛を回収してマーダーピエロに銛を付きつけて

 

『さあどうする?

 降参?

 それとも…』

 

マーダーピエロは

 

ザザザザザ…(……  ……)

 ザ      ザザ…  (料金…くらいは戦った――)

 ザザザーーッ(また――  )

 

マーダーピエロから

 

『『!?』』

 

大量の煙が出た。

私は〔マッハキャリバー〕のサーチャー越しで調べても反応が無く

そして煙が晴れると

 

『なっ』

 

『…マ…マーダーピエロ消失!!

 しょっ勝者は…ロックバレー一行&ナディアァアアッ』

 

実況者の声で勝者が決まったと同時に

 

『『『『『『『『『『『『『『「「「「「「「「「「「「「「「「グワァア」」」」」」」」」」」」」」」」』』』』』』』』』』』』』』

 

『『『『『『『『『『『『『『「「「「「「「「「「「「「「「「ブゥー」」」」」」」」」」」」」」」」』』』』』』』』』』』』』』

 

『『『『『『『『『『『『『『「「「「「「「「「「「「「「「「ブー」」」」」」」」」」」」」」」」』』』』』』』』』』』』』』

 

ブーイングの嵐が出て来たが尚文達は無視して

 

『…なんだったんだあのピエロ…』

 

話始める。

其れに合わせて私は尚文が居る場所に向かう

 

『…荒れてますけど…コレで終わりです…よね』

 

『――はっ

 運営の奴今頃顔を真っ赤にして――』

 

尚文が話している最中に

 

『コオスイちゃん!

 あの子達の避難は終わって居るのかしら!?』

 

『えっと…ちょっと待って下さい』

 

私は直ぐに紫彩に

 

『もしもし紫彩?』

 

念話を掛ける

 

『氷水?

 試合はどうなった?』

 

『一応尚文の勝ちで終わった。

 其れでルロロナ村の子供達の避難は?』

 

『こっちも終わった』

 

『分かった

 サディナさん、ルロロナ村の子供達の避難は終わったようです』

 

『其れは良かったわ』

 

『其れで急に質問して来たんですか?』

 

『実は主催者が此処から消えていたから』

 

『成程、一応サディナが来ないと疑われるので一応焦った演技しながら追いかける事をお勧めします』

 

『そうさせてもらうわよ』

 

サディナからの念話が途切れて数秒後に

 

『サディナ姉さん!?』

 

ラフタリアの声が聞こえる

 

『どこへ行くんですか!?

 サディナ姉さんっ』

 

そんな事を最中に私達も尚文が居る場所に辿り着く

 

「尚文!」

 

「氷水か!」

 

「大分前に念話でサディナが集めたルロロナ村の子供達の避難が終えたんだけど、一応サディナは慌てる様に向かって欲しいと頼んだ」

 

「成程な

 ならフィーロ、フィロリアルになれ」

 

「分かった」

 

フィーロは人からフィロリアルになって

 

「ラフタリア、追いかけるぞ」

 

「あ、はい」

 

尚文達はサディナを追いかけた。

残った私達は

 

「ふぇええ

 コオスイ様此れ如何しますか」

 

リーシアの言う通り

 

『『『『『『『『『『『『『『「「「「「「「「「「「「「「「「ブゥー」」」」」」」」」」」」」」」」』』』』』』』』』』』』』』

 

『『『『『『『『『『『『『『「「「「「「「「「「「「「「「「ブー」」」」」」」」」」」」」」」」』』』』』』』』』』』』』』

 

ブーイングしている観客達を見て

 

「そうね」

 

と悩んで居ると

 

「其れについては任せてもらいませんか」

 

後ろから声がして振り返るとアクセサリー商が居た

 

「貴方が此れを沈められるの?」

 

「はい出来ます」

 

「ならお願いするわ」

 

私はマーダーピエロに奪われて居た〔スターライトmkIII〕を回収してから換金場に行って拳をお金に変え仕舞ってリーシア達の元に戻ると確かに観客達は大人しくしていた。

更に奴隷商親子も居たので

 

「全員行きますか」

 

「「「えぇお願いします」」」

 

〔ブルー・ティアーズ〕を纏って居る私は背中にはアクセサリー商、前にリーシア、両脇に奴隷商を抱えて

 

「其れじゃあ行きますよ」

 

〔ブルー・ティアーズ〕の運動性のに物を言わせて飛行してサディナがルロロナの村の子が一時期的に住んで居た場所に移動したら

多分サディナにフルボッコされた武器商とその部下が山積みになって居て

 

「この国の裏の世界を牛耳る、闇のギルドが黙っておらんぞっ

 生きてこの国を出られると…」

 

負け惜しみに脅して居て

 

「少しすみません」

 

アクセサリー商は少し体制を直して

 

「その辺にしておきなさい武器商人よ」

 

アクセサリー商の声が響いて全員がこっちを見て私はゆっくりと下りて来て

 

「貴方が闇のギルドを追われることになりますよ」

 

着地してリーシアとアクセサリー商は私から離れて

 

「アクセサリー商!?

 と…」

 

次に奴隷商を両脇から解放する

 

「おお~

 此れは壮観…!

 ひと財産はありますなぁ」

 

奴隷商のその言葉を聞いたサディナとラフタリアは警戒するが

 

「奴隷商、全て尚文の物よ」

 

「そうでしたね」

 

「如何してアクセサリー商が此処に」

 

「もう大変だったんですよぉ~

 皆さん出て行ってしまったから…そこをこの方達が収めて下さって…」

 

リーシアの説明を予想にアクセサリー商は

 

「運営が大会をほっぽりだすなど、闇のコロシアムが大きな市場だというのは貴方も分かって居る筈…」

 

「だったら尚更…大会を滅茶苦茶にしたコイツらを…!」

 

「お前が裏で誰を優勝させるかで暗躍して居たのを知らないでも?

 我がアクセサリー組合は、此度の闇のコロシアムでの問題は小さな事でありロックバレー一行に関しての処罰には反対の意を証明します」

 

「私どもの一族も右に同じ」

 

アクセサリー商と奴隷商は私達の後ろ盾になってくれた。

 

「なっ

 嵌めたのか!?

 エントリー時に得体の知れないチームをねじ込んで来たと思ってたが…!」

 

「ほっほっ」

 

「とんでもない!」

 

「武器商よ

 貴方も薄々気づいていたのでは

 この方はゼントブルの闇ギルドがどうこう出来るお人ではないと」

 

遠回しにアクセサリー商から正体をばらせ言われたので尚文は

 

「俺は四聖

 盾の勇者だ」

 

「勇者!?

 うそだ盾の勇者は戦えない筈…」

 

「誤魔化してたんだよ

 オッズを上げる為にな

 ――そうだこうしよう

 明日の決勝俺達が勝つ

 その金で全部でナディアを身請けしてやる」

 

尚文が大胆な提案をして来た

 

「勿論ナディアの資産ごとだ

 俺達が優勝すれば払戻金は相当な額になる筈だ。

 悪い話じゃないと思うが?」

 

「ふざけるな!!

 こいつらが今いくらでやり取りされているのか知らんのか⁉

 其れに優勝チームは既に決まって居るんだ!!

 其の為にナディアが決勝で負ける手筈に…」

 

色々と口が滑って居る事に気が付いた武器商は

 

「!」

 

直ぐに閉じるが時すでに遅しで

 

「もう一度言う

 此れは俺からの新しい商談だ

 嫌なら此処でエキシビションマッチでもするか…?」

 

ほぼ脅しの取引に武器商は

 

「…商談成立だな」

 

するしか無かった

 




最後まで呼んで下さってありがとうございます
感想、評価、誤字脱字を待って居ます
其れで次回についてですが残りのページで小説を満たすのは難しので新刊出たら送ります


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。